談雑レスGPRT

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495エミル:2011/12/08(木) 23:55:19.74 O
>>491《ヨルムンガンド》
(消える寸前に、ヨルムンガンドにアカンベーをする)

>>492《起動した自爆装置》
みょんみょんみょん
(クリスタルの部屋に出たら警報が聞こえてきた)
(クリスタル内の大魔王を見上げるもエミルにはなすすべがない)
すまぬニュクス
(猛ダッシュで逃げる)

>>493《アイラ》
(ラスボス戦があるのなら続けるのら〜)

>>494《ヨルムンガンド》
すーはー。山の空気はうまいのじゃ

(のびていると、ヨルムンガンドがクリスタルを吐き出す)

気色わるいの。わざわざ人前でゲロを吐きおって…

ん?これはあのクリスタルではないか?胃液に濡れてぴかぴかしてて超気持ち悪いがの…んあ!!
(轟音と地鳴り。地震で揺れる大地。こけて転がる)

そうじゃ!他の者は!?
(そこら辺を適当に見つめる)

アイラ…トリア…ムラサメ…
おぬしらのこと…忘れぬぞ……
496アイラ:2011/12/09(金) 00:13:30.93 0
>494《ヨルムンガンド》
> ごくり!

ナイスよヨル君! その手があったか!

(ヨルムンガンドの尻尾に乗って脱出)

>ふぅ……みなさん、付いてきてますか?

ここにいるよ、ここー!

>495《エミル》
>アイラ…トリア…ムラサメ…
>おぬしらのこと…忘れぬぞ……

おおいっ! ここにいるって!
トリア君とムラサメ君はどこにいったんだろう……。
リアルで迷ってる予感が全開なんだけど。

そんな事より今の地震――気を付けて、何かが、来る――!

(二人ともありがとう!
では土曜日の夜12時までに名無しGMさんのどなたからもラスボス戦開始の意思表示がなかったら
とりあえずアタシが名無しGM化してラスボス戦のとっかかりを書こうと思います。
もちろん今まで通りどなたでも遠慮せずにネタを振ってください!
名無しGMは中身が誰であろうと名無しGMですからw)
497名無しになりきれ:2011/12/09(金) 21:57:58.70 0
(暗がりの部屋の中、水晶玉を見ている男がいる)
???「なんてことだ。あれを持って出られると非常にまずい」
???「あれが白日の下にさらさればわが政権もおしまいだ」
???「だが、自爆装置が起動する前に脱出してしまった」
???「あれがある」
???「もし、倒されたらどうする?」
???「あれには黒の核晶が仕込んである。倒されたとしても起動すれば、問題ない」

(空気が揺れ、地面が揺れる。山の表面が欠け、天に向かって煙が立ち上る)
(大魔王ニュクスがなる木はもうすでにかれている。だが、4人の大魔王ニュクスはまだ生きていた)
(クリスタルが割れ、大魔王ニュクスの本体がゆらりと立ち上がった)
(大魔王ニュクス達の手は光を帯び、天には雨雲がとどろいている)
(よけなければ、大ダメージを喰らってしまうのは確実だ)

498名無しになりきれ:2011/12/09(金) 22:02:35.01 0
ちょい訂正

(空気が揺れ、地面が揺れる。山の表面が欠け、天に向かって煙が立ち上る)
(大魔王ニュクスがなる木はもうすでにかれている。だが、4人の大魔王ニュクスはまだ生きていた)
(地響きとともにクリスタルが二つに割れた
(大魔王ニュクスの本体がゆらりと立ち上がった)
(本体が動き出すのに合わせて、4人の大魔王も立ち上がった)
(大魔王たちの手には光が集まり、雨雲が頭上に集まっている)
(そして、今なお、地響きは続いている)
(よけなければ、雷撃によるダメージ。よけないとしても何かが来るのは確実だった)
499ヨルムンガンド:2011/12/10(土) 02:17:18.92 0
>>495 〈エミルとの再会〉
またお会いできて、歓喜のあまり涕涙しそうです。
……おおっと! 砦が爆発したようですね。
(砦が爆発した衝撃で大地に幾筋もの亀裂が走った)

>>496 〈アイラ〉
何かが来る? はて、しかしもう敵は残っていないような。
ああ、そう言えばクローンニュクスがいましたっけ。
あれを制御してたらしき奴は、ガラスのハートだったようで、すでに自害してしまいましたが。
まったく……エミルさんの剛毛が生えた心臓を見習って欲しいものですよ。
(地震が収まると、ヨルムンガンドの持って来た水晶が割れ、中から封じられていた大魔王が現れる)

>>497-498 〈5体の大魔王〉
(大魔王は、いつのまにか周囲に集まった4体のクローンニュクスを従えるかのようにして、彼女たちと共に手に光を宿す)
はて、いったい何をしていらっしゃるんでしょうかね?
無言で手に光を集められても、意図を判じかねますが。

ふぅむ……ここは好意的に考えて、復活させたお礼に何かをくれるパターンと見ました!
(直後、天から振って来た雷光の槍がヨルムンガンドを貫く)
ぐはっ、そんなわけはなかったですね……。

ええと、大魔王ニュクス……でしたっけ? 貴方を封印した者は死にました。
そして貴方を復活させた僕は、言わば命の恩人と言っても良いでしょう。
恩人を攻撃するとはどういう了見ですか!?
ここは断固としてクレームを入れさせてもらいますよ!
500エミル:2011/12/10(土) 19:53:02.50 0
>>496≪アイラ≫
>何かが、来る――!
ん?きっとトリアとムラサメじゃな。
やつらは転んでもただでは死なぬのじゃ。

