【Letters from】硫黄島からの手紙21通目【Iwo Jima】
1 :
名無シネマ@上映中 :
2006/12/16(土) 21:51:31 ID:t7JEduE6 『父親たちの星条旗』を、今度は日本側の視点から切り取った話題の姉妹作。 監督クリント・イーストウッド×製作スピルバーグ。 映画界最高の才能が、“太平洋戦争”を、2本の映画を通じて、武力のみならず文化の衝突として描き出す。 戦争の無益にさに気づきつつも、愛する家族のために勇敢に戦い抜いた、栗林中将と日本軍兵士たちの感動大作。 ■スタッフ 制作・監督:クリント・イーストウッド 制作総指揮:ポール・ハギス 制作:ロバート・ローレンツ 制作:スティーブン・スピルバーグ 脚本:アイリス・ヤマシタ ■主要キャスト <士官> 渡辺 謙 ・・ 栗林忠道中将 伊原剛志 ・・ バロン西 中村獅童 ・・ 伊藤中尉 渡辺広 ・・ 藤田中尉 尾崎英二郎 ・・ 大久保中尉 坂東 工 ・・ 谷田中尉 阪上伸正 ・・ 大杉少将 <兵卒> 二宮和也 ・・ 西郷 加瀬 亮 ・・ 清水 松崎悠希 ・・ 野崎 山口貴史 ・・ カシワラ 裕木奈江(NAE) ・・ ハナコ 注)次スレは>900踏まれた方が立てて下さい
2 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/16(土) 21:52:02 ID:t7JEduE6
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名無シネマ@上映中 :2006/12/16(土) 21:53:25 ID:t7JEduE6
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名無シネマ@上映中 :2006/12/16(土) 21:54:10 ID:t7JEduE6
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名無シネマ@上映中 :2006/12/16(土) 21:55:21 ID:t7JEduE6
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名無シネマ@上映中 :2006/12/16(土) 21:56:34 ID:t7JEduE6
7 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/16(土) 21:57:25 ID:t7JEduE6
8 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/16(土) 21:59:00 ID:t7JEduE6
9 :
915 :2006/12/16(土) 22:00:25 ID:t7JEduE6
10 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/16(土) 22:01:05 ID:t7JEduE6
11 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/16(土) 22:01:42 ID:t7JEduE6
12 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/16(土) 22:03:17 ID:t7JEduE6
13 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/16(土) 22:04:04 ID:t7JEduE6
IMDbの絶賛レビュー
http://www.imdb.com/title/tt0498380/#comment Oscar Alert 2006: ''Letters From Iwo Jima'', 9 December 2006
Author: agentmatheus from Brazil
たった今帰ってきたところなんだけど、まだ映画館にいるみたいに感じる。
爆発音がまだ聞こえる。えらくややこしい日本語がまだ聞こえる。
戦争の苦痛の音がまだ聞こえる。
どれほど「硫黄島からの手紙」が強力かってことだ。
10月にクリント・イーストウッドが「父親たちの星条旗」を公開して、
今年の勝者だと言われてた。でも、ひどく失望した。
このジャンルに何も新しい見所は無くて、使い古した戦争ドラマだった。
イーストウッドには失望したと認めないといけない。
だけど、イーストウッドはジャケットにもう一枚カードを隠していた。
「硫黄島からの手紙」は欠点のないアートシアター戦争ドラマだ。
イーストウッドがこれまでに撮った全てと違う、強力な怪物みたいな映画だ。
物語は基本的に「父親たちの星条旗」の日本視点。
「父親たちの星条旗」はアメリカ人の栄光や、英雄として迎えられる退役軍人、
全体的に勝利の色合いを見せるシーンがたくさんある。
しかし、「硫黄島」は全く違う。日本人に栄光はなく、あるのは痛みだけ。
退役軍人は、家に帰らなかったから英雄として迎えられもしない。
勝利の色合いはなく、あるのは巨大な敗北の雲。
「硫黄島」は白黒フィルムと似て暗く、今年一番悲しい映画だ。
14 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/16(土) 22:04:32 ID:t7JEduE6
IMDb続き ケン・ワタナベはジェネラル・Tadamishi Kuribayachi(とかそんな感じの)として目立ってる。 どうして彼が最も才能ある日本人俳優であるかを示して、 オスカーノミネートに値するかってことを証明してる。 カズナリ・ニノミヤも賞賛に値する。 彼が演じる、パン屋から兵士になった西郷は本当に痛ましい。 怯え、不安におののく男だけれど、娘に会いに家へ帰るという、 一つの夢と一つの十分な希望を持っていた。 イーストウッドの演出も大いに賞賛に値する。 自分がこう言うのは厳しいんだが、オスカー監督賞を スコセッシから取りあげる人がいるなら、それはイーストウッドだろう。 「硫黄島」が「ディパーテッド」よりいいとは言わない。 でもイーストウッドはとても才能があるし恵まれているのだから、 この映画で彼をノミネートしないのは愚かだ。 静かな映画で、別の話の中で物語り、長い間心に残るだろう。 イーストウッドはまた「トラ!トラ!トラ!」をやった。 一方で弱みを見せ、別の一方で完璧だと証明した。 たぶん「硫黄島」は21世紀最良の戦争映画だ。 イーストウッドは、何十年にもわたって超えられることなく生き残る作品を作った。 アートシアター傑作「硫黄島」により多くの人の知るところとなるだろう。 2006年は映画制作にとって重大な年だったと。 おしまい。
15 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/16(土) 22:05:02 ID:t7JEduE6
http://www.cnn.com/video/ BEST OF TV
Dirty Harry
CNN's Larry King interviews hollywood legend Clint Eastwood. (December 12)
CNN LARRY KING LIVE
Interview With Clint Eastwood; Interview With Martha Stewart
Aired December 11, 2006 - 21:00 ET
http://transcripts.cnn.com/TRANSCRIPTS/0612/11/lkl.01.html 真の男◆クリント・イーストウッド総合スレPart6◆真の漢
ID:CthPjuQZさんが日本語訳をしてくれました。ありがとうございます。
超有名司会者ラリー・キング(LK)対クリント(KE)
「硫黄島からの手紙(以下手紙)」は最近全米批評家賞を獲得。
昨日はロサンゼルス批評家賞を獲得しましたが、感想は?」
KE: ポジティブに受け止めてる。
LK:驚きました?
KE: ええ、いつもの様に。
私は映画を作って、それが何とかものになった事だけでいつも驚くんです。
自分の映画を見に来る人がいるなんて思いもしないし。
ただ作ってその結果が満足であれば、それでいい。
それに完成してしばらくは頭の中が真っ白でー
LK: それでこの映画の場合(言語不明瞭)
CE: 誰かが飛びついて、気に入ってくれたら、それで十分。
16 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/16(土) 22:05:23 ID:t7JEduE6
LK: どうしてこの題材を選んだんです。硫黄島に関して2本も映画を作ろうなんて CE: それは、まず最初にジェームス・ブラッドレーの原作を読んで、映画化に興味を持ったけど、 既にドリームワークスに買われてて、そこで数年眠っていたらしい。 そしたらある晩スピルバーグに呼ばれて、この映画の監督をする気がないかって誘われたんだ。 その時脚本らしいものは完成してたんだが気に入らなくて、色々練り直しているうちに、 日本側の方に興味を持った。 この戦いは海兵隊の歴史を変えただけでなく、栗林という中将に率いられた非常に珍しく、 かつ困難な防衛が展開されていた。 だからその方も作ってみようと思ったんだ。 LK: でもどうやって、例えば日本語しか話さない俳優を監督出来たんです? CE: どんな言語を使おうと、良い演技はわかります。 それに私は渡辺謙をはじめ考えうる最高のキャストを得られました。 彼の作品を何本かみて敬愛してたんです。 LK: 彼が中将を演じたんですね? CE: ええ、彼が中将役で。他の俳優もオーディションで選びました。 フィーリングで出来るかどうか、わかったし、万全を期すために 常に通訳が脇についていてくれました。
17 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/16(土) 22:05:58 ID:t7JEduE6
LK: 本当に正直に言って、2本の映画とも最高の出来でした。 「手紙」はオスカーの最有力と言われていますね。 貴方にとってもう一つ追加になるのでしょうが。本当に素晴らしい映画でした。 貴方がこの題材に夢中になった意味がわかりましたよ。 CE: 分かるでしょう。取り掛かり始めたら、誰もが引き寄せられる様な題材で。 あの小さな島を必死に守る人々にひかれてしまう。 ある特定の時代に、まったく勝ち目のない過酷な戦いをする場所に送られて しまった人々の話です。 LK: 日本軍にはまったく勝つチャンスが無かったのですね? CE: 明らかに彼らはそう感じていました。 彼らはただ米軍を本土や、沖縄に侵攻させない為にだけで、必死に島を守ったのです。 結果的には侵攻されてしまいましたが。 しかも彼らは圧倒的に装備が足りなく、島には水も、食料も何も無い。 貯蔵したものがすべてで、敵が上陸すれば補給さえ不可能な島なのです。 LK: 硫黄島はなぜそんなに重要だったんです? CE: それはマリワナ諸島と日本を直線で結ぶ位置にあったからです。 その頃製作された攻撃機B29は優秀なものでしたが、エンジンに問題があり、 途中でー LK:母艦が寄港できる所が必要だった。 CE: 上陸地が必要で、だから日本軍は本土を爆撃されない為と、レーダーを阻止するために、 そこを死守する必要があったんです。 もしそこでレーダーを妨害すれば、日本軍は、2時間半位、先に 攻撃する事が可能だった。
18 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/16(土) 22:06:24 ID:t7JEduE6
LK:視聴者からの質問で、俳優から監督に転身した時、誰から監督術を教わりましたか? とありますが? CE: 私は38年前に俳優から監督業に転向しましたが、その頃にも偉大な監督がいましたし、 今でも周りの監督すべてに教わっています。 ですが、ルーツといえばやはり、ジョン・フォード、ハワード・ホークス、 プレストン・スタージェスをあげるべきでしょう。 初期のアメリカ人監督と、あと一寸皮肉かもしれませんが黒澤明監督に多大な影響を受けました。 黒澤は私のキャリア・アップに間接的に貢献した監督と言ってもよく、私は日本のサムライ映画の リメイクでスターになったと言ってもいい位なのです。 LK: そうでしたね。 CE:だから私は初心に戻ってこれから日本映画を作ろうと思っています。 LK: また俳優に戻る気持ちはあるの? CE: さぁ分からないな。 1970年に監督した映画で主演もしたんだが、どうも画面に映る自分の姿が気に入らなくてね。 カメラの後ろに立つことはできるかもだが、見かけはねぇ、どうかな。でも分からない。 もしかしたら凄いいい役のオファーが来て、すぐに飛びつくかも。 でも最近は、あんまり演じてみたいいい役が無くてね。年齢とかでなく。 それに、まぁ今はギャラを得るために演じる必要も無くなったし。 LK: でも監督は76歳だよね。 CE: ええ。 LK: 引退する気は無い?つまりもうお金の心配は無い訳だし。 CE: どういう訳か一度もそんな事を考えた事が無いんだ。 たぶん38年前に監督をはじめたとき、たぶんいつかは引退するだろうと思ってたし、 俳優はどこかで辞めるだろうと思ってた。 だけど色々な事情で今の様な形になってるんだ。 それに仕事をしている最中は自分が何歳なんて考えもしないから。 LK: 今日のゲストはクリント・イーストウッドさん。「手紙」はこの金曜封切りだっけ? CE: 来週の水曜封切りですよ。今から1週間後です。(CMブレーク)
19 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/16(土) 22:07:37 ID:t7JEduE6
「父親たちの星条旗(以下星条旗」の予告編が流れる。 LK: 今お見せしたのは「星条旗」の一場面で、これに続いて「手紙」が製作された訳です。 「星条旗」で、硫黄島にまつわる話が戦争キャンペーンに利用されたと聞いてショックを受けましたか? CE: ええ、いや、ショックは受けなかった。 私自身(キャンペーン)それは素晴らしいアイディアだと思いました。 ただ映画で描かれたのは、あまりに多くの期待を寄せらえれ3人の若者がどんなに 辛い思いをしたかなのです。 3人の中の1人しか比較的幸福な人生を送れなかった訳ですから。 あの時代あのアイディアを考えだしたのは誰か知りませんが、3人の兵士を呼び戻して、 宣伝に使うのは賢かった、なぜならあの有名な写真では、誰が誰だかわからなかったんだから。 誰でもいい3人を選び出して、旗をあげた兵士と、ごまかしても良かったんだ。 だが、あの3人が呼び戻され、英雄になった。 その中にインディアン系のアイラ・ヘイズがいた。 それでなお更都合のいいイメージが出来上がったんだ。 民衆の心をつかむのにちょうどいい取り合わせだった。 LK: 監督したい作品を選ぶ基準は何? CE: ただ直感だけだ。 脚本や原作を読んで、まず最初にOK、自分はこれをやりたいのか? 自分が出来る役割はあるか? って考えるんだ。 OK,これには無い。それでも監督したいのか、これから何か生み出されか?って自分に問いかけるんだ。 本の中には素晴らしい物があっても、何か自分としっくり合わないものがあればパスする事にしている。 だが、先ごろの2本の映画のホンはいきなり心臓を鷲づかみにされた感じがした。 つづけざまにやられたんだ。「ミスティック」は素晴らしい原作にやられ、「ミリオン」も凄くて、 ほとんど同時進行位の勢いで作り上げていった。 その頃は1日も休まない位だったよ。 LK: 「ミスティック」は本当に素晴らしい映画だった。 信じられない位凄かった。 CE: ええ(不明瞭)
20 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/16(土) 22:08:33 ID:t7JEduE6
LK: しかも予算以下で仕上げたんだって? CE: ええ、しかし LK: 貴方は本当に何をすべきか分かってる。 予定通りに撮影を開始し予定とおりに撮影を終える。しかもくだらん映画は作らない。 CE: それは分からないけど。まぁ予算以内に作ろうとは努力してる。 時々予算よりずっと安く仕上げる事もある。 出資者に自分が出来ると宣言しちゃってるからね。 それに、映画によっては楽なものがあるし。 それに私の製作会社マルパソは優秀なスタッフぞろいだし、どの位のコストで出来るか 正確な数字を即座に出すことが可能なんだ。 LK: 西部劇はもう作らないの? CE: それは、ねぇ。 私は92年に「許されざる者」を作って、それが最後だと思ってた。 テーマとか、語り口とか、もうこういうジャンルは終わりだと思ったんだ。 でも誰かがイメージが湧く様な脚本を書いてくれたら、西部劇のジャンルとはまったく違う ユニークなホンがあれば、やってみるかも知れない。 たぶん最後の仕事になるかもだが。 で、今の時点ではたぶん無いだろうな。 でも誰かが目を見張る様なホンを書いてくれたら、手がけないでもないけど。 LK: 貴方には7人お子さんがいますよね? CE: ええ。 LK: それぞれ何歳です。何歳から何歳まで? CE: 貴方も子沢山で有名でしょ、確か LK: 50、47、39の三人と、7歳半、6歳半、それに25歳の義理の息子がいますよ。 CE: 私のは10歳か11歳から52歳まで。
21 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/16(土) 22:09:15 ID:t7JEduE6
LK: 共通点がありますね。 76歳で10歳の子供といるのはしんどくないですか? CE: 全然。気に入ってる。 自分が歳をとってよかった事は、前より物事に忍耐強くなって、物事をより楽しめる事なんだ。 この経験は本当に素晴らしいものだよ。 LK: 結婚生活も楽に過ごせる様になった? CE: ええ、多くの人に勧めたいんだが、出来れば結婚は出来るだけ遅らせた方がいいね、 その方が自分自身や、周りの事をより深く考えられる様になるからね。 LK: 演技する時は自然体ですか。どっちかというと地味な演技方法ですよね。 CE: 自分では自然かどうか分からない。 みんなで話し合ってるんだが俳優は生まれつきなのか、作られるものかってね。 私が思うに、それはコツを覚える事じゃないかと思うんだ。 演技を学ぶ必要は無い。自分で学べるから。 その上で色々な演技コーチが指導もしてくれる。 もっとも大事な事は観察することだ。 他の俳優の動きや、人々の行動、地下鉄でも電車でもクラブでも、市場でも人々の行動を観察する事だ。 そうすればさまざまな性格の人々の行動を再現できる様になる。 LK: メル・ギブソンの新作についてはどう思いました。映画は見ましたか? CE: いや、まだ見ていない。 LK: かなりヴァイオレントな映画でしたよ。 CE: まだ見ていないんでね。 そういう批評も耳に入ってきたけど、あの時代がそうだったんじゃないかな。 よく分からない。見るつもりだけど。 LK:マヤ文明が主題で。 CE: ええ、本は私も読んで気に入ってる。 でも私自身はマヤ文明にあまり関心がないんで。
22 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/16(土) 22:10:06 ID:t7JEduE6
LK: それとは別に最近彼に起こった様々な事件に関しては? CE: まぁ色々言われていたのは知ってる。 LK: ええ CE: 私自身は、飲酒運転で誰も怪我をしなくて良かったと思ってるが。 彼も映画界に多大な貢献をしてきた男だ。だから今はただ前進しようと思ってると思う。 明らかにそう努力している様に見えるが。 LK: 監督としてどう思います? CE: もちろん。優秀な監督だ。最新のを見ていないが、非常にいい出来 だというのも聞いている。 (CMブレーク)この後は対談に渡辺謙が加わります。 [硫黄島からの手紙」の予告編が流れる。 LK: 「手紙」はすでに主要映画賞の二つを獲得しています。 クリントもここの残ります。 さぁ、「手紙」で栗林中将を演じた渡辺謙さんをお迎えしましょう。 彼は「ラストサムライ」でオスカー助演賞にノミネートされた俳優です。 クリント、渡辺はどうやって選んだんです? CE: 謙の起用はすぐに決まったよ。 「ラストサムライ」も見たし、他の機会でも彼を見て、ファンになってるんだ。 非常にロジカルな理由があるんだよ。彼はスクリーンで映える顔をしてるし、 堂々とした体格で、私が心から敬愛していた三船敏郎に似てるんだ。 彼は三船の再来と言ってもいい俳優じゃないかな。 LK: 謙、君のほうは、すぐ映画のアイディアが気に入ったの? 謙:はい、最初に「星条旗」の話を聞いて。 それで日本軍の歴史なんかを、この映画の前に調べたりしてたんです。 硫黄島の話は全く知りませんでした。 それで日本のエージェントと通じて、その映画の日本兵か日本の将校役が無いか打診してもらったんです。 でも「星条旗」では役はもらえませんでした、残念ながら。 CE: そうだったね。
23 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/16(土) 22:11:18 ID:2EHsCcSi
>>1 乙。
冒頭シーン。
「こんな島なんかとっととアメ公にやっちまえばいいんだよ」
「でも、この島は神聖な日本の国土だぞ」
「こんな島のどこが神聖なんだよ。暑いし臭せーし虫だらけ。
おまけに水がねーときてる」
「お、おい!、西郷!」
「アメ公にやっちまえば俺たちも日本に帰れるのによー」
「おい!貴様。今何と言った」
「はいっ!。・・アメリカ軍をやっつけたら、日本に帰れると
申し上げました!」
西郷のこのとっさの言い訳けはすごい!
