1 :
名無しさん@お腹いっぱい。:
中国の歴史小説全般について語りましょう。
内容は、重厚な歴史小説から、ファンタジー色の強いライトノベルまで、何でも可です。
↓とりあえずは思いつく限りの中国歴史小説の作家の名前を並べます。
司馬遼太郎 井上靖 陳舜臣 宮城谷昌光 塚本史 酒見賢一 伴野朗 駒田信二 田中芳樹 井上祐美子
狩野あざみ 安西篤子 森福都 藤水名子 真樹操 岡本好古 辻原登 森下翠
他にも何人も中国の歴史に絡んだ小説を書いている作家はいると思いますし、
翻訳された外国人作家の小説などもあると思います。
それらも含めていろいろ語りましょう。
今一番は絵巻水滸伝だな
3 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/10/25(水) 14:59:33 ID:+Orvf47M0
陳舜臣先生の作品が一番好き。
田中芳樹は、偉そうなこと言っているわりに、「風よ、万里を翔けよ」以外はいまいち。
外国人作家だと、金庸の武侠小説が面白いな。
小説でいうなら神さまは陳センセ。
田中もイイ。 偉そうなことって、なに言ったのさ?
最悪は塚本…
5 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/10/25(水) 16:31:18 ID:2QE4Bb7R0
北方謙三の三国志
6 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/10/25(水) 22:41:38 ID:iFfaNNET0
>>4 塚本史は何だかなあ。あまりいろんな時代に手を出さないでもらいたい。
伴野朗なんかは、時代とか人物とか、目のつけどころはいいのに、面白く描けない。
森福都は異色だけど、あの作風は結構気に入っている。
>>3 武侠小説なら、台湾の古龍も凄く個性的で面白い。
伴野朗死んだってマジ?
10 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/10/25(水) 23:59:28 ID:7+WmGzwkO
司馬遼『項羽と劉邦』は秀逸
俺を中国史に引きずり込んだ思いでの一冊
司馬良太郎だと、『項羽と劉邦』、『韃靼疾風録』か。
自分の中国史入門は陳先生の『小説十八史略』だね。
>>10 確かにあの「項羽と劉邦」は三国志以外の時代に目を向けさせる秀作だな
高校のとき、鴻門の会のところ読んだ次の日の古文の授業がそれだったときはかなりwktkしたな
現文に訳す課題がでたり
「悪党か」
俺も漢文の時に四面楚歌の所やった時は興奮したなぁ
一般の高校生は三国志の人物よりも項羽の方が知ってる人多いかもね
浅田次郎の「蒼窮の昴」が良かったなぁ。
>>6 森福都は推理調の作風に、独自の存在感があっていいね。
「双子幻綺行」なんか、なかなかだと思う。
安能務の三国志演義が初めて買った小説だから思い入れがある。最近になって読み返してみると、漢字だらけで辟易するけどな。
三国統一まで書いてたから入門にはちょうど良かった。
17 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/10/26(木) 18:09:48 ID:Dxm3QFEy0
この板が出来てから、なんか刺激されて
宮城谷昌光を読み返してる
陳舜臣作品では「チンギス・ハーンの一族」と「桃源郷」が
一時期、座右の書だった。
19 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/10/26(木) 19:41:24 ID:S40O29IS0
知名度が低いが、藤水名子の作品はなかなか面白い。
司馬遼太郎、陳舜臣みたいな大御所に比べるとやや文章が軽いが、
ノリが楽しい。
藤水名子作品は、好き嫌いが極端に分かれる作風。
特に男性読者には、受けつけない人が多いのではないかと思う。
でも、武侠小説が日本に上陸する前から、武侠小説っぽいものを書いていたのは感心する。
>>18 桃源源は読みごたえがあった。
藤水名子は読んだけど、「公子風狂」はまあまあ読める
>>1 安能務は?
一応、戦国春秋志・中華帝王志(+封神演義)の9冊で
超古代から近代までの中国の歴史を綴ってる
>>15 >「双子幻綺行」
双子の兄貴の方が、最後に高力士になったので、予想していなかったので感心させられた。
>>20 藤水名子は、女視点(?)だから、どうもね。「赤壁の宴」は、
ちょっと勘弁してよ、って内容だった。
24 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/10/28(土) 08:49:44 ID:BavDBui30
陳舜臣先生の小説が好きだ。
読みやすい上に、解説が丁寧だから、中国の歴史を学ぶのに、これほどいい小説はない。
落ち着いた解説調の作風が多いから、読者を作品世界に引き込むという点じゃ、
やや落ちるかも知れないけど。
陳舜臣は文章が平々凡々で長くは読めない
題材や着眼点は面白いけど
26 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/10/29(日) 15:20:46 ID:elOC5wip0
落ち着いた解説調があの人の持ち味だから。
血沸き肉踊るといった感じの小説は書かない。
27 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/10/29(日) 19:07:10 ID:NT/RW3WS0
井上靖の「蒼き狼」はなかなかドラマチックな物語だと思う。
陳先生の「耶律楚材」は一読の価値はあると思います!!
(特に下巻・無絃の曲は何度も読み返しましたw)
耶律楚材はまだ読んでないな。
陳先生の小説はいろいろ読んでいるんだけど。
陳先生の「耶律楚材」は史実では一介の書記兼徴税官に過ぎない楚材を
あたかも中華文明の救世主のように描いたとモンゴル至上主義の杉山教授に
非難されたいわくつきの小説なんだよな。
物語的には面白いんだが。
本の中では“名宰相”として描かれている耶律楚材w
と、同じく陳先生の八編からなる作品「中国畸人伝」もオススメです!!
(ちなみにオイラが好きな作品は、宰相・王戒のケチぶりが面白い「最後の賢人」と
お酒好きにはたまらない「葡萄の美酒 夜光の杯」です)
32 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/10/31(火) 01:40:00 ID:rpf5JYyp0
酒見賢一の「泣き虫弱虫諸葛孔明」で腹捩って、続刊待ってるところ(いつ出るんじゃ)。
陳舜臣てそんなに面白いんだ。今度読んでみるお。
翻訳小説だと、金庸、古龍は外せないな。
34 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/10/31(火) 23:50:13 ID:801cTNPH0
古龍は歴史性がほとんどないけどね。
何となく雰囲気で、明代清代あたりを想定した仮想時代劇空間ということは分かるけど。
田中芳樹って、中国歴史小説作家(なぜか女性ばかり)を集めて、
なぜ仕切っているんだ?
36 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/05(日) 17:48:37 ID:LNh0QH1B0
俺も桃源郷おススメ
陳舜臣・・・
突飛過ぎて話にならない
歴史小説家としては最低だと思う
土木の変、于謙あたりの小説を一度読んでみたいな。
40 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/06(月) 03:16:34 ID:RXYKMJFUO
宮城谷作品にしても考証か妄想かなんて個人の受け取り方かなって思う
歴史小説と歴史ファンタジーの境界線ってどうなんだろうね
42 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/06(月) 15:18:37 ID:2rSb7Vh20
春秋戦国はややこしいイメージがあったけど、
宮城谷作品でよく理解できたよ。
歴史小説を論文か何かの引用に使って、恥じかいたヤツでもいるのかね?
やたら歴史小説を史実と違うとか間違ってるとか騒ぐやつ多いけど…
宮城谷の書き方は古いかも知らんけど、結構好きだな。
田中芳樹の場合は妄想のみだがなw
始皇帝でオススメの本があったら
おせーて
なぜ伴野朗は題材が呉起ですらおもしろくないのか?
>>45 安能務さんとか。なんというかクセがあって、春秋戦国志読んだ後にしたほうが理解しやすいかもしれんけどな
>>46 時代とか、素材とか、目のつけどころはわりといいと思うんだけど、
物語、文章に読者を引き込む魅力がないんだよなあ。
ファンタジー的な要素を入れるにしても、何とも中途半端な入れ方だし。
なんでもかんでも裏墨家をだすのはどうかとおもうが伴野朗の作品では孫策の死と大遠征は結構おもしろかったかな。
驃騎将軍の死のよんでもみたいが、どこにもうってないのが残念
何だか、呉三桂をやたらと美化した小説を書いている人がいたな
51 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/09(木) 04:23:46 ID:J93BTiTcO
安能の春秋戦国志読みはじめたがページをめくるペースが遅い
はじめて春秋戦国時代に触れるせいか人物名、地名、国名が混乱する
一番困るのが「桓公」と名乗る君主
まだ100ページしか読んでないのに二人出てきた
他にも桓王とか出てきて頭痛くなってきた
いやはや・・・
?
54 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/09(木) 16:03:44 ID:J93BTiTcO
>>52 お前は俺を混乱させる気か
桓公だらけじゃねーか
55 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/09(木) 17:45:54 ID:Nogfsd9o0
こんなにいるのかww
56 :
52:2006/11/09(木) 19:50:14 ID:qnQGbJ2S0
すまんかった
57 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/09(木) 20:42:23 ID:J93BTiTcO
>>56 いや、憤慨してるわけじゃないんだ
こっちもすまんかった
というかID:J93BTiTcOは諡号の意味を理解してる?
59 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/09(木) 20:57:57 ID:J93BTiTcO
60 :
52:2006/11/09(木) 21:43:53 ID:qnQGbJ2S0
61 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/09(木) 22:05:02 ID:J93BTiTcO
宮城谷昌光ってどうっすか?4〜黄河編
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/books/1160667178/ 156 名前:集計役 [sage] 投稿日:2006/11/07(火) 01:02:25
【1】好きな作品ベスト3
テンプレの
>>2-7を参考に好きな宮城谷作品を3つ挙げてください。
単行本内の作品や現在連載中の作品でもかまいません。
(例)
1.楽毅
2.買われた宰相
3.三国志 (1位3P、2位2P、3位1Pで集計します)
【2】最初に読んだ作品
あなたが最初に読んだ宮城谷作品を挙げてください。
【3】最も好きな登場人物
宮城谷作品に登場する人物の中で最も好きな人物を1人挙げてください。
名前のある人物であれば史実、架空は問いません。
また、その人物の登場する作品(複数の作品に登場する場合は
その中で好きな作品)を併記してください。
諡号はどこのだれであるか識別できるように書いてください。
(例)
斉の桓公(『管仲』)
※集計期間は2週間の予定ですが丸2日投票がない場合は集計を打ち切ります。
投票は1人1回が原則です。
明らかに同一人物によるとみられる連投がされた場合
それら投票をすべて無効とすることがあります。
宮城谷読者は投票よろ
諡号なんてなれだろうと思うけどな
初めて三国志よんだときに威侯や壮侯何人いるんだろおもったからなww
読みやすいとこだけよんで後はスルーして再度読み直したほうが面白いと思うけどな。
祭足の話おもしれーとなって次はいまいちで流し読み管鮑の交わりの話はちょっと感動した思い出がある
>>62 短編だと井上靖氏のやつがあるよ。
三国志書いてる作家が一番多いだろうな
66 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/11(土) 00:00:17 ID:QIJExixiO
吉川英治、陳舜臣、北方謙三、宮城谷昌光、くらいしか思いつかない
67 :
名無し募集中。。。:2006/11/11(土) 02:52:53 ID:SVnyMsxwO
王安石とか文天祥とかあったら面白そうだな
>>50 つ井上裕美子「紅顔」
あんまりこの人の話出てこんね。
「非花」とか泣いたんだが。
何か田中が後見人面してるから敬遠されてるんかな。
>>67 文天祥なら伴野の短編にあるよ。
本当に目の付け所だけは良い人でした。
目の付け所に関しては塚本もまけてないけどな
ライトノベルだと、どんなのがいるかな?
田中芳樹
みな、この手の小説で最初に読んだの何?
俺は吉川水滸伝。
当時は三国志すら知らなんだから、
大刀関勝とかピンとこなかったわ。
俺は低年齢向けの三国志演義だったなあ、
岩波かどこかから出してる3冊セットのやつ。
最初にあれから入っちゃったからその後に読んだ吉川や横光に違和感感じまくり。
>>73 俺は陳舜臣氏の「ものがたり水滸伝」だった。
中学のときの読書感想文で何読むか迷って、本屋で手に取ったのがコレ。
俺も中国史に関してはまっさらな状態で読んだけど、
これは結構読みやすかった印象がある。
陳先生のは、わりと優しい書き方だからね
訳者は忘れたが現代教養文庫の三国志(演義)全5巻
79 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/16(木) 07:36:31 ID:kuvefX/Z0
>>78 村上知行氏だね。
それの角川文庫版を読んだのが、
初めての三国志だった。
真樹操って今何してるんだろ?
今は出版不況だからなあ。
やはり三国志か水滸伝始まりなのね。
意外と水滸伝が多かったけど。
三&水以外から入った人いる?
それ以前から横山三国志とか本宮赤龍王、司馬項羽と劉邦、教科書関係(史記)なんかで普通の知識はあったけど、ハマリの最大契機は光栄三國志だな。
その前に信長の野望があったけどw
84 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/17(金) 09:43:44 ID:JAiuJYUdO
信長の野望→戦国関連の各歴史小説、雑学本
→三戦板→蒼天航路→吉川三国志→春秋戦国←今ここ
吉川武蔵,吉川三国志→駒田水滸伝,吉川水滸伝→安能封神演義→金庸武侠小説
86 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/17(金) 14:16:54 ID:Ih508dKX0
子供時代に三国志アニメ
↓
世界史教科書
↓
陳舜臣小説十八史略
↓
陳舜臣作品いろいろ、日本人作家による三国志小説いろいろ
↓
三国志以外の日本人作家の中国歴史小説いろいろ
↓
金庸武侠小説
↓
古龍武侠小説、水滸伝、三侠五義、児女英雄伝
↓
ネットでいろんな武侠小説(原語)を読めることを発見
↓
中国語の壁
天地を喰らうで初めて三国志を知った俺は、後に横山三国志の1巻を読んで
「なんだこのキャラ、天地を喰らうのパクリじゃん」と思ってしまいました。
88 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/17(金) 15:37:57 ID:wyOh1RRZO
かなり大まかに表すと、
無双→光栄三國志→正史三国志→宮城谷楽毅→戦国→史記→春秋戦国→商〜秦←今ここ
光栄の三国志ははまったよな。
クラスの男子全員がはまってたのが懐かしいわ
光栄三国志→吉川三国志→(異・破・反・SF)三国志→案能・宮城谷(春秋戦国)→金庸
>>88 >中国語の壁
ここは狂おしく禿同
さっき本屋行ったら塚本の「始皇帝」があったよ
少し前に荊軻も書いてる
92 :
ある文学ファンの独り言:2006/11/18(土) 10:19:24 ID:cBf+Rpeb0
これまで、日本の作家の書く中国物はほとんど読んでこなかった。中学生の頃、吉川英治の「宮本武蔵」
を読んで面白かったので「三国志」に進んだけど、ちっとも感心できなかった。スケールが大きいと評す
る人が多いが、大ざっぱとしか感じられなかった。司馬遼太郎にしても日本史物は面白いのに、中国史に
なると大ざっぱとしか受け取れない。人物の内面まで掘り下げて書いてないからだ。
スケールが大きくて緻密な小説、例えばトルストイの「戦争と平和」のような小説が中国史物にもあるはず
だと思って、長い間探していた。ようやくめぐり会えたのが、「蒼穹の昴」とその続編の「中原の虹」。
書店に行くたびに「中原の虹」の立ち読みを続けてきたが、文庫になるまで何年も待てそうにないので、
思い切って買うよ。
実は思うところあって、「海辺のカフカ」を読もうとしたけど、これまで村上さんの小説は体質的に合わ
なくて受けつけなかった。でも何度読んでも、やっぱりおかしな作り話としか感じられない。残念だけど、
我慢して村上さんの小説を読むより、面白くてたまらない「中原の虹」のほうを読むことにするよ。
>中国語の壁
漢文読みまくれ、そして中国語の辞書でも買え
語順のつかみ方に慣れれば結構読めるようになる。
原文なりの味って物もあるよ。
94 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/18(土) 11:16:33 ID:E//unp9wO
>>92 良かったですねー。
通りすがりだと何でも適当に云えますよねー。
つか
>>92は
「俺はおめーらなんかと
読者としてのレベルがちげーよ」
と自慢したいだけだろ。
そっとしといてやれ。
志茂田景樹って水滸伝や三国志に手を出しているんだな。
一体どんな内容やらw
確かに吉川の三国志は俺も何処が面白いのかわからん。
張合β何回も死んでるし、人物の改変(改悪)は凄まじいし
大雑把にもほどがある。
志茂田三国志は忘れたが、水滸伝は三国志の登場人物が水滸伝の好漢の前世という話だったと記憶している。
志茂田の「孔明の艦隊」の水滸伝バージョンと思えばいい。
*注:孔明の艦隊は太平洋戦争で日本海軍の提督に蜀の将軍が、アメリカ海軍の提督に魏の将軍が憑依して戦う話。
今思い出したけど、志茂田三国志に死んだ趙雲を孔明がよみがえらせて
孔明が死ぬと同時に趙雲も死ぬ(まるで人形のように)とか、魏の軍勢の前で
馬に乗った女達が逆立ちして幻惑する(もちろん丸出しで)なんて内容だったはず。
真樹操は去年出た無双のアンソロジーで趙雲書いてたから筆を折ったわけじゃなさそう。
>>97 霜田は昔TVのクイズ番組で中国の歴代王朝を並べられなかったな。
唐の前が明とか言ってたorz
三国志と水滸伝書いてる作家だと柴田錬三郎もいますね。
ところで隋唐物でタイトルに赤龍とか銀龍とかつく本知りませんか?。
むかし立ち読みして無茶苦茶な話だと思ったのは覚えてるんですが。
>>104 谷恒生の隋唐龍伝説だね。
この人は、時代小説や伝奇小説、海洋小説、仮想戦記小説と、いろんなものを書いている人。
結構破天荒で荒削りな作風の人で、
中国ものだと、他に水滸伝や、黄巣の乱について小説を書いているけど、
日本の時代小説や伝奇小説を書く手法をそのまま持って来ている感が強い。
他の分野の小説はともかく、中国の歴史小説に関しては、
あまり高く評価できないね。
黄巣の小説書いたのって、谷恒生ぐらいかなあ。
にしても、なぜ黄巣に目をつけたんだろう。
紀・三国志ってのもあるね。
108 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/23(木) 22:34:43 ID:uT7wtS330
龍騎兵というシミュレーション小説は、小説としてのレベルはともかく、
試みとしては面白かった。いろいろ突っ込みどころはあったけど。
109 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/25(土) 12:21:57 ID:HWNABELZ0
宋金の話書いた小説無かったか?
宋金の話? 田中氏の紅塵とかかな?
そういや陳先生の小説って、宋代作品が少ない気がする。
陳氏に限らず宋の話は少ない
面白い話や名前を残してる英雄が多いのにな。
宋書とか翻訳する人あらwれないかな。
宋書だと魏晋南北朝の宋になってしまいますよ
宋書じゃなくて宋史だな。
細かいことだが、訂正はしておく必要があるか。
マイナーだけど、金史も面白いよ。
女真だけじゃなく、契丹人、渤海人、漢人いろんな人が出てくる。
子供の頃ジャッキー映画にはまる
香港映画ファンに
武侠モノおもろーい
武侠小説を読み始める
中国の歴史に興味を持つ ←いまここ
>>115 金庸の武侠小説は、いろんな史実と虚構を取り混ぜて構築されているから、
一度読んだ後でも、中国の歴史についていろいろ勉強した上で、
もう一度読んだら、いろんな発見があると思うよ。
架空っぽい登場人物が、実は歴史上実在した人物だったりとか。
117 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/26(日) 22:40:19 ID:GzYFZvQGO
>>109 田中氏の「岳飛伝」がまさしく宋金を描いています。
全5巻なので、読みやすくてとても面白いですよ
自分は5回も読み返しました
ただし、あの「岳飛伝」はぱちもんであることも念頭に置いておこう。
下手な翻訳せずに、自らの筆で岳飛を書いてるのは、「紅塵」のほうで、これはまだしもマトモな小説。
井上祐美子の作品に宋金多くなかったっけ?。
「臨安水滸伝」とか「梨花槍天下無敵」とか。
桃花源奇譚もそうだね。
「公主帰還」も、短編集だけど中は全部(一応)宋代だよ。
女性作家で宋代作品が多いような気がする。
森福都なんかもそうだし。
12月中に小前亮の新作が二冊出るらしい。
一冊は新書で「知られざる素顔の中国皇帝」、
もう一冊は趙匡胤の小説「飛龍伝」という噂。
三国志艶義 貂蝉伝
誰か読んだ人感想おねがい
>>123 また田中氏が偉そうに解説すんだろうなw
126 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/02(土) 17:54:54 ID:CdgR+hDi0
>>124 中国のサイトで探したら、ネットで中国語のエロ小説が読み放題なんだが、
中国の歴史もののエロ小説もなかなか充実しているぞ。
三国志はもちろん、楊貴妃ものや水滸伝、楊家将、あるいは金庸などなど。
>>123 飛龍伝は前から聞いていたけど、
知られざる素顔の中国皇帝ってどんな本なのかな?
気になる。
>>126 本人のブログ見た感じでは絵なしの中国帝王図みたいなものじゃない。
KKベストセラーズからで8日発売みたい。
多分、田中氏の好きな(あるいは嫌いな)皇帝達を何人か解説してるんだと思う。
「中華帝王図」、文庫版とか後から出たバージョンには解説に入ってるけど、
中国で出た「百帝図」パクってただけじゃん。
たまたまお土産で「百帝図」貰ってしばらくして「中華帝王図」が出たんだが、
形式その他がほとんど同じ。日本語訳版でも出たのかと思ったら、
「オリジナルです。」みたいな解説入ってて苦笑した記憶がある。
あれって公然とパクリましたって言ってなかったっけ?
おれも「百帝図」は持っているが…
狩野あざみの短編で、漢の宣帝の皇帝になる前の話が載ってる本のタイトル教えてください。
>>130 祥伝社「黄土の虹」収録 鶏争
>>126小前亮の本、両方とも明日発売。
副題は「中国皇帝」が「歴史を動かした28人の野望」、
「飛竜伝」(龍では無い)が「宋の太祖趙匡胤」、
趙匡胤と柴栄が主人公なんだと。
>小前亮
最近やたら色々なすれで名前みるんだが、この人の本っておもしろいの?
まだ今回で2冊目だからなんとも。
ただ、『李世民』に関しては、史実に重きをおいていて、そう大げさな誇張はない。
そのせいかなんとも面白味、盛り上がりに欠けた小説となっている。
間違ったことは言っちゃいないがツマランというやつ。
『李世民』あたりなら、もっと大ぼら吹きまくってもよかったと思うが、2chとかの正史厨に言わせると「捏造」とかになるんだろうなぁ。
そういえば昔、「太宗李世民」って本あったな。
PHP系の歴史小説のような気がして買わなかったんだが、面白かったのかな?
