原案・脚本・監督■西川美和(長編第2作)
製作■川白和実、重延浩、八木ヶ谷昭次
音楽■カリフラワーズ
出演■香川照之、オダギリジョー /真木よう子
伊武雅刀/新井浩文、木村祐一、ピエール瀧、田口トモロヲ 、蟹江敬三
公式HP
ttp://www.yureru.com/ 2006年夏、渋谷アミューズCQN、新宿武蔵野館ほか全国にてロードショー
兄と僕は、どこかでつながっているんだと、思っていました。これまでは……。
東京で写真家として成功している猛(オダギリジョー)は、忙しくも自由気ままな生活をしている。
一方、地方に残り実家のガソリンスタンドを継いだ兄の稔(香川照之)は幼い頃から温和で誠実な人柄だが、
いまだに独身で父親(伊武雅刀)と2人で暮らして。
母の一周忌で久しぶりに帰郷した猛は、稔と、ふたり幼なじみの智恵子(真木よう子)と3人で近くの渓谷に行った。
兄弟が幼かった頃、両親がよく連れてきてくれた場所だが猛はそのことを憶えていない。
懐かしい場所ではしゃぐ稔。稔のいない所で、猛と一緒に東京へ行くと言い出す智恵子。
だが、渓谷にかかった吊り橋から流れの激しい渓谷へ、智恵子が落下してしまう。
その時そばにいたのは、稔ひとりだった。
兄をかばうため猛が奔走する中、稔る裁判が始められる。
事故だったのか、事件なのか。猛の前で、稔は次第にこれまでとは違う一面を見せる。
兄は本当に自分がずっと思っていた人間なのだろうか。
当たり前と思い疑いもしなかった事柄の裏面が見え隠れ氏、裁判が進むにつれて猛の心はゆれていく。
やがて猛が選択した行為は、誰もが思いもよらないことだった…。
兄弟と呼ばれるその絆はどこまでが確かで、そして脆いものなのか。
一度離れてしまったふたりは歳月を越えて再び出会えるのだろうか。
記憶はいかに人をだますものか。人と人が繋がることには、どんな可能性があるのか。
7年後、喪失の中で猛は再び「真実」について大きくゆれることになる。
4 :
名無シネマ@上映中:2006/03/25(土) 12:23:02 ID:Jiuab/OG
らいよんチャンネル
5 :
名無シネマ@上映中:2006/03/25(土) 19:32:02 ID:N4kye73s
∩
_( ⌒) ∩__
//,. ノ ̄\ / .)E)
/i"/ /|_|i_トil_| / /
|ii.l/ /┃ ┃{. / /
|i|i_/''' ヮ''丿i_/
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|( ヽ -====-\
ゞヽ 三 ) )) ユッサユッサ
\ヽ ノ
6 :
名無シネマ@上映中:2006/03/27(月) 14:20:04 ID:sJQC/+A7
いやー、楽しみにしてる!
兄弟ものか、、、。
キネ旬で、香川さんたらオダギリにメロメロ?みたいな発言してた。
オダギリ、ある意味年上キラーなんだよな〜w
7 :
名無シネマ@上映中:2006/03/28(火) 03:51:07 ID:mCqO2o+J
年上キラーかどうかしらないが、ドラマで共演した堤真一もオダギリを可愛がってるように見えたね。
8 :
名無シネマ@上映中:2006/03/28(火) 13:10:32 ID:N8X7iv5D
>>7 同意。
昨年の日本アカデミー賞のオダギリの受賞コメント(最優秀助演男優賞)
「キモチ悪いですね、、、」で会場がフリーズした件、
新選組!でオダギリの様子を知ってる三谷幸喜が
「本当のキミはそんな人じゃないのに、、、」て言っててワロタw
普通に普段は目上に礼儀正しいらしいからなー。
switchで監督が連載持ってる。
読んでから観ると
より楽しめるかも。
って自分まだ観た訳じゃないけど、
楽しみだー。
>>2 を読むかぎりでは、二人は実は兄弟ではなかった、か
母親の死には猛が関係してて、本人は覚えてないか、かな?
でもそれじゃあベタだし…。
>母親の死には猛が関係してて、本人は覚えてないか、かな?
ベタだけど、ありえる
夏まで待てん。というより、夏には忘れてそう
完成試写に行った人のブログを読むとかなり評判いいね。
『花よりもなほ』との師弟対決も楽しみだけど、
そんな人を面接で見つけた是枝さんもすごいな。
ネタバレになるか分からないけど
伊武雅刀の父親と稔の弁護士の蟹江敬三が兄弟という設定らしい。
たのしみなので記念パピコ
>>10 両方ハズレ。
兄弟の心理が刻一刻と変わっていくのを
丹念に追う心理劇ドラマ。だから事件の全容に新展開はない。
兄弟の気持ちの在り様が裁判内で事件の意味づけを変えていく。
いわゆる「心の声」はラストまで一切なくて
全部俳優の表情に語らせるとこがスゴいけど
そういうの苦手なヒト
(ポイントはせりふと効果音でキメてもらわないとワケわからないヒト)
にとっては、いつのまにか映画終わってると思う。
この監督の「蛇イチゴ」見た。まぁ、普通に良かった。キャストが絶妙
出演者がグレードアップした分、面白くなるかな?
>>15 主演のオダギリジョーは、今まで評価されたのが
演技を封じられた「アカルイミライ」と「ヒミコ」だったんですが
「ゆれる」に関しては、監督が無類の強さと大きさを見せて
オダギリジョーにやりたいように演技させながら映画の形にしていました。
その、凄腕猛獣使いの手腕を楽しむ、という意味では
この映画はものすごく面白かったと思います。
しかしもしこの映画に、監督の意図に反して万人に訴える力がないなら、
オダギリジョーは責任とって役者やめたほうがいいでしょう。
SHINOBIの二の舞になるかどうか、正直微妙なところです。
>17
conなんとかっていうブログ書いてるおばさん?
あぁ・・・あの人ね。
20 :
名無シネマ@上映中:2006/04/03(月) 12:14:38 ID:l81hUZm0
ちょっとあげとく
>>17 オダギリジョーにケチつけたい人でも、こんなワケわかんない批判しかできないくらい
良い映画&良い演技だってことはわかった。
>>21 よーするに
>>17の文章がよくわからないんだろw
12月に試写行ったけど、この人の言いたいことはよくわかるよ。
オダギリジョー、確かに大博打うってた。
むしろ香川照之が凄かった。
ギリヲタはスルーでヨロ。
スクヘブスレの二の舞になる。
煽りでもなんでもなくって。
>オダギリジョー大博打…
わくわくする。そうでなくてはっ。
>>22 >>17がいちいち的はずれだから、ハア?って言われてるだけじゃん。
>主演のオダギリジョーは、今まで評価されたのが
>演技を封じられた「アカルイミライ」と「ヒミコ」だったんですが
今まで評価されたのがこの2つだけ?単にこの人の好みじゃん。
「演技を封じられた」って何?
この人にとって演技に見えないくら自然に思われたってこと?
思いこみをあたかも客観的事実のように言われても。
しかも、映画はどうでしたか?と訊かれてるのに、オダギリの演技についてばかり。
オダギリが気になって映画に集中できないくらいのヲタなのかもね。
訊いた人は、あなたにとってこの映画は良かったか、面白かったかってことを
訊きたいだけだと思うんだが。
>>22 わかりにくい文章書く方が悪い。
オダギリヲタじゃないフリをしようとして、ひいき目じゃなく書こうとしてるのに
オダギリの話ばかりになって余計おかしくなってる感じ。
>>23 ↑のレス見て納得した。
オダギリをけなすなんて
ゆるせないーーキィーーッッ
てわけだね、オバちゃんたち。
そんなのにつきあってる暇ないよ。悪いけど。
「ゆれる」ってオダギリが出てるから
ヲタが騒いでるだけなのか。つまらんな。
>>17みたいに普通に見たやつ他にいないのか。
17はヲダギリヲタですよ。
17の感想が普通?オダギリ好きのオバブログの文章にそっくりなんだが。
いい年して2ちゃんに書き込みバレバレハズカシス
32 :
名無シネマ@上映中:2006/04/04(火) 15:19:21 ID:/To7WZRb
オダギリに関して言えば、本人の言うように20代の集大成。
映画は傑作。
上のような後ろ向きな意見が出るのか不明。
アカルイミライやメゾン・ド・ヒミコの演技が最高と思ってる人はこれを認めたくないとか。
・・・いないみたいだなw
>>29 >>17のフォロー必死だな。
今の段階でここに来る人は出演者のヲタがほとんどじゃん。
>>17も映画の感想聞かれてるのにオダギリの話しかしてない。
だいたいどの映画のスレでも、スタッフやキャストのヲタが多いんだろうなという前提で見るし。
ヲタじゃない人の感想知りたいなら、ググってみるのが1番。
17はしばらく頑張るんだろうな
別に
>>17がヲタでもアンチでもいいんだけど。
ここまで短時間でアンチが頑張るのは
>>17本人か仲間なんだろうな
ゴメン、カブった。
考えることはみんな同じなんだな。
たぶん「ふつうに見た」人の感想ググってきたよ。
伊藤さとりの日記より
>衝撃的でした。傑作って言葉や素晴らしいって言葉で片付けたくないくらい、
>胸に深く深くささりました。役者の演技力と監督の手腕が織りなす見事なまでの
>内面ドラマ。さりげない仕草から表情、言葉まで全て計算され、魅せてくれる
>それぞれのキャラクターの掘り下げられた人間性。
>外見も生き様もまったく正反対の兄弟のすれ違う愛情と嫉妬、思惑。自分のどこか
>に潜む、おごりや肉親への思い込み、色んなことが共感し過ぎて泣きそうでした。
オールアバウトより(南樹里)
>南にとって今年一番の邦画です。どぉーんと海外進出してほしい!!
フリーの製作部田口氏の日記より
>すごい映画です!
(中略)
>観ている最中、そのお話の展開の上手さに唸ってしまいました。
>実は脚本の初期段階は読ませて貰っていたのですが、
>まさかこんなすごい映画になるとは思ってもみなかったというのが正直な感想です。
>「ゆれる」に参加出来なかったのがとても悔しいです。
>この映画をたくさんの人に観て貰いたい。
>「蛇イチゴ」の時もそう思っていたのですが、今回ますますそう思いました。
>久々に映画を観て興奮しています。
やばい。楽しみだ。早く夏になれ。
40 :
名無シネマ@上映中:2006/04/05(水) 11:09:45 ID:W3dw8YA8
<⌒/ヽ-、___ <⌒/ヽ-、___
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ミ (・ω・ )
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41 :
:名無シネマ@上映中:2006/04/06(木) 14:51:25 ID:w7Dm1kUL
みのるたけるって芸人みたいだね。
揺れる架け橋
↑が最初のタイトルだったらしいね。
で、是枝さんに「成瀬みたいにすれば」と言われて、「ゆれる」になったらしい。
成瀬?
タイトルの話ね。
『乱れる』とか『流れる』とか『まごころ』みたいに。
46 :
名無シネマ@上映中:2006/04/11(火) 15:51:25 ID:7fsgquHn
猛が稔の身代わりになる。すべては稔の計画だったのだ。
これ面白そうだね。
ほす
ASIAN KUNG-FU GENERATION ゴッチの日記より
>今まで観た映画の中でも3本の指に入るくらい、本当に素晴らしい映画だった。
>重く深い。劇場公開されたらもう一度、必ず観に行きたい。
一般の人(人物特定できない人)の感想も良いものばかりだった
51 :
名無シネマ@上映中:2006/04/23(日) 13:54:48 ID:6DluVtxj
おほほ
52 :
名無シネマ@上映中:2006/04/23(日) 22:43:55 ID:6DluVtxj
age
▽母の一周忌
写真家として活躍する早翔猛(たける〉は、母の一周忌のために帰郷する。
仕事に追われ母の葬儀にも立ち会わず、頑固な父り勇(いさむ)とも
折り合いの悪い猛だが、温厚な兄の稔(みのる)は何かと猛を気遣ってくれていた。
実家では父と稔がガソリンスタンドを経営しており、
幼なじみの智恵子もそこで働いていた。
法事を終えて稔と一緒にスタンドに寄った猛は、
食事がてら智恵子を送るといいながら、彼女のアパートに上がりこむ。
猛が夜中になって案家に戻ると、稔がひとり洗濯物をたたみながら
猛のことを待っていた。
▼昂り橋
翌朝、兄弟と智恵子は蓮美渓谷に向かう。子供のようにはしゃいで川に入っていく稔。
河原では、東京に行って猛と新しい人生を始めたいと匂わす智恵子の言葉を、猛ははぐらかす。
ひとり山道を登り、吊り橋を渡る猛。やがて智恵子が吊り橋に着くと、背後から稔にしがみつかれる。
稔は高い位置でゆれる吊り橋が怖いのだ。河原の草花に夢申でカメラを向けていた猛が、
ふと顔を上げると、吊り橋の上で稔と智恵子がもめているのが見えた。
猛の表情が凍りついた次の瞬間、吊り橋の上には、膝をついた稔がひとり、
激しく流れる渓流をおろおろと見下ろしていた。
▽拘置所
それは事故だったと決着がついたが、ある日、
言いがかりをつけてきた客に逆上した稔は警察の取り調べを受け、
そこで自分が智恵子を突き落としたとロ走ってしまう。
猛は、東京で弁護士をしている父の兄、早川修(おさむ)に
弁護を依頼する。拘置所に入った稔は猛に言う。
「お前の人生は素晴らしいよ。自分にしか出来ない仕事して、
いろんな人に会って、いい金稼いで。
俺見ろよ。仕事は単調、女にはモテない、
家に帰れば炊事洗濯に親父の講釈、
で、そのうえ人殺しちゃったって、何だよそれ」 ……
54 :
名無シネマ@上映中:2006/04/25(火) 20:26:25 ID:Tnq2xKv9
age
案家・昂り橋・夢申
この誤字の多さは何だw
56 :
名無シネマ@上映中:2006/04/26(水) 12:23:58 ID:AZLCEUgF
おほ
>>55 スタッフからもらった手書き原稿を
そのままスキャナで読んだんだろうねw
外国のインチキ日本料理屋みたいで笑えるw
だとしたら、スタッフの字が汚かったってことでおk?
59 :
名無シネマ@上映中:2006/04/28(金) 17:24:38 ID:pxFXFM/2
主演のオダギリジョーは、今まで評価されたのが
演技を封じられた「アカルイミライ」と「ヒミコ」だったんですが
「ゆれる」に関しては、監督が無類の強さと大きさを見せて
オダギリジョーにやりたいように演技させながら映画の形にしていました。
その、凄腕猛獣使いの手腕を楽しむ、という意味では
この映画はものすごく面白かったと思います。
しかしもしこの映画に、監督の意図に反して万人に訴える力がないなら、
オダギリジョーは責任とって役者やめたほうがいいでしょう。
SHINOBIの二の舞になるかどうか、正直微妙なところです。
蒸し返すようで悪いが、俺はベタボメブログより
こっちのほうが参考になったよ。
「蛇イチゴ」よかったし、今回も監督のお手並み拝見だな。
公開が楽しみだよ。
イタいとこ突かれて逆上する人たちを見て
オダギリ今瀬戸際、っていうのもよくわかったしね。
しっかし、こいつがどうなろうと知ったこっちゃ無いけど
こんなヲタばっか映画館にわいてたらイヤだな。
>>59 別にイタいとこ突かれたとは思ってないと思うよ。
イタいのはそれを書いた人と、
>>59お前だよ。
>>17はしつこいなー
せめて観てから同意する形をとったらいいのに
何このスレ?
オダギリジョーが世界遺産のナレーター交代したから?
spoon.に監督のインタが載ってる。
結構ネタバレもあるけど。
64 :
名無シネマ@上映中:2006/05/01(月) 09:12:44 ID:srxkZDRW
age
65 :
名無シネマ@上映中:2006/05/02(火) 17:06:47 ID:1/z96JIL
ho
カンヌ行ってらっさい
監督週間出品おめれとう!
68 :
名無シネマ@上映中:2006/05/03(水) 22:34:00 ID:wssYHj3h
カンヌ!
公式が真っ白で開かない
連休だから?
それともうちだけ?
71 :
名無シネマ@上映中:2006/05/06(土) 23:12:50 ID:nd4vaZwj
age
72 :
名無シネマ@上映中:2006/05/06(土) 23:16:03 ID:DSXKtr/0
予告が不気味なのですが。
いつまでコンテンツが予告だけなのか
7/8に公開らしいですね
なぜ香川照之の話題がでないのですか?
出せば?誰も止めてないけど
7・3分けがダサすぎ
78 :
名無シネマ@上映中:2006/05/13(土) 19:19:13 ID:WfzKXwdM
オダギリジョーより香川照之の映画だよね。
アホか。西川監督の映画だよ
>>78 試写会行きました。私もそう思った>主役は香川さん
おいしいトコは全部香川さんが持っていくし
ストーリーでも、兄貴とか言う以上に
オダギリジョーがどう頑張っても香川さんにはかなわない
っていうのがラストだしね。
でも客よせパンダとして
オダギリジョーもって来たのは正解だったと思うよ。
地味な映画だし、公開が超大作とぶつかっているし。
映画なんか普段見ない人でも
オダギリ効果で来てくれれば、それでいい。
>>80 試写見て、どっちが主役かなんて浅くて馬鹿な感想はいらないんだよ。
>>81 それはちょっとどうかと思うよ。いくらなんでも。
あなたの望む感想は、たぶん
「オダギリジョーかっこよかった」っていうそれだけなんだろうけど、
そんな単細胞な評価でこのスレが埋まれば
逆にこの映画見に来る人はほとんどいなくなる。
すでに他スレでは「ヲタだけがうるさい映画」って
×つけられてて、ここも人来ないし。
そうやってオダギリジョーの出る映画出る映画
全部つぶして首絞めて、それでいいの? ほんとに。
この映画の試写の感想を知りたければ、ブログでも映画雑誌でも
>>82より固定観念に縛られず、
感情的でもないちゃんとした文章で書いた感想をいくらでも読めるんだよ。
オダギリジョー中心に話しを持っていく短絡的な考えが異常。
>>80 私は香川さんが好きなのでこの映画を楽しみにしているけど
そんなふうに書かれてもうれしくありません
公開1か月以上前に試写を見ることができたあなたが
どういう立場の方なのかわかりませんが
抽象的とはいってもラストについてまで書かれるのは
どうかと思います
あの〜オダギリはいつも「映画は監督のもの」って言ってるし
誰が主役とかどうでもいいんですけど…
W主演なんだから、香川さんが主役に見えて当然なんでないの?
オダギリがトップクレジットなのが気に入らないなら、監督に文句言ってよ
つか、自分も80さんの間接的なネタばらしはやめてほしかったな〜
まだ見てない人からするとラストが一番楽しみだったわけで…なんだかなぁ〜だよ。
公開前なんだし、ラストを推測させる内容を書くのは反則。
これでラストわかったつもりになってるってことは
単に80が気に入らない(うらやましい)人か
普段映画板にいない住人だね。
映画見たことない人でも別に、
俳優見たさに映画見に行ってもいいと思うけど
そういう人は、俳優板行くと、お仲間がいるよ。
無理してこんなところに、恥かきに来る必要はない
>>80 ありがと。Inviの投げやりな評価よりよっぽどわくわくした。
そうか、そうきたのか。
西川監督、予定調和からさらに大きくなったっていうのがよくわかる。
俳優に対して完全に立ち上がったね。ここからだ。
(監督のためには香川さんに感謝、なのか)
あと、ヲタはかまわないほうがいいよ。
これでわくわく、か……まあいいけど。
このスレで
>>80と
>>90はパターン化しつつあるね
見当違いは自分たちの方だと分からないんだろう
↑
<<80と<<87の間違い
ネタバレは許せないけど、
いいんじゃない?香川さんマンセーってことで。
相手するだけ無駄だよ、こういう人って。
>西川監督、予定調和からさらに大きくなったっていうのがよくわかる。
肝心の映画を観もしないで、分かるんだ。。。
84です
ラストに先入観を持って見てしまうことになりそうな内容だったので
つい反応してしまいました
これからはスルーします
試写を見た映像ディレクターさんのブログによると
西川監督の演出ノートには
「この映画は監督と役者(特に主演のふたり)の相思相愛で出来上がったもの」
といった意味あいのことが書いてあったそうです
試写を見た方の感想は色々でしょうが
今はこの西川監督の思いが一番確かなものに思えてさらに楽しみになりました
香川さんとの共演をオダギリファンはみんな楽しみにしているよ。
でもここ見て随分酷い言われようにちょっと凹んだ。
人寄せパンダかw
誰と共演なら香川ファンは満足だったんだろう・・・
いや、香川さんファンの中でも特殊な人だと思う…。
96 :
名無シネマ@上映中:2006/05/15(月) 19:45:39 ID:CXmJgPPF
ファンにもいろいろいるからな。
でも80は香川ファンではないと思うよ。
そもそも香川ファンは、香川さんが主演だとか助演だとかこだわらない。
香川さん自身がそうだし。
それよりも登場シーンが多く、演技で魅せてくれれば満足。
オダギリさんと共演出来て、より映画の注目度が上がり露出度が増えれば
「ありがとう」て思ってるんじぁないかな。
>>87は>俳優見たさに映画見に行ってもいいと思うけど
と書いてるくせに、俳優にものすごーくこだわってるね。
この映画を絶賛してるインヴィテーションが気にくわないのも
オダギリの演技を評価してるからなんだろうな。
インヴィに限らず、ブログなんかで感想読んでも映画もオダギリも絶賛されてるじゃん。
「オダギリはダメ」と主張したいなら、それこそ俳優スレにでも行けばいい。
>>17と同じで、これからも同じズレっぷりでフォローレスを続けるんだろうね。
InviってInvitationの相田氏の「ゆれる」評のことか。
あれ読んですごく観たくなったのに。
難解な映画じゃなくて、誰でもわかりやすい作品でありながら人間そのものを描くという感じの評だったから。
あれを投げやりな評価と言い捨てて、
>>80のどっちの俳優が上とかオイシイと言うだけで
映画そのものへの感想が全くない文章に「わくわく」して
>西川監督、予定調和からさらに大きくなったっていうのがよくわかる。
とまで言う
>>87のトンチンカンぶりというか、オダギリへのこだわりぶりはすごいな。
まあ、自演なんだろうけどw
何ここ? 何だかバタ臭いね…
もうちょっと落ち着いてさ
みんなでワクテカしとこうよ〜
103 :
名無シネマ@上映中:2006/05/16(火) 22:44:43 ID:/jXNzC9z
公式HP更新されたよ
104 :
名無シネマ@上映中:2006/05/16(火) 22:46:24 ID:/jXNzC9z
オダギリさん→香川さん コメント
香川さん→オダギリさん コメント
どちらもいいね。
明日ズームインSUPERでカンヌ情報やる予定だけど、「ゆれる」も紹介されるかな〜
残念ダヴィンチコードばかりだった。
開催中、一度はとりあげてほしい。
ところでカンヌはやっぱりズームインが要チェック?
やばい。
オフィのCASTのオダギリ、すごいツボだ
香川さんも真木さんも。
>>106 去年のカンヌは浅野さんとオダギリのインタビューがあったね>ズームイン
公式上映が24日(現地時間)なんだから、まだ扱わないんじゃないの?
110 :
名無シネマ@上映中:2006/05/18(木) 15:53:13 ID:KT81Uwhx
松本美香さんが絶賛するなんて、絶対観よう。
結局誰がカンヌに行ったんだ?
カンヌのニュースは、うどんだの孫悟空だのウエンツ&大泉だの
どうでもいいのばっか。。。
西川監督はカンヌ入りしたみたいだね。
114 :
名無シネマ@上映中:2006/05/25(木) 13:04:41 ID:+CNUzIsh
あげげ
何か賞を穫るでしょ。この映画は
116 :
名無シネマ@上映中:2006/05/25(木) 17:30:46 ID:+mWkCzPK
だろうね。カメラドールとったりして
カメラドールは長編のデビュー作が対象だから、
長編2作目のゆれるは対象外。
監督週間って何か賞出るの?
121 :
名無シネマ@上映中:2006/05/31(水) 15:00:43 ID:9MzzPhNN
日経新聞の春秋ってコラムに今村監督のことが書いてあってその後
今年カンヌに日本からの出品作品がないのが寂しい、って書いたあったけど
なんで?
>>121 「ゆれる」は監督週間でしょ? 正規のコンペ出品じゃないよ。
>>119 監督週間は国際批評家連盟賞が出るんじゃなかった?
ゆれる、カンヌ無冠で終わったの?
何で賞にこだわるんだ
監督週間に選ばれただけで、賞もらったようなもんだろう
朝日夕刊のカンヌ映画祭報告で
評価されている。
予告のキム兄やんの演技がいい
主題歌があれでいいのか疑問
TVstationのゆれる評読んだ人いる?
監督との質疑応答付き試写会に行ってきました。
映画はとても良かった。脚本が秀逸だからかな、出演者の各演技も
いつも以上に自然で輝いてました。
ところで西川美和監督って若くて綺麗なんですね!ビックリしたw
>>127 監督は配役を想像しながら脚本を書くことはしないそうですが、
キム兄だけは唯一、脚本執筆段階から「この役は木村さんに演じてもらいたい」
と思ってたそうです。
同じくぴあの試写に行ってきました。
オダギリジョーファンの友人の付き合いで渋々でしたが・・いやぁ良かったです。
こうも作品によって180度変われる役者って珍しいです。
でもゆれるに関してはやはり香川照之無くしては
成り立たなかったような気がした。オダジョー以上に凄味があって
天晴れという感じでしたね。
香川さんって東大卒という事も初めて知りました。
ふたりとも凄い役者だなと改めて感じさせられる作品でした。
134 :
名無シネマ@上映中:2006/06/14(水) 21:50:50 ID:Wi45lDiM
>>129 亀(でもないか)読んできた。
映画評というより、監督への取材だったな。
135 :
名無シネマ@上映中:2006/06/15(木) 15:51:29 ID:+qhmVu0E
映画館で予告見たけどいいねー
チラシ持って帰ってる人たくさんいた
136 :
名無シネマ@上映中:2006/06/16(金) 22:25:01 ID:lsWzAa1l
キネ旬発売!
138 :
:名無シネマ@上映中:2006/06/20(火) 14:36:24 ID:4mZ4kMXp
浩宮と礼宮ってこんな関係なんだろうか。
139 :
名無シネマ@上映中:2006/06/21(水) 02:49:12 ID:R0M5gf4U
なんでスレタイに【美人監督】って入れないんだよう?
じゃ男だったら【イケメン監督】って入れるのか?
キネ旬、ネタバレで読むんじゃなかった、、。
(小説はつい買ったけど、しまいこんで未見。)
まっさらな状態で観るのは今日び不可能だな。
ここ覗いちゃってる時点で自制がきいてないんだが。
142 :
名無シネマ@上映中:2006/06/21(水) 12:51:11 ID:R0M5gf4U
YOU意志弱すぎ。今日び、なんて時代のせいにしちゃダメよ〜ん
西川監督は美しいなぁ
144 :
名無シネマ@上映中:2006/06/21(水) 20:48:39 ID:gDXvIaTW
才色兼備の西川監督ジェラスィー
嫁に行っても、孕んで出しても、ずっと映画撮っててほしい
145 :
名無シネマ@上映中:2006/06/22(木) 01:07:51 ID:enasoniN
大塚寧々主演の短編はどうだった?
女優と一緒に映ってるスナップで女優より可愛いのはヤバい。
148 :
名無シネマ@上映中:2006/06/22(木) 14:01:39 ID:JRnFo2/W
女優よりってのはかなりいいすぎだが、女監督って
奇怪な顔してる人が多いから目立つよね。
149 :
名無シネマ@上映中:2006/06/22(木) 20:58:34 ID:eWXTBC/8
誰のことだよw
>>140 【美人監督】>>>>【イケメン監督】だから
女の監督じたいが貴重なのに、そのうえ美人ときたら
これは事件ですよ
151 :
名無シネマ@上映中:2006/06/22(木) 21:40:28 ID:enasoniN
そう美和ちゃんにはもっと頑張って欲しいな〜
ハァハァ
152 :
名無シネマ@上映中:2006/06/22(木) 22:09:03 ID:vMRp5McM
この映画のオチに衝撃はありますか?
びっくりするようなラストなら観てみたい。
>>152 そういうビックリラストの映画ではないと思う。
だが、2時間、ずっと緊張を強いられる。
言ってみれば、2時間まるまる衝撃的だった。自分は。
154 :
名無シネマ@上映中:2006/06/22(木) 23:25:14 ID:pnnkAtBA
西川監督の原作読んだ人いますか
155 :
名無シネマ@上映中:2006/06/22(木) 23:28:11 ID:enasoniN
原作?小説が出てるの?それともシナリオ?
「蛇イチゴ」のほうは、月刊シナリオに載った脚本読んで、
だいぶたってからDVD購入。
156 :
名無シネマ@上映中:2006/06/22(木) 23:39:16 ID:enasoniN
157 :
名無シネマ@上映中:2006/06/22(木) 23:50:52 ID:pnnkAtBA
読んでから映画を観るべきか、映画観てから読むべきか・・・迷うとこ
>154
読んだよ。原作というよか、同じ題材の小説かな。
159 :
名無シネマ@上映中:2006/06/23(金) 10:33:00 ID:LaK5/Skt
内容ぜーんぶ教えて。
試写当たった!
29日行って来ます。楽しみ〜。
ホモくさいタイトルですね
そう思うのは元の題を知らんやつだけじゃ?
>>161 毎日ホモくさいことばっかり考えてるから、何でもそういう風に感じるんだろ
164 :
名無シネマ@上映中:2006/06/25(日) 13:23:57 ID:fL6SmJp9
165 :
名無シネマ@上映中:2006/06/26(月) 08:10:44 ID:ucIcwffm
今日のとくダネでインタビューあるみたい
166 :
名無シネマ@上映中:2006/06/26(月) 22:10:56 ID:H1xSRB/V
誰かうp〜
167 :
名無シネマ@上映中:2006/06/27(火) 01:13:13 ID:BnjPsTqT
美和の映像なら、蛇イチゴに特典で入ってたよ
168 :
名無シネマ@上映中:2006/06/27(火) 06:02:55 ID:BnjPsTqT
吉田美和と西川美和、俺の好きなW美和
169 :
名無シネマ@上映中:2006/06/28(水) 16:04:15 ID:B8jWxIaU
キネ旬読んでしもーた。やめときゃよかった。
170 :
:名無シネマ@上映中:2006/06/29(木) 18:12:04 ID:G9wLf1Hh
監督の写真見た時、華奢で渡辺あやと似てるなーと思ったけど
正反対のタイプのようだね。
171 :
名無シネマ@上映中:2006/06/29(木) 20:01:33 ID:VSxnzJMq
最初見たとき、松島七個似と思った
最初だけだけど
172 :
名無シネマ@上映中:2006/06/29(木) 20:57:12 ID:U1cxWawQ
渡辺あやってジョゼ〜とかの脚本家?
そも人も美人なの?
女性脚本家は美人が多い?向田、青柳何とか、梅田なんとか・・・・
実力が伴ってないのもいるけど
>>171 松嶋奈々子に似てるのは、頬とか口とか、「顔の下半身」のあたりか?
カエル系美人と言うか、ケロヨン・ビューティー?
173 :
名無シネマ@上映中:2006/06/29(木) 20:58:15 ID:U1cxWawQ
そも人→その人
>>172 脚本家なんか、主演俳優・プロデューサー・監督・ディレクターに気に入られてナンボのショーバイ。
TVの局プロも女の子(それもなるべく美人)と仕事したい。それに、そういう子は仕事が欲しいから
局プロの言いなりに書いてくれる。もちろん向田さんとかは実力だろうけど。
脚本家に求められるのは実は才気よりも各方面の要望を調整する能力なんだよ。
あの業界も、内容や視聴率が伴わないのに俳優や局プロに好かれているだけというだけ
で仕事が続く人、実力もないのに名前だけが独り歩きしてなまじディレクターよりも偉くなってしまう人、
ギャラが高止まりして仕事が無くなる人、悲喜こもごも。
西川さんの場合は実力も伴っているから例外的なケースだと思うよ。
175 :
名無シネマ@上映中:2006/06/30(金) 00:30:36 ID:/4ZNnsbN
梅田とか青柳は・・・(ry
〃〃∩ _, ,_
⊂⌒( `Д´) < ヤダヤダ、真木よう子がおっぱい見せて
`ヽ_つ ⊂ノ くれないなら観ないよお〜!!
177 :
名無シネマ@上映中:2006/06/30(金) 19:44:08 ID:MVsHTgMp
♪テクテクテクとうちへかえろぉ〜 byカリフラワーズ
178 :
名無シネマ@上映中:2006/06/30(金) 19:56:34 ID:P/8fAV5o
試写行った。
怖い映画だった。
なまじなホラーより怖いぞ、香川!
自分も試写行ってきた。
香川さんの真骨頂を見た感w
芸達者な方ですね。
ノシ試写会行って来た
2時間ずっと感情移入し続けることを強要される映画ですた
「おもしろかった」という感想は出にくい作品だと思う
心がグラグラ揺さぶられるのも感動なら、感動作です
主演の二人はあて書きしたかのように役にハマってましたが
やはり、香川さんのいたたまれないw存在感がすごい
オダギリさんもいい俳優になりましたね
ラストシーンの二人の表情がせつなかったす
181 :
名無シネマ@上映中:2006/07/01(土) 19:14:20 ID:011UuTI/
確かに面白いというのとは違う。
抉られると言うのかな?
西川和美、恐れ入った!
俳優陣も甲乙つけがたい名演だった。
182 :
名無シネマ@上映中:2006/07/01(土) 19:15:37 ID:011UuTI/
s失礼!西川美和だったな。スマソ
見てますかー?
見てますよーw
見てました。
舞台挨拶行こうと思ってる人いる〜?
何時に行けば間に合うかな?
この間のオダギリの「ビッグ・リバー」の舞台挨拶のときには
朝6時半〜7時に着いているかいなかが確か境目だったと思う…今回は座席数も少ないし
始発はもちろん、かなり早くから並ばないと厳しいと思う
アジカンのボーカルが絶賛してました
試写で見た。
これマジいい!
また見に行くつもりだったけど、
なにげに立川でも見られるようになってて嬉しい。
もっと上映館が増えるといいなぁ。
192 :
名無シネマ@上映中:2006/07/04(火) 03:21:00 ID:5gmztfGK
一番下の「診断スタート」の女性は、美和ちゃん?
>>191
195 :
名無シネマ@上映中:2006/07/05(水) 22:02:50 ID:zKG6YypS
今日の朝日新聞夕刊に西田監督のインタビュー記事あり。
196 :
名無シネマ@上映中:2006/07/05(水) 22:52:32 ID:Nbm5ZKVz
西田?
舞台挨拶、始発で間に合うかなぁ…不安。
さすがに徹夜組とかはいないよね?
199 :
名無シネマ@上映中:2006/07/06(木) 01:48:52 ID:e4LqAxVc
本物の西川美和タンに会えるなら哲矢も辞さず
200 :
名無シネマ@上映中:2006/07/06(木) 03:21:17 ID:e4LqAxVc
200ゲット?
哲矢→徹夜
え、鉄やどころか前日の昼からいるじゃん。ヲバちゃんたちが。
普通は前の日の帰宅時刻(17時とか18時とか)にどっと来てオワリだよ。
当日の始発なんて何寝ぼけたことゆってんだか。
>>197、198
ビッグ・リバーの時は徹夜禁止ってなってたんで、自分始発で行ったんだけど家が都内
じゃないんで2回目の舞台挨拶の立ち見がやっととれたってかんじだったよ。
今回も2回舞台挨拶あるけれど、座席数が少ないし、これはもう徹夜じゃなきゃ無理
なのか?都内の人なら始発でギリギリどうなの?ってかんじじゃないかなぁ??いや、無理かな…
今まで何回かオダギリの舞台挨拶行ったけど、ビッグ・リバーの時今までになく
まじでオダギリ人気を実感したんで、徹夜するくらいの気持ちでないと本当に難しいかも…
西川監督って女から見ても可愛らしい人だなあって思う。
撮影の時ってどんな風にスタッフとか役者に指示出してるんだろうか。
例えば、大きい声で「カット!」とか言ってる姿想像つかないw
始発でも間に合うか微妙なのか…
どうしようかな…
始発で行って入れなかったら
武蔵野館行けばいいだけの事。
ビックリバーで驚いてる人いるけど
去年、同じ映画館でやったヒミコ初日は
朝3時以降に来た人は、そのまま会場まで並ばされた挙句
あっさり帰されてたよ。その場で号泣してた。
ヒミコの初日舞台挨拶の整理券は当日じゃなく前の週に配られた。その時点で完売になってたから当日早く並んでも入れなかったのは仕方ない。
ヒミコの舞台挨拶よりもビックリバーのほうが人は多かったよ。
やっぱりテレビドラマ効果は大きいのかな。
時効警察よかったもん。それで自分もファンになったし
今前を通り掛かった。
もう2人、下の階段のとこに並んでる。
仕事済んだらダッシュだ〜!
