1 :
名無シネマ@上映中:
俺は、まったく見てないけど。
ホモ
3 :
名無シネマ@上映中:03/10/20 03:21 ID:oxG9iTZQ
1942年「郵便配達は二度ベルを鳴らす」
1947年「揺れる大地」
1951年「ベリッシマ」
1953年「われら女性」(挿話)
1954年「夏の嵐」
1957年「白夜」
1960年「若者のすべて」
1962年「ボッカチオ’70」
1963年「山猫」
1965年「熊座の淡き星影」
1967年「異邦人」
1968年「華やかな魔女たち」(挿話)
1969年「地獄に堕ちた勇者ども」
1971年「ベニスに死す」
1973年「ルートヴィヒ・神々の黄昏」
1976年「イノセント」
1977年「家族の肖像」
どうなの?もしかしてこのスレ重複?723分の2?
ヘルムート・バーガーの愛人
5 :
名無シネマ@上映中:03/10/20 15:52 ID:D+JHzotL
2や4の指摘通り、彼の映画にはねっとりとした美青年がよく登場する。
ファーリー・グレンジャー、アラン・ドロンなど。
でも、実際記憶に残ってるのは美女の方なんだよね。
「夏の嵐」のアリダ・ヴァリ、「山猫」「熊座」のクラウディア・カルディナーレ、
「勇者ども」のシャーロット・ランプリング、「ルードウィヒ」のロミー・シュナイダー
「ベニス」のシルヴァーナ・マンガーノ、「家族の肖像」のドミニク・サンダ、
そして「イノセント」のラウラ・アントネッリ!!!
気品さと猥雑さを合わせもった彼女たちの魅力にうっとりだ。
まだヴィスコンティ未経験の1さんには、
「夏の嵐」「白夜」「ベニスに死す」の3本をおすすめしておきたい。
6 :
名無シネマ@上映中:03/10/20 17:21 ID:EfeYYf6s
この監督、有名なわりにここでは人気なくない?
俺はまあまあ好きなんだけど。
>>1 >>6 ヴィスコンティスレは、1年に一つくらい発生しては100そこそこで
消えてますね。アンチがいないから盛り上がりにかけますな。
海外芸能人の「ベニスに死す」の美少年スレは連綿と続いてるのにね。
この人の映画でルイヴィトンのあるべき姿を学んだ気がする。
9 :
名無シネマ@上映中:03/10/20 18:30 ID:66Hane9R
>>8 どゆこと?
一応ほとんど見たけど親父のビデオだから前知識なしだたんです
10 :
名無シネマ@上映中:03/10/20 18:41 ID:66Hane9R
>>7 あえていうなら
先生 その目線やめてください
なめまわすよーに見ないでください
>>9 例えば『イノセント』だと
別荘に向かうラウラ・アントネリの車?に積まれた箪笥型のトランク。
そういえば森茉莉がジャンカルロ・ジャンニーニのファンだった。
>>1 ビスコンティって書いてる時点で検索漏れの予感。
去年ヴィスコンティスレで教えてもらったおかげで
ロミーのシシーDVDと独語版ルードヴィヒをげとできましたありがとう。
いつもビル・コンティと間違えてしまう。
15 :
名無シネマ@上映中:03/10/21 22:18 ID:p9t1eHPS
「若者のすべて」この日本のタイトル最低! でもアラン・ドロンの美しさは最高! 片方の目からスーッと涙を流すの。
ヘルムート・バーガー様が出てからビスコンティの映画って、
どんどんホモ臭くなってったような気が・・・
>>3 家族の肖像って74年じゃなかったっけ?
17 :
名無シネマ@上映中:03/10/22 00:36 ID:tqcTkBQs
家族の肖像のDVDがUKで発売されてたよ。
18 :
名無シネマ@上映中:03/10/22 08:09 ID:IWL+GaLm
ともだちにベニスかしたら気持ち悪かったってさ・・・
ま
19 :
名無シネマ@上映中:03/10/22 20:36 ID:86RXmQDn
ともだちにPENISかしたら気持ち悪かったってさ・・・も
20 :
名無シネマ@上映中:03/10/22 20:48 ID:9yVaL7Pl
ルードヴィヒ がDVDになったら買う。あと地獄に堕ちた勇者どもも。
ルードヴィヒはヴィデオ高すぎ。
DVDはせめて5000円にしておくれ。
21 :
名無シネマ@上映中:03/10/22 20:51 ID:9yVaL7Pl
ヴィスコンティは天才というより巨匠そのもの。
ひらめきでつくるというより、がっちりした映像を作り出す。
豪華な芸術品。
それでも「地獄に堕ちた勇者ども」の場面で
ナチ突撃隊がナチ親衛隊に抹殺される場面の映像には
どぎも抜かれた。凄いよ。全く。
ビスコンティってどうよか。
ホモで赤な貴族だったらしいですよ。
何本か映画も撮っていたらしいです。
23 :
名無シネマ@上映中:03/10/22 22:07 ID:tqcTkBQs
ヴィスコンティのわりと無造作なズームレンズの使い方ってどうなんだろうか。
なんかああいうズームの使い方見ると、この人は映像作家っていうより
本質的なところで舞台演出家なのかなとか思ったりするんだけど。
24 :
名無シネマ@上映中:03/10/22 22:17 ID:CFsGBUif
あのズーム、なんだか俗っぽい感じがして結構好きよ。
最近数本観たファスビンダーでもちょこちょこズームがあって、「オーッ!」と思った。
たしかに舞台っぽいアプローチだよね。
オペラとかの舞台演出もしてなかったっけ。
うろ覚え...
26 :
名無シネマ@上映中:03/10/22 23:08 ID:zzNSlgL4
ファス敏だーもこいーよな・・・
あっちがわ
ズームはあっちの共通項?
パゾリーニとか仲よかったんかな?
28 :
名無シネマ@上映中:03/10/23 19:25 ID:gi4dQWOY
>25
はじめはルノワールのサード助監督。それから、いくつかの舞台美術や衣装をやって、
そのあと「郵便配達は二度ベルを鳴らす」の監督。
そのあとは5年ほど反ファシスト活動したり、捕まったり、舞台の演出。
舞台演出は40年代、50年代(カラスのオペラもあり)が多いけど、
映画監督として超有名になったあとでも結構手がけてますな。
マストロヤンニは確か、舞台で使ってみたところ案外よいので
「白夜」の主役に抜擢されたんだったと思う。
29 :
名無シネマ@上映中:03/10/23 19:41 ID:PgcxiLfB
とにかく全ての映画が「立派」
ベルイマン・フェリーニ・ヴィスコンティ は僕にとって
永遠の映画のアイドル。
ベルトリッチ・コッポラがもっと奮闘してくれるとなあ。
アンゲロブロスも凄いけど、面白さという点で欠点あるんだよな。
ベルイマン・フェリーニ・ヴィスコンティは昔難解といわれたらしいけど
パターン使い切ってる映画みてる今の人には難解じゃないんだよね。
テオは「霧の中の風景」除くと難解、というかペースにのるのが難しい。
30 :
名無シネマ@上映中:03/10/23 21:30 ID:i10hzDtu
「夏の嵐」見たことある方いますか?
私は見たいんですが、近くのレンタル屋には置いてなくて...
アリタ・ヴァリがすごいらしいので見てみたいのです。
31 :
名無シネマ@上映中:03/10/23 21:58 ID:1zvbHKzG
特に後期の作品に出ている俳優達はクラシックに美しい。
女優だとイングリット・チューリン、ロミー・シュナイダー、ランプリング
男優だとヘルムート・バーガー、ヘルムート・グリーム
他の監督の作品だとあまり美しく映って無くてがっかりすることも・・・。
グリームは日本で見られる作品が少なく、知っている人自体少ないのでさみしいです。
>>30 たしかにファーリー・グレンジャーにふられた時の顔は恐かったよw
ラストが素晴らしいというか凄いというか。
悲恋ではなく恋に狂うヴァリの魅力が堪能できますよ。
って事で、絶対に見なさい(笑)
>>30さん
34 :
sage:03/10/23 23:00 ID:3pN9XWRX
小道具の指輪ひとつにしても全部ホンモノ
さすが元貴族、そこらへんの薄っぺらいのとはわけが違うわ
作品自体に重みとゆうか厚みがありあり
でも、このスレは盛り上がらんねきっと、
けなしようがないもんこの人の場合
14歳の時の肖像がメチャメチャ美少年
36 :
名無シネマ@上映中:03/10/23 23:31 ID:HybhR51R
岡田真澄は彼に狙われていたらしい
37 :
名無シネマ@上映中:03/10/23 23:56 ID:giD/psxq
バーと・ランカスターとかジェニファー・オニールとか
なんかアメリカの俳優をいきなり使うのは
なしてなの
しかもイタリア語まで喋ってる
38 :
名無シネマ@上映中:03/10/24 00:09 ID:nvhGRfbD
>>36 ファンファン大佐の頃は脂肪熟年で「お腹いっぱい」とゆーカンジだけど
若い頃はほんっとに美形だよね>岡田真澄
39 :
:03/10/24 00:16 ID:nvXkCe6Y
いい撮影監督つかっているんだから、
もうちょっといい画がとれないのだろうか。
40 :
:03/10/24 00:23 ID:nvXkCe6Y
気品、格式、貴族の揺ぎ無い余裕はあるが作りが雑。
上手く撮ろうと思ってんのか?ってなシーンは多いわな。
それでも見せてしまう、って事なんだろう。
あー確かにこの人の映画って作りが雑だよね。
44 :
名無シネマ@上映中:03/10/24 11:20 ID:Cfv2ifQJ
この前久々に上映された「熊座」は、いかがでした?
この人はまさに19世紀の人。
貴族の出身でミラノのスカラ座にボックス席をもっていて
幼少のときからオペラ見まくり。だから映画がオペラっぽい。
映画というよりオペラに近いから格調高くて、芸術度が高い。
それでいて共産主義にかぶれて「赤い公爵」というあだ名までついた。
初期の作品は「郵便配達は二度ベルを鳴らす」 を除いて(これはオペラっぽい)ネオリアリズモ的作品が多い。
後期はまさに貴族でしか撮れないような格調高い作品が目白押し。
日本では後期ヴィスコンティが人気があって、上映されるものも後期のものが多いが、
逆に海外では初期の方が評価が高い。
駄作、失敗作がなく、どの時代の作品を見ても完成度が高い。
個人的には「夏の嵐」が一番好きだけど、好きな作品がころころ変わる。
まさに「巨匠」という人ですよ。
46 :
1(贋):03/10/24 15:37 ID:zDrCrKlE
あんまり盛り上がらないので、これ以降ビスコッティをけなすスレとしたいと思います。
ではどうぞ↓
47 :
:03/10/24 18:50 ID:jFjOk9o+
ビスコンティ家は公爵(?)だかそうだ。
それで、ミラノの支配者だったんでそ。
そんでアルファロメオのエンブレムが
ミラノ市とビスコンティ家の紋章を半分に切って
貼付けあわせたものだったりして、
その権勢を垣間見る事ができる。
48 :
名無シネマ@上映中:03/10/24 18:51 ID:rymArFrg
49 :
名無シネマ@上映中:03/10/24 21:57 ID:ggvmrV5P
晩年にズームを多用していたのは、身体が悪くて
動かせなかったせいだといっていた。
50 :
名無シネマ@上映中:03/10/24 22:48 ID:S4GkOPm+
「郵便配達は二度ベルをならす」がオペラ?!
あの作品はヴィスコンティ自身が「これはネオレアレズモの最初の映画だ」って語ってるよ。
って初期ってどの辺まで?「夏の嵐」も初期に含むんなら、あれこそオペラだろ。
51 :
名無シネマ@上映中:03/10/24 22:50 ID:Je/TobD3
「夏の嵐」の原作ってのは、どれくらい有名なんだろ。
イタリア人なら誰でも知ってる文学なのかな。
それと、原作がまったくないオリジナル脚本の映画ってどれとどれなのか
正確に知ってるひとがいたら教えてください。
ベニスに死すは
タッジオ=少年期のヴィスコンティ
アッシエンバッハ=当時の自分の投影
もあったのかね。
53 :
名無シネマ@上映中:03/10/25 01:24 ID:jZrYWGVO
ヴィスコンティってゲイなんすね
54 :
男性なのだが:03/10/25 02:11 ID:whz3VnSN
高校生の時、ビデオで「地獄に堕ちた勇者ども」を観て、ヘルムート・バーガー様のファンになったが、
直後の春休みに「ゴッド・ファーザーPART?。」で、頭の薄いバーガー様を目撃してショックでした。
55 :
名無シネマ@上映中:03/10/25 03:59 ID:rkRyiH7X
56 :
名無シネマ@上映中:03/10/25 04:33 ID:bIcf//HD
ヘルムートバーガーといえば当時はエロ映画で公開されて
後に一般公開された映画なんだっけ?スレ違いか。
てことでイングリッドチューリンに一票。
58 :
名無シネマ@上映中:03/10/25 09:13 ID:PVqHivYb
>51
確か短編小説の脚色だったから、三島由紀夫の
短編って感じなんじゃないの。
59 :
名無シネマ@上映中:03/10/25 10:53 ID:3NruYu8t
>>55 かいことにしました。。
熊座の..とイノセントみたことないし。。。
高いなあ...
でも一生もんだし。
60 :
名無シネマ@上映中:03/10/25 11:22 ID:3kMPETBx
>>50 「郵便配達は二度ベルをならす」はテーマというか手法がオペラっぽい。
本人はネオリアリズモのつもりだろうけど、映画に品のよさがでている。少なくともネオリアリズモとは思わない。
ネオリアリズモは「揺れる大地」から。
「夏の嵐」はオペラだが、初期のネオリアリズモ的手法の傑作は「若者のすべて」。
ヴィスコンティが本格的にオペラに行ったのは「山猫」から。
61 :
名無シネマ@上映中:03/10/25 12:29 ID:l67FPiaX
>>54 ハゲにはなってはいない。あれはカツラ。
>>56 原題「サロン・キティ」
日本公開時「女秘密警察・SEX親衛隊」
ビデオ発売「鉄十字の愛人」
62 :
名無シネマ@上映中:03/10/25 15:35 ID:qhysMa/B
>60 レスサンクス。
う〜ん、「若者のすべて」も初期に入れるのか。まあ、「夏の嵐」らへんは本人も
揺れてるのか「これぞ」というようなものが確立されてなくて見ていて面白いよね。
「白夜」ではお堅いドストエフスキーと甘ったるいロマンス、いたりあ下町(セットだけど)、
オペラ観劇にダンスホールがチャンポンになっていて結構笑える。
何でもやりたかったんだなあってかんじ。
ただ、おいらは「山猫」をオペラとは思わないな。
あの映画にはヒロインのアリアに相当するような盛り上がりどころがない。
単に女っ気があまりないというだけでなく。
あそこからヴィスコンティは「貴族のリアリズム」を描くことにしたんじゃないかと思う。
あ、え〜っとね、かんぺき原作なしは
「ベリッシマ」
「われら女性」
「地獄に堕ちた勇者ども」
「ルートヴィヒ」
「家族の肖像」 だよ。
63 :
名無シネマ@上映中:03/10/25 16:26 ID:YHZEnx53
意外にのびるな ヴィスコンティ
ヴィス今ティ好きはあとどの監督すきれすか?
64 :
名無シネマ@上映中:03/10/25 16:48 ID:iwlZmOKI
>>63 パゾリーニ
キューブリック
アルトマン
「地獄に堕ちた勇者ども」と「家族の肖像」
DVDで出して欲しい。
65 :
名無シネマ@上映中:03/10/25 17:58 ID:FALObM7B
俳優はハンサム、女優も美人
こういう監督いいね
66 :
↑:03/10/25 19:33 ID:Qagmn/wn
テメーはケツ堀り
67 :
名無シネマ@上映中:03/10/25 19:34 ID:ZXIRrKlo
あたくしはフェリーニ
キューブック
68 :
名無シネマ@上映中:03/10/25 19:49 ID:3NruYu8t
エイゼンシュタイン
フェリーニ ベルイマン
ベルトリッチ キューブリック コッポラ
ショーンペン
69 :
名無シネマ@上映中:03/10/25 19:54 ID:3NruYu8t
パゾリーニ はホモで左翼
ヴィスコンティ もホモで左翼
同じホモでも一方はひたすら汚い映画を作り出し惨殺死体で発見される。
ヴィスコンティは公爵の息子らしい立派な天寿を全うした。
パゾリーニ=ドストエフスキー
ヴィスコンティ=トルストイ
といったらいいすぎ?
70 :
名無シネマ@上映中:03/10/25 20:05 ID:whz3VnSN
トルストイは一人旅に出て野垂れ死んだんじゃなかったっけ。
71 :
名無シネマ@上映中:03/10/25 20:56 ID:I+mjjp2z
おれはジェラルドダミアーノ
>>3のうち8本見てるが、どれも詰まらなかった
はっきり言って名前だけが一人歩きしてる、
腐れインテリが支持しそうな無能監督の代表。
こいつがベルイマンやフェリーニやパゾリーニみたいな本物と
並び称されるだけでも虫唾が走る
スレが伸びないのは、熱狂的な支持者というのがほとんどいないのと
その他の大半の人が「おもしろくない」と思いつつも、そんな事言うと
バカにされそうでイヤという恐怖心からだろう
だから荒しすら来ないのだ
しかしこいつにあるのは精神性ではなく、皮相的な気取りだけだ。
ていうかこの人は映画というジャンル自体をそんなに見てないし、
好きでもないと思う。映画作家としての実力はほとんどない
この人の貴族というバックボーンというものがなければ、ここまで
出世しなかったし、注目もされなかったろう。そういえばこいつの
師匠のルノワールも似たようなところがあるな。お父ちゃんの名声で
才能もないのに評価されてる
>>1は今後も見る必要なし。沈め糞スレが
>>72 まあそんなにムキにならんでも。もれはヴィスコンティすばらしいと思うよ。
あれだけ金かけて絢爛豪華な画面見るだけでも価値あるよ。
ルートヴィヒなんて傑作だと思うな。
74 :
名無シネマ@上映中:03/10/25 22:20 ID:I+mjjp2z
>>72 お前が何を言おうがヴィスコンティから見たらお前は羽虫
フェリーニとかベルイマンの信者は狂信的なのが多いのな
76 :
名無シネマ@上映中:03/10/25 22:24 ID:3NruYu8t
いやあ
この人は凄い作家だよ。
駄作はまずないけど
お薦めは、地獄に堕ちた勇者ども 家族の肖像 ルードヴィヒ
(個人的にも映画史的にもルードヴィヒが彼の頂点としたいけど
最初からだと長尺だしつらいかも。凄いけどね。)
地獄に堕ちた勇者ども なんてナチ支配におかれたドイツ鉄鋼財閥の大デカダン映画
でどっきどきだったよ。
フェリーニ=ピカソ ベルイマン=マチス
だろうけど、ヴィスコンティ=ミケランジェロだと思うよ。
パゾリーニ=ゴッホかな。最後悲惨だったし。
77 :
:03/10/25 22:37 ID:wriboenK
で追加すると
勝新=勝新、丹波哲郎=丹波哲郎
かな?
78 :
名無シネマ@上映中:03/10/25 23:45 ID:FIWbaf9J
「郵便配達は2度ベルを鳴らす」はファシズム政権下では
上映禁止になったんだよね。貧乏たらしいバラックの風景
が国辱的だったとやらで。
79 :
名無シネマ@上映中:03/10/25 23:55 ID:Io/ESobi
言っちゃあなんだが、なんでフェリーニ=ピカソとかいう比較をするのか理解に苦しむ。
この手の比較はどこか賤しい。
逆を考えてみれ。ピカソって映画でいえばフェリーニだよとか言うか?。
無意識のうちに映画を貶めてはいないだろうか?。
フェリーニはフェリーニだから偉大だと言えば十分だと思うが?。
80 :
名無シネマ@上映中:03/10/25 23:56 ID:cXyTA9bh
4作品しか見てないけど、「揺れる大地」が一番素直に感動できた。
「地獄に・・・」とか、アングラ嗜好者に好まれる作品はちょっとはずかしい。
81 :
↑:03/10/26 00:21 ID:xHetslyi
「地獄に・・・」とか、アングラ嗜好者に好まれる作品
たぁー!!!たまげた!
82 :
名無シネマ@上映中:03/10/26 00:45 ID:XkraN9ba
「地獄に堕ちた勇者ども」は
ナチのSA(突攻隊)がらんちきパーティーやった後
SS(親衛隊)が彼らをなぶり殺すシーンが凄まじい。
とにかくみたあと、なんかすごいもんみちゃったなあと思った。
デカダン退廃的ってこんなもんいうんだろうなあ。
退廃的かつ政治的な映画でこれを超える作品ってないと思うな。
貴族映画の最大傑作は「ルードヴィヒ」。
死を考察した映画では「家族の肖像」が最高。
これみちゃうとGリーナウエイがかすだというのがすぐわかる。
どう考えてもパゾリーニより上。
(王女メディアとかよかったけれどね。)
83 :
名無シネマ@上映中:03/10/26 01:06 ID:+mkTXRjP
>>69 パゾリーニも初期の作品は
ひたすら汚いわけじゃない。
「アポロンの地獄」が最高傑作と感じる。
あと「テオレマ」。
パゾリーニはたしか詩人だったよね? 映像も詩的。
ヴィスコンティはやはり演劇的。
画家でいうならば、
パゾリーニはルドン
ヴィスコンティはギュスターヴ・モロー
>>82 ヴィスコンティの作品はたしかにその3本が傑作と思う。
84 :
名無シネマ@上映中:03/10/26 01:10 ID:08TLm86K
小学校三年生の時、親父に連れられて、
「ブリキの太鼓」と「家族の肖像」を観た。
「家族〜」は、ヘルムート・バーガーが怪我してランカスターに介抱されつつ、
「殺されるならまだしも怪我ですまされるのは恥だ」と言うところがなぜか覚えてる。
おかげで変な趣味の大人に成長してしまった私はフェリーニより断然ヴィスコンティ派だ。
「夏の嵐」、「若者のすべて」が好き。あざといけど「地獄〜」もいいねぇ。
「ルードヴィヒ」はもちろん好きだけど、貴族映画としては、
キューブリックの「バリー・リンドン」の冷静さの方を買う。
ヴィスコンティは美に酔いつつ、唯物論者の真面目さがのぞくチグハグさが魅力だな。
85 :
名無シネマ@上映中:03/10/26 01:41 ID:XkraN9ba
バリーリンドンの主役をわかいときのジャックニコルスンにやらせたかったな。
キューブリックはナポレオンをニコルスンでやるつもりだったが頓挫した。
できてたら凄い大傑作になったと思う。
今はもうベルトリッチとコッポラが復活して大傑作巨編つくってくれるの
望むのみ。
もう大作で傑作とれる作家っていなくなってしまった。
ヴィスコンティ様を語るなんてあっしら小作人にはとんでもございません
ばちがあたるですだ。
モンティパイソンの「地獄に堕ちた・・」のネタ見て笑うのがせーぜーですだ
87 :
名無シネマ@上映中:03/10/26 01:55 ID:XkraN9ba
ヴィスコンティの強さは財力にもあったと思う。
通常人間はまず生活していかなければいかない。
だから大抵は妥協する。
しかしヴィスコンティは妥協をうまれたときから
一切する必要がなかった。
そして芸術にも一切の妥協を許さなかった。
演劇的映像だけど、それが一種の風格をうみだした。
とはいえ、地獄に堕ちた勇者ども ルードヴィヒ
彼にしか描けない映像芸術を確かに創りだしていた。
88 :
名無シネマ@上映中:03/10/26 03:05 ID:LeAGU28K
89 :
名無シネマ@上映中:03/10/26 03:12 ID:xHetslyi
つーか、庭先に立ちションベンにでて
そのままチンポだしたまま死んだんじゃなかったっけ
90 :
名無シネマ@上映中:03/10/26 08:10 ID:k6ItTjCp
いや確か旅先の駅でぶったおれてそのまま死亡だった気がする
91 :
名無シネマ@上映中:03/10/26 08:12 ID:k6ItTjCp
92 :
名無シネマ@上映中:03/10/26 09:35 ID:xHetslyi
>>84 >唯物論者の真面目さ
アカで、まじめなケツ堀りだったってこと?
93 :
名無シネマ@上映中:03/10/26 09:54 ID:TYAbcWWx
若者のすべてとイノセントが文句なしの傑作だな。
94 :
名無シネマ@上映中:03/10/26 14:14 ID:XkraN9ba
今度boxでルードヴィヒ イノセント 熊座の如き君なりき
かうんだけど
熊座どうですか?
95 :
名無シネマ@上映中:03/10/26 14:26 ID:Kb++I50k
熊座は一見地味な映画だな。
白黒で画面が暗いし、装飾にもそんな金をかけてないから。
ロマンというよりもっと厳粛な、悲劇なんだろうね。
熊座の如き君なりき もとい 熊座の淡き星影 !!!!
96 :
名無シネマ@上映中:03/10/26 15:20 ID:jWJyHgKa
熊座って、カンヌでグランプリとってるんだね
「赤い公爵」。。。ホモでなければアカに利用されまくって終わったんだろうな。
98 :
名無シネマ@上映中:03/10/26 16:40 ID:tI9qkXNl
ヴィスコンティって、豪華な点は否定しないけど、濃いよな、ルー大柴の顔みたいに。
それにあざとい。「夏の嵐」なんてギトギト。しょちゅうアリダ・ヴァリがすごい形相してウンザリ。
「地獄に〜」の白塗りの顔なんてあざとすぎて見ちゃいられない。
ただ晩年になってくるとさすがに肩の力がぬけて、まだ楽に見られるようになるけど。
傑作としてあげるなら「ヴェニスに死す」だろうな。
ボガードが髪染めの黒い液を額にたらしながら死ぬところが、
あざといというかこれ見よがしというか露悪趣味というか(ヴィスコンティはそういうことを結構やる)
大嫌いだったんだけど、その他の美点にも目が行くようになったというところか。
衣装の趣味もさることながら、全編うすぐもりで押し通し、カメラの前でギリギリまで情け容赦なく役者に演技させているところなど
(例えば、ゴンドラの中でボガード一人にカメラをむけ、延々と演技させてる)なかなかたいしたもの。
99 :
名無シネマ@上映中:03/10/26 16:49 ID:08TLm86K
ダーク・ボガードってゲイなんだっけ?
100 :
名無シネマ@上映中:03/10/26 16:49 ID:tI9qkXNl
ゲイってうわさだね。
101 :
名無シネマ@上映中:03/10/26 17:09 ID:rVtJbpC0
ホモ。
102 :
99:03/10/26 17:52 ID:08TLm86K
やっぱそうなのか。カッコいいもんなぁ。
「召使」、「愛の嵐」、変態とデカダンが同居したダンディズムで痺れるよ。
「地獄に〜」と「ベニス」を画質のいいDVDで観たいな。
103 :
名無シネマ@上映中:03/10/26 18:00 ID:Wsopr73g
エリザベス朝残酷劇と鶴屋南北の因縁話系列と同じ、もともと
舞台出身のひとだから、そりゃアメリカン・ニューシネマ以降の
世代なら、そりゃあざとくみえるわな
104 :
名無シネマ@上映中:03/10/26 18:03 ID:tI9qkXNl
「愛の嵐」好きなの?俺あの薄汚さダメ。
105 :
名無シネマ@上映中:03/10/26 18:25 ID:xHetslyi
「愛の嵐」はヴィスコンティでないべや
106 :
名無シネマ@上映中:03/10/26 18:57 ID:XkraN9ba
「地獄に堕ちた勇者ども」 の一部を
拡大していくと「愛の嵐」になる。
前者のヴィスコンティのがずっと上だけど。
彼の作品は「美術品」としてみないと駄目。
スターーウオーズのような大衆作品でなく芸術作品。
知的でない人には受け入れられない。
とはいえ、「家族の肖像」に、アバ(!)の音楽が流れてくるのであるw
しかもすごい合ってた。
107 :
名無シネマ@上映中:03/10/26 19:11 ID:mbROjkLj
ルノワールの影響ってのが、いまいちわからんでつ。
みんなはどんなとこに感じまつか?。
108 :
名無シネマ@上映中:03/10/26 19:21 ID:HBHq/ZeD
イノセントほすぃー
DVDでつが画質は期待できるのか?
修正入ってたら革ねー
VOL1買った人どうだった?
確かに今時あの程度でボカシはいらんな。
110 :
名無シネマ@上映中:03/10/26 21:04 ID:tI9qkXNl
>>106 知性ではなくて単に好き嫌いでしょ。
それにヴィスコンティ=芸術作品の図式もどうか?
芸術的なのもあるけど、ゲテモノ的なのもある。
こう言ったからといって、怒っちゃやーよ。
>>106 禿げ胴ってほどではないが、芸術という意味では一級だと思うね。
むしろ芸能かもしれないけどね。いずれにせよ美術的・芸術的な
センスがない人にとってはちょっと退屈でつらい監督かむしれないね。
>>110 芸術とゲテモノを対立的に扱うのはあまり良い見方とはいえないね。
113 :
名無シネマ@上映中:03/10/26 21:14 ID:tI9qkXNl
別に対立的に扱っているのではないのよん。ただ芸術的なものもあれば
俺の嫌いなゲテモノ的なものあるいは部分もある、といってるんだす。
>>113 そうでしたか。まあいいけど。漏れが
>>111で禿げ胴でもないといっていたのは
>>109さんのおっしゃるとおり知性とリンクするのはちょっと過激かな、と思った
訳なんだけどさ、その一方、単に好き嫌いで片付けちゃうのも違う気もするんだよ。
たとえばヴェルディやプッチーニの様式美についてどう思うかってことなんだと思う。
ヴィスコンティは舞台の人だからさ、それに臭さを感じたら乗れないと思うんだよね。
見方はいろいろあって、ヨーロッパの伝統とハリウッドとのギャップみたいな文脈で
語ることは容易だし、数多の評論を俟たないところでしょう。
そりゃヴェルディを生理的に受け付けない人は結構いると思うんだけどね。その場合は
好悪で片付けざるを得ないのは判るんだけど、嫌いでもなんでもしつこく見ていたら
ある種の審美眼があって、それを満たすかどうか、という問題になってくるような気が
するんだよね。それを好悪で片付けてしまっていいものかどうか。これにはちょっと
疑問を呈したい。
115 :
名無シネマ@上映中:03/10/26 22:26 ID:tI9qkXNl
>>114 俺は嫌いでもなんでもしつこく見てなんとか、「ヴェニスに死す」以降の作品を許せるようになったんだけどね。
必ずしも嫌いな要素が舞台ということに由来してないのよん。
たとえば上記したように、これ見よがしに髪染めの黒い液が額にたれるところとか、あるいは映画はちがうけど、
普段きれいな女優が鬘をずらして口をあけて寝ているとか、「地獄に〜」の終わりのほうの白塗りの顔とかいかにも的な話の展開とか、
こういう露悪趣味的なキワモノ性、わざとらしさは舞台とは必ずしも関係なくてヴィスコンティの趣味なんだよね。
(おぼっちゃんが悪ぶってるにせよなんにせよ) そういう面はやはり好きになれない。
だから最終的に映画は個人の好き嫌いにゆだねられると思う。
例えば僕はフェリーニが好きだけどあれも舞台(サーカス)なんだよね。
でもあそこに出てくる夢、大女、様々なメイクなどあの生き生きした世界すべてが好きだ。
116 :
名無シネマ@上映中:03/10/26 22:52 ID:XkraN9ba
ベニスに死すは あまりのれなかった。
なんていうか、様式美の極致めざされても という。
破綻があってもいいからドラマがないと。
正直ベニスに死す の評価 僕にとっては高すぎてみえる。
マーラーの音楽に幻惑されたという。
117 :
名無シネマ@上映中:03/10/26 23:21 ID:SmyC06H3
ベニスに死すしか見ていないヴィスコンティ初心者にはついていけない・・・
118 :
:03/10/26 23:30 ID:AoMTwHqc
119 :
名無シネマ@上映中:03/10/26 23:35 ID:jZPjgLS8
いいじゃん。初心者大歓迎よ。
わたくしは「異邦人」ダメだった。一回見に行って、どうもピンと来なかったから別の機会に見に行ったけどやっぱだめ。
マストロヤンニが老けてたからダメだったんだろうか、肥えてたからだろうか?それとアンナ・カリーナかわいすぎ。
イノセント大好き。ラウラとジェニファーいいね。
>破綻があってもいいからドラマがないと。
原作付な訳だが、どのへんにドラマがないと?
