なんでも屋でぇす
にゃは☆
2ゲットできた?
>2
あぁ。出来てる。物好きだな。
4 :
名無しになりきれ:2005/05/06(金) 04:23:03
深夜にスレ立ては眠くならないのでしょうか
軽く自己紹介だ。
いつもは街角で無断で店を出して自作のシルバーアクセを売ってる。
投げナイフが得意だ。
自作の小さい爆弾もいくつか持ってる。
これくらい…か。
>4
心配ないさ。むしろ、それを気にする貴方は眠くないのか?
アクセ買ってくか?
何か…御用か?
どんな事だってやってやるさ。 見返りがあるなら、なんでも…。
なんでも、な。
ただ一つだけ。間違えないでほしい。情報屋じゃないからな。
やはり時間が時間だからでしょうか。
大変に手持ち無さたな気分だ。
しかし、そうある事が平和とも言えなくもない。
ふん、因果な商売。なんでも屋って言うのも。
天気がいいうちに露店でもだすかな。
雨に降られると何も出来ないから、少しでも晴れてる時に露店を出さないと…。
10 :
名無しになりきれ:2005/05/06(金) 08:31:02
公爵が違法露店を撤去します。
11 :
名無しになりきれ:2005/05/06(金) 09:12:08
>10
貴いお方が?いけないね。こっちもオマンマ食べる為にやってる事さね。
撤去なさるおつもりなら、命がけだと伝えおいて下さりまし。
(ヤバイ。露店ごと逃げなきゃ)
>11
教えて下さったのは有難いんですがね、
人間なんですよあっしは。
こぉんな名前でございましょう?
間違えられるお方がいてもなんら不思議に思いませんよ。
はさみじゃがー過激派
>13
鋏jaguar?
じゃが芋を切りたいのかぇ?
ならナイフの方がよく切れるから貸してあげる。
よく切れるから…ね。
アクセ買ってくワケでも、裏稼業の出番でもないのかい。
肩透かしだわねぇ。
あっしは過激派じゃございませんよゥ。
必要とされた時、必要な分だけ働くだけサ。
おにぃさんラリマーのピアスある?
無いなら他の店行くからいいけど。
>15
ごめんなさいねェ。あっしは自作の物しか売ってないんでございますよゥ。
もし、よそ様をあたられるんなら、
この先の交差点を左に入った所にいい店があります。
店員に言えば必ずお気に召す品を出してくれましョうよゥ。
口説かれないよゥに気ィつけないといけねェのが玉に傷なンですが、腕は確かなンでェ。
そう・・わかった。
>17
お役に立てず、申し訳ありやせん。
道中、お気を付けて…。
世の中、物騒になってきやしたからねェ。
んーと、鳥乃は彫金師なのかな?どんなアクセを置いてあるの?
パンクやヘビメタ風のブレスとかリングとか?
骸骨とかクロス†とか鷲鷹のデザインなわけ?
>19
彫金…そうなりやすねェ。
あっしは激しいデザインより、クールなデザインが好きで。
でも、頼まれれば、何でもお作り致しやすよ。
…もちろん、裏稼業の何でも屋としても、同様にてございやす。
羅刹っしょ?wwwwwwwwwwwwwwww
>21
はぁ?お考え違いしてございやせんか?
その方とあっしは似てるンでございやすか?
妙な事ァ言わねェ方がいいんじゃないかぇ?
そうだよね。間違った。ごめんね。
24 :
名無しになりきれ:2005/05/06(金) 23:35:29
ここでageてきましたか(笑)
なんか効果が付加されてるのかい?
ジュエルリング作ってくだしぃ
>23
わかってもらいやしたか。ありがたい話さね。
きっと、あっしに間違われちゃァ、先方が傷付いちまうからねェ。
分かり合えたら、握手。いいかえ?
>24
しかしここでsageちまうンですよゥ。所詮、禽獣の名を騙るのが精一杯でねェ。
>25
あっしの売りモンにですかェ?お戯れでございましょウ?
あっしは不思議な力など持っておりやせんよゥ。烏なんて人は呼びやすが、
あっしは化けた禽獣ではございやせンよゥ。
───もっとも、
裏稼業の住人はもっぱら、幻獣・妖かしの類を使うなァんて言って、
いつの間にやら、あっしも化け物の類と思われるさまでやすがねェ。
もし、あっしの品に何かを感じなさるお方が居れば、そいつァきっと、
その人が強く望んだ何かが、あっしの何かに共鳴した物でやしょう。クク…
その結果、何を見せンのか。夢に落ちたお方のみがお分かりになりやしょウ。
>26
ご依頼でしょうか?
御作りいたしやしょう。
ただ、
あっしは、オーダーメイドの品には、思いが籠ると考えておりやす。
結果、あなたが如何様な夢に落ちてしまっても、あっしは助けられやせん。
幸せのお守りか、報いの呪物か…
物が物だけに、よォく、お考えくだせェ。
っと、いけねェ。烏の羽がお靴にかかっちまいやした。失礼ェいたしやした。
明るウなってございやしたねェ。
あっしも夜の顔から昼の顔に替わりつつありやすよオ。
駅前で露店だそっと。
シルバーアクセ見てってくださぁい。
安ゥくしますよゥ。…あらら。見向きもしないねェ。
やっぱりサラリーマンじゃ、買わないっか。
意外と売れるかなァと思ったのにさァ。無駄足踏んじまったさね。
からすたんおはよー
寝てないの?
32 :
名無しになりきれ:2005/05/07(土) 09:31:01
からすのいないすきにシルバーアクセゲット
33 :
神尾観鈴:2005/05/07(土) 09:36:26
そらー♥
34 :
名無しになりきれ:2005/05/07(土) 09:58:02
彼女の誕生日プレゼント選んでくれ
35 :
名無しになりきれ:2005/05/07(土) 16:29:38
>33
レイラさんに謝れ!
ヤレヤレ…嫌ァな仕事だよゥ。
あれが依頼人のいう…ストーカーかェ…
早いとこ 成敗させてもらうよゥ…
>31
あなたは先日のォ…おはようごぜェやす。
あっしは本来夜の住人でごぜェやすよゥ。
明るい所にャ、あまり居れねェ業の深ェ烏なンでェ…
>32
鳶に油揚げ取られてたまるかィッ!( `∨´)ノ =(/´д`)/・;,∵→
安心しな。死にャしないよゥ。
まァッたく。こんな商売だから投げナイフがうまくなっちまうンだよゥ。
>33 神尾様
なンか用で?それとも…人間違いかェ?
あっしは誰かしらに似てございやすンかねェ?
>34
そォでございやすねェ…おつな品選びならァ、誕生石といきたいンですがねェ。
そんなモン、既にもっておられるでございやしョウ。
…オニキスをあしらった品は如何でやしョウかねェ。此方にある品がそゥですがねェ。
>35
おォや、顔見知りかェ?フゥン。揉め事なら離れてやってくンな。
あっしはこんなでも客商売なのさ。客が引いちまうじゃないかィ。
今日はこの広場で店を開かしてもらおうかェ。
シルバーアクセでぇす。見てっておくんなましぃ。
38 :
名無しになりきれ:2005/05/08(日) 09:37:34
今日も繁盛してるね
>38
…そゥ見えンのかェ?閑古鳥が鳴いてるじゃないかィ。
寄ってくンのは烏ばっかりさ。
40 :
名無しになりきれ:2005/05/08(日) 10:00:03
ぽってりした指輪が欲しいのだけど…これ、護身用になるかしら?
>40
いらっしゃい。指輪ですかェ?へェ、護身用でございやすかァ…。
フゥン。
なら、こっちの品じゃあダメさ。
ちょいと待っててくンな。
…よイしョっと。護身用ならこっちの品の方がお誂え向きサ。
作ってる時に念が籠っちまった品たちサ。
普段は危なッかしくて売りもンにならねェ子達でございやすヨ。
例えば…このピアスなンか、付けると…ほら。
聞こえるでやしョウ。耳障りで、ザワザワと。雑言罵倒の類が。
…人の声でございますよゥ。
人の心の声が聞こえてきちまうピアスなんでサァ。
ここまで来たらもゥ呪物そのものでございやしョ。
指輪なら、これがお薦めサ。
ここを触れると、眠っちまう指輪なんでサァ。
これなら、護身用として使えるでやしョウ。
…安くしとくよ。どゥせ、普段はお飾りにもなりャしない品だしねェ。
そろそろ店をたたむか。売り上げはいつも通り…か。
やり切れないな。
──────さて。
夜のお仕事に移りますか…フフ…
今日も閑古鳥が鳴いておりやすねェ。
このまンまじゃア、あっしは餓死だよゥ。飽食の時代なのにサァ。
溶けかけの板チョコならありますけど、食べます?
チョコはガーナが一番おいしいんです。
45 :
名無しになりきれ:2005/05/09(月) 16:16:39
夜のお仕事ってなんですか?答えられる範囲内でいいですから、ちょっことだけ教えていただけませんか?
>44
おやいらっしゃい。どうぞ見てって御覧なせェ。
…?くれンのかェ?おンやまァ、変わった御仁でございますこと。
もちろん貰いやすよゥ。
あっし、辛いモンが好きでございますけど、甘いモンはもっと好きサ。
美味しく頂戴致しやすよ。
でも、貰うばかりじゃ悪いさねェ…
そうだ…貴方にゃこれをあげるよゥ。
つ 石
知り合いから賭けで貰ったモンさ。
なァんのヘンテツもない小石に見えるでござんしョ?
しかし、知り合いが語るにゃ、何でも妖精が宿る石らしいんで。
あっしが相手じゃ無愛想なモンで、
妖精さんとやらも顔を出してくれないんでさァ。
夜に出てきて踊ったり家事を手伝ってくれるらしいンですよゥ。
ま、あっしはほとんど家にも寄り付かない旅烏、
ますます関係ない品サ。
>45
はじめに申した通り、何でも屋業サ。
探偵まがいとでも言いやしょうかねェ。
でも、探偵みたいにあっしは、甘くないンでございやすよゥ。
依頼人が頼めば、何だって致しやすよゥ。
見返りがあるだけですがねェ。
そう言えば、この前のストーカー(>36参照)とやら、
自殺された様子でございやすねェ。
ゴミ収集車のゴミを投げ込む所に、
ゴミと一緒に突っ込んで体が千切られた様でェ…
フフ…夢に、耐えられなんだ、あの御仁。
───色即是空。
貴方も、何か依頼しやすか?
相談ですかそうですねー・・。たとえば同性の逆恨み粘着ストーカーには
どう対処すればいいのでしょう。
>48
貴方もですかェ?最近はストーカーも流行りのうちでございますかねェ…。
しかし、同性でございやすか。
粘着質だからストーカーなのか、ストーカーだから粘着なのやら。
先ずは一人にならない方がよいでやしょう。
更にリアルなら、日記もつけるべきでございやすねェ。
裁判の時ャ、日記が有る無しで随分違ェやすからねェ。
ネットでもリアルでも、ストーカーは異常者に変わりありやせん。マトモに相手しないに限りやす。
もしもの時を考えて、いくつか逃げ込める場所もあると良いですねェ。
リアルならば、近所付き合いを良くするのも重要な一手でございますよゥ。
ちなみにあっしは、二回、同性、しかも女の逆恨みがらみの事件に携わりやしたよゥ。
どっらも化け物化しておりやしたよゥ。
心が、ね。
うーむ、なるほど同性のストーカーも怖いよね…。
私は知らない男の人に終電車の中から家まで付けられた経験が2回くらいある。
烏乃自身はストーカや脅迫の被害にあったことあるの?
>50
脅迫なんて、いくらでもございますよゥ。こんな世界の住人ですからねェ。
あっし自身だって、依頼の目的達成に必要なら、やるときはやりますからねェ。
…よっく考えてみりャ、尾行追尾の類も、ストーカーみたいなモンでやすねェ。
不本意ながら。
実際あっしはストーカーをやられやしたよゥ。ただ、相手が悪ゥござんしたねェ。
夢見の烏の二つ名は伊達にはございやせん。
法的にも、心にも、罪は償ってもらったサ。
色即是空。
しかし、貴方もよくよく気を付けんだよゥ。
美人さんなら余計に、サ。
こォんなあっしですら、追っかけられちまったンだ。世の末さネ。
色々と参考になったよ、サンキュー。
お礼にちっこいダイヤのついたアンクレット置いてくから
ああ、気に入らなかったら誰かにあげてもいいし
捨てても売ってもいいし好きにしてよ。
今後何か困り事があった時には烏乃に依頼するから、
その時は宜しく。じゃお休み。
>52
月並みな事しか言えませなんだ。礼には及びませんよゥ。
頭が上がらない気持ちサ。
あら。いいのかェ?これ…
もらいやした。大切に、つけさせてもらいやすよゥ。
似合うかェ?あっしがアクセつけるのも、随分しばらくぶりさネ。
有難いじゃないサ。こォんな外道ォなモンに人様から物を貰えるなんてサ。
チョコにしてもそうサ。みなさまに恵んで貰えるなんてねェ。あっしも仕合わせ者でございやす。
あっしに依頼ですかェ。そン時はよろしく…て言いたいけどサ、
あっしに依頼なンて、無い方が世の中平和なのサ。
ふゥん…うら寂れた通りさねェ…
まァいいサ。たまにはこンな所から店ェ初めても悪くないサ。
さァさ、見て御覧なせェ、寄って御覧なせェ。
よそ様には御座いやせん品揃え。
見てや寄ってァやと申せなせェしは、
買うにありしがと待てにをば、
次にありしと思うな親と御店の品。
野暮天損すンが落ちィ故、
さァさ、見て御覧なせェ、寄って御覧なせェ。
おっちゃんこれいくら?
>55
おンやまァ。失礼しっちゃうよゥ。あっしはまァだ若いですよゥ。
この品かェ?3000サ。安いモンで御座いやしョ。お買得サ。
じゃあおっちゃんいくら?
>57
彼処にいるおっちゃんかェ?さァ。本人に聞けばわかる事じゃないかェ。
腎臓くらいなら、売ってくれンじゃないかィ?フフン。
カァ〜
空即是色
色心不二
烏〜
生きてる〜?
>59
おやァ?お仲間かィ?
空不異色。
色即是空。
あっしはまだまだ生きておりやすよゥ。
色即是空 空即是色
烏乃は
歌えそうだよね
よろしければ何かうたってくれませんか
>61
あっしが歌ですってェ?あっしは人前で唄えるよウな声はして御座いませんよゥ。
義太夫節が少ォしできるだけさネ。
と言っても、今とあンまり変わりはないンだけどサ。
そっか
>63
まァ、気を落とさないでおくれよ。
あっしは歌より楽器が好きなんで御座いますよゥ。
なんなら、ここにあるあっしのトランペットで、一曲吹いてあげようかェ?
お金はいらないからサ。
(fly me to the moon を演奏)
ええー
嬉しいじゃないの粋なヤツ
それってジャズだったかな?
ありがとう、烏乃
>65
この曲はJAZZサ。
元は古ゥい洋画で使われた歌謡曲なんだけどねェ。
渋い男優さんが七三をビシッと決めて唄ってたのサァ。
あっしが勝手に始めた演奏さね。お金は取れないよゥ。
礼にも及ばないサ。
ちょいと今日は遠出して、海が見えるここで商売させてもらおうかェ。
さァさ、寄って下せェ見てくンなせェ。
おっちゃん、おっちゃんはなんで烏って名前なんだい?
>68
あァ〜もゥ。何度同じこと言わす気だィ?あっしはまだまだ若いんだよゥ。
名前のことかェ?なんで烏って言われてもねェ…
烏乃ってのは名字サ。だから、理由なんてありゃしないよゥ。
名前じゃないんだからねェ。
もっとも、あっしはてて様知れず。産んだ親も行方知れず。
ホントの名前なんて…知ったこっちゃないよゥ。
… 知りたくもないサ。
今日も烏が鳴くよゥ。
烏乃が尊敬する人って誰?
>71
そうさねェ…
強いて言うならァ…。
精一杯生きてるってェ人には、尊敬の念があるねェ。
見てて清々しいじャないカ。
朝早いな
鳥とともに目覚めか
>73
そゥ言う貴方も随分早いンじゃないかェ。
烏の鳴き声が、あっしの朝の知らせサ。
今日は…土曜日だよねェ…?
マズゥいよゥ、マズいさネ。
売り上げが無いよゥ!土曜日は稼ぎ時だってェのに。
烏が鳴くのはいいンだけどサ、
閑古鳥が鳴くのはヨロシクないねェ…
このまンまだと、あっし、餓死しちまうよゥ。
空を飛んだの?
色と空は同じもの、しかし今夜も喉が渇き腹が鳴く…ね。
はい、[五千円]これで烏乃おすすめのアクセサリーで
取って置きのやつをひとつください。
( ) )'
_ ,,,..._ ( )
,,イ';;^;;;;;;;: `ヽ
/;;::◎'''::; );;;:::: ヾミ、__
≧_ノ __ノ ノ三 ヾミ `i
~''''ー-:、___ ヽ `_,.ン|
l  ̄ ̄...:;:彡|
} . . ...::::;:;;;;;彡{
i . . ...:::;;;;;彡|
} . .....:::;::;:;;;;彡{
!, . .:.::;:;;;彡j
ト , . ....,:;:;:=:彳
ヽ、.. ....::::...;;;ジ
珍味が手に入ったのですが一杯いかがですか?
>76
あっしは空なんて飛べませんよゥ。飛べたらきっと気持ちいいンだろゥねェ。
5000円でとっておきの品ですかェ?
いいよゥ。あっしみたいな下々の人間に優しくして下さるンだ。
惜しくも何ともないサ。
>77
塩味がキツイねェ。
そゥだ。ねェ、ちょいと。
あっしは今、貰い物のいい日本酒を持ってンだけどサ、
一杯、どうだい?
おや?こりャ珍しいねェ。天気雨かェ?
まいっちまうよゥ。日曜日も稼ぎ時だってのにサァ。
仕方ないねェ。店を移動するっきャないねェ。
やァれやれ。やってらンないよゥ。こォんな下卑た仕事。
愛人の浮気調査なんて…はァ。
お金持ち様は仰る事が違いますねェ。
愛人 の 浮気 ……ですかァ…
…あんたはなァんなのサ。
81 :
◆XSSH/ryx32 :2005/05/17(火) 18:11:28
鳥練習スレですよね?
>81
なァんだってェ?
烏だよゥ。か・ら・す!
練習とか…馬鹿にしないでおくれよゥ。
ヨソでやってくンな!
83 :
名無しになりきれ:2005/05/17(火) 19:36:05
焼き鳥くれ
>83
あっしはなんでも屋サ。
見返りさえあればなんでもするさね。
でもね、…でもね!
それは出来ないンですよゥ!正確に言うンなら、あっしが欲しいくらいサ!
うぅ…声出したら余計に腹の虫が鳴くよゥ…
あ〜…ハツと、レバーを…塩で一本ずつ…ゥ…(バタっ
鳥食べるんすか〜共食いです〜烏乃の好物は何ですか〜?
>85
あっしの苗字は確かに烏乃サ。でもねェ、本物の烏じゃないから、共食いじゃあないよゥ。
あっしの好物かェ?そゥだねェ…
サバの味噌煮とか…ブリテリとか…
魚が好きみたいだねェw
でも…今は…
…白いご飯が食べたいよゥ…あうゥ
今日は売れるねェ。いい日だよゥ。
夜は久しぶりに温かいもんにありつけそうだよゥ。
こってりしたお魚が好きなんだね
>88
言われてみればそうだねェ。甘ったるいってェ言うか、味が濃いってェ言うか…
きっと、腹の虫が騒いでるから、余計にこってりしたのが欲しくなるのサ。
どっちもご飯に合うオカズで御座いますからねェ。
勿論、ツマミにもなりますよゥ。
日本酒に合いそうだねェ。
………考えてたら本当に呑みたくなってきちまったよゥ。
ナンコツと葱まちょうだいお! つ[500]
>90 だおだおさん
いらっしゃいまし。
どのようなシルバーアクセを…
うゥん?なァんだィ?
………ウチは焼き鳥屋じゃないンだよゥ。
焼き鳥なら、この先の鉄道の下にいつも屋台を構えてるお徳じーさんの所に行ってくンな。
この辺りじゃ一番上手い焼き鳥出してくれるよゥ。
もっとも、お徳じーさんの顔が怖くて、不味いだなァんて言えないンだけどサ。
92 :
烏龍ティ ◆5nIPdjGe6A :2005/05/20(金) 09:02:20
ブルガリのキーリングA個くれ
>92 烏龍ティさん
(今日は名のあるお方が来る日だねェ)
いらっしゃいまし。
はァ。ブルガリで御座いやすかァ。
申し訳御座いやせんねェ。あっしは自作の品しか売ってないンでさァ。
へェ。誠に申し訳ありやせん。
代わりにってェ言っちゃァアレですが…
お客さん、もし、お気に召す品が、今、ここにありゃ、割引かせてもらいやすよゥ。
見事に人っ子一人見かけないねェ…。
別に構わないンだけどサ。
定期ageをさせてもらうよゥ。
でも、まさか…ほんとに閑古鳥が鳴いちまうなンて…
皮肉なモンじゃアないかァ。あっしの名前は烏だってェのに。
あ〜生きてたのね、しんじゃったかと心配してたんだよ、良かったわ。
なんかね烏乃、さっきから大地が揺れてるんだよね〜。
96 :
名無しになりきれ:2005/06/02(木) 02:28:14
お前のためにageてやろう
>95
あら嫌だよゥ。あっしはまだまだ生きておりやすよゥ。
あっしは無敵の仕事師……なァんてねェ。ちょいとばかり悪運が強いのサ。
──それに、あっしみたいなのがどこで野垂れ死んでも、心を残しちゃア、
いけやせんよゥ。
それはそうと、地が揺れているんで御座いやすかァ?あっしの所もで御座いやすよゥ。
今日一日、しかもほんの少しだけ…もしかしたら、あっしの場合、家鳴りにでも
取り憑かれて仕舞ったンで御座いますかねェ…
>96
ほんに、ありがとうえ。
あっしの為に…で御座いますか。。。
そういえば、いつかどこかで、「人」の「為」と書いて「偽」と言う、
なァんてことを聞いたことが御座いやしたよゥ。
いえ、別に深い意味なんて御座いやせんで、悪しからず。
…あっしの仕事は、偽りなんかじゃ御座いやせん。
全部、あっしの為……
あ、いえいえ。何でも御座いやせんよゥ。
よう留蔵。
>98 Kneck さん
おや?あっしとお知り合いで御座いやすかェ?
・・・残念ながら、お人違いの様でござんすねェ。
それにあっしはそんなに風流な名前じゃ御座いやせんよゥ。
100 :
ココナ:2005/06/02(木) 03:49:46
あふん♪
ハルシジーニアさんラブラブ〜!!
大好き!!
愛しています!!
>100 ココナさん
あ…あふん?
妙に元気じゃないかェ。
大好き、に、愛してる、か…
所詮浮世は五感が描く絵巻物。現幻。
───色即是空。
あっしから…はそのくらいしか言えないよゥ。
夢に、堕ちな。
寄ってらっしゃい
見てらっしゃい
……はぁ。全然客が釣れないよゥ。上がったりサネ。
あっしも確実なところに就いて、サラリーマンにでもなるかねェ。
………プ。
いけないいけない。
毎朝通勤ラッシュに押し潰されてる自分を想像したら吹き出しちまったよゥ。
あっしにサラリーマンは向いてないねェ。
ささ、寄ってくんなましィ。
見て下さりましィ。
103 :
名無しになりきれ:2005/06/03(金) 20:28:28
なんでも良いから1000円で売ってくれ
急いでるのだがな!
ぁあ゛ー品物は家に届けてくれよ!
1000円分だぞ!
>103
?へぇ。1000円で此方が選ぶんで御座いやすかェ。
なら、この指輪なんかは如何で御座いやしょう。
オニキスをあしらった品でやすよゥ。3000円ので御座いやすがァ…
まけときやしょう。
ちょうど1000…………
>104
ってェ、ちょいとお客さァ〜んッ!