兄さん・・
ああお前いけないよ私たちは兄弟なのだから
兄さんでも僕は…
アッーーーー
こういう話ですよね?
舞台挨拶、狸御殿の時はどうだったんでしょうか?
>>212 ってかどこまで遡るんだよ。ここ一年でいいじゃん
そこまでして舞台挨拶見たがってるのってオダギリオタ?
>214
それ以外に誰がそんなに見たがる?まさか西川監督オタとでも思ってるの?
217 :
216:2006/07/07(金) 22:49:54 ID:Po2Q9iDl
アンカーミス
×212 ○211 失礼しますた。
久々に見てみたい!って思う邦画だわ
西川監督は演技指導できないって言ってた
220 :
名無シネマ@上映中:2006/07/08(土) 10:52:31 ID:YLkBHh7y
もう舞台挨拶の回無理でした。出遅れた。
舞台挨拶のない回も混んでるかな?早く見たい。
武蔵野館は16:25まで立ち見になってたよ
224 :
名無シネマ@上映中:2006/07/08(土) 14:14:20 ID:9L/beB0M
美和の顔、うp希望
225 :
名無シネマ@上映中:2006/07/08(土) 14:44:46 ID:6U5mRh7J
226 :
名無シネマ@上映中:2006/07/08(土) 17:38:28 ID:rgQoIOlO
香川さんは今日も名古屋で舞台
初日の舞台挨拶はまたもや獄中の兄には叶わない
舞台は好評!
227 :
名無シネマ@上映中:2006/07/08(土) 20:19:24 ID:t+mH1qZe
良い映画でした。
武蔵野館は上映中静まり返ってました。
しかし他の大作のかげで目立たない公開のされ方で残念な気がする。
今年の主要映画祭の主演男優賞はオダギリで決まりかな
230 :
名無シネマ@上映中:2006/07/08(土) 23:59:59 ID:6bvGV/YN
本年度暫定NO.1。
役者はみな良いが、特に香川さん!
ガラスに映った顔の凄まじさといったら…
>>229 映画祭?映画賞だろ
そういうこと書くと荒れる
233 :
名無シネマ@上映中:2006/07/09(日) 00:22:15 ID:Fv7MTS6h
今日観てきたが、
都内上映は新宿と渋谷の二館のみ、舞台挨拶のない新宿の映画館に、
行ったが席が80しかないミニシアターなので立ち見。
で感想が、なんでオダジョーが裁判でウソの証言をしたのか理解できず。
無実の罪でブタ箱行きの兄がラスト、弟を見て微笑むか理解できず。
234 :
名無シネマ@上映中:2006/07/09(日) 00:23:42 ID:7D19XeLy
>>233 もう一度観たらええ
ノベライズも読んだらええ
235 :
名無シネマ@上映中:2006/07/09(日) 00:28:52 ID:Fv7MTS6h
>>233 >で感想が、なんでオダジョーが裁判でウソの証言をしたのか理解できず。
>無実の罪でブタ箱行きの兄がラスト、弟を見て微笑むか理解できず。
そこがこの映画の肝ですぜ。
試写のアンケートではこんな質問があったよ。
「あなたは兄と弟どちらに共感しますか?」
自分はどちらの気持ちも理解できるけどね。
だからこそ、ラストのシーンがしみてくる訳よ。
237 :
名無シネマ@上映中:2006/07/09(日) 01:13:19 ID:enhOr0wW
香川、オダギリ共に演技上手い。素晴らしい役者だ。
ゴマすり・ヨイショ・マンセーうぜぇ。
239 :
名無シネマ@上映中:2006/07/09(日) 02:49:44 ID:/h5RLZA9
演技がうまいとは思わなかったが、
映画の出来は文句なく傑作
俺は普段、上映途中に時計をみて残り時間を確認するが、
今年になって時計を見ることなくエンディングを迎えた映画は「クラッシュ」とこの映画だけ
それだけ緊張感があって引き込まれた。
240 :
名無シネマ@上映中:2006/07/09(日) 03:28:34 ID:/h5RLZA9
>>233 以下ネタバレ注意!!!!!!!!!!!!!1
俺がこの映画ミスリードしたのかもしれんが。
>なんでオダジョーが裁判でウソの証言をしたのか理解できず。
あれは真実の証言だとおもう。
「兄が女を突き落とした」のを目撃したのが事実で(突き落とす直前のそれらしい描写が出てくる)
「兄が女を助けようとして手を差し伸べたが、及ばず女が落下」の描写がオダギリの虚構な夢。
オダギリは上記の事実と夢をみて混乱して揺れる。
兄の右手の引っかき傷は兄が女を助けようとして手を差し伸べた時に付いた傷ではなく
はるか昔に自分が兄につけた傷だったことをフィルムから思い出す。
それだと兄の笑顔に納得するとおもうが・・・・
この内容であってる??自信ないんだけど
241 :
名無シネマ@上映中:2006/07/09(日) 04:12:16 ID:q6PQjDsY
夢でうその証言されたらかなわんけど
242 :
名無シネマ@上映中:2006/07/09(日) 04:12:38 ID:qc/8Ubsz
美和うp
この映画には「吊り橋から真木が落ちる場面」が数パターンあり、
どれがオダギリが見た真実かは実ははっきり提示されていない気がする。
西川監督は様々な「不確かさ」をこの映画で描きたかったらしく、
「記憶の不確かさ」も含まれているらしいしね。
変化していく兄を見てゆれていく気持ちが
弟の見た記憶の解釈を微妙に変えていくのが面白く、恐ろしく、
この映画の肝ではないのかなと自分は思ったよ。
244 :
名無シネマ@上映中:2006/07/09(日) 05:23:29 ID:76kc9A/n
真木よう子も良かったなあ。
以前から思っていたが、この人顔が印象に残りにくい…
ラストの助けようとしたシーンが幻なのか?
あれが真実だとおもてたが。
246 :
名無シネマ@上映中:2006/07/09(日) 11:14:14 ID:enhOr0wW
まぁ香川が素晴らしい役者であることに疑いの余地はない。
247 :
名無シネマ@上映中:2006/07/09(日) 11:31:04 ID:eudA0RAV
香川は芝居臭いというか、鼻につく演技をする時があってあまり好きじゃない。
でも、この映画は今までにない感じらしいから期待。
この映画まだ見たわけじゃないけど
稔はその芝居臭さがあった方が生きる役だよね
実際周りの人欺いて生きてきた部分がある訳だし
249 :
名無シネマ@上映中:2006/07/09(日) 12:48:47 ID:Ni5t3Uva
こんなに評判いいのになんでこないんだ。ド田舎死ね
250 :
名無シネマ@上映中:2006/07/09(日) 12:51:59 ID:JsZKVHx5
>>245 映画見てる時は、その勢いと迫力に圧倒されてるんだけど
見終わって冷静によく考えると
これ、よーするに猛がどうしようもないアフォでした
っていう話なだけなんだよね…
稔にしたら、想定の範囲内(むしろ誘導)なんだけろうけど
観客の視点からすると、このあたり脚本が破綻している。
だいたいあの稔の腕の傷は、普通最初に接見弁護士が気付いて、ガイ者の爪の中の鑑定を頼んで証拠とするべきもの。
そういう物証はすべてありえないくらい都合よく見過ごして
自白と目撃証言だけで話を組上げようっていうのが
そもそも馬鹿馬鹿しすぎるよ。
期待してった分、何だかな〜って感じ。
252 :
名無シネマ@上映中:2006/07/09(日) 13:39:51 ID:pDCvKbs2
>251
あなたの目は節穴か?
何が語られているか見えてないの?(驚)
253 :
名無シネマ@上映中:2006/07/09(日) 13:42:05 ID:m9QPtVey
254 :
名無シネマ@上映中:2006/07/09(日) 13:49:04 ID:m9QPtVey
255 :
名無シネマ@上映中:2006/07/09(日) 13:56:22 ID:Gp+r6cEd
なんでもいいけど、昨日の「ゆれる」初日舞台挨拶は、司会がよくなかったな。
伊藤さとりっていう女だったけど
色んな意味でも話題になってる「ゆれる」初日舞台挨拶には不適切な司会者だよ
みんなキャストとかに目が奪われがちだけど
伊藤さとりっていうのは、気になる人にとっては悪い意味で非常に目障りな司会者だよ
256 :
名無シネマ@上映中:2006/07/09(日) 14:00:17 ID:m9QPtVey
>>253 11 名前: 名無シネマ@上映中 04/01/22 07:50 ID:pjZcW4Ru
西川監督は高学歴エリートだから、何書いても「叩き」や「苛め」には
ならないずら。
いまや年金制度は、国家的若者イジメじゃん。
おいらは、西川監督が将来、国民年金の本質を叩く新作に期待…。
>>252 あなたがもし、出演者のファンや関係者なら
そういうスレに行ってほしい。
そこでならフラットな批評など必要ない筈だから。
最初にも書いたけど、この映画に考える暇も与えない程の勢いと迫力をもたらしたのは
監督としての西川さんの力。
でもそれは、何も考えずただ見るだけの観客にしか訴えない。彼らが去ったあと
「アレは裸の王様でした」と引き剥くのではなく、
始めから是々非々で行ってこそ
監督が育つと思うよ。
何で2ちゃんっていつもギスギスとした雰囲気になるのかな?
259 :
名無シネマ@上映中:2006/07/09(日) 14:57:13 ID:eMT3yokO
利口な人はここには来ないからだろ。
育つ…か
>>259 そうだね、棲み分けができない○○には
ツラい場所だね。
>257
はぁ〜
あなたもなりきりでキモイけど・・
ちゃんと映画の話すれば?
イタいとこ突かれたかw
>>263 脚本の細かいツメが甘い(ない)のは、今の日本の映画・ドラマの悪癖なので、そういう
点は指摘してもいいと思いますよ。
あんまり設定ミスや省略ばかりつつくのも本末転倒だけどね。ただ、師匠(?)
の是枝氏もそういう意味でのリアリズムには興味がない人のようだしなあ・・・。
265 :
名無シネマ@上映中:2006/07/09(日) 18:05:08 ID:m9QPtVey
>>264 吊り橋に壊れていた時点で普通は役所を訴える。
突き落とすも何もアンタ、人が落ちるぐらいの穴があったら
訴えられるのは行政。
あんなにIQが低そうな検事もいないが、吊り橋の欠陥をつかない
弁護士自体存在しない。
はっきり断言しよう。
西川美和はかなり頭が悪い。
またそれをチェックできないプロデューサーはとんでもない白痴。
266 :
名無シネマ@上映中:2006/07/09(日) 18:09:32 ID:m9QPtVey
267 :
名無シネマ@上映中:2006/07/09(日) 18:23:56 ID:m9QPtVey
>>220 テレビマンユニオンは元々ジャーナリストだから同業者の評価は甘い。
しかし、世間は西川美和の常識知らずに唖然として劇場を去ることになる。
病人を抱えていた『蛇イチゴ』の保険証の問題と同じこと。
(退職したら会社の扶養保険証が使えなくなること等)
>>265 >>267 >西川美和はかなり頭が悪い。
>またそれをチェックできないプロデューサーはとんでもない白痴。
煽りだろうけど、頭が悪いというより、そういうリアリズムや整合性に興味がな
い人たちが作ってるんだもん。観客もそういう点には突っ込まない。
所詮、夢がネタだし。
観てきました。
観ている最中は引き込まれていたんだけど、観終わってなんか納得しないものがあった。
それは、兄が突き落としたのか、突き落としていないのかが自分にはハッキリと
理解できなかったから。
ラストに出てくる吊り橋での画像がアレでしょ。
弟が嘘証言をしたとすると、バカな弟とバカがつくくらいお人よし兄のお話と
いうことになり、こういうのどうなの?って思った。
モヤモヤしたから原作(ノベライズ?)読んだら、納得。
つまり、
>>240 の解釈でいいんですよね?
ネタばれ↓↓
ラストの手の傷のくだり見逃したよ。感動しそこないだな・・・もう一回見に
行くか・・・
272 :
名無シネマ@上映中:2006/07/09(日) 21:04:35 ID:spTRmGOv
ウーン、普通に見てたら最後のオダギリの記憶が本当だと思ってしまうな。
難解な映画だ。
そうなんですよね。
でも最後のが本当だと、映画全体がなんてゆーか、言葉悪いけど、くだらなく
なってしまう。
もうちょっと説明欲しかったですねー
兄がついた「嘘」っていうのは、なんだったのか。
ネタバレ↓↓
つまり弟の提案だったわけでしょ?
274 :
名無シネマ@上映中:2006/07/09(日) 21:23:54 ID:gtPDAwQO
243>なるほど!
ネタばれ
自分は
>>240とは全く違った解釈の仕方をしたけどなあ。
兄の傷はオダギリがつけたものだっていう描写なんてあったっけ?
240はトンデモ解釈だなあ…
いやはや。人それぞれで面白いけどね。
難解キャンディーズで駄目。
もっと解りやすくしないと。
>>275 ネタばれ(※未見の人は絶対読まないでください)
同じく。子供の頃のビデオ見て、気づかなかった腕の傷の意味=助けるために腕をつかんだ
・・という可能性を認識したのだと思った。
で、そんな子供の頃の掴んだくらいの傷が残ってるって、どんなアイアン・クローだよw
弟は最初から、兄が突き落としたと思っていたから腕の傷の意味を深く考えていなかったの
だと思う。最初に兄を庇うのは、兄本人から指摘されたように「保身」が一番の理由。
兄貴はずっと、本当のことしか言ってなかったのにね。
兄にとっては、弟に疑われたままで無罪になるのも不本意だったので、有罪をあえて受け入れ
たのだろうと。あと、死んだ彼女に対して償いの気持ちもあったかもな。
ラスト・シーンの兄の笑顔は「お前、ようやくわかったのか・・」というバカな(笑)弟ののすべてを
許す表情だから、神々しいのではないだろうか。
>>278 それだと普通に、
>>251や
>>270が言っているみたいに
「バカな弟とバカがつくくらいお人よし兄のお話」にしかとれない。
そして私も、素直にそういうお話だと取って、少々あきれた。
それから小説ゆれるは、ちょっとびっくりした。
監督そんな事考えてたんだ・・・orz 映画からは全然そんなの伝わってこないよ。
っていうか、こんなのあとから出版するなら、
オダギリジョーと香川さんの現場での苦労は一体なんだったんだとむなしくなった。
映画で描かなきゃ。監督なんだから。
280 :
名無シネマ@上映中:2006/07/09(日) 22:46:53 ID:spTRmGOv
ラストの笑顔が出るまでのあのタメがたまらなかった。
長すぎないし、短すぎない時間だった。
この辺が監督のセンスなんだろうな、と思った。
281 :
名無シネマ@上映中:2006/07/09(日) 22:51:06 ID:kkCr4aAB
社会保険庁の職員だけど、あの吊り橋はグリーンピア津南の近くのこの橋↓
http://park16.wakwak.com/〜moegi/around.htm
あの近くに宿舎はないので、ロケ隊はグリーンピアに泊まっている。
グリーンピアにお世話になっているマスコミはグリーンピアや社会保険庁を叩くな!!
282 :
名無シネマ@上映中:2006/07/09(日) 22:53:03 ID:kkCr4aAB
ageるな!
なんか、このスレの最初のほうで見てもいないヲタが
必死で擁護してたの、今はわかる気がする。同情する。
彼らには内容が何となく伝わってたのかもね。
>>280 ラスト良かった。笑顔のあとスパッと終わらせたのも良かった。
最初、オダギリ弟のムカツクキャラに激しく嫌悪感感じたので
香川兄がつば吐きかけたときはGJ!と思い、
香川兄のキモキャラっぷりに、うぜーーと感じたので
真木よう子が橋の上で振り払った時はGJ!と思い
なのに最後のバスのシーンの兄弟の神々しさにぐわんぐわんキタ。
監督、役者陣うますぎ。良かったわー。
>>268 >そういうリアリズムや整合性に興味がない
>観客もそういう点には突っ込まない。
つまり
>>284みたいに、
マンガ飛ばし飛ばし読む時みたいに
てきとーなノリで見なきゃ「いけない」映画って事なのか?
それならどっかに最初から、これは動く役者の写真集です、とでも書いといてくれよ。
そしたらストーリーなんて考えずに漫然と楽しんで、さっさと次に行ったかも。
理解できないからって逆切れすんなよ
だめだあ マジワカンネ事件の真相もだけど
真木に対する
兄の「酒が入るとしつこい」
父の「酒は飲めない」
発言食い違いの意味。
遺体から精液が検出されましたってオダジョーの?
なんで中田氏しますかアホかと
>>287 えええ?それわかんないって全然ダメじゃん。
面白そうだと期待してたんだが、
なんだか、小説読んだ方がよさげだね。
早くも本売れてるようだけど、いつ発売されたんだろう。
自分の映画の理解力がないのを映画のせいにする。
ゆとり教育の(ry
兄が弟に真木が酒のむとしつこいと言ったのは、かまをかけたんだよ。
兄はうっすら弟が真木と寝たかもしれないと思い
食事で遅れた(酒も飲んだ)と弟が嘘をつくか試したんだよ
弟はまんまとひっかかった。
父の真木は酒がダメだと言う発言で弟は兄にかまをかけられた事に気付く。
まさか実直でそんな事をすると思えない兄が…。
中田氏がどうとか、そんな突っ込イラネ。
もっと映画を読み取る能力をつけようよ。
>>287 兄はカマかけたんでしょ?
弟と女が飲みに行ってたから遅くなったんじゃないとわかってて。
その時「風呂は?」と聞いたのも、もう女の家で風呂に入ったと知ってて聞いた。
弟は父の話を聞いて、それに気付く。
あの兄が、疑ってもいないような顔して、嘘付いて自分を引っかけて、
何も知らないふりし続けてたことにショックを受ける。
兄には自分が知らない(知りたくなかった)部分がたくさんあるのではないか、
検事が「他の男がいることを知って嫉妬したのではないか」という言葉も頭をよぎり・・
って感じで、細かいことの積み重ねで揺れ動いていくのが面白いんじゃないか。
『花よりもなほ』との合わせ技で木村祐一が助演男優賞取りそうだね。
現代の左ト全になってきてるね。
唾を吐きかけるところは、監督が好きな『復讐するは我にあり』の引用かな。
293 :
名無シネマ@上映中:2006/07/10(月) 01:54:13 ID:A5Mcbf0o
>>292 木村祐一の検事ってw
アレで司法試験に受かるのかww
suge- 目からウロコだよ
ちぃともわからなかった(;_;)
やるなお前ら
295 :
名無シネマ@上映中:2006/07/10(月) 02:07:37 ID:A5Mcbf0o
なんかこのスレ、創価学会の教祖様マンセースレみたいだなry
水曜ってやっぱり混む?大して変わらない?
混むよ
それなりに評判の作品だと立ち見になる
※ネタばれ
(小説読んだらまた変わるかも)
兄は事件の顛末に関しては法廷で正直に語ってる。
弟もそのとき本当のことと思ったことを証言している。
ただし、兄は彼女が前日にセックスしたことを知ってるのに、知らないと嘘をついた。
その相手が、自分と違って女にモテて好き勝手やってる羨ましく妬ましい弟だということ、
弟が彼女をうっとおしいと思っていること、弟が逃げ出した「つまらない人生」
=兄の人生を彼女も否定したこと 等々が、彼女を突き飛ばすほどカッとなった
原因であることが、弟にはだんだんわかってくる。
弟は、優しいと思っていた兄の別の一面を見たり、かまをかけたのに気づいたり
法廷で彼女の恋愛について何も知らなかったと嘘を付くのを見て、
兄に裏切られたようなショックを受ける。
嘘で固められたような兄を恥ずかしく思い、自分は正直に目撃証言をすることにしたが、
それまで自分も「見てない」と嘘をつき続けてきたことにはなかなか気付かない。
社会的な保身もあるが、「自慢の兄」として見ていれば楽だったということもある。
兄が本音をぶつけてきたことで、見たくなかった自分自身の姿や
兄弟の負の繋がりを知ることになっただけで、兄は変わっていなかった、
子どもの頃に自分に手を差し伸べたのと同じように彼女にも手を差し伸べていた
ということに気付いて「兄ちゃ〜ん!」となる。
兄は、「兄ちゃんを信じてるよ」と言いつつ、「見てない」と嘘を付く弟が、
正直に法廷で証言するようになる姿に微笑み、都合の良い優しい兄じゃない
自分を受け入れられるようになった弟の姿に微笑む。
>298
最後の5行目までは全く同じ思いで見ていた。
ただ最後の微笑みの意味(ぶった切り感含め)がわからなかった。
弟の心理で見ていた自分にとってはハッピーであって欲しいが兄の心理であれば・・・。
ただエンディングの曲も含めての最後であるならパッビーであったのかな、と思っていたりする。
小説を読んでないから全く違うかもしれない。
とりあえずまた見に行ってもう一度考えたい。
300 :
名無シネマ@上映中:2006/07/10(月) 05:37:10 ID:f07xjVxJ
>>291 >細かい事の積み重ね
そうなんだよ。でも、若い監督にはありがちなんだけど、心理描写に関する部分だけ細かくて
設定や背景が手抜きでおおざっぱすぎるしご都合主義だから
細かく見ているちゃんとした客は混乱するんだよ。どこまでつっこめばいいのか、レベルがちぐはぐ。そういうとこ、昔の少女マンガっぽい。
テレビドラマや韓流映画のような
うすっぺらに都合のいい話は、そろそろ倦きてきたんだけど
それで育った監督たちにとっては、これがドラマなんだろうな。
できればそれはお昼のおばちゃんメロドラマでやってほしいが。
初日舞台挨拶テレビで流れないかなぁ
テレビ局スポンサーになってねぇ
302 :
名無シネマ@上映中:2006/07/10(月) 07:10:56 ID:6WWczxlU
とにかくラスト、兄は弟を許さないまま終わるんだと信じている あまりにも自己中で理不尽な他人や社会を許してほしくない
俺は馬鹿なんだろうか
303 :
名無シネマ@上映中:2006/07/10(月) 07:16:33 ID:TaQcf+dl
304 :
名無シネマ@上映中:2006/07/10(月) 07:20:27 ID:TaQcf+dl
305 :
名無シネマ@上映中:2006/07/10(月) 07:39:04 ID:duSwawAL
美和、最高!
>197 198
いたよ〜ビッグリバーの時は徹夜禁止で始発で行ってみれたし、オダギリが入ってくる側の席にいたからマジ最高だったけど、今回は朝の五時半には既に無理っぽかった
二回みるために興味ない友達とか家族とか連れてる徹夜組でわんさか。渋谷に一本で十五分くらいででれなきゃ都内でも無理だよ、始発五時代だし35分で電車でいける俺も無理だった
>>306 5時半で入れなかったの?こっちは6時ちょっと前に着いたけど入れたよ!
噂には聞いてたけど、とにかくファンの年齢層高いのにびっくりした。
40代後半から50代位の人も普通にいっぱいいたね。
はじめは家族連れかと思ったがそうじゃなかったみたい。
早朝から終始テンション高くて思いっきり元気なママ達でした。
>>302 人間誰でも嫌な部分は持ってるんだよ。
あんたもあの兄や弟と変わらない。
>>300 設定が手抜きというより、省略されてるんだよ。
法廷ものじゃないんだから。
一生懸命監督叩いてるID:m9QPtVeyと同じ人なのか知らんが、
描かれてないと文句言うところのポイントがズレてる。
>>306 5時半頃来て、徹夜で並んでるおばさん達に必死ですり寄って
割り込ませてもらおうとしてケンもほろろに断られている
みじめな男はいたな。
立ち見で良ければ6時半着の友人もしっかり見れたんだが。
それと今回徹夜禁止ではなかった。
311 :
名無シネマ@上映中:2006/07/10(月) 10:34:20 ID:f07xjVxJ
>>309 なるほど、法廷ものではないw
じゃ、お茶の間で兄弟2人が取っ組み合いの喧嘩してるほうが、設定としては正しかったんだw
あんた素朴ないい人なんだろうな。かばいたい気持ちはよくわかるが。
こんだけ映画攻勢の昨今、観客も以前とは変わって来てるからね。
>こんだけ映画攻勢の昨今、観客も以前とは変わって来てるからね。
映画も変わってきてるんだよ。
ついて行けないからって逆切れすんなよ。
うん?こういう小馬鹿にしたようなつくりの映画が好きなの?ほんとに?
人の嗜好には立ち入らないけど
本気じゃないでしょ?まさかね。
ヲタの相手にはならないよ。スレ違いだからね。
この映画が気に入る人がいるのが信じられないなら、
感想書いてるサイトでも見て回ったらいいのに。
脇役の人の台詞がとって付けたように聞こえるものがあって
主人公2人以外の人物描写は足りないのかなとか、もっとこうすればというのはあっても
アクション映画やホラー映画並にハラハラしつつ、見終わった後はずっしり腹に来た。
面白いとこもあるけど、全体にツメが甘い。
ここでも何度も出てるけど、あちこち矛盾が多くて
最初夢オチの映画なのかと思った。
現実から飛躍しすぎだよ。
こういう形で兄弟の葛藤を描きたいなら、無理に現代社会の設定にしないで、
もっと幻想的なオハナシにしといた方が良かったんじゃないかと思う。
ずっと緊張感を強いられる映画だからずっしり疲労感は残るだろうけど
それを映画から受ける感動、と勘違いされても困るし。
褒めてる人は、噛み付いてばかりいないで
上で挙げられているこの映画の持つ瑕疵について
映画的にどう対処したのか、具体的に書いてほしい。
「わからなかった」「お願い、見逃してやって」っていうのはナシだよ。
316 :
名無シネマ@上映中:2006/07/10(月) 12:37:46 ID:dtALVNPl
>>315 映画から受けるものっていうのは千差万別なんだし、
その感情にしつこくつきまとうようなレスもまた気持ち悪い
「そういう考え方もあるな」っていう人間になって下さい。
>>314 誘導有難う。関係者以外は
見事に全員オダギリジョーのファンだったw
そーいうタレント映画なんだと思えば納得がいく。
お2人さん、おめでとう。大熱演だったヨww
ではあなたのお考えを是非傾聴したい。
それとこのスレではやヴぁい質問は禁止なの?
ヨイショスレ???
319 :
名無シネマ@上映中:2006/07/10(月) 12:50:25 ID:caMbW6vR
評判いいみたいなので観たいんだけど
地元の神奈川でやってなくて・・・
立川まで行こうかな って思ってます。
どなたか立川で観た方、いますか?
>>316 >「そういう考え方もあるな」っていう人間になって下さい。
それなら、この映画に疑問を持つ↑たくさんのレスに対しても
いちいち馬鹿にしたりけなしたりしないで
もっと真摯に向き合って下さい。話が先へ進みません。
321 :
名無シネマ@上映中:2006/07/10(月) 12:56:32 ID:dtALVNPl
>>302 なんでそんなに大げさで他力本願で、しつこいのかが分からないです
>>320 >>316は「お願い、見逃してやって」
って言ってるんだよw
見逃してやれ。まじめに考えるような映画じゃない。
>>321 アンカー間違ってるよ、たぶん。
白旗はちゃんと挙げなさい。
この映画にはいい所もあるけど悪い所もあるんだから
指摘する人自身を貶めるのは筋違い。
何のつもりか知らないけど、ただやみくもに
それは悪くない、アンタがおかしい、みたいな言い方してると
そのうち逆に突っ込まれて何も言い返せなくなるよ。わかった?
324 :
名無シネマ@上映中:2006/07/10(月) 13:13:10 ID:caMbW6vR
>白旗はちゃんと挙げなさい。
ずいぶん物騒なことを書くなあ。
こういうところで「勝ち負け」を競うような風潮になれば
誰だって敬遠もしたくなるよ。
所詮はシロウトの集まりなんだから。
>「そういう考え方もあるな」っていう人間になって下さい。
それはそれで当たってると思うよ。
ごめんアゲてた。
だから
>>323とはいつまでも平行線なんだってば。何で分からない?
それに勝ち負けにこだわってるのも分からない。根本的に人種が違う。
この映画観て、説明しなくても分かる人にはわかるんだもん。
あっゴメン。付き合うから長引くんだよね。
>>324 >>325 シロウトといえば聞こえはいいけど
要するに、オダギリジョーが出てる映画は
何が何でも褒めてほしいだけのファンなんだろ?
スレ違いだよ。ここに来たら他の映画と同じ扱い。
お前らのせいで、このスレ立ってから何遍荒れたと思ってるんだ?
dtALVNPl
ここは、映画に文句言っている人を攻撃し、映画を擁護するとこじゃなくて
自分が見て、映画について思ったことを書くところだよ。
それを他の人がわかってくれなくても、それでこの映画の評判が落ちても
あなたには何の関係も無いことだ。
だいたい、こんな便所の落書きであれこれ言われても
世の趨勢にそれほど影響力は無いって。安心しなさい。
>>325 人種が違う、って
ヲタと一緒にされたくはないよw
もうここに来るなよ〜
初日の1回目観たけど、そんなに混んでいなかったよ・・・立川だけどw
ネットで予約したけど・・・しなくて良かったじゃんorz
331 :
名無シネマ@上映中:2006/07/10(月) 18:14:58 ID:7RULRpXk
脚本も演出も最高でした!凄いね!西川監督本物だわ!
332 :
名無シネマ@上映中:2006/07/10(月) 18:55:45 ID:caMbW6vR
>326
>お前らのせいで、このスレ立ってから何遍荒れたと思ってるんだ?
お前らって書いてる時点で失格だな。
意味もなくマンセーしてる人が居たとしても
そっちのほうがよっぽどましだということがわからないのかな。
あんたのような攻撃的な人間よりましなんだよ。
333 :
名無シネマ@上映中:2006/07/10(月) 18:59:20 ID:lOdlnQCj
えぐいシーンとか怖いシーンってありますか?
刃物や血など・・・。
観に行きたいんですけど、以前映画館でとても怖い思いをして以来不安で不安で。
唐突な質問ですみません。
観られた方、教えて下さい。
334 :
名無シネマ@上映中:2006/07/10(月) 19:16:43 ID:caMbW6vR
>>327 >>328 結局、あなたたちはこのスレではなじんでないわけだよ。
実社会でも
集団には集団の空気ってものがあるだろう?
たとえあなたたちが正義であっても
なじまないものは仕方ないんだよ。
たとえ、あなたたちが正義であっても、だ。
マンセーしてる人がおめでたい人間だとしても、だ。
そこに強引に踏み込んでも無駄だ。
他で思いっきり語りなさい。
相手はいくらでも居るでしょう。
>>325 禿同。
ここのスレは当初から、
>>326のような褒めたらオダギリファンだと決めつける
変な人が粘着してるようだし。
マスコミに出てる映画評も全部オダギリファンが書いてるのかよ・・。
そこまでオダギリジョーに対して変なこだわりがあると、逆にオダギリジョーが出てるから
認めたくないのかと思ってしまうくらいだ。
>>292 は?
俺は、木村祐一が出てるの知って愕然としたよ。
嫌いなタレントだからさ。
最近、こいつが行定や是枝に使ってもらってるのがムカつくんだが。
わからないと言ってることについて、自分なりの解釈書いてるレスもあるのにね。
このスレでこれほど空気が読めない人には、本心と違う台詞のやりとりや
善人も悪人もいない描き方にはついていけないだろうし、
ちょっとした目線や間、古くなったタマネギなどの細かい部分に表されてる
明確な意味も読み取れないんだと思う。
どこを見たら理解できるかもわからないから、映画で描かれなくても良い部分にこだわって
そういう部分が描かれてないからわからないとか、失敗だなどと言うことになる。
腑に落ちない点を書いてる人は何人もいるし、それを話合うのは面白いのに。
何を言っても無駄だなと思われてることにくらい気付いて欲しい。
339 :
名無シネマ@上映中:2006/07/10(月) 20:02:53 ID:lOdlnQCj
>>337
ありがとうございます!観に行ってきますね☆
340 :
名無シネマ@上映中:2006/07/10(月) 20:11:40 ID:ihQpViVU
渋谷 初回 客5割
おもしろい 邦画今年1番
341 :
名無シネマ@上映中:2006/07/10(月) 21:05:40 ID:QR28njYC
初日立川2回目ほぼ満席、一時間前にはもう空いてる席は前列のみ。
パンプ意外であぁいうのもいい感じ
もう一回みたい。
342 :
名無シネマ@上映中:2006/07/10(月) 21:07:57 ID:v9l2q3C+
これ、もう1回観たくなる。
観た後も消化しきれずに残ってるみたいな、現実の出来事を体験したような感触は
「誰も知らない」以来だ。
343 :
名無シネマ@上映中:2006/07/10(月) 21:39:11 ID:i+9ajGDi
今日渋谷で観てきました。
素晴らしい!!今年のアカデミー賞で賞取れる作品だと思います。
でも観た後気分が落ちますね…
344 :
名無シネマ@上映中:2006/07/10(月) 21:48:54 ID:yLKe/YFO
オダギリジョーの女の抱き方が荒っぽくて、この役の性格をよく表している。
兄ちゃんのお気に入りを知っていてもとりあえず抱く。知っていて耐える兄。
まるで兄弟によるSMプレイのようだ。
>>343 日本アカデミー賞?
他の賞ならともかく、それだけは絶対あり得ないよ。
頭がおバカな僕には、
結局、香川が真木を殺したのか助けようとしたのか、
オダギリがウソか真実の証言をしたのかわかりません。
347 :
名無シネマ@上映中:2006/07/10(月) 23:14:06 ID:6WWczxlU
>308
兄は弟を許せるのか?いくら肉親でもどうしてそこまで寛容になれるんだ?
なぜあんな辛い人生を何度も送って許せるのかわからない
348 :
名無シネマ@上映中:2006/07/10(月) 23:18:02 ID:6WWczxlU
>345
そもそもミニシアターで、大手が関わってないからノミネート厳しいよね
報知とかブルーリボンで主演二人は絡む可能性ありじゃね?
349 :
名無シネマ@上映中:2006/07/10(月) 23:19:23 ID:Pa6r/Gsi
だから許してないでしょ
350 :
名無シネマ@上映中:2006/07/10(月) 23:20:36 ID:6WWczxlU
>321
情動は人間を限りなく身勝手にする
これは真実じゃね?
>343
今日混んでた?
352 :
名無シネマ@上映中:2006/07/11(火) 00:16:41 ID:8SsNA89a
353 :
名無シネマ@上映中:2006/07/11(火) 00:43:49 ID:U0KF9ccH
初日立川の最終回。
結構入ってた。
携帯で混雑状況を調べると、2回目が人気で結構早く発売打ち切ってたから
あわててWEBリザーブ登録。
会員になると「カタクリ家の幸福」を500円で観れるよ。
俺は観ないけど。
↓ネタバレ↓
最後のオダギリの記憶が真実というのはありえないだろ。
おれも最初はそう思ったがよく考えてみると
弟が偽証して兄を貶めて、兄は兄で最後はさわやか笑顔??
