2 :
名無シネマ@上映中:04/09/09 21:20 ID:g2E69bGC
2get
ロケ地現在判明分
・マンション→中野区沼袋
・コンビニ→渋谷区桜丘町の新撰組?練馬区桜台?
・商店街→高円寺庚申通り商店街?
・ミスド→高田馬場
・公園→新宿区西落合公園
・公園に向かう際の三叉路→中野通りの哲学堂近くにかかってる陸橋から見た風景。住所だと松ヶ丘。
・ユキと母の帰りを待った駅→JR高円寺駅?
さあ風呂にでも入るか
監督: 是枝裕和
プロデューサー: 是枝裕和
脚本: 是枝裕和
撮影: 山崎裕
美術: 磯見俊裕
編集: 是枝裕和
音楽: ゴンチチ
出演: 柳楽優弥 明
北浦愛 京子
木村飛影 茂
清水萌々子 ゆき
韓英恵 紗希
YOU YOU 福島けい子
串田和美 大家・吉永忠志
岡元夕紀子 大家の妻・吉永江理子
平泉成 コンビニの店長・中延司
加瀬亮 コンビニの店員・広山 潤
タテタカコ コンビニの店員・宮嶋さなえ
木村祐一 タクシーの運転手・杉原
遠藤憲一 パチンコ屋の店員・京橋
寺島進 少年野球の監督
7 :
名無シネマ@上映中:04/09/09 21:28 ID:6crq6T3D
何このキモいスレタイ
8 :
名無シネマ@上映中:04/09/09 22:18 ID:jlgbmrfs
オモシロそーだ。
11 :
名無シネマ@上映中:04/09/09 23:52 ID:WAhPSnOv
京子は大人っぽいよねえ。
でも、サイトとかのオフショット(と見られる写真)を見ると
子どもっぽい。
映画は面白かったが柳楽の演技は正直期待外れでした。
フランスで公開されるのって、11月なんですね。まだなんだね。
だけど、公開されたら、一般観客の反応見てみたいな〜
15 :
名無シネマ@上映中:04/09/10 15:45:16 ID:w43M+EN3
予告編、キョンキョンの声が限りなくうざいのだが。
16 :
名無シネマ@上映中:04/09/10 17:30:52 ID:Z8gwfMPt
事件の概要を知ってる人は、この予告(
>>12)編観るだけで充分だなw
あと、
>>15の言うように最後のナレーションは聞かないこと。それで完璧。
17 :
名無シネマ@上映中:04/09/10 18:18:54 ID:ngu1Le1q
3日前に見ました。映画館に3回足運んでやっと観れました。二回目までは満員で無理でした。
よく撮ったなあ〜って思いました。画とカメラワークがこれほど自然に仕上がるとは。
小学生の時の気持ちに戻りました。あぁ、こんな子居たなあ、、って。
さすが現役ユニオン是枝さん。
シゲルくん可愛くてたまらなかった。。
あたしは実家に帰る度に親に昔のことでつっかかる、
あんた達があたしのこと何も理解してくれなかったからあたしは腐ったのだと、
まあ半分ぐらい事実でもあるけど、
今になって自分の愚かさに気付いた。
だって育ててくれたんだもん、かまってくれたんだもん、とね。
しみじみスレすまん。
タテタカコの歌よく合ってたねー。
まさか歌の方が先にあったなんて…って感じ。
「異臭を放った宝石」ってフレーズちょっとびっくりしたけど
色んな意味でよく合ってるわ−。
>>10 京子ちゃん役の子って、地味な顔だちなんだけど
なんか雰囲気あって綺麗に見えるよね。
明君も茂君もゆきちゃんも、数年後が楽しみだ。
やっと見てきました
ようじょに釘付けになりました
あれは反則
22 :
名無シネマ@上映中:04/09/10 22:23:21 ID:ah3SEoBx
これは泣ける系なんですか?
一緒に行く友人が泣けるもんが見たいとかいうんですが…
>22
泣けるっつーか、痛いお話です。
もう胸がきりきりと。思い出すたびにじんわり涙ぐんでしまうので、
そういう意味では泣けますが、大泣きしてさっぱりできるかというと
そうも行きません。
>>22 確実に泣けるものとはいえない。
確実に泣きたいなら別のものにした方がよい。
なるほど。私はこれ見たいんだけども…
今やっている映画の中で泣けるものって、微妙。
子供たちがコソコソ隠れて外に出ていたのは、母親の命令のせいもあっただろうけど、
もし、見つかってしまったら、兄弟姉妹バラバラになるからというのもあったでしょうね
彼らは彼らなりに、あの生活に適応していたわけで、
それを大人たちの視線で、「かわいそうだ〜」「悲惨だ〜」って決めつけるのは
ちょっと違うかなって、見てから数日たってふと考え直したのデス。
まあ、学校行けないのは辛そうだったけどね。
何度かでてくる商店街を明が歩くカット。
あれ、ほとんど望遠で撮ってるね。異臭を放つ明に、すれ違う人々がまったく
関心を示さないのを狙っているのかな?
29 :
名無シネマ@上映中:04/09/10 23:35:30 ID:xWZ/knnY
先日この映画を観た。
事件について何も知らなかったせいか最後に衝撃を受けた。
子供達の生命力に感動しただとか監督の目線が優しいとかパンフレットに
感想を寄せている人達がいたが何だか偽善ぽくってあまりいい気分は
しなかった。大人の身勝手さを容認している人と思えたから‥。
感想としては観て良かった。そして身勝手な大人にはなるまいと思った。
今日の昼間、日本映画専門チャンネルでやってた監督と柳楽君のインタビュー今みてたんだけど、
そのなかで、メイキングDVD「『誰もしらない』ができるまで」が頻繁に引用されてる。
そのメイキングDVDって市販されてるの。
はげしくみたい。
おしえて、詳しい人。
31 :
名無シネマ@上映中:04/09/10 23:54:37 ID:Ws+wzOOK
>30
新宿のTSUTAYAで無料だった
全部貸し出し中だったけどね
>31
前スレ見れ
>>31 897 名前:名無シネマ@上映中 投稿日:04/09/08 01:34 ID:MCu129T5
コンビニのロケ地は
都立大学平町商店街
あんなに廃棄だして・・・なのか
とっくにつぶれて居酒屋になってます。
35 :
31名無シネマ@上映中:04/09/11 00:26:40 ID:MA0H8u9Q
コンビニ情報ありがとうございます。
都立大学前ですね。今度行ってみたいと思います。
もう行った人っていますかね。
>>31 おお、さっそくのレスありがとうございます。
12月23日か。 まちどうしいなぁ。
子供たちに役の説明
監督「役柄の自己紹介をしてください。名前と年齢と」
次男役「年齢ってなんだ?」
おそば食べるシーンの説明
次女役「本当に食べるの」
監督「本当に食べるんだよ」
YOU 「おいしいよ〜、きっとぉ〜」 とか笑ってしまいました。
こんなに泣いたの久しぶりって言ってるおばさんは
満足気でいい人っぽさをアピールしててむかつきました。
心に痛い映画でしたが観てよかった。
柳楽君の棒読みは今のあのくらいの男の子が
気持ちを押さえ気味にしてる時のしゃべり方って感じで
わたしはあまり違和感なかったな。
>>37 いい人っぽさを演じるために本当に涙を流せる人もそういないと思うよ。
痛い映画だったけど観てよかったと思えるから、泣けても満足気だったんじゃないかな?
私は映画では涙は出なかったけど、事件の概要知ったら泣けてきた・・・。
私は涙もろいタチなんで、最初の明がスーツケース持って
電車に乗ってるシーンからだーらだーら断続的に
涙を流し続けてたよ。
最後は化粧ハゲハゲになったけど、別にいい人ぶってる
つもりもないし偽善でもないんだけどなあ。
可哀想だから泣けたんじゃなくて、辛くて切なくて痛くて泣けた。
セカチューでは全然泣かなかったんだけどなー。
私は映画見て涙がでなかった。
悲惨な状況の中で、それでも前向きに
行きようとする子どもたちを見たら
なんだか泣いたらいけない気がした。
核心にせまるようなネタバレはない、ただの感想ですが、いちおうね。
まだ見ていない人は、読まない方がいいかもしれません。
自分の子供のころとすこしかぶるので、いたたまれなくなりました。
だから、涙するというよりは、途中から、怒りで憤まんやるかたないような気持ちでした。
しかし、最後の最後、茂くんが自販機と公衆電話に指を入れるところで
涙があふれてきました。
そんなこと覚えたらいかん、そんなのせんでもええようにしてあげたいと、本当に思いましたよ。
こういう半実話のストーリーにカタルシスを求めてはいけないのだろうけど、
でもでも! YOU演じる母親がノンキで無責任なまま終わるのがむかつく。やるせない。
あそこで、何らかの母への懲罰とか、母の後悔とかがあったら
安っぽくなるのはわかっているのですが。
「え、これで終わり?」と思ってしまいました。
子供たちが背負う荷物があまりにも大きすぎる。
母親は最後の最後まで息子に甘えて、「頼りにしてるワヨ」かなんか書いちゃって。
やりきれなかったです。
YOUが本当に心の冷たい鬼母、子供達が恨んだり忘れたり出来るような母親だったら
まだ、ある意味救いになったと思うのですが。
それが監督の狙いらしいですね。「後味の悪い映画です。」って言ってます。
44 :
名無シネマ@上映中:04/09/11 09:30:10 ID:2LIf6bPp
>>42 現金書留に同封されてたメッセージの丸文字にキーーーーーッってなったよ
ヒドイ親だと思う。相手の男たちもどうしようもないけどさ。
45 :
名無シネマ@上映中:04/09/11 09:59:04 ID:cRHQvGHp
テアトル新宿に来週の水曜に行ってみたいのですが
行った人いますか?
入れないぐらい混んでるのかなあ・・。
キムキム兄やんがよかった
黒沼克己が「また」あんな役だったのがワロタ
47 :
押尾学:04/09/11 11:23:12 ID:F5rk8a+6
なんでオレを尊敬したらアカンのじゃ
空き缶投げて外した時とか、買い物のときとか、よく聞き取れないけど独り言言ってるところがぐっと来る。
ゲーセン見に行ってカーレースの真似をするとことかも。
49 :
名無シネマ@上映中:04/09/11 17:49:49 ID:0hA2QXwY
無料レンタルのDVDとビデオですが、近くのTSUTAYAにありました。
カンヌの様子や予告編「宝石」のPV?
12分の内容でした。レンタルは8月3日から行われていたみたいだったよ。
「宝石」がすっごくよかった・・・。
50 :
名無シネマ@上映中:04/09/11 19:44:30 ID:pmnTUjfK
俺,3年弱ですが施設に入っていたことがあります。
入所したらすぐに馴染んで,好きなテレビが見れないとか敷地外に行けないとか
集団生活上いろいろな制限はあったけど,それなりに毎日楽しく過ごせました。
それでも,施設入所が決まった時点では,嫌で嫌で仕方がなく,周囲を恨んで自殺も考えてた。
だから,明が児相に行くのを勧めるコンビニの姉ちゃんの言葉を強く否定するシーンではとても共感できたよ。
精神的に未熟な子供の時分は,一人ぼっちでどんな場所か想像もつかない場所に収容されるっていうのは
「心細い」とか「恐い」とかでは表現できない気持ちなんだよね。
51 :
名無シネマ@上映中 :04/09/12 00:13:38 ID:ean4+17H
先週、見に行きましたが教えてください。
時間の都合で、最後のキャストが出始めた瞬間に席を立って
帰ったのですが、まだ誰も立ち上がらず座ったままだったんです。
もしかしてまだ続きがありましたか?振り返ると
次の場面にうつるかのように画面が暗くなっていたので・・
すごく気になります
>>50 俺も親無しで、小さいころ、施設には入らなかったけれど、
親類縁者の家を転々としてたことがあって。
でも決まっていわれる「うちの子になるか?」という言葉だけは
どうしても受け入れがたかったよ。
今日のロッテvs日ハム録画していて
いま見てるんだけど、スカパーでやるんだね
CMやってたよ
Ch.180
10月11日 21:00〜23:30 ほか
10月16日21:00〜23:30 ほか
二日間限定緊急放送だってさ
「ほか」って書いてあったけど
夜中にあと1回やるくらいかな
55 :
名無シネマ@上映中:04/09/12 01:12:34 ID:qPLEEZzE
>>51 どんな映画館で観たかは知らないけど、単館系はエンドロールまで終わってから立つマナーのいい人が多い。
56 :
名無シネマ@上映中:04/09/12 01:35:19 ID:iivjna4Q
>>51 キャスト・スタッフの名前とともに子役ら
出演者の写真だっだと思ったけど、忘れた
58 :
名無シネマ@上映中:04/09/12 04:19:08 ID:SxqvQLJC
新スレになってからよろしくないな
前スレの後半からだろ、よろしくないのは
>58
なんだってー
>>51 そんな事が気になるなら帰らずに最後まで見ろ。
自分の意思で最後まで見ない事を選んだなら聞くな。
>>62 あなたのいうことは理解できるが、それではあまりに…心がない。
「アイ, ロボット」より
64 :
名無シネマ@上映中:04/09/12 13:34:46 ID:COc/RGnX
マナーと言えば、上映中に、ビニール系の音を立てる人がいて
けっこう耳につくんだけど・・・
映画館とかって神経使い出すとキリが無くはある
だけど、携帯の画面を光らせると非常に迷惑とかいうのはさすがに気付く
みんなそろそろこの映画については語り尽くしたのかな・・・
私は数日前に見たけど、少しずつ、細かいところが気になりだしています(苦笑
お金無くて困っているのに、コンビニだと高いだろうにとか・・・
まあ、ガスと電気が止まっているから調理や買い置きはできなかったんだろうね
明が弟妹たちにサンタクロースのことを聞く場面にすごくグッときた。
>>64 しっかりしてるようでも子供だから肝心なところで経済観念がないんだよ。
ゲーセンに入ってしまったり新しいゲーム買ったとか言ってるし。
スーパーでは近所の人と遭遇する確立も高そう。
67 :
名無シネマ@上映中:04/09/12 16:31:30 ID:bg4dfxCU
なんかここで映画褒め称えてるやつらって?こいつらのほうが異臭放ってない?
勝手に自分で意味作って感動してるんだもんな。監督はそんなこと考えて作って
ないって。39のやつなんて自分で意味作ってしまってるもんな。
子供がスーツケース持って電車乗ってるところなんかよく実生活でも見かけるだろ?
39はそのたびに泣いてるんだろうな。おめでたいね。
>>67 >子供がスーツケース持って電車乗ってるところなんかよく実生活でも見かけるだろ?
いや、あんまりいないと思いますがw それはそれとして、懸命に脳内補完してくれる
人が多くて、監督も幸せだよね。
69 :
名無シネマ@上映中:04/09/12 16:40:22 ID:2xiOI0wI
経済観念がないから
ゲーム買ったわけじゃないだろ
そんな釣りに俺が釣られるクマー
同シチュエーション経験者
もしくは
メタ的な見方をしない(出来ない)アホ向け映画。
YOUまではいかなくても、似た母親っていっぱいいる。
あたしの勤めるゲーセンにも、明みたいなコ何人か来るし。
子はいつ洗濯したんだかわかんないようなTシャツで、
明らかに風呂にも入ってないつーのに、
かーちゃんはヴィトンなんだなー。
茂みたいに返却口あさってても、知らんぷりだよ。
この映画観て、こういう境遇のコって絶対いっぱいいるよなって
思った。
73 :
名無シネマ@上映中:04/09/12 19:17:59 ID:t9L8tHuy
>勝手に意味作って感動してる
つーか、いい映画の場合、そうなる。
映画って公開した時点で観客に委ねられるんだから、観客の
個人的な経験や環境で受け取り方の違いは有りだと思うな〜
この映画が作品としていいかはさておき、これだけ語る人たちが
いるのは、映画が終わって完結しない何か‥あるいは不消化な物が
残るんじゃない?
75 :
名無シネマ@上映中:04/09/12 20:23:28 ID:1+rQoGlx
>>74 というか、そういう思想で撮ってると思われ
76 :
名無シネマ@上映中:04/09/12 20:32:55 ID:COc/RGnX
>映画って公開した時点で観客に委ねられるんだから、観客の
>個人的な経験や環境で受け取り方の違いは有りだと思うな〜
うん、そうだよね〜。その通りだよ〜。カッチョいいこと言うじゃんて思った。
77 :
名無シネマ@上映中:04/09/12 21:36:25 ID:aSm5ZrGN
これはスレタイがだめだね。だめだめだね
タカタカコみたいな雰囲気のオンナは居そうで居ない
79 :
51:04/09/12 23:31:21 ID:VuxDdqqe
ご親切な方、ありがとうございます。
気になっていたのですっきりしました。
私も最後の最後まできちんと見たかったのですが、どうしても
その日のその時間までしか見れなかったのです(川崎チネチッタで見ました)
ありがとうございました。
これって単純に”かわいそうな子供”で受賞しただけだろ?
演技がとりわけどうこうとか
作品が特別にどうこうじゃないってのは皆さん薄々わかってるよね?
わかってないのは監督だけ?
これじゃ子役がかわいそうだ
81 :
名無シネマ@上映中:04/09/13 01:35:01 ID:3IGYvGHJ
ホタルの墓の劣化バージョン。悲惨な状況の中で健気に頑張る
子ども、訪れてしまった死。そして美化して、お涙頂戴。こういう
日本人的な感性に嫌悪を感じる。どーせ、誰も助けねーくせによ。
あとは、細かい話。明にせよ、茂にせよ、遊ぶ友達が簡単に
できる部分などに疑問。あの女子高生の存在も未消化。
京子がマニキュアを落としたシーンで、初潮を暗喩しているの
かと深読みし、途中でもっとグロいストーリになるかと少し思った。
演技は京子も茂もゆきも良かった。取り立てて明が優れてる感じは
しなかったけど、主役だしね。
本当に蛍の墓と比べているヤツはアホだと思う。っていうか人生経験なさすぎ。
屑が屑なりに幸せな人生歩んできたんだろうね。世界とのかかわりというか
自己認識が甘すぎる。世界が幸せに満ちていて人の命は地球よりも
重いとかってお題目を信じているのかも。
なんかひねた映画マニアっぽい感想も多いな。まあ2ちゃんだから
しょうがないか。屑が多いのは。
83 :
名無シネマ@上映中:04/09/13 02:27:33 ID:0JoxT7x/
「豊かな国の話」だというのが感想かな。
コンビニの賞味期限切れのオニギリ、飲める水が出る公園の水道、無関心な隣人
>>82 不幸な人生を歩んでらっしゃる胸中お察しします。頑張って生きて下さい。
85 :
名無シネマ@上映中:04/09/13 02:34:50 ID:0JoxT7x/
明の家がコンビニにたむろしている子供達の溜まり場になったシーンは
子供の無邪気さゆえの残虐さがよく出ていた。
「親がいつもいない」って家はライオンにとっては「扉の開きっ放しのウサギ
小屋」も同然。
時間と空間を容赦なく奪い取る。
>>85 元のネタの
>>3の事件を知ってらっしゃいますか。丁度、私も先ほど
読んできて愕然としております。フィクションより現実はさらに厳しい
ようです。何というか、映画で物足りないなぁと思っていたことが、現実
の出来事として突きつけられて愕然としています。
>>72 うんうん、ああいう母親って実際にいそう。それがなんとも言えず怖かった。
悪気がなくて罪悪感もないところがものすごく怖い。
「蛍の墓」と違うのは、死んだ子を映さないところだな。
「誰も知らない」では足と手ぐらいしか映してない。
おれ子供が死ぬ映画はそもそも嫌いなんだけど、
死んだ子、死にゆく子の顔を映していないだけ、まだましだと思ったよ。
89 :
“事件”を“事故”って‥:04/09/13 03:52:56 ID:sHIL73lr
虐待で殺された子供の死が、転げ落ちての事故死って阿呆ですか?
これは殺人事件だったのに、自分のせいで死んだなんて‥侮辱だな。
そんな嘘で美談にするなら、なんであの事件をモチーフにしたのか。
「映画は映画なんだ、いいじゃないか」と言うならば、
子供達が生きた瑞々しい夏の物語として別物を撮ればいいじゃないか。
こんなんじゃ痛めつけられて死んだコが、あまりにも可哀想過ぎる。
作品として、巧みで魅力ある演出なだけに悔やまれる。
感動でコーティングされた、人でなしの映画だと思った。
90 :
名無シネマ@上映中:04/09/13 04:04:06 ID:MI67RWeI
>>45 水曜ってレディースデイですよね。
私は先週、水曜日、池袋の映画館で満員でした。
やっぱり見たくて、普通の平日、正規料金でテアトル新宿に15時半くらいからの回に
行きました。平日の昼でも客席は7割くらい埋まってましたよ。
なんかね〜シングルマザーが誰しも陥る錯覚みたいなものを感じだ。
だけど、必ずしも、シングルマザー全員がそうなるわけでもない。
子供にかんしては、なんであれだけの大人&子供に接しながら、助けを求めなかったのか疑問
周りの大人も何とかしたいとか、思わなかったのだろうか?
テーマもいまいちみえなかったし終わり方もなんか中途半端
喉に小骨が引っかかった感じ。
死ぐ?
実際にあった事件にとらわれないほうがよさそうだね。
パンフ買わなかったんだけど‥
観てから時間が経つにつれ、一見恵まれてる子達にも
親や大人からの虐待(心的なものも含め)を大なり小なり受けて
んじゃないかと思うようになった。
この映画が気になるのは、意識下にある自分の子供の頃や親としての
傷ついたりつけたりした部分が共鳴するのかも…?
94 :
名無シネマ@上映中:04/09/13 08:33:07 ID:q9bmxX0W
>>79 私もチネチッタで、水曜レディース千円を利用して見ました〜
チネチッタは座席全体の傾斜が急なので前の人の頭が気にならなくていいです〜
>>80 どうしてもこの作品に賞をあげたいんだけど、作品賞を与えるには小品だし、
脚本賞や監督賞にはすでに他に該当作品があるし、という場合で、
それならば、男優賞にしておきましょうかってなったんじゃないか、と
テレビか雑誌で評論家系の方が述べていましたよ〜
>>89 死んだ子のためとか誰かのために作られたわけではないでしょう。
しいていえば、監督の救われたい思いのため?
>子供達が生きた瑞々しい夏の物語として別物を撮ればいいじゃないか。
ある意味、そういう別物の映画でしょう。
>>91 子供達はなんで助けを求めなかったのか、というのは、大人の視点だと思う。
実際の事件の子供も大人に助けは求めなかった。母親にさえ。
自分の経験に照らし合わせてもわからないなら、所々このスレなどに出てくる
同じような?境遇を送ったという人達の文を見ると、わかると思うけどね。
97 :
名無シネマ@上映中:04/09/13 10:19:37 ID:q9bmxX0W
実際の事件はどうか知らないけど、映画の中で、
子供たちは、それなりにあの生活に適応していたような印象を受けました。
あの生活の中で、子供なりに「小さな幸せ」を大切にしていたように感じます。
なので、母親の言動に対して怒りを覚えるのはまあ妥当だとしても、
子供たちは何てかわいそうなんだー(涙)、なんて悲劇なんだー(涙)って見るのは
ちょっと違うかなと考えています。
世の中には、四六時中家にいる母親から虐待を受けて傷ついている子供もいますよね。
スレの流れをまったく無視して言わせてもらうけど、
コンビニの女の子を途中までネゴシックスだと思ってました。
age
100 :
名無シネマ@上映中:04/09/13 17:45:10 ID:PWoL35c2
なんであんなお子ちゃまな母親と、無責任な父親からあんな優しいしっかりした子が生まれたんだろ・・・
女子高生に買ってもらったジュースを持ち帰って4人で分けたらしきところがかなり胸に来ました。
101 :
名無シネマ@上映中:04/09/13 18:18:43 ID:q9bmxX0W
万引きをしない(最後の最後、妹のために医療用品を万引きしちゃうけど)
怪しいお金(セーラー服の女の子がカラオケとかでオジサンからもらったお金)は拒絶、
あと、川崎に居るはずの母親に何が何でも会いに行くってならなかった・・・
などなど、少年の中にある種のプライドのような気持ちを感じました。
なんというか、大人と子供が逆転している印象を受けました〜
もしかして今の社会ってそうなのですかね〜
大人は子供のためにってガマンするようなことはしない風潮がありませんか?
大人も自分の欲望を優先させるところありますよね〜
>>101 同意です。
「山本です」って言われる場面、
医療品万引きする場面、苦しくてたまらなかった
滑り落ちる汗がまだ目の奥に焼きついてる
シーンの端々がかなり記憶に残ってて驚きます。この映画。
103 :
名無シネマ@上映中:04/09/13 18:53:54 ID:Sl6fBsh+
観てきました。ドンベエの天ぷらそばが食べたくなったので買って帰ります。
柳楽クン、ジャニの今井翼クンに似てるね。
明が通り過ぎるモノレールを見上げるシーン、きれいだったね
ジュースを4人でわけるために持って帰ったの
優しいというより生活に根ざした責任感が
彼に1人食いをさせなかったのかなと。
自分も母親に、1人だけ食べるのは罪悪と叩き込まれたせいで
ケーキでもなんでも食べ物は人数分買って来ないと
落ち着かない性格になってしまった…。
妹達は平気で1人分だけかってきて食ってる。
106 :
45:04/09/13 21:17:34 ID:Hf3pA5/0
>>90 おおーありがとう。
池袋の方が新宿よりマイナーなかんじがするけど、
満員だったんですね。
レディースデイだときびしいかなあ・・。
ビデオはいつでるんだろう。
松山からひとりで瀬戸内海を渡って広島で見てきました。
25日には松山でも公開予定とか。
今度は家族を引き連れて見に行きます。
108 :
名無シネマ@上映中:04/09/13 22:57:33 ID:j9nXn88S
毎日のようにTSUTAYAで借りたビデオを観ている私。
「宝物」の映像は映画のシーン満載でとても不思議な気持ちになれます。
まだ観ていない人はぜひ。
109 :
名無シネマ@上映中:04/09/14 00:00:25 ID:khItz5re
栃木で誘拐されて行方不明の兄弟、
この話にかぶって泣けてくる。・゚・(ノД`)
コンビニの人が虐待を発見したんだってね。
コンビニが近所のおじさんおばさんの役割を果たす時代なのか
>>109 コンビニでお菓子もってじーっと立ってたから、店員がお水
あげたらごくごくすごい勢いで飲んだってね。
パン貰ったら3つも4つも食べたっていうのも可哀想で…。
誰に虐待されたんだって、児童相談所の人にきかれても
頑として喋らなかったっていうのも、痛々しいね。
今日観てきました。
あらすじ大体知ってるしたいしたことないと思ってたのに
結構衝撃的で最後の10分くらいは泪がボロボロ止まらなかったです。
もー不憫で不憫で・・
どーしてこんなんなっちゃうのって感じで・・
今回の泪は感動じゃなく
もーとにかく可哀相で可哀相でって泪だった。
映画で可哀相と思ってこんなに泣いたのは初めて・・
この映画は母性愛の強い人ならかなりやられます。
私は終わってトイレから暫く出れませんでした。
>>102 私も家に帰ってきてからのほうが映像の断片が色濃く思い出されて
泣けてきた。みんなでサンタはいるよねって笑顔で話してるところとか
柳楽くんの強くて潔白なまなざしとか・・・。本当にすごいと思った。
つづき
私は独身ですが
子供達をまるで犬猫のように軽く考えてる。
あんなバカっ母許せないと思いました。
人はある程度、環境と親で人生が決まるとつくづく思いました。
あんな親の元では子も幸せになれるはずがない。
本当に子供が可哀相過ぎでした。
子供は親を選べない!!
だから、、
子供にはきちんとと愛情を注いで幸せになるように育てたいと思いました。
あっ最後に
皆さん、これは劇場で是非観てくださーーい♪
自信を持って勧められます。
今はイザベルアジャーニが柳樂クンを抱きしめてブチューーーした気持ち
すごく良く分かるって感じです。
あっイザベルじゃなかった
誰だっけ名前忘れたスマソ
エマニュエル・ベアール?
劇中ではアパートだったけどさ、見てて俺文化住宅のにおいとか思い出したよ。
小学校の頃に文化住宅に住んでる友達ん所遊びに行って、口には出さなかったけど
ん? 何か臭いここ、って思ったのよく覚えてる。
ゲーセン友達が家にたむろし出すところも、中学校1、2年ぐらいの
ちょっとDQN入ったようなタイプの雰囲気がよく出てたし。
是枝の意図とうらはらに
子供達可哀想可哀想
母親最悪
の単純泪ばかりが目立つな
御愁傷様
>>113 そんな母親の元でも幸せは感じるしって映画だろ。母親だって
別にふつーに描かれている。あなたの読解力のなさってのは
驚異的だね。なんでも自分が見たいように感じてしまう人なのかな。
YOUが演じた母親のようだね。
120 :
名無シネマ@上映中:04/09/14 07:55:18 ID:jQslf/FJ
大家の若妻が抱っこしてる犬(パグ?)のほうが大切にされてる感じでしたよね
あー今の時代っぽさが出てるなーって見てましたよ〜
>>113は犬や猫なら粗末に扱ってもいいと思ってるのか。死ね。
122 :
名無シネマ@上映中:04/09/14 08:19:10 ID:jQslf/FJ
まあ、見終わった直後は感傷的感情的になるでしょうねえ
私は、日にちが経つにつれて、印象がしだいに熟成していくのを味わっています。
たぶん、見終わった直後と、一週間たった時とでは、感想が違うのではないでしょうか。
つまり、派手ではないけど、人の心にじんわりゆっくり語りかける作品なのでしょう。
「母親を啓蒙しよう!」とか「虐待反対!」とかいう押しつけではないんですよね。
だから、じんわりじわーっと来るんだと思いますよ〜。
涙はなかったな…
明が靴を並べてて、茂たちのくいいるような視線‥
次のシーンで桜‥あれ一緒に自分も見上げてるような
開放感のある幸せなシーンだった。
なんで「蛍の墓」が引き合いにでてくるの? ドロップとチョコ
つながり‥ 状況は全然違うよね?
124 :
名無シネマ@上映中:04/09/14 09:03:05 ID:Ewqds4u3
14歳と4歳で生きようと思った
っていうのが「螢」のキャッチコピーだが、
だいたい明とゆきくらいの年齢なんだね
126 :
名無シネマ@上映中:04/09/14 10:29:14 ID:IgOFBL1X
お母さんがケータイで話してるのを見てる明が印象的でした
お母さんからお年玉もらってきたという明に胸打たれました
おまえがそば食いてーっつーから買ってきたのによーー!とキレる明
おにーちゃんおしっこーの言葉に、
なんでさっき公園いったときしてこなかったんだよ…とふくれる明
…ああ、なんていい子なんだ…明
自然と友達が出来たり、周りの大人が協力してくれたりしたのは人徳だと思う
違う子が同じ境遇ではああはしてもらえなかっただろうな
柳楽くんだから共感できたのかな
>>118 んだな。
この映画は、伏線が要所要所に張り巡らされていて、
そういうちょっとしたところが個人的に痛かった。
>>118 気持ちは分かるが
監督の意図を汲んだり察したりせねば
いけないというものでもないと思う。
人それぞれでいいんでない?
ま、母親≒最悪 なのは間違いないと思うんだがな
リアルピーターパンというか
あのままだと、あの子たちは大人になれないんだ。と思った
見ながらおいおい泣けてくるという感じはしなかった。涙が溢れてたまらないという感じでもない。
見ている間、同情心は出てこなかった。
その場その場を一生懸命に生きている様子をただ見ているしかないという感じ。
残金を数える小さな手とか、
靴を並べてる間の兄弟たちの視線とか、並べ終えた後の笑顔とか
変声期も知らないで風邪だと思っているのとか
キュッキュサンダルの音だとか、つないだ手とか、
初めての公園でみんなで遊んでいるシーンだとか
部屋を見渡す冷めた目とか、
レジにアポロチョコ積み上げている手とか、
見終わった後、いろんなシーンが自分の中に残ったのに気がつくような映画だった。
冒頭の、スーツケースの角をずっと撫でている細い指とかは、
見ている時よりも、見終わって思い出す時の方が胸が痛むシーンだった。
かわいそうって言うより、
それでも生きてる、生きていくっていう自然な姿勢の法が印象的だった。
柳楽があれだけ印象的なのは、屈託のない子供の表情をしていた明が、
どんどん冷めた大人の目に代わっていく、ちょうどその過程が映像に納められた幸運もあると思う。
明の成長にぴったり寄り添っていたというか。
演技というより、その過程の美しさで賞をもらって、今後がかわいそうな気もする。
映画を見るまであんなに良いと思っていた「宝石」が、なんか邪魔。エンドロールでもよかった。
でも、「鳥のように枯れた瞳で 僕は大きくなっていく」
っていう歌詞の部分、そこだけ残ってる。
ワールドワイドで考えれば、住む家も無く教育も受けられない子供なんてごまんといる。
そう考えると彼らに同情心を向けること自体、恵まれた国の傲りのように思え、泣けなかった。
連れ去られた二人の男の子、殺されて発見されたね…。
せっかくコンビニの店長が通報して一度は児相に保護されたのにね。
映画では周りの大人はそれなりに良い人達だったけど、手を差し伸べるには
いたらなくて、それがリアルだけど歯がゆくて辛かった。
現実では、ちゃんと手を差し伸べる人がいた。でも助からなかった。
やるせないよ…。
>>132 それぞれの国や地域に根ざした不幸があるわけだから
そんな事言い出したらキリがないんだわな
135 :
名無シネマ@上映中:04/09/14 20:02:57 ID:1wyRPKE9
みてきた!柳楽くんは本当に今井翼のジュニア時代に似ていたけど、ふとした瞬間の表情が素敵でした。
「子供にかかわる諸問題」を題材としてはいるけど、取り組もうという姿勢はまったく見られないね。
そういう「遠巻きな態度」がにじみ出ているから嫌いだ。
>>136 取り組むのは映画を観た観客の仕事じゃないのかな。
映画はあくまで問題提議であって・・
ただね、殴る蹴るで殺された子供が、
自分で転げて死にましたなんつーオチに摺り替えられたのには
はらわた煮えくり返る思いだよ。
そこから逃げてイイ話に撮るなら、事件を題材にする意味ないし。
俺は映像や演出や演技に騙されて感動しちゃってる人達のが嫌いだな。
感動というフィルターで、この事件はイイ話だったんだと思い込みたい人達。
生きてる人間にだけ都合の良い解釈に溢れてて、死んだ子が不憫で悲しい。
>>131 私が思ってることとあまりにも同じでなんだか不思議な気分w
同じく「『それでも』生きていかなければ」というのがこの映画に感じたことです。
「宝石」邪魔だとは思わなかったけど、個人的にエンドロールにもチョト欲しかったような。
ところで「【氷】のように枯れた瞳で」 じゃないかと…
私も最初「鳥」だと思ってた一人ですがw
>>137 >そこから逃げてイイ話に撮る
そういう意図だとは私は思いませんでしたが…。
でもそう思うことが137さんの思う「都合の良い解釈」なのだろうか。
監督は「悲劇的なだけの話にしたくなかった」って言ってなかったっけ?うろ覚え。
監督インタビューが色々な雑誌にあるから、全部見るの難しいな
一冊の本とかには…なってくれないよなぁ
しかしこの映画見て「感動した」っていう感想は
なんだか違うような気がしてしょうがないのはなぜだろ。個人の自由だからアレなんですけどね…
139 :
名無シネマ@上映中:04/09/14 21:06:21 ID:K9BrI7Bt
なんで火垂の墓を引き合いに出すとピコピコ反応するやつが出てくるのかわからんなー
俺は前スレでそういう発言した人間。現代版火垂の墓と評した。
俺がこの映画で感じた主題は、
「生きられない状況の中で、当然のように子供は死んでしまいました」
ってことだけ。それを延々皆さん眺めてください、って映画だと思ってる。
戦争だの虐待だのは関係なし。ドロップだのアポロチョコ、年齢が似てるだのは当然、
監督が分かり易く記号化して見せてるだけ。関連して思い出してもらいたいんだろうさ。
そんなとこにアッサリ噛付いてどうすんだ。
どんな状況でも世界でも、子供は簡単に壊れていくもんだ。
子供だけの常識やプライドや傲慢を積み重ねて行動に移せば、当たり前に生き延びられない。
火垂の墓は戦争に重きをおいていたけれど、この映画も、子供が自滅していく様子を見せたいんだよ。
映画みたいな悲惨な状況じゃなくても、たとえ死ななくても、子供が崩れていく問題なんて、
現代の一般日常でもゴロゴロ転がってる。
皆さんそれを忘れないでください、どっかで思い出してください、ってことだろうよ。
例の兄弟は死体で見つかったんか、残念。
この兄弟も、児相の人間に何も喋らなかった。
新潟の監禁少女はなぜ逃げなかったのか、とか思い出してみればいい。
単純な恐怖だけじゃなかったことは明らかだよ。
確かに現実は酷い事件だったんだよね...
ただ完全ノンフィクションにしちゃうと
監督の意図するところが
どっか行っちゃうから演出は必要だったんじゃない?
子供にとっては、どんな母でも
たった一人の母親なんだよ。
あの親から自分は生まれたっていう事実を、
4人の子達はちゃんとわかっていたんだろうな。
大人になって、金銭や男女間やなんかの
いろんな、自分だったり母親だったりが
当事者のトラブルを経験してからじゃ...