そうじゃ。みんなでルーラ(瞬間移動魔法)で帰るのじゃ。
(アイラに魔力回復のアイテム、エーテルターボを投げる)

>>497-498≪5体の大魔王≫
きゃあ!!
(ラビリスの鎧の効果でエミルに電撃のダメージはなかった)
……
(てくてくと物影に隠れる)

>>499≪雷に貫かれたヨルムンガンド≫
ほれ!メガポーション!
(ヨルムンガンドに体力回復のアイテムを投げる)
501アイラ:2011/12/11(日) 02:27:29.23 0
>500《エミル》
>そうじゃ。みんなでルーラ(瞬間移動魔法)で帰るのじゃ。

これは、魔力全回復のアイテムじゃない!

(アイラはMP全回復した!)

ルーラ!

(しかし ふしぎなちからに かきけされた!)

駄目みたいね、何者かの妨害が入っているのかもしれない!

>497-498
(大魔王様キター! せかすようになってごめんね。最後までよろしくお願いします!)

(地響きで、クリスタルが割れる)
どうして? 大魔王が復活した――!?

(4人のクローンと共に、攻撃態勢に入る大魔王。
容赦なく雷撃が襲う。クリスタルローブで一部緩和されるものの、その威力は凄まじい)

くっ……!  

>499《ヨルムンガンド》
>そして貴方を復活させた僕は、言わば命の恩人と言っても良いでしょう。
彼の言う通りよ、信じて! アタシ達は魔物を滅ぼそうなんて思ってない!!
あなたも本当は人間を滅ぼそうなんて思ってなかったんでしょ?
昔、自らその身を差し出した時の願い、聞かせて欲しいな――。
502名無しになりきれ:2011/12/11(日) 21:12:55.63 0
(大魔王の目に光はない。語るだけの言語も封じられ、ただ、破壊のための兵器と化していた)
>>499>>501
(電撃により体が硬直している)
(クローン2体は呪文を唱え火を放つ。もう二体のクローンは氷を放った)
(氷と炎は一つに合わさり、白い光となろうとしていた)
(よけなければ>>499,>>501は消滅してしまうであろう)

>>500
(残り一体の大魔王は物陰から何かが投げられたことに気付き、手を左肩から右下に向かって振りおろした)
(見えない刃がエミルを真っ二つにしようと襲い掛かった)
503ヨルムンガンド:2011/12/11(日) 22:23:07.33 0
>>500 〈エミル〉
(エミルの投げたメガポーションを呑み込む)
おかしい……体力が半分程度しか回復しません。
むむ、ラベルの消費期限が10年前になっています!
こんな物をどこで買ったんですか!

>>502 〈ニュクス〉
(オリジナルも含めてニュクスたちは返答せず、臨戦体勢も崩さない)
どうにも風格と言うものを感じられませんね。
最近の若い方は、様式美にこだわらないんでしょうか。

(最初に4体のクローンニュクスが、炎の呪文と氷をぶつけ合って白い光を作り出す)
ふぅむ、またしてもメドローアとは。
単に炎と氷をぶつけただけでは相殺しそうなものですが、腐っても大魔王と言う所ですかね。
そう言えば、砦の雑魚もメドローアを使っていたような気もします。
何百年も経つ内に、メドローアもすっかり一般的な魔法になってしまったのでしょうか。

>>501 〈アイラ〉
ああ……そう言えば、メドローアは呪文なので反射魔法が有効でしたっけね。
ここに至って思い出すなら、最初から思い出せと言う話ですが。
アイラさん、魔法反射の呪文は御存じでしたよね?
まずは大魔王5体との詰んだ状態を解消するため、何体かに消えてもらいましょう。
504エミル:2011/12/12(月) 19:10:24.67 O
>>501《アイラ》
むき〜!まだ帰ってはダメということじゃな
そうじゃ、はよう決着をつけてみんなで帰るのじゃ。

>>502《大魔王》
シュッパッ!ザクッ!
(空気を裂く音に、エミルは身を縮めた)
ふぇっ!!
(なんと隠れていた岩が割れている。ラビリスの鎧の肩当ても!
あとエミル半個ずれていたら、綺麗にぱっかりと体が割れていたことだろう)

>>503《ヨルムンガンド》
消費期限が10年前〜?
ええい!魔物の街の商人めがガラクタを売りつけおって!

(エミルは道具袋から万能薬をとりだすと硬直してる?二人に2〜3個まとめて投げた)

もうアイテムはちょっとしかないのじゃ
あとはおもちゃとお菓子だけじゃ
(道具袋の中身は、プラスチックの宝石や変な人形。エミルは故郷で阿保ほど撮れるダイヤモンドで、ガラクタみたいのをたくさん買っていた)
505アイラ:2011/12/13(火) 01:43:01.45 0
>502《大魔王》
返事がない、ただのしばかね(なぜか変換できない)のようだ。

>503《ヨルムンガンド》
普通は「私の手下になったら世界の半分をやろう!」って言うもんよね。
でも下手にペラペラ喋るより何も言わない方がもかえって迫力があるかも……。

やっばい! メドローア来るよ!

>アイラさん、魔法反射の呪文は御存じでしたよね?
>まずは大魔王5体との詰んだ状態を解消するため、何体かに消えてもらいましょう。

あーっ! その手があったか!すごい魔法だから反射魔法は盲点だった!
……はて、何じゃったかのう。
最近はメドローアでド派手に相殺したりしとったもんで思い出せんわ。

>504《エミル》
(エミルから投げられた万能薬のうちの1本を飲む。
ステータス異常ドわすれ解除!)