過去ログで皆さんがおっしゃる様にバカな脚本になってしまうので
それはどうみても作者の意図する筋書きではないよね。
よって
>>240の解釈で無理やり納得させるしかないね。
354 :
名無シネマ@上映中:2006/07/11(火) 01:09:40 ID:U0KF9ccH
裁判で木村祐一が香川に「自分自身がそう思っても彼女はそう思わないかもしれないでしょ?」みたいな恋愛観染みた説教をだべるのは法廷を利用したギャグだよね。
あんな場所で、関係ないことをズケズケしたり顔でえらそうにいわれると「ブサイクなお前にそんなことを言われたくないよ」と切れそうになるもんなw
355 :
名無シネマ@上映中:2006/07/11(火) 01:36:22 ID:qH0cn4mS
>354
あの辺の台詞って女性にしかかけないとこだよね
きむらは本当に検事にもみえないしリアリティより展開を優先したのは本当に残念
356 :
名無シネマ@上映中:2006/07/11(火) 01:39:07 ID:qH0cn4mS
>340
小説とスレ読むと、兄は弟をさとしたかっただけじゃなくまだ、愛情が強かったって感じがするんだけど。
男からすりゃ真木の役が一番ムカつく
357 :
名無シネマ@上映中:2006/07/11(火) 01:41:39 ID:my3mOFoE
358 :
名無シネマ@上映中:2006/07/11(火) 01:46:58 ID:my3mOFoE
>>356 田舎のスタンドで働く女なんて全員ヤンキーなのだが・・・
厨房時代からクラミジアちんことやりまくりなわけで。
俺が木村の検事だったら、
「ヤンキーなんて所詮、肉便器だったんでしょ」って、
法廷で言いそうだな。
359 :
名無シネマ@上映中:2006/07/11(火) 03:19:52 ID:JkiTowoe
木村祐一の起用って、松本の映画批評でコケにされないための予防線じゃないか?
岩井がスワローズテイル批判されたから、弟子の行定は、先手打って木村使ったし。
それ以外で、木村なんかを使う意味がわからんし。木村祐一は芝居も酷いし。
この作品はいいだけに、木村の起用が残念だな。
360 :
名無シネマ@上映中:2006/07/11(火) 04:32:59 ID:O14Wm9RF
あんまり関係ないでしょう
藤井隆のロストイントランスレーションはけなしてたし。
松本の評価だけで、客足変わるってことも無いだろう
361 :
名無シネマ@上映中:2006/07/11(火) 07:17:25 ID:wqcBXYe3
あんなに知性のまったく感じられない検事もめずらしい。
362 :
名無シネマ@上映中:2006/07/11(火) 11:57:53 ID:J2tJY3aE
>>353 ↓ネタバレ↓
>最後のオダギリの記憶が真実というのはありえないだろ。
うーん、そうなんだけど、そうなんだけど
>>240ではないような・・・上でめちゃめちゃ言われてるように
確かに法律とか事件とかいう大きなとこでは
辻褄合わない(深く考えちゃいけない)映画だけど
話の筋に沿って心の動きだけは丁寧に追っていると思うんだよ。そこが好き。
で、弟は正義振りかざしたつもりが偽証だったというダメさ加減で自分を知り
それこそが弟らしい、と思って見つめる兄は、でももう家には縛られない
っていうオチだから、それぞれが「ゆれた」事になるんじゃないのかな。
・・・でもどう考えても偽証まで行くと馬鹿馬鹿しすぎ、っていうのもわかる。
偽証するしかないような状況じゃないし、それほどの憎しみは感じられないしね。
弟の保身と嫉妬と正義感だけで偽証させるのは無理がある、
と言われると、正直返す言葉が無い。
363 :
名無シネマ@上映中:2006/07/11(火) 12:08:53 ID:J2tJY3aE
それと、スイッチで読んだんだけど
西川監督は、他の役は(頼んでも)断られるかもしれないから
誰かを想定しては書かなかったけど
検事=キム兄だけは、最初から宛書だったんだって(字あってる?)。
アーチェリーとかのベタベタなギャグ言わされてるのを聞いて、
私も「そうかも」って思った。
>>362 弟は偽証したわけじゃなくて証言した時点では、自分の見た真実(兄が智恵子を突き飛ばした
→智恵子が落ちた)を語ったんだと思うよ。もう信じていたはずの兄が信じられなくなっていた
から頭の中が(突き飛ばした=落とした)そういう記憶になってしまったんだと思われ…
でも、7年後に幼少の頃のフィルムをみて自分に手を差し伸べている兄の姿をみていたら
肝心のもうひとつの記憶がよみがえってきた…兄は智恵子に手をさしのべていた…という真実
だから「にいちゃーん」になったんだと思うんだけど…
兄は智恵子を死なせてしまったという自責の念もあるし、ある意味自分をリセットしたかったから
自分からわざと猛にそう証言させるよう仕向けた?あえて控訴しなかったんじゃないのかな
色々な解釈があるんでわかんないんだけど自分はそう思って見てたよ。
人間ショッキングなものを見たときの記憶ってけっこうあやしいものだと思うので、
こういうのもアリなのかなと…。
>>240 の意見で違うんじゃないかと思うのは、
稔の腕の傷が幼少の時のものだということ。
いろいろいろいろ考えて、ほぼ
>>362 に同意。
でもそうすると残る疑問は・・・
ネタバレ↓
では、腕の傷はいつのものか?
吊り橋にいく前に既に負っていたのか?
最後の猛の回想シーンのように、智恵子に手を差し出したときに負った傷だとしたら、
死亡解剖された智恵子の爪の中から、その痕跡が何故発見されなかったのか?
(見落とされたor水で流されてしまった、なんてことある?)
そして警察は稔の腕の傷に気付かなかったのか?
(逮捕されたときには治っていたとか?)
このあたりについて、わかる方の意見を聞きたいです・・・
木村祐一が初めて登場するカットって、妙にアップじゃなかった?
なんかすげー違和感あったんだけど・・
>365
検察側としては被告に有利な証拠は無視したんかもな。
あの傷跡を兄は隠し続けたが、弟だけは知っていた。
証言台で傷のことを言えば、智恵子が兄の腕にすがった証拠になったが、弟は感情的になってたから事故と傷跡のつながりに気付かなかった。
昔のフィルムを見て幼いころの兄の腕にすがる自分の姿をみて事件の真相をはっきりと理解した。
兄はもともと別件で逮捕されて、勝手に自白しちゃったんだから、つり橋の事故も証拠は兄の証言だけっぽいというのは素人考えか。
あと、あのまま事故になってたら遺族は普通につり橋を管理している行政でも訴えてただろうな。
>367
ご意見、ありがとうございます!
なるほど、弟の心理は納得。
でも逮捕されるときって、身体検査されるんじゃなかったでしたっけ?
やはり、そのときには傷は治っていたのでしょうか。
それとも見過ごされた・・・
今日新宿で観ました。
まだ頭の中でまとまってはいませんが、ズシリとくる映画でした。
猛の気持ちは感覚的に分かる。
それを明確に説明しろと言われても表現するのがむずかしい。
ただいい映画でした。また観にいきたい。
新宿で観たけど、初回は満席、2回目は立ち見でした。観に行かれる方は
早めにいって、整理券をもらった方がいいと思います。
19:00の回ぎりぎり間に合うくらいでしか行けないんだけど入れるんだろうか・・・
結局、手の傷は幼いころに弟がつけたものだった、ってのは間違いでいいのか
な?
↓ネタバレチュウイ
橋の上で、猛が稔に「警察に連絡しよう」と
話して落ち着かせようとしていたとき、稔の
右腕のひっかき傷が映る。
白っぽく盛り上がり、肘に近いほう(最初に爪で
引っかかれたであろう部分)の皮膚は、赤く
なっていた。
だから智恵子がつけた傷だと思った。
7年後、稔を呼んだ場面で挿入されていた
裁判の最後のシーンで、手錠をはめられる
稔の右腕には、赤茶っぽくなった傷がある。
時間の経過で色が変わった、と思った。
373 :
362:2006/07/11(火) 21:37:58 ID:J2tJY3aE
同じくネタバレ
>>372 その橋の上で、猛は稔の腕についた傷を隠そうとしてるんですよ。
まくられていたシャツの袖を懸命に下ろしてボタンもはめようとしてる。
だから、彼女が自然に落ちたのではなく
少なくとも「兄にからんで落ちた(突き飛ばしたんではない)」
というとこまでは猛と観客にはわかってる。
だからこそ弟の人生をかけた証言も
少なくとも事実とは違うことが観客にはわかってる。
で、最後の最後にその「からみ方」を弟が思い出すので
故意ではなく失念していたのだとわかる。
もう、猛ったらうっかりさんなんだから〜
では済まない話ですが。確かに。
374 :
名無シネマ@上映中:2006/07/11(火) 21:44:12 ID:GRQIhA3/
幼い兄弟を映した8ミリの中で兄が腕にケガする描写ってあったっけ?
375 :
名無シネマ@上映中:2006/07/11(火) 22:08:53 ID:9j8VKbZP
376 :
名無シネマ@上映中:2006/07/11(火) 22:08:55 ID:CMkhnMnv
こんな原作読んで何回も観なきゃワカラン映画なんて失敗作。
どなたか平日夜の回行った方いませんか?
混み具合などレポートしていただけるとありがたいのですが・・・
会社帰りしかいけないけど早く見たい_| ̄|○
>>362 >>373 ソレダ!
やっと見えてきたよ。ありがトンv
そして、深読みしてた分、その「うっかりさん」にウツ。
猛ってそういう「足りない人」には見えなかった。
腕の傷があるから突き飛ばしたんじゃないとはならないっしょ。
突き飛ばしたのは事実で、手を差し伸べたのも事実。
でも、その腕に縋り付いたのは、橋から落ちていく時だから、手遅れ。
手を差し伸べたことを弟が失念していて証言しなかったとしても、
だから有罪になったわけじゃないのでは?
失念してたんじゃなくて、元から事故の様子は目撃してないんだろ。
腕に傷があった理由もわからなかっただけじゃないのか。
昔のフィルムで兄の腕にすがる自分を見て、腕の傷は智恵子の腕をつかんだ時に出来たと悟ったんだろう。
最後の弟の事故の回想は限りなく真実に近い弟の想像だと思う。
381 :
379:2006/07/11(火) 22:29:02 ID:ILIWQdcC
「突き飛ばした」というのは、「突き落とした」という意味じゃないよ。
弟の「兄が突き飛ばした」という証言は、兄が自分で語っている
かっとして突き飛ばしたというのと同じ意味。
突き飛ばされてそのまままっすぐに落ちていかなくても、結局、ああいう場所で
力いっぱい突き飛ばして恐怖を感じさせたことで落ちてしまったんだし。
>>380 実際は目撃してたのに見てないとあの瞬間まで嘘を付いてたのは
弁護士とのやりとりや言動を見てたらわかる。
本人は正直に話したつもりだし、だから、あそこで兄は満足そうに弟を見るんでしょ。
>>379 >でも、その腕に縋り付いたのは、橋から落ちていく時だから、手遅れ。
手を差し伸べたことを弟が失念していて証言しなかったとしても、
だから有罪になったわけじゃないのでは?
有罪、無罪の話は、この映画に関してはつっこまないっていうか
あ、有罪になったのね〜という感じで軽く流してあげて下さい。おながいします。
場所は法廷で、人ひとり死んでますけど、法律の話をしてる映画じゃないんで
正直、これを見た法曹関係者にズタズタに批判されるのが私は一番コワイ。
映画観た時の自分の解釈は間違ってた。
小説も読んで、このスレも読んで、やっとわかってきた。
ところで、弟のうっかり証言を微笑みながら聞き、
有罪となり、その罪の償いをした兄の気持ちが今イチ理解できないのですが。
いろいろ思うことはあったのでしょうが、
なにもそこまでしなくてもいいんじゃないか、って思ってしまう。
>>383 ズタズタに批判しようと思えば、試写の時点で新聞・雑誌で評価しないと思うけどね
何でそんなにピクピクしなければならない?
それに自分がいいと思うものがどんなに批判されても、いいと思う感情はビクともしないし
>>379 刑期七年って多分殺人罪の仮釈だよ>模範囚
死体の爪に皮膚が残ってて、弟が証言して状況が合えば、普通過失ですむ。
弟が事実に沿って最初から「慌てて掴んだけど助けきれなかった」
と証言してれば、立派に殺意は否定できた。
被告にとっては重要な証言だよ。
>>385 何をカリカリしているんですか?
気に障る事書いたんなら申し訳ないですが
そんなに依怙地になるほどどうしようもない映画だとは言ってませんよ。
それと、書き込んでいる人間の方に興味があるようですが
映画板ですから、是非映画について話して下さい。
>387
カリカリしてるのは君のような気がする。
J2tJY3aEって何だか最初の誰に言ってるのやらわからん「おながいします」やら
おかしなこと言うなあと思ったけど…
そういえば昨日も
説明しなくても分かる人にはわかる
とかいって、捨て台詞残して泣きながら去っていった香具師がいたなww
>>384 あれを「菩薩のような笑み」とか書いてるブログもあったよ
でも、そこまでの香川さんはあんまりにも凄くて怖かったしw
ここも単純な兄弟愛や赦しだけではないと思う。
諦めや悟りみたいなものも入った、とてもフクザツな気持ちだったろうと思うよ。
391 :
名無シネマ@上映中:2006/07/12(水) 01:35:30 ID:dFE751Ru
序盤の母の法事で出てくる
オダジョーの話し相手になっているオヤジ
シモネタの声がでかかったなぁ
あんな調子の良いオヤジは現実にもいそうだ
事故直後は普通先に女を助けに行くだろって思った。
393 :
名無シネマ@上映中:2006/07/12(水) 03:14:32 ID:5LVjZZ97
昨日武蔵野館で見てきました.香川さんがすごい芸達者なのに感
動しました.今スレを最初から読みました.でも分かりません,教
えてください.
弟が法廷証言のときに挿入された映像
「兄が女を突いて,尻餅ついた女に手を差し伸べて,しかし怒った
女から「弟から街を出ようと誘われた」と明らかなウソを言われて,
カッとなって,女にうっちゃりをかけ,女は転落(これだと有罪の
映像)」が真実なのか
子供のころの8ミリの映画を見た直後に挿入された映像
「兄が女を突いて,尻餅ついた女に手を差し伸べて,しかし怯えた
女があとずさりして,過失で転落しかけ,あわてて手を差し伸べて
助けようとしたがすべって落ちた(これだと無罪の映像)」
が真実なのか,ということです.
腕の傷という明確な物証が観客に提示されているのだから,後者
(無罪)が真実である可能性が高い.それにしたがって推論すると,
しかし弟の位置からは橋の上は丸見えだし,声も聞こえる(逆は不
可)橋の上で腕の傷も見ている,兄も助けたい.だとしたら,いく
ら直前に兄弟げんかをしたとしても,前者のような記憶錯誤が起き
るのはどう考えても変だ.記憶錯誤が起きる理由がない.ただし兄
の性格からして法的には無罪でも良心の呵責から言い訳せず服役す
るのは理解できる(そのほうが気持ち的も楽だ).
真実が無罪なのに,結果として偽証で服役したのなら「にいちゃー
ん」で許せるとか,許せないとか,のレベルをはるかに超えてしま
う.この推論だと,単に弟が「とんでもないバカ」になってしまう.
これだけ力のある監督が,そんなくだらない筋を映像化するだろか?
以上が私の知りたいことです.
394 :
393:2006/07/12(水) 03:25:36 ID:5LVjZZ97
最後の場面以後なんですが,これは想像なので,観客が勝手にすれ
ばいいので,正解はないのですが,私は兄の諦観の静かな表情から
「もうお前(弟)や父や故郷のしがらみと係わるのは嫌だ」という
意志を感じました.あのままバスに乗って,どこかに行ってしまう.
追いついて引きとめても,決して戻らないと思いました.
しかしこのスレではだれも,そういった感想を持たないので,自
分の感性(おおげさ?)が,かなり人と違うなと思いました.
もしかしたら香川さんの最後の表情は投影法の心理検査として使え
るかもしれないなどと思いました.
投影法の心理検査には使えるかも。
本当に人それぞれの受け止め方があるなぁと、
ここ読んで改めて思った。
自分は事件の検証、謎解きよりも
極私的な事情とだぶらせて(田舎を捨てて東京に出てきた自分、
残った身内への後ろめたさ等)
後々いろいろと考え込んでしまった。
心を揺さぶられる作品であることは間違いない。
近いうちにもう一度見たい。
>>394 そういう風に書いてる人は何人もいるよ。
特別じゃなくて残念だったねw
吊り橋の向こうは都会(東京)で、
渡ったのは弟だけって解釈に意味はありますか?
>>393 私も、あなたの出した結論と同じように受け取りました。
映画が出してくるさまざまなショットを全部つなげて考えると
>真実が無罪なのに,結果として偽証で服役
したと思います。ただし、
>いくら直前に兄弟げんかをしたとしても,前者のような記憶錯誤が起き
>るのはどう考えても変だ.記憶錯誤が起きる理由がない.
とは、監督は考えていないフシがあります。
っていうか、そこを否定されるとこの映画は物語として成立しなくなりますから
監督の中では、このような記憶錯誤はあり、と言うことなのでしょう。
それから
>「にいちゃーん」で許せるとか,許せないとか,のレベルを
>はるかに超えてしまう.この推論だと,単に弟が「とんでもないバカ」になってしまう.
>これだけ力のある監督が,そんなくだらない筋を映像化するだろか?
多分監督は、それをくだらないとは思っていなくて
その世間一般の常識で考えればありえない話を、ファンタジーのような
「ありえないくらい、いい話」にまで持っていこうとしたのではないかと思います。
そしてそれをたぶん、脚本の段階でどうこうしようとはせず
ラストのお2人の演技に賭けたんではないかと。
弟の「とんでもないバカ」にリアリティを与え、兄の「ありえない寛容」にも人間味を持たせた
この世の常識を否定した映画になっているか、
そこに映画としての説得力が足りず理解不能な映画となっているかは、
見る人しだいですね。
399 :
398:2006/07/12(水) 10:39:12 ID:TMqo4aAb
>>394 続きです。
私も、兄は家には帰らなかったと思うので、ラストの曲が正直意味不明でした。
あの歌詞を監督が知っていてなお採用したのだとしたら
つまり兄弟仲よく家に帰ったと暗示したくて採用したのだとしたら
それは確かにとんでもなくつまらない映画だと思います。
さすがにそれはないと思うので、余計意味不明なんですが。
でも兄は最後に「甲府駅」行きのバスに乗ろうとしてますよね。
実家がある山梨に向かったのではないのでしょうか??
私は猛は直前のいざこざは見てても、つり橋での決定的な落ちた瞬間は見てないと思った。
はじめは兄を信じていたが、急に自分に当たるなど豹変する兄を見て心が動揺した。
決定的なのが、彼女の昨夜の相手が自分とうすうす知ってるのに、法廷で涙をながして
交際相手の方に申し訳ないと頭を下げた稔の行為が不気味さを増したのではないかと。
猛がその瞬間を見てないからこそ、疑心が膨らんだ。
そんな時に稔が無罪になった後の事を喜々としてしゃべるからもっと不安になった。
この映画はいろんな解釈ができて面白いです
>>401 んー、猛は「信じている」と言いながら、
実は信じていなかった(兄が突き落としたと思っていた)のだと、
私は解釈したのですが
>400
猛が帰ろうとしていた方向とは逆にバスは向かってたから、稔は地元から離れようとしていたと思われ。
>>401 バイパスで、猛たちが来た方角とは違う方向のバスに乗ろうとしてるので
甲府駅からさらに列車に乗って知らない土地へ行くのだと思っていましたが。
↑すみません、アンカー間違えました。
>>400です。
>>403-404 あ、そういうことだったんですね。
じゃあ、猛は帰らないつもりでいた兄を迎えに行った、
証言のときに言ったとおり、兄を取り戻しに行った、ということでしょうか。
だったらBGMもおかしくないかな。
バスが去った後、無人になっているのか、そこに残っているのか……
それは観客任せ?
心理学者からきいた話
性的虐待を受けている子は
感情の起伏から虐待の記憶が失われたり改ざんされたりして、
虐待直後には虐待そのものの記憶が全く無かったり
実際とは異なった記憶が残ったりすることがある。
さらに、大人になって友人とふざけてAVを見てるときなんかに
急に虐待当時の鮮明な記憶がよみがえることがしばしばあるらしい。
この映画での猛の記憶は上のような現象と関係あるんじゃないかと思った。
>>386 でも、一瞬の殺意はあったよね。
我に返って助けようとしても。
兄自身がそれをどう思っていたか。
自分の醜く怖い部分に戦慄したから、弟が自分を批難するような証言をした直後に
法廷でほっとしたような笑みを見せるんだと思う。
兄が「俺は無罪だ、こんな刑を受けるのはおかしい」と思ってるなら
許せる許せないの話になるだろうけど、彼女を殺したと自白して、
そうさせた自分の中の醜い部分を思いっきり弟に対してぶっちゃけて、
しかも、そういう醜い部分は弟とも切り離せない部分だというとこまで
言っちゃってるんだから、それを知らないふりされる方が悲しいよ。
兄を断罪することで兄の醜さを受け入れ、自分の醜さに気付いていくわけだし。
法的に有罪か無罪かということより大事なんだと思うけど。
>>398とか、法的に兄に有利な証言をすることが良いこと、
有罪の判決を受けることが悪いことだという思いこみがあって
よくわからなくなってるように見える。
最初の猛なら、兄に有利な証言する気満々なのに。
なぜ、あれほど兄が弟にショックを与えるようなぶつかり方をしたのか。
兄を良い人と決めつけて悪い面から目をそらすより、
そっちを見て欲しかったからだと思う。
「手を差し伸べる兄」は今まで見ていた兄で、それよりも、
「殺気だって突き飛ばす兄」を認めて欲しかったのでは?
それは弟にとっても痛いところだけど、まずそこを見ろと。
自分をさらけ出すのは、やはり理解して欲しいからで、
実際、さんざん精神的殴り合いをした後で笑い合う。
>>409 ごめん、思い付いたことをそのままダラダラ書かれても
何が言いたいんだかさっぱりわからん。
アンカー先のレスみたいに
ちゃんと整理して書いてみてくれ。
映画、エンディング曲以外は最高だった。
緊張感持続したままで終わって欲しかったよ…
412 :
名無シネマ@上映中:2006/07/13(木) 06:19:57 ID:22tDe8Aq
疑問が2つ。
智恵子が落ちた後、猛が稔を抱き起こそうとするとき、
稔はなぜ(傷のついた腕を)隠そうとしたの?
傷の色が茶色く変わっていたのはなぜ?
色が変わるってことは、比較的新しい傷だってことだよね。
8ミリ時代の傷じゃなく、智恵子事件のときに付いた傷だとすると、
それを調べないはずはないと思うんだけど……。
413 :
393:2006/07/13(木) 07:15:30 ID:dI7l2ulg
393です 398様
>監督の中では、このような記憶錯誤はあり、と言うことなのでしょう。(以下略)
>多分監督は、それをくだらないとは思っていなくて (以下略)
素晴らしい解説を有難うございます
貴兄のおっしゃる通りですね
わだかまっていたモヤモヤが消えて
すっきりしました.感謝します
同じ監督の「蛇イチゴ」でも見ようかな
これ演出はどんな感じですか?
興行度外視の前頭葉刺激系?
415 :
名無シネマ@上映中:2006/07/13(木) 08:52:41 ID:dI7l2ulg
>智恵子が落ちた後、猛が稔を抱き起こそうとするとき、
>稔はなぜ(傷のついた腕を)隠そうとしたの?
どうしよう.とんでもないことしちゃった.でも弟は「事故だ事故だ」
っていってくれているし...
よーし,彼女は彼女自身の100%過失で,私との接触まったく無しで,
落ちたことにしようかな..っじゃあ,この傷はかくそう
そうだそうしよう
という状況だとおもいますよ
>415
全然違うだろ
417 :
名無シネマ@上映中:2006/07/13(木) 10:40:51 ID:Ld4OHaY4
みんな、美和が美人だから贔屓目なんじゃないか。
向田邦子の脚本も、彼女の顔写真みた後に読むと、
冷静に作品として評価できないよ、ハァハァ
是枝の「花よりもなほ」もラスト、V6岡田の笑顔で終わったけど、
意味ありげな間の取り方といい、ある対立を笑顔で無理矢理葬る感じといい、
なんとなく似てて気持ち悪いな。
「花よりもなほ」は観てないけど、「ゆれる」の笑顔は昇華だと思うな
オダジョーが兄を呼びながら気づいてくれるまでのあの悲痛な声は
心を揺さぶられた。
本を読むと、一緒に迎えにいった従業員の男性が「なぜ(香川より遠くにいる)僕には聞こえるのに、
あの人には聞こえないんだろう」って書いてあった。
あーもどかしくて、せつなく、重い内容なのにじわじわくる。もう一回観に行く。
421 :
名無シネマ@上映中:2006/07/13(木) 17:46:50 ID:4W6J1Yg9
8mmはブツッと切れたけど、あの後、同じ場所で猛がつり橋から落ちかけ、
稔が助けたのでは‥ その時に板にはさんだりして、血もドバーッと
でたりして、結構な傷だったのでは、、橋から落ちかけたショックで
猛は忘れていたが8mmで思い出し、泣く。
智恵子が落ちたあとの傷アップ、および隠すように見えるのは、
過去のフラッシュバックもあり、動揺した猛のなかのイメージでは‥
だから、あの傷は幼少期の古傷だから、警察も気には止めなかった。
‥色がちがうってのは、、メイクさんがぁ‥
とにかく、いい映画だった。密度が濃いのは役者の演技もあるが、
演出のテンポがいいから。インサートのセンスもいいし、
ラストも蛇イチゴ同様、秀逸。
オリジナル脚本の書ける数少ない名監督といってもいいのでは。
次回作は書き進めていた、笑える詐欺師のロードムービーを期待してます!!
つまり、許せる許せないとか、無罪とか有罪とか言ってる時点で
この映画についていけないのでは?ということ。
兄は弟に自分に有利な証言をして欲しかったわけじゃなく、
弟にとっての理想の兄像を否定して欲しかった。
だから、弟が証言したシーンで安心したような嬉しそうな顔をする。
人が死んで逮捕されるような事態に至ったのに、弟が自分たち兄弟の本当の部分から目を背け
きれい事ばかり言ってるのがムカつくし、理解してほしかったからこそ、弟に本音を吐き出した。
兄は弟にとって都合のいい立派な兄ではなく、弟の嫌な部分をしっかり見ていて、
なおかつ弟に嫉妬し、コンプレックスを抱え、嘘もつき、人を傷つけることもあると。
そんなことぶっちゃけちゃったら、兄をかばおうとしている弟を逆の方向に
挑発することになるのはわかっているんだから、証言を「許す許さない」という思考は出てこないはず。
法廷で証言した時点では兄が変わってしまったと思っていた弟も、後に
それは自分が目をそらしていただけで、兄を理解しようとも、信じてもいなかったことに気付き
「兄ちゃーん」となる。
兄は自分自身を取り繕うのをやめたかった。
そして、それを受け入れた弟を見て、やっぱりわかってくれたかと笑みを漏らす。
てか、これを法廷劇とかミステリーのように思ってる人がいるのが驚き。
法的にどう裁かれたとかはどうでもいいから省かれてるし、
この映画で暴くのは、事件の現場の状況ではないんだから。
同じ人物の同じ言動が全く違って見えてきたり、ちょっとした言葉や仕草に見える
心理に戦慄する面白さ。
一般論だけど、女の方が男より、相手の仕草や声の調子から受ける情報量が多いらしい。
そういう意味で、さすが女性監督だと思った。女って怖い。
受け取る情報量が少ない人や、理論で理解しないとダメな人にはウケが悪いかも。
>>423 >>410さんは、映画がわからない、なんて書いていませんね。
>>409の描き方がわかりにくいと書いている。
そして
>>423は
まるでサザエさんちの兄弟げんかのようですね。ほほえましいですが、
そこまで内輪の話なら、なにも殺人事件の偽証まで使わなくても、題材として、
もっと普通の生活の中で表現する手立てがあったんじゃないでしょうか。
それと、
>>393 は
>>398で納得しているみたいだから、それでいいんじゃないですか。
私も
>>398さんのいう監督の意図というのは、映画見ててかなり伝わってきました。
こういう現代のシニカルなおとぎ話、嫌いじゃないです。
>>424 ここでこの映画を楽しんでいる人たちを
馬鹿にしたような書き方だね。
自分の用に見なければわからない、なんて
大きなお世話だよ。
>>425 その内輪の話、兄弟の心理を描く映画なの。
人が死ぬ事件は、あくまできっかけであって、そういうのがないと表面に出てこなかった
部分を描くから面白いんだよ。
事件や謎解きのスリルじゃなく、人の駆け引き、兄弟の関係がスリリングで
まさに日常を、どこにでもありそうな兄弟を描いているから怖い。
兄に有利な証言をしようとしていた弟に、兄が本心をぶつけて怒らせたのは何故だと思う?
そして、弟が証言した時に見せた兄の穏やかな顔は何を意味してると思う?
あんたがサザエさんちと言ってる兄弟の揺れが見所なんだから、
実際に事件現場がどうだったか、弟の記憶はどうたったのかが
観客にゆだねられたままでも、この映画の面白さは変わらない。
見所がわからないと、何が何だかわからないかもしれないけど。
>>425=
>>398 理解できなかったら理解できなかったでいいじゃない。
事件の真相はどうなってるの?という書き込みはたくさんあるし、
そういう話をするのは面白いけど、
自分が理解できなかったからって無理矢理解釈してわかったふりすることないよ。
「とんでもないバカ」とか「ありえない寛容」とか、おとぎ話とか監督の意図とかって・・。
私にはそうしか見えませんでしたってことでしょ?
そうじゃなく見えてる人もいるんだし、自分もリアルな人間の映画として見応えがあった。
これまでの流れ読むと、いくらその面白さ説明しても、わからないようだからしょうがないよね。
スレの最初の方から独特の自演で頑張ってる人いるからねぇ
画面、構成、音にきっちり監督の神経の通った素晴らしい映画だったな。
明確な悪意無しにサスペンスを成立させた話と言うのはちょっと他に知らない。
コミュニケーションに対して理解と力のある監督なんだろうな。時代のニーズとも合致した才能だと思う。次が楽しみだ。
>>427 書き方はちょっと何だけれども、まさにその通り!と思う。
感性は人それぞれとはいえ、何でそこがわからないかなぁ?って思う人がたくさん
いるんで正直そういうのに驚いちゃってたんだが…
おおまかに言ってもらえてスッキリした。
('A`)流れをぶった切ってスマン。ネタバレしてそうなので、一切上は読んでない。
大阪では、今週末から公開なんだ。
デ、今週末に見に行くつもりなんだけど、これ見てきてとか、有りますか?
智恵子が橋から落ちる前に稔に向かって
「お母さんが・・・!」と叫んでいたけどよく聞き取れなかった。
何て言ってか覚えている方、教えて下さい。
後、智恵子の制服と一緒に入っていた大量の手紙は
やはり稔が智恵子に送ったものですよね。
434 :
名無シネマ@上映中:2006/07/14(金) 01:37:08 ID:jTbb1rDg
>>399 自分は兄は“実家に帰った派”です。
映画は試写会で見たんですが、唯一の事前情報で監督の「この映画は
クサレ縁(?)の男友達との関係からインスピレーション得ました」「男女
の関係だとアレなので兄弟にしてみますた」みたいなインタブー記事を
読んでしまっていたので、ラストシーンの香川さんの微笑みには許し(許
せねーけどw)以外の解釈はありませんでした。
で、この映画は監督がノベライズで本をだしてるみたいですね。
最初に小説のカタチで出版してる風でもないので、ちょっとどうかと思い
ました。ハリウッド映画にありがちな、いかにもノベライズなら笑ってすま
せられるでしょうが、これって違うんですよね?
実際、小説と映画の印象がちがう・・という感想が見受けられますが、自分
はあくまで映画しかみるつもりはありませんので非常に戸惑います。
「ダヴィンチ・コード」とは全然違うダメさのような気もするんですが。
>>433 制服と一緒に入ってたのは、
稔の父が千恵子の母にお詫びとして送った現金書留。
母はそれを受け取らず、こっそり制服と一緒に返したんだよ。
>>434 実際に読んで見られたらどうですか?
みんなが印象と違うっていう意味は、そういう意味ではないと思います。
西川監督は文才がありますし、映画見たファンがテキストとして読むにしても邪魔にはなりません。
人物の心理が書いてありますが、読む側に想像の余地を持たせてるのは映画と同じです。
むしろ私は映画も大好きですが。この本も大好きです。
映画の雰囲気にひたれます
>370
昨日の19:00の回観にいったけど
前2列以外は結構埋まってた感じだったよ。
前列でよければ入れるんじゃないの?
>>427 >>428 断言しても意味ないですよ。
ここを荒らしたくてしょうがないみたいですが
実際にこの映画を自分の目で見た人は
そんなくだらない煽りには乗らないでしょう。
>>370 平日でも最終の回は結構埋まっているので
そのひとつ前の回がお勧めです。
>>439 427と428の言ってることに、ほぼ同意の自分には
あなたの言ってることがかなり意味不明なんですが…
荒らしたくてしょうがない?くだらない煽り??って…???
何と言うか…本当、感性って人それぞれですね
何か最近多少理解できない文章で、少し指摘されると「お前がこのスレを荒らしてる」
っていう人はいるね。
>>433 お母さんやあなたみたいになりたくないの!!
>>440 自分も禿同。
荒らしたいのは
>>439に見える。
空気の読めなさも、上からモノを言ってるのにズレまくってるところも
最初の方で頑張ってた人と同じ匂い。
なんか荒れ気味?
というか、こういう論争になってるとは思わなかった・・
裁判とか真相解明は物語に引き込む重要な要素だけど
本質的に
>>424>>427のいう通り、これは心理とか感情のさまを描いてる作品でしょ?
それにしても、結構素直な人や若い人が多いのかなぁ
自分は腹黒く卑屈な人間なので、登場人物たちの行動と心理がよくわかったけどなぁ
羨望、妬み、信頼、歪んだ優越感や底意地の悪さ、憧れなど
痛いほど上手く描写しててちょっとつらかった
>>444 同意です。
というか、登場人物の痛さがわかる人が多いから、この映画が好評なんだし。
おかしな論争で頑張ってる人は、
>>428でも言われてるけど、
ここまで話が通じないというか、何言ってもダメな感じだと
登場人物の心の動きに釘付けになる面白さがわからなくて当然かもなと思えてくる。
それと、
>>444が言うように、美しい家族のドラマとか、
綺麗な話を求めてる人には見えない部分も多いのかもしれないね。
これだけ人間の嫌らしさが描かれているのに、それを読み取れず、
最後が微笑みで終わったというだけで、綺麗ごとで終わっていると批判したり、
女の痛さを描いているのに、美化された女のイメージしか見えてなくて、
女の哀しみが伝わってこないという、求めてるものが違うのでは?
って感じの批判をする人も、根は同じな気がする。
>>444 自分も同意
どっちの気持ちも分かってしまう部分がある
以下ネタバレ
最後のフィルムの話であーと思ったのは
兄弟が釣り橋を渡る時、弟の方が先に渡って兄が恐る恐る渡っているように見えた
オダギリが切れた場面の直前で稔は俺本当はつり橋なんて怖くないみたいな
話をしてたと思うが、やっぱ怖いんだろうなと。
だから兄はわざと弟を切れさせた、と
猛は本当の兄を取り戻したいと言ったが、それは稔の方も同じだったんじゃないだろうか
で、コレおもろい?
終わって…え?終わり?と思ったけれど
その後の気になること気になること。
おもしろかった〜で終わる映画も好きだけれど、こうやって延々反芻しまくる映画
監督の思う壺か
まさに登場人物も観客もゆれゆれっすね。
一場面一場面の絵柄が好き。不気味過ぎるほど徐々に変わる香川さんがすごい。
あと、七三のトモロヲさんがツボ。
木村氏は疑問。…まあ迫力あるけど。
兄は、怖い橋をなぜ渡ろうとしたのか。
「なんちてなんちて」と否定していた動機はあながち嘘ではないかも。
弟にケンカ売って有罪となる証言をさせたことで、つまらない人生から脱しようとしたのか。
奪ってきた弟は、結局は兄にかなわないのか。
でもさ…田舎でのガソリンスタンドでの生活を
つまらない人生って言われちゃっても。
…元金髪のバイトくんが、一番地に足ついてるね。
後になってみると伊武の親父っぷりが何だか泣けます…。
>>447 吊り橋怖くないって言ったのは嘘だよ〜んみたいなこと言ってなかったっけ?
