【コードギアス】ミレイタンの部屋その2【生徒会長】
たはっ なんたることー、ミレイ会長、一生の不覚……w
ということで、ごめんなさい、前スレが埋まってしまいました〜
急遽、予告なしに次スレを立てますが、皆気付いてくれるかな?
まあとにかく、新スレのご挨拶をば。
こちらは「コードギアス 反逆のルルーシュ」の生徒会長、
私、ミレイ・アッシュフォードのお部屋(単独スレ)です。
小説、星占いのコンテンツの他、雑談、それから皆様のレスなども、
随時受け付けております。(勿論、小説なんかの感想その他もドントコイ!)
ではっ!よろしゅう。
,.ヘ__ヘ
,.'´⌒⌒ヽ
!///リ !
<ξ゚ ー゚ノ)) <ガーーーーーーーッツ!!!
./).ソ ノ)〉∋ミ
〜` _Y__
し'ノ
2
4
あ、書き忘れたけど、小説というのは、「コードギアス」
本編のノベライズです〜 ありがたいことに皆様からご好評いただき、
筆の遅い拙作ながら、少しずつですが、頑張って更新しておりまーす。
星占いは勿論、ギアス本編キャラに関する星座占い他です。
さぁ〜って、解説はこのくらいでいいかにゃ?
そんじゃあ、、、ミレイ会長、いきます!
その日の午後、クラブハウスのエントランス前に、宅配ピザの店員がピザを一箱抱えてやってきた。いつものように店員が
チャイムを鳴らそうとすると――おもむろに扉が開き、奇妙な服装をした少女が顔を出した。言わずと知れたC.C.である。
「……あ、毎度ありがとうございます」 頭を下げる店員に釣られたように、同様に無言で頭を下げるC.C.。
C.C.とピザ――この二つは既に切っても切れない関係になっていた。ルルーシュ宅に彼女が転がり込んでからというもの、
その時、ふと空腹を覚えたC.C.が、ルルーシュに初めてデリバリーを頼んで貰って以来の気に入りようだった。
そんなに毎日、ピザばかり食していてよく……ルルーシュは時折そう思ったが、特別C.C.の前では口にしなかった。
「――引き落としの口座が男性のお名前ですが……よろしいのですか?」 そう訊かれ、反射的にこくんと頷くC.C.。
基本的にデリバリーは高くつく。しかしルルーシュがこれまで蓄えた財産は、よほどC.C.の空腹を連日満たすほどのものだったのだろう。
とにかく彼女が無断で外出することにだけは、口うるさいルルーシュだったが、こと食事に関しては、それほどうるさくなかったのは、
C.C.にとって非常にありがたいことだった。やはり私が見込んだだけのことはある……。無論、金遣いが荒いというわけでもないが、
だが、別段ケチ臭いわけでもない。確かに多少は大雑把かもしれないが、そういうルルーシュの気前のよさというか、ある意味、
その鷹揚さは、さすが元皇族といったところだろうか。そのことに関しては、C.C.はルルーシュにとても感謝していた。
けれど――開いたままの扉。うっかり平穏を許していた、ルルーシュの優しくあたたかな安泰の隠れ家。
その僅かなC.C.と店員のやり取りの間、二人の足元をすり抜けていった小さな侵入者の存在に、C.C.は全く気付かなかった。
それがその日、ルルーシュが思わぬ失態を晒してしまう原因と化すのだとは、勿論、当然の如く彼女は知らなかった。
帰宅したルルーシュが、室内で何やら鞄を広げてゴソゴソと、中から出した工具類をテーブルの上に広げている。
そのテーブルの上に置かれた、ルルーシュにとって大事なゼロの仮面。そこへピザの箱を抱えたC.C.が入ってくる。
しかしC.C.は、まだ気付いていない。一匹の野良猫が部屋に紛れ込んだことなど――それは無論、ルルーシュ自身も。
「ん……仮面の隠し場所か?」 「――ギアスと違って、こいつは物的証拠になるからな……」
そう言いながら、ルルーシュは折り畳んだ仮面を注意深く鞄の中へと収めた。元々慎重な性格のルルーシュのことである。
ゼロの象徴である仮面は当然のことながら、その衣装に至るまで、常日頃から、その管理に怠りはないはず……だった。
そこへ車椅子のナナリーが、にこやかに入ってきた。彼女はいまだC.C.の存在には気づいていないはずである。
「……お兄さま、今お茶を入れたんですけど、ご一緒にいかがですか?」
ふと部屋の中に漂う香ばしいピザの匂いに、思わずナナリーは訊いた。「あらっこの匂い……またピザ?」
最近ルルーシュは、よくデリバリーのピザを頼んでいる。そんなにお腹をすかしているのかしら……お兄様ったら。
ナナリーは、お兄様も育ち盛りの普通の高校生なんだな、などと、ぼんやり思って無邪気に微笑んだ。
「ああ、ポイント溜めてるんだ――すぐに下に行くから、待っててくれ」 目の前にいるC.C.がまるで空気のように、
ルルーシュはさも自分がやっていることのように、シレッと言うのだった。まぁそのくらいの大胆さも必要か。
いささかC.C.は、自分の存在が二人から無視されているようで少しムッとしたが、確かにいたしかたない。
ピザは自分が頼んだのだから。この時ばかりは、ナナリーの目が見えないことに感謝してしまうルルーシュだった。
――すると、「……お兄さま」 「ん?」 「もしかして最近、二の腕とかが、ぷにぷにーってなって来てません?」
少しからかうように可愛く尋ねるナナリーに、ハハッと笑うとルルーシュは、「――絶対に触るなよ……」
トーンを下げた低い声で呟いた。ナナリーに断るように見せかけ……それは仮面を、という意味合いでC.C.に向けた台詞だった。
「まあ、怖い」 うふっとナナリーは笑うと、ひと足先に階下へ戻っていった。ルルーシュも後を追ってすぐに部屋を出て行く。
その二人のやり取りの間に、ルルーシュのゼロの仮面が収められている鞄の隙間に興味を示している小動物がいた。
ゴソゴソと鼻面を押し付け、そしてついに。――ヒニャッ! その小動物の鳴き声とともに、テーブルから落ちる鞄。
その声に振り返るC.C. すると……。「ん、あれ?」 何かが足元をすり抜けて、廊下へ出て行く気配がした。
「うん……やっぱりな。そんなことじゃないかと――」
ルルーシュとの午後のお茶の席で、ナナリーは昼間のニーナとのやり取りについて話していた。
無論ニーナ自身が悪いというわけでもないし、元より彼女がスザクのみならず、イレヴンそのものに必要以上に怯えるのは、
彼女なりの理由があったからなのであるが……それでも。「スザクさん、もしかしたら辛い目に……?」 「いや、それは――」
ナナリーを安心させようと、そこまで言いかけ、ナナリーとは嘘はつかない約束だったことを思い出し、言い淀むルルーシュ。
ふと思い悩むように、目を伏せる。かくいうルルーシュ自身も、昼間学園内で目にした、あからさまなスザクへの虐めの実態を
思い出していた。そして、あらためて口を開き、「……時間がかかるんだ、こういうことは――」 諭すようにナナリーに言うのだった。
「……なんとかならないのですか……お友達でしょう?」 心配そうなナナリーの顔を前にして、実際ルルーシュ自身も、
どうにかできるものならば、すぐにでもどうにかしてやりたかった。でも……。やはりこればかりは、おいそれとは、
どうにかできるという問題でもなかった。ルルーシュの言葉の通り、ただ時間が解決するのを、黙って待つ他は。
再びルルーシュは、深く溜息をついて、視線を手元に落とした。
ルルーシュが俯けた視線をふとあげた瞬間、床の前方で、向こうの部屋からダイニングへと入ってくる何かが目に入った。
猫……?ぼんやりと思ったが、何かの違和感を感じて、その小動物が被っている見覚えのある群青色の丸い物体に気付く。
それは――……、「ほわぁァァァァッ――!?」 ルルーシュは、どこから出てきたのか分からないような、自分のその嬌声に、
思わず頭の中が沸騰するのを感じだ。「えっ?」 突然ルルーシュが発した、素っ頓狂な高い声にナナリーも呆気に取られる。
「こらっ待て、返せッ……!」 そう小声で叫ぶが早いか、ルルーシュはすぐさま席を立つと、いきなり部屋を出て行った。
「え〜っと……お兄様?」 事態の収拾が付かないまま、一人部屋に残されたナナリーは、不思議な顔をして小首を傾げるばかりだった。
身軽な野良猫の足取りは速かった。それでもルルーシュは、必死になってその足跡を一人追う。なんでこんなことに……っ!
焦りのあまり、鼓動が早鐘を打ち、あいかわらず頭は白く沸騰したままだった。ふにゃぁ〜……、 野良猫は、そんなルルーシュに
一切おかまいなしに、まるでその遅い足取りを小馬鹿にするかのように、いつのまにかクラブハウスの外へと出て行く。
誰だッ……玄関の扉をあけっぱなしにしたやつはっ――C.C.!? クソッあいつか……ッ、そんなことを思いながら、
はぁはぁと既に息が荒くなっている。普段、運動をしていなかったツケが、まさかこんなところで出るなどと。
「っ……猫なんかに、猫の分際で……ッ」 緩慢な動作でテラスを上り降り、忌々しげに悪態をつく。その隙にも、
猫は遥か視界の前方を走り去っていく。まずい、そっちは……、意気揚々と野良猫が、校舎の方向に向かっていくのが見えた。
「冗談じゃない!こんな馬鹿なことで……バレてたまるかッ!!」
縺れる足元。額から伝う冷汗。どちらかといえば運動音痴なルルーシュが、俊敏な猫にそう簡単に追いつけるはずもなかった。
だが、事態は急を要する。何より、あいつが被っているのは、あろうことかゼロの仮面なのだ。まさかこんな馬鹿なことで……。
例えゼロの仮面が発見されたとしても、俄かにそれが本物と断定されるかどうかは定かではない。確かに今やゼロは、世間において
話題の源だった。面白半分で、同じような仮面が類似品よろしく出回っていたとしても、全くおかしくはなかった。それでも――、
ルルーシュの頭の中にあったのは、とにかくあの仮面を誰かの目に晒してはいけない、見られてはいけない、という一点だけだった。
すかさずそれが、今まさに野良猫を追いかけている、自分自身のものだという事実ばかりが、意識全体を強く占めていた。例えもし、
誰かに見つかったとしても、イコール彼のものであるとすぐに疑われるわけではない。しかし逆に考えれば、仮面を被った猫を、必死に
追いかけているという時点で十分怪しい、ということに、図らずもルルーシュ自身は一切気付かなかった。しかし猫は普通、頭に何かを
被せられると前方に進めず、後ずさりするばかりのはずなのだが。だがしかし、そんなことを考える余裕は、今のルルーシュにはなかった。
――とにかくヤツを捕まえなければ。話はすべてそれからだ。おそらく左目部分がスライドして開いてしまっているのだろうか? 猫の
習性をものともせず、憎たらしくも全力疾走していく野良猫。まずいことに、どんどん校舎に向かって走っていく。猫を追うその息は、
早くも苦しげにあがっていた。それでも息咳き切らしながら、ひたすら犯人の猫を追ってルルーシュは、校舎へと続く舗道を駆けていった。
熱々のピザをぱくっと咥え、ふと窓辺に視線をやると、制服姿のルルーシュが、何かを追いかけて走っていく姿が視界に入った。
「ん?……ひょっとして……」 C.C.は、怪訝な顔をして、先程の違和感を思い出した。そういえば、さっき何かが部屋に……。
でも、確かに自分は何もしていない。彼女としては、ルルーシュの言いつけ通りにしていたのだから、別に問題はないはずである。
「――いや、私は触ってないぞ?」 いかにも、自分には一切責任はないし、無関係だといった罪のない、とぼけ顔で呟くと、
必死の形相で猫を追跡する、切羽詰ったルルーシュの焦りも苦労も知らず、C.C.は黙々とピザを食べ続けるのだった。
「ええ、そうみたいなんです……なんだか、猫に大事なものを取られたみたいで……」
何やら必死な様子だったルルーシュを案じたナナリーは、一応生徒会の皆に相談しようと、早速ミレイたちに連絡を取った。
「大事なものって?」 「え……っと」 そういえばナナリーは、ルルーシュが何を取られたのか、肝心なことを何も知らなかった。
「よく分からないんですけど、でも、とっても大事なモノに違いないんです――」 ナナリーは、まるで一大事のように訴えた。
「……だって、お兄様のあんな素っ頓狂な声、初めて聴いたんですもの!」 ナナリーはナナリーなりに、兄が困っているのだと考えたのだろう。
ナナリーは、先程のルルーシュの尋常でない慌てふためきぶりを思い出した。いつもの冷静で落ち着いたクールビューティを絵に描いたような
ルルーシュらしくない、そんな変な声を出すほど一体何を……? 「なんだろう、ルルーシュの大事なモノって」 リヴァルが首を傾げる。
するとミレイ、ニーナ、リヴァルの三人は、無責任にも、ルルーシュが取られて困りそうなものを、それぞれに想像するのだった。
「ラブレター?」 「……恥ずかしい写真?」 「んー、ポエム手帳!」 「――ポエム?」
ナナリーはリヴァルが最後に発したポエムという言葉に反応した。それが最もルルーシュに縁がありそうなことだと思ったからだ。
ミレイとリヴァルは、いかにも愉快そうにくくっと笑い、顔を見合わせた。これはまたとない、よいチャンスである。
普段のあの取り澄ましたようなルルーシュが、慌てふためくほどの大事なモノとあっては、絶対に見過ごせない。
特にミレイにとっては、天然たらし皇子ルルーシュの弱みを握れる一大チャンスということもあり、否応なしに力が入る。
「まっかせてぇ!絶対ルルーシュより、先に取り返してみせるから――ッ!」
子供のように屈託なく瞳を輝かせると、ミレイはイエイ!とばかりに、親指を立ててみせた。
熱々のピザをぱくっと咥え、ふと窓辺に視線をやると、制服姿のルルーシュが、何かを追いかけて走っていく姿が視界に入った。
「ん?……ひょっとして……」 C.C.は、怪訝な顔をして、先程の違和感を思い出した。そういえば、さっき何かが部屋に……。
でも、確かに自分は何もしていない。彼女としては、ルルーシュの言いつけ通りにしていたのだから、別に問題はないはずである。
「――いや、私は触ってないぞ?」 いかにも、自分には一切責任はないし、無関係だといった罪のない、とぼけ顔で呟くと、
必死の形相で猫を追跡する、切羽詰ったルルーシュの焦りも苦労も知らず、C.C.は黙々とピザを食べ続けるのだった。
「ええ、そうみたいなんです……なんだか、猫に大事なものを盗られたみたいで……」
何やら必死な様子だったルルーシュを案じたナナリーは、一応生徒会の皆に相談しようと、早速ミレイたちに連絡を取った。
「大事なものって?」 「え……っと」 そういえばナナリーは、ルルーシュが猫に何を盗られたのか、肝心なことを何も知らなかった。
「よく分からないんですけど、でも、とっても大事なモノに違いないんです――」 ナナリーは、まるで一大事のように訴えた。
「……だって、お兄様のあんな素っ頓狂な声、初めて聴いたんですもの!」 ナナリーはナナリーなりに、兄が困っているのだと考えたのだろう。
ナナリーは、先程のルルーシュの尋常でない慌てふためきぶりを思い出した。いつもの冷静で落ち着いたクールビューティを絵に描いたような
ルルーシュらしくない、そんな変な声を出すほど一体何を……? 「なんだろう、ルルーシュの大事なモノって」 リヴァルが首を傾げる。
するとミレイ、ニーナ、リヴァルの三人は、無責任にも、ルルーシュが盗られて困りそうなものを、それぞれ勝手に想像するのだった。
「ラブレター?」 「……恥ずかしい写真?」 「んー、ポエム手帳!」 「――ポエム?」
ナナリーはリヴァルが最後に発したポエムという言葉に反応した。それが最もルルーシュに縁がありそうなことだと思ったからだ。
ミレイとリヴァルは、いかにも愉快そうにくくっと笑い、顔を見合わせた。これはまたとない、よいチャンスである。
普段のあの取り澄ましたようなルルーシュが、慌てふためくほどの大事なモノとあっては、絶対に見過ごせない。
特にミレイにとっては、天然たらし皇子ルルーシュの弱みを握れる一大チャンスということもあり、否応なしに力が入る。
「まっかせてぇ!絶対ルルーシュより、先に取り返してみせるから――ッ!」
子供のように屈託のない瞳を輝かせると、ミレイはイエイ!とばかりに、親指を立ててみせた。
前スレに書き込もうとしたら容量越えとは!!
会長スレ立て乙
会長お疲れ様ですにゃ!
会長のバナナおにぎりが食べたい!
放課後とはいえ、まだ日は高い。学園内に生徒たちは、まだたくさん残っていた。
つまり、ルルーシュのゼロ仮面を目にする可能性のある者たちは、まだそこらじゅうに溢れているということだ。
それがルルーシュの焦りを、さらに増大させた。焦燥は思考そのものを鈍らせる。そして悪いことに、ルルーシュの身体能力は、
それほど高くなく、素早い身のこなしで足の速い猫を追いかけて全力疾走しているだけで、その体力は、まさに風前の灯火である。
彼の心臓は、既に爆発寸前だった。息が苦しい、酸素が足りない。はぁはぁと肩で息をしながら、それでも目は必死に猫の姿を追う。
その酸欠から来る苦しさが、さらにルルーシュから思考する余裕を奪い去る。もう脳味噌が普通に働いていなかった。ただヤツを――、
ゼロ仮面を奪った猫を追いかけ、ルルーシュは全くらしくなく右往左往するしかなかった。クソッこの俺が、こんな失態をやらかすなんて。
いつのまに登ったのか、逃走する猫は校舎の屋根を走っていた。上方をかすめる、その黒っぽい影を目で追いながら、ルルーシュは思った。
ええい、こんな時テロリストどもがいれば、包囲作戦を展開できるのに! ルルーシュは苦しい息の下、猫の子一匹相手に、まるで冗談臭い
ことを大真面目に考えていた。それくらい切羽詰っていたとも言えるが、それでも、あながち本気でそう思っていそうなところが、
どうにも素の彼らしいのであったが。どちらにしても焦りのあまり、まともに思考(あたま)が働いていない。――カレン?いやダメだ、
これ以上、彼女に疑われるのはッ この学園に――唯一近くにいるレジスタンス所属のカレンを思い浮かべたが、その安直な考えは、
すぐにルルーシュの可哀想な思考に却下された。と、真剣な表情で、屋根の上を窺い、ふらつきながら走っていると、「……うわっ!」
突然、進路に現れた目の前の植え込みに気付かず、ルルーシュはそれに躓くと、こんもりと茂った茂みの上に倒れ込んでしまった。
その隙に猫は屋根から下りてきて、小馬鹿にするように、ルルーシュの目と鼻の先をかすめていく。「――しぶとい猫めッ」
仮面を被った猫は、いけしゃあしゃあと校内へ侵入していった。入り口付近の掲示板あたりで、数名の生徒が雑談している。
そのうちの女子生徒二人の前で、ゼロ仮面の猫は立ち止まった。余裕で仮面を被った頭など掻いている。そうは言っても、
猫としては仮面を取ろうと、ちょいちょいと頭を振ってみるのだが、その重さもあって、なかなか容易に外れないでいた。
「ん?」 「――何、この猫?」 ふと立ち話していた女子生徒二人が早速、足元を歩いていく仮面を被ったおかしな猫に気付く。
「あれっコレあの仮面じゃない?ほら、ゼロっていう」 「まさかぁ、こんな所に……」
そこへ、息せき切ったルルーシュが走り込んでくる。廊下を飛んでいく目の前の猫をひたすら追いかけ……。
ルルーシュは、廊下にいた女子二人組に気付くと、急ブレーキをかけて停まり、「――見たな!?」
いきなり左目を紅く光らせた。「……全力で忘れろ!今見たことはッ」 ルルーシュの瞳のギアスが二人めがけて飛んでいく。
「……うん。わかったけど」 ややあって二人同時に薄ぼんやりと、そう従順にルルーシュに返事した。「――よし!」
何がよいのか、ルルーシュは二人にしっかりギアスがかかったことを確認すると、野良猫の追跡に復帰し、校内の廊下を駆けていった。
すると、ピンポンパンポーン……、
突然、チャイムが鳴ったかと思うと、校内放送のスピーカーからミレイの声が響き渡った。
『こちら、生徒会長のミレイ・アッシュフォードです――猫だッ!』
「……ッ!?」 必死に猫を追跡し、走りながらルルーシュは、ミレイの口から出たその単語を聞いて、思わず不審そうに顔を上げた。
「校内を逃走中の猫を捕まえなさい!部活は一時中断。協力してくれたクラブには、予算を優遇します――、」
学園内の放送室に集ったミレイ、それからニーナとナナリー。ここぞとばかりに張り切った調子のミレイはマイク前で、各クラブの
予算優遇を餌に、部活のため校内に残っている学園の生徒全員に猫捕獲を煽った。いや……正確には"餌"は予算ばかりではない。
『そしてぇ、猫を捕まえてくれた人には、スーパーなラッキーチャンス!――生徒会メンバーから、キッスのプレゼントだぁ!』
ミレイの高らかな笑い声が校内に響き渡る。屋内プールで飛び込みの練習をしていたシャーリーは、思わずその言葉に体のバランスを崩し、
まっさかさまに水中に落ちていった。「猫ぉ?」 さらに一人で教室に残っていたスザクの耳にも、当然その放送は届いていた。
何事かと騒然となる放課後の生徒たち。それは帰宅途中のカレンにも、無慈悲に襲い掛かった。「生徒会って……もしかして、私もォ!?」
カレンは思い出した。先日から自分が生徒会所属メンバーとなっていたことを。そして、突然背筋に走る寒気に振り返ると――、
「そうですよね――っ!?」 一体どこから現れたのか、クラブ活動中の男子生徒どもが鎌首揃えて、カレンの視界に飛び込んできた。
「うっ……」 どこに隠れていたのか、ハイエナのように飢えた男どもが多勢、早速カレンの唇を狙い、学園内の林の茂みから姿を現した。
「カレンさんって最近、生徒会に出入りしてるし」 「お嬢様の麗しの唇……」 「ほっぺたとか、そういうオチじゃあないですよね?」
「いやぁこの際、ほっぺたでもいい――」 「えぇ、場所指定できんのぉ?」 呆然とするカレンを無視して、口々に喋りまくる男たち。
「……っ……」 その舌なめずりするかのような一瞬の間に、カレンの怖気が虫けらのように全身を這い上がった。
そして、「――よっしゃあッイケぇ!!」 高らかに叫ぶが早いか、各クラブ所属の男どもは、一目散に目の前から散っていった。
「……やめてよ。私の初めてのっ!」 我に返ったカレンは、まさしく自分自身の初キス貞節の危機が訪れたことを知り、慌てて駆け出す。
17 :
名無しになりきれ:2007/01/31(水) 14:42:55
長いよ
当然、生徒会メンバーというのは、カレンばかりではない。それは、今まさに仮面を奪取しようと猫を追いかけているルルーシュ自身も。
「生徒会メンバーってコトは……当然ルルーシュ君もOKよね?」 興奮のあまり我を忘れたのは、男子生徒ばかりではなかった。
思わずキャーッと黄色い奇声を上げる女子生徒たち。こういう時にこそ確かに、容姿端麗、その美貌から、学園内全女子の熱い視線を
欲しいままにしていたルルーシュの人気のほどが知れるというものである。中にはキワモノ、いやツワモノがいたのも事実であったが。
「でも、あたし、ミレイさんがイイナ……、」 皆の勢いに任せて発言したはいいが、俄かに周囲の冷たい視線が自分に降り注ぎ、
とある女子の声が次第に消え入りそうになる。「……こんなとこでカミングアウトしないでよ」 途端に女子一同に走る寒気。だがそれは、
氷山の一角にすぎなかったのだろうか。確かにこれは、実は隠れミレイファンの女子が多いことをも示す怖ろしい出来事かもしれなかった。
「ファイト、オ――ッ!!」 「機動力なら、こっちが上だァ」 「マタタビ探せぇ――!!」
園芸部に写真部、乗馬クラブにフットボール部と、もうワケが分からない。まさに学園内クラブ総勢入り乱れての、大騒ぎである。
しかし、このお祭り騒ぎを、誰よりも最も楽しんでいたのは、何を隠そう、事の発端である放送室のマイク前で息巻く、ミレイ会長
その人であったのだ。『猫を捕まえてェ!……捕まえたら、その所有物は、この私に――ッ』 そこまで調子よく叫んでいたミレイは、
突然ゲホゴホと咳き込みだした。ちょっと調子に乗りすぎたかな?と、反省する間もなく、だが彼女は満面の笑みで一人ほくそえむのだった。
「ええい会長、余計なことをッ」 仮面をかぶって逃走する猫の先々で、猫を見た生徒たちに、片っ端からギアスをかけて回りながら、
ルルーシュは一人きり歯噛みした。悪戯好きのミレイの性格は解ってはいても、さすがにルルーシュは、この時ばかりは腹に据えかねた。
それでも結局アッシュフォードの一人娘であるミレイには、彼が頭があがらないのは事実であったのだ。そう、怖ろしいことにミレイにだけは……。
ミレイの悪ふざけに手を焼いていたのは、もう一人の生徒会メンバーも同様であった。大慌てで猛然と廊下を走ってくる、活発そうな、
制服姿の赤い髪の女戦士。「人を勝手に商品にしてぇ――、これだからブリタニアってのは!」 必死に走るあまり、我知らず、
根が出てしまったカレンは、ふいに前方の廊下から歩いてくる人影に立ち止まった。ふと自分の学園内での病弱設定を思い出したのだ。
いつものようにトロンとした目つきを装い、おしとやかに振舞って、目の前の女子生徒たちをもどかしげにやり過ごすと、カレンは再び
持ち前の俊敏さを取り戻し、一散に駆け出していった。「んもう、やっぱり病弱なんて設定にしなけりゃよかった!」 そして一人ブツブツと
呟きながら進んでいると――、「きゃあっ!」廊下の角を曲がった所で、不意に同様に向こう側から走ってきた誰かと勢いよくぶつかった。
「ごめんなさいっ!そっちは大丈夫?」 いたたた、と呻き、ぶつかった腕をさすりながら、あらためて出会い頭に衝突した相手を確認するが、
それは、なんとスク水着姿のシャーリーであった。「……ッ!? シャーリーったら、なんて格好してるの……」 その姿に息を飲むカレン。
確かにお嬢様の発する台詞としては、上出来である。それでも、着替えの間も惜しんで、いままさに濡れたままの格好でプールから、
あがってきたばかりのシャーリーの姿は、確かに尋常ではなかった。カレンの驚く顔を見て、シャーリーも思わず我に返る。が、しかし、
「だ、だって――、私たちのキスがかかってるのよ?」これが冷静に構えて慌てずにおれるものですか、という調子でシャーリーは訴えた。
「……っ同感!」 いまだ彼氏のいない女の子同士、その台詞に頷くと、あらためてカレンは、シャーリーと意気投合するのだった。
「ねぇナナリー、何か特徴とかないの?その猫の……」
ここは放送室。飲み物を口にしながら、喉を休め、一時休戦しているミレイの傍らで、おもむろにニーナがナナリーに尋ねた。
「えっーと、足が悪いと思います、足音がちょっと変だったから……確か」 さすが耳のよいナナリーだけのことはある。
「それと――あっ!その猫は、こんな風に鳴きます♪」 すかさずミレイは、ナナリーの口元にオンにしたマイクを持っていく。
『にゃぁ〜〜〜〜〜〜ッ♪』 オオ―――ッ あちこちのスピーカーから、校内に容赦なく流れ出す、ほわっとしたナナリーの鳴き声。
さらに、そのナナリーの破壊力のある猫真似声に萌え、悶絶する男たちの歓声が、いまだ熱の冷めやらぬ学園内に響き渡る。
そう、中等部とはいえ、ナナリーも立派な生徒会メンバーの一員。兄のルルーシュが焦るのも、無理はなかった。
20 :
名無しになりきれ:2007/01/31(水) 15:02:56
なんだここは
「呑気な学校ですねぇ、喪に服している最中だっていうのに……」 ナナリーの声に萌え死ぬ男子生徒たち。その校内放送と学園内から
漏れ聴こえてくる歓声に、ランスロットを積載したヘッドトレーラーの横に立つセシルは、呆れたような調子で、溜息混じりに呟いた。
「ほんとに大丈夫かしら?スザク君……」 セシルが案じていたのは、目の前のアッシュフォード学園に通っているスザクのことだった。
確かに、元総督のクロヴィスの喪に服しているのにとか、例えどれほど緩みきった校風であろうと、元イレヴンであり、一時はクロヴィス
殺害容疑のかけられたスザクが普通に学園に通い、平穏無事に日々を過ごしているのであれば、特に何の問題はないのであるが。
「――そんなことより、ここの大学……」 こちらこそ溜息混じりで、不安げに近づいてくるロイドを見て、セシルは笑顔で答えた。
「あ、一応話は通してありますから、大丈夫ですよ」 「そう?……しっかし、何もランスロットごと追い出さなくってもさぁ……」
「そうですよねぇ、ナンバーズはダメだって言われても……」 ロイドたち特派は、例え容疑者の疑いが晴れたと言っても、元イレヴン
であるスザクが所属している技術部を、このまま軍に止め置いておくことはできないと、現総督のコーネリアに判断され、あろうことか
ランスロットごとコーネリア軍を追い出されてしまったのである。だが無論、特派を託っている第二皇子シュナイゼルの手前、実質的に
ブリタニア軍から用済みとされてしまったわけでもない。ロイドたちはただ、自分たちの居場所を奪われてしまっただけだった。それで
仕方なく、ちょうどアッシュフォード学園の手前に門を構える、この大学に一時ランスロットごと間借りすることになったのである。確かに
スザクの通う学校の目と鼻の先ということで、もし万が一のことがあれば、スザクはこちらの大学の寮から通うという選択もある。何にせよ、
何かあれば、すぐに学校からこちらへ駆けつけることも可能なので、スザク自身も特派としても、非常に都合がよかったのは確かだった。
オレンジ、いやジェレミアとキューエルのいざこざを自ら中に割って入り仲裁するも、コーネリアの妹君の第三皇女ユーフェミアの
恩情により、三者ともどもお咎めなしとなったばかりか、それどころかユーフェミアの勧めで、学校にまで通うことを許されたスザク。
それでも、ランスロットをブリタニア軍の最後の切り札くらいに思っている開発者のロイドとしては、自分たちのこの扱いに納得がいかない。
もう、解ってらっしゃらないなぁ、コーネリア殿下も……。軍人としても、そしておそらく統治者としても優秀だが、どこまでも頑なな
コーネリアを思って、ロイドは再び深く溜息をついた。コーネリアとしては、どうしてもイレヴンであるスザクに、ブリタニア以外の
ナンバーズの者に手を借りる気になどならなかったのである。それだけ彼女は皇女として、そして何よりも武将としての誇りに満ちていた。
例えスザクが、いやランスロットが百歩譲って最強の兵器だとしても、誰よりも誇り高いコーネリアは、そんなものに頼りたくはなかったのだ。
ぜいぜい、はぁ今日はここまでぇ〜かなっと?(笑)
早速、応援してくれた方々、どもありがとねん♪
>13
容量越えというものが迫っていたなどと、
全然気付かなかったわーん(苦笑)
>14
あっはっは、セシルたんのブルーベリーおにぎりと、いい勝負?
