東方××の世界観を借りたTRPGです
切った張ったは自由ですが、殺すのはなしです
東方に出てくる道具についてはwikipediaを参考にしてください
世界観
・現実とは博霊大結界、現実と空想の境界で隔てられている
・ときどき2枚の結界が緩み外部のものが侵入してくることがある
・結界の中には人間・妖怪・妖精など現実ではありえないものが存在している
・人間は妖怪よりも弱いが、人間がなくなると妖怪は消滅してしまう
ルール
ジャンル: ファンタジー
コンセプト:弾幕ごっこ
期間(目安): 流れのままに
ストーリー:妖怪と人間・妖精・幽霊同士の掛け合い
最低参加人数: 2
GM:なし
三日ルール:あり
決定リール:あり
版権・越境:あり
名無し参加:あり
敵役参加:あり
避難所の有無:なし
名前:
性別:
年齢:
容姿:
装備:
備考:
幻想郷――
八雲紫によって作られたその場所は妖怪による妖怪のための世界でした
でも、それは昔の話
今では人と妖怪が仲良く共存し、平和に過ごしていました
でも、妖怪たちにとってみればそれはそれは退屈なものです
退屈さのあまり、異変を起こすのですが、すぐさま巫女に退治されるのですが、それでも異変を起こすものは後を絶ちません
さて、今日はどんな異変が起こるのでしょうか
や
っ
ぱ
り
あ
り
す
の
つ
く
る
ぶ
ら
う
に
は
う
ま
い
な
き
じ
が
し
っ
と
り
と
し
て
いてそれでいてべたつかないすっきりしたあまさだここあはばんほーてんのものをしようしたのかな
4 :
首領パッチ:2010/11/08(月) 23:04:58 0
>584
首領パッチエキスを注入されたクラゲは性格だけではなく姿までオレのようになった!
便宜上コパッチと呼ぶことにしよう。
>「家族が増えるよ!!」
>「やったね首領パッチ!」
「なるほど、双子だったのか! それはラッキー!」
戦力は多い方がいいに決まってる。
>585-586
さあ、ついにボス戦だ!
「いけ、かめだ兄弟!」
>587
いつの間にかかめの甲羅を背負ったかめだ兄弟がレミリアのパンツに迫る!
「幼女のパンティおくれー!」
>588
コパッチがトイレ掃除を勧めてきた。悪くない提案だ。
>「さあ、トイレ掃除の時間だぜ!!」
「使う前より美しく! 神速のモップさばきを見せてやる!」
カーリングの要領でモップで床を擦ってツルツルに滑りやすくしてやるぜ!
>589
「なんてオーラだ……。よく聞け、そいつの弱点はパンツだ!」
根拠? そんなもものは無い!
>594
>場は、光で覆われた。
「何だ!? まさか容量オーバー!?」
「……ここが新たなる世界《スレ》か。ここでいいんだよな!?
まさか一人だけ別の場所に飛ばされたりしてないよな!?」
前スレ
>>588>>589>>4 レミリア・ブルーレットとのにらみ合いが続き、張りつめた空気の王座の間。
その空気を打ち破るのは、首領パッチ。
パンツを奪わんと、甲羅を背負ったかめだ兄弟をレミリアに襲わせる。
ピッコロも続いて前の戦闘から持ったままの薬を手に、レミリアに襲いかかろうとする。
しかし、とある気を上に感じて、立ち止まった。
(この気は……ベジータか!)
>「なんてオーラだ……。よく聞け、そいつの弱点はパンツだ!」
「いや、ベジータの弱点はブルマだ」
ピッコロは量産型メイドパッチと一緒に掃除をしている首領パッチに答えた。
>「……ここが新たなる世界《スレ》か。ここでいいんだよな!?
>まさか一人だけ別の場所に飛ばされたりしてないよな!?」
一瞬だけ光が世界全てを覆ったが、この場は何も変わっていなかった。
「安心しろ。 俺もこの場にいる」
前スレ:サバイバルTRPG:寝台特急からの脱出
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1273671027/l50 「せっかくだから、わたしは前スレのリンクを張るわ!」
前
>>590-594、前
>>587 「大変ですピッコロさん!ハチャメチャが押し寄せてきます!
女性の尻ばかり追いかけている場合ではありませんじょ!」
「ハチャメチャが押し寄せてくるのには慣れてるんでしょう、なんとかしてくださいよォ―――ッ!!」
厄介な手合いの応対を他人任せにする行為は、甚だ褒められたものではない。
ただ、女性の尻の穴ばかり狙う変態なピッコロさんを見たいと思う人物がどれだけいるのかは定かではないが、
少なくともなな板のガイドラインに接触するような挙動は避けた方が良いような気がする。
ここは話題を浣腸や座薬から逸らす努力が必要であるように感じられたので、とりあえずハチャメチャを押し付けた。
前
>>589 「M字ハゲだ!」
「M字ハゲだ!」
面食らったのも無理は無い。突然のベジータの登場に、葵は戸惑いを隠せない様子である。
彼もピッコロさんに尻の穴を狙われると思うと、心が痛んだ。
表情は切なげになっているが、騙されてはいけない。
彼女は先ほどからのピッコロさんの挙動のため、距離を起きたがっているのかも知れない。
>>4 「ここにいるぞ!」
「ここにいるぞ!」
二匹に増殖した葵が、自分はここにいるぞとアピールしています。
前
>>585-586 二匹に増殖した葵のうち、葵Aがレミリアと対峙していた。
葵Bは何処に行ったのか?それは神のみぞ知る。ユーゼス・ゴッツォは知らないが。
「レミリア・ブルーレット!
知っているはずです、幻想郷では、こういうときに最適な決闘方法が――」
通常、ここは東方project的に考えてスペルカードバトルを行なうべきである。
が、向こう殺し殺されるような戦いを望んでおられるようだった。
「いえ、レミリア・ブルーレット、いやレミリア・スカーレット。
貴女は殺されたんです。
その頭の中にグレイブマインドを仕掛けられて、今の貴女は吸血鬼ロボットなんだ!」
確かにグレイブマインドの操り人形になっているので、概ね間違ってはいない。
それが意味するところは、ただ単にチャージマン研のネタがやりたかっただけである。
「レミリア、お許しください!」
さしあたって、とりあえず葵Aは窓の外にレミリアを放り投げた。
本当は紅魔館には窓が殆ど無いのだが、気にしてはならない。
レミリアを投げたは良いが、外は満月の夜。
フランドールが出ていった日没後から、まだ間もない。
レミリアが日光によって灰になることもなく、舞台は屋敷の外に移ってしまったのだ。
そうトイレパラダイスの外に。
レミリアが外に出たことによって、ついでに残りのクラゲ達も外に出てきてしまったぞ。
「よくもこんなキチガイTRPGを!ログを追うのもめんどくさい!」
中の人は面倒臭がりなのである。
というわけでマツリは話の流れそっちのけで真の力を発揮した。
「狢は雷獣とも言われると、知っていたかね」
彼女の姿は巨大な獣と化す。
雷を身に纏うその姿はまさに雷獣!
「さあさ、さあさあ、雷獣マツリちゃんの力思い知るがいいー!!」
しかしその巨大さに耐えきれずトイレパラダイスは音を立てて崩れた!
>>7 「照符「イースタンサンシャイン」!」
一方その頃、何処かに隠れていた葵Bのスペルカード、
照符「イースタンサンシャイン」により、幻想郷は夜明けを迎えていた。
名前のとおり、東から日光を凝縮した弾幕やらレーザーやらが降り注ぐとともに、幻想郷を徐々に徐々に明るく照らす。
弾幕に当たらずとも、朝陽を浴びたレミリアの身体がどんどん蒸発してゆく。
吸血鬼が朝陽と共に滅びると言われるようになったのは、つい最近の出来事であるが、これが効果抜群だ。
なお、勘違いしている人も多かろうと思うが、スペルカードルールは、必殺技の応酬によるガチの殺し合いではない。
妖怪同士が本気でやり合ったら幻想郷が崩壊してしまうが、決闘の無い生活は妖怪が力を失ってしまう。
そこで妖怪に自重させつつ、楽しく美しく決闘してもらうためのルールがスペルカードルールである。
その基本理念は、
「妖怪が異変を起こし易くする」、
「人間が異変を解決し易くする」、
「完全な実力主義を否定する」、
「美しさと思念に勝る物は無い」、この4つからなる。
以前「普通にレミリアに相性勝ちするかも知れない」と言ったのはこのスペルカードのせいだが、
美しさと意味を競うスペルカードルールに真っ向から反逆した行為のような気がしなくもない。
が、向こうが殺し合いしますと明言した以上、こちらも本気で殺しにかかっている。
一応、照符「イースタンサンシャイン」には、ちゃんとした意味も由来もある、強力なスペルカードである。
美しさについても、日本の美しい夜明けを用いた技なので、十分にスペルカードとして成立している。
相手が吸血鬼でなければ普通のスペルカードなのだ。
「幻想郷の夜明けの前に焼き尽くされるがいい、夜の女王!」
こういう台詞を言うと、なんだかこっちがラスボスみたいだ。
「盛り上がってるところ悪いんだけど、今、妹様がお出かけしてない?」
正気を取り戻したパチュリー・ノーレッジが、実に的を射た指摘をしなさった。
「気にするな!死なないでしょ、多分」
>>8 まさにグッドタイミング、雷獣へと変化して真のパワーを発揮したマツリさん。
ちなみにトイレパラダイスの崩壊に乗じて、今度は葵Aの所在が分からなくなったが、何も問題は無い。
「今よ、マツリさん!『意味を力に』!」
葵Bはマツリさんにスペルカードの使用を促している。
レミリアとグレイブマインドを完膚なきまでに打ち砕く『意味』と『美しさ』を求めている。
これがないと東方projectじゃないよねと言わんばかりだが、
スレタイが正真正銘の東方TRPGになったのだから、スペルカードで戦うのは何も間違っていないはずである。
>>9 「おー!東方らしくやっちゃう?」
葵の言わんとする事を理解し、マツリは頷く。
「雷符「Roar of lightning」!」
雷獣と化したマツリのスペルカード、それが雷符「Roar of lightning」である。
天候に左右されず、天候を左右せず天から雷の如き弾幕を放つ、それがこのスペルカードであった。
晴れの空から獣の咆哮の様な音を立て青く光る落雷が降り注ぐ。
味方には当たってn……、とりあえず葵には当たっていない。
「さあ!観念してよ、レミりゃ……ごめん噛んだ、レミリア!」
スペルカードが台無しである。
【人間サイズの何かがピッコロたちの目の前に落下する】
「ウルトマランへブンのうた」
へブン へブン へブン へブン
へブンへブンへブン
へブンへブンへブン
はるかな便所がふるさとだ
ウルトマラへブン ゲイバーへブン
ウルトマラへブン へブン ヘブン
進め 直腸の果てまでも
ウルトラマラで
(アッー!!)
へブンへブンへブン
へブンへブンへブン
モロダシボンの名をかりて
ウルトマラへブン 今月まだ10日だヘブン
ウルトマラへブン へブン へブン
倒せ 売国仙谷さん
ウルトラスペルマで
(イグゥー!!)
「ぼ、僕はモロダシ・ボンっていうんですけどぉ
あの、えーと遠い銀河の向こうから、かたなから〜
あ、間違えた。かなたから、来ました、はい。」
http://www.geocities.jp/nisenkyu/tv2/hataraku_ossan_gekijyou/gazou/21_03.jpg モロダシ・ボンの顔画像
>>1-10 (あれは怪獣か!)
相変わらず神社でゆっくりしていたユーゼスの動きが止まった。
その巨体でトイレパラダイスを破壊し、蒼雷を操るマツリに対する彼の認識は
一字一句違わず『ウルトラ怪獣』だ。
彼は身分を隠して地球防衛軍に所属し
ハヤタや宇宙刑事ギャバンらと共に怪獣への対策にあたっていた過去がある。
(見たところ、レッドキングやゼットンほどの危険性は無いようだが… フラッドの親玉を捕食しようとしているな)
フラッドは知的生命体に寄生する。
ユーゼスのマツリに対する認識は『知的生命体を好んで捕食するウルトラ怪獣』にランクアップした。
「この惑星の生態系の破壊を看過するわけにはいかんな。
キサマにも働いてもらうぞ、博霊の巫女よ…!」
*******
瓦礫の山と化したトイレパラダイス付近。
突然出現した光の壁の中から、ユーゼスの運転する四輪駆動車が現れた。
『MATジープ』と呼ばれるタイプの対怪獣戦闘用車両だ。
助手席には白目を剥き泡を吹いている霊夢がシートベルトで縛り付けられている。
何故、霊夢がユーゼスの所に居るのか?
バルマーのユーゼス風に解説すれば、
『前スレでピッコロさんのレスの後、何時の間にか消えていた霊夢を回収していたのも私だ』
致死量異常の劇薬を肛門から投与されており、非常に危険な状態だったが
因果律を操作してそのへんは何とかしたらしい。
意識はまだ戻っていないが。
>>11 >「ぼ、僕はモロダシ・ボンっていうんですけどぉ
(ウルトラセブン… ヤツも来ていたか)
ユーゼスはここでも壮大に勘違いをしている。
このオッサンの姿は彼の知るモロボシ・ダンとは似ても似つかないのだが、
ウルトラマンは地球での仮の姿など幾らでも変えられるので気にしなかった。
ともあれユーゼスは、怪獣の相手はセブン(人違い)で充分と判断し、
トイレパラダイスの瓦礫の下で量産型メイドパッチに埋もれて昏倒している葵Aを油圧ジャッキを使って引っ張り出し始めた。
博霊の巫女の異変解決=科学特捜隊のような活動、とユーゼスは解釈していたのである。
ちなみにその頭上では、葵Bが華麗かつ派手な弾幕を展開していたが、
それ以上に派手かつ全く容赦のない光線技でコテンパンにされたことのあるユーゼスは
特に関心を示さなかった。
リセット
残念ながら、すべての成長はリセットされる
いくら前向きになろうと、自分自身の問題に気付こうと、私には何の意味もない
私はメモ帳を捨て、そして全てはリセットされる
コンティニュー?
目が覚めると、メモ帳が無くなっていた。代わりに左手には汚れて、歯形がついたグロッ
ク。何をやったんだ私は。皆目見当がつかない。自殺でも企てたのだろうか?銃口を口
に向けて、引き金を引こうとした?バカバカしい、鉄に歯形がつくほど私の顎は強くな
い。ジョーズは一作目以外はカスなのだ。
まあ、どうでもいい、生きていればきっと良いことはある。一日しかない人生、楽しん
で生きていこう。
「ここは、瓦礫の下か」
何だかよくわからないが、私は何かの建物の下に埋まっているようだった。身動きが取れ
ない。意識が朦朧としている。地震にでも遭った?でも過去なんて考えても何の意味もな
い。重要なのは死なないこと、それだけだ。
「だれか〜助けてください〜」
とりあえず、身動きの取れない私はそう叫んだ。
そのころ一方――
「な、なんだ。こいつは」
たまたま里に来ていた妹紅は火を放つ
クラゲは炭となり、地面に落下する
「た、頼む助けてくれー」
男の背後からやってくる無数のクラゲがついてきてた
「待ってろ。今助ける」
札を取出し、宙に投げる
が、それよりも早くクラゲが男の肩にかじりついた
「ぐ、ぐぎゃー」
男は体を大きくのけぞらせ、声にならない声を上げる
(寄生するタイプの生き物か)
男の肌が黄色く染まり、肩に巨大なこぶのようなものができた
「しゃー」
男の体が宙を舞う
避けようと思ったが、妹紅の体を男の影が覆った
妹紅は蹴りを入れ、火を放つ
男の体は火だるまになるが、ひるむけはいすらない
「ぎゃあー」
妹紅の首筋に男の歯が突き立てられる
幻想郷歴○○年○○○季
最強最悪のモンスターが誕生した
【モンスターデーター】
名前:妹紅
性別:女
年齢:1000歳
備考:炎を操る程度の能力。蓬莱の薬を飲んでいるため、不老不死。いかなる手段を持って知っても、倒すことはできない。今現在はフラッドに寄生され、痛みを感じることはなく、ものすごい力を持っている
>>9 >>10 「な、なんだと!」
スペルカードを宣言しようとしたところで天蓋が光で覆われた
皮膚が焦げ、羽が炭となる
レミリアは本能的に腕で庇を作った
が、光はそれよりも強い
背後を見渡すが、館はもうすでにない
(スペルカードをせめて一枚ぐらい使わせてよね…)
レミリアは今にも泣きそうな表情をしたままうごかなくなってしまった
もぞりもぞり
レミリアの体からグレイブマインドがはがれおち、葵たちを見上げた
「どうやら、わが罪を清算するときが来たようだな。生かすも殺すも好きにするがよい」
触手を垂らし、体の中央にある目をつむった
【グレイブマインド降伏。妹紅がフラッドに寄生され、最悪のモンスターとなってしまった】
>>14 藤原妹紅。そう、死なない程度の能力を持つ、あの人間である。
さて、ここで、彼女を刀でズンバラリンと真っ二つにしたとしよう。
すると当然、中身のフラッドも真っ二つになって死亡し、不死身の妹紅だけが無事に元通りに蘇生する。
そして妹紅は、人間が粉微塵になるようなことをすれば粉微塵になる。
このため、妹紅は大した問題にはならない。
葵達がその場に駆けつけずとも、妹紅に寄生したフラッドは割と手早くその辺の誰かに処分された。
>>10 一方その頃、紅魔館周辺に散った鬼畜米英が作ったクラゲどもは、
照符「イースタンサンシャイン」と、雷符「Roar of lightning」の弾幕によって絶滅した。
恐らくピッコロさんも攻撃に参加したものと思われる。
グレイブマインドは餌食になった。
レミリアは犠牲になったのだ・・・
「殺ったね!」
見事なオーバーキルであるが、喜んでいる場合ではない。
>>13 トントを呼ぶ声がする。
「大丈夫ですか?」
葵Aだ。
>>12で救助されたのを、そのまま飛び出してきたのだろう。
声だけだったら葵Bも変わらないが、とにかく葵Aが瓦礫から掘り起こしていたのだ。
>>15 「そうですか。じゃあ殺しときましょう」
葵Bはグレイブマインドをただちに殺害した。
「可哀想なレミリア……でもこうして、東方スレは立派に完走しました」
しかし、賢明な読者諸君は気付いているはずだ。
まだ戦いは終わってはいないことを!
それから間も無くして、あちこちの妖怪退治屋や妖怪が頑張ったことにより、
幻想郷中のフラッドは完全に駆逐され、事は沈静化した。
生き残ったフラッドなど一匹も居ないが、毛唐どもの作ったクラゲがどうなろうと、東方TRPGスレ的には何の問題も無い。
何と言っても、このスレは断じてヘイローTRPGスレではなく、東方TRPGスレなのだから。
しかし――
満を持してレミリア・ブルーレットが登場した今、その相方である十五夜昨夜は何処へ行ったのか?
何故、原作においてドロワーズ派であるはずの博麗霊夢がふんどし派ということになっているのか?
窓が無いレミリアの自室から、どうやって葵はレミリアを窓の外に放り投げたのか?
そう、このストーリーには、未だ多くの謎が残されたままだ――その謎を解く鍵は、ヤツが握っている!
謎を握っている者、それは――
「この、マツリちゃんだ!!」
未だ雷獣の姿である彼女は咆哮した。
「ふははは!よくぞフラッド共を殲滅してくれた!礼を言うぞー!」
そう!彼女こそ幻想郷を征服しようと企む妖怪、真の悪役なのだ。
言うならば6面ボス。
先程のフラッド共は1面ボスですね、分かります。
「フラッドは我が計画には邪魔だったのだよ!」
何故なら東方TRPGだから。
やっぱりラスボスは東方っぽくないとね!