ひとすじの真っ直ぐな愛情が
紙一重の本当の憎しみに変わるまえに、
純粋に子供が親を欲するっていう
そこを、描きたかったんだと思ってます。
大人の責任を、感じてしまった映画でした。
141 :
名無シネマ@上映中:04/09/14 21:49:07 ID:z20QE9kz
いや、全然違う印象をもった。
この映画では子供は崩れていかないんだよ。クズそのもののような万引きガキが
出て来て荒らされるのだが、そいつの浅さを見切って、断ち切るのだよ、
この4人というか5人は。事故で一人は欠けたが、あの4人はまだこの2004年
をあの状態で生きてるのだよ。実話で訴えたいなら1988年あたりの時代背景そのままに
描くんじゃねえのか、蛍の墓が実話に忠実に時代背景を選んだようにさ。
>137
>取り組むのは映画を観た観客の仕事じゃないのかな。
>映画はあくまで問題提議であって・・
問題提起だけなら報道にだってできる。
脚色しドラマ化した作品でありながら「どうすべきか」というヴィジョンが込められていない。
問題提起だけされても建設的な議論・制度作りに結びついていかないのだとしたら、
問題提起の“しかた”が間違っているということになるのではないか?
どっちにしてもカンヌじゃ作品賞も脚本賞も取れなかった程度の作品だ。
143 :
名無シネマ@上映中:04/09/14 22:06:49 ID:z20QE9kz
この映画で「どうすべきか」についてのビジョンを出されたら、とたんにレベルがた落ちになるな。
そういう風には作られていないって感じるべきだろ、どう見ても。
144 :
名無シネマ@上映中:04/09/14 22:08:24 ID:9TbJDG9d
劇場にポストカードセットが売られてるみたいだけど、内容教えてください。
何枚入りでヤギラくんの柄はどんなやつですか。
ポスターと同じですか。
買えばわかるさ!
ありがと〜!!
>>142 報道と映画の違いって何?
創作を前提にするかどうかでしょ?
>建設的な議論
インターネット以外で、してる人はしてるんじゃないかな。
>制度作り
え、もうそんなに話飛ぶ?
俺は投げっぱなしだからこそ想像してしまう方なので、
この映画の構成自体に文句は無い。カンヌとか関係ないしね。
脚色内容に関して
>>137で書いたような憤りを感じるくらいかな。
>>138と
>>141の意見に対しても、
「だから事件を題材にするなら、そこは重要な核じゃないのか」
という水掛け論にしかならない。
「だからどうした」という感じの映画でした。
時間と金の無駄だった。
明も親もアホすぎてむかついた。
実際の事件についても、この映画でも
捨てられた動物の子みたいな子供達だと思うんだよ。
母親や世の中から、善悪を教えてもらう事も
守ってもらう事もなかったんだもん。
人間の目を盗んでゴミ箱や台所からものを盗んで
巣に持って帰って自分より小さいものに食べさせてたけど
ある日腹が減って仕方ない時に、自分の分まで食べちゃった
小さいものを、かっとして殺しちゃって
動かなくなった小さいものを前に、物凄く後悔してる
動物の子をイメージしてしまう。
秩父の林に埋めて、何度も参りに行ってたんでしょ?
快楽殺人の犯人とは違って、飢えて追い詰められた殺人なわけで
再犯なんかはありえないと思うし、一概に責められない気もする。
>>143 禿同
>>142 あのさ、どうすべきかっつったらそりゃ
「こんなことはあってはいけない。親はもっとしっかりするべきだし、
地域の大人は周囲の子供に目をやるべきだ」に尽きるでしょ。
そんなこと今更誰かに言われなくても皆知ってるっつうの。
映画ってさ、まあ色々だけど基本的には感情を揺り動かされるために見るもん
じゃないの? 「どうすべきか」なんてお勉強がしたいんだったら
地域の児童福祉シンポジウムとかに行って来たら?
>>建設的な議論・制度作り
少なくともこれはフィクション映画が果たす役目ではない。
>147
身につまされるんだね?
>>148 妹を殺しちゃったのは長男じゃなくて、
その家に入り浸りだった粗暴な友人でしょ。
>149
>「こんなことはあってはいけない。親はもっとしっかりするべきだし、
> 地域の大人は周囲の子供に目をやるべきだ」に尽きるでしょ。
今更そんな決まり文句がききたい訳じゃないよ。
この十年で状況は改善されるどころか、悪化の一途じゃないか、
上っ面だけでそのせりふを繰り返したって変わりゃしないということを証明している。
今更フィクションで問題提起なんてそれこそ「いまさら」だろ。
結局監督も観客も「上辺だけの問題認識」で終わっている。そこがイヤなんだよ。
>150
明が大人になってこの映画みたらそう言うと思う
>152 の間違いね
ていうかどうして問題提起されてる映画だと簡単に断定できるのさ。
監督が観客に対して意図した問題提起なんかないかもしれないだろ。
一人一人でこの映画の世界から受け取ったことに託すといおう手法も
ありだと思うよ。作り方としてはさ。
それを問題提起と呼ぶのならそうかもしれないけれど、作るからには
何か主張があるはずだという固定観念で見すぎるヤシ多すぎないか?
と自分は思う。
>>154 ふふふ。ふーーーん。よくわからん。
御免おいら読解力ないかも。消えまつ。
是枝は自分のために映画を作ったんだろ。
忘れられない事件があって、母親を責めずに、
自分がいたらなかったといっていた14歳を抱きしめてあげたかったって何かで言ってたし。
この映画が母親の非常さを描くより、子供の生活に寄り添ったもの
子供の心情を描いたものなったのはそこだろう。
でもただ自分が満足するためだけに映画を作ってもしょうがないし、
単なるオナヌーじゃないんだから、見た側にも何か考えさせるようなものにしたかった。
だからそれぞれ勝手に解釈して感想もって良いんじゃないの?
>138
氷か。そうだ。氷だろうね。
よっぽどしっくり来るじゃん。何だ勘違いしてた。
鳥って枯れた目なのか、鳥ってキーワードをマイナスに使うなんて変わってるなと思ってた。
恥ずかしい。
ノーマルな状況ではないけれど、あの家族には「求める愛」と
「あきらめ」があったような気がする。母親と明のファーストフードショップで
笑い会う瞬間、部屋で母親との食事シーン、京子が母親の物のしまってある
押入に隠るシーン‥確かに、想像力のない母親だけれど‥子供達にはどうしようもない愛すべき母親だったんだね。あの映画から種をもらい‥それぞれに反芻しながら育てていけばよさそう。違う意見を聴く耳もちたいね〜
>>153 だからお前は映画見てる暇があったら児童相談所に文句言うに行くか
シンポジウムに出てみるかでもしてろって。
お前は地域社会に求めるものを映画に求めている。
ラーメン屋行って何でパスタ置いてないんだって怒ってる奴は馬鹿。
そもそもこの映画は問題提起なんて社会派なことしてるとも思わない。
実際の事件をモチーフにしてるとは言ってもあくまで「ストーリー」
だからな。
>>158 ドンマイだ。
なんだかこの映画、感想がゆだねられすぎていて不安になる。
「どう思うのが一番いいんだろう」とか考えてしまうのは自分だけかな…
>>160 禿しく、それはもう禿しく同意!
アンタえらそーなことばっか言って
まるで「俺は元教育委員だ」って
ほざいてるヒマ親父と全く一緒だよ
人はそんな物差しで計れねーんだよ
ど ア ホ が!!
163 :
名無シネマ@上映中:04/09/14 23:38:34 ID:K9BrI7Bt
>>141 釣りか?と思ったけど違うみたいだんな。
時代考証はどうだろ?っってそんな大げさなモンでもないか。
小物は入れ替わってるけど本質はさほど違わないんじゃない?
>>153 俺は報道好き。ワイドショーもアリ。
要するに「少なくとも、自分が加害者になるな」ってことを延々と垂れ流してる。
もちろんそんなんで社会状況が変わるわけないんよ。
人間やってりゃ当たり前。
悪い意味じゃなく、喧嘩売ってる訳でもなく、どんなお利口さんでも、
ふとしたはずみで誰かを不幸にする可能性はある。
んで、それは君の子供かもしれない。
そうならないようにがんばろうや。
上のほうで書き込みしてた、「ヤギラくん抱きしめたいー」って女の子、いいんじゃない?
お母さんになって何かキツイことがあったら、この映画思い出すかも。
それで充分でしょ。
164 :
名無シネマ@上映中:04/09/14 23:39:33 ID:jQslf/FJ
答えや結論が分からない灰色の状態に慣れるのも。。。
>是枝は自分のために映画を作ったんだろ。
禿胴。
当時、長男を妊娠中だったんで、この事件のこと覚えてる。
ワイドショーで連日報道してたよ。荒れる厨房って感じで報道されてた。
凶暴な兄が、幼い妹を折檻死って感じでね。
それが、友人Bの所業だとわかってからは、母親の責任問題に摩り替わり、
その後ぱたりと報道がやんだ。他に大きな事件があったせいかもしれないけど。
もし、感得がこの映画に何かアンチテーゼを持たせたいと思ったとしたら、
無責任に囃し立て、「外」から見てわかった気になってるマスゴミにたいしてじゃないかな。
だから、アパートの「中」を撮りたかったといってるんじゃないかと。
>>163は何が言いたいのかこの映画以上にわからん。
映画はそれでいいのだが裳舞の独り言の方はだんだん苦痛になってきたよ。
そんな調子でこのスレにレスを重ねてきたんだな。
話題がループしてますねー。
何のためにとか
事件がどうのとか
勘違い気味の憤りを持ちこむ香具師が沸く限り
ループするんでしょうねー。
168 :
名無シネマ@上映中:04/09/15 00:18:30 ID:jN1X06li
>>166 そいつは悪かったねー。俺の言いたいことは、
「多少の不満はあるが、この映画はいい映画だ」
「観た人それぞれが何か考えてくれたら、チビっとでもやな事件が減るかもな」
「だからなるべく多くの人に観てもらいたい」
なんでアゲで書いてる。めんどくさいってのもあるが。
書き込むのは久しぶりだよ。
あんまりにアホラシイ意見が続いてたんで口挟んでみた。
苦痛ならそっちで避妊してくれや。
たしかに苦痛!
漏れも、なんか変わった主張があるのかと思ってた
思わせぶって、たったそれだけ貝!
既出じゃん、、、、、orz
それだけのこと書くのに、しかも既出のことなのに、グダグダ長いでつ
前スレより
555 名前:名無シネマ@上映中 メェル:sage 投稿日:04/09/01 17:10 ID:5rmW97sh
そもそも「無為の加害」 に対する意識を喚起することを
目指していたのでしょうか?
現実に起きた事件を題材にしていることが喧伝されたため
いわゆる「社会派映画」としてのメッセージを探そうと
身構えた人ほど、違和感(物足りなさ)を感じているような
気がします
171 :
名無シネマ@上映中:04/09/15 00:58:15 ID:InboA3yq
とりあえず、川のコンクリートの堤防からちょこんと頭を出してた明を
思い出して、何か感じてくれや
今日彼女に誘われて見てきた。
あまり考えもせずに約束してしまったことを後悔してる。
おれの母親が不倫して家を出て行った。もう随分前の話。
父親と普通に暮らして普通に大人になった。
母親のことは何とも無いと思っていた。
自分の中では解決していることだと思っていたが、
結局、何にも解決していないことに気付いた。
おれは母親を憎んでいた。そして嫌いになれなかった。
家出をして母の元に行った弟を馬鹿にしていた。
けれど本当は羨ましかったことに今日気付いた。
こんな大人になるまで何にもわからなかった。
173 :
名無シネマ@上映中:04/09/15 01:14:43 ID:InboA3yq
>>168 それにしては、あなたの書いた
>>139の文面は嫌悪に満ちてるように読めるよ。
もうちょっと読み手の脳内を考えるような書き方した方がトラブルが少ないと
思うよ。
174 :
172:04/09/15 01:19:25 ID:M70szII0
この映画は幸せな家庭で育った人だけが観るべき映画。
彼女も泣いてはいたがそれ以上の気持ちはないだろう。
おれは涙すら出なかった。おれにはあまりにもリアルすぎて。
ショックが大きすぎて帰り道に変な顔と歩き方だったみたい。
夕飯もキャンセルして帰ってきた。
こんなに鬱になったのは初めてでよくわかんない。
>>174 もっとおじさんになって、自分の中で何かが片付いたら
また違った角度で観られるよ。
少なくとも自分はそう。
彼女や将来の奥さんと、自分の母親をだぶらせないようにね。
幸せな家庭を築けますように。
>>174 うちは父が失踪して母子家庭になったから
けっこうダブって見える場面があって精神的にきつかった
母がいなくなったらどうしようとか…ね
俺は最近忘れてた気持ちが思い出されてきて逆に良かったと思ってるよ
母を守っていこうと決めたこととかね(この映画とは矛盾するけど)
177 :
名無シネマ@上映中:04/09/15 02:18:49 ID:sPamAxDg
>>139 映画の受け止め方はひとぞれぞれ、それはそのとおり
ところでおれはおせっかいだから教えてやるが
おまえに限って言えば、映画の見方ってやつをもうちょと養なうと
もっと映画が深く楽しめるようになると思うぞ。
是枝が実際の事件と異なる話にしたこと。
高畑と是枝が妹の死の描き方の違い
トランクを埋めてからの数カット
そのあたりの監督の意図を読み解いて見るんだな。
178 :
172:04/09/15 02:28:11 ID:0p5NA06R
>>175 ありがとう
でも彼女と観なければよかった
いまも眠れなくて横になって目を閉じると涙が出てくる。
彼女に一緒に居て欲しいのに居て欲しくない。
こんなに自分が弱いのが」怖い
何が解決しました?
母が許せないけど会いたい
水道ガス電気が止まるとか、家賃滞納とか、
家のと同じオーブン、ヤカンの登場とか、コンビニで賞味期限切れもらうとか、
類似の経済事情に「だよなぁ…」とリアルに思った若年低所得者観客は
意外と多いんじゃ? これが日本国内の第三・第四世界だよ! みたいな。
我が家だけだったり…
それと、「幸せな家庭」なんて……あるのか!?
180 :
172:04/09/15 03:15:02 ID:KwvUgIox
>>179 すみません、愛してる家族に捨てられたことのない家庭環境で育った人
という意味で書きました。
おれは父子家庭で経済的にはそれほど困りませんでしたが、
やはり男所帯なので何かと気が回らない暮らしぶりでした。
いつもそのジャンバー着てるねとか言われたり。
それよりも画面から伝わってくる子供たちの気持ちがリアルでした。
だいぶ落ち着いてきました。
主演がキモかったです。
182 :
175:04/09/15 05:00:32 ID:hdAp/Txk
>>172 うちは両親とも自分勝手で、愛情的にも金銭的にも
無茶苦茶な子ども時代だったんだけど、
何もかも包み隠さず話しても嫌われず
一番の味方になってくれるダンナと出会って
ちゃんとお互いを大切にできる家庭をつくれて
色んな思いが解決っていうか、氷解した感じ。
親と、自分やパートナーとは別物なんだと理解できたら
きっと楽になりますよ。
相手を疑ってしまって壁をつくると良くないので、
いつかオープンになれる時がきたら話してみるといいです。
183 :
名無シネマ@上映中:04/09/15 05:21:02 ID:spz0MltG
>>172 まあその気持ちに気付けたんだから見て良かったことにしておこうよ。
この映画で気付かなくてもいつか思うことだったかもしれないし。
母ちゃん会いたいって気持ち、すっげーリアルだよ。
なんで生まれちゃったのかね、みんな。
>>184 小学校の性教育で、自分が昔、精子だったことを知った。
聞くところによると莫大な数の精子と戦ったらしい。
そして最期に勝ち残ったのが俺様だということだ。
その結果得た人生がこの有り様。俺が思うに、精子達は戦っていないのではないか。
基本的には、譲り合い。
「・・・いえいえ、お先にどうぞ!」
この言葉に騙され続けたのが俺だと思う方が自然だ。
・・・過去に戦った精子たち、今ごろ俺を笑っているのか。
>>172 あなたのお父さんはあなたのことを見捨てなかったのですよね?
不幸自慢でゴメンナサイですが、私の母親は専業主婦ですが、
一日じゅう家にいて子供を監視、言うとおりに動かないとシカト
小学校低学年で一週間とかシカトしてましたね、ネグレクトの一種かな。
中学に入る頃には口利かなくて当たり前、担任の家庭訪問の後で、
「オマエは根暗でいつも何考えてるかよく分からないって先生に言っておいたからね」
で、嘲笑・・・ 彼女はそれから約10年後に統合失調症を本格的に発症しました。
で、私が言いたいのは、「いればいい」っていうもんじゃないってこと。
そういう意味で、私は明たち兄弟姉妹がうらやましくさえ思ってしまう。
172さんの気持ちを逆撫でしてしまったらゴメンナサイ、本当にゴメンナサイ。
ただ、世の中には、家にずっといる親に、虐待を受けてボロボロになってる
子供もいるということを言いたいのです。
それから、私は子供時代に溜めこんだものを、パートナー(彼、夫)にぶつけてしまいました
彼はもう十分過ぎるくらい私に付き合ったし、いろいろしたと思う。
彼はここ数年は疲れきっています。あ、映画は私一人で見ました。
なんというか、彼は私の「本当の親」です。母親であり、父親。
・・・映画の話から脱線してスミマセン。
187 :
名無シネマ@上映中:04/09/15 09:28:32 ID:yS+bH/cc
過去の是枝さんの作品と比べて、「映画」としてこれは楽しめましたか?
188 :
名無シネマ@上映中:04/09/15 09:52:03 ID:m0qRiQ9c
>>172 彼女に可能な限りでいいからその辺のことを伝えた方がいいと思う。
様子が変わって、変に気を回して心配してるんじゃないかな。
>>187 原作・宮本輝、主演・江角マキコの作品が心に残っていますが、
全体的に、エンターテインメントではないような・・・
190 :
172:04/09/15 10:26:39 ID:Xu4aqMnx
みなさんありがとうございます。
心配したメールをくれた彼女には「思いテーマで凹んだ」と伝えておきました。
彼女はおれの母が離婚でいないことは知っています。ちょっと悟ってたかも。
彼女にはおれ自身が解決できてから、機会があれば打ち明けるかもしれません。
でも今は弱い自分を見せたくないです。自分だけが不幸だとは思っていないし、
人に話すほどのことでなく世間一般よくあることだとわかっています。
普段おれは人によく感情が希薄だと言われます。
自分でも自覚していて映画やドラマ等で感動することは少なくて、
夕べのようなことは初めてでとても動揺していました。今日は休みを貰って
これから父に会いに行きます。父に会って母に会ってみたいと伝えます。
本当に会うのかどうなのかはわかりませんが、父には伝えておきたいと思いました。
たしかに、自分の気持ちに気付かされたこの映画は観て良かったんだろうと
思います。まだ気持ちの整理はつきませんが動揺はおさまりつつあります。
みなさん本当にありがとうございました。
感情で書き連ねてしまい、スレを汚してすみませんでした。ご容赦ください。
昨日見てきました。
東京の風景がとても良かった。
傷の嘗め合いはよそでやってくれませんか
>>192 >190に「感情で書き連ねてしまい、スレを汚してすみませんでした。」とあるだろう。
もう終わったみたいだしこれも作品を見ての感想なんだから、度量の狭いこと言いなさんな。
たかが映画、されど映画でこれだけ語れればいいじゃん
「モナリザスマイル」とはしごして、当日は作品としてはアメリカ映画らしく
満足度がこっちより高かったけど‥ついでに観たこの映画、達者じゃないぶん
あとひくよ。このカキコの多さは異様‥制作側あおってない?
72さんにとっては、この作品『誰も知らない』との出会いが、
何らかの変化のキッカケになりつつあるんだと思いますよ。
これまで、感情を押し殺して、じっとガマンしてきたのでしょうが、
この作品を鑑賞したことで、本当の気持ちに向き合えるように
なってきたんだと思います。
>>191 カンヌで鑑賞した外国の方たちは、どういう印象を受けたのか知りたいですよ〜
>>153 嫌な人はしょせん少数派。お前が行動するしかない。俺はそんなことは
どうでもいいけれどな。どうせ人は死ぬ。何をしようが。
>>193 横レスで悪いんだけど、
>>172のように何かを感じて前向きに変化していく
人がいるわけだから、まるっきり無駄なことじゃない気がするんですよ。
オトナっぽい顔つきや行動をしていながら
時たま見せる小学生らしさに心が痛むんだ
>119
はい、自分がみたいように感じてしまう人です。
それが映画というものだよ。
オマエは何様だっつーの
アフォかお前
>121
揶揄が悪かったな
私は猫飼ってるよ
過剰反応するオマエが氏ね
201 :
名無シネマ@上映中:04/09/15 19:53:33 ID:/t8G/T1u
バカ晒しage
202 :
名無シネマ@上映中:04/09/15 22:12:33 ID:H2drB0kD
遅レスだが
>131 138
に禿同!
ワタクシ、ももちゃんに萌えました。
204 :
オセッカイスミマセン:04/09/15 22:27:41 ID:JJPttPYR
>>187 むしろディスタンスより数段映画的です。と思いました。
是枝ファンですが、ディスタンスだけは感情移入できなかった。
誰かもかいているように幻の光は印象深い。
ワンダフルライフがいちばんエンタしてますかね。
関係ないですけど。
いい映画だった。
ただあのいじめられっ娘女子中学生だけどうにかならなかったんだろうか。
確かに印象的な表情するけど、この作品には不要だった。
子供たちに半大人を関与させるならコンビニ店員のが、まだ。
もし死ぬのが元気な茂だったら、立ち直れなくなりそう。
韓ちゃんの役どころは、ゆきの死でかけた穴を
埋めるとこにあったんじゃないかな。
歪んだ空間に訪れた変化、それが彼女によって繕われたように感じた。
(そしてふたたび醸成される濃密な空気)
最後四人で歩く後姿は、緩やかに絶対の破局に向かって
進んでいるように思った。
208 :
名無シネマ@上映中:04/09/16 00:32:28 ID:eEjVJiUI
ずっと家にいて、存在を隠して暮らして誰にも知られなくても
生きている限り人は人と出会ってしまうし、人との関わりってのは
否応にも芽生える・・・ってことなんじゃ?あの女子高生は。
兄弟が「外」に出てってことは、「他人」とも出会う確率が
出てくるってことでしょう。
外にでたら、世界が広がる・・・ってことなのでは。
209 :
名無シネマ@上映中:04/09/16 00:42:29 ID:vImDEhq5
>208
ええと、どーでもいいことなんだろうが、彼女は役柄は多分中学生で、リアル韓英恵は小学生だった。
私もずっと高校生だとおもっていました。
高校生くらいだとユーヤ君との間の関係がおねーさん・弟くらいの関係なんだけど、中学生同士だと
異性を意識する年頃なんで、意味合いちがってくるかも。
前者だと思ってみていた私。
210 :
名無シネマ@上映中:04/09/16 00:44:23 ID:kqp1Fzgi
小学校6年生の頃までは、女子のほうが身体大きいんだよね。
「宝石」がどうしても聴きたくなってタテタカコさんのCDを
買って来たんだけど、かなり好きかも。
「鳥のように枯れた瞳」かと思ってたら「氷のように」だった…。
「女の子」っていう歌では佐世保の事件を思い出した…。
>>205 個人的にはディスタンスの方が良かったと、これを観た当初は思った。
けれど時間が経つにつれ、その考えも変わりつつある。
実際に起きた事件だし、現代でも有り得ることだから、観た後にズシリとくるものがあるね。
その点では、是枝さんのドキュメンタリーやノンフィクションを描く能力が生かされているとは思う。
もう子供の喧嘩やめれ
215 :
名無シネマ@上映中:04/09/16 13:59:44 ID:Zea7L6RD
私は柳楽君と韓ちゃんの恋物語っぽいとこが切なくなんか印象に残ってます。二人で会う時柳楽君がTシャツの匂いかいで身だしなみを気にしてるとこや手をそっと握るとこやぎら君がジュースのキャップをさするとこ最後の電車のシーンでも少し距離をおいて二人座ってるとこ‥絶妙
216 :
名無シネマ@上映中:04/09/16 18:12:18 ID:Bd9DzLD1
京子の普段押し殺した表情と揺れる心の表出の変化
明がお父さんズに会うときの微妙な笑顔
起きないももの微妙な手の動き
しげると明の会話の時だけ生じる緩和した感じ
コンビニ裏口でおにぎりを貰う明の「ありがとう」(最初の時は無言)
同じくその後で販売機のお釣りを探すしげるが追いつく間
京子と韓ちゃんがロングで仲良く話しているが、この二人の
会話の内容も気になる。(それまで京子-韓ちゃんはほとんど無い)
ラストのストップモーションでしげるが振り返り観客を拒絶する感じ
各所に置かれた絶妙なニュアンスを堪能した。
面白かった。
217 :
名無シネマ@上映中:04/09/16 19:27:31 ID:QunDtf9u
母をカーテンから見送る京子、ドアノブに手をかけて迎える京子
五千円でもお金をもらって、空き缶投げをする明
寒そうに動きながら待つクリスマスケーキ
校舎のまえで風に舞うコンビニ袋
校門の鉄格子にしがみつく明
カップめんに名前を書くときにユキの手に手を添える明
4つのコップ、ママの絵、ちいさくなったクレヨン
218 :
名無シネマ@上映中:04/09/16 20:02:15 ID:kpZXApLv
札幌のシアターキノで見てきました。
植物を飾ったベランダの風景を
ロビーに再現していました。
映画のあと、そのか細い植物をみたら
ちょっとウルウルしてきました。
手足のアップの描写が妙に多かったのですが、
みなさんはそれをどう解釈しますか?
220 :
名無シネマ@上映中:04/09/16 22:47:56 ID:kqp1Fzgi
あの植物って、皆「雑草」ですよね
あの子供たちを象徴する植物、ということなのでしょうか。
私は、いつ手摺りから落ちるんだろうかとハラハラしていましたが・・・
221 :
名無シネマ@上映中:04/09/16 23:42:36 ID:BtZTfA8m
明日是枝監督とタカコちゃんが地元に来ます。
(実は彼女の知り合いなのですが、2ちゃんにスレができるくらいの
人になって複雑だったりします)
こちらで皆さんの反応を読ませていただいて、それなりに期待して
観ても大丈夫だと思いました。
明日を楽しみにしたいと思います。
とりあえず記念カキコでage
>213
オマエ鬼ばばあでで虐待してんだろね
223 :
名無シネマ@上映中:04/09/17 00:15:18 ID:VZYbT3oQ
子供たちが外に飛び出して公園で楽しそうに遊ぶシーン、
誕生日には必ずお母さんが帰ってくる、と信じているゆきの真剣な顔、
弟や妹を一生懸命守ろうとする、でもそのうちに八つ当たりをしてしまう明、
子供たちなりに一生懸命に生きようとしている姿が印象的だった。
大人は経済的な強さ、社会的、肉体的な強さから往々にして子供をないがしろにしがち。
万引きの濡れ衣を着せておきながら、それが誤解だったとわかると、
肉まんか何かを適当にあげてごまかそうとしたコンビニの親父とか。
それでもその大人に逆らうことを知らない明。
子供も一人ひとりが、人間としてかけがえのない存在であることを考えさせられた。
こっちもババアにはババアという人なだけ。ばーか。氏ね
熱く語ってんじゃねーーーよ
こんなくだらねー映画で
このヒマ人ども・・
>>221 おお地元民!俺も行きたいのだが仕事の関係で恐らく無理ぽ。
彼女がこれだけメジャーになってしまって俺も複雑な気分。
227 :
名無シネマ@上映中:04/09/17 00:44:32 ID:tdnoKBqn
>221さん
できればどんな様子だったかレポートしていただけると
嬉しいです。どの地域かは存じ上げませんが…。
電気の集金にも怯えて暮らす生活で、現金書留を届けに
きた配達の人にドアを開けて対応しなければならなかった
京子。さぞかし不安だっただろうな…。
そしてアポロチョコを見ると、ももちゃんを思い出してしまうよ
たぶんこれからずっと。
>220 側溝の網から印象的な赤い花が伸びていましたが、
あれは「紅花大根草」という園芸種です。
我が家にも一鉢あるのだけど、咲くたびに映画を思い出しそうです。
229 :
名無シネマ@上映中:04/09/17 08:47:18 ID:PEhoEiFo
冒頭の母親と子供の生活模様が一番よかった
蕎麦食べる時はしがないから母親だけ違うもの使ったり
明が漢字教えてもらう時なにげに母親からの愛情を求めていた所とか
よく描けてる
230 :
名無シネマ@上映中:04/09/17 10:16:42 ID:jjjTh7Xr
219>手足のアップが多い、これは監督が言ってたのですが子供達の手足を撮ってみると表情があり面白かったのでたくさん映像にちりばめたらしいです(^^)あとタテさんのライブに行くんですかね?いいなぁ‥しかも知り合い!Wで羨ましい。笑 私もリポート希望!!(>_<)
231 :
名無シネマ@上映中:04/09/17 10:20:52 ID:jjjTh7Xr
今週の日曜に神戸シネカノンで3回目をみにいくつもり!こーやって掲示板などで皆さんの解釈やら発見やら感想を見てからは初めて行くのでまた違った感じで映画を見れそうなので今からすごく楽しみだけど複雑な気持もあるんだよな〜あの映画‥一人で行きまーす
楽しみにしないでくれるかな。
233 :
名無シネマ@上映中:04/09/17 19:31:02 ID:6lMunXYM
妹がお母さんが帰ってくるってダダこねたら
少しは解ってくれてる妹が母親の衣類がいっぱいの部屋に閉じこもってたら
弟が腹をすかして紙食ってたら
さっきやってた大家族ものって前回も見たけど、母親がまさに誰もしらないの
母親なんだよな。
自分も幸せになりたいって出てって、でも子供に愛情を持ってないわけでは
なくて子供も母親のことを嫌っていない。
だからこそ悲惨だね。
明が「もう帰ってこないよ」て京子に言うシーンは本当に辛かった。
京子が、母親との筆跡の違いに気づいて明にお金を返すシーンはもっと辛かった。
236 :
名無シネマ@上映中:04/09/17 22:03:44 ID:p597jqFR
友達に連れられて観てきた。
あの子ども達はどうしてあんなに幸せそうなのか?
考えもしっかりしているし、精神が整っておる。
コンビニでの万引きについて友達からの誘惑にも自制心が働いているし
女友達の援交で得たらしき現金にも不潔感を感じて跳ね除けている。実に健全だ。
父母やそれに代わる大人による充実した環境などないのに、子供が健全な精神で育つなど実際にはありえないと思う。
>あの子ども達はどうしてあんなに幸せそうなのか?
そうかあ?
238 :
名無シネマ@上映中:04/09/17 22:14:28 ID:UKufU9AV
ぎりぎりのところで、「守り」に入ってるんじゃないの?
「こっちに手を染めたら、まじでやばい」みたいなね。
万引きしてた子たちは、どうせ親に守ってもらえる・・・・ってのが頭の片隅に
あるからこそ、安心して悪いことできるんだろうと思った。
私の周り限定だったら、親が厳しい子(つまりは過保護なのね)に限って
いわゆる「悪さ」をする子のほうが多かったよ。
やっぱり「こういう事しても、自分を守ってくれる存在がある」ってことを
無意識レベルで知ってるから。
「健全でありえない」ってステレオタイプな考えだと思うわ。
はじめ何の映画がさえ知らなかった。
母親と長男が引っ越してきて大家にあいさつをしていた。何か秘密がある家庭らしかった。
すると、子供がトランクの中から快活に次々と飛び出してきた。
母親は子供たちを躾けているようだったが、それは理想的なしつけ風景に見えた。
が、内容が
母「外に出てはいけません。できますかあ〜。」
子供「できる〜!」
外に出てはいけないって、なんじゃそれ?
となり、外にでてはいけないとは無茶でストレスは相当に思えるのに、
なぜあんなに、快活なのかがよう分からん、となった。
母親が出て行ってから子供たちが恐れているのは、福祉系に見つかってしまうことで、
その理由は、兄弟ばらばらにされてしまうから、というものだった。
大人に全く期待していない子供達(途中からよその少女を含めて)のきづなが感動的だった。
特に、下の子を埋葬した帰りの電車で朝日が差してくるシーンでは涙がでてきた。
母親がいなくても、下の子達から頼られしることで、健全な精神が育つものなのかも、と思ったりもした。
ところが、巣鴨子供置き去り事件のあらましを見ると、そんなものではなかった。
子供らは不幸だとしか思えないのが現実で、そのままされると暗い映画になったろうとオモタ。
映画の話は素敵な感じがしましたけど・・・。
240 :
RRD ◆3MranranlY :04/09/17 22:49:02 ID:uIQvTCJ7
>>235 追い込まれて初めて気がつくんだよね。
京子がお年玉をもらって箱にしまう時、筆跡が違う去年のお年玉袋が
ピンボケながら映る。余裕があるうちは目に入っても気がつかない。
追い込まれて「去年は…」って母親を思い出す道具として去年の
お年玉袋を引っ張り出して気がついたんだろうね。
241 :
名無シネマ@上映中:04/09/17 23:33:47 ID:tydwOywq
>父母やそれに代わる大人による充実した環境などないのに、
子供が健全な精神で育つなど実際にはありえないと思う。
きみは何もわかっちゃいない。
愛情は足し算引き算ではない事に早く気づきなさい。
242 :
名無シネマ@上映中:04/09/17 23:52:00 ID:z/JCsRHO
つまりあんな母親でも躾はちゃんとしてた、と。
ニュース23の特集待ちage
子供受難と映画・誰も知らない、とあるけど何をやるんだろう?
スト報道で消されない?
244 :
名無シネマ@上映中:04/09/18 00:06:48 ID:B91AV2mn
>コンビニでの万引きについて友達からの誘惑にも自制心が働いているし
万引き犯と間違えられて尋問されるシーンあっただろ。
アレがトラウマになって、遊びの万引きなんか出来やしないんだよ。
妹が瀕死になって初めて、決死の覚悟で万引きをしちゃうんだよ。
>女友達の援交で得たらしき現金にも不潔感を感じて跳ね除けている。
アレはあの娘の事が好きだったからだろ。
服の臭いを嗅ぐシーンで、あの娘に嫌われたくないという想いが見える。
自分が想いを寄せる相手が、援交なんてしたら一気に幻滅するだろ。
ましてや金なんか受け取れるわけない。
>>244 てゆうか、兄弟離ればなれにならないためにも
万引きなんかしちゃいかん!と思っていたのに
その妹のために結局万引きしちゃう、ってとこに泣けた。
246 :
名無シネマ@上映中:04/09/18 00:35:57 ID:DIzJP4S0
ニュース23の特集放送されました?
自分12時頃からみはじめたもので・・。
247 :
名無シネマ@上映中:04/09/18 01:02:09 ID:LoVzpjzd
今日観た、
あの状態がそのまま続くというラストがうそ臭くて、
期待したほど感銘は受けなかった、
次男の子役は自分の息子を見てる様で、
それだけが良かったかな。
ひとつ変だなと思ったのが、
羽田に行くためにお金借りに円光女の所に行く前に、
母親から追加金が入ったのになぜお金が足りないのか?
アポロチョコとモノレール代は十分にあったのに、脚本間違ってないかい。
もともと円光女は架空の人物で子供たちと絡ませるのはむりやり感があると思う。
248 :
名無シネマ@上映中:04/09/18 01:37:36 ID:Qii4CbmN
あの女の子は監督の両親だよ。実際の事件に救いの手を差し伸べたかったんだよ。
221です。先ほど帰ってきました。
19時開演で終了23時でした。レポは明日します・・・
>>247 順序逆じゃないですか?