「もう一回りしてきます」
「はぁ?。でも、もう真っ暗ですが・・」
「ええ。知ってますよ」
と並んで数少ない笑えるシーンでした。
25 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/16(土) 22:14:18 ID:QYnj3ahx
>>23 栗林の台詞は敬語じゃなかったよ。
「うん、知ってるよ」みたいな感じ
26 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/16(土) 22:15:42 ID:t7JEduE6
謙:それで今度は監督が「手紙」も監督すると聞いて。本当に嬉しかった。 でも、日本の俳優として僕には大きなプレッシャーがありました。 それは日本の暗部といってもいい話で、僕の役は島で部下を皆殺しにしなければならない 指揮官という役でしたから。 LK: 彼にとっては大変だったろうね。日本軍の映画をアメリカ人が監督するとういのだから。 CE:でも謙は非常に素晴らしい反応を示してくれましたよ。 でもこの映画に出演する俳優たち、すべての日本人俳優が、 謙自身も話すと思うけど、誰も硫黄島の話を知らなかったんだ。 学校では教えられていなかったし LK: 教えてないの? 謙:いいえ CE: 現在の学校ではね。 謙:全く教えられていなかった。 LK: 情報が全く無かったんだ。 CE: だから手探りで進めていったんだ。 謙の役を最初に撮りながら、同時に色々なリサーチを進めていった。 彼はものすごい量の資料を集めて猛勉強してたよ。 栗林に関する事はすべて集めたが、十分な資料は無かった。 でも謙は絶え間なく資料を読みつくし、栗林の生家や暮らしていた場所を訪ねる事までしていたんだ。 LK: 彼は中将の役を誰にでも好かれる様な人格者として演じてましたね。 CE: その通り。 LK: つまり彼は CE: それは、栗林自身が素晴らしい人物だったんだ。 私が最初に読んだ本は彼自身が書いた本だった、というか彼が息子や娘や妻にあてて書いた手紙だった。 1928年から30年まで特使としてアメリカに滞在していた頃の手紙なんだ。 彼はアメリカで仕事をし、アメリカで英語を学んだんだ。 だから、彼が故郷に向けて書いた手紙を読むと、彼はどこにでもいる普通の父親だった と言うことがよくわかるんだ。 LK: そう。 CE: どんな文化が背景にあろうと、その手紙を読んだとき、私は彼が実際にどんな人物だったかを 多くの人に伝えたいと、心から思ったんだ。
27 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/16(土) 22:18:28 ID:t7JEduE6
LK: この映画を見て、監督にも謙にも言ったんだが、謙は若き日のグレゴリー・ペックの様で、 完全に画面をコントロールしていたって。画面が彼のお陰で生き生きしてくるんだ。 CE: 若き日のグレゴリー・ペックねぇ。 LK: クリントに監督されてどうだった? 謙:実は撮影に入る前は、タフで強い人のイメージを抱いてたんですが、 実際は非常に穏やかで暖かい人柄でした。 彼は俳優のフィーリングを知っていて、彼自身も俳優なので、我々を信頼してくれ 僕自身がやりたい様に性格作りをする様に言われ、日本語のせりふも僕たちにまかせてくれたんです。 ええ、それに、彼は全く心配してませんでした。どんな会話をするなんて全く心配してなかった。 なので性格作りに没頭することが出来たし、非常に気持ちよく演技が出来たんです。 LK: 君自身は中将が好きでしたか? 謙: それはイエスでもありノーでもあります。彼は過酷な運命を負わされた人だった。 それに、私自身もアメリカで仕事をした事があるので、彼の気持ちが少しは分かると思います。 でも幸せな事に今私は米国と戦争したいとは思わないので。 LK: 無いだろうね。彼を監督するのは楽しかっただろう。 CE: 全くその通り。素晴らしいかった。 彼は驚くほど完全に準備を終えてきていたし、その点で言えば他の俳優全員がそうでした。 私は常々、キャスティングさえ上手くいけば、自分自身を非常に有利な地位に置けるのでは、 と考えていたので、あんまり上手くは言えないけど。 つまり損害を減らすため両賭けするみたいなもので、まず優秀な人材を集め、役にぴったりした 優秀な俳優を集めれば、後はほとんど賭けに勝てる様なものなんだ。 それに、日本人俳優全員が素晴らしい熱意をもってこの映画にとり組んでくれたんだ。 ほとんど何もない所から、歴史を学んだり、素材を調べたりするのもまた得がたい経験だった。
28 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/16(土) 22:18:32 ID:JS3BZFVj
「星条旗」ではエンドロールに当時の写真が流されたので、「手紙」もなにかは あるとは思っていたが、まさかNG集とはな・・・。 自決シーンで手榴弾が爆発しないので、「おい、不発?」とかいって手榴弾を目の前に 持ってきたらいきなり爆発して、「びっくりしたああ!死ぬかとおもったあ!」 と役者が叫んで、スタジオスタッフ大爆笑。クリント監督も「しょうがねえなあ・・」 という顔で苦笑していたね。 ストーリーが重い内容だったので、最後にああやって、観客をなごませようとしたんだね。
29 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/16(土) 22:19:41 ID:t7JEduE6
LK: 素晴らしい映画ですよ、クリント。最高の結果を祈ってますよ。 CE: 有難う。ラリー。 LK: 謙、君にも会えて嬉しかった。 謙:有難うございます。 LK: 君は素晴らしい俳優だよ。 CE: その通り。 LK:「手紙」で渡辺謙は、再びオスカーにノミネートされるでしょう。 このクリント・イーストウッドの素晴らしい映画「手紙」は来週の水曜日、 12月20日にロサンゼルス地区で公開されます。 訳してくれた方、乙
31 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/16(土) 22:24:05 ID:HQcihmn4
>>29 訳してくれた人は確かに乙だが
テンプレとして毎回張るには長すぎねえかこれ
33 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/16(土) 22:29:27 ID:iJq4HAUR
>>28 オレも危なく見逃すところだったよ
エンドロールが終わって2、3分も後に始めるなんて
クリント反則だよ
1日1スレペースで読むのがキツイ
ケン・ワタナベがミフネっぽいと思ってたらやっぱり意識してたんだなw
37 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/16(土) 22:34:18 ID:5M3S/HVO
ウソ情報流してんじゃねえよw
38 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/16(土) 22:35:47 ID:2EHsCcSi
>>35 2回別の映画館でエンドロールが終わって明かりがつくまで見たけど、
そんなのなかったよ。ひょっとして英語字幕版?
39 :
どっかから転載 :2006/12/16(土) 22:37:37 ID:6BxlR793
>獅童の役柄は笑うところ? 彼の役柄は史実に基づいたエピソードを演じています。 地雷を抱えて米軍の戦車をまって死体の中3日3晩。結局戦車はあら われず。そして4日目の朝、南国の青い空とそのなかを悠然と飛ぶ鳥を みて、ふと我に帰って戦争が馬鹿らしくなったという話。 そして、死ぬまで戦えといって逃げてきた兵を切ろうとして止められる 話も史実に基づいたエピソードです。(ちなみに、史実ではその将校は 3月8日の夜襲突撃の際に散華されています。) この2つの史実を1つの役にあえて収めたのはイーストウッドの意図 とおもわれ。 私も最後のシーンは思わず笑ってしまいました。でも、戦争って相手 を殺すか自分が死ぬとかそういう2者選択を迫るもの。映画を見ている 僕らですらそうなってしまう。つい「中村死ねよ、みっともねーやつ、情 けない奴」といってせせら笑ってしまう。でも、そのせせら笑いこそが 「戦争という狂気そのもの」なんだなと思いました。 そしてイーストウッドはあの役柄を通じて僕らに戦争という狂気とは 何かを伝えたかったのだと理解しました
youtubeなんかでも、明らかに中国人の「南京」工作が始まってるけど 英語わかる奴らは変に反論しない方が良いよ。 むしろスルーしつつ、「明らかに平等な視点の映画を作ってくれて 米国人の懐の深さを感じた」とか、「昔は敵だったけど、今は米国人と 仲良くなれて嬉しい」とか「イーストウッドに感謝している」って事を 書く事。 明らかにアメリカ人の心象が良くなり、日本人が黙ってても中国人に 「それって関係ないじゃん。空気嫁」って庇ってくれるw 中華と一緒のレベルで騒ぐより、無視しつつ話を別の方向に持って行ったほうが 得です。 仕事柄、欧米人と付き合ってますが、彼らは自分を褒めてくれる方の肩を持ちます。
41 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/16(土) 22:41:45 ID:EXRvykTk
この映画は、よく分からんが評価が低そうなのでつまらなそうだな。 先ほど、さらば宇宙戦艦ヤマトを見たが感動しすぎて涙がとまらなかった。
42 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/16(土) 22:42:53 ID:4B6GQHbB
月刊【歴史街道】1月号(PHP研究所)600円
http://www.php.co.jp/magazine/detail.php?code=84225 総力特集
硫黄島と栗林忠道〜命をかけて守ろうとしたもの〜
・死よりも苦しい戦いに挑んだ硫黄島総指揮官
・米国を知悉していた故に…不遇の「理性派」陸軍中将
・マリアナ諸島陥落!本土空襲へ次なる「踏み台」にされた島
・全島要塞化に米軍戦慄!過酷な持久戦に臨んだ気高き男たち
・三十六日間にわたる死闘!彼らは何のために戦い続けたのか
・「散るぞ悲しき」決別電報に託された祖国と部下への思い
・「絶対に渡島あいならん」命を救ってくださった閣下の優しさ(元軍属・貞岡信喜)
・家族を守った祖父を「内なる誇り」として(衆議院議員・新藤義孝)
・日本人俳優として感じた「責務」(俳優・渡辺謙)
・「太郎君へ」〜アメリカからの絵手紙
・「気強く元気に朗らかに幸福に」愛する家族へ
VISUAL DATA
・全島要塞と化した硫黄島
・太平洋戦争最激戦地の三十六日間
表紙
http://www.php.co.jp/shinkan/84225.gif コラム
・「ペリリューは大丈夫か」
・将兵を奮い立たせた第二御楯隊
・擦鉢山の星条旗が語る真実
・四十年目の「名誉の再会」
>>35 >>38 よく考えればわかると思うが…
イーストウッドがあの映画のあとにわざわざ跡を濁すような真似すると思うか?
47 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/16(土) 22:58:03 ID:HSkQ3Pta
>>45 するってーと、石油産出国の王子に太陽エネルギーの
売り込みをするとかもやっちゃう。
48 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/16(土) 22:58:23 ID:JS3BZFVj
「義経伝説 掲示板」というところの佐藤さんという方のレビューが秀逸だ。
>>40 同意!「南京」は必ず出してくる。面白い事にラスサムやSAYURIでも
とにかく日本題材だとすぐに出してくるのが歴史問題。
おまえらは現在進行形だろが!とついこちらも言ってやりたくなるが
我慢だな。反論は第三者からしたら醜い。
51 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/16(土) 23:01:57 ID:JS3BZFVj
「君は…他板からか?」 「はい。」 「そうか、ここまで来るのは大変だったろう。」 「はい。……あ、いえ。」 「……立派な映画板住人だ。(微笑んで)」 「いえ、私はただの映画板の荒し屋です。」 「荒し屋か……(感慨深そうに)家族はいるかね?」 「妻と、去年の7月に生まれた娘がおります。まだ、顔は見ていませんが…。」 「……不思議なものだな。家族を護るために、板を荒したつもりが、 板のことを考えると、荒らしたく無いと思う。」
今日見てきた。 手りゅう弾の自決の状況が分かった。自決って美しくないな。 腹が破裂していた。悲惨だった。 自決って一瞬なんだな。なんか生きてた人が一瞬に死ぬのが悲しかった。 それにしても軍人って簡単に自決するんだな。みててよくそんなに簡単にと思った。
54 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/16(土) 23:06:57 ID:2EHsCcSi
>>50 rottenでも、低い評価してる記者は必ず「南京」出してるよ。
>>55 でもこれは映画のレビューじゃないって逆に書かれてたね。
57 :
ホリエモン参謀 :2006/12/16(土) 23:11:15 ID:HyPYchZz
自分は以前から帝国陸海軍の いわゆる“軍装マニア”だったが この映画を観て 引退を決意したよ 今まで なんと浅はかで バカだったか…猛反省。 中○商店、万歳!
