1 :
名無シネマ@上映中:
2 :
名無シネマ@上映中:03/11/30 13:10 ID:GPk+m/yX
2
前スレの最後に黒澤監督デビューの時の
小津監督の大人ぶりが紹介されたが、
新スレもNHKが始まらんと盛り上がらんのか?
DVD-BOX第三集買われた方いますか?
ビデオ等に比べて音声がどれくらいクリアになったのか、良かったら教えて頂けませんか。
5 :
^^:03/12/01 05:32 ID:TfVwTjSX
いよいよ、今日からBSでオズ特集だね。
生誕日の12日、傑作東京物語まで、
まさにオズ週間。これが、日本映画のもっとも
高品位の作品。まさに、日本、まさに映画。
誰もまねできない。オズ。世界のオズ。
今日は、三流とはいわないが、二流監督の周防が解説しますww
みんなで見ましょう。
6 :
^^:03/12/01 05:34 ID:TfVwTjSX
黒澤ファンの低俗通俗権威主義のヒトは
こなくていいよwww
↑
小津ファンは三流人間が多いですね^^
8 :
^^:03/12/01 06:00 ID:TfVwTjSX
もう、バカ澤ファンがやってきたか・・・
バカ澤ファンは、バカ澤のスレにいけよ
カス二郎ファンはカス映画好きなんだ^^
クライテリオンの「東京物語」買いますた。
松畜の全集買うの止めますた。
クライテリオンで今後出るのをこつこつ買うことにしますた。
11 :
名無シネマ@上映中:03/12/01 10:24 ID:p59sY2hi
前スレの終りの方で少しだけ話題が盛り上がった?黒澤のデビュー作『姿三四郎』
にまつわる小津がらみのエピソードで、黒澤=子供(ガキ)小津=大人というのは
その限りではその通りだが、小津にも似たようなエピソード(ライスカレー事件)
があるよね。もっともその時の小津は23歳。片や『姿三四郎』当時の黒澤は既に
30歳を越えてることを考えるとやはり…
12 :
^^:03/12/01 13:18 ID:qHbD6ZN7
クソサワ好きは、なんで、無関係なスレに
きて、荒らすのか?やっぱりクソサワ映画が
クソだからか?
13 :
名無シネマ@上映中:03/12/01 14:43 ID:o337klJ/
小津の「ライスカレー事件」とは、助監時代に撮影所の食堂での出来事だ。
ライスカレーを注文したところ、運ばれて来たライスカレーは後から来て
注文した牛原虚彦の元に運ばれた。「なんで後から来た者が先なんだ」と
抗議する小津に対して、その生意気な給仕いわく「牛原さんは監督さんです」
「な、なにぃ〜(わなわな…)、やすじろうパーンチ!!!!!!!!!!」
この騒動は撮影所でもっぱらの話題となる。やがて所長の城戸四郎の耳にも入る。
所長室に呼ばれた小津ではあったが、所長より命じられたのは脚本の執筆であり、
まもなく小津は監督昇格の辞令をもらうことになるのだ。
クライテリオン版はホームページを色々見るに、リージョンがALLなのか1なのかが紛らわしい。
実際、どっちなんでしょ。
BOX1を買ったのにまだ見てません
いつ頃見ればいいんでしょうか?
16 :
名無シネマ@上映中:03/12/01 22:07 ID:apjYhBKd
17 :
赤いヤカン:03/12/01 23:41 ID:VkG1njz9
小津さんだって人間。晩年、監督会で吉田喜重さんの批評に対して不可解な
言動をとったことがあるし。
小津さんだって、若くして老成し、達観して自作を趣味悠々と作っていたわけ
ではないよ。
小津さんのフィルモグラフィーは、苦悩し、迷い、時に絶望しながらも映画や
現実の無秩序さと戦ってきた一人の芸術家の軌跡です。
18 :
名無シネマ@上映中:03/12/02 00:19 ID:G7oogoT2
小津カス二郎は・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
活劇撮れない
編集出来ない
マルチカメラ使えない
太陽撮れない
馬扱えない
新しい映画技法生み出せない
カンヌで賞獲れない
ベネチアで賞獲れない
ベルリンで賞獲れない
ハリウッドでリメイクされない
小津カス二郎は本物のカス監督!!!!!!!!!!!!!!!
>>18 おまえよりかマシである事は真実だけどな。
22 :
名無シネマ@上映中:03/12/03 03:55 ID:TLID/lPT
第三週買おうかな
BSの特集が始まっても
この書き込みの少なさ・・・
ドキュメントとかは本編以上に貴重かな。
「小津の愛した女優たち」なら「原節子」が出てほしかったが
それができたら大事件だしね。
無声映画での佐野史郎と竹下恵子の「声の出演」は
DVDにも入っているのかな?
弁士付きで見たかった気がするが
これも珍品として貴重かも。
というわけでdvdレコーダーがフル回転状態です。
24 :
名無シネマ@上映中:03/12/03 11:23 ID:0RnI/BBW
岡田嘉子ってきれいだね。
それに引き換え田中絹代は・・・
25 :
名無シネマ@上映中:03/12/03 11:55 ID:9KAwNx2C
顔地味
26 :
名無シネマ@上映中:03/12/03 12:52 ID:mqgFMBxs
今月のBS放送、この映画はみとけ!
っての教えてください
東京物語だけは見たことあります
>>26 「東京暮色」「早春」「風の中の牝鶏」
そして来月の
「非常線の女」
なんでこんなさえない女使ってるんだと思っていたが、
まさかあれが田中絹代だったとは。
宗方姉妹では、まあそれほど美人とは言わないまでも、
凛とした感じがとっても良かったのに。
>>26 今月というか、東京物語・晩春・麦秋、この3つ抑えればまあいいんじゃないでしょか。
30 :
^^:03/12/03 19:03 ID:LwZlzt+X
今日の8時から、
日本映画の傑作といわれる
生まれては見たけれどがある。
これを見れば、無声映画の頂点といわれる
オズの凄さがわかるよ。
31 :
^^:03/12/03 19:09 ID:LwZlzt+X
ジャームッシュがオズを知ってたのは
驚いた。ジムは、インデペンデントの雄と
言われるほど、決してハリウッドにはいかずに
ニューヨークの貧乏映画作家としての自分を
通してるね。やはり、オズが好きな奴は
一本筋が通ってる。私も決して自分の嗜好は
変えない。それはオズが決して自分の撮り方を
変えなかったようにね。
ジャームッシュの「ストレンジャー・ザン・パラダイス」で
競馬の馬の話題になったシーンで
馬の名前が「東京物語」と「晩春」だったのには笑った。
>32
字幕には出てなかったかも(訳者が気づかなかったのだろう)
もう一つ「できごころ」も
tokyo storyとlate springは
聞き取れたが、出来心はなんて言ってたの?
passing fancy
たしかにこんな馬の名前はじっさいありそう
36 :
名無シネマ@上映中:03/12/03 23:07 ID:o0pEyg3v
>>30 小津は無声映画のほうが面白い。
「秋刀魚の味」「宗方姉妹」はクソ映画。
37 :
^^:03/12/03 23:25 ID:kPYlxXOl
世界の小津?
世界にカス映画を広める小津カス二郎だろう。
38 :
^^:03/12/03 23:27 ID:kPYlxXOl
日本の恥を世界にさらす
天下のカス二郎
カス映画ばっかみてんじゃねえぞ
39 :
名無シネマ@上映中:03/12/03 23:39 ID:wAbgL6VT
「生れては見たけれど」をはじめ、学生ロマンス、東京の女と
サイレントがものすごくいい。
NHKの公式ページでのランキングも
生れてが2位だ!
40 :
名無シネマ@上映中:03/12/04 00:05 ID:oOMpcdzY
小津カス二郎は・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
活劇撮れない
編集出来ない
マルチカメラ使えない
太陽撮れない
新しい映画技法生み出せない
カンヌで賞獲れない
ベネチアで賞獲れない
ベルリンで賞獲れない
アメリカで賞獲れない
ハリウッドでリメイクされない
国民栄誉賞貰えない
小津カス二郎は正真正銘のカス監督!!!!!!!!!!!!!!!
ラストサムライスレいっぱいありすぎて遭難中
42 :
41:03/12/04 00:52 ID:szCpYbzG
43 :
名無シネマ@上映中:03/12/04 00:53 ID:j/76JN1N
おじいちゃんが「生まれてみたけれど」を見て泣いていました。僕も一緒に見てましたがあれは泣くような映画じゃあないですよね?
おじいちゃん曰く懐かしさとラストシーンあたりで泣けたらしいんですが、僕にはさっぱり理解できませんでした。けど無声映画のわりに眠くならなかったし作品としてはよくできた映画だとは思いました。
「生まれてはみたけれど」見ました。
最初の頃出てくる子供たちの1人が、「コノコハ ゲリシテマスノデ、
タベモノヲ アタエナイデ クダサイ」という札を首から下げていましたね。
僕は、伊丹十三の「タンポポ」の、最後のほうに出てきた
子供がやはり、「この子は、自然食で育てていますので、
食べ物をやらないでください」という札を首から下げているのを思い出しましたが、
これは所謂ひとつの、
映画史への目配せとゆーやつでしょうか?
この時、子供に、なめていたアイスをくれてやるのは、
藤田敏八でした。
45 :
名無シネマ@上映中:03/12/04 01:20 ID:n36zB75K
小津映画が世界で注目されたのは黒澤の「羅生門」のおかげ。
小津は黒澤に感謝しろ。
>>43 いやあ、私は最初見たとき大泣きでしたよ。活動写真で父のふざけっぷりが写されたとき。
ショックを受けた子供達がなんとも・・・。父のふざけ顔で笑いながら泣きました。
今日も見ましたが、今回はそのシーンよりもラストに感動しました。以前見たときは
あまりそうは感じなかったのですが、暗いものを残しつつも皆明るく終わるあの終わり方
に感動。
47 :
名無シネマ@上映中:03/12/04 01:35 ID:n36zB75K
いまのところ「晩春」が一番面白い。
笠智衆の間抜けな演技に大爆笑したし原節子も美しい。
>>47 「麦秋」もなかなかよいぞ。
不寛容で辛辣、眼光鋭い笠智衆。
49 :
名無シネマ@上映中:03/12/04 02:03 ID:n36zB75K
「生まれてはみたけれど」も良かった。
あのユーモアセンスは黒澤や溝口でも敵わないと思った。
50 :
名無シネマ@上映中:03/12/04 02:15 ID:ZbDEqb4i
今日、BSでやってた『生まれてはみたけれど』観ました。
面白かったし、笑いすぎて泣けてきました。
活動写真の中での父親のふざけっぷり、そして子供の引きっぷり。
何度思い返しても笑えるし、泣けるなあ。
小津信者が小津をマンセーするのは別にいいが
黒澤を臆面もなく貶しめ小津をマンセーする小津信者は映画ファン失格だね。
52 :
^^:03/12/04 05:03 ID:ZQW6dips
別に、いいだろう>クソサワ批判
私は、どうしてもクソサワやハリウッド映画は、評価できない。
あんなものは、2時間見ようと10時間見ようと
何にも見なかったものと同じだからな。
53 :
^^:03/12/04 05:06 ID:ZQW6dips
クソサワが、ハリウッド映画の監督から好かれるのは
実によくわかる。両方全く同じ傾向の作品を撮るからね。
映画を見る前と見終わった後、まるでなにも変わらない。
2時間損をした気分になる。つまり、何も見なかったものと
同じなのだ。
>>44 ご想像の通りです。
伊丹監督自身がインタビューか何かで
あれは「生まれてはみたけれど」からと発言してました。
オマージュだか引用だか知りませんが
インテリのお遊びですね。
昨日のBSで中井貴恵が持ってきたハガキの
イラストは初見だった。
小津監督はイラストうまかったんだね。
自画像はめちゃくちゃかわいかった。
あのハガキのイラストはどこかの小津本に出てるのかな?
いい映画を撮る監督はみんな絵がうまい。
黒澤やフェリーニも抜群にうまかったね。
昨日の特番の自筆ハガキで自分のことを「おず」と書いてたから
やっぱりオヅじゃなくてオズが正しいんだな。
>>54 ご返答、ありがとう。やはりそうでしたか。
小津映画の子供は腕白そうで、生き生きしていいですね。
>>56 僕は、映画監督というのは、体格の立派なスポーツマンが
多いという、思い込みがあります。
黒澤も、小津も、明治の男と思えないほどの偉丈夫ですし、
ゴダールや、パゾリーニなども見かけによらず、
優秀なスポーツマンらしいですし。
体は小さいですがチャップリン、そしてキートンの
運動神経は驚異的です。
59 :
名無シネマ@上映中:03/12/05 00:36 ID:1SP5OVzX
黒澤と小津ってクラシック音楽でいうとカラヤンとチェリビダッケか?
60 :
名無シネマ@上映中:03/12/05 00:40 ID:+q1JYgN6
黒澤監督を臆面もなくクソサワ呼ばわりする小津バカ厨を追放しようw
フランス人ですっごいオズのオタッキーがいたんだけど、
オズオズオズオズと常にオズの話題ばかりする香具師だったが、
正直ウザかったし、正直オズって誰か知らなかった。
62 :
名無シネマ@上映中:03/12/05 00:57 ID:2CD8pzM9
オレがフランス人相手にラシーヌやコルレイヌの名前を連発してやったのに
全く無反応だったことを思い出すぜ。
63 :
名無シネマ@上映中:03/12/05 01:17 ID:IPbtWm4G
笠智衆って芸名?本名?
64 :
sage:03/12/05 01:47 ID:iQ2x4EcF
淑女と髯サイコーですた
ラスト近くではDQN娘がしおらしくなって萌えた。
>>59 黒澤=フルベン
小津=ワルター
「風の中の牝鶏」 の予告見たら階段から妻が落ちるシーンすげえなあ。
ズゴゴゴゴッ!て頭から落ちてる。
スタントに見えないしヘタした大怪我するところだな。
小津は無声映画時代が頂点。
無声映画でやめときゃ良かったのに。
会話シーンの不自然さは酷すぎるよ。
「宗方姉妹」は高峰秀子の演技がくどい。
BSの小津百科を後でまとめて放送してくれないかな?
何かいいなとは思ったけど録画して保存したいとまでは思わなかった。
71 :
名無シネマ@上映中:03/12/05 07:17 ID:t1bPMxic
>>31 「ストレンジャ〜」って小津そっくりじゃないか
72 :
名無シネマ@上映中:03/12/05 07:17 ID:t1bPMxic
「淑女と髭」最高!
73 :
^^:03/12/05 07:22 ID:N3oJdkqK
>>67 早まるな。「宗方姉妹」は、オズの全作品中、
一、ニを争う駄作だ。私は、これを見て
オズに吐き気を覚えたことがある。
宗方姉妹は、ほんとに、オズのいいとこが
まるで見れらない、目を覆うばかりの駄作。
これだけは、二度と金を貰っても繰り返して
観れない作品の一つ。
この人、ゲイだったの?
75 :
名無シネマ@上映中:03/12/05 09:55 ID:kMe3h2O5
遅レス
>63
笠智衆 本名だよ〜ん 実家はお寺 納得してもらえたかな?
76 :
名無シネマ@上映中:03/12/05 10:46 ID:rDL/PWXl
>>73 具体的にどこが駄作だと思いますか?
>>74 玄人女性ばっかり相手にしてたそうだよ。
77 :
名無シネマ@上映中:03/12/05 11:57 ID:IPbtWm4G
^^とかいう奴のように小津映画がわかってるとかいって自慢げに
語るやつほど、小津映画の本質がわかってない場合が多いんだな。
新しい世界観をみつけて自分を他人より上に位置つけたいという
気持ちはわかるけどさ。
「本質」とか「わかってない」とかを口走ったとたんに
そいつの言ってることがまったくもって胡散臭くなるのってなんでだろ
2ちゃんねるらしくなってまいりました
81 :
名無シネマ@上映中:03/12/05 16:17 ID:0udgNRwc
おまいら録画はどうしてるの?
漏れはテープのやりくりが大変で泣きそうです。
小津プレビューも見逃せないしな。
82 :
名無シネマ@上映中:03/12/05 17:00 ID:VxbwTsqa
とりあえずS-VHS120分3倍で10本に収めるつもり
エクセルで予定表を作ってテープごとの配分を決めたんだけど、
3分の小津百科を計算してなかったのでやり直し・・・
うーん、でも9日の「突貫小僧」と「小津と語る」の間にテープを入れ替える
のはやっぱり無理かなあ・・
つか、工藤夕貴のインタビュー番組はパスしたら、ああ何と先生の肉声が!
こんなことならHDD買っておけば良かったとマジで後悔するも先に立たず・・
83 :
^^:03/12/05 17:02 ID:m4ManclM
>>76 宗方姉妹は、一度見ただけだが、観ている最中も
観終わってからも、不快感だけがあった。
まず、主人公の設定が不味い。あのバカみたいに
活発な娘の話は、オズには合わない。主演女優の
演技も不味すぎる。いつもの俳優の演技を
十分に抑制するオズの演出が見られないのも不可解。
たぶん、東宝で撮ったことが影響していると思う。
脚本もまずい。これは、原作がよくないことが
原因だろうが、セリフも不味いのでオズのせいだろう。
役者の配置もだめ。姉の亭主も、ひどい演技。
私も、これだけを見てオズを判定したら、二流監督と
判断してたと思う。題材、舞台設定、演出、脚本、
すべて、最悪のできである。まあ、オズといえども
なかには駄作もあるということですよ。
84 :
^^:03/12/05 17:20 ID:m4ManclM
でもね、「宗方姉妹」見る前に、「生まれてはきたけれど」と
「晩春」、「一人息子」を観てたのが、
よかった。オズの演出の凄さ、オズが凄腕監督というのを
上記の三つでわかっていたので、一つくらい気に入らない
作品があっても許せたわけだ。
85 :
名無シネマ@上映中:03/12/05 18:12 ID:7npYe35k
>>82 >テープを入れ替えるのはやっぱり無理かなあ・・
解るわ、その気持ち!w
そうインターミッションの時にいかに素早くテープを入れ替えれるかが肝だね。
特にとことん小津DAYなんてそんなのばっかだし。「鏡獅子」なんて番組内で
放送ってだけで時間すら判らんし。あれ絶対視聴率稼ぐ為のNHKの作戦だよな〜。
オレも紙に書き出して色々配分を考えたが小津百科のせいで全部練り直し。
もうこうなったら160分とか180分テープを買ってきてアメリカ軍並の物量作戦で
乗り切ろうかと考えてる。
とりあえず全部録るだけ録って後から編集する方がイイと思う。
>>83-84 小津はこうあるべき、なんていう偏狭な先入観がないか?
「宗方姉妹」、たしかに成功作とは言えんが、
虚心に見れば、随所に輝きが見出せる作品だと思う。
高峰秀子のコスチュームにご注目を。
こういうさりげない所にも、モダニスト・小津のセンスが見える。
高峰のちょっとオーヴァー気味の演技は好みの分かれる
所だろうが、「ある夜の出来事」ばりのサービスカット(wも含め
小津のアメリカ映画への傾倒ぶりが伺えて興味深い。
なお、高峰の肢体をまっすぐに伸ばした、健康的で大らかな
歩き方は、その後に撮られた「麦秋」の原節子の歩き方を
予感させる。ビデオに両作品を撮った方は、原節子が畳の上を
歩く際に見せる、半ばフワリと飛ぶような歩き方と是非比較されたい。
87 :
名無シネマ@上映中:03/12/05 19:57 ID:pbjQVgHc
今回の小津特集の録画をめぐって、ビデオテープで右往左往している
御仁たちのレスを見るにつけ、ハードディスク搭載したDVDレコーダー
を持ってるオレは何て幸せモノなんだろう。
しかしそのことを吹聴するオレ様って、何てイヤミなヤツなんだろう。
88 :
名無シネマ@上映中:03/12/05 21:38 ID:W+kNZOpX
>>87 今回の小津特集の録画をめぐって、ビデオテープだのDVDレコーダー
だので右往左往している御仁たちのレスを見るにつけ、DVDBOX
を持ってるオレは何て幸せモノなんだろう。
しかしそのことを吹聴するオレ様って、何てイヤミなヤツなんだろう。
つか、戦後だけでも小津は「風の中の牝鶏」、「宗形姉妹」、「東京暮色」と
三度ドラマチックな題材に挑戦してすべて失敗している、とは思うけど、その
中で「宗方姉妹」だけが特に悪いとは思わないなあ。
小津らしくないというより、むしろいつも通りに細部を丁寧に描きすぎて、物
語の焦点がボケちゃったような感じがするな。こういう題材を格調高く無常観
でまとめるなら長さを気にしないでアンゲロプロスみたいなアプローチとか、
あるいは格調より勢いで「ホテルニューハンプシャー」みたいな行き方もある
のを、今でこそ知ってはいるけどさ。
まあ、だからこれは結果としては小津の意図が空回りした「失敗作」では
あったとしても、「駄作」として切って捨てるワケにはいかないのね、僕は。
つか、
>>87、
>>89 うるせーやい!
91 :
名無シネマ@上映中:03/12/05 23:06 ID:KJaR2ruR
ビデオでしか小津特集を録画できない人をカス二郎と呼んで徹底的に見下し、
DVDレコーダーやDVD−BOXを持っている事で勘違いした優越感を抱き
普段の現実社会で日陰の花のようでまったく報われないまるで初期小津映画に
出て来そうな人達が溜飲を下げるスレはここでよろしかったですか?
92 :
89:03/12/05 23:10 ID:VslG+3tg
>>90-91 いや本当はDVDレコーダーもBOXも持ってません
ちょっと言ってみたかっただけ
工エェ(´д`)ェエ工
94 :
名無シネマ@上映中:03/12/06 02:58 ID:uRM3eGRn
「東京暮色」BSで初めて見た。
出てくる人みーんな何か冷たい。というか、クールだ。
最後に少し救いがあったけど。
でも冷ややかな雰囲気の中にアキ子(有馬)と孝子(原)
が時折見せる激情みたいのが際立って、どきどきした。
小津の中でも好きな作品になりそうなのに、評価低いんだ・・コレ
95 :
名無シネマ@上映中:03/12/06 03:09 ID:CwRQwHOb
>>94 いや、このスレではわりかし評判いいんだよ。
96 :
名無シネマ@上映中:03/12/06 03:41 ID:Wi9A2cFq
柄谷は小津の映画はそこら辺のおじさんおばさんが正月映画に観る大衆娯楽もの
だったのに、蓮実が(及び蓮実一派)小難しい映画論を論じて世界的な監督にな
ってしまった言っていたけど、
本当は小津ってその程度の大衆娯楽監督なんじゃないの?
やや高尚な山田洋次ということでさ。
海外の監督は小津映画をオリエンタルズムな勘違いしてると思うけどねえ。
小津映画も妙に芸術的な解釈されて苦笑したと思うよ。
>>96 お前は馬鹿か。
何を当たり前の事得意げに書いてるんだ?
松竹のホームドラマなんだから娯楽映画にきまっとる。
そもそも優れた娯楽作品だからこそ偉大な芸術作品たりえるんじゃないか。
レンブラントやモーツァルトの傑作だってほとんどは頼まれ仕事。
報酬や顧客の要望に応える為に努力した結果優れた作品が出来あがった。
ドストエフスキーや夏目漱石だって新聞連載の為に長編小説を書いた。
そういう意味では娯楽小説の作家だ。
「市民ケーン」も「
続き(w
風とともに去りぬ」だって普通の娯楽映画として作られた。
名作の誉れ高い「ゴッドファーザー」もただの娯楽映画だぞ。
ベストセラーを元に作られた世界中で大ヒットした通俗ギャング映画だ。
クズカスジロウ
パンフォーカスぐらい出来んのか!クズカスジロウ
「東京暮色」の終盤、笠智衆が娘の仏壇に向かって何やら
ブツブツ言ってるのがやたら不気味だったよ。
あの無表情さが何ともいえない。
で、「暮色」って何て読むんだっけ??
会話の切り替えが多すぎて見る気が失せるぞ!クズカスジロウ
二次元人
>>101 暮色=ボショク
俺は「宗方姉妹」をずっと「ムナカタシマイ」と読んでいた。
NHKで「ムネカタキョウダイ」とみんなが発音しているのを聞いて
正しい(?)読み方がわかったよ。
105 :
名無シネマ@上映中:03/12/06 10:16 ID:6QeT42c6
同様に『小早川家の秋』も「コハヤカワケノアキ」だもんね。
「コバヤカワ」や「コハヤガワ」といった濁音ではキツイ感じ
がして、小津の耳というか、彼の美意識?に受けつけなかった
のが理由だとか。
106 :
名無シネマ@上映中:03/12/06 12:48 ID:KIg5aEJ0
やっぱ、録画面倒くさいから、DVDボックス買おうかなぁ。
つか、戦後松竹のLDボックスも全部みてなかったりするんだが。
>>105 「コハヤガワケノアキ」だよ。濁音のキツさを嫌って、「コバヤカワケ」から変更されたのはその通り。
108 :
名無シネマ@上映中:03/12/06 17:32 ID:ZC24KUFC
「東京暮色」BS イイ!
冬の情景、雀荘、産婦人科、酒、不倫、室蘭へ出奔
踏切、平手打ち、そしてなんと言っても刑事と原節子のマスク
無表情で冷酷な人物、これは最高の恐怖映画だよ
109 :
名無シネマ@上映中:03/12/06 17:33 ID:ZC24KUFC
「東京暮色」=エロゲー
110 :
^^:03/12/06 19:39 ID:FdgchpQH
ゴダールは、言った。
映画を見て、その国がどういう国かわかるような
そんな国民性がにじみ出ている映画が
私にとっていい映画だ。
オズの映画は、日本がよく出ている。
日本人の国民性がにじみ出ている。
オズの映画は、すばらしい。
111 :
^^:03/12/06 19:42 ID:FdgchpQH
柄谷って遅れてきたポスト構造主義者でしょ。
私、全然彼を評価しない。
文芸評論家にろくな奴はいない。
もっとも映画評論も私は読まないがね。
112 :
^^:03/12/06 19:49 ID:FdgchpQH
芸術上の再発見は、芸術史にはよくあることさ。
これは有名な話だが、
バッハの同時代における評価は、二流というものだった。
バッハがワイマールに呼ばれたとき、ほんとは
テレマンを呼ぶ予定だったのだが、テレマンに断られて
二流だが仕方ないという消極的理由で
バッハが宮廷楽団に呼ばれたのだった。
メンデルスゾーンの登場でバッハが再発見されて
現在におけるバッハの評価が確定した。
それ以降バッハは一流どころか超一流の作曲家となっており
現在ではテレマンなどバッハの比較にもならない存在だ。
オズは、映画史におけるバッハであろう。
113 :
^^:03/12/06 19:52 ID:FdgchpQH
人の意見は、参考にしかならない。
評論というのも、斜め読み程度にしとくべきだ。
人の言うことをその通りに思う奴は、
そいつがバカという証明だろう。
>>113 おっしゃりたいことはわかりますが、あなたも他人の言葉を自分の言葉と錯覚
し、無意識的に他人に同調させようとしているのかもしれませんよ。
115 :
名無シネマ@上映中:03/12/06 23:57 ID:hzSM+cZ8
>>5 >誰もまねできない
二流監督の周防がいとも簡単にまねしていたが・・・。
116 :
名無シネマ@上映中:03/12/07 00:27 ID:t2R8M1gN
>>83 「宗方姉妹」さっきビデオを捕ってあったのを初めて見たが
傑作だと思ったぞ。
「小早川」と同じものがここに早くもあったと思った。
とてつもなく哀しい物語だった。
117 :
名無シネマ@上映中:03/12/07 00:30 ID:irYo2IVT
東京暮色みのがした・・・
フィルムセンターにいくしかなさそうだな
118 :
名無シネマ@上映中:03/12/07 00:45 ID:t2R8M1gN
ああそうそう、ひとつ言っておくが
「宗方姉妹」の主人公は(というか真の主人公は)
山村聡なんだよ。あの男の背中に小津の人生観の
全てがあるんだ。
それ意外の軽い作りはあの背中を浮き立たせるための
道具でしかない。
若い頃の田中絹代って、卓球の愛ちゃんに似てるよな
黒澤=ベートーベン
溝口=モーツァルト
小津=つんく
アキ子役は元々岸恵子だったのは本当?
雪国が延びて、出られなくなった様だが。。
122 :
名無シネマ@上映中:03/12/07 02:07 ID:t2R8M1gN
参考
『宗方姉妹』(1950)小津安二郎
高峰秀子の子役デビューは、昭和4年松竹蒲田から始まる。
13歳の時に東宝からの引き抜きで移籍する。戦後の22年ごろ
労働争議のからみで新東宝に移る。25年諸々の理由から新東宝を去り、
日本ではじめてのフリーの女優となる。
一方、小津安二郎(1903生まれ)は戦前にはすでにその名声を確立して、
今や松竹の金看板である。高峰の言葉を借りれば、小津の映画に出ることは
俳優の名誉とされていたというほどである。当時より小津は演技指導の厳しさ
でも有名であった。ふたたび『私の渡世日記』から『宗方姉妹』に関連した
部分を引用しよう。
・・・・・・・・
映画界に入って20年余、ぶっ続けに仕事をしていれば、それ相当に演技だけ
の引き出しとやらはたまる。「人気女優」というその名の通り、人気もあれば
収入もある、という結構なご身分の私が、とつぜん心境に異変をきたして
ガリ勉をはじめたのにはレッキとした理由があった。昭和25年度の
新東宝作品「細雪」で、文豪谷崎潤一郎を知り、「宗方姉妹」で、
名匠小津安二郎を知ったことで、人間の可能性の見本をみるような気がした
からであった。(中略)
小津作品から受けた印象は俳優の一人一人が丹精された庭木のようであり、
画面が能舞台を見るような気品に輝いていたことだった。(中略)
小津の演技指導はさすがに厳しかった。台詞にダメが出、動きにダメが出、
十回、二十回、三十回と、信じられないほどのテストがくり返される。
が、小津安二郎は私にだけは物足りないほど寛容だった。たぶん、
私の役が明るいおてんば娘だったので、緊張によって演技が堅くならないように、
という配慮からだったに違いない。(中略)
BSは今日はとことん小津の日だ。
「鏡獅子」がテレビで放送されるなんて夢みたいだな。
これって2ヴァージョンあったhずだけど
どっちが放送されるんだろう。
124 :
名無シネマ@上映中:03/12/07 14:36 ID:vcfzxQvo
TVをつけたとたん鏡獅子を見れるとは・・・
結局おあずけなワケだが・・
126 :
名無シネマ@上映中:03/12/07 14:52 ID:NUQnUvUF
引き伸ばしか・・・
いきなり鏡獅子は放送されてしまったのですが・・・
128 :
名無シネマ@上映中:03/12/07 18:26 ID:wKyv37yc
「淑女は何を忘れたか」って、結局何を忘れたんだよ。
129 :
^^:03/12/07 20:27 ID:p1/jIHRT
早春は、やはり傑作だった。
これは、20世紀の日本のサラリーマンの
生活、心情を描いた貴重な資料となりうる
作品だろう。
わたしゃ、脱帽しました。
コヤハガワつまんね。
造り酒屋の家の話なんて特殊な職業だから庶民感覚と関係ねえから、
共感できねえし。ジジイの浮気なんてもっとどうでもいい。
あと、社長シリーズのレギュラーが3人も出てきて興ざめ。他の俳優使えよ。
コメディ映画とかぶっちゃってるじゃん。当時って、俳優の人口少なかったのか?w
笑えねえし(作り手側は笑わせようとしてるけど)、かといって感動もできねえし、
共感もできねえし。
こんなんが娯楽の少なかった当時の人たちにはおもしろかったんだろうね。
昨日見た8マイルのほうがよっぽどおもしろい。
以上。
「俳優は映画会社専属だから」っていうレスは不要。
意味がないから。
つか、ま、面白くないなら無理して見る必要は無いだけかと
今録画してあった「とことん小津」を早送りで見たが
「鏡獅子」はさわりだけだったんだね。
テレビ太郎で放送予定に入っていたので
てっきり全部やるのかと思っていた。
まさか1月7日は全部流すんでしょうね。
「小早川家の秋」大好きなんだけど。
女優陣が華やかだし。
その前にやってた生放送の特集、なんかガタガタだったな。
松尾貴史とアナウンサーも息あってないし、山田洋次は暗いし。。
135 :
名無シネマ@上映中:03/12/08 00:11 ID:GTfaA7C2
「血槍富士」や「限りなき前進」「月は上りぬ」「暖春」といった番外的作品や「生きてはみたけれど 小津安二郎物語」もぜひ見たい気がするんだが。
>134
あの婆さんのアナウンサー、終わってるな。
あと、今村昌平の暗さはなんだ?