行って仕舞ったよゥ。
届けろッてェ言われてもねェ。住所ッくらい教えておくれよゥ。
仕方ないねェ。烏たちにでも聞いてみやすかねェ。
106 :
烏龍ティ ◆5nIPdjGe6A :2005/06/03(金) 22:57:21
なんかかぶるな
>106 烏龍ティさん
あんたはァ…確かァ…
いつぞやは望みに御応え出来ずに申し訳ありやせん。
かぶる?へぇ。帽子はよく愛用しておりやすよゥ。
108 :
烏龍ティ ◆5nIPdjGe6A :2005/06/03(金) 23:09:19
>>107 んではHOTウーロンでも飲むか?⊃C旦~~
>108 烏龍ティさん
くれんのかェ?ほんに、ありがとうえ。
はァ。暖まるねェ。
温かい烏龍茶は好きで御座いますよゥ。
温かい烏龍茶は、煎れるまでの時間で風味や渋味が違って、
煎れる度に違う味になりやすからねェ。
ッと。名前からしてみれば、こんな事は先刻御承知で御座いやすかねェ。
出過ぎたことしちまったよゥ。
おかわり、頼めやすかェ?
やァれやれ。しっかり、1000円分届けさせてもらいやしたよゥ。
まァったく、住所調べるのに骨が折れたよゥ。
後で烏たちに食べ物恵んでやらなきゃァねェ。
すまんな少しあんたのサービス度をためさしてもらったよ
……素晴らしい!わざわざ住所まで調べてくれたのか!
また買物をここでさしてもらうよ!
>111
あァらら。御人が悪いンじゃないかィ。試すだなァンてサ。
構わないけどねェ。
これでまたお買い上げてくれンなら御んの字サ。
お好きな時にお越し下さりまし。
あァ、そうそう。御安心なされませェ。
アンタの住所、もう忘れちまったから悪用なんて出来ないサ。
三歩歩いたら忘れちまう、烏なんでサァ。
またのお越し、待っておりますえ。
いやぁ〜こんなに人来ないのに店をたたまないなんて感心するよ!
また寄らせてもらうよ!
>113
人が来ないなら、来るまで待てばいいのサ。
店も元は趣味の延長さね。
裏稼業は…きっと、目的に繋がってる…気がするから続けてンのサ。
なンにしても、店はたたまないよゥ。
感心されるアンタも随分奇特なお方じゃないかェ。恐縮して仕舞うよゥ。
また、気が向いたらお寄り下せェ。
115 :
名無しになりきれ:2005/06/05(日) 00:20:15
ウーロン茶くれ
116 :
名無しになりきれ:2005/06/05(日) 01:04:49
俺もくれ
>115
ほい。
つ 旦~
>116
ほいほい。
つ 旦~
お二人さん、お会計は別々で?
118 :
烏龍ティ ◆5nIPdjGe6A :2005/06/06(月) 01:08:31
烏龍茶人気!?Σ(・ω・`)
119 :
名無しになりきれ:2005/06/06(月) 01:13:16
>118
お前の絞り汁
>118 烏龍ティさん
この前は烏龍茶、上手かったよゥ。ありがとう御座ンした。
しっかし、アンタももの好きな方だよゥ。
あっしなんか、人様に構われるだけの価値すらないッてェのに。
貰うばかりじゃ悪いからねェ。
1000円くらいの品、一つ持っていかれなせェ。
それとも、何か演奏して御覧にいれましょうかェ?
>119
人の絞り汁が飲みたいのかィ?
血を吸うッてンならわかるけど、絞り汁なんてねェ。
余程の妖をお持ちなのかァ…
魔物になられたのかァ…
いずれにせよ。
出来る事なら、人の道にお戻りなせェ。
朝だ…徹夜だよゥ…
この前言ってた愛人の浮気調査ってのがやっと終わったよゥ。
下卑た仕事では御座ンしたが…
やらないと餓死しちまうからねェ。
でも、こんな生活じゃア、いつか病気になって野垂れ死ぬのがオチかねェ?
ま、死ぬ時ャ死ぬで、関係ないッか。
で、とりあえず定期ageだよゥ。
122 :
烏龍ティ ◆5nIPdjGe6A :2005/06/06(月) 09:32:51
>>120 んじゃHYの『AM11:00』頼む(´・ω・`)
誰かの為に生きてみたって、明日のことは・・・ ってな歌が昔流行ってたね。
うん誰の為でもなく己の為に、だよね?コノ世は五官の感化が映し出す
常ならぬ無常、幻影まぼろし絵巻物。あたしはコノ世に
想いなんて残さないよ、アノ世とコノ世の境界なんて無いけどね、たぶん。
とは言え、烏乃が何処かで野垂れしんだら淋しいような、
こころに穴があいちゃったらどうしてくれる?なんてね。で、胸元に飾る
ネックレスが欲しいんだけど、はい《参千円》これで買えるヤツを。
>122 烏龍ティさん
もの淋しそうな面持ちしてるじゃないかェ。
若い時分は、楽しまないといけないよゥ。
え、お節介かィ?フフン。羨ましいのサ。あっしもアンタ程は若くないからねェ。
まだまだ若いけどサ。
ちょいとお待ちよゥ。
譜面を暗記をしてない曲でさァ。
楽譜が確か……これ……だね。
……成程。わかりやした。
お待たせして仕舞いやした。及ばずながら、あっし烏乃、
精一杯トランペットを吹かしてもらいやすよゥ。
>123
その唄は時代の涙だと、あっしは思いやすよゥ。
悲しいじゃないか。悲しいじゃないかィ。
それが否定出来ないから尚更サ。
所詮己が闘争が人の生き方サ。
がむしゃらに闘い争いきれば未練もない筈だよゥ。
──────ただ、
この世の境界はあるんで御座いますよゥ。
いじばなき想いの先は、女の骸。
…過去、あっしが夢に堕とした男に、その境界ッてヤツが分からねェ御仁がおりやした。
心に歪みが出来りャ妖が蔓延りましょうよゥ。
そうならない為にも、あっしが死んだら…あっしのことは────お忘れなせェ。
参千円でかェ?これは如何かェ。
ラピスラズリの品サ。
随分と気味の悪い依頼がきちまったよゥ。
さて、承けるべきか、
承けざるべきか…
とりあえず最近の稼ぎ4000円がある内に決めないとねェ。
どんな依頼かってェ?
……………人捜し……かねェ。
126 :
名無しになりきれ:2005/06/08(水) 19:53:09
妹の誕生日なんだが
127 :
烏乃 ◆8yhhxX6I/s :2005/06/08(水) 21:47:58
>126
そいつァ目出度いじゃないかィ!
わかってるよゥ、言わんとしてる事はサ。
好きなもの、こっから1つ持っていきなね。
なんなら、日付と名前を彫ってあげるよゥ。
なんにしても祝い事だねェ。
128 :
123:2005/06/09(木) 17:48:27
>124
ラピスか・・・すごく綺麗。深いブルーに白と金色の斑点が散りばめ
られていて、宇宙から眺めた地球のような色の石だね。
デザインも良いし、あたしブルーが大好きなんだよ。
烏乃はラピス色の鳥を見たことある?あたしが見たのはルリビタキって
ヤツななんだけどさ、コノ世のものとは思えないほど美しい色の鳥
なんだよ。で、やっぱりこの石は、呪物なの?青い妖の精が宿って
いるのかな〜、なーんてね。どれどれ着け心地は・・・うーん、
なかなか良い感じだわよ。とっても気に入った。ありがとね、烏乃。
>128
青が好きで御座いやしたかィ。そいつァ良かったよゥ。
青い鳥ですかェ?カワサギとかならあるけどねェ。
幸せの青い鳥じゃなくて、栃木県の県の鳥だったよゥ。
ラピスラズリは不幸避けの石と昔から言われておりやすよゥ。
他にも、他国の妖精で御座いますが、
円卓の騎士の英雄、
ランスロットに剣術を授けた湖の女妖精・ビビアンの石とも言われておりやすよゥ。
呪物に仕立ててはおりやせんが…籠ッちまったとしたら祝う気持サ。
この先、どういう気持ちがその石に宿るかは、アンタ次第で御座いますよゥ。
本当に妖精ビビアンが宿ったら凄いけどねェ。
あァらら。見ちゃいらンないよゥ。
ほっといたら落ちちまうじゃないかェ。
定期ageをさせてもらうよゥ。
久しぶりに一日晴れるそうじゃないかィ。
気合い入れて稼がないといけないねェ。
しかし、なんだか曇ってるのが気掛かりだよゥ。
やっぱり今日も雨が降るんじゃないのかねェ…
人も天気も、ジメジメしてンのは苦手さネ。
132 :
モミジ:2005/06/18(土) 11:29:56
トリィ
>132 モミジさん
いらっしゃ…へェ?
(ん…?あっしの事か?トリィって…あぁ、鳥ぃってことか)
いやですよゥ。
あっしは鳥じゃァなくて、烏(からす)で御座いますよゥ。
すンごい間違われるンで、もゥ慣れて仕舞ってるンで御座いましょォか…
間違われてンのに、何と無く自分のことだって、わかっちまうンですよゥ。
134 :
名無しになりきれ:2005/06/18(土) 11:39:56
菊乃
>134
さァて…何と申せばよろしいンで御座いましょォねェ。
まずお人違いもよっくあるンで御座いましてねェ。へェ。
自分では結構変わり種だと思ってンですがねェ、
アンタみたいに『〇〇』って呼ばれてく方が多いンですよゥ。
あっしはそんなにいろんな方と似てるンで御座いますかェ?
勿論、あっしにゃ関係無い方の名前さね。人違いと答えるしかないンでェ。
ちんこ一本取り替えて下さい。
137 :
名無しになりきれ:2005/06/18(土) 11:54:15
>135
何その白々しさ。
とりあえずお前が菊乃だと判明したらまた
白百合が総攻撃かけるんでヨロシク。
>136
おやァ…ご依頼がきた様で御座ンすねェ。
しかしこりゃァ、随分と奇特なご依頼で御座いますなァ。
つまり、アンタは…
『誰か』の魔羅を
『自分』の魔羅と、
摩り替えたいンだァねェ…
いわゆる『体の工事』ってェヤツかィ…
大きさや形に不満があるなら素直に医者に…
おっと…何でも御座いませんよゥ。
…で幾等出してくれるンだい?
つ[30000円]
>139
一…二…三っと。
ふぅ。三万円かェ…
もうちょっと何とかならないかェ?
ちゃんと手筈は整えるからさァ。
つ[20000円]
今月はこれが限度です。
あとはローンでよろ。
>141
仕方ないねェ。5万円で手を打ってあげようじゃないかィ。
ちょいっとお待ちよゥ。
…よし。アンタ、この住所にいきな。
あっしの名前を出せば入れてくれる筈サ。
大丈夫だよゥ。れっきとした医者坊もいるから、
心配せずに、行きな。
アンタが菊乃じゃ無いことは充分わかってるよ。
ただ、似てると勘違いしてる人が数名いるのだろう。
開店当初からROMっていたヤツが言う事じゃないが
とにかく頑張れ。あ、金なら無いよ。
>143
ま、気にしてもなァンにも始まらないからサ、
今まで通りやらしてもらうよゥ。
アンタは…お優しい方で御座いますねェ。
通りすがりでも、お気に止めなさられるなんてねェ…
ほんに、ありがとうえ。
145 :
名無しになりきれ:2005/06/21(火) 03:58:48
何でも屋か…何でもやれるか
今宵は雨で御座いますねェ。
>145
何でも出来るか…と聞かれてるなら、そいつァちょいとばかり違うよゥ。
あっしはただ何でもするだけサ。
出来る限りでねェ。
しかも、見返りが必要なのサ。
あっしは只働きは致しやせん。
よしんば見た目只働きに見えても、あっしが動いてるってェことァ
あっしは見返りを得ているって事で御座いますよゥ。
147 :
名無しになりきれ:2005/06/22(水) 05:23:34
命を渡せと…
>147
時には…あるかも知れないねェ。
でもサ、全部が全部そォとは限らないわけさネ。
金銭的な物か、或いは情(こころ)か…
見返りってェのは、あっしが働くに値する代物のことサ。
そォなると勿論、断わる時だって御座いますよゥ。
世間様だって、みな、そォで御座いましょう?
働いて、賃金貰って…
あっしも同じ。
だから働く。
ただあっしの場合は、世間様と違って、
見返りと見なす代物の幅が広いンで御座いますよゥ。
149 :
名無しになりきれ:2005/06/24(金) 01:19:02
奴をやってくれるか…
>149
…随分物騒な物言いだねェ。
詳しく…聞かせてもらえるかェ?
事によっちゃァ、話には乗れないよゥ。
それどころか…
夢に堕とされるンは、アンタかも知れないよゥ。
それでも良いンなら、聞かせておくれでないかィ?
悲鳴をあげてないたことはあるか?
>151 高句麗さん
(…謀りかぬるは言葉故…いンや…)
いらっしゃいまし。
お一つどうですかェ?
へェ?ははァ。面白い問答をなさられるお方で御座いますなァ。
あっしもまた生きるてる故、何時かはそうなる時もありましょうよゥ。
でもねェ、あっしもまた、生きてるが故、そォんな怖ァい思いは、
避けてくつもりで御座いますよゥ。
当然で御座いましょう?嫌なモンは嫌、
不快な気分には、なりたくないモンで御座んしょ?
…人ならば。
153 :
名無しになりきれ:2005/06/28(火) 03:42:04
烏乃のあえぎ声
>153
は…はァ?何だって?鰻声?あっしの…?
人は、時に不思議な事を考える生き物で御座います。
しかし…
おっとォ…絶句して仕舞ったよゥ。
155 :
名無しになりきれ:2005/07/01(金) 17:25:19
この男を見なかったか?
オレオレ!オレだよオレ!
>155
知っておりやすよゥ。
何でッてェ?
────────蛇の道は蛇。
アンタ、その男と、お知り合いですかェ?
…単純な興味だけで御調なら、お止めなせェ。
あっしだって、おっかない男サ。だから…
これ以上深入りしねェ方が、いいんでないかィ?
……と。これで、忠告は、致しやしたよゥ。
さァ、依頼なさるかェ?
>156
…誰だィ、アンタ。
仮にアンタが“この男”だったとしたら、何だッて言うんだィ?
そォんな一昔前の詐欺の手口を未だに使ってンだなんて、
随分太い神経してるじゃァないかィ。
あァ、そうそう。
あっしはまだまだ若いさね。
その騙し方じゃ、孫も子もいないあっしからは金は取れないよゥ。
ちょいと上げさせてもらうよゥ。
放ォっといたら誰も来そうにないからねェ。
うっひょう!
>159 高句麗さん
ようこそいらっしゃいましィ。
こんな時間なのに、元気なお方で御座ンすねェ。
ああ飲むと極楽だ!
英語で言うならばWAGAMAMAだな!
んがんぐ!
>161 高句麗さん
あァ、成程。そォで御座居ましたかェ。
道理で御機嫌な訳で御座居ますねェ。
ところで、英語で現されてンのは、何のことですかェ?
おっと、酔うている方に理詰なんて、粋じゃないねェ。
あっしとしたことが、野暮になるところだったよゥ。
英語がわからんとあれだぞ
ニューヨークタイムスが嫁ね蝦夷
WAGAMAMAは日本語で言う奈良輪わがままアタリが相当だな
んがんぐ
>163 高句麗さん
御高説ごもっともで御座居ますよゥ。
けれどもォ…我が儘はselfishnessと訳されないかェ?
ま、何でもよろしいですかねェ。
英語が喋れるにこした事ァないのはわかりやすよゥ。
でもあっしの場合、英語が出来てもあンまり意味がないンで御座居ますよゥ。
今気づいたが何でも屋なのか!
一つ仕事を頼めるか?
んがんぐ
>165 高句麗さん
お気付きでなかったんで御座ンすかェ?
まァ、要相談で御座居ますよゥ。
>167 高句麗さん
はァ、成程。そォで御座居ますかェ。
それで、報酬は?
>169 高句麗さん
こ…こいつァ…
(乗るか反るかではなく、やれと言われてるようだ…)
致し方ないようだねェ。
あっしは先程示された所に行けばよろしいのかェ?
ああ期待しているぜ
勇気出して打ち破って歴史は動いたとさっきの詩も言っていた
幽霊など怖くない!
んがんぐ
>171 高句麗さん
依頼は果たしやしたよゥ。
幽霊さん…か…。
あっしは根ッからの無信心者で御座居ましてねェ。
神も仏も、況してや幽霊なんて、居るとは思いませなんだ。
───とは言え、仕事は仕事で御座ンす。
言われた通りに致しやしたよゥ。
あれでよろしい御座居ますかィ?
今日は天気が悪ゥ御座居ますねェ。
これじゃ露店は出せないよゥ。
…仕方ないねェ。一日水と掛け蕎麦一杯で我慢するッきゃないカ。
はァ。ひもじい…
晴れ間が見えるねェ。
よし。久しぶりに露店を出そうじゃないかィ。
さァさ、寄っておくンなましィ。
シルバーアクセサリーはいらんかェ〜。
175 :
味噌烏乃:2005/07/05(火) 10:01:06
金無い。
176 :
名無しになりきれ:2005/07/05(火) 14:50:13
ですよね
おや、いらっしゃいましィ
>175 味噌烏乃さん
金無しかィ。あっしもですよゥ。
金は天下の回りものってェ言いますけどねェ、ありゃァ、嘘ですよゥ。
あっしのところにゃ、全然回ってこないよゥ。
>176
そうで御座いますよゥ。
だからさァ、なんか買ってっておくれよゥ。
個の前野代金では不屈そうだったので追加を払いに着てやった
俺はやさしいやつだな
お前の名前がどことなくダサいので新しいの付けてやるよ
そうだなNEW鳥乃だ
にゅーとりのとよむ
よかったな
>178 高句麗さん
……悪ゥ御座いますけど、名前は今のままでいさせてもらいますよゥ。
それと、あっしの名前は「からすの」サ。
鳥って字と似てますからねェ、よッく間違われるンで御座いますよゥ。
烏乃、3ちゃんねらー高句麗なんか相手にしない方がいいぞ
ただショバ荒らしに来てるだけだからな、客じゃないよアイツは
アンタにヘンテコな名前を付けたのがいい証拠だ
もっとも知ってて相手してるんだろうけど念のためな
>180
心配してくれてありがとうえ。
3ちゃんねるってェのはわからないンだけどサ、
なんとはなしにわかっちゃいたサ。
とは言え選り好む程のお客もないからねェ。
いろいろ察して貰えるかェ?
ごめんなすってェ。
ちょいと定期ageをさせてもらうよゥ。
烏はん、おばんどす。
久しゅうございますなぁ。
暑ぅございますが元気にしてはりましたか?
ではまた♪
>183 京女
おォや。久方ぶりじゃァないかィ。
あっしは見ての通りサ。
まさかあっしが見つかっちまうたァねェ。
忙しいのかェ?相変わらずのよォだねアンタは。
…探し人は、見つかったかェ?
あらあら、京女なのにトリップにboyの文字が…
かえますね。
今日は少し早く帰って来ましたんや。うちも相変わらずよ。
お肌に悪い日々を過ごしておりますのんや。
そんな状態で探し人はみつかりまへん。
>185 京女
鳥ップは狙ってたわけじゃァなかったのかィ…
あっしはいつも通り、シルバーアクセが売れなくってねェ。
依頼も来ないし、閑古鳥が鳴く一方だよゥ。
やっぱりまだ見付かってなかったンだねェ。
そォかィ。
…彼は逢いたがっているみたいで御座ンすよゥ。
くすくす
うちは狙えるほどここには精通してまへん(和良
彼ってどちらさまどす?
>187 京女
偶然の産物だったのかェ?
「彼」といえばァ…足の無い彼で御座いますよゥ。
新天地を得て、動き始めてるみたいで御座いますよゥ。
偶然どす。嫌やわぁ。
彼はよく存じ上げております。鋳たが違うのかぇ?
>189 京女
お探しなら、彼の居場所くらい、
ただでヒントくらい出しますよゥ?
アンタとは昔からの馴染みさね。そのくらいさせておくれよゥ。
クイズ ヒントデピント!
差し支えなければお教えくださりませ。
>191 京女
じゃァ、ねェ…
1、彼の主に会う。
2、最近引き篭もり気味の先生に会う。
3、彼と水面下で交流のあった『健気な男子高校生』に聞きに言ってみる。
のいずれかできっと逢える筈サ。
あっしが口を割ったのは、内緒で御座いますよゥ?
なんとかみつかりましたわ。難解なヒントやったけどね。
ちょっとほっとしましたわ。
あ、ところで烏はん?
今晩どうどす?
くすくすくす ごきげんよう。また来ますよって。
何の話?
>193 京女さん
あれだけでわかるなんてねェ。
感が鋭いのも相変わらず…かェ。
蛇の道は蛇と申しますけれども、
アンタとは出来る限りは敵になりたくないねェ。
更にあっしをからかう余裕まであるなんてねェ。恐ろしい女だよゥ。
>194
裏稼業の知り合いなのサ。京女とあっしは。
事情がわからなきゃァ、さっぱりで御座いましょうねェ。
…なんなら、アンタもお探しになりますかェ?
てェ、言っても、辿り着く先は、足の無い彼奴の居場所で御座いますがァ。
京女と彼の因縁…いやァ、「足無し」とでも呼びましょうかェ。
二人の関係、詳しくはァあっしも知りやせんが──足無しは
急に姿を消して仕舞いやがったのサ。でかい山でも請け負ったか…はたまた…
京女は今まで捜していたんで御座いますかねェ?
まァ、それもあっしが詳しく知る由もなしで御座ンすがねェ。
…京女は、だからあっしの所に来たのサ。
用も無しにあっしの所に来る奴なんざァ居りやせんからねェ。
しかも、同業者さね。迂闊にゃァ寄って来ないだろうサ。
足無しの旦那とは、あっしもよく知った仲サ。京女ともね。
だからサ、京女が来た時から用件はお見通し。
足無しの面も立てる意味もあって、素直に教えた…
大体こんな所サ。納得致しやしたかェ?
>195
このスレ以前からの知り合いって事だね?
さっぱりわからんが仕方ないな
自分も探している人がいるけどもう少し自分で何とかしてみるよ
>196
いンや、飽く迄も裏稼業の住人と言うだけさね。
詳しくは…これ以上は言えないンで御座いますよゥ。すまないねェ。
アンタも、捜し人が居られるのかェ?そうかィ…
本当はねェ、足無しの気持ちは…あっしには不透明なんで御座いますよゥ。
再会は確かに望んでおられましたよゥ。でも…
ま、再会を単純に喜んで居られましたがねェ。
アンタの捜し人はどうで御座いますかねェ。
時間が経てば経つほど、別人になるのが人で御座います。
肉体的にも、また、本質的にも…
「変わらずにいて欲しい」と、思った事ァ御座いませんかェ?
捜されてる身にしちゃァ、たまらなく身勝手な話し。そォうは思いませんかェ?
…おっと、お節介で御座いましたねェ。すみませんねェ。
でもだからこそ、そォいう気持ちがあるからこそ、人は人を捜す…
そォんな気が、あっしはするんで御座いますよゥ。
故に切なかったり、或いは憎かったり…しかし共に綺麗であり…人の胸を打つ…
捜されてるお方は、余程アンタに思われてる…仕合せな方で御座いますねェ。
ちょいとズレて仕舞いましたが…
七夕の夜に、再会の話しが出るたァねェ。
あっしは神や仏の類は信用しちゃァ御座いやせんが、
こォいう偶然が起きると、少ォしだけ、
不思議な気持ちになりますよゥ。
じゃァ、今日は駅前で堂々と…
さァ、いらっしゃァい。
値引き致しますよぉゥ。
見てっておくンなましィ。
新作多数用意致しましたよゥ。お買得で御座いますよゥ。
ちょいと寄ってって下さりましィ。
200 :
名無しになりきれ:2005/07/13(水) 21:19:15
200記念になんかちょーだい
>200
そォで御座いますねェ。
じゃ…好きな品を持って行きな。
あァ!一つだけで御座いますよゥ!
僕は神山満月ちゃん!
夏はどう過ごされますか?
遅くなり申した。ちょいと仕掛けて御座居ましたんですよゥ。
勿論、仕掛けは上々サ。
>202
そいつァ、アンタの本名かェ?
…どォせ、意味は無いンで御座居ましょゥ。
彼方此方で見掛けますからねェ。
一種の言葉遊びかィ?
何にしても、あっしにャ関係無い事さね。
>203
……………働く。
別に特に用事も御座居ませんしねェ。
それとも何かィ?あっしに仕事でもおくれになりやさるかェ?
なんだって致しやすよゥ?