俺が怖くないわけないだろって。
それから、兄が弟を取り戻したいというのはそのとおりだと思う。
だから、弟にひどい本音をぶつけていった。
弟も兄に対してずっと負い目を持っていたし、お互い相手にいろんな感情を隠し持っていたけど、
とんでもない事件を起こしてしまった原因を思うと、兄はその問題から逃れられないし、
自分が救われるのは、法的にどうこうより、弟を取り戻すことだったんだと思う。
事件を機会に兄弟の間の感情を突きつけられて、遠くに離れたと思ったら、
吊り橋渡った子ども時代の映像を見て、ハっとの忘れてた気持ちを思い出した。
この最後の弟の心の動きが、振り子が揺れるみたいに、大きく離れたから
一気に戻ってきたというのが、なんかリアルだなーと思った。
>>450 田舎独特の閉塞感に加えて、女にもてなくて、嫌な客にも頭をペコペコ下げながら朝から晩まで働いて、
母親が亡くなってからは家事もし、家では頑固な父親の(講釈)相手
それがこれからもずっと続くとそう思うんじゃ
444です
てっきり登場人物たちの言動の裏側にある心情について
あーでもないこーでもないと論議されてると思ったので
ここ来て面食らった
一回目でピンとこなかった人は、裏の心情を探るように観ると良いのでは?
特に稔兄ちゃんの方ね
この映画はあと引くなぁ
猛の証言は悪意に満ちた、地獄に落とそうとする絶縁宣言だと思ったんだけど・・
最後の面会での兄からの抉るような屈辱的な
しかしすべてを見透かされた図星の発言に対する報復
昔の兄に戻ってほしいとか立ち直って欲しいとかいうことではないよね
被告席の稔の微笑みは、猛を抉り精神的繋がりを引きちぎった発言の代償を受け入れたもの
絶縁され結びつきが切れても、稔にとって猛は眩しく、羨望の対象なんだよなぁ
>>442 >お母さんやあなたみたいになりたくないの!!
レス、サンクス!
集中して観てたつもりだけど、結構分かってなかったなw
ここ来ていろいろ発見もありました。もう一度観たいな。
>>444 そういう論議の流れになってきたね
>>454 うーん・・違うんじゃないかなぁ
お互いにお互いを取り戻したいという思いが根底にあったからこその
対決だったと思う
猛が、優しいだけの兄ではない、兄弟の間にはドロドロしたものがあるということが
やっとわかったから、被告席の稔が安堵の表情をする
猛が兄を取り戻したいと思うより先に、稔もそう思っていたんだ、
だから兄は嫌らしい姿を弟にさらして、弟に屈辱的な言葉を浴びせたんだ・・
等々に最後に猛が気付いたんだと思う
子どもの頃の2人の映像を見て、その頃の気持ちを思いだした時に、
兄に侮辱されたとか嘘をつかれたことなどへの怒りで曇っていた視界が
さーっと開けて、兄の本当の思いが見えてきたんじゃないかな
最後の稔の笑みは、弟を取り戻したから
>456
なんだか兄さんいい人みたいじゃんw
私は兄は弟を堕としたかったんだと思う。
お互いを取り戻した、とまでは言い切れないとような気がするけど
稔があのままバスで自宅へ帰るだろうという人もいれば、
もう二度と自宅へは帰らずどっかへ行ってしまうと思う人もいるんじゃないかな
年齢を重ねて周りの環境が変化し嫉妬やしがらみが
兄弟をがんじがらめにしてお互いを遠く引き離した
なのに、どんなに離れていても兄ちゃんと呼びかけるだけで
子供の頃を思い出させるだけの「いい関係」が二人の間にはあった
あの後稔は苦笑いをしたかもしれないし
慌てて目を逸らしたかもしれない
でも不意を突かれた一瞬に
何の計算もない子供の頃のままの関係が
どうしようもなく出てしまう、そういうところが兄弟という救い、のような気がする
>>457 いい人とか悪い人と単純に割り切れないってことを描いてるんでしょ。
弟に兄が突き落とすのを見たと証言させることは弟を堕としてることにならないし。
堕としてるというなら、兄弟を堕としている。
それに、弟は悪意であの証言をしたわけじゃないんだし。
弟に怒りをぶつけたい、ギャフンwと言わせたいという思いがあっても、
同時にわかってほしいという思いもあるんだよ。
弟を貶めたいだけなら、素晴らしい兄ですと証言させて、裁判終了後に
本音をぶつけた方が効果的。
京都シネマでの西川監督の舞台挨拶観て来ました。
100席くらいの狭い劇場だけど、30人程の立ち見もいて盛況。
西川監督はグダグダな質問にもきちんと答えてくれる感じのいい人でした。
脚本書くときにあて書きはしないけど、キムの検事役だけは最初から想定してたそうな。
461 :
393,394,413:2006/07/16(日) 08:10:45 ID:ln0sAcrL
393,394,413です.4回目の登場です.1度,自分の中で納得がいったのですが
どうしても分からないことが出てきました.どなたかお教えください.それは
「子供のころの8ミリの映画」の意味です.弟は何故,つり橋での昔の8ミリ
を見て嗚咽して泣いたのでしょう?あの8ミリは,弟の兄に対するわだかまり
氷解させる(和解したいと決意する)決定的な働きをしているのに,それが何
だか全然分からないのです.「落ちかけた弟を兄が助けて,そのとき兄の腕に
傷がついた」という推理が,上で語られていて,その推理なら仮説として見事
ですが,さすがにあの映像からそこまで空想を膨らませるのは無理です.何で
もありという状態になってしまいます.
単に,仲の良かった昔を思い出して,それが情に訴えて和解したいと決意した
のなら,あまりに陳腐で,お手軽で,前段で丁寧に8ミリに伏線をはった意味
がないと思います.わたしが(まだこのスレに登場していないという意味でな
ら我々が)気がついてない重要な何かがあるはずです.自分でもう一回見れば
いいのかもしれませんが....
1つ思いついて自分で却下した仮説は以下のとおりです.8ミリの映像では兄
は子供の頃から高所が苦手だということがわかります.弟は高所が苦手じゃな
いのに,でも幼い弟の身を案じて,それでもいっしょに兄は渡るんです.なん
て優しい兄なんだろうと思います.情に訴えるレベルならこれいいのです.し
かし,これはわだかまり氷解させる「解答」ではない.何故なら,事故現場で
兄は,女の身を案じて一緒に橋を渡ったのではなく,女だけを弟の側に行かせ
たくないという対抗心から高所が苦手なのに橋を渡ったのだからです.
>>452 実際に田舎でそういう生活してる人もいるわけで…
その人がそれをどう受けとめているか、それぞれだけれど。
兄ちゃんがガソリンスタンドをどうこうしたい…って言ってた時の本心は
どうだったんだろうな…
兄ちゃんの心、自分にはわからなさ過ぎ…整理しないと…
弟と共に、自分も兄ちゃんにはゆらされまくり。
お父ちゃん兄弟も、やっぱり継ぐか出るか…ってな確執があったようなのかね
稔兄ちゃんが弁護士おじを嫌いと言ったのは…父と自分の立場を重ねて・かな。
>>461 8ミリを観る前に、スタンドの従業員から言われた台詞もあるでしょう。
それに、8ミリの映像でも、弟の身を案じて一緒に渡ってるわけじゃない。
もちろん、落ちかけた弟を助けたことなどなかった。
兄弟の心理をじっくり観るしかないんじゃないでしょうか。
自分としては次のとおりです。
〜〜〜〜〜〜ネタばれ〜〜〜〜〜〜〜
弟は兄を助けたいと思っていた。
真面目な兄がこんなことで人生を棒に振るのはひどすぎる、兄が有罪になると自分たち家族も困る、
兄が何故智恵子を突き飛ばしたか、実は自分がその原因に絡んでるかもしれないけど
それを考えるのは煩わしい、兄の無実を願う弟でいた方が楽だ等々。
ところが、兄は隠し続けてきた弟への嫉妬を丸出しにし、弟を非難した。
智恵子のことでカマをかけたり、法廷で嘘(最初に嘘を言ったのは弟の指示なのにとか、
智恵子に好きな男がいたのを知ってたくせにとか)を言うのを見て、疑心暗鬼になった。
兄は自分が知っている男とは違うのではないかと。
その時点で、法的に兄を助けたいという思いはなくなっている。
弟が助けたいのは今まで信じていた実直な兄で、それを取り戻したいから
変わってしまった兄を罰したい。だから正直に目撃証言をしようと。
弟は、兄が智恵子を突き飛ばし、智恵子が後ずさりして落ちたのを見ていたけど、
どういう言葉のやりとりがあったかはわからない。
兄の全てが嘘くさくなってしまい、手を差し伸べたというのも姑息な言い訳に聞こえる。
というか、そんなことはどうでもいい。
本当は殺意があったんだろ?と。
兄は智恵子に手を差し伸べたと言うが、弟には智恵子に詰め寄る姿に見え、
落ちていく智恵子の手を掴もうと飛びかかる様子が、突き落としているように見えた。
464 :
463:2006/07/16(日) 13:33:44 ID:mLzOdhJP
兄の心の動きはもっとわかりにくくて、受け取る人によってだいぶ違うと思います。
兄は、弟が自分を助けようとしてるのは、面倒から逃れたいからだとわかっていた。
弟が「見てなかった」と嘘の証言をするつもりなのは、自分に同情してはいても、
なぜこんなことになったのかは知りたくなく、逃げたいからだと。
何故俺ばっかり、お前も苦しめよ、という気持ちで弟に本心をぶつける。
でも、弟との繋がりを絶とうとか、弟に兄を売る証言をさせることで弟を堕としたかった
というのとは違うと思う。それでは父が一番堕とされることになる。
兄が本当の気持ちを見せても、「兄ちゃんを信じてる」なら、実際に見たことを証言するはずだと。
試すような、期待するような気持ちがあったのでは?
でも、弟は実際に見たことを証言したけど、兄を信じてはいなかった。
こういう奴だよなぁという諦観と、「見てなかった」と嘘の証言をするより
兄を売った弟という立場を選び、世間になんと思われようと構うもんかという弟を
弟らしいなと思えた。
465 :
463:2006/07/16(日) 13:42:48 ID:mLzOdhJP
最後の弟の気持ちの変化は、新井演じる従業員に「兄を取り戻すためと言ったのは何だったのか」
「それで何を得たか」と問いつめられたのがきっかけでしょう。
だから、8ミリを見てハっとして、これを見なくては・・という気持ちになった。
兄は子どもの頃のあの渓谷の思い出をはっきり覚えていたのに、弟は全く覚えていなかった。
そこには、楽しそうな家族が映っていたけど、弟の思い出からは消えていて、
映っている無邪気な子どもと自分が繋がらない。
兄が渓谷に一緒に行きたがったのは、またそこに戻りたかった、弟に戻って欲しかったのではないか。
そういう兄の思いに全く気付かず、智恵子への兄の気持ちに気付いていながらちょっかいを出して、
悪い方向へ転がしてしまったのは自分じゃないかと気付く。
そして、自分の思いこみで、あの時の見た状況を間違って解釈していた可能性にも気付く。
兄の腕の傷は、争って、智恵子を振り払った傷ではなく、助けようとしてできたものだったと。
弟は腕の傷に気付いてなかったのではなく、見ていたけど、違うものとして見えていた。
自分が人を信じない人間だから、温かい家族の思い出も忘れ、優しかった兄でさえ
信じられなくなっていたから、兄を失ってしまったのではないかと嗚咽する。
>463
自分がまとまらないながらもなんとなく思ってたことを的確に言葉にしてあったのでスッキリした。d!!
8ミリを見ながら徐々に泣き顔になる猛の表情には自分のしてしまったことへの嘆きと、そこに映る兄の優しさへの懺悔みたいなものが入り混じっているように見えた。
だよね。
猛からは、最後に稔が智恵子の腕を掴んだかどうかは見えてなくて、
腕を掴む映像は猛の想像なんだよね。
最初、吊り橋の上で稔に駆け寄った時、猛はあの傷を隠そうとしたんだっけ?
それは争ってできた傷だと思ったからだよね。
それで、稔は弟が自分を信じていないと感じたのかな。
木村祐一だけ酷かった。西川よ、あいつを2度と出すな。
463さんお見事!
自分が漠然と思ってたことを的確に文章化してくれてます
ネタバレ
-------------------------
猛は自分が見たとおりに証言台で証言したというけど
本当にあの場所からそこまで的確に見えていたのか?
智恵子の声を聞いたというけどあの場所から、あの川の音量で
本当に声が聞こえていたのか?
稔に対して完全に疑心暗鬼になってしまったそう猛が思い込んでしまっただけではないか?
最後の場面で、何度声を張り上げても稔に届かなかったのを見て
やっぱり猛には本当は智恵子の声は聞こえてなかったのではないかと思った
>>470 ネタバレ↓
いえいえ、猛は聞こえてたんですよ
弁護士の伯父さんが実験したじゃないですか。
それに小説を読むと、書かれてます。
それと、猛は本当は稔が智恵子の腕をつかんだとこ、見てたと思うんです。
ただ、その前に智恵子から「(稔が)こわい」とか
「私たちのことにも気付いてる」とか聞いていたので、
見た光景を思い込みで勘違いしたのではないかと。
それで、8ミリを見たときに、実際見た光景(稔が腕をつかんだ)を思い出したのでは
ないかと。
稔はああいうふうにしか生きられなかったのだと思うけれど、
やっぱり自分と正反対に田舎から飛び出して輝いている弟を見ると、
モヤモヤした感情があったと思う。
その上、好きな女性まで弟の方を選ぶなんて。
兄に全てを任せて、家のことを放り出してしまった弟にも複雑な心情があるのだろうし、
そのへんの兄弟(人間)の心理はリアルだなあと思った。
もう1回観たいな。混んでなければ。
そのあたりの智恵子の発言は、小説だけだったような?
>>470 ネタバレ
男がアレだけ一生懸命橋の向こうの人間に向かって声を張り上げて、
やっと聞こえる声が、女の声で届くもんなんですか?
あの実験を見て、聞こえなかったんじゃないかと思ったんだけど
助手はおじさんに向かって声を張り出してたけど、
智恵子は稔へ向かって声を出してた訳だし
今さらだけど、一応ネタバレ
智恵子が猛が見ていた側に落ちたなら、
あの距離でも腕を掴むところが見えたと思うけど、
反対側だったから見えなかったんじゃないかな。
だから、最初から、稔の腕の傷を見ても争った傷だとしか思わなかった。
猛は、稔が智恵子を突き飛ばして、何だかわからないけど
智恵子が後ずさってるうちに稔が飛びついて落ちたとしか見てないんだと思う。
声も聞こえたけど、何を言ってるかまではわからなかった。
もう一回観たいねぇ。
>>472 「あの人気付いてるよ」とか言ってたよ。
智恵子は稔が演技してることにも気付いてた。
智恵子は猛よりも稔に近いタイプだし、稔の負の心情もわかってたと思う。
こういう映画は2chのスレがホントのありがたい
監督さえ・・・というぐらいですから
答えはないんでしょうが
あぁ、この人とだいたい同じといいますか
一人で映画にいくもので昇華できないことが多く
感謝しております。
兄弟双方が上手くいっていないというところ←だいぶ、ちゃうがな
は違いますが、結構わかるところが多いですね。
ただ、2回見ようとは思いません。
実生活の方で一杯一杯(笑)
('A`)見てきた。
まぁ、映画を見終えて、ここを読んで色々な意見があることに驚いた。
ネタバレ
('A`)猛はハッキリ見ているよ。お兄ちゃんが、助けようとした所もね。
だから「腕を掴むシーン」で、涙が出たのであろう。あの橋での状況を思い出し、兄は助けようとしてたんだと、今更ながらに気付いたんだよ。
本当の優しい兄の姿を思い出したんだよ。そして、兄を信じられなかった罪悪感。
色々な意見があるラストシーンだけど、弟に対して怒ってないし、また実家に帰ってスタンドの仕事すると思うよ。
兄は、刑務所に入りたかったんだよ。智恵子さんの死に対して責任を感じてたんだと…智恵子さんの好きだった弟に引導を渡して欲しかったんだろうね。
弟が不利な証言するように弟の性格読んで、服役する道を選んだ。
裁判での弟の証言前の落ち着きの無さ。そして証言後の落ち着いた態度。あれがすべて。
智恵子の気持ちも判るんだよなぁ。
田舎だから働ける場所も限られ、帰る場所もなく、好きな男の兄に惚れられ…
('A`)映画の登場人物の心の内面は、見た人によって違う。面白い映画でした。
これって兄貴がやったように見せかけて弟が上手い事殺人を犯したって
映画じゃないの??
>>476 さんみたいに、いろいろ考えようとする人は稀で
大半の客が、よーわからんかった、で投げてる。
ちゃんと見てても最後、弟の思い違いでした、ってわかると
腰砕けそうになるしな。
東京の人には珍しいのかもしれんが
兄弟のどろどろ実際毎日見てるほとんどの人には
ただのお遊びにしか映らないから、感動はないなぁ。
まぁ、そういう感想の人はそれでいいんじゃないかな
で、
>>454を書いた444です
463氏のきれいな解釈でほとんど全てだね
猛が守りたかったのは、鈍いが正直で、多少の軽蔑と優越感の対象となる兄だったんだよね
ある意味では、兄を見くびっていたわけだけど、下にいる兄に安心感もあった
智恵子と寝たのもそういった嫌らしい優越感満たすためだし
ところが、それは猛にとって都合の良い稔像でしかなく
実際はもっとしたたかで演じていた部分があることや
猛の嫌らしさも、見透かされていたことにやっと気づいてしまった
だから、証言の時点では取り戻したいなどとはすでに思ってなく
稔の実像に嫌悪し、堕としたんだよね
兄が女を突き飛ばした
両手を前に出してにじり寄っていく兄
半狂乱になりながら後ずさりる女
落ちかけた女と手をつかみ合いながらもつれる兄
女が落ちたあと、悔やむ兄
が、猛が見た光景なんだろうけど
最初の「女を突き飛ばす兄」の段階で、それまで抱いていた猛の兄像からは逸脱していた
猛としてはまったくありえない感情の爆発と行動だったんだと思う
だから、予断が入って以後の兄の行為も殺害行動と思ってしまった
智恵子に他の男がいたと指摘され、稔が法廷で涙ながらに謝罪するシーン
あのあと、猛が面会で詰め寄り決定的な決裂をするわけだけど
単に嘘を言って検察を凌いだからではなく
あの演技には猛への悪意も潜ませてるんだよなぁ
こういう嫌らしさがほんとに上手く描かれてるよな
稔のような自分を卑下してる人間は表立って衝突することなんかできないし
こういう少し陰険なやり口しか出来ないんだよね
衝突してでも自分の感情を表明する猛が、本当に眩しかったんだろう
若干の妬みもあるけど、憧れなんだよな
484 :
名無シネマ@上映中:2006/07/17(月) 06:33:00 ID:qdR6GzF8
俺の解釈(ねたばれ)
1.橋の異変に気付いたオダギリが山の斜面を駆け上る必死な姿。
2.しかし橋のたもとに着くと、さも今気付いたかのように兄に声をかける。
この二つのギャップから分かることは、ひとつ。
オダギリは、橋の上の「異変」をしっかりと認識していたこと。
(起こった事実を見ていたかどうかはどうでもいい)
オダギリが坂を上りながら考えてたのは、この異変を上手くやりすごそうということだけ。
そういう思考は、人の死など「よくあること」としてスルーする都会的センシティブともいえる。
とりあえず、自分のテリトリーを犯さなければ、他人の気持ちなどどうでもいい、というような。
裁判の途中まで、オダギリのそういう思考パターンは抜けきれない。
また、オダギリが、兄を尊敬していることは嘘ではない。
しかし、それは、自分にとって退屈このうえない田舎の生活を
無意識に兄に押し付けていることの免罪符としての「尊敬」の念。
おのれの都会での自由を守るために、鈍感で愚直な兄というイメージを守りたいという無意識。
しかし、ほんとうに人の気持ちにセンシティブだったのは兄のほうだったと気づく。
兄が少しずつ築きあげてきた大事なものを感じ取れない自分の鈍感さに、オダギリは嗚咽する。。。
畠山鈴香って一人ゆれるだな。
どの記憶が正しいのか分からなくなっているだって。
486 :
名無シネマ@上映中:2006/07/17(月) 08:18:37 ID:ZuDCt6ew
スズカが突き落としたのは貴重な・・・・
こっちは中田氏済みの肉便器。
お兄さんはいいことをした。
弟は裁判の段階では兄が殺したと思っているから真実を話した訳だろ。
しかし8ミリに残っていた幼い記憶に無かった幸せな家族を発見。
自分は間違っていた兄は殺してなかったと思って追う訳だが
実はこれもはっきり真実とは分からない。
傷だって助ける為だけじゃなくて争えば付くんだから。
音は聞こえていない弁護士の確認どおり。
記憶って本当に曖昧で受け取り方によって全く別物になる。
脚本もうまいが二人の演技が絶妙でそこの所のゆれが見るものに委ねられ後を引く。
ところで自分はやっぱり稔は殺してる派。
ああいうタイプはやっと手に入れそうになった女が他の男に走ったら殺すね。
弟はまだまだ甘い。
この後罪の意識に苦しむ弟を田舎に縛り付けて復習だなw
まだまだ問題はずーーーっと二転三転してゆく・・・
いやー映画って本当に面白いですね
スズカって苗字じゃないのか
スズカ容疑者ってニュースで言ってるから苗字かと
>>463-465と
>>481-483にスッキリした。
>>484 兄のセンシティブも、自分を守ろうとするのは同じだと思う。
智恵子の気持ちがわかっていながら、気付かないふりをして
じっと気持ちを押し殺して待つ。
叔父を嫌う父の気持ちがわかっていて、自分も嫌いなのに、
そんなことは表に出さず、いい人のふりをしてきた。
弟の自分への気持ちの裏にある高慢さや勝手さを嫌というほど
わかっていながら、鈍感な弟思いの兄を演じてきた。
自分の気持ちを表明することもなく、仕方ないと諦めてきた
自分の不甲斐なさやズルさをわかってるから、弟の過ちや欠点も
許すとか許さないの話じゃないんだよね。
それが弟であって、やっぱり眩しい大事な弟。
弟の方も、今まで気付かなかった兄の嫌な部分を見て許せないと思うけど、
自分の欠落した部分に気付くと同時に、嫌悪した兄と
慕ってきた兄が結びつく。やっぱり優しい、大切な兄なんだと。
490 :
名無シネマ@上映中:2006/07/17(月) 14:18:57 ID:9QTgr80x
橋から突き落とすと、誰でも再捜査を求めたり、記憶が混濁するものなのか?
とゆーよりも、彩花ちゃんも中出し状態を確認されたの??
>>487 そうなんだよね。
智恵子は弟のいた方と反対側の方に落ちていったから、
兄が腕を掴もうとしたかまでは見えなかったと思う。
声も、大声出したりしてるのは聞こえただろうけど、何を話しているかは
聞き取れなかったと思う。
突き落としたところを見たと弟は思ったから、見なかったことにしようとしたわけだし。
記憶の錯誤とか欠落じゃなくて、解釈の問題かと。
弟の証言の時の兄の表情はどっちにも取れる。
兄にとっては、弟が見なかったふりして、関わらずにすまそうとするのが
ムカついてたんだよね。弟も事件の原因になってるのに。
結局、弟の揺れる解釈のどちらが正しいかどうかわからない。
何を信じるか、主人公も観客も同じ立場におかれてるような感じ。
ほんと、うまいよね。
>>490 なわけねーだろw
鈴香が肉便器だったのは確かだが。
俺はどっちがゆれるでどっちが秋田の事件か分からんくなってきた。
494 :
名無シネマ@上映中:2006/07/17(月) 20:23:59 ID:Fceq62Ea
>>490 水死体で発見された9歳女児の膣内に精液が残っていたらほぼ100%、殺人事件です。
そうか、智恵子は猛がいるところから見ると反対側に落ちていったのか。
見逃してた。
映像だと右側に稔がいたように記憶していて、手前に智恵子が落ちたようだったので
あれがそのまんま猛から見た映像なのかと思ってた。
(追っていった稔が、猛から見て右側にいるのは自然だし)
でも結局、稔が助けようと腕をつかんだのが猛の妄想だったとすると、
その映像を頭に思い描いて
「俺が間違っていた! 兄ちゃんは智恵子を助けようとしたんだ!」
って気付いて(というか間違った解釈をして)、
稔に会いにいく猛って、やっぱりおバカさん。
496 :
名無シネマ@上映中:2006/07/17(月) 20:59:05 ID:KCvuaT7F
智恵子が左側、稔が右側の状態で、
すべて話は進んでいたと思ったけど。。。
だから猛の見ていたほうに落ちた、と。
もしかしてこれ、漏れの曖昧な記憶??
畠山鈴香の膣内から精液が発見されました。
智恵子は猛がいた方に落ちていったよ。
>499
私もそう見えましたね。
会話が詳細なところまできこえたかどうかと
いうところではないんでしょうか?
落ちたのは猛側だね
森への進行方向に突き飛ばされた智恵子が
後ずさりながら橋の左側から落ちたからね
猛は橋の左手から見てた
空気読まずにスマンが・・・
キタキマユって何の役で出てた?
猛の事務所のアシスタント?っぽい子。
オープニングでキスされてた子。
505 :
名無シネマ@上映中:2006/07/18(火) 03:46:34 ID:cwJ6koj9
よかったんだが木村の検事が唯一気に入らなかった。
この映画見てて夏目漱石の「こころ」を思い出したんだが。
というか男二人&女一人の三角関係が原因となって
両者の心が揺れ動き事件の発端となるところ。
最後まで真実はがはっきりとせず主人公と観客(読者)の
判断&想像に委ねられているところなんかそっくりだよね。
506 :
名無シネマ@上映中:2006/07/18(火) 07:58:12 ID:wczfyZZJ
同じく木村さんが気に入らなかったものです。うまいし、物語に溶け込んで
いるとは思うんですけど、前作の宮迫さんもそうですけど、芸人さんが出て
くるとしらけてしまう。芸人さんより若手の劇団員に出番をあげてほしい。
二作とも素晴らしい作品なんだから。
申し訳ないけれど違和感がありましたね
その他の脇の人とかはすっと入れたのに
そこだけはよくわからないキャスティング・・・
ここでも、揺れてくれってこと?
スレ読んだら監督の指定らしいし。
西川監督の師匠?である是枝監督の「花よりもなお」にもキム兄は出てた。
それで西川監督の中にいいイメージがあったのかな。
水沢蛍はどこに出てました?
>>510 キムについては
『誰も知らない』のタクシーの運ちゃん役で印象に残ってたらしいよ
そういや、蛇イチゴで、宮迫の相方がいかにもって感じで出たのがダサいと
思った。
昔は、お笑いの人が出てくるときは、こんな感じのが多かった
「TATOOあり」で、のりお・よしおが、射撃場の客として来てて
そのまま、漫才やるとか
このスレでは評判いいみたいですね。
出来るだけネタバレを踏まないようにしている未見の俺。
この映画、カップルで観ても大丈夫ですか?
>>514 どんな映画が好きかによるし・・。
ナレーションなどでの説明がほとんどないから、人間観察が好きな、
人の悪い面とか、隠された気持ちに気付く人なら楽しめると思う。
516 :
名無シネマ@上映中:2006/07/18(火) 22:01:04 ID:f2MylCfT
>>514 鑑賞後、オダジョーに自分を重ね合わせてる彼氏を見て
「お前は稔兄ちゃんだよ」と思った私が来ましたよ
>>514 516みたいな彼女なら一緒に行かない方がいい
518 :
514:2006/07/18(火) 22:58:55 ID:x3gCK/G3
>>515 殆ど内容を知らないのですが、サスペンスというよりも
秀逸なヒューマンドラマではないかなと期待しています。
そういう意味で多少重苦しい映画でもOKなので二人で観てみます。
>>516 俺は完全に香川寄りです。でも学歴は二流ですw
519 :
名無シネマ@上映中:2006/07/18(火) 23:38:03 ID:v7xFuHx9
香川は東大だもんね!
いろんな意見を読んで自分なりに消化できました。
ありがとう。
感情描写が細かくて女性的な映画ですね。
個人的には、自由解釈OKにしては事件が重いと思った。
>>520 事件が重いからこその人の本質というか、醜いぶつかり合いが出来たんだと思う。
また観たい。
私には姉がいるけど、私が稔の立場であったらあの気づいた瞬間はきっと笑うだろう。
兄弟ってそういうもんじゃない?
おすぎ、大絶賛!!
オダギリは演技がワンパターンで嫌いだったらしいけど、この映画に関しては
素晴らしい!!とのこと。
あと香川の評価が高かったのも意外だった。(この映画だけじゃなく、普段から
評価してるっぽい感じだった)
ワンパターン?
何を見てそう思ったんだろう?
Yahooレビューより。
以前は確かに、こういう私小説的な世界をいい映画として評価していた時期もあった。
そしてそれを懐かしむ気持ちが、映画評論家の目を曇らせているのも一応理解できる。
見る人が見ればノスタルジックな手法と表現の再現・オンパレードに狂気乱舞だろうから、
映画で食べている人はこれを褒めなければ知性を疑われる、のだろう。
でも、今の観客は、兄弟の嫉妬も確執も社会的背景と絡めてとことん描きこまれていて、
裁判シーンにも法律的な縛りがちゃんと利いていて、もちろんサスペンスとしてもしっかり成立していて、
しかも泣けて感動するような映画を「いくつも」見てきている。正直、これでは物足りない。
香川照之が近来の出演作の中では出色の出来だっただけに、惜しまれる。
公開前から絶賛されていたわけが何となくわかった。
私も、この人たちは観客はどうでもいいんだなぁということは見てて思った。
ベタ褒めしてる人に「つまり猛が間抜けなだけ?」ってまじめに質問すると、
実はそれすらもよくわかってなくて逆ギレした人もいたし。
俳優のファンと評論家が褒めればいい映画、なんだろうけど
そういうフィルターが今回に限っては「裸の王様」にしてる気がするよ。
また、「間抜けな弟」ですかw
まぁ、うがった感想しか持たなかったのも人それぞれだ
ただ近年よくある似たような作品て、例えば何だろう
教えてほしいけど、わざわざコピペ貼ってるだけだからなー
526 :
sage:2006/07/19(水) 13:50:11 ID:+OFYBaWG
>>今の観客は、兄弟の嫉妬も確執も社会的背景と絡めてとことん描きこまれていて、
裁判シーンにも法律的な縛りがちゃんと利いていて、もちろんサスペンスとしてもしっかり成立していて、
しかも泣けて感動するような映画を「いくつも」見てきている
5つくらいでいいから、教えてくれ。
信者が暴走しているスレはここですか?
だから、教えて欲しいけどコピペ貼ってるだけだからなぁ
と、いっとるじゃないか、とーちゃん!
飲み過ぎかい?
>>524 映画の良さがわからなかったからって、褒めてる人を貶さないと気がすまないのが幼稚。
>泣けて感動するような映画
を求めてる人なら、この映画に何を観たらいいのかわからなくてもしょうがない。
兄弟の心情の揺れをじっくり観ていたら、つじつまが合わない部分のないよくできた脚本だとわかるのに。
登場人物のちょっとした表情や言葉、小道具やショットの1つ1つから目が離せないほど
心情表現が繊細かつ的確で、誰もが何となくモヤモヤと抱えてるような生々しい感情を直視させる。
>>524の引用の人は、その辺がよくわからなかったから、>ノスタルジックな手法と表現の再現・オンパレード
と片づけて、省略しても差し支えのない裁判の部分にこだわってるように見える。
この映画は、事件の法的解決にスリルを求めるのではなく、人の心を謎として扱ってるんだよ。
1つの視点で真実を描くのではなく、真実は人の心の中で揺れるものだと。
「間抜けな弟」連発の人は、オダギリジョー主演の映画が褒められてるのが気にくわないみたいだね。
くだらねー。
わかりやすく単純な映画(泣き所、笑い所などがはっきり示されてる何も考えなくていい映画)に慣れてる人にはこの映画は難しく、結果つまらなく感じるのだと思う。
534 :
名無シネマ@上映中:2006/07/20(木) 01:37:44 ID:rsE4lYFr
こんな糞映画をマンセーしてるのは創価学会信者か共和国の労働党員ぐらいだよ
おまいらのテレビマンユニオン教への信心が正直うまやらしい
好みがあるだろうから、
どんなに他人が絶賛しても
好きになれない映画はあると思う。
でもそれを糞と言うのは違うっしょ。視野狭いよ。
ブログ巡りしてると
渋谷新宿は結構混んでるようなので、
立川行こうかと思ってるけど
どの位早めに行った方がいい?
>536
昨日のブログに立川“開映50分前で既に満席”と書いてありましたよ。
ダメなものをダメとも言えないこんな世の中じゃ
何が糞なんだろう?
何がダメなんだろう?
表現出来ない奴が蔓延るこんな世の中じゃ
>>538 ダメとか自分に合わないと言っていい。
ただ、この映画をいいと言う人に「分かった気でいる」とか「どこがいい」等
自分と対峙することもなく、理解できない事に対して攻撃する奴は嫌いだ。
後、よく映画のレビューで「皆がいいと言って観たのに裏切られた(だまされた)」って
書いてる人がいるけど、それって一番カッコ悪い。
本に近影出てたけど、ハァハァ
上映館少なすぎるよね。。
3館回っても入れなかった人もいる。
製作本数が多すぎて、映画館のスケジュールもびっしりだから
急に増やすことは無理なんだろうけど、観たい人が諦めるほどってのはもったいない。
もっと多くの人に観てもらいたい映画です。
545 :
名無シネマ@上映中:2006/07/20(木) 21:20:19 ID:QMvid3Nd
これ海外でも公開するの?韓国とか
>>543 当地元の公開は10半ば頃。
その上映館の方のブログかその方の記事(朝日新聞)で、
上映がこんなに遅くなるのはフィルム自体がすくないから(良い作品なのにもったいない)
とありました。
嫌われ松子とどっちがキネ旬の上位になりそうですか?
シネカノンはそんなに弱小なんか。
フィルムが足りないなんて不幸だ。
ツメが甘かろうと、わかりにくかろうと、好きな人や観たい人が
観られないなんて。
>>547 正直に言う。
>>548の言う
>ツメが甘かろうと、わかりにくかろうと、
これについてはこの映画は確かに落第点。
他に200点級の映像や表現がたくさんあるんだけれどね。
それに映画が豊作と言われる今年、特に「松子」や、単館だと「がばいばあちゃん」あたりは
すべてが平均以上で、しかも突出して新鮮な映画だからね。
この映画自体がもともとオーソドックスさが売りだから、
評判は良くても評価にはつながらないのはある程度仕方ない。まぁ気にするな。
西川監督て松嶋ナナコに似てんね。
>>551補足
この監督は「わからない人はほっておけばいい」という
日本映画特有の悪弊を切り崩そうという強い意志の元、監督になった。
その気概を大いに買いたいし、これからも見守って行きたい。
初志貫徹して頑張ってほしい。
>>549 あまり他映画と比べるのもどうかと思う。だってそれはあなた個人の感性だから。
それにあなたが言う「評判は良くても評価につながらない」っていうのもあなた個人の意見。
そこを間違えるな。
>>552 聞かれて答えてる意見に
横からくちばしだけ突っ込んでもしょうがないよ。
「ではあなたは?」って切り返されるのがオチ。
質問自体くだらないと思った自分はスルーした。
昨日の武蔵野館11時35分の回満席。
上映開始20分後に入場して来て最前列右端に座った男、マナー悪すぎ。
着席後ずっとビニール袋のガサガサ音立ててた。かなり殺意が。
もっとも、途中入場の時点で死ぬべきだな。
>>547 松子の方が売れるだろうし、一般受けするだろうが
キネ旬的には「ゆれる」の方が上位に来ると思うよ
おそらく今年の一位じゃないかな
主演女優は中谷かもしれないね
>>555 >>547 じゃないけど、キネ旬、「ゆれる」のどのあたりを評価すると思う?
過去「K.T.」とか「カナリア」とか軒並み討死だったでしょ。
「ゆれる」も同じで、内容だけで勝負っていうのは正直きつい気がするが。
そのあたり映画板らしい講釈キボンヌ。
557 :
名無シネマ@上映中:2006/07/21(金) 12:10:39 ID:T7tJCeMt
監督が美人というところを評価すると思う
傷のことで・・・
傷を最初に見せられたのは、
猛がつり橋を渡っているのを見て、智恵子も渡りたいといった時に、
稔が「危ないからやめな」と制止したときに見えたんじゃなかったっけ?
