1 :
ミントティー:
,'⌒⌒ヽ
/ λ W λ i ヽ
く ゝ` ‐´ノ,,ゝ
( .)~==~)つ
レノ人__人!
(/(/
御機嫌いかがですか?NOIRのChloeが
>>2ゲットです・・・・・。
>1 スレを立てるのは私だったのに!私のはずだった!!
>3 スレはあなたを必要とはしていない。それだけ言えば充分でしょう。
>4 これがあなたのレスか。・・・・・なるほど、つまらん。
>5 すべては過去スレ過去ログに記されています。
>6 答えは・・・・・答えは自分で見つけるように。スレ住人はいつもそう言っています。
>7 私が全身義体化サイボーグとして復活し「魔法先生ネギま!」に登場しているのは秘密です。
>8 あなたは、コピペを、貼る。なんの躊躇いもなく、貼る。
>9 あなたはノワールのエロ画像を失ってしまった。だからそんな顔をするんですね・・・・・。
>10 どうして・・・・・・・・・・どうしてッ!?
>11 嘘つきぃッ!!
>12 ・・・・・・・・・・ノワール・・・・・。
>13-1000 私、
>>2ゲットできて幸せです。
3 :
名無シネマ@上映中:04/09/19 00:19:44 ID:nnnZuPRC
まあ、ということで誰も来ないようだから
1人で2ゲットとw
ところでこの間の「ろくでなし」、銃で撃たれたような演技をする津川雅彦、
最後は本当に撃たれてしまうんだけど、あの3回の場面が凄く重要だと思った。
最初は「おかーさん!!」、2回目が郁子と惹かれ合ってる最中で「あの人に
伝えてくれ・・」、3回目本当に撃たれてしまう淳(津川)は郁子に抱きつく
ように倒れながら何も言葉を発さない。 この3回の場面が未だに忘れられない
ですね。
4 :
名無シネマ@上映中:04/09/19 00:24:02 ID:nnnZuPRC
>>2 うわわわーん(><
荒さないで下さいまし。。。。
〜 ☆ ★ ☆ ★ ☆ 〜
何か上手くレス書けない私ですが、なるべく丁寧に判り易く映画の感想を伝えられ
れば・・・と思ってます。
5 :
名無シネマ@上映中:04/09/19 00:33:40 ID:iJ9eNGfg
いつも拝見させていただいております。
今回初めて書き込みます。
さて、本日ニュープリントにて「エロス+虐殺」を鑑賞いたしましたが、
私が20年前に福岡のミニシアターで見たものと
「日陰茶屋事件」の部分の印象がかなり違うような気がするのです。
この箇所は、モデルになった方よりクレームが来たというのは
有名な話ですが、
バージョン違いのフィルムが存在するのでしょうか?
それとも、私の思い違いでしょうか。
どなたかご存知でしたら、教えていただけたらうれしいです。
6 :
名無シネマ@上映中:04/09/19 00:47:15 ID:nnnZuPRC
>>5 「エロス+虐殺」のバージョンは2種類あります。神近さんのクレーム前の
ロングバージョン(3時間45分)と現行バージョン(2時間45分)と。
ただ、我々が一観客として通常観られるものは2時間45分バージョンのみなので
その印象が違う、というのは5さんのこの映画の受け止め方が変わっただけなのでは。
7 :
5:04/09/19 01:03:50 ID:iJ9eNGfg
>>4 早速のレスありがとうございます。
そうですね。きっと、受け止め方の変化なのでしょう。
当時10代半ばで、初めて見た吉田監督の映画だったので・・・
「なんだかよくわからないけど、とにかくすごい」と
スクリーンに引き込まれたことを覚えています。
ただ、うろ覚えながら、当時見た印象では
もっと「歌舞伎」のような演出&音楽だった気がしたものですから・・・
きっと後から、無意識にイメージを付け加えたのでしょう。
ともかく、あらためて素晴しい映画だと感じました。
当時は「難解だ」と思っていたのですが、
さすがに自分も年齢を重ねることによって、
こめられたものが見えてきた気がします。
明日の上映も楽しみです。
8 :
5:04/09/19 01:04:56 ID:iJ9eNGfg
>>7 10代半ばで観られたんですか・・・早熟ですね(w
という私は20歳の時にビデオで「エロス+虐殺」を観ました。
>さすがに自分も年齢を重ねることによって、こめられたものが見え
てきた気がします。
まったくです。私も同感です。
10 :
名無シネマ@上映中:04/09/19 06:04:26 ID:K828v0O7
僕は優作が好きでこの監督の作品は知らないけど、優作の「嵐が丘」で
監督をしてたみたい
11 :
名無シネマ@上映中:04/09/19 08:18:24 ID:6E+oOalu
「エロス+虐殺」、久しぶりにスクリーンで見て興奮してしまった。イイッ、イイッ、イイッ!!
最初に公開された時、生意気な高校生だったから当然のように見に行ったけれど、
もうあれから三十数年なのね。でも、生意気でよかったわ、そのおかげでこの映画にめぐりあえたんだから。
前スレの984氏へ
<本当は「よししげ」のはずなのに
喜重の「本当」は「よししげ」にあるんだが。
それが監督の世界観でっしょ。
12 :
訂正:04/09/19 09:13:35 ID:6E+oOalu
>>10の
>喜重の「本当」は「よししげ」にあるんだが。
↓
喜重の「本当」は「きじゅう」にあるんだが。
に訂正ですわ。ふと見直したら、とんでもない間違いですた。寝ぼけてた。
起きがけに書き込んではいかんなあ。
13 :
名無シネマ@上映中:04/09/19 10:08:52 ID:nnnZuPRC
おはよう。
ところで前スレ984さんの問いなんですが・・・
「喜重」を“よししげ”とはマスコミも観客も含めて、デビュー当時から読んで
くれないので、皆さんが付けてくれた名前“きじゅう”という読み方で通すこと
にしました・・・と吉田監督は某所での講演会でおっしゃってますた。
>>11 ああ、そうとも言えます、禿堂。
>イイッ、イイッ、イイッ!!
ワロタw
14 :
名無シネマ@上映中:04/09/19 10:17:53 ID:nnnZuPRC
>>10 10さんは優作萌えですか。
このスレとは違う話題になりますが、私も松田優作好きです。
「嵐が丘」で吉田監督と仕事するなんて意外ですよね。
ポレポレも初日は「よしだよししげ」って言ってたんだよ。
ところが岡田さんがトークで「よしだきじゅう」だもの。
>>10 松田優作の伝記漫画に監督出てるよ。
木下恵介が吉田喜重が「きじゅう」と呼ばれるのをネタにして、
「風前の灯」で佐田啓二の役名を佐藤金重にして、
「きんじゅうさん?」
「いえ、かねしげです!」
というセリフを入れていたなぁ。
17 :
名無シネマ@上映中:04/09/19 18:02:10 ID:zwKXWZFM
私も昨日ようやく、ポレポレに駆けつけることができ、
ニュープリントの『エロス+虐殺』観ました。
初めてスクリーンで観たけど、体が疲れてたのか、前半がね……眠い!
トークショーで吉田監督がおっしゃっていたように、ほとんど夢うつつの状態で
映像を味わってました(個人的には『煉獄エロイカ』の方が好きなのです)。
ラストに登場した岡田さんが涙ぐんで挨拶していたのもほのぼのしてよかった。
サイン会では監督に「高校生の時に封切で『嵐が丘』を観て以来のファンです!」と声をかけたら、
「ほう、そうなんですか」とニッコリ。
続けて観た『甘い夜の果て』は脚本に前田陽一が加わっているが、どんな貢献をしたのか。
成島撮影のカッコよさが光るピカレスクロマンで、バイク走らせながらの会話や、
湖上で霧が立ちのぼるシーンはしびれましたな。
前スレの昨晩のレスはっておくか
↓
今日のトークの簡単なレポを。
『エロス+虐殺』の上映後、
吉田監督お決まりの消えてしまいそうな音量ながらw重くて含蓄のあるトークが展開されました。
上映後の余韻そのままに、トークは『エロス』についてが中心で、
その後は自身の幼少時代に触れつつ、映画との出会いについても聞くことができました。
そして嬉しいことに、今後の抱負も語ってくれました。
最後は毎度おなじみ?の、岡田さんの登場で場の雰囲気が最高潮になり、閉幕しました。
『エロス』は映画だからこそできる表現に完全に徹した意欲作で、
あえて物語性を拒否し、観客の数だけ解釈が生まれるような形を特に体現したかったと。
この文脈で語られた
「ある作品を見て、万人が一様に同じ解釈になる。そんな物語性が徹底された作品は全体主義的映画である。」
自身が監督になる前に観客の一人としてそう思ったそうですが、この言葉は非常に印象に残りました。
あと、この作品は吉田作品を4つに分類すると、「政治の季節」の最初の作品で、
吉田監督は肉体をもって政治と関わる姿勢を貫いてきて、そうしなければ描けないともおっしゃってました。
それに主演の細川さんの「死んだふり」を例に、役者の「肉体性」についても熱く語っていました。
「肉体」←この言葉は吉田監督にとって大きなキーワードですね。
さすがに裁判の問題についての経緯は全く触れることはなかったです。
母を早くに亡くし、「他人の女性たち」に育てられた幼少時代。
小津監督の「父ありき」の川のシーンを観て感じた映画監督という存在(=作家性?)
そして私にとって今日聞いて一番嬉しかったのは、今後の抱負。
残り少ない人生、これからも現役バリバリで作品を作り続けていきたいとのこと。
映画人であり続けてきたことに誇りを感じつつ、映画とはどういうものなのか?をまだまだ追求していきたいとのこと。
シメに岡田さんが登場し、軽〜く吉田監督と歩んだ半世紀を語り、
二人で松竹を離れ、現代映画社を設立して…二人でタッグを組み10作品を作り…
というような回顧していくうちに、感極まってきたのか、
今回こういう形で特集を催していろんな方に観てもらったことに…(岡田さん涙)
吉田監督が幼少時代から映画界に入ってからも「他人の女性」に支えられてきましたと粋なコメントで場を締めました。
感動のフィナーレといったところでしょうか。
20 :
名無シネマ@上映中:04/09/19 20:31:18 ID:5tuPCx8p
↑
はてなのくずうさんですか?
21 :
名無シネマ@上映中:04/09/19 23:06:27 ID:v9oOaJ3/
>>17 >個人的には『煉獄エロイカ』の方が好きなのです
おおお。ナカーマ。 実は私も世評名高い「エロス+虐殺」より「煉獄エロイカ」が
好きですね。 何とも自分のDNAにまで侵食してるかのような作品に感じます。
もちろん「エロス・・」も悪くはない、好きな作品ですが。
22 :
名無シネマ@上映中:04/09/19 23:20:12 ID:apUcyM98
>>17 明日20日に「煉獄エロイカ」。
またポレポレ東中野に吉田監督と岡田さんも来るらしいね。
作品社の本にサインを貰わなきゃ。
23 :
名無シネマ@上映中:04/09/20 01:14:24 ID:4Hgm1Ipb
>またポレポレ東中野に吉田監督と岡田さんも来るらしいね
東京モンはうらやましいのぅ。
前スレ
>>980 > しかし何回も観直すにつれ、北と兵士Aが大変に相似形の関係であると判ってきますた。
兵士Aがなんで妻を連れ歩いているのかさっぱりわからんけども、
あれも皇后に連れ添われている天皇に模しているのかね?
スパイになって北を売ってというのも、
戦後、象徴になって戦争責任からは逃れ続けたことの比喩かね?
兵士Aのいる理由、全然わからんね。
「煉獄エロイカ」はニュープリントじゃなかった、残念。
26 :
980:04/09/20 09:37:16 ID:4Hgm1Ipb
>>24 上手く言えないですけど、たぶん兵士Aの奥さんというのは抑圧されている女性サンプル
(吉田喜重なりの、)なのでしょう。別に天皇・皇后を模しているわけでは無い。
というかサパーリ違いますわな。 戦争責任云々も然り。全くそんな事はあの映画では扱われて
ないかと。 ただ男性性の思想、というものの不毛性、そして一個の思想がどんどん本人の
手を離れて不気味に膨れ上がって行く様を描いている・・・と私は思いましたが。
でもね。
私も最初観た時、何故、兵士Aが居るのか?何故それが北と似ている(最後に
そうほのめかされる場面がありますねw)か? ・・・全く判りませんでしたがねw
でも深い示唆に富む、良い映画だと思い、今まで何度も観てきました。そして
今に至りますw
27 :
名無シネマ@上映中:04/09/20 09:48:13 ID:3xVA0Pw1
観客の中には評論家とか関係者が結構いますね。名刺交換とかしてたり。
「嵐を呼ぶ18人」の時はフィルメックスの市山尚三氏が。
てかこの人、松竹出身じゃなかったかな。
28 :
名無シネマ@上映中:04/09/20 09:53:00 ID:4Hgm1Ipb
29 :
名無シネマ@上映中:04/09/20 13:27:17 ID:MMx300+D
>>24 >>26 「戒厳令」は、監督にしては珍しく三國の演技が立派過ぎてってぼやいてなかった?
(ソースは今出せんで申し訳ない)
もとの狙いは、北と兵士が現行のように対比されていくよりも、二重写しになっていく
双方に批判的な描き方だと読んだ記憶が。
ただ、映画は出来たもので評価するしか仕方ないので、
見るものには不協和なトーンを感じさせもする兵士が引っかかったり、
(あの別役のせりふに文学座は慣れていたと思うが、映画となるとまた違うから
<文学座が別役の上演をするのはもう少し後だったかな?>)
逆に荘厳な(大げさかな)北の像が妙に印象的だったりするのかも。
私は、別役実の脚本を読んでから映画を見たので、三國の演技には違和感を感じた。
それは
>>24の前半にある、己の思想が自分を離れて、さらには自分を翻弄していく様子を
描くには、もう少し軽い(別役の芝居に要求されるような)演技のほうがふさわしいかなと
今でも思います。ただ、映画としては、なかなかのものだと魅力を感じてますが。
30 :
名無シネマ@上映中:04/09/20 21:45:06 ID:4Hgm1Ipb
>>29 >珍しく三國の演技が立派過ぎてってぼやいてなかった
うん、確か某雑誌(失念!)でそういう風に言っていた >吉田監督
もっと小柄な青白い感じが良かったのではないかと。(←これもウロ覚えなんで
違うかも知れません。) 当初、製作にまわった岡田さんが「森雅之さんはどう?」
なんて吉田監督に進言していたらしいが・・・。
しかし不思議なのは、
「煉獄エロイカ」では鴨田貝造さんにやってもらって、
>>29 > 「戒厳令」は、監督にしては珍しく三國の演技が立派過ぎてってぼやいてなかった?
こういうのは周到に避けていたのに、
「戒厳令」では主役が三國で、時間も空間も錯綜しない。
ちなみに鴨田さんは仏文同期なのに当時お互いに知らない。
「どちらかニセ学生なんじゃないか?」とのこと。
33 :
名無シネマ@上映中:04/09/21 10:49:06 ID:CcEhMmwp
>>32 鴨田 ⇒ 鵜田 ね。
ちなみに鵜田貝造という名前はこの映画の為の芸名で、本名は塩瀬宏さんです。
今でも何処かの大学の先生をやられているのでは?
34 :
名無シネマ@上映中:04/09/21 20:37:36 ID:CcEhMmwp
>>3 >芥川比呂志さんとか森雅之さんとか吉田喜重さんとか
・・・・(苦笑)。 「森雅之さんを北一輝役に云々・・・」てのは確か上野
昂冶との対談上であったと思う。 言い出した当の岡田茉莉子さんだけでなく、吉田
監督自身もそのまま森雅之にしてもらおうと思ってた形跡がその対談上で窺える。
(まあ、対談上だけど。) そのつもりが森雅之さんとのスケジュールか何かで
辞めたらしいけど。 「もっと小柄で腺病質な男性が良かったかも。」たぶん言い回し
は違うだろうけど、そういう意味の事をおっしゃってたはず。
でも結局は三國連太郎の北一輝で良かったと一観客としては思う。
35 :
名無シネマ@上映中:04/09/22 01:43:18 ID:1cKuIy/B
>芥川比呂志さんとか森雅之
両方とも明治の文豪の息子さんか。
森とは言っても、鴎外ではなく有島武郎だけど。
この二人が出てる『或る女』って作品を最近みたわ。
36 :
名無シネマ@上映中:04/09/22 18:01:23 ID:Go7fW6oA
監督、今日もいらっしゃってましたね。
なにしてたの? モギリ?
それはともかく、ドキュメンタリも面白いね。
切口が滅茶苦茶吉田喜重的。
中岡慎太郎の写真の前で灯をゆらゆらさせたり。
39 :
名無シネマ@上映中:04/09/23 09:58:25 ID:cWkQql1N
>>37 やめときいな(w)。
うつしみを晒してあげてはいかんえ。
ここは来られる一人一人を大事にするスレッドでありたいのです。
>>38 ところで、吉田のドキュメンタリー、確かに面白いよね。
昔見た時はあんまり良さが判らなかったんだけどw、 ガブリエルベールの
話、「夢のシネマ 東京の夢」、これも凄く面白かった。 中岡慎太郎の伝記
ドキュンタリーも何年も前から見たかったんですわ、こういう観られる機会が
出来て、私も嬉しおす。
40 :
名無シネマ@上映中:04/09/23 16:19:20 ID:cXcYn65f
前スレにも結構そういうコメントあったので、
ドキュメンタリも見たかったけど、時間がなかったよ〜。
結局、吉田のドキュメンタリは、ETV特集の「小津さんの映画」
(で、あってるかな?)しか、知らん。あれで、小津に嵌った。
41 :
名無シネマ@上映中:04/09/23 21:32:56 ID:iNbVliU+
スレ違いですけど
藤原審爾ってどんな作家なんですかね?