――リフレクトマジック!

(魔法を跳ね返す、光輝く壁が一行を覆う!)
506名無しになりきれ:2011/12/16(金) 19:42:55.46 O
にゃあん
507ヨルムンガンド:2011/12/17(土) 21:45:19.79 0
(502の大魔王様は動けない感じですかね? 僕かアイラさんが動かした方が良いでしょうか)
508名無しになりきれ:2011/12/18(日) 11:27:43.89 0
ぎひゅ
509アイラ:2011/12/19(月) 01:36:10.62 0
>507
(うーん、あんまり滞ってもよくないので動かした方がいいかもしれませんね…)
510ヨルムンガンド:2011/12/19(月) 20:47:18.74 0
>>504 〈エミル〉
(エミルが投げた万能薬を呑み込む)
ありがとうございます、おかげで楽になりましたよ。
その余ったお菓子は、エミルさんの動きを鈍らせるので捨ててはどうですかね。
たとえば、僕のお腹の中とかに。

>>506 〈猫〉
むむ……またしても正体不明の怪しい猫が。
もしや大魔王が水晶に封印される前に野良猫に意識を移していたとか……いや、ありませんか。

>>508 〈断末魔〉
(反射された光に呑み込まれ、術を唱えた四体の大魔王が「ぎひゅ」と叫びを上げて消え去る)
おお、上手くやったようですね。

(大魔王ニュクスはクローン消滅にも顔色一つ変えず、瘴気の塊を長大な闇の剣とする)
(試し斬りするかのようにニュクスが振るった闇の剣は、音も無く大地を両断して、大地に長いクレバスを刻んだ)

なんと厄介な……あれは、触れただけで致命的なダメージを受けそうですね。
回避の難しい僕的には、かなり苦しい所ですが……。

(そう言った所で、城の尖塔ほどの長さを持つ闇の剣が横薙ぎに振るわれる!)
511アイラ:2011/12/20(火) 01:57:36.30 0
>506《猫》
>もしや大魔王が水晶に封印される前に野良猫に意識を移していたとか……いや、ありませんか。
大魔王によって猫に姿を変えられた大魔王の敵対者……いや、ないか。

>508
(4体のクローンニュクスが消える)
さあ、後はあなただけよ! 覚悟しなさい!

>510
(大魔王は巨大な闇の剣を作り出し、横なぎに振るう。それは、一行の体を透過した)

うあっ――!

(大魔王の声が一行の脳裏に響く。寝返りをそそのかす精神攻撃だ!)

【貴様らは人間ではないのになぜ人間を救おうとする?】
【人間に救う価値などあると思うか?】
【今までの旅で分かっただろう、人間は同族同士で争いあい】
【自らの利益しか考えず、我が物顔で環境を破壊する――救いようのない生物だ。】
【共に人間のいない理想郷を作り上げようではないか。かつて人間に裏切られた私と共に――!】

駄、目、よ……。みんな、耳を貸しちゃ駄目……!!
512エミル:2011/12/20(火) 20:09:40.42 O
>>505《アイラ》
やったのじゃ♪跳ね返したら簡単に消えたのじゃ
ばかなクローンたちじゃ
>>506《猫》
なでなで

>>508《声》
ばいばいじゃ

>>510《ヨルムンガンド》
さいごじゃからみんなあげるのじゃ
(お菓子も不気味な人形も全部ほうり込む)

>>511《アイラ》
耳を塞ぐのじゃ
(でも聞こえてくる)

そんなのおまえがそう思っとるだけじゃ
わしはわしがしあわせならそれでよい

おぬしこそこんなことはやめるのじゃ
裏切られたから人を憎むなぞ、惨めすぎるじゃろが?
513名無しになりきれ:2011/12/20(火) 20:12:25.48 O
大魔王は、スーッと移動してヨルムンガンドの首を締めあげはじめた
514ヨルムンガンド:2011/12/20(火) 21:12:58.98 0
>>511 〈闇の剣〉
(大魔王の声が脳内に響く)
大魔王の言う事、ごもっとも!
冷静に考えれば、ルパンやらスーツの男やら、ロクな人間に出会っていないような気がします。
人間など無用!共に魔物の理想郷を作り上げましょう!
(純真な心になっていたヨルムンガンドには、悪魔の囁きに簡単に耳を貸してしまった!)

>>512 〈エミル〉
(エミルによく分からない物を大量に流しこまれる)
むがっんぐっ! 喉に……引っ掛かりました!

>>513 〈首を絞める大魔王〉
(大魔王は爪を長く伸ばすとヨルムンガンドの正面から巨体を軽々持ち上げ、喉笛を握り潰さすべく締め上げた)
提案を飲んだのに攻撃……だと……ッ……ぐえっ!息が!

……ぐ……むッ。

こほー……こほー……!
(喉に引っ掛かった不気味な人形で、気道が完全に塞がれなかったようだ)
(ギリギリと首を絞める大魔王は、そのままヨルムンガンドを攻撃し続け、大蛇の首からは血が流れ始める)

うぐぐ……!誰でもいいので、誰か助けてくださいッ!人間バンザイ!
515アイラ:2011/12/21(水) 01:16:40.24 0
>512《エミル》
エミルちゃん――そうだよね、アタシもアタシが幸せならそれでいい。
願わくば……アタシの隣にいる人も、もう一押しで同じ町にいる人も
――もっと欲を言えば半径1000km内の人が幸せならいいな!
誰かの不幸を願っても、自分が不幸になるだけ。

>514《ヨルムンガンド》
>人間など無用!共に魔物の理想郷を作り上げましょう!