135 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/10(日) 23:31:55 ID:SbBVSCJQ0
>>133 それだったら、飛龍伝もあまり期待できないかなあ。
小説なんだから、もっと冒険したらいいのに。
小説で大げさな誇張したら北方や田中みたいにオリジナル小説になるからなぁ〜
といって塚本みたいに史実に中心なんだが、面白いエピソードを削ってグタグタになるのも読み手としては辛いところ。
知らない作家だとカバー本だと手に出しにくい所。
小説で歴史の概要を掴みたい人にとっては、できるだけ(今確立されている)事実に近いほうが好ましいのだろうけど。
ある程度歴史背景を知っている人にとっては、それを血沸き肉踊る「物語」として読みたいという面もあったりする。
李世民を中心とした隋唐争覇などは有名なんだから、第二の三国演義にしてもいいくらい。
北方は読んでないからなにも言えないけど、田中はその点根元は事実に即しながらオレ設定でぶちまけているところが、読んでて気持ちいいところもある。 むろんつっこむところも多々ある。
今回の小前はこの田中の弟子なんで、ヘンに洗脳受けてるところがあり、それが鼻に付く可能性は大きい。
138 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/11(月) 14:39:22 ID:yaxSax580
田中氏の小説はオリジナルはいいんだけど、個人的にはいまいち物足りなさがある。
この分野で小説を書こうとすると、もれなく田中氏がお世話してくれるの?w
140 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/14(木) 10:16:05 ID:sqnfN6o/0
中国で、中国人が書いている中国の歴史小説ってどんな感じだろう。
ネットでいろいろ読める。
翻訳されているものは、金庸とかになるけど、あれは歴史小説とは言えないね。
武侠小説は伝奇小説に近いかな。
飛竜伝立ち読みしたけどつまらんかった。
陳橋の変のとこなんか最大の見せ場なのにぜんぜん話が盛り上がらず、
全体としてあっさりとしすぎて見せ場が無い。
趙匡胤より柴栄のほうが印象にのこった。
あっさりした感じなのは、たぶん作者のスタイルっぽい。
あんま熱っぽくない。
146 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/17(日) 23:48:40 ID:puzvrM9u0
期待の新人なのに、あまり大したことないっぽいな。
まだ読んでいないけど。
田中氏は絶賛してたけど、いつものことかw
>>147 らいとすたっふも関係してるし、それは当然でそ
中国歴史小説業界は、田中氏に逆らうと干されるのかな?w
つか、らいとすたっふの社員
現役最長老の陳舜臣氏には頭が上がらない田中芳樹だけど
若手にはうるさいらしいね。
何だか嫌な感じの人だなあ。
変な政治思想も強要されそう。
>>152 そこはそれ、自身がステレオタイプにならず、良識をもっていれば問題ない。
軽く笑い飛ばすか、受け止めるか、それは個人の自由じゃない?
ネット小説で、優秀な中国歴史もの小説ってある?
中国語の原文でいいなら、あらゆる分野の小説が読めるけどね。
ネット小説は、やっぱり三国志ものが圧倒的に多いけど、
中華小説同盟ってところで、いろいろリンクされている。
>>1 >真樹操 岡本好古 辻原登 森下翠
このあたりになるともう誰か分からんなあ
原文だとよっぽど中国語に詳しくない限り
意味は取れても文章としてのよさとか、文体の特徴とかまでは
なかなか解らないと思う。
泣き虫諸葛孔明第弐部2月発売決定age
>>156 岡本好古はイマイチだった。
漢武帝のと韓信が主人公のを読んだ。
十年も前だから記憶があいまいだけど
伴野朗みたいな感じだった。
武帝の小説は読んだけど、あまり印象に残ってないな。
そういや、伴野朗も武帝で小説書いてるね。
伴野朗はオリジナルな目のつけどころはいいのに、
面白く描けてない感じ。
つうかもう故人なんだよな。
>>161 彼に対する2ちゃんで多くみられた意見は「金返せ」がダントツですた
163 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/06(土) 22:23:22 ID:F3us4It90
伴野朗も、乱歩賞取った「50万年の死角」は結構面白かったけどね。
近現代史ものはそんなに悪くないと思うけどな。
164 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/06(土) 22:30:08 ID:taSxb7LN0
呉三国志は途中でやめたが驃騎将軍の死は面白かった。
166 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/07(日) 00:54:33 ID:0+8myHFo0
小前亮は史学の院生やってた悪癖がモロに出てるな。
史料にとらわれるあまり、ダイナミックな描写ができていない。
新書の方も、期待はずれだった。入門編としてはいいかもしれないが、
このスレの住人にはかなり物足りなそうだ。
同じ院生経験者でも西洋史の佐藤賢一は上手くやっているが。
俺は一時期、陳舜臣の小説に凝ってた時期はあったけど、
最近は自分の好きな時代の史料やその時代を扱った論文を読むほうが
新しい発見がどんどん出てきて楽しいな。
そのせいか、ここ最近は読むのに時間がかかる小説はめっきり読まなくなった。
そういう奴って他にもいるかな?
>>166 佐藤賢一の小説は、ちゃんと娯楽性を兼ね備えているね。
面白く読めた。
自分も陳舜臣の小説を好んで読んでた
と思っていたが、実は安能務が一番好きなことに気がついた
さらに最近になって安能務が故人になっていることを知った・・・
ところで李牧が主人公の小説ってあったりする?
安能死んでるのか・・・
昨日春秋戦国志読み終わったからこの人の新刊でもと思ったんだが
商鞅が登場する直前の章の終わりが最高に盛り上がった。なぜか
伍子胥について書いた小説は無いのかな?
安能氏は、宋代以降の時代のものでも、
何か書いて欲しかったな。
一体どんなものを書くのか気になる。
杜月笙を主役にした、『八股と馬虎〜中華思想の精髄』は結構面白かったよ。
タイトルが実用書っぽいせいで、図書館で探すと変な場所にあることが多いが。
安能氏物故してたのか…知らなんだorz
実用書と小説の間を行ったり来たりしているバランスは神だったよね。
174 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/13(土) 04:29:09 ID:8OoRC1laO
安能さんの韓非子おもしろい?
絶版らしいけど近くの本屋にあった。買いかな?
175 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/13(土) 07:33:06 ID:LxImpbp80
176 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/13(土) 09:15:34 ID:nUVb5+kO0
安能さんの三国志
笑えたしでも嘘がすくなくてコミカルで
おれは好きだったけどな。
残念だな。
177 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/13(土) 18:13:00 ID:GRy/3VGG0
小前亮『飛竜伝』読了。
まずこのセンスのないタイトルは何とかならんのか・・・
物語は正史を押さえながら郭威とか嬉しい人物にもスポットを
当ててくれているが、師匠のガイエ譲りなのか、躍動感にとぼしい物語。
とりあえず歴史の説明要素を減らして、物語を読ませてほしい。
(北方ケンゾーぐらい突き抜けろとは言わないが・・・)
>>174 韓非子面白かったよ。
前巻だけ買って後巻も探してたんだけど絶版だったんだね。
読んだ感じあまり小説ぽくなかった。
真ん中辺りを見出し一個分読んでみて良かったら買ったら。
179 :
174:2007/01/14(日) 01:31:56 ID:EW3gQQhcO
>>178 ありがとう!
時間作ってページめくりに行ってくるよ
>>177 研究室でパラパラ眺めてた先輩(東洋史)が、
歴史誤認が多すぎwって鼻で笑ってたけど?
>>180 違和感の正体はそれかな…(読んでて全体的に違和感を感じていた)
たとえば、どういうところだった?
>>181 詳しくはきかなかったけど、
明日聞いてみようっと。
183 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/15(月) 03:35:28 ID:zA4UhJLjO
宮城谷作品ってなんか好きになれないのはなぜなんだろう?
逆に安能の現実的な書き方は好きだなぁ
宮城谷氏の文章・作品って、非常に美しいというか品のあるというものに思えるが、
そこら辺、安能氏の現実的、俗っぽい登場人物と比べると、
その長所ゆえに、いかにも絵空事というか、現実感が無い作品に感じるのじゃないかなあ。
小説なんだから、多少史実曲げるのは構わないと思うけど、
やっぱり物語として面白くないとね。
自分は陳先生の作品になじんでるせいか、宮城谷作品には違和感を感じた。
なんというか、一部の登場人物以外は台本の台詞を話しているような印象だった。
といっても、実は宮城谷作品は三冊しかまともに読んでないんだけど。
一冊も読まないで批判する人がいるんだから、それはそれで
ただ、個人的には結構好きなんだけどな。
紫綬褒章もらった時はちょっとびっくりしたけどw
188 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/17(水) 04:07:45 ID:YO1o2+UQ0
個人的には嫌いではないが、184の指摘はわかるなあ。
香乱記は、劉邦陣営の人物描写がけっこう面白かった。
宮城谷氏にとっては、司馬遼太郎に対する挑戦という意気込みもあっただろうし
それはそれなりに成功していると思った。
189 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/17(水) 04:30:53 ID:1dO23wH9O
香乱記って秦末〜漢建国まで?
>>182 うぉ〜い、ワクテカして待ってるんだけど〜
191 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/20(土) 10:52:00 ID:c+L9RNHH0
史記を舞台にしたもので、何かお勧めありますか?
「項羽と劉邦」は読みました。
>>191 海音寺潮五郎、塚本史、宮城谷昌光、桐谷正
まずはこの辺からどう?
193 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/21(日) 01:00:29 ID:8zDV4IKa0
小説ではないですが「六韜、三略」読むべし。
194 :
191:2007/01/21(日) 10:08:34 ID:Jkq7HvSJ0
>>192 193
さんきゅう〜
小説ではないけど、守屋洋氏の中国古典の本は何冊か読んだので、
もう少し知りたかったのです。
195 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/21(日) 23:08:01 ID:3Bb/3em00
196 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/21(日) 23:24:27 ID:Heg/8my70
PHP文庫「太公望」面白かった。
勉強になったよ〜ん。
狩野直禎「史記の人物列伝」学陽書房 文庫本
も面白かった。
おすすめですよ。
塚本史のチョウケンを読んだ。
…漢の武帝が封禅の儀式で「白いおしっこ」を出してたorz
相手は…。
歴史小説を史学科の学生に読ませちゃイカンような気がしてきた。
読者じゃなくて評論家になってしまうきらいがないですかねぇ?
自分史学専攻だったけど、歴史小説楽しんで読んでたよ。
小説は小説ってちゃんと割り切ってたから。
まあたしかに、史学かじったばかりの奴等は
調子乗って小説にけちつけたがるのが多いが。
安釐王は微妙な所
秦を恐れて趙が救えないなんてあの時代普通のことだし
むしろ信陵君の行動の方が問題
その信陵君に結局頼らざるを得ない当たり結局ヘタレだが
暗君ってほどでもないと思われ
誤爆しました_| ̄|○
201 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/23(火) 08:09:23 ID:H/xkFYjH0
臥薪嘗胆の部分エピソードの小説ありませんか?
伴野郎と塚本青史が興味ある人物にスポットあてていて凄く気になる・・・
この二人の小説家としての力量はどうなの?
>>203 自分は二人ともあんまり好きじゃないな。
伴野郎とかたしかに目の付け所はいいと思うけど。
>>205 ああそうなんだ・・・
じゃあ他の作家を優先させよう
>>206 王莽で一冊かいてる作家は少ないし、試しに読んでみたら?
209 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/25(木) 02:33:52 ID:5rSjAGK+0
王モウはほとんど練習作だから、まだ選書でも読んだ方がいい。
光武帝では文章はかなりマシになってたけど。
もともと歌人だから小説はそんなにうまくないんだろう。
>>209 歌人じゃないよ。
もともとはイラストレーター。
お父さんがああいう人だから、当然、短歌の素養はあると思うけど
作品を発表したことはない。
211 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/26(金) 22:53:15 ID:8oiZoHxL0
田中芳樹氏をやたらと叩くのは何故?
どうも分からない、素晴らしい小説家であるとおもうのだが
それとも例のクソくだらないホームページに踊らされているだけなの?
自虐中共よりな姿勢がうよ〜な人には目障りだから。
そして、そのうよ〜に踊らされている現状追認者サマたちが、それの乗っかって叩いているだけ。
ただし、叩くと批判あるいは批評はまったく違う。
批評あるいは批判している人には、それなりに確固たる意見があり、聞くべき必要を持っている。
叩いているお方には耳を貸す必要はない。
>>211 叩く方も叩く方だけど、
田中氏の姿勢も、傲慢と言うか人の反発を招くような部分がどうしてもある。
小説そのものより、態度とかで反感買っている人だね。
田中氏はまだ「諸葛亮孔明」は間違いである!とか言ってんの?
215 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/26(金) 23:37:04 ID:8oiZoHxL0
間違いじゃないの?陳先生の小説なんかでもほとんどがそうなんだが
あと田中氏は創竜伝のなかで中共批判をしているのだが
>>215 だから別に中共マンセーなわけではないのだけど、そうは思わないお方たちが、無用に叩いてくるわけで。
>>214 皮肉にもなってないよ、それ。自らの無知をさらけだしてるだけと気づいてほしい。
ただし、「諸葛孔明」でさえ、ある状況では間違いなのだがな。官にあるものは官名や職で呼ぶものだし。まして字で呼びつけるなどよっぽどの親友でもないと。
根本的な問題として、田中氏の中国史ものは、小説としてさっぱり面白くない。
自分的には、これが最大の問題だな。
もっとも、田中氏の作品が飛び抜けて出来が悪いわけじゃなく、
歴史小説の世界じゃ、このレベルのは相当多い。
にもかかわらず、なぜか大物のように扱われてるのが余計目につくのではないだろうか?
しかし田中が取り上げたんで知られるようになった中国ネタは多いからな。
小説じゃなくて、解説やネタ紹介に徹したほうが面白いと思う。
>>214 田中がいつ言ったのかしらんが、そんなもん昔から言われてる。
>>218 問題なのは、三国志以後の時代を扱った小説が出て、しかもそれがヒットした場合、
まず間違いなくクサしてくるであろうと予想できることじゃないか?
しかも、自分の取り巻き以外の小説ならば100%そうなると考えられる>田中
時代と人物が被った場合、
「最初にやったのは俺だもんね!」「最初が最高とは限らないけど、最初ってのに意味があるんだよね!!」
とか嬉々として自慢してきそう。
いや、やらないかもしれないけど、こういうイメージを田中に対して持つ人は多いと思う。
ぶっちゃけ、田中を黙らすには直木賞なり吉川英治文学賞なり、デビュー作で獲るしか
なさそうな気がするんだ…。
別に田中がなに言ってもいいじゃん、と思うんだが。
ごく一部でシンパがいて大家ぶってるけどさほど影響力はないよ。
でも、なぜか気になる人は必要以上に気になるのだろうなw
>>220 悪い。真剣に、なんでそう思う人が多いのかがわからん。
なんか似たような発言かなんかあったの?
はっきり言って、そういう人らが思うほど田中芳樹は中国歴史において大家じゃないと思っているが…
そうではないのかな?
>>222 田中芳樹は宮城谷昌光にネチネチと嫌味を言ってる。
武将列伝の、晏子のことで「ある作家が中国の学生に〜」と書いてるが、
これは宮城谷のことだよ。
ちなみに、春秋戦国を中心に書く宮城谷氏のことを、作家の名前は出さずに
「日本語の史料がいっぱいある時代で羨ましいですね」
と皮肉ること一再ならず。
名前を出したときは、
「(宮城谷は)偉大なる第二走者であって、海音寺潮五郎という第一走者の
存在を忘れてはならない」
と、「宮城谷フォロワー論」まで展開してたりする。
田中が
「史記以前の歴史に興味はないが〜」
と短編集のあとがきにわざわざ書いてるのも、宮城谷を意識してのこと。
なんでここまで噛みつくのか解らないんだが…。
田中版の中国小説は決して嫌いじゃなかったんだけど、あとがきとか評論とかで
何度も宮城谷をこき下ろしてるのを読むと、「なんだかなあ」って気になるよ。
なんで田中が、陳舜臣への作家・評論家からの寄稿本に呼ばれなかったのか、
この辺に理由があるのかもしれんね。
>>223 なるほどね〜
あとがきとかあんま読んでないから知らなかったが
田中芳樹が、三戦板的クオリティを有してそうなことは感じていた。
ありていに言って、正史厨チックな…
到底中国史小説の大家なんていえる存在じゃないが、
本人は史記・三国志以外の中国史を扱った第一人者と世間に認めさせたいって感じなのかな。
>>223を見るとそう思った。つまりは、自分こそ「第一走者」であると。
田中氏がやたら三国志をひきあいにだすのと、宮城谷を出すの、根は一緒じゃないかなあ。
ここまで露骨だとお粗末な劣等意識としか思えんな
田中に関しては世界史板にスレがあるんでそちらを見た方がはやいけど、
他人を皮肉るくせに当人も漢文史料をまともに読めてるのか怪しいレベル
田中は第一走者になりたいというよりも、他者に先行されるとその分野に
手出しできない力量しかないってところ
だから誰もが取り上げない時代や人物を題材に書いて開拓者をきどりたい
でも力量が追いつかないから常に言行不一致
中国史関係のエッセイ風の文章は
読者の興味を引くのが上手い。
『武将列伝』も楽しく読んだ。
でも、「ガイエの中国史の小説自体がおもしろいか」
といわれればちょっと疑問。
228 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/28(日) 02:20:22 ID:/xc2g0vOO
お前等のおかげで銀英伝しか読んだことないのにガイエ嫌いになりそうだ
とにかく読んでから判断したいからガイエの一番おもしろい中国の歴史小説教えて
買ってくるから
実は中国史をモチーフにした作品では銀英伝がいちばん面白い
まああれ書いただけでもたいしたもんだけどね
230 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/28(日) 03:01:55 ID:ROiHOPiI0
酒見賢一? の陋巷に在りって歴史小説とはいわないの?
むしろ伝奇小説つかオカルト系歴史ファンタジーに入るんでね?
232 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/28(日) 10:06:28 ID:v9v99m6/0
陳舜臣先生の「曹操」ってどうすかね?
233 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/28(日) 10:39:21 ID:FhE5WgV10
アルスラーン戦記とか銀英伝とかで はあはあ いってるやつってかわいそう。
田中の宮城谷への皮肉はどうにも常軌を逸してる印象があるよな。
よっぽど個人的に嫌な目に合わされたとか?
田中「中国史の作家同士頑張りましょう!」
宮城谷「え?君はラノベ作家でしょ?」
今月のオール読物、田中氏の短編が載ってるぞ。
光武帝の若い時代の奴で、長安妖月記のノリに近い奴。
夢枕氏と日中競作の形を取ってる辺り、以前ダヴィンチで対談した縁で
文藝春秋に到来したのかな?
もしかして、直木賞受賞への第一段階だったりして…。
直木賞は無理じゃね? 普通に面白くないから
つか最近の直木賞や芥川賞は若い女探して受賞させてるから、
ジジイには取らせないべ
237 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/28(日) 23:23:47 ID:x1RbvUlz0
田中氏だと何だか新鮮味がないしね。
でも、田中氏は何か賞を欲しがっていそうだな。
>234
>田中の宮城谷への皮肉はどうにも常軌を逸してる印象があるよな。
>よっぽど個人的に嫌な目に合わされたとか?
個人的には、単なる嫉妬では?という気がします。そもそも、両氏の接点自体、
ほとんどなさそうですし(藤水名子氏あたりが両氏と接点があるようですが、私
が知る限りではそれくらいですね)
デビュー自体は田中氏の方が早いですけど、宮城谷氏の方が作家としての
大物感がありますしね(既にポスト司馬遼太郎といえる存在ですし、早々と全集
が刊行されています。年も宮城谷氏のほうがだいぶ上)。
しかし、
>「(宮城谷は)偉大なる第二走者であって、海音寺潮五郎という第一走者の
>存在を忘れてはならない」
>と、「宮城谷フォロワー論」まで展開してたりする。
これはいかんですね。中島敦を無視するなんて。
銀英伝やアルスラーンが売れており氏の代表作であるが故に
世間的には「青少年向けの小説家」というイメージを持たれてて
歴史小説家として見られる事が少なくて不満があるとかそう言う事かね〜。
気持ちはわからんでもないけど、
評価なんて作品でしか得られないんだし、なあ。
それなら、「青少年向けの作品」をさっさとたたんで
じっくり腰すえて大作書いてみるとかすればいいのに。
「青少年向けの小説家」としての知名度と地位があったからこそ、
田中氏の中国史小説もこれだけ売れているのだと思うが。
あと、宮城谷とか本格派はどうも難しそうだけど、
田中のならお手軽なノリで読めそうだから、という理由でも読まれてそうだ。
だいたい田中氏の作品のファンだって、
本格派歴史小説よりも、
予備知識なしの中国史素人でも、楽しく読めるような、
ライトノベル感覚の小説を望んでいると思うよ。
それの方が、田中氏の言う、三国志以外の中国歴史を知ってもらうにも、
有効なんじゃないかな。
田中芳樹が書かなかったら、知りようがなかった中国史の人物、多いんじゃないのか?
批判なりアンチしている中国史好き連中も。
>>211 俺も昔は好きだったけど「創竜伝」の4巻辺りからついていけなくなった。
サヨクよりなのは判ってたけど中国に対するヨイショが酷い。
あと意外とキャラクターの幅が無く登場人物が彼の過去の作品の
登場人物と容易に重ね合わせられるのも駄目だと思う。
>>217 基本的に自分で架空歴史作って書く方がよっぽど面白い作品書ける人でしょうね。
>>228 銀河英雄伝説は文句なしで傑作だと思う。
キャラクターの幅なら、銀英伝で普通の作家の一生分くらい出してるからw
>>198 >自分、史学専攻 って切るんだろうけど、
自分史学専攻 って書いて有るから、一瞬自分史の研究する学科。
かと思っちゃったよ(汗
>>201 鄭飛石 小説孫子の兵法
247 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/02(金) 01:59:13 ID:CAkuEbjm0
これから漢籍を原文でよめる書き手はだんだん減ってきて
かわりに現代中国語訳を史料として読む書き手が出て来るんじゃないかな
>>228「風よ万里を駆けよ」、「海瀟」ぐらいが歴史小説風味
「奔流」はラノベ風味、俺は好きだが
「紅塵」は単なる知識披露
>>247 当たり前のことだが中国史の専門家は漢籍を古代中国語として読む。
250 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/02(金) 17:16:02 ID:ndoDsnMJ0
田中芳樹はとにかく、もうシリーズものは書くな
4年に一巻とか、舐めすぎだろw
奔流は小説風・宋代歴史入門って感じで面白かったな
宋代は井上由美子ががんばってたが、作風が劣化田中芳樹まんまで
田中芳樹のすごさを逆に思い知ってしまった
>>250 そういうもんか?
俺的には、井上祐美子の作品の方が、小説としてはるかに面白かったぞ。
田中芳樹みたいに、いかにも勉強しましたという知識列挙がなく、
素直に作品自体が楽しめる。
これは、田中に関わらず、歴史小説を扱うものの多くが抱えている問題だが。
田中芳樹は、自分の著作(銀栄伝とか)から
中国モノに入ってくる新規読者をすごく意識してるよね
説明が、とにかく過剰
時代のバックボーンとかもいちいち説明するから、
ある程度マニアになると知識列挙に見える点が不幸だと思う
(本によっては知識列挙だけに終わる作品もあるが)
253 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/02(金) 18:56:01 ID:/kzKHEA70
英雄を超人として書いてしまう歴史小説なんぞおれにはつまんない。
254 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/02(金) 19:10:25 ID:/kzKHEA70
ナポレオン、織田信長、。みんなおかしな人たちだ。
生まれてくる時代をまちがえていれば社会に適応できずにつまんない人生で終わっていたことだろう。
かと言って、英雄の行動をいちいち
「颯爽として見えますがね、裏にはド汚ェ謀略があるんですぜゲヘヘヘヘ」
と書き散らしてたら塚本史が出来上がっちゃうわけでw
>説明が、とにかく過剰
そういうものなのか…。
個人的には、背景説明のない歴史小説はスカスカに見えたりする。
嗜好の差ってことで、くさすつもりはないので、気を悪くしたらゴメン。
いや、俺は田中芳樹の著作から
中国モノに入ったので、まったく他意はないよ
257 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/02(金) 19:29:16 ID:/kzKHEA70
ちがう。
そういう謀略をいいたいんじゃなくて。
他人とは、ずれた見方をしてしまう人たちなんでそ?