この人の原作の映画って秀作が多いんですよ(谷崎潤一郎や水上勉と並んで)
でも、いまだと殆ど語られないし、絶版ばかりでしょ
『秋津温泉』は原作をかなり変えている、ぐらいは知ってますが・・・
42 :
名無シネマ@上映中:04/09/23 22:16:27 ID:cWkQql1N
>>21 女優の藤真利子の父君。
通俗小説家、と思われているみたい。
現代文学研究でもあんまり評価されていない作家さんの一人かと。
43 :
名無シネマ@上映中:04/09/23 22:43:17 ID:cWkQql1N
>>21 「文士の時代」(林忠彦写真集)から。
大正10年3月7日、東京市本郷3丁目に生まれる。
外村繁に師事し、『秋津温泉』などで注目される。
『罪な女』で第27回直木賞受賞。『新宿警察』『総長への道』などが
ある。昭和59年12月20日没。63歳。
長いので割愛しますが、この本に載ってる藤原氏と新宿の飲み屋の娘・“魔子”
との逸話が書いてるけどなかなか面白いw
44 :
名無シネマ@上映中:04/09/24 09:30:21 ID:Uk4lMyk6
亀ですけど、
>>32 >こういうのは周到に避けていたのに、
「戒厳令」では主役が三國で、時間も空間も錯綜しない。
本当だよね。
そう考えるとあの「戒厳令」という作品は吉田喜重のフィルモグラフィー史の
なかで分岐点、もしくは異色作なのかもね。
炎と女、見逃した。_| ̄|○
軽井沢の林の中を歩き、車に写り込む茉莉子タンが綺麗なのに…(フフフ
47 :
名無シネマ@上映中:04/09/25 00:31:15 ID:BaP465Xv
48 :
名無シネマ@上映中:04/09/25 23:34:49 ID:k3s0GZ4w
樹氷のよろめきニュープリントだった
「女のみづうみ」はあまりいいプリントじゃなかった。
50 :
名無シネマ@上映中:04/09/26 08:04:19 ID:iUswDEF/
>>48 >>49 ほ う 。
ところで昨日ポレポレへ行ってきました。
早く着くはずが遅くなってしまい、観ようと思っていた「樹氷のよろめき」を観れず(鬱鬱鬱
仕方なくその次の「水で書かれた物語」を観る為、会場で待つ。ロビーが人でいっぱいに
なり、もうそろそろ「樹氷のよろめき」が終わろうとする時、「樹氷・・」の百合子(岡田)
の“ギャー!”と悲鳴が聞こえるw 「樹氷の・・」は去年パルテノンで観たが凄く不思議な
映画だ。前述の唐突な悲鳴にも謎を感じてしまう小生である(w
51 :
名無シネマ@上映中:04/09/26 08:09:54 ID:iUswDEF/
しかし久しぶりに観た「水でかかれた物語」で感じたこと。
こりゃあ見事な母親(女性、と言い換えてもいいかも)に対する「憎悪愛」の
映画ですな。昨日観てひしひし(今さらながら、)感じました。
唐突な悲鳴と言えば「煉獄エロイカ」も
53 :
名無シネマ@上映中:04/09/26 11:40:18 ID:fGE7GG23
「女のみづうみ」は21:20の回で満席だった。
何故か男の客ばっかりだったな
浅丘ルリ子、学生服夏仕様
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
それはともかく「告白的女優論」プリント無茶悪かった…
TSUTAYAのビデオの方がまし…
56 :
名無シネマ@上映中:04/09/27 01:20:42 ID:8X8ybFvE
「秋津温泉」「水で書かれた」はまあまあ綺麗だったよ
57 :
名無シネマ@上映中:04/09/27 09:23:53 ID:MaAkTT3u
>>55 ビデオの「告白的女優論」は綺麗なのにね。
赤座美代子のロリファッションも笑えるな(w
>>56 そだね。 どちらも綺麗だったな。 特に「秋津温泉」が。
松竹みたいにお金に余裕があるところは、
DVD化のテレシネの時にプリントも新調したのだろうね。
先々月くらいのラピュタの時点で「秋津温泉」のプリントは良かった。
多摩パルテノンの時はどうだったのかな?
ところで浅丘ルリ子と赤座美代子、どちらを信じますか?
「水で書かれた物語」、
静雄が結婚してから、母親を引き留めに行くシーン、
静香が「ビールを飲む?」と冷えたビールを出す。
ビールを出す時に瓶同士が触れて音が鳴る→何本も入っている。
伝蔵が家に頻繁に来ていることを匂わせるシーンだけど、
旨いなーと思ってシナリオを読んでみると、
静雄が何故ビールを冷やしてあるかと問い詰めるセリフあり。
説明的なところは現場で省略したのね。
↑の浅丘ルリ子と赤座美代子もシナリオでは、
どっちが本当かわからないようなやり取りになっているけど、
映画の方は後出しの浅丘ルリ子が正しいと思う人がいても不思議じゃない作り。
60 :
名無シネマ@上映中:04/09/27 12:09:14 ID:MaAkTT3u
>>58 赤座美代子のほうを信じゆ(w
多摩パルテノン以前に「秋津温泉」を観た人から聞いたんだけど、「あれ、ニュー
プリント? めちゃ綺麗だったよ。」との事。
>>59 「水でかかれた物語」
昔観た時は母親(女性)への憧憬、思慕みたいなものしか感じなかったんだけど、今回
よく見直してみると、至高の母親の姿と同時に、俗物である母親(女性)も丹念に描いて
いることに気がついた。例えば弟子のみさえとお互いの処女談義をするシーン、そして上
っ面では綺麗な事を逝けしゃあしゃ述べながら、みさえが静雄に性の手ほどきを受けるシーン、
そして母親の静香の表面と中身(肉体)が全くちぐはぐになっている様など。
母親(女性)を愛すると同時に深い不信感が描かれていると思う。
・・・しかしこの辺りの喜重作品は観てて沈鬱になるな。
61 :
名無シネマ@上映中:04/09/27 12:17:44 ID:MaAkTT3u
60の訂正
(6行目)
が描かれていると思う ⇒ を感じる
(7行目)
沈鬱 ⇒ 陰鬱
母親以外も、女は俗なところが良く描かれてるね。
病院でキスするところももっと俗っぽい感じを意図してたんじゃないのかね。
シナリオでは静香がもっと舌出してと言っている。
一方男は伝蔵でさえ理屈っぽいいい人です。
昨日監督は「天皇制を頂点とする家父長制度うんぬん」って、
「水〜」について言っていたけど、全然そうは思えません…
63 :
名無シネマ@上映中:04/09/27 12:23:09 ID:MaAkTT3u
>>59 あー
でも、そうなんだよな。
映画観てる時はルリ子(海堂アキ)のほうを信じちゃうかも・・・。
>>60 > よく見直してみると、
脚本も演出も演技も細かい所まで作り込んでいるよね。
「秋津温泉」「水〜」「戒厳令」は比較的話がストレートなので、
意図して作ってることがはっきり判るね。
「煉獄エロイカ」ともなると自分の思い過ごしじゃないかと思うこともしばし。
65 :
名無シネマ@上映中:04/09/27 12:30:50 ID:MaAkTT3u
>>62 >シナリオでは静香がもっと舌出してと言っている
アハハ。 あの病院でのキスシーンは明らかに静香(岡田)が孝雄(岸田)の
精気を吸い取ってるとしか思えないw ああ・・・そんなに病人の生きる
エキス吸い取ってどうするん、静香(岡田)さん。 と思っちゃうわけw
シナリオはあの石堂淑郎が書いているから、元シナリオはもっとエロい作り
だった。
>全然そうは思えません
いい人かは別にして(笑)、理屈の通った行動をしているね、男性全員。
1人として、ちぐはぐな人は居ない・・・ そういう意味では確かに全員
善人だなw ところで上記に挙げたコメントなんだけど、私もアナタ
と同じです。 ただ静雄が最終的に閉鎖された心情から開放された、という
のは最後の湖のシーンで感じました。
>>63 シナリオだと、京子が「嘘よ、嘘だわ!」って戻ってくるのよ。
「秋は初めて私に嫉妬を感じたから、そんなあり得もしない話をするのよ」
能瀬が出ていく時にアキに「君はやはり女優だ。見事だったよ。」だってさ。
しかし、本当じゃないとも限らんしなあ(w
最初はアキが本当のことを言ってるのかと思ったが、
映画が終わって冷静になると…再び観る時はは全てがうさんくさい…
67 :
名無シネマ@上映中:04/09/27 12:35:11 ID:MaAkTT3u
>>64 良く作りこんでるからこそ、吉田喜重の作品て病み付きになるし、何年も
かけて何回も観ちゃうわけです・・・w
「煉獄エロイカ」も当時は(今も?)わけ判らない作品て言われてたみたい
だけど、良く観込むと大体筋が判ってくると思うんですが・・・
私も思い過ごしですかねw
でも好きですよ、エロイカ。
68 :
名無シネマ@上映中:04/09/27 12:36:50 ID:MaAkTT3u
>>66 >再び観る時はは全てがうさんくさい…
だよなw
エロイカの白髪かつらやインタビューシーンは、
今でもやりすぎちゃうんかという思いが…
一番笑ったのは、一貫して家庭のことだけ話している茉莉子タンが、
dead endで豹変して「私は私の神だったものを〜」って言い出すところ。
まあええけどやりすぎやろ。
戯画化されている人の一人である松田政男あたりがエロイカ誉めてるのも…
行き詰まり左翼に逆批判された批評/記事が見当たらない…
70 :
名無シネマ@上映中:04/09/27 12:44:23 ID:MaAkTT3u
>>62 追伸。 ちょっと伝蔵の話しが出たので。
後半の湖沿いに伝蔵と静雄が車のなかで大喧嘩するシーン、あれは観てて
まさに“親子ゲンカ”としか見えなかったですね。 いくら親しい付き合い
であれども、ああいうケンカの仕方は親と子の独特のものでは。 確か石坂
洋次郎の原作では伝蔵と静雄は実の親子で、ゆみ子とは異母兄弟なんだよね。
ただし吉田の映画では、そうではない、もしくは不明とぼやかしているわけ
だが・・・・
それからエロイカの写真って、
あのジープ二台がよく使われるけど、何故…
野良猫ロックかよ!?
>>70 大体、伝蔵が「思ってもみなかった」わけがない!
性知識のない小学生じゃないんだから!
73 :
名無シネマ@上映中:04/09/27 12:50:43 ID:MaAkTT3u
>>69 白髪かつらは昔付き合ってた子がめちゃめちゃウケてたよ。(デートで
一緒に「煉獄・・」を観に行く俺って・・w)
>一貫して家庭のことだけ話している茉莉子タン
あの映画は“昔の亭主の党活動の事をピロートークであやふやに聞いてた妻が
、結婚10年目の或る日、「子供が欲すい・・」と情緒不安定になり、
色んな妄想を見だす・・・”と捉えてみて良かとですか?w 私はそういう
風に考えてます。(w
>行き詰まり左翼に逆批判された批評/記事が見当たらない
だな。
つーか皆観ながら寝てしまったんじゃないかな・・・w
74 :
名無シネマ@上映中:04/09/27 12:54:27 ID:MaAkTT3u
>>72 伝蔵「わしは静香さんに中出しをしたことがないんだよ、ガハハハハ。」
静雄「 ・・・・・・・・・・。 」
これくらいの台詞は欲しゅうございましたね。
>>71 ahahahahahahahahahaa!
俺もそう思ってましたわ。
あのシーン、いつも観る度、(吉田の映画として)すげー違和感感じてた。
>>74 あれ、その後に事故が起きて、続けて訳の判らない夢。
事実の宙ぶらりん化をうまくこなしてるよね。本当にうまい脚本。
静雄とゆり子の関係に不安が募るし、違う方向に展開しそう。
>>65 > ただ静雄が最終的に閉鎖された心情から開放された、
> というのは最後の湖のシーンで感じました。
けど、今度は異母兄弟近親相関かも知れないわけだし…
これも二人の(無理?)心中を隠れみのにうまくぼやかしてるね。
何だかほっとさせるラストに見えるもの。
>>73 コテコテ解釈でスマンが、一人だけ革命蟻地獄から逃れていた茉莉子タンが、
他の奴等ほっぽり出して、新たな価値観の世界を作りに行くんだよ(w
で、何故に、そこに浄子が…
76 :
名無シネマ@上映中:04/09/27 21:19:35 ID:MaAkTT3u
>>75 >で、何故に、そこに浄子が…
吉田流“巫女の系譜”なのかなw
そういや昔、矢島翠が「勤勉な巫女たち」という評論を書いてたはず。
吉田の映画には必ず女主人公に続く(と思われる)若い女の子が出てくるね。
「煉獄・・」の浄子やアユ(幻覚?)、「告白・・」における女優志願の娘リエ
(太地)、「エロス・・」の束帯永子、「嵐が丘」の(2代目)絹、そして「鏡
の女たち」の夏来(一色紗英)。 主である岡田茉莉子の主人公ほど強烈な印象
は感じられないんだけど、この後、女主人公の跡を受け継ぐんだなぁ・・というの
を感じさせられます。
77 :
名無シネマ@上映中:04/09/28 00:22:43 ID:kJLGZgsJ
急にスレが伸びてるから、荒らしの方でもお越しになったのかと。(w
継承の問題については、映画によってかなり
>>76氏とは印象が違うんだよね。
>>76であがっている作品だけに絞っていうと、
「煉獄エロイカ」「告白的女優論」「鏡の女たち」
これは継承されていくだろうなあと。
「エロス+虐殺」「嵐が丘」(田中裕子だけれども)
これは切れていると感じさせる。
「エロス」と「嵐が丘」ではなぜ切れてしまうと感じるのか、
ちょっと自分なりに考えてみたいテーマではあります。
『甘い夜の果て』の山上輝世
『水で書かれた物語』の浅丘ルリ子
『情炎』の岡田茉莉子
『狂言師 三宅藤九郎』の和泉元彌(w
>『狂言師 三宅藤九郎』の和泉元彌(w
ワラw
でもこれって和泉元彌の一番上のお姉ちゃん(三宅藤九郎)の話なのでしょう?
これ、まだ観たことないんですわ・・・ 俺。
違います。
和泉元彌のお爺ちゃんが人間国宝の九世三宅藤九郎です。
お父さんが和泉元秀、これは芸名で本名は山脇保之、
和泉流尾張山脇家の養子です。後に宗家和泉元秀となります。
和泉流は十八世宗家元康で跡絶えてるんです。(跡継ぎなしで死去)
だから九世三宅藤九郎から養子を貰った。
この元秀が、九世三宅藤九郎の死後、
(流派からみれば)強引に日本初の女流狂言師としたのが、
二女祥子で、(自称)十世三宅藤九郎となった。
流派としては十世三宅藤九郎に、
九世の息子で元秀の弟の三宅右近を押していた。
喜重の撮ったのは人間国宝の九世三宅藤九郎です。
http://www.polaculture.jp/movie/list2.html 現在のように能や歌舞伎に匹敵する伝統芸能として
狂言の地位を上げたのが、九世三宅藤九郎です。
それ以前は能の合間にやる余興のような扱いだった。
ちなみに僕は能好きだけど狂言は嫌いです。
「愛知の民俗芸能 聖なる祭り芸能する心」に出てくるようなのは別ですが。
>>80 ああ、なるほど。
判りました(^ ^
つい和泉元彌の姉のことかと思ってしまった・・・。
早く喜重特集、関西(於・第七芸術劇場)に来てくれぬものか。
待ち遠しい。
ところで80氏は狂言はお嫌いですか。
狂言、というと能よりおちゃらけたイメージがありますが・・・。
「愛知の民俗芸能 聖なる祭り 芸能する心」も早く観たいなあ。
ええ、嫌いです。全然笑えないので。
先に書いたように「伝統芸能」になったばかりの芸能ですから、
「愛知の民俗芸能」で繰り返し語られているように、
祭りから民俗芸能、さらに伝統芸能って一貫した主題のドキュメンタリです。
狂言は伝統芸能としては微妙な立ち位置なんですね。
九世三宅藤九郎も↓と言っていますが。
「狂言は、能と芝居の丁度中間崖っぷちをぎりぎりで歩むもの」
吉田喜重、岡田茉莉子は他のインタビュアーとの対談だと
よく木下恵介について語っているのに、蓮實とのインタビューでは
小津の話はしても木下のことはほとんど話題に出しませんな…
蓮實は、黒澤は一流の下で、木下は二流の上って人でしょう?
まあ好き好きだからいいんじゃないでしょうかね。
自分の好きな人を取り上げればいいじゃない。
吉田喜重自身も演出、脚本と影響を受けてない、
映画に対するモラルで影響を受けているって言っているし。
ちなみにパンやズームを効果的に使った画面構成は、
五所平之助に似ているね。五所は『秋津温泉』の後で、
成島東一郎を使ってるんだよね。『かあちゃん結婚しろよ』で。
ラピュタの新珠三千代特集でやるから観てきます。
脚本については、木下さんは自分で演出するつもりだから、
脚本が独立して成立しているわけじゃなくて、参考にならなかったって。
# 「黒澤明と木下恵介」のインタビューだったかな?
演出は、高峰秀子なんかも言っているけど、
その場でどんどん変えていくらしいから、これも喜重とは違う。
移動中のロケバスをいきなり止めて、
「ここ!カメラ」っていきなり撮影始めるんだって。
リリー・カルメンなんてメイクはどうしていたのか…
この特集でポレポレ東中野に何回か通って思ったんですが、
この映画館、20秒おきくらいに小さくピーって音が鳴ってません?
