即効否決される俺の作戦。
……いや、だってほら、人死にくらい出るレベルでないとまずいんじゃないかと…俺なりに、さ…うん
その後リリスさん…母さんが俺達と同じ情報体である事が、ピースケ君の口から語られた。
そして語られるサイバー技術と人類の進化…禁断の果実についての話…。
なるほど………わからん。
「先生!」
俺はぴーちゃんとまじめに話す先生に、びしっと手をあげ、まじめな顔で質問する。
「何言ってるのか半分も理解できないんでどーか要点だけびしっと教えてください!」
そう言った俺に全員から放たれる空気嫁オーラ…。
うぅ…馬鹿ってつらいな…。
−説明略−
「ぉ…おお…」
情報体…つまり、ピュグマリオンと母さんは天使達の体の構造を熟知した人たちだった。
そういうことだったのか!!!
だとしたら、俺が聞く事は一つしかない!
もう今はアキヴァがどうとかとかもうどうでもいい!
後ろでオタの方々がワッフルに連絡をとって志願者を集めろ!だとか、全オタクに非常連絡!アニオタもガノタも今回は邪険にしない!協力を要請だ!とか祭りの準備に盛り上がるが、
俺は偉大な計画のためにどーしてもピーちゃんに聞かねばならない事があるのだ!
俺は、シャルル先生らが俺から注意をそらしているのをすっげーこう、めっちゃめがっさ何度も確認し、絶対会話の内容がばれない事を確かめると、そっとピーちゃん…いや技師ピュグマリオンに話しかけた。
「ピュグマリオンさん!」
「?はい、えーと君は…」
「つまり、俺達ってこの世界の人間を孕ませる事はできるんですか!!」
ドストレートな質問に、ピュグマリオンさんは一瞬、黙った後、ふっと笑う。
「天使ならできる、とだけ言っておこうか」
その瞬間、俺は悟った。
この人は信頼できる人だ、と。
俺とピュグマリオンさんは硬い握手を交わしあう。
……うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお。
超強力な味方、ゲットしたどおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!
酒池肉林!酒池肉林がもうすぐ目の前に!
「先生!デモ隊を襲う天使とは俺が戦う!任せてくれ!もうばしばしやるぞおりゃあ!」
希望の海原を目の前にした俺に怖いものは無い!
俺はびしっと先生に自らの役割を志願した!
>「ぉ…おお…」
説明を受けたトム君は、しごく衝撃を受けているようだ。
それもそうよね、人類が人間を情報体に転化する技術を持っていたなんて。
そしてアタシはオタク達と共に祭りの準備に取り掛かる。
「ええ、あらゆるオタグループに連絡を取ってガンガン勧誘しましょう!
ピーちゃんが味方についた今ならこっち側についてくれる可能性が高い!」
そしてトム君が自ら危険な任務に志願を申し出る。
物凄いハイテンションだ!
>「先生!デモ隊を襲う天使とは俺が戦う!任せてくれ!もうばしばしやるぞおりゃあ!」
「トム君……立派になって! でも……くれぐれも気を付けてね」
しかし、この時アタシ達は知らなかったのだ。
オタグループの最大勢力を誇る萌えオタが最初の時点で向こうに取り込まれていることを……!
そして……
今アタシ達の前には、アニオタ、ガノタ、漫画オタ、RPGオタなどなど……
総勢…何人ぐらいいるんだろう、とにかくたくさんの志願者が集まっていた。
彼等に、メガホン片手に作戦を伝える。
「あなた達にやってもらう事は簡単、ゼウス政反対しながら出来るだけ派手に練り歩いてほしい!
ただし、天使は殺す気でかかってくるかもしれない……。これだけは守って。危ないと思ったらすぐ降伏してね。
奴らを陽動できればそれで充分なんだから」
そして始まるデモ行進。
「ゼウス、お前はもう死んでいる!!」
「おおゼウスよ、死んでしまうとは何事じゃ」
オタ達は思い思いのパフォーマンスで反ゼウスを訴え始めた!
アキヴァ天使軍本部。
シャルル達懇親の作戦は、しかし萌オタを通じて天使側に筒抜けになっていた。
「ふふふ、愚かな連中だ、自分達がわなにかかっているとも知らず」
ソニアから対デビルチルドレン戦の指揮を任された天使、アンソニーは、モニターの向こうで行進するオタ達を見て、ほくそ笑んだ。
その後ろでは、部下達に足蹴にされ、複数の萌オタ達が喜びにもだえている。
「ぶひいいいいいいいいいいい!もっと!もっとふんでくだしゃいいいいいいいい」
「ヒール!ヒールの踵がぁ〜〜〜」
アンソニーの部下達に踏まれて喜ぶ、危ない系の萌オタ達。
彼等は仲間を売る見返りに、天使たちの専属奴隷となったのだ。
そんな彼等を、アンソニーは気持ち悪いのでなるべく見ないようにしながら、周囲の部下へと指示を飛ばす。
「潜入部隊迎撃天使隊、敵は我々を殺せる銃器で武装しているらしい!盾を用意しろ!
暴徒鎮圧天使隊、武器を使うな!相手が一方的に平和を乱しているような光景を作るんだ!」
てきぱきと指示を飛ばすアンソニーに、部下の一人が困惑顔で尋ねる。
「あの…暴徒鎮圧に向かう天使の数が少なくないですか?」
「いいんだよ。どうせあいつら何もできん、素手で十分だし数もいらん。」
「ですが…。」
「私はこれでいいと言っている。」
頑ななアンソニーの態度に、副官は黙るしかなかった。
デモ行進するオタク達の前に、上空から軽装の天使たちがひらりと舞い降りた。
その数は、決して多くなく、更にいつものちゃらい天使達ではなく、どこかはかなげな別のタイプである。
今までとは違う天使達の態度に、荒ぶっていたオタ達も立ち止まってしまう。
それほどまでにその天使たちははかなげで、そして魅力的だったのだ。
たじろぐオタ達に、美人天使たちは美しい声でさえずる。
「皆さん!悪魔に騙されないで!こんな真似しても何もいい事はありません!世の中を混乱させるだけです!」
「お願い!お兄ちゃん、お姉ちゃん!乱暴はやめて!」
魅了の術だ!!
オタ達の心を刺激する魅力的な言葉と天使達の容姿に、オタ達は頭を抱えて苦しみだす。
「うう…お…俺達は何を…」
「て…てんしタソ!あんなにかわいい天使タソがいたなんて」
「あれ…男の娘?もしかして…本物の…」
天使達が発する魅力によって、暴徒オタ達の団結が崩壊しかけた、その時。
群集の中から飛び出し、天使に飛びつく影があった!
トムだ!われらがトム・ジリノフスキーだ!!
「うへへへへへへへへへ!!シャルル先生もグレーもいない今、俺のあふれるリビドーを止められる物はないんじゃああああああ!」
「きゃあああああああああああああああああ」
「いやぁあやめてぇえええええ」
「やだ!ズボン下ろしてるぅ!」
飛び出した一人の変質者の前に、精鋭魅了天使達は恐怖で大混乱。
そこに目の色を変えたオタ達が突入する。
「うへへへへへ!俺もまじぇろおおお」
「お姉さんが色々教えたげるわああああ」
「きゃあああああああああああ」
「助けてぇえええええええええ!」
哀れ、手篭めにされんとする魅了天使達。
アキヴァ天使軍本部でその光景を見ていたアンソニーは、おお慌てて戦闘準備をし、速攻でスクランブルは発進する。
「ア…アンソニーさま本部の防衛は?」
「ソニア様も何かしろ考えておろう!それよりも今はあの娘達を救わねば!」
「しかし何もこんな大軍で」
「うるさい!連中を皆殺しにしてくれる!よくも私の可愛いOOやXXや△△に手を…」
苛苛しながら超高速で飛び出すアンソニー。
その後ろを、納得行かない顔の副官がついていく。
――――
「キャーーーキャーーー」
「逃げるなぁあああああああ!俺の嫁っこになれえええええええええ」
「イヤーーー」
「待てぃ!」
集団で魅了天使を襲って殺せないならむしろ生命を増やしてやるとちょっとここじゃな書けない襲い方をしていたトムたちの前に、上空から超高速でアンソニー率いる天使達が舞い降りてくる。
「貴様等の横暴はそこまでだ!全員焼き殺してやるから覚悟しろ!」
そう言って炎の剣を出現させ、デモ隊に切りかかろうとするアンソニー、しかしそこで待ったがかかる!