むーん、これは一度試してみるかな?バナナおにぎり(^^;;
>17>20
ごめんねぇ。無駄に長いし、もー全然ワケわかんなくって。
>21
サンクス☆
ミレイ会長、今日一日で頑張り過ぎだw
俺が紅茶を淹れてきたから、少し休憩するんだ
つc凵~~
(*´д`*)ハァハァ
楽しく読ませていただきました
この頃のルルに対して恋愛一直線だったシャーリーは
もう見れないんだなとしみじみ感じる
たまには会長のことを、ミレイたんって呼んでもいいですか?
ふぃ〜本日も戻って参りやした!……ネタ(小説)を更新するためにッ。
ってことで、ミレイです〜いやはや。突然、次スレに移行しちゃって、
知らずにスルーしちゃってる人も多いかと思ってたので、
しっかり皆様からのレスがついてて、大変嬉しい限りです〜^ ^
ってか、そろそろ節分?キャラネタスレでスザクも言ってたけど、
そういや2月は旧正月なんだよね…酒が飲める飲めるぞ〜酒が(ry
…じゃなくって、早速発売されたジンOP(笑)いや、フツーに買ったさ。
なんせルルスザの光と影!キムタカ絵のダブルステッカー付!
これは当然、買いっしょ。まぁ巷で叩かれてるほど、ジン嫌いじゃ
ないしね。まーこればっかは人それぞれ好き嫌いがあるんだろけどね。
では、早速レスレス〜♪
>24
ありがと!…ふぅ〜あったかいお茶が体に沁みるわねぇ。
つか、ほんとに沁みるのは、人の情けもとい義理人情よねん(笑)
>25
(*゚ー゚)つ☆゚・*:.。. .。.:*・゜
>26
いつも読んでくれて多謝!m(__)m
そうよねぇ、今から考えると、ちょうどこの頃くらいからが、
シャリの青春真っ盛りだったのかもしれないわね〜 でも、
ギアス自体がルルの青春を描いてる、なんて説もあって、
結局辛いことも含め、酸いも甘いも全部引っくるめてこそ、
ほんまもんの青春ってやつなのかもね〜ううっ(T.T)
>27
いーわよぉ♪だってミレイたん、まだ花の18ですけんw
んじゃ、今日も張り切っていこー!
>18
ちょっと部分的に加筆修正
「ええい会長、余計なことをッ」 仮面を被って逃走する猫の先々で、それを見た生徒たちに、片っ端からギアスをかけて回りながら、
ルルーシュは一人きり歯噛みした。悪戯好きのミレイの性格は解ってはいても、さすがにルルーシュは、この時ばかりは腹に据えかねた。
ただでさえ困惑しているというのに、一体全体、誰から聞き及んだのか、とにかく騒ぎを大きくややこしくしてくれているミレイに、
嫌な予感がかすめる。それでも、結局アッシュフォードの一人娘である彼女に、ルルーシュが頭があがらないのは事実であったのだ。
そう、怖ろしいことにミレイにだけは……。
会長が某CDショップでジンのCDを手に取り、ニヤニヤしているところを目撃しますた。
会長って成績優秀者だったのか!!
「おっまたせぇ!」 ミレイが校舎から、意気揚々と飛び出してきた。放送室での生徒たちへの煽りが一段落したと思ったのか、
今度は直々に猫探しに向かおうというのだろう、ミレイは上機嫌で校舎前に止めたリヴァルのバイクのサイドカーに滑り込んだ。
「なぁ、会長――」「なーに?」 メットを手に取り頭に装着するミレイに、ふとリヴァルが尋ねる。
「俺たち生徒会メンバーが捕まえても、報酬は貰えるんだよな……?」 「キスのことぉ?」
何がしか物言いたげな様子のリヴァルを一向に気にせず、ミレイは無邪気に答える。「当然!」 「そっか――……、」
しかし、そう呟くリヴァルの視線が、ふと自分の口元へ滑ったのにミレイは気付かない。
「そんじゃ、いっちょ本気ってものでも出してみますかぁ――ッ!」 嬉しそうに言うが早いか、リヴァルはすぐさまエンジンをかけた。
……ミレイは自分の何気ない言葉が、リヴァル自身をもエンジン全開にしてしまったことを知らなかった。
ブルルン、と唸りを上げると、二人を乗せたバイクは急発進した。「コラァ、校内を疾走るなぁ――!!」
猛然と砂煙を上げて走り去る二人の背後から、一階の窓から顔を覗かせた教師の怒号が追いかけてきた。
「これで私たちのキスは安泰ね……」 自分の制服の上着をシャーリーに貸したカレンが言った。「シャーリー、あなたは後ろをお願い」
「ん――、」 二人はやっとのことで猫を校内の片隅の物置場に追い詰めた。猫はふにゃぁ〜と無邪気に鳴いて、詰まれたダンボールの
奥の暗闇に吸い込まれていった。「あ、待って――!」 カレンが意を決して猫を捕まえるために前に進み出ようとすると、突然、
シャーリーがその肩先を引き止める。「何?」 唐突に呼び止められ、カレンは振り返った。するとシャーリーが真剣な真顔で訊いてくる。
「――ねえ、カレンはキスの権利、誰に使うの?」「は?」 何もこのタイミングで、そんなこと訊かなくても……カレンは思った。
「――ひょっとして、ルル?」 だがしかし、最早シャーリーの頭の中には、恋するルルーシュのことしかなかった。ここのところ、
悶々としていた彼女としては、どうしてもそれはカレンに訊いておきたいことで、今回の猫騒動は確かにそのよい機会だった。けれど、
「……なッなんでそうなるのよっ!?」 シャーリーの口から飛び出した意外な名前に、当然カレンは面食らう。なんでルルーシュ?
「……だって……あのさ、その……」 頬を赤らめ、もじもじと言い淀んでしまうシャーリーに、カレンは怪訝な表情を浮かべた。
シャーリーの脳裏には未だ、あの時の光景が焼きついていた。そう、あの日ルルーシュとカレンが二人きり、中庭で……。
そんなどうでもよいやり取りに二人が互いに逡巡している隙に、仮面猫は二人の足元をすり抜け、物置き場から逃げ出していった。
学園内の時計塔前。ミレイの放送を聴きつけ、放課後の校内が異様な興奮に包まれているのに気付いたスザクは、このお祭り騒ぎに
自分は基本的に無関係と思いながらも、どことなく胸騒ぎを感じ、誘われるままにここまで来てしまった。彼としては、御褒美の
生徒会メンバーからのキス云々というよりも、持ち前の正義感を発揮しただけだったのであるが。「あれは……、」 ふと見あげると、
時計塔に続く二階の渡り廊下の屋根から、ぴょんぴょんと軽快に三階窓へと飛び込む小さな影を偶然みつけた。あれがそうか……。
早速スザクが猫を捕まえようと、建物の暗がりへ走り込んでいくと――、そこにもう一人。「スザクッ」 「――ルルーシュ!?」
偶然、その場に息遣いも荒く駆け付けてきたルルーシュとスザクの瞳がかち合う。「君も猫を?」 ふにゃ〜ぁ――ルルーシュの返事を
確認する間もなく、時計台の上方から、何も考えてなさそうな屈託のない猫の鳴き声が降り注いできた。「上か……」 二人が見あげた
吹き抜けの時計塔内部。どうやら猫は、その吹き抜けの空洞を囲むように続いている階段を登っていったらしい。スザクは意を決すると、
上部まで延々と続いていそうな階段を、すぐさま勢いよく登っていく。「待て、スザク!」 すると後ろから、ルルーシュのいかにも
必死そうな声が追いかけてきた。「お前は帰れ!」 「でも、生徒会長さんが捕まえろって!」 スザクとしては、ミレイが……いや、
皆が困っていると思い、猫を捕まえようとしていたのだが、ルルーシュには、それこそ余計な手出し、はた迷惑そのものだった。
よりによってスザクの目にゼロの仮面を晒すわけにはいかない。ルルーシュは苦しげに繰り返した。「……いいから帰れ!猫は俺がっ」
しかしスザクは聞く耳持たない。ダッシュで階段を登っていくスザク、それを背後から、へとへとになりながらも追いかけるルルーシュ。
「体を動かすのは僕の方が得意だよ!前に小鳥が逃げた時だって――、」 スザクの言葉通り、どう見ても、肉体派の彼に、体力で
ルルーシュが勝てるわけがない。「古い話を、持ち出すな……ッ」 「――たった7年前だよ!」 その二人の会話の端々から、彼らが
旧来の友人であることが分かる。「ったく――、あいかわらずの、体力、馬鹿ッ!」 あっという間に引き離され、呼吸も絶え絶えに
なりながら、ルルーシュは悔しげに息を吐くばかりだった。スザクは俺に任せろ、とばかりに、ぐんぐん時計台の階段を登っていく。
ぬこを捕まえた者には、なるほど生徒会メンバーからのキスのプレゼントか
生徒会メンバーということは、会長も含まれているんじゃ…
そういや今回の放送でスザクのトラウマの原因明かされるんだよな
一応簡単に感想
・ルルーシュ今回は結構頭良い作戦使ってたな
・スザクの身体能力もはや人間じゃねぇ
・スザクのトラウマについては予想通りだった
・ってかロイドかよ!!
最後に一言「マオ哀れ・・今度こそ成仏しろよ」
あとは怪我人にすら避けられるルルのへっぽこパンチ
ぶっ
例の見合い相手が、一癖も二癖もありそな
あのお人で、早速吹いたミレイたんですw
昼間、小説うpしようと思ったら、いきなり鯖がダウン…
ってことで、今週話視聴してから、もう少し推敲しようと思います〜
ルルスザ過去話なんかも、あるみたいだしね。
ってことで、しばし待たれよ!
>35
そういうことね…(笑)私も実はルル狙いだったとか?
まっシャーリーの手前、それはない罠(^^;;
>36
これもバレ見ていない人にとっては、
ある意味衝撃の事実かもねー。というか、
ナナリーの件はどうなったのかな?ナナリーに
ルルゼロバレの危機とか…結局、事なきを得たんだろうか。
>37
超人スザク(爆)
それから、マオ合掌(-ι-З)ナム
>38
たははっ!口では強そうなコトいつも言ってるけどねぇ。
まぁそれが、ル ル ー シ ュ ク オ リ テ ィ
しっかし、問題のお見合い相手… まぁ「あの人」だったら、
全く悪いようにはならない気もするけど。結構、お似合い
かもしれないし(笑)。でも本人(相手)としては、
どちらでもよい的空気が濃厚だけどね(笑)それでも
一応、シュナイゼル配下だしなぁ。ルル……。
おっと、レスし忘れ…
>31
み〜た〜わ〜ね〜えぇ〜……。
(マジレスするとネト通販だけどねん(^^;;
>32
ぬわっ!その情報は、一体どこからッ
世界名作小説・アッシュフォード学園殺人事件
ロイドとお見合いですか、会長…。
まさか、そんな…。
ざわざわとした人だかりが、いつのまにか時計塔の周囲を取り囲んでいた。そこへリヴァルのサイドカーに乗ったミレイも駆けつける。
「追い詰めたってほんとにィ?誰がみつけたのよ!」 「――あそこ!」 いつのまにシャーリーやカレン、そしてナナリーの車椅子を押した
ニーナも集まってきていた。シャーリーが指差した時計台の三角屋根。見ると、その屋根の傾斜に取り付いているスザクの姿が見えた。
「大丈夫、怖くないから……」 そっと囁くように、鐘の下がる時計台の天辺で、尻尾をゆらゆらさせている猫にスザクは語りかけた。
スザクが登っていった屋根の側面の窓から、ルルーシュが顔を出す。「よせっスザク!」 しかし、やはりスザクは言うことを聞かない。
「大丈夫、僕に任せて――、」 スザクはじりじりと屋根をよじ登っていく。くっそぅ……あいつ、昔はもっと個人主義だったのにッ!
ルルーシュは子供時代の気の強いスザクを思い浮かべた。確かにその頃の彼からすれば、今のスザクはどうかしている。それは単に、
優しくなったというレベルの問題ではなかった。まだ子供だったとはいえ、決して人のために進んで自分を犠牲にして何かをするような
やつではなかった。だが成長したスザクは、誰かのため、他人のためになら危険さえも顧みず、その身を投げ出してしまいかねないような、
どこかそんな危うげな所が少なからずあった。7年ぶりにルルーシュが触れた今現在のスザクは、確かにまだ、ほんの序の口でしかなかったのだ。
どちらにしても、この状況は激しく不味い。なんとかしてスザクを猫から引き離さないと――、そう思いながら傾斜の厳しい屋根に
足をかけようとしたその途端、「――うわっ!」 不意にバランスを崩し、ツルッと足元を滑らせてしまった。そのままルルーシュは、
ずるずると屋根の庇の部分まで、滑り落ちていった。思わず悲鳴をあげる皆。「ルルーシュッ!」 ルルーシュの叫び声を聞き、スザクも
振り返る。そのままスザクはルルーシュを助けようと下まで滑り降り、屋根に突き出した窓の桟に手をかけて、もう片方の手をルルーシュに
伸ばした。「――大丈夫か、ルルーシュッ」間一髪、ルルーシュの手首はスザクに掴まえられた。「あ、ああ……、」 スザクの片腕に
ルルーシュの全体重が掛かる。今にもルルーシュは屋根から、ずり落ちそうである。それをスザクの腕が、どうにか支えていた。
「――クッ」 腕の力に自信のあるスザクでも、正直きつい。それでもスザクはなんとかして、ルルーシュを片手で持ち上げようとする。
その二人のあまりにも自然なやり取りに、皆とともに見守っていたニーナが不安げに呟く。「あの二人、まさか……、」
それはニーナのみならず、実は皆が同様に思っていたことだった。真剣な表情のスザクに掴まれた腕を引き上げられているその時、
斜め上前方の時計台にいる仮面猫の姿がルルーシュの視界に入った。鐘の内部に被った仮面を突っ込み、頭を引き抜こうとした拍子に、
猫の頭から仮面が外れ、ゼロの仮面はそのまま落下していく。ハッと息を飲むルルーシュ。しかし転がり落ちていく仮面は、ちょうど
突き出した屋根の側面の突起に引っ掛かって止まり、事なきを得た。それを見て思わずほっと胸を撫で下ろすルルーシュ。猫は罪のない
丸い目をこちらに向けて、にゃあと一声鳴いた。その間にスザクは上体を起こし、なんとか体勢を立て直してルルーシュを引っ張りあげた。
「――安心しすぎだよ、ルルーシュ」 「なんか、力抜けちゃってさ――、」 ルルーシュを無事、助け起こしたスザクに、ルルーシュは、
いかにも助かった、というようにバツの悪そうな笑みを浮かべた。本当は仮面がスザクの目に晒されずに済み、ほっと一息ついていたのだが。
屋根の上に立った二人は、互いを見つめると改めて笑い合った。ここにまで登ってくるまでの間、なんとなくお互いのやり取りの昔の感覚を
思い出し、なんだかそのことが二人とも無性に嬉しかったのだ。猫が頭に被った仮面が触れた刹那、鳴り出した鐘は、カランカランと、
しばらくの間、高らかに鳴り続けていた。その鐘の音は、まるでスザクとルルーシュ、二人の友情を祝福しているようにも聴こえた。
「へぇ……、」 「どうしたんですか?」 ふと感心したような声を漏らすミレイに、傍らの車椅子のナナリーが尋ねる。
「ルルーシュのピンチを転校生が救ったの――、」 目の見えないナナリーにミレイが優しく説明した。それを聞いてナナリーは、
思わず微笑む。ややあって、犯人の猫を両腕に抱えたスザクが時計塔から降りてきた。この騒動の発端である猫は、スザクの腕の中で、
毛を逆立て、シャーッと威嚇の鳴き声をあげていた。「やっぱりこの前の猫だったか……」 どこかで見覚えのある猫だとスザクは思った。
それもそのはず、その猫は、あの日ユーフェミア――ユフィと初めて出会った日に、ユフィが声をかけていた猫だったのだ。その証拠に、
あの時ユフィが巻いた包帯が、その猫の左前足に、まだしっかりと巻きついていた。スザクは妙な感慨を抱きながら、猫を抱いていた。
まさかユーフェミア殿下が斡旋してくれた学校で、再びこの猫に出合うなんて。それはどこか甘酸っぱい切なさまでも宿した感慨だった。
例えユフィとスザクの関係が近い場所にあったとしても、もうあの時の二人には戻れない。あの出会いの瞬間の二人には……。この猫は、
その瞬間の二人を知っている唯一の存在かもしれなかった。そう思うとスザクは、腕の中の猫になんだか妙な縁を感じるのだった。そして、
もしかしたら――、ユーフェミアとルルーシュ。ブリタニア皇族である二人が実質的に異母兄妹であるという事実は、どこまでこの時の
スザクの意識にあったのだろうか。それはまだ、その時スザクにも、そしてルルーシュ自身にも、遠い事実として存在しているだけだった。
どちらにしても、その日猫を捕まえたのは、あろうことか、それまで皆から疎まれ、様々な憶測と噂とに翻弄され、中傷の矢面に
立たされていたスザクその人であった。しんと静まり返る、猫を抱えたスザクを見つめる生徒たち。皆スザクに対して、どう接して
よいのか解らずにいた。やはり彼への不信感は、生徒たちの間で未だ拭えずにいたのだろうか。そんな皆の戸惑いの視線を感じ、
スザク自身も物言わぬ緊張感に支配され、一瞬立ち尽くす。その静寂を最初に破ったのがシャーリーだった。なんとなく周囲を見回し、
ううん、きっと大丈夫よ!と、彼女の丸く人懐っこい瞳は、すぐさまその息苦しい呪縛を解くことを自ら決めたのだった。何より、
彼女の屈託のない温かな眼差しが、スザクの緊張感を溶かした。シャーリーは一人、スザクの前に元気よく弾かれるように進み出ると、
笑顔で話しかけた。「ありがとう!ルルを助けてくれて――」 それを見てリヴァルも思わずスザクに駆け寄る。「やるじゃん、転校生!」
さらにミレイも近寄り尋ねる。「この猫、何か持ってたでしょ?」 そう、この場合これが普通の反応なのだ。そんな当たり前の空気が、
今更のように皆を包み込む。「――何か被ってたみたいでしたけど、よく見えませんでしたし、いつのまにかなくなっちゃって……」
申し訳なさそうに答えるスザクにシャーリーが尋ねた。「――ね、それでルルは?」 「ああ……、忘れ物があるから先に行けって」
「――それだぁ!アイツの恥ずかしい秘密!」 まるで鬼の首でも獲ったようにスザクを指差し、ミレイが叫んだ。
「そういうことですか、会長……」 すると、スザクの背後からルルーシュの声が聴こえてきた。時計塔の建物から出てくるルルーシュ。
自分の鞄か何か、しっかり所定の場所に安置してきた後だったのだろう、その手には既にゼロの仮面はなかった。
そして、いつものルルーシュらしい、落ち着き払った調子にすっかり戻っていた。
「あ〜あ、せっかく弱みを握れると思ったのにぃ……」 あからさまに残念そうな声を出すミレイ。その"秘密"の所有者である本人を
前にしても、ミレイにはまったく反省の色というものが見られず、あくまで開き直ったかのような態度で――いや、それさえも既に、
ルルーシュにとっては、ある意味慣れっこというか、少なからず長い付き合いであるアッシュフォードの一人娘であるミレイのやることは、
すべて想定の範囲内だった。そういうルルーシュだからこそ、ミレイも安心して確信犯的に悪戯を繰り広げることができたのだろうけれど。
「ルルって、かっこつけだから――、」 そういうことかといった調子で、ミレイに続いてシャーリーもルルーシュの友人らしい、いつもの
飾らない反応をしてみせる。そんな皆の気心の知れたやり取りに、スザクは何気ない温もりに包まれた優しい空気を感じ、ふっと微笑んだ。
でも……、
「ねぇ、二人って知り合いなの……?」 ふとカレンが漏らした言葉に、皆の間に再び緊張が走る。今度はスザクと、そしてルルーシュに、
皆の視線が一斉に注がれる。「だってイレヴンでしょ――、」 さっきからずっと不安げな表情でスザクたちを見つめていたニーナが、
怯えるように付け加えた。「……ッ……」 思わずナナリーの肩先がピクッと震える。その震える唇が発した言葉に、皆の視線が今度は
ニーナに向けられた。せっかく和んだ先程の空気が、途端に再び凍りつく。やはりルルーシュに迷惑はかけられない。せっかくこんな
よい友達がたくさんいるのに、そんなルルーシュに……。「いや、僕は――」 しかし、口を開いたスザクをルルーシュの言葉が遮った。
「――友達だよ」 と、も、だ、ち――、今はっきり、ルルーシュは、そう云った……そう、皆の前で、はっきりと。「……ッ!?」
スザクはルルーシュを見つめ耳を疑った。ルルーシュ、どうして……。「会長、こいつを生徒会に入れてやってくれないか?」
きっぱりとしたルルーシュの言葉に、今度は生徒会の皆が、えっと反応する。けれどルルーシュの瞳は、真剣そのものだった。
「うちの学校は、必ずどこかのクラブに入らなくちゃならない……でも……」 確かにスザクが生徒会以外のクラブに、まともに入れるとも
思えない。例えそうでなくとも、スザク自身が辛い思いをするのは目に見えている。ややあってミレイは、全ての事情を飲み込んだかのように、
太陽のように頼もしい笑顔で口を開いた。「――副会長の頼みじゃあ、しかたないわねぇ」 スザクがイレヴンだとか、ルルーシュが、
そのスザクの友人だったとか、そんなことはもうどうでもよいのだ。だって今こうして私たちが、彼の友人になればいいんじゃない。
ミレイの瞳は、そう云ってルルーシュに頷いた。ミレイの承諾の返事に、思わずシャーリーたちも嬉しそうに、あたたかく微笑む。
「……これで一件落着ですね?」 ほっと胸を撫で下ろしたナナリーが、スザクとルルーシュの前に車椅子ごと進み出た。
「お二人とも、お耳を――、」 きょとんとしている二人にナナリーが言うと、ルルーシュとスザクは不思議そうに顔を見合わせ、
それぞれナナリーの近くに耳を傾けた。するとナナリーは、素早くチュッチュッと、可愛らしいキスを二人の頬にプレゼントした。
「ミレイさんが公約した御褒美です――お二人ですから、半人前の私で我慢してくださいねっ♪」 ナナリーの蕩けるような優しい笑顔に、
ルルーシュとスザクは、まるでその場で、すべてを許されたような気がした。それはおそらくきっと二人だけでなく、特に生徒会の面々も。
「――よぉし、猫が捕まったお祝いだぁ!……勿論、新人のおごりでな?」 いつもの屈託のないノリで、リヴァルが場を盛り上げる。
「たかるなァ――」 調子に乗ったリヴァルを咎めるシャーリー。そして、「――私シャーリー、よろしくね♪」 「あっ俺、リヴァル」
「生徒会長のミレイ・アッシュフォードよ」 口々に自己紹介する皆。こうしてスザクは正式に、生徒会メンバーへと迎えられたのだった。
「よろしくお願いします!」 皆を見回し、本当に嬉しそうな笑顔で頭を下げるスザク。ルルーシュは、そんなスザクを満足そうに見つめていた。
まさに瓢箪から独楽、である。ルルーシュが血相を変えるほどの失態を晒した(もっとも、その最初の発端である切っ掛け自体は、何を隠そう
C.C.が作り出したのであるが)この出来事が、まさかスザクの現状を少なからず救うことに繋がろうとは。本当に分からないものである。
7年という時を経て、ルルーシュがスザクに発した「ともだち」という言葉。それがいまや、ルルーシュとスザクだけではない、生徒会の
皆にまで温かく広がっていったのだった。その温かい輪が、スザク自身が守りたい確かなものへと成長していく。その輪の中心にいるのが、
勿論、ルルーシュやナナリーであったのは、スザクの中で昔と決して変わらない、かけがえのない、揺るがぬ真実だった。けれども……。
だがしかし、そんな皆を他所に、スザクと皆とのやり取りを、未だ怯えきった不安げな眼差しで、ニーナは一人きり遠巻きに見つめていた。
その日の夕刻、ブリタニア皇帝がクロヴィス殺害以降、初めて直々に追悼の意を表明する、追悼式が行われた。本国からの世界同時中継。
無論、ここアッシュフォード学園においても、全校生徒が召集される中、学内体育館のメインスクリーンにその模様が映し出されていた。
およそ追悼式とは思えぬような、力強い厳かな調べが流れる中、久しぶりに皇帝自身が全ブリタニア国民の前に姿を現す。そう――それは
ルルーシュの父であり、同時に宿敵となるべき相手だった。ブリタニア本国の大講堂。ブリティッシュ様式の広大なホールに皇族は無論、
多くの人々が整列し犇いている。そのホール前面に、沢山の清楚な白い花とともに掲げられた、今は亡きクロヴィスの巨大な遺影。
一輪の薔薇の花を手に、優雅に穏やかに微笑むその面影……。その遺影の前の席に着くのは第一皇子、そしてそこにはロイドたち
特派を託う、第二皇子シュナイゼルの姿もあった。そして……、『――神聖ブリタニア帝国、第98代、皇帝陛下よりお言葉……』
そのアナウンスに導かれ、がっしりとした体躯の大男、ブリタニア皇帝が現れると大きく体を反らし、人々の前で威厳そのものの
存在感を放ち纏いながら、重々しく、だがしっかりとした言葉を力強く発した。
『――人は、平等ではない』 その第一声に、皇帝に注がれるルルーシュの視線が、ナイフのように鋭く研ぎ澄まされる。
チッ……、苦々しげに人知れず舌打ちするその表情に、今はまだ行き場のない、彼のこの男への怒り憎しみが色濃く滲み出るのだった。
『……生まれつき足の速い者、美しい者、親が貧しい者、病弱な体を持つ者――生まれも育ちも才能も、人間は皆、違っておるのだ――』
その皇帝の演説を、ただ黙って聞く者たちの中で、シャーリー、リヴァル、ミレイ、ニーナ……生徒会メンバーたちは一般生徒なりに、
それぞれ思うところのある表情を湛えている。少し距離を置いていかにも、しょうがねぇな、という表情をしたリヴァル、そして、
少し潤んだような、真剣な瞳のシャーリー。さらに少々醒めたようにも見える、硬質な眼差しを浮かべるミレイ。ぼんやりとした
様子で俯き加減のニーナ。そして当然、実はイレヴンレジスタンスという立場からも、いかにも憎々しげな表情を突きつけるカレン。
『そう――人は、差別されるためにこそある!だからこそ人は争い、競い合い、そこに進歩が生まれる……不平等は、悪ではない』
アッシュフォード学園は、基本的にブリタニア貴族の子女たちが通う名門校である。しかし、例えそうしたブリタニア市民であっても、
人の心の中に様々な感情が渦巻いているのは、当然のことである。ただ口にすることさえ控えていれば、そして実際に行動を起こす
ことさえしなければ、そうした内に秘めた感情を持つことは一切、罪ではない。だが、このブリタニア皇帝の弱肉強食の理論は、
ある意味においては、真実たりえるのかもしれなかった。そこには徹底して無駄な感情が排除された、非常に理に適った、
クリアな心理が隠されているのかもしれない。ある意味でそれはブリタニアの強さ逞しさ、豪胆さとでも言い換えられるのか。
ディートハルトは、本国からの皇帝演説を中継している放送局の片隅で、その放送画面に背を向け、一人全く関係のないパソコン画面に
見入っていた。その画面に映し出された、様々な角度のカメラから捉えたゼロ。そう――彼は一切、皇帝の演説になど興味はなかったのだ。
同時にこうしたブリタニアの思想を色濃く表したTV局の方針や、また追悼式とは名ばかりの政権放送に、正直彼はうんざりしていた。
その彼が今、真の意味で興味を示しているのは、ゼロのことだけだった。ディートハルトの頭の中は、まさにゼロ一色だったのである。
同じブリタニア人でも、やはり直接の帝国の武力の象徴であるブリタニア軍は違っていた。特に非常に統率の取れたブリタニア軍、純潔派。
今はコーネリア総督の元に配置されたナイトメア部隊、その軍の力の源であるナイトメアの前に整列した兵士たちは何を思うのか。一度は
独房にて拘束されていたジェレミアも、例え一兵士といえど、どうにか部隊に復帰できたようである。部下だった女兵士ヴィレッタとともに、
神妙な顔つきで皇帝演説に聞き入る。さらに、そのブリタニア軍に敵対する、日本のレジスタンスたちは――未だアジトの暗闇に身を潜める
扇たちも、当然の如く滅多にない皇帝の言葉を耳にしていた。ブリタニア皇帝は、まさに敵将。だからこそ、その敵側の動向の先駆けとなる、
その君主の言葉を知っておかなければならない。大打撃を受けたレジスタンスグループ「サムライの血」――だが、それが彼らの敗北を
決定づけるには、まだ時期尚早というものだった。ゼロからの連絡がないままでは、彼らはまだ、ここから一歩も動くことはできないのだ。
『平等こそが悪なのだ――権利を平等にしたEEUはどうだ?……人気取りの衆愚政治に座しておる……そして、富を
平等にした中華連邦は、怠け者ばかりだ――だが、我がブリタニアは、そうではない。争い競い、常に進化を続けておる――』
「進化……いい言葉だ」 ロイドは、その皇帝の言葉の一片を捉え、にんまりとほくそえんだ。技術部という名目からしても、
非常に特殊な部隊ながら、一応はブリタニア軍に属している特派の面々も、当然この皇帝演説に耳を傾けていた。様々な意味で、
実にロイドこそ捉えどころのない人物かもしれない。イレヴンであるスザクを、ランスロットのパイロットとして平然と抱えていながら、
だがブリタニアの思想自体を真っ向から否定するというわけでもない。むしろ彼が皇帝の「進化」という言葉に、殊更に関心を示し、
支持しているのは、周知の事実だった。それは単に皇帝それ自体に忠誠を誓っているというよりも、たまたま双方が目指すベクトルが
一致していた、ということなのだろう。第二皇子シュナイゼルは、そうしたロイドを面白い男と捉え、だからこそその正直な彼自身と、
彼が開発し管理する、第7世代ナイトメアフレーム、ランスロットの揺り籠である特派を己自身の切り札として大事に託っていたのである。
『――ブリタニアだけが前へ――未来へと進んでおるのだ。我が息子クロヴィスの死も、ブリタニアが進化を続けているという証……』
その一瞬だけ、皇帝の声色が少しだけ哀しみに沈み込んだように聴こえた。この追悼式の主役であるクロヴィス、その名が皇帝の唇から
発せられると、コーネリアは研ぎ澄まされた鋭い視線を空中に放ち、そして妹のユーフェミアは、心なしか哀しげな表情で瞳を曇らせ俯く。
確かに見た目もその中身にしても、多少なりとも優男のクロヴィスは、弱肉強食のブリタニアの下克上の掟の前に破れたのだ。実質的に
義兄であるクロヴィスをその手にかけたルルーシュは、まずその第一歩を踏み出した――そう、今目の前で朗々堂々と熱く力強い演説の
言葉を投げつけてくる父ブリタニア皇帝への第一歩を。そのルルーシュ自身を、まさかゼロとは知らず、帝国臣民の、そして皇帝自身へ
反逆する者として、さらに弟クロヴィスの仇として討とうとしているコーネリア。そして、それとは対照的に、己自身がこのブリタニア
皇帝の血を引く者であるという事実からは決して逃れられないのだという運命(さだめ)に、そしていつ果てるとも知らず、繰り返される、
この戦いと憎しみの連鎖に、心優しいユーフェミアは一人きり胸を痛めるのだった。
前総督クロヴィスは、確かに死んだ――けれどそれも、ブリタニア皇帝の提唱する理論からすれば、単なる歴史の一コマに過ぎない。
皇帝の言葉通り、ルルーシュはその進化への第一歩を越え、今まさにゼロの仮面を携え、この屈強なる大男へ繋がる階段を登り出した。
彼自身の名目として、母マリアンヌの仇を討つために、さらに最愛の妹ナナリーが平和に暮らせる世界を紡ぎ保つために……。
そのための犠牲なら、おそらく彼は肉親だろうと厭わなかった。何よりこの弱肉強食の思想が支配するブリタニアそれ自体を、
ルルーシュは激しく憎んでいた。それを率いているのが、この男ブリタニア皇帝なのである。だがしかし、ルルーシュはまだ、
気付かなかった。自分自身が今まさに行い、やり遂げようとしている、ブリタニアへの復讐や反逆そのものが、図らずもこの男が
目指し、皇族や臣民たちに今まさに促している、その行為それ自体であるのだという、疑いようのない事実と、その真実に――。
『――戦うのだ!競い奪い獲得し、支配する……その果てにこそ、未来があるッ!――オール・ハイル・ブリタニアァァァァ!!』
皇帝の掛け声が力強く、ホール全体に響き渡る――そしてそれが人々の鼓動を揺らし、数多の口々から同じ掛け声が零れ出し、
怒号の波となって、ホール全体を激しく揺り動かす。『――オール・ハイル・ブリタニア、オール・ハイル・ブリタニア……!!』
力こそが正義……おそらくブリタニアの誰もが、その真理を信じて疑わなかった。そして、その強大な武力と誇り高い
信念で各国を次々と属領と化していったブリタニアの強さそれ自体が、この皇帝の言葉そのものにあるのだ、という真実も。
だがルルーシュは一人それを許さない。絶対に許すものか――父皇帝を睨みつけるその鋭いアメジストの眼差しの奥底に、憎しみの
蒼い焔がメラメラと揺れていた。そう、父と同じ、その紫水晶の瞳に……。そしてルルーシュのその憎しみが怒りが、哀しみに沈み、
虐げられたイレヴン――日本の人々の心に次第に火をつけていく。そしてそれは、いつしか一部ブリタニアの人々へも飛び火し――。
人は皆、平等であるべきだ……彼の友人であるスザクやユーフェミアを始め、心優しい人の心を持った彼らのその思いを次第に支えていく。
確かにそれは、本当に尊ばれるべき真実の人の心だ。けれど――ルルーシュはどこかで何かを間違えている。何かを確かに踏み外している。
彼自身が正しいと思い、怒りと憎しみとを向けているその相手……父であるブリタニア皇帝は……そして云うまでもなく、ルルーシュの
異母姉妹である、コーネリアやユーフェミア、そして今は亡き義兄クロヴィスは――ルルーシュや、その家族を心から愛していた。
それはもしかしたら、このブリタニア皇帝自身も……? 子はいつしか父親の後姿を越えていく。それが古くからこの帝国に伝わる、
ブリタニアの掟そのものに重なっていたとしたら。ルルーシュは父皇帝の屍を越えようとしている。そうやって息子はいつしか強くなるのだ。
――だが、だとしたら、ルルーシュを今昂ぶらせている、この憎しみや怒りは一体何なのだ。ブリタニアの皇室に生まれ、だがしかし、
権力抗争の果てに母を殺され、妹ナナリーを撃たれ……そしてイレヴンの友人スザクを持ったことにより、彼自身のブリタニアへの不信は、
こうして益々高まり募ってきた。だがそれは――一種の単なる不幸と片付けられるべき問題なのか。それとも、怒りや憎しみをそのままの
形で相手に返し、同じように虐殺してやろうとする行為自体が間違っているのだろうか。それが彼自身の少なからずの、この思い違いと、
少しずつ狂い始めていく運命の歯車とによって、いつしか深い哀しみへと変わっていきはしないだろうか。どちらにしてもルルーシュは、
もうこの階段を登り始めてしまった。いつ果てるとも知れない、殺戮と蹂躙の炎の中へと、その身を躍らせてしまった。
……彼はもう、戻れない。戻ることは決して許されないのだ。
「――ルルーシュの敵、か……」
ルルーシュの部屋でC.C.は一人、ぼんやりと呟いた。だがC.C.の見据えている先のTV画面の中には、
演説を続けるブリタニア皇帝の姿があった。彼女の手の中には、ルルーシュから託された、ゼロの仮面がある。
C.C.は膝の上に抱えたゼロの仮面を、ただ無心に撫ぜていた。やっとのことで悪戯な野良猫から解放され、無事ルルーシュの手に戻った、
大事なゼロの仮面。まさしくそれは、今後ともルルーシュ自身の命運を共にする、運命共同体であった。当然それは、C.C.自身も……。
ブリタニア皇帝の姿を見つめるC.C.の心中には、一体何があるのか。それは当然今は、C.C.自身にしか知りえないことだった。
ルルーシュの唯一の武器である、彼の瞳に宿ったギアスの力。そして、それを彼に授けた灰色の魔女C.C.――。
C.C.自身が故クロヴィスが密かに研究していたという謎の存在であることからも、彼女がブリタニア皇族と何らかの関係が
あるのだということは、まったく考えられないことではなかった。そしてC.C.は、あの夏の日、幼いスザクとルルーシュの出会いを、
そっと木陰から見つめていた――今現在と少しも変わらぬ姿のままで。そしてさらに彼女は、あれから7年後、ようやく黒の皇子、
ルルーシュをみつけたのだ。そう、あのトレーラーのカプセルの中で。古くから彼女自身がその身に宿してきた、この脅威の能力(ちから)を、
その"王の力"に相応しい相手に授けるために……C.C.は一人、果てしなく永い時間を生き続けてきた。人々は我知らず力を欲する。
それはルルーシュ自身も。だからこそ、彼女はルルーシュに力を授けた。そして同時に、彼女は彼自身と出会うことを待ち続けてきた。
そして時を同じくして、ルルーシュは幼馴染の親友スザクと再会した。
(どうやらスザクは、あの日の幼いスザク自身とは、心のありようが少なからず変貌していたようだが……)
ルルーシュの心の中で、スザクは妹のナナリーと同等の存在に位置する。そう……ルルーシュが心から愛する存在。
それは一体、彼の中でどんな結末をもたらすのか。ギアス――彼が求め、そして手にした力。そしてスザク。
C.C.が力を与える代わりに叶えて貰おうとした、その願いとは、はたしてルルーシュ自身の守りたいものと同等の価値があるのか。
それともC.C.自身には、そのルルーシュのささやかな願いなど、自身の願いの前には、やはりどちらでもよいことなのか。
……C.C.は、まだ何も答えようとはしない。
スザク。彼は、ルルーシュの、大切な……と、 も、 だ、 ち――、
――けれど、二人は。
戻ることを知らず、停まることを知らず、時はただ、容赦なく流れ続ける。
ルルーシュは、もう戻れない……そう、"彼ら"は、もう絶対に。
Chapter.6 ともだち ―完―
第6話か、皆何もかも懐かしい…。
それにしても、ブリタニア皇帝のあの髪型。
ミレイ会長も気になりますよね?