気になってしょうがなかったです。
もっと間隔開いている気がするけどなんか音するね。
昨日の『秋津温泉』は静かだったから気になった。
しかしそれ以外では…
『水で書かかれた物語』でハンバーガー食い出した奴がいた。
流石に他の観客にクレーム受けていた。
先日の『告白的女優論』でもポッキーをガサガサポリポリやっている奴がいた。
斜め前だから良く見えたが、浅丘ルリ子がオナニーしている時も、
2本も3本もボリボリと食っていた。
どんなシーンでもお構い無しで、頭おかしいのかと思った。
>>82 >全然笑えないので。
アハハ。
俺も学生時代の時、友人が狂言のクラブに居たんで、そのクラブの発表会も
観たし、もちろんプロ(たぶん茂山一族だったと思われw・・・もう忘れたw)
の狂言も観たことがありますが・・・ そうなんです! 笑う箇所らしいんですが、
全然笑えないんですよねぇ。 あとでその話しの筋を聞いてから、「ああ、笑う
ものやったんやw 」と認識する程度です。
>>86 >20秒おきくらいに小さくピーって
確かに鳴ってる。
俺も「水で・・」を観ながら凄く気になってた。
他の作品でもそうなのか?
>>86 あの映画館の音だったんだね > 小さいピーっていう音
>>87 >どんなシーンでもお構い無しで、頭おかしいのかと思った
吉田監督の映画で食べ物をバリバリ食べる人はちょっと(以下自粛
眠気がするからガムとか飴を食べる・・・というんなら別だけどさ。
今年の大阪での朝日シネマベストテン1位に「鏡の女たち」が入って受賞式が
行われる、という時に横で年配のおばさんが弁当を食べ出したにもビックリし、
飽きれたことがあります。
90 :
名無シネマ@上映中:04/09/29 19:48:02 ID:WEJK50+S
>>89 >横で年配のおばさんが弁当を食べ出した
ある意味、とても得がたい体験が出来たということで。
>>82 我が家は爺さんが、能・狂言マニアなので戦前の復刻も含めてビデオ色々あるんですが、
三宅藤九郎、たいしたことないですよ。
山本東次郎が狂言の格を高めようとして、随分生真面目なものにしてしまったなあという印象。
でも、彼の「木六駄」正直すごい、でも笑えない。
野村万造の品もよく(東次郎を意識してるんでしょうか)、おかしみもある狂言はしっかり笑えるよ。
このふたりに比べると、藤九郎って随分落ちるじゃない。ていうか圏外でしょ。(皆さん、先代ね)
監督の映画としては面白かったけれど、藤九郎を見直してみようとは思わなんだ。
おかえり&こんばんは。
>>90 >得がたい体験が出来たということで
ワラw
しかし前から3列目ぐらいでそれをされたんで、隣の他人とはいえ、監督が
これを気が付かないか、ヒヤヒヤしますた。 やっぱり失礼ですよ、しかも
授賞式なのにさ。
>戦前の復刻も含めてビデオ色々あるんですが
ハア〜、お爺様が能・狂言好きですか。
良いご趣味ですね。 ・・・そういう90氏もやはり能・狂言に詳しいのですなぁw
「木六駄」。 そのうち機会を見つけて是非観ようかな。
ところで・・・。
ポレポレに飾ってある「情炎」のポスター、良いねw
エロい。
雪の降る夜は たのしい倫理
俺は、「煉獄エロイカ」、「さらば夏の光」がいいねえ。
現代映画者の方の所蔵品でしたね。
こういうのって著作権がらみが大変で再販売できないんだってね。
ラピュタや文芸座のポスターも難しいらしい。
最近はほとんど著作権買い取っているけども。
95 :
名無シネマ@上映中:04/09/30 01:11:31 ID:hKWWyB3z
さすがに喜重ファンともなると政治思想だけでなく、
古典芸能までくわしい人が多いんだな。
俺ももっともっと勉強なくちゃ、と思わされる。
吉田の作家性に対する興味を抜きにすれば、
古典芸能の映画としては藤原智子や松川八洲雄、
民俗芸能の映画としては姫田忠義
とかの監督の作品の方が面白いと思うのだけれども・・
97 :
名無シネマ@上映中:04/09/30 13:50:18 ID:WgluE8aX
>>96 吉田監督の記録映画を見ても、その世界へ興味がわいたりするのとは
ちょっとちがうなあという、わたすの印象でいいような気がしてきました。
90のカキコ、またポカをしてしまいましたが、大筋変わらないので、
訂正しませんが、勘弁してくらはいね。>1様
最近スペル・ミスの増えてきたG某でごまいます。
98 :
1:04/09/30 18:34:19 ID:jV7pmyoc
>>97 >90のカキコ
全然ポカ書き込みに感じてなかったです。
なぁんだ、G・・さんだったのか(w
お久しぶりです・・・ といってもこのスレではきっと何度もレスの応酬を
してるはずですが(w
ところでラピュタの新珠三千代特集へ行かれるようですね。
こんな質問、アレかも知れませんが、G氏は関東の方ですか?
もしそうだとしたら、前回のオフ、関西まで足を延ばされた事、大変に
お疲れ様です! ^^*
99 :
名無シネマ@上映中:04/09/30 18:41:31 ID:jV7pmyoc
>>93 ? ^^;
>>94 >「煉獄エロイカ」、「さらば夏の光」
そうですね。
美的、アーティスティックに優れてるのはこのATG時代のポスターですよね。
エロイカの木村菜穂の裸身がうまくアーチ状にたわむ様、さらば夏の光の
岡田茉莉子の美しい横顔と詩のようなコピー 。 私自身は「煉獄エロイカ」
「戒厳令」「告白的女優論」のポスターを持ってます。 学生時代は机の前に
飾ってますた(w
>>99 今回の上映企画のコピーは「倫理」に「エチカ」とルビが振ってあるんです
ちょ、ちょっと、11月にNHKbsで吉田(&大島・篠田)特集が来るよ!
あ〜鳥肌立った!楽しみだ〜〜
そういえば、エロイカのポスターには、
Directed by Yoshishige Yoshidaって書いてない?
Kijuじゃなくて。今やフランスではKijuみたいだけども。
>>101 大島、篠田もやるんですか…
まあ大島は自分から喧嘩したようなところがあるけど、
この3人を使いこなせなかった松竹は馬鹿ですね。
事務側の幹部候補生(二世など松竹の身内)よりも
若手監督の方が頭が良いって体勢にそもそも無理があるんだけど。
104 :
最終日です:04/10/01 14:07:15 ID:10oBafkW
105 :
それって9/25のサイン会の模様なのでは・・・:04/10/01 16:47:09 ID:avfzALvG
>>104 ああ・・。
サインしてもらうんだった _| ̄|○
つーか或る理由があって俺は早く帰ってしまって・・・ orz
>>102 >Directed by Yoshishige Yoshidaって書いてない?
うん。
そう書いてるよ。
>>103 俺もそう思った。
良いポスターだ。 この「鏡の女たち」のポスターに限らず、フランス版の
ポスターは全般的にデザインが良い。 ( スレ違い話題になるけど、「グラン
ブルー」のフランス版のポスターも凄く綺麗。 日本のモノより大判だし余計その
美しさが際立ちます。)
106 :
名無シネマ@上映中:04/10/01 17:11:31 ID:snKJPblj
>>103 allocineのサイトって、時々覗きに行くんだけど、今回は忘れてた。
「鏡」を配給するんだねえ。サイトとしては画像や動画の選び方のセンス、いいよね。
「鏡」の動画も(見たものからすると)なるほどと思える選択。
たとえちょこっとでも、こうしてサイトで空いた時間に見ることが出来るのはありがたい。
107 :
名無シネマ@上映中:04/10/01 19:21:11 ID:avfzALvG
108 :
名無シネマ@上映中:04/10/02 09:24:42 ID:DLEOw7Iw
あ〜変貌の倫理、終わっちゃった
最終日のトークショー大盛況だったね。
109 :
名無シネマ@上映中:04/10/02 09:33:03 ID:BFX4lSzr
>>108 どんな内容のトークショーでしたか?
教えてくださると幸いですが。
>>104 もうなくなっとる!
写真がcacheにもない!
喜重珍しく微笑んでるのに!
111 :
名無シネマ@上映中:04/10/02 19:13:50 ID:DLEOw7Iw
昨晩の吉田喜重氏、岡田茉利子氏のトークショーにて司会を担当した
映画評論家の蓮実重彦氏が驚異的な運動能力を見せつけた。
両氏を壇上に案内し、自らも続こうとしたが蓮実氏だったが、
階段を使うと両氏の前方の狭いスペースを無理矢理通らなければならない。
どう対処するのか会場全体が固唾を飲んだ瞬間、
顔色一つ変えずに、腰ぐらいの高さはある舞台に挟み飛びの要領で片足をのせ、
瞬く間に壇上の人となっていた。
流石に気恥ずかしさを感じたのかふと笑みを漏らした蓮実氏に、
「背が高いから…」と岡田氏が流石のフォロー。
会場のあちこちから感嘆の溜息が漏れ聞こえた。
「映画」とは「運動」であるという持論を、図らずも身を持って示した蓮実氏。
今後の活躍がますます期待される。
それにしても、岡田氏は吉田氏にぞっこんだよなあ。
あそこまで長年、連れ添った女房に惚れられてうらやましい。
座談は書き込むべき事は特になしって事かな。
しかし喜重は作者が作品を語らない方がいいと言いながら、
かなり語る方だよな。
どう解釈してもいい、開かれているってことだから、
作者がどう語ろうが別にどうでも良いけどな。
ところで、スタンダートサイズ、あんまりよくないんじゃない?
ワイド、ビスタの方がいいね。独自の構図が映える。
115 :
名無シネマ@上映中:04/10/03 13:57:14 ID:d9jCGuWC
スタンダードも悪くはないが、シネスコの画面構成が圧倒的にスゴイですね。
116 :
名無シネマ@上映中:04/10/03 21:28:05 ID:bNx6mnjN
>>113 最終日の座談の様子をレポして下さった方ですね、どうも有難うございます。
>かなり語る方だよな。
ええ。
この「鏡の女たち」以降は良く語られるようになりましたね。
それ以前はそんな親切に語るほうではなかったはずです。
「嵐が丘」でも作品の意図をメイキングで語ったくらいで。
ましてや、デビュー作「ろくでなし」〜 「戒厳令」まではあんまりそういう
「作品を語る」というのを毛嫌いしてた節が見受けられると思うのです。
キネ旬の「作品を語る」というインタビューも1日すっぽかした形跡がありますし。
(1日間違えた、というのが喜重監督の弁明だが、あの頭脳明晰で几帳面な喜重監督
がインタビューの日を間違えるなんて・・・orz ) 映画評論での佐藤重臣に対して
も「 監督自体にインタビューするなんて意味がないんじゃないかと思いますね。」と
言ってみたり。 吉田監督も「鏡の女たち」という今までの集大成のような作品を完璧
に撮られて自身に大きい一区切りが出来た、それで色んな事を忌憚なく述べられておられ
るかも知れませんね。
117 :
名無シネマ@上映中:04/10/04 19:19:00 ID:4YMPZwEG
118 :
名無シネマ@上映中:04/10/04 20:22:47 ID:Ti6nALCK
>>115 今回見て、シネスコすごいと思ったわ。
作風は全然違うけれど、キン・フーの映画を見たときのように血が騒いだ。
>>113 でも、最近の語りは素直に受け止められるんだよね。自己韜晦でも自己弁護でもなくて。
「鏡」ですごく吹っ切れたように思う。本人にとっても気持ちいい境地なんだろうね。
(あの小津の映画論でも今思えばまだまだシネフィル向けだったかもと、最近のトークを聞いていると思ってしまう。
119 :
名無シネマ@上映中:04/10/04 21:12:31 ID:4YMPZwEG
>>118 >最近のトーク
吉田監督が小津さんのことを語る時の嬉しそうな様と言ったら!
そして万人に判りやすく小津さんのことを説明して下さるのだ・・
>最近の語りは素直に受け止められるんだよね
ほんとうですね。
蓮實とのインタビューで、(リュミエールの頃かな?)
「人間の約束」で復帰した頃には、
いろいろなこだわりがなくなっていたというようなことを言っているねえ。
ワイドもスタンダードも白黒の時の方が、
色のない分構図に凝っているような気がするねえ。
エロイカの後スタンダードにしたのは、
TV放映のことがあり今後主流になると思った、と言っているね。
確かに昔は両脇をバッサリ切って放映していたから、
加藤泰の「宮本武蔵」なんか凄い悲惨な放映になっていたね。
121 :
名無シネマ@上映中:04/10/05 17:49:36 ID:343BjtRj
>>120 あ、そうなんだ。
>いろいろなこだわりがなくなっていた
こちらの成熟が追いついてなかったのかもね。
122 :
名無シネマ@上映中:04/10/08 20:30:23 ID:925YdOkR
ところで次回の喜重特集上映は大阪の第七芸術劇場で12月4日から2週間の予定らしい。
第七芸術劇場のBBSに書いてありますた。
123 :
名無シネマ@上映中:04/10/08 20:40:51 ID:925YdOkR
しかし残念ながら(私も楽しみにしていた!)ドキュメンタリーは第七芸術劇場では
上映されないようです。 中岡慎太郎モノや愛知の芸能のモノを観るのを楽しみにして
いたので非常に残念。
>>123 > 中岡慎太郎モノや愛知の芸能のモノ
これ面白かったよ〜♪
切口がムチャクチャ吉田喜重。
けど殿くらいか変っているか判らないから気のせいかも知れないけども(w
日経や東京新聞の文筆活動も書籍にしてくれないかなあ。
125 :
名無シネマ@上映中:04/10/10 13:28:20 ID:s9p/yEmw
>>124 ああ。
やっぱりポレポレ行く際、ドキュメンタリーを外すんじゃなかったな・・(鬱)
どちらも激しく観たかったんですが。 しやあないから、「愛知の芸能・・」の
ほうは愛知まで行って観ようかな。
>日経や東京新聞の文筆活動も書籍にしてくれないかなあ
はい。
ワタスも纏めて読みたいでつ。
126 :
名無シネマ@上映中:04/10/13 12:04:30 ID:PYpMGRmR
とりあえずage
127 :
名無シネマ@上映中:04/10/13 15:49:55 ID:DnhnSBGn
美の美
DVD-BOX発売まではしばらくこのスレも停滞かなぁ?
みんなBOX四つ全部買う?わたしは中期の二つだけの予定。
全部欲しいけど金が足らんよ。
129 :
名無シネマ@上映中:04/10/13 18:16:36 ID:PYpMGRmR
130 :
名無シネマ@上映中:04/10/13 18:18:50 ID:PYpMGRmR
>>128 そそそそそ、そだね・・・
私も下手をすると中期だけになるかも・・・
次は第七芸術劇場での上映、そしてDVD発売あたりからスレが延びれば
良いかと。 それまでは地道に維持していけばええと思ってますw
谷口桂子「夫婦の階段」
吉田喜重・岡田茉莉子
「結婚したときに母親に言われました。茉莉子さんは女優だから、
炊事や靴磨をさせてはいけないと。(略)
だから結婚当初、岡田のたばこに火を付けたり、
コーヒーに砂糖を入れたりしていましたが、何の抵抗もなかった」
例のあのポーズで火をつけて貰っていたんでしょうかね。
132 :
名無シネマ@上映中:04/10/14 20:06:35 ID:EifTwPZN
>>131 ああ、週刊朝日に連載されていたインタビュー集ですね。
吉田監督・岡田茉莉子ファンとしては見逃せない、
とても面白い内容だったね。
>例のあのポーズで火をつけて貰っていたんでしょうかね
たぶん・・(笑笑笑)
133 :
名無シネマ@上映中:04/10/14 20:41:20 ID:EifTwPZN
というか、あのころの吉田監督も煙草を吸ってたと思うけど(後に禁煙したんだっけ?)、
吉田監督と岡田茉莉子さんが一つ屋根の下で煙草を吸ってるシーンって何か私の想像の範疇を
大幅に超える情景だなあ・・・w
>>132 そうです。1995年頃。
本では二番目だけど、雑誌掲載時がいつかは判らず。
読みたい人は図書館でバックナンバーを。
他には、最近夫婦喧嘩になると喜重が倍にして言い返すから、
茉莉子タンが黙って堪えていることが多い、など。
135 :
名無シネマ@上映中:04/10/17 00:10:49 ID:lecGpNNM
>>134 その週刊朝日のコピーが部屋にあったはずなんだけど見つからず・・・orz
134で挙げたことの他にも「結婚式を挙げるまで(吉田と)部屋を別にしてました。」
の箇所などは少しwarota。
結婚式へのヨーロッパ旅行の話ね。
今じゃ考えられないね。
137 :
名無シネマ@上映中:04/10/17 22:43:57 ID:baFOm6hc
いやあ、このスレもすっかり静かになりますた。
ところで懐かし邦画板の茉莉スレ、ほとんど機能してないね。
困ったもんです。
この吉田スレも映画人・作品板に立てて正解だったかも。
(気をつけないと落ちてしまうけどね。)
138 :
名無シネマ@上映中:04/10/17 22:46:04 ID:baFOm6hc
第35回奈良県芸術祭
『鏡の女たち』と吉田喜重監督・岡田茉莉子ご夫妻の講演
日時:11月6日(土)
pm2:30〜上映・pm4:50〜講演・(入替え)・pm6:00〜講演・ pm6:30〜上映
会場:ならまちセンター
入場料:1500円
主催:奈良シネマクラブ
お問合せ:田中 0745-78-5799
http://www.naracinema.jp
139 :
名無シネマ@上映中:04/10/17 22:47:49 ID:baFOm6hc
↑
田中様、無断で貼り付けてしまいましたが、お許しくだされ。
このスレにいらっしゃる方々で奈良方面の方、是非に行ってみてくだされ。
吉田監督のお話は癖になりますよ。
140 :
名無シネマ@上映中:04/10/18 15:47:34 ID:4EsxogIE
141 :
名無シネマ@上映中:04/10/18 16:37:17 ID:lh2HbDzr
↑45分×4回の放送だったのかな?面白かったなあ、珍しくテレビの放映時間が気になった。
10時前と7時と2回やってなかった?回数は一緒だったか、やや記憶があいまい。
その中では「父ありき」はなにか不思議な映画だなあと思っていた時だったので、
放送で語られていた「反復」がしばらく自分の頭の中から離れなかった。
でも、吉田監督の切り口は筋が通っているけれど、押し付けがましくなくてとてもよいですね。
ナレーターとしてもいい
あのナレーションは自分で書いたはずだけど、
いつものように文の接続がおかしいところがうける。
接続した文の前と後ろで主語が変っていたり、視点が変っていたり。
で「(反復と)ズレ」「(反復と)ズレ」って連発するし。
座談で喋っている時に接続がおかしくなるのは判るけど、
どうして文筆活動でもおかしくなるのか…
143 :
名無シネマ@上映中:04/10/20 10:53:31 ID:7L4huBva
あの番組の放映があって、小津の回顧上映があったのかな?