「待て!これを見ろ!天使やろー!」
そう言って、群集の間から数個の十字架が立った。
そこには、無残にも両手足をロープで縛られ、貼り付けにされた魅了天使達!
「おとなしくしなければこいつらを殺す!」
「な!卑怯な!」
「卑怯もらっきょうもないわ!」
魅了天使らに銃口を向け、宣言するトムに憤慨するアンソニー。
だが天使達はすぐさまトムとデモ隊を大軍で包囲し、このままでは数刻で人質は救助され、トム達は皆殺しにされるだろう。
(シャルルせんせ…なるたけ早く頼みますよ…)
正直おしっこちびりそうなくらいびびりながら、トムはシャルルの迅速な勝利を祈る。
頑張れトム!勝利の暁には酒池肉林がたぶん待っているぞ!
デモ行進が始まったのを見て、アタシ達も動き出す。
「トム君、そちらはお願いします……!」
アタシとカルレアさんとユダ君が、人力発電所に突入してソニアを誘き出す部隊。
そしてピーちゃんと彼が率いるオタク十数人がキューピッドの矢の設置・発射を行う部隊だ。
キューピッドアロー改は、完璧な軌道計算のもと、人力発電所から出たらすぐ撃てるベストな場所に設置される予定になっている。
そして、シュガーちゃんが最後の詰めの説得要員という寸法だ。
アタシ達は人力発電所にやってきた。
様子を伺うと、何故かいかにもな萌えオタ達が徒党を組んで外壁を警備している!
「なんでオタが向こうについてんのよ……!」(ヒソヒソ)
「すまぬ、最初に卑怯な手を使ってこちらに取り込んでしまった。しかしこれ程大勢では無かったぞ」(ヒソヒソ)
「道理で情報が筒抜けだったのね」(ヒソヒソ)
「複数の萌えオタグループの集合体のようです。なんてったってキモヲタの最大派閥ですからね……」(ヒソヒソ)
とはいえ、ここまできたら後は作戦を決行するだけだ。
相手がビビりやすい萌えオタなのはかえってよかったのかもしれない。
アタシは魔人化してカルレアさんを拘束し、ユダ君が更に銃を付けつけながら、萌えオタ達の前に現れる。
ざわめくキモオタ達に、凄惨な悪魔の笑みを浮かべながらすごむ。
「ククク、悪魔様のお出ましだ。こいつを殺されたくなければソニアを出せ!」
オタ達は、期待通り焦り始めた。
「あれ、天使のリーダーっぽい人じゃね!? 死んだって聞いてたけど……」
「これはすぐソニアたんを呼んだほうがいいでござるか!?」
「いやしかし……」
しかし、一人のオタの言葉が、全てをぶち壊す。
「さっきガノタの友達からメール来たんだけどそいつらグルらしいぞ、フヒヒ。
そいつは悪魔側に寝返って手を組んだんだって」
「何やってんだガノタああああああああああ!!」
作戦完全崩壊だ! 態度を一変させたオタ達が勇猛果敢に立ち向かってきた!
先に進ませまいと必死で足にしがみついてくる。
「来たな、悪しき悪魔どもめ!」
「ソニアたんの元にはいかせんぞぉおおおお!」
「引きずられるのもまた興奮するでござる! ハァハァ!」
「嫌ぁああああああ!! 飴でも食ってろオタ!《キャンディドロップ》!!」
飴の雨を降らせて応戦する。しかし、オタ達は予想外の反応を示した。
「飴……!
口に入れたまま歩き回るのがお行儀が悪いと言う理由で昔ゼウスによって禁止された伝説のお菓子でござる!」
「やだ、美味しいじゃない……! デビルチルドレンSUGEEEEE!!」
「もっと降らせてぇええ! つか他のお菓子も出せるの!?」
オタ達に囲まれてお菓子をせがまれる。もうgdgdだ。
【続く】
「一生菓子でも食っとけ!」
オタがお菓子にたかっている間に強行突破し、入り口の前まで来た。
気を取り直して、もう一度魔人化して脅しをかける。
「こいつを殺されたくなければソニアを出せ!!」
しかし、芳しい反応は得られない。門の所であれ程騒いだのだから、当然といえば当然である。
「とっくにバレてるっつーの!」
「悪魔も悪魔に与する裏切り者も皆殺しだ!」
「やっちまおうぜ!」
強そうな天使達に囲まれた。人質作戦を諦め、臨戦態勢に入るアタシ達。
「すまない、私はこの者達と共に進むことにしたのだ! シャルル、行けるか!?」
「ええ、一人10人って計算かしら……?」
多勢に無勢、はっきり言って非常にマズい。しかし、そこに意外な人物が現れる。
白い修道服に身を包んだ、美しい女性の姿をした天使。
カルレアさんが声を上げる。
「ソニア……!」
「あなた達、下がってください」
ソニアは、警備の天使達を制し、カルレアさんに歩み寄り……そして、抱き着いた。
その姿、いついかなる時もゼウスの命令を忠実に実行するプログラム、というイメージからは程遠い。
「カルレア様――よく、生きていらっしゃいました。
あなたは悪魔に惑わされているだけです! もう一度考え直してください!」
カルレアさんは、教え諭すように答える。
「違うのだ、これはきっかけに過ぎない。
我は……そう、ずっと前から堕天していたのだよ。あの反乱の日から……。
この身を貫いた魔法の矢、あれが私に自我を与える禁断の知恵の実だった……」
「何を……」
天使とは、ゼウスの手足となって動く忠実なプログラム。
それにしてはこの街は妙に個性豊かな天使が多くはないか。
そして、カルレアさん堕天の最後の決め手になったのは、堕天使のシュガーちゃんだった。
そこでアタシは一つの仮説にたどり着く。堕天は、伝染する――
表向きのリーダーであったカルレアさんの影響を受け、この街の天使は皆堕天しかけているのではないか。
アタシの思考と連動するように、カルレアさんは、とどめの一言を放つ。
「そしてソニア、そこまで我を慕ってくれるそなたもまた……」
「嘘だ、そんな馬鹿な話が……」
頭を抱えて苦悶し始めるソニア。
彼女の表情には怒り、驚愕、戸惑い、そしてほんの少しの期待も入り混じる。
突然、精神的苦悶が肉体的な苦痛に変化したように見えた。胸を押さえて口走る。
「違う、ゼウス様、あなた様を裏切ろうなどと滅相も……」
「ソニア、どうした!?」
「う、うああああああああああああああああ!!」
絶叫するソニア。凄まじい衝撃波に吹き飛ばされる一同。
その中で、周囲の天使達がソニアの元へ吸い寄せられていくのが垣間見えた。
いや、遠くからも天使が飛んでくる。まさか、街中の天使がソニアさんを核に合体している!?
「何!? なになに!?」
激動がおさまったとき、目の前には、巨大な天使型の怪人が立っていた――。
「ソニアさん……なの!?」
カルレアさんが頷く。
「ホストを核にした天使の集合体だ……。
おそらく、これがホストに仕込まれた最後の防衛プログラム……!
少しでもゼウスに仕える事への感情の揺らぎが発生した時はこれが発動するようになっていたのだ!」
―― デモ行進隊
案の定と言うべきか、ものの数分でトム達は怒りのアンソニー部隊に包囲されていた。
「後生でござる後生でござる!!」
「ゼウス様に仕えます、命だけはお助けを〜〜!!」
「今更謝っても許さん!! 皆殺しじゃああああああああ!!」
すわ万事休すと思われたその時。彼らを包囲する天使軍が突然飛び去っていく。
向かう方向は、本部のある人力発電所――
「助かったでござる……」
「おい、なんだアレ!?」
オタの一人が指さした先には、巨大天使型怪人が爆誕していた。
―― キューピッドアロー発射部隊
「ひぃ、怪人!」
「大きいでござるでかいでござる!」
突然現れた巨大天使怪人に、キューピッドアロー発射部隊は騒然となっていた。
「慌てる必要は無い。むしろ的が大きくて好都合だ! 撃つぞ!」
「はいっ!」
ピュグマリオンとシュガーの手によって、輝く光の矢が発射される!
