◆途中までは最高なのに最後の一文で訳ワカメ◆

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1名無しさん@ピンキー
俺は親孝行しようと正月にバイト代で
父と母をレストランに誘った
レストランで久しぶりに和気藹々とする家族
久々の一家団欒を楽しんでいると
何が愛なのか何が嘘なのかわからない…

2女神なんていらねぇよ夏 ◆yGy2Cz1Qaw :2006/01/07(土) 01:30:56
愛と嘘なんていらねぇよ
3名無しさん@ピンキー:2006/01/07(土) 01:32:15
この前彼氏と姫初め♪すごくよかったの♪
でも…カニの缶詰
4Black Forest ◆IQqKj/l3sU :2006/01/07(土) 01:34:12
(´∀`)














オレの血はガソリンだ
5矢印くん ◆vYKqu.4rgo :2006/01/07(土) 01:38:16
僕ら童貞は並木道を肩を並べて歩いていた。
「童貞なんてうんざりだ……」としかめつらで言った一人が道路に寝そべった。
「どうしたんだいオマエ!」と僕はいかにも気のある風を装ってたずねた。

「僕は死にましぇーン♪」
6名無しさん@ピンキー:2006/01/07(土) 01:50:01
あほくせえええええええええええ
7名無しさん@ピンキー:2006/01/07(土) 01:56:35
>>1
ただ君だけが恋しい…
8名無しさん@ピンキー:2006/01/07(土) 02:02:25
雪。しんしんと。

降り続ける雪。
しんしんと。

私はただ、貴方を想う…
冷たい指先。凍える身体
雪。こんこんと。

降り積もる雪。
こんこんと。

わたしはただ
貴方を想う…。

白い吐息
孤独な心。

このままここで
眠りに堕ちよう

凍てついた私は想う。
心から
貴方を想う。
心の底から
貴方を想う。

私は独り。
チンコをにぎる。
9矢印くん ◆Ripvkk4JmM :2006/01/07(土) 17:22:24
/コラージュよりもポストモダン童貞ver.――『われらの時代』に捧ぐ――




形而上学童貞向き快楽の油にじっとりとデスパレートな気分の分別盛り
快楽の小さな芽、疫病のように勃起した性器青息吐息、のっぺりとした顔に日焼けしてたくましい肩
生暖かい空虚にせっかちな振動、小さな咳のように優しい呻き童貞がそこに横たわっていた
絶望遊び永久不発の爆弾汚らしい鬱積幼女の桃色のイボのような陰核に自涜する童貞、凶器のように
自由な鳩のように受難する聖女のように性器をさらしている。
せっせと性交渉猥褻な吐息奇怪な怪物男根不幸な童貞たち。


「こんにちは、わたしのてんし、わたしのどうてい」
10矢印くん ◆Ripvkk4JmM :2006/01/07(土) 17:41:00
遠い年月が突風のように僕すなわち童貞の急所を絡めとるものだから僕は
「え」とおかしみもなく独り呟いた。
足の裏から耳たぶの産毛、乾ききった唇の微かな隙間から汚辱に満ちた青春アミーゴが漏れ出てくる。
季節は冬だというのに僕には毛布がない。
街は移ろいゆく死体置き場のように腐臭で漲っている。
僕は走りざるを得なかった。小鳥のようにではなくて亀のように「走り」出すしかない。
小鼻をこすりながらプリティーなおけつ、女はどこですか、僕は奴隷です、きっと監禁されたい!
、毛布の中でアミーゴしましょう!
とかなんとか言いながら……

「坊や、妊娠しちゃったわよ」
11矢印くん ◆Ripvkk4JmM :2006/01/07(土) 18:29:19
「人格改造は難しい」関心なさそうに童貞1は言う。
「整形したら脱童だ」屈託なく童貞2は言い放つ。
「まさかそんな……」落胆なのか確信を得たのか判然としない口調で童貞3は言う。
「負け犬じゃないよな」怪訝そうに唇を歪める童貞4
「童貞って犬なのか」無邪気にしかし興味なさそうに童貞5が呟く。
5者が輪になって手と手を繋いで住宅街のちょっとした空き地の真ん中で焚き火をしている。
今日は今年一番の寒さだという。クリアな夜空の星は見守るように点々と佇んでいる。
「やべー洗濯物取り込んでくる」童貞6は走り去った。
12Black Forest ◆IQqKj/l3sU :2006/01/07(土) 18:30:14
     ノ    ./:::ヽ、               l
   r''"´    〈::::::::::`丶、__,,,.. -ォ   、   \
   l    /´ヾl「 ̄ ̄`Τ´   ,'    \   ヽ
  ノ    ノ::.r'7^゙、     l:   ,'\ l:....:. ヽ:.....:./
. /    ゙y´ :{  ヽ    /ヽ   ...}イ |:::::λ:l::::::j
. 〈       {l N-‐''゙   〈  〉    ヽl::::/リノ::: (     
  ヽ!:     リ、|  ,.-‐-、. `Y:| ィ'" ̄ヽリノ /:::::::: i    これが定めさ!知りながらも突き進んだ道だろう!
   |l:    / ヽ_イ......._ノ   |:l ヾー┬''゙  /:::::::::: |   
   |l   ∧  ``T´     |!   _,」   〈:::::::::::: ',    正義と信じ、解らぬと逃げ、知らず!聞かず!
.   }!.   { l',     ゙r──‐┬'"´ レ''"`7!::::: :: ヽ
  ノ::.  l ドf ̄`ヽl ,_,. ===-、,   。 ,'::|!::    \   その果ての終局だ!もはや止める術などない!
 (:.:::::}    ト-゙、    {l::r'"`:i:'"`lリ  ゚ ノ::::'、:      ',
.  ヽ::l:    !:::::::ヽ    ヾ、__,〃   ,イ:::::::::\   ト、i  そして滅ぶ、人は!滅ぶべくしてな!
 /:::|:: | l:::::::r=辷_、  `二二´  /_」`!::::::::〈`   | リ
./::::::::|:: |{ |::::::::ト----:\    ,ィ'゙二..イ::::::::::::ヽ   ,'
.{_|:::::::l:::. ヾ`ー':::l:.:.:.:.:.:.:.:.:.、`''''''''i゙| 「:/| :.:.!:::::::::::::_ノ /
  `>::ヽト、 `ー、::|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ\:.|.| |(_」:.:.|::::::::::f´:::::::'- 、  
  (:::::::::::::`ヽ l{く:.:.:.:.:.:.:.:.:rへノ:.|.| |:.:| /:.: ̄`ー!、_:::::::::、_)
  `ヽ;:;: -''"|ノ`ー.:.:.:.:.:.:.:.\「:.:.:|.| |:.l/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`'':: 、|
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13名無しさん@ピンキー:2006/01/07(土) 23:10:37
私はびしょびしょのコンクリートに投げ出された、とてつもなく大きな魚の死骸だった。
「魚美、愛してるよ・・・。」
その言葉と裏腹に、私の体から疑う不安さが全身で伝わってくる。
愛されることが、
こんなにも苦しいものだとは思っていなかった。
ベッドの上で身動きを取れなくなった私は、
生きながらにして
コンクリートの上に投げ捨てられた魚のような気分だった。
私はホモに戻りたかった。
14名無しさん@ピンキー:2006/01/07(土) 23:21:44
私は生きる。
ただ生きる。

私は生きる。

あの日の夢を
忘れてはいない。

私は生きる。
ただ生きる。

私は生きる。

生き抜いてゆく。

この荒れ果てた
世界のどこかに

小さな花が
咲いているなら

愛の欠片が
残っているなら

私を生きる。
生き抜いてゆく。

私は独り。
ちんちんみてちんちんおっきおっき。
15名無しさん@ピンキー:2006/01/08(日) 07:14:15
>>8
>>14
GJwww
16名無しさん@ピンキー:2006/01/08(日) 07:19:30
8と14の文章力のなさにwwwww
17名無しさん@ピンキー:2006/01/08(日) 07:20:30
君のその瞳
その声が好きだ

2人で過ごす時は何より幸せ

自分の気持ちを
言葉にして君に
伝えたい

僕の君に対する
気持ちを表現するなら・・・それは・・・


鋼の肉体ザンギエフ
18名無しさん@ピンキー:2006/01/09(月) 04:46:51
季節は静かに移りゆく
私は此処で一人待つ。
どうか貴方が帰って来るよう。
瞳を閉じて祈りを込めて。

季節は確かに変わりゆく
私は此処で一人立つ。
どうか貴方が笑顔でいるよう
瞳を開いて願いをかけて。

時は流れ、

季節は巡り、
人は変わる。

この小さな町も
見慣れた景色も
人の心も
約束さえも

置き去りにされた
私の心と

ささやかな夢
叶わぬ想い。

…もし許されるなら
貴方に一言伝えたい

『まんまんみてちんちんしょぼんしょぼん』
19矢印くん:2006/01/10(火) 23:49:30
茂みの中から、カモシカのように身軽でイヴのように美しい、一人の処女が出てきました。
ピチピチとした豊かな体つきをしていました。生娘の黒いきらきら輝く眼は睫毛の奥から魂のこもった眼つきをして
私に言いました。「女神待ち……」

20矢印くん ◆Ripvkk4JmM :2006/01/11(水) 00:10:42
かつて僕はにんげんてきであることこそ、ひとのもちうる最高の目標だと考えていた
けれども今は、それはぼくを滅ぼす事を意味すると知っている
きょうのぼくはほこりをもって「俺は非人間的だ」ということができる。
俺は童貞にしたがっているのだ
童貞くんにエッチな身体を晒したい…
21名無しさん@ピンキー:2006/01/11(水) 19:56:47
雨が降り
僕は物思いにふける
雨は僕を癒してくれる
そう・・・あの日から・・・
僕のあそこはカチンコチン
22名無しさん@ピンキー:2006/01/12(木) 00:35:54
矢印のレベルが低すぎる・・・
23名無しさん@ピンキー:2006/01/12(木) 01:12:41
信じてた
ずっとずっと信じてた
恋愛は
もっと綺麗なものだと

信じてた
ずっとずっと信じてた

探してた
ずっとずっと探してた
現実は
もっと残酷なものだと

探してた
ずっとずっと探してた

汚れを知らない純粋な
子供のような気持ち
疑うこともなく
待ち続けた日々

あの日
すべてを失くした
私のココロは
当てもなく彷徨う

…あの日
私は神に誓った

オナニーって、気持ちイイ…(;´д`) ハァハァ
24名無しさん@ピンキー:2006/01/12(木) 17:49:37
【VIPERの贈り物】

パソコン買った。
なんとなくホームページ作った。
VIPERに荒らされて無に帰した。
ネットよりも現実に時間をかけた方が有益だと悟った。
25名無しさん@ピンキー:2006/01/12(木) 22:58:19
あっ…だ…めだって…ハァ、、そんなの…どこで…??
んっぁんっ…もっ…やぁっ…だ、だめぇ!!
ドラえもん
26名無しさん@ピンキー:2006/01/12(木) 23:00:07
「お兄ちゃん…好き…」


「ばか、オレ達は兄妹なんだぞ…」


「それでも、私お兄ちゃんが好きなのっ」


「オレだってお前が好きだ…でも血のつながった兄妹で…そんな…」


「キスして…」


「…オレなんかで…いいのか…?」


「お兄ちゃん…大好き…」





「…ジャイ子…」
27名無しさん@ピンキー:2006/01/12(木) 23:38:26
「お兄ちゃん…しよっか…」

「え…?何を?」


「あたしとえっちな事しようよ…お兄ちゃんとしたいの…」
「そ、そんな…お前」

ガバッ

「ハァ…ハァ…お兄ちゃん固いよぉぉ…んんっ…おにぃちゃぁんっ!!」

「お前だって固いぞ…ほら、こんなに…」



ガラッ

「何やってるんだよ!ドラミちゃんもドラえもんも!!!」
28名無しさん@ピンキー:2006/01/14(土) 00:49:41
さて私は貴方の許婚と父上に決められた女性なのですが、取り合えず貴方との距離を
縮めていきたく候。それに至り、貴殿との仲を深めるにはフィットフォットが一番とお見受け
致しするが、この旅路の果てにお宅にお邪魔したく賜れば今宵の不埒な乙女心も直ちに消えうせ
お前だああああああああああああああああああああああああああああ

こよみ
29名無しさん@ピンキー:2006/01/14(土) 00:56:53
「愛などいらぬ!強くなるには愛など必要ない!」

「違うな、愛があるからこそ強くなれるのだ。」

愛深きゆえに愛を捨てた男サ


セリフ忘れたメンドクセ
30名無しさん@ピンキー:2006/01/14(土) 05:41:23
愛しているよ。
誰よりも愛しているよ。
どのくらいって?
もし君が車にひかれそうになっていたら
もし君が海で溺れていたら
もし君がDQNに襲われていたら
もし君が熊に襲われていたら
一瞬躊躇してから
逃げるくら愛しているよ
31名無しさん@ピンキー:2006/01/15(日) 01:00:37
 私(わたくし)はその人を常に先生と呼んでいた。だからここでもただ先生と書くだけで本名は打ち明けない。
これは世間を憚(はば)かる遠慮というよりも、その方が私にとって自然だからである。
私はその人の記憶を呼び起すごとに、すぐ「先生」といいたくなる。
筆を執(と)っても心持は同じ事である。よそよそしい頭文字(かしらもじ)などはとても使う気にならない。
 私が先生と知り合いになったのは鎌倉(かまくら)である。
その時私はまだ若々しい書生であった。暑中休暇を利用して海水浴に行った友達からぜひ来いという端書(はがき)を受け取ったので、
私は多少の金を工面(くめん)して、出掛ける事にした。
私は金の工面に二(に)、三日(さんち)を費やした。
ところが私が鎌倉に着いて三日と経(た)たないうちに、
私を呼び寄せた友達は、急に国元から帰れという電報を受け取った。
電報には母が病気だからと断ってあったけれども友達はそれを信じなかった。
友達はかねてから国元にいる親たちに勧(すす)まない結婚を強(し)いられていた。
彼は現代の習慣からいうと結婚するにはあまり年が若過ぎた。
それに肝心(かんじん)の当人が気に入らなかった。
それで夏休みに当然帰るべきところを、わざと避けて東京の近くで遊んでいたのである。
彼は電報を私に見せてどうしようと相談をした。私にはどうしていいか分らなかった。
けれども実際彼の母が病気であるとすれば彼は固(もと)より帰るべきはずであった。
それで彼はとうとう帰る事になった。せっかく来た私は一人取り残された。
32名無しさん@ピンキー:2006/01/15(日) 01:05:21
私(わたくし)は次の日も同じ時刻に浜へ行って先生の顔を見た。
その次の日にもまた同じ事を繰り返した。けれども物をいい掛ける機会も、挨拶(あいさつ)をする場合も、
二人の間には起らなかった。その上先生の態度はむしろ非社交的であった。
一定の時刻に超然として来て、また超然と帰って行った。周囲がいくら賑(にぎ)やかでも、それにはほとんど注意を払う様子が見えなかった。
最初いっしょに来た西洋人はその後(ご)まるで姿を見せなかった。先生はいつでも一人であった。
33名無しさん@ピンキー:2006/01/15(日) 01:09:33
私は若かった。けれどもすべての人間に対して、若い血がこう素直に働こうとは思わなかった。
私はなぜ先生に対してだけこんな心持が起るのか解(わか)らなかった。
それが先生の亡くなった今日(こんにち)になって、始めて解って来た。
先生は始めから私を嫌っていたのではなかったのである。
先生が私に示した時々の素気(そっけ)ない挨拶(あいさつ)や冷淡に見える動作は、
私を遠ざけようとする不快の表現ではなかったのである。
傷(いた)ましい先生は、自分に近づこうとする人間に、
近づくほどの価値のないものだから止(よ)せという警告を与えたのである。
34名無しさん@ピンキー:2006/01/15(日) 01:13:12
私は月に二度もしくは三度ずつ必ず先生の宅(うち)へ行くようになった。私の足が段々繁(しげ)くなった時のある日、先生は突然私に向かって聞いた。
「あなたは何でそうたびたび私のようなものの宅へやって来るのですか」
「何でといって、そんな特別な意味はありません。――しかしお邪魔(じゃま)なんですか」
「邪魔だとはいいません」
 なるほど迷惑という様子は、先生のどこにも見えなかった。私は先生の交際の範囲の極(きわ)めて狭い事を知っていた。
35名無しさん@ピンキー:2006/01/15(日) 01:17:01
私は依然として先生に会いに行った。その内(うち)いつの間にか先生の食卓で飯(めし)を食うようになった。
自然の結果奥さんとも口を利(き)かなければならないようになった。
 普通の人間として私は女に対して冷淡ではなかった。けれども年の若い私の今まで経過して来た境遇からいって、
私はほとんど交際らしい交際を女に結んだ事がなかった。
それが源因(げんいん)かどうかは疑問だが、私の興味は往来で出合う知りもしない女に向かって多く働くだけであった。
先生の奥さんにはその前玄関で会った時、美しいという印象を受けた。それから会うたんびに同じ印象を受けない事はなかった。
しかしそれ以外に私はこれといってとくに奥さんについて語るべき何物ももたないような気がした。
36名無しさん@ピンキー:2006/01/15(日) 01:21:46
私が奥さんと話している間に、問題が自然先生の事からそこへ落ちて来た。
「先生はなぜああやって、宅で考えたり勉強したりなさるだけで、世の中へ出て仕事をなさらないんでしょう」
「あの人は駄目(だめ)ですよ。そういう事が嫌いなんですから」
「つまり下(くだ)らない事だと悟っていらっしゃるんでしょうか」
「悟るの悟らないのって、――そりゃ女だからわたくしには解りませんけれど、
おそらくそんな意味じゃないでしょう。やっぱり何かやりたいのでしょう。それでいてできないんです。
だから気の毒ですわ」
「しかし先生は健康からいって、別にどこも悪いところはないようじゃありませんか」
「丈夫ですとも。何にも持病はありません」
「それでなぜ活動ができないんでしょう」
「それが解(わか)らないのよ、あなた。
それが解るくらいなら私だって、こんなに心配しやしません。わからないから気の毒でたまらないんです」
37名無しさん@ピンキー:2006/01/15(日) 01:27:06
「あんまり逆上(のぼせ)ちゃいけません」と先生がいった。
「覚(さ)めた結果としてそう思うんです」と答えた時の私には充分の自信があった。
その自信を先生は肯(うけ)がってくれなかった。
「あなたは熱に浮かされているのです。熱がさめると厭(いや)になります。
私は今のあなたからそれほどに思われるのを、苦しく感じています。
しかしこれから先のあなたに起るべき変化を予想して見ると、なお苦しくなります」
「私はそれほど軽薄に思われているんですか。それほど不信用なんですか」
「私はお気の毒に思うのです」
「気の毒だが信用されないとおっしゃるんですか」
 先生は迷惑そうに庭の方を向いた。その庭に、この間まで重そうな赤い強い色をぽたぽた点じていた
椿(つばき)の花はもう一つも見えなかった。
先生は座敷からこの椿の花をよく眺(なが)める癖があった。
「信用しないって、特にあなたを信用しないんじゃない。人間全体を信用しないんです」
38名無しさん@ピンキー:2006/01/15(日) 01:33:01
「私はとうとう辛防(しんぼう)し切れなくなって、先生に聞きました。私に悪い所があるなら遠慮なくいって下さい、
改められる欠点なら改めるからって、すると先生は、お前に欠点なんかありゃしない、欠点はおれの方にあるだけだというんです。
そういわれると、私悲しくなって仕様がないんです、涙が出てなおの事自分の悪い所が聞きたくなるんです」
 奥さんは眼の中(うち)に涙をいっぱい溜(た)めた。

39名無しさん@ピンキー:2006/01/15(日) 01:39:43
冬休みが来るにはまだ少し間(ま)があった。私は学期の終りまで待っていても差支(さしつか)えあるまいと思って
一日二日そのままにしておいた。するとその一日二日の間に、
父の寝ている様子だの、母の心配している顔だのが時々眼に浮かんだ。
そのたびに一種の心苦しさを嘗(な)めた私は、とうとう帰る決心をした。
国から旅費を送らせる手数(てかず)と時間を省くため、私は暇乞(いとまご)いかたがた先生の所へ行って、
要(い)るだけの金を一時立て替えてもらう事にした。
 先生は少し風邪(かぜ)の気味で、
座敷へ出るのが臆劫(おっくう)だといって、私をその書斎に通した。
書斎の硝子戸(ガラスど)から冬に入(い)って稀(まれ)に見るような懐かしい和(やわ)らかな日光が
机掛(つくえか)けの上に射(さ)していた。
先生はこの日あたりの好(い)い室(へや)の中へ大きな火鉢を置いて、
五徳(ごとく)の上に懸けた金盥(かなだらい)から立ち上(あが)る湯気(ゆげ)で、
呼吸(いき)の苦しくなるのを防いでいた。
40名無しさん@ピンキー:2006/01/15(日) 01:44:53
 東京へ帰ってみると、松飾(まつかざり)はいつか取り払われていた。
町は寒い風の吹くに任せて、どこを見てもこれというほどの正月めいた景気はなかった。
 私(わたくし)は早速(さっそく)先生のうちへ金を返しに行った。
例の椎茸(しいたけ)もついでに持って行った。
ただ出すのは少し変だから、母がこれを差し上げてくれといいましたと
わざわざ断って奥さんの前へ置いた。
椎茸は新しい菓子折に入れてあった。
鄭寧(ていねい)に礼を述べた奥さんは、次の間(ま)へ立つ時、その折を持って見て、軽いのに驚かされたのか、
「こりゃ何の御菓子(おかし)」と聞いた。奥さんは懇意になると、
こんなところに極(きわ)めて淡泊(たんぱく)な小供(こども)らしい心を見せた。
 二人とも父の病気について、色々掛念(けねん)の問いを繰り返してくれた中に、先生はこんな事をいった。
41名無しさん@ピンキー:2006/01/15(日) 01:50:02

「君のうちに財産があるなら、
今のうちによく始末をつけてもらっておかないといけないと思うがね、
余計なお世話だけれども。君のお父さんが達者なうちに、
貰(もら)うものはちゃんと貰っておくようにしたらどうですか。
万一の事があったあとで、一番面倒の起るのは財産の問題だから」
「ええ」
 私(わたくし)は先生の言葉に大した注意を払わなかった。私の家庭でそんな心配をしているものは、
私に限らず、父にしろ母にしろ、一人もないと私は信じていた。その上先生のいう事の、先生として、
あまりに実際的なのに私は少し驚かされた。しかしそこは年長者に対する平生の敬意が私を無口にした。
「あなたのお父さんが亡くなられるのを、今から予想してかかるような言葉遣(ことばづか)いをするのが
気に触(さわ)ったら許してくれたまえ。
しかし人間は死ぬものだからね。どんなに達者なものでも、いつ死ぬか分らないものだからね」
 先生の口気(こうき)は珍しく苦々しかった。
42名無しさん@ピンキー:2006/01/15(日) 01:56:06
「頭が鈍くて要領を得ないのは構いませんが、ちゃんと解(わか)ってるくせに、はっきりいってくれないのは困ります」
「私は何にも隠してやしません」
「隠していらっしゃいます」
「あなたは私の思想とか意見とかいうものと、私の過去とを、ごちゃごちゃに考えているんじゃありませんか。
私は貧弱な思想家ですけれども、自分の頭で纏(まと)め上げた考えをむやみに人に隠しやしません。隠す必要がないんだから。
けれども私の過去を悉(ことごと)くあなたの前に物語らなくてはならないとなると、それはまた別問題になります」
「別問題とは思われません。先生の過去が生み出した思想だから、
私は重きを置くのです。二つのものを切り離したら、私にはほとんど価値のないものになります。
私は魂の吹き込まれていない人形を与えられただけで、満足はできないのです」
43名無しさん@ピンキー:2006/01/15(日) 02:02:09
こういわれてみると、なるほど先生は潔癖であった。書斎なども実に整然(きちり)と
片付いていた。
無頓着(むとんじゃく)な私には、先生のそういう特色が折々著しく眼に留まった。
「先生は癇性(かんしょう)ですね」とかつて奥さんに告げた時、
奥さんは「でも着物などは、それほど気にしないようですよ」と答えた事があった。
それを傍(そば)に聞いていた先生は、
「本当をいうと、私は精神的に癇性なんです。それで始終苦しいんです。
考えると実に馬鹿馬鹿(ばかばか)しい性分(しょうぶん)だ」といって笑った。精神的に癇性という意味は、
俗にいう神経質という意味か、または倫理的に潔癖だという意味か、
私には解(わか)らなかった。奥さんにも能(よ)く通じないらしかった。
 その晩私は先生と向い合せに、
例の白い卓布(たくふ)の前に坐(すわ)った。奥さんは二人を左右に置いて、
独(ひと)り庭の方を正面にして席を占めた。
44名無しさん@ピンキー:2006/01/15(日) 02:12:16
 私は田舎(いなか)の客が嫌いだった。飲んだり食ったりするのを、
最後の目的としてやって来る彼らは、何か事があれば好(い)いといった風(ふう)の人ばかり揃(そろ)っていた。
私は子供の時から彼らの席に侍(じ)するのを心苦しく感じていた。
まして自分のために彼らが来るとなると、
私の苦痛はいっそう甚(はなはだ)しいように想像された。
しかし私は父や母の手前、あんな野鄙(やひ)な人を集めて騒ぐのは止せともいいかねた。
それで私はただあまり仰山だからとばかり主張した。
45名無しさん@ピンキー:2006/01/15(日) 02:16:42
 父は明らかに自分の病気を恐れていた。
しかし医者の来るたびに蒼蠅(うるさ)い質問を掛けて相手を困らす質(たち)でもなかった。医者の方でもまた遠慮して何ともいわなかった。
 父は死後の事を考えているらしかった。少なくとも自分がいなくなった後(あと)のわが家(いえ)を想像して見るらしかった。
「小供(こども)に学問をさせるのも、好(よ)し悪(あ)しだね。せっかく修業をさせると、その小供は決して宅(うち)へ帰って来ない。
これじゃ手もなく親子を隔離するために学問させるようなものだ」
 学問をした結果兄は今遠国(えんごく)にいた。教育を受けた因果で、私(わたくし)はまた東京に住む覚悟を固くした。
こういう子を育てた父の愚痴(ぐち)はもとより不合理ではなかった。永年住み古した田舎家(いなかや)の中に、
たった一人取り残されそうな母を描(えが)き出す父の想像はもとより淋(さび)しいに違いなかった。
46矢印くん ◆Ripvkk4JmM :2006/01/15(日) 02:33:01
夏目漱石の『こころ』ですね。














ちんぽっぽー
47名無しさん@ピンキー:2006/01/16(月) 01:39:12

 彼は彼女とは死ななかつた。唯未だに彼女の体に指一つ触つてゐないことは彼には何か満足だつた。
彼女は何ごともなかつたやうに時々彼と話したりした。のみならず彼に彼女の持つてゐた青酸加里を一罎(ひとびん)渡し、
「これさへあればお互に力強いでせう」とも言つたりした。
 それは実際彼の心を丈夫にしたのに違ひなかつた。彼はひとり籐椅子に坐り、椎(しひ)の若葉を眺めながら、
度々死の彼に与へる平和を考へずにはゐられなかつた。
48名無しさん@ピンキー:2006/01/16(月) 01:47:28
――誰よりも十戒を守つた君は

誰よりも十戒を破つた君だ。

誰よりも民衆を愛した君は
誰よりも民衆を軽蔑した君だ。

誰よりも理想に燃え上つた君は
誰よりも現実を知つてゐた君だ。

君は僕等の東洋が生んだ
草花の匂のする電気機関車だ。――


49名無しさん@ピンキー:2006/01/16(月) 01:51:09
或広場の前は暮れかかつてゐた。彼はやや熱のある体にこの広場を歩いて行つた。大きいビルデイングは幾棟(むね)もかすかに銀色に澄んだ空に窓々の電燈をきらめかせてゐた。
 彼は道ばたに足を止め、彼女の来るのを待つことにした。五分ばかりたつた後、彼女は何かやつれたやうに彼の方へ歩み寄つた。が、彼の顔を見ると、「疲れたわ」と言つて頬笑んだりした。
彼等は肩を並べながら、薄明(うすあかる)い広場を歩いて行つた。それは彼等には始めてだつた。
彼は彼女と一しよにゐる為には何を捨てても善(い)い気もちだつた。
 彼等の自動車に乗つた後、彼女はぢつと彼の顔を見つめ、「あなたは後悔なさらない?」と言つた。
彼はきつぱり「後悔しない」と答へた。彼女は彼の手を抑(おさ)へ、
「あたしは後悔しないけれども」と言つた。彼女の顔はかう云ふ時にも月の光の中にゐるやうだつた。
50名無しさん@ピンキー:2006/01/16(月) 01:55:45
それは或本屋の二階だつた。二十歳の彼は書棚にかけた西洋風の梯子(はしご)に登り、新らしい本を探してゐた。
モオパスサン、ボオドレエル、ストリントベリイ、イブセン、シヨウ、トルストイ、……
 そのうちに日の暮は迫り出した。しかし彼は熱心に本の背文字を読みつづけた。
そこに並んでゐるのは本といふよりも寧(むし)ろ世紀末それ自身だつた。
ニイチエ、ヴエルレエン、ゴンクウル兄弟、ダスタエフスキイ、ハウプトマン、フロオベエル、……
 彼は薄暗がりと戦ひながら、彼等の名前を数へて行つた。が、本はおのづからもの憂い影の中に沈みはじめた。
彼はとうとう根気も尽き、西洋風の梯子を下りようとした。すると傘のない電燈が一つ、
丁度彼の頭の上に突然ぽかりと火をともした。
彼は梯子の上に佇(たたず)んだまま、本の間に動いてゐる店員や客を見下(みおろ)した。
彼等は妙に小さかつた。のみならず如何にも見すぼらしかつた。
「人生は一行(いちぎやう)のボオドレエルにも若(し)かない。」
 彼は暫(しばら)く梯子の上からかう云ふ彼等を見渡してゐた。……
51名無しさん@ピンキー:2006/01/16(月) 02:28:00
「いや、佳境には入って来たというのはほんとうなんですよ。僕はだんだん佳境には入って来たんだ。
何故(なぜ)って、僕には最初窓がただなにかしらおもしろいものであったに過ぎないんだ。
それがだんだん人の秘密を見るという気持が意識されて来た。そうでしょう。
すると次は秘密のなかでもベッドシーンの秘密に興味を持ち出した。ところが、
見たと思ったそれがどうやらちがうものらしくなって来た。
しかしそのときの恍惚(こうこつ)状態そのものが、
結局すべてであるということがわかって来た。そうでしょう。
いや、君、実際その恍惚状態がすべてなんですよ。あっはっはは。
空の空なる恍惚万歳だ。この愉快な人生にプロジットしよう」
 その青年にはだいぶ酔いが発して来ていた。
そのプロジットに応じなかった相手のコップへ荒々しく自分のコップを打ちつけて、
彼は新しいコップを一気に飲み乾した。
52名無しさん@ピンキー:2006/01/16(月) 02:59:20
 ハハハハハ。イヤ……失礼しました。嘸(さぞ)かしビックリなすったでしょう。ハハア。
乞食かとお思いになった……アハアハアハ。イヤ大笑いです。
 あなたは近頃、この浦塩(うらじお)の町で評判になっている、風来坊のキチガイ紳士が、
私だという事をチットモ御存じなかったのですね。ハハア。ナルホド。
それじゃそうお思いになるのも無理はありません。
泥棒市に売れ残っていた旧式のボロ礼服を着ている男が、
貴下(あなた)のような立派な日本の軍人さんを、スウェツランスカヤ(浦塩の銀座通り)のまん中で捕まえて、
こんなレストランへ引っぱり込んで、
ダシヌケに、
「私の運命を決定(きめ)て下さい」
 などと、お願いするのですからね。キチガイだと思われても仕方がありませんね。ハハハハハ……
しかし私が乞食やキチガイでないことはおわかりになるでしょう。
ネエ。おわかりになるでしょう。酔っ払いでないことも……さよう……。
53名無しさん@ピンキー:2006/01/17(火) 03:05:32
 禅智内供(ぜんちないぐ)の鼻と云えば、
池(いけ)の尾(お)で知らない者はない。長さは五六寸あって上唇(うわくちびる)
の上から顋(あご)の下まで下っている。形は元も先も同じように太い。
云わば細長い腸詰(ちょうづ)めのような物が、
ぶらりと顔のまん中からぶら下っているのである。
 五十歳を越えた内供は、沙弥(しゃみ)の昔から、
内道場供奉(ないどうじょうぐぶ)の職に陞(のぼ)った今日(こんにち)まで、
内心では始終この鼻を苦に病んで来た。勿論(もちろん)表面では、
今でもさほど気にならないような顔をしてすましている。
これは専念に当来(とうらい)の浄土(じょうど)を渇仰(かつぎょう)すべき僧侶(そうりょ)の身で、
鼻の心配をするのが悪いと思ったからばかりではない。それよりむしろ、
自分で鼻を気にしていると云う事を、人に知られるのが嫌だったからである。
内供は日常の談話の中に、鼻と云う語が出て来るのを何よりも惧(おそ)れていた。
54名無しさん@ピンキー:2006/01/17(火) 03:09:34
湯で鼻を茹(ゆ)でて、その鼻を人に踏ませると云う、極めて簡単なものであった。
 湯は寺の湯屋で、毎日沸かしている。そこで弟子の僧は、指も入れられないような熱い湯を、すぐに提(ひさげ)に入れて、
湯屋から汲んで来た。しかしじかにこの提へ鼻を入れるとなると、
湯気に吹かれて顔を火傷(やけど)する惧(おそれ)がある。
そこで折敷(おしき)へ穴をあけて、それを提の蓋(ふた)にして、
その穴から鼻を湯の中へ入れる事にした。鼻だけはこの熱い湯の中へ浸(ひた)しても、
少しも熱くないのである。しばらくすると弟子の僧が云った。
 ――もう茹(ゆだ)った時分でござろう。
 内供は苦笑した。これだけ聞いたのでは、誰も鼻の話とは気がつかないだろうと思ったからである。
鼻は熱湯に蒸(む)されて、蚤(のみ)の食ったようにむず痒(がゆ)い。
 弟子の僧は、内供が折敷の穴から鼻をぬくと、そのまだ湯気の立っている鼻を、
両足に力を入れながら、踏みはじめた。内供は横になって、
鼻を床板の上へのばしながら、弟子の僧の足が上下(うえした)に動くのを
眼の前に見ているのである。弟子の僧は、時々気の毒そうな顔をして、
内供の禿(は)げ頭を見下しながら、こんな事を云った。
 ――痛うはござらぬかな。医師は責(せ)めて踏めと申したで。じゃが、
痛うはござらぬかな。
55名無しさん@ピンキー:2006/01/17(火) 03:13:49
 内供は、仏前に香花(こうげ)を供(そな)えるような恭(うやうや)しい手つきで、
鼻を抑えながら、こう呟いた。
 翌朝、内供がいつものように早く眼をさまして見ると、
寺内の銀杏(いちょう)や橡(とち)が一晩の中に葉を落したので、
庭は黄金(きん)を敷いたように明るい。塔の屋根には霜が下りているせいであろう。
まだうすい朝日に、九輪(くりん)がまばゆく光っている。
禅智内供は、
蔀(しとみ)を上げた縁に立って、深く息をすいこんだ。
 ほとんど、忘れようとしていたある感覚が、
再び内供に帰って来たのはこの時である。
 内供は慌てて鼻へ手をやった。手にさわるものは、昨夜(ゆうべ)の短い鼻ではない。
上唇の上から顋(あご)の下まで、
五六寸あまりもぶら下っている、昔の長い鼻である。内供は鼻が一夜の中に、
また元の通り長くなったのを知った。そうしてそれと同時に、
鼻が短くなった時と同じような、はればれした心もちが、
どこからともなく帰って来るのを感じた。
56オツカレサントス ◆n1TKaowQgc :2006/01/17(火) 03:20:26
或阿呆の一生か。
57名無しさん@ピンキー:2006/01/17(火) 03:23:36
この文見ただけでも興味もった。本読もう
58名無しさん@ピンキー:2006/01/17(火) 03:42:53
僕はこのラップという河童にバッグにも劣らぬ世話になりました。
が、その中でも忘れられないのはトックという河童に紹介されたことです。トックは河童仲間の詩人です。
詩人が髪を長くしていることは我々人間と変わりません。僕は時々トックの家(うち)へ退屈しのぎに遊びにゆきました。
トックはいつも狭い部屋(へや)に高山植物の鉢植(はちう)えを並べ、
詩を書いたり煙草(たばこ)をのんだり、いかにも気楽そうに暮らしていました。
そのまた部屋の隅(すみ)には雌(めす)の河童が一匹、
(トックは自由恋愛家ですから、細君というものは持たないのです。)
編み物か何かしていました。トックは僕の顔を見ると、
いつも微笑してこう言うのです。(もっとも河童の微笑するのはあまりいいものではありません。
少なくとも僕は最初のうちはむしろ無気味に感じたものです。)
「やあ、よく来たね。まあ、その椅子(いす)にかけたまえ。」
 トックはよく河童の生活だの河童の芸術だのの話をしました。
トックの信ずるところによれば、当たり前の河童の生活ぐらい、
莫迦(ばか)げているものはありません。
親子夫婦兄弟などというのはことごとく互いに苦しめ合うことを唯一の楽しみにして暮らしているのです。
59名無しさん@ピンキー:2006/01/18(水) 02:51:33
[2](1)被上告人は,昭和44年に東京都で生まれた韓国籍の女性であり,
同55年以降韓国に居住してきたが,
韓国ソウル市内のC大学を卒業した後の平成5年に来日し,
D大学の大学院に在籍していた。被上告人は,
幼少時に血管奇形に属する静脈性血管腫にり患し,
幼少時からの多数回にわたる手術にもかかわらず完治の見込みはなく,
その血管奇形が外ぼうに現れている。また,被上告人の父は,日本国内の大学の国際政治学の教授であったが,
昭和49年に講演先の韓国においてスパイ容疑で逮捕され,同53年まで投獄された。
[3] 上告人Aは,昭和43年生まれの著名な劇作家,小説家であり,平成9年には芥川賞を受賞するなどしている。
[4] 被上告人と上告人Aは,平成4年8月に上告人Aが訪韓した際に知り合い,交友関係を持つようになり,
上告人Aが日本に帰国した後も手紙等のやり取りをしていた。
60名無しさん@ピンキー:2006/01/21(土) 15:24:19
はじめまして。
最近株を始めたまだまだ初心者の者です。
私は始めて3日目でライブドアショック!!
いきなり泣きたいくらいの勉強させてもらいました(狼狽売りしちゃいました)。
しっかり勉強して、童貞食べることに専念したいです☆
61名無しさん@ピンキー:2006/01/21(土) 15:25:43
がんばってください^^
ライブドアショックはどうしようもありませんね〜・・・
それかあえて自分で高く売りをだすとか??
62名無しさん@ピンキー:2006/01/23(月) 15:25:44
ユングの集合的無意識は、主に,前頭連合野などに,
脳神経回路網として,物的に実在することが,確認できたと思っています。

木々の葉が 風になびいて光るのを,美しいと感じたり,
澄んだ空気を 深呼吸して,清々しい気持ちになれるのは、
人間の遺伝子に 予め組み込まれた,思考のパターン=遺伝子記憶が、
顕現した結果のようです。

遺伝子情報系が用意している,思考を生み出す素となるもののなかには、
世界各地の民族に伝承される,説話に共通して現れる,
遺伝子記憶と考えられるテーマが、数多く存在するようです。
このことから、ユングが,夢や説話を分析していく過程で 発見した,多くの集合的無意識は、
遺伝子記憶の一部であり,前頭連合野に,脳神経回路網として,物的に実在すると、
考えるようになってきました。

もちろん,遺伝子記憶個々が,脳内の特定部位に 存在することを,示唆する事例に、
数多く出合った結果,得られた見解です。
63名無しさん@ピンキー:2006/01/23(月) 16:11:40
ギリシアの地母神

多数の乳房を持つアルテミスの像端的な地母神として
世界と神々の母であるガイア(ゲー)が認められる。
また小アジアのキュベレーやクレタ島のレアも代表的な地母神である。
小アジアのアルテミス祭祀はおそくギリシア人の神話体系に入り、
そこでは狩猟を好む処女神とされたものの、本来は森の女神として
地母神性格をもっていたと推察される。小アジア、エペソスに伝わった
多数の乳房をもつ神像がそのことを示唆する。

神話においてゼウスの妹にして妻とされるヘラは、
おそらく先住民族の地母神であったという説がある。
この説にしたがえば、ゼウスの愛人とされる人間の女やニンフなども、
本来はそれぞれの地方の地母神であった可能性が高い。

こうした原初的な地母神や狩猟と深く結びついた地母神に対し、
デメテルとその娘ペルセフォネの神話は、農耕文化の周期的な
季節の交代に特徴付けられた大地観をあらわしている(
デー・メーテールとは神である母の意。死と再生の神参照。)。
64名無しさん@ピンキー:2006/01/24(火) 02:42:03
確かにひと頃と比べますと、欧米人のキリスト教に対する意識は
かなり薄いと思われます。

ちょうど、欧米人が日本文化を理解するには侘び・寂び・もののあはれ
を知らなければならないと、思い込んでいると同じように…
わたしたちは、そうしたものからかなり遠く隔たってしまいました。。。

バタイユやサド、マゾッホなどの時代は確実に神への反逆がありました。
「神」が文学の核となっていた時代は、もう過ぎてしまったということでしょうか…?
65名無しさん@ピンキー:2006/01/24(火) 03:28:44
東京拘置所の3畳の独房で、ホリエモンは楽しい一夜を過ごしております。
薄い布団に、毛布が3枚だけ。うんこしょんべんも部屋の隅でできます。
それでも不審死を遂げた野口のカプセルホテルより広いのです。
66名無しさん@ピンキー:2006/01/28(土) 10:23:33
友達が「童貞はやだよねー」って言うから
「それって病気もってないってことじゃん」って返したら
目から鱗落ちたみたいな顔で「そうだね!!童貞いいじゃん!!」って言ってた
それ以来彼女は毎日童貞とセッキョウしています
67名無しさん@ピンキー:2006/01/28(土) 16:23:02
キチガイの女の子は、男に捨てられて、結局、高熱を出して、
吐いた自分の嘔吐物を喉に詰まらせて、たった一人の部屋で窒息死してて、
発見されるまでに一週間かかった
68名無しさん@ピンキー:2006/01/30(月) 11:11:15
まことにしのぎよい時節となりましたが、皆様にはお変わりなくお過ごしのことと存じます。
さて、早速ですが、○月○日は亡き父○○の○回忌にあたります。
つきましては、来る○月○日(日曜日)午前11時より○○寺様にお越しいただいて自宅にて法要をとりおこないたく存じます。
皆様には何かとご多用のことと存じますが、ご参列ご焼香くださいますようお願い申し上げます。
また、法要終了後に粗餐を用意しておりますので、そのご予定でおいでくださいますようお願い申し上げます。
            平成○年○月○日  ○野○男
追伸
まことに恐縮ですが、○月○日までに同封の葉書にてご返信いただけると幸甚に存じます。
69名無しさん@ピンキー:2006/01/30(月) 22:07:55
1950年、特急に乗るだけのために大阪に行き、「特別阿房(あほう)列車」を書く。1952年、『阿房列車』。以後、『第三阿房列車』まで書きつぐ。1957年、愛猫ノラが失踪、一連のノラものを書く。1967年、芸術院会員に推挙されるが、「いやだからいや」と断る。

 初期の小説は『夢十夜』の影響の濃い夢のスケッチだったが、しだいに独自色をあらわし、戦後の「サラサーテの盤」にいたる。随筆は漱石のもう一つの面である俳味を受け継ぎ、何度読んでも尽きないおかしみを生んでいる。

70名無しさん@ピンキー:2006/01/31(火) 12:20:58
めがねかけたら
もてるって本当?

本当。めがね掛けたとたん、お金は振り込まれるは
懸賞は当たるは、彼女ができるは、隕石はふってくるはで
もううはうはです。


71名無しさん@ピンキー:2006/02/03(金) 11:54:53
アニムスanimus
 元型のひとつ。女性の中の男らしさ。女性の心に潜在する、心の内の無意識の男性的な働き。
論理的な思考や合理性、決断力などを表す。
72名無しさん@ピンキー:2006/02/03(金) 12:42:53
かわせ かはせ 0 【《為替》】


手形や小切手によって貸借を決済する方法。
離れた地域にいる債権者と債務者の間で貸借を決済する場合、
遠隔地に現金を輸送する危険や不便を避けるために使われる。

中世では「かわし」といい、銭のほか米などの納入・取引に利用された。

73名無しさん@ピンキー:2006/02/03(金) 12:45:14
小切手


一定の金額を支払うことを銀行に委託する有価証券。
銀行に当座預金のある者が、
金額など必要事項を記入して

現金の代わりに支払いに充てる。

74名無しさん@ピンキー:2006/02/03(金) 12:47:26
手形


手を押し付けてついた、手の跡。また、てのひらに墨や朱を塗って紙や布に押した跡。
「白木の家具に―がつく」「関取の―」
一定の金額を支払うことを委託または約束した有価証券。
→為替手形
→約束手形

後日のための証として、てのひらに朱や墨を塗り、
文面に押したもの。

手印(しゆいん)。
75名無しさん@ピンキー:2006/02/03(金) 19:12:51
これはひどい
さらしあげよう
76名無しさん@ピンキー:2006/02/04(土) 14:55:50
つまり、

「あたし、子宮がないのー! あはははー あはははー あははは あははは 阿波銀行東京支店」

は女がその事実を受け入れたときに発した悲鳴であったと。

いずれにせよ、あの檸檬は、男の残酷なやさしさだったんですね。
77名無しさん@ピンキー:2006/02/05(日) 16:38:38
新宿区役所通り対面のストリップ劇場『新宿ニューアート』の奥にある
「新宿ゴールデン街」や花園神社のあたりは、
敗戦後は進駐軍を相手とする非公認の売春街として、
昭和33年の『売春防止法』施行前まで栄えた青線地帯だった。
「ちょんの間」と呼ばれる商売で、1階部分は「バー」として営業し、
2階部分が「ちょんの間」となるのである。施行後は純粋な飲み屋街となったが、
たまに朝方まで飲んでいると、どこからともなく婆がヌッと現れ、
「遊んでいかない?」と誘ってくる。
元々この地区は戦後のどさくさに紛れ、昭和23〜25年頃建てられたらしい。
新宿西口「和田マーケット」の屋台の人々、2丁目の「赤線娼婦街」の
屋台の人々などが中心となり、街を起こしたらしい・・・。
木造3階建ての珍しい建物・長家である。
外見は2階建てではあるが、実は3階建て
(3階部分は、屋根裏部屋やロフトっぽい)。
これには訳があるのだ・・つまり昔は青線地帯だったのだ。下で飲ませ、
商談成立すれば、上に上がり、×××いたすのだ。
非合法の売春施設だったのである。
78名無しさん@ピンキー:2006/02/05(日) 16:49:46
新宿副都心高層ビル街
新宿の夜景スポットと言えば、やはり都庁やホテルや高層ビルの立ち並ぶ西新宿方面。高いビルの窓、窓、窓に灯るあかりが、高層ビル街ならではの魅力。このたくさんの窓、窓、窓の中に、び〜っしり人がいるのが、東京なのだ。

ホントは、これらのビルの最上階にあるバーの窓から、眼下に広がる街を眺めるのが「夜景」なんだけどなぁ。
79名無しさん@ピンキー:2006/02/05(日) 16:51:48
新宿ゴールデン街
一番街から歩くことしばし、歌舞伎町一丁目の一番東側にあるのが「ゴールデン街」。戦後まもなくからの歴史と、文豪や文化人の逸話があふれる大人の呑屋街だ。

歌舞伎町入り口のハデハデなネオンと違って、3坪や4坪といった小さな店の郷愁漂う小さな看板がずらりと並ぶゴールデン街のネオンも、新宿を代表する夜景なのだ
80名無しさん@ピンキー:2006/02/05(日) 16:53:48
2005年12月15日号 記事一覧
1面  超高層丸ごと買い?不動産ファンド
⇒右の紙面画像をクリック!

2面  風俗案内所が37店に(歌舞伎町ネオン街調査)

3面  外苑東通りの拡張で開発進む

5面  本紙が選んだ新宿の10大ニュース

6〜12面 新宿で活躍した200人
81名無しさん@ピンキー:2006/02/05(日) 17:17:25
華やかに見える女性たち
夜の飲み屋街でお勤めになる女性たちに
男性は虜になっているNegoはスケベ親父たちの財布から幾度となく山吹色のお菓子が飛んでいくのを見ていました(笑)
スナック

キャバクラ

ラウンジ

クラブ
お店のシステムの違いで様ような呼び方がありますが
共通点は皆、女性が接客して楽しいひと時を過ごせる!!
というとこでしょうか??
Negoのブログではもてない男性支援を中心としています
恋愛感情やエロ根性は男性を馬鹿にしてしまっているようです
常連として飲み屋街に足を運ぶ男性も多いでしょう
しかし、その多くは単なるお客様です意中の女性との淡いひとときを求めていても
中々進展がない人が多いでしょう
「今日は店の中で手を握った」
「毎日メールがくる」
「決まった時間に電話が鳴るんだ」
「別れ際に抱きついても嫌がらなかった」
Negoに楽しそうに話してくれる男性の方々・・・・頑張れ!!ワラ
こんな行為は当たり前です
82名無しさん@ピンキー:2006/02/05(日) 18:29:20
中学のムカデ走でみんなのバランスが崩れて前のめりになるたび
後ろの女子にこれでもかというくらい胸押し当てられた。柔らかかった。
練習の時間が待ち遠しかったよ。
その時死角からミルコの左ハイが飛んできた。
83名無しさん@ピンキー:2006/02/05(日) 20:21:19
――を肥(こ)や・す
不正な方法で利益を得る。ふところを暖める。私腹を肥やす。
「不正融資を斡旋して―・す」

84名無しさん@ピンキー:2006/02/06(月) 20:21:28
>>81
歌舞伎町って小規模雑居ビルが多いよね
85名無しさん@ピンキー:2006/02/07(火) 00:31:45
アーチ 1 [arch]


(1)弓形に積み上げた石や煉瓦(れんが)などによって上部の荷重を支える構造。窓・門・橋桁(はしげた)などにみられる。迫持(せりもち)。
(2)祝賀会・運動会などで仮設される門。上部を弓形にし、常緑樹の葉でおおう。緑門(りよくもん)。
(3)円弧。弓形。
「虹の―」
(4)野球で、ホーム-ラン。
「―をかける」

86名無しさん@ピンキー:2006/02/07(火) 01:06:21
液晶【えきしょう】


固体と液体との中間的な状態の物質。全体が液体のような流動性を示しながら,なお結晶に似た構造上の規則性をもち,光学的に異方性を示す。電磁力・圧力・温度などに敏感に応答するので,広く表示装置などに応用される。
87名無しさん@ピンキー:2006/02/07(火) 01:18:53

防犯カメラ専用の白黒モニターです。
高解像でカメラ画像を綺麗に映し出し、便利な機能が満載です。


お手軽価格のカラードームカメラ。
汎用といえど撮影には十分な能力を持っています。
■強い日差しからカメラを守るルーフ(屋根)付き

夏の強い日差しによる熱暴走からカメラを防護する屋根がつきました。
もちろん、長年のチリやゴミからもカメラを保護します。

■暗視用LEDライトが16個

通常、この形状のカメラには暗視用LEDライトが12個ですが本機は、16個に増やしてより明るく暗闇を照らし出します。
明るい場所はカラーで、暗い場所は赤外線による白黒画像にて撮影致します。

侵入者をセンサーが感知して、自動的にライトを点灯します。
照明用に連続点灯、防犯威嚇用の点滅(フラッシング)点灯の切替が可能。
88名無しさん@ピンキー:2006/02/07(火) 13:28:22
『巨食症の明けない夜明け』もミョーにナルシスティックで、それはある意味では、
摂食障害の側面なのかもしれませんが、なんつーの、
作者自信のナルシストぶりが行間からにじみ出てくる感じ。
変にエッチ臭いんだよな。まあ下世話なこと言うと、
もとテレビタレントの美人作家なんてもんが書いた
摂食障害の小説なんか読んでもしょーがねーよという偏見があるんだけどね。
 これは、まがりなりにもすばる文学賞受賞作なんですが、選評に出るわ出るわ。
「母性的なるものとの関係の動揺」「母なる大地あるいは濃密な共同体的なもの、
それとの連関が失われつつある」うんぬん。
 出たな!母との関連性!おやじ、そー言っときゃ通ると思ってんだろ。
 
89名無しさん@ピンキー:2006/02/07(火) 14:20:53
ニューエイジの特徴には「一元論」「汎神論」「自己聖化」「自己実現」などがある。

すべてでひとつである。
偶然というものは無い。
弟子の準備が整ったとき、師匠は現れる。
しなければならないことというものは無い。
善悪というものはない。
信じる必要はない。
努力はしなくてもよい。
与えたものが返ってくる。
すべてのものは聖なるものである。
人には無限の潜在能力が備わっており自分で自分の現実を作る。
90名無しさん@ピンキー:2006/02/07(火) 15:11:28
少女漫画を読むという行為は、少女漫画を描く行為と連続していて、
自分の内面を分節するように強いられる体験でもあるのだ。
だから少女漫画は常にそれぞれの登場人物の内的体験に焦点をあてる。

それに対して、少年漫画を読むという行為は、読む以上のことを意味せず、
読者にとって漫画は自分の内面とは関係なく、
目前で展開される見世物にすぎない。
少年漫画にグロテスクな描写や暴力シーンが豊富なのは、
そのようにして視覚上の刺激を追求しなければ、
見世物として読者の目を引きつけ続けることができないからだ。
91名無しさん@ピンキー:2006/02/07(火) 15:20:35
汎神論だってさプ
92名無しさん@ピンキー:2006/02/07(火) 15:39:13
彼女が欲しい

街でカップルを見掛けるといつも思うものだ

俺はデブ
俺は不細工
俺はアニヲタ

この三つが俺の特徴

やっぱりデブで不細工でアニヲタな男なんて誰も相手にする訳ないんだよな・・

そんなある日俺より不細工でデブでアニヲタな友人(通称 顔面障害)から電話がかかってきた「今は二股してんだけどバレそう!どうすればいい?」と
93名無しさん@ピンキー:2006/02/09(木) 01:12:19
キーンという音が大空をよぎる。V2ロケットの来襲だ。
第2次世界大戦も末期のロンドン、
アメリカ軍中尉タイローン・スロースロップは、
ドイツ軍の猛爆撃もなんのその、ガールハントに余念がない。
ところが、彼の行動をひそかに監視している者がいる。
彼らの調査によれば、スロースロップが女とセックスした場所へ、
後刻、必ずV2ロケットが落ちるというのだ。
スロースロップの勃起とロケットの軌跡は果たして関連があるのか?
この現象をめぐって当局の研究室で議論される途方もない仮設の数々と、
次第に明らかにされるスロースロップの出生の秘密。
舞台はロンドンからリヴィエラ、チューリヒ、
さらに連合軍占領下のドイツへと移り、巨大な見えざる手に翻弄される
スロースロップのさすらいの旅が始まる。脱線に次ぐ脱線、錯綜する人間関係、
時間と空間を越え展開する物語。
94名無しさん@ピンキー:2006/02/10(金) 03:14:42
「お客様一名様ですー!みほさん御指名で!」
「ありやーす!」
「久しぶりね。なおやの方から来るなんて珍しい。」
白いドレスに巻いた長い髪、腕にはCartierの時計と指にはBVLGARIの指輪が光る。
整った顔立ちは店の中で一際輝いている。
そんな美しい女性がなおやの昔の交際相手、みほだ。
年はなおやと同じ22歳だ。

二人が二十歳の頃に既にいくらか儲けていたなおやとまだアルバイトでキャバクラを始めたばかりだったみほは知り合い、
歌舞伎町デビューしたてのみほはなおやにぞっこんとなったのだ。今でもまだその気はあるようで、現に付けている時計や指輪は二年前になおやがみほに買ってあげたモノばかりだ。
そんなみほも今ではキャバ雑誌では毎月見掛けるお店の看板娘。歌舞伎町の中でも有名なキャバ嬢に成長していた。
「まぁなおやから来るって事はなんかあったって事ね」
その顔じゃあどうやらヨリを戻そうって感じじゃなさそうだしね。」
「ハハハ…鋭くなったな…」「いちおーナンバー1ですからねー」
「すごいよな…みほ…お前はほんとすごくなったよ…」
みほはお酒を作りなおやの前に出す。
「らしくないね!なおやらしくない…なおやはいつも前向きだったじゃん。」
「まぁ色々あってね…」
「もし何か追い掛けてるなら絶対やめちゃダメだと思うよ。
探し物は探さなきゃ見つからないし、逃げるものは追い掛けなきゃ追い付かないしさ
だめだよ…途中で投げ出しちゃ…
大事な人いるんでしょ…?」
「みほ…つくづくお前って奴は…」「それすら諦めてたらあたしが追い掛けて来た事自体否定されちゃう気分だからさ!
なおや…頑張ってよ!」「みほ…ハハ…サンキュ!じゃあとりあえず飲むか!
久々にカフェパリでもさ!」「マジぃ?じゃあライチね!」
「お願いしまーす!」
95名無しさん@ピンキー:2006/02/10(金) 03:16:55
プルルルル「あっ、ちょっとごめん」
ピッ「もしもし?」
「なお君?あやがやばいの!今すぐ来て!」
「どうしたんだ?」「とにかくあやの様子がマジおかしいの!気が狂っちゃったみたいになってるの!
マジ…マジやばいょー…うぁーん。。。」ガシャーン!!キャッキャー!!アハハハハー!
電話の後ろから様子のおかしいあやの声が聞こえる。
「ゆうこ、どこにいるんだ?住所は!?」
「今まで隠しててごめんね。プッシャーのひできの部屋なのー。ほんとごめん。」
「それはどこなんだ!?」
「新宿だよ!新宿東口の○○マンションの401号室だよー」
「わかった!とにかくすぐ行くから待ってろ!」
カチャ
プープープー
「みほ…わりぃ…これ、会計な!」
「いいよいいよ!それより見つかったんぢゃん?今度は逃しちゃダメだよ。」
「あぁ。ほんとにありがとうな。じゃあ、行って来る!

そう言うとなおやはお金をおいて店を出た。
「あや、待ってろ。」
なおやは車に乗り込みひできのマンションに向かった。
なおやがいた場所からひできのマンションまでは車で5分ぐらいのとこだった。

「くそ…こんな近くにいたなんて…」なおやはマンション近くに車をとめた。
マンションにつくとあや達のいる部屋まで全力で走った。
ドン!
勢いよく入口があく。「あやっ!!」
「あっ、なお君…あやが…あやがマジおかしくなっちゃったの…絶対タマ食いすぎだよ。あやがおかしくなっちゃったよー」
部屋の隅にはプッシャーのひできがぐったりしている。
96名無しさん@ピンキー:2006/02/10(金) 03:18:23
「下がってろ。」



「私は神だぁぁぁ
ぁぁぁあ細胞がぁぁあ
あれ?早く逃げないと心臓えぐっちゃうよ
うぁぁぁあ細胞がぁぁあたしの細胞がぁぁあ」
「あや…俺だ。わかるか?なおやだ。」
「ぁあああああ〜っ!!」
あやは割れた蛍光灯を振り回しだした
「あや!やめるんだ!正気に戻れ!あやっ!」

「うるさぁあああいなぁぁああ!!」
「ああぁぁあぅあぁぁぁ」
もはやあやが何を言っているかもわからない。
「あや、お願いだやめてくれ。こっちに戻って来てくれ。」
「あや!お願い!」
あやは二人が話し掛ける度に不気味な笑いをうかべる。
それはまるで何かにとりつかれてしまったかのようだった。
頬はこけ、瞳孔は開き、口の中に何か含みひたすら噛み続けている
「だって悪くないもん…あやが1番だもん…」
あやはブツブツと訳のわからない言葉を発しながら台所の方へ歩きだした。
台所についたあやは包丁を興味深そうな目でじっと見つめている
「あや!だめだ!やめろ!」「????」
「私神様なんだよ。だめなんだよ。逆らっちゃ…」
97名無しさん@ピンキー:2006/02/10(金) 03:20:14
あやはそう言うとゆっくりと包丁に手をのばした。
「あや…置くんだ…」
「神様はね…何をしてもいいんだよ。アハハ、アハハハハ」
「あや…そんなに人を刺したいか?そんなに人間やめたいのか?」
「あやぁぁ。そんなのやだよー、前のあやに戻ってよー」
「アハハハ、アハハハ」
部屋にはあやの笑い声が響く。
なおやは一瞬ためらったが腹をくくった顔で言った。

「ょし…あや…来い!俺を刺すんだ。」
「何言ってんのなお君!?」
「これしかもう方法はない…このままじゃあやは本当に元に戻れなくなる。あやの潜在意識にかけてみるしかない。俺とあやの愛が本物だったならあやを助けられるはずだ。」

「そんなめちゃくちゃだよ。やめて、お願いやめてー!」
「あや、来るんだ!ほら、どうした?刺すんだろ?早くしろ!」
なおやは震えそうな体を気力で抑えあやを挑発した。
一瞬沈黙したのちあやは微笑みながらなおやの方に歩きだした。右手に包丁を持ったまま…
あやはなおやの目の前でとまった。
しばらく沈黙が続く。
98名無しさん@ピンキー:2006/02/10(金) 03:22:10



「あや…」
そう呼んだ瞬間下をむいていたあやはなおやの顔をみあげた。
なおやは驚いた。あやの目には涙がうかんでいた。それとは裏腹に悪魔のような不気味な笑顔だった。
そして次の瞬間、なおやの視界は真っ赤に染まった。
「キャャァァー
ゆうこが叫んだ。
なおやはまだ何が起きたかわからなかった。
やけに喉元が熱い…

あやは包丁でなおやの首を切りつけてしまった。
なおやの首はスッパリ開き物凄い勢いで赤い血が吹き出した。
「ぁっ…あ………あ…」

あやはなおやの返り血でみるみるうちに赤く染まって行く。
あやは笑っていた。

笑っているあやの目からは涙が流れていた。なおやの血液とあやの涙が合わさり血の涙のようになっていた。

だがあやの潜在意識はすでに気付いていた。
取り返しのつかないことをしてしまったと…
あや本人はまだ気付いていなかった
だが赤く染まった視界の中で目の前にいる赤く染まった男の姿があやにとって妙に懐かしかった。
あやの潜在意識がなおやとの記憶を覚えている。
なおやの血を肌で感じ、なおやの温もりを感じた事によって、
なおやを愛するあやの潜在意識がなおやとの思い出をあやの中に映像として流しはじめた
99名無しさん@ピンキー:2006/02/10(金) 03:24:47
あやは罪をつぐなった。
以後一切薬をやることはなかった。友達や後輩には率先して注意する存在になっていた。
罪は重かったが完全に更正したあやがこっちに戻ってくるのにそんなに時間はかからなかった。

この事件をきっかけにあやはなおや以外にもう一人、親という大切な存在も失ってしまった。
人殺しの親というレッテルを貼られ、近所で隔離されてしまったあやの母親は、ストレスで壊れてしまったのだ
施設に保護され、あやの事はおろか自分の事もわからなくなってしまっていた。
獄中であやはその知らせをうけ、そして自分をまた責めた
だがもう戻る事はできない。強くなったあやはそれをも乗り越え真面目に務めた。
出処したあやはに驚くことがあった。
身寄りのなくなったあやを引き取りたいと一人の女性が待っていたのだった。
それはなおやの母親だった。
あやは戸惑った。
100名無しさん@ピンキー:2006/02/10(金) 03:32:42
やめないでよ!!!その本のタイトルおせーて!
101名無しさん@ピンキー:2006/02/10(金) 03:42:52
あやは戸惑った
なおやの実家はすごく貧乏だからだ。
そしてあやはポツリとつぶやいた…
くせぇんだよババァ
102名無しさん@ピンキー:2006/02/10(金) 04:02:50
1000人以上の人間が音に酔いしれている。
いったいその中の何人が薬をやっているのか…
そして一人で頭を振ったり叫んだりしているあやのまわりにいる人はさすがにあやを軽蔑の目で見ていた
シラフの人では近寄れないオーラをあやは発していた。だが同じようにキマっている奴はあやに近寄って来た。

「ねぇねぇ、ライター持ってなぃ?」
「えっ?なにぃ?
「ライター!持ってる?」
「ぁあ、あるよ。はぃ。」
「ありがと。」
男はタバコに火をつけて一口ふかした。

「ありがと。友達と来てんの?」
「違うよ。今日一人だよ。」
「そーなんだー。じゃあ一緒に踊らない?」
「いいよ。」
あやがそう返事すると男はあやの後ろに回り込んであやを抱きしめるような体制になった。
通称「ラブトラ」
普通カップルがやるような事だが都内に限らずクラブではその日出会った二人が体を寄せ合い恋人のように踊る。
中にはキスをし始めたり、我慢が効かなくなるとホテルに抜け出す人までいる。
そしてお互い自己紹介もしないまま抱き合いひたすら踊り狂った。
103名無しさん@ピンキー:2006/02/10(金) 04:06:40
フラフラしながら歩くあやは人にぶつかりまくった。

カウンター近くで一人の男にぶつかった。ドンっ!
「うわっ、おいおい!勘弁してくれよー。服に酒かかっちゃったぢゃんかー。「あっ、ごめんねー。」
「ごめんねじゃないよー。まぁいいけどさ。人にぶつかるのはいいけど、たま食うのはやめたほーがいいんじゃねーの!?自分、目やばいよ。」
「えっ?何でたま食ってんのわかんの?」
「いやいや、目がとろーんとしすぎだから!」
「あっ…そう…ってかさぁ」
「なに?」
「なんかおごってょー「おいおい!なんで服に酒こぼされた上におごんないといけないんだよ!」
「いいぢゃん!出会いって事でさ!「ったく…調子いいなぁ。」

「そんかわり俺が指定したやつ飲めよ!
「やったー!
「すいません、テキーラ二つ!「えぇぇ!マジありえなーい!」
「ありえるよ!ちゃんと飲めよ!
カウンターにはショットグラスいっぱいに注がれたテキーラが二つ出された「乾杯!
乾杯と同時に二人はテキーラを一気に飲みほした。
「あぁ〜喉が焼けちゃうよー」
「まぁとにかくあんまたまやりすぎんなよ!じゃあな。」
そう言うとなおやはコーラを買ってビップルームの方へ帰ろうとした。
「ちょっと待ってよ!」
「なんだ?」呼び止めるとあやはなおやのポケットに手を突っ込んだ。「あった!」
「何すんだよ!」
「あっ、待ち受け可愛い。ワンちゃん飼ってるの?
「…別に飼ってないけど。ってか犬の画像じゃねーぞ。だいじょーぶか?」
あやはなおやの携帯に何かを入力し始めた。
「これ、あたしのアドだよ!登録しといてね!」「あっ、あぁ。」「じゃあ行くね!」
104名無しさん@ピンキー:2006/02/10(金) 04:12:54

「ってか何であたしここにいんの?」
「いやー、なんかねー、サイケフロアでぶっ倒れてたからさぁ。しかも地面だぜ?みんな見て見ぬフリだったからさぁ。ほっとけなくて。」
「そーなんだ…なんか迷惑かけてごめんね!ってか…ベッドでかくない!?テレビもチョーでかいんだけど!」
「あぁ、別に金の使い道ないからねぇ。」
「仕事なにやってんの?」
「まぁあんま胸はって言えないけど金融だよ。」
なおやの部屋には特大のプラズマテレビに高級家具の数々、そしてブランドのアクセサリーや時計が置かれていた
「ってかとりあえずジュース飲めば?あっ、ウコン体にいいぜ?」
「…ぷっ…面白いね!ウコンだとかウケんだけど。」
「いやいや!健康には気をつけなきゃさ!それよりも…お前たま食いすぎなんじゃねーのかぁ?
「あっ…うん…
「はっきり言っておくけど、たかがあんな薬でも人生マジだめにするから。やめれるなら早くやめた方がいいぞ!」
「うん…もぅやんないよ…」
「それならいいけどさ。ってかこの前クラブから帰ったらメール入ってたよね?なんかあったの?」
あやはなおやのその言葉でまわされた事をふいに思い出した。
「あっ、あぁあれ?何でもないよ!多分テキトーに送ったっぽいよ。」「そっかぁ…それならいいけどさ。」そう言うとなおやはテレビの方を向き、しばらく画面を見つめた。そしてあやもテレビに映し出される映像を見つめた「ねぇ、そういえばここどこなの?」
「俺んち?新宿だよ。」「えっ?嘘だぁ!外、なんも見えないじゃん!」「ベランダ出てみなよ。」そう言われるとあやはベッドからおり、窓をあけてベランダに出た。「すごぃ…」
あやは言葉を失った。そしてなおやのスケールのでかさを認めざるを得なかった。見える景色が全て眼下にある。
あの歌舞伎町さえここからだと上から覗き込む事ができる。
そこは新宿の一等地の40階建てマンションだった。家賃はざっと70万程度だ。
105名無しさん@ピンキー:2006/02/10(金) 05:04:17
女友達「あのさぁ…最近彼氏が冷たくて」

男「そっかぁ…俺でよかったら相談乗るけど」

女友達「マジ?でもなんか悪いし」

男「そんな事ない!俺たち友達じゃん!全然頼っていいよ」

女友達「友達?調子乗んなよな!うちら今日初めて喋ったんじゃん!しかもナンパだし」

男「はぁ?俺ん中では喋りかけた女=友達なんだよ!だまれブス」

女「逆ギレありえねー
!ウザイからどっか行って!ってか行けよ」

男「わかったよ!しかし俺みたいなイケメン避けるなんてもったいねーよなぁ!」

女「キモ!でもイケメンだから許すカモ」

男「マジ?じゃあ取り合えずホテル行かない?」

女「そうだね!もう遅いし!あとイケメンだし一回だけならいっか」
106名無しさん@ピンキー:2006/02/10(金) 16:05:53
ブログを複数作っただけで・・・

1日4000円以上も稼げたら・・・

それも、ほったらかしで・・・

アフィリエイターの95%が、1ヶ月で5000円も稼げていないという中で・・・

実は、ほとんど、ほったらかしで、稼ぐ方法があるのです!

そして、このようなブログを量産したら、どうなるでしょう・・・?