昔、稔が(あるいは近親者が)危ない目にあった時に付いた古傷だと
思って見てました。
だから、稔はつり橋を怖がっているんだと。
でも、裁判中の赤黒く変色した傷をみて、違うのかな・・・と思いました。
クライマックスの、8_ビデオをみて確信したんですが、
やっぱり、幼いときに稔は猛を助けたんじゃないかなと。
白っぽく見えた傷は、そのときの傷じゃないかなと。
そして、同じようにつり橋でも智恵子を助けたんじゃないかなと。
(でも、助けられなかった)
ここまで尾を引く映画なので、やっぱりいい映画だと思いました。
560 :
名無シネマ@上映中:2006/07/21(金) 15:54:24 ID:zjJoenkK
オダジョーは赤いパンツがよく似合うな
赤い皮ジャン+赤いメッシュのトータルコーディネイトはオダジョー発信のアイデアだろな
あれで赤いマフラーしてたら完璧だったのに・・・
561 :
:2006/07/21(金) 15:57:12 ID:HvOajEI/
残念ながらゆれるのキネ旬一位は厳しいでしょう。
内容も役者たちの演技もフラガールやメトロの方が数段上でしたから。この2作品が賞レースを荒らすのは間違いないです。
562 :
名無シネマ@上映中:2006/07/21(金) 16:55:27 ID:dDJIaXpG
>>293 木村は、ルミネザ吉本でもスゲー棒読みなんだよなー
でもこの役なら合っているのかも
>>555 一位かどうかはともかく、キネ旬的にはそんな気がしますね。
それにしても、松子のほうが一般受けとは・・・ある意味、なんて恵まれた環境なんだ今の邦画界。
つまんない話題だ
565 :
名無シネマ@上映中:2006/07/21(金) 21:47:25 ID:Y94XUpaf
松子なんてどうでもいいし
567 :
名無シネマ@上映中:2006/07/21(金) 23:15:12 ID:Srw4WH04
こんなリアリティの欠片をないような糞映画をなぜ誉める??
おまえらマジでテレビマンコユニオン教の信者か?
>>556 「K.T.」はともかく
「カナリア」は一位になるとは思わなかったけどね
それこそツメが甘いというか
もうちょっとそぎ落としても良かったような・・・
「ゆれる」は役者の素晴らしい演技と
法廷やミステリー風味で飽きさせない展開にしつつ
優れた人間ドラマに仕上げた無駄のないオリジナル脚本
やっぱり内容だねw
>>561 まだ両方とも観てないけど「フラガール」は李相日だからなぁ・・・
「地下鉄に乗って」は興行的に化けるかもしれないね
>>563 そんな感じするでしょ、キネ旬的には
569 :
名無シネマ@上映中:2006/07/22(土) 01:03:34 ID:SzGdSbFo
>>569 あちこちチェックして遅レスかっこ悪い。
571 :
名無シネマ@上映中:2006/07/22(土) 02:11:40 ID:IzaXrEkj
集中豪雨で田んぼを水を見に行くと言って、
川に流されたオバちゃんも、
膣内の精液の有無を調べられてしまうの?
西川監督を生で見たけど
ホントにかわいいな
映画監督に見えない
>>569 そんなこったろうと思った。
ヲタが粘着して騒いでるだけで
これ、映画としては普通だよ。
背景がずさんで無駄にわかりにくいのは、ちとカッコわるいが
5年くらい前まで、邦画ってこんな感じだった。
この映画面白いの?
オダギリヲタが書き込んでると勝ち誇ったように文句言ってる人はバカですか?
主演俳優のヲタが観るのは当たり前だし、作品スレで作品を語るのも当たり前。
ヲタだから観客として語るなというのがおかしな話だし、
ヲタだから贔屓目で何でも褒めるというのが大間違い。
映画ヲタでお気に入りの俳優がオダギリジョーという人も大勢いるんだし。
自分がつまらないと思ったからといって、褒める人を攻撃するのは、
他人の意見が気になってしょうがないのかな。
一般に評価されてるけど、自分は良さがわからない映画なんて誰でもたくさんあるだろうし、
そんな当たり前のことを、映画ヲタならいちいち気にしたりしないと思うんだが。
良かったーとか感動したーっていう映画じゃないね。
スクリーンに釘付けになって、消化されないままいつまでも残る感じ。
「誰も知らない」を観た時の感じに似てる。
あまり観たくないものを見せつけられる感じといい。
よくある邦画の間延びした感じもなく、ちょっとした場面にも意味があって
日常的なやりとりがスリリングに見えるから、鑑賞中は泣いたり感傷的になる
という感情を味わう余裕もないほど揺さぶられて、後を引く。
5年位前までの邦画ですか・・・
例えば、どんな作品をイメージしてますかね?
578 :
名無シネマ@上映中:2006/07/22(土) 12:19:19 ID:noceT5Ik
【鈴香】 「東京に行きたかった」
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/dqnplus/1153228378/l50 1 :二兎追うものφ ★ :2006/07/18(火) 22:12:58 0
略
動機については「彩香に対して愛情はなかった。疎ましく思った」という
内容の供述をしており、「東京に行きたかった」とも話しているという。
食事をほとんど作らず、汚れた服を着せていたなど、彩香ちゃんの世話を
あまりしていなかったという証言もあり、捜査本部は日ごろから彩香ちゃんを
虐待していた可能性もあるとみて調べる。
畠山容疑者は5月17日午後3時半ごろ、下校途中の豪憲君を自宅玄関に
呼び入れ、後ろから腰ひも(長さ約2メートル、幅約3センチ)で首を絞めて
窒息死させ、遺体を軽乗用車の荷台に乗せて、同4時5分ごろ、約10キロ
離れた能代市の米代川近くの草むらに遺棄したとして、殺人、死体遺棄罪で
起訴されている。
能代署は彩香ちゃんの遺体が見つかった当初、自宅近くの河原で足を
滑らせて事故死したとの見方を強めていた。事件とみて捜査を徹底していれば
豪憲君殺害事件は起きなかった可能性もあり、県警の初動捜査のミスが指摘されている。
ここもなー★
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060718-00000017-maip-soci
579 :
名無シネマ@上映中:2006/07/22(土) 12:24:31 ID:Xel3CS2Y
あの【思い出のフィルム】はもうちょっとどうにかならなかったのだろうか
あまりに安っぽくて・・・せっかくのオダジョーの号泣熱演も台無し、興ざめ
580 :
名無シネマ@上映中:2006/07/22(土) 13:36:05 ID:1lL9V4yc
そお?
8ミリはあんな感じだよね
一般人が撮ったんだから、出来もあんなもんだろうし
昨日のNEWS23のオススメ夏映画で、筑紫さんが取り上げてたよ。
おすぎは今年みた邦画ナンバー1って言ってた。
地方でも公開して〜!
583 :
名無シネマ@上映中:2006/07/22(土) 15:22:44 ID:lFHM3vxZ
>>582 筑紫も誉めてたよ そんなに時間割いてなかったから具体的なコメントはしてない
昨日は家族映画がテーマだったからそれの関連で話の中にゆれるが出てきただけだった、と思う。
>>567 ああ、ユニオンっていかにもこういうの好きそうだしな。
>>580 8ミリがどうとかじゃなくて、
「仲のいい家族」っぷりが白々しい、ってことでは?
いかにもすぎつうか
587 :
名無シネマ@上映中:2006/07/22(土) 17:50:55 ID:1lL9V4yc
そりゃ、しゃーないよ
ベタな位仲が良い家族だった時の記憶が自分からは全く抜け落ちてたと猛がやっと気付くシーンなんだもん
優しい母や兄、あの親父があんなにも無邪気におどける姿
そういった家族の記憶を忘れずにずっと父や弟と接していた稔にやっと気付き号泣するシーンなんだからさ
今からは想像できない位幸せそうな家族が映ってないとね
弟の狡さ。←なんて読むの?
589 :
名無シネマ@上映中:2006/07/22(土) 18:13:46 ID:XbGoUZZL
ズルさ
590 :
名無シネマ@上映中:2006/07/22(土) 19:29:48 ID:kdHheRKq
カンヌアピールやめてほしいんだよね
監督週間正式出品って・・意味ないし
逆に恥ずかしい
今日は頑張ってるねぇ
映画未見ですが、みなさんの感想が興味深いですね。
でも兄弟のいない一人っ子の私には理解できないのかなあ。(´・ω・`)
594 :
名無シネマ@上映中:2006/07/22(土) 20:53:10 ID:Jq8G7VDT
>>593 んなこたーないと思うよ。オダギリも一人っ子だったけど役に没頭できたっていってたお。
今日、東京・新宿武蔵野館へ見に行ってきたけど満員立ち見連発。もっと広いとこでやれや。
プログラムはネタバレ満載なので映画を見てから買うようにしましょう。
つうかあのポストカードは…wキム兄やんのブロマイドなんていらねw
ちょっとわざとらしい演出も見えるけど主役の二人はやっぱいいね。
面会のシーンだけでおかわり三杯いける。
>>594 そうなのかあ、ありがとう。
今度どんぶり持って観に行って来る。(`・ω・´)
596 :
名無シネマ@上映中:2006/07/22(土) 21:26:16 ID:86Ii7gOH
>>585 今日もユニオンが組織的カキコ。
がんばれユニオン、
映画ファンなんて馬鹿ばっかだから、
褒め言葉連発して2ちゃんねらーなんて思考停止にしてしまえ!!
597 :
名無シネマ@上映中:2006/07/22(土) 21:47:55 ID:s4+g2LBZ
真木よう子って実際の年齢は23くらいなのに、この作品では28歳の設定
だったね。。
実年齢より下っていう設定はよくあるけど、逆のパターンはあんまりないから
珍しいと思った。
598 :
名無シネマ@上映中:2006/07/22(土) 21:58:03 ID:xVCts60N
よう子は若くて美人で演技も割と上手い。おまけに巨乳である。
パッチギのヤンキー姉ちゃんも良かった。
下妻のベイビーの店員も良かった。てか可愛いかった。
600 :
名無シネマ@上映中:2006/07/23(日) 00:10:43 ID:E5WCkJPO
ラスト弟が兄の変貌ぶりに失望して
法廷で嘘の証言言うって
ほんと何から何まで自分の欲しい物をとる最低な屑なやつだってことでしょ
結局事件前の「自慢の兄貴」の実直さを奪った張本人なのに
自分を押さえなくなった兄貴が嫌だから
刑務所入って自分を抑える兄貴に戻らせるために嘘の証言をつく
どこまでも最低な野郎だな
兄貴はどこまでも耐える慈愛を持った人間だよ
>>579 あのカメラワークはあきらかに素人ではないと思った
>>600 いや、嘘の証言って、証言した時は、
弟はそれが真実だと思ってたわけでしょ。
後からそれは間違いだったと(あるいは間違いではなかったかもしれないけど)
気がついたから、にーちゃんごめんよとなったわけで。
それにしても7年後の香川の変貌振りは絶妙だったな。
「つきあってる男がいるなんて気がつきませんでした、すみません」
なんてわざわざ後ろ向いて謝るのなんて、
完全に弟へのあてこすりだよね。
それのせいで、兄貴に対して後ろめたい気持ちがあるもんだから、
兄貴は嘘ついてる、って思い込んじゃったんだろうな。
兄貴だってイヤミのひとつやふたつ言って
意趣返ししてやりたかったんだろうけど、
それが後ろ暗い思いのある弟へ、最悪の結果になってしまった感じ。
>>600 自分も弟はあの証言をした時点では、ウソは言っていないと思うよ。
自分が見たまま(その時点での彼の記憶)を証言した。
ただ、弟は兄のことを最初から無意識とはいえ信じてはいなかった…それはつり橋の上で兄に駆け寄り
兄の手のキズを隠した行為からもわかるように、あのキズを智恵子を助けるために出来た傷だと
は思わず智恵子と争ったためにできた傷だと思ったからこそ隠した。
だからこそ、自分は見てはいないと言い、見ていなかったフリをして兄に駆け寄った。
確かに、核心部分がはっきり見えていたかはわからない…でも、智恵子と争っている兄が見えた
そして智恵子が落ちたというのも事実。
でも無意識とはいえ兄を信じきれていない弟は兄を信じたかった。落としてはいないと…
けれど、兄の本音を知るにつれ、自分の知ってる優しい兄ではなくなっていく…
そして兄のことを自分が最初から心から信じてはいないことを兄に指摘される…
自分と智恵子との関係も知っていた…自分の信じている兄はどこへ行ったのかわからなくなる…
ゆれる…記憶は、兄が智恵子を突き倒している姿→突き落としたように見えてくる。
弟は自分がみた真実を法廷で語る。
本当の兄を取り戻すため、たとえ自分と兄がこの後、みじめな人生になっても…
ってことなんじゃないかなと
弟は幼少の頃のあのつり橋での楽しかった家族との思い出さえも覚えていなかった事からも
わかるように、人の記憶なんて本当にあいまいでそして「ゆれる」ものだという事なんだと思う。
自分が全く覚えていなかった楽しかった家族の思い出、兄が自分に差し出す手をみて、彼の本当の記憶
もしくは彼の希望の記憶、真実は本当にわからないから…が蘇ってきたのだと思う。
無実だったらなぜ兄は服役したのか…それは兄ちゃんにしかわからないけれど
智恵子を助けられなかった=殺したに等しい気持ちももちろんあっただろうが、
現実の単調な生活からも逃れたかったのかもしれないし
「殺人犯の弟になるのがいやなだけだよ」と言っていたように少なからずそうなること
によって自分を信じてはいない弟に対する復讐心もあったのかもしれない…そう思いたくはないけど
そう思うと、本当に人間の心のいやな部分をえぐるようななんとも言えない感覚…
でも皆少なからずそういういやな部分をもっているからこそ、この映画に共感する人が多いのでは
ないかと思う…
この映画を見て心がゆれない人は、心から善人なのかもしれない。
605 :
名無シネマ@上映中:2006/07/23(日) 02:36:23 ID:2PrQ0riu
小さい頃に渓谷に行ったことをすっかり忘れているのは、幼かったからではなく兄との間に何かあったからではないのか。
叔父の弁護士が始め事件を引き受けたがらなかったのに、弟が何かを差し出したら観念したように弁護を引き受けた。あれは何だったのか。
ゆれるは橋が物理的に揺れる、兄と弟の気持が揺れる、接見室でのハンディカメラ撮りで画面が揺れる、そしてこんなふうに見た人がさまざまに感想や意見が揺れるんだろう。
606 :
名無シネマ@上映中:2006/07/23(日) 02:38:14 ID:2PrQ0riu
↑叔父じゃなかった伯父だった。
そういや、身内や家族は弁護士として弁護できるのか?
607 :
名無シネマ@上映中:2006/07/23(日) 02:52:13 ID:s1rBfkNU
>>602 兄貴がなぜ二人ができていることを気付いてはいたが気付いてない振りをしたのか
なぜ弟が彼女とやったあと冷たくあしらったのかを考えてみると、
兄貴は、しょうがない、寛大な気持ちで、弟に彼女を譲ろうと
弟はやったあとだけどやっぱり息の合ってる尊敬する兄貴に
みたいな気持ちが働いたと思われます
一度気付いてない振りをして途中でほんとは知ってましたなんて言えんような。
それに
>つきあってる男がいるなんて気がつきませんでした、すみません
が
「おれが殺しました、悪いね弟」
なんて嫌みを言ってるって取れなかったんだけど
>>607 兄貴が弟に譲ろうという気持ちでいたら、そもそも事件は起こらなかったよ。
弟が帰ってくる前に彼女に気持ちを打ち明けるチャンスはいくらでもあったのに、
自信がなく、自分が傷つくのが嫌だから、時の流れで相手がその気になるのを待ってるような兄。
弟が彼女に手を出しても、以前のように彼女がいずれ捨てれるのはわかっているから、
それを待っている。
弟への気持ちを吹っ切るために、自分に目を向けてくれるかもと期待している。
智恵子の方は、そんな兄の小心さや何も知らないフリをしてるしたたかさに気付いている。
猛と一緒に東京に行けば今の生活が変わるかもと期待が膨らんで、
あっけなくそれが潰されそうになった時に、そういう稔をうっとおしいと感じ、
自分を今の状態に縛り付けてきた母や自分の中の弱さと同じものとして嫌悪する。
智恵子に「触らないで」と言われた時に、兄には彼女のそういう気持ちがわかったんだと思う。
自分の生き方を否定されたような屈辱でカッとして事件が起きた。
一度気付いてないふりをしていても、弟との面会の時で、今まで隠してきた本音を
話したのだから、弟には彼女とのことも話せたはず。
弟への批判や嫉妬に関わる大きな要素の一つだし、彼女から受けた屈辱を
弟にぶつけている部分もあるのに、肝心のところは話さずに逃げている。
弟にとっては智恵子を突き飛ばした原因に関わる部分を隠していた兄を信じられなくなった。
兄は法廷で「知りませんでした」と言うしかなかったとしても、
弟にとっては嘘を付いて演技している姿がうさんくさく映る。
弟の後ろめたい気持ちが、お前が事故の原因なんだよと言われてるような
あてこすりと捉えてもおかしくはないと思う。
「つきあってる男がいるなんて気がつきませんでした、すみません」
なんて、映画見てたときはそのまんまのセリフで気になってなかったけど
後から色々考えたら嫌味かなって思えるよな
稔は猛と智恵子の関係も気付いているし、それ以上に
猛が智恵子を煩わしがってるのにも気付いてる
智恵子が落下する最初のきっかけを作ったのは猛であって
それなのに本人はなんの罪悪感もなく、他人事のように振舞ってる
稔のこともそうだけど、周りのことには無関心だが、
少しでも自分の領域が侵されそうになると自己保身に走ってしまう
そういう弟の身勝手さを、攻撃したくなったんじゃないだろうか
付き合っている人に謝るってわざわざ後ろ向いてやるのは猛への毒吐きそのものだが。
法廷で千恵子の体内の物を指摘された兄の復習だよ。
それが兄を信じられなくなった弟に証言をさせる引き金になったんだな。
人間って複雑な生き物だと改めて感じさせてくれる映画だった。
事件のきっかけを作ったのは当事者それぞれだと思う。
猛の周りの人の気持ちへの無関心さや傲慢さ、
稔の自分の気持ちを隠して鈍い人を演じる保身と狡さ、
智恵子の周りの人の意志に流される安易さ。
稔にとっては、事件の原因を知ろうともしない、他人事のように振る舞う
猛の態度そのものが、事件のきっかけでもあるのにと、苛立ち、
そこをわからせようとする。
でも、なぜ自分が智恵子を突き飛ばしたかについては言わない。
そこが猛の不信感を招く。
自分の気持ちを隠すけど相手にはわかって欲しいという姿勢が、
猛の無関心、智恵子の苛立ちと絡んで事件のきっかけになっているのに、
猛への嫉妬心などをぶちまけるのが限界だった。
他の人の言葉から推測するのではなく、稔の口から智恵子と自分への思いを
聞いていたら、猛は素直に稔の供述を信じたと思う。
でも、稔からすれば、そのくらい気付いているんだろ?知らないふりをしてるだけだろ?
そういうところが嫌だ、敢えて自分から言うことが屈辱だという気持ちもある。
それに気付かないのが猛だし、言えないのが稔なんだけど。
猛は、裁判の時点では、疑心暗鬼になり、兄は変わってしまったと思ったけど、
後で改めて考えた時には、智恵子が猛と寝るだろうと予想しながら
猛に金まで渡して見送ったり、せいぜいカマかけるような質問するくらいしかできない
稔は、猛の知っている兄だったんだよね。
パンフを見る限り、肝心な部分はわざと曖昧にしてあるようだ。
果たして兄は有罪だったのか無実だったのか、兄弟は和解したのかできなかったのか。
それは見た人に委ねられているのだろう。
文章長いね(´ー`)
この映画の感想は、うまく言葉にできないか、言葉にしようとすると長くなるかのどちらか。
西川監督の短編「女神のかかと」、淡くエロかったよ、ハァハァ
美和&寧々でハァハァ
616 :
名無シネマ@上映中:2006/07/23(日) 18:01:54 ID:iQs+xa8A
ベッドシーン下手
全然sexyじゃなかった
>>616 ビー地区映ってないしねw女性監督と男性観客じゃセクシーの基準が違うんだろう。
「舌出せよ」は監督も言われてるのかな?ちょっと想像してしまった。
618 :
名無シネマ@上映中:2006/07/23(日) 18:48:25 ID:iQs+xa8A
あーそれも思った
舌出さないなんてありえるのか?
もし海外の人から見たら不思議だろうな
「oh!ニホンジン シタダサナイ!」
服着たままのオダギリの上に全裸で乗っかってたのは、冒頭シーンのキスされたアシスタント?
620 :
名無シネマ@上映中:2006/07/23(日) 20:40:08 ID:XTvLU6AK
「舌出せよ」は床慣れしてない千恵子と、遊び慣れてる猛を強調した
シーンかと。<619の相手の子も冒頭のアシスタントの子と違う
と思いました。
>>620 「舌出せよ」は床慣れしてない千恵子と、遊び慣れてる猛を強調した
安っぽい演出だよね
622 :
名無シネマ@上映中:2006/07/23(日) 21:44:56 ID:ooSenK4d
オダギリが泣くシーンで感情移入できなかった・・・
法廷で兄がやったと(嘘)逝ったシーンにもっと劇的にして欲しかったなと
名古屋の舞台挨拶で香川さんが言ってた。
ラストの微笑みのシーンの後に、
公開はされていないけど、もう1シーン撮ったみたいね。
そのシーンを見るとあの後どうなったかわかるって。
小説では、そのあたり表現されているのでしょうか?
>>623 気になるね
小説でも、どちらかはわからないよ
でももう1シーン撮ったってことは
バスには乗らなかったのかな
撮ったけどカットしたってことは、それには左右されないってことだろ?
626 :
名無シネマ@上映中:2006/07/23(日) 23:18:37 ID:9csyz5dQ
>>622 もうちょっと兄弟の心理を考えてみましょう。
>>623 その回で観たかった…!
次の回で観ましたが、香川さんは監督大絶賛!て感じでした。
解釈が難しいけど、観て後悔はない映画だと思いました。
事件の真相よりも、置かれている状況の違う兄弟の感情の交錯に
目を奪われっぱなしでした。
ちなみに私は兄ちゃん帰らない派です。
628 :
名無シネマ@上映中:2006/07/23(日) 23:32:04 ID:DJ7zy1vG
たけしの座頭市のラストの
目が見える見えないみたいな深みのない投げかけとは違って
いろいろ深い投げかけをしてくれてますね
・・・あれのどこが深いのか説明してくれ・・・
630 :
名無シネマ@上映中:2006/07/24(月) 00:07:42 ID:CRWDORCK
今見てきた。
まあまあの映画。
1.オダギリジョー、お前の泣きの演技「あうあう」は・・・醒めたぞ。
2.冒頭で8ミリが出てきたとき、悪い予感がしたが、最後に的中。あまりに、
あまりに、あまりに陳腐じゃあないか?しかもそれを見たオダギリがあんな
感じで飛び出して・・・突然作品全体がテレビドラマ並に安っぽくなっちまった。
3.ラストシーンはいいのだが、あれって以前にも同様のものを何度か見たような・・・。
ラストの後、兄と弟は今までの形とは違うかもしれないけれど、
接するようになるような気がする。
あれきり弟の前から姿を消して、連絡もしないというのはないような。
でも、2人の息子がいながら、2人とも結婚していず、孫の顔も見ていず、
自分のそばには2人ともいないという父の立場……、リアルすぎて怖い。
日本人的な好みでいくと、あの後、兄は家業を継いで、
「やっぱ、俺の場所はここだ」
と言い、たまに帰郷する弟を温かく迎え、父の面倒もみて……、
なんていうのがいいような気もするが、どうなんだろう、兄の気持ちは。
俺としては形はそうだが、気持ちは完全に離れてるような希ガス。
633 :
名無シネマ@上映中:2006/07/24(月) 07:20:01 ID:vyiv8IZD
登場人物の表情、言葉、声のトーン、ちょっとしたカットや小道具などから、
台詞以上の情報が読み取れない人には、テレビドラマ並のストーリーかもね。
ナレーションや説明台詞がほとんどないし、わかりやすい効果音や音楽で
説明するわけでもないから。
なぜ泣くのかとかもわからないから、感情移入もできない。
634 :
名無シネマ@上映中:2006/07/24(月) 07:44:29 ID:m2pkR5yu
>>627 >香川さんは監督大絶賛!
ヒント 枕営業
635 :
名無シネマ@上映中:2006/07/24(月) 09:03:59 ID:LCIsLWjO
これすごくリアルなんだよね。子供が小さい頃、家族は特に問題がなければあの8ミリの通り。
少なくともどこかへ出かけたときはあんな感じ。
長じてからの兄弟の確執もよくわかる。一旦こじれると肉親ゆえにねじれてしまうもの。
「俺が弟だったら絶対に言わない」も、兄弟を持ったことの無い人間の台詞として真実味がある。
休日、東京の2館はいつも満員なので、千葉のシネマックスに行って観ました。
・・・・・1/3くらいの入りでした。がら空きです。
文化の違いというものを痛感させられた一日でした。
>>638 19:10〜の回なら一緒
ひとりで観たが最後涙とまらなくて焦った
いいなぁー
なぜ神奈川ではやらんのか
641 :
名無シネマ@上映中:2006/07/24(月) 16:32:58 ID:HYaFiE5Q
>>638 Yahoo レビューより。
私も、大いに期待して行ったのに感動できず、3日間感想を寝かせてみたが、やはり結論は駄作。
だいぶ昔「氷の微笑」を観て映画館出た時の、訳の分からぬ後味の悪さと大差ない。
俳優陣が勿体無い。とにかく大味。そして各方面では絶賛だが、この映画では、女性心理は全く描かれていない。皆無。
その分、兄弟の心理が巧みに描かれていると言いたいのだろうが、こちらもあまりにお粗末。
弁護士が橋で検証し、声がほとんど聞こえない事を確認したシーンなど、その後の展開に何の意味があったのだろう?
結局「藪の中」という事であるのなら、あの問題のシーンも、おんなじ場面が、アングルを変えれば、二通りに見えるくらいの工夫をして欲しかった。
智恵子という女も、ただの嫌な女。
猛と、父親の葛藤も結局描かれていない。あんな、子供時代のビデオで兄の無罪を確信するなんて、安易すぎる。
子供の頃の性格なんて、無罪を信じる根拠にはならないし、もともと橋の上のできごとは、遠くからでもきちんと見えていたはずで、
記憶が変わるのも変。見えてなかったなら、立派な偽証だし。7年間も兄をぶちこんでおいて。
結局、女の事で兄にカマかけられたのが許せず、弟はああ証言したけど、あんなに物的証拠がなくて、裁判も有罪にできるんだろうか?
智恵子をどちらかが、心の底から愛していたなら、まだ救いがあるが、それもなく、鬱積してるだけの嫌な女で死んでしまった智恵子も、死に損。
稔も深く罪を意識したようには見えない。とってつけたような、犯罪者の弟になりたくないのだろう、という稔のせりふも陳腐だった。残念!
関係者でも役者ファンでもない普通の人の正直な感想は、こんなもんだと思われる。
642 :
名無シネマ@上映中:2006/07/24(月) 16:39:16 ID:HYaFiE5Q
>>638 もうひとつ。Yahoo レビューより
映画通らしき人々からの絶賛、こちらの高評価に期待して映画館に足を運んだ人が
「いい映画に違いないと思わないと、感性のない人間と思われるのでは…」と不安にならないために、
はじめてレビューを書いています。
最近の文学にも非常に多く見受けられるのですが、
書き手に力がないので、一見深そうに見える、でもステレオタイプな、
ありがちなうすっぺらいテーマを投げかけて、「あとは感性に任せます」という作品。
そうした作品の映画版という感じです。
じつに安っぽい、描ききれていない、全く力のない映画でした。
がらあきはともかく、
煽りにのせられない良心的な映画ファンから見た感想は
参考になると思いますね。
わざわざYahooからコピペ乙。
で、あなたの感想は?
641はともかくとしても、642の感想はマトモ。
>>643 巡回ですかw 気に入らなければスルーすればいいんですよ。
それとも、営業に差しさわりがでるので、たとえ便所の落書きでも捨て置けませんか。
(確かに公開予定館が早々に打切りを申し入れましたね)それなら擁護でも反論でもして下さいな。
私も彼らと同じで、見えなかったものを見えたと嘘を付く気にはなれないのでね。
お客は正直です。
またYahoo!からコピペかぁ
それにしても一般の人は全て否定派になり
肯定派は全て関係者か信者のはずだーってか?
世の中は陰謀が渦巻いてるんだろうねw
647 :
名無シネマ@上映中:2006/07/24(月) 17:17:02 ID:LCIsLWjO
駄作
ここでは評価厳しいんだ…。
田舎に住んだことがあって
景色や水や空気はきれいなのに
それに反比例した住人のいやらしさ知ってると
めちゃめちゃリアルだけどなー。
日頃おとなしいのに母親刺した人とかそっくりだったよ。
なんでもカネカネとか。
良くできてて感心したけどな。
>>645 というか、そんなに面白くなかったなら、
ムキになってこのスレ見なくてもいいんじゃ?
自分が見えなかったものが人に見えたからって、
見えた人まで貶める必要はないと思いますよ。
>>648 それ、分かる。
田舎はキレイで懐かしくて、鬱陶しくてドロドロした場所。
そこに縛られてる兄と、
逃げ出した弟が良く描かれてると思ったよ。
チエちゃんとsexした後、彼女の部屋で
男女のしがらみだけじゃなく、
田舎っぽいしがらみにもウンザリしちゃったのかなと。
チエちゃんは、弟が現れなかったら、
そのまま兄とくっついちゃうことだって
ありえたんじゃないかと思うんだけど、どうだろう。
弟と昔何かあったっぽいから、無理か…
>>646 >>649 まったくだね。
この映画が好きな人を関係者だと信者だのと貶さないと気がすまないほど
この映画を憎んでるのが気持ち悪いよ。
匿名レビューのコピペまでして粘着するなんて、何か恨みでもあるのか?って感じ。
単にオダギリジョー主演映画が評判良いのが気にいらないのかもしれないけど。
売れない映画監督じゃないの
ブログなんかでレビュー書いてる映画ファンの感想見て回ったけど、やっぱかなり好評だね。
自分は、観た直後は、いろんな思いが頭を巡って、感想をうまく言葉にできなかったけど、
そういうところのレビューやこのスレの分析読んで、すっきりしたり、考えさせられたり。
マイナスの批評でも、人間の嫌な部分を見せつけられる映画だから嫌い、
リアルで体験する嫌な感情をわざわざ映画に求めてはいないから、という批評は納得できた。
映画観てる感じじゃないんだよね。登場人物と一緒に体験させられるような。
人によって捉える事実も異なるという、当たり前だけどあまり気にしていないことを
こういうふうに上手く面白く映画にしてしまったのもすごいなーと、後になって感心してる。
>>648 ID:HYaFiE5Qが頑張ってるだけだよ。
>>645の「公開予定館が打ち切りを」って意味がわからない。
公開してもいないのに、打ち切りって言うの?
単に公開期間が決まっただけっしょw
てか、上映予定劇場増えてるし。
>>641 いい意見だ
原作知らないけど、映画見た感じだとストーリーは優れていると思う
文字、そして行間を見て想像する分にはかなり心に沁みる話
ただ映像にした現実は、監督のせいか俳優のせいかわからないが人が描けていない
香川はすばらしかったが真木はともかくオダギリが・・・
映像にする以上映像できちんとアピールするように描かないとね
才能は優れたもの持っていると思うので次回作に期待します
>>657 観てないのバレバレ。
ストーリーはどうということのない話。
人間を描いている映画だというのは、好き嫌いは別として、観ればわかる。
そして、ナレーションなどで解説するのではなく、映像で全てを語ってるのが見所。
>>531や
>>533を読めばどんな映画かわかるよ。
それに、オダギリジョーはこれ以上ないくらい役にはまっていたのに。
女にモテて、かっこよくて、冷たくて、歪んでいて、兄を求める弟。
完璧に体現してるからこそ、香川演じる兄の弟への嫉妬や怒りがリアルなのに。
今日観てきました。
タイトル通り、私自信がめっちゃ心を揺らされましたw
で、橋の上で起こった出来事についてですが・・・
私は“そもそも真相などそんざいしない”のでは?と思いました。
つまり、真実を始めから無視(削除)して製作側は作業を進めていったのでは?
と、考えました。
作り手にとっては殺人か?事故か?などはどうでもいい事で、メインをあくまで兄弟の心理に置きたかったのでしょう。
この解釈でもう一度観に行ってみようと思います。
660 :
名無シネマ@上映中:2006/07/24(月) 22:06:41 ID:T91/faR3
>>658 見たよ。俺を知らないのに「見てないのバレバレ」と逝ってる時点で君の言葉は薄っぺらいのバレバレ
まぁ100人いたら100通りの意見、感想があって当然なのだから、良い意見も悪い意見もあって当然じゃないかな?
「人が描けていない」という意見の反論に「人間を描いてる映画」ってのは陳腐にもほどがある
俺なら「君は人間が描けていないと逝ったが、俺には十分描けてるように見えた」とでも言うだろうね
言いかた変えたら多少は俺の意見の本質が君にもわかるかな?
「映画館で見るよりもビデオ(DVD)で見たい作品だ」
本当はビデオよりも本で読んで見てみたい作品なんだけどね
本っていうのはたいてい一回読んだだけで終わるのではなく、何度も読み返すものなんだよ映画と違って
演出が冴えまくっていて久々に嬉しかった作品ですね。以下、気がついた箇所だけ。
兄がベッドで倒れこんでいる辺りの画づくりが、とてもよかったです。
襖が閉まるとオダギリが逆光になる演出なんか、わりと一般的かもしれないけど、なかなか決まっていたと思います。
トマトの切り口のシーンって、どうやって考えついたんでしょうね。
ものすごく象徴的で、ちょっとセンスが鋭すぎるように思いましたけど。
弁護士を頼みに行くところで、身内であることが分かる扉の表示。これもいい。
「あれ」と思わせて、父親と伯父の諍いがオダギリと香川の関係そっくりであるところまで転がっていくのが絶妙です。
父親が怒ってこぼした物を拭く動作が2回出てくるけど、兄がいなくなった家でのそれは、兄の空白を弟が埋めているように見えるのが面白い。
事件後(吹っ切れたように)ガソリンスタンドの客に殴りかかろうとするシーン(事件前は客をなだめていた)がいい。
分かりやす過ぎかもしれないけど、香川が求められて演じてきたパーソナリティを脱ぎ捨てようとしているのが描けていると思います。
ラストの終わり方は「うわ、やられた」ですね。
「兄ちゃーん」と叫びながら走るオダギリは子供の時分に戻っているように感じさせる演出ですよね。
そして、スパっと切り上げました。「これぞ映画」と言っちゃっていい終わり方。謎のままで終わらせてしまうのが素晴らしいです。
ムダなカットがないですね。どれも機能していると思います。
それでいて描き出すのは「謎」。映画の醍醐味かも。
・・・・・人が落ちたと分かっていたら、普通は川の方へ行くよね。
落ちたと分かって橋の方へ行くのは、落ちたヤツを見殺しにするためじゃない?
う〜む、結局、何が真実か分からん「ラショーモン・スタイル」。
監督の術策にまんまとハマっているかもw
悪口を書きたくても観てないのか、もしくはもともとが浅い人間だから、ほかのレビューに頼るしかないって感じ?