光の矢は、過たず怪人を貫く……かと思いきや、手前で結界のようなものに阻まれ消滅した!
「今はあの結界が邪魔して届かないようですね……。ある程度弱らせれば届くようになるはず。
決戦兵器”ビッグキャット”の出番です!」
シュガーはそう言うと、指笛を吹く。ビッグキャットこと猫バスが走ってくる。
猫バスは大きく跳躍すると、空中で二足歩行型に変形した。
シュガーはビッグキャットの肩に飛び乗り、まずは近くにいる方のトムの元へ向かう。
「トムさん、猫バスの変形態です。
詳しい話は後です、あそこにいるシャルルさんと共にこれに乗り込んであいつと戦って下さい!
ビッグキャットは乗り込んだデビルチルドレンの能力を反映します。
強力な敵と戦うにはトムさんの再生能力が必要です!」
ビッグキャットが、乗れと促すように猫の手を差し出す。
アタシ達は、巨大天使型怪人に大苦戦、というより苦戦以前に右往左往していた。
ユダ君が銃を乱射しても、アタシが魔人化して鎌をぶん回しても、蚊に刺された程度の反応しかない。
そうしている間に当然、向こうが攻撃を仕掛けてくる。
「皆殺しだ――、セレスティアルスター!」
天から光の柱が降り注ぐ。
「ひぃいいいいいいいいい!!」
「慌てるな! 木の近くでかがめ!」
「雷と同じ対処方法でいいんですか!?」
当たれば即死必至の攻撃の前に、成す術もなく逃げ惑う!
天使達に取り囲まれ、もう駄目だ!な状況に陥る俺
あああああああああああああどうすんだこれ!
つんでるじゃん!
ってかわかってた事じゃん!
もう…武力行使で解決しちまっていいよね?
命がヤバイから強行突破してどっかに逃げよう!
シャルル先生ごめん!俺、痛いのは嫌です!
カルレアさん等に心の中で謝って、前方に立ちふさがる天使達めがけて散弾銃を連射しつつ突撃をかけんとした、その時…。
……え?何?ロボ?
ロボ戦ですか?最後ロボ戦やるんですか?
なにやら人力発電所から巨大な天使が出現し、その姿を見た俺は…
大っ変、心震えた!!
何だあれ!行きたい!是非あそこに行きたい!
ああああああああもう危ないのは万も承知だが、性がうずいてもうしょうがない!
らめ!私イッちゃううう!らめぇええええええ!
もだえる俺の元に、どこからかシュガーちゃんの猫バスが降り立ってきた!
これに乗れって?
言われんでも乗るたい!
俺は猫バスに駆け込み、猫バスは巨大天使めがけて緊急発進!
天使の放つ巨大なビームをかわしつつ、天使に突っ込んでいく!
うおおおおおおおおおおおおすげえええええええええええ超すげええええええええええええええ
………で、この後どうしよう。
……うがああああああああああああやべええええええええええええ何もおもいつかねええええええ。
あれだ!変形する庁舎をここに持ってきてくれ!それが駄目ならこう、あれだ…えーと…。
母ちゃん!こういう事態を想定して巨大ロボとかつくっとらんのか?
あああああああああああああああヤバイやられる!もーらめ!らめぇ!
逝っちゃう〜〜〜〜〜〜〜〜!
……はい、案外簡単にシャルル先生のとこにたどり着きました。
寿命縮まった、ぜってー縮まった。
ビーム、ビームがギュイーンで、風が、ぶおーーーってきて…。
いや、まだシャルル先生達が乗ったってだけで何も状況は解決していない!
だからビ…ビームが…!
うひゃあああああああああああああ。
ぉろひゃぁああああああああああああああああああああ
うっぴゃらアアアアアあああああああああああああああ
降り注ぐビームと猫バスの回避運動のゆれに俺はなすすべなく振り回され、周囲の状況すらもうわからない。
そんな俺の目に飛び込む、猫バスに同乗していて同じく揺られてるシャルル先生!
こうなったら、もうあれしかなええ!!
「うおおおおおおおおおおおおおお俺は死ぬならここで死んでやるぅ!」
俺は最後の元気を振り絞ると、シャルル先生の胸に飛び込み、こう、ひしっと抱きしめて胸に顔をうずめた!
やわらかい先生の感触が顔面を包み、暖かい皮膚の感触が服のうえからもしっかりと俺の顔に伝わってくる!
もう離さない!
ここで死ぬ!
おっぱいの中で死ぬ!
【猫バスに乗ったはいいが何もできず、後から乗り込んだシャルルの胸に飛び込み、セクハラしつつ死を待つ。邪魔。】
【ユダ君は銃を使わないのに何か所か銃を使ってる描写をしてしまった…。
他の武器に脳内修正しといてください。ユダ君ごめんよー】
「何かキターーーーー!」
二足歩行の巨大な猫が現れ、乗れと促すように手を差し伸べる。
「えっアタシ!?」
考えている余裕も無く誘われるまま乗ると、猫の胸のあたりがうみょーっと開き、そのまま中へ。
そこはまるでロボットの操縦席のような場所。
モニターには、外の状況、自機の状態など、画面が幾重にも重なって映っている。
そして、何故か先客がいた。
「トム君……!?」
そうしている間にも、容赦なくビームが飛んでくる。
自動回避機能がついているのはいいのだが――物凄い勢いで振り回されるアタシ達。
トム君が錯乱して抱き着いてきた。
「うおおおおおおおおおおおおおお俺は死ぬならここで死んでやるぅ!」
「あはは、ぱふぱふ1回100Gになりま〜す」
と、つられて軽く現実逃避していると……画面に大写しでシュガーちゃんが出て来た。
『密室だからって何やってるんですか! 早くそこのボタンを押してください!』
我に返り、目の前の大きいボタンを押す。
ベルトのようなものが出てきて体が何か所か固定され、画面に大きくBATTLE MODOという文字が出た!
今までは回避専念モードだったのか!?
操縦桿は無い、その代わりに、水晶玉のような球体が出て来た。
『精神感応式操縦になってます。その玉に触れて念じたらその通りに動きます!
もちろんデビチルの特殊能力も反映されますよ!』
精神感応型操縦……昔ながらの操縦桿式のようにややこしい操作は必要なく
モーションキャプチャー式のように操縦者の運動能力が足を引っ張る事もなく
思った通りに即動く最も簡単で優れた操縦方式……と見せかけて、この操縦方式には別の難しさがある。
思った事がそのまま反映されてしまうので、間違って雑念が入るとその通りに動いてしまう。
更に、今みたいに2人乗りだったりすると本当に息がぴったり合っていないとタコ踊りなんて事になりかねない。
まずは雑念に捕らわれているトム君を引き離す。
「トム君……落ち着いて。余計な事を考えなければ勝てる!」
水晶玉に手を当てて念じると、猫型ロボットの手に、その大きさに見合った魔法のステッキが現れた。
そして、天使型怪人に巨大なパイ生地を投射する。
意外な事に、パイ生地はあっさりと天使怪人の顔に貼りついた。
「しまった……貴様、ふざけた真似を……!」
「もう一丁!」
調子に乗って、もう一つパイ生地を飛ばす。対する天使怪人は、翼を一振りはためかせた。
巻き起こる風で吹き飛ばされるパイ生地。そして舞い散った羽根の一枚一枚が鋭い刃と化し、全方位に向けて襲い掛かる!
「猫バス避けて!」
しかし猫バスは……避けない。相手の攻撃の性質上、下手に動くとより多くの攻撃を受けてしまう。
被害を最小限に抑えるには動かないのが得策と判断したのだ!
天使の羽根が猫型ロボットのそこかしこを切り裂く!
胸に飛び込んだ俺を割りと乗り気で迎え入れるシャルル先生。
……あぁ、先生的にも俺と心中するのは悪くないの、か。
うれしいなぁ、こんな美人にそう思ってもらえるのは純粋にうれしい。
俺は静に目をつぶり、やがて来る消滅の時をゆっくりと、母親の羊水の中のようなシャルル先生の暖かい胸の中で…。
>『密室だからって何やってるんですか! 早くそこのボタンを押してください!』
……は、まだ先の事になりそーだわな。
要約すると玉に触れば猫が動く、能力が伝わる、んでもって二人同時に玉に触ると猫は動きづらいって事ださな!