258 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/02(金) 19:56:15 ID:CAkuEbjm0
無意味に勝者を美化した小説もあまり面白いとは思わないな。
うん それ 根拠のない美化は鬱陶しいだけ
>かと言って、英雄の行動をいちいち
>「颯爽として見えますがね、裏にはド汚ェ謀略があるんですぜゲヘヘヘヘ」
>と書き散らしてたら塚本史が出来上がっちゃう
ワロタ
語尾の「―だわァ!」「―だのォ!」が好きな作家だよね
>>258 それはもはや君が、そんなヒーローアニメみたいなものでは満足できない年齢だからだ。
どうしても、勝者=有能、敗者=無能と見たがるからなぁ。
でもそれはやっぱり子供向けにすぎない
正直、完全スレ違いだな
>>255 うん、そこら辺の嗜好とか、歴史小説に求めるものとかは人それぞれだと思う。
歴史小説から、どんな人物かを知りたいとかいう場合には、説明がある程度欲しいとは思う。
俺なんかは、そういう時には歴史関連書籍を読み、小説は純粋にエンターテイメントとして求めてる。
求めるものに応じた作品を選べばいいと思う。
ただ、そうした知識・説明をどう巧く作品中に採り入れるかが、作家の手腕が問われるとこと思う。
巧い作家は、物語の流れを損なわないように、知識のひけらかしが鼻につかないよう工夫する。
自然に背景も飲み込めるのと、勉強させられてる感がもろに出てしまうのは大きく違う。
田中芳樹含め、多くの歴史小説家の問題はそこなんだと思っている。
背景説明自体を否定しているわけではない。
このスレって質問もいいのだろうか・・・?
Q:纏足が出てくる中国の歴史小説を教えて欲しい
「歴史」になるかどうか解らんが「三寸金蓮」でググれ
>>265 サンクス、面白く読んだけど
別に纏足そのものに興味があるわけじゃなくて
ワンポイントでそういう要素が登場する歴史小説がないかなと
大体歴史小説は男が主役の物が多い。いちいち女性の足なんぞ描写せんがな。
あと纏足は北宋辺りから広まったから、それ以前の小説には出てこない。
が、聊斎志異とか児女英雄伝とか宋以降の中国の古典を読んでると
ヒロインや周辺の女性が纏足してる描写が結構あるんで探して読み込め。
もちエロ系もね。
武侠小説のヒロインたちの場合、武術をやる都合上、
纏足は綺麗に無視されてる。
武侠ヒロインの元祖、十三妹は纏足してるよ。
勃興見てきたが、中々気合はいった作品で楽しめた
(ややシナリオが破綻してるうえ、救いのない最後は賛否両論ぽいが)
そろそろ国内からも、こういう大作歴史映画が出てこないもんかねぇ
>>269 ええっ、纏足してんの。纏足してても戦えるの?
>>271 原作ちゃんと嫁
纏足の足で飛び回ってるが
「足は営造尺(普通より小さい物差し)で測っても3寸に満たない」
「纏足物語」によると鉄の錘をつけて纏足で訓練すると、
足の先で板をぶち抜けるほどになるらしい。
皇なつきももう、中国モノ描かないっていってるのが厳しいな
横山光輝も死んじゃったし
>>272 その辺はフィクションだよねぇ・・・
実際纏足してると遠出するのに輿に乗らないと無理だったようだし。
>>273 あの人もう中国ものに飽きちゃったのですか?
今は中世に興味しんしんらしい
もともと、中華系も衣装が好きで、それを描きたいために
調べてたって「絵」の人だから
それに代わる新人さんが出てきて欲しいな。
278 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/11(日) 02:51:24 ID:LLstFKaZO
隋唐演義を読もうと思うんだが、田中芳樹と安能務のがあるよな?
双方の隋唐演義の特徴を掻い摘んで教えてくれないか?
立ち読みしようにも近所ではどこにも売ってないから通販で買わなきゃならん
よろしく頼みます
じゃあ、説唐全伝
280 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/11(日) 03:30:49 ID:azysWWDG0
>278
田中の方が読みやすいとは思う
俺も先に安能氏を読んで、それから田中氏のを見たけど、
やっぱり田中氏のは味気なかったな。
283 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/12(月) 15:22:03 ID:j+317ZzLO
284 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/15(木) 04:53:57 ID:KlpckdPo0
田中芳樹の創竜伝ってすさまじいほど中国の『弱者の論理』を展開してるのが鼻につくんだが。
もっとも南京大虐殺について書いたのは勇み足だったな。
「言論圧殺・報道管制がしかれてるのにどうして日本人が南京を自由に調査できるんだ。
中国に都合のいい事しか書かない朝日新聞だけ残して、他の日本メディアは追放された時期もあるのに」
ってかなり突っ込まれていたw
朝日新聞は林彪事件の時も唯一林彪元帥は生きている、なんて中国の意向に従う記事書いてたり、
カンボジアのポル・ポトが政権とった時は市民に優しい共産党政権ができたなんて記事を書いた、
ある意味すごい新聞。
創竜伝持ち出して政治問題で田中批判するのはスレ違い。
つかマルチだし、同意はできるが自重しろ
田中氏は徹底的にライトノベル路線を極めるべき
288 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/26(月) 15:21:44 ID:THGhnWx10
井上祐美子
「朱唇」
水楼にたなびく管弦の音。風にこぼれる花の繚乱。紅い唇からこぼれだす真実の想い…。
ままならない身の上で、艶やかに磨き上げられた妓女の恋を鮮やかに描く傑作短篇集。
表題作ほか、書き下ろしを含む全7編。
本日発売だそうだ。
「朝鮮民族が黄河文明に影響を与え、日本文明を創造した」 韓国教科書を中国マスコミが批判
韓国史教科書:中国誌が批判「慎重さに欠けた行動」
教育人的資源部が新学期から使用する国史教科書(国定)で、檀君王倹の古朝鮮建国を
以前よりも明確に記述し、韓半島(朝鮮半島)で青銅器文化が始まった時期を500年から
1000年早めたことについて、中国のマスコミが「慎重さに欠けた行動」と批判した。
上海で発行されている日刊ビジネス専門紙・東方早報は26日、
「韓国当局が慎重さに欠けた態度で、学界の執ような要求を受け入れ、驚くべき行動を取った」と
歴史教科書の改正内容を紹介した。
また、1990年代の韓国の歴史教科書が「韓民族(朝鮮民族)の先祖が紀元前8000年に
パミール高原から韓半島に移住し、満洲族に文化を授け、中原の黄河文明に影響を与え、
紀元前7000年に日本文明を創造した」と記述したことも「荒唐無けい」と主張した。
しかし、同紙が引用した韓国民族の起源に関する内容は韓国の歴史教科書には記載されていない。
ttp://news.livedoor.com/article/detail/3048571/
290 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/28(水) 23:36:09 ID:VrroZAlQ0
>紀元前7000年に日本文明を創造した
せっかく日本に文明を創造してくれて悪いが、
日本の文明は、紀元前5300年前の喜界カルデラの巨大噴火で、
一度あぼーんして断絶しているから、今の文明とは無関係だな。
小前亮の「李世民」ておもしろい?
朱元障を題材にした小説でお薦め教えてください。
293 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/08(木) 08:58:08 ID:mSCtbH7vO
コウメイ死後もしっかり書いてある、しかもショク以外の視点の三国志ってある?
吉川三国志は面白かったんだけど、コウメイ死後が手短すぎる
ゲームから入った俺としてはトウガイが好きだから淋しかった
小説でも漫画でもいいから教えてください
>>293 ◇「中国歴史シリーズ 小説十八史略(四)」
筆者:陳舜臣 講談社文庫
…真ん中くらいから後半が孔明亡きあとの話。
(やや魏よりの)中立の立場。
長い歴史の中の一場面としてサラッと書かれている、程度に思うといいかも。
入手しやすい。
◇「柴錬三国志 英雄・生きるべきか死すべきか(下)」
筆者:柴田錬三郎 集英社文庫
…これは絶版かもしれん。古本屋やネットで探すといいかも。
蜀視点だけど、ラスト4ページ前までトウガイが出てくる。
せっかく確認したんで、以下ついでに。トウガイの紹介ページがある本。
◇「歴史人物笑史 爆笑三国志 人物事典」
著者:シブサワ・コウ編 出版:KOEI
…1ページの半分にちょこっとだけ。
◇「三国志 群雄データファイル」
著者:「歴史読本」編集部編 出版社:三笠書房 知的生き方文庫
…見開き1ページで人物紹介。立ち読みで充分かも。
◇「別冊宝島1314 三国志"散り様"列伝 諏訪原寛幸が描く 英雄・豪傑の最後の瞬間」
出版社:宝島社
…見開き1ページで紹介。絵が武将らしくてカッコイイ。
◇「別冊宝島971 僕たちの好きな三国志2 戦争編 新解釈でよみがえる「19の決戦」と「24人の戦略家」」
出版社:宝島社
…1ページで紹介。戦略家としてのトウガイについて。
>>291 そっちは読んでないが、第二作の「飛龍伝」はつまらなかった。
あと、去年でたどこかの新書も薄っぺらだった。入門編にはいいかもしれんが。
>>292 伴野朗「朱龍賦」
決してオススメではないが、他は知らないので。
>>292 コピペだけど、
3 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/05(日) 22:21:51 ID:B+aKxE310
元末の群雄割拠を扱った書籍、史料一覧。
小説
『朱龍賦』伴野朗 徳間文庫
そこそこ史実に即して書かれた作品、出来はまあまあ。
元末群雄割拠を知る上では小説の中で一番参考になる。
『紅嵐 明王朝太祖異聞』高橋和島 青樹社
基本は史実どおりだが、オリキャラが多すぎて、不満が残った。
『巨商沈万三』呉恩培著 方蘭・陳鵬仁訳 勉誠出版
中国の人気ドラマの小説版らしい。沈万三の民間伝承を集成し、再構築した感じ。
『倚天屠龍記』金庸著 林久之・阿部敦子・岡崎由美訳 徳間書店
読んだことがないのでなんとも言えないが、
『カンフー・カルト・マスター』(後述)を見た限り、元末を知る上で役に立ちそうもない。
『英烈伝』郭勲著 寧徳偉点校 中華書局
明代に書かれた元末明初の群雄時代を取り扱った小説の点校本。
中国では連環画(絵本のようなもの)が出版されるほどポピュラー。
現代中国語訳本も勿論出版されている。
http://www.aozora.gr.jp/cards/000154/card1636.html 関係は無さそうだけど、同時代を扱っているということで。
自分が読んだのは伴野朗「朱龍賦」と金庸の「倚天屠龍記」。
朱元璋としての小説なので、勧めるのは伴野朗の「朱龍賦」。
歴史小説としては決して秀作とは言えないだろうが、まあまあだと思う。
「倚天屠龍記」は歴史小説ではなく、武侠小説であり、
朱元璋は脇役に少し出てくるだけ。歴史をネタにした娯楽小説。
ただ物語としては非常に面白い。
298 :
292:2007/03/09(金) 16:24:05 ID:sW/bFCnPO
>>297 伴朗ちゃんの書いた小説かぁ…。
「呉・三国志」で酷いめにあってるけどトライしてみますわw
299 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/09(金) 18:58:16 ID:bSv/d8YA0
「安徳天皇漂流記」って、中国史小説として見た場合どうなんだろう
呉三国志、ハードカバーで買ったんだ(´・ω・`)
井上祐美子さんの本で狄青の名前を知ってたんだけど、
最近范仲庵の本を読んで、狄青に興味をもったんだが、ほとんどが中国語のサイトで検索がひっとする。
中には小説もあるみたいなんだけど。
最近読みたい中国小説もないし、独学で勉強しようと思ったんだけど
こういう場合は漢文の勉強するのと、中国語の勉強するのどっちが効率いいんだろう?
今の俺と同じだなw 狄青にはそれほど興味はないが
二週間前から論語で漢文と中国語文法とかいうので中国語勉強してるが、限界を感じてる
たまにネットで訳してるのを見かけるけど、時代背景とか役職とか諡号とかわかってないと訳なんて出来ないだろうから、
そういうのすごいと思うよ。
漢文は下手に文法やると余計分けわかんなくなるよ。
有る程度の漢文読み込んで文型に慣れたら、そのまま原文行け。
点切ってある本なら、現代中国語の辞書片手に行ける。
そういうものなんだ。なら中国語の文法の本はもう読まずに漢文だけ読んでみるよ。
>>305 白状する。
中国語の本読み始めた時、漢和辞典引きながら読んでたw
漢文なら漢和辞典でも十分、文例が載ってるし
簡体字も、頻出するものは表になってたしww
はじめは訓点と返り点のついた漢文読み込め。
漢文特有の言い回しに慣れろ。あとは藻前さんの漢字の読解力次第だ。
色々ありがとう。最低でも一年ほどやってみるよ。
やっぱ中国語の本とか読んでる人いるんだね。
>>308 史記等では、返り点とか付いてるのありそうだね。
でも、これってすでに翻訳とか出てるし。
宋史など考えただけでも気が遠くなる分量だしなぁ…
だれかレ点とかつけてくれぃ。
ああ、それと自分では旧漢字のほうが見やすいので、繁体字推奨。
前のリンクは簡体字になってたけど。
宋に手をつける人がいたらある程度内容がむごくても俺はGJというよ
>>309 論語みたいな思想の本より史記とかの史書のほうがいいと思うよ。
自分は高校の先生から十八史略を勧められたよ。
史記も面白いね。
>>310 どのみち量を読むつもりなら漢文ではなく古代中国語として読まないと無理。
簡体字のほうが圧倒的にモノが揃うので、贅沢言わずに勉強したほうが早いぞ。
初めて漢文やったときに
「女」を汝とよんだり「自」を〜よりと読んだり難しいもんだと思った頃が懐かしい。
漢文読める人が多いんだね。俺は全く読めないから羨ましいよ。
最近あまり小説もでないし、ちょっと寂しい
>>315 中国人も昔の漢文は日本人同様勉強しないと読めないそうだから
安心すべし。
日本人が古典を勉強しないと読めないのと同じ理由か。
確かにおもしろい小説ないから、こういうときに漢文読める人は退屈しないだろうね。
でも原文読める人が小説読んでも面白みを感じるんだろうか?
しかし、現代中国語の中には漢文的?な表現も結構ある。
通ってた中国語教室に発音めちゃくちゃなのに、
中文和訳が抜群に上手くて、会話上手い人達が混乱するような複雑な文も
すらすら訳す人がいたんだが、あとで聞いたら史学で漢文死ぬほどやったとの事。
語順とか文の組み立ては基本同じなんで役立ったそうな。
まあ中国人が古代中国語読むのは、日本人が古文読むほどは難しくない。
繁体字は書けない人がほとんどだけど、大学生レベルならだいたい読める。
しかも中華のネットには簡体字版がゴロゴロ転がってるし。
とはいえ、漢字の意味が現代と違うからスラスラ読むというわけにはいかない。
逆に、日本の漢字は唐代あたりに入ってきた意味そのままの場合が多いので、
実は古代中国語の漢字の意味は日本語のほうに近かったりする。
(なにせ日本文化はその古代の漢文の引用で成り立ってきた部分があるから)
つまり、教養ある日本人が現代中国語を勉強した場合、古代中国語を読むのも
比較的やさしいことなんだな。
漢和辞典一冊あればだいたい読めるよ。
ふと思ったこと。小説家を料理人に置き換えたらどうなるのかと。
◆宮城谷昌光◆
現役では最高峰のシェフ。
その創作料理の数々は、あなたの舌と心に爽やかな風を吹かせる
ことでしょう。特に人間関係に疲れたとき、この方の料理が恋しく
なりませんか?
ただ最近は、調味料が「積徳」一本のため、食傷気味の方もいらっしゃる
かもしれません。悪漢・小人・奸臣等、これまでにない食材を料理する
新境地の姿を見たい気もいたします。
◆田中芳樹◆
バラエティに富んだ創作料理を得意とする、比較的若年層にファンの
多いシェフ。これまで中々知られてこなかった味に挑戦する姿は、
宮城谷氏を上回るものがございます。
しかし、未知の食材を使用するためか、妙に加工しきれていない
料理が多く見受けられます。料理の下地となる「解釈」の段階で
あまりに初歩的な誤訳が多いのは、気のせいでしょうか?
また、味付けが「若き漢民族の天才」という調味料に頼り気味で、
「努力家」や「異民族の英雄」といった、料理の味に奥行きを
持たせられる調味料をあまり使わない点が気にかかります。
今のままでは、「食材に唾をつけるだけつけて逃げる」イメージが
定着するかもしれません。
◆塚本史◆
一人前のシェフと呼ぶには相当(検閲削除)な方。
場末の…と冠するべきでしょうか?
手垢の付いた食材に新たな解釈を入れようとする姿勢自体は
立派なのですが、その解釈がキワモノにしかなっていないのが…。
とりあえず、高貴な食材に
「〜だワ!」「〜だのォ!」
と喋らせることを即刻止めていただきたい。
この方個人が非常に書きたがっていると噂される淝水の戦いでは、
苻堅や謝安がこのように調理されてしまうのでしょうか。
優れた食通ならずとも、不安と頭痛の種を蒔かれる気分になりそうです。
私個人の意見としては、もう少しシェフの基礎――四書五経やその他の
思想書・文学をしっかりと養っていただきたいのですが…。
つまんね、一人3行にまとめろ
田中の「岳飛伝」っておもしろい?
323 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/26(月) 23:40:36 ID:1aOMKual0
>>322 基本的には、古典の翻訳だから、
文章がこなれていなくて、読んで楽しむ小説としてはイマイチ。
しかも必ずしも正確な翻訳ではない。
説岳がどういうストーリーなのか知りたいなら、読んだらいいと思う。
>>322 正直あんまり面白くない。
田中芳樹があれをベースに吉川英治の三国志のようにアレンジして
小説にしてほしかった。
仁木英之「僕僕先生」
これ面白い
そういやあの禿げ山さんテイワの航海記録も訳するとか言ってた無かった?
航海記録じゃなくて「三保太監下西洋記」って古典。
噂だと、翻訳してみたら内容が想像と違ったんでやめたらしい。
仙人バトル中心で鄭和あんまり関係ないんだって。
「臨安水滸伝」中公文庫で再刊してたんだな。
ずっと気がつかなかった。
329 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/02(水) 22:40:01 ID:P4E6hWHY0
臨安水滸伝は、活劇ものにするならもっと派手にすればいいのにと思ったけど、
金庸読んで感覚が麻痺しているからかも。
>>1に名前が出てる岡本好古の「則天武后と玄宗皇帝」が出てたぞ。
PHPだからなんとなく敬遠したけど。
>>327 中身読む前に翻訳はじめる人はいないと思う。
翻訳頼んで下訳させてみたら内容が違ったんで出版やめた、
というならわかるが。
332 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/08(火) 15:58:20 ID:GLN83PuG0
>>327 関係なかろうが有ろうが訳して出せばいいのにな。
334 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/20(日) 20:58:55 ID:LXxzI9QX0
>>330 武則天と玄宗って、範囲はどこからどこまでなのかな?
武才人が後宮に入るところから、安史の乱まで?
335 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/10(日) 05:35:05 ID:CfPLqFgF0
唐代は前半に綺羅星のように面白い人物が出て来るのに、
後半はさっぱりだな。
政権としてもさっぱりだったけど。
336 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/24(日) 14:07:15 ID:CRuONgHE0
小前亮の飛竜伝読んだが、これはつまらん
小前は師匠の悪いところばかり真似してる。
細かい事実関係はいいから、「おもしろい話」を読ませてくれ。
338 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/24(日) 15:06:13 ID:Z7lzeHqs0
339 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/24(日) 15:22:56 ID:O/THSKPP0
>>335 普通国自体は衰えても、それゆえのおもしろい人物はでるものだけどね
悪人とか国に殉じた英雄とか
確かに唐といえば、思いつかない
唐は前半に強烈な人物が多すぎて、
後半の人物が平凡に見えるだけ。
>339
玄宗期だと安禄山とか顔真卿とか高仙芝とか。
末期の黄巣の乱なら黄巣に王仙芝に朱温に李克用に。
色んな人物がいるぜ。
面白い人物が出てないんじゃなくて
物語が人口に膾炙して無くて知られてないだけだと思うな。
このスレでも唐後期を題材に取った小説なんて殆ど上がってないし。
342 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/25(月) 07:21:38 ID:R0R7pVce0
玄宗期は後半じゃないでしょう
もちろん黄巣の乱の連中も知ってるけど、小説にしておもしろいかなぁ?と
343 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/25(月) 07:22:35 ID:R0R7pVce0
まぁ、確かに黄巣の乱の過程はおもしろいんだけど
要は、安史の乱が落ち着いた後が、ぱっとしないんだよね。
実際は前半よりも乱世で、いろんな人物が出て来ていいはずというか、
いたと思うんだけど。
345 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/25(月) 18:18:05 ID:dze0mWlc0
それはやはり、単に知らないだけという。
残唐五代史演義というのもあるが、三国演義にくらべ出来が悪い。
つうか、三国演義はすばらしすぎる。
346 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/25(月) 19:18:16 ID:R0R7pVce0
皇帝の首をすげかえてた唐の宦官なんか、一代限りの明の宦官より
力持ってたと思うんだけど、個々のキャラってものがないからね
末期の宦官には結構、おもろいのがいっぱいなんだが
どっちかというと、宦官と貴族官僚と軍閥との綱引き合いがいいんだよね。
英雄的な皇帝は、憲宗はもとより、「小太宗」と呼ばれた宣宗などもいて、
それなりに興味深い。
唐代で有名な人物、英雄といったら、
郭子儀あたりを最後に、以降ちょっと途絶えてしまうイメージが強いな。
漢文講読の時の教官曰く
「中国の史書は正史でありながら、歴史的な記述の真ん中に突然個人の性格
やプライベートを混ぜてくる。四角四面な文字の中に、その時代に生きてる人の
生々しい様子が混じっていてじっくり読むと実に興味深い」
まさに事実は小説よりも奇なりって感じだな。
350 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/26(火) 10:18:43 ID:X0uoPk010
ネット上の中国歴史関連小説結構増えてきてるな
中国語読めないから俺にはくやしい瞬間だ
日本語サイトでも、中国の歴史小説っぽいの書いている人がそこそこいるよ。
やっぱ三国志が圧倒的に多いけど、他の時代もちらほら増えてきている。
中華小説同盟みたいなサイトがあったはず。
354 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/02(月) 10:51:20 ID:ZVvwx9Gu0
age
>>353 日本語のブログ等に連載されている小説は、基本的に素人作品で、
多くの場合はあまりレベルが高くない。
中国語サイトの場合、著作権無視で、プロ作家の作品もそのまま載せられているw
同じ素人でも日本人の素人が書くと固有名詞とか文化背景が
滅茶苦茶になるからなあ。
357 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/07(土) 10:47:55 ID:v3cbkpwt0
中国の小説家が描く、日本の歴史上の人物、あるいは倭寇の描写なんか見ても、
日本人の感覚からしたら違和感の大きなものが多いからね。
宮崎市定訳「鹿洲公案」って小説?それとも実話?
359 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/26(木) 17:50:34 ID:V0zvhlZuO
中国の一般人も投稿している?な小説サイトなんか見ると、
軍事歴史と分類しているところが多くて、
普通の歴史小説に、シミュレーション仮想戦記小説のようなものが、
ごちゃ混ぜで置かれていることが多いね。
>>357 同じ漢字を使って表現してる事物が中国と日本では実は全然違う意味になってる事が多いからじゃないかと。
362 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/02(木) 14:57:17 ID:iiFqsALc0
>>361 それもあるけど、やっぱり外から見るのと内から見るのとでは違うのが大きいと思うよ。
364 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/10(金) 23:40:30 ID:fYnczpGv0
>>358 作者が清代に地方役人をしていた人で、その時の経験を基に書いた、
実録風小説みたいな感じらしい。
365 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/11(土) 13:27:41 ID:dQIGqLkG0
藤水名子の紅嵐記って読んだ人いる?