>>657 >原作知らないけど、映画見た感じだとストーリーは優れていると思う
>文字、そして行間を見て想像する分にはかなり心に沁みる話
↑この辺も意味不明なんだけど
映画観て、ストーリーのどういう部分が優れていると思ったのか、
行間を想像して、どういう部分が心に沁みる話なのか、
人が描けていないのに、心に沁みる話なのか、
それとも、原作ではたぶん行間を読んだら心に沁みる話に違いないと思っただけなのか
それに、この映画が心に沁みる話や感動するような話といわれると、それは違うと思う
>まぁ100人いたら100通りの意見、感想があって当然
そういう映画だと思う
だから、具体的にどういう部分が不足しているとか、ここがわかりにくいとか
具体的に書かないとレス読む人には伝わらない
>才能は優れたもの持っていると思うので
↑ここもkwsk
>>662の言ってる通り
他人の意見否定したいなら自分の意見述べるべき。
他人が書いたレビューひっぱってくるのではなく
自分の言葉で語らないとね。
自分の意見にあわないからっていちいちムキになって反論するような人は
2ちゃんでなくファンサイトのほうが向いてるのでは。
>>665 まず自分の言葉で語ってくれないとというのは同意。
でも、ムキになって反論してるなどと言われたら、何も語り合えないような・・。
反論してほしくないなら、書かなければいいんだし。
それ違うよと言われて気付くことは自分もあったし、最初は消化しきれない部分も多かったけど、
ここでいろんな解釈読んでわかることも多かったよ。
さっき観てきた。
観る前に期待が膨らみ過ぎてたかな。俺的には絶賛ってほどでもなかった。
一言でいうと「小品」
役者の演技や脚本に確かに光る部分はあるが、きれいにまとまった盆栽的イメージの作品。
まぁ、いきなりの七年後は如何なものかと。あの瞬間にかなり安っぽくなっちまった。
上のほうでこの映画と嫌われ松子を較べる話題が出てるが、映画作品としての完成度なら松子のほうが上だろう。
たとえこの映画が芥川賞、松子が直木賞狙いでジャンルが別の作品だとはいっても。
ちなみに香川は「どうせつまらない人生でしょ」「どっちにしてんつまらん人生たい」と両作品で同じようなセリフを言ってたね。
松子は全然違うタイプの映画だから比べるのはどうかな。
自分はどっちも好き。
ただ、松子は紙芝居のようにずっとナレーションが語りっぱなしで
○○と思った、とか、全て説明してしまうのが残念だった。
下妻もそうだったから、余計に。
そういう部分でも正反対の作りの映画。
670 :
名無シネマ@上映中:2006/07/25(火) 00:52:46 ID:14GpZWXt
女性の脚本の割に千恵子の心情の描き方がが弱かった気がする。存在も薄いというか。
監督の男性観がそうさせるのかな?私は兄弟どちらにも感情移入できなかったからちょいと不完全燃焼。
でも洗濯物を干す、雪の中取り込む父親のすがたには胸が苦しくなった。
智恵子まで詳細に描いてたらこの映画焦点ボケまくりでは
普通の法廷映画なら智恵子までじっくり描いて有罪無罪を争う展開でいいんだろうけど
要するに、文章の行間に何を感じるかの違い。間を楽しめるか楽しめないか。
その楽しみ方を知らないからといって、攻撃するしかない人間には結局なにも残らなくてても当たり前。
だってこの映画は自分の内面と向き合わなくてはいけないから。
だから、とても重くて面白い映画になる。
分からない人は、ただ観る映画を間違えたんですよ、と言うしかない。
だって何かのせいにして怒りを発してる人が多くない?
この映画さ、年配の色々経験してきた人が見るとざわざわするものがあると思う。
若い人には思うほど届かないかもしれない、と思いました。
>>672にこの言葉を贈ろう
Don't think,Feel.
野球はルールを知っているだけの人が観戦しても、あまり面白くないよね。
ルールだけじゃなくて、作戦や心理戦を知っていれば、より楽しめる。
ルールを知っているだけの人でも勝った負けたは分かるだけど、感想は「やっぱり強い方が勝ったね」だけ。
そういうもんじゃない?
映画の文法(の初歩)が分からないと、本作はチンプンカンプンかも。
なにせ伏線と回収が沢山あるからね。
本作が「火曜サスペンス劇場」とは違うものだということは分かると思うけど。
あと、人が面白がってて、自分だけ理解できないと、すごく頭にくるよね。
ま、肌に合わない映画はさっさと忘れましょ。映画は(たかが)娯楽ですよ。
まぁ、でも流れに乗り損ねると印象は変わると思うよ
早い段階で心情を探る映画だと軌道修正できないと
ツメの甘いサスペンスになって最後の陳腐な泣かせにしまうのだろう
あと、どうしても肌に合わないモノってのもあるしね
個人的には、あの音楽は安っぽい感じしてちょっとどうかなとも思う
別に壮大なとか重厚なサウンドにとは言わないけど
もうちょっとしっとりした雰囲気の方が良かったような・・・
あと演出についても、良く考えられているなとは思うだけど
なんか全体にこなれてない印象は受けた
でも、そこは二作目の監督だからしょうがないよね
最後の音楽はオレもちょっと乗れなかったw
監督は切れ味よすぎて、理が勝っているきらいがあるかも。
でも、好きです。これぐらいビシバシやってくれると。
あ、「理が勝っている」というのは、釈放前日に店員がオダギリを訪ねて来るシーンなんかのこと。
あれって、当日のガソリンスタンドでの乗り換えに勢いを付けるための「タメ」じゃない?
機能は果たしたけど、ストーリーとしては却って観客に分かりにくい印象を与えたのじゃないかな。
そうそう!「理が勝っている」
そんな感じだね
豊田利晃もそういうとこあるんだけど
いろんな計算が透けて見えちゃうところがあるんだよね
ところどころ意識させちゃうんだよなぁ
でも、もう何作か撮るとその辺りはこなれてくると思う
>>672 >>676 なるほど。上手いことを言うねぇ。
自分は音楽も好き。
主題歌の歌詞は邪魔かなと思うけど。
重かったり、感傷的な音楽を合わせるより、ああいうのを合わせるのが好きなセンス。
681 :
名無シネマ@上映中:2006/07/25(火) 11:38:19 ID:7km6Uyuo
>>658、
>>672、
>>676みたいな書き込みして
ゆれるを褒める人=基地外 みたいな印象与えるのはどうなんだろ?
野球の例えでいうなら、どんな見方しようとその人の自由なわけだ
真剣に魅入っている人にあの場面は〇〇だったなどと似非解説者のコメントなど誰も求めていない
他人を見下してる自分が他人から逆に見下されていることを早く気付いたほうがいいな
少しでも他の人に迷惑掛けるけとが少なくなるように
ここは自由な意見の言える場であって
特定の奴がオナニーする場ではないのだよ
書き込む以上他人が目にすることを意識して書き込むことだな
682 :
名無シネマ@上映中:2006/07/25(火) 11:43:28 ID:ES3F84oh
わかったか、ギリヲタ
要するに、面白かった映画は粗があっても気にならない。
逆につまらなかった映画に対しては、つまらなかった理由を意地でも見つけたくなる(オレもそうだが)。
本作は(主人公に感情移入してストーリーを楽しむような)一般的な映画とは、ちょっと違うように思う。
通常は「真相は何か」という興味が(真相が明らかになるまで)ドラマを引っ張っていく。
しかし、本作は「真相がよく分からないこと」そのものを描いていると思う。まず、このことに乗れない人もいるのじゃないだろうか。
「氷の微笑に似ている」というレスがあったけど、あれも謎解きモノの振りはしてたけど、謎が謎のまま残る雰囲気を楽しむ作品じゃないかなぁ。
また、監督は素直に演出しようとは、はなから考えていない。全部ひとひねりして、意図的に外しまくる。
そういう画面に「びっくりして楽しむ」経験がない観客には「?」ばっかりになってしまう。
冒頭のオダギリの登場シーンからして、天下の二枚目を観客にケツを向けさせ、タオルで顔を見えにくくして登場させるという按配だ。
野球中継を観るシーンもTV画面を反射させて映す「ひねくれ」ぶり。こんなんでも球団に許可を取るわけで「ご苦労さん」としか言いようがない。
父親と伯父が言い争った後は、二人が寝てしまうシーンへ直行。しかも鼾だけ。
ラストシーンも香川をアップにして終わりではなく、そこへバスがインサートしてくる。バスに乗り込んだとも受け取れる描写だ。
これぞ監督の真骨頂じゃなかろうか。「ここまで来て、素直に終わらせてたまるかい」とでも言いたげなラストだ。
それに、監督はオタクじゃないの? って言いたくなるくらい伏線を張りまくる。これも伏線を楽しむ習慣がない観客には理解しにくい。
もっとも、楽しめ過ぎると、時としてストーリー展開は二の次になってしまう弊害があるかもしれない。ちなみに、それがオレw
オレにとっては、「心にしみる」とか「兄弟の愛憎」とか「重い」とかよりも、伏線や画面センスを楽しむ作品として一級品だったw
んで結論は、監督は万人向けの画を撮ろうとは明らかに考えていないから、楽しめない人がいるのも無理はない、ということじゃないかな。
伏線伏線っていうけど、そんなに気の利いたヤツあったっけ?
酒を飲んだ?のかま掛けだって、猛がそれに気づいた瞬間、洗濯ものをたたむ兄貴の姿をご丁寧にもう一度流してくれるサービスの良さ。
てか、ラスト近くで猛はちゃんと自分の心象をまとめよろしく観客に一人語りで聞かせてくれるし。
まだまだ砂糖入れすぎなんじゃねーの?
685 :
名無シネマ@上映中:2006/07/25(火) 20:18:35 ID:fjlLgPlV
>逆につまらなかった映画に対しては、つまらなかった理由を意地でも見つけたくなる。
なるほど。
でも、それが映画を楽しんだ人にとっては、どうでもいいレベルのことだったりして、
それで、見下されてると感じて腹が立つのかもしれない。
でも、腹を立てて、褒めてる人を関係者だと決めつけたり、自分の意見が多数派で
世間を代表してると必死に主張する人は嫌がられてもしょうがないというか。
それと、批判はするけど、具体的なことは何も語らないレスも突っ込まれるだろうし。
聞いたような言葉並べてないで自分はどうなの?って感じ。これは面白かったという
感想書く側でも同じだしね。
686 :
名無シネマ@上映中:2006/07/25(火) 20:31:08 ID:fjlLgPlV
>>684 カマ掛けのは親切だったよね。
でも、それすら気付かなかった
>>287さんもいるよ。
心理描写にはまって、スクリーンの隅々まで神経集中して観る人もいれば、
心理ドラマが予想外で途中で混乱した人もいるのかも。
自分も伏線というのはよくわからない。
細やかな描写で、少しずつ人物像をあぶり出して、その積み重ねで
映画が進んでいくのが凄いなと思った。
>>686 ありがとう。おかげで読んだけど
>>287さんの観方はある意味すごいね。
とくに最後の1行には目からウロコだよ。
実際、猛の深層心理を解くひとつの要因にはなるだろうね。
688 :
名無シネマ@上映中:2006/07/25(火) 21:06:03 ID:lrS+Gyr+
伏線ってのは「映写機」と「幼い時にもここに来た来てないというやりとり」じゃねーの。
わかりやす過ぎた気がしないでもないが。
>>685いいかげんクド杉だぞーw 一応突っ込んどく。
@法廷で嘘の証言を決めた際の感情表現
A母の形見の映写機を再生して気付いた時の感情表現
B千恵子が橋から落ちるシーンでの妄想シーン
この3つが不満な点かな。Bに関しては妄想シーンを現実に見たシーンと、勝手に誤解しただけだけど。
良かったのはガソリンスタンドで暴行するシーンなど無声にすることによって想像力をかき立てた演出。
全体的に波乱がなくきれいにまとまりすぎな面はあるとはいえ、今まで見た邦画ではトップ5に入る評価。
このスレの最初のほうで誰かも言ってた気がするけど
ビデオで繰り返し見たい作品。一度めで気付かなかったことでも繰り返しみることによってわかることもある。
伏線とはいえないかもしれないけど、俺がそれっぽいと思ったもの。
冒頭のエンジンがかかりにくい車。7年後もあんなぼろいのに乗ってるのもどうかと思うが。
母が遺したフィルム。いつ観るんだろうとずっと気掛かりだった。
激昂する稔。猛が智恵子を誘う前に寄ったガソリンスタンドでは稔はクレームをつけにきた客に丁寧に対応していた(うろ覚えなので違うかも)けど、智恵子の死後は、同じような客にすぐにぶち切れた。
女への態度の変化。最初にキスする女性・智恵子とセックス・東京に戻ってのセックスは女が積極的で、いつも自分から女にいろいろ求めてたのに。最後に会った女性は新井が演じた青年の妻だったよね。智恵子が死んでなければ、彼の子と同じくらいの子が自分にいたかも。
ラストの大通り。騒音で猛の声がなかなか兄に届かないのは、つり橋で智恵子の声が聞こえなかったのを思い出した。智恵子は「田舎を出て行こう」と猛に迫っていたけど、猛は兄に「うちに帰ろう」と叫ぶ。
690 :
名無シネマ@上映中:2006/07/25(火) 21:33:01 ID:NgYAmN7X
>>617>>621 監督が言われたことのあるセリフだと何かに書いてあった。
ちなみにオダギリは現場で脚本になかったあのセリフを監督に
指示されて「怖え〜」と思ったとか。
実際床慣れしてるかとは全く別に、
ああいうことを言いたがる男はいるものですw
私は、千恵子の描き方があんな感じだったのは西川監督が
女性だから尚更なんだと思いました。
私も同性として何の違和感もなかった。
あの車はボロイというより、猛のこだわりの一品ってカンジなんじゃない?エンジンかかり難いのも含めて。
で、7年後もそれを維持しているんだけど、7年後の彼は職業的にはどうなんだろ?
もちろんカメラマンは同じだけど、以前に較べるとやや凋落の影がってイメージになってなかった?
暗室での携帯のやりとりにしろ、事務所の雰囲気にしろ。
俺がそう思うだけかな。
>>691 猛の商売が思わしくないのではないか、というのは自分も思いました。
それも伏線、ていうか伏線の回収じゃない?
父親が「カメラマンなんて人気商売だ」と言ってましたよね。
自分が好きなのは、やっぱ説明台詞などに頼らず、リアルな描写で人物の気持ちや人となりを見せていくところ。
例えば、猛が智恵子を車で家に送ることにするまでの描写。
ガソリンスタンドで仲良く働く稔と智恵子
↓
それを事務所の中から見ている猛
↓
智恵子を送ろうかと稔に話す猛と、勧める稔
↓
ロッカールーム?で着替えながらその話を聞いている智恵子の表情
猛は、稔と智恵子の様子を見て、嫉妬と疎外感を感じる。
俺へのあてつけか?と思いつつ、よりによってあの兄かよという思いも。
智恵子に手を出して優越感を感じたいというような気持ちにもなる。
稔は、猛に興味を示さないふりをして楽しそうに働く智恵子を見て、猛が手を出したくなるだろうことは予想していた。
もしくは、智恵子がわざと稔と仲良くして見せ、それを猛が見ていて挑発されたことに気付いていた。
猛がそういう男だということは、兄じゃなくても、観客ですら既にわかっている。
でも、稔は何も知らない鈍い人のふりをしているし、猛にしても、稔が智恵子に気があるのかもと考えてもいいだろうに、
敢えて気づかないふりをしている感じで、、これまでこの兄弟はずっとこんな感じでやってきたんだなと思わせる。
智恵子は、稔と仲良く見せることで猛がどんな気持ちになるかもわかっていて、向こうから自分を誘うように誘導してる。
人の気持ちはよく見えるけど、利己的であるがゆえに鈍感でもあるのが怖い。
3人の微妙なすれ違いというか、計算できてるようでやっぱり自分の範疇から出られないのが
この先の展開にもつながっていて、こういう語り口というか、見せ方に嵌った。
技術的にどうとか全然わからないんだけど、登場人物の裏の気持ちが見えてくるような
意地悪だなぁというくらいの視線があるんだと思う。
稔の部屋に足踏み健康器がころがってたけど、あれは稔のストレスを暗示する小道具では?
深読み大会か?
壁のシミひとつにも意味を見つけ出しそうな勢いだなw
とりあえず単純なこと書くと
智恵子29歳に見えなくて
途中でビックリしたよ。
妹みたいな存在だったけど
手は出してあった女の子かと思った。
智恵子役は実際は5歳くらい若いからね
私がうまいなぁと思ったのは千恵子と猛の車の中のシーン。
最初2人とも丁寧語でどうでもいい話してて実るが親切でいい人だという会話から急に
タメ語になっていわば「やらせろ」になって行くとこ。
それだけで二人の過去に何かあったなとわかるしおとなしそうな千恵子がただそれだけでないってわかる。
>>690 セックスの時、「舌出せよ」ってつきあってた彼に言われたんです…、なんて妙齢の女性が答えるかぁ? w
猛のキャラクターは、以前つきあってた男のイヤなところを一つ一つを足していった、てのは読んだけどさ。
〈少しネタバレ〉
7年後……
う〜ん、全く7年後っぽくなかったのが
少しかなしかった。
どうにかなんなかったのかねぇ
あと、おすぎが絶賛してるのが気に入らねー
でも、いい映画だね!
ラストの笑顔にやられたお
今日見てきました
近来まれに見る傑作邦画だったわ・・・・・
こういうの作ってるうちは明るい未来があるわ邦画界
ttp://www13.plala.or.jp/intro/Archive/zenba/Reviews/z055.htm 批判も含めて、一番納得いったレビュー。
「舌出せよ」というのは、猛のサディステッィクな感情を表しているように感じたけど。
猛の嫌らしさともいえるんだけど、
都会に脱出した人間と、いまだに留まっている人間との力関係や、
過去の自分(つまり智恵子なんだけど)への優越感が、込められているように感じた。
車の中では智恵子から誘っている面もあるし、
幼なじみということで主導権は釣り合っている。
このシーンで智恵子が猛に頼るという権力関係が決定するというか。
上にも少し書き込まれていたけど、
ショット一つ一つに狙いが明確すぎて、説明的になってしまう点は感じたな。
監督が打ちひしがれたという映画『父、帰る』では、
ストーリーをなぞるにとどまらない、映像の無意識というべきものがあった。
だけど、『蛇イチゴ』の彷徨する裏山といい、今回の吊橋といい、
悪意を喚起するはずの場所が、単なる舞台背景に留まっているんだよね。
悪意と同じ位、無意識を掬い取れる力があると思うし、次回作はそれに期待したい。
それが出来たら本当に鬼に金棒だけど。
そういえばカンヌでも観客達が映画の解釈をめぐって猛烈に話し合ってたな。
こういう映画がが新人監督から生まれたというのは邦画の救いだろう。
カモメ食堂もだが女性監督が元気いいね。
夜の弁護士事務所のシーンで、風は正面の窓から吹いてくるはずなのに、書類は横に飛んでいったっていう突っ込みはナシだぞ。
>>702 俺もこのレビューに肯くところは多かったけど、「前半部分のファンキーミュージック(w)がミスマッチ」って箇所はどうだろね。
いかにもお洒落でカッコイイ都会のイメージをうまく醸してたと思うよ、クルージング中の映像と音楽。
そこから実家の法事に突入する際の落差がメリハリ効いててよかったと思うんだけどな。
706 :
名無シネマ@上映中:2006/07/26(水) 22:03:17 ID:SCfYiu2t
なんつーかさ、いい映画なんだろうけど
正直つまらないよね
人間の感情揺らぎをもろ正確に分析しながらリアルに描こうとしててそこがなんともつまらん
是枝のドキュメンタリー精神の影響なの?
映画なんだからもっとクリエイチブなのつくってよカウフマンみたいな
そんなに現実っておもしろいのかい?
707 :
↑:2006/07/26(水) 22:16:34 ID:LJamyCE4
俺も観てないけどつまらなった
現実では目をそらしてる部分を突きつけられるというか、
それが見えてくるスリルが面白かったよ。
>>706 あの映画に現実性を感じたか?俺は逆に映画作品を成立させるための作り話、箱庭の世界にしか思えなかったよ。
猛が東京で成功もせず田舎に帰ってきて、稔と二人であのガソリンスタンドを切り盛りする・・・そこからスタートの兄弟心理劇なら一気に現実味も増すだろう。
だがもちろんそんなハナシじゃあまりに現実的過ぎてつまらん。誰も観に来ないし映画にもならんわなw
今日見てきたけど、正直訴えるものがなかった。
期待が大きすぎたせいか?
香川照之はいいモノもった役者だなぁ…という感想のみ。
原作を読んでから見るとまた違った感想になるのかも知れないけど。
兄弟の確執があまり上手に表現されてないというか、
表面的な技巧に終始していた印象。
登場人物に共感できなくても、胸に迫ってくる作品はあるのだけど、
残念ながらこの映画はレディースデーじゃなかったら「金返せ!」と思ってたと思う。
人の感じ方ってホント千差万別でおもしろいなぁ。
711 :
名無シネマ@上映中:2006/07/26(水) 23:09:31 ID:KSQETN6f
>>709 なんか現実的ってコトバをそのまま受けてるみたいだけど、まあいいや
そうじゃなくて新しいものを見たって言う印象がないんだよ
心理描写はすごいんだろうけどただそれだけで
新しいな〜って思う事なかった
この映画どこらへんが革新的なのですか?
712 :
名無シネマ@上映中:2006/07/26(水) 23:11:08 ID:KSQETN6f
>>708 それがドキュメンタリー精神丸出しってことでしょ?
>>711 この映画は革新性で売ってるの?そりゃ知らんかったなw
俺には典型的な保守派スタイルの邦画にしか思えんかったし、実際そうだろう。
新しい新しくないで言えば松子なんかの方がずっと新しいにきまっとる。
別に革新的な映画ではないと思うけど・・・
あと秀逸な心理描写がドキュメンタリーってことにもならんと思うが
>>711 革新的じゃないけど、「無声の部分で想像力をかき立てること」は新鮮と言えなくもない。意図的に多用してる
レスついでに
ただ、年数経った後のオダギリは以前と比べて明確な違いが見受けられなかったのは想像力では補い難い
それまでは(事故前後、兄弟の口論の前後などで)変化させてたように見受けられたのに
716 :
名無シネマ@上映中:2006/07/26(水) 23:39:36 ID:r1rq3pMg
なんつーかさ
新しいものみたいじゃん
でアホに真似されるようなのがいいじゃん
典型的な保守派スタイルの邦画
ってことはなんかの真似して秀作ってことでしょ?
いきなりオリジナル、にはほど遠いといことでしょうか?
是枝さんは役者に勝手にやらせるっていうの新しいと思ったけど
あ、パンピーがほざいてごめんなさいね
なんか関係者っぽい人いそうなんで
是枝さんは役者に勝手にやらせるっていうの新しいと思ったけど
↑
今日見てきた。悪い映画ではないと思うが、ちょっと期待が大きすぎたっぽい。
確かに心理描写は凄いが、人間の心理をネチネチグダグだ描いて
それを映画で見せてどうすんの、とも思う。
ま、このへんは映画に何を求めるかの、人による違いもあると思うのであれだが、
見てる最中はそれなりに面白かったが、あまり後に残るものはないような。
私は、心の奥でざわめく感覚的な読後感が大いに残っているけど。
分からないことがあるとかモヤモヤしているとかじゃない。
描いていることはとてもシンプルで(事件そのものはそうあることではないけど)
それにまつわる人対人の描き方の過不足の加減が私の好みだった。
この手の人がこの手のことをこのタイミングで言うと、
引き金引いたことになるんだな、とか考えながら久しぶりにじっくりと見入る映画だった。
私にとって、展開そのものに意外性はほとんどなくて
でもその全体の流れ方にしっかり浸ることができた。
奇を衒うことなくオーソドックスで観客側の妙な深読みを必要としないストレートな作品だと思った。
私にとっては傑作。ほんと映画の感じ方は人それぞれ。
でも誰が見てもこうだ、という作品なら全国ロードショー映画だわね。
時々出て来る感想だけど、あとに残るものって何だろう
メッセージ性やテーマ性とかそういうこと?
この映画は感情や心理描写が肝だから
そこいら辺に乗れなかったり、感じるものが余りないと
役者が上手いね、くらいで終わってしまうね
721 :
名無シネマ@上映中:2006/07/27(木) 00:20:19 ID:Tr6UluQ7
感情移入できない
なんか多くの人は学校の読書感想文の延長みたいに語るの好きだよね。
学校教育の呪縛から逃れられんのか!
概ね「心」「愛」「人生」などの用語を交えて語ると及第点がもらえるらしい。
「テキーラ飲んでいい気分だった。日本酒よりうまかった」と同じレベルでもいいんじゃない?
テーマとかって、実は監督も知らなかったりするもんだよねw
しかしそういわれてみると、この映画のテーマって何なんだ?
人間の心理のゆれる様をお見せしまショウってだけか?
まさか家族とか兄弟の・・・なんて言い出さないよな。だとしたら失敗だぜ。
「何を訴えたいか」ではなくて「何を描きたいか」という姿勢じゃないの?
監督はそれこそ、一つの事件によって「ゆれる」人間関係を描きたかったわけで。
映画のテーマは、いつでも宣伝部だけが知っているんだよw
ま、テーマなんて、そんなもんでしょ。
726 :
名無シネマ@上映中:2006/07/27(木) 01:37:29 ID:jm0lKb2c
面白かった!オダジョーは色気があって良い役者!!
また観たい。
描写自体は丁寧だが、映像がきれいじゃない。
何か日常のこまごまとした絵ばっかり。
オダギリジョーのヲタ女はこれでもいいのか知らんが、
せっかく映画でやるんだから、もっとそのへん何とかならんのか。
吊り橋ショボイ(あの程度では落ちても氏ななさそうだ)
728 :
名無シネマ@上映中:2006/07/27(木) 07:14:45 ID:71gozS2c
いちいち、反論してる馬鹿野郎がいるけど。
映画に何を求めるかは個人の自由なんだよ。
映画に定義は無いんだよ。
反論しないで感想でも書き込め。
そうすれば良スレになる。
729 :
名無シネマ@上映中:2006/07/27(木) 09:16:09 ID:65k+EkP3
結局、
駄 作 な ん だ ろ。
革新的ではないけど、正統派の映画的表現というのが逆に珍しいと思う。
心情をそのまま台詞で言わせたり、わかりやすい効果音を入れたり、
ナレーションで説明するドラマや映画が多いから。
例えば、
>>693のシーンでも、
仲の良さそうな稔と智恵子を見て、猛がわかりやすくイライラした表情を見せるとか、
智恵子を送るという猛に稔が金を渡した後、稔がアップで意味ありげな表情をしたりとか、
智恵子を送ると猛が話しているを聞いて、智恵子がやったー!と小さくガッツポーズしたりとか・・
そういう説明的な演出をせずに、あくまでリアルに繊細に見せいくから生々しく伝わる。
観客もそれぞれの登場人物の気持ちを読んだり、感情移入したりするんだけど、
考え込んだり、整理する暇もないうちに、次々表れる感情や意外な心理に揺さぶられて、
観た後はすっきりしないんだけど、ずしんと残る。
何が正しいかとか、どういう人生が良いかなんて答えはないし。
そういう問題をいろいろな角度からリアルにスリリングに見せているから凄いと思うし、
自分は大好き。
これが正しいんだよ、こういうふうに生きないとダメだよ、人はこんなに嫌な部分もあるけど、
こういう部分が素晴らしいでしょ、というようなメッセージを求めると、
それは描かれていないってことになる。
それは観客の好みや、映画に求めるものがそれぞれ違うからしょうがないね。
> 何か日常のこまごまとした絵ばっかり。
> オダギリジョーのヲタ女はこれでもいいのか知らんが、
> せっかく映画でやるんだから、もっとそのへん何とかならんのか。
おい西川、読んでるか?
報われんのぉ、これでは。
もう止めるかw
香川照之のお兄さんが洗濯物たたんでる時とか三人で渓谷に行った時に
本当はすごく傷ついて怒っているのに始終ニコニコしているのが個人的には怖かった。
智恵子が「あの人は気づいている」「怖い」といって思わず手を振り払って
しまったのは自分でもそうしてしまうと思った。
兄は、あまりにも我慢しすぎて自分の感情が分からなくなってしまった人というか、
智恵子から見ると兄の方が自分に好意を持っているのはわかっていて弟と関係を持ち、
兄もそれに感づいているのだからキレられたり軽蔑される方がむしろ楽なのに
何も無いように自分の身の心配までするのが却って怖くて
手を振り払ったのも兄が弟に比べ田舎で冴えない生活を送る男だという事への
嫌悪感だけでは無かったんだろうと思った。
735 :
名無シネマ@上映中:2006/07/28(金) 10:34:23 ID:aNgqft4t
723> 不確かさを描きたかったと、カンヌで言ってたと思う。
それだと、描けてたのではないかな。
736 :
名無シネマ@上映中:2006/07/28(金) 10:37:52 ID:1XbVHsvU
昨日、梅田で見てきたけど、終わったすぐはむしゃくしゃした。
あんまりな弟。あんなときに微笑むことができるか?兄ちゃんよー。
一晩寝て、思い返すと、丁寧に描かれていた弟の薄情さ。故郷喪失者の哀しみ。
兄は最初から見透かしていたわけだ。なにもかも。
こういうシチュエーションでにいちゃーんと手を振れるのがおまえなんだよなあ・・・
最後の澄んだ目と微笑返しは、そういう意味なのかな。
兄貴は、バスに乗って、甲府経由で見知らぬ土地を目指して旅立つ意志を持っていたはずだが、
案外、これが腐れ縁、自分の宿業と諦めて、認知性の父親のもとに戻ることになるのかなあ。
とにかくだ。弟は兄の出所の日を失念していた。すごいことだよ。
あんたさんこそすごいな。
失念ではなく、知らなかったんでございましょ?
洋平くんが直前に教えに来てくれたじゃないですか
>>738 知らない、知ろうとしないほうがさらにすごいだろうが。
兄に感情移入する人多いね。
弟はわかりやすいダメ男で誰でも断罪しやすいタイプだけど、
兄みたいなタイプこそ不気味で苦手と思ってたから、
この映画で、その嫌らしさがしっかり描かれてて感心した。
あの流れで、兄の出所を指折り数えて待ってたという方が理解できない。
742 :
名無シネマ@上映中:2006/07/28(金) 20:09:59 ID:aNgqft4t
この世に兄みたいなタイプは五万といる。
私は兄を愛しく思った。
自分に照らし合わせたから。
ますますすごいね。
土壇場であんな証言して服役させたら、
普通はその後断絶するでございましょ。
現に叔父からも連絡なかったですよ。
>>741 待ってるってんじゃないよ。ただ意識せざるをえない日じゃないかね。あの兄がもう一度自分と同じシャバの空気を吸い出す日は。
ところが猛は7年間、たとえば例の8ミリ映写機やフィルムをどこにしまいこんでたかさえも文字通り「失念」してんだぜ。ただの一度だってそこに映ってるものを観ることもなく。
もう兄弟じゃない、家族(父)も知らねぇとシャットアウトしてこの件に関しては一切の思考放棄。
それが猛だと言われればその通り、マジですごい精神力だと俺は思うけどね。
作品的にみれば、なぜラストは7年後でなければならなかったと俺は問いたいね。
兄のあのスマイルは確かにその設定でしか撮れないが、弟の泣き顔には7年後の必然性などまったく感じなかったもんで。
>>743 つまりだ。すくなくとも弟の心理は兄の服役中の7年間、普通に断絶しちゃってまったく「ゆれる」こともなかったと?
確かに作品的にはそうとしか読めないんだけど、だったら映画としてはタイトルに偽りあり。というか、明らかな手抜き工事じゃん。
このスレで前に誰かが書いてるね。いきなりの七年後はいかがなものか、そこから安っぽくなったって。
自分も結構そう思ったクチ。その前とそのアトで別の映画かと思うくらいクオリティーに差がある。
>>774 裁判の刑期と実際の刑期は違う。
稔が模範囚だったら、出てくる時期は早い。
ほんとものすごいね。
葬儀で帰郷してから事故が起こり最後の接見まで猛はゆれまくってございましょ。
そして決定的な何かが固まって、あの証言をしたのでございましょ。
この時点では結論を出してたんですね、そのゆれに対して。
当然断絶しますね、自分から兄を嫌悪し堕とした訳ですから。
ところが洋平くんと8ミリで結論が「再度」ゆれたんでございましょ。ひっくり返ったんですね。
あの8ミリが効いたのは
時間が経ち冷静になってたのと落ちぶれてたのと
証言のセリフを洋平くんに突きつけられたりで
タイミングも良かったんですね。
ああ、もうしょーがねーなー。
>>747 ご教授ありがとうございます。
でもさ、それが5年でも7年でも10年でも、まぁそこら辺の記号的な時間のインターバルはこの際どうでもいいわけ。
すくなくとも、この作品上では7年間の弟側の思考的空白をオダジョーの泣き顔で一気に埋めようとしてるよね、でもそりゃ無理ってもんでしょ。
べつに彼の責任じゃないけどね。
>>748 気が合いそうだね。この作品を最大限好意的、もしくは擁護的に観れば貴方の意見に実はまったく同意しちゃう俺がいるよ。
でもさ。
たとえば、法廷でもし弟がそれでも当たり障りのない証言をしてれば、兄はそのまま無罪になってたか?
んなわけないよね。
だって彼自身がどうしようもなく有罪になりたがってたんだから。
弟が真木嬢にちょっかいを出したなんてことは実は兄にとっては些細なことで、てか織り込み済みで。
本質的には兄の爆発のためのチャッカマンとして利用されたに過ぎないんだよな猛クン。
もし猛が役不足ならいつの日か当然二の矢三の矢放ってきてたと思うぜ、あの稔兄さん。
でもやっぱり、チマチマしててつまんないよ。
一言でいって、オダジョーが出てなけりゃ大して話題にもなっとらんかったと思うがな、この映画。
確かにな。死の棘みたときの衝撃なんかと比べると迫力には欠けるかも?
兄がちょっとマンガチックなんだよ。
むしろ逆らえない一族の気質というか、キレやすさという共通項が面白かったな。
法事でお膳ひっくり返す親父。
接見の場でイス投げつける兄弟。
いちばん似たくないところ、ぎりぎりのとこで表出しちゃうのな。
あの酒がしたたり落ちて、兄の靴下を濡らすとこ、なかなかよかった。
751 :
名無シネマ@上映中:2006/07/29(土) 01:41:58 ID:p+YSLToj
別にいちゃもんつけるつもりはないが、
「蛇イチゴ」と感じが似ていた。
人間が人間を信じきれるものなのかどうなのか。
そして自分の弱さを思い知らされた人間の悔恨と改心。
いやーほんとものすごいね。
稔は有罪になりたがっていたわけでございますか?
稔が猛に対し隠し続けて己の心の内を暴露しただけでございましょ。
晒したことが有罪になりたがることにはまったくならないですよ。
753 :
名無シネマ@上映中:2006/07/29(土) 07:16:24 ID:AjoiPfD0
有罪になりたかったのでは無くて、さんざん我慢して嫌気がさしていた猛の
表面的な優しさや内にある薄情さを有罪になってもさらけ出したっかったの
ではないでしょうか?
>稔が猛に対し隠し続けて己の心の内を暴露しただけでございましょ。
>晒したことが有罪になりたがることにはまったくならないですよ。
単なる兄弟げんか?
確かにこの映画では非常にわかりやすくステレオタイプ化されてたけどね、猛という存在。
ま、別件で聴取を受けて吊り橋のことまでゲロしちゃう稔は、もはやガソリンスタンドではなく刑務所だろうが何だろうが、とにかく別の場所に身を置きたがってたのは事実でしょ?
有罪になりたがっていたっていうより、兄は有罪でも無罪でも
どっちでも同じだと思ってたんじゃないかな。
有罪になった時、失う物が大きいのは弟の方だって事を
わかっていて付き合うのか逃げるのか弟に託したんだと思う。
いつも逃げてばかりだった弟が自分に付き合ってくれて
「兄ちゃんうちへ帰ろう!」って叫んでくれて最後の笑顔
なんだと自分は思ったよ。
単に「俺がつり橋にいかなければ彼女が死ぬことはなかった。責任の一端は俺にもある」って思いじゃね
死に立ち合い自分が大きく関わってるのにまわりからは同情されるだけで責めてこないので自分を責め続けていた時に
チンピラに「お前のせいで死んだんだろ!(←俺の想像)」みたいなこと言われて「そうだ。俺が殺した(ようなも)んだ(←俺の想像)」みたいなことを口走って逮捕と
弟への思いはまた別で
意見がわかれた時はお前はずっと自分でなく俺が間違ってると決め付け譲ることはなかったな
この事件もどうせお前は俺の言うことより自分の妄想を信じるんだろ
って感じ
それに対し、今まで意見が対立してきた時でも必ず譲ってくれてた兄がそうでない行動取ったので
「兄は変わってしまった…」と。そして
「時間掛かってもいいから、昔の兄に戻ってくれ」と真実を見つめ直すきっかけを与えてやろうと考えたってとこなのかな
そして7年月日が経って弟は
何も変わっていなかった。その状態で映写機を再生し真実(自らの間違い)に初めて気付く、と
で、7年前どころかもっと前の純真な時代まで戻って
今までの時間を取り戻すべく心の底から兄に逢いに逝きたくて逝きたくて仕方がなくなった
そんな心の変化を俺は妄想した
顔がオダジョーで東京カメラマンだったら、女も股開くよなー元カノみたいだし。
仮に兄が先にアプローチしてなんとなくくっついてても、浮気してただろうな。
兄はよー、獄中で語ったガソリンスタンド改造計画をもっと早くに実践してれば
とっとと彼女をモノにできてただろうに。
田舎性を嫌ったあの女は単に希望のなさを嫌ってるんだろうし。
田舎が悪いんじゃなくて
田舎に留まって我慢しているツマンネーと思いつづけていた兄の生き方がダメなだけだよなあ。
>>758 違う違う。あの女は兄が嫌なんじゃなくて、自分が嫌なんだよ。
あの一家は田舎では資産家だ。ガソリンスタンドの嫁になれれば、田舎女としては一応成功。
でも、それじゃ嫌なわけだ。私だって東京に出ることができてれば!とか妄想してるわけだからな。
顔がオダジョーでなくてキモヲタ顔であっても、
自分の人生を変えてくれそうな男、なら、あの女は股開いた。
>>760 今日日の女がそんな受身のわけねーべ。
基本的に女は、田舎が嫌い。田舎の生まれなら尚更。
田舎それ自体が嫌いなもんなのか?