ヨル君! 駄目よ!!

(が、大魔王がヨルムンガンドの首を絞め始める)

大魔王!? いえ、もうすでにあなたは魔物の王としての意識はないのね。
負の感情のあまり、周囲のあらゆるものを攻撃するだけの憎しみの化身になってしまった……。

>うぐぐ……!誰でもいいので、誰か助けてくださいッ!人間バンザイ!

半分人間のアタシが世界の平和を願って――すべすべ潤滑オイル!

(エミルがヨルムンガンドの口に入れ損ねて地面に落ちていたオイルを
ヨルムンガンドにぶっかける。
大魔王の締め付けがつるっと滑って外れた)

アタシはエルフでもあり、人間でもあるから分かる。
エルフは自然を守りながら自然のままの穏やかな生活を望み
人間は便利な生活のためなら自然を破壊してでも世界を作り替えていく。
でもね、政治的な話やら全部とっぱらって考えてみればきっと話は単純で。
どっちもただ幸せになりたいだけ。それなら皆で幸せになればいい!

あなたがその可能性を潰すというのなら……
ニュクス、あなたを倒し、明けない夜を終わらせる!!

こいつを倒すには、並大抵の技じゃ無理。
皆、今から古代エルフ族に伝わる大魔法”メテオストーム”の詠唱を始めるわ。
(前の冒険で魔王を倒した時に習得済み。
その危険度のあまり古代エルフ族に封印された魔法だという。
詳しくは過去ログで!)

――必ず成功させるから、それまで持ちこたえて!

【詠唱中は大魔王を操作します】
516エミル:2011/12/21(水) 02:20:27.05 O
>>514《ヨルムンガンド》
ばんざいしたくても、おぬしには手がないじゃろが。
首がむきだしじゃ

よし、アイラのエイショウが終わるまで時間を稼ぐぞよ

>>515《アイラ》
うむむ。気張るのじゃアイラよ
(アイラが口をぱくぱくして、もじょもじょしているのを見たあと大魔王に走る)

問題じゃ
利口な蛇が好きなお菓子はなんじゃ?
(答えはメールらんを見るのじゃ)
517ヨルムンガンド:2011/12/21(水) 03:39:58.71 0
>>517 〈アイラ〉
(ヨルムンガンドが大魔王の腕から逃れると、アイラが勇者っぽく演説を始める)
むう……僕も何かカッコいい台詞を言いたい所ですが、そんな物は魂に内在していない様です。
生まれ変わって間も無いので仕方ない所ですが。
むしろ、うっかりしていると間違って黒い台詞を吐いてしまいそうですよ。

(アイラが詠唱を始めると、エミルと共に大魔王に向かう)

>>518 〈エミル〉
ええ、何とか時間を稼ぎましょう。
トリアさんとムラサメさんが転送失敗のせいか、行方不明になってるのが痛い所ですが。
僕はこの身を城塞と為しますので、エミルさんは百万の敵を迎え撃つ弩になってください。
流星を落とすメテオストームですから、巻き付きなどはこっちも巻き添えになりますね……。
詠唱が終わりそうな頃を見計らって、吹っ飛ばすのが良いでしょう。

(エミルは大魔王に謎かけを出した)
むう……言葉が通じない相手にリドルとは。
失礼ながら、お嬢様は馬鹿でいらっしゃいますか?

(そう言って、ヨルムンガンドは頭部でエミルを薙ぎ払って吹っ飛ばす……大魔王に攻撃の気配を感じたからである)
518大魔王ニュクス:2011/12/21(水) 22:08:43.65 0
>515-517
>――必ず成功させるから、それまで持ちこたえて!

>僕はこの身を城塞と為しますので、エミルさんは百万の敵を迎え撃つ弩になってください。

>よし、アイラのエイショウが終わるまで時間を稼ぐぞよ

【フフフ、互いを信じるその絆――お前達は確かに勇者なのだろう――】
【だが我が力の前には無駄な事よ――!!】

(大魔王は、巨大な闇の剣を解体、瘴気の全てを凝縮してその一身にまとう。
その刹那、大魔王の姿が、変化する――! 
少女の姿は跡形も無くなり、現れたるは巨大な影。
――漆黒の巨大なドラゴンが咆哮をあげる!)

【命……夢……希望……どこから来て、何処へ行く?
そんなものは……このわたしが 破壊する!!
私が望むものはただ一つ、永遠に終わらない夜――永久の闇の世界の王となるのだ――!】

>問題じゃ
>利口な蛇が好きなお菓子はなんじゃ?

【知るかっ!!】

>>失礼ながら、お嬢様は馬鹿でいらっしゃいますか?

(エミルに鋭い爪の一撃が振り下ろされる! が、爪は地面を穿つのみ。
エミルは間一髪でヨルムンガンドによって吹っ飛ばされた!)

【思ったよりやるようだな……しかしこれならどうだ!】

(全員に漆黒の炎のブレスを吐きかける!)


にゃあ! にゃあにゃあ!
(少し離れた場所では、ドラゴン化した大魔王を見ながら例の謎の猫が悲痛な鳴き声をあげていた)
519エミル:2011/12/22(木) 02:18:49.98 O
>>517《ヨルムンガンド》
わしもアイラのように、うまいことを言えれば良いのじゃが…。
ん?謎解きはディナーのあとでかえ?