お金貸してって言って家に帰ってみたら現金書留が来てたんじゃなかったでしょうか。
流れを見てると家賃とか、かなり長い間滞納してたはずですけど・・・
>>247 現金書留は、お金をいらないと言って走って帰った後に
届いていることを京子から聞いて知ったと思いますよ。
それにあの女の子がいなかったら、精神的に助けてくれる
人はいないだろうし
251 :
名無シネマ@上映中:04/09/18 02:51:05 ID:LoVzpjzd
>>249 もう一度映画をちゃんと見てみよう。
>>250 精神的に助けて欲しくて行ったとしたら最初の一言が
「お金足りないから貸して」
は不自然だよ。明が素直に言わなかったからとかじゃなくね。
明らかに葬儀の為のお金が足りないから円光女に会いに行っていた、
その上でその直前のシーン(既に冷たくなっていた)で、
現金書留が届いていたのに金工面するのはおかしくないかと思った訳だよ。
>>251 あなたこそもう一度映画をちゃんと観てみましょう。
それと、サキはあくまで監督の気持ちの投影だと思うのだけど、あの兄弟たちを孤立させないための。まぁ余計といえばそうなのかもしれないけど、僕はその甘さを否定することはできないな。
(´-`).。oO(ちゃんと見てたんだけどな・・・)
>>251 釣りじゃないとしたら記憶力なさすぎ。おととい来い。
>251
君には難しかったようだな
ゴキブリとか白癬、蚤、トイレ代わりの風呂場の悪臭
こういう部分は描く必要はないが想像してしまう。
実際はもっと汚〜くて臭くて馬鹿っぽい子達だったんだろうね
258 :
名無シネマ@上映中:04/09/18 08:58:02 ID:LoVzpjzd
>>258 なんだただの釣りか。屑の相手をして時間の無駄だったな。
いくらなんでもあそこまでのアホがいるわけないか。
>>256 あの食料事情で給水停止ではゴキブリも寄り付かない。
261 :
名無シネマ@上映中:04/09/18 10:14:24 ID:QzOWbzgf
>>258 母親からの仕送りが来なくなって暫くたった。
子供達は金が無いから電気も水道もストップ。
ユキが具合が悪くても医者に診せるお金も無い。
↓
母親に電話をかけるが電話をかけてる最中に電話の代金が切れて
通話が出来なくなる。
ユキもとうとう死んでしまう
↓
長男(柳楽)が女子中生(韓)にユキの供養したいから金を貸してくれという。
アポロチョコ大量購入。運賃を彼女から貸してもらう。葬儀はしていない。
↓
羽田にユキを埋めて帰ってくる。
長男(柳楽)は京子から母親の現金書留が届いたことを知らされる。
今更遅いのにと驚愕する長男。時既に遅し。
↓
その後また平穏に生活していく子供達。コンビニで期限切れの飯を調達など。
女子中生の存在が巣鴨の事件とと絡みあってないと思っているのは主観でしょ。
何回目かわからんがこの話はあくまでもフィクションです。以上
現金書留のことは、京子に明が「なんで早くいわないんだよ」ってセリフが
あったような気がするんだが‥明は、病院にいくんだと思った。
だけど、出生届も出てない現実‥って考えたのかも‥お金もさること
ながら、一緒にしてもらいたかったんだろうな
263 :
名無シネマ@上映中:04/09/18 11:07:25 ID:4F77PuLO
そんなセリフは多分なかったと思う。(あったかもしれんが)でもあの場は確かにそういうセリフがあってもおかしくない場だと思う。
これは明の表情が語ったセリフだと思う。最後のほうはセリフが少なかったけど、見ている自分が明の表情を見て勝手にセリフを考えていた気がする。
>>262 私は5回観ましたが、
そんな台詞ありませんでした。
以下、ネタバレ。
冷たくなった手にゆきの死を悟った明、
呆然と例の天国の歌を歌いながら街を彷徨う。
風景のように目に映る警察官、ゆきと同じくらいの小さな子供、
商店街の大人、コンビニの店員。
雑踏の中で誰かが偶然発した声を自分が呼ばれたような気になって我に返り、
場面変わって沙希の下へ金の無心に訪れる明。
いつも会話をしていた歩道橋の上で、
ゆきの死と羽田につれていってやりたいということをうちあける。
場面変わって、家に帰ると現金書留が。
「これ。どうしたの」
「さっき届いた」
という呟くような短いやりとりのあと無言で開封、手紙の文面のアップ、
カメラ、戻らず無言のまま場面切り替え……。
キャンドルを点す沙希たち……。
だったと思います。
今日もう一回観るつもりなので確認してきます。
265 :
264:04/09/18 11:16:47 ID:3+a5wirf
ちなみに自信がないのですが、
作品中では「死んだ」という言葉は一言も使われていなかったような。
近い言葉は
「ねえ、お別れ?」
ですかね。
それも確かめようっと。
沙希を否定する人って井筒の受け売りの人もいるんかな?
明達のことは誰も知らない。いじめられて登校拒否してる沙希のことも誰も知らない。
コンビニの店員は、それなりに社会の中に居場所を持っている人たちだし。
監督の誤算は思った以上に韓ちゃんが大人びて見えちゃったことかな。
井筒が虎ノ門でYOUちゃんは子育てもちゃんとして、イイ母親やっとるんですよ〜
と文句言った時には、おまいは一般人以下だなとあきれた。
>264
たぶんそれでオールビンゴ
DVDでたら手元に置きたくなる映画だね
何度目に見てもそれなりに気づくものがあったり、新しく見えるものがあったりで。
台詞が少ない分、行間が語るものが多い。
それこそ列挙していけばきりがないくらいの印象深いシーンの積み重ね。
ここが本当にうまい。
これがハリウッドなら、饒舌な説明調で語りが入るんだろうな。
明の一人語りとか。
268 :
名無シネマ@上映中:04/09/18 11:33:01 ID:26aiICRC
>>266 YOUちゃんは子育てもちゃんとして、イイ母親やっとるんですよ〜
そんなこと言ったら、映画の中で人を殺す役を演じる俳優は、
本当に人を殺したことのある、または殺そうと考えている人間じゃなければ
演じられないことになるよね。
井筒、素人みたいなこと言うな。
269 :
名無シネマ@上映中:04/09/18 11:35:05 ID:x+lF+z51
ウォルター少年・・・もバカッ母つながりで見たがなかなかえかったぞ
270 :
名無シネマ@上映中:04/09/18 13:26:46 ID:LoVzpjzd
>>266 井筒なんて関係無いよ、円光女は否定じゃなくて要らないね。
あれで話が台無し、おとぎ話になった様だよ。
271 :
名無シネマ@上映中:04/09/18 13:33:15 ID:Z4kZZsO6
>>264 先週観ましたが、現金書留発見は無心の前の場面でしたよ、自分も前後の繋りおかしいなと思ったのでよく覚えてます。
実話とのギャップにこだわらないほうがいいのだろうね。
ユキちゃんの死因が、本当は自分で椅子から落ちたんじゃなくて、
兄の友人に悲惨な殺され方をしていた、なんて知った日には、
あの映画の柔らかな優しさみたいなのは、作られたもので、嘘があると思えた。
事件をイメージして作ったなら、その部分は外してはならないと思うし、
でも、入れてしまったら、「柔らかなやさしさ」のある映画としては受け入れられない。
この監督の映画は、見たいとはあまり思わないというか、信用できないと思った。
※ ところで、電気を止められているのに、どうして冷蔵庫に明かりがついていたのか?
記憶違いかもしれないけど、たしか、電気を止められた後に明が冷蔵庫を開けていたと思う。
事件とは別物として見たほうが気持ちがらくだよ。
私は見る前に、事件を調べて読んで妹が死ぬところで胸が苦しくなったよ。
それを読み進めていくうちに
実際の事件の長男が、審判で、
母に「きちんと面倒見られなくてごめんなさい」
って泣いて詫びたというところを読んで、涙が止まらなくなったよ。
目の前に、この長男がいれば、思わず抱きしめて一緒に泣きたくなるよ。
(偶然、柳楽くんと同じ歳の息子がいるので、映画見たあと、帰宅して抱きしめたくなった、
でも嫌がるからしなかったけど)
監督も、ここで彼を抱きしめたくなったのではないかなと
その気持ちを15年間暖め続けて、この映画を作ったんだろうと思う。
それをどう受け取るかは、人それぞれだけど
悲惨な事件を、きれいごとにしてしまった
監督の作品を信用できないって取るのも、受け止め方のひとつだし。
自分の体験だけど、
6歳頃、3歳の弟を、私の不注意で、事故に遭わせてしまったことがある。
一歩間違えれば、ゆきのように死んでた。
この映画を観なければ、すっかり忘れていた事件だった。
小学校には「明」みたいな、汚い服着た子がいて、皆でいじめたりとかもあった。
子供の頃の、思い出したくなかったことを
封印して、閉まっていた嫌な記憶を呼び覚ましてくれる
楽しくはないけど、深く考えさせてくれる良い映画だと思います。
私にはね。
>>272 冷蔵庫の電気切れてたっての。
ちゃんと見てないのに文句つけるアホが大量にいるな。
>>275 冷蔵庫の中が電気であかるかったでしょ?
電気が切れてもあかりが付く冷蔵庫だったってこと?
>>276 >冷蔵庫の中が電気であかるかったでしょ?
そうだっけ(´д`)?
円光女イラネって奴はただの嫌韓厨だろう。
(´-`).。oO(あかりがついてたけどな・・・)
280 :
名無シネマ@上映中:04/09/18 18:49:15 ID:svANEL3T
渋谷は今も混んでる?
夜ふらっと行っても見れるかな?
前は混んでるって聞いたけど、どうでしょうか?
281 :
名無シネマ@上映中:04/09/18 18:49:51 ID:AIyiiE7/
あの〜 昨夜は結局TBSでは特集の放送あったのでしょうか?
もしご覧になった方いらっしゃいましたら、感想など教えていただけませんか?
私は早くに眠ってしまったんですぅ・・・
あれはストのせいで中止になったんですよ!!
韓は要らないとまでは言わないが、もう少し、
彼ら(明たち)と共に在るだけの資格を有した人じゃないと、って気がした。
資格って言葉は変かも知れんが。明たちが完全に社会と没交渉だから、
韓もそこまでとは言わんが、片足、の足首ぐらいまでは突っ込んでてほしいんだが、
いじめられて登校拒否って程度じゃ今ひとつ弱い。と思ったんだがどうよ。
284 :
名無シネマ@上映中:04/09/18 22:27:18 ID:4MNpg/GH
>>272 電気を止められた後に明が冷蔵庫を開けていたと思う。
今日、2回目を見てきた。冷蔵庫内の照明はついてなかった。
明はただ単に水を置くために冷蔵庫を使っていただけ。
う〜ん。個人的にはサキはあの位置付けでよかったと思う。
この子も親がいないとかの設定だと、同病相憐れむというか、
うまく言えないんだけど、兄弟+友達から一個の共同体になってしまう。
いつか社会から受け入れられるきっかけさえあれば、
サキはいつでも普通の世界に戻ってしまうと思う。
で、結局はあの兄弟だけの生活に戻り、誰も知らなくなると…。
自分には、サキはそういう刹那的な感覚を味あわせてくれた登場人物だったなぁ。
>>271 なんでそういう釣りをするのかねえ。記憶力ないアホが多すぎるだけか?
221です。一応17日の様子を
是枝WEEKと題して、『誰も〜』以外の作品も上映するイベントのオープニングです。
19時開演でしたが入場者が多く全員座れるようにしたため、
15分くらいは遅れて開始。通路にもイスを置いてました。
あの会場があんなに人一杯になったのは初めてでしたよ(;´Д`)
タテの地元なんで彼女目当ての人が多いのは仕方ないですがw
タテのミニライブは4曲。
「『宝石』は映画の中で聴いて欲しい、変な先入観を与えたくない」
との事で歌いませんでした。
その後パネルディスカッション(是枝監督・タテタカコ・増渕敏之(ソニー)・青澤隆明(ライター))
申し訳ないが司会の話の振り方がヘ(ry
是枝氏とタテが知り合ったいきさつ、映画に『宝石』を取り上げた訳など。
是枝氏の映画作品のほかに流す参考作品のドキュメンタリーについて、
その小学校のクラスの当時の担任の方もおいでになってました。
「このドキュメンタリーがなければ、僕はこの仕事を続けられなかっただろう」とも仰ってました。
あと、是枝氏は映画について、アップ画面が多いことは「意識して撮影した」と語っています。
オープニング終了時ですでに20時30分近く、イベントのみで帰る人に
後日鑑賞のための優待券が配られました。 田舎なんで夜は早いです( ゚∀゚)アハハ
私は映画も鑑賞。終了は23時近かったです。 一応タテに一言挨拶して帰りました。
映画の感想としては、
淡々としているぶん、見るのが結構辛かったです。切なかった。
事件にあまり添わせすぎると、却ってうそ臭くなったかもしれず
あれくらいの表現で良かったのではないかと。
サキの位置づけは>286さんに同意。
全体として2時間20分が4時間くらいに感じました。いい意味で。
『宝石』の出だし、思ったより音が大きくてちょっとビビりました。
なんかまとまりませんね。すみません。
289 :
名無シネマ@上映中:04/09/19 00:21:57 ID:BOJ6Xu8T
どうでもいいけど、
はやく北浦愛の写真集出せや。
290 :
名無シネマ@上映中:04/09/19 01:45:48 ID:Z6rd2F6c
今日観てきた。
観る前は育児放棄に憤り、子ども達に同情する事になるだろうと思っていた。
観たらかなり違っていた。子どもが親を信じる気持ち、きょうだいを大切に思う気持ちが伝わってきた。
それだけに何も死ななくても、と思えてしまった。
あとママの絵みると泣ける。
291 :
名無シネマ@上映中:04/09/19 01:50:37 ID:Z6rd2F6c
連続書きこすまん。死ぬ前に母親に会わせてやりたかったなぁ、言うてもせんないことだが。
ガイシュツかも知らんが、ゆきが「トトロっているのかな」っていうのは、トトロが母親のところへ
連れて行ってくれる者だからですね。気がついたら泣けてきた。
292 :
名無シネマ@上映中:04/09/19 01:58:48 ID:FCWT+D5e
>>283 程度、っていうけど、
あれくらいの年代だと、学校中心の世界に生きているだろ。
世界から外されているという立場に変わりはないかと。
第三者からすると「程度」に見えるかもしれないが……
293 :
名無シネマ@上映中:04/09/19 02:52:26 ID:P3v8FEPj
今日誘われて観てきました。
痛い。凄まじく痛い。
外部との窓口になりえたコンビの女性バイトはいつのまにかいなくなり、
学生という憧れていた世界の住人だったサキまで子供の生活に組み込まれたパーツになってしまった。
初めは「兄妹が一緒に暮らす生活」を守っていたのに、途中から壊れて「子供だけの生活の維持」になっていくのがつらかった。
とにかく全員が壊れていると感じました。
あと、尺は120分弱ぐらいの方がすっきり纏まったような気がしますね。
しかしおれがコンビニでバイトしているときは廃棄食品はそうそう渡せなかったけどなぁ。
相手が食中毒で死んだ場合の全責任をひっかぶる覚悟がないと渡せないし。
同じ相手、しかも子供が廃棄食品をもらいに来たらオーナーや店長と相談して警察なりに連絡するもんだと思うんだが。
(これをいっしょに見にいった友人にいったら、そんなに常識のある人間ばかりじゃないと言われてへこんだ)
294 :
名無シネマ@上映中:04/09/19 03:04:32 ID:Ey506h8e
あんなボロボロのシャツ着た子供が毎日来てるのに放置なんてありえないよ。
そうした作りの甘さが目に付いて、俺はこの映画をそれほど良いと思えない。
現実世界では、明かに様子がおかしい子供がコンビニに来たから
店長が通報して警察や児相に連絡が行った。
でも、栃木のあの子らは助からなかったね…。
俺の知り合いもコンビニで働いてるんだけど
よく期限のきれた弁当を勧めてきます。
ところでさあ、今日見てきたんなら
最後に母親が現金書留を送ってきたのはどのタイミングだったけ?
サキと一緒にコンビニで一緒に買い物してたと思うけど誰のお金を
使ってた?
電気を止められた時に弟に明が「勝手に水飲むなよ」っていうシーン
で冷蔵庫の中の電気はついてた?覚えてたら教えてください
>>294 そんなに今の本編の人が丁寧な訳でもないだろうけど、そういう箇所にやはりTV
育ちの甘さが出ちゃうんだよ。是枝さんも、AD時代はドラマにも従いたんだろうしさ。
TVドラマとかの場合、ディテールなどに矛盾があっても、雰囲気優先でつないじ
ゃう人が多いからね。
298 :
名無シネマ@上映中:04/09/19 04:51:02 ID:F3R6SUo3
ポロな服を店員が気にとめないのがつくりの甘さですか
その原因はテレビ育ちという監督の経歴ですか
なんか強引ですなあ。
>>293 誘われて観て来たわりには、真夜中にこんなスレに来るんだねえ
300 :
246:04/09/19 07:03:40 ID:mT7PNlYR
今日6回目観て確かめてきました。
ほとんど
>>264であっていましたが、2箇所足りない場面がありました。
歩道橋の上で明が羽田行きを相談した後、
ふたりはコンビニに寄ってアポロチョコを2ダースほど買い込みます。
にこにこした店長、「大勢で遠足にでも行くのかな。楽しそうだね」
そこから場面変わってマンションの室内、ゆきの遺体のおでこを優しく撫でる沙希の手。
見守る明たち。
キッチンに離れて立ち、黙って見下ろしていた明が、
視線を移してテーブルの上の現金書留に気づきます。
「京子、これ。どうしたの」
「さっき届いた」
以下は
>>246と同じです。
ただ明たちはぎりぎり日が暮れるまで別れを惜しんだのでしょう、
時が移ろい行く外の景色の描写が挿入されてからキャンドルを点す場面が始まります。
ぞれから、街を彷徨う明の目に映った風景は、
警察官、コンビニの店員、商店街、ゆきと背格好の似た子供、の順でした。
という訳で、現金書留は沙希をつれてきた後、コンビニの買い物はその帰宅途中です。
沙希の膝枕でまどろんでいた時と同じように優しく撫でられるゆきのおでこが映るので、
まだゆきは生きているのではと勘違いされた方もいるのかも知れませんね。
そう観ると現金書留を目に留めて動揺した明の様子も慌てたように見えなくもない。
すみません、上の書込みの2つの246は
>>264のタイプミスです。
それから、冷蔵庫の件ですが、前半でまだ母親と暮らしている頃に
茂が冷蔵庫からペットボトルのコーラを取り出し、
コップに注いで飲むシーンがありますが、
その場面では冷蔵庫の中はオレンジ色の明かりが点いています。
電気が止まってから明ける場面では同じく昼間ですが、その色は見えません。
夏の明るい場面で自然光で撮っているので、
冷蔵庫の中の白いプラスチックも外の光に少しだけ反射しているのか、
フィルムが感応して光っているように見えなくもないですが、
前述のようにあの冷蔵庫の明かりはオレンジ色なので、電気は点いていません。
それから、茂の台詞は「ねえ、お別れ?」ではなく、
「ねえ、さよなら?」でした。
5回も観ていたのに、人間の記憶もあてになりませんね。
「死」という言葉は、やはり最後まで出てきませんでした。
大量にアポロチョコを買うシーン、上機嫌に話しかける店長の言葉には、
半大人のコンビニのバイト店員たちが明の様々な変化に敏感だったのに対し、
大人の店長はあくまで明の変化には鈍感なんだなあ、という印象を受けました。
バイト店員とは別の意味で自分のことで精一杯なんですよね、
でもそれを安直には責められない、そういう映画だと思います。
>>296 映画にああやってうつっているだけで、毎日コンビニの中まで
入っていたかわからないじゃないの。
私、都内の深夜のファミレスでバイトしてたけど
毎週平日の夜中に来てる小学生か中学生らしき3人の男の子たちがいた。
ゲームをするでもなく、しゃべったりわらったり、雑誌読んだり
さすがに店内で走り回ったときには注意もしたけど
誰も気にとめなかったよ。
私も「あの子達はどうしてこんな時間にここにいるんだろう?」
くらいしか思わなくて、それきり。
マネージャーなどもいたけど、別に通報だとかそんなこともしなかった。
世の中そんなもんだと思う。
288さん、ありがとうございました。へんぺいそく購入しました。スレ違いなのであとはタテさんのスレに書きます。羨ましいです。
304 :
名無シネマ@上映中:04/09/19 08:47:17 ID:eEuz42nA
そうだね、栃木のあの子らも明らかに、ひと目で様子がおかしいのがわかっていたのに助からなかったね。
やっぱりそういう無関心さっていうのが現実にあると思う。
コンビニの店長も万引きが誤解だってわかっても肉まんあげておわらせてしまう事なかれ主義者だっていうのが描かれていたし、別につくりが甘いとは思えないけどな。
実際の事件の時だって、子ども4人がアパートに暮らしてるのに誰も気づかないんだよ?
冷静に考えたらそんなわけないよね。無関心、それに面倒なことにはかかわりたくない、という姿勢、それが原因じゃないの。
そういう人に関わらなくても日々が過ぎていってしまうということを描いている映画なんじゃないの?
。
はやくDVDにならないかな
ワンダフルライフ同様、時々思い出しては見たい映画。
306 :
名無シネマ@上映中:04/09/19 11:00:13 ID:OI2kT3TC
監督からも観客からも“見ないふり”される可哀想な三女。
痛くて怖くて苦しい思いをしたのに。
美談に酔いたい人達は、ひと1人の“死”を都合良く脳内処理。
虐待死で発覚した事件なのに。
こんなんだったら、監督には0から創作して欲しかったな。
映画も、美談じゃないだろ。
美談に見えたの?
美談ていうか、とにかく監督の愛情がにじんでいたな。
ああ、これは大変な愛情をもって作ったんだなってよくわかるよくわかる。
てことは、変更されている部分というのは、
監督が、描きたかったような種類の愛情をもてないと自覚している、
或いは観客から愛情をもってもらえないと思える部分なんです、と言っているようなもの。
フイクションであれ、具体的なモチーフがあるからには、その事実を無視することはできなくなる。
>>308 それは強引じゃないかな。
君のいうことを真に受けると、
或る何かをモチーフにした映画は皆同じ内容じゃなくちゃいけないよ。
誰が作っても、いつ作ってもね。
もう少し机上の論理ばかりではなく、
人が実際に思いを込めて何かを作ってゆくということを色々考えたほうがいいと思う。
虐待死とかになると、映画で一番表現したい物がぼやけるということも
あるんじゃないの。
結果的には、日々の生活の中で起きた悲劇的なできごとを描くにあたって
映画で表現しようとしているものにあうようにフィクションがあてはめら
れていくわけで。
それでもそれを甘いと非難するなら、映画として云々というより、その人の
感性が映画とあわなかったというだけの話だと思う。
>>309 事件をモチーフにしたからには、事件に対する責任があるし、
三女の死因は、最低告げなければならない重要な事実に当たるといっているんだけど。
この場合、明らかに重要な事実が変更されているし、変更し隠蔽せざるを得ない理由にこそ
事件や人間の悲しさがある、と思える。
>>311 疑問なんだが、
>>311はどんな映画を期待したんだ。
それによってどういう自分の反応を期待したんだ。
それを具体的に書くと、
君のこの映画への期待が明らかなお門違いだと、
自分でもわかると思うよ、きっと。
312は、観客のどんな反応を期待してこの映画が作られたのかと思っているのか?
314 :
312:04/09/19 12:42:43 ID:sk+eGgA1
センセーショナルなものの陰に隠れがちなものに、
少しだけ振り向いてもらえたらよかったんじゃないかな。
312じゃないが、置き去りにした母親を糾弾する反応を期待して作られていない
のは確かだな。三女の死因を事件どおりにしたら、虐待した少年たちと母親を責めて
終わりになる。1988年当時のマスメディアがそれをやって大騒ぎしたものの
あっという間に皆に忘れ去れてしまった。
振り向くことについては、成功していると思う。
しかし、「異臭を放った」といいながら、映画が異臭を放っているとは思えない。
あんなところに生まれたいとさえ思った。
事件のままにほんとに異臭がしていたら人々は振り向かないと思う。
一般大衆は、気まぐれで、のせやすく、さめ易い。
事件として忘れ去られるより‥映像の中のあの子達の
ワンシーンでも観た人に残ればいいんじゃないかな!?
あくまでフィクションとして撮ってるだろうし‥
映画って時間が経つと流れより、映像のほうが残る‥ョ
かえってDVDなんかで繰り返し観たくない作品カモ
318 :
名無シネマ@上映中:04/09/19 14:04:37 ID:kPf5mBc+
>>308 ばかだな、愛情じゃなくて、世間ウケ狙ったんだよ。
事件そのままだと受け入れられないと思ったから変えた。
大人(監督)のわがままを愛情と勘違いするアホは困る。
いちいち困るなバカ。
320 :
名無シネマ@上映中:04/09/19 15:25:25 ID:kPf5mBc+
321 :
名無シネマ@上映中:04/09/19 16:01:33 ID:P3v8FEPj
>>299 21:00のレイトショー。終了23:35。
そのあと飯食って、1時間かけて帰ってきた。
何ら不思議ありませんが。
322 :
名無シネマ@上映中:04/09/19 17:19:32 ID:J/KbJwFu
>>282 あーらら、残念。延期じゃあなくって中止なのね。。。
323 :
名無シネマ@上映中:04/09/19 18:28:56 ID:Hpqe6RGP
ちょっと不謹慎だけど
上半身はだかの明に男を感じてしまった自分はアフォでつか?
324 :
名無シネマ@上映中:04/09/19 18:33:23 ID:cT5UvOIN
今日見てきたけれど、良い映画だったなぁと思う。
最初から最後まで重苦しい雰囲気のままだったけれど
雰囲気も出演者の演技もとても自然体で描写が非常にリアルだった。
ただ、話が進むにつれて大家も周りの住人も異常さに気がつくだろうに
そこが見事に無視されてる事には違和感を感じたなぁ。
325 :
名無シネマ@上映中:04/09/19 18:58:30 ID:AqX/snXN
今日見てきました。なんというか、終わり方がよかったと思います。それでも生きていかなければならない。
人間はそれでも生きていく。
>>324 しかしその辺は現実の事件も同じだからなぁ。
三女の死さえ無ければいつまでバレなかったかも分からんわけで。
事実は小説より奇なりというか、作り話で出てきたら確実に
「嘘くせー。リアリティ無いよ」ってことが現実に起きていることはある。
327 :
名無シネマ@上映中:04/09/19 19:17:53 ID:7J6ltxdY
これって実際に会った事件を元に作られてるんだよね。
どんな事件だったの?
うすうす気づいていても行動に移すまでにはGAPがある。
想像を絶する状況なわけだし‥映画の観客として全部みせられてるのと
日常の中で部分を見て、関わっていく決断をするのって‥どうよ
人間って認識の仕方って結構、思いこみに影響されるよ
こんな映画観たあとで、遊んでどろんこになった兄弟が肩おとして歩いて
たら、ちょこっともしかしたら…なんて思うだろうし>324
329 :
名無シネマ@上映中:04/09/19 19:40:12 ID:9k1AJG+a
母親はいつユキの死を知るのかなと思った。
330 :
名無シネマ@上映中:04/09/19 19:43:54 ID:e+7Z1Rac
明に凄く好感をもてたのに実際の事件では一緒になって三女を虐待してたのね。
勿論、ヤケクソもあるだろうし、彼らに逆らう事が出来なかった事もあるだろうし。
でも余りにも違いすぎない?
331 :
名無シネマ@上映中:04/09/19 19:57:22 ID:K+lru28F
自分は、虐待されて死んだことの意味は深いと思うが、
この設定にも意味を感じる。
今日こそ、今日こそは母親が帰ってくるのではと、
毎日のように高い椅子にのり、一人あぶなっかしい背伸びをしてのぞいていたんだよ。
その日は、恋しさのあまり、いつもより遠くまでのぞこうと力一杯背伸びをしたのかもしれない。
その結果の落下…。
それで、
>>313は質問に質問で返しているくせに
結局自分の方はまともに返答せずじまいか
>振り向くことについては、成功していると思う。
>>312がいう「振り向く」対象がわかっているように見えないな。
>あんなところに生まれたいとさえ思った。
コインが足りなくて死んでゆく妹。
紙を食べて寝転がる弟。
自閉症気味に押入れに篭る妹。
それでも生まれたい?マゾ?
そんな中でも窓から差し込む光は美しいかもしれない。
>>316は本当にうわべだけしか見てないな。
333 :
名無シネマ@上映中:04/09/19 20:16:05 ID:DqFBaO5t
334 :
名無シネマ@上映中:04/09/19 20:19:32 ID:98PLhy1x
コンクリ厨残党か!?
335 :
名無シネマ@上映中:04/09/19 20:29:01 ID:kPf5mBc+
確かに
>>313=ID:SRjts2Ykは話の上っ面しか見れてない、
それだけならまだしも、
しかもそれを指摘されると反論するがオウム返しにしか返せないアホ。
久し振りにまんまバカな奴を発見した感じがする。
まさか某コンクリートの荒らしさんはこんなところまで出張
書き込みしにきてるのか。。
337 :
306:04/09/19 20:54:01 ID:OI2kT3TC
なんかSRjts2Ykが俺のレスを発端に矢面に立たされている‥‥
コンクリ厨とか言われるだろうとは思ったけど、
三女の“死”は、この事件の重大な出来事だし、
まして殺されたのに自分で勝手に死んだような描写は彼女が気の毒過ぎる。
作品を擁護出来て、モチーフになった人間の真実は軽視するのは何故か‥
この作品を肯定するあまり、監督と一緒になって三女を2度3度と
殺しているように、俺には見える。
いや、別に映画作品そのモノは秀作だし良かったよ。
だけど、良くしていいのかと。この悲惨な事件を。
>>307 >映画も、美談じゃないだろ。
物語的には不幸でも、事件の陰湿な面を、
兄弟の優しさや演出で綺麗にしてしまっている。
338 :
306:04/09/19 21:05:09 ID:OI2kT3TC
映画だから、作品だからで全て許されるわけじゃないし、
こういう映画だから
「感動した」という人も「悲しかった」という人も、
「作品の意図に疑問を感じた」という人もいるだろう。
満場一致で誉め称えたい気持ちも分かるけど、
ただ思うのは置き去りにされた死人の名誉かな‥
「リアルに再現すれば良いってもんじゃない」的な反論も
「これはフィクションだろ」という反論もあるだろうが、
三女を自分に置き換えて考えてみた。
そしたら、こんな屈辱は無いな、って思った。
そうなるともう、作品の良さが全て憎くなったよ。
まぁ俺はそう感じたってだけですが‥
映画は大衆のモノだから、誰がどう感じたって自由なんだけどね。
実際の事件そのままだと、少年犯罪ものというか、家にいついた厨房を多く描くことになるから、
監督の趣旨とは別物になるから、変えたのかな、と。
まあ死体遺棄も立派な犯罪ですが。
>だけど、良くしていいのかと。この悲惨な事件を。
この映画を評価してる人で、実際の悲惨な事件を「良くしてる」人は誰もいない
のではないかと。
「この映画を評価している人」→「この映画は実際の事件と大きな点で異なっている。
事件の悲惨な点に目をつむろうとしている人」と、そういう過剰な思い込みがみられます。
341 :
名無シネマ@上映中:04/09/19 21:20:24 ID:kPf5mBc+
別に希望が見える終わり方でもバッドエンドでもいいけど、
あの終わり方はあんまりだと思う。
援助女も加わって結局このままの状態で続いていく事になってるし、
援助女はこの孤立した状態を長引かせている原因の一つなんだが、
わざわざ事実を変えてまで話に絡ませたのは、
この監督は一般受けを狙って、甘ったれてるなと思った。
もちろん援助交際女だからと批判している訳ではない。
事件は1988年だったのだが映画では2004年になっている。このままの状態で
続いていると伝えているのだろうな、意図的に。今でもこういう子供たちがいても
おかしくないと。
実際の事件にしても、不良ガキどもが絡んだからあのような悲惨な結末になったが、
映画のように妹の一人が事故死という結末になっていた可能性も同程度にある。
不良ガキを絡めるかどうかって点はそれほど重大な点なのか?
>306,338
なんの先入観も持たずに観たひとりだけど‥
原点がどこにあろうが、フィクションなわけだし
どう作り上げようと自由だろ!?観る観ないの自由もあるわけだ
事件との関連より映画作品としてのイタだろw
事件スレもあるんじゃないの? なんか野暮なきがする
映画に自己投影するのもいいけど‥大局見失わない?
344 :
名無シネマ@上映中:04/09/19 21:53:42 ID:kPf5mBc+
>>342 留守中の事故死か、長男が悪ガキを招き寄せた事が原因の虐待死か、
同じ亡くなるにしても長男に対する印象、責任はかなり変わる。
現実の長男は映画程かっこよくはなかったろうし、
妹を虐待死させられるほど愚かだったのだから、
苦い現実の話を事故死としてオブラートで甘くしてしまった事は、
重大な汚点だと思う。
345 :
名無シネマ@上映中:04/09/19 21:56:30 ID:e67negJu
ゆきの死の経過を事件と変えることで、フィクションとして
収まりのよい方法を選択した是枝監督の判断を批判したり
反発をおぼえる感性はわからなくもない。
子供たちの現実がその分緩くなっているのも事実だ。
しかし「誰も知らない」は「実話をもとにしました」が売りでは
ないと思う。悲惨な現実でも生きてゆく子供たちの姿を描く
ことで憤り以上の何かを観客に持ってもらうのが意図なら
わりと上手な作り方だと自分は思うけどね。
ゆきの死因にこだわる人(ひとりじゃないのかもしれないが)の
文章を読んでいて思うのは「誰もしらない」のみでなく、
是枝監督の創作姿勢そのものに対する嫌悪があるような気が
するんだが、そのへんはどうなの?
自分は氏の映画を見たのは、これが初めてだったのだが
たとえば他の是枝作品についても、死因や実話に拘る人は
シナリオの構造などに同じニュアンスを感じていて今回の発言
に至ったのだろうか?
話題の流れとはやや逸れるが個人的興味として聞いてみたい。
346 :
名無シネマ@上映中:04/09/19 22:01:44 ID:kPf5mBc+
347 :
名無シネマ@上映中:04/09/19 23:06:45 ID:DMs5tV1x
>>345 率直に書いちゃうと、是枝さん、今回は「過保護」過ぎたと思うんだよね。
生々しいのは生き抜く過酷さじゃなくて柳楽君の変声期や骨格の発達だけだった。
「ディスタンス」とか見たら分かると思うんだけど。
348 :
342:04/09/19 23:10:21 ID:vrh/v7JK
この悲惨な事件をモチーフにする以上、長男の未熟さ、不良ガキを交えて
子供だけでいる生活のエスカレートの恐ろしさ、そして何より親の無責任さを
糾弾しなければ、どんなに良作でもダメだという主張なのだろうと思う。
だが僕は映画はもっと自由だと思っているし、俺には不必要だと思ったが、
監督も最初にフィクションだと断っている。その主張の論理を押し通すと、
同じく実話を元にした「サウンドオブミュージック」も祖国を脱出しなけ
ればいけない状況に追い込んだナチスを糾弾する映画にすべきだったと
ならないだろうか。あれはラブストーリーだったし、家族愛を描いたものだったと
思うが。同じく「タクシードライバー」も実際の大統領暗殺未遂事件をモチーフ
に取ったものだったが、あれも実際に暗殺未遂を描かなければならなかったのか?
モチーフだけを取って、その枠組みで主人公の内面の狂気を描いたところが
面白かったと思うのだが。
349 :
名無シネマ@上映中:04/09/19 23:10:40 ID:oEG+2F2Z
映画の作りそのものとしてあまりの波のなさに心を込めて雑に見た。
キレイとかカワイソウとか感想はともかく
視点が第三者的でも当事者的でもない幽霊視点だったのが
なおさら感情移入の出来なさに拍車をかけてどうにもなんねえ。
なんだこの嫌がらせ。
350 :
306:04/09/19 23:24:25 ID:OI2kT3TC
>>340 何をもって“良くしている”と書いたかは、もう一度レス見て下さい。
>>342 >不良ガキを絡めるかどうかって点はそれほど重大な点なのか?
この事件を描くなら大事じゃないかな。
それで人の生命が流転したのだから。
>>343 >映画に自己投影するのもいいけど‥大局見失わない?
うーん‥、映画そのモノを大局とするなら見失ってるかもね。
でも三女の立場に立つと、創作<事実に成らざるを得なかった。
“表現”という言葉に大局を見失ったのは、むしろ監督だと思う。
>>345 >ゆきの死因にこだわる人(ひとりじゃないのかもしれないが)の
何を勘ぐっておられるのでしょうか。
>文章を読んでいて思うのは「誰もしらない」のみでなく、
>是枝監督の創作姿勢そのものに対する嫌悪があるような気が
>するんだが、そのへんはどうなの?
それは無い。『幻の光』はとても好きな作品だし、監督の事も好きだ。
だからって万事寛容に受け入れられない時もある。
それだけの事ですが。
351 :
名無シネマ@上映中:04/09/19 23:26:36 ID:pjXLdOux
こんなん出てますね。
2004.9.18
9月17日放送予定とお知らせしたTBS 「ニュース23」 での是枝インタビューは、諸般の事情により17日には放送されませんでした。後日放送が決まった場合は再度お知らせいたします。
【ニュース23公式サイト】
http://www.tbs.co.jp/news23/ こういう場合って結構長引くんですよね。時逃すとお蔵入りの可能性も....
なんかメッセ化してるけど‥
これだけ事実にこだわらせちゃう要因として
極めてドキュメンタリータッチで仕上げた点だな
テレビマンユニオンでドキュメンタリー出身(?)てことで
リアリズムをおった結果‥誤算かねらいか知らないが
この種の反響が多い 306,338,350冷静だけど‥熱いな!
この監督の作品を今後あえて選んで観ようとはおもわない
映画にもとめるのは、こういう形での理屈っぽさじゃない
まとまりがない 映画作品としてエンディングが待ちどうしかった。
もともと是枝の作品は割と好きだし、ワンダフルライフがすごい好きですが、
あの映画で胸を打つシーンっていうのは、脚本のある部分よりも、一般人のシーンだった。
眼鏡親父が、思い出を再現した電車に座って微笑んで遠い目をするシーン、
パイロット志望だった青年が、飛行機が雲を切って行く様子を見つめるシーン、
兄との思い出を語るおばあさん、恋人との再会を話すおばあさん
出産の瞬間を話すおばさんの表情。
ドキュメント部分と創作がうまく融合した作品だったけど、今回の作品とは異質のものだと思う。
今回この映画を作った理由は、是枝が言ったように、
事件の残酷さ、母親の非情さを糾弾するんじゃなく、
事件発覚後に、母親に向かって「自分がいたらないからこうなってしまった」
と言った長男を抱きしめてあげたかった。
っていう、この事件で抱いた監督自身のやるせなさを形にしたらこうなったんだと思う。
是枝が事件で抱いた感情が、怒りや憤りだったら、
きっと母親を裁いて、子供たちの生活ももっと酷い描き方をして、
兄弟のうち一人はむごい死に方をしたかもしれないけど、
事件に対して抱いた感情が、怒りより切なさが強かったんじゃないの。
だから、この作品に甘さがあるかといえばあると思うけど、
たとえこの映画に三女が出てきて、それが長男の前で悪友達に嬲り殺されて、
それを長男が山に埋めに行ったとしたら、この映画で長男の至らなさを裁くことになる。
それこそ、是枝の中には始めからなかったものなんじゃないかと思うが。
事件をベースにはしてるだろう。
そう言って良いほどには作られていると思うけどな。
ただ、三女が死んだことを描くのがこの事件のすべてではないだろう。
三女の立場でこの映画を通観したら屈辱だ、なんていっても、たら、れば、なんて意味ないだろう。
監督がこの事件で感じたことが、長男を抱きしめたかった、なんだから。
>>307 ここの話を読んだだけの人には美談に見えるんじゃないの? 釣りって
気づけやいい加減。
355 :
名無シネマ@上映中:04/09/20 01:24:40 ID:xC+6y1nQ
監督がこの事件で感じたことが、長男を抱きしめたかった、なんだから。
>>353 つまり監督のオナニー見せ付けられたって事ですか。
監督個人のオナニーで事実捻じ曲げて造って、
それでこの映画が良かったと実際の事件知らずに感想言ってる人も居る。
これは喜劇?悲劇?どちらにしろ今回の、
けれんみたっぷり風味にしたこの監督はちょっと大衆受け狙い過ぎ。
356 :
名無シネマ@上映中:04/09/20 01:42:26 ID:IlNHRU8w
大衆にはうけないよ〜
自称映画ヲタに受けそうだ
唯 戦争映画の残虐なシーンをみて
自分はいかなる時も人間性を失わないなんて叫べる人間を
糾弾してると思う
母でも明でもコンビニの店長でも‥それなりに生きていたんだ
357 :
名無シネマ@上映中:04/09/20 02:28:10 ID:K7FsGkdT
事実、事実ちゅうて、
いったい何を求めとるんじゃ。
事実の再現や伝達か?