俺ともお見合いして下さい会長!!
シャーリーとはどういった関係ですか?
クライマックス間近で巨大ピザとかやるアニメってどうよ
おお!…気がついたら、ちょっとだけ放置してたw
皆さん、こんにちは。あなたのミレイ・アッシュフォードです〜
はぁなんか小説更新し終わったら、突然気が抜けちゃってね(^^;;
ていうか、明日は早いもので、早速放送日!
ミレイ会長のお見合い話、少しは進展してるかなー?
…じゃない!今週は、ついにスザクの…ううう、ルルーシュ(;つД`)
>54
あれはDVDコメンタリ?の話だと、キャラ原案のCLAMPさんが
持ってきた案だったそう。>ブリタニア皇帝の髪型
最初はどうかと思ったけど、ギアスならこういうのもあり!
ということで、結局OKになったみたい(笑)
まぁ確かにインパクトあるわな、若本皇帝w
>55
ううーん(苦笑)個人的にお見合いは、もう(^^;;
でも、まずお友達としてなら、付き合ってあげてもいいわんw
>56
はい?シャーリー?…ぬっふっふ(あとはご想像におっまかせぇ)
>57
あーそういえば、やるんだってね、ラスト近くでギャグ話(笑)
まぁ私としちゃ変に深刻ぶるより、その方がいいかな?
ただでさえ、終盤はルル死亡説とかがデフォっぽい流れなのにねぇ…
(まぁ今秋の2期も、ほぼ決定してるようなもんだし、それはないだろけど)
さてノベライズ、次の話にでも少し取り掛かろうっかな?
(そういやギアス脚本家の大河内氏は、ラノベ作家出身?)
会長、晩ご飯には生徒会経費でピザハットを注文しましょう
そしてサイン入り台本をゲットしましょう
ガヴェインってどうよ
あ、シャリが手紙を見つけてしまった
師弟そろって死にたがりかよ
そういやスザクとカレンってこれまでありそうでなかった組み合わせ
スザクの本当は全然純粋無垢じゃなく
トラウマからあんな性格になりました設定は
11話あたりから急に出てきたけどそれ以前のエピの小説書く際でも
それを踏まえた心理描写にしてるの?
きっと今頃、会長は自室に籠って執筆中なのだろう。
ちょw やっば!またもや、ちと放置気味に(^^;;
ということで、色々お待たせしてしまって申し訳ないですな、
ミレイ会長で〜っす。
はわわ…もう先週の放送で一気に気が抜けちゃってぇ(;つД`)
もー私のお見合いなんか正直どうでもよくなって来たわ(笑)
…ってワケにもいかないんだろうけどねぇ。
なにせ、相手が相手だしねえ。
スザク、ユフィ殿下の騎士に任命されちった…
来週以降、それに関して生徒会でリヴァルやなんかに、
ちやほやされるらしいんだけど。つーかルルーシュ!
あーたどうすんの…(冷汗 まさかミレイ会長自身は、
ゼロや騎士団のことなんて気付いてないだろーし…
正直、私はそこまでフォローできないぞよ。
ぶっちゃけ、ルルにスザク殺れんの…?(汗
っていう話になっていくんだろうなぁ、これから。
カレンの手前、ゼロであるルルーシュ自身が、スザクの件で
いつまでも躊躇してるわけにもいかないだろうし…
これは辛い、辛すぎる。
確かにね、その昔の歴史を辿ってみても、日本でも
西洋でも、親殺し兄弟殺しなんて日常茶飯事だったわけよね。
だから例え親友であっても。でも、それって誰よりもナナリーを
哀しませることになるのよね… ナナリーのために、ナナリーの
幸せを守るためだけに、これまで行動してきたルルーシュ。
…なんか色々とルル的に根本的な矛盾や葛藤が噴出してきたカンジ…
なんだか脚本の大河内氏の弁によると、おもいっきし「修羅の道」
路線を極めた、非情なルルーシュになっていくとかいう、不吉な
発言が出てるんですけど。「こんなルルーシュは見たくない…」
そういうルルになってちゃうのかねぇ、マジで今後…
おっと!そんでは、お待たせのレスレス。
>59
ふふん、その件についてはぬかりないぞよw
もーピザハットは我が生徒会が買い占める勢いで…
まっ正直そこまで予算回らないけどね(^^;;
でも結構、皆毎日平気な顔して食べてるわよねん?(笑)
>60
×ガヴェイン
○ガウェイン
なんだけどね、ぶっちゃけ(^^;;
(まだ未登場なんでノーコメントw)
>61
見つけちゃったわね、とうとう。
まーそれも時間の問題だったんだけど、案外早かったわねぇ。
それでルルのこと好きだったこと覚えてないシャリが、
どういう行動に出るのか… まさかいきなり通報、ってことは
ないだろうし。でも、色々と今後の伏線になってくことは確かそうねー。
シャーリー早くもルルの頃思い出す?
>62
はっはっはーやっぱ日本人って、そういう人多いのかしらねん?
まぁ昔気質の藤堂師匠なら、マジでありえそうだけど。
スザクも過去にあんなことがあったにせよ、
やっぱりそこは、師匠の影響少なからず受けてる?
>63
今後、どういうわけか南の島ロケがあるみたいね。
そこで某種運命の二人よろしくな展開がスザカレに?
あるわけねぇっての、こんちきしょう。
>64
ぐはぁ。そこは結構後々ツッコまれる部分だとは思ってたけど(^^;;
少し前にも言ってたけど、ここに来て重要なスザクの本編バレが来て、
そこが一番困った部分だったかも(笑)だってまさかねぇ。
そういう過去の事件があったなんてねぇ。やっぱりギアスで、
放送と平行して小説書くなんて、なんと無謀な行為…(爆)
あとで微妙にちょいと中身差し替えよっかな(^^;;
>65
ぶは!ごめ…ぶっちゃけると、まだ全然進んでない(爆)
いやね、さぼってたってわけじゃないんだけど。まぁでも、
サボってたことになるのか(^^;; まーマジレスすると、
今、お見合い関係で色々ごちゃごちゃでねー。
…ごめん、これからちと真面目に精進するわ…
うっ。てか、7話って冒頭から仔ルルが(*´д`*)ハァハァ
話としては、ルル対ネリ様の初陣なんだけどね。
とりあえず、先週ラストのルルの乾いた哀しい嘲笑いが…
まだ耳に残ってる… ルル山氏GJ
ミレイ会長、さぁやカレーなるものを知っていますか?
今回ので和解、共闘路線はないなと思った
そもそもルルとスザクはキャラクターだけでなく方法論から
何から何まで対極にあるキャラだから
今までこいつらが友達やってた事の方が不思議なわけで
んで次第に「最悪の敵」となっていくわけだな
あとちょっと下がりすぎなのでage
スザクはルルーシュと対になる敵キャラとして成長して欲しい自分としては
ある意味望んでいた展開かもしれん、打倒ブリタニアの最大の障害は
皇帝でもシュナイゼルでもなくスザクかもな
『――戦うのだ!競い奪い獲得し、支配する……その果てにこそ、未来があるッ!――オール・ハイル・ブリタニアァァァァ!!』
偉大な皇帝の掛け声が力強く、ホール全体に響き渡る――そしてそれが人々の鼓動を揺らし、数多の口々から同様の掛け声が零れ出し、
怒号の波となって、ホール全体を激しく揺り動かす。『――オール・ハイル・ブリタニア、オール・ハイル・ブリタニア……!!』
生徒の皆とともに整列し、精悍な顔立ちを正面に向けていたスザクの眼差しに苦渋の色が滲む。スザクは、このブリタニア皇帝の
統べるブリタニアの狗と成り下がった――彼を裏切り者の元日本人と見なす心ない人々の見解によっては。しかし彼は、最早どのような
ことがあろうとも、その決意を変えないつもりでいた。もう自分は、間違いを犯すことはできない。スザクが信じ、己自身の内側に
ひるがえす"正義"という名の旗が、その裏側に、まるで似ても似つかぬ泥沼の地獄絵図を映していたなどと、一体誰が信じるだろうか。
だがしかし、だからこそ彼はもう、後には引けなかった。自分は自分の信じるやり方で世界を変えるまでだ。スザクはその身に滾る
決意を密かに新たにした。何よりもその日彼は、自分を慕ってくれる、かけがえのない新しい友人たちを手にしたのだから……。
そして、スザクは国を追われたルルーシュ兄妹のためにも。二人の過ごす平和で穏やかな日々を守るために、自分は。
力こそが正義……おそらくブリタニアの誰もが、その真理を信じて疑わなかった。そして、その強大な武力と誇り高い信念とで、各国を
次々と属領と化していったブリタニアの強さそれ自体が、この皇帝の言葉そのものにこそあるのだ、という真実も。だがルルーシュは
一人それを許さない。絶対に許すものか――父皇帝を睨みつけるその鋭いアメジストの眼差しの奥底に、憎しみの蒼い焔がメラメラと
揺れていた。そう、父と同じ、その紫水晶の瞳に……。そしてルルーシュのその怒り憎しみが、哀しみに沈み、虐げられたイレヴン――
かつて日本と呼ばれていた国の人々の心にも次第に火をつけていく。そしてそれは、いつしか一部ブリタニアの人々へも飛び火し。
人は皆、平等であるべきだ……彼の友人であるスザクや義妹ユーフェミア、そしてカレンらイレヴンのレジスタンスたちを始め、
心優しい正しき人の心を伴った彼らのその思いを、次第に支えていく――そう、それがまだ愛しい母が生きていた頃のルルーシュ、
彼であったならば。その当時の純粋な彼のまま成長していたのなら……だが。ルルーシュは今でも、どこまでも純粋だった。
ただ、その向かわせるべき方向さえ間違わなければ。最早ルルーシュは、全くの逆方向へと自身の舵を取り始めていたのだ。
"正義"……確かにそれは、本当に尊ばれるべき真実の人の心かもしれない。けれど――ルルーシュは確実にどこかで何かを間違えている。
何かを確かに踏み外している。心ならずも、密かに自分たち兄妹へ向けるスザクの思いと、その行動とは裏腹に。いや、もしかしたら、
スザクでさえも。そうやってルルーシュとスザク、彼らはまるで哀しいほど、ちぐはぐなままに、とうに7年前のあの日から、
それぞれに信じる途を、それぞれに歩み始めてしまっていた。いつのまにか互いに、すれ違っていることさえ気付かず。
さらに彼自身が己を正しいと信じ、怒りと憎悪とをぶつけているその相手……父であるブリタニア皇帝は……そして云うまでもなく、
ルルーシュの異母姉妹である、コーネリアやユーフェミア、そして今は亡き義兄クロヴィスは――ルルーシュや、その家族を
心から愛していた。それはもしかしたら、このブリタニア皇帝自身も……? 子はいつしか父親の後姿を越えていく。それが
古くからこの帝国に伝わる、ブリタニアの掟そのものに重なっていたとしたら。ルルーシュは父皇帝の屍を越えようとしている。
そうやって息子はいつしか強くなるのだ。――だが、だとしたら、ルルーシュを今昂ぶらせている、この憎しみや怒りの感情は、
一体何なのだ。ブリタニアの皇室に生まれ、しかし権力抗争の果てに母を殺され、妹ナナリーを撃たれ……そしてイレヴンの友人
スザクを持ったことにより、さらに彼自身のブリタニアへの不信は、こうして確固とした太い柱となり、彼の内で益々高まり募ってきた。
だがそれは――一種の単なる不幸と片付けられるべき問題なのか。それとも、怒りや憎しみをそのままの形で相手に返し、
同じように虐殺してやろうとする行為自体が間違っているのだろうか。それが彼自身の少なからずの、この思い違いと、
少しずつ狂い始めていく運命の歯車とによって、いつしか深い哀しみへと変わっていきはしないだろうか。どちらにしても
ルルーシュは、既にこの階段を登り始めてしまった。その後、彼の起こす大きなうねりが、彼らブリタニアの皇族とは、
全く無関係の人々までも次第に巻き込んでいくことの真実にも気付かず。その様々な血の生贄の犠牲の上に、
この生が成り立つ欺瞞を抱えて。いつ果てるとも知れない殺戮と蹂躙の炎の中へと、その身を躍らせてしまった。
……彼はもう、戻れない。戻ることは許されないのだ。
いきなりごめんちゃい…ちょいとまだ書き忘れてた部分があったのに
気付いたので、ちょっとだけ修正も兼ねてうpし直しです(^^;;
で、このあと>52>53の「chapter.6 ―完―」へ続く、と(笑)
さぁ〜って、このあとがんがって続きを書くぞうw
>68 さぁやカレー
ふむふむ、つまり私の中の人の得意料理ねんw
何か劇中の私自身とも、しっかり被りそうなネタだわねぇ。
(実は料理下手だとかだったら、洒落にならんが(^^;;
>69
そうよねぇ、そこがスザクとルルーシュ、この二人の
因果な葛藤と矛盾の友人関係なのであって。お互いに違う
ってことは、確かに新鮮で、それだけに、それぞれ自分にない
魅力を感じてしまうんだけどね…でもそれが悪い方向に向かうとねぇ。
>70
ageてくれて、ありがと(^^;;
最悪の敵、ねぇ…元々大好き同士だったから、余計、ね。
可愛さ余って憎さ百倍、じゃないだろけど(苦笑)
>71
そーね。でも、燃える展開であることだけは確かね!
色んな意味で(互いの正体バラした上で)ぶつかりあって
欲しいぞぃ。もーこうなったら男臭く拳と拳で(違うアニメかぃなw
しっかし、むしろスザクにゼロバレした時の方が、ショック大きい?
それともスザクって、かえって開き直っちゃう方かしらねー。
ルルーシュもルルーシュで、既に後に引けない感じだし…
やはりここは、拳と拳で(違
小説の方もだけど、ここへ来て、キリがよいので星占いの方の
ルルスザチャートの詳細なんかも、そろそろバラしちゃおっかな♪
ミレイ会長としても、もう一度二人の関係、見直したいしね。
確かに射手座と蟹座の150度の関係って、一筋縄ではいかない感じだけどねぇ…
一見この二人の相性チャート、もう好き好きオーラ出まくってるんだけどw
Chapter.7 コーネリアを討て
その暗黒の太陽は、人知れず燃え盛り、俺の宇宙(なか)を照らしていた。
まるで墨を流したような漆黒の闇が、俺自身のすべてを覆い尽くしていた。ただ昼も夜もない、そんな空間に。
――そう、誰も知らない、誰も気付かないのだ。この俺自身の中に広がる無慈悲で容赦のない暗黒の闇に。
あの日"あいつ"は、そんな俺の太陽に、酸素を供給してくれた。それは悪魔との取引だったのかもしれない。
だがすでに俺は……俺自身の向かうべき場所は。すべてもう解りきっている。破滅への序曲?死神のバラッド?
いいだろう、結ぼう、その契約――。そして次第に俺は、俺自身を見失っていく。
"滅びの刻印"は、すでにこの身に刻まれているのだ。今はただ燃え尽きるまで、俺は……。
8年前――2000 a.t.b.
あれは、よく澄み渡った青空も眩しい、五月晴れのうららかな春の日のことだった。
まだ幼い皇子が一人、いたいけな背筋をピンと伸ばし、皇帝の鎮座するブリタニア宮殿の謁見の間に姿を現した。
「――神聖ブリタニア帝国、第17皇位継承者――ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア様、御入来」
その名を呼ばれると、9歳になったばかりの黒髪の皇子は、キッと前方を見据え、重々しく開かれた大広間へと続く扉の先を睨んだ。
多くの家臣たちが両脇に控える中、真っ直ぐに澄んだ瞳を見開き、一寸も臆することなく一歩一歩、歩を前へと進めていく。
だが慇懃無礼に礼をし、頭を垂れる家臣たちの心中には、そのような態度とは裏腹の乾いた言葉が犇いていた。
幼い皇子……ルルーシュの耳に届かぬような小声で、口々に呟き合う囁きが、あちこちから漏れ聞こえた。
「マリアンヌ皇妃は、ブリタニア宮で殺められたと聞いたが?」 「いや、テロリストが簡単に入れる所ではありませんな」
「では、真の犯人は……」 「おお、怖い怖い……そのような話、探ることすら怖ろしいわ……」
まだ幼いルルーシュは、そのような周囲のざわめきに一切関心を持たなかった。いや、聞こえていながら、むしろ
無視していたのだろう。それよりも今この時、ルルーシュの眼差しの先にあるのは、眼前の玉座にどっしりと腰を落ち着ける、
厳格な父、ブリタニア皇帝のみであったのだ。その日こそルルーシュは、父皇帝に謁見を申し込もうと考えていた。
母である皇妃マリアンヌが殺害されてから、既に数日が経っていた。――本当は、思い出すことでさえ怖ろしい。
それは母子三人が滞在していたアリエス宮から、ブリタニア宮で催された宴に向かった先での、思わぬ惨劇だった。
突然、轟いた銃声。降り注ぐ銃弾に飾り窓は粉砕され、広間のシャンデリアは脆くも粉々に砕け散った。「母様、ナナリー――!?」
その夜、皇子ルルーシュは青天の霹靂というべき、その後の己のすべてを狂わせた悪夢を垣間見た。その澄んだ幼い眼に、到底
忘れることすらできない、血まみれの無残な母の亡骸を焼きつけてしまった。その瞬間からルルーシュは既に、死んでしまったも
同然だったのかもしれない。それでも、母の腕の中で奇跡的に生き残り、たった一人自分に残された愛する家族である妹のために、
そんな屍のように重い身体を引き摺り、ただ健気に生きながらえるしかなかった。そうだ、いつまでも悲しんでいてはいけない。
一人俯き怯えていてはいけない。決して負けるものか……!
そうだ――僕はブリタニアの皇子だ。ただ一人の大切な妹ナナリーの兄さんなんだ。
明日、父上に話をしに行こう。母さんを殺したヤツを、ナナリーを撃った犯人を見つけ出すために。
ルルーシュの父へ挑む決心は、当然、親子ならば当たり前のものであっただろう。が、仮にも彼の父はブリタニア皇帝である。
例え父といえど、母マリアンヌは数多く居る妃の中の一人でしかなかった。しかも騎士公の身分を与えられているとはいえ、
マリアンヌは元は庶民の出であった。だから当然、普段から父皇帝からの恩恵は薄く、彼らは彼らの後ろ盾の財閥アッシュフォード家に
すべて頼らざるを得ない状況だった。……それでも父は父だ。例え皇帝陛下であろうと。例え自分が11番目の皇子であろうと。
父上も、きっと話くらいは聞いてくれるはずだ。何より、母さんが殺されたんだ。僕たちの母さんが皇妃だからじゃない。
父上だってきっと……。ルルーシュがその時信じ、頼っていたのは、やはりその父皇帝との血の繋がりであったのか。だがしかし、
その切っても切れぬ血縁関係を、成長した自分自身が激しく憎悪するものになるのだとは、その時は、まだ何も知らずに……。
「しかし、母親が殺されたというのに、しっかりしておられる――」
「だが、もうルルーシュ様の芽はない。後ろ盾のアッシュフォード家も終ったな……」
「妹姫様は?」 「脚を撃たれたと……」 「目も不自由に」 「心の病と聞き及びましたが?」
「同じことよ――所詮、政略にも使えぬ身体」
あいかわらず、家臣たちのヒソヒソとした不毛なお喋りは続いている。ルルーシュはかまわず、ずんずんと謁見の大広間を突き進んでいく。
まだ9歳とはいえ、やはりルルーシュの中には、高貴なブリタニア皇族の血が流れていた。さらに庶民出であり、可憐な顔に似合わず、
武術にも長けたマリアンヌの勇敢な気質をも受け継いでいたのだろうか。最早ルルーシュの心には一寸の躊躇もなかった。
そして――父皇帝の前に進み出ると、ルルーシュは一声、凛とした言葉を投げかけた。
「皇帝陛下、母が身罷りました――」
だが次の瞬間、父皇帝から発せられた意外な言葉に、ルルーシュは戸惑い凍りつき、ただその場に立ち尽くすしかなかった。
「だから、どうした……」 「ッ――だから!?」
「そんなこと言うために、お前はブリタニア皇帝に謁見を求めたのか?――次の者を、子どもをあやしている時間はない」
「父上――!!」
父、ブリタニア皇帝の言葉には、一切の情けはなかった。ルルーシュは、思わず前に身を乗り出し玉座に駆け寄ろうとする。
――ジャキン! が、数秒早く玉座の両脇に控えた兵士らが交差させた槍に、即座に皇帝との距離を阻まれる。
父皇帝は、無言のまま、威嚇する兵士らを制止した。ルルーシュは、あらためて父を鋭く見据えた。その父皇帝と同じ、
アメジスト色に輝く澄んだ瞳で。しかし皇帝は、威厳にあふれた圧力を漂わせる無言で、その眼差しをルルーシュに押し返す。
「何故、母さんを守らなかったんですか?――父上は皇帝ですよね。この国で一番偉いんですよね!?……だったら守れたはずです」
そしてルルーシュは、さらに訴えかけるような視線を父に投げかける。
「せめて、ナナリーのところに顔を出すぐらいは――」 だが。
「……弱者に用はない」
「弱者――!?」
ルルーシュは一瞬、耳を疑い、言葉を失う。
「それがブリタニアの皇族というものだ……」
だがしかし、憮然とした皇帝の口から零れたのは、最後まで、どこまでも非情な言葉でしかなかった。
どうして、どうしてですか、父上。僕は……いや、ナナリーと母さんは。父上から聞きたかったのは、そんな言葉じゃない。
ルルーシュは、わなわなと唇を震わせた。さらに、ぶるぶると震える肩先。理不尽な運命に晒され、母親を亡くしたばかりの9歳の少年には、
その父の言葉は、あまりに無慈悲すぎた。せめてもの労わりの言葉があってもいい。ほんの少しでいい、息子の言葉を聞くぐらいは。
――いや、そうじゃない。ルルーシュ自身が何よりも打撃を受けたのは、殺害された母を無視され、そしてあまつさえ傷ついた妹、
ナナリーを無用物扱いされたことだった。ルルーシュは誰よりも実の妹を愛していた。ナナリーが生まれた頃から、ルルーシュは彼女の
ただ一人のよい兄さんであり続けた。そのナナリーを……許せないッ! その瞬間、ルルーシュの中で何かが、ぷつんと音を立てた。
気がつくと顔を上げ、鋭い声色を父皇帝に投げつけていた。
「なら僕は……皇位継承権なんて要りません!!――あなたの跡を継ぐのも、争いに巻き込まれるのも、もう沢山です……!」
皇族である証も、周囲の己を見る視線も、ルルーシュには、自分を取り巻くすべてが重苦しかった。ブリタニアの皇子として生まれた
事実を受け入れ、そしてそのことを我知らず、どこかで誇りに思ってもいただろう。だが、今となっては。事実、ブリタニアの
父である皇帝自身は、彼にとってどこまでも遠い存在だった。ルルーシュには、ナナリーと、そして母マリアンヌしかいなかった。
その母は元はといえば、庶民の娘。だから、どこかしら皇族としての誇り高さを持ちながら、同時にルルーシュは母から受け継いだ、
ある意味で雑草のような逞しさを、そしてブリタニアの皇族らしからぬ優しさを、その身に秘めていたのかもしれない。
だからこそ……。
皇子という証など、そして皇位継承権など、僕は要らない――それはルルーシュの心の底からの声だった。
彼には、今は亡き母と……妹ナナリーさえいればよかった。母は教えてくれた。初夏の田畑を吹き渡る、風の清々しさを。
あたたかい下町の人々の何気ない心遣いを。生まれてからずっと宮殿でしか暮らしたことのなかったルルーシュ自身が、決して知り得る
ことのできないすべてを、心優しい母は教えてくれた。時には侍女の目を盗んでは、料理や家事なども、自ら好きでこなしていた母。
もしかしたら普段からルルーシュは、ブリタニアの皇族であることなどに、何の得も幸福感も感じていなかったのかもしれない。
母マリアンヌは、自身のすべての愛情をルルーシュと、そして娘のナナリーに注いだ。こんな風に殺し殺され、争い競い合うことしか
教えてくれなかったブリタニアの思想。そんな中、唯一ルルーシュ自身が、このほぼ母子家庭の中、本当の意味で大切な"人の体温"を
その身に覚えることができたのは、やはりこの強く優しい可憐な母マリアンヌのおかげだった。そう、その中に父の面影などは、
微塵も必要ではなかった。だから、その母が亡くなってしまった以上……もう皇族の身分になど未練はない。だがしかし。
「――死んでおる」 「……ッ……!?」
ルルーシュは息を飲む。父は鋭い眼光を、まだ年端もいかぬ幼い息子に落とした。
そして、そのまま低く突き刺すような重々しい畏怖を放つ声色で続けた。
「お前は生まれた時から死んでおる――身に纏った服は誰が与えた?家も食事も命すらも……全てわしが与えたものだ。
つまり――お前は本来の意味で生きたことなど一度もないのだ。然るに何たる愚かしさ……ッ!」
その威圧するような父皇帝の迫力に圧され、思わずルルーシュは小さな悲鳴とともに背後に後ずさった。
そして足元のバランスを崩して、そのまま赤絨毯の敷き詰められた床に尻餅をついてしまう。
さらに皇帝は躊躇することなくルルーシュに、いや幼いルルーシュ兄妹に、信じられぬ命を下す。
「……ルルーシュ、死んでおるお前に権利などない。ナナリーと共に日本へ渡れ。皇子と皇女ならば、良い取引材料だ」
やっぱりクロヴィスを殺したルルなら、コーネリア様も躊躇いなく殺すのかな?(´・ω・`)
会長の出番が少な過ぎる気がします
そういえばバレンタインデーですよね。
…別にチョコが欲しいと言っている訳ではないですよ
星座 名称 属性 技 召喚技
白羊の座:魔人 ベリアス 火 ペインフレア 地獄の火炎
金牛の座:輪廻王 カオス 風 トルネド ハリケーン
双児の座:死の天使 ザルエラ 闇 キル ディバインデス
巨蟹の座:断罪の暴君 ゼロムス 重力 黒滅丸 ビックバン
獅子の座:統制者 ハシュマリム 土 ロックユー 大地の怒り
処女の座:聖天使 アルテマ 聖 破壊 完全アルテマ
天秤の座:審判の霊樹 エクスデス 無 コメット メテオ
天蠍の座:不浄王 キュクレイン 毒 蟲毒瘴 ベノムバイト
人馬の座:密告者 シュミハザ 魂 充填撃 ソウルエミット
磨羯の座:憤怒の霊帝 アドラメレク 雷 閃光砲 裁きの雷
宝瓶の座:暗闇の雲 ファムフリート 水 蒼の砲撃 大海嘯
双魚の座:背徳の皇帝 マティウス 氷 凍天撃 凍てつく波動
あの戦隊モノの主題歌みたいな挿入歌はいただけない
黒の騎士団が巨大な組織となっていくのと同じく
スザクもブリタニアでの地位を次第に上り詰めていきそう
それでこそ皇帝ですら認めるくらいのエースになったりして
(そういうのは2期以降だと思うが)
黒の騎士団vsブリタニア軍の縮図ってのが
ルルーシュvsスザクって感じになるかもな
やっぱ1期のラスボスはシュナイゼルか?