「さあ、私は地下で待ってるよ!」
早くしないとスペルカードで雷の嵐を巻き起こしてやる!とばかりに咆哮。
そして人の形に戻り姿を消す。
「(……イベント作らないといけないからとか、征服する気ないとかそういうのないよ?本当だよ?)」
>>6-17 葵がレミリアを外に投げ捨てて、次にマツリが周りの被害も考えずに巨大化する。
館はマツリのせいで崩れ落ちることになった。
「くそっ、無茶しやがって」
ピッコロも被害に巻き込まれて、下半身だけ地上に突き出した形で瓦礫に埋もれていた。
>「ぼ、僕はモロダシ・ボンっていうんですけどぉ
>あの、えーと遠い銀河の向こうから、かたなから〜
>あ、間違えた。かなたから、来ました、はい。」
>「だれか〜助けてください〜」
ピッコロは瓦礫から抜け出し、近くからトントの悲鳴が聞こえたので、助けようと向かう。
その時、目の前に宇宙からやってきたらしい男が現れた。
宇宙からやってきた人間などは、今時は珍しくとも何ともない。
ピッコロはモロダシに崩壊に巻き込まれた者達の救出を頼むと、トントを助けに行こうとする。
しかし、トントはもう葵に救出されていた。
もう一人の葵の方を見ても、巨大化したマツリと一緒に弾幕を放ち、残りのクラゲ達やレミリアを撃退しようとしている。
ピッコロが手を出す必要もないだろう。
そして、見慣れぬ車が視界に入った。
「その女を連れてどうするつもりだ?」
ピッコロはジープに無理矢理乗り込み、運転していた男に聞いた。
火事場泥棒のように不埒なことをするような人だったら、魔貫光殺砲を撃ち込むつもりだ。
>「さあ、私は地下で待ってるよ!」
マツリがいつものようにフリーダムなことを、怪獣のような姿と声で言ってたが、いつものことなので気にしない。
>>6-17 レミリアが外に投げ出された
レミリアにダメージを与えようと外に出ると、空が突然光った
反射的に目をつむり、光を防ぐ
悲鳴のようなものが聞こえる
光が消えたころを見計らい目を開けると、変な物体がいた
殺せと言っていたので、葵とともに止めを刺す
>「だれか〜助けてください〜」
声がした
声の方を向くと、がれきが山のようになっていた
ピッコロたちとともに除去し、トントを助け出した
>>16 「失礼しちゃうわね。レミリア・スカーレットよ」
満身創痍のはずのレミリア・スカーレットがそう叫んでいたような気がした
たぶんこれは気のせいだろう
>>17 ひととおり遊び終えた金髪の少女が地下へと入っていく
「EXボスの座は私のものよ」
暗がりの中、炎が舞い上がり、レーヴェンテインの音が部屋中にこだまする
一行がたどりつくころにはマツリはぼこぼこにされ、戦えない状態になっているはずだ
【トリップと名前を忘れてました】
【モンスターデーター】
名前:フランドール・スカーレット
性別:女
年齢:495歳
備考:ありとあらゆるものを破壊する程度の能力。目を握りつぶすことにより破壊することが出来る。破壊つながりということで炎系統の技とレーヴェンテインを扱うことが出来る
>>19 一行がフランドールと戦うには、EXボスと自称したことによりマツリとの戦いの後と確定してしまった。
現行のシナリオの番外編のボスであり、この本編のシナリオにはボスとして絡めなくなったのである。
一行がEXシナリオに進まない限り、フランドールのシナリオ介入は無くなったのである。
その証拠にパチュリーと尻を押さえた咲夜が、フランドールの部屋を封印してしまったぞ。
>>19 幻想となな板の法則により、決定リールに対する後手キャンセルが発動^^
カオスが蔓延するこのスレの状況、マツリと別の誰かを間違えることもあるだろう^^;
フランドールはマツリの前に現れてはいない^^^^^^
決して、中の人が絡むのがめんどくさくなったからじゃないぞ^^;^^;
>>17 「な、なんだってー!?」
葵Bがユーゼス・ゴッツォの持ちネタである「それも私だ」を使おうとしていた矢先に、衝撃の発言!
しかし、テンプレによると、同族喰らいなどを平気でやらかす恐い妖怪とのことなので、
幻想郷を征服しようと目論んでいたとしても、特に疑う余地は無い。
「おのれマツリさん!幻想郷の平和はわたしが守る!」
本当だったら、今度こそ博麗の巫女に通報するべきなのだろうが、
彼女は
>>12でユーゼス・ゴッツォに拉致されてしまったため、本当にそれができなくなってしまった。
まあやらなかったらやらなかったで、ピッコロさんに尻から劇薬を注入され、
絶対安静の重態になってしまったようなので、結局、彼女が異変解決に奔走できないという点では変わらないのだが。
博麗の巫女が本当に行動不能になってしまった今、葵Bが異変解決に奔走しなければならなくなった。
そして葵Bが巨大怪獣マツリさんの後を追うと、おびただしい数の妖精どもがお出迎えしてくれた。
妖精は道中の雑魚としては代表的なものである。
強力で凶暴な妖怪の周囲には、攻撃的な妖精が数多く居る。
だからゲーム後半になるほど攻撃が激化するのだ。
この攻撃の激しさ、恐らくラストステージに違いない!多分。
「刀符――」
葵は刀に手をかけた。
「「スニッカーズニー」!」
それは「丁々発止」程度の意味を持つスペルカードである。
言うなればプレイヤー側のスペルカード、雑魚散らし及び弾消し用の高速ボムである。
まさしく「きったはった」の大立ち回りで、妖精を蹴散らしながらずんずん進む。
その光景は、ちょっと別のゲームに見える。
「待っててマツリさん、わたしが貴女を止めてみせる!」
葵B達の戦いは、まだ始まったばかりだ!
【つづく】
>>21 「しまった。これでは戦えなくなってしまうわ」
ぼこぼこにしたはずのマツリはなんと人形だった
騙されたことに気付いたフランは外に出ようとするが、ドアはびくともしない
「ちぇっ」
舌を打ち、布団にくるまった
こういうときは布団にくるまるに限る
くそったれ!!
俺様が戻ってきたというのに、なんで話が終わりかけてやがる!?
このままじゃ男坂の二の舞だぜ・・・・・・
とりあえず、ブルマにメールしておくか。
【今日は帰れないから先に寝ててね^^べじーたより】
東方といえば中ボス
紅魔異変では十六夜昨夜がステージ6のボスを務めた
しかし、十六夜昨夜は薬をぶち込まれ、戦えるような状況でないし、戦う理由もない
「みゃー」
猫符「ねこまっしぐら」
一匹の猫が4匹に増える
4匹に増えた猫が16匹に増える
16匹の猫が256匹に増える
といった具合に爆発的な勢いで猫が増え、紅魔館一帯は猫でうめつくされてしまった
>>26 猫で埋め尽くされたのも一瞬だけ、スペルの効果時間が切れて、また一匹の猫に戻ってしまった。
「うーん。このスペルはまだまだだなー」
スペルの発動主の三尾の化け猫の山吹が、猫の姿から人型に変わった。
>>25 「あんたは外の人間?食べてもいい人類?
不味そうだから私は食べたくないけどね。
あそこにいる外の人間みたいのはお仲間?」
携帯をいじくっているベジータに山吹は話し掛け、首領パッチの方を指差した。
>>13-27 >「さあ、私は地下で待ってるよ!」
(言葉を操るとは、フラッドの親玉を捕食した事で知性を獲得したか…)
広い宇宙には、捕食行為を繰り返すことにより原始的な形態から進化していき、高度な知性を有するに至った怪獣も存在する。
ユーゼスのマツリに対する認識は『捕食によって他の生命体の特性を取り込み進化するウルトラ怪獣』にランクアップした。
救助活動を他の者に任せジープに戻ったユーゼスは、なんとなく車載されていたオーディオの電源を入れる。
すると \ポコピー♪/ というBGM(※ブロリーの映画で流れていたアレ)と共にピッコロさんが無理矢理乗り込んできた。
MATジープは基本的に後部銃座を除き2人乗りなので、やや狭い。気絶したままの霊夢がサンドイッチ状態だ。
果たしてこのピッコロさんが野球帽にTシャツというスタイルで教習所に行った事があるのか、ユーゼスには知る由も無い。
>「その女を連れてどうするつもりだ?」
(この緑色、確かフラッドと交戦していた星人か)
ユーゼスはピッコロさんをやや警戒したが、これは今迄つるんで来たのがメフィラス星人やザラブ星人やマグマ星人といった癖の強い連中ばかりだった為、ごく自然に身についた習慣である。
わざわざ宇宙の深淵を越えてやってくる連中の目的など、大概ロクな事ではないのだ。
「あの怪獣を撃滅する必要がある。…お前の友人は後を追っているようだがな。
詳しくは知らんが、こういったトラブルを解決する為の鍵を握っているのがこの女…『博霊の巫女』らしい」
ユーゼスは『巫女が異変を解決する』という程度しか聞いていない。
そのため、巫女と呼ばれるからにはおおかた神への生贄か何かに捧げられるのだろう、と見当違いの推論をしていた。
同時にクロスゲート・パラダイム・システムは、怪獣により因果律の操作が行われていた事を観測する。
要するにマツリが後手キャンセルしただけなのだが、ユーゼスの中でのマツリの危険度は「局地災害クラス」から「異次元人ヤプールクラス」にランクアップした。
「とにかく、この女を怪獣の所まで連れて行くつもりだ。
お前もこの星の人間ではないようだが… あの怪獣、いずれは我らの故郷にも害を為す事だろう」
ユーゼスはそのままバギーを発車させ、霊夢を乗せたまま葵Bを追跡し始めた。
同乗希望者が居れば許可するつもりだが、多分ピッコロさん辺りなら飛んでいったほうが早い。
というかピッコロさんが車ごと運ぶのが一番早いだろう。
>5-6
>「安心しろ。 俺もこの場にいる」
>「ここにいるぞ!」
>「ここにいるぞ!」
「ふぅ、一瞬一人で先走ったかとおもったぜ……!
次元の狭間で迷子になってる奴はいないな!?」
>「レミリア、お許しください!」
「うお!? トイレ掃除まだ終わって無いのにー!」
>8
>「さあさ、さあさあ、雷獣マツリちゃんの力思い知るがいいー!!」
「ガーン! ピカピカにするはずだったトイレが崩れていくー!」
>10
ドンピシャリ。オレに雷が直撃した!
「うおおおおおおおおおお!!」
体が黄金色に輝き、火花が飛び散る!
「しびれるう! これがスーパーサイヤ人ってやつか!
いくぜ! 勝負はこれからだ!」
>15-16
>「どうやら、わが罪を清算するときが来たようだな。生かすも殺すも好きにするがよい」
>「そうですか。じゃあ殺しときましょう」
「終わったあああああああ!?」
>17
めでたしめでたし、と思いきや我がマブダチがまさかのご乱心!
「嫌! お願い、正気に戻って……!」
>「さあ、私は地下で待ってるよ!」
「待ってて!必ず連れ戻しに行くわ!」
>23
>「待っててマツリさん、わたしが貴女を止めてみせる!」
「ああ、きっと止めてもらうためにマツリはオレ達にこれを託したんだ……!
トイレットペーパーををちぎっては投げちぎっては投げしながら進む!
>27
>「あんたは外の人間?食べてもいい人類?
不味そうだから私は食べたくないけどね。
あそこにいる外の人間みたいのはお仲間?」
「腹が減っているのか? さあ遠慮せずに食え!」
ア○パンマンよろしく慈愛に満ちた表情で体のトゲを一本ちぎって差し出す。
>>25-29 >「あの怪獣を撃滅する必要がある。…お前の友人は後を追っているようだがな。
> 詳しくは知らんが、こういったトラブルを解決する為の鍵を握っているのがこの女…『博霊の巫女』らしい」
>「とにかく、この女を怪獣の所まで連れて行くつもりだ。
> お前もこの星の人間ではないようだが… あの怪獣、いずれは我らの故郷にも害を為す事だろう」
操縦席の男は不埒なことをするつもりがないようで、この異変の解決を手伝おうとしている。
お前もと言っていたように、目の前の男はこの星の人間ではないようだ。
葵が言っていたように、異変は博麗の巫女が解決する。
しかし、目の前の博麗の巫女は気絶している。
クラゲに寄生されていて、それを荒療治で治されてから目が覚めないのだろう。
そんな巫女で大丈夫か?
大丈夫だ、問題ないと言って、怪獣化してマツリに簡単にやられるのがオチだろう。
そんな巫女で大丈夫か?
一番いいのを頼むべきだろう、ピッコロさんに。
「確かに今のマツリは何をしでかすか分からない。
急いで頭を冷やさせる必要があるだろう。
しかし、あの程度の奴らに後れを取るような巫女では頼りない。
俺が博麗の巫女となる」
ピッコロはそう言うと、気絶した霊夢の頭を鷲掴みにして、霊夢と一緒に光輝いた。
光が収まったときにはピッコロの姿は無く、霊夢が目を覚ましていた。
「ふん。ピッコロとして憑依するのは初めてだったが、どうやらうまくいったようだな」
神様が第二十三回の天下一武道会で一般人に憑依したように、ピッコロも霊夢に憑依したのである。
霊夢の肉体はピッコロに比べて脆いために、全力での格闘はできないだろうが、幻想郷のスペルカードルールに基づいた決闘をする分は問題ない。
「少し待っていろ。慣らし運転がてらに仲間を連れてくる」
霊夢に憑依したピッコロ、略して霊コロはシートベルトを外して、走行中のジープから飛び下りて、紅魔館跡地に向かう。
飛んでる最中にスカートの中に手を入れて、ふんどしを捨てる。
ナメック星人は下着なんて着けないのだ。
「首領パッチ、吉良、トント!マツリを止めに行くぞ。
ベジータも来い!今は戦力が必要だ!」
霊コロは跡地に着いたので、大声で叫んだ。
「……暇ね!暇だよ!」
こんなことならラスボスなんてやらなきゃよかった!等と呟く。
因みに隣には妹紅が居る。
気絶していたのを拾ってきたのだ。
「(⌒,_ゝ⌒)」
ちょっと頭を弄ったせいで違う「もこう」になった気もするが気のせいである。
「博霊の巫女も厨ポケなんですわぁ…おーん……」
気のせいである。
妹紅は厨ポケ狩り講座など開かないしニコニコ動画でほろびのうたをうpしたりもしていない。
中の人がもこう信者だったりもしない。
「もこたんペロペロ」
これはマツリである。
……とりあえず、彼女は妹紅と戯れながら暇を潰す事にしたようだった。
※この地の文は大半が嘘で出来ています※
葵も無視してるさ、さっぱり意図がわからん
引退してほしいと思ってるの?
>>25 「M字ハゲだ!」
「M字ハゲだ!」
「M字ハゲだ!」
そのネタはもう食傷気味であるかも知れない。
また葵が増えたような気がするが、気にしてはならない。
「早くしないと異変が解決されちゃいますよ!
とりあえず、そのカードに必殺技の名前でも書いといてください」
とりあえず葵は3枚ほど、白紙のカードを手渡した。
とっととそれっぽいスペルカードを作れ、と言いたいらしい。
>>26 さて、ずんずん進む。
猫だ。猫である。まだ名はない。
「これは……オスの三毛猫!」
決して麻薬を調べたときのように、直接舐めた訳ではない。
妖獣類特有の優れた嗅覚で調べたところ、これらの三毛猫は全てオスということが判明した。
「オスの三毛猫がこんなに大量発生するなんて、異変に違いないわ!」
オスの三毛猫の出生率は極端に低く、染色体異常などの特殊な要因が関わらなければ出生しない。
それが大量発生したとなれば、これは間違いなく異変だ。
しかしながら、とりあえず猫の形状をした道中の弾幕という結論が出るのにそう時間はかからず、チョン避けしながらスルーした。
猫が解き放たれたが、特に問題は無い。
>>27 そして解き放たれた三毛猫は消えた。
それ見ろ、やっぱりそういうスペルカードだったらしい。
>>29 首領パッチは多分、ちゃんと付いてきているらしい。
「首領パッチ、忘れないで――
『意味が力となる』『美しさに勝るものはない』
幻想郷での決闘は、そういうものなのよ。
妖怪同士が本気で戦うことは、幻想郷の崩壊を招くから」
葵はスペルカードルールの意義を説明した。
しかしボボボーボ・ボーボボ的に考えて、首領パッチが厳密な意味を持った攻撃を行なうことはまずない。
それよりも、敵を圧倒する意味不明な勢いで押すことを選ぶだろう。
このスレの空気を見るに、ある意味そうした方が正しいかも知れないが。
>>28>>30 「巫女?いや、ピッコロさん!」
跡地に到着したようなので振り返り、その嗅覚で以って正体を探った。
どうやらピッコロさんが博麗の巫女に憑依したらしい。
すぐ近くにもう一人誰か(ユーゼス・ゴッツォだと思われる)が居るようなので、とりあえずある指示を出した。
「とりあえずドロワーズくらい履かせてやってください。
身体返してあげるときに、いろいろ可哀想だから」
冷静なツッコミである。
>>31 「そこまでよ、マツリちゃん!」
マツリさんが暇だ暇だと言っていると、葵が乱入してきた。
さて、この台詞と描写にも、実はおかしい部分がある。
単にパチュリー・ノーレッジの持ちネタである「そこまでよ!」をまたパクッたというだけではない。
「今なら間に合うわ、自首して!
お巡りさんには口利きするから!」
お巡りさん。そう、幻想郷にもお巡りさんが居るという説がある。
3作目の「東方夢時空」にて登場した小兎姫というキャラクターがそれに該当し、
博麗霊夢(当時は霊の字が違う)が逮捕されたことがあった。
小兎姫が今も幻想郷に居るのかについては、原作者に直接聞かないことには判らない。
「家族の方も悲しんでるわ!」
ここでマツリが不幸な事件等で家族を失っていたりすると、交渉としてはNG以外の何物でもない。
また、黒子(※)が、
「ここで会話で尺つなぎして皆が合流するのを待って!」
などと指示を出しているが、さっさと戦い始めたとしても、
戦っている間に物理的にも展開的にも追いつけるはずなので、無視してよろしい。
※身体にできる黒子(ほくろ)ではない。
とある魔術の禁書目録に登場する変態でもない。
歌舞伎の舞台に居る黒ずくめの人で、正しくは黒衣(くろご)。
役者の補助や舞台装置を操作する裏方のこと。
絡むのがめんどうだからってちゃんと書いてあるのに
>>35 「あ、葵ちゃん……!最愛の人と戦うのは嫌だけど、自首はもっとしたくないよ!」
葵らの結構早い登場に目を見開く。
少し眠りそうになっていたのだろう、欠伸を一つした。
そうしてそのまま葵らを指差し。
「もこたん!いや、もこう先生!やっておしまい!」
所謂中ボスである。
しかしこの中ボス、元は妹紅であるがマツリがちょっとだけ弄ってしまったがために厨ポケ狩り講師のもこうとなってしまっているのである。
詳しくはニコニコ動画を見ればいいんじゃないかな?
「ニコ厨死ね!」
マツリの台詞である。
「え、ちょ…リアルファイトとか……」
「不死なんだから頑張れよちくしょう!」
「えー、じゃあ、竜舞「マンダのりゅうせいぐんはつよい」」
葵達にりゅうせいぐんが襲い掛かるーーッ!!
「不死「火の鳥−鳳翼天翔−」やら時効「月のいはかさの呪い」やら見れると思ったのに!頭弄らなきゃ良かった!」
マツリは不服そうであるが、そこには「わあ、綺麗な流星群ね」では済まない程に隕石降り注いでいる。
おお、こわいこわい。
正直この妹紅ネタがやりたかったとは誰にも言えない秘密である!