受けとる側がどう受けとりたいかに応えるためでなく
作り手が作りたいものを作ってるんだし
オナニーでいいじゃん。
見たけど、ドラマとしてもドキュメンタリーとしても中途半端だな
実際の事件通りにやらなくてドラマにするならするでもっと設定とか作りこむべきだし
ドキュメンタリータッチで見せるならもっと現実をとらえだすことを考えるべきなのでは
まあ、実際の事件と違うのがいけないという批判はちょっと過剰反応で
創作だからこういうのもありだとは思うけど
連休はいろんな人が来るな。
>>348 「サウンドオブミュージック」みたいにミュージカルにしちゃうとか、
そこまで虚構の世界にしてつくりこむなら話は別なのではないか
この映画をドキュメンタリータッチで生々しく見せているわけでしょう
そういうタッチでありながらあまりに現実の話から離れてファンタジーみたいな描き方をしてるから
ドラマとしてもドキュメンタリーとしても中途半端なものになってしまったのでは
黒田硫黄がボロクソけなしてたね
黒田硫黄は苦労知らずのぼんぼんだから
この映画の持つリアリティの部分は理解できないと思う。
>>362 そんなこと言ったら本当に理解できる人なんかほとんどいないのでは
親に置き去りにされた体験をしてる人は数少ないだろ
むしろこういう子供の気持ちが分かると思う方が傲慢だと思う。
それは分かりっこない。
映画を作る人だって分からないからこそ、自分なりの観点で作るんだろうし。
だから現実と違うことはいいんだけど
いいというか、創作なんだから当たり前だとは思うけど
問題はそうではなくて監督の視点がよく分からないんだよな。
ドラマとしてもドキュメントとしても中途半端な作り方をしているからじゃない
だろうか。
ドキュメンタリータッチでなくてもっとドラマとして視点を明確にして
つくったのなら、なるほど、こういうことが言いたいんだなと分かるんだけど。
正直、とまどうしかない作品だった。
評価が高いのが不思議だな。
365 :
名無シネマ@上映中:04/09/20 04:18:26 ID:T+e5lVmZ
この前親と見に行ってきた。最近の邦画はほとんど見ないんだが中々よかったと思う。
しかし、あの高校生の姉ちゃんが可愛くてとてもコンプレックスを持ってる女には見えなかったのが残念。
親はアポロのシーンが蛍の墓のパクリやんといってたが、柳楽優哉他の子供の演技を絶賛してた。
>>364 冷たいことを言うと、是枝さんは俳優や子役の演技が見切れない人なのでしょう?
AD時代にドラマぐらいは従いたかもしれないけど。
でもドキュメンタリー育ちなので被写体に粘るのは身上。「幻の光」で本編が多い
スタッフと映画的な作り方をしようとして大失敗したので、「自分に何ができるか?」
から逆算して映画を撮っている人だと思うのよ。
撮影にTVドキュメンタリーが多い人(山崎裕)を使っているのにも必然がある。
次回の時代劇もホウ・シャオシェンの非情城市ごっこみたいになるだろうね。
本人も大ファンだしさ。
小津とかホウ・シャオシェンとか
ああいう人達の真似をしてはいけない。
世界が違うんだよ。あの人たちは。
>>367 映画・文学青年なんだけど、映画会社は演出部を募集していない
→TVだけど良心的な制作会社だから、ユニオンに難関を潜って入ってみた
→いざ入ってみると、ドキュメンタリーぐらいしか撮りたいものが無い(性格的に情報バラ
エティやクイズ番組などは撮れない。ユニオンはドラマも少ない)
→メンバーに昇進した、ドキュで賞を獲った、会社が映画を撮らせてくれた
→でも失敗したorz
→自分のできることは何か? と、TVドキュメンタリー的な制作手法に回帰した
・・・こんなカンジ?
監督の主張とか言いたいことがはっきり出てる映画じゃないから
駄目だというなら、昨今の演劇も映画も駄目な物多いですよ。
それはご自分の好みの問題であって、主義主張がわからないと
映画としてだめということにはならないはずなんですが。
虚構にするならミュージカルとかでつくるのは許せる、というのは
なんか映画の手法を限定しているようにしか見えない。
ドキュメンタリータッチでフィクションをとることの何が悪いんだ?
ドキュメンタリーでもドラマでも中途半端 だなんて言う人は、
どっちにしろ、何でも見た後には
すっきりとした放尿感がないとダメと言う、曖昧さに耐えられない人なのかな。
あえてもやもやしてる中途半端な残尿感があるから、
あれコレ考えるんであって。
撮り手の扱いたいテーマにも寄るのだろうが、
このケースで
救いのないどうしようもない現実の「ドキュメンタリー」や
痛みも夢のような「ミュージカルドラマ」類で、何を得たいと期待するんだろう。
>>371 そこでループするのが
>>312の疑問ですよ
だけど
>>311=313は答えもせずに不満吐露のレスを垂れ流している
つきあうのがアホらしくなった
373 :
名無シネマ@上映中:04/09/20 10:31:14 ID:IlNHRU8w
事件のことも知らず、映画のはしごの一本として観たんだけど‥
邦画はあまり観ないし 何か賞とってたなぐらいの観客からすると
時間がダラダラ長いと思った 家で観てたらとばすな
30分近く短できると思うし そのほうが印象的なシーンが
記憶に残るとおもう 5回観たって人がいたけど 出演者のファンなのか?
映画に何かを特に期待してないけど 早く終わらないかなと思いながら観てた
374 :
名無シネマ@上映中:04/09/20 10:36:42 ID:xC+6y1nQ
またまんまバカが来たか。
375 :
名無シネマ@上映中:04/09/20 11:13:48 ID:xC+6y1nQ
たしかに長すぎ、野球とか円光女のエピソード全部要らない。
376 :
名無シネマ@上映中:04/09/20 11:21:51 ID:IlNHRU8w
子供達の髪がわざっとらしくのびたり、Tシャツのえりくびのところが
だらしなくなったり、そっと出ていくわりには鳴るサンダルなんか用意して
あったり‥説明的でいたるところに小骨があるみたいな違和感を感じた
子役が素人っぽかったのでどうにか収まったって感じ
援交、大家夫妻のアンバランスさ、塾っ子、万引き、育児放棄なんでも盛り込みすぎ
>>369,370,371
テーマに対する突き詰め方が中途半端だって言ってるんだけど。
ドラマでもドキュメンタリーでもいいから、もっと実際の事件に対して作り手に
正面から取り組んでほしかった。
感性的な、映像の雰囲気で処理してしまっているようにしか、思えないので良くないって
言ってるんですよ。
>>369 >それはご自分の好みの問題
もちろん自分の好みで言ってるんです。当たり前。
こーいう話をドキュメンタリータッチのフィクションやられると
冷めちゃうってのは凄いわかる。
ワンダフルライフの方が映画的には全然成功してたなぁ。。
>>378 いいかげん気づけよ。
君はね、自分の好みから出たこの映画好き嫌いを、
良いとか悪いとか、許す許されるとか、間違っているとか、
事件に対する責任だとか、三女の屈辱だとか、
具体的なモチーフがあるからには、その事実を無視することはできなくなるとか、
変更し隠蔽せざるを得ない理由とか、事件の陰湿な面がどうのとか、
美談に酔いたい人達は、ひと1人の“死”を都合良く脳内処理とか、
なぜか社会的な糾弾のように書き込んでいるんだよ。
(と、おそらく
>>369氏他はおっしゃっているんです)
それら判断基準は確かに君の好き嫌いに影響しただろう。
それで?
そこからなんで逆流して「この映画よくない」ってなるわけ?
そして好みだろって指摘されたら「もちろん自分の好みで言ってるんです。当たり前」?
君が一番ずるいよ。
>>380 >>事件に対する責任だとか、三女の屈辱だとか
あのー、ここらへんは私は書いてないですよ。
別の人の意見です。
ごっちゃにしないでください。
>そこからなんで逆流して「この映画よくない」ってなるわけ?
だから、自分の意見として言ってるんですが。
逆にどうしてあなたはこの映画をいいと思ったんですか?
自分はこの映画にどうしても乗ることが出来なかった。
それは当然、自分の好みも入っているだろう。
それは当たり前だと思うのですが。
通じてないらすぃ
とにかく、僕は見て乗れなくて、つらかったわけです。この映画は。
それで自分には良くなかった、それは自分はこう思ったからというのを書いている
わけです。
もちろん、これは自分個人の意見であって、この映画に感動している人もいるだろうし
そのことを否定するつもりはまったくありません。
逆に良かった人に、いや、それは君の見方が間違っている、この映画はこういうところが
いいのだということを説明してほしいと思う。
僕はこの映画の良さが分からないわけだから、分かっているなら説明して下さい。
>>378は、幼女がDQN厨学生に集団暴行を受けて
嬲り殺しにされる場面がどう再現されるかを期待してたんでしょ?
で、それが無かったから、期待はずれなのでしょ?
残念でした。
だからって延々とここで八つ当たりしないで下さいね。
自分で製作してみなさいよ。
「実録巣鴨子供置き去り事件中学生が幼女惨殺」って作品を。
あ、でも脳内では出来上あがってますか?
たしかにこの映画に感動している人からすれば、否定的な意見の書き込みに
腹がたつのは分からないではないですが、こっちだって正直な感想を書いてるだけ
なんだから。
そんな、怒らないで下さいよ。
>>384 あなたはそういうことを期待してなかったんですか?
>>383 良きにつけ悪しきにつけ、それぞれ皆感じたことを書いています
その中に「良かった」の感想も書かれていたはずです
それを読んでみてそれでも納得いかなければ仕方ないかと
あなたの見方は間違ってるとか私は言いません
そういう見方もあるね、でおしまいです
>>386 あの予告から、シネマピックアップ系の報道から、普通期待しないだろ!(藁
>>386は期待してたんだ?
事前知識偏ってたんじゃないの、2ちゃん系ニュースソースとかで。
389 :
380:04/09/20 14:28:41 ID:AJ+9k+sf
>>381 >あのー、ここらへんは私は書いてないですよ。
じゃあ、どこよ。
まあいいです。わかりました。
君がいう「よくない」が、上のほうの人たちが主張する社会的な糾弾でなく、
あくまでも友達同士で「あの映画よかった?」「よくない」という意味合いの、
映画と波長が合う合わないの「よくない」だと言うのなら、
それに関してはもう何も言えません。
ただこういう文脈で不用意に使うと誤解を招いて無駄なレスを招いてしまいますよ。
私がどうして波長が合うと思ったのかは、
無駄なレスに疲れたので書きません。
>>387さんのいうように過去レスを見たらいいですよ。
それよりも、波長が合わなかった映画のスレにわざわざ張り付くより、
他の映画観にいったらいいと思うけど。
>>389 >それよりも、波長が合わなかった映画のスレにわざわざ張り付くより、
他の映画観にいったらいいと思うけど。
そうですね。休みですし、ほかの映画、見に逝くことにします。では。
N/AjSUk2は、僕になったり私に戻ったり。
言いたいことはもうわかったよ。わかりました。はい。それも一理あるかもね。
これでいいんだろ?
ここ読んでるみんなもおおよそ分かったと思うよ。
わかったからレス消費するのはやめなさいよ。
八八年の実際の事件(西巣鴨子供四人置き去り事件)を元に、脚本を書いたのは十五年前。
その時はもう少し事件性のほうを立たせていました。
母親による子供置き去りという状況と、
その悲劇的な結末というところに比重がかかっていたんです。
でも、僕の中では、彼らが過ごした日常を映画にしたいという気持ちが強くなっていった。
当時、メディアは「子供たちの半年の地獄の生活」といった見出しを揚げたり、
「悲惨」という言葉がずいぶん使われたけど、それだけじゃ理解できないんじゃないかと。
一時、お兄ちゃんが妹を殺したのではないかという疑惑が報道されたことがあったんだけど、
そのとき、「お兄ちゃんは私たちにやさしかった」という長女の発言が一行、
新聞の見出しになっていたんです。
(続く)
394 :
(続き):04/09/20 14:43:31 ID:k63H5BhO
それを見て僕の気持ちがすごく揺れた。
これだけ悲惨な状況の中で、妹がお兄ちゃんのことを思いやるなんてすごいと。
アパートの外で地獄なんて騒いでいても届かない、
彼らなりの感情の共有が絶対にあったはずで、
そこを描かないと四人の兄妹の置かれていた状況を理解したことにはならない。
だから、どうしてもそこが描きたかった。
それをやるからにはフィクションというのは、ストレートに決まりましたし、
撮り終わったいまも、結果としてブレはないと思っています。
395 :
393:04/09/20 14:59:10 ID:k63H5BhO
私なりの感想
地獄報道の中、(当時報道を見ていた人たちにとって)意外にも兄をかばった妹に、
ものすごいショックを受けた監督の気持ちは判る気がする。
そこから兄妹に興味と愛情を抱き、
ひょっとしたら、いやそうだ、置き去りにされた彼らだって生きているんだ、
その命のすばらしさ、笑い声とか、幼い指とか、愛しさを見守るようにスクリーンに広げたい、
というふうになった気持ちも、もしそうだったらわかる気がする。
事件の意味を騒ぐ方は、15年間よく考えてみたら、意見が変わってくるかもね。
それから、フィクションとノンフィクションは、
ここで批判されている方とは異なる認識かもしれませんが、
監督なりの区別が明確にあるようです。
>>395 >ひょっとしたら、いやそうだ、置き去りにされた彼らだって生きているんだ、
その命のすばらしさ、笑い声とか、幼い指とか、愛しさを見守るようにスクリーンに広げたい
なるほど。
そういうことを伝えるのが監督の意図だったのなら、僕の見方がやはり間違って
いたのかもしれないけれども。
僕には、全然、そういう点にリアリティを感じられなかったんですよ。
なんでああいう状況なのに、あの子たちは笑っていられるのか。
そのことにリアリティを感じられないから、感情移入して見ることが出来なかったんです。
もちろん、僕の理解力の問題かもしれないし、私個人の感想でしかないのだが。
あ、またスレ、消費してしまい、すみません。
今、出かけようとして準備は出来たんですが、出かける前にまた覗いてしまって、つい。
でも俺、嫌いじゃないぜ こういうの
398 :
名無シネマ@上映中:04/09/20 16:55:50 ID:MoIgescs
昨日、観て来ました。
会社でも見たので2回目。
2回目の方が短く感じた。
「トトロいる?」が「あーお母さんに逢いたいんだなぁー」と。
で、実話では母は自宅で子供達を産んだと
何かで聞いたのですが、ゆきちゃんを産んだのが
自宅ならあきらは、小学生ですよね?
傍で見てたのか・・・?
そこらへんの情報って・・・想像するとガクブル。
376はなんで夜中から昼までわざわざこのスレでつまんねーと
書いているのかね。煽り? 馬鹿なだけ? 俺にはわからん。
>>399 それだけ印象(心)に残ったってことだろ。
いいじゃん。好きに書いてれば。
401 :
名無シネマ@上映中:04/09/20 17:23:09 ID:PIDjjEfs
>>380 君が挙げた意見はほとんど俺のレスです。
>>345氏と同じく、この映画に否定的なレスをするのが1人であって欲しい
ようですが、自分の意見が一般論だって決めつけですよ
>>389の弁解にも無理を感じるし。
公式サイトの掲示板じゃないんだから、多方向から意見が混じり合って
当然じゃないでしょうか。
君がこの映画を評価するのと同様に、創作世界だけに生きていない人間なら、
そこから思い起こされる様々な事象や事実に目が向いて当然です。
それが許容範囲かどうかは個人差です。俺には不快だっただけです。
あれだろ
エレファントで、乱射事件前に(俳優ゆえに)美少年がチューしてんのに腹立つのと一緒で
実際の事件をロマンチックにされちゃうのがいやなんだろ
そら実際餓死した子はあんな健康じゃないわさ
だけど現実とフィクションをごったにしちゃいかん
エレファントはむかついたけど
これはまぁ、あくまで事件に基づく作り話であって、許容範囲内だろ。
>>396 私は幸いこういった悲惨な状況下に置かれたことはありませんが、
こういう状況だから明るく振舞おうとしていたとは考えられませんか?
兄姉の顔がこわばっていると、下の子は無意識にピエロになろうと
するそうです。
または、こういった状況でも努めて笑顔でいられる子どもの生命力
(是枝氏は子どもの小宇宙と表現してましたが)を描こうとしたのでは?
もちろん、それが良い悪いではないし、感じ方は人それぞれですし、
それが映像からうまく表現されているかどうかは監督の力量となるところですけど。
404 :
名無シネマ@上映中:04/09/20 19:13:33 ID:ahXKIuGd
今日見てきた。
見おわって劇場から出るとき後ろのカプルの話し声が聞こえてきた。
女:YOU結婚してて良かったね
男:ねみー。長いよこれー
女:山本さんになってた。ゆきちゃん死んじゃったね
男:オレ寝癖ついてね?
女:可愛かったあー、さきちゃん
振り返ってどんなヤツらか見そうになったよ(・ω・)
・・・こんな男と付き合ってると、映画の母親のように捨てられるんだ。
>逆に良かった人に、いや、それは君の見方が間違っている、この映画はこういうところが
>いいのだということを説明してほしいと思う。
>僕はこの映画の良さが分からないわけだから、分かっているなら説明して下さい。
説明されないと分からないならそれでいいんじゃないか。
説明したいと思わない。
>>401 おまえか!!!!
みんなおでかけのあとコワゴワ出てくるなんて素敵
社会的糾弾風の風呂敷を広げていたのがおまえだとして、
なんでおまえまでドサクサにまぎれて
個人の好き嫌いに逃げてんの?
まあスレの浪費だからもう出てこなくていいけどね
407 :
>>332:04/09/20 22:10:39 ID:c0S0OH69
>>332 「どんな映画を期待したんだ。」「それによってどういう自分の反応を期待したんだ。」
と言われても・・・。
当日すんぜんになって、友人から、これから映画に行くんだけど一緒に行かない?串カツおごる。
と言われて、それでまあなんとなく行っただけで、
「期待」といっても、まあ、いい席が空いてればいいなとか、退屈でさえなければいいな、
とか、そういうもの、としかいいようがない。
みんなが、ガンガン「期待」して観に行ってるわけもなく、まあ偶然、みたいな、そんな感じ。
(敢えていうなら、素人同然の14歳の子がカンヌ映画祭の主演男優賞を得た、というから
それはどんなものかと思って。こちらとしたら想像つかないし見ておこうかな、と。)
408 :
>>332:04/09/20 22:11:31 ID:c0S0OH69
で、対象てのは、つまり
>>394「彼らなりの感情の共有が絶対にあったはずで、」みたいなことじゃないの?
あと、
>>395「ひょっとしたら、いやそうだ、置き去りにされた彼らだって生きているんだ、
その命のすばらしさ、笑い声とか、幼い指とか、愛しさを見守るようにスクリーンに
広げたい、というふうになった気持ち」みたいなことじゃ?
>コインが足りなくて死んでゆく妹。
貧困とは無関係にイスから落ちた、という設定だったような・・。
(金銭問題はその後のことであったような・・。)
>紙を食べて寝転がる弟。
>自閉症気味に押入れに篭る妹。
食べる物に飢えても、愛情に「本気で」飢えている様子はなかった。
長男は、親代わりをしていたと思うし、長男こそ、そんな力をどこから調達していたのかが不明。
援交の金も、長男は断ったり、そうかと思えば妹のためにならそんな汚い金にも手を付けて、感動的。
しかし、援交といってもカラオケを一緒に歌っただけという設定で異臭を遮断、チャッカリしている。
理想の子供像があるだけで、子供がそんなはずねーだろ、と。
事件では、長男は、おそらく、子供が死んでしまうとまでは思っていなかったのかもしれない。
山の中に埋めてから、何度もお参りにいってたんだろ?
その気持ちと、映画の独特な子供像と、何か共通点があるのかな?
そこが伝わってこないし、そこを伝えたらいいじゃんか、と思うんだけど。
409 :
名無シネマ@上映中:04/09/20 22:22:23 ID:PIDjjEfs
>>406 どうして俺に対してそんなに鼻息荒いの?
大好きな映画を否定される度に、いつもそうなるの?
>社会的糾弾風の風呂敷
なにこの変な日本語?俺は不快に感じた理由を書いたんだよ。
>なんでおまえまでドサクサにまぎれて
>個人の好き嫌いに逃げてんの?
って許容範囲云々のコト?逃げてないよ。
その許容範囲を超えたから、俺にとって不快な作品になった、って話。
その基準は各々の価値基準で決まるコトだと締めたら逃げになるの?
みんなで誉め讃える為に立てたスレじゃないわけだし、俺のレスくらいで
ケチがつくような浅い感銘なら、君の感性も大したコトないよね。
俺のようなレスがある反面、何故、自分(君)がこの作品を大切に思えるのか。
そのコトを考えたり述べる方が、自身にとっても建設的だと思うよ。
410 :
名無シネマ@上映中:04/09/20 22:41:13 ID:toQbYaa7
もういいかげんにしろよ。
二人でメールでやれ。
妙に後に残る映画でしたねえ。
別に泣ける映画ではないですが。
パンフの巣鴨子供置き去り事件の解説が何よりも痛かった。
ゆきちゃん…
うちどころが悪かったのかな…
二階から落ちたわけではないのに…(ブルー)
413 :
名無シネマ@上映中:04/09/20 23:18:46 ID:ua5Dh9/h
>>407-408 この程度の流し見か。
この感想読んで、まともに取り合おうとしたのが馬鹿だったと納得。
おかげで、「期待した」とか「コインが足りなくて死んでゆく妹」とかの意味を
文字づら通りにしか取れない人もいるんだと知った・・・。
>愛情に「本気で」飢えている様子はなかった。
床のマニュキア跡をなぞる思いや、お年玉偽装の思いや
なぜ落下するような椅子に登っていたのかとかへのアンテナはなさそうだな。
落下して死んだ妹の手当てのため
必死な思いで万引きしたのが見当違いの「冷えピタ」だった意味
なんていうのもきっと分からんのだろう?
こういうところにも母親にしてもらったかすかな記憶が生きてるなんて。
414 :
名無シネマ@上映中:04/09/20 23:22:40 ID:ua5Dh9/h
ついでに・・・といっちゃなんだが
>そこが伝わってこないし、そこを伝えたらいいじゃんか、と思うんだけど。
伝わってこないんじゃなくて
受けとれないだけなんじゃないか。
UZEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE
(´,_ゝ`)プッ
シネフィル気取りのズリネタとしては
高得点ということでよろしいか
いやいや面白かったですよ。
>>413の言うようなマニキュアの演出だとか細かな演出が面白かった。
最後の成田の爆音も良かった。
420 :
332:04/09/21 01:16:42 ID:2YcEqoub
>>407>>408 連休で遊んで帰ってきたら、、、
人のレス拾ってそのまま使って「〜」ってことでしょ、とか返事すんじゃねーよ大人も怒るよ。
>>395さんも怒りますよね。
「事件をモチーフにしたからには、事件に対する責任がある」と息巻いて
>>308>>311>>313>>316>>319みたいにゴネてたからよほど関心あるのかと思えば
串カツにつられて観た映画でしたか、
それでも不満たらたらですか、ここで事件事件と八つ当たりですか、
つきあってられません。
また別の映画お逝きなさいコースですな。今度は串カツおごってやれよ。
>>406さん、
>>413さん、もうほっときましょう。
風呂敷を広げるって言葉、知らないみたいだし。
話は変わるが、
>>404のカップルの会話、
全然すれ違っていてコントみたいで笑える。
422 :
名無シネマ@上映中:04/09/21 02:41:13 ID:Iaywk/ss
>>420 >
>>406さん、
>>413さん、もうほっときましょう。
>風呂敷を広げるって言葉、知らないみたいだし。
まーた混同してる‥‥
数人を同一だと思う癖は、普段の自分の行いのせいですか?
実際の事件を題材にしてるわけだから、脚色のされ方によっては
映画の内容に関わらず不満や異論が出て当然じゃないだろうか。
自分はこの映画に純粋な兄弟愛を感じて、とても気に入った。
同時にこのような脚色は、被害者遺族が健在で、ある意味で犯人と
同罪だからこそ出来たんだろうな、とも思う。
エンコウ少女が保つ貞操についても、非常に作為的だ。
リアリズムよりも監督の願望が強く表れていて、それはそれで
作品として美しいとは思うがエゴでもある。
その美しさが事件に胸を痛めた人間には不愉快なんだろう。
それだって立派な感想じゃないかな。
作品として見れば良い映画だと思う。個人的には評価してる。
でも不愉快に感じる人にも大いに共感出来る。その双方と話せる。
ある種の使命感を持って作品擁護をする気持ちも分かるのだが、
否定的な意見を排除するだけなら掲示板に書き込む必要はないだろう。
424 :
名無しシネマ@上映中:04/09/21 03:33:16 ID:mmYqIOwp
いいじゃねえかこの映画。
井筒の「ゲロッパ」よりも100倍よかった。
>>423 >エンコウ少女が保つ貞操についても、非常に作為的
そうですね。
自分は好き嫌いで言えばあまり好きな作品ではないのだが、
ある意味、芸が細かいなあと感心はする。
水道とめられて公園に水くみに行き洗濯物も公園で干してる
なんて考える監督は病的ではある。
426 :
名無シネマ@上映中:04/09/21 04:11:34 ID:oJfD4pC5
いやいや水道止められたら誰でも考える。
それにしても小学生の頃、冬の午後に
留守番してて電気が止まっている事に
気づいた時は怖かったなぁ。
どんどん青みを増す空
暗くなる室内、近所の窓の明かり。
今でも痛烈に思い出せるよ。
>>425 >水道とめられて公園に水くみに行き洗濯物も公園で干してる
>なんて考える監督は病的ではある。
フィールドワークしている人なので、貧困層のそういう光景を見たこともあるんだ
とは思う。福祉関係の取材とかもしてたし。ただなあ・・・。
大人ならまだしも、子どもが日本の昼間の街中でそんなことをしていたら、やはり
保護されるのではないかと・・・。日本でも数年先ならあるいは、とは思うが?
実際の事件の取材から拾ったディテールなら監督に謝りますが。
428 :
名無シネマ@上映中:04/09/21 05:59:23 ID:Iaywk/ss
>>427 単に遊んで汚れた服を乾かしてるだけだと思うなぁ、きっと。
まさか子供の浮浪者がいるとも思わないだろうし‥‥
普通の通行人は家庭の事情を想像して手を差しのべるより、
余計なお世話で恥をかく方を敬遠するんじゃないだろうか。
殺人事件のニュース見てても、隣近所の人達が
「ギャ−ッと聞こえた」「普段からケンカ耐えなかった」
ってインタビューに答えてるけど、結局は通報してない
ケースの方が多いしねぇ‥‥
429 :
名無シネマ@上映中:04/09/21 06:02:01 ID:Iaywk/ss
>結局は通報してない
>ケースの方が多いしねぇ‥‥
ぶっちゃけソースないですー。
ただ死亡から発覚まで数日経ってる事件で、
そんなコメントよく見るもんだで。
430 :
420:04/09/21 07:00:19 ID:xV+EExDl
>>422 混同してねーよ。おまえ、異常。ホント読解力ねーな。
粘着振りがキモイが、書き方が悪かったかもしれん。
もっと丁寧に書いてやるよ。
「
>>406さんも、
>>413さんも、(それぞれ)もうほっときましょう。」
てゆーか混同にこだわってるのか知らんが、
ものすごく字面そのものしか見ないね。疲れる。
連休も終わったし静かになるかな
432 :
名無シネマ@上映中:04/09/21 07:26:48 ID:Iaywk/ss
>>430 暇にまかせて粘着しちゃって悪かったね。
でも普通は字面を見てレスしてるわけだから気をつけてね。
後付けの言い訳にしか見えないからさ?
なんか物凄く怒ってるみたいだけど、コッチも自分なりの
考えをレスしてるだけだから、不条理に煽られると
気になっちゃうんだよ、君の事が‥‥
我が子を守る鬼母のような形相を妄想中ですー。
きも
434 :
名無シネマ@上映中:04/09/21 08:25:22 ID:FaET86J2
かなりマニアックな見方して悦にいってるけど
映画っ誰にでも楽しめてなんぼだよ
一連のバトルみて思うんだけど この作品 擁護派の方が
批判派に比べて人の意見理解しようとしない
それって多分この監督の考え方から遠くにいる人たちだよ
意見のちがいで人格を否定しはじめる‥
435 :
名無シネマ@上映中:04/09/21 08:50:14 ID:Rafs1pKl
串カツage
>>434 擁護派というわけじゃないけど
432と同じ人に見える
これが混同なのか
別人でも同じ人でも構わないけど
個人の好みですって開き直っちゃったんでしょ
それでいいじゃん
しつこいよ
438 :
432:04/09/21 09:37:24 ID:Iaywk/ss
>>436 念の為に言っておくけど別人だよ。
それと俺は闇雲に映画を批判してるんじゃなく、映画としては素晴らしい
と思ったし監督も好きだよ。過去レスでもそう書いてる。
ただ事実と照らし合わせた時に釈然としない気持ちが強かっただけ。
今更だけど、
>社会的糾弾風の風呂敷を広げていた
って思ってる人に対する返答としときます。
439 :
名無シネマ@上映中:04/09/21 10:36:16 ID:++vDrzrB
批判してる人はバイオハザードUとかアイ、ロボットとか観ればよかったね。
きっと入館料1800円がものすごくもったいなかったんだと思うよ。
こういう映画ってダメな人は絶対ダメそう、何言っても
私はすごく良かった。今まで観てきた中で一番です。
感受性の問題もあると思うけど、男の人って基本的に女よりその辺のパーツが足りないみたいよ。
パーツ
事件の悲惨さと違うと思う人と、別な視点だからいいって人と意見が分かれるのは仕方ない。ただ、想像を絶する程の恐怖や痛みで殺された三女の魂が、カンヌでレッドカーペットを歩く幸せそうな子達をもし見たら悲しいから、監督が三女の墓前でこう映画を創りますって報告しててほしい
>>438 私はこの映画を見ないでおこうと決めてます。
今日、初めてこのスレをのぞき、真面目に感想をやりとりしてる良スレだと
感じましたが、同時に、やっぱり私はこの映画は見ないよ、と改めて思いました。
監督名で作品をチェックする人、カンヌの話題で見てみる人、
泣きのエンターテイメントを期待して見る人、たまたま見た人、
色んな人がいると思いますが、おそらく見た人の一部に
「どうやっても拭えない不快感・居心地の悪さ」を引き起こす映画だろうと、
感じていました。
その不快感や居心地の悪さを、監督論や作品論、あるいは映画というメディア論、
観客論、その他諸々に還元し、語りあい解消したくなるという点で、映画として
すでに成功していると私自身は思いますし、こちらのスレのやりとりもとても良質
だと感じています。
とはいえ、個々人の心の中にできてしまった不快感を払拭すること、そのために
ナニカに責任を負わせる、犯人探しをするのは違うような気がします。
解決のつかいない閾値、かつ誰にも責任転嫁できない、気づいてしまった者ゆえの
不快感・居心地の悪さだと思うからです。
釈然としない気持ちを回避するためには、私のように「決して見ない」と決めるのも
一つの方便かと思い、あえて書き込ませていただきました。
443 :
名無シネマ@上映中:04/09/21 11:23:43 ID:Iaywk/ss
>>439 アイロボット面白かったよ。
でもこういう映画は駄目ってわけではない。
本来なら凄く好きな作風とジャンルだし。
なんか感受性どうこうに関してはヒドイこと言うなぁー。
>>442 俺は「事件の映画化」「監督」「カンヌ」「YOU」で観に行った。
映像や瑞々しい演出は素晴らしいから、興味あるなら観た方が良いよ。
その上でどう感じるかは本人次第だしね。
真面目に感想をやり取りしてる、って思ってくれたんなら尚更。
ただ犯人探しはしてない。それは失礼だと思う。
気持ち的には
>>441さんに近いものがあるね。
三女の不幸が置き去りにされた気がして、やたら悲しかった。
暇に物を言わせて長居してしまいました。
最初はささくれだった気持ちでしたが、自分の頭の中を文章化したり
同意見や反論をたくさん読んだら、この映画に対して少し距離を
置けるようになった気がします。
自己満足なりに、映画に対する感想と平行して、被害者の冥福を祈りたいな、
という気持ちです。活性化というか荒ませてゴメンナサイ。でわー。
擁護派のほとんどは
頭で映画観れない
コドモカワイソウで満足な女じゃないの?
アンチは紛れも無い暇人。
446 :
434:04/09/21 12:02:47 ID:FaET86J2
この作品に釈然としない感じを持った人は
事件との関連においての人と映画作品として評価してない人に
分かれて、自分は後者。 映画っていう媒体が事件にこだわる必要は
ないと思っている。 唯 432,438の冷静さに一目置いた。
感性を男女の違いで片づけたくないね。
変なスレになっちゃったなあ
448 :
名無シネマ@上映中:04/09/21 12:53:07 ID:Z2pW32sP
公開する前は普通のスレだったのにね。
是枝嫌いの逆燐にふれたかなぁ、カンヌ
もうスレ読めないもん面倒で
うん、もう釣られないようにしようね
まあ、「コンクリート」とかは擁護派も批判派もこの程度の映画にえんえん議論するのも
なんだかなとアホらしくなってくるけど
これは議論しがいがある映画かもしれないな。
観客(というか、映画を目撃した者)同士で、情報交換しておきたくなる映画だった。
それは、自分に見えたものを確認しておくため。
そして、それが自分以外の人の目にはどのように映っていたかを教えてもらうため。
スレ暗い
>>448-450 公開前のスレに、なんか意味あるか?
カンヌ関係ないし、是枝を嫌う書き込みはほとんど見受けられない。
随分と歪んだ見方をするな。
同人女のようなヒステリーでしか映画を語れないのか?
>>451 たしかに『コンクリート』は制作経緯からして被害者を侮辱しているから、
『誰も知らない』とは一線を画しているよな。前者は観にも行かなかった。
この映画は幾つか疑問を感じさせつつも、糸の切れた家族に漂う空気を
描く事には成功している。故の賛否両論だろう。
>>452 同意。繊細で重大な出来事だから自分の感情が片寄るのが嫌だ。
あらゆる角度で考えてあげないと、創作の彼らも実際の三女も理解出来ない。
そう言えば実際には三女の前にも男の子が死んでいて、それを母親が
袋に入れて防腐剤を突っ込み押し入れに保管してたな。
幼い彼らはそれを真似て三女も押し入れに隠したが、防腐剤が足りなくて
異臭を放った為に山に埋めに行ったんだっけ。
人間の悲しさよりも、デタラメさが浮き彫りになった事件だと思う。
環境とは如何に成長過程に於ける重要な要素か・・
映画をその辺をぼかし、監督が彼らを思いやる脚色になったんだな。
そこをどう受け取るかが別れ道になるのは、しごく必然的ではある。
長文スマソ
455 :
RRD ◆3MranranlY :04/09/21 19:41:04 ID:zvtbLbVJ
今日また観に行った。
今まで2回は静岡のサールナートホールというお寺さんでやってるマナーに
うるさい映画館だったけど、今日は清水のシネコン。
後ろの席に母子連れ3人が来た。子供という時点でイヤな予感がした。
すると母親が「静かにしててね。ここで待っててね、終わったら来るから。」
って置き去りかよ!この映画でそういうことをするか?
下の子が茂と同じ年くらいかな。上の子は明よりちょっと小さかった。
で、この茂の1人言とイス蹴飛ばしに参ったわけだが、見ない振りをしちゃった。
>>454の意見こそが同人女のようなヒステリーにしか見えません
よくわからないんだけど、「理解する」ことって、
そんなに大切なのかな?
とりあえず、この映画は理解を目指してないと思うよ。
親子関係も人間関係も、人間なら同じ状態は決してありえないし、
子ども時代に何をどう感じていたかも、今ここで書き込んでる人全員が、
ある種の歪んだ追体験や追憶でしか論じてない訳で、
何をもってして「リアル」かってのも怪しい。
まして、当事者のことを理解するのは不遜だろうと感じる。
共有化を前提にした映画なら、ここがよかった、ここが気持ちいい
みたいな話してる意味があるけど、この映画は絶対に共有できない、
安易に共有できない、特定の関係性を、できるだけ解釈なく
ただ描写したかったんじゃないのかな?