友人と小津の映画を見てから、飲み屋でふたりで吉田監督の口調を真似て、
「ズレと」「反復」、「反復と」「ズレ」、「小津さんは‥」ってやりましたよ。
そしたら、見知らぬ隣の人が参加してきたんだけど、その人は、本当に口真似うまくて、
盛り上がった。(それ以外の飲み客は薄気味悪かったかもしれんが
144 :
名無シネマ@上映中:04/10/20 11:21:50 ID:KL7K4SSo
>>143 (回顧上映、)あった、あったw
>飲み屋でふたりで吉田監督の口調を真似て、
凄い面白いわw
今度そういうオフをしてみると面白いかも。
(飲み屋で一晩中吉田監督の口調を真似るオフ。)
>>142 >接続した文の前と後ろで主語が変っていたり、視点が変っていたり。
>どうして文筆活動でもおかしくなるのか…
ああ・・あの文章になんとも違和感を感じたのはそういうわけだったんだw
確かに冷静に読むとそうなんだな。 他の人の文章と比べると確かに晦渋で
錯綜してますね。 しかしそれも吉田監督の文章の魅力だなあ。 ナレーター
としてもあの福井弁(?)訛りでボソボソと話す、最初は正直受け付けない
タイプの喋りだったわけですけど、今はハマリまくりでつ(笑)。 何度とも
吉田監督の舞台挨拶や講演会に出かけてしまいますね。
一人称の時に「〜なのでしょうが」って良く言うよね。
自分も含まれるweだったり、自分だけのIでさえも。
山口昌男との対談でブニュエルの話になって、
「ここはメキシコですから、つい彼のイメージが出てきて
語りたくなるのでしょうが、ブニュエルはスペインの内戦後フランコ政権(略)
話を再びコーラ属の祭りに戻しましょうか。」
とあって、これ読んでいる時も、
山口がブニュエルの話をするのを喜重が制止しているように読めるんだけど、
実際は全然そんなことなくて、この前にかなり積極的に発言している。
喜重のこと余り知らない人は誤読(というかテキストに忠実)すると思う。
自分について「〜なのでしょうが」っていうのはあちこちに散見される。
146 :
名無シネマ@上映中:04/10/21 22:21:18 ID:pF63snTZ
ところで・・・。
大阪・第七芸術劇場のHPに「吉田喜重レトロスペクティブ」の日程出てました。
12/4 〜 12/24 までの20日間みたいですね。 ただ、まだ上映のターンテーブル
はまだUPされてませんでしたが・・・。 最初2週間と聞いてたので内心、「そ
んな短期間で全作品出来るんかいな?」と思ってましたけど、20日間と聞いてちょ
っと一安心ですわ・・w
青山真治の日記読んでる?
東中野に通ってたみたいだね。
>>147 日記ってどこ?
良くみかけたよ。上野昂志とよく歓談していた。
150 :
名無シネマ@上映中:04/10/23 00:14:22 ID:qnH/bHP1
保守あげしておきますよ
NHK衛星第2で吉田喜重特集やるみたい。
22(月)24:00 告白的女優論
23(火)24:00 戒厳令
25(木)20:00 秋津温泉
25(木)24:30 嵐が丘
26(金)20:00 鏡の女たち
30(火)25:50 ろくでなし
「鏡の女たち」がやっと観れる(゚∀゚)
152 :
名無シネマ@上映中:04/10/24 01:25:55 ID:PjO1XNCB
>151
なぜに「人間の約束」を外す?
嫌いなのか?
153 :
名無シネマ@上映中:04/10/24 15:10:37 ID:YKUMfvCG
たぶん151さんの間違いでしょ(笑)
私はもう1回「人間の約束」、深く観たいですが。
もちろんビデオでなく、スクリーン(12月の第七・・)で観ますヨ。
154 :
名無シネマ@上映中:04/10/24 15:21:55 ID:YKUMfvCG
え・・・。ひょっとしてリアルにNHK・BSでやらないの? >「人間の約束」
どちらなんでしょう? そういや「煉獄エロイカ」も「エロス+虐殺」も
入ってませんねえ。 やっぱりNHKだから?(笑)
155 :
名無シネマ@上映中:04/10/24 18:53:11 ID:YiHxthDf
151のリストは、151が観る予定のものの抜粋と思われ
木下の「永遠の人」、喜重が助監督でクレジットされてましたが、
馬車の車を狙うシーン、阿蘇山火口の遠景シーンは喜重っぽかった。
B班で撮影したのかしら?
映画と関係ない話で悪いけど、吉田・岡田夫妻にはお子さんは
いるのかな?
大島&篠田監督にはお孫さんまでいるのは結構知られているけど、
吉田夫妻の私生活って謎です。
>>131に書いてあるが、独立してから大変忙しく、
子供のことを考えた時は(当時は)出産が難しい年齢だったとのこと。
岩下は自署で流産して子供を産めなくなったと書いているから、
前妻の子供、孫なのかな?
159 :
名無シネマ@上映中:04/10/26 20:04:04 ID:b3TTSpje
>>158 >岩下は自署で流産して子供を産めなくなったと
うにゅ? いや、たぶん2番目のお子さんからが・・・ そういう理由で作れ
なかったのでは? 岩下と篠田の間の長女(2ちゃんだから名前は伏して置きますね)は
岩下志麻が生んだ子供だと思われ。当時の週刊誌にも華々しく載ってたはず。
>>157 そうですね。
私などもこの二人のファンになるまでは岡田茉莉子さんが結婚してた事ももちろん、ましてや
相手が吉田喜重監督という事も全然知りませんでした、ハイ。 ATGの映画に興味を持ち始め
てから、初めて知りました私の場合。
>>156 ああ、そうなんだ。また「永遠の人」、機会があれば観たいもんです。
160 :
名無シネマ@上映中:04/10/26 20:17:12 ID:b3TTSpje
ところで私事ですが、今日は持病の発作でフラフラしております。
>>158さん、私は岩下志麻のその自著を読んでおりません。もし私が書いた
159の内容で訂正があれば、どうぞ宜しくお願いしまつ。今日のカキコはどうも
フラフラしておる心境で取留めがないでやんす。 しかし当時の週刊誌には「岩下
志麻出産!!」とあったようなんだが・・・。 都内にお住みの方は大宅壮一文庫
に行かれると即読めます。 ・・・まあ、下らない嘘記事も満載なもんなんだけど
さ、週刊誌って(笑)。 でも面白いですよ。 ちょっと話題がスレから反れました
でしょうか・・・ そろそろ養生の為、落ちさせて頂きます。 ノシ。
161 :
名無シネマ@上映中:04/10/28 21:52:50 ID:aQmxtWIq
ageます!
エロス+虐殺 は良かったよ
秋津温泉も ね
163 :
名無シネマ@上映中:04/10/31 12:54:28 ID:SbWTz7M6
164 :
名無シネマ@上映中:04/10/31 13:33:31 ID:Eii9Ostr
>>162 無難なタイトルだけでなく、自分が面白かったタイトルも書いてみようね。
けどその二つは面白いだろ。
俺は二つあげるなら秋津と水で書かれただ。
166 :
名無シネマ@上映中:04/10/31 14:50:47 ID:SbWTz7M6
>>165 水でかかれた物語、良いねえ。
もう何回観たかすら・・・・
うん。秋津は良かった
おススメ
BS1で「血は渇いてる」と「炎と女」もやるみたいだねえ。
「エロス+虐殺」は、日本映画専門チャンネルで今月やるねえ。
169 :
名無シネマ@上映中:04/11/02 14:41:36 ID:KSRr976l
あああ。
「炎と女」が観たいが、BSが我が家にはないわけでつねえ(涙)
「エロス+虐殺」は日本映画専門チャンネルでしっかり見ます。
BSなら漫画喫茶や個室ヴィデオで
171 :
名無シネマ@上映中:04/11/03 11:51:27 ID:YY37M1u7
>>170 「炎と女」、いつ放映?
・・・てNHKBSのサイトを見れば判るかな。
・・・・調べてきまつ。
172 :
名無シネマ@上映中:04/11/03 12:39:31 ID:4jiOQMgC
>>170 個室ヴィデオで見る吉田映画って、とても淫靡な雰囲気が。
大丈夫?出てこられる?にならないだろうか?
173 :
名無シネマ@上映中:04/11/03 21:13:59 ID:YY37M1u7
174 :
名無シネマ@上映中:04/11/04 18:17:10 ID:gqnsQBNO
ところで
大阪第七芸術劇場のちらし出来てましたね。
茉莉子様と喜重監督、2週に渡って来阪ですよ。
175 :
名無シネマ@上映中:04/11/04 18:42:39 ID:hM6fG/K/
なぜ だれも 168に ×BS1 -> ○来月 といってやらんの?
177 :
名無シネマ@上映中:04/11/05 21:17:31 ID:frv07yZM
178 :
名無シネマ@上映中:04/11/05 21:18:18 ID:frv07yZM
179 :
名無シネマ@上映中:04/11/05 21:49:29 ID:frv07yZM
しかし、
12月4日が待ち遠しいのう。
今回七芸ではニュープリントの作品が前回のポレポレより多いのです。
そう言えば明日は奈良シネマクラブでしたっけ?
「鏡の女たち」の上映は。
180 :
名無シネマ@上映中:04/11/07 12:52:52 ID:siLWVoZ6
あげ
181 :
名無シネマ@上映中:04/11/07 12:53:31 ID:siLWVoZ6
奈良盆地揚げ
183 :
名無シネマ@上映中:04/11/07 22:48:44 ID:5lvvqlTV
>>182 今ちらし見るわ。(ごそごそ・・・
え・・・っと・・・
ろくでなし
血は渇いている
甘い夜の果て
日本脱出
樹氷のよろめき
さらば夏の光
エロス+虐殺
煉獄エロイカ
告白的女優論
戒厳令
人間の約束
・・・です。
184 :
名無シネマ@上映中:04/11/07 22:51:21 ID:5lvvqlTV
>>182 確か前回のポレポレでの上映では「エロス+虐殺」と「さらば夏の光」がニュープリントだったかしら?
それと「人間の約束」ね。
松竹時代は「日本脱出」以外はほぼニュープリントに近い状態。
「女のみづうみ」「煉獄エロイカ」は余りいい状態じゃなかった。
「告白的女優論」は酷かった。
>>183 くそー、かなりニュープリントになっているじゃないか…
186 :
名無シネマ@上映中:04/11/08 00:00:57 ID:H98OAkfd
>>185 大阪まで観に来ない?(w
それとポレポレで観た「ろくでなし」は随分フィルムの状態が悪いと思った
んですが・・・。
187 :
名無シネマ@上映中:04/11/08 00:05:44 ID:H98OAkfd
音飛びだけだったかな? >ろくでなし
観てて随分、台詞の音が飛ぶなあ・・と思った記憶あり。
ぶつ、ぶつ。とね。
そういや「ろくでなし」と「水で〜」は結構飛んでいたかも。
_
190 :
名無シネマ@上映中:04/11/08 23:00:39 ID:RwDh0Vma
191 :
名無シネマ@上映中:04/11/09 21:30:48 ID:oWPNHYVM
昨日ビデオ整理の際、「煉獄エロイカ」を観る。
「秋津温泉」も林光の音楽がやたらかかるなあ・・と思ってたんだけど、この「煉獄エロイカ」にも
同じ事を感じますた。 もちろん音楽は林じゃなくて一柳慧だけど。けっこうワンシーンワンシーン、
リズミックにかかってますな、音楽が。 七芸の最終日はこの作品ですね。
192 :
名無シネマ@上映中:04/11/13 00:57:04 ID:CKzBNc0c
『嵐が丘』はリアルタイムで観た時は退屈で死にそうだったけど、
今観たらどうかな。少しは理解できるかな。
193 :
私も退屈でしたw:04/11/13 01:43:21 ID:DQy6T2Uz
>>192 ・・かなw
でも出来る事なら70年代後半の茉莉子様に是非「絹」役をやっていただきたかったなあ・・
僕は撮影が好きじゃないです。
この頃の邦画はフィルムの画質向上に撮影技術というか、
撮影コンセプトが付いていけてない作品が多いと思います。
屋外セットを旧態依然とした処理で失敗していることが多い。
高部と古尾谷が出ているシーンが酷い。
「人間の約束」は良かったんだけどね。
「鏡の女たち」では、実相寺昭雄のカメラマンを使って、
完全に克服していて感動。すんばらしい。
DVDの確認。
ジェネオンから「炎を映す水」が12/22、「性と政治の季節」が1/26
松竹から「新しい波」2/24、「反メロドラマ」が4月。
鏡の女たちと水で書かれた物語は単品でも出る。
で、エロス+虐殺<ロング・バージョン>は「3時間半のオリジナル版に
最も近い現存最長バージョン」・・・ってことで。
196 :
名無シネマ@上映中:04/11/14 14:30:04 ID:nSo4c8xj
>>195 原版そのものじゃないのかあ・・。
最も近いバージョン・・でも嬉しいなあ。
>>194 あ、私も実は同じ事感じてた。
「嵐が丘」、画面(撮影)に違和感を感じてたんだよね、素人の私の目からも。
でも今度の七芸で「嵐が丘」を改めて観直すつもりです。
197 :
名無シネマ@上映中:04/11/15 13:40:36 ID:TQF6Z9xj
来週はいよいよNHK・BS放映ですよ〜
199 :
名無シネマ@上映中:04/11/15 22:28:15 ID:I/u6c5fO
200 :
名無シネマ@上映中:04/11/15 22:29:09 ID:I/u6c5fO
来週は実況版もチェックしようっと。
おそるおそる。
202 :
名無シネマ@上映中:04/11/16 21:12:40 ID:WkJzz6x5
『嵐が丘』のキャメラは林淳一郎で彼のデヴュー作だが、
「映画撮影とは何か」の中で吉田監督とはずいぶんモメた、と言ってるね。
準備段階ではニコニコ顔で、やたら感覚がぴったりしていたのに、
いざ撮影が始まると、最初のラッシュを観た途端にいきなりリテイク要求で
「ライティングが違います」の一言。
要するに、人物がギラギラするのはイヤだ、ということで、
「原色を避け、絵巻のくすんだ色を出せ」、との注文でトーンを色温度計を使って落としたり、
すべてを間接照明にしてみたり、苦心惨憺でリテイクをかなり出したそうな。
吉田監督はキャメラアングルを指示し、撮影中もファインダーをのぞいているので、
自分はライティングや細かい技術の部分しか関れなかったのに、
三浦賞(撮影の新人賞)をもらってしまって……という話だった。
反面、吉田監督は「時代劇でやりたかったことをすべて行えた作品」と言ってるが。
吉田監督は現場では怒鳴りまくりのおっかない人とはよく聞くんだけど、想像できんなぁ。
203 :
名無シネマ@上映中:04/11/19 23:38:21 ID:bAiiPknc
保守あげ。
>>202 確かに。想像できませんよねえ。
今日の21時からやるBS2の番宣で
吉田・岡田夫妻の事が取り上げられる模様。
205 :
名無シネマ@上映中:04/11/22 10:02:11 ID:dtpJtC/N
今夜は『告白的女優論』だね。
206 :
名無シネマ@上映中:04/11/22 10:51:42 ID:oZTVdAWu
207 :
名無シネマ@上映中:04/11/23 03:22:37 ID:Lco+gTGa
さっきBSで「告白的女優論」を観ていたが・・・正直、冒頭でもう観るのやめようかと思ったw
物語・キャラクターの解体ごっこが、異様に古めかしく思えたもので。
しかし、観続けていくうちに、トリッキーな撮影(長谷川元吉)と美術(朝倉摂)のお陰で、
けっこう楽しんでしまいました。浅丘ルリ子もまだ崩れきっていない頃で綺麗でしたね。
長谷川さんは、映画は余り撮っていませんね。最新作は「ラヴァーズ・キス」か・・・。
ttp://www.allcinema.net/prog/show_p.php?num_p=118584 その後のインタビューで、ちらっとTV批判みたいなことを仰っていたが、脚本の
山田正弘も映画で食ってる人じゃないんだよな。主にTVだし。
未見の吉田作品がこの後も何本かあるので放送が楽しみ。とくに苦心したはずの「嵐が丘」
「鏡の女たち」などは、本来はフィルムで観るべきなのだろうが・・・。
>>207 トリッキーな撮影(長谷川元吉)
構図は全部吉田喜重だよ。
>>202 > 吉田監督はキャメラアングルを指示し、撮影中もファインダーをのぞいているので、
> 自分はライティングや細かい技術の部分しか関れなかったのに、
照明は照明でいるんだけどね。
209 :
北一輝:04/11/23 20:52:16 ID:NvOd1iK1
わたしは天皇が怖い。。
210 :
名無シネマ@上映中:04/11/25 19:19:19 ID:BlIZfpRL
もうじき『秋津温泉』だね!