作者からして作風は何となく想像がつくけど。
366 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/08(土) 23:36:59 ID:VWLFR300O
伴郎の「始皇帝」読んだ。
覚悟はしていたが案の定な出来だった。
この人は想像力が足りんと思う。
誰もが知ってる史実をただ羅列してるだけ。
その史実と史実の間に色々と想像膨らませてこそ小説家だと思うんだが…。
たまに想像力つかうとリョフイの子供が始皇帝だ、とか訳わかんないこと書いてるし
呉三国志以来の伴郎ちゃんだったけどやっぱり…もうこの人の作品は読みませんよ
東周以前だとどんなものがありますかね。
古い時代のが無性に読みたいんだが・・・。
>>366 目の付け所はそこそこだけど、せっかくのネタを全然活かせない人だと思う。
変に活劇っぽい描写を入れるわりには盛り上がらないし。
>>367 やっぱり宮城谷氏じゃない?
>>366 班超が主役の「大遠征」はお勧めだよ。
伴さんの長編の中で、俺が面白いと思ったほとんど唯一の作品。
>>369 「大遠征」そんなにおもしろかったかな?昔読んだけどほとんど記憶にない…。
班超なら、井上靖や陳舜臣のほうがおもしろいの書いてるよ。
もう読んでたか。これは失敬。
班超が主役の長編ってことで、下駄を履かせた評価をしてるのは自覚してるけど
一般的な評価は他の伴野作品と変わらないのか…。
陳さんの短編も面白かったけど、あの人にこそ班超主役で長編を一本書いてもらいたかった。
372 :
370 :2007/09/10(月) 21:55:27 ID:FFoqPVv80
>>371 すまん、まぎらわしかったか。自分
>>366じゃないんだ。
伴さんの本は、「朱龍賦」が一番面白かった。
ただしの最後のほうで、陳さんの「中国の歴史」を丸々パクった記述があって萎えた。
陳さん明太祖と漢高祖の粛清の比較で、英布と欒布を間違えてるんだが、
伴さん気づかずに、欒布と英布を並べて書いてるんだよ。
373 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/12(水) 03:47:22 ID:k5eifM2G0
「蒼穹の昴」を読んだ。史実の体裁をを崩すことなく綺麗に纏められてる感がある。
しかし、落とし所は若干弱い気がする。最後の最後は中途半端になったような、、、、
>>372 自分も伴野氏作品の中では、朱龍賦が比較的いけてるかなと思う。
伴野の作品ではひょうき将軍の死 孫策の死 大遠征が好きだったかな。
ただなんでもかんでも裏墨家がでるのは萎えたけど。個人的にこの人は長編よりも短編のほうがおもしろかった。
また古い作品だなw
ひょうきん将軍
ここ一・二年で発売された文庫本でなんか面ある?
北方・宮城谷はチェックしてるからわかるけど、最近あまりこの手の本が発売されてない気がする
井上祐美子「公主帰還」中公文庫で再刊
井上祐美子って面白いの?
読んだことないんだけど、金庸好きの人間が読んでも面白い?
一度目読んでも面白いが二度目はどうかな。
桃花源奇譚はそこそこ面白かった
過疎ってるし俺の好きな小説ベスト3
1重耳 この小説で中国史に興味を持った思い出の一冊狐親子にほれた
2吉川三国志 これが始めて小説って面白いとおもった一冊
3耶律楚材 モンゴルといえばチンギスハンしか知らなかったのにこの人の名前は新鮮だった
384 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/03(水) 10:52:21 ID:hToQX1tX0
>>380 「長安異神伝」「桃花源奇譚」「臨安水滸伝」なんかが武侠っぽい雰囲気がある。
それと、金庸作品が舞台としている時代の出来事、人物を扱った作品が結構あるので、
そういう面でも楽しめるかも。
385 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/18(木) 05:33:49 ID:8VBJlGDN0
「荀ケ」や「孫策」ってどう??
小前亮の新作「十八の子 李厳と李自成」発売中
きっと、売れないだろうけど・・・
387 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/12/01(土) 22:55:50 ID:TIJDMMAA0
世界史板の質問スレか誘導うけてやってきました。
金瓶梅って小説については、こちらの方々ならご存じでしょう。
あれの主人公は何で水滸伝の武松の兄嫁なんでしょうか、別にほかの物語からひっぱてくる必要もないだろうし、
引っ張ってくるにしても、ああいうキャラ別にいくらでもいるだろうに。
>>387 金瓶梅が書かれた当時、水滸伝は既に世間的に普及して人気作品となっていた。
だから、誰もが知っているような名前や設定を借りた方が、
一から創作するよりも、人気を得やすいと思ったんじゃないかな。
金瓶梅の場合、作者自身がちょっと謎ではあるんだけど。
389 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/12/02(日) 21:53:12 ID:wXI6b5Ae0
>>388 やっぱり、武松の人気がすごいと言うことか。
ありがとう。
レディコミで連載している漫画だと、武松死んじゃったのだが、どうするのかねえ。
>>390 呂馬通の分析は一つ一つは正しいけど、最後の解釈と結論については間違っている。
項羽が英雄であるのを知るのは劉邦だけだった、と。
そういう話か?
俺は、宮城谷昌光も言ってたけど、項羽は王者の器ではなかった、
ということを言いたいんだと思った
でも、構成上もったいぶって書かれてる劉邦の言うことが作者の主張なんでしょ?
呂馬通の視点からの熱弁やそれに納得してしまう程度の諸将への冷ややかな視線と、
独り言のような結論を述べるトップの孤独感がそれの裏づけになると思うけど。
烏江を渡っていれば王者の器
天命にしたがえば再起できるのにあえてしない。
だからこそ項羽は英雄の器
「おまえらは匹夫、項羽は英雄。その英雄に勝った王者の俺は超sugeeee!」
と、こんな感じですかね?
作中で一言も出ていない「王者」という概念を使っていいなら、それで分かり易いのですが。
タイトルが「英雄の器」である以上、それを至上の概念と見てしまうのですが…
うーん、最後の文は作者や劉邦の性格を考えると、皮肉かなと思っていたんですが
そういう捉え方もありますね。
397 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/12/09(日) 17:48:32 ID:y6G1EnyQO
物事に打ち込んでいるとき、まるで何かに突き動かされていると、感じるときがある。
かつて始皇帝にたいし「あんなふうになりたいなぁ」と感想もらしていた男のもとに、
いつしか自身より優れた行政官や、知謀の士、
兵馬を思うがままに動かす稀代の名将が集まってきた。
彼らは、自分を皇帝にするがための、天からの贈り物にすら見えた。
男は、天からの使命を自覚した。
そんな時に項羽の言葉を聞く。天が俺を滅ぼすのだ――そう、項羽もこの世を動かす目に見えぬ力を感じ取り、
その力に突き動かされていたのだ。
男は見知らぬ異国の地で、初めて同邦の士に巡り会えたような、そんな親近感を感じた。
唯一、心を許し、通わせられる友を見つけた気がした。
「英雄の器だったのだよ」
その男――劉邦は、亡くなった友に杯を掲げた。
398 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/12/10(月) 03:53:19 ID:/JNO2VzLO
…う〜ん、微妙に違うかな。
劉邦は天から与えられた身分を超越し、皇帝になった。
項羽は生き延びる術があるのに、自らを滅ぼそうとする力を自覚しながら、必死にあがなった。
運が良い、悪いがある。どんなに理論上間違ってなくても、失敗する事もある。
運命を受け入れるのではなく、運命を自ら切り開こうとする意志の有無。
その胆力を持つ者。それこそが英雄なんだろう。
個人的には、この場合『天命』てのは
烏江を渡って、江東の健児を糾合して、再び中原の鹿を争うことであり
あえて項羽はその天命に逆らって渡らず戦ったわけで、
そういう意味で
> 英雄と云うものは、天と戦うものだろうと思うですが。
に当てはまる。ゆえに『英雄の器』である。と解釈したのですが、どうですかね?
400 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/12/10(月) 14:44:54 ID:/JNO2VzLO
この話の劉邦は、項羽にシンパシーを感じている。
だから、項羽の言葉と決断に感動している。
捲土重来を期することを計算高い、利に聡いと否定している。
コレを天命だするなら、劉邦の入蜀のエピソード等を持ち出し、
それが出来た劉邦と、しなかった項羽との対比を描くと思われる。
作者はそれをしていない。そういう話に持っていけるのに、していない。
歴史を無視し、この話だけで考えると、滅びるさだめの項羽が、最後まで抵抗した。
泣き言を言い、責任転嫁しながらも逃げずに戦った。
そこで初めて劉邦の表情に変化が出てくる。
運命を受け入れながらも、あがない続けた稀代の英雄に対する賞賛が、最後の台詞だろう。
この劉邦は、項羽は英雄だけど、俺は王者の器だとか、
そんな項羽を倒した俺様は、かなり偉いだとかは感じておらず、
自分と対等か、それ以上と考えていると思う。
> 運命を受け入れながらも、あがない続けた稀代の英雄に対する賞賛が、最後の台詞だろう。
> この劉邦は、項羽は英雄だけど、俺は王者の器だとか、
> そんな項羽を倒した俺様は、かなり偉いだとかは感じておらず、
> 自分と対等か、それ以上と考えていると思う。
私もそう思います
>>399は呂馬通は
> 一切を天命でごまかそうとする――それがいかんですな。
と言ってるけれども、実際には天命でごまかしたわけではなく、戦ったのだ
という解釈で合ってますか、というだけ意味だったのですが、分かりにくくてすいません
402 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/12/24(月) 09:39:08 ID:w24Cpp8s0
史記の臥薪嘗胆のエピソードが好きなんです。
このエピソードの小説知りませんか?
呉越関連の小説なら、書いているのは結構あるんじゃないかな。
塚本史の呉越舷舷とか。
404 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/12/24(月) 20:19:07 ID:D69cDUvZ0
>>403 あれ酷くない?
塚本史の歴史小説で唯一途中で投げた作品だ
>>402 海音寺潮五郎「孫子」「中国英傑伝」「中国妖艶伝」(英傑伝、妖艶伝は現在入手困難)
陳舜臣「小説十八史略」「ものがたり史記」
407 :
402:2007/12/26(水) 07:25:46 ID:bYs9KFLr0
みなさん ありがとう。
408 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/12/26(水) 14:36:38 ID:s3Gr24WY0
>>405 塚本氏の作品はいくつか読んだけど、
ほとんど印象に残っていない気が……
409 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/12/28(金) 22:42:34 ID:OKz/v9UK0
それこそ塚本先生の作風也w
>>409 台詞に「〜だわァ!」「〜だのゥ!」が多いよね
ところでおまいらは中国人が書いた歴史小説は三国演義とかの古典以外読まんわけ?
清末を舞台にした莫言の『白檀の刑』なんかはかなりおもしろいと思うんだが
>>410 そうそう
みんな遊侠っぽくなってしまう
この作者、なんと最近になって「三國志 曹操伝」なんてものも出してる
しかも上中下の三巻モノって…
>>410 確か一人称が「みども」だったの、この人の小説かなあ?
なんか日本武士しか想像できなくて駄目だった。
「塚本青史と行く中国の旅」ってツアーが在ったらしいよ
塚本史の作品を読んでると、
「ストレートに英雄という存在が書けないんだなあ」
と思う。
良質の歴史小説って、個人的には
・「こんな人がいたのか」と大きさを感じさせてくれる
・未知の時代に関する、良い入門書になってくれる
ものだと思ってるんだけど、塚本氏の作品には両方とも無い印象が…。
特に「光武帝」、あれはタイトルに偽りありでしょう('A`)
そもそも塚本って小説家としてどうなの?
「光武帝」だけでもすぐ思いつくのが
・主役は力子都?
・登場人物の極端な口調
・消化されない複線の数々(鯉・馬援等)
・光武帝主役で王朗が出てくる前に普通に「烏合の衆」を使う
長編小説っていうより週刊少年漫画を通して読んだときみたいな話の展開だった気がする。(最後は打ち切りw)
塚本の後書きを読んだ後に本文を読むと、詐欺にあった気分になるよ…。
例えば「王莽」。
「王莽は単なる悪役ではない」
とか、
「王莽は改革者。新が長続きしていたら、評価はもっと変わっていた」
とか、
そういうことを書いておいて、肝心の中身は水蒸気爆発がテーマという
パラノイアな小人・王莽の一代記でしたとさハハハ
それから、驚くリアクションが
「そっ、それは!?」
「なっ、なんと!?」
「!……しっ、しかし!?」
ほか数パターンしかないのは如何なものだろうか…。
418 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/18(金) 20:52:21 ID:B1Uknqvq0
>>411 最近は、中国のネット小説の連載をちらほら読んでいたりする。
ジャンルとしては、歴史軍事という分類がされていることが多い。
419 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/19(土) 23:47:57 ID:3Co8UUFX0
中国語が読めない
塚本史の「凱歌の後」(講談社文庫版)を購入。
まあ内容はともかくとしてだ、
「『凱歌』が『垓下』の掛詞であると判る方は、いわゆる中国史通といえる。」
(後記より)
まったく大したセンスだのォ!
到底マネなどできないわァ!
('A`)
>>421 閉口っぷりがビンビン伝わってきますねw
通もなにも、親父ギャグの領域じゃん。
こんなところにバンヤの後継者がいたとは。
ブッコフにあったら買ってみるかw
世界史板の東漢スレによると、どうやら塚本は「光武帝」書くとき
「漢書」は読んだが「後漢書」は碌に読まなかったらしい
伴野の方がまだマシかも
なんで、塚本に仕事が来るのかが分からんw
小説投稿サイトでも、たまに、レベル高いのをみかけるが。なぜ、選ばれないのか
陳、司馬、吉川、海音寺は別格として、
井上靖、宮城谷、シバレン、北方、森福、夢枕は好みもあるが、おすすめできる。
田中や井上祐美子までは、まあ、分かる。
伴野も作品によってはましなのもあるが・・。
塚本史は褒める人を見たことがないな
塚本史の場合は父親が有名な詩人だから、そのコネとかが大きいんじゃ?
「三国志曹操伝」の下巻、来月発売かー。
>>426 それはさすがにどうかと。お父さんの方に失礼だよ。
ちなみに、本人は元・大手印刷会社勤務で
デザイナーとしても評価されてたので、
コネならそちらの方が強いはず。
428 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/29(火) 15:19:18 ID:gW21nSE20
塚本史って次々と本が出されるけど、
本当に売れているのか疑問に思ってしまう作家だよな。
塚本の目標は現代までの全ての時代を小説で書くことらしい
志はでかいが当人は漢文を読めない模様
しかし十年後には塚本が『中国歴史小説の第一人者』になってる可能性もあるな
宋代とか明代の話も、あの作風で書いちゃうのか……
ところで、北方楊家将って、
宋帝「な…な…なにものだ…」
耶律休哥「とっくにごぞんじなんだろ!? 俺はきさまを倒すために
(中略)
スーパーキタイ人 耶律休哥だ!!!」
宋帝「な…なるほどな… どうやらほんとうにスーパーキタイ人らしい」
って話でいいの?
内容はほぼ合っているが、鳥山絵では可愛らし過ぎるので、
絵はさいとうたかおか原哲夫で補完するように。
いや、どちらかというと
耶律休哥「いつもだ、いつもあいつはオレの一歩先を行きやがる
追いついたと思ったら突き放す… だが見ていろ。誰がナンバー1か教えてやる」
耶律休哥「ヨウケイギョーのやつ、あんな死に方しやがって…オレはもう戦わん…」
こんな感じ?
>>424 まともに読んでないだろうね
陰麗華との結婚が郭聖通を娶った後になってるから(史実では昆陽の戦いの後に麗華と結婚、
その後河北で郭聖通を娶る)
あと、兄の死をひそかに悲しんだり、馬が無くて牛に乗ってたりするエピソードが無いし
>>434 「烏合の衆」を王朗戦以前から連発しまくってるくらいだし
>>435 それは史記の訳のせいでレキ食其の言葉だと勘違いしてるのかも
邦訳しか読まないで書いてるようだし
>>386 >「十八の子 李厳と李自成」
そうか、十八子を合体させると李になるんだ、
何でこんなタイトルなのかやっと分かった!
でも読んでさえいれば、すぐ分かったんだろうけどな・・・
小説じゃないけど
学研:歴史群像シリーズの「争覇春秋戦国」持ってる人いる?
あの塚本史が、十六国時代を書きたがっているというのが信じられん。
慕容恪・慕容垂兄弟が、「だわァ!」「だのォ!」と会話を繰り広げる…
あまり想像したくないなぁw
>>439 書きたいって言ってるのは淝水の戦いだっけ?
「光武帝」を上回るの駄作になりそうな予感
本の雑誌だか旅人だかのインタビューで、
苻堅とか慕容一族とか書きたいって言ってたんだっけ?
個人的には
や め て く れ 。
としか言えん。
慕容恪とかがオリキャラ(=作者の分身)の踏み台にされる姿なんぞ
絶対に勘弁だわ。祖逖や桓温の名前が出ない辺りは安心だが。
442 :
売国マルハン:2008/02/10(日) 23:37:08 ID:jLDk5rq10
ブックオフで志茂田景樹の「大水滸伝(上)」を立ち読み
宋江=劉備の生まれ変わり
公孫勝=孔明
呉用=ホウ統
柴進=伊籍
チョウ蓋=劉表
秦明=諸葛均
劉唐=呉イ
あと忘れた
途轍もなく酷いなこれ
>>443 御大には「孔明の艦隊」があるくらいだから、それくらいでは驚かない。
均もちゃんと生まれ変わってるんだ
影が薄くてちょっと心配してたけど、よかったね、均
446 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/12(火) 11:17:23 ID:gW/Np3/b0
戦国の長嶋巨人軍
>>446 覇王チンギスハーンってのも書いてますよ
田中・伴・塚本以外で三国志より後の時代の作品が豊富な作家を教えてください。
俺は嫌いだけど北方なんか最近頑張ってると思う。
どういう作風が好きかにもよると思う
例えば、
>>449が求めてるのが
「時代背景の説明も入れてくれる作家」
であれば、自分は誰もお勧めできない
「人物造詣が良くて引きこまれる作家」
であるなら、自分は北方を勧める
比較的短い「楊家将(上・下)」あたりを読んでみては如何だろう
>>449氏
俺も北方は好きじゃないな
>>451 北方が書いているんだ。
三国志とか南北朝物とか好きなんで読んでみます。
ありがとうございました。
「三百年後の三国志」(幻冬舎・佐野量幸)という本があったので購入。
なんと、北周・北斉・陳の鼎立を扱った小説で、国内初の小説とのこと…。
シリーズもので、今回が第一部という大河小説だという。
…で、読んでみた感想だが、
最 悪
のひと言に尽きる。
ハッキリ言って、塚本「光武帝」と双璧を成すヒドさだ。
昔の小説なら、あの悪名高き「隋唐『龍』伝説」に匹敵する悪書。
だって、「火の玉小僧」だの「宇文泰四天王」だの、PHP文庫の小説かと
思うほど雰囲気ぶち壊しな単語が、雲霞の如くズラズラと出てくるし…。
幻冬舎だけに北方二世を出したいのだろうが、戦争シーンもヤバい出来。
北方が女々しいまでに「揉んで揉んで揉みしだけ」を連呼したように、
「攻めて攻めて攻めまくれぇ!」とだけ連呼する「名将」の群像っていう
のは、正直言ってどうなんだろうか…。
北方作品の「熱」を取り払って構成力をダウンさせた小説だった。
宇文泰や高歓を始め、この時代の人物たちの史書に載ったエピソードも皆無。
途中から壊れた笑いが止まらなかったです、はい。
長文でゴメン。
ただ、「国内初の〜」って謳い文句の中国史小説に共通してるのは、
「『国内初』の冠だけで作者が悦に入ってる、としか思えないこと」
ではないかと最近思ってる。
未踏の雪原に第一歩を記すのはいい。
けどさ、一歩目を記しただけで雪原の美しさや凄まじさをこれっぽっちも
伝えようとしない作品が大多数なのは、一体何でなんだろう?
時代の空気を再現しようとする労力を惜しんだら、それは「歴史小説」では
ないと個人的には思うんだけどね…。
>>454 その本ググッてみたら自費出版だった
だからと言う訳でもないが
ある意味しかたがないかも
自費出版ってのは、つまるところ素人ってこと?
なんらかの賞をとってデビューしているわけではない?
よくわからん。
スレ違いだが、自費出版は商業出版と違い製本・流通などの費用は著者が出す
この本は幻冬社の自費出版部門から出ているので流通に関しては商業出版並だが(発行部数によるが)
宣伝・製本の費用は著者が持つし、著者に入る印税も商業出版よりはるかに低いので著者の儲けはない
ぶっちゃけ出版社に持ち込んだ時点で、売れると判断されれば商業出版でプロになれるので、
そんな才能のない奴が自分が書いたものを同人誌ではなく本として出したい場合とる方法
だからつまらないので売れない(ただし「リアル鬼ごっこ」のように売れることもある)
>>457 スレチ誘発、申し訳ない。
しかし、それでは出す意味がないな… 得られるのは自己満足が関の山か。
>>458 それと出版社から本を出したという箔が欲しい場合かな
商業的な制約に縛られず、自由に書けるってメリットはあるけど
それなら同人誌で出したほうがトク
出版社の場合は売れなくても損はないけど、間違って買った読者はたまらん
まさに自慰出版
しかしプロで商業出版でも自費出版と同レベルかそれ以下の作品って有るよな
>>459 なるほど、さんくす。
小説書いて売れたらいいなぁ、とかぬるいこと考えてるもんで、ちょい聞いた。
ところで、北斉といえば、田中ハンが蘭陵王を書くとか…
どうせなら、高歓とかのほうがいいんだけどねぇ。
461 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/19(火) 18:58:26 ID:7fTy3PI40
北方 水滸伝はどう?
462 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/19(火) 22:43:24 ID:wX4UEfK0O
おもしろいよ
オススメ
ただいままでの北方時代小説がだめな奴は止めたほうがよいな
個人的には北方時代小説の最高峰だと思ってる
463 :
461:2008/02/20(水) 20:58:11 ID:BlV38vNg0
>>462 ありがとう。
三国志は読んだんだよね。
水滸伝を読むにあったって、他の作品を読んでいたほうがいいのかな。
(漫画はよんだけど、面白くなかった・・・)
オリジナルキャラが登場するパターンですか?
464 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/21(木) 08:27:33 ID:SKYSMN76O
もとの水滸伝を読んでたら作品のおもしろさとは違う楽しみも出てくる。
でも水滸伝を知らなくても北方版単体でも十分過ぎるほど楽しめるよ。
オリジナルキャラは出てきます。
465 :
461:2008/02/22(金) 18:59:00 ID:77BqnGX30
>>464 重ね重ね さんきゅ〜
では、読んでみる事にします。
司馬の「項羽と劉邦」を読んでから、それに類する面白い歴史小説は
読んだ事はなかった。
そこまでの期待はしないが、面白いとの感想を信じてみます。
466 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/22(金) 20:32:09 ID:tBdztO+z0
>>463 個人的には三国志より北方水滸伝がオススメ
三国志は別に北方でなくてもいいが
水滸伝はある意味北方は原作以上(つーか確かに原作は小説としては破綻してる)
北方センセの作品はどれも同じようなノリだけど
一つだけ勧めるとしたら水滸伝(と楊令伝)か
宇文泰と聞きゃどんな悪書でも手を出したくなるのが人情というものだが、
どうしたものやら・・・。
ただ、自分の嗜好から大きく外れた作風だと、
ショックも大きいがな。
北方作品は完全なif小説だからな。
駄目な人は駄目だろな
470 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/23(土) 03:23:50 ID:M2In0iow0
ifもなにも、水滸伝原作は歴史小説じゃないから
北方水滸伝は歴史小説としては原作よりむしろマトモだと思うが
原作にこだわるヒトにはダメだろうな
あと北方センセの歴史小説は、一般にそれほどトンデモ設定というのはない
欠点はどれもノリが同じということ
とりあえず1108人は揃えてやれよとしか
1108人・・・・?