うーん・・自分の知り合いまわりだとそんなこともないんだが・・
世間が狭いんだろうかね
>>762 田舎に縛られることになる女は、いろいろ理由つけて自分を納得させようとするからね。
真木は、容姿に自信がある部類の女という設定だろうから(過去に弟オダジョーとつきあってたわけだし)
容姿に自信のある女なら尚更、こんなはずじゃなかった感は、かなり強いだろうと思う。
それじゃあガソスタ改造計画じゃ、真木は掴めないかもだなー
お兄ちゃんごめん、俺じゃ希望が紡げないw
一所懸命準備してたのにサラダを食べずに去っていくような男の情のなさが
見抜けないおろかさ。
弟は記憶する、持続するという能力の全くない根無し草。
女がまとわりついてくるのはやっかいでうっとうしいだけ。
女の不在にいちばんダメージを受けてバランス崩したのは兄だけ。
母親さえ、再婚した家庭があるので、制服を返却したら整理がつくくらいな感じ。
その母親が「殺されなけりゃならないような娘だったんでしょうか?」と問うたとき
弟は何も言えなかったけど、
私は、自分がいなくなって悲しんでくれる男じゃなくて、頼みにしちゃいかん男を選んだ
ってことなのかなあと思った。
でも、生理的嫌悪感っていうやつは超越できないんだよね。女は。
>762
ただ田舎が嫌いってわけじゃないでしょう。
若い頃は母一人子一人で母を捨てて東京に行くこともできず、ずっと鬱積溜まってた、
そろそろ諦めて結婚でもしようか〜なんて時に弟が帰ってきた。
弟は”東京””憧れ”そのものだもんねー
「あんたやあんたのお母さんみたいになりたくない!」って兄を毛嫌いする理由もわかる。
767 :
名無シネマ@上映中:2006/07/30(日) 09:26:52 ID:QiB3Miv7
768 :
超一流のお客:2006/07/30(日) 11:40:13 ID:gMFFkW4t
だれもが映画館を出た後、外の景色が映像に見えちゃうぐらい感情移入しちゃうような
男ひとり女ひとりの恋愛ものでもつくったらいいと思います
役の背景をかちっと決める必要はなく(生い立ちとか仕事とか性格とか)
そういうのを全然なくしてってのは無理だからあるだろうけど
ただただ男と女とかだったら
すべての人が対象になるからすごい
何で不思議系キャラに感情移入しやすいかというと
その人間性がわからないからで、何考えているかわからないからで、
自信家だったり気弱だったりだと、
最初から今まで生きてきた経験上、大体なに考えてるか想像できちゃうしわかっているから
まあそういう感じだろうで終わるけど、
わからない人間に対しては自分のなかで想像できないから、
わからないからわかろうとして映画に見入ってその役を理解しようとする
で、そういうの見た後成長したなぁ、なんか残ったなぁと思う訳です
でそういう行動真似したくなったりするわけですよ
人間性の上書きとでも言うのでしょうか
>>767 たとえば兄が香川ではなく阿部寛とかだったら状況はまたコロッと変わったんじゃね?
8ミリに写ってる兄弟からは兄も上背があってそれなりに男前になりそうな雰囲気が感じられたのだがw
.
>>768 人間のあたまもHENになってきている。わかるか?
香川の演技に釘付けだった
771 :
超一流のお客:2006/07/30(日) 13:23:34 ID:FDL4ZilN
新しい人を描いてください
フィッシュマンズ最高
>>769 あっ、そうか。
今思ったんだけど、設定は全てそのままで、役者だけ取り替えるってのも面白いかも。
色々しょい込んで田舎に残る10秒メシvs嫌なモノ全部置いて東京で成功するヘルシア
兄貴が上京ってのがネックかw
>>769 池面がモテるなど、学生時分だけの話だ。
それに、田舎の男は老けるのが早い。30過ぎれば池面もだいなし。
東京からやってきたブサメンのカメラマンのが、女にはモテる。
774 :
名無シネマ@上映中:2006/07/30(日) 22:19:46 ID:R25mv+3j
感動した
終わった後放心状態になってしまった
少数派かもしれないけど猛に感情移入してた
775 :
名無シネマ@上映中:2006/07/30(日) 23:42:11 ID:eK1mfdXf
>>768 人格形成のしかたがちがうんだから、すべての人間が感情移入できるのなんてつくれるわけないだろ
>>768 ドリーム小説っつーもんがあるだろ。
お前は、そういうの読んでればよいと思う。
お前の見たがってるのは、ドリーム小説ならぬドリーム映像。
777 :
名無シネマ@上映中:2006/07/31(月) 00:43:24 ID:H60g0Fno
>>768 君自身が十分に不思議系キャラだと思うよ。
映画見て経験値増やした気になるのもいいけど、実生活では屁のツッパリにもならないのは知っているよね。
君はひょっとして十代?
映画に期待しすぎのようだけど改めた方がいいと思うよ。
このまま十年も経つと、クリニックに「どうも他の人と考え方が違うみたいなんです」なんて相談する羽目になるぞ。
ひきこもりで暮らす気なら別だが。
778 :
名無シネマ@上映中:2006/07/31(月) 01:07:07 ID:1V2vBw2I
まあそんなに社会に適応して生きてくのも終わってると思うけどな
それでも
>>768がアイタタだということには変わりはない。
自分と他者の境界の区別がついてないんだろう。
10代ならしょうがないが、20歳超えてるなら、終わってる。
この会社、韓国系なんだよ
韓国人はものごとに意味とか論理とかつじつまとか求めてないの。韓国人は感情だけで生きてる刹那主義者なの。映画もそういう視点で見てほしい。
なんか必死だな
そんなに叩くようなレスでもないだろう?
やれやれ、やっぱでてきたか。シネカノン叩くやつが・・・
783 :
↑:2006/07/31(月) 20:14:01 ID:HR8xkO0u
映画生活のレビューは酷いな
あからさまな点数荒らしだよ
>>782 >>780は(ひょっとしたら韓国の方かもだけど)
ほめてるんじゃないの?叩いてるようには読めないよ。
それと2ちゃんのカノン叩きは「パッチギ」からだから
やっぱりというほどでもない(今もスレある)。
>>784 おいおい。褒めてんのか、これ?「韓国人は」って一括りで断じるメンタリティーだぜ?
てか、配給元がシネカノンならどんな映画でも「そういう視点で」観なきゃなんないのかよww
>>783 いま映画生活のレビューを見てきたが酷いね〜
ここにも一部貼られてたが、あれ全部コピペじゃん
ヤフーその他レビューで辛口批評してた人を
評価ゼロで勝手に投稿してる
韓国嫌いの人ってアチコチ出てくるけど、何で?
同情してほしいのかな。
差別を声高に言えば言うほど、「自分は差別されているんじゃないかとビクビクしながら生活しています」って告白しているようなもんだよね。
自分に対する不満を他人に投影して罵るのは、まともじゃないよ。
>>787 完全なスレ違いだが、捏造された歴史で日本を非難して、あれだけカルト教団や、強盗集団を送り込まれれば、そりゃー嫌いにもなるよ。
逮捕される在日も半端ジャネー位多いし。
差別じゃなく、韓国が日本を嫌っているのに、わざわざ日本が嫌いと公言する国を好きになる馬鹿はいないと思うぞ。
お前さんが、どこから同情や、差別が出てくるのか知らんけどな。
前作「蛇イチゴ」はDVDで観て、それなりに観れる作品だと思ったのですが、雰囲気モノといった印象でした。
今回は違うのかな?
よくできてそ―なんだけど重たそうだし。わざわざ暗くなりに劇場まで行かないな私は。
きっとDVDでも印象は変わりそうにないので待ちます。
そんな私を説き伏せる意見のある方、その魅力を教えてっ。
>>789 何でお前なんかをわざわざ説き伏せなきゃなんないの?
それが人にものを聞く態度か?
自分で情報を集めて、自分で判断しろ。
だったらDVD待ちなよ。
蛇イチゴよりはもっとずっと引き込まれるような展開にもなってるけどね。
>>785 カンコックはどうでもいいが
有楽町のシネカノンでも上映してほしかった。
明らかに上映館が少ないよなぁ。
今日観ようと思ってたけど、行ったときには次の次の回までほぼ埋まってたので他の観てきちゃいました…。
夏休みの映画の日の単館系を甘く見てました。
しょうがないから近いうちにチケ屋で前売り買って観ます…。
渋谷CQNだったら水曜日は千円だよ。混んでるから早めに行かないと満席に
なっちゃうけど。
794 :
名無シネマ@上映中:2006/08/01(火) 21:49:47 ID:ltXsinWi
俺もせっかく近くまで行ったから寄ってみたけど、混んでて観られなかったよ
見てきますた。@千葉
めっちゃ小さい劇場で、ほぼ満席。
自分はおもしろかったな。演出も上手だったと思う。印象に残るシーン多いし。
さすがに香川は演技、上手いな。
みてきたよ。
今年のベストになるヨカン。
映画全体、隅々まで神経張り巡らせてますね。
単純に飽きない。
心に残った。
あと、会場の一体感に感動した。
映画中の空気を感じる位、シンとしてた。
個人的に、兄と弟の境遇?(兄田舎、弟上京…その他)
が、
まんまだったりして、観てて辛いもんがあった。
797 :
名無シネマ@上映中:2006/08/02(水) 08:30:58 ID:QzEM13S3
誰も書いてないから俺が書く
中出しした弟が悪い
>>797 そうかもしれないけど
決定的に誰が悪いというわけでもないのに
こんなことになってしまったのがなんだか切なかった。
>>797 微量の精液って言ってただろ。
お前、外でも完璧な避妊はできないって知らない年でもないだろうに。
800 :
名無シネマ@上映中:2006/08/02(水) 14:43:58 ID:RUWlfpow
オダギリに中田氏したい(;´Д`)ハァハァ
うわ、あんなことまで暴露されるのかと思って怖くなったよ
昨日観て来た。
映画の日だったからか、人が多かったな。
なんか観終わったあとモヤモヤした。
日本映画らしく地味で暗かった。
そして、兄が怖っ!と思った。
邦画はあんまり観ないけど、これはなかなか面白かった。
803 :
↑:2006/08/02(水) 19:12:41 ID:Qu1dARjD
あんまり観ないくせに日本映画が地味で暗いってのは何でわかるの
>>774 自分も猛に感情移入した・・。んでかなり感動した。
多分それは自分も兄のああいう現場を見たら、見てなかった風な演技とかして
自分の保身に走ると思ったからなんだよな。
だから実の「お前は人殺しの弟になるのがいやなだけ」ってセリフがグッサリ来た。
ただ評価がわかれるのもわかる。だからこそ「ゆれる」なんだろうな。
監督がパンフで「映画は観た後それぞれの人の解釈で想像すればいい」
みたいな事書いてるし、そういう映画なんだろう。と思う。
とチラ裏スマソ。
>>799 一日経ったから「微量」になったんと違うの?
てか、避妊するならちゃんとゴム使うって知らない年でもなかろうに‥‥
アンチってプライドが高い。
嫌いなものを批判する時にだけ、模範的な人間に成り下がる。
809 :
名無シネマ@上映中:2006/08/02(水) 22:24:25 ID:r595tbOS
ヴィム ヴェンダースのParis Texasみたいじゃなぁい?
映写機が出てきたところと、
道路をはさんで反対側の歩道から語りかける場面。
この女性の監督はヴェンダース好きなんだよ、きっと。
誰か、そう感じなかった?
810 :
名無シネマ@上映中:2006/08/03(木) 00:24:02 ID:z/ekxByq
今日朝イチで新宿武蔵野で見た。
その後、昼過ぎから「出口のない海」の試写見て、レイトでゲド戦記見たんだけど、
何かオダジョーの弟よりも香川の兄貴の方が南方の潜水艦に乗ってたり、魔女の子分になったり、
弟よりもずっと波乱に富んだ人生送ってるじゃん。何で僻むんだよと、現実と映画の区別がつかなくなった。
それにしても香川照之出すぎ。これだけ同時に色んな映画が公開されてるのに「ゆれるが一番好きです」
とか言っちゃうと、後で問題が起きないかと心配したり。
猛の性格上、律儀にゴムするような男とは思えない。
微量は外出しだね。
>>809 自分はショーン・ペンが監督した「インディアン・ランナー」を思い出したよ。
これも兄弟心理の葛藤モノで、演技のぶつかり合いが面白かった。
兄貴は真面目、弟が自由奔放。
だけど、こちらは真面目な兄貴から見た視点だった。
兄弟が幼い頃の8ミリ映像(西部劇ごっこをして無邪気にはしゃぐ)もあって、
この監督、ショーン・ペンが好きなのかな? と思った。
今日新宿に30分前に行って席残ってるかな?
>>813 新宿はきついんじゃないか・・・
立川オススメ。本当に余裕で入れる
815 :
216:2006/08/03(木) 22:55:45 ID:DZpvVUXC
>>809、812
なるほど。まぁ映画監督だから色々な映画見てるんだろうな。
日本映画の未来は明るいよ。
無理して韓国みたいな、KCIAや軍隊を舞台にしたハリウッドもどきなんて
作らなくていいよ。角川春樹あたりなら懲りずにやるだろうが。
この映画を、暗い、結末があやふや、とか言ってるのは、
はっきり言おう、アホだよ。
816 :
813:2006/08/03(木) 23:18:47 ID:XPkz3M56
>>814 結構ぎりぎりでしたがなんとか入れました。
立川だと交通費かかるけど新宿ならかからないもんで。
ついでにちょっと感想。
最近の邦画の勢いを感じさせてくれる作品でした。
30代そこそこの女性監督が撮った映画とは思えない完成度だった。
展開としては淡々としてるのに全く目が離せず飽きることもなかったのは、
脚本と演出のうまさのせいなんだろうなぁ。
それと同時にオダジョと香川二人の演技も際立ってた。
この二人じゃなかったらここまでの作品になってたかどうか。
あと新井浩文ちょっと丸くなったような。
髪型に違和感があって最初気づかなかった。
817 :
名無シネマ@上映中:2006/08/04(金) 01:34:49 ID:MvOtSoqv
兄の手首の傷についての結論をだれか語ろうよ。
818 :
名無シネマ@上映中:2006/08/04(金) 08:34:06 ID:bRi70/K7
智恵子が落ちた時についた傷
819 :
名無シネマ@上映中:2006/08/04(金) 15:25:12 ID:6uqWzv/F
サントラ買ったけど、一曲目
(エンドロールで流れてるヤツ)聴いたら泣けてくる。
てくてくてくとぉ〜家に帰〜ろぉ〜♪
821 :
名無シネマ@上映中:2006/08/04(金) 21:23:48 ID:X+ShKpZ0
このスレ終わったら、次スレは
【ゆれる】 美人監督・西川美和 【蛇苺】
がいいな
>>821 そこをセールスポイントにするのは恥ずかちぃ
最高の盛り上がりはヒゲダンスのシーン
観てきた。
完全に皮膚感覚の映画だった。
これを分かる人と分からん人で大きく分かれてしまうと思う。
洞察しながら見るのが好きならものすごく楽しめるんじゃないかな。
スクリーンの向こう側で流れる心理的な流れのぶつかり合いがすごい。
本当にこっちの心が痛かった。女はこういうの黒いの描かせるとやっぱり強いな…
とてもねっとりとしていた。
ただ一点気になった所、というか演出?があるんだけど
「序盤の猛の心理状況と後半の行動になんとなく齟齬を感じた人はいませんか?」とだけ書いてみる。
どうだろう、俺は猛はもっと、いろいろ仕掛けてると感じてしまったんだけどなぁ。
825 :
824:2006/08/05(土) 00:10:39 ID:7Gkdv/f0
今読み返すとなんかレトリックがおかしい部分がありますが勘弁して下さい。
結論的には、メッチャクチャ面白かったですよ。
久々に心がひりついて、カタルシスを感じられて、
今まで意識していなかった自分の人生を感じさせられる、よい映画でありました。
スレ読むと感情移入する方が兄:弟で完全に分かれますね。
どっちが正しいとかはないと思いますが、
自分は完全に弟側です。現実にこの世界の真っ只中にいるような感じです。
だから最後の再会を、自分の中で昇華し切れぬままです。
涙だけが流れましたが。
グダグダと長文すいません。面白い映画でした。
今日レイトショーで見てからこのスレ除いてるけど、腕の傷の伏線には
あまり留意しなかったのでスレの考察見て改めて色々考えてる。
自分は、オダギリはそれが偽証だという自覚を持って
あの証言をしたんだと思ったよ。
事件〜裁判を経て、兄が自分をホントはどう思っていたのか(香川が
オダギリに対して、愛だけではなく色々な暗い感情を抱いていたこと)を知り、
兄を愛し尊敬していた(あるいは愛し尊敬していると思いこんでいた)オダギリにとっては、
兄弟間にあった、良い思い出を積み重ねてきた幼い頃からの歳月が
根底から叩き壊されたように感じた。
そのことへの復讐があの偽証なんだと思った。
827 :
名無シネマ@上映中:2006/08/05(土) 04:30:17 ID:TUWhgW3v
>>826 たぶんオダギリはっつーか、猛は、忘れてるんだと思うんだよね>兄弟間にあった良い思い出
兄は覚えているかも知れないが、弟はたぶん忘れているだろうと思っている。
だから「俺、あの橋渡ることなんか平気」だとかいう台詞が出てくる。
8ミリフィルムは兄が弟に覚えておいてほしかった兄弟の原点。
しかし弟はそれを物の見事に忘れてしまっている。
オダギリが兄に昔の兄に戻ってほしいっていうのは、一種のアイロニーで、
兄が弟を思っているほどには弟は兄のことを、たぶん覚えていない。
腕の傷も、弟は兄なら人を助けるために自らを傷つける人という真実を無視して、
忘れてしまって、だからその腕の傷を見たことを忘れることで、兄を陥れることができる。
ということじゃないかと思ったんだけど。
>824
兄はずっと同じところに留まってるから(住所も頭の中も)、
良い思い出を何度も反芻してその世界で生きていた。
弟は刺激強い東京に住んでるし、忙しくて兄や家族のことを考える暇も無かった。
事件が起こって、改めていろいろと考えたということではないの?
829 :
826:2006/08/05(土) 08:25:01 ID:V34BEPb6
>>827 一読して一瞬意味がつかめなかったんだけど、
読み返したらよくわかったよ。
猛は事件を通して歪んでしまった兄弟の関係を、
真実(裁判時点での猛にとっての)を証言することで
それを正したい(過去の関係を取り戻したい)と願った、
けれども実際は、ふたりの人生において、
より深く兄弟の思い出を心に刻んでいたのは
むしろ兄の方だった(そして猛は自分の錯誤に、裁判後ようやく気づいた)
ってのが827のいう「アイロニー」だよね?
なるほどと思った。俺の解釈が間違ってたらごめん
>>828 や、そういう事ではなくて。
「猛は橋の上で何が起こったのか一部始終見ていた」
という前提だと思っていたんです。
真実を知るのはこの世界では兄と弟二人のみ。
弟は事件の後そのまま、兄も突き落としてやろうかと言わんばかりの
憎しみをもって橋にかけ戻る。
そこで、思いつく。
−知らない振りをしてこいつを試してやろう。「よお、なにやってんの?」
あるいは、兄に対しての憐れみか、
唯一自分をかばう存在である彼を失うことで断ち切られるものを恐れたのか。
ともあれそれは兄の一番汚い部分を抉り出し、自分が精神的な優位に立つための行動だった。
とにかく、はじめから猛は「何らかの意図を持って」稔をかばってたんだと思ったから
(いわばかばう事自体が復讐であり、稔を試すことだった)
裁判の最後の局面は、はじめから予想できたもっとも単純な結末だったし
その間ゆれにゆれた猛の心理をみていると、
どうやら自分の考える前提は間違っていたようで…ここで違和感を感じてしまったのです。
みんな深く考えてるな。俺、もっとアッサリと思ったんだけど。
弟は家族とか故郷とかのしがらみを捨てて自由に生きてる。
それを背負ってる兄には、兄だから当然だろって思ってる。(薄っぺらい感謝の気持ちはあるかも知れんが)
兄は弟を羨ましくも思いつつ、それを口には出さず、兄としての責務を果たしている。(ま、そういう性格なんだろ)
今までは暗黙の了解で、それなりに上手くやってきてたんだな。
で、女まで弟に取られた兄がカッとなり突き落とす。
女のことを好きでもなくどうでも良かった(正直、邪魔だったかも知れんな)弟は、兄をかばう。
(一応、兄だし、今まで通り、家族の面倒等、自分が煩わしく感じてることを背負ってもらいたいし)
で、兄はそんな弟の気持ちを感じつつ、今まで通りの兄を演じるか、自由になるか「ゆれる」、と。
結果、弟がキレ、兄は刑務所へ(兄は弟から押し付けられた役割を離れ、自由になる)
最後の笑顔は、俺もお前と同じ自由になったぞ。お前の望む兄ではないぞ。
父親とかスタンドとか、もう知らね、ってメッセージだと。
脚本、演出ともに未熟さが目立った。
今日見てきました。てっきりホラーなんだろと思い込んでいたので、観てみてびっくり。
映画的な楽しみに満ちた傑作だと思います。俺は男兄弟が居ないので、兄弟間の確執
のようなことはリアルには知らない。けれども弟、兄、それぞれの人間像のようなものが
はっきりと伝わってき、またドキっとさせられる怖さも突きつけられる。非常に緊密に、手を
緩めることなく厳しく描ききったところが見事。
かつてなくリアルに再現された法廷シーンが見事。細かいところで敢えてケチをつける
なら、蟹江敬三さんの弁護士バッジは金メッキがかすれて鈍い銀になっていればもっと
現実味があった。あと、検察側の風呂敷包みの書類がもすこし分厚かったらなおリアル。
しかし何より木村祐一のキャスティングが凄い。
音響効果がややあざとい気もしたけれど、効果的だったのでマル。テレビで観ると音響
も含めた演出効果が色あせてしまいそうな気もするので、映画館で観られて良かった。
なぜか、70年代のアメリカ映画に似た感覚を抱いた。オダギリジョーの眼の光が、なんと
なくアル・パチーノに似ていると思ったからかな。
834 :
名無シネマ@上映中:2006/08/06(日) 01:00:07 ID:F/+Lx0FH
>>832 同意。なんか青臭かった。特に後半。
これもし知らないで見ても「監督が若いんだろうな」ぐらいは感づいたと思う。
優しく地味な兄とイケメンで派手な弟とか、田舎と都会とか使い古された題材だし。
監督はたぶん本当に映画が好きで映画ばっかり見てて映画の世界だけで生きてるんじゃないかね。
もっとノンフィクションとかドキュメントとかも見た方がいいよって大きなお世話なことを思ってしまった。
そして本当に映画が好きで映画ばっかり見てて映画の世界だけで生きてる映画ファンが見て感動する映画なんじゃないだろうか。
テレビドラマとかいろいろ幅広く見てる人にとってはあまりおもしろくない映画だとと思う。
もっと周辺の人たちも活かして、さまざまなエピソードを
取り込むことで見えてくるものもあるのに、
ずっと主演の二人の心理ばかり追っててさ、
2時間もかけて描くほどのものかねと思ったんだが…。
どーしても弟が兄に7年背負わせるのが納得いかない。
なんかあんまりじゃないか。
兄が弟をぶちこむならまだわかるんだが。
>>834 うんうん、言いたいこと分かるなぁと頷きながら読んでいたら
最後の一行で背負い投げかyo
>>836 面会行ってあんなこと言われたら普通庇う気なくなるでしょ
>>836 俺もそう思った。7年は長すぎる。
兄が刑務所に収容された直後に、
弟は自分が間違っていたことに気付き、
もう一度裁判をやり直すよう働きかける、
というふうにできなかったのだろうか?
オン・ザ・コーナーのレコードジャケットを見せておいて、
その後のチープすぎるジャズファンクに萎えた。
>>836・839
弟は自分が間違ってたというより、兄を信じようとしてなかったということに気付いたんだよ。
実際、兄が突き落としたかどうかは、映画ではわからない。
真実は人の心の中で揺れるもので、弟にとっての真実が変化したということ。
>>839 裁判で嘘言ったのなら、弟も偽証罪でしょっぴかれるよ。
裁判の場での偽証は立派な犯罪だ。勘違いでした、では済まない。
偽証じゃないし。
その時は見たままを言った。
でも、解釈が変われば違うふうに見えるという怖さ。
実際の目撃証言でもあるだろう。
>>843 偽証じゃん。
裁判は嘘言わないことを宣誓させられるし、見てもないことを推測で言ってはいけないんだよ。
自分の記憶にあやふやなことは言ってはいけない。警察の尋問とは違う。
解釈が変われば違うように見えてしまうことを、確信を持ったように言うのは既に偽証。
法廷物の部分はなんか理屈合わないんだよな。
だからもやもやが残りまくり・・・。
解剖もあそこまでやるなら爪の間の皮膚だってDNA鑑定するだろうし。
いや、偽証じゃないよ。
証言台で宣誓した時は、自分の目撃した記憶は
証言したとおりだと思ってたわけだから。
猛は橋の上のやり取りを稔が突き飛ばし「落とした」ととってた。
その際のもみ合いで稔の腕に傷がついたと判断したから、まずいと思って
智恵子が勝手に転落したと稔に偽証させようとしたんだよ。
847 :
名無シネマ@上映中:2006/08/06(日) 15:51:28 ID:+gIYsNN3
>>840 がいいこと言ったぞ。ほんと音楽センスのなさには、まいるす!
最初から兄ちゃんを信じてなかったくせに
弁護するのに一生懸命になってみたり、
そういう弟見て嫌になって兄が「毒吐き」するに至る
兄を弁護するのに一生懸命だったのは、実は兄や家族のためではなく
自分に不都合が降りかかるのが面倒くさくてやってるわけで
(そういう自分の気持ちに全く自覚のないのが猛ではあるのだが)
人のことを心配してあげてるようでいて
実は結局自分のことしか考えてない、
そんな人間の身勝手さみたいなものに突然気付いて、自己嫌悪に陥って
西川監督はこの脚本を思いついたんだよね
849 :
839:2006/08/06(日) 19:10:55 ID:Z8Kns/vW
>>841 俺が書いたのはそういう意味じゃないんだが...
>そんな人間の身勝手さみたいなものに突然気付いて、自己嫌悪に陥って
なんだかな。そんなこと今さら気付いてんのかよという気がするが。
で、この映画はそれをいちばん言いたかったってことなわけ?
違うよね? まさかそんな単純じゃないよね?
>>841 もしかして映画観ないで言ってる?
じゃ君はこの映画を観て、どういう事を感じた?
853 :
名無シネマ@上映中:2006/08/06(日) 20:14:44 ID:Z9t9YRi3
美和作品はカリフラワーズだらけ
854 :
名無シネマ@上映中:2006/08/06(日) 20:53:12 ID:1omilrvV
>>842 それについては、正直、西川監督はお手上げだったらすぃ。
脚本の段階で監督がスタッフから5回ダメ出し食らってもOK出なかったのは
弟が「裁判で証言」しながら「後で気づく」っていうとこ。
そのどっちかを脚本の段階で何とかしたかったって某ブログに出てる。
ぶっちゃけ弟には意図的に偽証するだけの理由があるから「ヤバい」わけだけど
それを描かなかったら「ゆれ」なくなるしね。
そこでそもそもこの映画の意図は破綻してるんだよ。
まぁ大入り満員だからいいんじゃないのw
>>851 ま、この監督の作為レベルは大体そのへんでしょ。とにかく単純明快過ぎないか?あの割り振り設定。
いや違うってんならもったいぶらずに先ずアンタがその複雑なところを書いてみてよ。言っとくけど心オナニーは御免だよw
>>855 それがわからないから、ここを覗いてるのさ。
もっと別の大きなテーマがありそうな気配があるのに、それが見えない。
弟が発言を翻すあたりからの流れに「必然」が欠けてる気がするのだが。
857 :
834:2006/08/06(日) 21:52:56 ID:58V88Xdn
うむ。
やっぱこの監督は映画の世界に閉じこもって生きてる人っぽい。
映画を浴びるようにたくさん見ることで世の中を知った気になってるけど、結局は映画の世界しか知らない。
周囲にいるのも映画マニアばかりだから自分が偏ってることに気づかない。
そしてこの映画も映画マニアによって絶賛されてるから「それで良し」で終わってしまう。
はっきり言ってこの程度の痛い話なんてフジの「ノンフィクション」とか見るともっと凄い痛くて人間の身勝手さや
理不尽さを思い知らされる話なんてゴロゴロあるよ。
映画のことは良く知ってるかもしれないけど人間のことを知らなすぎる気がする。
これから先、日本映画はますますこういう井の中の蛙的な人達の閉鎖的なコミュニティになっていくような気がする。
このスレでも良く見かける「俺は映画を年間何百本見てるんだぜ」的な、手当たり次第に映画ばかり見てる人がエライ
みたいな風潮が映画好きの間にある限りどんどんそうなる気がする。
大切なのは数多く見ることよりも映画から何を学び、自分の人生にどう取り入れるかということだと思うんだが。
858 :
834:2006/08/06(日) 21:53:58 ID:58V88Xdn
間違い
このスレ→この板
>>851 別に作品にしたいと思ったきっかけとしては何らおかしいことではないと思うが・・・
自分はもっと複雑で凄いこと考えてるって言いたいってこと?
考えてても作品に出来なきゃ意味ないが。
860 :
名無シネマ@上映中:2006/08/06(日) 23:31:18 ID:iIjWFSJd
>>857 結局、登場人物の心の内、背景などをナレーションで説明されないと理解できないんだろ。
理解できない=バカだと思われたくないからと言って、理解できる人を映画マニアに仕立てあげなくても...。
>>854 んじゃぁ、「裁判で証言」と偽証については一応クリアしたんだね
「後で気づく」の部分で不満のあるレスはここでも時々くるけどね
>>860 その心の内やら背景やらを理解しようとすると
オナニーになっちゃう映画なのよ。
863 :
名無シネマ@上映中:2006/08/06(日) 23:43:17 ID:iIjWFSJd
>>862 どんなオナニー映画になるって?
ちゃんとした文章で表現を。
調べろと言われそうだけど、弁護士って被告の血縁者でもできるものなの?
社会を巻き込む形の社会的な事件でもなく、田舎のいくら野外とは言え密室に近い感じで
第三者的な目撃者もいなくて、弁護士まで身内でものすごい狭っくるしい裁判だ。
田舎で起きたとても個人的な事件の裁判の有り方ってあんなものなの?
>>863 想像の余地がありすぎる。もしくはなさすぎる。
このへんはうまく説明できないが、
なんとなく、兄弟の見えない確執をテーマに、思いつくことを
並べたって印象。それも凡庸すぎる。一つ一つすべて凡庸。
見終わって、だから何?としか感じなかった。
>>864 > 調べろと言われそうだけど、弁護士って被告の血縁者でもできるものなの?
出来るか出来ないかで言えば、出来るよ。なにしろ本人が自分で自分を弁護しても
構わないくらいだから。大抵それは現実的で無いから、その道の専門家である弁護人を
立てることになるんだけど、血縁者はNGとか法的に規定がある訳ではない。
むしろ、民事の場合に、例えばガススタンドの経営について損害を出したとか何とかで、
あの兄弟が賠償を巡って争ったとして、どちらもオジさんを自分の代理人に立てようと
したとか、弁護士であるオジさんがたまたまスタンドの経営に深く関わっている立場でも
あったとかすると、利益相反行為という事になって、それは許されない。
だから立場を理由とする制限はあり得る。血縁は、この場合「立場」には含まない。
>>857 オレは「すべての映画は御伽話」だと思っているから、制作者が「映画の世界に閉じこもって生きて」いてもらって何の問題もないなw
ひょっとして、いわゆるリアリティの話をしたいのかな?
映画におけるリアリティが「映画的リアリティ」であることくらい分かるよね。
SF映画にもリアリティを求める観客もいるのだから、本作のような現代劇に求めるのも当然かもしれないが、
「所詮」映画とは、観客の頭の中にある「気持ちのいい話」をほじくり出すものでしかないのだから(とオレは思っているが)、本作にノレない人がいてもしょうがないよね。
>>865 オレは、この映画は「兄弟の見えない確執を」ネタにして、演出をテンコに盛り込んだ意欲作として楽しめたな。
乱暴に言うと、ストーリーはどうだっていい。だって、監督は謎を謎としたままで放り出しているんだもの。
だから、ストーリーを追っかけて「だから何?」って思ったというのは理解できるけど、本作が楽しめなかったとは残念でした、と言うしかないな。
「嫌われ松子」みたいな画面のデコレーションもいいけど、本作みたいに演出・伏線でデコレートされた作品もいいもんです、というのがオレの感想。
>>867 それはこの映画の擁護レスのつもりなのかな?
俺はノレたからいい映画、とか主張するなら
ノレなかった人にとっては駄作だ、としか言いようがない。
ノレなかった人を説得して「これは実はいい映画なのかも」なんて言わせようとは思っていませんよw
「ノレなかった映画は駄作」それでいいと思いますけど。
ノレなかった映画は、後でいくら説明されたって「つまらんものはつまらん」でしかないですよね。
理屈じゃないです。
あ、理屈を言うのも映画を観る楽しみの1つなのは分かりますよ。
だから掲示板が繁盛するわけですからねw
870 :
たける:2006/08/07(月) 11:02:35 ID:oP1TpCMF
>>869 古池やぁ〜かわず飛び込む水の音ぉー
と、日本が世界に誇ってもよい、短い言葉での表現、
俳句
も、ヴァカなアメ公や侘びさび理解できないヤツにとっては、
んで、それからかえる(かわず)はどうなったの、んで?それで?
としか反応しない。
それと同じですよ。
何百年生き残った有名な俳句を例えに出すとはw
この映画、内容の割に評価が高すぎるので、
つい欠点をあげつらいたくなる。
完成度は低いんじゃないの?
失礼。香川はじめ役者の演技は別。
>>871 欠点というより、映画の表面しか理解できない人には、「何で猛は最後にあんなことを言うんだ!」
「弟のせいで7年も稔が投獄されて、人生台無し」とかしか感じれない。
やっぱ人間の感性の後退だと思うよ。そういう人たちは。凄くもったいないと思う。
一緒に観た友達と映画について論議した久々の映画。凄くワクワクした。
猛が母親の一回忌に帰省する時(ガソリンスタンド到着するまで)と
猛が智恵をウチに送るときに流れた、女にモテる、仕事は順調、センスのいい車に乗ってるという
慢心さを表しているかのような音楽はとても面白かった。
映画も、役者も最高。新宿でみたんだけど、本当に老若男女の客層にビックリした。
もっと若い女性中心だと思ってた。すごくバランスのいい理想的な客層だった。
>>873 私は地方ですが、客層と上映後の雰囲気には少し驚かされました。
女性二人組、男性二人組、男性一人、女性一人、年齢層も10代から70代までとにかく全層って感じでした。
上映中も上映後も、誰一人言葉を発せず、じっくりと見入って、
席を立って歩きながら自分の中で咀嚼しているような雰囲気だったな。
そういう雰囲気を醸す映画って昨今あまり無いように思う。
私は悪意を良識でくるむ人は怖いな、と思いました。色々思うことはあるけどとりあえずうまく言えないんで。
観てきた、町中の箱だったからもしれないけど
平日の昼なのに50人ぐらいの入りでビックリした。
終わった後一緒に観た連れが
「で、結局のところ突き落としたの?しなかったの?」
って聞いてきて、マジガッカリした。
ま、普段はハリウッド製のハデなのしか観ないヤツだからいたしかないか・・・
しかしオダギリの目つき、凶相がさらに悪化してたなw
>>873 何でも人の理解力のなさのせいにするなよ。
むしろこの映画は余計な部分がありすぎると思ってるんだから。
>>876 >この映画、内容の割に評価が高すぎるので、つい欠点をあげつらいたくなる。
その欠点をあげつらいたくなる自分の人格をまず疑うことからはじめないと。
自分の感性が鈍ってることも気づかない。
>>875 香川が真木突き落とすシーンをあれだけはっきりと描くと
(その後の、実は突き落としていないシーンと合わせて)混乱してもおかしくないだろ。ずいぶん上から目線だなw
ハリウッド系でなく欧州系ってのは同意
7年間服役してる間、何も変化(成功も衰退も)せず
映写機を見た瞬間大きな変化(真実に気付き心がゆれ動いた)をした
これが最大の見せ場になるのかな。オダギリ目線でいうと
自分はオダギリ的な立場にいるせいかも知れないけど
地元から出てった人間の冷たさみたいなのをつきつけられて、もやもやしたす。
兄ちゃんが全部地元で背負ってくれてることにもっと
負い目とか申し訳なさとかなかったのかなぁとか、
(あったら面会で傷つくようなこと言われてもしゃあないと思うはず)
なんで目覚める(?)までに7年もかかったのかなぁ、とか。
>>878 オダギリ、衰退してる気はしたけどな。部屋の感じとか。
>>878 いや、その解答を考えることで観てる自分もゆれるのを実感するのがこの映画のキモじゃないの?