122 :
名無シネマ@上映中:03/10/27 15:48 ID:WU/dLUOp
>>106 「愛の嵐」は女流監督のリリアーナ・カヴァーニ。ヴィスコンティとは関係
ございませぬ。ヴィスコンティなら「夏の嵐」青年将校に狂って行くアリダ・ヴァッリ
が凄いね。
ミラノのヴィスコンティ邸の前にはヴィスコンティ家御用達の花屋さんがあって
お屋敷を花一杯にするだけで成り立ってたそうな。日本じゃ考えられない位の
スケールの大金持ちだったんだね。でも彼の映画から類推するに俗人の幸せとは
縁遠かったんだろうなぁ。
オマイラ「山猫」が最高傑作ですよ
ラストのバート・ランカスターには泣けまつ
124 :
名無シネマ@上映中:03/10/27 19:11 ID:y/SGHdjq
結局アカのケツ掘り
バート・ランカスターとかジェニファー・オニール
とか唐突にアメリカ人俳優を使うのはなぜ
125 :
名無シネマ@上映中:03/10/27 19:44 ID:rP37GXoI
異邦人よかった。
ヴィスコンティに珍しいタイプの作品。
126 :
名無シネマ@上映中:03/10/27 21:58 ID:pNBJAIea
今夜、BSで「若者のすべて」!みんな見てね。アラン・ドロン最高にうつくしい〜
127 :
名無シネマ@上映中:03/10/27 23:45 ID:XRWkkMhf
>>123 禿同
「山猫」は欠点の付け所がないな。
映画の中の映画という気がする。
ストーリーに関係ない無駄なショットが、全体としてはものすごく重要という希有な作品。
(つーか、ドイツ三部作とか、ヤツの映画はそんなのばっかだな・・・)
128 :
127:03/10/27 23:49 ID:XRWkkMhf
あ、それから「山猫」へのオマージュともとれるベルトルッチの「1900」は
はげしく駄作。
あのあたりからベルトの堕落は始まったんだな。
はげしく駄作、とかいって気分高揚してるんだろうなあ。うらやましい。
130 :
名無シネマ@上映中:03/10/28 00:13 ID:4H9rIMml
しまった。録り忘れたよ。
ガックシ。
131 :
:03/10/28 00:19 ID:oxj7XZp+
「山猫」って大雑把だと思うけど。
そりゃ大雑把だ
>>126 アラン・ドロンと、クラウディア・カルデナーレだね。
134 :
名無シネマ@上映中:03/10/28 01:37 ID:OhhDkxfw
>>122 みんな、それを知ってて「愛の嵐」のことをしゃべってるよ。
135 :
名無シネマ@上映中:03/10/28 14:57 ID:aMS/8vQs
>>126 次男シモーネのクズっぷりに、たまらず逝ってよし!
見応え十分で大満足。しかし女に冷たいのね、ヴィスコンティ。
136 :
名無シネマ@上映中:03/10/29 00:21 ID:B0WpLciD
>>128 あ あ あ ズルルル(激しく後退
1900年いいよ。
ていうかせめてラストエンペラー 否定しないでくれー。
でないとひいきの現存監督はコッポラのみだ。
(コッポラもゴッドファーザー4以外今後傑作とれないような気がする。)
137 :
名無シネマ@上映中:03/10/29 01:09 ID:s9aaLE/s
ああ、赤いケツ掘り!
ケツ掘り!ケツ掘り!
138 :
名無シネマ@上映中:03/10/29 01:14 ID:aBraxYfi
ヴィスコンティ様はケツ掘り!では断じてない!
ケツ掘られだ!
139 :
名無シネマ@上映中:03/10/29 01:32 ID:s9aaLE/s
ああ、赤いケツ掘り!赤いケツ掘られ!
ケツ掘り!ケツ掘られ!ケツ掘り!ケツ掘られ!
お忙しい人生ざんした
「夏の嵐」をやっと見ました!
自分はファーリー・グレンジャーの豹変振りに、とにかく
気分を害したというか、そこが一番残りました...
でもこの映画の批評というと、大抵アリタ・ヴァリのこと
ばかりですね。
ファーリー・グレンジャーってヒッチコックの映画なんかでは
ちょっと甘い顔って印象があるけど、「夏の嵐」ではふけたのか
随分濃い顔に見えました。
141 :
名無シネマ@上映中:03/10/29 09:36 ID:AXW6V/Jr
暗殺シリーズとか愚か者の悲劇に比べりゃ鋭さに欠けるけど、1900年は傑作だろ。
あれからずるずるとつまんなくなってきたのは同意だけど。
142 :
名無シネマ@上映中:03/10/29 11:40 ID:DGL45/3o
スレ違いかもですが、今週発売の週間文春にマレーネ・ディートリッヒの娘(79歳)
のインタがあって、バート・ランカスターとも恋仲だったとか。バートって実は
ホモというのは有名な話ではなかったっけ?(両刀?)
他に恋人にあげられてたのは、レマルク、ラフマニノフ、ケネディ、ヘミングウェイ、
エディット・ピアフ(女)、ジャン・ギャバン、ユル・ブリンナー等など。ただ
恋してる相手には瞬時に女になるが本質的には、娘の「父親」だったそう(笑)
143 :
名無シネマ@上映中:03/10/29 13:42 ID:xPfDE5fo
ヴィスコンティ監督、バート・ランカスター、クラウディア・カルディナーレ主演の
マカロニ・ウエスタンを見てみたい。
そんなのねーけどさ。
144 :
名無シネマ@上映中:03/10/29 17:59 ID:DGL45/3o
カルディナーレにはヘンリー・フォンダ、チャールズ・ブロンソン共演でセルジオ・
レオーネ監督のその名もずばり「ウエスタン」というのがあるけどね。なんか
暗い映画だったな。
しかし太宰治なんかもそうだけど金持ちほど頽廃?に走るのはどういう訳じゃ?
貧乏人からみればそれだけ金あるんだから万人の幸福に尽力したらどうだ、と
思ったりするんだが。まぁヴィスコンティは芸術を残したからいいか。
彼亡き後廃人同様になったという、これも金持ち息子のヘルムート・バーガーは
何をしてるのだろう。やっぱりアラン・ドロンの様に貧しさから這いあがった奴
は強いわな。
145 :
名無シネマ@上映中:03/10/29 19:04 ID:A940lAXE
いやいや
その金は貧民層つーか貴族から見たら下層階級から子々孫々搾取したもんであって
豪奢な生活大好きだが左な〜
やつが退廃にはしりたがーる
のでは?
146 :
名無シネマ@上映中:03/10/29 19:23 ID:+j8ZXCBb
147 :
名無シネマ@上映中:03/10/29 20:41 ID:B0WpLciD
>>121 原作トーマスマンだっけ?
正直ホモじいさんが色気だしてコレラになろうとしったこっちゃないというか。
感情移入まったくできなかった。
美術はよかったが。
ルードヴィヒは屈折した欲情と感情でめためたになって
滅んでいく姿がやたら眩しかった。
まさしく合掌。
148 :
名無シネマ@上映中:03/10/29 21:03 ID:SeKOL3ek
ホモじじいつーかホモじじいが朽ちていく様に
対照的な他事雄に
もえー
だろ
いやぁ 人間てすごぃい ですね
と
149 :
名無シネマ@上映中:03/10/29 21:05 ID:SeKOL3ek
いやむしろじじぃに共感
くされ王には気持ち悪さを感じた
なんてな
150 :
名無シネマ@上映中:03/10/29 21:17 ID:B0WpLciD
俺は 王になりたい。
ってなんかデヴィッドボウイだねw えへ。
151 :
名無シネマ@上映中:03/10/29 22:17 ID:gkIc1VLZ
監督かと一瞬思っちゃった@
152 :
名無シネマ@上映中:03/10/29 22:23 ID:aBraxYfi
いやー、ホモってほんっとうに、いいですね。さいなら、さいなら。
同意。ビスコンテ=ホモ
ホモとかに映画を監督させるから、
今の映画がつまらなくおかしくなっているのはそのせいだと思う。
こいつには映画をとらせるべきではないと思う。
154 :
名無シネマ@上映中:03/10/29 23:20 ID:J3+9ELHB
ん?
155 :
名無シネマ@上映中:03/10/30 00:22 ID:HKpNzqb3
ちょっと、質問。
この前のBSの若者のすべて、170分だったけど、
調べてみると、177分ってのがほんとらしいけど、
放送されたのはカットされてたの?
「ナディアの強姦シーン、殺害シーンはヴィスコンティ入魂の
演出」なんて、ぴあの解説にはあったけど、どうもあっさりしてた
ような気がして、カットされたのはこの辺なのか?って
疑問がどうもさらないんだけど、、
だれか知ってたらオセーテ
異邦人乞い濃い恋
ビスコ 滅びの美学
158 :
名無シネマ@上映中:03/10/30 23:24 ID:YqgJZ5AS
公爵に滅びの美学やら退廃 にあうけど
今の日本に充満してるフリータ(プータロー)連中
なんてちっとも美学的じゃないよな。
退廃というより堕落。
もちろん政治が200%悪いんだが。
おまえらちゃんと民主党に投票しろよ。
159 :
名無シネマ@上映中:03/10/31 00:30 ID:uCtQ9HmB
ヴィスコンティ、公爵、滅びの美学、退廃・・・・
少女趣味な言葉ばっかりだな。
それは君がそういったタームを集めたらそうなるわな。
アンタ少女趣味なのか?
>>159(w
161 :
名無シネマ@上映中:03/10/31 00:54 ID:uCtQ9HmB
ううん。上のほうのレスの言葉を拾い集めただけ。
で実際ヴィスコは少女趣味というか、ストーリーが日本の少女漫画のようなケバイ展開だよな。
162 :
名無シネマ@上映中:03/10/31 04:19 ID:1t7ttsaQ
ヴィスコンティ初心者なんですが、
先日、若者のすべてを観て参りました。
おすすめの書籍教えてください。
163 :
名無シネマ@上映中:03/10/31 12:18 ID:QBM0T9w9
ヴィスコンティは「ベルばら」だと思ってましたが、何か?
ケツ掘り、ホモ、強姦、殺害・・・・・・
少女趣味な言葉ばっかりだな。
>165
それはどっちかつーとパゾリーニでは……
167 :
名無シネマ@上映中:03/10/31 18:28 ID:xYcMbg4R
>>161 そりゃあんた、反対。
24年組が19世紀末芸術を好んでいて
ヴィスコンティのファンも多かった。
むこうが、日本の少女漫画に影響を与えただけ。
168 :
名無シネマ@上映中:03/10/31 22:00 ID:5vQJvbtK
有名な話で有名だが、
アランドロンはヴィスコンティがLVとはいったバッグをみて
ルキノヴィスコンティが自分でイニシャルをいれさせたと思って
彼に凄いですね、といった。ヴィスコンティは笑ってこれはルイヴィトンという
有名なブランドのものだよといった。
アランドロンは自分の無知と貧しい生い立ちを恥じ劣等感にうちのめされた。
アランドロンは無教養と貧困をバネにはいあがり、観客はそれに魅入られた。
特に日本人は彼に熱狂した。それは、当時の大部分の日本人に重なったせいかもしれない。
ヴィスコンティは生まれながらにして、銀のスプーンをくわえてうまれ
超然として社会と人間を観察し、それを芸術へと昇華させた。
ルイヴィトンを買い漁る今の日本女性はヴィスコンティからみれば
卑しい蟻の群にしかみえないのではと思う。
169 :
名無シネマ@上映中:03/10/31 22:03 ID:RxqgEiOm
昔の映画ファンって、ビスコンティ好きが多いね。
170 :
sage:03/10/31 22:21 ID:aUmLCibi
なんとなくインテリの女の人(おばさん)に人気アリのような
171 :
名無シネマ@上映中:03/10/31 22:28 ID:rZ7R3Vsa
>>167 つまり、小津安二郎ファンのきうちが書いた「ビーバップハイスクール」を通して
子供が小津的な世界に親しむみたいなもんか。
そんな厨がじっさいにいるかは知らないが。(きうちは熱心な小津ファンというのは実話)
>>168 それたしかに有名だけど、だいぶ脚色が入ってる。
というか、思考があまりに「日本人」的。
クラスがはっきりしたフランスで、かりにドロンがルイヴィトン知らなかったと
しても、そこで今さら劣等感を感じるなんて不自然杉。
こういう日本的なフィルターを通してしかヴィスコンティを見られない168は(ry
172 :
名無シネマ@上映中:03/10/31 22:37 ID:fG3H9Iz5
「ベニスに死す」ってもの凄い映画だな。
なんでこんな映画がつくれるんだ。
オレもアシェンバッハみたいな死に方がしたい。
理想の死に方。
でもオレの場合は美少年のハダカではなくて美少女のハダカのほうがいいけど。
173 :
名無シネマ@上映中:03/10/31 22:56 ID:eKIaMKsS
「郵便配達は二度ベルを鳴らす」
のクララ・カラマイだったっけ?のシュミューズ姿にはドキッとしたけど
「地獄に落ちた野郎ども」に出てくる女性陣は
女に見えないなあ…。
174 :
名無シネマ@上映中:03/10/31 23:35 ID:HGFjfxc+
「若者のすべて」見たけど良かったよ〜
ロッコと女殺してきた兄貴がベットで半狂乱になって
号泣するシーンは泣けた泣けた
>>155 完全版では母親に重点的にスポットをあてていると本で
読んだことあります
母親の会話のシーンなどがカットされたのでは?
175 :
名無シネマ@上映中:03/11/01 00:04 ID:19V4O7YX
176 :
名無シネマ@上映中:03/11/01 00:47 ID:Rc0Jjh/p
まあ今
「17才のカルテ」と「ルードヴィヒ」
どっちが感動したかというと「17才のカルテ」
かも。
それでもなおかつ僕にとってルードヴィヒは僕のベスト3にはいる映画だ。
だからDVDを買う。
17才はすぐれた映画だけど(その年だったらBEST1にえらぶ)
芸術ではない。
僕はあえて最終的には芸術としての映画をとる。
そしてルードヴィヒの濃い人生に共感を覚える。
後期のヴィスコンティ映画って、ほんと美術品として
画面のすみずみまで鑑賞対象って感じ
特権階級出身の人なればこそってのもあるけど
ベニス〜ではホテルのインテリアすべて作り替えさせたり
大赤字もなんのそのの執念の懲りっぷり。
ヴィスコンティの辞書に妥協の文字なしっていうか。
ルードヴィヒでも残酷なほど役者に厳しく
異様なこだわりっぷりに疲弊したロミー・シュナイダーが
ホテルに立てこもったくらいだそうですね
実際にも姉と弟みたいだったというロミーとバーガーの
シーン、その関係はやっぱり非常に印象的でした。
178 :
名無シネマ@上映中:03/11/01 01:22 ID:d/Igov12
こてこての少女趣味
179 :
名無シネマ@上映中:03/11/01 13:57 ID:Rc0Jjh/p
ブルジョワ・貴族を少女趣味というのはナンセンス。
それいいだしたら、文化そのものが少女趣味。
残酷ないいかただけど、文化・芸術というのは
本質的に富める者・ブルジョワジー・貴族のもの。
自然主義文学のゾラよんで幸せな気持ちになれるか?
蟹工船よんでぱっと人生が開けるか?
芸術というものは本質的に貴族的なものだ。
浅草でもんじゃ焼き食べるのは愉しいがそれ以上にバーキンのバッグに価値を認める。
こういうある意味屈折したあるいは退廃した思想が、もともと
芸術文化にはあるのだ。
だからこそ、スターリンやヒトラーは芸術に非常に敏感であった。
180 :
名無シネマ@上映中:03/11/01 20:08 ID:3LF/Puo9
181 :
名無シネマ@上映中:03/11/01 23:54 ID:GR2K7Ww6
>>179 ブルジョワ・貴族と少女趣味をごっちゃにしているのはあなたでは?
ヴィスコンティの映画が少女漫画的だといってるだけですけど。
それから「芸術というものは本質的に貴族的なものだ」というのも???ですね。
歴史的に芸術が権力者(財力の余裕のある者)の庇護を受けてきた部分が多いということと、貴族的とは別物。
シェイクスピアは劇場を権力者の庇護の中においていたが、本人はただの町人。
作品も下賎な売春婦から王まで多種多彩な人物が登場し(まさに世界そのもの)、快活な卑猥さに満ち溢れている。
モリエールも同様。
近代になるほど著述自体で生活の資を得ることが出来るようになり、直接権力者に頼ることもなくなる。
これは芸術の終わりということではない。芸術は権力者の庇護に頼ろうが頼るまいが生まれる。
ドストフエスキーのような深い思索を含んだ芸術。あるいは自然主義文学のような芸術。
滑稽なのはあなたが「ゾラよんで幸せな気持ちになれるか?蟹工船よんでぱっと人生が開けるか?」
といっていること。芸術とはもともとそんなものではない。
愉快な気持ちにすることもあれば、人を不快にしたり、欝にしたり、無気力にしたりするのも芸術の力(毒)だ。
まぁまぁ。そう堅くならずに。人生積んで来ると分ってくることも多いんだよ。
芸術の成り立ち、ということかな、パトロン、ってことも関係あるな。
これ以降は自分で気づくことです。一生気づかなくてもそれは人生。
自発的な芸術の発露を漏れは積極的に認めるのだが、その後をどう
発展させうるか、ということは経済だったり文明だったりに依存している。
芸術品をすみずみまで画面に配置しているだけで、
画面が芸術品ということはない。
184 :
名無シネマ@上映中:03/11/02 02:43 ID:PGlEFeVa
俺は芸術みてただ鬱になるのは嫌。
いつもいつも
ムンクの叫びをみせつけられてはたまらん。
ムンクはたしかに素晴らしい。しかしミケランジェロやマチスのがより素晴らしい。
そしてヴィスコンティは人生の嫌なところも素晴らしいところも
描いてみせた。
彼の人生もまた素晴らしいものだった。
僕は純粋に彼が羨ましい。
そういう人生に憧れる。
同性愛だけはNO THANK YOU だが。
185 :
名無シネマ@上映中:03/11/02 14:42 ID:JEK/2iyq
だから、ヴィスコンティが少女趣味なのではなく
19世紀末芸術や、それを好んだウィスコンティなどの
欧州映画が、日本の少女漫画に影響を与えたので
日本人が見れば、少女趣味に見えるだけ。
他国の映画評で「ヴィスコンティは少女趣味」
などといっているのは、ないと思う。
ヴィスコンティが少女趣味とか少女漫画?あほ?
欧州貴族文化の継承者>>>>>>>>>>>>>>>>∞>>印税でロココ調のお屋敷建てた漫画家 だろ。
いくらんなんでも失礼じゃ無いか。
もっと骨の有るヴィスコンティ批判をどうぞ↓
187 :
名無シネマ@上映中:03/11/02 16:34 ID:tRnAGUvY
「骨の有るヴィスコンティ批判をどうぞ」
お前がやれよ。
188 :
名無シネマ@上映中:03/11/02 16:41 ID:PGlEFeVa
こういうまさしく貴族的な映画ではヴィスコンティがほぼ完璧。
批判なんてあるわきゃない。
作家の映画 というものがほぼ絶無だから今。
みてただおもしろおかしく1年後には完全に忘れ去られる映画とは
本質的に異なる。
189 :
名無シネマ@上映中:03/11/02 16:44 ID:uXQCfdL7
ミラノ座立てた一族(ミラノ公)の血縁だからね。図抜けて血筋がいいのは否定できない。
20年代パリで、ココ・シャネルとか例の天井桟敷の人々の業界人とか
付き合いのある育ちのいいボヘミアンって側面はある。
ただまあ、あまり貴族貴族といわんと、>181のいうとおり、「河原もの」
の世界の人間というのも理解せねば
190 :
名無シネマ@上映中:03/11/03 06:50 ID:KJFc/jzD
どっかの作家の言葉に
「美っつうのは一つの抗し難い力で、普通一般に考えられてる
よりは、実ははるかに美しくもなく愉快でもない」 つうようなのが
あった気がしたが、上から読んでてなんとなくふと思い出した。
>189
河原ものとは言い得て妙だなぁ。すごく同意w
モーツァルトとベートーベン
ラファエロとミケランジェロみたいな対比じゃだめ?w
もちろん前者が貴族的なほうねww
ベニスに死すのマラ5のうねるような退廃感好きやなぁ。
なんでこんなに合うの? つうくらいぴったりだよな、あれ。
あれは河原もんにゃぁわかるめぇwww
191 :
名無シネマ@上映中:03/11/03 08:55 ID:kKQ7rvP0
ベニスに死す はマーラーの映画 と言う感じがする。
地獄の黙示録がドアーズの映画だったように。
>>191 うろ覚えで恐縮なんだが、確かトーマス・マンはマーラーをモデルに
「ヴェニスに死す」を書いたとか。だから、ヴィスコンティは映画で
アッシェンバッハを音楽家にしたんじゃなかったっけ。
トーマス・マンの「ファウストゥス博士」を読むと、ヴィスコンティの
「ベニスに死す」は倍面白いよね。
193 :
名無シネマ@上映中:03/11/03 11:39 ID:6tVvVP4X
ウ"イスコンティはどの作品も最後まで見てしまう。その絵力は凄い。
194 :
名無シネマ@上映中:03/11/03 12:15 ID:eUZ4Naqo
>192
トーマス・マンの原作ではアシェンバッハ教授は作家ですね。
トーマス・マンって北杜生さんが絶賛するから、大昔、頑張って
読もうと思ったけど、現代っ子の当方には読みきれませんでした。
世界初のオーディオ・マニア小説「魔の山」の楽音の泉の章・・・
くらいかな。ブデンブローク家も、「地獄に落ちた勇者ども」の冒頭で
引用されてるけど、読んでない。
クラウス・マリア・ブラダウアー主演の映画「メフィスト」も、原作は
マンの長男?だったか原作かいてるけど、これも読めない。
20世紀は遠くなりにけりですな
>>194 原作では作家ですが、マン自身はマーラーをモデルにしていて、
ただ、あまりにもあからさまだとマズイということで作家という
設定にした、というのを何処かで読んだんです。
ヴィスコンティはそれを知っていたので、映画では
アッシェンバッハを音楽家にしたそうです。
クラウス・マンの小説は今イチですな。父親が偉大すぎたのか。
196 :
名無シネマ@上映中:03/11/03 13:00 ID:kKQ7rvP0
ていうか小説読んでる余裕ないよ。
もっと余裕あったらマンでもなんでも読んでられるだろうけど。
余裕ないヤツばっかだからスピルバーグ映画とか
瞬間的娯楽もとめるんだろうな。
公爵の子弟の映画だからな。ヴィスコンティ。
ああ豪華だなあ。華麗だなあ。
貧乏人なんて、ぺっぺっぺっ。
197 :
名無シネマ@上映中:03/11/03 13:17 ID:eUZ4Naqo
>195
なるほど。確かにマンはマーラーを念頭に作家グスタフ・フォン・アシェンバッハ
を書いてたようです。原作初版の挿絵画家ヴォルフガング・ボルンがたまたま
マーラーの風貌をモデルに挿絵を書いてたのですが、1921年にマンが後おいで、
「私もマーラーのことが頭にあった」とか言ってるようです。
ユゴスラビアで『ベニス客死』(悪訳)執筆に取り掛かる直前、グスタフ・マーラーの
訃報を聞いたことが、作品に影響を与えたとか、新書館のヴィスコンティ・インタビュー集で
監督本人がのたまってますね
198 :
名無シネマ@上映中:03/11/03 13:22 ID:eUZ4Naqo
ちなみに「地獄に落ちた」でも、音楽は当初、マーラーを予定してたようです。
アメリカサイドからモーリス・ジャールを使え、いわれて例のブンチャカブン
チャカ音楽に変わったのは痛恨の極みです。
ところで誰か篠山紀信の写真集でヴィスコンティ家撮ったやつ知ってる人います?
三島由紀夫邸とならんでほしいなあ
199 :
名無シネマ@上映中:03/11/03 14:01 ID:E/VS2YrT
>>194 小説と映画とは、まったくちがった表現方法だと思います。
したがって、原作を忠実に映画化しただけのものには
感心しないことが多い。
その点、ヴィスコンティの「ベニスに死す」は
原作を消化しきって別のものにしているので
原作読者としても幻滅しませんでした。
といいますか、むしろトーマス・マンは
「ブッデンブローク家の人々」のような長編では
感銘を受けるのですが、「ベニスに死す」のような
短編は、それほど上手くないと感じます。
長編の構成力にすぐれた作家ではなかったでしょうか。
したがって原作にはそれほど惹かれなかったのですが
映画はいい出来だと感じました。
作家から音楽家への変更も、その成功の要因であったかと。
200 :
名無シネマ@上映中:03/11/03 14:07 ID:eUZ4Naqo
>したがって、原作を忠実に映画化しただけのものには
>感心しないことが多い。
その点、映画版「ベニスに死す」はおっしゃるとおり換骨奪胎して傑作に
仕上がってるんでしょうね。
文芸の映像化はおっしゃるとおり難しい。ボンダルチュクの「戦争と平和」の
ごとく国費でトルストイを一字一句正確に再現する手立てもありますが。
ちなみに大声では言えませんが、あたしゃフェリーニ「そして船は行く」こそ
「魔の山」+ツヴァイク「昨日の世界」の見事な翻案だと思っております。
映画は総合芸術、いう文言が脳裏をかすめますね
201 :
名無シネマ@上映中:03/11/03 15:29 ID:V+v8M3eR
>>200 あの「戦争と平和」、映画として成功している
とは、思えないんですよ。
個人的な好き嫌い、感性もあるんでしょうけれど。
おっしゃるように映画というのは総合芸術ですから
おそらく、小説よりもダイレクトに
感性に訴えかけてくるものなのでしょう。
残念ながらフェリーニのその作品は
見ていないんです。
「サテリコン」の料理の仕方からして
ぜひ、見てみたいと思います。
202 :
名無シネマ@上映中:03/11/03 15:37 ID:kKQ7rvP0
え?
そして船はいく は魔の山の映画化?
初耳。
もう一度みてみたい。
203 :
名無シネマ@上映中:03/11/03 17:14 ID:odE8ctKB
>>190 モーツアルトも立派な河原モンだよん。
幼時からピアノを上手く弾く神童として(見世物として)食っておりました。
つうか歌舞音曲など芸事に従事する者を日本では河原者と呼んで蔑んできただよ。
その担い手が従来河原者だったから。
だから「河原もんにゃぁわかるめぇ」というのは????。
でモーツアルトにもどると、
ある日、高名なモーツアルト先生の所へ、青年ベートーベンがピアノの腕を見てもらおうとやって来た。
しかしモーツアルトは彼の腕に特段の感心を示さない。そこでベートーベンはモーツアルトに数小節、即興で作曲を依頼した。
天才モーツアルトはこともなげに数小節弾いたが、ベートーベンはそれに続けて短い曲を完成させた。
これにはモーツアルトも驚いて「君には作曲の才能がある」と感嘆したという。
どちらも立派な河原者でやんす。
204 :
名無シネマ@上映中:03/11/03 18:02 ID:MuBhbURx
マーラーをモデルにしたって、具体的にどんなとこ?
マーラーは少年に興味があったのか??
205 :
190:03/11/03 18:25 ID:KJFc/jzD
>181=>203 だよね
あんた、1192作ろう鎌倉幕府みたく、エピソード好きだねぇw
字面じゃないモーツァルトやベートーベンがあんたの中に
悪いけど感じられないよ。自分で彼らの音楽消化したかい?
俺がいってんのは彼らの本質的な音楽の中からにじみ出る
モーツァルトやベートーベンってことなんだが、、、
ビスコンティーを少女漫画的って言ってる時点でもうアウトなんだよ。
あんたの論理、そのものが河原もんなんだよ。
いや、わかるめぇwwww
206 :
名無シネマ@上映中:03/11/03 18:33 ID:nPMw8phd
モーツアルトといえば、「家族の肖像」で
ヘルムート・バーガーが聴いていた
レコードの歌曲は
趣味がいいと思いました。
207 :
203:03/11/03 19:30 ID:odE8ctKB
181じゃないけど、あっしゃクラシックオタなんで自分なりに消化してるつもりだよ。
「本質的な音楽の中からにじみ出るモーツァルトやベートーベン」で言ってるけど?
ていうかあんた本当にモーツアルト聞いたことがあるのかどうか不思議に思うんだが。
208 :
190:03/11/03 19:54 ID:KJFc/jzD
>203,>207
そりゃ、失敬
なんか行間からそんな風に感じたんでね。
ヴィスコンティスレだし、ここでクラ談義するつもりもないよ。
悪かったね。もう、すでに
>182
で、きれいにいいつくされてたんだが、敢えて書いてみたんだが、、
スレ汚し失礼。
209 :
名無シネマ@上映中:03/11/03 19:57 ID:WDocX/ys
198さんが言っているのは『ヴィスコンティの遺香』という写真集だね。
フランコ・マンニーノとかスーゾ・チェッキ・ダミーコのインタビューなんかも載ってますよん。
まあヴィスコンティさん家を激写した写真集なんだけど、あそこにヘルムート・バーガーのポートレイトが置いてあってさあ、
ちょっと引いた。お母さんのポートレイトの横に置いてあるの。
マーラーの人となりは知らんけど、主演のダーク・ボガードはマーラーの癖や歩き方までマネしたらしい。
210 :
名無シネマ@上映中:03/11/03 22:20 ID:JhoS5uI2
ベートーベンやマーラーはわかったとしても
モーツァルトなんて凡助には一生わかんねいよ
211 :
名無シネマ@上映中:03/11/03 23:40 ID:zw2x7gJw
熊座って観とけば良かった。9月頃だっけどこかでやってたよね。
フランクの曲が全編に流れてるそうなので是非観たかった。
プレリュードだったと思うけど。
レンタルビデオも無いみたい。
>>211 あれ? 熊座はビデオがあったような気が。
>>200 「そして船はゆく」大好きだけど「魔の山」は気づかなかった。
近々もう一度見てみます。面白いサジェスチョンをありがと。
214 :
名無シネマ@上映中:03/11/04 09:33 ID:XIFqbMSa
「ヴェニスに死す」はやたらズームアップが目につく。
タイトルバックからクレジットでやってるので意図的であることは明らか。
だが、いったい何の効果を狙ったのか?。
215 :
名無シネマ@上映中:03/11/04 10:48 ID:/WGGtt8/
いろいろどもあんがと!
熊座・・はビデオあるのね。
クレジットでやってるので意図的・・の意味わかんなかった。めんご。
216 :
名無シネマ@上映中:03/11/04 11:47 ID:5s8C5jHd
>>214 このズームはようわからんよなあ
ヴィスコンティ映画でしかみないから
ヴィスコンティズームと名づけてもいいし
ある独特の雰囲気もってるのも確かなんだけどなあ
この意味わかる人きっといるはず
出てきてオセーてくれないかなあ
何かの気分の変調の表象なのかなあ
217 :
名無シネマ@上映中:03/11/04 14:54 ID:HzyPXI55
>>215 「熊座」と「異邦人」はビデオもDVDも発売されてませんよ。
218 :
名無シネマ@上映中:03/11/04 18:18 ID:/WGGtt8/
えっ、じゃやっぱり「熊座・・」はビデオ無いのね。
残念・・・。
219 :
名無シネマ@上映中:03/11/04 21:33 ID:QkRR9Rp6
熊座 あるよ。。。
DVDBOXで今度ルードヴィヒ イノセントと一緒。
ルードヴィヒだけ欲しいのに。
もう予約しちゃったよ。
220 :
名無シネマ@上映中:03/11/05 08:28 ID:+fJqK7GA
てことはやはり買わないと観れないってことね。
レンタルビデオ屋にも置いて欲しい・・・・
昨日レンタル料190円だったので、またまたルートヴィヒ借りてしまいました。
これで何回目かなぁ・・・私も予約しようかなぁ。
221 :
名無シネマ@上映中:03/11/05 09:08 ID:PQm3JxiT
>>216 ヴィスコンティーも初期には正統派音楽をつかてたのに
やがてマーラーのようになってしまたてことか?
222 :
名無シネマ@上映中:03/11/05 09:32 ID:FHXVPZSv
「イノセント」に出てたジャンカルロ・ジャンニーニ見たさに
「ハンニバル」見に行ったのが懐かしい。
ずいぶん年をとっていたけど、渋くてかっこよかったな。
223 :
名無シネマ@上映中:03/11/05 14:25 ID:+fJqK7GA
「若者たち」のアニー・ジラルドも「ピアニスト」に出てたよ。
主人公の母親役なんだけれど、貫禄十分でうまかった。
目の下の深いしわがすごかった。
224 :
名無シネマ@上映中:03/11/05 14:29 ID:+fJqK7GA
君のーゆくーみちはーになっちゃった。
「若者のすべて」でした。
225 :
名無シネマ@上映中:03/11/05 19:23 ID:jvCpE9Vj
ていうかルードヴィヒ レンタルないよ。
いわゆる作家の映画ってない。
ホラーばっか。
226 :
↑216:03/11/05 19:25 ID:4iQDrQAN
>>221 レスもらったのはいいけど意味わからん?
(私が思うに)ある所に男がいた。男はレンタルビデオ屋でヴィスコンティを
借りようとして、ホラー・ビデオコーナーのイタリア監督のブースに迷い込んだ。
ずらりと並ぶダリオ・アルジェント作品を前にして
(天さかる雛に住む私のような男でもわかるが)「ここにはいわゆる作家の作品は無い
。あるのはホラー・ビデオばかりだ」と嘆き、店を後にした。
(世の中にはとんだ慌て者がいるものだ、と)横川の僧都は嘆いた
229 :
名無シネマ@上映中:03/11/06 12:23 ID:sqeWk52e
>225
てゆうか、おたくどこに住んでんの?