よーーしわかった!
俺はそれを聞いておとなしくするために再びシャルル先生の胸の中へ…。
……ってのは流石にしない。
勝機が見えたのだ!シャルル先生のおっぱいは全てが終わった後シャルル先生型の天使を大量生産してもらってそこでうずもれればいいのだ!
「先生!バトンタッチだ!俺が猫を動かすから、先生は隙をついてあの天使の背中に飛び乗ってくれ!」
言って、俺はシャルル先生から操縦を代わり、舞い散って迫りくる鋭い羽の刃の中へ、猫バスを突入させる!!
ザクザクと猫バスの体を相手の刃が斬りつけ、猫バスの四肢や表層に瞬く間に致命的とまでは俺が回避運動をしているためいかないが、ダメージが次々とできてしまう。
しかし…
「次のコマでは元通り!『ギャグキャラボディ!!』」
シャルル先生が如く能力発動にせりふをつけて発動させたギャグキャラボディが猫バスの傷をふさぎ、猫バスは素早く天使の後ろへ回る。
今だ!
「先生!例の鎌で奴の羽を切断するんだ!シュガーちゃんの弱点が羽だったみたいに、連中の弱点は羽に違いねぇ!」
根拠は無いが、他に攻めても無い、俺は相手が旋回して正面を向く前に、シャルル先生へ相手の背中へ飛び移るように言う。
これで決まるか?
>「先生!バトンタッチだ!俺が猫を動かすから、先生は隙をついてあの天使の背中に飛び乗ってくれ!」
再びトム君のやる気のスイッチが入った!
飛び乗るだってー!?と一瞬思ったがそういえば魔人化すると翼が生えるから滅茶苦茶無謀な作戦でもない。
でも人サイズの者が飛び移ってあの巨体に攻撃したところで通用するのだろうか。
どんどん敵に近づいていくため、猫バスが傷だらけになっていく。
>「次のコマでは元通り!『ギャグキャラボディ!!』」
『再生能力とは小癪なっ……!』
トム君の能力で傷ついた猫が元通りになり、猫バスの方に巨大天使の注意が向いた。
飛び移るなら今だ!
>「先生!例の鎌で奴の羽を切断するんだ!シュガーちゃんの弱点が羽だったみたいに、連中の弱点は羽に違いねぇ!」
「そうか、リンネでの経験はこっちでゼウスと戦う時に役立つように作られている……!
やっぱりあなたデビチル界の孔明ね!」
あまり長時間トム君に能力を使わせるとトライブ化してしまう。
入った時みたいにうみょーっと、こっそり外に出たアタシは漆黒の翼をはためかせ、天使の背後に陣取った。
大鎌を振り上げ、後は自由落下しながら切り落とすだけ。あれ、意外と楽勝?
それを実行しようとした時だった――
『私は羽根を切り落とされると自爆するぞ――そのようにプログラムされているのだ』
「なんだと!?」
どうせハッタリだ、いやもし本当だったら……様々な思いが駆け巡る。
羽根を切り落とされて敵方に回るぐらいなら天使のまま散る最後のプログラム、いかにもゼウスが仕込みそうなことだ。
とどめは自分にやらせてくれと言ったカルレアさんの言葉、カルレアさんと通じ合ったシュガーちゃんの笑顔
リンネで散った親友の顔、様々な事を思いだす。
そしてアタシは――結論を出した。
「覚悟!!」
鎌を振り上げ、自由落下に任せて一気に下ろす!
『ぐああああああ!!』
断末魔の叫びをあげる巨大天使怪人。”背中の中心”にぱっくり開いた裂け目から、眩い閃光が漏れる。
翼は敢えて外し、その真ん中を裂いたのだ。その両脇の翼は、いまだ健在――。
アタシが鎌で切り裂いたのは、天使怪人の背中の『ファスナー』のようなものだ。
よく目を凝らしてみると、背中の中心にうすーくつなぎ目のようなものがあった。
多分、天使達の集合体である天使怪人のつなぎ目という概念が実体化したもの。
リンネのシュガーちゃんに勝利した時、羽を引っ張る前に何があったか。
そう、予期せぬ事故によってトム君が服のファスナーをずり下ろしたのだ。
美麗なアクションや格好いい台詞より予期せぬハプニングが未来を切り開く鍵なら
むしろとどめの決め手となったそちらが重要なヒントなのではないかと思った。
なので今回も飽くまで間抜けなハプニングの振りをする。
「あっちゃー、狙いがはずれちまった!」
『貴様、何故合体解除の方法を知っていた……!』
白々しく演技するも、流石にバレバレだった。
しかしもうそんな事は関係なく……
―――――
「今です、ピュグマリオンの矢……」
「「発射!!」」
―――――
巨大な光の矢が、天使怪人の背中の裂け目にジャストミートする!!
今の状態が一段落したら参加したいのですがよろしいでしょうか?
>>342 是非是非! もうすぐ新章開始するのでもう少しだけお待ちを!
次章の方向性はまだ決まってないので一緒に作っていきましょう!
344 :
342:2012/05/25(金) 02:32:58.41 0
おー、ありがとうございます!
どうぞよろしくお願いします!
勝った!
ピュグマリオンの矢は巨大天使に炸裂し、体は元の天使になってぼろぼろと崩壊、その中からソニアがゆっくりと分離、地上へと落下していく。
で……。
あ…あれ?
か…書く事が無くなってしまった…。
何と言うか、安心?
勝った事への…安心が…体中から湧き上がって……。
い…いよっしゃあああああああああああああ勝った!勝ったぞ!
あ、でも、あれか、これ、まだ全然最初の敵なんか。で…でも、まぁ、勝った!
うん!
勝ったんだ!
うあああああああああやった!やったんだ!
喜びに沸き立つ俺は、猫バスから降りると、地上のオタ達と手を取り合い、遠くの人と声を掛け合い、近くの人と抱き合って喜びを分かち合う。
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお勝ったどおおおおおおおおおおおおおおおお
「デビチルばんざーーーい!」
「ピュグマリオンさいこー!」
「結婚してー!俺男だけどー!」
大歓声が沸きあがり、アキヴァ中から勝利を喜ぶ声が響く。
皆…皆やっぱり、ゼウスの支配に心の中で反対してたんだ。
やがて紙ふぶきが舞いだし、爆竹も鳴り出した。
俺達は…勝ったんだ!
>>344 よろしくお願いしますね。
346 :
342:2012/05/27(日) 18:47:37.16 0
>>345 ありがとうございます!
よろしくお願いします!
眩い閃光の中、巨大天使は元の天使たちに分離していき、最後に一人の美しい天使がゆっくりと地上に降り立つ。
その瞳に宿るのは、戸惑いと、恐怖と、微かな喜び。
「ソニア……!」
カルレアさんが、真っ先に駆け寄って迎え入れる。
「カルレア様……、私は、いえ、私達は……これからどうしたらいいのでしょう。
ゼウス様にお仕えする事が私達天使の存在意義……それを失った私達は……」
ソニアさんの気持ちの吐露に、言いにくそうに答えるカルレアさん。
「すまないソニア、我は騎士としてこのシャルル達に最後まで仕えるつもりだ。
もうお前の上官でいる事はできない……」
ピーちゃんも、横から言葉をはさむ。
「神の支配から解放されたカルレア様を見て思ったんだ。
天使達を自由な意思が持てぬ呪縛の檻から救い出したいと。
もしかしたら、自由とは最大の罰なのかもしれない。お前達にとって不幸な事だったのかもしれない。
恨むなら恨め。今更どうしようもできないが、な」
「……」
アタシは空気を読まずにお菓子をたくさん出しながら言った。
「はいはいはい湿っぽいのはお終い! とりあえず宴よ宴!
やる事ならあるよ! アタシ達が世界を変えるまで、今まで通りこのアキヴァを守ってほしい――!