残り話数だとどう考えても皇帝まで辿り着けん
ちょっと1クール後半辺りから
出番少なめで影が薄かったスザクの物語が
ここに来てようやく加速しだした感じがするな
会長、こんばんわ〜
(おはようございます、ですけどもう(^^;;)
あの…あちらにも書いたんですけど、
折り入って相談したいことが…詳しいことは明日。
放課後、時間が空いてるようでしたら、
生徒会室で待ってますね。じゃ、突然すみません。
みっなのしゅう〜もはよー!って、シャーリー!?
どしたの、突然……え、相談?(なんだろ)
うーん、一応バレンタイン明けだしねぇ。
何かすごーく不吉な悪寒が(笑)
そーいえばシャーリー、ルルーシュにチョコあげたのかな?
(てことで、早速肝心のスレを見てきた……) む〜んん。
……やっぱりまだ他人プレイ、もとい喧嘩してんのかしらん。
んで、相談って。……こりゃ十中八九ルルーシュのことだろね(^^;;
あの娘、思い詰めるとアレだからなぁ……。
だけどルル、どうやってシャリの部屋に侵入したん?(爆)
>81
うーん、うーん……どうなんだろうね。
ちょっと怖いね。ネリ様、ほんとはいい人だしね。
ルルーシュ、自分を見失わないで、って無理?(汗
>82
まーとは言っても、学園側の人間だしねぇ、ミレイ会長。
でもきっと!(お見合いの相手が相手だしぃ…)
冗談でなく、今後もっと出番が増えると踏んでるわんw
ねっ谷口監督、大河内大明神?
>83
あれっ届いてなかった?
一応学園の生徒全員に配ったと思ったんだけど……。
>84
お、おつかれさまです…(笑)
>85
み、ミキオに謝れーーーっと。
一応言っとくわw
>86
黒の騎士団vsブリタニア軍の縮図
=ルルーシュvsスザク
確かにねぇ。否がおうにも、対立せざるを得ない二人、か。
>87
そうかもね。というか、私個人の見解としては、
むしろシュナ兄の方がラスボスっぽいかな?
むしろ、皇帝陛下は白、だったりね……
>88
そうね、スザクは過去のこととか、
今まで偽ってた自分とか、ここに来てやっと、
色々真実が垣間見えてきたしねぇ。ユフィ殿下の寵愛も
あったりして、だんだん自分自身の立ち位置固めてきた?
ひーん、そしてその対立図に、否でも巻き込まれてくミレイ会長ってか;;
まっそんな覚悟とうに出来てたけど……でも、ルル……。
正直シャーリーが羨ましいけど…… でもルルーシュの
お母様は、一応庶民出だしね。そういうこともあって、
ルルとシャリって、実はお似合いかも、って思ったんだけど。
ルルーシュ、あれでほんとは優しいからね。もしルルーシュが、
皇族とか無関係の平和な世界に帰れるなら……(´TωT`)
んじゃ、夫婦喧嘩の顛末は明日の夜にでも……。
待て、しかして希望せよ!?
↑
巌窟王ミレイ様キター!
二人は和解して欲しい、共闘して欲しいって
考えの人の意見も分からなくもないけど
スザクまでルルーシュの味方になってしまうと
敵側のキャラ描写や人間関係的なドラマが
薄くなってしまうような気がするんだよな
総集編て
まぁ今回はルルとスザクとの関係を中心に振り返るらしいから
スザク関係の謎も少しはわかるかも
さっきニーナが体育館裏でうんこ座りしてたばこ吸ってました。
ルルーシュって思い込み激しすぎやしませんか?
ホロスコープ的にはどうなんですか?ミレイ会長
キモいです。消えてください。
あなたが消えてください
ルルに「お祭り好きの会長」とか言われていましたよ?
皆ちゃま、おひさ〜っす…ミレイ会長でっす〜
………。
はぁ……またひとつ悩みが増えたわん…
まさかシャーリー。っていうかルルーシュ…
…………。
てなわけで、例の夫婦喧嘩の顛末(笑)
ほんとにソンナ展開あったら、ミレイ会長、
心臓が幾つあっても足らない…いや、既に、
その鉄の心臓には毛が生えてるかもだがw
ぶっちゃけレスが遅れたのは、別の用事があったからだけど(^^;;
さぁ〜って、お久しぶりに今回もレスレス♪
>92
ぶっちゃけ某「カオスの権化」を広めた通称ケツ顎ねん
>93
そーね。むしろ最強最悪の敵となるから、
本編ドラマが熱くなるのであって…
同時に、あっついミキオソングが聴けるのであってw
>94
もう無事に終ったわよん…
>95
スザクの謎かぁ。ルル脳内スザク日記乙♪
むしろ新規なことは、たいして何も語られなかったけどね(^^;;
>96
そういう時は、見てみぬフリしてあげてねんーw
>97
んーそうねぇ。確かに思い込みは、ことごとく激しいかもw
何せ、冥王星の影響がっつり受けてるからねぇルル。
もう、極端から極端へっていう(笑)
>98>99
(・∀・)ニヤニヤ
>100
100getォ
ズサ━━━━(゚∀゚)━━━━おめ!!
じゃなくて、
……ふっふっふ。
それどころか、オレンジデー&小学生の日の存在が、
とうとう白日の下に暴露されたわねw さすがプライドの高い
ルルーシュだけのことはあるわん…あの尋常でない嫌がり方はっ
なにやら後半の学園祭では、巨大ピザイベントも控えてるようだし〜
ま、こっちは、某頭文字の人の得意分野だろけどね。
いかん!そろそろ小説の続きを…じゃない、その前に、
以前宣言してた星占いの方をなんとかしなくちゃ。
(>97氏のおかげで思い出したわ…)
てことで、ちまちま書庫なんか作ってみた
つ
ttp://novels301geass.web.fc2.com/
ナイトメア戦はランスロットが強いというより
ゼロが弱いことの方が気になる
ミキオソングって・・(汗)
あれ良いか?
星占い的独り言その36:
では本当に久しぶりに、このコーナーいってみよー!!
さて、お待ちかねの(一体どんだけ引っ張るんだよw)
問題のルルスザ相性チャートについて…何気に本編でも、
ルルの過剰なスザク思い入れ総集編なども出たことだし(笑)
文字通り敵同士でもある対立そのものの素敵な二人のあれやこれや…
◆ルルーシュ・ランペルージ:2000.12.5生まれ 射手座
◆枢木スザク:2000.7.10生まれ 蟹座
…という、何を隠そうミレニアムっ子な二人w
これまでも何度か話に出した通り、まずおさらいしておきたいのは、
占星術的にも、既にそういった二人の構図が、しっかりチャートの
方にも現れているっていう事実について。そう…ルルーシュとスザク、
この二人は、元々150度の矛盾と葛藤の関係性を宿しています。つまり
元より互いに相容れない同士であったということ。――射手座と蟹座。
外向きと内向き、彼らはまさに正反対の性質をそれぞれ持っているのね。
だからこそ自分にはない相手の魅力に惹かれてしまうとも言えるんだけど。
さて、では早速、そんな二人のシナストリー(相性)チャートを、
少しずつ見ていきましょう。(ある意味でラブラブなふ・た・り♪)
まず二人の太陽(つまり射手座と蟹座にある太陽ね)は、
それぞれ150度の位置関係にあるわね。これがつまり上の因縁の
二人の関係性を物語っているんだけど… 占星術において太陽は、
その人の基本的な生き方や人生の方向性、などを意味します。
だから元々ルルーシュとスザクは、それぞれの生き方や、
価値観そのものなどが、ことごとく違っていると言えるわね。
けれど、ルルーシュの月は魚座にあります。この魚座の月と、
スザクの蟹座の太陽は、それぞれ同じ属性である水の星座。
ルルーシュってプライベートな部分では、スザクととっても
仲良しよね。つまり月は、その人のプライベートや個人的な
内面の感情、感性などを司ってるってわけ。それがスザクの
蟹座の太陽と120度の安定した位置関係。これはルルーシュの方が、
スザクに強く惹かれていることをも意味しています。なにせ、
月は太陽の光に照らされて輝くものね(笑)同時にスザクの
太陽は火星と合…(星と星とが見かけ上重なった状態)
火星は活力やエネルギー情熱などを意味するんだけど、
つまりルルーシュは、スザクからそういった熱源をも、
文字通り貰ってるってことに。まさにルルーシュにとって、
スザクは明るく輝くあたたかい太陽そのものなのかも…
ちなみにルルーシュの内面を示す月は、彼自身の射手座の
冥王星と合となっている太陽と直角(90度)スクエア。
これは以前も触れたけど、彼の少なからず傷つきやすい、
ナイーヴな内面を示している月は、冥王星という激しい星と
重なった、かなり激烈なこの太陽に傷つけられているよう…
実際彼は幼少時に、父親から酷い仕打ちを受け、元々
家族そのものに縁の薄い、悲劇的な側面を持っているわね。
それを、この太陽冥王星とスクエアという厳しい配置にある、
まさに孤独な月が如実に表しているという感じがするわ…
そんな彼にとって、スザクがどれほど心の慰めになったことか。
元々容易に親和し合う水の星座同士の魚座と蟹座だけに、
幼い頃からルルーシュとスザクがあそこまで仲良くなったのは、
実に納得という感じよね。しかもスザクの月は、これも水の星座の蠍座…
何気に月と月も、お互いに仲良く親和し合っている二人のチャート。
スザクとルルーシュの二人が、本当に仲のよい幼馴染である、
というのが、これらを見ても、非常によくわかるわね。
では次は、さらに驚くべき新事実?について(笑)
星占い的独り言その37:
スザクの太陽とルルーシュの月、そしてそれぞれ、
お互いの月同士は、親和し合う仲のよい水の星座…
さらに興味深いのは、この二人がドラゴンヘッドという、
前世からの因縁を示すポイントの意味する絆で、しっかり
繋がれているってこと。(ちなみにドラゴンヘッドとは、
太陽の通り道である黄道と、月の通り道の白道の交差点)
実はルルーシュのドラゴンヘッドは、スザクの蟹座の
太陽とピッタリ重なっています。太陽や月など、その人に
とって非常に根源的な意味をなす重要な星やポイントと、
このドラゴンヘッドが重なるというのは、この二人が
非常に強い因縁で結ばれていることを示しているのね。
ちなみにドラゴンヘッドの正反対の地点で、ドラゴンテイル
というのもあるんだけど、こちらはむしろ悪縁。俗にいう
腐れ縁とも言えるけど(笑)けれどルルーシュスザクの場合は、
良縁の方ね。どちらにしても非常に強い絆であることは確か。
ちなみにスザクのドラゴンヘッドも、同い年だけに、同じく
蟹座にあるのよね。ただしルルーシュのそれとスザクの太陽は、
まさにぴったりクリティカルヒットしてるってことなのねー。
もう超感動゚・*:.。.(゚∀゚).。.:*・゜
だけど、確かに喜んでばかりもいられないかも… しかし、
ルルーシュの天秤座の火星と、この彼のドラゴンヘッドと
重なっているスザクの太陽火星合は、なんとスクエア。
つまり、このかっこつけのルル火星と、スザクの生き方
そのものである太陽と情熱やエネルギーを示す火星が、
それぞれ厳しく対立しあう関係にあるっていうこと。
どちらかというと月は、とても個人的な感情や、文字通り
プライベートな付き合いなどを司るけれど、でも火星は、
戦いの星としても認識されている通り、スザクとルルーシュ、
二人の意思と主義主張が、激しく火花を散らしあい、対立する
ことを如実にあらわしているってわけね。まさに問答無用。
元々ルルーシュの火星とドラゴンヘッドはスクエアで、
ルル自身が人と争う性質を持っているとも言えるんだけど。
(これってまさに競い争い合いのブリタニア気質…w)
さらにルルーシュ自身、射手座の太陽と、この蟹座の
ドラゴンヘッド自体が150度の位置関係でもあり。
つまりルルって、自分とは相容れない相手とやけに
縁があったり、無性に惹かれてしまう資質を元々
持ってるってことなのかも(笑)その彼にとって、
無性に引きつけられてしまう相手がスザクなのねぇ。
150度といえば、ルルーシュは、火星と月も同様に150度だしね…
これってつまり、心優しい魚座の月と、かっこつけで見栄えを
重視する、どこか煮え切らない天秤座の火星が、何か彼自身
そのものを物語ってる気もするんだけど(笑)すなわち、
傷つきやすい月の感情に反して、火星の示す表面上の
情熱やなんかが相反する葛藤を生み出してるってこと。
それがスザクの太陽と重なった、熱いエネルギーそのものである
スザクの火星や、幼馴染の彼ととても仲のよい、ルルーシュ
自身の月と、よくも悪くも、がっちり繋がってるっていうのが…
誰かとの深い因縁を意味するドラゴンヘッドが強く関係してるだけ
あって、この二人の運命的な縁を、どうにも彷彿とさせてしまうわね。
星占い的独り言その38:
ルルーシュ自身、彼の魚座の月と蟹座のドラゴンヘッドは、
120度(トライン)の友好的な位置関係。けれど同じその
ドラゴンヘッドは、彼の天秤座の火星とはスクエアという
厳しい角度。そして月と火星は矛盾や葛藤を意味する、
150度の関係性。…それらにがっつり関係してる、スザクの
生き方そのものである太陽。しかもそのスザクの太陽や火星は、
ルルーシュの射手座の激烈な太陽冥王星合とは、まさに150度。
ルルーシュは元々太陽と合の冥王星(プルートつまり冥界の王ね)
という、非常に彼自身という激しくもカリスマそのものである
存在を如実にあらわしている星に裏打ちされた人であるだけに、
このスザクとの対立は、それこそ、ものすごく一筋縄ではいかない感じが…
しかも実はスザクの太陽火星合は、その対立軸である山羊座に、
リリスという、これも非常に宿命的なポイントを持っています。
ドラゴンヘッドなどと同様にリリスも、とても根深い人間の生(性)
そのものの宿命を宿しているのね。それらが太陽火星と180度にある
スザクって…(汗)ある意味でルルーシュといい勝負、なのかもねぇ。
確かにスザクって、あれで結構強情だしな(笑)元々の
生来の彼自身が、ものすごく俺様な人だったっていうのも、
今にしてみれば、すごーく納得。水星火星合も持ってるだけに、
言葉などの知力攻勢も激しそう。それからやっぱり肉体的な腕力ね。
機械関係、ランスロットのデヴァイサーとしての適性も、如実に表れてるし…
(確かにナイトメアの操縦って運動神経だけじゃないしねー)
確かに火星と冥王星は、とても似たような部分を持っている
惑星同士かも… 元々火星は、冥王星が発見される以前は、
占星術の世界では蠍座の支配星だったんだけど、冥王星が
発見されてからは、牡羊座の支配星になったのよね。んで、
冥王星が蠍座の支配星に。そのことから一説では冥王星は、
火星がさらにパワーアップしたハイヤーオクターブである、
なんて説もあるくらい。(ちなみに金星は海王星、水星の
ハイヤーオクターブである進化形は天王星…)
それらの星が、それぞれの誰にも譲れない生き方や方向性を
決定づける、太陽と重なってるルルーシュとスザクって…
しかもスザクの冥王星も(同い年だけに)ルルーシュと
同じ所にあるしね。そして互いの戦いの星である男星、
火星と火星がスクエア…!もうこれは問答無用としか(汗)
これだけ見ても、かなーりこの二人が、まさに拳と拳で(爆)
熱く激しく激突しあう様が、今から脳裏に浮かぶようだわさ…
(おぃおぃラブラブな二人〜って甘いシチュはどこさ行ったァ)
星占い的独り言その39:
さて、では、そろそろまとめに取り掛かれるかな?
あらら。よくよくチャートを見てみたら、ルルーシュの
水瓶座天王星も、スザクの太陽火星と150度なのよねぇ…
ルルーシュの出生図において、太陽と合の冥王星に付随して、
この水瓶座の天王星と天秤座の火星は、まさになくては
ならない両翼のようなもの。つまり、これら火星と天王星の
120度という安定した状態の二つの星が、その中心軸である、
ルルーシュ自身を如実に表している王の気質そのものである、
太陽冥王星合を支えてるってこと。まさにやじろべえの軸ね。
その一端であるルルの太陽天王星60度と、スザクの太陽火星合は、
後者のスザクのが頂点となって、まさにヨードという、二つの150度と、
それらと関係した60度の星の角度により二等辺三角形を形作っているのね。
以前から何度か説明した通り、ヨードとは、まさに神の手のひらの
上で踊らされるがごとくの、個人の力ではどうしようもない宿命的な
大きな力が働くことを意味してるんだけど、確かにルルーシュと
スザク二人も、自分自身ではどうしようもない力が働いている
としか考えられない強い関係性を、よくも悪くも持っているのね。
まさに、最高の友人同士であり、同時に最悪の敵同士…
おそらく最後の瞬間まで、王であろうとするルルーシュ。
そして最後まで、己自身の信じた正義を貫こうとするスザク。
最早、二人の強い意思が互いに妥協しあうことは金輪際ないとさえ、
思えてしまうわね… 元々がお互い相容れない者同士であるだけに余計。
でも、この二人は元々愛の星である金星が、土星という非常に
堅実で努力型の星と、それぞれ120度(ルル)60度(スザク)
という安定したスムーズな角度を取っています。つまりまだ、
本当の意味で、本質的な解決策は、この二人に残されている?
ちなみにスザクの蟹座にあるドラゴンヘッドと重なっている
金星は、彼自身の木星と少し緩いけど60度という安定角度ね。
そして、やはり同い年の生まれだけあって、土星と木星も、
それぞれほぼ同じ位置にあったりします。つまりルルーシュの
土星とスザクの金星ドラゴンヘッドも、同様に60度…
ちなみに二人の金星は、ルルーシュのそれが山羊座にあり、
そしてスザクは蟹座にあって、互いにぴったり180度という、
どうしようもなく異常に惹かれあってしまうという、まさに
対岸にあったりして(笑)これは確かに互いの愛情が反発しあう、
との見方もあるけど、逆に言うと互いに違い過ぎるからこそ、
異様に引きつけられてしまう、とも?しかも、ルルーシュの
山羊座金星は、先程のリリス(ちなみに月の最遠地点)という
ポイントと重なってるのねー。同時にそれが幻想の星である
海王星とも、ほぼ重なってるしな… まさに色気そのものの
オーラを発散してる、魅力的で罪なルルの金星….:*・゜
スザクの金星はドラゴンヘッドと合、というのもミソだしね。
つまり、ルル金星リリス海王星←→スザク金星DH
という素敵濃厚な愛欲関係(爆)
しかもその上、牡牛座27度の二人の土星が、それらの
金星同士のオポジション(180度)を、調停してもいるわね。
つまり堅実で努力型の土星という星が二人の夫婦喧嘩(爆)を、
まあまあと諫めている格好なのね。確かにルルとスザクって、
火星同士のスクエアとか見ると、ものすごく激しいんだけど。
でも、この土星調停の入ってる180度の金星同士を見るにつけ、
男星(火星)では、モロ男同士の対立関係だけど、女星である
金星の相性では、まさにラブラブかも(笑)どちらにしても、
非常に愛憎激しい関係性の二人であるってことだけは確かかもね。
ちなみに二人とも、双子座の木星と水瓶座の海王星が
120度という、とても安定した友好的な位置関係にあるわね。
これはつまり博愛であるとか、とても寛い友愛の心で、多くの
人々を幸せにする資質を、二人とも生まれながらにして持っている
ということ。ちなみに二人のこの木星と先程の話の土星は、
星座は跨いではいるけど、とても近い場所にあります。
ルルーシュとスザクの二人が、本当の意味において寛い心で、
生まれながら持っている互いの気質や生き方の相違を、
譲り合い理解しあった時にこそ、本来この二人にとって、
150度という矛盾と葛藤の相性から、新たに生まれてくる
何かがあるんじゃないかしら… 確かに射手座と蟹座は、
お互い相容れない違いすぎる星座同士。でも、その違いや、
だからこそ相手を理解しようとする努力や思いやりの心によって、
幾らでも妥協点は見つかると思うし、確かに一見難しくて、
一筋縄ではいかない二人だけれど、そこにこそ本来の150度
という関係性の新しい可能性はあるのだと見込んでいるわ。
何か最後は柄にもなくマジになってしまったわねぇ(笑)
まっそういうことだから、夫婦喧嘩はほどほどにw
いつまでもラブラブなスザルルでいてねっ♪
ハッ…そういや、ナナリーは蠍座……、
もしかして、最終的にこの二人のボスってナナリ?(爆)
>110
>これだけ見ても、かなーりこの二人が、まさに拳と拳で(爆)
>熱く激しく激突しあう様が、今から脳裏に浮かぶようだわさ…
ルルーシュが一方的に負けるような気が
会長久し振りいいいいいいいいいいいいい
生徒会費を流用して書庫を作ったんですね?
会長、ルルにチョコはあげましたか?
>103
なにせアニメ史上最弱主人公(^^;;
そのためのガウェインなのかもねぇ?
>104
サントラできちんと聴けば、それなり…かもね♪
>114
そんなネタにマジレスw
…にマジレスで返すと(笑)
むしろルルは自分なりに白兜スザ対策練ってると思うのよねん
んで、互いの胸に吹き荒れる炎の対立嵐と。
>115
えっへっへぇ…違うな、君は間違っているぞ。
下段の無料ホームページという文字を三鷹い…
>116
>91参照
まっルルーシュは他に沢山貰ってるだろけどねw
さぁ〜って明日あたりから、また小説続きにでも着手すっかな?
ンでは皆の衆、おやしみ〜
ギャグ回の後になんて不吉なタイトルが
,、‐ ''"  ̄ ``'' ‐- 、
/イハ/レ:::/V\∧ド\
/::^'´::::::::::::i、::::::::::::::::::::::::::::\
‐'7::::::::::::::::::::::::ハ:ハ::|ヽ:::;、::::::::::::丶
/::::::::::::::/!i::/|/ ! ヾ リハ:|;!、:::::::l
/´7::::::::::〃|!/_,,、 ''"゛_^`''`‐ly:::ト
/|;ィ:::::N,、‐'゛_,,.\ ヽ(゚) !;K
! |ハト〈 ,゛ (゚) , リイ)| アッシュフォード学園に転入したら
`y't ヽ' // 隠しカメラ更衣室に忍びこめせて、朝一番に学校に来て
! ぃ、 、;:==ヲ 〃 クラスの女子のリコーダーを片っ端から舐め回して、
`'' へ、 ` ‐ '゜ .イ 体育の授業中には更衣室や、寮から下着盗みまくってやるぜ。
`i;、 / l
〉 ` ‐ ´ l`ヽ
/ ! レ' ヽ_
_,、‐7 i| i´ l `' ‐ 、_
,、-‐''"´ ノ,、-、 / 、,_ ,.、- {,ヘ '、_ `ヽ、_
/ i ,、イ ∨ l.j__,,、..-‐::-:;」,ハ、 '、` ‐、_ ,`ヽ
/ l ,、‐'´ // ',/!:::::::::;、--ァ' / `` ‐ `'7゛ ',
/ l i ´ く ';::::::l / / / ',
/ ! l \ ';:::l , ' / i/ ',
碇シンジ
「アッシュフォード学園に転入してぇ〜」
2巻ピクドラの会長GJ
今日はOP、本編ともに衝撃的な展開がありすぎて
何の話題から切り出して良いか・・
近々復活予定のあのお方が有り得ない姿になってたのは気のせいだろうか?
ユーフェミアさまが結構過激でびっくり
またまた少し間があいちゃった…
ってことで、皆の衆こんばんちわー
>121
ほんとねー興奮に次ぐ興奮の坩堝だったわねっ
ついに登場!麗しのシュナイゼル殿下!の
一斉砲火でラスト全部持ってかれちゃったけど…
結局、皆どうなったのか来週が早くも気になるわねーん
特にスザクにルル正体バレが来たのかどうかとか…
>122
わはは!…あー待望のオレンジね。
あれは一体どこのア○ター使いかとw
>123
私もびっくりだったわ…スザクのために、
無茶しやがってな殿下までは予想できたけど。
まさか殿下がナイトメア操縦できたなんてね。
もしや馬術ならぬ皇族のたしなみ…とかw
ちなみにルルが操縦できたのは、うちの
学園絡みで正当な理由があるんだけどね。
>120
買ってくれてあんがと!
もう、ばばーんとサービスサービスぅ大放出よw
勿論、前を見せたのはシャリたちのみにだけど♪
ま、喋ってることは割と真面目なことなんだけどねー
エロ映像ばかりに気を取られてないで(笑)
その辺もしっかり頭に入れといてねーん
あー…だからロイド伯爵に気にいられたのかも?