>>38 竜舞「マンダのりゅうせいぐんはつよい」。
これは恐らく、原作のポケットモンスターにおいて、複数回の「りゅうのまい」を積み重ねた「りゅうせいぐん」である。
絶大無比な破壊力を誇るそれは、どんなポケモンも概ね一撃で打倒しうる威力を発揮するだろう。
そしてポケモンといえば、
考えるよりも先に身体が動いて秒間500発のパンチを繰り出し、
一発でも食らった敵を地平線の向こうまで飛ばす奴らである。
下手な幻想郷の妖怪よりもヤバいポケモンは、思いのほか多い気がする。
そして流星群、弾幕、当たったら痛い、などの情報が葵の頭の中を錯綜する。
「当たらなければどうということはない!」
当たったら痛いのなら当たらなければ良い、という結論に至った。
そのため、葵は舞うように避けようとした。
弾幕ごっこは美しさが大事なのだ。
「ウボァー」
でも駄目だった。葵はKOされた。
「えっほ、えっほ……
働いても、働いても、給料上がらね……」
サムライスピリッツよろしく、気絶した葵はただちに裏方の黒衣さんに回収された。
「次はそれがしの番に御座候ふ!」
そして間もなくして、次の葵がやってきた。
次に来た葵は、先ほどまでの葵よりもちょっと身長が高くて凛々しい気がするが、きっと錯覚である。
残機がある限り云々というシューティングゲーム的なシステムを再現するにしても、
本当に葵を複数用意するなどとは、一体誰が予測したであろうか?
「藤原妹紅、いや、もこう殿!
貴公の竜舞「マンダのりゅうせいぐんはつよい」、まことに見事な弾幕であった!
相手に取って不足無し!いざ受けられよ、そして括目すべし!
それがしの必殺のスペルカード!」
葵は腰の刀を抜刀した。
その刀は先ほどの刀符「スニッカーズニー」で使用したものとは異なり、
立ち昇るオーラが視認できるほどの妖気を放っている。
「妖刀――」
そう、妖刀伝説で広く知られる、あの刀である。
「「カース・オブ・ムラマサ」!」
妖刀「カース・オブ・ムラマサ」、即ち「村正の呪い」。
天下にその名を轟かす妖刀を手にした葵の動きは、先ほどまでとはまさに別人だった。いろんな意味で。
ぐっす、ぶす、舞い踊る手練の早業まぎれなし!
まさに舞うように斬り、踊るように流星群を避け、華やかなる立ち回りと剣撃とで、妹紅に応戦した。
応戦している間に、裏方の黒衣が戻ってきた。
>30
>「首領パッチ、吉良、トント!マツリを止めに行くぞ。
ベジータも来い!今は戦力が必要だ!」
「そのオーラはピッコロさん! 読者サービスも忘れないとはさすがだぜ!」
>34
>「首領パッチ、忘れないで――
『意味が力となる』『美しさに勝るものはない』
幻想郷での決闘は、そういうものなのよ。
妖怪同士が本気で戦うことは、幻想郷の崩壊を招くから」
「美しさに勝るものはない……」
思わずやっくんを使って一人芝居をする。
「世界で一番きれいだよ!」
「キャー、やっくんったら、バカ!」
>35 >38
あれよあれよという間にマツリと葵の宿命の対決が始まった!
>「えー、じゃあ、竜舞「マンダのりゅうせいぐんはつよい」」
流れ星にお祈りする。
「いいギャグが思いつきますように」
「たくさん電波を受信できますように」
「ハジケの神様のご加護がありますように」
>39
「意味が力となる……オレも意味のある攻撃をやってみるぜ!」
ムラマサを手に華麗に舞うように戦う葵に合わせてオレも首領パッチソードを持って舞う!
ただし今回の首領パッチソードはキャベツ型だ!
ムラマサによって絶妙にキャベツがカットされていき、キャベツの千切りが宙に舞う!
カットされると、人参、豚肉、山芋と持ちかえていく。
「ムラマサとは長年にわたり徳川家と対立してきた因縁の刀……。
スペルカード「お好み焼きの徳川」!
お好み焼きを通してムラマサと徳川の永きにわたる因縁が解き放たれる時、奇蹟は起きる!
ただしまだ食材を切っただけ。この技を完成させるには皆の力が必要だ!
最高のお好み焼きを作ってくれ!」
参考:
ttp://music.goo.ne.jp/lyric/LYRUTND67431/index.html
>>39>>40 妹紅にお好み焼きが襲い掛かる!
そしてそのまま葵の刀を受け流し掠り刺さり、ついでに黒衣にとどめをさされた。
流石黒衣ッ!そこに痺れる憧れるゥ!
バタン、と倒れた数秒後に何事も無かったかのようにムクリと立ち上がる。
「もう時間だから帰っていい?」
「あ、妹紅さんお帰りになりまーす!お疲れさまーっす!」
あのネタがやりたかっただけであるので、終わった後は即帰宅である。
「首領パッチ、お好み焼き美味しかったよ!」
しっかりと礼を言えるいい子です。
「まあ、それじゃボス戦と行こうじゃない!」
真の強者とは最初から本来の力を出したりなんて事はしない。
まずは人の姿での戦闘である。
「人喰「魂の飢え」」
人喰「魂の飢え」、これは今までにマツリが喰った生物の魂が葵や首領パッチに襲い掛かるスペルカードだ。
「喰らえば喰らう程強くなる、無敵だよね!」
飢えを抑えるには喰うのが良い、それは彼女の言葉である。
マツリは野菜などではなく生物を生きたまま喰らう事が多い。
つまるところそれはおびただしい数の魂が葵らを襲う、ということである。
ついでに言うと、今も彼女は飢えていた。
「いただきます」
そうして彼女は黒衣を喰らう。
>>35>>38-41 >「巫女?いや、ピッコロさん!」
>「そのオーラはピッコロさん! 読者サービスも忘れないとはさすがだぜ!」
姿が変わっていても、仲間達は雰囲気から、霊夢がピッコロだと分かるようだ。
>「とりあえずドロワーズくらい履かせてやってください。
> 身体返してあげるときに、いろいろ可哀想だから」
「残念なことだが、こいつに履かせるドロワーズなど無い」
ピッコロが乗っ取って探った霊夢の記憶によると、霊夢のドロワーズは全て洗脳されたレミリア達に奪われていたようだ。
仕方がないので残っていたふんどしを履いて、蒼魔館にドロワーズを奪い返しに行ったところで、返り討ちにあったようである。
レミリアやフランドールからドロワーズを奪えるが、サイズが合わない。
肝心のサイズが合うであろう魔理沙のドロワーズは、ピッコロがしっかりと焼いた。
>「えー、じゃあ、竜舞「マンダのりゅうせいぐんはつよい」」
綺麗な流星群が先程までユーゼスと向かっていた方向に降り注ぐ。
葵の内の一人とマツリの戦いが始まったのである。
先に行った首領パッチの気は、もう葵とマツリの近くにある。
「よし、俺達も行くぞ!」
ピッコロ達も戦いの場へと進み始めた。
43 :
◇8zeVOcEm/k:2010/11/13(土) 07:51:28 0
なぜ、ルシフェルだけ無視するのでしょうか?
ここはコクハ=ルシフェルの隔離のために作られたスレッドであり、コクハが暴れないようにもうけられたスレッドです
返答次第ではあなたがかつてやったことと同じようなことをするつもりです
勝手にやってろよばーかw
>>40 「承知ッ!」
剣舞によって敵対者を攻撃しつつ、お好み焼きの材料を切って切って切りまくっている。
「抜けば弾散る氷の刃!」
それは村正ではなくて村雨である。
弾が散るのは弾幕シューティング的には何の問題も無い。蓬莱の弾の枝とか。
「誰かお好み焼き用のホットプレートを!」
「はい!ここに!」
首領パッチの無茶振りに対しても、黒衣が気を利かせて持ってきてくれた。
>>41 そんな苦労人の黒衣を喰らおうとすると、
「忍法空蝉の術ーっ!」
避けられた。
黒衣は、観客・演者たちの“暗黙の了解”として、劇中では『居ないもの』として扱われる。
故に、本来はどのような異能を以ってしても、黒衣を攻撃することはできない――否、攻撃するという発想にすら至らない。
その発想に至ったということは、マツリは「真相」に逸早く気付いたのかも知れないし、単にそこに居たから攻撃しただけかも知れない。
とりあえず、黒衣は何かを身代わりにして、マツリさんに食べられることを回避し、今度は食べられないように距離をとった。
と言うか逃げた。
そして!
「ぬう、死者の魂に鞭打ち、あまつさえ使い捨ての弾に使うとは、許せん!
ならばこちらも手段は選ばぬ、この技で貴様の悪しき野望を完膚なきまでに打ち砕いてくれよう!
化符――」
葵は鵺を退治するときと同様、『人を化かす程度の能力』を活用し、別の姿に変身した。
“化符”なのだから、そのようなスペルカードなのだろう。
「カメェェェッー!」
例によってGOKUだ。間違ってもカカロットではない。 あくまでGOKUである。
「ハメェェェッー!」
GOKUに変身した葵はものすごい“気”を溜めている。
「アッーーーーーーーーーーーー!!!」
GOKUに変身した葵は、やっぱり何かが致命的に違う気がするが、一応かめはめ波を放射した。
化符「かめはめ波」とでも言うべきか。
例によって半分はイメージ映像だが、それが妖怪にとって致命的な精神攻撃になる!
>>42 ほどなくして、ピッコロさんは戦いの場にたどり着いた。
「もうついたのか!」
「はやい!」
「きた!ピッコロさんきた!」
「メインピッコロさんきた!」
「これで勝つる!」
自機がエクステンドし過ぎたのが原因か、葵がまたしても増えている。
この台詞だけでも5人居て、今戦っている奴を含めると6人だ。
46 :
餃仙人:2010/11/13(土) 11:00:45 O
やれやれだぜ
どこからともなく流れる呆れ声とともに現われたのは我らがちゃおせんにん!
「無能なキチガイが集団から排除されるのは摂理だが、ここは隔離病棟
俺が相手してやろう!」
建前上はスレ主なのに実力は空気以下のルシフェルが実力にふさわしい扱いを受けてファビョらないように降臨したのだ
「さあ 相手してやるから絡んでこい!」
餃仙人がルシフェルに無数の焼売弾幕を放つ!
ルシフェルはこの点心攻撃をかわせるか?
>>45 >「もうついたのか!」
>「はやい!」
>「きた!ピッコロさんきた!」
>「メインピッコロさんきた!」
>「これで勝つる!」
五人の葵がピッコロ達を出迎える。
おぞましいハリウッド版で戦ってるのを入れれば六人。
紅魔館跡地で一緒にいた葵を含めれば、七人はいるだろう。
ピッコロはかめはめ波を放つ葵の隣に立つと、いつの間にか作っていたスペルカードを宣言。
「魔符「爆力魔波」」
大魔王から受け継がれた必殺技をスペルカードの一つに選んだのだ。
手のひらをマツリに向けて、葵のかめはめ波に合わせるように強力な光弾を放った。
>41
お好み焼きは美味しく頂かれた!
>「首領パッチ、お好み焼き美味しかったよ!」
「それはありがとう!」
>「人喰「魂の飢え」」
お好み焼きの魂が襲いかかってきた!
トカゲのしっぽ切りよろしく体のトゲを投げながら逃げる!
「うああああああ! かめだ兄弟! 助けてくれ―!」
>45 >47
忘れられかけていたかめだ兄弟の背後霊が現れる。
「兄さん、格闘技を極めたオレ達なら気を操れる気がするんだ!」
「当然だ。弟よ! ところでオレ達合体したら強くなる気がしないか?」
「「フュージョン!!」」
二人の年齢が合計されて中高年のオヤジになった!
もしかしてハリウッド版のかめ仙人のつもりか?
>「アッーーーーーーーーーーーー!!!」
>「魔符「爆力魔波」」
「ほいやっさーーーー!!」
かめ仙人(?)も一応かめはめ波のようなものを発射した!
>>47 ピッコロさんin博麗霊夢の爆力魔波。
それは使用者の霊夢の肉体にも多大な負担をかける恐れがあった。
あったのだが、その霊夢から一瞬、狸耳と狸尻尾が生えた気がした。
気のせい、気のせいである。そういうことにしておこう。
>>48 ものすごい閃光が周囲をなぎ払い、マツリさんを包み込んだ。
ピッコロ大魔王の爆力魔波は、大都市を一瞬で消滅させるほどの威力があった。
また、亀仙人のかめはめ波も、お月様を粉微塵にした前科がある。
葵の化符「かめはめ波」は、幻術によって精神に多大なダメージを負わせる技だ。
このため、このピッコロ・かめだ兄弟・葵の同時攻撃は、
普通ならばマツリさんを肉体・精神ともに完全に打ちのめすはずであり、
楽しいスペルカードバトルどころか、オーバーキル必至であったのだが……
「やったか!?」
葵のこの台詞のせいで、やってないフラグが立ってしまった。
とはいえ、まだスペルカードを2枚しか出していないのに、このまま倒れるラスボスも居るまい。
「どうやら既に始まっている、か」
ピッコロさんあらため霊コロ様にやや遅れて、ユーゼスのジープが到着した。
戦力が必要らしいので、車両の後部スペースには跡地に居た人間だけでなく量産型メイドパッチも満載している。
(あの怪獣は人間に擬態しているようだが、それであれだけの力を持つ… やはり危険な存在だ)
マツリと葵軍団&霊コロ様が弾幕の応酬を始めたので、ユーゼスは手近な岩陰に身を潜める。
何らかの援護をすべきなのだろうが『この世界の脅威には、この世界の人間が対処するべきだ』というのがユーゼスの基本スタンスだ。
それはウルトラマンが、わざわざ最初は『人間として』怪獣と交戦する理由でもある。
(さて、どうしたものか…)
思案しながら周囲を見渡すと、気絶した葵が木の板の上に寝ているのが目に入る。
これから例の勝ちセリフにあるように、黒子の皆さんが骨から内臓まで有効利用するのかも知れない。
「廃棄されたクローンか。因縁だな」
ユーゼスは大量増殖している葵をクローン兵か何かだと解釈していた。
この男、おそ松くん兄弟を見ても全く同じ感想を抱くだろう。
「……お前に枷を与える。かつてのイングラムが如く… 我が傀儡となるがいい」
********
葵軍団と霊コロ様のところに、気絶していた筈の葵がやってきた。
しかし動かしているのはユーゼスなので、世界の法則により髪や服の色が変わっている。要するに2Pカラーだ。
更に無表情かつ目が死んでおり、一部の人にはよりウケるかも知れない。
「ピッコロ、と言ったな。地球人の着衣には下着というものがある。面倒だろうが、後でこれを着用しておけ」
葵(2Pカラー)は霊コロ様にシルク製のパンツを投げ渡した。サイズは多分大丈夫だろう。
ユーゼスが何処からそれを手に入れたのか。それは誰にも分からない。
服を着る習慣のないウルトラマンがハヤタに憑依したとき、全裸で外出してしまったことがあるのか。それも誰にも分からない。
>「やったか!?」
「いや、ウルトラ怪獣がこの程度で死ぬ筈が無い… 来るぞ」
そして葵のフラグを消化した。
*********
メイドパッチA「おおっ、すげえ!! 流石はオリジナルだ!!」
メイドパッチB「オレたちも負けちゃいられないぜ!!」
>>40-41あたりの首領パッチのコンビネーション弾幕に刺激された量産型メイドパッチ達は、突然円陣を組んで踊り始めた。
妖精が円を組んで踊るところには、妖精の世界への門が開くという言い伝えがあるらしい。
首領パッチが円を組んで踊る所に開くのは…
メイドパッチC「これが俺達のスペルカードだ! ぬ符『ところ天の助』!!!」
ところ天の助「ギャアアアアアアアア!!」
メイドパッチD「何か出てきたー!!」
体の95%がところてん、残り5%はゼリーで構成された男が、物凄い勢いで発射されてしまった。
意味も美しさもへったくれもない。
そして霊コロ様の爆力魔波に巻き込まれて爆散した。ギャグマンガキャラなのでドラゴンボールで生き返らせなくても大丈夫だろう。
>>45>>47>>48 ここはドラゴンボールTRPGかと疑ってしまうような猛攻撃がマツリに襲い掛かる。
かめはめ波を筆頭にそれらはマツリの肉体と、精神をも打ち砕こうとする。
……オーバーキルでは無いだろうか?
しかし彼女は人形の様にされるがままである。
それはまるでエロ同人の女ぐらいされるがままである。
忘れてるだろうが、ここは地下である。
あまりの激しい攻撃で天井が崩れ空が見えた。
が、正直あまり関係無い。
>>49 頭上からの眩しい光と土が巻き上げられた煙によってマツリの姿が見えない。
>「やったか!?」
やってないフラグ乙である。
「やってないよ!」
煙が晴れたその場所には服がボロボロになったマツリが居た。
その豊満な胸も露になってしまっている。
しかし、服はボロボロでも彼女の肌には傷が無い。
何故か、それは。
「正体不明の狢だからさ」
正体不明、それがマツリの正体である。
よく分からない?
それはそうだ、狢はよく分からないものなのだから。
「そもそも正体なんてあった?マツリなんて居た?」
「全て、あなた方の妄想ではないのだろうか」
「無符「正体不明」」
明白が不明に。現実が妄想に。
マツリなんて居なかった。
>>48-51 天をも貫くピッコロ達の合体光線がマツリを包み、ところ天の助を打ち砕く。
この攻撃でマツリは倒れて異変が解決されたのだろうか?
いや、まだマツリの大きな気が残っている。
>「ピッコロ、と言ったな。地球人の着衣には下着というものがある。面倒だろうが、後でこれを着用しておけ」
少し色合いが変わった葵にパンツを渡された。
これは吉良に渡すべきだと考えたが、せっかくの親切だ。
「仕方がないな」
ピッコロは霊夢のリボンを外して、パンツをターバン代わりに頭にかぶる。
女性に詳しいウーロンもパンツを頭にかぶってたのだ。
この用法が正解だろう。
>「やってないよ!」
あの合体光線を食らっても、服がぼろぼろになった程度で、マツリ自身には傷一つ付いていない。
さすがはラスボスだ。
>「正体不明の狢だからさ」
>「そもそも正体なんてあった?マツリなんて居た?」
>「全て、あなた方の妄想ではないのだろうか」
>「無符「正体不明」」
「くっ、正体不明とはぬえみたいな奴だ!」
マツリのスペルカードの効果により、現実と妄想の境界があやふやになる。
目の前の現実が妄想で、頭の中の妄想が現実。
マツリがいる現実なんて妄想となる。
そして、ピッコロの妄想が現実となる。
「うほっ、これはいい悟飯」
目の前には少年期の裸の孫悟飯が大量に現れた。
>>51 この葵は、マツリの豊満な胸が露になっても、何の反応も示さない。
このスレとは思えないほどシリアスな雰囲気(※多分、葵だけです)がそうさせているのか、
それとも、この葵は最初にマツリさんが会った葵とは違う葵なのか――
その答えは、「平松葵」だけが知っている。
さて、マツリの正体不明のスペルカード、その名も無符「正体不明」。
マツリの姿が消えた。いわゆる耐久スペルの類かも知れない。
だとすれば、向こうが再び姿を現わすまでの根性比べになる。
>>52 博麗の巫女の身体を乗っ取って、ドロワーズを頭に装備し、
口から出る台詞は「うほっ、これはいい悟飯」 ――
「危険だぞ、ピッコロ殿!」
言わなくてもわかる。危険だ。非常に危険な状態である。いろんな意味で。
「恐るべし、無符「正体不明」――ッ!」
まさに、耐久スペルの恐ろしさを体現する、恐ろしいスペルカードだ。
スペルカードバトルは「意味=意思」と「美しさ」の戦いだ。
現在のピッコロさんは、正常なピッコロさんのファンが見たら泣きそうなくらい見苦しく、
そしてピッコロさんの意思が邪悪な力に圧倒され、砕かれようとしている――葵にはそう見える。
放っておけば、その辺に隠れているユーゼス・ゴッツォも巻き添えを喰って大変なことになるだろう。
そう、時間が経てば経つほど、恐らく彼等の症状は悪化するばかりである。
今は正常(と思われる)葵も、どうなるかはわからない。
マツリは、意思と美しさの両方を、このスペルカードで打ち砕こうとしているに違いない。
葵は虚空に向き直った。
マツリが消え去ったその場所を見据えた。
「――それが最後のスペルカードではないかな、マツリ殿!
それがしのスペルカードも、次で打ち止めだ!」
葵は呼びかけた。今こそ決着のときであると。
姿が見えずとも、確かにそこには居る。あのマツリが。正体不明の狢が。
葵もまた、一枚のスペルカードを持っている――そう、最後の一枚(ラストスペル)をだ!