>>135 フィルムセンターで「限りなき前進」は見てきた。これだけは未見だったので。
子供の描き方は小津原作というのがよく分かるよ。でも、あの作品は
内田吐夢が昭和28年に戦争から帰国したとき、勝手に改編されてしまって
いて、それを見た内田が激怒して、二度と上映しないことになったらしい。
で、上映を承諾してもらう条件で、本来とは違って改編された部分をあらすじ
の文章を差し込んだ形の作品だったのでイマイチだった。最後も文章で
終わったし。完全なオリジナルならば、いい作品だとは思うけど。
138 :
名無シネマ@上映中:03/12/08 04:18 ID:Yv40KQKC
小津の身長は180cm?
>>83 お前は小津の全作品マンセーしている小津バカ厨と思っていたが、そうでもないんだ。
ちょっと見直した。
BS2、特集番組激しく萎え
NHKも人材いないんだなあ・・・
>>132 「面白くないなら見るな」ほど頭の悪い発言はない。そんなこと言ったら
見るもの全てを必ずほめなきゃならんことになる。
小津作品には「夫婦の絆」「家族の絆」「娘を嫁にやる父の気持ち」「サラリーマンの気持ち」など、
必ずテーマがあるのだが、小早川には無い。ただ「おじいちゃんが妾の家で死んだ」だけ。
ま、たとえ巨匠だってたまには駄作もあるということで。
>>141 もちろん小津にも失敗作はあるけど、その指摘は的外れ。
作品の問題ではなく理解能力の問題。
故に人様に文句を言いながら無理して見なくてよろしい。
143 :
^^:03/12/08 18:27 ID:Qf7YEI1W
つまんないと思ったものはつまんないと
言っていいじゃん。宗教じゃないんだから。
小早川家の秋は、オズの第一級品の作品と比べると
ちょっと落ちるが、かなりのレベルの作品だよ。
老舗の造り酒屋が、資本主義社会の発展によって
落ちぶれていく様子を大旦那の老いと死に重ねて
描いている。伝統的日本社会の滅びていく様子が
テーマでしょう。
えっ? 宗教じゃなかったのか・・・!
いやあ、てっきりそうだとばかり思っていたのだ。
ま、小津の話の時くらいは矮小な自我を前面に出さんで欲しいもんだ。
145 :
名無シネマ@上映中:03/12/08 19:44 ID:xBTKJgHX
>小津の身長は180cm?
大柄だったみたいだが180はないと思う。
ところで、小津が尊敬し付き合いもあった志賀直哉と、小津が並んで歩いてる
写真があるのだが、大柄であった小津と同じ、もしくは少し志賀の背が高い。
しかし志賀は一見、晩年の老成した風貌のイメージが強いが、若い頃はスポーツマン
だったらしく、いい体格だったのかも…
そして、笠智衆がまた背が高い。とある撮影での小津とスタッフ出演者の記念写真
によると、笠は小津とほぼ同じくらいの背で、何と佐田敬二よりも高いのだよ
146 :
名無シネマ@上映中:03/12/08 19:54 ID:W2xzU/LI
^^
147 :
名無シネマ@上映中:03/12/08 20:19 ID:tF71bIW9
>>32 ストレンジャーザンパラダイスで『東京物語』が出てくるエピソードは
競馬じゃなくてドッグレースですよ。
まあ、馬でも犬でもどっちでもいいんですが…
>>140 BS2の特別番組、終わった後気付いて悔やんでたんですが
どうダメだったんですか? 内容だけは気になるので…
後、ここ数日の作品以外の他の企画番組はどうでした?
148 :
名無シネマ@上映中:03/12/08 20:44 ID:PzvzNass
>>147 特に見る値打ちはないから安心していいよ。
真中瞳なんて喋りもダメダメだし、キッチュは仕切りは上手いが司会には向いてない。
そもそもいくらなんでも司会のキッチュとおばちゃんアナとゲスト四・五人(途中入れ替え)
で3時間超生放送するなんてムチャすぎ!
BSマンガ夜話みたいにメチャクチャ喋れるやつを集めても一時間がいい所。
それ以上だと絶対だれる。
映画夜話形式で批評家と監督とファン集めて「麦秋」とか「東京物語」の魅力の
分析してればまだ面白かったろう。
小津の伝記をやってもファンなら知ってる事ばかりだし一般人は監督の生涯なんて
興味無い。
あと夜中の佐野史郎と今村昌平のインタビューもつまらん。
NHKは昔はこういう番組だけは上手かったのになあ・・・スタッフが無能、構成もマズすぎ。
今やってる新藤兼人のシナリオの分析の方が実作者だけにさすがに鋭い。
150 :
147:03/12/08 21:12 ID:tF71bIW9
>>149 レスどうもです。
確かに出演者の名前見るだけでもトホホ感ただよってますね。
一般視聴者向きのONAIRだったら松竹の『生きてはみたけれど』でも
放映した方が、短くまとまってていいですよね。
生誕100年、最後までこんな調子なのかな?
>>150 >一般視聴者向きのONAIRだったら
ONAIRがオナニーに見えてしまった。
でも本当に、あれはNHKのオナニー番組だったな。
152 :
名無シネマ@上映中:03/12/08 22:41 ID:xU+ZfbUf
>>151 オナニーにすらなってない。下手すると民放のいい加減な特集番組よりヒドイ出来。
>>109 あれだけ執拗にバストショットが連続するとエロゲっぽく見えなくもない罠w
BSが放送しないフィルム
しかしフィルムセンターで¥1300払えば見ることがデキルフィルムは
「限りなき前進」でよいか?
>>149 シンポジウムじゃあないけど、小津を敬愛する海外の映画監督とかに
インタヴューするとか。12日はビビる大木とか出演者の予定に入ってるし。
マジでやめて欲しいね。
155 :
名無シネマ@上映中:03/12/09 00:00 ID:6z8PstKX
>O<
今日の放送をDVDレコーダーで編集してたら
「東京画」録画忘れた。まあいいか駄作だし。
>>153 「月は上りぬ」「大根と人参」「暖春」とかも放送ないね。関連作品では。
でもフィルムセンターでの関連作品の公開は日曜で終わったよ。
>>156 「東京画」は、あの延々と間延びした撮影・編集の鬱さ加減がいいカンジではないですか?
試しに50ミリレンズで風景を撮るくだりには、「たとえ50ミリで回したとしても、
小津になれはしない」という、巨匠への畏怖を感じたよ。
電車・パチンコ・東京タワー・ゴルフ・酒場・笠さん、、、小津的モチーフを撮っても、
図々しく模倣した小津的ショットでは決して撮れないヴェンダースの諦観に寒気がする。
厚田さんの証言の字幕で「小川カメラマンが・・・」となっているのは、小原譲治
(宗方姉妹)、宮川一夫(浮草)、どちらかの間違いでしょうか?
あと、クリス・マルケルをゴールデン街に訪ねるとき、故川喜多和子らしき女性が映りますね。
BS特集は普段小津作品とかも観ない一般層も対象にしてるから
仕方ないでしょう。ノスタルジーになるしかない。
井上和夫の「生きては〜」は掘り下げ方が甘いね。作者が対象を
尊敬しすぎ。新藤兼人が溝口健二を語ったような作品があったら
いいんですが。松竹じゃ仕方ないか。
「東京画」は小津映画に惹かれながら、小津的にはなれない者の
自問自答するドキュメンタリーとしてそれはそれで面白い。
タイマーで録画している人、15分おくれになりましたよ。注意報。
もう遅いか。
160 :
名無シネマ@上映中:03/12/09 20:52 ID:Cgs8cm9D
熱燗が飲みたくなるな〜。火鉢を前にして。
なんだ、なんなんだ、あの糞テロップはーーーーーー
せっかくの「晩春」が… 無粋なことこの上ない。 この調子じゃ明後日の
『彼岸花』にも入るのか???
あ、12月10日(水) 『彼岸花』も 午後8:15〜午後10:14 に変更だから注意!!
NHKホムペにでてたよ。
晩春も彼岸花ももう既に放映してるんだから
そん時に録画しておけよ。
って感じです。
小津が見たら一体何と言うかね>テロップ
今回の特集は何かにつけてNHKの水準の低下をまざまざと実感させら
れるなあ。とりあえず抗議のひとつも言っておかなければならないけど、
この際、原さんに出てきて頂いてビシッと叱ってもらいたいもんだ。
「不潔よ! 汚らしいわ!」とか。
165 :
名無シネマ@上映中:03/12/09 23:05 ID:F3b2mJHB
>>159 まじすか?
全部とれていない・・・
つ-ことは「小津と語る」も15分遅れ?
いつも思うNHKがこういうのが多すぎ。
何度涙を流したことか・・・
小泉の馬鹿総理の会見の影響でかよ。
マジでキレそうだ。NHKもう1回放送しろ。
島田雅彦のでてたシネマナビは入ってるのは嬉しいけど。
小泉なんかより小津映画の方が意味あるんだけど
167 :
名無シネマ@上映中:03/12/09 23:12 ID:2/wrv8Iz
「まあまあこれだけやってくれてるんだから・・・。」
と笠さんが言ってます。
168 :
NPO:03/12/09 23:36 ID:8YfIEV06
なんか、一部でやたら力入り過ぎの人がいるけど、
小津が名監督であるとか、晩春が優れた作品である
とかいうことは、これまでに何度も言われているこ
とだし、何を今さら力んでるのか訳分かりません。
それと、小津を誉めるために黒澤を貶す必要はない
でしょう。
以上、あまりにもまともな書き込みでゴメン。
16年後輩の黒澤明が人気、実力ともに日本映画界ナンバー1になったのを
小津安二郎はどう思っていたのだろうか?
しかしNHKっていくつチャンネル持ってるんだ?
あんなにチャンネル持ってるくせになんでこうなっちゃうんだろう。
172 :
名無シネマ@上映中:03/12/10 00:09 ID:CfZzJdXN
NHKもう1回放送しろ。
>>165 「小津と語る」は通常時間帯に戻っている。
先日「早春」を観ながら、今回の笠さんは年相応というか、
若い役だなあと思えたので、
淡島千景さんの、「あのひと、ふけたわねえ」というせりふに
思わず笑ってしまったが、あれは笑う場面だったんだろうか?
174 :
名無シネマ@上映中:03/12/10 00:16 ID:4RaVE42W
NHKは明日会見して俺達に謝れ。
晩春とれなかったぞ、コラッw
175 :
名無シネマ@上映中:03/12/10 00:19 ID:CfZzJdXN
>>174 ひどすぎるよね
ゆるしてなんていえないよね
突貫小僧の後なんか変な映画やってるね。
小津と語るとかなんとか。また外人オンパレードだ。
俺は中学時代の十年前に小津作品はほとんど観たよ。
いい大人が録画できなかったくらいでウダウダみっともない。
178 :
名無シネマ@上映中:03/12/10 01:38 ID:VyEKB6A8
それは即ち、
おまいらも漏れのように中学時代に観ておけば、
ビデオとれなくてウダウダする必要はなかった
ということがいいたかったのでつか?
>>167 > 「まあまあこれだけやってくれてるんだから・・・。」
> と笠さんが言ってます。
「10年経てば笑い話さ。」
と佐分利信さんも言っています。
>>164 > この際、原さんに出てきて頂いてビシッと叱ってもらいたいもんだ。
> 「不潔よ! 汚らしいわ!」とか。
オトナになりましょ。オトナになりましょ〜よ。
>>172 > NHKもう1回放送しろ。
小津作品の投票でベスト作品を決めると言ってていた。
ベスト5は再放送するといってたから普通なら「東京」と「晩春」は再放送されるわな。
晩春録れてなかった・・・ _| ̄|○
めちゃくちゃショックだ。
何考えてるんだ、NHK。
183 :
名無シネマ@上映中:03/12/10 04:31 ID:ayVCCI+r
まー小津よりも日本国のことのほうが大切なわけで。
仮に時間ズラして上手く録れていたとしてもドドーンとテロップが入っちゃってるから
いずれにせよダメだね。
今日の彼岸花もテロップでダメダメ確定だよね。
復活の道はないのでつか。
DVD買えば。
俺は「東京物語」を初ビデオ化の時
VHSで39000円で買ったぞ。
今のdvdは只みたいなもんだよ。
187 :
名無シネマ@上映中:03/12/10 06:45 ID:iZyyPzHX
「晩春」録画できなかった人は
10月はどうしていたのかしらん
188 :
名無シネマ@上映中:03/12/10 06:56 ID:iZyyPzHX
DVDに比較するとVHSって高かったのね
昔VHSでそろえることはできたの?
「美人哀愁」の井上雪子が未だ生きていて御健在とは驚いた
映画はとうの昔に消失しているのに
190 :
名無シネマ@上映中:03/12/10 08:32 ID:4Pl1jEw3
所詮録画目的のカス共が抗議するとはお笑いだなw
>>189 かなりの高齢とはいえ、出演が17歳で引退したのが19歳くらいだろ
191 :
名無シネマ@上映中:03/12/10 09:30 ID:uIgBCIQ/
まあ俺は昨日の小泉の会見と聞いてすぐピーンときたね。
こりゃもしかして?と思いBS-2をつけたら案の定番組構成が変わってた。
そこで俺は余裕綽々で録画予約をやり直したね。このスレで明日散々NHKを
グチるマヌケなおまいらを想像しながら。そして正直思ったね。
オレは勝ったぞと。
と思って今朝「晩春」を見たらテロップがデカデカと入ってた・・・
ど う し て く れ る N H K ?
おいらはドライブのときはいつも小津映画の音楽、昨日の「小津と語る」の
タイトルにも使われた「秋日和」とか、サセレシアとかポルカをエンドレスで
かけるとゴキゲンなんだが、これを流すと必ず人にバカにされる。
まったくイキじゃないやつが多くてヤになるぜ。
194 :
177:03/12/10 11:03 ID:7v+KahXB
NHKに対しては特集してくれるだけでもありがたいとおもわないかんよ。
俺は中学の時、市内の大きなレンタルビデオ屋をほとんどまわり、コピー
ガードをなんとか消してやっとのこと集めた。
松竹以外の作品は図書館のフィルムライブラリーで観るしかなかった。
録画するだけで苦労せず収集できる今のにわか小津通には複雑な気持ち。
>>189、190
雪子は小津とはお互い好意をもってたらしいがヤッタのかな。
桑野通子といいはげる前の小津さんはもてたらしいけど、やはり
小田原の芸者としか関係はなかったのかな。
195 :
名無シネマ@上映中:03/12/10 11:16 ID:Lkijoehn
今日の日経の今村昌平のコラムに小津の事が描かれてますよ。助監督を
してたエピソードの事が。
196 :
名無シネマ@上映中:03/12/10 11:43 ID:HtJa6XVn
>>194 確かにそうかもね。
この機会を逃したらもう二度と小津特集なんてやらないと思う(PPVとか除いて)
あと6年後の2010年には黒澤生誕100年特集を必ずやると思うが・・・
197 :
名無シネマ@上映中:03/12/10 13:35 ID:JJx6ADQe
小津さんは病気で亡くなったんですか?
>>194 まじっすか?!中坊で小津映画を…
というか図書館に小津映画があったというのは羨ましいですね
青学の図書館にはLDあるみたいだけど青学生以外観れないし
>>194 にわか小津通をどうこう言うのも了見狭い。
レンタルビデオ屋廻りまくってもないものはない地方だってあるんだからさ。
NHKに抗議メールだしたら向こうから電話きたよ。
>>181の言ったとおり3月に上位5本再放送するって編成的に
確定的らしい。まあ普通なら「晩春」5本に入るだろうけど
念には念をいれて確実に「晩春」に投票しましょう。みなさん。
201 :
名無シネマ@上映中:03/12/10 16:52 ID:sdAIkgmY
つか、今回の小津の時間変更には止むを得ない事情があったにしろ、
BSの映画番組担当の仕事は全体的に荒すぎる。
作品の上映時間が間違っていたために、数分プログラムがずれてしまった
ことが、俺が知っているだけでもここ何年かで2回あったし、
HPの今月の月間番組表でも、同じ時間帯に2本の映画が重なって
放映予定になったいたという、地上波や民放では信じられないミスがあった
(さすがにこれは後日訂正されていたが)。
多分、BSは総合テレビで使えない人材の吹き溜まりじゃないか。
そんな意地の悪い見方をしたくなってくるほど、ここのスタッフは
プロ意識に欠けている。
特集番組なんて、最初から見る気もしない。
>>185 そうか、10時にテロップが入るってことだね
宇津出汁脳
203 :
名無キネマさん:03/12/10 19:10 ID:w1Cx/THP
いちおう、NHKにもメールしたが
今回の一連の特集番組にあって、ぜひ
「吉田喜重が語る小津さんの映画」を放送して欲しいですね。
204 :
名無キネマさん:03/12/10 19:12 ID:w1Cx/THP
連投スマソ。
小津さんが死ぬ直前
吉田喜重、岡田茉莉子夫妻が病床の小津監督をたずねた際、
小津監督は「映画はドラマだ。アクシデントではない。」と吉田喜重に2度言ったそうだ。
205 :
名無シネマ@上映中:03/12/10 19:17 ID:sdAIkgmY
>>203 いい着眼点ですが、いまさらムリでしょ(w
つーか、吉田の名前は当然番組企画の段階で浮上していなければ
おかしいのに、イマヘーに新藤なんつーチョイスする連中だし。。。
206 :
名無シネマ@上映中:03/12/10 19:22 ID:H4mXRIjR
でも映画始まる前にチョコっとやる小津百科は今回の特集では唯一の
当たりだよね。
すでに知ってる情報もあるが今まで見た事無かったスチールとかが見れて
なかなかグーです。
あの前フリの3分間が「さあ、これから小津るぞ〜!」って気分をかきたてて
くれますw
207 :
名無シネマ@上映中:03/12/10 20:01 ID:0zwzKlb8
うちはBS見れないのでDVD買ったんだが、
DVDだとサイレントは無音なんだよな。
NHKだと弁士ついてる?
無音だと放送事故扱いになりはせんかと、ふと思って。
208 :
182:03/12/10 20:56 ID:3thGjNDo
209 :
名無シネマ@上映中:03/12/10 21:20 ID:+IqBx/G8
しかし右上のBSの文字が邪魔だなあ
DVDは無音か・・・
NHKは弁士ではなくて俳優のナレーション。
ないよりは増しかという程度。
昭和天皇が亡くなったときに
12チャンネルで活弁付きの「生まれては見たけれど」を
放送していて録画しておいたが、
あれをDVDに焼いた方がいいな。
211 :
名無シネマ@上映中:03/12/10 21:38 ID:+IqBx/G8
BSでもなべおさみかなんかが弁士をやった
生まれてはみたけれどを今から10年くらい前の
小津特集でやってたな
今やってる彼岸花で6人だか7人だか全員娘だという人が笑われていたのは
彼が下手だと言う俗説で笑っていたということでOK?
小津安二郎って神格化されすぎていて気持ち悪い。
作品を見ても今の目で見るとハア?って感じだし。
んじゃ「先の目」ででも見てみれば?
彼岸花みのがしてしまった・・・
何度もみてるから まあいいか
でも、あのレッドは録画したかったのう
216 :
名無シネマ@上映中:03/12/10 23:49 ID:AFDnHudg
「家政婦は見た」ならぬ「赤いやかんは見た」って感じかな
すいかの謎・・・きっと中国でヤなもの見ちまったんだろうなぁ。
はじまるよー
これって
サティでジエンドのやつか?
フィルムセンターにあの赤いヤカン展示されてるよ。
221 :
名無シネマ@上映中:03/12/11 00:40 ID:jfY9pVOv
ピアノ伴奏付き上映もよかったぞ♪
「東京の女」
いいですね・・・こんなにいいと思ってなかった。
江川宇礼雄って恐ろしい程の二枚目だなあ。
でもサイレントなのにとても情感が伝わってくる。
ナレーションが余計に思える程・・・。
古臭くないしね。うーん、もう一度ちゃんと観たい。
フィルムセンターで「〜ロマンス」みなくては
笠智衆はロボットですか?
変な演技をする俳優だな。
225 :
名無シネマ@上映中:03/12/11 01:31 ID:JIt/8sIA
>彼岸花
桑野みゆきが可愛いんだよね。今回見直して、京阪神圏タレントの市田ひろみは、
浪花千栄子の、本作のようなおっとりとした芸風を真似ていることに気づいた。
それにしても、佐分利信ののっそりとした体躯は不気味極まりないね。
お得意の酒席の場面を見ると、老優たちの、威厳と寛容、裏返しの狡滑さまでを滲
ませる、役者たちの芸達者ぶりに眩暈がする。
>東京の女
昔、観たときは、無知だったので岡田嘉子の秘密は売春かと思っていた。今回、解
説を観て、共産党のイメージだと初めて知った。
>>225 両方でしょ。ただし赤の方が致命的。
売春の方は台詞に出てるけど、赤の方は台詞としては出てこない。
227 :
名無シネマ@上映中:03/12/11 07:39 ID:3HHmGYfa
さて、いよいよ今日から百年記念シンポジウムだ。
仕事をさぼってマリオンに駆けつけるぞ。
ところで、チケットをファミリーマート経由で買ったのだが、
2日券なのに1枚のチケットだというのは良いのだろうか?
初日に2日目のチケットが交付されるのかな。
それからホウ・シャオシェン『珈琲時光』の試写は2日目にあるのでしょうか。
間際ですが、もしご存じの方がいらしたら…
「鏡獅子」は放送されてしまったよね
24秒だから あれが全部だったのかな
シンポジウムチケット当日券はうりきれ トホホ
>>227さん ホウ・シャオシェンの『珈琲時光』のレポおねがいしまーす
鏡獅子は24秒じゃなくて24分だってば。
この間はさわりだけで、1月7日に放送予定。
230 :
名無シネマ@上映中:03/12/11 19:57 ID:7F8EpWIR
山田太一曰く、
「『ながらえば』、『冬構え』、『今朝の秋』での笠さんの役は
小津映画での笠さんを基にして書いた」
個人的には『ながらえば』での笠智衆が最も印象深い
病床の奥さんに向かって、「わしはお前の傍におりたい・・・」って言う姿
あんな武骨な愛の告白は初めて見たよ
『今朝の秋』では杉村春子と夫婦役だったなぁ
231 :
^^:03/12/11 21:48 ID:vLHQQ0ko
オズには、意外とマルクスや共産党が
よく出てくるね。オズが共産主義者と
いうのは、知らないが、当時の世相を
反映させただけではないだろう。
映画界には、今も共産主義者が
非常に多いが、オズもマルクスを愛読していた
時期があるんだろうね。
232 :
名無シネマ@上映中:03/12/11 22:10 ID:u9SUVHWG
おお!やっとBSの小津特集のページの
1月放映分のスケジュールが更新されたよ
233 :
名無シネマ@上映中:03/12/11 22:35 ID:9BlAdCIE
今、BSで「秋刀魚の味」見たんですけど、
どうして、このようなタイトルなのでしょうか。
秋刀魚なんか一匹も出てこなかったと思うんですが。
どなたか教えて下さい。
脚本が遅れてまだ何も書いていない時に、松竹から「タイトルだけでも
すぐに決めてください」と言われて、どんな内容でも良いようなものを適当
につけた・・・らしい。
235 :
名無シネマ@上映中:03/12/11 23:21 ID:WxZtroRw
>>194 こいつのもの言いにはいらつくね。
普通自分で通とかっていいます?
ちょっと何回か店で食べたくらいで常連だと勝手にほざいている
馬鹿と一緒やね。
自分で通だなんて言うなっつ-のw
>>235 まあまあ。こういう手合いはどこにでもいるよ。いちいち腹をたててたらキリがない。
中学生で小津を見たことが生きるよすがなんだろ。相手にしないほうがいいよ。
それに自分のことを通っていってるわけでもないし。
第一、ほんとに小津が好きなら、複雑な気持ちになるはずがないと思うよ。
今度の放送は多くの人に気軽に見てもらえるんだから、俺なんかは、うれしいけどね。
もし、岸恵子さんが小津さんの作品に出続けることができたら、カラー以後
の小津作品は少し違ったものになった可能性はないかしら。
小津さんは岸さんに女優として無限の可能性を感じ取ったとおもう。それゆえ
に岸さんをイメージして構想した「東京暮色」は、小津的ヒロインの逸脱が
あった。
「彼岸花」的達観した名人芸の世界も好きだけど、「早春」「暮色」的重い世
界をカラー作品でどう提示するか観たかった気もします。
238 :
名無シネマ@上映中:03/12/12 00:29 ID:zIfSe58f
>>233 面白いですね。
「秋刀魚の味」で秋刀魚が出てくると思ったのでスカイ?
一匹も・・・(W
239 :
名無シネマ@上映中:03/12/12 01:16 ID:omkYtv0t
いよいよ今日は小津先生の命日だね。
40周忌&生誕100年か。南無阿弥陀仏・・・
そういや小津って確かガンで亡くなったんだよね?
亡くなる時みんなに好かれて良い人だった小津が「痛い、痛い」と苦しみ
ながら死んでいったのにみんなに嫌われてた清水宏は心筋梗塞でコロリと
楽に死んだので神様は不公平だなと当時のスタッフの間では話題になったとか。
大体優れた監督なんて人間的に嫌な奴が多いよね。
黒澤とか溝口なんてその典型例。
でもあの頃の松竹蒲田を語るには清水宏は欠かせないよね。この機会にぜひ
清水宏特集もやってほしいもんだが。
240 :
名無シネマ@上映中:03/12/12 01:26 ID:mc3uaNxo
今テレビでやってる風の中の牝鶏見たらひと寝入りして、
明日は早起きして円覚寺のお墓に詣でるつもり。
小津のお墓は今まで2度詣でて今度で3度目だけど、2度目はわからなくて
帰ってきちゃった。今度はちゃんと見つかるかな。
関東地方の今日の天気は薄寒くてところによっては雪がちらほらというが、
明日は一転して晴れて、小春日和になるとか。いかにも小津的な日に
なりそうですね。ただし2ちゃねらが来ても私はモナーの旗もとんかつの旗も
振りませんので、よろしく。
241 :
227:03/12/12 01:36 ID:yNET4jxR
…というわけで、シンポジウム1日目は終了しました。
パネリストの名前を見るだけで想像がつくように、お腹いっぱ
いの1日となりました。チケットは全部売り切れだとのことで
したが、チラホラと空席が見受けられたのは、やはり平日とい
うことでチケットは買ったものの、出席が叶わなかったファン
が少なからずいたということでしょうか。
感想としては、何よりも小津監督の生誕100年を祝福するため
に、国内外からこれだけの面々が一堂に会したという事実―こ
の一事で感動で胸が熱くなったということに尽きます。
不満を言えば、「世界の評論家が見た小津」などは、これだけ
の錚々たるメンバーが各々テクストを携えて参加するのに、丸
一日あっても時間が足りないのは自明の理だろうに、2時間半
しか時間が与えられなかったこと―これが何よりも悔やまれま
した。
また、キアロスタミ監督が病気のために途中退席せざるを得な
かったのも残念でした(が、病院から戻る途中のタクシー内で
口述したという素晴らしいメッセージが蓮實氏から朗読された
のは感動的でした)。
(続く)
242 :
227:03/12/12 01:36 ID:yNET4jxR
しかしながら、この長時間のシンポジウムのなか、小津監督の
映画のように美しく輝く瞬間が幾度となく訪れたのも事実です。
かつて一歳にして父親を失った大女優が、その父親と主演を演
じた女優と対面するシーン(岡田茉莉子さんと井上雪子さん)
はプログラムを見れば予め予想されたものとは言え、やはり感
動的でした。また、ソノシートから復元された岡田時彦氏の声
が会場に響き渡ったのも感動的な瞬間でした。
カイエ・デュ・シネマ前編集長のシャルル・テッソン氏から岡
田さんへの花束贈呈は美しい場面でしたし、逆に岡田さんから
オリヴェイラ監督への95歳の誕生祝いの花束贈呈も然り(因み
にオリヴェイラ監督の誕生日は12/11と言われていますが、パ
スポートの記載は小津監督と同じ12日生まれになっているとい
う事実が発覚。本当はどちらが正しいのだろうか…などという
素朴な疑問は寄せつけないような圧倒的な大監督の存在感が印
象的だったのですが)。
そのほか、井上雪子さんが補聴器を持ってこなかったことで、
司会の蓮實氏との対話が成立しなくなるかのような危殆が生じ
たり、彼女が滔々と「最近の健康状態」についての報告をし始
め、またそれを会場内の誰もが止めることができずに、このま
まこのシンポジウムはどこに漂流して行くのだろうという危機
感が漂うというサスペンスフルな展開を見せたりしたのも、
「道化の精神」を語り、数多くの喜劇映画をも撮った小津監督
の生誕祭に相応しい出来事だったと言えるかも知れません(因
みに、小津=おっちゃんというあだ名をつけたのは、井上さん
だったという新事実も発覚しました)。
(すみません、また続く)
243 :
227:03/12/12 01:37 ID:yNET4jxR
さらに個人的な印象を述べるなら、吉田喜重監督の乃木希典の
ような風貌と矍鑠たる振る舞い、吉田氏が小津監督との濃密な
交通について語っていた際のペドロ・コスタ監督の表情、シン
ポジウム全編を通してのオリヴェイラ監督の好奇に満ちた、子
どものような瞳―そうした身体的な振る舞い・表情に目を奪わ
れ、ときには感銘をも受けていました。(あ…あと「晩春」に
ついての蓮實氏の論文に対してと思われるオリヴェイラ監督の
子どものような純真な疑問・反論を、質問の矛先を観客全員に
対してのものだと上手にかわわした蓮實氏の進行には、なるほ
ど大学の総長として学内政治を巧みに乗り切るにはこうした技
量が必要なのだなと変な感心をしました)。
…等々と、とりとめもなく叙情的なことばかり書き連ねました
が、実はシンポで受けた興奮を何とか整理したいと思っても収
まりがつかず、WOWOWで放映している「アカルイミライ」を観
て気を静めようと試みるも失敗してしまい、結局は何か印象の
断片でも書き記すことで誤魔化して、明日のシンポジウムに万
全の体勢で臨みたいとしているところです。明日も楽しみです。
シンポの具体内容については、恐らく書物などになるものと思
われますし、また、NHK BSで、新年1/4と1/7にこの内容が放映
されるとのことです。
(終)
黒澤映画=アメリカンフットボール
小津映画=ゲートボール
227さん、レポ感謝です。明日も楽しめればいいですね。
ああ、もう12日かあ。。。
円覚寺は混むのかな。
>>241-243 詳細な報告、ありがとうございます。
貴重な場に居合わせた感動、興奮が伝わってきました。
明日もぜひよろしくお願いします。
247 :
233:03/12/12 02:33 ID:xtjh6/ci
>>234 レス、ありがとうございます。
なるほど、そういうことだったんですか。
胸のつかえが下りました。
私、今回の一連の放送で初めて小津作品にふれたのですが、
すっかり引き込まれてしまいました。
明日の放送も楽しみですね。
お オナニー映画
ず ずうずうしい小津信者
や 安っぽい脚本
す 荒んだ美術
じ 爺臭いストーリー
ろ ローアングルの下手さ
う 薄い小津の頭
>>247 題名に関しては野田高梧の手記が残っていますね:
「小早川家の秋」を宝塚で撮影中、早く次回作の題名を決めてほしいと、
しきりに松竹から催促され、とりあえず「秋刀魚の味」とは決めたものの、
腹案は何も無く、ただ、秋刀魚を画面に出すようなことはせず、全体の
感じをそういうことにしようという気持ちだけであった。
ついでに、久しぶりに小津日記をひもといてみて、笑った。
昭和36年4月8日(土)晴
十時文部省の芸術選奨授賞式に出る 外務省にて脱糞
△春がすむ霞ヶ関の外務省に ふと立ちよりて うんこ などする
△いみじくも外務省とは名づけたり 務めて外に 脱糞はする
小津はうんこ監督だったのか。
まずは小津さんの霊に合掌
「美しい数々の作品群に感謝します」
(九州の俺にはとても円覚寺なんていけないから、今、この画面に
手を合わして祈ったぜw)
この2週間ずっとBS見てた。どんな映画でもそうなんだろうけど、
結局は作品を見る目ってのは、そのときどきの自分を映す鏡で
しかないんだよな。自分の経験を伴った視点をもってみなけりゃ
その作品に込められた行間は読み取れない。あらためて、そんな
あたりまえのことを考えさせられた。今30代半ばなんだけど、
20代のときにも小津作品をみてそれなりにわかったつもりでいたけれど、
今になって思うことは、20代では頭で理解して30代の今は胸で理解してる。
’胸で’って変な言い方だけど、なんか実感なんだよな。
40代50代、さらには娘が嫁に行く時、両親と死別する時なんて、
どんな気持ちでこの作品群をみるんだろうか?そういうことを
考える今日の小津さんの命日です。
あらためて、合掌。 小津さん、ありがとう
原節子は小津作品に6本しか出演していないんだ。
もっと出演していると思ってた。
255 :
名無シネマ@上映中:03/12/12 08:10 ID:jY4hIwiG
「風の中の牝鶏」の、荒涼とした風景の中での夫婦の葛藤は凄まじいね。ガスタンク
や空き地が見えるので、これも舞台は東京の外れの方か?