発端は現実の事件だったかも知れないけどね。
手法としてはセリエ監督に近い。
叙述じゃなく、描写に徹してるから、理解でも共感でもない、
「こんなことがありました 以上」だけなんだと思うけど。
>>458 高畑勲が「蛍の墓」に関して同じような事を言ってるね。
「意図的に感情移入を拒否する作り方をした」って。
まあこの名前を出すとまた過剰反応する人が出てきそうだがw
釣られないようにしようね
461 :
↑:04/09/21 20:37:11 ID:5k/0GeCN
一匹目
>>458 一理あるとは思うが、作為的に練られた構成は観客に感情を促そうとして
いると感じる。この映画から何かを得る事は間違いなのか?
>当事者のことを理解するのは不遜
というのは何故か?ここが一番理解し難い。
まるでこの映画を手放しに誉めましょう。
文句はつけないようにしましょう。
と勧誘されているようにしか受け取れないのだが・・
464 :
名無シネマ@上映中:04/09/21 20:45:00 ID:Rwa6rZB4
今日、ニュース23の特集でやるみたいだね。
この前、放送されなかったぶん。
>>459 そうなのか?自分は蛍の墓、苦手だと思って見てないからわからん。
でも、感情移入前提じゃない作品の作り方ってのはあると思うよ。
別に蛍の墓に限らず。リンチだって、感情移入できないしね。
>>462 >作為的に練られた構成は観客に感情を促そうとして いる
うん。そういう風はあるよね。
そこがあざといと感じるところでもあるが、一方で実際の事件ありきで
客が映画を見るとき、監督のただの妄想だけですまない社会的責務みたいな
もんがどうしてもはいりこむだろうから、ある意味のオチは意識してた気がする。
「不遜」という意味は、事件の当事者になりかわって自分は理解できる、
共感するみたいなことを簡単に言えちゃう意識の傲慢さを指してる。
わかりあえるはずという感傷的な前提が、物事の関係性を矮小化することも多いよ。
この映画では、監督はかなり当事者に誠実につくってる気はする。
個人的解釈であえて踏み込まないぞ、という一点でね。傍観者に徹したい、当事者に
なりかわって代理で何かを結論づけないぞ、という意志を感じたよ。
無責任だ、事件の重大性をわかってない、問題提起になってないといった批判を生む
ところでもあるんだろうが、もっと踏み込んでたらゲロゲロの映画になってたと思う。
466 :
名無シネマ@上映中:04/09/21 20:53:42 ID:wP68XFkF
今日特集やるんだ〜。楽しみだ。
>>458 セリエって監督、知らないな。何、撮った人?
みちばちのささやき、マルメロの陽光あたり
エリセでは
とりあえず、茂のために赤いきつね買って、階段を降りるところとか、玄関入る
ところとかの明の気持を想像して何か感じてくれや。
>>465 >事件の当事者になりかわって自分は理解できる、
>共感するみたいなことを簡単に言えちゃう意識の傲慢さ
これもかなり不遜な解釈じゃないかな。他の部分は大旨同意出来るんだけど。
俺も「殺された人間がいて、この脚色はないだろう」と気になった。
創作とは言え無関心でいられないわけで、それは当事者を理解してあげる、
などという俯瞰な気持ちなんかじゃなかった。
映画の向こう側の三女に、単純に同情してしまった。
兄の優しさ、エンコ−少女、事故死。
映画としての魅力や演出が、事実を逸脱し切れないで感動に罪悪感が
生じてしまったのは確か。物語が進むにつれ、冷めていった。
予備知識なくして観れば、少し歯痒い面があるものの良作で終わったけど。
それにしてもゲームのように子供達にルールを教えるYOUは、
なんとも魅力的だったねぇ。
恥ずかしすぎる
みちばちとか言ってるし
>>458 >手法としてはセリエ監督に近い。
言うに事欠いて、エリセと「たかが」是枝を比べるのかよ・・・エリセに謝れw
それともユニオンで是枝に従いてるAD信者か?
是枝さんなんか、悪くないけどしょせんは「普通の」監督だよ。海外ではオリエンタリズム
で受けているに過ぎないことは自分でも認めている。努力家で人柄が善いのでだいぶ得してるけどな。
正直、本当の事件について調べた人がどんだけいるのか疑問。
www8.ocn.ne.jp/~moonston/family.htm
を読んだだけってのが大半じゃねえのか?当時の新聞は?週刊誌は?TVは?
そのレポートがウェブで皆無なのも奇妙。本当はみんな忘れてただろ?
あのページを読んで、事件を知った気になって、三女がどうのこうの
この映画がどうのこうのって言ってるだけじゃねえの?
かく言う俺も知らねえけどな。
マジでリアルであの事件追っていたやつどんだけいるよ?
あのページにない情報知ってるのどれだけいるよ?
いまさら映画がカンヌで話題になったくらいでわらわら湧いてくる連中ってのも気持悪いぜ。
はやく長文ヲタ消えないかな
あ、ごめん、
>>474のことだけじゃないよ
みんなだよ
>>474 そのページは当時の記事をまとめた内容と思われるので、その範囲内では間違っては
いないと思うよ。
もちろん是枝さんはそれ以上に相当に調べたと思う。図書館や大宅で新聞・雑誌の記事は
すべて潰しただろうし、あの会社なら、一般人が余り見ることのできない司法関係やサツ回り
記者の資料を調べることも可能だろうし。
それで自分なりの結論に達したんだとは思う。その結論が、現実の事件に比べてどうなのか?
美化されているのか、大幅にリアルを採り入れているのか? はわからないけど。
でも映画単体としてはどうかなあ? うーん・・・つまらんw
>>465 傍観者である事を望んだ作品には思わなかった。
問題提議として描いていて、事実を含めて映画に対して何らかの
レスポンスを必要とする映画ではないだろうか。
どちらにしても議論の避けられる映画ではないし、監督もそれは
分かってて制作したはずだよ。
>>474 映画を擁護するつもりが本末転倒。
そんなインデックスな事件集をソースにする貴女もどうかと思うが。
事件は報道されて周知なんだから、徹底的に調べないと語る資格ない
みたいな決め付けは強引にも程がある。
>>477 いいんじゃね?
この映画つまらんかったってのは、
普通に映画の感想だから。
それで会話も終わってる筈なのに、
いつまでも事件が云々と同じような長文書き込む香具師は、
もういいかげんにして。
>>479は
>>479の作品に対する感想を書けばいいだけでは?
否定的な意見を一緒くたに排除しようと躍起になってるだけでしょ。
自分で作品を傷つけているようなもんだ。
>>480 ヲタクッぽい流れにうんざりしているだけです。
482 :
474:04/09/21 23:12:46 ID:BscDBO1z
>>478 > そんなインデックスな事件集をソースにする貴女もどうかと思うが。
ああ、そうなのか。みんなあのHPなんかソースにしてないで話してるわけか。
知らんかったよ。じゃあ、皆、何を元に話してたんだ?記憶か?俺も当時は
新聞読んで憤っていたが、すでに忘れちまってたよ。みんな記憶力抜群だな。
邪魔したな。あばよ(w
>>481 だから自分で流れ作れって言ってるんだよ。
好きな作品をケナす奴はみんな敵!っていう思い込みだろ?
大体、事件の話を持ち出しても
映画を「つまらない」とは腐していない人がほとんどだ。
ちょっと被害妄想が先走り過ぎでは。落ち着け?
LR7689Ycが早く死にますように。
ほれ今日23で特集あるぞ
こんな糞スレ観るな
>>483 映画つまらないって言ってる香具師は映画の感想なんだから、
それでいいって言ってるだろ、、、、、
すっげー言葉が通じなさそうだから相手したくなかったんだけど、やっぱりな。
いいですか、ヲタクウザイって言ってるだけ。
おまえこそ落ち着けよ。
でも483のニュースソースは何なのかは知りたくなってきたw
>いいんじゃね?
>この映画つまらんかったってのは、
>普通に映画の感想だから。
>それで会話も終わってる筈なのに、
>いつまでも事件が云々と同じような長文書き込む香具師は、
>もういいかげんにして。
ってレスに対して
>>483を返してるんだ。
何処まで馬鹿なんだ。それともわざとか。
つまらないで解決した人と、事件の話とは別なんだよ。
分かるか?分からないか?分からないんだろうな。
ファン同士で誉め合ってれば良いだろ、お前は。
一人レスの字面しか読みとれないヤツがいるね
488 :
名無シネマ@上映中:04/09/21 23:31:14 ID:i/xsNaYK
TBSキタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!
489 :
名無シネマ@上映中:04/09/21 23:36:59 ID:yaJcLCed
末っ子の女の子が可愛かったな〜
あんな娘が欲しい・・・
終わっちゃった(´・ω・`)
一回電波切れたからID変わってるけど
>>481はオレだよ。
スレではこの映画の事件の扱いが不快に思うかは個人差だという結論だったと思っていたが。
だったらつまんないで終わった人も、事件のもやもやが残って不快だという人も同じだろ。
>つまらないで解決した人と、事件の話とは別なんだよ。
という台詞は、どこかで事件の話は個人差とみなさず特別扱いをしているのを感じる。
とにかく、映画に関して言いたいことはいったんだからそれでいいだろ。
それ以上の三女の話は事件のスレですれ。
釣られてスレを汚してきたので落ちまつ。
客観的にも一部の擁護派は人の意見に耳を貸さないでスレを低レベル化
してるようにしか見えない。アノテコノテで煽ってるだけだしな。
ここはもう腐女子の巣窟って事にしとかないと水掛け論は終わらないぞ。
客観的にいうと事件厨がなんでこんなに食い込んできてるのかな
>>494 裳前みたいなのが釣られるからだろ!ww
釣られるなってw
つか、意図してるかどうか分からんが、釣りして楽しんでる
>>493が痛い(w
497 :
名無シネマ@上映中:04/09/22 01:00:12 ID:DZXiJk3h
あまり指摘ないみたいだけど、数年前、こちらはカンヌグランプリを取ったイタリア映画「息子の部屋」に表現法がうり二つの場面が多くて……
498 :
名無シネマ@上映中:04/09/22 01:01:09 ID:DZXiJk3h
あまり指摘ないみたいだけど、数年前、こちらはカンヌグランプリを取ったイタリア映画「息子の部屋」に表現法がうり二つの場面が多くて……
んと、詳しく聞かせて?
500 :
名無シネマ@上映中:04/09/22 01:36:39 ID:36ogxsBC
監督 インタビューに映画での表現不足を補うように語ってた
3ポイント印象に残った「見終わってから始まる映画、作品の中に
あなたもいるよ、想像するということ」
見終わってから始まる映画 まさにそのとおりで映画見てたときより
今のほうがある意味おもしろい
「想像する力がなくなってきているのは何が原因でしょうか?」という質問に
監督答えなかったけど 「テレビが要因のひとつになってる」と言いたかった
ような気がする。立場上言えないだろうけど
話聞くまで もうこの監督の映画見ないつもりだったけど 次どんなの作るのか気になってきた 時間かかりそうだけど
501 :
名無シネマ@上映中:04/09/22 01:50:47 ID:tp0YHFXP
遅ればせながら観てきた。実際に子をもつ身としてはキツかった。
ずっと居心地の悪さというか痛々しい気分のまま観つづけ、でも
「こんなにオレをいたたまれなくする映画って、ナンかあるはずだ」
と自分に言い聞かせながら観た。
・・・でも最後の最後で「救われた」感じ。 いい映画だった。
502 :
名無シネマ@上映中:04/09/22 02:00:08 ID:8ge1IUTP
>>500 >作品の中にあなたもいるよ
というのが印象に残ったので
見なかった人の為にもう少し補足すると
はっきりとした悪人を登場させない
一見いい人だけど誰も助けないことで他人事にさせない
見ている人に映画の中の大人と自分とダブらせる
映画の中にあなたも居るとはそういう事
503 :
名無シネマ@上映中:04/09/22 02:13:32 ID:81OqW8Ns
長文は読む気なくす。
人のこと考えて書けよ。
504 :
名無シネマ@上映中:04/09/22 02:17:03 ID:YXVDXsUE
ジェット旅客機が空を飛び、モノレールが走っている世界で2番目の経済大国で、
こんな事件を防ぐことができなかった。
この映画を見て以来、「勝ち組み」という言葉が空しく聞こえるようになった。
なんか綺麗事でまとめたな、って感じ。
現実をシビアに描写したつもりが、
作り手の甘さと願望が滲み出てしまってる。
深いフリだけして浅いというか。。。
一瞬、切ない気持ちにさせられかけて、
すぐに我に返ってしまった。
好きなヒトは好きだろうね。
>>505 TV屋さんの限界。いかにもユニオンが好きそうな企画をフィルムを使ってまとめてみました。
(じゃあ、今は純粋な「映画監督」っているのかよ? と言われたらいないけどw)
>>497さんいわく、モレッティからもパクってるらしいし、さすがアート系映画オタク監督の
面目躍如。人間、体に染み着いた垢を落とすのは難しいってことだね。
色んな意見があるのは健全だね。
この映画で、みんながみんな「素晴らしい」「よかった」とだけ
言ってるのは気味悪いし。
私はあまり好きじゃなかったけど、好きだという人を叩くつもりはない。
好きな人も嫌いだという人を叩かなきゃ、それでいい気がする。
>>506 純粋な映画監督って映画だけで食えてる人って事?
それはいないでしょう。CMやPVで生計を立てないと。
生粋の映画監督という意味なら、いるんだろうけど
決定的に予算不足な気がする。
あと優れた(正しく機能する)プロデューサーがいない。
>>507 誉めないと叩く人がいるみたいね。
それで荒れてるし。
そうやって維持するスレなんて健全とは言えないね笑
>>508 >あと優れた(正しく機能する)プロデューサーがいない。
ユニオンとしては大成功なんです。海外で賞も獲れたし、ヒットもしたし、是枝ブランドをアピール
できたから。会社の宣伝には充分になってる。この影響でさらに優秀なメンバー候補生が集まれば万々歳だ。
あそこの偉いさんたちは、TV屋さんとしては日本でも最優秀ですからね。「実験性」「アート性」も、
プロモーションも、すべてがTV的方法論であって、それ以上でも以下でもないよ。
メジャーではフジの亀山軍団、単館ではユニオン、TV資本にすっかりしてやられている。対抗する
に価する本編の勢力もいない。これが日本映画の現実だし、もうどうしようもない。諦めようorz
510 :
RRD ◆3MranranlY :04/09/22 09:47:28 ID:GwlFvXlP
俺は以前から数学の授業で習うべき「場合分け」が出来なくなっている
いわゆる「ゆとり教育世代」の弊害を感じている。
結局ミソもクソもごっちゃでしか考えられないんだな。
1)表現手法としてリアルを追求している
2)表現内容としてリアルを追求している。
1)がyesだから2)も当然yesである(べき)と考えてる連中のことだよ。
>>509 実際のとこ、映画祭での受賞や知名度が売り上げに結びつかない現状は、
なかなか映画産業を発展させない原因になってますね。
>優秀なメンバー候補生が集まれば万々歳
これらの人材が活躍出来る現場が、多く作られる未来は来るでしょうか。
それと思うのは、最近の日本映画には人生経験を伴う説得力が欠けていて、
オタク学生や子供の背伸びに過ぎない戯言を作品化する傾向がありますね。
大人が共感出来ない作品が多いと思います。
「誰も知らない」では、そういった甘さを打破した大人の視点を期待しました。
>>510 それが正論になるのは限られた場合だけだね。
2)に先立つ事象や人物がいるなら、それらに対する配慮が
されていなければいけないと思います。
「表現」を「現実」から切り離す行為は、「場合分け」を
通り越して「表現の暴走」を招いてしまうでしょう。
もちろん明らかな「創作」は「創作」として楽しむべきですが。
「事実を基にした創作」と「作家による創作」の「場合分け」も、
必要な事じゃないかと、個人的には思いましたよ。
やはりあの「事件」をして「綺麗事」にまとめたのは失望でした。
>>511 >これらの人材が活躍出来る現場が、多く作られる未来は来るでしょうか。
少なくともプロダクションとしてのユニオンはしばらくは安泰じゃないかな? サイトを見ると、あそ
こが手掛けているソフトの質量はやはり凄いよ。経営がおかしい、という話も聞かないし。
それ以上の映画界・TV界の全体状況についてはわかんね。スレ違いになるのでこっちに誘導しましょか?
【壊滅状態】邦画復興その4【アイデア募集】
http://tv6.2ch.net/test/read.cgi/movie/1078919187/l50 日本の映画界・TV界の未来についての私見だが、現場はルーティンワークで疲れ果ててい
るのが現実のようで、もはやなるようにしかならん、のではないかと・・・。
人間や社会を演出出来る作家として是枝氏に注目してるので、
あと少し、もう少しの骨太さというか覚悟を備えて欲しい。
というのが正直な意見だね。
この映画はもっともっと意義のある物になっていたはず。
>>512 わざわざどうもです。
面白そうなスレだね。また後で仕事が終わったらじっくり見てみますよ。
TV屋にも漫画屋にも、映画に才と志があって流れた人は多いですから、
よりシステムとビジネスの安定した環境を映画界にも・・
というのも現状では不可能と言えるかも知れませんね。
これは俺の私見というか極論ですが、日本は目に見えて実質的な
不況や貧乏や社会不安に苛まれるまで、無理な気がします・・
今はどうあがいてもカラ元気だし、語るべき不幸の実感と共感もない。
映画や芸術はファン以外には必要とされてないんじゃないか、と。
とにかく是枝氏のように、海外でのネームバリューを広げて新時代への
活力にしてゆく事も、大切なステイタスなんでしょうね。
うーん寂しくスレ違いだ。落ちます。
>>511 >大人が共感出来ない作品
いや、この作品は大人が共感できなくても子供が共感できる作品なら
良かったんだけど・・
>>515 映画監督として作品を構築することは意図的にやってないと思うな。
昨日の23観てわかったけどシチュエーションを設定してシミュレーションしたっていう
のが監督の意図だと思う。
ただそれが、
捨てられた可愛い子猫を映しただけの映像と
本質的に変わらない、ように思われてもしかたはないかも。
517 :
515:04/09/22 12:23:34 ID:pwFlv5zh
捨てられた×
捨てられたと「仮定した」
>>517 あんた515じゃなくて516
しっかり汁
519 :
名無シネマ@上映中:04/09/22 14:26:26 ID:Yv86iUxn
>>515 それ読むと、おいらが持った感想はやはり特異でなく必然的だったと思える。
下のページの「メッセージ」に、有名人の感想がのっている。
依頼がきて、わざわざ批判を言ったり、のせたりしないとは思うけど、
ホメホメで痛い。
ユニセフ親善大使までやっている黒柳てつこ、ってのもちょっと痛いし、
キョンキョンなんかは、ここの擁護派の言っているようなことに思う。
映画評論家のおすぎはどうすんのさ?と思っていると、
「とにかく長男役を見てくれ」とか言って、当り障りがないよう逃げたかんじ。
あんまし、長いコメントしてたらダメだね。
誰も知らない 公式
http://www.daremoshiranai.com/index.htm
520 :
名無シネマ@上映中:04/09/22 15:27:38 ID:XVnaqKiC
しかし、グレゴリー・スターって何者だよ。外人か。
映画を見た人が、
事件との絡みを知って、
それではいかん!といって、
事件を徹底的に調べたり
福祉事務所に働きかけたり
する人ってのも、尋常ではないと思う。
映画は感じることだと思う。
それができる映画は、その点、偉大。
おすぎはテレビでコメントしてた。
子供の世界を描いたのは、この監督自身の生来の優しさだろうが、
おすぎはこの母親の方が興味あるってさ。
自宅で、自力で、しかも次々何人も産んで、それでも男を求めて外へ出て行く女。
世界とアパートの一室とが完全に別のものとして認識されているような女。
欲望しか持たない女。
この女にとって男とはなんだったのか。子供とはなんだったのか。
生命とはなんだったのか。自分とはなんだったのか。
そこを描いて欲しかった。ものすごい女なのに。
そっちの方が気になるのは私がオカマだからかしら、とかいってたような。
ただ、こいつが悪いって誰かを断罪するような手法をとらなかったのは良いってさ。
>>522 おすぎのコメント、いいね〜。
自分は、そこを描いて欲しかったとは思わないけど。
あ。それと、521は、別にこの映画が特に偉大といったのではなく、
映画というもの全般が偉大だという意味です。
監督は神ではない、なんかで納得してもらえると思ったらいけないぞ、と。
524 :
名無シネマ@上映中:04/09/22 17:06:56 ID:XVnaqKiC
とにかく、是枝監督がこういう映画を提出したから
いろいろ意見が出てくるわけで
この映画がなければこうした事件があったこと自体、
忘れ去られていたことはたしか。
だから、この映画はやはり意義があるのではないか。
525 :
名無シネマ@上映中:04/09/22 18:55:54 ID:5cFUVNy6
>524
あなたの言いたいことに気持ちの上では賛成したいが、
論理的に考えると、それではほとんどの映画を肯定しようと言ってるのと同義になってしまうと思う。
モデルにされた母親、
その長男、
蹴鞠のように幼い子供を扱って殺した友人Aは、
今年どんなふうに過ごしているのか…。
胸の痛みを済んでしまったことだとごまかしているか?
事件に向き合う気がないなら、自分でオリジナルの話を書けば良かったんだな。
リアルタイムにニュースや雑誌で事件を見てたから、どうも白けてしまったぞ。
でも子供達の生活感はリアルで夢見心地で良かった。が、それだけの作品だった。
>>522 それを想像するに、
単に最初に好きになった男が馬鹿モノで
出されていると信じていた自分とも婚姻届も息子の出生届も実は未受理だと
気づいた時にはあとのまつり。
誰かと結婚してさらに認知してもらわなければその状況を変えられないので
次の男と恋をする。深くつきあわなければ発展も無い。しかし結婚には結びつかない。
そうこうしているうちに妊娠。
当然お金がないから(40万とかかるからね、)自宅出産。
誰かに結婚して認知してもらう必要が合った。
だからその繰り返し。
この母親は子供のためになんとかしなくちゃという愛情は確かにあったんだろうが、
状況の把握ができなくて、そして物事の知識も無く、
そしてとてつもなく判断力がなかっただけの女性だったというだけのような黄もするんだよね
今日見てきました。
感動というよりはとても痛い話でした…
あまりにも身近すぎる内容だったので。
私の妹がまさにYOU状態で、最初の結婚で子供を作ったものの3年後には離婚。
その後は、男を取っ換え引っ換え…2度再婚してそれも全部破局。
新しい男を作るたびに娘を置いて蒸発しています。最近でも3ヶ月ほど蒸発したり。
ただ、姪が彼らよりも幸運だったのは、私も含め、祖母(私の両親)に引き取られた
ことでしょう。
私も一時期、妹のアパートに置きざりにされた姪を発見し(当時4才。風呂に何日も
入れて貰えず、お腹もひどく空かせていました)引き取って一緒に暮らしていました
が、自分の生活があったので、結局は祖母(両親)に託すことに。
そんな姪も今では12才。いまだに母親(妹)とは暮らせていません。
あの映画の明君と重なってしまい、帰りの車の中で姪を思いながら泣いてしまいました。
530 :
名無シネマ@上映中:04/09/22 20:44:29 ID:uLrXTuvl
>>515 典型的な「ケチをつけるためにケチをつけた」文章だな。
中学生の頃に英語のテストで98点を取った時に「どうして1問間違えたんだ」
と言われて教壇で英和辞書を引かされた時を思い出したよ。
531 :
名無シネマ@上映中:04/09/22 20:53:34 ID:JITielzE
いい映画でした。
前のコメントでディタッチじゃないかというのがありましたが、今の世の中そう簡単にかかわれないという空気に触れているのもよかったです。救いがないのがよかったかな。でも、観おわったいろいろなこと考えました。駅までの道は雲を踏むようだった。
異臭を放つ宝石と言うと・・・「パルプフィクション」でクリストファー・ウォーケン
のケツの穴に入れられていた金時計を連想してしまうのですが・・・
自分は、妹の、お兄ちゃんはごはんをちゃんと食べさせてくれたから好き
だったという証言は、兄が不良の友達と一緒になって一番下の妹を死に
至らしめたという事実があってもなおでてきた発言ということで意味が
あるんだと思ってるんだよなあ。
だからそこをなかったことにしてお兄ちゃんの功績を称えることは、
むしろそういう事実があったら許容できないと言ってるのに限りなく
近いと思えて、監督の器の小ささを感じてしまう。
本当に力のある監督だったら、そういうことがあってもなお、妹から
慕われる兄というのをきちんと描けたと思うのだがね。
慕われるとかそういうこととは違う気もする。
子供ってそんなに深く考えないし。
私はむしろ、虐待がなくてよかったと思うけど。
三女の無念さを考えると、納得いかない云々とか言う人とかがいたけど。
うがった見方をする自分は、
現実は、耐え難い悲惨な死であることを覆せないけれども
レクイエムスクリーンの中では、
お母さんを恋しく想っての不可抗力の死として死化粧してもらえてよかったね・・・と思った。
>>535 >お母さんを恋しく想っての不可抗力の死として死化粧してもらえて
>よかったね・・・と思った。
こりゃいくらなんでも、とんでもなく・・
なんて言えば良いのやら。
現実で言われたら激しく罵声を浴びせたいような・・
ネットの掲示板で感情論をぶちまけるのも見苦しいし、
こういう発想が出て来る事に対して動揺してしまった、
とだけレスしておこう・・
釣りだろ
うーん、そう願う。
久々にギョッとした。
「現実の事件について、どういうリアクションすれば、あなたは満足ですか?」
ってことをみんなに聞いてみたい。
特に現実の事件と引き比べて違和感感じてる人に。
現実の事件を考えると、母親は悪だよね。友人も悪だ。
ただ殺された、いたいけなお子様は決して悪じゃない。
そのような状況を見過しにした長男も悪とは言い切れない。
なんかさ、お子様は純粋できれいで天真爛漫、大人は汚くて勝手みたいな
ステロタイプな偏向があるよね。
モラルから事件を見りゃ、そうなるに決まってる的な。
監督もモロにそれやったんだよ。お子様を主役にした瞬間、確信犯的に。
悪であるはずの母と実子のお子様との関わりみたいなのをチラリズムで
描いたにしても、所詮お子様マンセーな原理原則にのっとった、ステロタイプ
な大人の見方だったなーと思いました。
事件に対するリアクションに観客が満足する、
っていうのがオカシイ。
事件の核だと思った部分、虐待死、兄の性格、
それらが映画で変更されたり美化された事に
「何してんねん監督」なわけだから。
どうもこうも、逃げずに戦って欲しかった。
前向きな後退と取る見方も理解は出来るけど。
映画“作品”として評価し、気に入った人とは
決して共有出来ない部分だと思う。
逆にコッチの思いも共有する必要はないし。
まぁあらゆる意見があって、当然だよね。
>レクイエム
わかるよ。鎮魂歌としての要素。
防臭剤とともに押入れに突っ込まれたはずの三女を
映画の中では丁寧に弔えたんだから。
逃げとか美化でもない。
戦う必要も感じない人間もここにいる。
>>540 > 映画“作品”として評価し、気に入った人とは
> 決して共有出来ない部分だと思う。
同意。虐待死事件との関係でしかこの映画を理解しようとしない人とはやはり
決して理解を共有できないと思う。
何も事件を下敷きにしなくても、子供って素晴らしいという映画を撮ればよかったのに。
>>470のことやら、ジーンとくるよなー。
母親が周囲についていた嘘と、映画の嘘は、同じに思えます。
変えてしまわないとね、みなさんに受け入れてもらえないんだと思います。
根本は、映画にしても結局は世間の差別を乗り切るためにはいたしかたない変更だと思います。
そのうえ、両方とも、個人的な願望の要素がでているのと、
監督は、事件に対して思い込みもあるかなーと思う。
母親のうそ
『事件発覚後、彼女が周囲についていた嘘もいっしょに暴かれたが、それは悲しいと言ってもいいものばかりである。いわく、
「わたしは慶応大学を出て、いまは三越の外商部に勤務しています」。
「亡くなった夫は外交官でした」。
「息子は立教中学に通っています」等々……。』
映画のうそ
「親も教育もありませんでしたが、子供は、なんとアパート内で、清く正しく美しい精神に育まれていました。」
「そのうち明君には友達が二人でき、部屋が占領されたりしましたが、一時的でした。
彼等のほうからアパートに寄り付かなくなりました。」
「三女は殺されてはいません。自らいすから落ちました。」
ただ、映画では土の中に埋めるのを理解し手伝ってくれるひとがいてよかったね、明君。
大仕事だったでしょうね。
>>540 現実の事件といっても、その現実性と映画のレベルと、
あなたにとってそんなに大きな違いはあるの?
現実の事件とも、マスコミを接点にしてしか出会ってないでしょ?
この映画をどこかのスクリーンで見ることと、そんなに差があるのかな。
所詮、誰かが編集した映像だったり、記事だったり、二次情報に過ぎないんで、
にも関わらず、高らかに「現実の事件」とか総括できちゃうところが怖くないか?
実際の事件であなたが感じたリアルさの根拠を問い詰めていけば、
子どもを虐待するのは悪だとか、子どもは可愛いとか、
そんな陳腐な一般論にしか辿り着けないんだよね。
そして、監督はそこをしっかりと意識して、子どものピュアさを主役にしたと。
予定調和でよかったね、って思うけど、あなたは違うのかな?
545 :
名無シネマ@上映中:04/09/23 01:09:26 ID:ihHzOKRZ
妹が死んだあと、主人公が薬屋から万引きしたのって、なに?
なんで万引きしたのかもわからない。
>>545 あの時点ではまだ死んでなかった。万引きしたのは「熱さまシート」のような類。見当違いな薬。
上の方にそのコメントあり。万引きしたのはもちろん妹を助けるため。薬を買いたくても
お金がなかった。
>変えてしまわないとね、みなさんに受け入れてもらえないんだと
観客に受け入れてもらうために操作したとは思わないが。
548 :
名無シネマ@上映中:04/09/23 01:35:19 ID:A+iShUk9
>>545 不良な友達にそそのかされても万引きを拒否してたけど、妹が死にそうになって
やむにやまれず必死の思いで初めて万引きしたってことでしょ。
自分はここと、その後の母親に思い切って電話しようとして母親が出る前に
最後の十円玉が無くなって電話が切れてしまったとこで、泣きはしなくても
胸が締め付けられていたたまれなくなりました。
そこで明君が、電話にゴンゴン頭ぶつけてるとこが、後ろからの引きショットだったり
妹を埋めた後、「冷たくなってるのを気持ち悪いって思った・・・それがなんか・・・それがなんか・・・」って
つぶやいて、同行の家出お姉ちゃんに手を握られてるとこも、手のアップで顔は
撮さないし、でもたぶんどっちも泣いてるか苦痛に顔をゆがめてるかしてるはずで
そういう苦しみや不幸を直接的に撮さないってとこがキモなんだろうね、この映画。
>>544 >現実の事件といっても、その現実性と映画のレベルと、
>あなたにとってそんなに大きな違いはあるの?
あるよ。虐待死が事故死になった。
なぜ虐待死という結果になったのか、それがこの事件の背景だから。
>現実の事件とも、マスコミを接点にしてしか出会ってないでしょ?
だから何?って思いました。
>この映画をどこかのスクリーンで見ることと、そんなに差があるのかな。
あるよ。
>所詮、誰かが編集した映像だったり、記事だったり、二次情報に過ぎないんで、
報道と映画は違うよ。
>にも関わらず、高らかに「現実の事件」とか総括できちゃうところが怖くないか?
高らかに〜とか、君が俺に対して苛立ちを感じてるように思う。
何がなんでも君と同じ感想を持たないといけないでしょうか。
というか、君のレス全部が不自然です。
ムキになって俺を「この映画かなしいね、いいよね」って方向に
振り向かせないでいいですから。
演出の面で評価はしてます。だけど事件と結び付けての感想が許されないなら、
こんな映画撮らなきゃ良いです。
事件に触れられると、映画に対する自分の感想が逆撫でされるんですか?
なんか乱文ですいませんね。非常に水掛け論というか、
分かり合えない前提での会話って苦手なんですよ。
ていうか、今まで読んでると、どこまでいっても分かり合えない前提の会話にしかならないと思う。
会話にもならないか。
>最後の十円玉が無くなって電話が切れてしまったとこで、〜そこで明君が、
>電話にゴンゴン頭ぶつけてるとこが、後ろからの引きショットだったり
僕はここは公衆電話の上の明るい窓との対比を見せてるんじゃないかと思いました。
要するに、マッチ売りの少女のような。窓の中に見える明るい幸せな家庭と、絶望する明。
深読みしすぎかな?
ていうか、
>>570など見れば、肯定派の正体が分かったようなきがする。
もちろんそれだけではないんだけど、これまでの流れからして、
早い話が、共有する必要ないと思ったというか、共有したくない、
共有できるような感性なくて幸いだったとの結論が見えた。
ごめん。
>>570じゃないし、
>>470じゃないよ。間違い。
寝ぼけて分かんなくなった。やっぱリンクやめよっと。
556 :
名無シネマ@上映中:04/09/23 04:56:26 ID:CfG8EvJC
実際の事件をそのまま映画化したら不快感きわまりないものになっていたんだろうな
監督はこのフィクションをきっかけにネットなどで
過去の実際の事件を掘り起こそうとする人を前提に考えて作ったのでは、と思いました。
558 :
名無シネマ@上映中:04/09/23 07:51:32 ID:j/tqX41K
544の「現実の事件とも、マスコミを接点にしてしか出会ってないでしょ?」
禿同!報道にも主観の入り込む危険性がある。とくにワイドショー化してる
最近の報道には・・・
是枝監督が何故16年近く待ったのかな・・誰かを悪者にしてスッキリ
してしまいたくないんだろう 16年前のマスコミ、それを鵜呑みにした
視聴者のように・・・
559 :
名無シネマ@上映中:04/09/23 09:49:27 ID:eqTTa2RL
誰かを悪者にすると
映画を見ている人が他人事ととらえてしまうからと言っていたね
「母親が悪いから子供がああなるんだ」みたいに
ではなくて映画の中にあなたも居ますよと言ってたから
子供たちの周りに居る大人の誰かが自分に置き換えて考える事ができるように
作ってあるといっていたね
一見いい人だけど誰も助けない大人たち
映画を見た見た人に自分の事のように考えて欲しいのではないかな
他人事ではなく
560 :
名無シネマ@上映中:04/09/23 09:55:02 ID:GAQ8NTLK
誰も知らない夜明けが明けた時・・
頭痛が痛い・・!?
しかし、異様に長文好きが集まるスレだな
女子高生は川に何投げてんだ
563 :
名無シネマ@上映中:04/09/23 12:43:31 ID:xF3BUefh
是枝監督は実際の事件にきっかけを得て「映画」を撮ったんでしょ?
で、観客としては、「映画」がきっかけで何かを感じたり考えたりする。
そこで関心が、「自分のこと」に向かうか「事件のこと」(「自分」をとりまく、事件の背景)に向かうか、
その方向性が異なっていれば、会話は成り立たなくて当然。
この映画の事件の描き方に疑問を抱いて
事件の背景に関心をもったのなら
自分でいろいろ調べてHPでも作れば?
ここでえんえん噛み合わない議論をしてるより
その方が有意義
ここは擁護派も否定派も自由に書いてOKだよね?なのに否定派が書き込むとすぐ擁護派が反論、の繰り返し。誰も知らないに感動したスレ~とかたてれば映画の感動だけを語れるしそこに否定派が来たら叩いていいんじゃない?
>>564 この事件を褒めたたえたいなら自分でサイトでも作れや。
567 :
566:04/09/23 13:39:47 ID:VylYvwB6
間違えた。
事件じゃなくて映画だ。
>ここでえんえん噛み合わない議論
を仕掛けてくるのはお前等だぞ。
コッチはコッチで、まともに返答してんのに。
反論に荒らしで返すようなハマり方してる奴こそ
専用のHPを作って馴れ合ってくれないか。
つーか、釣りと思われる擁護派のレスはスルーでいいか。
返しても流しても叩いてくるんだろうけど。
その代わり、気に食わなければ擁護派にもスルーして頂こう。
双方、他意なく話し合えるな、と思った相手のみで。
この映画に関しては、擁護するスレと否定するスレを分けたほうがよかったりw 擁護派は映画に感動しすぎてるから、否定する人が許せないんだし
人を苛立たせるコメントの特長:
1、一般論を並べる
2、相手を否定する又は嘲る ですね。あくまで「自分は〜」で話をすれば誰も噛み付かないし、
もしそれで噛み付いてきたら後は自分でなく相手の問題。
従ってそれに付き合う必要なし。
自分は、理解できないけど
事件の背景といって、虐待死という事実にこだわる人は
怒りをぶつける相手(悪者)が欲しいのかな。
>>570 つーか、否定派が単に自分の好みに合わなかったと言えばいいのに
事件を歪めて描いているのがいけない、事件の当事者の気持ちになって許せない
なんて、自分だってこの映画を見るまでろくに事件に関心がなかった人間のくせして
正義漢ぶったことを言うから話がややっこしくなるのでは。
>>542 とか
>>569 に私も同意だな〜
あくまで事件を描いている映画なんだと思う人と、
そうではないという人で絶対に表かが異なると思う。
でも、監督自身の意図としては、後者だと思う。
だからこそ現代的なことに置き換えたんだし、母親も鬼母じゃないし
妹の死もいつだってどこにだってありそうな事故におきかえて。
映画では「じゃあどうすればこういう子供達をなくせるか」という答え
なんか出そうとしてないしね。あくまで自分で考えさせてる。
いろんな状況の人がいろんな「自分の場合」にあてはめることができる。
でも、事件を描いてほしかった、事件を映画で描くことによって
どうすればああいう事件を減らせるのかという何か教訓(答え)を
得たかった人には、絶対に不満だと思う。
577 :
名無シネマ@上映中:04/09/23 20:44:57 ID:j/tqX41K
事件を忠実に描写することで、こういった事件を減らせるほど
簡単な事件じゃないだろう
唯、自分的に子供を見る目が少し変わった
大人になる過程じゃなく、子供時期に感じたこと経験したことが
核になるんだろうと・・子供だからわからないだろうと思うのは
大人の奢りで、子供じゃなきゃわからないこともあるのかもな
578 :
名無シネマ@上映中:04/09/23 20:53:50 ID:puZJHCUz
>>576 >どうすればああいう事件を減らせるのかという何か教訓(答え)を得たかった
そういうのを日本語で「八百屋で魚を求める」って言うんだよ。
>>535が批判されているけど
>レクイエムスクリーンの中では、
って但し書きを理解できてる?