なんでも屋でぇ御座居ますからねェ。
当然ながら、やるかどうかは…見返り次第。
満足させてくれる見返りが必要さね。
まァ、あっしなんかの世話なんざ、無い方がいいンだけどねェ。
へェ。二週間程来てなかったみたいで御座居ますねェ。
…閑古鳥が鳴いているじゃないかィ。
あっしも随分人気が無いもんで御座居ますねェ。
台風で御座居ますよゥ。
流石のあっしも、この日ばかりは無茶は出来ないねェ。
しかし雨と風と暗さ…
悪巧みにャこれ以上ないってくらい好状況…
そうは思いやせんかィ?
いえ、深ァい意味は無いンですがねェ。
地震の後の大雨・・・
烏乃さん、悪巧みもいいけど、足元には気をつけなよ。
>207
足元…
あっしはジッとしてますよゥ。
もっとも…世間様はきな臭い空気でどよめいておりやすがねェ。
どうやら、荒れておられるのは天気だけじゃァなさそうで御座ンすよゥ。
だから、あっしはジッと構えているつもりさね。
なんのことはありやせん。
的が勝手に事を進めてくれるんで御座居ますからねェ。
へへへ…
>209
何かいい事でもあったのかェ?
…言わずもがな…
差詰、現実から身を遠ざけた…そォじゃないかィ?
ならば…浮世にあんたが居ちゃァ、いけねェ…いけないんで御座居ますよゥ。
夢の住人は、夢に居らねばならないンで御座居ますよゥ。
色即是空。
─────夢に堕ちなせェ。
戦の前…
明日…いやァ、今日の明朝が勝負時で御座居ますねェ。
何て事ァ無いサ。長い、長ァい仕事も、やっと最後になっただけさね。
6年…時間をかけ過ぎて仕舞った様で御座居ますねェ…。
サァ、今日も烏が鳴くよゥ。
しまったバナナを踏んでしまった!
仕事が無くって暇で御座ンすよゥ。
…あっしが暇ってェ事ァ、平和なんだと言う証拠でもあるンですがねェ…。
複雑で御座居ますよゥ。
>212 高句麗
───でェ、あっしにどうして貰いたいンだい、あんたは。
それともそのままそこでズッこけてみるつもりかェ?
まさかそんな古典的な事を披露する為に、あっしのところに来たンかィ?
ま、あっしはちょっと遠くから見学させてもらいやすよゥ。
近くに寄らないのはちょっと抵抗があるみたいで御座居ましてねェ。
バナナ踏んだからこける人の知り合い…
何だかあっしまで非常に頭が悪い人みたいじゃないかィ。
むげ〜 無碍自在〜 観自在〜
からすぅ〜、六年っていったい何のおはなしなのかい?
今日は烏乃のラッパが聴きたい気分だ。
夜になったら聴かせてくれるかい?
見返りは、うーん何がいいの? 財布の中身は…
あぁ、げんきんげんきん現金があったよ。
福沢さんのピン札奮発しちゃうから宜しく頼むよ〜。
今日もよい陽気で御座居ましたねェ。
>214
不生不滅。
あっしの過去なんざァ、あれもこれも汚くッて人様に披露出来ませんよゥ。
───ただ、
あっしが、あっしたる所以は6年前のあの日から。
その時、一羽の烏が生まれたのサ。それだけサ。
悲しみが恐れに、
恐れが怒りに、
怒りが憎しみに…
そして、それらを全部を喰らって、今のあっしがあるんで御座居ますよゥ。
…わからない事だらけで御座居ましょう。
それでも、あっしには、これが限界なのサ。
まだまだ───傷は埋まらないッてェ事さね。
(自分もまだまだ甘いなァ…らしくない…)
甘ちゃんなンで御座居ますよゥ。
(口に出して仕舞ったか…ほんと、らしくないな。)
おっと、湿っぽくして仕舞いやしたねェ。
あっしのトランペットかェ?よろしいですよゥ。
お代は…
(一瞬、目を細める。)
お代はいらないよゥ。
ろくに質問も応えらんなかったしねェ。
じゃァ…先ずは『TAKE FIVE』ッてェ曲を吹かさしてもらいやすよゥ。
御聞き下せェ。
夜もむし暑いねェ。
何処かで涼みたい気分で御座居ますよゥ。
橋のしたお勧め
>217 高句麗
橋の下…ねェ。
ドブ川しかなくッて、臭くッて居られないよゥ。
おッとォ…烏が鳴き始めておりやすねェ。
もう朝…かィ。
夏は朝も早くッて嫌になっちまうよゥ。
220 :
214:2005/08/01(月) 05:34:58
>215
この曲なら聴き覚えあるよ。
タラッタラ、タラララララ♪ ってやつだね〜。
鳥乃のラッパ聴いてるとなんだか気持ちが落ち着くよ。
六年前に生まれた烏とは、もしや…
しかし過去は閉ざされたページだし
未来はただの希望でしかないから
今に生きるしないよね〜、烏乃。
詳しい事情は分からないけど、元気出して欲しいよ。
いやいや…あたしから野暮な質問しておいて
偉そうなこと言って悪かったよ。
お代はいらないなんて…無理しちゃって
ホントにいいのかい?
んじゃ〜目に見えないモノを、そっと
置いていこうかな…?なーんてね。
あぁ、夜明けだね、雀が鳴いてるよ。…空即是色
今夜はステキな曲をありがとね。
221 :
214:2005/08/01(月) 05:42:59
(いやーんあたしったら、また鳥と烏の字間違えてる―、ごめんよ〜。)
さァさ、寄っていらっしゃい。見ていらっしゃい。
お安ゥしておりますよゥ。品数もたんとありますよゥ。
値引き交渉も致しやすよゥ。
>220
聴いたことがあるのかィ。
もう古典的な曲で御座居ますが、世代を越えて伝わり続ける名曲で御座居ますよゥ。
きっと、貴方の気持ちが落ち着くのは、あっしの音じゃなくッて、曲の力サ。
あっしも、こういった曲を吹奏する度、気持ちが和らぐンで御座ンすよゥ。
今を生きる…ならば、貴方はあっしより遥かに素晴らしい存在サ。
あっしの生、今いるここ(世界)からは、刷り減るだけのゲームで御座居ますよゥ。
そして…それならあっしはただ、笑うだけで勝てる筈───。
六年前───始まりは痛みと、涙でやした。
孤独を貫き通して、復讐に生きようと、走ってきたのサ。
堕ちていってェ、汚れて…
フフン。不思議で御座居ますねェ。今も汚れたままで御座居ますが、
振り返って見りゃァ、矛盾とォ…愛…で御座居ますよゥ。
時間が変えて仕舞ったか、始めからそォだッたのか───
あっしは、賭けていたンで御座居ますよゥ。
───あっし自身を。再生を賭けて闘っていたンですよゥ。
大切なものを目の前で奪われたあの時から…ずゥッとォ…
ありがとうえ。心配無用だよゥ。夢見の烏の二つ名は伊達じゃないよゥ。
あっしはあっしのまま。烏乃田八は何にも変わりゃしないのサ。
お代はもゥ頂いておりやすよゥ。色即是空。またのおこしを。
>221
あっしの名前なんて、間違えられる事になれておりやすよゥ。
気にするまでもないよゥ。
バナナ呉
>224 高句麗
自分で買えるンじゃないかェ?
あっしだってバナナの持ちあわせなんてないよゥ。
コンビニあたりで探せば手に入る品なんだから、
あっしに頼むまでもないサ。
何だィ、雨が降りそうじゃないかィ。
こンな日ばかりじゃ、安心して露店も出せないよゥ。
ふゥ。やァれやれ。
どうしてこうも人ッてェのは欲深いンだィ?
お陰であっしも引っ張りダコだったよゥ。
今宵はヤケに、汚い話が舞い込んでくる日で御座ンしたよゥ。
───全部、話を蹴ッちまいやしたがねェ。
頭脳明晰な女性は好きですか?
>228
ええ。好きで御座居ますよゥ。
そこに心が、あるならば。
もっともォ…相手の方が賢いならば、選ぶのは相手で御座居ましょうが。
あっしみたいなのが相手じゃァ、
賢い人なら直ぐに逃げ出すでやしょう。ククッ。
一日の中で、今が一番、冷え込む時間で御座居ますよゥ。
静かで、涼しくて、暗い…
あっしの仕事も今ぐらいの時間がはかどりますねェ。
夜中の2時から3時───。
フフン。丑三刻にうごめく…てかィ。
あっしも化け物かも知れやせんねェ。
烏乃は人間じゃないの?
空が紅いねェ。全部茜色で御座居ますよゥ。
まるで全てが燃えて仕舞っている様…
>231
人間で御座居ますが、少しばかり何かが欠けちまってるかもしれやせんねェ。
或いは、闇に住まい過ぎて、何かが付け足されて仕舞っているかもしれやせん。
でも、何にしても、あっしはあっしサ。
たとえ、人で、なくなって仕舞っても。
───あっと言う間に、空が暗くなっちまいやしたねェ。
夕日は綺麗で好きなんで御座居ますがねェ。
人を殺しても平気ですか?
>233
物騒な事を御聞きになりやすねェ。
あっしはなんでも屋さね。でも───人の命はとりやせんよゥ。
あっしが殺すは人の妖。
あっしが斬るは人の闇で御座居ます。
人間を殺したら、きっと後味が悪いンで御座居ましょうねェ。
あっしは、人は殺しやせん。決して───。
信頼の末に辿り着いた裏切りが人にもたらすものってなんでしょう。死ですか?
片刃のナイフが欲しいんだけど…あるかな?
使ってたのが折れちゃってさ。
今日も烏が鳴くよゥ。
>235
それも、一つの答えで御座居ましょうねェ。
しかし、人間は複雑怪奇。故に答えが一つとは限りやせん。
どンな経緯で信頼から裏切りが産まれたか…
それぞれで御座居ましょう。
だが、どの様な理由にせよ、裏切りは裏切り。
況して信頼し合っていた人間との関係からならば尚更、業が深ェ。
如何にしても、その罪は罪。
色即是空。空即是色。受想行識。
でも、ねェ…
それは、互いの為の裏切りなのかも知れやせん。
なら、辿り着く先は、仕合わせ───かも知れやせんよゥ。
人は、仕合わせになる為に生きております。
ですから、仕合わせになる為になら、何をやったって、構やしねェのサ。
裏切りだッて、選択肢の一つに過ぎねェのサ。
でも、罪を作りゃァ後ろ指さされやしょうし、
人殺しゃァ、わだかまりが胸に残りやしょう。
だから、仕合わせになるのは難しいンで御座居ますよゥ。
様々な呪縛でがんじがらめになって、いろんな歪みが産まれちまう。
罪が産まれちまう。闇が生きずき、怪が形を成しちまう。
人が、妖になっちまう。
裏切ッて、死んで───なら、いいじゃないかィ。
裏切ッて、生き残っちまった方が、数倍苦しいと思いますよゥ。
だから、あっしなら、生かす───生きて生きて生き抜いてもらって、
罪を償って貰いやす。
生きる苦しみを、味わって貰いやすよゥ。
罪は苦しみを生むのサ。裏切りだって、きっとそうサ。
少なくても、裏切ッた時点で、
裏切られた人間とは、昔の様になれないのですからねェ。
>236 スペード
いらッしゃァい。
ナイフで御座居ますかェ。
ありやすよゥ。
あっしはナイフ使いでさァ。常に持っていますよゥ。
(露店の机の下からケースを一つ取り出す)
さァ、選んで下さいナ。ここに入ってるのは、何も宿ってない…
言うなれば無地で御座居ますよゥ。
使い手が、どう使うかで、この子達(ナイフ)に宿るものが決まりやす。
貴方次第ッてェ事で御座居ますよゥ。
───同業者さん。
て…てめえが『カラスノ』か?
ひ…ひひひ。オヤッサンがよ、てめえを殺ったら出世させてくれるってんだよ…
仕方ないだろ?悪く思うなよ…シネェッ!
>239
…無粋だねェ…え?アンタ───
バサッ(いつも頭と帽子の間に挟んでいた黒い布を、
相手の顔に投げつけた)
黙って闇討ちしなよゥ。いちいちしゃべッてちゃァ、
暗殺なんざ成功するわけないじゃないかィ。
さてと───ちょいと、痛いよゥ…
(ナイフで体のいたる所を軽く刺した)
少しの間、アンタの体は動かないよゥ。
随意筋のほとんどを麻痺させてもらいやしたからねェ。
悪いねェ。あっしはまだまだ生きる気で御座居ましてねェ。
さァ、誰に雇われたンだィ。ほら、喋りなよゥ…
声帯と口は動くのはわかってンだよゥ。黙ってると…
夢に、墜ちるよゥ?
241 :
Fw:Re2: ◆.p4NYos/bY :2005/08/06(土) 01:26:58
500ギタン上げるから風魔の剣ください。
>241 Fw:Re2
風魔の剣で御座居ますかェ?
風魔と言えば、確かァ…
忍者で御座居ますよねェ。
なら、骨董品を扱っている店にお行きなせェ。
それに、あっしは日本円でしか取引きする気がないンで御座居ますよゥ。
に…にら…によるばっ!(破裂)
>243
───!?
…一体、何だッて言うンだィ。こいつァ…
結局、黒幕は分からず仕舞い…かィ。
何か動き始めたよォで御座居ますねェ。
キナ臭いとは思っておりやしたが…もう死人が出るたァねェ…
ヤッコさんも本気の様だねェ。なら、あっしも本気出さないとねェ。
とりあえず、この目の前のコイツを、葬ってやらないとねェ。
───烏たち、向こうへ運んで、食べておくれ。
その後であっしは、骨を拾って、念仏をあげてやるンだからサ。
(無数の烏が舞い降り、各々が死体を器用に草むらへ運んでいく。)
ヘぇー、いいのが揃ってるね…
これ、もらおうかな。
すごくいい鋼を使ってる。
御代はいくらだい?
>245 スペード
そォさねェ…御代は…
将軍…いや、今は違ったねェ。
総帥に、よろしく伝えてもらえないかェ。
それだけでいいサ。
誰からの挨拶かは、言わずともわかるだろうサ。
しかし───何かの縁で御座居ましょうかねェ。
次期総帥候補の貴方が来るなンてねェ。
……いいのかい?
…総帥…に…って………解ったよ…詮索はしないでおく。
その代わり何かあったら力にならせてくれないかな。
借りを作るのは好きじゃないんだ。
ん…….この部屋、血の匂いが残ってるね。
普通の人には解らない微かな匂いだけど…
気を付けた方がいいと思うよ。
248 :
名無しになりきれ:2005/08/06(土) 08:10:45
ルミノールにビンビン反応しているぜ
>247 スペード
詮索しても、深意は得られないサ。
御代に見合った働きなンで御座居ますよゥ。
総帥に、あっしから挨拶するッてェ事は、大変なことなんで御座居ますよゥ。
あっしが生きてるッてわかりゃいいのサ。
それでも、借りに感じちまうなら、好きにしなネ。
部屋に血…あぁ、そりゃァ、この商売机と、あっしからサ。
(>239の返り血か…)
あっしは道端に勝手に店を出す露天商人さね。
一ヶ所に止まらないからねェ。大丈夫サ。
>248
何に反応してるッてェ?
そんなことよりさァ、何か買っていっておくれよゥ。
物騒な雰囲気出してたら、肩が凝ッちまうよゥ?
せっかくなンだからさァ…お安くしますよゥ?
250 :
名無しになりきれ:2005/08/06(土) 17:08:43
この男を見なかったか?
>250
いらッしゃァい。
───どうやら、アクセサリーが欲しいわけじゃァないみたいだねェ。
その男ですかィ?見ましたよゥ。
なれど、会うことは叶わず。
いまやその男は、鳥の糞…
いえ…ちょいと、ついて来ておくンなせェ。
もし、男と仲が良かったなら、引き取って貰いたい物がありましてねェ。
252 :
博労:2005/08/06(土) 19:55:53
あの、もし。
ここでちっこい馬頭観音かなんかおいてないかい?懐に納まるくらいの。
倅の守り仏にするんでさぁ。
>252 博労
馬頭観音様で御座居ますかェ。
すみませんねェ。馬頭観音様そのものは取り扱っておりやせん。
ですが…
(机の下から厳重に鍵をかけられた箱を取り出す)
(中にはシンプルなデザインのブレスレットが入っている)
そのものは取り扱っておりやせん。
ただ、その霊験が宿った品ならば取り扱っておりやす。
───高貴な霊験故、少々値が張りますがねェ。
どうしやすかェ。引き取りやすかィ?
今日は別段暑苦しくないで御座居ますねェ。
ふゥ…。
心地いい夜で御座居ますよゥ。
ふむ、じゃあ今日は赤方偏移について御教授願おうか。
さァて…今宵も夢見の烏が、鳴きやすよゥ。
>255
あっしはいつからあんたの先生になっちまったンだィ?
あっしだって、知らないことの方が多いさね。
詳しくは知らないよゥ。間違ってるかも知れやせんが、
勘弁して下せェ。
近づく光の波ってェのが圧縮されるので青っぽく見えてェ、
遠ざかる速さが速いほど赤っぽく見えるのですよゥ。
光のドップラー効果と言うンで御座居ますよゥ。
光のドップラー効果により光のスペクトルが、
赤い方へズレることを赤方偏移、
青い方へズレることを青方偏移と呼ぶ…だったような気がしますねェ。
さ、お金出してくれるかェ?
これも商売サ。
あと、あっしは社会のはみ出し者で御座居ます。
故に勉学にゃァ疎いンで御座居ますよゥ。
あんまり難しいこと御聞きになりてェンなら、
どうか他所で御聞き下せェ。
暑い陽気が続きますねェ。
暑さにやられて、少しばかりおかしくなられていく方も、いるようで。
───あっしに仕事が舞い込むたァ、感心出来ねェが、そォゆゥ事サ。
因果な商売だよゥ。なんでも屋ッてェやつも。
259 :
部首:2005/08/10(水) 06:35:50
ぬるぽ
260 :
名無しになりきれ:2005/08/10(水) 06:37:37
>259
ガッ!
>259
とんでもない言われようだねェ。
…否定しきれないンだけどサ。
>260
ありがとうえ。
あっしにゃァ、とてもガッとはいけなかったからねェ。
ねえねえ烏乃、6年前何があったの?
あの…少年の刃…
まだ、何も宿ってはない様だッたねェ…
いや…寧ろその方がいいのサ。
ただ、人であれば…
>262
目の前で、殺しがあッた…
随分あっさりしてるで御座居ましょう?
ただ…死ぬべきは…あっしだったのかもしれやせん。
助けられなかッた…それが先ずあっしを罪に思わせたのよゥ。
事件も全部握り潰されちまってねェ。
アイツが死んだことも、そしてあっしの存在も、
一緒に握り潰されてたンですよゥ。
そォいう意味じゃァ、あっしも一緒に死んじまッてますねェ。
ある大きなうねりに、巻き込まれた人間の末路なンて、そンなもんサ。
───やらせはしない。
それが、始まりだった…よォな気がしますねェ。
手始めにあっしは、一番奥にあるものを探したのサ。
途中、邪魔もよく入りましたよゥ。
その度に、退かせてもらいやした。
独りにされて、独りで夜を駆け始めた…それが6年前で御座居ますよゥ。
夢見の烏の二つ名が付く、二年前で御座居やす。
ちょいとばかり…古傷が軋むように痛むねェ。
こいつァ、なンの時の傷で御座ンしたかねェ。
まだまだ夏は終らねェよォで御座居ますなァ。
あっしには季節なぞ、暑い寒い意外は関係ないンで御座居ますが…
あんたの夏は、何か心に残しておりやすかェ?
空が…紫色に染まっておりますよゥ。
…綺麗で御座居ますねェ…。
朝焼けいいよね
>267
アンタも好きかェ?
あっしはずゥッと、こんな仕事してましょう、たまに、こう…
洗濯したくなるのサ。魂の洗濯をサ。
汚いものに触れ続けりゃァ、心にだッて汚れがつきますからねェ。
───そういうとき、あっしはふと朝焼けや夕焼け眺めてンのサ。
アンタは、朝焼けに何を思う?
無理に答える事ァないよゥ。
下下の人間の、戯言サ。気にしないでおくれ。
妙に勘が鋭い───何かあるかもしれやせんねェ…
何か、が。
270 :
:2005/08/12(金) 05:57:02
おっちゃんカラスミくれや
(これが何か…ではないな…)
カラスミッてェと、珍味のオツマミの…アレかィ?
生憎あっしはアクセサリーしか売ってないンで御座居ますよゥ。
鉄橋下の出店、おでん屋の徳さんに聞いてみな。
おでん屋の癖に、いろいろ仕入れてるみたいだからねェ。
あるかも知れないよゥ。
朝焼けに何を思うと言われても困っちゃう○| ̄|_
でもいいよね、あの微妙な色合いといい雰囲気といい
さっきからなんか考えてるみたいだけど、悩みでも?
>272
そォで御座居ましょうねェ。
漠然とした問いは、問いでなくなってしまいまするからねェ。
答えなンか、ありやせんよゥ。
空が橙に輝いて、全てを燃やしているように照らす…
綺麗なもんだと思いやすよゥ。
あっしに悩みですかェ。
何で御座居ましょうかねェ…
考えッちまいますねェ。
悩みごとで無い頭使ってンじゃないのサ。
過去を振り返ってみただけサ。
勘が鋭くなッてンのも、理由なンざきッとないよゥ。
そんなもんさね。あっしはサ。
絵とは、心を映す鏡だという話を聞いたことがありますが、どう思いますか?
烏乃さんも絵を描きますか?
>274
へェ。あっしは絵は見るのも、描くのも好きで御座居ますよゥ。
ただ…あっしの場合、絵を描くよりも、
アクセサリー作ってる方が気持ちが現れてるかも知れやせんねェ。
だから…念が籠っちまうのかも知れやせんよゥ。
いけないネ。あっしとしたことがさげちまったよゥ。
さりげな〜く良スレだね、ここ
>277
此所が、ですかェ?有り難きお言葉で御座居ますよゥ。
へェ。珍しいねェ。矢でも降り注ぐンじゃァないだろォねェ。
何にしてみても、なかなか物好きなお方じゃないかィ。
大した事もしちゃいねェあっしには、もったいないお言葉で御座ンすよゥ。
さァて、あっしはあんたに何が出来ますかねェ。
御依頼なさられますかェ?
何か買っていかれますかェ?
どちらもお安くしておきますよゥ?ククッ…
おっとォ…いけないねェ。
感謝の意を表そうと思っていたンですがねェ、つい売り込ンじまってたよゥ。
浅ましくなッたもんで御座居ますねェ。あっしも。
私の話を聞いてくれませんか…
私には名前がないのだ…いや、昔はあったのかもしれない…
だが、私はさる方の身代わりとして育てられた。
その方が、すぐにお亡くなりになる…そう医師が申したのだそうだ…
毎日毎日、そのお方の身振り手振りを習う毎日…
私はそんな身代わりの人生に微塵の疑いも無かった。
だが…そのお方に、お世継が産まれてしまったのだ…。
私の存在は…邪魔になったのだ…
だから……私は母上と共に…毒を…
そして私は…獣になったのです…
こうして、獣に身を落として生きているのです…
お願いします。烏乃さん…答えを…答えて下さい…
獣として生きることは…間違っておりましょうか…
なンて目ェ、してやがるンだィ───
例え、獣に身を落として生きていよォと、それは構いやしねェ。
身代わりの人生だろォと、貴方様が良けりゃァ、問題は無ェで御座居やしょう。
だが───貴方様は母親と───どうなされた──?
よォく、お考え下せェ───
そォさ。貴方様は母親と毒を口にしたンでやしょォ。
何故、貴方様が生きておられる。
毒を含み、獣になったと──そォ仰りたいかェ。
そいつァ違ェ。
貴方様は、毒を、お飲みにならなかったンで御座居ますよゥ。
貴方様は、母親を毒殺したのサ。
そして追われる身になッたアンタは───獣に身をやつした。
獣になり生きることは罪に御座居やせん。
ただ貴方様は、生の身は生きていよォと、
人の心はとっくに死んでおられますのよゥ。
だから───獣になって仕舞われたので御座居ましょう。
だから───人の名前を失って仕舞われたので御座居ましょう。
生きる為と、母に毒を盛る───その罪は罪。
───色即是空。
夢に、墜ちなせェ───。
281 :
名無しになりきれ:2005/08/14(日) 08:43:23
私の家の、ガンコな浴槽の汚れを1000円で洗い落としてくれませんか?