戦後の検閲下で、ああしたテーマや描写をよくぞ貫徹したものだ。実際に戦争に行って
いた佐野周二の、実人生での疲れすら匂うような錯覚に陥る。
田中絹代の友人(三宅邦子だったか?)の、「なにもできないけど、一緒に泣いてあ
げることはできたじゃないの」という優しさがいい。
それにしてもモノクロ時代の小津映画の夜の闇は、蠱惑的なまでに恐ろしいね。
>>233 タイトルについては、
>>234氏が書かれたとおりだけど、
私自身、そのことを知らない頃には、
岩下志麻の結婚に至る過程で起こる、
「人生ままならない」というほろ苦さを
サンマの(はらわたの)味に喩えたのかな?
と思っていた。
あくまでも個人的な感想ですけど。。。
>>227さん レポありがとうございます。
本日命日。円覚寺。小津安二郎。
>>253 個人的には黒澤の大ファンなんだが黒澤の場合は二十歳で(当時はビデオもほとんど
なかった)みた時と今みた時と作品の感想は全く変わらないね。
感動するところも同じだし楽しみ方も同じ。
小津の場合はもう全然違うね。
こんな深い映画だったのか?とビックリさせられる。
今日放送される「東京物語」でも若い頃とは全然違う見え方がする。
昔は原節子の嫁は理想化された善人でそれ以外の子供は冷淡というイメージだったけど
今みると子供には子供の事情もあるわなあ、と分ってくる。
意地悪い見方すると原節子はしょせん他人だから義理の両親に気楽に親切に出来る。
逆に何もしなければ切れてしまうあやうい絆だから一生懸命尽くさなければならない。
義理の親の方でもそういう親切に素直に感謝出来るし節度もある。
それが実の親子だと生きても死んでも絶対切れない関係だから、両方に甘えがある。
親は親で過大な期待もあるし優しくしてもらえない恨みがましさもある。
子供の方でもそういう気持ちにうっとおしさや親孝行しなきゃという義務感もある。
親が死んだ時でも葬式の準備やら後始末やらを考えなきゃならんから
のんびり泣いてもいられない。
杉村の娘が形見分けの着物欲しがる場面でも親の形見を貰いたい気持ちと
この際だから良いものもらっとこうという浅ましさと混然一体なんだよな。
ああいうのってどこまでが打算でどこからが愛情なんて分けられるモンじゃないから。
そういう処を淡々とさらりと表現出来るのが本当に凄い。
259 :
名無シネマ@上映中:03/12/12 11:10 ID:dtJEr2Lm
東京物語の撮影中に今村昌平の母親が脳溢血で死んだ。撮影現場に戻ってきた
今村に、小津は東村千栄子が脳溢血で倒れて死ぬ場面を何度も見せたらしい。
たまらずトイレに駆けこんで泣いている今村に、小津が隣に来て「どや。脳溢血で
死ぬってあんなもんやろ」と言ったらしい。今村は映画監督って非情なんだなぁと
恐ろしくなったとか。
260 :
名無シネマ@上映中:03/12/12 12:40 ID:gEvOl3y+
ジャスト40年記念(σ゚д゚)σゲッツ
シュクジョハナニヲワスレタカ
262 :
名無シネマ@上映中:03/12/12 15:35 ID:GFj5of34
>>261 俺はやっぱりそれが、現存している中では小津監督の最高傑作だと思う。
桑野通子、30であの世へ・・・
だいすきだなぁ
すげーおもしろかったw
「淑女」やっぱり面白い。
ルビッチタッチバリバリでしたな。
最後のロコツにヤラシー描写とかも(w
ラストのコーヒーは、久しぶりの夜のお勤めに備えてって事でいいの??
>>262 これは本気で仰ってるのでしょうか。
今見たけど、面白くなかったです。
>シュクジョハナニヲワスレタカ
268 :
^^:03/12/12 16:23 ID:BNNGktrB
私は、「淑女」と「一人息子」の二つが
オズの最高傑作だと思う。
269 :
名無シネマ@上映中:03/12/12 17:13 ID:GFj5of34
>>263 そうそう、桑野通子最高だよね。桑野通子特集やってくれないかなあ、NHK。
阪妻といい雷蔵といい、異次元的に凄い俳優って早世だよね。
原節子は早く引退して正解だったか?
>>267 感性を磨くしかない。「最高」にケチつけるのならともかく、
「傑作」にケチつけるのは非科学的・非現実的行為ではないだろうか。
270 :
267:03/12/12 17:36 ID:xtjh6/ci
>>269 >感性を磨くしかない。「最高」にケチつけるのならともかく、
>「傑作」にケチつけるのは非科学的・非現実的行為ではないだろうか。
そうですか(´・ω・`)ショボーン
てっきり煽りか、映画通を気取った人がマニアックなものを褒めてるのかなぁと。
「生まれてはきたけれど」は凄く面白かったですけど・・
271 :
262:03/12/12 18:07 ID:GFj5of34
>>270 いや、心底から好きだよ、「淑女」は。
「東京物語」とか「晩春」って物凄く完成度高いし、これらを差し置いて
最高傑作というのは軽い気持ちでは到底言えない科白なんだけど。
ま、巨匠は最高傑作をいくつも持ってるものだけど。
それについさっき全国放送されたばかりで、小津作品も全部放送されるのにマニアックも何もないもんだ。
あと
>>269は煽り入ってました。m(__)m
シンポジウムは?
273 :
名無シネマ@上映中:03/12/12 19:54 ID:n1lu1uMI
BS録画厨は所詮、負け組だけどなw
274 :
名無シネマ@上映中:03/12/12 20:05 ID:YF1Fhdsj
今夜のNews23で、かつての子役たちが見られますよ。
個人的には、葉山正雄が かわいくって好きなんだけど、
もうお亡くなりになっちゃってるかな?
DVDBOXかいましたが
テレ東では、「裏」東京物語を放送中
277 :
名無シネマ@上映中:03/12/12 20:31 ID:ffFEihVl
なんか小津ブームらしいので、BSで見てみた
「ふーん」て感じだった
小津さんの描いた世界はよく考えてみると
俺のガキの時分(昭和20年代前後)なんだよな
なつかしいとは思ったが、当時はどの家もこんな感じ
だったから、特にすごい映画という気はしなかった
映画的にも当時の映画は皆似たような雰囲気だった
植木の無責任シリーズでさえ、そうだったしねw
日本人からすれば、最近の日本のモラルの無さと比較して
外国人からすれば、自国のモラルの無さと比較して
この時代の日本人のモラルの高さ、上品さが新鮮な魅力に
みえるんだと思う
ところで笠智衆って40代でおじいさん役やってたそうな
何か凄いね
>>277 その年で自然な馬鹿っぽさを見事に醸し出せていますね
小津監督には、ぜひもう少し長生きして心機一転、「実写版サザエさん」を
撮って欲しかったな。
281 :
名無シネマ@上映中:03/12/12 21:40 ID:ffFEihVl
>>280 えっそうなの?そりゃーすごいw
今東京物語見てる
小津さんの凄いのは、同時代のハリウッド映画と比べても
まったく見劣りがしない映画を作ったことだと、ふと、思った
顔もみんな立派な顔してる
最近はチョン顔の在日俳優がやたらと増えたので
よけいそう思えた
でも、俺の記憶に間違いがなければ、当時は
小津作品て全然人気なかったはずなんだが、、、
>>281 良い年してチョンとか言うなよ・・・
と思ったけど元々昔の人が使ってた言葉だし変でもないのか。
「雌鶏」すげー良かった。汗ばんだ田中絹代がエロくて素晴らしい。
283 :
名無シネマ@上映中:03/12/12 21:57 ID:ffFEihVl
>>282 いやオレ達の若い時分はチョンより朝鮮人のほうが
一般的だったから、君はあながち間違ってはいないよ
余談だが
子供の頃朝鮮学校の生徒とケンカすると本当に恐かった
日本人なら親や先生が出てくればやめたけど
朝鮮人はどこまでも追いかけてくるしとてつもなく凶暴w
本当に奴らは同じ人間なのか、動物じゃないのか
とよく思った
小津の画面は、とことん見せることに徹してるなあ。
今やってる東京物語でも、笠夫婦の部屋で母親がいなくなったスポットに
デンと杉村が代りにいる。(しかしすごい存在感だ)
前のレスでも書いてたひとがいたけど、たしかに杉村の凄さは年をとってから
いよいよ分るようになった。
東京物語・・・泣けまつた・゚・(つД`)・゚・
観てよかった
東京物語、この映画をみて親とのかかわり方を考え直した人って多いと思うなぁ。
サトエリうざいね。
昔の日本人は凛としていて、いいね。
一本スジが通っている感じです。
明治生まれのじいちゃん、ばあちゃんがそういう感じだった。
それでいてマターリ。不思議な世界だ。
288 :
名無シネマ@上映中:03/12/12 22:40 ID:emyXDti7
皇室を見てると小津映画の登場人物みたいな
感じがするんだよな
独特のしゃべり方だしね
289 :
名無シネマ@上映中:03/12/12 22:41 ID:xtjh6/ci
正直つまらないなぁと思って見ていたが、
最後の笠智衆と原節子のシーンで一気にもってかれてしまった。
泣けた。
小津はマルチカメラも使えん三流監督w
291 :
名無シネマ@上映中:03/12/12 23:39 ID:aNEjlrWX
WOWOWで「お嫁さん日和」でも見るか。
TBSでやってるねー子役の人達の
今日の東京物語を見た後に母親と二人で台所の片付けものしながら
原節子ごっこをした。
無理がありすぎて笑が止まらんかった。
296 :
名無シネマ@上映中:03/12/13 01:42 ID:ir6kQg53
今日のNHKの特番はもちろん細部ではいろいろあったが全体はよかった。
7日と比べて特にそう思いました。
もちろん、東京物語本編がよかったのは言うまでもありませんが。
297 :
名無シネマ@上映中:03/12/13 01:44 ID:3Nwffee/
>279
>「実写版サザエさん」
私見では『麦秋』がそれに当たる ただし、これは言わば「サザエさん一家の崩壊」
永遠に時を止めてる『サザエさん』だが、もし時計の針が動き出したら『サザエさん』
の世界も『麦秋』と同じような結末を迎えるだろう。
298 :
名無シネマ@上映中:03/12/13 02:02 ID:JelhGA0P
「あたくし・・・お義父さまが思っていらっしゃるほど、いい人間ではないんです。」
299 :
名無シネマ@上映中:03/12/13 02:09 ID:CX0CiJdA
>>297 三宅邦子がサザエさんか。髪型も似てるよな。
小津の映画で婿養子というかマスオさんみたいのっていたっけ?
笠智衆なら出来そうな気がする。
「麦秋」でも婿養子みたいな雰囲気だったし。
10月くらいに誰だったか小津の映画に関わってた人がBSに出てきて、
なぜあの映画に秋刀魚の味と名付けたか、想像を語ってたんだけど、
途中で眠くて寝てしまった。誰かなんて言ってたか覚えている人いない?
気になってしょうがないんだけど。
ちなみにその寝ている間に自分が小津の映画の世界にいて、
今の自分の悩みなんかを悩みながら生きている夢を見た。
301 :
名無シネマ@上映中:03/12/13 02:13 ID:JelhGA0P
マスオさんみたいのは・・・・十朱久雄
「あたし…ずるいんです」
303 :
名無シネマ@上映中:03/12/13 03:46 ID:FRFkN26U
>>300 吉田喜重じゃねえ?
何気ない日常が少しずつずれていくほろ苦さを秋刀魚のワタに例えているとか。
>>256と同じような事だね。
小津カス二郎は
・活劇撮れない
・編集出来ない
・マルチカメラ使えない
・太陽撮れない
・馬扱えない
・新しい映画技法生み出せない
・カンヌで賞獲れない
・ベネチアで賞獲れない
・ベルリンで賞獲れない
・ハリウッドで作品リメイクされない
能無しカス監督
>・馬扱えない
ワロタw
"One and Only, Great OZU !"
from the world
>>281-283 おいおいおい。チョンは蔑称にしかならないよ。年とは関係ない。
朝鮮人はニュートラルな言葉。だから、軽蔑をこめて発すると
軽蔑のニュアンスがこもることもある。というわけでしょう。
308 :
名無シネマ@上映中:03/12/13 05:41 ID:eysjXM8z
>>一部。
お平らに、お平らにw
このスレでチョンについて語るのは無粋ではないでつか?
それはさておき、漏れ的には向田邦子脚本の小津映画を観てみたいという、時代考証無視の願望を抱いているのでつが、どうでつか?
小津監督自身も脚本にはタッチしてるんで、共同脚本ちう形式になりまつが。
大森版「阿修羅のごとく」に萎えた香具師より。
>>308 向田邦子って持ち上げられすぎだ。
「阿修羅」なんて同じホームドラマでも家庭のイザコザをドロドロに露悪的に描いただけのクソドラマ。
登場人物がドイツもコイツも品性が下劣。
女は特に皆性根が卑しい。
作者の心根が汚いのだろう。
向田本人がイヤな女なんだろう、作家になる位だからひねくれた女に決まってる。
向田含めて女の作家がダメなのは女の本性は皆自分と同じだと思い込んでるところだね。
同性を意地悪くしか見れないし、良く描こうとすると薄っぺらにしかならない。
後年のドラマを殺ぎ落としていった小津とは対極の世界だよ。
小津がすごいのは誰にでも起こりえる普通の物語を普通の登場人物が
誰でもいいそうなセリフだけを使ってあれだけ力強い作品を作ったこと。
何より小津のヒロインはみな凛とした美しさがある。
言葉使いも仕草も気品があって知的。
しかも決してお人形さんでなく血肉が通って共感出来る。
310 :
名無シネマ@上映中:03/12/13 09:13 ID:THsC3tGO
ボードウェルが来ない小津シンポなんて糞確定なんだがな・・・w
311 :
ギラギラ:03/12/13 09:32 ID:D7SRnMmz
>>309 そりゃ言い過ぎだ(w
ただ、野田&小津のように時間をかけてセリフをひねった、
って感じは向田作品からは受けないね。(実際どうかはしらん)
途中で出しちゃった…
同じ私小説でも志賀じゃなくて太宰みたいに生な感じ。
あー、昨日だったのか…東京物語見逃しちゃった…
クライテリオンのDVDでも買うか
314 :
名無シネマ@上映中:03/12/13 10:24 ID:WXXgCO2Z
>>307 >
>>281-283 > おいおいおい。チョンは蔑称にしかならないよ。年とは関係ない。
> 朝鮮人はニュートラルな言葉。だから、軽蔑をこめて発すると
> 軽蔑のニュアンスがこもることもある。というわけでしょう。
いや違うよ 朝鮮人はニュートラルな言葉ではないです
まぁ今の若い人にはわからないでしょうが
昔は朝鮮人を蔑称として使ってました
ただ、経緯としては、最初から使ってたというよりも
朝鮮にいったとき、朝鮮人に親切にしていた
日本人がことごとく仇で返されたので
この朝鮮人!といって怒ったのがだんだんと
蔑称になってしまったという感じですね
我々の年代からすると朝鮮人というのはなんとも
いえない響きに聞こえます
その為に日本のマスコミはコリアなどと言ってるわけです
ただ、朝鮮人自身に原因がある以上
どんな名前になっても、また蔑称になってしまうでしょうねw
それから当時は今2ちゃんねるで交わされているような事
は日常生活の会話の中で話されていましたよ
当時は社会党、共産党、公明党、、のような野党的な
意見を持ってるだけで、変人、狂人、扱いされましたから
朝鮮をバカにしても誰も注意しませんでした
↑長すぎて読む気にならんし、場違いも程ほどにしろやな
317 :
名無シネマ@上映中:03/12/13 10:38 ID:WXXgCO2Z
>>315 読みたくなければ読まなくていいぞw
まぁ小津映画の時代背景という意味ではまったく無関係
ということにはならんだろうしね
まあいい年して「w」とか使ってるなよおっさん、という事で終了。
315は朝鮮人とか言われてなんでおこるの?
320 :
名無シネマ@上映中:03/12/13 12:14 ID:+5eJdXYt
生まれてはみたものの、でしたっけ?感動しました。
ところで、やすじろう?あんじろう?
322 :
名無シネマ@上映中:03/12/13 13:01 ID:+5eJdXYt
324 :
会田昌男:03/12/13 15:06 ID:6jw7+hbD
東京物語と次作の間が3年あいてますが、何か理由があるのでしょうか?
戦後の小津としては少し長いような気がしたので・・・・
どなたかよろしくお願いいたします。
おまいら素人をからかうもんじゃないよ。
あれは、あじろう
>>321
俺は笠智衆が読めなかった。
「かさち」という名字だとしばらく思っていた。
ATOKだと一発で変換できないね。「留置週」
MSだとこれだ「留置集」
>>324
年譜を見てみた。
小津は「東京物語」の後、翌年の昭和29年8月に契約が切れて
フリーの監督になっているんだね。
その後も松竹と年1本の契約でとり続けるわけだけど。
それで田中絹代監督の「月は上りぬ」の制作交渉などに奔走したらしい。
昭和30年は「早春」に取りかかっている。
公開は31年の1月だから間が開いた感じがするけど遊んでいたわけではないみたいだよ。
328 :
会田昌男:03/12/13 17:53 ID:4x3+me1m
>327
原節子の休暇と関係があるのかと思ったのですが違いましたw。
「月は上りぬ」では当時ではデリケートな問題をいろいろと解決する
必要があったのでしょう。
加えてフリー後の一種の端境期であったということなんですね。
勉強になりました、どうも有り難うございます。
329 :
名無シネマ@上映中:03/12/13 22:38 ID:aoKmvsYo
井上雪子見に行きたかったんだがなぁ・・・
なんであんなのが満席になるんだよッ!
肝心のFCなんて空いてるぞ
330 :
名無シネマ@上映中:03/12/13 23:50 ID:baFTk5aG
ベンダースの東京画見た。おもしろかったねー。最後は泣けたし。神秘の世界、傑作だとこの
ドイツ人は絶賛してるけど、ヨーロッパの人間に日本人のあの独特の世界がはたして理解できてんだろうかと考えた
>>330 >ヨーロッパの人間に日本人のあの独特の世界がはたして理解できてんだろうかと考えた
東京物語をヴェンダースがって事?
あんた、まだそんな事言ってるんですか?
>>331 「まだそんな事」ってあなた、今回初めて小津Xヴェンダースに触れた
人も多いんじゃないの?
自分は大学のころ仲間と私的な「東京画」を撮りました。五十ミリで。
北鎌倉駅、小津さんの墓、上野公園、ゴルフ場、パチンコ屋なんか撮ったけど、
当然ながら笠さん、厚田さんには会えませんでした。亡くなられてました。
それは、ともかくとして、この映画は今は亡き片思いの恋人(小津)の痕跡を
その故郷に捜し求めていきながら、それが見出せないことにいらだつ一人の作
家の恋愛ロードムービーとして観ています。
おそらく、彼にとって笠さんの背中と厚田さんの涙だけが救いだったのでは。
>>332 ヴェンダースが小津を敬愛してるって事じゃなくて
>ヨーロッパの人間に日本人のあの独特の世界がはたして理解できてんだろうかと考えた
って言ってる事だ。
侯孝賢(ホウ・シャオシェン)
「五年ほど前に雑誌の対談でお会いする機会を得た。映画を通じて想像していた通
り、意志の強い大先輩だった。『あなたの作品は主人公とそうでない人が均等に映っ
ている』といわれ、時代によって撮り方が違うと感じた。若いころに見た黒澤映画か
ら、無意識のうちにたくさんの影響を受けている」
どうやら小津より黒澤のほうが好きだったようですね。
台湾板より来ました。
私見ですが、侯監督の映画は小津監督の映画に似てると思う。
雰囲気が特に、淡々と撮っている風景が懐かしく思えるから。
「珈琲時光」早くみたいです。。
新幹線の試験車両が走る頃、台湾で見ようと思います。
>>335 他のスレでも書いたが
侯孝賢は子供の頃日本のチャンバラ映画が好きだったから
黒澤観ててもおかしくないよ。
小津の方は映画監督になって、自作をヨーロッパなどの映画祭に出品するようになってから
余りにも小津に似てる小津に似てるって言われたから観始めたんだと。
その後は小津も好きみたいよ。
影響って事言えばゴダールにも影響受けてるってよ。
フィックスのローアングルで長回しってのは小津と言うより加藤泰の方が似てるけれどね。
>>310 BS1のWHAT'S ON JAPAN でシンポジウムの報道をやってました。
朝9:00から再放送あります。
339 :
名無シネマ@上映中:03/12/14 08:49 ID:LIqpW0BH
正直、つまんねーよ。l;。どこが、すごいんだ。
>>339 大人になればわかるよ。
小津の映画ってあらすじとかセリフだけ取り出してみると一体どこが名画なんだ?
て思うような普通の話だからね。
メチャクチャ平易な文章で書かれた小説みたいなもん。
そういうのって自分でも簡単に書けそうな気になるが実際は読みやすい文章書くくらい
難しい事はない。
文章研鑚して推敲に推敲して時間掛けないと分り易く伝えることは出来ない。
映画もそうで言葉にすると難しい事や哲学的な主題を映画として作るのはスゴく
大変な事なんだ。
ドラマチックな筋や面白いセリフでなく、日常誰でも体験しそうな話・誰でもいいそうな
セリフで表現するのはとてつもなく難しい。
例えば小学生に<イラク問題>とか<自公連立内閣>なんてことを教えようと思うと
ムチャクチャ大変だろ?
それと同じ事を小津や野田はシナリオでやっている。
小津は松竹の監督として小学生から老人まで、主婦やサラリーマンが観て普通に
面白い誰でもわかる映画を作らなければならなかった。
だから子供がみたら普通のホームドラマにしか見えない。
「渡る世間」や朝ドラとどこが違うんだ?って思う人間もいるだろう。
でもセリフやストーリーを適当に書いてるように見えて本当は苦心して丁寧に磨き上げた
セリフなんだよ、何度も観直せばよくわかる。
「東京物語」の通夜の場面なんてあまりにうますぎていつ観てもため息しか出ないね。
言うべき事は完璧にいわせていながら無駄な言葉は一切ない。
あまりに上手く自然に書かれてるから技巧を全く感じない。
341 :
名無シネマ@上映中:03/12/14 13:26 ID:FzikbWvO
>>237 そういや、小津映画のキスシーンは岸恵子と若尾文子だけだな。
342 :
名無シネマ@上映中:03/12/14 14:45 ID:WNqQFRpb
↑
月丘夢路もキスしたべ。
343 :
名無シネマ@上映中:03/12/14 22:59 ID:BEgEMWHB
小津の映画と朝ドラや「渡る世間」が同じように見えるとしたら、映画見るのを止めたほうがいい。
相当な映画オンチ。
344 :
初心者:03/12/14 23:22 ID:TvhhrAew
だいぶ前に東京物語をみたことあり、イイ映画だなとは感じておりました。
そこで今回、衛星で特集だということで8本くらい録画しました。
本日「早春」をみたのですが・・・
つまらなくはないとは思いますが、何かイマイチ・・・
岸恵子が若いねえ、色っぽいねえ。
小津監督作品の中ではこの作品は面白い部類の方なのでしょうか?
345 :
名無シネマ@上映中:03/12/15 00:13 ID:DnGKlY+C
さっき時代劇専門チャンネルで東宝版忠臣蔵(稲垣浩)を見たんだけど、
宝田明、藤木悠、司葉子、原節子、加東大介、森繁久彌、山茶花究、新珠三千代、小林桂樹と、
「小早川家の秋」とキャストがダブっているのが嬉しかったな。
伊藤久哉、小川安三、沢村いき雄は成瀬巳喜男映画の常連だし。
この忠臣蔵は原節子最後の出演作。小津日記にもこの映画を見た感想が書いてあったような。
>>344 早春はつまらなくても仕方ないかもしれません・・・
347 :
名無シネマ@上映中:03/12/15 01:13 ID:/MN4OLwK
ドイツで人気があるってホント?
日本よりはるかにTV放映されているというのを
どっかで読んだ記憶があるんだけど。
348 :
名無シネマ@上映中:03/12/15 01:51 ID:b/4qezNV
>340
東京物語は冗長だと思うがな。
そんな自然じゃないし、台詞もクドい。
初心者や一般大衆向けだよ。
350 :
名無シネマ@上映中:03/12/15 05:11 ID:1COitZBB
戦後の作品はほぼ脚本家野田高梧の色が強いんじゃないか?
戦後の小津は作家性を捨てて野田高梧の脚本を上手に演出する職人に徹したんじゃないかと思うんだけど。
小津映画は一回観れば十分だろ。
何回も観るような映画じゃないよな。
先週BS2で小津特集やってるのに対抗して
WOWOWでオンエアされた『変態家族 兄貴の嫁さん』に関しては
かろやかに無視ですか?
353 :
名無シネマ@上映中:03/12/15 11:18 ID:7pNE82nD
変態家族、面白いけど一度見ればもういいかな。
近所の夫婦が振り返って挨拶するところなんかは笑えたけど。
>>350 わはははは
君にとって小津とはストーリーなんだね。
戦前も半分くらい野田高梧なんだがな。処女作の懺悔の刃も
エロ神の怨霊も野田高梧(W
NHKの新藤監督が脚本読む番組見ててきつかった。
カラー作品はさわやかな情熱がないとか、一人息子のラストが絶望とかいう本人の言も。
無駄な力が入っていないことが情熱がないことか?あの異常な高みが観て分からんか?
溝口監督の最駄作を二本も提供したことを棚にあげて言いたい放題だったな、あの番組。
小津はサイレント時代のほうが面白い。
358 :
名無シネマ@上映中:03/12/16 21:52 ID:WlwJW1OM
確かに、トーキーより面白いサイレント作品もあるし、逆もまた然り。
黒澤のように「後期は糞」とか言われない事でも分るように、小津は偉大なり。
ホウの「悲情城市」を久々観たけど、記念写真のシーンとか
ローポジションの食事シーンとかやはり小津っぽいね。
360 :
^^:03/12/17 00:07 ID:YR2P5wjn
オズの映画を見ると、
今の日本は、すでに死んでる。
日本は、前世紀の50年代で死んでるね。
361 :
名無シネマ@上映中:03/12/17 07:06 ID:7OlG6TpY
↑
死んでるのはおまえ^^
362 :
名無シネマ@上映中:03/12/17 07:13 ID:DezmRN+l
>>358 「トーキー作品は全部糞」と言われたことはあるがw
363 :
名無シネマ@上映中:03/12/17 12:48 ID:Qslgfssn
∧∧
(,/⌒ヽ、 <私ら、幸せなほうでさぁ・・・
,/ ヽ
(____)
365 :
^^:03/12/17 18:01 ID:TzM4ZHcq
まだ、50年代までは日本の伝統的生活が
きちんと残っていた。それ以後は、もう
完全に資本主義によって日本的生活が内部から破壊された。
日本は、もう死んだ。
366 :
名無シネマ@上映中:03/12/17 18:24 ID:QZWkAtgW
>>343 朝ドラや「渡る世間」もけっこうあれはあれで面白いと思います
別に小津の映画と同じとは思わないですが
>>366 君が面白いかどうかはどうでもいい訳。
そりゃ高視聴率ドラマなんだから世間じゃ熱中して見てる人間もいっぱいいるだろう(w
要するに<リーグが違う>でしょ・・・という話。
草野球とプロ野球じゃ同じ野球というスポーツやってても根本からして違うわな。
でもアフリカの土人連れてきて見せたらどこが違うのかさっぱり理解出来んわな。
同じ球場使って同じような道具使って似たような遊びしてるとしか思えんだろう。
ま、それだけの話だ。
368 :
^^:03/12/17 20:48 ID:TzM4ZHcq
↑つまんないこといちいち書くよ。
アホまるだし。斜め読みもできん長文だね。
369 :
名無シネマ@上映中:03/12/17 21:46 ID:QZWkAtgW
>>367 朝ドラや「渡る世間」のどこが草野球だと言うのか?
あれこそ、プロでしょ?
ひとりよがりの自主映画とかに草野球だというたとえを出すなら分かるが
370 :
名無シネマ@上映中:03/12/17 21:59 ID:QZWkAtgW
>>367 それとなんで「アフリカの土人」が出て来たのか、よく分からんのだが
どうも差別的意味合いで使っているような気がするのだが
アフリカ映画とか、ちゃんと見てないのか?