中国人のようつべでの工作は酷すぎる。あきれるくらい。
>>55 特ア系記者じゃないの?
59 :
こんなガキには観てほしくないw :2006/12/16(土) 23:12:27 ID:I8o5wmvy
719 :名無シネマ@上映中 :2006/12/16(土) 19:51:42 ID:YO7Slbae 大ヒットしてる映画らしいんで観てきたよ。観終った後書店で「散るぞ悲しき」も購入したんですけど。 率直な感想としては・・・ 戦争なんてヤダ、絶対にヤダ 火炎放射器で火達磨になりたくない・・ 手足バラバラで死にたくない・・ 胴体真っ二つなんてこの世のものとは思えない・・・(米海兵隊の死体に多かったらしいね) 銃剣で心臓刺されるなんて嫌だ・・ 死ぬんなら家族に看取られ老衰で温かい布団の上で安らかに死にたい(涙 僕は反戦や非戦とはまた違う、嫌戦・憎戦と言った感情が芽生えてしまった・・ こんなこと書くと軍事ヲタみたいな戦争好きの野蛮でエキセントリックな連中からバカにされるんだろう。 でも僕には上の感想しか思い浮かばない。 この映画が興行成績1位だけど、よくそんなにヒットしてると思う。(つまらないとかそういう意味じゃなく) 何故ならあまりにも「重い映画」だからだ。1位になるような映画とは思えない。
ちょw 今、硫黄島からの手紙 を観た客が話すCMが
プライベートライアンと双璧だな。 第二次世界大戦を描いた映画としては。
ただ反戦だけでは事実から目をそらすことになる。 戦争が嫌だと言う人間は単細胞。 人類は戦争の歴史だったのだから。
>>60 見た見たw
「人生観が変わりました〜」とかいってるやつだろ?ww
64 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/16(土) 23:17:01 ID:5M3S/HVO
クリントが「南京」を撮るんだっけ
>>59 のような人間があふれている今の日本のことを栗林さんはどう思うだろうか
>>59 いろんな感想があっていいんだよ
あんな死に方嫌だ、戦争いやだって十分な感想だ
もし北朝鮮とかと戦争したら日本海側の海岸で、ああいう死闘が行われるのだと考えたら恐ろしいと感じた。
>>62 お前生きることは戦争だ、とか言ってそうだな
栗林中将のおかげで最期まで兵士の士気は衰えなんだというが、 映画を見るとかなり士気が落ちているように思えた。 監督の意図なのだろうか。 それにしてもひどい映画だ。 また米兵が捕虜を殺すのを入れたのは監督の英断。 しかし意図はどこにあったろうか。
栗林さんのお孫さんのしんどうさんのサイトみたよ 衆議院議院だったんだな 硫黄島コーナーがあって勉強になった あまりお孫さんは顔似てないな
>>69 その通り!さすが!
人間は生を受けてから死ぬまで戦わねばならない。
学校での受験戦争、会社での出世争いetc
で、この映画を観て「戦争は嫌だ」なんて感想だけでいいのだろうか?
前スレの719みたいな坊ちゃんばかりが日本の多数を占めたらこの国は終るぞ。
66氏の言う通り栗林中将も泣いてると思う。
「人生観変わりました!」 「中将かっこいい!」 「大切な人と観てください」 「せーの、硫黄島サイコー!」
それにしても栗林中将のリベラルな考えと、最期のあっけない万歳突撃と自決はかなり溝があったように感じた。
どの国の歴史も戦いの歴史だな。 日本の歴史も名も知られていない武士や人の犠牲の上に新しい時代が始まる。
76 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/16(土) 23:25:02 ID:fKQUpnLJ
>63 そういうCMが出るってことは興行苦しいのかな。
77 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/16(土) 23:25:25 ID:5M3S/HVO
>>72 煽りかと思えるほどのバカだなてめーは。
栗林中将だって戦争なんてできればしたくないだろうよ。
まぁ戦争屋として飯くってる奴ではあったんだが。
しかも719は >こんなこと書くと軍事ヲタみたいな戦争好きの野蛮でエキセントリックな連中からバカにされるんだろう。 ↑などと抜かしてる。 俺は軍事オタで戦争好きではあるが、野蛮でもエキセントリックでもない。
これもショウビズだよ この映画に投資してるひとだっているんだから、儲けないと
80 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/16(土) 23:26:39 ID:M1Cqkqg/
__,,,,、 .,、 /'゙´,_/'″ . `\ : ./ i./ ,,..、 ヽ . / /. l, ,! `, .| .,..‐.、│ .| ビクビクッ (´゛ ,/ llヽ | ヽ -./ ., lliヽ .| /'",i" ゙;、 l'ii,''く .ヽ / ...│ ゙l, l゙゙t, ''ii_ :.! ビクビクッ : /.._ / ヽ \\.`゙~''''''"./ .|-゙ノ/ : ゝ .、 ` .`''←┬゛ l゙ /.r ゛ .゙ヒ, .ヽ,  ゙̄| . | ./ l ”'、 .゙ゝ........ん l / ヽ .`' `、、 .,i゛ .l| ! ''''v, ゙''ー .l、 |l゙ .il、 .l .ヽ .¬---イ .ll゙, ./ ! ,! .!!...!! ,,゙''''ー .| l.",! .リ | l":| .〜''' ,. │ l; :! .|'" ...ノ,゙./ │ l: l「 ! . ゙゙̄ / ! .| .| ! ,i│ | :! .l. } ,i'./ | :! .| :| . / .| :! | ;! " .| :! ! │ │ :!:| ,! i ,! :! , .l, / .l゙ ! :! | , l. | .| :,
ところで自決に二種あるのはなぜだ。 鉄砲と手榴弾とあった。 また男爵ともあろうバロンがなぜ硫黄島にこさせられたのか不思議だ。
82 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/16(土) 23:27:56 ID:5M3S/HVO
明らかにラスト・サムライが興行成功して、日本でも受け入れられるだけでなく、諸手をあげて礼賛されたからこそ、 スピルバーグはこの映画を作ったんだろう。 アメリカ人としても、自分が強大な敵と戦って勝ったということは自尊心をみたすし、 逆に負けた日本を褒めることでも、器の大きさをアピールすることができる。
残念ながら腹減ってきたのでシュークリーム食ってくる しばらくまっててくれ
84 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/16(土) 23:27:58 ID:2EHsCcSi
>>74 リベラルとは違うだろ。
客観的論理的思考が出来た人なんだろう。
思想的には純粋な愛国日本人だと尾思うが。
>>60 マジで、この作品だけはそういうCMは止めてくれー!
87 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/16(土) 23:30:34 ID:FTmpZlVw
88 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/16(土) 23:30:42 ID:2EHsCcSi
今日、2回目を見てきた。 隣に40代くらいのチャラチャラオバンが2人いたんだが、 ジャニタレファンらしく「〜の二宮君かわいかったよね〜」 みたいな会話でうるさかった。 「ところでこの映画ってなんとかケン・・だっけ? そうそう、ハリウッド映画出てた人。あの人出てるんだよね?」 「なんか、日本の戦争映画みたいよ。ドイツとだっけ?あれっ?アメリカ?」 サンドイッチほうばりながらの会話に、正直泣きたくなった。 映画が始まった後も、「今の二宮君、よくなかった?」 みたいなヒソヒソが続いてうんざりしたが、爆撃シーンあたりから沈黙。 エンドロールが終わって電気がついて、出口まで後ろにいたんだが、 一切会話なし。 こんなオバンまで黙らせる重さに改めて納得。 でも、最初は泣く事すら出来なかったけど、2度目は何気ないシーンで 泣けました。もう、テーマ曲聞くだけで涙が止まらなくなる...。
89 :
66 :2006/12/16(土) 23:31:05 ID:K4Ys7sld
>>72 お前のような人間が栗林氏には嘆きの対象だと言ってるのだよ。
テレビで硫黄島では、今だに昼間でも英霊が現れると 言っていたがこれは何とかならないものなのか・・・ こういう場合、出てこられた英霊に『南無阿弥陀仏』 と唱えるのは、ある意味無礼なことなのかな。。。
>>77 栗林も「こんな戦争がなかったら、おまえ(奥さん)とのんきに暮らせただろうに」って
手紙だか会話で言ってるんだよね。
まぁ、こんな事態になった以上、一生懸命やるしかない、って気持ちだろうな。
93 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/16(土) 23:35:01 ID:iJq4HAUR
リベラルな栗林はギリギリまで戦った末に 弾薬や食糧が尽きたので最後の突撃に至ったんだよ 死亡の状況は不明なままで(多分戦闘死) 映画の中のように自決する余裕はなかったと思われ
>>61 そんなことはない
「戦場にかける橋」(古いほう)
とか傑作は一杯ある
二宮はややアイドル臭くて嫌だったな。ニヤけた喋りが気にくわん。 火炎放射器は残忍な兵器だ。
96 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/16(土) 23:35:27 ID:5M3S/HVO
ところで、二宮とけっこう仲良かった感じの憲兵じゃないあのちょっとピザ気味のヒゲの奴いるじゃん。 あいつラスト・サムライにも出てたよな?
97 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/16(土) 23:36:21 ID:qT8JVgrU
しかし二宮は投降したくてしたくて仕方ない恥ずかしい日本人を演じたな。 そういう気分はあったとしてもあのように描かれるとなんだかなと思う。
新しいCMが二宮押しなのは、若い人、コメント言ってるような 若い女性にも足を運んで欲しいからだろう。 客層今のところ中高年、ご老人中心だからね。
戦争映画で最高なのって「メンフィスベル」じゃね? あれは最高だったよ。 お前らは見たか?
101 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/16(土) 23:40:12 ID:ljobrLmN
>>78 軍事オタらしいので教えてほしいんだが
日本軍はマリアナ沖海戦で制海権を完全に失ったのに
なんで本土に戦力を集結させずに硫黄島防衛にこだわったの?
102 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/16(土) 23:40:15 ID:5M3S/HVO
>>99 フツーに若者多かったが。高校生とか、カップルとかもいたし。
そもそも映画に限らずほとんどの商品の消費の中心は若年層がメイン。
>91 これはどうも本当らしい。 自衛隊員では刑罰の一つに硫黄島行きというのがあって 硫黄島で数日キャンプをするらしいんだが どんな刑罰より”キク”と聞いた。
戦争がなきゃインタネットも無く、2ちゃんねるも無かった。 戦争がこの世界に昔から無ければ、 もっと不便な生活をしていたでしょう。
106 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/16(土) 23:43:14 ID:4B6GQHbB
1000 名前:名無シネマ@上映中 本日のレス 投稿日:2006/12/16(土) 23:19:12 YhxM7qCh 裕木奈江のおしっこ尿道口から直に飲みたい
107 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/16(土) 23:43:39 ID:nQAOD1sm
硫黄島で自分だけが被害者のように勝手に考えず、日本人はこうした映画も見るべきだ こういう映画を見ること自体がイーストウッドの2つの視点の意味だろう 最新の南京大虐殺映画 「五月八月」May & August 香港2002 導演:杜国威 出演:サリー・イップ葉童 二人の幼い子供の目を通して描いた南京大虐殺事件。9歳という年齢ゆえに自らの 置かれた状況を受け入れていく過程がかなり切ない。子供の微妙な心理描写は非常に 上手い。ラストシーンでは鬼のような日本人でも泣くだろう。 1937年12月に南京事件が勃発、日本軍が進行して来る。五月(徐忻辰)は9歳、幸 せな家族の中で成長してお父さん(閑静)は知識人で中学で先生をしている、お母さ ん(葉童)は美しい。祖母さんは口うるさいけど優しい。妹の八月(裘立爾)は飼い 犬の鼓動を可愛がる。 ある日五月は銃声を聞き、遠くで人が何人もなぎ倒されていくのを見る、八月は何 も解っていない。日本軍の侵攻にお母さんは恐れるがお父さんは優しく家が一番とい う、やがて日本軍を恐れ隣人の町の人々は逃亡した、五月は大事にしていた猿の人形 をあげる。 しかし数日後ほとんど殺されほんの少しが負傷して帰ってきた。家の中の食糧がつ きて、お父さんはやむを得ず、危険を冒して南京大通りへ行き、衣服と交換に食糧を 手に入れようとでかけた。夜外の音にドアをあけるとお父さんについて行った鼓動が お父さんの腕をくわえて帰って来たのだった。 お母さんは気丈に屋根裏部屋へのはしごを壊して密室にして、日本軍から子供たち を隠そうとする。そして子犬がいれば敵の注意を引くことを心配し、捨てることを決 める。五月と八月は捨てないでと頼むが、お母さんは谷川辺へ子犬を放すことしかで きない。
> かつてこの島へ霊感の強い人が上陸しようとしたら死霊がその人のところに集まったらしく、 > その人は気が狂ったように自分で自分の顔や頭を殴り始めた。 > まわりの人があわてて船に連れ戻し、島から逃げて帰ったとのこと。
>>91 『南無阿弥陀仏』
これは煎餅信者に唱えてやれ。
正直あの時に日本は負けてくれてよかったと思ってるよ。 まぁ遅かれ早かれアメリカとは戦争したんだろうけど もしその戦争が今だったとしたら? 俺たちも死ぬだろうしな。 今が平和で、しかも同盟国がアメリカというこの現実。 俺たちは幸せな時代に生まれたんだ。
111 :
107続 :2006/12/16(土) 23:45:36 ID:nQAOD1sm
ある夜、日本軍はついにやってきた一軒ごとに入って人々を殺して強奪する。五月 の家にも来た。日本軍はおばあさんを殺しお母さんを強姦した。五月と八月はお母さ んの作ってくれた密室の小さい閣に隠れて無事だったが、お母さんの精神は崩壊寸前 だ。ある日八月が高い熱を出し、お母さんは仕方がなく危険を冒して漢方薬店へ行く。 五月はそっと後をつける、気づいたお母さんは五月を逃そうとしたが日本軍に発見 される。薬を託された五月はお母さんが10数人の日本軍悪鬼に引きずらて行くのを見 たのだった。 五月は妹を守り身を隠した、しかし空腹を訴える八月に請われ、食べ物を求めて町 へ出た、2人は外国の修道女が医療所を開いている場所に出た、修道女は優しくパン を渡し、傷に薬をくれてお母さんに付けてもらいなさい、「メリ−クリスマス」と言 う。それって何?という八月に五月も答えられない。 死体ばかりの中、さまよう2人は難民区で五月の叔父に出会う。叔父さんは2人を 連れて、船を借り危険を冒して南京から鎮江へ脱出する。途中日本軍に銃撃されたが 、ついに五月たちは叔父の家につく。 家は裕福で叔母と祖母、従兄の天宝(李棟輝)がいた。食卓を囲む様子は五月は自 分の家を思う。ここでは日本軍は来ておらず、空襲警報に驚く天宝に五月は信じられ ない気がする。叔父は五月に学校に行かせる、自己紹介しなさいという先生に南京か ら来たとしか言えない五月。 南京で友達になった方毅が郊外で父と乞食をしているのに会う、彼も生き残りで両 親は彼を救うため日本軍の銃弾に身を投げたという。彼の描いた絵には、おびただし い人の死体、切断された腕、真っ赤になった河など残酷な殺戮場面だった。 日本軍はついに鎮江にも来た、叔父は殺され叔母は五月と八月を残して逃げた。五 月たちはまた苦しい目に会う、川辺で孤児の一団を連れた外国の修道女に会う、百人 以上の南京からの避難民だ。彼らは江水に対して大声で叫ぶのだった ・・・・・「お母さん!」。 この映画で涙を流さない日本人はいないだろう、その涙で自分の国が何をしたかも 考えるべきだ、それがイーストウッドのメッセージだ。
日本が勝ってたら北朝鮮みたいになってたとか言うひともいるね。 うそだけど。
113 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/16(土) 23:46:31 ID:d3tt9b1l
映画とは関係ないけど、日本軍の軽機関銃で小銃弾をそのまま撃てるやつって無かった? 「残ってるのはライフルだけです」って言ってたのが気になって。
>>106 1000 :名無シネマ@上映中 :2006/12/16(土) 01:36:04 ID:K9+MDKiT
裕木奈江の使用済みオリモノシートほしい。
その前スレの1000
115 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/16(土) 23:47:08 ID:4B6GQHbB
「我々2ちゃんねら〜が硫黄島スレで一日でも長く安泰にカキコする為なら、 我々がこのスレッドを守る一日には意味があるんです!」
116 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/16(土) 23:47:21 ID:dVm/h2dA
市丸中将が『ルーズベルトに与ふる書』って手紙を預けた兵士が どうやって戦死したか知らないけど、火炎放射器で手紙ごと焼かれなくて 良かったと思った。
117 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/16(土) 23:48:33 ID:5M3S/HVO
>>111 アホかてめーは。
イーストウッドなんかただのアメリカ人でしかない。
日本人へ向けて云々など笑わせるわボケw
119 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/16(土) 23:50:44 ID:+OlYCirv
明日3回目イッテクル!! 1回目は公開前の試写会、2回目は初日にみたけど どっちも舞台挨拶付きだったから 今思うと贅沢だな。
>>5 の一番下の動画に火炎放射器の映像もあったけど
本物はすごいな。
ぶっちゃけアメリカと組んでれば日本はずーと安泰だと思う。 こんなこと書くと「アメリカのポチか?」なんて言われてしまうが・・・
少なくとも、中国と一緒にいるより安全
太平洋戦争が始まる前は、日本とアメリカって仲良しだったんだよね。 今みたいに。
124 :
101 :2006/12/16(土) 23:53:06 ID:ljobrLmN
>>118 ちょwそれ俺が書いたやつw
いや、ソ連を介した和平工作に期待してたとかさ、
松代大本営の建設が間に合ってなかったとか、硫黄島で稼いだ期間を使って
なんか目的があったのかなと思って。
>>121 アメリカに「だまってろ」と言われても吠えちゃうとか
Q急に B米軍が K来たので
グロありって注がついてるやつ、どうも怖くて見れない。 偶然だとは思うんだけど、前に知らずにスナッフムービーを見ちゃった夜 ペットが死んじゃって二重にショックだった。 朝まで眠れなかった。
映画の中で手がとれたのとか、手りゅう弾自決の死体とか、あのグロ映像がもとになってるんじゃないのかね。 あれが戦争の真実なんだと思う。 もっとひどいだろうね。
確かに後半にグロがあるので苦手なら見ない方がいい。 でも気持ち悪いというより悲しくなった。 顔はきれいなままなのがなおさら悲しい。 いい顔してる若い男性ばかりだ。
彩度を押さえた映像のせいか乾いた画で、南方の蒸し暑さが感じられなかった。 当時はそれが普通だったのかもしれんが、「天皇陛下万歳!!」には失笑してしまった。 それと中村獅童の行動はコントにしか見えなかった。 あれだけ大見栄切ってんだから地雷身につけて敵陣に突入と思いきや寝転んで戦車来るまで待つといった間抜けな行動。
グロというか厳しいシーンがはいった写真や映像は WW2のころは本国で放送されなかったし ハリウッド映画も主人公は弾にあたらないのが お約束だったけどね。ベトナム戦争あたりから 軍がコントロールできない映像が流れたりして アメリカは戦争に弱くなった。 リアルを追求した戦争映画が最高の反戦映画になるのは 戦争が厭なものだからだな。
132 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 00:01:45 ID:bKrG8sJi
http://www.nagaitosiya.com/a/new_deal.html 戦争は政治というよりは経済活動。
この筆者はドイツによるホロコーストを信じ込んでいるようだけど
それ以外はほぼ正解。
ニューディール政策は失敗し、アメリカの不況と失業者問題を解決するには
もはや戦争しかなかった。
経済学ではおなじみの「軍事ケインズ経済学」である。
アメリカ(ルーズベルト大統領)がユダヤ財閥からの圧力に屈して真珠湾
攻撃を誘導したことは本にも出ているんじゃなかったかな?