風呂場に入ると薄汚くて、非常に匂ってくるような気がして、堪らないので、早急にお願いします。
ね?便利屋さん。
(使い古され、刃溢れしている刀を振り回す)
ひぃい!止めろお!私は獣じゃないい…
母上…母上の器には何故毒が盛られていなかったのです!?
私を殺せば、命は助けると…そうお上に言われたのですか!?
共に…逝けると…思いましたのに…
私は母上の器と自分の器をすりかえたのだ…信じていたからこそ…
殺さなければ殺された!だから殺した!…何度も…何度も…
母上を殺した!だから…逃げないで!もう…殺さ…ないからぁ!
へェ。お安い御用サ。
ただ───あっしは何でも屋…で御座居ますよゥ。
まァ、よく間違われますからねェ。仕事、お引き受けますよゥ。
何でも屋、としてねェ。
待っていて下せェ。すぐに綺麗にしますよゥ。
(成程。これは随分年期が入ってるな)
─────ふゥ。終わりやしたよゥ。
タイルの下からよくわからない生き物が出てきたりしやしたよゥ。
ま、烏に来て、食べてもらいやしたがねェ。
あっしが見た限りの生き物は烏達の胃の中に収まったサ。ククッ…
風呂場も整理致しましたよゥ。
さァ、1000円頂こうかィ。
…それと…水をおくれでないかェ。
喉が渇いちまったよゥ。
つ[南アルプスの天然水]
どうぞ。いつもお疲れ様です。
>282
正体を明かしたらどうだィ。狸さん───。
(黒い煙が、空間を埋める…)
(暗い空間の何処から、烏乃の声が響く…)
論を外せば深みに嵌る───。
女性ばかりを斬る通り魔は───貴方様で御座居ましたかィ。
母を重ね、生きる証しに───。
貴方様は、毒で苦しむ母を───その刀で止めを御刺しになられやしたねェ。
助ければ───己が殺される──だからで御座居ましょォ。
わかりやすよゥ。その刀を見れば──。
刀に宿るものは、貴方様の母の陰に御座居ます。
刃を御覧なせェ。何が写りこんでおりやすかェ。
(刀の側面には、>282の母親の顔が写りこんでいる…)
貴方様は獣だァ。人に化ける獣なんで御座居ますよゥ。
貴い方に化け損った獣にて御座居ますよゥ。
そして、悪戯に人を殺めるようになって仕舞ったンで御座居ますよゥ。
そンな獣は、始末されなきゃァいけないンで御座居ますよゥ。
始末を、ねェ。
貴方様は獣として、死ななきゃァならねェンで御座居ますよゥ。
(>282は呟く。生きることは罪なのか。
生きることは、辛いことか、と。)
───色即是空。空即是空。受想行識。亦復如是。舎利子。
涅槃の岸に到るべし。
(煙が晴れる。何事も無かったかのように)
(刀の隣に、傷だらけの狸の死体が横たわっている…)
生きることは───辛いこと───。そいつがわかりゃァ───。
(背を向ける。同時に、烏達が群がる)
せめて…暖かき母の胸に帰らん…
夢に、堕ちなせェ───。
>284
ほんに、ありがとうへ。
(コップに注いで飲む)
ふゥ。水道水とは違いますねェ。
誠、美味しゅう御座居ますよゥ。
いいのかェ。あっしにこンな品──もったいなくないかィ。
じゃァ、あっしはお暇するよゥ。
あっしみたいな下賤な輩があんたの家に長居しちゃァ、
綺麗にしても台無しだからねェ。
つ[5000]
私にはこのような事しか出来ませんが、貴方がより頑張れるように…
>287
おや、いいのかェ。
貰える物は拒まない、貪欲でいやしいあっしで御座居ますよゥ。
フフン。変わったお方だよゥ、あんた。
あっしが頑張れるようにですかィ。
じゃァ、貰いやしたよゥ。懐に納めなきゃァねェ。
さァて、あっしはそろそろ持ち場に戻りますよゥ。
商売道具は隠しちゃあるが、見付からねェとは限らないからねェ。
急がしてもらいやすよゥ。
(慌ただしく振り返る途中、>287の前で何かを落としていく…)
(のし袋と、たくさんの烏の羽根。のし袋の中には、5000円…)
七つの子が居ると聞きましたが
>289
はァ。子供ですかェ。
あっしにゃァ女房も、況して子宝もありませんよゥ。
でも───預かったことならありますよゥ。
今から3年前で御座居ましたかねェ。依頼があったのサ。
この娘を預かれッてさァ。
当時はまだ4歳の女の子で御座居ますよゥ。
可愛かったねェ。よくなついてくれましたよゥ。
もう7歳になるのかィ。早いねェ。
───きっと、あっしの事ァ、忘れちまッてンで御座居ましょうねェ。
ちょいと寂しいけど、それで良いンで御座居ましょう。
思えば、あの頃、まだあっしの隣にゃ、雛近がおりましたねェ───
おッと、すみません。つい想い出にふけって仕舞いましたよゥ。
とにかく、あっしには子供はおりませんよゥ。
預かった時期は御座ンした。
それが形を変えて、あんたの耳に届いたのサ。
今年七つになる娘があっしの処に───ッてさァ。
サキュバス達をどう思う?
はさみじゃがーを倒してくれい
>291
言われて早速、探し出して様子を見て参りましたよゥ。
西洋の女性の妖。
日本の飛縁魔で御座ンすねェ。
艶めかしい女魔で御座居ましたねェ。
どうやら、一度祓いに参った方が居られたようで。
結果は───まァ、そうであろう結果で御座居ましたねェ。
彼女を祓えようものならば、彼女を否定しないといけないよゥ。
彼女の否定たァ、自己を解脱する事と近いですねェ。
妖たァ、人の心の水面より、写し出された純粋な存在で御座居ますよゥ。
彼女の存在、それは人無くして存在は無いので御座居ますよゥ。
性本能、性への欲求こそ、彼女達の根元で御座居ます。
それらを断ち切る時、彼女達も立ち消えましょうねェ。
色即是空。
ただ…あっしには、出来ないで御座居ましょうねェ。
そして、あの場所の彼女は…存在を追い始めておりやす。
飽く無き自己を追う、無我よりの存在。
純粋な興味として、あっしと───謁見賜りたいねェ。
純粋な存在は、あっしの中に、何を見るンで御座居ましょうかねェ。
あっしと、少し───少ォしだけ、似ている。
そンな気がするンで御座居ますのよゥ。
>292
そりゃァ、随分前にあっしのところにも来た、あれかィ。
申し訳ないで御座居ますがねェ。
無理で御座居ますよゥ。
察するまでもなく、不特定多数の人間がやっておりますからねェ。
そォで御座居ましょう。
それを、倒すことなど出来やせん。
存在が、無いに等しいンで御座居ますからねェ。
295 :
名無しになりきれ:2005/08/15(月) 10:03:11
黄昏ロマンス
最初、烏ではなく鳥だと思ってしまった自分が恥ずかしい
297 :
名無しになりきれ:2005/08/15(月) 10:14:43
>>296 紛らわしい(*´・ω・)(・ω・`*)ネー
片仮名でカラスってすれば良いのに(*´・ω・)(・ω・`*)ネー
>295
風そよぐ ならの小川の 夕暮れは
みそぎぞ夏の しるしなりける
────従二位家隆
村雨の 露もまだひぬ まきの葉に
霧立ちのぼる 秋の夕暮れ
────寂蓮法師
百人一首はご存知で御座居ましょうえ。
その中より、黄昏(夕暮れ)と、ロマンスを一手に担うものを、
あっしなりに選んでみましたよゥ。
夕暮れという言葉を使う歌は、この二首にて御座ンすよゥ。
歌の説明は───粋を象徴する歌には野暮だからねェ。
割愛させてもらいやすよゥ。
ただ、どちらも百人一首の中でも有名な歌で御座居ますよゥ。
家隆は当時、定家と並びます大歌人。
新古今集も定家とともに撰者になっておられる方で御座居ますよゥ。
次の寂蓮法師の歌こそ、有名処で御座居ましょう。
まず一字ぎまりであること。
「む」で始まる歌は、この歌だけで御座居ますよゥ。
そして何より、この歌は、百人一首の中でも、最もよい歌だと、
多くの人々から賞賛されているンで御座居ますよゥ。
「黄昏」を歌ったこの歌こそ、
あんたの出した二つのお題にピタリ当てはまりましょうよゥ。
これらの歌が生まれた時代の少ォし後に、
誰そ彼は(たれそかれは)という話が生まれたように御座居ますねェ。
この話の肝である「たれそかれは」が、「黄昏」と転じたらしいンで御座居ますよゥ。
どの話も古いお話、昔話で御座居ます。
>296
よっく間違われるンで御座居ます。お気になさらないで下せェよゥ。
いつかは間違いに気付くンだ。恥はかき捨てで御座居ますよゥ。
特にあっしの名前は、鳥と字が似てるンだ。仕方ないよゥ。
>297
おッとォ───あんたみたいな奴があっしの所に現れようなんてねェ。
来てくれるのは嬉しいサ。ただ、あっしは名前は変えませんよゥ。
残念で御座居ましょうが、無理な相談で御座居ますよゥ。
あ、代金払ってなかた
ほぃ
つ[1000円]
>300
おッとォ。アブねェやィ。
水だけ飲んで帰ッちまうとこだッたよゥ。
また、御利用下せェ。またの御用、お待ちしておりやすよゥ。
さァ、今宵も烏が鳴きますよゥ。
ちょいと最近キナ臭いねェ。
あっしもここで、二度ばかり襲われてますしねェ。
夜道は気を付けないとねェ。
道を、外さぬように。
遠い昔、貴方から買ったこのアクセサリー…
これを身につけていると、何故か烏が私を護ってくれます。
なにか、魔力がこもっているのでしょうか。
>303
さァてねェ。あっしも今まで沢山売ってきやしたからねェ。
何に何が宿っていたのやら。
───ただ、あっしは念が籠る前の品を売るよう、心がけておりやす。
籠っている品にゃァ、始めにことわっている筈で御座居ますよゥ。
遠い昔で御座居ますかィ。
あんたが身に置いた時間が、長くあるンで御座居ますねェ。
ならば、例え宿っているにしても、そいつァ、あんたの心───
あんたの内にあるものが宿っておいでで御座居ましょうよゥ。
あんたの気持ちの雛形で御座居ます。
烏が護るのは、目に見える事象に過ぎないで御座ンしョうや。
───でも、
あっしの念が、あんたの念に同調した───故かもしれやせんねェ。
何なら、見て差し上げましょうかェ。
何が、宿っているのか。
305 :
鳩:2005/08/16(火) 03:45:27
ぽっぽー…
>305
おォや。なンだィ。こォンな夜中に。
お腹減らしてるのかェ。あっしもサ。
いつ聞いても和む声してるねェ。
あっしたァ、えらい違いだよゥ。
ほら。さっきお徳じィさんから貰ったサキイカだよゥ。
少しあげるよゥ。お食べネ。
そンで、すぐに群れに戻ンな。ここは物騒なンだからサ。
307 :
鳩:2005/08/16(火) 03:56:26
ぽぽっ…
(差し出されたサキイカをいくつか啄み、軽く頭を下げて飛び去る)
>307
今度は群れからはぐれるンじゃないよゥ。
───随分、賢いじゃないかィ。
鳥寄せでも、近くに来たのかェ。
いや、考え過ぎで御座居ますねェ。
───烏達。
ここンとこ、街が妙だ。あっしが見えぬ処、しっかり見てておくれよゥ。
頼むよゥ。
(電線などにいた無数の烏が一斉に鳴く。)
チュンチュン…
>309
んん。今日は可愛らしい来客が多いで御座居ますなァ。
ほォら。お食べ。
(米をまく)
かくとだに えやはいぶきの さしも草
さしも知らじな 燃ゆる思ひを
───藤原実方朝臣
雀や。実方(さねかた)雀を知ってるかェ。
死後、雀に生まれ変わった実方は、偉くなれなかった恨み晴らすべく、
宮中の台所で米を食い荒らした───てお話なンだよゥ。
だから、あっしはあんたに米を与えたのサ。
6年前に失った大切なものは失ったままかい?
>
とォ…しくじッたねェ…
>311
失ったものは、失っただけに過ぎないサ。
そうで御座居ましょう。
目の前で殺された────そいつが、生き返ると思うかィ。
イザナギが千引きの岩にて黄泉の入り口を塞いだ時より、
黄泉帰り(甦り)は有り得ないンで御座居ますよゥ。
死者には、死者に送る、死者への示しが必要なのサ。
それこそが、生き残った人間の、ケジメの付け方なンで御座居ますよゥ。
組織に殺されるっ…助けて!
315 :
鳩:2005/08/17(水) 01:49:25
ぽっぽー…
(烏乃の頭上を鳩が飛ぶ)
ぽぽっ…
(ポト、と小さな何かを落として飛び去る)
○
(……500円玉、サキイカの御礼らしい。)
昼は地が揺れて、街も随分騒いだもんだけどねェ。
夜はいつも通りで御座居ますねェ。
>314
そォかィ。
で、あっしに何の用だィ。
あんたはあっしに何を伝えたいンだィ。
誰を、助けて欲しいンだィ。
話を詳しく聞かしておくれよゥ。
乗るか、反るか。先ずはそッから何だからさァ。
でも───組織、ねェ。
紳士同盟か、黄金の夜明け───
権現会か、薔薇十字軍─────
まさか、あの、少年の───。
>315
うん───。こんな夜中に鳩かィ。珍しいねェ。
───ッ!
(上から降る金属に、素早く警戒の構えをとる)
───こいつァ、500円玉かェ。
もしかして、昼間の鳩かィ。
そんな、お金を取るつもりは無かったンだけどねェ。
───つくづく賢い奴だねェ。
鳩よゥ。有難く頂いておくよゥ。
あんたの気持ちッてェのをサ。
烏…レイヴン?
>317
あっしは横文字が苦手で御座居ましてねェ。
raven───確かァ、ワタリガラスじゃ御座ンせんかェ。
あっしはワタリガラスじゃ御座居ませんよゥ。
狸でも狐でもないよゥ。
あっしはあっしサ。
夢見の烏。烏乃田八ッてェ名前が御座居ますよゥ。
おや、そいつは失礼。
レイヴンと呼ばれる、機械兵を操る傭兵達がいたのでね。
なんとなくそれに近いかな…と。
>319
へェ。
機械兵を操る傭兵───で御座居まするかェ。
そりゃァ驚きで御座居ますねェ。
そンな部隊があるたァねェ。
傭兵達とあっしは、似ているンで御座居ますかェ。
もしや、みィんなあっしみたいな太夫節きかして喋ッてンのかィ。
いや、金を貰えるなら何でもする…夜の貴方と、似ていると思ってね…
彼らは普通の喋り方だね。
老若男女、様々なレイヴンがいるさ。
>321
金さえ───確かに、そういう面もあっしにャ御座居ますよゥ。
だが、ちょいとばかり違いますねェ。
あっしは、その仕事に見合った報酬で動くのサ。
それは物であッたり、目に見えぬものであッたり。
様々で御座居ますよゥ。
時には、依頼人の人生の一部を報酬として、働くこともありますよゥ。
ただ、あっしは断ることもしやすよゥ。
気乗りし無ェ仕事は、決してしないンで御座居ますよゥ。
老若男女、集まって機械に乗り込んで───
ワタリガラス達かィ。おっかないねェ。
あっしには関わり無い存在であッて欲しいねェ。
金以外の報酬、か…
それもまた、貴方らしい。
ふむ…仕事を選ぶとな。
流石と言った所かね…
そんじゃ、私は消えます故。
最近は何かがざわめいているような。
お気をつけて…
(そのまま、スッ…と夜の闇へ溶け込む)
>323
フン。お気を付けて───かィ。
闇に溶ける男かェ。
参ったねェ。
あんたみたいなのが居ちゃァ、警戒が怠れないねェ。
いやァ、何かの胎動が、引き寄せてンのかも知れないねェ。
フフ。あの日の、再来。
2年前の───あの夜は、また、来るとでも言うのかェ。ククッ。
砂肝って、人だとどこになるの?
烏が、鳴くよゥ。
>325
お徳じィさんから聞いたよゥ。
腎臓だとサ。
人間じゃァお小水を作るところサ。
詳しく知ると、食欲半減しちまうかもねェ。
あっしは平気ですがねェ。クク。
腎臓にゃァ、ちょいてあっしは、思い出があッてねェ。
────────業の深ェ話サ。
貴方を抱き締めても宜しいでしょうか?
>327
(身を正し、深く土下座をする)
───あっしは下賎な者で御座居ます。
卑しく、見下げられた、汚らわしい者なのです。
貴方様とは、生きる世界が違ェます。
貴方様の御身に、下衆が触れる事はまかりなりませんのよゥ。
───御身を──大切にして下せェ。
あっしに、そんなことを求めちゃァいけねェンで御座居ます。
汚れ(けが)ッちまう───。
貴方様が汚れッちまッたら、あっしはどうすることも出来やせん。
どうか───御許しを。
そうですか…残念です…
すみません、土下座までさせてしまって…
お詫びに、と言っては何ですか…これをどうぞ。
(茶菓子が入った小包を手渡す)
色々な仕事で大変だと思いますが…頑張って下さいね。
(軽く頭を下げ、その場から立ち去る)
>329
(全く動かず、ただ、話を聞くばかり)
(立ち去り、見えなくなるまで、土下座を続ける)
───これで、いいのサ。
あっしの世界に、踏み込ませちゃァ──いけねェのよゥ。
ほんに、ありがとうえ。
ありがとうえ。
(茶菓子の小包を手にとって──)
ながらへば またこのごろや しのばれむ
憂しと見し世ぞ 今は恋しき たれをかも
───あっしは、あっしなりに、あんたに。
恩を。
ぶったぎる!!!
>331
(ギチっ。ギチっ。ギチっ。)
(体から妙な音がする…そして、目が光るように、>331を見据え、)
(何処からか、辺りにはたくさんの烏の羽が降ってくる───。)
あんた───ろうそくが、短くなっておりやすよゥ。
(>331の刀が烏乃の体を両断する。)
333 :
名無しになりきれ:2005/08/18(木) 03:53:15
勝ったか!?
よくも───殺しておいでだねェ。
(>333の横からぬっと現れる)
なァンてねェ。あっしはピンピンしてますよゥ。
あんたの太刀筋───研かれてますねェ。
一体、何をお斬りになッて来たンだィ。
(烏の羽根が舞う。上からは、未だに烏の羽根が降り注ぐ)
335 :
名無しになりきれ:2005/08/18(木) 04:40:20
なっ!?(なんであいつは死んでないんだ?いや、そんなことよりもあいつから凄まじいなにかを感じる!)
>335
どうなされたンだィ。
考え事かィ。
考えることが多そうだものねェ。
ほォら。御答え下さいまし。あんたの刀───何を斬って来たンだィ。
どう斬って来られたンだィ。
────御答えになれないンで御座居ますかェ。
ならァ───刀に聞きましょうかねェ。
337 :
名無しになりきれ:2005/08/18(木) 04:50:18
お、お前何言ってんだ?刀がどうしたんだって!?
(ガタガタ)
>337
───そォかィ。罪を他に預けてねェ。
────居合いで首を撥ねるのかェ。
─────許嫁まで、殺したのかィ。
刀が───語ってますなァ。
おォや。あっしまで斬ったと。馬鹿を言っちゃァいけないよゥ。
あっしの首は、まだ繋がってますよゥ。
───幻を見ておいでの様だねェ。もう一度よく御覧。
あんたの───足元。
339 :
名無しになりきれ:2005/08/18(木) 05:03:18
う、うわぁあー!!な、なんだぁこりゃあ!?
(足元に血の海ができていて、そこから無数の血にまみれた手がのびてきている。)
>339
邪心野心は闇に散り、
残るは巷の、妖しい噂───。
ぴゅんっ。
(ナイフが>339の眼下に刺さる。ナイフの柄には───椿の絵)
───色即是空。
あんたは、ただ、殺しが好きなのよゥ。
目的なンかありゃしねェ。殺せるなら、理由なンか後付けなのよゥ。
首を撥ねる───人が死ぬ───その様ァ見るのが、快感だッたのよゥ。
そンでもあんたは逃げれたンだ。なのに、あんたは、許嫁を殺しちまッたァ。
許嫁と逃げれたのによゥ。
罪を誰かに預け、手前は快楽を貪るために殺す───。
愛すらも、殺して。
───あんたの罪、消えないよゥ。
───夢に、墜ちなせェ。
(刀が独りでに動く。そして>339の首へ───)
341 :
名無しになりきれ:2005/08/18(木) 05:25:19
うわぁああ!許してk(ry
ザシュ!(ブシャアアアアーー!)
ゴトン
>341
涅槃の岸に───至るべし。
(真っ黒い、大きな羽根を投げる。白い墨で何かが書き込まれている)
(それは───ナイフと同じ椿と、「舞首」の文字)
(>341の首にぴたりと着く。そして辺りが明るくなっていく──)
烏達───頼むよゥ。
お前達には、御馳走かもしれないねェ。
(烏達が群がる所へ歩み寄り、>341の刀を拾いあげる)
吐気がするねェ。
怨念───。
こいつァ、あっしが預らないといけないねェ。
──>341よゥ──哀しい───ねェ。
さァサ、見ていきなせェ。
寄っていきなせェ。
全品お安くしますよゥ。
……
血の臭い…
345 :
警察:2005/08/18(木) 19:30:18
最近、ここら一帯で奇妙な噂が流れている…
君、何か知らないか?
ここは……黒い気が満ちている………
でも………何か………信念を持った黒い気………
……此処は理由が在りそうだ………
………ならば去るとしよう…………
………
………
………il||liil||li フッ(瞬間、空に消える)
アクセよりあなたを買いたいのですが
給料の三ヶ月分に見合うなんかいいのないかね
>344
あんたァ───鼻がいいじゃァないかィ。
でもねェ、ちょいと外れてますよゥ。
こいつァね───この、刀の臭いサ。
───とォ、触れちゃァいけないよゥ。
この刀はネ、怨念が憑いてンのサ。
あんたが感じる臭いは、怨念の臭いなのよゥ。
怨念ッちゃァ厄介なモンで、元は人の心なのに、人の心なンざ残ッちゃいねェ。
───怨み、怨み、怨み。それだけよォ。
この刀の持ち主だッた奴の念かァ、
この刀に、ぶッ殺された奴の怨みかァ、
はたまた両方かァ───今じゃ、この刀そのものが妖なのよゥ。
>345 警察
なァンだィ。あっしに用で御座居ますかィ。
あっしなンかに、良いンで御座居ますかェ。
違法な露店出してンで御座居ますよゥ。
蛇の道は、蛇。そォいうことで、あっしに聞きに来られましたかェ。
───どうせ、警察に目ェ付けられてたンだィ。
いいで御座居ますよゥ。お教えしますよゥ。
いつも見逃してくれてる礼に、ただで、ねェ。
でェ、街にャ二つの噂が広まって御座居ますが、
どちらにしますかェ。
───化け狸のお話かィ。
───舞首のお話かィ。
>346
やァれやれ。黒いのは、服だけサ。
ところでェ───、
あっしに何か用があッたンかィ。
なら───いつでも、来なネ。
面と向かッて、話そうじゃないかィ。
それとも───あっしから、あんたの所へ、赴きましょうかェ。
───ま、そこまでする、必要もない、ねェ。
>347
───話を、聞かせてもらえないかェ。
買えるか、否か───決まるのはそれからサ。
さァ、お聞かせ下せェ。
>348
あァら、いらッしゃいまし。
こンな夜中に、よくいらッしゃいましたねェ。
さてェ、あっしはより良い品を、お安く提供してるンで御座居ますよゥ。
そォでない品は───曰く付にて御座居ます。
なンなら、そちらの品も、見ますかェ。
もしかしたら、お客様のお役に立つ、
装飾品になるかもしれませんからねェ。クク。
さては南京玉すだれ
>353
ちょいとお貸しなせェ。
あっしも、少ォしばかり、心得てますのよゥ。
ほいサ。後光で御座居ますよゥ。
お次はァ、ほいサ。水芸に御座居ますよゥ。
先を捻ャ釣竿に早変わり。
さては南京球簾。
ありがとうえ。楽しかったよゥ。
へぇ、上手いんですね
>355
そんなこと御座居ませんよゥ。
あっしのは見様見真似で御座居ますよゥ。
餓鬼ンとき、好きで良く見たンで御座居ますよゥ。
懐かしくッて、ついやって仕舞いやしたよゥ。
色々こなせるあなたが好きです
>357
もったいなきお言葉で御座居ますよゥ。
ただ、あっしは何でも出来るわけじゃ御座居やせん。
寧ろ学が無ェあっしは、人より何も出来やし無ェンで御座居ますよゥ。
出来ることを、出来るだけしかやッませんのよゥ。
人に関しての学はあると思うなぁ
普通の学問なんかより立派だぁ
今晩、添い寝していいですかぃ
>359
御冗談を。
これから眠るなら、どんな夢を見たいか、言いなせェ。
夢見の烏の二つ名は伊達じゃァないよゥ。
見たい夢を、見せてあげますよゥ。
生き別れた…兄弟…妹を探しています…お願いします…探すのを手伝って下さい。
>361
───いくら、出せるンだィ。
そッから話を進める気ィなら、先に報酬を決めようじゃないかィ。
えっと…10万円なんですが…まだ高校生なんです…これ以上無いんです…
一度でいいからお母さんと妹にあいたいんです…お母さんは死んだみたいですが…
>363
あっしは、依頼人、或いは依頼人の人生に、
惹かれるか否かで、
依頼を受けざるか否かを判断することが御座居ますのよゥ。
───あんたは充分に、あっしを惹き付けましたよゥ。
ただ、これだけじゃァ、もの足りないねェ。
───そンでねェ、
あっしが人生に惹かれた時ャ、報酬の一部に、
依頼人の人生の一部を頂きやすのよゥ。
あんたは、妹に「会いたい」と、申しやしたねェ。
ならば、あっしは───あんたが、
「妹を見付けても、兄と名乗らない」
という報酬を、頂きたく思いますのよゥ。
よろしいで御座居ますかィ。
そして、10万円も、貰いますよゥ。
それが、この依頼に対する依頼料サ。
さァ、如何致しますかェ。
妹は必ず、見付け致しやすよゥ。
あんたにも必ず、会わせますよゥ。
ただし、兄とは名乗れやせん。
どォか、じッくりと、お考え下せェ。
願いが叶うミサンガとか売ってませんか?