「神様のおくりもの」とか。この作品の監督は「アフリカの小津」とフランスの批評家に
評されているのですが、たしかに小津みたいだなと思いました。
アフリカ人でも小津を見たら関心もつ人は多いと思う。
むしろ、「渡る世間」の方が日本の嫁姑の事情とか特殊なことに精通してないと
楽しめないから面白さが伝わらないような気がする。
371 :
^^:03/12/17 23:04 ID:TzM4ZHcq
しかし、オズはフランスで人気あるね。
フランス人は浮世絵の昔から日本趣味が好きなんだ。
ベッソンもヒロスエを目につけて、
映画出演で誘い出し、散々SMとクスリ漬けでしごいたって
話だし。ヒロスエの下半身は、破壊されてたらしい。
372 :
名無シネマ@上映中:03/12/17 23:56 ID:hGJhl0Zq
>>371 デタラメほざいてんじゃねーよ。ゾウリムシ野郎。
てめーの話なんざ、丸っきり阿呆のたわ言ばかりじゃねーか。
>>370 「アフリカの土人」っていう表現はひどいですね。
石原ヴァカ太郎なみですよ。
以後、気をつけて下さい。
「神様のおくりもの」はブルキナファソのイドリッサ・ウエドラオゴ監督の作品ですね。
ウエドラオゴ監督がアフリカの小津と評されているのは知りませんでしたが、
アフリカの映画監督はフランスなどに留学する方も多いので、
大学などで小津監督作品を観る機会はあったかと思います。
↑ の「石原なみから以後気をつけて下さい」までは
>>370 ではなくて、
>>367 に対してです。
黒澤より背の低い小津
黒澤よりブサイクな小津
黒澤より長生きできなかった小津
黒澤より受賞数が少ない小津
黒澤より信者が少ない小津
>>365 お前にとって小津映画は懐古趣味や様式美だけじゃないのか。
「淑女」を評価して「宗方」を評価しない理由はなんなんだ。
お前はだいいち、家族とか日本的なるものとかいう観念が、近代になって形成
されたものだという自覚がないんじゃないか。
浮世絵やベッソンを例えに出すなんて馬鹿もいいとこ。
377 :
^^:03/12/19 02:16 ID:XqksmiyC
馬鹿もん。近代の意味を知らんのだな。
近代とは、産業社会のことだ。もっといえが
それは資本主義社会のことだ。資本主義社会は
それが根付いた国の伝統を、根本から内部から
破壊していく。ヨーロッパは、日本より百年も前に
死んだ。その象徴がゴーギャンのタヒチ脱出だ。
そのときヨーロッパは、死んだんだよ。
日本も前世紀の50年代に死んだ。わからん奴は
オズを見ろ。
378 :
^^:03/12/19 02:20 ID:XqksmiyC
ベッソンが広末をSM漬けにして
破壊したのは本当だ。きちんと証拠もある。
広末の下半身は、ほとんど壊されていた。
ベッソンは、ロリコン趣味とハードSMの
サドで有名なんだ。あいつが監督した
映画を見ればわかるだろ。広末が
記者会見で号泣したのは、ベッソンから
おもちゃにされて捨てられたからだ。
その後の広末の奇行を見れば想像がつくはず。
>>377-378 この馬鹿は脳細胞が死んでいるんだな。
「きちんと証拠がある」なんて言っといて、それは
推測と妄想だけ。こういう輩は2ちゃんに限らず
どこのページに行っても、現実の世界でもコヴァカ
にされて嘲け笑われるてしまう精薄。
>>377 後期の小津の映画に出てくるプチブルが、
産業社会の申し子以外の何者でもないのだが…
戦前の映画に出てくる悲惨な家族もそこそこの生活してるしな。
まあ、幼少の頃からの小津の生活に比べたら悲惨なんだろうが。
>>371 フランスで人気があるのはダントツで黒澤明。
小津の人気は北野以下。
資本主義が伝統社会→文化を破壊するのは当然だけど、何でもそういう
一面だけから考えるのはツマランな。
日本の場合、それが敗戦で一挙に加速したにしても根っこは残ってるし。
社会構造が一変しても、文化は意外としぶといんだよね。
383 :
^^:03/12/19 13:22 ID:XqksmiyC
資本主義社会は、その市民のつながりを
バラバラにしていく。最小単位つまり個に分解する。
日本が核家族化したのも、資本主義社会のせいだ。
資本主義は、仕事も分断していき細分化していく。
資本主義とは、人間の活動を分業化するのだ。
21世紀の今、それは個人のその趣味、嗜好まで
及んでいる。そう、オタクの登場だ。
資本主義が最も進んだ日本の現実を直視せよ!
384 :
^^:03/12/19 13:28 ID:XqksmiyC
資本主義は、そこにすむ人間の性行為も
細分化する。
そう、ファッションヘルスの登場だ。
そこでは、性器を交わる性交ではなく
フェラチオという行為で終了する。
人間の行動の細分化も着実に進んでいるのである。
資本主義とは、人間を根本から分断していく運動の
ことである。
三流思想w
だから、そういう一面だけ見ていても仕方ないのよ。 >^^
オズもいいけど、橋口でも見てみれば?
「ハマグリは」「好き」「ノリマキは」「嫌い」
「ハハハ、君も変態か」
小津映画ばかり見てると馬鹿になるのが良くわかった。>^^
389 :
名無シネマ@上映中:03/12/19 19:44 ID:LD4FRn4T
>>386が理解を示しているのが印象的だった。
^^の言うことも分かるもんなー。
これからどうすればいいと思うんだ?>^^は。
390 :
^^:03/12/19 20:39 ID:XqksmiyC
オズを見ること。>どうすればいい
まあ、それは冗談だが、我々がオズ映画に感動し
その世界に惹かれるは、すでに失われた日本の美しい
文化や家族間の静かな生活のなかでの暖かい繋がりに
憐憫するのである。今、日本的生活は、オズ映画に
しかないのだ。オズの晩年のテーマは、すべて
資本主義社会に侵されていく日本なんだ。
391 :
^^:03/12/19 20:45 ID:XqksmiyC
資本主義の解体力は、もはや
そこの住民の仕事だけじゃなく
行動にも及んでいる。
あらゆるものを微分していくこの化け物は
今、日本でその力を最大限に使い始めた。
こういう視点で日本を見てみると
いろんなことが見えてくるはずだよ。
392 :
^^:03/12/19 20:52 ID:XqksmiyC
なぜ、資本主義は、仕事も地域社会も、家族も
その最小単位まで微分していくのか?
それは、効率がいいからだ。作業の効率化こそ
利潤である。オタク文化は、すべて
商業産業文化だ。そこでは
今や、文化と商業が完全な「共犯」関係に入った。
なんでもいいんだ。糞でもゴミでもおもちゃでも
金になればいい。売れればいい。
日本の今の文化状況を直視せよ。
オズ映画を見ている奴が何人いる?
ハリウッドの糞映画は、誰もが知ってるが
オズは誰も知らない。それが現実だ。
こんな馬鹿でも小津の映画が好き。
こっちのほうが興味深いな。
^^さんの小津映画を愛する気持ちにはいつも同意しつつ敬服します。
現代社会に対する苛立ちもよくわかりますね。
私見ですが、小津さんは前世紀五十年代に映画を創っていたときから
絶対的なものが見出せない無秩序な現実社会に諦念していたのではないかと
おもう。
諦念しつつ、失われていくものを距離を置いて見つめる。
小津さんがいま生きてるとしても、「東京」「親子」「男女」を小津的に
描くんじゃないかしら。
>>394 すげえ馬鹿・・・。
2ちゃんで自演するヤツはザラだがこうまでヌケヌケと自讃するヤツはめずらしいな(w
397 :
^^:03/12/19 22:46 ID:XqksmiyC
>>394 :bouilloire rouge
おお、わかってくれる人がいたか。
今生きてても、まさにそのテーマで描くと思う。
晩春以降のオズ映画は、すべて同じテーマだのだ。
シナリオつまり登場人物のセリフまで同じものがある。
50年代、急速に日本文化が失われていっているその
様子をオズは、冷徹な目で、決して感傷に陥ることなく
美しい映像で捉えることができた。だからオズの映画は
芸術作品だし、第一級の同時代文化資料となりうるフィルムなのだ。
オズの映像には、他の映画には、ありえない
芸術作品のみに現れるあの「アウラ」があるのだ。
398 :
^^:03/12/19 22:50 ID:XqksmiyC
芸術作品とそうじゃないゴミの
区別は、「アウラ」があるか、ないかなのだ。
芸術がわかる奴には、このアウラが見えるのだ。
399 :
名無シネマ@上映中:03/12/19 22:50 ID:LD4FRn4T
^^は別に変なことは言っていないと思うが?
まあ、変な芸能下ネタに走ったのは痛かったけどな。
レスの説得力を半減させたばかりかベッソンと広末の両ファンを敵に回してしまった。
400 :
^^:03/12/19 22:56 ID:XqksmiyC
残念ながら、私は自演する癖はないんだ。
そう君が思いたいのは、わかるがね。
401 :
^^:03/12/19 23:14 ID:XqksmiyC
今のレコード産業音楽つまりポップス、ロック界を見てみたまえ。
そこでは、もはやゴミや糞をレコードとして何千万枚も売っている。
もはや現代資本主義社会は、ゴミや糞を売って利益をあげ、
そのこの住民は、ゴミや糞を食って生きている。
それが現代日本社会の文化状況だ。
402 :
344:03/12/19 23:15 ID:vPODchZj
>>346 やはり早春はつまらない部類の作品なワケね・・・・・
正直途中から退屈しました・・・
403 :
346:03/12/20 00:08 ID:kog7CsCN
>>402 勿論面白いと感じる方もいるでしょうけどね。
ラストは明るい方向で締めてて、そこは私、好きですし。
ただ、テーマがサラリーマンの悲哀と不倫の2つなので、どっちつかずでダレちゃうんですよね。
404 :
名無シネマ@上映中:03/12/20 00:50 ID:jGiKB3RO
>>366 「渡る世間」が面白い?やたらべらべらべらべらしゃべって、なぜかいつも回答が(それも一面的な)ちゃんとあるようなナンセンスなものが?
アサドラにいたっては学芸会。
405 :
名無シネマ@上映中:03/12/20 10:24 ID:FbROOqBH
小津を語るのに社会問題をクローズアップするのは、幕の内弁当の玉子焼きだけ食べて満足するようなもんだろ。
卵焼きに限定してもまともに語れてない。
「ダーティーハリー」「リーサル・ウェポン」「セブン」に影響を与えた(野良犬)黒澤
世界で初めて太陽を撮った(羅生門)黒澤
「暴行」「道」「カビリアの夜」「処女の泉」「去年マリエンバードへ」「戦火の勇気」「JSA」に影響を与えた(羅生門)黒澤
ベネチア国際映画祭でグランプリを受賞した(羅生門)黒澤
「荒野の七人」「宇宙の七人」「ワイルド・イースト」「アンドレイ・ルブリョフ」「ブレード/刀」「13ウォーリアーズ」「戦場」「バグズライフ」「地獄の七人」「死霊の七人」「プライベートライアン」に影響を与えた(七人の侍)黒澤
世界で初めてアクションシーンをスローモーションで撮った(七人の侍)黒澤
役者に本物の矢を飛ばした(蜘蛛巣城)黒澤
ベルリン国際映画祭で銀熊賞・監督賞を受賞した(隠し砦の三悪人)黒澤
「スターウォーズ」「ウィロー」「風とライオン」に影響を与えた(隠し砦の三悪人)黒澤
「ゴッドファーザー」に影響を与えた(悪い奴ほどよく眠る)黒澤
世界で初めて斬殺音を入れた(用心棒)黒澤
「荒野の用心棒」に盗作された(用心棒)黒澤
「ラストマン・スタンディング」にリメイクされた(用心棒)黒澤
「ボディガード」「ライジング・サン」「キル・ビル」に影響を与えた(用心棒)黒澤
日本時代劇に革命をもたらした(椿三十郎)黒澤
「ワイルドバンチ」「俺たちに明日はない」に影響を与えた(椿三十郎)黒澤
撮影の邪魔になる民家の二階を取り壊した(天国と地獄)黒澤
「フレンチ・コネクション」「シンドラーのリスト」「踊る大捜査線」「身代金」に影響を与えた(天国と地獄)黒澤
画面には映らない戦艦の裏側まで作らせた(トラ!トラ!トラ!)黒澤
実物大の「長門」を作らせた(トラ!トラ!トラ!)黒澤
米アカデミー賞最優秀外国語映画賞を受賞した(デルス・ウザーラ)黒澤
「地獄の黙示録」「ロスト・ワールド ジュラシック・パーク」に影響を与えた(デルス・ウザーラ)黒澤
カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞した(影武者)黒澤
燃やす為だけに3億円を投じて城を建てた(乱)黒澤
「プライベートライアン」「ギャング・オブ・ニューヨーク」「HERO」に影響を与えた(乱)黒澤
助監督時代、仕事から戻ると一睡もせず自分のシナリオを書きまくった黒澤
ベネチア国際映画祭創立50周年記念「獅子の中の獅子」に「羅生門」が選ばれた黒澤
408 :
名無シネマ@上映中:03/12/21 02:16 ID:qM5jEKjU
簡単にパクられるクロサワ映画が何か?
小津の映画を換骨奪胎しても、まあ観れないことはないにしろ単なるホームドラマにしかならないだろうよ。と釣られてみますた。
黒澤がパクられるのはよくわかる。
彼の立脚点は芸術ではなく子供向けの大衆講談の世界だからだ。
やっぱり釣れたかw
小津映画も単純なら信者も単純だなw
二流監督にしかパクられない小津さんは偉大です!
412 :
名盤さん:03/12/21 03:19 ID:ZvHm351X
黒沢スレで相手にされないから小津スレを荒らしてるさびしい人なんでつか?w
レスはたくさん付くよ。
ただ小津映画があまりにもつまらないのでつい・・・。
作家のイイタイコトが分かんないと不安なわけね。そういう意味で小津はちょっと不気味なところあるからねえ。
今日の朝日新聞にシンポジウムの記事が見開き2頁で出ているね。
来春朝日選書で出すそうだから今から楽しみ。
416 :
名無シネマ@上映中:03/12/21 12:27 ID:E/POy99X
つくづく思う事は、「日本人は外国(特に欧米)からの評価に弱いなぁ」ってこと(自分も含めてだが)
黒澤、小津、溝口だって外国の評価がなければ忘れ去られていただろう
今年は川島雄三没後40年だが殆ど取り上げられてないし
417 :
名無シネマ@上映中:03/12/21 17:11 ID:J2c0vY2G
清水宏、野村浩将、佐々木康とかも一部の映画マニアは別にして忘れられてるね。
30年代松竹ブーム起きねえかな?小津特集だってここに繋げてほしい。
418 :
名無シネマ@上映中:03/12/21 17:19 ID:QjMHAPAK
>>404 >>やたらべらべらべらべらしゃべって、なぜかいつも回答が(それも一面的な)ちゃんとあるようなナンセンスなもの
いや、それがまさに独創的なワールドを築き上げていて面白いと思うのですが。
僕も最初は興味なかったが、母が見てるので一緒に見てたら楽しめるようになってしまい
こういうドラマの表現もあるのかとカルチャーショックを受けてしまいました。
「渡る世間」の凄さはおばちゃんたちの日常的な会話の世界をそのまま
リアルに表現にしてしまっているところです。
説明台詞という禁じ手の手法を極めて独自のワールドを築き上げたことに
前衛性を感じます。
419 :
名無シネマ@上映中:03/12/21 17:22 ID:Q6D3+pwx
特に清水宏は小津ファンにとってはある意味恩人で忘れるべき
存在では無いだろ。
清水が「金儲けの為の映画は俺が撮る!」と会社にも言ってた
おかげで小津は芸術映画を撮る事に専念できて我々もその名作たちに
出会う事が出来たのだから。
彼がいなかったら客の入らない小津映画はとっくの昔に消え去って
いたのかもしれないし。
420 :
名無シネマ@上映中:03/12/21 17:24 ID:QjMHAPAK
418は冗談で書いてるのではなくまじですよ。
僕自身、「渡る世間」をつまらないものだと思っていて
ある時から違って見えて来るようになり驚いているのです。
どうしてこれが高い視聴率を獲得しているのか、あなたには
理解できないかもしれませんがちゃんと理由があるのです。
421 :
名無シネマ@上映中:03/12/21 17:34 ID:Q6D3+pwx
「渡る世間」ってあの説明的台詞がクドいよね。
俺も最初は何とも思わなかったが最近ではもう生理的にダメ。
小津映画の淡々としながらどこか味わい深いあの台詞の方が後から
何度でもいろんな解釈が出来て楽しめる。
422 :
名無シネマ@上映中:03/12/21 17:41 ID:fcz45ZdS
>>421 逆ですね。
僕の場合はあんなに荒唐無稽(?)なものなのにけっこう自分の身に応えるように
なってきてしまって。
旦那の立場とか、すごくよく分かるところがあるんですよ。
もちろん小津とは全然、違いますが
ある意味では小津よりもリアルタイムで応えるところがありますよ、やっぱり。
それは時代の波というのか、小津みたいな家庭とは現実には変わって来ているから。
もちろん「渡る世間」の世界も全くのフィクションでしょうが
男の立場とかピンとくるものはあると思う。
それで受けてるのかなと僕は思うのですが。
423 :
名無シネマ@上映中:03/12/21 17:42 ID:J2c0vY2G
>>419 同意。
でも上映・放映されるのも話題に上るのも圧倒的に少ないよね。
清水監督の「金儲けの為の映画」が小津監督の芸術映画
に決して劣るわけではないのに。
424 :
名無シネマ@上映中:03/12/21 17:44 ID:fcz45ZdS
あと説明台詞の多様は一種の独自の橋田ワールドを築く手法として了解すれば
いいのだと思いますよ。
425 :
名無シネマ@上映中:03/12/21 17:45 ID:ADJTUELy
小津を持ち上げて渡る世間をおとすやつは偽者ってこと?
426 :
名無シネマ@上映中:03/12/21 17:49 ID:fcz45ZdS
>>425 別に本物とか偽者とかいう話はしてないのですが。
単に自分は渡る世間も全く違うものですが面白いですよと言ってるだけですが。
427 :
名無シネマ@上映中:03/12/21 17:52 ID:J2c0vY2G
小津映画って世界遺産クラスの文化遺産なんだからさ、
それとそもそも比べて批判するのがノンセンス。
村一番の力持ちと巡業に来た横綱の相撲を見て、負けた
力持ちを馬鹿にしてたら、ある日家の下敷きになって
もがいていたところを力持ちが軽々と助け出してくれたので、
ありがたやー、やっぱこの人凄い人なんだー、ってことだろ。
428 :
名無シネマ@上映中:03/12/21 17:55 ID:Q6D3+pwx
>>423 清水も相当良い監督なのにね。
俺が思うに清水の人間的評価がその作った作品にまで影響してるのでは
ないかと思う。
製作者の人間性と作品の評価は別物なのにねぇ。
429 :
名無シネマ@上映中:03/12/21 17:59 ID:Q6D3+pwx
橋田ワールドを心の底から理解できるのは実際にその立場に身を置いた
人達だけかもしれんね。中堅サラリーマンの悲哀とか嫁姑問題に悩む
中年女性とか。
そういう意味から言うと歳を取れば取るほど理解できるという小津映画に
共通するものはあるかもしれないな。
430 :
名無シネマ@上映中:03/12/21 18:07 ID:fcz45ZdS
>>427 たしかに別物とは言えばそうなので比較しても仕方がないのでしょうが。
ただ小津の映画ももともとはごく普通に娯楽のひとつとしてあったのだと思う。
「世界遺産クラスの文化遺産」にいつの間にかなってしまった、
もちろんそれにふさわしいものなのでしょうが
もともとはそういうものとして作られていたわけではないと思う。
いろいろある映画の中のひとつとしてあったのでしょう。
431 :
名無シネマ@上映中:03/12/21 18:20 ID:J2c0vY2G
>>430 そうそう、それは思う。
小津だけを特別扱いするからほかの監督が無視されたりするんだよね。
でも、小津を特別扱いして有名にするから、詳しくなるにつれ、
周囲の監督の凄さに触れることも出来る。
ただの娯楽の一つとして数えられてたら、あの時代ごと忘れられた可能性もあったんじゃない?
432 :
名無シネマ@上映中:03/12/21 18:21 ID:J2c0vY2G
つまり、あの時代の「ただの娯楽」がただ事でないレベルにあったってことね。
433 :
名無シネマ@上映中:03/12/21 18:38 ID:LTxNAPj8
やっぱり国際的(欧米)な認知がないと忘れ去られるんだよ
どんなに良い作品を作ってもね
本当に外国(欧米)の評価に弱いね、日本人は
邦画の黄金時代を演出したのは、黒澤・小津・溝口・成瀬だけじゃないんだけどなぁ
434 :
名無シネマ@上映中:03/12/21 18:44 ID:Q6D3+pwx
>黒澤・小津・溝口・成瀬
そこにぜひ木下も加えてやってくれ。
435 :
名無シネマ@上映中:03/12/21 18:54 ID:J2c0vY2G
木下監督に限らず、戦後の作品って、戦前の作品に見られたような
「滑らかさ」みたいなのがなくなってない?なんかごつごつしてるというか。
言葉に説得力がないって言うか。
436 :
名無シネマ@上映中:03/12/21 19:19 ID:J2c0vY2G
^^の言うことも一理あると思うのはそこ。
戦後、とくにコメディのレベルが異常に落ちたと思う。
なにか理屈っぽい科白が多くなった気がする。
戦前もそんなのは多いけど、何か耳になじむというか、不自然さを感じない。
戦後の木下恵介監督作品も、清水監督とか野村監督の作品見たあと見ると、
どうしても見劣りするんだよね。戦前の奴は遜色ないのに。
笑わせるための予備動作が見えてしまう。お嬢さん乾杯も破れ太鼓も、どこで
笑わせようとするか最初から分かってしまう。
孫六とか花咲く港とかは笑わせるための予備動作がない。タチみたいに
自然な動きで笑わせようとする。しかも言葉をふんだんに使って。
日本語を知らなければ100パーセント楽しめないような要素が多い。
戦後の奴は翻訳しても十分楽しめる代わりに、ネイティブが聞いて
特筆すべき会話は何もない。
437 :
名無シネマ@上映中:03/12/21 19:43 ID:Vskph3VB
>436
それって要するに映画が下手ってことですね?
日本人の英作文みたいな感じ。
>>416,417
黒澤、小津、溝口の人でなしたちと、
川島、清水、野村、佐々木が同じレベルだと思うのですか?
個々の作品取り上げたら、もちろん良し悪しはあるけれど。
439 :
名無シネマ@上映中:03/12/21 22:24 ID:ro5bn8BR
羅生門>>>>>>>>>超えられない壁>>>>>>小津の全作品
黒澤は暴君
溝口は冷徹
木下はオカマ
成瀬はネクラ
しかし、小津は親孝行で、人情味があり、オシャレで、陽気
映画作品としては、折れ的には4番手くらいだが、一監督のパーソナリティ
は断トツで憧れるよ。
文壇の大御所志賀直哉や政財界の大物菅原通済が友人として認め、
桑野通子や若尾文子を惚れさせ、
佐田をはじめ多くの役者やスタッフに親父のように慕われた、
小津は人間として一枚違う。
441 :
名無シネマ@上映中:03/12/22 00:05 ID:Mk2Lhqw/
笠智衆の演技はキモくて臭いから小津映画は外国人には見せないほうがいい。
日本の恥だね。
>>440 > 一監督のパーソナリティは断トツで憧れるよ。
その中じゃあ一番は木下でしょ。オカマは人柄に関係ないしね。
その甘さが作品に現れてる、なんて言い方は酷いかな?
小津は、生涯独身だったこと、吉田喜重とのこと、
永井健児の証言、ミリ単位の演技指導を考えると、
難しい自分をようやく飼い慣らしていた状況だったと思う。
443 :
名無シネマ@上映中:03/12/22 00:17 ID:Mk2Lhqw/
>生涯独身
ゲイだったのか。
444 :
名無シネマ@上映中:03/12/22 01:00 ID:EgBIpdzB
その5人の中では一番人間的にまともそうなのは小津だと思うがな。
でほんの少し落ちて木下と。その後は大分下がって黒澤、成瀬、と来て
そこからかなり落ちて溝口って感じだな。
小津はスタッフの意見を大事にしたし例え反対であっても「その意見も良いが
ここをこうしたらもっと良くならないかな?」と相手の面子を潰さないように
自分の意見を主張したりしてた。人の操縦術では長けてたね。
木下も気配りの人で二人とも機嫌が悪くなるとすれば自分の演出力の無さを
感じた時くらいだった。
まあそんな小津でも若い頃はカレーライスを他の客に先出したと言って
ボーイに鉄拳制裁したりしてたけどねw
445 :
404:03/12/22 01:01 ID:B2J2TxrJ
>>418,
>>420 ベラベラしゃべる説明セリフオンパレードの橋田ワールドを、くだらないと思ってるだけ。
あのおしつけがましい一面的な内容とともにね。
446 :
名無シネマ@上映中:03/12/22 01:05 ID:fhmP15Pv
>>445 だから自分はそうは思いませんと反論しているのです。
僕は渡る世間が本当に好きなのですから。
何か言おうにも見たことも聞いたことも無いし >渡る世間
みんなTVなんか見るんだ・・・
448 :
名無シネマ@上映中:03/12/22 01:46 ID:6tt0hE67
>>441 へぇ〜〜笠さんのこと悪く言う人って初めて見たよ。なにか新鮮。
国宝を日本の恥といってるようなもんだけどね。
それじゃ「夢」も外国人には見せられないのかぁ。
449 :
名無シネマ@上映中:03/12/22 01:59 ID:qKLU46/M
『夢』の笠は素晴らしい!小津映画の笠は馬鹿にしか見えないのに。
450 :
名無シネマ@上映中:03/12/22 03:07 ID:6tt0hE67
↑わかりやすすぎというか面白すぎ。笑わせていただきました。
橋田はある意味、増村のような非日本的作家じゃない。
日常生活にしては誇張された人間の描き方のような気がする。
リアリティは感じないなあ。
小津っぽい作家って、市川準、是枝裕和くらいしか思い浮ばないなあ。
久しぶりにこのスレ来たら橋田ドラマと笠の思わぬ大活躍ぶりにワラタ(w
>>446 君ももう少し物がわかるようになったら「渡る世間」程度を面白がってる自分が
馬鹿らしくなってくるよ。
饒舌なセリフといい薄っぺらな人間描写といい知的能力の高い人間が楽しめるようには
作られてない。
橋田ドラマは新聞もマトモに読まないような無教養な主婦やオッサンが視聴者だから
あれだけクドくしないとわからないのだろうけど。
実際作家や映像関係者やインテリで橋田ドラマのファンなんて誰もいないだろ(w
454 :
名無シネマ@上映中:03/12/22 14:58 ID:F4Q13+/Y
>>453 あなたはどうも渡る世間を楽しむのがレベルが低い人で
小津を楽しむのがレベルが高い人とでも思い込んでいるのでは?
小津と渡る世間を同時に楽しめてしまうのが本当のドラマファンというものですよ。
渡る世間はプロの脚本家も評価している文をいくつも読んでいますよ。
なぜ説明台詞の多様というシナリオの教科書に必ず禁じ手と書いてある手法を
極めた作品が高い視聴率を獲得しプロからも評価されているのか、
説明台詞は悪いものというシナリオの教科書とおりの見方しか出来ないあなたには
分からないのでしょうね。
渡る世間の説明台詞はおばちゃんたちの世界をリアルに描き出すテレビという媒体
ならではの前衛的手法なのですよ。
455 :
名無シネマ@上映中:03/12/22 15:05 ID:F4Q13+/Y
>>451 もちろん渡る世間が現実の世界をリアルに描いたものだとは思いません。
誇張表現です。
現実のおばちゃんたちの世界を様式化したものなのです。
おばちゃんたちの世間話のぺらぺらおしゃべりしている世界を
説明台詞という禁じ手の手法で様式化したところが前衛的な表現として
評価できると思うのです。
「渡鬼」や「サザエさん」を小津と同系列で語るのは、ただ単に家族をめぐる世間バナシという点において共通しているだけでないの。素材は似通っていても料理のされかたが比較にならんと思うが。
457 :
名無シネマ@上映中:03/12/22 15:36 ID:4g/hZCiN
何ここ? いつのまにか渡る世間スレになってる…
458 :
名無シネマ@上映中:03/12/22 16:00 ID:F4Q13+/Y
>>457 すみません。
渡る世間もあれはあれでいいものですよと書いたら
いちいちちゃちゃが入るものだからついファンの人間としては
怒ってしまって。
スレ違いでしたね。
>>453 橋田ドラマは、映像表現としては最低の部類。しかし、連続放送劇としては最高。
橋田の才能とは、TVはTVであり、映画にはなりえない。という現実を理解して
書いていることなのだ。
別に自分も好きではないし、正直苦手だが、この違いは理解せねば。
さらに言えば、アメリカのTVシリーズのように、一貫したキャラクターと
役者陣によるロングラン群像劇を日本で実現しているのは、橋田の「渡鬼」だけ。
これに関しては、たんに日本の他のドラマが不甲斐ないだけなのだろうが・・・。
460 :
名無シネマ@上映中:03/12/22 17:31 ID:zxsqIBJM
http://www.nhk.or.jp/sun_asia/aff/j/5th_05.html 誰かこれ見た人いるかなぁ? 舞台は全て海岸。
棒切れ〜波打ち際で波に洗われている内に、2つに折れて片方は波間へ消えていく。
人の行きかい〜老人の集会とか散歩してる人とかジョギングとか。
ガチョウの移動〜左から右へガチョウの大移動。 その後飼主?が出てきて右から左へ。
犬の移動〜中心にいた犬の集団が1匹づつ左側に移動する。編集多し。
水溜り〜これだけ舞台が海岸じゃないかな? 虫が鳴く中、水溜りに嵐がやってくる。
嵐が去った後に満月が水面に映る。
そんな感じの5本でした。 ストーリーのある映画ではなかったですが、
水の波=日常 そんな感じで捉えるとナルホドと思えるところもあったり。
水溜りは小津というより、芭蕉の俳句の世界に似てる感じがしましたが。
小津の映像設計の根本は当時のハリウッドスタイルに近いだろうし、それを墓標の「無」だとか、「禅」とか東洋思想で思い入れされるのに違和感を覚える。
462 :
名無シネマ@上映中:03/12/22 17:55 ID:F4Q13+/Y
>>460 見ましたよ。
渡る世間とは全然、違いますが、それも前衛です。
463 :
名無シネマ@上映中:03/12/22 20:27 ID:+YwRl5zW
昨夜、原節子をオカズにして抜きましたが… 何か?
464 :
名無シネマ@上映中:03/12/22 21:02 ID:F4Q13+/Y
>>463 オリヴェイラは小津の映画に近親相姦的なものを見て興奮してたらしいですが
>>464 オリヴェイラは全く逆のこと言ってたんだけど
どこを読んで書いてるわけ?w
466 :
名無シネマ@上映中:03/12/22 22:32 ID:F4Q13+/Y
>>464 晩春のあのシーンに関しては昔から近親相姦について語られてるよ。
『東京物語』。杉村春子がばたばたと扇ぐ団扇の図柄を見て。
そこに印刷されているのは高峰秀子。
1)高峰秀子は実母を幼くして亡くしたため父方の叔母、平山志げの養女となっている。
2)『東京物語』の杉村春子の役名は金子志げ。旧姓は平山。
1と2、これは作為以外のなにものではないと思う。
469 :
404:03/12/23 01:38 ID:y7qwQIEj
>>454 「渡る世間」は前衛ではなくて単なる低俗。低俗がうけている例は世の中にごまんとある。
視聴率は作品の質をはかるものさしにはなりえない。
ちなみに「東京物語」を日曜洋画劇場なり、NHKなりで放送して、視聴率が何%いくと思う?
いくら視聴率が低くても、東京物語が世界的な傑作であることに違いはない。
逆に、「渡る世間」がいくら視聴率をとろうと、低俗であることにかわりはない。
470 :
名無シネマ@上映中:03/12/23 01:48 ID:HtJ40XWl
>>469 私は渡る世間を見てこのようなおばちゃんたちの世界の表現手法があったのかと
思い前衛として受け取りました。
そのような受け止め方もあるというのが私の主張です。
あなたが低俗なものと決めつけることは自由だとは思いますが
私はそうは思いません。
巣鴨へ帰れ
渡る世間引っ張りすぎ。
よしわかった。
黒澤>>>小津@サイレント>>渡る世間>>>小津@トーキー>小津@カラー
でもういいだろ?
橋田の松竹大船時代の映画みたことある人いる?
俺は原作があるやつしかみたことないや。
マジで橋田とかもういいから。
あと個人的なランク付けも報告してくれなくていいよ。
荒らしだと思うけど・・・
橋田廚いいかげんうざい。橋田がピン子でシコってろ。
何をどう評価しようとおっさんの勝手だが、スレの本分をわきまえてくれ。
『羅生門』は世界で初めて認められた日本文化。
よって黒澤明のほうが小津より10000000000000000000倍偉い!!
浮世絵とかさ、日本刀と(ry
>>477 きみさ、実は黒沢のアンチ?
黒沢の価値が下がるからいいかげんやめてくれない?
とにかく黒澤明のほうが小津より10000000000000000000倍偉いのだ。
>>468みたいな小ネタをもっと知りたいんだけどなぁ。
このスレでは無理なんでしょうか?
