【ブラピ】ジェシー・ジェームズの暗殺【アフレク弟】
3 :
名無シネマ@上映中:2008/01/07(月) 10:19:54 ID:RPQyv4TM
ヽ(;´Д`)ノ
4 :
名無シネマ@上映中:2008/01/08(火) 11:11:07 ID:1bs0sU/d
公開劇場が少ないんですけど・・・
>>4 銀座シネパトスで知ったから
てっきりメイン館がシネパトスになるのかと思ったけど
丸の内プラゼール系でよかった。
ただやっぱブラピが主役でも派手さがないからね。
見てないけど、
・西部劇はいまではウケない。
・2時間40分は長いかも。
・ブラピ、ベネチアで賞取るも話題になってない。
とか、なんか…ね。
漏れ的にはツボな俳優陣と地味ながらしっかりしてそうな映像(予告編だが)で期待だが。
わたすがやりますた
撮影がロジャー・ディーキンスだから、映像には外れがなさそうだ。
吹き替え版はジェシーおいたんこと堀内賢雄でよろ
9 :
名無シネマ@上映中:2008/01/09(水) 21:09:08 ID:fe3P6z6Q
ロング・ライダースを超えられるかな?
試写で見た。
的を得てるか自信がないが、俺的には
「スコセッシが撮った『天国の日々』」って感じ。
「ロングライダース」の様な劇渋な西部劇期待すると、
外れるかも知れない。
ただ撮影は超一級。
これでオスカーにノミニされなかったら、どうなってるの??
ってくらい美しい。
それとベンアフの弟の演技、本当に見事。
余りに真に迫ってるので、もしかして地か??と思うほど。
これがフロックじゃないなら、才能は兄貴を遥かに超えてる。
確かにちょっと長くて眠くなるが、映画好きが
新年初めに見るべき映画は、これだな。
映画好きなら、とっくに年明け後、数回は映画館に行ってるだろw
ところで、ロバート・フォードを撃った男って誰?
>>10 そういえばサム・シェパードも出てるんだね
ロング〜のキーチ兄弟がはまってただけに
ブラピと兄弟というより、親子に見えるんだがw
実際の年齢差はいくつ位だったんだろ?
ブラピは34歳の設定には見えんな。
14 :
名無シネマ@上映中:2008/01/11(金) 09:56:24 ID:t+vUyZWK
>>5 この映画アメリカでも小規模公開だったんだよ。
撮影時からスタジオと監督と主演俳優が撮影方針を巡って対立。
映画完成もワーナーの役員試写でダメだしされて公開が1年以上延期。
トラブル続きでワーナーはやる気なくして、宣伝もあまりせずひっそり公開。
災難な映画だったけど、批評家には高評価(特に撮影とケイシー・アフレック)だった。
>>11 >ところで、ロバート・フォードを撃った男って誰?
俺もそれがわからなかった。
ちょっとググってみたけど出てこない。
それまでのストーリーには全く関係ない人だったのかな?
何とも説明しがたいけれど良い映画だった。
2時間40分もそれほど長いと感じさせないし。
逆に削るシーンがなかなか思いつかない。
>ところで、ロバート・フォードを撃った男って誰?
劇中で復讐がどうとかあったよね。
そんで、舞台で野次飛ばして殴られてた男かな?
と思ったんだけど、顔よく覚えてない…
メリハリの利いたドラマやアクションではなく、
各キャラクターの腹の探り合いや神経戦で長尺を見せきってしまう手腕に
私は感服したけれど、両隣の客は共に居眠りしていた。
確かに、普段から映画を見慣れないことには厳しいかもね。
逆に言えば、通好みの秀作ってことですな。
確信は無いけれど、ロバート・フォードを撃ったのは
ジェシー・ジェームズを英雄視していた人物で
映画には終盤で初登場だったと思う。
>>17 愚問覚悟で聞きたいが、
ブラピ映画の中でやっぱベスト?
ぴあで前売り買おうとしたらPコード無効だったぞ、他で調べてサンクスで買った
ワーナーは前売りチケットは劇場指定が多いんでコンビニ前売りが命
>>18 あくまでも私見だけど、この映画は「ファイトクラブ」「バベル」と並んで
プラッド・ピット出演作のベストだと思う。
ただし、キャリアの中で最も客を選ぶ映画だとも思う。
私は彼は必ずしも演技の巧い俳優だと思っていないが、
(批判しているわけではなく映画スターはそれでいいと思う)
演技に関しては間違いなくベスト。
ばべるの演技、微妙じゃん
22 :
名無シネマ@上映中:2008/01/12(土) 16:52:49 ID:MVb1Yfh3
ジェシージェームズってつまり日本で言うねずみ小僧的な存在?
>>17 そもそもブラピを目当てで見る映画じゃない。
宣伝は大袈裟に盛り立ててるけど、どう考えても
場面をさらってるのはケイシー・アフレックの方だよ。
よって、ブラピ目当ての人は変に期待しないほうが良い。
バベルは糞だろwwww
ブラピならファイトクラブとモンキーズだろ
25 :
名無シネマ@上映中:2008/01/12(土) 22:43:50 ID:TeG5qS/J
客を選ぶ作品(笑)
ブラピならセブンだろ
ところで公開日なのにこの過疎りようw
27 :
西君とおれ:2008/01/12(土) 23:22:42 ID:e1FAKqhh
真のブラピファンはトゥルーロマンスを選ぶ
雑誌の批評では上映時間長過ぎっていうのが多かったけどあっという間だった。
撮影は神レベル。当初の上映時間は4時間だったらしいけどあの映像だったら
ずっと見ていたい。
出演もしてたニック・ケイブの音楽もいいしインディーズから引っ張ってきた
俳優もいいし、他人には勧めにくいけど個人的にはすごく満足した。
観てきた。
飽きずに観れるし中身も濃いけど・・・
どの登場人物にも共感できないのが痛い。
ジェシーもかっこいい悪党ではないし、ボブのジェシーに対する憧れも中途半端だし。
ただ実際にはこんなもんだったのかもしれない。
映画としてはよく出来てる。
一応メジャー公開で、
公開しても、スレ 1 の レス 30 って、すげぇな。
長い割には、飽きなかったが、ふーんで終わる映画だった。
上映館が少ないから、まぁまぁの客の入り。
米国でもヒットしなかった上に、
日本人だとジェシー・ジェームスの基礎知識も、愛着もない。
興行的には、相当微妙だね。
バベルもそうだが、こんな事ばっかりやってると、
ブラピは客を呼べない俳優って認識されてしまいそう。
もっとも、こんな映画でも、まぁまぁの入りに出来るのは、
ブラピの力さんだけどね。
公開日に見てきた、ロングダースのファンだったけど
このジェシーも有りだと思う。
二丁拳銃斜差しのガンベルトに萌えた。後ろから撃たれる定番シーンも
撃たせるよう促した印象を持たせてるのが良い感じ。
ブラッドピットは明日に向かって撃てのレッドフォードには及ばないが
アウトローの晩年をいい感じで演じてた。
>>28 ニック・ケイヴ全然気がつかんかった、、
どの役?
登場人物の行動の動機付けが弱いな
なんでこいつはこんな行動したんだ?みたいな場面が多かった
35 :
名無シネマ@上映中:2008/01/13(日) 14:13:06 ID:ElfWuBcg
あのナレーションは最初から入ってたのかね?
ブレードランナーみたくナレーション無しじゃワケワカメと配給会社からダメ出されて
仕方なく付けました〜と妄想してみる。
出演者皆さんの顔芸と映像の美しさで2時間40分あっという間。
話だけなら1時間半でいいけどね。
追加。
cousinが字幕で全部「いとこ」になってたのがちょっと違和感。
親戚、遠縁等、適宜使い分けてほしかった。
「俺の母親がジェシーの父親の妹」ってやつは確かに first cousin だけど。
38 :
名無シネマ@上映中:2008/01/13(日) 20:45:00 ID:h8FB0/jA
39 :
名無シネマ@上映中:2008/01/13(日) 21:46:52 ID:2RV0TopW
>>38 ウザエモン本人宣伝乙。
何が「完成度は高いようだ」だ。てめえで書いといてわざとらしい。
涙目で遁走してたくせに
別人のフリしてノコノコ戻ってきて宣伝リンク貼りまくり。
人として恥ずかしすぎるクズだなお前は。死ね
近年、稀に見るつまらなさだった・・・。
周りの客たちの溜息が何回も聞こえた。
映画には申し訳ないが、あまりに退屈だったので眠気が襲ってきた
何年かぶりに映画館で数分ではあるが、寝てしまったorz
映像は良い、それは認めます。
ジェシージェームズに全く魅力を感じなかったよ。
あんな奴に人々は魅了されるだろうか?
あんな描き方じゃ、単なる乱暴者だろwwwww
ロバート・フォードも言動が気持ち悪いし、
登場人物誰一人として感情移入させてくれんかったよ。
登場人物に感情移入できない映画は非常にキツイな。
置いてけぼり喰らった感じでね。
>>30 もともとアート志向だし、バベルもこれもヒット狙いじゃなくて賞狙いだし、
オスカーノミネートは無理だけど、どちらも選考の時点でいい線まで残れたから満足してるんじゃ。
>>36 たぶんそうだと思う。ワーナーの役員試写でダメ出しされて
再編集して1年遅れでやっとの公開だったし。
>>40 ロバート・フォードも言動が気持ち悪いし、
そこをもっとkwsk
眠い
眠い
眠い
で、こ〜んなに一生懸命演技してみましたっボクちん!って感じで
アカデミー主演賞とか欲しくなるお年頃なのねん<ブラピ
とシミジミ・・・眠い。
ブラピとしては好きな監督とかインディーズの俳優とかスコットフリーの2人とかと
一緒に仕事出来て映画もお蔵入りしなかったっていう方で喜んでそうだけどね。
そんな映画ヲタとしての執念をかんじた。
46 :
名無シネマ@上映中:2008/01/14(月) 00:47:10 ID:ULfJ+KXc
最初は眠さに負けていたが、心理サスペンスとなってきた後半は3人の演技に引きつけられた。
見ごたえがあった。ブラッドピットやるじゃん。
47 :
名無シネマ@上映中:2008/01/14(月) 01:33:10 ID:g/oqwdrw
西部劇は日本では受けないのか?女子受けが悪いんだろうな。
ちゅうかなぜジェシージェームズが大衆から支持されたのかが
まったく描かれてなくて意味わかめだよ
ともかく脚本が駄目だとおもた
この映画 なんか監督と俳優とスタジオで揉めたらしいのがよくでてた まとまりきれてない
他は全ていいのに 矢沢風に もったいない!
>>48そこなんだと思う。日本で無理矢理例えれば
国定忠治とか森の石松wみたいな悪漢ヒーローで
それなりの年頃の人ならだれでも知ってる人物なんだろうけども。
そこらへんの予備知識無いまま、いきなり躁鬱気味に苦悩するヒーローの晩年を
見せられても・・・うーーーんて感じか???
ズーイーデシャネル目当てで見に行ったが、
他の方も言われている様に、感情移入して見るには辛かった。
ケーシーアフレックの演技は良いなぁと思った。
ブラッドピットの演技は…取り立てて素晴らしいとは思えなかった。
で、ナレーションしてたの誰だったんだ?
終盤までヒットマン兄だと思ってたが違うみたいだし。
保安官?
>>45 これブラッド・ピットがプロデュースした作品だしね。監督もご指名だし。
ブラピ自身によるブラピのための映画なのにケイシー・アフレックのほうが評価されてしまう。
なんかトム・クルーズみたいなパターンになりつつある。
>>52 ケイシーアフレックは男前ではないのでインタビューウィズ・・のようにはならないとは思われる。
ブラピさんはトムさんみたくワンマン映画つくらないからね。
けど一般受けはしない映画www
ナレーターのヒュー・ロスと、編集アシスタントのヒュー・ロスって同一人物?
>>50 俺も25%程度はズーイー目当てだったんだが
中盤で寝たもんで、見逃したかと思って時計を何度もチェックしたよ
彼女を目当てに見る映画じゃないが、彼女自身はよかったな
>>43 喋り方と話す内容にイライラがつのるのですよwww
あいつが現代日本にいたらかなりの確率でイジメの対象になるでしょう。
>>48 俺もそこが致命的だと思う。
カリスマ強盗なのにカリスマ性を全く感じさせないんだよねえ。
全く魅力を感じないね。
評論家受けがいいらしいが・・・。
本当かよ・・・。
俺は失敗作だと思うがなあ。
>>53 いやそういうことじゃなくて、トム映画でトムが賞がほしいのにトムはスルーされて
共演した人たちが次々と賞にノミネートされたり、受賞していくといううパターン。
画像も演技も良いとは思うけど。
退屈しちゃう映画だよね。
短くすれば良い訳でもなさそうだしね。
>>57 >カリスマ強盗なのにカリスマ性を全く感じさせないんだよねえ
信頼してた仲間を失い(映画で行動を共にしてるのは本来のジェームズギャングじゃない)
兄貴とも仲たがいし孤独で疑心暗鬼になった時期だからあれでいいと思う。
むしろ狂気に駆られた様とか自殺願望を語るとことかなかなか演技派と感じた。
映像も綺麗で良かったからもう一度見るぞ!