230 :
↑:03/11/06 19:04 ID:UE+x5gll
蒲田に決まっとろうがい
test
232 :
名無シネマ@上映中:03/11/07 21:45 ID:1l41qC0M
「山猫」のかなり良いプリントが見つかったらしく
クライテリオンとBFIが共同でDVDを来春発売するんだそうだ
ルトゥンノのが80年代に修復して再公開された185分バージョンでなく
オリジナルの205分バージョンなのかは不明
楽しみだ
>>232 ほお、それは楽しみですね。
岩波ホールで観て以来だから、凄く嬉しいです。
とにかくヴィスコンティなら何でも好きなる者は淋しいと思うが、
俺は「地獄に堕ちた勇者ども」、「ベニスに死す」、そして何よりも
「白夜」は傑作だと思う。
「白夜」の夢見るようなヒロインとマストロヤンニのタコ踊りは魅力的だ。
よく通ぶった者が語る”赤い貴公子”なる称号もなんか客観性無いファンの
自己満足、合理化に利用されているようで言葉の軽みのみ感じる。
こんな俺ってヴィスコンティ・オンリーのファンからは煙たがれのだろう。
しかし、所詮ヴィスコンティの作品がその程度のレベルって言うことの証
だと思われる。
235 :
名無シネマ@上映中:03/11/07 23:39 ID:1QW+Dz8r
おれは、田舎者が世話物やら因果話の芝居見る感覚で「夏の嵐」と「地獄に落ちた勇者」
が好きだな。
だって、夏の嵐、凄いじゃん。アリダ・ヴェリがオーストリア軍司令部に駆け込んで
「憎いあん畜生(マーラー)を撃ち殺してっっ!!」って物狂うあたりの、背景の
オーストリア軍将兵の立ち振る舞いみなよ。
ぴたりぴたりと、画面が一番決まる位置で立ち振る舞いして、しかもそれが微塵も
不自然に感じない。
思うに、イタリア・オペラとか芝居の役者の底力で、エキストラのひとりひとりが
完璧に芝居している。
ありゃあ、すげえ
236 :
名無シネマ@上映中:03/11/08 06:27 ID:5mxTq/Oy
それでいいんだよ、上等じゃねーか!
観るとこみてんだよ、オメーはよ!
たいしたヤローだよ!
237 :
名無シネマ@上映中:03/11/08 19:38 ID:TpW9Dkxh
私が中学生だった頃かなぁ、「ベニスに死す」が初めて日本で上映されたのは・・・
今だに記憶にあるのは、ビヨルンアンドレセンてなんて気持ち悪い男なんだろぅ・・と思ったこと。
でもあれから何十年も経った現在あれ観ると、ビヨルンアンドレセンて食べちゃいたいほどいい男じゃん!可愛い!綺麗!
あたしもおばさんになってしまったのね・・・
238 :
名無シネマ@上映中:03/11/08 19:40 ID:3EtMnYcF
青木保子さん発見。
木原敏子でも可能
239 :
名無シネマ@上映中:03/11/08 20:53 ID:iLuwB0zY
240 :
名無シネマ@上映中:03/11/08 21:02 ID:3EtMnYcF
235>239
おれを巻き込まないでくれ。あんたと論争したのは別人さ
241 :
名無シネマ@上映中:03/11/08 21:54 ID:iLuwB0zY
はあ?
242 :
名無シネマ@上映中:03/11/08 22:28 ID:ZV6Q1hOM
いやぁ、デートが潰れて、家帰って、何気なく録画しておいた
「若者のすべて」見て、今、感動の余韻に浸ってるところだけど、
ただアニー・ジラルドの演技って、ちょっとオーバーすぎやしないか?
イタリアの女って、実際ああなのかな?
>>235 俺はあんたのきちんとしたレスをキショイとは全く思わない。
むしろいい着眼点だと思う。
244 :
名無シネマ@上映中:03/11/09 19:51 ID:FaVY31x6
>238
山岸りょう個 でした。
245 :
名無シネマ@上映中:03/11/09 19:54 ID:XLHglGet
キショイとはどういう意味なんでしょうか?
246 :
名無シネマ@上映中:03/11/09 21:09 ID:gTZTFE10
「地獄に堕ちた勇者ども」 は失敗作でしょぶつぶつ切れる感じで
「家族の肖像」も今ひとつわからん
「ベニスに死す」は映画史上有数の傑作だと思うけどね
あのヴェニスのゴンドラが揺ら揺ら進むようなスローなタッチが成功している
スローガイといえば小津だけれど『東京物語』にいくつかあるような神が舞い降りたとでも
言いたいシーン、シークエンスが連続して現れる。
ヴィスコンティが演出した舞台って映像として残ってないのかな
イタリアだと映画監督としても有名だけど舞台演出家としてより知られてるらしいですし。
「ヴィスコンティの肖像」で舞台の画は少し観れるけども、少し、なんですよね。
それから「ベニスに死す」好きとしては「タッジオを求めて」も観たいのだけども観た人いるでしょか。
248 :
名無シネマ@上映中:03/11/10 19:00 ID:Fn0H2tuC
>247
申し訳有りませんが、「ヴィスコンティの肖像」と「タッジオを求めて」について、
少しばかり説明していただけませんでしょうか?
それは2つとも映画なのですか?
レンタルビデオ屋などにもありますかしら?
どちらもドキュメンタリイであるですね。
「ヴィスコンティの肖像」はヴィスコンティ本人が「郵便配達は二度ベルを鳴らす」から
「家族の肖像」までの殆どの作品の想いやらなんやらを語っておるですね。
それとマニャーニ、M・マストロヤンニ、F・ロージなんちゅうのも語っておりましたです。
“ヴィスコンティ”の肖像やからオペラや舞台の事も勿論語っておって興味深かったですよ。
「タッジオを求めて」は未見ですが、タッジオ役を捜し求めてヨーロッパを飛び回る様子を
収めたものらしいです。オーディション時のビョルンの姿を観られますですね。
ちなみにこのオーディションの様子はヴィスコンティの肖像でも少し観られますです。
舐めるようにビョルンを見つめておりましたです。
ヴィスコンティの肖像はレンタルビデオで見つけましたですよ。
ヴィスコンティがマリア・カラスと組んだオペラはもうそれはそれは素晴らしくて
伝説にまでなっているっていう話を聞いたことがある。
残念ながら映像はほとんど残っていないという話だけど、見てみたかったなー。
252 :
248:03/11/11 14:09 ID:+6Yu/q89
>249・250
詳しく教えていただいて有り難うございます。
やはり、ヴィスコンティさんは舐めるようにビョルンを見つめたのですね。
私もレンタルビデオ屋さんで探してみます。
253 :
名無シネマ@上映中:03/11/11 15:36 ID:pS2WafG5
いや
なめたんだろ?
254 :
名無シネマ@上映中:03/11/11 17:01 ID:3ALWvI+D
たしかビョルンて日本にきてチョコレートのCMかなんかしてたよね〜(古い話)
それ程美少年とは思えんかったけど。
「イノセント」が結構好きかな。
255 :
名無シネマ@上映中:03/11/11 17:28 ID:JOmZGpqd
いつのはなし?
256 :
名無シネマ@上映中:03/11/11 18:15 ID:J5wI/eeC
むかし
>>251 マリア・カラスはヴィスコンティと組んでから不動の人気を得たらしいですけれど、
マルチェロ・マストロヤンニも「白夜」から本格的な映画俳優として認められたんですよね。
それまではチョイ役ばかりだったそうですし。
っていいますか、やつぱり舞台/オペラの映像は殆ど残っていないのですか。。
>>252 えぇ、それはもう舐めるように。。ちなみに服を脱ぐよう注文したりもするですよ。
照れて苦笑しながらも服を脱ぐビョルンがおもしろかったです。なんていいますか・・・
258 :
名無シネマ@上映中:03/11/11 22:12 ID:XYMXcInm
ビヨルンはセーターを脱ぐだけどころか・・・
黒パンツ一枚のみで壁にもたれてポーズ。
萌え〜
259 :
名無シネマ@上映中:03/11/12 00:16 ID:6mIxcdOq
改めてヴィスコンティを見てみると、飛びぬけてすごいという監督ではなかったなあ。
特にイマジネイションは豊かとはいえない。あるものをベタに撮ってるし。
260 :
:03/11/12 00:31 ID:3p1RwATI
若者のすべてなんかは他の監督でも撮れるけど貴族とホモの本性晒してからの
ある意味腹の据わったベタな映画はヴィスコンティ節と言っていいだろう。
261 :
名無しさん:03/11/12 00:57 ID:KkXjrl5J
>>259 フェリーニのようなイマジネイション溢れる監督さんなどとはベクトルが違うのだと思いますです。
ベタといいますか、しっかりした作品をとる人だなと。自分の中での巨匠という言葉のもつイメエジに
合致する監督さんがヴィスコンティですです。因みに所謂巨匠らしいというとベルイマンも思い出すです。
>>260 敗北美、崩壊の美学なるものに関しては右に出るものはいないと思うですですね。
262 :
名無シネマ@上映中:03/11/12 03:21 ID:6mIxcdOq
「腹の据わったベタな映画はヴィスコンティ節」というのは、その通りだけどね。
やはり飛びぬけたという感じはないわなあ。
敗北美ねえ・・・・ベタだわなあ。
263 :
名無シネマ@上映中:03/11/12 07:40 ID:6viz2Kup
ベタさを感覚でしか表現できてない時点で
>>262は未熟
264 :
名無シネマ@上映中:03/11/12 12:33 ID:6mIxcdOq
>>259で仰ってるように表現方法に対してベタだと感じるのならばそれで良いと思いますけれど
>>262だと貴族の没落や敗北美といった表現する対象がベタなことに対して疑問符をつけているように
受け取れますけど、それは問題とするべきところではないと思うのですね。
っていいましても単に言葉足らずだっただけかもしれませんけれども。
266 :
名無しさん:03/11/12 19:24 ID:KkXjrl5J
>>263 感覚を文字で表現する能力が未熟と言うなら一応意味は通じますけれど
感覚以外で表現していないから未熟というのは如何なものでしょか。
っと、個人的な興味なんですけど、ヴィスコンティ作品を好きな方たちは他にどういった監督さんが
好きなんでしょか。逆に好きではない方たちはどういった監督さんが好きだったりするんでしょか。
何かしらの共通点ってあるものなんでしょか。もしよければ教えていただきたいですですよ。
267 :
名無シネマ@上映中:03/11/12 22:42 ID:BsK9UrvI
俺ベニスに死す ビデオでもってるけどいまいち。
DVDだと違うかなあ。圧倒的にDVDのが画質いいからなあ。
やぱ
1ルードヴィヒ
2地獄に堕ちた勇者ども
3家族の肖像
ですね。
山猫はいい映画だけどのんびりだし。
若者の全てはテレビでちらとみただけ。全部みてない。一回みたいがレンタルがない。
異邦人はよかった。
巨匠という意味合いでは
1ルードヴィヒ2地獄に堕ちた勇者ども3家族の肖像
に尽きると思う。これらはフェリーニのイマジネーションに負けてないと思う。
とにかく立派な人だったの一言で、最後の作品まで枯れることのない意欲的な
作家だった。
268 :
名無シネマ@上映中:03/11/13 01:06 ID:z8wLVECB
>>265 表現の対象ではなくて、表現方法がベタだということです。
例えば「夏の嵐」は、単に女が捨てられるという話が、なんのひねりも無くベタに進行して、
そのまま捨てられちゃいました、という話。
その間、観客はアリダバリの裏切られて苦しいんですというベタなしかめっ面をこれでもかというほど見せ付けられる。
あるいは細かいとこを言えば、「ベニスに死す」で芸人がアカンベーをするとことか(そこまでベタにやらなきゃ表現できないの?)
そこには観客のイマジネーションの入る余地はほとんど無い。あるいは映像によってイメージが喚起されることが希薄。
前にイマジネイションに乏しいと書いたのはこういう意味です。
おそらく巨匠と呼ばれている人たち(フェリーニ、パゾリーニ、ルネクレマン、クルーゾー、ヒッチコック、キューブリック、あるいは日本の小津、溝口等々)
とくらべても不思議なくらい映像によってイメージが喚起されることの希薄な監督と思う。
ヴィスコンティはこういうベタな表現を愚直にあるいは正々堂々と推し進めて飽きることが無い。
だから260の書いた「腹の据わったベタな映画はヴィスコンティ節」という表現はその通りと書いた。
他の作品も多かれ少なかれ、このヴィスコンティ調が貫かれている。
でえんえんとそんなことやってそれで何が言いたいの?となると金太郎飴のように出てくる言葉が「敗北美、崩壊の美学」
俺には「へー。」としか言えないけど。
269 :
名無シネマ@上映中:03/11/13 02:01 ID:snJoh6DG
↑
同感します。
腹の据わったベタな映画といえば、ダニエル・シュミットやファスビンダーは
同じ流れにいる監督ではないでしょうか。
身も蓋もなくというか、臆面もなくというか。
270 :
名無シネマ@上映中:03/11/13 03:20 ID:3DuWpbm3
「熊座」が素晴らしい。ああ、クラウディア…おれを殺してくれ。
基本的にルノワールと同じ。
舞台出身の人だから。
映像独自の表現って話になると、セット美術とか撮影担当の力量も入る
272 :
名無シネマ@上映中:03/11/13 10:31 ID:NgL/jpRt
>266
あなたが興味を持っていらっしゃる事とは違ってしまうのですが・・・
私の場合、16世紀から19世紀のヨーロッパ貴族あるいは上流階級に生きてみたい症候群
がありますので、ルートヴィッヒなどは絢爛豪華なコスチュームといいお城といいすばらし
いの一言です。ちなみに観ている他作品は下述です。
「眺めのいい部屋」美しい映像を約束するプロデューサー、イスマイル・マーチャントとジェームズ・アイボリー監督。
「鳩の翼」ヘレナが好きなわけじゃないんだけど衣装はよだれが出ちゃうくらいステキ。イアン・ソフトリー監督。
「カストラート」と「王は踊る」有名な監督だけど名前忘れました。
他にもあるけど、まあ私みたいな理由でビスコンティ観る人もいるとゆうことで・・・
273 :
名無シネマ@上映中:03/11/13 10:40 ID:jU7tLlR1
映像も良いけど
ストーリーも凄いよね。熊座とか。
ラストの弟が姉に迫るところは鳥肌ものだけど、
死んで終わりってのは、誰かが指摘したとおり、
少女漫画的な悲劇の形式、という気がする。
イタリアオペラ大好きなので、「ベリッシマ」の冒頭〜愛の妙薬のアリアや
「夏の嵐」の冒頭〜フェニーチェ座イル・トロバトーレのシーンみたら
涙出ちゃいます。
現代では伝統的唱法の歌手って本場でもなかなか聴けないものだそうですから。
「夏の嵐」でテノールがハイCを響かせること
それは実は知的な作業なんですよ、
ウィーンの連中からみたらテノール○鹿かもしれませんけど…。
275 :
名無しさん:03/11/13 14:14 ID:hT7upUWv
>>268 ですよね。安心しましたです。表現方法の受け止め方に関しては人それぞれで良い、といいますか
おもしろいですから素敵な意見だですよ。っていいますか、イメジネイションが豊かではないってのは同感ですし。
ただそういったものとはベクトルが違う監督さんなのだとは思っていますけれど。
オブジェはそれ自体が美なのか。それが喚起するものが美なのか。金太郎飴のようになってしまうのは
そういったことからかもしれませんです。切って見たらわかるでしょ?みたいな。
って、的外れなこと言ってるかもです。
276 :
名無しさん:03/11/13 14:20 ID:hT7upUWv
>>272 いえいえありがとうございますです。観てないのは探そうと思いますです。
16世紀から19世紀のヨーロッパ貴族で思い出したのはバリー・リンドンだです。
それこそよだれが出ちゃうくらい、腰が抜けてしまいそうな位ステキだですよね。
とっても好きだったりしますです。
277 :
名無シネマ@上映中:03/11/13 23:10 ID:JJnDL+P7
いやイマジネーションが豊かでないという言い方は大不満だな。
フェリーニは僕が最大級に敬愛する監督だけど
ビスコンティが創造力がなかったというとらえ方はあまりに皮相。
かれはネオリアリズムが出発点なんだが
(フェリーニもロッセリーニについてた脚本家だ!おどろくべきこった。w)
ビスコンティは人生そのものを現実そのものと捉えそこから
創造力を働かせた。
人生とはまさしくベタなもんだってことだ。自分の経験からもそう思う。
重厚かつ悲壮な映像。それを通して、人生の真実を映像として
映し出す。それがかれの映像監督の人生だった。
現代映画の巨匠としてフェリーニ・ベルイマン そしてヴィスコンティ
は突出した存在だったと思う。
そして彼らはお互いに自分たちが世界映画史でも突出した存在だと
認識し敬意をはらっていた。
バリーリンドンの構図は田舎臭い
279 :
名無シネマ@上映中:03/11/15 22:09 ID:NyojyZw0
>276
バリー・リンドンですね。まだ観ていませんでした。
あの有名な監督ですよね。
興味があるので今度観てみますね。どうも有り難う。
280 :
名無シネマ@上映中:03/11/15 23:56 ID:DA2DbAi8
バリーリンドンいいね。キューブリックの中でも3本指に入るくらいすばらしい。
まあイマジネーションは豊かではないわな。
勉強してないし、そういう根性もなかったんだろうな。
貴族の良いところも、悪い所も出ていて面白い。
そういう所も味わいぶかいだろうな。
バリーリンドンはちゃんと、構図はできているよ。
映画のフィルターを通した後がある。
ルードヴィヒと地獄に堕ちた〜はひどいな。
役者を立たせて漫然と映しただけ。
282 :
名無シネマ@上映中:03/11/16 04:31 ID:KUr3gqh5
>>281 >ルードヴィヒと地獄に堕ちた〜はひどいな。
>役者を立たせて漫然と映しただけ。
そ、そうか?
ヘルムート・バーガーもダーク・ボガードもイングリット・チューリンも、役が憑依したとしか思えなかったが…。
283 :
通行人:03/11/16 09:53 ID:kQi+YcFi
>281は何者だ?
猪俣勝人か?映画瓦版のサイト主か?
映画のフィルター・・・。
言いたいことは判るし、ある程度、適評だが、ヴィスコンティはヴィスコンティで
ワーナーの組合システムでカメラに1指も触れさせてもらえず、「演出舞台をあれ撮れこれ撮れ」
と指しただけだ。
「漫然と」という主観については、「しっかり演出したし、役者たちも拳拳服膺した」と
衣装のピエロ・トージも証言してるし、映画を見る限りそのとおりだと思うのだが?
284 :
名無シネマ@上映中:03/11/16 10:44 ID:ydRMOj41
ていうか
本当にビスコンティが巨匠でなかったなら
地獄に堕ちた勇者どもがスクリーンで一位になるか?
キネ旬で上位いくか?ルードヴィヒも同様。
映画評論家が100人近く投票して最大公約数一位になるって
どれだけ大変かわかってるか?
なにがたたせただけだ。ふざけんな!!!
ビスコンティの演出は凄いきっちりしてるよ。役者の動きみてみろ!
他の映画の役者演技とどっちが上だ?バリーリンドンは映像素晴らしいし
大傑作だが、こと役者の演出ではヴィスコンティのが相当上だよ。
映像表現でいうなら、ナチのらんちきパーティーのシーン、
ルードヴィヒにおける荒涼たる風景描写 素晴らしいの一言だ。
おまいはヨーロッパの中世期・近世期の絵画をみたことないのか?
その伝統の上にたち、ビスコンティは並ぶ者なき映像芸術を
つくりあげたんだ。
ふざけるんじゃない!
285 :
名無シネマ@上映中:03/11/16 11:04 ID:kQi+YcFi
「バリー・リンドン」はキューブリックが生涯で一番作りたかった
「ナポレオン」の18世紀風俗部分(権力志向とその墜落、および
ナポレオンという手垢のついた題材を奇抜に面白く見せるための演出は
「時計仕掛けのオレンジ」で使われています)で、ユダヤ人キューブリック
らしく<知の解剖学>的に映画がつくられてて、好き。
一方、「地獄に落ちた」は・・・だって、凄い奇想じゃない。
いったいヴィスコンティ以外の誰が、ナチズム時代の一家の没落を
ワグナーのオペラ風に演出して映像化する「蕩尽」というか「無駄」
をできるのか?
「ブデンブローク家」+「神々の黄昏」で、しかも映画史に残るSAの
エクストラヴァンガッツア(大判振る舞い)やオルギア(性的乱痴気)
の物凄さは、シュトロハイム以来の映画の伝統だけど、ほぼ同時期に
撮影されたフェリーニの「サテリコン」より洗練されていて好きだなあ。
映画は結局好き好きだから、優劣はおれにはつけられないが、まあ、ヴィスコンティは
悪し様に言うには、あまりにも勿体無い映画監督だなあ
286 :
ごめん。おれゴダール嫌いなの:03/11/16 11:14 ID:kQi+YcFi
いや、蓮見重彦あたりが、ヴィスコンティを「映像監督としては・・・」
と態度を保留しているのは知ってるよ。その論理もわかる。
正直、「映像監督」だの「映画の文法」とかでゴダールやら、とりわけ
写真家出身のキューブリックを持ち出されると、ヴィスコンティ絶賛できない論理
というのも判るよ?
でも、映画ってのは「映画文法」や「映像作法」だけじゃないのよね。
マイケル・チミノやヴィスコンティをファンが好き、いうのはむしろ
「舞台演出」や「セットの華麗さ」とか「雰囲気」とか『完璧じゃないけど
何処か余人とは違う』未完成の部分だと思うわけ。セシル・B・デミル風の
鬼面人を驚かす豪華さとかが好きなわけよ。
映画は見世物なんだから、そういう部分も評価すべきだと思うけどな
黒沢明なんかもジョン・フォード風の「映画文法的に上手な部分」は
むしろ今見ると、「軽すぎる」部分もあって、むしろ「何百頭もの馬」とか
「巨大な城のセット」「この世のものとも思えぬ幽玄な風景」とかが
映画史に残る永遠の名作いうことじゃないかなあ。
ま、好き好きよ。好き好き
蓮見重彦って誰?
誤字なんじゃないの?で?
289 :
名無シネマ@上映中:03/11/16 12:32 ID:2GWr4EbN
ベタ撮りをそう、スゴイ、スゴイといわれてもねえ。
だれも「映画の文法」を持ち出して云々してるわけでもないし、
ジョンフォードの「何百頭もの馬」などの見世物部分は面白いが、
ヴィスコンティの見世物部分はそなまんまだものなあ。
あと、映画監督なんだから、映画監督として評価されるのは当然のことなのだが。
290 :
名無シネマ@上映中:03/11/16 12:33 ID:ydRMOj41
>>287 東大前総長 の映画おた。鬱病のくせに映画評論を書き読んでる人間を
落ち込ませる名手。でも本かってるけどね。
>>285 自分は断然「サテリコン」派。創造的映像表現という点では、さすがのヴィスコンティより
フェリーニのが上だと思う。
とはいえ、
個人的世界映画史上ベストは
1位サテリコン 2位ルードヴィヒ 3位 野いちご OR 2001年宇宙の旅
あと、ヴィスコンティでは「家族の肖像」 フェリ−ニでは「81/2」
をいれたい。
キューブリックのJ/ニコルソン主演「ナポレオン」撮られてたら
当然1位2位争ってたろうな。
製作費調達できてたらなあと。編集権って欧州では当然監督だけど
米国って通常編集権って製作者が最終決定権もってるんだよね。
>>288 「で?」だと?。よろしい、教えてあげよう。
ハスミの本を読んだことがあるのなら、次の文くらいは見たことあるかね?
「蓮實重彦を蓮見重彦と間違えて印刷するくらいだから程度のほどは知れている」
(シネマの煽動装置)
ふふふ、その通りだね。
292 :
名無しさん:03/11/16 13:37 ID:aBL0bsM3
>>290 アメリカって言いますかハリウッドは、っていいましてもどれ位の割合なのかは知りませんけれども、
そうらしいですですね。オーソン・ウェルズが完成した作品を観て自分の作品だと判らなかった
っていう嘘か真かそんな逸話もありますですですよね。
オーソン・ウェルズに関しては、昔(1930年代でしたっけ?)のヘイズ・コードにはじまる、
世界市場を睨んだ規制も関係あるんでしょうけれども。
293 :
名無シネマ@上映中:03/11/16 13:43 ID:4sFeN5+y
えっへっへへ
294 :
名無しさん:03/11/16 14:01 ID:aBL0bsM3
>>279 貴族に対するアプローチの仕方がヴィスコンティとは違うと思いますけれども
絢爛豪華なるものへの興味を満足させられるだけのものはあると思うですですよ。
>>291 煽る、誹る、貶す、腐すって、言葉はなんでも良いのですけど、そういった意図の上での
発言なら自分の言葉でもってなされた方がよろしいですですよ。
結局自分では何も語れてないよね!って上から見下そうとする人もいますですからねです。
295 :
名無シネマ@上映中:03/11/16 14:03 ID:ydRMOj41
キューブリックはスパルタカスで編集権なくてズタズタにされて
懲りたらしい。
で製作兼務。でも金あつまらねーし、一作こけたら次がない。
2001年も赤字だった。後年大名作ということで、興行成績・ビデオで
黒字なったけど。コッポラも製作兼務は編集権のせい。彼も一回破産してる!
まあ天国の門みたく会社潰しちゃうこともあるんでなんだけど
編集権はどう考えても監督のもんだよな。
ヴィスコンティの凄いところはフェリーニが晩年衰えたけど
ヴィスコンティは最後まで萎えなかったところ。
折れなかったというべきか。死についても「家族の肖像」と「ボイスオブムーン」
じゃ随分違う。
孤高のホモセキュシャルと甘えん坊の元助平の差が晩年の作品の差だったんではと。
296 :
名無シネマ@上映中:03/11/16 14:09 ID:4sFeN5+y
甘えん坊万歳!
297 :
名無シネマ@上映中:03/11/16 14:10 ID:ydRMOj41
蓮実 ってそんなにいい評論家かなあ?佐藤忠夫あたりのがずっといいと思うけどなあ。
評論読んでて鬱になるんだよね。
それに小林秀雄の評論のようにはっとつかれる事もないし。
いつも堂々めぐりしてどこへも辿りつかないという。
そりゃ人生はそういうもんかもしれないけど、
著作として人に売るもんでもないだろという気がふつふつと。
といっても何冊かかってくるんだから、他人にとって全く価値なきものでも
ないだろうけどね。鬱病患者のつぶやき四郎だってね。
僕にとって蓮実ちゃんもただの一人の評論家。映像主義大好きなら今野雄二だって
いるしさ。
ってちゃってね。
298 :
名無しさん:03/11/16 14:20 ID:aBL0bsM3
>>295 皮肉でもあり本音でもあるのでしょうけど、映画をつくる全工程の中で編集作業が最も好きだって
キューブリックさん本人が言ってますですよね。
フェリーニさんは80年、ニーノ・ロータの死後を境に少し・・・だと思うですですけどヴィスコンティさんは
確かに違いますですよね。ヴィスコンティさんのでは「ベニスに死す」と「家族の肖像」が個人的には
一番良いと思うですですし。
299 :
名無シネマ@上映中:03/11/16 15:27 ID:1ACOxoKc
ぶへっへへ
300 :
名無シネマ@上映中:03/11/16 15:40 ID:uFNkiddi
みんな、いっぱしのウケウリ専門家になれッゾ!!
バリーリンドンは、室内での着席している人物の中途半端な構図が気になった。
引きも寄りもしてなくて、貴族邸宅の規模の大きさなんかがまったくわからない
んだよね。
302 :
名無シネマ@上映中:03/11/16 17:48 ID:9d9kwtKE
うわーい
303 :
名無シネマ@上映中:03/11/16 18:16 ID:kQi+YcFi
今日は暖かだから、みな多少ハイだな。蓮見が蓮実だろうと、ま、
内容あるレスが帰れば、おれは万歳だけどね。
どうかあの本読んだ、この引用は正確いうだけの話なら、
「ググればわかる」ってレスの連続でスレが死ぬからひとつご勘弁を。
基本的には映画は好き好きだから、好きな映画には好きな論理が100本、
嫌いな映画には嫌いな根拠が100本上げられるわけ。
で、好きになるには自分の中にその映画と重なる既成の知識があれば
「好き」だし、たまたま興味無ければ「興味無い、趣味に合わない」いう
だけの話なんだよね。
おれなんか「サテリコン」は「たまたま感性が無い。理解できない」から
じゃ手元にある「サテリコン撮影日誌(ビデオね)」
>>290氏に見てもらえば
いいや〜だけの話だけど、どうも2ch映画板は、「あの映画は糞」と極論が
多すぎて、困る。軍靴の足音が聞こえてくると思うのは私だけだろうか?
304 :
名無シネマ@上映中:03/11/16 18:43 ID:ydRMOj41
>>303 フェリーニが「サテリコン」 を昆虫のようにとったとかいう記述よんだことあるけど、
大体フェリーニは絶対本当のこといわないしね。
よしんばそうであっても、彼の潜在意識がそれだけにおわらせてないし
結果できたものは、偶然の産物だろうと間違いなく、
暗喩・明示をふくんだ人間そのものの映画だったと思うんだけどね。
ていうか多分そのつもりで彼は創ったし偶然だろうが何だろうが
必然的にそうなった。
で僕にとっては大傑作。だれかさんがということいいたくないけど
ジョン・レノンもこの作品は大絶賛だったとか。そりゃそうだろうなと。
まさしくこりゃロック映画みたいなもんだし。サージェントペッパーみたいな
前衛作品だった。
>>303氏がサテリコン分からないというのは人それぞれだし。
いいんでないの。
305 :
名無シネマ@上映中:03/11/16 19:42 ID:pnZVRJHY
煽り目的でipかえまくってるアホ一人以外は全然ちゃんとした意見の言い合いなんだけどねえ
306 :
名無シネマ@上映中:03/11/16 20:00 ID:JtqupEts
ここにカキコしてるヤシは99%がビデオだろ
32インチいや100インチ位の画面で見たってそれはヴィスコンティじゃないよ
『道』や『男と女』や『ウォーリアーズ』がテレビで別物になってしまうように。
307 :
:03/11/16 21:28 ID:jrh4sSTS
284は痛いなあ。
「夏の嵐」のアリダ ヴァリみたいだ。
>>306 横が切れると映画は死ぬよ。
308 :
名無シネマ@上映中:03/11/17 16:59 ID:DFt+5Yo4
ちょっと全然別な話題で申し訳ないのですが・・・
昨日、吹き替え派か字幕派か?というスレを見つけてのぞいたところ、激論が続いていたので驚きました。
私はほとんどの映画を字幕で観るのですが、このヴィスコンティに関して、吹き替え版等は有るのですか?
>>297 ハスミンって、結局「こー見れば、映画は面白いんだ」
という方法論のみを書いている人だと思う。
それ以上の難しいことは書いてない、というより書けない。
一定のハスミン語をマスターすればわかり易過ぎるくらいわかる。
ハスミンは90年代のポストモダンwの末期に使命を終えたように
思えるが。今から読むと、あの言葉つかいは恥ずかしい。
310 :
名無シネマ@上映中:03/11/18 06:21 ID:ecLd8a2u
なぜいつもハスミンのときに限って、誤字を指摘する人が出てくるのか?
2ちゃんで誤字に絶対ツッコミが入るのってこの人ぐらい。
喜び組が多いんだよ。
恥ずかしい奴らプ
312 :
名無シネマ@上映中:03/11/18 21:11 ID:/ellcWKr
お お おまえらなんか、
ヴィスコンティ様の足下にもおよばないくせに....
(怒りで唇ブルブル。)
そこ。釣りだか(311)自作自演だか心がやさしすぎるんだか(312)
314 :
名無シネマ@上映中:03/11/18 23:37 ID:74vaSwYA
ヴィスコンティ様は女には強くても、男にはメロメロです。
315 :
名無シネマ@上映中:03/11/19 01:36 ID:k6FsH9d8
シルヴァーナ・マンガーノずいぶん前に死んでたんだね 。・゚・(ノД`)・゚・。
316 :
名無シネマ@上映中:03/11/22 18:28 ID:VNjUqcKu
散れ!
317 :
名無シネマ@上映中:03/11/22 19:13 ID:uD0re3tk
でも昔あれほど人気あったのになんでここでは無視されてるの。
逆に世間的には無視されてるゴダールスレが妙にレスあったりする。
映画ひとつひとつのできでいったら
ゴダールなんか問題じゃないのにさ。
「家族の肖像」や 「ルードヴィヒ」に対抗できる
ゴダール作品あったらいってみなよ。
「軽蔑」なんてせいぜい「白夜」程度だよ。
318 :
名無シネマ@上映中:03/11/23 09:15 ID:mGEUG9Dq
貴族と言っても貧乏貴族じゃないんですか?