482 :
名無シネマ@上映中:03/12/23 22:21 ID:9PUwgvn+
早春と東京暮色と続けてみたが、やたらとマ−ジャンの場面が
多いw
>>481 小ネタではないけれど。松竹三羽烏と称された上原謙・佐野周二・佐分利信、
小津作品の出演数は少ない。
484 :
名無シネマ@上映中:03/12/24 00:33 ID:2WANna8z
>>481 作ってはみたけれど
ってサイトをごらんになると良いと思います。
ヤフーでもグーグルでも上位でヒットしますよ。
BSの小津特集の時のシネマレビューで中井貴惠がゲストの時
小津さんが描いた絵(自画像?)持参で来たらしいんですけど見た方いますか?
486 :
名無シネマ@上映中:03/12/24 20:25 ID:xt+qRqqC
オズ信者で有名な映画監督周防の嫁の
バレリーナ草刈タミーが、なんとヌード写真集を
出すみたい。おそらく収入のない旦那の
生活費でしょうね。
487 :
名無シネマ@上映中:03/12/24 22:28 ID:/vJRnK0G
原節子は鎌倉で隠遁生活を送っているが今何歳なの?
>>486 ソースは? 民代さんは、親が資産家なので何も困ることはないはずなんだが。
民代さんのヌード、、、そりゃ、美しいだろうが。
周防の姿は、こないだ、BSのシネマナビゲーションで見ただけだな。「Shall We ダンス?」
も、周防や制作プロのアルタミラは別に儲かってないらしい。
ヘタに撮って損するよりは、と企画を選んでいるうちに撮れなくなった、と言われてもう何年だ?
結局、この人が大杉漣主演で、本気で小津を撮る日は来なかった。撮ったのはホウ・シャオシェン
や市川崑・・・。
吉田喜重が「小早川家の秋」を批判し、それに対し、小津が
「しょせん映画監督は、橋の下で菰(こも)をかぶり、客を引く女郎だよ」
と言ったというエピソードは有名だけど、
吉田喜重は「小早川家の秋」を何と批判したの?
映画自体は評価したものの、
「若者に媚びているところがある」
「年寄りが着物を着て舞を舞っている」だったかな?
491 :
名無シネマ@上映中:03/12/25 12:11 ID:g6VNvQ7U
>>489 司葉子が演じたような若者の役が「嘘」だって。
映画で「嘘」がいけないと言うのも変だね。
「嘘臭い」のはいやだけど・・・
吉田監督作品の若者は、監督の考えてる「嘘でない」人物を描こうとして、
かえって「うそ臭」くなってる気がする。
小津作品の人物は典型化されてるところがあるから「嘘」には違いないけど、
もともと「嘘」を描いてるから「嘘臭」くはない。
で、「嘘」によって描く「嘘でない」ものってやっぱりあると思う。
493 :
名無シネマ@上映中:03/12/25 13:23 ID:PIDGzKNj
ETVスペシャル
12/27(土) 22:00 〜 12/27(土) 23:30 NHK教育
「第一部・小津安二郎と戦争」 映画監督・吉田喜重と詩人・
吉増剛造が作品を再検証▽静かなる反戦の意志
494 :
名無シネマ@上映中:03/12/25 13:27 ID:PIDGzKNj
>>491 うーん、というか、「小早川家の秋」はいい映画だと思うけど
たしかに若者達のシーンとか描き方はきごちない感じだったと思う。
リアルタイムで若い人が見たら違和感をもったのは分かるなあ。
図星だから怒ったんじゃないのかね。
年齢差考えると、かなり疑問な怒りようだからね。
496 :
名無シネマ@上映中:03/12/25 15:37 ID:Yy22sIYP
人物の描き方といえば
吉田喜重のぼけ老人をテーマにした作品、
タイトル忘れたけど三国連太郎主演のヤツ。
あれ激しくリアリティ欠いてたなあ。
とても才能ある監督とは思えない。
勝ち負けの問題じゃないけど、小津は吉田の数億倍才能があると思う。
497 :
名無シネマ@上映中:03/12/25 16:10 ID:lDE18coD
でもこの年代の作家では吉田は小津をまともに考え続けた唯一の人なのでは?
大島渚とかはもう完全に否定して無視してたわけだから。
498 :
名無シネマ@上映中:03/12/25 16:13 ID:SHdx/qJy
小津シンポでの吉田喜重には、二度も泣かされそうになりました。
そのうち一度目は、蓮実も感動して泣きそうになったと言ってたよ。
そのときの印象でもあるんですが、
497の言う、「まともに考え続けた」という点には大きく同意します。
小津の描く若者がなんか嘘くさいのは「小早川家の秋」に限ったことではないと思うけど。
「早春」「東京暮色」「秋日和」…みんな若者が嘘っぽいような。
今となってはさほど抵抗ないけど、リアルタイムで見た人には相当違和感あったのではないの?
当時の“若手”の監督による映画に出てくる若者とは全然違うもんな。
まぁ、年配の人の描く若者像がズレているのは、何も小津に限ったことではないし。
その他の巨匠の晩年の映画に出てくる若者ってみんなヘンだもん。
老いてからは現代の若者はけして撮らなかった大島渚などは賢明だと思う。
>>497 大島は、完全に演出放棄、とりわけ役者指導を放棄することがよくある。
異常なまでのファーストカット主義者。
俺はあれは大船のドン、小津のミリ単位と言われる役者指導に対するアンチだと思う。
だから、無視だ何てとんでもなくて、ムチャクチャ影響を受けているのではないでしょうか。
最初の三作の題材にしても、小津のプチブル映画、城戸の小市民映画へのアンチでしょう。
それが他社に取り残されたと考えている撮影所の多くの人間に熱狂的に受け入れられた。
映画の好き嫌いはともかく、
あの人たちは不必要なくらい考えた上で映画を撮っているから、油断禁物。
昔蓮見総長が出してた「リュミエール」の
大島のインタビューの見出しは、たしか
「大船で先生と呼ばれていたのは小津監督だけでした」
みたいな感じだった。
すごく小津への敬意を感じた覚えがあるよ。
502 :
名無シネマ@上映中:03/12/25 18:40 ID:lDE18coD
いや、大島とかの世代の人が随分、小津のことを否定的に言って来た風潮が
あったのはたしかでは?
アンチも影響の内だとも言えないことはないが。
ちなみに吉田喜重の引退作「鏡の女たち」は、
目茶苦茶小津に影響を受けた佳作でした。
吉田喜重の映画はほとんど女性映画だけども、
良く考えると、小津の戦後の映画の「家族」問題は常に女性中心だね。
女性映画ではない
>>496のいう「人間の約束」にしても、
長男の家にご厄介になっている老夫婦って小津好みの題材だ…
そうやって考えると現代の若者像をあまり違和感無くバトロワ撮った
深作監督は凄かったのかも。
年取るとどうしても生の若者の姿は把握できなくなるからね。
よく言われる監督の才能というのはいかに上手にウソをつけるかという事
だと思う。大体映画そのものがウソをいかに本当ぽく見せるかが勝負だから
ウソつきの才能は重要だよ。
>>502 完全なアンチじゃないのは、その後の言動みても分かるでしょう。
大島はエキセントリックだから、勢いで「百歩譲っても、大船で評価できるのは木下だけ」
なんて言っちゃってるけどもさ。本当にそう思っているわけがない。
大島は師匠の大庭監督ともずっと交流持ち続けたのは有名だし。
「とにかく俺に撮らせろ」ってことでしょ。
「人は大切なことも忘れてしまうから 〜松竹大船撮影所物語」でも読んでね。
>>504 深作はいろいろ紆余曲折したけど、
最後にまたしてもアクション映画で一花咲かせたのは凄いね。
流石お寒くなってからの邦画界を生き残ってきただけのことはある。
507 :
名無シネマ@上映中:03/12/25 19:03 ID:lDE18coD
>>505 そうなのかなあ。
こないだ、個人的にその世代の映画好きのおじさん達、数人と飲んで話したんだけど
今、小津生誕100周年なんてやってるけど
おれたちの世代は若い頃、小津なんてくだらないと思って見なかったよ、
ああいうのが持ち上げられるのはやはり時代が保守的な風潮になってきたから
じゃないかという話をさんざんしてたのだけれど。
やっぱり当時はそういう風潮だったのかなあと思ったんだけどね。
そのおじさんたちは最近観たのかな?
まあアンチには違いないね。今でもそういうこと言うなら。
大島は違うよ。今は「自分が撮りたかったため」とはっきり言ってる。
509 :
名無シネマ@上映中:03/12/25 20:08 ID:lDE18coD
>>508 そうですか。大島については認識不足でした。
そのおじさんたちが小津で一番評価してたのは「風の中の牝鶏」。
あれは小津にしては社会的テーマに取り組んだものでいいとのこと。
「風の中の牝鶏」は佐藤忠男が当時から小津の作品の中でとりわけ評価してきたものなんだって。
(そのおじさんのひとりがそう言ってたので、本当に佐藤が「風の中の牝鶏」について
どう評価してるのか、知りませんが。)
とにかく小津でいいのは「東京物語」までで、以降の作品はなくてもいいもの
とまで断言されていました。(飲んでる勢いもあったのかもしれんが。)
「社会的テーマに取り組んでない」か…
大島も「夏の妹」以降は「堕落した」と言われていたけれども…
511 :
名無シネマ@上映中:03/12/25 20:48 ID:pSxX8bdn
>>503 勝手に吉田の引退作て決めたるなよ>鏡の女たち
確かに現在の映画制作の状況や吉田自身の年齢を考えても
引退作になるヨカーンはある訳だが。
スレ違い話題でスマソ。
>>511 イヤ、本人が言ってたのよ。多摩パンテノンで上映した時に。
513 :
名無シネマ@上映中:03/12/25 20:58 ID:+Rd3sBBY
大島「小津さんには皆敬意を表したと言うかね、
僕自身も含め本当は無視していたんだよ」
ある談話から・・・
社会性がないといけないと言う人がいる。人間を描けば社会が出てくるのに、
テーマにも社会性を要求するのは性急すぎるんじゃないか。
ぼくのテーマは"ものの哀れ"という極めて日本的なもので、日本人を描いて
いるからにはこれでいいと思う。
-小津安二郎-
映画の真の社会性とは、映画をつくる主体の内的過程を通して
自己の存在と表現することと社会との三者の関係とは何かという問いかけが
ないといけない。
そういう意味では大島には吉田はおろか小津よりも社会性はない。
小津と吉田は映画に対する根本のスタンスは一致する。
小津は吉田に宿題を与えて逝った。
吉田は映画が撮れなくなるまでそれを考え続けるだろう。
わからない方は「文藝別冊 小津安二郎」の対談を読んでください。
516 :
名無シネマ@上映中:03/12/25 23:36 ID:GIBPEpYS
>>512 漏れもパルテノンの前の方で吉田の話を聞いていたんだが・・・・。
後ろに岡田茉莉子が居て、異常に緊張したせいか、頻尿になり。
頭の中がおしっこでいっぱいになって、聞き漏らしたかも知れん(苦藁
>>516 その日じゃない。その日は寝坊して行き損なった。
>>515 > そういう意味では大島には吉田はおろか小津よりも社会性はない。
逆説を力説する人ですか? 大島は、
> 映画をつくる主体の内的過程を通して
が無茶くちゃ激しい人ですよ。映画の主題のことじゃないよ。
518 :
名無シネマ@上映中:03/12/26 01:27 ID:bBcc4iPl
社会性がないのは今の若者達です。
小津も大島も社会性がありますよ。
>>514 小津の言葉がいいね。社会性(つまり反社会性)を全面に打ち出すのは、作品に時代を越えた普遍性を持たせるための足枷にしかならないからね。
520 :
名無シネマ@上映中:03/12/26 02:33 ID:FBKBhbYa
当時の社会的映画って内面的にはひどく薄っぺらい。
『青春残酷物語』みたいに人間関係だけで説明して悪を描いたような気になられても困る。
最近の10代の猟奇殺人犯なんか、もっと自分の心の奥底を探ってるのに・・・
小津映画にはリアルな人物かどうかということとは次元の違う、内面的なイメージを喚起する
ものがあると思う。
521 :
名無シネマ@上映中:03/12/26 02:47 ID:nt8l1oUM
>『青春残酷物語』みたいに人間関係だけで説明して悪を描いたような気になられても困る
悪?『青春残酷物語』が悪をテーマにしてるとは思えないな。
なんて言うか普遍的な絶望がテーマって感じがするけど。
>最近の10代の猟奇殺人犯なんか、もっと自分の心の奥底を探ってるのに・・・
単に幼稚な妄想が極端な行動に直結してることが理解しがたいだけで、
心の奥底を探ってるとは思えんな。
522 :
名無シネマ@上映中:03/12/26 03:49 ID:e5gRxv50
偉大なる先人
523 :
名無シネマ@上映中:03/12/26 05:33 ID:E80u1p2B
今時の若者(鬱)を描いてリアル若者に共感された映画
リリイ・シュシュのすべて
新世紀エヴァンゲリオン劇場版
さて、元旦は、BS放送で「お早よう」と「若者たち」がかぶっている。
どちらを見るほうが賢明だろうか?
「若者たち」の若者のほうが小津よりもリアルだったらそちらを見るべきか?
524 :
名無シネマ@上映中:03/12/26 05:44 ID:s9ng2fEW
小津再評価のきっかけって何だっけ?
ドナルド・リチーだっけ?
526 :
名無シネマ@上映中:03/12/26 11:33 ID:WPx7BJ5V
>>523 「若者たち」は全然、リアルじゃないですよ。
リアルな若者達を描いた傑作は「若者たち」の続編の深作監督の「君が若者なら」
です。
527 :
名無シネマ@上映中:03/12/26 11:38 ID:WPx7BJ5V
「若者たち」こそ、左翼イデオロギーで理想化された若者像を描いた作品であり、
リアルなものとは対極にあるものだと思います。
深作監督版「君が若者なら」と比較すればよく分かりますよ。
だからリアルな若者像を描いた作品として小津を比較する例として持ち出した
のなら不適切だと思います。
528 :
名無シネマ@上映中:03/12/26 21:13 ID:9/D4EmGP
木下恵介は小津に(面と向かって)、
「あなたは古い」と言った、なんて話は本当なのか?
まぁ、あの時代に小津を嫌った監督は結構多いが
今井正とか中平康とか鈴木清順たちだ
529 :
名無シネマ@上映中:03/12/26 21:23 ID:s9ng2fEW
>528
本当です。
530 :
名無シネマ@上映中:03/12/26 21:31 ID:E80u1p2B
小津は古びなかったからな、最後まで。
ただの劣化と、新しさが混同された時代だった。
531 :
名無シネマ@上映中:03/12/26 22:27 ID:GmQLuAnh
>>97 >そもそも優れた娯楽作品だからこそ偉大な芸術作品たりえるんじゃないか。
これはウソだね
年が明けたら、おしんと小津作品を連続録画しますが、何か?
28日にボックスが4つ届きますが、何か?
最近、映画に社会性なんていらないとおもうようになった。
現実社会は映画的想像を超える速さで悪化している。
芸術とは、もともと喜び、癒されるためのものでしょう。
社会が汚いとわかっているなら、なにも映画で確認することないとおもうの。
小津作品は失われた世界だけど、映画を観る時くらい本来あるべき人間の
すがたをみたいんですよ。
んだんだ
536 :
名無シネマ@上映中:03/12/27 10:05 ID:opmhq8zd
今晩、NHK教育で糞番組やりますな。
22:00−「小津安二郎の映画が今戦争に反対する理由を私たちに語っている…」
>芸術とは、もともと喜び、癒されるためのものでしょう
何でそうなるんだか・・・
いや、確かにいわゆるテーマとしての「社会性」などはどうでもいいんだけどさ。
539 :
名無シネマ@上映中:03/12/27 13:32 ID:FPxRB3LK
ちょっと気になってググってみたんだけど
「東京物語」でロンドン国際映画祭サザーランド賞受賞、
ってのはよくみかけるんだけど
それ以外にたいした賞をもらってないってことか?
日本では紫綬褒章やら芸術院賞やらもらってるらしいけど
540 :
名無シネマ@上映中:03/12/27 13:47 ID:zO4T8HFM
>>539 生前は海外にほとんど紹介されてなかった。
最初の本格的な紹介は、1963年(これはうろ覚え。とにかく死後すぐ)に
パリのアングロワのとこ。
これでフランスやヨーロッパがビクーリした。
541 :
名無シネマ@上映中:03/12/27 15:07 ID:FPxRB3LK
ミスった・・・
レスどうも
でもアングロワ?なんかチーズばっかヒットするんだけど・・・
543 :
名無シネマ@上映中:03/12/27 16:40 ID:UVztGKlp
>>540 ラングロワでしょ?アンリ・ラングロワ。
ラングロワが小津特集を組んだのは、まだ小津生前の入院中のことじゃなかったっけ?
それとも「今度やります」という挨拶状をがんセンター入院中の小津に送ったのかな。
とにかく、小津が自分の特集がフランスで組まれると知って喜んだというのは確か。
544 :
名無シネマ@上映中:03/12/27 16:51 ID:UVztGKlp
>>536 それは先日のシンポで吉田喜重が「小津は自作に軍服の人物を出した
ことがない」と語った事にアカピーが欲情して紙面に書きたてたのを、
NHKの頭の足りない人が見て「よっしゃ、年末特番にぶちこめ。
小津さんは反戦主義者だったのだ」と叫んで急遽決定したのでしょうね。
しかし、小津と戦争の関りといえば反戦云々よりも、例えば山中貞雄と
大陸で邂逅した話とか、シンガポール(だっけ?)で『市民ケーン』を
初めとするアメリカ映画にどっぷり浸かった話とか、他にいくらでも面
白い切り口があると思うんだけど。
それから、アカピーの記事でしか知らないけど、吉田喜重、本当にあんな
感情的な事しか喋ってないのかな?あの人なら、ラス・メニーナスとを
引き合いに出して小津映画を分析するとか、せっかく来日した海外の監督
たちと討議出来るテーマは色々あったと思うんだけど。オリヴェイラの壺
の話が立ち消えになったり、随分悲惨なシンポジウムだったような気がする。
545 :
名無シネマ@上映中:03/12/27 17:36 ID:kF6qY2DE
川崎弘子や桑野通子、三羽烏なんかの特集組んで、小津と松竹黄金時代、って
特集やってほしいな。岡田時彦の声再現なんてとてもよかった。
546 :
名無シネマ@上映中:03/12/27 22:13 ID:IPPOBT2D
>>523 「若者たち」はものすごくキモツわるい。
耐え切れなくて30分で映画館を出た。
小津と同じ土俵で論じるようなシロモノではない。
547 :
名無シネマ@上映中:03/12/27 22:58 ID:CeJPI2GC
>>544 >それは先日のシンポで吉田喜重が「小津は自作に軍服の人物を出した
>ことがない」と語った事にアカピーが欲情して紙面に書きたてたのを、
>NHKの頭の足りない人が見て「よっしゃ、年末特番にぶちこめ。
>小津さんは反戦主義者だったのだ」と叫んで急遽決定したのでしょうね。
んなわけあるか。ネタにしてもNHKのプロデューサーがかわいそうだ。
>>547 仮に朝日やNHKの担当者がアホだったにせよ、吉田が語るのだから、内容
がそんな通俗反戦論のはずが無いだろうにね。
それで、さっき観たけど、吉田も吉増もボソボソ喋っていて、内容があまり
聞き取れなかったな。なんとなくはわかったけど。
吉増の早稲田の講義は興味深いが、あの喋り、あの渋い内容で、学生がどれだ
け理解しているのか、ちょっと心配だね。
以前放映された「吉田喜重が語る小津さんの映画」は、ソフト化・書籍化されているが、
もう地上波では放送しないのだろうか? 未見なので観てみたい。
549 :
名無シネマ@上映中:03/12/28 06:06 ID:FdVhERgV
>NHKのプロデューサーがかわいそうだ。
何だそりゃ?
・笠智衆がパチンコする→総連の収入になる→北の将軍様が対日工作費に回す
→そのおこぼれでアカピーが吉田喜重の発言をデッチ上げる→頭に膿がわいた
NHKのヴァカが「小津は反戦だっつー新しい切り口」を発見した喜びのあまり、
番組作ってその番組でオナニーする。
・司葉子と佐田啓二がラーメン食う→その店の主人が支那人→中狂に献金→
南京大虐殺記念館が吉田喜重の発言をデッチ上げる→NHKのオナニーショー。
(・∀・)ニヤニヤ
例の小津が吉田にからんだ座敷が再現されていたが
想像していたのと比べて狭いところだった。
松竹の監督って少なかったんだね。
スチルは見たことあるが、従軍時の小津のフィルムが見れたのは感動した。
それにしてもマンガみたいなイイ笑顔だな。
552 :
名無シネマ@上映中:03/12/28 22:16 ID:uCIPiFuV
どうでもいいことだけど、吉増ってカマ??
おい!
明日からまた衛星放送で特集が再開されるぞ。
みんな起きろ!
元旦の真昼間から『お早よう』が見られるなんてステキですね。
「オフコースマダム」
「アイラビュー」
また明日から録画で大忙しだな。
さあ、明日からまた15日間頑張るぞ!
556 :
名無シネマ@上映中:03/12/31 20:58 ID:z8oysYxo
>>552 私もそう思いました(藁
吉田喜重とどういう友達なんだYO!て(藁
557 :
名無シネマ@上映中:03/12/31 23:38 ID:/W6x3gJC
>>554 おはようって面白い部類ですか?
小津作品の中では。
558 :
名無シネマ@上映中:03/12/31 23:46 ID:mYyImL4P
NHKの「お早よう」の色の酷さに唖然。
DVDの色に文句を言っている人もいたけど
あれを見たらDVDの色の方がずっときれいだよ。
DVDを買って良かったと思った。
その意味でNHKに感謝。
560 :
名無シネマ@上映中:04/01/01 16:43 ID:XDXgdIrb
NHKなどに過度な期待をよせちゃいけません。
あれは単なるTVです。昔、映画人が電気紙芝居と言ったやつです。
でもその馬鹿にしていたTVの成長により、日本映画界は命脈を
絶たれて壊滅させられてしまったわけで・・・
562 :
名無シネマ@上映中:04/01/01 17:21 ID:J/O8M1RV
テレビが映画界を「壊滅」する前に亡くなった小津はヤパーリ偉い。
生き延びてしまった黒澤や市川などの窮状を見るにつけ、そう思う。
で、自身をテレビにのせた大島渚は偉い..................か?
563 :
名無シネマ@上映中:04/01/01 18:06 ID:jRFIPbqH
>>562 別に自殺したわけじゃないんだから「偉い」と言っていいのかどうか
わからないけど、小津が監修したNHKのドラマで「青春放課後」
ってのがありましたな。あれはどんなお話なんですか?
>別に自殺したわけじゃないんだから「偉い」と言っていいのかどうか
生まれるべきときに生まれるのも才能。
生きる時代を間違えないのも才能。
そう考えると、還暦の日(しかも12/12)に死ぬというのも
才能のように思えてくるな・・
何をバカな事を言ってるんだ君達は?
人の生き死にを選ぶ選ばないなどは才能なんかじゃなくその本人が持つ
運命の話だろ。そうしたら好きな時に勝手に自殺するのも才能なのか?
好きな時に自然死できたら才能になるのか?
もし小津が生きてたらこういう事を言うと思うぞ。
そんな事を言ってるわけじゃなくて、「運も才能のうち」って
いうような事でしょう? それに自殺なんてのは論外ですよ。
「運も才能のうち」って生きているという前提での言葉でしょ?
「生まれるべきときに生まれるのも才能」「生きる時代を間違えないのも才能」
というのは人の力ではどうにも出来ない事を才能と言ってる事がおかしいと
言ってるんですよ。つまり人の生き死に決めるのは神様の領域の話なのだから
生まれる前の話で才能云々と言われても納得できないって事ですよ。
569 :
名無シネマ@上映中:04/01/01 22:06 ID:XDXgdIrb
>>561 そのTVも壊滅しそうになってるでしょうが、いろんなメディアが出てきたから。
今はTVも映画も映像媒体として横並びになってる。日本映画がだめなのはTVのせいじゃなくて、
企画の貧困さ。(前から言われてることだけどね)
なにせ、NHKのヒット番組の後追いで映画を作ったりしているもの。
570 :
名無シネマ@上映中:04/01/01 22:06 ID:jRFIPbqH
「生まれるべきときに生まれる」は才能ではどうにもならない話だけど、
「生きる時代を間違えない」のは一種の才能だと思う。
「自殺なんてのは論外」というが、表舞台から退場する=引き際を心得て
いるというのは才能のうちになるが、物理的に死ぬことまで自分の力で
コントロールしようとなると、自殺以外にはなかなか難しい。
大正15年=昭和元年生まれの三島由紀夫の場合は、ひょっとしたら運も
才能のうちの部類に入るかも知れないが、彼も死ぬ日は自殺と言う形で
しかコントロール出来なかったわけでしょ。小津の生き死にで運も才能の
うちというなら、どうして誕生日も命日も同じ12月12日ってのにこだ
わらないのかな?テレビ時代の幕開け前に死んだなんてあまり意味がない
と思う。第一、小津はテレビドラマを作ってるわけだし。
活劇も撮れないヘボ監督をマンセーしている馬鹿はおまえらか?
活劇は幼児向け
「生まれるべきときに生まれる」
「生きる時代を間違えない」
「運も才能のうち」
プップップ〜の、プゲラッチョ!!!
長生きせぇよ…
まぁまぁ皆さん、今日は『浮草』が放送されますよ。
ステキですね。
キスシーンもありますよ。
雨の中、罵声も飛び交いますよ。
若尾文子、野添ひとみ、とても美しいですね。
「浮草」の色が気になるな。
宮川一夫のカメラがすばらしい作品なのだから
色あせたせこいプリント放送するなよ、NHK!
浮草、色褪せてる・・・
577 :
名無シネマ@上映中:04/01/02 14:18 ID:db5GgcDQ
「浮草」の雨の怒鳴りあい、面白いね。
この中の旅回りの役者(ちょんまげスタイルでチラシを配って回る人)がオリジナルの「浮き草物語」では
主役の学生の役(川口浩のやった役)をやってるんだよね。叙情性は「浮き草物語」の方があったなあ。
「浮草」録画しそこねた。
VHSで以前採ってあるけど、
年末に発売されたDVDを買った人いますか?
色とかはどうなんでしょうか?
デジタルニューマスター使用とあるけど・・・
あとオーディオコメンタリーが副音声に入ってるんですが
撮影監督:喜多崎晃、美術監督:井上章、映画評論家:山根貞男の3人で
どんな話をしているんでしょうか?
聴く価値ありや?
579 :
名無シネマ@上映中:04/01/02 17:21 ID:GQVmreB5
「浮草」で舞台上でおひねり拾ってた男の子は、「お早よう」
の弟くんだよね?しかし若い川口浩がかっこよくて驚いた。
580 :
名無シネマ@上映中:04/01/02 21:04 ID:RXSMXAyC
『浮草』、プラズマテレビで見ると凄いよ。
パンフォーカス気味に手前から奥まで全部ピントが合っている。
確かに退色は気になるが、プリント状態は決して悪くないと思うんだけど。
581 :
名無シネマ@上映中:04/01/02 21:54 ID:VgSHDkaA
「麦秋」でも、画面の中ほどを行く一行と目の前の麦とがピントがしっかり合ってって、
自分はあれはパン・フォーカスなんだとずっと思ってたけど。
浮雲のオリジナルプリントの色など知らないから、
退色と言われてもそうなのかどうなのかよくわからん・・
終盤の鴈治郎と杉村春子のダイアローグのシーンでの渦巻き線香、完全
主義の小津にしては珍しくカットによって残りの長さがちぐはぐだったね。
583 :
名無シネマ@上映中:04/01/03 00:31 ID:xI96iVWO
>>564 568
そろそろハスミンの受け売りなんてやめようぜ。
秋日和も色は今ひとつだったな。
まあ昔完全セピアで傷だらけ、
コマ飛びありを映画館で見たいたことを思えば
夢のようなプリントではあるのだが、
「ローマの休日」のデジタルリマスター版を見たら
あまりの映像の修復ぶりに驚いた。
コンピュータ300台にデータを入れてデジタル処理をしたらしいが
「東京物語」を国が予算を取って修正してくれないかな。
松竹には期待できないので。
「秋日和」再見する。昔日、イモ映画と酷評した記憶あり。
でもこの年令になると小津はよいなあ。小津をちゃんとみていたら、
私は左翼にはならなかったかもしれない。
でも、この年令になったからかも、とも思う。
587 :
名無シネマ@上映中:04/01/03 21:45 ID:nj9tCOR6
明日4日7:40から、NHKのBS2で、小津シンポを放映するって知ってました?2日間で5000円だったけど。問題は早起き。
588 :
名無シネマ@上映中:04/01/03 22:26 ID:bWXE4DG5
小津安二郎生誕100周年を意識して、疑似家族であるモー娘。を崩壊させようとしてるのか。つんく♂
589 :
名無シネマ@上映中:04/01/03 23:01 ID:wHtDnngp
>>585 CRI買え。生畜盤よりずっといいぞ。
>>588 君はVCRも持ってないのか。それに再放送も7日にあるから安心白。
590 :
名無シネマ@上映中:04/01/04 01:19 ID:WRQB2OH7
BSiでやってたシネマグランの『浮草』の方はどうなの?
nhkに比べて暗い感じだったけど、あれが色褪せしていないほう?
>>543 がんセンター入院中だね。
ラングロワは小津宛の私信のなかで小津の芸術を讃えたという話だ
それよりも
>とにかく、小津が自分の特集がフランスで組まれると知って喜んだというのは確か
ってのは初耳ですた
冥土の土産ってことか・・・
592 :
名無シネマ@上映中:04/01/04 05:44 ID:i4g3ALxW
浮草のDVDってどうですか?
それも海外のが出来いいのかな。
>>587 シンポ見逃した。
再放送はないだろうね。
>小津をちゃんとみていたら、私は左翼にはならなかったかもしれない。
ポテト野郎の考えることは意味不明ですね。
595 :
593:04/01/04 09:45 ID:Lc/GweFb
小津シンポの再放送はHPに出ていました。
1月6日(火) 深夜1:26〜深夜2:41
今度は見逃さないようにしようと思います。
596 :
:04/01/05 00:58 ID:EYGJ+ZAF
「早春」で、三宅邦子さんは何の役をやられてましたか?
教えてください!
今日は1日4本か。録画が忙しいな。
599 :
名無シネマ@上映中:04/01/06 01:06 ID:woRggwpE
さっきBSで観たが、「和製喧嘩友達」が短縮版に過ぎないことは、やはり銘記して
おくべきではないだろうか? BSで放送されただけでも喜ぶべきなのか?
600 :
名無シネマ@上映中:04/01/06 03:16 ID:zBGWK8bp
600!
BSの放送トロ杉!
もう生誕101年だわさ!
>>562 大島は、TVドキュメンタリで一時代を築いたよ。凄いよ。
>>584 司葉子は歳取るの失敗してるけど、岡田茉莉子はいいだろ。
>>586 あなたはダメな人だから、若い頃小津も分からなかったし、考えも浅かったのでは?
しかも、まだそれに気づいてない。
603 :
名無シネマ@上映中:04/01/06 05:36 ID:ai8OHGsa
>>602 岡田さん、目の下の皺がどうのこうの言われがちだけど、実際会うと拝み
倒したくなるほどのオーラ&美貌ですな。
漏れは、司さんもイイ感じで年取ってると思うけどな。
やっぱし上品だよね。・・・・でもこの頃観てないなぁ。
「戸田家の兄妹」を見たが、フィルムの痛みがすごいな。
サイレントの「和製喧嘩友達」の方がずっと良かった。
まああれはデジタル修復を施したそうだけど。
松竹のDVDBOXの「戸田家」の画質はあれと同じなんでしょうか?
買った人教えてください。
一応広告にはデジタルリマスター修復版と書かれているが・・・
あの生畜だからな・・・
そういえば今日放送される「父ありき」もロシアでプリントが見つかって
日本のものより音声などの状態が良かったと新聞記事にあったけど
DVD化された「父ありき」はロシア版を使っていたのかな?