北方氏の歴史小説は講談なんかの元ネタを使って
いつものハードボイルド小説を展開するってノリだからな。
史書とかの原典とかまで当たって著者独自の史観に沿って史実の隙間を埋めて
歴史を再構成していくような真っ当な歴史小説とはちょっと趣が違うよね。
474 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/23(土) 19:18:14 ID:M2In0iow0
そのへんは主観の問題だけど
全体の中では北方センセはわりと正統派の方だと思うけどなあ
まあ、中国史マニアは小説家に採点辛いヒトが多いからね
小前亮がJTB主催のカルチャースクールで講師をやるそうだ。
四月から新宿の教室で「エピソードで綴る4千年の歴史 皇帝たちの中国史」って講座だって。
皇帝のエピソードを中心に中国の歴史を紹介、既成の概念を覆す解釈も紹介するとのこと。
正直、宮崎市定や陳舜臣ならともかく小前亮の講義なんか聴く気にはなれんが。
476 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 23:45:29 ID:oKtAFsfl0
飛龍伝て、そんなにデキ悪いの?
454と塚本の中でワーストから並べるとどうなりますか?
477 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/25(月) 21:41:35 ID:kplE09B60
>>473 北方氏、元の、中国で人気のある女将軍がたくさん登場する、楊家将演義は、
受けつけなかったそうだからな。
>>476 全体として盛り上がりに欠けるつまらない小説ってだけで、一応有名なエピソードは抑えてあったはず。
塚本は「王莽」と「光武帝」しか読んでないけど、この2冊よりはましだと思う。
>>454は読んでないからわからん。
479 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 01:07:39 ID:SuUnep4n0
サンクス
後漢書は和訳も一応あるのにそんなことではいかんなあ、塚本
480 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 07:51:02 ID:WEo44HAb0
北方には史記も書いて欲しい
そこまでの知識はないだろ。
水滸伝でも役職とかでもわけ分からんことになってるから。
482 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 09:46:49 ID:SuUnep4n0
つーか、そういう中国史マニアだけが気にするところは別にいいから
もう少し人物やストーリーのパターンを増やしてもらいたい
483 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 09:48:05 ID:SuUnep4n0
まあ、史記より遼、金、元と遊牧民系を題材にした路線の方が
作風に合ってるとは思うが
北方はどの時代を書いても雰囲気もキャラも似たり寄ったりだもの…
ひょっとしたら塚本が持ってる資料って、ちくま学芸文庫の
史記、漢書、三国志ぐらいのものじゃないかと思うんだがのゥ!!
そんな想像をしてしまうほど不勉強なんだわァ!!
というか塚本小説にそこまで魅力感じrてる理由が分からん
一年以上前に文庫化されて今更みたいな感があるんだが。
487 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 23:48:29 ID:y95WSoeE0
>>482 ストーリーが凡庸で、単に歴史の流れをたどるだけってのが一番いかんわな。
488 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 08:28:09 ID:phize4yUO
>>480 角川のランティエって雑誌に「史記 武帝記」を連載してる。
でも雰囲気的に漢武帝の頃だけっぽいけど。
遡って春秋戦国も書いて欲しいけどな。
489 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 10:13:37 ID:y7ayICUg0
いろんな作家で年代順に書いていって
中国歴史全集みたいなの作ってほしい
>遡って春秋戦国も書いて欲しいけどな。
春秋時代でハードボイルドとかマジ勘弁
北方好きな人が多いのはやっぱ時代なのかな
>>491 北方歴史物はその人物なり時代なりの知識?既読本?が
初見では絶対に手を出してはならないとは思う
だけどそこら辺をわかってて物語は物語として楽しめる人ならメリハリきいてていいよ
パターン同じじゃん なところはあるけどね
北方が初見でもいいと思うけどな
北方三国志と三国無双で三国志ハマって正史にどっぷり漬かった奴もザラにいるし
春秋戦国がハードボイルドでもいいじゃないかと思う
494 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 22:36:45 ID:zrImyV2v0
一つには日本史小説の場合と比べても、中国史小説書く時には
ディーテイル気にしないで単に舞台として使ってる傾向が強いのが
この板的には抵抗あるんだと思う
個人的には三国志なら北方じゃなくても
吉川でも横山でも、それこそ演義原作でもいいという気がする
水滸伝については、作者に現代的な歴史や政治の素養があったら
(あるいは言論統制を避けるためにあえてバカ話にしたのかもしれないが)
キューバ革命的な話になっていたのではという切り口はいいと思う
その題材がもっている大雑把な焦点をつかむのはうまいと思うけどね
ただ話自体は全部、一緒に肉食って仲間になって戦うというものだけど。
北方三国志からハマって三国志関連⇒古代中国の底なし沼に沈んだ人間の一人だ
昔のチューゴク???っていう壁を越えさせてくれるものなら
ハードボイルド三国志でも
泣き虫弱虫諸葛孔明でも
ストップ劉備くんでも、結構なことだ
はまったもん勝ちだよ
496 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/01(土) 05:17:05 ID:kTl4jPmD0
北方氏は游侠列伝とか刺客列伝で、何か書けるんじゃないのか。
俺的北方先生に書いて欲しい中国物
明末の李自成
理由として
1.オハコである「滅びの美学」にむけて思う存分書けそう
2.李自成側、明側(呉三桂)、清(ドルゴン)ともにヒロインあり
3.お約束である、さりげなくそれでいて重要なポジを占めるオリキャラが活躍可能
三國志でやたら一国びいきで
他がやること一々全部貶してたの、誰のだったかなあ・・・。
かなりドン引きしたんだが。
>>498 どの国をひいきしてたの?
呉なら悪名高い「呉三国志」かな、読んでないから分からんけど。
魏だと俺は「私本三国志」しか知らないけど、ひいきしてるようには感じなかったな。
呉じゃ無いんだ、魏だったかな・・・。
とにかく一行おきくらいの感覚で他の悪口が挿入されてて
話ちっとも進まなくて読むの止めちゃったんだわ。
501 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/01(土) 19:14:23 ID:/pbzxrwf0
魏ねえ・・・
塚本青史の「三国志曹操伝」は最近出た本だから違うだろうし・・・
他は三好徹の「興亡三国志」が曹操寄りの話だって聞いたことがあるくらいだな・・・
パンヤロウの呉三国志以上の本があるのか!?
世の中は拾いな・・・
中村なんとかの「曹操」だろうか?
俺は本屋で冒頭文読んだだけなんだが、
劉備や諸葛亮を貶めていた。
そしてなんたることか出師の表にまでいちゃもんつけてたので
「これは俺には読めんな」と思って棚に戻したけど。
本文読んでないが
あれなら正直三国志演義の魏呉人物の貶め方なんてまだかわいいもんじゃないかな?
・・・ここまで書いておいて「違います」って言われたらアレだなw
[窃明],历史架空新作,值得一看
291 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2007/12/11(火) 07:17:02 ID:25D2XS40O
>>290 追加
角川 春樹のインタビュー
より
私は司馬遷の史記を書けと言ったんだ。
何年生きるかわからないけど死ぬまで書き続けろと。
最後は未完で終わるかもわからない。
でも、北方は「兄貴、ありがとう」と。
「自分が60歳になって、もう書く事絞ろうと思って、何を書こうかという時に、兄貴は永遠のテーマを与えてくれた。」
「死ぬまで書き続ける為の材料をくれた」と言ってね
一体何巻までいくんだ・・・元々三国志や水滸伝よりも史記は長いんだから 北方版もとんでもない巻数になりそう
・・・元気な60歳ね
こっちも長生きしないと史記を最後まで読めなさそうだわ
こんなレスがあった
角川春樹はいずれ三国志の映画を作りたいらしいな。
蒼き狼がコケたから無理だろうけど。
507 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/02(日) 08:20:55 ID:msO594ZGO
>>506 天と地と、恐竜物語REXを作ったぐらいだ。そんな程度じゃ怯まんよ。
508 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/02(日) 11:37:24 ID:pwBkE1Sa0
出来ることなら怯んで欲しい・・・
509 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/02(日) 15:48:45 ID:j/PkmqNb0
北方水滸伝や血涙は、センセの他の作品と比べても
ストーリーがご都合主義というか、安直なきらいがある
死域とかいくらなんでもアホ過ぎだろ
510 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/02(日) 15:53:32 ID:QlKyqJEv0
>>506 角川春樹、三国志を映画化する場合は、
どの作家の作品を原作にするかな。
蒼き狼は、森村誠一のを原作にしたけど。
↑の方でちょっと話題になった塚本史だけど、霍去病や王莽や霍光とか、
呂后や異姓七王、田釐・成子親子、趙簡・襄子親子と、題材は悪くないなあと
思いつつ不満も感じつつずっと読んでた
でも呉越絃絃を読んでて、楚の子常をあろうことか子姓と書いてあるのみならず、
鄭の子産までもそうだと書いてあるのを目にして一瞬で見限ることを決めた
ちなみに該当箇所は第三章にはいって数ページのとこ
塚本の「中国英傑伝」読んだら、その知識の薄っぺらさがよく分かるよ
海音寺潮五郎の著書と同じ題名を使って恥ずかしくないかと問い詰めたいぐらいだ
>>512 題材はいいんだよねえ・・・。他があまりやらないようなとこだし。
でもそれを吹き飛ばすほど酷い。
そんなに
酷くに書かれたらやっぱりこの時代はあんまり面白くないんだ
と誤解を与えるかも名
516 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/05(水) 09:58:53 ID:2Deb1iA50
むしろそんなに出来が悪いのに本を出し続けられるところに感心する
何部ぐらい売れてるのかな?
>>511 やはり北方版を原作にするんじゃないかな
ハルキから出してる三国志だし角川と北方の関係から言ってもさ
でも今中国でオールスターキャストの超大作「レッドクリフ(赤壁)」製作中だからなぁ
それ以上のスケールの映画(おもしろさはおいといて)が角川がと言うか日本が
撮れる訳がないので止めといたほうがよいと思お
塚本は項羽読んでつまんなかったから読んでないがレス見る限り題材の選びかた
といい作品の出来具合といいまさにTomorrow二世だなw
昔Tomorrowの呉三国志で「ピチピチの若い肌」て文章見てぶっ飛んだ記憶がある
けど塚本はそいゆう変な文章はある?
塚本と北方はもう秋田
両方ともつまらん作品だし
俺はまだ塚本は我慢して読める
北方は、あれはないわ
”歴史”小説じゃないもの
520 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/05(水) 18:22:22 ID:OmVRFCBx0
そうかな
北方のは少なくとも小説だけど、塚本は小説じゃないからなあ
北方は歴史知識0だからな。せめて役職ぐらい理解しろよと
どっちに価値観をおくかだよね。
「小説」を求めているのか、「歴史物」を求めているのかの違い。
せめて歴史が好きで小説書いてくれる人はいないのかと思う。
その時代をネタにして書くんなら、最低限の下調べぐらいはしてくれよと思うな。
文句ばっかだけどお勧めの小説はないんかい
525 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/06(木) 07:56:33 ID:9rgtrqdh0
>>522 そうだとすると、小説にすらなってないものを読むより
漢書や後漢書の和訳の方がマシってことにならないか
正史はとりあえずみんな翻訳して欲しいよな。
小説を書く作家たちも、書きやすくなるだろうし。
527 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/06(木) 13:43:06 ID:y7FOU5890
>>521 できれば具体例をあげてもらえると、ネタとして面白い
528 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/06(木) 16:56:57 ID:wHjkl+T6O
それって知命的な間違いなのか、
それても演義に青龍刀なんて三国時代にナイヨw的なマニアの重箱の隅を突く的な事なのかどっち?
529 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/06(木) 18:19:30 ID:qy07Y0ig0
後者だったらもうおなかいっぱい
理想論ばかりで売れもしない、マニアしか喜ばない代物なら商業的に無理だわ
その人物や時代をメジャーにする役割も果たせない
出版社や作家はマニアのために書いているんじゃない
不満なら、自分で書いてネットに発表してくれ
詳細がわからん人を適当に脚色する
地の文に当時には無かった言葉や横文字を使う(語り口調の地の文だと微妙)
とかまで突っ込むのは野暮かもと思う
でも
近世以前の話で「冀州の米が一番じゃ」とか
兵士として徴用された農民が普通に軍馬を乗りこなすとか
はどうかと思うし、
諸葛孔明 「空城の計じゃ」とか
檀道済 「三十六計逃げるに如かず!」とか
有名エピソードの当人が口にしちゃうのも野暮ったいと思う
531 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/06(木) 18:39:49 ID:y7FOU5890
役職の間違いというのは?
>>528 多分欧米の作家で日本をよく知らない人が
日本を舞台に小説書いちゃいました。な感覚なのでは?
フツーの欧米人は面白いと思っても、日本人や詳しく日本を知ってる人には
違和感あり過ぎとか。
533 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/06(木) 19:06:17 ID:y7FOU5890
>>532 まあ、原作水滸伝の作者も宋代の歴史にはあまり詳しくなかったかんじだな
金庸なんかも史実にほとんどこだわってないし
北方センセだけをどうこう言っても仕方ないとは思う
同じ題材でよりリアルな歴史小説が出ればそちらを評価すればいいだけだし
具体的な間違いはネタとして面白いので指摘するのはいいと思うが
>>530 檀道済が出て来る日本語の小説はまだないよな
>>525 なんだかんだいって、史書(というか古典)の和訳ってとっつきにくい。
歴史小説で歴史的正しさを重視する人は、「中国の歴史」や「ローマ人の物語」みたいな読み物の一環として捉えていると思う。実際にそれに近い歴史小説って結構あるし。
水滸伝は108の魔王の転生する話なんだが罪を贖罪する前に死ぬ人がいるんだから水滸伝でもなんでもないだろ
SF水滸伝と同じぐらいでネタとしてはまぁ笑えるが
要するに
>>528の後者のパターンですw
ってこと?
演義の場合はそういう設定だろ
水滸伝も108人の魔王の転生という話が大前提だろ。
水滸伝自体架空キャラ大半以上の話だが、そこの設定変えちゃ駄目だろ。
538 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/06(木) 21:30:28 ID:y7FOU5890
変えてもいいんじゃないの、面白く書けるならば
むしろそれで面白くなっているかどうかが問題であって
面白くないという批判ならまだわかるんだが…
539 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/06(木) 22:44:54 ID:8oGMOqlV0
>>533 金庸はともかく、似たような武侠小説書いている梁羽生の場合、
後書きで、「小説では〜しましたけど、史実では〜ですよ」みたいな注釈がいっぱい書かれていたりするから、
史実を改編したことを気にはしていたようだな。
武侠に関しては史実?何それおいしいの?
みたいに突っ切るべきだと思うけどなぁ
541 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/06(木) 23:22:18 ID:y7FOU5890
まあ、そう意味では北方センセのは歴史小説と非歴史小説の中間なんだろう
むしろ原作水滸伝の方が後半急に旧法党史観丸出しで萎えるなあ
あれはそういう中国ならではの妖術の話だから。
それが萎えるんだったら水滸伝自体がつまらんということだろ。
北方小説をそのまま歴史として信じてる人もいるのみるが、センセなん書くほどの熱狂的な信者がいるんだな。
歴史小説なんてフィクション入ってナンボだからなぁ
545 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/07(金) 07:07:55 ID:eHSGForqO
ようはおもしろさをとるか?歴史の正確さをとるか?だろ?
北方をつまらないと言う人もこのスレにはいるが世間一般ではあれだけ売れてる
んだからおもしろいと言う評価がされてるのは多分間違いない
正確なだけでつまらない小説を読むくらいなら間違いがあってもおもしろうもの
のほうがいいけどな
まあ結局どっちを重視するのかってこと。
気に入らないなら読まなきゃいーだけ。
北方小説によって中国史に興味もった人もたくさんいる(多分だけどね)て部分
もあるしね。
546 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/07(金) 07:18:27 ID:os2sPq300
>>543 信者だったら先生と書くわいwww
単に北方小説の欠点と言うなら、そんなところをうんうんするのは
的外れじゃないかと思うだけ
547 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/07(金) 07:49:18 ID:os2sPq300
>>545 それ以前にほとんどどこが史実と比べておかしいかという
具体的な指摘がないので、話のしようがない
それなら単に嫌いだと言えば言いだけなのに
108の魔王の設定とか具体的に書いてる人がいるのは気のせいか?
案能小説の封神演義と一緒で水滸伝なんてタイトルつかわきゃよかったのに。
中身は全く別物なんだから
北方はその魔王とか妖術とかていう部分を廃除した水滸を書きたかったんだろ?
水滸の原典から非現実的な部分を極力なくした水滸を書こうとしたのに
その根本部分を否定されたらもう議論の余地がないよ。
あと北方は自分が小説で間違ったことを書いてるのを自覚してるよ。
でも書いてしまった事実は消せないから今後の自分の作品を見て納得してもらうしかないとも言ってる。
550 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/07(金) 09:34:12 ID:os2sPq300
>>548 魔王が史実なのか?
せめて530のようなことを指摘してくれ
まあ、水滸伝や楊家将の原作が好きなヒトは
心情的に看板とキャラだけ借りるなよというのがあるんだろう
それは史実うんぬんとはまた別問題
平話をもとに書いてるのに肝心の前漢の怨霊共の復讐話になってない、っていって演義を否定する人ですか?
きっと否定するんだろうな・・・・
このスレは北方マンセーと原作信者しかいないのか
気持ち悪いな
553 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/07(金) 12:57:39 ID:os2sPq300
よく読めよ
554 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/07(金) 13:12:42 ID:lyjcqWFdO
どこに北方信者なんているのやら
傍からみれば両方同じようなもんだけど・・・
北方読んでないやつが多いのじゃないか?
557 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/07(金) 13:47:29 ID:os2sPq300
逆に北方しか読んでないというのもありえるが・・・
ただ、宮城谷や北方は専用スレあるのにここでも話題の中心ってどうかなと思わんでもない。
559 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/07(金) 14:00:00 ID:os2sPq300
>>558 いや、話題ないからそうなってるだけで
オススメとかあれば別の話をいきなり始めても問題ないと思われ
問題ないと思われと言われてもじゃぁ〜なんて流れじゃないだろw
561 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/07(金) 20:57:30 ID:WYEsoX/40
とにかく、ここや世界史板にいるような中国史マニアの言うことを聞いても面白い小説は
できっこない。
こいつらの言うように史実に完璧な小説など一生、勉強してもできるかどうか分からないし、
また、できたとしてもどうでもいいような説明の羅列ばかりで、
小説としての流れも悪くなるので面白くなりようがない。
あれは司馬遼太郎みたいな大作家ではじめて許されること。
新人がそれで受け入れられるはずもない。
ここで役職など(どうせ、大した自信もなく、同調してくれると思って発言しただけだろう)
問題にする重箱つつきの奴らは小説がなんたるかも考えたこともない
自分が得意とする分野で作家の間違いをあざ笑うしかできない素人。
たとえ、ネットでも小説を書こうと思う人はこんな連中に惑わされてはいけない
>>561 ずがーん、だね。
ネット小説書こうと思っているが、姿勢としてできるだけ穴がないようにしたい。
でもたしかに、長々と説明加えるのは趣味じゃないな。
(テーマに関与するなら、耳たこで繰り返すだろうが…)
読み手にそれ相応の知識があれば、より深く理解できるが、なくてスルーしても十分面白い
なーんてのができればいいなぁ、とか。
細かい歴史的事実にこだわる人は敦煌とか墨攻とかのことどう思っているんだろ?
そもそも歴史小説じゃないというのかな?
小説であって史書ではないんだし
あまりにも史実を無視した突飛な展開はあれだけど大筋が逸脱していなければ
細かいプロットの創作は気にならないけどね
むしろそこが小説家の腕の見せ所ではと思う
そんなに肩に力を入れんでもw
第一、役職や歴史的事実を重んじつつ面白い歴史小説を書くことは可能だろ
要はバランスだよ
北方水滸伝は「面白い小説」だが、「水滸伝」という元の話にも思い入れを持ったファンが
たくさん居る訳だ
それをあそこまで大胆に改変したら”別物”といわれても止むを得ないし、
役職がどうのこうのと重箱の隅突付きが出てきてもしょうがないと思うが
あの改変は「妖術や非科学的な部分を極力無くした・・・」なんてレベルではないな
水滸伝じゃなくていっその事別の時代、別のキャラクターにすれば良かったのに
明朝の滅亡辺りなんて北方水滸伝の雰囲気で書かれたら面白そうだけどな
なんか散々安能版封神ぶったたいてた原作(って何?)封神ヲタを
思い出したなあ。この流れ。
俺は改変入ってもそれはそれで面白きゃいいじゃん。と思うだけで、
どっちもおいしく頂いちゃうけどね。
ああ、一応書いておくと俺も北方水滸伝は美味しく頂いたw
ただ、「文句言う奴の気持ちもちょっと判らんでもない」って話でな
568 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/08(土) 06:03:26 ID:St8ZMQCZ0
>>565 まあ、そのへんは商業作家としての現実があるので如何とも
読者にとっても感情移入しやすいと肯定的に受け取るか
ズルいと思うかだろうね
個人的には北方の改変にあたっての考え方は納得できるので
作品の良し悪しはともかく、改変自体はいいんじゃないかと思った
田中が隋唐演義を多少歴史小説風にしたのを書いたのとちょっと似てる
まあこんなことを書くと、また荒れそうだがwww
封神演義(WJ)
↓
封神演義(安能務)
↓
小説十八史略(陳舜臣)
↓
項羽と劉邦(司馬遼太郎)
↓
三国志(吉川)、水滸伝(岩波の)
↓
三国志関係を読み漁る
呉三国志や反三国志などの地雷を踏む
↓
ネットの考察サイトおもしれー ←今ここ
吉川英治文学新人賞を95年に受けた。それから10年余り。清朝末の動乱の中国を描いた全4巻の大作が
評価された。「力を入れて書いた作品で大きな賞をいただき、ありがたい」。いつも明朗な作家が控えめに喜び
を語った。
受賞作は近代中国を舞台にしたシリーズの第3部。西太后、袁世凱、張作霖らに新解釈の光を当て、
血の通った人物として活躍させる。当初は4部構成で始めたシリーズも、6部構成ほどに膨らんでいるという。
「歴史は今に近い時代ほど大事です。清朝以降の中国や、幕末以降の日本の歴史は意外にきちんと
伝わっていない。現在を正しく認識するためにも、書くことに使命感すら覚えます」
自身は裕福な家に生まれたが、父親が事業に失敗し、少年期に一家離散。高校を出て自衛隊に入隊し、
除隊後も職を転々として35歳で作家デビューした。
「妙な育ち方をし、いろいろなコンプレックスを持っている。けれどそれが自分の核になって小説を書いて
います」
1週間のうち2日は競馬場に通い、年に1、2度、米ラスベガスで羽を伸ばす。上手に遊んで息を抜く。
「頭の中の99・9%は小説のことが占めています。でも、小説だけ書いていると世の中が見えなくなる。
正常な自分を保つための方便です」
【略歴】浅田次郎さん 東京都出身。97年に「鉄道員(ぽっぽや)」で直木賞、00年に「壬生義士伝」で
柴田錬三郎賞。56歳。
(毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/opinion/hito/news/20080308k0000m070129000c.html
>>569 小説十八史略で、宋代までの基本は押さえられていると思うから、
後はいろいろ読んでみればと思う。
古代なら、宮城谷昌光の春秋戦国時代を舞台にした小説群。
近世なら、歴史小説ではないけど金庸の武侠小説がお勧め。
572 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/08(土) 13:17:55 ID:Wf7Zm+UpO
金曜は飛びすぎ
それに嫌いなやつは大嫌いだろう
573 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/08(土) 13:46:00 ID:St8ZMQCZ0
金庸の前に陳先生の明末モノがいくつかあるだろ
金庸の武侠物は歴史の流れを感じるような小説じゃないからな。
舞台となってる時代を知ってると色々面白い小ネタが散りばめられてて楽しいんだけどね。
575 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/08(土) 16:53:36 ID:Gy5e6cGm0
>>565 >第一、役職や歴史的事実を重んじつつ面白い歴史小説を書くことは可能だろ
>要はバランスだよ
確かにそうなんだけどね。
歴史にとらわれすぎると史料偏重となり、キャラクターが作家の裁量で動ける場所がなくなり、
ストーリーが死んでしまう。
ここや世界史板にいる連中は原作や史実を重んじるあまり、人物が空白期間に活動することや、
わかりやすくするための配慮でさえ、「史実(原作)と違う」と鬼の首をとったように批判する。
小説としての本来のテーマや意義を無視してだ。
こんな奴らは小説を読むべきではないし、少なくとも的の外れた批判を書き込むべきではない
この板にだって、中国歴史を題材に小説を書こうと思っている人がいる。
そんな人たちの思いをこいつらの勝手な思い入れと狭い了見で芽をつむべきではない
そう思うんだけど。日本の中国史ネット界にはこういう連中が多すぎる
>>575 最近では少なくなってるように思うが。
でも、そういうところ批判ではなく、ツッコむのは大好きだ。ネタとして。
そのツッコみが辛いと、批判と取られるのだろうけど…
577 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/08(土) 18:10:41 ID:Wf7Zm+UpO
本当は何々なんだけどね、ぐらいでわいわいやる分は確かにたのしいが
こんなふうにかくなんて歴史を勉強して書け!作家失格だ
とかは見ていて痛々しいしいよな
578 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/08(土) 18:50:51 ID:wV72u/QD0
『皆さんの力を貸してください』
皆さんの知らない間に、『人権擁護法案』という危険な法案が国会を通過しそうになっています。
この法案が成立すると
・政治や宗教や社会問題への何気ない疑問
・外国人参政権への反対意見
・コミックマーケットに出す同人誌
・2ちゃんやmixi、ニコニコ動画等への書き込み
が人権侵害だと訴えられる可能性が大きく、日本人の自由な言論・表現が抑圧・弾圧されます。
もし人権委員会に差別と判断されたら令状なしで出頭や罰金を命じられたり、家宅捜索及び
物品押収されます。最悪の場合「氏名等を含む個人名の公表」される場合まであります。
この危険な法案が3月15日に再審議され結果次第では近日成立してしまう可能性があります!!