211 :
名無シネマ@上映中:04/11/25 20:03:24 ID:Pzp+5ZPS
だね!!
生きてるとか死んでるとかそんなのはどうでもいい。
リリーフランキー
214 :
アユ:04/11/25 22:07:02 ID:Pzp+5ZPS
ママー、助けて恐ぁ〜い、こんな人パパじゃないわあ〜〜
215 :
名無シネマ@上映中:04/11/25 22:07:49 ID:Pzp+5ZPS
リリーフランキーはこの頃テレビに出てるな。
216 :
名無シネマ@上映中:04/11/25 22:56:08 ID:3nHnYplI
デシーカのひまわりそっくりだったな。秋津温泉
ああ「ひまわり」も堪えるラブストーリーだったね。
216はスルーてことでw
219 :
北一輝:04/11/26 03:00:17 ID:SeXxH71M
おいらもスルーですか。そうですか。
セックスはスルーできん↑
221 :
名無シネマ@上映中:04/11/26 06:00:31 ID:ZfeS2uV5
「秋津温泉」を少し見返したが、つくづく明晰で力強い作品ですね。メロドラマといって
も雰囲気で誤魔化さない。的確にワンカット・ワンカットを積み、エモーションを畳み込んでいく。
叙情的な撮影(成島東一郎)、繊細にして、時には扇情的であることも厭わない音楽
(林光)も素晴らしい。
全編を貫徹する、透徹して研ぎ澄まされた世界観・人間観に心打たれました。あそこまで甘さを
排して冷酷だからこそ、時の流れとともに変わっていく人間たちの悲哀、無念も浮かび上がってくる。
ラストシーンで、岡田茉莉子の死を悼みひらひらと散る桜の花びらが美しく悲しいです・・・。
あれってきっと岡田を抱えて川を遡って桜にたどり着くのは、
時間を遡って会った頃に戻ることのメタファーなんだよね。
岡田が川を下っていくのは、岡田の方はそれまで時間が止っていたから。
223 :
名無シネマ@上映中:04/11/26 06:52:02 ID:ZfeS2uV5
>>222 そう考えると、ひどいヤツである長門も可哀想ですよね。岡田の長い長い片思いの話である
だけでなく、長門も最後の最後で、自分が初恋を失ったことに気づくわけだから・・・。
今出てるキネ旬のオールタイムベストテンラヴストーリー編で、
「秋津温泉」は8位でした。
記事ではスチールじゃなくてビデオからのキャプチャが一枚使われていて、
画質は悪いけど、なかなかいいシーンを使ってました。
225 :
名無シネマ@上映中:04/11/26 10:11:45 ID:KcEQxJgt
>>219 IDが「sex」になってるw
珍しい。 北(219)さんはスルーしないよ。
こんな感じでいいのかな?
↓
兵士A
「せんせええええっ! 私はどうしたらいいのか判らないんですぅぅっ!!」
226 :
名無シネマ@上映中:04/11/26 10:14:44 ID:KcEQxJgt
「秋津温泉」撮影が素晴らしいね。今、こういう画が撮れないのかな。
「人間の約束」「嵐が丘」とかと比較しても遥か昔の撮影技術のほうが上ってことだろうか?
機材の技術進歩に、技術者が適応できていないのが邦画の現状。
フィルム、機材の特性に合わせた技術が必要なのに。
もう今はない松竹大船は特に酷かった。
のべつまくなし弦楽が鳴り響いていたのは耳障りだった。
あれは月9ドラマ並の物量だったな。
そうかね、そんなものかね
232 :
名無シネマ@上映中:04/11/26 16:42:48 ID:n/FPJqh1
>>228 そこを現場の人に言わせると、時間も予算もありません、ライトの量もありません、という
話になるらしい。
映画なんだから他の何処を削っても、画に予算のしわ寄せを被せるなと言いたい。
234 :
名無シネマ@上映中:04/11/26 21:28:08 ID:qgqrJZEJ
>>228
228さん、
撮影監督なら誰がいいですか?
もちろんいい監督と組まないとストラーロの絵でも月並になった映画ありましたよね
出来れば、撮影監督名だけでなく、これはという作品名も教えてください。
勿論私も「秋津温泉」の絵は大好きですが、最近のは???です
>>232
それは言い訳ですよ
235 :
名無シネマ@上映中:04/11/26 22:18:27 ID:yPrFECyR
メールの使い方が恥ずかしかったな。
特に「ただの普通の女?」とかいうやつ。
保坂が吉田は糞だって言ってますけど
237 :
名無シネマ@上映中:04/11/26 22:33:46 ID:+VdJue6m
「鏡の女たち」、すげー。
ラルジャンとかアントニオーニの映画に匹敵する傑作だと思う。
演技も撮影も編集もケチのつけようがない。
吉田喜重、すげーよ。
238 :
名無シネマ@上映中:04/11/26 22:42:47 ID:AN9aIwBj
>>237 絶賛の次は疑問レスをw フィルムで観ると凄かったのでしょうね。恐らくは撮影も、相当に大胆
なことをしているんだと思う。すべてを粘り抜いて撮影しているのは伝わってきました。
内容は・・・? お年を召されるとこんな映画を作りたくなるのでしょうか? インタビューで語られていた、
現在の形になる前に、クランクイン直前に中止したこともある、という話は気の毒でしたけどね。
制作が延びたせいもあるのか、各人の設定年齢がよくわかりません。いったい、岡田茉莉子
の娘はいつ生まれたのでしょうか? 終戦直後だとすれば1940年代後半でしょうか?
だとすれば現代(02年頃?)はすでに50代になっていなければならないはずですが、どうも
劇中の台詞から察するに、田中好子は40代後半みたいですし。
239 :
名無シネマ@上映中:04/11/26 22:43:33 ID:3mB6AKCn
「鏡の女たち」映像は文句なかった。重厚で細部にまで神経の行き届いた画面作り。
あんな老けてても、岡田茉莉子のアップの度合いが多すぎる。一番綺麗に撮ろうとしてた感じだった。
240 :
名無シネマ@上映中:04/11/26 22:44:34 ID:AN9aIwBj
一色紗英がアメリカの研究所で働いている、というのも無理がある。どうやら24・25
ぐらいですか? 医学部を卒業したばかりでそんな職に就けるのでしょうか?(留学という設定?)
台詞のあるキャラクター以外のエキストラたちが存在感を消されている点に顕著なように、
ポイント以外は簡略に処理されている映画であることは承知の上で、とかく設定の無理が気になった。
記憶喪失の田中好子が別の名前を手に入れて、誰にも見つからずにひっそりと生きている、
そんなことは有り得るのでしょうか?
冒頭、謎めいて現れる山本未来の意味がないのに参った。山本が岡田茉莉子を尾ける理由が全くない!
室田さんは素晴らしかった。合掌・・・。
241 :
名無シネマ@上映中:04/11/26 22:58:03 ID:+VdJue6m
おまえらって、生れて初めて映画を見せられて、肝心の話は全く
理解できずに、画面の隅っこにたまたま写ってたニワトリばかり見ていた
という、土人みたいだな。
頭が悪い人は映画見ない方が良いよ
>>240 テレビドラマでも見ながらブツブツ言ってる方が似合っている。
243 :
名無シネマ@上映中:04/11/26 23:07:40 ID:KcEQxJgt
ID:xYCJB5T6はいつもの既知外なんで皆さんスルー。
(懐かし邦画板に常駐して良スレを荒らして潰している人ですよ、この人)
>>240も気にするなよ。
皆さん、駄レス・荒らしレスは徹底無視ということでw
244 :
240:04/11/26 23:07:52 ID:AN9aIwBj
>>242 自分がバカなのは認めますが、そういう些細な点が妙に気になってしまう人間は観るな、
という映画なんですかね? だったらスミマセンというしか無いね。
245 :
名無シネマ@上映中:04/11/26 23:09:37 ID:KcEQxJgt
>>244 相手すんのやめとき。
どうせ241も ID:xYCJB5T6と同一人物だよ。
こうやって良スレを荒らしていくんですよ、この人。
ものすごう悪質な奴です。
246 :
名無シネマ@上映中:04/11/26 23:11:25 ID:KcEQxJgt
実は俺も最初観た時、240と同じ疑問を持ったけどなw
247 :
名無シネマ@上映中:04/11/26 23:12:18 ID:+VdJue6m
「嵐が丘」が公開されたときは、黒沢明が絶頂の頃で、わざわざ
村木与四郎や武満徹まで呼んでクロサワごっこか、と当時は思ったし、
「人間の約束」も「花いちもんめ」と同じ頃に公開されたから、パクリ
映画のように思ってたんだが、今見直すと両方ともすごい。
「鏡の女たち」はまともな劇場公開されなかったから、見逃してた
んだが、吉田喜重は時流に乗れなくて損してるだけだったんだな。
248 :
名無シネマ@上映中:04/11/26 23:14:41 ID:KcEQxJgt
>>247 良かったらまた劇場で観ることをお勧めします。
249 :
名無シネマ@上映中:04/11/26 23:28:19 ID:KcEQxJgt
>>ID:+VdJue6m
ID:xYCJB5T6と同一と思ってもうた。今読み返してみたら違う人物みたいだね。
まあ、とにかくあんまり刺激的な煽りレスは控えてね。「土人」なんて言葉は
出さないほうがいい。相手がどう思うか・・。 相手は自分よりレスの意味を多く
余計な意味も含めて捉えてしまうもんです。 またこのスレには(良かったら)
お越し下さい。
250 :
228:04/11/26 23:34:42 ID:7+8Jq71Q
>>234 最近は「御法度」の栗田豊通さんです。
実相寺組の中堀正夫のやった「鏡の女たち」もいいですね。
けどこれは撮影監督と言えるのかどうか。
柳島克己さんも好きです。(これもDPなのかどうか)
狙いがはっきり分かって質も高い、当たり前だけどそういう人が好きです。
白黒だとかなり古くなるけど岡崎宏三さんの「恍惚の人」
DPシステム確立してないから責任の所在がはっきりしないんでしょうね。
けどシステム確立すると吉田監督はカメラ覗けなくなりますが…
クタールはアメリカで自分でオペレートしたいたみたいだけど、
ユニオンあってもインディペンデントは大丈夫なんだねえ。
251 :
228:04/11/26 23:38:32 ID:7+8Jq71Q
あと、J-コンテンポラリホラーは全般的にいい感じです。
林淳一郎さんも「嵐が丘」は好きじゃなかったけど、
(けど田中、松田のラブシーンは良かった)
「リング」とか「冨江」はよかったですよ。
「ドラゴンヘッド」は撮影監督ってタイトルついているし、
予告も(撮影は)良かったから観ようと思っていたけど、まだ観てない。
鏡の女たち良かったわ。特に異様なテンションで終るあのタイ
ミング
が堪らん。確かに「?」な箇所はあったかも。
eメールの使い方や病院で係員が運ぶ大きな写真のスローとか
はどうか
と思ったわ。あとたまに宗教っぽい匂いを感じるんだが気のせ
いか?
山本に関しては「原爆は敵も味方も吹き飛ばす」みたいな台詞
に、別の
意味を求めてしまうね。
241とか242の有り難い意見も聞いてみたいが。
253 :
名無シネマ@上映中:04/11/26 23:46:35 ID:KcEQxJgt
254 :
240:04/11/26 23:49:34 ID:dEFMQajc
255 :
名無シネマ@上映中:04/11/26 23:51:06 ID:KcEQxJgt
中堀正夫といえば実相時の「曼荼羅」の撮影もそうだったのでわ?
あれはなかなか好きなんですけど >撮影。
256 :
名無シネマ@上映中:04/11/26 23:55:31 ID:3mB6AKCn
「曼荼羅」の人だったか。何か納得したわ
学生の頃8ミリまわしてたが、鏡の撮影はむずかしい。この映画で
注目すべきなのは些末な設定じゃなくて、鏡やコップや波や影
だろう。ことばのセリフよりも物質や風景が雄弁に人間の記憶や感情
を喚起している点がすばらしい。黒沢明がまったく歯が立たなかった
題材をこれだけの映画にしてみせたのは、たいしたもんだ。
>>253 スマン
あと、オレも嵐ヶ丘みて、乱じゃんって書き込もう
としたんだが、またスルーされそうだったのでやめたW
両方とも好きなんだけどね。
259 :
名無シネマ@上映中:04/11/27 00:07:09 ID:2by3bYn0
>>258 あはは。「乱」ですか。
確かに「嵐が丘」は喜重チックなスタッフじゃないんですよねえ。
どっちか言うと黒澤さん方向のスタッフでしたよね。前述の村木与四郎
や音楽の武満徹。 吉田監督の映画、と言うと一柳慧の音楽の印象が深い
んで、「嵐が丘」での武満徹の音楽は(個人的に、ですが)あんまり吉田監督
の作品には合わないような気がした。 吉田監督と武満徹って何かの作品で組んだ
ことありましたっけ・・? 「日本脱出」か「嵐を呼ぶ18人」、どっちだったっけ?
260 :
228:04/11/27 00:16:59 ID:Y5gef2Vj
>>254 > 中堀さんで検索すると、こんなレポートがありました。
照明が佐野武治さんなんで、
撮影監督とは言えるほどコントロールしてないんじゃないかと思ったけど、
これじゃあ助監督、美術も兼ねているような感じですね。
ちなみに「曼陀羅」の照明は佐野武治さんです。
261 :
240:04/11/27 00:17:27 ID:ZqZ83bkG
>>257 屋内の明暗、水と雨の造形が見事な「人間の約束」を見ても思ったが、普通に観ていると何げなく
見落としてしまう、そうした光と影の物質性を定着させるのに妥協の無い方ですよね。
現場の作業としても要求水準が高いので大変なのではないでしょうか? 以前、どこかのサイトで、
喜重さんの文化映画に従いた方の述懐があったが、ロケの紀行モノで、光の具合がいい
午前中しか回さない徹底ぶりだったとか(その代わり午後は麻雀・観光で遊べて天国だったらしいw)
262 :
228:04/11/27 00:19:11 ID:Y5gef2Vj
263 :
228:04/11/27 00:21:17 ID:Y5gef2Vj
>>252 > eメールの使い方や
確かに少し違和感あったけど、完全忘れていた。
> 病院で係員が運ぶ大きな写真のスローとかはどうかと思ったわ。
「血は乾いている」とか観てないとわけわかんないよね、あれ。
> 「原爆は敵も味方も吹き飛ばす」
本来敵でも味方でもない一般市民もね。
264 :
名無シネマ@上映中:04/11/27 15:33:46 ID:REPfpwQ1
265 :
名無シネマ@上映中:04/11/27 17:16:02 ID:kr5+Fg5D
俺も『鏡の女たち』は公開で観て、メールの使い方その他にはじまる、
リアリティの不足した薄っぺらい人物造型や、
被爆写真のチャチなコマのばしスローなどの使い方には萎えまくったし、
喜重理論はわかるんだけど、それにしちゃ「原爆」のとらえ方は、
過去に作られた数々の「反原爆」映画と結局何も変わらんのではないか、
などなど不満タラタラで正直、がっかりしたものではあるが、
この年齢の監督があえて現代を舞台にした映画を撮った、というのは勇気がある、と思う。
なので、次作をやはり期待してしまう。
これを遺作にしないでくれ〜。
266 :
名無シネマ@上映中:04/11/28 19:58:20 ID:Jh8X2dWR
これは個人的な好みだけれど・・・・
『エロス+虐殺』、大杉栄と伊藤野枝の話に統一して欲しかった
最後に記念写真を撮るのは『新世紀 エヴァンゲリオン』(懐かしいね)が
パクっているのかな?