同じ時発見された黒澤の「姿三四郎」はDVDに
ロシア発見版をそのまま特典映像として付けていたが・・・
なにしろあの生畜だからな・・・
607 :
名無シネマ@上映中:04/01/06 14:29 ID:K6G6zTX5
くっきりした顔立ちの人は年取ると怖い顔になっちゃう人が多いみたい。
でも俳優としてはそういうタイプの方が好きかも・・・
香川京子のような年相応の自然な老け方も決して悪くないけど。
山本富士子とか有馬稲子、それから司葉子や岡田茉莉子や若尾文子、
岸恵子…
みんなしっかりと怖くなってましたw
>602
他事ながら、さすがにそれは失礼だろ。
あなたがどんなに偉いかしらないけど・・・
人間性の問題だ。
昨日「戸田家」見て思ったんだけど
サイレント期の作品でも気になったが
人間の顔から上半分がフレームから切れていても
使っているショットがあるよね。
昨日は写真屋が頭半分切れていてセリフを言っていたから
気になったけど、小津は構図に厳格とか言われているわりに
ああいうことは気にならなかったのかね?
落第生の映画は面白かったなあ。
カンニング仲間での妙なダンスは当時の流行りなんだろか。
>>607 >香川京子のような年相応の自然な老け方
つか、あれが年相応なの? 異様に若い気がするけど?
>608
同意だよ。
>602のような断定は傲慢だ。スレの見識に関わる。
所詮、2CHだけど、相手の人生観まで蹂躙するのは、
俺は若いけど不快だな。
アレレ,IDで自演バレバレ。格好ワリー。
失礼致しました。
今回の小津特集で判った事。
小 津 は サ イ レ ン ト が 面 白 い !
>>545 >岡田時彦の声再現なんてとてもよかった。
具体的に、どういうことをして岡田時彦の声の再現をしたのですか
岡田時彦はトーキー映画に出る前に亡くなられたが、レコードの朗読で
肉声が残っていると聞いてます。
坂本龍一が小津は大好きだが音楽が最低と言ってますた
>>616 むかし何かで読んだけど、
『東京物語』の劇伴を作り直したい、なんてことも言ってましたね。
>>605 DVD版『父ありき』はあまり画質が良くない。
ロシア版も観てないし、フィルムセンターにも行ってないが…
小津映画は会話シーンばっかりでつまんね。
日本映画の中ではつまらん部類に入ると思う。
まあ、そう言うなよ。
小津がもっと長生きすれば、例えば70年代くらいまで、
千葉ちゃんで空手映画でも作ってたんじゃないか?
621 :
名無シネマ@上映中:04/01/06 23:14 ID:7AJ9BH5I
>>611 少し前テレビで香川京子のインタビュー見たけど、メイクやライティングはほとんど普通の人
のような感じ。
顔や首の皺はさすがに歴々たるものだったけど、それでも本人が老いを隠そうとしていないから
ごく自然な雰囲気だった。
622 :
名無シネマ@上映中:04/01/06 23:16 ID:o9t5T08t
ロシア版は音が比較的明瞭なんだよね
でも父ありきは、あの音の悪さがかえって
作品の名声を高めてるような気がする
ロシア版をフィルムセンタで見たとき
音の悪いVHSビデオで耳を欹てながら見たときの感動は
なかったな
ま個人的なたわごとに過ぎないけど
頭の弱そうな人間が会話しているだけの糞映画
小津映画が面白く思えないことをそんなに恥じることないのにー。
サイレント作品はまぁまぁ面白かった。
>>623 そのうちわかるさ。わからないうちが華。
627 :
名無シネマ@上映中:04/01/07 00:09 ID:bhWsCcU+
>>609 昔のスタンダードのサイズは、今とは若干違ったらしい。だからTVで放映すると、
多少、フレーミングがズレてしまうことがある。
忠実にスクリーンサイズを再現しているのは、フィルムセンターぐらいでは?
628 :
名無シネマ@上映中:04/01/07 01:03 ID:ms2JBiNR
今回NHKの特集で、小津のメイキングフィルムをちらほら見たのだけど、
これはもっと長いものが残っているんだろうかね?
629 :
名無シネマ@上映中:04/01/07 01:09 ID:u1L4ynKO
>頭の弱そうな人間が会話しているだけの糞映画
いや、これはこれで面白そうだw
「お父さん、あたしたちのこと、おつむが弱そうって人がいるのよ」
「そうかね。それは、けしからんなあ」
「失礼しちゃうわ。こんど書いたら、ガツンとレスしてやるつもりよ」
「まあ、そんなに、カリカリせんでもええ」
シンポジウム観た。
青山真治がハゲてて驚いた。
紀子「あたしたちのこと、おつむが弱そうって人がいるのよ」
周吉「そんなことを言っておるのかね」
紀子「そうなのよ。こんど見たら、ガツンとレスしてやるわよ」
周吉「まあ、そんなに、カリカリせんでもええ」
紀子「ほんと失礼しちゃう。ねえ」
友達「ねえ」
--郵便ポスト遠景
今気づいたんだが、小津作品でシネスコ作品が一本もなかったのはなぜ?
>>633 あの横長のサイズが小津が得意とする日本家屋の構図では扱い辛かったんじゃ
ないかな?
小津の画作りって四角い画面の中を一つ一つ埋めていく感じだったし。
ちなみに溝口健二のシネスコ作品が無いのは生存中にはまだ発明されて
なかったからだとか。溝口の死後、依田義賢が「溝さんにシネスコの大きい
画面で思いっきり映画を撮らせてみたかった」と嘆いたとか。
635 :
名無シネマ@上映中:04/01/07 20:18 ID:lxEkS7Jv
>>633 あんな郵便受けみたいな形(うろ)ので撮れるかと
本人が言ってたんじゃなかったっけかな?
636 :
名無シネマ@上映中:04/01/07 20:41 ID:Ya0Hb6Jg
溝口は新しいもの好きだったからな。あの人が現代に生きていたら、
デジタルハイビジョンでも映画を撮ったような気がする。
小津はビスタですら否定したこだわりの人。
637 :
名無シネマ@上映中:04/01/07 21:03 ID:SJgNpo47
『麦秋』(だったと思う)で食パンを足蹴にする子供を見て家の親父は、
「食い物を粗末にするガキには往復ビンタがふさわしい」と言ってました(笑)
>>636 溝口は観客に3D眼鏡かけさせたりしそうで怖いんだが…
639 :
名無シネマ@上映中:04/01/07 23:10 ID:ZbyPBzW3
こないだソニーのスゴ録を買ってHDDで「秋日和」を録画したんだけど、
HDDレコーダーの機能を調整しないで録画したから、後で見たら上下が
切れていてあら不思議、「秋日和」が小津の最も忌み嫌っていたシネスコ
映画になってしまった。小津に悪いことをしたと反省。
640 :
名無シネマ@上映中:04/01/07 23:46 ID:yOM7k64j
DVD-BOX買った人は、各作品について簡単にでいいからDVDの出来のインプレきぼんぬ。
あと、「岡田さん」と書くと岡田茉莉子か岡田時彦か一見してわからんことがあるんで、
出来れば名前も付けて書いて下さい。>名無しさん
641 :
スマン、それ、私かも。:04/01/07 23:51 ID:pXns4Dbk
>640
わかりました〜。
だいたい「岡田さん」の時は岡田茉莉子さんなんですが・・・。
よく考えたら、小津作品の場合は父上の岡田時彦さんも居るんだよ
ね。もうしわけない。
「出来ごころ」だったと思うが、
「とうちゃん、人間はなんで指五本なのか知ってるかい?」
「なんでだい?」
「だって指が四本だと手袋の指が一本余っちゃうじゃないか」
「なるほど!お前は賢いなあ」
ってギャグなんかのハリウッド映画で見たな。
パクリかな、それとも有名なジョーク?
>>642 そんなコテコテにオリジナルも糞もないだろ
>>633 小津は豆腐屋だから、あまり横長の豆腐は作りたくなかったんだよ。
645 :
名無シネマ@上映中:04/01/08 01:36 ID:YisHabOR
「東京の合唱」見終わったのでage
八雲恵美子綺麗だなあ
646 :
^^:04/01/08 01:58 ID:d7YA7XxL
シネスコは、観にくい。
フレームは、見やすいほうがいいのだ。
フレームの中だけで、見せる三流映画を作る
監督ならシネスコが必要だが、フレームの外まで
リアルに想像させるオズには、必要ないものでしょう。
資質の問題。ロバート・アルトマンや神代辰己など、明らかにシネスコならではの
良さを発揮する監督もいる。小津と比べてどうこうはさておいて、彼らを三流とは
言えないでしょう。
648 :
名無シネマ@上映中:04/01/08 02:52 ID:HD35c3dC
NHKでやってるサイレントの声や音楽が気に入ってるんですが
DVDだと無音なんですよね?NHK、小津監督のサイレントだけでも
声入りで発売してくれないかな・・・。
笠智衆の演技は日本の恥
なぜロシアに・・・
>>559 確かに「おはよう」の色はレンタルビデオでみたときのほうがよかったな。
>>599 「和製喧嘩友達」は短縮版なの?
652 :
名無シネマ@上映中:04/01/08 03:46 ID:ajodIcEL
>>630 確かにおつむが弱そうだw
小津も・・・
なにげに佐野史郎のあて声?が好き
655 :
名無シネマ@上映中:04/01/08 05:18 ID:/KFIwoBX
DVD第一集:カラー作品の画質はかなり綺麗。見違えるほど。ぶつくさ言うやつは
初公開当時の映画館にタイムスリップして画質確認してこい。
DVD第二集:さすがにビデオよりは画質音質ともに良いが、この時期の作品に
思い入れがなければビデオでも化。
DVD第三集:初期トーキー作品の音質が素晴らしい。とにかくセリフが聞きわけられる!
サイレントには副音声で音楽・弁士など入れてほしかった。
DVD第四集:購入予定なし。
前にも書いたが、日本語版字幕はけっこうありがたい。
「東京暮色」などの麻雀用語などが正確にわかるから。
>>655 情報サンクス!
購入の参考になります。
あとできれば特典ディスクの内容や出来具合についても
教えていただけたらさらにありがたいです。
よろしくお願いします。
小津ファンはジジイばっか
>>655 第一集と第二集の差が考えられないんだが…
『晩春』『麦秋』『早春』と揃っているのに、
「この時期の作品に思い入れがなければ」なんて…
時期も第一集とオーバーラップしてるしね。
その他だって『東京暮色』『お茶漬けの味』だよ。
>>655の論法だと、
作品に思い入れがなければ第一集だって「ビデオでも化」となるはず。
>>655の好みの話なら別の書き方になるはずだし。わけわからん。
659 :
名無シネマ@上映中:04/01/08 11:18 ID:zBDqvObO
まぁいちいち揚げ足取りのようなことしなくてもいいじゃん。
スレが荒れないよう、またーりしましょうや、みなさん。
ところで小津安二郎全集が¥12000で出てますけど、これ持ってます?
買うべきかどうか迷ってんですが、ちょっと高価なため躊躇。
図書館で借りればいいかなぁ・・・
あのベッカム夫妻が小津映画に。
小津DVDBOX買った人で黒澤DVDBOXも買った人っているかな。
正直破産しませんか?
662 :
名無シネマ@上映中:04/01/08 17:39 ID:Uc0Y8PDa
黒澤はBOXまで買う気にはならんな・・・
663 :
名無シネマ@上映中:04/01/08 19:15 ID:+qcmvve/
今日は お茶漬けの味 ですよー
黒澤BOXは買った。
制作者の意気込みなどHPから伝わってきた。
実際に東宝はいい仕事をしたと思うよ。
値段が安ければさらに良かったけどね。
松竹はHPから制作者の姿が見えてこないし
思いも伝わってこなかった。
無声映画に副音声で弁士の声を入れる位は
やる気があればできたろうに・・・。
あとNHKの全作BS放送があるので
第3集と第4集は自分でDVDに焼けばいいやと思った。
同じように考えて購入しなかった香具師も多いのではないか?
おい、おまいら聞いてください。
今まで小津特集全部キチンと録画してきたのに今日ついに「お茶漬けの味」
録るのに失敗しますた。激しく鬱です。
これから回線切って首吊ってきます。
上のお方、お気の毒です。
私は小津は嫌いではありません。コメディとして理解してます。
以下、お叱りは覚悟の上、嫌だなと思うことを認めます。
裏がえせば、うらやましいのがホンネですし、そのあたりが真髄とはおもいますが、
貧乏人の嫉妬としてご理解されたい。寅さんみたいな老獪な偽善への嫌悪
とは全く違います。正直、山田は心底嫌いで、代々木的な笑いは不快である。
(1)高等志向
医者、大学教授、財界人等のステータスによる人物配置が嫌い。肩書き社会だ。
(2)スノビズム
早稲田の政経とか慶応とか、高卒の私には劣等感も含めて俗流のたとえが嫌いです。
何故、政経なの。早稲田は早稲田でしょ。
(3)ブルジョワジー指向
場末が嫌い(秋日和の岡田の実家の寿司屋冒涜)。
高級料亭がお好み。場末の寿司屋を面罵するくだり、
私は生理的に嫌い。上手い寿司屋はどこだってある。
結論;肩書きによるリアリティーは、俺には不快である。
第三、四集はディスクが各11枚なんだよね。
アマゾンでは「6枚」なんて書いてあるけど。
安い。
内容も文句無し。
第一、二集を逃しても、これを買わんでどうする。
サイレントに弁士、音楽は不要。
そういうのってアドリブ込みで面白いんじゃないの?
知らないけどさ。
90周年の時サイレント時代の作品を見まくったが劇場では沈黙/静寂が全然気にならなかったよ。
松竹以外のも買ってコンプリートで楽しもうっと。
>>666 悪いことは言わん。
『晩春』以前の作品を見てくれ。
>668
もう一度、友情ある忠告に従って、謙虚に観てみます。
DVD全4巻買いました。
サイレントはバックにJAZZなどの静か目のインストをちょっと聞こえる
程度の音量で流しつつ見ました。
物語に入り込むと音楽は聞こえなくなりますけどね。
そのかわり脳内でセリフが聞こえ始めます。
サイレント時代の作品ははじめて見ましたが、あんなに面白いとは
思いませんでした。
飯田蝶子萌えな今日この頃。
671 :
名無シネマ@上映中:04/01/08 23:08 ID:Uc0Y8PDa
NHK-BS第二放送のサイレントはいわゆる音声版で、そちらが好みと言う人、
そう言う人はジネット・ヌヴーのヴァイオリンでも流しながらDVDを見ればどうだろう。
確か、ジネット・ヌヴー協会ジャポンが音声版に協力してたよ。
>>666には『長屋紳士録』とか観てもらいたいね。
全く余計なお世話なんだけど。
俺にとって小津映画女優と言えばまず飯田蝶子、杉村春子&高橋とよなんだよ。
男優は斎藤達雄、阪本武、笠。
子役は富夫&放屁の青木兄弟。
これがまず思い浮かぶ。
偏ってるけどさ。
673 :
名無シネマ@上映中:04/01/08 23:16 ID:HD35c3dC
>>671 あの、絶妙のタイミングで曲が入ってくるのがいいんですよ。
あと、味のある声優とか。
NHK、出してくれないかな〜。
674 :
名無シネマ@上映中:04/01/08 23:18 ID:Uc0Y8PDa
>>673 わからんでもないが、松竹に対抗してNHKが出す可能性は低いだろうし諦めるしか・・・
味のある声優って言っても、佐野史郎とか棒読みじゃないか?W
675 :
673:04/01/08 23:23 ID:HD35c3dC
676 :
名無シネマ@上映中:04/01/08 23:29 ID:Uc0Y8PDa
あー、俺、佐野史郎のノリとかダメ...。
>>670 飯田蝶子は、弱ってから見舞おうとしたんだけど、
会わせてもらえなかったんだよね、小津に。
679 :
名無シネマ@上映中:04/01/09 00:10 ID:Uv1U8YKf
サイレント映画を見るのは、今日のように風の強い夜や
雨音、雷鳴などの自然音が屋外から微かに聞こえてくる日に限るね。
レコードをかけるなんてもってのほか。
僕は、まったく、斎藤達雄が気に入りました。、
>672
>偏ってるけどさ。
? 王道じゃんw
682 :
名無シネマ@上映中:04/01/09 01:35 ID:JzqCSZSQ
>>680 隣の懐かし邦画板に斎藤達雄のスレがあるよ
「青春の夢いまいづこ」さっきの放送で初めて見た。
小津映画の人物の動きは通常のリアリズムとは別の論理で作られているにしても、最後のほうのボコスカ殴るとこはありえない殴り方だったな。
小津映画にああいうバイオレンスシーンは珍しいでないかい。
ちょっと質問
1940年、「お茶漬けの味」の脚本が内務省に検閲にかかって製作中止に追い込まれますよね
当時の世相に合わないとかで
では、なぜ次の「戸田家の兄妹」は公開することができたのですか?
あまり内容的には変わらないんじゃ・・・
というか2作品とも戦争とはまったくかけ離れてるように思うのですが
685 :
名無シネマ@上映中:04/01/09 02:53 ID:qZmtkeWD
>>684 なにか戦争とかけ離れていたら検閲に引っかかるとでも言うような口ぶりだが・・・
戦争とかけ離れている映画は普通に沢山ありますよ、あのころ。
それに常識的に考えて、貴方が検閲官なら、
夫に愚痴言って馬鹿にして別れそうになるような女
と
兄のいない家を守り、母孝行をするような女
の
どっちの映画を兵隊さんとその家族に見せたいと思うよ?
>>685 レスサンクス
なるほど。妙に納得してしまいました
なんだろ?プロパガンダ的な見方というのがまったくでてきてなかったんだなー、わたしゃ
687 :
名無シネマ@上映中:04/01/09 04:52 ID:uwM9wMVB
>>656 特典ディスク「まほろば」はおおむねクソです。
これとブックレットいらないからもっと安くしてほしかった。
>>658 第一集はカラー作品が多いでしょう。ビデオとは画質が歴然と違うの。
第二集はモノクロばっかでしょう。画質は良いがビデオと大差ないの。
思いいれってのは日本語字幕読みたいほど好きかってこと。
688 :
名無シネマ@上映中:04/01/09 14:00 ID:Km5DFtMc
斎藤達雄 すげえ好き
>666
は独り言なのだろうが、ある意味で「晩春」以降なら、かなり正鵠を射ておられる
と思うぞ。
690 :
:04/01/09 16:25 ID:6mqSIxkb
田中キヌヨさん、かわいい。
ほっぺをプニプニしたい。
691 :
名無シネマ@上映中:04/01/09 16:42 ID:3c5WYUkA
俺は八雲恵美子が好き。
俺は桑野通子にしとこう。
693 :
名無シネマ@上映中:04/01/09 19:00 ID:4DRnfQb6
>>666 『彼岸花』や『秋日和』製作当時の批評に「プチブル趣味」みたいなことが書かれていて、
でもなんでそのことが批判されるのか分からなかったです。
裕福な人もそうでない人も登場するけど、もともとそういう部分にポイントを置いていない
感じがする。
『秋日和』で言えば原節子と司葉子だけが特別な人で、佐分利信らの中年男と岡田茉莉子は
世俗的な、同じ普通の人たちのグループに属していると思っていました。
>693「プチブル」
たぶんそういう言葉を使いたかっただけじゃないかと。
特に「ブル」の方。
(((( ;゚Д゚)))ガクプチブルブル
697 :
680:04/01/09 23:00 ID:tqVmlQXg
>>682 ご親切にどうも。
一人の監督の作品を、毎晩見続けるというのは、
いいものですね。特に、小津作品は一貫性があるから尚のこと、興味深い。
ジョン・フォードや、ハワード・ホークスの、
全作品を放送する特集も、組んで欲しいものです。
ジョン・フォードの映画、
最近BSで連射されていましたね。
699 :
名無シネマ@上映中:04/01/09 23:18 ID:3c5WYUkA
今更ながら思うんだが、サイレントとトーキー、トーキーの中でも、
戦時中と戦後の作品では全然印象が違うね。
俺はサイレント時代の小津作品が好きなんだがなぁ。
ま、全部大体いい作品なんだけどね。
>>694 その可能性は高いと思われる。
それより「学生ロマンス」を見逃した私はいったい・・・
図書館においてあるかな
701 :
名無シネマ@上映中:04/01/09 23:25 ID:iq8SvKwe
DVDの第1から3まで買いましたが、その中のまほろばはそんなにダメですかね?
ぼくは特に第1集の「笠智集 私と大船」が気に入りましたけど。
1987年に取り壊される大船撮影所を訪ね、往年を回顧する83歳の笠智衆・・。
画面が妙にざらざらしてて誠に当時を思わせる秀作でした。
さらに「東京物語」では、副音声で3人が解説しているのですが、笠智衆も
ゲストとして参加しております。しかしほとんどコメントは無いのですが、
ラストシーンでは、どうやら感激して泣いているようです。
その中で印象に残ったコメント・・
白井佳夫「このあたりはテストテストで大変だったでしょう、笠さん?」
笠智衆「いやぁ・・全部先生の言われるままにやっただけですから・・。」
702 :
名無シネマ@上映中:04/01/09 23:31 ID:3c5WYUkA
703 :
名無シネマ@上映中:04/01/09 23:55 ID:iq8SvKwe
第4集まではあまり興味がわきません。そんなに初期サイレントはいいのですか?
ぼくはまだ小津映画の初心者なので・・・。
麦秋みた。
ケーキ切るシーンで絶対に原節子の乳首が立ってた。
あと、つんぼが上手く処理されてた。
705 :
名無シネマ@上映中:04/01/10 00:29 ID:xfPJNcFG
>>703 良い、凄く良いよ。
でも実際に見てみないとあれだもんな。
どこが良いのかと問われたら、一度見てくれとしか言いようがない。
706 :
名無シネマ@上映中 :04/01/10 01:54 ID:kRFkU5Ln
原節子の大根ぶりは何とか克服したが、笠智衆にはとても我慢が出来ない。
こいつが何かしたり喋ったりしたときの、リズムの損なわれ様は破局的だな。
>>693 > もともとそういう部分にポイントを置いていない感じがする。
ま、それはその通りで、「プチブル趣味」批判はずれてんだけど、
やっぱり、小津の晩年の映画は「プチブル趣味」だと思うよ。
『淑女は何を忘れたか』なんかもね。
別に悪いわけじゃないんだけどね。
単にその当時の小津の生活を反映しているだけだろうし。
701さんの書き込み見たらDVD(特に第一集)が猛烈に欲しくなってしまいました。
ところで笠さんはもう亡くなって10年くらい経ちますよね?
DVDの副音声は昔に取ってあった物なのでしょうか。
709 :
名無シネマ@上映中:04/01/10 04:28 ID:0gErd2O8
>>708 オーディオコメンタリーは、LD版にも収録されていました。
収録は1984年春、とのこと。
DVD版の副音声が それと同じものかは知りませんが。
>>708 笠さんのコメントは恐山で録音したらしいよ。
711 :
名無シネマ@上映中:04/01/10 16:05 ID:rWmWaPyV
日活で撮ってたとしたら、どんなキャストだっただろうね。
712 :
名無シネマ@上映中:04/01/10 19:34 ID:dMuUf/Ua
1951年のデコレーションケーキ一個900円って
今の値段でどれくらいだろ?
>>712 そうだよね
昔の感覚と違うから
今だと当たり前にみてしまうけど、特別なものがたくさん写ってるんだろうな
714 :
名無シネマ@上映中:04/01/10 20:38 ID:yjhOyaWU
>>712 昨日の麦秋か。
俺も気になったけど、戦後は急激にインフレが起きたらしいからね。
で、調べてみました。1951年の物価ですが、
・米(10kg)782円
・理髪100円
・初任給大卒4560円
大卒初任給の5分の1、今なら4万くらいに当たるんですかね。
一応、米価(10kg)だけの推移を調べると、
1951年当時で620円、1988年で3787円ですから、
今ならデフレを考えても、物価は今の6分の1ですか。
それなら、ケーキは5400円となります。
4万と5400円。
リアリティがあるのは5400円の方ですかね。
物価指数に関する専門知識が無いもんで、これくらいしか調べれませんでしたが。
経済に明るい人、もっと良いお答え希望です。
市村美津子って、あの高峰秀子と同一人物なの?
どうも顔の感じが似てると思うんだが。
716 :
名無シネマ@上映中:04/01/11 00:22 ID:TxU8YNqy
非常線の女あげ
717 :
名無シネマ@上映中:04/01/11 00:29 ID:Sw+EqAq4
『非常線の女』観てるけど激しくつまらねぇ・・・
今日はもう寝よっかな。
718 :
名無シネマ@上映中 :04/01/11 01:52 ID:5F7DgyzE
「非常線の女」見終わったぞ。
独特の浮遊感が妙に心地よかった。
俺たちには明日しかない、だな。
719 :
名無シネマ@上映中:04/01/11 05:03 ID:OagbLo4t
非常線の女、途中で見るのやめてのど自慢@井筒にチャンネル変えたよ。
その夜の妻に比べてあまりといえばあまりな映画だったな。
>「非常線の女」
俺は「その夜の妻」よりずっと面白かったけどな。
色んな人がいるんだね。
721 :
名無シネマ@上映中 :04/01/11 14:47 ID:UKodzI2Q
「妻」の凝縮された緊迫感から、
「女」の殆ど恣意的な散乱まで、
小津のスタイルは縦横無尽だね、
と、まとめてみれば、
コアな小津ファンが何と言うか、
ひやひやしている私です。
722 :
名無シネマ@上映中:04/01/11 15:45 ID:tyxiFvvB
「妻」って緊迫感だけじゃないと思うがなぁ。
金ないけど、DVDボックス3と4は買うかぁ。
1、2はLDボックスがあるので買い直すか迷うところだ。
LDはそのうち腐ってくるよ。
まあDVDも永遠に大丈夫という保証はないけど・・・
10年位前に買ったLDで画像にノイズが入り始めた物が
いくつかあって劇鬱。
緊急避難としてHDにコピーしてDVDRにダビングをしている最中。
DVDだって10年すればどうなるか分からん。
黒澤の才能を見抜いた小津
北野の才能を見抜いた黒澤
小津は黒沢に対して言及してるの?
映画法、監督テストの『姿三四郎』について、
難癖つけられるやいなや「100点満点で120点で合格」。
永井健児「小津安二郎に憑かれた男―美術監督・下河原友雄の生と死」でも、
いいところを挙げてます。
>映画法、監督テストの『姿三四郎』について、
>難癖つけられるやいなや「100点満点で120点で合格」。
わかりにくいので補足を頼みます。。
黒澤の監督昇進テスト、これは映画法で定められたもの。
小津はそのテストの映画界側の審議官。
「夢」の笠智衆が踊るシーンは小津へのオマージュ。
黒澤明の自伝より: 「姿三四郎」に対する検閲官の執念深い、棘のある言葉には
我慢しかねた、勝手にしやがれと席を立とうとすると小津さんが立ち上がって云った。
『百点満点として「姿三四郎」は百二十点だ!黒澤君、おめでとう!』 小津さんは
こう云うと不服そうな検閲官を無視して、私のそばへ来ると ……『お祝いに一杯
やろう』と云った。
732 :
名無シネマ@上映中:04/01/12 00:04 ID:FOSyt2CM
733 :
名無シネマ@上映中:04/01/12 01:13 ID:G9a/aYeo
笠智衆といえば、世界大戦争の、例え世界が滅びた後でも一杯の珈琲を
入れようとする炊事長の役が忘れられませんな。
「一杯の珈琲を飲んで、ああ幸せだと思う。人間にはそれがわからないん
ですかな」と、飄々と宝田明に語りかける。珈琲をすすった宝田が御礼の
言葉を投げかけようと顔を上げると、笠の目には涙があふれ、肩が震えて
いた。そして「もういくつ寝るとお正月」の曲が挽歌のように流れる。
松林宗恵は「『晩春』で小津さんは笠さんに号泣させることはなかった。
僕はそれは嘘だと思った」と語っているから、あの場面は一種のアンチ
テーゼだったんですねー。
いや、笠智衆が「九州男児(笠智衆本人のこと)は泣きません」と断ったのだ。
小津は「慟哭してくれ」と言ったのに。
「『晩春』のエンディングで居眠りしていると思っている評論家がいる」と
笠智衆は怒っていたようだが、俺もそう思ったよ…
735 :
名無シネマ@上映中:04/01/12 02:41 ID:ay+ZGsHt
>笠智衆といえば、世界大戦争の、例え世界が滅びた後でも一杯の珈琲を
>入れようとする炊事長の役が忘れられませんな。
これなんて作品?
736 :
名無シネマ@上映中 :04/01/12 02:48 ID:Rm0UBfys
笠は不恰好極まりない役者で、
その主張の動機も間の抜けたものだったが、
結果としては、映画を正しく導く主張をしたわけだ。
馬鹿の有用性(詩学第二部)の好例か。
>笠智衆といえば、『世界大戦争』の、例え世界が滅びた後でも一杯の珈琲を
>入れようとする炊事長の役が忘れられませんな。
「あるがままに」っていう笠智衆に自伝があるけど
それによると「晩春」の最後のシーン、小津は笠に「慟哭してくれ」って要請したらしいよ
でも、笠が「それはできません」って断ったとか
今までそんなに感情を表に出す演技をいたことがなかったから自信がなかったようだ
前にも後にも、笠が小津に反抗したのはこのときだけだった、とか
でも自伝のなかで後悔してるよ。小津ささんの言うとおりにやっておけばよかった、て
って、激しくガイシュツじゃねーか・・・
ところで、『晩春』のラスト、泣いているように見えた人はいるの?
俺は眠っているように見えたんだけど。
ちなみに『晩春』が小津の映画で一番好きなのね。
あれは疲れて眠っちゃったんだよ。
笠は泣けない。だけでなく、笑えない、喋れない、動けない。
かたや原節子が暑苦しいんだから、泣こうが眠ろうがこれでいいよ。
だいいちここをポストクライマックスとしないなら、
セックスでも何でも形あるものに高まりゆくことが出来ない愛情の、
(アンチ-)クライマックスが活きないもんな。
あの壺はね、パカーンと割っちゃいたいけど割っちゃいけないもどかしさなのさ。
743 :
名無シネマ@上映中:04/01/12 12:50 ID:ExSaRff9
>>742 >笠は泣けない。だけでなく、笑えない、喋れない、動けない。
~~~~~~~~~ ~~~~~~~~~
『青春の夢……』の冒頭で、満面笑みを浮かべながら楽しそうに踊ってるべ。
号泣されたら微妙なニュアンスがなくなると思うんだが・・・
お前だよ
お前がかえりたいんじゃろう
目頭を熱くするくらいならまだ分かるんだけどな。
俺は世話女房の紀子がいなくなったから、
帰ってから着替もせずに居眠りしてしまうってシーンだとずっと思っていたよ。
笠智衆は天才演出家だよ!
748 :
名無シネマ@上映中:04/01/12 14:02 ID:NqQI0/Yn
>>726 小津は『野良犬』が好きらしい(小津の日記に書いてあった)
晩年には菊島隆三と組みたがっていたそうだ
ただし、『白痴』は酷評してた(脚本を読んだだけだが)
「黒澤君、ムキになるな」と新聞にも書いてた
「黒澤の原節子の使い方は良くない」とも言ってたらしい
俺は黒澤の原節子の使い方は良かったと思うけどなぁ
749 :
名無シネマ@上映中:04/01/12 14:46 ID:QxU76twg
>>747 「長屋紳士録」でも満面の笑みを浮かべてガキを厄介払いしようとしてるじゃないかw
>>748 四方田は「わが青春に悔なし」の原節子は生硬と書いてたな。
同系統では「偽大学生」の若尾文子がお気に入りの様子。
『麦秋』や『東京暮色』でもかなり喋ってる。
小津映画見てると無性に原節子を○○○したくなる・・・
754 :
名無シネマ@上映中:04/01/12 20:02 ID:ExSaRff9
シカト?