>>518《ニュクス》
>【知るかっ!!】
否!汁ではない!ジャガリコ(蛇が利口)じゃ!

ぎゃあ!
(飛ばされたら猫がいた)

にゃあにゃあ
どうしたのじゃ?
(炎のブレスがくる)

あぶないのじゃ!
(猫に覆いかぶさる)
520ヨルムンガンド:2011/12/22(木) 05:48:06.64 0
>>518 〈黒い竜〉
(大魔王は竜に変身した)
おお……変身とは。台詞も含めて実に魔王っぽいです。
永遠に終わらない夜を望むと言うのは、広義の解釈をすれば夢や希望に含まれる様な気もしますが。
それと命についてはですね、この世界は光と闇で相互に輪廻転生する仕組みになっているようですよ。
つまり闇の世界にした後、うっかり反乱した奴を破壊すると、光の存在になってしまうと言う訳でして。

しかし、さっきから大魔王が発する【声のようなもの】は何でしょうかね。
人間達が施したコントロールが、解けてしまったんでしょうか?
(などと感想を吐いていると、大魔王が黒い炎を吐きかけて来る)

>>519 〈エミル〉
危ないッ!
(猫を抱えたエミルをパクリと口の中に呑み込んだ直後、ヨルムンガンドの全身が炎で焼かれる)

ぐむむぅっ……あがッ……ごくっ……しまった!呑み込んでしまいました!
う……そう言えば、さっき飲んだガラクタは喉の辺りに詰まったままでしたね。
その辺りに引っ掛かってくれてると良いのですが。

ええと……エミルさん、ご無事ですか。
今から大魔王の頭の辺りに吐き出しますので、攻撃をお願いします。
(全身を焙る炎が途絶えた頃を見計らって伸び上がると、口の中の物を吐き出し、自らは黒竜の首に齧りつく)
521名無しになりきれ:2011/12/23(金) 00:15:17.63 0
【ご迷惑をおかけして申し訳ありません。いくら待っても発言がないのでどうしたのかと思ったのですが…まさか板が移動していたとはまったくもって気づきませんでした】

(水晶玉を見つめている政治家たちがいる)
「大魔王ニュクスに死亡フラグが立ったな」
「よもやだと思うが、黒の核晶が気づかれることはあるまいな?」
「大丈夫でございます。あれは心の蔵に埋め込んであります。よほどのことがなければ気づくことはございません」
(深々とローブをまとった男が一礼し、政治家たちにどのように仕込んだのか解説した)
522アイラ:2011/12/24(土) 23:34:44.65 0
【>521
いえ、そもそも名無しGMなのに同一人物が継続するのを前提に考えるのがおかしな話なわけで
間が開いた事について何も気にする事は無いと思います〜。
こちらこそごめんなさい、もう少し待てばよかったのにもう来られないのかと思って好き勝手やってしまいました。
では早々に死亡フラグを消化してラスボスバトンタッチ!】

>519《エミル》
(猫は何気に重要なポジションを割り当てられていそうね……)

>520《ヨルムンガンド》
>しかし、さっきから大魔王が発する【声のようなもの】は何でしょうかね。
>人間達が施したコントロールが、解けてしまったんでしょうか?

(逆の様な気もする――。何かに操られている!?)

>ええと……エミルさん、ご無事ですか。
>今から大魔王の頭の辺りに吐き出しますので、攻撃をお願いします。

(エミルが攻撃し、ヨルムンガンドが噛みつくと、黒竜は断末魔の絶叫を上げ、倒れた。
アイラは訝しがりながらも詠唱を中断する)

終わった――? おかしい、あっさりすぎる。

(アイラはただならぬ気配を察知した)

皆、身構えて、次が来るわよ!!

(黒幕登場か、はたまた大魔王第三形態か、果たして――!?)
523ヨルムンガンド:2011/12/26(月) 01:54:32.50 0
>>521 
(了解しました。あまりお気にせず)

>>522 〈黒竜〉
(黒竜は血の代わりに瘴気を撒き散らしながら、カリナ山の大地に倒れる)
友情のエミルアタックが、大魔王を討つ決め手でしたね。
これは、きっと史書に残されて後世にも長く伝わる事でしょう。
それでは、山を降りて帰りましょうか。

(帰り支度を始めた矢先、倒れる竜を見たアイラが血相を変えて叫ぶ)
むむ、次が来る……とは?

(エミルの攻撃先は不明だが、ヨルムンガンドが齧ったのは首。無論心臓に埋まる黒の核晶の存在などには気付かない)
524エミル:2011/12/26(月) 20:47:33.55 O
>>521
【よくわからないけど許してあげる】

>>522《アイラ》
え〜!なんじゃろ〜!?
(ワクテカ)

>>523《ヨルムンガンド》
鼻の穴に入ったわしは闘気を体から蜜のように溢れさせて爆発させたのじゃ
おかげでドラゴンの鼻の穴は真っ黒に焦げて勝間和代みたく大きくなったのじゃ
猫はヨルムンガンドの口から可愛い顔を覗かせておる

わしはアイラに飛びついた
なでしこじゃぱんじゃっ

勝った…そう思っておった。さっきまで

(オリキャラ3立ってるね)
525ヨルムンガンド:2011/12/26(月) 21:22:13.55 0
>>524 〈名前の無い猫〉
(うっかり呑み込みかけた猫を舌で絡めて、頭に乗せる)
また呑み込むといけないので、頭にでも乗せておきましょうか……。