今後、このように稼いでいく人が、ますます増加していきます。
そんな、アフィリエイト大競争時代!あなたのブログは、生き残れますか?
あなたは、すでにブログでアフィリエイトをされているか、これから始めようとお考えでしょう。

最近、インターネット上では、サイトの数が極端に増えています。
そしてブログ自体も急激に増加しています。
今年10月の総務省の調べでは、ブログ登録者数が、473万人です。
107名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 01:19:46
あふぃりえいとって稼げるのか?
108名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 14:44:43
電車を降りると、そこには見た事もないような不思議な光景が広がっていた。
駅はガラスのドームで覆われているようで、
青空が清澄な清水の中から覗いたかのようにかすかに光沢を帯び、歪んで見える。
プラットホームは檜材の板張り。その中央には藤棚があり、
葡萄のような紫色の花の房がいくつも垂れ下がっている。
線路脇にはキンラン、ハルジオン、ノアザミ、レンゲソウ
などさまざまな花が咲き乱れ、遠くからはウグイスやヒバリ、ツグミ
といった野鳥のさえずりが絶えず聞こえてくる。
今は十一月の終わり、晩秋の季節のはずなのに、これはなぜか五月頃の春の光景だ。人はまばらで、とても首都圏の都会にある駅とは思えない。駅名は「草の丘」と書いてあった。
「ピィィィィッ」
109名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 14:49:17
列車の姿が見えなくなった後も、
僕はしばらくの間その消えたあたりの空間をぼうっと眺め続けていた。
まるで目で列車を追いかけて、魂だけでも乗せようとでもするかのように。
するとやがて、僕は回りに蛇の姿が見えないことに気がついて、
はっとして慌てて辺りを眺めまわした。なにもいない。
だが見るとプラットホームの中央の藤棚の傍らにぽつんと駅舎が建っていて、
僕は蛇がもしかしたらそこからもう既に外へ出て行ってしまったのかもしれない、
と思った。それで僕は駅舎に向けて急ぎ足で歩き出した。
そしてやがて、藤棚の下に差し掛かり、
駅舎に入っていこうとした時にまた例の声が聞こえてきた。
テレパシーとかいう今まで架空の概念と思ってきた用語が
これに当てはまるのだろうか。
「おい、どこへ行く?」
110名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 14:52:04
>>107
1ヶ月10円くらい

5000円くらいでキャッシュバックだから500ヶ月やったら5000円ゲット
111名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 14:56:35
アフィで月に1万くらい稼いでます
112名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 15:03:28
>>111
証拠は?
113名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 15:10:51
>>111ポイントじゃなくて?
つかアダルトサイト運営してワンクリ詐欺潜めておけば3万から4万は稼げるよ
114名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 15:20:07
>>113
くわしく
115名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 15:32:01
>>113俺にも詳しく教えて
116名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 15:47:39
トランクルームとは ●

収納するためのスペース(トランクルーム)を月極でレンタルできるサービスです。


「賃貸住宅って、収納スペースが少ない!」
「オフィスの資料や書類が増えて もう置き場所がない!!」

こういった不満の声をよく聞きます。

年々増えるお部屋や会社の荷物を上手に整理ができたら、もっと広々と使えるはずです。そんな時こそ、お近くにあるトランクルームをご利用ください。

トランクルームは、格安なお値段で気軽にご利用できる第2の収納庫です。

117名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 16:03:03
開口

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 続いて、部屋の開口部というのも重要な要素である。居室などの部屋には、必ず、開口部を作るようにと法律でも義務づけられていますが、
この開口の面積が大きければ大きいほど、熱が逃げやすく、
夏の暑い熱が入りやすくなり、空調する上では、不利となります。
 しかしながら、最近では、サッシュ・ガラスにも工夫がされるようになり、
気密サッシュというのができています。いわゆる、断熱サッシュであり、
熱を遮断しやすく工夫されています。また、ガラスにもペアガラス
(乾燥空気をはさんで、ガラスが2枚重なったもの)と言って、
断熱性に優れたものが開発されています。
 また、ブルーやグレーなどの色付きの熱線吸収ガラスは、
太陽熱をカットするので、冷房時には、有効ですが、冬には不利になります。
これらの特殊ガラスは、割高ですが、長い目で見れば、ランニングコストが抑えられるので、いずれは、元がとれるようになります。
 
118名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 16:13:53
中央式空調

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--------------------
 最近、高断熱・高気密住宅において、多く使われるようになりました。
全館または、1フロアをダクトを使い空調し、各部屋には、
吹出グリルと吸込グリルの設置によります。
部屋と廊下などの温度差がほとんどなくなり、家中をムラなく暖めるので、
結露がなくなり、非常に快適な環境をもたらします。しかしながら、
不必要な部屋までも空調することにもなり、設置が大掛かりになるます。
家族の生活の時間帯がまとまり、集中している場合には、中央式が適しています。
 
 個別式空調

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 個別式は、部屋ごとに室内機を設置し、それぞれ個別に空調をする。
非常に手軽に取り付けられる反面、空調している部屋としていない部屋、
廊下とで温度差ができてしまう。家族の生活の時間帯がずれていたり、
個別の生活が多い家族は、個別式空調が適しています。
 この個別式空調の中で、最近、特によく使われるのが、エアコンです。
エアコンとは、エアーコンディショナーの略で、冷房・暖房・除湿の室内の空気を
電気・ガスで調整できる機械のことです。
 エアコンのタイプとしては、
壁掛けタイプ、天井埋込みタイプ、壁埋込みタイプ、
床置きタイプがあり、
それぞれの特徴を言いますと
119名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 16:19:38
機械換気

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 換気扇などを使って、室内の空気を強制的に換気する方法で、
常に安定した給排気を行うことが可能で、
換気量も自在にコントロールすることができます。特に、最近では、
冷暖房時の省エネルギー効果を高めるために、高気密・高断熱住宅に
移行してきましたので、自然だけの力では、室内の汚れた空気が抜けにくくなり、
計画的な機械換気が必要となってきました。しかしながら、自然換気と違い、
ランニングコストが発生し、騒音が出る可能性があります。
 台所の換気には、ガスレンジの燃料廃ガス、煙、湯気をすぐ排出するために
フードと換気扇を設置し、便所には、外気に面する窓がない場合には、
換気扇を付ける事が義務づけられています。
 換気扇で排気をすると室内の空気が負圧となり、給気口から空気が
入ってくる事になりますので、必ず、
給気口が必要となります
120名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 17:07:40
バザー 1 [bazaar]


(1)慈善事業・社会事業などの資金を得るために品物を持ち寄って売る催し。
慈善市。
(2)バザール(1)に同じ。
121名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 17:27:48




              バザールでゴザール
122名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 18:10:01


330 :名無しさん@いい湯だな :2006/01/25(水) 11:04:45 ID:sioDvhuw
風呂でハメたいならラブホでやれ ゴルァ


331 :名無しさん@いい湯だな :2006/01/25(水) 12:12:20 ID:E2ObCCyc
浴槽内に製紙出さなきゃ別にいいんじゃない?
温泉なんて水虫の奴、皮膚病の奴、痔漏の奴も入る訳だしさ


332 :名無しさん@いい湯だな :2006/01/25(水) 22:37:38 ID:G+H02BfH
>>329
情報親切にありがとうございます!しかし
!!?混浴!!?亀嵩温泉って脱衣所別れてながら混浴なんですか!?
それなら一言ホームページに書いて欲しい
それとも温泉界ではどうでもいいことなんですかね・・・それなら私風呂好きだけど一生温仙人にはなれないや↓↓

ごめんなさい、329さん、あと一つだけ質問させて下さい。そこは水着OKですか?


333 :名無しさん@いい湯だな :2006/01/28(土) 02:49:53 ID:NJ/ogo30
329です。
くだんの身分証提示温泉宿泊施設ですが、水着がOKかどうかはわかりません。すみません。
ところで332さんは女性の方ですか?
しかも妙齢の。

ひょっとすると不特定多数の異性の裸体と共に入浴する温泉というのに抵抗があるのかもしれませんが、少なくとも私が行ったときに浴場で欲情しているような方とか、水着着用で入浴しているような方には出会うことはありませんでした。
ご夫婦で入浴されてる方とか、単独女性の方とか様々でしょうが、普段自宅の風呂に入ってるような心積もりで入浴されてるようでしたよ。そんなだからこちらも自然と世間話をしたりなんかして。
123名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 22:10:32
124名無しさん@ピンキー:2006/02/12(日) 18:23:26
『チーズはどこへ消えた?』は、ある迷路で起こった出来事をめぐる物語で、
登場人物は「チーズ」を探しもとめる二匹と二人。このチーズは、
私たちが人生で求めるもの、
つまり、仕事、家族や恋人、お金、大きな家、自由、健康、人に認められること、
心の平安、さらにはジョギングやゴルフでもいいのだが、
そういうものを象徴している。
 私たちはみな、自分にとってのチーズを心にいだいており、
それが手に入れば幸せになれると信じて追いもとめる。手に入るとそれに執着し、
なくしたり奪われたりすると大きなショックを受けかねない。・・・

 どうですか。まるっきりの茶番だと思いませんか。

125名無しさん@ピンキー:2006/02/12(日) 18:28:41
ネズミと小人がいて、チーズを探して迷路を探す、その探し方に違いがある。
単純で、迷いもなくエサを探し回るネズミを作者は徹底的に誉めそやし、
考えこんで新たなエサを探しにいかない小人の一人をこきおろす。

 要するに、単純なバカになれ、とこの物語は教えているのです。
企業家がこの本を自分の会社の社員教育に使っているというが、さもありなん。
社員がみな、ここに出てくるネズミのようであれば、さぞ御しやすいことだろう。
なにしろ考えることをしないのだから。

 そういうネズミに感化されて「変節」した一人の小人が、
学んだことを壁に書いていく。本では1ページをそれにあてて、
愚にもつかぬ教訓を大書している。いわく。

チーズを手に入れれば幸せになれる
変わらなければ破滅することになる
新しい方向に進めば新しいチーズが見つかる
古いチーズに早く見切りをつければ、それだけ早く新しいチーズが見つかる
従来どおりの考え方をしていては新しいチーズはみつからない

 ……。もう、何も言うことはないやね。これに続く、アンポンタンたちの
「私も変化が怖かった」だの「変化は誰にも訪れる」だのといった空疎なおしゃべりにもウンザリする。
126名無しさん@ピンキー:2006/02/12(日) 18:41:31
変化は吉にも凶にもなり得る。それはあなたの考え方次第である。
本書は、「チーズ」の本質とそれが人生で果たす役割を理解すれば、
誰しも変化をありがたく思うようになるだろう、と呼びかける。
これは世界を迷路になぞらえた寓話である。
そこには4つの生き物が暮らしている。スニフとスカーリはネズミ。
分析力も判断力もない彼らは、ただやみくもにチーズを求め、
手に入れるためならどんなことでもしようとする。ヘムとホーは「小人」で、ネズミサイズの人間だ。
彼らのチーズに対するかかわり方は、ネズミたちとはまったく違う。
2人にとってチーズは単なる食べものではなく、自己イメージなのだ。彼らの生活や信仰のシステムは、見つけたチーズを中心に形成されていく。
読み進めるうちに、この物語の中のチーズとは、我々の生活手段、
たとえば仕事や職歴、仕事で携わっている産業に関係があると、ほとんどの読者が気づくはずだ。そればかりでなく、
チーズは健康から人間関係にいたるまであらゆるものの象徴
と受け取れるのである。この物語の要点はすなわち、「我々はいつもチーズの変化に敏感でなければならず、
チーズがなくなったときに新しいチーズを求めてすぐさま行動を起こせる姿勢でなければならない」ということなのである。
ドクター・ジョンソンは多数の著書を持ち、『The One Minute Manager』の共著者でもある。この寓話は、
変化を恐れたり反発したりする人々がいそうな場所、たとえば企業、
教会団体、学校、軍隊組織などに向けて発信されている。分析好き
で懐疑的な読者のなかには物語が単純すぎるとする向きもあるだろうが
、本書の素晴らしさは、94ページ足らずで万物の変遷の歴史をまとめ上
げてしまった点である。物事は変化する。これまでもそうだったし、
これからもずっとそうだ。そして変化への対応方法が人それぞれ異なる限り、
変化に気づかないふりをしている者はいつも同じ目をみることになる。
…チーズがなくなる、という憂き目を。
127名無しさん@ピンキー:2006/02/12(日) 20:52:49
いすがる妻子を狭い部屋で飼い

豪邸に住む夫婦の危機を問い詰めてのスクープ

カメラがあれば覗きも仕事と呼べる


アイアンとウッドで森林を切り裂こう!

金と名誉で海の水を吸い出そう!

最強であって最悪であって

ニッポンのヒールと電気椅子でFuckしよう!


冗談の跡によく見りゃその片隅に

哀しみのBlues

金縛りのように悪魔が君の心に

ささやいたTruth
128名無しさん@ピンキー:2006/02/12(日) 21:05:52
表のストーリーの流れは、
「離れても電話するよと小指さしだして言うけど守れそうにない約束はしないほうがいいごめんね」
「卒業式で泣かないと冷たい人と言われそうでももっと悲しい瞬間に涙はとっておきたいの」
「『卒業しても友達ね』
それは嘘ではないけれどでも過ぎる季節に流されて会えないことも知っている」と、
案外「卒業式」という人生の一里塚のセレモニーを醒めた目で相対化しています。

それは、「春なのにお別れですか春なのに涙がこぼれます」と、
別れの淋しさに溺れるんではなく、
「僕ら離ればなれになろうともクラス仲間はいつまでも」と、
かりそめの〈変わらぬ友情〉を誓うんでもない、
もっと〈世の中の現実〉を見据えたドライな視線。
そのまなざしは、意味もなく涙を流す友人たちや、
「俺たち一生、友達だ」なんて無責任なことを誓い合う友人たちを冷ややかに見つめている。
感傷的になるまいと意固地になってる少女の弱い姿が見えるという構図

129名無しさん@ピンキー:2006/02/13(月) 00:31:44
両耳垂肩 双手過膝
130名無しさん@ピンキー:2006/02/15(水) 14:29:35
全長3メートルの睫毛がバチバチ。
131名無しさん@ピンキー:2006/02/15(水) 14:38:28
まず世界を火にかけます
すると沢山の灰汁がでますので
丁寧に取ってください
灰汁 あく アクと
しかしきりがない のでここは諦めて
義務 大さじ2
道徳 小さじ一
正義 小さじ半分
真理 適量
を加えるます 
すると幾らかまともな味になりますので
そうしましたら 民主主義と社会主義
その他を皿に添えて盛り付けましょう

などと偉そうに口を開けたあさりを食い
その腹にいた蟹を食い
その腹の中のバクテリアを食って
それを買って来てくれた親をも食らった命が
ニュースキャスターの食い扶持になる今

テレビの対岸 浮き輪に寝そべった体が
ぷかり ぷかり
プカリ プカリ
バクテリアの胃に浮かんでいる
132名無しさん@ピンキー:2006/02/15(水) 14:43:05
仕事するのもだりぃしなんか楽して稼げないかな
などとケツをかいて閃いたのが
世界中の『I LOVE YOU』これを買い占めちまおう
もし勝手に『I LOVE YOU』使う奴がいたら
『I LOVE YOU』使用料として1回 200円ぐらい頂きます
あーこりゃ 大もうけだわ 世界中を飛びまわり直接徴収しないと
あーこりゃ 大忙しだわ 世界中の夜景の綺麗なところやらラブホテルやら
俺が『I LOVE YOU』を使う分には金いらないんだ
俺だけの『I LOVE YOU』を君に あーこりゃロマンチックだわ
でな世界中の『I LOVE YOU』ってどのくらいあるのか調べたらよ

I LOVE YOU で検索した結果 1〜10件目 / 約1,100,000,000件 - 0.58秒

よくよくみたら なんだよこれ日本だけでかよ
あーこりゃ 無理だわ 世界中の『I LOVE YOU』買収できねぇな
そもそも1個の値段いくらだよ きっと目玉飛び出るほどなんだろうな
自覚したぜ 俺には『I LOVE YOU』なんて気軽に扱える上等な人間じゃないな
俺とデブと君 今の俺には『I デブ YOU』がやっとだ
俺と君との間にはデブ デブをそっとそえて 
俺だけの『I デブ YOU』を君に 
こんな形でしか表わせないけれど
I デブ YOU  I デブ YOU  I デブ YOU
133名無しさん@ピンキー:2006/02/15(水) 14:57:45
イチニーサンシー 日々良いカンジー じりじりかましー いじりっぱなしー
ビッチビッチばっかり 見切りに形 直々な愛 ビリビリ破壊 ギリギリ話
意味深な歌詞 ひしひし魂 身に染みた価値 凛々しいばかり
134名無しさん@ピンキー:2006/02/15(水) 15:03:57
108名前: 残近線 ◆R4iqSVGE 投稿日: 01/12/16 01:18 ID:Z/dfaoJI

 星座占いをする人へ

 人間は十二種類だけだとおおもいですか

 血液型占いをする人へ

 人間は四種類だけだとおおもいですか

 人間を肌の色で区別する人へ

 人間は三種類だけだとおおもいですか

 人間てのは多分

 きっと二種類しかいないんだ

 何もしない人と

 何かする人
135名無しさん@ピンキー:2006/02/15(水) 15:17:19
するめいかのようなひとが好きだわ
足が十本…これは嘘だけど
てらてらの白肌にセクシーなホクロ
眼がぱっちりで
吸盤が張り付くとなかなか離れない
日干しにすると旨みが増して
噛めば噛むほど味が出る

ただしちょっと注意があるわ
添加物はダメ
着色料や保存料は大嫌いなの
味付けはうすあじがいいわ
よく味わいたいから
そうそう、ちなみに生イカは苦手なのよ
絶対に火は通してちょうだい
というよりイカはするめとイカ飯しか食べられないわ
本当はイカが苦手なの
ただの比喩

ちょっと巻き戻して
噛めば噛むほど味が出る
これよ、ポイントは
136名無しさん@ピンキー:2006/02/15(水) 15:26:23
青春の歌をボロボロのままで歌う恋敵の俺とサイ
山城動物園では、今もコウノトリとトキが繁殖と死滅を繰り返しているのさ
甘美な富士山の雄大な背中に射精して、紅く燃え上がる魂的な何かを掴みそこねる
愛してるのは地球だけ、それでも本当は全然嘘ばっかしで、苛酷な旅と気狂いの愛人とプールで砂遊び
爆発する着た切り雀、苦渋の選択をかます東鳩社員、パトカーに追われる夢を見た初夜
三十路の冬に生き別れ、死体の上でマンボを踊り、家電売場でファックしたあの日
君と僕は確実に、今その瞬間を感じ取っていたし、愛し合っていた
別れはいつでも訪れるけど、君と俺の出会いは一回しかなかった
口が裂けたって、カナブンが耳から入ったって、アナゴさんがオカマだったって
俺はいま心からお前を愛すし、愛おしさを感じているよ
だから健康、互いの心身を健康に、関係を、ライフを、ラブを、全部を、健康にする必要があるんだ
そうでなくちゃやってられないし、そうでなくちゃ意味がない
俺 が 愛 せ ば お 前 は 変 わ る ー !
137名無しさん@ピンキー:2006/02/15(水) 15:32:37
亜麻色の髪の乙女に、ありったけのユリの花
熱い想いは胸の奥 声にならないほど愛しい
帯が揺れて手が触れて 頭の中の花火弾けた
小さな手を握った瞬間、肩の震えが伝染って
町外れの街灯の下、戸惑いながら微笑み合う
138名無しさん@ピンキー:2006/02/15(水) 17:40:46
しかし、点滴だけの毎日がなんと味気ないことか…。たしかに栄養は行き届いているようなのだが…。脳に食べた満足感がまったくないのだ…。

せめて、点滴を打つとガーリックステーキを食べた気持ちになる液が入っていたり、
大好きな西麻布の五行のラーメンを食べた後の満足感になるなんて点滴があったらいいのに。そうしたら、毎回点滴のたびにわくわくしちゃうよな〜今日は何食べようかな〜って。
世界中の3星レストランのシリーズがあったりして…。

病院自体も、我が病院には、世界500店舗の点滴を取り揃えています!
139名無しさん@ピンキー:2006/02/16(木) 15:04:34
投稿確認
・投稿者は、投稿に関して発生する責任が全て投稿者に帰すことを承諾します。
・投稿者は、話題と無関係な広告の投稿に関して、相応の費用を支払うことを承諾します
・投稿者は、投稿された内容及びこれに含まれる知的財産権、(著作権法第21条ないし第28条に規定される権利も含む)
その他の権利につき、掲示板運営者及びその指定する者に対し、これらを日本国内外において無償で非独占的に利用する一切の権利(第三者に対して再許諾する権利を含みます。)を許諾することを承諾します。
また、掲示板運営者が指定する第三者に対して、一切の権利(第三者に対して再許諾する権利を含みます。)を許諾しないことを承諾します。
・投稿者は、掲示板運営者に対して、著作者人格権を一切行使しないことを承諾します。
140名無しさん@ピンキー:2006/02/16(木) 15:45:26
滅びの亀裂
(the Cracks of Doom)に投げ込むしかない
141ω・)タノシス ◆Tano..ggEg :2006/02/16(木) 15:48:16
公園で
142-y(´Д`)。。◎~:2006/02/17(金) 03:04:54
昔の話だが、俺が小学生の頃、
地元の商店街に【エイス】って名の、おもちゃ屋さんがあった。
俺はよくメンコを買いに行ってたんだが、

…やっぱいいや。
143名無しさん@ピンキー:2006/02/17(金) 12:47:45
あの頃の僕らが 嘲笑って軽蔑した
恥ずかしい大人に あの時なったんだね

少年くさい君の 誇りが鬱陶しくて
真心をからかったね 愛さえはぐらかして

生まれてこなければ 本当はよかったのに・・・・
あの日 君に投げた 声に復讐されてる

弱虫の偽善者は 僕の方だったよね
そこから笑えばいい 堕落してゆく僕を

あの頃の僕らが 嘲笑って軽蔑した
空っぽの大人に 気づけばなっていたよ

生まれてこなければ 本当はよかったの・・・・?
僕は砂の果実 氷点下の青空

僕のこと誇りにしてるって
つぶやいた声に 泣きたくなる 今でも
この胸が騒ぐ 悲しい懐かしさで
君を想うたびあらかじめ失われた 革命のように
144名無しさん@ピンキー:2006/02/17(金) 13:32:23
高圧電線の鉄塔に登って歩道橋のスロープの辺りを眺めていると、なぜか突如自転車止めがにょきにょきはえてきたので
私は即座に飛び降りて、パンティを脱いで股を自転車止めの鉄棒にこすりつけた
145名無しさん@ピンキー:2006/02/17(金) 14:06:35
白熱灯と蛍光灯は、それぞれが独自の雰囲気を持っています。
白熱灯は温かみのあるオレンジがかった光で落ちついたムードを演出し、
蛍光灯は全体を一様に明るくし活動的な雰囲気を演出します。

空間によって使い分けたり、ひとつの空間で両方の長所を組み合わせるなど
上手に使い分けましょう。


―蛍光灯―
爽やかな光色は活動的な雰囲気を演出します。
 拡張性が高く、空間をすみずみまで均一に照らすので、主照明に適しています。
 家族が集まる団らんの場や、子供部屋などに向いています。また、消費電力が少なく、ランプ寿命も長いので経済的です。 
 
光色 青っぽい爽やかな光色
特性 影をつくらず均一に照らすフラットな光
効果 昼間のような明るさで活動的な雰囲気を演出
146名無しさん@ピンキー:2006/02/17(金) 14:48:57
学園の一匹オオカミ、「ヤケッパチ」こと焼野矢八が、エクトプラズムの娘・マリアを『出産』した事で繰り広げられるドタバタ劇。作者自身「やけっぱち」の気分で
かいた、「駄作」、と真情を吐露している作品でありながら、
この「やけっぱちのマリア」もまた、生命や性の問題を真摯に、また分かりやすく描いた、明らかに手塚作品の美徳を備えた作品です。
「だれもかれもが漫画に(性描写を)とりいれはじめた」という1970年代、
それならばと手塚治虫も性描写に取り組み始めるのですが、その真摯な姿勢はとても「エロ・グロ・ナンセンス」などというはやり言葉に収まらぬもので、たとえば「火の鳥」に見える生と死の神秘や、
宇宙の不思議などをじっと考えつめる姿勢と、根本でなんら変わらない真面目さを伴っています。
マリアやヤケッパチが持ち出す性や恋愛についての素朴な疑問や戸惑いは、
ヤケッパチの担任である秋田先生をはじめとした大人達によって、
丁寧に説明されており、明らかにただの「エロ」とは一線を画して、少年達に性について真面目に考えさせたい、という意図が込められています。
どんな作品にも、作者からの真剣なメッセージが強く打ち出されており、
たとえ「駄作」と言われる作品であろうともこの
「遺伝子」が必ず備わっていることこそが、手塚作品の美徳なのです。
 同時期に発表された「アポロの歌」が愛とは何かという命題をシリアスに
描ききったのに比べれば、確かに「やけっぱちのマリア」はギャグマンガという体裁で、主人公は乱暴、ヒロイン
はダッチワイフ、ストーリーも「タテヨコの会」との
小競り合いばかりが主軸となれば、良質の作品が多い手塚治虫の作品群としては、「悪い子」なのかもしれず、
世論の非難を浴びてしまうのも仕方がなかったのかもしれません。事実、連載誌である『週刊少年チャンピオン』が
福岡県児童福祉審議会に有害図書指定を受けるなどの事件があり、決して世間の風当たりはやさしくなかったことがうかがえます。
しかしそんな「悪い子」だからこそ、読者の私達にしてみればどうにも憎めない、ついつい応援してしまう、愛嬌のある作品であることは、間違いありません。
147名無しさん@ピンキー:2006/02/17(金) 14:55:25
「なんかおごってょー「おいおい!なんで服に酒こぼされた上におごんないといけないんだよ!」
「いいぢゃん!出会いって事でさ!「ったく…調子いいなぁ。」

「そんかわり俺が指定したやつ飲めよ!
「やったー!
「すいません、テキーラ二つ!「えぇぇ!マジありえなーい!」
「ありえるよ!ちゃんと飲めよ!
カウンターにはショットグラスいっぱいに注がれたテキーラが二つ出された「乾杯!
乾杯と同時に二人はテキーラを一気に飲みほした。
「あぁ〜喉が焼けちゃうよー」
「まぁとにかくあんまたまやりすぎんなよ!じゃあな。」
そう言うとなおやはコーラを買ってビップルームの方へ帰ろうとした。
「ちょっと待ってよ!」
「なんだ?」呼び止めるとあやはなおやのポケットに手を突っ込んだ。「あった!」
「何すんだよ!」
「あっ、待ち受け可愛い。ワンちゃん飼ってるの?
「…別に飼ってないけど。ってか犬の画像じゃねーぞ。だいじょーぶか?」
148名無しさん@ピンキー:2006/02/17(金) 14:56:53
そして次の瞬間、なおやの視界は真っ赤に染まった。
「キャャァァー
ゆうこが叫んだ。
なおやはまだ何が起きたかわからなかった。
やけに喉元が熱い…

あやは包丁でなおやの首を切りつけてしまった。
なおやの首はスッパリ開き物凄い勢いで赤い血が吹き出した。
「ぁっ…あ………あ…」

あやはなおやの返り血でみるみるうちに赤く染まって行く。
あやは笑っていた。

笑っているあやの目からは涙が流れていた。なおやの血液とあやの涙が合わさり血の涙のようになっていた。
149名無しさん@ピンキー:2006/02/17(金) 14:59:37
まことにしのぎよい時節となりましたが、皆様にはお変わりなくお過ごしのことと存じます。
さて、早速ですが、○月○日は亡き父○○の○回忌にあたります。
つきましては、来る○月○日(日曜日)午前11時より○○寺様にお越しいただいて自宅にて法要をとりおこないたく存じます。
皆様には何かとご多用のことと存じますが、ご参列ご焼香くださいますようお願い申し上げます。
また、法要終了後に粗餐を用意しておりますので、そのご予定でおいでくださいますようお願い申し上げます。
            平成○年○月○日  ○野○男
追伸
まことに恐縮ですが、○月○日までに同封の葉書にてご返信いただけると幸甚に存じます。
150名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 21:47:01
まきをくべて炉辺で談笑する晶とソーセージ。
ソーセージのほほはオレンジに染まり、時折レモンティのグラスをほほに当てて「冷たくて気持ちいい」
などと嬉しそうに笑う。
晶はそんなソーセージを見て「熱いのなら少し外に出てみない」とささやく
「や、このままでいい、出たら出たで寒いだろう。それに、何か得体の知れない動物におそわれるかもしれない」
とソーセージは恥ずかしそうにつぶやく。
151名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 22:36:15
人間三十年 腐天の内をくらぶれば 夢 陥穽のごとくなり
152名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 00:06:47
童貞諸君は山田詠美の「ひざまずいて足をおなめ」を読んで女心を学習なさい







ぬるぽ
153名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 00:19:11
すいません。童貞は小説なんて理解する頭がありません。ごめんなさい。
154名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 01:34:18
レディースに襲われる

夜自転車に乗って街をパトロールしていたら、スクーターに二人乗りをした今風な姉ちゃん達が、
俺の自転車めがけて突っ込んできた。なんとも恐ろしい姉ちゃん達である。交差点で全く一時停止しないのだ。
レーサーみたいだ。3台でやはり町内を巡回しているのであろうか。ヘルメットをクビの後ろにしている。
ヘルメットの意味がないじゃん。後ろのライトは赤じゃなくて白で、しかもまぶしい。交差点では一時停止はせず、
自転車はどかして走る。そして、水鉄砲で打ち合っているのだが、何故水鉄砲?

踏み切りで一緒に止まった。俺は二人のりスクーターごときには負けないのですぐ追いついてしまった。
後ろから、銃撃戦の様子や、ギャルぶりとか、その他オヤジの見るべきパーツベスト3とかを熱心に眺めていたら、
私のいやらしい視線に気がついたのか、お姉さんは私にも水鉄砲で攻撃してきた。
俺かよ。「や、やめてください」とおろおろとうろたえる俺。なぜに敬語なのか。恥ずかしい俺。
最初は1人だったが、そのうち3人全員にピューピューと水をかけられて、びしょびしょになってしまった。
水をかけられて、喜んでいると思われたに違いない。

そのとおりで、ギャルに水鉄砲をかけられて少し嬉しかった。夏の夜にギャルにかけられる水鉄砲は最高だ。
俺も水鉄砲をカバンに忍ばせておけばよかったよ。
155名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 15:20:36
妻の遺骨 毎日新聞S52/3/28

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2月26日の正午すぎ、妻は息を引きとった。

翌日火葬にし、私は少量の遺骨をビニール袋に納め、ポケットに入れて一週間の旅に出た。

妻はまったくの無宗教で、平静から自分が死ねばどうせ水になって消えるのだから、骨の小さなかけらを少女時代に親しんだ浜名湖と、それから大好きな倉敷の美術館の庭の隅に埋めて砂利でもかけて踏んでおいてくれ、墓は作ってくれるなといっていた。

それを果たすための旅行のつもりであった。

3月2日の小雨の降る朝、、人気のない美術館に行くと、中庭の真ん中に低い数株の木のかたまったところが在ったので、受付の若い娘さんの許しを得て、一本の木の根の砂を指でかじって2センチばかりの骨を入れて土をかけ、お礼を言って立ち去った。

その日の晩、私の身を心配して同行してくれた本多秋五と街の店を覗いていると、朝の受付の娘さん二人が通りかかって私を見つけ、「感の事務長さんが明朝来るように伝えてほしいといってました」と告げた。

翌朝開館を待って出頭すると、事務長という人から「埋めた骨を掘り出してもって帰れ」といわれた。

「供養のためなら近くに寺が在るからそこへ納めて拝んでもらいなさい。こういうことをされては困る」ということで、これは確かに骨は不浄のもの、忌むべきものと考えるのは一種の常識で在り、ことに美術館を預かるものとしては当然の抗議でもあろうと思った。

雨に濡れたこころおぼえの場所にしゃがんで少し砂利を除け、白い片を掻き出してポケットに入れて、詫びて去ろうとしたが、やはり少しあわてていたのと、骨の形そのものに記憶がなかったので石片と間違えたらしく、門を出ようとすると事務長さんが追い駆けてきて
「すぐ横に土が盛り上がったところがあったので念のため調べたらこれが出てきました。ーーこれでしょう」と確かに妻のものと思われる新しい、白っぽくて少し泥のついたもろい骨片を手渡された。

鼻紙にくるんで胸ポケットにしまったが、死んだ妻が哀れで可哀相でならなかった。

なぜこんな残酷な目に合わされるのだろうと思うと、自分のヘマも一緒くたに腹が立って年甲斐もなく涙が出た。
156名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 15:23:40
いつもマグロンの彼女に今日は初めて俺のマルドナードをフェラーラさせた。
チラベルトを外しチャックからボロベイとこぼれたカリオカを ジーダでペリクリスしたと思いきや
チュラムと糸を引かせながら 「ホビーニョ…」とおねだりし、彼女はケツバイアを突き出した。
俺はコクーと頷き尻をムニティスし、彼女のダエイがこびりついたカンポを
ムッツィムッツィとしたケジュマンにムワルワリとジラルディーノしながら侵入させていく。
まるでラーションが塗り込んであるかのようなビチュヘだ。 「今日はアンデルセンだから中田ダ・シルバ…」
スメルチンをビスチャンするたびに俺のイアキンタがぶつかり パンカロパンカロとロドリゲス。
「ア、アイイェグベニ!クリ、クリスタンバルもツィックラー!!!」
言われるがままフィリップ・ダ・ビルデしたところ彼女は二度ビクトルし 大量のルシオを吹き出した。
同時に彼女のカカにハッセルバインクした。
157名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 15:26:26
>>156
チラベルトワロスwww
158名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 15:31:35
あほくさ
このスレって全部矢印の自演だろ
159名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 15:37:31
そろそろ雛人形作りにも飽きたであろう・・・。そんなアナタにはコレ↓
あんちやふーで新しい刺激を探そう!
ttp://www.unti-yahoo.com/
160名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 16:10:30
イチニーサンシー 日々良いカンジー じりじりかましー いじりっぱなしー


これなに
161名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 16:14:00
>>144
ウケタ
162名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 16:21:32
日暮人の暇なせいか、一途に広げる世界地図。
もう何回も使いすぎたか、気付いたら、折線に沿って走る見事で綺麗な破れ目は、まるで大陸横断する化学兵器。
日焼けした一枚の紙切れ見ながら、世界を旅してきます。

衝動的行動に、放浪癖少々加えて見渡すステータス。ファミコンのRPGさながらのすげー奴。
初期段階、ひたすら前向きに。そうしたらば、とりあえず右左確認して進む。やってみればわりと普通。
どこそこと、どの言葉とその音を、どこぞで奏でる男の子は、自己形成したプロイズムで毎日ひた動き続ける。
羅針盤は裸身のまま回り、ことあるごとに正確に止まり、そして、しばらくまた回り、指し示す次の町。
狭くて広い、広くて狭い世界観で目立ちたいから、相変わらず紙面で語るグローバルを振りかざして凄む奴。
ココとココでアレが起こって、なんて他人からはハテナも同然。もちろん帰ってくる冷めた答えは、「誰だお前?」
具体像で表す抽象。見た目重視で計らう偶像にはなりたかないと目指す中坊が、躍起になって選ぶ給料。
端から端まで妙なパラドックス。直線へ投げ出されたらどうする?もうすぐ、その時が来るから枉げてしまうんかな?
どう足掻けど淘汰され、公は私に権利を渡さない。どうあれ世界は動くのだが、この1枚だけは変わらない。
163名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 17:07:57
保護者殿
                     市立東中学校
                     保健教育科主任 森山香織

             精液採集について

拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
さて、先般の新聞報道にもありましたが、人間の精子数が減少していると
の欧米での調査報告を受け、国内でも同様の調査が行われることになりま
した。
性教育研究校に指定されている当校では、2年生男子が調査対象となり、
射精された精液の量と濃度、及び、精子の活性度が測定されます。
ご協力の程よろしくお願いいたします。
                            敬 具
注意
1.中学生の射精は勢いがよいため、一人で容器に精液を採集することは容
  易ではありません。保護者の方がペニスの向きを調節したりして手伝っ
  てあげて下さい。
2.射精律動が終わったら、尿道に残っている精液をペニスの根元から十分
  に絞り出して容器に入れるようにして下さい。
3.諸般の事情により、ご家庭で精液を採集できない場合はご連絡下さい。
  保健室にて精液を採集いたします。
164名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 17:22:06
震えるような抱擁のあとで君はじっと天井の染みを見つめている
何について考えているのか僕にはわかるので目玉の大きなヤモリになった
こっそり布団を抜け出して柱を駆け上がり天井に張り付いてみる
その染みは間近で見ると達磨大師のようないかつい視線をギロッと投げる
木目が波紋のように広がるその中心にたどり着くと僕は口をパカッと開けて
互いの目玉同士の威嚇を続けてふと下を見れば君の目線は別の染みを追う
そうやって染みと染みの間の木目の波頭を飛び石のように伝わっていくと
いつしか煤けた滲みが一点にゴソゴソと集まってきて僕の行く手を遮るのだ
君の瞳の驚きと僕の目玉の怯えが共振して天井にはポッカリと暗く空虚な穴
換気扇に溜まった黒い埃のようにモワモワな輪郭をだらしなく歪めながら
その穴は僕を呑み込み木目は波動となってブルブルと床の畳にまで達し
君は黄色い蛾となって舞い上がり僕と一緒に天井の穴に吸い込まれてしまう
僕は君を守るためにヤモリの本分を思い出して蛾の君をパクリと丸呑みする
暗闇のトンネルの壁にはグラジオラスの花が襞のように何重にも咲き乱れ
そのムッとした香りに眩暈を覚えながらも必死に四肢をムササビの如く広げ
抗うわけではないが速すぎないスピードで濁流に吸い込まれていけば
いつしか広い世界に出るのかと思いきや突如現れる行き止まりの壁に衝突
罠にかかったヤモリと胃袋の中の蛾はなんとか道を引き返そうと試みるのだが
後から後から押し寄せる蜘蛛の子供の大群がブリザードのように吹きつけて
息もできない手足も動かせないまさに磔状態のまま闇の肉壁にめり込んでいき
このまま何万年も経てば化石になると思った時には本当に化石になっていて
発掘されるのを待っている自分が妙におかしくて笑い出すと急に地響きが聞こえ
周りの蜘蛛で出来た琥珀が砕け散る音が目覚まし時計のけたたましさで響き渡り
ここは水の中のようなものだと初めて気づくとこの穴の正体もわかってくるわけで
天井の木目を泳ぐ魚は君の不安を吸い上げて涙を流して染みを作っていたのだと
165名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 17:26:09
「ほら、田舎の町内会みたいでしょ?マンションでこう集合意識無いって信じてたけどこれ見て」

シャワーが雨音に聞こえたのは二回目まで、晴れた日曜の床暖房に慣れた三回目。
日溜まり溶解物にパルファム名残を漂わせ、沈黙合戦の末。
興味本位では脅迫電話の主の罠、誘われてソウロウ。
「ああ、あなたの声ってパパそっくりね」


 悩めるサイコロ箱ン中 二人して
 とめどなく滴り 乱れればいいよね
 ピンクのリボン幾重も掛けられれば プレゼントの包みで
 どこかに放置した時計がこっそり動いてる みたいで
 二人して真新しい単細胞のゼリーオバケ作るように
 包装紙の内から 破った裸でいたいよ


青いバインダー、A4サイズの表紙には部屋ナンバーと住民の名字が記載されており、ゴシック体に揃えられた文字が並んでいる。
味気なくただ。
性別を匂わす印は見当たらない、冷たい羅列が。
息を飲みよそ見している振りをしてるのがやっとね。
166名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 17:28:50
シルクレース撓む梔の花弁 ベールを足に頂戴
 足も真っ白なまま並べてね
 肝の太ももそっと 包み止める
 片足だけ網タイツでさ
 貴男から好きなように抱いてなんて
 ギンガムチェックな台詞
 吹き出しの中の喘ぎ声聞きたくないから
 野暮なこといっちゃ厭よ
 貴男はここに座るの
 きりかぶの年輪内側から
 白 桃 青 緑 黄 赤 繰り返し続いていくのよ
 綺麗でしょ?
 今
 桃色の辺り わたしの人生
 わたしのきりかぶは椅子になる
 さぁ座って
 か弱い子鹿のキングになってから
 ゆっくりね絹糸を解いて
 リボンがリボンじゃなくなるまで
 駄目にして飾りじゃいられない姿にしてよ?
 野心引き絞る
 ポーズ知ってるでしょう?
 あなたの好きでいい


「やっぱり違うわね」
性格、忘れました足の親指反り上げて忘れました。
携帯電話奇遇にもお揃いでね俺と。
何が?違いなど聞きたくもなく、バイブのまま床歩みだす携帯電話にお構いなくと、煙草が燻り燃え尽きる匂い。邪魔なソファーにマーキングした爪痕。
167名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 17:31:45
「ぜんぜん違うわね」
体、良くわかりません。
クリスタルの中で手間を省くよう、ひっそり息を止め燃え尽きる灰皿に無い灰を吹く。
紅茶のぬるさに溶け入る午後、窓からぬっと割り入る客人のタワー。
見覚えのある違う窓から監視されている何ものかに問う。
常に、偉大なるそして栄え滅びつつある循環に、そしてヤバいなはぐらかせない視線は。
回るのか否や。


リサイクル通信販売のチラシ、墓地分譲の募集、階毎の通路清掃当番ローテーション表、苦情についての注意書き。
意味無く関係無く捲れ上がって目に刺さる。
純白の上質紙にマッチ磨り付け火を生む目線。
いつでも生立ってジュィ芯に刻んじゃうのか。


 わたし強引にね貴男の兄弟産めるわけよ
 怯えてないわ
 失うものなんてちょっと贅沢な暮らしだけ
 わたしがたった今決めたら済むことよ
 貴男の子孫もこの世に存在させることが出来る
 簡単よ ふふ

チャイムも鳴らさず、ドアに鍵を差す音がする。

「回覧板にわたしたちの写真が貼られてたのよ、ひどい。悪戯だと思うけど、今日は気分じゃないのお願い電話出ないからって心配して日曜日こないでいいわ無理しないで」

夢であれ、回覧板を胸に抱き迫真の涙声。
現実であれ、ドア一枚の隔離今だけは。
今だけは。
168名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 17:55:05
先日はかわゆいイラスト送ってくれてありがとう
君みたいにかわゆいね
君の○○を○○して○○して○○したい
しても良いかな?良いかな?

○○の○○って何言ってんのあんた
これ仕事でしょう?
デザイナーってこうなの?
何をデザインしているの?
かわゆいって言う人久しぶりに見たわ
しかしまたかよ
またなのかよ全く
私変態臭でも出してます?

件名 Re:君の○○を○○しても良いかな

本文 いいとも♪
169名無しさん@ピンキー:2006/02/21(火) 01:22:37
これ友達の家族、友達(以下T)・父・母・妹2人の5人が体験した本当の話。
今年のゴールデンウィークに長野に行っていたTの家族は、
5月5日家に帰る途中、新潟と長野の県境に近いI山という山の前を
通ろうとしていた。Tの父は運転だけが取り柄というような人で、
運転中に体調を崩すような人ではけしてないのに、その山の前で急に
目眩や足の痛みを訴えだした。仕方なくその日は宿をとる事にしたのだが、
Tが地図で探しても宿は見当たらなかった。
だがよく地図を見ると山の上に一軒だけホテルがあった。
父の体調を気にしながら山を登る事にした。
だが山はたまたま雨で、霧が出てきて周りは見えない。
だがホテルを目指す山道だけは、霧がなく進めた。さらに進んでいくと、
霧が濃くなり引き返す事はもちろん無理、山の上に灯りがひとつ付いた。
宿についてみると、とても高級そうで綺麗な所だった。
だがとてもいい所だし他に宿がないのに地図にホテルの解説一つない。
車を止めると自分達が来る事を知っていたかのように、笑顔の女将さん
が出てきた。笑顔の女将さんに案内されるまま、
宿に入り名簿を書いた。従業員もいるが喋らない。
ここで一つ疑問が生まれた。高級ホテルなのにボールペンがない、
鉛筆で名簿書かせやがった。しかも芯折れれてるし。気付いた女将さんが、
鉛筆を削ってっくれた。今では古い手動の鉛筆削りで。父は体調が
悪いので、母が名簿を書いた。Tの母は字が御世辞にもうまいと言えないほど
汚い字を書くのに、女将さんは妙に笑顔でその字を褒める。女将さんは
いつも笑顔で嬉しそうだ。一泊分の料金を払い、貴重品を預けた。
170名無しさん@ピンキー:2006/02/21(火) 01:25:30
高級ホテルなのに10階建てのホテルでエレベーターはない。
結局自分の部屋のある、8階まで歩いて上るはめになってしまった。
父は横になるとすぐに体調が回復した。そしてまず温泉があるので
温泉に入る事にした。Tと父が温泉に行こうとすると、女将さんが廊下にいた。
とても気の付く女将さんで、Tの家族に付きっきりで、電気をつけるときも、
先頭を切って電気をつける。そして温泉に着くと、二つの湯があった。
一つ目の湯は水風呂だった。二つ目の湯は温かい湯だ。そう思い足を
入れると、…冷たい。どうして?そう思っていると
二人の後ろに女将さんが何故かいた。気がききすぎる。
とりあえずどっちの湯も冷たいって事を女将さんに言うと
女将さんはレバーのようなものを下げた。何をしたかと思っていると
冷たかった湯がすぐに温かくなった。二人は湯につかり温まったと
思い湯から上がると・・・寒い。普通、温かい湯から出た後は
ポカポカして、しばらくは暖かいもの。だがその時は水風呂から
あがった後のように体全体が寒く冷たかった。
次に、晩御飯。従業員が何か作っているように見えるが、
よく見えない。料理を運ぶのは女将さん。
171名無しさん@ピンキー:2006/02/22(水) 15:02:43
最後の一文がまともなのは何故だろう
172名無しさん@ピンキー:2006/02/22(水) 17:01:38
        /    ___ ゙ ,:-'´  、 i  私のソフトクリーム食べて
      /´ ヽ` ̄        ー-゙:.、
     i          - 、         `ヽ_
     l:    、.:         ヽ       ゙i"
       !    i ; n  .:c.:   ',    _..ハ
      |    ハ/ {   _,..-ァノ 、r‐、>ー ヽ
     |   ト./  ` ̄__,.:=彡  :.ヾ、ニ二 /
.       |    |ノ     -=<      ゙=tラ'"
        |   /   ,-一'" ̄´         i
       |:/     / \:.           !
      | '    /   ヽ:.         :、  \
        ゙、  ノ    .i:.        `   ヽ
       `ー'    _:/__:.            `ー---─ ''"´ ̄ ̄`` ー- 、
          /´    `ヽ、.         .:                   `ヽ、
           /             `ヽ、                          ゙i
            i                  :;                    ,!
           !       ‐-、      :. ;: .:'                      /
         ヽ        ヽ     ; j:! "       __..:-‐'"´ ̄ ̄`   __ノ
             \         !    .:' 〃 ,..:---─‐'"´ __.. -──── ''"´
            `ヽ、     ヽ、 ノ-く⌒ヾ:.:'ー--ァ'"´
                  `ヽ、   >:)..( );;;;;;}:/` ̄i
             ....:::::::::::にニニイ:: /;;;;;;;/K._.ノ、
           ....::::::::::::::::::,! _ i!: l;;;;;;;;.ゝ.:、__/ ミ、::::::::::::::::.........
            ..::::::::::::::::::::::::!`´_` .! ( \;;;;;;;ヽ ..)==='' :::::::::::::.......
          ::::::::::::::::::::::::::k'´! i ,``;|.ブリ`);;;;;;} ブリッ
           ..:::::::::::::::::::::ヾ三三ノ   z';;;_ノ
173名無しさん@ピンキー:2006/02/22(水) 17:10:15
@一日中パソコン(エクセル)してる引きこもりの社長
A今まで何年も部下にコーヒー1杯すら奢った事ないケチ社長
B午後はバカ事務員とワイドショーの芸能ネタで盛り上がる社長
C親会社から放り出されたのに今でも親会社の自慢する勘違い社長
Dよそで共稼ぎの妻の退社時間に合わせて時間調整し退社する社長
Eリストラした結果、男性社員を税込13万で募集し、応募があると待ってる社長
F営業マンが立て替えた交通費の支払いを難癖つけ出し渋る経理のオバサン
G出張した者に対し「出張手当稼ぎするな」と言い切り、出し渋る社長
H過去何十年も新規受注がない、なぜなら受注する人間がいない 、営業部門がない
I結婚歴なし&結婚予定なし&男なしの45歳以上のブスでぶあいそな事務員が2人もいる
J社長と事務員が昼食時「笑っていいとも」を見ながらバカ笑いしている
K飲み会(宴会、新年会、忘年会、歓送迎会など)が全くない、やろう!と誰も言わない
L売上ダウン→利益ダウンを社員の給与ダウン&賞与カットだけでカバーしようとする社長
M「この会社が潰れてもオレは親会社へ戻れるんだ。皆は大変だな・」とうそぶく社長
N10分で行ける客先に月1回も出入りしないし、トラぶって呼びつけられても逃げ回る社長
O朝は無言のまま集まり、夕方無言のまま、社長・社員達は事務所を去る
P必ずその場にいない人間の悪口を事務所で言い、大いに盛り上がる。
Qお客の注文の電話を受けた事務員は直後に忘れ、相手が男か女かすらも「さーー?」
R事務員がパソコン出来ないのを何ら恥じず、15年前のワープロを今も愛用している
S終業時間の3分後にはもう誰もいない
174名無しさん@ピンキー:2006/02/22(水) 17:15:55
■取調室で20回強姦した色摩警部
http://society3.2ch.net/test/read.cgi/police/1135350520/2
アサヒ芸能7/28号「警視庁色魔警部- 取調室レイプ20回」
http://www.tokuma.jp/data/user/magaimg/316.jpg
■交通違反で逮捕、ヤク漬けにして取調室で強姦した警官
「被害者25歳女性が涙の訴え、神奈川県警 取調室で覚醒剤レイプの一部始終」
http://www.web-pbi.com/contrast2/acrap01.htm 
http://www.web-pbi.com/contrast2/index.htm
◇交通違反で逮捕、ヤク漬けにして強姦◇
交通違反で逮捕、取調室で強姦
神奈川県警藤沢北署の巡査長が、交通違反の女性(18)に覚せい剤を提供し、
それをネタに「逮捕する」と取調室に何度も呼び出し、
3年間に10回以上のレイプを繰り返したとして、
損害賠償請求を提訴された
175名無しさん@ピンキー:2006/02/22(水) 18:11:02
ERROR:持ち株情報の取得に失敗しました。(HTTP::Response=HASH(0x8977144)->code())
176名無しさん@ピンキー:2006/02/22(水) 22:20:31
177名無しさん@ピンキー:2006/02/23(木) 00:14:54
「イリヤ・ムローメツ」はロシアの伝説に残る怪力の英雄です。
日本語訳される際の表記が統一されておらず、写真に撮ったディスクに書
かれた書き方も「イリア・ムーロメッツ」「イリヤ・ムロメッツ」等と書かれ
ている。ちなみに、作家の筒井康隆氏が小説現代に連載した日本語リライト版(?)では「イリヤ・ムウロメツ」として
いた。

この伝説自体、異様な妄想の産物のような強烈な内容なので、ち
ょっと紹介してみたい。細部まで語ると茫洋とした世界に入り込みそう
なので、この交響曲との関連でさわりだけ綴ろう。

イリヤ・ムローメツは、子供のできない老夫婦が天に祈って授かった子供だ
ったが、手足が動かず、30年もの間みじろぎもせずに座っていた。そこに「
さまよえる巡礼者」がやってきて、「起きよ、行け、汝は強き英雄にならん」と呼びかける。するとイリヤは起き上がって、馬にまたがり、伝説の英雄「スヴャトゴール」を探すため
聖なる山に向かう。やっと発見した伝説の英雄スヴャトゴールは、既に棺に身を横たえていたが、死ぬ前に賢者の英知をイリヤに授ける。(交響曲の第1楽章)

英雄となったイリヤは、叫び声だけで軍勢を気絶させる「山賊ソロヴェイ」
を叩きのめし、自らの配下として連れていく。キエフの王子ウラディーミル公の宮殿の城門前で「山賊ソロヴェイ」に叫び声を上げさせ、宮殿でも英雄として認められる。(交響曲の第2〜3楽章)

その後のイリヤは、数々の異民族と戦い、武勇伝を残して行く。体臭で敵を気絶させるダッタン人「ウダラヤ・ポリエニツァ」や「怪物イードリシ
チェ」などを叩きのめす。しかし、慢心したイリヤとその仲間が「天
軍すら俺たちにはかなわない」と言葉を吐くと、一人の敵が現われ、この敵は倒
すたびに倍の数になって挑んでくる。ついに万軍となった天の軍隊と闘い続けた
イリヤは、最後に己の慢心を認めて後悔の祈りを捧げて、石となってしまう。(交響曲の第4楽章)

178名無しさん@ピンキー:2006/02/23(木) 00:17:23
まことにしのぎよい時節となりましたが、皆様にはお変わりなくお過ごしのことと存じます。
さて、早速ですが、○月○日は亡き父○○の○回忌にあたります。
つきましては、来る○月○日(日曜日)午前11時より○○寺様にお越しいただいて自宅にて法要をとりおこないたく存じます。
皆様には何かとご多用のことと存じますが、ご参列ご焼香くださいますようお願い申し上げます。
また、法要終了後に粗餐を用意しておりますので、そのご予定でおいでくださいますようお願い申し上げます。
            平成○年○月○日  ○野○男
追伸
まことに恐縮ですが、○月○日までに同封の葉書にてご返信いただけると幸甚に存じます。
179名無しさん@ピンキー:2006/02/23(木) 03:45:34
ラノベのイリヤの何とかってパクリだったのかorz駄目だなラノベ
180名無しさん@ピンキー:2006/02/24(金) 00:41:58
幼貞 10歳未満     ← まだまだ未熟、ここで脱落する可能性は殆んど無い。
童貞 10〜18歳未満  ← 早熟はここでリタイア。若気の至りとも言う。
青貞 18〜20歳未満  ← 18禁解除の大波に飲まれて脱落する者多数。
成貞 20〜30歳未満  ← 多くの物が脱落。ここを耐え抜けば妖精など称号がもらえる。
壮貞 30〜40歳未満  ← ここまで来れば後はひたすら突っ走るのみ。魔力を得る者も・・・
更貞 40〜60歳未満  ← パワーダウンを感じさせるが、ここまで来たら行ける所までがんばる。
老貞 60〜100歳未満 ← 大称号還貞を迎え、更なる大称号、米貞、百貞を目指す。
天貞 100歳以上    ← ついにここまで来た!神の領域。

還貞 60歳        ← 大称号、赤貞とも呼ばれる。
米貞 88歳        ← 末広がりの縁起の良い大称号。
白貞 99歳        ← 百貞まで後一年!
百貞 100歳       ← 「わが人生に一片の悔いなし!」 と、叫ぶ。
181名無しさん@ピンキー:2006/02/24(金) 00:44:39
↑wwwwwwWWWwwwwww
182名無しさん@ピンキー:2006/02/25(土) 01:59:50
みずあげ みづ― 0 【水揚げ】


(名)スル
(1)船の荷物を陸に揚げること。陸揚げ。
「桟橋に―する」
(2)漁獲高。数量・金額いずれをもさす。
「―が落ちる」
(3)営業の売上高。
「―が少ない」
(4)芸妓・娼妓がはじめて客と肉体関係を結ぶこと。
(5)生け花で、花材が水を吸い上げて長持ちすること。また、花材に処理を施して、水の吸い上げをよくすること。
183名無しさん@ピンキー:2006/02/26(日) 06:52:26
どのサイトもサクラちゃんばっかなのか・・orz
まいった。みんなどうよん。
風俗は虚しいしなー・・
184名無しさん@ピンキー:2006/02/26(日) 19:32:23
戦後話題になった霜川総裁変死事件という、現実の事件から全ては始まる。
霜川事件に先立ち、GHQは仁郎
にある人物を殺すよう命ずる。仁郎はそれを渋々実行に移すが、手際が悪く、
4歳の妹である「奇子」に証拠を隠滅しているところを目撃されてしまう。
主人公「奇子」の悲劇は、こうして始まる。アメリカと日本の国同士の摩擦が、
突如何の関係もない東北の山奥に住む幼児に影を落とすのだ。


警察の手を逃れるため、家族は奇子を死んだことにして戸籍を消し、一生の間、
土蔵に閉じこめることを決定する。4歳の奇子は土蔵に押し込められ、世間と全く
接触しないまま暗闇の中で年月を過ごす。奇子を取り囲む家族が、『奇子』
の主要登場人物だが、悲劇に拍車をかける性格の人物ばかりがそろっている。
警察と関わりを持ちたくないばかりに、奇子の幽閉を決定する長男。気が弱すぎて、
何も言い出すことの出来ないその嫁。好色で、その嫁を息子から寝取り、
あげくに奇子を作ってしまうのが、課長である大事主の父親。
その大地主から利権を預かろうと、口をつぐむ親戚。このシワ寄せを受けて、
二十年以上も幽閉生活を送り、異様な女になっていく奇子。
185名無しさん@ピンキー:2006/02/27(月) 16:37:24
今日チャリで猛烈なスピードで繁華街突っ走ってたら電飾スタンド看板に激突してぶっ壊した。
ラーメン屋か何かの回転式の看板。
とりあえずコンビニによっておしっこした
186名無しさん@ピンキー:2006/02/27(月) 17:32:44
女性と仕事
最近、共働き家庭の数が専業主婦家庭の数を抜いた、との新聞記事を読みました。
「不況下で、旦那の収入だけではやっていけない」との切実な事情や、「仕事を生涯続けたい」との高い職業観を持った女性の出現等、様々な要因が考えられます。

10年ほど前までは、「大企業や官庁で働く旦那を持つ専業主婦」という立場は、女性にとって一種の既得権益の様なものでした。この意味での既得権益とは、「自分に職業能力が無くても、安定した生活を送れた」ということです。

構造改革とは、簡単に言えば「能力も無く努力もしないのに立場だけで利益を得ている者からそれを奪い、より公平な実力主義に移行する」ということですから、専業主婦も例外ではありません。

これから進む構造改革は、個人の能力や能力差を、容赦なく暴露していきます。
良し悪しは私には分かりません。ただ、事実として進行していく、ということです。
要するに、「自分自身で食える能力を持っているか、持っていないか」に人生がより依存し、また社会的評価も受ける、ということです。
マクロ的に言えば、世の中は今よりもっと経済主導で動くでしょうし、ミクロ的に言えば、私達個人の生活は今よりもっと仕事主導で動く、ということになります。

リスク分散の意味においても、これから共働き家庭は益々増えて行くことでしょう。
このためにも、政府には、待機児童の問題にもっと真剣に取り組んで欲しいものです
187名無しさん@ピンキー:2006/02/27(月) 18:30:58
31 名前:名無しさん@ピンキー :2006/02/27(月) 18:12:04
21歳コンビニバイトなんですが、常連客の女の子のことがちょっと好きなようで、
その人がレジに来ると顔が赤くなったり手が震えたり、とにかく挙動に反映してしまうので、
むこうにも絶対自分の感情はばれてしまってる気がします。
 でも付き合いたいとは全く思わないんだよな・・・釣り合わんし、第一面倒くさい。
別にその子が目の前にいない間は全く忘れてるし、これ以上親密に接したいとも思わないから恋ではない。
ただその子が店にいる間ずっとキョドって恥ずかしいのと、仕事がぐちゃぐちゃになるので
そういう感情自体うっとおしいだけでしかない。どうしよう・・・。
188名無しさん@ピンキー:2006/02/27(月) 18:44:42
>>187俺のレス貼るなよ
189名無しさん@ピンキー:2006/02/27(月) 18:45:29
わろすwww
190名無しさん@ピンキー:2006/02/27(月) 18:47:05
確かに途中までは最高だな
191名無しさん@ピンキー:2006/02/27(月) 21:28:42
192Tripple-Headed Arrow ◆AgsoD4uH4I :2006/02/27(月) 23:56:33
保守
193名無しさん@ピンキー:2006/02/28(火) 17:19:27
深夜の研究室から明かりとラジオの音が漏れている。
クリスマスソングをバックに白衣の男が、ブツブツ独り言をいいながら、実験をしている。
「やってらんねーよ。何でクリスマスイブに実験なんだ。3時間還流したら、乾固して寝ちまおう。」
とヒーターにスイッチを入れた。
その瞬間、「バチッ」という音と共に研究室の明かりが消え真っ暗になった。
「ついてないなぁ。だからボロはやなんだ。
  旧陸軍将校の兵舎をそのまましぶとく使っているのが間違えているんだよな。
実験あきらめて寝るか。ああ、めんどくさいけど風邪引くから寝袋取ってくるか。」
彼が、院生室に行こうとしたそのとき、ゾクと自分の背中に寒気を感じた。
  「停電の次は隙間風かよ。ボロはやだね。ボロは。」
  「ボロで悪かったわねぇ」
  「やばいなぁ。幻聴まで聞こえるよ。有機溶媒の吸いすぎだなこりゃ。」
 と呟くと、ゾクと再度、寒気が走ったかと思うと
  「よく見なさいよ!! この唐変木!」
という声とともにワンピースの女が立っていた。
194名無しさん@ピンキー:2006/02/28(火) 20:27:40
195名無しさん@ピンキー:2006/03/01(水) 16:50:43


343 :名無しでいいとも!:2006/03/01(水) 16:44:31.29 ID:vggIKAOQ
>>319
ってかキスの方がセクロスより前段階なんだからセクロスで説明されてもワカラン。だって俺は童貞だから。


344 :残高8万娘 ◆u6SRsaYztQ :2006/03/01(水) 16:44:35.86 ID:t2w9zowV
前の彼氏とは半同棲だったけど、あぐらかいてテレビ見てる彼に邪魔してのっかってチスして逃げるのが好きでした。。
196名無しさん@ピンキー:2006/03/01(水) 16:54:37
389 :名無しでいいとも!:2006/03/01(水) 16:45:58.22 ID:vRZK2KvJ
デートキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
390 :名無しでいいとも!:2006/03/01(水) 16:46:02.04 ID:wVMDtIZL
>>205
俺はキスだけで逝きそうになる
391 :名無しでいいとも!:2006/03/01(水) 16:46:02.59 ID:IwNoITBx
キスより先にセクロスしましたが何か?(素人童貞
392 :名無しでいいとも!:2006/03/01(水) 16:46:03.44 ID:vggIKAOQ
>>256
確かに、スロダンでもイマイチだったな。コミカルな感じで良い作品だから問題無いけど。
393 :名無しでいいとも!:2006/03/01(水) 16:46:04.09 ID:qd0CN2Zp
気まずいな
394 :名無しでいいとも!:2006/03/01(水) 16:46:05.95 ID:gz+jLS5e
>>340
歯並びが悪くないんだったら
付き合ってる人が虫歯菌いっぱい持ってる人なんじゃないのかな?
395 :名無しでいいとも!:2006/03/01(水) 16:46:09.45 ID:6+sB9w+d
お楽しみ?
まさかこれから3Pすか
396 :名無しでいいとも!:2006/03/01(水) 16:46:09.47 ID:vf02Rdhs
よしたけエロ格好いいだろ
397 :名無しでいいとも!:2006/03/01(水) 16:46:13.74 ID:3+m+OiPb
女はレイプされるのを待ってるらしい
398 :名無しでいいとも!:2006/03/01(水) 16:46:15.09 ID:6yj4W7UU
よしたけみたいな渋いおっさんと不倫したいなー
399 :名無しでいいとも!:2006/03/01(水) 16:46:16.81 ID:HgRdUjhv
ツンデレ西村たんにやられそう…
400 :名無しでいいとも!:2006/03/01(水) 16:46:19.73 ID:Qyfo902p
こいつらはワインばっかだな。
197名無しさん@ピンキー:2006/03/01(水) 17:12:01
稲葉うわーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
198名無しさん@ピンキー:2006/03/01(水) 17:34:09


147 :名無しでいいとも!:2006/03/01(水) 17:32:53.07 ID:chGeCNwC
↓ 問題発言だな


148 :名無しでいいとも!:2006/03/01(水) 17:32:54.99 ID:IwNoITBx
大学出てとび職ってかっこいい♪


199Tripple-Headed Arrow ◆AgsoD4uH4I :2006/03/01(水) 18:01:25
>>197
イナバの物置?
あれ、「やっぱりイナバ!! 百人乗ってもだいじょうぶ〜〜」とか言っちゃって
物置って、中にモノを置くんだよな
200名無しさん@ピンキー:2006/03/01(水) 19:01:29
ソウイウコトダナ
201名無しさん@ピンキー:2006/03/01(水) 19:22:08
古本チェーン・漫喫の影響も正直、新刊市場にはそんなに直接の関係はないと思います。
むしろ焦点は活字離れよりもデフレでしょう。個人の懐が寂しくなれば純粋に本は買わなくなりますし、
予算が削減されれば公的な場所も図書費を減らしますので。
それと新刊書のダンピングはせん方がええですな。あれはみんなが消耗してペンペン草も生えなくなる。
202名無しさん@ピンキー:2006/03/01(水) 20:25:40
良くあるでしょ生保レディーが契約欲しさに顧客と・・・ って話
そんな枕営業てのは生保レディだけじゃないよ。おれの場合は野村證券の営業のコと箱根に一泊旅行。
慶応卒の大人しそうな子だった。

営業なんて向いてないタイプだったけど、けっこうイイ体してたのでおれも下心あってかなり注文だしてやってたのよ。
つうか営業成績の半分くらいは俺の注文だったと思う。だから誘ったら断れないだろうと自信があったwwww。
だって野村は成績わるいとすぐアレだからね。

旅館にチェックインして、「とうぜん分かってるよね?」と聞いたら、うつむいて「はい」と答えたので、とりあえず一緒に風呂に入ることにした。
脱衣場ですでにビンビンに勃起してもうた。だって服ぬいだら想像してた以上にナイスボディだったし、緊張してる顔が妙に色っぽいんだもんw

でフェラしてもらったのだが、あんまり男に慣れてなかったんだろうな。すげー下手くそで全然気持ちよくない。一生懸命さは伝わってきたんだけどね。
で、「もういいよ」て言ったら、「すみません」てちょっと涙目になってて、なんだか可哀想になってきた・・・
だから、交代して今度は俺がフェラしてやった。
203 ◆EGtRsrac7M :2006/03/01(水) 20:40:01
このスレおもろすぎ
204名無しさん@ピンキー:2006/03/01(水) 21:26:23
一緒に風呂ってどこの混浴?
205名無しさん@ピンキー:2006/03/01(水) 21:27:51
>>202
おまい最高wwwwwwwwwwwwwwwww
笑いすぎて病院運ばれますたwwwwwwwwwww
206名無しさん@ピンキー:2006/03/01(水) 22:37:35
歌舞伎町に出来た「P&A PLAZAグループ最高傑作」こと
「HOTEL COLORFUL P&A」に行ってきました。
といってもまた入室協力者はいるものの、セックス無しですよ。うわーん。

さて、まず西武新宿駅北口側に面したホテル入り口が
「見られるようで入りづらい」という意見もありますが、
実は脇の路地側にもあるので安心です。またもう1つ、
中から見ると都合3つ自動ドアがあったので、バックヤードかもしれませんが、
裏側に抜ける術があるのかもしれません。そちらは未確認。
207名無しさん@ピンキー:2006/03/01(水) 22:40:35
カウンターは一応ありますが、基本的には質問ブースのようなもので、
まず領収書でももらわない限り行く必要はありません。
基本的にはタッチパネルだけで選べる仕様になっています。
タッチパネルは全室の価格と空のあるなしのわかる大判のモニタの前にあって、
部屋の画像が3−4画面スクロールで全室から選べるようになっています
(部屋と風呂の写真が見れます)。
書ききれない部分の補足は、モニタ左のパネルに書いてあります
(最上階の8Fの茶室や露天風呂、ウォーターカーテンなど)。
フロア単位のカラーリングがされており、青いフロアや緑色、黄色などのカラフルなフロアがあります。
208名無しさん@ピンキー:2006/03/01(水) 22:46:17
部屋をタッチして選ぶと、部屋番号の書いてある
レシート状のバウチャーが出てきて、部屋の鍵はもう開けてある旨
メッセージがありますので、それをもって部屋に行きます。

混雑時の待合室は2室あり、カーテンがあって、
カップル単位でわかれて入るためプライバシーが保たれます。
カップル用椅子2脚のうち各1脚は、
顔が完全にかくれる、円形カプセル状の椅子になっているので、
その中に入ると変に落ち着く上に、顔を見られることがないのはいいですね。

エレベータを上って該当の部屋にいくと、点滅していますのでそれを開けます。
他の部屋も入っていると光っているので、
伝票を良く見ないと間違った部屋番の呼び鈴をプッシュしそうな印象がありました。

209名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 00:56:02
タイムパラドックスと聞けばS
Fファンが一番最初に思い浮かぶのは親殺しのパラドックス。標
準的なものとしては
タイムトラベラーが過去に戻って自分が生まれる前の親を殺す。す
るとタイムトラベラーは生まれないはずであるが、生まれないタ
イムトラベラーは親を殺せない。よって親は生き残り、タイムト
ラベラーは生まれる。そのタイムトラベラーには成長すると過去に戻って自
分が生まれる前の親を殺す。(以下最初に戻る)
という感じになりますわな。こういう話を聞いたら「結局タイムトラベラーは生
まれるか生まれないのか、どっちやねん」と言いたくなるに違いない。SF作
家たちもこれにいろんな解決を与えていて、

「俺の親 殺してみたら 他人(ひと)の親」というわけで、殺したけど自分の親
は別人だった、ということにして問題ないことにしちゃったり、
「殺そうと 行ったつもりが 助けてた」というわけで、自分のタイムトラ
ベルの結果、逆に死ぬはずだった親を助けてしまって逆につじつまがあっちゃ
ったり、

「殺ったぜと 帰った先は 知らぬ場所」というわけで、自分が生まれないパラレ
ルワールドに帰還しちゃったり、
「殺せない ああ殺せない 殺せない」というわけで、どうやっても殺人が実
行できなかったり、
まぁいろんなパターンで考えているもんです。物理学者がこのようなパラド
ックスを考える時、まず行うことは現象をできるだけ単純な(つまり計算すること
が可能な)モデルに置き換えちゃうこと。物理学者なんて連中は計算はで
きても人間の行動を予測するなんてことは不可能ですからな。馬
券を買う時にもまず馬を球と近似して計算はじめるってぐらいなもんで。
210名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 00:59:58
自分殺しのパラドックスがどういう結果を産むのかを実験しようと
思っていた私のところに腕を怪我した未来の私がやってきて、

突然私に切りかかる。

私は腕を怪我してしまうが、なんとか助かったので、
タイムマシンにのって過去の自分を殺しに行った。
しかし腕を怪我していたせいでもうちょっとのところで
過去の自分を取り逃がす。残念だなぁ、あの時自分に切られさえしなければ、
自分を殺せたのに。
211名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 05:23:42
付き合って半年になる彼と初めてのお泊まり…。
経験がない私はとても緊張していた。逃げ出したかった…。
でも、彼が大好きだったから…彼に私の初めてをあげたいと思ったから…。