俺もA子の出ているところ以外はいらないと思う。> 現代サイド
岡田茉莉子さん、青山真治の新作に出演した様です。
269 :
234:04/11/29 23:11:45 ID:98o7aya9
スレずれ申し訳ない
>>250 228さん
たいへんありがとうございました。
仕事が激務で時間が無くて、
また映画観るのこと自体つらくて映画を観ない時期が10年以上ありました。
そんな時期に相米慎二の「お引越し」を観て、
信じられないような絵に驚き、誰が撮影監督をやったのか気になりはしましたが、
調べてる余裕はありませんでした。
栗田豊通さんがそうだったのですね。
御法度もアルトマンのも是非見てみるつもりです。(出来れば映画館で)
270 :
名無シネマ@上映中:04/12/01 03:58:30 ID:LlMOURDm
BSで「ろくでなし」(吉田喜重)を観たが。喜重さんは当時、「勝手にしやがれ」をまだ観て
いなかったのに、「ラストシーンがいい」と聞いて、似たシチュエーションにしたそうだ。
撮影時に、すでに観ていた津川雅彦が「一緒にしていいんですか?」と聞いたので、
「お願いします」とやってもらったとのこと。道理でソックリ。
有名な話かも知れないが、噂に聞く「勝手にしやがれ」と「ろくでなし」の類似の真相を、
喜重さん本人が公の電波で語ったので、あらためてここに書き記しておく。
観てなかったということ以外は初めて聞いた。
いままで「いとこ同士」のパクリなのは認めても、「勝手にしやがれ」
の件は否認してたのにな。とうとうゲロしやがった。
273 :
名無シネマ@上映中:04/12/01 19:43:05 ID:YVodSTkq
ほう
274 :
名無シネマ@上映中:04/12/01 21:36:44 ID:e7wkPHw+
今日やる「血は乾いてる」をパクったのが米映画「ネットワーク」だなw
275 :
名無シネマ@上映中:04/12/01 23:05:08 ID:rqBtdp1e
「ろくでなし」の、仲がいいようでいて、実際は打算でしか動いていない甘ったれ
学生たちの友人関係は観ていて冷や冷やしたよ。
貧乏学生もブルジョア学生も、根ではお互いに嫌っていて、でもなぜか一緒にいる。
「タカりに来た」「タカってるんだろ?」とか言い合ったり、面白くもないのに不味そう
に酒を飲んでいたり、夏休みにやることがない、とダラダラしていたり、妙なリアリズムがあるね。
当時盛んだったデモにも行っていないようだし、部・サークルの類にも入っている気配が
無いし、現代にも通ずるノンポリ学生の生態を冷たく誇張していてゾッとする。
生硬なポーズとはいえ、人間観の醒めっぷりは凄いな。やはり学歴的な面でも衒学的な
意味でも松竹ヌーベルバーグ連中は秀才だからかな?
狙いが的確で脚本が緻密だね。
不思議なのは「ろくでなし」「血は渇いてる」「甘い夜の果て」
「秋津温泉」「嵐を呼ぶ十八人」と成功し続けているのに、
「日本脱出」で駄目になっていること。一番好きじゃない作品。
篠田の「乾いた湖」と同じくらい緩い。恋愛、婚約で忙しかったかね(w
277 :
名無シネマ@上映中:04/12/02 04:17:58 ID:YU+QcJPp
>BS「血は渇いてる」(60)
不遜な言い方だが、映画など少し観ているとだんだんスレて来て、名作傑作の類にも
事前に予想された以上の感銘など無くなってしまうものだが、たまに「こんな佳作を自分は観ていな
かったのか!」という、意外な衝撃に我が身が恥ずかしくなることがある。
「血は渇いてる」には驚かされました。メディア社会と人間を描いて、増村保造の「巨人と玩具」(58)
と双璧を為すと言うべき、聞きしに勝るシャープな傑作ですね。
278 :
名無シネマ@上映中:04/12/02 04:21:27 ID:YU+QcJPp
増村が世界への闘いを訴えて終わるのに対し、ここには現代人たちへの挽歌とも言うべき風格
が漂っている。60年安保の年に、来るべき日本映画・日本社会の崩壊・頽廃を予見し
ていた吉田喜重、まさに恐るべし。
封切時(60・10/9)の同時上映が、大島渚「日本の夜と霧」というのも凄過ぎる。
このスレの方はとっくに行っていることだろうが、大島渚と山田洋次の突出で代表されてきた50
年代後半〜60年代デビューの戦後の松竹監督たちは、丹念に観返されねばならないね。
世代的には、高橋治・田村孟・篠田正浩・森川英太朗・井上和男・前田陽一・森崎東、、、あたりと
なるわけか。前田の「にっぽんぱらだいす」などは、遅れてきたヌーベルバーグそのものだろう。
「巨人と玩具」「にっぽんぱらだいす」俺はダメだわ。
「巨人と玩具」はカリカチュアライズしすぎで鳥肌たつ。増村は好きなんだが。
高橋治、田村孟はいい。余り観られてないのが残念。
280 :
名無シネマ@上映中:04/12/02 19:17:06 ID:MnL1pi+r
『ろくでなし』『血は渇いている』『秋津温泉』と観てね、つくづく思った
岡田茉莉子とセットで娯楽作品を松竹以外の大手で作りながら、現代映画社で芸術作品も作る
そんなヤマサツ路線を行くべきだったんじゃないかと
大映とか東映なら(客が入ればだけど)容認してくれたのではないかな
あの手腕を見る限り惜しい・・・
281 :
名無シネマ@上映中:04/12/02 20:18:22 ID:e3XLO6Fu
>>280 当時も様々な形態で各社で撮る監督はいたわけだが(すでに巨匠の川島雄三など)、喜重さん
(現代映画社)も大島渚(創造社)も、他社の雇われ監督となることを潔しとしなかったのでは?
大島さんも東映京都で失敗している。あるいは話があっても潰れてしまったか。
ただし、独立プロといっても、主に松竹配給になるので、下請け的な境遇に甘んじて
しまうわけだが。ATGも経済的にはキツかった。
当時、ヌーベルバーグ派はTVの仕事(脚本など)を熱心にやっている。喜重さんも70年代には
「美の美」をやっていた。やりようによってはTVの方が自由な時代もあったわけだ。
(もっとも大島さんは途中でやる気を無くしたのか、タレントに転業してしまうわけだが)
282 :
名無シネマ@上映中:04/12/02 21:12:15 ID:MnL1pi+r
>>281 大島はやらんでしょう
撮影所体制を「前近代性の象徴」として否定するようになりましたから
元祖ヌーベルバーグ・増村保造についても「あの人の映画は不十分だ」と言ってる
これは作品そのものと共に「なんであんな所に留まっているんだ」という意味だと思う
ただ、吉田は(退社の理由は似ているけど)違う考え方なんじゃないかな
独立プロ&大手で雇われ監督もやれるんじゃないかと(力量は申し分ないし)
>>282 >「なんであんな所に留まっているんだ」という意味だと思う
離れるともっと苦しい所に追い込まれるからでは? 増村などTV時代を見越して、大
映でまだ映画が撮れていた時代から大映テレビ室(のちの大映テレビ)に関わっていたらしい。
ATGもやったが、ソロバンはキッチリしてるよ。
大島の創造社など、メンバーの多大な犠牲によって成立していたし、映画界・TV界で
苦戦して消耗していったわけだし。
大家の木下恵介なども、配下を連れて先回りしてTV界に逃げたけど、80年代には木下プロのTV
制作には関わらなくなっていたらしい。企業としては普通の制作会社になってしまったからね。
吉田氏が何を考えていたかはわからんが・・・。
ちなみに何をやっても(映画・TV・CMその他)器用で、かつ巨匠の地位を築いた
のが市川崑だけど、ほぼ一貫して雇われ監督。ATGにも深入りしなかった。
これぐらい世渡りが上手くなくちゃ駄目なんだね。
ついでに、TBS時代にヌーベルバーグ派の脚本をよく使っていた実相寺とかも世渡りは上手い。
というか、TBS退社後も生活もありけっこうな仕事量。
余りプロフには載っていないようだが、映画・ドラマ等以外の普通のTV番組・ドキュメンタリーの
仕事も多い(当然、とくに再放送もされないまま、どこかに眠っている。あるいは消えた?)
実相寺さんはアート系のフリをした何でも屋さんだからな。さすがTV屋さん。
市川>篠田>大島,吉田
メジャーでの作品の多さの順だけど、
役者の心を掴む巧さの順でもある。
岸恵子が出ればそれだけで企画が動く。
>>282 喜重は「人間の約束」の前に考え方が変ったとどこかで言っていた。
この前の特集パンフのハスミとの対談かな?
286 :
名無シネマ@上映中:04/12/02 22:22:51 ID:MnL1pi+r
深作もほぼ一貫して雇われ監督だったね
ただ深作の場合は悪戦苦闘(70年代後半以降)という印象が強いけど
雇われ監督で何が悪い
288 :
名無シネマ@上映中:04/12/02 23:29:12 ID:8BaYxGzx
しかし、『人間の約束』はプロデューサーからの持ち込み企画だったそうだからね。
勇気のある人がいたもんだ。今、こういうプロデューサーいるかね。
東映は大島渚のところに『日本の黒幕』の企画を持っていったそうだが。
(本人は乗り気になったが松田寛夫の脚本が気に入らず、降旗監督に交代)
食わず嫌いだったのか、見る機会がなかったのか、最近BSで吉田さんの
映画を見てはまりました。(こんな立派な監督が日本にいるとは。
いままで「嵐が丘」しか見てなかった自分が恥ずかしい...)
DVD高いけど買おうかな。
>>288 『人間の約束』はセゾンのバブルの恩恵でしょうか。おかげですごい映画がみれて
よかったわけですが。
>>288 > (本人は乗り気になったが松田寛夫の脚本が気に入らず、降旗監督に交代)
脚本は高田宏治じゃない?
その後その脚本は捨てて足立と一緒に書いたけど、
どうしても題材が自分の気質にマッチしなかったと、
雑誌「国文学」に書いているよ。松田のインタビューで。
右翼の少年が田中角栄をモデルにした政治家の葬式で遺影を撃つ、
このモチーフはいいんだけど、結末や仕掛けに大島渚らしさを出せないなら、
やる意味がない。しかし立ち往生ってことらしい。
日下部五朗は笠原和夫を考えなかったんだろうか。
(まあそんな煮詰まってから笠原が書く時間はないだろうが…)
しかし難しい監督さんたちだね。
291 :
名無シネマ@上映中:04/12/03 01:29:57 ID:IQAf/hFZ
>>290 >その後その脚本は捨てて足立と一緒に書いたけど、
足立さんはその頃、日本にいないw 大島が誘ったのは内藤誠だったはず。高田の脚本を引き継いだ
降旗さんは事態を収拾するためだけにマジメに仕事をしました、 という感じ。
さっき高橋治の「彼女だけが知っている」を観たが、リアリズム・タッチの掌編フィルム・ノワールでしたね。
高橋の作品は観る機会が余り無いが(CS等ではやっているのか?)、未見だがTVの
スピンオフ「七人の刑事・女を探がせ」なども案外に巧かったのかもしれないな。
松竹のあの周辺はみな、当時は若くてアタマが良過ぎて現場でも動ける、優秀過ぎて
考え過ぎたんだろうね。まあそういう時代だったということだね。
>>291 > 大島が誘ったのは内藤誠だったはず。
あっそうだ。
高橋治は「死者の結婚」も面白い。余り評価する人間がいないのが不思議。
294 :
名無シネマ@上映中:04/12/03 10:12:31 ID:6dOK8w6F
>>287 他人のカキコをまともに読めないのか?
誰も雇われが悪いとは言ってないはず
295 :
名無シネマ@上映中:04/12/03 10:16:29 ID:6dOK8w6F
。
まあまあ。287も別に誰かに反論してる訳じゃないと思うし。
まともにとって腹を立てるのも損かもしれないよ。
しかし深作は確かに雇われ監督ではあるが、
同時にゴネ大王だからなあ。本当に粘り腰の強い人だったね。
299 :
名無シネマ@上映中:04/12/03 14:27:03 ID:6dOK8w6F
>>297の言う通りですね。
>>298 でも、どれも魅力を感じるなぁ・・ >深作の映画
ただ、晩年の作品は自分的にはあんまり・・。
雇われであろうがそうでなかろうが企業内だろうが、良い作品を見せて
くれればそれでいい。
雇われ監督で何が悪い
301 :
名無シネマ@上映中:04/12/03 15:35:54 ID:6dOK8w6F
geragera
雇われでもやっていい事と悪い事がある。
宇宙からのメッ(ry
竹取物(ry
君たち、それほど言うなら、『王貞治物語』はどうなるのだ?
やってもいいことなのか?
ちなみに俺は・・・・・・・・やらなかったほうがよかったとおもぅぅぅ〜lん・・・・・・・・
>>303 観て言ってるの?
観た人の話では相当ヘンな,、だから真っ当な「吉田喜重映画」らしいよ。
>>304 最近はDVD化されたりもしているが、劇映画外の仕事も多いですからね。95年の
「夢のシネマ・東京の夢」(TV)などもいい作品だった。
同年、朝日ホールでのイベント「光の生誕 リュミエール!」で観ました。ハスミ・喜重さんに
加え、来日中のアンゲロプロスも現れ、けっこうなものを観させて頂きました・・・。
>>278 に挙がっているメンバーの中では精力的な方ですね。孟さんはTVドラマの脚本は多い。
前田・森崎も映画以外にTVはけっこうやってますね。森崎さんは佳品も多いらしいが。
>>302 未知との遭遇やスターウォーズ以上のSF映画を、雇われ仕事で
ひょい、と撮ったという事実だけでも凄いじゃん。
今松竹ヌーベルバーグの作品を観ると、
センセーショナルなところはほとんどなく(『日本の夜と霧』のみ除外)、力作揃いだ。
あの力を十分に活かすことの出来なかった松竹は情けない…
308 :
名無シネマ@上映中:04/12/04 14:57:48 ID:ko4D8x3p
>>286 スレ違いだけど、題材が深作に合わないものが多かった
その中でも悪戦苦闘しながらベストを尽くしていたよ
『火宅の人』なんか良い作品だと思う
山田洋次は深作の葬儀に行って「彼は戦友だ」と言っていたが(深作と山田は関係あるの)
大島や吉田のXデイ(失礼かもしれんが)でも同じことをするのかな
城戸四郎のお稚児みたいになって地位を築き、
松竹大船で院政を敷いていた山田洋次が「戦友」とはおこがましい。
あの、ひとつ聞きたい事があるんですが。
『炎と女』の英語タイトルって『Flame and Women』と『Impasse』のどちらなんでしょうか?
判る方がいましたら教えてください。宜しくお願いします。
312 :
名無シネマ@上映中:04/12/06 12:40:59 ID:4he+edZc
「血は渇いてる」は、予告でみて佐田啓二がピストル頭に突きつけてる写真をみただけで
惹きつけられるほどの強い印象をもった。象徴的でとても面白かった。
また、三上真一郎が演じた、あんな風にゴシップをでっち上げるやり方は、今でも同じようなもんだろうな。
ろくでなしの不思議ライブシーンは佐々木功でok?