撮影・役者は(ほんの脇役に至るまで)楽しめるけど、
退屈と言われても仕方ないよな。勿体ぶってる感じで、冗長だと思う。
公式サイトを見たら、客には想像力を働かせて欲しいと言ってるけど、
逆に押しつけがましい気がしたなあ。ほんのちょっとした描写や台詞で、
多くを感じさせるような豊かさは感じられなかった。
いいところもあったけど。ボブが寝室に押し入ってきた男を殺すところとか秀逸。
ところで、ジェシーが絵をいじるのって、額の傾きを直すのが定説じゃね?
「ロングライダース」でも「地獄への道」でも「無法の王者ジェシィ・ジェイムズ」でも、
そうだったような記憶がある。ホコリってのは、初めて聞いたぞ。
あ、それから、最後に出たメインタイトルはカコヨカッタ!
ブラピの狂気の目、ケイシー・アフレックの抜群の存在感…観て良かった!
余談だが、
ジェシー・ジェームズ
ロバート・フォード
俳優の名前みたいじゃね?
ニックだかエドだかがなんでブラピに殺されたのか分からんかった
>>63 サンドラのだんなさんがジェシー・ジェームズだよ。同姓同名。
しかも血縁関係があるれっきとした子孫。
>>65 サンドラ・ブロック?
まさか…サンドラ・オー?!
また余談だが、ベン弟ってホアキン妹と結婚してるんじゃなかったっけ?
67 :
名無シネマ@上映中:2008/01/15(火) 19:02:38 ID:8CEZ2bZb
おまえをはんにんです
68 :
名無シネマ@上映中:2008/01/15(火) 19:20:31 ID:N/ICX9P1
色々と詰め込み過ぎだと思ったわ。
終盤で急に女が出てきたり、急に酒場で暴れるシーンがあったり、
シーンがあっち行ったりこっち行ったり。俺なら115分ぐらいに収めれた。
俺にメガホンを取らせてほしかった。
69 :
名無シネマ@上映中:2008/01/15(火) 19:31:56 ID:IYyFnsiF
たぶん「アメリカ人の持つジェシー像」というのが前提にあってそれをリアルにぶち壊していく映画だったんじゃないかな
西部劇大好きで見に行ったけど西部劇じゃなかったよなあ
70 :
名無シネマ@上映中:2008/01/15(火) 19:36:50 ID:IYyFnsiF
>>60 ヤングガンのようにパート2まで作って
パート1ではジェームスギャングの大活躍を…というのは無理だったのか
>>66 サンドラ・ブロックの旦那さん。
「暴れん坊」の子孫らしく、見た目はかなりゴツくて迫力ある。
バイクや車の修理工で、ケーブルテレビで自分の番組もってたこともある有名人。
>>68 この映画女っ気がないよな、はじめはもっとヤオイぽかったのかも
あ、年齢的に息子なわけないな……ひ孫ぐらいか?
立川が急遽上映中止になったが、なんでだ?
仕事終わり後に観たら案の定居眠りしちまった・・・
ラスト40分くらいしかまともに観てないw けどホント撮影とアフレック良かった。あと音楽も。
ジェシーにカリスマ性が感じられないって意見は同意。まあ個人的には
ファイトクラブのタイラーみたいだったのが落ちぶれてああなったんだろうと
脳内補完しながら観ることができたから別にいいんだが。
ケイシーはホアキン妹と結婚してしてまつ。
もう30分ぐらい長ければ盛り上がり場が
出せてスカッと観られたんじゃないかw
でも作りは秀作
確かに派手ではない(渋い)映画だけど絵画の様に綺麗な映像、もの悲しいサントラ
鬼気迫るピットとアフレックの演技は堪能出来る。
カッコいいガンアクションはないが銃の恐ろしさをまざまざと感じさせられた
銃声が大きいのと撃たれた痕をリアルに見せるから強烈な印象が残る。
良い映画と思うが・・・
あと一歩なんかほしかったよな
渋いなら渋いでもうちょっと突っ込んでやってもらいたかった。
全体的に物足りない
登場人物への感情移入を拒む映画を見て、誰にも感情移入できないとホザく類の
救いがたいバカは論外だが、
ジェシー・ジェームズにカリスマ性を感じられないと不満を述べる奴も
相当に頭が悪いのではないか。
ジェシー・ジェームズに関する予備知識が全く無いままこの映画を見ても、
彼を英雄視する風潮は新聞や講談本がデッチ上げたものである事は
説明されているし、第一、この映画の内容を要約すれば、
彼に憧れて近付いた若者が、彼に失望する話なのだから、
明確なカリスマ性があっちゃいけないわけだ。
映画を批判しているつもりで実際には自分の厨っぷりを
誇示しているだけってのは、かなり恥ずかしいぞ
84 :
名無シネマ@上映中:2008/01/16(水) 15:28:31 ID:NL6xzWqz
ジェシー・ジェームズと同じく西部の有名なアウトロー、
ビリー・ザ・キッドの映画もなかったっけ?
>>83 君がこの映画が気に入ったのは分かるが、
罵倒が過ぎてちょっと見苦しいよ。
一言で感情移入といっても、共感とは限らず、
たとえ登場人物に謎があっても、
客として観て「良く分からないけど、何か哀しいな」
というのが伝わるのも、ある種の感情移入だよね。
「ミスティック・リバー」なんか、そういう映画だったと思う。
共感は出来なくとも、人物の苦悩が、生々しく伝わってきた。
そういう部分がこの映画に欠けてるというのは、俺も思うな。
それは役者のせいではなく、平板な演出のせいだと思う。
この映画の室内シーンは、どこの場所でも雰囲気が変わらない。
だからちんまりしたテレビドラマ的なところがあるし、
それでいて、勿体ぶって「間」を演出してるから、冗長なんだよ。
撮影は素晴らしいし、風景は美しいが、それが映画全体の、
メリハリの無さを救いきってないから、ノれない人も多いと思うし、
「感情移入できない」と言うのは、
それが日本語表現として適切かは措いて、言いたいことは分かるよ。
だから(野外ではあるが)場所の雰囲気が生かされた、
凍りついた池で発砲するシーンなどは、
ジェシーの哀しさみたいなのが伝わってきた。
あそこに関しては、雰囲気によって、感情移入させかけたわけだ。
でも、いかんせん、長々とした映画全体の中では、一部に過ぎないよな。
ただし、ジェシーのカリスマ性については、俺は、感じられたと思う。
この映画のジェシーは「堕ちた王」なわけで、
堕ちてるからには、もう付き合いきれないわけだが、
そういう感じはさすがにブラピが濃厚に出しているとは思うから、
普通の意味のカリスマ性ではなく、「過去のカリスマ性を背負った人物」
という感じは、よく出ていた。
86 :
名無シネマ@上映中:2008/01/16(水) 21:25:48 ID:AmT+e+yu
見てきた。
ここ数年見た映画の中で最高傑作。
個人的には「捜索者」「誇り高き男」「ビリー・ザ・キッド21歳の生涯」と並ぶ西部劇の傑作。
映画史の原点まで喚起するファーストシーンの列車強盗から始まって、
何度も椅子から身を乗り出して興奮しながら観た。夢のような2時間半でした。
最後のロバートを殺す暗殺者はジャック・ルビーなのかなあ。アメリカの歴史は本当、永久に繰り返してる。
NAGEEEEEEEEEEEEEEEEEE
88 :
名無シネマ@上映中:2008/01/16(水) 23:08:10 ID:AmT+e+yu
>>87 三丁目の夕日みたいなうんこ垂れ流しで2時間半に比べれば、
こっちの方がずっとしまってて良い仕上がりだと思うけどな。
列車強盗のシーンは西部開拓時代ものの定番だね
>>83 お前のレスを読んで「他人を見下す若者たち」とかなんとかいう
本のタイトルを思い出した。
あんたが若者かおっさんか知らないけどwww
昨日見た。時間の長さは感じなかった
ここ来て知ったけど2時間40分もあったのかw
葛藤と言えるほどはっきりしてないモヤモヤした感情が室内に漂ってる感じが秀逸だった
話しながら窓の外の光景から目が離れなくなってしまうシーンとか
感情が漂ってしかも狭い家の中で充満して張り詰めてる感じ。針がどっちにも振れうる危うさもある
家庭内の殺人事件が最近多いけど、事件直前の家の中ってこういうんじゃないのかって気がした
映像も奇麗だし、久々に映画館でしか見れないものを見れて良かった
>>86 君がそう思うのは勝手だが、
現実生活で西部劇ファン、普通の映画ファン、シネフィル…等に
真顔でそんな意見述べると、ほとんど賛同されないよ。
もちろん、相手が観ていたとして……の話。
西部劇ファンやフォードのファンは怒り出すかも知れない。気をつけて。
>>91 でも、そういう感じばっかりで変化に乏しいじゃん。
93 :
名無シネマ@上映中:2008/01/17(木) 08:34:40 ID:0d/+niPF
>>92 そうなのかな?
プログラムに書いてる芝山幹郎(最近のこの人の中では名文だと思う)とか石上三登志とか、
ネットのレビューでは粉川哲夫とか、シネフィル系評論家の評価も高い方だと思うけどね。
ってゆーか、これで映画の魂をほんのちょっとでも揺り動かされない奴に、
フォードやパリッシュやウォルシュやラングやドワンやレイやフラーやヘルマンやペキンパーを語る資格ないし。
この映画が良いにしろ駄作にしろ、西部劇というジャンルとの距離で語らなきゃ全然説得力ないよ。
昨夜は「赤い矢」と「スパイクス・ギャング」を酒飲みながらビデオで見直して、
「ジェシー・ジェームズの暗殺」の余韻に浸ったよ。
>>93 おぉー 芝山幹郎がこの映画を評価していると知って我が意を得たり。
映画評論家と肩書きをつけている連中より遥かに映画史に対する教養と鑑識眼を
持った人だから信頼しているよ。
>>92 >>西部劇ファンやフォードのファンは怒り出すかも知れない。気をつけて。
アンタ自身はたてした映画ファンでもないだろうから
そういう寝言が言えるのであって、映画ファンというものは
しなやかな感性を持っている。勘違いもいい加減にしとけ。
もっとも、古典的な西部劇以外は西部劇とは認めない、感性がガチガチに凝り固まった
老いぼれなら、この映画を見て怒りだすかもなww
しょせんは素人が好き嫌いレベルで話してるのに
自分が絶対!ってやつはイタいな。
どっちもどっちだけどね
固定観念やブラピへの反感なしで見れば普通に良い映画
リプリーみたいになるのかと思ったら、いつまでも曖昧な殺意のままで良い味だった
ボブの小物感をもっと出したほうが分かりやすくなったかもしれないけど、
それだとあの味は出ないし
あと兄貴も良い。あんな普通の人の演技って逆に難しそう
よく考えると
ブラピ映画は長いよね
よく考える?
>>93-93 俺の感想は
>>61>>85の通り。
スクリーンに向かい合った上では、既成概念に縛られてるわけでもないし、
正面から見て評しているつもりだよ。
なぜ「資格がない」だの「たいした映画ファン」でもないと
言われるか分からないが、俺以外の周囲の信頼できる映画ファン
・西部劇ファンにもかなり評判は悪い。
芝山が何て言ったか知らないが、皆、見巧者で柔軟な頭の持ち主ばかりだ。
ハッキリ言って映画としても、西部劇(だとしたら、の話だが)としても、
ジェシー・ジェームズものとしても、かなりデキが悪いよ。
これに比べると、(世間的には好評だったが俺はあまり評価しない)
「ロングライダーズ」が輝いて見える。
もちろん、ボブ・フォードを題材とした映画としても、
「地獄への挑戦」「地獄への逆襲」の足下にも及ばない。
ここには西部劇の“風土”はなく、劇映画としてもただの思わせぶりな
心理劇に過ぎないってのが、俺の感想で、賛同者も多いと確信する。
これを“西部劇”としてあんたらぐらい高く評価するなら、
「許されざる者」を撮ったときの、イーストウッドの覚悟、
「ワイルドバンチ」を撮ったときのペキンパーの覚悟を踏みにじること
になると自覚してもらいたいもんだ(無理だろうがw)。
ところで、それぐらい自信があるのなら、この映画に、
「地獄への挑戦」のオマージュ的シーンがあったのは、
分かったんだろうな?w
National Board of Review Annual Awards
ケイシー・アフレック助演男優賞おめでとう。
Top Ten Filmsにも入ってめでたし。
おお〜めでたい!長年の努力が報われたなあ、ケイシー
なんでアンチに限って しつっこく粘着して
必死に自分を映画ファンと見せかけようとするんだろうな
>>99 >>ところで、それぐらい自信があるのなら、この映画に、
>>「地獄への挑戦」のオマージュ的シーンがあったのは、
>>分かったんだろうな?w
オマエ、アホかww
酒場でロバート・フォードが自分を卑怯者だと断じる歌を聞かされる場面のことを
言ってるんだろうが、「地獄への挑戦」くらい見ているよ
ご苦労さまww
103 :
名無シネマ@上映中:2008/01/17(木) 22:02:27 ID:Lq4pubEG
>>99 >>「許されざる者」を撮ったときの、イーストウッドの覚悟、
「ワイルドバンチ」を撮ったときのペキンパーの覚悟を踏みにじる・・
ってどういう意味?上の2人はどんな覚悟で撮ったの?