批判派は自分の理解できない部分を…
まぁやめとこうか。
すんません。
>>576で
>>542とか
>>569と書いたのは間違いで
>>542 とか
>>563 に訂正。
>>578 うん。自分はここで言えば「肯定派」の方ですよ。
たぶん事件と較べて甘いという意見のある人は、何が足りなかったか
と言えば、この事件に見る教訓のような気がするんだよね。
事件と直結させてないこの映画では、もちろんそんな物は得られないわけで。
映画見て寝ちゃった・・・もう疲れてて疲れてて
ストーリーが淡々として気持ち良くなりました。
とりあえず、サンタっているよねって笑顔を見せてたり、元旦の朝にコンビにの入り口前で
お年玉袋とか買ってどうしようってきょろきょろしてた明の気持を想像してみてくれや。
一生一緒にいてくれや
みてくれや才能も全部含めて
愛を持って俺を見てくれや
俺ーをしーんじーなさーい!!
お母さんが帰ってきたときに、下の子たちはただ喜んでるんだけど、
明はそれを一歩引いた位置から見て満足そうにしてるのが辛かった。
明はちゃんと子どもでいられない立場なんだなと思って胸が痛んだ。
だから、ゆきちゃんが死んだとき野球してた明を悪いとはとても言えない・・・
これからもっと子どもをよく見てあげよう(「あげよう」という表現すらおこがましい)
と感じた。
事件記事(といってもあのHPの記述だけだけど)を読むと「〜は許せない」というネガティブな気持が湧いてくる。
映画を見ると
>>585のように「〜しよう」というポジティブな気持が湧いてくる。
(否定派を煽る気持はないので、そこのところよろしくね♪)
>>585 明と京子はどちらかというと割り切れない、憮然とした表情だったと思ったけど・・・
今頃帰ってきてなんだよ、みたいな。
特に京子は、そういう母の不誠実さとそれでも母を慕いたい気持ち
(こぼしたマニキュアの跡とか母の着物とか)との葛藤で、押し入れに引きこもるほど
傷んでたんでしょう。
最後まで一番笑顔の少ないのが京子だったしね。
でもお年玉がウソだとわかってからは押し入れにこもらなくなったと思ったけど。
序盤、YOUが寝ていたときに、ちょろっと涙を流して、それを明が見てるシーンがあるが
あれは何を伝えていたんよ?
無防備に寝ているときにふと流した涙に 普段は明るく
振舞ってる母親の心の一部(寂しさとか辛さとか)を見せた
あれがあるから「お母さんは幸せになっちゃいけないの!?」の
シーンで、子供相手に無茶なと思いつつも
全部否定できない気持ちになる。
手放しで感動できない。子供達やYOUらの演技は良かったのがだが、
ホンワカとその世界に入り込んだ分、救われてしまい拍子抜けした。
感動と現実は等価じゃないので、この映画の「いいなぁ」と感じた部分に
どうしても良心の呵責が起こるんだ。
(良心ておこがましいか?そんなコト言うのは日本人くらいだが。)
監督は事件の概要が、こうであれば気持ち的に救われたのだろうね。
その気持ちは最後まで共感出来なかった。ズレを感じた。
生きてる人達だけで、なに勝手なコトやってるんだろうと首を捻った。
「現実はこんなもんじゃないぞっ!」と思わせたら、もう無理。
最後まで騙し通せる内容ではなかった。
しっかし日常風景の描写はとんでもなく魅力的だったな・・
591 :
588:04/09/24 01:20:15 ID:y1cyCTV0
592 :
名無シネマ@上映中:04/09/24 01:50:53 ID:ldUhNfpe
今日神戸であった監督のトークショー目当てに二回目だけど見てきました。
トークショーは質疑応答の形式で、
いろいろ疑問に思ってたことがかなり納得できたので大満足でした。
例えば、映画の中でゆきを死なせた意図とか、母親が泣いてるシーンとか、
なぜ母親が悪者に描かれてないかとか。
他にもいろいろ語ってました。
印象に残ったのが、「優弥には悪いけど長女役の子は天才!」って言ってたことです。
あーなんか眠くて文章おかしくてごめんなさい。
594 :
名無シネマ@上映中:04/09/24 02:53:22 ID:JnNwnZpz
地方のシネコンに期待せず見に行ったら、予想外に人が多くて驚いた
女性客のほうが多かった
そんなに話題の映画だったのか?
無垢な子ども、いたいけな子どものお話というだけで、
女性は食いつくと思う。
良心の呵責という言葉が出たけど、見た人間が映画館で適度に気持ち良くなり、
そのまま普通に日常に帰ることを許さず、見る前見た後で何かを変えてしまい、
えんえんと日常にもついてまわるものをもたらしたってだけで、
監督の意図にはまってると思う。
監督の手のうちにはいったみたいで苛々する気持ちと良心の呵責、
どこがリンクしてるよね。
597 :
590:04/09/24 09:22:02 ID:uaTQpg1o
>>596 俺は、その意図が残念っていうのしかない。
リアルに再現して欲しいんじゃなくて、
「あ〜っいい奴らの話にされてる〜っ」っていう・・
これじゃ殺された子が可哀想だ、って意見を読んだけど同意だ。
一緒に観た女の子も何か違うって言ってて、
結局、殺された場面をああしてしまうのって卑怯だ、と。
事件を思い起こさせたから成功と言ってしまうと、
全ての実話を元にした映画が成功してしまう。
でも
>>596の意見は大筋で同意してしまうもんがあるが、
リンクしてると言われたら少し逸れたかな。
個人的には、これを事件とは関係の無いものとして無知に観たかったなぁ。
監督とは演出や子供像についてゆっくりと話してみたいもんだ。
>>596 分かるな、その気持ち。
自分なんて観てからもう2週間にもなるのに今だに明のこと考えてる。
今どんな風に生きてるのかなって。
フラッシュバックに真夏の暑さとビーチサンダルの音。
観る前と観た後、確かに自分の中の何かが変わった
2回目観たいけど、怖いような…自分がどうなってしまうのか…
R指定した方がいいかも
599 :
596:04/09/24 11:03:08 ID:RJDkDbLL
>>597 自分は、ここでいう擁護派・批判派からすると、批判派なんだよ。
一般論として、モデル作品の難しさみたいなのもあるだろ?
でも、結局腑に落ちないとかどうなんだろうとか、あれこれ考えてる点で、
すでにやられてるなって気がして、あれこれ苛立つ気分の源はなんだろうと
ますます考え、思いっきりループしてる訳(w。
これはもう、好き嫌いは置いといて素直に降参というか、負けました
って感じ。
あとはもう、くさい言い方だけど個人の美意識や主義の問題かな。
作品のよしあしじゃなく、受け手の問題だと思う。
600 :
596:04/09/24 11:13:07 ID:RJDkDbLL
>>598 自分だったら、一期一会にしとく。
何回もみた人をどうこういうつもりは全くないんだけど、
この作品に限って、何度もみて何かが麻痺しててしまうのは
違うような気がするんだよ。
変な話、不謹慎だろうみたいな感覚がどうしてもついてまわる。
でも、何度もみてもいいかも知れない。
何かに取り憑かれるってこと、あるしね。
力のある映画には悪魔的な魅力があるもんだし。
601 :
597:04/09/24 11:21:20 ID:uaTQpg1o
>>599 俺は擁護派・批判派で言えば、
演出に評価するべき点が多いので作品としては好きだし、
正直どっちに属してるとかは無いなぁ。
好きだけどアソコは許せない、みたいな感じだね。
ところで
>>599は、この作品のどんな所を批判しているの?
602 :
601:04/09/24 11:24:15 ID:uaTQpg1o
あ、
>>600を読んでなんととなく分かったや。
たぶん似たような事を感じているのかもね。
603 :
名無シネマ@上映中:04/09/24 12:08:58 ID:xFzesY+4
本当に見る人の先入観や体験に影響される作品みたいだ
自分も日常生活にリピートがないのと同じように
この映画も一度限りにしておこうかな
重箱の隅つっつくような見方するより しばらくこの不消化な
部分と折り合っていこうと思う
後半、さきちゃんが兄弟たちに加わってから、
京子が生理になりやしないかとひやひやしながら見てました。
(ああ、さきちゃんがいてよかったねぇ、と)早合点でした・・・
だいたいこんな流れ。
事件を知らずに映画をみたとき感じたものは
「愛」が半分で、「何かおかしい」が半分でした。
事件を知ったときに感じたものは
「嫌だ」が7割で、「愛」が3割に減りました。
でも、報道だけが材料だったら、
「嫌だ」が9、5割で、「想像による愛」が0、5割で
長女の証言から
「嫌だ」が8割で「想像による愛」が2割、ぐらいだったかな、と思います。
>>502の「作品の中にあなたもいるよ」というのは、自分の場合、まさに、
映画鑑賞後、「何かおかしい」と思っていたところが判明すると同時に、
その事件の事実を「嫌だ」と思い、映画のようなストーリーでなければ
「愛」せない、と感じている自分に直面させられたことでした。
しかし、頭で考えれば、置き去りにされている子供もまた、
普通の幸せな瞬間というものが、こちらが思っているよりも多々あるのではないか、
と思いました。そう思ったのはたしかに映画からの影響です。
でも、そのために話の要まで変えてしまうのは身勝手なように思いましたねえ。
監督は意図的に「嫌だ」と感じさせる要因を、
すべて魚の大骨小骨を抜くように口あたりよくしてしまっていると思います。
いちばん感情移入できたのは大家(犬を抱いた妻のほう)でした。
「家賃の事ではなしがあるんだけどお母さんいる?」のあと、
首をかしげて様子がおかしいと思いながら帰るとこでした。
その晩にでも、主人に「あの部屋、様子がへんだった」と言い出し、
主人が「そういえば、お母さん見かけないね」などと言うと思います。
ばれるのも時間の問題だと思いました。
でも、自分はこのスレが好きだ。
ここに書き込んでる人のことも好きだよ。
だから何?って感じだけど、この映画を見て色々考えてる人って、
基本的にいい人だなと感じてる。
結婚しよう。
611 :
名無シネマ@上映中:04/09/24 19:41:25 ID:sWhFTOic
今日見てきたが、正直
柳楽よりも次男の演技の方が
すごいと思った。
昨日見てきて今ざっとこのスレ読んだんだけど、自分的には
>>533の
>自分は、妹の、お兄ちゃんはごはんをちゃんと食べさせてくれたから好き
>だったという証言は、兄が不良の友達と一緒になって一番下の妹を死に
>至らしめたという事実があってもなおでてきた発言ということで意味が
>あるんだと思ってるんだよなあ。
というのが一番近い心境。そんなどうしようもない状況の中でも
生まれている信頼をどう描くかというのを期待していったので、
あてがはずれた。
演出についても、非常にTV的な、見せたいものを分かりやすく
そのまんま見せてるだけという感じで(テロップ出してないだけ
マシではあるが)まったく行間とか余韻とかを感じられず、正直
薄いなあと思った。
ただ、それは自分がもっと濃密な、極限状態における人間の葛藤
みたいなのが描かれることを期待したからそうだったのだと思う。
航空機が墜落して人肉を食べて生き残った事件を描いた「生きて
こそ」で描かれた、事実としての重みが訴える、人としての尊厳
とは?というようなテーマを期待していたので、悪かったんだ。
ネットの感想とか見てると、事前に事件の概要を知らずに行った
人は素直に感動してるみたいだね。自分も知らずにいけばもう少
しポジティブな評価ができたんじゃないかと残念に思う。
613 :
名無シネマ@上映中:04/09/24 20:16:27 ID:xFzesY+4
>608 確か実際にも大家の通報でわかったんだよね。
大家夫妻も年齢的にアンバランスで微妙な感じだしてた。
>611 自分も飛影くん伸び伸びとしていて自然でいい子だと思った。
子供ってあんな風に活き活きした瞳をもってるもんなんだろうね。
いじらしいシーンがたくさんあった。
邦画って子供を主人公にした作品って少ないね。
飛影くん主役の映画キボンヌ
614 :
名無シネマ@上映中:04/09/24 20:30:19 ID:+L4q3tBc
なんでさきちゃんは金持ちなのに助けなかったの?
>ネットの感想とか見てると、事前に事件の概要を知らずに行った
>人は素直に感動してるみたいだね。
いやあー、映画にはかなり当惑させられています。
当面、事件が題材にされたものには触れたくない心境です。
事実が知れわたり、全くの部外者に晒され、感じられたり考えられたりすることで、
破壊している側面があるのではないかと思った。
自分が三女なら、もしかして、掘り起こされずにただ静かに眠らせてほしいと思うのではないかと。
身内からの供養は別として。
だれしらスレ
私は事件知ってから行ったよ。そして見て良いと好評価。
だからより知りたいと思ってパンフレット買って、監督の意図にも触れて
一安心といったところかね。
とにかく事件を暴くとか晒すとかこれで事件の被害者を哀れんでくれ
犯罪者を責めてくれというような変な使命感を持って作られたわけで
はないこともわかったし。(そうであったら私は絶対に評価下げてた)
さんざ言われてるけど、見る人が期待した物によっても評価が違うでしょ。
でも、私たちだって部屋の外の人間なんだよ。
部屋の中の「日常」なんて知らないのさ。
それこそ、事件の概要を書いたホームページとかくらいでしか事件を
知らない。
その事件だって、この映画があったからこそ知った人が多いわけでしょ。
当時の世論もマスコミも世相も肌で感じることなく、子供達に実際会ったわけでもなく。
こんな感じ?
批判派
映画とは言え事実を元にしてるだろ。
事実を軽んじるなら10割フィクションを撮れ。
ぐゎばばば!許せ〜んっっ!!晒す!
擁護派
第三者なら他人の事情にクチ出すな。
あたぃの涙にケチつけず黙って誉めてればいいんだ。
ヤギラくんカワイソ〜ぶひ〜。
擁護派の人は批判派に話し掛けない方が良いんじゃない?
重んじてる部分がハナから違うみたいよ?
どうしても話し掛けたいなら、俺のレスみたいに故意に
蔑む意図を含んだ書き方はしないように。
作品支持者の“品”が問われますよっと。
そこまで極端な人はいないのでは
そう言ってるようにしか見えないレス多いよ?
単純に作品の感想言ってる人以外はね。←こういう人は擁護派に入らないと思う。
ざっとスレの流れを読んでみると、
批判派がいかに不遜であるかを誇張したり、
批判派に対して「死にますように」と書き込んだり。
映画の登場人物に「カワイソ〜(;_;)」と感情移入しといて
外ではこんな事を書いてるわけですよ。
そりゃーもう、おまえ映画の何に感動したんだ!?
って話になるわけです。
ところで俺は、そういう一部のマニア姉さん達に釣られてますか?
>>621 つられてると思う。
ていうか、登場人物に「かわいそ〜」といってる人って
そんなにいるかな?
かえって作品に好評価な人は、そういえる人って少ない
ような気がするんだけど…
逆に事実を元にしてるはずなのに…という人は、映画は
被害者を侮辱してて「被害者かわいそう」と言っている
ことになるのではないかと思うのだけど。
>>621 もう何度も言われていると思うが、
単純に作品の感想書けば。
長文やめなよ。
624 :
名無シネマ@上映中:04/09/24 23:33:26 ID:VMFjCa63
ネット上にあった監督インタビューの英語記事で、
「日本の観客は実際の事件にこだわりがちで、
海外の観客は純粋に“作品”として見る傾向にある」
とあった。
日本でもリアルタイムで事件を知らない(覚えてない)世代は
ほとんどこだわらないんじゃないかなぁと俺は思ったんだけど、
ここに来てビックリした。激しくこだわる人、かなりいるね。
しかし「海外の観客」と言っても正確には「カンヌの観客」だから、
「映画祭に行くような観客は純粋に“作品”として見る」とも
言えるのかもしれない。
625 :
名無シネマ@上映中:04/09/24 23:41:53 ID:xhn0uCGU
このスレに書いていると正直言って高卒相手に会話しているようないらつきを覚えるよ。
映画をきっかけにして知った事件に対し
自分の中に芽生えた正義感を出す場所がなくて
この映画にその吐き出し場所を求めてた人もいるのかもしれない。
ところが、映画はそんな正義感をかわし、かえって己と、己の身の
回りのことを考えさせるものだった。
迷宮に入った彼らはいよいよぶつける場所がない。
そのぶつけどころのないものは、社会の中の別のことに向かうといいのかもしれないが。
>>622 やっぱそうか。
>>623 おまぃも書け。携帯じゃあるまいし長文くらい気にすんな。飛べ。
>>624 海外の映画祭でサイン責めに合う映画監督いるけど、地元の映画学校の
生徒達って誰にでも群がるんだよね、特にインディーズ系に。
>>625 ずばり高卒。ところで大卒にこそ幼稚な人が多い気がするのは、
一部のバカボンボンに釣られてますか?
>>626 映画をキッカケに事件を知ったのは、おまぃだと思われ。
今日やっと観れた。
「誰も知らない」ではなくて、誰も知らなくはないんだね。
コンビニの店員とか変なところに感情移入してしまった。
コンビニの女は子供達の環境を知ってアドバイスしてたし、
男の方は売れ残りのおにぎりを上げたりしてた。
食べ物をあげたりしてあの生活を続けさせるよりも、通報とかして
あげたほうが良かったのではと思ってしまう。
結果として四人がバラバラになることより悲しいこと(妹の死)が
起きてしまっただけに。
色々な虐待事件もほんとは「誰も知らない」わけじゃないんだろうな。
630 :
名無シネマ@上映中:04/09/25 00:03:36 ID:GAIFZlQo
だって栃木の事件だって、近所もガソリンスタンドの店員も知ってたのに
兄弟は死んでしまったじゃないか。
実際の報道でも、「いつも怒鳴り声や泣き声が聞こえてました」
とか言う近所のひともいるし。子どもらは皆に殺されるんだよ。
と思うと、自分の生活も怖くなるな。周りにどんな家族が住んでるやら。
とりあえず
>>619が美味しんぼ読者だということはよく分かった。
>おまぃも書け。携帯じゃあるまいし長文くらい気にすんな。飛べ。
長文ヲタが開き直りますタ
迷惑なのが何度言ってもわかってくれません
勝手にあばれているがご自慢の正義感は棚上げ貝
さっきはじめて観てきました。
もっと泣ける映画なんじゃないかという思いがあったんですが、
実際は、淡々とストーリーが展開していくので泣き所がなかった。
かといってつまんないわけではなく、自然と話に引き込まれる様な、
そんな気がしました。
はでさはないですが、間違いなく人に薦められる作品ですね。
634 :
592:04/09/25 01:19:43 ID:L+kqjwuO
>>593 亀レスでごめんなさい。
詳しい話は忘れた部分も多いんだけど、実際の事件と映画の関係については、
「子供4人が閉ざされたアパートの中で半年間生活していた、ということと、
結末の一部(妹の死)だけをモチーフにしたのであって他の部分は自分の想像と
自分自身の子供時代の体験を基に作っているので、この映画ともとの事件を比べたがる人が
すごく多くてびっくりした」って言ってました。
あと、ネットで事件のこと調べる人が多いけど、結構偏った情報が多いので、
あまり鵜呑みにしないほうがいいとも言ってました。
あと、お母さんを悪者に描かなかったのはパンフに書かれてた理由が大きいけど、
もう一つの理由はできるだけ子供からの視点で撮っているからだそうです。
大人から見たらどうしようもない母親でしかないが、
そんな母親でも子供たちには愛しい母親だから、嫌な母親としては描かれてないそうです。
あと、監督は意図的になんかすっきりしない、消化不良のまま観客に帰ってもらうように
映画を作ったそうです。質疑応答でも余計わからなくなるように答えてるそうです。
あと、母親の泣くシーンは自分の体験談だったとか、ダウンタウンのまっちゃんに
「監督は貧乏だったのでは?」と書かれた事について
「ホントに川の字で寝てたけど親がこの記事見たら怒るだろうな」って言ってたり、
ホントに長い間いろいろ話してくれました。
長々と書いた割にはどれも既出な内容で申し訳ないですが、これからもトークショー各地で
やるっぽいので暇があれば行ってみるのも良いと思います。
ちなみに監督は一人一人にサインと握手をしてくださる非常に親切な人でした。
635 :
名無シネマ@上映中:04/09/25 01:27:33 ID:KISvZ4up
今さらだけど誰も言わないんで言ってみるが
監督は良い顔してるよね
顔の造りって意味じゃなくて
もちろん不細工ではないけどね
初めて見た時優しそうで穏やかな良い顔してるなぁとオモタヨ
>>635 同感。
でも、最初に思ったのは、
「40過ぎてんのに、髪フサだなぁ〜」だった・・・・・_| ̄|○
だって、質も量も・・・・ああスマソ
こういう限られた時間の中で、事件を忠実に描く事に専念してしまったら
他のもの(主にこの映画で描きたかった事)が描けなくなってしまう。
無理矢理両方入れようとすると、中途半端なダイジェストか
四時間くらいの長ーい映画になってしまうと思う。
監督は、思いきって片方に絞り込んだ。
私はそのやり方はいいと思うし、作品も好き。
あとは好みの問題かなあ。
あの尺、あの展開なら、
事件の事も十分描けたと思う。
エンコー少女とか余計だったし。
取って付けた感は凄い強かった。
ま、事件については敢えて
描かなかっただけか。
悲惨は描きたくなかったのだろう。
うーん、自分、物語をつくる仕事をしてるけど
気持ちの連続と作品の方向性ってけっこう重要だと思う。
あの尺で事件を忠実に入れてしまったら、明の気持ちの
処理がどうにも収まらなかったと思うし、あのテーマは
無理だったと思うなあ。
冗長に見えて結構隙がないつくりになってるんだよね
内面の展開が。
自分も物語や構成の仕事をしてるけど、
普通に可能だと思ったなぁ。
明の気持ちに後処理なんていらなくて、
忠実に再現というより、まぁ出来事として
観客に重々しくのしかかる終わり方が
出来たはずだし、てっきりそういう作品だと
思って観に行った。
単に監督がそっちに行かなかっただけだと思う。
事件からいくつか素材を拝借して撮った感じ。
だから本当は限り無く事件とは無縁な映画なんだな。
俺にしてみれば。
>>627 たしかに映画を見る能力と学歴は関係ないような気がする
この手のミニシアター系を見慣れているかどうかの違いはあるかもしれないが
>>638 >エンコー少女とか余計だったし。
パンフレット読んでないのか?
事件を元に15年かかって撮ったってよく耳に入ってたから比べる人が多いのは仕方ないのかな。あと外人より日本人の方が事件気にするってのは同じ国内の事件だって事もあるかも?もし海外の事件がモチーフの海外の映画でもやっぱ日本人は元事件にこだわる人種なんかな…ワカラン
ドキュメンタリータッチにしあがってるのがネックだと思う。
小説の映画化の場合にも原作と違うことはよくある話なのに
今回はフィクションとして見過ごせない人たちがいるんだろう。
スレにも明たちがいまどうしているのか〜とか書いてる人いるけど、
カンヌで賞もらってきたよ〜って言いたくなる。
こういう混乱を一度しておけば、臨機応変なみかたができるのかも
モデル映画として・も・「売りたい」が興行的にあったんだろうな。
過去の悲惨な事件、その真相はこう!的な、いかにもワイドショーなのぞき趣味で
興味を引き、映画館に来てももらいたいって奴。
監督としてはそんなこと関係ないんだろうけど、興行としてはアリだろうな。
正直モデルとなった事件なんて覚えてないし、あえてネットで探して知りたいとも
思わないな。とどのつまりは外から観賞する悲惨だろ?完全な他人事なんだよ。
事件の印象が強烈だった人にとって、この映画は許せないところがあるのかも
知れないけど、そんなのごく一部だと思う。
それにしてもこの映画をきっかけに事件を知ったり、思い出したり、調べたり、
ことさら事件について語ったりする必要が、漏れ的にはまったくわからない。
将来検察庁に行きたいとか児童福祉の仕事したいとかなら事例として知っておきた
いんだろうと思うが、映画の感想語るために事件を持ちだす人間は謎。
>>646 >>将来検察庁に行きたいとか児童福祉の仕事したいとかなら事例として知っておきた
いんだろうと思うが、映画の感想語るために事件を持ちだす人間は謎。
そうかなあ。そんなに謎とも思えないが。
この映画なら当然、これはリアリズムのものか、それとも監督の空想のものなのかというところに
に興味がいくと思うけど。
もともと事件のことを知らなくても、この映画を見れば
何か、おかしいなあと思うのでは。
こんな子供を置き去りにするような母親にしては優しすぎる
(はっきりいってこの映画の母親だったらここまでひどいことにはならないのでは
ないか?)、
あとこうした状況で長男が切れずに優等生でいるのも変な気がするし。
自分は事件のことを知らなかったが、どうもこの作品にリアリティを感じなくて
あとで事件のことを詳しく知って、やはり事実と違うものだったのかと納得した。
それであまりいい作品だと思っていなかったのだが、
でもこのスレを読むと、そのように事実と違って描いたところに監督の意図が
あったらしい。
634の書き込みように、わざわざ、「すっきりしない、消化不良のまま観客に帰ってもらうように」
映画をつくるというこの監督の意図だというなら、この映画を楽しめなかったのも
仕方がないのかなというしかない。
まあ、個人的には楽しめなかったが、いろいろ考えさせるという意味では見て損はしない映画かもしれない
が。
>>644 だから、事件のこと、事実通りに描いているかどうかが気になってしまうのは、
この映画の描かれ方にリアリティを感じないからだと思う。
でも、リアリティを感じた人もいるようなので、リアリティを感じるかどうかは
人によって違うのかな。
長い 長いよ
裳前の書いてる事は何十回もスレに書いてあるよ
過去レス嫁!
649も過去レス嫁
>>650 それは別の人が書いたものなんだから仕方がないのでは
>>648 君の意見はつまらんのよ。やっぱ、自然主義しかないのかね、日本的なもんは。
リアリズムってなんだ? 事実はすべてリアルなのか?
たとえば、911の世界貿易センターに突っ込む旅客機はリアルだったか?
事件の当事者に周到にインタビューして、事件が起きるまで・その後を事実通りに
浚う、今流行りの再現ドラマならリアルでよろしいということなのか?
映画なんてほとんど監督の妄想だろう。
その妄想に対し、リアリティを感じる感じないは受け手によって違う。
リアルじゃないと思っても感動することもあり、リアルでも退屈することがある。
リアルじゃないのは事実と違うからだ、なんて短絡的な見方でどうするよ。
あと、ついでに事件のことをリアルと感じるか否かも、どうでもいいよ。
自分とは無関係に1過去たまたま起きた事件の一つで、その事件をどうしても
リアルに追体験しないといけないいわれもないんだからな。
この映画のスレでまったく事件に触れないのも不自然だろ。
事件に関する議論すら起こらないようじゃ、それこそ監督の
意図に反するのではないか。ヲタな閉め出しヤメレ。
>>653 >映画なんてほとんど監督の妄想だろう
でも映画にもいろいろ、あるのでは
別にスパイダーマンを見て事実と違うから変だとは思わない
やっぱりスパイダーマンとは違うでしょう、この映画は
>>654 >事件に関する議論すら起こらないようじゃ、それこそ監督の
意図に反するのではないか。ヲタな閉め出しヤメレ。
反しない、反しない(藁
反するようだったら冒頭にあんなテロップ入れない
映画はある意味事件を超えている
監督が振り向いて欲しかったのは「あの事件の子供たち」ではなく
「自分たちの身近にいるかも知れない子供たち」だろう
ということで事件自体にこだわり続けるなら
事件スレの方がいいんじゃないかとおいらも思う
このスレにこだわる理由もないでしょ
冒頭のテロップって何だっけ?
正直、長過ぎて細かいとこ覚えてない。
言いたいことがあまり無いなら、もっと短くまとめて欲しい。
>>656 見た人が監督の意図の通りに受け取るとは限らない。
見た人が違うように受け取るのも自由。
それもこの映画の感想にほかならないのでは。
別に映画誉めてる人には文句つけないじゃん。批判派は。
なんで擁護派は、そんなに食い付いてくるの。
自分の感動は皆が共有すべきものだとでも思ってるんかい?
そこまで尊かないよ、あなた達の感受性なんて。
テロップがどんなだったか覚えてないが、「事件を描いたけど
事件には触れないで」が意図なら、こんな馬鹿な話ないだろさ。
“感動”に“事実”が勝ってしまった人達が、その作品のスレで
疑問を語って何が悪いのか。
そこまで人間を限定したいならファンサイトでも作って語ってくれ。
ある初老の俳優が以前言ってた。
「映画は、しょせん二時間弱の緻密に計算さた嘘。
けれどその嘘が、時に単なる事実よりも胸を打つことがある。
より人間の真実に触れることがある。
その嘘は我々と世界とをあらためて対峙させる。
映画や文学の力とはそういうものだ。」
十代の頃、映画にはまりつつあった自分に一番残った言葉。
この映画を見て思い出した。
甘さの在る作品だと思うし、
実際の事件のむごさを甘さで昇華させているとは思う。
人格上成熟してない女が子供を産めば、ああいう感じになるかもしれないな。
「どうして言うこときいてくれないの!」なんて思い通りに行かないと切れてめちゃくちゃなことをするのも
もしくは、「私は私の人生があるし」なんて子供の人生の責任回避するのも、根っこでは通じてるだろうし。
だから母親の描き方に違和感は感じなかったな。
長男が切れるのは(この映画の長男)、末っ子が死ぬ死なないに関係なく、
14歳以上、ハイティーンになってからだろうと思う。
まだ外の世界を知りつつある、揺れている子供に過ぎない年齢だし、
閉塞された世界を壊して出て行くのは、他に居場所を見つけてからだろう。
それと只の“創作”に対してなら何の疑問も無い。
問題は“事実”を元にした“創作”である事。
この映画に関しては“フィクション”は言い訳にならない。
“事実”に目を背けた“脚色”だと感じたから、
その点について書き込んだわけ。
それに対する反論ならともかく、書き込むこと自体は ほっといてくれ。
どんなに“フィクション”を売りにしても、殺された人がいる。
それを無かった事には出来ない。
658で、監督の意図と違うように受け取るのも自由とは書いたものの、
634の書き込みなどを見ると、監督が確信犯的にこういう作りにしたことは分かった。
そういう意味では、自分は意図と違うように受け取る以前に、
監督の意図をきちんと読み込めなかったのかなという気もしないではないけど。
いや、だから。。。。持ち出したのはって。。。脳みそ煮立ってる?
>>665 「意図の通り受け取るとは限らない」
というレスに対して
「意図を持ち出したのは〜」
っていう割には、
「監督が振り向いてほしかったのは〜」
って自分でも語ってる所に矛盾を感じたのよ。
分かる?
>>662 映画の中で殺人事件をおこしてないことに腹をたてるのは
ちと筋違い。
事件を描いている映画ではないんだよ。
事実に目を背けた脚色だとか、なんか妙な受け取りかたをしてないかい。
>>662 それと、この映画が事件でも人を殺してないことにしてるなんてことはないでしょう。
これは個人の感性だとかそういう問題ではなく、穿って見すぎだと思う
>>666 ものごとの順番の認識の仕方がおかしい
いつもそんな曲解をして矛盾を生み出すのか
>>667 えぇぇぇぇと、もう返しようがないDETH。
映画に対する見方そのものが違うっぽぃ。
まぁ、あまりモメないように、
お互いに気にせずいきましょうよ。
俺も思った事は書き込んだし、こう思うよ、って。
それ以上は、もう良いかな。
色んな人とリアルで話せるのが一番なんだけどね。
文字だとどうにも角が立って‥‥
>>668 >映画が事件でも人を殺してないことにしてる
いやいや、言ってないそんなことは。
>>670 あなたは誰に「返しようがない」と言ってるの?
もし殺人事件やリアルとかにこだわるなら
人物設定からして無理があるでしょ。
おむつをしてる赤ん坊の妹がいる。弟はいない。
こういう所も殺人につながるきっかけだと思うのだけど
殺人を描いて欲しかったとこだわる日尾は多いのに
なんでそのあたりは誰もこだわらないのか不思議…
>>671 ん?
>どんなに“フィクション”を売りにしても、殺された人がいる。
それを無かった事には出来ない。
じゃあこれは誰が何をなかったことにできないと言ってるの?
>>672訂正
殺人を描いて欲しかったとこだわる日尾は多いのに
→殺人を描いて欲しかったという人は多いのに
あと、事件そのものについてここで語るよりは
映画についての意見を交わしてぶつかってみたり納得してみたりする方が
この板的には有意義だと思うよ。
>>672 あなたに返しようがないの。
殺人というスキャンダラスで残酷な描写が欲しかったんじゃなく、
実話を元にしたなりの重みが欲しかったわけだから。
だから創作として評価するあなたとは交差しないのよ。
頑張って返してみたけど、これでもやっぱり通じないよね。
別に俺と同じ感想になんなくていいわけよ。
ただ、こういう風に考える必然くらいは共感しないで理解してん。
頑張って返された覚えがないんですが…
誰かと勘違いしてない?
>>673 そこをそう読み取ったか‥‥
例えば実際の事件であなたが殺されたとしよう。
映画では自分ですっ転んで死んだ、と。どう思う?
単純にそういう事なんよ。
放置が悲惨な虐待死に繋がったのに、と。
もーーーー裳前は!!!!!
単なる個人の感想ならもう十分だろ
別人かも試練が非常に似たような感想が
反吐が出るほどリピートしてスレを汚してるのは過去レス見てもわかるな?
アンカーつけて胴衣ぐらいにしとけ
何日も何日もうざい!!
それ以上の垂れ流しはヤメロ!
おいらは
>>650に胴衣だ!
681 :
誘導:04/09/25 15:18:33 ID:TBBO/hiw
>>680 じゃー映画を誉める感想も似たようなのはハゲドーてか。
一個書き込むと噛み付いてくるんですよ。
それに返答してるから長くなる。あたいのせいにしないでっ
だって、675に意見なんてないもの。
重みがほしかっただけというなら、はあそうですかというだけ。
でも、IDであなたの過去レスめぐってるとどうも違う。
やっぱり事件とつなげてる。
この映画は、事件を「モチーフ」にしたフィクション、なのよ。
>>677 それに対しては、
>>672にも答えて欲しい。
人物がみんな大きくなっている映画の設定では、殺されるも何も
おきなかった可能性だってあるわけでしょ?
事件って
沢山の無責任な男と付き合い続けた無責任な女が
次々に子供産み落として出生届も出さず
あげく子供を置き去りにして出て行き
子供達は数ヶ月子供だけで暮らし、
三女である赤ん坊は虐待されて死亡し
長男は秩父の山に死骸を違法に遺棄した
このポイントを全包括しての事件だし、
この映画について言うなら、事件をベースにしているといっていいと思う程度に作ってあったと思うな
シチュエーションだけを拝借したという印象はない。個人的には。
迎えた死の描き方は、監督自身の甘さというか、優しさだろうと思う。
そこのところを指示するかしないかは、本当に個人的な見解しかないでしょ。
作品をどう見るかは自由だし、自分と反対意見の人に食って掛かってもしょうがないんだから
こう思った。こう思ったって言うのを、
ふーんなるほどねって眺めればいいんでないの?
>>683 >重みがほしかった
は意見なのです。実は。意外かもしんないけどぅ。気付かなかった?
答えてるってばさー。
直に話し合うが良さそうね、あーたとわ。なんか文字じゃ無理よね。
も〜ど〜でも良くなってきた。。。
普通の人だと思ってたのに。。。
くってかかっているのは自称「批判派」とかいう人でしょ
過去レスを慎重に読めば
「この映画好きな人って〜」とか
「この映画は被害者を侮辱して〜」とか
うまくいえないけどあおるような悪意を感じる
だから荒らし扱いされてるんじゃないの
>>680 しかし、そうやって誘導して
この映画を誉めたたえる人達で和気あいあいのスレに
しても仕方がない気がするのだが
>>687 そういう人もいるけどさ、擁護派の煽りっぷりもスンゴぃよ。
もう俺が「ヤギラきゅんカッコイィ〜超きゃわいそ〜。涙」
とかならない限り続くのだろうか。
それじゃ事件を取り上げた監督に対して失礼ですらあるのだ。
マターリしちゃイカンのか?
>>686 答えてるの?じゃあアンカー示してくださーい。
あなたのID探ったけど見つからなかったので。
私、見間違いかもしれないけど、人物の年齢も含めた事件と映画との違いで
映画を批判してる意見みたことないので…
とりあえず「誰も知らない」に感動してフェイバリットな人を
否定はしてない。俺は。Yyf6の人がちょっと怖かったけど。
だけんど映画をあらゆる角度から見てみる事も大事だと思う。
好きだからって、反対意見を排除する過保護はどうかと。
反対意見を理解して尚、支持出来る映画こそ本物なのですたい。
という事なので落ちてみる。(えぇぇぇぇぇぇっ)
何が何でも「有無は言わせないわよ」みたいなのヤダ。。。
YOU最高。抱きたい。
トボトボ。。。
>>686 「ああ、意見なんてないもの」は、「それに対する私の意見なんてないもの」
ということよ。あなたの意見がないなんて捉えてませんのでご安心を。
>それじゃ事件を取り上げた監督に対して失礼ですらあるのだ。
勝手に勘違いして変な使命感に燃えてる
でも落ちたみたいでヨカッタ
どのスレいくかしらんがもうメッセまがいのかきこして住人に迷惑かけんなよ
ねえ、ここまでこだわったなら少し答えてくれない?