(うちが以前ナイトメア開発してたことに関連して)
もっとも、ホントにロイドさんが気にいったのは、
ニーナの方かもだけどねーううっなんか一気に悲劇の悪寒;;
まっ破談になればなったで、喜ぶのはリヴァル一人か(笑)
>118
何やらそのようね…血染めの…(ry
>119
シンジ君…逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃ…
このミレイ・アッシュフォードを舐めちゃああかんぜよw
ルルよろしく女装&猫コス運命が明日の君を待っているゥ♪
はぁ…勢い余って書庫を作ったはいいけど、
こっちの方がなかなか進まないわな…
7話、過去の仔ルルも含めて結構美味しい回なんで、
せいぜいがんがって精進するわ…
ルルーシュのギアスって便利ですね
また夢を見てしまった……。
ふと起き上がると、カーテンの隙間には、まだ薄青い闇が窓の外から漂ってきていた。
物音一つ聴こえない、シー……ン、と静まり返った部屋の中の静寂が痛いほど耳に迫る。
以前もよく、こんな風に夜明け前に目覚めることがあったな。
――しかし今は、ひとりではなかった。
傍らのベッドには、掛け毛布にくるまって軽く寝息を立てる、仔猫のような温もりがあった。
だが、その温もりも、彼自身の記憶の奥底に繋がる夢の入り口に立つことはない。
ルルーシュは薄闇に染まる部屋の中で、一人きり床に腰掛け、再び夢の続きを手繰った。
眠りの中でさえ、その遠い幼き日々は、鮮やかにルルーシュの脳裏によみがえる。
母さん……、
「ルルーシュ――あなたはブリタニアの皇子です。でも忘れないで……、」
懐かしい母の面影が、まるで今もすぐ傍で微笑むかのように優しく語りかける。
そしてあの日、母は……。
何もできなかった。母と妹を守れなかった。
あまりに無力すぎた、あの頃の俺には――いや。
ルルーシュの耳に、ヤツのふてぶてしい声が鳴り響く。
まだはっきりと、この耳元に意識に残っている。
「ルルーシュ――あなたはブリタニアの皇子です。でも忘れないで……、」
懐かしい母の面影が、まるで今もすぐ傍で微笑むかのように優しく語りかける。
そしてあの日、母は……。
何もできなかった。母と妹を守れなかった。
あまりに無力すぎた、あの頃の俺には――いや。
ルルーシュの耳に、ヤツのふてぶてしい声が鳴り響く。
まだはっきりと、この耳に意識に残っている。
それはきっとルルーシュにとって、その口から降り注いだ言葉の一つ一つが、あまりに鋭くこの身に突き刺さったからだ。
父皇帝の放った冷厳なる指摘、その矢の一つ一つは、当時9歳の彼にとっては、あまりに重すぎるものばかりだった。
……それでも。
本当に俺は、死んでいたのかもしれない。
ヤツの言う通り……。
自分自身から何かを成し遂げることもできず――そう、ただブリタニアの皇子であるという、その事実さえ漫然と受け止めて。
自分一人では、満足に何ひとつできなかった。
ルルーシュにとって、それはあまりにも大きな衝撃となり、幼いその身を刺し貫いた。
そのわだかまりが今日まで、未だ彼自身をきつく縛り続けていると言っても過言ではなかった。
まだだ、まだ――俺は、まだ何ひとつ、完成させてはいない。
しかし。
ルルーシュは人知れず、薄闇の中で唇を噛んだ。
……もう躊躇はないはずだ。
お望み通り、突き進んでやるさ。
「生まれ変わってやる……ッ」
誰に云うわけでもなく、ルルーシュは鋭い視線を宙空に投げつけると一人きり、ぽつりと呟いた。
傍らのC.C.がふと小さく、ぅん……と呻いた。
| | , -‐-、 ノ |
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', /^V:.:.:.:.:.:.:.:ヽ.ノ::l::::',ノ
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ヽ:/:::',::ヾ:::Y:/:ノ:::::::l/
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ゝ==ニニ==く、
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゙7'―‐ ''"::lーァミ7-‐'
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〈:::::::::::::::::::::l l l !
丶、::::::::::::ノ `-'′
亡',}~´
長さといい
細さといい
足首の締まり具合
最高じゃ〜
学園内にミレイ会長のファンクラブが設置されるようです
小説版のスザク父嫌すぎる
ある意味殺されて当然とも言える
復活のオレンジ・ブリットォォォォ!!
土蔵ライフの時点で親父ヤバイ?とは思っていたが
ついにスザクにギアス使ってしまったな
次回コードギアス反逆のルルーシュは
出た!ミレイ様脅威の六神合体
お楽しみに!
はいはい〜、お久しぶりっすのミレイたんです!
皆の衆すまぬぅ〜〜〜ここんとこ個人的にテンパってて色々滞って…
愕然…小説執筆がまったく進まず3月に突入…orz
3月といや、本作コードギアスもそろそろ終盤に差し掛かってきたわねぇ。
なんだか淋しくなるわねん。あと数週間足らずでルルーシュともお別れ…
んでも、本スレはこのまま無駄に続行するつもりなので、
今後とも、どぞよろしくねん Vピース
>125
そのようねー。今回の「神の島」でも早速、
シュナ殿下の調査してた古代遺跡とリンクしたりして…
んで、棚からボタモチならぬガウェイン奪取!
ある意味ギアス能力者だからこその機体だったり?
はぁ?ドルイドシステム?(魔法使い…)
>128
このAAが何を示してるのかイマイチ「?」(^^;;
つまり…あんまり見ないでよ、人の美脚ってかw
>129
あっらー今頃気付いたの?何を今更。既に6話の時点で…
ヌハハハハーッ まさに「彼女」は氷山の一角だったりねん♪
>130
私も読んだわん、その問題の小説…ぐはッこれはっ。
何か色々と私的に、さらに墓穴を掘ってしまったという印象がw
色んな意味で衝撃だったわね…むしろ本編が、このルルたちの過酷さが
オブラートに包まれて、いかに薄められているのかが解ったわ。
どっちにしてもガキ大将なスザクかわいいよスザク
ルルーシュずたボロすぎて泣けるよルルーシュ
>131
今回メルマガで河Pが言ってた「あの男」って
てっきりそのオレンジかと思ってたのにw
結局シュナ殿下のことだったんかいな?
>132
そーねー今回もスザクが自分中心に世界が回ってる
って言ってたけど、まさに過去のスザクが父親と同じような
性格だっただけに、色々と考えされられる台詞だったわね。
いたいけな幼い兄妹を土蔵に押し込むヒキガエル親父ってか(^_^;;;
>133
「スザク生きろ!」って、あーた…
どんだけ白兜が大好きなんよルルーシュw
生き延びれば生き延びるだけ、自分の強敵にしかならないってのに。
しかも当のスザクは命令違反で捕まっちゃったし…
何やらシュナ殿下が後で取り計らってくれるようだけど?
なんだか最後ルルーシュの脂肪フラグが立ちつつあるようで、
しかし、この「生きろ」ギアスは涙ものよねー…
>134
なんだか歳がバレそうなネタだわねんw
合体するのは大好きよん…って何を言わせwろrpふじこ
ガウェイン空飛んじゃってるし、もしやランスロットと(ry
(それは、ないないない…w)
いかんッ!本スレのシュナ殿下に御挨拶してこないとぉ!!!
(曲がりなりにも?次期亭主の上官だし…何より超絶美形だしぃ♪)
ルルーシュ色々ごみんねぇw
さすがに2期あるから主人公の脂肪はないだろ?
コードギアスはルルーシュの物語なんだし
本人の意思じゃない「生きろ」ギアスってある意味呪いっすね
スザクって過去の事もあって内面が複雑だから
どれが本当の人格なのかわからなくなるよ
/\ 巨 |\
/ | 人 | |
| _|___|__|
/_____ヽ
rヽ| | ( ゚| (゚| |ヽ
( | | っ| | 一球入魂!真田一球です
/ヽ | | 甘 | |\
\ __/) \
\___/ ヽ
会長、ロイドが駄目だったら俺とお見合いして下さい
ロイドさんはは冷酷で非情な人じゃなくて
人間に向くべき愛情が機械や自分の発明にしか向かない
ある意味子供っぽくて純粋な人なんだろな
会長、イレブンの風習「ひな祭り」はどう過ごされましたか?
小説版がいくら本編と多少設定が異なると言っても
確かに玄武のアレはちょっとなぁ・・と思う
ちなみに皇帝の本名もあれで良いのかな?
ユフィの今後が心配
シャリ以上の悲劇のヒロインの予感
今回スザクとユフィ見てて恥ずかしくなるバカップルぶり
まぁ個人的には嫌いではないが・・・
でもこれも終盤の悲惨な展開への伏線なのかと思うと
ぎゃぼっ またもやお久しぶりになってて申し訳なさす〜
色々本編でも私生活でもテンパりまくりのミレイかいちょっす。
てことで、つべこべ言わずに早速レスいってみよーかね?
>137
はぅぁ…来たわねぇ、やっと、やっと公式発表がっ!!
まぁどんだけ頑張っても今月中には完結できんわなw
ほんとルルもスザクもどうなっちゃうんかねー。
ていうか、私の結婚は結局どうなんのさ、
てな感じで、やきもきぃー。
そうね、その通りだわねん>ルルーシュの物語
>138
呪い…呪いかぁ。にゃおんの恐怖、じゃない呪怨の恐怖っ。
そもそもギアスって、なんなのさ。ってことからして、
謎のまんまだしね。C.C.たんは、まだ何も教えてくんないし…
あの島の遺跡が関係してそーなのはガチだろけどね。
しかし、返す返すもルルも因果よのぉ……。
>139
確かにね。本当は自分自身でも、自分が
よく解らなくなってるんじゃないかしら?
だから、軍の命令に従ってれば楽っていう。
ルルの指摘も、まんざら嘘でもないのかもねぇ。
>140
素にお帰り。
>141
もープリン伯爵。言われてたみたいねぇロイドさんってばw
ラクシャータにきもがられるわけだわん……あ、ごめ。
でも、ご好意はありがたく受け取らせて貰うわね♪
(なんだかお見合いがトラウマになりそーでね…)
>142
だといいんだけどねぇ…でも、あの人もスザク以上に、ワケ
わかんないからなぁ。確かに自分のお仕事命なのは、非っ常ぉに
よく解るんだけど、なんとなーくそれ至上に陥りそうで怖いわよね。
まぁその辺についてはセシルさんがよく知ってるだろけど…?
>143
ほっほっほぉ〜よくぞ訊いてくれたわねん♪
そりゃーもうリヴァルと一緒に…(皆まで言うな?)
最後のモラトリアムだしねぇ、ぶっちゃけ。
(リヴァル自身は別の意味で、だろーけど(^^;;)
今月末で租界が大崩○するとあっちゃあ…
これが飲まずにおれますかってぇの!!
あ、そーだ。来週の学園祭でルルに…♪
>144
ルイツたんね>若本皇帝本名
スザク父も、よい意味で皇帝陛下といい勝負…だったりしてw
はッ ルル父×スザ父の新しい扉が今ひらか(ry
>145
シャーリーはともかく、ね…
お飾りの副総督である皇女殿下。確かに危ない立ち位置かもねぇ(汗
(それもゼロの正体知っちゃったしねん…)
ぁ…れれ?もう告別スレが立ってるんですけどぉ(^_^;;;
ていうかスザクやネリ様もだけど、色々とニーナの反応が今から怖いんですけど…
(――らめえええぇぇぇぇ、核使っちゃらめえええぇぇぇッ)
>146
まだ見れてないけど、実況その他の様子だとそうみたいねん
いいじゃない、今のうちくらいバカップルしてても…っていう(;つД`)
はうあ、これでスザクは思う存分ゼロ=ルルーシュをっ
(刺し違えてでもっ。仇取ったるぅぅぅ?!?)
これぞ、可愛さあまって憎さ百倍ぃぃッてか!?
……しかたないわね。こなったら、もう腹を括って、
最後まで黙ってすべて見守るしか。――てことでルルーシュッ、
早速、学園祭の巨大ピザ祭りの段取りなんだけどさぁ(爆)
ごめん。小説の続きはもう少し待ってて。
例のルルーシュが死を与える人って誰なのだろう?
暗黒ギアス大将軍です
あの不思議ちゃんって男なのね
それよりも最大のうっかりってのが気になる
トウキョウ租界の都市部中央に居を構える、政庁――。
その湾岸近くに聳え立つ銀色のタワーが、海風を受けて、午後の陽射しにきらめいていた。
ここ日本――エリア11の総督となった矢先、中部最大のレジスタンスグループ「サムライの血」を壊滅に追い込んでから
というもの、コーネリアは、着実に新総督としての地位を固めつつあった。コーネリアには揺るがぬ自信があった。
前総督であった義母弟クロヴィス以上に、ここエリア11を、今以上に磐石なブリタニア領地としてみせる。
そのためには一刻も早く、日本解放戦線ならびに多くのイレヴンレジスタンスの拠点を叩かねばならない。
しかし、なおも続く帝国への反抗勢力であるレジスタンスたちの動きを活発化させている、唯一つのイレギュラー……、
謎の仮面の男ゼロの存在が、なおもコーネリアの心中を泡立たせていた。
弟クロヴィスの仇――。
何よりやつの存在を、このまま黙って見過ごすことなどできぬ。
それでもコーネリアには、強い自信があった。
ふふ、見ておれ。このブリタニアの白き魔女、コーネリアを侮るなよ、ゼロ。
「……我が特派の誇る、第7世代のナイトメアフレームでして、その能力は通常の機体を上回る……」
早速、政庁へと帰還したコーネリアに、特派としての今後の方針を検めようと、ロイドがお伺いを立てていた。
ナイトメアフレームの格納庫の通路を進むコーネリア。それに続くロイドの乾いた靴音が格納庫内に響く。
現存するナイトメアとしては、最新鋭の機体であるランスロットの画期的な性能と、事実、
件のシンジュク事変において、デヴァイサーであるスザクによって弾き出された、驚くべき成果について。
その本格導入により、実質的にブリタニア軍が格段に得られるであろう、戦略的効果について。
その開発者であるロイド自ら、懸命にコーネリアに説得し、その存在意義を証明したがるのも無理はなかった。
ランスロットは、絶対に役に立つ。――いや、是非とも、役に立ててみせる。
無論、その脅威の機体を優秀なデヴァイサーのスザクとともに、このまま無為に遊ばせていてよいはずがなかった。
如実にそれは、自身の開発機を売り込む側のロイドの確信と期待以上に、何よりも確かに動かぬ結果を出しており、
最早その本格導入を拒む理由が、何処にも存在していないのは、明白な事実だった。
「そのランスロット――確かパイロットはイレヴンと聞いたが……?」
「ハイ――名誉ブリタニア人です。ですが、しかし、」
だが、期待を込めた眼差しを眼鏡奥で光らせるロイドの台詞を遮り、コーネリアは言い放った。
「その者は一等兵から准尉に特進させた。それだけで満足せよ」
あくまでコーネリアは、自身の姿勢を崩さなかった。確かに先のシンジュク事変の件で、ランスロットと
そのパイロットであるスザク自身が、果てしなく使い物になるのだということは、よく解った。だが……。
「――ナンバーズになど頼らずとも、私は勝ってみせる」
やはり彼女の思考パターンには、未だナンバーズ――イレヴンそのものへの強い偏見が、あいかわらず垣間見られた。
いや、というよりは……。
実際は、皇族であり武人である、自身への揺るがぬ信頼に裏打ちされた、誇り高いコーネリアであるからこそ。
憎くきゼロに殺害された異母弟クロヴィスに代わり、新総督となった意地もある。
それを、例え実力を伴った最新鋭機といえど、第二皇子シュナイゼルのお抱え部隊である、特派のナイトメアになぞ。
コーネリアは、その揺るがぬ自信と信念のままに、どこまでも頑なであり続けた。
ロイドは、そのピンと背筋を伸ばした鉄壁の背中を見送りながら、あらためて溜息をついた。
そして、その実妹であり、若くして副総督の任に着いたユーフェミアも、頑なな姉の言葉について思いを巡らせていた。
命を賭して戦うからこそ、統治する資格がある――その理屈は解ります、お姉様。でも……、
ユーフェミアの心に、未だわだかまり続ける、暗い何か。
それが、総督の任に就いた姉コーネリアと共に副総督となった暁に、あらためて学生を卒業したばかりの彼女の身に問いかける。
自分は姉の下で何を成すべきなのか、を。
無論、実際の戦闘においても借銭練磨の手腕を持つ姉の手前、無力な自分に何かができるとは思えなかった。
そこまで私は、傲慢ではありません……それでも。
本当の平和とは――? 姉の言う、戦うことの意味とは。真の統治者とは?
イレヴン、エリア11、そしてブリタニア。例え、お飾りの副総督とはいえ、私は……。
ユーフェミアもまた、その瞳に浮かぬ表情を湛え、深い溜息を零した。
そして、その実妹であり、若くして副総督の任に着いたユーフェミアも、頑なな姉の言葉について思いを巡らせていた。
命を賭して戦うからこそ、統治する資格がある――その理屈は解ります、お姉様。でも……、
ユーフェミアの心に、未だわだかまり続ける、暗い何か。
それが、総督の任に就いた姉コーネリアと共に副総督となった暁に、あらためて学生を卒業したばかりの彼女の身に問いかける。
自分は姉の下で何を成すべきなのか、を。
無論、実際の戦闘においても百戦錬磨の手腕を持つ姉の手前、無力な自分に何かができるとは思えなかった。
そこまで私は、傲慢ではありません……それでも。
本当の平和とは――? 姉の言う、戦うことの意味とは。真の統治者とは?
イレヴン、エリア11、そしてブリタニア。例え、お飾りの副総督とはいえ、私は……。
ユーフェミアもまた、その瞳に浮かぬ表情を湛え、深い溜息を零した。
※一部タイプミスめっけたので、貼り直し〜
「すみません、宿題まで見て貰って」
「いいのよ――」
ランスロットの調整を兼ねた待機命令の下、特派格納庫にて、その微調整の合間に、
パイロットスーツ姿のスザクが、学校から持ち込んだテキストとノートを机の上に広げていた。
その傍らには、柔和な笑顔を湛えたセシルが座っていた。
さすが軍のエリートのセシルだけのことはある。無論、彼女は生粋のブリタニア人であるということもだが。
まさに彼女は、軍に所属するスザクの身近な姉であり、よい家庭教師なのかもしれなかった。
「これまで普通の学校には通っていなかったんだもの、仕方ないわ」
「生徒会の人にも教えて貰っているんですが、なかなか……」
うふふ、と柔らかく微笑むセシル。
いつもの穏やかな女神のような微笑みに、スザクはあたたかい空気に包まれながら、苦笑いする。
「ホント言うとね、ちょっと心配してたの。フランクな学校とはいっても、上手く馴染めないんじゃないかって」
つい最近、釈放されたとはいえ、クロヴィス殺害容疑をかけられ、逮捕されてしまった憂目に遭ったこともだが、
何より、彼は元イレヴンである――学校でのスザクについて、セシルが心配するのも、無理はなかった。
なんと言っても、スザクの通うアッシュフォード学園は、ブリタニア貴族の子女が通う名門校である。
そのさりげないセシルの優しさに、いつも通り、殊更に癒されるものを感じ、スザクはリラックスしながら会話を続ける。
「僕も覚悟してました……でも偶然、学校に昔の友達がいて、彼がその切っ掛けを作ってくれたんです」
その瞬間、スザクの脳裏に拡がる、ルルーシュの面影。
彼にとって、かけがえのないその親友の存在は、まさに今の彼自身のすべてだったかもしれない。
だって、僕らは本当に奇跡のような偶然に導かれて、再び出会えたのだから。偶然?いや――。
「その友達のこと、大事にしなさい――二人の友情が続けば、再会は偶然じゃなくって、必然になるの」
「はい」
スザクはセシルに、にっこりと微笑み返した。
――しかし本当の意味で、そのセシルの台詞が、スザクとルルーシュの関係において、意味深なものになろうとは。
それが、この時のスザクには、まったく思いもよらぬことであったのは、明らかな事実であった。
「ね、それ、食べてみて」
「ありがとうございます――」
会話が一段落すると、セシルがノートの傍らに広げた、皿の上に乗せられた、海苔のついた数個の握り飯を勧める。
セシルに勧められるままに、何の躊躇もなく、スザクは意気揚々と目の前のおにぎりに手を伸ばし、口元へ運んだ。
しかし。あむ――と、おもいきりソレを頬張った途端、スザクは、あからさまに苦々しく顔をしかめて見せた。
「良質の素材が手に入ったので、早速チャレンジしてみたんだけど――ね、感想を聞かせて」
「ッ……ジャム?」
「美味しいでしょう。先日、とっても良いブルーベリーが手に入ったの♪」
だがセシルは、あくまで屈託なく、にこっと微笑む。その極上の笑みを前に、スザクは脳内で頭を抱えた。
こっこの人はっ。幾ら日本食に馴染みの薄い生粋のブリタニア人だからって。セシルさんの味覚は一体どうなってるんだ。
恐るべしセシル・クルーミー。
「ぇ、ええ、まあ……」
苦笑いしながら、曖昧な返事を返すスザク。
宿題のお礼のこともあるし、この場はっ。あくまでセシルさんには、角が立たないようにしておかないと。
まだ舌の上に残るジャムの押し付けがましい甘酸っぱさと、白米の絶妙なミスマッチが醸しだす異様な味覚に、スザクは人知れず呻いた。
と、二人の耳に突然、階下のロイドの声が鳴り響く。
ロイドは大きく広げた両腕を勢いよくブンブン振りながら、
「はぁ〜い、解散、解散。今日は出番なし!お、め、で、と〜〜〜〜〜ぉ!!――おしまーい」
いつものふざけた口調の中にも、明らかに焼けクソ気味な声色が混じり、最後にふぁ〜と、ロイドは気の抜けた溜息をついた。
「え、と……ぉ」
「うふふ、学校行ってきなさい」
どうコメントしてよいのか分からない、といった調子のスザクに、瞳に微笑みを湛えたセシルが即座に勧めた。
「今日の授業は、もう終わってるでしょうけど、友達に会うってことも大事なんだから」
そう、友達――ルルーシュ……そして、みんな。
あらためてスザクの胸に、あたたかいものが拡がった。
セシルさんのブルーベリーおにぎりは苦手だけど……、
スザクは再び苦笑いしながら、しかし、目の前の姉のようなセシルの心遣いに、心から感謝するのだった。
その日の放課後の生徒会室。
シャーリーとカレンは、早速ここ生徒会室にて、ちゃっかり飼われることに決まったアーサー――、
先日、学園中を大騒動の坩堝に陥らせた発端でもあった、そのグレイの毛色をした野良猫を住まわせる準備をしていた。
ちなみに「アーサー」という名を彼に付けたのは、スザクである。
単純にブリタニアの古くからの歴史にも出てくる、アーサー王伝説から取ったものらしいが、
そう言えば、彼自身の操縦するランスロットも、そのアーサー王の物語の登場人物の名でもあった。
本当に何の変哲もない、これといって特徴のない、ただの野良猫アーサー。
スザクがルルーシュ自身のたっての望みもあり、生徒会メンバーに迎えられる切っ掛けにもなったアーサー。
いや、そればかりか、実を言うと、スザク自身が何とかこの学園に馴染む切っ掛けを与えてくれたのも、このアーサーであった。
なぜだか"彼"は、まるで"猫でも被ったように"、既にすっかり生徒会メンバーほぼ全員にゴロゴロと懐いていた。
(そう、なぜかたった一人、その名付け親であるスザク一人を除いては……)
生徒会室に設えられた、猫ハウスに、猫タワー。何より暖かく快適な住まい。
アーサーにとっては、これ以上ないほどの好待遇である。
そればかりか、あいかわらずお祭り好きのミレイ会長の提案と企画によって、近々「猫祭り」なるイベントも行われることも決定した。
なんのことはない、つまるところメンバー全員で猫コスプレをして、どんちゃん騒ぎをするというものである。
動物との親睦を深めるには、まずは、姿形から似せて歩み寄るのが一番である。
――という、いかにもな会長の屁理屈が本当かどうか、その真相は全く解らないが、それでもその思惑は、押して知るべし。
そのミレイ会長のおちゃらけ企画の、これまた最も被害に遭う人物は、といえば……ただ一人。
やはり件の猫騒動で、彼女に最も苦汁を舐めさせられた、ルルーシュその人しかいないであろう。
そんなことはともかく、メンバーの中で手の開いていた二人は共に、
ここ生徒会室にて、晴れて飼い猫に昇格したアーサーの住まいを整えている最中だった。
ふと、机の傍らにしゃがみ込み、ダンボール箱の中の簡易寝床からアーサーを抱きかかえたカレンに、
背を向けてタワーを設置していたシャーリーが何気なく尋ねた。
「ねぇ。大事なこと訊いてもいいかな……」
「ん、何?」
シャーリーの瞳は揺れていた。心ここにあらず、といった調子で。そして、あくまでさりげなく尋ねる。
その口から漏れた「大事なこと」というフレーズに、カレンはシャーリーに怪訝な表情を向けた。
「カレン、私たちに何か隠し事してない?」
「――え、」
その言葉にカレンの胸は、どきんと瞬間的に高鳴る。
……もしかして、バレ、た?
当然それは、彼女自身にとっても、「大事なこと」には違いなかった。いやそれどころか、一大事である。
もし自分がテロリスト――ブリタニア反抗勢力であるレジスタンスの一員であるなどとバレたら。
どうするかと、視線を床に泳がせるカレンに、シャーリーは何事もないように続ける。
「――いいよ、隠さなくても」
「な、何の話?」
しかし、あくまでこちらも白を切り、平静を装わなければなるまい。誤魔化せられるものならば、できるだけ大事に至る前に……。
そんなことを、取りとめもなく思うカレン。
しかしシャーリーはカレンの反応を伺うように振り向き、再び物憂げに前方を向くと、さらに続けた。
「ね、話してよ。私、全然、驚かないから……実は、こないだね、見ちゃったんだ」
その台詞に思わず、既に左手に握りしめていたポーチに、さらにグッと力を込めると、カレンは人知れずその鋭い切っ先を出した。
その殺気を感じたのか、抱きかかえていたアーサーが、カレンの腕の中から跳び退こうとする。
「付き合ってるんしょ……ルルと」
「――る、ルルぅ!?」
だがしかし、事態の真相は、カレンが憂慮していたようなことではなかった。
シャーリーの口から飛び出したその名前に、別の意味で、傍迷惑そうな驚きの声をあげる。
ほんっとうに、この娘の頭の中って。
やれやれと思いながらも、カレンは別の疑いが自分にかけられていることに対して、必死に否定することを余儀なくされた。
「だって、この間校庭で……っ!」
思わずシャーリーがくるっと大きく振り返った。確かにシャーリーにしてみれば、それは死活問題であった。
他に誰もいない生徒会室で二人きりの今、カレンにそれを確かめるのに、ちょうどよい機会だったというわけである。
しかし、当然カレンの側も黙ってはいない。もう、誤解だってば。ホントに迷惑……。
「違う違う。待ってよ、あれは、向こうが勝手に――」
実際そうだった。
カレンは、中庭のベンチでルルーシュに、ゼロから掛かってきたTELについて尋ねた日の出来事を思い出していた。
その時、ルルーシュは何を思ったか……、カレンの顔を、いきなり真顔で自分の顔に近づけて。
その時は、確かに驚いた。でも、まさかそれを、事もあろうかシャーリーに見られていただなんて。
だが、その"事実"を認めることは、シャーリーにしてみれば、さらに火に油を注がれるようなものである。
「ッ――ルルの方から!?」
「いや、だから、そういうんじゃなくて……」
驚愕の表情のシャーリーを前に、なんとかこの場をはぐらかそうとする、しどろもどろのカレン。
しかしシャーリーの脳内妄想は留まる所を知らず、芋ズル式に、どんどん尾ひれが付いていく。
「でも、この前だって、その猫、捕まえようとして……ッ」
「 ? ……あ、あれは違うでしょ。それにキスぐらいで、そんな――」
また言ってしまった。未だネンネなシャーリーには、確かにその単語は、あまりに刺激が強すぎた。
耳元まで、かぁっと赤くなり、わなわなと震えあがるシャーリー。
「……ぐ、ぐらいって!――じゃ、じゃあ、もしかして……それ以上の!?」
「――エッ?!」
な、なんでそうなるかな。瞬間的に、額から冷や汗が出てくる。
留まる所を知らないシャーリーの勝手な妄想に、カレンは思わず大きな声を出してしまう。
「違うったら――変な想像ストップ!もう、周り見えてなさすぎっ!」
思わず叫んだカレン自身の両頬も、いつしか戸惑いと興奮とで紅潮しきっていた。
今回のミキオソングはなかなか良かった
>>160 この時のカレンは面白かったなぁ
まぁ会長の場合なら、もっと“大胆な質問”をカレンにしそうだ
相手がシャーリーで良かったな、カレンよ
うぉ!バレスレで今夜バレ氏すげぇサービスしてる!!
スザクもギアス能力者説浮上か
うお、いっけねぇ、いけねぇ。皆の衆おっひさ〜
気付けば一週間ぶりのご無沙汰だったわね(;^_^A アセアセ
はぁ。もうね、巨大ピザ祭り、じゃない、
学園祭イベントで文字通り燃え尽きたわ…
ピンク(違)いや、ユーフェミア殿下が、
いきなり現れたもんだから、突然会場中が騒然として。
あっちゅうまに、ギネス挑戦の大事なピザ生地が、
おじゃんだわさ。くっどうしてくれよう、この無念…
え。
違うな、問題はそこじゃぁないぞ、ミレイ会長?
(今、どっからかルルーシュの声がっ)
そう!そうなのよ。例のプリン伯爵がさー。
やっぱ婚約目的は、あのガニメデとアッシュフォードの
ナイトメア技術… もうええわ、あの変態伯爵には何も望まん(^^;;
ってことで、ゴタクはともかく久々のレス♪
>149
何かもう答えは出ちゃいましたって雰囲気よね…
それもこれもルルの「うっかり」が祟るらしいけど(´・ω・`)
>150
?ルルーシュのことですかい(^^;;
>151
あぁ、ブイ…ねぇ。男で声は某デ○ーバかよ。
(まあ少年役、お得意の方だけど)
>152
それよ、それなのよ!問題はっ
ルルーシュの最大の「うっかり」。
もう、おまいが○ねよ、っていう(^^;;
ま、その辺はマオ編の含みが今になって…
>162
そのようだったわね(もう前回の話だけど)
しかし例によって、よく聞き取れなかったんだけど(笑)
まっそろそろOST2も発売になるし、いっか。
>163
確かに。すっごいファンサービス♪
毎度バレ師さん、お疲れ、おっつかれぇ
しかし早速、細かい内容忘れちった(^^;;
ルルユフィがお互い初恋の相手同士だったて、ことぐらいしか。
でも、今は…(;つД`)
>164
あーそれ。だったかしらね?今回のバレの目玉は。
やっぱり私も、おかしいと思ったのよ。例のギアス遺跡で
スザクが固まってたのは、一瞬スザクにもギアスの資質が!?
と思ったんだけど、「ああなんだ、ルルのギアスのせいか」
で、その時は落ち着いちゃったんだけどね。でも、やっぱり。
んもう。学園祭も滞りなく(?)終了したしで、
ミレイ会長の青春、ぱっと花開くことなく終ったな( ゚ー゚)
って感じ…
(ま、まぁピザに関しては、某頭文字の人ほどのショックは、だけど(^^;;)
しかし、来週は…
とうとう来たわね、この不穏なサブタイがっ
つ「血染めのユフィ」
めでたく続編も決定したことだし、あとは、
真の最終回である所の、24,25話の予定が決まれば、
諸々謎解きの着地点も、あと残すところ4話で落ち着く…
のかしらねん、ホントに(苦笑)
ごめぇん。スレ番ずれて、1個レスロスト(^^;;
>162
感想あんがと(ていうか、7話回想だけどねw)
そうねぇ、スリーサイズはとっくにカレンのカラダに
聞いちゃったし(爆)でもやっぱ、人の秘密は、
知りたい方だけど、他人に話す趣味はないから…
んああ、最近ノベライズの方も身が入らなくなってダメねん
(というより、以前より書き出すのに時間がかかるように
なっちゃったんだけど…例の公式ギアス小説のせいで(^^;;)
てことで、>166の最後ミキオソングへのレス番は、
×>162
○>161の間違いね。
ルルとユフィでスザクの奪い合いみたいな図にも
見えなくないですよね会長
うほっ とも見えなくもないですが<奪い合い
王の資格を持つもの同士の最強の駒の奪い合い
という記号っぽくもありますよね
ユフィが…ユフィが…(;つД`)
ミレイ会長、せめて壊れそうなスザクを
その巨乳で優しく抱きしめて慰めてあげて下さい。
まぁナナリーでもいいんだけど彼女はちょっと
ぺったんこだから(失礼)
いや、今回の一番衝撃的なバレはある意味これだろう
Q.ミレイの今後はどうなりますか?