>>102 そこじゃねえよ。
それはよくあるボブ・フォード伝のひとこまじゃねえか。
明確にショットであるんだよ。
アホさを晒したなwww ご苦労様ww
>>103 簡単に言うと、その時代に西部劇を撮る覚悟だよ。
映画の内容とは直接関係ないけど
この映画は1日3回しか上映できないから、
よほど客が入らないと映画館も利益が上がらないだろうね。
なんかドンパチアウトロー西部劇が見たかったのに
期待が裏切られてファビョってるのがいるなW
ただの心理劇とかw
馬鹿なんだからあらすじだけ読んでリゃいいのに
National Board of Review Annual Awards おまけ
ケイシー兄のベン・アフレックも新人監督賞受賞、
ケイシーは奥さんのサマー・フェニックスが2人目の
赤ちゃん出産、とアフレック家はめでたいこと続きだったとか。
>>106 あほだなww そんな人間が「地獄への挑戦」を持ち出すかよ。
知らないのは仕方ないが、
知らないままで当てずっぽう書いても恥かくだけだぞ。
109 :
名無シネマ@上映中:2008/01/18(金) 00:50:41 ID:dXmKBaRZ
>>108 粘着アンチが人品の卑しさの本性を露呈した模様です(爆www)
はいはい、「地獄への挑戦」がどうしたの?
オマエみたいな似非映画ファンは身の丈にあった映画のスレで
一生懸命に映画ファンぶっていてね
「トランスフォーマー」スレなんてどうだいwww
おやおや……無知を晒したかと思ったら、
今度は勝手に決めつけて勝手に自己解決してるなあ(苦笑)
久々に苦笑なんて使っちゃったよ。
トランスフォーマーといえばロバート役は当初
シャイア・ラブーフが候補に挙がっていたとか。
112 :
93:2008/01/18(金) 05:42:11 ID:cPgJT9x0
あれー、俺を騙って荒れてる人がいるなあ。
何か裏切り者のエドを訪ねたジェシーの気分だよ。
>>99 「地獄への挑戦」は、昔アテネだったかで字幕なしのビデオで見たっきりだから全然覚えてないよ。
クライテリオンからDVDが出てるんだっけ?見てるあんたには嫉妬するけどね。
しかし「地獄への挑戦」と「地獄への逆襲」を並べるなよ。「地獄への逆襲」は「地獄への道」の続編で、
製作はザナック。フラーもザナックとは深い関係があるけど、「地獄への挑戦」は、もともとフラーが
カエサル暗殺の映画を作ろうとしたのがぽしゃってロバート・フォード主人公の映画を作ったんであって、
「道」「逆襲」とシリーズじゃないし。ただ、だから、誰でもわかることだけど、「暗殺」のファーストシーンで
「グラディエーター」のパロディがあったのは、「挑戦」がシェイクスピア的ローマ悲劇から出発してるなら
非常に正しい姿勢だと思うけどね。フラーやアメリカ時代のラングみたいに、誰かが再発見して
持ち上げた映画は褒めるけど、ヘンリー・キングは知らないっていう
>>99はちょっと恥ずかしい。
113 :
93:2008/01/18(金) 06:18:06 ID:cPgJT9x0
>>99 長文のレスへのレスだから分けるけど、貴方の見方がかなり気になるんで。
>なぜ「資格がない」だの「たいした映画ファン」でもないと
言われるか分からないが
>>93で別に「資格がない」とは言ってないけどね。まあ、あんたの書いたの読んでると、
昔、名物西部劇ジジイと揶揄されながらニューシネマ系のポストウェスタンを批判しまくった
児玉数夫を思い出すよ。あと、南部圭之助とか。
>ここには西部劇の“風土”はなく、劇映画としてもただの思わせぶりな
心理劇に過ぎないってのが、俺の感想で、賛同者も多いと確信する。
「風土」って何?まさかモニュメント・バレーとジョン・ウェインとか言うなよ。
撃ち合いや酒場のシーンがなくても、鏡に映る自分の背中を狙う暗殺者はいる。
雪山や森ばかりでも、リフレーミングされた荒野から近づいてくる馬の影は見える。
たとえそれが「地獄への逆襲」や「無頼の谷」や「捜索者」で既にあったものの単純な移植だとしても、
そういうアイコンを散りばめて西部劇に近づこうとする姿勢を認めてあげたいけどね。
>ただの思わせぶりな 心理劇
いいんじゃないの?フラーだってヒッチコックだって、フロイトやユングの杜撰な解釈で映画を作ってたんだし。
思わせぶりな心理劇的西部劇なんて「砂塵」から「さすらいのカウボーイ」を超えて「ブロークバック・マウンテン」に
至るまで枚挙にいとまがないよ。ただ「暗殺」は、そこに成長物語としての偶像殺しみたいなポストウェスタンの
パターンも、ギリシャ悲劇のパターンも入れている。そこが好きなんだけどね。
(まだ続く)
114 :
93:2008/01/18(金) 06:54:49 ID:cPgJT9x0
>>99 >これを“西部劇”としてあんたらぐらい高く評価するなら、
「許されざる者」を撮ったときの、イーストウッドの覚悟、
「ワイルドバンチ」を撮ったときのペキンパーの覚悟を踏みにじること
になると自覚してもらいたいもんだ(無理だろうがw)。
だからさ、こういう言い方は恥ずかしいからやめた方がいいよ。
蓮実重彦のまんまクローン人間発言でしかないし。
結局、ペキンパーもイーストウッドも「西部劇は俺と共に墓場行き」と思い込んでいても
そうはならなかったってことなんだから。確かに西部開拓時代の残滓を感じ取った世代は、
ペキンパーで終わりだとしても、違う形で西部劇が求められたのがニューシネマ時代とか、
「天国の日々」とか、今回のこの映画ってことが、どうしてわかんなくて単純に物事を見ようとすんのかね。
あと、余計なことだけどペキンパーが西部劇を終わらせる覚悟をしたのは「荒野のガンマン」とか
「昼下りの決闘」の方ね。本人がそう言ってる。「ワイルドバンチ」はあくまでもその結果。好きだけどね。
第一、俺はこの映画を絶賛してるけど、「良いにしろ悪いにしろ西部劇というジャンルとの距離で見ろ」と書いている。
いちおう貴方の立場にも配慮してやってんだから、あんまり滑るなよ。
貴方は全然距離を無視して、40〜50年代西部劇じゃないから駄目だって言ってるだけじゃん。恥ずかしい。
昔俺は「どついたるねん」に映画の魂を見た大学生を、あんたと同じようにけなしたことがあるが、
その自分の姿を見るようでとっても恥ずかしい。
むしろ俺は、911以後に唐突にジェシー・ジェームスの名前が飛び出したことの方に興味を覚えるけどね。
あと、出来れば西部劇じゃないけどジョン・レノン暗殺の映画「チャプター27」を見ることをお勧めする。
この2本を並べてみれば、アメリカ映画の現状が良くわかると思うよ。
115 :
名無シネマ@上映中:2008/01/18(金) 12:56:14 ID:v99evIm6
うんざり。
116 :
99:2008/01/18(金) 13:15:53 ID:194RklYT
>>112-114 「地獄への道」は大好きな映画でDVD持ってるよ。廉価盤が出てるしねw
ボブ・フォードをクローズ・アップした映画ってことで並べてるだけですが、おかしいか?
それにしても、人を南部圭之助風にしたり蓮実クローンにしたり、忙しいヤツだな。
そういう目線でしか人の意見を捉えられない方が、「恥ずかしい」と思うよ。
(だから「フラーやアメリカ時代のラングみたいに、誰かが再発見して
持ち上げた映画は褒めるけど、ヘンリー・キングは知らない」とか、決めつける)
「風土がない」と書いたのは、ちんまりしたテレビドラマ風に過ぎないというようなこと。
長文レスする前にこっちの意見(
>>61>>85)をちゃんと読んでくれ。
「許されざる者」で、今この時代に西部劇を撮るってことを本当に考えたってのは、
そのへんの西部劇ファンのおっさんだって、普通に言ってることだよ。
“「ただの」思わせぶりな心理劇”がいいってのは、決定的な価値観の違いだな。
俺は“心理劇の要素の濃い優れた映画”は好きだけどね。
色眼鏡でしかものを語れない奴と話すのは本当に疲れるから、これぐらいにしとくけど、
自分の意見ぐらいは読めるようにしようぜ。「資格ないし」って書いてるだろ?
まあ、
>>99のアンカーはホントは
>>93-94だけどな。これは間違いだって認めるよw
117 :
名無シネマ@上映中:2008/01/18(金) 15:30:33 ID:chkaBJCJ
すいませんアホな質問ですが教えて下さい・・・
ジェシーは殺される時、「殺されよう」として2人に背を向けたのですか?
便所の落書きの2ちゃんで煽られて
やたらと熱くなっている
自称映画通のイタイ奴が約一名紛れているね。
お前が凄いのはもうわかったよ。
とっとと失せてくれよ。
やたらと長文で読む気がうせるなwwwww
>>117 アホな質問じゃないよ。
「お前らには俺が撃てまい」か、
「ここで結局撃たれるようなら俺も終わりだ」か、
「俺ももうすぐ終わりだから撃たれるなら構わん」か、
その他いろいろ、観客に想像させるように作ってある。
まあ、ある種の挑発ではあったよね。
史実ではチャーリーは全く腰が引けて
銃を抜くこともできなかったらしい。単なる余談だけどね。
たとえ どんな映画であっても・・・
たとえ世間では失敗作扱いされている映画であっても・・・
1本の映画に対して、感動したり、感服したり、感心したり、
涙したり、琴線を震わせることは気高いことだと思う
ところが、そうした「感情」を欠いたバカが、
何を勘違いしたのか、自分のことを映画の良し悪しを決める裁判官であるかのように振る舞い、
恥ずかしくなるほど薄っぺらい受け売りの知識をひけらかし、
テメエの人品の卑しさに気付くこともなく、テメエでは感知することが出来ない
その映画への「感銘」を否定し続ける・・・
オマエは映画ファンじゃないよ 映画の敵だよ
気付けよ、と言っても無駄か・・・・
>>121 激しく同意。
こういう奴は映画ファンと思いたくないな。
コイツが出てきてからこのスレの雰囲気が嫌な感じになっているな
123 :
117:2008/01/18(金) 21:03:58 ID:2/t3Eez7
原作読んだ人いる?
ナレーションでノンフィクションぽく見せてるけど(「後に〜することになる」等)
原作がノンフィクションで、その通りにやってんの?
つうか長文同士が的外れな視点で議論が噛み合ってるのがすげー自演ぽい
西部劇とか関係ないってw
暗殺後の話まったく無視してるし
この映画の時間が長いんではなく、レスがNAGEEEEEEEEEEEEEEんだよ
まあ今回の釣果はまずまずだったな。ちょっと餌をまきすぎたけどな。
必死wwwwwwwww
130 :
名無シネマ@上映中:2008/01/19(土) 07:51:24 ID:nq8IT2mn
ここはコロラドなのだぞ
(早口言葉)
>>121-122 批判を聞きたくないならファンサイトでやってなよ。
こっちはこの映画の話をしたいんだ。
人格攻撃なんて醜いだけ。
>>131 コピペと自演だ。
相手にしちゃ駄目だ。
133 :
名無シネマ@上映中:2008/01/19(土) 17:36:04 ID:nq8IT2mn
ジェシーのカリスマ感が伝わらないと言う意見があったが
ボブの卑怯者感もあまり…
殺人はともかく普通の感性の持ち主だと思うけどどう?