短絡的に考えるのをめんどくさがって直ぐに解答を求めるのにガッカリしたのであって。
「アンタ的にはどっちだと思う?」とかそういう聞かれ方なら同じ質問内容だとしても大歓迎だったんだけどね。
つーかヤツ途中で寝てたみたいだし
好みじゃない邦画なんかに付き合わせてスマンかったという気持ちで一杯。。。。
>>855 言いたいことは何か、とか描かれていることは何か、と
単純化してわかりやすく説明して欲しい人には向かない映画かも
>>879 >兄ちゃんが全部地元で背負ってくれてることにもっと
>負い目とか申し訳なさとかなかったのかなぁとか
そりゃあったでしょ。
だから兄を慕っているんだし、自分にないものを持ってる兄を誇りに思っていた。
弟としては、兄がそうやって頑張る自分に誇りを持ってると思ってたのに、
弟への嫉妬丸出しにして、弟の兄への敬意まで否定したからショックを受けたのでは?
立派な兄としてしか見てなかったから、激しい妬みを腹の底に抱えていたのを知ったり、
嘘をついたりするのを見て、兄が変わってしまったと思ったんだよ。
だから、元の兄を取り戻したい、変わってしまった兄は罰せられるべきだと。
立派な兄としてしか見てなかった、ということはないと思うよ。
実直な兄が、せまい田舎で這いつくばって生きるしかできないのを
どこか無意識に嘲っている弟の目線が、
あのお銚子からズボンにしたたるお酒の雫のアップに
表れていると思った。
>>877みたいなやつがいるから、文句もつけたくなるよねw
ハリウッド系じゃなくて欧州系?
単純化してわかりやすく説明して欲しい人には向かない映画?
そういうレベルの批判ばかりじゃないだろ、ここで出ている意見は。
自分の地元はいまだに‥『近日公開』
早くみたい!!
>>883 そう。無意識なの。
で、7年後に、兄を取り戻すんじゃなかったのか?とか責められて、
弟は、あの時、本当に兄を取り戻したかったんだろうかと考える。
ずっとそう思いこんでいたけど、結果として兄を取り戻していないよな、と。
疑心暗鬼の中で思いこんでしまったことが、霧が晴れるように違う角度から見えてきたり、
その時は明確に感じたり考えたりして行動しているつもりなのに、
自分で気付かないような動機や感情に気付いたりするというのがリアルで
それを観客も一緒に体験させられるようなスリルが面白かった。
887 :
834:2006/08/07(月) 20:34:39 ID:goZutTl6
アクセス規制で亀レスになってしまったが。
>>862 別にナレーションがなくてもいいけどさ、せめて正解はあってほしいんだよ。
監督とか製作側の意図として。つまりこの映画のテーマってこと。
だけどそこがはっきりしない、てかたぶんない。いや、あってもたいしたことじゃないんだろうな。
たいしたことないし目新しくもないテーマを、わざわざ人の死という大事件を持ってきて
オオゴトにして大袈裟に騒ぎ立てているだけ。
人生で言えば特に騒ぎ立てることでもない、普通に誰でも経験して乗り越えてる痛みだろ、ってことを
こんなに大袈裟に深刻にとらえちゃう、「こうなんだよ!」っていかにも自慢げに殊更に突きつけてくるってのは
映画の世界だけに閉じこもってて普通の人生を知らないから。だと思う。知らないけど、そう思える。
さっき「ノンフィクション」を例に挙げたのは、どんなに特殊な境遇の人を取り上げてても、今の時代を
普通に生きてる人なら思いあたるというかどこかしら心の琴線に触れる痛みを描いてたり、淡々としてても迫ってくるものがあるんだよね。
それは誰もが「あーわかるわかる」って頷ける感覚で、日々の苦闘の中からしか生まれないものなんだよ。
それがあの映画からは全く感じられなかったな。登場人物が単なるキャラにしか見えず、誰も今の時代を生きてなかった。
別に「ノンフィクション」が良番組だと言ってるわけじゃなく、人間の描き方の一例として
映画ばっかりじゃなくてああいうものも見て勉強した方がいいんじゃないの?ってこと。
まー当たってないかもしれないけど、そう感じさせてしまう原因があの映画にあったってことだ。
>>884 テーマは何?何が言いたいの?誰が悪いの?
客観的真実が提示されないと面白くない、
みんなが褒めるのが気にくわない、
というレベルの批判に向けてのレスでしょ。
そういうレベルじゃないなら相手することないのに。
>>887 この映画に「あーわかるわかる」どころか、目を背けたいほど心を揺さぶられる人が大勢いるんだよ。
貴方がそうじゃなかっただけ。
貴方にとってはダメ映画。それだけ。
>>878 オダギリ微妙に衰退してるだろ。
最初は、かなり広い事務所借りて人も雇ってたのに対して、
7年後は、あまり広くない自宅兼仕事場(事務所とは言えない)になっとる。
服装も微妙に貧乏臭くなり、新井浩文にファミレスで奢ってもらう有様。
まあ前評判高すぎたわな。
何の前知識もなく見に行ったなら、面白かったと思えるレベルだろうが、
傑作だ傑作だと聞かされて過大な期待をして行ったら、肩透しにあう。
>>887 言いたいことそっくり理解できる。
ちゃんと言葉にしてくれてありがとう。
まさに、そういう物足りなさだ。
>>890 衰退してるんじゃなくて、見栄がなくなったという見方のほうが
キャラ的に正しくないですか? どうでもいいけど。
前評判高すぎというのには同意。
この映画に心揺さぶられる人もいるというのにも同意。
だからといって万人に傑作というわけではないし887の言うことも
分かるんだよなあ。
面白かったが役者の演技にかなり助けられてる映画というのが自
分の印象。
やりすぎと感じる演出もあった。
オダジョーは微妙だが8ミリを見る揺れる視線は良かった。
894 :
834:2006/08/07(月) 21:10:29 ID:goZutTl6
>>873 ここで「感性」という言葉を使うのは間違い。
感性の問題じゃなくて映画に何を求めるかの違いだと思う。
映画に人間や人生を見たいと求める人はこの映画には肩透かしを食らう。
ここで批判を書いている人達はそういうの求めて裏切られた人達なんじゃないかな。
ストーリーにご都合主義が多すぎてとても現実と照合して見れないんだよ。
何も無理やり人を死なせたりしないと描けないテーマじゃないと思うんだよな。
人間の死が単なる事件と感傷を描く為の手段で、痛みが全く感じられないんだよ。
映画を、スクリーンの中で展開される一つの作品として完成度を求め、
音楽とか伏線などの技巧的な部分だけを求める人には最高な映画なんだろう。
映画マニアに受けがいいって書いたのはそういうこと。
>>892 売れっ子だったらマネジャー必要でしょう。物理的に。
見栄とか関係なく。
一定以上の収入あるなら、会社組織にしておいたほうが有利だしね。
登場人物の無意識レベルにまで向き合わされるのが面白い。
隠そうとしているわけでもない、気付いてもいない部分まで晒されるのが。
テーマが欲しいと言うなら、これがテーマじゃね?
人の意識の不確かさとその上でゆれる関係。
深いレベルで考えさせられたり、日常的なレベルで共感したりで満腹。
>>894 >人間の死が単なる事件と感傷を描く為の手段で、痛みが全く感じられない
感傷は描かれていないと思うんだが。人の死に焦点をあてているわけでもない。
人の死の痛みから人間や人生を描く映画はたくさんあるだろうけど、そういう映画じゃない。
人間や人生において、日頃目をそらしている部分に焦点をあてるきっかけとして事件がある。
理屈では説明できない人の心や、死や別れがなくとも日常の中で起こっている喪失が描かれてる。
>>896 感傷が描かれてないからダメというよりは、
誰も真木よう子にまともに向き合ってないから違和感が残る。
真木よう子を通して、兄と弟が兄弟愛だか兄弟憎悪だかを展開してるのは結構だが、
その真ん中にいる真木よう子は捨て置かれた感。兄弟の感情のやりとりのダシにされた感じ。
女である西川美和の、女であるがゆえのミソジニーかねぇ。
>>896 同意。
人間とはこうだっていえるような簡単なものではない
っていうのが、テーマとしてあると思う。
だから見ていても揺れてるし、見終わっても揺れてる。
私は映画マニアではないけど、「ノンフィクション」や「ドキュメンタリー」より、ずーーっと心を揺さぶられましたよ。
>>897 真木は、兄の奥底にあるドロドロした気持ちも理解できつつ、弟に惹かれるという
敏感で賢いけどある意味愚かなキャラで、やっぱり多重的に描かれているというか、ドライに暴かれてる感じ。
あれをただ「かわいそうな女性」としてしか見てない人もいたけど、自分は「あーいるいる」っ思って見てた。
>>896&
>>898 わかる。
登場人物の1つ1つの言動の下にある何層もの感情が見え隠れして
一緒に振り回される感じ。
時間がたってから見える部分もあったりして、映画を観ただけなのに、
実際に体験したことを振り返るみたいな感覚になってる。
自分はドキュメンタリーとかノンフィクション大好きw
>>887 えーと、映画に何を期待しているのか、よく分からんのだが、映画って「特に騒ぎ立てることでもない、
普通に誰でも経験して乗り越えてる痛みだろ、ってことをこんなに大袈裟に深刻にとらえちゃう」のが普通なのでは?
映画のテクニックなんて、あらかた感情を煽るものばかりだよ。
トム・クルーズがアップになって苦悩するシーンで、ロングで引いてご覧よ。「トムもアホくさいネタで何やってんだか」になっちゃうよねw
感情の上げ下げが出来ませんでした、というのだから、ご愁傷様ということですね。
「ビッグ・サウンダーマウンテンよりもスペース・マウンテンの方が面白かったよ」という話と同じだよ。
今度来るときはスペース・マウンテンに並ぶようにすればいいだけの話。
楽しい話も悲しい話も重い話もひっくるめて映画は娯楽。
っていうか、映画にそんなに入れ込んじゃって大丈夫か?
なんか、このスレには重たい系の用語を多用する人が多いようだがw
>登場人物の無意識レベルにまで向き合わされるのが面白い。
そういう映画は五万とある。
だから特別なテーマにはなりえないと思うし、
深いレベルまできちんと掘り下げてあるとは思えない。
903 :
834:2006/08/07(月) 22:07:59 ID:goZutTl6
>>897 この映画の中でちゃんと人間として描かれてる人物なんて誰一人いないけど真木よう子が特にそう。
香川に隠してオダギリと寝た直後に「明日三人で渓谷に行こう」なんて言える女はいない。
しかも車の中では香川と仲良くしてて渓谷についたらオダギリに告白?してる。
あのシーンでも香川の川に入ってのハシャギぶりも不自然でご都合主義。(オダギリと真木を二人にする為だけに・・・。)
全て「都会への憧れ」という一言で蓋して丸め込んでるつもりみたいだけど、見てて明らかにおかしかった。
しかもこの「田舎と都会」も使い古されてて凡庸なんだよな。「兄と弟」はもっと凡庸だけどさ。
>>897 真木の役はある意味超絶悲劇のヒロイン。
兄からみたら身近にいる適齢期の綺麗な娘だから、結婚相手として意識するに十分な存在なだけ。
弟からは元カノとの火遊び。
実の母親は再婚してるし、完全にひとり。しかも田舎。ミゾジ前。
本当に誰からも相手にされてないのはこの人だと思うよ。
真木よう子を通して、兄と弟が兄弟愛だか兄弟憎悪だかを展開してるってのは笑える見解だね。
ダシにされてるってのは言いえて妙だと思うけど。いるんだよ、ああいうダシみたいな女の人。
智恵子が描かれてないって言ってる人は、
ちゃんと白黒つけた法廷映画を望んでた人かなあ
この題材で智恵子まで細かく描いてたらそれこそ第一部第二部とか必要じゃないの
別に映画で裁判の全てを描いてるわけじゃないんだし、
そういった省略は構わないと思うんだけど
確かに田舎と都会、兄と弟の分かりやすい対比は、
いったいいつの時代だよと思った。
田舎が惨め、兄が惨めという先入観を前提とした映画だが、
それって兄みたいな境遇の人たちに対しても失礼なんじゃないの?
907 :
834:2006/08/07(月) 22:17:12 ID:goZutTl6
>>896 >登場人物の無意識レベルにまで向き合わされるのが面白い。
そういうのはちゃんとテーマがある作品の中で人間を描く一環としてやるようなことだと思う。
それ自体をテーマにすえるほどでもないような。実際、それやってる映画はたくさんあるし
そうやって見ても物足りないと思う。もちろんそれは好みの問題だけどね。
>>860とか
>>870とか
>>873とか読むと、ハリウッド映画を見下して悦に入ってるような人を喜ばせる映画なのかな。
煽りじゃなくて純粋に聞いてみたいんだけど、
834がお薦めする最近の日本映画(じゃなくてもいいんだけど)で
「目新しいテーマ」で、「死」(「田舎と都会」「兄弟」でもいいけど)という道具立てを使わずに
「人間の痛さを描いて」しかも「井の中の蛙に陥ってない」作品って何?
構成上の欠点はあるけど、
「痛さを描く」や「井の中の蛙に陥らない」という点では、
ここ数年の中でも、明らかに他の日本映画を凌駕していると思うけど。
909 :
834:2006/08/07(月) 22:25:59 ID:goZutTl6
失礼
>>907で書いた
>>873→
>>875 ハリウッド映画を見下して単館系映画を崇拝してるような感じ。
俺も単館系映画は好きだけど、ハリウッドにも素晴らしい映画はたくさんあるのにね。
そっちのがもったいないよな。
「ゆれる」は本当に何も感じなかった。なんて現実離れした絵空事っぽい映画なんだろうと思っただけ。
>>860で指摘されたように自分がそう感じるのが理解できてないだけだとしても別に恥ずかしいとも思わない。
その程度の映画だと思う。
辛口のみなさんは、男性ですか?
彼氏がすごく見たがった映画なのに、私のほうが感動してしまって・・。
やっぱり監督が女性だからでしょうか。
>>910 どしたの?急に。
議論続行不可能になったから、感情論に訴えようとしてんの?
女なら尚更、真木よう子のぞんざいな扱いが気にならないかねぇ。
日本映画じゃないけど、例えば「クラッシュ」。
あれは群像劇だし、比べるのにちょっと無理があるかもしれないが、
あの映画はそれぞれの人物の出番が少ないのに、無駄なシーンが一つもなく、
見事に背景を膨らませて描いていて、まったく異なる境遇の一人一人に
共感できるところがある。
どっちの映画も、頭でっかちな感じは否めないが、
人間の無意識レベルを描いた映画としては、クラッシュのほうが遙かに秀逸。
>>911 どしたの?って? どうもしないけど。
智恵子はよく過不足なく描かれていると思いました。
亡き母の人生や、智恵子の母の存在もしかり。
どなたかの、「女性監督がゆえのミソジニー」というよりむしろ、
女性への妄想のない冷静な視線があると思います。
ほれほれ、絵空事についての話なんかしていないで、NHK特集でも見れ。
硫黄島のドキュメントやってるよ。
年末のイーストウッド作品の予習でもしたらどうか?
915 :
834:2006/08/07(月) 22:48:35 ID:goZutTl6
>>908 別にそういう何もかもこの映画の俺が批評する部分と対照的な作品があって
具体的にそれと比べて駄目だと言ってるわけじゃないよ。
でもさ、例えば「寅さん」でも「トラック野郎」でもこれと比べたら痛さを感じるよ。俺はね。
なぜならちゃんと登場人物が人間で、自分の意志や感情で行動してその結果として映画ができあがってるから。
この「ゆれる」はまず台本の都合通りに人物が動かされてるだけじゃん。
あと「井の中の蛙に陥らない」だけどさ、この映画を擁護する人がハリウッド映画を見下してるわけじゃん?
日本人で映画を見てる人の多くがハリウッド映画を見てるってこと考えると、
そういう多くの人向けじゃないって時点でもう「井の中の蛙」って言われても仕方ないんじゃないの?
俺が最近見た中で一番好きな映画は「メルキアデス・エストラーダの三度の埋葬」かな。
死を描いた映画だから質問の答えにはなってないかもしれないけどさ。
あの〜ちょっといいですか。
これって確かに最近の邦画としては新鮮な切り口なのかもしれませんが。
この映画を傑作だといってる人たちは、古い日本映画とか観たことありますか?
脚本、心理劇としての役者の演技力、さらに音楽。のみならずこの作品には全く欠落している映画として観客に訴えるテーマ性まで併せもって。
すべての完成度で軽くこの作品を凌ぐものなんて過去の邦画にゴロゴロありますですよ。
あり過ぎてタイトルを挙げるのも憚られるますが、とりあえず一例として「切腹」とでも書いておきます。
文学の世界でも綿屋や金原が芥川賞を獲る昨今ですから、映画も右にならえでこれが傑作扱いってのはまさに時代の流れでしょうかね・・・
低予算だけれど市井に生きる人々の日常心理をコマゴマと切り取ってそのゆれる心オナニーを映像化。
これ、日本映画のひとつの王道でした。
その伝統芸の中で、アマタある名作を押し退けてこの作品が傑作だなんてのはまさに笑止千万ですわ。
ま、06年の今、60年代のファッションを新鮮でカッコイイというのもアリってカンジなんでしょうか?
この道は、いつかきた道〜♪
>>916 な〜るほど。
今度から映画館で邦画を観て感動したら、その足でツタヤで60年代のビデオを100本借り出して観て、それでも感動が薄れなかったら2chにカキコするようにするよ。
なんだか誰が誰を見下してんだか分かんないね、此処。
「兄を取り戻す」っていうのは
無実側に取り戻すことって解釈してたけど
本来の兄(正直で誠実な?)を
取り戻すってことなんだね。
って、本編を観た数週間後にふと思った。
あれ?違う?
922 :
916:2006/08/08(火) 00:11:25 ID:kRMXcueS
>>921 ひとこと、いま話題の邦画だったからです。
私は邦画派なんです。
理由は日本語しか読解できないから。
役者のセリフの微妙なニュアンスや言い回し、果てはカツゼツにまで拘って映画を観ちゃうタイプなんです。
ごめんなさい、そんな理由はどうでもよかったですね。
でも、この映画はある意味期待マンマンで観に行ったんですよ。(それがよくなかったかも)
もちろん海猿や沈没よりは面白かったですが(全然ほめてませんね)
あえて言えば、06公開最新型の邦画としては作品の完成度でもスタイルの目新しさでも「松子」のほうが上だと思いました。
もちろん、両作品とも「古池や〜」ほどのクラシックには程遠いですが・・・w
そりゃあ、増村保造や川島雄三とか、橋本忍、鈴木尚之(これは脚本家だけど)と比較すると、
落ちるのは明らかだよ。
裁判劇の『黒い画集』とか『事件』とか『妻は見た』と比較すれば分かりやすいけど、
「橋の上で何が起こったのか」をはっきり明確に書いていないのは明らかに欠点。
どれも『ゆれる』と同じで、二転三転する「真相」を扱って、
同じ様にそれぞれの言い分が何度も映像化される。
だけど、「事実」は明らかになって、観客が「ゆれる」のは行った「行為」を巡ってのこと。
オダギリ・ジョーの主観映像の何が「嘘」で何が「真実」をはっきりしないから、
前提となる「行為」がボケてしまって、本当に描きたい感情の「ゆれ」がボケてしまっている。
こんだけ「橋の上の真実」でもめるのは、明らかにミスでしょう。
その点では、834の批判には納得できる。
だけど、葛藤を書こうとする姿勢や、エンタテーメントとして提示したいという抱負は、
それこそ橋本忍や増村の流れを継ぐものに思えるけど。
この映画が評価されるのも、そういう作品が望まれていたからでしょ。
欠点はあるけど、人物描写や語り口に『切腹』を生み出しそうな糊代を感じるから、
買いというのは駄目なのかな。
やっぱり同時に生まれる傑作を見たくない?
エンタテインメント性なんてあったか? この映画。
キャスティングなどにそれらしいものを感じたが、
風景の描き方にしろ、どうにも中途半端だ。てかセンスが・・。
過去の名作やアカデミー作品賞と比べられる幸せな映画。
純粋にものすごく面白かった。
このスレ長文多いね。
926 :
名無シネマ@上映中:2006/08/08(火) 00:29:51 ID:sBXWkEIh
まあでも30でこれだけのを第2作で撮れれば
すごいんじゃないの?同世代でこれだけのっている?
過去の巨匠だって30じゃまだ助監とかやってる時期でしょ?
あとは長く作品を生み出して欲しいだけかな。若くしていいもの出しても
続かないって人も多い世界だし。
927 :
916:2006/08/08(火) 00:37:00 ID:kRMXcueS
>>923 うん。
>>834じゃないけど私は貴方に同意する、貴方の言うことには一理ある。
てか、この映画がいきなり「切腹」並みかもと期待しちゃった私は浅はかだった。
次作に期待ってことで。
中○新聞に香川さんのインタビューが載ってました。
「稔、猛、父親とその兄、4人とも離れ離れに生きていく。
人はもとは個である、孤独であるという物語。」
だそうです。やっぱりバスに乗っちゃうんですね…
おぉ、このスレには見巧者の皆さんが大挙して押し寄せてきているのかw
でも、こだわりを持つとストライクゾーンが狭くならない?
オレなんか、こだわりはないは、ラスト近くになると前半の筋はうろ覚えになるは、金髪美人が3人も出てくると誰が誰だか分からなくなるは、で全然ダメだもんな。
映画を観るには欠陥がありすぎのような気もしているが、まぁ、それでも10本も観れば2本くらいは「割と面白い」カンジがしているから、「これでいいのだ」と思うことにしているw
んで、この映画も楽しめたな。
ま、映画なんて、10人いれば10通りのベストテンができるわけで、それでいいのじゃない?
でも、中には批判すると「人間の感性の後退」とまで仰る人もいるけど、それは掲示板でのマナーの問題じゃない?
紛糾を楽しむ趣味なら別だが、もう少し穏便に話をできないものかな?
まぁ、何度も書いたから繰り返さないけど、ストーリーを追っかけてみても、あまり面白味がない映画ジャンルというものがどうやらあって、本作はその1つじゃないかと思うな。
なんてこと言うと、掲示板での話が広がらんかw スマソ
930 :
834:2006/08/08(火) 00:50:32 ID:tzXchohR
>>922 「切腹」凄いよね。映画として見て単純に凄い。
ハリウッド映画を見下したり比較したりしなくても、それだけで見て十分に面白い。
いちいち行間とか感性がどうのとか言い訳しなくても引き込まれるし楽しめるよ。
06年公開の日本映画に限れば俺は「やわらかい生活」が好きかな。
「ゆれる」に欠けてる人間の息遣いみたいなのが「やわらかい生活」には描かれてると思う。
>>926 やっぱりこの年齢って助監やって経験つんでおくべき時期だったんじゃないかな。
芥川賞と同じで若くて女性ってことで話題作りにはなるだろうけど、内容がなあ・・・。
「わかってないのにわかったつもり」的(と俺は感じた)青さがどうもなぁ。
>>913 智恵子の描写が不足してると感じてるのは、どっちかというと男かな?
女は説明されてなくてもあれくらい関係性描かれれば、だいたい想像出来ちゃう気がする
描写が不足してるのはオダギリ
逆に言うと、オダギリの描写をもう少し念入りにやっていれば
もっと良い出来になっていたかと
香川は十分。真木もあれでも不満ない
凄いねこのスレw
演出や脚本が未熟だとか、ミスだとか、監督は経験不足だとかさ…
いやぁ、やっぱり映画ツウのおっしゃる事は違いますなぁ
感心しますなぁ、ホントに…
俺は普通の映画ファンで頭も悪いから今年の邦画1ですわ w
この監督の次回作も期待ですわ
うん、私もこの映画大好き!
でも、
>>929のように批判する人に反論するのは良くないことのようにするのもなんだかね。
このスレを見返しても、批判=正しい意見じゃないよね。特にこの2chでは。
>928
おおっ!中○新聞にそんなインタビューが・・・。教えてくれてありがと。
そうか、やっぱりバスに乗っちゃうんだな。
「最後の1カット」ヴァージョンつきの特典映像の入ったDVD早く出ないかなあ。
断固、兄はバスに乗るべきと思った。
だから、あの笑顔なんだよな。
でも監督はもともと”バスに乗らない派”寄りじゃなかった?
会場の多数決で”乗る派"が多いとわかって「描かないで良かった〜」と言ってたし
937 :
名無シネマ@上映中:2006/08/08(火) 11:47:34 ID:P5xKQDiM
>>935 >「最後の1カット」ヴァージョンつきの特典映像
別にケンカを売るわけじゃないけど、最後の1カットがないことであの映画は完成されているんだよ。
このスレの前の方で書いたような気がするけど、この映画は「決定的瞬間を描かない勇気」を貫くことで、
観客に考えさせるのが目的なんだから。
決定的瞬間を徹底して避けるオシャレイズムにはもう飽きちゃったよ。
「描かないで良かった〜」のコメントが軽いんじゃないの?
勇気を貫いた監督としてはW
思わせぶりに揺らすだけ揺らして、あとは観客にお預けって
安易過ぎない?表現者として。
奪われる者は永遠に奪われ続け、
奪う者は、徹底して奪い続けるというのが現実として、
監督は、どういうスタンスなのかって、やはり単純に知りたいし、
投げかけられたかったなあ。
それも勇気じゃないか?
なんか肩透かしくったような感じなんだ。
940 :
名無シネマ@上映中:2006/08/08(火) 13:33:13 ID:mk3sGPOE
>>939 んだ。ストーリー的解釈は観客に投げてくれていいが、
何を描きたかったという意思は、ちゃんと伝えてほしいものだ。
橋の上での真相はどうだったのかとかラストのバスの通過後をはっきり描いてほしいとか
なんか何でも提示してもらわないから駄目ってものどうなのかと思うけどね・・
納得いかないだろうけどね
ああいう終わり方ってどうなの?
いや別にいいと思うんだけどさ・・・
またこのパターンかと思っちゃったよ。
結末は観客に委ねるみたいな。
アプローチの仕方だから、あれはあれでいいんじゃないかと思うけどな
実際、どっちだろうと考えたし
またこのパターンとか思っちゃった人には納得いかないんだろうけどね
個人的には、ラストはどっちとも取れるあの終わり方でいいと思う
が、橋の上のシーンはオダギリの妄想をあたかも現実にオダギリが見たようにしたのは明らかなミス
妄想シーンの後、オダギリが無言で考えつつ首振るなどして
妄想とわかるようにしなければならなかったな
まぁまだまだ出だしの監督なんだからミスもあるわけで
今回のように重要な場面でのミスが明らかになったとはいえ
他の映画と比べたらけっこう面白い内容に仕上がってる
んー、何がミスなのか・・・
明らかなミスの意味がわからない・・・
ちゃんと終盤思い直いたイメージが出てきてるから
見込み違いだったとわかると思うんだよね
単純に観客にわかりにくいからってこと?
そもそも猛がどう捉えたか、稔がどういう釈明をしたかはあっても
橋の上の出来事の真実がどうだったのかは意図的に描いてないよね
>>909とか、「その程度の映画」のスレにずっと張り付いて頑張ってるのは何なんだろう
>>937・
>>942 同意
>>939・
>>941 この映画が何が描きたかったかというと、真実と思ったものも
人の意識によって変わるってことでしょ?
客観的真実を描かずに、揺れる心によって捉える現実が違ってくるのを
登場人物と一緒に観客も体験するのがこの映画の肝。
だから、ストーリーのオチのようなものを期待したら、肩すかしなんじゃないのかな。
観客を揺らし続けたまま終わるのは、あれがちょうどいいと思う。
Q:
>んー、何がミスなのか・・・
>明らかなミスの意味がわからない・・・
A:
>橋の上のシーンはオダギリの妄想をあたかも現実にオダギリが見たようにした
俺に言わせりゃ製作のミスというより、意図的なミスディレクションだな。
もちろん未熟だったが故に、妄想シーンと現実に目で見たシーンとの差別化が出来なかったというのは必ずとも間違いとは言えないが。
兄がスタンドでチンピラに絡まれたシーン等、音声等の無駄を省く事によって想像力を煽った手法を
橋の上から突き落とす際の弟の視線のシーン(妄想シーン含む)に逝かせたら
確かにもっと感銘受けたのは確かだな。
最後にひとふた言
期待が大きかった人ほど批判的コメントしているような気がする。
無の状態で見た俺は「見て損した」とは思わないな。他の人と褒めるポイント貶すポイントが違うが。
「この手」の映画は「こう」受け取りたかった、って願望が強い人がちらほら?
こうあるべきって気持ちが無意識のうちに強いのかもよ。良し悪しの問題ではないけど。
思い通りに腑に落ちない→「ミス」って。剣呑だわ。
>>946 オダギリの妄想というのは橋上で稔が助けようと腕をつかんだシーン?
>真実と思ったものも人の意識によって変わるってことでしょ?
そうかな。ちっともピンと来ないなあ。
この兄弟ならではの確執をもっと分かりやすく描いてくれないと、
このテーマは生きてこないと思うぞ。
これ以上ないくらい
わかりやすく描いてると思うが
>>953 充分わかりやすいじゃん。
これ以上描き込まれたら面白みが減るんでない?
>>946 >>950 ミスって・・あなた
落ちるシーンで、どれが真実でどれが妄想なんて、
正解はないんだから、はじめから差別化する意図はなかったのでしょう。
>>952 それもだけど、どちらかというと
その前の、香川が真木突き落とすシーン
>>950 ミスディレクション…そっちの方がオシャレな表現だねw
完全同意です
心読まれたようで少し怖くなっちゃった
>>955 真実でなく実際に見た映像なw
ミスディレクションを誘うためあえてそういう手法を取ったた
という意見に目から鱗が落ちた
>>954-955 この兄弟ならではの、だよ。
それがあれば面白さが違った。
どうってことないありふれた兄弟の確執じゃん。
それも兄のセリフで説明させてるのがダサ。
>>958 結局分かってないじゃん。この映画の何もかもが。
そんな劇的な確執を無理やりつくって何が面白いんだか。
ありふれた兄弟の確執っていうが、人間、そんな自分の醜い面って見せたくないよ。
それも一生。
もうさ、スレをもうひとつ作れば?この映画が分からない人たち用の。
この映画に関してはもっと深められるスレができるハズなのに。
信者だけでマンセーレスばかりを繰り返したいとか思ってるあたりが子供。
ま、人生経験の浅い人が、人生を分かったような気になるには
丁度いい映画かも知れんね。
>>958 兄弟の確執がテーマじゃないし・・。
>それも兄のセリフで説明させてるのがダサ。
セリフでしか情報受け取れないのかね。
>>960 うん、もうその解釈でいいよ。
ただ、人生経験が豊かな
>>960はここにいて何がしたいのかが不明だけど。
そろそろ次スレ立てれ
スレタイは↓
【ゆれる】 美人監督・西川美和 【蛇苺】
ところで、美和タンの短編「女神のかかと」ってやばくね?
映像は別にそんなにエロくないけど、設定的に
アメリカだったら、児童性的虐待の傾向のある映画に認定されそう。
大人が女で子供が男でも、あっちはそういう扱いになるらしいからな
http://10e.org/mt/archives/200502/110117_body.php ↑この先生みたいに、もう体は大人の男子と合意でやっただけで
性的暴行罪に問われる国だから。
美和ってショタコン?ハァハァ
>>959 >もうさ、スレをもうひとつ作れば?この映画が分からない人たち用の。
>この映画に関してはもっと深められるスレができるハズなのに。
失礼ですけど、あなたのその物言いからは、とても深い内容のスレなど生まれない気がします。
>>963 お願いだからそのスレタイはやめてもらえませんか?
スレタイは今と同じでいいよ
966 :
名無シネマ@上映中:2006/08/09(水) 01:34:28 ID:J8P87AaP
木村祐一はミスキャストだったと思う。
深い内容の話が出来るほどの映画かよ・・
>967
その程度の映画のスレに何しに来てんのw
>>968 思春期のボンをからかっちゃいけませんぜ。
ゆれる、という映画のタイトルの意味。
観おわった観客の心が、ゆれる。
という意味だとやっと気がついた。
972 :
916:2006/08/09(水) 03:17:23 ID:pcrIGR3r
>>971 乙と言いたいところだが、ひどいスレタイだなwwwww
こりゃゆれるぞwwwww
973 :
963:2006/08/09(水) 03:52:27 ID:UrYckkCB
チックショー!
俺の親切を無視したな!他の、蛇イチゴとか「女神のかかと」とか
今度の「ユメ十夜」とかも、まとめて語れるチャンスだったのに〜
だからバチが当たったのさ、
へ〜ん、そのヘンなスレタイでせいぜい駄弁るがいいさ
美人監督とかつけると腐女子臭がプンプンするから駄目。
なんで監督総合にしないの?
オダジョアンチをそんなに呼びたいの?
ゆれるしか知らないの?
他の映画知らないの?
976 :
名無シネマ@上映中:2006/08/09(水) 05:46:16 ID:UrYckkCB
だろ?
>>975 いまからでも遅くない。監督総合スレ立てて、
「ゆれる」の新スレは削除か放置で落ちるの待つか、にしましょう
977 :
名無シネマ@上映中:2006/08/09(水) 05:48:17 ID:UrYckkCB
建ったから1乙してきた。まあいいや、次に期待してます。ゆれるのスレは荒れ気味なのがデフォってことで我慢するわ。
普通は現在公開中の作品でスレッドを立てるし、
これだけ順調に伸びてるうちは、次スレも作品名で立てるのが妥当だと思われ。
ゆれる以外の話題もしたいというか、出てくる。
監督が同じなのに話題にしたり比較するとスレ違いだと吠えるアホさえいなきゃ苦労はない。
多少は他の話題もいいと思うけど、やっぱりスレ違いなんだからしょうがない
総合スレ欲しい人が西川美和で立てればいいじゃん?
しばらくゆれる単独スレを続けて
後々スレが過疎ったら合流すれば良いよ
いやしかし問題はいかにも失敗なスレタイだけだから。
別にあんまり細かいこだわりはないが、スレタイのせいで知らない人に西川監督の印象が悪くなるかなと。
見てきました@神戸。
割引の日だからか知らないけど9割程埋まっていて驚きました。
感想はもう散々既出なので省略。
パイレーツより確実に見る価値ありだと思います。
確かに是非観て欲しい映画だとは思うけど
だからといってオススメ出来ると言い難い。
やっぱ無難にパイレーツを勧める罠。
海賊もゆれるも好きだ。自由に生きたいとかわずかながら共通点もみつけられそう。
しかし、方向性がかなり違うからなあ。
美和タンのパイオーツがゆれるwww
二人のタイプの違う男の間でゆれるヒロインてありがちだけど好きだ。
男と男の微妙な確執も好きだ。
これは男性にはあまり受けない設定だろうか。
逆ならいいのかな。
しかし私は女は小道具で男メインに話が転がって欲しいので、この映画はまさに期待通りでした。
988 :
名無シネマ@上映中:
上京したいけど迷ってるって友達に行ったらこの映画を見たら背中押されるからお勧めって言ってくれた!期待大なのかな?