ちなみにヨーロッパでWW2を始めたのも、ユダヤ財閥の子飼いのチャーチル
首相。(フランスはイギリスにそそのかされたww)
>>111 酷い話だよね。まるで通州事件みたいだ。
134 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 00:02:16 ID:yiyhHcdy
伊藤が捕まったとき、洞窟の中だったよね。 結局あきらめたのかな?
135 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 00:02:18 ID:AqT8tYJM
戦争はゲームでやるのが一番。
ユーチューブの映像だと暑さが伝わってきたな。 全体としては当時の映像をもとにして忠実にやろうとしているのは分かった。 ただ実際はもっと残酷だっただろう。確かに米兵の死体は少なかった。日本人は二万人も死んだのか。悲惨だ。
>>130 穴から出たら基本的に火力の差がありすぎてすぐ殺されるから
戦車の近くに行きたければ死体のふりして待ってるしかない。
史実では本物の死体から血をぬりたくったり腸を引きずり出してかぶったりした。
アメリカもすぐに学習して死体にも攻撃するようになったから
後半はあまり有効でもなかったようだが
139 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 00:05:19 ID:y5yLjDRk
>>111 てっいうか、硫黄島は事実に基づいているから重い訳で、
南京はほとんどがデタラメでしょ。どうして母子だけになった
家族を日本軍が殺そうとする訳?必然性も客観性もないじゃない。
ただただ日本人は民族的に残虐で殺人鬼だと言いたいだけのような
ストーリーじゃない。考える余地もない。
釣られますた。
>>101 米軍の硫黄島攻略理由をなんかで読んだ。うる覚えだけど。
・日本本土に爆撃する際、小笠原諸島上空を通過するので本土に爆撃機が向かってると連絡が行ってしまう。
・本土爆撃後の帰還する爆撃機がダメージを負っていたりした場合、小笠原近辺でたやすく撃ち落とされてしまう。
・硫黄島を本土攻撃の前線基地にして、効率よく爆撃をするため。
日本からしたら、上記の理由からしてなんとしても硫黄島を守らなければという事だと思う。
アメリカ人も2万人死にました。悲惨です。
142 :
107 :2006/12/17(日) 00:06:20 ID:nQAOD1sm
日本人が見るべき最新の南京大虐殺映画
参照
>>107 >>111 hmms://videoserver.u333.com/trailer/mayaugust/trailer.asf
清水もあそこで西が手紙を読まなければ死ななかったのに。
145 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 00:07:23 ID:0Br4awSF
日本軍は中国は便衣兵がいるから民間人も殺した。 アメリカ軍は日本では民間施設で軍需物資を生産してるから焼夷弾の雨を降らして空襲で何十万人も焼き払った。 これは同じ論理。
>>107 硫黄島で被害者?どういう意味?被害者なんてものが描かれてた?
この映画で?
イーストウッドが、雑誌だかで「南京」の話してたんだが誰か読んでない? うろ覚えなんだけど、「そんなの撮るくらいなら天安門(チベット?) の映画を撮るよw」くらい言ってたw 本当に凄い爺さんだと感動した。 たぶん映画の雑誌だったと思うんだけど・・・
南京大虐殺は真偽が怪しいけど、盧溝橋事件を中国側や、国連査察団の視点から、 日本人の手で映画化して欲しいねぇ。
149 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 00:10:20 ID:PxzS/GHW
>>144 それを言うなら、上官の命令に素直に従って、犬を殺していれば、だな。
西が戦意を喪失させるような、あの手紙を延々皆の前で、読み上げるのは
あり得ないと、思ったが。
150 :
^ :2006/12/17(日) 00:11:39 ID:jXqNDBsw
今日見てきました。ちなみに「星条旗」の方は観てません。 よくあるベトナム戦争を題材にした米映画に比べるとやはり日本人がバタバタ 死んでいくのは生々しい。特に自決シーンは。二宮が次々と上陸して来る膨大な 米軍兵を目の当たりにするシーンでは私自身が感じた絶望感とは少し離れた反応を 見せたのでやはり予想はしてたというのが分かりました。ドンパチと始まると よくある戦争映画と重なってしまうのですが「バンザーイ」→自決などの場面で 引き戻され痛々しく重いものを投げかけられるような気がしました。 私はどうしてもハリウッド映画には懐疑的で自国あるいは自国民は正しい 強い、賞賛されるべきだ的な色が見えてしまうのですが、この映画の日本兵の投降者や バロン西の捕虜に対する扱いはアメリカ人の観客にどう映るか興味深いです。 あれは1米兵のやったことだとか、バロン西はアメリカ滞在経験があるからというふうに 解釈するのでしょうか。ただ、過去の恥部も含めて真っ正直に描くのは米映画の素晴らしい ところで、太平洋戦争での硫黄島の戦いをハリウッド映画でしかも日本側の視点で 見せつけられるというのは少々悔しい気がします。日本人の描写が正確に近い(と思う) のでその思いは強くなります。 映画を観た興奮が残るまま長々と書いてしまいました。すみません。 硫黄島に関しての認識が薄かったのでその意味でも見て良かったと思いました。 日本人が描いた映画や書籍でオススメはありますか?よかったら教えてください。
憲兵隊はあんなにひどいことをしていたのか? あの犬殺しのエピソードはまるで時代劇風だった。
152 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 00:13:29 ID:P/qbpdKr
>>141 よくある勘違いなんだけど、2万人死んでない。
『死傷者』が確か2万何人かで、死んだのは6〜7000人くらいだったと思う。
日本軍は『戦死者』が2万人。
153 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 00:15:10 ID:QhQyetUA
しかしあの戦車の火炎放射器は何メートル届くんだ しかもあれ火炎じゃなくてほとんど放水みたくガソリン?撒いてるのね。
154 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 00:16:56 ID:AzAR5LgU
5日で陥落する島を36日も耐えた二万人の日本兵に捧ぐ
父親たちの〜の火炎放射器による「助けてくれ〜」はなんか変な感じがしたが、硫黄島からの手紙では変な日本語は一度もなかった。 だれか日本人スタッフがチェックしたんだろう。 日本人監督が撮ったといわれても気づかないほどのできだな。 変だといえば天皇陛下万歳としきりにいったことかな。実際は万歳突撃はほとんどなかったんだろ?
157 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 00:19:58 ID:ft4wYiNP
>>40 絵に描いたような植民地根性だな。釣りか?
今日からお前のあだ名は「ポチ」だ。
158 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 00:20:31 ID:y5yLjDRk
>>111 うちの死んだじいさんは下士官で南京戦に参加してたんだけど、当時の軍隊は
軍規にはとてもやかましくて、民間人の虐殺とか略奪なんてあり得なかったと
言っていた。じいさんの部隊だけじゃなくて他の部隊でもそんな話は聞いた事
もないって。
南京に入城した時はそこら中に支那兵の軍服が散乱していて、彼らが退却する
時に略奪されたり強姦されて殺されたりした人たちが相当いたらしい。
概ね南京の人たちからは歓迎されて入城したと言っていた。
159 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 00:20:32 ID:daj99lFm
>>135 なんかアメリカ版の予告のほうが出来が良く感じるのは俺だけ?
栗林が、前傾姿勢で天皇陛下万歳って言ってたのは、 塹壕が低くて手が天井に当たるからかな。
>>135 これって日本版と明らかに音声違うよな
また声撮り直したのか
微妙に聞き取りづらい台詞にリアリティを感じたな 「渡る世間」みたいなやたらハキハキした説明口調嫌いだから
164 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 00:23:49 ID:2WC5guUo
くそっアク禁かよ
166 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 00:27:55 ID:hdwayrqV
>>160 敬礼しながらの万歳は実際にあった作法らしい。
167 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 00:30:17 ID:SgjEmTWY
>>135 声のトーンが違うなぁ〜〜、どうせなら2回目は全米配給版を見てみたいもんだ
171 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 00:36:28 ID:5RIfiWuY
173 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 00:38:39 ID:5RIfiWuY
174 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 00:39:09 ID:N63YYLM/
南京事件とホロコースト(ユダヤ人虐殺)というのは、連合国が同盟国 を「悪」に仕立てるための作り話だ。 三国同盟のイタリアが悪く言われないのは降伏後、連合軍に寝返ったからw イタリアとフランスは信用できない(あいつら厨房でフライパン振っている のがお似合い) 日本がドイツに呼応して、ソビエトとイギリスを攻撃していてば世界史 も変わっていただろう。
175 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 00:39:37 ID:aROq45ei
二宮のあの現代からタイムスリップしたような思想の役は、 日本人以外の人かれすれば感情移入しやすいし大事役だろ てか主役といって過言でない。 映画と外人客を繋ぐパイプ役のようなもん
サントラって売ってる?
>>135 それスピードコントロールした?
声もBGMの音程も全然違うんだけど。
遅く低くなってるから、全体的に重めに見える。
>>176 2006/12/20発売。絶賛予約受付中。
きょう田舎の映画館へ行ったんだが、若い奴が多くて驚いた。 知り合いは新宿でみたとき、老人ばかりだったと言ってたがそうでもなかったよ。
本当に賢い上官だったらアメリカの船が硫黄島と取り囲んだときに降伏するべきだったな そうすれば二万人の日本人の命が救われた だからロシアのステッセル将軍は賢かった
181 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 00:45:35 ID:l8mUNZ+K
二宮は客の視点のような気がする。 二宮に感情移入がしやすい、その二宮はすべての場面に関わってる割りには大した行動もしていない。 本当に自分が硫黄島に来ているようなそんな錯覚さえある
ゴールデングローブ賞キターーーーーーーーー
>>172 最初のほうに出てくる航空映像だと、千鳥飛行場とか
元山飛行場がはっきり見えるね。
擂鉢山の南側もまだ吹っ飛ばされてない。
>>180 そのかわり、東京、大阪、京都などが大空襲で戦死者が増えたりして
186 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 00:50:20 ID:0Br4awSF
>>175 映画と「外人客」っていうけど、作ってるのがアメリカ人だってこと分かってる?w
>>180 「一番良い作戦はこの島を沈めてしまう事です」
バロン西、実物も男前だとオモ。 背は大きくないが・・当時の人にしたら普通だろう
・中高年男性3割 ・中高年女性2割 ・若い男3割 ・若い女性2割 くらいの入りだった。10代後半の子供がいる家族連れとか 子供はデスノートだかなんだか見て親が硫黄島とか カップルも何組かいた。
192 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 00:56:20 ID:Ocl8t5Mq
__,,,,、 .,、 /'゙´,_/'″ . `\ : ./ i./ ,,..、 ヽ . / /. l, ,! `, .| .,..‐.、│ .| ビクビクッ (´゛ ,/ llヽ | ヽ -./ ., lliヽ .| /'",i" ゙;、 l'ii,''く .ヽ / ...│ ゙l, l゙゙t, ''ii_ :.! ビクビクッ : /.._ / ヽ \\.`゙~''''''"./ .|-゙ノ/ : ゝ .、 ` .`''←┬゛ l゙ /.r ゛ .゙ヒ, .ヽ,  ゙̄| . | ./ l ”'、 .゙ゝ........ん l / ヽ .`' `、、 .,i゛ .l| ! ''''v, ゙''ー .l、 |l゙ .il、 .l .ヽ .¬---イ .ll゙, ./ ! ,! .!!...!! ,,゙''''ー .| l.",! .リ | l":| .〜''' ,. │ l; :! .|'" ...ノ,゙./ │ l: l「 ! . ゙゙̄ / ! .| .| ! ,i│ | :! .l. } ,i'./ | :! .| :| . / .| :! | ;! " .| :! ! │ │ :!:| ,! i ,! :! , .l, / .l゙ ! :! | , l. | .| :,
>>40 同意。
しかし、日本側から見て悲惨な敗戦なのに、何故中国人が暴れるのかわからない。
彼らから見れば、大勢の日本人が無惨に死んでいくんだから嬉しいのではないか?