4分で見る人権擁護法案の危険性〜廃案への戦火〜
http://www.nicovideo.jp/watch/sm2518752 この動画を見て法案に反対される方は、人権擁護法案反対要請書の送付をお願いします。
期限は『3/10(月)』までです。メールで要請書を送付すれば今からでも十分間に合います。
どうか皆さんの力を貸してください、協力よろしくお願いします。
要請書の書き方はこちら(テンプレに署名してメールで送信するだけです3分でかけます)
http://money6.2ch.net/test/read.cgi/seiji/1204917341
>>575 確かにそうだけど、宮城谷みたいに空白期間を延々と書くのもどうかと思う。
日本の小説でも海狼伝海王伝は面白いしな。
581 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/09(日) 07:36:17 ID:ajRju3eP0
別に批判すること自体はいいと思うんだが
それ以前に具体的な史実との違いを指摘しないのでは意味がない
空白を埋めるのは、それこそ作家の自由だろ
そこまで禁じたら創作の意味がほとんどなくなる
個人的にはオリジナルな設定とか人物が出てきても気にしない
歴史小説のカテゴリにちゃんと収まった上で面白ければ、なおイイ
作者オリジナルの部分が前面に出すぎな時はウヘァ('A`)だが、あまり
史書との違いを批判する気にはならない
ただ、某田中Y氏のような、他人の作品をネチネチ&チクチクと
「この描写は史実と違う」
「この作品は、いったいいつの時代を書いているのか解らない」
「この作者は史書を本当に読んでいるのだろうか」
なんて批判しておいて、肝心の自作で史書の致命的な誤読を
やらかしてる(しかも頻繁に)場合には、物凄い腹が立つけどなw
>>「この描写は史実と違う」
>>「この作品は、いったいいつの時代を書いているのか解らない」
>>「この作者は史書を本当に読んでいるのだろうか」
これって、どこに書いてあるの?
584 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/09(日) 13:23:37 ID:OzDh9umx0
>>581 >別に批判すること自体はいいと思うんだが
>それ以前に具体的な史実との違いを指摘しないのでは意味がない
自分もそれは否定していない。577氏のいうような楽しみも小説にはある
だが、小説の意義は『歴史を勉強する』ためにあるのではない。
それなら歴史書や歴史読み物を読めばいい
それなのに、自分が言っている連中はそれだけをやたらと叩き、そうでなくては、
駄目といったような言い方をする。
小説として面白いか、読者にどのような影響を与えるかなどは全く考慮にいれない
もちろん、582氏が言っているような田中芳樹の発言、
封神演義において、安能努がやった誤解の流布などは批判されてしかるべきだ
しかし、田中芳樹の『奔流』で楊大眼の石窟の話がでてこないのはおかしいとか
(キャラづけや台詞に反映して欲しかったというのはいいが)おかしい。
エピソードの取捨選択も作家の裁量。全ての話を盛り込んだって退屈なだけに決まっている
こいつらの書き込みを読んで、小説を書こうとする人が遠回りをする可能性がある
だから、書き込んだ
とりあえずここは”小説”スレだって事を忘れて作家叩きしてる様な流れは見ててちとツライね(´・ω・`)
そういえば北方謙三の三国志の批評で
姓名・字を続けて表記してる時点でありえない、作者は無教養すぎる
というような批判があったがこれはどうだろうか?
>>586 それはここでやる話じゃないような気もする。
いっそのこと、「歴史小説批評スレッド」でも立ててみる?
>小説を書こうとする人が遠回りをする可能性がある
いやあ、真面目な小説家志望者なら、ネットに繋ぐより勉強してると思うんだw
てか、「中国の歴史小説を書きたいんだ!」って人が、このスレの書きこみ程度で
凹んだりするとは思えん。
588 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/09(日) 22:14:32 ID:ajRju3eP0
>>586 それは姓+諱または姓+字ならいいということ?
姓名字表記って曹丕がやらかしてた記憶があるんだがどうなんだろうな
まあ話として楽しめればそんな些細な事はどうでもいい
>>589 「典論」ね。
日本での姓+名+字の表記は定着しちゃったからね。
正式な表記については、知識として知っておけば十分と思う。
目くじら立てるようなことじゃないよね。
実際、三国志限定な部分あるしね。
劉邦季とか項籍羽とか言わないし、
南北朝時代だと名と字が同じだったりする人もいるので
とても全時代で定着するとも思えない。
そもそも字が記録されてない人も多い。
普通は、姓+官名でしょ。
>>589 話の大筋には関係ないのは確かだが、仮にも中国史を題材にした小説でそれか?とは思う。
読者に知識が無いのはいいけど。
火盗改・吉田松陰の部下、老中・高杉晋作は・・・
みたいな
594 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/10(月) 13:51:53 ID:1CyCGmjS0
むしろ地の文は、かなり作家の裁量だろう
会話の中で出てくると、不自然に感じるヒトもいるか
まあ、会社で同僚をあまりファーストネームで呼ばないのと
感覚的には同じなのかな
尊称付きでも上司に「ヒロシさん」とは言わないようなものか
「李部長」あるいはせめて「李さん」
社長ぐらいだと平社員が「趙さん」とは呼べないもんな
595 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/10(月) 23:51:19 ID:6nfciCC30
せっかく、小説にこざこざ重箱の隅をつつくのはやめて、小説の本義として論じようと
いう話になっているのに、そんなのはやめようぜ
北方が万が一、初め間違えていたとしても、あれだけ売れた小説。
そのことを知ったかぶりや田中芳樹信者が指摘しないわけがない。
結局は、北方は、その方がわかりやすいと判断しただけだろう
今では『劉玄徳』や『曹孟徳』という言い方にも慣れたが、はじめは間抜けに
聞こえたもんだ。
大体、それを言うなら、北方だけでなく、吉川英治も批判しなければならない。
北方だけを言うなら、これまた、ただの作家叩き。(というか、田中芳樹の謀略に乗っている?)
もう、おなかいっぱいだ。
それより、この前、日本ファンタジーノベル大賞を受賞した人が
朱全忠主役の小説を4月に出すらしい。楽しみだ。
>>595 結局は、北方は、その方がわかりやすいと判断しただけだろう
田中芳樹信者と決め付ける
というか、田中芳樹の謀略に乗っている?
なんか間違った方向に想像力豊かだな(w
小前亮の本って面白い?
ふつう。
>>595 頭の一行から日本語になってなくてワロタw
こんな悲惨な国語力の奴と小説について論じたくはないな
北方も哀れだな、こんなもんに擁護されたら逆効果だろw
お前には関係ないから大丈夫
601 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/04/14(月) 19:54:24 ID:+FydJUAR0
作家叩きの何が悪いのかさっぱりわからん
個人の掲示板で作家叩きをやるなら非難されて当然だが、
2ちゃんで毒吐くのまで制限されたかーないね
>だが、小説の意義は『歴史を勉強する』ためにあるのではない。
>それなら歴史書や歴史読み物を読めばいい
素晴らしい意見ですねw
「歴史小説」というジャンルの意味を勉強し直すことをオススメしますよw
場を仕切りたいなら、もうちょっと知性を感じさせてくれなきゃww
>>601 歴史小説は歴史を楽しむためのものなんだぜ?
そもそも「小説」って意味わかっているかい。
該当作家スレでやればいいと思うのですが。
604 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/04/14(月) 23:50:21 ID:voRXBopfO
とりたてて他にネタもないし、別に良い。というか、どうでも良い。
何か話題でもある?
>個人の掲示板で作家叩きをやるなら非難されて当然だが、
>2ちゃんで毒吐くのまで制限されたかーないね
↑なんで個人の掲示板はダメで、2chはOKなんだよ。
どっちもOKなら分かるが。
606 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/04/15(火) 09:36:01 ID:rqwzG81N0
■ 星野仙一 サムスンランナー ■
■ 聖火リレー辞退・チベット人権問題について毅然とした発言を ■
<抗議先>
メール: info アットマーク tigersfanclub.jp 本社内にあるファンクラブ事務局
(@を付けて下さい)
電話: 0 7 9 8 −4 6−1 5 1 5 阪神タイガース本社
ファックス:0 7 9 8 −4 6−3 5 5 5 阪神タイガース本社
郵送:〒 6 6 3-8 1 5 2 兵庫県西宮市甲子園町1番4 7号阪神甲子園球場内
『もう本当日本人、中国に対しても韓国に対しても本当に腰が引けてるね。』
と言ったのは星野監督ですよ。
jp.youtube.com/watch?v=SWo●t8GKCfN0 (●をとってリンク)
607 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/04/15(火) 19:22:38 ID:ah5uPCWOO
歴史小説の意味て?
>>607 史書や専門書にあたれないゆとり君が、歴史を知った気になれる、ありがたいジャンル。
>素晴らしい意見ですねw
>「歴史小説」というジャンルの意味を勉強し直すことをオススメしますよw
>場を仕切りたいなら、もうちょっと知性を感じさせてくれなきゃww
そのままその言葉が返ってきそうな真性なレスだな。
というか、つりか、荒らしか? こんな過疎板で場仕切りもなにも・・
きっとあれだ1ヶ月も停まってたから盛り上げてやろうとしてるんだよ
5/02徳間文庫「史記遊侠外伝 一諾」塚本正史
同 「孔子物語」丁寅生
5/23中公文庫「曹操残夢 魏の曹一族」陳舜臣
5/下コーエー「超・三國志(4)」今戸榮一
612 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/04/24(木) 14:18:56 ID:mh17C5LN0
>>595 いや、考証するのはアリだと思うぜ
具体的にここがおかしい、っていうのを
はっきり指摘できるならそれはそれで面白い
それと作品の評価はまた別の話だろ
613 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/04/26(土) 13:07:30 ID:uiP0XB4kO
楚の荘王を描いた小説で面白いのがあれば教えてください
614 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/04/26(土) 18:41:21 ID:0WPneOTpO
荘王は脇役だけど宮城谷の『夏姫春秋』が面白かった
荘王も出番は多めで覇者にふさわしい活躍を描いてくれているので
荘王ファンの人も楽しめると思う
615 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/04/26(土) 21:53:55 ID:gl6WSIIJ0
「子産」
塚本史の「一諾」(徳間文庫)を購入。
雑誌連載した小説をまとめたためか、独特の毒はなかった。
編集者がコントロールすれば、それなりに良くなるんだね。
しかし一番面白かったのは、
「氷河期が来たぞー!! 今から一万年冬眠だー!!」
だったことに異論はあるまいw
そこだけ親父さんが乗り移ったんだろう
新装版 孫子
海音寺潮五郎
6月13日
講談社文庫
小前亮さんてどうなの面白い?
>小前亮
最近、子供向けのファンタジー小説を書いたらしいけど、
中国物書くの止めちゃったのかな?単に師匠のマネしてるだけ?
621 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 16:15:45 ID:xH79a1pd0
夕陽の梨 五代英雄伝、だれかこれ読んだ人いる?
朱全忠が主人公の小説なんだけど
623 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/31(土) 03:16:32 ID:dTYZ2ruq0
>>621 かなり面白い。この時代に興味ある人は間違いなくおすすめ
詳細は五代スレ参照
624 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/20(土) 18:31:07 ID:3UOXoYxC0
PHP文庫「張遼」桐谷正10/1
祥伝社文庫「黒竜潭異聞」田中芳樹10/10
祥伝社黄金文庫「完訳・紫禁城の黄昏(上)(下)」R・F・ジョンストン10/10
星雲社アルファポリス文庫「中国百物語」話梅子
文春文庫「三国志(1)(2)」宮城谷昌光10/10
講談社文庫「新装版・新西遊記(上)(下)」陳舜臣10/15
集英社文庫「炎に絵を・青玉獅子香炉」陳舜臣10/17
中公文庫「ものがたり史記」陳舜臣10/23
青玉獅子香炉の再販はうれしいなぁ。
「中国の歴史小説」ではないけど・・・
このスレ見て「僕僕先生」読んだ
面白かったけど森福都の方が好きかな
則天武后を描いたおすすめ本を教えて下さい
則天武后を題材に書いた小説はそこそこあるね
一番おすすめは、堅い歴史小説。原百代「武則天」。ただ、すごく長い。
講談物なら、有坂正三訳「狄仁傑の不思議な事件簿」
文学物なら、山颯「女帝 わが名は則天武后」
史実を全く気にしないなら、ジョゼ・フレーシュ「絹の女帝 三部作」
ライトノベルの則天武后マンセーなら「大唐風雲記」
森福都の小説と隋唐演義にはでてくるが主役ではない
上から順におすすめだが、それぞれ、レビューでも見て確認してくれ
狄仁傑のものが、そんなに悪く描いてないのが意外。
なお、ディー判事シリーズにはでてこない
628 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/29(月) 08:07:52 ID:pP5Zouzx0
「女帝 我が名は〜」もかなり??
とりあえず原百代のを読んどけば間違いないと思う
劉暁慶のドラマもこれを参考に作られたっぽいし
2ちゃんねらで平凡社の奇書シリーズ読んでるってやつはほとんどいないみたいだけど何でだろう。
高いからか?アマゾンの中古で安く手に入るしなかなか読みやすいよ。
>>627 ありがとうございます!
amazonで全部チェックしてみました
「武則天」確かに長いですねw
長いのは平気なんですが、貧乏人なので安く全巻揃えるのに時間がかかりそう・・・
なので、これを大本命として
とりあえず簡単に入手できそうな「女帝わが名は」から読んでみようと思います
「絹の女帝」「大唐風雲記」も面白そうなので
ざっと史実を把握してから、こっちも読んでみようかなと
627さん、本当にありがとうございました
ところで「隋唐演義」は面白いのでしょうか?
面白いなら、これも読んでみようかなと思って
いえいえ、どうも、丁寧な回答ありがとうございます
あと、津本陽「則天武后」もあるがあまりおすすめではない
これなら、外山軍治か、気賀沢保規の概説書の方がいい。
「大唐風雲記」 は則天武后が少女の姿に転生して、安史の乱を舞台に活躍する話
3巻あるが残念ながら未完。歴史的にみても、知識はちゃんとしているが「?」かも
玄宗ファンだったら、腹が立つかもしれん。
岡本好古「則天武后と玄宗皇帝」もあったね。
どちらかといえば玄宗が主役。
比較的柔らかい歴史小説で、おすすめ度は「女帝 わが名は則天武后」の上にくるかな
「隋唐演義」は初めはクソと思っていたけど、読み返すと、まあまあ面白かったんだよね
ただ、則天武后のところは別段、変わった話はなかった。歴史を追っているだけって感じ
中国のでは、確認できるので、林語堂は徹底的アンチ、郭沫若は極端に美化
『鏡花縁』はその時代を舞台にかりたガリバー旅行記風古典
則天武后はピンなら三国志の人物に負けないほど概説書と小説があるね
632 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/30(火) 21:13:54 ID:ft4sf/gdO
李世民が出てくるオススメ小説ありませんか?
数えるくらいしかないけどね… とりあえず、小前氏の李世民読んでみたら?
634 :
631:2008/10/01(水) 00:07:33 ID:mI6m6PmI0
よりによって、その時代だったか・・
玄宗の時代なら結構、あるんだけどな
主人公のやつは、
小前亮「李世民」
芝豪「太宗李世民」
がある。どっちもよくもなく、悪くもなくって感じ。
ちょいの脇役でいいなら
田中芳樹「風よ、万里を翔けよ」
宮崎市定「隋の煬帝」
諸星大二郎「西遊妖猿伝」(漫画)
がおすすめ。
初めは田中氏の中国歴史もの最高傑作という呼び声が高い
中のは小説でなく概説書があるが、なかなか面白い
最後は西遊記に歴史をおりまぜるという意欲作
レビューを見て判断して欲しい
「隋唐演義」は人により、好みが変わるのでどうかな
あとは「資治通鑑」を翻訳したサイトもあるので探してみるのもよい
635 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/01(水) 06:50:56 ID:DNJjkRuiO
色々と教えて下さってありがとうございます
とりあえず本屋に行って小前亮さんの小説を見てみようかと思います
636 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/03(金) 10:45:54 ID:O+4/LFKSO
光武帝メインで、いい小説ない?
ちなみに塚本以外でお願い。
まったくだわァ!
639 :
636:2008/10/03(金) 19:55:25 ID:O+4/LFKSO
塚本はもう読んだんだってwww
しかも初めて読んだ光武帝関係がこの人の本。
すごく・・・運命を感じました・・・
だから、ないって・・
馬援関係なら、陳舜臣の短編が二本ほどあるが、見たことが・・
ネット小説が昔はあったらしいが今はないだろうな
とりあえず、未読なら「小説十八史略」を読んでみれば?
陳舜臣の小説十八史略は光武帝的には期待外れだった。
642 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/05(日) 07:34:29 ID:1bSHEHsGO
あれ?たしか伴野郎が光武帝の小説書いてなかったっけ?
伴野は書いてなかったはず
あれは「王莽」だろ
光武帝は中国歴史上、政治史における十本指に入る大物なので、なかなか手がつけにくい
さらに、概説書もなく、歴史大系を見ても、他の創業者よりも扱いが軽いので掘り起こすのが大変
真面目で欠点が少ない分、特筆する部分が少ないのは事実かも知れないな
(多分、身近にいたら、ダントツでいい奴と思うが)
それに気軽にいどむのが塚本の塚本たる所以なのだが
小前亮って面白い?
つまらん男さ…
光武帝関係だと、駒田信二・他「新十八史略3・人生朝露の巻」(河出書房)と、
同じく駒田信二責任編集「人物中国の歴史5・三国志の世界」(集英社)
が小説仕立てで光武帝を書いている。
どちらも短いが、光武帝については「小説十八史略」より詳しい。
個人的に「新十八史略」の方がお勧め。入手しやすい上、
大きな図書館なら置いてあることが多いから。
>>624の「新装版・新西遊記」発売予定が11月14日に変更されてた。
北方水滸伝、三国志面白いと思いました。
ややエロまじりで面白いおすすめ小説ありませんか?
金瓶梅でも読んどけ
>>648 宮城谷の夏姫春秋が最初の1ページから夜這いかけてた。
651 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/24(金) 20:03:36 ID:4bw1OgYGO
朱元璋陛下の面白い小説ない?
652 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/25(土) 17:22:16 ID:yE4aLfr60
>>649 >>650 どうもです。どちらも面白そうなので早速本屋に駆け込みたいと思います。
他にもあれば色々とおしえてください。
654 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/25(土) 20:54:39 ID:0gpzJjjNO
I am Chinese .I hope to make friends with somebody who likes Chinese culture.
Join me now!
I am Chinese .I hope to make friends with somebody who likes Chinese culture.
Join me now!Thanks
I am Chinese.I hope to make friends with someone who likes Chinese culture.
I also like Janpenese cultrue.Join me now!!!
男なのか女なのか、それが問題だな。
只有放置是最好
661 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/27(月) 11:04:09 ID:+hAELMNy0
放置是賢明
小前亮「王道の樹」読んだ人いる?感想を聞かせて
正直、前2作がつまらなかったから期待してないんだけど、
符堅が主役の小説は珍しいから
小前氏の李自成の小説はどうだった?
>>665 そんなのあったんだ
「李世民」と「飛竜伝」しか知らなかった
>>665 可もなく不可もなく
俺は結構好きだけど
668 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 12:34:35 ID:OyRW8mKAO
海音寺の孫子っておもしろい?
塚本の孫子伝よりは。
670 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/26(水) 20:00:27 ID:WEzo+zTj0
司馬の「項羽と劉邦」に匹敵すると思う小説を教えて欲しい。
671 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/28(金) 00:18:25 ID:AcFen5n9O
そんな高い壁設定されても…
鉄板の吉川三国志だろうな…
673 :
670:2008/11/29(土) 09:18:06 ID:ru7M/0QD0
やっぱり、無いみたいですね。
どうも、何を読んでも物足りない感じがしていたんだ。
674 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/30(日) 23:11:28 ID:RHH/sZmoO
いや、塚本の「始皇帝」は誰にも超えることのできない壁。
なんだかんだいって塚本って愛されてるのな
宮城谷じゃだめなのか?
677 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/12/01(月) 21:23:32 ID:E5tQAushO
お前ら、バンヤロー大先生を忘れてないか
伴野朗の朱龍賦のできはどうなんでしょうか
読んだことある人意見きかせてください
あと明代の歴史小説で何かお勧めがあれば
>>678 イマイチだった
短くて早足、アッサリしすぎ
>>678 鎌倉武士が活躍するのが許せるならどうぞ。
明代の小説なら、同じくバンヤの大航海(上下二巻)と永楽帝がある。
大航海は読んだ後に大後悔するかと思いきや中々面白かった。
上巻ラストになってようやく出航という遅い展開が気になったけど、鄭和が主役の
小説なんてそうは無いからお勧め。
パンヤロウというだけで拒否反応がでる
読む気になるだけ大したもんだ
682 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/12/08(月) 01:39:38 ID:bEHPF77p0
>>670 なぜか、上の評価は低いが海音寺の「孫子」
陳の短編小説と「小説阿片戦争」
宮城谷の初期作品群
そんなに好きじゃないが、井上靖も評価は高いんじゃないかな?