気付けば、あれほど沢山居た葵や、先ほどまで見えていた黒衣の姿が、何処にも見られなくなっている。
彼女たちの行方は誰も知らない。「平松葵」だけが知っている。
「受けてみよ、それがしのラストスペル!」
「なんてハイスピードな戦いなんだ! だが付いて行くぜ!」
>50
ところ天の助「ギャアアアアアアアア!!」
「天の助えええええええ!」
天の助は敵に捨て身の特攻をして命を散らした。
ところてんの欠片がキラキラと輝きながら宙を舞う。
「天の助……お前の犠牲、無駄にはしない!」
>51-53
>「無符「正体不明」」
マツリが消えた!
>「――それが最後のスペルカードではないかな、マツリ殿!
それがしのスペルカードも、次で打ち止めだ!」
葵も消えた!
>52
>「うほっ、これはいい悟飯」
大量の悟飯が現れた!
「悟飯……ごはん……そうだ、御飯だ!」
妄想は現実に。いつの間にか悟飯達の片手には炊きたて御飯の入った茶碗が持たれている!
「隠れてないで一緒に炊き立てご飯を食べよう!」
「ところてんもあるぞ!」
裸の孫悟飯達は炊きたてご飯を食べさせる気満々だ!
「お好み焼きなど前菜……ディナータイムの始まりだ!
さあ、裸の悟飯による炊き立てご飯の誘惑にいつまで耐えられるか!?」
「今から見せるのは、本来ならば化け狸にとって禁じられたことに御座候ふ」
葵が何か言い始めた。
「『真実』を隠し、人を化かし、欺くことを生業とする化け狸が、
マツリ殿、貴殿の『真実』を暴くのだ!
平松葵――『禁を破る』!」
殆どスポーツであるスペルカードバトルとは思えない気迫と覚悟が、その表情から見て取れる。
そんなにマジになるものでもない気もするのだが。
「禁符――」
葵が取り出した、一枚のスペルカード。
「そう、これは禁符「化け狸の目明し」!」
禁符「化け狸の目明し」。
古来より化け狸は人を欺き、化かすものだ。
狐と並び、狸は「真実」からは最も遠い生き物であり、無縁とさえ言ってよい。
人を化かす化け狸が、「真実」を解き明かす力を扱うことは、禁忌なのだ。
闇の中の蝋燭の如き、か弱い、しかし確かに見える光が、無数に現れる。
打倒を目的とした弾幕ではない、真実を解き明かす明かりを灯すことが目的だ。
禁符「化け狸の目明し」は、そもそも、誰かに対して明確に損害を与える力はない。
だが、相手が化け狸等の「虚」を武器とする相手であれば別だ。
この弱々しい無数の光は、人を化かす妖怪が身に纏う「虚」を打ち払う光明である。
だが、全ての「虚」を打ち払う以上、化け狸である自分自身も、正体を現さざるを得なくなる――
故に禁符の名を冠するのだ。
「正体を現せ、正体不明の狢!」
正体さえ判明すれば、再びこちらが攻勢に転じることができる。
それより以後は、葵の仕事ではないのかも知れない。
>>54 「それがしは此処にあり!」
姿は消えたが、確かに声がした。
薄明かりが虚構を照らし、徐々に妄想と現実の境界が明確になってゆく。
「虚」と「実」がはっきりと分かれてゆく。
>>52 「うわぁ……」
ピッコロの妄想を見て出た言葉はそれだった。
ていうかそれ以外出ない。
あまりあの人と関わらないようにしよう、と彼女は決心した。
>>54 >「お好み焼きなど前菜……ディナータイムの始まりだ!
さあ、裸の悟飯による炊き立てご飯の誘惑にいつまで耐えられるか!?」
「ごめんね、首領パッチ。今シリアスモードだから後で食べるよ」
まあ、マツリが負けてしまえば食べられないかもしれないが。
>>53>>55 >「受けてみよ、それがしのラストスペル!」
「いいよ!受け止めてあげようじゃない!」
今の彼女は現実ではない為にその声は誰にも聞こえないかもしれない。
もしくは誰かが彼女の声を妄想として聞くかもしれない。
そんなことよりも、マツリは葵のラストスペルを受け止めてやろうと構える。
>「そう、これは禁符「化け狸の目明し」!」
>「正体を現せ、正体不明の狢!」
「そういう系!?酷いなぁ、私には相性悪すぎるじゃない」
構えを解き、立ち尽くす。
妄想は再び現実となり、マツリは不明から明白になる。
そして、そこに立っていたのは。
「現実なんてクソゲーだよね」
狢の女性ではなく、狢の少女であった。
「私が大人だと思ってたなら、そのふざけた幻想をぶち壊す」
彼女は狢、正体不明の狢。
禁符「化け狸の目明し」を使われた今、彼女の正体は明かされた。
実年齢不詳、外見年齢15歳、それが彼女の本当の姿。
巨乳は巨乳でもロリ巨乳である。
「もう抵抗する術は私には無いよ、さっさと攻撃でもなんでもすれば?」
「今の姿で雷獣になってもちっこいだけだしね!」
>>56 「……」
しかしながら、好きにしようにも、葵は自分のスペルカードで自分の正体を現してしまった。
それは狸だ。狸である。どう見ても狸だ。狸以外の何物でもない。
狸耳狸尻尾を供えた、東方project的な少女ですらない。
この化け狸が「自分を含めた」真実を、禁符「化け狸の目明し」で暴露した以上、こうなるのは自明の理だ。
少しの間、人型を維持できない以上、戦闘能力は並みよりちょっと上等な狸程度でしかない。
だからこの狸は、マツリをどうにもできない。
近くに控えている人たちは知らないが。
そして案の定、こうなった時点で判明するが、先ほどまで戦っていたそいつは、葵ですらなかった。
道理で、口調も顔つきも妙に凛々しかったわけである。
「そう不貞腐れずとも、力はすぐに戻る。
それより、マツリ殿、本当は気付いていたのではないかな?
貴殿は確かに、黒衣の者に対して攻撃を加えた」
喋るくらいはできるらしいが、随分と男らしい声だ。
これにより、この狸はオスだとわかる。
「これで暴かれたのは、貴殿の『真実』だけではない。
われわれの『真実』もだ」
崩壊した紅魔館が、霧が晴れるように薄れてゆく。
あちこちに放置されたフラッドの死骸も、同様に霧のようになってゆく。
ピッコロが乗り移っていた博麗霊夢も、正体を現して狸になった。
マツリも化け狸たちも、じきに力を取り戻すだろうが、悪いタイミングで来訪者が来た。
先ほどからうろちょろしていた、正体不明の黒衣だ。
その足元には、沢山の狸を従えている。
「そう、『真実』は暴かれました。
一匹の謀反人、いやさ謀反狸によって」
とても聞き覚えのある声だ。
確か、少し前に、この声が平松葵と名乗っていた。
黒衣が一枚の符を取り出すと、それまでの夜明けの空が、満天の星空へと塗り替えられてゆく。
崩壊した紅魔館とその住人の姿が、霧が晴れるかのように薄れてゆく。
そこは夜の草原だった。
あちこちに放置されたフラッドどもの死体も消えてゆく。
そこには草木以外は特に何もなかった。
そして、黒衣がマントのような布を翻すと、ついにその正体を現した。
「はじめまして。わたしが、平松葵です」
そう、たった今ここに現れたこいつこそが、本物の平松葵なのである。
名前:平松葵
性別:女
年齢:1543歳
容姿:黒髪のおかっぱ頭。狸耳は隠れていないが尻尾は隠れている。少女。身長は低い。
装備:身分の高そうな侍っぽい服装、日本刀
備考:
化け狸。権現様の影。人を化かす程度の能力を持つ。
徳川家康の影武者を務めていた時期があったことが自慢の化け狸で、狸の中ではかなりの古株。
しかし、家康の死後はやりたい放題やらかして、権現様の威光に屈服するまで悪事を続けた。
名前の由来は徳川家の前身となった「松平」氏、及び徳川家の家紋の三つ葉「葵」。
>>57 >「そう不貞腐れずとも、力はすぐに戻る。
それより、マツリ殿、本当は気付いていたのではないかな?
貴殿は確かに、黒衣の者に対して攻撃を加えた」
「さあ、私は馬鹿だからね。よく分からないな」
一匹の狸の言葉にそう返す。
その言葉が本当かすらよく分からない。
ただ彼女はじっと、誰かを待っていた。
紅魔館やフラッド達が霧のように薄れていくなかじっと。
そしてそこに現れた黒衣を見て彼女は声を出さずに笑う。
>「そう、『真実』は暴かれました。
> 一匹の謀反人、いやさ謀反狸によって」
黒衣が取り出した符により明るかった空が星空に、その場が草原へと姿を変えた。
黒衣が正体を現そうとしたその瞬間に、マツリは先程の言葉の続きを口から紡ぐ。
>「はじめまして。わたしが、平松葵です」
「でもさ、葵ちゃんが美味しそうだったからつい」
二つの言葉が重なる。
ニヤニヤと、ニコニコと、よく分からない笑みを浮かべながらマツリはおどけるように軽く会釈した。
「やあ、こんばんは葵ちゃん」
>>53-59 >「お好み焼きなど前菜……ディナータイムの始まりだ!
>さあ、裸の悟飯による炊き立てご飯の誘惑にいつまで耐えられるか!?」
「うふふふふ、悟飯がご飯を持ってハーレムか。
天国とはここにあったのだなw」
霊夢の姿をしたピッコロの邪悪な笑顔。
原作のピッコロが絶対に浮かべなさそうな顔をしているのは、このピッコロがファンの愛による幻想の存在だからである。
主にピコ×飯とか考えている人達の愛による影響だろう。
>「そう、これは禁符「化け狸の目明し」!」
「お、俺の悟飯が消えていく……」
ピッコロは依の霊夢がただの狸に変わったことに関心を示さず、ただ呆然と消えていく悟飯達を見ていた。
>>59 「こんばんは」
葵もあわせて会釈をした。
足元の狸たちも器用に二本の足で立ち、会釈をした。
そして、ピッコロさん達の方を向き直って説明を始めた。
「狸や狢が化かしていたのが、今回の異変の真相ってわけです。
本来、わたしは八百八通りの異変を起こさせてたんですけどね。
名付けて八百八様異変計画!
まあ途中からマツリちゃんが起こした異変と、
わたしが関与した異変とがごっちゃになってたんだけど」
八百八様異変計画。
その名の通り、自分の八百八匹の眷属を、一匹につき一つの異変をノルマに活動させ、
八百八通りの様相を呈する複数の異変を同時に起こす計画である。
目的は単純明快で、幻想郷中の人々や妖怪をあっと驚かせること、ただそれだけである。
最初の巨大イグアナが、その異変のうちの一つだ。
>>60 「いやまあ、あの人達がこっちに来ること自体が一つの異変だし、
あの人達が此処に居るのも、八百八様異変計画の一環なんじゃない?多分」
少年ジャンプ勢やその他のキャラが現れたのも、
博麗大結界の結界の外に漏れた狸や狢に化かされたせいで道に迷ったとすれば、一応説明がつく。
どいつもこいつも存在自体が一つの異変みたいな奴らなので、ノルマ稼ぎの為に引き寄せられたのだろう。
とはいえ、葵のこの投げやりな言動は、異変の内容を全て眷属に丸投げしていたことを暴露している。
結局、葵自身もいいかげんなので、この辺りの真相はよくわからない。
しかし、八百八様異変計画の結果はどうだったか。
葵の眷属の八百八匹の狸の性格は、人間と同様、十人十色である。
案の定、途中で手を抜く者、飽きて投げ出す者も多かった。
狸たちの“化かす”作業に手抜きや欠陥が発生したとき、
レミリア・ブルーレットがちゃんと再登場(中身はレミリア・スカーレットだが)したのに、
同時に登場したはずの十五夜昨夜だけが行方不明になったり、
ドロワーズではなくふんどしを着用している博麗霊夢(pixivではよくある)が登場したり、
作画ミスで葵が増殖したり、葵の口調や容貌がコロコロ変わったり、
殆ど無いはずの紅魔館の窓からレミリアが放り投げられたり、
十六夜咲夜がいつまで経っても十六夜昨夜のままだったりといった、
展開的な矛盾や設定ミスが発生したのである。
だが、暗黙の了解で「居ないことになっている」はずの黒衣の姿が認識された件ばかりは、
葵自身の過失か、マツリの働き、あるいはその両方である。
そして生真面目で善良な者が葵に反逆し、禁符「化け狸の目明し」を使って、真相を暴露する事態に至った。
こうして、葵の八百八様異変計画は潰えたのだ。潰えたのだが……
葵は怒っている。
自身の計画が失敗したこと以上に、葵を怒らせる要因は確かにあった。
そしてそれはマツリの異変とごっちゃになったこととは無関係だ。
怒りの矛先はピッコロに向いている。
「でも、いろいろキズモノにされちゃったわけじゃない?」
そう。
ピッコロさんが狼藉を働いた紅魔館の人々やら魔理沙やらも、全部葵の眷属の狸である。
全て自分で面倒を見て育てた教え子だ。
退治されたりする過程で殺されるかも知れないことは覚悟していたが、
まさか自分の教え子が嫁に行けなくされるされるとは思わなかったのだろう。
「このオトシマエはつけてもらわないと。ねえ?」
足元の狸達の目が光った。
葵もスペルカードアタックの準備に入った。
もうちょっとだけ続くんじゃよ。
>>61-62 少しだけ呆然としていたピッコロだが、葵がピッコロ達に向けて異変の解説を始めた為、正気に戻って聞き始めた。
>「狸や狢が化かしていたのが、今回の異変の真相ってわけです。
>本来、わたしは八百八通りの異変を起こさせてたんですけどね。
>名付けて八百八様異変計画!
>まあ途中からマツリちゃんが起こした異変と、
>わたしが関与した異変とがごっちゃになってたんだけど」
「見事に俺達は化かされていたというわけだな」
依にしていた博麗霊夢の肉体は、いつの間にか狸に変わっていた。
記憶を探ってみても、霊夢の記憶は無くなっている。
心を読まれていてもいいように、偽の記憶を植え付けて、霊夢になりきっていたのだろう。
ピッコロは狸の体から出て行く。
貰ったパンツは狸の頭に被ったままだ。
>「でも、いろいろキズモノにされちゃったわけじゃない?」
>「このオトシマエはつけてもらわないと。ねえ?」
ピッコロの胸の中に沸き上がる罪悪感。
良かれと思ってやったクラゲ退治が、実は狸達の心を傷付けるだけだったのだ。
責任を取ろうにも、地球的には子供を産めるピッコロは、女性の分類になるだろう。
狸達と結婚することなどできない。
ピッコロはどかりと座り込んだ。
「煮るなり焼くなり好きにしろ」
ラスボスはマツリな為、今の流れはエンディング内の一幕なのだろう。
だから、スペルカードバトルは行われないのだ。
>55-63
一瞬にして事態はめまぐるしく進展していた!
「くそっ、ハジケが一切通用しない! こんな事は初めてだ!
だがとりあえず葵が真の黒幕だったらしいことは分かった!」
気付けば半透明に体が透けている。マツリ戦でほぼ蚊帳の外だったためだ。
「大変だ、空気化している! このままでは消えてしまう!」
ピッコロさんもオレと同じように空気化している。
そういえば最初はいたのにいつの間にかいなくなっている人がたくさんいる。
「このまま消えてたまるか!」
>もうちょっとだけ続くんじゃよ。
もうしばらく続く、そんなお告げが聞こえた。
>「このオトシマエはつけてもらわないと。ねえ?」
> 「煮るなり焼くなり好きにしろ」
ピッコロさんは諦めモードだ!
「諦めたらそこで試合終了だ!」
とはいうものの片や独壇場フィールドを形成している葵。
片やオレと同じようなポジションで空気化しかけているピッコロさん。
諦めるのも仕方ない。常識的に考えて無理だ。ならば非常識に考えるしかない!
そう、1キャラに宿る魂は1つまでという世界の大前提を揺るがすような非常識だ。
「ピッコロさん、オレ達の世界には聖鼻毛融合《ボーボボフュージョン》という技がある!
それはきっとあなた達の世界のフュージョンのパロディだ!
元々同じ技ならオレ達が合体できないはずはないよな!?
オレ達が合体すれば超イケメンもしくは美女になるぜ! トランスフォーム、飴!」
オレは飴型になってピッコロさんの口めがけて跳んだ!作品の枠を越えた奇跡の合体なるか!?
>>64 >「ピッコロさん、オレ達の世界には聖鼻毛融合《ボーボボフュージョン》という技がある!
>それはきっとあなた達の世界のフュージョンのパロディだ!
>元々同じ技ならオレ達が合体できないはずはないよな!?
>オレ達が合体すれば超イケメンもしくは美女になるぜ! トランスフォーム、飴!」
「ま、待て。首領パッチ!」
問答無用でピッコロの口の中に入り込み、首領パッチは飲み込まれていく。
ファン達の愛と幻想からできたピッコロさんに、首領パッチという異物が入り込み、変化が始まった。
緑色の肌がさらに濃い緑色に変わり、体格も大きくなった。
顔の左目部分には傷跡ができ、表情も気も邪悪そのものに。
姿の変わったピッコロは、体内に入った首領パッチを吐き捨てると、豪快に笑った。
「わはははははっ!!!カオスとは素晴らしいものだ!」
首領パッチの混沌としたハジケ成分を取り入れたピッコロは、別のキャラになってしまったのだ。
悪の超ナメック星人、スラッグに!
名前:スラッグ
性別:不明
年齢:0
容姿:ピッコロの服装のまま
装備:無し
備考:ハジケ成分を吸収して突然変異を起こした元ピッコロ。
スラッグはターバンとマントを取ると、瞬く間にウルトラマンのように巨大化する。
「さぁて、じっくりといたぶってやるとするか」
EXボスであるスラッグとの戦いが始まった!
まずはスラッグの先制攻撃。
目からの光線を連発して、全員に攻撃だ!
>>51-65 マツリのターン! 無符「正体不明」! 現実が妄想に、妄想が現実になる!
だがロクでもない人生を歩んできたユーゼスの脳味噌は、楽しい妄想を生み出せるほど出来が良くなかった。
ユーゼスの操る葵(2Pカラー)はすらり、と抜刀する。闇に輝く刀身、あれはまるで…
『じょうっ!!』
「な…!?」
一瞬の追想から現実となったのは、宇宙刑事ギャバン。かつてユーゼスの友であり、敵であった男。
同じバード星人だが、コンバットスーツを纏った彼の戦闘力は巨大怪獣に匹敵する。
一方、葵(2P)はユーゼスが操っているせいで弾幕はおろか、飛ぶことすら満足に出来ない。
全宇宙の葵さんファンがユーゼスをボロクソに叩くこと必定の戦いっぷりだ。裸でご飯どころではない。
戦闘のスペシャリストであるピッコロさんとは違うんです。
葵のターン! 禁符「化け狸の目明し」! 全ての『虚構』を『真実』のもとに!
かつてユーゼス・ゴッツォは、異なる時間、異なる空間を融合させた宇宙を創造し、
ウルトラマンや宇宙刑事やキングオブハートにコテンパンにされた。
それだけのメンツにコテンパンにされたのだ。生きているはずが無い。
現にユーゼスは自分の『死』の瞬間すら鮮明に記憶している。
今あるものが、いつわりの生であることを強烈に自覚している。
ゆえに。マツリの正体が真実のもとに暴かれた時、ユーゼスは霧のように消えてしまった。
********
「ユーゼス」は酷い痛みに目を覚ました。その姿は落ち武者みたいな葵(2P)。
そう、ユーゼスもピッコロ同様別のキャラになってしまったのだ。
名前:ユーゼス・ゴッツォ
性別:女?