私自身の気持ちからすれば、この映画をプロパガンダ戦争の道具には使って欲しくないのだが・・・
194 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 00:57:41 ID:SgjEmTWY
どうして遺骨発掘作業をしないのかな? 発掘をこれ以上しませんって政府的発表って出てるの?
195 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 00:58:41 ID:UrdD8/qs
2週目になって客入りはどんなものかな。 あの新宿ミラノ1は6割り埋まってた。 客層は俺(30)より上が多かった。 隣は若いオナゴだった。 おかげで相葉ちゃんとやら人物に詳しくなってしまった。 金髪らしいよ今。
昨年、手紙が発見されたのは本当なのか?
今日ようやく見てきた ジジババ率が思いのほか高かった 隣に座った老夫婦が最後に 「これが戦争なんだよ・・・たくさんの人たちに見て欲しい」 と話していた 知ってる俳優が出るとやはり現実に引き戻されるから 無名の俳優にやって欲しかったなと思った 感情移入はできなかったけど、重い気持ちにはさせれた そしてあの人たちが死をもって守った日本・・・今の現状を見てどう思うんだろうと 申し訳ない気持ちになったよorz
198 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 00:59:17 ID:IN5dEscy
「日本軍かっこいい!」 「中将かっこいい!」 「硫黄島でまた戦争したくなりました」 「せーの、硫黄島サイコー!」
199 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 01:00:32 ID:5RIfiWuY
>>167 絵手紙で泣けてきた。
本物は見れますか?
今日見てきた。ラストのあの二ノ宮の笑みはどう解釈すればいいんだ? しめしめ生き残れたぞって事でいいのかな。 このスレでの総意は出てますか?
201 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 01:02:26 ID:AFicKep3
笑ってないだろ 呆然としてるだけで
202 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 01:03:46 ID:hdwayrqV
204 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 01:04:28 ID:aROq45ei
正直二宮も死んだ方が良かったと思う。 出番あった奴全員死亡の方が衝撃がでかいだろ なぜ生かしたんだ?
205 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 01:04:41 ID:lljd92zH
うん 別に笑ってるようには見えなかったよな。 頭殴られて気を失って、気がついてすぐにニンマリ笑うってないよな。
206 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 01:06:03 ID:0Br4awSF
>>200 ■「死にオチ」映画は、エンドロールが始まるとザワザワと観客が帰り始める。
『父親たちの星条旗』も『硫黄島からの手紙』も長いエンドロールの間、殆ど席を立つ観客がいない。
立てないのだ。『硫黄島?』では、隣の白人老夫婦が涙を流したまま立てないでいた。
■私も立てなかった。立てなかっただけでない。今でも思い出すだけで鋭い痛みが訪れる。
結論に関係するが、誰かの「悲惨な死」に同情するのではない。
我々全員に「理不尽な生」を強いる〈社会〉(を含めた〈世界〉)というものに震撼し、自らの生に怖じ気付くのだ。
■言うまでもなく「理不尽な生」を強いる〈世界〉(世の摂理)を描くことがイーストウッド映画の一貫した真髄だ。
207 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 01:07:04 ID:lljd92zH
>>204 本当に生き残った人がいるから。
しかし、中村獅童が演じている伊藤中尉が生き残ったのはムカついたが。
>>201 え、そうなんだ。一緒に見た友人もそう見えたんで
あれはどういう意味なんだと二人で首をかしげてきたんだが。
なら良かった。何か微妙な終わらせ方だなと思ってたんで。
>>204 たぶん日本人監督が作ったら殺してると思うよ。
まぁ全滅で救いのない形で終わると海外でのウケも悪くなるしね。
そこは調整したのかも。
210 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 01:07:59 ID:UrdD8/qs
笑ってるやうに見えたが。 気を失ったとは限らない。
211 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 01:08:17 ID:Qjqgu+9f
_ ∩ ( ゚∀゚)彡 粉飾!粉飾! ⊂彡 _ ∩ ( ゚∀゚)彡 上場!廃止! ⊂彡
212 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 01:08:26 ID:hdwayrqV
>>200 前スレにも書いたが、漏れは一時的にせよ西郷は発狂したと思っている。
少なくともベトナムで多くの精神崩壊者を出したアメリカ人はそう捉えるだろう。
あれだけの地獄を経験し、共に戦った仲間が一人残らず戦死したという状況で
まともな神経でいられるわけがないと思う。
最初の題名「赤い太陽と黒い砂」の通りの映像で、 この太陽を見ながら、私は西郷に正気と狂気の狭間にいたんじゃないかと思う。 生き残れて幸せという表情ではない。 信頼していた栗林閣下の亡骸を埋め、その大事な自害したコルクを敵兵が持っているのに、 西郷は最後の正気を手放したんじゃないかなーーと。そんな感じの脳内補完でした。
214 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 01:09:07 ID:aROq45ei
>>200 普通にこれで生きて妻と子の元へ帰れるでいいんじゃないか
最初から最後まで妻子の事を気にしてたし
215 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 01:09:24 ID:0Br4awSF
■監督にとって、国のために死ぬとか家族のために死ぬといった国の物言いを信じるのは、馬鹿のために死ぬのと同じだ。 それを薄々知るが故にこそヘタレは現状追認的に国家の崇高性を信仰したがる。 傍らの友のために死ぬというミメーシス(感染)だけが肯定できる。 ■『父親たち』『硫黄島』は共に「悲惨な死」故でなく「理不尽な生」故の反戦を押し出す。 だが、『硫黄島』は加えて、認知的不協和回避の為の「国の崇高」「潔き自死」の如き逃避的信念を否定。 栗林中将の「理不尽な生」に倣え(ミメーシス!)と推奨する。 ■ここに、逃避的信念を回避して「理不尽な生」に耐え得る者だけが ──超越(崇高な国家!)に依存せず〈世界〉の根源的未規定性に開かれた者だけが──] 「理不尽な生」を強いる馬鹿を見通せるという、初期ギリシアに連なる真性右翼ならではのメッセージを見る。 ■〈世界〉の根源的未規定性に開かれた態度とは、悲劇を見通す力。 「理不尽な生」を強いる馬鹿が国家を名乗るのが世の摂理。 その悲劇を知るからこそ馬鹿を血祭りに揚げる機会も手にできる。
俺は西郷が最後のシーンで笑ってるように見えた
こういう映画でも観客の反応入りCMを作るという日本の配給会社はアホすぎ そりゃ日本映画も衰退するわ 昭和の時代のまま現代を突き進んでる感じ
2回目見てきた。 1回目は色々な意味で衝撃くらって、放心状態だったけど、 2回目は、落ち着いて鑑賞できて、栗林中将の大変さが良くわかった。 なお、8時半からのレイトショウで8割の入り。 横須賀じゃ、すごい数字だと思う。
219 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 01:12:24 ID:KI8rRvjQ
220 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 01:13:11 ID:+4oPksLC
巷の評価を眺めると評価の分かれる点は以下の2点だな 1 二宮君の現代的演技について 2 感動的(お涙頂戴)映画であったか否か まず、二宮君の演技が現代口調であったことについては誰もが異論のないところの ようですが、本映画で採用すべきだったかという観点では、私はNOなのです。二宮 君の厭戦的で打算的なタイプは確かに現代人に相通じる部分も多いかと思いますが、 「こんな戦争馬鹿馬鹿しい」「無駄死になんてまっぴら」「妻子のもとに帰りたい」 という直接的な感情だけが彼を縛っていたわけではないはずです。 二宮君は現代の我々に似ているようであって、背負っているものの重みは全く違う んですね。その違いや重みを忘れて感情移入してしまうことには異議を感じます。む しろ、理解できない、感情移入できないからこそ、その背景にある重みの何たるかを 考えさせなければならないと思うのです。それこそが、戦争映画の醍醐味ではないかと。 本作のまま二宮君に感情移入していけば、「戦争はいやだ」「戦争は怖い」「誰が こんな戦争をはじめたんだ」という被害者意識が強調されていきますが、その背景に ある重みを鑑みれば、それは赤紙が来たところに溯り、愛国婦人会の婦人に代表され る世相に怖ろしさを感じるはずです。その世相とは言うまでもなく、世論であり国民 の意思であり、加害者たる自分を感じる事ができるのだ。
221 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 01:13:39 ID:0Br4awSF
>>218 埼玉の夕方5時からのだと客が3割くらいしか入ってなかったw
俺も最後の二宮は笑ったかのように見えたが なんか「人間臭さ」が垣間見えたような感じで個人的には結構好き。 ま、誰だって「生」は嬉しいもんだしね。悲劇の主人公っぽくしないで良かったよ。
日本でもアメリカでもこの映画を批判してるのは論点ズレた自己中心的で阿呆な自信家ばかり。
死にたくない、生き残るんだと思っていた自分が、最後キレてシャベルを振り回してしまった ことに対する皮肉な、自嘲の笑みだと思った。 擂鉢山にかかる暖かい夕日が象徴する安全のサインにほっとしたようにも取れる。 本当に戦争を体験したもんじゃないと真実は分からん、どうとでも取れということだろう。
あれだけ厭戦的だった二ノ宮が最期は死を覚悟で米兵に抗うという変化を見せたというところに、監督の意図を感じる。 よってただたんに厭戦的ではない映画なのでは?
227 :
220 :2006/12/17(日) 01:15:35 ID:+4oPksLC
次に、本作が感動的であったかどうかという点だが、中には感動したというバカな意見 もありますが、戦争映画全般の中で言えば、やはり淡々とした戦闘シーン序列の部類 に入る。確かに、幾多の感動的、衝撃的エピソードが入っているとはいえ、本作は最 後の駄目押しがなかったように思う。これには、アメリカ人クリント・イースウッド が作ったため。 つまり、アメリカ人と日本人の硫黄島の戦闘に対する感動の基準が異なるのだとい うこと。戦勝国であり、今なお世界の警察国家であるアメリカ人にとって、命の 代償に値するものは家族愛や友情だけでは物足りなくなっており、いわゆる国家の大 義に殉じることこそが賞賛に値するのです。それは、アメリカが現在もイラク戦争で 犠牲者を出しており、国家の大義に殉じると言わなければやってられないという現実 があるのだ。 これに対し、日本は戦敗国であり、国家の大儀たるものが失われて久しいわけ。 国家の大義に殉じていった大戦の英霊たちを鎮魂しつつも、同じ大義の心を同調す ることは極めて困難な世代になっているのです。結局の所、最も理解しやすく、同調 できるのは家族愛であり友情ということになる。 そう考えると軟弱な今の若者にこの映画が受けるのもわかるというもの。 結論から言うと、本作は日本映画ではなくやはりアメリカ映画だった。決して悪い とは言わないが、栗林中将の末娘たか子への手紙という涙無くして語れない題材をも とにしながらも、本作は愛情や苦悩を主にした心情描写映画ではなく、勇敢さと決断 を前面に出した戦闘映画であった。 日本人の心に響く心情描写ものはさすがにアメリカ人製作では無理だったというこ となのだろうか。上映時間が長いにも関わらず、登場人物の心情描写は浅く、淡々と した時系列的流れは琴線に響いてこない。映画としての技術、内容のレベルはさてお き、「男たちの大和」の方がずっと心に響いてきたのはやはり日本人の心は日本人に しかわからないということなのかもしれない。唯一涙腺が緩くなったのは、冒頭の現 代硫黄島の残骸兵器映像シーンのみ。
栗林中将個人への想いはあつたとしても、基本的には 終始「生きて家族のもとに帰りたい」と願っていたわけだから 最後に安堵の笑みを浮かべたとしても不思議ではない。
230 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 01:18:26 ID:lljd92zH
笑うって言っても、シメシメとニンマリ笑うっていうのと、ホッとした表情をするのとは 意味が全然違うぞ。 シメシメと思ったような問いかけならば、答えは否だな。 シャベル持って暴れたのも計算づくだったということになるからな。そうじゃないだろう。 笑うというのも色々とあるんだから、そこをハキリさせろよ。 ホッした表情をしたようだというのならば、俺もそうだとは思うが。
231 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 01:18:35 ID:IN5dEscy
>>162 オリジナルだと日本語の台詞が聞き取りにくいからじゃないかな?
さすがに日本語の台詞に字幕つけられないから。
232 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 01:18:43 ID:0Br4awSF
>>226 最後だけじゃなくて米兵と最初から戦闘してただろ。
そして、捕虜が殺されてるのを見たから投降も意味がないと認識していた。
そういうもうどうしようもない状況であるから、半ばヤケクソでシャベルでも抵抗するしか道がない、というだけの話だろうよ。
233 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 01:18:46 ID:KI8rRvjQ
>>220 こんな下らん駄文をわざわざコピペして繰り返し載せる意図は?
ID:+4oPksLC←こういう「私は真意を分かってます。映画を分かってます」みたいなのもウザ。
235 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 01:19:27 ID:tu6+bcGF
>>227 > 結論から言うと、本作は日本映画ではなくやはりアメリカ映画だった。
結論に入る前のほうがなげーよ
236 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 01:20:56 ID:pifCpTlz
俯瞰で米艦隊を映してるシーンが円谷特撮の寒天の海に見えた
自分は西郷の最後の笑みは 夕日がキレイだったから ただキレイだなって笑ったんだと思う
238 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 01:21:36 ID:eCdvOD2W
クリントンイーストウッドの二部作に共通するのは、行きたくて戦場に行ったのでは無いってことだった。
239 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 01:21:42 ID:UrdD8/qs
あの笑みは深いぞよ
240 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 01:21:45 ID:0Br4awSF
>>227 「感動」できる映画のほうがくだらないと俺は思うけどね。
241 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 01:21:50 ID:AFicKep3
>>232 お前、寝ながら見てたのか?
拳銃の描写あったの無視か
父親たちの〜では最後に米兵たちが軍服を脱ぎ捨てて浜辺を走るシーンが出てくる。 この映画の対照性でいえば、やはり二宮の笑みは安堵の意ということになる。
>>232 下らない宮台の詭弁貼り付けておいて、自分は論点のぼやけた感想かよ。
ひとつ、西郷は最後に至るまで米兵をひとりとして殺していない
ふたつ、放心状態の西郷は奪われたコルトを見て突然怒りを露にしたんだよ
おまえ映画観てんのか
アメリカメディアの評論少ないな。 一般人なら公開前だから少ないのは理解出来るが、NYでわざわざプレミアやったのに 米マスコミはあんまり来なかったのか?
245 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 01:24:14 ID:0Br4awSF
246 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 01:24:36 ID:hdwayrqV
>>204 生き残った西郷は死ぬよりも恐ろしい経験をしたんだよ。
その記憶を抱えながら残りの人生を生きなくてはならない。
全員殺すよりもそのほうが遥かに残酷な設定。
247 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 01:25:38 ID:P/qbpdKr
不謹慎な言い方だけど、光の中で杖をつきながら歩く栗林中将の シルエットのポスター、とても美しい。 映画館にあった巨大な5人のアップのポスターもいいなと思った。
西郷というのは西郷隆盛から取ったものだろう。おそらく監督はラストサムライを見て、 武士道への憧れを抱いていたに違いない。そしてモデルの西郷隆盛からとった。 とみていいかい?
250 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 01:25:50 ID:UrdD8/qs
あれ?笑ってる……………のかな?という感じ。絶妙に。 そそるね。
251 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 01:26:55 ID:0Br4awSF
>>249 むしろラスト・サムライに対してこそ意図的にリンクさせて西郷にしたと思う。
>>249 名前決めたのはアイリス・ヤマシタかも知れないし分からん。
イーストウッドは別に日本通じゃないんじゃね?