彼は緊張で固まった私の身体を後ろからきゅっと優しく抱きしめてくれた。
たくましい腕が心地良い…。

彼は首筋にキスをしながら私の身体をゆっくりとまさぐってゆく…。

右腕で私のウェストをしっかりと抱き、左手はゆっくり私の胸を揉みしだく…。

私は思わず、
「あっ……」と声をあげてしまった。


彼が耳元で囁く。
「景気は回復の兆しだよ…ワンランク上の雛人形が…売れているんだ…」
212名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 16:54:18
磐田署は2日、県立高校に侵入し、女子生徒の水着に自分の
大便をつけて汚したとして、袋井市木原の人材派遣社員、松下泰久
容疑者(25)を建造物侵入と器物損壊容疑で逮捕した。

 調べでは、松下容疑者は1月22日夜、磐田市内の県立高校の
水泳部部室に侵入し、女子生徒の水着を着た上で排せつし汚した疑い。
「気持ちよかったから」と容疑を認めているという。同署管内には他にも、
高校の部室に侵入したとの被害届が出ており、関連を調べている。

ここもなー★
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060303-00000013-mailo-l22

静岡・大便スレ
【静岡】 「大便を漏らしたのでティッシュを下さい」「ふくのを手伝って」「見てもらいたかった」で逮捕
213名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 16:57:14
公然わいせつ:容疑で31歳会社員を逮捕 失禁したので「ふくのを手伝って」 

 磐田署は8日、通りがかりの女子学生に、失禁したのでふいて
ほしいなどと言って車に乗せて性器を見せたとして、浜松市馬郡町の
会社員、中村茂範容疑者(31)を公然わいせつ容疑で逮捕した。

 調べでは、中村容疑者は先月20日、磐田市内の路上で
通りがかりの女子専門学生(19)に、大便を漏らしたのでティッシュを
下さいとうそを言い、さらに「ふくのを手伝って」と車に連れ込んで
性器を見せた疑い。「見てもらいたかった」と容疑を認めているという。
今年夏ごろから県西部で同様の声をかけられる事件が続発しており、
中村容疑者は「50人くらい声をかけた。何回かは見せた」などと
話しているという。
214名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 17:19:51
オリジンで買ってきた、パック入りのライスに、生卵載せたら、黄身だけ残って白身が
スライムみたいにつるつるーっと、ただれ落ちて床が汚れた。おそらく、容器の淵 ぎりぎりまでつめられた飯のせいだろうか。
表面張力ですら役に立たなかった。
俺は黄身だけの卵ご飯を食べた。
しょうゆがなかったからだ。おそらく、卵を食べるのが数ヶ月ぶりだからだろう。欝。
215名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 17:56:13
■高輪 七軒茶屋【3F】

日本庭園の四季の移り変わりを窓いっぱいに感じながら、
旬の味覚をお召しあがりいただく、小あがり、テーブル席。
加えて、すし、天ぷら、あみ焼、おでん、くし揚、やき鳥の
6つのカウンターでは、それぞれ小粋な専門店の味をお楽しみいただけます。
また、「ステーキハウス 桂」の特撰和牛を使用した
しゃぶしゃぶ・すきやきをお召しあがりいただけます。(個室2室)
216名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 18:06:35
変態スレ乙
217名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 18:52:49
ここは矢印くんのメモ帳です。
218名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 19:00:59
1)秋田県の当該地域の出生率が全国一低い事。
2)一般的には男児の割合は0.516〜0.517で、女児よりも約6%多く生まれる事が
わかっているにも関わらず、当該地域では明らかに女児の割合が多く、その偏りは
NGOの調査で全国一高いと言われていた静岡県三島市よりも更に大きい事。
3)当該地域におけるエストロゲン等の環境ホルモン様物質の測定では問題が確認できなかった事。
4)一流の文化人類学者による学術調査によると当該地域では日本猿を食用に店頭販売
している風習があるだけでなく、人間同士の共食い風習(カニバリズム)がある事を明確に示唆している事。
5)筆者による公開学術論議がこの場で行われた数日後に、当該地域の公立病院の
産科医師及び院長が急に辞職する旨の新聞報道があった事。当該病院では医師数の半数が
一度に止めており、新聞報道にあった開業理由では説明が付かず、欠員に関し未だに補充ができていない事。
6)当該地域は日本で一番、原因不明のプリオン病発症率が高いが、このプリオン病は
元々は人食い風習から発見されている事。また英国もBSEは人食いが関係している可能性があるとの
学術論文を一流医学誌『ランセット』に公表し始めた事。
7)当該学術討議の直後から、人食いや老人殺しを肯定する理論武装と見られる投稿が相次いでいる事。
219名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 19:03:18
以上の7つの根拠から、この地域では出生児の食用殺害が日常化している可能性が
無視できない水準になっていると考えます。消去法で考えた場合、他の理由では説明が付かないからです。
環境医学や社会生態学という分野は、こういった思考プロセスで真実を見抜く手法をとり、
警察の用に、関係医師に尋問したり、物証を押さえたりする手法はとりません。しかしそれでも
社会生態学者ドラッカーはことごとく社会の真相を見抜く事に成功した実績があります。また
今回のようなケースでは行政犯罪、警察犯罪、司法犯罪の可能性も無視できないので、
物証は必ず捏造されると見た方が自然であり、実際、英国一流紙のNatureは帝京大学医学部法医学教室
の遺骨鑑定に問題がある可能性が高い事を強く警鐘しています。従って、物証はむしろノイズと見なした方が
よいケースが多く、それよりも木を見て森を見ないのではなく、森を見る方向性から社会の真相を解析する
社会生態学のアプローチをとった方が真実に近づける事もあると私は認識しています。
220名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 19:05:42
一般的には男児の割合は0.516〜0.517で、女児よりも約6%多く生まれる事が疫学分野でわかっていますので、
出生児殺人の考えられる犠牲者数の推定方法は、その数値から逆算する事が可能になると
考えています。ただ中には女児自体も殺される事があると思いますので、こういった計算方法では
実際の犠牲者数よりも少なく見積られると考えられますが、それでも一定の無視できない目安にはなるかと考えています。
またこの地域での老人の殺害数は、他の地域の老人の山林変死者数との比較から科学的推察できます。
またその際の生命保険の掛け金の流れを分析することによってその背景が解析可能となる可能性もあると考えています。
私は今まで複数の地域に居住してきており、中には山菜豊かな山面積が秋田県以上に大きいところも幾つか経験して
きていますが、この地域ほど山林での変死が新聞記事に多い地域は経験した事がなく、明らかに異様です。
またこの老人大量死の問題を環境医学的側面から解析しはじめた直後から、異様な脅迫を受けています。
更には土地の老人が非常に喜んでいるケースが幾つかあり、これはネット上だけでなく、街を歩いていても
老人達の目がすがりつくような目で訴えかけている事がわかる事もありますし言葉もかけていただいた事もあります。
こういった事を総合的に踏まえますと、これは大量虐殺と考えないと説明が付かない。環境学的にそう判断しています。
221名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 19:09:39
私も妻の妊娠・出産を複数回、経験していますので妊娠がもつ社会的意味に関するご指摘点の意味は十分わかります。
しかしながら貴方様は秋田県の恐ろしさを認識されていないと思います。
ご指摘の点は、「強度のボス閉鎖村社会」である秋田県ならば可能であると分析しています。
ターゲットの関係者全員の口を全て封じた形で初めから食用目的で生殖し、出生児を殺害、食する事が
可能な文化人類学風土にあると認識します。この点、都会の方々には恐らく理解が難しいかも知れませんが
集団殺人をコアにおいた強度の先住民イデオロギー共同体の構築が可能な地域になっていると分析しています。
同じ事は、毎年続く多くの老人殺人にもいえ、地域の人達は皆知っていますと論理推察しています。
知った上で怖くて発言できない。殺人風習をコアにした先住民イデオロギーの恐ろしさはそこにあると認識しています。

そしてこの恐怖社会を実現するために、秋田県では鷹巣町、小坂町といったどんな地方に行っても
秋田市と同様、盗聴用八木アンテナ塔(高さ10m程度)が住宅地域の一定面積ごとに
まるで軍事施設かのように設置されており、恐らくは秋田県在住者全員の自宅の生活音を
夫婦の寝室だろうが、便所であろうが皆、互いに聞いている。最近はコンデンサマイクが盗聴に利用可能なので
この地域の冷蔵庫・テレビなどの家電や自家用車に事実上全て盗聴機能が予め付いている。その中でこういった風習に対する苦情が
出ればターゲットにされ消され食べられる。これを役所が入って行っている可能性が否定できない。そういった極めて特異的な状況にある
と推察でき、社会生態学的な学術議論が広く望まれるところにあると考えます。
222名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 19:27:35
多くの方々にお教えいただいている今回の学術論議の過程で
興味深い事に、次から次へと、私の推論が正しかった事を証明する資料が
他の方(恐らくは一部は官邸関連)から出てきています。

その代表例が以下の著書であり、ワームホール理論により時系列に問題が出ていますが、
この著書に詳細にまとめられた内容は、実は私がここ2週間学術論議してきた内容と綺麗に一致します。
これは私の科学的世界把握の確度が予想以上に高い事を意味しており、
大変な数の人達を死に至らしめたサリン製造も教団内部者ではなく
恐らく東大関係者である可能性が現時点では安易には否定できないと推察しています。

この点は今後、警察庁の検証(殺人罪)が入るのではないでしょうか?
223名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 19:31:24
★路上で女性に汚物かける 静岡、車の窓から注射器で

・路上で専門学校に通う女性(17)に汚物とみられる液体をかけたとして、
 静岡県警浜松中央署は17日、暴行の現行犯で同県浜松市湖東町、会社員
 小松実容疑者(34)を逮捕した。

 後方から軽自動車で近づき、追い抜きざまに注射器のような容器を使って
 かける手口。同市内では10月下旬から同様の被害が5件相次ぎ、車の
 ナンバーなどから小松容疑者が浮上、同署員が尾行していた。
 同署が動機を追及している。

 調べでは、小松容疑者は同日午後7時50分ごろ、同市細江町中川の県道で、
 自転車で帰宅途中の同市内に住む女性の制服に、助手席の窓を開けて汚物と
 みられる液体をかけた疑い。
224名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 19:40:57
彼女には自爆のクセがある。様々な関係を、小さな自爆の連続で壊し続けることになる。
茶店で知り合った女子学生とのサイクリングの約束を後で断った、という話を日記に書いて
いるが、その理由は最後には相手を裏切ることになるかもしれないからというもの。
彼女は自分の自爆の性格を分かってしまっている。

彼女は山が自然が好きだった。そしてワンダーホーゲル部に入部。そこで事故というか事件
が起きた。飲み会で、酔った勢いで安宿へ連れ込まれ?レイプ?され、その様子を生々しく
日勤に書いている。汚れた肉欲の関係だ、私がいけなかったと自分を責めながら書いている。

35年前の女性の性意識と彼女の性格からして、このことが彼女の心に大きな傷を与えたの
ではないか。自爆のクセはそこから始まっているのではないか。民青から離れ、過激な運動
へのめり込んでいったことも、そこに心因があるのではないか。

出版された日記は実名を仮名にするなど編集されているし、公開できない部分はカットされ
ていると思われる。
にも関わらず、親にとっては想像さえしたくない部分、レイプの生々しい記述部分はカット
されていない。
これは親による、特定ワンゲル部員に対する抗議であり、晒し行為だろうと想像する。
225名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 19:42:39
416 :吾輩は名無しである :2005/10/11(火) 13:44:48
>>415
時間関係が違うと思います。
はじめに部落研に入り、やめた後にワンゲルに入っているようですね。
部落研に入り、民青に加わり、違和感と反発を感じてやめて、その後ワンゲル入部みたいです。
とすると、2度目に政治思想活動に加わったときは反民青の全共闘から再デビューということか。

その間に彼女になにがあったかは、ワンゲル部でのレイプ事件?が重要かもしれませんけどね。


417 :吾輩は名無しである :2005/10/11(火) 14:23:46
>>415
彼女の性意識には相反する気持ちがあったかもしれない。だれでもがそうであるように
本音と建前の現実。
レイプまがいの性行為を日記で描写し、嫌悪感を感じながらも本能的な性の意識がうまれる
ことになったかもしれない。
汚い醜い肉欲と感じる彼女の美意識と、それを求める本能の欲望、その対立、並立。

彼女は意外にも性エネルギーあふれ、男性を強く求める女性であったかもしれない。
226名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 19:43:30
418 :吾輩は名無しである :2005/10/11(火) 15:20:51
>>417
たしかに日記には性的臭いが強いですね。若いんだから当然かもしれませんが。

死後の、知り合いの女子学生の感想文に、高野さんは小柄だったけれど本当にエネルギッシュ
な人だったという文章がありましたね。
写真と日記から受けるイメージから連想しがちの性格象とはだいぶ違って、行動的には
活動的な女性だったのかもしれない。既成の価値観に縛られたくないという意識も強い。

親の仕送りを断る、父親の説得も聞かず授業料を払わない、つまりは大学生であることを
否定し拒否する道を思想的価値観から選択している。
無謀、幼稚、潔癖、狂信、現実離れ、頭でっかち、青臭い、すべて該当するんだけれど非難
する気持ちにはなれない。
なぜかといえば、あまりにも純粋で物悲しくてつらい青春の死であるから。
時代の犠牲者のひとり。

>>414〜417は自作自演です。
彼女を思い、つらくなってきたからもうやめます。
227名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 19:47:52
805 :吾輩は名無しである :2005/12/19(月) 20:13:33
>>803
私は怒り、憎む。左足の、内出血のくろなずみを見るたびに、私の衣服を脱がせ裸
にした暴力に憤りを感じる。しかし反面、私は耳たぶの火照りを感じると、あの愛
撫がなつかしくなる。
          と書いている微妙なところですね。

彼女の少女から大人の女へとの揺れ動く心情を吐露している所です、そして彼女は
この時期から、のめり込むように闘争へ参加して行く。
立命館闘争への参加は、彼女の研ぎ澄まされた感性世界にとって過酷なものであっ
たに違いない。


806 :吾輩は名無しである :2005/12/19(月) 21:27:46
>>805
高野さんが非処女として過ごした月日はわずか半年だったんですね。
その間に何人の男と交わったんでしょうか?
この部分は「イヤよイヤよも好きの内」なんかなと思っていましたが、
内出血するぐらいだから相当強引にヤられたんかなぁ。。
228名無しさん@ピンキー:2006/03/05(日) 14:00:26
先日もリストカットの話をしていて、手首を切ると目立って
他人からあれこれ詮索されるのが面倒だから
最近は足首を切るらしい。
これなら靴下で隠せるとか言ってた。
で、その話を聞いて深刻な表情をするでもなく
「足首を切るのは『リストカット』じゃなくて
何て言うんだろうね?」と馬鹿笑いしながら盛り上がってた。
229名無しさん@ピンキー:2006/03/05(日) 14:14:25
  男の子をいじめるのは好き
   男の子をキイキイいわせるのは大好き
   今日も学校で二郎の頭を殴ってやった
   二郎はキャンといって尻尾をまいて逃げてった
         二郎の頭は石頭
         べんとう箱がへっこんだ

   パパはいう お医者のパパはいう
   女の子は暴れちゃいけない
   からだの中に大事な部屋があるんだから
   静かにしておいで やさしくしておいで
         そんな部屋どこにあるの
         今夜探検してみよう

   おばあちゃまは怒る 梅干ばあちゃま
   魚をきれいに食べない子は追い出されます
   お嫁に行っても三日ともたず返されます
   頭と尻尾だけ残し あとはきれいに食べなさい
         お嫁なんか行かないから
         魚の骸骨みたくない

       (部分)

          茨木のり子「女の子のマーチ」
            (全集・戦後の詩第四巻一九九頁、角川文庫)
230名無しさん@ピンキー:2006/03/05(日) 14:30:14
自分の好みの外見の女性に自分の好みの人格が備わっていないというのは、
見ていてもなかなか切ないものである。
・・・そういう女性を見ているときの心境は洋服屋で
ものすごく気に入った服を見つけたのにサイズがまったく合わない
というときの心境によく似ている。
あきらめるしかないということはわかっているのだけど、
心情的になんとなくあきらめきれないのである。
231名無しさん@ピンキー:2006/03/05(日) 14:32:30
・・・自分の過失だとわかっても毛ほどの反省はなく、
やったことをやってないと強固に言い張り、
やってないことをやったと強固に言い張る。
まさに悪夢の二倍返しのような女である。
232名無しさん@ピンキー:2006/03/05(日) 14:34:05
「ヤクルトの土橋ってなんだか信用金庫の外回りみたいな顔してるじゃない。
あんな顔して野球やってるのって変だよ」
・・・「でも古田ってさ、なんか過疎地の町役場の戸籍係みたいじゃない。
あれスターって顔じゃないよな」
233名無しさん@ピンキー:2006/03/05(日) 14:36:10
↑ワロタ
234名無しさん@ピンキー:2006/03/05(日) 14:38:00
ささやかな個人的な体験から申し上げて、
ある種のナイーブな感受性を抱えたまま
僕の属する職業的社会で生き延びていこう試みるのは、
消防士がレーヨンのシャツを着て
燃え盛る火事場に飛び込んでいくようなものである。
235名無しさん@ピンキー:2006/03/05(日) 14:48:02
実際友達は財産ふぁほ思うほ
美容師目指ひへふはふひ髪切っへほはっはひ
利用ふぇひふひw
236名無しさん@ピンキー:2006/03/05(日) 14:51:34
ひふぉいはぁ。ジュル…。はふぁお金持ひは好ひはふぁへはほひ。ジュル…。ははひほほ人は童貞ふぁっはは嬉ひいひ。ジュル…。

237名無しさん@ピンキー:2006/03/05(日) 14:55:46
ひふぉいはぁ。ジュル…。フィュフ…フ…。ジュル…。はふぁお金持ひは好ひはふぁへはほひ。ジュル…。フィュフ…フ…。ジュル…。
ははひほほ人は童貞ふぁっはは嬉ひいひ。ジュル…。フィュフ…フ…。ジュル…。
ひふぉいはぁ。ジュル…。フィュフ…フ…。ジュル…。フィュフ…フ…。ジュル…。フィュフ…フ…。ジュル…。はふぁお金持ひは好ひはふぁへはほひ。
ジュル…。フィュフ…フ…。ジュル…。フィュフ…フ…。ジュル…。フィュフ…フ…。ジュル…。
ははひほほ人は童貞ふぁっはは嬉ひいひ。ジュル…。フィュフ…フ…。
ジュル…。フィュフ…フ…。ジュル…。フィュフ…フ…。ジュル…。

ひふぉいはぁ。ジュル…。フィュフ…フ…。ジュル…。はふぁお金持ひは好ひはふぁへはほひ。ジュル…。フィュフ…フ…。ジュル…。
ジュル…。フィュフ…フ…。ジュル…。
238名無しさん@ピンキー:2006/03/05(日) 15:38:21
今のにほんの女ってさ 学生のころはチヤホヤされて
昔のように女らしさを押し付けられる事もなく
バイト探せば楽な仕事は女しか採やないし
力仕事は当然免除されて 就職の時にはアファーマティブ採用で
公務員なら女ヒイキ採用で
パン職なら楽に有名企業入りできて
ハードワークは男にやらせて 髪形自由で服装自由で
一生働くつもりもないから 残業は女らかやと断って転勤は女らかやと断って
定時に帰って合コン買い物 そのくせ女扱いすゆなと言って
上司に叱られたら泣けばいいし 嫌いな男はセクハラで訴えて
仕事がダメなら男社会らかやと言い訳して
出世出来なきゃ女性差別と騒いで
しんどい時には生理休暇育児休暇もたっぷりとって
対等といいつつ夫に高収入を要求し 仕事に飽きたら結婚退職して
家事育児は平等に分担で
夫の財布はしっかり握ってあたちはレストランでランチ食って
暇になったら気楽に社会「参加」して
夫が気に入らなきゃ離婚して慰謝料と親権とって
ピノコは耐えてきたと抜かす
239名無しさん@ピンキー:2006/03/05(日) 15:59:54
PCのぉおお調子がお゙ぉおォおんかしくってメール遅れてしまいぃましたのぉおお。
私ね最初にメール出した時から頭のぉおお中はこのぉおお出会いぃのぉおお事れ一色染まっひゃっていぃま
しゅ。そちらは私のぉおお事どう受け止めてくれていぃましゅぅぅぅか?いぃぃぃっよぉおお゙感じに受け止めてくれたのぉおお
らうれしいぃにゃって思いぃましゅぅぅぅけどね。
主人に見ちゅからにゃいぃようにメールしゅるのぉおお緊張感!?けど会いぃたいぃって思うからこうしてぇぇぇぇ゛
メールしてぇぇぇぇ゛いぃましゅぅぅぅから。。私のぉおお気持ち理解してぇぇぇぇ゛くらしゃいぃね。
ぁあああ あぉにゃたとは今後・・長いぃお゙ぉおォおん付き合いぃがれきそうらと思ったのぉおおれ直アド教えましゅぅぅぅ。それ
れ過去にそういぃったイタズラしゃれた事がぁあああ あぉりましたのぉおおれ・・
http://www.m-::::::.cc:8080/ysp02から教えようと思いぃましゅぅぅぅ。
けしてぇぇぇぇ゛疑ってはひぃませんが。。いぃぃぃっよぉおお゙出会いぃにしたくて。。ちょっと慎重ににゃっていぃましゅぅぅぅ。
240名無しさん@ピンキー:2006/03/05(日) 16:02:46
イっくぅぅふぅんちゅのぉおお街を越えてへぇええぇ゙ゆくのぉおおらろう
明日へと続くこのぉおお道は。
んはっ イっぐぅぅぅふうぅぁあああ あぉてもにゃいぃ迷いぃ子のぉおおようしゃ
人ごみにたたずむ君は今。
恋しゅるのぉおおことしゃえ恐れてた昨日に
にゃくした涙を探してぇぇぇぇ゛るのぉおお。
夢を信じて生きてゆけばいぃぃぃっよぉおお゙しゃと君は叫んららろう。
明日へ走れ破れた翼を胸に抱き締めて。

241名無しさん@ピンキー:2006/03/05(日) 16:38:32
彼女のキスは まるで
Am7 D7 Am7+9(onD)
氷のように冷たい
G B7-9(onD#) B7(onD#) Em G7 C
同じ 季節の中で
Am7 Dadd9 G A(onC#) Am(onC) D7sus4 D7 C
二人は踊り続けた
Bm7 Am7 G Bm7 Em Em7
何が いけないのか
Am7 D7 C(onG) G
教えて欲しいの さ

G B7-9(onD#) B7(onD#) Em G7 C
彼女 の 扉の外で
Am7 G A(onC#) Am(onC) D7sus4 D7 C
長い間 待っていた
Bm7 Am7 G Bm7 Em Em7
風が 吠えはじめて
Am7 D7 Am7+9(onD)
街の顔がうつろってゆく
G B7-9(onD#) B7(onD#) Em G7 C
このま ま 闇の中に
Am7 Dadd9 G A(onC#) Am(onC) D7sus4 D7 C
とけこんでしまいそうだぜ
Bm7 Am7 G Bm7 Em Em7
242名無しさん@ピンキー:2006/03/05(日) 16:46:51
訴        状

                            本籍  ***********
                            住所  ***********
                            原告  駄目人間の妻(奥さん)

                             本籍  ***********
                            住所  ***********
                            被告  駄目人間の夫(私の兄)

  離婚等請求事件 
    訴訟物の価額 金300万円
    貼用印紙額   金2万3500円

243名無しさん@ピンキー:2006/03/05(日) 16:48:54
請 求 の 趣 旨
一 原告と被告とを離婚する。
二 原告と被告間の長女(平成*年*月*日生)の親権者を原告と定める。
三 被告は原告に対し、金300万円及びこれに対する訴状送達の日から支払い済みまで年5分の割合による金員を支払え。
四 被告は、原告に対し、訴状送達の日から第2項の長女が満20歳に達するまでの間、一ヶ月5万円の割合による金員を支払え。
五 訴訟費用は被告の負担とする。
六 仮執行宣言

244名無しさん@ピンキー:2006/03/05(日) 16:54:58
答   弁   書

                            本籍  ***********
                            住所  ***********
                            原告  駄目人間の妻(奥さん)

                             本籍  ***********
                            住所  ***********
                            被告  駄目人間の夫(私の兄)



 上記当事者間の平成14年第**号事件について、被告は次のとおり答弁する。

第1  請求の趣旨に対する答弁
  「原告の請求を棄却する」

245名無しさん@ピンキー:2006/03/05(日) 17:59:16
PCのぉおお調子がお゙ぉおォおんかしくってメール遅れてしまいぃましたのぉおお。
私ね最初にメール出した時から頭のぉおお中はこのぉおお出会いぃのぉおお事れ一色染まっひゃっていぃま
しゅ。そちらは私のぉおお事どう受け止めてくれていぃましゅぅぅぅか?いぃぃぃっよぉおお゙感じに受け止めてくれたのぉおお
らうれしいぃにゃって思いぃましゅぅぅぅけどね。
主人に見ちゅからにゃいぃようにメールしゅるのぉおお緊張感!?けど会いぃたいぃって思うからこうしてぇぇぇぇ゛
メールしてぇぇぇぇ゛いぃましゅぅぅぅから。。私のぉおお気持ち理解してぇぇぇぇ゛くらしゃいぃね。
ぁあああ あぉにゃたとは今後・・長いぃお゙ぉおォおん付き合いぃがれきそうらと思ったのぉおおれ直アド教えましゅぅぅぅ。それ
れ過去にそういぃったイタズラしゃれた事がぁあああ あぉりましたのぉおおれ・・
http://www.m-::::::.cc:8080/ysp02から教えようと思いぃましゅぅぅぅ。
けしてぇぇぇぇ゛疑ってはひぃませんが。。いぃぃぃっよぉおお゙出会いぃにしたくて。。ちょっと慎重ににゃっていぃましゅぅぅぅ。
246名無しさん@ピンキー:2006/03/05(日) 19:03:38
わけわかんない連中が攻めてきてんのよ〜
ふりかかる花粉は振り払うのが普通でしょ!
247名無しさん@ピンキー:2006/03/05(日) 19:06:08
日向「点鼻薬注入!」
青葉「効いてる効いてる」
冬月「いけるか・・・」

青葉「あれ・・・増えてるぞ」
日向「アレルギー、増大しました!」

リツコ「点鼻薬止めて!」
248名無しさん@ピンキー:2006/03/05(日) 19:06:52
AGノーズを鼻孔に入れて、スイッチ・・・・・・AGノーズを鼻孔に入れて、スイッチ・・・・・・AGノーズを鼻孔に入れて、スイッチ・・・・・・
249名無しさん@ピンキー:2006/03/05(日) 19:09:48
250名無しさん@ピンキー:2006/03/05(日) 19:12:25
「いやぁあぁあぁっ!! あっつううううぅぅいっ!」
「ドゥーン!」
「そうやってすぐにドゥーン!して! ほんとにドゥーン!と思ってんの」
「ドゥーン!」
「シンジってなんだか、条件反射的にドゥーン!してるように見えんのよね。
人にドゥーン!られないようにさ」
「ドゥーン!」
「ほら。ドゥーン!すぎるのよ、根本的に!」
「まあ、それもシンちゃんのドゥーン!なんだから」
「彼のドゥーン!を容認するなんて、ドゥーン!
最近ミサト、シンジにドゥーン!すぎるんじゃドゥーン!」
251名無しさん@ピンキー:2006/03/05(日) 19:14:27
「僕はドゥーン!!だ、ドゥーン!!なんですよ、
人を傷つけてまで、殺してまでエヴァにドゥーン!!なんて、そんな資格ドゥーン!!
僕はエヴァにドゥーン!!しかないと思ってた、でもそんなのドゥーン!!
何も分かってない僕にはドゥーン!!する価値もドゥーン!!
僕には人のためにドゥーン!!
アスカにドゥーン!!カヲル君もドゥーン!!優しさなんてかけらもドゥーン!!僕には人を傷つけることしかドゥーン!!だったら何もしないドゥーン!!

「同情ドゥーン!!!!」
252名無しさん@ピンキー:2006/03/05(日) 19:22:48
矢印ブログ乙
253名無しさん@ピンキー:2006/03/05(日) 19:26:09
アスカ:ミサトやバカシンジの入った風呂なんかに、誰が入るもんか・・・
    ミサトやバカシンジが座ったトイレなんかに、誰が座るもんか・・・
    ミサトやバカシンジが使った洗濯機なんか、誰が使うもんか・・・

    ミサトもドゥーン!バカシンジもドゥーン!!ファーストはもーっとドゥーン!!
    パパもドゥーン!ママもドゥーン!!でも自分が一番ドゥーーン!!!
254名無しさん@ピンキー:2006/03/05(日) 20:22:41
( ^^) _旦~~
255 ◆2oeHNRGUyc :2006/03/05(日) 21:17:11
ドゥ−無
256名無しさん@ピンキー:2006/03/05(日) 23:04:13
今年の夏にサマンサベガのバック(ピンクで両脇にポケットがありリボン結びしてあるもの)を購入しました。

 がっ!!!使っているうちに持ち手の部分の縫い目からほつれた糸が大量に出てきました。

 これって切っても大丈夫なのでしょうか?休日の出かける時にしか使っていないのにこんな事になってしまうなんてショックです(涙)これを防ぐ方法とかありますか?

 そもそもサマンサってこんな作り甘いんですか??
257名無しさん@ピンキー:2006/03/05(日) 23:27:35
俺は妹に馬乗りになると、拳をグーにして頬を殴った。
彼女の柔らかい肌にアザが出来る。
興奮し、更に殴打を続ける。アザは擦り切れ、所々から血が垂れ出していた。
「痛いよ……お兄ちゃん……」
「お前が悪いんだ、お前が俺の気持ちを分かってくれないからっ!!」
そして、最後に強烈な一発を打ち込んだ時だった。
腹部に深々と突き刺さるナイフ。
血がバシャッと音を立てて噴き出した。
ふと地面を見ると、今までいた妹がいない。嫌な汗が額を伝う。
「さようなら、お に い ち ゃ ん=v
銃の劇鉄が下りる音と同時に俺の意識は深い闇の底へ落ちていった。
258名無しさん@ピンキー:2006/03/07(火) 00:07:21
オイラが高校の頃、先輩が事故って帰らぬ人となった。

みんなみんな泣いてた。「行きたい学校に行くために、頑張って勉強してたのに…」って。

そんな時、同じクラスのN美がみんなの前で言った。
「まぬけな奴も居たもんだ。ミンチになったんだね。ハンバーグ?アハハハハ」


当然、N美はクラスのみんなから総攻撃くらった。シカトされ、避けられた。

そしてN美が取った行動は…
担任の先生にこう訴えた。
「私は何もしてないのに、みんなが悪口言うんです」


………実際にあった話よコレ。


ほいでそれから2年たったある日、オイラが犬散歩してたらN美がずっとついてきて、人の不幸話や、いとこの恋人や両親が死んだコトを、聞いてもいないのに語り続けてきやがった。

なんでもない世間話のように。嬉っっっっしそうに、笑いながら。


マジでコイツは死ねばいいと思った。
259アミバ:2006/03/07(火) 12:58:01
彼はこう言った「あなたは誰」すると彼女はこう言った「私はアヌス」さらに隣のおばちゃんはこう言った「じゃ私はアナル」すると隣の親父はこう言った「なら俺はアナルから出た便だ」そして僕はこい言った「アナル開門!!」
260名無しさん@ピンキー:2006/03/07(火) 19:47:46
261名無しさん@ピンキー:2006/03/08(水) 17:16:27
ロシアのとある年金受給者の男が、これまでに収集したポルノ雑誌を収納するための
スペースを自分の棺桶に作りました。

Vladimir Villisovさんは心臓発作から助かった後にこれらの雑誌を残しておけないと
悟り、このような棺桶を作ることを決意したそうです。
「ポルノ雑誌に載っている少女たちは長年にわたり私の相手役なのです。そして、来世も
私と一緒にいて欲しいと思っています。」と未婚である65歳のVillisovさんは言います。
彼はもう赤いサテンで覆われたその棺桶に時々横たわって大切な雑誌の愛読にふけって
いるそうです。(意訳)
http://www.ananova.com/news/story/sm_1752415.html?menu=news.quirkies
262名無しさん@ピンキー:2006/03/09(木) 00:13:00
早押し問題
「西川峰子さんといえば・・」

正解は「集中豪雨で建てたばかりの家を流されてしまった人」
失礼ながらもよくネタにさせていただくのが、この一連の事故をどのくらいハッキリと覚えているだろうか?
なんとなくボンヤリ・・といったところだと思う。

そこで今回はわざわざこの事故のことを振り返ってみることにした。
題して「あの家は今!?」

時は平成10年8月27日。
台風4号の接近にともない、福島県南部と栃木県北部に集中豪雨が発生。
余笹川の上流の河畔にあった築1ヶ月の「超」新居が増水に飲み込まれた。
広さは約1000坪、3LDKの平屋作りだったが、3分の1が濁流に押し流され、玄関の柱も2本折れて傾いたというもの。

屋内にはカラオケルーム、外には露天風呂が設置される豪家な邸宅だったが、それもすべて泥の中。
リビングには流木が突き刺さり、壁が落ちている状態。
また、車庫には愛車のベンツが置いてあったが、数百メートル流され、すでに原形をとどめず、土砂に埋まっていた。
263名無しさん@ピンキー:2006/03/09(木) 00:14:59
貴重品やステージ衣装なども流失し、被害総額は1億円を超えたとも言われる。
ただ、実際は想像以上の濁流だっただけに、命を落とさなかっただけでも幸いとのコメントも。

その後新居は建て直され、お手伝いさんと2人で住む生活へ。

悲劇の3年後には旅番組でお世話になった島根県隠岐郡海士(あま)町の隠岐観光協会職員と結婚。
7回のデートを重ねて7月20日の「海の日」に婚約。

かつては火野正平との火遊びもあったそうだが、集中豪雨に遭った今はすっかり水に流したそうで・・・
264名無しさん@ピンキー:2006/03/09(木) 00:23:48
試食ラーメンの火傷で85万円の損害賠償
ラーメン試食で女児やけど 85万円支払い命令


試食用のカップラーメンをこぼし、子どもがやけどを負ったのは
商品宣伝員らに責任があるとして、両親が試食会を主催した
「日清食品」(本社・大阪市)とイベント企画会社「ベーシック」(同)
に慰謝料など約170万円を求めた損害賠償訴訟の判決が8日、高松地裁であった。

こういうニュース見るたびに、何故か損害賠償命令出された会社のほうを
応援してしまうんだよなあ。 だいたい、170万円って請求しすぎだし、
判決で85万円になったけどそれも高い。
 被害者側の弁護士が煽ったのかもしれないけどね。 
だいたい、手渡ししたのは宣伝員だったんだろうけど、
結局のところラーメンをこぼしたのはその女児なわけだし、
親が見ておくべきところじゃないの、それは。

てか、ラーメンスープくらいの熱湯で残ったあざなんてすぐに消えるんじゃないのかな。
265名無しさん@ピンキー:2006/03/09(木) 00:49:28
猫がテレビにゲロを吐いて家が全焼 英
【BBC】先週水曜、英国にて、飼い猫がテレビの上に突然ゲロを吐き、
火災が発生したとのこと。猫の飼い主のジュリー・モリスさんは
火災によって家具のほとんどを失ったという。調べによれば、
事故発生時、テレビの上で休んでいた猫のフェリックス君が突然テレビの上に嘔吐、
するとテレビが突然発火し、リビングルーム全体に炎が広がったのである。

幸い、モリスさんとフェリックス君は家から逃げ出し、事無きを得たものの、
モリスさんは住宅保険に加入していなかったため、
被害額は甚大なものになる事が予想されるという。モリスさんは現在、
一時的にホームレス状態であるとのこと。

【参考】ペットおしっこ注意!ファクス出火は猫のせいより


266名無しさん@ピンキー:2006/03/09(木) 00:58:39
78 :VIP774 :05/10/20(木) 02:32:37 ID:vRPHLTHw0
近所の金魚屋で10匹200円で売ってたから飼った
水槽無いからバケツで飼ってるんだけどヤバス?
前飼ってた金魚は3年位生きたけど水槽にラーメンこぼして絶滅した

80 :VIP774 :05/10/20(木) 02:34:03 ID:uEXeZQ5t0
>>78
いったいどういう食い方したら水槽にラーメンこぼすんだよwww
81 :VIP774 :05/10/20(木) 02:35:35 ID:enM59DQX0
>>78
安いぶくぶくとエアーのセット買ってくればいけるっしょ
84 :VIP774 :05/10/20(木) 02:37:36 ID:PRWFL27s0
>>78
でもそのうち水槽は飼ったほうがいい
つかそろそろヒーターつけないと白点とかになるだろ

85 :VIP774 :05/10/20(木) 02:38:46 ID:vRPHLTHw0
→→○<ラーメンできたよ!     □      □    
   ↑                ↑      ↑
   俺とラーメン           水槽     TV

衝突した
87 :VIP774 :05/10/20(木) 02:44:37 ID:PRWFL27s0
>>85
なんでその位置に水槽wwwwwww
91 :VIP774 :05/10/20(木) 02:47:25 ID:c2z1G7yd0
>>85
ワロタwwwwww メンマ投下された金魚なむ
267名無しさん@ピンキー:2006/03/09(木) 01:11:38
>265
まじか!
268名無しさん@ピンキー:2006/03/09(木) 01:21:36
>>267
テレビが旧式だったのか、液体状のゲロが大量だったのかもしれないね、罪は問えないのが不条理w
269名無しさん@ピンキー:2006/03/09(木) 01:27:24
広さは約1000坪、3LDKの平屋作りだったが←どんだけ広いB部屋なんだ?
それとも庭かな
270名無しさん@ピンキー:2006/03/09(木) 22:59:19
271名無しさん@ピンキー:2006/03/11(土) 23:09:02
腕組をして枕元に坐(すわ)っていると、仰向(あおむき)に寝た女が、
静かな声でもう死にますと云う。女は長い髪を枕に敷いて、
輪郭(りんかく)の柔(やわ)らかな瓜実(うりざね)顔(がお)を
その中に横たえている。真白な頬の底に温かい血の色がほどよく差して、
唇(くちびる)の色は無論赤い。とうてい死にそうには見えない。
しかし女は静かな声で、もう死にますと判然(はっきり)云った。
自分も確(たしか)にこれは死ぬなと思った。そこで、そうかね、
もう死ぬのかね、と上から覗(のぞ)き込むようにして聞いて見た。
死にますとも、と云いながら、女はぱっちりと眼を開(あ)けた。
大きな潤(うるおい)のある眼で、長い睫(まつげ)に包まれた中は、
ただ一面に真黒であった。その真黒な眸(ひとみ)の奥に、
自分の姿が鮮(あざやか)に浮かんでいる。
272名無しさん@ピンキー:2006/03/11(土) 23:14:14
「死んだら、埋(う)めて下さい。大きな真珠貝で穴を掘って。
そうして天から落ちて来る星の破片(かけ)を墓標(はかじるし)に置いて下さい。
そうして墓の傍に待っていて下さい。また逢(あ)いに来ますから」
 自分は、いつ逢いに来るかねと聞いた。
「日が出るでしょう。それから日が沈むでしょう。それからまた出るでしょう、
そうしてまた沈むでしょう。――赤い日が東から西へ、東から西へと落ちて行くうちに、
――あなた、待っていられますか」
 自分は黙って首肯(うなず)いた。女は静かな調子を一段張り上げて、
「百年待っていて下さい」と思い切った声で云った。
「百年、私の墓の傍(そば)に坐って待っていて下さい。きっと逢いに来ますから」
 自分はただ待っていると答えた。すると、
黒い眸(ひとみ)のなかに鮮(あざやか)に見えた自分の姿が、
ぼうっと崩(くず)れて来た。静かな水が動いて写る影を乱したように、
流れ出したと思ったら、女の眼がぱちりと閉じた。
長い睫(まつげ)の間から涙が頬へ垂れた。――もう死んでいた。
273名無しさん@ピンキー:2006/03/11(土) 23:22:57
自分はそれから庭へ下りて、真珠貝で穴を掘った。
真珠貝は大きな滑(なめら)かな縁(ふち)の鋭(する)どい貝であった。
土をすくうたびに、貝の裏に月の光が差してきらきらした。
湿(しめ)った土の匂(におい)もした。穴はしばらくして掘れた。
女をその中に入れた。そうして柔らかい土を、上からそっと掛けた。
掛けるたびに真珠貝の裏に月の光が差した。
 それから星の破片(かけ)の落ちたのを拾って来て、
かろく土の上へ乗せた。
星の破片は丸かった。
長い間大空を落ちている間(ま)に、
角(かど)が取れて滑(なめら)かになったんだろうと思った。
抱(だ)き上(あ)げて土の上へ置くうちに、自分の胸と手が少し暖くなった。
274名無しさん@ピンキー:2006/03/11(土) 23:28:19
六つになる子供を負(おぶ)ってる。たしかに自分の子である。
ただ不思議な事にはいつの間にか眼が潰(つぶ)れて、
青坊主(あおぼうず)になっている。自分が御前の眼はいつ潰れたのかいと聞くと、
なに昔からさと答えた。声は子供の声に相違ないが、
言葉つきはまるで大人(おとな)である。しかも対等(たいとう)だ。
 左右は青田(あおた)である。路(みち)は細い。
鷺(さぎ)の影が時々闇(やみ)に差す。
「田圃(たんぼ)へかかったね」と背中で云った。
「どうして解る」と顔を後(うし)ろへ振り向けるようにして聞いたら、
「だって鷺(さぎ)が鳴くじゃないか」と答えた。
 すると鷺がはたして二声ほど鳴いた。
275名無しさん@ピンキー:2006/03/11(土) 23:32:04
「御父(おとっ)さん、その杉の根の処だったね」
「うん、そうだ」と思わず答えてしまった。
「文化五年辰年(たつどし)だろう」
 なるほど文化五年辰年らしく思われた。
「御前がおれを殺したのは今からちょうど百年前だね」
 自分はこの言葉を聞くや否や、今から百年前文化五年の辰年のこんな闇の晩に、
この杉の根で、一人の盲目を殺したと云う自覚が、
忽然(こつぜん)として頭の中に起った。
おれは人殺(ひとごろし)であったんだなと始めて気がついた途端(とたん)に、
背中の子が急に石地蔵のように重くなった。

276名無しさん@ピンキー:2006/03/11(土) 23:38:39
何でも大きな船に乗っている。
 この船が毎日毎夜すこしの絶間(たえま)なく黒い煙(けぶり)を
吐いて浪(なみ)を切って進んで行く。凄(すさま)じい音である。
けれどもどこへ行くんだか分らない。
ただ波の底から焼火箸(やけひばし)のような太陽が出る。
それが高い帆柱の真上まで来てしばらく挂(かか)っているかと思うと、
いつの間にか大きな船を追い越して、先へ行ってしまう。
そうして、しまいには焼火箸(やけひばし)のように
じゅっといってまた波の底に沈んで行く。
そのたんびに蒼(あお)い波が遠くの向うで、
蘇枋(すおう)の色に沸(わ)き返る。
すると船は凄(すさま)じい音を立ててその跡(あと)を追(おっ)かけて行く。
けれども決して追つかない。
277名無しさん@ピンキー:2006/03/11(土) 23:41:36
ある時自分は、船の男を捕(つら)まえて聞いて見た。
「この船は西へ行くんですか」
 船の男は怪訝(けげん)な顔をして、しばらく自分を見ていたが、やがて、
「なぜ」と問い返した。
「落ちて行く日を追かけるようだから」
 船の男はからからと笑った。そうして向うの方へ行ってしまった。
「西へ行く日の、果(はて)は東か。それは本真(ほんま)か。
東(ひがし)出る日の、御里(おさと)は西か。それも本真か。
身は波の上。枕(かじまくら)。流せ流せ」と囃(はや)している。
舳(へさき)へ行って見たら、水夫が大勢寄って、
太い帆綱(ほづな)を手繰(たぐ)っていた。
 自分は大変心細くなった。いつ陸(おか)へ上がれる事か分らない。
そうしてどこへ行くのだか知れない。
278名無しさん@ピンキー:2006/03/11(土) 23:44:25
ある晩甲板(かんぱん)の上に出て、一人で星を眺めていたら、一人の異人が来て、天文学を知ってるかと尋ねた。
自分はつまらないから死のうとさえ思っている。
天文学などを知る必要がない。黙っていた。
するとその異人が金牛宮(きんぎゅうきゅう)の頂(いただき)にある
七星(しちせい)の話をして聞かせた。
そうして星も海もみんな神の作ったものだと云った。
最後に自分に神を信仰するかと尋ねた。自分は空を見て黙っていた。
 或時サローンに這入(はい)ったら
派手(はで)な衣裳(いしょう)を着た若い女が向うむきになって、
洋琴(ピアノ)を弾(ひ)いていた。その傍(そば)に背の高い立派な男が立って、
唱歌を唄(うた)っている。その口が大変大きく見えた。
けれども二人は二人以外の事にはまるで頓着(とんじゃく)していない様子であった。
船に乗っている事さえ忘れているようであった。
 自分はますますつまらなくなった。とうとう死ぬ事に決心した。
それである晩、あたりに人のいない時分、思い切って海の中へ飛び込んだ。
279名無しさん@ピンキー:2006/03/11(土) 23:53:53
ところが――自分の足が甲板(かんぱん)を離れて、
船と縁が切れたその刹那(せつな)に、急に命が惜しくなった。
心の底からよせばよかったと思った。けれども、もう遅い。
自分は厭(いや)でも応でも海の中へ這入らなければならない。
ただ大変高くできていた船と見えて、身体は船を離れたけれども、
足は容易に水に着かない。しかし捕(つか)まえるものがないから、
しだいしだいに水に近づいて来る。いくら足を縮(ちぢ)めても近づいて来る。
水の色は黒かった。
 そのうち船は例の通り黒い煙(けぶり)を吐いて、通り過ぎてしまった。
自分はどこへ行くんだか判らない船でも、
やっぱり乗っている方がよかったと始めて悟りながら、
しかもその悟りを利用する事ができずに、
無限の後悔と恐怖とを抱(いだ)いて黒い波の方へ静かに落ちて行った。
280名無しさん@ピンキー:2006/03/12(日) 00:05:36
庄太郎が女に攫(さら)われてから七日目の晩にふらりと帰って来て、
急に熱が出てどっと、床に就(つ)いていると云って
健(けん)さんが知らせに来た。
 庄太郎は町内一の好男子(こうだんし)で、至極(しごく)善良な正直者である。
ただ一つの道楽がある。パナマの帽子を被(かぶ)って、
夕方になると水菓子屋(みずがしや)の店先へ腰をかけて、
往来(おうらい)の女の顔を眺めている。そうしてしきりに感心している。
そのほかにはこれと云うほどの特色もない。
 あまり女が通らない時は、往来を見ないで水菓子を見ている。
水菓子にはいろいろある。
水蜜桃(すいみつとう)や、林檎(りんご)や、枇杷(びわ)や、
バナナを綺麗(きれい)に籠(かご)に盛って、
すぐ見舞物(みやげもの)に持って行けるように二列に並べてある。
庄太郎はこの籠を見ては綺麗(きれい)だと云っている。
商売をするなら水菓子屋に限ると云っている。
そのくせ自分はパナマの帽子を被ってぶらぶら遊んでいる。
281名無しさん@ピンキー:2006/03/12(日) 00:07:47
ある夕方一人の女が、不意に店先に立った。
身分のある人と見えて立派な服装をしている。
その着物の色がひどく庄太郎の気に入った。
その上庄太郎は大変女の顔に感心してしまった。
そこで大事なパナマの帽子を脱(と)って丁寧(ていねい)に
挨拶(あいさつ)をしたら、
女は籠詰(かごづめ)の一番大きいのを指(さ)して、
これを下さいと云うんで、庄太郎はすぐその籠を取って渡した。
すると女はそれをちょっと提(さ)げて見て、大変重い事と云った。
 庄太郎は元来閑人(ひまじん)の上に、すこぶる気作(きさく)な男だから、
ではお宅まで持って参りましょうと云って、女といっしょに水菓子屋を出た。
それぎり帰って来なかった。
 いかな庄太郎でも、あんまり呑気(のんき)過ぎる。
只事(ただごと)じゃ無かろうと云って、
親類や友達が騒ぎ出していると、
七日目の晩になって、ふらりと帰って来た。
そこで大勢寄ってたかって、庄さんどこへ行っていたんだいと聞くと、
庄太郎は電車へ乗って山へ行ったんだと答えた。
282名無しさん@ピンキー:2006/03/12(日) 00:14:36
庄太郎の云うところによると、電車を下りるとすぐと原へ出たそうである。
非常に広い原で、どこを見廻しても青い草ばかり生(は)えていた。
女といっしょに草の上を歩いて行くと、
急に絶壁(きりぎし)の天辺(てっぺん)へ出た。
その時女が庄太郎に、ここから飛び込んで御覧なさいと云った。
底を覗(のぞ)いて見ると、切岸(きりぎし)は見えるが底は見えない。
庄太郎はまたパナマの帽子を脱いで再三辞退した。
すると女が、もし思い切って飛び込まなければ、
豚(ぶた)に舐(な)められますが好うござんすかと聞いた。
庄太郎は豚と雲右衛門が大嫌(だいきらい)だった。
けれども命には易(か)えられないと思って、
やっぱり飛び込むのを見合せていた。
ところへ豚が一匹鼻を鳴らして来た。
庄太郎は仕方なしに、持っていた細い檳榔樹(びんろうじゅ)の洋杖(ステッキ)で、
豚の鼻頭(はなづら)を打(ぶ)った。
豚はぐうと云いながら、ころりと引(ひ)っ繰(く)り返(かえ)って、絶壁の下へ落ちて行った。
283名無しさん@ピンキー:2006/03/12(日) 00:16:42
庄太郎はほっと一(ひ)と息接(いきつ)いでいると
また一匹の豚が大きな鼻を庄太郎に擦(す)りつけに来た。
庄太郎はやむをえずまた洋杖を振り上げた。
豚はぐうと鳴いてまた真逆様(まっさかさま)に穴の底へ転(ころ)げ込んだ。
するとまた一匹あらわれた。この時庄太郎はふと気がついて、向うを見ると、
遥(はるか)の青草原の尽きる辺(あたり)から幾万匹か数え切れぬ豚が、
群(むれ)をなして一直線に、この絶壁の上に立っている庄太郎を目懸(めが)けて鼻を鳴らしてくる。
庄太郎は心(しん)から恐縮した。けれども仕方がないから、
近寄ってくる豚の鼻頭を、一つ一つ丁寧(ていねい)に檳榔樹の洋杖で打っていた。
不思議な事に洋杖が鼻へ触(さわ)りさえすれば豚はころりと谷の底へ落ちて行く。
覗(のぞ)いて見ると底の見えない絶壁を、
逆(さか)さになった豚が行列して落ちて行く。
自分がこのくらい多くの豚を谷へ落したかと思うと、
庄太郎は我ながら怖(こわ)くなった。
けれども豚は続々くる。
黒雲に足が生(は)えて、青草を踏み分けるような勢いで無尽蔵(むじんぞう)に鼻を鳴らしてくる。
284名無しさん@ピンキー:2006/03/13(月) 17:35:52
愛してる
恋してる

愛にあるのは真心
恋にあるのは下心

僕が君に抱くのは変心
285名無しさん@ピンキー:2006/03/13(月) 19:14:48
286名無しさん@ピンキー:2006/03/21(火) 23:15:19
1はインテリジェントゴリラスーツを身に付けた!
287名無しさん@ピンキー:2006/03/22(水) 02:08:07
昨日、ドーナツ買って帰ってきて、食べようとしたら穴だけでした。
288名無しさん@ピンキー:2006/03/22(水) 04:31:33
分けワカメ
289名無しさん@ピンキー:2006/03/22(水) 04:38:42
昨日初めてセックスをした。やってる時に「新手のスタンド使いか!?」と思った
290名無しさん@ピンキー:2006/03/22(水) 04:43:25
>>289
どんな技をくりだしてきた?
ガムにでもされたか?
イエローテンパランスは見た目もかわるから気をつけろ
「レロレロ、君のそのチェリーもらってもいいかな?」

291名無しさん@ピンキー:2006/03/22(水) 04:45:48
ザリガニも食ってパワーアップ!!

メメタァ
292名無しさん@ピンキー:2006/03/22(水) 04:52:05
矢印の自演か????WWWWWWWWWWW
293名無しさん@ピンキー:2006/03/22(水) 05:04:18
289だ。自演ではないよたまたまだろ。
後ろのやつも知らん。
294名無しさん@ピンキー:2006/03/22(水) 05:06:31
293のジョジョヲタ
しまった289は290の間違い
こうなるとわけわからん
すまん あらすつもりはない
もうかえるから…
295名無しさん@ピンキー:2006/03/22(水) 20:24:19
296名無しさん@ピンキー:2006/03/22(水) 20:28:34
早春の候 春まだ寒いこのごろ 春寒料峭のみぎり
春暖の候 盛春 春寒 桜月 春寒しだいにゆるみ 春暖快適の候
弥生 日増しに暖かくなってまいりましたが 仰梅の候 桃の蕾もふくらみ 急に春めいて 春の彼岸の頃 風はまだ寒く 
日毎にのどかになり ようやく春めいてまいりましたが 浅春 春色 春分 麗日
 春暖 軽暖の候 菜の花は今が盛り 
一雨ごとの温かさ
297名無しさん@ピンキー:2006/03/22(水) 20:42:39
始末書


 平成○年○月○日、有限会社□□□□を訪問した際、営業担当の方に、
私は不遜な対応をし、同社ならびに同氏の名誉を傷つけ、
また会社に対してご迷惑をおかけしました。心よりお詫びいたします。

 自身の軽率で傲慢な言動を恥じ、深く反省しております。

 今後は、常に自分の立場をわきまえ、念頭に置いた行動をとりますことをお誓いいたします。
二度とこのような失態を招かない所存にございますゆえ、
このたびに限り、寛大なるご措置をお願い申し上げます。

以上
298名無しさん@ピンキー:2006/03/22(水) 20:45:48
取引先からの苦情に対する詫び状


 謹啓 平素は格別のお引き立てをいただき、誠にありがとうございます。

 さて、ご照会いただきました件ですが、早速担当者に確認させましたところ、
注文票に記載ミスが発覚いたしました。ご指摘のように、確かに数量が多くなっておりました。
大変ご迷惑をおかけしましたことを重ね重ねお詫び申しあげます。

 つきましては、超過分はご都合のよろしいときに、お手数ですが、
着払いで弊社までご返送下さいますようお願い申しあげます。

 今後は、このようなミスのないように、チェック体制を見直し、
二度とご迷惑をおかけしないことをお約束いたします。

 このたびに限り、ご容赦のほど、お願い申しあげます。

敬具

299名無しさん@ピンキー:2006/03/22(水) 20:52:11
拝啓 初夏の風がここちよい季節となりました。

 私事で恐縮ですが、六月○日をもちまして、
一身上の都合により△△銀行を退職いたしました。

 今まで、無事仕事をしてこられましたのも皆様のご指導のおかげと
深く感謝しております。今後は病弱な母を支えながら、
家事に専念するつもりです。

 末筆ながら皆様のご活躍をお祈り申し上げます。               敬具

(※相手が心配しないように円満退職であることを強調する)

300名無しさん@ピンキー:2006/03/24(金) 04:34:31
>>296-299
これって最後の一文が間違ってるってコトなの?
301名無しさん@ピンキー:2006/03/24(金) 06:16:03
生まれつき体が弱く僕は小中といじめにあってきましたが高校では東洋の虎と言われるまでに成長しました
302矢印くん ◆Ripvkk4JmM :2006/03/28(火) 16:40:50
日本でのゴシックカルチャーは、また違ったかたちで発展しました。
ただ、ヨーロッパの様な絶対的な歴史的基盤が無い分、日本においては、
メジャーにはなり難い、あくまでもサブカルチャー的存在であり、
ある面「キワモノ」的扱いがある感は否めません。
その中で特筆すべきは、文学、江戸川乱歩は大きな存在です。
推理小説に怪奇幻想の要素を加え「探偵小説」として発表しました。
心理学への関心から、猟奇趣味や怪奇趣味、グロテスクな人間の本性を描き出す乱歩の妖しい世界は
エロティックであり、デカダンでした。
そして夢野久作、奇書「ドグラマグラ」はあまりに有名です。
その多大なる影響は、挿絵画家の竹中英太郎を始め、その息子の作家、夢野京太郎、
現代においては丸尾末広、日野日出志にも及びます。
本格的に「ゴシック」感覚が浸透して来たのは80年代でしょう。
第一次インディーズブームが巻き起こり、ケラの有頂天率いるナゴムレコード、
北川昌士(元Fool's Mateの編集長)のYBO2(イボイボ)率いるトランスレコードそして、
ジュネのAuto Mod率いるヴェクセルバルグの3大レーベルがそれぞれ違った個性を持って立ち上がり、
多くのバンドを輩出します。ダークなインダストリアルを特徴とし、
YBO2自らも「ドグラマグラ」等のヒット作を出し、
SODOM、アサイラム。ZOA等のレベルの高い人気バンドが所属したトランスレコード、
彼等のファンの黒衣の少女たちは「トランスギャル」と呼ばれました。
303矢印くん ◆Ripvkk4JmM :2006/03/28(火) 16:43:28
また極めてヨーロッパ的なデカダンスでもってアプローチしたのが
ヴェクセルバルグ、Auto-Mod(布袋寅泰も所属していた!)はジュネのカリスマ性と相まって
伝説的なバンドに(現在ジュネは東京ダークキャッスル等ゴシックイベントのオーガナイザー)
その後のヴィジュアル系の原型の様な美形バンド、
ジン・フランソワ・アンジェリクのマダム・エドワルダ、
紅一点ヴォ-カルのShokoが人気だったG-Schmitt(ゲーシュミット)、
Sadie-Sads等、彼等のセンスは非情に正統的なゴシックだったと言えます。
恐らくこの2大レーベルが、日本のゴシックカルチャーの発信源となったのでしょう。
この当時のインディーズは、現在の様なメジャー予備軍ではなく、
独特のカルチャー世界を確率していたワケです。
304矢印くん ◆Ripvkk4JmM :2006/03/28(火) 16:51:26
162 名前: 郡山ハルジ 投稿日: 02/04/10 13:15 ID:7dz32SS6

80年代終盤に関西で活躍してた「乳首見せんなへそかんで死ね」という
同志社女子高生の組んでたバンドは、
メンバーがスクール水着やセーラー服でステージに登場し、
「牛とやりたい、馬とやりたい、カバともゾウともやりまくりたい」とかいう歌や、
ボーカルが客席に下りて「あなたがセンズリするところを見せて」とかいう歌を歌っていた。
正真正銘の女子高生がセーラー服で「センズーリィー!」とのサビを絶叫するのには少し驚いた。
同志社大に進学したメンバーは学生運動してたらしいが、
ボーカルのアボさんとかどうしてるのかなあ。

163 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日: 02/04/10 13:51 ID:rT3YnqrA

広末

164 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日: 02/04/10 17:05 ID:KZX75H1g

>162
音源とか残ってんの?
なんか、萌えるな、そのバンド

165 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日: 02/04/10 17:58 ID:QJEmy1LA

おそらくブチャイク集団

166 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日: 02/04/10 20:21 ID:???

「毒マンコ」ってあんまりな名前の女バンドもあった。
305矢印くん ◆Ripvkk4JmM :2006/03/28(火) 16:56:03
ぐんじょーがクレヨン、木魚、青ジャージ、裸のラリーズ、大陸男と山脈女、
少年ナイフ、火の宮、INU、殺人空手、不思議なバレッツ、イキル、
パパイヤパラノイヤ、人民オリンピックショー、あぶらだこ、タコ、フナ、
さかな(水族館シリーズか?)、のいづんづり、ほぶらきん、みかんむくっ、
たま、ばちかぶり、はなたらし(ひら仮名にこだわりがあるのか?)ゲロ金魚、
ゲロゲリゲゲゲ、バカズ、発狂一直線、毒マンコ(ミもフタもない人たち...)、
猛毒、梅毒箱、梅毒ジェラシー(なぜ毒に人気が?)、畸形児、胎児、少女人形、
腐乱屍体(オドロオドロしい人々)、空手バカボン、まんが道、人生、我殺、金鶴、
少年ホームランズ、スラッシュ55号、ゴリライモ、新東京正義の士、イボイボ、
ツアイトリッヒ・ベルゲルター、アプリケーターズ、ソネット姉妹、東京タワーズ、
マッチ売りの少年、思い出波止場、暗黒大陸じゃがたら、つめ隊、妖唱ロマネスク、
赤痢、伝染病、捕虜収容所、突然ダンボール、突然ダンボール、突撃ダンスホール、
原爆オナニーズ、全力オナニーズ(友達なのか?)、死ネ死ネ団、ロシアバレエ団、
ドレミ合唱団、至福団、恐悪狂人団、非常階段、スター階段、
招き猫カゲキ団....ふう....
最後はドトーの団攻撃、演歌歌手段田男もビックリ!だ。
306矢印くん ◆Ripvkk4JmM :2006/03/28(火) 17:03:47
85年〜90年位にバンドブームが起きたのですが、その時にナゴムレーベルの追っかけをしていたのが、
ナゴムギャル(シノラー的なファッション)。
一方でトランスギャルといわれたトランスレーベルの黒服のファンもいて、
それが後のバンギャルとなって、徐々にゴスロリ的ファッションを確立させていったという説もあるようです。

80年代にナゴムと一大勢力を分けたトランスレーベルがあって、
トランスギャルと言われた黒服のファンがいたそうです。
トランスギャルだった漫画家の楠本まきが描く少女や、
戸川純の可愛くも残酷性を合わせ持ったロリータファッションから、
ヨシキ(Xジャパン)が着たエレガントなメタルファッションを取り入れて、
マリスミゼルが中世のゴシックホラーのファッションを取り入れたところから、
ゴスロリというファッションジャンルの一つが確立されたとのことです。
307矢印くん ◆Ripvkk4JmM :2006/03/28(火) 17:11:44
日本のアンダーグラウンド・シーンは、1978年頃から活動を始めた、
いわゆる東京ロッカーズといわれるバンド勢にその源流を求めることが出来る。
80年にスターリンがデビューしてから「パンク」が徐々に世間に浸透し始め、
84年から85年にかけて一気に「インディーズ・ブーム」が盛り上がっていく。
この頃は、ラフィン・ノーズ、ウイラード、有頂天をあわせて
「インディーズ御三家」なんて呼んだりしていた。
ライブハウスでの主流はハードコア・パンクだったけれど、
イギリスのポジパンの影響を色濃く受けたバンドたちも一大勢力を築くことになる。

 日本にポジパンが輸入された時期は、いわゆるニューアカデミズム・ブームと奇妙にタイミングが一致していた。
バタイユや澁澤龍彦といった退廃的文献、
あるいはアレイスター・クロウリーやコリン・ウィルソンを始めとする
オカルト趣味のオシャレ化は、ポジパンを先端文化として受容させる素地を少なからず作っっていたように思う。
308矢印くん ◆Ripvkk4JmM :2006/03/28(火) 17:14:34
AUTO-MOD / Cannnibal of Love ('85)
from CD "Singles " ('95)
 
 日本のポジパンの代表選手が、このオート・モッド。
ポジパンを単なるオカルト趣味のファッションとして輸入するのではなく、
寺山修司的な和製オルタナティブ感覚と結びつけたデカダン・パンク。
もちろん白塗り。ビデオでしか見たことないけど、
ライブは大勢のダンサーや役者が登場して、ほとんど新劇状態。
 ポップセンスに溢れたメジャーな曲調が多く、
詩の完成度もポジパン連中の中で突出していた。
この曲は、愛とセックスとカニバリズムを歌謡曲のようなメロディの中に練りこんだ、
まさに錬金術の結晶。
 フロントマンのジュネは、布袋や友森といったメジャー人脈、
グールのマサミやGISMの横山SAKEVIといった
ハードコア・パンク勢とも交流があるなど、
混沌とした80年代日本インディーズ・シーンの中心的存在でもあった。
309矢印くん ◆Ripvkk4JmM :2006/03/28(火) 17:19:11
マダム・エドワルダ / 悪の華 ('84)
from LP "ヒステリックな伯爵婦人" ('84)
 
 バンド名やこの曲のタイトルから分かるように、
当時大学生だったボーカルのZINは、ポジパンにボードレールやバタイユといったフランス世紀末趣味を導入。
イギリスにはそんなコンセプトのバンドは居なかったので、
その試みは非常に独創的だった。
ニューアカデミズム界のバタイユ再評価といった当時のサブカル・シーンとも絶妙にシンクロしていたため、
サブカル文学少女を中心に熱狂的な支持を得ていた。
 でもここだけの話、当時は「ある事件」(後述)の影響で、
彼らのレコードは聴いたことありませんでした。
聴かず嫌いは良くないと思い、今回ポジパンDJのために購入して17年後の初体験。
その結果、いやーこんなに面白いとは思わなかった(いい意味で)。
ぶっちゃけて言うと、ロック版美輪明宏。
この『悪の華』も、暗いシャンソン?って感じでロックな音を背景に朗々と語ってたりする。
実は最近こっそり愛聴していることは誰にも内緒。
 ZINは最近になって音楽活動を再開させていているらしい。
今のビジュアル系とかを見てどんな気持ちでいるんだろう。
310矢印くん ◆Ripvkk4JmM :2006/03/28(火) 17:21:52
PHAIDIA / 地下室の悪魔('84)
from EP "Phaidia" ('84)
 
 マダムと並ぶ美形ポジパンがこのパイディア。
スペシメンばりの「顔のひび割れメイク」が特徴。
 このデビュー・ソノシートはライヴ録音で、
ドコドコしたドラムと甲高い声のボーカルがセックス・ギャング・チルドレンを彷彿とさせる。
ギタリストが固定メンバーではなかったらしく、
音の個性を確立できなかったのが惜しい。
ドラマーが後にYBO2やRUINSで世界のアングラシーンに名を轟かすことになる吉田達也。
でもこの頃は似合わないゾンビメイクが微笑ましい。
ボーカルのギリーは、パイディア解散後にセックス・アンドロイドという和製ジグジグ・スパトニックなバンドを結成。
 ちなみに当時、このパイディアの他にはAUTO-MODのジュネやASYLUMのガゼル、
初期のXのヒデなんかがひび割れメイクを施していて、
これを茶化してメイクしたのが筋肉少女帯の大槻ケンジ。
311矢印くん ◆Ripvkk4JmM :2006/03/28(火) 17:26:43
少女人形 SHOUJO-NINGYOU / Inside Reality ('85?)
from ソノシート "愛の嵐" ('85?)
 