制作費、自分で出せないし。
319 :
名無シネマ@上映中:03/11/23 12:41 ID:DF6/Nb+v
生きているうちはもてはやされても、死んだら評価の下がる人もいる。
その逆にだんだん評価の上がる人もいるけどね。
年末にどんべえ啜りながらヴィスコンティ観る。これ最強。
ルートヴィヒのロミ・シュナイダー奇麗過ぎ。
シューマンをBGMに私の頭の中で永遠に回り続ける。
>>317 >「軽蔑」なんてせいぜい「白夜」程度だよ。
「白夜」のほうが「家族の肖像」よりもvisualやintensityでずっと傑作だと思うが。
「白夜」がわからないんじゃ、ゴダールもわからないのも無理はないわなあ。
322 :
名無シネマ@上映中:03/11/23 16:41 ID:DF6/Nb+v
軽蔑のラストのパンは、溝口健二様の「山椒大夫」のラストのパンを模した。
大溝口へのオマージュです。
ヴィスコンティってさ、溝口の半分でも映画的感覚を
身に着けておればなあ、と思います。
半分あれば溝口を超えるでしょう。他の部分で。
せっかく、一生懸命演出してさ、俳優もきびきび動いているの
もっさり動いているように見えてしまう。
宮川がキャメラをやって、レールしいて撮影したらなあ
と思いますた。
>>323 それはあるなあ。
宮川神がレールをチネチッタに敷いてたら、それはすごいものが出来上がったでしょう。
325 :
名無シネマ@上映中:03/11/23 17:14 ID:DF6/Nb+v
スレちがいで溝口礼賛をやってもなんだけど、やはり溝口とヴィスコンティの映画監督としての資質の差でしょう。
カメラマンのせいではなくてね。(フェリーニの流麗な映像を生み出すカメラマンもいるし。)
326 :
名無シネマ@上映中:03/11/24 09:33 ID:XatttHRV
溝口健二 DVDでてないよね。
好色一代女 ちらとみたことあったけど
立派な映画でございました。
日本にも世界的巨匠が何人もいたということは凄いですね。
といっても話だけでたいしてみてません。
衣笠なんて全然みてないし。
新藤兼人は映画史的にはどれくらいの位置づけにくるんでしょうね。
黒澤・溝口・小津・衣笠 ここいらは世界的な巨匠なんでしょうね。
327 :
名無シネマ@上映中:03/11/24 10:27 ID:J2/rW/tp
>>326 あと成瀬。世界的な映画祭で賞を取ってる監督なら今井、稲垣、北野。
新藤も賞をとってるけど巨匠?長年の功労賞なら納得行くけど。衣笠も地獄門一本では世界的とはいかないべ。
328 :
名無シネマ@上映中:03/11/24 10:28 ID:J2/rW/tp
今村と大島もいた。
329 :
名無シネマ@上映中:03/11/24 10:32 ID:J2/rW/tp
書き忘れたけど、「好色一代女」より脚色した「西鶴一代女」
330 :
名無シネマ@上映中:03/11/24 12:57 ID:LXLg5aRg
「異邦人」がビデオ・DVD化されないのは
何か理由があるのかなあ。
地味だから売れないとおもってるんでしょう。
ヴィスコンティ作品でもえらい展開地味。
アラブ人衝動的に射殺して
何で殺したの?ときかれて太陽が熱かったから。というあんぽんたんの物語。
不条理といえば不条理だけど、
今の日本の青少年殺人のが先いきすぎちゃってるからね。
でも傑作。
俗なことは大っ嫌い。
誰にも頼りたくない。
ひっそりと生きたい。
別に死んでしまってもかまわない。
とムルソウは思いましたとさ。
太陽が黄色いからじゃなかったっけ?カミュ
>>330 「異邦人」は、そもそも映画化に至るのにも、カミュの遺族が
なかなかYesと言わなかったと聞いたことがある。
で、ヴィスコンティだからOKが出たとか。
でも、結局の処、カミュの遺族は、ヴィスコンティ版の映画も
お気に召さなかったらしい。
中学生くらいのとき、どこぞの図書館で上映するってんで
はるばる見に行ったよ。そのときにも、解説の人(らしい)が
「この映画は、二度と見られないかもしれませんよ」と言ってて
なにせこちらは子どもなので、素直に「ほおお」と思いましたとさ。
335 :
名無シネマ@上映中:03/11/26 03:26 ID:4px/vMZ4
このスレでヴィスコンティを賞賛している輩は皆ゲイということでヨロシイカ?
三輪明宏も好きなようですね。
ディレクターというより、プロデューサーとして自身の映画に関わった方が、より成功したであろう。
336 :
名無シネマ@上映中:03/11/26 09:32 ID:eTj4bPsN
ビスコンティを賞賛しているからゲイだなんて、あまりにも単純な発想。
三輪明宏に興味無いヤツもいっぱい居る。
女でヴィスコンティ好きも居る。
(´-`).。oO(荒らしにマジレスしなくても・・・・・・・)
338 :
名無シネマ@上映中:03/11/26 23:02 ID:6QQGDztn
慣れないもんで・・。
339 :
名無シネマ@上映中:03/11/27 00:12 ID:87AoakvQ
安易な発想にもえ〜
340 :
名無シネマ@上映中:03/11/30 13:16 ID:Q/f1Wbfa
退廃っていいかもage
341 :
名無シネマ@上映中:03/12/01 08:05 ID:WEicz+cu
343 :
名無シネマ@上映中:03/12/01 23:11 ID:/79DZll/
ヴィスコンティ映画の一本一本の歴史的背景や
美術、小道具、衣装の由来を研究していけば
一生退屈しないで済みそうだ。
344 :
名無シネマ@上映中:03/12/01 23:33 ID:gHrU/UJ8
え?
345 :
名無シネマ@上映中:03/12/02 02:46 ID:pO5L2y1M
ベニスに死すはテレビではシネスコサイズなのにね。DVD化きぼーん。
346 :
名無シネマ@上映中:03/12/02 18:03 ID:lYs2/IPy
美術 小道具 衣装 などはものすごく興味あるなぁ・・。
助手として使ってください!
ルードヴィヒ何回も見たよ!
「エリザベート、エリザベート」って何度も言うシーンで泣いたよ。
ドイツのシュタルンベルグ湖へ最寄り駅から歩いて行ったよ。
売店のおばさんに「歩いてく」と言ったら無理だと言われたよ。
約1時間かかったよ。
一緒に行ってくれた友達、スマンカッタ。
私もフュッセンに泊ってノイシュヴァンシュタイン城やら何やら周り倒したワナ。
あの時だけは独語学科卒で良かったとオモタワナ。
でも完全版しか観ていないので映画はイタリア語だったワナ・・・
この人の映画ってアクセサリーが必ずブルガリ
ルートヴィヒの顔、若い頃とおじさん時代と、雰囲気変えてて不思議
351 :
名無シネマ@上映中:03/12/04 16:14 ID:e04FuUkh
>アクセサリーがブルガリ・・
そうなんですか、知らなかった。
なんか全部本物の宝石を使っているとか・・それも本当なのかしら?
お城に行かれた方々は、ビーナスの洞窟(でしたっけ?)も見たのでしょうね・・羨ましい!
352 :
名無シネマ@上映中:03/12/04 17:23 ID:IPa+hBhk
ヴェニスのリド島の「ヴェニスに死す」に使われた海岸に行って、
ビョルン・アンドレセンごっこしようと思ったら、
金持ち専用のプライベートビーチで立ち入り禁止。
しかたなく隅っこにある貧乏人専用ビーチに行ったら、
湘南とかわらんかった。
354 :
名無シネマ@上映中:03/12/04 17:36 ID:IPa+hBhk
>>353 撮影に使われたのは、Hotel des Bainsと、
そのプライベートビーチでつ。
347だけど歩いていったおかげで途中ベルク城(今はホテル)見れたよ。
>>351 349だけど、映画見るときいつもエンディングロールを
がっつり見るタイプなので、それでいつも「ブルガリ」って出てきて
さすがだな〜と感心したのでした。
ブランドもんにあんま興味ないので詳しい人が見たら
小道具の類もとても楽しめるでしょうね、ビスコンティ、。
357 :
名無シネマ@上映中:03/12/05 15:18 ID:V1RyLyL5
>・・をがっつり見る・・
なぁるほど、それでわかるのね。
私みたいにさらさらと目を通すようじゃダメね。
358 :
名無シネマ@上映中:03/12/06 21:54 ID:8miXvd39
ふと思い出したんですが、
『山猫』のアラン・ドロンが、彼を慕っている従妹の目の前で
C・カルディナーレに婚約指輪を渡すシーンで
指輪のケースの放り投げ方が荒っぽいのですが
それは、単にカッコツケーだと思っていました、
が、実はこのシーンがふたりの結婚の意味を暗示してるんじゃないかと・・・。
359 :
名無シネマ@上映中:03/12/06 23:37 ID:TZlqW8yP
あげないと全部読めないんだよな
360 :
名無シネマ@上映中:03/12/07 00:26 ID:3iO6uKUJ
今ティあげ
361 :
名無シネマ@上映中:03/12/08 11:10 ID:PqbFJBUf
そろそろ次の話題に行こうぜ。
362 :
名無シネマ@上映中:03/12/09 23:16 ID:OuOlMDbj
「ルードヴィヒ」とどくの12月末。BOXだもんなあ。1万円以上だぜ。
全く。偉い趣味もっちゃったなあ。
「ベニスに死す」はどうもいまいちなんだよな。マーラー最高だけど。
ビスコンンティ マンセーの自分でも、
芸術家が美しい者に惹かれた あそう という感じ。
だからなに?みたいな。
退屈だな、ひたすら立派だけど。
まあ傑作だとは思うけどね。
363 :
名無シネマ@上映中:03/12/10 08:27 ID:3gPICyid
皆様ご存じかもしれないけど・・
「マーラー」を観ていたら、タッジオと音楽家が出てきました。駅のホームだったっけ・・
あの監督もビスコンティを崇拝していたのねぇ・・。
364 :
名無シネマ@上映中:03/12/10 08:44 ID:NIHNzBwh
>>362 「ルートヴィヒ」見たら、もっと退屈するぞ。
皇帝が引きこもって気が狂った あそう という感じ。
ストーリーなんかどうでも(・∀・)イイ!!よ
>>362 美しい若者というだけでなく、元は美しかったであろう老音楽家の
取り戻せない時間への焦りと諦めみたいなのもあって、ああまで
少年を崇拝したのだろうと思われ。
ダーク・ボガードをもってくる理由はそれだと思った。
ヴィスコンティ自身もハンサムだし、おさーんになって美声年に引け目を
感じる自分を投影したのじゃないかな。
わしは「ベニス」をみると胸が締め付けられるねえ。
>>366 そんなことぐらいは
>>362も分かっていると思うけど。わざわざ説明せんでも。
>>362 ちょっと同意。
マンの原作を貶めなかったことは凄いと思うけど、何度も観るような映画でもないと思う。
傑作と言われるのは分かる気がするけど。
でも年取ってくると以前よりアッシェンバッハの気持ちは切実に伝わるw
368 :
367:03/12/10 18:33 ID:zWUyUBsc
もちろん内容が薄いという意味じゃないです。
初老の哀しみ云々だけでもないのは分かります。
芸術を極めてきた者が、天が作った奇跡の前に簡単に敗北しちゃう残酷さには悲しくなった(´Д`)
でも他のヴィスコンティ作品に比べると「?」って感じ。
>でも他のヴィスコンティ作品に比べると「?」って感じ。
それは単なる好き嫌いの問題じゃ無いの?
傑作といわれるのも分かるとか懸命に論争を避けてるようだが、反論に
応えられるだけの理由も持ってないくせに
>何度も観るような映画でもないと思う。
これはどういう事?もちょっと説明してよ。
頬紅と黒い涙がねえ、
371 :
名無シネマ@上映中:03/12/11 16:46 ID:9ySa/3e3
老いていくことを化粧で隠そうとしていた事が、嫌なの?
私はあれこそタッジオとの対比で、観ていて胸に迫るものが有ったけど・・。
372 :
名無シネマ@上映中:03/12/11 17:08 ID:YctAXGL4
↑教科書に載っていそうな発想
でもあたくしもぱっとそれぐらいしか浮かびませんわ
ベニスに死す、漏れは対比とか老いぼれとかそういうことはぜんぜん考えなかった。
ただ、映画が始まった瞬間から「神」をみたような気分がずっと持続して
終わったときはもう映画を見るのをやめようと思ったほど感動した。
374 :
名無シネマ@上映中:03/12/12 16:35 ID:jbhFMnIG
神々の黄昏を見る前に
国立西洋美術館でルネサンス期のイタリア絵画を観ておくと
印象が全然違うぞ。
入館料は600円ぐらいで映画より安いし
やってみな
375 :
名無シネマ@上映中:03/12/12 17:55 ID:7k4XNBDy
「神々の黄昏」とは「地獄に堕ちた勇者ども」のことでしょうか?
377 :
名無シネマ@上映中:03/12/12 19:19 ID:7k4XNBDy
>>376 すいません、私のかん違いでした。
でも、「地獄に堕ちた〜」の原題もたしか<神々の黄昏>……
378 :
名無シネマ@上映中:03/12/12 19:29 ID:IDh3dg/J
[家族の肖像」をみて、一生の最期はこのように気高くありたいと思った。
庶民的な最期は嫌だ。
>>377これ?
LA CADUTA DEGLI DEI
380 :
名無シネマ@上映中:03/12/12 20:24 ID:1BHiJFyX
「異邦人」の太陽の輝きの後の一瞬の殺人衝動の表現は
黒澤の「羅生門」の演出のパクリだろ。
381 :
名無シネマ@上映中:03/12/12 20:28 ID:7k4XNBDy
>>379 GOTTERDAMMERRUNG(すいません、OとAにウムラウト入れられない)。
ワグナーの楽劇「ニーベルングの指輪」第四部<神々の黄昏>の原題と同じものです。
382 :
名無シネマ@上映中:03/12/12 20:32 ID:IDh3dg/J
>>364 :名無シネマ@上映中 :03/12/10 08:44 ID:NIHNzBwh
>>362 「ルートヴィヒ」見たら、もっと退屈するぞ。
皇帝が引きこもって気が狂った あそう という感じ。
一回みてるからルードヴィヒ知ってるよ。
いや全然違うよ。ルードヴィヒは激しく人に恋慕し、激しく生きた。
余りに壮烈な生き方故、めためたになって自ら滅んでいった。
実際自分がそうなったら哀しいけど(皇帝になれるわけないけど)
やはり羨ましいというかやはり素晴らしい人生であったと言いたい。
ヴィスコンティも鎮魂歌という側面もあったと思う。
それに対し、「ベニスに死す」はうじうじとみっともなさすぎ。俺は嫌。
「家族の肖像」の教授のような生き方をしたい。
いやさ本当はルードヴィヒのような壮絶な人生が本当は望みだ。
エリザベートと結ばれれば、バイセクシュアルにも、過剰な芸術への耽溺も
なかったろう。
エリザベート役のロミー・シュナイダーは、この映画の後、
住居から誤って転落して、塀の門のヤリの部分に串刺しになって亡くなったということだ。
ヴィスコンティ映画の登場人物は、皆、濃い人生を生きている。
383 :
名無シネマ@上映中:03/12/12 20:34 ID:IDh3dg/J
ちなみにルードヴィヒはマイ映画ベスト3にはいってくる。
多分2位か3位だ。
384 :
名無シネマ@上映中:03/12/12 20:53 ID:1BHiJFyX
「地獄に落ちた勇者ども」はどうよ?
たしかあの映画では母子相関が描かれたなかったか・・・・?
385 :
名無シネマ@上映中:03/12/12 21:01 ID:IDh3dg/J
ヴィスコンティ映画ベスト
といってもあんまりみてないけど。
1「ルードヴィヒ」2「家族の肖像」3「地獄に堕ちた勇者ども」
2と3はいれかえてもいい。
「地獄に堕ちた勇者ども」を退屈とかいう人は
ルネサンス期の絵画とかみたことないんだろうなとか思う。
ルネサンス期の芸術を一度でもみたことがある人は、
ヴィスコンティに映画的センスがないなどという戯言いうんだと思う。
386 :
名無シネマ@上映中:03/12/12 21:05 ID:IDh3dg/J
考えてみると
日本にもルネサンス芸術に匹敵するような桃山文化という
豪華華麗な文化の時代があったのに、これを体言した映画監督いないんだよなあ。
影武者 は安土桃山の前の戦国時代だもんな。
それでも結構豪華だったけど。
日本人は結局小津にかえっていくのかな。なんせ年収300万時代だもんな。
>>ルネサンス期の芸術を一度でもみたことがある人は、
ヴィスコンティに映画的センスがないなどという戯言いうんだと思う。
ルネサンス期の芸術を一度でもみたことがない人が、
ヴィスコンティに映画的センスがないなどという戯言いうんだと思う。
388 :
名無シネマ@上映中:03/12/12 21:11 ID:1BHiJFyX
>>386 > 考えてみると
> 日本にもルネサンス芸術に匹敵するような桃山文化という
> 豪華華麗な文化の時代があったのに、これを体言した映画監督いないんだよなあ。
映画監督や演出家がいないわけではないんだよ。
日本の芸能界は戦後は在日朝鮮・韓国人、若しくは彼らの帰化に牛耳られてるので
秀吉時代の優れた日本文化の表現を芸能で表すのは事実上できないんだよ。
わかる?
>>381 それはドイツ語?
原題はイタリア語のはず。
390 :
名無シネマ@上映中:03/12/12 21:35 ID:7k4XNBDy
>>389 ドイツ語です。
イタリア〜スイス〜西ドイツの共同制作だから
どちらも原題ということかな?
ちなみに英語題名はTHE DAMNED.
イタリア語題名LA CADUTA DEGLI DEIを
<神々の黄昏>と訳すのかどうかは
非才の私にはわかりません。
まあ、あまり素人がああだこうだいっても始まらないんで、
私の勘違いをお詫びして、お開きということに…。
391 :
名無シネマ@上映中:03/12/13 04:06 ID:tneMvCbk
家族の肖像のDVD欲しいんだけど、
あれってバラ売りされないのかな?
なんで揺れる大地と夏の嵐とセットなの?
>>385 ルネサンス期のどういう絵画の影響下にあるのか
教えてくれよ。具体的にな。
393 :
名無シネマ@上映中:03/12/13 09:07 ID:rm8dUXOZ
ルネサンスも後期かな。ドイツのデュラー・ホルバイン
ベルギーのブリューゲルだな。
1000円ぐらいで安いシリーズでうってるからみてみ。
とくに一番ブリューゲル好き。とにかくもってる世界観が凄い。
>>393 ブリューゲルの百姓の絵とかが、どうヴィスコンティに
つながると言うのだ?
395 :
名無シネマ@上映中:03/12/13 12:10 ID:rm8dUXOZ
重厚な絵の構図。
ミケランジェロやダヴィンチよりダイナミズム感じないか?
お百姓の絵だけじゃないよ。みてみ。画集いくらでも安いのあるから。
396 :
名無シネマ@上映中:03/12/13 21:01 ID:n+f5gl32
日本人のファンから見たらボッスやグリューネバルトとか
マニエリスムやバロックをイメージするけれど
本人は案外とアブストラクト・リリックとか
ロシア構成主義好きそうだね。
397 :
名無シネマ@上映中:03/12/13 21:45 ID:rm8dUXOZ
いったんクラシックみてから現代絵画がいいと思う。
最初から最後までポップアートとかだったりすと全体が見えない。
音楽と違って古典系でも絵画は案外すんなりはいれるから
絵画は趣味としてもみといて損ないと思う。人類のかけがいのない遺産だし。
398 :
名無シネマ@上映中:03/12/13 23:00 ID:mE/FVJS8
ふーん なるへそ
>>397 ブリューゲルのどの絵の、どの構図、色彩が
ヴィスコンティのどの映画のどの場面に対応するのだ。
そして、ヴィスコンティの発言もあればあげてもらおう。
400 :
名無シネマ@上映中:03/12/13 23:17 ID:cX21Gm5g
>396-397
おれは雪舟が好きだな。
ぜんぜん関係ないが、劇画家の小林源文さんは実家がお寺。
で、原文さんは、お寺の跡取息子なんだけど、
「お経を読まないで。この子は絵ばかり書いて」って
ある日、和尚さんに柱に縛り付けられた。
で、原文さんはわんわん泣いて、泣いた涙で床にマウスを書いたら、
和尚さんが本物と勘違いして、「大変だ。床が抜けてしまう」
401 :
名無シネマ@上映中:03/12/13 23:23 ID:aKGt6y9N
>382、ロミー・シュナイダーの息子が・・・です。
402 :
名無シネマ@上映中:03/12/14 01:31 ID:OUr+fokd
ベニス見てからマラ5にはまりますた。
ベニスのサントラ(マラ5はアダージョのみ)も買ったけどテンポ速くていまいち。
やはり餅は餅屋かなあと。
403 :
名無シネマ@上映中:03/12/14 09:54 ID:YliYp+Sv
>>399
私も、ヴィスコンティとブリューゲルっていうのはいまいちわからない。
ブリューゲル的な映像って言うと
タルコフスキーの「アンドレイ・ルブリョフ」とか
ベルトルッチの「1900年」なら思い浮かぶけど…。
ヴィスコンティ作品から連想される絵画といったら、
「地獄に堕ちた勇者ども」:レンブラントかカラヴァッジョ
「ヴェニスに死す」:ホイッスラー
「ルートヴィヒ」:ラファエル前派
あたりかなあ…
404 :
名無シネマ@上映中:03/12/14 10:04 ID:+KNlGXF2
ヴィスコンティはキューブリックみたいなフォトグラファーでも黒澤明みたいな
画家志望でなく、舞台劇出身の古いタイプだから、画面にこれといった
画家の影響はわからんなぁ。「イノセント」でもカンバセーション・ピースネタに
持ってこられても、むしろ美術やモダンインテリアばかり目がいって。
具体的に「ブリューゲルみたいな絵を撮ってくれ」みたいな指示、カメラにだしたか
わからんなあ
いやキューブリックが「バリーリンドン」でホガースやコンスタンブル
シャイニングやアイズワイドシャットで「死と乙女」とか「エロスとタナトス」
とかその方面の絵、模写したのはわかるよ。
ボブ・フォッシー「キャバレー」がベルリン風俗画家グロッス。
リドリー・スコットがもろベラスケス(1492コロンブス)の再現目指したのも
わかる。
405 :
名無シネマ@上映中:03/12/14 10:14 ID:0oi/qu6r
舞台美術というものが分野としてしっかりあるし、
美術をかんがえないということはないとおもいます。
「地獄に堕ちた勇者ども」でナチ突撃隊が
らんちき騒ぎやったあとけだるくたたずんでる場面あるけど
あの映像設計みて、ヴィスコンティに映像感覚が乏しいと
思ってる人がいるとしたらアホとしか思えない。
映像感覚とか言うときに、コマーシャルのモダンな映像しか
連想できないとしたら、発想が貧弱すぎるとしかいいようがない。
そういうのって詳しい詳しくない以前の話で、
お話にならないと思う。
>>404 の批判文では、全くありませんのであしからず。
いや、わかります。お心遣い恐縮です。あそこのエクストラヴァンガッツア
(饗宴いうか狂宴)の場面は、むしろシュトロハイムとかハリウッド初期に
撮られた、「倫理コードのない時代の物凄い豪奢なポルノ映画」の再現を
狙ったのではないかと。
カメラが揺れてるんですよね。SAの役者どもに本物の酒を飲ませ、ともかく
とんでもない女装フレンチカンカン狂乱状態に持っていって、それを「アレも見せたい」
「この表情を撮りたい」とカメラが頑張ってるのがわかる
407 :
名無シネマ@上映中:03/12/14 10:28 ID:0oi/qu6r
ていうか
「地獄に堕ちた勇者ども」というと
開巻の凄い煙のシーン
ナチのらんちきパーティー
母息子の妖艶な近親相姦シーン
想い出します。
とにかくとんでもない映画だったなと。
>>405 普通に映像感覚はないだろう。
役者と美術から発する異様なオーラはある。
409 :
名無シネマ@上映中:03/12/14 10:49 ID:YliYp+Sv
中期の傑作「若者のすべて」や「山猫」etcの
キャメラマンはジュゼッペ・ロトゥンノ。
後にフェリーにとのコンビで知られるようになる
名キャメラマン。
対して「地獄に堕ちた勇者ども」以降は
主にパスクァーレ・デ・サンティスが担当している。
ロトゥンノのシャープで深みのある映像に比べると
サンティスのキャメラはちょっと平板な感じがする…。
410 :
名無シネマ@上映中:03/12/14 11:13 ID:0oi/qu6r
BOXきたら検証して報告します。
411 :
アンヌ隊員:03/12/14 15:08 ID:7clEOsK8
ヴィスコンティは何者でもない。
4r35y6う47い5
れght
>>406 シュトロハイムはモーパッサンの小説を想起させる。
救いのない話が、ある種の壮快さ、感動にむすびつく。
「地獄に〜」にはそれはない。
まあ、別物を目指したのだろうが。
415 :
名無シネマ@上映中:03/12/15 09:43 ID:d0s+GuJZ
>>414 「地獄に堕ちた勇者ども」が下敷きにしているのは
エウリピデス、ドストエフスキー、ワグナー、トーマス・マン
といったところだから、
爽快さやカタルシスとはちょっと別物ですね。
416 :
名無シネマ@上映中:03/12/16 19:16 ID:XdVnCB2n
ヴィスコンティの『イノセント』とキューブリックの『アイズ・ワイド・シャット』って似たような話だね
自分は『イノセント』好きだなぁ
あの不安定で情感が希薄な感じが良い
417 :
名無シネマ@上映中:03/12/17 00:30 ID:hWgWbYtr
そういや前にビスコンティっていうサッカー選手いたな
ビスコンティじゃない!
ヴィスコンティなの。
419 :
名無シネマ@上映中:03/12/17 08:17 ID:CoEuwXX+
406>414
なるほど。モーパッサンて未読ですが、どのあたりがお勧めですか?
「地獄」はLDジャケットに書いてあるとおり、エリザベス朝演劇やら鶴屋南北の
怨念どろどろ世話物舞台のどぎつさがあって、そこが一般受けする最大の要因でしょうかね?
あの家族それぞれが、30年代ドイツ国家内部の産軍党各所の利権代表みたいな
縮図もってこられたら、もう権力闘争開始で目が離せません
>415
ドストエフスキーからの引用というと、例の少女昇天だかのエピソードでしたっけ?
あれ芳賀書店だか新書館のシナリオ付インタビュー集で、監督本人がそういってますが、
今市、意味がわからない。
どういう意味か、誰か教えてプリーズ?
420 :
名無シネマ@上映中:03/12/17 08:49 ID:83dRxjoK
>>419 マルティン(ヘルムート・バーガー)の少女陵辱は、
ドストエフスキー「悪霊」のスタブローギンのエピソードに
インスパイアされたんじゃなかったか?
421 :
名無シネマ@上映中:03/12/19 10:28 ID:x62Pgev1
「べリッシマ」の冒頭だけ録画が残ってたんでいま見直した。
で、いきなりミケランjェロのダビデ像で始まってるのね、笑った。
あと、指揮者がカラヤン?の物真似してやんの、
歌手もよくよく聞いてみたら
伝統の歌唱法にプラスやや録音を意識して
前歯の後ろにあててハナに抜いてる感じだなあ・・・笑った。
422 :
名無シネマ@上映中:03/12/19 10:35 ID:2AN9qcxv
冒頭で思い出したけど、「夏の嵐」の冒頭シーン、
ヴェルディのオペラ「トロヴァトーレ」が演じられている
ヴェネツィアのフェニーチェ劇場は、
火災で内部が燃えちゃったけれど、
このたび無事工事が終って再開したらしいぞ。
今度みんなで押しかけて、天井桟敷からビラを撒いて
「夏の嵐」ごっこしようぜ!!
ヴィスコンティはどれも濃いなぁ。私にはちょっと胃もたれがするでつ…
424 :
名無シネマ@上映中:03/12/19 11:16 ID:3omsggsx
ヴィスコンティの映画は最高級のワインのようなもの。
いつでも気軽に楽しめるものではなく、下手にたしなむと悪酔いします。
でも、ちゃんと心構えをしてそれに臨めば、そのあまりの美酒に酔いしれる。
そしてハマってしまうのです。
しょっちゅうではなく年に何回か楽しむのがいいでしょう。
「あの男のつくる映画は、どうもしちめんどうくさくて。
子供の頃は、あんなじゃなかったのだけれど」
426 :
名無シネマ@上映中:03/12/20 19:36 ID:zhLEJG2v
BOXきたよ。
巻物にルードヴィヒを彼の最高傑作としてあった。
僕も同意だ。ちょっと嬉しかった。(;;
427 :
名無シネマ@上映中:03/12/20 20:59 ID:BQ6e13x5
>426
BOXの画質はどうでした?
スクイーズ?レタボ?でつか?
428 :
名無シネマ@上映中:03/12/20 21:38 ID:jGiKB3RO
>「ハマってしまうのです」
ヴィスコンティはルー大柴みたいなもんだよ。
はまるヤツははまるんだろうが、濃い、あざとい、くどい。けしてうまくない。
429 :
名無シネマ@上映中:03/12/20 21:48 ID:34X5PB88
フィオリン フィオレッロ ダモォレ ベェッロォ ヴィチーノ ア テェ 〜♪
430 :
名無シネマ@上映中:03/12/20 22:08 ID:HmTC/P5T
ベニスに死すは、もうなにも言う事はなかったなあ・・・
431 :
名無シネマ@上映中:03/12/20 22:37 ID:kPwFwEFX
>429
郵便配達は二度ベルを押す の
〜 若妻が洗濯物干しながら口ずさむ鼻唄
432 :
名無シネマ@上映中:03/12/20 23:15 ID:zhLEJG2v
>>427 いま「ファイナルデスチネーション2」みてるから後でね。
これ、おもろいわー。B級の傑作だなあ!
ヴィスコンティはDVDだから画質最高だと思いますよ。
いままでDVDかって、映像面で、失敗したとおもっったこと一度もない。
ビデオ時代は萎えまくりだったけど。
映像の質では、 DVD>映画館>=ビデオ ですね。
最近映画館いってないなあ。体力つかうんだよね。映画館て。
433 :
名無シネマ@上映中:03/12/21 02:22 ID:lDROdxHu
>>427 「イノセント」見始めたけど映像は抜群。
やぱ美術品だね。ヴィスコンティ。
よく映像感覚がどーたらとかいう人いるけどコマーシャルな映画みすぎなんじゃないの?
西洋絵画を一回もみたことないような人が映像感覚とかいいだすの
あほの極みだと思う。
「ビ」でも「ヴィ」でもいいじゃないか。
ここは日本なんだし。
結局「ヴィ」を日本人的にそのまま発音すれば[bi]だ。
び!ビ!ビ!。
ヴァ、ヴィ、ヴ、ヴェ、ヴォ。
日常会話で歯と下唇が触れる発音をしている奴がいるか?
俺はそんな奴嫌いだ。
435 :
名無シネマ@上映中:03/12/21 08:49 ID:POmWvSD5
そうだよどーでも良いよそんなこと。
デビ婦人でもデヴィ婦人でも
デビ夫人でもデヴィ夫人でもなんでもいいんだよ。どーでもいいのよ。
436 :
名無シネマ@上映中:03/12/21 12:22 ID:lDROdxHu
BOXにしっかり「ヴ」ィスコンティ とかいてあるんだから
しょうがないだろ!
437 :
名無シネマ@上映中:03/12/21 12:49 ID:+Cb+D5u1
まあまあ。とりあえず両者の間を取って
「ブィスコンティ」という風にしたら?
「ブィスコンチー」なんてのもかわいくておしゃれかも。
438 :
名無シネマ@上映中:03/12/21 12:52 ID:M0mfJTOi
おれはデヴィ夫人が宮中晩餐会に43回出席してるという方が驚異だ
439 :
名無シネマ@上映中:03/12/21 19:53 ID:X4nnyppT
DVD買いに行ったらまったく置いてなかったな・・・。
ヴィスコンティ?誰それってな感じで。
仕方ないから通販にした。
>>433 >コマーシャルな映画
おまえさんの貧弱さを物語るね。
西洋絵画の色彩、構図と映画との相関性に対するレクチャーどうした?
ボックス買うんだろ?買ったのか?
おまえさんの古臭い教養主義を披瀝してもらおうじゃないか?
映像感覚はコマーシャルだろうが、なかろうが存在する。
あんたはテレビなどの名もない映像に、価値など見出せないだろう。
例えば、今日の朝やったNHKの関東甲信越小さな旅はすごかった。
俺の言っている意味がわかるかな?勇気はあるかな?
ヴィスコンティは映画の中の狂い咲き。あだ花。絶滅種。
そこに美がある。ただ、映像感覚はないが。
441 :
名無シネマ@上映中:03/12/21 22:38 ID:lDROdxHu
>>440 映像感覚のある監督の具体的映画教えてもらえませんか?
デパルマ「ボディダブル」スピルバーグ「激突」フェリーニ「悪魔の首飾り」
アンゲロブロス「霧の中の風景」ニコラスローグ「ジェラシー」
ヴィスコンティ処女作の「揺れる大地」みたことあります?
なにをもって「映像感覚」といってらっしゃるんでしょうか?
442 :
名無シネマ@上映中:03/12/21 22:41 ID:lDROdxHu
「地獄に堕ちた勇者ども」を最初みたとき
その鮮烈な映像に圧倒されましたけどね。
これを映像主義といわないとなると一体なにが映像主義でないんでしょうか?