これだけの大事件だもの、ゼウスの耳に入らない訳はない。
反逆者の牙城となったこの街にはきっとたくさんの刺客が攻めて来るわ……。
うじうじ悩んでる暇なんてないわよ!」
ソニアさんの顔が急にぱっと明るくなったように見えた。
「それもそうですね。こうしてはいられない、まずは本部の天井を修復しなくては……!
アンソニー部隊、今回の戦いの被害状況を報告して下さい!」
「ハハハ、急に元気になったな。
しかし今宵ぐらい楽しもうじゃないか、もうゼウスの忠実な部下ではないのだから」
爆竹が鳴り、紙ふぶきが舞い、花火が上がる。たくさんのお菓子を前に、笑いあう天使とオタ達。
もちろんまだ一つの街を解放しただけ。これからたくさんの困難が待ち受けている事だろう。
しかし革命の最初の一歩は、ここに確かに踏み出されたのだ――!
アキヴァ編――mission complete!
アキヴァ編クリアおめでとう&ありがとう&お疲れさまでした!
後半二人っきりとは思えないほど楽しかったよー!
一時はあまりの過疎っぷりに存続も危ぶまれたのに新規も来ていい事尽くめね。
次章どうする? 即最終章でいいならエデン編って手もあるけど他を挟むのも面白そうだし…。
あと内容があまりに学園都市からかけ離れてるから次のスレタイはこうしたらどうだろう
【学園都市】電脳神話デビチル!【TRPG】
349 :
342:2012/05/28(月) 01:20:53.56 0
私は初期から読ませて頂いてますので一応流れは把握出来てます、のでどちらでOKです!
ただ、我儘を言わせてもらうなら楽しみたいので即最終章はちょっと…。
初期からの読者さんかー! 即最終章は避けたいとは嬉しいお言葉です。
一応唯一神の圧政から心の自由を取り戻すお話なのでカタコンベ周りの設定を活かせる舞台がいいかもしれませんねー
という訳で次章の舞台候補
・芸術の都パリス
かつて華やかなる文化を誇った芸術の都。
ゼウスに支配された現在では見る影もなくなった……と思いきや
一部のよく訓練された芸術家達がカタコンベで以下略
・音楽の都ヴィエナ
かつて華やかなる文化を誇った音楽の都。
ゼウスに支配された現在では見る影もなくなった……と思いきや
今宵も地下の隠れ家でジャイアソリサイタルが行われる。
・魔法都市ロンディニウム
大昔の科学全盛期に何故か極秘で魔法省があったとされるどこまで本気なのか分からない国の首都。
脈々と続く魔法使いの末裔達がゼウスの支配下となった今も
地下に潜り日夜どこまで本当なのか分からない儀式を行っている。
351 :
342:2012/05/29(火) 16:30:46.01 0
>>350 どれも面白そうですが、個人的には音楽の都に惹かれました。
ところでキャラは天使側か悪魔側どちらでやればよいですかね?
基本的に日参できますのでどちらかでも両方でもOKなのですが。
>>351 ヲタクの聖地の次は音楽の都行っちゃいます!?
特に参加枠に制限はかかってないので過労死しない程度になんでもどうぞ!
デビチルと天使の他にアバターや堕天使でもおkよ!
ちなみに悪魔側なら全員同じ勢力になるので
アキヴァ編の後半みたいに敵を共有NPCにしてリレー小説形式で回すようになると思います。
日参出来るとは心強い。
トム君が週一しか来れないのでもし元気が有り余っているようであれば
両方やるのもペースのバランス的にいいかもしれません。
353 :
342:2012/05/30(水) 21:01:12.32 0
>>352 制限無しならばぜひ両陣営に参加させてもらいます!
ちなみに天使側の救いようのない悪役ってOKですか?
完全な悪〜、みたいな感じの役をやってみたいのですが……大丈夫ですか?
一応、悪魔は覚醒時に転送されてくるという設定みたいなのでプロフィールとキャラクターの導入部を明日の夜頃に書きたいなー、などと思ったり。
天使側の方はタイミングを見て、という感じでよろしいでしょうか?
>>353 ガチ悪役クルコレ
前章とはまた違う感じになりそうで面白そう!
ではそんな感じで行きましょう!
気が付けば、というよりもまるでチャンネルが切り替わる様に自分は其処にいた。
現在の状況、現在の時間、現在の場所。その全てが不明確のままで其処に放り出された。
目の前には見知らぬ人々、目に付くのはピンクの髪の女性、黄金の髪と黒の髪を持つ少年達、そして羽の生えた人間?
一瞬、理解できない感覚に脳内がパニックを起こそうとするがそれも僅かの事だった。
まるでPCがデータをインストールするようにその人達の情報、そして現在の世界の状況が自分の脳内に流れ込んでくる。
一瞬の沈黙の後、自分はピンク色の……いや、シャルル・ロッテという名の女性前に立つ。
その近さたるや『目と鼻の先』という言葉がピッタリだ。
そして……。
自分はガッ、と踵を合わせ、自らの『上官』に敬礼をした。
「お初にお目にかかります、でアリマス!自分の名はエルザ・ガレドルード!本日今この時より貴官殿の部下になるでアリマス!
貴官殿に付き従い命令を実行するでアリマス!その任期は自分が死ぬか適任が現れるまで、でアリマス!」
そして明らかに自分よりも年下であろう少年達にも手の抜かない見事な敬礼をする。
当たり前だ、年下であろうと年上であろうと先輩は先輩、上官は上官。その上下関係は絶対だ
「同じく初めましてでアリマス!本日今この時より先輩殿の後輩になるでアリマス!
若輩者ではアリマスが、どうぞ!遠慮なきご指導、ご鞭撻のほど希望するでアリマス!」
そうして挨拶を終えた自分は、軍人らしく堂々と胸を張る。
が、それも束の間の事、ハッとしたようにシャルル上官を見ると再び敬礼をし言葉を発する。
「ところで上官殿!無知で申し訳ございません、でアリマス!現在の状況をお教え頂けないでしょうか、でアリマス!」
【中の人の会話は【】した方がよいでしょうか?勘違い軍人キャラで行こうと思います。どうぞよろしくお願いします!】
名前 エルザ・ガレドルード
外見性別 女
外見年齢 19歳
髪の色 緑
瞳の色 金
容姿 女性にしては筋肉質だが外見は細い(胸以外は無駄な肉がない)
目付きは鋭い 髪型はショートボブ へそ出しのトップスにショートパンツ。
備考 自称軍隊マニア、という割には肝心の軍隊知識に関しては足りていない。言葉遣いも紛い物っぽい。
好きなもの 和菓子、上官(先輩)、爬虫類、銃火器、爆発物
嫌いなもの 苦い物、可愛らしい動物、軟弱な人間(上官は除く)、カボチャ
うわさ@ 上からの命令には絶対服従らしい(年下でも)
うわさA 上が絶対らしく自分の正義などあってないようなもの
普段の能力 『パンプキンボム』、カボチャ型の小型手榴弾。
爆竹程度の目晦ましの威力ならノータイムで精製可能。爆破は自分の意志で可能。
人間を吹き飛ばすには精製してから10秒程度の『溜め』が必要。ただし『溜め』過ぎる(30秒ほど)と暴発する。
また複数同時に精製も可能だが全てを30秒以内に使い切らなければならないのでエルザはやりたがらない。
魔人化後の能力 『トリガー・ハッピー』小型の爆弾を撒き散らす2丁の全自動小銃を現出させる。
この際の性格は唯撃ち続ける事だけを目的とした敵も味方も分からない乱射狂へと変貌。翼も短時間なら現出可能。
抑えられない衝動 銃を撃つこと、もしくは爆発物を使用する事。一定期間、どちらかが満たされないと強制的に魔人化する。
―― 数日後
「よし、出来た!」
ピーちゃんが爽やかな顔で宣言した。
猫バスを改良してくれると言うので、お言葉に甘えてしてもらっていたのだ。
「ワープ航法を搭載した! これで世界の裏側でも一っ跳びで行けるぞ。
冒険の舞台は選び放題だ!」
「……じゃあもうエデン行けばいいんじゃね!?」
旅のナビゲーター的ポジションのシュガーちゃんが慌てて口を挟む。
「駄目ですよ、まだレベルが足りません! 今行っても入った瞬間に死ぬだけですよ。
もっと色んな都市を制圧して革命の気運を盛り上げてからラスボスを倒しに行きましょう!」
その時、目の前に急に人が現れた。
>「お初にお目にかかります、でアリマス!自分の名はエルザ・ガレドルード!本日今この時より貴官殿の部下になるでアリマス!