683 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/12/08(月) 10:10:39 ID:i09/M3d+O
結局、海音寺の孫子は面白いのか?
>>678 明代なら運命、二人の皇帝がイイ
読みやすくて面白いよ。
伴野朗ってそんなに酷いの?
鎌倉武士というと塚本みたいなもんなのか
伴野朗、好きだけどな
「だのォ」「だわァ」よりマシだし
ニュースなんかの単語がポンポンと出てきたり、いきなり自身の経験談やら
ミッドウェー海戦に話が飛んだり、読むのが辛かったな
そしてお決まりの「閑話休題」とくる
人名とかの細かい間違いも多いんだよね
689 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/12/12(金) 08:34:46 ID:H4WvZx56O
俺は昔トモローの本を読んでいて「ピチピチの若い肌」て文章を見たときはコーヒー吹いた
トゥオモロー!
小前亮の「李世民」。
二章までよんだがOtiz
師匠の田中芳樹は、色々文句はあれどキャラ造り、登場人物の個性を出すのが上手いが、
小前にはそのセンスが全くない。
正直、誰が誰だが分からぬまま、ただ話が淡々と進むだけなんだが……。
これから先、面白くなるの?
いや。ならない。
作家としての技量もさることながら、大仰に書くと「史実と違う!」などとのたまう人らが多いのでそれを恐れているようにさえ…
小説としてはうまくないけど、より正しいと言えそうな流れを知るにはいいかもね。
サンクス
確かに「史実と違う!」と文句言う方々いますが、「小説」なんだからねえ。
けど、この作品は合わないので見切ります。
酒見でも読むか。
>>691 俺も文庫で読んだが、まずタイトルが李世民なのに李世民が主軸じゃないのにコケた
色々な群雄を書いてるがどれも描写が今ひとつ物足りない
どうせなら李世民を完全無欠な主役にした、名将集めまくりの天下取りモノにしたほうがまだマシだったよ
>>694 それはそれで文句言うのも出てくるw
無難だから物足りなく、描写についてはいろいろ言われるけど
史実がらみでは、あまり叩かれてないようにも思う。
良くも悪くも
淡々としてる>李世民
697 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/12/22(月) 20:39:47 ID:vBgmAPgV0
宮城谷の孟嘗君は面白いですか?
面白いよ、あの辺の時代の有名人総出演って感じで。
活劇あり恋愛あり?見せ場がけっこうあって。
一人の人物をみっちり丹念に書き込んでいく、というタイプの本ではない。
孟嘗君が主役張るの遅いしw
699 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/27(火) 07:59:25 ID:MZ507JPW0
史実と違う批判はいいが、実例を挙げるべきだな
史書にないことがあるからというのは小説というものがわかっていないだけ
?
唐突にどしたの?
701 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/28(水) 07:09:36 ID:ozjh9FO30
小前は次は誰の小説を書くんだろう?
歴史小説は司馬作品くらいしか
読んだことないんだけど、
予備知識ないといきなり金庸は
むずかしい?
金庸の予備知識なぁ
ドラマのDVDを見たほうがいいかもな
704 :
始皇帝:2009/02/01(日) 10:42:12 ID:ije1u0UI0
入門レベルだけど図書館で本を借りてきた。
NHK新シルクロード 楼蘭 トルファン
目からうろこの東洋史
侵略と戦? 中国4000年の真実
中国の歴史 陳舜臣
若者に伝えたい中国の歴史
小前李世民、群雄割拠好きな俺は、
逆に
>>694のレスを見て、読んでみようかな?と思った。
ネットで中国小説とか公開してるけど、あの変ってどの変まで信憑性あるんだろ
変だから変なんじゃね?
小説事態変だしな
それは大変な事態だ。
って、ここはわざと漢字を間違えるスレですか
大普遍者
孟子を読みたいんですがオススメはありますか?
どの現代語訳がいいのか聞いてるの?
713 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/07(土) 18:35:01 ID:Cu4uIj/1O
4/1 血涙(上)(下)新楊家将 北方謙三 PHP文庫
4/3 女剣三国志 貂蝉 加野厚志 徳間文庫
4/10 西遊記(3)(4) 平岩弓枝 文春文庫
4/17 玉嶺よふたたび 陳舜臣 集英社文庫
4/20 原典抄訳「三国志」(下) 羅漢中 講談社+α文庫
4/23 秘本三国志(2) 陳舜臣 中公文庫
>>714 おお、血涙が出るのか。さんくすさんくす。
716 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/16(月) 16:14:03 ID:KGzRUeik0
藤水名子て劉邦のこと嫌いだろ
717 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/16(月) 21:09:57 ID:NXXyuBPv0
>>716 どっかのスレでも出てたが 藤水名子はもとから中国史とかそっちが好きで中国物を書いてるんじゃなくて
本当は江戸物を書きたかったけど すでに著名な書き手が多くいるから中国物に来ただけだそうなので
人物に対する思い入れは皆無だと思う
そのスレでは紋切り型で女性に対する見方が親父臭いって言われてたがな
劉邦が嫌いって言うより項羽が大好きて感じが伝わってくる
719 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/26(木) 21:51:45 ID:1lrfFD930
どうせ中国の歴史小説を読むなら、日本人作家ばかりでなく本家の古典作品を
読めばいいのでは。四大奇書や紅楼夢、三侠五義とか。
児女英雄伝という作品は、日本の作家が「十三妹」としてパラレルな世界観で書いている。
720 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/29(日) 22:14:24 ID:QharpyIW0
ただ、そんなに面白い作品は少ないように思う
古典そのままだと味も素っ気も無くておもろくねーんだもん。
やたら前振りとか長いし話飛ぶしさー。本筋どこよ?みたいな。
722 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/05(日) 10:43:34 ID:C0cjBYWy0
突然だが、森福都の「楽昌珠」を読んで作者に絶望した。正直、終わっていると思った
多くのレビューはラストの意味不明さに批判がいっているが、
主人公三人のキャラクターがあまりにもひどすぎる。これでは感情移入できるわけがない。
夢の世界なのが分かっているのに、その世界の家族との生活があるからと言って
命を捨てて行った同僚の行動を保身のために不意にしてしまう主人公・男
(しかも、その同僚の行動により奸臣たちの悪行が制限される可能性もあったのに)
先に宣言しているといっても、一応の恩を被った太平公主を勘違いから破滅に追いやり、
官に仕える身なのに、皇帝に、ため口を聞く主人公・女1。
変わり種というどころではない。頭がおかしいのか。
そんな背景を知っておきながら、政争に全く無頓着なくせに、
ただの美貌だけで後宮をのし上がれると考える、全く人格に個性も魅力もない主人公・女2。
結局、なんら、手を打つことができず、元の世界に逃げるしかできなかった。
みな、レビューが甘すぎる。
伏線を解消すれば、文化や歴史の勉強をしておけばいいというものではない。
小説の根本が全くできていないとしか思えない。売れるわけがない。
つ塚本
724 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/05/04(月) 07:50:54 ID:HhL+D/Eq0
白石一郎氏の怒涛のごとく。
鄭成功を主人公とした話で、
作者得意の海を舞台な小説だけに、
私は面白かったな。
725 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/05/05(火) 16:15:01 ID:+iZanZYn0
あの諸葛孔明も尊敬したという「楽毅」(宮城谷昌光)
■ おすすめ2ちゃんねる 開発中。。。 by FOX ★
このスレを見ている人はこんなスレも見ています。(ver 0.20)
【芸能】藤原紀香と陣内智則が離婚…昨秋からすでに別居・“格差婚”もわずか2年で終止符★2 [芸スポ速報+]
歴史小説でオススメは? [日本史]
728 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/05/15(金) 11:19:27 ID:LAFz55RZ0
漢の宣帝とか符堅主役の小説ありますか?
729 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/05/15(金) 12:24:20 ID:H/fHkr2h0
符堅は小前亮氏のがある
漢宣帝は陳舜臣先生が小説ではないけど書いていた
漢の宣帝なら、主役ではないにしても塚本氏が書かれていた様な…
それとも、みどものうろ覚えかのォ!
5/6 ぶんか社文庫 三国志外伝 貂蝉記 翡翠の翼(上・下)藤水名子
732 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/05/15(金) 19:05:52 ID:MnpLnI/tO
戦え!ラーメンマン。
作者・ゆでたまご
もち ラーメンの話
734 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/05/15(金) 22:22:32 ID:aXmyaERU0
, ⌒ ヽ
( )
( )
| | |
/ ´ ̄` ヽ、 「 CCDカメラを 使って
/ \ あ ん た 、どこを填め撮りするつもりなの …。 」
/ /) ノ、 ヽ、
_ i /⌒ヽ/ ー-)ノ i
/´ `| | ノ /⌒_ )ノ
7___ .ノヽ. ゝ # ( (//
∨ ## (
ノ , -、/ , -─- 、
// /⌒||、 /ヽ、 _( /______ \
/ || -||ヽ /⌒ヽ ⌒ヽ ヽ| ヽ
/ /´⌒\/`ヽi / ミノ‘ノ ノ\| !
/´ // | | // /`ーc ー ´ U ´⌒V
l _) / ノ | i ヽ、__/! _ノ
\_ ノ / \ / | ヽ \_ ノ /
/ / ` ー─ィ | | __ _ ` ー∩─-/⌒ i
. i / / | | | | ヽ ()__)⊂ ヽ(二 ´ ヽ、/ /
| i l. ! | | ( ! ヽ∋ノ !三_ ノ ヽ /|
|__|_|_|_|_i `ー ′ || \__|. \_./ ! ドラえもん・のび太の結婚初夜
| | | | || |ー───-|
http://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/couple/1234976207/
736 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/05/19(火) 08:27:44 ID:kzjS5c9LO
小前の李世民つまらん
元末期、明建国ごろの小説ってないかな?
740 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/15(月) 20:23:11 ID:wWg/r96c0
小前亮「飛竜伝 宋の太祖趙匡胤」講談社文庫 7/15発売
面白い歴史小説の条件ってなんだろうね
742 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/19(金) 02:31:50 ID:p072fBBM0
長編の群像劇
743 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/19(金) 09:08:49 ID:HEzTRvlB0
小前の小説は上品だけど味は普通なレストランみたいなもん
744 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/27(土) 19:40:26 ID:IcaT2g+wO
中原の虹は面白い?
745 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/03(木) 21:30:42 ID:JF1Degh80
保守age
「朱温」(上・下)仁木英之 朝日文庫10/7発売
「朱全忠」の一生を追った物語
「千里伝」講談社10/15発売
「高駢」の幼い頃を舞台にした中華ファンタジー
あれ、ヒデさん『夕陽の梨』以外にも、上下巻で朱温が出るのか……
モンゴル帝国侵攻のころの西夏を舞台にした小説を探しています。
連載中の漫画「シュトヘル」に期待してるけど、小説ってあまりないみたいですね。
お勧めありますか?
小前亮新作『蒼き狼を継ぐ者』
来月刊行予定
751 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/12(木) 01:55:51 ID:nzmwG7hi0
太佐順はどうなの?
752 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/12(木) 20:31:09 ID:vuL/x6DxO
吉川英治を省略したのは高校野球板の「復活して欲しい古豪」題で徳島・池田がやけに少ないのと同じかな?(笑) …安能務はどうですか?『春秋戦国史』は最高だったと思う。それまで三國志マニアだったのに春秋戦国史のリアルさにハマりました
岩井三四二『大明国へ、参りまする』文春文庫 12/04
754 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/17(火) 11:11:16 ID:abtZkM+a0
>>751 「班超」読んだが、後半は史書の引用が目立つ。っていうか、話をぶった切っている。
あと、最後は話が飛んでいてテキトー感があった。もう、読まねぇ。
漢の宣帝のマンガは、「お嬢様とわたし」だっけ?
「わたし」が「私」だったかも。
基本少女マンガなギャグ4コマだった。
>>746 朱温、良くできてた
まずこの時代の小説が出ること自体奇跡的wと思って期待せずに読んだけどいい小説だった
台湾の近現代史がわかるおすすめの小説ってありますか?
台湾板で聞いたほうが早いと思うけど
ちなみに学問・文系のカテゴリ
>>759 ありがとうございます
台湾板見てみたのですが、本に関するスレはなさそうですね
もう少し色々見てみますが
柴田錬三郎が書いた三国志って、柴錬版と英雄版の
2種類書いているんだよね。
762 :
761:2009/12/13(日) 10:16:11 ID:DkbmYMRs0
すまん。
「書いている」→「がある」
ところで、中村隆資『堯帝春秋』て誰か読んでる?
>>763 読んだよ。
感想聞きたくてこの板のどっかのスレに書いたけど
誰も反応してくれなかった・・・。
765 :
763:2009/12/15(火) 17:16:50 ID:+//8FEMQ0
あ〜、まだ読んでないんす。
近所の古書店で八掛で売ってて、買おうかどうしようかと。
以前『地蔵記』を読んで気になってる人なんだけど、
評判見てから買おうと思ったらあまりなくって…。
「感想聞きたくて」はダメな方向のではないっすよね?
最近あんまり歴史小説でてないな
来月、小前亮の新作「姜維伝」が出るそうだ
768 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/11(木) 20:16:41 ID:nOqH5L2D0
おお、それはまた興味深いところを。
でも、やはり淡々とした物語なのだろうか……
小前亮の「李世民」と「趙匡胤」は買ったんだが、どちらの時代も詳しくないもんで
積んだままになってる
以前から淡々としてるとは聞いていたけど、僅かな予備知識程度の人間でも
読み進めていけるんだろうか…
史記の風景(宮城谷昌光)
↓
管仲(宮城谷昌光)
↓
奇貨居くべし(宮城谷昌光)
↓
戦国名臣列伝(宮城谷昌光)
↓
小説十八史略(陳舜臣)
↓
項羽と劉邦(司馬遼太郎)
↓
中国の歴史(陳舜臣)
↓
光武帝(塚本青史) ← 今ここ
入り口が史記の風景ってのが少し変わっていると自分では思ってます
水をさして悪いが、光武帝(塚本青史)はヒドイ出来だよ。
中国の歴史(陳舜臣) のほうがヨイと思う・
おっと、先生の悪口はそこまでにしてもらおうかのォ!
>>773 狙ってないですよ
読んでみてガッカリしているところです
光武帝なら宮城谷先生の「草原の風」を読みなさい
読売新聞朝刊で連載中だから
>>769 わずかな知識でも読めるけど
正直あんまり面白くない
蒼き狼もそうだけど
主人公のキャラ付けが全部似たような感じで印象に残らない
777 :
月孔雀:2010/03/08(月) 17:50:20 ID:ujUR+OhA0
光武帝は俺らしい。
なんだそのオチはw
779 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/04/10(土) 01:24:06 ID:l21kqY800
小説孫子の兵法は読んだ人は面白かったの?
780 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/04/11(日) 23:22:56 ID:55yKayQW0
これまで陳舜臣さんの小説を中心に読んできた。
陳舜臣さんの小説は華僑だけあって中国史に通じているのか重厚感があり、個人的には
非常におもしろいように思えた。
ただ、難点は漢文のような固さを感じるところな気がする。
これは同時にまるで中国の歴史書を読んでいるような、厚みを持たせることになっているのだろうが・・・
田中芳樹さんについては、これも文体に問題があると思われる。
中国は歴史書において、編年体、紀伝体という書式を生み出してきた。
田中芳樹さんの書式は独特なもので、フィクションの世界を用いて現実世界のあれこれを激しく批評している。
いわば必要がないのに、自分の政治的、あるいは感想を強く表明する。
今日、よくブログが炎上する。
その悲劇の原因は媒体の影響力を知らないためである。影響力のある媒体で他者や他の団体を批判することは
相手に大きな損害を与える危険性を孕んでいる。
中には田中芳樹さんの意図を読み間違っている人物もいるだろうが、小説や記録といった文章のみの認識では
起こりえることであり、実際、田中芳樹さんにおいても、世事について文章以外で知り得ることは少ないため
誤認をし、批判をしている箇所も存在している。
個人的にはすばらしい小説家である一方、想像上の人物と比較して、あれこれと文句をつけるくだりが非常に
見苦しいと感じた。
781 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/04/12(月) 09:17:36 ID:E4sZRC5K0
>>田中芳樹が現実世界のあれこれを激しく批評している。
歴史小説内で?
具体的にどの作品で、どの行のことだ?
782 :
あ:2010/04/16(金) 14:56:06 ID:wAqJVNO/0
塚本は推理小説メインで書け
783 :
記憶喪失した男:2010/04/17(土) 11:04:55 ID:Wyl/nNP10
いい感じだけど、短すぎるな。
もっとじっくりページ割いて書いてみたら?
785 :
娘:2010/04/18(日) 17:34:48 ID:ShBJPuq10
你们好,我是一个中国人,今天从中国的电脑看这个网,请多指教。^v^
786 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/04/22(木) 00:11:31 ID:KSO8Uatb0
安能務の始皇帝と韓非子だったら、どっちの方がおすすめ?
『韓非子』は小説ではなく韓非の著作の翻訳なので(もちろん安能さん
らしい新解釈は満載だけど)、このスレ的には始皇帝でいいんじゃね
788 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/05/04(火) 16:44:45 ID:NtZygs6o0
塚本の霍去病を今読んでいるが、JC口調の奴がいるな。
台詞も時代劇風だしw
小説じゃなくて、エッセイみたいだ。
姜維伝は読んだ奴いる?
読んだよ。
講談社文庫
6月15日発売
紅嵐記(上、中、下) 藤水名子
十八の子 李厳と李自成 小前亮
買うかどうか分からんが、そういう発売情報はありがたい
歴史はあんま関係ないけど、僕僕先生おもしろい。
気が付いたら新刊出てた
明末清初っていいのないよねー
小前さんのは正直「読み物としても史料準拠」としても、つまらないんだよな
最近なんかでた?
三国志以外で初めて読んだ歴史小説が安能務の春秋戦国
本当は隋唐演義がほしかったけど、当時はまだ文庫かされてなくて、何気にとったのが、春秋戦国志
史書とかなりかけ離れてるけど管鮑の交わりのシーンは当時学生だったけど、かなりはまった
肩を抱き合うという設定はなかなかよかった
406 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/09/07(火) 22:12:39 ID:XEutOq+G0
仁木英之 李嗣源(上・下)朝日文庫 10月7日発売
僕僕先生の作者の人か
仁木英之が書いた朱温読んだことある人いる
僕僕先生は舞台が中国なだけでラノベ王道パターンにしか
読めなかった。駄目主人公と異世界住人の彼女。
普通に歴史モノ書いたらどうだったか俺も知りたい。
李嗣源か……
朱温の中に出てくる李嗣源はちょっと天然さんだったが、キャラ変えてくるのかな
あの本、主役(英雄譚)は朱温じゃなくて楊行密だったな
李嗣源読んだけど、無駄に登場人物多いな
血涙読んだけど、何を伝えたかったのか全くわからん
志
807 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/12(日) 12:38:09 ID:IMeRT5sx0
何か新刊でないの?
808 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/13(月) 05:07:06 ID:LMat10/40
莫言の白檀の刑が最高 あれを超える小説はそうはないと思う
といっても読んだことある人ほとんどいないだろうけど
電子端末かったし、歴史小説も電子端末ででてほしい。
小説もあまり販売されないし、ネットで中国の歴史について載せてる所で面白いサイトない?
そんなサイトがあれば本が売れない
812 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2011/04/14(木) 19:35:07.26 ID:Oe6zYH1I0
ここ最近何か発売されてないの?
塚本ならいくつか
それ以外でお願いします
815 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2011/04/25(月) 10:07:30.84 ID:gvVIJOTcO
作品読むと、どちらかと言えば陳先生や安能先生は法家に好意的で、
宮城谷先生は儒家に好意的に見えるな。
816 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2011/04/27(水) 16:30:12.58 ID:dIumqkLY0
仁木李嗣源を読んでる途中だけど
正直面白くないな
オリジナルキャラの女の絡みが気持ち悪い上に、
出来事もただ時系列を書く殴ってるだけの様で
朱温も夕陽の梨の時は人物描写も話も良かったのに
加筆&長編になって、登場人物多すぎ&ストーリー詰め込みすぎて面白くなくなった。
酷評したけど
初心者や五代の歴史ざっと知りたい人にはテキスト感覚でお奨め。読みやすし
僕僕先生はすごく好きなんだけどな。
李嗣源は俺も駄目だった
僕僕先生はなんだか、ただのラノベ読んでる気分で。
「朱温」
楊行密、銭鏐、王建のエピソードは面白い
ただ話が脇にそれる事も多く、途中で主役であるはずの朱温側の描写や存在が薄くなったのが残念
朱温や李嗣源の中に出てくる五代諸国の勃興エピソードを短編中篇で分けて書いたなら
中国史やこの時代に興味ある層に、かなり受けると思うんだけどな。
五代十国時代の小説は、いまのところ仁木本くらいか
短編だと田中芳樹も
田中さんはアンチも多いけどね。やっぱり昔の作品や短編集はおもしろわ
仁木さんもちょくちょく五代十国の短編書いてほしい
824 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2011/04/28(木) 11:52:46.07 ID:S2zbp+sQO
>>818 同意。
面白くはなかったが、不勉強な俺が、五代の概要は掴むには良かった。
でも戦闘シーンなんかはもっと丁寧に書いてほしかったけど駆け足過ぎて物足りなかった>李嗣源
一応地図も載ってたけど地名と時系列が判り難かったのもマイナス
826 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2011/05/31(火) 20:49:54.92 ID:GWEXfmOR0
あんま小説もでないしこれは良かったという一冊教えてくれ。
俺は宮城谷の重耳
この小説で春秋戦国時代の面白さにはまった
戯史三国志読んだ人いますか?
ガストでユキチカを注文すようなものだ
やっとユキチカのバージョンアップ終了した...
ユキチカを有料でダウンロードするくらい意味が無いことだ
ユキチカってなに
>>826 太公望の影で印象薄いが、「周公旦」が良かった。あまり起伏に富んだストーリーではないが、
考えさせられる。
田中芳樹の文庫本に天竺熱風禄買ってみた。
楽毅が一番
陳さんの小説十八史略何気におもしろいよ
>>827 読んだ。
新人作家らしく文章はあまり上手くないけど、ストーリーはよく練りこまれてて面白い。
陳宮と李儒の心理戦とか、俺的にゾクゾク来る。かなりオススメ。
>>835 何気にってか普通におもろい
俺がこのジャンルにはまったきっかけの本
838 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2011/08/24(水) 20:16:03.32 ID:N9iCQY+i0
最近三国志がらみ以外でなんか小説でた?
10月文庫新刊の中国小説
仁木英之「耶律徳光と述律」(上・下)朝日文庫10/7
夢枕獏「沙門空海唐の国にて鬼と宴す」1・2角川文庫10/25
三国志がらみだと
宮城谷昌光「三国志7」文春文庫10/7
内田重久「それからの三国志」(上・下)文芸社文庫10/5
おぉGJ
宮城谷さんは草原の風が10月10日に上巻が発売される
耶律徳光とは目の付け所がよいな
朱全忠、李嗣源は無難な人選だっただけに
この時代って違う人物からみると違う視点からみれるもんなんかね?
どの時代だ?