殺人をのぞいたことに違和感あっても年齢設定等には違和感はないのは何故?
どさくさにまぎれて私も書くわけだが
正直言うと個人的には「批判派」とかいう香具師の中に
議論好きだが明らかに日本語通じない香具師が居て
スレを読むのが苦痛
おまけにそんな香具師こそ長文
みんな議論好きなわけじゃないんだよ
悪いけど迷惑なんです
専用スレがあるんだからこのスレでは京子はいい子だねとか
まったり感想語らせてくれていいじゃないか
だから隔離スレに逝ってくれないかなとは思う
なんでここを荒らさなくちゃいけないのさ
>>691 またそうやって、ちょっとずつズラすー。
そんな批判したなんて言ってない。
質問返答のやり取りをもっかい見といで?
自分が。。。や、あなたわざとだな。
ズルいよズルいよ女の人めー。演出やーめーて。おしまい。
バタンッ
荒らされる数週間前頃まではマターリしていたと思うが
>>697 見てきたよ。でもあなたは、事件を元にしてるという映画にして欲しかったんでしょ?
殺人についてもきっちり言及してるよね?
もし殺人事件やリアルとかにこだわるなら
人物設定からして無理があるでしょ。
おむつをしてる赤ん坊の妹がいる。弟はいない。
こういう所も殺人につながるきっかけだと思うのだけど
殺人を描いて欲しかったとこだわる人は多いのに
なんでそのあたりは誰もこだわらないのか不思議…
つまり年齢設定がみんな大きくなって、男の兄弟もいる時点で
殺人にいたる心理状態への可能性はのっけから排除されてるかもしれんじゃない。
そのへんについては違和感ないの?
あれほど重みとか事件と映画についてのつながりについて語ってるのに。
重みなんて充分あったと思うけどなあ。
むしろ重苦しかったり息苦しかったりするくらい。
結局は受け取り方の問題なんじゃないかな。
ケーキみたいな甘さじゃないと「甘い」と感じない。
新鮮な肉やお魚を食べて「甘い」って感じる人も多いけど
「どこが甘いの?」って言う人もいるわけでしょ。
染込んでくるような切なさや重さは、日本人独特の表現
だと思うけど、感じる方のレセプターが無くなってきてるんじゃ
ないかなって思ったりするね…。
今日観にいくよ!
楽しみです。
スレが荒れてなかったら、感想書きます。
>>684 単純な話、子どもの虐待死をリアルに描くのはムリだし、タブーでしょう。「火垂るの墓」
はアニメだし、餓死による自然死だからね、あれは。
プロデューサーと詰めていく過程で外しただけじゃないかと思う。
705 :
名無シネマ@上映中:04/09/25 16:47:25 ID:ye3XG2Qi
映画のその後のことを考えていてふと思った
明とサキは、このままでいったら自然に寄り添い
気持ちが通じ合いキスしてセックスして・・・となるんだろうかと
避妊なんて知らなそうな明、大丈夫だろうかと・・・
全くもって余計な妄想であり心配なんだがなorz
>>692 >好きだからって、反対意見を排除する過保護はどうかと。
過保護? 排除もしてない。
「擁護」派、「批判」派とかってカテゴリー分けしたのは「批判」派。
批判したい人間にしたら、肯定的であることが擁護と感じるからなのか
別に、映画をかばうつもりもないし、守るつもりもないのに
肯定的な感想をも「擁護」ととられること自体にずっと違和感があった。
正直、パーフェクトなものをねだって
映画のすべてを受け入れられないレセプター機能の違いには苛立ちがある。
707 :
名無シネマ@上映中:04/09/25 17:05:49 ID:KEuEapa9
>705
そしてサキはひそかに明宅で出産。子は同じく戸籍なし。
さんざっぱら排除しようとしといて何それ?
批判する事自体を批判するから
擁護派だって思うんだが。
作品の感想書いてる人間に絡んだ事は無い。
どっから来たんだその違和感は?
ちょっと話作ってるね。
俺ら、そっちが煽るように絡んでこなければ
話し掛けもしてなかったのに。
荒らしてるのは批判してる側じゃないぞ。
という正論が通じない程にコミューンなんだろうか。
>>709 結局顔出しといて、レスはくれずに文句だけいうのね…
> 批判する事自体を批判するから
> 擁護派だって思うんだが。
また、こんな一般化した物言いして(感化亜おっ天の課?
「そっち」って、そういう言い方するし。
とりあえず、ID特定した話し方してくれないか?
ちなみに俺はこの映画は非常に高く評価してるよ。
>>709 >さんざっぱら排除しようとしといて何それ?
>俺ら、そっちが煽るように絡んでこなければ
>話し掛けもしてなかったのに。
やっぱり…
あたかも、すべての肯定的な人間が、そろって
排除している集団を構成しているかのように思う拡大妄想と易刺激性に驚く。
705,707ツリ風でいてするどいと思った。
自分も最後のサキも含めた4人の後ろ姿が家族に見え、悪循環を連想した。
おそらく母親も親身に相談にのってくれる人もいず、あの事態に
なったんだろう。母親も子供達に囲まれながらも埋めきれない寂しさが
あったんだろうね。だれにも審判を下せないもどかしさ残るね。
それと・・このスレ熱くて希少価値あると思うよ〜
>>714 批判派の誇大妄想でなく、事実、一部の擁護派の人達は
単に元になっている事件と関連づけてこの映画を見て意見を述べようとしているだけの人達を
このスレから排除しようとしているではないか。
こうした自分に合わない人間を排除しようとする論理こそが、こうした事件を引き起こしている
ことに気づいていないのか?
この映画を見て、現実の今の世の中でどうして子供がこんなに虐待されているのだろう
ということにこれっぽっちも思いを至らせず、
京子ちゃん、かわいいーというようなことをマターリと言い合っていればいいんだ、
現実と違うなどと言う人間は排除しろという論理こそが
映画ファンの仮面をかぶったファシズムなのではないか。
>>714 違うよ?絡んで来る人を差してるの、知ってるくせに
そういうイヤラシイ言い方をする‥‥
俺が擁護派と呼んでるのは、批判する事を批判する人だ、
って言ってるのに、その辺はスルーじゃないか。
普通に感想書いてる人に絡んでないっつーのに‥‥
ほんとイヤラシイ性格だわー。
ああ、どうしてこうも色がついた言葉を平気で使うのかなあ・・・(番号を特定して言ってくれよ)
>>716 そういう話も、とうに過結論的づいてるのになぜに今更だ。
過去ログぐらい読めよ。
たとえば
>>542あたりまで。
おまけに4行目以降のステレオさ。
ほんとにそんなふうにしか考えられないのか?釣りにもならん。
とりあえず、和んだ雰囲気で例えば703さんの感想を聞きたい(笑)
>>719 >釣りにもならん
716はもちろん釣りのつもりで書いたのだが、釣りにもならなかったか・・
>>718 >どうしてこうも色がついた言葉を平気で使うのか
当たり前だ。色のついた言葉を使って反動的な風潮の世の中をかき乱すのが
左翼の指命なのだから。
「誰も知らない」のような作品の方法論は、結局、楽天を新球団として加盟させる
ことで決着をつけたプロ野球のストライキ騒動と同じように、
一見、社会を告発した先端的な方法論の作品のように見えて、
実は反動勢力につくものでしかないと思う。
左翼は是枝のような行き方は批判せねばならぬ。
粘着はもうお腹いっぱい。
せめて、食おうと思えば食えるような蓼レス内容にしてください。
是枝監督は、テレビで評価されたドキュメンタリー
『しかし…〜福祉切り捨ての時代に』からしてすでにそういった問題を抱いていたと思う。
このドキュメンタリー作品は、水俣病の和解訴訟の担当者で、自殺した環境庁の高級官僚の足跡を
追いかけたものだが、福祉に生涯を捧げた官僚の姿を浮かび上がらせている。
行政は悪といった通念に縛られずに現実の姿をとらえようしたところに斬新さがあった。
左翼的な行政批判や社会告発のやり方を外れ、個人の情念をとらえようとした
ところに是枝監督の方法論があるのだろうか。
そうした方法論は『誰も知らない』まで変わっていない。
たしかに斬新なところはあるものの、結局は体制側の視点につくものになっている。
映画としては評価できるのかもしれないが、現体制に対して異を唱えて
左翼運動を展開していこうという立場の人間ならば是枝監督の方法論は
疑うべきだと思う。
また面白い人がでてきたな。
>>726 すごいな、おい
社会派ドキュ撮ってるやつは
みんなサヨか
「社会派」な臭いのする映画のスレは面白いなぁ
臭いにつられていろんな人が集まってくる・・・
俺はこういう人は嫌いじゃない(笑)
え?
この映画って、「社会派」な臭いしてる?
監督もこのスレ読んだりするのかな?でもこれだけ皆に議論される映画って、なんかすごいなぁ
私も何よりそれを思った。
>でもこれだけ皆に議論される映画って、なんかすごいなぁ
YOUが良かった
とりあえず、見終わると何か語りたくなる映画ってことかと・・・・
私は映画を見てませんが、このスレは結構面白いと思います
見てない人間も参加できちゃう、懐の深さがいいですね
今日金沢で監督の舞台挨拶があるようだな
事件の事を知った上で作品として見ました。パンフも読みました。
あの事件が起こった時、監督の心をとらえて描きたいと
思わせたのは、「虐待されて死んだ子供(妹)」の悲劇ではなく
「置き去りにされた状況でも、家族を守ろうと必死になった子供(兄)。
再会した母を責めずに、自分が責任を全うできなかったことを
泣いて謝った子供(兄)」の心だったんですね。
映画を観終わった時、感動はしませんでしたが、
明の切なさや哀しさ、自分を見上げる弟妹の視線や
繋いだ手の愛おしさとか、そういった気持ちが心に残りました。
もし、虐待死がそのまま描かれていたとしたら
おそらく残ったのは共感ではなく、怒りや憤り
「誰が悪かったのか」というような烈しく強い感情だったと思います。
虐待死を描かなかったことは、逃げたのでも、
きれい事ですませるためでもなく
監督が描こうとしたテーマからぶれないための
当然の選択だったと思います。
>>637さんや
>>639さんの意見に近いです。
たしかに語りたくなります。
この兄弟の行く末、母親の気持ち、心に残った数々のシーン。
実際、カンヌ受賞直後から語りっぱなしでした。
でもこのスレで語るのは もういいかなと思ってきた。
事実やニュースでは得られない深い感銘がこの映画にはあり、
3度の鑑賞でも褪せることなく甘く切ない気持ちにさせられました。
ですから、同じようにこの映画で胸を抉られた人達が、自分とは
違う意見の人達に対して排他的な様子を見ていると空しいです。
使命感から片寄ってしまった自分を自覚できないのでしょうか。
とても策略的に直接的に人を傷つけようと、自分の醜さに蓋をしている。
私はこの映画には、自分を見つめ直させる力があると思います。
事件を知る為でも、子供達に同情する為でもなく、もう一度、
他人と共に社会で生きている自分を知る為です。
生きているのは大人だけではない、子供だけではない、自分だけではない。
そのメッセージを受け取って欲しいと思います。
> 見てない人間も参加できちゃう、懐の深さがいいですね
400番台あたりから、映画の内容自体について触れたレスがろくにないなと思っていたが、こういうことかな…orz
と思ってたら
>>738が出たね(藁
このまま映画を思い起こせるような流れに期待
どんなシーンが印象に残りましたか?
>>734 すごい
どうやって特定したんですか?
741 :
名無シネマ@上映中:04/09/26 12:21:05 ID:8zX1r2Lv
なんで金払ってこんな暗い気持ちにならねばならんのか
739がこのスレにそれほど疲れてしまったってのが残念。
他の所にない厚い層を持っていると思ってる。
目立つ自分と異なる意見を潰そうとする輩がいることは、確かだね。
でも、いろんな人間集まってるし、新陳代謝してるようだし、
ひとつの作品をとおして、自分を語ってるんだと思うんだ。
自分も見た直後より この映画に興味がでてきた。
一番ショックだったのは、戸籍をもたない子達が山奥じゃなく、
都会の片隅にいたって事実だったんだ・・あの映画の中に自分を
探したら、立ちつくす明の傍らをながれていく群衆の一人だと思った。
>>739 あなたは3度も見て、そんなに深くこの映画に感銘を受けられたのなら
それでいいのでは。
この映画は消化不良でとまどってしまう人がいるのは分かる。
すっきりしないように作っているわけだし。
だからこそ、こうして意見を交わすことで完成する映画なのかもしれない。
古い住人は疲れて去ってばかりと思うな。
議論好きだけど、その考えが現実の行動にどう反映されているのか、さっぱり窺えない数人と、
あとは野次馬ばかりだな。
>>744 たしかにここで議論することで終わってしまうのでなく、
現実に何をすればいいのかを考えて行かないといけないと思うのですが。
でもなかなか難しい。
とりあえずはこうした映画があることをひろめて行くことぐらいしか
ないのでしょうか…
>>634 報告どうもありがとう!!
>あと、監督は意図的になんかすっきりしない、消化不良のまま観客に帰ってもらうように
>映画を作ったそうです。質疑応答でも余計わからなくなるように答えてるそうです。
見てすっきりしましたね。
その後、部屋の秘密が大家にばれることが見え見えに終わっていた。
家賃収入に関わることだから大家はほっとかないよ。
監督は、自分の力不足を感じていると思うし、それをあえてこれは答のない作品だ〜
と神秘化することでごまかしてると思います。
>ちなみに監督は一人一人にサインと握手をしてくださる非常に親切な人でした。
いい人だなー。おいらも握手とサインがほしいべ。
>>707 明は精神状態が極めて良好なので、不都合は何も起こらないまま
16歳になればバイトで稼いで一家を支えます。
真面目によく働きよく機転が利くので雇い主からも気に入られます。
>>747 明とともに
人一倍外の世界に好奇心旺盛な茂も成長し、
茂も、あの頃の明のような、外との繋がりを求める時期を迎え…
>>743 >>739は議論や話し合いは歓迎してると思われる。
むしろ話し合う余地もなく、批判や疑問を持つ人に対して
辛辣な追い出しや中傷をする人を嫌ったのでは?
一連の言い合いでも、批判派の挙げ足を取る人の中には
底意地の悪さが溢れていた。
結果、荒れる事になっても批判派を荒らし呼ばわり。
映画を守ろうとして本末転倒だったはず。
あれじゃ話し合いや議論とは呼べない。
この映画で本当に感動したならば、ちゃんとそういう気持ちを
書き込めば良いと思う。少なくとも、最初はそういうスレだった。
750 :
名無シネマ@上映中:04/09/26 22:07:59 ID:snBsk2i2
>>748 茂にとっては色んなことが楽かもしれないね。
性格的なものもあるし、明が道をつけてくれているというのもある。
兄弟ってそういうところがある。
兄は、何かを“闘って”手に入れる。
弟は、兄が(比喩的な意味で)満身創痍で手に入れたものを
自然に手にすることができる。
だから無邪気でいられる。
兄はそんな弟を羨みもするけど、その無邪気さに救われもする。
うちもそんな感じだった。
さきちゃんの親は、娘がどろどろの服で朝帰りした姿にショック受けなかったかなと心配した。
描かれてない場面まで観る人間にいろいろ想像をさせてくれる作品ですね。
でも、エピローグであの兄弟たちと一緒に行動してるから、家に幽閉されたりはしなかったんだなと
ほっとしたり。
>>751 忙しいとか、なんだかんだで関心のない親かもしれない。
学校行ってなかったりもしてるからね。
753 :
名無シネマ@上映中:04/09/26 22:40:31 ID:pfNHoFcw
金沢公開。
昼からはミニシアターで上映後の質疑応答。そのあとは別のシネコンで上映前30分ほどのトーク。
両方ハシゴしますた。
監督いわく、「大人になるということは失うということだと思う」。
そういう意味ではゆきはやっぱり、言葉は悪いかもしれないけど、
死なせなければならない存在だったんじゃないかなと感じた。
折檻死だったか事故死だったかは別として。
ラストはいい終らせ方だったと思うよ。
この先、あの4人はどんなことがあっても、例え離れ離れになっても生きていくだろうし、
「ディスタンス」の時、監督も言ってたけど、これから先も物語りは続いてゆく。
こんな余韻の持たせ方、ある種、公開した時点で観客に委ねるやり方は効果的だと思う。
親がだらしないと案外子供はしっかりするっていうけど、それにしても、明と京子のまなざしは
突き刺さったな。
今日ようやく観た。
これってやっぱり、日清とか明治とかからスポンサー料貰ってるのかな?
この映画を観た後、無性にカップヌードルとアポロチョコを食べたくなった。
ちょうど今日観た映画館でも、便乗してアポロを「ゆきちゃんのアポロ」という
タレコミで120円で売っていた。
この商売上手め。思わず買っちゃうじゃないかよゴルァ。
>>753 >両方ハシゴ
何気に追っかけしてますね
>>755 どうもですw
まー、田舎なんでこういう機会なかなかないモンですから。
来月は「透光の樹」公開で秋吉久美子が来るらしい(金沢での物語って関係)。
あと、監督の言葉で印象に残ったのは、パンフにもあるけど15年前に書いた第一稿のタイトルが
「素晴らしい日曜日」で明一人の視線で描かれていたということ。
何度か別のタイトル「(「大人になったら僕たちは」など)が浮かんでは消え、最終的に「誰も知らない」になったのは
明だけでなく、もっと広い視線で描きたかったからってトコかな。
そう考えると、これもまた「ディスタンス」と同じになっちゃうけど、登場人物全員にとっての物語だよね、これは。
YOUがどうしても憎めない母親として描かれていたのはそれもあってのことだろうし、
そのポジティブないいかげんさは狙い通りだったんじゃないかな。
あとの発言としては・・・
・「これまでの4本の映画の中で一番時間が長い作品だけど最も短く感じられると思う」
・「15年かけてようやく産まれた子供のよう」
・「本当はこれをデビュー作にしたかった。撮るたびに次はこれを撮りたいと考えていた」などなど
「ようやく形になったので今、なんともいえない空虚な感じ」って言ってたけど、
次の「チャンバラのない時代劇」の構想も固まってきてるようだし、期待したいね。
「
松山でも公開になったので2度目になりますが、見に行きました。
広島で見たときほど観客がいないのにはびっくり。みんな知らんのか〜!
しかし、2度目になるとだんだん中味がわかってきますね。
パンフも買って読みました。監督の思いとここの書き込みを比べると面白いです。
あとはDVD待ちかな。是枝監督の他の作品も見たいと思ってますが。
この映画を見てひとつ役立ってること。
悪い遊びに行こうとすると「ゆきちゃん」がシャツのすそを引っ張ってにらむんで
行きたくても行けなくなってしまいました。はぁ・・・。
しかし、柳楽君やほかの子たちが次回作に出てまた別のイメージに
なっちゃうと何か面白くないような・・・といっても仕方のないことですが。
次はスクールウォーズでも見にいこかなぁ。では!
>>754 アポロチョコとどん兵衛は両子役の好物をエピソードに採用したもの。
ゆきのお菓子のアイテムは当初ポッキーだったのがゆき役の清水萌々子さんの好物に変更された。グリコにとっては残念な結果。
賛否両論のゆきのきゅっきゅっサンダルもオーディションに来ていた子供が履いていたものに監督が着眼しエピソードに加えた。
ちなみに私は排他的なのはむしろ自称批判派の方だと思う。議論に見せかけて排他的に意見をねじこもうとし、指摘されると、個人の感想のだといって議論をかき消している。その執拗な繰り返し。
>>758 ポッキーじゃなくアポロチョコでよかったなぁ。
ポッキーだと懐かしいって感じはしないもの・・・
>>746 >その後、部屋の秘密が大家にばれることが見え見えに終わっていた。
え?そういう描写っだったっけ?
>家賃収入に関わることだから大家はほっとかないよ。
これはそうだけど、そんなこと、言ったらよく大家は気づかないでほっといたよなー
とそもそも疑問であるわけで。
たとえば水道、止められたら、水道局の人とかが来ると思うし、そこで大家も気づくと
思うんだけどなー。
東電?水道局?の人も一度来たよね。
居留守で乗り切ったけど。
ゆきちゃんが死んだ直後に、お気楽なメッセージと一緒にママからの送金が
届いてたんで、とりあえず家賃は払えるわけだ・・・
水道くらい2ヶ月で2000円くらいだから
払えばいいのにって思った
>>761 だから居留守だったら大家のところに行くのではないか?
ちょっと浮かんだ疑問
・キムキム兄さんはゆきちゃんの父親。パチンコ屋の店員は茂の父親ではなくただのセフレ?
(パンフには引っ越す前から親しくしていたと書いてあるが)
・サキが登場するシーンで落としていたものは何だろう?
(結構大きな音してたから落書きでもされた教科書か何かかな)
・サキは体売るような援助交際はしていなかったような・・・。
(いじめの原因もそういうのじゃなくて、ただ単になんとなく雰囲気的にって感じがする)
宝石のボーカルトラックって結構ノイズのってるね
ゲートの開け閉めが完全にわかる
767 :
名無シネマ@上映中:04/09/27 05:48:30 ID:Nle65fnI
ああンヤギラキュン萌え〜♪♪(*´Д`)ハフハフ
チソチソペロペロしたいでつ
>>764 行くわけないでしょう…賃貸住宅に住んだ経験がないのかな。
>>765 私も気になりました。
私は水野沙希ちゃんは親と離れて一人残されて暮らしていると思うので、
たぶん
クリスマスに親が帰ってくると思ってルンルンで帰宅
↓
クリスマスプレゼントが郵送で届いていた=親帰らない
↓
泣きじゃくった後プレゼントを川に捨てる
という展開だと想像しています。サイズ的に本かCDでは?
あと、沙希の援助交際の内容は、見知らぬ男性と一緒にカラオケしてお小遣いをもらう、という単発ものでした。
家賃の滞納は、悪友に魅入られた明が最後に家賃に手をつけたのが、
悪友の入学後しばらくしてだから、3、4ヶ月というところでしょうか。
大家によって滞納に対する反応はかなり違います。
大人でも家賃に苦しむ人はいるわけで、2ちゃんにもスレがありますね。
家賃払えねーYO!
http://life5.2ch.net/test/read.cgi/okiraku/1087935316/
>>760 >え?そういう描写っだったっけ?
んな気がした。
大家がね、室内のぞいたら子供がごろごろいて、
大家自身それをどう解釈したものかといった感じでとりあえず「親戚の子?」と聞いてたこととか、
そのうえゴミだらけなことが強調されていて、不審に思われそうだったこととか。
でも。あの場面では、えいが見ているほうは「気がついてほしいよ〜」ではなく、
「なんでもないよ 気のせぃ気のせぃ
さあさあ早くドアを閉めましょうね 誰にもいうなよゴルァ〜」
と、生活が壊されないことを願ったものだった。
ゆきちゃん、何の変哲もなく生きてたらよかったのに。
そこまですれば、これはフィクションなんだよっていっても説得力あったのに。
( ;∀;)マダイッテル
>770
コンビニのオサンみたいに不審も思う関心すらないとか
不審に思いながらも放置と言う代表大家を描きたかったんじゃ…。
現実でも一番下の妹が死んだと言う事実知ってやりきれなくなった
>>771 それは言えてるなー、と思うよ実際。
フィクションならフィクションとして、
開き直った独自の設定がもっとあれば良かった。
中途半端に事件に絡んだ感じゎ俺もする。
紗希の役とか付け足した感があるしな。
あそこで純潔とか、少女漫画かと‥‥
監督の想像力が現実の重みに負けてるのは否定できない。
そういう違和感を残しつつも、魅力のある映画でゎあるが。
正確には、
違和感と言うよりも
気恥ずかしさを感じた。
「ぁッちょっとコレ恥ずかしひ」という青さ。
それは監督が作品に与えた「救い」故かも知れないね。
>>768 >行くわけないでしょう…賃貸住宅に住んだ経験がないのかな。
そうなんですか。
電気とかはともかく、水道はさすがにいきなり止めるもんだとは思わなかったな。
いずれにしろ、この大家はのんき過ぎるとは思いますが。
>>777 やっぱり水道は生死にかかわるのでいきなりではなくて
ちゃんと様子を見に行ったのに居留守使われたため
人は住んでないと判断されたんだと思う。
779 :
名無シネマ@上映中:04/09/27 14:08:00 ID:58hLjgkQ
落書きしたり帳簿付けみたいなこと書いてたのが、支払い用紙だったり
督促状だったりしてたしね。
水道ってたしか最後の最後で止められるものだよね。(=生死に関わるため)
つーか学校行ってないから、督促状の内容理解できてたかも怪しい…
781 :
名無シネマ@上映中:04/09/27 21:57:15 ID:TBidfJZa
あのエンコー少女はまじでかわいいな。
>>770のレスを読んで
コンビニ店員のタカコたんが、事情をなんとなく悟っていそうなのに
敢えて何もアクションを起こさなかった理由がわかった気がする。
「この子らの状況やばいんとちゃう?」と心のどこかで思いながら
「でも幸せそうだし、そっとしておいてあげたい。」って気持ちがあったんだろうな。
勿論、そこまで関心無かったという解釈も出来るけど。
タカコさんの心境について
>>782に同意。タカコさん、学生だったのかな?
春になったらいなくなった。
なんか嫌な感じなのは大家夫婦。一見優しそうだけど、無関心だよ。犬の方が可愛いだろうし。
うちの実家も大家をやってるが、ヤバそうな住民の場合、家賃滞納があっても、
請求の書類だけポストに入れて、しばらく様子見することが多い。それでこれまでは
問題なかったし。あの犬抱っこの奥さんも同じで、しばらく放置すると思われる。
てか「子どもだけで暮らしてる・・・?いや、有り得ない」
って感じだったんじゃあ?って思う。
「まさかね」ってやつ。その「まさか」が起こっているとは思わないでしょう。
私だって例えば隣りで、この映画のようなコトが起こってたら
「信じられない」って言うんだろうし。
>>784 私も事件当時、10年以上前だったら、まさかねだったかも。
でも最近はこういう親、実際にいるかもって思える。
離れてしまうのが嫌だから、あの生活をダラダラ続けて、ひとひとり死んでもまだ続けてるってのは
親同様自分勝手で無責任だろう。
この親にしてこの子あり、とか大人も子供も同じように勝手であるってことが主題なんだろうか。
だから全然かわいそうとか思わなかった。
この映画は事実と違うからよくないという奴ら、
『モンスター』を見ろ。
788 :
名無シネマ@上映中:04/09/28 02:50:25 ID:4sZ2+IWX
それにしても大家の奥さんって綺麗だったなぁ
旦那との年齢差もうらやましかったりする・・・
12歳って人が全然起きない状態が救急車呼ばないと命にかかわるとかそこまでヤバイとはまだわからない歳?もしわかってたなら命より4人の生活守る方が比重が重かったの?でも命あっての妹だよね?誰か教えて下さい
↑とても好きな映画なのでそこだけスッキリさせたくて。どなたか教えて下さいませんか
791 :
名無シネマ@上映中:04/09/28 04:01:11 ID:dKeLxXDM
>>789 学校も行ってないし、外の世界とほとんど接触せずに生きてきた子だから
そういう社会的常識が欠落していたのかもしれないね。
そこがまた哀しい。
789です。なるほど…ありがとうございました
793 :
名無シネマ@上映中:04/09/28 06:51:44 ID:ENgc58Qk
>>789 映画とは関係なく、実際のこの子達の話なんだけど、
母親が最初に男の子が死んだ時、防腐剤と一緒に袋に
入れて押し入れにしまっていたんだよ。
それを見ていたから、三女が友人に殴る蹴るされて、
床に叩き付けられ死んだ時、長男は母親と同じように
防腐剤と一緒に袋に入れて押し入れに隠した。
結局、腐り出したので埋めにいくんだけど。
そういう実話のベースがあるからか、俺は
あの生活の中で彼らが社会常識を欠いた行動を
していても、なんとなく納得して観ていた。
予備知識無しに観ると、やはりピンと来ない部分が
あるのは 構成演出的に説得力を足りなかったのかな。
>>787 俺は「誰も知らない」が良くないとまでは言わないけど、
批判的な意見も理解出来るのですが。。。
「モンスター」観たの?どうだった?
「観ろ」と促す意図は、どういった理由なんでしょう?
スルーでシクヨロ
795 :
名無シネマ@上映中:04/09/28 09:42:04 ID:T6KqSTGu
なかなかみにいけないんだけど
もう少ししたらビデオ化するのかな?
796 :
名無シネマ@上映中:04/09/28 10:27:50 ID:ENgc58Qk
>>794 そういう何が何でも「ファン以外はレスんな」みたいの気持ち悪い。
事件には一切触れちゃダメなんかい。じゃーなんで実話の映画化だ?
てか事件と比較したからって、作品を中傷してるわけじゃないんだけど。
映画はアンタだけの所持品じゃないよ、マニアさん。
797 :
名無シネマ@上映中:04/09/28 10:32:11 ID:ENgc58Qk
>>796 現実の事件を元ネタにしている映画なんて
掃いて捨てるほどあるけれど
現実の事件との整合性の如何が
評価の基準になることへの違和感が
ずっ〜とあるんですよ
エンタメとして観ろとは思わないけど
ある種のファンタジーだよね
で、何らかの社会派映画として
社会正義実現のためのメッセージや
啓蒙・警鐘としての作品を期待してる
お客さんほど肩すかし感があるんじゃない?
埋葬後の突き抜けた明るさが結構怖かったりして
あの余韻の残し方なんか、なかなか素敵なんだけどね
ダーク・ファンタジーとして観たら
>>798 禿納。福祉版はもうたたみます。
レスが無いのもなんか納得した。
映画で有る以上、娯楽なんですよね。
例えその題材が悲惨な事件であったとしても
だからって福祉にも興味を持って欲しいと思うことは
甚だお門違いですよね。
映画の中の子供達がそのまま大きくなったような私には
映画そのものが警鐘であり観た人の多くにそのSOSが届いていると
信じてはいますが。
>>793 >そういう実話のベースがあるからか、俺は
>あの生活の中で彼らが社会常識を欠いた行動を
>していても、なんとなく納得して観ていた。
これすごく同意出来る。
やはり原作が実話であるって点は大きい。
まったく未知の生活環境であるにも関わらず、
普通に考えると「?」となるような場面も、
「あー、そういうものかも」と自然と納得して
観ることが出来るんですよね。
もし実話と知らずに観たら、どうなんでしょう。
私はここまで真実味に迫った印象になったかは
正直分かりませんね。
優しくて悲しい切ない映画だな、と
お気に入りになったであろうことは確かだけど。
それと余計なお世話ですみませんが、
>>798さんのように
きちんと話の出来る方にだけ返事した方が良いですよ。
801 :
名無シネマ@上映中:04/09/28 11:59:52 ID:ENgc58Qk
>>798 や、映画を事件と比べて評価してるんじゃなくて、
実際にあった事件っていう前提が、映画の各シーンに
信憑性を持たせているよね、って言いたかった。
あれだけ特殊な状況下に置かれた子供達が、ニュースで
見聞きした範囲でも
>>793みたく不可解な行動を取っていて、
それは環境によって欠如した社会性ゆえに、っていう前提。
それがあるから、一層作品を楽しめた、と書いたわけ。
やー、でもアナタに同意出来る部分て多いよ。
>埋葬後の突き抜けた明るさが結構怖かったりして
>あの余韻の残し方なんか、なかなか素敵なんだけどね
なんか余計に引っ張るなぁと思ってたんだけど、
かなり乱暴なブツ切りしてて、しばらく経ってから
ちょっと待て、コイツらどうなっちゃうんだ?って気になり出した。
>>800 そうだね、あの覗き見るような感覚は実話と半ドキュメンタリーな
カメラワークあればこそだと思う。
「映画だけど、本当の話だよ」って囁かれてるようなね。
>きちんと話の出来る方にだけ返事した方が良いですよ。
そうですね、そうします。
>>793 >「モンスター」観たの?どうだった?
「観ろ」と促す意図は、どういった理由なんでしょう?
いや、すごい衝撃を受けたのだが、『誰も知らない』と別の意味で消化し切れない
ような作品だったので、ここで現実がどうとかこだわっている人達はどう見るのかな
と思ったのだが。
もちろん、スレ違いなので、『モンスター』の感想はそっちのスレに書くことですが、
自分自身は、『誰も知らない』『モンスター』と続けてみて、
現実の事件を映画にするってどういうことなんだろう?と分からなくなって
混乱している・・というのが正直な気持ちです。
本当に頭の中がまとまっていないので、ごめんなさい。
荒らしとか、悪意はありませんよ。
>>802 命令口調だと荒らしと間違われてもしょうがないですよ。
俺は多分この映画に対しては肯定派なんだろうが、
現実がどうとかこだわってる否定派も正しいと思うよ。
死んだ子どもの気持ちを考えたりしてて、すごく優しいと思う。
いや、実際問題として今も虐殺って世界中で起きているし、そっちを
もうちょっと心配してやってほしい。批判派って人たちは。
俺はただの映画として美しくも悲しくかつまた心に刺さる映画だが
世界を変えたりはしない数多くの映画と同様にある種の不満を
抱きつつスカパーでも見るだろうから。
どう自分とかかわるかでしか語れないのだろうが想像力が
ない人が多すぎる。
俺はリアルな事件も覚えているが、別になんとも思わない。
悲惨な死なんてありふれているからだ。そこに自分との
かかわりを見いだせるかどうかってことなんだろうが、
餓鬼の台詞の繰り返しにしか思えない。別に餓鬼でも
生きていいし意見も言えるし聞いてもらえるかもしれない。
しかし、リアルな世界ってのはもっと悲惨でもっと非議的で
もっと誰も気にもしない。
お前が思っているよりもはるかに人類社会ってのは悲惨だぞ。
いや生きるってことはそれだけでとても大変なことなんだぞ。
>>804 まあ、こういう状況に置かれた子供が当たり前のようにあちこちに無数に存在してるのが
戦争とか虐殺なんだということなんでしょうが
ものすごく話が広がってるようだけど、
まるきりスレ違いではないような気がする。
画面の中で沢山の民間人が死んでる画を見て
おかしいと感じても積極的に働きかけない、
面倒なことに係わりを持つことを避けて
気づかないふりをしている。
傍観者としての根っこは映画の周囲の大人達と同じなのかも。
でも、それを声高に非難する映画じゃないよね
見終った時、”気づいてあげて 隣にいるよ”と
語りかけられているような感じがした。
807 :
名無シネマ@上映中:04/09/28 19:14:11 ID:LQSd0Uua
今日コンビニに寄ったら、「宝石」が有線で流れていて
思わずアポロチョコ、買っちゃったよ・・・
808 :
793:04/09/28 19:33:15 ID:ENgc58Qk
>>802 そうなんだ、ありがとう。
「モンスター」はいずれ観ようと思ってたから
>すごい衝撃を受けた
のなら、今から楽しみにしているよ。
>現実の事件を映画にするってどういうことなんだろう?
単純に言ってしまえば
1、作品が有無を言わさぬ説得力を持つ。
2、事実は小説よりも奇なり、が1によって成立。
というコトになると思う。
あとは描かれた内容が娯楽となるか警鐘となるか、
作り手と観客のコミュニケーションで決まるんだと思う。
ただ、事件性によってはモデルへの責任が生じるわけで、
作り手の脚色と観客の良識が噛み合うか噛み合わないかは、
それこそ紙一重なところはあるんだろうね。
>>804 その意見はさすがにどうかと思うよ。極論過ぎる。
単に映画から事件を遠ざけようとしてるようにしか見えない。
世界の悲惨のが酷いから、映画の実話や身近な事件よりも
そっちを語れ、ってコトでしょう?
>お前が思っているよりもはるかに人類社会ってのは悲惨だぞ。
>いや生きるってことはそれだけでとても大変なことなんだぞ。
これ、そっくりそのまま君に返したい。
>>807 自分も先日、ふいに店でかかった時にグッと来てしまい、あせった。
そしてさっき届いた「誰も知らない」とゆうタイトルのエロメール、思わず開けてしまったorz
(スカパーの本を見ながら)是枝監督と奥田民生、似てんなあ(笑)
歳も三つしか違わない。民生のがもっと若い気がしてた。
スカパー放送は1575円とゆうフザけた値段なんで見ないけど、DVDは買いますぞ、っと。
興味がありつつまだ見てないんだけど、
この事件が自分の通うガッコーのすぐ近くで起きていたことを知ってショックを受けた。
1987年を手掛りに勢いで当時の新聞を図書室で探してコピーしたんだけど、
当時は事件の規模のわりに意外と扱いは小さかったんだね。
事件発生から5日間程度の記事あるけど見たい人いる?
いたらうpろだ教えてくれれば張ります。
813 :
名無シネマ@上映中:04/09/28 22:58:58 ID:pOS32kId
すいません!誰か誰も知らないの予告編が入っているレンタルビデオ、なんかの映画に入ってませんか?もしあったら教えて下さい!2種類ありますよね…普通の予告とキョンキョンが詞を朗読してるのと…
是枝監督って何歳ですか?
818 :
810:04/09/29 00:11:25 ID:QxPyx0in
もうちょっと待ってください。
あと10分程度。
>>815 はええ・・・
大阪まだ映画館でやってるのに・・・
821 :
810:04/09/29 00:37:03 ID:QxPyx0in
1962年ですか〜ありがd!!