>>133 あえてカリスマ感や卑怯者感といった分かりやすさを排除したんじゃないかと思う
物語として登場人物のそれぞれに同じ距離を置いて見てるんだよね
ナレーションも含めてどっちが良い悪いじゃなく事件が起こらざるをえなかった顛末を描いてる感じ
事柄を淡々と描写して暗殺後の展開を追ってるのもそう
NHKだったらジェシーの最後の帰宅シーンの前で
松平アナが「さて、今日のその時です」って言いそう
ジェシーカッコよかったけどな、過去の伝説の残滓を漂わせる狂気のアウトロー
二丁拳銃で逆刺しがいい!ワイルドビルもそうだったが、
クイックドローはないが侍みたいなスタイルでカッコいい
136 :
名無シネマ@上映中:2008/01/19(土) 19:56:40 ID:nq8IT2mn
>>134 なるほど言われて見れば…
確かに俯瞰で見た方が真実に近づくということもありますね
この映画を批判している人はそういった意図された作風が好みではないということなんでしょうね
137 :
名無シネマ@上映中:2008/01/19(土) 22:40:45 ID:WCtaJxmy
地元のシネコンで、2週目にして1日2回(しかも夜は無し)になってるんだが、
↑な事この映画館では前代未聞なんだけど、そんなに醜い出来なのこれ?
観にいきたいと思ってるんだが、風邪で咳きがひどくて映画館に行ける状態じゃないんだよね。
出来は普通以上、映像、音楽、演技すべてへたな大作よりいい
ダメだししてる椰子は、ジェリーブラッカイマーとか
派手なガンアクションもの見たかった勘違い連中だろ
139 :
名無シネマ@上映中:2008/01/19(土) 23:01:06 ID:4nnHH/eQ
しゃくれ顔で葉巻咥えながら階段降りてくるシーンがイイ
>>137 評価ならブラッド・ピットがベネチア国際映画祭で主演男優賞を受賞したり
ケイシー・アフレックが助演男優賞部門で賞レースにからんでることでもわかるように
抜群にいいよ。
ただ一般受けするタイプの映画ではないし、アメリカでも小規模公開でひっそり公開された。
日本も同じく小規模公開。
「ロング・ライダーズ」でジェシー役だった
ジェームス・キーチには色気とカリスマ性を感じたが
ブラピでは・・・・・・・・・・・・多分超えられないだろ
>>139 すげー憎たらしいよな、あれw
帽子傾けたの馬乗ってすぐなおしてるし
>>138 そういうの逆効果だから止めた方がいいよ
>>136 むしろその作風に徹底し切れてなかったから批判されるんじゃね?
カメラワークに俯瞰的なところも(文字通り俯瞰って意味じゃないよw)、
演出の方針に禁欲的なところも感じられなかったな。俺はね。
>>142 あったなw
なんで速攻で直したのか全然わからんw
淡々と出来事を追って俯瞰的に描くなら、
もっとハードボイルドにやるべきだったと思うな。
物欲しげな叙情的描写が多すぎて、それで長さが助長されてる。
ポイントとなるシーン頭での回りをボカした画面処理も頂けない。
謎めいた雰囲気を出したかったのかも知れないが、
もっとさりげないやり方で謎が浮かび上がる方が効果的だっただろう。
あれはどっちかというと回想的で、だから、
「誰のナレーションだったの?」なんて言い出す奴も出てくる。
148 :
名無シネマ@上映中:2008/01/21(月) 18:08:49 ID:TkITfHWa
最後にボブ撃った人なんの役の人?全く記憶にないんだが・・
149 :
名無シネマ@上映中:2008/01/21(月) 18:21:10 ID:MRUPKHsi
人間的な心情を描くと言う意味なら
むしろフランクジェームスに興味深いものがあるが…
続編ないかなっ?
151 :
名無シネマ@上映中:2008/01/21(月) 21:23:44 ID:MRUPKHsi
>>150 だから
伝説のアウトローが法廷に出ちゃったり
ショーに出ちゃったり靴屋のドアマンやったり
ジェシー以上に波瀾万丈だし
(だいたい靴屋のドアマンって何やる人?)
コメディーになっちゃうかな
>>148 自称ジェシーの親戚
ボブを殺したけど特赦されたそうだから
ボブの嫌われ方は国民的レベルだったんだろうね
自称ジェシーの親戚=要はただの南部人
154 :
名無シネマ@上映中:2008/01/22(火) 15:56:32 ID:wNJV3fi1
この映画あまり観客動員も少なく評判はいまいちみたいですが、
自分は結構おもしろかったです。ちなみにナレーションで出てくる
ピン・カートン探偵社ていうのがFBIの前身組織だったんですね。
結局最後の列車強盗以降鉄道、銀行も警備が強化されつき入る隙が
なく、さらに懸賞金の高騰による仲間に対する疑心暗鬼、逃走資金
の枯渇、病気等で精神的に参ってたわけで、だからカリスマ性が感
じられなくて当然だとおもいました。ボブも結局世間で造られた虚像
と実像が違うことに幻滅して気持ちが離れていったわけですよね。
156 :
名無シネマ@上映中:2008/01/22(火) 20:54:08 ID:uZCNLIS7
>>154 そういう見方もあるか
むしろ自分はボブはジェシーに最期まで虚像・憧れを感じてたと思うな
だからこそ最期までくっついてて丸腰で背中を向けられた瞬間「今やらなきゃ今夜にも殺される」という恐怖を感じたんだと思う
逆にチャーリーはそこまで切迫してないような気がする
助演男優賞:ケイシー・アフレック
撮影賞:ロジャー・ディーキンズ
アカデミーノミネートおめでとう!!
おおすごいじゃん
159 :
名無シネマ@上映中:2008/01/23(水) 21:06:51 ID:zo+d5Q1N
ブラピがカッコ良かったんで満足した
160 :
名無シネマ@上映中:2008/01/24(木) 13:07:27 ID:yNLqAgnb
昨日見てきた
ジェシーについての前知識一切無く見たんだが、結構良かった
中盤はだれたけど三人が同居しだしてからは最高だと思った。
ちょっと残念なのは登場人物が結構居るのに説明が不十分だったりしてだれが誰だかわからなくなってたこと…
あとちょっと前に観た「unforgiven」もそうだったけど西部劇は英語が聞き取りづらい
>英語が聞き取りづらい
特にジェシーものは南部訛りだしね。
ジェシーとボブの二人の間で、焦点がぼけてる感じがしたなあ。
とにかく、ジェシー死後が中途半端すぎる。
ジェシー死亡で終了、後は簡単にテロップでその後の関係者を説明して観客の想像力をかきたてる方法にするか、
もしくはジェシーの死後から初めて、回想を挟みながらひたすらボブ中心に描いていくか(父親たちの星条旗みた
いな感じで)、どっちかが良かったと思う。
>>162 そゆこと言うと、
いや、焦点を絞るってことなく複数の人物を俯瞰的に描いてるから…
と、反論する人が出てきそう。
でも俺はあなたみたいな感想を持つ人がいるのは分かる。
俯瞰的というには妙に心象風景的な描写を混ぜるし、
会話シーンの演出は(俯瞰的でなく)普通だから、どっちつかずになっちゃうよね。
映画館ガラガラだったけど、すごくいい映画だと思う
ブラピもやればできるんだから、作品選んでこういう意欲的な作品への出演をもっと増やしてほしいね。
ガイシュツかもしれないが、ほとんど無名の監督が起用されたのはなぜ?
ブラピ、ケイシー・アフレック、サム・シェパード以外は、ややマイナーな俳優が起用されてるけど
みんな味があってよかった
特にサム・ロックウェル。
フィリップ・シーモア・ホフマン演出の舞台に出ているんだって?
人が入ってないのは、タイトルが「暗殺」で結末が分かっちゃうから?暗いから?
>>154 すごくみづらいけど、公式HPのプロダクション・ノートあたりにいろいろ書かれてるよ
「ロバートが何を考えていたかは想像するしかないし、
ジェシーが自分の生き様についてどんなジレンマを抱いていたか、本心はどうだったのか、
後悔はしていたのか、ということも実際のところは知る由もない。この映画が提起する疑問は
それぞれの観客に考えてもらうのが一番だよ。アンドリュー(ドミニク監督)はいろんな可能性
を提示しているんだ」(リドリー・スコット)
「これは、自分にはないすべて、自分が崇拝するすべてをどうしても手に入れたかった若者のストーリーなの」(製作のジュールズ・ダリー)
これから観にいくんだけど、こんなに長いと飲み物を買うのを躊躇してしまう
昔は「2001年宇宙の旅」みたいに長い映画は途中でトイレ休憩が入ったもんだが・・・
167 :
名無シネマ@上映中:2008/01/26(土) 14:53:42 ID:17Qcdw+F
途中、ガマンできずにトイレに逝った漏れは負け組
エドと旅に出たシーンで、戻ってきたら場面変わってた
後から説明されてて助かったが
アカデミー助演男優賞は是非ともケイシー・アフレックに決まって欲しいな
>>164 客が入らないのは外国で仮に「吉良邸討入」って
タイトルの映画を上映しても誰も来ないのと同じ。
中立であって俯瞰的ってのは違うな
「それぞれに事情があったんだね」的な描写
170 :
名無シネマ@上映中:2008/01/26(土) 17:12:38 ID:Tax/zixT
とりあえず、見ていてロバート・フォードはカチ殺したくなるくらいムカついた。
特にあの喋り方が・・・
171 :
名無シネマ@上映中:2008/01/26(土) 20:02:58 ID:OVkMaHgm
アメリカ映画ってこういう作品を絶対創るよな〜。
素晴らしいキャメラとキャスティング。それに応える
監督と俳優達。(現在の)日本映画じゃ滅多に創れない
作品だ。
でも、客入ってな〜い!!ブラビ主演なのに・・・・
こういう映画を観れなくなったら淋しいのでたくさん
のお客さんに観て欲しいです。
宣伝担当者たのむよ〜!!
172 :
名無シネマ@上映中:2008/01/26(土) 21:55:40 ID:Pt65ei0Y
予備知識もなかったけど、後半涙が止まらなかったです。
彼氏には軽く引かれました。
逆にジェシーがカリスマっぽく描かれていなくてよかった。
もしカリスマ風に描かれたら、いくら英雄でも実際沢山の人を殺してるのに何がカリスマだよー
って思ってしまうから。
ジェシーにもろ感情移入してしまいました。
映像もきれいだったし。
>>164 >ほとんど無名の監督が起用されたのはなぜ?
アンドリュー・ドミニクは「チョッパー・リード史上最凶の殺人鬼」を監督。
海外でも高く評価されてブラピ(映画ヲタ)のベスト映画のひとつらしい。
リドリー・スコットもこの作品をきっかけに「ブラック・ホーク・ダウン」に
エリック・バナを抜擢。ブラピも「トロイ」の準主役に推した。
リドリーもブラピもこの監督を高く評価してて今回の作品につながったのでは。
でも列車強盗のところとか、明らかにリドリーが撮っちゃってるよなw
>>164 いろいろトラブルが多かった映画で、公開が1年以上延期されて
配給のワーナーもやる気なくしてアメリカでも小規模公開だったんだよ。
インディーズ映画ではないんだけどね。
だから日本でもひっそり小規模公開で宣伝もあまりしてない。
でも公開してくれただけでありがたく思うよ。
正直この映画だけ観るとジェシーって単なるチンピラにしか見えなくて、ボブが撃ち殺したときは心底スカッとした。
実際はもうちょっと深みのある人だったのか、どうなんだろう。
ジェシー英雄化は南北戦争を踏まえて考えないと理解できないんだよ。
もひとついえば、この映画のジェシーは
十八番だった銀行強盗でノースフィールドで大失敗をやらかし、
右腕だったヤンガー兄弟を失った後から描いてある。
アメリカ人で年配の人のなら、多くが知ってることで、
そういう前提なしに観るのはちょっと辛いかも…という感じはあるね。
179 :
名無シネマ@上映中:2008/01/27(日) 11:02:35 ID:ntIrcjKm
ブラットピットって何か物足りないんだよね。
良かったのは「リバーランズスルーイット」くらいで、
後は色気が足りないというか、可愛いだけ。
要するに主役向きじゃないと思うんだよね。
誰か強い個性のやつの脇で出ているときはいいんだけど。
この映画もフォードの役をブラピがやれば良かったんだよ。
ジェシーはサムシェパードでいいから。
180 :
名無シネマ@上映中:2008/01/27(日) 11:17:10 ID:gDNTDwey
>素晴らしいキャメラ
>素晴らしいキャメラ
>素晴らしいキャメラ
>素晴らしいキャメラ
>素晴らしいキャメラ
(笑)
今の感性につながらない歴史だから
アメリカ人にとっても関心薄いんじゃないか、これ
182 :
名無シネマ@上映中:2008/01/27(日) 20:39:43 ID:mLiW3hm6
終わらないうちに明日見に行くよ
>>179 「12モンキーズ」はみてる?
「セブンイヤーズインチベット」は?