しかし、大魔王を闘気で内部から破るとは、お見事です。エミルさん。
そう言えば、竜の鱗や牙って高価で取引されてましたっけね。
せめてもの収穫に、ゲットしておきましょうか。
(牙を抜くべく黒竜に近づく)

>>http://kohada.2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1324888129/ 〈オリキャラRPG-3〉
(オリキャラ3。確かに立ってますが…さて、どうしたものでしょうか?
50も使わずに終わりそうな気もしまから、新スレは新しい方々に…とも思いましたが、
これだけ毎日乱立でスレが立ってれば、どのみち誰も使わずに消える公算の方が高いでしょう。
なので、僕は移動に1票を投じておきますね。
意見が出揃う前に誰かが使い始めた場合は、改めて考えるとして)
526エミル:2011/12/27(火) 01:31:46.97 O
わしも使うに一票じゃ
527アイラ:2011/12/27(火) 02:38:18.77 0
折角だから使わせてもらいましょうか
528名無しになりきれ:2011/12/27(火) 14:53:23.57 0
使うに一票

(どこからの部屋にてローブを着こんだ男が水晶玉を覗き込んでいる)
「このまま出されてはわが政権も危うくなる。ここで死んでもらうとしましょうか」

>>525
(竜の体に黒いオーラのようなものが集まりだし、心の蔵のところがひときわ黒く輝きだす)
(不穏な動きを察知したのか。周囲にアナウンスが響き渡る)
イジョウナ マリョクエネルギーヲ カンチ
(一行たちのいる前線基地の周囲に結界が張られた)
(爆発までカウント5)
529名無しになりきれ:2011/12/27(火) 15:56:12.55 0
>>528
(移転先の方に書き込んでいるようなのでちょっと修正します)
530名無しになりきれ:2011/12/27(火) 18:22:33.28 0
オリキャラRPG-3立てたよん
531ヨルムンガンド:2011/12/28(水) 00:20:31.93 0
>>529
おっと、一足早く別の精霊に導かれてしまったようで…。
お手数掛けて、申し訳ありませんでしたね。

>>530
むむむ。
それでは、>1の功績を称えて勇者一向に加わる権利を差し上げましょう。
532名無しになりきれ:2012/01/19(木) 13:48:55.24 0
533名無しになりきれ:2012/02/16(木) 00:22:23.15 0
てすと
534名無しになりきれ:2012/03/13(火) 00:01:43.40 0
もっも
535名無しになりきれ:2012/03/27(火) 21:45:59.78 0
根拠はないけど自分に妙に自信があって、鏡の前でイケメンに見える角度を探したりして
人には不細工とか平気で言うけど自分が言われると地味にダメージ来たりして
風呂あがりで髪の毛濡れて血色良いのを鏡で見て自分ってイケメンじゃんとか思ったりして
全然そんなことはないのに都合の良い記憶だけを胸にポジティブになってみたりして
ちょっとした虚言癖があったりして
しかもそれは昔童貞卒業したとか昔彼女がいたとか「昔」が枕詞につく微妙なものだったりして
バレたときのリスクが怖くて現在のことについて虚言することはできなかったりして
自分には才能があるんだとちっとも疑わなかったりして
小学生ぐらいの頃は勉強ができて神童とか言われてたのをおとなになった今でも引きずってたりして
偶然普段よりうまくできたりすると途端に調子に乗って才能があるんだと勘違いしたりして
いろんな創作に節操無く手を出したりするんだけどどれも中途半端にすらならずにやめたりして
小さい頃は誰でも褒めてくれるものなのにそれを今になるまで勘違いしてたりして
兄弟や親との仲は悪くないけどそれは大抵相手の譲歩によるものだったりして
理屈屋でネチネチ責めるのが好きだけど自分が責められるとすぐ逆上して怒鳴ったり手が出たりして
お手盛りなしでも自分はフツメン以上だと信じてたりして
バイト先や学校なんかで女の子と話すとそれだけで舞い上がって相手を好きになったりして
フツメン以上なんだから頑張れば付き合えるだろうと思うんだけど今度は話題が見つからなくて
相手の興味のない話を延々と続けてうんざりされたりして
同級生や同僚にどや顔で説教かましてこいつうぜえと思われたりして
周りはみんな大人だから外面上は普通に接してるけどほんとは凄く嫌われてたりして
よくわからないことで不機嫌になったりして
怒ってる自分が格好良いと思って不機嫌オーラ出してるけど直接文句を言うことはなくて
でも不機嫌な顔してるのはみんなわかるからどんどん雰囲気が重くなっていったりして
わけのわからないタイミングでぶちきれて相手を困惑させたりして
喧嘩になっても頭に血が登ってるから言うことが全然筋が通ってなかったりして
相手が譲歩して折れてやってるのに勝った気になっていつまでもネチネチ責めたりして
その癖そういう嫌味をシカトされると途端に敗北した気分になったりしてそうだよね
536名無しになりきれ:2012/04/02(月) 13:30:54.16 0
「草食系男子」なんてマスコミが作り出した架空の生き物だよね。
あれは、女性が男性から言い寄られなかった時の為の言い訳なんだよ。
女が「この人、私には手を出さないわ。草食系なんだわ」てね。
その女に魅力がなかっただけの話で、振られた理由にしているんだよ。
男の人も草食系でいるほうがもてるだろうって。
本当は自分に魅力がなくて男性が傾かなかったのに言い訳として言葉作って利用しているだけ。
最近の女性誌とか見てると、草食系とかアラフォーとか
自分たちの努力の欠如を言葉をつくって相手のせいにしようとするよね。
女性は現実から逃げるところがある。
40代をアラフォーと言ったり、“40代のおばさん”でいいじゃないか。
そのことに自信を持てばいい。