>>819 8月7日シネカノンの初公開から2ヶ月、
カンヌの後光と揶揄されるけど、
歴代の受賞作ならとっくに興行のカーテンを降ろしている頃。
今尚ひとつずつ上映予定の映画館が増えているのは、
やっぱりクチコミのすごさなんだと思う。
824 :
名無シネマ@上映中:04/09/29 00:56:03 ID:KPpseawO
明日行こうと思ってたら台風らすぃ_| ̄|○
通りすがりのパチンコ屋で「宝石」がかかっていた。
5000円くれたおっさんが働いていそうな気がした・・・。
>800
>もし実話と知らずに観たら、どうなんでしょう。
>私はここまで真実味に迫った印象になったかは
>正直分かりませんね。
>優しくて悲しい切ない映画だな、と
>お気に入りになったであろうことは確かだけど。
実話の具体的な内容を知らなくてもイメージできたし違和感なかったよ。
戸籍もないから、幼児検診とかで白衣の医者を見たこともなく
保険証もないから、何かあっても病院に連れていかれたこともないだろうし、
高熱出しても経験として「熱さまシート」どまりなんだろうことは想像ついた。
ひっそり生きてきたおかげ?でなのか、
それまでは大怪我や大病しなかったのが哀しかったりほっとしたり。
さきがお金を作って出てくるのを待っていて、
おっさんと出てくるのを見た明は、エンコーの何たるかを知っているんだろうか?
とふと思った
何だが語りつくした感があるな
娯楽か警鐘か。
警鐘に1どん兵衛。
>>828 知らないんじゃないか。
ただ、たぶん、母親がしてることはこういうことなんじゃないかとピンと来たのでは。
それで腹を立てたのではないかと思う。
フランスで近く公開されるらしいけど…
外国ではさきの援交場面は、あのサラリーマンと
“セックスしたもの”と受け止められちゃうだろうなー。
娯楽か警鐘か。
ってより、やっぱ見るほうは「受け皿」ってことじゃないかなあ。
どっちがいいとかじゃなくってね。
こっちは映画に対しては、あくまでも「受け身」側だと。
「見たそのあと」は個人のものだけどねー。
>>832 たしかに外人からすると、中学生とカラオケしただけでお金を払う大人の存在は
不思議だろうか。
835 :
名無シネマ@上映中:04/09/29 21:34:41 ID:p+8k5n5c
>834
いや、日本人だって不思議なんだが...
今日、テアトル新宿で見たよ。平日昼間なのに満席。
水曜1000円だからか?
んだっす。女は映画好き。
のっけから茂の明るくひょうきんな役柄から
(ホラー映画のお約束だったらこういうタイプが一番初めに
死ぬか殺されるな・・・)と思いながら観ていた。
見てる時は、痛い痛いって感じがしたんだけど、
なんだろう、また見たくなってきた。
>604
自分も全く同じ事考えちゃったよ。
840 :
名無シネマ@上映中:04/09/30 02:57:44 ID:WOfwGIeB
シゲルはちょうどこのくらいの年頃だったころの家のせがれにキャラそっくり・・・
んで、アキラはちょうどヤギラ君と同じ年の今のせがれにキャラそっくり・・・
カミさん、逃げるなよぉ(´・ω・`)
841 :
名無シネマ@上映中:04/09/30 03:34:00 ID:wao5lxMZ
あんな環境に生まれたら どうせろくな大人にならないし
二回目行ってきました。
何かの奇跡が起こって、終盤の展開が変わってしまわないかと願った。
映画の登場人物に「幸せになれよ…」と思ったのなんて初めてかもしれない。
843 :
名無シネマ@上映中:04/09/30 12:01:31 ID:VMOQT/iZ
>>841 だよなぁ
学校に行ってないっていうのが致命的のように思う
勉強嫌いな子でも知らない間にいろんな事身についてると思うし
たまに親の無知で義務教育しか受けさせない場合あるけど
子供の人生大きく左右してしまってると思う
漏れも勉強好きではなかったけど高校は出てるから
その後そいつ等と比べたら働く場所や付き合うヤシも随分違うように見える
大学出てたらさらにもっと違うだろうし
どうしても他に行けない理由があるならともかく
学校には行かせるべきだよね
学校って、友達とか親でない大人(先生)とのつきあい方や
自分のその中での生き方を覚えていくいい場所だよね。
明にとって、あの校門は結界の象徴みたいだった。
845 :
名無シネマ@上映中:04/09/30 16:56:28 ID:wao5lxMZ
将来犯罪者になってたかも とか考えると あんまカワイソウと思えない
映画と関係なくてごめん
栃木の親父も逮捕か、親と一緒にいればいいってもんじゃないな
847 :
名無シネマ@上映中:04/09/30 23:36:20 ID:ub3WDMRM
東武練馬にみにいった人っています?
レディースデイはここもこむのかなあ・・。
848 :
名無シネマ@上映中:04/09/30 23:45:49 ID:cJU6Q/VG
妹に飛行機を見せてあげるつもりで羽田まで行ったのに、
トランクを開けないまま埋めてしまうのは不自然、
と思ってしまったのは私だけ?
エンジンの爆音とともにトランクのチャックが開けば、
映画的にも絵になったと思うぞ。
849 :
名無シネマ@上映中:04/09/30 23:49:08 ID:Q2xbCLze
「誰も知らない」というか「誰も気づかない」なんだなと思った。
家に大人の姿がなくて異臭を放つくらい散らかっていても、ぼろぼろの服を着ていても、
友人もコンビニの店長も何も気づかないわけだね。
同じマンションの住人も……
気づかないというか、想像もつかない。
>>841>>845 子供たちが自然に悪くなるわけではないよ。
犯罪者に育つようにしてしまうのは誰なの?
そう考えれば十分「かわいそう」にも思えるけど。
でもそういう子供たちとしては描かれてないと感じた。
予告やっと見た。
「おとなになるには、あといくら、いりますか」
ってところで涙出てきたよ。
今日見てきたけど、なんかやりきれない映画、でも心に残る映画だった
ラストでもまだ子供たちの生活が続いていくって描写だったので、
けっきょくどうなるのか気になって実際の事件の記録を見てみたんだけど、
大家に通報されて保護されてるんだね・・・
そこまで描かなかったのは逆に良かったと思う
なんかこの事件がいつまでも続いているような気がするし、
もしかしたらいまもきっと同じような境遇の子供たちがいるかもしれないし。
でも実際の事件は映画よりもっと陰惨なんだね
三女は事故で死んだんじゃなくて長男の友達の虐待によって死んだことになってる・・
なんて痛ましい事件なんだろう
誰かがもっと早くに気づいてあげられていればと本当に思った
852 :
名無シネマ@上映中:04/10/01 20:49:24 ID:3qKpI2zf
>>851 あれ、パンフP40によれば、
あの妹の死は
弁護士によって折檻の事実が否定されたことになっているぞ。
近くの映画館最終日
今日初めて見てキタ━(゚∀゚)━ !!!!!
ぼちぼち終わる所出てきてるね
予告や総集編
そしてここの感想見杉て新鮮味は無かったけど良かった
「あぁこれの事か…」って思いながら見たよw
一切何も知らずに見たらもっと感動したかな
>>853 自分もこのスレ見すぎて「これの事か」とばかり思ってたw
やはり何も知らないでいったほうがヨカタな…
何も知らないで今日観に行ってきたけど絶望的な映画だった。
予想を上回る鬱な内容で拷問みたいだったな。
もうちょっとライトかなと思ったんだけど容赦無い描写で。
三女が死んだときすぐに救急車呼ばなかったのが納得いかない。そこは呼べよと。
歌の歌詞がきれいすぎたのでここでシメられてはたまらんと思ったが
終わらなかったので安心した。客席を出たら五人のポスターが貼ってあって更に鬱。
閉塞感とどうしようもない感を感じさせる監督の力量は見事でした。
856 :
名無シネマ@上映中:04/10/02 00:55:29 ID:hk1dJNmB
>>852 某サイトによれば、折檻死というか虐待死させたのは部屋にたむろってた
悪ガキの内の一人、長男は最初の内だけ加わってたけど死に至らしめるまでは
関与してないって事だよ。
主犯の悪ガキは攻撃的な性格だったそうだから、逆らえなかったんだろうね・・・
それとも友達を無くしたくなかったのか。
映画でも外との繋がりを欲しがってたのが、哀れだったねぇ。
857 :
852:04/10/02 01:05:23 ID:e1kyo6oD
>>856 サンクス、
パンフの文章だけでは事実関係がよく分からなかったんだけど、
そういう状況だったんですね。
明が、亡くなったゆきに触れた時のことを女子中学生に話す
「冷たくて気持ち悪かったんだ」というセリフが
生々しい感じがして印象に残ってる。
810でなく821ね
なんで実際の事件を気にするかねえ。もっと悲惨な事件なんて
山ほどあるのに。
862 :
名無シネマ@上映中:04/10/02 03:36:17 ID:xCE97jco
いや、あの映画を実話の再現みたいに思っていた人が、
後から事件の詳細を知ったらショックを受けるよ。
私は
>>852だけど、
>>856のレスに触発されてあちこちググっていくうちに
やっぱり唖然としたもの。
映画の冒頭で
「実話をもとにしたフィクション」と敢えてテロップを流していた理由がよく理解できた。
またその話題、ループしてるなあ
実際の事件の結末と、映画の描かれなかった未来は同じじゃないんで。
当たり前のことだけど。
安易な比較はやめて欲しい。
母(YOU)が布団の中で涙を流していたのは何の意味があるの?
>>865 どういう意味があったかは、観客にはわからなくてもいいんじゃないか。
明はそれを見た、という事実だけで。
明もそれを見て何を思ったかは、わからないけど。
>>855 >三女が死んだときすぐに救急車呼ばなかったのが納得いかない。そこは呼べよと。
死なんてことも予想できなかったろうし
外の世界との接触を禁じられてるし、
救急車呼ぶなんて社会的スキルも得られないような生活ですが?
>>855は釣りだろ
何も知らないで今日見てきたとか言いながら「三女」とか言ってる。
それとも今日見たばかりでそんな欝な内容だったのに
事件記事にだけはソッコー感化されたか?(藁
少年野球の普通の家庭の子ではないと感じたから
ユニホーム貸してバットの振り方まで教えたような気がするが
普通見学してるくらいでそこまでしないだろう?
何年生?って聞いてたけど服装は汚いし
学校に行ってたらバットの振り方くらい知ってるだろう
何か感づいたと思うけど知らん顔なんだな
>>869 欠員で不戦敗になりそうだったから
ママさん連中も応援に来てるみたいだったし
立場的にヤバい責任者の監督がその辺の子供に目をつけただけだが
これも釣りか?
連れにこの映画の話をしていてハッとその連れが私生子だったことを思い出した。
そこの家は母親一人で3人の子供(父親の違う姉と双子の弟、全員私生子)を育ててくれたらしいが
そんなことすっかり忘れてこの映画のこと語ってしまった。
連れにいやなことを思い出させてしまったかもしれない、
いや、そういうことを考えてしまう時点で連れに対して失礼なんじゃ…
とかいろいろ考えてしまって、とにかくなんだか自分に欝だ
872 :
名無シネマ@上映中:04/10/02 16:17:51 ID:LEfjfQQV
連れってだれのこと?
俺だよ。俺俺
「実話を元にした」なんて書かなければ監督の志の低さを問われることもなかったのになー。
生活が乱れていく様子が面白かったけどそれまで。尻の痛い映画。
くだらん釣りが増えたな。
こころざし、だとよ。
もう一度みてみようかな。繰り返しみるの「イノセント・ボーイズ」以来
まだ混んでるのかな・・東京で空いてる上映館ある?
イノセント・ボーイズもだけどスタンド・バイ・ミーにもこの映画の底辺に
流れてるもの似てない・・思春期つながりだけか!?
>>876 わかるよ、釣りだと思えば君は傷つかなくてすむものね。
脚色とかはどうでもいいんですけどね!
うめたばしょが山なのにね!なんで羽田に脚色してんの?!
そこいらへんでね!誰も叩かないとか言いながら、
極端に脚色した先々で、ぼんやり矛先がみえるようでもあるのよねえ。
だって、羽田って主人公の親父がつとめてたことにしてた場所じゃん??
死んだ子も確かに見たいって言ってたよ?でもホントは山。
しかも、ほんとは虐待!!なんなんですかこれは!!
当事者にしてみれば、あんまり見られたくないことかもね?
先の人もいってたけど、どうせ事実と違うはなしにしたいなら。
最後まで誰も死なないほうがよかったんじゃないの?
だからこうやって、死んだ理由、生めた場所なんかに
モラルかざした説教厨がわくのよね。
そんなことじゃ、結局この映画見ておいつめられるのは当事者のような人たちなんじゃないのかと
思いました。事実スレがあれてるのは、いってる割には、そうできなかった証拠なの。
結果がこうなったことに、言い訳したような説明など無用。
叩いてる擁護派も、明日はわが身ですよ?人生不条理です。何が起るかわかりません。
当事者のようでない人は、幸せな家庭に生まれたことは感謝しなければと思うしかありませんね。
( ´,_ゝ`)プッ
おかしいわよ。羽田だわよ?なんなのよまったくw
(それに羽田ってこの話じゃ妄想ですから!残念。)
あの子供も、そのうち円光娘はらませてトンズラするわね。血は争えないものだわよ?
でもさ、事実どうりに、虐待死させたら、カンヌはやっぱ取れなかったかもね。
映画がよくないとそういうことも響くじゃない?
それでも撮るってのなら、死なないで、病気にするくらいにしとけばよかったんじゃない?
こうやって、問題になることで返って当事者の子見たくないかもよ?この映画。
882 :
名無シネマ@上映中:04/10/03 00:40:28 ID:3H/D/M1F
>>865 普通はこっそり泣かないか?あんな生活してれば。
でもさぁ、ここって「辞書で調べてた漢字を、なんで母親に聞くの?」とかそういう
馬鹿な質問が出ないだけましなスレだと思うよ。
いいかげん、実話を元にしただけで中身はフィクションだってことを理解して欲しい人も
混ざってるけど。
観た。
援交のお金を拒否する場面が、何かのスイッチをONにしたらしい。
モノレールがビルに消えていくカットで終われば悲しみも絶頂で終わったんだろうが、
もう一度日常を映すことでそうはさせていない。それはとても誠実な態度だと思った次第です。
劇的、で終わってしまえばこの出来事は「向こう側」の事件となってしまうわけで。
監督が141分の映画として子供たちの体験を観てきた観客に、もう一度彼らの穏やかな日常の風景を
提出したのは、とても誠実だなと。
この映画をただ「感動した」で消費させない、させてはいけないtぴう気持ちを感じたというか。
この映画をひとつの「体験」としてまるごと受け止めようと、そんな心境です。
母親が隣にいたのに泣いちまったよ。
>>883 >実話を元にしただけで中身はフィクションだってことを理解して欲しい人も
混ざってるけど。
話がループしちゃうけど、
そういう「実話を元にしただけで中身はフィクションだってことを理解して欲しい人」
のひとりとしては、逆にあくまで個人的感想としてそういうことを抱く人がいることも
理解してほしいと思うのだけど。
別に自分はこの映画に感動している人達を否定したいわけではない。
ごく個人的な感想としてそういうことが気になってしまい、映画に感情移入して
見ることが出来なかったのだ。
どうしてもこういうタッチの映画は現実を美化して描いているような気がしてしまい
乗れないのだ。
でもそのように意図して描いたものだから、現実と違うからといって否定する
ことはないんじゃないかというのは理屈では分かるんだけど。
>>885 現実の事件を映画とを並べて考えて否定するのは非生産的だと言いたいだけなの。
まぁ、別に生産的な議論にならなくたっていいじゃんと言われたら返す言葉はないけどね。
たぶんあなたのような人はスレの空気に乗って書き込めると思うんだよ。
否定派だろうが擁護派だろうが。
そうやって、ちゃんとした反論になってればいいと思うんだけど。
自分が言いたかったのは、「事実と違った脚色が許せない」みたいなことをいう人だよ。
事実は本人たちにしか分からないんだから、せめて起こったことをみて私たちができるのは、
実際の事件について活字などから知りえる情報と、フィクションとしての映画との間で、
何を考えるかじゃないの?
現実を美化してるのなら、なぜ美化する必要があったのかと考えてみることじゃないの?
「映画はエンターテイメントだから」とかそういう方向にじゃなくて。
887 :
名無シネマ@上映中:04/10/03 02:15:18 ID:UM+MeMxx
現実の事件の内容をそのまま持ってきたら陰惨になりすぎてしまって
監督の狙いの部分が出てこなくなるからあえて薄めたんでしょ。
ああいう特殊な状況の中でも確実に展開していたであろう「子供の世界」。
だからあちこちにいかにも自然な子供らしい描写があった。
(特にシゲルとユキのリアルな子供らしさ)
なんかパンフにもそういう子供の世界を描きたかったみたいなこと
書いてなかったっけ?
で、その子供らしさにリアリティを持たせたために、事件としての出来事は
あれだけ薄めて描いたにもかかわらず、陰惨さよりもやりきれない切なさが
目立ってたって感じがする。
888 :
名無シネマ@上映中:04/10/03 02:16:57 ID:200yz4Qe
いやほら、映画はエンターテイメントだから。駄目?
それはともかくね
現実はもっと悲惨だったのかどうかは俺にはわからんな。
客観的に第三者からみれば悲惨なのかもしれないけど、
何があっても当人に取っては日常なんだろうし,その視点を忘れちゃいかん気がする
>>886 たしかにただこの映画を否定するだけだったら非生産的と言えば非生産的だけどね。
でも、この映画は現実を美化してる気がすることが乗れなかったという言説から
もっとリアリズムでこうした題材を描いた映画が別に生まれてくるなら生産的
でもあるのではないか。
そういうタイプの異なる映画、2本を並べて、より深くこうした問題について
人々が複合的に考えるきっかけになるかもしれない。
たしかにひとつの映画を否定するだけだったら非生産的で意味がないが、
映画というのはいろいろな可能性があると思うから、
「誰も知らない」という作品がこの監督なりの観点でこうした描き方をしたことは
評価すべきことかもしれないが、
もっと別の観点で描き方があったのではないかという批判からもっと別の映画が
うまれるなら意味が出て来るのではないかと思う。
すごくいやな映画だったけど
二週間たってもたまに思い出してしまう。
ああ、ほんとにもう
891 :
名無シネマ@上映中:04/10/03 03:07:46 ID:pNnY28uX
>888
そうなんだよね。
彼らにはあれ日常だった。
通報されなかったら、どんなに陰惨でも、
そのことだけに焦点が当たるった生活ではなく、「日常」は延長していったんだろう。
>>889 > もっと別の観点で描き方があったのではないかという批判からもっと別の映画が
> うまれるなら意味が出て来るのではないかと思う。
う〜ん。「もっと別の視点での描き方があったのではないか」という問い自体が、まったく非生産的に
思えるんだけど……。というか、生産的とかいう言葉はつかわないほうがよかったね。
作品として、一種のテクストとして世に出てしまった以上、それはもう動かないわけで……。
映画の手法を論じたいだけならそれでいいんだろうけど。
そもそも、この映画のモデルになった現実の事件の「悲惨さ」というものは、どの程度確定できるものなの?
逆に実際(というようなものがあるとして)よりも悲惨なものとして想像し過ぎているということはないの?
実際よりも美化しているのと同じように……。
現実をそのまま描いたら陰惨になりすぎたから、という理屈も、情報を過信しているというか、
現実の事件がどうであったかは第三者には知りえないっていう前提を無視してない?
虚構の中に真実を求めていくということしか出来ないわけでしょう、結局……。
新聞報道だって限りなく虚構に近いものだよ。
とにかく、これだけ擁護やら批判やらが出る時点で、語るに価する映画であるって事は言えると思うんだよ。
なにかそこからすくいだせるようなものになってるのは確かだと思う。
たしかに、否定するだけで終わりたいような作品ってものもあるんだろうけどね。
>>892 うーむ、別に悲惨さを求めているわけでなくて、この映画にあまり自分は
リアリティを感じなかったというだけですよ。
あなたはこの作品に思い入れがあるので、すごく特別な作品のように思える
のでしょうが、自分にはたくさんある映画の中のちょっと独特のタッチの1本
という程度の印象でしか、ありません。
それほど、この作品のみに興味があるわけでなく、他に興味がある映画は
いっぱいあるし。
その中で語っているから話に差が出て来るのかも。
長文ループ乙
>>892 というか、私は映画一般の話をしてますよ。
思い入れがあるとかないとかじゃなくて……。
勝手に決められても困るんだけどw
私も思い入れがあるかどうかと言ったら、あるほうでしょうけど、
かといっていつまでも考え続けているというほどではない気がします。
もちろん、記憶には残ると思いますが。
それと、
>>885の方とは別の方ですよね?
個人の感想の次元の話だけで語ればいいじゃないか、というのなら、
何も弁解する必要はないわけで……。
896 :
893:04/10/03 12:39:38 ID:VNOHVPH+
>>895 またおまえか。
或いは過去レス中に時々ふってわいてくる列伝中の人物と同じ人種か。
おまえと会話すると疲れるんだよ。
何故だかわかるか。
長文レスを繰り返しながら話題をいつも少しずつずらすんだよ、おまえは。
それが傍からは結論を待たないままレスを垂れ流しているように見える。
非生産的とか言われるゆえんだな。
せめて何がいいたいか整理してから明確に書く事に汁。
それから、「批判からもっと別の映画がうまれる」事を期待する
>>896は映画一般板に逝きなさい。
そこでいろんな映画を比較してどーぞ。
898 :
897:04/10/03 12:51:59 ID:sQNQ41p7
ついでに誤解をされると困るので書いておくが、
>>895は擁護派とかいうヤツなんだろうが、
>>897のレスは擁護派、批判派、どちらに対しても言いたい。
ベランダの植物に泣けた。
小さなものが、更に小さなものを育てるということ、ってパンフか何かに書いてあった。
茂の水やりシーン、しぐさが素っぽくてかわいかった!
サクサクサイコー!の茂がかわいい。
残りのつゆにご飯を入れるシーンも、木村君がやってることだから入れたって
知ったけど、実際お腹がすいてたらああいうことやると思う。
ということで、茂君の一挙一動がすごくリアルでした。
902 :
895:04/10/03 14:17:38 ID:cc0rAq0B
>>897 私が最初に書き込みしたのは
>>883ですよ。
それ以前に書き込んだことはありません。
だいいち、私がこの映画を見たのはつい先週のことですが。
おまえが言っているのは、まったく違う人物のことですね。
この映画を見る際に、リアリティだの現実の事件との比較だのを同時に考えてしまうのなら、
そのリアリティや現実の事件との間で思考を止めずに考えるべきだ、というのが「結論」ですが。
それは
>>886から書き込んでますし、そういった思考法自体はこの映画に限らないことだという意味で、
映画一般の話をしている、という言い方をしたのですが。
そりゃ、たいした結論じゃないですけど、発端は実際の事件と違うから否定してしまうという
そういう人への反論ですので。
あと、長文がいけないということではないですよね?
ずれてるとは思いませんけど。
ずれてるねw
そんなことより、
いつから長文カキコは
開き直れるようになったの?
>>897が言ってるのは、ずれてるじゃなくて「話題をいつも少しずつずらす」だろ。
そういう897もずいぶん偉そうに見えるが。交通整理でもしてるつもりか。
長文が嫌ならスルーすべし。
事件が子供の健気さを際立たせる小道具のように使われた。
まだ母親に甘えたい年頃の子供が、お金もないのに
下の子を思いやってお年玉の工面までする。
こういうね、子供の思いやり深い嘘なんてね、
計算されていると分かっていても、キュンとする。
犬が活躍する映画なんかもそうなんだけど。
開始40分後あたりからトイレをずっと我慢しながらみてた。
両側は人が座ってたので通して貰うのは気が引けた。
最後のほうなんてひたすら早く終われ早く終われ早く終われ早く終われ早く終われ早く終われ早く終われと念じてて、
映画どころじゃなかった。
結局スタッフロールが終わって劇場が明るくなるまで耐えた。
俺もまだまだ未熟だと思った。32才。乙。
いろんな釣りが見られるスレだなw
だいぶ下がってるね。
落ちちゃったのかと思った。
デフォで誰も知らないからね。
913 :
名無シネマ@上映中:04/10/04 01:14:13 ID:RcstChNg
>907ちょっと笑えた。なんか出来すぎた長男だと思うけど・・
早熟する環境だったんだろうな。自分の子供の頃思い返してみると
いつもけんか相手の弟が調子の悪いときなんかは、妙に身内意識が
強くなった。
確かに強調されてはいるが、なんか触れてくるものがあるネ。
ageとくよ。
明後日休みだから見に行くかな。。
映画館行くの久しぶりだから楽しみだぁー
今観てきた。
江原由希子を見に行ったんだが(ウソ
モデルになった男の子、同じ世代なんだよな(おっさん
ディスタンスはもっと軽めだったんだけどこれはブルーだ
916 :
名無シネマ@上映中:04/10/05 00:25:23 ID:LNpA6I0I
ついさっき見てきたよ。
>131
大方同意
監督が意図してたのは、あんな悲惨な状況下でありながら、それでも
生きていき、生活を謳歌してたって事だと思う。
結局最後は妹が死んじゃうわけだけど、この映画は絶対不幸を押し売りしない。
むしろ必ずしも彼らは不幸ってワケじゃないって位に言ってるんだと思う。
場面場面に流れる音楽だとか、登場人物の笑顔とかからそう言う意図を感じ取れる。
>>107 広島の映画館ってどこで見ましたか?
多分シネツインだと思うけど、もうひとつのサロンシネマは日本で
一番良い映画館に選ばれた映画館なのでよければ行っててみてください。
全国の映画館で唯一(らしい)リクライニングシートを採用してます。
業者じゃないのだけどこの二つの映画館はお勧めです
まだスレの前半300ぐらいしかスレを読んでないのでかなり亀レスに
なって申し訳ない。
ところで女子高生の話が驚くほど少ないのはなぜ?
過去レスで嫌韓厨が多かったりしたのですか?
あの女子高生は観客の代役みたいなもんだからなあ
韓を持ってこなければもっと埋没していただろう
918 :
810:04/10/05 01:13:02 ID:i3rbRiIf
また張りました。一応最後です。
>>816のスレです。
>>917 そうなの。彼女は要所要所でおいしいと思うんだけどなぁ。
過去すれが読めないのが残念・・・。
韓ファンになってしまったのでピストルオペラも見てみようと思ってる。
13歳なのね・・・びっくり。
923 :
名無シネマ@上映中:04/10/05 07:04:47 ID:ZnlQM27G
>>922 年金女優つながりだね。是枝は年金を払っているのかな?
924 :
名無シネマ@上映中:04/10/05 10:34:25 ID:Ic+GtG9N
予告編で流れてる主題歌ってゴンチチのサントラ(マキシ)に入ってるの?
>>924 入ってないよ
タテタカコのCDに入ってる
タテ、いい味出してるよな
疑問に思ったこと。
「はい、山本です。」と母が名乗ったのは、もう籍入れたってこと?
それとも彼氏ん家の電話だからそう名乗ったのかな。
籍を入れたのに母親が新しい父親と迎えにこないから、
捨てられた、もう戻ってこないと思ったのかな。
明は、母親がお金だけ残して出て行っても、
なんか慣れてるように思えたんだけど、
下の子達の父親と付き合ってるときも子供たちだけ置いてけぼりで
母親とその男たちと暮らし、
妊娠して捨てられては子供たちの家に戻ってきて、
新しい兄弟を生んだりしてたのかな。
どう思います?
>母親がお金だけ残して出て行っても、
>なんか慣れてるように思えたんだけど
これは、普段から家事(つか主婦業のようなもの)を
任されていたからでは?
だいたい、ご飯・光熱費・家賃・くらいだったら12歳なら
思いつくじゃん。
929 :
名無シネマ@上映中:04/10/06 01:17:43 ID:dop990Cb
いや、明は一人でスーパーで買い物して、カレー作ったり出来るわけだから
母親は自分が外で働いてるって理由で
普段から料理や振込、買い物など明にやらせ
洗濯は京子
そして2人に洗い物をやらせてたんだと思う
>>927 っていうか、あれってYOUの声だった?
現金書留にはニセ住所を書いて送ってきてたのかと。
>>931 訂正。思い切り母親の声だよねw
ちょっと勘違いしてた……
とにかく、別の苗字を名乗ったことで、「捨てられたんだ」って感じたんだろうね……。
>>931 え?そんなこと、全然、考えもしなかったぞ
YOUの声だったと思うけど
934 :
927:04/10/06 01:48:40 ID:codG/dvl
だって、なんか母親の「しばらくいなくなる」ってメモと
お金が置いてあったら、ふつう慌てるでしょ。
なのに明にとってはいくら置いてってくれたかの方に
関心が行ってたみたいだし・・・。
あと、コンビニのおねーさんに明が
「施設みたいなところに連れて行かれそうになった」って
いってたけど、今回みたいに母親がいなかったからかなって。
普通虐待とかない限りなるべく親子で暮らさせるだろうと思ったんだけど。
生活費の振込みや家族の買い物を普段からやってたら
お金がいくらあるか気になるはずだよ
普通の家庭の子供は親が全てやってるから
生活費の事なんて全く考えてないでしょ
その辺が違うんだよ
936 :
927:04/10/06 02:44:00 ID:codG/dvl
言葉が足りなくてすいません。
私が聞きたかったのは、
明がお金がいくらあるか気になったことではなくて、
母親がいなくなったのが今回が初めてではないのでは?ってことです。
>母親がいなくなったのが今回が初めてではないのでは?
そうでしょ。
ベランダで布団干してるときが伏線で
「お母さん好きな人ができちゃった〜&hearts;」
「・・・またあ?…」
「今度は〜」
そうなる度に、展開に二人の中で暗黙の了解部分があったのでは?
やりとりのあと、布団に顔うずめてたアキラ・・・。
電話も、複雑だよね。
男とうまくいっていれば帰ってこないと分かってたからじゃないかな。
福岡ではなかったかのように嬉々として山本姓を名乗ってる母親を感じて
あれじゃ連絡をとってもすげなくされたり逆ぎれされそうだし、
そのことで男との関係が壊れるかも知れないなどと母親の事情を優先させてるアキラ…。
タテタカコってどの役の人?コンビニの子?
>938
そうですよ
素でいつもあんな感じかも
940 :
名無シネマ@上映中:04/10/06 12:31:32 ID:V9Tt1RVt
>>938 そ。
で、そのコンビニのお姉さんとの会話で
「やっぱさぁ、保健所とか児童相談所とか行ったほうがいいんじゃない?」
「そんなことしたら四人一緒にいられなくなっちゃうから・・・前にもそういう
ことがあって大変だったから・・・」ってのがあったでしょ。
だから、母親が男のとこに行って長期不在なのは初めてじゃないんでしょ。
941 :
927:04/10/06 12:35:37 ID:codG/dvl
もうひとつ思ったこと・・・。
明はなんで携帯にではなく、調べてまで家電にかけたんだろう。
携帯の番号くらい知ってただろうし、書留にも090・・・と書いてあったのに。
男とうまくいってるか確かめたかったのかな?
942 :
927:04/10/06 12:41:20 ID:codG/dvl
いろいろレスサンクスです。
やっぱり長期不在は初めてじゃなかったっぽいんですね。
なのに今回は大変なことになって・・・・゚・(ノД`)・゚・
一度090・・とプッシュしてるシーンあったよね?
その時「使われてません」なメッセージでも流れたんじゃなかったっけ?
記憶違いだったらゴメン
944 :
名無シネマ@上映中:04/10/06 14:04:15 ID:GpaPPgoA
>>927 >「はい、山本です。」と母が名乗ったのは、もう籍入れたってこと?
明に「籍」って概念(発想)があったのかは分からないけど、
とにかく「(自分たちを切り捨てて)向こうの家族の一員になってしまった」と
感じたんじゃないかな、
と俺は思った。
>>941 >明はなんで携帯にではなく、調べてまで家電にかけたんだろう。
そう!俺もこれがものすごく不思議だった。
でも後になって943が書いてるシーンを思い出して、
「母親はもう携帯電話に出ないようになってしまってたのかも」と
思い始めた。
「使われておりません」でなく、呼び出し音を延々聞いていた
ような気もする。でも俺もうろ覚え。
945 :
名無シネマ@上映中:04/10/06 14:20:44 ID:DZBbpb+M
>>940 「警察とか児童相談所とか」だよ。
普通、警察と保健所は間違えないぞ。
>>940にとってこの映画が深層心理に訴えたものが読み取れる。
部屋の汚さ・不衛生さが印象に残ったか、それとも捨てられた子猫・子犬を
連想したかのどっちかだと思う。
実は俺も保健所ってなんか変だな、と思いつつもなにが変なのか、
しばらく分からなかった。
間違いは間違いかも知れないけど、なにもそういう意地の悪い突っ込み方しなくても・・・
>>945さんの人間性も読み取れるよね。
恋心まではいかなくても、紗希に淡い想いを抱いていただろう明が
差し出された1万円を振り払い
夜の街をひたすら走り抜けていたシーンが意外に印象的だった
紗希に母親の姿を重ねたのか?
女と男が色恋めいている状況には無意識に拒否反応が出てしまうのか?
じゃあ何故紗希がオヤジと一緒にカラオケに入った時点で立ち去らなかったのか?
猛スピードで駆け抜けていく明は何を思っていたのだろうか・・・
好きな子に哀れまれてお金を貰うことが情けなかったのでは?と思いました。
せめて好きな子にだけは同情されたくないよね…
949 :
名無シネマ@上映中:04/10/06 18:07:05 ID:LJYqL3XE
947>金のためおやじと遊んだ紗希に男にだらしない母親の姿を重ねたんじゃないだろーか
映画の方でも長男がDQNとつるんで妹を折檻するシーンがあるんでしょうか?
090とかけた時はキムキム兄さんに会いにいく時じゃなかったか?
(そのあとタクシー会社の受付で尋ねてるシーンもあったし)
>>947 そして最後に二人の手が重なるシーンに昇華する。
壊れ始めた日常の中で、久々に楽しかった野球。
それが残酷な事への伏線であることは痛いほどわかる。
席を立って帰ろうかと思った。
ここで主題歌が入ると泣いてしまうと思うところでやはり流れる「宝石」。
正攻法のみで打ちのめされた。すごい映画だ。
主役キモ杉
あの放置されて生活していた状態より、
事件が明るみになって事情が判り始めた (映画には描かれてない、その後の)
子供たちの心理を考えて翌日どんよりとしていた
そいや、引越しの挨拶回りでYOUさん演じる母親が渡していた品物
ちゃんと三越だったな
俺も知らない。
昨日、観に行ったけれど上映時間ぎりぎりになって
赤ん坊(?)を抱いた人影が入場してきた。私の周りはもういっぱい座っていて
仕方なく前の方の席に行ったのでほっとした。
上映中、街の喧騒とかミスドのシーンで子供の泣き声がかすかに聞こえたんだけれど
あれはやっぱり、あの子連れ?
上映時間も長く、大人向けの映画に何故に赤ん坊連れが入場できるのだろう?
ポケモンとかアンパンマンを上の兄ちゃん姉ちゃんに見せに来て
仕方なく赤ん坊連れっていうのならまだ理解できるけれど。
大体、いつ泣くか判らない爆弾を抱えてまで劇場に足を運ぶ神経がわからない。
せめて早めに来て、泣いたらすぐ退席できる一番後ろの席を確保するくらいの
配慮を持てよ。
>>957 母親に優しくないと将来大変だぞ。泣くくらいいいじゃないか。
俺もお前も昔はやっていたことだし。
>957
あの映画を見ても母親をそう見るか。
家に赤ん坊放置してくる方が恐い。
その女性、映画見るくらいの時間すら、子どもを預かってくれるような人が周りにいないんだよ。
それでも彼女はこの映画を見にきた。
それは救い。
自分なら、託児所も知らないとこに単発で預けるのも恐い感じするし、
まわりに理解者、協力者がいないと、子育てする母親はどこにも行けず自宅に閉じこもるしかなくなるよな。
母親に捨てられた子どものように、社会に捨てられてる感じ。
ま、どこでもそうやって子どもづれが疎まれるから
茂たちはスーツケースに隠れにゃならんかったんじゃないかね。
>>958>>959別に腹は立たないが優しい人が多いんだね。
十年ちょっと前は確かに赤ん坊を育てていた母親だが 赤ん坊は泣くものだけど
それが許されるところと 許されないところが有ると思うのだけれどナ。
映画に来ている人はお金を払って観に来ているのに臨席の赤ん坊がむずかっていたら
映画に集中できない、同じ日に観に来た事を呪うよ。
映画が観たいからって放置は論外。
赤ん坊を連れて来てまでしてもこの映画を観る事は 救い??なのか???
ちょっと待てばレンタルも出まわるだろうに。我慢が無いとしか思えない。
>子育てする母親はどこにも行けず自宅に閉じこもるしかなくなるよな。
昨日の母親に限っては心配無いだろう。映画館に連れてくるくらいだから
どこでも行っているよ。ついでに書き足すと連れはいたよ。
映画は一緒に観られる相手だけれど,単独で赤ん坊を見てくれる人は居ないのかもね。
熱く反論しあうほどでもないと思うのですが
>>959 >ま、どこでもそうやって子どもづれが疎まれるから
茂たちはスーツケースに隠れにゃならんかったんじゃないかね。
この映画の場合はそういう問題じゃないですよ。
戸籍がない子たちだから社会から隠してたんですよ。
戸籍があっても母子家庭でしかも幼い子供4人いたら疎まれるんじゃないか。
子供をスーツケースに入れて隠したのも入居するためのものだったし。
いずれにしろ、社会が疎まれるから、社会が悪いからスーツケースに子供を入れたんだ
とは言えないのでは。
単にこの母親が非常識だったというだけで。
母親を告発しないといいつつ、問題を社会が悪いと転嫁するのは筋違い。