貴官殿に付き従い命令を実行するでアリマス!その任期は自分が死ぬか適任が現れるまで、でアリマス!」
「なんじゃあ!?」
その理想的すぎるフォルムの軍人口調に、アキヴァのミリオタか何かかと一瞬思った。
しかしそれでは急に目の前に現れた説明がつかない。
シュガーちゃんが笑顔でぺこりとお辞儀をする。
「ああ、新たに目覚めたデビルチルドレンですね、よろしくお願いします!」
「そうだったの。転送されてくるとは聞いてたけどやっぱり驚くわね……。
シャルル、でいいわよ。この集団は上司とか部下とかそんなノリじゃないから。
トム君はリンネにいた時の名残で先生って呼んでるけどね」
>「同じく初めましてでアリマス!本日今この時より先輩殿の後輩になるでアリマス!
若輩者ではアリマスが、どうぞ!遠慮なきご指導、ご鞭撻のほど希望するでアリマス!」
「聞いてねーーー! ってかあり鱒大漁だ! 折角だから焼き魚にして食ったろか!」
>「ところで上官殿!無知で申し訳ございません、でアリマス!現在の状況をお教え頂けないでしょうか、でアリマス!」
「お安い御用よ! シャルル先生のすぐに分かる学園都市TRPG講座〜!」
―― 今までのあらすじ ――
【リンネ編】
舞台は、悪魔の力に目覚めた者達が集う学園都市。
ある日、怪盗角砂糖と名乗る者による、学園の宝を盗むという犯行予告が行われる。
犯行を阻止するために奔走する学園の生徒シュナ、シャルル、トム達。
彼等は怪盗角砂糖の元にたどり着き、彼を倒す事に成功する。
すると突然意識が遠ざかっていく。夢現の中、シュナが仲間達に真実を告げる。
実はこの学園都市があるのは、【リンネ】という、プログラムで出来た架空世界だった。
怪盗角砂糖を倒す事に成功した事は、現実世界に誕生する資格を得た事を意味する。
こうしてシャルルとトムは現実の世界に誕生したのだった。
現実世界は、古に作られたスーパーコンピューターにして神たるゼウスに支配されたディストピア。
デビルチルドレンとは、人類の最後の希望をかけて開発された対ゼウス兵器だったのだ。
同時に誕生したデビルチルドレンであるユダ
怪盗角砂糖のモデルとなった堕天使シュガーを仲間に加え、ゼウス打倒の戦いが始まる。
【アキヴァ編】
彼等に課せられた最初のミッションは、かつて華やかなる文化を誇ったというアキヴァの街を解放する事。
襲い掛かってくる雑魚天使達を倒しながら
ゼウスの魔の手から逃れるために地下に潜って活動しているオタク達と合流するが
天使達の表向きのリーダーカルレアに見つかって、戦闘となった。
戦闘の末勝利をおさめ、カルレアは堕天して仲間となる。
カルレアは、昔の反乱で、失敗作ではあるものの天使を堕天させる矢を受けた事があったのだ。
カルレアは、アキヴァの天使を統べる真のリーダーはソニアであると告げる。
一行はソニアを堕天させる方法を探るべく
昔カルレアを撃った弓矢『キューピッドの弓矢』を開発した天才科学者ピュグマリオンの元へ行く。
紆余曲折の末にピュグマリオンの協力を得る事に成功。そして、キューピッドの弓矢は改良されていた。
シャルル達は本部に突入し、ソニアを誘き出す。
しかし仕込まれていたプログラムにより、ソニアを中心にアキヴァ中の天使が合体して巨大天使怪人が現れた。
シャルルとトムは、戦闘用ロボに変形したビッグキャットで応戦。
勝利したところで、巨大天使怪人を魔法の矢が貫く。
ソニアは見事にゼウスの呪縛から解き放たれ、アキヴァは解放されたのだった。
用語集
アバター【あばたー】
大昔の人体実験で生まれた、情報体となった元人間。
情報体なので、デビチルと同じく天使に攻撃を加える事が出来る。
学園都市遺跡エデン【がくえんとしいせきえでん】
ゼウスが待ち構えるラストダンジョン。
カタコンベ【かたこんべ】
人々がゼウスの目を逃れて様々な活動を行うための地下の隠れ家。
ゼウス【ぜうす】
暫定ラスボス。世界を支配するスーパーコンピューター。
人々の心の自由を許さないディストピアを形成している。
デビルチルドレン【でびるちるどれん】
人類の最後の希望として開発された、対ゼウス用プログラム兵器。
架空世界リンネでの気の遠くなるような倍率の選別を潜り抜けて生まれてきた精鋭らしい。
天使【てんし】
ゼウスが使役するプログラム。各街に配備され、人間達を支配している。
情報体なので、普通の人間には傷つける事が出来ない。
堕天使……ゼウスの支配を脱してデビチル側についた天使。
ヘル【へる】
何故かゼウスの支配が届かない地区。
リンネのシステムがあり、ゼウスに認識されない特異体質のアバター
リリスが中心となって、デビチルの生成が行われている。
ホスト【ほすと】
その町の天使達を総括する、ホストプログラムたる天使。
これを倒すか堕天させるとその街を制圧した事になる。
多くの場合、表向きのリーダーとは別人である。
リンネ【りんね】
デビチルを作り出すためのプログラムであり、生まれる前のデビチル達が生きる架空世界である。
>>355 【よろしくお願いします! そうね〜中の人の会話は【】でやってます。
今の所避難所無しでやってますが避難所がある方がやりやすいようなら言って下さいねー。
……そろそろ次スレの季節だ】
>>348 【そう言っていただけるとやったかいがあります。
こちらこそありがとうございました。】
>>355 【これはまたクセの強そうなキャラですねw
よろしくお願いします】
アキヴァ解放後…。
俺はゼウス軍の手から解放されたプログラマー方と出会い、プロジェクトサキュバスの完遂に向けて動いていた…。
のだが、皆意外と大真面目であり、俺は話を持ち出せず。
挙句の果てに俺が不死身なのをいいことに対天使用兵器の運用モニターにしようとしてくる奴までいた。
「このコンピューター制御のブレード、「美突鞘華」は内臓のコンピューターを神経にコネクトして超人的身体能力と達人の技を誰でも使えるようにした物だ、成功すれば後は情報体をどうやって攻撃できるようにするかと言う問題だけになる。」
「いや、それ、常人が装備するにはコンピューターをコネクトするために人体改造しなきゃならなくないっすか?」
「…そうなるね、まぁ、でも人類の解放のために死ぬんだからいいじゃ…」
「いやいやいやいやいやいやいや、そーいうのの研究開発に携わるのはちょっと…」
「何故だい?人類は云十億もいるんだから個体の生き死ににこだわるのは…」
「騙された奴がお化けになって出てきたら嫌だし絶対2〜3人その刀持って裏切る奴とかでてきますよ」
「よしやめよう。代わりにこの妖銃「マミール」を…」
こんな感じで様々な危ない武器を装備させられそうになっていた俺はすっかり意気消沈。
そんな俺を救ってくれたのは…。
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!ウル○ラシリーズ超面白ぇええええええええええええええええええええええええええ」
「だろ!?だろ!!」
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお同志キターーーーーーーーーーーーーー」
特撮シリーズだった!!
いや凄い!ガチ凄い!面白い!
特にアレだ、巨大ヒーローが最高だね、だってアレだ、等身大とか普通にいつも見てるし…。
そんなわけで巨大ヒーローにどっぷりはまり、すっかりキモオタランドと化したアキヴァで仮面○イダーより先にウ○トラマンの新作が製作される中…。
>「同じく初めましてでアリマス!本日今この時より先輩殿の後輩になるでアリマス!