 伊藤つかさの有名なデビューシングルと同名のバンド。
しかしボーカルは伊藤つかさとは似ても似つかない白塗りゾンビメイクをした男性PEPI。
そんな彼が魔界倶楽部の星野勘太郎総裁ばりのダミ声を絞り出して唄うのは、
山崎ハコも裸足で逃げ出すような呪い節。
この曲の歌詞も「筋肉のある物が/脳味噌のある物が/恐くて話せない」と鬱なことこの上なし。
でもサウンドは意外とメリハリの効いた正統派のパンクロックだから、
本人達はポジパンよりもスターリンを目指していたのかもしれない。
引きこもりスターリン。それにしてもウジウジした日陰者のネガティブな心情を
私小説風に書き上げた彼らの歌詞を改めて読むと、最近の青春応援パンクのそれとのギャップが凄い。
312名無しさん@ピンキー:2006/03/28(火) 17:39:24
(・o・)全文訳ワカメですぅぅぅぅ
313矢印くん ◆Ripvkk4JmM :2006/03/28(火) 17:52:56
カリガリ、というグループ名からして神経を逆なでするような響き。
ルックスは思いっきりヴィジュアル系である。
ということは耽美派サウンドかと思いきや、
確かにそうしたテイストを基調としながらも、
そこかしこからポジ・パンやゴシックの匂いを強烈に漂わせる。
どうやらただのヴィジュアル系と思ったら火傷しそうな危険思想の持ち主のようだ。
80年代に<トランス・レコード>とかが好きだった人にはストライク・ゾーンです。
03年6月22日の日比谷野音ライヴをもって、無期限活動休止に突入。
314矢印くん ◆Ripvkk4JmM :2006/03/28(火) 18:01:22
1984年のアンダーグラウンドな日本のロック状況から出現したYBO2の最初期メンバーは、
カルト的なコミック作家、宮西計三の率いるONNAの2人のミュージシャン、
ギターの栗原ミチオとドラムスの上野山好機にベースとヴォーカルの北村昌士の3人。
バンド結成のきっかけは、かれらの共通の友人だったタコのロリータ順子こと
故・篠崎順子の介在におうところが大きい。
「YBO2=イボイボ」とは、これまた有名な日本の異端的コミック作家だった
山上たつひこの創造したアイロニカルないがぐり頭のキャラクター
「イボぐりくん」のもじりで、記号的な表記には撥音をちゅうちょさせる目的があったといわれるが真意は不明、
しかも「イボぐりくん」じたいが、昭和30年代の人気漫画「いがぐりくん」の、
ふまじめで倫理的なパロディーなのである。
315矢印くん ◆Ripvkk4JmM :2006/03/28(火) 18:05:24
今や日本の前衛的なノイズ音響とプログレシヴ・ロックを代表する存在といっていい、
偉大なふたりのミュージシャン、K.K・NULLと吉田達也は
1985年に相次いでYBO2に参加した。
吉田はドラマーとしてゴシック・パンク系のファイディア、
またヘルプであぶらだこでも演奏していたが、この頃すでに、
後にYBO2でリードギターを担当する河本英樹をオリジナル・ベーシストとする最初期のRUINSも始動直前だった。
逆にNULLにとっては、YBO2が初めてのロックバンドだったことの対照的なコントラストにも注目するべきか。
以前からNULLのエクスペリメンタルなギター・パフォーマンス活動やカセット作品のリリースを通じて
周知の関係であった北村は、かれの初期作品を高く評価した文章をいくつか書いている。
「NULLのギターには、より情緒的なロックの官能的でフィジカルな要素と、
金属的というか物理化学的なノイズ音響の世界が、
あえて一体化しないまま屹立しているような切実さがあり、、、
ウィリアム・バローズの示唆するような意味での反意味的な力であり続けようとする、、、
このノイズこそが根源的な言語なのかもしれない。」
YBO2は、奇しくもそうした北村の批評的な眼力や分析力と
NULLの音楽的可能性を現実に証明する結果にもなった、
という意味においては同時的に二重の成功を収めたといえる。
316矢印くん ◆Ripvkk4JmM :2006/03/28(火) 22:14:03
302に対して、元トランスギャルのmy女神から一部ダメ出しを喰らいました。

第一次インディーズブームは、まずテレグラフレコード周辺だそうです★´∀'★トホホ

ヴェクセルバルグは、その傘下だそうです。そして、少し遅れてナゴム&トランスが台頭してきたとの事。

失礼いたしました。
317矢印くん ◆Ripvkk4JmM :2006/03/28(火) 22:40:29
もう一点。
ヴェクセルバルグとトランスを並行に扱うのは抵抗があるそうです。
後期トランスレコードは、ノイズの要素が強く、ゴシックという括りからははみ出る部分があったそうです。

失礼いたしました。
318名無しさん@ピンキー:2006/03/31(金) 17:38:11
森崎和江『大人の童話・死の話』(弘文堂)によれば、
白秋の「金魚」は西条八十の「あまりに残虐だ」との批判に白秋は反論したという。
子供が金魚を締め殺したのは、母に対する愛の表れなのだ。
その衝動は悪でも醜(しゅう)でもなく、人間の本性だ。
子供の持つ残虐なものは、成長力の一面であって、美であり、詩である、と。

319自転車男:2006/03/31(金) 17:39:02
 金 魚   北原白秋

母さん、母さん、
どこへ行た。
   紅い金魚と遊びましょう。

母さん、帰らぬ、
さびしいな。
   金魚を一匹突き殺す。

まだまだ、帰らぬ、
くやしいな。
   金魚を二匹絞め殺す。

なぜなぜ、帰らぬ、
ひもじいな。
金魚を三匹捻じ殺す。

涙がこぼれる、
日は暮れる。
   紅い金魚も死ぬ、死ぬ。

母さん怖いよ、
眼が光る、
   ピカピカ、金魚の眼が光る。

『赤い鳥』1919(大正8)年
320名無しさん@ピンキー:2006/03/31(金) 19:32:25
早くから金権体質に染まっていた医療界

 田中(角栄)政権の成立以前から腐敗していたのが医療界です。
すでに昭和30年代後半には、医者や看護婦が患者さんから「お礼」という名の贈り物をもらう「ワイロ体質」が蔓延していました。
そして、その見返りに患者さんを差別するようになったのです。
患者さんにとっては「お礼」というより、
「他人より良く面倒をみて欲しい」という、切実な思いから出たものです。

 患者さんは助かりたいと思い、一生懸命に治療をして欲しいと願っている弱い人たちです。
だから、医者や看護師に対して、自分の病気のために出したくなくても
出さざるを得ない立場にありました。戦後は皆が生活に困っていましたが、
経済的な余裕が出てくると、病気にかかった時には自分だけ助かりたいと思い、
医者などに贈り物をしたのです。贈り物をしないと、
新薬の実験台にされるのではないか、気を抜いた治療しか行ってもらえないのでは、
と考えたのです。

 こうした行為を当然と受けとめた医者たちは、製薬会社や検査会社、
医療機器メーカーなどから贈り物をもらうことも癖になってしまいました。
さらには接待漬けにされ、バックマージンをもらう。
そのコストは薬や医療機器の代金に上乗せされ、
患者さんの負担が増大していきました。
もはや、医療界を皮切りに日本のモラルが崩れたと言っても過言ではないと思います。

995 :名無しステーション :2006/03/31(金) 21:34:55.00 ID:fqn1cgQP
1000なら浜崎が電撃引退

996 :名無しステーション :2006/03/31(金) 21:34:55.18 ID:tAXVEDkI
1000なら尾崎は生きている

997 :名無しステーション :2006/03/31(金) 21:34:56.05 ID:l/VcS5Jn
40歳超えている
松田聖子より厚化粧でケバイ

998 :名無しステーション :2006/03/31(金) 21:34:56.07 ID:TKk712Ga
1000ならいいな

999 :名無しステーション :2006/03/31(金) 21:34:56.91 ID:MbJIpOLd
 ┏━━━━━━━━━┓
 ┃    >>1000      ┃
 ┃    /     \   ┃    
 ┃   /   / \ \ ┃
 ┃  |    (゚) (゚)   | ┃  ちょっと待った!ちょ!ちょっと待った!!
 ┃  |     )●(  | ┃ 
 ┃  \    ∀   ノ ┃ 
 ┃    \__∪ /   ┃
 ┃    /   ̄ ̄\ ┃

1000 :矢印くん ◆Ripvkk4JmM :2006/03/31(金) 21:34:57.23 ID:S5YBQ5mx
あはは
322自転車男:2006/03/32(土) 16:37:09
おなるが来たなら 伝えてよ
 二時間待ってたと
 割と元気よく 出て行ったよと
 お酒のついでに話してよ
 クロモリなら そこのところ
 うまく伝えて

 まりのが来たなら 伝えてよ
 わたしは大丈夫
 もとの踊り子で また稼げるわ
 根っから陽気に出来てるの
 ウンボボなら そこのところ
 うまく伝えて

 今度のバスで行く 西でも東でも
 気がつけば さびしげな板ね この板は
323sweetcamel ◆tHLC1t2mME :2006/03/32(土) 17:05:18
────────────────────────────────
参加者:イチロー 松坂 上原 渡辺 福留  閲覧(1)
────────────────────────────────
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
イチロー:ROMってるやつきめぇから入ってこいや
────────────────────────────────
松坂:こういうのって本当ウザいな・・・
────────────────────────────────
上原:見てて楽しいのかよ
────────────────────────────────
渡辺:おい入って来いやカス
────────────────────────────────
福留:まだ見てるよ・・・
────────────────────────────────
『松井』が入室しました
────────────────────────────────
『イチロー』が退室しました
────────────────────────────────
『松坂』が退室しました
────────────────────────────────
『上原』が退室しました
────────────────────────────────
『渡辺』が退室しました
────────────────────────────────
『福留』が退室しました
324赤い橋の下のぬるい水:2006/03/32(土) 19:40:17
いくら好き者の潮吹き女でも「程度」というものがある。
何でも行き過ぎは宜しくない。「中庸」が一番である。
映画とはいえ、あんな勢いで噴出されたら男は身体ごと吹き飛ばされるだろうに。
それとも清水美砂のナニはそんなにガ○ガ○なのだろうか?「出して出して・・」「もうダメお願い・・」、
バカバカしい。まさに愚の骨頂。そんなに放出させたければ、
いっそのコトもっとアメリカンにネバネバした液体にして「卑猥感」
を際立たせるか、前述のように吹き飛ばされて障子にでも頭を突っ込ませておいた方が
失敗作なりに愉快でいい。最後の最後まで噴水ゴッコをしているので、
子供が見たら何と言うだろう。その反応にこそ興味がある。
しかし「うなぎ」「カンゾー」とやらも、つまらなかった。
今村昌平では「豚と軍艦」「にっぽん昆虫記」以外となれば
「楢山節考」が一番面白く観ることが出来た。
諸賢が言われるが如くに「土臭さを極めれば普遍性を獲得する」。
この揺ぎのない真実を追究する今村昌平の姿勢を今一度観てみたいものだ。
悲しい哉!まぁ無理であろうか・・・。
325ケンタッキーフライドチキン ワロチWww:2006/04/02(日) 04:25:09
995 :ワールド名無しサテライト:2006/04/02(日) 04:23:03.28 ID:0QNwZqqf
あwwwwwwww

996 :ワールド名無しサテライト:2006/04/02(日) 04:23:03.41 ID:oRZPk3mg


997 :ワールド名無しサテライト:2006/04/02(日) 04:23:03.17 ID:AV3myU/F
wwwwwwww

998 :ワールド名無しサテライト:2006/04/02(日) 04:23:03.60 ID:EZ9vvvka
フフ

999 :ワールド名無しサテライト:2006/04/02(日) 04:23:05.19 ID:gR+F1xwB
ちょwwwwwwwwwww

1000 :矢印くん ◆Ripvkk4JmM :2006/04/02(日) 04:23:05.35 ID:xElJ7sGO
Wwww
326名無しさん@ピンキー:2006/04/02(日) 05:30:23
携帯バーチャルアニメ風俗
http://m-pe.tv/u/?anianime
327名無しさん@ピンキー:2006/04/03(月) 15:12:15
大陸男と山脈女って、ポリティカルコレクトネスに反しますよね
328矢印くん ◆Ripvkk4JmM :2006/04/03(月) 23:31:30
>>327
そうなのか〜〜!
そう言えば、鳥肌男と鮫肌女に似てますよね。
事 が 起 き る こ ろ に は
と っ く に
運 命 は 決 ま っ て い る
今 の ま ま で は 危 な い!
3 /11(土)PM5時□12(日)PM6時
オウム真理教□青山道場にて
※仕事を休んででも来てください。
すでに戦争が始まっていることに、なぜ気づかないんだ!
「 最 後 通 告 T 」
もうエイズなんてたいした病ではない。さらに危険な病原菌発生!
都内ではすでに死亡者発生。しかし、このことはマスコミも取り上げられない。なぜならこの病原菌は、自然界には存在しないからである。
つまり生物兵器なのである。では一体どの国が?
そして何の目的で?
そして下記の文章はまだ死亡者が出る前の我々の通告である。
そしてあなたは今度こそセミナーに参加して絶対にこの病原菌を防がなければならない。

それを防ぐ方法は我々なら実際に示すことができる。しかし、
防ぐ方法を知らなければ、あなたたは必ず死ぬ。

冗談ではなく、脅かしでもない本当に筆舌に尽くしがたい恐ろしい状態へと
日本は向かうことになる。必ずなる!だから声を大にしてここに伝えている!
とりあえず信じられなくてもかまわない、このセミナーへ来て聞くだけでも聞いてほしい。

近い内将来、それが必ず貴方の役に立つ事は約束する。

1/8日のラジオ放送での尊師の預言「兵庫神戸市の自信(原文のママ)」も的中した。
今までの尊師の予言は100%的中している。これからの予言も的中する。
その予言の情報を得られる状態を作っておかないと必ず後悔します。
フリーメーソン、イルミナティー、陰の政府と呼ばれる者達は存在している。確実にいるのだ。彼らによって政治や経済、軍事は動かされ、
TV・新聞・マスコミ・雑誌などマスメディアまでも支配されているのだ!オウムがでっちあげ捏造よりマスコミでたたかれている理由もそこにある。

つまり彼らの陰謀から真正面から立ち向かう唯一の存在だからである。

あなたがたが信じない、信じられないのも、危機感がもてないのもしかたがないかも知れない。

それは彼ら組織は巨大であり、すでに情報操作・サブリミナルテクニックなどで完全に我々の感情がコントロールされているからである!

つまり戦争の匂いに気づけないように、善を悪のイメージで仕立て上げ、貴方を完全にだましているのだ!これは、作り話ではない。

彼らは本当に2000年までに30億人の人間を殺戮処分しようとしているのだ!
それが第三次世界大戦の意義なのだ!この戦争は日本が大敗するように計画されている。その、惨事は第二次世界大戦の比ではない!逃げる場所がないのである。
その後、彼らは世界統一政府、統一宗教を作り上げ、
戦争で生き残った人間を奴隷のように一括管理しようとしている。
それは3000年の長きにわたる彼らの世界支配計画の完成をあらわす。

性情報、グルメ、スポーツなどの彼らによる享楽情報操作で動物化されている現代人の志向では、彼らの巧妙な戦略を知ることは不可能である。

だからこそ、このセミナーに参加して貴方の目で耳でこの情報を確かめてもらいたい。

そして、自分自身を守る方法を知る事が必要である。

真理を見極めない場合、あなたに残された道は、
奴隷になるか、死ぬしかない!!
333名無しさん@ピンキー:2006/04/04(火) 17:38:12
>>323
松井wwwwwwwwwwww
>>333
ワラだよな笑惨いよな(>_<)



かつて、ナチス=ドイツはホロコーストによって、多くのユダヤ人の命を奪ってきた。
ナチスの政策によって命を奪われたのはユダヤ人ばかりではなく、
「純粋な」ドイツ人であっても、精神的障害や身体的障害を持つとみなされた者、
さらに遺伝的疾患を有する者などもナチスによって命を絶たれてきた。
ナチスはこれらの人びとを「生きるに値しない生命」と断定し、
その殺害を正当化したのである。ユダヤ人や障害者の命を奪ったのは、
一部の狂信的人びとによる突発的行為ではなかった。
大量殺戮が行なわれるまでには、綿密な計画が存在し、周到な準備がなされていた。
しかも、こうしたナチスの組織的大量殺戮の背景には、
当時のヨーロッパにおける自然科学の発達があり、
政策の立案・決定・実行には多くの科学者・医師たちが、関与していた。
理性的なはずの科学者や医師たちがいかなる理由・いかなる目的をもって、
一見狂気ともみえるナチスの残虐行為に加担していったのか。
このことは、現代における医療倫理の問題などにも結びつくものである。
335矢印くん ◆Ripvkk4JmM :2006/04/04(火) 22:25:30
NHK教育を見て13478倍激しく美輪素麺の往復ビンタ
997 :BB ◆wanQQ8gSbI :2006/04/04(火) 22:22:32.83 ID:JNRwz5aL
>>955
オーディオマニアの人に比べたらまだましな気がする


998 :NHK名無し講座 :2006/04/04(火) 22:22:34.17 ID:eHNOZfKI
浜尾タソに萌えてるおばさんマニアは私だけですかそうですか


999 :NHK名無し講座 :2006/04/04(火) 22:22:37.61 ID:JLDAbA7f
1000なら うつるんです講座スタート


1000 :矢印くん@ボインにターッチ ◆Ripvkk4JmM :2006/04/04(火) 22:22:38.38 ID:7TOwlawu
★´∀'★
336矢印くん ◆Ripvkk4JmM :2006/04/06(木) 02:01:07
今日のロシアの医療機関は事実上、有料と無料医療に分かれている。
従来の無償医療を利用しているのは、第一に貧しい人たちと社会的に弱い立場に置かれた人々である。
このことは、最新の医療器具、薬、より専門的知識を備えた医師陣をもつ、
有料医療機関と政府からの十分な予算をもらえていない
無料の医療機関のレベルの差が年々開いてきているので
少しでも可能性のある人々は有料医療のほうに流れているのが説明できる。
 
 そして、無料医療機関は、病院としての人々の要求にだんだん答えられなっている。
ロシア保健省の公式的な発表では、毎年、無償で受けられる治療や検査は減少している。
レントゲン、血液、尿検査、心電図などは、無料医療機関の中でも有料となっている。
 
 無料の外来患者用病院にかかることは患者にとって、苦難の一つとなっている。
専門の医者の検診を受けるだけで、時によっては2−3週間前に予約をしなければならないし、
普通の検診も何時間にも及ぶ行列に並んで待たなければならないことが多い。
その上、政府による無料病院に対する予算が滞っているため、
最低限必要な医療用具の包帯や綿、痛み止め、注射器、消毒液などを患者が自分で持ってこなければならない
という事態がよく起こっている。
 ロシア国民の20%(障害者、戦争に参加した人たち、年金生活者など)
が医薬品の無償奉仕や割引を受けている。
しかしながら、無償の薬をもらえるのは、必要な薬がいつも揃っているとは限らない病院内の薬局と限られている。
その上、この特権をもっている患者に医者が薦める無料や安い薬は、
最新で一番効果のある薬とは言えない。
 
 救急車のシステムも危機を迎えている。
救急隊は無料での医療奉仕を断ることが多い。
救急車に乗ってくる医者達に払う賄賂の大小により、重い急病患者が連れて行かれる病院のレベルも決められる。
(つまり良い病院に連れて行ってもらいたかったら、多く払ったほうが無難ということ)
337矢印くん ◆Ripvkk4JmM :2006/04/06(木) 02:06:43
症状がひどくて、急遽入院した患者がいたとしても、検査予約の登録順に検査は行われる。
症状の軽重で順序が入れ替わる事はありえない。賄賂を払わない限りは。
たとえ、検査待ちの途中で症状が悪化して、急逝してもだ。
しかし、それが「世の常」であり、医療システムの限界点でもある、とおいらは思います。
338矢印くん ◆Ripvkk4JmM :2006/04/06(木) 02:11:00
ある人が、将来、癌に罹るかどうかなんぞは、ヒトゲノムの遺伝子構造が
(単なるDNAの塩基配列だけでなく、その意味するところも含めて)
全て完璧に解読されでもしない限り、医者といえども判らないのが「事実」である。
したがって、「このままではあなたは将来、癌になる」と言ったとしても、
そのことが正であるか偽であるかは、「判らない」というのが科学的合理的な答えである。
仮に、インチキ宗教家が「あなたは将来、癌になる」と当てずっぽうで言ったとしても、
統計学的には、日本人の3人に1人は癌で死んでいるのだから、当たらずとも遠からずである。
野球だって3割打てば一流打者だ。

339矢印くん ◆Ripvkk4JmM :2006/04/06(木) 02:12:25
ところが、宗教家が「あなたは癌になる」と言うと、詐欺師呼ばわれするにもかかわらず、
医者が「あなたは癌です」と言い切りながら、癌でなかった(発病しなかった)場合は、単なる「誤診」で許される。
なんという不公平であろうか? 譬えて言えば、柔道家と力士が(相撲のルールで)、
相撲を取りながら、柔道家は不本意ながら相撲のルールで負かされたのに批判され、
力士の側は、得意な相撲のルールで負けても批判されないようなものである。
10年程前、私の父は、とある大学病院で「肺癌である」と診断され、
手術する寸前までいったのに、内視鏡を使って摘出した最後の組織検査の結果、
不思議や「癌は消えました」と言われて、無罪放免(無事退院)になった。
これなぞ、最初(から最後の一回前まで)の検査が「誤診」だったのか、
あるいは、家族の「回復平癒の祈り」が神に通じたのか…。

 逆に、4年前に54歳で亡くなった妻の母は、
京都のとある公立病院に入院していたにもかかわらず、
癌で死去するわずか10日前まで、主治医は彼女が癌であることにすら気が付かなかったそうだ。
脳卒中や心不全でポックリ逝ったのならいざ知らず、癌で全身的に衰弱し、
10 日後には亡くなろうかという人など、
医学は全くの素人である私が観ても「お迎えが近いな」と判りそうなものである。
このケースなんか完全に誤診である。しかし、この医者には何のお咎めもない。
この国では、それほど、医者に有利なようにルールが出来ているのである。
340矢印くん ◆Ripvkk4JmM :2006/04/06(木) 02:32:25
朝日新聞と毎日新聞の記事のコピーを資料として添付させて頂きました。
なぜこんな記事を、と疑問に思われた方がいると思います。
「県立奈良病院副作用訴訟 遺族側が逆転勝訴」。
大阪高裁で去年出された判決です。同じ事件を報道したものですが、
「奈良の男性、薬剤併用で副作用死」。中身は後で読んでいただいて、
こういう事があるということを誰かお一人でも心に残していただけるとありがたいのですが、
実はこの遺族というのは私で、副作用で亡くなったのは私の父です。
父は今から6年前に扁桃腺の治療をする為に、通院していた訳です。
7日間通院しました。私の一番下の妹の結納がありまして、末っ子が結婚するということで父もすごく喜んで、
扁桃腺なのでたいした事もないと結納にも出席し、家族みんなで幸せな気分に包まれていました。
その翌日の朝、娘を保育園に送って行こうという時に、母から突然電話がありました。
「お父さんがちょっと大変なの。駄目かもしれない」。私は一瞬、交通事故か何かだろうと思いました。
よく聞いてみたら、大量に吐血をして突然立ち上がれなくなって、救急病院に運ばれたと言うのです。
何が起こっているのかまったく分かりませんでしたが、その時の母の言葉の感じからは、
ものすごく緊迫感が伝わってきました。
341矢印くん ◆Ripvkk4JmM :2006/04/06(木) 02:35:08
私は千葉にいますので、どうしようと思いましたが、
「とにかくすぐに来て頂戴」と言われて、急きょ会社に行った夫に連絡をして
駆けつけました。着いたのは夕方でしたが、緊迫した救命措置の中で耳鼻科の担当医達があたふたしながら、
「ステロイドを使っていたからな」という言葉を母が聞いたらしいのです。
母は「ステロイド」というこの言葉を忘れてはいけないと思ったらしく、
必死でメモしていました。私もステロイドって皮膚に塗る薬というような印象しか無かったので、
なんで扁桃腺の治療にステロイドなのだろうと思いながらも、全然意味がわからないのです。
結局、父は胃を切り取る緊急手術を受けました。しかし、病院側からは何も説明はありませんから、
なぜこうなったのか、なぜ昨日まで耳鼻科に通っていた人がこうなるのだろうと思いました。
そしたら妹が、実は父が前々日くらいに「真っ黒な便が出る」と言っていたというのです。
たまたま妹が病院につきそって、父が医者に「炭みたいな便が出るのですけど」
と言っていたのを、妹は聞いていたらしいのです。
そうしたら医者は「それは薬の影響ですよ」という一言で、非常に簡単に流されたので、
父は「そうか」という感じで帰ってきたそうです。
結局、胃をすべて切り取りました。私は単なる「胃潰瘍の手術」という報告を受けていましたから、
胃潰瘍だったら麻酔が覚めたら目が覚めるだろうと思っていたら、
今度は食道だ小腸だと、ありとあらゆる消化器官が溶けてくるのです。
342矢印くん ◆Ripvkk4JmM :2006/04/06(木) 02:38:16
はその頃から、たくさんの交通事故の取材をしていましたから、
交通事故と医療過誤とはちょっと違うけれども、これは何かの時に証拠、
つまり客観的な事実が必要なのではと思って、その時出来る限りの事を考えました。
私は「ステロイド」という言葉を手がかりに「一体、これは何なのか」と、
医者や看護婦をしている友達に電話で聞きまくりました。
どうやら、ステロイドという薬は、腫れを抑えるのには有効なのだが、
副作用のナンバーワンが「胃潰瘍」という非常に恐い薬であるということがわかりました。
また、そういう薬を使う時には入院をさせて、きっちりと患者さんを見なくてはいけないと、
みなさんがおっしゃるのです。「これ、ひょっとして、薬の医療ミス?」と思いながらも、
ただ「どうしてくれる、悔しい」では何も前に進まないし、病院は何の説明もしてくれない。
それで、カルテを見るにはどうしたらよいか、父の体にどんな薬がどのくらい入ったのか、
それをチェックするにはどうしたらよいかと考えました。
父がその時入院していた救急救命センターという所は、1日に15分くらいしか
面会出来ないのです。体を拭いてあげたいと思っても、
まったくそういう事も出来ない。そんな中で私は弁護士に相談に行って、
「カルテを見たい場合はどうしたらいいのか」と聞きました。そうしたら、
裁判所に申し立てて強制的に差し押さえるという事で、必要な書類を病院に探られないようにコツコツと集めたり、
色々な作業をしていました。
343矢印くん ◆Ripvkk4JmM :2006/04/06(木) 02:40:16
でも、結局カルテを差し押さえるのに3週間かかると言われ、
3週間後を待ちに待っていたのです。その間、父の容態はどんどん悪くなり、
意識は戻らないという状況でした。奇しくも、明日がカルテ差し押さえの日という真夜中に、
父は亡くなりました。本当にショックでした。なんとも言えない悔しさ。
順番で言えば父が先に亡くなるのですが、天寿をまっとうせずに亡くなったこの悔しさというのは、
ご家族を亡くされた方ならわかって頂けると思います。
最終的には何の説明もありませんから、裁判になっていく訳です。
民事裁判を経験されている方もいらっしゃるかもしれませんが、
この民事裁判というのが大変でした。医療過誤の場合は、
医学の専門的な知識の論争になってきますから、素人ではたたかえないのです。
弁護士も鑑定の協力医を見つけなければ勝てないので、協力医を探すのにも一苦労しました。
県を相手の訴訟でしたから、みんなにはこんな裁判やっても

医療過誤はほとんど勝てないと言われました。

その時、私たち家族が何回も話し合ったことは、
「父が理不尽な形で亡くなった事を無駄にしないために、
これをたたかって何か形に残そう。病気を治そうと思って行く病院で、
逆に重体になって死んでしまうという事が1件でもあってはおかしいし、
ステロイドという薬がポピュラーだけどこんなに恐い薬だということをわかってもらうために」ということでした。
344矢印くん ◆Ripvkk4JmM :2006/04/06(木) 02:44:35
それで、私たちは勝つ見込みはほとんど無いと言われている裁判に立ち向かいました。
結果的に、奈良地裁の一審判決は、私たち原告側の完全敗訴。
妹が父と医師とのやりとりを聞いていましたが、相手はうそで塗り固めてきまして、
それを裁判官が採用してしまったために負けました。その時も、
絶対に医療過誤は無理だからといろんな人に忠告をされました。悔しい体験として、
医師会の弁護士が準備書面に「父が入院し生死をさまよっている時に、
カルテの差し押さえ(ようするに損害賠償の準備)をするなどという情愛の無い娘」と書いてきた時にはカーッときましたね。
民事裁判とはこのようなものかと思いながらも、私は文章を書くのが得意ですから、
反論の書類を提出したり色々な事をやって、ようやく大阪高裁で逆転勝訴が出来たのです。
この判決の中身は非常に濃いもので、こういう薬を使っている時には
しっかり検査する義務があると、
医者にとっては大変な検査義務という部分をしっかり明記してくれた判決でした。
一生懸命たたかった事によって、何か形に残せ、勝ち負けに関係無く後悔はしませんでした。

345矢印くん ◆Ripvkk4JmM :2006/04/06(木) 02:53:30
◆ H11.02.25 第一小法廷・判決 平成8(オ)2043 損害賠償

判例 H11.02.25 第一小法廷・判決 平成8(オ)2043 損害賠償(第53巻2号235頁)

判示事項:
  一 医師の不作為と患者の死亡との間の因果関係の存否の判断と
患者が適切な診療行為を受けていたとした場合の生存可能期間の認定

二 医師が肝硬変の患者につき肝細胞がんを早期に発見するための
検査を実施しなかった注意義務違反と患者の右がんによる死亡との間の
因果関係を否定した原審の判断に違法があるとされた事例

要旨:
  一 医師が注意義務に従って行うべき診療行為を行わなかった不作為と
患者の死亡との間の因果関係は、医師が右診療行為を行っていたならば
患者がその死亡の時点においてなお生存していたであろうことを是認し得る
高度のがい然性が証明されれば肯定され、患者が右診療行為を受けていたならば
生存し得たであろう期間を認定するのが困難であることをもって、
直ちには否定されない。

二 肝硬変の患者が後に発生した肝細胞がんにより死亡した場合において、
医師が、右患者につき当時の医療水準に応じた注意義務に従って
肝細胞がんを早期に発見すべく適切な検査を行っていたならば、
遅くとも死亡の約六箇月前の時点で外科的切除術の実施も可能な程度の大きさの肝細胞がんを発見し得たと見られ、
右治療法が実施されていたならば長期にわたる延命につながる可能性が高く、
他の治療法が実施されていたとしてもやはり延命は可能であったと見られるとしながら、
仮に適切な診療行為が行われていたとしてもどの程度の延命が期待できたかは確認できないとして、
医師の検査に関する注意義務違反と患者の死亡との間の因果関係を否定した原審の判断には、違法がある。
991 :矢印くん@ボインにターッチ ◆Ripvkk4JmM :2006/04/06(木) 21:43:47.47 ID:Q9Sj5yu5
げとりんぽ

992 :ワールド名無しサテライト:2006/04/06(木) 21:43:47.45 ID:ubymjFWh
年には勝てない

993 :ワールド名無しサテライト:2006/04/06(木) 21:43:49.97 ID:Liv+wwKV
プロテクター思い出した

994 :ワールド名無しサテライト:2006/04/06(木) 21:43:51.99 ID:SJBXdN9d
>>979
そのうち弟も・・・仲間入り

995 :ワールド((・ω・))鉄球マン ◆sAyCMG3SSE :2006/04/06(木) 21:43:52.68 ID:5db3Pr3Z
>>1000は脳みそ爆発して死ぬ

996 :ワールド名無しサテライト:2006/04/06(木) 21:43:51.06 ID:hZDnsGa+
そろそろジャッキーがお亡くなりになります。

997 :ワールド名無しサテライト:2006/04/06(木) 21:43:55.19 ID:r8T+5rSc
どこでものぼるな。

998 :ワールド名無しサテライト:2006/04/06(木) 21:43:57.39 ID:Q/LPZdD1
1000ならテレ東でリベリオン放送

999 :ワールド名無しサテライト:2006/04/06(木) 21:43:57.09 ID:vYoWUalx
マッチョは常に息切れしてるってのは本t

1000 :矢印くん@ボインにターッチ ◆Ripvkk4JmM :2006/04/06(木) 21:43:57.85 ID:Q9Sj5yu5
★´∀'★
995 :ワールド名無しサテライト:2006/04/06(木) 22:29:09.06 ID:ngQaMJpu
なんだ この マトリックスみたいなの


996 :ワールド名無しサテライト:2006/04/06(木) 22:29:09.40 ID:cAjQjFlu
ジャッキー毎回負けるよな


997 :ワールド名無しサテライト:2006/04/06(木) 22:29:11.00 ID:wbN/OgH/
くにへ かえるんだな


998 :ワールド名無しサテライト:2006/04/06(木) 22:29:12.65 ID:m6Cllikl
1000なら、コマンドーは二度と放映しない


999 :ワールド名無しサテライト:2006/04/06(木) 22:29:12.56 ID:hUzmtkWa
1000ならおれも不死身


1000 :矢印くん@ボインにターッチ ◆Ripvkk4JmM :2006/04/06(木) 22:29:13.65 ID:Q9Sj5yu5
★´∀'★
348矢印くん@華麗に3度 ◆Ripvkk4JmM :2006/04/06(木) 22:56:59

997 :ワールド名無しサテライト:2006/04/06(木) 22:53:01.71 ID:z9q5VoEY
極道は実況じゃないと楽しめなさそうだな


998 :ワールド名無しサテライト:2006/04/06(木) 22:53:01.79 ID:Ru/fUWYi
  _   ∩
( ゚∀゚)彡 ジャッキー!ジャッキー!
 ⊂彡


999 :ワールド名無しサテライト:2006/04/06(木) 22:53:02.39 ID:/U0RA66w



1000 :矢印くん@ボインにターッチ ◆Ripvkk4JmM :2006/04/06(木) 22:53:02.83 ID:Q9Sj5yu5
\ジャッキー!!ジャッキー!!惹起!!惹起!!惹起!!勃起!!/
    _ _∩.     _ _∩.     _ _∩.     _ _∩.     _ _∩.     _ _∩.     _ _∩.
  ( ゚∀゚)彡  ( ゚∀゚)彡  ( ゚∀゚)彡  ( ゚∀゚)彡  ( ゚∀゚)彡  ( ゚∀゚)彡  ( ゚∀゚)彡
  (  ⊂彡.   (  ⊂彡.   (  ⊂彡.   (  ⊂彡.   (  ⊂彡.   (  ⊂彡.   (  ⊂彡.
   |   |     |   |     |   |     |   |    |   |     |   |     |   |
   し ⌒J.    し ⌒J.    し ⌒J.    し ⌒J.   し ⌒J.    し ⌒J.    し ⌒J



349名無しさん@ピンキー:2006/04/07(金) 00:01:44
ジャッキーチユンの自演か
350名無しさん@ピンキー:2006/04/07(金) 15:55:54
982 :名無しさんにズームイン!:2006/04/07(金) 21:31:17.26 ID:HyKj0wN5
↓母親が不倫中


983 :名無しさんにズームイン!:2006/04/07(金) 21:31:18.00 ID:q+AF5I8m
↓岡田がイク時に一言


984 :矢印くん@ボインにターッチ ◆Ripvkk4JmM :2006/04/07(金) 21:31:18.61 ID:92+2lzyb
げとりんぽーーーーーーーー


718 :名無しさんにズームイン!:2006/04/07(金) 21:47:39.18 ID:UezE5s3S
↓ おまいのちんちん


719 :矢印くん@ボインにターッチ ◆Ripvkk4JmM :2006/04/07(金) 21:47:39.50 ID:92+2lzyb
こんばんはー、ぼくは、数字の2です。割り切れないことはきらいなんですぅ


720 :名無しさんにズームイン!:2006/04/07(金) 21:47:39.48 ID:vo1HP+XJ
岡田くんハアハア。。。
いや濡れたわ。。


名無しさんにズームイン!:2006/04/07(金) 22:09:11.99 ID:vDIC9wd4
ローサとセックルのシーンあったのに(´・ω・`)


677 :名無しさんにズームイン!:2006/04/07(金) 22:09:13.71 ID:qso0XQDK
↓死亡認定


678 :名無しさんにズームイン!:2006/04/07(金) 22:09:14.63 ID:RPagkmje

はいはい おまえの言うとおりだな

流石キチガイ



679 :矢印くん@ボインにターッチ ◆Ripvkk4JmM :2006/04/07(金) 22:09:14.65 ID:92+2lzyb
↓セックスさせて




861 :名無しさんにズームイン!:2006/04/07(金) 22:10:56.89 ID:g29P9Dwm
エグニカオリってどんな脳内してんだよ


862 :ワールド((・ω・))鉄球マン ◆sAyCMG3SSE :2006/04/07(金) 22:10:57.79 ID:ueJo9o/t
↓キチガイはおまえだろ 


863 :矢印くん@ボインにターッチ ◆Ripvkk4JmM :2006/04/07(金) 22:10:59.67 ID:92+2lzyb
ちきしょう、号泣する準備はできてるぜ・・・うう


864 :名無しさんにズームイン!:2006/04/07(金) 22:10:59.86 ID:KgZNNnCh





    こ  の 映  画 は  リ  リ  ー  フ  ラ  ン  キ  ー  と  は  関  係  あ  り  ま せ  ん  






355矢印くん ◆Ripvkk4JmM :2006/04/08(土) 22:42:55
997 :名無しさんにズームイン!:2006/04/08(土) 22:40:35.15 ID:BYjdm80L
かわいいねぇwwwwwwwwwwwwwwwww

998 :名無しさんにズームイン!:2006/04/08(土) 22:40:35.22 ID:LATa795s
>>932-933
馴れ合いはvipでやってくださいね^^;

999 :名無しさんにズームイン!:2006/04/08(土) 22:40:35.05 ID:jxLcjT0b
932 名前:名無しさんにズームイン! 本日のレス 投稿日:2006/04/08(土) 22:39:44.62 Bq8zy8XS
ID:Og69/y+h

933 名前:名無しさんにズームイン! 本日のレス 投稿日:2006/04/08(土) 22:39:45.08 Og69/y+h
ID:Bq8zy8XS
ID:Bq8zy8XS

君のピンポイント追跡の方が痛いよww
嫉妬かい?wwwwwwwwww

1000 :矢印くん@ボインにターッチ ◆Ripvkk4JmM :2006/04/08(土) 22:40:35.97 ID:yr9FG5Cm
きめーーーーーW
356名無しさん@ピンキー:2006/04/11(火) 03:19:12
童貞で禿げてる俺は一度だけ合コンに誘われた。
イケメングループからメンバーが足りないから頼む!と言われたので仕方なしにだった。
けれど、だんだんわくわくしてきて服を買いに行ったりモテ術の本を読んだりした。
親に「俺今日合コンだから遅くなるよ!」というと親は「あんまり飲んじゃだめだよ」とうれしそうだった。
当日、予定の場所に行くと誰もいない。イケメンに電話すると「もうみんな店にいるから早く来い」という
遅れて登場も悪くない、と思いながら店に入ると地獄が待っていた。
「うっそ〜!!ほんとに禿げてる!!」
「な?な?俺が言ったとおりだろ?」
「うわ〜キモイwww」
俺は何が起こったのかわからなかったが、どうやら最初からネタにするつもりで呼んだようだった。
そのうちイケメンの一人が俺にヘッドロックをかけ、
「ほらこの頭見ろよ!すげー!!」
とやってきたので俺は手でそれを振り払った。すると今度は
「何本気できれてんだよ」「ハゲって最低」「空気嫁よ」
俺はもう参加する気力も切れる気力もなく店を出た。誰も引き止めなかった。

家に向かって歩いていると雨が降ってきてびしょぬれになった
もう情けなくて情けなくて声もあげず泣いてた。
家に入ると母親に向かって怒鳴った「お前のせいで禿げたんだぞ!!」
母親も泣いた。俺も泣いた。
357名無しさん@ピンキー:2006/04/11(火) 14:49:23
全米も泣いた
358矢印くん ◆Ripvkk4JmM :2006/04/14(金) 21:33:14
>>356
むしろ笑った
359名無しさん@ピンキー:2006/04/15(土) 19:15:55
996 :ショータ ◆wrSHOTA7ig :2006/04/15(土) 19:14:33.37 ID:l10zpiNd
半J


997 :名無しでいいとも!:2006/04/15(土) 19:14:34.82 ID:XRSQm0f5
平成教育委員会と似てるな


998 :名無しでいいとも!:2006/04/15(土) 19:14:34.89 ID:FqkW8Guy
1000ならびんちょうたん「¥




999 :マントルけんじ ◆6e7cDDe4gk :2006/04/15(土) 19:14:35.49 ID:g7pe1jcg
1000なら


1000 :矢印くん@ボインにターッチ ◆Ripvkk4JmM :2006/04/15(土) 19:14:35.50 ID:mwor+/KF
★´∀'★
360名無しさん@ピンキー:2006/04/15(土) 20:41:08
996 :名無しでいいとも!:2006/04/15(土) 20:37:39.46 ID:2eLfjkJL
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
997 :名無しでいいとも!:2006/04/15(土) 20:37:39.75 ID:8/MBMMYc
切れたwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
998 :名無しでいいとも!:2006/04/15(土) 20:37:40.12 ID:HrE/nDQg
スーツwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
999 :名無しでいいとも!:2006/04/15(土) 20:37:40.36 ID:fEgDqeMv



うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
1000 :矢印くん@ボインにターッチ ◆Ripvkk4JmM :2006/04/15(土) 20:37:41.40 ID:mwor+/KF
WWWWWWwwwwwwwwwwwwwwwwww
尻のあな、そのとなりめくところをよびて、前どのハまだおめざめたまはぬにや。
よべはいかなるまれびとのおはしましつるにか、いとにぎはゝしくて、
よそながらいもねられ侍らざりきといふ。前いとはづかしげにて、
何ばかりのことも侍らざりしが、よべはなき人の逮夜にて侍れば、
いさゝかみのりのわざをいとなみ侍りしといふ。尻うなづきて、
げにさればにや、見なれぬ 大法師の、いでいりしげく侍りつるはとぞいひける。


尻の穴が、その隣ともいうべきところに声をかけ、
「前どのは、まだお目覚めではありませんか。昨夜は、
どんな珍客がご訪問されたのやら、とても賑やかで、
隣の私も寝てられぬほどでしたよ」といった。前はひどく恥ずかしそうにして、
「何ということもなかったのですが、昨夜は亡き夫の逮夜(たいや)でしたので、
ささやかに法会を営んだのでございます」と答えた。尻はうなずき、
「なるほど、そんな訳だったのですね。見なれぬ 大きな坊さんの出入りが
はげしかったのは」といった。
362名無しさん@ピンキー:2006/04/17(月) 04:49:19
「あっ、駄目やめて〜〜!!」
「ふははは、どうだ天女!」

時は幕末の混乱期、江戸では妖魔・妖怪たちと天女の呼ばれる少女達との戦いが繰り広げられていたのだった。
彼女、遥か平成の時代より招かれた月島唯もその天女の内の一人である、しかし今…
彼女はその妖魔どもを率いる鬼の右京の策によって、孤立無援の戦いをしいられてしまい、
何ということか妖魔の触手に囚われてしまっていたのだった。

「離せぇ〜〜〜!!こ、こうなったら…ぎおんしょ…」
「言霊など言わせるか!やれ妖魔!!」
「ぐぉぉぉぉぉぉ!!!!」

シュルルルルゥゥッゥ──────ッ!!

「やっ!な、何をすんの!」
彼女を捕らえていた触手が無理やりに足をひっぱり股を広げさせていく、それは唯のミニスカートともいえる
天女の下の衣をめくらせていき、恥部を容易に覗ける程にまで広げられてしまったのだ。
「や、やだ!何すんのさ、この変態エロ妖魔!!」
「全く…天女なのに口が悪いな貴様は、本番はここからだ妖魔!!」
「ぐおおおおおぉぉぉぉぉぉっ!!」

ヌプゥゥゥッ!!

「ひ、ひぃ!?な…何よ、その醜い肉の塊は!」
唯はあまりのソレの醜悪さに驚愕し、顔を青ざめていく…
妖魔の体の…人間でいえば股間のあたりから巨大な棒状の肉の塊が生えたからだった。

363名無しさん@ピンキー:2006/04/19(水) 03:59:10
いれた

いれないで

いっき

いちゆう

している

きみたち

いんどじん
通常、ギャグ漫画というのは、ハチャメチャな行動をするキャラと、それに対してツッコミを入れるキャラで構成されている。
とんでもない奴と、それがどのくらいとんでもないかを常識の見地から説明するキャラである。
しかし、いつのころからか、この常識の見地から説明するということが放置されるギャグ漫画が生まれた。
不条理ギャグと呼ばれる一連の作品は、ハチャメチャな行動をするキャラばかりで、それがどのくらいハチャメチャか説明するキャラクターが存在しない。
しかし、彼らが常識から見てハチャメチャでとんでもないということは読者に伝わっていて、そこに笑いが生まれている。
では、この場合、誰が常識を説明しているのか。
それは読者自身である。
読者が自分の常識から見て、彼らが非常識だと判断して、それで笑っているのだ。
不条理ギャグ漫画とは、言わば、読者参加型双方向性マンガなのだ。
365名無しさん@ピンキー:2006/04/21(金) 17:33:09
山塚愛の最初のバンドは俺の知る限りでは蛇骨婆(だこつばばあ)だ。

世界最初のスピードコアバンドでノーテクで全曲を全速力で演奏してるだけだった。本当に糞だった。

愛はギターだったが楽器のことを何も知らなかった。ただ騒ぎたかっただけだろう。

ライブを直に見たことはないが、止められるまで延々と演奏し続けたらしい。

愛はライブの最後にドラムに飛び込むようになったんだけど、それこそがハナタラシに繋がるステージ上の暴力と破壊の始まりだったんだ。

 

愛は1984年にメイルアートをやっとって、ハナタラシでも2,3の宅録カセットを野原音工というレーベルから出してた。

コンドームカセックスも当時の別レーベルだけど多分実態は同じ。

野原音工という名前は、愛がばかでかい平原の真ん中にたって消えていくような感覚、そう、無の真ん中に立ち何もせず何も考えないという感覚が好きだったからそう名付けられた。

ハナタラシは愛が子供の時蓄膿症だったことに由来する。鼻づまりと野原で立ちつくす感覚を組み合わせたかった。

ハナタラシっていう言葉は本当にガキっぽくて汚くてくだらない。

蛇骨婆は明白にハードコアだったが、ハナタラシはノイズユニットで、ライブの時にはパフォーマンスアートだった。
366名無しさん@ピンキー:2006/04/21(金) 17:35:19
ステージでのハナタラシはもう一人竹谷がいた。

彼は美術を教えている画家で、現代美術に精通していた。
ハナタラシの最初のライブの頃、
竹谷はまともな音のレゲエ・ダンスバンドでドラムとボーカルをしてた。
その前にはダンステリアというバンドでB-52'sの京都公演の前座で出た。
ハナタラシはノイズバンドだったけど、竹谷のドラムは軽快で親しみやすかった。

我々がいまハナタラシのスタイルと考えるのは竹谷が愛の人格と
前衛を組み合わすことができる能力と知識によるものだ。
竹谷は自分たちの使うゴミから何からにロゴをペイントした。
自分らの手袋にもしとった。パフォーマンスに全てを投げ出すことができるという
愛の能力が残りを占める。

 

真に最初のハナタラシのライブは大阪難波のえびす橋でラジカセと
ゴミを使ったやつや。日曜の午後の人がいっぱいいる時間にやって
警官に何度も止められた。その頃からストリートパフォーマンスとして
知られるようになりついにはフォーカスに写真が載った。

367名無しさん@ピンキー:2006/04/21(金) 17:38:02
1984年の終わりか85年の初めにライブハウスでやることになった。
今日の伝説のほとんどはこの頃のものだ。
最初の大阪でのライブはスタヂオアヒルであったやつで、
まずtexas chainsaw massacreを上映し、
その後でチェーンソウとか電動具とかオイル缶を使った。竹谷は日雇い労働をしてたので、建築現場からでかいゴミを拾って来れたのだ。

そこにロゴを書いたらもうオブジェ。
ライブは本当に死ぬほど危険だった。愛はいつでも完全に喜んで死ぬつもりみたいだった。

別に演じてたんじゃなくて本当におかしかったんだろう。

この頃の多分京都のライブだったと思うけど、
死んだネコを切り刻んで色んなトコから非難を浴び取ったな。
特に動物保護の奴らに、当たり前やけど。Mark Paulineも同じ様なことをやってたな。

何でそんなことしたいのかわからんし好きでもないけど、そこまでせざるを得なかったことに興味がある。

ともかく動物は殺さなかったけどみんないつかハナタラシのライブで死人が出ると思ってた。

 大阪キャンディーホールのライブで愛は自分の足を非道く傷つけたことがある。
回転ノコギリを滅茶苦茶にぐるぐる振り回してたら太股に当たって。大量にガラスを投げつけたこともある。
何でそんなことすんねん、とまた聞かれるかもしれんが怪我すると
分かってんのにそうしてしまうのが面白い。なんでそんなん見にいっとんねん?
今ではハナタラシはネコ殺しのバンドと思われているけど、
個人的には抑圧された人間が暴走するのは好きやな。

368名無しさん@ピンキー:2006/04/21(金) 17:40:52
物を壊してて困るのはさほど大きい音がしなくて音を拾うのが難しいこと。
ハナタラシが有名になってからは観客の方がうるさかった。だから音だけ聞いてもあんましおもんない。
ライブが重要だったのは戦争の実体験だったからだ。そしてこれには物見高いところやマゾっぽいところもあったことを忘れんとこう。
1985年、ハナタラシはとうとう東京でYBO²(イボイボ)とメルツバウと共演した。

入場する前に自分の安全と責任を放棄する旨に署名させられた。

みんなおもろい冗談やと思ったみたいやが、メルツバウとイボイボの後にハナタラシがステージに突撃してきたのを見て全然冗談じゃないことに気付いた。
ハナタラシは観客の真ん中にゴミを積んだでかいハンドカートで乗り込み突っ込んだ。ぐるぐる回ってガラスやらパイプやら瓶やら板やらを観客めがけて投げ込んだ。
このライブで地下メディアの注目を集め東京のメディアのおかげで全国区になり皆に知られるところとなった。

ハナタラシはペニス原理にこだわってた。初期のスローガンはTake Back Penisで後にTake Back Your Penisに変わった。

ペニスが普通の状態、つまり勃起してない時の様にハナタラシと愛自身は静かでシャイで穏やかで臆病でさえあり本当に不器用でちょっとかわいいくらいかもしれない。

しかしひとたび勃起するや、力を得て固く逞しくなり、攻撃的にもなって、ついには爆発する。

ハナタラシはペニスであった。だからTake Back Penisが彼らのスローガンであり、ファーストの全曲タイトルにcockが付いていたのだ。



ファーストの表ジャケを見るとペニスのコラージュが見える。愛はもっとはっきりと見えるようにしていたが、アルケミーが印刷所とのトラブルを避けるために薄くしてしまった。
369名無しさん@ピンキー:2006/04/21(金) 17:44:12
アルバムの歌唱は大本教のもので愛の祖父が信者だった。
大本教創始者は日本が負けると言う予言により太平洋戦争の頃非道い迫害を受けた。
アルバムの歌唱は祝言(しゅうげん)の一種だ。信者じゃないけど。
Hanatarashiは自主制作にしては売れた。東京では二回しか、
しかも少人数の前でしか演奏していないけど全ての東京のその筋の奴らが熱狂した。
ハナタラシは極めて有名となったが、2,3カ所を破壊し尽くした後には誰も演奏をさせてくれなかった。
その評判故に大阪ですらライブが出来なくなった。
それで停止を余儀なくされた。ともかく同じやり方はできなくなった。
そして止めることで伝説に、夭折(ようせつ)の青春の栄光、
美しき敗者となることができるのだ。愛は愚か者ではぜんぜんなくて、
ちょうど止め時だと思ったのだ。愛は真の表現者でハナタラシは凍結されたが、
ずっと強く期待されていた。

Hanatarash2までに竹谷は脱退。代わりにOneとして知られる大宮イチを入れたが、
彼はフォトセッションのみでライブも演奏も全くしていない。
彼は当時プロレスラーになりたくて、愛は竹谷の代わりに
怖そうな顔をした誰かを必要としていた。
Hanatarash2は他の作品同様ほとんど愛のソロで、
非常階段のJoJoが少しギターノイズを加えている。これは天才的な作品である。
370名無しさん@ピンキー:2006/04/21(金) 17:46:05
Psychic TVの前座の予定があった。愛と竹谷と山本と平(ヒラ)の
4人のハナタラシで初期のボアダムズとほとんど同じメンバーだった。
彼らはブラックサバスやディープパープルのカバーなどの本当の音楽を
演奏するつもりだったらしいが主催者が愛がガソリン爆弾を持ち込んでいるのを発見して中止された。
これが暴力沙汰の終わりだった。愛はバンドに入りたがってた。

1988年愛はハナタラシ復活のライブを東京で行った。イチはこなかった。
そこはステージと観衆の間に金網を張っていた。そこに物を投げたら跳ね返ってくるやろ?
愛はまっすぐ飛んで帰ってきた瓶で鼻を折った。観衆は血を見て興奮した。
多くの人が愛に、芸術のためにもっとやれ、傷つけ、死ねと叫んでた。

大体15分くらいやった後に、「俺はまだ死ねへんぞ!」と叫んでステージを降りた。
それが多分最後のライブ。初期の死と殺しに関する発言はともかく、
重要な変化と相応しい終わり方だった。

 ハナタラシの名は依然有名で、愛は現金が必要になると
100本のカセットを作ってそれを一日で売ることが出来る。
こんなんがいっぱいあってだれも完全なディスコグラフィーなんかつくれん。 
終わり
371名無しさん@ピンキー:2006/04/22(土) 07:45:11
ゴウゴウガール
372矢印くん@ボインにターッチ ◆Ripvkk4JmM :2006/04/22(土) 19:28:37
小出由香そそるよな。ハァハァ
373名無しさん@ピンキー:2006/04/24(月) 06:05:45
中2女子殺害の高1男子、子供いた
 岐阜県中津川市で中学2年の清水直さん(13)の遺体が見つかった事件で、
中津川署捜査本部は21日深夜、殺人容疑で交際相手の高校1年の男子生徒(15)

を緊急逮捕した。男子生徒は「1人でやった。殺すつもりだった」
などと供述している。男子生徒は清水さんと同じ中学を3月に卒業したばかり。
2年ほど前から付き合っていたとみられ、捜査本部は交際をめぐるトラブルがあったとみて動機を追及している。
男子生徒は別の女性との間に2歳の子供がいた。

 調べでは、男子生徒は19日午後6時半ごろ、遺体発見現場の空き店舗3階で、
清水さんの頭部数カ所を棒状のもので殴った上、首を布で絞めるなどして殺害した疑い。
男子生徒は清水さんの兄と同学年で仲が良かったことから、
清水さんも一緒に遊ぶようになり、2年ほど前から付き合っていた。
交際上のトラブルがあったとみられ、男子生徒は「殺すつもりだった」と
供述している。

374名無しさん@ピンキー:2006/04/26(水) 06:22:57
>>372

乳がでかい
375名無しさん@ピンキー:2006/04/27(木) 00:40:05
振り返ればあいつがいたあのころ
お台場の観覧車の一番上で
竹本チエと竹本テツと平山ヒラメと小鉄とアントニオJr.が
内乱を起こした
376名無しさん@ピンキー:2006/04/27(木) 00:41:08
流し目で挑発的に唇をなめまわした時、
海で
ネロとパトラッシュが
隠れてエロサイトを見ていた
377名無しさん@ピンキー:2006/04/27(木) 00:42:01
宇宙歴0070年
群馬県 群馬町で
被害者宅の同じアパートに住んでいたA氏(28歳・無職)が
9回裏2アウト満塁で、代打サヨナラホームランを打って、巨人に勝った
378名無しさん@ピンキー:2006/04/27(木) 00:42:38
4月19日のお昼頃
CドライブのMy Documentで
浜さん一家が総出で
ハニーフラッシュ!
379名無しさん@ピンキー:2006/04/27(木) 00:45:37
そう、あれはオレが京都で芸者をしていた頃
ア・バオア・クーの片隅で
さまようよろいが
七代目「夜の帝王」を襲名した。
380名無しさん@ピンキー:2006/04/27(木) 00:46:38
今ではない、はるか遠くの時代
スポットライトの下で
あなたとわたしが
結婚をほのめかした
381名無しさん@ピンキー:2006/04/27(木) 00:47:35
流し目で挑発的に唇をなめまわした時、
胸の谷間で
ダレン・シャンが
いきなりガチョーンをかまして、周囲を真っ白にした。
382名無しさん@ピンキー:2006/04/27(木) 00:53:25
先週、風呂の底から行列を作ってPTA会長が出てきました。
383名無しさん@ピンキー:2006/04/30(日) 20:43:25
:NHK名無し講座 :2006/04/30(日) 20:41:58.40 ID:3Gxl0dVA
>>978
新宿でフリマに出店していたら、天本英世が買いに来たよ。
ご購入商品は300円のジャケット。


998 :NHK名無し講座 :2006/04/30(日) 20:42:01.23 ID:nfp3lQM0
この後はあーとちーんでつ


999 :NHK名無し講座 :2006/04/30(日) 20:42:03.58 ID:Ef8Lpj5W
1000なら俺に魔女の彼女ができる


1000 :矢印くん@ボインにターッチ ◆Ripvkk4JmM :2006/04/30(日) 20:42:03.97 ID:7kGvCLaq
げとりんこだお^^^


1001 :1001:Over 1000 Thread
384名無しさん@ピンキー:2006/05/01(月) 13:36:14
385名無しさん@ピンキー:2006/05/01(月) 13:47:11
>>382
ワロタ
386名無しさん@ピンキー:2006/05/01(月) 16:30:50
自家用飛行機の窓から酒瓶を投げ落とした者がいて、それが偶然、デートの待ち合わせの場所に立っていた娘の頭を直撃し、娘は死ぬ。
恋人の男は、飛行機に乗っていたメンバーを探し出し、順番に復讐していく。
現実の日本でも、高速道路走行中の車窓から空き缶を放り投げた奴がいて、缶をぶつけられた後続の車が事故を起こした事もあった。
事故そのものは、ありうる話だ。だからといって殺して回ってよいものか。
若い主人公にとっては恋愛こそが全て。
自分がどれほど娘を愛していたかを、娘を幸せにする事で証明する事が出来なくなったからには、徹底的に復讐することでしか、愛の深さを語れない。それが哀しい。
ほかの娘を好きになれば良いじゃん、とお思いになるかもしれない。
しかし、おそらく主人公は、死んだ恋人には出来なかった事を次の相手にはしてあげるなんて、一種の自己満足に過ぎないと、わかっているのだ。
しょせん自己満足なら、偶然にせよ恋人を死なせた相手に、自分の気持ちをわからせてやりたいのだ。
387名無しさん@ピンキー:2006/05/01(月) 16:39:28
かつて一人の女性を同時に愛した二人の男が登場人物。
一方のヤクザを稼業としている男はその女性と結婚し、
女性は男の子を生む。
その17年後、愛する女性を奪われ、後に高校教師となった男は、
まったくの偶然に愛する女性の息子の担任になる。
17年間、心の片隅でいつも疼いていたトラウマが
息子を通して現在に露呈してくる。
物語は担任教師が長期不登校の息子の実家を訪問する所から始まり、
二人の男は一人の女性と一人の息子を媒介に、
スレ違い、憎しみ合い、和解し崩れていく。
>>384
どう見ても陰茎です。ありがとうございました。

>>386
どう見ても復讐劇です。ありがとうございました。
389名無しさん@ピンキー:2006/05/02(火) 10:21:14
生血に飢えた日本のシリアルキラー:山地悠紀夫

大阪姉妹殺害:侵入容疑で逮捕の男、強盗殺人容疑で再逮捕 毎日新聞
大阪市浪速区のマンションで飲食店勤務の上原明日香さん(27)と千妃路(ちひろ)さん(19)姉妹が
殺害され、室内が放火された事件で、大阪府警浪速署捜査本部は19日、
隣接ビルへの建造物侵入容疑で逮捕した住所不定、無職、山地悠紀夫容疑者(22)を
強盗殺人容疑で再逮捕した。山地容疑者は「金を取る目的で2人を殺した」と
容疑を認めている。山地容疑者の供述通り、
同区内の神社境内から凶器の果物ナイフ(刃渡り12センチ)を発見した。
放火についても「証拠隠滅でやった」との趣旨を供述しており、
今後、現住建造物等放火容疑でも取り調べる。 
山地容疑者は16歳の時に母親を殺害した非行事実で中等少年院に入っており、調べに


「母親を殺した時の感覚が忘れられず、人の血を見たくなった」とも供述。
390名無しさん@ピンキー:2006/05/02(火) 10:22:04
捜査本部で動機を追及している。
 調べでは、山地容疑者は11月17日午前2時半ごろ、
浪速区塩草2の同マンション(10階建て)4階の姉妹宅で、
帰宅した姉妹の胸や顔などを果物ナイフで刺して殺害。
封筒に入った千妃路さんの1日分の給料約5000円、
明日香さんの小銭入れとライター(計1500円相当)を奪った疑い。
 山地容疑者は今月5日の逮捕時に、明日香さんの貯金箱に入っていたとみられる
500円硬貨約40枚と、現金2万数千円を所持していた。
捜査本部がこれらの入手先を追及したところ、姉妹殺害を認め
「事件に使ったナイフや衣服などは神社に隠した」と供述。
ナイフは供述通り、現場近くの神社境内の倉庫から見つかった。
捜査本部は姉妹の財布から現金を抜き取り、
貯金箱の500円硬貨も奪ったとみている。
 侵入経路については「姉妹を玄関から追いかけ、次々に襲った」と
供述しているが、捜査本部は、隣接する食品会社の外壁を伝い、
ベランダから侵入した可能性もあるとみている。
 山地容疑者は、パチスロ機から不正にコインを引き出す「ゴト師」
仲間とともに今夏ごろから、姉妹宅の2階上の6階の部屋で暮らしていた。
10月上旬にいったん九州方面に出かけ、11月11日にマンションに戻ったが、
同13日に仲間から「稼ぎが悪い」などと言われ、部屋を出た。
しかし、翌14日以降も、山地容疑者とみられるリュックサックに眼鏡の男が連日、
マンション内外で目撃されていた。
 山地容疑者は00年7月、山口市の自宅で、母親を金属バットで殴り殺した
非行事実で、中等少年院送致の保護処分を受け、03年10月に仮退院。
04年3月の本退院(期間満了)まで保護観察下にあった。その後、
山口県内のパチンコ店などで働いていたが、今年に入り、
ゴト師仲間に加わるようになったという
391名無しさん@ピンキー:2006/05/03(水) 11:16:48
ぶっ飛びー!私、カリビアン嬢びっくりしすぎて失禁しちゃいそうです!
とりあえず、前置きはこれくらいにして、何がすごいかって言うと
“マッパ”しかも、ただのマッパじゃあっりませーん。
大勢の人々でごったがえしている真昼間の新宿のど真ん中を
堂々と全裸で歩き回っちゃうんですから!これぞ究極のマッパ行進!
しかもこの小川リカコちゃん、「こんなの余裕、みんな見て」って感じで
爽快に行進していくんですから、尊敬の念に値します。
もうここまできたらなんでもありです。公園でのマッパ放尿、
ビルの屋上でのマッパフェラ、
これまた公園でのローターオナニーとリカコちゃんはマッパ街道をひた走ります。
そして、フィナーレは街中を走る車の中での本番!
車窓ごしにあっけにとられて中の様子を見ている人のことなどそっちのけで、
このマッパ女王いきまくりです!
今年の赤デミー青姦部門、女優賞、作品賞、間違いなしのこの作品。
あなたもショックをうけるはず!
392名無しさん@ピンキー:2006/05/04(木) 00:12:57
 杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー
  杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー
 杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー
  ーナマ杏ーナマ杏ーナマ杏ーナマ杏ーナマ杏ーナマ杏
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393名無しさん@ピンキー:2006/05/04(木) 00:31:40
カリビアンナイトもっと私を見て
萌えつくすように
394名無しさん@ピンキー:2006/05/04(木) 14:23:58
彼女の赤い臀の穴のにほいを私は嗅ぎ、前檣トップで、油汗にひたってゐた。
「航海」

女たち。/チリッと舌をさす、辛い、火傷しさうな/野糞。(中略)/
あの女たちの黒い皺。黒い肛門。 
「女たちへのエレジー」

健全な白い歯並。こいつが第一だ。ぬれて光る唇。漆戸棚のやうな黒光りする
頑丈な胃。鉄のやうなはらわた。よく締まった肛門。/さあ。持ってらっしゃい。
なんでもたべるわ。花でも、葉でも、虫でも、サラダでも、牛でも、らくだでも、
男たちでも、あしたにならないうちに、みんな消化して、ふというんこにして
おしだしてしまふから。/そんな女に僕は、ときどき路傍ですれちがふんだが。 
「短章E」

ごむ風船みたいにふわついたお嬢さん。/青空で、ぱんぱん割れるお嬢さん。/
うんこをちっぴりお尻につけて/とびまはってゐるお嬢さん。 
「えなの唄」
395名無しさん@ピンキー:2006/05/04(木) 14:26:53
―なにもひけ目はねえ。皇后さまだって/女はからだをうっていきるほかないのだから。/
うれしがらせてささやきにくるこんにゃくどもも、女とねて、
女をしゃぶりまはしたあとでは/こんな女とねてしみついたきたならしさを、
どう洗ひおとしたものかといらだちながら、おのれにあいそをつかしていった/
―女じゃねえ。いや人間でもねえ。/あれは糞壷なんだ。 
「どぶ」(伏字挿入)

恋人よ。/とうとう/僕はあなたのうんこになりました。//
そして狭い糞壷のなかで/ほかのうんこといっしょに/
蝿がうみつけた幼虫どもに/くすぐられてゐる。 
「もう一篇の詩」

糞尿は、泥よりもやはらかい。//泥よりも平等な糞尿をはこぶ/苦力たち 
「愛情10」

紙捩りで一本づつ抜いた毛の/初ものの愛らしさが残るふくらみも/
しらずにもらす小便でじくじくして/みるかげもない。いまは、狐穴。 
「愛情11」

金子光晴ですね!
397名無しさん@ピンキー:2006/05/05(金) 19:31:05
ナイシトールみたいなスレだな
398名無しさん@ピンキー:2006/05/05(金) 20:54:46
我々人類にとって生きるとは何だろう…









そうだね、プロテインだね
>>398
そうだね、男性ホルモンだね
>>397
不条理?(・へ・)???
400名無しさん@ピンキー:2006/05/05(金) 22:33:56
400!
401名無しさん@ピンキー:2006/05/05(金) 23:10:43
ある朝目が覚めると隣に寝ていたはずの彼女がどこにもいない。
名前を何度よんでも自分の声が響くばかり、それ以外は不気味なほど静かだった

君楽しそうにはなしてるけど目的地は10分前に過ぎたぞ
402名無しさん@ピンキー:2006/05/06(土) 23:14:08
ゴウゴウガール
403名無しさん@ピンキー:2006/05/07(日) 00:25:36
404矢印くん@ボインにターッチ ◆Ripvkk4JmM :2006/05/07(日) 01:38:17
405名無しさん@ピンキー:2006/05/07(日) 09:40:40
初めて逢えたよ!! http://550909.com/?f5897292
406名無しさん@ピンキー:2006/05/07(日) 23:22:56
寝グセとはメランコリックなアイデンティティの報復です。
407名無しさん@ピンキー:2006/05/07(日) 23:24:04
しかめっ面とは浮付いた記念日のレトリックです。肉欲とは悪趣味なマルクス主義の誤謬です。下着とはまったりした人類史の食物連鎖です。裸体とは市販のアイデンティティのなれの果てです。肌触りとは洗練された性的快感のクライマックスです。
408名無しさん@ピンキー:2006/05/07(日) 23:25:22
貴方は明日、ラテン系のノリのご婦人たちが反復横飛しながら炎上してるのを目撃します。
409矢印くん@ボインにターッチ ◆Ripvkk4JmM :2006/05/07(日) 23:26:35
貴方は明日、立派な老紳士がブレイクダンスをしながらかくれんぼするのを目撃します。
410矢印くん@ボインにターッチ ◆Ripvkk4JmM :2006/05/07(日) 23:27:50
貴方は明日、
ふくよかなニュースキャスターがゴミ袋の中でストリーキングしているのを目撃します
411矢印くん@ボインにターッチ ◆Ripvkk4JmM :2006/05/07(日) 23:29:02
傍若無人とは、
「哀しいね、君の彼女は女装癖」という意味。
412矢印くん@ボインにターッチ ◆Ripvkk4JmM :2006/05/07(日) 23:59:42


407 名前: 名前はいらない 投稿日: 01/12/09 20:47


強制IDの導入は、詩板の衰退となるでしょうね。



408 名前: 名前はいらない 投稿日: 01/12/09 20:48

そんなもんわかっとるわい
おまえひとりでここまできたんじゃねーってことわかってんだろ?
ていうかおまえはレス数のわりに
むだがおおいんだよなー
納得度
パンティー>>>>>いかいか
番外 おもらちくん

413矢印くん@ボインにターッチ ◆Ripvkk4JmM :2006/05/08(月) 00:04:51
弧高の鬼才  :02/12/15 00:40

なんでもありあり!! 言うこと無し!!! フォロアーなんかいるわけなしなし!
書いてもいいし かかんでもええんじゃ! おちんこ晒せ!!  うんこ食べちゃエ!
泣かせてやろうか がっくりこっくりさせよっか!!  どーでもいいけど
おいらは弧高の鬼才様!!!!! 変態的王子様的ポエマ-w  とりあえず しかとしとけ♪
書くなら書け  なんにも言わんし 批評?!  んなもんするか  あっほーー


ぷはははは  はっ!  (きもッ    

414矢印くん@ボインにターッチ ◆Ripvkk4JmM :2006/05/08(月) 00:20:14
:名無しさん@お腹いっぱい。:2005/09/07(水) 10:29:31 ID:DS+Q4384
自分は本当にうぶだった。
デートなどしたことない。
学生時代うらやましかった。
大学のとき合同ハイクで相手から付き合ってもいいといわれたが
断った。
会社に入ったときに大阪でトルコに入ったがスペシャルの意味がわからず
マッサージだけでそのまま出てきた。
千葉栄町で26歳のときベテランお姉さんにしてもらった。
何だっていう感じだった。それから100回は行っている
関東地区で風俗経験した。
でも素人女とは今でも童貞です。


211 :小牧3p:2005/09/15(木) 23:34:34 ID:RCbftol3
トルコっていくら位かかるんですか?


212 :センズリスト:2005/09/16(金) 22:19:24 ID:CsuuYKG/
素人童貞など童貞のうちに入らん
所詮肉壷の罠にかかった非力な小鳥にすぎん
我々は来るべき童貞王国建国の日まで
いかなる誘惑にも負けず童貞を死守するのだ
童貞こそ王なり 童貞こそ神なり
415矢印くん@ボインにターッチ ◆Ripvkk4JmM :2006/05/08(月) 00:23:34
469 名前: 4th ◆HdqTLODCXU 投稿日: 02/12/19 00:50 ID:k5Woc3t1

絹ごし豆腐レンジでふっくらさせて  今日は紫のドンベエきつねそばに入れる 牛タンスモークも

470 名前: マヨネーズ皇帝 投稿日: 02/12/19 00:51 ID:PBO3DtZm

おねえちゃああん おちんちん たっちゃったぁぁ どうすればいいのぉぉ

471 名前: 快楽童子 投稿日: 02/12/19 00:52 ID:IITnL8Ff

鍋熱いと言って離した彼女 それ俺の耳

472 名前: マヨネーズ皇帝 投稿日: 02/12/19 00:54 ID:PBO3DtZm

美しい 見事なまでに 美しい なぜ そんなにも 美しいのか 静寂よ

473 名前: ドン亀 ◆YdTp8oxx7. 投稿日: 02/12/19 00:54 ID:mbUGgzbA

横着者が グータを買ってはならない ポットのお湯で作ると まるでヌルい冷麺だ

474 名前: たもい 投稿日: 02/12/19 00:54 ID:5UWSG/UR

着席!!!!!!!!!!!!!!>立ってる人
416名無しさん@ピンキー:2006/05/08(月) 02:32:45
一泊10ドルのあるラブホテルに学生三人が乱交をしようと訪れた。
ホテル側は学生だということで全員の宿泊料から5ドル負けてくれると言った。
しかし、ホテル側のボーイは5ドルは3人で割り切れないと2ドルをネコババし、残りの3ドルを返した。

ここで、元の宿泊費は30ドル。
負けてもらったあとの宿泊費:9*3=27ドル + ボーイのネコババ:2ドル

27+2=29≠30
417名無しさん@ピンキー:2006/05/11(木) 00:07:35
「嘘をつくなら最後まで」、というのは、嘘をついた側の責務である。
やってみれば分かるが、意外に難しい。嘘をつき通すのは実に「痛い」事なのだ。
そして、実はお互いの協力が欠かせない。意味の分かる人と分からない人が居ると
思うが。ボロの出そうな、嘘の上塗りになりそうな事は聞かない。問いかけない。
時として「本当の事を知りたい」という気持に苛まれても堪える。
下手な嫌味を繰り出したくなっても耐える。
嘘をつかれるほうも結構大変なんである。

だから、土壇場で謝られ、忌々しい真実なんぞを知らされるのは最悪だ。
痛みをこらえて素知らぬ顔をし続けたこちらの努力もフイになる。
二重の意味での裏切りだ。
そんな事をする位なら、初めから止めときゃいいのだ。
覚悟も度胸も技術も無いのに軽々しく適当な嘘を言うべきではない。

嘘を付くときのポイントは(嘘が大きいものであればある程)、
それにほんの少しの真実を混ぜ込む事、
自分の作り出したストーリーを真実だと思い込む事。
オドオドしない事。
語り出されたストーリーに自分が乗り込んでしまう感覚が大事だ。
そして、何の為の嘘かを忘れない事。

本当の事は詰らない事が多い。
本当の事が言えない事もある。
本当の事を知らない方がいいと思える事もある。

嘘は罪なもの、甘くて苦い。
418名無しさん@ピンキー:2006/05/11(木) 00:29:05
     赤ワインのグラスを口元に持っていくあなたを見な
     がら、私は考える。この前の私とあなたの会話を。
     ねえ。私に嘘をついてる事ってある?
     唐突だね、どうしたの?