西郷隆盛なんて知らない気がする。
>>227 ヒント
カタルシス 【(ギリシア)katharsis】
1 文学作品などの鑑賞において、そこに展開される世界への感情移入が行われることで、
日常生活の中で抑圧されていた感情が解放され、快感がもたらされること。
特に悲劇のもたらす効果としてアリストテレスが説いた。浄化。
クリントイーストウッドはどちらかというと、感情移入を許さない作風だと思うけど・・。
西郷なんて苗字あんまりいないだろ。 なんかつくりものっぽい。 伊藤とか林とか、ありふれたのが良かったな。
255 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 01:28:57 ID:hdwayrqV
>>248 あのシーンだけは本当に硫黄島で撮影したんだよね。
英霊たちの魂が渡辺に乗り移ったのかもしれない。
256 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 01:30:06 ID:lljd92zH
>>252 同意
脚本を書いた日系のアイリス・ヤマシタが名前を選んだと俺も思う。
257 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 01:30:09 ID:P/qbpdKr
栗林や市丸だってあんまりいないんだから、 西郷だって別につくりものっぽいとは言えないのでは・・・?
西郷隆盛って欝で自殺癖があったっていう九州の人?
>>251 ラストサムライに対抗するなら宗全じゃないと
>>228 でも捕虜になった時点では生きて帰れる確信は無いんじゃないかなとも思った
261 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 01:31:03 ID:lYAp1Ivw
そうだよね、二宮の笑みは夕日がきれいだったから・・・清水役の人がいってたもん、夕日を見てきれいだとかたいくつだとか思えることがいかに凄いことなのか、幸せなことなのか気付いたって
262 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 01:31:14 ID:QWySpw7V
>>252 知ってるぜ!
おいらは黒澤のサムライ映画でスターになったんだぜ!(by クリント)
263 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 01:31:58 ID:KI8rRvjQ
264 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 01:32:23 ID:5RIfiWuY
265 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 01:32:59 ID:0Br4awSF
>>259 いや対抗って事じゃなくて、欧米人が知ってる名前を持たせたほうが食い付きがいい、
っていう作品そのものよりも興味関心を引くっていう商業的意図かと。
宗全なんて欧米人は知らんて。
266 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 01:33:42 ID:QWySpw7V
お前らマカロニウェスタン知らないのかよw
>>150 硫黄島については、山岡荘八「小説太平洋戦争(7)」
全9巻だが読む価値あり
>>255 そうなん?!教えてくれてありがとう。
それを知ってから改めて見ると感慨深い。
映画もポスターもそうなんだけど、明度と彩度が低くて
透明感のある冷たさを感じる。
>>262 黒澤は西郷隆盛の映画なんて撮ってない気がするが。
西郷はなんか作り物っぽいってのは、西郷輝彦とか、あるからさ。 ところで、なぜイカれてない捕虜は殺し、イカれた捕虜はぶっころさなかったのか。 そこにも監督の意図を感じる。 それにしても、硫黄島全体の地形がいまひとつよくわからんかった。 擂鉢山をのぞくとあとは大体たいらにみえたのだが、よくかくれるところがあったな。
>>261 もしそうだったら素敵だけど、そんな事を読み取れるのは
100人に1人もいないと思う。連想させる顔に当たったオレンジの光とか一切ヒントがなかったもの。
もしなんてな…だったらマジレスしちゃってすまん。
鹿児島の部隊もいたんじゃなかった? 別に西郷がいてもおかしくないのでは?
273 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 01:39:39 ID:0Br4awSF
クリントイーストウッドはクランクインの前に 黒澤の「赤ひげ」を見ると聞いたことがあるんだが、 どなたかソース、知らないですか?
275 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 01:42:30 ID:UrdD8/qs
>>271 光が当たってなかろうが、夕日が映ったんだから充分読み取れるが。
真相はともかく。
276 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 01:42:54 ID:QWySpw7V
>>269 クリントをスターにしたマカロニウエスタン、「荒野の用心棒」は黒澤映画のパクリ。
クリントはサムライ映画を意識している、というかファンらしい。
277 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 01:43:11 ID:aROq45ei BE:669643294-2BP(400)
あの夕日は沈み行く大日本帝国を表してるんだろ
清水が殺されるシーン。 日本人はこれからのことを考えて話しているのに、 米国人は足手まといだから殺しちゃえって話してる。 言葉がわからないから、殺されるまで日本人二人はわからない。 あのシーンも結構ぐっときた。 「ただ単に夕日が綺麗だなー」って解釈なかなかいいです。 私は狂気、放心状態になっていると思っていたけど、その西郷が夕陽を見てるんですよね。 いろいろとこの映画は解釈の仕方があっていいですね。
279 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 01:45:11 ID:hdwayrqV
>>268 確証はないけれど、渡辺はクリントと一緒に半日だけの撮影許可で
硫黄島を訪れている。
そのときに撮れる映像といえば、冒頭とラストの現代シーンを除けば
あの場面以外には考えられない。
280 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 01:45:31 ID:lljd92zH
>>270 >ところで、なぜイカれてない捕虜は殺し、イカれた捕虜はぶっころさなかったのか。
>そこにも監督の意図を感じる。
あなたは、深読みするのが好きな人のようだな。それはそれでいいと思う。
俺も含めて、殆どの奴は、単純に考える。
周りの日本兵は全くいなく、銃ではなく、可哀相にシャベルを振り回す奴をまともな米兵が殺すか?>殺さない。
捕虜の日本兵2人はまともだが、戦場の中にいて、どこから日本軍が襲ってくるか判らない状況、普通は周囲に
警戒しないといけないのに、自分の危険を犯してまで捕虜の日本兵に気を使う必要があるのか?=自分の命の方が大切
→邪魔な奴、捕虜を始末した方が自分にとっては得
>>276 そんなのは常識だから知ってるってw
日本史まで詳しくないだろうって言ってるのw
でもまぁ西郷隆盛が維新の英雄ってくらいは知ってるかもな。
でもなぁ、二宮の役ってあまり西郷隆盛をイメージするようなタイプじゃないし。
クリント自信も「西郷は兎だ」って言ってるしな。
上陸地点の砂浜以外は断崖。島の中北部の台地は地形が険しく小山が連なる。
>>271 父親たちの星条旗でも、ラストのエピローグで語られるのは、
激戦の最中の、サーフィンの光景。
ラストで、星条旗と繋がると思った。
>>263 大丈夫。こいつの他のレイティングも見てきたけど明らかに国粋系の人。
「good German」ってジョージクルーニーの映画もタイトルの時点で
叩き入ってる・・・w
日本人でも「日本軍が善戦した事が描かれて無いから駄作」って
言ってる人と近いかも。
この映画は各所各所がもう一つの作品とつながっている。 ラストのシーンもおそらくつながっている。のではないかい?
286 :
283 :2006/12/17(日) 01:49:14 ID:vrp2X1yr
>>283 すまん、サーフィンじゃなくて、海水浴だった。
自己レス、スマン
287 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 01:50:35 ID:GCyvoobN
西郷という名前は西郷隆盛からとったんだよ。 西郷隆盛はアメリカで人気だから。 NHK大河ドラマ「翔ぶがごとく」がアメリカで放映されてヒットしたから。
>>280 伊藤も殺されなかった。
投降しようという奴は殺し、投降しようとしないが、どうしようもない奴は助けるとみた。
なんか変だな。
西郷の表情は微妙。 敵の手に落ちたすでに日本領土ではなくなった硫黄島。 そこの地獄の戦場からの、自虐を含んだ開放感みたいに思った。
当たり前のものを、それがどれだけ普遍的であったか気付く瞬間がある。 夕暮れが橙だったこととか、自転車のハンドルを握る手が指先まで冷たくなっていたこととか。 そんなごく些細なことね。 そういうときの感動ってとてもじゃないけど言葉にすることができない。 言葉にした途端に手から逃してしまいそうな脆弱さがある。 西郷のあの表情もそれと似たものだと思う。 当たり前のものがいかに当たり前なのかと実感した瞬間。
291 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 01:53:13 ID:KI8rRvjQ
292 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 01:54:11 ID:lljd92zH
>>288 伊藤が殺されなかったっていうか、戦争で、戦意喪失しててボーとしている奴を殺さず、
捕虜にするのは、まあ普通のことで、俺としては、無責任な伊藤が自決しなかったのが、
見ていて腹立った。
>>278 観ている最中、バロン西が米軍捕虜の手紙を読むシーンでぐっときたが、
翌日なにかしている時、でもあのサムは捕獲されて怖かっただろうな、
でも西に英語で語りかけられてほっとしただろうな、と思ったら急にあの
米兵が気の毒になって泣けてきてしまった。
映画の帰り道では突然マイクのこと思い出して泣きそうになったし。
なんかこの映画、全編にわたってそういうPTSDみたいな効果がある。
そしてこれは星条旗の方でもまったく同じ。
実にやばい映画だ。
>>270 >それにしても、硫黄島全体の地形がいまひとつよくわからんかった。
>擂鉢山をのぞくとあとは大体たいらにみえたのだが、よくかくれるところがあったな。
実際も、だいたいそんな感じ。
だからこそ、栗林中将は地下要塞を構築した。
まあ、100%完成はしなかったけどね。
予定よりもかなり地下坑道は短かった(本来なら、擂鉢山まで坑道をつなげる予定だった)。
それでも十二分に威力を発揮し、米軍に膨大な損害を与えたのは周知の通り。
>>290 ちょっとそれはないと思うね。
ただたんに一作目と同じ、安堵の意だろ。
夕日云々はさほどの意味はないと思う。
296 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 01:55:22 ID:hdwayrqV
>>285 「生き残った者の苦しみ」という点で星条旗に繋がるね。
西郷もドクと同じように死んでいった仲間の姿を生涯忘れることはできないだろう。
297 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 01:55:26 ID:KI8rRvjQ
>>288 変ていうか、そんな理不尽な運命の悪戯は現実にいくらでもあるだろ。
そういう縮図を映画として切り取ってるだけで。
298 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 01:55:53 ID:UrdD8/qs
>>280 そりゃそんなこたぁ誰でも考えるわ。
なぜそういう最期をストーリの視点を合わせたかってことだろ
>>270 が言いたいのは。
299 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 01:59:02 ID:QWySpw7V
>>281 君は常識を気取る割に、西郷隆盛が米国人に良く知られた日本人だという
常識がないんだなwww
300 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 02:00:05 ID:lYAp1Ivw
>>290 同感!!当たり前のものを当たり前だって気づく余裕さえなかったんだよ、この時代の人は・・・あの最後の西郷の笑みはある意味安心した笑みだって思いたい
>>291 うゎ・・・
そんな人にしては3/10だから高めかも・・・
まあ馬鹿には変わりないんだけどね。
日本にも似たようなのがいるから、あまり悪くは言えないが。
302 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 02:00:47 ID:KI8rRvjQ
>>295 たんに安堵ってか、いろんな解釈をさせるような含みは残してるでしょ、どう考えても。
>>290 みたいな解釈だってありだと思う。
303 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 02:01:06 ID:lljd92zH
>>298 >>280 に書いたのは、俺としては、そういうシーンは他意がなく描いたと思っているから。
俺としては、全てのシーンに裏の意味があるような映画の作りとかは成り立たないと思っているわけよ。
それを、やんわり言いたかったのだけど、そう突っ込まれると、こう書かざるを得ない。
捕虜になって生きようとする奴がぶっ殺され、反対の人間が生きてしまったということを描こうとした。 西郷ははじめは捕虜になりたがっていたが、栗林の影響を受けて最後は逆になってシャベルで攻撃したが逆に助かった。 そういう意外な結末を監督は意図したのであろう。
305 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 02:01:35 ID:FpuLo5Aj
しかしほんと音楽が耳に残るなー サントラ買わないと
306 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 02:02:08 ID:0Br4awSF
であろうw
伊藤だって捕虜になっても全裸で甲板掃除させられてるかもしれない
西郷が殺されなかった理由 少年兵を殺したらヤバイから。
>>299 ラストサムライのスレでは有名だろうけどな。
つかイーストウッドが居間で「翔ぶがごとく」観てるイメージがどうしても湧かないんだよw
アイリス・ヤマシタが観てるイメージならじゅうぶん湧くが>日系2世だから
まぁどっちにしろ仮定の話だ。
3回見たがどうしても分からない部分が多々出てきた、 西郷射的ミスで靴磨きの罰を与えられた時に 栗林中将がボソっと言ってる台詞が3回見ても聞き取れない 栗林が最後の総攻撃をかけると言ったあと部下に支えられながら 杖をついてる歩いてるのは何故?あの時点では足悪くなかったはずだが 西郷が糞バケツを持って爆撃にあいかけた時に 「あんたいい奴だ」って指さしたのあれは何に感謝したんだ? 親友が赤痢の前兆があったのに死の場面は無かった事が不思議だ
311 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 02:04:40 ID:KI8rRvjQ
>>304 書いてることは間違ってないと思うけど、
>そういう意外な結末を監督は意図したのであろう。
なんて書かれると、すごい薄っぺらい映画みたいに見えちゃうな…
理不尽さとかもっといろんな複雑な感情が込められてるのに、そんなあっさり一行でまとめんなよ。
312 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 02:05:52 ID:AFicKep3
>>288 映画として単純に死んだか死なないかに価値を置いてないだけだろ
監督は作品を提供することによって観客自身に考えさせる作風だ
国によって強制的に戦争に参加したから死んじゃって不幸でした
そんな単純な映画をクリントが撮るとは到底思えない
恐ろしい敵だった日本人も普通の人間だった、
アメリカ人にその事を教えたくてこの映画を撮ったと言ってるじゃないか
伊藤を死なせたいと考える向きには変な描写と感じるのかも知れんが
それはメッセージの意図を間違えてると思うね
>>308 すべて偶然だよ>理由
星条旗の方でもイーストウッドは「前をいく戦友が撃たれたために自分は助かった」
というようなことを言っている。
314 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 02:06:14 ID:1m6XPisY
>>310 『靴磨きより銃の手入れだろうが。』ってボソッと言ってるよ
>>310 靴磨きより銃の手入れのほうが重要だといっていたと思う。彼の合理性を語るせりふでああろう。
杖をついてるのは、夜襲のときに機銃か何かで撃たれたから。史実でも確か片足を撃たれ負傷したという。
不発弾に感謝したのかな。
赤痢の件は突然だったな。
316 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 02:07:15 ID:VxWng+6g
靴磨きより、銃の手入れだろー
317 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 02:07:40 ID:0Br4awSF
>>310 1、つぶやきは、そこでやるなら銃の整備だろ、みたいな感じ。
2、それは分からん
3、敵
4、結局死んだやん。
318 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 02:08:55 ID:QWySpw7V
319 :
宮台大先生の評論で完璧やん :2006/12/17(日) 02:09:23 ID:0Br4awSF
■「死にオチ」映画は、エンドロールが始まるとザワザワと観客が帰り始める。 『父親たちの星条旗』も『硫黄島からの手紙』も長いエンドロールの間、殆ど席を立つ観客がいない。 立てないのだ。『硫黄島?』では、隣の白人老夫婦が涙を流したまま立てないでいた。 ■私も立てなかった。立てなかっただけでない。今でも思い出すだけで鋭い痛みが訪れる。 結論に関係するが、誰かの「悲惨な死」に同情するのではない。 我々全員に「理不尽な生」を強いる〈社会〉(を含めた〈世界〉)というものに震撼し、自らの生に怖じ気付くのだ。 ■言うまでもなく「理不尽な生」を強いる〈世界〉(世の摂理)を描くことがイーストウッド映画の一貫した真髄だ。 ■監督にとって、国のために死ぬとか家族のために死ぬといった国の物言いを信じるのは、馬鹿のために死ぬのと同じだ。 それを薄々知るが故にこそヘタレは現状追認的に国家の崇高性を信仰したがる。 傍らの友のために死ぬというミメーシス(感染)だけが肯定できる。 ■『父親たち』『硫黄島』は共に「悲惨な死」故でなく「理不尽な生」故の反戦を押し出す。 だが、『硫黄島』は加えて、認知的不協和回避の為の「国の崇高」「潔き自死」の如き逃避的信念を否定。 栗林中将の「理不尽な生」に倣え(ミメーシス!)と推奨する。 ■ここに、逃避的信念を回避して「理不尽な生」に耐え得る者だけが ──超越(崇高な国家!)に依存せず〈世界〉の根源的未規定性に開かれた者だけが──] 「理不尽な生」を強いる馬鹿を見通せるという、初期ギリシアに連なる真性右翼ならではのメッセージを見る。 ■〈世界〉の根源的未規定性に開かれた態度とは、悲劇を見通す力。 「理不尽な生」を強いる馬鹿が国家を名乗るのが世の摂理。 その悲劇を知るからこそ馬鹿を血祭りに揚げる機会も手にできる
320 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 02:09:34 ID:KI8rRvjQ
「あんたいい奴だ」は天というか神様に言った感じじゃないの?