主役じゃないほうがいい味ってのはある程度賛成
「テルマ&ルイーズ」とか
「トゥルーロマンス」とかの
イカレポンチ役サイコー
個人的に「リバーランズスルーイット」は原作の偉大さを、監督も俳優も未熟で
表現しきれてなかったとおもう
>>173 ありがとう。「チョッパー・リード史上最凶の殺人鬼」はタイトルだけ観るとB級映画みたいだけど
実は違うんだね。TSUTAYAでさがしてみるよ
今は、アメリカも景気が悪くなっているし、イラク戦争も厭戦ムードだし、
陰惨なテーマが好まれないのかもね
>>175 ありがとう。納得です。
ベネチア映画祭主演男優賞なのに、us.imdb.comでみてもアメリカで限定公開
なぜなんだと思ってた。
でもus.imdb.comのユーザーレーティングは8.0で、スコアにふさわしい作品だね
185 :
名無シネマ@上映中:2008/01/28(月) 06:36:54 ID:g/RfxUX3
ジェシーも彼のいとこも1発で仕止めたボブ・フォードの銃の腕はガチ
186 :
名無シネマ@上映中:2008/01/28(月) 09:19:34 ID:cGePsx7Q
ベネチアで主演男優賞を取った時、
記者席からはブーイングが起きたらしい。
>>169 だったらやっぱりそれぞれの事情を納得させるぐらい、
人物の感情を浮き彫りにして欲しかったね。
「ミスティック・リバー」みたいに。
>>175なんか読むと、いろんな人に口を出され過ぎて、
焦点がボケちゃった作品なのかも知れないね。
エェェ(´д`)ェェエ
丸の内プラゼールやってないじゃん…蜂映画…
都内ならどの劇場がいいんだしょうか(´・ω・`)
前売り券指定
189 :
名無シネマ@上映中:2008/01/28(月) 20:45:46 ID:NPLmUM+8
アメリカ人もなんか忠臣蔵みたいなところあるんだね。
ロバートのストーカー体質を嫌悪するならわかるけど、手段がどうであれ
悪党、いや悪党と捉えなくとも自分の上にいるスターを倒したってことは
もっと賞賛されるべきなのに、「卑怯者」というレッテルでロバートが
語られるのはどうかと思う。
190 :
名無シネマ@上映中:2008/01/28(月) 22:26:15 ID:JjKqCVYX
>>188 「渋谷シネパレス」がいいじゃない。天井高いし。駅からも近い。
遅い時間で1回の上映だけど。
191 :
名無シネマ@上映中:2008/01/29(火) 00:21:16 ID:awAucSwg
ジェシーに「心臓を喰ってやる」と脅迫された州知事。凄い顔をしているが、
何という俳優ですか?前にも見た記憶があるのだが・・・
192 :
名無シネマ@上映中:2008/01/29(火) 08:20:53 ID:pX6fTvR1
>>187 焦点がボケてるってことはないと思う
自分は、ミスティックリバーの方が上から目線過ぎて苦手だった
>>192 それぞれの事情を描くには感情に深く踏み込んでないから、
(共感という意味でなく)感情移入できないと書かれるし、
かといって感情移入を拒否するハードな作りかというと、
甘い叙情的な画面処理が挟まれまくるし、
謎めいた印象で進めたいのかと思えば、
ナレーションであっさり心情を説明するところもあるし、
全体に風変わりな印象を狙ったのかと思えば、
会話シーンなんて切り返し主体の平凡な演出だし、
焦点がボケてると思われても仕方ないだろう。
あと、「上から目線」ってどういう意味で言ってるのか分からないが、
「苦手」というなら単なる趣味の話だね。
>>193 むしろお前に合わなかっただけだな
殺人事件のニュースで出てくる近隣住民の人物評みたいに紋切型で語りたくなかっただけだろ
感情に入り込めない人間がいるだけでハードにしたり謎めかす必要なんてないし
こういうレス見ると他の作品によっかからなきゃ映画見れないのかと思う
>>194 「お前に合わない」で話を済まさないために、
なるべく具体的に、客観的な表現で語るわけだよな。
それも分からず、そういうレスを返すのは、幼稚すぎる。
最後の一行は的はずれいいところ。
語る上で分かりやすいように他の作品を持ってくるのは、
ごく普通じゃない?
……と、ほとんどもうこの作品に関係ないレスになってるのは、
君のレスがそうだから。
そうじゃなくて、この作品は○○という狙いで、
それがうまくいってるから、焦点がボケてるってことはない、
と言えばいいのに。「映画について語る」って、そういうことだよ?
それができなきゃ、レスを返さない方がいい。
ジェシーもボブも様々な感情を抱えていたであろうことを
観る者によって違った感想や解釈が可能なように作ったからいい作品になったのに、
紋切り型で人間の愚かさだけを強調したら全く観る価値ないよ
>>196 かなり意図が不明なレスだが、
こっちの言ってることを全く読まずに、
「こいつはこういうものを望んでるに違いない」
と勝手に決めつけてるのは分かったよ。
>>197 一方的に決め付けてるのはどうみてもあんたのほうだから、さっさと消えれば?
こんなところで自己主張して楽しい?
>>189 銃をもっていない二人の幼子のパパを後ろから撃っただけで十分卑怯者だろ
しかも仲間(部下)だった訳だし
202 :
191:2008/01/30(水) 02:02:13 ID:kqs/9gzH
>201
多謝
あまり映画には出てないようですね。前に見た記憶というのは勘違いだった
ようです。
あの顔は銭が取れます。どんどん出演してほしい。
>>200 途中、ジェシーが仲間を後ろから撃ち殺すシーンもあったわけだが
子供を殴ったりもしていた
心がないのはジェシーのほうだろう
今日見てきた 早くも俺的今年ベストな映画になりそうな予感
見終わって最初に頭に浮かんだのは西部劇における「シン・レッド・ライン」
冷やかしで入ったHMVでサントラ買ってしまった。
買ってしまったとは言うものの、聴くとやっぱり
買ってよかったとは思うのだが、なんか陰鬱な気分に
なるなあw
>>207 音楽はかなりいいよね
音楽はジャームッシュの映画のようだ
最後にタイトル・クレジット見てたらニック・ケイヴって出てきた
209 :
207:2008/02/01(金) 01:42:03 ID:u+IIQrrj
>>208 このスレの前のほうに書いてあったけど、ニック・ケイヴ本人が
出てたらしいよ。自分は気づかなかくて帰宅してからこのスレを
覗いて知った。
出てたというより歌ってた。JJのバラッドを
211 :
名無シネマ@上映中:2008/02/01(金) 09:29:33 ID:8dxLqVjD
発砲シーンの音のでかさ 何か意図的だな
寝てる観客を起こす為の
俺もウトウトしてたら起こされたんで助かったよ
長い作品だから躊躇してたけど、いま最終日最終回に滑り込みで観てきた!
長さも感じなかったし、ラストではうっかり落涙してしまったよ。
たぶん虚しいボブへの憐憫の涙かな。
ケイシーの腹立たしい顔といい、キャスティングも良かったんでない?
個人的にはマイケル・パークスが出てたのがうれしかったな。
213 :
名無シネマ@上映中:2008/02/01(金) 23:48:52 ID:XdQHAt5l
1000円デーだから見てきた
悪いけどカッコいい奴に惹かれて近づいたけど、近づきすぎて危ない体験をした奴のお話
って感じの話ってことでおk?
ちなみに西部劇は興味ないし、ジェシーが実在の人だなんて全く知らなかった
しかもブラピが出てるのに宣伝とか見たことなくて、この映画の存在を一昨日に知った
けど、面白かった
ジェシーはなぜ、殺されることを選んだのかな
それも、妻も子もいる家の中で
答えがあるような作りの映画じゃないから、いろいろ考えてしまう
各地を転々とする逃避行の様な生活や周囲の裏切り等で
身も心も疲れ切って楽になりたかったっていうのが一番現実的だと思う。
あと、自分を慕っていたボブに「熱が冷めた」て言われたのも
本心ではかなりショックだったんじゃないかな。
撃たれる直前に娘が歌っていた歌詞が大きなヒントのように感じた。
あれ?もしかしたら歌じゃなくて詩の朗読だったかも??
スマン。ちょっとはっきり覚えてないや^^;
>>216 詩だったかな?
同じくあれは暗喩だったと思う。
あれはやはり、分かっていて背中を向けたんだよね
その前に、銀行強盗は実行するつもりがないって話があるのに
銃をプレゼントしてるし
219 :
名無シネマ@上映中:2008/02/02(土) 16:35:54 ID:FQIET7aE
見てきた。
普段映画館に行かない俺だが、5人しかいなかったので、客が少ない事くらいは理解できた。
ま、長い映画だし。
でもこの映画は好きだ。
誰もが言うだろうが、映像と音楽は素晴らしい。
たま〜に映画館に行きたくなる理由の大部分は、コレだったりする。
ブラット・ピットの演技は、ならず者に過ぎないジェシーを、複雑で捉えどころのない人物に描いている。
エドを殺したことを告白する辺りは特に良かった。
こういうヘンな奴とは一緒にいたくないと切実に思ったw
それと若造の演技、褒められているようだけど、少年期の幻想が壊れていって、大人になるような演技にならなかっただろうか。
俺のロバートの人間性解釈が誤っているかもしれないが。
最後まで子供とも大人ともつかない、変な印象の演技だった。
>>219 少年時代のヒーローを、欲にとりつかれて裏切って殺してしまったわけで
「ヒーローを乗り越えて大人になる」をやり損なったんじゃないかな
>>203 あれは狂気に捉われた晩年のジェシー
フランクやヤンガー兄弟と組んでた頃はカリスマだった
仲間(所詮数合わせのにわかだし)を後ろから撃ったのは
裏切り者(密告者)と判断したから
>>221 エド・ミラーは少なくとも10年ぐらいジェシーと組んでいた古参の強盗仲間だ
ジェシーを裏切ろうとしていた仲間(本命)は別の奴(カズンズ)だったが、
疑心暗鬼に陥り、古参の仲間まで殺してしまった、という解釈のほうがあっていると思うな
これがフォード兄弟に恐怖を与えた
ジェシーが次第に追い詰められていくプロセスの1つを現している
今、英語のウィキみてたが、ジェシー・ジェームズは20回ぐらい映画になってて、
そのうち最初の2本はジェシー・ジェームズJrが主演なのな
映画の中にもボブがボブ自身を演じるくだりがあるが、アメリカってすげえな
225 :
名無シネマ@上映中:2008/02/03(日) 21:21:32 ID:8a6CTxrQ
食い詰めた「西武の男」がハリウッドで西部劇に出るケースって結構あったらしい。
ワイアット・アープは最初期のジョン・フォード映画で技術コンサルタントを担当してたりする。
>食い詰めた「西武の男」
鉄道マンかっ!?
1990年代に東京テアトルの大人事異動があった時に、旧テアトル東京の支配人が・・・・
じゃなくて、変換ミスです。すいません。
ブラピのせっかくの入浴シーンがなんで後ろ姿だけなんだヽ( )`ε´( )ノ ブーブー!!
ケーシーアフレックのプヨプヨな入浴なんていいからブラピの入浴を前から映せ
>225
なんかそう思うと凄いよな。
日本で言えば、斉藤一とかがチャンバラの指導してる感じか。
230 :
名無シネマ@上映中:2008/02/04(月) 12:18:16 ID:aX1Abjvy
「暗殺」ってタイトルだったから、スパイとしてやってきて近づいて暗殺する話かと思ってた…
もしくは、もっと綿密に計画しての暗殺か
予備知識がなかったら厳しい映画だと思ったけど、いい意味で期待を裏切ってくれたからおもしろかったお(^ω^)
>>225 てか、ジェシーの息子の場合は映画会社に話題作りのため金積まれたんじゃね?
昔は父親のこと隠したいがために名前変えてたぐらいだからさ。
232 :
名無シネマ@上映中:2008/02/04(月) 18:16:29 ID:jXtJqqr2
暗殺してからの方が面白かったから、冒頭さっさと殺しちゃってもっとコンパクトにするべきだったな
233 :
名無シネマ@上映中:2008/02/05(火) 06:29:05 ID:qr/lX0Vo
さっさと殺しちゃったら、ブラピが演じるジェシー・ジェームズのとらえどころのなさが
描けないじゃないか
なんつーか、どっちつかずだった。
ジェシーのカリスマをもっとしっかり描くか、
ボブの視点で物語を進めれば、もっと一般受けしただろうに。
多用された、外側ボカシの画像も鬱陶しかった。
ナレーションもくどかった。
ナレーションで語ったことを、映像で語れれば、この映画は素晴らしいものになった。
美術も音楽も俳優も最高だったのに、何だろう・・・編集かな?
>>234 演出と脚本だよ。普通に。
ただ、何となくだけど、そのどちらも
色んな過程でゆがめられちゃった気はするけどね。
はっきりしないのが苦手な人には向かない映画なんだろうな
この作品を評価してる人間からすれば、どちらかの視点に立っちゃたら
この映画の面白さは9割方損なわれてしまうと思うけどね
その割にあっさり心情をナレーションで説明したり、
誰かの視点を軸にしたごく普通のドラマ的演出するのも、
その9割方に含まれるわけ?