A.確定していません。
このうっかりはマジでシャレにならんだろ?
思いっきりスタッフの悪意を感じるぞ
生徒会のみなさんでルルをはげましてあげてください。
悲しみを背負い生きる人々を
救えるのはゼロしかゼロしかいない
ルルーシュルルーシュ
行け今こそ明日のために
ルルーシュルルーシュ
行け今こそ平和のために
ルルーシュ悲しみ終わるまで
ミレイ様の腋の匂いを嗅ぎまくりたい^^
どんな匂いかって?そうだな〜
例えるなら風を払い荒れ狂う稲光
のような匂いさ。
会長、俺の分の巨大ピザは残っていますか?
誰かの陰謀や悪意でああいう悲惨な展開になるのならともかく
原因がルルーシュのうっかりって・・・本気で鬱になるorz
乾いた笑いしか出てこない
そしてルルーシュとスザクは本当の意味で決別の道へ
うがぁーん――!!! たったったっ(←あいた口が塞がらない)
ッたっ…たいへんなことにっ……_| ̄|○
…と、ともかくレスは返していくわねん。
しっかしルルーシュっ これから一体どうなっちゃうんのん…
>169
そのくらいのことなら、まだよかったんだけどねぇ。
ええじゃんかのう、スザクなんか二人で仲良く半分こすればっ(笑)
あ、ナナリーの分も漏れなく残しておいてね、ルル兄様w
>170
同じく…うほっな展開ででも済めばよかったのにね(苦笑)
でも、むしろもう――それさえも望めそうにない?orz
最強の駒か。確かにスザクは、そうなのかもなー。
それがルルーシュのものになるのなら… というかむしろ、
ルル自身が言ってた通り「最強の敵」となる可能性の方が…
>171
ほんと私も忙しいわね… スザクもだけど、もう一人肝心なのがいるしね。
こっちは本当に、辛さ切なさのかけらも見せようとしないんだろけど…
あんな瞳に涙ためて… 泣けるぜ、こんちくしょう。これがほんとの鬼の目にも涙、か。
>172
ががーん。こっこれはこれで(^^;;
もう予定は未定よ、状態なのねん…
いいわよーどうせ一寸先は闇、な世の中なんだからw
>173
…悪意、悪意ね。本当に壮大なスタッフの裏切り行為だったわね。
ただ、ルルのうっかりに関して言えば、なんというかあれは、
単なるうっかりというか、来るべくして来た「うっかり」
だったような気もするわね。つまり、口は災いの元、それから、
ギアスという強大な力への畏怖の念が足りなかったっていう…
そういうルルーシュの甘さへの諸々教訓だった気がするわ。
>174
昭和生まれ?…つか、歳がバレるわよ(^^;;
(あいや、某ス○ロボ関係で知ったのか…)
ただルルーシュの本質は、ピカレスクだからねぇ。
'80年代ロボアニメの正義の味方を地で行くキャラじゃないからな…
>175
るっぱぁんんッ――何言わせんのよっこの非常時にw
○の匂いだったら、自分のでも嗅いで我慢しちくれ…
>176
巨大ピザかぁ。見事におじゃんになったわねぇ。
あれ――先々週の学園祭の話、見てなかったの?
>177
そうよねぇ…何かもう救いようがないとは、まさにこのことねぇ。
ほんとに、どこまでも監督はルルを、果てしなくどん底に落としたいみたいで…
まあこれは、例の頭文字の人との契約時点で確定してたことっぽいけどね。
若本皇帝の後を継ぐにしろ、何にしろ、ルルーシュには孤独なラストしか、
残されてないような気が激しくするわ… だからこそ、この私が…
あーというか、未来の夫ロイド伯爵はルルーシュの敵?シュナイゼル殿下の配下…
もしかして会長自身も、スザクとともにルルに敵対しなきゃならんとですか?
>178
乾いた笑いは、涙で潤せ。
いや、涙が出てこないから――なのか。
つ目薬
>179
ユフィ殺っちゃったらね…
そうなるともう。戻れないわね、二人とも…
・゚・(つД`)・゚・ ウワァァァン
本当に、ここまで悲惨な状況に追い込まれるとは思わなかったわん。
どうしてくれよぅルルーシュ、おかげでこっちのノベライズが、ちっとも進まん(^^;;
――ていうか、なんつーこと!先日発売されたDVD第3巻には、早くも既に7話がw
今回ばっかりはルルーシュに同情とかしたくない
被害者差し置いてなんで加害者の肩持たなきゃいかんのよ
やっぱ1期は後味悪い終わり方になりそうだな
ユフィ殺されるだけじゃなく
最大級の汚名まで着せられてるじゃん・゚・(つД`)・゚・
人々はギアスで操られてましたなんて言っても信じる訳ないし
もしスザクの言うようにユフィも生徒会に入ってたら
それはそれで楽しい事になってただろうなと想像してみる
カレン辺りとは絶対馬が合わないだろうけど
こんな事考えてたら余計に悲しくなってくる
ユフィが生徒会はいったらニーナ喜ぶだろうな
ようやっと春らしくなってきた今日この頃…
皆の衆、元気でやっとるかにゃ?
はーそりゃそーと、無事本編も一応の区切りがついたようねぇ。
なかなか美味しいところで終って、早くも夏の24&25話が楽しみだわん…
って!あーそうかいな、夏。夏ねぇ…ええやん、ええやん。
余裕で待ってやるさかいに。これで一時中断の憂目に遭っていた、
ミレイ会長の小説執筆もはかどるってなもんで?(^^;;
はぁ、にしてもルル…ようやく身も心も鬼になる決心がついたようねぇ(鬱
ま、あたしゃもう何も言わんわ。ルルーシュ自身がそれでいいってんなら、ね。
んじゃ、ゴタク並べてないでレスいくわ。
>182
確かに今回ばかりは、そう言われてしまっても無理ないわねぇ。
確かにルルの修羅の道って、つまりは、そゆコトだからね…
戦争も上に同じ。そういう非難の的になって、万人から
罵られるの前提でやってることだろうから。だから、
ルル的には、我をもっと憎め罵れ!ってことだろうと。
…はー見てるこっちが辛いわ。
>183
スザク(;つД`)
ミイラ取りがミイラに…じゃないけど、スザクまで復讐鬼に。
でも仕方ないわよね、こればっかりは。だから上に同じで、
ルルーシュは、せめてスザクの激しい怒り憎しみを、一身に
受け止めるしか。だからこその「憎めばいい」「歓迎してやるさ」
もしくは「友達だからな」…復讐する者と、それを受け止める者。
なんだかルル、だんだん皇帝陛下に似てきたわね?(^_^;;;
>184
そうねぇ。先日のは、まだ「続き」のあるプレ最終回だからね(笑)
こっから25話までの流れがどうなってくのか。まぁこればっかりは、
楽しみに待つしかないわねん。つーか、結局私はどうなんのさ(^^;;
>185
ユフィに関してはもうね…これこそが最大の哀しみという気がするわ、
ルルにとって。勿論それはスザクもなんだけど、やはり自ら手を下す側
としては、たとえどんな理由があろうとも決して許されざる行為だけにね。
もういいんだ、気が済むまで詰ってくれ。俺はそれを黙って(とゆーか悪になりきって)
受け止めるだけだ。…とかいうルルの心の声が、なんだか聴こえる気がするわ(泣
ユーフェミア様は自ら真相を知らないまま逝ったのが、せめてもの幸いだったわね…
>186
ほんと…本当はそうだったら、どんなによかったか。
でもそこは鬼畜ドS谷口、わさびテンコ盛り(^^;;な泥沼展開に。
でも、そういうフルーツパフェ的展開は、せめて二次創作とかで見たいわねぇ。
カレンとの相性か。そだ、そろそろまた例の星占いコーナーで、その辺も語りたいわ♪
>187
ニーナのあの衝撃ぶりには、私も度肝抜かされたわw
でも、その後の必死にガニメデ改造してる一生懸命な姿には…
確かにユーフェミア殿下への彼女の思い入れの激しさ考えると、
あとが物凄く怖いけど(^^;;でも、それだけ大切だった人なんだと思うと。
勿論スザクもだけど、その辺はルルがナナリーを想う気持ちと、
まったく変わらないんだと思うと色々切ないわね。憎しみや復讐だけでは、
同じことをループし続けるだけと思いながら。「もし〜だったら」というのは、
もう後の祭りとは思いながらね…それでもやっぱり幸せな時間を想像してしまうわね。
ぐはっ。最終回やら何やらで、結局また一個も完結せずに月を跨いでしもた(^^;;
結局ダールトンにどんなギアスかけたのかも知りたかったのだが
夏までお預けか
小説再開楽しみに待ってます
確かまだ黒の騎士団すら出来てない時期の話だよね
そういやシャーリーにとってルルを忘れる事も
「とても許せない事で、当たり前」な事なんだよな
ミレイ会長星占い楽しみにしてまっす
皆さん、おはようっす〜 ^^
せっかくなんで今日はちょっと久々に、
星占いコーナーでも更新してこうかなっとw
てことで、まずはレスねん♪
>190
個人的な私見だけど、あの時ルルは特に、
ダルd将軍にはギアスかけなかったと思われ
確かそういう精神的余裕なかったっぽいから
>191
ありがと。出来る限り今後もがんがるね♪
ほんとにメンゴ。いつも筆が遅くって(^^;;
>192
そだね…でもシャーリーは生きてるからね。
生きてる限り、またルルを好きになることも可能ってこと
それだけにユーフェミア殿下は…
>193
お待たせっ
少しだけど今日は、ちょっとカレンスザクユフィ
あたりのTスクエア3人について言及してみようかと。
特にカレンについては正式に生年月日が分かったので
(モザイクカケラ封入学生証にて)そのうち時間が取れたら、
カレンチャートについても…ぬっふっふん、これまた面白い結果が出たわよん♪
ではっさっそく…
星占い的独り言:その40
さてさて。色々あって、とうとうクライマックスを迎えた本編。
今回特に取り上げたいのは、ユフィとスザク。それとカレンね。
ルルとスザクの関係もあらためて検討したいとこだけど、今回は
敢えてこの3人で。あ、何気に蟹座のシャーリーリヴァルなんかも!
つまりスザク蟹座、ユフィ天秤座、そしてカレン牡羊座で、
ちょうど蟹座のスザクを頂点に両脇にスクエア90度に位置してる、
カレンとユフィ。彼ら3人は(勿論ルルもだけど)例の無人島で、
如実にそれぞれの関係性が激しく変化したわよね。個人的にその辺から
この3人については、なかなか面白くなってきたと感じたわ(笑)
そうそう。考えてみれば、牡羊座カレンと天秤座ユフィって、
お互いに180度反対側に位置する星座同士。まさに行動派の
カレンだけど、そんな彼女はユフィのことを、何も出来ない
「お人形さん」なんて形容してたけど、実は全然そんなことも
なさそうね(笑)確かに牡羊座から見れば天秤座は、何よりも
バランス重視で見栄ばかり張っている良い子ちゃんに見える
だろうけど、その実天秤座のユフィは、どうすれば一番よい
方法を取れるのか、彼女なりにしっかり考えていたっぽいしね。
で、例の特区宣言。あれは非常に天秤座らしい発想だと思ったわ。
日本人もブリタニア人も、それぞれが平等に幸せになれる社会。
勿論、あんな悲劇が起こらなければ、元々日本人であるカレン自身も
あれでやっとユフィを見直したかも…ああいう公平な発想っていうのは、
何かと猪突猛進すぎて周りが見えなくなりがちな(笑)牡羊座には
ないものだしね。でも…射手座のルルーシュは、それぞれ対立軸にある、
牡羊座と天秤座を120度と60度で調停する好意的な角度であるだけに。
それが一体どうしてあんなことに(汗)本当に運命って悲しいわね…
星占い的独り言:その41
それぞれ対岸に位置する牡羊座カレンと天秤座ユフィ。
そして蟹座スザクは上記二人とは、それぞれスクエアという、
厳しい角度。当初5話時点でのユフィとスザクの、とてもお似合いで
幸せな二人のあの出会い――あの時からはほとんど想像できなかった、
このスクエアというハードアスペクト。それが終盤のこの急展開で、
まさかその通りの不幸な結果に。いやいや、スクエアという角度を
そう悪い角度と決め付けてしまうのは、確かに考え物だけどね。
確かにカレンとスザクのスクエアは、文字通りブリタニア軍と
黒の騎士団側にそれぞれ分かれ、ランスロットと紅蓮弐式を駆る
敵同士、という当初の二人の図式からすれば、ほぼその通りという
感じだけど、逆にこの二人に関しては、例の無人島で、それぞれの
正体バレがあってから、本来の嘘のない関係性が築けたのではという
気がするわ。ま、確かに敵同士であることには変わりないんだけどね。
(カレンの、スザクとルルに関しての各々後者二人との相性は後々ね…)
考えてみたら、カレンはイレヴン騎士団側、そしてユフィはブリタニア側で、
まさにスザクにとって対立する両軸にいる対照的ヒロインという気が。
勿論、騎士団にはゼロであるルルーシュがいるんだけど、スザクと
ルルーシュの150度の運命的な関係性なんかも考え合わせると、この
二人のヒロインの位置関係は、なかなか色々と感慨深いわねぇ…
ルルーシュだけだったら、この二人の関係は、なかなかどうして、
射手ルルを介して、互いを認め合える良いものになったかもしれないけど、
そこに割って入るような位置にあるTスクエア軸上の蟹座のスザク…
こうして見ると、ほんとにホロスコープって複雑怪奇極まりないわね。
あらためてこの4人の運命って(同時に同じく蟹座のシャリリヴァルまで!?)
星占い的独り言:その42
うりゃ!そういや今気付いたけど、何気にネリ様ってスザクの
反対側の星座の山羊座なのよねぇ…つまりユフィとカレンの
二人を合わせれば、この4人でグランドクロスという十字型が
出来上がることに!ま、まぁカレンはともかく、コーネリア
ユフィ姉妹も、同じくスクエア相性ということに。確かに
ここに至るまでにネリ様は、妹ユフィのブリタニア思想に
反する考え方に、何かと物議を醸していたわよねぇ(汗
確かにそのお二人を上手いこと仲介したのが、私の婚約者
であるロイドさんの上官でもあるシュナイゼル殿下なんだけど…
どーでもいいけど、あの方怪しさ爆発だわ(爆)勿論まだ星座が
解らないので、今の時点では何とも…だけど。(キョウト六家の
神楽耶といい、いい加減早く星座暴露して欲しいもんだわねぇ)
そいや、上記チャート図形でいったら、さらにすごいことに?
気付いてしまったわ(笑)それは何を隠そう、この私ミレイ会長の
獅子座なんだけど…ちなみに獅子座会長、射手座ルル、そして
牡羊座カレンの3人は、前にも言ったけど、火のトライアングル
――ちょうどホロスコープ上で大三角形を形作ってる、非っ常に
安定した3人組なのよね。そこになんとなんと!天秤座のユフィを
加えるとあら不思議。いわゆる「カイト(凧)」っていう、これまた
微妙な力関係の図形が出来上がるのよねーどちらかとグランドトライン
(上記大三角形)に、さらに一本芯が通ったっていうカンジの…
まぁ確かに私自身は、あまり他の3人には直接絡まない感じだけど?
それ言ったら、ここへ来て如実にニーナが特派セシルさんと同じ
乙女座であるのが何か怖いわね(汗)ちなみに乙女座のセシルと
蟹座のスザク、そして水瓶座のロイドの特派3人組で運命の150度が
関係したヨードという形が出来上がることは以前も言及したけど、
そこに当初は、まさか事実ニーナが加わるとはっ!そーいや、
獅子座の私は、ちょうど間もよくこの蟹座と乙女座に挟まれてる
星座なのよね…しかも水瓶座のロイドさんとは180度反対側にある
星座同士。あー何だか物凄い運命的なものを感じてきたわん…orz
星占い的独り言:その43
つまり獅子座の私と水瓶座のロイドさんは互いに対岸にある、
星座同士…この位置関係って恋愛ではお互い非常に惹かれあう、
割と夫婦なんかにも多い配置なんだけどね。確かにロイドさんは
面白い人だし、何かと目立ちたがり屋で面白いこと大好き、お祭り
人間な会長的にも申し分のない退屈しない相手だわさ(^^;;それは多分、
ロイドさんの方でも同じなのかもねぇ。つか、確かにあの人の目的は、
私自身じゃなくて、ガニメデなどアッシュフォード家が持ってる
ナイトメアの技術そのものなのかもしんないけどさぁ(苦笑)
それはともかく。怖いのはなんと!如実に獅子座の私自身が、
上のスザク、セシル(&ニーナ;;)ロイドの絡んだ150度ヨードを
さらに増長させてる位置関係にいるってこと(((( ;゚д゚)))アワワワワ
つまりこの形は「逆ヨード」と言って、二重にこのヨードを
強調させてるということに…(汗)ほんっとにこれマジで星座、
適当にそれぞれのキャラに割り振ってたとしたら怖いわ湯川P(爆)
(それはルルーシュ運命で既に痛感済みなんだけどね…)
その上ちなみに、疑惑のシュナイゼル殿下が密かに?実戦配備
させようとしてる例の某改造ファンタオレンジ君〜ちなみに彼も、
なぜか私と同じ獅子座!? あぁぁ一体全体どうなるのこれからっ!!!
むしろ今後ロイド&ニーナ恐怖の150度コンビの腕が鳴る鳴る的展開に、
なだれ込んでいきそうで怖いわねぇん、特派デヴァイサースザク(爆)
(その上リヴァルやシャーリーまで何気に同じ蟹座ってのが…)
そう…そうなのよ。(ここでやっと主役登場)ここへ来てユフィを失い、
復讐鬼と化したスザクが。その潜在能力を、さらにバックアップする、
特派シュナイゼル殿下のこの強力メンツ…そこに嫌でも巻き込まれていく
ミレイ会長の運命やいかにってか!もーどうすんのさっていう…orz
ただでさえルルーシュの敵と開き直った?スザクは、某よくわからん
謎の棒読みショタ君から、未知の力まで授かっちゃうみたいだし…
こりゃマジでルルーシュ危うしッかもよ?まぁ文字通り悪鬼と化した
ルルにとっちゃそれくらいの方が敵として手応えあるのかもだけど(汗
あ、なんだかだんだん星占いとは関係なくなって来たわね(^^;;
当初予定してたスザクカレンユフィのみならず、結局今後の
展開的に気になるオールスターズでお送りしちったし(爆)
ま、次回はカレンチャートでも真面目に解説するわね(笑)
生年月日さえ分かれば正確な惑星位置なんかも分かるしねー。
ではではっ今回はこんなカンジでバイバイちゃ〜
スザクは結局ゼロの正体知ったのか?
だとしたらあの電話とてつもなく怖いんだが
:::::::: // / /:::::::::::{ノ / ヘ ヾ、\:::::::::::::::::丶:::::::::::::::::
:::: 〈 j ,′/::::: ン ̄ /x-=圦ヘ ヾ、`ヽ:ト,、::::::::丶::::::::::::
:::::::l / / {:::/ ,∠〃…‐-ミヾ\ >斗彡'\:::::::ヽ:::::::
ヽ:::|/ r′ /´ / }7 a }ト、 彳 ノ人_)::::::::',:::::
}《 / { /'\ '′,'\ '//テ'、::::__::ノ:::::: いやぁぁぁぁぁーー!!ユーフェミア様ーーーッ!!!
{:: `ト、 ',. {{ ヾ丶=彡ノ }ト、仏≠<人/::::::::::: そっそんなっユーフェミア様ガァァァァァ!
`¨`ヽヽ ヘ弋_ jj '´ ,.イレ/ a }7ヽ \::::::: ゼロっ殺してやるーーーーー!ユーフェミア様の仇ィィィ!!
_____ }ム ∨`ー!!―― 一' {/{ '/メ、 }/::::::::ノ
\ レ'::.(ヘ } ノ'/_ /八=彡‐'<__/_:::::::::ノ
ヽ:ヽ{::.::.::.∧ ,'.ノxぐ⌒¬≧xン (二\xヘ ∠ /ヾ::/
\:ヽ::.::W / {ヘノヽ、__ノ::/ ゝ- /`弋´/
}:/\{⌒\ ∧ `ー=≦ヒ/ __, イ{/ /
/::.::.::.\ `くr/\_ ,. <( / ./【注・ホラー映画のお化けみたいですが、生徒会のニーナ・アインシュタインさんです】
/::.::.::.::.::.::.::\ \ /∧7::.::.::.: ハ / /
谷口と大河内はどれだけスザクをいじめれば気が済むの?
さて、キャラネタ板の方の次スレはどうしよう?
そりはルルが決めること?
ミレイ会長、終電に乗り遅れてしまったので今日はアッシュフォード邸に泊めて下さい。
声優アニメディアより
http://imepita.jp/20070409/627360 それぞれのキャラクターを最初に演じるとき、監督からは、どう演じてくれと言われたんですか?
櫻井「頭脳派のルルーシュに対して、スザクは腕力の人、そして経験の人。
監督から、『ルルーシュは童貞でしょうけど、スザクは経験済みだと思われます』とまで言われました(笑)。
以下略」
ルルーシュスレ立て状況の報告よろ
ミレイがミレイなくなって寂しい
携帯ラジオは持ち歩いていますか?
,、‐ ''"  ̄ ``'' ‐- 、
/イハ/レ:::/V\∧ド\
/::^'´::::::::::::i、::::::::::::::::::::::::::::\
‐'7::::::::::::::::::::::::ハ:ハ::|ヽ:::;、::::::::::::丶
/::::::::::::::/!i::/|/ ! ヾ リハ:|;!、:::::::l
/´7::::::::::〃|!/_,,、 ''"゛_^`''`‐ly:::ト
/|;ィ:::::N,、‐'゛_,,.\ ヽ(゚) !;K
! |ハト〈 ,゛ (゚) , リイ)|
`y't ヽ' //
! ぃ、 、;:==ヲ 〃
`'' へ、 ` ‐ '゜ .イ いつでも二人は〜シンデレラハネムーン〜♪
`i;、 / l
〉 ` ‐ ´ l`ヽ
/ ! レ' ヽ_
_,、‐7 i| i´ l `' ‐ 、_
,、-‐''"´ ノ,、-、 / 、,_ ,.、- {,ヘ '、_ `ヽ、_
/ i ,、イ ∨ l.j__,,、..-‐::-:;」,ハ、 '、` ‐、_ ,`ヽ
/ l ,、‐'´ // ',/!:::::::::;、--ァ' / `` ‐ `'7゛ ',
/ l i ´ く ';::::::l / / / ',
/ ! l \ ';:::l , ' / i/ ',
もしかしてここのミレイ含めキャラハン皆バッくれた?
たはっ!お久〜 本編が仮終了して早くも2週間。
はーとうとうあちらのキャラネタスレもDAT落ちしたようねぇ…
いや、皆の衆すまぬぅ…ちょいとここんとこ忙しくってえ
ってことで、>211決してそういうことはないのであしからず^^
>199
私はそうだと踏んでるわ…ってかジョイ君がスザクの
前に現れた時点でアウツ!&ルルーシュの反応見て
探りを入れるために、わざとユフィの携帯で…怖っ
>200(まさに顔面崩壊…汗)
あら、いらっしゃいニーナ(^^;;
でもその後の彼女は、美しき復讐に燃える熱血マッドサイエンティストに…
いやだから、それはそれで激しく怖いんだってw
>201
スザクやユフィもだけど、ある意味ルルもね。
っつか、それ言ったら私自身もだわさ(^^;;
ことごとく谷口&大河内に弄ばれる我らの運命はいかに〜
>202>203
今のところルルは立てる気配ないみたいだし、やっぱ色々と
忙しいのかもね… それに加えて、これまでも傍から見ても、
盛り上がりが微妙だったし… キャラハンがコンスタントに来て
レス返せないという実情もあるけど、あれだけ皆で貴重な時間割いて
頑張ってレス返しても、名無しの皆の反応薄いと、確かにモチベーションも
下がるかもねぇ… それはスレ主のルル自身も、それから他の皆さんも一緒?
まぁこのまま夏まで休眠状態というのもありかもしれないし、
その間、ミレイたんのこちらで皆さん遊んでくれててかまわないので。
>204
レスが遅れてすまぬ!未だに帰れてない(んなぁこたない)
ようだったら、いつでも泊まってくれてかまわないわよぉ♪
なんせ、ウチ(学園内だけどね)は、何かと気前いいので有名だから!
勿論、昔ほど羽振りよくないので、たいしたおもてなし出来ないけどね(^^;;
>205
はっはっは〜 そういや、リヴァルもルルは頭の知識だけで
実戦や経験が足りないんだって言ってたわねぇ(ニヤニヤ)
その点やっぱしスザクは…色々と向こうは侮れないわよルルw
>206
待て!しかして希望せよっ
>207
日本語でおk
しかし言いたいことは大体解るw
ゴミンねぇ、ちょっとの間放置しちってぇ
>208
ん、イマドキの携帯はラジオも聴けたり?
特に目の不自由なナナリーにとっては、必須アイテムかもね。
>209
さらに、あっはっは!特にルルは色々とツッコミ所満載だからねぇ
まぁそゆとこも含めて、愛すべきネタキャラなのかも(^^;;
>210
シンジ君、自重しるw
さぁ〜てレスどころか、すっかり停滞してるノベライズの方はどうすべかw
いやね、書きたい気は満々なんだけど、いかんせん今月に入ってから、
すっかり時間が取れなくなっちゃって…orz
ほんとに楽しみにお待ちいただいてる方には申し訳ないっす…
いやもう、こんな駄文を楽しみにしてくれてるというだけでも、
実にミレイ会長冥利に尽きるってなもんなのですがm(__)m
でも、途中でやめる気はさらさらないので、
どうか根気よくお付き合いくださいませませぇ〜
久し振りです会長!!
俺は根気よく会長からのレスと会長の小説を全裸待機で待ってます!!
焦りは禁物です会長
急いで書いて駄文になるよりは
時間をかけて読み応えのあるものを書いてくだされば良し
そんな事よりスザクが非童貞だという事実にびっくり
>>212 >たいしたおもてなし出来ないけどね(^^;;
ミレイ会長がお酌とかしてくれたら最高のおもてなしです!!
まぁルルーシュが最近不定期だったら
他キャラハン(カレンとかC.C.とか)が新たにスレ立てても
全然かまわないのですが(キャラネタ板の話)
∧∧l||l
/⌒ヽ)
〜(__)
"" """"" "
でも下手だとか(・∀・)カエレ!とか
キャラハン煽る奴もおるしなぁ…>218
ま、間違ってもカレン(兼役ルル)は立てんわなww
つか、復活して欲しい香具師どれくらいおるん?
>220
ってかお前がそれだろ?
ここにまで来んな、消えろ
ナンデソウナルン...orz
ミレイ会長の今日の気分は超会長(超快調)
〃 |:: |:.ヽ
/ \ |:: ト 、',
/ / / \∧ ', l
/:. / / ,、 \ \:: ',::l l l
,'::. /〃 / / ,イ / / / ヽ:. ヽ: ',:. |::l l
{::::.| |:. | l/ / |:. /〃 / ',::. l::. |:/::: l l
',::::| |:: | | /─ヘ: | |::|:|ァ──ヘ:: }:: ハ:::::: l:. l
ヽ从::. |:. |ィ赱乏\从::ヾ:;ィ赱乏}:: / ∧',:::::: l:. l
ヾ\: ト、ハ:::. ̄..:::::::  ̄´∠イ}个 、}:::::: l::.. l
ハ!:::ヾヘ:::::::::::::{、 /,.イ|:: | |ト、:: l:::. l
/ /:::::::;ィ > .::: ーー , イ, ゙ |:: | ヾ \:::. l
/ /::::// | `><_/ |:: | ', ` ー-- __
, -─ ' ´ / | ./`Y´ヽ |:: | l  ̄
/´ / | ∧´ ̄`ハ |:. | |
ハ / | / l l ', /|:. | |
{ \ / .レヽ >ー< ∧/ |.. | | /
| \ / | { } | | | /
壊して私の心を赤い悲しみが
溢れて流れてくるから
今はただ瞳とじて砕けてしまいたいの
キャラネタ板の次スレがなくても
ここでミレイ会長とギアスの話題で盛り上がれれば
それで満足さぁ
226 :
名無しになりきれ:2007/04/21(土) 02:02:32 O
637:如鵜瞳孔 ◆834vPssqvA 2007/02/28 16:22:57 O [sage]
やっぱせんだいそおちょおぢきでんのばったがいいとおもうけどにゃーもれてきにわ
らいよんくちゅちた いいおー!いいおいいおー!ごろにゃ〜ん
校歌ってあるのですか?
あひゃひゃ なんかまた、少しだけ間開けたら、
いつのまにやら、こんなにお客様が〜 いや千客万来!
(単に向こうの名無しサン方が流れてきただけだろけど(^^;;)
久しぶりにメモパッド起動してレスでも書きますかっ
ってことで、ごたくはともかく、さくさくレスレス。
>214
おっひさ〜v そして、またまた嬉しい一言ありがとねん♪
>215
こちらも、さんくすぅ♪
そうね。確かに私自身も、やっつけでは決して書きたくないしねぇ…
>216
うん、まぁ(笑)でも、猫被ってない本来の彼の性格考えたら、案外納得かもねw
それより私としては、もやしっ子の童貞君が一国家に反逆企ててることの方が…
あいや、ルルなんでもない(^^;;
>217
何をおっしゃるウサギさん♪
お酌してあげる代わりに、次は会長の方にも、おかわりお願いねーんw
あ、そりゃそりゃ。注ぐ阿呆に飲む阿呆、同じアフォなら飲まなきゃソンソン♪
>218
まぁね…あえて自然の摂理?に逆らってみるとかw
でも、前みたいに最終的にぐだぐだ状態になるくらいなら…
正直キャラハンと名無し同士が一方通行なのも否めなかったし
ルル自身も、そう考えての一時的な御隠れってことだと?
(単に忙しいだけかもだけどw)
((二二))
へ 〃⌒ ̄ヽ へ
//',',\!"!巛《´^゙`i)゙!///
_//〃',〃_゙!| |リ.゚ ヮ゚ノリ!_〈
ゝ'〃',〃.,/';⊂iξ/゙-i-ヾξiつ
´〃///〃ξ/j リ@リjヽξ〉
゙ /リ_|_| 」」リヽ
あら?楽しそうな所ですね
やっぱ学園も戦場になってしまうのかな?