>>314 >
>>310 『靴磨きより銃の手入れだろうが。』
へ〜そう言ってたのかオレも聞き取れてなかった
その悪態けっこう笑える
クリントのことだから西郷の微笑みの意味は 皆さん各自で判断してくれと言いそう
>>320 そう思った。
てゆーか、神様って言ってない?
324 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 02:11:56 ID:l8mUNZ+K
>>310 3は前スレで神に感謝という意見もあった
325 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 02:12:50 ID:GCyvoobN
>>309 アメリカ放映時にはニュースになったみたいだからイーストウッドも当然に知っているかも。
最終回に近づくにつれ「西郷を殺すな!」という投書がテレビ局に殺到したというニュース。
最後の笑みは、 発狂とか、「あー俺生きてるわー」とか、「綺麗な夕日だなあ。そういえば夕日見るの何日ぶりだろう。」とか、いろいろあると思うよ。
>>218 もしかしてダイエー?
俺も8時半のレイトショーで見たぜ
328 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 02:16:43 ID:lljd92zH
>>310 俺は、まだ1回しか観ていないけど、ついさっき見てきたばかり@ナイトショー
>西郷射的ミスで靴磨きの罰を与えられた時に
>栗林中将がボソっと言ってる台詞が3回見ても聞き取れない
「銃の手入れをしないといかん。」とか言ってたような気がするが。
射的が下手なのは、そもそも銃が手入れされていないからだろうと受けとったけど。
>栗林が最後の総攻撃をかけると言ったあと部下に支えられながら
>杖をついてる歩いてるのは何故?あの時点では足悪くなかったはずだが
そうだっけ? 軍刀抜いて「突撃!」ってところ?杖ついて、突撃してなかったようだけど。
>西郷が糞バケツを持って爆撃にあいかけた時に
>「あんたいい奴だ」って指さしたのあれは何に感謝したんだ?
直ぐ近くに、米軍の砲弾が堕ちたんだけど、それが不発弾で助かったシーンかな?
その不発弾、やや大きく映って、アルファベットと数字が書いてあったような・・・
>親友が赤痢の前兆があったのに死の場面は無かった事が不思議だ
そうだね。プライオリティからして省略されたのかもね。
>>326 カットされたシーンに「夕日が綺麗だとか…」ってセリフがあるから
そことも繋がってたのかも。
330 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 02:18:01 ID:Ocl8t5Mq
>>308 馬鹿めプライベートライアンの頃だって少年兵死んでるぞ、
戦争映画撮るじたい、生首吹っ飛んだりとか手足と千切れたりする描写
満載なんだからたかだか少年兵という理由だけでクリントが生かしているわけねーだろ
それなりの重要な役目があったんだよアホ
331 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 02:21:12 ID:AFicKep3
>>330 童顔なだけで別に少年じゃねーし
皮も剥けてやることやっておるわ
そうだろ?チンコ野朗
332 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 02:21:26 ID:lljd92zH
>>308 お前、二宮が童顔だからってwww
二宮が演じていた西郷は、嫁さんも娘(生まれて間もない)がいるんだぞ。
12月の大きな映画賞〜「硫黄島からの手紙」〜 ○ナショナル・ボード・オブ・レヴュー・・・最優秀作品賞受賞、監督賞(次点)、撮影賞(次点) ○アメリカ映画協会賞・・・「今年の作品賞ベスト10」入選 ○ロサンゼルス映画批評家協会賞・・・最優秀作品賞受賞 ×ボストン映画批評家協会賞・・・受賞ならず ×ニューヨーク映画批評家協会賞・・・監督賞(次点のみで受賞ならず) ○ブロードキャスト映画批評家協会賞ノミネーション・・・作品賞、監督賞、外国語映画賞 ○ゴールデン・グローブ賞ノミネーション・・・監督賞、外国語映画賞 ?サテライト賞・・・12月17日発表(本日) ?シカゴ映画批評家協会賞・・・12月28日発表 調べてみたら結構取れてるね。 本日発表のサテライト賞は過去に 「ラスト・サムライ」で作品賞・主演男優・助演男優・撮影賞・編集賞の 5部門もの賞がノミネートされたことでも有名ですね。 結果、撮影賞・編集賞のみが最優秀で受賞されましたが、 さて今回は???
西郷ははじめから反戦的で、このままだと反戦映画になるかと思っていたが、だんだんと栗林中将の影響を受けて 変化してきて最後は反戦的というふうではなくなっていったと思う。監督はそうしたかったのだろう。 単なる反戦映画ではなく最後はよく戦ったという意味だろう。夕日云々などと的外れな意はない。
>>5 の硫黄島に従軍した帰還兵の日記読んでるけど凄いな
文章が面白い
336 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 02:23:42 ID:DR1l6p+b
日本だけで父親と手紙と二本分の元取れそうだな オマケで作った映画なのに
338 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 02:24:36 ID:lljd92zH
俺、父親たちの星条旗も観たが、あの映画よりこの映画の方が評価が高いだろうな と思っていたけど、やっぱ米国内でも同じ評価になったな。
「翔ぶがごとく」の話で気付いたけど、 西郷ドンの死に方と栗林中将やバロン西の死に方って重なる部分があるな。 手榴弾自決の上官みたいに、まだ戦えるのにさっさと死を選んじゃうんじゃなくて、 やれるだけ精一杯やったうえで、「晋ドン、もうここらでよか」ってふうに。 劇中の西郷って名前が影響受けてるってのも、あながちありえない話じゃあないと思う。
>>310 自分と気になったところが重なってる。
・栗林の台詞
「靴の手入れじゃなくて銃の手入れだろう…(呆れ気味)」
・杖
あれは栗林が杖ついてたんじゃなくて藤田がしがみついていたのかと…
・「やっぱアンタいい奴だ」
神みたいなものに対してだと思うよ。
「やっぱ」って言ってる以上、一度は諦めたものに対して望みを感じたんだと思う。
・赤痢の親友
米国公式サイトの写真に靴磨きをしている西郷と梶原が喋っている写真がある。
そのシーンはカットされたみたいだから、
本当は何かしらのやりとりがあったんだと思う。
341 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 02:27:38 ID:wYj15hq5
「星条旗」はエンドロールに当時の実際の写真が次々と写されることと、本編の前に 「手紙」の予告編放映が告知されていたため一人も最後まで席を立つ人はいなかった。 「手紙」のエンドロールはそういうことはなく、他の映画と比較すれば相当少ないものの、 徐々に席を立つ人がでてきた。 自分は映画の内容を深く考えさせられ、最後まで席を立つ気になれずにいた。 最後に例の映画協会(?)の番号が写しだされ、明るくなって、幕が閉じられるのだろうと 思っていたら、そのまま黒いスクリーンが少し続き、「何かあるかも?」 と思っていたら、<<28が・・・・。 これから見るひとは、字幕が消えてスクリーンが黒くなったら、出口へ向かおう。
342 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 02:28:59 ID:AGy8E5Ul
バロン西は今で言う「傾奇者」か
>>340 ×「靴の手入れじゃなくて」
○「靴の手入れより」
344 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 02:30:55 ID:DR1l6p+b
345 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 02:32:03 ID:lljd92zH
>>341 俺は、映画を観たらエンドロールが終わるまで席を絶対立たない主義だが、
そんな画像なかったぞ。
映画館によって違うのかな?
346 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 02:32:11 ID:jGHqgKv4
test
エンドロールが終わって、箱が明るくならないなと思ったら、 「プロジェクトA」のテーマが流れて爆笑NG集だよ。もうびっくりしたね。
348 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 02:35:36 ID:PfJKkS7a
まじかよ。 「字幕:戸田奈津子」ってのまで出たら、すぐ劇場内の照明がついちゃったぜ。
真ん中通路横に座ったが、横の若い女の口からものすごく酸っぱい臭いが終始していて、口で息をしていた。 たぶん甘いものを食った後の臭いだろう。
アメリカ人の友達と見たけど、西郷は最初は少年に見えたって言ってた。 でも、日本人はみんな童顔に見えるから妻子ありって設定なら受け入れられる レベルだけど、とのこと。妻も幼顔に見えたからそんな年齢差あるのはわから ないって。
西郷が殺されなかった理由 先にアメリカが清水を殺してしまったから
西郷は31才の役だからな・・ 実際二ノ宮じゃなくても、23歳の役者が演じるには結構きついとオモ。 そもそも最初は西郷役は加瀬だったんだし。
# このテキストを思い出した 『フィリップ・K・ディック・リポート』の 「フィリップ・K・ディック・インタビュー」 by チャールズ・プラットより P133-P134 第二次世界大戦中、まだ少年時代に、ニュース映画で日本兵がアメリカ兵の火 炎放射器にやられる場面を見たことがある。日本兵は火に包まれて、燃えなが ら走り、燃えながら走り、そして観客はそれを見て拍手喝采し、大笑いした。 ぼくはスクリーンの上の兵士の姿と観客の反応を見て、恐ろしさに茫然となり、 こう考えた――なにかがひどくまちがっている、と。それからずっとあと、三 十代になって、田舎で暮らしていたときに、子供部屋にはいりこんだネズミを 退治しなければならなくなった。ネズミを殺すのはむずかしい。ぼくはネズミ とりを仕掛けた。夜中にネズミはそれにひっかかり、翌朝ぼくが起きていくと、 ぼくの足音を聞きつけてキイキイ鳴いた。ぼくは熊手の先にネズミとりをひっ かけて外に持ちだし、罠をはずしてネズミを草むらへ逃がしてやろうとした。 だが、檻から出てきたネズミは首が折れていた。ぼくは熊手でネズミを突き刺 したが、それでも死なない。このネズミは、ただ中へはいって餌をとろうとし ただけなのに、毒を食わされ、首の骨を折られ、突き刺されて、しかもまだ生 きている。その瞬間、あまりの恐ろしさにぼくは気が狂いそうになった。急い で家に駆けこんで、バケツに水を張り、ネズミをその中で溺らせた。そしてそ の死骸を、ぼくのつけていた聖クリストフォロスのメダルといっしょに、土に 埋めた。それ以来ずっと、ぼくはそのネズミの魂を背負って生きている。この 世界での生き物の境遇に関するひとつの問いかけ、ひとつの問題としてね。あ んな無惨な死にかたをしたネズミの霊魂を追い払う気になれないんだ。 『流れよわが涙、と警官は言った』の中で、ジェイスン・タヴァナーの閉じこ もった暗闇の建物へ、武装した群衆が近づいてくるところがある。彼はおおぜ いの足音を聞いて、悲鳴を上げる。これはあのネズミが、ぼくの近づくのを聞 いたときに出した悲鳴だ。一九七四年になっても、あのネズミの悲鳴はまだ耳 にこびりついていたんだよ。
西郷がシャベルを振り回すシーンはそれまでの厭戦気分とはうって変って、栗林への忠義の精神からだ。 遺品のコルトを奪われて激昂したんだけど。 それにしても日本刀を奪って喜ぶ米兵は何か変だった。
つまり最後は忠義の精神でシャベルを振り回す西郷と、日本刀やコルトを奪って喜ぶ馬鹿な米兵を対照させて、 日本の武士道精神を称揚したものと思う。
357 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 02:49:19 ID:SgjEmTWY
二宮より西島とかの方が・・・と思ったけど 西郷が二宮みたいに小さくて華奢だったから 最後のスコップの時に殺されなかったのかも。 アメリカから見たらあのスコップ反撃は子供が 悪あがきしてるぐらいの笑える感じだったのかもね。
358 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 02:50:39 ID:FpuLo5Aj
硫黄島にあった武器の種類や数、日本軍の配置がわかるサイトは無いですか?
359 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 02:52:09 ID:RIf6d8k9
西郷や伊藤が殺されなかったのは 日本軍の集団的な抵抗が終わって掃討戦に入っていたからじゃないかな。 敵の勢力が存在 → 敵に襲われるリスクがあるので足手まといの捕虜は 極力捕りたくない。 → 場合によっては面倒くさいので殺す 敵の勢力が消滅 → 敵に襲われる可能性が極端に減ったので捕虜を捕り 連れて行く余裕が出る。 → 捕虜収容所 降伏するタイミングかな・・・
361 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 02:52:19 ID:FpuLo5Aj
それにしても仮に中学生でもスコップを振り回してたら危ないだろうに。 衰弱してて狂ってるからそんなこともないと思ったかな?
テンプレ多すぎるな…。そろそろ情報集積サイトが必要なのかね。
364 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 02:54:19 ID:lljd92zH
>>362 おらも、そう思うですばい(`・ω・´)シャキーン
365 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 02:54:27 ID:5mjVJOmL
獅童は栗林とことごとく対立しておきながら、最後は 生き残ってしまうっていう、栗林と対比的な存在だから もう少し扱い大きというか、対立した上官をもう少し 絞って獅童にふれば良かったかもな
二宮スレでカットシーンのネタバレ拾った。 524 :523 :2006/12/17(日) 02:38:26 ごめん一文字抜けた。 ネタバレ 戦争で華々しく散ることが、お上への奉仕だとみんな言うけどよ。 俺もわからねえよ。 でもよ、俺に言わせりゃあ、お上は、自分が作ったこの世をさ、 みんなが楽しく生きてくれてるほうが喜ぶ気がするんだよなあ… 清水、お前はさ、奇麗な夕日が山を真っ赤に染めてんのを、 ずーっと眺めることなんぞ、なかったろう。 村の祭りにちょっと寄ってさ、田舎料理食ったり、 盆踊りがちょっと違うなあって思ったりしたことねぇだろう。 女のほら、山だの谷だのをさ、眼えつぶっても思い出せるほど知らねえだろう。 腹ん中のガキの音とかさ… 女房の、薄皮一枚向こうの腹ん中で、てめえのガキが息してんだ… なあ清水、お前はさ…何かがもったいないって程、まだ生きちゃいないんだよ。
それにしても二宮は爆笑問題の奴に似てるな。
体力もなくふらふらで、キチガイの子供がスコップに振り回されてるように見えたんだと思ってた。 米軍側は5〜6人くらいいたし、取り囲んでるし、銃を持ってるし。 殺すのも大人気ないくらい哀れに映ったんだろう。 また、ニノミヤのキャスティングは背が小さく童顔でこのシーンを演じるにはぴったり。 彼が往年のアントニオ猪木だったら確実に射殺されていた。
>>353 西郷役が加瀬?