年齢:主観年齢70歳以上
容姿:銀髪ポニテに白い服の旧・葵
装備:日本刀、クロスゲート・パラダイム・システム
備考:
『バルシェム』と呼ばれるタイプの人造人間。
元のユーゼスが消滅したのでバックアップとして機能した。
この肉体はかなり頑丈な筈だが、宇宙刑事の相手は流石にこたえたようだ。
視界の端にジープが入ってきた。半ばで折れた日本刀を支えにして何とか立ち上がる。
本物の葵がなにやらバルマーのユーゼスのような解説をしているが、
人を化かす程度ならば自然環境に大きな悪影響を与える事も無いだろう。
影武者徳川家康の漫画版はジャンプ連載だったかとか、細かいことは気にしてはいけない。
が。その時、霊コロ様あらためピッコロさんが首領パッチと融合し、スラッグとなって巨大化して暴れ始めた!
無差別な破壊を撒き散らすスラッグは、紛れも無く自然環境に大きなダメージを与えるだろう。
「何だと!? ピッコロめ、血迷ったか…!」
何とかジープに戻り発進させたユーゼスは、走行しながら化け狸のうちの一匹…
例の『謀反狸』を強引に掴み上げ、ジープの助手席に放り込んだ。
時速60キロくらい出ていたので当然滅茶苦茶痛い。たぶん狸も滅茶苦茶痛い。良い子は絶対に真似しないように。
「ッぐ…… 一応、名乗っておこう。ユーゼス・ゴッツォだ。先程は世話になった。
だが今度は、あの巨大異星人を止めねばならん。車の運転か銃の心得はあるか?」
ジープには幾つか対怪獣用の小火器が積んであり、それを使えば時間稼ぎ程度にはなるかも知れない。
********
コパッチA「あ、兄貴ーーー!!!」
コパッチB「ヤロー、よくも兄貴を!」
跡地と同時にメイド服が消え、ただのコパッチになった量産型首領パッチ軍団。
元はフラッドだが、彼ら自身は首領パッチが生み出したので消えなかったらしい。
首領パッチが吐き捨てられたのを見て、巨大スラッグに突撃していくが
コパッチC「ぬわーーっっ!!」
ピクミンのように蹴散らされてしまった。
半透明のところ天の助が、川の向こうでおいでおいでをしているのが見えた気がする。
ヤツは元々透けてるけど。
「べジータにピッコロじゃねぇか。おめぇらなにやってんだ?」
漫画肉をかじりながらアホ毛のサイヤ人がやってきた
「しかしまいったぞ。チチのバーゲンとかに付き合って
たら飽きちまってな。おめぇらの気を探ってたらここまで来ちまったぞ」
>>63 「そう、反省しなさい!
3年くらい正座したら元の世界に帰してあげるから!
と言うか中の人が青野武だったり古川登志夫だったりする女が居るかァーッ!
わかったらちゃんと責任取ってあの子達を幸せにしなさい!」
地の分に対してツッコミを入れる行為はいかがかと思うが、
もうこのスレでは何が起こっても不思議ではないのかも知れない。
ちなみに、今回のピッコロさんに適用されるであろう強姦罪は、
刑法177条によると、3年以上の有期懲役に処するとある。
幻想郷にきちんとした刑法は無かったと思うが、
女性の尻の穴に無理矢理座薬をねじ込む行為は、
それ以前に全年齢板のローカルルール的に危険な気もする。
>>64 「首領パッチ!何でそんな奴を庇うのさ!」
多分、同じ週刊少年ジャンプのキャラクターだからだろう。
ハジけているという点では、ある意味ボボボーボ・ボーボボより酷い、
魁!!男塾とかキャプテン翼とかテニスの王子様とかのキャラクターが来なくて本当に良かったと思う。
こういうことを言うと、それっぽい新規参加者が来るような気もするけど。
>>65 「え?」
しかし、首領パッチがやらかしたため、ピッコロさんが大きくなった。
そういえば天下一武道会で、そんな技を使っていた気もする。
そして悪鬼の如き凶悪な表情になって、目からビームを撃ってきた。
きっとハジケ成分が悪いように作用した結果だろう。
そしてピッコロさんがEXボスに就任した。
,. -‐'''''""¨¨¨ヽ
(.___,,,... -ァァフ| あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
|i i| }! }} //|
|l、{ j} /,,ィ//| 『参加者が5人くらいになったと思ったら
i|:!ヾ、_ノ/ u {:}//ヘ 半分以上ラスボスっぽい奴だった』
|リ u' } ,ノ _,!V,ハ |
/´fト、_{ル{,ィ'eラ , タ人 な… 何を言ってるのか わからねーと思うが
/' ヾ|宀| {´,)⌒`/ |<ヽトiゝ おれも何をされたのかわからなかった…
,゙ / )ヽ iLレ u' | | ヾlトハ〉
|/_/ ハ !ニ⊇ '/:} V:::::ヽ 頭がどうにかなりそうだった…
// 二二二7'T'' /u' __ /:::::::/`ヽ
/'´r -―一ァ‐゙T´ '"´ /::::/-‐ \ 人を化かす程度の能力だとか正体不明だとか
/ // 广¨´ /' /:::::/´ ̄`ヽ ⌒ヽ そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
ノ ' / ノ:::::`ー-、___/:::::// ヽ }
_/`丶 /:::::::::::::::::::::::::: ̄`ー-{:::... イ もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…
>>67-68 大体そんな感じで、葵がポルナレフ状態に陥っていると、
自分の眷属と同じ姿の奴が出てきた。
「あんたは……最初のアメリカ版から数えて2匹目のわたし!」
担架で運ばれたのは、確かその葵のはずだ。
よくよく見ると、どうも何かに憑かれているようだった。
「まったく、どいつもこいつも狸を玩具にして!
タヌキだってがんばってるんだよォ」
そのうち平成狸合戦でも始まりそうなことを言いながら、葵はなおも憤慨した。
しかしながら、名無しさんが投下したNPCを散々食い散らかした葵に、怒る権利は無い気もする。
「銃?種子島と木砲くらいしか無いわ!」
兵器知識が戦国末期で停滞している葵に、ハイテク兵器を今すぐ扱えというのは無茶だ。
葵はなんとかしてピッコロさん改めスラッグの攻撃を防ぎつつ、反撃の手立てを考えた。
「だけどわたし達、幻想郷の住人には弾幕がある!」
そうだ。結局そうなのである。
葵はまだスペルカードバトルをしたり異変を起こしたりで、辛うじて東方している。
「えーっと、マツリちゃん、展開について来れてる?
とりあえずアイツを懲らしめるために合わせるよ、たあーっ!」
葵は一枚の札を取り出した。
「暁符「イースタンサンシャイン」――ッ!」
照符だったはずの「イースタンサンシャイン」が暁符になっている。
葵が種明かしをした際に夜になった幻想郷に、再び朝陽が昇る。
こちらが真の「イースタンサンシャイン」、その弾の密度は、照符だったものの倍くらい!
スラッグは巨大化して当たり判定が大きくなったので、ほぼ全ての弾に被弾せざるをえない。
>>69 スラッグのビームに対応しつつ、弾幕を展開する葵が、孫悟空の姿を見つけた。
「悟空!GOKUじゃない孫悟空!本物?ねえ本物?」
人を化かすのが性分のはずの葵が、思わずそんなことを聞いてしまう。
ポルナレフ状態の後遺症のためか、冷静さはあまり残っていない。
>>71 「おっす、オラ悟空!!ヨロシクなっ!!」
アホ毛のサイヤ人はこのカオス状態でも平気な顔で
葵に手を振る。きらめく程のスマイル、そして白い歯。
本物の馬鹿か、それとも大物なのか?
それは本人にも分からない。
「しっかしつえぇヤツが世の中には沢山いんだなぁ。
オラもしらねぇヤツばっかだぞぉ。
おっ?おめぇよく見たらピッコロじゃねぇくて
スラッグじゃねぇーかっ!?また悪さしにきたんだか?
でもなんかワクワクすっぞぉ!オラ、らすぼすとかって
意味はよくわかんねぇーけっど」
整理してみよう
そもそもストーリーとは何なのか?
ストーリーとは物語であり、始まりがあり、終わりがあるものだ。
と、小難しく考える必要はない。
例えば机の上に転がったつまようじを摘まみ上げる物語があってもいいし、風の匂いを嗅
ぐ物語があってもいい。
敵は必要ない、味方も必要ない。状況や、イベントすら必要ではない。必要なものは、た
だ始まりがあり、そして終わりがある事なのだ。
「物事には理屈ってものがあって、大抵はそれにそって物語は作られる」
大抵の人は、価値のあるものを――例えば面白いものを――作りたがる。自分自身の行動
に意味と価値を求めるのだ。そうでなけれは、時間の無駄だと考える人すらいる。
起承転結、序破急結あるいは、単に序破急
骨子を求め、定型に押し止めることで、例えそれがパロディに過ぎないとわかっていても
価値を台無しにしかねないとわかっていても、己を見失い、記憶にある展開を求めるのだ。
「偉そうですね」
トントはテレビを見ながらピザを一切れ口にくわえた。テレビの中では、どこかで見たこ
とのあるキャラクターが騒動を巻き起こしている、そこに混じった、見覚えのある顔に気
付く。
「私じゃないですか、ひょっとして、これは過去の私ですか?」
いつかメモ帳を捨てた私のせいで、記憶と言うものがどうしようもなく不確かだ。連続性
を失い、過去と未来の区別がつかなくなっている。それを成長というのか、トントはわか
らいままだった。
トントは、自分がなぜテレビを見ているのかも分からなかった。この物語の問題は解決し
たのか?それともいつものように保留にされたのか?彼女にはわからない。
「なるほど、この『東方TRPG』っていう番組の私は今の私に繋がってるんですね。
それで私はこの番組を見てたんだ」
ちょうど彼らは、テレビの中で争い事をしている最中だった。彼らはどこか退屈そうで、
破れかぶれになっているように見えた。要は、さっさと話を終わらせたがっているように
見えたのだ。
「……あんたたち、そんなに辛いなら電源を切ってあげようか?
それで話は終わるよ。とてもシンプルな方法だけど、始まりと終わりはできる。
物語は物語の体を成すんだ。
ぶっちゃけた話、私に過去なんて意味ないんだよね
一日限りの人生だしさ」
聞こえるはずもないのに、トントはテレビに映るキャラクター達に問い掛けた。
聞こえるはずもないのに
>>66-73 >コパッチA「あ、兄貴ーーー!!!」
>コパッチB「ヤロー、よくも兄貴を!」
足元に群がるコパッチ達を蹴り飛ばし、ジープに乗って逃げるユーゼス達には、わざと当てないように目からの光線を照射。
「ふはははは!お前達が戦う意志を見せなければ、俺はこの郷を破壊しつくすだけだ!」
>「暁符「イースタンサンシャイン」――ッ!」
葵の放った美しい弾幕がスラッグの体に突き刺さる。
肉体的なダメージは皆無。
しかし、精神的なダメージは大きい。
(美しい……)
秩序の取れた美しい弾幕は、混沌の塊であるハジケ成分を中和するのである。
ドラゴンボールのような肉弾戦ならば、ブウと同レベルのピッコロの戦闘力が加わったスラッグに勝つことは不可能なのだ。
しかし、スペルカードバトルによる弾幕の美しさで戦うならば、スラッグを倒すことが可能なのだ。
>「しっかしつえぇヤツが世の中には沢山いんだなぁ。
>オラもしらねぇヤツばっかだぞぉ。
>おっ?おめぇよく見たらピッコロじゃねぇくて
>スラッグじゃねぇーかっ!?また悪さしにきたんだか?
>でもなんかワクワクすっぞぉ!オラ、らすぼすとかって
>意味はよくわかんねぇーけっど」
「むっ!貴様は孫悟空!
この俺と戦いに来たのかっ!
ならば受け取るがいい!」
スラッグは右手の人差し指を孫悟空に向けると、ビームを放つ。
ビームが孫悟空の目の前に来たところで、ビームは白紙のスペルカードに変わった。
>「……あんたたち、そんなに辛いなら電源を切ってあげようか?
>それで話は終わるよ。とてもシンプルな方法だけど、始まりと終わりはできる。
>物語は物語の体を成すんだ。
>ぶっちゃけた話、私に過去なんて意味ないんだよね
>一日限りの人生だしさ」
答える者がいた。
ハジケ成分に飲み込まれた幻想のピッコロの精神だ。
「テレビの電源を切ったところで、物語は何も終わらない。
お前が見ないだけで、物語は続く。
そして、お前は見てるだけでいいのか?」
トントの見てるテレビから顔だけを出したピッコロが聞いた。
「なんということ、中の人が寝てる間にこんな展開に。」
>>71 「展開に?ついていけるわけがないよね!」
でもなんとなく、やらなきゃいけないことは分かる。
マツリの身体は雷獣と化した。
サイズは人ぐらい。
マツリそのものが小さいせいかやはり小さくなっている。
だがしかしそれでも、
「サンダラ位の威力はあるんだよっ!雷符「Roar of lightning」!」
蒼雷が美しく光りフラッドの目を眩ませた!
名前:伊藤泉
性別:男
年齢:知らん。30代くらいだろ多分
容姿:サラリーマンぽい
装備:ない。銃刀法違反で捕まるだろうが。よくわからんが怪力らしい
備考:怪力以外は普通の人間
「なんだお前ら。頭大丈夫か」
とりあえず色々はっちゃけてるバカ共に俺は喋りかけてみた。
テレビの電源だのサンダラ位の威力だのドラゴンボールだの何を言ってるんだ。
多分国民的アニメのゲームをするか三大RPGのゲームをするかで喧嘩をしているところなのだろうと適当に自分を納得させる。
つうかこの人数でRPGとかアホか。あ、いや最近はオンラインとか色々あるのか?
最新ゲーム凄いなおい。
そんなとりとめもないことを思い浮かべながら混沌とした光景を眺めている俺。
さっさと家に帰ればいいのに俺もなんだかんだで酔狂な奴だな。
「楽しそうだな。ゲームは面白いか?こっちはテレビ見て寝て仕事行くだけの人生だけどな」
まあなんか雷が光ったりチカチカしてる様はクリスマスツリー見てるみたいで飽きないし別にいいか。
飽きたらさっさと家に帰って飯食って寝ればいいだけの話だしな。
>65
>「わはははははっ!!!カオスとは素晴らしいものだ!」
「吐き出すとは失礼な! でも一応狙いどおり……」
> 「さぁて、じっくりといたぶってやるとするか」
「って効きすぎたああああ!」
>68
>コパッチC「ぬわーーっっ!!」
「ああっ、コパッチ!
いらんことをしたばっかりにEXボスを爆誕させてしまった! こいつは予想外だぜ!」
>69
「悟飯さん助けてーー!」
>74
>「ふはははは!お前達が戦う意志を見せなければ、俺はこの郷を破壊しつくすだけだ!」
「くっ、どうすればいいんだ……!」
オレは美しい攻撃など一個も持っていない!
>73 >77
「誰かに見られている気がする……!
そうか、この世界はたくさんの人に見られているんだ!
そうだとしたら……」
オレはこの場にいる皆とこの世界を見ているであろう皆によびかけた。
「みんなの元気を悟飯さんに分けてくれ!」
ルシフェルもトントたちと同じ場所にいたのですが、なぜ、ルシフェルだけ無視
するのでしょうか?
>>35-76 ピッコロからは声をかけられなかった
どうやら戦力外ということらしい
(まあ、音なんて妖怪にはほとんど通じないしね)
某ドラマでは超音波で脳をずたずたに破壊して殺すというのがあったが、音波だ
けではそこまですることはできない
せいぜい不快感を与えるか数秒間足止めする程度だ
(でも、それは音だけの話)
都合よく地面に転がっている木の棒みたいなものをつかみ、笑みを浮かべた
轍の痕にぽっかりと空いた地下室
車輪の付いた物体は地下室の方へと向かっていったのは間違いない
後はそれを追いかけて、中にいる生き物を始末するだけだ
だが、中にいたのはマツリではピッコロと同じような姿をした何かだった
(ちょっと待て。こんなのがいるなんて聞いてないわよ)
さすがにこれには面くらい、振動するヒノキの棒をたたきつけることをためらっ
ていると声がした
>「えーっと、マツリちゃん、展開について来れてる?
> とりあえずアイツを懲らしめるために合わせるよ、たあーっ!」
音符「不協和音の協奏曲」
八分音符、四分音符、1分音符、4分休符さまざまな音の要素が実体化し、弾幕
となる
瞬く間に地下室全体が不協和音でうめつくされ、スラッグの耳を破壊しようとし
ていた
>>79 キチガイだから
相手する義務なんてないだろ?
82 :
餃仙人:2010/11/15(月) 18:33:25 O
>>80 せっかく相手してやったのに無視するのはなぜですか?
>>76>>80 >「サンダラ位の威力はあるんだよっ!雷符「Roar of lightning」!」
「うおっ!眩しっ!」
マツリの弾幕は太陽拳のように光り、スラッグの目を使えなくさせる。
スラッグは目を手で覆い隠す。
>音符「不協和音の協奏曲」
「こ、この音は!」
今度は、まだこの場が地下だったころにやってきて、今まで潜伏していたルシフェルの音の弾幕がスラッグの耳を潰す。
口笛に似た波長の音が混じっていて、ナメック星人にはよく聞くのだ。
スラッグは目を瞑ったまま、両手で耳を押さえてうずくまって苦しんでいる。
>>69-83 >「まったく、どいつもこいつも狸を玩具にして!
> タヌキだってがんばってるんだよォ」
「フッ…安心しろ。キサマの下僕は無事だ」
ユーゼスは姿こそ葵(2人目)だが、実際はコピーロボットならぬコピー妖怪状態だ。色だけ変わってしまったが。
コピー元の葵(2人目)は、お土産のインスタントうどんを持たせてとっくに解放した筈なので、
葵(本物)がその行方を知らないとすると、何処かでそれをコッソリ食べているのかも知れない。
>「ふはははは!お前達が戦う意志を見せなければ、俺はこの郷を破壊しつくすだけだ!」
遂に伝説のスーパーサイヤ人みたいな事を言い始めた巨大スラッグ。
進退窮まったユーゼスはジープを停止させ、懐から白紙のスペルカードを取り出す。
そして葵たちの見よう見まねでスペルカード宣言を行った。
「やむを得んか… 光の巨人よ、力を貸してもらうぞ…!」
*******
ウルトラマン
今、幻想郷から呼び出しがありました。残念ながら旅費が足りないみたいですね。
M78星雲・光の国から
マグマ星人
@ウルトラマン マジかよ竹林焼いてくるwwwwww
星間ネット・WGS4基地局から
*******
ユーゼスが発動しようとしたスペルカードは不発に終わった。
召喚コストが足りなかったとか、そんなところだろう。
代わりに発動したのは、剛符「仏法の守護者」。
ttp://navy.ap.teacup.com/kasisuki/timg/middle_1198559634.jpg どこかで聞いた効果音と共に身長40メートルほどの白い猿が登場する。
そして葵達の弾幕をバックに怪しい踊りを踊る。
うずくまって苦しんでいるスラッグの回りをグルグル回りながら踊り続ける。
不協和音弾幕も加わってもう無茶苦茶である。
ユーゼスにも知らぬ間にハジケ成分が混入していたのかも知れない。
とはいえこの猿。
仏教の十二天の一人に数えられるヒンドゥー教の風の神様の化身とされ、
インドやタイ王国等で広く信仰を集めるハヌマーンである。そんじょそこらの神様より格が高いはずだ。
何故ユーゼスの失敗スペルカードなどで呼び出されたのだろうか。
真相を知るのはチョイヤー・プロダクションだけだろう…。
******
>>77 なお泉の位置からは、
ハヌマーンの後ろにチャックがあるのが見えた、気がする。
>>73 ピッコロさんが顔を出す直前の事だ。
テレビにCMが挿入された。
それはローカルなテレビ局だったためか、何処其処で阿波踊り大会が行なわれるとか、そんな内容だった。
「踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らな損々……」
そんなCMが終わる。
なるほど、そういうことなのかも知れないと、トントは思うかも知れないし、何でもないCMとして流すかも知れない。
トントは1日分しか記憶が保持できない。
しかし、それでも思考そのものは冷静で明瞭なまま、この騒動の一部始終を見ている「今」を認識することはできる。
何故、阿波踊りのCMなどが、こんなタイミングで入ったのか?