みうら:あいつら怖いものに名前をつけて柔らかい表現にして
自分たちが傷つかないよう言葉つくってんのね(笑)
537ローゼソ:2012/06/25(月) 22:33:45.22 0
http://kohada.2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1309526218/l50

↑のページ数が足りなくなってしまったのでほんの少しだけお借りします。
538ENDING―カオス―:2012/06/25(月) 23:47:23.87 0
混沌の神がローゼソから聖典を取り上げると、整頓の神が消えていきます。
なんと、この整頓の神はオリジナルの整頓の神のコピーキャラでした。

「大悪魔! 知ってたの!?」

「さあ、どうだろうな。はっはっは」

>『ああ、全然ダメだ。ラスボスバスターの対象が整頓の神では!
 ラスボスなんてのは、それを必要とする奴が作り出した観念に過ぎない。
 何度もラスボスに仕立て上げられた私だからこそ分かる。真のラスボスは―――』

混沌の神が、ラスボスバスターを自分に向けます。

「何を!?」

>『ラスボスを求めちまう心! こいつがラスボスだぁぁ!!』

混沌の神は、一人では撃てないはずのラスボスバスターを撃ってしまいました。
眩い光の中で、声が響きます。混沌の神が残した、意味深な遺言。

(ルェルル、整頓の神の小さき使徒よ、ありがとう……お前がいなければ、世界は滅びていた……)

最後だけちゃっかりいい奴っぽく消えてんじゃねー!
おっといけない、地が出てしまいました。光が収束した時、混沌の神は跡形も無く消えていました。
ローゼソは今は亡き混沌の神に、涙を流しながら誓います。

「敵を求める心こそが本当の敵……。
混沌の神は自らの命と引き換えにそれを教えてくれたんだ……!
ありがとう、混沌の神! 頑張るよ、この世界が平和な世界になるように……!」

……ええい、お前も感動していい話っぽくまとめてんじゃねー! おっといけない。
混沌の神が素晴らしい教訓を残してくれたところで、馬車は帝都に到着します。
539ENDING―ローゼソ―:2012/06/25(月) 23:48:50.34 0
帝国につくと、世界を救った(?)英雄達を臣民がひれ伏して迎えます。

>『幼女万歳!新帝陛下万歳!』

「すごいや! 実はルェルルは帝国のお姫様だったんだね!」

と、ローゼソはナチュラルに納得してしまいました。
勇者パーティーに加入した出自不明の娘が実は王女様で、世界を救って凱旋してエンディングで即位する
というのはよく聞く話なので、ルェルルもそのパターンだと思ったのでしょう。

>「わぁ、お祭り! これなら、いっぱぁい食べられるねー」

そして始まる、飲めや歌えの大宴会。
シジルとラインの連弾によるピアノ演奏が響き渡り、ローゼソは棺桶落としで笑いを取ります。

「ルゥ、ボク達が出会ってからもうすぐ一年が経つんだね……」

即位の宴も最高潮という時、ローゼソはルェルルに向かって語りだします。

「いつもルゥはすぐに目的を忘れたり脇道にそれてボク達が連れ戻してたね。
でも、分かってる。本当は導かれてるのはボクの方だったこと……」

ローゼソは、両手でルェルルの小さな手を包み込みます。

「ボクはロリータ領にある家に帰るよ。
ルェルル、小さき勇者、本当にありがとう……! ずっとずっと忘れないからね……!
きっとルゥなら平和な国を作れるって信じてる……。
大丈夫、混沌の神が自分の命と引き換えに人々の敵を求める心を倒してくれたから!」

異界から召喚されたのに家があるんかい!と思うでしょうが、何もないところに人が突然現れると戸籍等いろいろ不都合なので
そこは邪神の超パワーによって、この世界には最初からローゼソというロリババア族がいた事になっているのです。

そうして、ローゼソは宴の熱冷めやらぬ仲、ひっそりと帝都を去って行ったのでした。
540ENDING―邪神と魔王―:2012/06/25(月) 23:51:20.85 0
……ここで終わればどんなに綺麗に終わる事でしょうか。
しかし、背後でいつも通りの意味深な笑みを浮かべている者がいました。
そう、大悪魔です。しかも、彼(女)の手には混沌の聖典がしっかりと握られているのでした。

――そして、時は少し流れます。
幼女が君臨する新たな帝国の玉座の間にて、大悪魔が女帝ルェルルの前に跪いています。

「ルェルル女帝陛下、我が帝国もかなり領土が広がって参りました。
つきましては優秀な腹心が必要かと存じます。
心配はご無用。すでに陛下の腹心としてふさわしい者を選んで参りました」

大悪魔は、扉の向こうで控えている者達に呼びかけます。

「入れ!」

ルェルルの前に跪いたのは、二人の見目麗しい青年。ですが、二人そろって悪趣味な恰好をしています。
悪趣味というのは、闇属性に憧れる厨二病患者なら大はしゃぎしそうな、ダサカッコいい路線の悪趣味です。
片や腰まで届く銀の長髪、仰々しいローブをまとい、手荷物はごたごたと装飾された魔法の杖。
その姿はまるで邪神を彷彿とさせます。
片や、肩ほどまでのセミロングの金髪に、黒を基調とした鎧。
携えるは、強そうですが勇者が装備したら呪われそうなデザインの剣。
そう、魔王のイメージがぴったりきます。……もうお分かりですね。