366 :
名無しになりきれ:2005/08/19(金) 16:26:59
願いが叶うモモンガとか売ってませんか?
367 :
名無しになりきれ:2005/08/19(金) 16:28:04
願いが叶うミミガーとか売ってませんか?
368 :
名無しになりきれ:2005/08/19(金) 16:42:37
願いが叶うヌルポ、ガッとかうってませんか?
369 :
名無しになりきれ:2005/08/19(金) 16:48:23
願いが叶う萌え系画とか売ってませんか?
しつこいって
ぽちがいなくなっちゃったの。さがしてくださぁい!
ぱぱにひとにたのみごとをするときはこれをわたせっていわれてるから、はい!
つ【百万円の札束】
先生の腕を見込んで頼みに来た。
どうか娘の病気を治してくれないか?ここに5000万ある!
わかった!医師免許も私の方から頼んでおこう、君の腕なら間違いなく取れる。
後生だ、頼む!
>>364 わかり…ました…。お支払い…します。
はじめから…兄と名乗るつもりは…ありませんでした…から。
今日はお忍びで来た。
オーナーからの届け物だよ。
「使い古しだけど、そこが値打ちもんだ」
とか何とか言ってた。
中は見てないけど、悪い気は感じない。
ここ、置いとくよ。
烏乃さんは本日休業かな?
彼のかわりに、上げますよ!
376 :
名無しになりきれ:2005/08/23(火) 23:44:19
ははは
>365
へェ。願いが叶う叶わねェ以前に、あっしはミサンガは取り扱ッて御座居やせんよゥ。
申し訳ありやせんねェ。
元よりミサンガッてェのは、願掛けの品で御座居ます。
目的が達成されるよォに、と。
あんたの希望たァ、ちょいと違ェが、面白い品ならありやすよゥ。
あんたの願い事も、或いは叶うやも知れない品で御座居ますよゥ。
───もッとも、あっしが認める、一二を争う呪物で御座居やすがねェ。ククッ。
>366
さァてねェ。モモンガなァンて今日日見掛けやせんよゥ。
───野衾ッてェのはご存知ですかィ。
昔からある、妖の一種にて御座居ます。
顔に張り付いて、意識を遠のかせ、時には命すら奪う。
過去東京にも現れた、山陰の物の怪に御座居やす。
その正体は、モモンガッてェ言われてますのよゥ。
おッとォ、別に深い意味は御座ンせんよゥ。
モモンガをお探しなら、山に行かれては、如何で御座居ますかェ。
>367
腹が減っているのかェ。あっしもサ。
ミミガーッてェ言いますと、豚の耳で御座居ますかィ。
またちょいと昔話になッちまいますがァ───。
奄美の方にですがねェ、片耳豚(カタキラウワ)ッてェのが居たンで御座居ますよゥ。
名の通り、耳が片方無い、仔豚の姿の妖で御座居ますよゥ。
耳が両方無ェのを、両耳豚(ミンキラウワ)ッてェ申しやすのよゥ。
こいつらは頻りに人の股を、くぐろうとしやす。
がァ、くぐらせちゃァいけないのよゥ。
くぐらせると、性を抜かれちまうンで御座居ますよゥ。
不妊、陰萎、流産───そォいッた、性の妖にて御座居ます。
まァ───ちょいとぐらい性を抜かれた方がいい奴もおりやすがねェ。
>368
ヌルポッたァ、誰にも気付かれなきゃァ
、神になれたり、物を貰えたりするらしいじゃァないかィ。
なら、案外、願い事も叶うかも知れないねェ。
───言ッたのがバレちまッたらァ、ガッと言われて叩かれるらしいですがねェ。
随分他人事の様に申しておりやすのは、あっしは取り扱ッてやせんのよゥ。
それに、ヌルポによって何かを得ようとするなら、
専用の場所でなきゃァ、いけないらしいですからねェ。
お引き取り下せェ。
>369
扱ッておりやせんねェ。
幽霊画、或いは画霊の類なら、調達出来るやもしれやせんよゥ。
───どちらにせよ、あっしは生の女の方が好きで御座居ますがねェ。
好みなンて、人それぞれで御座居ますからねェ。
だが、探すなら、あっしに頼むより、
専門店みたいなところの方が、いいンでねェの。
>370
心中、お察し下せェ。
>371
(こんな札束が、こんな子供から。何かあるのか。)
ポチがァ───で御座居ますかィ。
御受け致しやすよゥ。
だが、決めるのは、まだサ。
あんたのお家は、何屋さんだィ。
それによっちゃァ、考え物サ。
>372
───誰かと勘違いなされてる様で御座居ますなァ。
あっしは夢見の烏。
ただの露店商サ。
お嬢様が御病気で御座居ますかィ。
なら、急いで他をあたりナ。
───だが、もしも、駄目だッたなら。
あっしが、手向けましょう。
お嬢様が、望んだ───夢をもって───。
>373
───わかりやしたよゥ。
この依頼───御引き受け、致しやす。
必ずや、成し遂げやすよゥ。
ただし───
報酬は絶対で御座居ますよゥ。わかってやすねェ。
もし、報酬に、違う(たがう)なら───。
フフン。お願いでやすよゥ。
>374
おォや。よく来たねェ。
あっしもよく行かしてもらってやすよゥ。
もっともォ、あっしは必ず確認がとれる様、意識してやすがねェ。
───あァン。あっしに御届けもんかィ。ご苦労さんねェ。
あンのオーナー、人様使いやがッてさァ。
(包みを開ける)
なァる程ねェ。こいつァ───。
だから、あの子に運ばせたのかィ。
使い古しなンて───そんな言葉じゃァきかないじゃないかィ。
───雲外鏡。名の知れた呪物。
巷じゃァ、神具なンて、まことしやかに言われてる品で御座居ますよゥ。
あっしにすら、扱いきれるかわからない品だよゥ。
こんな物───何だッてあっしに。
そンだけ───街が───人が───うねり始めてンのかィ。
そォかィ。
また───なのかェ。
危ない───陰の饗宴の始まりかィ。
深い、闇だねェ。
>375
待たせッちまッたねェ。
休ンでたわけじゃないのよゥ。逆サ。働き通しだッたンで御座ンすよゥ。
急に忙しくなッて仕舞いましたよゥ。
生き別れの妹を捜したり、
ポチを捜したりねェ。
生業が忙しいのは良い事なンで御座居ますがねェ、
節操が無くなッちゃァイケないからねェ。
ちょいと難しいモンで御座居ますよゥ。
あっしの代わりにageてくれたのかェ。
ありがとうえ。あっし何かを待ッてくれてたのかィ。
有難い話だよゥ。
>376
軽快な笑い声で御座居ますねェ。
笑いというものは不思議なもので御座居ますよゥ。
心の抑圧が外された反動が、笑いになり、
そして、笑いは、笑われている者に、恐怖を与えるのよゥ。
笑ッている本人は、ただ愉快なだけで御座居ますがねェ。
お疲れ様です。
つ旦~~
今までどんなお仕事をされてきたんですか?
>382
ほんに、ありがとうえ。
はァ、熱い茶が染みますよゥ。
あっしはねェ、幼ェ時分から茶が好きで御座居ますよゥ。
最初に熱い茶を飲ましてくれたのは───
不思議だよゥ。こうして疲れた時ャ、熱い茶を飲むんで御座居ますがねェ、
飲む度に、頭ン中をよぎッていくンで御座居ますよゥ。
───酷い時ャ、泪まで流れてきやがるンですよゥ。
でも、あっしにャさっぱりわからねェのサ。
なンの、記憶だか。
>383
学が無ェあっしは、物心つく前から決まってた様で御座居ましたよゥ。
記憶の始まり、はじめて自分の意思で握ったのは、自分のナイフの刃の部分サ。
そりゃァ痛かったよゥ。何だッてあんなことしたかなンて、覚えちゃいないよゥ。
で、注意されたのサ。
刃物は柄を持ちなッてねェ。
そいつァ、あっしたァ血の繋がりなンざ無ェ、赤の他人サ。
───でも、ずッと面倒をみてくれたのサ。
あっしの前から、消えるまではねェ。
───名は東雲 二賽。人によッちゃァ二才ッて書く人もいたねェ。
あっしにとッちゃ、この世界の父親であり、先輩であり、目標であり、好敵手サ。
この世界じゃァ、有名人サ。だのに、見付けられねェ。
死ぬ様なたまじゃァないしねェ。
───とォ。話がそれて仕舞ったねェ。ごめんなさいよゥ。
この仕事の中の依頼なら、数え切れない数の依頼を成し遂げてきやしたよゥ。
話すと長いンでねェ、いつかお聞かせしますよゥ。
───。
妙な気の流れだねェ。
こいつァ、あの子の───。
フフン。まァッたく、まだまだ仕上がッちゃァいないみたいだねェ。
───それ以上に、世話好きなあっしの方が、問題だねェ。
もう夏も終わりですね…
へぇ…あなたが烏乃さんか。
裏じゃ有名人だから、どんな人かと思えば…。
実はあなたに見てもらいたいものがあるんですよ。見てもらえますよね?
>386
盆が終わりゃァ、暦じゃ秋で御座ンすよゥ。
世の学生さんの、悲鳴が聞こえてきますよゥ。
余程休みが恋しいンだろォねェ。
でも、夏は休みがあるだけじゃァない筈サ。
あんたの夏は、胸のうちに何か残しやしたかェ。
>387
弱そうでびっくり致しやしたかィ。
そうサ。あっしが烏乃田八サ。
あっしが有名人だなンてねェ、妙な話しだよゥ。
でェ、何だィ、あっしに見せたい品ッてェのは。
もったいぶらずに教えなネ。
>388
威勢がいいじゃないかィ。
馬烏たァ、一本取られたねェ。
御怒りに思いなら、強くなりなネ。あっしなンかよりさァ。
フフン。あっしゃァねェ、本当に弱い御方にゃ関わらないンで御座居ますよゥ。
あっしは、あんたに期待してンで御座居ますよゥ。
久方ぶりなのよゥ。あっしが見て、本当に期待出来るのはねェ。
叱咤激励と思ッて、高みに登ってほしいのサ。
それを望むのは、あっしだけじゃない筈だよゥ。
多くの期待に応えられる人間に、なってみせナ。
あの…えと…烏乃さんって…好きな人とか…い、いるんですか…?
>390
あァン。あっしの想い人かェ。
居ないよゥ。
此方には。
彼方よゥ。
あっしの想い人がいるのはサ───彼方側なのよゥ。
失ってまァだ、たった6年しか経ってないのよゥ。
傷が塞がるにゃァ、短すぎらァねェ。
でもサ、不思議だねェ。
今じゃァ、あいつがあの頃よりもッと近くに感じるのサ。
絶対に消えない、あいつの影を手にいれた気分なンで御座居ますよゥ。
いけないネ。辛気臭くなッて仕舞いやしたねェ。
それにしてもあっしは、最近は昔話ばッかりしてるよゥ。
歳ィとっちまいやしたかねェ?
ほんとに近くにいて見守ってくれてるのかもね
やあ店主。
あの時は助かったよ。
これ、つまらないものだけど。(粉末の入った茶色の小瓶を差し出す)
確か爆弾も作ってたよね。
材料の足しになるかと思ってさ。
実はあのナイフのことで貴方に聞きたいことがあるんだ。
あれには…何か…名前が付いてるんじゃないのかい?
貴方はあれを「無地」だと言ったね。
何度か使ったけど…刃に血の痕が全く付かないんだ。
血ばかりじゃない。
何者も宿らせない…
そんなナイフが…ただのナイフの筈はないと思ってね。
そうそう、言い忘れるところだったよ。
私は証明無しで動く事はないから。
それだけは言っとく。
>>389 見せたいのは、僕の右手です。(右手の手袋を外す)
見てくださいよ。これ、石ですよ、石。
ちゃんと動きますよ?ほら。しかも形も変わるんですよ。かっこいいでしょ?ふふふ。
右手がこんな風になったのは最近なんです。いきなりなったんです。
最初はびっくりしたし嫌だったけど、いまは嬉しく思ってます。
だって、いじめられっ子だった僕が、いきなりケンカ最強と呼ばれるようになったんだから。
いろんなやつらを病院送りにしました。道端にいる不良みたいなやつらも全部…
でもね、あいつらみんな弱すぎるんですよ。つまらないんです。飽きちゃった。
普通の人が相手じゃ、もう満足出来ないんです。
だから、烏乃さんを捜したんです。裏社会で強いって有名なあなたを。
あなたも倒して、もっと強いことを証明するんです。
勝負してくれますよね?
死んで貰おうか(刹那刀を振り下ろす)
>392
ついぞ終わった、あの仕事───長い、六年の戦いで御座居ましたよゥ。
おおけッぴらにこうしてアイツの話が出来るなンざ、六年ぶりサ。
それまでのあっしときちゃァ、
アイツの話を持ち出したお方を嫌応なく叩きのめしてましたよゥ。
あっしもまだまだ青かったンで御座居ますねェ。
思えば、アイツの為なンて嘘ぶいて、本格的に腰を据えた世界なンで御座居ますが、
今じゃァちゃッかり生業にしちまッてますよゥ。
始めから自分の為だッたンで御座居ますかねェ。
なら、アイツァ、死んでからもあっしの背中押してくれたンかねェ。
いつ頃からか忘れやしたが、アイツが近くに居るのを感じるのよゥ。
ずッと見守ってくれてたンでしょうかねェ。なら、嬉しいねェ。
でも、本当にそォなら、やはりあっしは非道い男サ。
近くにいたのに、気付けなかッたンだからねェ───また。
本当はネ、あっしはこォ思ッてンのサ。
あっしが、アイツの側に近付いてッてンじゃないか───てねェ。
長らく冷たくて暗ァい世界に身を置いてたで御座居ましょ。
闇ン中をさ迷ッてる内に、
何時しかあっしは半分向こうの岸に、
足を踏みいれちまったのかもしれませんのよゥ。
だから、もう───淋しくないンじゃないかッてねェ。
>393 少年
いらッしゃァい。よォく来なすッたねェ。
傷は───まずまずと言ッたところかィ。
あの時の事かェ。あのまンまじゃァ、もッたいなく思えた───それだけサ。
世話好きなあっしの、気まぐれ、で御座居ますよゥ。
まァ、あんたにもしものことがありゃァ、
あんたの大切なものも、一緒に無くなるとこでしたからねェ。
───あの、女なら、そォするからねェ。クッ。
───おッと、いけないネ。あんたはまだ組織の一員だッたねェ。
聞かなかッた事にしておくんなせェ。
この品、有難く貰いやすよゥ。ありがとうぇ。
炸裂弾も最近は使わなくッてねェ。すッかりしけッて仕舞いやしたよゥ。
───あのナイフかィ。ありゃ本当に無地サ。
何も宿らないのが、そンなに珍しいかィ。
───あんたの心は、そんなにいろんなものに染まりやすのかェ。
品を御渡しした時、あっしは言ッた筈だよゥ。あんた次第だッてねェ。
そのナイフはあんたの心の雛形だよゥ。真のあんたの、鏡サ。
まだ形を成してないけどねェ、何かが宿ろうとしてるよゥ。
それを、どう活かすか。はたまた殺すか。それこそがあんた次第なのサ。
───何かあッたら、またいらッしゃいなせェ。
次に会うとき、何かがしッかり宿ッて、あんたがそれで満足なら、
あっしが名を刻みやしょう。
宿った───『何者か』の名を。
>394
───もォ、あっしの言葉は、あんたに届きゃしないンで御座居ましょうなァ。
あんたの話、あっしはただ、驚愕するばかりサ。
───なンでそォなるンだッてねェ。
石になッた右手───。
その代償は、心。
あんたの心は、力に膿んじまった。
助けてやるよゥ。
そして教えてやるよゥ。
あんたの力の虚しさを。
人を救えぬ、哀しさを。
>395
やァれやれ。この頃はこの手合いが多いで御座居ますなァ。
(左足をひき、右足に重心を移動する)
(同時、無為に右手を前に突きだし、前転するようにして>395の脇を抜ける)
あっしが獲物握ってりゃァ───痛いじゃァ済まなかッたよゥ。
真正面の相手に最も有効な攻撃は突きだよゥ。
刀は振ればいいッてモンじゃないンだよゥ。
さァ、次。───早く寄越しな。
最善手を出すンだよゥ。よッく考えナ。
いじめ…変な質問になっちゃうけど、
烏乃は、何がいじめだと思う?
400 :
名無しになりきれ:2005/09/01(木) 05:45:46
401 :
石の手:2005/09/01(木) 14:42:45
烏乃さん、感謝するよ。じゃ、早く終らせないとね。ははははは!
(地面に右手を叩き込む。烏乃の足元から石の柱が突き出てくる。)
言ったでしょ?僕の右手は変形するって!
凄いでしょ!?これのどこが虚しいの!?はーはっはっ!
「0+1=1」
0+1=1
1+1=1
1+1=1
1+1=1
1+1=1
1+1=1
1-1=0
>399
何がいじめだとですかィ。
───行動で決めるのは愚論。
そォで御座居ましょう。いじめをいじめと決めンのは、
やッてる側じゃない。
やられてる側で御座居ます。
なれば、いじめと決めンのは、やられた側の、心で御座居ますよゥ。
やられてる人間が、『いじめ』と感じた時、それはいじめなンで御座居ますよゥ。
そしてそれなればこそ、いじめは肉体以上に、心に傷痕を残すので御座居ますよゥ。
わかりますかェ。
人の業は、心より湧き出すのサ。
>400
あっしだッて、好きで争ッてンじゃァないよゥ。
でも、争いたがッてンのは、世間様サ。
あらがえない大きなうねり、そいつに巻き込まれちまッたのサ。
問題は、乗るか、反るか、サ。
あんたは、争いは嫌いかィ。
刃物が肉を裂く音は嫌いかィ。
吹き出し滴る血の色は嫌いかィ。
生きる為に他者の屍で道ィ作るのは、外道に思われますかィ。
フフン。
なら───あんたはあっしと同じサ。
>401
(下から突き出ててきた石の柱をもろに受ける)
(空中に打ち上げられ、そのまま地面に落ちる)
さァて、寝てちゃ失礼だよねェ。
(服の汚れを手で払う)
じゃ、次はあっしの番だよゥ。
見せてやるよゥ。あっしのナイフを───。
(ナイフを投げる)
>402
はて。
何のことやらサッパリだよゥ。
途中、足し算が間違ッてンのは、態々やッてンので御座居ましょうねェ。
ま、なンとかの考えは寝ると似たりッて言うしねェ。
考えるのは止めだよゥ。
あっしゃァ学が御座居やせんでねェ。
───そォいや、昔の国の偉ァい人の考えッてのを思い出したよゥ。
全てを表す数字───1。
1が割れて2になッて───。
だから結局、全ては1なるところに還るのサ───ッてねェ。
あっしはこの考えが好きサ。
間違ッてンのか、正しいのかなンて、あっしにゃ見当つきやせん。
ただ好きなだけサ。
夜の仕事はもう辞めたい…烏乃は今の仕事は辞めたいって思ったことないの?
>405
そォで御座居ますなァ。
一言で言やァ、無い、で御座居ますねェ。
同じ年の人間が鉛筆やら筆やら握る頃、
あっしはナイフを握らされてましたからねェ。
他が考えらン無いのよゥ。
これしか無い人間なンで御座居ますよゥ。
それに辞めたいッて言ッてもサ、
あっしはもう抜け出れないところまで来てますからねェ。
辞めたくッたッて、辞められないのサ。
さァて、今宵は静かな様で御座居ますねェ。
閑古鳥が鳴けても、あっしが鳴け無ェよゥ。
残暑で御座居ますねェ。
今日はむし暑くなりそうだよゥ。
露店出すのも億劫になっちまうよゥ。
409 :
石の手:2005/09/03(土) 08:29:37
>>404全然効いて無い!?そんはこと…!?うわっ!
(右手を変形させて、盾のようにする)
無駄だよ!ナイフなんか…え!
(石の盾を砕いて肩に刺さる)
いぎゃあああああああ!
なんで!?石の盾がナイフなんかにぃぃ!?
いたいぃっ!ああ゛っ!
(ナイフを抜く)
あああ、ありえない!
>409
石だろうが、何であろうが───そンな事ァ関係無ェのよゥ。
あんたとあっしの技じゃァ、一撃の重みが違ェのよゥ。
さァ、肩の傷を治しなネ。なァに痛がッてンだィ。
───まさか、あんた。
自分の力をちゃんと把握出来てないのかィ。
───早早と傷塞ぎナッ!
今宵も烏が鳴きますよゥ。
雨風が急に引いて御座居ますなァ。
嵐の前の静けさで御座居ましょうかねェ。
>412
おォやまァ。まさかこンな時間にあっしに声かける御方が居るなンてねェ。
あっしゃァ、いつも通りで御座ンすよゥ。
───いンや、ちょいとばかり酒に付き合わされてねェ、
御機嫌で御座居ますかねェ。
仕事抜きでたしなむ酒ッて言やァ、何年振りやら。
吁…本当にいい気分で御座居ますよゥ。
あっしにも、こォンな気持ちが残ッてたンで御座居ますねェ。
───そうで御座居ましたねェ。
こンな気分で御座居ましたよゥ。あいつがあっしと逢った時───。
フフン。
たまァに、トランペットでも吹きやすかねェ。
415 :
名無しになりきれ:2005/09/05(月) 03:13:16
うどん作って
>415
あっしがかィ。
悪いねェ。あっしゃァ、貧に甘ンじてる状態で御座居ましてねェ。
うどん作る材料が無いンで御座居ますよゥ。
材料さえありゃァお作りも出来やしょうがねェ。
まァ、何にしたッて、タダじゃ動かないのがあっしのやり方サ。
───そォさねェ。
もし、いいのなら───
報酬に、あっしの分のうどんの材料もおくれでないかィ。
それでうどんをお作りしやすよゥ。
嗚呼、勿論材料費はあんた持ちで御座居ますよゥ。
いやなら、お帰りなせェ。
雨がまた、降らぬ内に。
烏さん雨が降っていますが儲かっていますか?
烏乃さん…お願いがあります…
私を…夢に墜としてはくれませんか?
烏はん、おはようさん。
儲かってはりますか?
さて用件は、うちが作った錦絵を店頭に並べてくれませんやろか?