それは推し量るべし。
葵はトントを化かしているのかも知れないし、そうでもないのかも知れない。
>>74 さて、場面をCMから幻想郷に戻して。
スペルカードアタックにより、スラッグには精神的なダメージは蓄積されているらしい。
しかし孫悟空にものすごいビームが迫る。
だがそのビームは、白紙のカードへと姿を変えたのだった。
「危ないGOKUさん!
って、あれは白紙のスペルカード――!」
なんだか葵は感動的な気分になった。
GOKUじゃない悟空の戦いが見られるかも知れない。
本物の武道の達人の戦いは、それはそれは美しいのだろう。
葵はそう期待しているのだ。
>>76 マツリのスペルカードが再び発動する。
次第にマツリも元の力を取り戻しつつあり、威力と弾幕の密度がどんどん増してゆく。
雷獣も大きくなってゆく。このまま行くと怪獣大戦争に突入するかもしれない。
「よし、こっちも負けてられないよ!
「ウォーフェア・オブ・ドゥームズデイ!」」
そのスペルは「審判の日の戦い」程度の意味があった。
ここでは「天下分け目の戦い」的な超訳で、要するに天下分け目の関ヶ原の戦いである。
多分この訳は全く正しくなく、「Remember,No Russian.」を「殺せ、ロシア人だ」と訳すレベルの間違いだ。
でも語感的にかっこいいので、この名前にしておいた。
「ウォーフェア・オブ・ドゥームズデイ」。
その内容は、葵が眷族の狸やノリの良い妖精と一緒に弾幕を展開するものである。
まさしく統制された、戦国時代に種子島より鉄砲が伝来して以降、人間が戦争に用いた弾幕の再現だ。
それは、戦国乱世の戦いを擬似的に再現したように見えなくも無い。
(あれ?いろいろ異変起こしたのはわたしとマツリちゃんの筈なのに、
何でいつの間にかわたし達が異変解決のために戦ってるの?)
スペルカードを展開した葵は、まだ頭の中がポルナレフ状態で、精神集中に乱れが生じている。
考えるのをやめたい衝動に駆られている。
せっかくスペルカードアタックを行なっても、肝心の意思が薄弱になっている。
>>80 しかし、流れは変わりつつあった。
心強い仲間の加勢があったのだ。
「ルシフェルさん!今まで何処行ってたんですか!」
多分、葵に化かされて道に迷っていたのだろう。
だが、ヒーローは遅れて来るものなのだ。
ギブアップは許されないが、遅刻は場合によっては許される、それがヒーローというものだ!
>>83 ルシフェルが現れて、戦況の流れが変わった――いや、割とマジで。
不協和音の中に口笛っぽい音が含まれており、それがスラッグに有効らしい。
数々のスペルカードが合わさって、スラッグを徐々に徐々に追い詰めているようだ。
「もうひといきじゃ パワーをスペカに!」
>>84 「え?なにあれこわい」
何だか物凄い神様が降臨なさった気がする。
徳川家康こと東照権現も、相当に霊格の高い神様だとは思うのだが、それでもハヌマーン以上かというと微妙だ。
そもそも葵はあくまで「権現様の影」であり、神様でもなんでもない。
しかし、これもスペルカードだ。
彼も幻想郷の決闘のルールで決着をつけようというのだ。
皆の心が一つになっているような気がした。
「すごい一体感を感じる。今までにない何か熱い一体感を。
風・・・なんだろう吹いてきてる確実に、着実に、私たちのほうに」
>>83 どうやら、目と耳を破壊できたようだ。
「ピッコロさん、お許しください!」
しかしよく考えたら裸の悟飯を大量生産する人なので謝らなくてもいいかな、と彼女は考えた。
変態には厳しく、葵には優しくをモットーにしているのだ。
彼女に力が戻ったのか一気に巨大な獣となる。
それはまるできのこを食べたマリオのように。
「よっしゃ、ナイスタイミング!雷獣化でのスペルカードを忘れてたね。これが名実ともにラストスペル!」
「神獣「God's poison thunder」!」
雷のような形をした弾幕がスラッグへと襲い掛かる。
その名の通り毒を帯びているが、何の毒かはランダムである。
今回は当たると体が麻痺して動けない程度のようだが。
ただし、致死量には至らないので安心してほしい。
>>84 「うわぁ!きもいよお母さん!」
いきなり現れた白い生物にきもいきもいと口走る。
ウルトラマンなんてマツリは見たことが無いのだ、仕方がない。
そして、美しかったスペカがカオスになっている。
こんなTRPGで大丈夫か?
大丈夫だ、問題ない。
「そもそも、東方なんて二次創作じゃカオスばっかって聞いたよ。じゃあこのTRPGは充分幻想的なんだね!」
ただし、聞いた人間がどうしようもない奴なので間違っていても知らない。
>>77 ふと、視界の端に男を見付けた。
じーっと見詰めるがそういえば今は雷獣の姿であるため、怖がらせてはいけないと目をそらした。
「後でね、後で」
戦いが終われば話しかければ良いだろう。
>>84-87 >「神獣「God's poison thunder」!」
スラッグの目の眩みも収まり、耳を塞ぎながら顔を上げた時、マツリの弾幕が間近に迫るのが見えた。
美しい雷のような光は、スラッグの中の荒ぶるハジケを中和する。
そして、当たっても大丈夫だと考えていた弾幕は、スラッグには思わぬ効果を発揮する。
「体が動かぬ!」
スラッグの巨大な体にマツリの弾幕は全て被弾する。
十発程度が当たったぐらいでは、スラッグには何の影響もなかっただろう。
しかし、全ての弾に当たってしまえば、いかに巨大なスラッグと言えども、毒が体を巡って効果が出てしまう。
スラッグはうずくまって耳を塞いで顔を上げた態勢のまま、体を動かすことができない。
>「よし、こっちも負けてられないよ!
> 「ウォーフェア・オブ・ドゥームズデイ!」」
スラッグが目を潰されていた時から放たれていた葵の弾幕が、スラッグの目に映る。
「おぉ、これは楽しげな……」
古き良き人間達の合戦を再現した葵達の弾幕がスラッグに当たる。
まるで、本物の人間達を相手にしているような弾幕が、スラッグの荒ぶる魂を沸き立たせ、ハジケ成分を中和させていく。
狸達と妖精の楽しげに弾幕を放つ姿が、小さい子好きなピッコロの心を目覚めさせる。
>剛符「仏法の守護者」
ユーゼスの呼び出したハヌマーンが、音楽に合わせて不思議な踊りを踊り、スラッグのMPを削る。
それどころか、ルシフェルの音との相乗効果で、スラッグの荒ぶる魂を鎮め始めた。
もう、スラッグのハジケ成分は消えて無くなりかけている。
だからこそ、最後のスラッグの悪あがきとして、膨大な気を体に集中させていく。
気をハジケさせて自爆するつもりだ。
このままでは幻想郷どころか、この星ごと軽く吹っ飛ぶだろう。
太陽系やこの銀河系も吹っ飛ぶかもしれない。
「首領パッチ!供え物だ!ハジケを抑える供え物を!
ハジケのスペシャリストのお前ならできるはずだ!」
スラッグがピッコロの声で叫んだ。
89 :
野見隆明:2010/11/16(火) 12:28:22 0
わ、わんらんくぅ上のおっさんはぁ
TRPGでしつこく汚く続けるぅー!!
松本「全然違うじゃないですか・・・。ワンランク上のおっさんは
TRPGでも綺麗かつ、丁寧にレスを書いて続ける・・・ですよ」
あ、はい・・・
90 :
松本人志:2010/11/16(火) 17:44:34 0
うわっ、もうズラ取れてるやんもう。。
元気を分けてくれと言ったのに一行に元気が集まらないのはどういうことだ!
努力友情勝利のジャンプ三大原則はここでは通じないのか!?
オレはがっくりと膝をついた。
>88
>「首領パッチ!供え物だ!ハジケを抑える供え物を!
ハジケのスペシャリストのお前ならできるはずだ!」
「ピッコロさん……!」
その時、奇跡は起こった。淡い光が無数に漂ってくる。
「これはみんなの元気……いや違う、便器!」
それは一つに集まり……巨大な便器になった!
元気と便器の違いなど微々たるものだ。想いは通じた!
「これが供物だ! 便器があればなんでもできる!」
巨大な便器にはTOTOという文字が刻まれている。
TOTOとは某島国の便器第一位のシェアを占める巨大企業、東洋陶器の略。
東方と東陶の違いもまた微々たるものだ。全ては必然だった。
このスレが開始直後にトイレネタに走ったことには意味があったのだ!
「うおおおおおおお!」
オレはジャンプキャラだけに大ジャンプで便器のレバーをに蹴りを入れて押した!
ゴゴゴゴゴ……! 悪しきハジケ成分を吸い込むべく激流が渦を巻く!
否、吸い込むのはスラッグのハジケ成分だけではない。
眷属を蹂躙された葵の怒りとかその他諸々である。
「これは人類を肥溜め時代から脱却させた超文明の賜物である水洗便器というものだ!
色々あったけど憎しみも因縁も全て水に流すんだ……! いっけええええええええ!」
>>91 首領パッチがピッコロの期待に答えて、巨大化したスラッグでも座れそうな便器を作り出す。
>「これは人類を肥溜め時代から脱却させた超文明の賜物である水洗便器というものだ!
> 色々あったけど憎しみも因縁も全て水に流すんだ……! いっけええええええええ!」
「ばぁがぁなぁ!!!俺がこんなものにぃぃ!!!!」
スラッグの荒ぶる気もハジケ成分も吸い込まれ、便器の中に流されていく。
「そのまま消え去ってしまぇ!!!!」
スラッグから発せられるピッコロの叫びと共に、スラッグとピッコロは分離し、スラッグも便器の中に流されていった。
ピッコロの変態行為の歴史と共に。
残ったのはファンの愛と幻想によって生まれた綺麗なピッコロだけ。
「これで一件落着というわけだな」
今、異変は首領パッチ達の手で解決されたのだ。
93 :
松本人志:2010/11/16(火) 20:52:08 0
えええぇぇぇぇ?
え、それでええんやぁ?ちょ、わろうてまうわぁw
いや、びっくりしたなぁ
でも逆に新しい終わり方かもしれへんなぁ
>>87 葵とマツリのラストスペルが合わさったダブルスペル。
これほどまでの弾幕は、そうそう見られるものではない。
「良いよ良いよ、マツリちゃん!
これで決めて見せ――」
そのときであった。
>>91 スラッグが便器に吸い込まれてゆく。
葵ははっとしたような表情になって、攻撃の手を止めた。
「……わたし達は大事なことを忘れていたのかも。
過去の怨恨を水に流す――
憎しみの連鎖は、いつかは断ち切られなければいけないのね」
綺麗なことを言って纏めたつもりなのかも知れないが、便器は便器である。
押し寄せてくるハチャメチャに精神を削られて疲れているのだろう。
>>92 「悪は さった!」
そしてついに、スラッグは便器に流され、忌まわしき諸々の出来事と共に、歴史の闇へと葬り去られたのである。
戦いは終わった――
さて、どうしよう。
「な、なんかわたしがボスキャラやる雰囲気じゃないよね。
(どうしよ、今更自分がPhantasmのボスだなんて言えない)」
それについては、正体を明かすタイミングを誤ったのが悪い。
そしてもちろん、今はそういうことを言い出す雰囲気ではない。
そう、ここで持ち出すべきは新たな符ではなく、酒宴に関する話題だ。
「とりあえず、今までの騒ぎは一次会、今から二次会と行きますか!
良い店知ってるんです、黄昏酒場っていう店なんですけど。
大丈夫、お酒飲んでる分には異変なんて起きませんよ。多分」
アンサイクロペディア等では、東方projectは酒臭い作品とされている。
それは原作者が重度の呑兵衛であり、また原作のエンディングにおいても、しばしば酒宴が行なわれるためである。
というわけなので、多分ここからエンディングだ。多分ね。
幻想郷の空に突如として窓が現れた
それは格子窓のようであり、向こう側には妖しく光る瞳が
だがそれに気付いた者はいるだろうか?
空に現れた窓はすぐに消えてしまい、再び開くことはなかった
「先生、どうでしたか?」
「ん?相変わらず変化は見られずだ」
鉄の扉の格子窓を閉めた白衣の男が助手の問いかけに答える
ここは精神を患った患者たちの隔離病棟
この鉄の扉は健常者と精神異常者の分かれ目なのだ
室内では患者たちが徘徊し、なにやら会話しているようだが精神科医であってもそれを理解することはできない
それだけ重度の患者たちなのだから
「ある意味幸せなんだろう。ずっとこの閉じられた世界で過ごしている限りは」
「ですね。彼らにとってそのほうが」
白衣の男と助手が深く頷き、扉から離れていった
>>91 「そうだ、私達はラスボス争奪戦なんかして、必死になっていたんだ……。
首領パッチの言う通り、全部水に流して仲良くしなきゃ……!」
人類皆兄弟である。
マツリは元の姿に戻り、巨大なトイレを見つめた。
その雄大さに、感動の涙を流しながら。
>>92 そうしている間に、ピッコロが元に戻ったようだ。
「おかえりなさいピッコロさん!」
もう悟飯を大量生産したからといって避けない。
あんなものよくあることである。
マツリには経験が無いだけで、他の皆は経験してるかもしれない。
むしろ自分がおかしいんじゃないかと彼女は少し恥ずかしくなった。
>>94 「二次会?いいね!私生中ね!」
「あと二次会終わったら葵ちゃんお持ち帰りで」
まだ諦めていなかったらしい。
まあ、仕方がない。
本当に惚れているのだから。
「ていうか葵ちゃんってロリババァじゃない?すごい!ロリババァ初めて見た!」
因みに中の人は大好物です。
しかし、マツリは惚れている相手にババァ等と言って大丈夫なのだろうか?
嫌われるかもしれない、という思考は多分ないのだろう。
「これで大団円だよ!さあ首領パッチ、一緒にハジケよう!」
>>95 「……?」
ふと何かが見えた気がした。
「気のせい、か」
幻覚幻覚。
幻覚ではないとすれば、狸か狐か狢の仕業!
ここは東方TRPG、精神病エンドなんて許さない。
「さあささあさあ皆々様!鬱エンド突っぱね騒げや騒げ!」
何故ならここは幻想郷。
楽しいが正義、愉快が正義なのです。
スレ主を排除して愉快ですかそうですかよく理解できます
実際隔離病棟なんだからホットケア
>>85-98 首領パッチ達の手により悪のナメック星人・スラッグは水洗浄化され、見事退治された。
色々とカオスであるが、幻想郷の秩序が崩壊している以上、混沌こそが在るべき姿なのだろう。
かくして銀河の平和は守られたのだ。 おめでとう、そしてありがとう!!
それを見届けたハヌマーンも、卍ポーズでタイ王国の方角に向かって飛び去っていく。インド神話的にはこれでOKらしい。
ttp://livedoor.blogimg.jp/textsite/imgs/6/3/6372b671.jpg (その時の模様を撮影した貴重な一枚 提供:とある天狗)
こうして幻想郷は一応の平穏を取り戻し、エンディングに突入した。
>「とりあえず、今までの騒ぎは一次会、今から二次会と行きますか!
> 良い店知ってるんです、黄昏酒場っていう店なんですけど。
> 大丈夫、お酒飲んでる分には異変なんて起きませんよ。多分」
>「二次会?いいね!私生中ね!」
あっ、それを聞きつけてハヌマーンが戻ってきてしまったぞ。
シュルシュルと人間サイズに縮んだ白い猿はメコン・ウイスキー(※タイの地酒とも言える、コメから作られたウイスキー)の瓶を取り出して葵に渡す。
ピッコロにも、マツリにも、ルシフェルにも次々と取り出して渡す。
首領パッチは目線よりも低いところに居たので渡すのを忘れた。
「ンガーンリァンッ!」
そしてタイ語で何か叫んだ。ウルトラマンでなくても日本語でおkと言いたい。
黄昏酒場に怪しい動きをしながら向かっている辺り、宴席に加えろという事なんだろう。多分。
*******
「………」
みんなが二次会の話題で盛り上がっている頃、
ユーゼス・ゴッツォはジープの運転席で寝ていた。
というか気絶していた。
偶然(とチャイヨー・プロダクションの陰謀のため)とはいえ、強力な神様を降臨させてしまった反動だ。
そこに、暗い顔をした妖精がフワフワと漂ってきた。
「実際隔離病棟なんだからホットケア。なんちゃって。うふ、うふ、うふふふふふ…」
一陣の寒風が吹き抜ける。
冬の訪れが、近いのかもしれない。
>>85 「探し物をしているうちにうっかりジープに乗り遅れてしまった」
探し物というのはもちろん嘘である
>>91 「な、なんのだ。あれはいったい」
陶器でできた変な物体が現れ、スラッグは吸い込まれていった
たぶんこれは夢だ
そう自分に言い聞かせ、攻撃をやめた
なぜか知らないがやめなければならないような気がしたからである
>>95 かつて大和の国では隔離病棟というのがあり、
重度の精神疾患を持つ患者、引き取り手のない患者はそこにおしこめられていた
しかし、ある時期をきっかけに精神疾患を持つ患者に対する処遇が変わり
隔離病棟におしこめることはなくなった
幻想郷に隔離病棟が見えたのもそれに伴う現象なのかもしれない
幻想郷と現世を隔てる結界は現世のものがとおりことはほぼないが、非常識になったものは無条件で通してしまう性質があるからである
>>94 「酒ですか…酒はちょっと」
ルシフェルは酒を飲むと虎になる
むろん、たとえではあるが、虎になって店を破壊した前科がある以上、ついていきますとは言えないのであった
>>94>>96>>99>>100 >「おかえりなさいピッコロさん!」
「あぁ、ただいま」
ピッコロは笑みを浮かべてマツリに応える。
>「とりあえず、今までの騒ぎは一次会、今から二次会と行きますか!
> 良い店知ってるんです、黄昏酒場っていう店なんですけど。
> 大丈夫、お酒飲んでる分には異変なんて起きませんよ。多分」
一度は去っていったハヌマーンもまた戻ってきて、酒を皆に渡す。
「俺は酒など飲んだことは無い。
いい機会だ。試してみるのも良かろう。
しかし……」
ピッコロを筆頭に、首領パッチやマツリにハヌマーン、ルシフェルに葵と仲間の狸達。
そして、ジープで寝ているユーゼスに通りすがりの妖精達。
これだけの濃いメンツが店に全員入りきれるだろうか?
「まぁ、なんとかなるか」
ピッコロはジープで寝ているユーゼスの下まで行き、ユーゼスを抱き起こす。
姿が最後に見た時と変わっているが、気質は変わってないので、ピッコロが戸惑うことは無かった。
「では、行くとするか」
一行は黄昏酒場へと向かう。
ぼじょれーぬーぼーと、ろまねこんてぃーと、だいさんのびーると、どんぺりー
(どさくさに紛れて普通に酒を頼む妖精)
かくして、世界を救った後の大宴会がはじまった!
宴会は盛り上がりに盛り上がり、やがて空に輝くは明けの明星。
その星を指差して青春ドラマのように目を輝かせながら言う。
「見ろ、ルシフェル……お前の星だ! お前はやりとげたんだよ!
仲間に恵まれるのも実力のうちだ!」かくして、世界を救った後の大宴会がはじまった!
宴会は盛り上がりに盛り上がり、やがて空に輝くは明けの明星。
その星を指差して青春ドラマのように目を輝かせながら言う。
「見ろ、ルシフェル……お前の星だ! お前はやりとげたんだよ!
仲間に恵まれるのも実力のうちだ!」
おわり?
>>96 「幻想郷ではよくあること!
昔は狸爺呼ばわりされるような奴の影武者をやっていたから、狸ババア呼ばわりも慣れっこだわよ!」
ロリババアであるとの指摘に対して、葵はそのように応じた。
年長者の余裕なのかも知れない。
>>99 メコン・ウイスキーを受け取った葵は、その瞬間にハイテンションになった。
「猿神様から直々に受け取った御神酒!こいつはめでたいッ!」
景気付けにこいつを山分けしてパワーを溜めつつ、一行は黄昏酒場へと向かうのであった。
>>100 「だいじょうぶ!