ローゼソは顔を上げて微笑みました。

「……ルゥ、帰って来たよ!
思ったんだ。ルゥの帝国の拡大に協力して全世界を統一すれば世界は平和になるって!
勇者が敵を作り出してしまうなら……今度は魔王として、世界を平和に導く!」

続いて、混沌の神が顔を上げます。

「私は敵など必要としない……ならば、”向かう所敵無し”の女帝陛下の下に仕えればいいという考えに至った!」

確かに、ルェルルはあらゆる意味で向かう所敵無しでした。
なぜさりげなく生き返ってるのかですって? 旧き神は、人間の持つ概念が実体を持ったもの。
世界から混沌という概念が無くならない限り、混沌の神は何度でも甦るのです。
それにしても復活するのが早すぎですね。

「と、建前はここまでにして……私達が来たからには幼女帝国は安泰だ」
「共に愚民共を支配しようじゃないかあ!」
「「ククク……ハーッハッハッハッハ!」」

二人がルェルルの左右に並び立ち、声をそろえて見事な悪役笑いを披露します。
何も考えていないアホの子の幼女帝の左右に、何か考えているようでやっぱり何も考えていない魔王と邪神。
そのバックに控えているのは、腹に一物もニ物も抱えていそうな大悪魔。
更にその手の中には、混沌の聖典という万能のチートアイテム。
どこからどう見ても理想的過ぎるフォルムの悪の帝国です。本当にありがとうございました。
これから悪の帝国のドタバタ世界征服譚が始まりそうな予感ですが、それはまた他の機会に譲る事としましょう。
そして、この物語の締めは、我らが主人公のルェルル女帝陛下にお願いしようと思います。
最後に、ナレーターの人の私からもお礼を言わせてください。ルェルル、本当にありがとう。
541ホイミソ:2012/06/27(水) 22:40:38.19 0
「あっ、みんな しあわせに なったんだね!」

最近姿が消えてばかりのホイミソが、
大宴会の中ほどにさりげなく現れ、ルェルル達の姿を見つけて言いました。

「それじゃあ・・・」
ホイミソはいつもと同じ笑顔を浮かべます。
「お別れの時間だね。ぼくは次の世界に行かなくちゃ・・・」
さっき現れたばかりのホイミソの姿が、再びフェードアウトしました。

次の世界ではにんげんになっているといいですね。
・・・ちょっと経験値が足りないような気もしますが。
542べんくみ:2012/06/29(金) 21:06:08.71 O
「おめぇらやったじゃねーかっ。完走おめでとう」

真っ裸の変態教師ベンクミも、蜜のように喜びの涙を溢れ出していました
(完走おめでとう!)
543ルェルル=ルュル ルルゥ ◆mMGaLMOXkw :2012/06/30(土) 02:50:46.26 0
【( ・∀・) ◆???◆ (・∀・ )】

おもちゃで散らかった部屋の床に、金髪の幼女が座っていました。
この幼女は、寝ている間に帝位を簒奪して新しい皇帝となったルェルルです。
王冠代わりのメタるスライムを頭に乗せたルェルルは、小さな手を動かして華麗に装飾された本を開きました。

今までに辿った冒険の旅が、物語として描かれた聖典を。

「ルェルルのお話には、お終いの印が押してあるから、もう続きは無いよ。
 あっ、でも聖典のページはまだ少しだけ余ってるから、最後に本物の整頓の神様が来てくれるといいなあ」

そんなことを言いながら、ルェルルは文字がぎっしり書かれたページを指でなぞります。
無数の文字は紙面に宴を描いて、幼女の心にも追憶の宴を描きました。
聖典をパタンと閉じた幼女は、静かに目を瞑ります。


>>539 >>541-542
宴の中には、プルプルンの街で骨折して去った女の人もいました。
女の人がとても泣いているので、ルェルルはお姉さんぶって諭します。

「腕はちゃんと治った? もう転んじゃダメだよ」

即位の祭典は続き、その宴の中でローゼソとホイミソがお別れの言葉を口にしました。
今まで、あれこれと何も分からない幼女をお世話してくれた二人です。
ルェルルも、その旅立ちを手を振って見送りました。

「ロゼそも、ホミそも元気でねー!」

楽しいお祭りは、その後も心ゆくまで堪能されました。

――――。

やがて、眠りへの誘いが追憶の宴を包みます。
次第に賑やかな追憶の光景は眠りの影に沈み、幼女も夢の世界に旅立ちます。
夜の静寂だけが、すやすやとした寝息を聞きました。

おやすみなさい、ルェルル。
544名も知られぬ整頓の神
銀の幼女降る降るまわりに
金の幼女降る振るまわりに

という歌を歌いながらあたしはゆっくりと大空に輪をえがいて飛び、
ひとつの世界が片付いたのを見ました。

《ツヴェルフレギオンエンゲル》が混沌と悪魔の帝国やるみたいですけど――
いえ、こんなの、作られてじきに捨てられ形の定まらないまま時々何かにぶつかりながら漂う、
所謂スペースデブリみたいな半放置世界に比べたら全然問題無しです。

本当は、彼らがこれから散らすであろう数多の魂を
幣で美しく飾って空へ還してくれるとなお良いんだけど。

あたしは、BCFを取り出してこう書きました。



――というお話だったのサ(AA略