加瀬は清水の方に親近感を持って清水役のオーディション受けたってインタビュー読んだけど。
>>363 西島秀俊の事。
西島でもいいんじゃないかなと思った。
>>367 太田が西郷だったら誰よりも先に硫黄ガスで死んでそうだw
スレの流れ早すぎw
>>369 は
>>361 へのans
夜立って、5時間弱でスレ1/3消費かよ。すげぇな。
加瀬…実年齢と合わせて西郷近辺の年齢枠を受けたが、 どうしても清水がやりたかったので1テイクだけ特別に受けさせてもらった。 結果、清水役で合格。 二宮…実年齢と合わせて清水近辺の年齢枠を受けたが、 合格知らせにあったのは西郷役だった。 後日、西郷単独のオーディションをやり改めて承認される。 伊原とシドウはわからん。
374 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 03:02:49 ID:hdwayrqV
>>368 ジオってWikiも出来るの?
一人でまとめるのは大変だからWikiが良さそう
そういえば初めて栗林が西郷を見た時にあまりに痩せてて 「月から来た人みたいだ」って言ってたな。 やっぱりクリントの中では西郷は二宮みたいな華奢の人のイメージ だったのかも。
378 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 03:05:03 ID:UtrIFvx2
>>370 最初は加瀬に西郷役のオーディションが来たんだよ。
でも脚本読んでみて、自分は17歳の兵士の役(清水)の方が
感情移入できると感じて、
自分から監督やスタッフに頼み込んで、
17歳と31歳の役(=西郷)両方のオーディションの演技をして、
最終的に清水役に決まった。
加瀬本人がインタビューでそういってる。
だから加瀬が清水やりたいといわなければ、
二宮も17歳の役のはずだったかもしれない。
NGID ID:0Br4awSF ID:Ocl8t5Mq
381 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 03:08:20 ID:hdwayrqV
>>379 そうだったのか。
清水役の二宮なんて想像できないから、やっぱり適役だったのかもね。
382 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 03:11:58 ID:4icu39lA
>>350 西洋人から見たら東洋人は年齢不詳だもんな。
昔、「ミス・サイゴン」ってミュージカルのオーディションの時に、
日本スタッフが「設定年齢には見えない」と言っても、欧米スタッフから
見た年齢に見えることが重視されたとか。
自分もイギリスを何度も旅行してるが、田舎のパブなどに入ると
東洋人の少年が一人で迷い込んできたような顔をされていつも一瞬シーンとなる。
ひどいときは15歳ぐらい年下に見られる。
30歳だったときは大体20歳程度に見られて、「何歳だと思いますか?」と
尋ね返すと、28歳でお手上げだった。それでも相当向こうは無理して言っていた。
383 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 03:12:04 ID:7izLi/kg
あの役は二宮じゃなくて川谷拓三が適任。 でも他界してるから しこふんじゃったのデブ役が適任かも。 当事はあんなデブいなかったか? ジャニーズ事務所のプッシュがあったから 二宮選んだんだろうが、二宮の演技は糞だった。
384 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 03:17:18 ID:ZT9lI8UZ
川谷拓三じゃ、シンパシーが起きないからダメでしょ。
385 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 03:18:04 ID:hdwayrqV
386 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 03:24:12 ID:lljd92zH
戦時中の日本で、デブがこと自体、ありえないもんな。
387 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 03:25:24 ID:lljd92zH
俺は、二宮は別に悪くはなかったと思うがな。 そう思うのは、自分が年取ってるからよ。
388 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 03:27:37 ID:l8mUNZ+K
西郷でぶ
>>379 なんで加瀬中心に考えちゃってるの?
西郷役のオーディション話が来てたのは加瀬だけでなく加瀬他30代の役者複数名に来てたんだろ。
しかしその中に合ってるのがいなくて、
別の役のオーディションを受けてた二宮に西郷を見たクリントが選んだ。
加瀬が清水をやりたいと言い出さなくても、
加瀬は西郷役は落ちてたし、二宮は西郷役で受かってただろ。
清水役を受けてた役者の中では加瀬が一番合ってたから、加瀬は清水役で受かったんだよ。
栗林中将のコルトを見て西郷が激高したシーンで 日本兵の遺品を戦利品にして自慢したり高値で売買したりすることが 持ち主本人の魂や遺族の気持ちをいかに傷つけているかを アメリカの人がちょっとはわかってくれたらいいなぁ
391 :
^ :2006/12/17(日) 03:33:24 ID:GWd2uUnz
この映画の影響でヒロシマ・ナガサキ・オキナワに加えて「イオウジマ」が 第二次大戦を語るうえでの重要な地名になるかな? アメリカは戦勝国だが硫黄島での戦いは負(ふ)の意味での描きかただと思った。 暗いトーンで淡々と進むところを見るとベトナム戦争映画と同列に見てしまう。 「星条旗」をまだ見てないので分からんが。 不謹慎だが、渡辺謙は軍服姿もカッコイイと思った。それだけに薄くなった頭頂部を 見せて頭を下げるシーンや最期の自決はグッときた。 憲兵役が硫黄島に送られてきた理由が犬を撃てなかったというのは陳腐過ぎる。 人格者の栗山中将やバロン西、少々軽めのセリフを吐く西郷以外に人間味が 感じられる役どころだったのに。感情移入の度合いが少し薄れました。 もし事実であったなら申し訳ない。
中村演じる伊藤の空回りっぷりが皮肉が利いてるね
この映画、よく言えば淡々としている、悪く言えば冗長で盛り上がりに欠けると言ったところか。 米軍の大艦隊を見て絶望感に暮れる所と、最期の突撃のシーンはもっと長くてもいいと思ったが、まあ、あれはあれで抑制が効いてて良かったと言えるかも知れん。
敵の手に落ちたすでに日本領土ではなくなった硫黄島。 映画の冒頭の西郷のセリフが重なる。
>>391 世界史的に言えば
沖縄より硫黄島のほうが遥かに有名だし重要。
今まで日本であまり語られなかったのは
諸説あるが民間人がほぼ戦闘の巻き添えを喰らわなかったから。
日本では民間人が巻き添え食らった
サイパン・沖縄のほうが印象深いのかもしれないけど。
現実の戦闘は映画の何百倍も悲惨で救いの無いものだったと思う。 あくまで映画としての話ね。
397 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 03:42:28 ID:UlSXduKj
「星条旗」のストロベリーソースの場面と、「手紙」の」愛国婦人会のおばちゃんは 戦闘シーンより怖かった。
398 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 03:44:09 ID:jGHqgKv4
>>385 デブだからいいというのでなくて
ドジな香具師という印象だな。
二宮は現代人の若者そのもので違和感ありまくり。
この映画はフィクションだと暗に示しているようなもん。
デブが出ても同じかもしれんが
「愛国婦人会」は今の「第9条を改正させない会」と似た狂気を感じる
400 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 03:45:50 ID:jGHqgKv4
>>397 >、「手紙」の」愛国婦人会のおばちゃんは
戦闘シーンより怖かった。
あんなの正直おらんだろ。違和感ありまくり。
またナエみたいなのもいない。
あの場で兵隊に取るなと日本人女性なら
叫ばない。
朝鮮人ならあるかもしれんが。
>>398 二宮の起用は確信犯だろ。
現代の若者の立場であの戦闘を語るという。
わざと浮いてるような演出をしている。
402 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 03:47:29 ID:jGHqgKv4
>>395 沖縄のほうが取り上げられるのは
民間人が多数犠牲になって
左翼が政治活動に利用しやすいからでしょ。
403 :
~ :2006/12/17(日) 03:47:45 ID:GWd2uUnz
>>371 西島秀俊イイと思う。彼の無精髭の顔やどっか他人と違うことを
考えてる感じは合ってると思う。パン屋が合ってるというのは疑問だけど。
シドーは狂ったヤツをやらせたらハマリまくりだね。無様な感じもいい。
>>391 犬殺しのシーンは、リアリティではなく、創作のほうに軸足があったと思う。
当時の日本の
「隣組による相互監視」「非国民レッテルにより自由意志を束縛」
「村八分というラベルはりによる差別とけん制」「理不尽で傲慢な官憲」などの
空気を、短時間で表現するための様式美みたいなエピソード。
一連の日本の回想シーンは、「事実と違う」と見るのではなく、
「誇張と省略により上記の真実を提示して見せた」と見るのが適切だと思う。
実際、あの犬の話は、あとで出てくる米家庭の自由な犬と対を成して、対照を鮮やかにしてる。
妊婦の「徴兵は堪忍してくれ」話と、国防婦人の「跡継ぎが出来たんだから死んでもいいだろう。
我が家だって苦しんでるんだ」という、あの会話は、リアリティ追求なら成立しないシーン。
でも、象徴として、言い換えると当時の庶民の心の中の声を肉声に代弁して
端的直截に表現したのがあのシーン。
それに、あそこは西郷の回想シーンだから、望郷の念から見ている夢のシーンととらえてもいい。
そう理解しても不自然でない程度の雰囲気は出ていたと思う。
405 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 03:50:23 ID:jGHqgKv4
>>403 二宮はシドウでもよかったような。
ひねくれた現代っ子でも十分務まりそう。
シドウはひねくれ役としてはこれ以上の適任はいない。
シドウはあの好演技で俳優としての幅を狭めてしまったな。
408 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 03:52:55 ID:7izLi/kg
>>404 >一連の日本の回想シーンは、「事実と違う」と見るのではなく、
「誇張と省略により上記の真実を提示して見せた」と見るのが適切だと思う。
それが邪魔なんだよ。
パールハーバーの時のような
ゼロ戦が病院や学校を爆撃するような。
あんなので、観衆が史実を誤解するからね。
どーせ、左翼の捏造をイーストウッドが
真に受けたってのが真実だろう。
情報戦争が続いているってことだ。
409 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 03:55:18 ID:jGHqgKv4
410 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 03:58:08 ID:YtPDu01G
IMDbは、1点、2点飛び越えて、0点の割合が高い。 これは、明らかに悪意のある工作だろ。手紙に限らず・・・ 10点満点で0をつけるなんて、そうないし。
411 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 03:58:39 ID:DDT9wUdi
西中佐の自決前の会話で「ライフルを」という会話が引っかかる。 「小銃」ではないのか?
>410 yahooでもyoutubeでも沢山いるよそういうの
414 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 04:02:03 ID:ZT9lI8UZ
>>407 まだ正式に公開していないのに、、どうやって評価しているのやら・・
415 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 04:02:38 ID:Eg4EH5xz
でディパ−テッド押しのけてオスカ−取れそうかね?
>>416 頼む誰か解読してくれ
なぜこうなるのか気になって寝れない
418 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 04:04:48 ID:DDT9wUdi
>>415 リベラルが幅きかせてるハリウッドで日本軍モノのオスカーはあり得ない。
クリントもすでに「ミリオンダラー」もらってるし。
419 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 04:05:15 ID:O4iLt2Ss
この映画、韓国人の知り合いと見たけど褒めてたよ この映画の頃の日本人の精神性は、韓国人に近いものがあるって
420 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 04:06:18 ID:hdwayrqV
>>408 徹底してリアリティを追及するのなら、郵便配達員は一礼して厳粛に赤紙を手渡し
妻は無言で拝受するだろうな。婦人会のおばさんも沈痛な面持ちで思いやりの
言葉を掛け、彼女は気丈に栄誉を喜び銃後の護りを約束するはず。
でもそれでは当時の帝國臣民の胸の内はアメリカ人の観客には伝わらない。
421 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 04:07:12 ID:ZT9lI8UZ
>>419 硫黄島を竹島に置き換えて、皮肉を言われたんでは?
>>412 >硫黄島なら多摩川沿いです。
吹いた。
423 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 04:08:40 ID:4icu39lA
>>411 日本へ帰国する時に一人で車を運転する栗林の手紙の中の
「一人でのドライブは寂しいです」の「ドライブ」も引っかかったな。
>>404 他の場面の「日本」には違和感はあまり感じなかったが、
あの集落の場面の「日本」はMade in Hollywoodって雰囲気だったな。
あと、「愛国婦人会」のたすきの筆文字も、Made in Hollywoodっぽかった。
>>417 ヒント>統合が失調する病
それを演じることを趣味とする人もいる
425 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 04:09:36 ID:AHV4CrD7
>>419 (゚Д゚)ハァ
よくいうぜ
上から物申す言い方だな
韓国は日本のおかげで近代化したくせによ
軽口叩くより硫黄島で死んだ英霊達に拝みやがれ
426 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 04:09:52 ID:jGHqgKv4
>>420 別にそれでいいんだよ。
観客に媚びる演出はいらない。
映画解説の部分で、当事の日本人の国民性を解説すればいい。
それが日本人の理解を深めるってことだ。
日本人は感情を表に表さない。
メジャーの野茂も松井もイチローもそうだ。
彼らがなぜ感情を表に表さないのか
映画を見ることで理解が深まるってとこだ。
427 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 04:09:57 ID:8uN+WieM
>>411 軍内部では、英語はそのまま使われていたと言う話もある。
それに、西の場合、ライフルと言ってもおかしくない。
あの時代に、エルメスの特注乗馬ブーツを履いていた。
ID:O4iLt2Ss はスルー推奨?
429 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 04:11:34 ID:FpuLo5Aj
430 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 04:12:10 ID:DDT9wUdi
>>417 毎日のように海外から送られてくるスパムがこういう文面だw
英文なんだが「来ましたジェシカの家がリモートホストご注文の際は…」
見たいな意味不明の文章がダラダラ書いてある。
431 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 04:12:15 ID:7izLi/kg
432 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 04:13:58 ID:8uN+WieM
英語排斥というのは、殆ど新聞のキャンペーン。 今の言葉狩りに似ている。
433 :
419 :2006/12/17(日) 04:15:48 ID:O4iLt2Ss
>>428 いや、気を悪くしたらすまん
だが、この話は事実なんだ。
ちなみに「知り合い」だからな。「友達」ではない。
間近でそんな言葉、しかもこの映画を見た直後に
いわれた俺の気持ちも分かってくれ。
でも、仕事上のお得意さんだから何も言えねえんだよ・・
434 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 04:16:12 ID:Eg4EH5xz
でもディパ−テッドってリメイクだろ?オスカーとれんの?
>>412 硫黄なら島
硫黄っていうのは島ってなにw
この人日本人じゃないな・・自動翻訳使ってるんじゃ。
意味不明だがワロタ
436 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 04:16:51 ID:FpuLo5Aj
早く寝ようよ ゆっくり寝れるだけでも幸せなんだよ
>>433 思わずコリアンジョークスレに転載した。乙!
438 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 04:20:41 ID:jGHqgKv4
>>436 >ゆっくり寝れるだけでも幸せなんだよ
たしかに。
俺はもちろん戦争経験がないが
治安の悪いインドを旅した時なんか
寝ている間に物音しただけでも
ピタっと身構えていた。
武士のごとく。
老人のように朝早く目ざめて
でもぜんぜん眠くなくて。
「俺は睡眠時間を削ることに成功した!
毎日4時間睡眠でも平気な体になった!」
って嬉しかったんだが、帰国すれば元に戻ったよ orz
439 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 04:21:22 ID:DDT9wUdi
この映画の良かったこと。 ・戦争をひたすらドライに描き切ったこと。(日本映画じゃできない) ・戦闘シーンの映像と爆音が痛々しいこと。(リアルな戦場はそういうもの) イマイチなこと。 ・セリフが聞き取りづらいこと。(早口で聞こえにくい)
鬼が来た程じゃないけど面白かったな
441 :
名無シネマ@上映中 :2006/12/17(日) 04:22:50 ID:8uN+WieM
>>433 得意先の韓国人と見に行く映画でもあるまいに(藁
442 :
名無シネマ@上映中 :
2006/12/17(日) 04:24:04 ID:jGHqgKv4