『酒は呑めども呑まれるな!』
これを心がけておけば、何の問題もありません!」
葵は嫌がるルシフェルを強制連行した。
虎になって店を破壊した前科があるらしいが、そんなことはつゆ知らず。
たとえ知っていても、葵は大丈夫だと判断するだろう。
どう考えたって、この面子が悪酔いし始めたら、虎どころの騒ぎでは済まされない。
>>101 「そうと決まれば!
大丈夫、幻想郷は全てを受け入れるのです!」
実は黄昏酒場は幻想郷の話と明言されていない。
それどころか、主人公が幻想郷とは縁遠いOLだったので、多分幻想郷ではない。
だが細かいことは気にしない。
「お酒の前には全てが平等なのです!」
>>103 酒宴の席にて。
酒を飲みつつ、世にも珍しい料理(天然マリモの生け作りなど)を皆でつまむ。
「また首領パッチが増えてる……」
飲み、喰らい、騒ぎ、これらをループすることに時間を費やした。
何でも、黄昏酒場で朝まで飲むと、世にも不思議な弾幕の世界が何故か見えるらしい。
その噂の真偽はさておき、案の定、時が経つに連れて酒宴が盛り上がりすぎたため、ものすごいことになった。
カオスを超えて週末が近づく……
昔々の話の終わりは、いずれもコレデドントハレという語を以って結ぶ。
【コレデドントハレ】
>>102-105 記憶が無い。
トントではないが、酒場に行ってからの記憶が途中から抜けている。
首領パッチが二人に増えたところまでは覚えている。
その後、小さい鬼のような子供に渡された酒を飲んだ。
記憶が途切れてるのはそこからだ。
「ここはどこだ? なぜ、俺は縛り付けられている?」
ピッコロが縛り付けられている場所は博麗神社の鳥居。
そして、目の前には鬼のような形相の博麗霊夢と、目に涙を浮かべている霧雨魔理沙がいた。
二人の手には新聞紙が握られている。
ピッコロは気付くべきだったのだ。
去っていくハヌマーンの姿を撮る鴉天狗の姿に。
いや、蒼魔館に行く前から尾行していた鴉天狗のことに。
霊夢達の持っている新聞の一面の見出しは、『博麗の巫女、汚される』
パンツを被る霊夢の写真付きだ。
ピッコロの罪はスラッグと共に流されたが、新聞を見た霊夢達の怒りは流されない。
「ここからが本当の地獄だ」
【ピッコロの話、終わり】
「んむ、今日も元気だ酒が美味い!」
誰かの話が終わる頃、狢は酒をちびりちびり。
姿形は幼子の其れ。
しかして、中身は立派な大人。
酒を飲むのも許されましょう。
狢はふぅと息を吐き、思い出したように言の葉を紡ぎます。
「あ、葵ちゃんの嫁になるの忘れてた」
明日からまたぷろぽぉずをすれば良いかと狢は一人頷きます。
今日も今日とて、いつもと変わらぬ日常で御座いました。
少し、親友や想い人が出来たのみ。
彼女はけらけら笑います。
そろそろ今日も終わるか、と。
さあ、色々ありましたけれどこれにて狢の話はおしまいで御座ります。
さあさ、さあさとお手を拝借。
「雷の如く音轟かせ、歌って踊って騒げや騒げ!」
さてさてまたお逢いできる日まで、さようなら。
【めでたし、めでたし】
第二部はちゃんとスレ主も仲間に入れてやれよ
スレ主代理はマツリさんだよ。
ルシフェル以外のコテはガチムチさん経由で裏繋がりがある。
みんなで話し合ってルシフェルをなるべく相手にしないという話になった。
その時にマツリさんがラスボス兼スレ主代理って決まったんだ。
コクハってコテは厳密には今はいないからね。
ルシフェルが自分はコクハだって名乗らない限りはスレ主の権限は渡せられないな。
「ルシフェルいきまーす」
酒瓶片手にカウンターの上に上がり、歌い始めるルシフェル
「おーいけいけ」
ジョッキ片手に妖精たちがはやし立てる
さしこむ窓の外〜
窓ガラスが揺れ、徳利がカタカタと音を立て始める
だが、店の中の誰一人としてこの異変に気付く者はいない
ルシフェルが歌い終わる頃には陶器の類は粉々に砕け、ガラスは割れてしまうのであった
【fin】
コクハ、お前は確かにどうしようもない馬鹿でクズかもしれないな
あぁ、たぶんそうだな
だが、お前が何故か嫌いにはなれない
お前のこれからの人生は辛い事ばかりかもしれないが
一日、いや1時間、いや1分。一瞬かもしれない
お前が生きててよかったと思える時が来る事を願おう
そして、お前が今より少しでも前向きになれる
ことを信じよう
がんばれ、コクハ
お前がワースト1だ
【第二部では非想天則のような弾幕格闘に変更して行おうと思うのですが、どうでしょうか】
>>112 好きにしたら良いさ
やるなら早く導入を書け
俺東方好きだし、参加してみたくなるかもな
弾幕格闘って何?
どうやって再現すんの?
あきれ返るほど平和な国、幻想郷
湖ではチルノがカエルを凍らせ、起こったおおガマがチルノを食らう
里近くの竹やぶでは妹紅と輝夜がののしりあい、てるはお賽銭詐欺を繰り返す
霊夢は空になったお賽銭箱を見て、ため息をつく
魔理沙は今日も相変わらず紅魔館から本を盗み、美鈴は咲夜から串刺しの刑を受ける
でも、そんな平和を謳歌する者たちばかりだけだとおもったら、大間違いだ
「フフ、前回は邪魔が入ったけど、今度こそ成功させて見せるわ」
虎視眈々と異変を起こす機会を狙っている妖怪も中にはいる
そして、今宵もまた妖怪が異変を起こし、一般人がそれを退治するといういつものパターンを繰り返すのであった
「ふうぁ〜」
博霊霊夢の朝は早い
日のが上る頃には目をさまし、境内の掃除をする
といっても、せいぜい人目に付くところを竹ぼうきではくだけだ
「さてさて、今日はどのくらい入っているかな」
霊夢はお賽銭箱を開いた
理由は至極単純でお賽銭箱の中に入っているお金が生活手段の一つだからだ
でも、たいていの場合、お賽銭箱には何も入っていない
博霊神社は人里離れたところにあり、わざわざ足を運ぶだけの価値がないからである
「お、およ…」
隙間のぞいているのは山吹色の丸い物体
中には札束まである
きっとこれは幻覚に違いない
「いてて」
ためしにほっぺたをつねってみるが、痛みがある
これは夢ではない
現実だ
巫女生活ウン十年、これまでお賽銭が入ったことは一度としてない
でも、今日は入っていた
巫女はうれしさのあまり涙を浮かべ、人里へと走っていった
今は朝市の時間
これだけあればコメも魚も野菜も腹いっぱい食うことが出来るはずだ
博霊神社近くにある森
森の奥深くには洞窟があり、そこは固く閉ざされている
だが、深く閉ざされていたそこから多数の魔物があふれ出し、その余波は幻想郷全体へと広まろうとしていた
誰もいないのなら、二週間ほど借りてみようかなー
>118の人の話とは別の企画になっちゃうけどね
ちなみに東方はほとんど知らないよ
まずは誰もいないのかどうか、3日ほど様子を見よっと…
特に誰からも応答無いみたいだし、始めちゃっていいのかな?
きっといいよね
始めるのは、作成したキャラクーになりきって行動(プレイング)するゲームだよ。
ではっと、始まり始まり〜♪
☆ 東方極煌領 〜 tournament of kaleidoscope island. ☆
●世界観
・時代設定は現代日本
・結界で俗世とは隔絶された異郷「幻想郷」の中が大枠の世界
・幻想郷は竜宮城やアバロンのように、この世と地続きの異界
・幻想郷には妖怪、妖精、吸血鬼、魔法使いなど、超常の存在が大勢住む
・今章の舞台は幻想郷上空に孤立する正体不明の浮遊島
●今章のルール
ジャンル:多人数同時対戦型弾幕格闘ロールプレイングゲーム(BRPG=Battle Royal playing game)
コンセプト:気軽にインフレバトル
期間(目安):短期(半月程度?)
ストーリー:幻想郷の空に浮かぶ謎の島で、最強厨たちがバトルロイヤル
最低参加人数:1(誰も来なければ1〜2週間でエンドロール打ちます)
GM:なし
三日ルール:あり(他キャラにアクションを仕掛けて、三日レスが無ければ自分側で状況を動かせるルール)
決定ロール:なし(他キャラに対する行動の成否は相手に依存、もしくは秒数判定)
版権・越境:あり
名無し参加:あり(生殺与奪は不可)
敵役参加:自分以外は全員敵
避難所の有無:なし
文章形式:小説風、ロール風どっちでも可
●今章のテンプレート
名前:(外国語や漢字は読みも)
種族:
性別:(東方は少女たちのゲームらしいので、少女っぽいのが良いのかな?)
容姿:
能力:
出典:
FO時:(中の人が消えた時のキャラ扱いの要望)
備考:
●秒数判定
他キャラに対するロールの成否を偶然に任せる場合、結果はアクションを掛ける側の秒数で判定します。
奇数が成功、偶数と0が失敗。
秒数判定を使う場合は必ず“行動するレス内で【秒数判定】と宣言”する事。
入れ忘れても訂正はできません。
秒数を見てから、改めて秒数判定するか否かを決める事が出来てしまうので。
レス中に【秒数判定】と無い(もしくは入れ忘れた)行動については、結果は受ける側に依存します。
参加に当たって予め秒数が見れない機種だと宣言された方には、秒数判定自体を仕掛ける事ができません。
秒数判定を伴った攻撃に対する防御や回避については、攻撃側が判定で失敗した場合に始めて可能となります。
なお、コップを渡すなど通常失敗しえない行動に秒数判定を用いる事も出来ます。
当然ながら判定で失敗すれば落してしまったり、カラスに持ち去られたりして渡す事ができないでしょう。
名前:キャラ・ネータ
種族:付喪神(妖怪)
性別:女
容姿:12才程度の小柄な外見、緑の瞳に金髪ロングヘア、白いワンピースに白いブーツ
能力:ありとあらゆる人物になりきる程度の能力
出典:オリジナル
FO時:NPCとして好きに使ってもOK(行動、会話、死亡、退場の描写も可能)
備考:使われなくなった板が妖怪化した存在。
二つ名は寂寞の恒久領帝(せきばくのこうきゅうりょうてい)
※二つ名……進行や運用系のメタな話をする時に名乗る名前
【浮遊島南東部・宝石樹の森】
あたしは気がつくと知らない森の中にいた。
つい何秒か前までは幻想郷で始めた料亭で、おいしい料理を作っていたはずなのに。
「何これ、木がキラキラしてる」
手にした包丁もそのままに辺りを見回すと、森は赤、青、黄色、その他色々の煌めきで輝いて見えた。
まるで木や葉っぱが宝石で出来てるみたい。
うーん、こんな森見たこと無いな……ここってどこ?
その時、あたしの頭の中に声が聞こえて来た!
≪最近ボスキャラたる力量の無い物が、ボスを務めるケースが増えていて、実に嘆かわしい風潮です≫
≪従って、これよりこの浮遊島に自称強者たちを集めて力を競う舞闘祭を開催する事にしました。ルールは…≫
1・一定以上の力を持つ者たちを浮遊島に召喚した。誰が何人召喚されたかは分からない。
2・バトルに勝利(参加者の誰かを殺害)すると、死体が消えて代わりに†(ロザリオ)が現れる。
3・一人の人物が†を二つ持つと勝ち抜けとなり、自動的に不思議な力で幻想郷へ戻される(すなわち退場)
4・浮遊島からは結界で出られず、殺されても謎の力によって島内のどこかで蘇ってしまう
5・負け続けて残った最後の一人は、島(話)の後始末をすること
「うわー、何これー!頭の中に声が響くー!」
混乱しながらも、あたしはこの変てこなルールは理解した。
「誰かを二人も殺さなくちゃ、幻想郷に帰れないの?まったく!誰よ!こんな馬鹿げた企画考えたの!」
答えはすぐさま返ってきた。
≪神です≫
「神なら仕方ないかぁ……」
神の言葉に納得したあたしは、誰かを生贄にするべく不思議な森をさまよい歩く。
「どっかにあたしに殺されてくれる親切な子いないかなぁ……?」
もしかして悲鳴の一つもあげれば、お人好しがホイホイ寄ってくるかもしれない。
あたしは出来る限り庇護欲を描き立てられる様な、可愛らしい声で叫んでみた。
「誰かー!(あたしの勝ち抜けを)助けて〜!」
【浮遊島南東部・宝石樹の森→結晶の泉】
あたしの声が森に虚しく木霊する。
「う〜ん……どーやら近くに人はいないみたいだね」
獲物が掛からないので、あたしは仕方無く森の中を歩く。
何時間か進んでも、森には生き物一匹見つからない。
宝石で作ったような虫とか鳥は見かけたけど。
鳥はつんつん突っついてみたら堅かった。
もちろん、これじゃチキンにも焼き鳥にもならない。
そんなことを考えてたらお腹も減ってきたよ……。
「もーへとへとー〜…喉渇いた〜……お腹減った〜……」
なんだかバトルロイヤルより、サバイバルの予感〜。
さらに何時間か歩いていると森の中に小さな泉を発見!
泉の水はアメジストを溶かしたような透き通った紫色で、とってもキレイ。
「水確保ー!」
あたしはジャンプして泉に飛び込んだ。
どっぽーんと勢い良く水しぶきが上がる。
疲れた体に冷たい水が気持ちいい。
あたしは紫色の水をたらふく飲むと、水面に大の字になって浮かび、水鉄砲の様に口から水を噴き出した。
「ぷっひゅー!」
【浮遊島南東部・結晶の泉→宝石樹の森】
あたしは泉から上がると「へっくちっ!」とクシャミした。
濡れた服からシトシトと滴が垂れる。
さ、寒い……水の中になんて飛び込むんじゃなかったよ〜。
これからどうしよう……。
この森って誰もいないのかな?ここって浮遊島のどの辺り?う〜ん。
「あっ、上から島を見れば一発で解決じゃない!」
名案を思いついたあたしは、近くの樹に上って近くの様子を探ることにした。
一際高そうな木を見繕うと、枝を掴み、幹をよじ登って木の天辺へ。
木の頂きから見えたのは宝石みたいな木々が一面に広がる光景。
期待した森の外は真っ白な霧で覆われてる。
これじゃ森の中しか見えない〜っ!
≪遭遇戦の緊張を保つために別のエリアは見れません≫
神の声が聞こえたので、あたしは樹から降りた。
「そうなんだ。じゃあ別のエリアに行こっと。日当たりのまろやかなとこだと良いけど」
あたしは森から出るべく、木の根でデコボコした地面をてってってっと軽やかに跳び歩く。
【浮遊島東部・宝石樹の森→聖剣の丘】
歩くうちに、だんだん森の木々に切れ目が出て来る。
「あっ、外だ!」
走って森を抜けると、そこは緑の草が生えた小高い丘だった。
今度は変てこな地形じゃないみたい。
なだらかな丘を上ると頂上には台座があって、そこには一振りの剣が刺さってた。
あっ、これって包丁よりも武器になりそう!
台座に近寄ると、これは聖剣でどーたらこーたらと難しげなことが書いてある。
「うーん……剣なら振り回すだけだし、説明書は別に読まなくてもいいや」
あたしは剣の柄を持つと、引き抜こうとして一気に力を込めた。
「えくすかりばー! んきゃああぁぁ!」
柄を掴むとビリビリして、しかも剣は抜けなかった。
「くくぅ……ワナだったか……し、しどい」
う〜ん……この剣って妖怪とかと相性が悪いの?
だとすると、ほっといて誰かに使われたら困るよね。
あたしは指を一本だけ油性ペンに変化させると、台座に『本当は呪われてる剣』と書いておいた。
「かきかきかきっと……これでよ〜し!」
これなら間違って誰かが抜いたりしないはず!
台座から目を離して丘の四方を眺めると、今来た所(島の南東部)はきらきらの森が広がってる。
視線を左(東)に映すと、その辺りは浮遊島の端っこみたいで空が広がってた。
その他は白い霧に邪魔されてよく見えない。
浮遊島の端っこには何にもないと思うし、反対側に行ってみよっかな……?
あたしは崖の反対側(島の中央部)に行く事を決めると、地面に横になってゴロゴロと丘の斜面を転がり始める。
だって、この方が歩くより楽だもん。
【浮遊島東部・聖剣の丘→丘の麓】
あたしは坂の下で目を回していた。
転がり過ぎて気持ちが悪くなったよ〜。
ううっ……頭がグルグルする〜。
落ち着くまで丘の麓で一休みしよっと……。
「うぇっぷふ〜」
お腹もギュルギュルしてきたので手でさすってみた。
「あれ、爪の色が変わってる?」
さすってる手を見ると、爪がアメジストみたいに透き通った紫色になってる。
お化粧なんてしてないのに何でだろう?
いつの間にか服も紫色になってるし。
「あっ、髪もだ!」
他に異常は無いかと体をあちこち見てみると、髪も金色から紫色に染まっていた。
むむ〜っ……この紫色にはどこかで見覚えがあるな〜?
「あっ、さっきの森で飲んだ泉の色だ!」
えーと……これってあの森の泉の水を飲んだのが原因?
やけに服が固いと思って裾を掴んでみると、服の端っこがパリパリして固まりかけてる。
瞬間、あたしは森で見た鳥や虫を思い出した。
まるで生きたまま宝石になったかのような……。
「も、も、も、もしかしてあたしも宝石の塊になっちゃう!?」
あたしは誰とも戦ってないうちに死の危機に瀕してしまった!
【浮遊島東部・聖剣の丘の麓】
あたしは、慌てて森でいっぱい飲んだ泉の水を吐きだす。
石化……じゃなくって宝石化なんてしたくないもん!
「うぇ〜!げーげー!ぺっぺっぺ!おえ〜っ」
嘔吐すると幾つもの紫色の塊が、緑の草の上にパサパサっと散らばった。
これでだいじょうぶかな?
お腹をつっつくと、まだ中に固い物が残ってるような気がする。
「こうなったら仕方ない……演符メタモルフォーゼ!」
あたしは、かっこよく叫んだ。
演符メタモルフォーゼって言うのは、あたしの変身能力を解放するスペルカード。
そしてスペルカードって言うのは決闘で必殺技を使う時の契約書。
何でも妖怪が無制限に力を使うと大変な事になるから、こんなルールができちゃったみたい。
え〜と、お腹の中の物を全部出すには……痛いけど仕方ないよね。
あたしは右手を10tハンマーに変化させた。
ううっ、まさに必殺って感じ……でもやるしかない!
あたしは右手を首の後ろ辺りまで反りかえらせると、一気にお腹の辺りに振り下ろす!
「んっりゃぁぁぁ!!んががっ!」
10tハンマーが命中した衝撃で、あたしは思いっきり後ろに吹っ飛ぶ。
あまりの痛みに、お腹を押さえて地面にうずくまってしまう。
「うきゅぅぅ……けふぅっ」
芝生の上に倒れたあたしの横には、血の混じった大きな紫水晶が転がってる。
どうやら自分で自分に腹パンしたおかげで、お腹に残ってた悪いものは全部吐き出せたみたい。
しばらくしてから起き上がったあたしは、とぼとぼと言う表現がぴったりの足取りで丘から離れて西に向かう。
ガビガビに固まった服の上から、傷むお腹をさすりながら。
「ううぅ……痛ぁい……痛いよぉ……」
【浮遊島中央部・監視塔】
んっつつ……まだ痛いけど、さすってたら少しはお腹もましになってきたみたい。
「あれ?なんだろう?」
島の中央辺りに向かって原っぱを歩き続けてると、細長くて高〜い鉄塔がそびえてる。
いかにも怪しいって感じ。
よ〜し、ちょっと調べて見ようかな。
罠かもしれないから今度は慎重にねっ!