755 :
名無シネマ@上映中:04/01/12 21:29 ID:G9a/aYeo
笠智衆は「東京暮色」と「悪い奴ほど良く眠る」と加藤泰の「宮本武蔵」では
怒っているんだが。
原節子は「新しき土」とか「忠臣蔵花の巻、雪の巻」の大石りく役が好きだったな。
756 :
名無シネマ@上映中:04/01/12 21:40 ID:TE0Lj5cG
今日から喜八ものですね。
楽しみだ
原節子18歳の動画をみたが
ひっくりかえりました
原節子のセリフはどれも喘いでるように聴こえる
いつもイきっぱなしなんだから、あついのは当然
759 :
名無シネマ@上映中:04/01/13 00:37 ID:fMFSWxS1
出来ごころ オヤジのセクハラぶりが。。
760 :
名無シネマ@上映中 :04/01/13 01:53 ID:UwKUxX63
出来ごころ、観終わった。
小僧の病癒えたときには俺も嬉しくなったよ。
761 :
名無シネマ@上映中 :04/01/13 02:06 ID:oyZHFElV
出来ごころ
最後の北海道行きの船のシーン
当時は江戸川・利根川を通って銚子から太平洋に出る航路だったはず
映っていたのは通運丸系の船でしたな
貴重な映像かもしれない。
ロケは市川国府台あたりか?
762 :
名無シネマ@上映中:04/01/13 04:16 ID:VvuTRc9g
ようやくこのスレ見つけたけど、思ったより静かですね。
ところで小津の女優で美人ていうと原節子みたいですが、皆さんそれ以外だとどうですか?
自分は一通り見てきていいなぁと思ったのは「東京の合唱」の八雲恵美子と
「出来ごころ」の伏見信子でした。原節子より好きかも。自分、20代です。
ttp://www1.odn.ne.jp/~ccf10780/new_page_34.htm ついでに教えていただけるとありがたいです。
・小津と原節子は結局やったの?
・田中絹代と溝口は?
・田中絹代が監督した作品のことで、溝口だか田中と絶交したのはなぜ?
・1930年代から暫く田中絹代が出てこなくなったのはなぜ?
・岡田時彦って何で若死になの?(戦争?)
桑野通子は私を通してくれたまえ
764 :
名無シネマ@上映中:04/01/13 05:18 ID:c9cq2J/B
おおっ「長屋紳士録」は「グロリア」であり
「セントラルステーション」ではないか
765 :
名無シネマ@上映中:04/01/13 05:33 ID:dbCTS8iA
岡田時彦は病気で死亡
766 :
名無シネマ@上映中:04/01/13 14:09 ID:GxMKLdzT
岡田時彦の死因は結核だったはず。
767 :
名無シネマ@上映中:04/01/13 14:34 ID:K0J0/snu
>>762 死因のソースについてだが、岡田茉莉子がそう言ってたはず。
小津女優美人は俺も八雲恵美子が一番だと思う。
順番をつけるなら、
1.八雲恵美子
2.原節子
3.淡島千景
小津女優では淡島千景さんが割と好み
769 :
名無シネマ@上映中:04/01/13 16:48 ID:F0Qgt207
>>762 > ・小津と原節子は結局やったの?
小津は女優に手をつけなかったんじゃないかねえ。少なくとも年老いてからは。
> ・田中絹代と溝口は?
ない。溝口は求婚に近い事しているが。
> ・田中絹代が監督した作品のことで、溝口だか田中と絶交したのはなぜ?
「絹代の頭で監督ができるはずありません」との発言により。
> ・1930年代から暫く田中絹代が出てこなくなったのはなぜ?
?
田中絹代
http://www.jmdb.ne.jp/person/p0293980.htm
771 :
名無シネマ@上映中:04/01/13 20:01 ID:k/3KYyQu
「映画監督についての本」では小津が一番多いと思う
黒澤や溝口や成瀬に比べても圧倒的に多い
何故なのかなぁ
772 :
名無シネマ@上映中:04/01/13 20:05 ID:VvuTRc9g
>>770 1933年の「非常線の女」以降、小津作品にはしばらく(1948風の中の牝鶏まで?)出ていないみたいだが。
>「絹代の頭で監督ができるはずありません」との発言により。
それで溝口と田中の関係が悪くなったのはわかるが、
小津と溝口がなぜ?そこまで田中に義理立てする理由が?
なおフィルムアート社の「小津安二郎を読む」p151にはこうあるが、それでもよくわからない。
教えて偉い人!
「戦後は一時会社側の思惑から感情的な食い違いが生じて小津作品と疎遠になってしまったが、・・」
「(『月は上りぬ』の)製作実現をめぐって田中と溝口、また溝口と小津の間にヒビが入ったことはよく知られている」
>>772 > 1933年の「非常線の女」以降、小津作品にはしばらく(1948風の中の牝鶏まで?)出ていないみたいだが。
絹代はアイドルだったから忙しい。
小津の仕事のペースにも作風にも合わない。
会社はどんどん作りたい。
小津は、高峰秀子にも「歳をとったらまた映画を撮ろうね」と言っている。
> >「絹代の頭で監督ができるはずありません」との発言により。
> それで溝口と田中の関係が悪くなったのはわかるが、
これは溝口<->絹代のみ。
> 小津と溝口がなぜ?
監督協会を上げて協力することになったが、当時会長は溝口だった。
小津は、反対している溝口を無視して、絹代監督をバックアップ。
溝口はそれを受けて会長を辞任。
774 :
名無シネマ@上映中:04/01/13 21:20 ID:z8MQzJFJ
「近頃翻訳ものの本なんかよんでるのよ!」
『あたし達のころは少女歌劇だったでしょう?』
「ほんとうにたいへんねえ・・・・・・・・近頃の・・本」
775 :
名無シネマ@上映中:04/01/13 23:19 ID:8C0OZv82
776 :
名無シネマ@上映中:04/01/13 23:20 ID:8C0OZv82
おゝ、IDが小津だ!!!
実況も疲れてきたのか
人が少のうなりました
778 :
名無シネマ@上映中:04/01/14 01:41 ID:H8TaS3BQ
母を恋わずや 長男役はなんて人?二枚目ですね。岡田時彦くらいしか、知らないもので。。
779 :
名無シネマ@上映中:04/01/14 02:04 ID:sRiGI3yI
大日方伝
三井英夫(秀夫)、ナイナイの岡村と似てる罠。
母子ものはなんでこう泣けるのか。
しかし全然古くないなあ・・・こういう良さを
今まで全然知らなかったなあ・・・。
ちょっとした仕種とかアングルとか・・・
小父さんの死後、未亡人が転居先に訪ねてきて
廊下でおしゃべりしてるところの手前の椅子とか・・・
あの椅子が手前にあることで、物語の虚構性が一気に
記録(または記憶)の目線を帯びてくる。
振るさを感じさせないのはそこに普遍性があるから
だろうなあ・・・。
782 :
名無シネマ@上映中 :04/01/14 07:15 ID:BVhlWs/f
喜八にとっちゃお半長右衛門にも普遍性。
竹葉亭の鯛茶漬け
784 :
名無シネマ@上映中 :04/01/14 12:08 ID:vmERF0Z5
クラブ歯磨はタイアップかなんか?
ビクターはどう?
ユニオンビールはさすがに違う?
後のバヤリーズはそれっぼい?
785 :
名無シネマ@上映中:04/01/14 15:00 ID:eCrugusO
「母を恋はずや」よかったね。でもはじめはともかく、最後巻の紛失は実に残念。
ところで小津のロストテープってなんでこんなに多いの?戦火?
どこかの倉庫や外国あたりにないのかなぁ?
あと「ジネット・ヌヴー協会」ってなにやってるの?
サイレントもののBGMだけの役割?
この天才ヴァイオリニスト大好きなんだけど、検索しても出てこないんで。
786 :
名無シネマ@上映中:04/01/14 16:18 ID:uL1afaB3
小津は比較的に残ってる方じゃないのかなぁ。伊藤大輔なんか…
そういえばPCL作品は多く残ってるように感じるなぁ
787 :
名無シネマ@上映中 :04/01/14 17:57 ID:p438Hddu
788 :
名無シネマ@上映中:04/01/14 18:37 ID:S0Fjw6aJ
>>779 ありがとー。調べてみたら
おびなたでん
て読むんですね。おびなた・でん
って区切りでいいのかな?
85年にお亡くなりになってるようで
残念です。
はじまるよ
>>785 鎌田から大船に移った時に、大道具、小道具、フィルムを燃やした。
キャンプファイヤーのように廻りを囲んで歌を歌い、
その後みんなで車に乗り込んで大船に移動した。
映画を後世に残すという意識のなかった時代の話。
792 :
小津素人:04/01/15 02:10 ID:iDnko45S
喜八:人攫いの大将→勝新の義父
妾の息子:岡村→初代隊長
リメイクの人選も、こうしてみるとすごい罠。
ちなみに浮草の放映のあった1/2夕べには、2代目隊長の特番が。
その中では初代隊長の在りし日の映像を流しつつトリビュートしていた。
なんたる偶然。
偶然じゃあない。ドラマだ・・・
実況にも書いてたんだけど、コピペします。
『浮草物語』最高でした。
昔から若尾文子ファンで『浮草』大好きだったんだけど、今回の特集で
ファンになった坪内美子が同じ役をやってるのに感激!!さらに同じく
今回好きになった八雲恵美子との競演だなんて。。私にはお宝物の1本
でした。録画したDVDは永久保存版です。
あー、明日で最後か。。
一ヵ月半に渡って放送されてきた小津特集もいよいよ今日でフィナーレですね。
専門チャンネルでない限りこんなに大々的に小津が特集されるのは
もうこれがホントに最後だと思います。私も「お茶漬けの味」の録画失敗
しただけで他は無事全部録画できた事をホッとしています。
さようなら小津!そしてありがとう小津!
今日はみんなでグランドフィナーレを飾りましょう!
1月26日(月)東京暮色もあるやん
797 :
名無シネマ@上映中:04/01/15 16:59 ID:PZv082nm
「浮草物語」から「父ありき」まで見て気づいたんだが、エンドタイトルの後に松竹マークがでかでかと映ってるのは何か意味があったのかなあ?
それと「土橋式フォーン」て何?
僕もBS2で毎日のように小津作品を観ています。
祝生誕100年。
折りしもこのような時にベッカム夫妻が
小津安二郎映画風のCMをやってるのに
思わずニヤリ。みんな気が付いてた?
799 :
名無シネマ@上映中 :04/01/15 17:34 ID:/ySvT50C
>>797 松竹の映画ですっていう意味じゃないの?
映画「キネマの天地」で岸辺一徳が演ってた役って小津の事だよね?
あの映画見ると小津がいかに松竹の中でも孤高の存在だったかが判るな。
801 :
680:04/01/15 20:04 ID:MUa9cN+R
>>791 >映画を後世に残すという意識のなかった時代の話。
吉増剛三の話じゃないですけど、小津の(戦後の)映画は
ビデオやDVDでネチネチ見返しても、ディティールに
新たな発見をするという見方も出来る。
小津はビデオの登場など、予想してなくて、
監督としてのこだわりがそうさせたのでしょうが。
>>795 さようならて・・・
10年前CSの衛星劇場で、小津生誕90周年にちなんで
全作品放送がありましたよ、たしか。
次は120周年とか。。。
>>801 でもメジャーな総合的TV局でやるのってやっぱりもう最後じゃないかな。
後は6年後の黒澤明生誕100周年が残ってるけど。
溝口はそういうのは無かったなあ。
803 :
名無シネマ@上映中:04/01/15 21:28 ID:YtAURsW1
私も今回が最後だと思います。
今日はフィナーレですね、東京暮色がありますが。
再放送タイムの時間もありますが、そんときもよろしこ
「若き日」に一票を! 絶対再放送してほしい!
804 :
名無シネマ@上映中:04/01/15 21:28 ID:YtAURsW1
OZ特集なんかやってたのか。DVD集レンタルされるよね。
806 :
名無シネマ@上映中:04/01/15 21:38 ID:YtAURsW1
されると思うよ
六本木ヒルズにあるTSUTAYAなら「若き日」もおいてくれるような気がしてきた
今回の特集を知り、HD/DVDレコーダ買いました。
全作DVD保存するつもりだったのに、放送時間が変更になった
「晩春」「彼岸花」失敗。
絶対3月に再放送してほしい……
808 :
名無シネマ@上映中:04/01/15 22:08 ID:ZRJz9Jsi
落第はしたけれどに一票入れてください
録画したのに上書きしちゃったよ
3ヶ月の努力が無に帰した気分
でも今回の企画は良い企画だったよなあ
809 :
名無シネマ@上映中:04/01/15 22:13 ID:YtAURsW1
810 :
名無シネマ@上映中 :04/01/15 22:13 ID:wDMpk59X
しかしDVDで観たものにとっては、画質が悪いと
思いました、、企画には素直に感謝ですけど。
あしたもしつこく小津特番あるんだよなぁ。ナウシカとどっち見るか
悩むとこだなぁ。
812 :
小津素人:04/01/15 23:15 ID:eEOtfA08
>>803 禿同。
漏れが初めて見た小津作品で思い出深い。
笠がどの役だったのか、探すことに懸命だった。
あと、字幕に放送禁止用語が出ていたが、ナレーションが
違う言い回しでごまかしていたのにワラタヨ。
>>797 > それと「土橋式フォーン」て何?
松竹の土橋さんの作ったトーキーの録音方式。
これが完成するまで小津はサイレントを撮り続けた。
814 :
名無シネマ@上映中 :04/01/15 23:41 ID:MCbenMRj
ナウシカからもすでに20年か。
かつてのアニメ少年たちよ、無きに均しき二十年だったな。
奔放な想像力に頼るまでもなく、君たちの今後はおそらく暗い。
しかしながら、ナウシカの描いた未来図より、
タイトルだけは似ている牝鶏はなお荒涼としていたぞ。
さあ小津の軌跡をたどろう。有為転変にも呑まれてやろう。
ああ、ああ、うんぬん。
小津生誕100年=清水宏生誕100年だったわけだが・・・
まぁ、同年の映画人を探せばきりが無いんだけどね。
などと言いつつ、2005年は成P巳喜男生誕100年だ!と書いてしまう(笑)
溝口生誕100年(1998)は=伊藤大輔=内田吐夢、
ってことで東京国際映画祭で回顧特集が準備済みだったのに、開催直前に
亡くなった黒澤明の特集に急遽差し替え。
海女から、DVDボックス3,4が届いた。
けど、HDDに溜め込んだ、NHK放送の音付きのも
DVD保存しておこうかなぁ。
坂本武って何で小津映画にでなくなっちゃったんだろう。
54年くらいから松竹以外の会社のに出るようになってるのと関係あるんだろうか?
上原謙って小津映画に意外なほど出てないな。
>>817 小津は『長屋紳士録』の不入がショックで、
飯田蝶子、吉川満子、坂本武などの喜八系の人を切り捨てて前進することを選びました。
>>818 茅ヶ崎館にしょっちゅう顔を出していたみたいだけどねえ。
高峰三枝子、上原謙なんかはスターだから、作風に合わなかったんだろうねえ。
東京の宿、前半と後半のギャップがなんとも・・・(´・ω・`)
喜八、男の中の男だ(高田AA略)
喜八でその夜の妻をやると、こうとでもなるものか。
夜中に子供を起こすシーンなんかの手際は素晴らしい。
よもや無理心中かっていう間がサスペンスフル。
小津はこはいね。
>>813 違う違う。小津が待っていたのは茂原式。
土橋式は先行して蒲田で採用されていた方式。
今回の小津特集で何が一番良かったかと言うとやっぱ小津百科だな。
これだけでも録画する価値は十分あった。
映画が始まる前にタイトルで流れるピアノの曲が良かった・・・
今夜は9:30から
映画監督 小津の60年
「日本の家族を描いて」が放送される。
期待しよう。
825 :
名無シネマ@上映中:04/01/16 20:45 ID:qb3tXUmZ
「生きてはみたけれど」はもう放送された?
826 :
名無シネマ@上映中:04/01/16 23:02 ID:fmIY+qUB
>>826 ウソはいかんよ、ウソは
今回の特集じゃ放送されておらんじゃろ
828 :
名無シネマ@上映中:04/01/16 23:41 ID:fmIY+qUB
00:45 「東京画」 (1985年西ドイツ)って面白い?
830 :
名無シネマ@上映中:04/01/17 01:53 ID:AehB1+S3
>>829 全く面白くないが(淀長も死にかけている老人にこんな映画みせてと大激怒)、
小津ファンには貴重な映像が登場する。ご覧あれ。
ええ? 淀長、誉めてたよ?
東京画、こないだの放映では実況板でかなり盛り上がっていたと思ったけど。
(ゴルフ練習のあとから)
>>830 淀長さんが酷評したのは「夢の涯てまでも」ですね。
835 :
名無シネマ@上映中:04/01/17 17:08 ID:XBrIDG1x
『映画監督 小津の60年』観ました。
小津入門編って感じでちょっと内容うすくて残念。
思い切ってインタビューを中心に構成して欲しかったな。
(特に青木富夫と親族の話はもっと聞きたかった。)
まあ60分ではしかたないか…
「小津と語る」レンタルで見たけど
字幕がとにかく読みづらかった。
後、フランス人女優の扱い酷いw
本人、見たら怒りそう。
自分の幼い頃の事を思い出して、思わず泣いてしまった監督の話が良かった
後、アキ・カウリスマキ。最高。
小津と語るは、動いてる小津の映像を見れるから貴重。おれはそのクリップだけ
抜き出して編集して保存した。
DVDのおまけについてた予告編を見てたら
動くカラーの小津安が出てきて感動した。
みんな、小津の記念切手も買えよ。美しいよ。発売中だよ。
840 :
名無シネマ@上映中:04/01/18 00:23 ID:NQO036cf
>>837 いいのう。
各作品毎の3分間は楽しみだったな。
隊員の命を、政策批判や議論の盾、自らの権益、面子の盾に利用する政治家、軍官僚。
そういう、政治家、軍官僚に限って、隊員の命や権利、家族の事など
虫けらほどにも思ってもいないことは明らか。
隊員の命を、盾にして、政策や権利の議論から逃げる、政治家、軍官僚に限って
国民の前で嘘泣きをする総理大臣。
切手デザイナーという仕事があるのを初めて知った。そりゃ、あるわな。
844 :
名無シネマ@上映中:04/01/18 00:55 ID:cCex4IMx
>>829 ラストを見て泣け。
泣かないようだったら、君は小津を見る必要はない幸せな人間だ。
845 :
プー:04/01/18 01:04 ID:Oy8qLk4z
今日、フィルムセンターで秋刀魚味を見てきました。 で、疑問に思ったんだけど、タイトルの由来って何?
人生には美味いとこも苦いとこもあるっていうのが定説になってる。
847 :
プー:04/01/18 01:06 ID:Oy8qLk4z
今日、フィルムセンターで秋刀魚味を見てきました。 で、疑問に思ったんだけど、タイトルの由来って何?
番宣をしなければいけないため、中身なしでとりあえずタイトルだけ決定。
>>846は後付けのこじつけだが、この頃の小津の映画ならまあこんなところで大丈夫だろ、
そういう狙いだったことは確かだろう。
849 :
ぷー:04/01/18 01:21 ID:Oy8qLk4z
>>864 >>848 なるほど、ありがとう。 観終わった後、近くの飯屋で秋刀魚焼定食頼もうとしら、品切れでちょっとさみしかったです。 二度書きすいません。
850 :
名無シネマ@上映中:04/01/18 03:59 ID:58FJAgDb
829>終わりの方の厚田カメラマンの話は興味があった。
サイレントとトーキーのフィルムサイズの件。
音声トラックの為左右のサイズに違いが出てくる。
24コマになり人物の動き方に違いが出てくる。
それでもレンズは2インチにこだわっている。
スチルではライカが2インチを標準としたが、
そういえば小津もライカが好きだったが、鏡に写した自画像のスチルには
コンタックスを持っている。
不思議。。。。。
851 :
名無しシネマ@上映中:04/01/18 04:31 ID:NHptn10f
小津の「東京物語」は永遠に語り継がれる名作
852 :
名無シネマ@上映中:04/01/18 05:02 ID:xSPnP71h
1933年頃の小津の作品見てると当時の文化人は大衆の方を向いてなくて
これなら軍部が暴走するのも無理ないと思った。小津が批判されるとしたら
ここだろうね。
思い違いも甚だしいと思われる。 >852
854 :
名無シネマ@上映中:04/01/18 05:21 ID:xSPnP71h
給料4万円で900円のケーキを楽しむ人々。
農村は疲弊して餓死者がでてるというのに。
戦中派文化人の戦争責任(?)はあると思うがどうだろう。
昭和初期の日本ってのは実際のところどんなだったのだろう?
小津の初期の作品を観ていると不思議な感覚になる。
>>854 > 給料4万円で900円のケーキを楽しむ人々。
軍事費に比べたら大したことない。
戦後の共産主義国のような無茶な国費の投入だったからな。
857 :
名無シネマ@上映中:04/01/18 09:00 ID:0qrgbiHy
「小津作品には、昔の日本が残っていて・・」
嘘でしょうね。
あれは、東京の一部のサラリーマン家庭。
「おとうさま。」「〜〜〜ですの?」なんて。
戦前は「おしん」みたいな家庭がほとんど明治、大正、昭和初期とほとんど
の日本は農村、しかもほとんど変わらない生活を続けてた。
東北の飢饉で、娘の身売りっていうのも昭和のはず。
いつも東京だけが日本だと考える・・・。
東京駅から1時間電車に乗ると、牛も馬も豚もいた時代。
858 :
名無シネマ@上映中:04/01/18 09:04 ID:WJFnPKX6
おたくじゃこんなのちょいちょい召し上がるんですか?
>>857 そうですね。
やはりあれはあたりまえのことだが映画の世界なんですね。
今やってるベッカム夫婦の出てるTBCのTVコマーシャルが小津作品のパロディーって
分かる人どれくらいいるのかな。
861 :
名無シネマ@上映中:04/01/18 10:57 ID:y+qkG181
>>857 だからといって田舎の実情をフィルムにとって
これが日本ですっていうのも映画にとって必要ないと思うし、
そもそもあれを「日本の云々」という連中の気が知れない。
全然関係ないと思うよ。家庭の崩壊だのという言葉を平気でNHKは使っているけど。
ですから、
>>857の嘘でしょうね、って部分には私も同感だな。
>>854 50年後の人が、
「不況で自殺者が出ているというのにタップダンス? 北野武には小泉政権の
経済無策や自衛隊のイラク派遣から目を逸らした責任がある」
と言っても僕は賛同しません。
863 :
名無シネマ@上映中:04/01/18 12:10 ID:4hFRhUQZ
>>862 そもそも時代の背景がまったく違うよ、小津の時代とは。
だから君の例えバナシは不適切ですね。
時代の背景が違うのは当然だけど、
それでこの喩えが不適切であるポイントはどこなの?
僕には結局は同じことだと思えるけどね。
キミは戦前の日本を教科書的にしか理解してないんじゃないのかな?
865 :
名無シネマ@上映中:04/01/18 12:32 ID:Vu/iUcOT
時代背景が違うならたとえ話も意味を成さなくなる自覚があるなら、
小津の責任なんていう未来人の裁きが意味を成さない自覚ぐらい持てよ。
866 :
名無シネマ@上映中:04/01/18 12:37 ID:4hFRhUQZ
>>864 面白い人だなーと。
まず君の返答を眺めていて面白いと思うのは、他人にポイントの説明を求める
わりには一切自分の御説のポイントを説明しないところです。
「僕には結局は同じことだと思えるけどね」の根拠とは一体なにか、それをまず
は自分から説明してみてはどうなのか。
次に、君は自分の意見に同意しない相手を
「戦前の日本を教科書的にしか理解していないんじゃないのか」と疑って
かかるわけですが、こういう発想が一体どこから吹き出てくるのか?
僕は非常に面白い発想だと思うんですよ。
まず、君は何らかの教義を持っている。その教義に基づいて、発言をする。
だからその発言に同意しない相手は、自分の教義に反する相手だと思い込む
「戦前の日本を教科書的にしか理解していない」相手、
イコール「自分の教義に反する」相手ってことなんだろう、そう推論します。
>>857 戦後だって、かなり特殊な階級の話だよね。
小津の映画は、喜八ものとそれ以外のものでは、かなり生活レベルに差があるけど、
喜八ものは、蒲田での修行時代に見た世界、
それ以外は自分の幼いころ、蒲田、大船時代の裕福な時代を反映してるんじゃないかな。
岡田と佐田の若夫婦なんかは、現実の佐田の生活を参考にしているんだろう。
868 :
名無シネマ@上映中:04/01/18 12:45 ID:4hFRhUQZ
>>865 俺は小津の責任がどうのこうの、なんて話はしてないんだよ。
でも、なぜ戦争に負けたのかっていう「未来人の」問い掛けは
絶対に必要だと思うね。
例えば小室直樹や渡辺昇一の庶民向けの本には繰り返し登場する
から、君も読んでみなさい。
>>866 >863で自分が言っていることの意味を理解していないのか忘れてるのか?
キミは頭のめぐりが悪いだけで、全然面白くない人だなあ。
その、実は「自分の方の思い込み」から繰り出される「推論」とやらがそれを
証明しているけど、まあ、自分ではそこも理解出来ないのだろうな。
870 :
名無シネマ@上映中:04/01/18 13:03 ID:4hFRhUQZ
>>869 忘れてないし、一応理解してますよ。
時代背景をまったく勘定に入れないで、どうして北野監督のたとえバナシが
成立するのか?教えて欲しいもんですが、どうなってるんでしょうか。
「推論」イコール「自分の方の思い込み」ってことにもならないでしょうし。
872 :
名無シネマ@上映中:04/01/18 13:06 ID:Bbon0c1J
>857
それを、嘘だとよんでしまうなら、
例えば、田舎の裕福な地主の家庭、貧乏な小作人の家庭、都市部の家庭、
名家や貴族の家庭や生活、などが舞台の作品
どの作品だって嘘とよべてしまうのでは?
ちょっと、かたよった考え方じゃない?
>>872 確かに
>>857は脱線してるんだけども、
元のケーキの話なんて本当かな? って思ってしまうよね。
『東京暮色』のラストも北海道に都落ちする二人が、
あんな大きいニッカのボトル持っているけども、あれ当時はかなり高価なはず。
小津はとにかくニッカを出してくて、中村に「ラベルが見えるように」と注文したそうだが。
>>870 ポイントは「映画はその当時の社会的な状況を直接反映させる必要は無い」
というところ。 では反論の前にキミの方のポイントなり根拠なりをどうぞ。
キミの思い込みは、「僕が何らかの教義を持っている」というところ。
その根拠は示されていない。
875 :
名無シネマ@上映中:04/01/18 13:15 ID:4hFRhUQZ
>>871 まさしくイケイケで、冷静になれないお祭り騒ぎの好きな国民性
なのですね。
「マズイからちょっと待て」と言うと「お祭り気分に水を挿すのか、
この非国民め!」と罵る。
「この作戦には難がある」と言うと「我が陸軍に負けがあるというのか!!」
と罵る。まさしくキチガイです。
877 :
名無シネマ@上映中:04/01/18 13:46 ID:4hFRhUQZ
>>874 >ポイントは「映画はその当時の社会的な状況を直接反映させる必要は無い」
>というところ。
そんなら、それ以外のことは書かない方がいいと思いますよ。
無駄を省いて簡単に書けばいいのに、北野映画がどうした教科書がどうしたと・・・
下らないの一言です。
で、現代の社会的な状況を直接反映させる必要は無いという君の
主張の根幹には、別に反論が必要とは思えません。そういう映画が
あっても良いのでしょう。
そんな君が、なぜ小津スレに居るのか不思議ですけど。
>キミの思い込みは、「僕が何らかの教義を持っている」というところ。
>その根拠は示されていない。
君は自分の意見に同意しない相手を
「戦前の日本を教科書的にしか理解していないんじゃないのか」と
疑ってかかりました。
それは
>>864を読むとそう書いてあります。
なぜ「教科書」が出てくるのか?簡単です。そういう言説をメディア
から仕入れてインプット済みだからですよ。
他の可能性としては「EWdcUQkKがある種の天才で、自分の思考のみで
既存の教科書批判の思想を編み出した」ということもありますけど、
これだけ情報が氾濫する中では、殆どあり得ないので除外しました。
君はどっかの誰かから「教科書批判」の教義を吹き込まれたダケの
存在です。そんな人は、別に君だけじゃなくそこいら中に散らばって
ますよ。珍しくもない、実にありふれた存在です。
>>877 >863の根拠なりポイントを言ってみろって言ってるんだけど?
教科書批判云々の事に関しては、それなら僕は「ある種の天才」になるな(w
もちろん、そうではなく、単に「メディアからのインプット」による思考しか想像
できないキミが、そのキミ自身のレベルで発想しているだけのことなんだけどね。
>864を、「自分の意見に同意しない相手」に対すると括る粗雑な思考も含めて、
だからキミは頭のめぐりが悪い、と思うワケです。
戦前の小津の映画に出てくる俳優達が興味深い。
例えば「朗かに歩め」(昭和 5)の軍平役の毛利輝夫という俳優さん
この人はハーフの人なんだろうか?マーロン・ブランドのように見える。
自分で調べたところ「毛利輝夫情死事件彼女と人生」(昭6)てな雑誌の見出し記事を見つけた。
この映画の翌年には彼女と心中自殺してしまったのか......
880 :
名無シネマ@上映中:04/01/18 15:23 ID:4hFRhUQZ
>>878 >>863の根拠なりポイントを言ってみろって言ってるんだけど?
小津への批判は、別に50年後に発明されたわけじゃありません。
とんでもない貧しい時代を背景として、そういう批判がありました。
君の例えバナシは、時代背景を考慮しないもので、不適切ですね。
あと、
>>863の根拠ポイントを述べろというんなら、ちゃんとそれ書い
たほうがいいです。
>教科書批判云々の事に関しては、それなら僕は「ある種の天才」になるな(w
大天才でしょうね。
昨今の「教科書問題」というのは、97年に設立された右派団体「新しい
教科書をつくる会」が広めたものです。
その影響を一切受け付けず、同じ結論に達した君は、たいへん珍しい
人だと思いますよ。
そこで聞いてみたい。
君の言う「戦前の日本を教科書的にしか理解してない」ことに対する問題意識は
どこから吹き出してきたものなんでしょうか。
ある日突然、ヒラメイタのですか?
881 :
名無シネマ@上映中:04/01/18 15:33 ID:Vu/iUcOT
教科書的って一般通念どおりとか画一的な見方って意味だろ?
教科書問題の話はしていないと思うが。
882 :
名無シネマ@上映中:04/01/18 15:48 ID:4hFRhUQZ
>>881 だって、戦前の日本の姿に関して一般通念とか画一的な見方をしないんだ
って主張はモロ「自由主義史観」ですから。
「教科書問題」っていうのは史観の問題なんだ、と主張するのが「あたらしい
教科書をつくる会」なんです。「自由主義史観」という教義の一環として「教科書
問題」を取り上げ、市民活動を繰り広げている人たちですね。
江川ウレオもハーフだっけ。
この人が一の谷博士(ウルトラQ)というのは、何となく嬉しい。
884 :
名無シネマ@上映中:04/01/18 15:56 ID:0qrgbiHy
>>872 「小津作品には、昔の日本が残っていて・・」
といわれると、大多数の日本の家庭はああだったんですって言ってる批評家いるので
嘘ですねといったまでです。そんなに偏った意見ですか?