五代十国時代のことなら、当然そういう視点もある。
今回の仁木先生の耶律徳光が、その最たるものになるけど
さぁどのように表現してくるかな。
845 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2011/09/16(金) 21:42:21.28 ID:LCFbc0E60
でも仁木先生は長編になると時系列を詰め込みすぎて
小説としては微妙な出来になる
特定の人物の話だけ拾い読みすると面白いんだけどね>仁木さん
隋唐革命の小説でおすすめあったら教えてください
小前亮「天涯の戦旗 タラス河畔の戦い」朝日新聞出版
10/7発売だそうだ
雑誌連載分読んだけど、この人の作品の中では普段より毛色が違う気がする
良いか悪いかは別にして
小前亮って中国史以外も書けるの?
耶律徳光買いに行ったけど、売ってなかったから、それからの三国志という本買ってきた
思ってたより面白かった。
耶律徳光のついでに草原の風上巻書おうとしたが、もしやと思い最後の方を見たら
案の定まだ蜂起してもいなかったよ・・・
宮城谷さん相変わらず前振りが長いのね
話の配分、もう少し考えて欲しいよな。
だから終盤あんな猛駆け足展開になっちゃうんだよ。
有名な逸話より、立ち上がりまでなどのあまり知られない部分にちからを入れているなこの人
知られていない部分に力を入れるのはいいけど、光武帝書いて、
馬援が全く出てこないとかどうよ。
塚本ディスってるのか。
一応、本当に一応出ていたはず
凧上げマニアにされるよりなんぼかマシ
出てたのって宮城谷、塚本どっち?
・花王不買 → 花王より良い製品が見つかって幸せ・心も体も健康に
・他の会社 → 広告費かけないで売上げ増加
・花王ファン →いつもより花王が安く買えて幸せ
・花王社長 → 「不買の影響は全く無い!」
・2ちゃんねら → 今日も勝利で飯がうまい
・ネトウヨ連呼リアン → ネトウヨ連呼バイトが増えて幸せ
・地球 → 花王製品使う人が減って地球にもやさしい
* *
* +
n ∧_∧ n みんなが幸せになる花王不買
+ (ヨ(* ´∀`)E)
Y Y *
耶律徳光上巻で挫折した
新刊でた?
つかもっちゃんはええわー
聞き捨てならんのォ!
ワイが聞いた情報によると、もうじき中国はバブルがはじけて昔の貧乏な中国に戻るらしいで
もう経済は破綻してて、取り戻すのは無理なんだそうや
その世界ではごっつい有名な政府関係者筋から聞いた確かな情報やで
まあお前ら頭の良い連中には、今さらなくらいのネタやな、
お前らからすればもう常識的なくらいの知識やろ?
明代の宮廷・後宮が舞台の小説があったら教えて下さい。
869 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2011/12/26(月) 18:26:52.00 ID:SDotoNfM0
年末だし、なんか面白い小説でた?
コミケじゃあるまいし、年末だからって理由で出るんかね?
871 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2011/12/26(月) 21:54:38.91 ID:+3zJleKYO
宮城谷の光武帝の小説が完結作まで発売した
光武帝最後まで通して書いてほしかった
管仲と同じぐらい残念だった
宇宙大将軍が大活躍する小説ない?
長江落日賦くらいか
年も明けたし、なんか面白い小説でた?
ほしい小説もないし、宮城谷さんの小説も今回残念感があったし
だから後漢書を自分で訳せるよう勉強したいんだけど、何からどう始めたらいいんだろ?
そろそろ僕僕先生の発売きてくれ
879 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/05(日) 20:42:21.65 ID:7TcTp9AI0
>後漢書を自分で訳せるよう
本紀とか列伝は翻訳されてるんじゃなかったか
>>877 ニワカだけど
>>879さんの言う通り、訳は結構網羅されてるから
大きな図書館行けば読めるっぽい。
俺自身は近所の平凡社抄訳(漢書・後漢書・三国志の寄せ集め)で
間に合わせたが、これだと後漢は物足りないだろう
ニワカがそんなもんに手をつけるの?
すでにニワカじゃなねー
882 :
880:2012/02/06(月) 23:58:09.91 ID:no1W+46Z0
いえいえ…自分はですね興味もった所しか見てないテキトーなニワカです。
平凡社の本も数ページしか読んでなくて、本来はレスするのもおこがましい
(しかも読んだ内容をほぼ忘れたw)
こんなアホの見聞でも、参考のタシ程度にはなるか、と愚考しまして……
883 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/10(金) 15:12:13.44 ID:bcLTxLLF0
>>868 ロングパス。スレチだけど少女マンガなら「新 再生縁」。時代が
明に設定されててコミックスも出てるよ
>宮廷と後宮 が舞台だし、陰謀要素も十分にある。連載中だから
まだまだお話を楽しめるはず
明治書院?かなんかででてる後漢書列伝図書館で読んできたが、現代語訳じゃなかった時点で諦めたわ
◎△中国オワタ〇◎
今あなたは落ちこむべき
886 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/18(土) 22:40:45.37 ID:qycNS+Nj0
新刊でないの?
最近宮城谷さんの小説が連続ででたぐらいで後はもうわからん
もうじき僕僕先生とか発売されそう。
最近ネット探してるとネットでいろんな人物伝公開してるからそういうの読んでも参考になる
仁木さんといえば千里伝とかは?
ファンタジー感あるほうがこの人は面白い
それはもはや、中国の歴史小説とは言いがたいな。
891 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/25(土) 13:22:37.09 ID:0oqzDZiAO
三國志…Lamcasta家の話だった。十字軍だね。
華喃の山の梺の村○分の出の网は 天皇になりたかったらしい。
だからFreemas○nの名を騙った…サイコパスの戦犯なのに!!!
だから 世界中の歴史を改竄しまくった大正生まれの薬物常習の酊泉操連で畤旻党に親戚が居る人。
891、イミフ。スレチじゃね?
小説よみたいです
894 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/26(日) 19:06:52.02 ID:OQVOsSfM0
やる夫光武帝とかでも読んでろ
その話題は荒れそう
同人小説とかは
>>893>>896 紙媒体はよく知らんけど。やる夫でなくて文字オンリーでも、ネット上の二次創作に関しては・・
自分は少しは(w)読めたけど、とくに史書に詳しい人は、微妙に感じるかと。
みんな、文庫とかの二度読みはしないのか?
一度は内容がわからないからとりあえず読めるが、
二度三度と読むのは面白い本というなんかの作家のあとがきにかいてあったわ
文書の愛称などもあると思うが暇だから二度三度読んでも面白い本があれば紹介してほしいわ
二度三度読んでも面白い本って、ここの住人のレベルから言って相当絞られそう
小前亮ってさ、バンヤロ−と塚本の系譜を継ぐ人になった気がする。
「こういう人間像を描きたいんだ!」(司馬)
「この時代が好きで好きでしょうがないんだ!」(宮城谷)
みたいな、ある種の強烈な衝動を持った作家の作品と比べて、
熱量が不足して見えるんだよね。
他人の小説・学説にのっかって、サラサラ〜と書いてる印象。
塚本はある種の強烈な衝動だけはあると思うけどな。
「連弩が好きで好きでしょうがないんだ!」とか「怪しい薬を描きたいんだ!」とか、
変な種類のそれだからアレだけど。
>>901 人物の魅力や逸話に興味の比重をもう少し移してくれればね
俗っぽい人物に魅力を感じてはいるんだろうなァ…
淡白な書き方は、批判を恐れているようにも見える。
わけしり顔であ〜だこ〜だと俺様知識をもって間違いを指摘するヤツがいるしな。
批判を恐れているようにも見えるぅ?
あのさ〜、どのジャンルでも小説家ってのは批判されてナンボの商売だぞ?
極端な言い方をすれば、空想妄想を垂れ流して飯を食う職業なんだから、
読んだ人間の一部からなにがしかの文句が出るのは防げないだろw
そんなに批判を恐れるなら最初から商業で書かずに同人で出せよって話だよな〜w
>>904 >>900以降の流れから言って、小前とか塚本とかの話ということでおk?
「国民作家」司馬遼太郎でさえアンチスレあるんだし。どんな作家でも、いやそれだけではなく
学者(理系も)を含めて、モノ書きであれば批判・議論の経験があるはずだろ。
907 :
906:2012/03/03(土) 01:33:07.27 ID:onliPMaL0
なんか言葉が足りなかった。俺の言いたかったのは
>>905と同じ論理。
頭ボーッとしてるんだ、済まない
なら、淡白な書き方は作家の能力そのものという結論かな。
批判を恐れて、なるべく大きな批判をされないような無難なキャラクター設定とストーリー展開をすることと
批判をされた経験があるってことは、大いに関わりがあると思うがな。
批判が怖けりゃ同人でも書いてろってか?
歴史小説が読みたきゃ自分で書けレベルだな。
時々そこここで目にしてはいたけど、小前亮の小説って淡白なのか
「李世民」と「趙匡胤」の小説なんてさして見かけないから、いつか読もうと
買って積んだままになってるけど…
李世民と趙匡胤と姜維は読んだ。
個人的には良いと思うが、やはり物足りなかった。
資治通鑑あたりを、物語ベースに改変した感じ。
キャラ立ちや見せ場の盛り上がりとは、あまり期待できないよ。
王道の樹も読んだが、微妙な感じだった。
この作品に限らず、小前亮の書く話はいろいろと「浅い」感じを受ける。
特に人物造形の箇所で。類型的というか印象が弱い。
北方三国志の呂布みたいに、
「かっこいいし、こういう描き方でもいいんじゃね?」
って納得させるパワーというかが熱量がないんだよな。
高級な食材を使ってるのに、
出てきたのは大量生産のコンビニ弁当だった的な肩透かし感があるっつーか。
入門には良いよ>小前小説
ただ小説としてはあんまり面白くないし
いつも読んだあと物足りなさ感じる
塚本氏の「仲達」が文庫化されておるわァ!
誰も書き込まんのは、読み耽るのに忙しいからかのォ!
「苻堅と王猛」読んでみたんだが
姚萇の姪が桓石虔に仕えるのはおかしくないか?
ただでさえ謝安から警戒されてるのに
しかも関羽に喩えられたケ羌が桓石虔に敗れたあげく女に首とられるなんて
無理に女武将活躍させんでくれ
歴史小説読めば読むほど思うんだが、なぜそうまでして、女性を登場させたがるんだろうな。
いちゃいちゃが読みたければ恋愛小説読むのに
そこはあれだろ。
萌え要素という商業上の事由で……
男性作家の場合、男ばっか書いてると心が折れてくるとかも多分あるんだろうな。
ドラマチックなのないかな
蒼穹の昴くらいなやつが読みたい
小前って俺より年下だったんだな
苻堅のやつあんま面白くなかったけど
俺の方が上手く書けるかもな
まあ嘘だけどな
最近また三国志がらみの本がふえてきたな
小前亮の中国皇帝伝を読んだ
田中芳樹の中国武将列伝を意識しまくった文章に萎えた
つか、宋の太祖を扱ったアレで疑ってたんだが、この人はやっぱり柴栄を
評価していなかったんだな
柴栄と趙匡胤の関係を、「破壊と再生」みたいな厨二的フレーズに
無理矢理あてはめるってどうなのよ
頼山陽が「日本外史」で信長と秀吉の関係を柴栄と趙匡胤になぞらえたような、
思わず読む人を納得させる発想が無いんだよなぁ…
小前つながりで
かなり前に姜維伝を読んだけど
小説として当たり障りのない内容で印象に残らなかった
この人の作品についてはここの住民とだいたい同じ感想
923 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2012/09/19(水) 21:38:02.93 ID:d/a2QZlf0
>>922 同意
可もなく不可もなくな作品ばっかり
めちゃくちゃ悪くもないんだけど、特に面白くもない
なんか若いらしいけど人生経験積んでない感じが出てるよな>小前
机上だけで地道に生きてきた感じ
たまに面白い部分があったと思ったら出典元のエピソードそのまんまとか
926 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2012/11/10(土) 16:46:42.81 ID:KMDJZhVU0
TVドラマ 大秦帝国
面白れー
田中芳樹
昔の作品はなんだかんだで面白いな
929 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2013/01/16(水) 11:27:11.68 ID:bTYlhbI40
王将のギョウザ・・・・ わしの口に合わん。
930 :
かばとっと:2013/01/17(木) 22:22:23.11 ID:TB+pFmW40
年賀状の配達は無事すんだかどうかわかりますでしょうか。
931 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2013/01/19(土) 00:58:16.09 ID:AYW/g84X0
932 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2013/03/03(日) 04:13:38.58 ID:hf04AjWS0
「劉邦の宦官」
BLっぽさが鼻につくかもしれんが、項羽と劉邦好きにはたまらんと思う
男の娘萌えという見方も出来る
五代十国は作品あるけど、五胡十六国が無い。
劉裕さんの小説があると聞いたんだがなあ。
934 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2013/08/17(土) 17:06:34.83 ID:8zBFv/XM0
>>579 福田和也は「海音寺なら短編でもっと面白い」と批判してた
真っ当な意見かもだがその後で田中芳樹をほめてたので説得力0になったwwww
935 :
!nanja:2013/08/20(火) 13:08:07.14 ID:kx8QlvNR0
a
936 :
!nanja:2013/08/20(火) 13:08:41.38 ID:kx8QlvNR0
937 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2013/08/23(金) 13:12:48.07 ID:qWhNlH2N0
ここ最近中国歴史小説に興味が増してこのスレをじっくり読んだ
宮城谷さんくらいしかまだ読んでないけどこのスレ読んだ感想は塚本って人が印象に残った
なので探してみようと思います
歴史のちょっとした勉強ぐらいにはなるけど、小説としてはあまりおもしろくないぞ
塚本さん独自のちょっとした主人公の設定などが楽しめるくらい
はちゃめちゃなとこあるけど、小説としては浅田次郎さんの蒼穹のすばる・中原の虹なんかもおもしろいし、
古いけど司馬遼太郎さんの韃靼疾風録とか項羽と劉邦とか、つくづく歴史を見る目に感心するぞ
古代なのか、中世なのか、近世なのか示せば、諸先輩がもっとおもろい本 提案してくれると思うけど
939 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2013/08/29(木) 20:00:50.72 ID:oeMukXhZ0
>>937だけど伴野朗の始皇帝を見つけて買ってみた
まあ予備知識ないから楽しめるでしょ
伴ヤロウは…
______
/ \
/ |
/ |
|||||| ||| |||| || |||| ||||||||| |
.||lllllll ノlllllllll \ ./| / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| ‐・ーゝ く ー・ー し |.| <
>>939 | / | |く/ | 一生の宝物を買えたね
| /(。__。)\ .| \_______
| ト‐=―ゝ ゝ .|
ヽ、 二 ./\
/\______/| .\
 ̄ ̄/ | | / |_ ヽ ̄ ̄
/ /へ\_ // \ Y
// | ゝ/// \|
942 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2013/08/30(金) 17:04:06.61 ID:2nCYWDI30
キングダム読んでから奇貨置くべしを読むのとその反対じゃ
どっちが衝撃少ないかな
とりあえず奇貨の方の呂不偉ならああまで一生懸命自分の墓穴掘るような事しないね
マジで入れ替えてキングダム版呂不偉に宮城谷版秦王の下で物凄く苦労させてやりたいね
それともキングダム版でもいつかはそうなるんだろうな
943 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2013/08/30(金) 20:10:18.30 ID:l8OsWK6R0
>>941 紹介顔写真見てなんだこりゃ!って思ってたトコにこのAA見て糞ワロタwwww
944 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/01(日) 14:18:08.68 ID:IcMBtL3f0
伴野朗の「始皇帝」読んだ
何もかもが淡々と進んでいったぞ
呂不韋の死も荊軻の一件も、統一後の事業もそして始皇帝の死すらあっさり
よく言えば
淡々と進んで行くから予備知識があまりなくても読みやすかった
しかし盛り上がりというものは何もなかった
そのまま進んで行くかと思えば
巡行シーンのとこ辺りから〇〇は筆者も行ったことあるみたいな話題逸ればかりだった
でも上下巻合わせて200円で買った以上には楽しめたし他の作品も探してみよう
王道の樹をワクワクして読んでがっかりした俺に誰か一言くれ……
______
/ \
/ |
/ |
|||||| ||| |||| || |||| ||||||||| |
.||lllllll ノlllllllll \ ./| / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| ‐・ーゝ く ー・ー し |.| <
>>944 俺様の小説は
| / | |く/ | 閑話休題と旅行話こそ醍醐味
| /(。__。)\ .| \____________
| ト‐=―ゝ ゝ .|
ヽ、 二 ./\
/\______/| .\
 ̄ ̄/ | | / |_ ヽ ̄ ̄
/ /へ\_ // \ Y
// | ゝ/// \|
>>945 パッと調べてみたら面白そうなのに酷かったん?
>>947 個人的にがっかりだった
もしかしたらがっかりしたのは俺だけかもしれないけど、
ヒ水の敗戦以後を、俺達の戦いはこれからだ! で終わらせた辺り憤激ものだった
人物描写も安直で、符堅なんて終始嘆いているだけのキャラ
一番小物扱いの姚萇が、人間臭くて一番魅力的(それでも安っぽい)とか
取ってつけたようなオリジナル女性武将(しかも強い)とか
五胡十六国時代最大の名君・符堅を取り上げた稀少な小説なだけに
期待値が上がりすぎていたのかもしれないけど、俺にはがっかりの連続だった
個人的にこの小説で唯一良かった点は「道を作って木を植えたいのです。百年経っても憩えるように」という二文だけだった
>>944 いったやろが、「小説としてはあまりおもしろくない」と。
始皇帝が雲龍が好きだっただっけ、塚本の設定でおもしろかったのはそれだけだった
呂不偉を死に追いやる際のやりとりとか、有名な焚書坑儒とか いくらでも独自の見解を作れる題材はいっぱいあるのに
「スルスル」っといっちゃうんだよな
伴ヤロウの呉三国志なら読んだがほとんど正史を切り貼りしてるだけで、
しかもその切り貼りの順序が、小説として形になってないレベルに酷かった
冒頭は普通に小説っぽかったんだが、その後は小説成分5%未満
やる気がないとしか思えなかった
>>948 自分は面白かったよ。
あの時代に詳しい人だと、そのまんまでつまんないんじゃないかな。
初心者には、いいかもしんない。
952 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/11(水) 20:46:56.22 ID:3boSwg/R0
いろんな本読んでる人多そうだけどPHP出版のはどうなの?
古本屋で探してたら結構いろんなの有るよね
953 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/13(金) 19:27:16.81 ID:Hf4BJzmP0
陳舜臣先生の随筆は余計な豆知識が豊富で、歴史小説よりも面白いて言ったら失礼か・・・
954 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/13(金) 21:55:55.48 ID:4iEMfYPV0
海音寺潮五郎の中国英傑伝読んだけど入門書としていいね
健康体のまま春秋時代をあのまま書いてもらえれば良い読み物になっただろうに・・
955 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/15(日) 12:34:12.76 ID:zUPPIoXN0
『裏切り者の中国史』のような通史で謀略家や陰謀家を俯瞰した本はありませんか?
通史自体でいい本って陳舜臣の中国の歴史くらいしか見たことはないです
ちなみに毛沢東って資治通鑑が好きだったらしいけどこういうのを読もうと思えばやはり中国の歴史や小説一八史略とかになりますでしょうか
956 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/28(土) 11:14:36.08 ID:GC7tXMPi0
そういう変わった列伝集みたいの読んでみたいね
957 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/01(火) 20:53:56.00 ID:RW3Uw91L0
代表する現役作家と言えばだれなの?
958 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/06(日) 17:50:06.56 ID:ghNZ0D5P0
>>954 小説十八史略を読んで「陳さんが海音寺さんの意志を継いだのか」と
胸熱な読者は少なくないだろうと思いたい
>>957 そりゃなんだかんだで宮城谷昌光でしょう
古代〜春秋〜戦国〜秦漢〜三国って有名どころを一通りカバーしてるし
あとは前漢武帝と後漢班超を書いてくれれば時系列的にも全て埋まるんだけどな
三国しか読んでないけど
知識はあっても小説としては微妙だと思った
宮城谷の三国志は評価別れるからな
他の宮城谷作品とスタイルが全然違うからできたら他の作品も読んでほしい
宮城谷三国は後漢から始まるのは我慢できても、
時系列がいったりきたりして読みにくい上に気持ちが入らなかった
それに、主人公はひたすらageて敵側をsageてあることで、
群雄割拠の面白さも台無しで物語としても薄っぺらくなってると感じた
そういうのって作者の根本的な性格やセンスの問題だと思うから
題材が変わっても同じじゃないかと思うんだけど違うのかな
曹操を主人公に近い扱いにしておいて、袁紹をsageすぎるのは台無しだと感じた
史書に忠実といえばその通りかもだが
他の宮城谷作品で時系列がいったりきたりして読みにくい作品はそんなにない
主人公はageて敵側をsageは作品による
対等に書かれる事もあれば、ageとsageが激しい作品もある
>>964 上げ下げ激しいのって具体的に何がありましたっけ。
香乱記で人格面での上げ下げが激しかったのは覚えてます。韓信…。
趙盾とか?
敵味方がめまぐるしく入れ替わる時代&双方の視点から描かれているからってのもあるけど
967 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/11(金) 21:32:16.32 ID:XOK4uWwL0
守屋洋ってどうなの?
全訳武経七書は読んだことあるな。あとビジネス書孫子
いちいち解説を挟んでくるから訳だけ欲しい人間にとっては邪魔だけど
実際司馬法やら李衛公問対なんかは出版自体厳しいだろうから
助かるね
呉楚七国の乱を小説で読んでみたいんだが、あるかな?
漫画キングダムのあたりを描いてる小説ってある?
戦国末期、秦の中華統一までのやつ
白起とか人物としてはあるみたいだけど…
小前と塚本は懲りてもう読む気が起きないんだよねえ…トゥモローの系譜みたいにかんじて
971 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/16(水) 09:18:42.05 ID:9Rxe+Udk0
真っ先にトュモローの顔が出てきてしまった俺は重傷だな
>>970 奇貨居くべし
というか塚本の小説って質が低くないか?
いつもタイトルに釣られて買って失敗する
小前はたまに当たりがあるけど
奇貨居くべしは秦の中華統一までやってないぞ
呂不韋が死んで終わり
しかも秦の話ではなく呂不韋が戦国時代の有名人から哲学を学んでいく事がメインだし
975 :
970:2013/10/16(水) 23:15:15.39 ID:tSDJsZiei
>>972 だから小前と塚本は読みたくないんだよね
題材はそそるんだけど美味しく料理されてない作品が多すぎるから(てか読んだ中で美味しかったのはない)
奇貨居くべし、ですね
>>974 春秋戦国志、了解です
ありがとうございます
俺もキングダムで興味出て春秋戦国時代の小説聞きにきたところだった
ほとんど読んでないんでとりあえず宮城谷かと思ってたんだけど
キングダムで春秋戦国時代に興味持って宮城谷を読もうと思うのなら
戦シーンの多い『楽毅』や『沙中の回廊』がお勧め
ありがとう
楽器は5巻くらいあって尻込みしてたがチャレンジしてみよう
楽毅は必読だと思ってる。
おもしろい。
楽毅は個人的に宮城谷の最高傑作だと思うわ
「楽毅」より「青雲はるかに」の方が短くて安く揃うから良くないか?
初心者にはむしろ「戦国名臣列伝」が良いと思う
李牧が載ってないのがキングダムファンには微妙かもだけど
あと、「沙中の回廊」は春秋時代だから、キングダムファンには分かりにくいと思う
宮城谷さん以外だと、墨攻なんかもいいよ。
短いし。
>>981「青雲はるかに」は合戦シーンが少なくて、無駄にエロが多いしなあ