無理やったらええよ、他当たりますさかいにな。
お返事待っとりますで。
>417 ガフ
いらッしゃいまし。
面と向かうのは初めてで御座ンすねェ。
はァて、露店のことかェ。
雨が降ッてちゃァ、お手上げだよゥ。
そォじゃなくッたッて、腹を空かしてるッていうに。
フフン。もッともォ───影で何かしでかすンには、雨は有難いンですがねェ。
そうで御座居ましょう。ガフさん。ククッ。
>418
あっしは戒め、或いは救済の意味を含め、夢に墜とすのサ。
でもねェ───ただ闇雲に人様を殺める為に、
夢に墜とす訳にゃァ、いけやせンや。
そォじゃないと、あっしに夢に墜とされた魂に、申し訳が立たないのサ。
大体、手前の命くらい、他人の手ェ借りず、手前で何とかしたらどうだィ。
それで、序でに言うけどねェ、
どうせ死ぬ気なら少しくらい、
やッてみたい事をやッてから死になよゥ。
未練だけ残して死にやがるンじゃないよゥ。
>419 京の錦絵職人
へェ。随分綺麗な絵じゃァないかィ。
あっしの所になンかに置いていいのかェ。もッたいなくないかィ。
あっしは構わないけどねェ。いいのかィ。
───わかりやしたよゥ。置かさしてもらいやすよゥ。
それに───他を当たる気も、本当ははじめから無かッたンじゃないかィ。
始めにあっしの所に来るあたり、
あっしが断るたァ思いもしてないンじゃなかッたかェ。
足無しの面も立てなくちゃァいけないのがあっしだからねェ。
あっしは断る気も、術も無いサ。
是非も無い。
すまないが・・・・・小太刀を2本もらえますか?少々仕事に使うので・・・・・・・・道具にはあまりこだわらないのですが、できれば質のいいものを頼みますよ
>421 ガフ
いらッしゃァい。また来たのかィ。
ナイフじゃァなくッて、小太刀かェ。
質を落として安くしようたッて、ナイフより高くつきますよゥ。
二本ならァ───12万。
正真正銘ナマクラ。そのくせ、使い手に歯向かう矛盾した殺意を纏った、
暗ァい念が篭った呪物で御座居ます。
経緯───聞きますかィ。
なンだッてこォもひねた刀になッちまいやがッたか。
そうそう。
こりゃァ、あっしの老婆心だから、聞き流しておくンなせェよゥ。
もちッとばかり、改行をこまめに行うとよろしいと思いやすのよゥ。
一行だと逆に読み難いこともあろうてねェ。
ま、世捨てのお節介サ。あンまりお気になさらず。
おにーさんですか?
おじさんでスか?
おねーさんデスか?
おばさんですか?
こんな夜中に何をやってるんですか?
どういうことをしたら浮気になりますか?
>>422 烏乃殿、申し訳ない普段は携帯からだから改行はできないのだ。
だからなるべくパソコンを使うようにする。
携帯からでも改行できるよ
ほら
>>426 ドコモの携帯でもできますか?できるならやり方を教えてください
>>427ここで話し合うことじゃねぇだろ
初心者板にでも行ってこい
>>427 今日のアナタの運勢はまずまずデス。
軽率な発言で友達に叱られてしまうかも。
ラッキーアイテムは携帯の説明書。
悩み言は出来るだけ親しい友達や家族に相談すると◎。
総合:★★★☆☆
金運:★★★★☆
恋愛:★★☆☆☆
>426-429 解決しました。ご助言に感謝いたします。
ありがとうございました。
>423
おにーさんで御座居ますよゥ。
おじさんは、ちょいッとばかり失礼だよゥ。
あっしが此処で何をしてるかで御座居ますかェ。
仕事───ッて言やァ聞こえがいいンですがねェ。
色々───サ。
>424
難しいで御座居ますなァ。
はっきりと、これは許されまじ行為と言えるものがあるとすれば、
特定外の相手を孕ます、或いは特定外の相手に孕まされる事、
そしてその行為───で御座居やしょうかねェ。
微妙な所まで話を進めれば、個人の考え方の違いになりましょう。
特に、風俗についての考え方は、難しいですよゥ。
大半の方は浮気と申しますが、相手をしている方は、言わばプロ。
お金の為に、で御座居ますからねェ。
割り切った考え方ならば、浮気ではないと言えましょうよゥ。
とォ、あっしの意見はアテになりませんよゥ。悪しからず。
とかくここまでは、肉体の話。
あっしは寧ろ、気持ちが誰か他に移ったら、
それが浮気の始まりじゃァないかと思いますのよゥ。
気持ちが失せたら、愛も終わりで御座居ますからねェ。
まァ、あっしが相談相手じゃァ、邪推に満ちて、
人間不信になるのがオチ。
あんたの質問にゃ向いてないよゥ。
>425-430
まァ、解決して良かったねェ。
あっしとしちゃァ、解決までの経緯が、ちょッと、ねェ。
雑談になりかけたのがちょいと頂けないのが本音ですかねェ。
それでも、良かッたのは良かッたッて、素直に喜んでおきますよゥ。
占いの「便利」な使い方も、勉強になりやしたからねェ。ククッ。
───でェ、ガフさんよゥ。
商品は如何なされますのサ。
色々と迷惑をかけてもうしわけない。
う〜む。なまくらではあまり意味がない。だからこのさい一番いいものを
もらえるかな?
>>431 おにーさんデスか。ごめんデス。
男の人の齢はよくわからないんデス。
子供のいうことですから、気にしないで下さいデス。
色々ってアヤシいデス。わー。アヤシいアヤシい
с-(`д´)ノシ
これは売り物デスか?なんだか売り物もアヤシげデス…。
>432 ガフ
ふゥン。そッか。なら、こいつァ御預けだねェ。
しッかし、あんたも随分とムラッ気のあるお方で御座居ますねェ。
安い品から、一番良い品ですかィ。
少々呆れちまッたよゥ。
大胆───とも言えますかねェ。ククッ。
───よいしョ。
(商売机の上に大きな鍵付きのトランクを乗せ、開く)
ふゥ。開けるのも久しぶりだよゥ。
でェ、あんたは知ッてるンで御座居ますよねェ。
あっしが普段は隠している品が、如何な品かどォか。
>433
そォかィ。年齢───ねェ。
怪しいと申されますがねェ、あっしにとッちゃァ、
あんたもよッぽど怪しい分類になりますよゥ。
おや、銀装飾に興味があるのかェ。
───んン。あんたは、何か感じるのかィ。
(偶然、言ってるだけか。それとも───)
すまないね。追っ手が迫ってるから、なるべくいい武器が
ほしいのだ。
>435 ガフ
おや、御知りでない様子ですねェ。
たまには、過去を振り返り見るのも、新鮮で御座居ますよゥ。
それと、改行なさるなら、
記号の類を使ッた時になさられた方がよろしいで御座居ますよゥ。
烏乃さんよ、選挙には…
行くガラじゃないよね。ヤボなこと聞いた。すまん。
>>434 アレッ(゚Д゚)?
イヤ、おにーさんにはカナワないデス。
銀はすきデス。
でも本物は高いデス。
指輪が欲しいデスよ。
この薬指にハマるようなのが。
独り者が指輪なんて滑稽デスかね?
おにーさんがアヤシいなって感じてるデス。
アヤシい人が売ってる物はアヤシい物と相場が決まってるデス。
わざわざ訊くのがもっとアヤシいデス。
アヤシいアヤシい。
>436 すまないな色々と。
どうやらあなたはナイフの使い手みたいですね。だから小太刀ではなくナイフをくれるかい?
できれば5.56o弾に耐えるくらいのヤツを頼みますよ。
・・・・・・・・・・・・・・・追っ手が迫ってるのでね
>438
フン。因果な商売だよゥ。
怪しく見えてくる様に、あっしもなって仕舞ッたンだねェ。
そォかィ。指輪が欲しいのかィ。
お安く致しますよゥ。
薬指にしても、別に滑稽じゃないサ。
飾り気があッて付けてるのが分かれば誰も文句はつけないサ。
滑稽と思う御仁は、裏を反せば淋しさを内包してるンで御座居ましょうねェ。
だから違和感を感じたり、心のささくれに引ッ掛かって、
痛みが生じるので御座居ましょうよゥ。
或いは固定概念の行き過ぎた故の呪縛でしょォかねェ。
原子論と全包括論との間の失われた領域を補い、
草木の根を覆う如く、無数に断層化した接近によって部分と全体という、
二元論的思考法にとってかわる考え方───本質である、
つまり魂を見極める事───あんたにはそれが必要みたいだよゥ。
それが典型で御座居ますがねェ、
きッと今、あんたはよく解らないとお思いで御座居やしょうねェ。
ククッ。それでいいのサ。
本来、言葉にて表すものでも無いンだからねェ。
考え過ぎ無いこッた。それに尽きるよゥ。
あっしも随分と悩みやしたからねェ。
───そして、今だって。
>439 ガフ
節介で御免なさいねェ。
こンなンだから、因果な商売をやッてンじゃないかッて、たまに思うよゥ。
別段、ナイフばかり売り捌いてる訳じゃありませんよゥ。
小太刀も用意して御座居ますよゥ。
いわゆる七首もねェ。
偖、あっしもこれで話が進め易くなりやしたよゥ。
あっしが売る高値の品にャ、何かしらの思いが秘められて御座居ます。
思いを籠めた品───その心の有り様のままに作られたそれは───、
それに相応しい物理干渉或いは精神作用を引き起こしやす。
つまり「力」で御座居ますよゥ。
その力故の危険性より、人は呪物と称し、遠ざけやす。
稀に、その力の恩恵や質により、神の様に崇め奉られもしてやす。
まァ、そちらは呪物でなく、神器と呼ばれてますがねェ。
どちらにせよ、人は滅多な事では触れようとしない品達で御座居ますよゥ。
畏れおおき物と言える品───それをあっしは取り扱ッてるということサ。
ほら。この前にあんたに見せた、このなまくら。
こいつだって呪物で御座居ますよゥ。
よォくお考え下せェ。なまくらの癖に、使用者ばかりに殺意を向ける。
こんな刀が普通の刀に御座居ますかェ。
勿論、普通の品も御座居ますれば、御求めの品も用意出来ますよゥ。
ささ、選んでおくんなせェ。
この数ある刃から、あんたが惹かれた品を───フフ。
何か石を使ったリングが欲しいんですけど…
5000円くらいで買えますか?
>>441 因果な商売か・・・・・・・・・もともと裏稼業とは因果な商売ですよ。
人を殺すことで我々は生きていく・・・・・・・
他人の命を奪って自らの命をこの世につなぎ止める。そんな商売ですからね。
しかしさすがは烏だね。業物が多いよ。小太刀も中々いいものがあるようだ。
じゃあこれと、この小太刀をいただくよ。どうしても2本必要なんでね。
じゃあお代はここに置いておくよ。(アタッシュケースを置く)
おはよう烏乃さん。
お久しぶりね。
…貴方は変わらないのね。20年前のままだわ…。
考え方も、姿も…。
>442
いらッしゃァい。
へェ。5000円以内の、石を使用した品で御座居ますねェ。
ありますよゥ。
えェとォ、此処等に並べてある品は全部5000以内でお売りしますよゥ。
3500円〜4980円の品で御座居ますよゥ。
嗚呼、税金のことは考えなくても平気サ。
税込み価格───というか、あっしの品には税はついてないンでさァ。
元よりこの露店が違法なンで御座居ますからねェ。
法に認められ、法に守られてンなら税金も払いましょうが、
最初(はな)ッから法の外で御座居ますれば、
品に税をつけて、税を納めようなンざ、考えめしないよゥ。
全然褒められた話でもないンだけどサ。
守られてない故に規制が無いのも事実でねェ。
自由に生きてられるよゥ。
>>440 本当はアヤシくなかったんデスか?
よかったデス。
でも、そうすると……まぁいいデス。
指輪は、薬指が一番キレイに見えるんですって。
これ、はめてみてもいいデスか?
まだるっこスィ...
とにかく欠けているものがあるんデスね。
難しい話はキラいデス。
でも悩むのはすきデス。
ずっと悩んでたら、頭痛くなりませんか。
すまないねェ。一つ飛ばしちまッてた様だねェ。
>437
そォで御座居ますなァ。
結局、行かずに終わッたよゥ。
法外の世界の住人で御座居ますからねェ。
選挙に参加するのも、おこがましいのよゥ。
それに───。
誰がどう国を動かそうとも、あっしの信念は変わらない。
要は関心が無い───のサ。
そう、それと。
自分から野暮なンて言ッちゃァいけないよゥ。
本当に野暮天になッちまうよゥ。
>443
別に因果について宣ッたつもりじゃないンですがねェ。
言われる迄もなく、承知の上サ。
ただし。
あっしは人を殺めた覚えは御座ンせんよゥ。
───どォやら、あんたとあっしじゃァ、
『根本的何か』が違う様で御座居ますなァ。
でェ、品はその二つかィ。毎度あり。
>444 少女
久方ぶりじゃァないかィ。
フン。あんたも変わらないンじゃァないのかェ。
20年前からそのままじゃないかィ。
───何用だィ。
>446
生まれつき怪しさを纏った人間は居りませんで御座居やしょォ。
なンだッてそんなに怪しさにこだわりを持つンだィ。
指輪は填める指によッて、意味が違う───。
なんて話を聞いた事が御座居ます。
あっしは興味が無くッて、全然覚えちゃおりやせんがねェ。
付ける本人が良ければ、それが一番だと思ッてるンでねェ。
難しい話───嗚呼、あっしの話かィ。
そうかィ。やッぱりよく解せなかッた様だねェ。ククッ。
でもその内、あっしの真意が、あんたの身に着く───事を祈るよゥ。
あっしの苦悩───どォでやしょォねェ。
頭が痛くなるより、夢に───いえ、なンでも御座居やせん。
別に用件など無いわ。ただの挨拶をしに来ただけ。
…懐かしいと思わなくて?
私を無理矢理連れだして、急にいなくなって…。
短い間、一緒に仕事をしていたときのことなんて、まるで嘘のよう。
そう。夢の中の出来事だったみたいに…。
いきなり現実に引き戻された気分になったわ。
あれから20年…お互い、道をたがえたはずなのにね。
同じ道を辿ってしまったのかしら。
貴方も私も、あの時のままだなんて。
>>449 さぁ、わからないですよ?
何ででしょう…
もしかしておにーさんのいう呪縛なささくれなのかもしれないです。
フーン。
おにーさん物知りデスね。
似合いますか。
サイズ、珍しくぴったりデス。
これ、いくらですか?
人間社会の大人はこうして子供を育ててくんですね。
実に興味深いデス。
具体的に何をしたらいいかわからんですが、テキトーに頑張るデス。
エイエイオー(´∀`)ノ
なんデスか、途中で言葉を切って。気持ち悪いデス。
夢でも視てるっていうんデスか。
む…
>450 少女
───恨み節かィ。あっしは依頼をこなした───それだけサ。
途中、計算外だらけで戸惑ッてねェ。
───気付いたら、あんたを巻き込ンじまッてた。
今更だけどねェ、あっしァ、少ォしだけ楽しかッたよゥ。
あんたと一緒に仕事してた時はサ。
でも、あんたとあっしが見てた方向は何処かでズレ始めた。
だからあっしは消えたのサ。
また会う時は、御互いが変わり果てた時───そォ決めて。
皮肉だよねェ。
結局、こうしてあっしとあんたは再会しちまッた。
───あの時のまンまで。
烏さん朝早いね
>451
じゅ、呪縛なささくれ───あちゃァ。
ちょイとばかり、あっしの話は難しいみたいだねェ。
物知りですッてかィ。御冗談を。
あっしは学無しで御座ンすよゥ。
学校教育なンざ受けた事がありやせん。
本物の、社会の落ちこぼれサ。
あんた、それ似合うよゥ。
へェ。意外にごついのが合うンで御座居ますねェ。
7800円───ッてェ、言いたいけど、値引きしとくよゥ。
4900円でどうだィ。
人間社会───育て───。
待ッた。あっしは社会の落ちこぼれだよゥ。
こンな育て方する親なンて居りやせんよゥ。
ふゥ。あんたァ、何者だィ。妙な発言だねェ。
人間社会の子育て───。
───こンな神話を思い出しましたよゥ。
ちょッと知名度の低い邪神様のお話サ。
姿形はイグアナそッくり。
顎の下に長い触手の様な髭。
何枚もある背びれは剃刀の如く。
太く平たい尾と水かきのついた脚を持ち、体長は3.6m程。
見た目だけなら怪獣もいいところサ。
なンだッてあんたの言葉で、この話を思い出したかッてェとねェ、
この神様がサ、幼生の時は人間と同じ姿をしてる為に、
人間社会に送り込まれて、そこで育つのサ。
いわゆる「取り替え子」(チェンジリング)伝説サ。
確か名前は───ボクルグとか言ッたッけねェ。
あっしが夢を視てるッてェ。
フフン。さァね。
夢を視るのは───相手サ。
>452
取ッたよゥ。
この札で御座居ましょ。
「村雨の 露もまだひぬ まきの葉に
霧立ちのぼる 秋の夕暮れ」
一字決まりの句で御座居ますからねェ。
予め、この札に注意してたのよゥ。
>454
あんたも随分早いお目覚めじゃァないかィ。
それとも、これからお休みかィ。
あっしは丑三つ刻辺りから今の時間帯が好きなンで御座居ますよゥ。
静かで御座居ましょう。昼間の喧騒がまるで嘘の様でねェ。
落ち着くのサ。
今から寝てたら、今日活動が出来ませんな
朝の静けさ、そして涼しさ。いいよね。
あ、でも…まだ夜かな?
>458
そォかェ。意外に今から眠りにつく方も沢山居りやすよゥ。
朝…なのかねェ。
草木も眠る丑三と言いますがねェ。
はて、朝なのか、夜なのか。
ま、あっしにとッちゃァ、どちらでもいいンだけどサ。
静けさ、涼しさ、暗さ、都合の良さ───統べからくお気に入りだよゥ。
>459
もう少ししたら、平安貴族が起き始める時間で御座居ますがねェ。
───或いは、
奥方様の寝室から御自宅に御帰りになられる時間───
と申しますかねェ。クク。
オ、オ、オ、オイ!おまえ!金を出せ!!じゃ、じゃないとコイツをブッ放すぞw!!
(震えながら拳銃を向ける)
アレレ、違ったですか。
確かにおにーさんの話はむずかスィですが、
脳味噌コネコネな感じで少し楽しくもあるデス。
じゃあ言い換えます。
おにーさん、味のある落ちこぼれですね。
そんな安くていいんデスか。
商売になりますか。
落ちこぼれだろーが成功者だろーが、世間が子供を育てるんじゃないんですか?
親だけが子供に関わるわけじゃないデス。
親も世間の一部デス。
……悲しいお話デスね。イグアナの娘っていうドラマありませんでしたか。
あれもそこからきたんデスかね。
見たことはないデスが。
フーン。
元々おなかにいた子は、どこにいっちゃうんデスか?
ム。(`Å´)
夢はいつか醒めますよ。
現実だって醒めちゃうんデスから、夢が醒めないはずはないデスよ。
違いますか。私は間違ってるデスか。
>>453 全てがあの時から止まった訳じゃないわ。
貴方は復讐に燃えた夢を掴み…
そして私は…高みに駆け昇る夢を掴んだわ。
貴方が私に力を貸すとは、到底思わないわ。でも…
貴方の席は空けておくわ。いつまでも。
御機嫌よう。また会いましょう。
…………カタン
(体から煙が出たかと思うと、前のめりに倒る。)
(そこに倒れているのは、人ではなく、ただのマリオネットになっている…)
(上から何かが落ちてくる。)
(それは、聖杯(カップ)のQUEENのタロットカードだった…)
>462
フフン。そォ焦らないで下せェよゥ。
お金が欲しいなら、そう言いなせェ。
ほら、その物騒な物を仕舞いなネ。
───まだ死にたくないンでやしょう。あんた。
>463
脳味噌をこねるねェ。
味のある落ちこぼれかィ。あっしは。はッはッは。
それじゃァ、あっしはただの馬鹿と変わり無さ気だねェ。
悪意の無い暴言じゃァ、頭にも来ないよゥ。
おォや。一端の意見じゃァないかィ。
親も世間の一部。それは間違ッちゃいないだろォサ。
でもね───それにはそれ相応の世間様が必要なのよゥ。
分かるかェ。人格者が常に必要なのよゥ。
餓鬼は飯を喰らえば勝手に育つサ。しかし、それは育つだけ。
況して人らしさを要求しようものならば、明らかに無謀で御座居ます。
そして、あんたの言う、親即ち世間の理には、一種の依存的欠陥が内包され、
それに対し、一縷の疑問をあんたは感じていない。
おォ恐い。
なれば問おう。人の繋りとはなンぞや。
「個」としてある「子」とはなンぞや。
世間───いンや、世の中、世界に対し、「己」とはなンぞや。
因みに、何をどうひっくり返してもね、あっしは親に成り得ないサ。
イグアナの娘で御座居ますかェ。生憎存じませんねェ。
お腹の子など、神の犠牲に───いやァ、犧に決まッて御座居ましょう。ククク。
ククッ。現実ですら醒めると。ならば、夢が醒めぬ筈は無し───と。
嗚呼。そォで御座居ましょうねェ。もッともで御座居ますよゥ。
───だから、あんたは未だ若くあるのサ。
巡り見るべきだねェ。
世を。
人を。
心を。
そして───深みを。
今晩は烏乃さんの布団で一緒に寝ようかな
>464 少女
一途───なンで御座居ますねェ。
いや、意地なンで御座居ますかねェ。
だとしたら、あっしと同じ、かィ。
フン。それにしても、相変わらずだねェ。
『敷地より外には出ない』主義は未だ同じかィ。
(カードを払い、マリオネットを抱き上げる。)
悲しいねェ。
(マリオネットに話しかける様にし、頭を撫でてやる)
こうまでして、あんたは独りきりになりたがるンで御座居ますねェ。
孤高───誰も来れない位の、高みへ。
───ヒュッ。
(聖杯のクイーンのタロットに、FOOLのタロットを投げる。)
(見事に突き刺さる。)
娑婆も地獄。戸外も地獄。どうせ同じ地獄なら、
綺麗なべべが着れるあんたは運が良いのよゥ。
そうサ。所詮この世は仮初の世。
でもネ。
───しッかり生きナ。
(烏乃の足元に、パサリと烏の羽根が落ちる。)
(同時に、タロットカードが燃える。)
>467
ちょ、ちょイと。
御冗談でやしょ。
御自分の布団が有るンでやしょう。
二人より一人で寝た方が広いですから、
無理に添い寝しない方がよろしいで御座居ますよゥ。
それとも、何か抱かないと寝れない質の方なンで御座居ますかェ。
ならァ、このマリオネットを御貸し致しやすよゥ。
麦焼酎が手に入ったんだが、どう?一杯?
麦焼酎って実はあんまり呑めないからさ、付き合ってよ。
>470
麦焼酎かェ。
いいよゥ。いくらでも付き合ってあげますよゥ。
嫌でも付き合うよゥ。
あっしは麦焼酎が大好きなのよゥ。
あァ、有難いねェ。
>>466 頭使うデス。
はわわ。
ちが、違うデスよー。
そう言いたいんじゃないデスよー。
クソみたいなトコで育ったクソみたいな子でも人間デスよ。
人間は、人間らしさってなんだと思ってるんですか。
人間はいっつも、己を買いかぶりすぎなんじゃないデスか?