     なんとなく。あなた、嘘が上手そうだから、例えば
     浮気をしていても気付かないかもしれないなって。
     ホテルの椅子に座っていた私の前に跪いて、あな
     たは私の手をとって口づけた。キザな男。でも目線
     を同じにして私を見つめるあなたの顔は、とても綺
     麗で、そういう仕草がよく似合う。

     嘘は、最後まで嘘ならば、それはホントなんだよ。
     今はあの言葉は詭弁だと思う。でもあの時はあな
     たの顔にみとれてしまって、それ以上何も言えなかっ
     た。
     改めて食事をしているあなたを見る。
     あなたの顔も、手も、声も、仕草も、言葉も、好き。
     でもあなたを愛しているかと聞かれれば…

     きっと、たぶん。
     あなたは食事中、とても静か。もちろん、私が話し
     かければ、笑顔で話をしてくれるけど。
     あなたの言葉はもしかしたら、世界で一番綺麗で、
     優しくて、残酷な嘘なのかもしれないと、ふと思う。

419名無しさん@ピンキー:2006/05/11(木) 01:10:43
「私ね、初めて知ったの。嘘をつく男がいるって。
でもかえってね、嘘をつかなかった今までの彼氏たちにすごく感謝して、尊敬するようになったわ。
そのことを気付かせてくれたアイツにも結果的に感謝してるわよ」
420アンジェラ:2006/05/11(木) 23:31:22
一旗あげようとアメリカからパリにやってきたものの、
多額の借金を作ってしまったアンドレ。借金取りに
「48時間以内に金を返さなければ、命はない」と言い渡された彼は、
アレクサンドル三世橋からセーヌ川に身を乗り出す。その瞬間、
隣に現れた長身の美女が「あなたと同じことをする」と告げると、
突然川に飛び込んでしまう。死なせたくない。とっさにそう思ったアンドレは、
彼女を追って川に飛び込むのだが…。

『ジャンヌ・ダルク』から6年。ついに沈黙を破った
リュック・ベッソン10作目の監督作は、
たった48時間で繰り広げられるラブ・ストーリーだ。
この世のものとは思えないほどの美女・アンジェラに扮するのは、
GUCCI専属のスーパーモデル、リー・ラスムッセン。
すでに『ファム・ファタール』で女優デビューしている彼女は、
自らも映像クリエイターとして監督や脚本を手がける才媛でもある。
対するアンドレを演じるジャメル・ドゥブーズは、
フランスで人気沸騰中のコメディアン。この2人にくわえ、
もう1人の主役というべき存在が、ベッソンが愛してやまないパリの街。
朝5時から10時、そして夕刻の時間帯のみで撮影された全編モノクロの映像は、
息をのむほど美しい。
421名無しさん@ピンキー:2006/05/12(金) 01:10:02
「医者のつく嘘」
人は実に容易に嘘をつくし、しばしば隠し事をする。
「嘘つきは泥棒の始まり」「嘘も方便」「嘘から出たまこと」など、
嘘にまつわる諺が多いのは、嘘をつく事が人間の知的特質の1つだからだろう。
上手に嘘をつくにはそれなりのテクニックが必要だし、ある種の才能がないと、
すぐに馬脚を現すものだし。
嘘の理由は実に多種多様だ。叱られたくない、見くびられたくない、
自分をよく見せたい、不利になりたくない、あれこれ詮索して欲しくない、あるいは、やましさを隠すため、一瞬のその場しのぎ、
ひとを陥れるため、など、など。
嘘は自己防衛の手段のひとつと言えなくもないが、
多少なりともストレスの原因となる。許せる嘘もあれば許せない嘘もあるし、
心に痛みを伴う嘘と伴わない嘘もある。それは、嘘をつく方つかれる方、
両方に痕跡を残して行く。
医者も業務上、よく嘘をつく。例えば血圧。心配性の患者さんの場合、
「少し血圧が高いですね」と言った途端、胸はドキドキ、さらに血圧は上昇し、
かえって身体に障ることも。150/90の血圧を140/85と言ってあげるとニコニコ顔。
診察の終わりにさり気なく、再度血圧を測るとあら不思議、
130/80に落ち着いていることもしばしば。これは「嘘も方便」に属する例。
かたや、糖尿病や高脂血症でかなり節制しなければいけないのにあまり自覚のない方の場合、
かなりオーバーに深刻な表情で病状説明をする場合もある。いわば脅し。
やり過ぎはいけないが、きちんと治療して欲しい一心で嘘(?)をつく。
引いては押し、押しては引くの綱引きが医者と患者の間にはあることを理解して欲しい。
また、ガンの告知の場合はいつも苦労する。ご家族と相談のうえ、
非告知で診療をするときは、当然、ご本人に本当のことを隠すことになる。
心に痛みを伴う嘘の典型だ。
医者のつく嘘はこのくらいかな?!といっても仕事上での話。プライベートでは
医者も人間、さまざまな嘘をつくこともあるでしょう。
密かに、彼女(彼氏)とデートしても、くれぐれも奥様や旦那様にばれないようにしましょうね。
下手な嘘は命取り!!
422名無しさん@ピンキー:2006/05/12(金) 04:46:23
僕たちは、昨日のことが嘘だったかのように強く、強く抱き締めあった。
やがてお互いの感覚はなくなり、息は自然早くなっていった。
やっと、ひとつになれるのね。僕は小さくうなずき、
スーパーサンライズポジションをフラボノイドし、彼女の脳天をかち割った。
423名無しさん@ピンキー:2006/05/12(金) 04:51:16
君がアメリカ人で、僕が日本人だから?そんな理由で僕たちは別れるの?
だったらなんで最初から付き合ったんだよ!
も、もう一緒にいられないの!あたなもわかっているでしょ!?
そうゆう時代なのよ。
認めない!僕は認めないよ!
僕は彼女に走ってかけより、
もう二度と二人が離れないことを願うかのように
強く、
ぎゅっと、
長州力の漬物 280円
424矢印くん@ボインにターッチ ◆Ripvkk4JmM :2006/05/14(日) 01:28:32
くるみ

ちいさな緑のお家(うち)がひとつ。
ちいさな緑のお家の中に、
ちいさな金茶のお家がひとつ。
ちいさな金茶のお家の中に、
ちいさな黄色いお家がひとつ。
ちいさな黄色いお家の中に、
ちいさな白(しィろ)いお家がひとつ。
ちいさな白(しィろ)いお家の中に、
ちいさな心(ハアト)がただひィとつ。
425矢印くん@ボインにターッチ ◆Ripvkk4JmM :2006/05/14(日) 01:48:43
弐唱 段数漸減(ぜんげん)の法

 だんだん下に落ちて行く。だんだん上に昇ったつもりで、得意満面、扇子をさっとひらいて悠々涼を納めながらも、だんだん下に落ちて行く。
五段落して、それから、さっと三段あげる。人みな同じ、
五段おとされたこと忘れ果て、三段の進級、おめでとう、おめでとうと言い交して、だらしない。
十年ほど経って一夜、おやおや? と不審、けれどもその時は、もうおそい。にがく笑って、これが世の中、と呟(つぶや)いて、
きれいさっぱり諦める。それこそは、世の中。

426矢印くん@ボインにターッチ ◆Ripvkk4JmM :2006/05/14(日) 01:53:08
参唱 同行二人

 巡礼しようと、なんど真剣に考えたか知れぬ。ひとり旅して、
菅笠(すげがさ)には、同行二人と細くしたためて、私と、それからもう一人、道づれの、
その、同行の相手は、姿見えぬ人、うなだれつつ、わが背後にしずかにつきしたがえるもの、
水の精、嫋々(じょうじょう)の影、唇赤き少年か、鼠いろの明石(あかし)着たる四十のマダムか、
レモン石鹸にて全身の油を洗い流して清浄の、
やわらかき乙女か、誰と指呼(しこ)できぬながらも、やさしきもの、同行二人、
わが身に病いさえなかったなら、
とうの昔、よき音(ね)の鈴もちて曰(いわ)くありげの青年巡礼、かたちだけでも清らに澄まして、まず、誰さん、某さん、
おいとま乞いにお宅の庭さきに立ちて、ちりりんと鈴の音にさえわが千万無量のかなしみこめて、庭に茂れる一木一草、これが今生(こんじょう)の見納め、
断絶の思いくるしく、泣き泣き巡礼、秋風と共に旅立ち、
いずれは旅の土に埋められるおのが果なきさだめ、手にとるように、
ありありと、判って居ります。そうして、そのうちに、私は、どうやら、おぼつかなき恋をした。
名は言われぬ。恋をした素ぶりさえ見せられぬ、くるしく、――口くさっても言われぬ、
――不義。もう一言だけ、告白する。私は、巡礼志願の、それから後に恋したのではないのだ。
わが胸のおもい、消したくて、消したくて、巡礼思いついたにすぎないのです。私の欲していたもの、
全世界ではなかった。百年の名声でもなかった。タンポポの花一輪の信頼が欲しくて、
チサの葉いちまいのなぐさめが欲しくて、一生を棒に振った。

427矢印くん@ボインにターッチ ◆Ripvkk4JmM :2006/05/14(日) 01:58:25
十唱 あたしも苦しゅうございます

 おい、襖(ふすま)あけるときには、気をつけてお呉れ、いつ何時、
敷居にふらっと立って居るか知れないから、と某日、
笑いながら家人に言いつけたところ、家人、何も言わず、
私の顔をつくづく見つめて、あきらかにかれ、発狂せむほどの大打撃、
口きけぬほどの恐怖、唇までまっしろになって、一尺、二尺、
坐ったままで後ずさりして、ついには隣りの六畳まで落ちのびて、
はじめて人ごこち取りかえした様子、声を出さずに慟哭(どうこく)はじめた。
家人の緊張は、その日より今にいたるまで、なかなか解止せず、
いつの間にやら衣紋竹(えもんだけ)を全廃していた。なるほどな、
とそのときはじめて気づいたことだが、かの衣紋竹にぞろっと
着物かかって居るかたちは、そっくり、あの姿そのままでございました。
そのほかにも、かれ、蚊帳吊るため部屋の四隅に打ちこまれてある
三寸くぎ抜かばやと、もともと四尺八寸の小女、
高所の釘と背のびしながらの悪戦苦闘、ちらと拝見したこともございました。
428矢印くん@ボインにターッチ ◆Ripvkk4JmM :2006/05/14(日) 02:15:16
椅子に腰をおろすと、裾(すそ)から煽風機が涼しい風を送ってよこして、
私はほっと救われた。植木鉢や、金魚鉢が、要所要所に置かれて、
小ざっぱりした散髪屋である。暑いときには、散髪に限ると思った。
「うんと、うしろを短く刈り上げて下さい。」口の重い私には、
それだけ言うのも精一ぱいであった。そう言って鏡を見ると、
私の顔はものものしく、異様に緊張してぎゅっと口を引きしめて気取っていた。
不幸な宿命にちがいない。散髪屋に来てまで、
こんなに気取らなければいけないのかと、われながら情なく思った。
なお鏡を見つめていると、ちらと鏡の奥に花が写った。
青い簡単服(かんたんふく)着て、窓のすぐ傍の椅子に腰かけている少女の姿である。
そこに少女の坐っているのを、そのときはじめて知ったわけである。
私は、けれどもあまり問題にしなかった。女弟子かな? 娘かな? 
ちらとそう思っただけで、それ以上、注意して見なかった。
しばらくして、少女が、私の背後から首筋のばして、
私の鏡の顔をちょいちょい見ていることに気附いた。
二度も、三度も鏡の中で視線が逢った。私は振り向きたいのを我慢しながら、
見たような顔だと思っていた。
429矢印くん@ボインにターッチ ◆Ripvkk4JmM :2006/05/14(日) 02:18:04
私が、背後のその少女の顔に注意しはじめたら、少女のほうでは、
それで満足したようなふうで、こんどは、ちっとも私のほうを見なかった。
自信たっぷりで、窓縁(まどべり)に頬杖ついて、往来のほうを見ていた。
猫と女は、だまって居れば名を呼ぶし、近寄って行けば逃げ去る、とか。
この少女も、もはや無意識にその特性を体得していやがる、
といまいましく思っているうちに、少女は傍のテエブルから、
もの憂げに牛乳の瓶(びん)を取りあげ、瓶のままで静かに飲みほした。
はっと気附いた。病身。あれだ、あの素晴らしいからだの病後の少女だ。
ああ、わかりました。その牛乳で、やっとわかりました。
顔より乳房のほうを知っているので、失礼しました、と私は少女に挨拶したく思った。
いまは青い簡単服に包まれているが、私はこの少女の素晴らしい肉体、隅の隅まで知ってる。
そう思うと、うれしかった。少女を、肉親のようにさえ思われた。
 私は不覚にも、鏡の中で少女に笑いかけてしまった。少女は、少しも笑わず、
それを見て、すらと立って、カアテンのかげの応接間のほうへゆっくり歩いて行った。
なんの表情もなかった。私は再び白痴を感じた。けれども私は満足だった。
ひとり可愛い知り合いが、できたと思った。おそらくは、あの少女のこれが父親であろう主人に、
ざくざく髪を刈らせて、私は涼しく、大へん愉快であったという、それだけの悪徳物語である。
430名無しさん@ピンキー:2006/05/15(月) 01:30:47
『犠牲者』

「もしもし。オレだよ、オレ」
「孫の伸介かい?」
「ん? あ、そうそう! 実は、おばあちゃん、大変なことに……」
「交通事故でも起こしたのかい」
「そ、そうなんだ。相手がヤクザで三百万円払わないと指を詰めるって脅されてる。お願い! すぐ銀行に振り込んで」
「目が不自由で外出できないことは知ってるだろ。お金なら、いくらでもあるから、取りにおいで」
「でも、オレ、監禁されてて動けないんだ。そこの住所も、うろ覚えだし」
「だったら使いを寄こせばいい。番地を教えるから。世田谷区……」
「分かった! お金、ちゃんと用意しといて」
「いいとも、待ってるよ」
ニタリ。人骨が転がる薄暗い室内で黄ばんだ牙を剥き、鬼婆は包丁を研ぎはじ めた。


431名無しさん@ピンキー:2006/05/15(月) 01:33:06
高原の夜。満天の星空。
 「なんて、綺麗なんでしょう」
 僕の腕に抱かれ、恋人が溜め息をついた。
 「どんな宝石も、あの美しさにはかなわないわね」
 「お星様が欲しいのかい?」と僕。「どれでも、好きなのを選んでごらん。永遠 の愛の証に、ひとつ、プレゼントするよ」
 「素敵!」
 彼女は声を弾ませた。
 「じゃあ、あれがいいわ! あそこの、青く光っている小さな星……」
 「よし! あの星を君に贈る。今夜から、あの星はキミのものだ」
 一週間後、僕のところに一通の請求書が届いた。
 「此度は《猟犬座M51星雲》をお買い上げ頂き、まことに有り難うございました。
つきましては、以下の代金を……」
 そこに記されていたのは、もちろん天文学的金額だった。
432名無しさん@ピンキー:2006/05/15(月) 02:40:06
九段会館で行われた「憂国忌」の成功を受け、11月30日(日曜日)
午後2時から多磨霊園にある三島先生の墓所で
「墓前奉告祭」がしめやかに挙行された。

  恒例の「墓前奉告祭」は従来、神殿拝礼、修祓の儀,
献撰の儀と神道形式で行われてきたが、今年は例外的に献花の儀と
報告奉読に留めた。「憂国忌」の成功が報告されるとともに
「憂国忌」参会者全員の記帳名簿が墓前に奉納され、
参加者一人ひとりが墓前に進み出て玉串を奉奠した。



433花びら血に染めて:2006/05/16(火) 13:52:22
あのこはみねこのこじゃないんだ
434名無しさん@ピンキー:2006/05/16(火) 23:57:13
ピアッシングや刺青などの身体改造を題材に、現代の若者の心に潜む
不気味な影と深い悲しみを、
大胆な筆致で捉えた問題作である。
埋め込んだピアスのサイズを大きくしていきながら、徐々に舌を裂いていくスプリットタン、
背中一面に施される刺青、SM的なセックスシーン。迫力に満ちた描写の一方で、
それを他人ごとのように冷めた視線で眺めている主人公の姿が印象的だ。
第130回芥川賞受賞作品。
顔面にピアスを刺し、龍の刺青を入れたパンク男、
アマと知り合った19歳のルイ。アマの二股の舌に興味を抱いたルイは、
シバという男の店で、躊躇(ちゅうちょ)なく自分の舌にもピアスを入れる。
それを期に、何かに押されるかのように身体改造へとのめり込み、
シバとも関係を持つルイ。たが、
過去にアマが殴り倒したチンピラの死亡記事を見つけたことで、
ルイは言いようのない不安に襲われはじめる。

本書を読み進めるのは、ある意味、苦痛を伴う行為だ。
身体改造という自虐的な行動を通じて、
肉体の痛み、ひいては精神の痛みを喚起させる筆力に、
読み手は圧倒されるに違いない。自らの血を流すことを忌避し、
それゆえに他者の痛みに対する想像力を欠落しつつある現代社会において、
本書の果たす文学的役割は、特筆に価するものといえよう。
弱冠20歳での芥川賞受賞、若者の過激な生態や風俗といった派手な要素に目を奪われがちではあるが、
「未来にも、刺青にも、スプリットタンにも、意味なんてない」
と言い切るルイの言葉から垣間見えるのは、
真正面から文学と向き合おうとする真摯なまでの著者の姿である。
435名無しさん@ピンキー:2006/05/17(水) 02:17:16
ナショナル・ストーリー・プロジェクト
ポール・オースター (編集), 柴田 元幸 (翻訳)

436名無しさん@ピンキー:2006/05/17(水) 03:13:06
ペナン・ヒルのジャングルは人間と共生しています。
英国の植民地統治の狡猾さは別として、英国人は自然環境を生かして、
快適な自分達の生活空間を創造する天才だと思います。
英国では蒸気機関が開発されて、産業革命がはじまりました。
文明の発達によってヨーロッパから広大な面積の自然林が姿を消していきました。
それでも彼等は緑が好きなのです。
 「トンネル・ロード・ウエスト」沿いにも時折古色蒼然とした家屋が現れます。
「こんなところに」と思うのですが、ひとが住んで生活していたりすると、「通勤通学は大変だろうな」と思う反面、「いいなあ」と思います。
 100種類以上いるといわれる野鳥をもとめてくるバードウォッチャーもいます。蝶などの昆虫らのために、野鳥たちは花園から種を運んでいるのです。
 樹木は樹高のある松や柏、楢、樫、月冠樹など常緑樹が多く成育しています。
日陰や堆積物の下で成長する寄生植物や羊歯類、苔類など希少植物も見られます。
437名無しさん@ピンキー:2006/05/18(木) 00:08:34
妹は思春期
いつも心に 愛倫浮気性 会えば深みにハマり 爪跡妖艶に妙な中傷の的となり
言葉数は無に等しい

ということで、『日本以外全部沈没』が映画化されるらしいですね。

全く期待してませんケト(w
アパートメントの壁を上方へ繁茂する羊歯。隣のボロアパートが取り壊されて初めて現物を目視した時は
鳥肌が立ちましたね。壁伝いに栄養を吸収している感じ、知らぬ間に住居を侵食されつつある畏怖感。
縦長長方形の窓枠の底部で一旦立ち止まり、枝分かれして生長している様には、「おぞましさ」すら感じましたね。
いつの間に! 日陰でコソコソと悪巧みをして傍観している、というイメージが何やら「気色悪い」ということですね。
恐らく、その小さな窓を開けたら、途端に増殖し網戸を突き破って、オチッコしてる僕のオチンチンに巻き付いて根元とから引きちぎられる事
請け合いですね。
だから、僕はもうトイレの小窓は開けない事に決めたんですよ。解体工事の「おかげ」で。
440名無しさん@ピンキー:2006/05/18(木) 09:50:38
>439
事実?引用?
441名無しさん@ピンキー:2006/05/18(木) 18:26:24
>>440
虚実皮膜って言いますよね〜、どこまでが事実でしょうか ワラ
443名無しさん@ピンキー:2006/05/20(土) 01:50:58
代表作『裸のランチ』や『ソフトマシーン』『ノヴァ急報』は、
今世紀の文学史上に確実にその名を残すだろう。一方では手法への極端な耽溺、
そして一方ではそのブラックでシニカルなユーモアと、冷酷なほど客観的で
グロテスクな描写のために。このいずれも、かれを特徴づけていた無関心さから
派生する。無関心だからこそ、つきはなした観察と描写ができる。
対象に無関心だから、手法にばかりこだわる。ある意味で、
かれの文章は無関心と無関与の文なのだ。そしてそれが、バロウズをきわめて二十世紀的な作家にしている。
 だが、バロウズの無関心と冷淡さは、決して本人にとって幸せなものではなかった。
それはいつもまわりの人間を巻き込んで不幸な事態を招いてしまうのだ。
息子を愛することができず、
恨まれつつ先立たれたこと、両親のすねをかじりたおしたまま、
臨終すらみとれなかったこと。
その両親とも兄ともついに和解する機会がなかったこと。そしてもちろん何よりも、
妻を射殺してしまったこと。バロウズはこれを深く後悔していた。
でも最後の最後まで、自分がその手で彼女を殺したという事実を認めようとはしなかった。
事故だった、悪い霊に憑かれた――かれが妻の射殺について述べるのは、こんな逃げ口上ばかり。

 バロウズの晩年はとても静かだった。後ろめたさの裏返しのペシミズムと
人間嫌いをますます強め、ネコやメガネザルたちだけに心を開き、
カンサスに引っ込んで暮らしていた。
444名無しさん@ピンキー:2006/05/20(土) 02:01:07
バロウズは、中でも小説ジャンルの拡大と、
小説への活力の注入を両方やった希有な人だ。ジャンルの拡大は、かれの
「カットアップ」と呼ばれる手法の導入で実現されている。
これはできあいの文章を持ってきて、それを適当に切って、
でたらめに並べることで新しい文章をつくろうというもの。これによってかれは、
意味は通らないけれど、雰囲気だけはある変な文章をつくる技法を確立した。

でも、それが登場するのは、この『ジャンキー』が書かれた十年近く後だ。

この『ジャンキー』でバロウズが実現したのは、ジャンキーや売人、
捜査官たちがうごめく、だれも知らなかった世界とそのことばを、
「こちら側」に送り返してくれることだったんだ。

 それまでだって、みんなドラッグの存在は知っていた。それがやばいもので
非合法なのも知っていた。でも、それが具体的にどういう効果を生んで、
その周辺にいる人がどういう連中なのか、だれも知らなかった。人々が知っていた
麻薬の世界は、警察が勝手にでっちあげたプロパガンダか、
ギャング小説のわざとらしいチンピラの世界でしかなかった。
それがこの「ジャンキー」でほとんど初めて、独自の論理と人間関係と
隠語体系を持つ、独立した世界として描かれることになったわけだ。
 ヨタヨタのジャンキーが、始終クスリを探してうろうろしているところを
描くことに、何か意義があるのか? そんな連中のことばがわかって
何かメリットがあるんだろうか? ある。それは、自分の使っている
ことばの可能性、世界の可能性について目を開かせてくれることだ。そしてジャンキーたちの変なことば使いや人間関係も、その自分たちの知らない可能性を教えてくれる。そこにこの小説の価値がある。
445名無しさん@ピンキー:2006/05/20(土) 02:04:16

あらゆる世界のことば、俗語体系、スラング体系には、それぞれ独自の論理がある。
だけれど、それはなにもないところから出てきた論理じゃない。
それは既存の言語をもとに、一定の変形ルールにしたがって登場してくる。
そのルールを発見したチョムスキーという言語学者は、それが人間の遺伝子に
刻まれたルールだとまで言う。そこまで言うかはさておき、
たとえば暴走族が「よろしく」を「夜露死苦」と書いたり、
やたらにギザギザした漢字を、万葉仮名みたいな使い方で書く。
それは異様だけれど、そこにある種の論理性があることはわかる。
だれかが、この暴走族風の漢字の使い方を真似ようとしても、
なかなか真似られない。無理にやると、わざとらしく嘘臭くなる。
でも、かれらが反応している美的センスはわかる。そしてそれは、
これまで使っていなかった脳の部位を刺激してくれるのだ。
446名無しさん@ピンキー:2006/05/20(土) 11:40:19
大昔。リミックスが流行りハウスという形で作品になった頃。とある人に言われた言葉。
「あんなのはバロウズのカットアップと同じだよ。美術だったらウォーホル。だから音楽は著しく遅れたジャンルなんだよ」
447名無しさん@ピンキー:2006/05/20(土) 17:49:39
戸川昌子の『猟人日記』は
バロウズの影響を受けていないとかなんとか
448名無しさん@ピンキー:2006/05/23(火) 04:15:07
ツルゲーネフのほうがいいよ
449名無しさん@ピンキー:2006/05/23(火) 21:30:05
座席は階段状に配置され、
すべての乗客が前面展望を楽しめます。


シートに荷物を置いて。車内を探検する。
車内は黒船の歴史博物館を模して、車内の海側、上部側面(普通列車でいえば網棚の上の部分)に
当時の世情や、黒船にちなむ絵巻や歴史が1車両あたり5〜6つのコラムとなっており
非常にためになる。普段歴史に興味のない自分も、思わず顔を見上げて見入ってしまう。
海側を向いたシートは眺めがよいでしょう。
黒船電車においては上部に見えるコラムで
黒船がやってきた時代の一端を知ることができます。
海側のスペースが2対2の向かい合わせのボックスシートの分、
山側は向かい合わせの席になっています。
戸袋部は船の窓を模して丸く見えるようシールされています。
車内は全体的に空き席のほうが少なく、9割ほど席は埋まっていた。
13:03、定刻にリゾート21伊豆急下田行きは発車。
運転士の速度喚呼も展望席海側先頭に備え付けてあるスピーカーで聞こえてくる。
つくづく雨であるのが残念である。晴れたときに熱海−伊豆急下田の完全乗車をしたいと思う。
450名無しさん@ピンキー:2006/05/26(金) 00:37:40
寸暇を惜しんで日夜勉学に勤しむ私に、貴女の「夜のおかず」写真添付メールのお心使いには
誠まことに感謝しております。彼女のいない私にはこれほど有難いことはないのです。
北海道女特有の粉雪のような美白と柔らかな肌質は目に焼きついて離れず、
勉学中真昼間から勉学ノートの紙面にパット浮かび上がる時もあります。
そんな時は徐にチャックを開けて平手でねでなでしちゃうのです。出来れば
貴女に直で会ってその豊満な胸に顔をうずめたい・・・。でも年を取ると
垂れてくるかも、などと貴女は前日メールで私に悩みを打ち明けていましたが、
私は女性の胸は大きければ大きいほど、柔らかければ柔らかいほど、
従って垂れれば垂れるほどいいと考えておりますので、心配は全くないかと。
むしろ早く垂れてほしいと思う所存でございます。
451名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 04:51:23
ドラゴンボールより10年以上前(1975年)に発表されたRPGのT&Tでは、魔法使いの魔力源が体力度でした。
私が小学生の頃に日本語版をプレイした際には、筋骨隆々な魔法使いをイメージした事を思い出しました。

452名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 04:58:04
453名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 05:51:49
絆(きずな)はまた、葛藤(かっとう)でもある

 「人間は人を殺しておいて、お悔やみが言えるずるさがある」。
毒舌家としても鳴らし た、大宅壮一氏の言葉である。
なにげない言葉であるが、矛盾する人間の二面性を見事にとらえている。
しかし、この言葉は他人(ひと)に向かって言っているのではなく、
おそらく、大宅氏自身の、そういう二面性を自らのうちに発見した、
驚きと傷みから生まれた言葉であろう。
その人間の矛盾性をなによりも象徴するものが、
愛ということではないだろうか。

454名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 05:54:12
たとえば親の子に向ける愛は、その絆の深さにおいて最もたるものであろう。
しかし、その愛という絆の深さゆえ、葛藤もなんと深いことだろうか。
一見、無償ともいえる愛であっても、
その愛にこたえてくれない時、
その愛が報われない時、
愛はたちまち嘆きに変わり、
憎しみにすら転ずる。
〈こんなにお前のことを思っているのに〉と。
愛憎は決して対極にあるものではなく、いつも表裏である。
「葛藤の根元は、我執我欲のわが身であった」
愛の裏面には絶えず、親は子を、自分の思うようにしたい、
そのことで自分が傷つきたくないという、我執我欲があるのであろう。
そのどこまでも我という思いに執して解放することのできない愛に、
相手も苦しみ、自分も苦しむ。
455名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 06:13:20
夜露死苦
456名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 11:35:53
西歴932年、当時イギリスを統治していたアーサー王
(グラハム・チャップマン)は、神からお告げのあった聖杯を
求め、円卓の騎士団を引いてカメロット城へと旅に出た。しか
しやっと着いたカメロット城に聖杯はなく、再びはてしない旅に
出た。途中、サー・ロビン(エリック・アイドル)たちは森の中で
3つの顔を持った騎士に阻まれたり、サー・ガルハッド(マイケル・
ペリン)はアンスラックス城で、百数名の美女達と一夜を共にしな
ければならなかったり、さまざまなハプニングに出会う。やっと聖
杯のありかを知っているという老いた魔法使いに出会い、彼の案内
獣の住むというほら穴に行くが、中に入るには、穴を守る“悪魔のうさ
ぎ"を退治しなくてはならない。ダイナマイトをなげこんだアーサー王一
行は、ほら穴で、石に刻まれた古代語の刻銘を発見した。途中怪獣の襲撃

からのがれたアーサー王一行は、勝った者だけが渡れる“死の橋"を超え
天の声に導かれて魔法のボートに乗ってアール城に向かった。が、騎士達を
集めて城を攻撃しようとした時、パトカーで乗りつけた警官隊に、全員が歴
史家殺害の疑いで逮捕されてしまった。しかも、このシーンを撮影していた
撮影隊のカメラまでが、警官の妨害にあい、こわされてしまい、その後のア
ーサー王一行がどうなったかは、わからずじまいになってしまった。
457名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 14:16:00
君を好きになってよかった
こんなにも心があたたかくなるとは知らなかったんだ
周りのものが1つ1つ輝いて見えて景色が一変したよ
自分からすすんで人に優しくしようと思ったのはいつ以来だろう・・・
君と出会えて僕は生まれ変わった気がする
でもビデオ屋でAV借りる勇気は今までと変わらない
458名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 14:55:27
確かにいろいろいるよ。
http://550909.com/?f5897292
459名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 06:42:45
ナポレオンはフランス革命の時流に乗って皇帝にまで上り詰めたが、
彼が鼓舞した諸国民のナショナリズムによって彼自身の帝国が滅亡す
るという結果に終わった。一連のナポレオン戦争では約200万人の命
が失われたという。その大きな人命の喪失とナポレオン自身の非人道さか
ら国内外から「食人鬼」「人命の浪費者」「コルシカの悪魔」と酷評(
あるいはレッテル貼り)された。軍人、小土地自由農民と
プチブルジョワジーを基盤とするその権力形態はボナパルティズムと
呼ばれる。ナポレオンによって起こされた喪失はフランスの総人口にも現われた。
以後フランスの人口は伸び悩み、イギリス・ドイツなどに抜かれる事となった。
460名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 06:46:39
ロシア
15世紀末にイヴァン3世が農民の移転を制限した法典(1497年法典)
を定めると、のちのイヴァン4世も同様の法令を定めた。最終的には、
17世紀に成立したロマノフ朝の初期までに、農奴制の立法化が完了した。
歴代皇帝は、ピョートル1世にみられるように、
近代化を推進する財源を確保する必要性から
(農奴制自体は近代化から逆行するが)農奴制を強化していった。
しかし、1856年のクリミア戦争における敗北によって近代化の必要性を痛感した
アレクサンドル2世が、1861年に農奴解放令を出したことで農奴制は廃された。

461名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 06:53:21
アレクサンドル一世
 エカテリーナ二世の孫のアレクサンドル一世は、学校設立、拷問廃止、検閲緩和、行政改革などの自由主義的改革を行った。
 1812年、ナポレオン戦争(祖国戦争)が始まる。農民はパルチザン戦を展開し、ナポレオン軍を追撃してパリを占領した。だが、凱旋後、青年士官は同士が農奴の身分である現実に直面し、政治制度に対する疑問が生じた。
 1816年、青年貴族は秘密結社「救済同盟(福祉同盟)」を組織して反乱を起こしたが、民衆を組織せずに失敗した。しかし、専制主義に対する挑戦は精神的・道徳的影響を残す。
462名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 06:57:36
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ロシアの改革
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 クリミア戦争の敗北は、ロシアにとって大ショックでした。
クリミア戦争を始めた皇帝ニコライ1世は、戦争中に亡くなっていますが、
死因は薬の飲みすぎ。戦況を苦にして、事実上の自殺ではないかといわれています。
ニコライ1世は、19歳の時にイギリスに旅行して議会を見学していますが、
市民たちが議論しながら法律を決めていく様子を見て嫌悪感を抱いたという。
そのイギリスに敗れたのだから、ショックが大きかったのでしょう。
 ニコライ1世の跡を継いだのが、アレクサンドル2世。かれは、
やはり考えざるを得ない。圧倒的な兵力と地理的優位にも関わらず
「なぜ、ロシアは敗れたのか?」
 答えは簡単で、イギリスとは政治経済制度が全然違う。イギリスは、
すでに工業社会にはいっているのに、ロシアではまだ農奴制がつづいているのです。
そこでアレクサンドル2世は自由主義的改革をはじめます。
463名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 06:59:22
ちなみに、クリミア戦争がはじまった1853年は、日本にペリーが来航した年です。
黒船ショックで、幕末の争乱と明治維新がはじまるのと時期も状況もそっくりです。
幕末の志士たちが「何とかしなくちゃ、日本は滅びる」と考えたのと同じように、
アレクサンドル2世も「何とかしなくちゃ」と思ったわけです。

 アレクサンドル2世の自由主義的改革の目玉が、1861年の農奴解放令。
当時ロシアには2000万の農奴がいた。かれらが自由な市民となり、
ロシア国民としての自覚をもつことでロシアは生まれ変わることができると
皇帝は考えた。ところが、
実際に農奴を支配している貴族たちは、本気で農奴を解放する気はありません。
形だけの解放になる。身分は自由になっても、土地は貴族のものですから、
結局変化はない。農奴時代の年貢よりも高い小作料を払わされて、
かえって生活が苦しくなったりするのです。
農奴解放といわれて期待していただけ、農民の失望と怒りは大きくて、
農民一揆が続発します。
1862年に884件、1863年には509件の農民蜂起が起きている。
皇帝としては、せっかく自由を与えてやったのに農民どもは何をやっているのだ、
と逆に農民に対する不信感が増す。
464名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 07:01:38
それはともかく、結局アレクサンドル2世は、自由主義的政策をやめて、
180度方向転換。ツァーリズムとよばれる皇帝による
専制政治を一層強化していきました。

 しかし、西ヨーロッパの自由主義的政治体制を理想と考え、
ツァーリズムに反対する知識人や学生が、
当時のロシアにはある程度生まれていました。
イギリスやフランスに留学して、ロシアの後進性を肌で感じている人が
結構いるのです。こういう知識人のことをロシアではインテリゲンツィアという。
略してインテリ。日本語になっていますね。
 こういう反体制派のインテリたちが、政治改革をめざして
1870年代から80年代にかけておこなったのがナロードニキ運動です。
「ヴ=ナロード(人民の中へ)」というスローガンをかかげたので
ナロードニキ運動という。
 これは、学生たちが農村へどんどん入っていって、
政治意識の遅れた農民たちに啓蒙運動をしようという運動です。
貧困で苦しむ農民の意識を変えなければ、
ロシアは変わらないと考えたのですが、
彼らの行動や考えは農民にはなかなか理解されなかった。
465名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 07:02:55
政府によるナロードニキ運動に対する弾圧は激しく、
逮捕された若者の多くがシベリアに流刑になった。
農民の支持を得られなかったナロードニキ運動は、
80年代を過ぎると衰えていきます。そのなかで、一部の活動家は、
テロリズムに走りました。まどろっこしい啓蒙活動よりも、
直接的暴力でツェーリズムを倒そうと考えたわけだ。
何度か、皇帝の暗殺未遂事件が企てられ、ついに1881年、
アレクサンドル2世は、乗っていた馬車に爆弾を投げつけられて命を落としました。
しかし、皇帝を暗殺しても、次の皇帝によって専制政治は引き継がれ、
何の解決にもなりませんでした。
466名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 07:07:48
資本主義
資本主義はカール・マルクスが著書『資本論』の中で定義した。
一般に誤解されているが、マルクスは資本主義の矛盾・
問題点に目をむけて研究を進めていたが、
資本主義そのものは社会の生産性が高まる必要な時期と捉えており、
資本主義が成熟し、やがて共産主義へと移行すると考えていた。
そのためソビエト連邦をはじめ一連の社会主義国がそのシステムの運用
に失敗した理由の一つに、成熟した資本主義を経ていないことがあると
言う者もいる。

467名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 07:12:05
マルクスは、資本主義の高度な発展が共産主義の基盤を形成すると見ていた。
マルクスは、労働者階級をプロレタリアート、
資本家階級をブルジョアジーと呼び、
労働者が資本家から剰余価値を搾取され、
支配されていると規定したが、
資本主義の高度な発展が共産主義の基盤を形成すると見ていた。
それに対してレーニンなどはブルジョアジーの支配を暴力革命によって打ち倒し、
労働者階級の権力を打ち立てた後に共産主義社会を目指すのがマルクス主義の根本であるとした。
そこには資本主義が未発達の後進国における意志的傾向が見られるが、
結果的にマルクス主義は、マルクスが批判した
イデオロギーの一つとなり下がったといえよう。

468名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 07:15:52
20世紀に入って、マルクス主義を思想的基盤として、ソビエト連邦をはじめ、
アジア・東欧・アフリカ・カリブ海域において、多くのソ連型マルクス主義
(スターリン主義)による社会主義国が生まれた。しかし、
1991年のソビエト連邦崩壊に前後して、そのほとんどは姿を消した。
国家自体は維持したまま社会主義体制を放棄したケースもあれば、
社会主義体制放棄とともに複数の新たな国家に分裂したケースや、
近隣の資本主義国に吸収統合される形で国家ごと消滅したケースもあった。

469名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 07:17:31
現在もマルクス主義(マルクス・レーニン主義)を標榜しながら
スターリン主義体制を維持している国家として、
中華人民共和国、ベトナム社会主義共和国、ラオス人民民主共和国、キューバ共和国がある。
これらの多くが指導思想として掲げている
マルクス主義と諸政策との整合性にも苦しみ、
それまでのソ連型社会主義体制と現実の諸政策との整合性にも苦しみ、
中華人民共和国、ベトナム社会主義共和国などは
指導思想の解釈を変化させる頻度が増えている。
朝鮮民主主義人民共和国については極端に情報不足で内情がつまびらかではないが、
スターリン主義型の党―国家体制が揺らいでいるという情報もないまま、
1990年代に入ってマルクス主義を指導思想とする看板さえ降ろし、
その後、公式プロパガンダの内容を変化させることが劇的に増えている。

470名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 07:23:47
ヘーゲルの弁証法
ヘーゲルの弁証法は、ヘーゲル自らがそのように分類したわけでは決してないものの、
しばしば以下の3つの段階に分けて説明される。
ある命題(テーゼ=正)と、それと矛盾する命題(アンチテーゼ=反)、
もしくは、それを否定する反対の命題、そして、それらを本質的に統合した
命題(ジンテーゼ=合)の3つである。
全てのものは己のうちに矛盾を含んでおり、
それによって必然的に己と対立するものを生み出す。
生み出したものと生み出されたものは互いに対立しあうが
(ここに優劣関係はない)、
同時にまさにその対立によって互いに結びついている(相互媒介)。
最後には二つがアウフヘーベンaufheben(止揚)される。
このアウフヘーベンは「否定の否定」であり、
一見すると単なる二重否定すなわち肯定=正のようである。
しかしアウフヘーベンにおいては、正のみならず、
正に対立していた反もまた保存されているのである。
ドイツ語のアウフヘーベンは「捨てる」と「持ち上げる」という、
互いに相反する二つの意味をもちあわせている。

471名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 20:25:29
初夏の風
吹き抜けて
吹き抜けて
孤独を誘う

私はまた一人
あの時と変わらぬこの場所で静かに思い出す
あの人のことを思い出す
もう二度と
戻れないと知りながら心の奥では
まだ忘れてないんだ

初夏の風
吹き抜けて
吹き抜けて
孤独を誘う

私はまた一人
あの時と変わらぬこの場所で静かに思い出す
あの人のことを想い描く
もう二度と会うことは叶わない
それでも私は
失くしきれないんだ

初夏の風
吹き抜けて吹き抜けて
初夏の風
吹き抜けて吹き抜けて

オナニー気持ち良いんだお(´・ω・`)
472名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 18:53:54
牛革モカシンくさいスレでつね
大嫌いです
大好きです
473名無しさん@ピンキー:2006/06/03(土) 09:30:48
制限速度を守りながら、カローラバンは京葉ホームセンターに向かう。そのせいか、坂下さんの機嫌はよい。
いつもは「おれはお人よしだから、免許取立てが運転する車に乗ってやっている」
などと嫌味を言うが、
今日は暢気に鼻歌など歌っている。
 現場に着くと、店は改装中ながら営業していた。広い店内に入ると隅の一角は
既に黄色と黒の虎ロープで仕切りがしてあった。ホームセンターの店長と
打ち合わせ、その仕切りの内側の床材を剥がし、順次新しいものに張替える
ことにする。
虎ロープを解き、隣のフロアに移動する。虎ロープを張りなおし同じ作業を繰り返す。
 ぼくは山芋を掘るようなごついケレン棒で床剤をバリバリ剥がしてゆく、
剥がれた所に坂下さんが接着剤を塗り、そこに新しい床材を黒川さんが張ってゆく。
店内の客は疎らだが、時折古い床材を剥がした所にも客がくる
474名無しさん@ピンキー:2006/06/03(土) 09:54:29
りったい-こうさ ―かう― 5 【立体交差/立体交▼叉】


道路・線路などが、同一平面上で交わらないように、高架橋や地下道を用いて上下に立体化したもの。

475名無しさん@ピンキー:2006/06/03(土) 16:30:13
死神のバラッド
476名無しさん@ピンキー:2006/06/04(日) 15:45:05
海の上の少女―シュペルヴィエル短篇選 大人の本棚
ジュール シュペルヴィエル (著), Jules Supervielle (原著), 綱島 寿秀 (翻訳)


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477名無しさん@ピンキー:2006/06/04(日) 23:08:38
一緒に歩いた帰り道――初キスをした公園――行き着けのカラオケボックス――バイク店
――何度も、何度も――沖の見える遊歩道――大きな川にかかる橋――どこにもいない。
――屋上に無断で入って、朝焼けを眺めたことのある高層ビル――コンビニ――
彼女はいない――COACHのSHOP――いっしょにバイトしてたファミレス――しかし、いない。
478名無しさん@ピンキー:2006/06/05(月) 22:05:46
第1週 「跫音」

11月9日(月) 晴れ

今日はお弁当に虫が入ってました。後ろの席の奥田が笑ってます。
どうやら奥田が虫を入れたようです。虫は箸でつまんで捨てました。
ご飯が茶色くなってましたがもったいないのできちんと食べました。
少し苦かったです。


11月10日(火) 晴れ

昨日虫入りのお弁当を食べたせいで僕のあだ名が「虫」になりました。
奥田が言い始めたんですがいつの間にかみんな真似してます。
やっぱりご飯粒の隙間に入ってた虫の足も捨てるべきでした。
ちぎれた足まで取り除くのが面倒だったので一緒に食べてしまったんです。
後悔してます。


11月11日(水) 晴れ
「虫」というあだ名が定着しそうです。他のクラスの人達まで僕を「虫」と呼びます。
奥田が特にしつこいです。あまりにしつこいので黙ってました。
そしたら「虫なだけに無視すんのか?ヒヒヒ」なんてくだらないことを言ってました。
奥田にはギャグのセンスがないと思いました。
つまんないです。

479名無しさん@ピンキー:2006/06/05(月) 22:06:30
11月12日(木)  曇り

朝、学校に行ったら僕の机に大きく「虫」と彫られてました。彫刻刀で彫った様です。
削りカスもそのままになってます。チクチクしてとても嫌でした。
奥田が彫刻刀を持って机を彫る真似をしてきましたが、また黙ってました。
そしたら「シカトすんじゃねぇ」と叫んで僕を殴りました。
痛かったです。


11月13日(金) 曇り

13日の金曜日。とうとう僕を本名で呼ぶ人はいなくなりました。
目の前で奥田が出席簿の僕の名前の部分を修正液で消してます。
上から「虫」と書いて僕に見せてきました。連絡簿や下駄箱の名札もやられました。
もうこの学校に岩本亮平という人間はいません。
僕は虫です。


11月14日(土) 晴れ

机の中に虫が入ってました。セロテープで「お前の友達」と書いた紙が貼ってあります。
奥田の字でした。セロテープをはがすと皮も一緒にはがれました。
まだ生きてましたが指でゆっくりつぶしてやりました。
汁の垂れる感じがとてもかわいらしく、何度も何度もグリグリしました。
快感です。
480名無しさん@ピンキー:2006/06/05(月) 22:07:55
11月15日(日) 晴れ

学校がない日がこんなに待ち遠しいと思ったことは初めてです。
親も僕の心のSOSをキャッチしてくれません。
唯一妹の早紀だけが「お兄ちゃん最近元気ないね。何かあったの?」と気遣ってくれます。
僕は「別に。」と答えて自分の部屋に入りました。泣きながら早紀の似顔絵を描きました。
切ないです。
481名無しさん@ピンキー:2006/06/05(月) 22:09:48
第2週 「浸食」

11月16日(月) 雨

ホームルームの時間、クラスのいじめ問題について話がありました。
クラス委員の荒木さんが「最近このクラスでいじめがあります。」と言ってました。
その時後ろから紙が回ってきました。「お前の事だろ?」と書いてあります。
奥田がクスクス笑いながら机の下から蹴ってきます。
放課後、荒木さんは奥田達のグループに囲まれてました。
見なかった事にします。


11月17日(火) 曇り

荒木さんの眼鏡がなぜか壊れてました。理由は分かりません。
学級掲示板に張ってあった「いじめ、カッコワルイ。」のポスターもはがされてます。
ポスターは僕の机の中にグシャグシャになって入ってました。
奥田に「そのポスター、いじめられてるヤツがカッコワルイって意味なんだぜ。」と言われました。
知らなかったです。


11月18日(水) 曇り

今朝、机の中に手紙が入ってました。「放課後教室に残ってて下さい。荒木。」と書いてあります。
放課後荒木さんに会うと、突然壊れた眼鏡を投げつけられました。
「アンタのせいよ!」と叫んでます。荒木さんはそのまま走り去ってしまいました。
帰り道、奥田と荒木さんが一緒にいるのを見つけました。
訳が分からないです。
482名無しさん@ピンキー:2006/06/05(月) 22:12:03
11月19日(木) 曇り

奥田に荒木さんの壊れた眼鏡の修理代を請求されました。何故奥田になんでしょうか。
それに僕は荒木さんの眼鏡を壊した記憶は有りません。実に不思議です。
レンズ代込みで3万円持ってくるように言われました。貯金をおろさないと払えません。
横から荒木さんがやってきて「私は悪くない。虫が悪いのよ・・・。」とつぶやいてました。
僕が悪いらしいです。


11月20日(金) 晴れ

3万円を奥田に渡しました。でも今度は荒木さんの新しく買う眼鏡代を請求されました。
結構高いのを買うらしく、5万円持ってくるよう言われました。そんな大金有りません。
荒木さんは昨日から目を合わせてくれません。やっぱり僕が悪いせいでしょうか。
それにしても僕の何が悪かったのでしょう。昔上履きを嗅いでたのがバレたのでしょうか。
誰にも見られてないハズです。


11月21日(土) 晴れ

5万円用意出来なかったので奥田には代わりにガムをあげました。殴られました。
その後何人もやってきて囲まれました。中には荒木さんもいます。
皆に蹴られてる最中、荒木さんは僕へのいじめを非難した為に奥田に殴られた事を知りました。
今、荒木さんは僕を蹴ってます。その目はとてもとても充実していました。
良かったです。


483名無しさん@ピンキー:2006/06/05(月) 22:12:38
11月22日(日) 曇り

結局僕が女の子の上履きを嗅いでた件はバレてませんでした。
一応机の奥の引き出しに隠してた持って帰ってきた上履きは全部捨てました。
荒木さんの上履きも有ったので舐め回してから捨てておきました。
僕のコレクションは上履きだけでないので寂しくありません。でもいじめは無くならないと思います。
複雑です。
484名無しさん@ピンキー:2006/06/05(月) 22:13:47
第三週 「激化」

11月23日(月) 晴れ

今日は休日なので学校が有りません。一日中家にこもってました。
早紀が友達と遊びに行ってしまったので僕は独りでした。親とは必要最低限の事しか会話しません。
早紀には友達がたくさんいてうらやましいです。クラスではかなりの人気者らしいです。
僕には友達がいません。まともに話してくれる人は早紀だけです。
学校の人達は嫌いだけど女子の使ってるモノは大好きです。それだけが学校に行く理由です。
僕はまだ大丈夫です。


11月24日(火) 曇り

学校に行ったら、僕は人気者になってました。
教室に入るなり奥田が「みんなー!虫が来たぞー!」と声を上げました。
すると何故か盛大な拍手で迎えられてました。そして僕の行動全てを奥田が説明します。
話しかけようとしても奥田が「今虫が何か言ってます。独り言でしょうか。」と言って誰とも話せません。
不思議です。


11月25日(水) 曇り

僕が歩くと道が出来ます。みんなが避けてるのかと思ったらそうでもありませんでした。
たまにすれ違いざまに頭を叩いていく人が何人かいます。蹴っていく人もいます。
その人達はみんな奥田から「虫に触れた勇者」として賞品をもらってました。
教室の黒板には隅に「虫に触れた人はアルコールできちんと消毒しましょう。」と書かれてありました。
胸が苦しいです。
485名無しさん@ピンキー:2006/06/05(月) 22:14:58
11月26日(木) 晴れ

教室に入るときは相変わらず虫コールで迎えられます。でも帰りはほったらかしにされます。
寂しいので誰もいない放課後に女の子のロッカーをあさってました。
体操着とかは全部持って帰ってしまったらしく、仕方ないので上履きを取りに行きました。
今日は何故か異様に興奮してしまいしゃぶりついてました。いじめの反動でしょうか。
落ち着きます。


11月27日(金) 曇り

奥田に見られました。写真を撮られた瞬間に気づきました。
放課後も僕を尾行していたらしいです。上履きを口に含んだまま呆然としてしまいました。
奥田は大笑いしながら「明日を楽しみにしてな。」と言ってました。もうどうしようもありません。
僕は声をあげて泣きました。随分長く泣いてた気がします。誰もいない放課後。誰も慰めてくれません。
時間を戻して欲しいです。


11月28日(土) 雨

朝、早紀が途中まで一緒に行こうと言ったので学校に行ってしまいました。本当は休むつもりでした。
学校中に昨日の写真が貼ってあります。教室に入ると冷たい視線で迎えられました。異様に静かです。
机には男物の上履きがたくさん詰まってました。誰かが「虫は死ねよ。」と言ってるのが聞こえました。
暴力的ないじめから陰湿ないじめに変わり、完全に無視される様になりました。露骨に避けられます。
唯一奥田だけが話しかけてくれました。「学校休んだら家に写真送る。」と言われました。
逃げられません。
486名無しさん@ピンキー:2006/06/05(月) 22:15:42
11月29日(日) 晴れ

今日は休息の日。明日は学校に行かなければなりません。そうしないと早紀にもバレてしまいます。
僕は決して悪いことをしたとは思ってません。少し人と違った趣味を持ってただけです。
でも早紀には知られたくないです。その為なら僕は何だってします。
今日も早紀を見るだけで救われた気分になりました。もう僕には早紀しか残されてません。
他には何もないです。
487名無しさん@ピンキー:2006/06/05(月) 22:17:03
第4週 「天誅」

11月30日(月) 雨

いじめは陰湿になったと思ってたら違いました。ますます暴力的になってました。
休み時間ごとにトイレに呼び出されて酷いことばかりさせられます。思いだしただけで気持ち悪いです。
何故こんなことになってしまったんでしょうか。このままでは僕は死んでしまいます。
全ての発端は奥田。あいつが僕の弁当に虫を入れたのが始まりです。
奥田が僕を虫と呼んだせいです。奥田が荒木さんを殴ったせいです。奥田が写真を撮ったせいです。
全部奥田のせいです。


12月1日(火) 曇り

僕はただひっそり生きたいだけだったのに。もう耐えられません。でも僕に死ぬ勇気は有りません。
今日奥田が「今度お前の妹に例の写真見せてやるな。」と言ってました。
それだけはさせるわけにはいきません。そんな事されたら終わりです。絶対に止めないと。
奥田は僕の全てを奪うつもりです。プライドはもう奪われました。お金も。名前も。
早紀だけは、渡さない。


12月2日(水) 天気なんかどうでもいい

・・・・・・・・・・・・・・・・・。
aaaaaaaaaaaaaa
・・・・。
488名無しさん@ピンキー:2006/06/05(月) 22:18:40
12月3日(木) aaa

殺してやる。


12月4日(金) 雨

奥田が死にました。駅のホームから転落したそうです。バラバラに砕け散りました。
巷では「黒いマフラーの男が突き落とした」と噂になってますが実際に見た人はいません。
皆死体ばかり見てて犯人を捜そうとした人はいなかったそうです。民衆は無責任です。
証言も曖昧なため警察は事故死と判断して捜査を打ち切りました。
奥田の死は神様が下した天罰だったのではないでしょうか。奥田はあまりに悪いことをし過ぎました。
僕に対するいじめもちゃんと神様が見てくれていたんです。神様ありがとう。
満足です。


12月5日(土) 曇り

奥田のいない学校は何故か寂しく感じます。奥田がいなくなって一番嬉しいのは僕のはずなのに。
いじめはなくなりましたが誰にも相手にされなくなりました。僕はただ空気と同じ存在になってます。
耐え難い喪失感が僕を襲います。何も奪われない、何も得られない時間が過ぎていくだけでした。
思い返してみると、この4週間ほど他人に構ってもらった日々は今まで有りませんでした。
奥田は「いじめ」という形で僕に光を与えてくれたのかもしれません。
それとも僕は奥田の暴力を愛していたのでしょうか。今となっては確かめる術は有りません。
僕はまた、闇に帰るだけです。
489名無しさん@ピンキー:2006/06/05(月) 22:19:10
12月6日(日) 晴れ

誰にも言えない僕の秘密。
部屋に掛かった黒いマフラーを見るたびに、僕はグシャグシャになった奥田の姿を思い出します。
それ以上のことは思い出せない。
思い出さない。
490名無しさん@ピンキー:2006/06/05(月) 22:20:55
第5週 「遺産」

12月7日(月) 雨

僕は学校に行かなくなりました。どんな顔で行けばいいのかもわかりません。
本当は皆に言わなくちゃいけないことが有るのに。でも僕は言いません。言いたくありません。
ここ数日で色々なことが有り過ぎました。考える事が多すぎてもう疲れました。
しばらく家で早紀の顔を見て落ち着いてるつもりです。
動きたくないです。


12月8日(火) 晴れ

生活指導の杉崎先生が僕の家にやってきました。何の用かは分かりません。
親が応対したんですが僕はずっと寝てるフリをしてました。明日も来ると言ってたそうです。
わざわざ家に来るまでの用って何だったんでしょうか。気になるので明日は会ってみるつもりです。
先生は奥田の死と僕が学校に行かなくなったことに何か因果関係があると思ってるのでしょうか。
疑問です。


12月9日(水) 曇り

杉崎先生に会いました。すると僕にデジカメをくれました。奥田のロッカーに入ってたものだそうです。
何故こんなものを見つけたのかはすぐに分かりました。先生はいじめの事実を消すつもりです。
「ウチの学校はなるべくクリーンなイメージでいきたいんだよ。」と言ってました。
以前校内に張られた僕の痴態が写った写真はデジカメをプリントアウトしたものだったそうです。
自分でデジカメを始末したら足がついてしまうとでも思ったのでしょうか。僕に始末させるつもりです。
大人は卑怯です。
491名無しさん@ピンキー:2006/06/05(月) 22:22:15
12月10日(木) 曇り

今日も杉崎先生が家に来ました。「いじめの事は黙っとけ」みたいな内容の話ばかりでした。
ただ、話の最中先生はずっと僕のことを疑惑の視線で見てました。なんだか照れくさいです。
そして別れ際、「・・・お前が殺ったんだろ?」と言われました。僕は何も答えられませんでした。
僕が黙ってると、先生は「しばらく学校には来なくていい。」と言って帰ってしまいました。
言われなくても行く気ないです。


12月11日(金) 曇り

改めて奥田のデジカメを見てみました。上履きをくわえた僕の姿が何枚も写ってます。
普通の人が見たら気持ち悪くてすぐスイッチを切っちゃうだろうな、と思いました。
おそらく杉崎先生もそうしたと思います。同じ男としても僕の性癖は理解できないかもしれません。
デジカメの画像を全部見たのは奥田以外で僕だけでしょう。きっとそうです。
だから僕はアレを・・・見つけられたんです。


12月12日(土) 晴れ

もう1度落ち着いてデジカメの画像を見てみました。アレをじっくり見るためです。
最初は上履きくわえた僕が写ってます。メモリを遡っていっても僕の痴態ばかりです。
殴られてる僕、泣きべその僕など、僕の知らないうちに結構撮られてました。
そして、ある日を境にまったく別の画像が写ってたんです。奥田が・・・・女の子を・・・・犯してました。
ハメ撮りでした。相手の子の泣き叫ぶ表情も鮮明に写ってます。
気づいたら僕は自慰にふけってました。知ってる人の性行為は異常なほど興奮します。
僕はすぐに果てました。
492名無しさん@ピンキー:2006/06/05(月) 22:22:53
12月13日(日) 曇り

頭からあの画像が離れません。他人の性行為は今まで本とビデオでしか見たことありませんでした。
でも、アレを見ると性に対する妙な現実感が沸いてきます。決して違う世界の事じゃないんです。
僕自身が奥田と同じことをできるんだと思うと、ますます興奮してしまいます。
相手がいれば僕にもできます。相手がいれば。僕の相手は・・・・・・・・・・・・・・・早紀?
早紀と、したいです。
493名無しさん@ピンキー:2006/06/06(火) 00:22:31
第6週 「歪曲」

12月14日(月) 晴れ

妹と性行為を行いたいと思うのは間違ってるんでしょうか。人としてやってはいけない事かもしれません。
やはり思い止まるべきです。早紀へは兄として愛情を注げばいいんです。それが自然だと思います。
それに僕は自分の性器に自信がありません。早紀に見られるなんて恥ずかしいです。
早紀にだけは僕のみっともない姿を見られたくないです。だから性行為なんかできません。
我慢します。


12月15日(火) 晴れ

いつ見ても早紀はカワイイです。同じ兄弟とは思えません。でも間違いなく兄弟です。
たぶん早紀は僕が持つはずだった良い遺伝子を全部持って生まれたんだと思います。
だから残りモノの僕はこんなダメ人間なんです。親が遺伝子の分配を間違えたんです。
僕の遺伝子を早紀が受け取れば本当の僕が生まれてくるかもしれません。
確かめたいです。
494名無しさん@ピンキー:2006/06/06(火) 00:23:24
12月16日(水) 晴れ

今日はヨドバシに行ってデジカメとパソコンを繋ぐケーブルを買いに行きました。
本来なら学校に行ってなきゃいけない時間に外をウロウロするのは少しドキドキします。
家に帰ったら早速例の画像をパソコンに取り込みました。これでプリントアウトもできるようにます。
女の子の表情も誰なのかはっきりわかる程うまく撮れてます。奥田は写真屋になれたかもしれません。
興奮します。


12月17日(木) 曇り

デジカメの僕が写ってる部分を削除しました。奥田の強姦画像は残してあります。
これで僕の痴態がこれ以上出回る事はないと思います。早紀に見つかる可能性も減りました。
学校に出回ってるのはそのうち捨てられてしまうと思います。僕が行かなきゃ存在価値のないモノです。
過去のみっともない姿が消えたおかげで、僕は早紀に近づく権利を得た気分になりました。
嬉しいです。


12月18日(金) 曇り

早紀をデジカメで隠し撮りしてパソコンに取り込んでみました。壁紙にするととても良い気分になります。
ネット上ではアイコラというモノが反乱してます。フォトショップとかで作ってるらしいです。
僕のパソコンにはフォトショップがインストールされてます。気づいたら僕は早紀コラを作ってました。
本物の早紀の胸もこんなに膨らんでるんでしょうか。肌は綺麗こんなになんでしょうか。毛はこんなに。
もう止まりません。
495名無しさん@ピンキー:2006/06/06(火) 00:24:09
12月19日(土) 晴れ

お風呂に入るとき、常に早紀の後に入るように心がけるようになりました。
早紀のつかったお湯に浸ると言いようのない一体感に包まれます。とても気持ち良いです。
お湯を飲むと早紀の味がします。早紀のエキスがたっぷり溶け込んでいるからだと思います。
なぜ僕と早紀は兄姉なんでしょうか。他人ならこんなに歪んだ愛情を抱かずに済んだのに。
神様、あんまりです。


12月20日(日) 曇り

妹を好きになってしまうのは僕だけじゃないはずです。だから僕が早紀が好きなのは普通のことです。
僕は奥田みたいに女の子を強姦したりはしません。早紀にそんなことはしないつもりです。
早紀は僕のことをどう思ってるのでしょうか。きっと僕が早紀を想う様に早紀も僕を想ってるはずです。
小さい頃早紀は僕の真似ばかりしてました。だからこの気持ちも真似してるはずです。
絶対そうに決まってます。
496名無しさん@ピンキー:2006/06/06(火) 00:25:30
第7週 「崩壊」

12月21日(月) 曇り

もうすぐクリスマスです。早紀に何をプレゼントしてあげようか考えてます。
僕にはお金がないのであまり高いのは買えません。どうしても小物になってしまいます。
早紀はちょっと幼い感じがするのが似合いそうです。ヌイグルミとかブローチとかいいもしれません。
早紀の喜ぶ顔が目に浮かんでホクホクした気分になります。明日ハンズに行って決めてきます。
楽しみです。


12月22日(火) 晴れ

結局ハンズでオルゴールを買ってきました。もちろんプレゼント用に綺麗に包んでもらってます。
音色がとても純粋な感じがして、早紀にはぴったりだと思ったのでオルゴールに決めました。
考えてみると今まで早紀にここまで心のこもったプレゼントをしたことはありませんでした。
早紀に対するこの気持ち、これこそが純愛なのかもしれません。もう迷いは有りません。
僕は早紀を愛してます。


12月23日(水) 晴れ

普段は妄想に浸ってばかりの僕も、早紀の前だとそんな気分じゃなくなります。
早紀と話す時、僕の中汚れてない部分が暖かくなる気がします。とても気分が良いです。
僕にもまだ純粋な気持ちが残ってるんでしょうか。僕はまだ堕ちるところまで堕ちてないんでしょうか。
早紀がいてくれれば、僕は踏みとどまれます。虫じゃなく人として生きていけます。
明日が待ち遠しいです。
497名無しさん@ピンキー:2006/06/06(火) 00:27:02
12月24日(木) 曇り

クリスマスイヴです。楽しくなる予定だったのに早紀の様子がおかしいです。
朝、早紀は終業式に行きました。
昼、早紀が帰っきたあと、杉崎先生が家に僕の成績表を持ってきました。早紀に渡して帰ったそうです。
夕方、僕は早紀から成績表を受け取りました。何故か無言でした。
夜、プレゼントを渡そうと早紀の部屋に行ったら「来ないで!」と言われました。
そのあと「私お兄ちゃんが何したのか知ってるんだからっ!」とも言われました。
何が起こったんでしょうか。


12月25日(金) 曇り

早紀が何を知ったのか分かりません。訳がわからないままクリスマスになってしまいました。
聞こうとしても無視されます。でもただ一言「杉崎先生言ってたよ・・・」とだけ口を開いてくれました。
昨日、僕の成績表を受け取る時、先生に何か言われたに違い有りません。一体何を。
杉崎先生は僕に奥田のデジカメをくれました。デジカメには僕の痴態が写ってました。
学校にはそれがプリントアウトされたモノが散乱してました。先生も持ってるかもしれません。
まさか。
先生は、早紀に、それを、僕の痴態を、上履きをくわえた僕の姿を、見せ、た?
僕がいじめられてたのを、僕が異常な性癖を持ってたのを、早紀に、言った?
知られた?