何気に凄い歌詞だったような。。。
314 :
名無シネマ@上映中:04/12/08 10:43:28 ID:NwXFKYQ7
ok
卒論のテーマ、喜重さんにしますた。
みんなの意見参考にさせていただくぞw
316 :
名無シネマ@上映中:04/12/10 10:05:26 ID:Uu24inMJ
>>315 今頃の大学はいいなあ。
私の時は吉田喜重をやりたくとも、一応「国文」て括りがあってさ。
しゃあなしに近代の作家選んで卒論書きましたけど。
んで資料集め、といっても肝心の作家のを探さずに、吉田喜重のんばかし買って
たり観てたりしたなあ。 315さん、とりあえずがんがれ。
このスレもいいですが、はてなダイアリーで吉田喜重のことを書いている人の文章
を読まれると良いかも。 ちなみに私は毎日チェックしてます。
317 :
315:04/12/11 18:52:27 ID:+755rQ7/
>>316 激励ありがとうございます。
はてなダイアリーは私もちょくちょくチェックしております。
実は、私も当初は近代の作家(永井荷風の表現におけるエロティ(ry)にする予定でした。
ポレポレや最近のBS特集に影響を受けた感は否めませんw
喜重さんがテーマと言っても、ダイレクトに「吉田喜重作品研究」というわけでなく、
松竹ヌーヴェルヴァーグからATGに至る60〜70年代の映画界における前衛的な動きについてが主題ですが。
もちろん話題の中心は喜重さんや大島監督にする予定です。
本当は思い切って「吉田喜重研究」とか「『エロス+虐殺』研究」にしたかったんですが。
テーマを細分化することで分析の甘さを露呈されるのを避けて、史料分析に切り替えて拡散させた感じですね。
それより就活が…orz
>>317 >テーマを細分化することで分析の甘さを露呈されるのを避けて、史料分析に切り替えて拡散させた感じですね
結局、資料を集めて抜き書きして概説史を書いて終わりになるでしょう。まあ、文系の
学部レベルの卒論だから、何を書いても通るけどね。
教官も院生はともかく、学部生にはやる気の無い人も多いし(これは言い過ぎかw)
真面目な話、作家を絞り込むことをお薦めします。喜重さんだけで充分だと思います。
まずは喜重さんの可能な限りの全作品をご覧になりましたか?(ソフト化されているTV
作品や文化映画など、断簡零墨まで含めて)
1人の監督を可能な限りカバーしてみますと、自然と見えてくるものがありますよ。
あらゆるジャンルの作家研究で、可能な全範囲(いっけん、無駄なものも含めて)をカバーする
のは基礎中の基礎じゃないでしょうか? まあプロの研究者でもサボるヤツはいるな。
あるいは、そもそもクソつまんない訓古学をイジイジやってるだけの人が大半か?(これも言い過ぎw)
320 :
315:04/12/13 20:18:52 ID:Jd6nK3+y
叱咤激励ありがとうございますm(_ _)m
少し言葉が足りなかったようなので、大幅に補足させていただきます。長文スマソ(><)
>>318>>319 この歳にしては積極的に、在学中は松竹新波やATG映像群と接してきて、ある程度は網羅できた感はありますが、
その時代を感覚的に共有していない20代前半の学部生である私が、
ATG全体という大それた論題を体系的に論じるというのは恐れ多い上に、明らかに無謀だと承知しております。
たとえそれを試行したところで、学部生レベルだと、
>>319さんが指摘される通り、「資料を抜き書きした陳腐な概説書」に収斂するのが目に見えてますね。
そんな引用づくしの代物でも、卒論として認められてしまうのも、また大学の現状なのですが('∀`)
現段階では、資料分析という枠は出ないものの、前述した類とは一線を画したものに仕上げたいと考えています。
具体的には、松竹新波→ATG(⇔現代映画社・創造社…)
このベクトルそのものに重点を置いていきたいと考えています。
これなら学部生の私でも手に負えるかなと思いまして。
こうなると、自ずと題材は喜重さん・大島監督・篠田監督らに絞られますね。
そこで問題になるのは、誰を「ご指名」するのか?ということですね。キャバみたい(;´Д`)ハァハァ
より正確に言えば、どういう切り口で攻めるのか?になりますね。
>>319さんが提案されたように、>作家を絞り込むこと
論文として体を成すためにも、私もこれが一番得策だと思います。
>1人の監督を可能な限りカバーしてみますと、自然と見えてくるものがあります
そしてこれにも禿げしく同意です。
私自身、ふって沸いた大島監督への興味(゚∀゚ )何気ない鑑賞から|д゚)
喜重さんをはじめとした同時代作家・作品群への興味へとつながった経験があるからです。
大島監督作品に関しては、フィルモグラフィーにある作品はほぼ制覇しましたヽ(´ー`)ノ
(短編ドキュメンタリー『ユンボギの日記』などはCSの放送で…『飼育』などはDVDを取り寄せるなどして…)
気が付いたら、氏が執筆したシナリオ作家協会の資料や松竹時代の師匠(?)の大庭監督にまで手を出す始末でした(゚Д゚;≡;゚д゚)
321 :
315:04/12/13 20:22:29 ID:Jd6nK3+y
喜重さんに関しては、まだハマって1年程なので、不十分な感は否めませんが、
先日のポレポレやBSの特集などで、ソフトが未発売の作品も一見もできたし、
サイン入りの雑誌『ユリイカ』を精読ではないですが、いちおー一度目を通したので、
研究の足がかりにする為の第一段階はかろうじて踏んだかなぁ〜という印象です。
こういう中途半端な状況なので、まだ「ご指名」するのにためらっているのが現状です。
ただ漠然と、この人は凄いΣΣ(゚Д゚;)この人の作品マジで研究しがいがある(`・ω・´)シャキーンと、独りで盛り上がってますけど
篠田監督に関しても、上記の二人ほど魅力を感じないものの、
(´-`).。oO(喜重さん≧大島監督>>(越えられない壁)>>篠田監督)
大学のイベントなどで直接会話したこともありますし、作品もひと通り観てます。
なので、「ご指名」は特にせず、前述したような一連の潮流を押さえたいと思うようになりました。
一監督の研究を縦の長〜い軸だとすると、私は今のところ、ある一部分を抜き取った横軸(主に時間軸)で行きたいということですね。
(でも、まだどう横から切っていくか?その「切り口」を決めかねている段階です)
とは言っても、まだ計画書を提出する段階であり、
この段階はどう卒論を完成させていくかと言うことよりも、いかに適格な主査がついてくれるかが重要です。
正式な題目届けは来年の春なので、その時にはもしかしたら、「吉田喜重研究」になっているかもしれません(*^ー゚)
322 :
315:04/12/13 20:23:12 ID:Jd6nK3+y
>>318 そのリストの中では
「悪人志願」田村孟
「非情の男」高橋治 は観たことがありませんね。
あとは、一度は観ていて、手元にもあります。
そのスレ、あまり盛り上がってませんが、私が夏頃おっさんになりきって書き込んだレスをたくさん見つけて変な汗が出てきました(;´Д`)
特に脚本家として、主に大島監督と長年タッグを組んできた(京大時代〜創造社解散まで)
田村氏の監督作品は非常に興味深いですし、一度見てみたいですね( ゚∀゚)
田村氏は数こそ少ないですが、喜重さん(『炎と女』)や篠田監督とも一緒に仕事されてますね。
上述の話と絡めれば、田村氏の脚本作品を「切り口」にしてもおもしろいかも?と思いました。
そう言えば、高橋監督を忘れてましたミ,,゚Д゚彡 漏れの論題において重要なメンバーなのに…orz
個人的な内容が大部分を占め、スレを汚してすいませんでした(-_-)
↓以降、通常の話題を
323 :
1(316):04/12/13 21:28:06 ID:7iHdpd/i
>>322(315)
全然スレ汚しじゃないですよw
>>318-319のレスはとても直接だしキツク感じるかも知れないけど、確かにその通り
だと思います。私も同意です。
とにかく吉田監督の映画を観まくる。そして書かれたモノや著作、座談会などを一律目を
通しまくる。 そうすれば315さん自身が論として書きたいものが見えてくると思います。
ちなみに私の同期の親友は普通に卒論を書いて、担当教官から「酷い。こんなの論文では
ありません。」と言われ、卒業させてもらえませんでしたが・・(結局その友人は中退した。
就職決まってたし。)。今頃はそんな事はないのかな。とにかく315さん、しっかりがんがって
くらさい。もちろん就職活動もね。 またこのスレには来てやってください。
>>320 > 具体的には、松竹新波→ATG(⇔現代映画社・創造社…)
> このベクトルそのものに重点を置いていきたいと考えています。
この辺りを重視するとなると、
雑誌「映画評論」「映画芸術」が重要になってきますね。
本人たちが登場して盛んに発言しているので。
これに関して自分が前から興味があるけどまるで手がかりがないのが、
大島、小山結婚式、『日本の夜と霧』上映中止、大島退社の流れです。
上映中止から退社まで半年あるそうですが、その間の社内力学はどうだったか。
(半年あるので、きっかけの一つではあっても、直接のきっかけではない)
大島は企画を幾つか出していたそうだけど、製作側の判断はどういうものだったか。
その時ATG=東宝の働きかけはなかったのか?
これが邦画のインディペンデントの隆盛と
メジャーの衰退の一つの分岐点だったと思います。
近代映画社などのインディペンデントの先駆者との関係も気になります。
新藤は「ようやくこっちに来たね」と独立直後の大島に言ったらしいですが。
ちなみに「大島渚1960」でも肝心のことは喋ってないんじゃないかと思っています。
326 :
315:04/12/14 00:05:27 ID:dACV7kzw
傍から見ても鬱陶しい冗長なレスに、温かい返信ありがとうございますm(_ _)m
>>324-325 >雑誌「映画評論」「映画芸術」など、当時発行された多くの発行物を精読しないといけない。
これは担当をお願いした教授に相談に行った際にも言われました。
その教授は、サイレント時代からの日本映画に精通しておられて、
ATGや独立プロマンセーの時代を、若者としてモロに体験している世代の方なので、
資料の入手やアドバイスに関しては比較的恵まれてると思います。あとは私のやる気次第のようです。
でも、本腰を入れて研究したくなってしまうと、
大学院に進まないといけなくなるので、その辺の距離感を大事にしていきたいと思います。
これからどう映画と付き合っていこうか、これが卒論の題目以上に悩みの種でもあります。
>大島、小山結婚式、『日本の夜と霧』上映中止、大島退社の流れ
これは私も解き明かしてみたいものです。
「1960」などを読むと、実際の結婚式では、出席者がこぞって酒の魔力を借りたのか、
『日本の夜と霧』さながらの討論(罵詈雑言)が行われていたらしいですがw
松竹社内の政治学の変遷や当時の映画界の時代背景などからこの事象を検証してみると、
それだけで一つの論文として完成しそうですね。
こうなると、「企業と芸術(生産活動)」みたいな、映画研究の本分と少し外れそうな気もしますが。
>邦画のインディペンデントの隆盛とメジャーの衰退の一つの分岐点
これは、まさに自分がこの時代に着眼した理由です。
言葉ではうまく表現できませんが、映画作家の主体性と言うか、溢れるエネルギーをこの時代からは感じるんですよね。
それはエネルギーが衰えた感のある(マターリがもてはやされる)現代人だからこそ見えてしまう、
輝かしくうつって見えてしまう単なる盲目的なノスタルジーかもしれませんが。
>>323 そうですね。ガムシャラに読み漁ったり、観まくりたいと思います。
喜重さんの発言・作品は奥が深すぎて、底なし沼にはまるような覚悟で臨みたいと思います。
今は卒業が条件の企業が多いはずなので、
中退=内定取り消しになるので、さすがに卒論を捨てることはできないですね。
その分、よっぽどじゃないと不可はないようです。(教員によって個人差があると思いますが)
>>326 > 松竹社内の政治学の変遷
日活が製作を再開する時には引き抜きの話で、
撮影所のあちこちが噂話をしていた、という記述があちこちで見られるし、
またその時の部内(撮影部など)での会話が残っているのですが、
大島が会社を辞める時の話がほとんどないのです。(こりゃスレ違いだぁ!)
自分が撮影所所長ならどんなことがあっても大島を引き留めたと思います。
どんなことがあっても=城戸と喧嘩になっても、です。
今松竹ヌーベルバーグの作品をみると、(ATG時代と違って)
これらの作品を松竹が容認できないとは到底思えないです。(夜霧は除外します:-)
会社側は「美しさと哀しみと」や「秋津温泉」をどのように評価していたのでしょうか?
「甘い夜の果て」はいい映画だけど松竹に居所がないというのは何となく理解できるけどね。
329 :
名無シネマ@上映中:04/12/19 00:06:09 ID:yyd/HU/c
『吉田喜重が語る、木下さんの映画』が観たい。
木下さんを語っても、木下さんの映画は語らないのでは?
「木下さんはお新香が嫌い、でも男の子が好き」みたいな話でつか?
七芸での上映もイブニングのみとなり、あとわずかですね。
こうやって実際の吉田映画を総めくりで観て行きますと、言葉を失います。
圧倒されます。 素晴らしいですね。もちろんそれぞれ作品に高低はありますが。
このスレにも色々書こうと前は思ってたんですけど、もう2ちゃんに吉田スレを存続
させることもないのかな。 直に観てみれば、こんなスレ(しかも煽りも含むw)で
書き込んでいるのはちっぽけなことです。
次はいつ書き込みに来るか判らないですが、皆さん、ではまた。
ワラタ
334 :
名無シネマ@上映中:04/12/25 00:19:15 ID:3+ddH1iy
DVD買いました。色調がちょっと悪いのは我慢しよう、DVDだし。
336 :
名無シネマ@上映中:04/12/29 11:39:46 ID:GFswFz5s
このスレの住人は、先日BSで放送された「戒厳令」が巻入れ替え事故のまま放送された
ことに誰も言及しないのか。もちろんNHKもしらんぷり。いいのか、これで。
そうなの?
この前ポレポレで全部見直したからTV放映はスルー。
本日売り出される「【86-03】炎を映す水」は買う。
(持っているの二枚入っているけど)
どうせ巻入れ替えするなら、
「煉獄エロイカ」か「エロス+虐殺」でやればよかったのに…
それならば必見だった。さすがNHK、気が利かない。
もしかして、「戒厳令」は題材のこともあって、
前の二作とは打って変って気真面目に撮っているから、
「戒厳令 REMIX remixed by NHK」ってこと?
この際、お詫びに再放送して、もう一回別の巻入れ替えだな。
339 :
名無シネマ@上映中:04/12/30 15:41:02 ID:kLBrgw6H
>>336 って、マジですか?
録画したDVD、これから観るの楽しみにしてたのにー!
↑その録画が貴重なんじゃない。巻入れ替えが本当ならレアものでしょう。
341 :
名無シネマ@上映中:05/01/07 20:48:20 ID:n+yhPN8N
オペラの上演はいつかのう。
マダム・バタフライの予定はあるの?
オペラの演出となると、必ずしも名監督や名演出家が
ふさしいとはかぎらないけれど、吉田監督のバタフライは是非見たい。
プッチーニの「鏡」版かしら?
センター試験の問題に「小津安二郎の反映画」が使われててびっくり
なんか金井美恵子に、その作品のなかでからかわれそうだよね。
センター入試の出題者って、そういうのを野心的とか意欲的とか
誤解してそう。
金井美恵子だってさ
途中で主体が分かったり、
同じ方向の文を「だが」でつないでる文章が含まれてないといいんだが…
348 :
名無シネマ@上映中:05/01/18 21:57:23 ID:zhksWMqQ
みんな、BOXは買ったの?
>348
高くて買えない・・・。買い始めると全部揃えたくなるし。¥十万強はちと痛い。
吉田喜重、大島渚/小山明子結婚披露宴の発起人五人のうちの一人なんだな。
やっぱり、本人は否定的だけど、当初大島とは繋がり強かったんだね。
レンタルってできるの?
せめてエロス+虐殺だけでも単品発売されないものか
352 :
名無シネマ@上映中:05/01/25 10:43:47 ID:zwnlo7X2
買った人はさっさとダビングして、安く売る!
炎と女は構図だけだな。
正直退屈した。岡田が良く歩いていたな、家の中を。
色々と段取りの多そうな現場だ。
354 :
名無シネマ@上映中:05/02/02 19:18:15 ID:/YIeP4sH
エロ虐ロングバージョンどうだった?
落ちるぞ。
test
357 :
名無シネマ@上映中:05/02/15 16:26:22 ID:irQmms10
DVD発売したのに、こんなに過疎化することないやん。
2ちゃんねらには吉田喜重は難し過ぎるのさ
3月に川崎市民ミュージアムで喜重作品の上映会あるよ。
何の作品やるんだったか忘れたけど。
「独立プロダクションの映画作家たち」で取り上げられるのかな?
そうすると現代映画社時代ですかね。
チラシ貰ってきた。
開場は15分前だそうです。
3月5日
13:30 煉獄エロイカ
16:00 さらば夏の光
3月6日
13:30 告白的女優論
16:00 戒厳令
362 :
名無シネマ@上映中:05/02/18 00:34:31 ID:+11E1N9t
くそー、忙しい時期で観にいけん!
BOXの「嵐が丘」に付いていたメイキング始めてみたけど、おもしろいな。
しかし町のスタジオセットが本当に酷いな。
撮影所の力って本当に落ちてるなあ。
365 :
名無シネマ@上映中:05/02/23 22:27:16 ID:ipCR4ygH
バタイユのブロンテ論ヨメ
>>365 俺が生まれた頃には定着していたブロンテ像だったから、
吉田喜重が言っていたような衝撃を感じたことはないな。
BOX たけぇよ。
「嵐が丘」久々に見たが、田中裕子の出番があんなに少なかったとは…
かなり強烈なので、2/3くらいは出ているような印象があった。
田中裕子、石田えり、高部知子は、
田中裕子が強烈すぎてちょっとバランスが悪いかも。
しかし、石田えりも高部知子もうまいね。
吉田喜重はうまい役者が好きだね。
DVD版『告白的女優論』、
オリジナルネガからのテレシネでめちゃ綺麗。
完全退色したプリントしか見たことなかったから新鮮。
有馬稲子、舞台で修行した後だからうまいねー。三人の中で一番うまいわ。
母親役の月丘夢路もうまいから、二人の場面が圧倒的に良い。
>>334>>368追加
【65-68】反メロドラマ 4/28
http://www.dvd.netyokocho.jp/catalog/DA-577/ 「女のみづうみ」
川端康成の小説「みづうみ」を原作にした文芸もの。結婚生活に行き詰まった、とある夫婦の姿を描く。(1966年)
「情炎」
昭和41年度上半期の直木賞を受賞した立原正秋の小説「白い罌粟」を原作に、破綻した結婚生活に苦悩する女を描く。(1967年)
「炎と女」
人工受精をテーマにした、社会派の心理ドラマ。人工受精によって子供を授かった夫婦の、心のすれ違いを描く。(1967年)
「樹氷のよろめき」
美容師の女とその愛人である高校教師の、揺れ動く心と旅路の果てを描いた愛のドラマ。(1968年)
372 :
名無シネマ@上映中:05/03/11 23:51:28 ID:Xokuqs7S
『エロス』の単品頼むよ。
>>361 あれ? これ終わってるね。
夫妻は御目見えしたのかな?
The Japan Foundation Film Series Part 2
When Masters were Young -1960's
にっぽん60年代巨匠たちの原点
赤坂・国際交流基金フォーラム
2005年3月26日 土曜日
15:00 日本脱出
16:45 吉田喜重監督によるレクチャー&質疑応答(入場無料)
375 :
名無シネマ@上映中:05/03/13 12:30:25 ID:kjHEuhI1
行きたいが仕事だよ、畜生め。
カットされた最終缶の内容質問キボンヌ
378 :
名無シネマ@上映中:2005/03/23(水) 15:28:16 ID:Ho3QHXyT
嵐が丘のメイキング「ザ・嵐が丘」を見たよ
「秋津温泉」のテレシネ綺麗やのう...
今時の液晶で見ると黒の階調も映写より綺麗(ポ
戒厳令のDVDをレンタルしろ!