CMディレクターで成功した人にリドリー・スコットがいますが
ああいうのがいいんでしょうかねえ。流麗というか。
(勿論リドリー・スコットは弟とちがって巨匠ですけど)
西洋絵画でもポップアートでもなんでもいいよ。
対象そのものをあるがまま受け止めようよ。
444 :
名無シネマ@上映中:03/12/21 23:09 ID:OeHzkcM0
いえてる、映像はすごいんだろうけど、一本の映画としていけてないより、
映像は突出してなくても、見終わって面白かった映画のほうがいいや。
リドリースコットよりかなりまし。
445 :
名無シネマ@上映中:03/12/21 23:28 ID:lDROdxHu
たとえば「エルトポ」はよかったけど「ホーリーマウンテン」はどうも
というのもある。
鮮烈な映像の連続でもあとで「?????」というのも多い。
CMディレクターはまさしく「映像主義」だが所詮1分の勝負。
映画のの2時間以上とは意味がまるきり違う。
446 :
名無シネマ@上映中:03/12/21 23:31 ID:lDROdxHu
>>440 の書き方に対し凄い怒りを覚えている。
淀川長治がヴィスコンティの諸作を人間の遺産・美術品といっているが
まさしくそうだと思う。
440のような侮辱は正直許せない。
447 :
名無シネマ@上映中:03/12/21 23:39 ID:lDROdxHu
440の物言いは
例えば葛飾北斎の絵画感覚に比べると、狩野永徳には塗り込められた金碧絵の
豪華さだけで内容がないというような空疎なモダニズムだ。
448 :
名無シネマ@上映中:03/12/22 09:10 ID:9bLnJntj
逃げろや逃げろ!!
>>445〜
>>447のせいで
フェリーニスレに続いて
ヴィスコンティスレも崩壊するぞ〜〜!!
449 :
夏の荒らし:03/12/22 09:49 ID:UIZPCmMV
ディ クェッラァ ピィィィィイラァ ロオルェンドォ フォォォォコォ トゥッテェ レェ フィィィブルェ マァルセエ アヴァムプオ!
エムピィ スプェニェテエルァ オ キイオ フルァ ポオォォォコォ コル サングゥエ ヴォォォストルォ ラア スペェニィエルォ!
エッラ ジィア フィリィィィィオ プリィマァ ダァマァァァルティ ノォン プゥオ フレェナァァァルミィ イル トゥオ マアルゥティルゥ
マァドレ インフェリィィィィチェ コルルォ ア サァルヴァァァルティィ オ テェェェェェェェェェコォ アルメェェェヌォ コルルォ ア モォリィル!
オ テェェェコォ アルメェェェヌォ コルルォ ア モォリィル! オ テェェェェェェェェェコォ アルメェェェヌォ コルルォ ア モォリィル!
450 :
:03/12/22 17:14 ID:pg+a49T1
>>447 それが君の空疎さ。
例えば、あなたはリチャード・フライシャーは理解出来ないだろう。
>>441 映像感覚とは、ごく普通に三隅研二の映画のような
空間把握、撮影、演技とストーリーとの融合と解している。
ヴィスコンティで一番不満なのは空間把握。
どう見てもない。絵画的だとかいう、マンセーな奴は信じられない。
452 :
名無シネマ@上映中:03/12/22 21:11 ID:lk9yxUY8
リチャード・フライシャー>>
ミクロの決死圏 ソイレントグリーン
まぎれもなきB級プログラム監督。
そういや三隅研二もB級プログラム監督。
ヴィスコンティの「地獄に堕ちた勇者ども」の突撃隊のらんちきパーティーはどうよ。
あれのどこが空間処理がない。
ていうかお前美術5とったこないだろ。大体が。
大抵3だったヤツにいわれたかーねー。
453 :
名無シネマ@上映中:03/12/22 21:15 ID:lk9yxUY8
もしミクロの決死圏をもって「空間処理」などというどあほ抜かすヤツ
いるなら、もう幼稚園並みだわ。ああ。
まあ単純にそういう単純な意味での、空間処理の名手っていったら
エイゼンシュタイン フェリーニ キューブリックだろなあ。
しかし俺はもっと観念的な空間処理考え点だけどなあ.....
454 :
名無シネマ@上映中:03/12/22 21:42 ID:lk9yxUY8
>>450 のような人はパゾリーニの「アポロンの地獄」をみても空間処理がなってないとか
いいだしそうだな。
ていうか浮世絵なんて最初から空間処理 排除してるけど
それでもなお立体的空間的なんだよね。わかる?
ピカソは伝統的な空間処理を一回分解して頭の中でもう一回
再構成している。こういった伝統の上に西欧の芸術は成り立っている。
単純に空間処理とか言われるとはらわた煮えくりかえってくるんだけどな!
まあこういう馬鹿はポストモダンという大昔の言葉もしらねーだろーけどな!
>>454 観念的な空間処理?
君は目の前にある、目の前のものが見えないのじゃないのか?
そして君は権威づけられたものしか、目に入らないのだね。
三隅もフライシャーもB級だから、ダメなのか?
映像を映像として、映画を映画として見る勇気がないのじゃないのかね?
朝の連ドラの「お天気家族」も中々がんばっているじゃないか、と
言っても理解はできないだろう。というより、映画の面白さを知らないのだ。
空間処理というものは、ストーリーと密接に関っているのだよ。
どこに人を立たせ、どこにカメラを置き、どう動かすかというのは映画の命だよ。
例えば「東京物語」はそうだろう。キアロスタミの初期の映画もそうだった。
ヴィスコンティについての結論は、彼はそんなこと考えたこともなく
才能もない。彼は19世紀の欧州美術の継承者もしれないが、
映画の創造者でも継承者でもない。それゆえ、美しく咲いたあだ花、狂い咲なのだ。
457 :
名無シネマ@上映中:03/12/23 01:25 ID:y7qwQIEj
ヴィスコンティにそんなに時間を割く必要はない。
458 :
名無シネマ@上映中:03/12/23 01:41 ID:SD5wY96L
馬鹿言わないで欲しいよ。
「地獄に堕ちた勇者ども」の突撃隊のパーティーシーン
「ベニスに死す」の船上のシーン
「ルードヴィヒ」のエリザベートと語らうシーン
「山猫」の大舞踏会のシーン どれをとてもきっちりカメラを
頭に置いて構図を作っている。
あんたテレビの製作者?
テレビは胸から上を基本に映し出す構図。ルメットなんかテレビ出身者だからそうだよね。
(彼はとびぬけてテレビ出身でも優秀だったけど)
映画とテレビの映像の構図一緒にしてどうすんのよ。
マーケットが全く違うでしょ!テレビはスーパーかコンビニ。
カフール。映画は百貨店。MACY'Sなの。
ヴィスコンティに向かってもっとカメラを振れ! 回せ!なんでおまえは
デパルマみたいにできない!だのいいたいんだろうが、はっきりいいます。
あんたはアホです。ただの。
459 :
名無シネマ@上映中:03/12/23 01:44 ID:SD5wY96L
ていうかヴィスコンティをただ目の前の物をただ右に左に動かしてる
じいさんと思ってるとしたら相当頭悪いよ。
そんな甘いヤツなわけないじゃん。ヴィスコンティだぜ!
460 :
名無シネマ@上映中:03/12/23 01:47 ID:SD5wY96L
大体お前、日芸あたりでてるカメラ小僧出身の映像オタだろ。
だから見方が浅薄なんだよ!
しっかり最新版の学問しっかり勉強しなおしてこい!
ぺらぺらした映画評論誌ばっかよんでるから思想も薄ぺらなんだよ!
きっちり分厚い本よんでこい!
461 :
名無シネマ@上映中:03/12/23 01:49 ID:SD5wY96L
いっとくが俺はヴィスコンティこそ最高なんて思ってないからな!
>「地獄に堕ちた勇者ども」の突撃隊のパーティーシーン
>「ベニスに死す」の船上のシーン
>「ルードヴィヒ」のエリザベートと語らうシーン
>「山猫」の大舞踏会のシーン
「熊座〜」の地下貯水場でのシーンも入れてくれ
>ヴィスコンティに向かってもっとカメラを振れ! 回せ!なんでおまえは
>デパルマみたいにできない!だのいいたいんだろうが、はっきりいいます。
>あんたはアホです。ただの。
そんな事言ってる奴がいたら、アホですね。俺は言っていませんけど。
空間処理が駄目だというのは、フィックスが駄目だと言っているのですが。
逆なんですよ。それに「東京物語」をあげているのを、どう辻褄をつける?
>しっかり最新版の学問しっかり勉強しなおしてこい!
ヴィスコンティに対する西欧美術、歴史の影響を、
一画面一画面注釈つけて語ってくれるんじゃなかったのか?それでボックス買うとw
ヴィスコンティは西欧芸術のテキストだと思ってみるのが、
一番面白いと思いますから。それやってくれたら、頭をたれます。
しかしブリューゲルとヴィスコンティを、おまえさんの脳内でつなげるのは勘弁な。
464 :
名無シネマ@上映中:03/12/23 08:52 ID:Sms19c9Y
>>449 おまえアフォか?!
ディ クェッラァ ピィィィィイラァ 〜♪ の前の二重唱がいいんだって!
声の質が溶け合って清らかな愛を表現してるんだよ、
おれはヴィスコンティには雪舟の影響があると思うな。人間の空しさを
描いたところなんか、枯山水の趣があるね。
きっと鈴木大拙の禅なんか影響してるんじゃないかな。
クリシュナ・ハレハレハレホーの70年代ヒッピーイズムのLSDの光感覚なんて
かなり重要だね
466 :
名無シネマ@上映中:03/12/23 10:58 ID:roTzZswa
またセット販売かよ。DVD、いい加減、バラ売りしれ。
467 :
名無シネマ@上映中:03/12/23 11:29 ID:SD5wY96L
こいつすげーなーとか思ったの
「家族の肖像」でアバ流れてきたとき。おおとか思った。
ストロベリーオンザショートケーキかwフカキョンもでそうという。
でもアバ使っても無理してるという感じしなかった。
淀川長治が「家族の肖像」をモダン感覚といってたけど同意。
「地獄に堕ちた勇者ども」はクロースアップと
バストショットが良いですね。
キャメラをひくと駄目になりますが。
469 :
名無シネマ@上映中:03/12/23 22:10 ID:SD5wY96L
母親を息子が犯すシーンがやたら官能的だった。
最期に父親と母親に毒を飲むように強要する。
なんか凄まじい。濃い。濃すぎる。
小津と対極の政界。
470 :
名無シネマ@上映中:03/12/24 18:53 ID:PGyPMwX8
「地獄に堕ちた勇者ども」のDVD。
とにかくトリミングしないでくれ。
色とかは文句を言わないから。
横浜リノス
472 :
名無シネマ@上映中:03/12/25 09:21 ID:/lek3fEB
>>496 イングリット・チューリンとヘルムート・バーガーの
ベッドシーンが官能的?
おいおい、勘弁してくれよ……。
473 :
名無シネマ@上映中:03/12/25 23:55 ID:izNwTSCZ
474 :
名無シネマ@上映中:03/12/28 22:06 ID:WnLF/iSk
>>469 小津と対極なんてあんた、ヴィスコンティは小津と同じ土俵で語れるようなシロモノじゃありません。
それに小津が淡々としているようなこと言ってるけど、あんた何見てんの?
晩春の能の場面の原の表情見てないの?
475 :
名無シネマ@上映中:03/12/31 05:05 ID:3vC72FZD
ヴィスコンティスレ、今回は妙に続くねぇ。
476 :
名無シネマ@上映中:03/12/31 11:42 ID:I1m2Jn8W
能の場面、凄いね。
477 :
名無シネマ@上映中:03/12/31 17:14 ID:PUKJGBUR
正月はゆっくりルードヴィヒでも観ようかしらん。
478 :
名無シネマ@上映中:03/12/31 18:32 ID:P0RWByf3
正月見るなら『白夜』かな。
雪のヴェニスを舞台にしたロマンチックな一編。
ブレッソンの傑作『白夜』と見比べるなんてのもおつだけど、
ヴィデオ、DVD化はまだかな?
480 :
名無シネマ@上映中:04/01/02 09:28 ID:FiiyeaER
山猫って161分版しかレンタルされてないんですか??
不思議なのが海外での評価見ると前期の作品の方が
評判高めなのに、日本だとヴィスコンティっていうと必ず
後期の耽美系の作品ばかり。「ベニスに死す」が映画の
オールタイム投票で上位に来るのも不思議。
日本人は自分にないものを見たいんじゃないかという気もする。
逆に貧困だ集団上京&就職だとかそういうのは見たくないんでは。
いや、色々内外の映画系サイト回ってての印象だから、考えすぎ
とか邪推とか言われたらそれまでだけど。
個人的には若者のすべてが最高傑作で、山猫まではいいけど、
その後はちょっと。少女漫画的というか。
482 :
名無シネマ@上映中:04/01/02 13:50 ID:Ykxb9en7
「若者のすべて」
撮影:ジュゼッペ・ロトゥンノ
音楽:ニーノ・ロータ
こらッ、フェリーニ!ヴィスコンティのスタッフ
ゴッソリ引きぬきやがったな!
483 :
名無シネマ@上映中:04/01/02 13:52 ID:Ykxb9en7
↑あ、違うか……
ロータはずっと前からフェリーニと組んでたな。
すんません、初謝り……
484 :
名無シネマ@上映中:04/01/02 15:10 ID:7ckpQQqy
正直
ルードヴィヒ イノセント とかBOXもってると
やたら濃い作品で、ヴィスコンティににらみ付けられてる感じがする。
ちょっと怖かったりする。
貴族ってこんなに濃い社会にすんでたんだろうか。
疲れるだろうな。
セックスしてもザーメンがやたら濃そうだ。
一発で妊娠しそう。
485 :
名無シネマ@上映中:04/01/02 23:41 ID:db5GgcDQ
「貴族ってこんなに濃い社会」つうより、イタリア人だからだろ。
北出身の貴族の彼が何でまた南部の貧しい家族をあそこまで
執拗に描いたのかが不思議だね。>前期ヴィスコンティ
>>486 当時の流行だからだろ。
ヴィスコンティやフェリーニも初期はネオレアリズモだった。
ネオレアリズモの主人公は大抵ビンボー人だからな。
「揺れる大地」なんて最初素人使ってドキュメンタリー撮るつもりだったらしいね。
>>484 BOXって、トリミングとかされてませんよね?
489 :
名無シネマ@上映中:04/01/06 06:27 ID:HKBkxobW
490 :
名無シネマ@上映中:04/01/07 00:26 ID:1bIBIOe3
今年の秋に朝日ホールで全作品上映やるね。
日本初公開のドキュメンタリーも含まれる。
でも去年のドライヤーに比べるとインパクト弱いかもなー。
ルードウィヒとイノセント見にいくよ。
491 :
名無シネマ@上映中:04/01/10 23:44 ID:qY5XGv9O
最近、「ベニスに死す」の親爺の気持ちがわかる歳(精神状態)になって来た。
492 :
名無シネマ@上映中:04/01/10 23:57 ID:GQzIqWh2
493 :
名無シネマ@上映中:04/01/11 00:24 ID:lKkkenbS
だって、ホモのスレでしょ。
494 :
名無シネマ@上映中:04/01/11 06:25 ID:k2eT9OL6
ホモ、よりも女性の方(女心を持ち合わせた方という意味で…)がこのスレには多い気がする。
495 :
名無シネマ@上映中:04/01/11 06:56 ID:C04dJt0E
最近、『ルートヴィヒ』の皇帝の気持ちがわかるようになってきた。
引きこもりに逝って来まつ……
496 :
名無シネマ@上映中:04/01/12 00:14 ID:ScvvfwUR
最近、「地獄に堕ちた勇者ども」のマルチンの気持ちが分かってきました....
なーんていったら流石にやばいか。
劇場でノートリミングで観たいなぁ。
498 :
名無シネマ@上映中:04/01/12 10:08 ID:u+6HoRWD
ぼくちゃんみたいな美少年には、
『ヴェニスに死す』のタッジウの気持ちがモロ分かりさ。
ダーク・ボガードみたいなキモいおやじは、さっさと逝っちゃえ。
499 :
名無シネマ@上映中:04/01/12 14:31 ID:XHRKIU2a
ちみみたいなヤシが将来「ダークボガードみたいなキモいおやじ」になるというのは
定跡だよ。
501 :
名無シネマ@上映中:04/01/13 22:14 ID:/UWWKdj4
ヴィスコンティが『ヴェニスに死す』のタッジウ役の少年を探して、
ドイツ、東欧、北欧を巡るドキュメントがあったけど、
気に入った少年を上半身裸にして、舐めまわすように見つめたりして、
なんか自分の餌食を探してるみたいな危なさだったよ。
『愛の嵐』にダークボガードが美人女優を
じろっと見つめるシーンがあったな、誰だったっけ?
503 :
名無シネマ@上映中:04/01/14 08:29 ID:6nIBhxqE
↑シャーロット・ランプリング?
>501
タッジオ君は、それが嫌ですぐ引退しちゃったんでしょうか?
>503
そうだ、そうだ。
地獄に落ちた〜の時は19歳だったんでしたっけ?
美しかったですね。
505 :
名無シネマ@上映中:04/01/14 11:10 ID:sLFqfDHc
ヴィスコンティ監督の「ソドムの120日」もいいかもな。
506 :
名無シネマ@上映中:04/01/14 17:40 ID:6nIBhxqE
>>504 いまも美しいですよ、ランプリング。
『デブラ・ウインガーを探して』に出てたけど、
スタイルも容色もまったく衰えず、
香りたたんばかりの大人の女って感じですた。
>481
日本でヴィスコンティが好きな人ってぶっちゃけ腐女子的っていうか、美男子とか
貴族とかが出てくるのが好きなその手の人が多い気がします。耽美趣味っていうか。
彼の本質はそこにはない気がするけどね。ぞれって彼の後期の作品の表面だけしか
見ていないのでは。美男子だ退廃だナチだホモだ貴族だ滅びの美学だってのは。
若者のすべてはいい映画ですね。すごく悲しい話だけど。駄目一家っぷりに
涙が出ますよ。シモーネが愛人殺すシーンは映画史上に残る名場面だと
思います。後はデビュー作にしてほぼ完璧な「郵便配達〜」も好き。
>506
スイミング・プールは良かったよー。本当にイギリスのいかにもな女流作家に
見えるからすごいな。嵌りすぎ。脈絡もないおっぱい露出シーンがよかた。
笑えた。
508 :
名無シネマ@上映中:04/01/19 23:21 ID:e9QL/QA6
>香り立たんばかりの大人の女って感じ・・!?
そんないい女には見えない。
ただの歳取った勝ち気なオバハンって感じしかしない。
もともと個人的にあの手の顔は嫌いだから。冷たすぎる。あの顔。
509 :
名無シネマ@上映中:04/01/21 09:42 ID:UF+qn5Yq
ジョージ・オーウェルはスペイン内乱時に人民戦線の側に立って
「カタロニア讃歌」を書いたが、共産主義への幻滅からその後
は反共主義に回ったという。ヴィスコンティも当初は共産主義に
傾いたことがあるそうだけど、ゴージャスな作品を撮り続けた後年
はオーウェル同様反共主義へと変わったんだろうか。またイタリア
の隣国であるスペインの大貴族(アルバ家など)やフランコ総統との
関わりも知りたい。同じ特権階級だけにないとはいえんと思うが。
510 :
509:04/01/21 09:44 ID:UF+qn5Yq
>ないとはいえんと思うが
"「ありえんではないと」思うが"に訂正します。失礼
ヴィスコンティってナチスが好きなのかい?
512 :
名無シネマ@上映中:04/01/28 19:28 ID:mkCbY+iV
「家族の肖像」でヴィスコンティからの出演依頼を
オードリー・ヘップバーンが断ったって本当かしらね?
513 :
名無シネマ@上映中:04/01/28 19:51 ID:xo9UTTJp
私が読んだ記事では「地獄に堕ちた勇者ども」でしたよ
、、、息子に強姦されて泣き叫ぶ役だものねえ。
彼女はサブリナのままでいたいらしい、とビスコンティ
が言ったとあったけれど、出てなくてよかった、と俗な
私はおもっちゃいました
514 :
名無シネマ@上映中:04/01/29 03:00 ID:FRHqnNjJ
ヴィスコンティの映画って日本でどれくらいヒットしたんですか?
515 :
名無シネマ@上映中:04/02/01 04:45 ID:SxdPtW+6
>>514 どれくらいも何も…
ヒットしたことがありません。
数年後の日本アニメのように、ここで神話として語られているだけです。
単純な一点豪華主義映画ばかりです
彼に影響されて成功した映画人はいません。
516 :
名無シネマ@上映中:04/02/01 04:54 ID:99VVl29Z
>ヒットしたことがありません。
「家族の肖像」だけはヒットした。
もちろんミニシアター作品としてはだけど。
>彼に影響されて成功した映画人はいません。
ゼフィレッリやロージみたいな「直系」を影響に入れなければ、確かにそうかも。
517 :
名無シネマ@上映中:04/02/01 06:07 ID:xaqMC86J
「ルードヴィヒ」なんか金かかってそうだけど、ヒットしない映画に誰が金出したの?
それとも日本以外ではそれなりの興行収入あったのかな。
>彼に影響されて成功した映画人はいません。
ティント・ブラスはどうよ。
「サロン・キティ」はどう見ても「地獄に堕ちた勇者ども」を連想させるし
(ヘルムート・バーガーやイングリット・チュ―リンも出てる)、
最近も「夏の嵐」をパクった映画、撮ってたし。
まあ、影響されたというよりもパクっただけの話か。
そういや「カリギュラ」もフェリーニの「サテリコン」の焼き直しみたいな映画だったな。
519 :
名無シネマ@上映中:04/02/01 15:32 ID:R3RGPRCb
>>517 あの映画をみてから、あのお城を見に行ったよ。
「夕星の歌」を聴くとあのシーンが浮かんでくる。
ヴィスコンティー自身が狂った王様になっていたのかなー
520 :
名無シネマ@上映中:04/02/01 15:54 ID:R3RGPRCb
エリザベートがベルサイユ宮殿の鏡の間で
自分の姿を映してケラケラ笑うシーンとか
このまえ久しぶりにみたら意味深だった。
521 :
名無シネマ@上映中:04/02/01 21:28 ID:X0UvA9s6
>>514 「ベニスに死す」はみゆき座あたりで公開されていたはず。公開当時の
「スクリーン」では評論家で1位、読者投票で2位だから、ヒットしてな
かったら2位なんて無理。ただこの年の読者投票の1位はD・リーンの「ライアンの
娘」。現在とは全く観客の求めるものが違っていたのだろうから、比較不能。
「家族の肖像」「ルードウィッヒ」も岩波ホール→スバル座だったから、
映画をある程度観る人は観てますよ。「イノセント」もみゆき座ではなかった
かな?
522 :
名無シネマ@上映中:04/02/02 19:24 ID:HJqdOwPx
>>517 >それとも日本以外ではそれなりの興行収入あったのかな。
俺も知りたい。
523 :
572:04/02/04 23:09 ID:JlngYo1h
>520
驚きを通り越して・・後は、笑うしかない。
エリザベートは、ルートヴィッヒも彼女自身も
少し変っているのは血族結婚のせいだといっておりました。
エリザベートを演じるロミーシュナイダーは美しかった
526 :
名無シネマ@上映中:04/02/17 04:11 ID:EMOO0mjB
hosyu
527 :
名無シネマ@上映中:04/02/17 22:08 ID:q+zpwl2N
ルパンごっこ:
1. コンビニにいく。
2. 普通に買い物をする
3. なにくわぬ顔で店を出る
4. 数分後、息を切らしてコンビニのレジにかけよる
5. 「お、おい!さっきこんな顔をした奴がこなかったか!」と叫ぶ
6. 「あなたがさっき買い物していったんですよ?」と店員に言われる
7. 「ば、ばかもぉ〜ん!それがルパンだ!追えぇ〜!」と、叫びながら店を出る
529 :
名無シネマ@上映中:04/02/19 21:05 ID:KMiJ8oiZ
情報サンクス。今度はなんとかビスタorシネスコサイズで収録されるみたいね。
個人的にはアントニオーニの「欲望」も楽しみ。ビデオは酷いからなぁ。
530 :
名無シネマ@上映中:04/02/20 22:21 ID:M0zJC/B2
>>528 ありがとう!ありがとう!
早速予約します。
DVDでるんだ!!おおベニス!ハレルヤ!!!
ありがたいねぇ。価格も安めでよかった。
ベニスに死すは年取ってくると見るのが鬱だな
歳をとると感情移入できるんじゃないの?
ひょっとして伊豆の踊り子ってトーマス・マンのパクリ?
536 :
名無シネマ@上映中:04/02/28 04:30 ID:6xyfp+UO
所謂、age、あげ、アゲ
「ベニス」の特典映像って「タージオをさがして」の一部かな?ワクワク
538 :
名無シネマ@上映中:04/03/05 02:10 ID:iDPcASm4
>537
おおお。もしそうだったら嬉しいですねー。ワクワク
539 :
名無シネマ@上映中:04/03/07 02:42 ID:3rE67TLd
ビスコンテイの映画でアバが使われてるって聞いたんですが、映画の名前と
アバの曲名を教えていただけませんか。
540 :
名無シネマ@上映中:04/03/07 09:49 ID:h6Nh2cnN
>>539 「家族の肖像」じゃなかった?
曲名は知らない。
541 :
540:04/03/07 11:58 ID:h6Nh2cnN
ゴメン違ったみたい。
542 :
名無シネマ@上映中:04/03/07 17:19 ID:jHS78vkf
歳とると少女マンガ趣味のあざとい内容にはついていけん。
543 :
名無シネマ@上映中:04/03/07 17:20 ID:uAsw4NMI
544 :
名無シネマ@上映中:04/03/07 19:31 ID:NYFqfPe1
『地獄に堕ちた勇者ども』
この前ビデオを見ていて発見したのだけれど
甥の息子ギュンターがチェロを奏でるシーンがあるよね、
パーティーに集まった人々の顔が順々に映し出される・・・
でも、台詞をしゃべらせてもらえてるのはただ一人なんだね
弦のアンサンブルとかやったことのある人なら
ここで「おっ!」と思うんだろなァ・・・。
.
IMDb見てみると、日本でビスコンティというと必ず挙げられる
「ベニス」やら「地獄に落ちた勇者ども」とかの後期の貴族趣味の
作品よりも、初期の日本ではあまり知られていない、または評価
されていないネオレアリズモ系の作品のほうがはるかに評価高いのが驚き。
「郵便配達は二度ベルを鳴らすと」か、「揺れる大地」とか。
日本のアマゾンのヴィスコンティBOXのレビューとか見たら、
「揺れる大地」なんか家族の肖像との抱き合わせ商法呼ばわり
されてるし・・・ ひょっとして「ベニス」好きとか神格化って
日本だけじゃないかって気がしてきたよ。何で?
ベリッシマはいいよ。
age!!
タッジオが流行り病に侵されるよりは
マーラー自身が晒し者?になろうということか・・・
551 :
名無シネマ@上映中:04/03/14 16:18 ID:MKpOe3Au
ビスコンティと大音楽家トスカニーニは仲が良かったのでしょうか?
マリア・カラスのオペラを演出したりした際に、トスカニーニなどとも接点はもちろんあったと思われますが、
たいした友人関係でも無かったのでしょうか・・?
ちょっと興味があったので、聞いてみましたが、どなたかご存じですか?
>マリア・カラスのオペラを演出したりした際に、トスカニーニなどとも接点はもちろんあったと思われますが、
なんで、「もちろん」?
トスカニーニはあんなプリマは嫌いだろ。
縁があるにしても、子供の頃トスカニーニの演奏を聞いたことが
あるくらいじゃないの?
553 :
名無シネマ@上映中:04/03/14 20:08 ID:d+5JNFhb
昔ふぁんふぁんこと岡田マスミに監督じきじきに、
出演依頼があったらしい、
しかしマスミは泣く泣く出演を辞退したらしい。
名声よりも尻の純潔を守ったマスミ。
554 :
名無シネマ@上映中:04/03/16 04:12 ID:C2TQMSA5
>553
「山猫」?
「ベニス」のサントラCDはステレオ録音なのになんで映画はモノラルなのかと小一時間…。
556 :
名無シネマ@上映中:04/03/17 19:17 ID:C3Zc9s1C
『山猫』で
アラン・ドロンに振られる従妹が、マリア・カラスに見えちゃうんだよね
557 :
名無シネマ@上映中:04/03/18 20:13 ID:UvdJupJI
トスカニーニがヴィスコンティ家と関係というほどではないが、関わりを持ったという話は聞いたことある。
昔から金のある貴族が芸術家の庇護者であるというのは当たり前のこととしてあったから、べつに驚くようなことではないけれどもね。
当然お坊ちゃまのルキノが親しく話したことはあると思われるよ。
558 :
名無シネマ@上映中:04/03/18 22:26 ID:PXnty1mm
>552・557
ありがとうございました。
つい最近までトスカニーニとホロビッツに関する本を読んでいたもので、
へんな質問をしてしまいました。ごめんなさい。
ビスコンティとカラスは親しかったでしょうが・・。
ビスコンティ ホロビッツ バーンスタイン ヌレエフ おすぴー・・・
それにしても、芸術家にはホモの人が多いと思うのですが・・。
559 :
名無シネマ@上映中:04/03/19 13:47 ID:aqtjeqe9
ホロヴィッツがホモといってもバイの方なんじゃない。トスカニーニと親子になって、娘までもうけてるし。
560 :
名無シネマ@上映中:04/03/19 18:10 ID:+29W+8nH
「世界のピアニストには三種類しかいない。ユダヤ人とホモと下手糞だ」
と放言してホロビッツはニヤリと笑ったとか・・
確かに、彼はトスカニーニの娘のワンダと結婚していますが、彼女の男性的な部分に惹かれたらしいです。
トスカニーニに似て癇癪持ちで気性の激しいワンダとの結婚生活やトスカニーニとの関わりで、
ホロビッツは心身を極度に消耗させていったそうです。
回復しても、同性愛的傾向はますます深まったということらしいですので、
バイになった時期もあるが、やはりホモにもどったということでしょうか・・。
561 :
名無シネマ@上映中:04/03/19 19:35 ID:xi06XnR0
ま、いずれにしても、ホロヴィッツの娘(トスカニーニの孫)の家庭教師君は気の毒なことでした。
BOX特典「タッジオを探して」(「郵便配達は二度ベルを鳴らす」のケースに封入) KKDS-126/IMAGICA、
紀伊國屋書店/紀伊國屋書店/\14,400(税込\15,120)/4523215006798
キタ━(;´Д`) ´∀`)・ω・) ゚Д゚)・∀・) ̄ー ̄)´_ゝ`)´,_ゝ`)・A・)・_ゝ・)━!!!
特典だけ売ってくれ…
564 :
名無シネマ@上映中:04/03/20 02:22 ID:bZUwadWZ
なんかさ、ボックスの作品の纏め方の基準がわからない。
>>561 す、すいません。
それはどういう意味でしょうか?
566 :
名無シネマ@上映中:04/03/20 13:49 ID:o5R4A12J
>561
12歳から不良少女で、感化院、治療院、精神病院といった施設をたらい廻しにさせられて
最後は植物人間となり、24歳でなくなったソニア(ホロビッツの娘)・・もの凄く不幸でした。
確か、彼女が小さい頃にピアノの先生として雇われた人のことではないでしょうか?
なんたって大音楽家トスカニーニとホロビッツの見ている前で、ソニアにピアノを教えなければいけなかったのですから・・
567 :
名無シネマ@上映中:04/03/20 14:59 ID:19J5g85g
>>554 違う。553は「若者のすべて」を指している。
ヴィスコンティの最高傑作。機会があれば観てほすぃ。
しかし、どーして廃盤なんだゴルァ
568 :
名無シネマ@上映中:04/03/20 16:55 ID:OHCM86zY
>>561 けっこう有名な話なんだけど。
音楽学校の学生が、ピアノの家庭教師の依頼をうけた。
気軽にOKして、指定の家庭に出かけていったら、出迎えてくれたのが世紀の大ピアニスト、ホロビッツその人。
唖然とする学生が、ホロビッツにやさしく導かれて次の間へ行って見ると、そこには怖〜い顔をした大トスカニーニ様が待ち構えていたとさ。
つまり学生はトスカニーニの愛孫「ソニア」の家庭教師の依頼を受けていたわけ。
569 :
名無シネマ@上映中:04/03/20 16:59 ID:OHCM86zY
570 :
名無シネマ@上映中:04/03/20 21:08 ID:o5R4A12J
あぁー、たった今見ている『モナリザの謎』のダヴィンチさんも、
同性愛者です。
571 :
名無シネマ@上映中:04/03/21 03:45 ID:660Bh90z
そんなことはみんな知ってるよ。
572 :
名無シネマ@上映中:04/03/21 11:23 ID:jagH8y5M
知らなかったの私だけか・・・
あの時代は女性の解剖図がなくて
かわりに男性をモデルに聖母マリアとか描いていたらしいけれど
なにかホモの心理と関係あるんでしょうか?