1949年=昭和24年にタクシーに和服きて乗って「ちょいと!PXのところ右に曲がってちょうだい!」
だなんて。
21歳の津島恵子が、あんなロングスカートはいて、修善寺にすぐ出かけられるのが
当時の日本だったなんて思えないんです。
みんな、ヤミ市やパンパンがウロウロしていて買出し列車の乗っていく時代。
戦争未亡人や父親を戦死で無くした人が何万といるのに、原節子が
「おとうさま。わたくし、おとうさまとこうして居られるのが幸せですの」なんて。
「小津作品に、古き日本の姿が残っている」と書いてあるものもありますが、
大多数の国民は、あんな生活はしていなかった。と思ったのです。
(かたよった考え方といわれるとは思わなかった)
>>880 だから時代背景が違っても、映画がその社会状況を直接反映しなくても
かまわないのだったら僕の喩えも不適切とは言えないだろ? その上で
何故キミは不適切だと考えるのかきちんと説明してよ。
>「戦前の日本を教科書的にしか理解してない」ことに対する問題意識は
>どこから吹き出してきたものなんでしょうか。
教科書的な歴史観は学校で習った。これは当たり前だな。
ところが、戦前に書かれたものや作られたものに接するうちに、あるいは
当時を知る人の話を聞くうちに、自分が学校で習ったことが、少なくとも
一面的であったことに気がついた。これは僕が別に天才なワケでも何でも
ない。それこそキミの言う通り珍しくもない、実にありふれた話だと思うけど、
それが不思議なのか? それに、これはもう10年以上も前の話だから、そも
そも「つくる会」なんて無かったし(w
キミは「つくる会」のようなものに過剰反応して、本来の「自分の目で見て自分の
耳で聞いて自分の頭で考える」という当たり前のことが出来なくなっているようだ
な。どうやらキミは僕よりはずっと若い世代らしいけど、「情報」がマスメディアを
通してしか得られない、という錯覚が蔓延する時代に育ったということなのか。哀
れだが、その馬鹿は早く直せよ。
っていうか、僕は珍しいのか? ありふれているのか? どっちかにしろよ!
まったく少しは考えてからモノを言えって。
886 :
名無シネマ@上映中:04/01/18 16:03 ID:4hFRhUQZ
>>883 なんで嬉しいの?
つーか「日本一のホラ吹き男」じゃ、ウレオなにやってたの?
改めて見て気になったのは
箸箱使ってたことですな。
889 :
名無シネマ@上映中:04/01/18 16:12 ID:Vu/iUcOT
>>882 画一的、一般通念でない歴史観が自由主義歴史観なの?
統一見解以外がすべて自由主義歴史観でつくる会の活動なんて、そりゃ無茶苦茶だ。
日本の一般的家庭を描いたとかいう小津観が画一的で一般的な小津観だから、
小津の家庭は希少だという意見は自由主義小津観であり、新しい小津教科書をつくる会の活動って訳だ。
>>884 > 戦争未亡人や父親を戦死で無くした人が何万といるのに、原節子が
> 「おとうさま。わたくし、おとうさまとこうして居られるのが幸せですの」なんて。
ただし、「晩春」の原が嫁き遅れていることは、
適齢の男の数が少ないことを反映しているよ。
「麦秋」でも嫁き遅れているし、「東京物語」は旦那を忘れるのが怖い戦争未亡人。
>>884 >「小津作品には、昔の日本が残っていて・・」
>といわれると、大多数の日本の家庭はああだったんですって言ってる批評家いるので
「大多数の日本の家庭がああだった」と言うと、それは嘘でしょう。
けれどただ単に「昔の日本が残っていて」とだけ言った場合は、嘘は言い過ぎかと思います。
「みんな、ヤミ市やパンパンがウロウロしていて買出し列車の乗っていく時代」
これが「昔の日本」に全てでもないでしょう。あくまで一部であり、多少の違いがあるだけの
話です。
どこを取り出して描写したところで、結局偏るわけで、そもそも全体像なんて描くことは
不可能ですね。そして全体を描く必要も別にない。
今でも昔でも未来でも構いませんが「日本」なんてあまりに概念として大きすぎて、議論
の対象とするにはもう少し焦点を絞らないと、わけのわからんすれ違いが生じて混乱する
だけだと思いますよ。最終的には「私の日本観」の吐露に終わる可能性が大きい。
>>884 うちの母親は小津映画の若い女性達とまさに同世代ですけど、
いつも映画を見てその頃を懐かしんでいますよ。
ごく普通の田舎の庶民ですが、戦後はヘップバーンカットにして
おしゃれを楽しんだり、服を仕立てたりケーキを買って来たりと
青春を謳歌していたようです。
『非常線の女』(昭和 8)の和子役の水久保澄子という女優さん
う〜ん可愛らしい.....田中絹代さんより私にとっては遥かに魅力的でした。
なにやらフィリピン人の男性と結婚して1930年代半ばには引退してしまった
そうな....もったいないなぁ。
>884
そういうことをいう批評家に嘘だと言ってるわけね。
僕は、「小津作品には、昔の日本が残っていて・・〜」という部分に、
あなたが、嘘だといってるかと思ったの。
「当時の少数派だから、昔の日本の姿ではない」とか
そういう意見かと勘違いしたわけ。
896 :
名無シネマ@上映中:04/01/18 17:04 ID:4hFRhUQZ
>>885 なるほど、個人史の開陳ですね。
「教科書的な歴史観」を受け入れた自分だったが、戦前の文献を読み、
当時を知る世代と触れ合うことでその歴史観が全てではない、と感じるようになった。
それは世間によくある珍しくない出来事で、90年代前半の出来事だから「つくる会」とは関係ない。
・・というんですね。
まぁ、教科書が歴史観を植えつけるってアイディアそのものが「あたらしい教科書をつくる会」
の教義のウケウリですね。
君の個人史は、君自身の体験じゃありません。
自分自身の経験を、「自由主義史観」の教義に沿って再構成したのが、君の個人史なんですね。
だって、そうでなければ「教科書的な歴史観は学校で習った。」なんてイッパシの口は叩けない
ですよ。前提そのものが、後知恵だし、ウケウリなんです。
>キミは「つくる会」のようなものに過剰反応して、本来の「自分の目で見て自分の
>耳で聞いて自分の頭で考える」という当たり前のことが出来なくなっているようだな。
素朴ですね。
純粋に「自分の目で見、耳で聞き、頭で考える」なんて事が可能だと考えるのは、よっぽど
の田吾作でしょう。メディアと個人とは、素朴に切り離して考えていいもんじゃ、ありませんよ。
君は天才じゃないから、「つくる会」の影響受けまくり。自分の体験と称するものは自分の
現在の嗜好に合わせて脚色しまくり。捏造された個人史ってわけです。
>僕は珍しいのか? ありふれているのか? どっちかにしろよ!
>まったく少しは考えてからモノを言えって。
ありふれてますよ。
君みたいな人は、世の中に一杯います。
897 :
名無シネマ@上映中:04/01/18 17:12 ID:45HfpCfB
昭和20年代前半に「おとうさま」という作品つくっていたが
当時は三益愛子の母物が流行った。
それが真実。
898 :
名無シネマ@上映中:04/01/18 17:21 ID:4hFRhUQZ
>>889 「画一的、一般通念」と「統一見解」は違う意味。
「統一見解」とは党派内でのコンセンサスを指す言葉ですよ。
>日本の一般的家庭を描いたとかいう小津観が画一的で一般的な小津観だから、
>小津の家庭は希少だという意見は自由主義小津観であり、新しい小津教科書をつくる会の活動って訳だ。
うまいですね。
「つくる会」はそういう馬鹿ばかしい構図の元に運動を繰り広げています。
>>897 三益愛子と小津の組合わせ観てみたかったな。
しかし「おとうさま」って何よ?
900 :
名無シネマ@上映中:04/01/18 17:35 ID:Ynxiaita
なんかもめてるなぁ
901 :
名無シネマ@上映中:04/01/18 17:36 ID:6qhqL5qW
902 :
名無シネマ@上映中:04/01/18 17:40 ID:4hFRhUQZ
>>901 下のムスメさんとはちょっと違うと思うけど(笑)
でも、当時にしてはかなり現代風な感じがするねえ。<水久保澄子
戦前の他の作品をいろいろ探して観てみたいと思った。
>>903 でも、当時にしてはかなり現代風な感じがするねえ。<水久保澄子
はげどう。
今回DVDで初めて見て、他の小津作品にも出ていないかと期待した。
905 :
名無シネマ@上映中:04/01/18 18:27 ID:Vu/iUcOT
>>898 じゃあ、小津は日本の家庭を描いた、ってことで落ち着いたわけだな。
906 :
名無シネマ@上映中:04/01/18 18:47 ID:Ynxiaita
桑野通子は私を通してもらわないと
907 :
名無シネマ@上映中:04/01/18 21:01 ID:5prNCuu8
うーん、
黒澤明もそう言ってたが、小津はサイレントが面白い。
後年の特に昭和30年代のはどれも同じようにしかみえない。
908 :
名無シネマ@上映中:04/01/18 21:03 ID:yvBUTI11
小津が描いたものは「絶望」と「希望」だ。
909 :
名無シネマ@上映中:04/01/18 21:44 ID:4hFRhUQZ
>>905 日本の家庭を描いた、という単純な枠の中に押し込めないほうが、
良いと思いますね。
彼は、都市中間層の意識の変換に非常に敏感でした。
家庭の崩壊に対して、共同体的モラルを持ち出して手当てと解決を試みる
「戸田家の兄妹」から、もはやそのようなモラルでは太刀打ち出来ぬことを
悟る「東京物語」まで。
小津は、さ迷える都市住民の姿を通して日本の近代化の忌まわしい一側面
を暴きだした、と言えないでしょうか。
そう思いませんか?
910 :
名無シネマ@上映中 :04/01/18 22:37 ID:AxyYsK9z
一方向的なものが良いものである例を知らないな。
911 :
名無シネマ@上映中:04/01/18 22:49 ID:4hFRhUQZ
912 :
名無シネマ@上映中 :04/01/18 22:55 ID:AxyYsK9z
>さ迷える都市住民の姿を通して日本の近代化の忌まわしい一側面
>を暴きだした
こんなのは舞台装置に過ぎないんじゃないかとも思う。
>>896 なるほど、キミはウケウリでしかモノを言えないワケだな。
でも、世の中がみんなそういうキミのレベルじゃあないんだよ。
ちなみに「教科書が歴史観を植えつける」ってアイデアが「つくる会」の
教義、ってのは物を知らないにもほどがあるな。ロクに本も読まないの?
ところで、質問への答えは?
914 :
名無シネマ@上映中:04/01/18 23:13 ID:4hFRhUQZ
>>912 いや、泣けるホームドラマって体裁が舞台装置だったと思いますね。
915 :
名無シネマ@上映中:04/01/18 23:13 ID:Vu/iUcOT
画一的な歴史観をある程度疑うのはかなり常識的なことだと思っていたが、
つくる会が起源だったのか・・・そーか・・・
教科書的っていうのはマニュアル的とか模範的とかいう意味だと思ってたけど
つくる会の歴史修正主義から見た既成教科書のことだったのか・・・
このスレは勉強になるなあ。
916 :
名無シネマ@上映中:04/01/18 23:21 ID:LwCHrTwp
>>909 「青春の夢いまいずこ」を見て主人公が友人を繰り返し殴る場面が
監督自身の葛藤・いらだちを表していると思った。
「近代化すること]によって「失ってしまう何か」に対する想い
917 :
名無シネマ@上映中:04/01/18 23:24 ID:tTrMLyeA
サヨは小津の映画に対する豊かな解釈の可能性を排除して、一面的解釈を
人に強制させるということがよくわかる素晴らしいスレですな。
918 :
名無シネマ@上映中:04/01/18 23:25 ID:g12znd1I
小津は家族なんか何も信じていないところがうけてる。
女も信じてない。そこが上手だな。
920 :
名無シネマ@上映中:04/01/18 23:57 ID:4hFRhUQZ
>>913 いや、もっと言うなら君の思考だの体験の再構成だのなんて、それ自体単なる世間サマ
のウケウリだって言っちゃっても、いい位です。
それはもちろん誰でもがそうです。僕ですら、同じでしょう。
世の中がみんなそういうレベル(?)なんです。
君が○×を感じている。○×と考えているとしても、それは「○×を考え、感じる」って
類型の枠にハマるように、世間のシステムに仕向けられてるってだけです。
>「教科書が歴史観を植えつける」ってアイデアが「つくる会」の
>教義、ってのは物を知らないにもほどがあるな。
いえ、そうです。だからこそ必死に運動するわけです。
左翼進歩主義者の歴史観を排し、代替としてまっとうな自由主義史観を植えつけりゃあ
日本が何とかなっちまう。天真爛漫な発想で活動してらっしゃる皆さんを、僕はひそかに
応援しています。
>質問への答は?
だから50年後に発想された批判じゃないんですよ。小津は庶民を見てない、ブルジョワ的
な市民映画ばっかり撮りやがってこの反動めが〜、なんてのは。
それなのに、君の例えバナシは「50年後に北野映画を批判するのと同じ、みたいな馬鹿
を言ってるわけです。完全に間違っていますよ。
もういい加減、わかりなさいよ。マンドクサイし。
921 :
名無シネマ@上映中:04/01/19 00:05 ID:9GfpLcDc
>>915 画一的な歴史観を疑うって思考にも、その時々の時代的要請がありますね。
だから今現在、況や2ちゃんねるで「画一的な歴史観を疑う」と言うときには
「つくる会」が起源だろうし、左翼的言説を排するって意味が入ってきちゃう場合
が殆どでしょうねぇ。それが「類型」って奴ですよ。
922 :
916 :04/01/19 00:07 ID:OHPfgWO9
映画を批評するって結構難しくない?
感動の中心は劇場で映画を見ている自分の中にあって
それを言葉にする作業がとても大変。
923 :
マジレスするぜ ◆lVkBay2zfw :04/01/19 00:13 ID:/PEZoOg3
>>896>>921 このくらいアフォだとスレ違いの愚論を書き込むことも気にならんのだろうね。
ある意味「お早よう」級の幸せ。
925 :
名無シネマ@上映中:04/01/19 00:19 ID:9GfpLcDc
>>909 「青春の夢いまいずこ」・・・はぁ、学生時代に高田馬場で観たはずなのに記憶が曖昧
です。すいません。
「親と子の成長を通じて、日本の家族制度がどう崩壊するかを描いてみた」
と東京物語を解説してみせたそうですが、その問題意識はずぅーっとずぅーっと以前
から胸に抱いていたことなんでしょうねぇ。
「何でもないことは流行に従う、重大なことは道徳に従う、芸術のことは自分に従う」
その重大なことを支えた伝統的「道徳」が崩壊する時、彼は何を思ったでしょうか。
926 :
名無シネマ@上映中:04/01/19 00:21 ID:a0y2MfwT
斎藤達雄や坂本武、飯田蝶子、吉川満子とかって、
なんである時期からはぜんぜん使われなくなったん?
喜八ものの『長屋紳士録』が当らずに酷評されたショックと、
飯田蝶子なんかが昔からの親しさで、
小津に敬意を持って接しなかったのが原因だと思う。
「後2cm鎌倉より」って小道具動かすのを、
わざと場所を変えて「気づかないからどちらでも構わないでしょ」ってやったりしたらしい。
小津曰く「そっちのほうが良かったんだ」
928 :
名無シネマ@上映中:04/01/19 00:30 ID:9GfpLcDc
>>924 愚論かも知れないですね。その可能性はありますが、どうしてスレ違いなんでしょうか。
まずは小津への古臭い批判があり、それへのアンチが登場し、ろくに例えバナシも書けない人に
に僕が突っ込んで・・という流れでした。
そういう流れをまったく無視して「スレ違い」とか言ってのける君はやっぱ阿呆。
そして「お早よう」を単に能天気な「幸せ」と評してみせる辺りは、小津のフィルモグラフィに
配慮することをしない筋金入りの馬鹿・・・。幸せなのは君のほうです。
違いますか?
929 :
名無シネマ@上映中:04/01/19 00:37 ID:LqC2ZvDy
三井秀夫は黒澤や植木等の映画によく出ていた三井弘次だな。
黒澤の「どん底」の最後で
「ちぇっ、せっかくの踊りぶちこわしやがった......
バカやろ...」
あの遊び人もよかったが、
「非常線の女」の与太くれの学生あがりもぴったしだった。
若い頃からいい味出してるな。
930 :
名無シネマ@上映中:04/01/19 00:52 ID:9GfpLcDc
>>918 ぜんっぜん、信じてませんね。
つか、到底あり得ないロマンなんだと絶望してますね。
しかし希望を描きたい、とも思ってる。
そういうネジレを抱えた人だな。
931 :
名無シネマ@上映中 :04/01/19 00:56 ID:yv4E27Fz
>>930 ちっとはダイアレクティックになってきたか。
>>920 では「つくる会」は何のウケウリなの? 論理が破綻してまっせ。
つか、僕が否定した
>>852、
>>854自体は、まさに50年後(70年後だけど)の批判
なんだけどね? 「当時から言われていた云々」は、あとからキミが言い出して問題を
逸らしたことでしかないよ。で、キミの
>>863の根拠は? まだ、単なるキミの思い込み
だって認められないかい?
ところでキミは何度も「例えバナシ」という表記を使っているけど、しゃれのつもりなら
そろそろつまらないんだけど、何とかなりませんかね?
933 :
名無シネマ@上映中:04/01/19 05:00 ID:bA9YKQys
頭の弱そうな人間が結婚についてあれこれ会話しているだけの四畳半映画
子役、突貫小僧(青木富夫)と青木放屁(富宏)が兄弟だったなんて。
ショック……。
>>934 なんで。よく似た兄弟じゃない
投票は昨日〆切だけど発表はいつかな♪
>>935 アップされたよ、ベスト10。
なんかとっても順当な感じのする一般投票ベスト10って感じた。
後期のに比べてサイレントのなんかはあまり視聴率なかったろうし。
それでも「生まれては〜」が4位ってあたりが今回の企画の功績かな。
937 :
名無シネマ@上映中 :04/01/19 18:02 ID:C9DpoLwk
訊かれてもないのに言っちゃうけど、
僕は一位が東京物語で、二位三位が鴈治郎の2本。
好みってのは仕方のないもんだね。
まあしかし、小津が戦後の貧困を描いていないからケシカランというのは、
戦時中に時局に相応しくない題材はケシカランというのと精神構造は一緒だな。
940 :
名無シネマ@上映中:04/01/19 21:25 ID:CHppURSa
戦後の貧困は描いてるでしょ、小津
『長屋紳士録』と『風の中の雌鶏』で
評判良かったら続けていたでしょ、あの路線
NHKのサイトの小津マトリックスはおもしろいな。
笠智衆は通行人とかを入れるともっと出ていそうだけど。
これを見て気がついたのは「懺悔の刃」に出ていた川村黎吉が
戦後の「宗像姉妹」にも出ていること、どんな役だったのか?
あと「カボチャ」の小桜葉子(上原健夫人加山雄三の母)が
「お茶漬けの味」に出ているらしいけどどんな役だったのか?
これを見ると気になってもう一度DVDを見直したくなる。
942 :
名無シネマ@上映中:04/01/19 23:16 ID:bpLmARkC
>>938 まあ問題外ですよ。
なんでその話題がここで続いたのかすらわからん。
『晩春』『麦秋』辺りだって貧しいところが多々あるぞ。
『宗方姉妹』辺りからスター映画になってくるけど、
『秋刀魚の味』の東野英治郎、杉村春子父娘には戦後を感じるね。
杉村春子は戦後いかず後家でしょ。
「祭りのあと」にどれだけの人が小津を忘れないでくれるか心配だ。
まあ、変なヤツも少なくなるぞ。
DVDは手にいれたし、めでたしめでたし
>ベスト10
意外なのが「淑女は何を忘れたか」
比較的無名な作品である。
「彼岸花」は6位かぁ…再放送されるかなぁ
たっぷり、と書いてあるので期待。
3月に30本くらい放送されたりして…
>>946 「淑女は何を忘れたか」は面白いやね。後味もよろしいし。
「浮草」が評価高くてうれしいのう。京マチ子様にも朗報が届いているといいが。
山本富士子、京マチ子、若尾文子と大映陣はムッチャかわいいのぉ。
「浮草」はリメイクということで色眼鏡で観てたんですが、
今回10年ぶりくらいに見直して以前とは別の感銘を受けた。
950 :
名無シネマ@上映中:04/01/20 03:02 ID:XlmlMjpn
桑野通子は私を通してもらわないと
佐分利信さんかっこいいよう〜。
理想のお兄さん、理想の恋人、理想のダンナさん、理想のお父さん、理想の上司
ってかんじ。
アホな感想でスイマセン。
岡田嘉子はあのまま日本に留まったらどんな女優になっていただろうか?
けど「オレンジロードエクスプレス」もよかったな。
嵐寛はもっとよかったけど。
ちょっと聞きたいんですが「お茶漬けの味」の時の小津百科の内容
知ってる方いませんか?
うっかり見逃してしまったので・・・
誰か教えて、お願いします。
954 :
名無シネマ@上映中:04/01/20 22:13 ID:UgaElg3g
水久保澄子って行方知れずなんですよね?
三益愛子と望月優子が絶対でない小津。
>>953 「ごちそう」
ラーメン、とんかつ、おでん・・・小津の映画には食べものが多く出てくる。
小津は食べることが好きで、気に入った店をびっしり書き込んだ手帳を持っていた。
中でも「うなぎ」の項目が目立つ。しかし、その中の銀座の老舗(竹葉亭)では
うなぎではなくもうひとつの名物であったお茶漬けを好んで食べた。小津のお茶漬け
好きは、脚本家の伏見が書き残している。一緒によく鮭茶漬けを食べた伏見は、
中国に出征した小津に燻製の鮭を送った。中国から戻った小津が最初に書いた
脚本は「お茶漬けの味」であるが、映画になったのは12年後のことだった。
「長生きをして、美味しいものをうんと喰いたい」と言っていた小津にとって、
お茶漬けは何よりのごちそうだったのかもしれない。
望月優子は「小早川家の秋」のラストの方で
笠智衆と一緒に出ていたのでは?
なんだよこれ。異常にレス増えたと思ったら可愛そうな厨房と粘着揚げ足取りの
ほざきあいか。厨房は簡単に論点ずらされてるな。まあ論じる事の出来る問題
ではない、というのが本当だろうが。
958 :
名無シネマ@上映中:04/01/20 23:50 ID:l4YzUI01
で、どっちがどうなったの?
もうスレも終わりなんだからいつまでも引っ張るな。
ウザいからどっちも消えろよ。
960 :
名無シネマ@上映中:04/01/21 01:00 ID:rhw1UdVl
1931年 満州事変
1932年 5・15事件
1933年 国連脱退
1936年 2・26事件
この時代に作られた小津映画とその時代の現実とのギャップに驚いた。
もしも同時代に生きていたなら小津監督を嫌な野郎だと思ったかもです。
961 :
名無シネマ@上映中:04/01/21 01:07 ID:lXnne9nN
>>955 詳しい説明ありがとうございます。
そうか、食べ物かぁ。確かに小津の食いしん坊ぶりは隠れた有名な話
だよね。意外と洋食派なのが面白いとこですね。
黒澤といい名監督と呼ばれる人達ってグルメな人が多いよね。
962 :
名無シネマ@上映中:04/01/21 01:16 ID:EwrdYoKs
>>938 全くだ。
>>960の論法だと、例えばマキノの「鴛鴦歌合戦」とか
「昨日消えた男」みたいな明朗時代劇なんて
どうなっちまうんだろう(w
「時局に相応しくない」でつか?
963 :
名無シネマ@上映中:04/01/21 01:19 ID:rhw1UdVl
小津安二郎の映画には軍服を着た人間はただの一度も出てこない。
しかし、小津安二郎は、紛れもなく戦争の真っただ中を生きた
世代の人間である。自らも1937年から1939年にかけて、
中国戦線に従軍した。その体験について、小津は次のように語っている。
『僕はもう懐疑的なものは撮りたくない。何というか戦争に行って来て
結局肯定的精神とでもいったものを持つようになった。
そこに存在するものは、それはそれでよしっ!と腹の底で叫びたい気持ちだな。』
映画監督、吉田喜重は、この小津の発言について
「ここにあるのは、戦場という極限の中で絶対的な不条理を
肯定するしかない自己放棄の姿である」とする。
戦争という狂気の時代をはさみ、一貫して家族の物語を撮り続けた小津安二郎に、
吉田は“静かなる反戦”の意志をみるという。
http://www.nhk.or.jp/etv21c/update/2003/1227.html #なんとなく納得ですが、、
964 :
名無シネマ@上映中:04/01/21 01:27 ID:rhw1UdVl
>>938の論理は余りにも単純すぎる。
過ちのない人間なんていませんよ。
明きメクラにはなりたくないから映画を見つつ
いろいろ考えているだけ。
>>964 あのな、映画に理屈ばっかり言って理解したと思うのが間違いなんだよ。
おまいが理屈を言う根本の動機を探ってみろよ。それはエゴじゃないか?
おまいは映画の理解を自分でコントロールしたいだけなんだよ。そんな態度
で映画は何も語ってくれないよ。そんな理屈なしで映画を感じ入れろよ。
マトモに接しろよ。そしたら戦時中に小津がなぜあんな映画を撮ったのかが
自ずと分かるよ。
映画を論じたい奴は、映画を自分の持ち物にしたいだけなんだよ。
せっかくのスレが一部のキチガイのおかげで台無しですな
967 :
名無シネマ@上映中:04/01/21 02:17 ID:olFPlt7T
968 :
名無シネマ@上映中:04/01/21 02:26 ID:rhw1UdVl
>>965 お説教ですか?映画をどう見ようとどう批評しようと
個人の自由ではないのかな。そういう押し付けがましさは小津映画の
本質とは対極にあると思うのだがね。なにを気色ばんでる?
>>956 そうだね。
『お茶漬けの味』でも出てるね。
もっと出てそうでもいいんだけど、高橋とよや杉村春子と、
もう少し前だと飯田蝶子なんかとかぶるのかな?
大島は処女作『愛と希望の街』で、『日本の悲劇』を髣髴とさせる役を振って、
木下萌えぶりを発揮している。
あなた、お茶漬けは?
971 :
名無シネマ@上映中:04/01/21 04:07 ID:zoh/Tqch
26 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日: 02/05/05 01:57 ID:nnbZqxSi
この監督を好きな人が東京の下町文化通気取りで、
辛口であるのがかっこいいと勘違いしてる悪徳医者なんで
なんか見る気にならない。
#このスレにも東京の下町文化通気取りの悪徳医の姿がちらほらと・・・
>>932 旧東側諸国のナショナリズム運動とか、いくらだって見つけられますよこの手の
運動は。ナチスとか。
社会の中に君のような根無し草が増えると、だいたいポピュリズムが流行ります。
それ自体がありふれた現象だってことです。
>つか、僕が否定した
>>852、
>>854自体は、まさに50年後(70年後だけど)の批判
>なんだけどね?
そんなの昔の左翼のまねっ子。
>当時から言われていた云々」は、あとからキミが言い出して問題を
>逸らしたことでしかないよ。
貧困に喘ぐ庶民を描かないからダメという批判は、言われていた当時に
説得力を持ちました。そういう心情を多くの人が共有した時代です。
現代は違います。不況や自衛隊派遣を持ち出して、一体だれが北野映画を批判
しているんですか。したって、説得力ないですよね。
だから君の例えバナシは不適切だしくだらない。問題外です。
>>965 まぁ、そうとも言える。
でもその前に
他人の映画の感想を統制したがってる自分に気づけ阿呆。
974 :
名無シネマ@上映中:04/01/21 04:29 ID:zoh/Tqch
>貧困に喘ぐ庶民を描かないからダメという批判は、言われていた当時に
>説得力を持ちました。そういう心情を多くの人が共有した時代です。
小津映画を見るときの「ある種の違和感」はやはりあるよなぁ。上のレスとは
ちょっと違うけれど・・・。
そういう人にもわかるように説明して欲しいのだけどね。
映画は「人に夢を見させる装置」というのはわかるからさぁ。
今、「小津安二郎と茅ヶ崎館」読んで研究してます(笑
975 :
974:04/01/21 04:31 ID:zoh/Tqch
>>966 全くそうだね。
小津の映画ってほのぼのとして良いなあと思ってここにきたら、
一部の映画ウンチクヲタの議論場となっているのは、なんとも殺伐とした気分だ。
黙って映画のよさに浸ればいいのにね。
977 :
名無シネマ@上映中:04/01/21 04:41 ID:zoh/Tqch
>黙って映画のよさに浸ればいいのにね
映画はBGMやムードミュージックじゃないからね。
議論になるのは小津安二郎という人間に興味があるのだと思う
978 :
名無しシネマ@上映中:04/01/21 05:13 ID:dD3JI1or
昨日初めて晩春を観たけど良かったなあ。
それまで小津って抵抗あって(東京物語は?だったし)敬遠してたんだけど、
もう大丈夫そう。
生れてはみたけれどはお奨め。
↑今まで抵抗があったのに、もうお奨め作品があるんかい
980 :
978:04/01/21 06:12 ID:dD3JI1or
「生れては」は敬遠してた頃に観て唯一気に入っていた作品。
981 :
名無シネマ@上映中 :04/01/21 09:40 ID:XRGXN+Ev
小津が小津らしい映画を撮ったとしら、
とても素敵なことだと信じる私は、
もうここには書き込みません。
うそ。
>977
人間より映画の話を
983 :
^^:04/01/21 16:01 ID:4o6+6L+T
>>映画はBGMやムードミュージックじゃないか
映画は、まさにBGMやムードミュージックだよ。
複製時代の芸術作品の筆頭だし、ベンヤミンは
複製時代の芸術として映画を論じた。
私は、自他ともにみとめる映画嫌いだった。
こんなものはまじめに見れたものじゃないと思っていた。
オズを見る前まではね。私は、オズ映画しかまじめに見れない。
オズ以外の映画は、見れたものじゃないのである。
尊大だなあ。
もしかしたら誉めてるつもりなのかもしれないが、逆に貶めているようなもんだよ。
自分の見識の高さを誇りたいなら他でやってくれないか。
こいつに限らず。
つーか、見識全然高くないし(w
このスレ、最近自分が頭イイと思い込んでるアフォが多くてウザイ。
986 :
名無シネマ@上映中:04/01/21 21:26 ID:lrzxrFcI
というか、983は単に見識が低いのです。
勿論、小津が低いという意味じゃないよ。
小津以外の監督のよさがわからないという意味で。
(但し小津になみの監督は数は多くないけどね)
987 :
名無シネマ@上映中:04/01/21 21:27 ID:rhw1UdVl
>>985 あんたの小津映画に対する個人的感想・見解を述べてみ(w
988 :
名無シネマ@上映中:04/01/21 21:33 ID:Cz8gdrtq
>小津映画に対する個人的感想・見解を述べてみ
(・∀・)イイ!!
989 :
名無シネマ@上映中 :04/01/21 22:25 ID:31ASoF3Q
小津のしばしば撮ったあの円筒形の建造物は何だい?
>私は、自他ともにみとめる映画嫌いだった。
>こんなものはまじめに見れたものじゃないと思っていた。
・・・などと言いつつ2ちゃんにカキコかよ? 説得力あるなあ!
^^←こいつは小津以外の監督を糞三流呼ばわりする似非映画ファン
992 :
- -:04/01/21 23:46 ID:jruc25vW
小津カス二郎は
・活劇撮れない
・時代劇撮れない
・編集出来ない
・マルチカメラ使えない
・新しい映画技法生み出せない
・カンヌで賞獲れない
・ベネチアで賞獲れない
・ベルリンで賞獲れない
・ハリウッドで作品リメイクされない
能無しカス監督
アマゾンでのボックスの価格、いつの間にか定価に戻ってる。
994 :
名無シネマ@上映中:04/01/21 23:51 ID:UNi73Ihi
>>989 あれ見た事ないかい?うーん世代の差か.....。
ガスタンクだよ。
うちの近所にも最近まであったが取り壊されたな。
995 :
名無シネマ@上映中:04/01/21 23:54 ID:h9Tt4c8X
>>993 それ、俺も気がついた。
ちょっと落ち込んだけど、でもだいじょうぶ。
だってどうせ買えないから(w
996 :
名無シネマ@上映中 :04/01/22 00:17 ID:aT/MKjNM
>>994 どうもありがとう、ガスタンクでしたか。
いくぶん近未来的で無機的な印象ですね。
何で小津ファンには貧乏人が多いのか不思議だ。
映画が貧乏臭いとファンも貧乏になっていくのだろうか・・・。
安
痔
1000 :
名無シネマ@上映中 :04/01/22 00:24 ID:aT/MKjNM
1001 :
1001:
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。