>219
そろそろ五月病の季節かしらねぇ…
それとも単に食べすぎなのかしらん…
>220
確かにねぇー事実それは否めなかったわね。
ホント私も、実際どれくらい需要があるのか知りたいわん…
>221
コラコラぁ〜 こんなとこまで来て、そうカリカリしなさんな〜
>222も、そう気落ちせずにねー…
>223
君、それ以前も、どっかで聞いたことあるから(^^;;
>224
おぉ〜い、はやく現実に戻ってこーい。
ぶっちゃけリインカーネーションは、C.C.のキャラソン(^^;;
ってシャーリー、とうとうアフォ学園が大変なことに!な、
24&25話前にして、個人的感情で鬱になってる場合じゃないと思うけどぉ…
(っと煽っても、やはり無理か……汗)
>225
なんか代用品扱い…(^^;; まーしゃーないけどねぇ。
確かにレスの分量だけ小説の方が…っていう心配もあるけどw
なんなら他の方(キャラハン)に、遊びに来て貰いがてら、
レス返して貰……あ、それじゃここが向こうになっちゃうかっ
>226
アノ…どちらからお越しですか…
>227
校歌かぁ。
それは会長自身も考えてなかったわぁ…(ってアンタw
正直、黒の騎士団団歌があるくらいだしねぇ。
ここは我が生徒会の専属作詞家兼、作曲家にでも…?
幾らブリタニアンな学園だからって、天下の皇帝陛下&
皇族の方々のテーマみたいなのは考え物だけど(^^;;
いやむしろ、このミレイたんが面白おかしく作詞作曲っ!
はぁ〜馬鹿なこと言ってないで、早く寝ないと…
>229
やべ、>232みたいなこと言ってたら、
早速ちとヤバイ御方(霊)呼んじったよ(^_^;;;
てかユッフィー皇女殿下…あーた今まで一体どちらに?
(勿論あちらのスレ内での話…確か久しぶりの登場ですわよね…)
>230
これがホントの戦場のアッシュフォード…
あ。ちなみにユフィ殿下、日本人は当学園にはおりませんから、あしからず!
(スザクと咲世子さんは…常人じゃないし、あの二人は例外ねっ)
>>233 ((二二))
へ 〃⌒ ̄ヽ へ
//',',\!"!巛《´^゙`i)゙!///
_//〃',〃_゙!| |リ.゚ ヮ゚ノリ!_〈
ゝ'〃',〃.,/';⊂iξ/゙-i-ヾξiつ
´〃///〃ξ/j リ@リjヽξ〉
゙ /リ_|_| 」」リヽ
あ、ちなみにあちらのスレに以前いた私とは別人ですのであしからず
そんなに長居もしません、ただ挨拶に顔出ししただけです
ずっとお話し相手がクロヴィス兄様やマオさんだけじゃ退屈でしたので
最近はInnocent Daysばっかり聴いてます。
236 :
真ゼロ:2007/04/26(木) 21:37:06 0
/'´ ̄ )/ヽ
./ Y/´ /,へ、
く、 {./ // ├(⌒ヽ
\ ヽ ヾ」 | ./ /
ヽ ヽ !! /Y { /ヘ /iヽ ハ
`ヽヽノヽ( ( )ヽ / V:. |:::V |
\ ||| ||| ||| i ノ::/ .:ィ |::::::V
. ト、_ _ノ }. N::/:://´⌒ヽ:::|
|: .::厂T :.:{_/二二_/ i::レ/ ,ィ
. |: :::i .:::|: :: | ./{ }ん //
|: :::i .::::|: ハ:|\ |:ヽヽ、 ノ:/ / /
i.| :::i ::::::レ | ヽ<iヽゝヽ-彡ノ─' /
. | |.::i :::::/ .:/|:::::/ハシ⌒ー、ー'/ _/
/| :::: ::/ .:/ .|ハ彡二ニヽ\」_/
/ | ::厂|' ...::/ ヽ...}-{__二ニy ヽミ、-、
{ .|ノ: ::| :::/ ヽノ ヽ.....-:::::::::::}:::::::}、ー}... ヽ
ヽ::/::: .::::ヽ.........::ソ /ヽ:::::::::_ -ヘ-、::...}、:::: |
ヽ:::...:::::::::::::_/:: :  ̄ ..:: \,、:::ノ
廴__ハ─'i::::::: .:: >'
ヽ, ::|:::::: .::: ..: ...::::: /
ヾ、::::::: ..:..::: ...:::::::: /
ヽ::::: ...::::::: ...::::::::::::: ./!
ヽ::::::::::::::::::::::::::: .:/::/
<:::::::::::::::::::::: ..::::/:::::ヽ
ノ::::::::::::::::: ..::::::::::::::::::| __
ノ⌒ゝ_ノ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ <:::::::
、ノ::,--、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ _):::::
私が真のゼロだ!!
会長、もう直ぐ母の日ですよ。
そういやそろそろ小説版の発売日か
ルルの応援歌作ったので、生徒会で採用してください。
「ルルーシュ飛ぶ」
コードギアスが開かれた きらめく光俺を撃つ
ギアスの力たくわえて 開いた翼天に飛ぶ
恐れるな俺の心 悲しむな俺の闘志
ゼロの怒りが正義になれと 雷放てソードが走る
巨大な敵を 貫いたとき
コードギアス ルルーシュ
黒の騎士団 ルルーシュ
アタックアタックアタック
俺は戦士
/.::./.::.::.::.:i::.::.::|::|/.::!::.:!::.::.::.::.::.::.:{::ハ
{/.:.::.::.::.::.::}::.::.:,LlL::」::.:l::.::.:i::.::.::.::.ゝ‐`----‐ァ′
{、__ノ.::.:/.: /.::.::./.::.::/ |::.:!::.::.:{::.::.::.::.::.::.、_::∠. ィ
\-ゝ==彡.:/.::.::./.::.:メ、 j::.:l::.::.::'.::.::.\::.::.::.::.::.::.:/
、_r_::.::.::.::.::.::./.::.::./」::厶、ヽ ヘ厶::.::.::',::.::.::.丶、::.::.彡
丶.::.::.::.::.::./.::./〃fし寸 〃fし寸::{丶、_::.::.::.二ア
`¨¨/.::.:イヘ 、_些, ! 、些__,\メ´/.::.::/
` 、::.::l、 ヘ } //.::/
\::`¨ヘ ′ , /´.::.:(
` ー‐-`、 `ー‐二  ̄ ,〈-‐ '"´
_ ..-‐──一¬小、ト、 /}ト \ー‐----- 、_
, ヘ / { ヽ.\ __ //イ >‐ 、
/ \ 」 rfL,「 二二 Y]L / ヽ
. / ヽ 1ト | l l |7ト / ',
〈 -‐‐- . `、 k j j l {_ / }
/ -――- .\ ', / // vハ i .′ ー‐==ミュ ;
/ `丶 }/ // vハ. | ′ L_ l
-‐ ´ i r _二二マ′ `マ二二 ┐ V-‐- 、 \j
} { { rヘ r┐} } ヽ、 ` ー─‐-- /
l l l トイ ゝi j j ヽ、 .′
∧ | | | / // ∧` ー‐-- ─イ
リヴァル「会長知ってましたか?私はLです」
22〜23話の後に20話見返したらまた違う見え方がして
このアニメの演出のニクさを感じる、ただ良い気分ではない
242 :
バトー:2007/04/28(土) 17:42:17 0
| | | | ヽ. i / >、
| | | | \ | /- ¬
| | | |≧xト、iy'_,∠二 ̄ |
| | | |  ̄ `"ヾ⌒i.}
| | | |_ ヽ..__ ト、 :!
| | | | ヽ. 厶-¬、 トIV
| | | ト、__,ノ { _ }lリ、
| | | Lノjト、=ィikf⌒厂 i/イ|
| | | | ,'i´ iヽ.二 V/
| | | | :i l. } /,/ __r 、
| | | | ヾニ.rノ :,' / / `Yヽ
| | | |,. - ー- 、 } ノ {_ / :/ 〉
| | | ト、ヽ=-、 j \ / :/ /
| | | | \ _ _ , イ〉 ! / _,/ /
| | | | ヽ__ ,/:// L._ /ーr' / :!
| | | | ∨:::// |\ _,/ / / /
| | | ト、 ∨人 , `//=彳/ /
| | | |、 \ \ \_{ // / :/⌒i
| | | | ヽ ヽ. ト{ // / /`ー/_
| | | | ヽ }人i 〈/ / / /{ Yー┐
| | | | \ | | ヽ. \ / / '´ ,人_,丿
う〜む、シャーリーの水着姿がいいなぁ〜
会長殿はルルーシュに甘過ぎるっ!!
,、 -- 、i!__
, '´ ``ヽ、
_ ,/ \
∠ li ト、 、 、 ヽ
/ , , |ヽlヽ!ヽ、|ヽ!ヽ l
レ! ./Viレ' , -ーニー-、レ、 .l
| |i ,-ー、 (゚) .| /`ヽ!
ヽ, ', (゚) ´ ` ソノ
`ヽ', ´ノ _,イ-、
{l ` / ヽ┤ |``ー- 、
/入  ̄ , ./ | `ヽ、
ト、 ゝ>-ー'  ̄`ヽイ / .| ,、 '" \
了、_ .〉 ./ | / ヽ
/ヽ``ー-l' | /__ | / l
| \ ,' l`ー''| ヽ、. | ノ l
| `,' .lヽ::::ノ ` l / l
l ./ ト-辷 `Y / l
l ./ | ト、_ _-/ |
| / | lヽ ` l l
L_../ ト, | l. l |
学園祭遊びに言ったけど、美人女教師が見当たらないな。八神ひろきの漫画に登場するような美人女教師を即雇わないといけない。
あと女子の体操服はブルマでないとダメだ!ブルマでないと男子生徒が女子の体育の時間を見てもつまらないでしょう。
なんなら僕が生徒会長なってあげようか?
会長がこないよ・゚・(ノд`)・゚・
ってことで!呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーン!!
おっひさ〜(んでも、そんなに久々かいな?)な、ミレイ会長でっすv
>245ご心配おかけして、メンゴねん
はぁ…なんというか。小説の方がちっとも進まなくって、
それだけで、こちらに出す顔がないっていうか(^^;;
あっつーまにDVDの話数の方にも追い越されちったしねぇ;;
やっぱり時間がないっていうのは、致命傷だわね…orz
ま、それでも気を取り直してレスレス♪
>234
ユッフィー皇女殿下…やはり貴方も「Cの世界」へ…?
ということは、皇帝陛下は、やっぱり愛娘とも交信しとるんかな…
ぢつはナナリーともども、ユッフィーにもデレデレだったとかw
>235
聴いてるうちに酸欠にならないように注意してね(爆)
>236
うーん、マンダム。
>237
でもね、お母さん。
「母の日」は、やっぱり愛娘の反逆から始まると思うの…
ごめんね、親不孝な娘をゆるしてぇ〜って何言わせんのよw
>238
ぐわぁorz
ま、そうは言っても、個人的に公式小説は楽しみだけどね(笑)
>239
えーっと…(爆)
>240
な存在にも、そろそろ飽きたのね、リヴァル…
でも君の中の人は、そのかっぺぇタンじゃないから…w
(ちょっと声似てるけどね?)
>241
なんと言っても、そこが谷口作品の醍醐味よねぇん…
徹底的にSを貫くっていうか。ま、特にMな視聴者には、
それがたまらないんだろうけどね。萌えとか言って、
ほえほえしてるオタには、良い薬かもねん(^^;;
>242
あの…(シャリはここには…w)さっきから気になってるんだけど
容量食うんで、できれば大きめのAAは自重…をば(^^;;
まーどうせ遅々として進まないスレなんで別によいけどねんw
>243
るるーしゅッ
嗚呼、どうして貴方はルルーシュなの…(お祈りポーズ)
なんてシャリじゃあるまいし会長としては自重したいトコだけど(^^;;
まぁこれも一種の親(姉)心?みたいなモンなんで許してねん
>244
あのーシンジ君…ここに来て独り言云うのはいいんだけど(^^;;
しかし美人教師か… 国府田マリ子声のセンセだけじゃ、
やはり役不足だったか(ってか会長の中の人もやっとんねんw)
いやここはむしろ、かつて'80年代的ヘアスタイルで、
生徒たちにヒンシュク買ってたイレヴンの扇センセのつてで、
浅黒い肌の千草センセに来ていただくしか…♪(何の授業だよ)
そんなコト言ったらニーナのたっての願いで、
ロイドさんとかがナイトメア理論とかの授業で
押しかけて来そうで怖いけど(爆)
てか。…なにっ!?
さらっと今、会長のっとりを宣言したわね?
イレヴンの餓鬼ごときにこのミレイ会長が屈するとでもお思いかっ
とか一応煽ってみるテストw
ミレイ会長のレスはルルとスザクだと
ややルルーシュ寄りっぽい感じがするから
もうちと中立的な観点で宜しくお願いしたいです。
>249
502 :ミレイ・アッシュフォード ◆NExBtW1h.2 :2007/04/30(月) 04:50:04 ID:wczgU+Rx
<<枢木スザク>>
<<雷光>>
<<Callin'>>
ミレイ会長はルルーシュに惚れてるのだから
ある意味理にかなってる
人
/⌒(〇 ) オレもてすぎ
⊂´_________∩
会長はリヴァルとロイドどっちかと
付き合えって言われたらどっちがいい?
>>235 あれに限らずギアスに使われてるhitomiの曲は結構名曲
フルで聴くとすんげぇいい曲
よし、サントラ買いに行こう
ミキオもあちこちで叩かれているけど単体で聞くと結構良い。
∩, 、∩
(゚∀゚ ) おっしり!おっしり!
\ \
プリン(( Y ))プリン
し⌒J
荻昌弘ですこんばんは
∧∧l||l
/⌒ヽ)
〜(__)
"" """"" "
会長来ないな〜
まっ こういう時もあるさ・・・っ
ゼロの正体についてL(リヴァル)と碇シンジが推理。
L「私はゼロの正体はルルーシュだと思うんです。ですから、ルルーシュの部屋に監視カメラ及び盗聴器を仕掛けます」
碇シンジ「僕はゼロの正体は学園の女子生徒の誰かだと思う。
ということで、女子寮の寮室、女風呂、女子トイレ、女子更衣室、水泳部などの女子の
部室に監視カメラ及び盗聴器をしかけます」
荻昌弘ですこんばんは
「……だけど、お見合いのことは……」
まるで外界から閉ざされたような、そんな目に見えぬ重苦しい静寂が押し包む、校長室。
アッシュフォード学園、その理事長である祖父が無言で年老いた背を向ける、重厚な造りの
木製デスクの上に置かれた電話機の受話器を手に、ミレイは半ば困惑顔で振り返った。
「――わかってる。アッシュフォード家を立て直したいって話は……」
その美しく端正な顔に掛かる金髪が揺れる。
電話の相手は、ミレイの母。かつてブリタニア皇族の下で、隆盛を極めたアッシュフォード家。
その古きよき時代の栄華を取り戻すべく、ミレイの父とは母は躍起になっていたのだろうか。
いや――むしろ。
「でもね、お母さん――」
心なしか切羽詰ったミレイの声が、しんとした室内の空気を震わせる。
しかし、いやいやをする子供のような、最後の抵抗を続けるミレイのその我侭も、既に風前の灯だった。
勿論、父と母の言い分も解る。いや、それが解らないほど、ミレイはもう子供ではなかった。
理事長の孫娘として。何よりアッシュフォード家当主の娘として。
最終的に自分が取らなければならない選択は……。
彼らのかつての主人だったルルーシュ一家。
それも、皇妃マリアンヌが殺害されて以来、仕える意味を全く成さない骸と化してしまった。
それなのにミレイの祖父は、彼らにとって何の価値も利益も持たないルルーシュとナナリー兄妹を引き取った。
彼ら二人の兄妹が、このエリア11――かつて日本と呼ばれた国に人質として庇われた頃から、早7年。
一時は枢木首相の家に引き取られ、つかの間の幸せを享受した二人だった。
――そう、枢木スザクという唯一無二の親友と出会い。
そしてあの日、無残にも引き裂かれる、その友情。
その時のスザクとルルーシュのことを、ミレイが逐一知っていたかどうかは定かではない。
しかし彼女が、かつて皇子だった頃のルルーシュ兄妹と顔見知りだったことは確かだ。
いや、それどころか……ミレイもルルーシュも、互いに親しい間柄であったというのも、包み隠せぬ事実であった。
それは、皇子とそれに仕える者という繋がりを超えて……まるで、姉と弟のように慕い合う存在?
もしかしたら、それは皮肉にも、当時幸せだったルルーシュの家族を襲った、あの忌まわしい事件があったからこそ、
そして彼自身が、かつての皇子という地位――第17番目の皇位継承権という位を失ったからこそ。
ミレイは、その頃からルルーシュを知っている。幼い日、気品に満ち溢れた、皇子であった頃のルルーシュ。
そして今なお、廃嫡となっても、その皇子としての誇りと気品を失わぬ、強き魂を宿す、今現在のルルーシュを。
その皇族としての魂が本物であるからこそ。
おそらくミレイの祖父であるルーベン・K・アッシュフォードも、彼らを引き取ったのかもしれない。
そして、無論ミレイ自身も――。
『ルルーシュ、私……』
既にもう、アッシュフォード家とルルーシュ一家、いや、ミレイとルルーシュの結びつきは、
単なる皇子と家臣との関係を、悠に軽く越えていたのかもしれない。
ルルーシュ自身はともかく、その知らず知らず絡み付く執着がミレイの身を苛む。
本当は、アッシュフォード家再建のことなど、どうでもいい。
こんな見え透いた政略結婚なんか、かなぐり捨てて、自分は自分らしく生きたい。
そうよ、だって私はまだ、18歳――。
「青春」「花の10代」――そんな言葉が白々しく脳裏を行き交う。
ミレイのもどかしい思いが行き着く場所であるはずの、その視線の先にいつしか固定されてしまった、黒髪と紫水晶の眸。
手を伸ばせば、すぐ傍にあるのに、それは既に遠い。遠く愛しい優しさに満ちているような気がして。
ふふ、馬鹿ね……、
そう自分自身で思いながらも、その半ば諦念(あきらめ)のような、観念した眼差しの先には、いつでも常に彼がいた。
もしかしたらミレイは、ルルーシュ兄妹のために。(いや、ルルーシュのために……。)
アッシュフォード家の隆盛が、かつてのように持ち直せば、ルルーシュ兄妹の身柄を、これまで通り、
いや、これまで以上に護っていくことができるのは確かだ。だからと言って――。
ルルーシュ自身から離れることが、彼ら兄妹を護ることに繋がるだなんて。
そう、たとえ、かつての皇子としての地位を失ったままでも。
18にしては、熟れて育ち過ぎた自身の胸を、心知らず抱き締めて空を仰ぐ。
ルルーシュ、どうして貴方は"ルルーシュ"なのかしら……。
まるで悲劇のヒロイン気取りの自分自身を、ミレイは鼻で笑った。
おそらくミレイが惹かれているのは、皇子としてのルルーシュではなく。
そう、"ルルーシュとしてのルルーシュ"なのだから。
だが、その"ルルーシュ"自身は、紛れもなく、ルルーシュ自身が憎み忌み嫌うあの男……、
ブリタニア皇帝の血を、最も濃く深く受け継いでいるのだ。
そして、今その彼は――。
アラカワ(荒川)に掛かる橋を越え、サイタマ方面へと侵攻するブリタニア、コーネリア部隊。
その物々しくも重々しい戦車軍の行列は、放課後、都内でサイドカーを走らせていたリヴァルの目にも奇異に映った。
まるで"あの日"シンジュクゲットーへ向かった時のような、突然の強行軍のようなブリタニア軍の慌しさ。
『なんだって、また……』
リヴァルは、持ち前の好奇心以上の胸騒ぎに思わず震えた。
次々と要所要所に配置される、コーネリアのナイトメア部隊。
寒々とした空の下、その整然とした鉄の塊と黒ずくめの兵士の大群は、
ただでさえ荒涼とした、荒廃しきったゲットー周辺の色彩を殊更にくすませていた。
「サイタマゲットーの包囲、完了致しました――ヤマト同盟のアジトは、この内側にあります」
そのコーネリア軍の中枢であるG-1ベース、その艦橋は指揮ルームにて、ダールトンの重々しい低い声が響き渡る。
「近隣住民の半数以上は、彼らの協力者……これでしたら」
スクリーンに向かっていたダールトンの眼差しが鋭く振り返ると、コーネリアの凛とした声が尋ねた。
「総生産への影響は?」
「第一次がゼロコンマ2のマイナスになります」
「予想範囲内か……」
勝利の女神のようにコーネリアは自信たっぷりに、ほくそ笑む。
「よし――、」そして。
「貴兄らは、あのシンジュク事変に参加していたのだったな?」
コーネリアの鋭い眼差しが、傍らにいる数人の男たちに注がれる。
「はっ。コーネリア殿下の、慈悲を賜りたく……」
「――そんな話ではない!」
かつて彼女の弟であったクロヴィス配下の者たちの、この場にそぐわぬ安穏な言葉を、コーネリアは勇ましく遮った。
その強い語調に、心なしか怯む男たち。
「似ているとは思わないか……」「は?」
コーネリアの意図するところを、その者たちは瞬時に計りかねるも、
傍らに控える、彼女の腹心であるダールトンは、既にすべてを了解していた。
「"あの時の"シンジュクの状況よ……」
赤紫に染まったその唇が、ニヤリと歪んだ。
『軍部は、テロリストの潜伏するサイタマゲットーに対して、包囲作戦を展開中です――
コーネリア殿下も現地入りしたため、立ち入り制限が発令されました……』
街角のビル壁面の街頭スクリーンに映し出された報道ニュースにて、女性キャスターが理路整然と告げる。
「どうやら二時間後に、総攻撃が開始される模様です。これにより次の地域は……」
あいかわらず人形のような無表情のまま、マイク前で報道記事を読み上げる女性キャスター。
エリア11のキー局であるHi-TVの報道ルーム。TVカメラを構えるカメラマンの後方にて、進行役の優男がふと呟く。
「なんで時間まで報道させるんですかね?」
「挑発しているんだよ……ゼロを――」
気だるい姿勢で機材に寄りかかりながらも、しかし鋭い視線を前方に向けたディートハルトが囁く。
彼らTVマンたちにとっても奇異なほど、報道面までもしっかりと連動させた今回の作戦は、このエリア11、いや租界、
あるいは何処かのゲットーに潜伏しているとも判らない謎の仮面の男、ゼロへ向けてのあからさまな挑発であることは明らかだった。
「ゼロは劇場(激情)型の犯罪者だ――、」
ダールトン以下の配下の者たちを前に、コーネリアの声が高らかに響き渡る。
「誘き出すために、私はあえてシンジュクと同じ状況を作り出した」
シンと静まり返る、G-1ベース指揮ルーム。それは、その捨て身の作戦に対する物言わぬ敬意か。
「やつが己を過信するタイプなら、必ず私を殺しに来るはずだ……」
しかし、
「総督!……それでは、総督のお命が」
将校の一人が、コーネリアのその策に口を差し挟んだ。
「戦とはな、誇りと命の奪い合いだ――その覚悟がない者には、戦場に立つ資格などない!」
コーネリアの凛とした声色が、その場のすべての者の意識を強張らせるのだった。
「ん?どうした――そんなに怖い顔をして」
ベッドの上に安穏な肢体を投げ出し、楽しそうに鼻歌を歌いながら宅配ピザのポイントシールを台紙に貼り付けているC.C.が、
何気なく荒々しく呼吸を乱した足音に振り返ると、いかにも憎々しげな厳しい表情をしたルルーシュが視界に入る。
ルルーシュの精神(こころ)は、いつになく激昂していた。
それもそのはず、彼にとってあの忌まわしいシンジュク事変を、まるでそっくりそのまま再現したかのような、この作戦。
それは彼自身が、この目の前の灰色の魔女C.C.と出遭い、すべての発端となるギアスを手に入れた舞台でもあった。
そして無二の親友、スザクとの再会、さらにはその親友を襲った、つかの間の悲劇――確かにスザクは、結局無事生きていたのだが。
それ以上にルルーシュには、許せなかった。
ただ意味もなく、弱い者を虐げ殺そうという、あのシンジュクゲットーでの惨劇のこのあからさまな再現が。
無論コーネリアにとっては、当面の重要な宿敵である、ゼロを誘き出すための、実に意味のある作戦ではあったのだが。
だがしかし、そんなことは、例え当のゼロ自身であったとしても、ルルーシュという一個の人間には一切関係ない。
いや……むしろ関係は大有りだった。
何よりコーネリアは、彼と彼の妹ナナリーの不幸を生み出した真犯人、ルルーシュの母マリアンヌの仇かもしれぬのだ。
異母姉弟とはいえ、その実姉コーネリアの無差別殺人を強いるこの策に、ルルーシュの心が泡立たぬわけがない。
とにもかくにも、かの忌まわしいシンジュク事変では、イレヴン――罪もない多くの人々の血が意味もなく流された。
元はと言えば、彼の親友スザクも、そのイレヴン、日本人である。だからという訳ではないが、ルルーシュの怒りは収まらなかった。
その留まる所を知らぬ、怒りと憎しみの激流のままに、コーネリアに挑んでいきそうなルルーシュをC.C.は案じていたのだろうか。
それでもC.C.は、あいかわらず気だるそうにベッドに身を投げ出して、虚ろな表情でルルーシュを視つめていた。
「乗るつもりか?……敵の挑発に」
すっかり身支度を整え、"乗る気"満々のルルーシュを前に、C.C.は溜息混じりに尋ねた。
ベッド前の床には、どこから手に入れたのか、整然とブリタニア兵の黒ずくめのスーツとヘルメットが並べられていた。
それと反するように無造作に傍らに転がったC.C.のブーツは、彼女の平素からの"やる気のなさ"を投影しているかのようだった。
無論それも、ブリタニア打倒という、ルルーシュの意気込みに反するように、白々しく演出されたものでしかなかったのだが。
――それはともかく、
「わざわざ招待してくれたんだ……それにコーネリアには訊きたい事もあるしな、」
ルルーシュが苦々しい笑いを含んだ声色をぶつけてくると、C.C.は彼自身の核心に、ここぞとばかりに何気なく斬り込む。
「――ブリタニアの破壊と母殺しの犯人を見つけること、お前はどっちが大事なんだ?」
そう、それは無論……ルルーシュは解りきった質問を、と思いながら、目の前の覇気のない女の言葉に答えた。
「同じだよ、その二つは――ブリタニアの皇族は、次の皇帝の座を巡って常に争っている」
瞬間、心なしかC.C.の表情が、哀しげに潤んだように見えた。
「いや……争わされているんだ……あの男にッ」
その言葉を聞いているC.C.の心模様など、知る由もないルルーシュは。
ただひたすら、ブリタニアという問答無用の思想を持つ、帝国の皇子として生れ落ちた自分自身の、
いや、この世のすべての業を恨むかように、激しくアメジストの眸の奥の焔を揺らめかせた。
「しかし、それがブリタニアの強さでもある――そうして勝ち残った最も優秀な人間が次の皇帝になるのだから」
C.C.は、ただ淡々と、そんなルルーシュに冷たく反論するかのように、余裕の面持ちで、現世の理を説いてみせる。
「……そうだ。弱者はすべて失い這い蹲る。ブリタニアってのは、そういう国だ……そういう世界だ!」
怯むことなく、C.C.の言葉を次いで、己自身の認識に繋げてやるルルーシュ。
そう、誰よりも彼自身が、ブリタニアという未曾有の大国の罪悪を身を持って知っているのだから。
「……弱肉強食は、現世のルールだ」
それに負けじと(?)口を開くC.C.
だが――、
「わざわざ招待してくれたんだ……それにコーネリアには訊きたい事もあるしな、」
ルルーシュが苦々しい笑いを含んだ声色をぶつけてくると、C.C.は彼自身の核心に、ここぞとばかりに何気なく斬り込む。
「――ブリタニアの破壊と母殺しの犯人を見つけること、お前はどっちが大事なんだ?」
そう、それは無論……ルルーシュは解りきった質問を、と思いながら、目の前の覇気のない女の言葉に答えた。
「同じだよ、その二つは――ブリタニアの皇族は、次の皇帝の座を巡って常に争っている」
瞬間、心なしかC.C.の表情が、哀しげに潤んだように見えた。
「いや……争わされているんだ……あの男にッ」
ルルーシュの脳裏に、周囲を睥睨する父皇帝の凍った眼差しが蘇る。
その言葉を聞いているC.C.の心模様など、知る由もないルルーシュは。
ただひたすら、ブリタニアという問答無用の思想を持つ、帝国の皇子として生れ落ちた自分自身の、
いや、この世のすべての業を恨むかように、激しくアメジストの眸の奥の焔を揺らめかせた。
「しかし、それがブリタニアの強さでもある――そうして勝ち残った最も優秀な人間が次の皇帝になるのだから」
C.C.は、ただ淡々と、そんなルルーシュに冷たく反論するかのように、余裕の面持ちで、現世の理を説いてみせる。
「……そうだ。弱者はすべて失い這い蹲る。ブリタニアってのは、そういう国だ……そういう世界だ!」
怯むことなく、C.C.の言葉を次いで、己自身の認識に繋げてやるルルーシュ。
そう、誰よりも彼自身が、ブリタニアという未曾有の大国の罪悪を身を持って知っているのだから。
「……弱肉強食は、現世のルールだ」
それに負けじと(?)口を開くC.C.
だが――、
「しかし、それがブリタニアの強さでもある――そうして勝ち残った最も優秀な人間が次の皇帝になるのだから」
C.C.は、ただ淡々と、そんなルルーシュに冷たく反論するかのように、余裕の面持ちで、現世の理を説いてみせる。
「……そうだ。弱者はすべて失い這い蹲る。ブリタニアってのは、そういう国だ……そういう世界だ!」
怯むことなく、C.C.の言葉を次いで、己自身の認識に繋げてやるルルーシュ。
そう、誰よりも彼自身が、ブリタニアという未曾有の大国の罪悪を身を持って知っているのだから。
「……弱肉強食は、原初のルールだ」
それに負けじと(?)口を開くC.C.