子は他デス。
己は世界デス。
みな己を介してでしか世界をみることはできないデス。
親は、一番チカしい他デス。
外のは、トオい他デス。
世間というのは己が作り出した霞みデスよ。
…って、思ってるデス。
本来なら。
烏でも猿でも狸でも、バケモンですらなろうとすれば親になれる……はずなんデスが。
ウン。
それじゃ神は寂しいデス。
母も寂しいデス。
こんな寂しい話をして、泣かせるつもりだったんデスか。
自分は浅瀬でぱちゃぱちゃしてるのがお似合いなんデス。
狭く浅く、それで生きられるんならそれで構わない。
それだけだっていっぱいいっぱいなんデス。
なのに今の人間は…ただ生きる他に、考えることも求めることもありすぎて。
全く暇で忙しい生き物デスよ。
で、指輪代5000円。
はい。確かにお渡ししたデスよ。
釣り銭はいいデス。
硬貨はすきじゃないデス。
>472
悉く真意に触れないねェ。
まァ、いいサ。あんたの土俵に乗ッかるよゥ。
───成程ねェ。ヒトをヒトと言う動物でみるならば───かィ。
まるで、人間じゃァないみたいな言い方だねェ、あんた。
人間らしさとは何か───あっしが答えられる問題じゃないねェ。
十人十色でしょうからねェ。
それで正しいと思いますしねェ。人間らしさはそこにこそ───じゃないかェ。
そこに買い被りがあると言うなら、それまででしょうよゥ。
但し、そのあんたの言葉の正否や真意に関わらず、
嫌ァな気分になられる方は居りやしょうねェ。
ま、それもあっしの一意見で御座居ますし、十人十色で御座居ますがねェ。ククッ。
御高説有難く賜りますよゥ。なれどあっしの真意には之又届かず。
祝(しゅ)と言うのをご存知かェ。或いは呪とも書きますかねェ。
それによるところで御座居ますよゥ。
おッと、勘違いなされておりやせんかィ。
あっしャァ、お涙が欲しくッて話した覚えなンざ御座ンせンぜ。
神話通りで御座居ますよゥ。
予め言ッたでやしょう。邪神様のお話───だッて。
狭い浅瀬でかィ。
なら言わせてもらいやすよゥ。
あんたがそれで生きるのは勝手サ。実に結構サ。
でもネ。
狭く浅い言葉は、深い何かを背負う心を逆撫でしたり、
傷を負わせるモンで御座居ますよゥ。
あんたはそれでも精一杯と言うで御座居ますが、
そいつァ誰だッてそォさね。好きで深いところに行く事は無いンだよゥ。
それだッたのに、深みに填る人がいるのサ。
あっしの話は退屈でやしょう。
理解に苦しむばかりでやしょうからねェ。御免なさいねェ。
何か面白い話しでもあればよろしいのでしょうが───。
むむ。
ウウン…。
ナニ?
祝、呪って。何デスか?
まるで別物じゃないですか。
そっか。そこら辺がジャなんデスね。
でも邪神だって人間の形してるんデスよね?
人間の形して、友達つくって仮の親と暮らして、大きくなったら誰よりも先にばいばいデス。
淋しいデス。
おにーさんが欲しくなくても、お涙あげちゃいそうデス。
それとも邪神だから、そんなこと考えないんデスかね。
……ごめんデス。
ウウン、きっと本当はわかる話なんデス。
面白い…。
じゃあ、じゃあ、もうひとつ。
おばけの話がききたいデス。
どうにも烏乃さんの方が人間に学があるな…
学校の勉強以上に役に立つ知識を学んでいる気がする…
生きるとは?
477 :
強盗:2005/09/16(金) 23:19:46
金を出せって言ってるだろ!!!
死にたいのか!!
(銃を突きつける)
>474
名は最も短き祝(呪)で御座居ますよゥ。
おッとォ、謝る相手はあっしに御座ンせンよゥ。
あんたが今まで御逢いになられた、或いはこれから先に御逢いになるであろう、
不特定多数の人達サ。
お化けの御話しで御座居ますかェ。
(さて…わかる様に話さないといけないのか。ある意味難題だね。)
お化けそのもののお話───ではなく、お化けが出てくるお話で御座居ますねェ。
しかして、あっし、その手の話しはよく存じる故、
少々長ァく語ッちまうのよゥ。
だからサ、ちょイッとばかり後回しさせてもらいやすよゥ。
>475
どォで御座居ましょうねェ。
その学校教育を基礎にして成り立ッてる社会で御座居ますよゥ。
それがどうゆう事か、あんたには御分かりで御座居ましょう。
生きる上で欠かせない要素が、まるッきりあっしには無いのサ。
学が無ェッてのは、悲しいもんで御座居ますよゥ。
人が分かるモンが、あっしには分からない。
分からない。判らない。解らない───そればッかりサ。
だからこォして、非社会的にしか生きられない様になって仕舞うのよゥ。
ま、お陰であっしは、この道で名が通ッて、
二つ名まで字されるまでに至ッちまうンで御座居ますがねェ。
480 :
名無しになりきれ:2005/09/17(土) 04:48:07
かわいいと重いまース
>476
生きる中にこそ在り。故に生在り。
死に向かうも、死は答えに非ず。
>477
そいつを御仕舞いなせェよゥ。邪魔で気になッて仕様が無いよゥ。
金子が欲しいのに、そいつは関係無ェでやしょォ。
さァサ、御仕舞い下せェ。
カアアアァァッ。
(一匹の烏が鳴き、他の烏達も続け様に鳴き始める。)
死にたく無ェならば、ねェ。
482 :
名無しになりきれ:2005/09/17(土) 04:57:56
どんどん高く舞い上がるキミが素敵に輝いていた☆
>480
そりゃ>474が、で御座居ましょう。
あっしもそォ思うところが御座居ますよゥ。
あどけなさや、強い好奇心がそゥ思わせるンで御座居ましょうかねェ。
それとも単純に、あっしが歳ィ重て仕舞ったンで、
嘗ては己にも御座居ました若々しさに懐かしみや、
若しくは種族を守ろうとする、
ある種の保護本能より生まれ来る感情なンで御座居ましょうかねェ。
おォッと。
でもあっしはまだ、 若 い で御座居ますからねェ。
悪しからず。
484 :
名無しになりきれ:2005/09/17(土) 05:11:30
おっとりしている鳥タソ(;´Д`)ハァハァ
「燕雀いづくんぞ鴻鵠の志を知らんや。」
486 :
名無しになりきれ:2005/09/17(土) 05:14:06
ちゅんちゅんしてもいいですか?
ヾヽヽ
(,, ・∀・)チュンチュン あさー
ミ_ノ ヾヽヽ
″″ (,, ・∀・)チュンチュン あさだよー
ミ_ノ
″″
>482
難解で御座居ますなァ。
間違ッていたら御免なせェ。
「上ゲ続ける汝(乃)が姿は、発つ鳥を落とさんが如く。
その様子は舞い上がる様に在りて。
等て汝は知りもせななんだ。
抗うも目にして避ける事も叶わぬは、
頭を膠をもって某かに固められ、
眼に無理を強いて晒される陽明の如く也。
いと不快なりけり。
ついては下ゲたもれ。」
てェ、口だけじゃァ、申し訳が立たないで御座居ますねェ。
下げときますよゥ。
詫びますよゥ。申し訳御座居ません。
鳥ちゃんが食べようとしているそのピーナッツは柿ぴーの中に入っていたものだ
おやすみ 鳥さん ノシ
>484
さァて、誰のことやらねェ。
おッとりしてるッてェ点じゃァ、あっしと似てるかもしれやせンねェ。クク。
あっしの場合、これでも考えながら弁を返してますからねェ。
学が無いッちャァ、こうした時ゃ不便で御座居やさァ。
他の方の数分が、あっしじゃ数十分かかっちまう。
そンなあっしでもそれだけ気を付けンには、色々理由が有りますのよゥ。
言霊なンてものも御座居ますからねェ。
禍が生まれ出ぬ様、気ィ付けないとねェ。
>485
あんたの御目には、あっしはその程度の価値───かィ。
御名答だと思いますよゥ。
御言葉通り、あんたの目論見は、あっしには察しもつきやせん。
願わくば、あんたが今以上に高みへ昇れるように。
>486
おや。可愛いねェ。雀じゃないかィ。
ほら、お食べネ。
(おかきを砕いて撒く)
ふゥ。すっかり朝になッちまッたねェ。
あっしもそろそろフケるとしますよゥ。
人が多い場所は苦手でねェ。
夜を好む者は、暗がりに帰らないとならない───。
昔ッからそンな仕来りが御座居ますからねェ。
>488-489
態々そうなされてるのかは存じませんがねェ。
───名前、間違えられてますよゥ。
492 :
強盗:2005/09/17(土) 11:18:33
死ぬ?だからどうした!!こっちは一文無しで今日の
寝床すらないんだ!!ここで引き下がってたまるか!!!
ククク。ちょいと気分がいいンでねェ。露店を休んで散歩しに来やしたよゥ。
博打に勝ッてねェ。
博打に勝てたことより、勝てた相手が相手だから嬉しいンで御座居ますよゥ。
ひッさしぶりにお徳じィさんのぶッたまげた顔を見たよゥ。
とォ、本題に入りますかィ。
流石にねェ、名前間違えただけで慨然するなンて、あっしらしく無いし、
剩え軋轢がが生じる様な弁を返しちまッたなンてねェ。
こンな調子で互いに理解しようと、豈図らんや出来ようものか───
そゥ思ッて、落ち着かなくッて、今更しゃしゃり出たのよゥ。
ンじゃァ、気ィとり直していくよゥ。
>488
おかきの方は雀達にくれてやッたしねェ。
手前は落花生だけで楽しむしかないよゥ。
因みにこいつァ貰い物で御座ンすよゥ。
普段、貧乏が身について、あンまり食べないもんだから、
お徳じィさんが気ィ使ッて「これでも食っとけ青瓢箪」ッてェ、くれたのよゥ。
あのじィさん、口は悪いし、目ェ恐いけど、心配症の世話焼きなンでェ。
案外、この世界の住人ッてェのは、節介な奴の集まりなのかもしれませンねェ。
世話焼きで放っておけないから、首突ッ込んで、暗躍する───。
まァ、難しい事ァ抜きで考えりゃただ働いてるンで御座居ますがねェ。
───だからあっしも随分業が深くなるわけだよゥ。
>489
御休みなさいまし。
───ッてェ、今はもう起きてなさるンで御座居ましょうなァ。
しッかし、なンだッてあっしに報告したンで御座居ましょう。
己が眠る時が、如何に無防備なものか、わかッて言ッたのかェ。
何か意味が在るのか───はたまた気まぐれか───。
>492
───残念だよゥ。
あんたばッかりが、そうじゃない世の中だッてのにサ。
───いいンで御座居ますねェ。なら撃鉄をお引きなせェ。
あんたにゃァ、雲外鏡に映ッて頂きますよゥ。
たまばこに
ゆふ取りしでて
たまちとらせよ
みたまがり
たまがりまして神は
───いまぞ来ませらる───
>>478 名前…胡桃にはクルミというシュがかかってるってことデスか?
そんなたくさん謝ってたら、謝るだけで他のことができなくなっちゃうデス。
おにーさん、代表じゃダメですか。
そうデス。
ダイダラボッチとかアカナメとかそういうのデス。
不思議なおはなしは面白いデス。
わたひより、おにーさんは大丈夫デスか?
お仕事の邪魔にならないデスか?
497 :
強盗:2005/09/17(土) 13:54:15
金を出さないなら死ねぇ!!!
(ガバメントのトリガーを引き、弾を撃つ)
世の中は非情なんだよぉ!!!チキショウ!!
烏さんの布団を暖めておきますよ
(もそもそと布団に潜り込む)
ついでに、一緒に寝ませんか
二人だと暖かいですよ
やぁ。久しぶりですね。
以前こちらでご迷惑をおかけした事を謝罪に参りました。
本当に申し訳ありませんでした。
用件はそれだけですよ。
今はお取り込み中みたいですね。
では失礼いたします。
>496
そうサ。祝(呪)ッてのはそォいう事サ。
───ま、詳しく言うと長くなッちまうからねェ。
でも、不思議なお話がお好きなら、楽しいお話で御座居ましょうねェ。
フフン。別に口に出して謝る事ァ無いよゥ。
純朴なンで御座居ますなァ。あんたッてェ御方は。
えェ。あっしの心配かィ。大丈夫で御座ンすよゥ。
時間は用意しますンでさァ。
取敢えず、気長に待ッてておくンなせェ。
>497
───。
(ガバの弾があたるや否や、鏡が光り、烏乃の体が霧散する。)
(辺りが暗く濁っていく。)
(>497はただ暗い空間に投げ出されたような気持ちになる。)
───映しだされよ雲外鏡。四柱の御霊を映し給え。
(烏乃の声が合図だったのか。な>497の周りの闇が晴れる。)
(>だが497の前に広がる光景は、先程の場所ではなかった。)
(目に映るは、)
(まだ若かりし女と、その腕に抱かれし赤子の姿。)
(眠りながらも母の服を掴む赤子に、優しく微笑む若き女。)
(>497は本能的に思い出す。)
(あれは、己れの───。)
>498
ふゥ。参りましたよゥ。此の頃はこの手の手合いが多いねェ。
ありがとうえ。布団暖めてくれてサ。
今夜だけで御座居ますよゥ。
(30分経過)
よッく寝てらァ。そンなに寝心地が良う御座居ましたかねェ。
───あっしの事、恐く無いンでしょうかねェ。こんなに安心出来るなンてェ。
ま、関係無いッか。
今日は寒空だねェ。いい月が出てますよゥ。
秋で御座居ますねェ。ちょいと肌身に凍みる寒さがあるよゥ。
今日に限ッて、今夜は叢でおねンね───か。
>499
なァンだ、あんたかィ。
おッと、なンだは失礼で御座居ますねェ。
で、なンだィ今更。蒸し返すンじゃァないよゥ。
あっしも笑ッて水に流した筈だよゥ。
他に用が無いッて───唖然としちまうよゥ。
───思う所、在り、かェ。
何にしたッて、ヘマすンじゃないよゥ。
私も蒸し返す気はなかったのだが、尻拭いをしろと
言われてね。だから来たんだ。
今は荒らしに困ってるよ。まぁ仕方がないだろうな自業自得だ。
>504
そォかィ。
じゃァサ、あんたの為に一つ伝えおくよゥ。
───何でソイツをあっしの所に来てまで伝える必要があるンだィ。
相手も此方を知ッてンで御座居ましょォ。
話がややこしくなるだけじゃないかィ。
無駄に相手を刺激してる様なモンだよゥ。
自業自得と御思いなら、先ず他所で口に出さない事だよゥ。
他人に非が無いと思う。故に自業自得ッてェ言葉が紡ぎ出されるンだ。
己の非であると心得た以上、
他人であり、況してあんたの自業の一部であるあっしに、
其を語る意思は何処ぞよりあらンや。
あんたに悪意があるたァ思わねェけど、ちょイと不器用じゃァないかェ。
厳しい言葉で御座居ましょうが、胸に御留めなせェ。
>烏乃
そうですね・・・・・・・・・確かに私は不器用です。
日本語は難しいですね。言われたことは胸に留めておきます。
あれ?ここもテストしていいスレ?
ここは一切と言っていいほど関係ありません。
やるなら本人のところでお願いします。
>>500 ……。
ふふ、はじめて正解デス。
おにーさんにはなんてシュがかかってるデスか?
ウーン…
心のどこかでごめんなさいって思っていて、
いつかごめんなさいって思わなくても「人がイヤな気持ちにならない」考え方ができたら……
そうか。そう、心がけってやつデスかね?
人の邪魔は、とくにお仕事の邪魔はしちゃいけないんデス。
教えてもらったデス。
待つのは得意デス。
お留守番らってデキマス。
510 :
強盗:2005/09/18(日) 18:57:08
>501
あ、あ・・・・・・・・・・か、母さん?・・・・・
(泣きながらガバを降ろす)
なぜ?なぜ?俺はこうなったの?なんでなんだよ!!
なんでこんな風に犯罪によって日々の糧を得る生き方に
なっちゃったの?世の中のせい?それとも僕のせい?
誰のせいなんだよ!!
(ひざまづいて泣きだす)
>506
本当に鈍い旦那だねェ。
───手前の場所にジッとしてなッて言ッてンだよゥ。
詳しい話は知らないけどサ、控える事だよゥ。
>507
いいや。違いますよゥ。速やかによそへお行き下せェ。
>508
話しはなンとなく読めてるけどねェ、嫌な話だよゥ。
ま、確かに言う程、縁はないけどサ。
>509
あっしはまず「烏乃田八」と言う祝(呪)が御座居ますよゥ。
他にも沢山祝(呪)は御座居ましょうねェ。
偖、あんたをあんまり待たすわけにャいかないからねェ。
ちょイとした昔話でも披露しましょうかねェ。
「三足烏」はご存知かェ。
太陽の精。或いは、日輪の御者とも言い伝えられますねェ。
古代中国では、太陽の中には三本脚の烏が住ンでると信じられてやした。
太陽は人に恩恵を与える有難き存在。
故、三足烏もまた瑞鳥として崇められてきたのよゥ。
瑞鳥としての三足烏は、西王母を主として仕えてるとも伝説が御座居ます。
しかして、過ぎた恩恵は害にもなりやしょう。
古代、この三足烏は十羽おり、各々が交代して天を駆けておられやした。
ところが帝王神・堯の時代に、何を思わンか三足烏、十羽が十羽、
同時に空に昇ッてしまいやしたのよゥ。
分かりやすかェ。太陽が空に十個あるのと同じに御座居ますよゥ。
当然ながら、地上は灼熱地獄になッて仕舞われた。
人々は塗炭の地獄の苦しみにあえぎやした。
そこで堯は弓の名手・ゲイにに命じ、三足烏を射落とさせやした。
この為、大地は安息を取り戻しやしたのよゥ。
一説によると、このときゲイは十本の矢を持ッて行ッた。
ところがあまりに見事に命中されちまうンで、
このまンまじゃァ、太陽が全て射落とされて仕舞うと、そォ案じやした。
そして堯はこッそり矢を一本抜き取ッたのよゥ。
これによッて一羽だけは無事に残ッて、今も天にあるというのサ。
ところでお話は変わりやすがねェ。
日本にもよッく似た烏があらせられた様で御座居ますよゥ。
三本足で、太陽の神格。
───八咫の烏、と申しやす。
サッカーボールに三ツ足烏描いてあるよね
>510
(泣き崩れた>510。)
(ふと、白くか細い腕が>510を抱く)
『よしよし。どうして泣いてるの?そっか、おねむなのかな。』
(真っ暗い空間の中、若い母の膝枕と腕に抱かれ───)
『ねぇんねん ころぉりよ おころりよ 坊ぉやは よいこだ───』
(優しい子守り歌に包まれ、いつしか心のどろどろしたものが消えていき、)
(安らかな気持ちになる。)
シャン───。
(金属的な音が前方でする。)
(いつの間にか、烏乃が立ち尽くしていた)
(敵意も何も感じない、無表情で、ただ>510と、母の様子を見ている)
>514
詳しいじゃないかィ。
あれも八咫(ヤタ)の烏がデザインされておりやすのよゥ。
一時はどうなってしまうか、とても不安でした。
事なきを得てよかったです。
烏乃さんのペースでこれからも頑張って下さい。
518 :
元強盗:2005/09/19(月) 09:59:34
>515
うぁぁぁぁぁん(子供のように泣きじゃくる)
(しばらく経った後落ち着きを取り戻す)
あ、あんた一体何者なんだ?とりあえず礼をいう。
おかげで救われた。
>>512-513 烏乃さん…変わった名字デス。
いいんデスか?拍手拍手デス。
ハァー…。
ヤタの烏は知ってるデスが、三足烏のお話は初めてきいたデス。
太陽が10個なんて、想像しただけでくらくらきちゃうデス。
地面で目玉焼きがやけるに違いないデスね。
それにしてもゲイは怖い人です。
そんなに腕のたつ人がいたら、あっという間に射殺されちゃうデスね。
今も眩しい太陽の中には、一羽きりになった烏が住んでるんでしょうか……
そうだ。
これ、お礼デス。
紙芝居の時もお菓子を買うデス。
だから、お話のお礼デス。
つ[小さな薬壷]
敬老してますか?
来ないのはまさか、例のことを気にしてる………?
>521 こんばんわ。
烏はんは事情でしばらく来れまへんのんや。
烏はん、戻って来る言うてはりますよって、もうちょっと
そこでお茶でもすすりながら雑談して待っててくだはれ。
つ旦~
ほな、失礼しますー。
な〜んか最近、馬烏見てないな〜・・・
どこ行ったんだよ!(その辺にあった石を蹴飛ばす)
・・・まさかあいつ死んだんじゃ・・・
>523
こんばんは。
今現在烏はんは闘病中なんどす。
応援してやってくださいまし。
>>524そうだったのか・・・
そんじゃあアンタ馬烏によろしく言っといてくれ!
あいつが知らない間に強くなって絶対越えてやるッテよ!
じゃあな!
(ものすごいスピードでその場から走り去っていく)
保守しときますよ
保守します
528 :
519:2005/09/26(月) 19:45:59
>>524 おにーさん病気デスか…。
あたひ、千羽鶴折るデス。
おにーさんが、絶対絶対よくなりますように。
またくるデス。では、失礼するデス。ぺこり。
529 :
名無しになりきれ:2005/09/26(月) 21:02:11
烏乃どうしたの?
530 :
元強盗:2005/09/26(月) 21:44:38
>>524 烏乃も病気になるんだな。
じゃあこれを置いていこう。
つ【銀の45口径弾】
絶対帰ってこいよ、馬烏。
>517
よくわからないけど、応援されてるみたいだねェ。
ま、あっしはあっしサ。無理に事進める様なヘマはしないよゥ。
>518
あんたにャ、二つの道が御座居ます。
それは雲外鏡が決めるでやしょう。
決め手になるのは、あんた次第。あんたの心根次第で御座居やす。
───さァ、帰りやすよゥ。
>519
あっしの名前は珍しいかィ。かも知れやせンねェ。
おッと、拍手なンて大層なモン、あっしにゃ不釣り合いだよゥ。
何もしてないンだからさァ。
八咫の烏は御存知だッたのかェ。なら、八咫烏が東征に赴いたその後、
人間の子孫を残したのは御存知ですかェ。
ン、あっしにこれをくれるのかィ。
そゥかィ。じゃ、有難く頂戴致しやすよゥ。
>520
あっしが関わらないのが一番の敬老かも知れやせン。
こンな生き方してりゃァ、敬老も何も無くなッて仕舞いやすからねェ。
本当は、この日に限らず、
いつも大切にするのが敬老なンで御座居ましょう。
ならば、あっしは尚更敬老とは縁がご在ませンねェ。
>521
あァ。なンの事だィ。あっしが動けなかッたのはねェ───
ただ病の為サ。情けながらねェ。
烏さんおかえり〜
>522.524 京の錦絵職人
ありがとうえ。世話掛けちまッたよゥ。
今度会えたら一杯呑もうじゃァないかィ。
あっしに出来る事ァ、それぐらいで御座居ますからねェ。
>523.525
馬烏ちゃァ久方ぶりに聞いた台詞だねェ。
元より根無しの旅烏、ふらりと居なくなろうと、それが全てサ。
どッかで野垂れ死ンでも、それが全て。
そォいゥ世界の住人なのサ。だから───心を残しちゃァ、いけないよゥ。
そして、某を越えるッてなァ、同じ土俵に立つ意味でかェ。
人としてなら、学があるあんた達は既に学が無ェあっしを越えてンだ。
もし、同じ世界に佇むおつもりならァ───
>526-527
ありがとうえ。まさか、此処を保守されようたァねェ。
驚きでやすよゥ。
圧縮が始まるのかィ。もしくはもゥ起きたのか。
何れにせよ、あんた達にも支えられちまッたンだねェ。
不甲斐無ェ店主で申し訳無いよゥ。
>528
千羽鶴なンて大層な物を───。
あ、あっしは何も出来ないンだよゥ。いいのかェ。
あんたの気持ちが通じたかどうかは分かり兼ねやすが、
見ての通り無事、事無きを獲ましたよゥ。
もう平気サ。
こンなに折って、疲れたでやしョう。
ほんに、ありがとうえ。
>529
情け無ェ話しで御座居ますよゥ。
病に臥してましたのよゥ。この業界じゃァ、おまンまの食い上げばかりか、
働けねェし、面倒なンざ誰も見ちゃァくれねェから、大抵は終わり、
死ぬしかねェモンなのサ。
でも、物好きな御仁が居てねェ。
恩に思ッてたのか、なンなのか。
その御仁が働く病院に入院させてもらッてたのよゥ。
きッと、大変だッたでやしョうに。
最後まで我儘な患者で御座居ましたからねェ。クク。
>530
あっしを何だと御思いになッてンで御座居ますかェ。
時に神ですら病にゃ敵わねェンで御座居ますよゥ。
ンで、こいつァ、御守りのつもりかェ。あんたもいいのかィ。
じゃァ、有難く頂戴させてもらうよゥ。
もしもの時ァ、材料にさせて───いや、なンでも御座ンせンよゥ。クク。
それにしても、生きてるたァねェ。
それが、雲外鏡の選択かェ。
生きるに値すると見たか、生き地獄に突き落としたか。
どうあれ、鏡はあんたに二つの内一つ、「修生」を与えたもうた。
その意味を、しッかり噛み締めて、生きナ。
>531
おンや、あんたは確かァ───。
てッきりあッしャァ、駆け出したッてェ聞いたモンだから、
二度と会わないとばかり思ッてたンだけどねェ。クック。
そンな辛気臭い面しなくッたッてねェ、死んでねェ内は、此処に居やすよゥ。
あァ、本当で御座居ますよゥ。
>534
まさか帰りを待つ方が居られるたァ意外でやしたよゥ。
嗚呼、えェッと、た、ただいま帰りやしたよゥ。
人に帰りを迎えられるなンて、本当に何年振りでやしョうねェ。
つい、不意を突かれやしたよゥ。
538 :
元強盗:2005/09/30(金) 00:48:53
>537
つまり俺はたとえ、生き地獄になろうと生きなければ
いけないということか。
なら、俺はあんたにガバを預ける。
いらないなら売り捌くなりなんなりしてくれ
俺はあんたに昔の俺の象徴であるガバを渡した事実
だけで十分だ
ちなみに前に渡した45口径弾は吸血鬼を葬った弾らしい
俺には信じられないけどな
まぁうまく使ってくれ。
じゃあ。またな
>538
またな、で御座居ますかィ。
元はと言え、命ァ狙ッた敵との馴れ合いは好かないねェ。
いいかェ。あんたが生きてるのは、鏡の意思サ。
でもネ、あっしはあんたを夢に墜とす事に、
なンの躊躇は無いンで御座居ますよゥ。
さァ、早く御逃げなせェ。
決して、誰にも見付からずに。果てへ。
───その御身に宿る魂が、修生に値する、その時まで。
(銃…か。どうしようが勝手か…ならばどうしてやろうか…いや、)
是非も無いねェ。
(銃の両端を挟む様にして持つ。)
(不意に強い風が吹く。黒い布が翻り、銀色の煙りが棚引いく。)
(その時既に、烏乃の手と手の間には、何も無くなっている。)
(ただ指の間からまだ微かに、銀色の煙りが出ていたが、)
(直ぐに宙に霧散して、消えた。)
───夢に、墜ちなせェ。
540 :
子供:2005/09/30(金) 03:09:07
>539
わぁ!黒い人が銃を消しちゃったよォ
ネェおじさん!今の手品?それとも魔法?