だったら、確かに理解できないな。
観る側がはっきりしないのが苦手なんじゃなく、
この映画に「はっきりしない魅力」がないだけじゃないかと思うけどね。
擁護派が「この映画は悪くない、きっとお前らはこういう奴」
みたいな言い方に走りがちなのが、非常に気になるねえ。
池袋で見てきた。
実はこれ見る前に「28週後」見てきた
ジェシギャング一家のウッド役のジェレミー・レマーって俳優が出てた
28週後では、かなり良い役。主役を守る為に最期は丸焼けになっちゃう。・゚・(ノД`)・゚・。
そんでもって、これでは身内の件で頭ナイスショットだし…
1日に二回死んでるヽ(;´Д`)ノ
脇役も地味だけどいい俳優揃いだよね。
これからの作品が楽しみ。
>>238 どっちも観てるのに、同一人物だと気付かなかった…orz
241 :
234:2008/02/08(金) 00:05:32 ID:+iQbEct4
>>235 演出はよかったよ?
脚本はいまいちピント絞り切れていないと思うが。
>>241 そうか。俺は室内シーンで会話劇になると、
どれも舞台劇を映画にしたような感じで平板だと思った。
会話を主体にするシーンがいくつかあるが、それぞれの雰囲気の変化が
役者の台詞と表情の芝居にしか頼ってないような気がしたな。
そういうメリハリの無さが、焦点の絞れない印象につながるんじゃないかな。
ジェシーとギャング仲間達の間に実際どんなやり取りがあったか、誰にも分からないと
製作総指揮のリドリー・スコットが云ってて、そういう前提なら
伝説の人物の再現ではなく、伝説の輪郭と影を感じさせる意図なら、
ああいう演出や脚本も十分有効だと思うけどな
過剰にドラマチックに盛り上げなかったからこそ
観る者に実際はどうだったんだろうと想像させる狙いが生きてくる
昨日みたけど、いまいち?
それぞれの登場人物の考えていることとか、心情の変化が
読み取りづらかった。なので、なんでこういう行動をしたのか?
が想像しづらくて、なんだか疲れた。
チョッパーリードのいくつかを
ようつべで見たんだが、
同じように不穏な空気がスゴい
そしてエリックバナもすごい。
“chopper movie”で検索
246 :
名無シネマ@上映中:2008/02/08(金) 15:29:55 ID:4w7Qw7TQ
誰にも感情移入できないところがいいんじゃね?
観る側の「想像の余地」がある映画だし、
ドキュメンタリーを観ているような感じが気に入ったよ。
だが確かにボカシ映像は観づらいよな!
ドキュメンタリーのような淡々とした良さは無かったな。
248 :
名無シネマ@上映中:2008/02/08(金) 17:57:26 ID:PgurM5R7
名前は“ジェレミー・レナー”でよろしく。ファンなんだ。
今までの出演作も割と役の幅広いよ。
たいてい死ぬ役だけどw
一瞬だけ、アフレク弟を食ってて格好よかった。
ボカシ映像と蛇の頭チョッキンがなければ良かったのに
このせいで集中が途切れた…
他は良かったと思う
まぁ、自分が気に入る映画なんて(観る回数によるけど…)年に1つあればいい方じゃない?
それに、それぞれの感じ方や価値観があるから、映画(や音楽とか芸術的なの)なんて感想を共有するもんじゃないと思うよ
だからみんなが思ったこと書き合っていいんじゃないの?
見たら何か言いたくなる。
ファンサイトじゃないから褒めることだけ共有もしない。逆もまた然り。
3回ほど居眠りした。
あの音楽がいけないんだ、あの音楽が!
というわけで、サントラ買ったよw
あのビン底みたいな映像はこれから流行りそうだ
253 :
名無シネマ@上映中:2008/02/09(土) 08:02:16 ID:Nf7WaTeJ
当時の列車の中があんなに雑然としていたとは。長時間の旅行は苦痛だったろう。
254 :
名無シネマ@上映中:2008/02/09(土) 08:11:06 ID:OjEf36WR
255 :
名無シネマ@上映中:2008/02/09(土) 10:33:39 ID:Vr34BTJx
>>252 そうだね。でもあれって、ヒッチコックか
オーソンウェルズの作品で観たことあった
ような気がするが、違うかな〜?
リドリー絡みの作品からはよく模倣される。
特に日本のCMなんかソースが、すぐ判るww
あんなもんよくあるじゃん。
昔の白黒のB級SFなんかにもあるし、幻覚や回想の定番。
効果としてよくあるからこそ、三池の「DEAD OR ALIVE」では、
わざと、人物がコップの底を覗いた主観として、やってた。
あれやって、この映画意識してると言われたら、馬鹿らしいよな。
ビン底エフェクトは、低予算時代劇の定番だな。
画面の四隅をぼかしてしまえば電柱とかが映っていても誤摩化せると言うw
でもこの映画にあのエフェクトはあっていた。使いどころが上手いからだろうね。
場面転換の導入部と、時間や場所が飛ぶ時に限定してあの効果が現れる。
その結果、観客の意識の切替の助けにもなるという趣向だった。
現代の映画じゃ、本当にオリジナルな演出なんてそうそう出て来ない。
大抵は過去に開発された技法の寄せ集めで出来上がることになる。
現代の監督にはその「寄せ集め方」の技巧も問われるって事だろうね。
>>257 >でもこの映画にあのエフェクトはあっていた。
結構このスレでは不評なわけですが。
俺も批判した。妙に叙情的で、ややもすれば主観的な雰囲気になってしまい、
感情移入を拒否したり人物を等しく眺める作り方とは相反するから、
よけいに焦点がぼけた(文字通りの意味じゃないよw)印象になったと。
三人称視点にエフェクトかけるのって、むしろ主観の拒否でしょ。
「これは作り事ですよ」って画面が宣言してる訳だから。
この映画では画面が歪む時は必ず「登場人物の誰の視点でも無い絵」
に限ってたしね。
>>259 この映画は作り事であることを宣言するために効果をつけてたわけじゃないよ。
鈴木清順じゃないんだからwww
もしそうだとしたら、全体の構造は事実の外縁を断片的に示していくことだから、
さらに焦点がボケまくってることになる。
というか、あなたの弁護の言葉がそういう風になってしまうこと自体が、
この映画の作り方の甘さを示している気がするな。
あと、これは映画文法の基礎の話だけど、
「三人称ショット=主観的なイメージではない」ということは、全くありません。
>260
> あと、これは映画文法の基礎の話だけど、
> 「三人称ショット=主観的なイメージではない」ということは、全くありません。
でもこの映画ではそうなっていた。
視点が登場人物に仮託しない時にだけ画面はビン底になり、
それは場面転換の時に限られ、
ご丁寧にナレーションか説明字幕まで付いて来る。
演出上の整合性は保たれてるんだよね。
だから、例のビン底演出が「主観的な雰囲気を助長する」というのは、
見る側の思い込みの問題だと俺は思う。
>>261 見事に付け加えの部分にだけ反論したねw
まあいいや。こっちは思い込んで観ているわけじゃなく、
あの効果にそぐわないものを感じたから、
その感じた理由を語っているわけだ。
整合性にもいろいろあるが、ふさわしくない効果で一貫することより、
全体の狙いにふさわしい演出がなされているかが、真の整合性だよね。
>>258 >>260 はそういうことを言っている。
というと、「ふさわしくない」ってのはお前の主観だとか言われそうだが、
このスレではあの効果が良くないという意見が複数ある。
だから、俺一人の「思い込み」だとは思えないんだよね。
なんか作品そのものより、自分と違う意見の者を罵倒したいだけの香具師が一人混じってるな
ビン底目線とナレーション、一貫性あったと思うよ
登場人物たちのドラマ部分と、つながり部分を行ったりきたりするのは演出の意図だ
だが、これを焦点がぼけていると受け止めた観客がいたことは分かった
どこが罵倒なんだろう。
作品の全体の構造に言及して、まともにやりとりしてるつもりだと思うけど。
なんか、激しく萎えるな……。
ビン底、なんか眠気を誘うなぁとしか思ってなかった
あと、演出の意図だからいいのかという話でなく、
その意図が正しいかどうかの話だと思うがな。
……ま、いいや。
勝手に人を決めつけることこそ罵倒。肝に銘じてくれ。
罵倒じゃないとしたら、常駐アンチ君だな
まあ気が済むまでけなしていなさい。
全然、肝に銘じそうにないなw
為にするだけの批判で自己満な輩にエラそうに命令される筋合いないっしょ
君が作品に不満なことは分かったけど、別の意見が書かれるたびにバスターズよろしく出動しなくてもいいからさ、って言いたいだけ
何でも為にするだけの批判にしか読めない。
人を決めつけることしか能がない。
そんなことばっかり言ってる君には、
映画を語る資格はないよ。
ああ、もうこっちもこの映画のことについての話じゃなくなってるな。
KrXqYnVo氏とのやりとりはそれなりに楽しかったのに、
つまらん奴が出てきたせいで、つまらんやりとりになってしまった。
嫌な世の中だね。
付け加えの部分だけの反論がお気に召さなかったみたいだから、
>260の残りの部分に関しても思う所を書いておくか。
> この映画は作り事であることを宣言するために効果をつけてたわけじゃないよ。
俺、この映画はいたる所で「過去にあった事を第三者が描写してる」事を
強調する作りになってたと思う。
最初と最後のナレーション、人物をすべて観客から均等な位置に置く視点、
もちろんビン底エフェクトも含めてね。
まさに「事実の外縁を断片的に示していくこと」に徹している訳。
で、それは「作りが甘い」とは言わないと思うんだよ。
むしろ「観客が映画に介入する余地を持っている」と言うべきなんじゃないかと。
ハリウッド映画にしちゃ珍しく、この映画は観客の方で
テーマやメッセージまで「探して見つけて来る」って作業を強いるのね。
でも、探しに来るという作業をした観客に対しては、
きちんと探していたものを見つけて持ち帰れる仕組みにもなっている。
探求しないで提示されたものを只見ているだけで終わりにすると、
「何も読み取れなかった=映画の構造が悪いんだ」で終ってしまう。
もう少し掘り下げて、映画を思い返してみる事をお薦めしたい所だね。
>>272 そんな小難しく考えるほどの映画じゃない。
作品自体が配給会社のOKが降りず、一年もgdgdしたくらいなんだ。
元々は分かりやすいテーマを描いていたはずが、
製作者のこだわりだか無能のためにわかりにくくなってしまった。
これはそういう映画なんだよ。
補足、それが証拠に、俳優はオスカーにノミネートされているが
そのほかの部門はかすりもしていない。
ハリウッド映画業界の評価が全てではないが、しかし
一般的に、ジェシー・ジェームズという人物への理解も深いはずのアメリカでさえ、
その程度の評価なんだよ。
興収も伸びてない。
業界人にも受けず、一般にも受けない、これはそういう映画なんだ。わかった?
それでも映画には好き好きがある。
好きな人は好き、嫌いな人は嫌い。
それでいいだろう。正当化するのはやめとけ。
まず
>そんな小難しく考えるほどの映画じゃない。
>作品自体が配給会社のOKが降りず、一年もgdgdしたくらいなんだ
ぜんぜん上と下がつながってないよ?
>元々は分かりやすいテーマを描いていたはずが、
あなたの思い込みです><。自分が分かりやすかった過去作品から
離れられないだけじゃないの?
>製作者のこだわりだか無能のためにわかりにくくなってしまった。
なんで素直に「馬鹿だからわかりませんでした」って言えないんだろう
あとめんどくさいから
>>274 アメがジェシー・ジェームズという人物への理解も深いはずってのはアンタの思い込み
それとよく知った人物が出したら評価されるってのもアンタの思い込み
だいたい作品が糞だったら俳優も評価されません
昨日のX1ZTE/u8だが
>>272 君の言うような狙いは分かってるからこそ、
全体の構造は事実の外縁を断片的に示していくことだったと、
言ってるわけだ。付け加えれば、
>>119なんかも俺の書き込み。
その狙いに見合った手法だったかどうかを問題にしている。
均等に位置を置く視点なら、瓶底エフェクトなどを持ち出さず、
淡々と描写する方が見合っていたのではないかとね。
>>273-274 小難しく考えるのは別に構わないんじゃないか。
俺の中でこの映画は破綻した意欲作という位置づけで、
それを批判することは、時に成功作を語り合うより実はあると思う。
その破綻の原因は、脚本・監督に意欲に見合った能力が無かったか、
諸々の雑音が入りすぎたかどちらか分からないが、
(おそらく両方だと思うが)結果的に駄目というレッテルで、
考えること、語ることさえ封印するのはおかしい。
つづき
業界人はどうだかしらないけど
一般に受けないのは分かる
女と黒人が大統領候補の指名争いする時代に、なんでこんな映画作ってんだ?って誰でも思う
しかも馬鹿が期待するような分かりやすい西部劇でもない
現代の視点で描き直して(歴史ってそういうものだけど)
女やマイノリティが活躍したり、ゲイが苦悩したりするわけでもない
ただ、そんな風に簡単に「物語」にしてしまう時代に対して
しっかりとしたカウンターになってるのが、この映画の持つ意義だし面白いところ
普遍化に抗おうとする演出は本当に見事
278 :
名無シネマ@上映中:2008/02/11(月) 02:04:12 ID:ZwI+oTxT
単純に考えて、西部劇のくせに、この映画にはアクションシーンが少なすぎる
それから、ジェシー・ジェームズがヒーローで、ボブ・フォードが卑怯者だっていうのが
定説で、それを否定しているところも一般受けしにくいテーマだ
だから売りにくい
というのがアメリカで出ているネガティブな評価だ
それからこの映画のブラピが「オーシャンズ」のブラピでなく、「12モンキーズ」のブラピ
なことが不満だとしているのもあった
しかし別の評では、ブラピの最高の演技といってるのもあった
ざっと目を通してみたが、賛否両論だよ
一般大衆がジェシー・ジェームズという言葉に求めるものが入っていない映画だから
振り向かれないなんて、映画の延長みたいでむしろ興味深いね
あ、俺昨日のKrXqYnVoとe248Q1At 。
> その狙いに見合った手法だったかどうかを問題にしている。
これさ、見合ったかどうか判断するのって映画見た個々人でしょ?