498名無しさん@ピンキー:2006/06/06(火) 00:27:55
12月26日(土) 晴れ

早紀と話し合いたいのに相手にしてくれません。「お兄ちゃん、最低だよ。」と言われました。
もう間違いなく早紀は僕の恥ずかしい行為を知ってます。今更言い訳も出来ません。
早紀に教えた先生が憎い。写真を撮った奥田も憎い。でも早紀を嫌いにはなれない。まだ愛してます。
僕はオルゴールを叩き割りました。ガシャン、と高い音がして床に破片が飛び散りました。
僕の中で何か弾けました。


12月27日(日) 曇り

床には昨日のオルゴールの破片がまだ散らばってます。片づける気にもなりません。
僕の心の綺麗な部分もオルゴールと一緒に砕けてしましました。二度と戻りません。
でも不思議なことに、残骸を眺めてると先生や奥田への憎悪が消えていきます。
代わりに早紀への愛が急騰します。僕の汚い部分を知られた今、恥ずかしがる必要は有りません。
早紀は知ってるんだから。僕がいじめられてた事を。僕の異常な性癖を。もう全て知られてもいい。
愛情も欲望も隠しません。

499名無しさん@ピンキー:2006/06/06(火) 00:29:10
第8週 「散花」

12月28日(月) 晴れ

年末から年始にかけて両親が帰省します。早紀は受験勉強のため行きません。
僕がそんなイベントに参加するわけがありません。だから明日からは早紀と二人きりです。
早紀とは必要以上の会話しかしてませんが、心は通じ合ってると信じてます。
心だけじゃ足りない。体も通じ合わないと。愛さえ有れば何をしても構わないはず。
僕には愛がある。


12月29日(火) 曇り

両親が帰省しました。帰ってくるのは今週の土曜日です。もっと遅く帰ってきてもいいのに。
これで邪魔者は居なくなりました。早紀には素直に僕の気持ちをぶつけることができます。
早紀の作った晩ご飯、とてもおいしいです。早紀の沸かしたお風呂、とても良い加減です。
早紀の使った歯ブラシ、とてもおいしいです。早紀の性器、きっと良い加減です。もう我慢できない。
早紀と、1つになりたい。


12月30日(水) 謎

早紀・・・・・・・・・・・・・・・・。
500名無しさん@ピンキー:2006/06/06(火) 00:30:11
12月31日(木) 早紀

早紀早紀僕早紀早紀早紀はお前早紀早紀が早紀早紀早好き紀早紀で好き早紀早紀早で紀早紀
早紀早紀早紀早紀たまら早紀早紀早紀な早紀い早紀早紀早紀早紀早紀早紀早紀早紀早紀早紀


1999年  1月1日(金) 晴れ

早紀を犯しました。年明けのカウントダウンと同時に襲いました。
テレビのボリュームを大きくして近所に悲鳴が聞こえないようにしました。
年に一度、この時間だけはほとんどの家庭がテレビをつけています。声はテレビの音に消されました。
している最中、何故か僕は妙な既視感を感じました。僕は童貞だったのに。何処かで同じ様な事が?
・・・・・・・・・・・・・・あ・・・・・・・・・奥田のレイプ画像。僕は奥田と同じ事をしてたんだ。
でも僕は奥田とは違う。僕には愛が有ります。愛ゆえに犯した。早紀が僕だけを見て欲しいから。
好きだから。愛してるから。僕には早紀しいないから。時間がたてば早紀だってわかってくれる。
今、早紀は部屋で寝込んでます。事が済んだ後、早紀はフラフラと部屋に戻ってしまいました。
目をつぶると泣き叫ぶ早紀の顔が浮かんできます。喜んでくれると思ったのに。
一つ残念なのが、早紀が処女じゃなかった事です。ちくしょう。相手は誰だ。早紀は僕のだ。
早紀は僕だけのモノ。
501名無しさん@ピンキー:2006/06/06(火) 00:30:45
1月2日(土) 曇り

早紀が壊れてしまいました。どんなに話しかけても反応が有りません。ただ宙を見つめるだけです。
帰ってきた親はびっくりしてました。何があったのか聞いてきます。本当の事なんか言えません。
「昨日早紀は一人で初詣に行った。帰って来た時にはもう様子がおかしかった。」と言っておきました。
親は警察に連絡して調べてもらってましたが、年始は犯罪が多い為あまり相手にしてくれません。
肝心の早紀が喋れる状態じゃないので捜査は行き詰まりそうです。
早紀が壊れて悲しいはずなのに、僕は何故か安心してます。警察に捕まりたくないからじゃない。
早紀は他の人との交流を断って、僕だけを見てくれてるんだ。だから僕は安心して早紀を愛せる。
早紀にはもう、僕しかいない。


1月3日(日) 晴れ

早紀は病院に入院することになりました。
家にいないのは寂しいけど、会いたい時はいつでも会えます。
早紀はもう何処にも行かない。何処にも行かせない。
早紀、もう離さないよ。
502名無しさん@ピンキー:2006/06/06(火) 00:32:18
第9週 「浮遊」

1月4日(月) 曇り

なんだか心がフワフワします。落ち着かなくて言いようのない不安感に襲われます。
外をぶらついてみても、何故か誰かに見られてる様な気がしてなりません。
僕は何も悪いことをしてないはずなのに。この罪悪感は何なんでしょう。
何かしなくちゃいけない気もするけど、何をしていいのか分からない。
この感覚、とても不愉快です。


1月5日(火) 曇り

今日も気持ちが落ち着きません。早紀に会えば気が紛れるかと思ったので病院に行ってみました。
早紀は未だに壊れたままです。それでも早紀と一緒にいるだけで落ち着きます。
早紀の服を脱がせて自慰をしました。爽快感に包まれてとても良い気分です。
なのに帰り際、とてつもない虚しさを感じました。自分がどうしようもない駄目人間に思えてしまいます。
何故なんでしょう。


1月6日(水) 曇り

やる気のない日々が続きます。気分転換にフラフラと外を出歩いてみました。
正月映画でも見ようかと映画館に行くと、荒木さんとその友人の渡部さんを見かけました。
目が合ったんですが彼女達は無関心といった感じで何処かに行ってしまいました。
僕も無視していこうかと思ったけど、何故か彼女達から目を離せませんでした。
変な違和感を感じます。
503名無しさん@ピンキー:2006/06/06(火) 00:33:10
1月7日(木) 晴れ

昨日の違和感が何だったのか分かりました。簡単な心境の変化です。
荒木さん達を見かけた後、僕は一昨日まで感じてた不安感が薄れていたのに気づいたんです。
今、僕は前に比べてかなり落ち着いてます。むしろ安堵感さえ感じてます。
その理由はなんとなく分かりました。明日からまた学校が始まります。
行ってみようかと思ってます。


1月8日(金) 雪

久々に学校に行きました。緊張気味に教室に入ったんですが変わった事は何も有りませんでした。
みんな僕を見ても特別な反応は無く、「なんだ来たのか」みたいな感じばかりでした。
杉崎先生と目が合った時もちょっと嫌な顔をされただけで特に何も言われなかったです。
帰る時、僕の下駄箱に「虫うぜぇ。学校来んな。」と書いた紙が入ってました。
誰が書いたんでしょう。


1月9日(土) 曇り

イジメが再発しそうです。でも僕は以前の僕と違う。今度は耐えられるはずです。
奥田はもう居ない。それに僕には切り札が有る。どうしても我慢出来なくなったらアレを使えばいい。
数日前まで感じてた不安感は今ではもうほとんど感じません。学校に行ったおかけです。
僕にしか出来ない事が存在する、ということがこんなに清々しいものだとは思いませんでした。
素晴らしいです。
504名無しさん@ピンキー:2006/06/06(火) 00:33:56
1月10日(日) 曇り

早紀に会いに行きました。白い顔をして眠ったままの早紀は、一体どんな夢を見ているんでしょうか。
早紀は夢の世界へ行ってしまいましたが僕は現実を生きなければなりません。
イジメられる。いや、むしろいじめて欲しい。僕に屈辱を与えて欲しい。耐えられないくらいに。
僕が惨めな思いをすればするほど、あとの楽しみが大きくなっていきます。
早く学校に行きたいです。

505名無しさん@ピンキー:2006/06/06(火) 00:36:17
第10週 「煮沸」

1月11日(月) 晴れ

学校に行くと、机の配置がおかしくなってました。皆の机は僕の机を避けるように離れてます。
授業中、ヒソヒソと話し声が聞こえます。「なんか虫の奴臭くない?」「臭いよね。机離して良かったね。」
渡部さんと荒木さんでした。渡部さんは周りの人たちにも「やっぱ臭うよね。」とか言ってます。
僕は直感しました。この前、下駄箱に紙を入れたのは渡部さんだ。渡部さんが僕をいじめる。
女の子にいじめられるなんて。


1月12日(火) 曇り

女の子のイジメは陰湿です。体育の時間、教室に戻ってきたら僕の鞄が消えてました。
捜してると渡部さんが「何か捜しモノ?」と白々しく聞いてきます。「鞄、捜してる。」と答えました。
渡部さんが言いました。「それならさっきトイレで見たわよ。女子の方でね。」と。
僕は女子トイレに駆け込みました。後ろで「変態!」「痴漢!」とか聞こえるけど気にしてられません。
ご丁寧に個室一つ一つそれぞれに鞄の中身が落ちてました。もちろん全て便器の中です。
水道で鞄を洗いましたが臭いだけは取れませんでした。お気に入りの筆箱も、ノートも、まだ臭います。
僕の机はますます孤立しました。


506名無しさん@ピンキー:2006/06/06(火) 00:36:54
1月13日(水) 曇り

ホームルームの時間、渡部さんが「クラス委員から話があるそうです。」と言いました。
それに反応して荒木さんが「昨日女子トイレに入った男子がいるそうです。」と言います。
皆が僕を睨み付けました。「虫!アンタでしょ!」と渡部さんが叫んでます。
酷い。誰のせいで女子トイレに入るハメになったと思ってるんだ。自分で追いつめたくせに。
僕は黙ってうつむいてました。なんか目が暖かいと思ったら、涙が溢れてました。
周りの罵声が遠く感じます。


1月14日(木) 曇り

僕の弁当に黄色い液体がかかってました。変な臭いがします。よく見たら小便でした。
渡部さんの仕業だと思います。ということは、渡部さんの小便?
僕はご飯をむさぼりました。おいしい。股間に血が集まっていくのが分かります。
全てたいらげると、横から渡部さんが囁いてきました。「どう?野良犬のオシッコふりかけは。」
トイレで全部吐きました。


1月15日(金) 雪

僕はお腹で虫を飼っています。こいつは僕の負の感情を喰って育っていく。
虫が育つたびに、僕は快感を得ます。そろそろ育ちきるんじゃないでしょうか。
そうなったら僕自身も喰われるかもしれません。でも僕はそれを望んでる。
喰われると言ってもそんな派手なことにはならないはずです。ただ「やれ。」と命令されるだけ。
その日は近い。
507名無しさん@ピンキー:2006/06/06(火) 00:37:35
1月16日(土) 曇り

僕の上履きに何か入ってました。知らずに履いた為、中のモノはぐちゃりと音をたてて潰れました。
渡部さんと荒木さんがやってきて何かを探してます。「私達のハムちゃん知らない?」と聞いてきました。
僕が「ハムちゃんて何?」と聞き返すと、渡部さんがニヤリと笑って荒木さんをつつきました。
荒木さんが「生まれたてのハムスター。最近飼い始めたの。」と説明してくれました。
足の裏から嫌な感触が全身を覆います。ゆっくり上履きを脱ぐと、そこには、血と、肉の塊が。
それから先は良く覚えてません。あの二人に何か言われた気もするけど、頭の中は真っ白でした。
お腹が疼きます。


1月17日(日) 晴れ

僕の中の虫が「やれ。」と命令してきました。ヤツはもう完全に僕を喰ってしまったようです。
僕は準備を整え、明日に備えました。明日から世界が変わります。待ちに待ったお仕置きタイムです。
今までのイジメを思い出すと、震えるほど楽しくなってきます。準備は万端です。
士気を高めに早紀に会いに行きました。まだ寝たきり状態ですが心の中では応援してくれてるでしょう。
いよいよです。
508名無しさん@ピンキー:2006/06/06(火) 00:39:29
第11週 「逆転」

1月18日(月) 曇り

僕の下駄箱に「ハムちゃんの墓」と書いた紙が貼ってありました。かわいらしくレタリングされてます。
上履きの中には腐りかけたハムちゃんの残骸が入ってましたが、手でつかんでゴミ箱に捨てました。
教室に入ると都合良く荒木さんは独りで座ってました。僕は彼女の前に立ち、アレをちらつかせました。
荒木さんは目を丸くして僕を見上げました。かすれた声で「なんでそれを・・・・。」と呟いてます。
僕が耳元で「奥田のようになりたい?」と囁いてやると、青ざめた顔でプルプル震えてました。
どうしてやろうか。


1月19日(火) 晴れ

体育の時間、教室に戻ってきた荒木さんが何か捜してました。
焦ってる様子なので「何か捜しモノ?」と聞くと、荒木さんは「鞄が無いの・・・・。」と答えました。
僕は親切に捜しモノの場所を教えてあげました。「それならさっきトイレで見たよ。男子の方で。」
荒木さんは顔を真っ赤にしながら男子トイレに駆け込んでました。後ろで男子があっけにとられてます。
水道で鞄を洗ってましたが臭いだけは取れなかったようです。筆箱も、ノートも、僕の席まで臭ってます。
爽快です。

509名無しさん@ピンキー:2006/06/06(火) 00:40:57
1月20日(水) 曇り

昼休み、荒木さんがお弁当を食べようとすると、そこには白いドロドロした液体がかかってました。
荒木さんはびっくりして僕を見ました。僕はアレをちらつかせて「ちゃんと食べなよ。」と言いました。
食べてる。無理矢理口に押し込んで。その液体が何なのか知らないわけがないのに。凄い。
全部食べ終わったと思ったら、その場で戻してました。机が嘔吐物にまみれてます。
クスンクスン泣きながら雑巾で机を拭いてる荒木さんの姿は、とても健気に見えました。
眩しいです。


1月21日(木) 晴れ

渡部さんが荒木さんの事を心配してました。僕は横で会話を盗み聞きしてました。
「最近なんか変だよ。また誰かに何かされた?」「別に。平気だよ。」「でも・・・・・・虫!何聞いてるの!」
気づかれた。「まさかあんたが・・・・・・。」「違うよ!岩本君は関係ない!」と荒木さん。
岩本君。久々にその名を聞いた気がずる。いや、そう呼ばれたのは初めてかもしれない。素晴らしい。
まだ何か言いたげな渡部さんを、荒木さんは力無い笑顔で「私は大丈夫だから。」となだめてました。
友情って素敵です。

1月22日(金) 曇り

放課後の教室。荒木さんが倒れてます。僕の足の下に。他には誰もいません。
「もう許して・・・・。」とかすれた声で呟いてます。制服には僕の足跡が何カ所かついてます。
許すもんか。お前は渡部さんとつるんで僕に何をしてきたんだ。僕をいじめたじゃないか。
「よくも、よくもいじめたな!お、お、お仕置きしてやる!」自分でも信じられないほど僕は叫んでました。
これまでのいじめを思い出してしまい、僕は泣いてました。荒木さんも泣いてました。涙が止まりません。
以前僕は荒木さんに蹴られた。今は僕が荒木さんを蹴ってる。でも何故か満足感は得られない。
何故。まだ足りないんでしょうか。僕と同じ目にあわせないといけないんだ。同じ目に、あわせてやる。
僕はすすり泣く荒木さんを後目に教室を出ました。家に帰り、明日の為の用意をしました。
見てろ。
510名無しさん@ピンキー:2006/06/06(火) 00:41:55
1月23日(土) 晴れ

朝、荒木さんが登校すると、学校中に写真が貼られてました。正式にはデジカメの画像を印刷したもの。
奥田に犯される荒木さんの画像です。 僕がそれを手に入れたのは偶然でした。
杉崎先生には本当に感謝してます。コレを手に入れたおかげで荒木さんを追い込む事が出来たから。
ああ、荒木さんが泣いてる。耳を真っ赤にして写真を一つ一つはがして回ってます。いじらしい。
学校に来なければいい、なんてのは素人の考えです。行かなきゃもっといじめられる。僕もそうでした。
これで荒木さんは僕と同じ立場になれたわけです。虫だった僕にも仲間が出来た。
もう独りじゃない。


1月24日(日) 雨

僕の中にいる虫の存在を感じなくなりました。消えてしまったのでしょうか。それとも僕と同化したのか。
なんとなく早紀に会いに行きました。荒木さんのことを報告しても、返事は返ってきませんでした。
早紀と結ばれたとき、僕は何かとてもいけない事をしてるように感じたのを覚えてます。
その時は僕の中の虫がその気持ちを食べてしまいました。だから罪悪感は感じてません。
今回、荒木さんにしたことも本当はとても非道いことかもしれない。でもそんな意識はありません。
やっぱり僕自身が虫になってしまったんだ。
511名無しさん@ピンキー:2006/06/06(火) 00:46:27
第12週 「断罪」

1月25日(月) 雨

荒木さんが学校に来てない。おかしい。どんなにいじめられても学校には来るはずなのに。
僕は急に不安になってきました。何かとんでもないことになりそうな予感がします。
気がつくと、渡部さんが僕の机の前に立ってました。見下した様な目で僕を見てます。
「荒ちゃんから聞いたよ。」・・・・・・・何を聞いたんだ。「アンタがやったんだってね。」・・・・・・・だから何を。
「親に知られたんだって。」・・・・・・・知らない!僕は何も知らない!僕は何もやってない!
渡部さんはそれきり何処かへ行ってしまいました。残された僕は独り怯えてました。
大丈夫。僕には最期の手が残ってる。イザとなったらあの事を喋ってしまえばいいんだ。
荒木さんのもう一つの秘密。あの事に比べたら僕のしたことなんて大したことじゃない。
絶対に大丈夫。


1月26日(火) 晴れ

今日も荒木さんは来ない。どんどん不安が大きくなっていきます。
また渡部さんが僕の所へやってきました。今度は何を言いに来たんでしょうか。
「荒ちゃんには反対されたんだけど、私はやるつもり。」・・・・・・・・何を。何をするつもりなんだ。
「虫、アンタもう終わりよ。」・・・・・・どうゆう意味だ。なんで僕が終わりになっちゃうんだ。
それだけ言い残して行ってしまいました。何が起こるのか、なんとなく予想がついてしまいました。
大丈夫大丈夫大丈夫。でも不安が消えない。大丈夫だって分かってるのに。押しつぶされそうだ。
早紀、助けて。
512名無しさん@ピンキー:2006/06/06(火) 00:47:42
1月27日(水) 曇り

予想が当たった。今家の前に来た車は間違いなく警察だ。呼び鈴が聞こえる。
僕は法に触れるようなことは何もしてない。あの事だって全部喋ってしまえば僕の罪にはならない。
親が玄関で応対してる声が聞こえてくる。ああ、今確かに「警察の者ですが。」と聞こえた。
大丈夫。たぶん大丈夫。僕はいじめられてたんだ。仕返しをして何が悪い。写真くらいで騒ぐなんて。
待てよ。その事じゃないかもしれない。・・・・・そうだ。やっぱりあの事だ!それなら警察が動くのも当然だ!
渡部さんはあの写真を警察に持ち込んだんだ!それで警察はあの事を確信して僕の所に!
なんだ。なら安心じゃないか。渡部さんの思惑通りにはならない。僕は僕は絶対に大丈夫なんだ!
親が階段を上がってくる。僕の名を呼んで。そんなにあせらなくても僕は逃げないよ。
行ってやる。そして全てを喋ってやる。そうすれば間違いなくあの娘は破滅だ。けけけけけけけけけけけ。
知らないよ!人が破滅しようが僕の知った事じゃない!僕が大丈夫ならいいんだよ!
僕は大丈夫!へへへ。大丈夫!良い響きだ。えへへへへへへへへへへへへ。大丈夫大丈夫大丈夫!
僕僕僕僕は僕は僕は僕は僕は大丈夫大丈夫僕は僕は大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫
 僕は
          大
                      丈
                                   夫


513名無しさん@ピンキー:2006/06/06(火) 00:49:58
1月28日(木) 曇り

僕にとって荒木さんは使者でした。恨みもありますが、それ以上に彼女のしてくれた事には感謝してます。
荒木さんは僕の願いを叶えてくれた。だからあの事も今まで黙ってたんです。言う必要が無いから。
でも今は違う。彼女は僕をいじめた。それに黙ってたら僕の身が危うくなる。
昨日僕は警察に連れて行かれました。そして僕の証言を元に、今日、荒木さんが逮捕されました。
殺人罪です。被害者は奥田。あの日、荒木さんは僕の目の前で奥田を殺してくれた。
僕が愛用してた黒いマフラー。荒木さんは同じモノとを手に入れ、僕に変装して奥田を殺したんです。
僕は元々小柄なため、マフラーで顔を覆って学ランを着込んだ荒木さんは本当に僕そっくりの容貌でした。
彼女は奥田殺しの罪を僕に着せようとしていた。でも誰も見てなかった。僕以外。
あの時、僕は何故荒木さんが奥田を殺したのか分かりませんでした。今となったら動機は明白ですが。
デジカメの画像の日付は11月16日。あの日の放課後、荒木さんは奥田に犯された。
警察の話では、荒木さんが犯人だとは有る程度目星がついてたけど、僕にも目を付けてたそうです。
なぜ逮捕までこんな時間がかかったのかは明日書きます。ちょっと複雑な事になってます。
ただ、はっきりしてる事が1つだけ。やっぱり渡部さんは警察にあの写真を持ち込んでいた。
僕が荒木さんを脅迫してた事を立証したかったらしいんですが、逆に荒木さんを破滅に導いてしまった。
嘆かわしいです。

514名無しさん@ピンキー:2006/06/06(火) 00:51:00
1月29日(金) 晴れ

奥田が殺された後、警察の動きの話をまとめるとこうなります。
@奥田の友人達の証言で荒木さんが犯されていたことが発覚。表向きは捜査打ち切りに。
A強姦について詳しく調査しようとすると皆口を閉ざす。
B荒木さんの状況証拠が固まるも動機とみられる強姦事実がはっきりしない。
Cさらに調査に時間をつぎ込む。そうしてるうちに僕が犯人だとタレ込みが。これが約1ヶ月前だそうです。
D僕の調査を開始。しばらく調べても僕に犯行を行った様子は見られない。
E渡部さんが僕を訴えるために荒木さんの強姦写真を持ち込む。便乗して僕に奥田事件の事情聴取。
F僕が全て証言。荒木さんが奥田を突き落とす瞬間を見ていたことが決め手となって荒木さん逮捕。
警察が捜査打ち切りのフリをしたのは強姦された荒木さんへの配慮だそうで。
奥田の友人が口を閉ざしたのは、荒木さんへの強姦は奥田の単独犯行ではなかったからだと思います。
警察に僕が犯人だなんてタレ込んだバカは一体誰なんでしょうか。全く腹が立ちます。
ちなみに僕は例の写真バラ巻きに関して厳重注意を受けました。それ以上のことは何もありません。
僕は本当に大丈夫でした。
515名無しさん@ピンキー:2006/06/06(火) 00:53:09
1月30日(土) 晴れ

ここ二日間、事情聴取とかで学校に行ってませんでしたが今日は行き来ました。
荒木さんの逮捕で学校中騒然としてました。何処も事件の話題で持ちきりです。
こんな話が耳に入りました。「誰かが荒木さんを売った。」
それが誰のことなのか皆分かってます。その人は「警察に訴える。」と仲間内で公言してたそうです。
主語も言わずに。皆をびっくりさせたかったんでしょうか。「虫を訴える。」とは言ってなかった。
その誰かさんにしてみれば「売った」なんてのはとんでもない誤解です。逆に助けようとしたんだから。
残念ながら、その人は誤解を解く事が出来ません。誤解を解く機会すら与えられてません。
・・・・・・・・渡部さんは、いじめられてました。彼女が何か言っても、誰も聞かない。
友人を売ったクズ。裏切り者。ゴミ女。様々な陰口が囁かれてます。渡部さんに聞こえるように。
渡部さんは必死に言い訳してました。僕の所にも来ましたが、僕は無視しました。みんなも無視してました。
僕はボソっと呟きました。「警察に持ち込まなきゃ逮捕されずに済んだのに。」
彼女は何も言わなくなりました。席に座り、黙ってうつむいたままでした。机に涙が落ちるのが見えました。
ずっと、泣いてました。


1月31日(日) 曇り

僕をいじめた人たち。奥田。荒木さん。渡部さん。
奥田は死にました。荒木さんは警察に捕まりました。そして、渡部さんはいじめられっ子になりました。
僕は咎められる様な事はしてません。みんな自業自得です。
いじめ、カッコワルイ。
516名無しさん@ピンキー:2006/06/06(火) 13:30:10
第13週 「白紙」

2月1日(月) 曇り

今日が最後の事情聴取でした。そこで僕はとても嫌な事実を知りました。
未だに信じられない。信じたくない。でも事実だ。
僕は今まで何て事をしてきたんだろう。何を信じてたんだろう。
何故、こんな事に。


2月2日(火) 晴れ

早紀はまだ眠ったままです。ベットの横に立ったまま、僕は同じセリフを繰り返してました。
「早紀。あれは僕じゃない・・・・・・。」
誰も見てなかったはずなのに。見てたのは僕だけだったはずなのに。
早紀は見ていた。そして、それが荒木さんだとは気づかなかった。
僕だと勘違いした。


2月3日(水) 曇り

早紀は優しかった。僕の事を人殺しだと思ってもすぐには警察には通報しなかった。
知らないフリして普通に振る舞ってた。きっと早紀はこう考えてたんでしょう。「私だけの秘密にしておこう。」
でもその考えは崩れてしまった。警察に通報したのは12月27日。以後僕はずっと警察に見られていた。
早紀を犯したとき、テレビのボリュームを大きくしてなかったら僕は捕まってたかもしれません。
早紀が本当に初詣に行ってなかったら、やっぱり僕は捕まってたと思います。
早紀は何故通報したのか。答えは簡単です。「私だけの秘密」じゃないことを知らされたから。
杉崎先生が余計な事を。
517名無しさん@ピンキー:2006/06/06(火) 13:31:39
2月4日(木) 晴れ

杉崎先生。あの人は僕を疑ってた。僕が奥田を殺したと思ってた。何も見てないくせに。
疑われるは構わない。だから先生に「お前が殺ったんだろ?」と聞かれた時僕は何も答えなかった。
荒木さんが殺したんだから僕が疑われても何の問題はない。わざわざ荒木さんが殺したと言う必要もない。
でも問題は起きた。先生はその間違った推測を信じ、それを早紀に告げた。12月24日の事でした。
先生は自分の推理に酔ってたのかもしれない。デジカメの存在を知ってるのは先生だけだったから。
証拠を見つけた探偵気取りだったんだ。だから、その推理を披露したかったんでしょう。僕が犯人であると。
イジメの事実を隠蔽しようとしてたんだから警察に言うわけありません。代わりに見つけたのが、早紀。
妹なんだから告げ口するわけ無いとでも思ったんでしょうか。逆の結果を招く事になるとも知らずに。
そして早紀は知ってしまった。「自分だけの秘密」を他に知ってる人がいたことを。
早紀が冷たい態度をとるようになった時、僕は見当違いな推理をしてました。もっと深く考えるべきだった。
もう、遅い。


2月5日(金) 曇り

身内が犯人と知ったら、僕ならどうするだろうか。その事を自分しか知らないのなら、たぶん黙ってる。
知ってる人が他にもいたら?それでも黙ってると思います。自首を勧める事もしないと思います。
それが早紀ならなおさらです。皆にバレても否定し続ける。愛してるから。何処へも行って欲しくないから。
でも早紀は通報した。それは事件の解決を長引かせるだけの行為だったけど、そんな事は重要じゃない。
問題は「何故通報したか」です。しかも僕に内緒で。その理由を考えてると頭が痛くなってきます。
早紀は僕と一緒にいたくなかったのか?何処かへ行って欲しかったのか?消えて欲しかった?
僕は早紀を愛してる。今でも変わらない。でも早紀は?早紀は本当に僕を愛してた?それどころか。
愛して、なかった?
518名無しさん@ピンキー:2006/06/06(火) 13:32:28
2月6日(土) 晴れ

眠り続ける早紀。早紀の中では僕は人殺しのままです。僕は必死に語りかけました。
あれは僕じゃない。荒木さんだったんだ。早紀は荒木さんの罠に引っかかっただけなんだよ。
だから早紀。目を覚ましてよ。起きて僕の話を聞いてよ。そしたら誤解も解けるから。
それに僕たちは愛し合ってるんじゃないか。一緒に楽しい時間を過ごしたじゃないか。
まさか早紀は「犯された」なんて思ってないよね?僕は早紀を愛してる。早紀も僕の事を愛してるだろ?
早く起きてよ。起きて「お兄ちゃんを愛してる。」と言ってくれよ。ねぇ早紀。起きてよ。目を覚ましてよ・・・・。
僕はいつの間にか涙を流してました。早紀の肩を揺さぶり、泣きながら話しかけてました。
どれくらいそうしてたのか。ふと早紀を見ると、口が少し動いてます。何か喋ってる!?
その声はとても小さく、うっかりすると聞き逃した。僕は慎重に耳を近づけ、聴覚に集中しました。
「・・・・・・・・・・・・・・トオルさん・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・助けて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
誰だ。


2月7日(日) 曇り

トオル。こいつのせいで早紀の心が僕に向いてくれない。
おそらくこのクソ野郎こそが早紀の処女を奪った男に違いない。許せない。
早紀が目覚める前に消さなきゃ。最初からいなかった事にしないと。早紀には僕しかいないんだから。
第一早紀が入院してから一度でもお見舞いに来たか?来てないだろ?そんな奴に早紀を抱く権利は無い。
死ね死ね死ね。死んでしまえ。早紀を奪った男。今でも僕と同じ空気を吸ってると思うだけで許せない。
僕が殺してやる。見つけだして、僕の手で、殺さなきゃ。早紀は僕のだ。他の奴なんかにとられてたまるか。
消してやる。
519名無しさん@ピンキー:2006/06/06(火) 13:33:56
第14週 「泥濘」

2月8日(月) 晴れ

早紀の部屋をあさってみました。トオルに関する記録がないか調べました。
写真は女の子同士ばかりです。手帳を見つけましたが有力な情報は得られませんでした。
「今日はデート」とかハートマーク付きでメモされてるのを見ると無性に腹が立ってきます。
他に何かないのか?そう思った瞬間、ソレが目に入ってきました。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・パソコン。
あまりに堂々とし過ぎて気づかなかった。最近じゃ女の子がパソコンやってたって全然おかしくない。
渡部さんや荒木さん、あの奥田でさえパソコン講習を受けて面白がってたっけ。
僕は早紀のパソコンを起動させました。どこから手に入れたのかかわいらしい壁紙になってます。
そして、見つけました。デスクトップにショートカットが作成されてました。ファイル名「私の日記」。
これさえ読めば。


2月9日(火) 晴れ

「私の日記」には僕の知らない早紀がいました。色んな事が有りすぎてとても1日じゃ書き切れません。
早紀はホームページを持ってました。そこに「私の日記」がアップされてました。
「希望の世界」と名付けられたそのページは女の子らしくかわいくレタリングされてます。
ハンドルネームは「sakky」。掲示板はそこそこのにぎわいを見せてました。
最近は書き込みが少なくなってるようです。「sakky最近どうしたの?」等の書き込みがちらほら見られます。
過去ログを見てみると、奴がいました。「トオル」。早紀とこいつはネット上で知り合った。
日記は「受験勉強は大変」みたいな内容だったけど、「トオル」が登場してからは殆どその話ばかりでした。
出会い、オフ会、告白、そして、そして、せせせ性行為に至るまでが克明に記されてます。
さすがに行為の内容はまでは記されてなかったので少し安心しました。早紀はそんな淫乱な娘じゃない。
さらに、トオルにフラれた事まで書いてます。確かに約3ヶ月前から「トオル」は掲示板に姿を現してない。
逃げやがったな。
520名無しさん@ピンキー:2006/06/06(火) 13:35:00
2月10日(水) 曇り

早紀を汚しておいて逃げるなんて許せない。絶対につきとめてやる。
まずはトオルと早紀が出会った所を突き止めなくてはいけません。
「私の日記」によると、二人はあるチャットタウンで知り合ったそうです。「希望の世界」にもリンクされてました。
そこは俗に言う「出会い系」のページで、地域別に部屋がわかれてました。
片っ端から部屋を訪ねてみましたが、チャットなので掲示板のような過去ログは残ってませんでした。
トオルは何処にもいません。奴はネットから去ってしまったんでしょうか?そうだとしても僕は逃がさない。
早紀の残したあらゆる記録を全て調べて、絶対突き止めなければ。早紀を完全に僕のモノにするために。
必ず見つけだしてやる。


2月11日(木) 雪

僕は「私の日記」を舐めるように読み返しました。何処かにトオルに関するのヒントはないか。
そして、ある程度トオルの像が見えてきました。
トオルは僕の家の近くに住んでいる。それが具体的にどのくらい近いのかはわかりません。
ただ、早紀と地元民トークで盛り上がってたのは確かです。そこから話が進んでオフ会に至った。
そこで早紀は自分の知ってる高校にトオルが通ってることを知り、色々受験の相談をしてた。
残念ながらその高校名は書いてありませんでした。ちゃんと書いてくれないと困ります。
結局わかったのはこれだけですが、「近くにいる」とわかったのは大きな収穫になります。なぜなら。
正体さえわかればすぐに消せる。
521名無しさん@ピンキー:2006/06/06(火) 13:36:15
2月12日(金) 曇り

僕はバカだ。こんな簡単な事に気がつかなかったなんて。
地元トークで盛り上がった。受験の相談をした。オフ会の約束をした。日記にはそう書いてありました。
ここで疑問が沸いてこなかったなんて冷静じゃなかったんだ。少し考えればすぐわかる事なのに。
「何処で?」何処でそんな話をしてた?チャットで?みんなが見てる前で?もっと手軽なのがあったろ?
メール交換。早紀のメールをチェックしてなかった。日記ばかり読んでて見えてなかった。
早速チェックしてみました。早紀らしくポストペットなんか使ってます。
やっぱり。早紀は奴とメール交換してた。メールはちゃんとログが残ってるので実に読み応えがありました。
待ってろよトオル。


2月13日(土) 曇り

僕もバカだったけどトオルはもっとバカだ。自分の住所をメールで伝えるなんて阿呆だ。
早紀の「何処に住んでるの?」とのメールに「ライオンズマンション」と返事を書いてた。
ここら辺でライオンズマンションは1つしかない。僕の学校の近くにあるアレだ。
さらに間抜けなことに、トオルは家の部屋番号まで書いてやがります。
早紀が「そこ私も知ってるよ。」と書いたら「417号室だから今度外から見上げてごらん。」とかぬかしてました。
そうか。そこに住んでるのか。見上げるだけなんかじゃつまんない。今度遊びに行ってやるよ。
絶対行くよ。

522名無しさん@ピンキー:2006/06/06(火) 13:36:59
2月14日(日) 晴れ

今日はバレンタインデー。本当なら早紀からチョコレートが貰えたはずなのにトオルのせいで貰えません。
トオルが存在する限り早紀は完全に僕のモノにはならない。そんなこと許されるわけがない。
トオルには消えてもらいます。最初からそんな奴存在しなかったことにしておけばいいんです。
居場所も突き止めた。後は奴が死ぬだけで全てが丸くおさまりまあす。来年からは早紀からチョコが貰える。
今度は奥田の時と違って荒木さんのように代わりに処刑してくれる人はいません。僕がやるしかない。
やってやる。
523名無しさん@ピンキー:2006/06/06(火) 13:37:52
第15週 「絶望」

2月15日(月) 晴れ

奴のマンションを見てきました。あれなら何時でも突入できそうです。とりあえず今日はそれだけで帰りました。
さて、どうやって殺ってやろうか。できるだけ苦しませてあげたい。ナイフで突き刺してやろうか?
なんか考えてるだけで楽しくなってくる。どうせトオルなんて死んだって構わない様な奴なんだろうな。
眼鏡かけてデブでアニオタで臭くてパソコンマニアで・・・・・・・・・・そんな奴に早紀は犯されたのか。
絶対殺す。


2月16日(火) 曇り

ナイフを買ってきました。特に面白い殺し方が思いつかなかったので結局ナイフに落ち着きました。
でも以前映画か何かでナイフで刺す時ねじってやると相当痛いとか言ってたのでこれでいいかもしれません。
誰かに見られない限り問題は無いはずです。トオルと僕は直接面識があるわけじゃありません。
容疑者の中に僕の名が連なることはないでしょう。友人関係を洗ったって僕はでてこない。
だから安心して殺れる。


2月17日(水) 晴れ

なんだかドキドキします。人を殺すのにこんなに緊張するとは思いませんでした。
もし誰かに見られたらどうしよう。やっぱり逃げるしかないか。逃げ切れなかったら?
僕も荒木さんのようになってしまうんでしょうか。それは嫌だ。早紀に会えなくなっちゃうじゃないか。
何の為に殺したのかわからなくなる。あんなクズの命のために僕の人生を棒に振りたくない。
だから、慎重に事を進めないと。本当は今すぐにでも殺しに行きたい。でもそれだと失敗するかもしれない。
ここはこらえて、緊張をほぐしてから。2,3日間をおいて落ち着いたら殺ろう。
焦りは禁物。
524名無しさん@ピンキー:2006/06/06(火) 13:39:05
2月18日(木) 雨

トオルの確認は当日でいい。どうせパソオタだからすぐにわかる。今は落ち着く事に専念しないと。
それに、見たらその場で殺してしまうかもしれません。あくまで冷静に。感情的になっていはいけません。
当日はまず部屋の確認。そして近くでそれらしき人物が帰ってくるのを待つ。
トオルらしき人物が来たら尾行。奴の家は4階だから階段を上る。その時がチャンスです。
一人になった瞬間、後ろからナイフで刺す。ナイフは刺しっぱなしでそのまま逃亡。これでいこう。
奴が夜に帰ってくるのが理想的だけど、人気がないようなら何時でも殺ってしまおう。
人通りが多いようなら次の日に持ち越せばいい。いくらでも待ってやる。
いよいよです。


2月19日(金) 雨

明日殺そう。もう充分落ち着いた。計画も立てたし、あとは予定通り行動するだけです。
全部終われば早紀は完全に僕のモノになる。もうこれ以上誰にも邪魔はさせません。
そうだ。早紀の目が覚めたら何処かに行こう。早紀さえいれば親も必要ない。早紀となら何処へでも行ける。
逃げてしまおうか。誰もいないところへ。アテはないけど早紀が居るならどんな状況にも耐えられる。
二人だけの世界に旅立とう。夢が広がっていく。僕らの未来は希望でいっぱいなはずです。
明日トオルをキッチリ殺して、早紀の目を覚まして、何処か遠いところへ。
明日は運命の日になる。僕と早紀が新しいスタートから始められるように、儀式を済ませないといけません。
トオル。死ね。
525名無しさん@ピンキー:2006/06/06(火) 13:41:33
2月20日(土) hml

酷いよ。酷すぎる。そんな事があり得るなんて・・・・!そんなのあっちゃいけない事なのに。
僕は何を?何をしようとした?何を望んでた?トオルを消すこと?そうだよ。それは叶ったじゃないか。
あああああああ。願いは、望みは、目的は達成した。これで、これで良かったはずなのに。良かったのに。
何故?なぜ?ナゼ?何故こんな思いをしなくちゃいけないんだ?僕は、何だったんだ?
今朝早く、僕はナイフを持ってライオンズマンション行った。トオルを待ち伏せするつもりだった。
まず、トオルの部屋番号と正確な場所を確認した。郵便受けで417号室のを確認してみた。
そこで僕は・・・・!ちくしょう。なんでこんな所で奴の名前が出て来るんだよ!そんなことあってたまるかよ!
そこで僕は知ってしまった。信じられない。信じたくない。こんなの信じることなんて出来るわけない。
急いで家に戻りました。信じられないけど、確認しなくちゃいけない。事実を知らなきゃいけない。
家に着いたらすぐに学校の住所録を見ました。奴の住所は・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
あああああああああああああああああ!!!書いてある!!「ライオンズマンション417号室」って!!
畜生!畜生!畜生!なんでだよ。なんでトオルがお前なんだよ。なんでなんだよ!!答えろよぉ!!
奥田ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!

526名無しさん@ピンキー:2006/06/06(火) 13:42:12
2月21日(日) 曇り

消えてゆく。僕の信じてた何もかもが。
奥田徹。あいつは僕と早紀を弄んでた。僕たちは踊らされていたんだ。
12月1日。奴は何て言ってた?「今度お前の妹に例の写真見せてやるな。」だって?
なんで知ってたんだ。僕に妹がいることを。僕は学校で家族の話をした事なんて1度もない。
知ってて当たり前だった。奴はこの時既に早紀と付き合ってる。僕だけが何も知らなかった。
早紀。奥田の何が良かったんだ。あいつは荒木さんを犯したり、僕をいじめたりする最低野郎なのに。
そんなゴミ野郎に早紀は・・・・・・・・・・・・・・僕は・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
そうか。そういうことだったのか。全部逆だったんだ。ずっと疑問に思ってたけど今なら理解できる。
「奥田は何故僕をいじめるようになった?」
答えは簡単だ。僕は、早紀の兄だからいじめられたんだ。早紀の兄だから、目を付けられた。
奴はクズなんだから、誰かをいじめる理由なんてそんな事で良かったんだ。
畜生。
527名無しさん@ピンキー:2006/06/06(火) 13:43:34
第16週  「引導」

2月22日(月) 晴れ

早紀の病室に行きました。僕がこんなに絶望してるのに何も知らない早紀。
早紀の中では奥田はイイ奴のままなんだろうな。かわいそうな早紀。騙されてるのに気づかないなんて。
そっと早紀の手を握ると何故かボロボロ涙がこぼれてきました。どうして僕は泣いてるんだろう?
早紀を奥田に奪われたから?奥田に負けたから?悔しいから?早紀が、僕を愛してくれてないから?
そんなことない!早紀は絶対僕のことが好きなはずだ。奥田よりもずっと僕の方がいいと思ってるはずだ。
そう思ってる所に、病室に医者が入ってきました。
僕に、というより早紀の身内に話があるとのことでした。話を聞いた僕は何とも言えない気持ちになりました。
・・・・・・・早紀が、もうじき目覚める。
話によると、徐々に回復の兆しが見えてきてもう1週間もすれば目を覚ますだろう、とのことでした。
僕はどうすればいいんだろう。


2月23日(火) 曇り

インターネットで睡眠薬を販売しているページを見つけました。早速申し込んでおきました。
睡眠薬を大量に飲めば苦しまずに死ねます。死ぬことは怖くありません。この世に未練はないし、それに・・・・
早紀は起きたら僕のことを好きだと言ってくれるかな?言ってくれるよね。絶対に。
確かめたくはない。もしかしたら言ってくれないかもしれない。奥田の毒がまだ残ってるかもしれない。
今のままなら確かめる必要もない。眠ったままなら、確実に僕のことを好きでいてくれる。そう信じていられる。
早紀。一緒に何処かへ行こうって約束したよね。他の誰もいない何処かへ。二人だけの世界へ。
怖がることなんかないよ。早紀は何もしなくていいんだから。旅の準備は全部僕がするから。だからね、早紀。
一緒に、逝こう。
528名無しさん@ピンキー:2006/06/06(火) 13:44:52
2月24日(水) 雨

奥田に関って以来、僕はとても嫌な思いをしてきました。でもそれも終わりです。
これ以上不愉快な気分になることはありません。みんなとは違う世界に行くから。
もう誰にも関わらないで済みます。結局、僕に残されたのは早紀だけでした。
それでも構わない。他には何もいらない。早紀がいれば充分。
1月3日だったかな?あの日に僕は誓った。「早紀はもう離さない」と。
最期まで、離さない。


2月25日(木) 天気なんか知らない

今日睡眠薬が家に届きました僕は家に居たので直接受け取りましただから親にはバレてません今更親にバレ
てもどうでもいいんだけどなんとなく隠してしまいました睡眠薬は今手元にありますこれを早紀と一緒に飲めば
二人は旅立てるなんて素晴らしいんでしょう僕一人なら地獄に落ちてしまうかもしれないでも早紀は絶対に天
国に行けるはずだから一緒に行く僕も天国へ行けるはずです僕は今とても幸せを感じてますどれだけ絶望し
ても諦められない夢それは世界で早紀と二人だけになることそれがかなうんだから僕の面白くもない人生も最
期の最期で少しはマシになったのかなそれとも今までが酷すぎたのかな僕にはどっちかわからないそんなこと
どうでもいいや後少しで夢がかなうんだからこんなつまんない世界とはもうお別れだから早紀と二人きりになれ
るんだからここは本当につまんない世界だったなあ奥田にはいじめられるし荒木さんにもいじめられるし渡部さ
んにもいじめられるし復讐してやったと思ったら早紀の元恋人が奥田だったし知らないままならこんなに絶望し
ないで済んだのかな許せないって言ってみたって奥田はとっくに死んでるんだからどうすることもできないしでも
やっぱり許せない畜生僕より先に手を出してたなんて考えたくもない早紀の体は汚されちゃってたんだ清めな
いと汚れを落としてあげないと奴の毒を抜いてあげないと天国に行けば早紀は汚れた肉体を捨てられる綺麗
な魂だけになれる僕が連れてってあげるよ僕も一緒に行くから僕が導いてあげるよ素敵な世界へ

529名無しさん@ピンキー:2006/06/06(火) 13:45:56
2月26日(金) 眩しいくらいに晴れ

今から逝ってきます。だから僕の日記もこれで終わりです。
さようなら。


2月27日(土) 雨

僕は死にました。早紀も死にました。あれ?じゃあこの日記を書いてる僕は誰?
日記を読み返してみなきゃ。ええと・・・・薬を手に入れて・・・・・・これから飲もうって・・・・・・・・・それから・・・
・・・・二人で逝こうって無理矢理大量の薬を押し込んで・・・・・・・・僕もとてもたくさん薬を飲んで・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・怖くなって吐き出したんだ。
そうだそうだ。そうだった。怖くなって薬を全部吐き出しちゃったんだ。
でも早紀はそのまま死んじゃったんだ。ごめんね早紀。ごめんねごめんねごめんねごめんねごめんね。
早紀、僕を許して。やっぱり死ぬのはイヤなんだよ。一緒に逝けない。逝きたくない。
死にたくない。どんなにつまんなくても、どんなに酷い人生でも、どんなに惨めでも、やっぱり生きていたい。
生きる。生きなきゃ。僕が生きなくてどうする。なんだろうこの感じ。とてもとても強い義務感を感じる。
他に何も考えられない。どんな不自然な事も、狂ったことも、全て受け入れてでも僕は生きなきゃいけない。
生きなければ。
530名無しさん@ピンキー:2006/06/06(火) 13:46:29
2月28日(日) 今日も雨

壊れた現実はもう元には戻りません。
何かがおかしい。そう思ったって引き返す事なんてできない。
全てを失った僕にはどうすることもできないんだから。だから、生き続ける。
狂い続ける。

531名無しさん@ピンキー:2006/06/06(火) 21:42:05
月14日(晴)
 今日は、バレンタインデイ。
 わが営業第三課の紅一点、梅田手児奈が例によって義理チョコを配りに来た。
「部長さん、いつもお世話になってます。課長さん、このチョコかわいいでしょ。……喜三郎さん、喜三郎さんは……あ、これ」
 そういってムギチョコを置いていった。なめとんのかあいつは。去年もライスチョコだったではないか。大体紅一点だから……ということを、今年も書いてしまった。
 しかし今年はひと味違うのだ。ふっふっふ。はあっはあっは。

3月13日(曇)
 おっかしいなあ、去年確かに千歳飴買ったはずなんだけどなあ。冷蔵庫には入ってないし、どこいっちゃったのかな。
 やっぱ俺、千歳飴に向いてないのかなあ。
532名無しさん@ピンキー:2006/06/06(火) 21:50:30
リアルであれネットであれ傷つけられたから当然、って言い草もぞっとする。

格闘ゲームで負けた相手をナイフで刺しちゃうような異常人格の持ち主は


マ  ジ  ヤ  バ  ス
533名無しさん@ピンキー:2006/06/06(火) 23:49:37
>>529
ワロス
534名無しさん@ピンキー:2006/06/07(水) 14:44:23
このスレは字数が多くて目が疲れる〜!ブルーベリー食べようかしら
535名無しさん@ピンキー:2006/06/07(水) 16:14:51
ブルーベリーヨーグルトさいきょ
536名無しさん@ピンキー:2006/06/07(水) 18:02:06
神明社
 子之神社から50mぐらい歩いたところに右側に山に登る石段があり、
てっぺんに鳥居も見えるので、ここが神明社だろうとのことで登り始める。
神明社の祭神は天照大神。しかしお稲荷さんみたいな祠も多く置かれている。
鳥居まで5mぐらい前の石段の右脇に3体の道祖神が置かれているのを発見。
とりあえず、神社にお参りしてから写真を撮ろうと思って登る。これがまずかった。
境内に入ると、なにやら宴会が進行中。ちょうど日が当るようになって
場所替えをしているところで、その中のおばちゃんに
「ちょっと呑んでったら」と声をかけられる。
なんか無碍に断るのもわるいので、お相伴にあずかることに。
話聞きながら呑んでたら、結局日本酒3杯にビール。
537名無しさん@ピンキー:2006/06/07(水) 19:01:42

家計簿のやりくりに集中しすぎたみどりは、
たかしの給与明細の額があまりに低いことにショックを受け、パニックに陥る。
じゅんやゆきおから、みどりの様子がおかしいと聞いたたかしは、
嫌な予感がして、みどりがお守りとして冷蔵庫に貼っていた旧千円札を見ると、
何と夏目漱石の肖像が消えていた。その千円札は、裕福だった頃の形見として、
辛い時、苦しい時に見て家族で励まし合おうと、
みどりが大事に取っておいたものだった。それを使うときは、
正気を失ったときだと…たかしの予感は的中。何と、みどりの体に、
夏目漱石が宿ってしまっていたのだ!
538名無しさん@ピンキー:2006/06/07(水) 19:02:56
家計簿のやりくりに集中しすぎて、お守りにしていた旧千円札の夏目漱石が乗り移ってしまったみどり。
話し方も、心の中も漱石そのものになってしまう。
娘のまゆみの誕生日パーティーにやってきた彼氏の五十嵐コウジに、
みどりが漱石であることを必死に隠そうとするたかし。
風邪で寝込んでいることにされて、部屋に閉じ込められたみどり(=漱石)は、
なぜ自分がこの家にいるのかわからず、家族に「お母さん」だの「壊れた」だの言われて憤慨する。
自分の夫であるというたかしのことも、
妄想癖の同性愛者だと思い軽蔑。たかしは、このことは家族の中だけの秘密だと、
ちよこらに忠告する。
539名無しさん@ピンキー:2006/06/07(水) 19:05:44
我が輩ことみどりは、やすこや近所の主婦たちと接するうちに、
自分が主婦であることを自覚し始める。みどりがやすこと、
かみ合わない会話をしているのを見たたかしは、
金輪際この家に勝手に上がることは禁止する!と
やすこを追い出す。
自分の連載している『吾輩は猫である』の他にも多くの作品が既に出版されていて、
自らが旧千円札の肖像にもなっていることを知ったみどりは、
ショックを受けて寝込んでしまう。
その夜、「ぼくのお母さん」というテーマで作文の課題を出された息子のじゅんが、
何も書けずに頭を悩ませていると、みどりが助言をする。
540名無しさん@ピンキー:2006/06/07(水) 19:06:35
純喫茶ジャンバルジャンで、ミュージカル研究会時代の歌を歌ううちに、
我が輩はみどりの記憶を取り戻し、たかしたちは大喜び。
実は、お向かいのやすこに話しかけられた拍子に、
夏目漱石に戻ってしまったことを、家族に言えず、
我が輩はみどりに戻ったフリを続ける。
やすこに誘われた俳句の会にでかけたみどり。
やすこは、みどりの正体を暴こうとしていた。
541名無しさん@ピンキー:2006/06/07(水) 19:09:05
ついに我が輩に戻ってしまったことが、たかしにバレてしまったみどり。
首輪を着けられて、ロープで箪笥に繋がれて監禁されてしまう。
俳句の会で、酒を飲まされたみどりは、やすこたちの前で「我が輩は漱石である!」
と叫んで大暴れしてしまったのである。
ちよこは、スピリチュアルアドバイザーの拓海源太郎を家に呼び、
除霊してもらうとする。
542名無しさん@ピンキー:2006/06/07(水) 19:09:56
みどりは、ひょんなことから、純喫茶ジャンバルジャンでパートとして
働き始めることに。みどりはパートを続けながら、
小説『吾輩は主婦である』を執筆することを決意する。
たかしがみどりに日頃から感謝の気持ちを伝えないことが、
みどりが追い詰められた原因だとみどりに言われて、
図星なだけに落ち込むたかし。
小説のモデルに、やすこを選んだみどりは、
やすこが旦那のひろしに不満を持っていることを知る。
543名無しさん@ピンキー:2006/06/07(水) 22:17:59
ホムンクルス(Homunculus)は、ヨーロッパの錬金術師が作り出す人工生命体。
またはその生命体を作り出す作業のことである。

製法は、フラスコに人間の精液と数種類のハーブ、馬糞を入れて密閉し、
馬糞が発酵する温度で保温する。四十日経過するとフラスコの中に
透明で人間の形をしたものが出現する。
しかしこれにはまだ実体が無いため、
人の生き血を入れさらに四十週間
馬の胎内の温度で培養する。
このとき毎日生き血を与えなければならない。
こうして完成した生命体は人間の子供と同じ姿をしているがずっと小さい。

ホムンクルスは自然にあらゆる知識を身に付けている。
しかしフラスコの外に出したり、生き血を与えるのを止めるとすぐに死んでしまう
(そのフラスコは、メリクリウスの器でなければならないという)。

この技術はキリスト教では人間が創造主である神、
ヤーヴェの領域に足を踏み入れているとして恐れられており、
パラケルススはホムンクルスの生成に成功したとされる。
しかし彼の死後、再び成功したものはいなかったという。

ゲーテの『ファウスト』第二部第二幕でもホムンクルスが取上げられている。

544名無しさん@ピンキー:2006/06/07(水) 22:41:04
ベルトルト・ブレヒト(Bertolt Brecht、本名 Eugen Berthold Friedrich Brecht、1898年2月10日 - 1956年8月14日)は、
ドイツの劇作家、詩人、演出家。映画のシナリオやラジオ用の放送劇の台本も手がけている。

ヘーゲルの提唱した弁証法やマルクス主義の影響の元に、
独自の演劇理論を生みだした。
代表的な戯曲としては、クルト・ヴァイルが作曲した『三文オペラ』、
『セチュアンの善人』(セチュアンは四川のドイツ語読み)、
『肝っ玉おっ母と子供たち』、『ガリレオ・ガリレイの生涯』などが挙げられる。
また、詩、小説、評論の分野にも多くの作品を残している。

社会主義者でもあったブレヒトは、ナチズムが席巻してきた時代状況の下、
世界の変革を志向する思想的営みから芸術と政治の関わりを追求していった。
その過程で、演劇の中に叙事的演劇や異化効果(Verfremdungseffekt <異化、Verfremdung)
という概念を持ちこみ、観客が俳優や物語に感情移入するのを避け、
劇の対象化・観察を通して批判的に観ることを要求する手法を編み出していった。
第二次世界大戦中にアメリカ合衆国へ一時期亡命したあと、
ドイツに帰国し、ベルリナー・アンサンブルを主宰。
自ら劇作・演出を行い作品を発表していった。

ブレヒトの手法はイギリスや日本の演劇界に影響を与えており、
日本では特に1950年代から1960年代の演劇にその影響が強い。

545名無しさん@ピンキー:2006/06/08(木) 01:34:04
正門を入ってから南門を左手に過ぎたところから北大中央通りまでのなだらかな起伏をしている緑地は、中央ローンと呼ばれ、面積12,000平方メートルあります。夏は、木立からこぼれる日差しと陰のコントラストが芝生の鮮やかな緑を引き立た
せ、北大生の集う北大キャンパスを象徴する区域の1つとなっています。
 現在の中央ローンを流れている小川は、コンクリートの川底を持ち、ポンプにより水を流している人工のものです。
546名無しさん@ピンキー:2006/06/09(金) 00:00:30
20年前は黄金の右脚と呼ばれていたサッカー選手でありながら、
いまはサッカー界の首領として君臨するかつてのチームメイトである
ハン(パトリック・ツェー)の雑用係に身を落としてしまったファン(ン・マンタ)。
自分を陥れたハンへの怒りを抱くファンは、ある日、
少林拳使いの不思議な青年シン(チャウ・シンチー)に出会う。
が、自分の不自由な体を指摘されてカッとなる。
ファンと別れたシンは、饅頭屋の店頭で、
太極拳を使って饅頭を作るムイ(ヴィッキー・チャオ)と出会う。
シンは彼女に好感を持つが、ムイは顔中にできている吹き出物のせいで心を閉ざしていた。
しかしシンの優しさにより、少しずつ心を開いていく。
一方、ファンはシンの恐るべき脚力に気づき、
サッカー・チームを作ることをシンに持ちかける。
シンはメンバー集めのため、
かつて少林寺で修行した兄弟たちをスカウトして回った。
少林チームの誕生だ。それぞれ得意技を活かしてどんどん勝ち進む少林チームは、
ついにサッカーの全国大会に出場を果たす。
決勝戦の相手は、ハン率いるデビルチーム。だが、
ハイテクトレーニングや筋肉増強剤の投与で不死身と化したデビルチームに、
少林チームのメンバーは次々つぶされていく。代わりの選手がいなくなり、
少林チームが負けを覚悟したその時、なんと坊主頭にしたムイがやってきた。
彼女をメンバーに加え試合再開、少林チームは見事優勝を果たすのだった
547名無しさん@ピンキー:2006/06/09(金) 01:08:01
しょうりんさっかーかよ笑
548名無しさん@ピンキー:2006/06/15(木) 01:18:51
弟の直治(なおじ)がいつか、お酒を飲みながら、姉の私に向ってこう言った事がある。
「爵位(しゃくい)があるから、貴族だというわけにはいかないんだぜ。
爵位が無くても、天爵というものを持っている立派な貴族のひともあるし、
おれたちのように爵位だけは持っていても、
貴族どころか、賤民(せんみん)にちかいのもいる。
岩島なんてのは(と直治の学友の伯爵のお名前を挙げて)
あんなのは、まったく、新宿の遊廓(ゆうかく)の客引き番頭よりも、
もっとげびてる感じじゃねえか。
こないだも、柳井(やない)(と、やはり弟の学友で、子爵の御次男のかたのお名前を挙げて)
の兄貴の結婚式に、あんちきしょう、タキシイドなんか着て、
なんだってまた、タキシイドなんかを着て来る必要があるんだ、
それはまあいいとして、テーブルスピーチの時に、あの野郎、
ゴザイマスルという不可思議な言葉をつかったのには、
げっとなった。
気取るという事は、上品という事と、ぜんぜん無関係なあさましい虚勢だ。
高等御(おん)下宿と書いてある看板が本郷あたりによくあったものだけれども、
じっさい華族なんてものの大部分は、高等御乞食(おんこじき)とでもいったようなものなんだ。
しんの貴族は、あんな岩島みたいな下手な気取りかたなんか、しやしないよ。
おれたちの一族でも、ほんものの貴族は、まあ、ママくらいのものだろう。
あれは、ほんものだよ。かなわねえところがある」
549名無しさん@ピンキー:2006/06/15(木) 01:21:01
「おむすびが、どうしておいしいのだか、知っていますか。あれはね、人間の指で握りしめて作るからですよ」
550名無しさん@ピンキー:2006/06/15(木) 01:25:06
「夏の花が好きなひとは、夏に死ぬっていうけれども、本当かしら」
 きょうもお母さまは、私の畑仕事をじっと見ていらして、ふいとそんな事をおっしゃった。私は黙っておナスに水をやっていた。ああ、そういえば、もう初夏だ。
「私は、ねむの花が好きなんだけれども、ここのお庭には、一本も無いのね」
 と、お母さまは、また、しずかにおっしゃる。
「夾竹桃(きょうちくとう)がたくさんあるじゃないの」
 私は、わざと、つっけんどんな口調で言った。
「あれは、きらいなの。夏の花は、たいていすきだけど、あれは、おきゃんすぎて」
「私なら薔薇(ばら)がいいな。だけど、あれは四季咲きだから、薔薇の好きなひとは、春に死んで、夏に死んで、秋に死んで、冬に死んで、四度も死に直さなければいけないの?」
 二人、笑った。
「すこし、休まない?」
 とお母さまは、なおお笑いになりながら、
「きょうは、ちょっとかず子さんと相談したい事があるの」
「なあに? 死ぬお話なんかは、まっぴらよ」
551名無しさん@ピンキー:2006/06/15(木) 01:31:35
「お母さま、私ね、こないだ考えた事だけれども、人間が他の動物と、
まるっきり違っている点は、何だろう、言葉も智慧(ちえ)も、思考も、
社会の秩序も、それぞれ程度の差はあっても、他の動物だって皆持っているでしょう? 
信仰も持っているかも知れないわ。人間は、万物の霊長だなんて威張っているけど、
ちっとも他の動物と本質的なちがいが無いみたいでしょう? 
ところがね、お母さま、たった一つあったの。おわかりにならないでしょう。
他の生き物には絶対に無くて、人間にだけあるもの。それはね、ひめごと、
というものよ。いかが?」
 お母さまは、ほんのりお顔を赤くなさって、美しくお笑いになり、
「ああ、そのかず子のひめごとが、よい実(み)を結んでくれたらいいけどねえ。
お母さまは、毎朝、お父さまにかず子を幸福にして下さるようにお祈りしているのですよ」
552名無しさん@ピンキー:2006/06/15(木) 01:35:43
直治は、十日ほど前に、南方の島から
蒼黒(あおぐろ)い顔になって還(かえ)って来たのだ。
 何の前触れも無く、夏の夕暮、裏の木戸から庭へはいって来て、
「わあ、ひでえ。趣味のわるい家だ。来々軒(らいらいけん)。
シュウマイあります、と貼りふだしろよ」
 それが私とはじめて顔を合せた時の、直治の挨拶(あいさつ)であった。
 その二、三日前からお母さまは、舌を病んで寝ていらした。舌の先が、
外見はなんの変りも無いのに、うごかすと痛くてならぬとおっしゃって、
お食事も、うすいおかゆだけで、お医者さまに見ていただいたら? と言っても、
首を振って、
「笑われます」
 と苦笑いしながら、おっしゃる。
ルゴールを塗ってあげたけれども、少しもききめが無いようで、
私は妙にいらいらしていた。
 そこへ、直治が帰還して来たのだ。
553名無しさん@ピンキー:2006/06/15(木) 01:38:17
「上原さんって、どんな方?」
「小柄(こがら)で顔色の悪い、ぶあいそな人でございます」
 と、お関さんは答える。
「でも、アパートにいらっしゃる事は、めったにございませぬです。
たいてい、奥さんと、六つ七つの女のお子さんと、
お二人がいらっしゃるだけでございます。
この奥さんは、そんなにお綺麗(きれい)でもございませぬけれども、
お優しくて、よく出来たお方のようでございます。
あの奥さんになら、安心してお金をあずける事が出来ます」
554名無しさん@ピンキー:2006/06/15(木) 01:41:42
昨日も、くるしくて、からだも熱っぽく、息ぐるしくて、
自分をもてあましていましたら、
お昼すこしすぎ、雨の中を下の農家の娘さんが、お米を背負って持って来ました。
そうして私のほうから、約束どおりの衣類を差し上げました。娘さんは、
食堂で私と向い合って腰かけてお茶を飲みながら、
じつに、リアルな口調で、
「あなた、ものを売って、これから先、どのくらい生活して行けるの?」
 と言いました。
「半歳(はんとし)か、一年くらい」
 と私は答えました。そうして、右手で半分ばかり顔をかくして、
「眠いの。眠くて、仕方がないの」
 と言いました。
「疲れているのよ。眠くなる神経衰弱でしょう」
「そうでしょうね」
 涙が出そうで、ふと私の胸の中に、リアリズムという言葉と、
ロマンチシズムという言葉が浮んで来ました。
私に、リアリズムは、ありません。こんな具合いで、生きて行けるのかしら、
と思ったら、全身に寒気(さむけ)を感じました。
お母さまは、半分御病人のようで、寝たり起きたりですし、
弟は、ご存じのように心の大病人で、こちらにいる時は、
焼酎(しょうちゅう)を飲みに、この近所の宿屋と料理屋とをかねた家へ御精勤で、
三日にいちどは、私たちの衣類を売ったお金を持って東京方面へ御出張です。
555名無しさん@ピンキー:2006/06/15(木) 01:45:38
さっき私がお縁側に立って、渦(うず)を巻きつつ吹かれて行く霧雨を眺めながら、あなたのお気持の事を考えていましたら、
「ミルクを沸(わか)したから、いらっしゃい」
 とお母さまが食堂のほうからお呼びになりました。
「寒いから、うんと熱くしてみたの」
 私たちは、食堂で湯気の立っている熱いミルクをいただきながら、先日の師匠さんの事を話合いました。
「あの方と、私とは、どだい何も似合いませんでしょう?」
 お母さまは平気で、
「似合わない」
 とおっしゃいました。
「私、こんなにわがままだし、それに芸術家というものをきらいじゃないし、おまけに、あの方にはたくさんの収入があるらしいし、あんな方と結婚したら、そりゃいいと思うわ。だけど、ダメなの」
 お母さまは、お笑いになって、
「かず子は、いけない子ね。そんなに、ダメでいながら、こないだあの方と、ゆっくり何かとたのしそうにお話をしていたでしょう。あなたの気持が、わからない」
「あら、だって、面白かったんですもの。もっと、いろいろ話をしてみたかったわ。私、たしなみが無いのね」
556名無しさん@ピンキー:2006/06/15(木) 07:21:27
ラウンジャーで寄せ書きしたノートが全国を旅するpart9
http://etc3.2ch.net/test/read.cgi/entrance/1145003446/
北ノート所持○大熊 ◆V/V1s570SU @福島県さん
南ノート(トロ&ミッフィ)は現在千葉県内、
手賀沼から直線で約7km南西の地点にあります。
ここからsuica+パスネットで移動できるところで
平日受け取っていただける方を募集中です。
我こそは、というかたの書き込みお待ちしております。
557名無しさん@ピンキー:2006/06/19(月) 17:52:14
― 民事裁判の仕組み ―


民事裁判って?
 民事裁判とは、皆さんがイメージするいわゆる「裁判」のことです。
ほかにも、刑事裁判がありますが、これもイメージとしては同じといっていいでしょう。
 民事裁判で扱うのは、個人や会社間での争いごとの解決です。
例えば、貸したお金を返してくれないとか、離婚したいとか、慰謝料を請求したいとか、
こういった請求で、当事者間の話し合いで決まらなかったものは、すべて民事裁判にして裁判所に決めてもらうことになります。


裁判に弁護士は必要?
 民事裁判は、自分自身で対応することが可能です。
弁護士を立てる必要はありません
(本人訴訟といいます)。
 しかし、形式の整った書類を作成したり、証人尋問などテクニックが必要な場面がありますので、
普通は、最初から弁護士に全部依頼して対応するのがお勧めです。
この場合、弁護士は、あなたの「訴訟代理人」として全権を委任されて行動しますので、
あなた自身が裁判所に毎回出頭する必要はありません。
 簡易裁判所などでは本人訴訟が比較的多く行われていますが、
地方裁判所では希ですので、地方裁判所で扱うような事件の場合は弁護士を依頼するのが無難です。

558名無しさん@ピンキー:2006/06/19(月) 18:06:35
559名無しさん@ピンキー:2006/06/20(火) 14:46:27
ああ かあちゃんもう べとべとや
んー べとべとやー あっあっ  またいっちゃうよぉ 
かあさんのなか ギシギシきもちいいよ
ぬるるすんのよ かあちゃん なんだよおまえ
おめーのほうがわるいんだからよ
かあちゃんさいこうだよ おちんちんこんなぬらしてよ 
かあちゃんそこねて あっあっあっ ギコギコギコ あっあっギコギコ
あんたのおちんちんきもちいいよ  まめにあたるんだよおまえ
いっちゃうよ  かーちゃん ギコギコ
560名無しさん@ピンキー:2006/06/21(水) 03:22:05
「全ては物質であり、現象なんだよ。いや、そこに物質が存在しているという現象なんだ。この世界のどこにも確かなものなんてありはしない。そこにそれがある、という確率的な一つの現象の連続に過ぎないんだよ」
 今まで誰にも言った事のない秘密を打ち明けるように、彼は一気に吐き出した。誰にも明かした事のない世界の真理。そんなものを彼は一息に語ってみせたのだ。
「だけど、その現象を捕らえる受信機だけは、確かにここに存在する」
 ここに、という部分で彼は自らのこめかみを人差し指で二回つついた。
561名無しさん@ピンキー:2006/06/21(水) 03:49:12
そんな未来世界の秩序が今崩れ去ろうとしていた。”インテリジェント・モグラスーツ”が開発されたのだ。
モグラスーツはなんと地底3万メートルまで潜航することができる、驚くべき物だ。両腕に装備されたモグラ
アームは地中の水分をそのまま吸収することが出来るから、水の価格が暴落してしまったのだ。さらに
モグラアームを使えば地中に埋まった宝物まで発掘できてしまい、次々と発見された埋蔵金により未来世界
に激烈なインフレを巻き起こす。さらに穴ぼこだらけになった地表はまるで落とし穴地獄と化した。モグラスー
ツを持たぬものは道を歩けば3秒で転落してしまうのだ。まるで密林にしかけた罠のようだった。
世界抗議団体SPQは膨大な圧力をS・ボランティ博士にかけた。
そして博士は最後にモグラスーツの欠点を明かしてしまう。それは泳げないことだった。
562名無しさん@ピンキー:2006/06/21(水) 04:35:15
ああ かあちゃんもう べとべとや
んー べとべとやー あっあっ  またいっちゃうよぉ 
かあさんのなか ギシギシきもちいいよ
ぬるるすんのよ かあちゃん なんだよおまえ
おめーのほうがわるいんだからよ
かあちゃんさいこうだよ おちんちんこんなぬらしてよ 
かあちゃんそこねて あっあっあっ ギコギコギコ あっあっギコギコ
あんたのおちんちんきもちいいよ  まめにあたるんだよおまえ
いっちゃうよ  かーちゃん ギコギコ
563名無しさん@ピンキー:2006/06/25(日) 15:56:07
主人公アユは17歳の女子校生。売春(ウリ)をしている。ところが、
ふと知り合ったおばあちゃんの戦争体験を聞き、捨て犬を育てることで
“命の大切さ”に目覚める。さらにおばあちゃんが死んだことをきっかけに、
ウリはやめようと決意する。ところが、
それからめぐり逢った愛する人は重い病気を背負っている。
彼女は再びウリをはじめ手術費を稼ぐ。がエイズにかかって死ぬ。
なぜか犬も死ぬ。ストーリーはざっとこんな感じである。

なにが嫌なのか。驚くほど大雑把な料理(ストーリー)のくせに、
香辛料(インパクトのあるシーン)をドバドバ振りかけ、
さあうまいだろうと言わんばかりに威張っているところだ。
舌が麻痺してしまう。全然おいしくないぞ! インパクトのあるシーンとは、たとえば、
うんざりするほど頻出するくせに、ピンクのアソコという表現が乱用されるだけ
の単調なセックス描写。陰惨なレイプシーン。あっけないほど次々
死んじゃう登場人物。ここまであざとい性と生と死を描かなければ感動できない
くらい、いまの女子中高生は刺激に慣れ、心が鈍感になってしまったのだろうか。
そして、こんなストーリーにも感動してしまうほど、彼女たちの心は純粋とい
うか未熟なのだろうか。これってかなりヤバイんじゃないだろうか。世も末
なんじゃないだろうか。

成功に味をしめたYoshiさんは、なんと『DeepLove』をシリーズ化し、しつこ
く4冊も出している。が、出すごとに神通力も下降気味。理由は簡
単。一冊目であれだけインパクトの大安売り
したんだから、アレ以上のものは無理なのだ。自業自得である。

564名無しさん@ピンキー:2006/06/26(月) 00:49:58
・・・楯の会結成時、一人一人が指を切ってコップに血を注ぐ。三島はそれに塩で味付け、日本帝国への忠誠を誓い全員でそれを飲み干した。三島は青年達の口や歯が真赤になっているのを見渡し「美しいドラキュラの一団だ!」と言って高笑いした
565名無しさん@ピンキー:2006/06/26(月) 00:53:32
アンデルセンの「薔薇の妖精」は三島の潜在的サディズムを目覚めさせたと
推測される。「恋人が記念にくれた薔薇に接吻しているところを大きなナイフで
悪党に刺し殺され首を斬られる美しい若者」の物語である。こうした物語は三島
のサディスティックな夢想の素材となってしまい、強度なサディズムや同性愛的思考に至ってしまった。

彼は一四歳の時、剣闘士達が血まみれでのたうち回る「殺人劇場」を考案した。また
海水パンツの男を見て、「切腹する若い侍の姿と、まだ太っていない筋肉質の
相撲取りのイメージ」とが交じり合い、
射精した経験もあったという。こうした思考は、
今日のサカキバラを初めとする青年犯罪者の考えに通ずる一面があり、
疾風怒涛の時代を翔ける青年達の苦悩を代弁している。

また、自伝的小説「仮面の告白」には、矢に射られた聖セバスチャンの絵を
見て初めて射精を経験するという場面すらある。これは今日著しく増加している
二次元愛好者(漫画やアニメのキャラクターに恋をしてしまう)の
流れも感じさせる。

のちにボディビルを始めて、病弱な身体が改善される。自信をつけた三島は
ちんけなヤクザ映画に出演したり、自分の裸体を記した写真集の発表を行う。
68 年に結成した楯の会の制服は、旧軍を意識しつつも派手過ぎるデザインであった。
晩年における彼の思考には、ナルシシズムや服装倒錯の一面もうかがえる。

566名無しさん@ピンキー:2006/06/26(月) 00:56:33
サディズムの名称は、現実に数多くの性的虐待を実行し、しかもこのような性的乱行を小説の主題としたフランスのサド侯爵にちなんで、クラフト・エービンクによって命名された。

・狭義には、他人に苦痛を加えることによって性的満足を得ようとする性倒錯をさす。
・広義には性的満足は伴わなくても、残酷さの中に喜びを見いだす傾向は広くサディズムとみなされる。

S.フロイトならびにK.アブラハムの精神分析的人格発達理論においては、

・乳児が母親の乳房をかむことに満足を感じる時期 (口唇サディズム期oral‐sadistic stage)
・幼児が親の意に反抗して大便を貯溜したり排泄したりすることに満足を感じる時期 (肛門サディズム期anal‐sadistic stage)

にこの用語をあてている。このように古典的精神分析学においてはサディズムなる概念は人間誰にでもある現象に対して用いられ、皆これを通過していくものとみなされている。

567名無しさん@ピンキー:2006/06/26(月) 01:11:36
ああ かあちゃんもう べとべとや
んー べとべとやー あっあっ  またいっちゃうよぉ 
かあさんのなか ギシギシきもちいいよ
ぬるるすんのよ かあちゃん なんだよおまえ
おめーのほうがわるいんだからよ
かあちゃんさいこうだよ おちんちんこんなぬらしてよ 
かあちゃんそこねて あっあっあっ ギコギコギコ あっあっギコギコ
あんたのおちんちんきもちいいよ  まめにあたるんだよおまえ
いっちゃうよ  かーちゃん ギコギコ
568名無しさん@ピンキー:2006/06/26(月) 19:09:19
メチル-アルコール 4 [(ドイツ) Methylalkohol]


最も簡単なアルコール。化学式 CH3OH 無色で、かすかな刺激臭がある。沸点六四・七度。可燃性液体で有毒。木材の乾留や、一酸化炭素と水素との高圧接触反応で得られる。燃料・溶剤・有機合成の原料として用いる。木精。メタノール。

569名無しさん@ピンキー:2006/06/26(月) 19:15:39
たくさんのテクノロジー・オタクたちが、死を超越して輝かしい未来に生きよう
としている医学の進歩によって、冷凍保存された肉体を解凍・蘇生する方法が開
発されればの話だが。

 新刊書『ミイラの集会科学、強迫観念、不朽の死者』(The Mummy Congress
:
Science, Obsession and the Everlasting Dead)によると、人体冷凍保存を申
し込んだ人々の中では、テクノロジーに精通した人の割合がかなり高いそうだ。
人体冷凍保存とは、将来医学が進歩して再び息を吹き返せる日が来ることを期待して、法的に死亡が確認された人間の肉体を超低温で保存する実験的方法のこと。

 冷凍保存を希望した場合、遺体は死亡直後に氷詰めにされる。その後早急に、
体液を、グリセリンをベースにした水溶液に入れ換える。この水溶液が一種の不凍剤の役目を果たす。

 遺体は約マイナス200℃の液体窒素で冷却され、
大型の金属製低温維持装置の中に入れられる。医学が画期的進歩を遂げ、
蘇生が可能になるときを待つというわけだ。

 『ミイラの集会』の著者であるヘザー・プリングル氏は、人生の幕を下ろす
にあたってアイスキャンディーになりたがる技術志向の人たちがたいへん多いこ
とを知って驚いた、と語る。
570名無しさん@ピンキー:2006/06/26(月) 19:24:05
メタン 1 [methane; (ドイツ) Methan]