381 :
名無シネマ@上映中:2005/04/04(月) 23:53:49 ID:D6nMDH12
age
382 :
名無シネマ@上映中:2005/04/10(日) 08:00:38 ID:0WsFNVhr
昨日の特番見逃しちゃった。これ前にBSの特集のときにやった
インタビューと同じやつ?
383 :
名無シネマ@上映中:2005/04/11(月) 01:29:06 ID:C/0z2jB0
384 :
名無シネマ@上映中:2005/04/29(金) 21:24:41 ID:s4voV2nM
キジュー出世する
386 :
名無シネマ@上映中:2005/04/30(土) 17:36:19 ID:lsoWLmhB
戸田重昌は『嵐が丘』の時には亡くなっていたっけ?
『嵐が丘』の美術、やって欲しかったんだけどな
大島・篠田とは組んでいるのに、吉田とは組んでいないね
見たかったんだけどな
ミッドナイト映画劇場
6/6 血は渇いてる
6/7 炎と女
6/8 戒厳令
6/9 人間の約束
388 :
名無シネマ@上映中:2005/05/06(金) 02:11:14 ID:83GQQ5tm
>>386 『嵐が丘』は村木与四郎さんだし、あれでいいんじゃあ
俺は『鏡の女たち』の部谷京子さんの美術が好きなんだが。
あと、オペラはまだ情報ないの?
390 :
安いよ:2005/05/11(水) 01:10:19 ID:OcxcU3yh
吉村公三郎の「襤褸の旗」(1974)を始めてみた。
足尾銅山と田中正造を題材にした映画だけど、
「戒厳令」(1973)に影響を受けていると思った。
主演が三國って事もあるけど、
演出もちょっと斬新な感じで、脚本もちょっと観念的。
# 「襤褸の旗」はあまりいい出来ではない。
ちなみに同じ吉村の「眠れる美女」(1968)は、
二時間持たないので原作に話を付け足しているけど、
「水で書かれた物語」(1965)と似ているな。
観念的な女性映画ってことで、この二人は似た題材を扱うことが多いのかな。
「堕落する女」(1967)も「情炎」(1967)も堕落指向の女の話。
392 :
名無シネマ@上映中:2005/05/13(金) 19:17:11 ID:N1Ac68BT
>>391 それはかなり斬新な指摘では?
『襤褸の旗』はかなり前に観たきりだけど、
『戒厳令』に似てるかなぁ……
でも、面白いからもっと分析して。
393 :
女優は脱ぐ:2005/05/14(土) 23:45:54 ID:DwEydKXK
-03のBOXですが
「能楽師、」とあるのですが「小津監督」のドキュメンタリーのカットバージョンが入っているのは、どうかと思う??
完全版が別のDVDで入っているのだから。。。
しかし小津監督の映画の見方が、このDVDで変わった。本当にいい説明的なDVDでした。NHKの番組でしたが。。
「嵐が丘」は本当にいい映画です。
単品が出ていない作品もBOXが品薄になっているので出ると思う。
喜重はドキュメンタリー上手いね。
監督自らのナレーターが良い。ナレーションが小川紳介バリのよさだ。
395 :
名無シネマ@上映中:2005/05/24(火) 22:52:33 ID:Z4a1lIPP
んだ
>>392 斬新なつもりは全然なくて、共通するところがあると思ったのは、
どちらも事件そのものよりも、
事件の背景とそれに対する主人公の考え方や国家観に主眼を置いている、
三國の独白が多い、カメラがこっている、
事件の新しい解釈の提示を行っている(本当に新しいかどうかはよくわからんが)など。
>>387 またやってくれるんだ!
”嵐が丘””人間の約束”をちょっと前にやってくれたばかり
なのに。
今度は四日続けて!嬉しいなあ。
日本映画劇場で、煉獄エロイカやってたね。
それから成瀬の特集で15分成瀬について語っている。
録画したけどまだ観てない。
日本映画劇場→日本映画専門チャンネル
400 :
名無シネマ@上映中:2005/06/09(木) 22:43:19 ID:fbwu3Q9/
きのうの『戒厳令』は巻入れ違ってなかったのかな?
401 :
名無シネマ@上映中:2005/06/23(木) 03:23:08 ID:4Ui0R5x3
age
木下の助監督時代、作った予告が良かったんで
監督として有望視されていたそうだけど、
今出ている木下のDVDに付いている予告はあるのかね?
作った予告の一覧ってある?
それから、リュミエール叢書から出たばかりの成瀬本に、
エッセイと評論が載っているらしい。成瀬スレにamazon URL張っといた。
404 :
名無シネマ@上映中:2005/06/27(月) 18:14:30 ID:KPD/Nfr2
東京大学のPRビデオ、見るにはどうすればいいの?
写真見て、ムクムク欲求がわいてきてます。
405 :
名無シネマ@上映中:2005/07/03(日) 06:59:05 ID:qj/utupC
hosyu
>>404 わからん。ネット上でも「見た」人はほとんどいない。
東大の広報ビデオだけに、東大の広報課に問い合わせてみては? そもそもが
広報用の作品なので丁重に対応してもらえると思いますが?
蝶々夫人は見てみたいね、言葉わからなくても。
409 :
名無シネマ@上映中:2005/07/06(水) 20:04:16 ID:GWwGvSSA
報道されている吉田の演出内容なら、やはりケント・ナガノ、キボンヌ!
410 :
名無シネマ@上映中:2005/07/13(水) 21:40:27 ID:cQ62AUMb
411 :
名無シネマ@上映中:2005/07/24(日) 15:59:36 ID:rS10F9Cu
あげ。
412 :
名無シネマ@上映中:2005/07/27(水) 22:31:02 ID:ugfpaKm7
そして誰も居なくなった。。。
誰か書いてよん
414 :
名無シネマ@上映中:2005/08/09(火) 16:52:18 ID:fjh9Bu8X
415 :
名無シネマ@上映中:2005/08/10(水) 00:52:57 ID:pB4PFTpS
う
416 :
名無シネマ@上映中:2005/08/10(水) 18:57:28 ID:Mpw1N/EE
変貌の倫理アンコール!!!!!!!!
417 :
名無シネマ@上映中:2005/08/11(木) 00:56:51 ID:W1Sifuig
だな。
確か次は名古屋と聞いていたが。
そもそも今春のポレポレでの上映はどうなったのだ?
どうってどうよ?
DVD BOX出てしまった今となっては難しくないか? 上映は。
419 :
名無シネマ@上映中:2005/08/11(木) 12:58:08 ID:W1Sifuig
↑
確か 今春ポレポレで上映(エロス…の完全版を含む)があったはずなんだが。
名古屋でも今秋から…と聞いていたのだが。
420 :
名無シネマ@上映中:2005/08/11(木) 21:37:43 ID:OKJvQT5S
名古屋は今秋開催。
421 :
名無シネマ@上映中:2005/08/15(月) 20:14:05 ID:C47YTV9C
炎と女、さらば夏の光、エロス+虐殺、煉獄エロイカ、告白的女優論の脚本家
山田正弘さんが亡くなられました。
ご冥福を祈ります。
422 :
名無シネマ@上映中:2005/08/23(火) 09:42:02 ID:e2Rnf+W6
合掌。
成瀬の女優写真集に寄稿
書き忘れたが、日本映画専門チャンネルの成瀬特集で喋った奴の書き起しね。
エロス+虐殺、煉獄エロイカ、告白的女優論、戒厳令が10/21にバラ売り。
4935円
滑り込み名古屋情報。
明日ウィルあいちにて『人間の約束』上映あり。朝11時から一回。監督来場予定。
来月シネマテークで催される「変貌の倫理」で本作はかからないので注意されたし。
428 :
名無シネマ@上映中:2005/09/06(火) 23:02:07 ID:NHEhCeNb
↑
うわあ。
明日仕事やがな…(;´Д`)
429 :
名無シネマ@上映中:2005/09/06(火) 23:03:41 ID:NHEhCeNb
行きたかったなあ(;´Д`)。
432 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 11:39:33 ID:BVFPlctn
名古屋の吉田特集はいつから?
433 :
ただいま昼休み中:2005/09/14(水) 13:11:52 ID:yvnbvHsJ
ワシもわからん。誰かおせーて!!
test
435 :
名無シネマ@上映中:2005/09/26(月) 14:16:37 ID:PpHzd7Ye
中野ゼロほーる
436 :
名無シネマ@上映中:2005/10/05(水) 12:46:37 ID:Xg2OxE2E
オペラ流れたのかなあ。全然情報がないね。
437 :
名無シネマ@上映中:2005/10/09(日) 18:45:46 ID:BP7klRrk
う〜む。
わからん。
ところでこのスレも落ちないものだと(ry
久々に来てみたらほとんど誰も書き込んでいない・・・
保守ついでに名古屋での「変貌の倫理」特集レポートでも。
私は1日(土)に行きましたが、『秋津温泉』『鏡の女たち』『血は渇いてる』の3本を上映。
それぞれの作品の前後に吉田監督と岡田茉莉子さんのトークがありました。
特に『鏡の〜』上映後にあった長めのトークでは吉田監督、岡田さんそれぞれが
空襲や疎開の思い出を語り、吉田監督が空襲があった時あまりの恐怖で
両親の言いつけを破って自宅に逃げ帰ったが、そのことを死ぬまで親に話すことが
できなかった経験を話されていたのが印象的でした。
ロビーでのサイン会も始終和やかな雰囲気で、一人ずつ丁寧に応対されていました。
ちなみに上映作品は上の3本の他には『嵐を呼ぶ十八人』『水で書かれた物語』
『女のみづうみ』『エロス+虐殺』『煉獄エロイカ』の8本でした。
来月15日にも長久手の県芸大にて『鏡の女たち』上映&トークがあるそうですよ。
↑
うわあ。どうして教えてくれなかったんだよぉおぉ。1日、行きたかったのぅ。
441 :
名無シネマ@上映中:2005/10/29(土) 00:44:22 ID:pEA8tR4O
さげ?
442 :
名無シネマ@上映中:2005/11/02(水) 23:15:51 ID:YvFoLHez
変貌の倫理 アンコール キタ!
443 :
名無シネマ@上映中:2005/11/02(水) 23:42:15 ID:KSh9Fzz8
どこで?
444 :
名無シネマ@上映中:2005/11/03(木) 21:48:18 ID:i4Dx+Ojh
仕事休むから
日時をキボン(゚Д゜)!
445 :
名無シネマ@上映中:2005/11/04(金) 23:07:10 ID:Gs+PtIyT
2006年1月〜2月
446 :
名無シネマ@上映中:2005/11/05(土) 18:50:51 ID:8ih0gNuo
↑
何処でやるん?
東京(゚Д゜)?
447 :
名無シネマ@上映中:2005/11/14(月) 17:05:55 ID:/BNmylEb
さあ皆さん、いよいよ「美の美」の上映ですよ。
「吉田喜重のドキュメンタリー あるいはイメージの奇跡」と題して、
11月29日〜12月8日まで、愛知芸術文化センターで
合計何本になるんでしょうか、とにかくやってくれますよ。
まあ、会場はあのアートスペースAなのが難ですが、
(全部見ようと思うと、あそこに一日平均5時間もいるわけだから
考えただけでも恐ろしいわな)
ここんとここのスレ閑散としてたから、賑やかしに一日一プロでもしようかな?
プロを早く知りたい人は、自分で愛知芸術文化センターのHPへね。
(もちろん「美の美」以外もちゃんとあります)
観にいけへんて
http://www.aac.pref.aichi.jp/bunjyo/jishyu/2005/eizo/ikki.html <上映作品>
『美の美』1974−77年、16mm、各24分 *ヨーロッパ美術編より32本をセレクト
『狂言師・三宅藤九郎』1984年、16mm、32分
『幕末に生きる 中岡慎太郎』1987年、35mm、57分
『愛知の民俗芸能−聖なる祭り 芸能する心−』1992年、ビデオ、31分
『愛知の民俗芸能−都市の祭り 芸能する歓び−』1993年、ビデオ、29分
『吉田喜重が語る 小津さんの映画』1994年、ビデオ、59分
『夢のシネマ 東京の夢 明治の日本を映像に記録したエトランジェ ガブリエル・ヴェール』
1995年、ビデオ、52分
『知の解放 知の冒険 知の祝祭 東京大学 学問の過去・現在・未来』
1997年、ビデオ、59分
愛知方面の方。
何か書いていただけると助かるのですが。
450 :
名無シネマ@上映中:2005/11/19(土) 19:34:21 ID:FGh4gyIV
期間が長いように見えますが、「美の美」は再上映がありますから。
効率的に鑑賞するのなら、12月2日、3日、4日ですかね。
最短コースで全上映作品を観ることができそうです。
見落としがあれば、またカキコしますが、
3日がハスミン、4日が吉田・岡田コンビのトークです。
で、また、G方式のオフ会?
↑
4日逝けます!
〜ヽ(`血´)ノ〜
452 :
名無シネマ@上映中:2005/11/23(水) 15:47:26 ID:olgwOGtk
愛知の方
もっと詳しく情報お願いしまつ。
453 :
名無シネマ@上映中:2005/11/24(木) 12:39:07 ID:oqV745n3
ハイ。
455 :
名無シネマ@上映中:2005/11/29(火) 14:16:54 ID:+l+XWIiz
『エロ虐』ロングバージョンのDVD届きました。楽しみです。
456 :
名無シネマ@上映中:2005/11/29(火) 15:45:36 ID:aBQsoUel
↑
ああ。
オラも買わなくっちゃ。
吉田監督ドキュメンタリー特集いよいよ始まったね。
全日程通し券パンフ付き1000円は安い。
これから行かれる方は睡眠を十分にとって体調整えてからご覧になることをお薦めします。
458 :
名無シネマ@上映中:2005/12/04(日) 09:03:58 ID:4Yx9BRNH
オフ上げ
459 :
オフ報告:2005/12/04(日) 18:52:00 ID:4Yx9BRNH
G氏
先帰っちゃったのかな。小生のその後 用事があったので 早めに帰ったほうが良かったのですが。。。最後まで見ました、吉田監督が語る小津さんの映画。
何だか東京物語を見返したくなったな
『晩春』もあの調子で語って欲しいんだが…
文体が独自だから何言ってんだか良く分からないところもあるけど、
言っていることは面白いし、見直したくなる視点を与えられるような気がする。
ちょっと独自の才能だと思う。
その方面ではかなり特異な才能を持っていたハスミより、
作品に向かわせる力は強力かも。
全上映作品、本日(正確には昨日だが)無事に完食できました。
充実していたけど、正直疲れた・・・。でも今日はスコーレ行かないと。
462 :
名無シネマ@上映中:2005/12/13(火) 17:13:16 ID:JaqkEq2+
で、次回作は?
ポレポレ東中野でもまた上映するって。
http://www.mmjp.or.jp/pole2/のBBSより お問い合わせ有難うございます。
昨年の吉田喜重監督特集の好評を受け、2006年1月28日より2月17日までの3週にわたり、「変貌の倫理アンコール」を開催いたします。
今回の目玉は、ついに決定した『BIG-1物語 王貞治』の上映とTVドキュメンタリーの傑作『美の美』シリーズの上映です。
現在、ゲスト交渉など詰めの作業をしております。詳細が決まりましたら、随時HP等でご報告いたしますので、お楽しみにお待ち下さい。
2005/11/23(Wed) 11:32
464 :
名無シネマ@上映中:2005/12/14(水) 21:27:08 ID:U0qBUWuP
うおおお、絶対観に行くぜ!
466 :
名無シネマ@上映中:2006/01/01(日) 10:05:13 ID:7sKsZ6lL
新年アゲ
467 :
名無シネマ@上映中:2006/01/06(金) 17:59:26 ID:X1v/WIbb
変貌の倫理アンコール、いよいよ今月28日からですね。
正月から寝込むほどの風邪をひいてしまったので、
なんとか体調もどして観にいかねばと思ってるのだけど、
いや〜寒さ厳しいね。
ところで今日はBSで茉莉子様の「香華」やってましたね。
最近の吉田監督の映画をもう一本は撮ってくれそうな
発言を思いおこしながら、こういう吉田監督からは
一番遠そうな題材はどうかしらん?などと考えておりました。
でも、茉莉子様の帯を柳に締めた芸者姿はいいなあ。
「香華」('64)は誰の企画だったんでしょうね。
「古都」('63)の岩下志麻にジェラシーした岡田茉莉子が、
白井昌夫あたりに直訴したんではないかと思うのですが。
「秋刀魚の味」('62)でもヒロイン取られてますから。
469 :
名無シネマ@上映中:2006/01/07(土) 19:23:04 ID:H29Gkatm
もともと香華は吉田が会社からやれと言われた企画だったのですが、もちろん(笑)本人は断られたらしい。
んで吉田監督の師匠である木下監督が茉莉ちゃんに“やってあげるよ…”と。
470 :
名無シネマ@上映中:2006/01/07(土) 20:43:00 ID:p/VuRJc1
あ、そうなんだ。やっぱり断る題材だとは思うのね。
でも好き放題に脚色させたら、別の「秋津温泉」になったかも〜
と思いながら昨日は観てました。
木下は前作の「死闘の伝説」、次作の「戦場の固き約束」を撮るために、
会社好みのあたる映画を会社の望む形で撮ったのでしょう。
結局、「戦場の固き約束」を撮らせてくれないので、TVの世界に行きましたが。
472 :
名無シネマ@上映中:
オフは30日でどうや?G氏。