あたしはシュタタッと岩陰から木陰に、木陰から木陰に、忍者みたいに走って鉄塔に近づく。
無機質な鉄塔に近づくと塔の南側には現代風の扉が設えてあった。
何だかファンタジーな感じじゃないなあ。
「ごめんくださーい」
扉のノブを回しながら、声をかけて扉を開ける。
あっ……バトルロイヤルだから、こっそり入った方が良かったんだった。
でも、そんな心配はいらなかったみたい。
だって部屋の中には誰もいなかったんだもん。
部屋には内装も家具も何も無くて、壁の一面に大きな黒板が設置されてるだけ。
そして黒板にはチョークでこんな文字が書かれてた。
“参加者名簿”
☆キャラ・ネータ 0勝0敗 †0個
「あたしの名前だ!後ろの0勝0敗って……バトルロイヤルのランキング?神様ー!」
天に向かって呼ぶと即座に神の説明が来た。
≪監視塔の参加者名簿には、現在島に居る参加者の名前と戦績、所持†の数が自動的に書かれます≫
「あたしの名前しか無い……ってことは、今は島に居るのがあたしだけってこと?」
今度は神の説明は無かった。
余計な事は教えてくれないのかな?不親切な神様だな〜。
「じゃあ島を調べてよっと。誰か来た時のために罠をいっぱい仕掛けておくのもいいかもね……くふふっ」
あたしは監視塔の外へ出ると、まずは島の様子を探ることに決めて、そのまま南側へ歩き出した。
【浮遊島北部・ラビリンスウォール】
「なかなか誰とも会わないな〜……あっ、また人工物?」
原っぱを歩き続けるあたしの前に、長い長〜い壁が立ちはだかった。
白い壁は両隣のエリアまで続いてるみたいで、端っこは霧に隠れてて見えない。
高さは30mくらいかな?
こんなところに万里の長城……なんてわけないよね。
長い壁の何箇所かには、四角いトンネルが開いてる。
あそこから中に入れそう……。
「建物の入口かな?中に入れるってことは家だったりして」
あたしは巨大な壁に向かって近づく。
「この壁、顔が映るくらいピカピカ」
よく分かんないけど高級な石って感じ。
壁に顔を近づけると、ツルツルした壁面にはあたしの顔が映ってる。
手櫛で髪を梳かして、ちょっとお澄まし。
【
ttp://imepita.jp/20101223/345650】
う〜ん……やっぱり全体的に色が白っぽいな〜。
こんなんじゃ、あたしの魅力の半分も映してないよ。
まっ、ピカピカでもただの石壁じゃ仕方ないか。
「人工物だったら、中にお役立ちアイテムとか無いかな〜?
薬草とかボムとか……後は食料もあると良いなあ。
ドンパッチとか、すぎのこ村もあるとさいこぉ……」
幻想入りしたお菓子を思い浮かべて、よだれがポタリと垂れてしまう。
そういえば、もう何日も食べてない気がするなぁ。
「よ〜し、少し探ってみよっ!危なそうならすぐに出れば良いわけだし」
お役立ちアイテムとか食べ物を探すべく、あたしはトンネルの奥に向かって進んで行く。
あれ……ところで、こっちって島の南側だよね?
ま、いっか。
名前:河上にとろ
種族:河童
性別:女
容姿:全身包帯でグルグルに巻いているが目の部分はちゃんと出ている、黒いショートヘア、服装はロングコートとロングスカートにブーツとボロボロの帽子
能力:魔銃を扱う程度の能力
FO時:NPC化
備考:妖怪の山に住む河童の1人
自身が開発した魔銃を操り闘う
包帯は別に怪我をしている訳じゃなく恥ずかしさを紛らわす為らしい
スペルガンナー1:リボルバータイプの魔銃、妖力とスペルブレッドを消費することで他人の弾幕を再現することが出来る
更に、妖力とスペルブレッドを消費して、複数の弾幕を連続で出すことも可能
スペルガンナー2:ショットガンタイプの魔銃
大体の仕様は1と変わらないが、此方は連続使用出来ない変わりに、同系統の弾幕を融合することが出来る
スペルブレッド:弾幕を再現するのに使う特殊な弾丸、特に妖力を込めずに撃つと通常弾が出る
こんなテンプレで大丈夫か?
>>131 わわっ、河童だ〜!
テンプレ?もっちろんだいじょうぶ!
勝った人から抜ける逆トーナメント方式だから、もっとトンデモ能力でもだいじょうぶなくらいだよっ!
他にも何か分からないことがあったら、お気軽に何でも聞いてね。
島をウロウロして、出会ったら戦うなんて殺伐した所だけどよろしく〜。
【ラビリンスウォール内部】
少し進むと分かれ道。右の道を選んで進むと今度は十字路。
これってもしかして迷路?
あたしは仲間の妖怪から聞いた話を思い出す。
幻想郷の外の世界には、一昔前に巨大迷路がいっぱいあったって話を。
今は、そのほとんどが無くなっちゃったみたいなんだけどね……。
「そっか、この巨大迷路もきっと使われなくなって幻想入りしたんだね〜…したんだね〜…」
あれ?今、声がトンネルに反響した?
確かめるためにあたしは大声で叫んでみる。
「やっほ〜!…ゃっほ〜!…ぉ〜!」
ふふ〜ん、トンネルに声が反響してやまびこみたい。
……はっ!いけない、いけない。
あたしはキョロキョロと辺りを見回す。
目に見える範囲には誰もいない。
はぁふ〜……もし近くに他の参加者がいたらたいへんなところだったよ。
今気付いたけど、足音もコツコツ反響して微妙にあたしの足音とズレてる。
まるで誰かに後を付けられてるみたいだなあ……。
>>132 あざッース!これからよろしくお願いします。
で、早速なんですけど1、2つ質問があります
原作の地名や人名、組織名等は控えたほうがいいですかね?
それと、今の状況を異変と認識し、それを解決するつもりで動くのはありですか
>>134 両方ともおーけーだよ!原作の人も組織も大歓迎!
もちろん解決の為に動くのもありだよ〜。
あたしの原作知識は、ウィキペディア斜め読み程度くらいしかないんだけどねっ!
避難所作ろうず
【ラビリンスウォール内部】
≪最近ボスキャラたる力量の無い物が、ボスを務めるケースが増えていて、実に嘆かわしい風潮です≫
突然、あたしが島に来た時に聞いたルール【
>>123】が頭の中に聞こえて来た。
「な、なになに〜!?」
≪このアナウンスは島に新しく来た者には自動的に説明されます≫
「あっ、そうなんだ……でもあたしはもう聞いたよ?」
≪相手を間違えました≫
「な〜んだ、人違いかあ……ってええぇぇぇぇ!!」
あたしは思わず声を上げてしまう。
人違いってことは、この島にあたし以外の誰かがいる?もしかして近くにいたりする?
その時、あたしは急に背後に殺気を感じた!
慌てて振り返って包丁を振り上げる!
「あれ?」
でも後ろには誰もいなかった。
殺気は気のせいだったみたい。
「はぁふぅ……た、助かった……危機一髪だったよ」
あたしが今歩いている所は十字路の手前。
前と後ろは長い廊下で、少し前にある右側と左側の通路は隠れてて見えない。
あたしは急にその辺りにも誰かが隠れてるような気がしてきて、右の方の物陰をピシッと差して叫んだ。
「で、出てきなさい!そ、そこに隠れているのは分かってるんだからね!」
「はい、残念!左でした」
と左端の通路から謎のミイラ女が飛び出してきた。
「ッ!?ちょちょちょ!!!ちょっと待った待った。落ち着け落ち着け、私はあんたとヤる気は無いよ」
誤解を生まないようにミイラ女は両手で上に上げ、丸腰だということをアピールする。
「まぁあんたがヤりたいなら好きにすりゃいいけどさ、その前におしゃべりしようよ。
あんたはさぁ、さっきから話してくる”神”って奴の言うことに疑問を感じなかったか?
あッ自己紹介忘れた。私は河上にとろ、こんな風貌だけど河童な。
でさ、あんたはどう思ったか知らないけど、私は疑問を抱いたのさ
神が嘆いているボスキャラって誰なのかねーなんてね。
んで、私が知っている範囲内の知識を総動員して、考えたんだけどさ
そもそもボスキャラなんてハイ!私やりますっていってやるもんじゃないってことに気がついた訳よ
大体が通りすがりか、異変関係者な訳さ
てか、通りすがりに力量を求められても困るっしょ?んで、異変関係者ぐらいだとそこそこ
というか、相当強い部類に入る訳よ。まぁ2、3人、違う意味で実力不足の奴はいるがね?
ほら、地霊殿の地獄烏や不良天人とか、でも、両者とも実力はある。
これは確かさ、どっちも異変の原因になった奴らだからね
そんな風に考えていったらな。不思議なことに該当する奴がいないんよ」
にとろはキャラの言葉を無視し、一人でベラベラと話す
「んで、その疑問の答えが出た瞬間、次の疑問が出てきた。
この”神”って奴は何者だろうとね。
私が知っている神といえば、守谷の八坂さんと諏訪さんと東風谷さんしか知らないが
まぁこの三人は違うな。だって、地獄烏の一件の黒幕は八坂さんと諏訪さんな訳だし
まさか、自分らがやったくせに、力量がどうとか言うとは思えんね、ロザリオだし
となると、この”異変”を起こした”神”はおそらく最近、外からやってきて
三流天狗の新聞を鵜呑みにした将も無い奴だって大体読める。
というか、そもそも、異変は起こすもので巻き込むモンじゃないっしょ?
今までの異変は誰かが音頭をとって、皆が好き勝手に踊っているようなもんさ
この”神”はロクに音頭もとらず、ただ踊れと私らに強制してくる。
自分で好きにやるなら自己責任だが、強制されるのは専らごめんだと思わないか」
ヘラヘラと笑っていた目線が少し鋭くなり、キャラを見つめる
「んで、ここで提案というか?今の私の目的っていうか…この異変、解決しちゃわねって話よ。
幻想郷は全てを受け入れるが、そこからは保障しないってことをこの”神”に教えないか?
まぁ、さっさと帰りたいから負けてくれっていうなら、抵抗するけど、なぁどうだ?」
【ラビリンスウォール・十字路】
ピシッと差した指の反対側から、顔を包帯でぐるぐる巻きにした子が現れた。
あたしはそっと指先だけを無理やり左に曲げる。
う〜ん……あれは包帯だらけだしエジプトのミイラ男って奴かな?あっ、声からするとミイラ女だね。
謎のミイラ女はサッと両手を上げて、自己紹介を始めてきた。
【
>>140-141】
包帯の子はミイラ女じゃなくて、河上にとろって名前の河童だった。
にとろちゃんは浮遊島の異変に疑問を覚えたみたいで、それを解決しないかとあたしに提案して来る。
「音頭?踊る?な、なるほど〜……じゃなくてっ!実はあたしもそれぐらいなことは考えてたよ!」
ホントは何も考えなかったけど、軽く見られないようにそう言っておく。
こういう駆け引きって、自分はすごいよってのを示しておくのが重要だもんね。
「あたしは板の付喪神、キャラ・ネータ」
まずはこっちも名乗って、にとろちゃんの提案を考えてみる。
難しいこと言って、ごまかすつもりかもしれないしね。
自称神の能力だけど、色んな妖怪を島に呼び寄せる程度の力はあるみたい。
これって結構すごいんじゃない?
あたしと、にとりちゃんが力を合わせてどうにかなる相手?
どっちに付いた方がお得なのかな……むむむ〜っ。
それを決めるには、にとろちゃんがどの程度の力を持ってるかが分かんないといけないよね。
ここは……よ〜し。
もし強かったら手を組んで、あんまり強くなかったらいざという時に……くふふっ。
「神に教える?ふふ〜ん、そうだね〜、いいよ〜。
でも、にとろちゃんの力をちょっと試させてもらおうかな〜?
あたしのパートナーになるのに相応しいのかをね!」
あたしは指先を頭に持っていって髪の毛をつまむと、ピピッと抜いてそれに念を込めた。
あたしの能力は変身。体の一部でも全身でも別の何かに変えられる。
もちろんプツンと抜いた髪の毛だって。
「劇符、フェアリーダンス!」
十本の髪の毛は、十匹の手のひらサイズの妖精に変わった。
みんなあたしそっくりで、手にもバターナイフほどの大きさの包丁を持ってる。
うん、これなら弾幕にするのにピッタシ!
「さあっ、見なさい!あたしのグレートでスペシャルな弾幕を!
あっ、そうそう……こういうのって、勝った方が親分で負けた方が子分になるんだよねっ!」
小さな妖精の群れはあたしの手から解き放たれると、にとろちゃん目がけて矢のように飛んで行く!
【秒数判定・奇数でヒットだよ〜】
>>139 Σはわわっ!うん分かった、ありがとね〜。
>>140 せっかくだから秒数判定を使ってみたけど、秒数とかよく分からなかったら言ってね〜。
奇数だから当たってたみたいだけど、どの程度のダメージかは好きに決めていいからねっ。
もちろん秒数判定は使っても使わなくても問題は無いよ〜。
>>142 にとろは首を傾げ、キャラの様子を伺っていた。
「(なんかアホっぽいなこの子)」
キャラの言動、素振りを見てなんとなくそんな印象を受けた。
「板?これまた漠然とした物の付喪神さね」
板と聞いて、にとろがまず思い付いたのは、ベニヤや鉄板などの資材としての板だった。
「まぁ付喪神な訳だし、まな板とかそういう板なんだろうね」
とにとろは1人で納得した。
と、そんな悠長にしている中、キャラは弾幕を展開する
「まぁお互いどれほどの実力があるか知っといても損はないしね
その選択には否定どころか寧ろ参戦さね」
キャラの弾幕が迫る中、にとろはキャラにそう言って懐に手を入れる
「んじゃあ、こっちも…んッ!アレ?抜けない」
何かを取り出そうとするも、引っかかったらしく抜けない
その隙をつかれ、胸に包丁が刺さり、そのまま、後ろに倒される。
「…」
弾幕は直撃した。しかし、致命傷は与えられてはいない。
その証拠に、寝ながら懐をモソモソ弄っているのが見える
「なるほどなるほど、板と聞いて何かと思ったけどなんとなくわかったよ
おそらくあんたはキャンパスとかそういう類の付喪神ってことなんだな
今の弾幕も能力のうちの1つなんだろうね」
そうしゃべりながら立ち上がり、懐から先ほど取り出そうと思っていたものを取り出す
「さっきは包帯に絡まってこれがとれなかったんよ
あんたのお陰でこのとおりさ
まぁコイツに当たってくれたから、間一髪の所をどうにか出来たんだがね」
と得意そうに微笑み、にとろは先ほど取り出した拳銃と呼ばれる道具をクルクルと回す
「コイツはスペルガンナー1号
力らと弾さえあれば、引き金を引くだけでどんな奴の弾幕もぶっ放せる代物さ
私はオリジナルのスペカを持ってなくてね。これがなきゃ弾幕ごっこ出来ないんよ
そんじゃこっちの番だよ」
キャラに向けスペルガンナーの引き金を引く
死神「ヒガンルトゥール」
死神「ヒガンルトゥール」
死神「ヒガンルトゥール」
連弾「ヒガンルトゥール三連」
無造作に放たれた硬貨を模した弾幕、しかも、それが三倍の量に増えて襲いかかる
フェアリーダンスは、にとろちゃんの懐の拳銃に当たって致命傷にはなってなかったみたい。
う〜ん、おしいっ。
起き上がったにとろちゃんは、あたしの元になった器物をキャンパスあたりと推理した。
ふふふっ、当たらずとも遠からずってところだね。
推理力は合格っと。
にとろちゃんは、取り出した銃の説明をして言葉を切る。
そしてクルクル回してた銃をあたしに向けて、ピタッと止めた。
次の瞬間、銃口から古めかしいコインが雨あられと降り注ぐ!
「見切った!」
あたしは真正面から飛んでくる弾幕を避けるために素早く横にステップ!
それまで居た場所をコインの弾幕が埋め尽くす。
「いたたたたっ!いたいっ!いたいっ!」
コインの弾幕は、あたしが避けた先も埋め尽くしてた。
ばら撒かれる弾幕を受けて、みるみる肌に青あざが増えてゆく。
コインは、もはやあたしが避けるスペースも無いほどに空間を埋め尽くしてた。
ううっ、これじゃ近寄るのも難しそう……。
とりあえず、この弾幕をどうにかしないとライフが持たないよ〜。
「こーなったら……演符メタモルフォーゼ!一寸法師変化!」
あたしは小さくなれば弾幕を避けやすくなるはずって考えて、小指よりも小さい一寸法師に変化した。
狙い通りにあたしの頭上を小銭の雨が通り過ぎる。
からぶりからぶり〜♪これなら簡単に避けられるね。
よ〜し、今度はこっちが攻撃する番だよ〜!
接近すれば、きっと銃は使えないよね?自分にも当たっちゃうもん。
うん、今度は近づいて攻撃しよう。
あたしはかけ声を上げて、にとろちゃんに迫った。
「ゃ‐」
ぜぇはぁ……おかしいな?
かなり走ったのに、にとろちゃんの所まで辿りつかないよ?
あっ、そっか……小さくなったから歩幅もちいさくなったんだ。
はぁはぁ息をついてると、あたしの頭に大きなコインが落ちて来た。
「ぁぅ」
目から火花が飛び出るような痛みに、変身が解けてしまう。
そうだよね、小さくなったらライフも少なくなっちゃうよね……。
あたしはバッタリと倒れたまま、にとろちゃんを見上げると、涙をにじませながら言った。
「す、少しはやるみたいね。今回だけは負けを認めても良……いたいいたい弾幕止めて〜!」
「(変幻自在というか荒唐無稽というか、厄介な能力っぽいね。下手に敵対しなくて正解だったんよ)」
にとろの弾幕を難なく避けたキャラを眺めながら、にとろはそう思い
そして、キャラの次の手に対応出来るよう身構える
「…(前言撤回、致命的な頭の悪さのせいでプラマイ0さね)」
硬貨に埋もれかけるキャラに些か呆れつつ、弾幕を解除する
「そのまま残っちゃうと犯罪になっちゃうしね。変に法に触れそうな弾幕は消えるように作ってるんよ
さて、私の記憶が正しければ、私が親分、あんたが子分になるわけだが…
私は別にお互い対等な関係でもいいと思ってるけど、どよ?
いやさ、うちのとこ上下関係とか厳しいからさ、せめて、プライベートぐらいはそういうの忘れたいんよ」
サラリと自身の複雑な関係をぶっちゃけると
キャラに背を向け、壁にスペルガンナーを向ける
「まぁ細かいことはおいおい話すとして
ちゃっちゃとこんなカビ臭そうなところは出たいんよ」
恋符「マスタースパーク」
壁を破壊するつもりでかめはめ波的なものを発射した。
にとろちゃんが弾幕を止めてくれたので、あたしはなんとか立ち上がれた。
「いたたたたっ……小銭弾幕なんて、とんだお年玉だったよ〜」
ここで、にははっ!攻撃を止めるとは甘いなっ!とか言って襲ったら逆に殺されちゃうかな……今回は止めとこ。
次に親分子分の話になると、にとろちゃんは対等な関係を提案してきた。これはチャンス!
「うんうん、そうだよね。堅苦しい関係だと肩も凝ったりして疲れるもんね」
話を切ったにとろちゃんは、あたしに背を向けると銃を壁に向けた。
何するつもりなんだろう?と思ってジッと見てると突然放たれた強烈な光に目が眩む。
「ま、まぶしい〜!目がチカチカする〜っ!」
にとろちゃんの銃から発射された極太のレーザーは壁を貫いていた。
しばらくして目を開けると、壁には立ったまま通れるような大穴が開いてる。
「穴が開いてる!外が見えるよ」
あたしはトンネルの中を歩くと迷路の端っこまで出た。
そこから見えるのは、少し離れた場所に建ってるヨーロッパ風のお城。
城の周りにもいくつか建物があって街っぽい感じがする。
「う〜ん、怪しい……城なんていかにも大ボスみたいなのがいそうな感じだよね。
あそこが自称神の住みかなのかな〜?確かめに行ってみようよ!」
【迷路のトンネル→浮遊島の北東部・TDL(東方ディスティニーランド)】