最も簡単な飽和炭化水素で天然ガスの主成分。化学式 CH4 
沸点摂氏マイナス一六一・四度。水に不溶。
無色・無臭。点火すると青い炎を出して燃える。
沼や湿地土中で有機物の腐敗・発酵によっても発生。
沼気。メタン-ガス。
571名無しさん@ピンキー:2006/06/26(月) 21:35:58
中学3年の文化祭の頃の出来事。文化祭は、クラス対抗の合唱発表会も兼ねていて
3年生は、歌う曲目をイメージした貼り絵をクラスごとに作成しなければならなかった。
デザインが決まると、大きな紙にそのデザインを下書きをすることになった。
机を全部後ろに下げ、教室の床に紙を広げ、汚れるから体操服に着替え
その紙を囲むようにみんな作業を開始した
しばらくすると隣にいた友達二人がコソコソしゃべっているのに気づいた。
ニヤニヤしていて「ピンクだ‥」「すごいね‥」なんて言っている。
572名無しさん@ピンキー:2006/06/27(火) 14:19:18
>>564
気色悪い話だな・・
573のぞき賛成:2006/06/27(火) 14:50:52
その女が好きな子だったら、また複雑なんだろうな
574名無しさん@ピンキー:2006/06/27(火) 16:17:07
真っ当な意見と見せかけ、実は詭弁で論点をはぐらかす童貞が多々おります。
皆様も以下の「詭弁の特徴15条」を覚え、そういう輩を排除しましょう。

例:「犬ははたして哺乳類か」という議論をしている場合、あなたが
「犬は哺乳類としての条件を満たしている」と言ったのに対して童貞が…

 1:事実に対して仮定を持ち出す
  「犬は子供を産むが、もし卵を生む犬がいたらどうだろうか?」
 2:ごくまれな反例をとりあげる
  「だが、時として尻尾が2本ある犬が生まれることもある」
 3:自分に有利な将来像を予想する
  「何年か後、犬に羽が生えないという保証は誰にもできない」
 4:主観で決め付ける
  「犬自身が哺乳類であることを望むわけがない」
 5:資料を示さず自論が支持されていると思わせる
  「世界では、犬は哺乳類ではないという見方が一般的だ」
 6:一見関係ありそうで関係ない話を始める
  「ところで、カモノハシが卵を産むのは知っているか?」
 7:陰謀であると力説する
  「それは、犬を哺乳類と認めると都合の良いアメリカが画策した陰謀だ」
 8:知能障害を起こす
  「何、犬ごときにマジになってやんの、バーカバーカ」
575名無しさん@ピンキー:2006/06/27(火) 16:17:55
 9:自分の見解を述べずに人格批判をする
  「犬が哺乳類なんて言う奴は、社会に出てない証拠。現実をみてみろよ」
 10:ありえない解決策を図る
  「結局、犬が卵を産めるようになれば良いって事だよね」
 11:レッテル貼りをする
  「犬が哺乳類だなんて過去の概念にしがみつく右翼はイタイね」   
 12:決着した話を経緯を無視して蒸し返す
  「ところで、犬がどうやったら哺乳類の条件をみたすんだ?」
 13:勝利宣言をする
  「犬が哺乳類だという論はすでに何年も前に論破されてる事なのだが」
 14:細かい部分のミスを指摘し相手を無知と認識させる
  「犬って言っても大型犬から小型犬までいる。もっと勉強しろよ」
 15:新しい概念が全て正しいのだとミスリードする
  「犬が哺乳類ではないと認めない限り生物学に進歩はない」


576名無しさん@ピンキー:2006/06/27(火) 16:19:01
16;さも当然のように未決着事項を前提にする。
  「犬の鼻はぬれているのに哺乳類と言えるのか?」
 17:論点をすりかえる。
  「犬が哺乳類だなんて倫理的に許されるのか?」
 18:事実の一部のみを抜き出してミスリードする。
  「哺乳類ではない生物として、例えば爬虫類の蜥蜴がいるが、蜥蜴も犬も同じ“4本足の生物”である」
 19:相手に譲歩したと見せかけながら、自分の意見を押しつける。
  「確かに犬は哺乳類だが、明らかに哺乳類ではない犬も存在する事に間違いはない。」
 20:条件の包含関係を間違える
  「犬がおまえと同じ哺乳類というのなら、おまえは4本足で歩き、道端で交尾していて水をかけられたりするのだなw。」
 21:全てか無かで途中を認めないか、あえて無視する。
  「全ての犬が哺乳類としての条件を満たしているか検証するのは不可能だ(だから、哺乳類としての条件を満たしているとはいえない)」 
 22:勝手に極論化して、結論の正当性に疑問を呈する。
  「確かに犬は哺乳類と言えるかもしれない、しかしだからといって哺乳類としての条件を全て満たしているというのは早計に過ぎないか。」
 23:自分で話をずらしておいて、「話をずらすな」と相手を批難する。
  「現在問題なのは広義の哺乳類の定義であり、一例としての犬が哺乳類といえるかどうかは問題ではない。話をそらすな。」
 24:ネタと決めつけて議論を停止させる。
  「犬を哺乳類と言い張るなんて、大した釣り師だねw」
 25:嘲笑で優位に立った様に振舞う
  「犬が哺乳類なんて、固定観念にしがみ付く奴には理解できないのだろうな。」
 26:反論の代わりに詭弁ということにしてすます
  「それは詭弁です。いいから詭弁なんです。」
577名無しさん@ピンキー:2006/06/28(水) 01:07:28
母胎回帰
池内 紀(いけうち・おさむ ドイツ文学者)
 血管や胃袋にみるとおり、人間は管と袋でできている。小腸や大腸は袋状の管、
あるいは管状の袋といっていい。ゲップは首のところの、オナラは尻のところの管がすんなり通らないときの信号である。
 むかしの子供は、ハナや耳ダレを垂れていた。目ヤニも出した。
栄養のせいで管の質が悪かったのだろう。いまだって幼児はヨダレをくり、
シッコをもらす。管や袋がまだきちんとしていないからだ。
 佐伯俊男は、ひたすらこの管と袋の生きものを描いてきた。生きものには雌雄の別があり、
それは唯一、下半身に管をもつか、袋をもつかによって区別される。管人間と袋人間の怪しい戯れ。
管状をした袋と、袋状をした管のへんてこなからみ合い。それを千変万化させ、
美しく描いてきた。かぎりなく多様に変化させても、しょせんは管と袋であると言いたげだ。
 1960年代のアングラ文化は寺山修司をはじめとするさまざまな異才を生み出した。既成の価値観や見方、
考え方への異議申し立て。佐伯俊男も、その一人だった。華やかであれ、アングラそのものが急速に風俗化していったなかで、
ひとり佐伯俊男は終始変わらなかった。なにごともなかったように管と袋の戯れを描きつづけた。
 それというのも、この管と袋の生きものが思想や精神をもっている――あるいはもっていると
思っているからであり、神を信じたり、その神に祈ったりもするからだ。管と袋のからみ合いを
「愛の営み」と称したりする。これほど奇妙で、コッケイで、アングラそのものがまたとあろうか。
 管のはしは穴である。へんてこな穴だ。幼いころ、しきりにおチンチンを
ひっぱった。穴がないと生きられない。
上の穴から吸いこんで、下の穴から排セツする。これがいのちか、これで生きているのか。
 みたまえ、佐伯俊男の愛好する生きものたちは、ごくすなおに管そのもの、
袋そのものであって、蛇は一本の管でできている。このような徹底したマテリアリストが、どのようにして生まれたのか。
むろん、作品そのものが教えてくれる。いいしれぬノスタルジアを感じないか。どことも知れないが、
しかしこの身の管と袋がよく知っている。母胎である。母胎回帰のよびかけ。いのちのそもそものはじまり、あの大きな袋。
578名無しさん@ピンキー:2006/06/28(水) 18:53:22
「お前の家族は変だ!」11歳で小学5年生の、ボク・薫(長島弘宜)は、
クラスの仲間たちからいつもそう言われている。それもそのはず、嘉門家は、
世間一般の人たちが、「常識」と呼ぶものからは、少し外れた、いわゆる、
「変な」家族なのだ。

どういう風に「変」なのかというと、パパ・一豊(田村正和)が家のことすべてを
切り盛りするいわゆる、「専業主夫」で、ママ・千代(伊藤蘭)が弁護士をしながら、家計を支えているのだ。そして、おねえちゃんの雪(内田有紀)は、まさに男勝りという言葉がぴったり。昔から
、「ぼく」がいじめられると、いじめっ子を投げ飛ばすという
パフォーマンスを演じる始末。おにいちゃんの明(玉山鉄二)は、女心は手
に取るようにわかるという心優しいオトコなのだが、ことが恋愛になるとその
優しさがあだとなり、女心を踏みにじることばかり。

こんな家族に、一味加わる人がもうひとり。それは、嘉門家の隣に住む、
年齢不詳のミステリアスなオンナ(小林聡美)。彼女が後々、この家族に様
々な形で関わってくることになるのだが・・・。

579名無しさん@ピンキー:2006/06/28(水) 18:54:46
「ぼくの家族は変だ」。ボク(長島弘宜)は、友達からいつもそう言われている。
なぜ「変」と言われているかというと、喧嘩っ早くて単細胞、
まるでテレビドラマの長男のようなのに長女というおねえちゃん(内田有紀)、
どんなときも冷静で優しい美容師のおにいちゃん(玉山鉄二)は、
テレビドラマの長女のようで、正義感あふれる弁護士のママ(伊藤蘭)は、
普通の家の父親みたいにあまり家にいなくて、頑固親父のようにボクを怒る。
そして何より、パパ(田村正和)は、25年前に会社を辞めてから、
ずっと家にいてご飯を作ったりという、いわば専業主夫をしているのだ。

まあ、今時、専業主夫も珍しくないと言えばそれまでだが、何より、「変だ」と言われるのは、パパがママ以外の女性には目もくれず、

ママを幸せにすることだけが生きがいの日本一の愛妻家だからなのだ。

580名無しさん@ピンキー:2006/06/28(水) 18:55:45
こんな家族の中で育ったボクはというと、いじめっ子たちが騒いだり誰かをからかったりしているのを見て見ぬふりで、話しかけられても本音をしゃべらず、いつもヘラヘラしてるという性格。

今日もいつものように大騒ぎをしている児童たちに着席するように促した佐藤先生(桜田聖子)は、子供たちに授業参観の話をする。翌週授業参観があり、その参観日にみんなに作文を発表してもらうというのだ。

「どうせおまえンち、またオヤジが来るんだろ!」図星の質問に、またしても周囲の友人たちが、「おまえンち変わってるよな!」の声を浴びせる。

581名無しさん@ピンキー:2006/06/28(水) 18:56:45
その夜、夕食の食卓で、ボクは授業参観案内のプリントを見せるべきか
見せないべきか思い悩んでいた。しかし、おねえちゃんが、
会社を辞めてきたと言う話をしたり、おにいちゃんが彼女との別れ話を
電話したりしているうちに、話すタイミングを逸してしまう。ところが、
パパはもっと鋭かった。「そろそろ授業参観じゃあないか?」行く気満々のパパに、
今回はパパじゃなくてママに来て欲しい、とは言えなかった。

そして、ボクは最悪の行動に出る。参観日の案内のプリントをパパに
見られないようにと、ゴミ箱に捨ててしまったのだ。ところが、
ママにそのプリントを発見してしまう。
「そんなことをするのなら誰も参観日に行かない」と烈火のごとく怒るママ。
落ち込むボクの様子を心配そうに見るパパ。

参観日当日。どうにも落ち着かないパパは、何とかして参観日に向おうとするの
だが、そこでとんでもない事態が巻き起こる!

582名無しさん@ピンキー:2006/06/28(水) 23:16:39
光クラブ事件(アプレ犯罪)

−経緯−
昭和24年11月24日午後11時50分頃、東京大学・
法学部学生で銀座のヤミ金融会社「光クラブ」社長の山崎晃嗣(
当時26歳)は光クラブの社長室で青酸カリをあおり自殺した。山崎は「人
生は劇場だ」と自殺まで演出した死であった。

山崎は大正12年10月に千葉県木更津市で5人兄姉の末弟として出生。祖父・
父・兄達がいずれも医師で地元では有名な名家だった。山崎はその兄達が入れな
かった一高に入学。毎日15時間の勉強で東大法学部に入学。在学中の成績は2
年間で20科目中17科目で「優」を取得するトップクラスの学生だった。

山崎は昭和19年に学徒出陣、戦後間もなく復学した。この頃、山崎は株投資で
日本医大の学生と意気投合。昭和23年9月に中野で金融会社「光クラブ
」を設立した。月1割3分という高い利息を払うことで出資者を募り、集め
た金を月2割1分から3割の高利で貸し付けた。

山崎は東大や中大の学生を役員に据えて、返済しない顧客に「契約」をたてに取
り立てた。その結果、光クラブは設立から3ヶ月間で1000万円の大金を動かすまでになった。翌24年1月、光クラブは中野から
銀座に進出する。この頃同社は資本金600万円、株主400人、社員30人に急成長した。

「年中無休!!天下の光クラブは精密な科学的経済機関で日本唯一の金融株
式会社です」というキャッチコピーを新聞広告で大々的にPR。東大生の社長と
新世代をイメージする「光クラブ」というネーミングが評判を呼び、銀座に移
転してから3ヵ月後には月商5000万円に達する空前絶後の成長を遂げていく。


583名無しさん@ピンキー:2006/06/28(水) 23:19:12
−アプレ犯罪のはしり−
光クラブの未曾有の急成長はわずか1年で崩壊する。昭和24年7月に
山崎はヤミ金融の容疑で京橋署に検挙された。この時、山崎は「人生は劇場
だ。ぼくはそこで脚本を書き、演出し、主役を演じる。その場合、死をも賭
けている。もっとも、死そのものを僕はそれほど大仰に考えていませんけどね」
と供述している。

山崎は9月処分保留のまま釈放されたものの光クラブの運営は滞り、出資者か
ら出資金の返済を迫られ11月24日前述の通り自殺した。返済期日は11月25日
であった。山崎は遺書に「貸借法、全て‘清算カリ‘自殺」、「
私は行き詰まったからでも、債権者に死んでお詫びするというセンチメンタリズムで死ぬのではない。
契約は人間と人間を拘束するもので、死人という物体には適用されぬ。
そのために死ぬ」と遺されていた。

山崎は「アプレ犯罪のはしり」と言われた。アプレとは「戦後(の世代)」
を意味するフランス語でアプレ・ゲールを略した当時の流行語。感じやすい年頃
に終戦を迎え、青春真っ盛りの若者達に現れた既成の価値観への拒否姿勢。
ときに無軌道に走る行動、享楽本位の行き方といった特質を広くさして言う。
584名無しさん@ピンキー:2006/06/28(水) 23:54:45
「汝(なんじ)、何をか好む?」と孔子が聞く。
「我、長剣(ちょうけん)を好む。」と青年は昂然(こうぜん)として言い放つ。
 孔子は思わずニコリとした。青年の声や態度の中に、
余りに稚気(ちき)満々たる誇負(こふ)を見たからである。
血色のいい・眉(まゆ)の太い・眼のはっきりした・見るからに精悍(せいかん)そうな青年の顔には、
しかし、どこか、愛すべき素直さがおのずと現れているように思われる。
再び孔子が聞く。
「学はすなわちいかん?」
「学、豈(あに)、益あらんや。」もともとこれを言うのが目的なのだから、
子路は勢込んで怒鳴(どな)るように答える。
585名無しさん@ピンキー:2006/06/28(水) 23:58:01
大きな疑問が一つある。子供の時からの疑問なのだが、成人になっても老人になりかかっても
いまだに納得できないことに変りはない。それは、誰もが一向に怪(あや)しもうとしない事柄(ことがら)だ。
邪(じゃ)が栄えて正が虐(しいた)げられるという・ありきたりの事実についてである。

 この事実にぶつかるごとに、子路は心からの悲憤(ひふん)を発しないではいられない。
なぜだ? なぜそうなのだ? 悪は一時栄えても結局はその酬(むくい)を受けると人は云う。
なるほどそういう例もあるかも知れぬ。しかし、それも人間というものが結局は破滅(はめつ)に終る
という一般的な場合の一例なのではないか。善人が究極の勝利を得たなどという例(ためし)は、
遠い昔は知らず、今の世ではほとんど聞いたことさえ無い。
なぜだ? なぜだ? 大きな子供・子路にとって、こればかりは幾ら憤慨しても憤慨し足りないのだ。
彼は地団駄(じだんだ)を踏(ふ)む思いで、天とは何だと考える。
天は何を見ているのだ。そのような運命を作り上げるのが天なら、
自分は天に反抗(はんこう)しないではいられない。天は人間と獣(けもの)との間に区別を設けないと同じく、
善と悪との間にも差別を立てないのか。
正とか邪とかは畢竟(ひっきょう)
人間の間だけの仮の取決(とりきめ)に過ぎないのか? 
586名無しさん@ピンキー:2006/06/29(木) 17:17:51
この論争の発端となった大塚の見解は、漫画雑誌の元編集者としての立場から語られたものであり、
「売り上げの多い作品がその社会にとって必要なもの=価値」であるという
市場原理を前提とした思考に依っている
(というわけでもなく、大塚は「「経済的自立」に「文学」の全ての価値があると言っているのではありません」と明言しているのだが、
なぜかこの点に関する誤解が多かった)。

これに対し、笙野は物語を生み出す作家としての美的価値観から反応を示した点に留意する必要があるだろう。


笙野は大塚を「害虫」と罵倒するなど、「外部」にとっては
純文学の閉鎖性とも受け止められる姿勢を取っており、
双方の間に対話が成立しないこのすれ違いの論争は笙野の
「謹告・論争終結」によって終了した。

笙野は大塚の議論にたいし、「市場での商品価値=作品の価値」ではないのだという単純化した論法を、
とりわけ創作作品の内においてしばしば用いる。
しかし実際には、両者ともに、作品が売れるかどうか(儲かるかどうか)を問題にしているのではなく、

作品が読者に「伝わるかどうか」を規準として用いており、
その点に「売れない」純文学作家である笙野と、
「マニアックでマイナーな」ロリコンまんがを出発点とする大塚の、
共通の足場の弱さを見ることが出来る。
587名無しさん@ピンキー:2006/06/29(木) 17:20:39
笙野は「図書館作家」なる自負や反響ハガキ等によってしか自作が
「伝わっている」ことを論証できないが、
しかし所詮大部数が出るタイプの作家ではない大塚とて、
論拠としてはせいぜい大まかなジャンルごとの売れ上げ数値しか
あげることができようはずもないのである。

論争において、笙野は現行の出版・流通形態の仕組みなどの
システム面についての批判的観点を欠き
(正確には目前の議論に対抗するために敢えて現行制度の妥当性には言及せず)、
また大塚は結局のところ「売れ行き」を「伝達可能性」の近似値として用いる
市場万能主義的楽天性を拭えていない。
なによりもジャンル分けの妥当性といった、
統計それ自体を疑問視する視点がどちらにもない。
双方ともに互いの提示する用語法や前提部分を摺りあわせる努力がみられず、
またとりわけ文学界掲載の大塚の論考がエッセイ風であってきちんとした応答の形をとっていないせいで、
この論争は早い段階で各々の信条表明に終わってしまい、
論争の名に値するほどの議論が蓄積されなかったと言えよう
588名無しさん@ピンキー:2006/06/29(木) 18:52:52
J・F・リオタールは『ポストモダンの条件』の中で、
ポストモダンを特徴づける指標として「大きな物語の終焉」を挙げている。
たとえば愛による原罪からの解放というキリスト教の物語、
認識による無知や隷属からの解放という啓蒙の物語、
労働の社会化による搾取と疎外からの解放
というマルクス主義の物語、
産業の発展による貧困からの解放という
資本主義の物語などといった指導的な物語がその力を失い、
そのかわりに無数の小さな物語が断片的に散乱している状態が現代だと言うのだ。
近代とは、「われわれ」という大文字の主体によって語られる言説によって支えられてきたが、
「われわれ」とは「私とかれら」を意味しており、「かれら」とは常に多数で普遍的なモデルとしての
「人間」を指し示してきた。この普遍的な「人間」を主人公とする
近代の物語の秩序は戦後の世界においては解体され、複数化されている。
また、それは日本やアメリカでは消費の対象になってしまうまでになった。
 また、物語の時間軸にそった線的な展開自体が現代では
不可能なものになってしまっている。
なぜなら、本書でも何度か指摘したように、時間もまたそこでは分裂し、複数化していくからだ。
ニュートンにおいて時間とは「それ自身の本性から、外界の何ものとも関係なく一様に流れる」ものであったが、
今日ではニュートンのこのような時間観は覆されている。
一般相対性理論によれば、時空とは重力が作り出すものであり、
ひとつの次元にすぎない。時間はもはや滑らかで連続的に流れるものではない。
そこは至るところ不連続な断層やでこぼこに満ちているのである。
589名無しさん@ピンキー:2006/07/01(土) 16:15:52
市原悦子演じる石崎秋子が上流家庭に家政婦として派遣されて、
その欺瞞ぶりを見聞し、
最後に自分が見聞した事柄を家族全員が集まる席であらいざらいぶちまけて、
去っていくというのがおおまかなストーリーである。石崎秋子が派遣される上流家庭は、
放映時にスキャンダルになっている家庭がモデルになっていることも多く、

当時の世相に対する風刺にもなっている。なお、土曜ワイド劇場には珍しく、
ドラマ中に殺人事件は一件も起きない。

原作は、松本清張の「熱い空気」であり、第1作は1983年7月2日に
「松本清張の熱い空気」という題名で放映され、「家政婦は見た!」は、
副題だった。このドラマが非常に好評だったため
、以後、設定のみを利用した柴英三郎脚本のオリジナル作品として放送されるようになった。
なお、

「熱い空気」は、石崎秋子が、派遣された上流家庭でその欺瞞ぶりを観察するだけでなく
、その欺瞞ぶりを互いの家族にそれとなく知らせて、
家庭を崩壊に導き、

自分もその報いを受けるという後味の悪い内容になっている。

590名無しさん@ピンキー:2006/07/02(日) 17:23:04
あかいくつ、マッチ売りの少女、にんぎょひめの3つに共通のエ
ンディングですが、主人公は必ず天に召されます。現世において何ら
かの罪を犯した、またはこのまま現世にいても救われることがないこ
とが分かったときにこういった物語の終わり方が良く登場します。厳格な
クリスチャンであったアンデルセンの宗教観が色濃く反映されているからでしょう
591名無しさん@ピンキー:2006/07/02(日) 19:50:04
人魚の王の6人の娘たちの内、末の姫は15歳の誕生日に昇っていった海の上で、
船の上にいる美しい人間の王子を目にする。嵐に遭い難破した船から王子を
救い出した人魚姫は、王子に恋をする。

人魚姫は海の魔女の家を訪れ、声と引き換えに尻尾を人間の足に変える飲み薬
を貰う。その時に、「もし王子が他の娘と結婚するようなことになれば、
姫は海の泡となって消えてしまう」と警告を受ける。王子と一緒に御殿で
暮らせるようになった人魚姫であったが、声を失った人魚姫は王子を救っ
た出来事を話すことが出来ず、王子は人魚姫が命の恩人であることに気付かない。

そのうちに事実は捻じ曲がり、王子は偶然浜を通りかかった娘が命の恩人と勘違い
してしまう。

やがて王子と娘との結婚が決まる。悲嘆に暮れる人魚姫の前
に現れた姫の姉たちが、髪と引き換えに海の魔女に貰った短剣を差し出し、
王子の流した血で人魚の姿に戻れることを教える。愛する王子を殺すことの出
来ない人魚姫は、海に身を投げて泡に姿を変え、空気の精となって天国へ昇
っていった。

この、どこまでも純粋に王子を愛しながらも、報われる事がなかった人魚姫の悲しい恋の物語は、失恋を繰り返し、

ついには生涯を独身で通したアンデルセンの、苦い思いが投影されていると言われている。

592名無しさん@ピンキー:2006/07/03(月) 01:19:04
つまんねー文章ならべてんじゃねーよ

A G E
593名無しさん@ピンキー:2006/07/03(月) 02:26:25
バカは去れ
594名無しさん@ピンキー:2006/07/05(水) 03:53:17
第9回 シンプル・イズ・ベスト
『文章読本』 谷崎潤一郎 著  中公文庫
谷崎は冒頭で文章には実用と芸術との差はないといい、
そのうえで文章を書くこころがまえとして大切なことは、
自分の言いたいことを易しい言葉をもちいて書き進めていくことであると繰り返し説き、
難しい言葉でひたすら書き連ねていく、もってまわったような言いかたで
読者を煙にまくような文章は悪文にほかならないと断じ
もういい年をした立派な大人でも、平気で暗号のような文章を書く輩というのが
実にたくさんいることは、本好きなら誰でも知っていることだろう。
いいたいことを明瞭に伝えることこそが文章の要であるのに、
これではまったくあべこべであると、谷崎はそんな書き手をやっつける。
物を書くことの出発点は、こころのなかのもやもやをひとつひとつ
言葉に置きかえていくことで自分のなかで整理をつけていくことに
あるのだろうけど、人間というものはおもしろいもので、
思いや考えというものを言葉にしていくうちに、
書きあらわされたそれに対しての理解・共感を求める気持ちが必ず生まれてくる。
それを誰かとシェアしたいと、つよく願いだすのである。
そんな願望を満たすためには、やはり谷崎のいうように、
出来るだけ簡単な言葉を選び、読みやすい文章を書くべきだろう。
日記のように読者が自分ひとりに限定されている場合などはどんな文章を綴ろうがかまわないけれど、
書かれたものが少しでもひとの目に触れる可能性があるのなら、
読者の語彙やバックグラウンドというものが決して書き手と同じものではないことを考えあわせてみても、
やはり易しい言葉で綴っていくというのが物を書く上でのマナーであるだろう。
この本は昭和9年に初版が刊行されたものだけど、21世紀を迎えている
わたしたちでもすらすらと読みすすめることが出来る。
それは、何よりも谷崎が易しい言葉をもちいて、
自分の考えを述べているからにほかならない。シンプル・イズ・ベスト。
そう説いた谷崎の主張の正しさは、本書の存在によってもまた証明されているのである。

595名無しさん@ピンキー:2006/07/09(日) 14:35:34
カメルーンの北西部にあるニオス湖とマヌーン湖は、それぞれ
1986年及び1984年に2000人近くもの死者を出したガス突出災害で有名な
火口湖です(詳細はこちら)。
このガス突出の原因は湖底に蓄積した、CO2を主成分とする火山性ガスによる、

いわゆる"湖水爆発"のためと考えられています。
そこでこれらの湖の水を深さごとに採取し、溶け込んでいる
希ガスの同位体組成を分析しました。その結果、湖底に近いほど
火山性のヘリウム・アルゴン同位体比を示し、両湖底に火山性のガスの供給が継続されていることが
分かりました。

 また、次の災害を防ぐため、湖底に蓄積する火山性ガスを安全かつ定常的に
脱ガスさせるプロジェクトが、
カメルーン・アメリカ・フランス・日本の共同チーム
(日本の代表者は岡山大学・地球物質科学研究センターの日下部実教授)により行われています。
このプロジェクトにより2001年2月から現在まで、
これらの湖の深部から"穏やかな"脱ガスが進行しています。
本研究室からも長尾教授が調査とガス抜き作業に協力しています。
湖水のHe同位体比深度プロファイルから、脱ガス作業に伴い火山性ガスの蓄積量が減少していることが明らかになっています。
596ELA ◆ELAco27Tbo :2006/07/10(月) 14:45:22
男は次々に女の子に声をかける。

だがなかなか上手く行かない。

喉が乾いたのでコンビニに入ったら、コンビニの店員に逆ナンされた。

翌日ホテル行くと大事な場所にワケワカメ
597名無しさん@ピンキー:2006/07/10(月) 21:11:14
医者は探(さぐ)りを入れた後(あと)で、手術台の上から津田(つだ)を下(おろ)した。
「やっぱり穴が腸まで続いているんでした。この前(まえ)探(さぐ)った時は、
途中に瘢痕(はんこん)の隆起(りゅうき)があったので、
ついそこが行(い)きどまりだとばかり思って、ああ云ったんですが、
今日(きょう)疎通を好くするために、そいつをがりがり掻(か)き落して見ると、
まだ奥があるんです」
「そうしてそれが腸まで続いているんですか」
「そうです。五分ぐらいだと思っていたのが約一寸ほどあるんです」
 津田の顔には苦笑の裡(うち)に淡く盛り上げられた失望の色が見えた。
医者は白いだぶだぶした上着の前に両手を組み合わせたまま、ちょっと首を傾けた。
その様子が「御気の毒ですが事実だから仕方がありません。
医者は自分の職業に対して虚言(うそ)を吐(つ)く訳に行かないんですから」
という意味に受取れた。
598名無しさん@ピンキー:2006/07/10(月) 21:15:09
津田は無言のまま帯を締(し)め直して、椅子(いす)の背に投げ掛けられた
袴(はかま)を取り上げながらまた医者の方を向いた。
「腸まで続いているとすると、癒(なお)りっこないんですか」
「そんな事はありません」
 医者は活溌(かっぱつ)にまた無雑作(むぞうさ)に津田の言葉を否定した。
併(あわ)せて彼の気分をも否定するごとくに。
「ただ今(いま)までのように穴の掃除ばかりしていては駄目なんです。
それじゃいつまで経(た)っても肉の上(あが)りこはないから、
今度は治療法を変えて根本的の手術を一思(ひとおも)いにやるよりほかに仕方がありませんね」
「根本的の治療と云うと」
「切開(せっかい)です。切開して穴と腸といっしょにしてしまうんです。
すると天然自然(てんねんしぜん)割(さ)かれた面(めん)の両側が
癒着(ゆちゃく)して来ますから、まあ本式に癒るようになるんです」
 津田は黙って点頭(うなず)いた。彼の傍(そば)には南側の窓下に
据(す)えられた洋卓(テーブル)の上に
一台の顕微鏡(けんびきょう)が載っていた。
医者と懇意な彼は先刻(さっき)診察所へ這入(はい)った時、物珍らしさに、
それを覗(のぞ)かせて貰(もら)ったのである。その時八百五十倍の鏡の底に映ったものは、
まるで図に撮影(と)ったように鮮(あざ)やかに見える着色の
葡萄状(ぶどうじょう)の細菌であった。
599名無しさん@ピンキー:2006/07/10(月) 21:18:35
津田は袴を穿(は)いてしまって、その洋卓の上に置いた皮の紙入を取り上げた時、
ふとこの細菌の事を思い出した。すると連想が急に彼の胸を不安にした。診察所を出るべく
紙入を懐(ふところ)に収めた彼はすでに出ようとしてまた躊躇(ちゅうちょ)した。
「もし結核性のものだとすると、たとい今おっしゃったような根本的な手術をして、
細い溝(みぞ)を全部腸の方へ切り開いてしまっても癒らないんでしょう」
「結核性なら駄目です。それからそれへと穴を掘って奥の方へ進んで行くんだから、口元だけ治療したって役にゃ立ちません」
 津田は思わず眉(まゆ)を寄せた。
「私(わたし)のは結核性じゃないんですか」
「いえ、結核性じゃありません」
 津田は相手の言葉にどれほどの真実さがあるかを確かめようとして、
ちょっと眼を医者の上に据(す)えた。医者は動かなかった。
「どうしてそれが分るんですか。ただの診察で分るんですか」
「ええ。診察(み)た様子で分ります」
その時看護婦が津田の後(あと)に廻った患者の名前を室(へや)の出口に立って呼んだ。
待ち構えていたその患者はすぐ津田の背後に現われた。津田は早く退却しなければならなくなった。
「じゃいつその根本的手術をやっていただけるでしょう」
「いつでも。あなたの御都合の好い時でようござんす」
 津田は自分の都合を善く考えてから日取をきめる事にして室外に出た。
600名無しさん@ピンキー:2006/07/10(月) 21:21:59
電車に乗った時の彼の気分は沈んでいた。身動きのならないほど客の込み合う中で、
彼は釣革(つりかわ)にぶら下りながらただ自分の事ばかり考えた。
去年の疼痛(とうつう)がありありと記憶の舞台(ぶたい)に上(のぼ)った。
白いベッドの上に横(よこた)えられた無残(みじめ)な自分の姿が明かに見えた。
鎖を切って逃げる事ができない時に犬の出すような自分の唸(うな)り声が判然(はっきり)聴えた。
それから冷たい刃物の光と、それが互に触れ合う音と、
最後に突然両方の肺臓から一度に空気を搾(しぼ)り出(だ)すような恐ろしい力の圧迫と、
圧(お)された空気が圧されながらに収縮する事ができないために起るとしか思われない
劇(はげ)しい苦痛とが彼の記憶を襲(おそ)った。
 彼は不愉快になった。急に気を換(か)えて自分の周囲を眺めた。
周囲のものは彼の存在にすら気がつかずにみんな澄ましていた。
彼はまた考えつづけた。
「どうしてあんな苦しい目に会ったんだろう」
 荒川堤(あらかわづつみ)へ花見に行った帰り途から何らの予告なしに
突発した当時の疼痛(とうつう)について、彼は全くの盲目漢(めくら)であった。
その原因はあらゆる想像のほかにあった。不思議というよりもむしろ恐ろしかった。
601名無しさん@ピンキー:2006/07/10(月) 21:23:58
「この肉体はいつ何時(なんどき)どんな変(へん)に会わないとも限らない。それどころか、今現(げん)にどんな変がこの肉体のうちに起りつつあるかも知れない。そうして自分は全く知らずにいる。恐ろしい事だ」
 ここまで働らいて来た彼の頭はそこでとまる事ができなかった。どっと後(うしろ)から突き落すような勢で、彼を前の方に押しやった。突然彼は心の中(うち)で叫んだ。
「精神界も同じ事だ。精神界も全く同じ事だ。いつどう変るか分らない。そうしてその変るところをおれは見たのだ」
 彼は思わず唇(くちびる)を固く結んで、あたかも自尊心を傷(きずつ)けられた人のような眼を彼の周囲に向けた。けれども彼の心のうちに何事が起りつつあるかをまるで知らない車中の乗客は、彼の眼遣(めづかい)に対して少しの注意も払わなかった。
 彼の頭は彼の乗っている電車のように、自分自身の軌道(レール)の上を走って前へ進むだけであった。彼は二三日(にさんち)前ある友達から聞いたポアンカレーの話を思い出した。
602名無しさん@ピンキー:2006/07/10(月) 21:27:57
彼のために「偶然」の意味を説明してくれたその友達は彼に向ってこう云った。
「だから君、普通世間で偶然だ偶然だという、いわゆる偶然の出来事というのは、
ポアンカレーの説によると、原因があまりに複雑過ぎてちょっと見当がつかない時に云うのだね。
ナポレオンが生れるためには或特別の卵と或特別の精虫の配合が必要で、
その必要な配合が出来得るためには、またどんな条件が必要であったかと考えて見ると、
ほとんど想像がつかないだろう」
 彼は友達の言葉を、単に与えられた新らしい知識の断片として
聞き流す訳に行かなかった。彼はそれをぴたりと自分の身の上に
当(あ)て篏(は)めて考えた。すると暗い不可思議な力が右に行くべき彼を左に押しやったり、
前に進むべき彼を後(うし)ろに引き戻したりするように思えた。
しかも彼はついぞ今まで自分の行動について他(ひと)から牽制(けんせい)
を受けた覚(おぼえ)がなかった。する事はみんな自分の力でし、
言う事はことごとく自分の力で言ったに相違なかった。
「どうしてあの女はあすこへ嫁に行ったのだろう。それは自分で行こうと思った
から行ったに違ない。しかしどうしてもあすこへ嫁に行くはずではなかったのに。
そうしてこのおれはまたどうしてあの女と結婚したのだろう。それもおれが貰
(もら)おうと思ったからこそ結婚が成立したに違ない。しかしおれはい
まだかつてあの女を貰おうとは思っていなかったのに。偶然? ポアンカレーのいわゆる複雑の極致? 何だか解らない」
 彼は電車を降りて考えながら宅(うち)の方へ歩いて行った。
603名無しさん@ピンキー:2006/07/10(月) 21:33:20
角(かど)を曲って細い小路(こうじ)へ這入(はい)った時、津田はわが門
前に立っている細君の姿を認めた。その細君はこっちを見ていた。しかし津田
の影が曲り角から出るや否や、すぐ正面の方へ向き直った。そうして白い繊(
ほそ)い手を額の所へ翳(かざ)すようにあてがって何か見上げる風をした。
彼女は津田が自分のすぐ傍(そば)へ寄って来るまでその態度を改めなかった。
「おい何を見ているんだ」
 細君は津田の声を聞くとさも驚ろいたように急にこっちをふり向いた。
「ああ吃驚(びっくり)した。――御帰り遊ばせ」
 同時に細君は自分のもっているあらゆる眼の輝きを集めて一度に夫の上に
注(そそ)ぎかけた。それから心持腰を曲(かが)めて軽い会釈(えしゃく
)をした。
 半(なか)ば細君の嬌態(きょうたい)に応じようとした津田は半(なか)
ば逡巡(しゅんじゅん)して立ち留まった。
「そんな所に立って何をしているんだ」
「待ってたのよ。御帰りを」
「だって何か一生懸命に見ていたじゃないか」
「ええ。あれ雀(すずめ)よ。雀が御向うの宅(うち)の二階の庇(ひさし)
に巣を食ってるんでしょう」
 津田はちょっと向うの宅の屋根を見上げた。しかしそこには雀らしいものの影も
見えなかった。細君はすぐ手を夫の前に出した。
「何だい」
「洋杖(ステッキ)」
 津田は始めて気がついたように自分の持っている洋杖を細君に渡した。それを受
取った彼女はまた自分で玄関の格子戸(こうしど)を開けて夫を先へ入れた。それから自分も夫の後(あと)に跟(つ)いて沓脱(くつぬぎ)から上(あが)った。
604名無しさん@ピンキー:2006/07/10(月) 21:34:17
夫に着物を脱ぎ換えさせた彼女は津田が火鉢(ひばち)の前に坐(すわ)るか坐らないうちに、また勝手の方から石鹸入(しゃぼんいれ)を手拭(てぬぐい)に包んで持って出た。
「ちょっと今のうち一風呂(ひとふろ)浴びていらっしゃい。またそこへ坐り込むと臆劫(おっくう)になるから」
 津田は仕方なしに手を出して手拭(てぬぐい)を受取った。しかしすぐ立とうとはしなかった。
「湯は今日はやめにしようかしら」
「なぜ。――さっぱりするから行っていらっしゃいよ。帰るとすぐ御飯にして上げますから」
 津田は仕方なしにまた立ち上った。室(へや)を出る時、彼はちょっと細君の方をふり返った。
「今日帰りに小林さんへ寄って診(み)て貰って来たよ」
「そう。そうしてどうなの、診察の結果は。おおかたもう癒(なお)ってるんでしょう」
「ところが癒らない。いよいよ厄介な事になっちまった」
 津田はこう云ったなり、後(あと)を聞きたがる細君の質問を聞き捨てにして表へ出た。
 同じ話題が再び夫婦の間(あいだ)に戻って来たのは晩食(ゆうめし)が済んで津田がまだ自分の室へ引き取らない宵(よい)の口(くち)であった。
「厭(いや)ね、切るなんて、怖(こわ)くって。今までのようにそっとしておいたってよかないの」
「やっぱり医者の方から云うとこのままじゃ危険なんだろうね」
「だけど厭だわ、あなた。もし切り損ないでもすると」
 細君は濃い恰好(かっこう)の好い眉(まゆ)を心持寄せて夫を見た。津田は取り合ずに笑っていた。すると細君が突然気がついたように訊(き)いた。
「もし手術をするとすれば、また日曜でなくっちゃいけないんでしょう」
 細君にはこの次の日曜に夫と共に親類から誘われて芝居見物に行く約束があった。
「まだ席を取ってないんだから構やしないさ、断わったって」
「でもそりゃ悪いわ、あなた。せっかく親切にああ云ってくれるものを断(ことわ)っちゃ」
「悪かないよ。相当の事情があって断わるんなら」
「でもあたし行きたいんですもの」
「御前は行きたければおいでな」
「だからあなたもいらっしゃいな、ね。御厭(おいや)?」
 津田は細君の顔を見て苦笑を洩(も)らした。
605名無しさん@ピンキー:2006/07/10(月) 21:40:29
 細君は色の白い女であった。そのせいで形の好い彼女の眉(まゆ)が一際(
ひときわ)引立って見えた。彼女はまた癖のようによくその眉を動かした。惜
しい事に彼女の眼は細過ぎた。おまけに愛嬌(あいきょう)のない一重瞼(ひと
えまぶち)であった。けれどもその一重瞼の中に輝やく瞳子(ひとみ)は漆黒(し
っこく)であった。だから非常によく働らいた。或時は専横(せんおう)と云って
もいいくらいに表情を恣(ほしい)ままにした。津田は我知らずこの小(ちい)
さい眼から出る光に牽(ひ)きつけられる事があった。そうしてまた突然
何の原因もなしにその光から跳(は)ね返される事もないではなかった。
 彼がふと眼を上げて細君を見た時、彼は刹那(せつな)的に彼女の眼に宿る一種の怪しい力を感じた。それ
は今まで彼女の口にしつつあった甘い言葉とは全く釣り合わない妙な輝やきで
あった。相手の言葉に対して返事をしようとした彼の心の作用がこの眼つきのた
めにちょっと遮断(しゃだん)された。すると彼女はすぐ美くしい歯を出して微笑した。同時に眼の表情があとかたもなく消えた。
「嘘(うそ)よ。あたし芝居なんか行かなくってもいいのよ。今のはただ甘ったれたのよ」
 黙った津田はなおしばらく細君から眼を放さなかった。
「何だってそんなむずかしい顔をして、あたしを御覧になるの。――芝居はもう
やめるから、この次の日曜に小林さんに行って手術を受けていらっしゃい。それ
で好いでしょう。岡本へは二三日中(にさんちじゅう)に端書(はがき)を出すか、でなければ私がちょっと行って断わって来ますから」
「御前は行ってもいいんだよ。せっかく誘ってくれたもんだから」
「いえ私も止(よ)しにするわ。芝居よりもあなたの健康の方が大事ですもの」
606名無しさん@ピンキー:2006/07/10(月) 23:45:15
日本銀行券っぽい作家、漱石はつまらん
607名無しさん@ピンキー:2006/07/11(火) 03:24:18
茜色のクレパスで書かれたようなレイプ犯は夜目がきくので鉄鎖持ちの警官の消息ですら水盤上の活け花のごとく艶やかなる静物として
認識するそうです。
608名無しさん@ピンキー:2006/07/12(水) 00:10:19
題名「原先生が懐かしいです」
「原一男」で検索してこのHPに来ました。
以前、原先生にとてもお世話になったものです。
原一男関連で、あんな映画が制作されていたのは知りませんでした。
「私をみつめて」。チャンスがあったら拝見いたします。
表現のご成功、おめでとうございます。
わたしもかつて河合さんとおなじように原先生にアジられたくちです。
わたしの表現は失敗して、母を自殺に追い込んでしまいましたが……。
今でも原先生にお会いすることはあるのでしょうか。
機会がありましたら、土屋は元気でやっているとお伝えください。
土屋ではわからないかもしれません。
母親に目の前で投身自殺された、早稲田大学での教え子。

そういえば思い出していただけると思います。
できましたら――。

まだ表現をあきらめていないことも。
原一男を超えようときばっていることも。
勝手なお願いをして申し訳ありません。
ご無理でしたら、結構です。
とてもいまは原先生に顔向けできる状態ではないので、

つい河合さんにお願いしてしまいました。
ブログをやっています。
ここ数日の記事に原一男先生の思い出を書きました。
読んでいただけたらうれしいです。
http://yondance.blog25.fc2.com/
609名無しさん@ピンキー:2006/07/13(木) 03:10:55
1. 1回生・新入生  左翼で有名な立命館のしかも史学科。さっそく共産党系の民青にオルグられ、部落研で奉仕?活動
2. 2回生 日共はつまらない? 距離を置く
  そして「楽しい本来の大学生活」としてのワンゲル入部、登山・自然との触れ合いを口実に若い男女の集団で外泊を繰り返す
3. ワンゲル部員との酒の勢いの上での初性体験。酔っていたときは性欲が勝ったが,,,.
  後日、責任を男に転嫁。
4. 3回生目前の1月、全共闘の学内デモに迷いながらも「正義感」から初参加
5. バラの花をくわえて自殺した、中核と革マルの「ロミオとジュリエット」の奥浩平に感化されたか極左暴力デモに励む
6. バイト先で、またしても酔った勢いでのセックス。 革命思想への論理性の無い信仰告白に辟易されたか、振られる。
7. 左翼で有名な立命館の全共闘も機動隊により排除され、 さらに燃え上がる極左的信仰心。
8. 自己肯定もできないのに他者からの愛を求めたり、一足飛びに社会変革活動に身を投じたりした彼女に襲い掛かる失恋の自覚と絶望、学生運動の敗北感と無力感、酒と睡眠薬に救いを求めたのが徒となり....

教訓 人生の節目には素面で行動すべし。理性に基づいて信心し、日常生活に支障をきたすべからず。


610名無しさん@ピンキー:2006/07/13(木) 03:14:35
ある時雨(しぐれ)の降る晩のことです。私(わたし)を乗せた
人力車(じんりきしゃ)は、何度も大森界隈(おおもりかいわい)の険(けわ)しい坂を上ったり下りたりして、
やっと竹藪(たけやぶ)に囲まれた、小さな西洋館の前に梶棒(かじぼう)を下しました。
もう鼠色のペンキの剥(は)げかかった、狭苦しい玄関には、車夫の出した提灯(ちょうちん)の明りで見ると、
印度(インド)人マティラム・ミスラと日本字で書いた、これだけは新しい、
瀬戸物の標札(ひょうさつ)がかかっています。
 マティラム・ミスラ君と云えば、もう皆さんの中にも、
御存じの方が少くないかも知れません。ミスラ君は永年印度の独立を計っているカルカッタ生れの愛国者で、
同時にまたハッサン・カンという名高い婆羅門(ばらもん)の秘法を学んだ、
年の若い魔術(まじゅつ)の大家なのです。
私はちょうど一月ばかり以前から、ある友人の紹介でミスラ君と交際していましたが、
政治経済の問題などはいろいろ議論したことがあっても、肝腎(かんじん)の魔術を使う時には、
まだ一度も居合せたことがありません。そこで今夜は前以て、魔術を使って見せてくれるように、
手紙で頼んで置いてから、当時ミスラ君の住んでいた、寂しい大森の町はずれまで、
人力車を急がせて来たのです。
611名無しさん@ピンキー:2006/07/13(木) 03:18:32
私は雨に濡れながら、覚束(おぼつか)ない車夫の提灯の明りを便りに
その標札の下にある呼鈴(よびりん)の釦(ボタン)を押しました。
すると間もなく戸が開(あ)いて、玄関へ顔を出したのは、ミスラ君の世話をしている、
背の低い日本人の御婆さんです。
「ミスラ君は御出でですか。」
「いらっしゃいます。先ほどからあなた様を御待ち兼ねでございました。」
 御婆さんは愛想(あいそ)よくこう言いながら、すぐその玄関のつきあたりにある、
ミスラ君の部屋へ私を案内しました。
「今晩は、雨の降るのによく御出ででした。」
 色のまっ黒な、眼の大きい、柔(やわらか)な口髭(くちひげ)のあるミスラ君は、
テエブルの上にある石油ランプの心(しん)を撚(ねじ)りながら、元気よく私に挨拶(あいさつ)しました。
「いや、あなたの魔術さえ拝見出来れば、雨くらいは何ともありません。」
 私は椅子(いす)に腰かけてから、うす暗い石油ランプの光に照された、
陰気な部屋の中を見廻しました。
612名無しさん@ピンキー:2006/07/13(木) 03:25:27
ミスラ君の部屋は質素な西洋間で、まん中にテエブルが一つ、壁側(かべぎわ)に
手ごろな書棚が一つ、それから窓の前に机が一つ――
ほかにはただ我々の腰をかける、椅子が並んでいるだけです。
しかもその椅子や机が、みんな古ぼけた物ばかりで、縁(ふち)へ赤く花模様を織り出した、
派手(はで)なテエブル掛でさえ、今にもずたずたに裂けるかと思うほど、
糸目が露(あらわ)になっていました。
 私たちは挨拶をすませてから、しばらくは外の竹藪に降る雨の音を聞くともなく聞いていましたが、
やがてまたあの召使いの御婆さんが、紅茶の道具を持ってはいって来ると、
ミスラ君は葉巻(はまき)の箱の蓋(ふた)を開けて、
「どうです。一本。」と勧(すす)めてくれました。
「難有(ありがと)う。」
 私は遠慮(えんりょ)なく葉巻を一本取って、燐寸(マッチ)の火をうつしながら、
「確かあなたの御使いになる精霊(せいれい)は、ジンとかいう名前でしたね。
するとこれから私が拝見する魔術と言うのも、そのジンの力を借りてなさるのですか。」
 ミスラ君は自分も葉巻へ火をつけると、にやにや笑いながら、
(におい)の好い煙を吐いて、
「ジンなどという精霊があると思ったのは、もう何百年も昔のことです。
アラビヤ夜話(やわ)の時代のこととでも言いましょうか。
私がハッサン・カンから学んだ魔術は、あなたでも使おうと思えば使えますよ。
高が進歩した催眠術(さいみんじゅつ)に過ぎないのですから。
――御覧なさい。この手をただ、こうしさえすれば好いのです。」
613名無しさん@ピンキー:2006/07/13(木) 03:27:13
ミスラ君はこう言いながら、ちょいとテエブルの上のランプを置き直しましたが、
その拍子(ひょうし)にどういう訳か、ランプはまるで独楽(こま)のように、
ぐるぐる廻り始めました。それもちゃんと一所(ひとところ)に止ったまま、
ホヤを心棒(しんぼう)のようにして、勢いよく廻り始めたのです。初(はじめ)の内は
私も胆(きも)をつぶして、万一火事にでもなっては大変だと、
何度もひやひやしましたが、ミスラ君は静に紅茶を飲みながら、一向騒ぐ容子(ようす)もありません。
そこで私もしまいには、すっかり度胸が据(すわ)ってしまって、
だんだん早くなるランプの運動を、眼も離さず眺めていました。
 また実際ランプの蓋(かさ)が風を起して廻る中に、黄いろい焔(ほのお)がたった一つ、
瞬(またた)きもせずにともっているのは、何とも言えず美しい、
不思議な見物(みもの)だったのです。
が、その内にランプの廻るのが、いよいよ速(すみやか)になって行って、
とうとう廻っているとは見えないほど、澄み渡ったと思いますと、
いつの間(ま)にか、前のようにホヤ一つ歪(ゆが)んだ気色(けしき)もなく、
テエブルの上に据っていました。
「驚きましたか。こんなことはほんの子供瞞(だま)しですよ。
それともあなたが御望みなら、もう一つ何か御覧に入れましょう。」
614名無しさん@ピンキー:2006/07/13(木) 03:29:22
ミスラ君は後(うしろ)を振返って、壁側(かべぎわ)の書棚を眺めましたが、
やがてその方へ手をさし伸ばして、招くように指を動かすと、
今度は書棚に並んでいた書物が一冊ずつ動き出して、自然にテエブルの上まで飛んで来ました。
そのまた飛び方が両方へ表紙を開いて、夏の夕方に飛び交う蝙蝠(こうもり)のように、
ひらひらと宙へ舞上るのです。私は葉巻を口へ啣(くわ)えたまま、
呆気(あっけ)にとられて見ていましたが、書物はうす暗いランプの光の中に何冊も自由に飛び廻って、
一々行儀よくテエブルの上へピラミッド形に積み上りました。
しかも残らずこちらへ移ってしまったと思うと、すぐに最初来たのから動き出して、
もとの書棚へ順々に飛び還(かえ)って行くじゃありませんか。
 が、中でも一番面白かったのは、うすい仮綴(かりと)じの書物が一冊、
やはり翼のように表紙を開いて、ふわりと空へ上りましたが、
しばらくテエブルの上で輪を描いてから、急に頁をざわつかせると、
逆落(さかおと)しに私の膝へさっと下りて来たことです。
どうしたのかと思って手にとって見ると、これは私が一週間ばかり前にミスラ君へ貸した覚えがある、
仏蘭西(フランス)の新しい小説でした。
「永々(ながなが)御本を難有(ありがと)う。」
 ミスラ君はまだ微笑を含んだ声で、こう私に礼を言いました。
勿論(もちろん)その時はもう多くの書物が、みんなテエブルの上から書棚の中へ舞い戻ってしまっていたのです。
615名無しさん@ピンキー:2006/07/13(木) 03:31:43
私は夢からさめたような心もちで、暫時(ざんじ)は挨拶さえ出来ませんでしたが、
その内にさっきミスラ君の言った、
「私の魔術などというものは、あなたでも使おうと思えば使えるのです。」という言葉を思い出しましたから、
「いや、兼ね兼ね評判(ひょうばん)はうかがっていましたが、あなたのお使いなさる魔術が、
これほど不思議なものだろうとは、実際、思いもよりませんでした。ところで私のような人間にも、
使って使えないことのないと言うのは、御冗談ではないのですか。」
「使えますとも。誰にでも造作(ぞうさ)なく使えます。ただ――」と言いかけてミスラ君はじっと私の顔を眺めながら、
いつになく真面目(まじめ)な口調になって、
「ただ、欲のある人間には使えません。ハッサン・カンの魔術を習おうと思ったら、
まず欲を捨てることです。あなたにはそれが出来ますか。」
「出来るつもりです。」
 私はこう答えましたが、何となく不安な気もしたので、すぐにまた後(あと)から言葉を添えました。
「魔術さえ教えて頂ければ。」
 それでもミスラ君は疑わしそうな眼つきを見せましたが、さすがにこの上念を押すのは無躾(ぶしつけ)だとでも思ったのでしょう。
やがて大様(おおよう)に頷(うなず)きながら、
「では教えて上げましょう。が、いくら造作なく使えると言っても、習うのには暇もかかりますから、
今夜は私の所へ御泊(おとま)りなさい。」
「どうもいろいろ恐れ入ります。」
 私は魔術を教えて貰う嬉しさに、何度もミスラ君へ御礼を言いました。
が、ミスラ君はそんなことに頓着(とんちゃく)する気色(けしき)もなく、静に椅子から立上ると、
「御婆サン。御婆サン。今夜ハ御客様ガ御泊リニナルカラ、寝床ノ仕度ヲシテ置イテオクレ。」
 私は胸を躍らしながら、葉巻の灰をはたくのも忘れて、まともに石油ランプの光を浴びた、
親切そうなミスラ君の顔を思わずじっと見上げました。
616名無しさん@ピンキー:2006/07/13(木) 17:46:43
www.hamq.jp/i.cfm?i=douteidesuka&s=3467
皆で童貞を卒業を考えるHPです。
617名無しさん@ピンキー:2006/07/14(金) 08:00:30
>>615
今回の芥川賞と直木賞、三人とも早稲田でしたねえ

しかし、伊藤たかみって角田光代と結婚してたんですね!
618名無しさん@ピンキー:2006/07/14(金) 08:29:02
>>617
角田は一生独身だと思ってたけどなw中卒の中原昌也粉砕されましたね…orz
三浦しおんは穏当
619名無しさん@ピンキー:2006/07/15(土) 14:16:14
×          ×          ×

 私がミスラ君に魔術を教わってから、一月ばかりたった後(のち)のことです。
これもやはりざあざあ雨の降る晩でしたが、私は銀座のある倶楽部(くらぶ)の一室で、
五六人の友人と、暖炉(だんろ)の前へ陣取りながら、気軽な雑談に耽っていました。
 何しろここは東京の中心ですから、窓の外に降る雨脚(あまあし)も、
しっきりなく往来する自働車や馬車の屋根を濡らすせいか、あの、大森(おおもり)の竹藪にしぶくような、
ものさびしい音は聞えません。
 勿論窓の内の陽気なことも、明い電燈の光と言い、大きなモロッコ皮の椅子(いす)と言い、
あるいはまた滑かに光っている寄木細工(よせぎざいく)の床(ゆか)と言い、
見るから精霊(せいれい)でも出て来そうな、ミスラ君の部屋などとは、まるで比べものにはならないのです。
 私たちは葉巻の煙の中に、しばらくは猟(りょう)の話だの競馬の話だのをしていましたが、
その内に一人の友人が、吸いさしの葉巻を暖炉(だんろ)の中に抛りこんで、
私の方へ振り向きながら、
「君は近頃魔術を使うという評判(ひょうばん)だが、どうだい。
今夜は一つ僕たちの前で使って見せてくれないか。」
「好いとも。」
 私は椅子の背に頭を靠(もた)せたまま、さも魔術の名人らしく、横柄(おうへい)にこう答えました。
620名無しさん@ピンキー:2006/07/15(土) 14:31:36
「じゃ、何でも君に一任するから、世間の手品師(てじなし)などには出来そうもない、
不思議な術を使って見せてくれ給え。」
 友人たちは皆賛成だと見えて、てんでに椅子をすり寄せながら、
促すように私の方を眺めました。そこで私は徐(おもむろ)に立ち上って、
「よく見ていてくれ給えよ。僕の使う魔術には、種も仕掛(しかけ)もないのだから。」
 私はこう言いながら、両手のカフスをまくり上げて、暖炉の中に燃え盛(さか)っている石炭を、
無造作(むぞうさ)に掌の上へすくい上げました。私を囲んでいた友人たちは、
これだけでも、もう荒胆(あらぎも)を挫(ひし)がれたのでしょう。
皆顔を見合せながらうっかり側へ寄って火傷(やけど)でもしては大変だと、
気味悪るそうにしりごみさえし始めるのです。
 そこで私の方はいよいよ落着き払って、その掌の上の石炭の火を、
しばらく一同の眼の前へつきつけてから、今度はそれを勢いよく
寄木細工の床(ゆか)へ撒(ま)き散らしました。その途端です、窓の外に降る雨の音を圧して、
もう一つ変った雨の音が俄(にわか)に床の上から起ったのは。
と言うのはまっ赤な石炭の火が、私の掌(てのひら)を離れると同時に、
無数の美しい金貨になって、雨のように床の上へこぼれ飛んだからなのです。
 友人たちは皆夢でも見ているように、茫然と喝采(かっさい)するのさえも忘れていました。
「まずちょいとこんなものさ。」
 私は得意の微笑を浮べながら、静にまた元の椅子に腰を下しました。
621名無しさん@ピンキー:2006/07/15(土) 14:35:18
「こりゃ皆ほんとうの金貨かい。」
 呆気(あっけ)にとられていた友人の一人が、ようやくこう私に尋(たず)ねたのは、
それから五分ばかりたった後のことです。
「ほんとうの金貨さ。嘘だと思ったら、手にとって見給え。」
「まさか火傷(やけど)をするようなことはあるまいね。」
 友人の一人は恐る恐る、床の上の金貨を手にとって見ましたが、
「成程こりゃほんとうの金貨だ。おい、給仕、箒(ほうき)と塵取りとを持って来て、
これを皆掃き集めてくれ。」
 給仕はすぐに言いつけられた通り、床の上の金貨を掃き集めて、
堆(うずたか)く側のテエブルへ盛り上げました。友人たちは皆そのテエブルのまわりを囲みながら、
「ざっと二十万円くらいはありそうだね。」
「いや、もっとありそうだ。華奢(きゃしゃ)なテエブルだった日には、
つぶれてしまうくらいあるじゃないか。」
「何しろ大した魔術を習ったものだ。石炭の火がすぐに金貨になるのだから。」
「これじゃ一週間とたたない内に、岩崎や三井にも負けないような金満家になってしまうだろう。」
などと、口々に私の魔術を褒(ほ)めそやしました。が、私はやはり椅子(いす)によりかかったまま、
悠然と葉巻の煙を吐いて、
「いや、僕の魔術というやつは、一旦欲心を起したら、二度と使うことが出来ないのだ。
だからこの金貨にしても、君たちが見てしまった上は、すぐにまた元の暖炉の中へ抛(ほう)りこんでしまおうと思っている。」
622名無しさん@ピンキー:2006/07/15(土) 14:39:37
友人たちは私の言葉を聞くと、言い合せたように、反対し始めました。
これだけの大金を元の石炭にしてしまうのは、もったいない話だと言うのです。
が、私はミスラ君に約束した手前もありますから、どうしても暖炉に抛りこむと、
剛情(ごうじょう)に友人たちと争いました。すると、その友人たちの中でも、
一番狡猾(こうかつ)だという評判のあるのが、鼻の先で、せせら笑いながら、
「君はこの金貨を元の石炭にしようと言う。僕たちはまたしたくないと言う。
それじゃいつまでたった所で、議論が干(ひ)ないのは当り前だろう。
そこで僕が思うには、この金貨を元手にして、君が僕たちと骨牌(かるた)をするのだ。
そうしてもし君が勝ったなら、石炭にするとも何にするとも、自由に君が始末するが好(い)い。
が、もし僕たちが勝ったなら、金貨のまま僕たちへ渡し給え。そうすれば御互の申し分も立って、
至極満足だろうじゃないか。」
 それでも私はまだ首を振って、容易にその申し出しに賛成しようとはしませんでした。
所がその友人は、いよいよ嘲(あざけ)るような笑(えみ)を浮べながら、
私とテエブルの上の金貨とを狡(ず)るそうにじろじろ見比べて、
「君が僕たちと骨牌(かるた)をしないのは、
つまりその金貨を僕たちに取られたくないと思うからだろう。それなら魔術を使うために、欲心を捨てたとか何とかいう、
折角(せっかく)の君の決心も怪しくなってくる訳じゃないか。」
「いや、何も僕は、この金貨が惜しいから石炭にするのじゃない。」
「それなら骨牌(かるた)をやり給えな。」
 何度もこういう押問答を繰返した後で、とうとう私はその友人の言葉通り、
テエブルの上の金貨を元手(もとで)に、どうしても骨牌(かるた)を闘わせなければならない羽目(はめ)に立ち至りました。
勿論友人たちは皆大喜びで、すぐにトランプを一組取り寄せると、
部屋の片隅にある骨牌机(かるたづくえ)を囲みながら、まだためらい勝ちな私を早く早くと急(せ)き立てるのです。
623名無しさん@ピンキー:2006/07/15(土) 14:42:38
 ですから私も仕方がなく、しばらくの間は友人たちを相手に、
嫌々(いやいや)骨牌(かるた)をしていました。が、どういうものか、
その夜に限って、ふだんは格別骨牌(かるた)上手でもない私が、
嘘のようにどんどん勝つのです。するとまた妙なもので、始は気のりもしなかったのが、
だんだん面白くなり始めて、ものの十分とたたない内に、いつか私は一切を忘れて、
熱心に骨牌(かるた)を引き始めました。
 友人たちは、元より私から、あの金貨を残らず捲(ま)き上げるつもりで、
わざわざ骨牌(かるた)を始めたのですから、こうなると皆あせりにあせって、
ほとんど血相(けっそう)さえ変るかと思うほど、夢中になって勝負を争い出しました。
が、いくら友人たちが躍起となっても、私は一度も負けないばかりか、とうとうしまいには、
あの金貨とほぼ同じほどの金高(きんだか)だけ、私の方が勝ってしまったじゃありませんか。
するとさっきの人の悪い友人が、まるで、気違いのような勢いで、
私の前に、札(ふだ)をつきつけながら、
「さあ、引き給え。僕は僕の財産をすっかり賭ける。地面も、家作(かさく)も、馬も、自働車も、
一つ残らず賭けてしまう。その代り君はあの金貨のほかに、
今まで君が勝った金をことごとく賭けるのだ。さあ、引き給え。」
 私はこの刹那(せつな)に欲が出ました。テエブルの上に積んである、
山のような金貨ばかりか、折角私が勝った金さえ、今度運悪く負けたが最後、
皆相手の友人に取られてしまわなければなりません。
のみならずこの勝負に勝ちさえすれば、私は向うの全財産を一度に手へ入れることが出来るのです。
こんな時に使わなければどこに魔術などを教わった、苦心の甲斐(かい)があるのでしょう。
624名無しさん@ピンキー:2006/07/15(土) 14:45:38
そう思うと私は矢(や)も楯(たて)もたまらなくなって、そっと魔術を使いながら、
決闘でもするような勢いで、
「よろしい。まず君から引き給え。」
「九(く)。」
「王様(キング)。」
 私は勝ち誇った声を挙げながら、まっ蒼になった相手の眼の前へ、
引き当てた札(ふだ)を出して見せました。すると不思議にもその骨牌(かるた)の王様(キング)が、
まるで魂がはいったように、冠(かんむり)をかぶった頭を擡(もた)げて、
ひょいと札(ふだ)の外へ体を出すと、行儀よく剣を持ったまま、にやりと気味の悪い微笑を浮べて、
「御婆サン。御婆サン。御客様ハ御帰リニナルソウダカラ、寝床ノ仕度ハシナクテモ好イヨ。」
 と、聞き覚えのある声で言うのです。と思うと、どういう訳か、
窓の外に降る雨脚(あまあし)までが、急にまたあの大森の竹藪にしぶくような、
寂しいざんざ降(ぶ)りの音を立て始めました。
 ふと気がついてあたりを見廻すと、私はまだうす暗い石油ランプの光を浴びながら、
まるであの骨牌(かるた)の王様(キング)のような微笑を浮べているミスラ君と、向い合って坐っていたのです。
 私が指の間に挟(はさ)んだ葉巻の灰さえ、やはり落ちずにたまっている所を見ても、
私が一月ばかりたったと思ったのは、ほんの二三分の間に見た、夢だったのに違いありません。
けれどもその二三分の短い間に、私がハッサン・カンの魔術の秘法を習う資格のない人間だということは、
私自身にもミスラ君にも、明かになってしまったのです。私は恥しそうに頭を下げたまま、しばらくは口もきけませんでした。
「私の魔術を使おうと思ったら、まず欲を捨てなければなりません。あなたはそれだけの修業が出来ていないのです。」
 ミスラ君は気の毒そうな眼つきをしながら、縁へ赤く花模様を織り出したテエブル掛の上に肘(ひじ)をついて、
静にこう私をたしなめました。
625名無しさん@ピンキー:2006/07/15(土) 16:04:04
時は1482年。成宗王(ソンジョン)から元妃を処刑せよという命令が下った。
妃は王子に会いたいと訴えることが許されず、
毒を仰ぎ、呪いの言葉とともに無念の死を遂げる。
武官ソ・チョンスは王命とはいえ妃の毒殺に手を貸したことを悔やんだ。
その日、チョンスは山中で一人の老師と出会う。
老師はチョンスの運命を握る三人の女の存在を予言する。
一人目はチョンスの目の前で毒殺された元妃を指し示していた。
時を経て、チョンスは老師に予言された二人目の女に出会う。
626名無しさん@ピンキー:2006/07/15(土) 20:53:32
これは、私(わたし)が小さいときに、村の茂平(もへい)というおじいさん
からきいたお話です。
 むかしは、私たちの村のちかくの、中山(なかやま)というところに小さなお
城があって、中山さまというおとのさまが、おられたそうです。
 その中山から、少しはなれた山の中に、「ごん狐(ぎつね)」という狐がいまし
た。ごんは、一人(ひとり)ぼっちの小狐で、しだの一ぱいしげった
森の中に穴をほって住んでいました。そして、夜でも昼でも、あたりの村へ
出てきて、いたずらばかりしました。はたけへ入って芋をほりちらしたり、
菜種(なたね)がらの、ほしてあるのへ火をつけたり、百姓家(ひゃくしょう
や)の裏手につるしてあるとんがらしをむしりとって、いったり、いろんなこ
とをしました。
 或(ある)秋(あき)のことでした。二、三日雨がふりつづいたその間(あいだ
)、ごんは、外へも出られなくて穴の中にしゃがんでいました。
 雨があがると、ごんは、ほっとして穴からはい出ました。空はからっと晴れて
いて、百舌鳥(もず)の声がきんきん、ひびいていました。
 ごんは、村の小川(おがわ)の堤(つつみ)まで出て来ました。あたりの、
すすきの穂には、まだ雨のしずくが光っていました。川は、いつもは水が
少(すくな)いのですが、三日もの雨で、水が、どっとましていました。ただ
のときは水につかることのない、川べりのすすきや、萩(はぎ)の株が、黄い
ろくにごった水に横だおしになって、もまれています。ごんは川下(かわしも)の方へと、ぬかるみみちを歩いていきました。
627名無しさん@ピンキー:2006/07/15(土) 21:21:35
ふと見ると、川の中に人がいて、何かやっています。
ごんは、見つからないように、そうっと草の深いところへ歩きよって、
そこからじっとのぞいてみました。
「兵十(ひょうじゅう)だな」と、ごんは思いました。兵十はぼろぼろの黒
いきもの
をまくし上げて、腰のところまで水にひたりながら、魚をとる、はりきりという
、網をゆすぶっていました。はちまきをした顔の横っちょうに、まるい萩の葉が
一まい、大きな黒子(ほくろ)みたいにへばりついていました。
 しばらくすると、兵十は、はりきり網の一ばんうしろの、袋のようになったとこ
ろを、水の中からもちあげました。その中には、芝の根や、草の葉や、くさった
木ぎれなどが、ごちゃごちゃはいっていましたが、でもところどころ、白いもの
がきらきら光っています。それは、ふというなぎの腹や、大きなきすの腹でした
。兵十は、びくの中へ、そのうなぎやきすを、ごみと一しょにぶちこみました。
そして、また、袋の口をしばって、水の中へ入れました。
 兵十はそれから、びくをもって川から上(あが)りびくを土手(どて)においと
いて、何をさがしにか、川上(かわかみ)の方へかけていきました。
 兵十がいなくなると、ごんは、ぴょいと草の中からとび出して、びくのそば
へかけつけました。ちょいと、いたずらがしたくなったのです。ごんはびくの中
の魚をつかみ出しては、はりきり網のかかっているところより下手(しもて)
の川の中を目がけて、ぽんぽんなげこみました。どの魚も、「とぼん」と音を立て
ながら、にごった水の中へもぐりこみました。
628名無しさん@ピンキー:2006/07/15(土) 21:31:09
一ばんしまいに、太いうなぎをつかみにかかりましたが、何しろぬるぬると
すべりぬけるので、手ではつかめません。ごんはじれったくなって、頭をびく
の中につッこんで、うなぎの頭を口にくわえました。うなぎは、キュッと言
ってごんの首へまきつきました。そのとたんに兵十が、向うから、
「うわアぬすと狐め」と、どなりたてました。ごんは、びっくりしてとびあ
がりました。うなぎをふりすててにげようとしましたが、うなぎは、ごんの
首にまきついたままはなれません。ごんはそのまま横っとびにとび出して
一しょうけんめいに、にげていきました。
 ほら穴の近くの、はんの木の下でふりかえって見ましたが、兵十は追っかけては来ませんでした。
 ごんは、ほっとして、うなぎの頭をかみくだき、やっとはずして穴のそとの、草の葉の上にのせておきました。
629名無しさん@ピンキー:2006/07/15(土) 21:34:01
 十日(とおか)ほどたって、ごんが、弥助(やすけ)というお百姓の家の裏
を通りかかりますと、そこの、いちじくの木のかげで、弥助の家内(かない)が、
おはぐろをつけていました。鍛冶屋(かじや)の新兵衛(しんべえ)の家のうらを
通ると、新兵衛の家内が髪をすいていました。ごんは、
「ふふん、村に何かあるんだな」と、思いました。
「何(なん)だろう、秋祭かな。祭なら、太鼓や笛の音がしそうなものだ。
それに第一、お宮にのぼりが立つはずだが」
 こんなことを考えながらやって来ますと、いつの間(ま)にか、表に赤い
井戸のある、兵十の家の前へ来ました。その小さな、こわれかけた家の中には、
大勢(おおぜい)の人があつまっていました。よそいきの着物を着て、
腰に手拭(てぬぐい)をさげたりした女たちが、表のかまどで火をたいています。
大きな鍋(なべ)の中では、何かぐずぐず煮えていました。
「ああ、葬式だ」と、ごんは思いました。
「兵十の家のだれが死んだんだろう」
 お午(ひる)がすぎると、ごんは、村の墓地へ行って、六地蔵(ろくじぞう)
さんのかげにかくれていました。いいお天気で、遠く向うには、
お城の屋根瓦(やねがわら)が光っています。墓地には、ひがん花(ばな)が、
赤い布(きれ)のようにさきつづいていました。と、村の方から、カ
ーン、カーン、と、鐘(かね)が鳴って来ました。葬式の出る合図(あい
ず)です。
630名無しさん@ピンキー:2006/07/15(土) 21:36:49
 やがて、白い着物を着た葬列のものたちがやって来るのがちらちら見えはじ
めました。話声(はなしごえ)も近くなりました。葬列は墓地へはいって来ました