でもって、その「個々人」て、いろんなバックボーン持ってたりする訳だ。
テレビの連続ドラマで育って映画館来るのは初めてですって人から、
親が変人でずっとシュールレアリズムに囲まれて育った人までさ。
表現手法にも演出技法にも、そういう「個々人」の許容範囲がある訳さ。
当然前者がビン底エフェクト見せられれば変に思うし、
後者は問題無く受け入れる。場合によっては物足りなく思うかもしれない。
「淡々と描写する方が見合っていたのではないか」というのは、
これまで淡々と描写して成功した事例を見知っている君の意見であって、
"そうではない描写"に馴染んでる人はまた別の意見を持ってる訳なのさ。
となると、どんな「個々人」が見に来るかを選べない作り手としては、
描写の度合いではなく、「それが映画の構造に合致しているか否か」
だけを頼りに映画を組み立ててくしかない訳なのね。
それが、俺が昨日辺りに指摘した数々のルールな訳。
ビン底視点の使い方、時制の飛ばし方、ナレーションの挟み方、とか。
それらは、「映画の構造」から照らして整合性を損なわない物だった。
即ち「作り手の狙い」には合致した手法だった訳。
それが、「受け手の"一般的"許容範囲」を超えてるか否かについては、
もう完全に受け手の印象の話になっちゃうんじゃないかい?
実際のところ、ジェシー・ジェイムズってどういう位置づけなんだろうね。
西部開拓時代後期のアウトロー、列車襲ったり銀行襲ったりと
派手な犯罪好きで殺人もしてる。銃の腕もかなりなもんだったらしい。
兄フランクと組んで司直の手も及ばない上に、南軍崩れにとっては戦場の英雄でもある。
でもこの人、別にロビンフッドみたいな義賊って訳じゃない。
一般市民も平等に殺してるし、南軍の生き残りって意味じゃ北から見ればテロリストだ。
大衆の支持と実際にやってる事に差が大きいんだよね。
日本だと織田信長と明智光秀みたいなもんなのかね。
プレッシャーに負けてうじうじ逃げ続ける信長と、
コンプレックスの塊みたいな光秀の映画なんて日本で公開しても、
そりゃ客入らないわなw
>>282 この映画には出てこないが、南北戦争では南軍のゲリラ部隊に属して大活躍した
だから英雄視されているんだよ
南軍は負けてしまったが、南軍の精神を忘れないでいようとする人たちの間では特に
南北戦争が終わってからの30年間は、Gilted Ageといわれている
金ぴか時代、金めっき時代と訳されるけど、賄賂が横行し、拝金主義だったという
いろいろ混乱した殺伐とした時代だったんだろうね
この映画に対する批評家のネガティブコメントの1つに、タイトルがジェシージェームズで主演はブラピだと思って見に行くと
むしろケイシー・アフレック演じるボブ・フォードが主役ではないかと思えてしまうこと
ってのがあった
>>283 原題は「卑怯者ロバート・フォードによるジェシージェームズ暗殺」なんだから
間違ってないと思うけどね
ワイアット・アープを悪人として描いた「ドク・ホリディ」なんて映画もあったな
285 :
名無シネマ@上映中:2008/02/11(月) 18:57:46 ID:/+4czAqO
>283
アフレックが主演男優賞ノミネートでもおかしくなかった。
ノーカントリーもハビエル・バルデムの映画みたいなもんなのに、助演だからな
>>281 技法が適切かどうかの話が技法そのものに違和感を感じるかどうかの話に
すり替わってる気がするね。
そして、作り手の狙いに合致するとは、
その技法に規則性があることではなく、適切であることだよ。
>>283 アメリカ人の南部への郷愁には、日本人が思う以上のものがありそうだよね。
南北関係なく、全国民的にあるような気さえする。
それなくして「風と共に去りぬ」も、あの映画が大古典になってる事実も理解できない。
(まあ、「国民の創世」までいくと、極端だけど)
西部劇にも「シェーン」とか、南部寄りの作品が多い。
ジェシー・ジェームズの場合は、そこに家族という要素が加わってるのも、
人気の一因だと思う。兄弟強盗というのもそうだけど、
ピンカートンの連中に家を焼かれて母親が大怪我する……とかね。
「風と共に去りぬ」に関しては、原作者の家が何度も焼き討ちされて記念館として
公開不能になっているという事実のほうが、さらに衝撃的だけどな。
>287
> 技法が適切かどうかの話が技法そのものに違和感を感じるかどうかの話に
> すり替わってる気がするね。
「適切かどうかを"どのように"判定するか」が不明確だから、
そういう風に感じるんじゃないか?
印象だけで「不適切だと思った」と言い続けるのも、結局違和感と大差ない訳だからさ。
感覚抜きで技法の適/不適を判断するには、
その技法がどの様に使われ、どの様に映画に作用しているかを分析する必要がある。
どの様に「観客に」作用しているか、じゃなくてね。
それは前にも書いた様に、観客個々人で違って来る訳だから。
観客に作用する前段階として、作用する為の仕掛けがきちんとしてあるか、
というのを問題にする必要がある訳。
で、俺はその仕掛けがきちんとやってあると指摘した。
もし君が「技法が不適切だ」と言いたいんなら、
そういう仕掛けが機能していなかった理由を探して来なきゃなんないと思うのさ。
>>289 観客に作用するかじゃなく、映画に作用するかってのは、おかしいでしょ。
それは二分して考えるものじゃない。
技法というのは、観客に作用するために使われるものじゃないの?
技法を試みること自体が目的の実験映画でもないんだしね。
そして、こっちが技法が不適切だと思う理由は既に書いてる。
むしろ君の方が適切だと思う理由を指摘してないんじゃない?
だって指摘するってことは、その技法がどういう規則性で使われるかじゃなく、
それによってどのような意味のある効果がもたらされたか、だからね。
平たく言えば、瓶底技法を使わず、ただ単に淡々と風景を描くより、
使った方が良かった理由を、観客への効果の面で語らなきゃ、いけないと思うよ。
>>288 郷愁の対象でもあると同時に大きな傷でもあるんだよね。古き南部は。
グリフィスが没落せずに大邸宅でも残していたら、即、焼き討ちだなw
ああそうだ。
ジェシーの死後から初めて、回想を挟みながらボブ中心に描いていくのがいいと、書いた人がいたね。
これは俺もその方がいいと言ってるわけではないよ。それはもう、「別の映画」になるからね。
ただ、もしそうだった場合に瓶底技法が使われていたら、もっと適切だったとは思うな。
あれは、そういう映画に向いてる技法だよ。
レス長いよ
>290
>技法というのは、観客に作用するために使われるものじゃないの?
その「使われ方」を客観的に判断する事は可能でしょ?
その「効果の程」を計る事とは別次元で。
シェイクスピアの五行詩を分解してバラバラの単語を並べても、
それを読んだ人を感動させる事はできない。
「五行詩」というフォーマットやその他の技巧が必要になる。
で、それは文法に照らして客観的に評価できる類のもの。
君の言う「規則性」、俺の言う「技法」の正体ってそういう物なのさ。
もちろん、技巧だけで傑作が作れる訳でもないけれど、
今はとあるカメラエフェクトという「技巧そのものの適否」の話だからね。
まずはその技巧が何に奉仕しているかを確認すべきだと思うのさ。
で、俺はその効果がどのような局面で、どのようなルールに則って
使用されてるかを>257と>261で指摘し、
そこからあの効果を「第三者的視点の維持のため」と結論づけた。
一方で君は、あの効果を「どう受け取ったか」に主眼を置いて、
受け取った側の印象から別の結論を導き出した、と。
(なんか端的なレスあったら番号指摘してくれるとありがたい。)
どの様に使われたかを探求して行くと、作り手の意図に辿り着く、
どの様な効果を与えたかを探求して行くと、受け手の背景に辿り着く。
俺は前者、君は後者の話をしてるって事。
けれど、「受け手にこのような効果を与えたから、"必ず"作り手はこういう意図を持っていた筈だ」
「作り手がこのような意図の元に作ったから、"必ず"受け手にこういう効果を与える筈だ」
なんて事はどっちも起こらない訳でさ。
その視点の違いが、お互いを「根拠の無い意見」に見せてる訳さ。
ちょいと抽象的になり過ぎたんで、具体的にビン底効果の話に戻ろうか。
前にも指摘した通り、あの映像が現れるのはシーンの最初か最後。
カメラが登場人物の視点に仮託されない時に限られる。
大抵はナレーションか字幕がついてくる、と言うのも前に指摘した通り。
映像自体も、四隅を極端に歪曲させて、「人間の普通の視点とはかけ離れた画像」を提示する。
一方でフォーカスが合っている部分は徹底した写実主義。
それは主観的な「回想」や「印象」を排除するということでもある。
主観を排除した場面説明だけの映像を、「現実には見られない映像」で見せる事。
それって、要するに臨場感の排除って事だよね。
普通の三人称視点と違って、視点の主を場面から隔絶するという事だ。
導入部で一度聴衆と物語を切り離した上で、改めて「物語として」
話を進めて行く上で、こういうやり方は凄く効果的なのね。
映像版の「むかしむかしあるところに」をやって見せる訳。
で、「ジェシー・ジェイムズの暗殺」でもそういう効果を狙ったんだと俺は受け取った。
あの映像って、例えてみれば、当時の技法で作られた「波打ったガラスの嵌った窓越しに覗き見た光景」
にも通じるんだよね。
>292が指向してるみたいな、「誰かの意識によってデフォルメされた光景」
としてあの効果を捉える場合も確かにあるけれど、
それは意識を有する「誰か」が存在する時に限られた話。
この映画ではそういう使われ方をしていない。
別の効果を狙った物だと考えて良いんじゃないかな。
297 :
名無シネマ@上映中:2008/02/14(木) 00:43:03 ID:Dvl2h+rY
298 :
名無シネマ@上映中:2008/02/14(木) 01:15:28 ID:84AAONmx
原作者の視点だろ常考…
>>294-296 まずさ、瓶底技法がカーテンショットに使われてるのは誰にでも分かるわけじゃん。
そして作り手は、技法による効果が観客に作用することを期待してるわけだから、観客はそれを判定しようよ。
俺がスタイルとしてそぐわないと言ってるのは、
>>258 >>260 に書いたようなこと。
それに対し、君はスタイルのあり方ばかりを説明して、そのスタイルがどのように観客に作用したかを
あまり語ってこなかったと思うんだよね。で、
>>261でやっと語ってくれたわけだ。
でもさ、それじゃ「わざわざ客観的な描写に瓶底をつけたこと」を正当化しきれてないよ。
瓶底によって単純化・抽象化されるわけで、その技法はまず、主観的な印象を与えるのに向いてるし、
そうじゃなくても、どこかに語り部のいる“語り物”(「むかしむかしあるところに」)っぽく感じられるから、
事実の外縁を端的に伝えるようなクールな目線で語っているようには思えない。
抽象化によって歴史は神話に近づくわけだから、どっちかというと、
この映画が打ち壊すべき「英雄ジェシーものがたり」を語るような目線でしょ。
君がつい、「作り事を意識させる」と言ってしまったのも、そういうのに向いてる技法だからだよ。
うーん、短くするよう頑張ったが、12行か。難しいねw
>>299 ID変わってて恐縮だけど、
>>299補足。
上の「
>>261でやっと語ってくれた」は
>>296の間違い。
ついでだから3点指摘(ああ、また長くなる…)。
・三人称であることは客観性を保証するものじゃない。
ハメットの一人称小説は、スタンダールの三人称小説より客観的。
映画も三人称ショットだからといって主観的ではないと言えない。
・技巧の「適否」とは、それが観客にどう届くかによって判断すべき。
作り手側もそう思ってなけりゃ、そりゃ自己満足って奴だろう。
・瓶底技法に「一度聴衆と物語を切り離した上で」という効果はないと思う。
たんに風景を提示しただけで既に切り離されてるわけだから、
瓶底フィルターをつけた時点で観客を引き寄せる意図がまずあるはず。
ただの風景として見ないでくれってことだからね。
捨アド使って余所でやれよ
303 :
名無シネマ@上映中:2008/02/15(金) 07:16:37 ID:KA9sHn9V
現実のフランクとジェシーの年の差は4歳だったようだね。
304 :
294:2008/02/16(土) 15:15:09 ID:ggoYpAat
俺は長いの気にしないんでまたダラダラと書かせてもらうw
悪いけど興味ない人は名前欄で読み飛ばして。
>299-300
> そして作り手は、技法による効果が観客に作用することを期待してるわけだから、観客はそれを判定しようよ。
それって意味無いじゃん?