各boxの画像はどうなのですが。期待はしてないまでも、許せる範囲か
どうかが、購入するかどうかの境目なのです。
575 :
名無シネマ@上映中:04/03/22 08:28 ID:m1SGOsya
ダヴィンチの脳ミソは、芸術系と理工系の才能をバランス良く持っている人のものだとか。
又、ダヴィンチ的な脳ミソの人には同性愛者が多いというのを聞いた。
持って生まれたものによって、ホモ オナベ ストレート バイ は、決まってしまうということか。
>>562 暗ぁ〜い話ばかりだとやりきれないから
いろいろ混ぜたのかな・・・
初期の純粋な創作欲で創られたっぽい作品自体が
ヴィスコンティーにとってのタッジオなのかもなー
それでタッジオの母親がにがい米なの?
578 :
565:04/03/23 09:09 ID:e4l6H+X1
>>568 そう言えば
「地獄に堕ちた〜」の最初のほうに
ヘルベルトの娘と家庭教師の描写がありましたよね、
♪センティ センティ 〜 〜
579 :
名無シネマ@上映中:04/03/24 03:45 ID:IxusSh/M
昔から貴族など良家の師弟は、学校など行かず、家庭教師によってその家独自の教育をされていたからね。
>547
>567
ベニスなんかよりも「若者のすべて」のほうが全然上だろ!とか思って
いるのが俺だけでないことを発見してなんかほっとした。やっぱ黒澤と
同じで白黒の時期が一番だな。カラーになってから好きな作品が無い。
でも書いてるテーマは常に家族の崩壊でそれは終始一貫してるんだね。
初期の対象が労働者階級で、後期が上流階級になっただけで。
そういう意味ではベルトリッチが後継者なのかもしれない。
部分的にはベルドルッチが継承してるとも言えるけれども、ちょっと中途半端。
>>580 「若者のすべて」みたいな映画なら他の監督でも撮れる。
だが「ヴェニス」や「ルードヴィッヒ」が撮れるのは後にも先にもヴィスコンティだけ。
まあ後期の貴族的世界は所詮日本の庶民には縁の無い世界だからな。
行列並んでラーメンや牛丼食って満員電車に毎日揺られてる貧乏人には理解不能だわな。
ああいう貴族や上流の生活が絵空事でなくリアリティもって感じるには実体験がないと
不可能だろう。
そういや昔皇太子がイギリス留学時代ヴィスコンティ観て感激してたが
今の日本人だとあの世界が本当に実感出来るのは皇族位かもなw
__,,,,_
/´  ̄`ヽ,
/ 〃 _,ァ---‐一ヘヽ
i /´ リ}
| 〉. -‐ '''ー {!
| | ‐ー くー |
ヤヽリ ´゚ ,r "_,,>、 ゚'}
ヽ_」 ト‐=‐ァ' !
ゝ i、 ` `二´' 丿
r|、` '' ー--‐f´
_/ | \ /|\_
/ ̄/ | /`又´\| |  ̄\
恐れ多くも上流階級を知る貴族様がお書き込みになられている
スレはここですか?
釣りにマジレスであれなんだが、日本でだけ異様に評判が高いんだが>後期の。
やっぱ逆に自分に無いものを求めるんだな。
あなたのことですよ。
>584
柏原芳恵?
>586
あんた何歳なんだ、そんな大昔のネタ。
・・・・・・それが理解できちゃう自分にちょっと鬱。
ジジババ臭いスレですか?
589 :
名無シネマ@上映中:04/03/28 02:08 ID:hWYUAY5u
そう、ここは女なら子守のおばちゃま。男ならさいならおじさん。貴族という言葉を聴いただけで物ほしそうにひれ伏してしまう、きたな〜いスレでつ。
煽りとかで書いてる奴はどうでもいいけど、でもその話自体は
興味深い話ではある>日本ではなんで後期が評判高いのか。
ふと連想したのが、黒澤の影武者とか乱とかの、国内では評価が低い
カラーになってからの晩年の時代劇モノが海外では結構評価されてたり
名作とされているとかいう話。
まあなんにせよ、前期と後期じゃスタイルが違うことは確か。
だから同じ作家でも前期が好きな人と後期が好きな人がいるのは当然。
前期も後期も好きという人は
作品だけでなくヴィスコンティという人物自体に惹かれてる人だと思う。
どの監督にしてもそれは同じ事が言えると思う。
Imdb、ちょっと調べてみた。
郵便配達-8.0
揺れる大地-8.1
若者のすべて-7.6
山猫-7.5
地獄に-7.3
ベニスに死す-7.4
ついでに黒澤
生きる-8.3
7人の侍-8.9
椿三十郎-7.9
赤ひげ-7.8
乱-8.5
揺れる大地が最高評価・・・・ 生きるとか三十郎より乱が高評価・・・・
西洋人(投稿者見てると米5、欧州3、その他2って感じ)の考えることは
わからん。ただ市民ケーンスレであったイギリス映画協会が選ぶオール
タイム・ベストでも揺れる大地が選ばれてたから、そういう風に向こうでは
定評があるのかもしれない>揺れる大地が代表作。
あと思ったのは、黒澤って今更ながらに化け物だったんだな。
593 :
名無シネマ@上映中:04/03/30 20:40 ID:2r12O7S1
黒澤は一流の下。
厨房の時、一番最初に買ったLDが「家族の肖像」と「ブリキの太鼓」だった。
ヴィスコンティの作品では「ルートヴィヒ 神々の黄昏」が一番好き。
ビスコンティの後期の作品は観た後、なんともいえない感傷的な気持ちになるな。
>>592 どんな採点か知らないけど投票数にもよるんでないの?
野球の規定打席における打率…みたいな。
映画ファンの投票でも批評家とかの投票でも選ばれてるんなら
海外では揺れる大地が代表作って認識されてるんでしょ。
で、考えられる原因として、映画的な出来も勿論素晴らしいんだけど、それよりも
「ポチョムキン」なんかと同じで、作品自体よりもむしろ映画史的な位置付けで
重要視されてるんじゃないの?ネオリアリスモを代表させる作品として。
後、「山猫」までは普通に映画として完成度高いのが多いけど、やはり
後期は趣味の世界というか、人を選ぶでしょう。それだけに好きな人に
とっては唯一無比の存在だと思うんだけどね。
個人的にはちょうど中間点の「山猫」が一番好きだな。両方の要素が
見事に融合している。後、やはりランカスターが渋々で最高。
>582 >588 >589
釣りはヤメレ
597 :
名無シネマ@上映中:04/04/06 06:27 ID:k4e1ftsD
>「ポチョムキン」なんかと同じで、作品自体よりもむしろ映画史的な位置付けで
重要視されてるんじゃないの?
ビスコンティ作品はさほどのことはないのでどうでもいいが、「ポチョムキン」は映画史的な位置づけで
重要視されているのではない。
あれほど生命のいぶきがほとばしりでるような作品が他にあるか?
598 :
名無シネマ@上映中:04/04/08 09:29 ID:MzeJPkNV
>あれほど生命のいぶきがほとばしりでるような作品が他にあるか
あーそういう見方もあるんですね。
599 :
名無シネマ@上映中:04/04/08 19:28 ID:RNYZ+nr1
単なるエキストラがドキュメンタリーのように生々しいのが「ポチョムキン」
藻ん多−痔ゅなんてのは二の次。
>599
処す蛸ー微知もね、生々しいっすね。
トリフォーの「柔らかい肌」ってのをみたんですが凄かったでした。
郵便配達も見方によってはわらっちゃうんかいな
あのう…「郵便配達〜」見たんですけど、゛郵便配達夫゛って出てきませんよね?
なんであんな題名なんでしょうか?
>603
あ、それわたしもずっと疑問です。
厨房の頃
原作(新潮文庫)も読んだんですけど解りませんでした・・・。
それはちゃんと映画を見てない証拠だな。
別に難しいことはない。
ネタばれにもつながるし、あえて言わない。
もう一度映画を見てみな。すぐわかるから。
606 :
604:04/04/10 14:41 ID:3DYb/cf4
>605
・・・なんとなく解りました!
此処へ来て良かったです・・・。
607 :
603:04/04/10 19:05 ID:ddmkb6G4
608 :
名無シネマ@上映中:04/04/10 19:26 ID:0Lxfx24E
>>600 なんで音楽家の名前が出てくるのよ?
ところで話がまたまたずれるけど、確か「処す蛸」は第一回ショパンコンクールで第一位のオボーリンについで、第2位だったんだよな?
609 :
600:04/04/11 00:19 ID:g4c0SNxZ
>608
ほぅ、第一位になっていれば違う人生を送っていたんでしょうねぇ
「地獄に堕ちた勇者ども」のDVDのパッケージ、
個人的にあまり好きになれませんが、どんなもんでしょうか?
まあ、買うんだけどね・・・
女装したマルチンね・・・
当時の宣伝もあればっかりだったから印象強いんだしょ
私も予約した
パンフレットに「三島由紀夫絶賛!」の文字があって
表紙だけ見て「ふん」ってしてた当時の先生が「おお!」と
手に取ったのが記憶に残るできごと
確かに「地獄に堕ちた勇者ども」のパンフレットの表紙も
これはないだろって思いました。
613 :
599=608:04/04/11 11:53 ID:ewgBE9j1
>>609 作曲家って、ピアノの名手とかピアニストくずれって結構多いよ。
ベートーベンだってそう。ピアニストとして立とうと考えていた青年ベートーベンが
モーツアルト先生にピアノの腕を見てもらったところ、モーツアルトは関心を示さなかった。
コンチクショウと思ったベートーベンが、モーツアルトに何か曲を作って見てくれと頼んだ。
天才モーツアルトがこともなげに曲のさわりを弾くと、ベートーベンがそれに続けて見事に曲を完成させた。
これにはモーツアルトも驚いて「君には作曲の才能がある」と言った。
>613
あー聞いた事あるな、その話。相手はモーツァルトでしたっけ?
>>611 繊細さを失わずに目立とうとするとああなっちゃうんでしょうか。
616 :
613:04/04/14 02:03 ID:gUkbJfw9
>>615 もおつあるとの先生にあたるのがはいどん。
おとこおいどんを描いたのがかわさき先生。
年収3千万以上ないとこの人の映画はわからないよ。
ベニスに死す
ラウンジみたいなとこに入っていって、
席につき新聞を読むふりをするまでの
一連の流れが完璧。
なんでベニスまで来ててフランス人に感動するの?
タジオはポーランド人じゃなかったけ 原作
621 :
名無シネマ@上映中:04/04/14 19:12 ID:gUkbJfw9
>>617 ちょっと発想がせせこましくない?「年収3千万」って
617は
>582 >588 >589 >593
とかと同じ香りがする。俺なんか逆に前期の悲惨な貧乏系映画を見てても
実感湧かない・・・所詮飽食の日本人か。
>>616 おとこおいどんはまつもとれいじじゃあなかったか?いなかっぺ大将と間違えてるよん
昔新日本トラブルで逝った時にオプショソのカンツォーネディナーが良かったので
その後もう一度単独で逝って他の旅行社で
ディナー頼んだんですが
その時は伍木ひろしのモノマネを聴かされますた。
626 :
616:04/04/15 11:52 ID:MzAddbi/
「山猫」で舞踏会の喧騒を逃れた公爵が鏡を見て落涙する場面
ごっついおじさんに萌えたのは、あれが初めてだった
628 :
名無シネマ@上映中:04/04/15 13:17 ID:wcpkil+E
今から『ベニスに死す』と地獄に堕ちた勇者どものDVDを
オンラインで予約したいのですが、どこがいいでしょうか?
紀伊国屋?楽市?ヤふー?
紀伊国屋は予約特典でポスターがつくけど、配送料がかかる
ヤフーのムラウチというお店がイイとおもふ。
言った手前、ムラウチを調べてみたけど、送料がかかるしポスターもつかないので、だめかも。
ムラウチ:発売日に確実に届くし20%オフだが送料がかかってポスターもつかない。
amazon.co.jp:20%オフで送料もかからないが発売日に確実に届くとは限らないしポスターもつかない。
comodo.co.jp:使ったことないけど、20%オフで、送料も安めで、ポスターもつくと言う噂を聞いたことがある。
631 :
名無シネマ@上映中:04/04/16 04:48 ID:HcdQM0Qh
sage
>627
公爵とクラウディアの○○○シーンって、
ものすごいショックなことなんだよね?想像だけど。
633 :
名無シネマ@上映中:04/04/18 01:24 ID:bbg/t6AW
>>625 ショパンといえば、練習曲の「革命」をドヌーヴが「悲しみのトリスターナ」で弾いていたのを思い出す。
そうそう、ヴィスコンティはよくショパンの曲を、ってそれはブニュエルやないかい!
はい、ボケ突っ込みはこれでおしまい。それにしても「革命」は安っぽいTVドラマでもよくかかるね。
634 :
名無シネマ@上映中:04/04/18 09:24 ID:zV386k9r
635 :
名無シネマ@上映中:04/04/18 17:43 ID:NXyi4yzf
ベニスに死す
一度レンタルで借りてあまりの映像美に驚いた。
結局2回も借りるハメになってしまったので
DVD買おうと思ってるところ。ポスターついてるのか
家族には気持ち悪いとバカにされた。何で・・・
必要ないけど日本語吹き替えってないんだね。
字幕にでてこない会話、何て言ってるのか激しく気になる。
ポスターついてるんだ。恥ずかしいから貼らないけど、ちょっと欲しかったな。
ようやく明日届く予定だ。
637 :
名無シネマ@上映中:04/04/22 11:09 ID:wE21YKHM
『タッジオを求めて』が今回の『ベニスに死す』の特典にならないとは、
おっかしいよな〜。発売元。
638 :
名無シネマ@上映中:04/04/22 12:33 ID:EZUbmyqk
「タッジオを求めて」は確かBOXには収録されてるんだよね。
発売元の意図も何か・・・それだけ珍しいものって事なんだろか
「ベニスのビスコンティ」ってどんな内容なんだろう
>『ルキーノ・ヴィスコンティ DVD-BOX 3』
>
>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0001VQVYM/ansnp77-22 >
>ルキーノ・ヴィスコンティの代表作を収録したDVD-BOX第3弾、『ルキー
>ノ・ヴィスコンティ DVD-BOX3』が5月22日(土)に発売。今回は「白夜
>」「ベリッシマ」「郵便配達は二度ベルを鳴らす」の3作を収録。どれ
>も限りなく美しく、ヴィスコンティならではの甘美で退廃的な世界に浸
>ることができます。
>
>【特典】
>「タッジオを探して」(『ベニスに死す』のアンドレセンをヴィスコン
>ティが見出すまでのドキュメンタリー、字幕無し)
「ベニス」ってそのうち\980とかになるかな?
>>640 そりゃ、ベニスや地獄は売れるので何時かはもっと安くなるのでは。
でも今の値段もかなり安くてありがたいぞ。
642 :
名無シネマ@上映中:04/04/23 14:07 ID:5wmBDY85
いえ〜い。ポスターげっと!日本語の題字はいらなかったけど。
地獄はマルティンの別バージョンの方があればよかったな。
昔のアメリカだかどっかだかの公開時のポスターがカッコよかった
登場人物がコマ割りでのってて、マルティンがママの服を
ハギッとってるデザインの。
643 :
名無シネマ@上映中:04/04/23 20:22 ID:BkEOAzGK
アマゾン今日発送。
644 :
名無シネマ@上映中:04/04/24 07:59 ID:YJF7cJ1v
ベニスのみ購入すました。タッジオがタージオになってた事以外は満足です。
645 :
名無シネマ@上映中:04/04/24 13:11 ID:VDFX/qsd
445
「タージオ」というより「タージウ」と聞こえない?
647 :
名無シネマ@上映中:04/04/25 11:15 ID:Ur3LQ7kI
タッじょ、タジオ
648 :
名無シネマ@上映中:04/04/25 18:39 ID:4uPS2KaZ
ダッチョ?
原作だとタドヅオ?
いや、原作訳・・・・
「地獄に堕ちた勇者ども」
二度と見ないぞ!と思ってたのに、
その後三回も見てしまい、結局DVDまで買ってしまった漏れっていったい・・・
麻薬に落ちた
予約特典予告のチラシ見てDVD予約したのに
いざ発売日なってもポスター付いてないだって。販売店に問い合わせたら
他の店でもポスター自体入って来てない事態が
結構あって業者に問い合わせ中だと。無茶苦茶だよ。
昨夜「地獄に〜」を観たんだが…
ょぅι゛ょにチューされまくる夢を見たよ…
>>635 「ベニスに死す」
DVDだとタッジオくんとお母さん、養育係の小母さんの会話が字幕になってます。
台詞を見る限りタッジオくんはクールで活動的、リーダーシップを取るカリスマタイプ
の男の子ですな。
「地獄に堕ちた勇者ども」でもDVDで突撃隊のヴィーゼ湖畔の鬼畜大宴会でコンスタンチ
ンと若い突撃隊員の会話が字幕になってます。
シネスコサイズですので画面の情報量がスゴイです、DVDは正直言って買いですな♪
(特に地獄に堕ちた勇者ども)
656 :
名無シネマ@上映中:04/04/29 18:53 ID:QFqHpEEs
653どの。ポスター届くといいね
657 :
名無シネマ@上映中:04/04/30 02:04 ID:wo1TgNQc
>>656どの
業者の手違いだったらしく、昨日無事
いただけすした。ポスターごときでお店に云々
切り出すの恥ずかしかったけど、もらえると
言って良かったと思うよ。
さて今からベニスに死すのDVD鑑賞するか
画質、字幕、価格とも申し分ない。
660 :
1:04/05/05 04:48 ID:7dqib8+h
ageる価値ありなスレ
スレにあまり関係なくて申し訳ないが
ブリテン作のオペラ「ベニスに死す」って見た人いる?
>>662 > エッシェンバッハの運命を左右する七人の役を同じバリトンを当てたのも(経済効率の
↑アッシェンバッハの間違い(w
664 :
661:04/05/07 21:14 ID:MJKSVC+C
>>662 詳細レスありがとうございます。
そのベドフォード盤のCDはついこの前ヤフオクで\9850で落札されてました。
聴き易いということなので聴いてみたくなりました。
LDも地道に探してみます。
「若者のすべて」がまた見られるね!
666 :
名無シネマ@上映中:04/05/10 10:40 ID:MSzmkXW1
>>657 うわー、嬉しい。「山猫」のDVD情報探そうとしてこのスレ見たら
いきなり情報が飛び込んできました。有難う。あと一ヵ月でリリース
みたいですね。とにかく嬉しい。
個人的な考えでは、年収3千万以下の貧民には
彼の映画を観て欲しくないね。観たところで理解できないだろうし。
3千万程度で理解できる筈もない。貴方のようなタイプは何億稼ごうと無理です。
どちらかというとお金の感覚がないひとが向いてるかもな、
669 :
名無シネマ@上映中:04/05/10 17:06 ID:wS12I71I
そうだな、お金の感覚がない人向けだね。でも豪華なばかりが彼の映画じゃないから。
670 :
名無シネマ@上映中:04/05/10 21:27 ID:WIYrdn2N
>>667 3000万とはずいぶんミミッチィ感覚をお持ちで
671 :
名無シネマ@上映中:04/05/10 22:15 ID:BtYgFJEx
ヴィスコンティもお金のこと考える人じゃなかっただろうよ。
年収300万ないですがヴィスコンティ見てます
25日が給料日なんです
もう生活費使っちゃいました。
でも「ベニスに死す」買っちゃいました。(ノД`)・゚・
675 :
名無シネマ@上映中:04/05/11 06:04 ID:64cPEqcr
(´・∀・`)y-~~釣られるのもまた楽しいよ 年金払ってるもーん
「揺れる大地」は年収150万以上の人間には理解できるはずがない。
というか見て欲しくない。見たところで理解できないだろうし。
678 :
名無シネマ@上映中:04/05/11 21:15 ID:64cPEqcr
「揺れる大地」「郵便配達」「ベリッシマ」「若者のすべて」
…年収300万以下の人間向き
「山猫」「ヴェニス」「ルートヴィヒ」「地獄に堕ちた」
…年収3000万以上の人間向き
300万〜3000万の人間はどうするって?
そんな中途半端な野郎はゼフィレッリでも見てな。
warota
680 :
名無シネマ@上映中:04/05/12 09:45 ID:hR/CbBcD
「ルートヴィヒ」は国王以外の人間には見て欲しくない。
見たところで理解できないだろうし。
681 :
名無シネマ@上映中:04/05/12 10:27 ID:FMRGd+Ra
「ルートヴィヒ」はゲイ以外の(ry
680は国王らしい。
いかにも2chらしい流れですね。
「ベニスに死す」の主人公の死因は持病?それともコレラ?
終盤でコンサートの場面でブーイング浴びたのは現実?それとも強迫観念?
娼婦の部屋からショボーンって帰ったのは不能のせい?それとも他に理由が?
ドキュソな質問ですがおわかりの方いらしたらよろしくです。
いやそれにしても「若者のすべて」から「山猫」の間を境にして題材が180度
転回するのが不思議だよな。くっきり前期後期が分かれている。
それも中間を飛び越して極貧家族ものから貴族ものに。
ただ「若者」も「山猫」もストーリーの構成とテーマ自体は同じなんだよな。
南部の後進的・伝統的価値観の家族が近代化の波に晒されて崩壊・変化していくっていう。
その家族が貴族か極貧一家かってことだけで。
>>684 持病ではなく何かにかかって死んだとかどうとか雑誌にあったけど……
自分はまだ見てないス スマンス
国王までが御覧になられる2ちゃん。
やっぱ最高だな。
688 :
名無シネマ@上映中:04/05/15 16:25 ID:ChdNeCQP
商店主なんて中間層に一番縁がないのか。
しかもホモ。
ミラノの公爵さん。
689 :
名無シネマ@上映中:04/05/15 17:20 ID:HiMqZppY
<終盤でコンサートの場面でブーイング浴びたのは現実?それとも強迫観念?>
この話を流用しているのだろう:
「シェーンベルクの《室内交響曲》が音楽協会のホールで演奏された時のことである。
半分もいかない内に、人々は椅子をがたがたやりはじめ、ある者は、立ち上がって
退場することにより不満の意を表明した。
マーラーは怒って立ち上がり、人々を制止した。そして、演奏が終わるや前の方に
立って拍手を送り、反対の連中が一人残らずいなくなるまで拍手を続けていた。
『僕には彼の音楽は分からない』と彼は言った。
『しかし彼は若いし、彼の方が正しいのだろう。
僕は年寄りで、いうなれば耳がついて行けないんだ。』」
「昨日はコンサート。ツェムリンスキーとシェーンベルク。私の予想は当たった。
....演奏中だというのに聴衆はぞろぞろと出て行き、戸をばたんばたんさせる。
口笛や制止の声もひどかった。でも私たち2人には彼(注:シェーンベルクのこと)
の才能は問題なくすばらしく思えた。」
(アルマ・マーラー『マーラー --- 愛と苦悩の回想』 石井宏訳、東京:音楽の友社、1971年、193頁。)
http://www.greengrape.net/schoenberg_lieder/4_conclusion.html http://www.asahi-net.or.jp/~hc2n-iijm/essays/esy990131.htm
コレラで死んだんじゃなかったかな 原作もたしかそうだったような気が
いえ気がするだけかも
691 :
名無シネマ@上映中:04/05/16 00:11 ID:VkvJYWT1
「ベニスに死す」
の不感症なんだよなあ。
「ルートヴィヒ」とか「家族の肖像」「地獄に堕ちた勇者ども」「山猫」
どれも理解できるが、「ベニスに死す」は映像も素晴らしいし、まあいいんだが
だからどうしたといいたい。美少年を美しいとおもいホモに目覚めてどうした
という感じ。立派な作品だと思うと同時に退屈な作品だとも思った。
一言でいうと
「暇ダナー」
ベニスはあの主人公のおじさんの演技がすべてじゃないかな
美少年はあくまで脇役で、あのおじさんの演技にひきつけられたし、その映画だと
おれは思ったよ。
>>692 同意。
初めて見た時はタッジオの美しさに目を奪われたものだが、
2回目はボガードばっかり見てたよ。
694 :
名無シネマ@上映中:04/05/16 11:40 ID:GlVz4vYL
「ヴェニスに死す」もボガードも好きなんだけど、
いまいち物足りなく感じるのは、
ヘルムート・バーガーやアラン・ドロンと撮ったときの、
好みの男優を視姦してるみたいなねちっこさ、いやらしさが
不足してるからかもしれないな。
もちろんビョルン・アンドレセンもいいんだけど、
やっぱ子どもだしなあ……
同じ理由で「白夜」「異邦人」もいまいち。
どう見てもマストロヤンニはヴィスコンティの「好み」じゃなさそうだし
>>691 それはトーマス・マンの方にいわないと。まあ文芸映画というものは
娯楽性を追求した映画よりは退屈なのかもしれないけども。
(文芸も娯楽だけどね^^;)
白夜はブレッソンの方が良かった。
異邦人はまだ見てない。
家族の肖像は良かった。一番好きだ。
697 :
名無シネマ@上映中:04/05/16 17:38 ID:GlVz4vYL
ブレッソンはヴィスコンティの「白夜」を批判してたよね。
「白夜」「やさしい女」、ドストエフスキーを撮らせて
ブレッソンの右に出る監督は、ちょっとないんじゃないかな。
「スリ」も「罪と罰」を思わせるし。
698 :
名無シネマ@上映中:04/05/16 17:54 ID:FtR4qCAw
>>684 娼婦の部屋から帰ってくるシーン、実はトーマス・マンの他の小説「ファウスト博士」
からの引用なんだよ。この小説のシーンそのものは、ニーチェが引っ越したときに、
見知らぬ土地でだまされて娼館に連れて行かれちゃった話がベースになっている。
マンの小説では、主人公はこのときはびっくりして帰っちゃうけど、また会いに行って
娼婦に接して、梅毒に感染する。小説では梅毒=悪魔との契約で主人公の作曲家の才能が
それから急速に開花する。
娼婦のくだりは自分もよくわからんかった。なにがあって冷たく帰ったのか。
でもこの映画はホモ映画だろと冷やかし半分で見たが
見終わった後は老いるってこととか世の中どうしようもないことがある(年のことも美についても才能についてもタージォへの想いについても)ってことがしみじみ思い返されて非常に欝になった。
個人的には出会いの場面はとても好きだ。音楽とのシンクロ加減、華やかで美しいロビー風景の中で、タージオが際立った存在感をはなってるのがよく出てる。
700 :
名無シネマ@上映中:04/05/16 18:16 ID:GlVz4vYL
>>698 娼婦の名はエスメラルダ。
たしかヴィスコンティの「ベニスに死す」の冒頭で、
港に入港(出港?)してくる大型客船の船腹に
「エスメラルダ(号)」の名前が書かれていたような。
701 :
698:04/05/16 18:30 ID:FtR4qCAw
702 :
684:04/05/17 02:38 ID:ywMw6816
みなさんのご指摘を拝見し、自分なりにまとめてみました。
まず死因はコレラ。
>>686、
>>690 でもやっぱ持病(心臓が弱い)も多少影響あるかなと・・・。
それからコンサートの場面。これは再チェックしてみたところ、
映画の序盤にある最初の回想シーン(教授がソファに寝込んでいるシーン)が
終盤のコンサートから繋がっている事が判明。おそらく現実かと。
コンサートはマーラーの逸話からの引用。
>>689 そして問題の娼館のシーン。
これは「ファウスト博士」からの引用で娼婦の名はエスメラルダ。
>>698,
>>701 娼館で教授はエスメラルダが握る手を振りほどき、
苦悩した後に扉も閉めずに帰ってしまいます。
そもそもなぜ娼館へ行ったのか、そして何があったのか。
>>699 これはまったく描かれてないので私見ですが、
教授は奥さんに対し、その気になれないがために娼館へ行ったのではないかと。
そして娼婦で試してみたが、
教授は女性に対し満足できない自分に気がついたのではないでしょうか。
(娘がいたので生殖能力に問題はないと思われる)
が、ここではまだ自分に男色のケがあるという意識はなく
どうすれば自分が満足できるのかわからないといった感情だったのでは。
やがて、ヴェニスがコレラという病毒に犯されてゆくように
主人公もエスメラルダという名の船に導かれてヴェニスへ行き
>>700 同性愛(というより性別を越えた美に心を奪われる)という病毒に犯されてゆく。
教授は病毒(=デーモン的なもの)に犯されることにより、
ついに追い求めていた美に到達する。
>>698,
>>701の論文参照
以上、レスくださった方、ありがとうございました。長文スマソ
コレラじゃないような気がするがなぁ。
704 :
名無シネマ@上映中:04/05/21 07:37 ID:Tkq+WzGb
そろそろDVD-BOX3発売age
郵便配達の全尺完全版が楽しみ
芥川賞の金原ひとみが「野生時代」で「家族の肖像」を
リンチの「ブルーベルベット」と並んで極美の映画と書いてました。
どっちかっていうと綿矢たんに書いてほしかったね
「新潮」ではバタイユの「眼球譚」の主人公と
「ルートヴィヒ」のルートヴィヒが似てるって書いてたよ、金原ひとみ。
金原とヴィスコンティとは意外な組合せと思ったが
蛇にピアスも微妙にホモネタあった気がするのでなんとなく納得。
ヴィスコンティスレで金原ひとみの名など聞きたくねえよ
710 :
名無シネマ@上映中:04/05/22 11:22 ID:vON23UYP
DVD-BOX3発売age
でも3にはあまり思い入れがないなあ。個人的にBOXでは 2>1>3
さて、あとは「山猫」だが……
712 :
名無シネマ@上映中:04/05/22 20:17 ID:wFc2bnO4
DVD-BOX3、1も2もだったけど、箱がきつめに作ってあってDVDが取り出しにくいんだよね。
異邦人、み、見てないから、入れてほ、ほしいんだな
714 :
名無シネマ@上映中:04/05/23 03:23 ID:e7rY37gU
>691,694
おまいら、子供やな〜
美少年は「生きていることの光、輝き」の象徴であって、
その美の存在との年齢差やらに必要以上に「距離感」を持つことこそ「老い」なのだ
アラン・ドロンやらその辺の存在へのねちっこさと監督の視線が明らかに違うのは
手を出して誘惑すれば抱けるかもしれないという現実的な距離感の存在ではなくて、
ただ遠い距離で見つめているしかない、触れることのできない、
「そこに生きている、幻」として美少年がいるからなのだ
死にゆく男は、ねちっこくはならないのさ、まっすぐ死を(=生を)見つめるしかないのさ
>>714 的確ですね。ホモでも女でもないのにヴィスコンティの映画が好きな人が多いのは
同様のことかと思います。
714がいい事言った。
717 :
名無シネマ@上映中:04/05/23 06:10 ID:8nnjZKmH
>>657 出てたんですね。失礼しました。
でも日本語訳が無いですね。
でも「タッジオを求めて」で少年役をオーディションする
ヴィスコンティのまなざしは
相当いやらしく、ねちっこかった
確かに脱がして写真を撮る様子にはいやらしさもあったな。
「タッジオを探して」は見るべきじゃなかったかも。
そういうの見せるのって正直だよね。
女優のオーディションって そういう感じなんじゃないのかな。
表に出てこないけど。
マリア・カラスの「王女メディア」は、
カラスがもっときれいだった頃に
ヴィスコンティに撮らせたかったな。
>>722 それ良さげ(って今頃いってもしょうがないんだけど)。
ヴィスコンティがスカラ座で演出している頃、ヴィスコンティとカラスが舞台裏で
キスしてるとこ目撃されてるらしいね。カラスのDVDに出てきたよ。
女性が嫌いだったわけじゃないのね。
友達にはなれるんじゃない?
塩野ナナミさんも付き合いあったんだよね。
っていうか、ヴィスコンティとかパゾリーニとか
あっち系の人たちになぜか好かれるんだよね、カラスって。
映画「フィラデルフィア」で、エイズで死んじゃうゲイ(トム・ハンクス)も
熱烈なカラスファンっていう設定だったような……
芸術家として最高のものを見せてくれるってことじゃない?
プリマ:マリア・カラス
指揮:レナード・バーンスタイン
演出:ルキノ・ヴィスコンティ
という公演もあったよね。「夢遊病の女」?
バーンスタインも知る人ぞ知る「あっち系」の人。
さぞや修羅場が……
でもまあ、どう見てもバーンスタインはヴィスコンティの好みじゃなさそうだが。
ヴィスコンティ&バート・ランカスターっていう組み合わせを考えると
ヴィスコンティ&バーンスタインっていうのも「あり」かなって思ったりして……
でもあんまり想像したくないな……
バート・ランカスターってものすごいオペラマニアらしいけど
これってやっぱりヴィスコンティの影響?
「家族の肖像」のヘルムート・バーガーとバート・ランカスターのオペラ談義
がふと頭を過ぎりますな。
バーガーがベーム指揮の「フィガロの結婚」で、教授の方は誰指揮だっけ???
>>730 私も忘れてたんで調べたところ……
な、なんと教授はバーンスタインの「フィガロ」を推してるじゃありませんか!
年齢から言えばバーガー=バーンスタイン、教授=ベームが普通なのに
それを逆にしたということは……
もちろん、教授の趣味の広さ、こだわりのない柔軟な感受性を
また、バーガーの古いものに対する敬意といったものを
表現しているということもあるんでしょうが、
どうしてもヴィスコンティ&バーンスタインのことを
勘繰っちゃッたりして……
↑訂正:フィガロじゃなくてモーツアルトのアリアだったようです。
曲目は、未詳。
733 :
730:04/05/28 00:42 ID:sCjECexH
>>731 & 732
ありがとうございました。
アリアでしたか、私が勘違いしてました。
ベーム&バースタイン今となってはともに故人。
時代を感じますね。
「地獄に堕ちた〜」でイングリッド・チューリンが
ヘルムート・グリームと図書室みたいなところでしゃべる場面で、
「私とフリードリッヒ(ダーク・ボガード)の結婚の障害はご存知ね」云々
というセリフがあるけど、これはどういう意味なの?