人々が通ったあとには、ひがん花が、ふみおられていました。
 ごんはのびあがって見ました。兵十が、白いかみしもをつけて、位牌(いはい
)をささげています。いつもは、赤いさつま芋(いも)みたいな元気のいい顔が、
きょうは何だかしおれていました。
「ははん、死んだのは兵十のおっ母(かあ)だ」
 ごんはそう思いながら、頭をひっこめました。
 その晩、ごんは、穴の中で考えました。
「兵十のおっ母は、床(とこ)についていて、うなぎが食べたいと言ったにちがい
ない。それで兵十がはりきり網をもち出したんだ。ところが、わしが
いたずらをして、うなぎをとって来てしまった。だから兵十は、お
っ母にうなぎを食べさせることができなかった。そのままおっ
母は、死んじゃったにちがいない。ああ、うなぎが食べたい、うなぎが食べ
たいとおもいながら、死んだんだろう。ちょッ、あんないたずらをしなけりゃよかった。」
631名無しさん@ピンキー:2006/07/15(土) 21:39:53
 兵十が、赤い井戸のところで、麦をといでいました。
 兵十は今まで、おっ母と二人(ふたり)きりで、貧しいくらしをしていたもので、おっ母が死んでしまっては、もう一人ぼっちでした。
「おれと同じ一人ぼっちの兵十か」
 こちらの物置(ものおき)の後(うしろ)から見ていたごんは、そう思いました。
 ごんは物置のそばをはなれて、向うへいきかけますと、どこかで、いわしを売る声がします。
「いわしのやすうりだアい。いきのいいいわしだアい」
 ごんは、その、いせいのいい声のする方へ走っていきました。と、弥助(
やすけ)のおかみさんが、裏戸口から、
「いわしをおくれ。」と言いました。いわし売(うり)は、いわしのかごをつ
んだ車を、道ばたにおいて、ぴかぴか光るいわしを両手でつかんで、弥助
の家の中へもってはいりました。ごんはそのすきまに、かごの中から、五
、六ぴきのいわしをつかみ出して、もと来た方へかけだしました。そして、兵十の
家の裏口から、家の中へいわしを投げこんで、穴へ向(むか)ってかけもど
りました。途中の坂の上でふりかえって見ますと、兵十がまだ、井戸のとこ
ろで麦をといでいるのが小さく見えました。
 ごんは、うなぎのつぐないに、まず一つ、いいことをしたと思いました。
632名無しさん@ピンキー:2006/07/15(土) 21:41:48
 つぎの日には、ごんは山で栗(くり)をどっさりひろって、それをかかえて、
兵十の家へいきました。裏口からのぞいて見ますと、兵十は、午飯(ひるめし)
をたべかけて、茶椀(ちゃわん)をもったまま、ぼんやりと考えこんでいまし
た。へんなことには兵十の頬(ほっ)ぺたに、かすり傷がついています。どう
したんだろうと、ごんが思っていますと、兵十がひとりごとをいいました。
「一たいだれが、いわしなんかをおれの家へほうりこんでいったんだろう。お
かげでおれは、盗人(ぬすびと)と思われて、いわし屋のやつに、ひどい目にあ
わされた」と、ぶつぶつ言っています。
 ごんは、これはしまったと思いました。かわいそうに兵十は、いわし屋にぶんな
ぐられて、あんな傷までつけられたのか。
 ごんはこうおもいながら、そっと物置の方へまわってその入口に、栗をおいて
かえりました。
 つぎの日も、そのつぎの日もごんは、栗をひろっては、兵十の家へもって来て
やりました。そのつぎの日には、栗ばかりでなく、まつたけも二、三ぼんもっていきました。

633名無しさん@ピンキー:2006/07/15(土) 21:44:19
 月のいい晩でした。ごんは、ぶらぶらあそびに出かけました。中山さまのお
城の下を通ってすこしいくと、細い道の向うから、だれか来るようです。話
声が聞えます。チンチロリン、チンチロリンと松虫が鳴いています。
 ごんは、道の片がわにかくれて、じっとしていました。話声はだんだん近く
なりました。それは、兵十と加助(かすけ)というお百姓でした。
「そうそう、なあ加助」と、兵十がいいました。
「ああん?」
「おれあ、このごろ、とてもふしぎなことがあるんだ」
「何が?」
「おっ母が死んでからは、だれだか知らんが、おれに栗やまつたけなんかを、まいにちまいにちくれるんだよ」
「ふうん、だれが?」
「それがわからんのだよ。おれの知らんうちに、おいていくんだ」
 ごんは、ふたりのあとをつけていきました。
「ほんとかい?」
「ほんとだとも。うそと思うなら、あした見に来(こ)いよ。その栗を見せてやるよ」
「へえ、へんなこともあるもんだなア」
 それなり、二人はだまって歩いていきました。
634名無しさん@ピンキー:2006/07/15(土) 21:45:04
 加助がひょいと、後(うしろ)を見ました。ごんはびくっとして、小さく
なってたちどまりました。加助は、ごんには気がつかないで、そのままさっさ
とあるきました。吉兵衛(きちべえ)というお百姓の家まで来ると、二人はそこ
へはいっていきました。ポンポンポンポンと木魚(もくぎょ)の音がしています。
窓の障子(しょうじ)にあかりがさしていて、大きな坊主頭(ぼうずあたま)がう
つって動いていました。ごんは、
「おねんぶつがあるんだな」と思いながら井戸のそばにしゃがんでいました。
しばらくすると、また三人ほど、人がつれだって吉兵衛の家へはいっていきました。お経を読む声がきこえて来ました。
635名無しさん@ピンキー:2006/07/15(土) 21:46:22
 ごんは、おねんぶつがすむまで、井戸のそばにしゃがんでいました。兵十
と加助は、また一しょにかえっていきます。ごんは、二人の話をきこうと思っ
て、ついていきました。兵十の影法師(かげぼうし)をふみふみいきました。
 お城の前まで来たとき、加助が言い出しました。
「さっきの話は、きっと、そりゃあ、神さまのしわざだぞ」
「えっ?」と、兵十はびっくりして、加助の顔を見ました。
「おれは、あれからずっと考えていたが、どうも、そりゃ、人間じゃない、神さ
まだ、神さまが、お前がたった一人になったのをあわれに思わっしゃって、いろ
んなものをめぐんで下さるんだよ」
「そうかなあ」
「そうだとも。だから、まいにち神さまにお礼を言うがいいよ」
「うん」
 ごんは、へえ、こいつはつまらないなと思いました。おれが、栗や松たけを持
っていってやるのに、そのおれにはお礼をいわないで、神さまにお礼をいうんじゃ
ア、おれは、引き合わないなあ。
636名無しさん@ピンキー:2006/07/15(土) 21:53:37
 そのあくる日もごんは、栗をもって、兵十の家へ出かけました。兵十は物置
で縄(なわ)をなっていました。それでごんは家の裏口から、こっそり中へはい
りました。
 そのとき兵十は、ふと顔をあげました。と狐が家の中へはいったではありませ
んか。こないだうなぎをぬすみやがったあのごん狐めが、またいたずらをしに来
たな。
「ようし。」
 兵十は立ちあがって、納屋(なや)にかけてある火縄銃(ひなわじゅう)をと
って、火薬をつめました。
 そして足音をしのばせてちかよって、今戸口を出ようとするごんを、ドンと
、うちました。ごんは、ばたりとたおれました。兵十はかけよって来ました
。家の中を見ると、土間(どま)に栗が、かためておいてあるのが目につきました。
「おや」と兵十は、びっくりしてごんに目を落しました。
「ごん、お前(まい)だったのか。いつも栗をくれたのは」
 ごんは、ぐったりと目をつぶったまま、うなずきました。
 兵十は火縄銃をばたりと、とり落しました。青い煙が、まだ筒口(つつぐち)
から細く出ていました。
637名無しさん@ピンキー:2006/07/15(土) 21:55:19
ちんぽこ
638名無しさん@ピンキー:2006/07/21(金) 23:36:19
ケーベル先生の告別
夏目漱石



 ケーベル先生は今日(きょう)(八月十二日)日本を去るはずになっている。
しかし先生はもう二、三日まえから東京にはいないだろう。
先生は虚儀虚礼をきらう念の強い人である。二十年前大学の招聘(しょうへい)に応じてドイツを立つ時にも、
先生の気性を知っている友人は一人(ひとり)も停車場(ステーション)へ送りに来なかったという話である。
先生は影のごとく静かに日本へ来て、また影のごとくこっそり日本を去る気らしい。
 静かな先生は東京で三度居を移した。先生の知っている所はおそらくこの三軒の家と、
そこから学校へ通う道路くらいなものだろう。かつて先生に散歩をするかと聞いたら、
先生は散歩をするところがないから、しないと答えた。先生の意見によると、
町は散歩すべきものでないのである。
639名無しさん@ピンキー:2006/07/21(金) 23:38:11
 こういう先生が日本という国についてなにも知ろうはずがない。
また知ろうとする好奇心をもっている道理もない。私(わたし)が早稲田(わせだ)にいると言ってさえ、
先生には早稲田の方角がわからないくらいである。
深田君(ふかだくん)に大隈伯(おおくまはく)のうちへ呼ばれた昔を注意されても、
先生はすでに忘れている。先生には大隈伯の名さえはじめてであったかもしれない。
 私が先月十五日の夜(よ)晩餐(ばんさん)の招待を受けた時、
先生に国へ帰っても朋友(ほうゆう)がありますかと尋ねたら、
先生は南極と北極とは別だが、ほかのところならどこへ行っても朋友はいると答えた。
これはもとより冗談であるが、先生の頭の奥に、区々たる場所を超越した世界的の観念が潜んでいればこそ、
こんな挨拶(あいさつ)もできるのだろう。
またこんな挨拶ができればこそ、たいした興味もない日本に二十年もながくいて、
不平らしい顔を見せる必要もなかったのだろう。
 場所ばかりではない、時間のうえでも先生の態度はまったく普通の人と違っている。
郵船会社の汽船は半分荷物船(にもつぶね)だから船足がおそいのに、
なぜそれをえらんだのかと私が聞いたら、先生はいくら長く海の中に浮いていても苦にはならない、
それよりも日本からベルリンまで十五日で行けるとか十四日で着けるとかいって、
旅行が一日でも早くできるのを、非常の便利らしく考えている人の心持ちがわからないと言った。
640名無しさん@ピンキー:2006/07/21(金) 23:41:23
 先生の金銭上の考えも、まったく西洋人とは思われないくらい無頓着(むとんじゃく)である。
先生の宅(うち)に厄介(やっかい)になっていたものなどは、
ずいぶん経済の点にかけて、普通の家には見るべからざる自由を与えられているらしく思われた。
このまえ会った時、ある蓄財家の話が出たら、いったいあんなに金をためてどうするりょうけんだろうと言って苦笑していた。
先生はこれからさき、日本政府からもらう恩給と、今までの月給の余りとで、
暮らしてゆくのだが、その月給の余りというのは、天然自然にできたほんとうの余りで、
用意の結果でもなんでもないのである。
 すべてこんなふうにでき上がっている先生にいちばん大事なものは、
人と人を結びつける愛と情けだけである。
ことに先生は自分の教えてきた日本の学生がいちばん好きらしくみえる。
私が十五日の晩に、先生の家を辞して帰ろうとした時、自分は今日本を去るに臨んで、
ただ簡単に自分の朋友、ことに自分の指導を受けた学生に、
「さようならごきげんよう」という一句を残して行きたいから、それを朝日新聞に書いてくれないかと頼まれた。
先生はそのほかの事を言うのはいやだというのである。
また言う必要がないというのである。同時に広告欄にその文句を出すのも好まないというのである。
私はやむをえないから、ここに先生の許諾を得て、「さようならごきげんよう」のほかに、
私自身の言葉を蛇足(だそく)ながらつけ加えて、先生の告別の辞が、
先生の希望どおり、先生の薫陶(くんとう)を受けた多くの人々の目に留まるように取り計らうのである。
そうしてその多くの人々に代わって、先生につつがなき航海と、穏やかな余生とを、
心から祈るのである。
641名無しさん@ピンキー:2006/07/22(土) 00:11:50
黒髪
近松秋江


     一

 ……その女は、私の、これまでに数知れぬほど見た女の中で一番気に入った女であった。
どういうところが、そんなら、気に入ったかと訊(たず)ねられても一々口に出して説明することは、
むずかしい。が、何よりも私の気に入ったのは、口のききよう、
起居振舞(たちいふるま)いなどの、わざとらしくなく物静かなことであった。
そして、生まれながら、どこから見ても京の女であった。もっとも京の女と言えば、
どこか顔に締りのない感じのするのが多いものだが、その女は眉目(びもく)の辺が引き締っていて、
口元などもしばしば彼地(あちら)の女にあるように弛(ゆる)んだ形をしておらず、
色の白い、夏になると、それが一層白くなって、じっとり汗ばんだ皮膚の色が、
ひとりでに淡紅色を呈して、いやに厚化粧を売り物にしているあちらの女に似ず、
常に白粉(おしろい)などを用いぬのが自慢というほどでもなかったけれど……彼女は、
そんな気どりなどは少しもなかったから……多くの女のする、
手に暇さえあれば懐中から鏡を出して覗(のぞ)いたり、鬢(びん)をなおしたり、
または紙白粉で顔を拭(ふ)くとかいったようなことは、ついぞなく、
気持ちのさっぱりとした、何事にでも内輪な、どちらかというと色気の乏しいと言ってもいいくらいの女であった。
642名無しさん@ピンキー:2006/07/22(土) 00:43:35
 そして、何よりもその女の優(すぐ)れたところは、姿の好いことであった。
本当の背はそう高くないのに、ちょっと見て高く思われるのは身体(からだ)の形が
いかにもすらりとして意気に出来ているからであった。手足の指の形まで、
すんなりと伸びて、白いところにうす蒼(あお)い静脈の浮いているのまで、
ひとしお女を優しいものにしてみせた。冬など蒼白いほど白い顔の色が一層
さびしく沈んで、いつも銀杏(いちょう)がえしに結った房々とした鬢の毛が
細おもての両頬(りょうほお)をおおうて、長く取った髱(たぼ)が鶴(つる)
のような頸筋(くびすじ)から半襟(はんえり)に被(おお)いかぶさっていた。
 それは物のいい振りや起居と同じように柔和な表情の顔であったが、白い額に、
いかつくないほどに濃い一の字を描いている眉毛(まゆげ)は、さながら
白沙青松(はくさせいしょう)ともいいたいくらい、秀(ひい)でて見えた。
けれど私に、いつまでも忘れられぬのはその眼であった。いくらか神経質な、
二重瞼(ふたえまぶた)の、あくまでも黒い、賢そうな大きな眼であった。
彼女は、決して、人に求めるところがあって、媚(こび)を呈したりして
泣いたりなどするようなことはなかったけれど、どうかした話のまわり合わせから
身の薄命を省みて、ふと涙ぐむ時など、じっと黙っていて、
その大きな黒眸(くろめ)がちの眼が、ひとりでに一層大きく張りを持ってきて、
赤く充血するとともに、さっと露が潤(うる)んでくるのであった。
私は、彼女の、その時の眼だけでも命を投げ出して彼女を愛しても
厭(いと)わないと思ったのである。そのころは年もまだ二十を三つか四つ出たくらいのもので若かったが、
商売柄に似ぬ地味な好みから、頭髪(かみ)の飾りなども金あしの簪(かんざし)に
小さい翡翠(ひすい)の玉をつけたものをよく(さ)していた。……
643名無しさん@ピンキー:2006/07/22(土) 00:52:24
     四

 その女が、自分のほかにどんな人間に逢っているか、自分に対して、
はたしてどれだけの真実な感情を抱いているか。
近いところにいてさえ売笑を稼業としている者の内状は知るよしもないのに、
まして遠く離れて、しかも一年以上二年近くも相見ないで、
ただ手紙の交換ばかりしていて、対手(あいて)の心の真相は知られるはずもないのであるが、
そんなことを深く疑えば、いくら疑ったって際限がなかった。時とすると堪えがたい想像を心に描いて、
ほとんどいても起(た)ってもいられないような愛着と、嫉妬(しっと)と、
不安のために胸を焦がすようなこともあったが、私は、強(し)いてみずから欺くようにして、
そういう不快な想像を掻(か)き消し、不安な思いを胸から追い払うように努めていたのであった。
644名無しさん@ピンキー:2006/07/22(土) 02:14:33
2man-cell?
いや、理論は解る…が理屈に不安ありってところか。
さながら蟻か。
いや、そうでないことを祈らせる。
「ハサミあるか?鉛筆でもいい」
何も言わず、相変わらずすすり泣くような雑音を出しながら渡されたのは…
ボールペン
しかも黄色
…まあ凌げるか、寿命が縮むかだ。

女から距離をある程度離れながら
わざわざ骨折した左二の腕の包帯を外し、脱臼した右手指から腕にかけて、二本目は左腕に付け替える。
下手な罠で警戒されるより、身体張る方が得策だと
落ち着いて何度もシュミレートする。


約8メートル………
…4………3……!
敵もある程度予測していたのか…
いや…俺のほうが……!
「速い!!」
後方の背中を採り、見えるようペンを斜め首に突き付ける。
アサルトライフル、部が悪すぎる。
しかし付け入る隙があるとするならば…
「手ぇ上げて後ろに銃投げろ。」
…相手の視線が手に取るよう右手から左腕に移る。
今!
捕らえた敵の膝を蹴り、胸から拳銃を抜き取り手り……!
頭をぶち抜かれた。
645名無しさん@ピンキー:2006/07/22(土) 14:29:07
 世の中はしつこい、毒々しい、こせこせした、その上ずうずうしい、
いやな奴(やつ)で埋(うずま)っている。元来何しに世の中へ面(つら)を
曝(さら)しているんだか、解(げ)しかねる奴さえいる。しかもそんな面に
限って大きいものだ。浮世の風にあたる面積の多いのをもって、さも名誉のごとく
心得ている。五年も十年も人の臀(しり)に探偵(たんてい)をつけて、
人のひる屁(へ)の勘定(かんじょう)をして、それが人世だと思ってる。
そうして人の前へ出て来て、御前は屁をいくつ、ひった、いくつ、
ひったと頼みもせぬ事を教える。前へ出て云うなら、それも参考にして、
やらんでもないが、後(うし)ろの方から、御前は屁をいくつ、ひった、
いくつ、ひったと云う。うるさいと云えばなおなお云う。よせと云えば
ますます云う。分ったと云っても、屁をいくつ、ひった、ひったと云う。
そうしてそれが処世の方針だと云う。方針は人々(にんにん)勝手である。
ただひったひったと云わずに黙って方針を立てるがいい。人の邪魔になる方針は
差(さ)し控(ひか)えるのが礼儀だ。邪魔にならなければ方針が立たぬと云うなら、
こっちも屁をひるのをもって、こっちの方針とするばかりだ。そうなったら
日本も運の尽きだろう。
 こうやって、美しい春の夜に、何らの方針も立てずに、あるいてるのは
実際高尚だ。興来(きた)れば興来るをもって方針とする。
興去れば興去るをもって方針とする。句を得れば、得たところに方針が立つ。
得なければ、得ないところに方針が立つ。しかも誰の迷惑にもならない。
これが真正の方針である。屁を勘定するのは人身攻撃の方針で、
屁をひるのは正当防禦(ぼうぎょ)の方針で、こうやって観海寺の石段を
登るのは随縁放曠(ずいえんほうこう)の方針である。
646名無しさん@ピンキー:2006/07/22(土) 14:40:28
「屁の勘定た何かな」
「東京に永くいると屁の勘定をされますよ」
「どうして」
「ハハハハハ勘定だけならいいですが。人の屁を分析して、臀(しり)の穴が三角だの、四角だのって余計な事をやりますよ」
「はあ、やはり衛生の方かな」
「衛生じゃありません。探偵(たんてい)の方です」
「探偵? なるほど、それじゃ警察じゃの。いったい警察の、巡査のて、何の役に立つかの。なけりゃならんかいの」
「そうですね、画工(えかき)には入(い)りませんね」
「わしにも入らんがな。わしはまだ巡査の厄介(やっかい)になった事がない」
「そうでしょう」
「しかし、いくら警察が屁の勘定をしたてて、構わんがな。澄(す)ましていたら。自分にわるい事がなけりゃ、なんぼ警察じゃて、どうもなるまいがな」
「屁くらいで、どうかされちゃたまりません」
「わしが小坊主のとき、先代がよう云われた。
人間は日本橋の真中に臓腑(ぞうふ)をさらけ出して、
恥ずかしくないようにしなければ修業を積んだとは云われんてな。
あなたもそれまで修業をしたらよかろ。旅などはせんでも済むようになる」
「画工になり澄ませば、いつでもそうなれます」
「それじゃ画工になり澄したらよかろ」
「屁の勘定をされちゃ、なり切れませんよ」
「ハハハハ。それ御覧。あの、あなたの泊(とま)っている、
志保田の御那美さんも、嫁に入(い)って帰ってきてから、どうもいろいろな事が気になってならん、
ならんと云うてしまいにとうとう、わしの所へ法(ほう)を問いに来たじゃて。
ところが近頃はだいぶ出来てきて、そら、御覧。あのような訳(わけ)のわかった女になったじゃて」
「へええ、どうもただの女じゃないと思いました」
「いやなかなか機鋒(きほう)の鋭(する)どい女で――
わしの所へ修業に来ていた泰安(たいあん)と云う若僧(にゃくそう)も、
あの女のために、ふとした事から大事(だいじ)を窮明(きゅうめい)せんならん
因縁(いんねん)に逢着(ほうちゃく)して――今によい智識(ちしき)になるようじゃ」
647名無しさん@ピンキー:2006/07/22(土) 23:59:34
げしゅく-や 0 【下宿屋】


人を下宿させることを業とする家。

648名無しさん@ピンキー:2006/07/23(日) 00:06:20
えこう ゑかう 1 【回向/▼廻向】


(名)スル
〔仏〕
(1)自己が行なった修行や造塔・布施などの善行の結果を、自己や他者の成仏や利益(りやく)などのために差し向けること。
(2)死者の成仏を祈って供養を行うこと。
「親戚一同で―する」
(3)浄土真宗で、阿弥陀仏の本願の力によって浄土に往生し、またこの世に戻って人々を救済すること。前者を往相廻向、後者を還相(げんそう)廻向という。
(4)寺へ寄進すること。
(5)回向文(えこうもん)を唱えること。また、その文。
649名無しさん@ピンキー:2006/07/23(日) 00:39:48
五月闇汽罐車一台ゆくごとし
650名無しさん@ピンキー:2006/07/24(月) 22:48:42
「幌をあけるよ」
聡子はうなずいた。
清顕は大きく腕をひろげて、前面の幌を外した。目の前の四角い、雪に充たされた断面が、倒れかかる白い襖のように、音もなく崩れてきた。
車夫が気配を察して立止った。
「そうじゃないんだ。行け!」と清顕は叫んだ。晴朗な若々しいその叫びを背後から受けて、車夫は再び腰を浮かせた。「行け! どんどん行ってくれ」
俥は車夫の懸声と共に辷り出した。
「人に見られるわ」
と俥の底に潤んだ目をひそめて聡子は言った。
「構やしないさ」
わが声にこもる果断な響きに清顕はおどろいていた。彼にはわかっていた。彼は世界に直面したかったのだ。
見上げる空は雪のせめぎ合う淵のようだった。二人の顔へ雪はじかに当り、口をひらけば口のなかへまで吹き込んだ。こうして雪に埋もれてしまったら、どんなにいいだろう。
「今、雪がここへ……」
と聡子は夢見心地の声で言った。雪が咽喉元から胸乳へ滴たったのを言おうとしたらしい。
651名無しさん@ピンキー:2006/07/24(月) 22:56:32
桃子と花子が、ねえねえ、どうしてパチンコのチューリップがエロなのよ? 
とわざとらしく質問し、ぼくは、そんなこと知りませんよ、と答え、
アレクサンドルはあきれて、あんだよう、そういう童貞の中学生みてえなことを言ってて、
よく作家がつとまるなあ、夏之さん、あんた、からかわれたんじゃないの? 
若くみられてよ、おっ開いたところに玉が入るなんて聞いただけで、
うでエビみたいになる超純情青年に間違えられてさあ、と言い、
女流作家は、真面目な顔をして、でもね、この世界は、
小説に玉男という名前の青年が登場すると、
「玉男という、その名も象徴的にエロティックな名前を持つ男」
なんて批評が通用しちゃうところなんですよ、と言った。
それ、もしかして金玉のこと言ってんの? とアレクサンドル。
652名無しさん@ピンキー:2006/07/24(月) 23:08:51
「あなた、その女にそのほかにどんなものを持って行ってやったの。
全部かくさないで言ってごらんなさい」
「別に特別に持って行ったことはない」
「また、うそをつく。じゃあたしが教えてあげましょうか。そうすると、
忘れていたと言うんでしょう。あたしはね、すっかりしらべてあるんですよ、
その女のことだって。あるひとにたのんで七万円も使ってしらべさせたの。
その調書を焼いてしまっておしいことをした。あなたは本気にしないでしょうけど、
あいつはね、おそろしい女ですよ。あなたには、はたちぐらいのうぶな娘のように見えたでしょうけどね、
あたしが七万円もの大金をどうしてこしらえたかわからないでしょ。気になる? 
たんすをあけてごらんなさい。あたしの着物なんか、もう一枚だって残っちゃいないから。
でもあなたのものは、襦袢一枚も手をつけていませんからね。なぜ、
そんなおそろしいことをしたか知ってる? みんなあなたのためよ。
あ、な、た、の、た、め。
その女の素性をしらべて、よさそうなひとなら、あたしはそっと身を引こうとまで思ってました。
でもしらべてみて気が変わったの。その女にまかせておけばあなたを殺してしまいます。
あたしはうそを言っていると思う?」
「思わない。きっとその通りでしょう」
「そうよ。あたしはあなたのようなうそつきとちがいます。たいへんな女よ、
あいつは。あいつと言うと、あなたはへんな顔をするのね。ごめんなさいね。
あなたの大事なひとをあいつ呼ばわりしてね。でも、あいつでけっこうよ。
あなたがやがて後悔して、きっと自殺するようなはめになるのは見えすいていたわ。
それがあたしにはこわかったの。さあ、思い出しなさい、たばこのほかにどんなプレゼントをしたの?」
653名無しさん@ピンキー:2006/07/24(月) 23:13:42
「……そうしているうちに下半身が腐ってきました。みんな天罰です。
みんなあたしが自分でしたことのむくいです。あたしがあんな神さまのような
ジュウ(奄美の方言で父)を犠牲にしてえらんだあなたからは
こんなひどいめにあわされたのです。わたしのからだが腐ってくるぐらい
当然のむくいです。そう思ってじっとしているとね、
あなた、そこにだれがきたと思う? あいつよ、あいつがやってきたのよ。
あたしはおそろしくて声も出なかったわ。あなたとぐるになってあたしを
こんなからだにしておきながら、それでもまだ足りないで、
島まで追っかけてきたのよ。そして、ぼろきれにくるんだ何か
犬の子みたいな生きものを持っているじゃないの。
あたしがなんだろうと思ってたしかめようとすると、
あいつはね、口をゆがめてへんな笑いを浮かべたかと思うと、
その生きものを高くさしあげて、あたしの目のまえで、土間にたたきつけたわ。
それはなんとも言いようのない気味の悪い声を出して動かなくなったわ。
あたしは、見たの、それが生まれてまもないあかんぼうだってことを見てしまったの」
  そう言うと妻はじっと私の顔をのぞきこんだ。そして、ぽつりとつぶやいた。
「あなたの子でしょう、それ」
654名無しさん@ピンキー:2006/07/24(月) 23:21:29
レコード会社と契約することでバイトから開放された。一日
の時間はすべて自分のものになった。その時間をやり過ごすための金も与
えられていた。

その結果、一日中酒を飲むのが当たり前になった。時間と金、そのどちらか
が無ければそこまで酒を飲む理由もなかったし好きなだけ買うようなこ
ともできなかった。昼間仕事があれば当然その間は飲めない。仕事の後
に飲む酒代くらいならバイト代で十分だった。やり過ごさなければなら
ない余計な時間などないのだから余計な金を遣うこともなかった。

一生遊んで暮らせる人生。誰でも一度は夢見ることだろう。この三年間の自分は
それに近かった。その結果がアル中である。
655名無しさん@ピンキー:2006/07/25(火) 06:06:16
私はそのころ太陽というものに生命を感じていた。私はふりそそぐ陽射しの中に
無数の光りかがやく泡、エーテルの波を見ることができたものだ。
私は青空と光を眺めるだけで、もう幸福であった。
麦畑を渡る風と光の香気の中で、私は至高の歓喜を感じていた。
 雨の日は雨の一粒一粒の中にも、嵐の日は狂い叫ぶその音の中にも
私はなつかしい命を見つめることができた。樹々の葉にも、鳥にも、虫にも、
そしてあの流れる雲にも、私は常に私の心と語り合う親しい命を感じつづけていた。
酒を飲まねばならぬ何の理由もなかったので、私は酒を好まなかった。
女の先生の幻だけでみたされており、女の肉体も必要ではなかった。
夜は疲れて熟睡した。
 私と自然との間から次第に距離が失われ、私の感官は自然の感触と
その生命によって充たされている。私はそれに直接不安ではなかったが、
やっぱり麦畑の丘や原始林の木暗い下を充ちたりて歩いているとき、
ふと私に話かける私の姿を木の奥や木の繁みの上や丘の土肌の上に見るのであった。
彼等は常に静かであった。言葉も冷静で、やわらかかった。
彼等はいつも私にこう話しかける。君、不幸にならなければいけないぜ。
うんと不幸に、ね。そして、苦しむのだ。不幸と苦しみが人間の魂のふるさとなのだから、と。
656名無しさん@ピンキー:2006/07/25(火) 06:08:29
 石津は貧しい家の娘で、その身体にはいっぱい虱(しらみ)がたかっていた。
外の子供がそう云って冷やかす。キリリと怒るような顔になるが、
やがて又たわいもない笑い顔になってしまう。善良というよりも愚かという魂が感じられる。
読み書きはともかく出来て、中くらいの成績なのだが、人生の行路では、
仮名も知らない女よりも処世に疎(うと)くて、要するに本当の生長がないような愚な魂がのぞけて見えるのだ。
そのくせ、ひどく色っぽい。ただ、それだけだ。
 私は先生をやめるとき、この娘を女中に譲り受けて連れて行こうかと思った。
そうして、やがて自然の結果が二人の肉体を結びつけたら、結婚してもいいと思った。
まったくこれは奇妙な妄想であった。私は今でも白痴的な女に妙に惹(ひ)かれるのだが、
これがその現実に於ける首(はじ)まりで、私は恋情とか、胸の火だとか、
そういうものは自覚せず、極めて冷静に、一人の少女とやがて結婚してもいいと考え耽っていたのである。
 私は高貴な女先生の顔はもうその輪郭すらも全く忘れて思い描くよしもないが、
この三人の少女の顔は今も生々しく記憶している。石津はオモチャにされ、
踏みつけられ、虐(しいた)げられても、いつもたわいもなく楽天的なような気がするのだが、

むろん現実ではそんな筈はない。虱たかりと云われて、
やっぱり一瞬はキリリとまなじりを決するので、踏みしだかれて、
路上の馬糞のように喘(あえ)いでいる姿も思う。私の予感は当っていて、
その後娼家の娼婦に接してみると、こんな風なたわいもない楽天家に
屡々(しばしば)めぐりあったものである。
657名無しさん@ピンキー:2006/07/25(火) 06:10:58
 ある放課後、生徒も帰り、先生も帰り、私一人で職員室に
朦朧(もうろう)としていると、外から窓のガラスをコツコツ叩く者がある。
見ると、主任だ。
 主任は帰る道に有力者の家へ寄った。すると子供が泣いて帰ってきて、
先生に叱られたという。お父さんが学務委員などをして威張っているから、
先生が俺を憎むのだ。お父さんの馬鹿野郎、と云って、
大変な暴れ方で手がつけられない。いったい、どうして、叱ったのだ、
と言うのである。
 あいにく私はその日はその子供を叱ってはいないのである。
然し子供のやることには必ず裏側に悲しい意味があるので、
決して表面の事柄だけで判断してはいけないものだ。そうですか。
大したことではないけれど、叱らねばならないことがあったから叱っただけです、
じゃ、君、と、主任はいやらしい笑い方をして、君、ちょっと、
出掛けて行って釈明してくれ給え。
長い物にはまかれろというから、仕方がないさ、
ヘッヘ、という。
主任はヘッヘという笑い方を屡々つけたす男であった。
658名無しさん@ピンキー:2006/07/25(火) 06:17:05
 私はずるいのだ。悪魔の裏側に神様を忘れず、神様の陰で悪魔と
住んでゐるのだから。
今に、悪魔にも神様にも復讐されると信じてゐた。
けれども、私だつて、馬鹿は馬鹿なりに、ここまで何十年か生きてきたのだから、
ただは負けない。そのときこそ刀折れ、矢尽きるまで、悪魔と神様を相手に組打ちもするし、
蹴とばしもするし、めつたやたらに乱戦乱闘してやらうと悲愴な覚悟をかためて、
生きつづけてきたのだ。ずゐぶん甘つたれてゐるけれども、
ともかく、いつか、化の皮がはげて、裸にされ、毛をむしられて、
突き落される時を忘れたことだけはなかつたのだ。
 利巧な人は、それもお前のずるさのせいだと言ふだらう。
私は悪人です、と言ふのは、私は善人ですと、言ふことよりもずるい。
私もさう思ふ。でも、何とでも言ふがいいや。
私は、私自身の考へることも一向に信用してはゐないのだから。
659名無しさん@ピンキー:2006/07/25(火) 13:39:32
「常盤木門」
本丸の正面に位置し、小田原城の城門の中でも、
最も大きく堅個に造られていました。古絵図などの記録から、
江戸時代初期から設けられていたことが分かります。元禄16年(1703年)の大地震で崩壊した後、宝永3年(1706年)に、
多門櫓と渡り櫓から構成される桝形門形式で再建されたものが
明治3年(1870年)の小田原城廃城まで姿をとどめていたといわれています。
昭和45年に、市制30周年記念事業として再建されました。
現在の常盤木門とは常緑樹の意で、門の傍らには往時から松が植えられており、
また、松の木が常に緑色をたたえて何十年も生長することになぞらえ、
小田原城が永久不変に繁栄することを願って、
常盤木門と名付けられたといわれています。
660名無しさん@ピンキー:2006/07/25(火) 13:50:13
・楓(かえで)科。
・学名 Acer palmatum(いろはもみじ)
Acer : カエデ属
palmatum : 掌(手のひら)状の
Acer は「裂ける」という意味のラテン語に由来。
 切れ込んだ葉っぱの形から。
学名 A へ

・秋の紅葉(こうよう)がすばらしい。
・300種もの園芸品種が江戸時代から作り出されている。
・楓(かえで)と紅葉(もみじ)は植物分類上は同じだが、
楓のなかで特に紅葉の美しい種類を「モミジ」と呼ぶ説が
ある。また、盆栽の世界では、葉の切れ込みの数、
切れ込み具合によって両者を呼び分けているらしい。
英語ではカエデ、モミジとも「メープル」と呼び、
カナダ産のカエデの樹液からとったものに
「メープルシロップ」がある。

・楓科の代表種はイロハ紅葉(もみじ)。写真もイロハ紅葉。
・楓(かえで)の語源は「蛙手(かえるで)」から転じた。
水かきのように切れ込みの浅い葉のものを楓という。
紅葉(もみじ)の語源は、
秋に赤や黄に変わる様子を
昔「紅葉づ(もみづ)」といったことにもとづく。
切れ込みの深い楓を紅葉(もみじ)という。
661名無しさん@ピンキー:2006/07/25(火) 13:57:37
 野菊という言葉からまず思い浮かべるのは、若い頃に読んだ
伊藤左千夫の純愛小説『野菊の墓』である。
薄幸のうちに死んだ年上の恋人・民子を追憶したこの小説の中で、
主人公政夫は民子を野菊になぞらえる。

「まったくの田舎風であったが、けっして粗野ではなかった。
可憐で優しくてそうして品格もあった。……どう見ても野菊の風だった」
 作者は民子と野菊をこんなふうに捕らえている。

 この"野菊"が具体的にどの花を指しているのかよくわからない。また"野菊"とは、
山野に自生する菊を総称するようで、"野菊"いう名の花はないようだ。
この小説の雰囲気からすると、ノコンギクではないかという気がするのだが。
秋の野山に出かければどこにでも野菊が見られる。残念ながら植物の特定能力のない私は、
そのいちいちを詳しく見分けられない。薄紫の花を見れば、ノコンギクが咲いている、
と反射的に思う。ノコンギクも個体によってかなり濃い紫から白っぽい花まであって、
紛らわしい。よく似た花にヨメナがあり、ノコンギクは葉がざらつくがこちらは葉がざらつかないというが、
私は薄紫の花を見るとなんでもノコンギクと思い込んで満足してしまう。
秋の野山で最も風情のある野菊といえば、やはりこのノコンギクだろう。
山から下りてきてつまらない林道歩きに移るときなど、
路傍に溢れるほどのノコンギクが咲いていると、なにがなしほっとして、
秋の中にいるという弾むような、それでいて一抹うら寂しいような気持になる。
ノコンギクもいいが、シラヤマギクも私は好きだ。
ウメバチソウやヤマハハコが咲き始めると、それを追いかけてシラヤマギクが咲き始める。
ノコンギクよりも丈が高く、また群も大きくなり、この花を日当たりのいい明るい林道に見ると、
もう秋がやってきたな、という気持になる。
白い花弁の小さな花群は、夏の終わりと秋の訪れを告げる爽やかな使者のようだ。
背景が暗い日陰だと、白い星の集まりのように見える。
662名無しさん@ピンキー:2006/07/25(火) 14:04:23
うわぐすり うは― 3 0 【▼釉/上薬】


素焼きの陶磁器の表面にかけるケイ酸塩化合物。焼成するとガラス質になり空気や水を通すのを防ぎ、耐食性や強度が増すとともに器に美しい光沢を与える。釉薬(ゆうやく)。

663名無しさん@ピンキー:2006/07/25(火) 23:30:38
 私がヒロポンという薬の名をきいたのは六七年前で、
東京新聞のY君がきかせてくれたのである。そのときは二日酔いの薬というY君式の伝授で、
社の猛者(もさ)連中が宿酔(ふつかよい)に用いて霊顕あらたか、
という効能がついていた。けれども、当時はそろ/\酒も姿をひそめて、
めったに宿酔もできない世の中になりかけていたから、ヒロポンのお世話になる必要もなかった。
 それから一二年して、仕事にヒロポンを用いているという二人の男にぶつかった。
南川潤と荒正人だ。南川がヒロポンというのは話が分るが、
荒正人とヒロポンは取り合せが変だ。ヒロポンが顔負けしそうだけれども、
彼は女房、女中に至るまでヒロポンをのませて家庭の能率をあげるという奇妙な文化生活をたのしんでいるのだそうである。

664名無しさん@ピンキー:2006/07/25(火) 23:33:09
 当時は戦争中で、私は仕事もなく、酒もなしという状態で
ヒロポンのごやっかいになることも少なかったが、
時々は、宿酔に用いたこともあって、私の宿酔とくるとドウモウだから、
定量以上ガブガブのみ、ちょうど居合せた長畑医師にいさめられたことがある。
そのとき、エフェドリンに似た成分の薬だということを教えられた。
 そのうちに空襲となり薬屋にヒロポンの姿もなくなり、
本土が戦場になったというような時にヒロポンの必要がありそうだと考えていると、
私の兄が軍需会社にいるものだから、その薬なら会社にある、
夜業に工員にのませているのだ、といって、持ってきてくれた。
ヒロポンが五粒に、胃の薬をまぜて一服になっている。
 私の街が焼野原になった夜、焼い弾が落ちはじめたとき、このヒロポンを飲んだ。
どうにも睡くて仕方がないからで、戦争中は私は実にねむかった。
そのヒロポンのせいだか、私は妙に怖くなかった。
頭上で焼い弾がガラ/\やるのを軒の下からながめて、
四方の火がだん/\迫ってくるのを変な孤独感で待ちかまえていたのである。
665名無しさん@ピンキー:2006/07/25(火) 23:34:29
 織田作之助がヒロポンを濫用していた。彼は毎日ヒロポンの注射をして仕事にかゝるのだが、
毎日というのは、よろしくない。
 私は仕事の日と、遊ぶ日を別にしており、
仕事の日は仕事だけ、遊ぶ日は遊ぶだけ、
というやり方だからヒロポンは毎日用いてはいない、
もっとも、ヒロポンを用いて仕事をすると、三日や四日の徹夜ぐらい平気の代りに、
いざ仕事が終って眠りたいという時に、眠ることができない。
眠るためには酒を飲む必要があり、ヒロポンの効果を消して眠るまでには多量の酒が必要で、
ウイスキーを一本半か二本飲む必要がある。原稿料がウイスキーで消えてなくなり足がでるから、
バカげた話で、私は要するに、全然お金をもうけていないのである。
666名無しさん@ピンキー:2006/07/25(火) 23:35:52
 織田のヒロポンは毎日だから、ひどかった。
毎日ヒロポン、仕事、遊び、ヒロポン、仕事という順序で、
くぎりがないから不健康だ。織田のヒロポンは注射だが、私は注射は好まない。
第一回目だけ、よく利く。打ったとたんに頭が澄んでくるから、
バカにきくように思えるけれども、一時間もすると、ぼやけてくる。
二本目を打つ。もう、さほど利かない。
 飲む方はすぐは利かぬが、効果が持続的だから、
私のように、仕事は仕事だけまとめてやるというやり方には、この方にかぎる。
どうしても飲みすぎて、顔色はそう白となり、汗はでる、動きはうつ、
どうもいやだ、もう飲みたくないと思うけれども、
仕事の無理をきかせるためには飲まざるを得なくなってしまう。

667名無しさん@ピンキー:2006/07/25(火) 23:37:39
 新潮と改造の新年号の小説の時はひどかった。どっちも、まる四日間、
一睡もしていない。
そうかといって、書き上げても、
酒を飲んででい酔しなければ眠ることができないので、
えゝマヽヨ、死んでもいゝや、と思って、銀座のルパンへウイスキーを飲みにでかけたものだ。
あの日の心臓の動きはひどかったので、途中でブッ倒れるような気がして、
仕方がなかったのである。
 その日、織田が昨日かっ血したということをきいたのである。
石川淳がめいていしていて、織田はかっ血したから好きだ。
かっ血する奴はみんな好きだ、
死んでしまえば、なお、好きだ。
と、石川式のことを叫んで立上ってフラ/\していた。

668名無しさん@ピンキー:2006/07/25(火) 23:39:10
 石川淳だの太宰治というヒロポン型の先生がヒロポンを用いておらず、
荒正人だの私のようなのがヒロポンを濫用しているのは、
はなはだしくスタイルを裏切るものだから、
私もヒロポンはやめたいと思っているのだが、近ごろは万事スタイルの混乱時代で、
先日代々木の街頭で、おれがこの道を歩いているとだれでも共産党だと思うだろうな、
と言ったら、友人のいわく、さにあらず、共産党はみんなオシャレだよ。
とても、身だしなみがいゝんだ、
という話で、私みたいのボロ洋服、頭髪ボウボウは共産党にもしてくれない。
よってヒロポンを飲み、スタイル混乱期のおつきあいをしているような次第なのである。

669名無しさん@ピンキー:2006/07/26(水) 00:14:10
ポン中坂口安吾もえ
670名無しさん@ピンキー:2006/07/26(水) 00:25:51
>>669
よくわかったなWWWW

以下続行
671名無しさん@ピンキー:2006/07/26(水) 00:30:42
 諸君は、東京市某町某番地なる風博士の邸宅を御存じであろう乎(か)? 
御存じない。それは大変残念である。そして諸君は偉大なる風博士を御存知であろうか? 
ない。嗚呼(ああ)。
では諸君は遺書だけが発見されて、
偉大なる風博士自体は杳(よう)として紛失したことも御存知ないであろうか? 
ない。嗟乎(ああ)。
では諸君は僕が其筋(そのすじ)の嫌疑のために並々ならぬ困難を感じていることも御存じあるまい。

しかし警察は知っていたのである。

そして其筋の計算に由れば、偉大なる風博士は僕と共謀のうえ遺書を捏造(ねつぞう)して自殺を装い、
かくてかの憎むべき蛸(たこ)博士の名誉毀損をたくらんだに相違あるまいと睨(にら)んだのである。
諸君、これは明らかに誤解である。
何となれば偉大なる風博士は自殺したからである。
果して自殺した乎? 然(しか)り、偉大なる風博士は紛失したのである。
諸君は軽率に真理を疑っていいのであろうか? 
なぜならば、それは諸君の生涯に様々な不運を齎(もた)らすに相違ないからである。
真理は信ぜらるべき性質のものであるから、諸君は偉大なる風博士の死を信じなければならない。
そして諸君は、かの憎むべき蛸博士の――あ、諸君はかの憎むべき蛸博士を御存知であろうか? 
御存じない。噫呼(ああ)、
それは大変残念である。
では諸君は、まず悲痛なる風博士の遺書を一読しなければなるまい。

672名無しさん@ピンキー:2006/07/26(水) 00:35:18
    風博士の遺書
 諸君、彼は禿頭である。然り、彼は禿頭である。禿頭以外の何物でも、
断じてこれある筈(はず)はない。彼は鬘(かつら)を以て之の隠蔽をなしおるのである。
ああこれ実に何たる滑稽! 然り何たる滑稽である。ああ何たる滑稽である。
かりに諸君、一撃を加えて彼の毛髪を強奪せりと想像し給え。
突如諸君は気絶せんとするのである。而して諸君は気絶以外の何物にも遭遇することは不可能である。
即ち諸君は、猥褻(わいせつ)名状すべからざる無毛赤色の突起体に深く心魄を打たるるであろう。
異様なる臭気は諸氏の余生に消えざる歎きを与えるに相違ない。
忌憚(きたん)なく言えば、彼こそ憎むべき蛸である。人間の仮面を被り、
門にあらゆる悪計を蔵(かく)すところの蛸は即ち彼に外ならぬのである。
673名無しさん@ピンキー:2006/07/26(水) 00:37:02
 諸君、余を指して誣告(ぶこく)の誹(そしり)を止(や)め給え、
何となれば、真理に誓って彼は禿頭である。尚疑わんとせば諸君よ、
巴里(パリ)府モンマルトル三番地、Bis, Perruquier ショオブ氏に訊き給え。
今を距ること四十八年前のことなり、
二人の日本人留学生によって鬘の購(あがな)われたることを記憶せざるや。
一人は禿頭にして肥満すること豚児の如く愚昧(ぐまい)の相を漂わし、
その友人は黒髪明眸(めいぼう)の美少年なりき、と。
黒髪明眸なる友人こそ即ち余である。
見給え諸君、ここに至って彼は果然四十八年以前より禿(は)げていたのである。
於戯(ああ)実に慨嘆の至に堪えんではない乎! 
高尚なること(かしわ)の木の如き諸君よ、
諸君は何故彼如き陋劣漢(ろうれつかん)を地上より埋没せしめんと願わざる乎。
彼は鬘を以てその禿頭を瞞着(まんちゃく)せんとするのである。
674名無しさん@ピンキー:2006/07/26(水) 00:39:16
 諸君、彼は余の憎むべき論敵である。単なる論敵であるか? 
否否否。千辺否。
余の生活の全てに於て彼は又余の憎むべき仇敵である。実に憎むべきであるか?
 然り実に憎むべきである! 
諸君、彼の教養たるや浅薄至極でありますぞ。
かりに諸君、聡明なること世界地図の如き諸君よ、
諸君は学識深遠なる蛸の存在を認容することが出来るであろうか? 
否否否、万辺否。
余はここに敢(あえ)て彼の無学を公開せんとするものである。
675名無しさん@ピンキー:2006/07/26(水) 01:13:33
彼女の舌がグアルディオラにベッカムと絡みつく。
そろそろか。オレは立ち上がると彼女のオフェルマルスにシェフチェンコを
インザーギする。
ホーイ、ドンク、ホーイ、ドンクとリズミカルに腰をふる。
彼女のオフェルマルスがソングを奏で始める。
「オ、オコチャになっちゃう!アモカチ!アモカチ!イク、イク、イクペパァーーーッッッ!!」
彼女はひときわ大きな声をあげる。そしてオレのカンポスからは
ネドヴェドが迸り、ぐにゃりとカンナヴァーロになる。


2回戦が始まり、彼女のフェッラーラは激しさを増した。俺の
マラッツィーナも徐々にブランとした状態からデサイーになって
きた。今度はラッシッシをやっているので何倍も気持ちいい。勢
いあまって、そのままコマンディーニしようとすると、彼女がカ
ヴァシン、カヴァシンとうるさい。仕方なくボグダニをかぶせて、
ゆっくりとインザーギ。しばらくすると、彼女のダルカントもジ
ョルゲッティで、バキーニ、バキーニと音を立て始める。ますま
す俺のムトゥは、気持ちよくなって今にもソリアーノ。じっとこ
らえてバイオッコ、バイオッコとバッジョ運動するが、やっぱり
ボグダニはいやだね。生になって彼女のカフーに向かってエスポ
ージトしてしまった。
676名無しさん@ピンキー:2006/07/26(水) 01:54:26
 目の前に昔の山々の姿が現れました。呼べば答えるようでした。旧道をとることにしました。その道はもう踏む人がなく、道の姿は消え失せて、ただの林、ただの山坂になっていました。その道を行くと、桜の森の下を通ることになるのでした。
「背負っておくれ。こんな道のない山坂は私は歩くことができないよ」
「ああ、いいとも」
 男は軽々と女を背負いました。
 男は始めて女を得た日のことを思いだしました。その日も彼は女を背負って峠のあちら側の山径(やまみち)を登ったのでした。その日も幸せで一ぱいでしたが、今日の幸せはさらに豊かなものでした。
「はじめてお前に会った日もオンブして貰ったわね」
 と、女も思いだして、言いました。
「俺もそれを思いだしていたのだぜ」
 男は嬉しそうに笑いました。
677名無しさん@ピンキー:2006/07/26(水) 01:55:59
「ほら、見えるだろう。あれがみんな俺の山だ。谷も木も鳥も雲まで俺の山さ。
山はいいなあ。走ってみたくなるじゃないか。都ではそんなことはなかったからな」
「始めての日はオンブしてお前を走らせたものだったわね」
「ほんとだ。ずいぶん疲れて、目がまわったものさ」
 男は桜の森の花ざかりを忘れてはいませんでした。然し、この幸福な日に、
あの森の花ざかりの下が何ほどのものでしょうか。彼は怖れていませんでした。
 そして桜の森が彼の眼前に現れてきました。まさしく一面の満開でした。
風に吹かれた花びらがパラパラと落ちています。土肌の上は一面に花びらがしかれていました。
この花びらはどこから落ちてきたのだろう? なぜなら、花びらの一ひらが落ちたとも思われぬ
満開の花のふさが見はるかす頭上にひろがっているからでした。
 男は満開の花の下へ歩きこみました。あたりはひっそりと、
だんだん冷めたくなるようでした。
678名無しさん@ピンキー:2006/07/26(水) 01:58:48
彼はふと女の手が冷めたくなっているのに気がつきました。
俄(にわか)に不安になりました。とっさに彼は分りました。
女が鬼であることを。突然どッという冷めたい風が花の下の四方の涯から吹きよせていました。
 男の背中にしがみついているのは、全身が紫色の顔の大きな老婆でした。
その口は耳までさけ、ちぢくれた髪の毛は緑でした。男は走りました。
振り落そうとしました。鬼の手に力がこもり彼の喉にくいこみました。
彼の目は見えなくなろうとしました。彼は夢中でした。
全身の力をこめて鬼の手をゆるめました。その手の隙間から首をぬくと、
背中をすべって、どさりと鬼は落ちました。今度は彼が鬼に組みつく番でした。
鬼の首をしめました。そして彼がふと気付いたとき、
彼は全身の力をこめて女の首をしめつけ、そして女はすでに息絶えていました。
679名無しさん@ピンキー:2006/07/26(水) 02:02:18
 彼の目は霞(かす)んでいました。
彼はより大きく目を見開くことを試みましたが、
それによって視覚が戻ってきたように感じることができませんでした。
なぜなら、彼のしめ殺したのはさっきと変らず矢張り女で、
同じ女の屍体(したい)がそこに在るばかりだからでありました。
 彼の呼吸はとまりました。彼の力も、彼の思念も、すべてが同時にとまりました。
女の屍体の上には、すでに幾つかの桜の花びらが落ちてきました。
彼は女をゆさぶりました。呼びました。抱きました。徒労でした。
彼はワッと泣きふしました。たぶん彼がこの山に住みついてから、この日まで、
泣いたことはなかったでしょう。
そして彼が自然に我にかえったとき、彼の背には白い花びらがつもっていました。
680名無しさん@ピンキー:2006/07/26(水) 04:41:21
最後の1文どころか全部難解でわけわかめ
681名無しさん@ピンキー:2006/07/26(水) 19:21:36
 納豆を買ってきて食べるとき、どうしても避けられない行為があります。

そう、タレの袋と納豆を分けているフィルムを剥がす行為です。

 ネバネバがフィルムにまとわりつき、そのフィルムをど

こへ置こうか迷ってしまうものです。納豆のフィルムは柔らかいものが

多く、剥がす時にそのネバネバが手に付く事もしばしば。場合によってむ
は、タレの袋にも・・・ 最悪の場合、そのネバネバのおかげでタレの袋
をうまく破れない、なんて事もあります。

 私はいつも、おかめ納豆を買っているのですが、この度、新型の容器が登場!

682名無しさん@ピンキー:2006/07/26(水) 19:26:25
>>680
ゆとり教育に負けて
宮部みゆきとか東野けいごとか浅田次郎みたいな低能向けを読むのはやめて再出発だ
683名無しさん@ピンキー:2006/07/26(水) 19:30:21
読まない→読めない→読まない→読めない→ 読まない→読めない→………
684名無しさん@ピンキー:2006/07/26(水) 19:49:26
長編小説・長篇小説(ちょうへんしょうせつ)は文学形式の一種。
小説のうちその分量が特に多く、構造的に長大なものを指す。

何を以て長編小説とするかについては議論が多いが、根本的な問題として
「小説はかぎりなく長くすることができる。しかしある程度以下には短くすることができない。
ある程度以下の長さになると、それは小説ではなく挿話(エピソード)となる」という説明があるとおり、
長編小説には短編小説のごとき構造上の定式がなく、何をどう書いてもいい部分が多いので、
その範疇ははなはだひろく、そこに含まれる作品もきわめて多い。長さも形式も自由であるといえる。

日本では通常、掌編(ショートショート、掌の小説など)、短編小説、中編小説に対してこの言葉が用いられ、
戦前にはだいたい原稿用紙百枚以上、現在では三百枚以上程度を以て
長編の名を用いることが多い。

海外では、短編小説に対する長編小説という区分、対立の意識がつよい。
つまり周到なプロットによって最後に読者を驚かせておしまいにするのが
短編(たとえばO・ヘンリーの『賢者の贈物』の、
夫が時計を売ったことが最後に明かされる仕掛け)であり、
そのためには作者の語り口、つまり何を語り何を読者に対して秘密にするかが
かなりその自由裁量にまかされている。
これに対して、そうしたプロットを用いずに叙述を順次すすめてゆくのが長編小説であると考えられることが多い。
このため、「長い短編小説」「短い長編小説」
(手法的には短編/長編のそれによっているが分量が手法とは相反する)という呼名さえ存在する。

ただし上記のような区分も、たとえば推理小説であればかならず短編的なプロットに寄る必要があるし、
また所謂十九世紀的な時系列を重んじる長編小説が廃れた現代文学においては
長編という言葉が意味するものは多様化しており、
短編、長編の手法論的分類はある程度以上には不可能であるというのが実態に近い。

685名無しさん@ピンキー:2006/07/26(水) 19:53:17
短編小説(たんぺんしょうせつ)は文学作品の内容ではなく、
その形態による分類の一呼び名。ショートショート、中篇小説、長編小説に対して言われるものである。
一般に原稿用紙約数枚〜80枚程度の作品がこれに該当する。
主にホラーやSFなどの作品で見受けることが多い。
欧米では主に最後にどんでん返しのある作品をいい、「長編の短編」という言い方も存在する。
また、連続して短編小説を織り成して一つの大きなストーリーにしたものを連作短編とも言う。



著名な短編小説家
サキ
O・ヘンリー
マーク・トゥエイン
アンブローズ・ビアス
ロアルド・ダール
ジョン・コリア
686名無しさん@ピンキー:2006/07/26(水) 20:00:58
>>683
乙ですwwwwww
687わらしべ王^_`:2006/07/26(水) 20:18:03
長編は意外と内容が薄くて飽きます

なんか濃い短編ありますかね
688名無しさん@ピンキー:2006/07/26(水) 20:38:18
>>687
ヴァージニア・ウルフ
泉鏡花
多和田葉子
中上健次
まあ、中級者向けとはいえ、濃いぞw短編は意外と難解だと感じるかも。
689名無しさん@ピンキー:2006/07/26(水) 20:47:28
 母親がどこかへ行っていない時、宵(よい)のうちから私が疲れたといって、
床を取ってもらって楽枕(らくまくら)をして横になっている傍にきて彼女は坐っていたが、
急に真面目になって、
「私、あんたはんにはまだいいまへなんだけど、本当は一人子供が出来たんどっせ」と、いう。
 私は初めは疑いながら、じっと女の本当らしい眼のところを見て、
「(うそ)だ」というと、
「うう」と、女は頭振(かぶ)りをふって、「ほんまどす」という。
「それは、そんな商売をしていたって、全く例のないことでもないから。本当?」
「ほんまどすたら」
「へへ」と、いっていたが、私はむらむらとむきになってきて、
体中の血が凍るような心地になり、寝床の上に腹這(はらば)いに起き直って、
「いつ? 近いこと?」追っ掛けて訊(たず)ねた。
690名無しさん@ピンキー:2006/07/26(水) 20:50:57
 すると女は、いよいよ落ち着いて、
「ええ、ちょっと半歳(はんとし)ほどになります」
「じゃ、私が一年半も来なかった間のことだな」といったが、
私は自然に声が上ずったようになるのを、わざと心で制しながら、
「じゃ、おかあはんも喜んでいるだろう。どんな人間の子? お前にも覚えがあるの?」
「お母はん、悦(よろこ)んではります」
「そうだろうとも。それが、いつか話したお前の病気の時廃めさすといって来た人のこと?
……そしてその赤ン坊はどこにいるの? どこかへ里子にでも預けてあるの」
 私はもう、何もかもそうと自分の心で定(き)めてしまった。
そうすると、胸が無性にもやもやして、口が厭(いや)な渇(かわ)きを覚えてたまらない。
そして、そう思いつつ、寝ながら改めて女の方を見ると、いつもの通り、
しっとりとした容姿(すがた)をして、なりも繕(つくろ)わず、
不断着の茶っぽい、だんだらの銘仙(めいせん)の格子縞(こうしじま)の袷衣(あわせ)を着て、
形のくずれた銀杏返(いちょうがえ)しの鬢(びん)のほつれ毛を撫(な)で付けもせず、
すぐ傍に坐っている顔の蒼いほど色の白い、
華奢(きゃしゃ)な円味(まるみ)を持った、
頷(おとがい)のあたりがおとなしくて、
可愛(かわい)らしい。
私は心の中で、
「どんな男が、この私の生命(いのち)と同じい女に子を生ましたのだろう。なぜ私の子が生まれなかったか。
そんなことが万一にもあるかも知れぬからこそ、一日も早く商売を廃めさしたかったのだ。
いよいよいけないことになってしまった」
と、そんなことを思っていると、女は、
「その子を見せまよか」という。
691名無しさん@ピンキー:2006/07/26(水) 20:52:44
「うむ、見せてくれ。どこにいる。男の子か女の子か」
「女の子どす。ほんなら伴(つ)れて来ます」と、いって女は立ち上がった。
 どこから伴れて来るだろうと思って、私は女の背姿(うしろすがた)を睨(にら)むように見守っていると、
彼女は重ね箪笥の上に置いてあった長い箱を取り下ろして、
蓋(ふた)をあけて、その中から大きな京人形を取り出した。
「なあんだ、人を馬鹿にしている」
私はそれで、一杯に詰まっていた胸がたちまち下がったように軽くなって、
大きな声で笑った。
 女もほほと、柔和な顔をくずして静かに笑った。
「ええお人形さんどっすやろ」
 私は「うう」と、ただ答えたが、
その人形や塗り物の菓子器の彼方(むこう)にいろいろな男の影が見えるような気がした。
692名無しさん@ピンキー:2006/07/26(水) 20:59:00
 男と女とビッコの女は都に住みはじめました。
 男は夜毎に女の命じる邸宅へ忍び入りました。着物や宝石や装身具も持ちだしましたが、
それのみが女の心を充たす物ではありませんでした。女の何より欲しがるものは、
その家に住む人の首でした。
 彼等の家にはすでに何十の邸宅の首が集められていました。
部屋の四方の衝立(ついたて)に仕切られて首は並べられ、ある首はつるされ、
男には首の数が多すぎてどれがどれやら分らなくとも、女は一々覚えており、
すでに毛がぬけ、肉がくさり、白骨になっても、どこのたれということを覚えていました。
男やビッコの女が首の場所を変えると怒り、ここはどこの家族、ここは誰の家族とやかましく言いました。
 女は毎日首遊びをしました。首は家来をつれて散歩にでます。
首の家族へ別の首の家族が遊びに来ます。
首が恋をします。
女の首が男の首をふり、
又、男の首が女の首をすてて女の首を泣かせることもありました。
693名無しさん@ピンキー:2006/07/26(水) 21:01:08

 姫君の首は大納言の首にだまされました。大納言の首は月のない夜、
姫君の首の恋する人の首のふりをして忍んで行って契(ちぎ)りを結びます。
契りの後に姫君の首が気がつきます。姫君の首は大納言の首を憎むことができず我が身のさだめの悲しさに泣いて、
尼になるのでした。
すると大納言の首は尼寺へ行って、尼になった姫君の首を犯します。
姫君の首は死のうとしますが大納言のささやきに負けて尼寺を逃げて
山科(やましな)の里へかくれて大納言の首のかこい者となって髪の毛を生やします。
姫君の首も大納言の首ももはや毛がぬけ肉がくさりウジ虫がわき骨がのぞけていました。
二人の首は酒もりをして恋にたわぶれ、歯の骨と歯の骨と噛み合ってカチカチ鳴り、
くさった肉がペチャペチャくっつき合い鼻もつぶれ目の玉もくりぬけていました。
 ペチャペチャとくッつき二人の顔の形がくずれるたびに女は大喜びで、
けたたましく笑いさざめきました。
「ほれ、ホッペタを食べてやりなさい。ああおいしい。
姫君の喉もたべてやりましょう。ハイ、目の玉もかじりましょう。
すすってやりましょうね。ハイ、ペロペロ。
アラ、おいしいね。もう、たまらないのよ、
ねえ、ほら、ウンとかじりついてやれ」
694わらしべ王^_`:2006/07/26(水) 22:12:54
>>687
どうも!!グーグルあたり探ってみますわ

知らない名とかあったし
695名無しさん@ピンキー:2006/07/26(水) 22:25:32
We look before and after
    And pine for what is not:
  Our sincerest laughter
    With some pain is fraught;
Our sweetest songs are those that tell of saddest thought.
696名無しさん@ピンキー:2006/07/26(水) 22:27:59
ただこの景色を一幅(ぷく)の画(え)として観(み)、
一巻(かん)の詩として読むからである。画(が)であり詩である以上は地面(じめん)を貰って、
開拓する気にもならねば、鉄道をかけて一儲(ひともう)けする了見(りょうけん)も起らぬ。
ただこの景色が――腹の足(た)しにもならぬ、月給の補いにもならぬこの景色が景色としてのみ、
余が心を楽ませつつあるから苦労も心配も伴(ともな)わぬのだろう。
自然の力はここにおいて尊(たっ)とい。吾人の性情を瞬刻に陶冶(とうや)して醇乎(じゅんこ)として醇なる詩境に入らしむるのは自然である。
697名無しさん@ピンキー:2006/07/26(水) 22:35:16
これから逢う人間には超然と遠き上から見物する気で、
人情の電気がむやみに双方で起らないようにする。そうすれば相手がいくら働いても、
こちらの懐(ふところ)には容易に飛び込めない訳だから、
つまりは画(え)の前へ立って、画中の人物が画面の中(うち)をあちらこちらと騒ぎ廻るのを見るのと同じ訳になる。
間(あいだ)三尺も隔(へだ)てていれば落ちついて見られる。
あぶな気(げ)なしに見られる。言(ことば)を換(か)えて云えば、
利害に気を奪われないから、全力を挙(あ)げて彼らの動作を芸術の方面から観察する事が出来る。
余念もなく美か美でないかと鑒識(かんしき)する事が出来る。
 ここまで決心をした時、空があやしくなって来た。煮え切れない雲が、
頭の上へ靠垂(もた)れ懸(かか)っていたと思ったが、いつのまにか、
崩(くず)れ出(だ)して、四方(しほう)はただ雲の海かと怪しまれる中から、
しとしとと春の雨が降り出した。
菜の花は疾(と)くに通り過して、今は山と山の間を行くのだが、
雨の糸が濃(こまや)かでほとんど霧を欺(あざむ)くくらいだから、
隔(へだ)たりはどれほどかわからぬ。
時々風が来て、高い雲を吹き払うとき、薄黒い山の背(せ)が右手に見える事がある。
何でも谷一つ隔てて向うが脈の走っている所らしい。
左はすぐ山の裾(すそ)と見える。
深く罩(こ)める雨の奥から松らしいものが、ちょくちょく顔を出す。
出すかと思うと、隠れる。雨が動くのか、木が動くのか、夢が動くのか、何となく不思議な心持ちだ。
698名無しさん@ピンキー:2006/07/26(水) 22:42:48
Sadder than is the moon's lost light,
   Lost ere the kindling of dawn,
   To travellers journeying on,
The shutting of thy fair face from my sight.

699名無しさん@ピンキー:2006/07/26(水) 22:47:13
 川舟(かわふね)で久一さんを吉田の停車場(ステーション)まで見送る。
舟のなかに坐ったものは、送られる久一さんと、送る老人と、
那美さんと、那美さんの兄さんと、荷物の世話をする源兵衛と、それから余である。余は無論御招伴(おしょうばん)に過ぎん。
 御招伴でも呼ばれれば行く。何の意味だか分らなくても行く。
非人情の旅に思慮は入らぬ。舟は筏(いかだ)に縁(ふち)をつけたように、
底が平(ひら)たい。
老人を中に、余と那美さんが艫(とも)、
久一さんと、兄さんが、舳(みよし)に座をとった。源兵衛は荷物と共に独(ひと)り離れている。
「久一さん、軍(いく)さは好きか嫌いかい」と那美さんが聞く。
「出て見なければ分らんさ。苦しい事もあるだろうが、
愉快な事も出て来るんだろう」と戦争を知らぬ久一さんが云う。
「いくら苦しくっても、国家のためだから」と老人が云う。
「短刀なんぞ貰うと、ちょっと戦争に出て見たくなりゃしないか」と
女がまた妙な事を聞く。久一さんは、
「そうさね」
と軽(かろ)く首肯(うけが)う。老人は髯(ひげ)を掀(かか)げて笑う。
兄さんは知らぬ顔をしている。
「そんな平気な事で、軍(いく)さが出来るかい」と女は、委細(いさい)構わず、
白い顔を久一さんの前へ突き出す。久一さんと、兄さんがちょっと眼を見合せた。
「那美さんが軍人になったらさぞ強かろう」兄さんが妹に話しかけた第一の言葉は
これである。
語調から察すると、ただの冗談(じょうだん)とも見えない。
700名無しさん@ピンキー
 舟は面白いほどやすらかに流れる。左右の岸には土筆(つくし)でも生えておりそうな。
土堤(どて)の上には柳が多く見える。まばらに、低い家がその間から藁屋根(わらやね)を出し。
煤(すす)けた窓を出し。時によると白い家鴨(あひる)を出す。
家鴨はがあがあと鳴いて川の中まで出て来る。
 柳と柳の間に的(てきれき)と光るのは白桃(しろもも)らしい。
とんかたんと機(はた)を織る音が聞える。とんかたんの絶間(たえま)から女の唄(うた)が、
はああい、いようう――と水の上まで響く。何を唄うのやらいっこう分らぬ。
「先生、わたくしの画(え)をかいて下さいな」と那美さんが注文する。
久一さんは兄さんと、しきりに軍隊の話をしている。老人はいつか居眠りをはじめた。
「書いてあげましょう」と写生帖を取り出して、

春風にそら解(ど)け繻子(しゅす)の銘は何

と書いて見せる。女は笑いながら、
「こんな一筆(ひとふで)がきでは、いけません。
もっと私の気象(きしょう)の出るように、丁寧にかいて下さい」