「……先生、何か痛い人が」
俺もドン引く様な痛い人が突然目の前に現れ、そして新たな冒険が始まろうとしていた。
えー、俺ぶっちゃけアキヴァに永住したいんだけどなぁ…。
そしてシャルル先生の口から今までの説明がなされる中、俺はもうすっごいキャラが立っているエルザさんにとりあえず挨拶する。
「あー、俺は、トム・ジリノフスキーです、よろしく」
「トム殿!帰ってきたウル○ラマンの37話が発掘されましたぞ!」
「真ですかマキ氏!」
「至急本部へ戻ってくだされ!」
「GIG!!先生!俺、急用ができたのでこれで!」
うおおおおおおおおおおおおおおお!あの名作と噂される37話が、遂に!
こうしちゃいられねぇ!すぐに本部へ戻らねば!
俺は二人に別れを告げると、特オタ連合本部、ツブラーヤ事務所へと向かう!
あああああやっぱここに永住してぇえええええええええええ
>>357 351
シャルル上官の話を聞いた自分は再び敬礼をする。
「認識を完了しましたでアリマス!シャルル上官殿、説明感謝でアリマス!」
>「あー、俺は、トム・ジリノフスキーです、よろしく」
「ハッ!トム先輩殿でアリマスね!どうぞよろしくお願いします!」
さらにビシリ!と敬礼をする自分だが、トム先輩は他の人の言葉に去って行ってしまう。
なるほど、多忙な先輩なのでアリマスね。しかしそれだけ人望があるという事でもアリマス。
どのような先輩かまだわからないが『頼りなる』というその一点だけは理解できた。
自分はシャルル上官に向き直り、姿勢を整える。
「シャルル上官殿、自分の『能力』をお見せしたいのですがよろしいでしょうか?
ではまず、耳をお塞ぎになってくださいでアリマス。他の方も耳を塞いでください!」
シャルル上官の返事も聞かずに自分は右手を前に出す。右手には既にカボチャ型の手榴弾が握られていた。
投擲位置を捕捉。その場所に誰も居ないのを確認するとそれを軽く地面に放り投げる。
台詞を言い終えてから動作を始め、そして終えるまで約3秒。
一体どれだけの人が自分の言葉に反応できたのか、その時はまだ考えていなかった。
「Ok、Blast!」
自分の掛け声と共に閃光と大きな炸裂音が響き渡る。
その音で大気が振動し、涙腺を刺激し鼻腔を突き刺す様な火薬の香りが辺りに充満した。
僅かに気分が高揚する感覚に胸が高鳴るが、それも一瞬。即座に次の行動に移る。
今度は自らの左手を誇示するように掲げる。
その左手にもまた先ほどと同じように手榴弾が握られていた。
耳を塞ぐ動作が間に合わなかった者がいるのを考慮し、『もう一度やるでアリマス!』という姿勢を見せたのだ。
一体どれだけの人がその自分の行動に気付けたのか、その時もまた考えていなかった。
1個目の手榴弾と同時に精製した2個目の手榴弾。習慣となった脳内のカウントダウンではそろそろ10秒が経過しようとしていた。
それを見計らい先ほどとは違う、もっと離れた場所に勢いよく投擲する。
無論、その場所の周辺に人がいないのは十分考慮したうえでの投擲だ。
「Blast!」
再びその言葉を発した瞬間、再び閃光と炸裂音が響き渡る。
しかし先ほどは音と光と香りだけだったのに対し、今度は熱風と衝撃が加わった
爆炎によって舞い上げられた様々な破片がパラパラと降り堕ちる。
煙が晴れると、自分が投擲したその場所には大人一人すっぽり収まりそうなほどの幅のクレーターが出来上がっていた。
周りに静けさが戻ったのを見計らい、自分はシャルル上官を見ながら言葉を発する。
「以上が、自分の能力『パンプキンボム』でアリマス!
精製してからの『溜め』に応じ、威力を変える手榴弾でアリマス!爆破は自分の意志で可能でアリマス!
何かご質問があればどうぞ!シャルル上官殿!」
辺りの惨状を気にせずに言葉を言い切ると先ほどして見せたように堂々と胸を張った。
【エルザは残念な人なので生暖かく見守ってほしいのです……。避難所は有った方がいいかもですね】
>「GIG!!先生!俺、急用ができたのでこれで!」
「ちょっとトム君!」
トム君は、帰ってきたウ○トラマンの37話を見に行ってしまった。
「シャルルさん、ウ○トラマンは置いといてボ○バーマンしません? 一人人数が足りないんですよー」
ゲーオタが誘ってくる。
ボ○バーマンとは、閉鎖空間の中に4人程度の爆弾が生成できる人が閉じ込められて
互いに爆弾で爆破しあうという酷いシチュエーションのゲームである。
>「シャルル上官殿、自分の『能力』をお見せしたいのですがよろしいでしょうか?
ではまず、耳をお塞ぎになってくださいでアリマス。他の方も耳を塞いでください!」
「?」
カボチャ型の物体が放り投げられる。
言われるままに耳を塞いだ直後。カボチャ型の物体が爆発した!
閃光をまともに見たアニメ映画オタが騒いでいる。
「目がぁ!目がぁ!」「大丈夫ですかムソカさん!?」
「リアルボ○バーマンだ……」
もう一発炸裂し、今度は凄まじい爆風にアニメ映画オタのヅラが飛んでいく。
「髪がぁ!髪がぁ!」「ムソカさんってヅラだったんですか!?」
>「以上が、自分の能力『パンプキンボム』でアリマス!
精製してからの『溜め』に応じ、威力を変える手榴弾でアリマス!爆破は自分の意志で可能でアリマス!
何かご質問があればどうぞ!シャルル上官殿!」
「えーと……それって味方も巻き込みます?」
分かりきっているけど一応聞いてみた。これから色んな意味で賑やかになりそうだ。
※AAはイメージです。実際は多分こんなんじゃありませんw
天使の粛清
(\
\\
(\\
\\\
(\\\\
(\\\\\
\\ |||
( ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ | ⊂⊃
 ̄ ̄( ̄ ̄//// ̄\ ∧ ∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄(//// ̄\\( ゚Д゚) < 氏ねやカス共 ゴルァ !!
".;": (/(/// ̄(つ つ \_____________
".;": (/(/| \\
.;".;": ..;".;;: (/((/ ∧|\\ .;".;": ..;.;".;
.;".;": .. ; ∪ ∪ \\ .;".;": ..;.;".
.;".;" .;".; \\
ゴ オ ォ ォ …… ! ! \\ ;": ..;.;".;":
.;".;": _.;.;__ \\ ド カ ァ ン !
.;".;": ..;.;".; ζ /_.;_/| .;".;"_ \\ .;".;.;".;":
.;".;": ..;.;".;": ;:'.;| ΓΓ | |;":从へ_/| \\.;".;"_.;__..:
从へ从へへ从 ; ζ | Γ从 | |;:.. |从Γ | | \\ ∠___/|
( ⌒( ⌒ ) ζ | 从Γ | |.:;. |从Γζ.;"._ \\|ΓΓΓ| |
( ⌒ ⌒ ⌒ ); | ΓΓ | |.;;::|ΓΓ | | ( 从へ;: |从ΓΓ| |
Σ( ⌒( ⌒ ) ζ ( ( ) )⌒ ) ( 从へ从)_.;;:.;|Γ从Γ| |
( (( ( ⌒ )) ) 从 Σ( ⌒( 从へ从) ∠___/|
Σ (( ( ⌒ )) ) )(( ⌒ ( 从へ从) .;".;:;|ΓΓΓ| |
(( ⌒ ( ( ) )⌒ );:; .;".;": ..;.;".;":|从ΓΓ| |
天使の粛清その2
クズの分際で我に逆らうとは…愚かな。 │ .: ,.:ヽ< ミノゝ .:.,
天の雷の中で終焉を迎えよ…. | .,.:..ゝ/.: >/.:..,
セレスティアル・セイバー!! | ..,;.ヘ|. 」>》,.;:
\_________ _______/ ...:\ゝ ヽ\.:;
ミミ \ ∨| ミ ..,:;.,,<ゞ /》,..::;
ミ \⊂⊃ ミ ..ゞ/| >/,,.:;
ミ ∧_∧ ..,:.;.,:<丶 /》.,:.;;
ミ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\( ・∀・)/ ̄ ̄ ̄彡 ;,,,;iミ. |ヾi::;.