具体的な「観客」なんてもの実は存在してなくて、
「君」や「俺」や「他の誰か」がいるだけなんだから。
「俺の意見」や「君の意見」を混ぜ合わせて置いてみたって、
それは「観客みんなの意見」にはなり得ない。
架空の誰かの架空の意見を統合してみせたって、
技法の適否を判定する基準にはならない訳で。
観客に映画がどう作用するかってのは、受け取る観客によって千差万別。
個別の観客の反応を取り上げて吟味してみても何の証明にもならない。
吟味する意味があるのは、
「作り手が、"観客にどう作用して欲しくて"その技法を扱ったか」
「そしてそれは作り手の要求に合致する"扱われ方"をされていたか」
でしか無いと思うのさ。
俺が>296に書いたのもそういう事だよ。「観客にどう作用したか」には言及してない。
305 :
294:2008/02/16(土) 15:17:36 ID:TldheT9m
ビン底エフェクトが「主観的な印象を与える」こと自体を、
俺は反証を挙げて説明してきてる訳でさ、
そこを「観客の印象(という言葉を借りた個人的な印象)」を大義名分に、
規定事実にして話されてもすれ違うばかり。
単純化や抽象化が「主観的な印象を与えるのに向いている」というのも、
君という個人の感覚でしかない。
俺の「向いてない」と君の「向いてる」をぶつけ合っても水掛け論。
「あの効果を"俺は"こんな風に受け取った」を出発点にするなら、
到着する先は「だから俺はこの効果が気に入った/気に入らなかった」
にしかならない筈なのさ。受け取る側の話なんだからさ。
決してそれは「だからこの技法は失敗した/成功した」には繋がらないんだよね。
作り手の狙い通りの効果を与えられた観客も、そうでなかった観客も、
同じ様に存在してる訳だから。
306 :
294:2008/02/16(土) 15:18:31 ID:TldheT9m
大抵の物語では「語り部」ってのは物語と同化してて、
そこに明確な人格を与えられてる訳じゃない。
語り部の役割ってのは「聴衆をその物語の世界に連れて行く」事だからね。
聴衆と同化してみせる事を求められる。
一方で聴衆の側も、語り部のそういう役割を了解した上で話に"乗ってあげる"事が、
暗黙の了解事項になってるもんだ。
昔話を聞く側が「むかしむかし」や「あるところ」にいちいちエクスキューズつけてちゃ、
話が前に進まない。
そこに「主観」は無いんだよね。
劇中の誰かの視点ではなく、「物語」そのものの視点な訳。
そういう代物としてあのビン底エフェクトは使われた、と、俺は>296で書いてる訳さ。
307 :
294:2008/02/16(土) 15:19:46 ID:TldheT9m
そこで「補足」の各項に体する反論になるわけだけど、
三人称である事は客観性を保証しないけど、同時に主観である事も保証しない。
ある作品の中で「三人称」をどの様に使ってるかを個別に判断しなきゃいけないのね。
「ジェシー・ジェイムズの暗殺」について俺が判断したのが>296。
そこでは「単純な三人称視点ではない事」に言及してる筈だ。
技巧の適否は観客にどう届くかによって判断される。これはその通り。
けれども、その判定基準に「観客」そのものは使えない。
「僕には届きました」「私には届きませんでした」の際限なき羅列に陥るからね。
おのずとその判定基準は「届かせる為にどのような工夫をしたのか」に
焦点が当てられる事になる。
風景を単に提示しただけでそれを「聴衆と切り離されている」と考えるのはちょいと早計。
全ての風景は「誰かの目で見た風景」にしかなり得ない。
「見る」という行為そのものが「見ている誰か」の存在を前提としてる訳だから。
禅問答の世界だなw
308 :
294:2008/02/16(土) 15:21:45 ID:TldheT9m
アンドリュー・ドミニクは単に風景を提示するだけでなく、
時にはその風景がどのような意味を持つのか念押しをしたんだと俺は受け取った。
他の監督だったらもっとさりげない形でやったかもしれないし、
もっと露骨な方法でやったかもしれない。ともかくドミニクはビン底を選んだ。
君の書いた「ただの風景として見ないでくれ」という事だけど。
その意図が、
「これはただ漫然と"誰かが見ている景色"を映した訳じゃない。
単なる情景説明の為だけでもない。
この景色の先に、あなたがこれから見聞する"あなた以外の誰かの物語"があるんだ」
というものだった、という事も有り得る訳さ。正反対の解釈と同様に。
風景描写は常に客観描写であるとは限らない。スタンダールと同じ事。
客観を明示する為にあの効果が使われた、と俺は考えてる。
そしてそれは、技巧としてあの効果を捉えた時に辻褄の合う物だった、と、
幾つかの例示を挙げて検証してみた訳だ。
その推論への反論なら、
「あの効果にそのような効能が無いと言う客観的事実」か、
「あの効果を用いた事で起こりえる観客への別種の影響の指摘」
になるんじゃないかな。
長いだけだな
前から思ってたけど、wの使い方もおかしいし
310 :
名無シネマ@上映中:2008/02/16(土) 17:08:29 ID:BRg+ku+a
読みとばせてもらった。
311 :
名無シネマ@上映中:2008/02/16(土) 23:09:23 ID:jwMLKDOU
・観客というのは君や俺のこと。
その観客からの批評が「意味ない」なら、そもそも批評なんて意味がない。
映画を見た人間がその立場から映画を語ることなどできない。
・その批評の判定基準は「どのような工夫をしたのか」ではなく、
その工夫が観客として観て正しかったかどうか。
その観客としての自分の正しさを、理屈立てて説明しようとするのが批評でもある。
それは、「作者の工夫の説明」では、裏付け得ない。
「作者の意図が分かる」=「その技法は正しい」というのが、君の物言いの最大の甘さ。
・「観客としての自分の正しさ」において、映画というジャンルに一貫した語法に照らして
判断しなければ、人と語り合うことはできない。
また、こうした掲示板では他の人の印象で補足するのも、有効だと信じる。
何でも各個人の印象で終わらせるのは、ある種の逃げ。
また、ちょうど12行だ。
>>312 最後の一行だけ読んだ。もうおなかいっぱい。
初めに結論ありき、でコミュニケーション拒否してる
だからいくら長く書いても説得力ないよ
>>314 もっともらしいこと言ったつもりだろうが、
話してるうちに「なるほど、そういう見方もアリだな」とか
「確かにそういう見方の方がいいかも」となることはある。
こちらと異なる結論に至った理由を聞くだけでも、意義深いこと。
なんだって「最初からそう思ってるなら話しても無駄じゃん」ってのは
非文明的な態度でしょ。
日本語でおk
二人でコミュニケーションは取れてるんじゃないの?
外野に取る気を起こさせないだけで。
そうなのかねえ
字数が多いだけで一貫して平行線にもみえるのだが
コミュニケーションしてるから意見が平行線なのが分かるんじゃないの?
320 :
294:2008/02/17(日) 14:32:47 ID:aRyOOW3j
うん、俺ID: qNw86R13の人の主張は理解できてるよ。
で、「まあそういう風に映画と向き合う奴もいるんだろう」というのは納得出来る。
あちらさんはどうだか知らないけどw
321 :
294:2008/02/17(日) 14:35:51 ID:aRyOOW3j
てことでご返事。
>312
> その観客からの批評が「意味ない」なら、そもそも批評なんて意味がない。
> 映画を見た人間がその立場から映画を語ることなどできない。
映画を語る事って、「批評」ばかりとは限らないでしょ。
見た人が見た人のパーソナリティと映画を照らし合わせて、
そこからわき上がって来た物を素直に語る事の方がずっと多い。
そういうものには普通「感想」と言う言葉を使う訳だけど。
俺、ここみたいな場所では「映画を批評する事」よりも、
「見た人が映画に対しての感想を言う事」の方が大事だと思うのね。
だから君の言う「観客の反応」ってのを軽視するつもりは無い訳。
けれど、それは批評とは別物なんだよと。
感想はあくまで感想であって、それが映画そのものを測るモノサシにはならないんだよと、
そういう話なのさ。
322 :
294:2008/02/17(日) 14:36:53 ID:aRyOOW3j
繰り返しになるけど、とある一人の観客の判定した「正さ」なんてものは、
他の観客の視点から見ると「間違い」という事にもなっちゃうのね。
ちょうど俎上に上がってるビン底エフェクト自体がそうじゃない?
俺から見ると正しい選択、君から見ると間違った選択、
でもって、俺達二人とも等価の「観客」な訳だから。
技法として正しかったか否かを測るには、観客の評価だけじゃ足りないって言うのは、
往々にしてそういう事が起こるからなんだよね。
決して批評というのは「感想」を理論武装する事じゃないし、
むしろそういう方向に批評を使うのは厳重に慎むべきだと思うのだ。
いいじゃん感想で。
「"俺には"この技法は場違いに感じた」というのは、ひとつの有効な反応なのよ。
別に軽視されるものでも無いし、否定されるものでもない。
そこから敷衍して、「だからこの映画でこの技法を使ったのは作り手の失策だった」
と言い出さない限りはね。
もしそれを「各個人の印象で終らせたく無い」のなら、
恣意的な他者の印象をかき集めて来るのではなく、
どんなバックボーンを持った"他者"にも等しく判定出来る、
印象を超えたモノサシを用意する必要がある訳さ。
それがあって、初めて「映画を"批評する"」準備が整うんじゃないかな。
>どんなバックボーンを持った"他者"にも等しく判定出来る、印象を超えたモノサシを用意する必要がある
なんかねー、現実的じゃないんだよね
映画とはそもそもそういう対象なのかと
スポーツでも陸上競技なら数値で誰でも等しく判定できるが
フィギュアスケートやシンクロナイズドスイミングのような主観の入るスポーツがある
ましてや芸術なんて、そんな誰でも等しく判定できるモノサシがあるというのは無理がある
自分の見方が正しいと主張するのはいいが
相手が客観的モノサシをもってこられないことを正当性の根拠にされてもなんだかなあ
議論になってないな
全体としての感想が違ってたのに
部分の話して噛み合うはずがない
まあ元々、部分取り出して無理やり文句つけてたのが発端だけど
この映画の話法に違和感を感じたか、感じなかったで、最初からすれ違っているからなあ
長文ならもうちょっと整理して読みやすく、何より1レス程度にしてくれ。
開いて興味ない長文レスが連続ででるとげんなりする。
正直ここまで時間的にも内容的にも長くなるなら、別所かお互い捨てメールでやってくれと思わずにはいられない。
327 :
名無シネマ@上映中:2008/02/17(日) 22:10:11 ID:EBPsIa/U
つまらない映画だった
328 :
294:2008/02/18(月) 07:39:55 ID:e/i+RY/8
>323
言ってしまえば、映画を「批評」とか「分析」するのって、
つまんない事なんだよ。
普通に感想を言い合ってる時が一番楽しい。
けれど、感想を言っている筈なのに、いつの間にか映画の出来の良し悪しに
話がすり替わっちゃう時があるんだよね。
今回の映像効果の話がそうだった。
自分に合うか合わないかの話が、「映画の技巧として相応しいか否か」にすり替わってる。
となれば、少々七面倒臭い話にも踏み込まなきゃならないって事にもなる訳で。
>326
悪いけどご期待には添いかねる。
読み飛ばす自由を保証されてるのに、「目に入れるのも嫌」なんて、
少々我が儘が過ぎるんじゃないかな。
では双方コテかトリつけてくれるとまとめてNGやりやすいんでお願い。
低脳だから長文見ると吐き気がするの。
特に興味のない他人の主張とか。
この映画見た後、張飛とそれを殺したヤツの話を思い出した
長文の奴は弁護士でも目指してんのか?
少佐の後妻の女優さんが妙に色っぽかったけど、なんて人ですか?
今日久しぶりに公式HPで聴ける音楽全部通しで聴いた…
あー、いい映画だったよなーとしみじみ…
ど
336 :
名無シネマ@上映中:2008/04/27(日) 15:51:07 ID:Y1EX3hTn
変なコテのやつがいなくなって平和になったな
337 :
名無シネマ@上映中:
DVD7月