フリードリッヒはユダヤ人って設定なの?
ラストに書類みたいなのをヘルムート・バーガーにわたすのと
関係あるようだけどいまいち意味がわからん。誰か教えて。
あと、コンスタンティンは突撃隊の幹部と言う設定だけど、
爵位まであるような上流階級の人間がゴロツキだらけの突撃隊に
いるのもなんか違和感があったんだけど、史実的にはどうなんでしょう?
この辺の事情に詳しい人いたら教えて。
教えてクンでスマソ
バーンスタインは、生涯オペラにほとんど縁の無い指揮者だった
モーツァルトのオペラなんで劇場で演ったことあるのか???
736 :
名無シネマ@上映中:04/05/29 10:10 ID:s59eCrcc
バーンスタインにはベートーヴェンのフィデリオの有名な録音がある.
ヴィスコンティの話題じゃないけど……
モーツァルトのオペラはちょっと調べてみたけど分からなかった。CDは無いね。
でもバーンスタインは1953年にはスカラ座(米国人初)、1964年にはメトロポリタン
1966年にはウィーン国立歌劇場にデビューしてるよ。
「ルキーノはマリア(カラス)をスヴェンガリのように支配したが、
レニー(バーンスタイン)とは衝突した。二人とも自分の意見を通したがり
創造の上での緊張は極限に達した」
スカラ座の「メディア」公演の舞台裏を、ゼフィレッリは自伝で
このように書いているね。
当時カラスはヴィスコンティに恋愛感情を抱いていたけれど、
ヴィスコンティはその気がないにもかかわらずカラスを誘惑したりして
うまく利用しようとしていたふしがあるみたい。
739 :
名無シネマ@上映中:04/05/29 16:21 ID:ODelKZYX
バーンスタインのオペラ録音には「薔薇の騎士」「ファルスタッフ」もあるよ。
「ウエストサイド物語」もオペラに近いという意見もある。
そういえばバーンスタインは、
「ベニスに死す」で使われたマーラーをもっとも得意なレパートリーにしていましたね。
740 :
名無シネマ@上映中:04/05/29 19:22 ID:yJtT3Z+P
>>739 バーンスタインにとって、オペラは例外的なレパートリーだよ
NYフィルの常任の前(メデア)と後(カルメン)が、劇場のふつうの活動に
指揮者として参加したのは間違いないが、
「フィデリオ」「薔薇の騎士」「ファルスタッフ」は、ウィーン国立歌劇場の
いつもの演しものの一環じゃないだろ? かなり特別な機会だったのでは
「地獄に堕ちた勇者ども」をDVDで観ましたが。
抜きどころ満載ですね…。
742 :
739:04/05/29 20:01 ID:NUMNXg4C
>>740 >バーンスタインにとって、オペラは例外的なレパートリーだよ
いやバーンスタインは日常的にオペラを指揮していたと言う意味じゃなく、
>>735への「バーンスタインは、生涯オペラにほとんど縁の無い指揮者だった」
に対するレスです。
743 :
名無シネマ@上映中:04/05/29 20:24 ID:s59eCrcc
若い時からオペラの演奏をしている:
ベッリーニ / La Sonnambula: Callas, Valletti, Bernstein / Teatro Alla Scala('55.3.5)
発売日: 2002年11月20日 レーベル: 東芝emi カタログNo: TOCE59426
夢遊病の女*歌劇
744 :
名無シネマ@上映中:04/05/29 20:28 ID:s59eCrcc
Luigi Cherubini
? 演奏者 : Callas, Maria (Soprano), Penno, Gino (Tenor), Nache,
? 指揮者 : Bernstein, Leonard
? 楽団 : Milan Teatro alla Scala Orchestra,
Milan Teatro alla Scala Chorus
時代: Classical 形式: Opera 作曲/編集場所: 1797, France
言語: Italian 時間: 129:19 録音場所: 12/10/1953, La Scala, Milan, Italy [Live ]
このオペラを復活させたのがカラスの功績であることを実感できる演奏である。
とにかくカラスの絶頂期であり、その声の表現力は他を圧倒する。
共演のバルビエーリも健闘。もちろん若きバーンスタインの完全燃焼の演奏は
言うまでもない。
745 :
名無シネマ@上映中:04/05/29 20:32 ID:s59eCrcc
上のはパゾリーニの映画にもなった 「王女メディア」
746 :
740:04/05/29 21:05 ID:yJtT3Z+P
>>742 「バーンスタインは、生涯オペラにほとんど縁の無い指揮者だった」ってのは
その通りでしょう。
若い頃、イタリアでちょっとやって、60年代と70年代に合わせて2、3回やって、
後はザルツブルグ音楽祭くらいじゃなかった?
ビスコンティにとっては、昔いっしょにやった記憶があったから、
映画で名前を出しただけだろう。
バーンスタインとオペラ?
別スレでやれば?
748 :
742:04/05/29 21:22 ID:NUMNXg4C
>>746 「ほとんど」という言葉をどうとらえるかの問題ですね。
>>747 そうですね、でもほかのスレ(板)でも、もうしません。
749 :
名無シネマ@上映中:04/06/02 18:20 ID:euk18OYb
「夏の嵐」、英語版台詞担当
テネシー・ウィリアムス
ポール・ボウルス
これってすごくない?
T・ウィリアムスはばりばりのホモ、
P・ボウルスはどうだったっけ?
ジェイン・ボウルスと結婚してたけど、
ジェインは確かばりばりのレズだったから……?
このスレ、監督や映画本体のことよりも板・スレ違いのオペラとか貴族がどうとかの
ほうがスレが伸びるという不思議。
2ちゃんだから仕方ないよ。
752 :
名無シネマ@上映中:04/06/19 13:43 ID:r/JSFhc9
ヴィスコンティ&バート・ランカスターっていう組み合わせを考えると
ヴィスコンティ&所・ジョージっていうのも「あり」かなって思ったりして
>>752 所ジョージはゲイでも美形でもないからダメだとおもう。
好きだけど。
ていうかアジア系はまともに扱わないのではないだろうか。
「夏の嵐」にブルックナーの音楽が使われてるのは映画の原作とその曲が書かれたのが同じ1883年だからという記事を雑誌で読んだ。
これって知らなかったけど、けっこう有名な話なの?
「夏の嵐」って最初はマーロン・ブランド=イングリット・バーグマンで
撮る予定だったんだってね。
ブランド>>>>>>ファーリー・グレンジャーだけど、
アリダ・ヴァリとバーグマンはいい勝負、
でもやっぱ、マリア・カラスだったら最高だったな。
756 :
名無シネマ@上映中:04/06/22 13:02 ID:MJIxjkOd
>754
そういう事情だったのか。あの曲ってミスマッチだと思ってたから得心がいった。
>755
バーグマンではイマイチな感じがしますね。
マリア・カラスって、あのひとを女優で使うってこと? うーん
マリア・カラスだったら凄いねえ。
「夏の嵐」って設定といいストーリー展開といい、
メロディのないオペラみたいなものだからな
海外セレブ板にヘルムート・バーガーのスレないんだね。
今日、TVで「地獄に堕ちた勇者ども」のバーガーを見て感動しちゃった。
ビスコンティ映画に出てる彼は本当に輝いてるね、怖いほどに。
760 :
名無シネマ@上映中:04/07/03 09:18 ID:xACkNb5X
あげ
761 :
名無シネマ@上映中:04/07/04 22:21 ID:6ydr2HWd
734さんのコピペ
734 :名無シネマ@上映中 :04/05/29 00:45 ID:+G9rY8QL
「地獄に堕ちた〜」でイングリッド・チューリンが
ヘルムート・グリームと図書室みたいなところでしゃべる場面で、
「私とフリードリッヒ(ダーク・ボガード)の結婚の障害はご存知ね」云々
というセリフがあるけど、これはどういう意味なの?
フリードリッヒはユダヤ人って設定なの?
ラストに書類みたいなのをヘルムート・バーガーにわたすのと
関係あるようだけどいまいち意味がわからん。誰か教えて。
わたしもわかりません
これが判れば映画の理解も最後のシーンの意味も深く了解できると思ってますが
いまだに果たしておりませぬ、どなたかご教示くださいませんでしょうか
ビスコンティの映画ではシルヴァーナ・マンガ―ノがすごい綺麗に撮られてて
よいなぁ。パゾリーニとかリンチの作品だと怪女優になっててコワイ。
763 :
名無シネマ@上映中:04/07/09 11:13 ID:26sADqMY
「地獄に落ちた勇者ども」CSNで見たです
マルチンはペドなわけですが、
その辺の描写が(撮られた時代的なこともあるけど)
遠まわしでありながら妙にリアルで怖かったw
764 :
名無シネマ@上映中:04/07/09 12:40 ID:ABo1ZwPJ
>734
しばらく見てないから忘れたけど、伯爵夫人と被雇用者上がりの工場経営者
いうことで身分違いで結婚できないとか何とかじゃなかったかな。
最後、ヘルムート・バーガーに破られる紙片も「鉄鋼所はナチ党御用達だから
経営者には便宜を与えるように」とか高官とのつながりを示す書類風だけど、
「路傍の花は踏みにじれ」の超人思想でエリートとなった彼には、何の意味も無い
紙片って感じなのかな
765 :
名無シネマ@上映中:04/07/09 17:15 ID:gOvnNCHW
>>763 幼女とかくれんぼして一緒にピアノの下に潜ったりとか、
淫靡だけど品があるよね。
英俳優のショーン・ビーンはバーガーに似てると思う。
ビスコンティ&バーガーの関係ってずっとネタだと思ってたけど
本当なんだね。バーガーのファンサイトに自伝の要約が載ってたので
読んだけど、ゴシップ満載で楽しかった。
「男女関係なく美しい者に惹かれる」そうだ。
>>755 ブランドとバーグマンの共演、是非見てみたかった。
768 :
名無シネマ@上映中:04/07/10 01:26 ID:v1zMQ1NE
>>734 英語だとDecreeって言ってるよ。行政命令なのかな?
行政命令を出させて、ダーク・ボガードに伯爵家の家名を継がせるのと、
一族経営の企業をボガード所有の個人所有に換えるってのがチューリンの要求みたい。
久しぶりにDVDで見たけど、室内の照明が最近の映画と全然違うね。
ルードビッヒを映画じゃなくって絵画だって言った評論家がいたけど、
「地獄に堕ちた勇者ども」も、最近の映画の即物的な感じと全然ちがって
本当に絵画みたいで驚いた。
769 :
名無シネマ@上映中:04/07/15 19:43 ID:CojzDQRn
ほしゅ
770 :
名無シネマ@上映中:04/07/16 20:24 ID:gjqlEECG
ルキノ・ヴィスコンティ
名前がカコイイ
アルファロメオのエンブレムはビスコンティ家の紋章だったっけ
772 :
名無シネマ@上映中:04/07/26 19:19 ID:mVsGHsZ/
>>47 >ビスコンティ家は公爵(?)だかそうだ。
>それで、ミラノの支配者だったんでそ。
>そんでアルファロメオのエンブレムが
>ミラノ市とビスコンティ家の紋章を半分に切って
>貼付けあわせたものだったりして、
>その権勢を垣間見る事ができる。
そうです。
イノセントを昨日、観ました。
面白かったー。最後の死んで倒れている場面、
マシューバーニーのクレマスター5
を思い出しました。
773 :
名無シネマ@上映中:04/07/28 08:40 ID:1qvTm5WY
今頃又バーンスタインだしてきて悪いんですが、
ヴィスコンティとバーンスタインは何も無かったんですか?
バーンスタインはめちゃくちゃやりまくってた人だから、絶対なんかあったと思うんだけど。
774 :
名無シネマ@上映中:04/07/28 08:58 ID:GE02WP+m
撮った映画の数はすくないけど、演劇やオペラの演出を沢山してるね。
>772
ミラノのスカラ座を作ったのもヴィスコンティ家。
775 :
名無シネマ@上映中:04/07/28 09:27 ID:GE02WP+m
774前スレ読まずに書き込んでしまった。スイマセン。
アルファロメオのことを書くと、昔はマークの中にミラノって入っていたんだけど
国有化されて南イタリヤに工場を置いたりして、ミラノという字が消えたんだよ。
776 :
名無シネマ@上映中:04/07/29 00:23 ID:fTPGuJuS
郵便配達は二度ペルをならすっていうタイトルの意味が?です。原作読んでもわかりませんでした。
777 :
↑:04/07/29 00:40 ID:hDdUmuqg
あれは誰も判かっとらんことになっとりま
↑ どッかに 題名の解説あったな・・・・でも忘れたよん
779 :
名無シネマ@上映中:04/07/29 16:40 ID:Zg79lfiz
検索したらこんなのあった。
『映画の冒頭に「運命という名の手紙を届けるとき、郵便配達は二度ベルを
鳴らす」というクレジットが入るらしい......』
原作にもどこかに出てくるんじゃないか?
780 :
↑:04/07/29 17:55 ID:hDdUmuqg
オラまえに原作かなり詳しく読んだつもりだけど
そっちゃー意味深なくだりはながったど思うっぺけど
だいたい、ビスはその題をはずしたわけだし
山猫がテアトルタイムズスクエアで上映だってね
三枚綴りの前売り券買っちまったぜ
783 :
名無シネマ@上映中:04/07/30 20:43 ID:C7xCeomk
784 :
名無シネマ@上映中:04/07/30 23:02 ID:u4lb9xqJ
柳町光男監督の「さらば愛しき大地」を観たことある人いますか?あの映画は覚せい剤云々〜という語られかたをされることが多いのですが、絶対に「若者のすべて」がやりたかったんだとおもいます。
785 :
名無シネマ@上映中:04/08/01 05:18 ID:wfRSUuwF
イノセントって、家がゴージャスで、観ると裕福な時間を過ごせたなーって思います。
舞台セットではなくて、イタリアの本物の貴族の家で撮影しているんですか?
後期作品の方が人気あるって日本だけの現象じゃないかと思うけど、どうよ
欧米人の評価が絶対だということもないのだから、日本人が後期作品を
好きならそれはそれでいいと思う。
自分が好きならそれでいいことでしょ?
それに、正直言って「揺れる大地」は1回見たらお腹いっぱいだけど、
「ルートヴィヒ」なら何度でも見たいと思わされるけどな、私としてはだけど。
厨房の頃は地獄や家族やルードヴィッヒなんかが好きだったけど、
今では断然ベニスに死すだ。
自分にとってのベニスを探してるだけなのだろうけど。
「ヴィスコンティ映画祭」を10月8日(金)〜18(月)に有楽町朝日ホールで開催します。
イタリアが生んだ巨匠、ルキーノ・ヴィスコンティの全監督作品19本を一挙上映。「夏の
嵐」「ベニスに死す」などの人気作品はもちろん、日本未公開の作品なども紹介します。
上映に使用するフィルムはローマの国立映画学校兼保存機関であるチネテーカ・ナツィオナ
ーレが復元した貴重なプリントが中心となります。
上映作品リスト
1 郵便配達は二度ベルを鳴らす
2 揺れる大地
3 ベリッジマ
4 夏の嵐
5 白夜
6 若者のすべて
7 山猫
8 熊座の淡き星影
9 異邦人
10 地獄に堕ちた勇者ども
11 ベニスに死す
12 ルートヴィヒ
13 家族の肖像
14 イノセント
15 栄光の日々
16 ある三面記事についてのメモ
17 アンナ・マニャーニ(「われら女性」から)
18 前金(「ボッカチオ70」から)
19 疲れ切った魔女(「華やかな魔女たち」から)
792 :
名無シネマ@上映中:04/08/09 23:56 ID:Wcdq1KXl
若者のすべて見たいな。
アラン・ドロン出てるし。
793 :
名無シネマ@上映中:04/08/10 00:01 ID:X2lPizHO
若者のすべてのアラン・ドロンのシャワーシーンえろい
794 :
名無シネマ@上映中:04/08/10 00:06 ID:/MHWWJz5
「ベニスに死す」って、ギャグ映画のつもりですか。
日本では全盛期の彼の作品よりもむしろ、老いてからの「ベニス」みたいな
趣味の世界的な作品のほうが何故か人気が高いので、これを機会にヴィスコ
ンティっていうと貴族だとか退廃だとか思っている映画ファンに、「郵便配達」
「揺れる大地」「若者のすべて」みたいな青臭い情熱や正義感・悲壮感たぎる
本来の彼の世界を知って欲しいですね。
前のほうで黒澤を例に出している人がいたけれども、「七人の侍」とか「生きる」
よりも「夢」とか「どですかでん」のほうが知名度が高いようなもんで、なんか
妙な感じではある。
前期と後期のどちらかだけが「本来の彼の世界」だと言い切れるのか、あんたは。
侘び寂びの国に住む日本人が、欧州の貴族だの退廃だのに魅かれたっていい
だろうが…。
日本では後期作品の方が人気があるって書いただけで、すぐ感情的なレスが
飛んで来るのは面白いね。
>>787 >>798 よほどインフェリオリティコンプレックスがあるのかな?
むしろ797の方に「芸術性」みたいなものへのインフェリオリティ・コンプレックスを
感じます。
ってか、前期も後期もひっくるめて「本来の彼」でしょ。
確かに、後期の作品しか知らない人はこの機会に初期の作品も見ておくといいですね。
前期が「赤い侯爵」と言わしめられた作品群で
後期が本来の「侯爵」の骨頂を見せた作品群ってところですか
赤は共産主義の色
侯爵という共産主義とは対極の階級制度の中にいながら
労働階級の世界を好んで描いたことからだったか
「赤い侯爵」と呼ばれていたそうです
>803
うん、いい表現だね。
双方の特徴がすぐわかる。
>>794 「ベニスに死す」久しぶりに見た。
大昔に映画館で見たときもメークアップ後のダーク・ボガードの顔がアップに
なったときにはクスクス笑いが起こった気がする。
今見るとどうしてもボガードが「なぎら健壱」に見える。
確かにあの化粧はやり過ぎだよね。
この頃の男性は化粧をする習慣があったの?
マジレスきぼん
809 :
807:04/08/19 18:05 ID:2Z98f988
マジレスです。当時の習慣のことはよく分からないけど、ヨーロッパ
で男が化粧したのは18世紀までじゃない?
あの化粧は、秩序や威厳を体現していた主人公が、秩序ある世界の外に
にいる誘惑者=床屋に誘われて、秩序ある世界の外に出てしまったって
ことを表してるんじゃないかな。最初に出てくる化粧した老人や潜りの
ゴンドラ漕ぎ、大道芸人も同じ誘惑者の仲間だよね。アッシェンバッハ
の意識の中では、その誘惑者の頂点にタジオがいる。
秩序を重んじてきた主人公が、自分のこれまでの主義主張をすべて捨て、
退廃と混沌に殉じる。端から見れば滑稽だけど、本人にとっては深刻極
まりないっていうのがあのメークなんじゃないかな。
死化粧(のメタファー)じゃないの?
811 :
808:04/08/20 00:47 ID:r0NVttC2
>>809 >>810 レスありがd
私は大道芸人が執拗に金持ちどもにせまる姿に
下層階級に属する人間が持つ妬みの裏返しとしての「からかい」を感じたので
理髪店主もいっちょこの紳士をからかってやろうかと思って
あんな派手な化粧を施したのかと思ってました。なんとも浅はかな読みでした。
812 :
名無シネマ@上映中:04/08/21 22:04 ID:sSQtH8tz
シューペリオリティコンプレックスだべんやべん
813 :
名無シネマ@上映中:04/08/21 22:30 ID:UM1gI19A
「ヴィスコンティ映画祭」に、バーガー様を呼んでくれないかなあ・・・
814 :
名無シネマ@上映中:04/08/21 22:34 ID:c1hDRYOO
今のバーガー様って見るのが嬉しいような怖いような……
ゴッドファーザー3じゃ最初どれがバーガー様だか分かんなかったよ。
あの癖のある声は変わってないけど、容姿はずいぶん変わったよね。
816 :
名無シネマ@上映中:04/08/22 19:15 ID:wi5jQbJL
>>816 ただの おっさんだ。
当たり前だけどぎらぎら感がとれてる
>816
ありがとう。
でも、正直びっくり…。
いや、びっくりというより愕然…。
819 :
名無シネマ@上映中:04/08/22 23:32 ID:RGOprKIC
>820
嘘…。
去年クリスマスに定価で買ったのに?
うわーん!
822 :
821:04/08/23 07:14 ID:wda7lU90
…と思ったら、今年の春出た方か…。
あんまりだ…!
映画祭、異邦人見られないと萎えるんで、とりあえずチケットとった。
あと、なくなりそうな日ってあんの?
どれが人気あるかわからん。
当日でも全部余裕で買えそうな気もするし。
825 :
名無シネマ@上映中:04/08/29 22:56 ID:4t8Fr8c2
ageとく
篠山鬼神の「ビスコンティの遺香」って写真集
オクに出したら売れると思う?
近所の店にルートヴィヒのDVDが売られてるのですが、これは買いですか?
店のおっちゃん曰く、廃盤だから貴重との事ですが。
>828
今はDVD-BOXUがあるから入手は可能だけどね。
ただ、それって4時間の「復元完全版」じゃないんじゃないかな。
3時間の「ルードウィヒ 神々の黄昏」だったような…。
どうせなら4時間版を薦めるけどな。
ま、すごく安いなら買ってみたら?
828が見たDVDは完全復元版だね。
確か7000円近くしたはずだけど、いくらになってた?
>>829-830 レスどうもです。
確かに復元版とやらかもしれないなぁ。
2枚組みで5800円。
3時間版はビデオだけで、DVDじゃ出てないみたいだ。
だから828さんがみたのもBOXのと同じ4時間版だと思う。
でも、5800円は安くはないね。
もしイノセント及び熊座も好きなら、オクでBOX探すのもいいかも。
834 :
名無シネマ@上映中:04/09/02 10:38 ID:OMUnKyWB
この監督の作品を初めて見た時は、
よくわからん、途中から適当に見出す、もう二度と見る事はないな。
しばらくしてから、なんか気になる、ちゃんと見れば理解できるかも、
よーしもう一度見てみよう、う〜ん実は面白いかも、映像が素晴らしいぜい。
3度目の鑑賞、素晴らしい映画だなぁ。
結局、DVDを購入してしまった!最初からすると想像もしてなかった行動。
>>832 それ画像がヤバイ奴だろw
2000円以内なら買いだがね。
>>835 マジですか?
そのDVDが近所で3000円で売られてるから
買おうかなって迷ってるんだけど。
上にあるような5800円なら買わないかなぁ。
837 :
名無シネマ@上映中:04/09/06 14:31 ID:z/7BD08q
はじめて夏の嵐見ました、良かったです。
私も夏の嵐見ました。
今乗ってる車は日産のルキノだしw
セイコーの時計にもあったね
840 :
名無シネマ@上映中:04/09/13 05:53:11 ID:rGBdTNew
ビスコンティのドイツ3部作は素晴らしいっていう記事を目にしたのですが、
そのドイツ3部作ってのはどの映画の事なのですか?
調べたところ、続き物はないように思えますが。
どれも単体っぽいし。
ドイツ3部作
地獄に堕ちた勇者ども ドイツが舞台
ベニスに死す 作者がドイツ人
ルードゥイヒ・神々の黄昏 舞台がドイツ
一応これでは
>>841 なるほど。わかりました。
どうもありがとうございますね!心より感謝!
ルードウィヒはBOXみたいだけど、
上二つは個別なのですぐに見れると思います。ほんとども
ヴィスコンティ全作品で何が好きかといえば、処女作の「郵便配達は
2度ベルを鳴らす」のオープニングシーン、流れ者と主婦が出会うシーン。
ほとんどまともな台詞はないのにやたらにエロい。手づかみで鍋から
飯を喰ってる男の動物的な粗野な魅力やそれに欲望を感じてしまう
女の情動が直接的に伝わってくる。最高。ネオリアリスモの代表作
みたいに思われてるけど、それに納まりきらないものがある。
>>829 DVD−BOXUがブックオフに売ってて思わず手に取った。
\11000に迷った
>>843 あのエロスは「山猫」あたりまではあるんだけどなー。
「熊座」とか「異邦人」ってどーだっけ?
846 :
843:04/09/13 22:15:59 ID:Aq/Hk1Wd
そういえば「山猫」の舞踏会のシーン、公爵(伯爵だっけ)と自分の
婚約者が雰囲気たっぷりにいちゃいちゃと踊るのを歯噛みして見ている
アラン・ドロンっていうのもかなりエロ度が高いですね。
後期は登場人物よりもカメラの方がエロくなってるような気がする
848 :
名無シネマ@上映中:04/09/19 08:07:56 ID:6fg/FKOF
849 :
名無シネマ@上映中:04/09/21 02:19:07 ID:/G+OnQ0/
立った時からは信じられないほど不倒だな。みんな偉い!!
「熊座...」もう全然憶えてないけどとても良かったな。CCも。
とっくにがいしゅつですが。
852 :
名無シネマ@上映中:04/09/28 14:15:27 ID:StAFcGZ5
age
テアトルタイムズスクェア「山猫」早く上映しないかなぁ〜
ヴィスコンティので一番好きな映画。
>>846 舞踏会の雑踏を離れ、誰もいない部屋で鏡に映った自分の顔を見て落涙する公爵もエロ度高し。
その後、CCの手にキスしてムラムラきて離せなくなっちゃう場面もエロエロ。
本気で嫉妬&心配しちゃうアランドロンが気の毒だった。
ヴィスコンティ特集、よりによって一発目が揺れる大地かよ
856 :
名無シネマ@上映中:04/10/06 10:24:20 ID:kCo2s6EZ
13日 PM1:30 ルートヴィッヒ これ行きます!チケット買いました!!
これだけは絶対絶対映画館のスクリーンで観たかったのよ。
山猫はテアトルタイムズスクエアの方で観ることにしたわ。
熊座とイノセントもやはり観るべきでしょぅか?
ご意見お聞かせ下さいませ。
熊座の場合、音楽は聴きたいんですが・・。
何度かループしてる前期だ後期だ、何で日本でだけネオレアリズモの時期の
評価が低いのかって話だけど、映画祭の公式ページの解説見てやっと
理解できた。あんがい単純な話なのね。
あと、サイトのコメント一覧を見ると塩野おばちゃまだけ浮いてるな。
でもヴィスコンティ好きな人ってこの手が多い気がする。それから、
フェリーニのコメントもなかなか素敵だな。
「スカラ座にやってくるような庶民の為に・・」素敵だ。
>>857 >何で日本でだけネオレアリズモの時期の評価が低いのか
それ俺も不思議に思ってた
どう見たって映画としては後期は劣化してる
で、その単純な話を教えてくれ
「イノセント」
「疲れ切った魔女」「異邦人」
のどちらを見ようか迷ってます。
強いて言うならどちらがオススメですか?
映画祭みにいきたいけどなんでこんな昼間にやるのかねぇ
講義があって見れないですYO
フェリーニは表面的にはヴィスコンティを賞賛してたようだけど、実は猛烈に嫌ってたらしい。
ていうか映画祭直前なのになんでこんなに沈んでるのage
これまで比較的マイナーだったな傑作群を大スクリーンで見れる
機会なんてめったにないので、ぜひ可能な限りたくさんの人の
目に触れて欲しい。
fusianasan
865 :
名無シネマ@上映中:04/10/08 16:36:11 ID:8nQkXLwj
ヴィスコンティの両親が結婚した経緯と、山猫のアランドロンとカルディナーレの関係は
まるっきり似てますよね。貴族と成金の結婚という点で。
866 :
名無シネマ@上映中:04/10/08 22:13:02 ID:opcIrJKI
あれだけ何回も(前期も後期も)家族・共同体の崩壊をテーマにして
映画を作ってきたってことは、本人の家族もやはりそうだったのかなとか
思わないでもない。
そんなに前期で家族の崩壊をテーマにしてたっけ?
「郵便配達」とか「夏の嵐」はよろめきだし、
「ベリッシマ」は崩壊とはほど遠い話だし、
「揺れる大地」や「白夜」もピンと来ないが?
ってゆうか、いつのまにか映画祭始まってるし。
「揺れる大地」にどれだけ客が入ったか興味ある。
これをスクリーンで見た者のみ真のヴィスコンティファンと予備隊。
869 :
名無シネマ@上映中:04/10/09 15:19:25 ID:OocZ46qG
誰か17日10時半のルートヴィヒのチケうってください…どうしても見たいんです。
今日は台風なのに初回イノセントは大入りだったよ
いやはや今日は「秋の嵐」ですたな
枯葉が舞うんか?
872 :
名無シネマ@上映中:04/10/09 20:31:13 ID:F3syPbfZ
>868
まだこういうのをクライテリアにするマヌケっているのな。
そういうヤシは真のヴィスコンティファンとは到底呼べんなw
873 :
提供:名無しさん:04/10/09 20:42:35 ID:ZJsaA2qp
「ビオレふくだけコットン」のCMに出てくる美容師役のお姉ちゃんの化粧、まるで
「ベニスに死す」みたいだったぞ。
て
875 :
名無シネマ@上映中:04/10/09 23:05:07 ID:NnbI6102
今日4時半からの「若者のすべて」でトラブル発生。
途中で字幕が映像からズレだして上映が中断、5分後に復旧するもラスト10分にてまたもや同じトラブルが発生。
なんとラスト10分を上映し直したよ。
ズレは10分以上に感じたが。
トラブルは残念だけど、終映後スタッフとすれ違うのに、誰一人「申し訳ございません。」の一言もなく目をそらしてダンマリなのは、ちょっと…。
会場、チケットの販売、整理番号の受付、不満だらけで行きたくないけど、未見の「疲れ切った魔女」のためにもう一度行くよ。トラブルありませんように。H氏の評論に誤りハケーン。チェックしてんの?
877 :
名無シネマ@上映中:04/10/10 02:40:21 ID:SEjrF3YD
11日の郵便配達〜と、地獄に堕ちた〜をどちらか見るとしたら、
どちらを推薦しますか?せっかくなので行きたいのですが、
どちらも全然指向がちがうだけに迷ってしまって。
そりゃヒデーな。
ずうっと前の中国映画祭で画面半分ぐらいズレたことあって5分もたたぬ間に怒号が飛び交いすぐに復旧したな。
ヴィスコンティ好きは高い金払ってるのに大人しい?
2.300円の映画祭のカタログ買った人、詳細きぼんぬ。
作品ごとの写真は充実してるか知りたい。文章はどうでもいい。
880 :
名無シネマ@上映中:04/10/10 21:40:16 ID:iygEzd3M
>>877 どちらか、といわれたら俺なら「地獄に〜」を勧めるな。
あれは、絶対にスクリーンで観ておいたほうがいい。
881 :
名無シネマ@上映中:04/10/10 21:50:15 ID:iygEzd3M
>>875-876 それは、本当にひでー話だな。
映写中の事故には、何回かあったことはあるが、そんじょそこらの作品とは違う
「若者のすべて」で、そのような事態にあってしまうとは、
その回の観客には、本当に気の毒、としか言いようがない。
>>876 当日券の販売と、整理券の受付も確かにひどかったな。
チケットを販売する時には「次の回以降も買える」と言いながら、整理券のことは何も言わない。
俺はその日の初回を見ようと並んでいる時に、他の客がそれに気付いてクレームつけていたので、
気付いたから助かったのだが。
初回見ずに2回目以降のチケットを先に買って、後から来た人は、整理券のこと聞いてなかった人、
絶対いたと思う。
今日は、ちゃんと販売時に説明していたけどね。
882 :
877:04/10/11 00:02:58 ID:r8M5Y5E4
>>880さん
こんな質問に答えてくださって、ありがとうございます!
そうですね。たしかに地獄の〜は、大画面で見たいです。
「山猫」が、仕事の都合で観に行けなかったのが、残念です。。
883 :
名無シネマ@上映中:04/10/11 11:51:07 ID:2AtBRWwe
>882
23日からテアトルタイムズスクエアでもやるけど、そっち行けば?
私はこれこそ大画面で観たい。
日時指定の前売り、気合い入れて6枚購入したけど
うち3枚は既に紙切れに・・・
扁桃炎のバカ・゚・(ノД`)・゚・
>884
お大事に・・・
886 :
名無シネマ@上映中:04/10/11 14:27:03 ID:JRD4Y7KR
今日、「郵便配達は二度ベルをならす」見てきた。
ビデオでしか、見たことなかったのだが、大画面で満足。
>>883 俺も「山猫」はタイムズスクエアで見ようと、今回はあえて外した。
ヴィスコンティ作品としては、それほど好きな映画ではないが、
でも久々にスクリーンで観れることが、すごく楽しみ。
>>884 日時指定券って、そういうことが起こりえるから、怖いよね。
それにしても、お気持ちお察しします・・・。
個人的には「ベニス」とか日本で人気ある系統の奴はどうせ名画座とか
リバイバルとかで幾らでもまた見れるので、あんま日本では大スクリーンに
掛かりにくい前期の作品やマイナーな作品を中心に観たほうがいいと思うな。
すみません、会場の混みようはどんなもんなのでしょうか。
(できればタイトルも)
当日券で行こうかと思っているのですがすでに甘い?