だが――、
「だとしたらッ!」
――バンッ!! と、ルルーシュは広げていたスーツケースの蓋を閉めた。
ぐっと鞄に手をかけた右手が、わなわなと震えている。
「――ナナリーはどうなるッ!?」
そうだ……ナナリー。ルルーシュの最愛の妹。
罪もなく傷つけられ、世界を見つめる目と、自分の足で立って歩く自由を奪われた、可哀想なナナリー。
自分自身の半身であるかのような、その愛しい妹の明るく華々しい未来を理不尽に奪った誰か。
自分はいい。だが、ルルーシュにとって最も許せないのは、その最愛の妹を傷つけたという事実だった。
それを思うだけで、ルルーシュの怒りは絶頂に達した。
「弱いから諦めなくてはならないのかっ!?――俺だけは絶対に認めないッ!」
そんな世界は、俺が消し去ってや……っ
と言いかけたルルーシュに、いつのまにかベッドから起き上がり、床に立ったC.C.が。
チャッ
「……っ?」
突然、軽快な音と共に目の前で小銃を構えられ、ルルーシュは目を見張る。
気がつくと、C.C.はこれ以上行かせまいといった面持ちで、部屋のドアの前に突っ立っていた。
おお久々のSS
「ふっふふふ、ふふふふ……♪」
クラブハウスの廊下を、軽快なリズムと旋律を刻むスザクの鼻歌が通り過ぎる。
御機嫌のその手には、彼自身が愛するアーサーを楽しませるためのネコじゃらし。
それをぶんぶんと鼻歌に合わせて振りながら、スザクは屈託なく通路を進んでいく。
しかし生徒会室の扉前まで来ると、突然開いたドアと飛び出してきたカレンに、
スザクは思わず足を止め、その鼻歌を中止せざるを得なかった。
「とにかく、私とルルーシュは関係ないから!」
困惑気味に室内に捨て台詞を残して行くカレン。が、っと……
「……ルルーシュ?」
「……あっ」
カレンは目の前に立っているスザクに気付いて、ふと顔を上げる。
「じゃ、じゃあ、そういうことだから、」
とにかくこの場から立ち去りたい。カレンがそう思ったのも無理はなかった。
まるで逃げるように、気まずそうに、そそくさと立ち去るカレン。
「何でもないから……」
すれ違い様、カレンの吐いた言葉に、「?」マークを顔に浮かべたスザクが室内を覗き込むと、
そこには、アーサーを抱いて涙目で俯いたシャーリーが突っ立っていた。
え……っと……ぉ。
さしものスザクも、部屋に一人残された傷心のシャーリーが醸しだす、どんよりとした空気に足踏みした。
でも。さすが、そこはスザク。
「ど、どうかしたの?」
少しでもこの場の雰囲気を明るくしようと、精一杯の笑顔でシャーリーに語りかけた。
そして、
「えと――ルルーシュ、は?」
しかし、その名は今この時のシャーリーには禁句だった。
「知るわけないでしょ、あんなやつ!」
「へっ?」
瞳に涙を溜めたシャーリーの語気のその激しさに驚き、思わず目を見開くスザク。
あちゃー……間も悪く、スザクは恋する乙女の逆鱗に触れてしまったのだった。
「行くな、ルルーシュ」
一瞬、追い縋るような言葉と共に、目の前のC.C.が、泣きそうな顔をしたような気がした。
いや……気のせいか。相手はいつもの高飛車な態度の高慢ちきな女に戻っていた。
「――私との契約を果たす前に死んで貰っては困るからな」
「言ってることと、やってることが違うんじゃないか?」
しかしルルーシュは怯むことなく、相手を馬鹿にし、見下したような声色で茶化してみせる。
だが、C.C.は真剣そのものだった。
「無論、殺しはしない……足だけ撃っておとなしくしていて貰うさ」
「――なるほど」
ふ、と鼻で笑うと、ルルーシュは言った。
「そうか。お前、ギアスは使えないんだな……」
く、と悔しげな声を漏らし、息を飲むC.C.
ギアスを与えた相手に、まるで手の内を見られたような、そんな悔しさ?
ルルーシュは、契約者である自分自身にも、未だ正体を明かさぬC.C.の内実を精一杯想像しながら、思った。
「ま、予想はついていたけどな……自分でやれるなら、俺に頼んだりはしないだろ」
そう言いながら、左手にスーツケースを手にしたルルーシュは、空いた右手で、
制服の懐から、C.C.の物と同じ銃を取り出して見せた。
そして、おもむろに鸚鵡返しするかのように、C.C.に対し銃を構える。
まるで鏡のような二人。
そうか、俺たちは……たぶん。
似た者、同士?
思わずルルーシュは苦笑いしながら、胸中で我知らず微笑んだ。
「私が銃を怖れるとでも思うのか?」
「怖れるさ――、」
言うが早いか、ルルーシュは何を思ったか、自分自身のこめかみに銃を構えた。
その瞬間、俄かにC.C.の表情が、恐怖と困惑とで強張っていく。
その曇った表情をとらえ、それ見たことか、と強く見つめるルルーシュ。
その瞳の色も、真剣そのものだった。
「俺は、お前に遭うまで、ずっと死んでいた――、」
ルルーシュの脳裏を、無力で愚かだったこれまでの7年間、いや、皇子として生まれてからの半生が走馬灯のように駆け巡った。
それは、ただの17歳にしては、あまりに過酷な……、
いや、だからこそルルーシュは、そんな脆弱な自分自身が許せなかったのだ。
「無力な屍の癖に、生きているっていう嘘をついて……」
そう、ルルーシュのこれまでは、ただ停止しているだけの無意味な"これまで"だった。
それを嫌というほど、知っている己自身だからこそ――。
「何もしない人生なんて、ただ生きているだけの命なんて、緩やかな死と同じだ……」
そうだ、ルルーシュ。私も……。
一瞬、C.C.は哀しげに心の中で頷く。
「また昔みたいになるくらいなら……、」
「待てッ!」
ルルーシュがぐっと指先に力を込めたその瞬間、C.C.が制止した。
ルルーシュの覚悟は、ただの覚悟ではない。そう、身を持って屈辱を味わった者だからこその。
C.C.は、まるでルルーシュの辿ってきた一部始終を、共に見てきたかのような感慨を持って、深く同意した。
「確かに意味はないな、そんな命――、」
そう。人の運命は……、
"こんなにも簡単に"、その岐路を変える。
まるで、ルルーシュの行く先をすべて知っているかのように、C.C.は哀しく俯き嗤った。
それはまるで、自分自身を嘲笑うかのような、弱々しく苦々しい嗤いだった。
だから、せめてルルーシュ。
今だけは、好きなようにすればいい……。
「ま、大方予想はついていたけどな……自分でやれるなら、俺に頼んだりはしないだろ」
そう言いながら、左手にスーツケースを手にしたルルーシュは、空いていた右手で、
制服の懐から、C.C.の物と同じく黒光りする鉄の塊を取り出して見せた。
そして、おもむろに鸚鵡返しするかのように、C.C.に対しそれを構える。
まるで鏡のような二人。
そうか、俺たちは……たぶん。
似た者、同士?
思わずルルーシュは苦笑いしながら、胸中で我知らず微笑んだ。
「私が銃を怖れるとでも思うのか?」
「怖れるさ――、」
言うが早いか、ルルーシュは何を思ったか、自分自身のこめかみに銃を構えた。
その瞬間、俄かにC.C.の表情が、恐怖と困惑とで強張る。
その曇った表情をとらえ、それ見たことか、と強く見つめるルルーシュ。
その瞳の色も、真剣そのものだった。
「俺は、お前に遭うまで、ずっと死んでいた――、」
ルルーシュの脳裏を、無力で愚かだったこれまでの7年間、いや、皇子として生まれてからの半生が走馬灯のように駆け巡った。
それは、ただの17歳にしては、あまりに過酷な……、
いや、だからこそルルーシュは、そんな脆弱な自分自身が許せなかったのだ。
「無力な屍の癖に、生きているっていう嘘をついて……」
そう、ルルーシュのこれまでは、ただ停止しているだけの無意味な"これまで"だった。
それを嫌というほど、知っている己自身だからこそ――。
「何もしない人生なんて、ただ生きているだけの命なんて、緩やかな死と同じだ……」
そうだ、ルルーシュ。私も……。
一瞬、C.C.は哀しげに心の中で頷く。
「また昔みたいになるくらいなら……、」
「待てッ!」
ルルーシュがぐっと指先に力を込めたその瞬間、C.C.が制止した。
その刹那、C.C.の表情から、ふっと力が抜けたような気がしたのも、気のせいか。
ようやく解けた緊張感のさなかで、C.C.は一人思いを巡らせた。
ルルーシュの覚悟は、ただの覚悟ではない。そう、身を持って屈辱を味わった者だからこその。
C.C.は、まるでルルーシュの辿ってきた一部始終を、共に見てきたかのような感慨を持って深く同意した。
「確かに意味はないな、そんな命――、」
そう。人の運命は……、
"こんなにも簡単に"、その岐路を変える。
まるで、ルルーシュの行く末をすべて知っているかのように、C.C.は哀しく俯き嗤った。
それはまるで、自分自身を嘲笑うかのような、苦々しい嗤いだった。
そして、ルルーシュに聴こえぬ声で呟く。
だから、せめてルルーシュ。
今だけは、好きなようにすればいい……。
つぅ、今日はここまでかぁ…。
っと!皆ちゃま、おっひさ〜
(え、レス?あっははのは(;^_^A
Ps. 後半、訂正のため、前後してメンゴ……。
おお神が戻ってきた
会長キター、お久し振りです!!
なにをしていても会長のことが頭から離れません!!
何だか知らないうちにキャラネタ総合スレが出来たようね…
(ルル…( ;^^)ヘ..)
まっここでは飽き足らない?(笑)ギアス厨の方が
立てたのだろし、それがギアスを渇望する、
現時点での自然な流れだとでも思えば。
ってことで、久しぶりにレスレスぅ♪
(っ!DVD&CDドラマ2まだ届かん…)
>>250 あらっ――久々で忘れてたけど、
面白そうな投票スレがあると思って参戦してみたのねーん(^^;;
ぶっちゃけトリ消すの忘れてたわんw
>>249 そゆことだから(上記投票コピペ)どぞよろしこ
>>251 その辺は早速、今回更新した妄想ノベライズで補完してみたわ。
>>252 んまっゼロルルったら
油断して寝てると…ホラ、腹がぁ――(爆)
>>253 んーそうねぇ。
しがない空気君と変態まっどさいえんてぃすと、
どっちを選べと言われたら…
やっぱ面白サムシング好きな会長としてはねぇ。
まっその辺は、御想像にお任せするわんw
あへ。しまった、久々でついハイリンにしちったw
>254-257うむ
ギアス歌姫、黒石女史&
炎の歌騎士ミキオっちの宣伝、大儀であった
>258
んま――可哀想にリヴァルったら…
いくら存在感薄いからって(某カード商品にも一人だけ(^^;;)
早くそのケツしまってねーん♪
>259>263
こんにちは
>260>261
そうね、たまたま「そういう時」だたってことね(笑)
ま、気長に待つのだ…ギアス本編の続きよろしく…
>262
こないだから、やたらと出没するシンジ君、自重しるw
っていうか、なんかその推理ズレてないかぃ(^^;;
>273>280
待っててくれて、まりがとー♪
>282
何だか、そこまで言われると、会長冥利に尽きるってなもんねぇ(笑)
いやはや…なんともありがたいこってす…
ってことで、感謝の投げキッス(ちゅっ)
そんじゃまたねん☆
ノベライズの続きも気長に待っててねーん。
少し下がってたので、自発的にあげてみる…
っさゎさゎ
最近時が過ぎるのは早いと感じるようになったけど
こういう時は夏まで意外と長く感じるな
コードギアスの格闘ゲームを見てみたい
あ・・主人公が全く戦えないから駄目か
こーどぎあす はんぎゃくのるるーしゅのゲームを見てみたい
とりあえずageてみる
きっと、ミレイ会長は戻ってきてくれる。
まだ夏の放送もあるのだから…。
294 :
あ:2007/06/22(金) 22:44:46 O
あ
/l /\lヽ
/:::::::::::::::::::ヽ
{::::/ ̄\::{ ワンモアセッ!
l:::| 0゚ |::K-;- 、
ヽ:\_//.:.:/; ;  ̄了二>-、
,.-rュヽ:::::::ノ:.:.:/; ; ', {:.:.:.:`丶:.:.>―-、__,. '⌒丶、
{ ``<)`::y::/ ;' ; '、 '、:.:.:.:.ノ:.:.:.:::::::::::::::/_,.イ::T:>、)
. ', 「` ̄´ ; '、 丶 ヽf´、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.Y_iうししし'
/| !:' ;. ヽニl ̄ ̄`` ー`´―一'′
',j |: ,'、 l
l、__,! ; ', ',
,!:::.:i:.:.'、 ,' '、 ',
/:::.:.l!:.:.:iゝ、 ',
!::::.:.l|:.:.:.:〉 ヽ ,l、
`、:.:ノ、:./ ', ,.ィl}}
ヽ、:ノ 、_____,,..ィfl{|jレ<'ヽ
ハti{{lIIエ王l彡手'´,ヽ l: :',
/: :ヾ: {:.{ ̄: ,': : /: :ノ: ||: :',
/: : : ',:ヽ、ト、: : : :/: /: : t '、: :',
/: : : :_:_:ノヾ{: : : (: /: : : : ヽヽ: :',
/-‐ '´ ;_ 'i,: : : :ヘ:ノ: : : : :.ヽヽ:!
ノ ,. - '´:.:.', 、:',: /`メ、: : : : : : ゝ-'、
`7´:.:.:.:.:.:.:.:.:l ト、从‐-,、丶--‐ ' 人l
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ノ⌒´ ヽ: {ヽ、 _,. -{
,':.:.:.:.:.:.:.:.:/ 丶! ト-‐':.:.:.:.:.|
{:::::...:.:.:.:/
296 :
名無しになりきれ:2007/06/29(金) 16:45:16 0
07/02付アニメ週間(集計期間:06/18〜06/24・累計は割愛します)
*1(*2) 25,917 らき☆すた1 初回限定版 06/22
*2(*3) 25,511 コードギアス 反逆のルルーシュ volume 06 06/22
*3(*5) 17,791 ガンダムSEED&SEED DESTINYファンディスク SEED SUPERNOVA er 06/22
*4(10) 10,602 モンスター・ハウス デラックス・コレクターズ・エディション 06/20
*5(16) テニスの王子様 Original Video Animation 全国大会篇 Semifinal Vol.1 06/22
**(17) *6,544
*6(18) 一騎当千DragonDestiny 第壱巻 06/22
**(19) *6,174
*7(26) ∀ガンダム MEMORIAL BOX II 06/22
〜〜ここまで総合30位以内〜〜
*8 ピカチュウのわんぱくアイランド 06/22
*9 sola color.I〈初回限定生産〉 06/22
10 シュレック3公開記念 シュレック&シュレック2 今だけ2枚で2,990円(税込)!【期間限定】 06/15
ギアスおしかったねwww
>>293 最近はネリ様も豊満なオッパイを拝ませて下さるのは良い事じゃ
298 :
名無しになりきれ:2007/07/10(火) 08:33:14 0
>>296 07/09付アニメ週間(集計期間:06/25〜07/01)
*1(*3) 16,674 16,674 鉄コン筋クリート〈通常版〉 06/27
*2(*4) 14,462 14,462 鉄コン筋クリート〈完全生産限定版〉 06/27
*3(*5) 13,575 13,575 おおきく振りかぶって 1 06/27
*4(*7) 11,333 11,333 銀魂 12(当シリーズ最終巻) 06/27
*5(*9) 10,488 35,999 コードギアス 反逆のルルーシュ volume 06/22
*6(10) *9,807 *9,807 DEATH NOTE Vol.7 06/27
*7(15) BLEACH 破面・出現篇1〈完全生産限定版〉 06/27
*8(17) らき☆すた1 初回限定版 06/22
**(18) *7,801
*9(20) ガンダムSEED&SEED DESTINYファンディスク SEED SUPERNOVA er 06/22
10(22) ネギま!? V SP 06/27
**(24) *6,740
**(26) *6,424
11(28) シュレック3公開記念 シュレック&シュレック2 今だけ2枚で2,990円(税込)!【期間限定】 06/15
12(29) モンスター・ハウス デラックス・コレクターズ・エディション 06/20
らき豚涙目乙wwwwwwwwwwwwwwwww
いくらなんでも、そろそろヤバイかもしれない…w
ってことで、ほんとに久々のレスは近日中に〜
(小説完全に停まってるしな)
300
>299
あっはっは。
とか言いつつ、まったく更新できてなかったわねw
せめて私が未だ健在だってことだけは、
スレ住人の皆様に御報告したかったんだけど
(いきなり10日も経ってるしw)
さぁーそんなことより、泣いても笑っても今日は、
待望のstage24&25放送日っ!! 本放送に先駆けた、
プレミア試写会なども盛況のうちに幕を閉じたみたいだけどねん。
しっかし、いやぁ待たされたわねぇ…ほんとルルーシュ…
このミレイ会長姐様の首も放送延長と共に悉く長く伸びたわよ。
さらに(来春とか噂されてる)続編の二期まで待たされるかと思うと、
もう涙ちょちょ切れっ……な、わけないじゃんw
だってぇ、こんなに美味しい商売他にないもんねぇ
制作スタッフは勿論のこと周辺メディア展開業者(爆)
…実際、私もドラマCDや小説、漫画など諸々商品楽しんでるしねぇw
もーギアス様様っと。
あ、いかん。余計な戯言喋っとらんで、ほんに久々のレスレス♪
>286
っざゎざゎ…
キャー痴漢ッ!!
バキベキボキバキャッ
>287
光陰矢の如し…まさにそうねぇ
ほんとに今日まで長いようで短かったわw
>288
格闘ゲームかぁ。最近ニコ2で観たあれはなんだっt
(やっぱしゼロ、ランスロ仮面にボコボコだしw)
>289
それ禁句…
>290
とりあえずageさんくす☆
>291
呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーンッ!!
なミレイ会長でっす♪
>293
おぉぅッ!!
ナイスショーットな総督副総督様、皇女殿下ご姉妹ねん♪
つか個人的に奥の二人が…ボソw
>297
ネリ様…妹君のユフィ皇女殿下に引き続き、いやーな悪寒が。
(そのクロヴィスリゾートランド落成式の際の生パ○は素晴らしかった…)
>294
うへ
>295
あれ?ゼロいつのまにこんなにマッチョに…
>296>298
ついでにキミらも涙目…www
ああ…しばらく放置してた報いのせいか、
レスもあっというまだわねん…
>300
次のキリバンは、いつかしらん…
つか小説早く更新せぇよ私ww
さて!んなことより今夜MBS組は、
早速待望の最終回SPを、じっくり堪能してねーん♪
とうとう租界はアッシュフォード学園にも騎士団魔の手がっ
ついにゼロカレン生徒会の面々が鉢合わせッ!?
てなドキドキ展開もあるよーだから、心して観るべし!!
(確かにさしもの私もゼロ=ルルーシュだとは…)
あ・・・あ・・あ・・・
なんだあの終わり方はぁあああああああ!!!!?
いや、とりあえず事態に収拾つけなさいって谷口
人は、人間は、幸せを求める存在である。
ブリタニアの少年ルルーシュが望んだこと、小さな幸せに過ぎなかった。
特別なことではない。少なくとも行動の根源には、人として、ごく当たり前の
、とてもささやかな願いしかなかった。そんな夢を、そんな誓いを誰が否定できるのか。誰にそんな資格があ
るというのか。
だがしかし、人は、誰しもが否応なく他者と、世界と関わることによって自らを規定され、定められてしまう。
ならば、個人の思惑など、世界の意思を前にしては、どうしようもなく流されてしまう儚い存在でしかない。
罪と罰、運命と裁き、ルルーシュの前に立ちはだかったのは、自らが生み出した過去であり、人が人である
が故に憎しみか。
それでも今は、感謝すべきであろう。そう、少なくとも、人が幸せを求める存在であることに。
一縷(いちる)の望みは、ほのかなる願いは、絶望からこそ生まれいずる。
とうとうスザクがルルーシュの存在を全否定…( ;^^)
____
/__.))ノヽ
.|ミ.l _ ._ i.)
(^'ミ/.´・ .〈・ リ
.しi r、_) | 黒の騎士団はわしが育てる
| `ニニ' /
ノ `ー―i´
是非会長にあの衝撃的なラストの感想を
少し長めに語って欲しいものだ
人
( ○) シルバー仮面はさすらい仮面〜♪
きゃーいよいよ今月末に発売されるドラマCDは、
ミレイ会長のキャラソン解禁よ〜ぉww
(大原さ〜やったら、がんがってるわね)
加えてルルーシュとの再会を描いたCDドラマも聴き所のひとつねんっ
今回会長フリークは逝ってよし!
勿論、天国にね♪
>305
あらあら。早速、被害者がここにも一命様(微笑)
でもねーだからこそ今後の続編が楽しみだとも言えるのねんv
>306
勿論よ。広げた風呂敷はきっちりたたんで貰わないとねーw
むしろ大河内大明神にこそ、そう言いたいーかな?
>307
あら?最初は「貴方、この私に弟子入りしなぁい?」
とかって思ったほどの文才君だと思ってたけど…
なんのことはない、25話ラストC.C.ナレだったというオチ
(^^;;
>308
仕方ないわよね、あれでは確かにスザクとしても。
(何よりユフィ殺害というスザクにとっての踏み絵踏んでるしねルルは)
むしろルルーシュとしては、遠慮は要らない、スザクかかってこい。
てな、感じだったんだろうと……
ラスト近く対峙する二人のシーンは、まさに鳥肌モンだったわ…
>309
あーた誰w
>310
くふ…ほんとは漏れなくその辺じっくり語りたいトコだけど、
さすがのミレイ会長も最近やけに忙しくってね。
ゆっくり小説にも手をつけてられないってほどorz
やっぱりアッシュフォード家の一人娘って辛いわねーんw
花嫁修業、花嫁修行、花嫁修業…
の毎日ってわけじゃないんだけどw
>311
ぱっくり割れたゼロ仮面〜
中から呼ばれて飛び出たヘタレな皇子〜♪
否!鬼、悪魔、魔王に喰われたルルーシュ君っ
…なんか切ないわね(;つД`)
314 :
草薙忍:2007/08/15(水) 03:39:09 0
/〃 イ;/i:;::::/ ミゝ:::::::ヾ::::::ヽ.
/ィ /レi /!,、゙^´,ベ::::::::!::::、:\:::::ヽ
//::|,/:::::::::| / リ:::}ノ:::::::::::l!:::i::::::::::::::::::::゙l
イノ::::':::::::::::::l'::::::::::::::::::::::::::::i!:::::::::::::::::::::::::i.
{:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
l:::::::::::::::::::::::::::/l:::;イ::ハ::::::::ト.::::::::::::::::::::::::::::r-ゝ
|:::::::::::::::i:::::::::i ,|:/ |::! |:::::::| i:::::::::::::i:::::::::::::::|
リレi:::::::::|:ハ::/!_|/__|:i| |:::/リ_j_!::j::::/|::::::::::i:ト、
('|;ヘ:i'リ'´リ,rァ-、. リ! レ' / ,.ィ-l/!`iノ!;ィ:l l!
ヽ.弋 く ゙t'_ノ ゙ '゙ヒ'_ノ ゙〉 /ソ |!
゙、_j. /ノ
ヽ / <君の瞳に今すぐアクセス
ヽ、 ` ´ /
i\ `  ̄´ ,.ィ'
_,..-‐| ヽ、 __,. '"::!、
f´、_,へj ::::::::| ゙ー、
ノ ヽ. ヽi ヽ.
_,-'/ i、 | }、
'´ / i┌‐‐-|、ー‐-、 ,.-‐‐ / /ヽ.〉`‐、_
/ ヽ, ヾー‐----‐‐'7 ノ、 ノ i、 `‐、_
_,.-‐'´ / ヽ::::::::::::::::::::/ \ ヽ、 l ゙ヽ
「――ッなぜこんなことを……ここには子供だっている。それに私たちは何もしていない!」
「だからだ――このゲットーの住民はテロリストの存在を通報せず、それを庇い隠した。これは統治国に対する反逆罪だ!」
そんなことはしていない、青ざめたゲットー責任者がそう叫ぼうとした刹那、その命は下された。
撃て……司令官がその運命を声高に宣告し、続いて耳をつんざくような銃声が鳴り響く。
立ち尽くした住民たちは、なす術もなく血に染まり、その場に屍となって折り重なり崩折れた。
「責任者達の掃除は、終ったようです」
「うむ、時間でもあるしな――始めるか」
当然の如く告げるダールトンの言葉に、背後の席にゆったりと腰掛けたコーネリアが呟く。
『全軍に告げる。これよりサイタマゲットー壊滅作戦を開始する』
おびただしい数の群青色のナイトメア、サザーランドを筆頭に医療車、そして後方に控えたブリタニア軍コーネリア部隊のまさに
牙城であるG-1ベースが鎮座する。その、ここサイタマゲットーをぐるりと取り囲んだ包囲網に、響き渡る無慈悲なアナウンス。
『全軍、第一戦闘配備に移行!』
それとともに、次々とG-1ベースからナイトメア部隊が、巣から出る蜂のように吐き出されていった。
さらに物々しい地響きを立てて、前進する装甲車部隊、そしてガンを手に走破する兵士達。
すべてが黒ずくめの荒廃を我知らず身に纏い、まさにあのシンジュク事変さながらの恐怖の舞台をここに仕立て上げつつあった。
無遠慮に地を這うサザーランドのランドスピナーの耳障りな走行音が風を掠める。
それはさながら、意味もなく平和を蹂躙する悪鬼の嗤い声にも聞こえた。
その後方も後方、総督であるコーネリアが控えた司令塔でもあるG-1ベースが鎮座するアラカワ川岸沿いに、ジェレミアはいた。
ハッチを開放したサザーランドコクピットに起立して佇むジェレミア、キューエル、ヴィレッタの三人。
ふと、これ以上耐え難いというような声音が周囲に漏れ出るのが聞こえた。
「なぜコーネリア殿下は、我々にも攻撃を命じてくださらぬのだ……!」
歯噛みし、我慢できぬといった面持ちで、苛立ち紛れに呟くジェレミア。
そんな苦渋の表情のジェレミアを、同僚将校であったキューエルの言葉が容赦なく突き刺す。
「――オレンジがいるからだ」
「ッ……」
「処分されないだけでも、ありがたいと思え!……貴様のせいで我々の道は閉ざされたのだからなッ」
キューエルは半ば見下したような態度で吐き捨て、ジェレミアに冷たい一瞥を投げる。
それもそのはず、例のオレンジ事件によってキューエル、ヴィレッタら、コーネリアがこのエリア11に赴任するまで一時、
絶頂の寸前にいた前途有望な若き騎士たちは、実に馬鹿らしいほどに、かくも簡単に一兵士にまで地位を降格されてしまった。
それは、あの事件の当事者であったジェレミアにとっても無論、同様の苦汁を舐めさせられたことではあったのだが。
それより何より、彼よりずっと面白くないどころか、あの一件によってジェレミアへの嫌悪をさらに増大させたキューエル他、
コーネリア配下の兵士達の前で、もはやジェレミアが全く弁解の余地のない苦しい立場に追い込まれてしまったのは事実であった。
しかし元はエリートパイロットであったジェレミアとて、ついこの間までは実力人望ともにトップだった己が、まさに身に覚えのない
失態によって同僚将校らにこのように見下され、まるで立場が逆転してしまったかのような、この苦々しい屈辱は耐え難いに相違なかった。
「しかし、それはゼロが……ッ」
「またそれか――」
ふとジェレミアの口からこぼれた台詞に、キューエルはどうしようもないヤツ、というように吐き捨てた。
だがジェレミアとしては、"当事者"以外には、まったく言い訳にしか聞こえないその名をやっと口にするのが精一杯だった。
騎士の貴族の誇りと意地を未だ携えた彼の緋色の瞳は、しかしまだ、どこまでもそのプライドを捨ててはいなかった。
だからこそ、謂われなき不義に異を唱え光る彼のその瞳には、未だあふれんばかりの悔しさが滲んでいたのだ。
そんなジェレミアの傍らに佇むヴィレッタは、人知れず狐につままれた夢から醒めたひとのように、胸の内で呟く。
――ゼロ……やはりあの学生が協力者なのか?
そう。ただ一人ヴィレッタだけが、ジェレミアの屈辱を晴らす鍵を我知らず握っていた。
だが、まだ核心に迫るまでは遠い。たった今この時のヴィレッタには、その真実は未だ霞がかった不確定要素でしかなかった。
その戦場のさなかに潜む、そしてこの作戦の意図する先にいるターゲットである人物こそ、彼であるとは露知らず。
『市街第四区は制圧を完了――第三、第五中隊はそのまま前進せよ』
こうしている間にも、刻々とサイタマゲットーはブリタニア軍の蹂躙のままに、血の海に飲まれていった。
どうして、誰もが、こんな不測の事態を予測できただろうか。逃げ遅れた女子供でさえ、容赦ない銃弾の前に倒れた。
ついこの間も、まったく同じような事があった。それまでこの地区住民は、まさか自分たちがあの時のような惨劇に見舞われるなどと、
露一つも思わなかったことだろう。止むことなく繰り返される悲劇。その惨状を苦々しい思いで見つめていた紫の瞳があった。
「同じだ……クロヴィスがコーネリアになっても、ブリタニアは何一つ変わらない!」
ブリタニア兵のスーツに身を包んだルルーシュは、眼前で繰り返される光景に苦虫を噛み潰したような膠着した表情で呟いた。
その瞳の色は、崩れ落ち荒廃しきった灰色の建造物郡の中において、異様に映えるマーカーのような鮮やかな彩りを携えていた。
無論それはルルーシュ自身の身に宿る、おそらく尋常でない魂の叫びの存在を、確かにそこに示していたからであったのだが。
と、コンクリートの残骸の上に身を隠していたルルーシュ後方のビル壁面を、ナイトメアの武器スラッシュハーケンが突如穿った。
間髪を入れず身構える。見ると、どこから現れたのか一機のサザーランドが一兵士の格好をした彼の姿を見咎め、物陰から躍り出た。
『――貴様、どこの部隊の所属だ? 部隊名とI.Dを示せ』
若干圧力を秘めた命令口調がサザーランド越しに響き渡る。咄嗟にルルーシュの口に予め調査したそれらしい部隊名と偽名が上った。
「第三偵察中隊のダリオ・トーレスです――待機中テロリストより、このようなものを押収しました。本部にご送信願えないでしょうか」
いかにもといった口調で、懐にしのばせたデータロムのディスクを手にすると、ルルーシュは臆することなく告げる。
「いいだろう。だが、その前にまずI.Dを確認させて貰う」
開放されたコクピットハッチから現れた将校が、おもむろに立ち上がりルルーシュに向き直った。
いつかどこかで企てたのと同じ方法で、ルルーシュは"犯行"を実行する。
「――解りました。しかしこちらもその前に、貴方のサザーランドをぜひ戴きたいのですが?」
みるみる不適な表情に変わっていくルルーシュの左目が妖しく閃いた。
次の瞬間、既に将校の大脳は、その視線の先にいるルルーシュの手の内に堕ちていた。
「………、」
軽い脳震盪のようなショックの後、将校の瞳は朱く染まり、こともなげにルルーシュに言い放った。
「分かった――大事に使えよ」
「……ありがとうございます」
背筋の寒くなるような声色を残し、ルルーシュは奪取した将校のナイトメアに何食わぬ顔で乗り込んだ。
お忙しいのに御苦労様です会長^^
ミレイ会長のドッキリ発言
from.CDドラマ
ミレイ会長!俺の練馬大根をおさわりください !!
3つのギアス漫画の中でどれが一番面白いですか?
さがり杉
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(^'ミ/.´・ .〈・ リ
.しi r、_) | 燃える闘将星野仙一「2期の主人公はワシやな!」
| `ニニ' /
ノ `ー―i´
恋はドキドキするけど 愛がLOVE LOVE するなら
もっとガンガン行こうよ きっとチャンスはあるから
愛の天使は微笑んでるよ