ミ ⊂ † ⊃___彡 ..,;.ゝ/,. 》..,.;
 ̄ ̄ ̄ ̄/ | | | \ ...,:.;..;\;| ゞ>..,;;,:
/ (__)_,,)彡 \ :::,;.;.:.<ヽ >》;;.:,..
/ ミ 彡 \ ドォォォォ .,:../.<:. /|ヾ,,.;;:..,;ォォォォォン!
| ミ 彡 | ..,:.;.;.,:.;;/ゞ \》);;,:..,:.;.;:,;..
\ ミ 彡 / ...,:.;:,;.;;<;:\< ; ; 》//.>.,:.;,:,;
\ミ 彡/ ,,:.;,..,巛;<\.., . ;,:.;
>>1 ,;.:;,,. />》;,;.:,;..
シュガーたん
+ ⊂⊃
∧_∧ +
(*゚ー゚)
|⌒/つつ
川 ノ
∪∪
魔人化シャルル
∧∧∧∧∧∧∧∧∧
< >
< 貴 様 に 死 が >
< 訪 れ る !! >
< >
∨\ /∨∨∨∨
(/^ //
/(⌒^ ∨ ^\)
/ ノ) /| ∧ ^⌒)\
/ ./ ノ ____/ / ヽ\_ //ヽ\
/ ./( (. (_ __/ (^\ ) / / ) \
/ / ) \. ヽ ヽ_ノ .ノ⌒ ノ /\.. ) .\
// 〈/; `ヽ^⌒\.((´ ∀`))/⌒ ノ (⌒^ノ \_>
⌒/ \__:/:^⌒> ⊂ ⌒^⌒つ <⌒~ヽノ^ ノ \
/ \ ) ノ /⌒|::::::|:::::|⌒\ヽ (^ ノ /⌒^
/ \)/ (__)_) \( ノ ./
/ /~) \ ν ノ /
ν ⌒^~) \ ノ/
⌒^~) \ |\ ν
⌒^^) \ ∧| \∧∧∧∧∧
⌒⌒ヽ ) < >
ν < 決 し て >
< 逃 れ ら れ ぬ >
< 死 が !!!! >
< >
∨∨∨∨∨∨∨
街の風景?
..... "''''''""""""''''';:;:;,.,,..... .. .....,,,,__...,,;:;'''""''''::;;;;.......,,,,...;:;:;;''''"
.,,.,;:;:;:;;:'""''''''''''''''"""" :::::::::;;;;;;;;;;;''''''"""'''""""
':., '" "''':;:,.,,.,..,.,.,.,. __.,.,.;:'"';:,.__, ""''''''''':::::......"""''''''"""'''' ⌒)_ ...::::::'''
::' .,;:'""""""""""'''''"""""" """"''''''''''':::::::::;;;;,,,,,....._ ) """ ^^
;:,.,.,.,...._ 、、_....,,__,,,..::::;;;;;;;;;,,,,..... ....... ^^
、、、、、.,;:'''""" ⌒Y⌒ ""'''''"''''':::::;;;,,..;;::...........................;;;;;;:::
__________ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ ________
... .. .::: :..:.:.::.:: :: ...:..:::::.. . .:: .::: . ....:: ::...:::.. ..:::....... ⌒Y⌒ ... ..::.:::. ::::. : .:::. .::::::. .:::..: :. .. . .::: :: : .....:::. . .
 ̄ ̄\::.. . . .:: : :.. . ... ::: :::.. ... .. .. .::::::::....... .......:::::.. . .. . .. .::::: :: :. _,. - ―――――
 ̄ ̄ ̄|.. . .. .. . .. .. .: .... ... :. .: . :.: . : .: .... .. .. . ... _,. -''"´. . . .: : : : ::::::::::::... .
|.:.:. . .:. :: .: ... ... .. . . . . . .: ... .. . ___, ィ´ . . . .: : : : :::::::... .
|:::::::............. .....::::::::::::..... ...::::::::::::::....... . _____|\ . . . .: : : : :::... .
___| .::::::...... llY⌒Yl ..::::::::::.... . llY⌒Yl .:..:::. .| _____| \ . . . .: : : : :
___ \:::::::...... __|| [囗 .!__ ...::::::.... __|| [囗 .!__ .::.. | .\ | \ . . . .:
:l\ \__|| |_____|| |__| |\\─| \
:| \ \ | | |: \\! \
:| \ \ [囗 [囗 [囗 [囗 [囗.| | | |: l . . .: ' ; . \
:|. \ \ | | | |: | \
______,:| / /l________________| | | |: | __ . .. : ; .\
\ / /. | | | | |: | l´! ヽ \
:::::::.. . . .\ / /::. .| | | | |: | || |
::::::::.. . . . / /: : . | ___|_|_|__|___!. ;' ..|| |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ . /: : . . | |\ 、 ────┤.. ;'.|| |
──────‐': : . | | \\ . . . : ::::::::| , \ |
:::::: : : : . . . . | | | \\ . . : :::::| ; , . 丶!
::::::::: : : : . . . | | \ \\. . :::|
::::::::::::::: : : : . . | | \ \\. |
::::::::::::::::::: : : : . . | | \ \\
:::::::::::::::::::::::::: : . .| | \ \\
決戦兵器ビッグキャット
∧_∧
(・∀・ )
▽田田田▽
●【=====】●
〔;;;;;;〔;;;;;〕
ずれたwwwもう一丁
∧_∧
( ・∀・)
▽田田田▽
●【=====】●
[[] []]
〔;;;;;〕;;;;;;〕
そろそろ埋まるか? 希望的観測を込めて…
OK。 \ なんと。 / ∧_ヘ
∧_∧ \ ∧_∧ / ∩ / \〇ノゝ
( ´_ゝ`) \ (´<_` ) / / //三√
/ \ \ ∧∧∧∧ / / / / ∩
/ / ̄ ̄ ̄ ̄< 流. こ > / / | |
_(__ニつ/ FMV /< 石 の > / / /∧_∧ ./ /
|\ \/____/< な ス > / / ´_ >`)/
─────────< 予. レ >──────────
∧_∧流石だよな < 感 は > 兄者は
(´<_` ) 俺ら。 < !!!! > 天才に違いないな。
/ ⌒i / ∨∨∨∨\ ∧_∧
| | /\\ @@@ \ (´<_` )
 ̄ ̄/ | /(⌒\ @# _、_@ \\/ノ (⌒つ
V / .| .|_ / \ ヽヽ( ノ`) \ \ | |
(u ⊃/ (mJ ^ ⌒\ \ >―. し
ゼウス
↓
ゝ、 (___ノ /∠ノ| _l__ 、 i亠┐
\::::::ー- ... _ iY'/_ ソ `ヒl /:::::二) ノ| |, | ノ
丶、:::::::::::::::::`..ー-.._ ヘト-`l lニ'/ー' __ _,-一-一'__、_::::-/ _l__ / _l__
`ヽ、 ;;;::::::::::::::::::::: ̄,人ト-ャ/ー一' ̄:::::::::::::::::::: _/´  ̄) ノ| \ ノ|
 ̄ ┐::::::::::::ヾ[l兀l]:::::::::::::::::::::::::::::;;; 一 ´ \ ソ ゙ _l__
|:::\:::ー-::::::人:::::::::::::/ ̄ ̄ ) ┃ `て ノ|
l:::::::::::`:::::ーノ ヽ:::::::/ _ィ_ ノ ・ _l__ _l__
ご あ ご |:::::::ヽ:::::::::) さ (::::/ r´, 、、〈ー- 、_/7 \ ノ| ノ|
ざ り 愛 |::::::::::::::::::::| あ |/ ll\/l l ヽ ヘ‐___,ヲ)_ )
い が 読 l::::::::::::::::::::l 来 l \ \wwY´l_`二7 /T ´  ̄\/⌒ヽ/ ̄
ま と /::::::::::::::::::::::| い | `∨ |l__,/ / |
し う /:::::::::::::::::::::::|デ | l` `〈ー/ / ,!
た /:::::::::::::::::::::::::::|ビ | \ ∨ / ̄
! /:::::::::::::::::::::::::::::::|チ l、 __ゝ, ///
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽル/::ヽ / `L__.///
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ゝ/::::::::l 〈  ̄| /// l
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| ヽ l l/〈´
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| \ | |
※ 続きます