889 :
名無シネマ@上映中:04/10/11 23:54:58 ID:H87RI/R5
今日の地獄〜は、当日券買えたけどめちゃごみ!
なんであんなにオバサン多いの?バーガーファン?!
前売りの売りきれてる山猫とか日曜のルートヴィヒは当日さえ扱ってないけど、
そのほかはどれも早めに当日券買えば確実に見られるよ。
いい席狙いたければはやくいくに越したことはない。
ま、今日は休日だったしね。
今回の映画祭、かなり人入ってますよ!
890 :
877:04/10/12 01:17:19 ID:EhvnUzl6
地獄〜観て来ました。確かに、めちゃ混みでしたね。
何の知識も無く行ったのですが、衝撃的な映画でした。
ヴィスコンティの美意識、恐ろしく素晴らしい。
バーガーには息を飲みました。スクリーンで観て良かったです。
>>883 そっか!タイムズスクエアに行けばいんだ。さんくす。
891 :
名無シネマ@上映中:04/10/12 06:29:50 ID:y2KVHg+z
「地獄」や「夏の嵐」のプリント、美しかったなあ。さすが、復元版というだけのことはあった。
有楽町マリヨンだから期待してたら普通のパイプイスがちょっと高級になっただけのでガッカリした。
あそこって株主総会とかに使う会議場みたいな場所でしょ?
90分過ぎたらケツが痛いのなんのって。ルートヴィヒ4時間はキツそう。
「山猫」見るならテアトルの方がいいんじゃない?
今日の夏の嵐、若者すんごく少なかった。
樟脳のニオヒがした・・・
>879
購入してきたけど、写真は少ない。
これでもかっつーくらい字ばっかり。しかも高齢者対策なのか字が大きめ。
ちょっとがっかり。
もっと写真欲しかったなー。
「ベニスに死す」「疲れ切った魔女」「異邦人」を見ました。
久々の「ベニス」、元彼(外人)がタッジオにソックリなので、登場からウルウル。
字幕の日本語ちょっと変。従来字幕のなかった場面に字幕があったのは良かったけど。
「疲れ切った魔女」は映画祭の白眉。マンガーノ様、ゴージャスで大女優の貫禄たっぷり。予想以上に面白かったです。
若い頃のヘルムート・バーガーが召使い役で可愛い。ババァに強引に迫られて可哀想。きっと監督にも…。
あんまり面白かったので「異邦人」の前半は集中できませんでした。
「華やかな魔女たち」「ボッカチョ'70」全編上映して欲しかったです。
「ボッカチョ」はBunkamuraで以前見たけど、「華やかな魔女たち」全編が見れる日は来るのか?
当日券で「異邦人」行ってきました。
(1時間前で整理番号は300中盤で、トータル500〜550人くらいだったと思う)
客層がイノセントみたいな人たちだったらどうしようと不安だったのですが
結構みんなベリッシマな人たちでほっとしました。
中には「おいおい、ヴィスコンティ好きならもうちょっと身なりに気を使おうよ」
と言いたくなる方もちらほらといらっしゃいましたが(特に男性が多い)
まあ人それぞれってことで。
あと自分はパイプ椅子じゃなかったけどケツが痛くなりました。
今時この椅子はないよなとか思いました。以上、報告終り。
897 :
名無シネマ@上映中:04/10/12 23:23:20 ID:NfXe8nSA
疲れきった魔女って、どこかフェリーニ的じゃないですか?
モリコーネが音楽を担当したこともあって、全体的にどこか明快、
女優の素顔があばかれていくところなんか、ヴィスコンティらしからぬ面白さだった。
雰囲気が、なんだかフェリーニっぽかった。
これビデオでてませんよね?
898 :
名無シネマ@上映中:04/10/12 23:38:00 ID:KVPNTPK+
えー、そんなに椅子悪いの?
明日のルートヴィッヒ耐えられるかしら、心配。
尾てい骨が痛くなってしまいそう・・・不安だわ。
クッション持ってくのもへんだし・・・。
休憩ってどのくらいかしらねぇ。
899 :
名無シネマ@上映中:04/10/12 23:57:53 ID:z9SAsCv7
異邦人って、何でこれまであんまり上映されなかったんですか?
「疲れ切った魔女」の評判いいみたいだけど俺には苦手な映画だった。
個人的には「異邦人」の方が見ごたえがあってよかったと思う。
人それぞれって感じだね。
901 :
名無シネマ@上映中:04/10/13 08:44:57 ID:NV3tkiEs
ルートヴィヒのオリジナル版は、4時間を優に超えるらしいね。
今日は「ルートヴィヒ」か。リポート楽しみに待ってます。
>久々の「ベニス」、元彼(外人)がタッジオにソックリなので、登場からウルウル。
>中には「おいおい、ヴィスコンティ好きならもうちょっと身なりに気を使おうよ」
>と言いたくなる方もちらほらといらっしゃいましたが(特に男性が多い)
∩___∩ |
| ノ\ ヽ |
/ ●゛ ● | |
| ∪ ( _●_) ミ j
彡、 |∪| |
>>895-896 / ∩ノ ⊃ ヽ
( \ / _ノ | |
.\ “ /__| |
\ /___ /
68 :名無シネマ@上映中 :04/10/11 01:12:52 ID:OqNTci48
普通に面白かった。絵もきれいだった。友達でも家族でも
とにかく人と一緒に見に行くと
↑の書き込みを訳すと
「私は外見や身なりに自信がなくコンプレックスを持っており、
映画を一緒に観に行ってくれる友達もいません」・・・って事か。
自分もそうだけど903も
人の目とかあまり気にせず、一人でも強く生きてほしいと思った。
映画はかぶりつきが一番だと思うんで今日のルートヴィヒも一番前で粘ったがさすがにケツ痛い。
しかしダイヤがさりげなく輝く様子などは大画面ならではですね。
旧プリント見たことないのでニュープリントでどんなふうに変わったかわかる方レポお願いします。
906 :
895:04/10/14 02:21:40 ID:/5DmWstN
「疲れ切った魔女」の回、開場したばかりで空席イパーイあるのに、隣りに爺さんが来ました。
「今朝は早くから並んでらしたが何時にいらしたのか?」とか、上映前後にも話しかけられて適当にかわしました。
ホール出て人混みに紛れてトイレに行きましたが、トイレを出たらその爺さんが待ってました。
「次はいついらっしゃるのですか?」「どこか入りますか?」とか言われましたが、「待ち合わせてますので…」と、お断りしました。
ナンパ?
>>906 その爺さん年に似合わず黒髪で化粧してなかった?
909 :
名無シネマ@上映中:04/10/14 20:27:14 ID:1ek6Qs+o
昨日観てきました。「ルートヴィヒ」です。
完全復元版ということで、15分の休憩も入れると4時間ちょっと。長かった。
モザイク無しなので、あれが○見えでした。
驚いたというか予想どうりというか、来ている人は初老の方々が多かったです。
前の人の頭がじゃまでした。
イタリア語は吹き替えなのでしょうか?
あとトイレですが、休憩の時は8階まで降りました。めちゃ混みですから。
なんでもいいが、
じじばばに限らず、寝てるやつが多すぎ。
前の方とか後ろの方とか関係ない。とにかくみんな寝てる。
それぐらいなら来るな。そしてその席を他の人に使ってもらえ。
911 :
906 ♂:04/10/15 00:38:29 ID:ComHccLY
>>908 晩年の河原崎国太郎みたいな普通の爺さんでした。( ´_ゝ`)
>>909 モザイクなしってことは、「家族の肖像」は…ヘルムート…(;´д`)ハァハァ
>>910 静かに寝てるのならいいよ。ガムか飴か知らないけどクチャクチャ汚い音立てたり、取り出すのにガサガサ音立てたり、悪いけど年配の方の方がうるさいよ。
寝てなくても、風邪だか蓄膿症で呼吸がうるさい人もいるよね。
イタリア語は吹き替えじゃないかな?
ラストにルードヴィヒ…ジャンカルロ・ジャンニーニって
感じで主要キャストみんな出たような気がする。
吹き替えじゃなく、元の声で見たかった気もするけど。
913 :
名無シネマ@上映中:04/10/15 08:55:05 ID:xuRxrN2G
私は前から12列目くらいで観ていましたが、目の前の4人のお婆さん達は
最初から最後まで背筋をシャンとして観てらっしゃいましたよ。(寝てなかったってこと)
それより私の横の男が、いびきをかいていた。
でもさ、背筋をシャンとされると頭がじゃまなわけよ。
目の前の人は寝ててもらった方が観やすいかも。
「家族の肖像」もモザイク無しなのかは知りません。
映画祭でマナーの悪い客にどこまで我慢できるか?のスレみたいになってきたな。
気持ちはわかるがあんまり続くと悲しいぞ。
観に行ってよかったという感動のリポートきぼんぬ。
ちなみに前の人の頭がじゃまというのは劇場の作りの問題であり
文句あるなら朝日ホールみたいな所で映画祭を開いた主催者に言うべきでは?
俺は逆にここの書き込み見てて、ビスコンティが一種のファッションとして
消化されてるような印象を受けたけどな。ビスコンティっていう巨人の
ごく一部(貴族だ美少年だ)だけを取り上げて消費してるというか。
いい例えかどうか分からないけど、外人が黒澤をチャンバラシーンの
格好よさだけで語っているような。ネオリアリスモも退廃系とかも
南・北イタリアそれぞれを舞台にした(言い換えれば貧富の格差の問題)
のも両方あっての彼だし、映画祭の意義もその全体像を俯瞰できるところ
にあると思う。
903じゃないけどその辺りの痛い書き込みを見ていると、何ていうか
Bunkamuraとかに足繁く通うオバサンとかに近いものを感じる。
蛇足だけどイタリアをよく知るにつれ、彼の描いたこと(前期も
後期も)が21世紀の今でもリアルな問題として存在している
ことが理解できるようになったし、今でも有効性があると思う。
2次大戦後に中流階級に落ちぶれた元地主一家とか、未だに
北部の都市で横行する南部出身者への差別とか(まさに「若者の
すべて」の世界)を実際に目の当たりにしてきて。
そういう意味では日本みたいに好事家のアイテムみたいに
取り扱うのには違和感がある。まだまだ映画自体は現役だよ。
おおざっぱな質問で悪いんだけど、
ビスコンティ映画って、「夏の嵐」あたりから英語の作品が出て来るけど、
これはどういういきさつで、そうなったのでしょうか。
フェリーニは「サテリコン」みたいに、数カ国語混合というのもあるけど、
イタリア語の映画の方がずっと多いのでは?
ビスコンティは、早くからアメリカ人好みの監督だったと理解すればよろしいのでしょうか?
あるいは、膨大な制作費をまかなうために英語圏での公開を最初から念頭にいれていたということでしょうか?
917 :
名無シネマ@上映中:04/10/15 22:33:51 ID:AoIpw7pk
イノセントでも大事な部分が見えてました
>916
イタリアって昔から吹き替え文化が発達してるから(イタリア人俳優の声も
吹き替えてたらしい)、あんまし言語とか気にしてなかったってのもあるかも。
同じヨーロッパ言語だから結構自然にできるんだよね。
会場にいる若いやつらがもう全員2ちゃんねらーに見えて仕方ない。
このもっさりしたお兄さんお姉さんが
>>895>>896>>911 みたいなこと言ってんのかと思うと脱力気味のにやにや笑いが止まらん。
『イノセント』は初見でしたがとても良かったです。
家具調度など、けばけばしいほどに豪華に見えますが、
全体の印象は不思議なくらい淡白で、いい意味で枯れてるのかなと
思いました。あっさりした画面の中を、端正すぎるほど端正な人たちが
動きまわるというのは、それだけで結構な快楽ですね。
>Bunkamuraとかに足繁く通うオバサン
のように楽しむのも別によしと思いますよ。
920 :
名無シネマ@上映中:04/10/16 09:21:26 ID:MiyVLBbl
>919
そんなあなたはおいくつですか?
>>919 処女作と遺作になった「イノセント」だけなのかな、主演をイタリア人俳優にしたのは。
イノセントにも処女作の主演コンビが脇で出てましたね。
処女作は、マッシモ・ジロッティのアイドル映画になってしまっていたね。
でも冒頭の、牝犬だけにつきまとわれるシーンとか、
男の上着を着た女と抱きあうところを遠方から撮ったシーンとか、
とても印象的でした。
922 :
名無シネマ@上映中:04/10/16 09:40:50 ID:hayRKlky
以前テレビで岡田真澄が、「山猫」のオファーがあったとき、
監督と寝ないと役が貰えないので辞めた、と言っていた。
ちなみに、ドロンの役だったそうです。
他人の事を貶してにやにやしてるような人間がヴィスコンティのファンか。
いいファンに恵まれてヴィスコンティもさぞや満足だろうな。
こんなとこに書き込みしてるようじゃ俺もあんたも目くそ鼻くそだと早く気づけ。
924 :
名無シネマ@上映中:04/10/16 17:59:53 ID:d8lmxd0i
今日、1本目の「疲れ切った魔女」「異邦人」を見て来ました
「異邦人」はイタリア語で地中海らしさがより出てたかなとは思いますが
原作の重々しさというか苦々しさというか、、、
とにかく原作の雰囲気がいまいちでていなかったかなと思うのですが
他の方はどのような感想をお持ちでしょうか もしよかったら聞かせてくださいね
あ、それと、なんか、「ファッションチェック」されている方もいるんですね
すんません、僕は、訳あって、ヴィスコンティの世界からは遠く外れた格好をしてます
財布の中身も入れて、全部で二万円もかかっていない格好です(苦笑
925 :
名無シネマ@上映中:04/10/16 18:05:25 ID:XrHVK6o3
おれは全部見たけど、たぶんこれは60超えてからくらいに味わいが出てくる
タイプの映画監督なんじゃないかな。
20代で見たってポカーーンって感じがしたよ。
926 :
名無シネマ@上映中:04/10/16 18:09:02 ID:d8lmxd0i
「イノセント」は小説家のアソコが立派だなあって感心しました
だんなさん(ジャンニーニ)よりも大きくて上手だったのかなあ
ラウラアントネッリは家庭教師役の作品を2本見ましたが
「イノセント」とほぼ同じ頃に出演していますね
ヌードのできる女優さんを求めていたのでしょうかねえ
・・・思いっきりシモに走ってすみません
で、「イノセント」のラストでは、びっくりしちゃって「ウヒョーーオ」と
僕は息を思いっきり飲みこんで、しばし絶句してしまいました
ウルサイ思いをされた方、失礼しました
>>922 >以前テレビで岡田真澄が、「山猫」のオファーがあったとき、
>監督と寝ないと役が貰えないので辞めた、と言っていた。
それって時々聞くけど、岡田本人が喋ってたのを見たんですか?
よかったら確認させて。
>>924 異邦人は、私も原作の雰囲気は出てないなぁ(その気がない?)と感じました。
私個人としては、マルチェロ・マストロヤンニは完全にミスキャストだと
感じました。原作の主人公から受ける印象はもっとガリっとした、
神経質そうな人物だったんですが。原作つきの映画には付き物の話といえば
それまでですが。しかし太陽のぎらぎら感はすごかったですね。登場人物が
みんなすごく暑そうだし。見ていて、私は猛烈な頭痛に襲われました。
ほめ言葉です(多分)。
私としても見に来てる人の格好なんてどうでもいいですよ。
だが靴を脱ぐな、と言いたい。とてもくさいから。
今まで3回行きましたが、そのうち2回も足臭を嗅がされてしまいました。
>>921 アイドル映画ですか。とても残念だ・・・。
正直言って私、『郵便配達は二度ベルを鳴らす』、ものすごく
好きなんですよね。で、初めてスクリーンで見たのですが、
スペイン人という名の香具師がすごくいいですね!女と出会ってしまう以前の
ジーノをもっともっと自由にしたような・・。すごく優しかったりもするんだけど、
一度敵にまわすとほんとに冷酷な、妖精みたいな人ですよね。今までは
脇役の一人だとしか思ってなかった・・・。ごめんエスパニョーラ。
酒場という定住の場所を持たなくては不安な女と、前夫の影へのおびえも
手伝って、新しい土地へ出ていきたい男。
私、イタリア語の知識は全くといっていいほど無いのですが、
主演の二人が暗い酒場の中で、「・・・リベロ・・」「・・リベロ・・・」「・・・リベロ!」
このシーンがとても好きです。
異邦人のマストロヤンニ、確かに小説で内面を語っている主人公とは
ちょっと感じが違うし、そういう意味ではドロンの方が合ってたのか
もしれません。
が、今日観て思ったのは、他人からみたら、マストロヤンニのような
何考えてるか良く判らんけど、別に無害そうで平凡なやつってほうが
イイのかもってこと。実はすげ〜合ってんじゃないかって気がしました。
カリーナはかわいいし、良かった。
裸みせてるんだね。知らんかった。
931 :
名無シネマ@上映中:04/10/17 14:39:19 ID:9Gf0tmN7
観に来てる人の服装チェックって・・・
オペラ鑑賞じゃないんだし、観に来てる人達は皆様
ごく普通の服装が多かった様な気がします。
ルートヴィヒの時ですが、その場で買ったと思われるビデオを
だいじそうに抱えた中学生くらいの女の子と母親らしき女性の
2人連れを発見しました。中学からヴィスコンティなんて・・
私には考えられません。
服装なんて気にしないと言うならいちいち服装の話題出すなよ。
なんだかんだ言ってみんな気にしてるのがバレバレじゃん!
気にするのはわかるがいいかげん止めてほしい。
続けたきゃご自由にどうぞ。
「郵便配達は二度ベルを鳴らす」の不完全版ビデオを見て
いくつか疑問に感じたことがあります。
もしおわかりになる方いらしたらレスいただけると嬉しいのですが。
ジョバンナは生命保険の事を知っていたのか?
お腹の子供は誰の子?
ラスト近くで編集のつなぎが悪い印象でしたが完全版ではスムーズ?
以上三点です。
好きな作品なのでよろしくお願い致します。キシュツならすみません。
934 :
名無シネマ@上映中:04/10/17 20:16:44 ID:mmGwOkE6
地獄〜の時にも中学生くらいの子が家族と一緒にいたよ。
好きなのかな?
家族の趣味で連れてこさせられたのならかわいそう。
935 :
名無シネマ@上映中:04/10/17 20:37:31 ID:3WnmGFx9
>933郵便配達・・・・
4回も映画化されてたね。
一回目「最後の曲がり角」1930(39年説あり)フランス
二回目ビスコンティ版1942イタリア
三回目アメリカ版1946アメリカ
四回目ジェシカ・ラング版1980アメリカ
やっぱりビスコンティ版が一番面白いかな。
936 :
名無シネマ@上映中:04/10/17 21:12:30 ID:g50wOYgv
>934
地獄を中学生が!?
ルートヴィヒならまだしも・・ねぇ・・。
937 :
名無シネマ@上映中:04/10/17 21:54:47 ID:uWZI6Rq5
ルードヴィヒをぎゅうぅぅって抱きしめてあげたくなりました
上映の後、近くにいた観客が
「国民に人気があったって分かるような気がする」って言ってたけど
確かに、彼はいい人すぎたのかもしれないなあ・・・
ルートヴィヒ二世はワーグナーで国を、
ヴィスコンティはルートヴィヒで映画会社を滅ぼしたんですってね
>936
私も中学生くらいで見たよ〜
正月の深夜とかにちょっと変わったのやってたりしたような気がする。
他にも覚えてるのは「ツィゴイネルワイゼン」とか。
なんかよくわからんけど、面白いなーって感じで。
ルートヴィヒはオルゴールと天井に流れる雲がすごく記憶に残ってた。
地獄に堕ちたの方は、愛の嵐と混同して覚えてたけどw
940 :
名無シネマ@上映中:04/10/18 08:19:59 ID:F6vet7bt
>939
あぁなるほど。
同じ女優出てるし、ナチズムってことね。
じろじろ見られるほうの身になって
いらいらするのは私だけですか>ベニス
10日くらい?だったか。あっというまの日々だった。
とても充実した時間を過ごさせていただけて、
映画祭関係の方々に感謝です。
場内にあった感想メモ?みたいなのに書くべきでしたが気づいたら
出てしまってました。なのでここで。
通販で映画祭のカタログ買おうか迷っています。
写真が少ないというのは既に承知しており、ポイントは
作品ごとの解説や評論が詳しく載っているかどうか知りたいのですが・・・
945 :
名無シネマ@上映中:04/10/19 11:08:19 ID:4v+bk7je
>>944 「作品ごとの解説や評論」はそれほど詳しく乗っていません。
大まかなあらすじ、簡単な解説、公開当時の批評を抜粋などです
僕としては、出演者のプロフィールや出演が決まるまでのエピソードなど
もっと詳しく知りたいんですが、ちょっと物足りないです
で、そのかわりといいますか、ヴィスコンティ作品全体を総括して
より大きな視点からの評論が多めに載っています
それからヴィスコンティ自身への生前のインタヴュー、
ヴィスコンティの元で仕事をした人たち(現在でも存命の人たち)への
最新インタヴューも載っています
ですから、作品個々の詳しい解説を期待するなら、
現在、ネット上で、映画をテーマとするHPがたくさんありますし、
これまでに刊行されてきたヴィスコンティ作品を特集している雑誌や本のほうが
よいかなとは思います
カタログについて、他の方はどのような感想をお持ちになりましたか?
946 :
名無シネマ@上映中:04/10/19 23:19:07 ID:pxbwDOWq
>>945 おっしゃる通りですね。
最初見本を手にした時、これなら要らないと思いました。
(個々の作品の解説があまりにも簡単すぎて)
でも、ヴィスコンティ自身のインタビュー、秦早穂子の批評(というか回想)、
そしてスーゾ・チェッキ・ダミーコのインタビューが載っているのに負けて
買ってしまいました。
自分はヴィスコンティのファンなので、他の著書ではなかなか読めない記事が
載っているので、特に後悔はしてないです。
947 :
名無シネマ@上映中:04/10/19 23:26:21 ID:pxbwDOWq
>>944 もし個々の作品批評が読みたいのなら、自分は若菜薫の書いた
「ヴィスコンティ・壮麗なる虚無のイマージュ」(鳥影社)をお勧めします。
ヴィスコンティの重要作品を取り上げ、映像話法の点から詳細に分析・批評しています。
この著者が何者か、自分は全く知らないのですが、並みの映画批評家以上に
しっかりした批評をしていて、一読の価値アリです。
特に「地獄に堕ちた勇者ども」「若者のすべて」「イノセント」の批評は
目からウロコというか、大変納得いたしました。
「ベニスに死す」「ルートヴィヒ」評は、個人的には疑問もありますが、
しかし優れた批評になっていると思います。
この著者がどういう人なのか、知ってる人がいたら教えてほしいくらいです。
948 :
名無シネマ@上映中:04/10/19 23:30:28 ID:pxbwDOWq
ちなみにこの著者の書いた映画関連の批評集には、
タルコフスキーと「エイリアン」の批評本があります。
参考までに。
949 :
名無シネマ@上映中:04/10/20 04:28:27 ID:rPg2u/2V
ついこの間まで
映像表現がまるで駄目な平板的な凡庸監督とかいわれて
この板ではまるで無視されていた監督がいまやこの板でも巨匠。
全ては流れなんだなぁ。
自分はもちろん巨匠派。ルートヴィヒは私のベスト2です。
完成度では家族の肖像が一番かなとか思ってます。
衝撃度では地獄に堕ちた勇者ども でしょうか。
しかし毒々しい映画監督ですね。貴族でもシックというより過剰な感じがするという。
トリュフォーと対極にあるような監督ですね。
950 :
名無シネマ@上映中:04/10/20 04:34:31 ID:qBoQQd4Z
イタリアの巨匠は名前がカッチョイイね
ルキノ・ヴィスコンティ
ピエロ・パウロ・パゾリーニ
フェデリコ・フェリーニ
詩的だ〜。
951 :
名無シネマ@上映中:04/10/20 10:32:11 ID:GjLizaSe
ヴィスコンティの対極といえば、フェデリコフェリーニだと聞きます
ヴィスコンティは、貴族社会を描くにしろ、貧しい漁村を描くにしろ、
人間の本質を「暴露」するというテーマは一貫していますね
アランドロンは『異邦人』に続いて『イノセント』出演も断ったらしい
なんでもヴィスコンティの元で演技をするのはかなり過酷だったようです
ヘルムートバーガーは自伝でドロンのことを酷評していますが
私は『若者のすべて』のロッコははまり役だなと思います
944です。
>>945-948 情報さんくす。
かゆい所(敢えて言わんが)に手が届くように知りたい事がわかって
すごく参考になりました。親切な人が多いスレだ。
950超えたか。
ヴィスコンティスレ初の1000到達なるかな。
>>947 「ベニス」「ルートヴィヒ」もヨドガワさんの解説が良かったな。
もう思い入れたっぷりで話してくれて。
>>951 >なんでもヴィスコンティの元で演技をするのはかなり過酷だったようです
なるほど.....
過酷? そういういい方もありか....
957 :
名無シネマ@上映中:04/10/20 22:01:28 ID:/QbOs6H1
シルバーナ・マンガーノは3作品に出ていたんですね。
コジマの役はいかにもキツそうな女でしたが、ベニスの母役は
とても綺麗だった。それぞれの役をうまくこなしてるのはさすがです。
958 :
951:04/10/20 22:15:54 ID:GjLizaSe
>>955 「過酷」= 普通よりもきびしい様子
>>957 マンガノさん、今回はじめて知ったような気がします
これまでも見たことはあっただろうけど意識していませんでした
『黒い瞳』にも出演しているのですね
なんかスレの平均年齢高そうだけど(「中学生からビスコンティなんて」とか、
「年をとってくると分かる作品」とか)、「揺れる大地」とかあの手の作品は
むしろ純粋で感受性豊かな中高生時代に見たほうが感動するんじゃないかと
いう気もする。年をとるとなかなかああいうストレートなメッセージ性のある
気合の入った映画って素直に見れなくなるから。
960 :
名無シネマ@上映中:04/10/21 01:03:03 ID:xq5WxVz8
はい!高校生です!(もしかしたら誰かに特定されそう)
映画祭でヴィスコンティ満喫させてもらいました。
今度はパゾリーニに挑戦しようと思います。グロは嫌なんで、ソドムは見ません。
961 :
名無シネマ@上映中:04/10/21 01:12:13 ID:LMnd4YjN
>>951 異邦人はアラン・ドロンのがずっと適役だったと思う。
遥かにできがよくなったと思う。
マルチェロでは異邦人の不条理は表現できない。
アラン・ドロンは存在自体が不条理だった。
彼はホモの関係になるのを一番嫌ったのだと思う。
962 :
名無シネマ@上映中:04/10/21 18:07:22 ID:6dqCFE37
>>927 うろ覚えだけど、たぶんテレホンショッキングだったと思う。
日本だと誰だっけ、小津さんがそうだっけ?
964 :
名無シネマ@上映中:04/10/21 19:34:12 ID:2ArypTzZ
ヘルムート・バーガーとの関係がよく言われるが、アラン・ドロンに対する
ヴィスコンティの固執ぶりも凄まじい。
晩年の彼の集大成、プルーストもドロン主演で撮影寸前で頓挫。
ドロンとギャラが折り合わなかったから、と言われてるが果たしてそれだけ
だろうか。
ロミー・シュナイダーとドロンの破局もヴィスコンティ絡みだし。
アラン・ドロンって自伝出さないのかな?
ヴィスコンティと彼の確執、読んでみたい。
965 :
927:04/10/21 20:23:22 ID:BdkzIUnq
どーもです
やっぱり本人が言ってたんだ へえー
図書館で「ヴィスコンティの遺香」って写真集を借りてきたけど
自宅寝室の暖炉の上に母親の写真とならべてバーガーの写真も飾ってあった。
ほんとに好きだったんやなあ…
最近だとアルモドバルとバンデラスってあるよね、監督が異様に
男優に固執する、監督のミューズになるっての。
バンデラス自身にはそういう気はないんだろうけど。今や完全に
アメリカ化してかつての色気とか消えちゃったし。
968 :
名無シネマ@上映中:04/10/21 23:08:23 ID:5OtpXyfT
中学とか高校の頃って学校での友達関係にいろいろ悩む時期ですよね、
というかそれが自分の世界の大部分を占めていたりする子もいる。
中には早熟な子もいるだろうけど、大人世界のドロドロした醜い人間関係
なんかまだ知りもしない青少年の時代。そんな若い方々がヴィスコンティを観て
いったいどんな感じを受けるんだろう・・と、ふと思ったりします。
ちなみに私は40代主婦(生活に疲れている)です。
中高なら俳優のルックスや映像美が優先するのではないかな。
若いときに大人のドロドロした部分って、あっさりとかわされるの
ではないかと思う。
最近の子達ならアニメのように善悪で自己解釈してしまうのだろうか。
話題から外れてすみません 私は30女ですが
『家族の肖像』のヘルムートバーガーに抱かれたいです
かな〜り本気です(笑) すごく惹かれます
971 :
名無シネマ@上映中:04/10/22 14:51:45 ID:PrmFYmhl
私40女ですが、ルートヴィヒのヘルには抱かれたくありません。
俺は30男でそのケはないが、山猫の公爵には抱かれてもいい。
973 :
名無シネマ@上映中:04/10/22 17:57:05 ID:KUpzYX30
私はその気はないがヴィスコンティ家の家督相続はしてもいい。
できれば財産全部うっぱらってロサンゼルスかニュヨークに
すみたい。
ついでにヴィスコンティ映画の著作権料もありがたく頂戴したい。
もっとついでに公爵の爵位もぜひほしい。
山猫の公爵(バートランカスター)って「お父さん」的な感じです
バーガーとドロンの共演ってありえない話だったのでしょうか?
もし共演していたら、どうなっていたのでしょうか?
・・・と、少しモウソウしています
>969
あれだ、若いときは「揺れる大地」とか見て社会的不正義に怒りを燃やし、
中年になったら「山猫」で家族を保持するために現実に妥協せざるを得ない
立場に共感し、老人になったら「ベニス」を見て失われた若さに涙するんだな。
そろそろ新スレの季節かも。
何か色々リンクとか貼ってみると便利かもね。あと、
「前期が好きな人も後期が好きな人も喧嘩しないで」とか
いれて欲しい。その話題が何回かループしてるので。
ビスコンティじゃなくてヴィスコンティだからね
今日から「山猫」見に行く人いる?
>>977 ビスコッティっていうお菓子があるような気がするw
>>978 11月に入ってから見に行く予定だよ
先日の映画祭でも見たんだけど、こんどは夫と二人で行こうかなと
夫は、最後「舞踏会」の一時間、退屈しちゃうかなあ・・・
>979 僕と逝ってください
981 :
979:04/10/23 17:26:43 ID:AUuOGTVU
夫同伴でよければいいですよw
いろいろな人と感想を話すの楽しそうだから・・・
983 :
名無シネマ@上映中:04/10/23 21:53:06 ID:Jlvise+e
>981
私も入れてくださいませな。
なんせ私の夫はヴィスコンティにぜーんぜん興味無くて・・・。
感想なんて話す人いませんから・・私。
わたしもまわりにヴィスコンティファン
いなくってさみすいので仲間にいれて〜
山猫のランカスターさま
すてき('-'*)
次スレに移行?
おまいら、こっち先に埋めろよ。サクサクと
埋めるためにはageないと
自分は『熊座〜』が一番思い入れがありますよ
モノクロけっこう好きなんですよね
ageないとと言いつつsageてましたw
クラウディア・カルディナーレが好きです
声もいいし、あの目も印象的ですね 今はもうおばあさまなのでしょうね
そうそう、『若者の全て』に出ていたアニージラルドって
ハネケ監督『ピアニスト』で、主人公女ピアニストの母親役をしていますね
パンフレットで名前を見るまで全く気づきませんでしたが
991 :
989 990:04/10/26 14:56:01 ID:wVLprY9f
で、今度こそageておきます
ラウラアントネッリは最近はいろいろあって休業しているのですね
「家族の肖像」が一番好き。全てが好き。
993 :
名無シネマ@上映中:04/10/26 15:54:57 ID:6VvprlNm
>>992 おれも。物足りないようなお腹いっぱいのような、
微妙な後味がぐぅ。
994 :
名無シネマ@上映中:04/10/26 18:02:37 ID:V/SJz0at
廉価版でDVD出ないかなあ
「ベニスに死す」のシルヴァーナ・マンガーノ、きれいだったなぁ。
その後「家族の肖像」であの細い眉見ると、ちょっとびびるけど。
996 :
名無シネマ@上映中:04/10/27 09:42:48 ID:mmQ3wal5
996。
そろそろ沈めるぞ。
記念かきこ
998 :
名無シネマ@上映中:04/10/27 16:37:24 ID:Bx8yXY3W
こんな時になんなんだけども、ヴィスコンティとジャン・コクトーの関係について、
知りたいのですが。というかこの二人の接点は無いのかしら・・・。
コクトーの愛人をヴィスコンティが取ったとかいうのは嘘ですか?
っつーか、新スレで聞きたまいよ
999。
誰か1000よろ
しかたなく1000
1001 :
1001:
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。