あ、おじさんじゃなくておにいさんって言った
方がいいのかな?
お兄さん、この赤い石のリングいくら?
あのさ、最近手首におできみたいなのが出てきたんだけど…
痛くもなんともないんだけど、これって病気かな?
>540
(───餓鬼!?)
子供がこンな時間に何してンだィ。
子供は───夢に浸る時間だよゥ。
(中指を子供の眉間に当て、なぞる様に鼻の横を通り、)
(口角を越え、顎の中心で止める。)
(子供はいきなり眠りに落ち、崩れて倒れそうになる体を掬う様に抱きとめる。)
───ッたくさァ。面倒だよゥ。これだから餓鬼は嫌いだよゥ。
(嫌いなだけ?)
本当、面倒くさい事になッちまッたよゥ。
(本当は嫌いなんじゃなく───)
これからどうしようかねェ。この子。どう──
(本当はこわ───)
渇・嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼ッ!
嗚呼ッ!阿!
(膝をつき、子供を手放し、頭を掻き毟る様に抱え、悶える。)
煩いッ!五月蝿いッ!五月蠅いッ!
嗚呼阿!
(恐れと怒りに満ちた表情だが、目には哀愁と涙が溜まっている。)
(烏乃を中心に、烏の羽根が雪の如く舞い積もっている。)
(錯乱した烏乃は、草叢に横たわる子供の姿を捉える。)
(いつしか手には馴染んだ得物のナイフを掴んでいる。)
(子供の背に這うようにして近付き、そしてナイフを振り上げ───)
ぎゃぁぎゃぁ。
静かな夜、何処かで夜烏が鳴いていた。
>541
いらッしゃァい。御ゆるりと御覧下せェ。
へェ。赤い石で御座居ますかェ。
その石はガーネットで御座居やすよゥ。深ァい紅色で御座居ましょう。
お買いになられやすのかェ。有難う御座居ますねェ。
5000円で手を打ちやすよゥ。
またいらして下せェ。
>542
よく手首の使い過ぎでガングリオンッてェ代物が出来ると、
医者の伝で聞いた事が御座居やす。恐らくそれで御座居ますよゥ。
もしガングリオンなら大した事は無いで御座居ますよゥ。
まァ、あっしみたいに保険が無ェ下賤が言うンじゃ説得力無ェでしょうが、
病院にゃァ行ッてみた方がよろしゅう御座居ますなァ。
手ねェ。
実はあっしも手ェ故障してねェ。見ての通り、左手が包帯でぐるぐる巻きよゥ。
手前で作った怪我なンで、文句は言えねェンですがねェ。
───何をして作った怪我だッてェ。
餓鬼をネ、守る為にナイフを左手で止めたのよゥ。見事に貫通したよゥ。
正に「目が醒める」痛さだッたよゥ。
───餓鬼はどうしたッてェ。
餓鬼が寝てるうちにお徳じィさんに頼ンで、餓鬼を餓鬼の家まで送ッてもらッたのよゥ。
当然、有料でねェ。
高くついたよゥ。
つ[傷薬]
お大事に…
烏乃さん、烏乃さん。
人の心って何なんでしょう?はぁ…
恨めしい一件…貴方は今、どう思われる?
>545
ほんに、ありがとうえ。
次からは使わせてもらうよゥ。
今はもうサ、包帯を巻いて仕舞ってンだ。
塗りこむにャァ一々包帯を取らなきャならないンだよゥ。
それにネ、もゥ治りそうなのよゥ。
幸い綺麗な傷だッたからねェ、くッつくのも早いンで御座居ますよゥ。
>546
水と説きますよゥ。その心は。
常に不定形。且つ無色透明だが有るのが解り、
色に染まりやすく、事に汚れは目立ち、
流れが緩やかなれば静かで周囲も和みやしょォが、
早ければ音が立ち、波が立ち、荒れ歹になりやす。
冷ませば氷つき、固く閉ざされ、温めればカッカッして、湯気が立ちやす。
万物森羅万象の始まりの源であり、無くなれば枯れて死にやす。
高みには昇り難く、低きに流れ込むばかり。
底で集まり始めれば腐れていくばかり。
動かさなければ傷むばかり。
疎ましく思えども、溺れてしまおうとも、絶てば死ぬ。
汚れ易いからこそ、努めて綺麗に保とうとしやす。
御分かりになりやしたかェ。
他にも喩えられやしョうが、あっしにゃコレが精一杯サ。
>547
道を通せば角が立つ。
倫を外せば深みに嵌る。
所詮浮世は夢幻。
邪心、野心は闇に散り、
残るは巷の妖しい噂───。
───あっしもダンマリ決め込むにャァ限界の様で御座居ますなァ。
アインシュタインは人間は海のような物だって言って
ましたよ。
人間も体のほとんどが水だからね〜
あ、いけない。
ここに来た目的を忘れてた。
烏さん、あなた宛てで、ある人から手紙をあずかったんだ。
渡しておくよ
つ【血が付着している封筒】
烏はんこんばんは。
もうかってまっか?
551 :
ちっぷ:2005/10/04(火) 00:06:31
>>533 八咫烏が人間を生んだんデスか。
知らないデス。聞きたいデス聴きたいデス。
詳しくきかせて貰えないデスか。
>>536 わぁわぁ!おおおかえりデス。エヘヘ。
ウゥン。実は実はすごぉく言い難いデスが、
実質的には千羽鶴というより二百五十一羽鶴なんデス。
……間に合わなかったんデス。
かといって丁寧かと思えばちっとも綺麗じゃなくて。
なんか、なんか、ごめんデス……(´・ω・`)
>549
(右手で笑顔で受取り、封を開けずに、左手で無表情で逆さにして返す。)
送り主が分からないモンは開けらんないねェ。
あんたも、中途半端な気持ちであっしらの世界に絡んじゃァいけないよゥ。
大人しく、来た道戻ンな。振り返るンじゃないよゥ。じゃないとサ。
(自身の額にナイフの刀芯をちょんと当てる)
───てェな具合サ。
(そう言って、また笑った。目意外が。)
>550
ふゥん。ここでまた会うたァねェ。
ぼちぼち───で御座居ますよゥ。
何か聞きたいのかィ。あっしにャァあんたに返さなきャァならねェ恩がある。
あァ、そうだッたねェ。お金を渡さなきャイケないンだッたよゥ。
(ぶっきらぼうに数枚の札を渡す。)
あの絵ネ、直ぐ様売れちまッたのよゥ。
でも今もネ、大切に飾られてますのよゥ。埃も付いちャァいないよゥ。
───粋なまま、話を閉じようじゃないかィ。ククッ。
>551
阿倍晴明を御知りかェ。先ずはそッからサ。
それとねェ───。
(急に>551の口の両端を抓み、各々を引っ張る)
プッ。ククク───。おかしな顔だよゥ。
おッと、怒らない怒らない。
(パッと手を放す)
ちッたァ景気良くなれたじゃァないかィ。湿ッた顔なンざ人に見せンじゃないよゥ。
はじめ見た時からわかッてたンだよゥ。ンな事ァ。
言葉と気持ちなンで御座居ますよゥ。重い(想い)のはサ。
物の質や量も大事で大切さネ。
でも、こいつァ、そういッた尺で量れない品で御座居ましょォ。
一羽一羽は不細工でも、あッたかいじゃないかィ。
数が足りなくても、それが重要じゃァない。
等身大のあんたなンで御座居ますよゥ。この子達に宿るものは。
それを否定したら、寂しいじゃないかィ。
───粋を貫きナ。せめて、味な事を生すならば。
だから。野暮は言いッこ無しだよゥ。
優しさと狂気
少し性格がファニーになった気がする
>554
連想して、始めに想起した言葉は復讐で御座居やしたよゥ。
───またァ、哀しいかな。雨が降りやすねェ。
こッち来なせェ。雨を凌ぐにャァ、ここいらは不便だよゥ。
彼処がよろしゅう御座居ますなァ。
(淡い霧の中に、風変わりだが古日本的な小屋が見えてくる。)
(中に入ると、やはり古風な建物で、真ん中には囲炉裏がある。)
(烏乃は風邪なンざ召されると大変だよゥと言い、囲炉裏に灯をつける。)
(少し濡れた上着を天井に吊すと、ぽつりぽつりと小男は語り始めた。)
あっしが、あっしたる所以───。
こンな話をご存知かェ。
烏はネ、番になると離れないンで御座居ますよゥ。
死ぬまでねェ。
どちらかが先に逝くと、生殖行動が激減して、巣から出る事も減りやす。
少しずつ弱ッて───逝くのサ。
(灯の影か、烏乃が影になっているのか。全体がぼやけた黒き者は呟く。)
───。
死ねない───。
死ねなかッた───。
>555
いかがわしくなりやしたかェ。
ァ痛ァ、そりゃァ気ィ付けないといけないねェ。
全然意識してねェのが、より質が悪いよゥ。
教えてくれてありがとうえ。
忘れてやしたよゥ。らしくないねェ。
あっしも人並みに歳食ッてる証拠かねェ。ククッ。
558 :
名無しになりきれ:2005/10/05(水) 03:42:08
烏乃さん、色々とお疲れ様…
つ旦~
>>553 お狐さんの息子さんデス。
確か、オンミョウジだったデス。
キンカンだかキントウンだかを持っていて、凄い人なんデス。
いらっいらららら。
酷いデス。わわ笑うなんてもっと酷いデスッ。
変な顔にしたのはそっち…!
……。
……はいデス。言いっこなし、デスね。
にー。笑ってみるデス。
治って本当に良かったのデス。
いつまでもアヤシイおにーさんでいて下さいデスよ。
>559
あァ、ありがとうえ。
真ッ逆さァ、総大将ッたァ無いよねェ───。
興醒ッてェか───ねェ。
ま、やるだけやッたでやしョ。
>560
詳しいじゃないかェ。話が早くッていいよゥ。
元気出た所で、御話しでも致しやしョうかねェ。
晴明は産まれつきの霊感を携えた御仁で在らせましたのよゥ。
でもネ、始めから陰明の理を知ッていた訳じゃ御座ンせンのよゥ。
どンな事にも、先生がいるのよゥ。
晴明の先生はネ、加茂氏と言ッて、代々天皇様に御遣えする、
占い師であり、呪い師で御座居ますのよゥ。
陰明道の原点は神道と道教で御座居やす。
加茂氏は昔、海を渡り、大陸を北上し、チベットの近くまで行き、
そこで呪術的な物を体得し、学んで京の都に戻られたそうで御座居やす。
後の阿倍晴明印、道教、東西南北の神格───。
全ては加茂氏が海の向こうより、独自の解釈を経て、
陰明道を体系化成らしめたので御座居ますよゥ。
偖ェ、この加茂氏ッてェのはネ、実は八咫烏の子孫ッてェ話なのよゥ。
と、言うのも、加茂氏は引退後、那智の滝の傍に、那智大社を建立されし時に、
大社の紋に、三足の烏を描いているのよゥ。
古代中国、八咫烏───。
ほォら、思い出さないかィ。三足烏のお話をサ。
こッからはあっしの推測サ。
加茂氏が八咫烏直属の子孫と表されるのは、つまり、
日本に大陸の文明を持ち、日本の東征に大いに貢献した───。
と、日本書記は物語ッてンじゃねェかと思いますのよゥ。
加茂氏の持ち帰ッた中に、三足の烏が居て、時代はそれを、
加茂氏になぞらえた───と、あっしゃァ考えるのよゥ。
八咫烏と古代中国と陰明道の不思議な関係───。
その全ては、未だ確かな事は分かりやせン。
否、何時迄も、不思議なのサ。きッと。
烏乃さん、何であんなに頑張れるの?純粋に疑問…
>>561 烏の子孫が加茂さんデスか。
名前はカモなのに。ふふふふふ。
解けない不思議が素敵デス。
持って帰って温めるのデス。
帰るデス。
大分長居をしてしまったデス。
御前様が心配しているやも。
お話ありがとう。お暇デス。
>562
純然たる好奇心でやすよゥ。
勿論、キナ臭さは感じてやしたからねェ。
ただ、挨拶くれたンじゃァ、様子探ッたッてェ罰は当たらねェで御座居ましョォ。
そォしたらさァ、居るじゃァないかィ。
脳味噌凍らした様な男がさァ。
見て震えたよゥ。面白さにねェ。
久々の切れ者を見付けた感動があっしを後押ししたのよゥ。
まァ、偶然たァ言え、あっしも関わッちまッたンだィ。
切りがいいところ迄御付き合いするつもりだよゥ。
>563
クク。そォで御座居ますなァ。
偶然、鴨(加茂)が烏を捕まえたンで御座居ますよゥ。
おンや、御帰りですかィ。
待ッてくれる御仁が居るのかェ。ならァ、早く帰ッてやりなネ。
また、何時でも来なネ。
何だかンだで、楽しかッたよゥ。不思議な御客だッたよゥ、あんた。
お帰り馬烏ー!むこうはどうだった!?
>565
そォさねェ。やはり、あっしで言い争いが始まるンだねェ。彼処はさァ。
あっしはさァ、埋めよゥ埋めよゥッてェ考えてたのよゥ。最初はねェ。
でもサ、凛が出てきて、進めよゥッてェ思ッたのよゥ。
それが、あの子には、複雑な気持ちを燻らせるきッかけになッちまッてたンだねェ。
凛にだけ背負わせるモンじゃねェ。
あっしも背負う責任があるのよゥ。
あっし等は、もゥ彼処にャァ居られないのよゥ。
彼等が、彼等なりに、彼等の色を染め上げて行くのよゥ。
言葉の画用紙なのよゥ。
色が濃すぎた絵の具は、もゥ使えない───それだけで御座居ますよゥ。
それと───凛。あんたなら、最後の言葉の意味を考えた筈サ。
あっしは大丈夫だよゥ。後は、あんた次第だよゥ。
ありがとう。田八…。
私なりに考えてみたわ。
今まで通りの私だけど…このままじゃ…終れないもの。
コニーのあんな顔、見たくなかった。
申し訳ないの。でも…そのまま消えるつもりにもなれないの。
(正座になり、三指で頭を下げる)
お願い致します烏乃田八様…私を…凛を…ここに置いて下さい。
>567
何時迄伏せてンだィ。
───好きに、しなよゥ。
孔法筆を選ばず。
烏乃スレを選ばず
どんなスレでも万能にこなせるもんな…
571 :
569:2005/10/09(日) 02:34:52
>烏乃
あなたは孤独な旅人だ。
生涯の伴侶を見つけたとしてもいつかは死が二人を分かつ
人に永遠は存在しない。限りある物故に人は輝く。
永遠は人に堕落と怠惰をもたらす
人は一人で生まれ一人で死ぬのだ。
天国にも地獄にも永遠なんてない。
>>569 …そうなのかも知れないわね。
境界を重視する私の思想からは考えられないけれど。
きっと田八も、自分の思想に従って動いただけなのよ。
でも、私と田八の極論は同じになる筈よ。
即ち、書く道具より、書く言葉を選ぶの。
───とても大切で、とても難しいことよ。
>>570 私が知らないだけかしら…。
田八は、それ程にまで、あちこちに現れているのかしら。
身を滅ぼさないなら、それもいいでしょうね。彼らしいわ。
それで身を滅ぼしても、彼らしいわ。───でも、それだけね。
>>571 …唐突過ぎるわね。
伴侶とは、誰を指しているのかしら。それとも、ただの想定?
フフ。貴方はよくは知らないのでしょうね。田八のことを。
私ですら、全ては未だに把握していないのだから。
貴方は孤独を知っているかしら。
私は───知っているわ。
いえ、教えてられたわ。田八に。
犯されて、汚されて、捨てられて───けれど、その時は孤独じゃなかったわ。
私が一番孤独だったのは…田八の隣にいた時よ…。
>>田八
田八…貴方好みのやり方なら、いきなり弁を返すべきだったわよね…
でも、私は礼を持って此処に居るって決めたの。
少し無粋だったわよね…。
でも、前以て私が頭を下げたのは…そういうことなの。
私から切り出したケジメなの…受け入れて頂戴。
573 :
569:2005/10/09(日) 03:26:46
>凛
残念だが、私は真の孤独を知らない
例え一人でも街に行けば蟻のように人がいる。
店に入れば事務的だが、多少なり自分に対してはっせられた
他人のことばに触れられる。
故に私は真の孤独を知らない。
そう・・・・・・誰にも相手にされず、誰の声も聞こえない
そんな孤独が真の孤独・・・・
少なくともあんたには辱める相手がいた。
味方はいなかったが、敵はいただろう
真の孤独とは敵も味方も誰もいない。
自分という物すら意識できなくなること。
だから死は孤独
角が立ちそうだ。
短い間だったが、さらばだ
>>573 寂しさを知らなければ、孤独は感じないわ。
暖かさを知らなければ、孤独は存在しないわ。
心を得たから…孤独になるのよ…
離れたくなくなるから、独りが怖くなるの…
でも貴方は、肉体で孤独を感じる人なのね。
それは…幸せなのかしら。不幸なのかしら。
(辱める…の件(くだり)で目の色が変わる。)
…止めて。
(「味方はいなかったが…」)
ギリッ…
(歯を食いしばり、指が食い込む程に、自らの両腕を抱く。)
殺されたいの…?
(「敵はいただろう」)
馬鹿にしないで………
…………ッ!
(一瞬頭によぎる、母と父と…自分の姿…)
ぁ………
(ぼんやりとした幻影を残し、牡丹の花びらが舞い、)
(合間、至近距離で凛が拳を出すが…)
>569
そいつァ行き過ぎた評価じゃァないですかィ。
第一、あっし達ャァ叩き出された身で御座居ますよゥ。
あァ、一度思いやしたがねェ。
『烏乃スレを選ばず』
ッてェ初め見た時ャァ、あっしは越境か空気扱いかと思いやしたよゥ。
『はははァ、烏乃でやすよゥ。』
とか言うンで御座居ますかねェ。
>570
ソイツァ、間違いなく違ェやィ。
あっしャァねェ、あっしのままなンで御座居ますよゥ。
何処行こうが、変わらずあっしなのよゥ。
生き返ろうが、生まれ変わろうが、あっしは烏乃田八なのよゥ。
あっしはねェ、もゥ、明るゥ暗ェの垣根を崩したいのよゥ。
何時か、暗い闇の世界を、海外旅行の様に行き来出来る様にしてェのよゥ。
過渡期に入ッてンのよゥ。現に、明るゥ世界は、あちこちが軋み始めてましょう。
闇の存在を、昔より比べモンにならねェくれェに賢くなッた人々は、
あまりにも知り過ぎてンのよゥ。今昔変わらず強く否定なさられますがねェ。
その癖、時にャあっし等以上に禍禍しさを持つ有する様にも成りやした。
隠す事自体は、もゥ無意味なのよゥ。
自由にある事───それが、あっしの理。
>571
異な事を申されやすねェ。
全く意味が不明だよゥ。いきなり何を言われてンだィ。あっしャァ。
流水に木の葉を委す。然然停留せず。
在ると思ッた物は、いつか壊れる物でやしょう。当たり前サ。
永遠が無いと申しながら、永遠が怠惰を招くとは、見たのかィ。
永遠を生きれない人間の、あんたがさァ。
小難しい事を宣ッてェ、あっしに矛盾を伝えたいのかェ。
天国と地獄───ねェ。ククッ。
───人に魂など無いッ!
況や冥界などというものは無いッ!
生きた躰そのものが魂なンで御座居ますよゥ。
生き残ッた者の心中にこそ───冥府はあるので御座居ますよゥ。
死したる者は速やかに、心の中に御送りせねばならぬのよゥ。
そォで無くては生きている者の方の示しがつかねェでやしょォ。
千引きの石たァ、この現世と、心の間に置かれている岩。
それを勝手に取り払ッては───あんたが立ち行かなくだけに御座居ぞ。
あんたの一方的な妄執で黄泉津比良坂を通されたのでは───死者も堪りませぬぞ。
>573
手前にャァ、他の心を察せ無ェのかィ。
凛が実の父に何されたか、身を持ッて考えられねェのかィ───。
───何か勘違いしてねェかィ。
凛は、あっし公認の『同僚』となッたンだよゥ。
不可侵ながら───ねェ。
馴れ合いてェだけならァ、他所様で頼むよゥ。
あっしを恨むかィ。それも道理で御座居ましョうなァ。
が、此処は向こうと違ェ。この場はあっしのエゴの塊なのよゥ。
それと、ねェ───。
角が立つと御思いならァ、口に出すンじゃないよゥ。だから角が立つンだろォに。
此方でも他人の尻拭きは御免なンだよゥ。あっし等は、もゥ疲れたンだよゥ。
───最後に。
───あんたが凛を傷付けてまで知りたがッた孤独、知れる事を祈るよゥ。
>>凛
凛ッ、止め───
(凛の渾身の一撃を、胴で受ける)
(バウンドしながら、10m近く吹っ飛ばされる。)
ェげェッ───はッッ───はッッ───気ィ、済んだかィ。ぐゥッ痛───。
ナイフが盾になッてもらえたからねェ。大事にャ至ッてねェよゥ。
(全部粉々。腹も裂傷…火傷もあるみたいだ…ったく。どれだけの力を…)
───殺れ。今なら殺れるよゥ。
あっし一人で黒い社会の均衡が大分変わりやしョう。
晴れてあんたは、もう一つの勢力と組織戦争。実質の一騎討ちだよゥ。
夢が近くなるよゥ。
───この機を逃す術は、無い筈だよゥ。凛。
さァ───凛。
お・・・お静まり下さりまし!
乱心はご法度でござる!
(抱きついて止める)
烏〜…苦労絶えないね。でも、空気がわかってない彼も、烏と話してみたかったんだよ
憧れみたいなのがあったんだよ、きっと。あのスレを見てそう思ったんだよ
馬烏、向こうは終わったみたいだぞ。
途中荒れたけど最後は名無しが次スレ欲しいって言いだすくらいだったぜ!
いろいろ問題あったけど、みんなレベル高かったしいい人達だったと俺は思う。
烏乃、余計なおせっかいだったらごめんな・・・
>>578 先ずは貴方から落ち着くべきだわ。ええ。絶対そうよ。
>>579 あの場所…。
田八も私も、つい長居をしてしまったわね。
快く思わない方も、居て当然だったのよ…。
ただ…叶わないと知っていても、
もう一度だけ、逢いたい方が居たわ。でも…
迷惑でしょうね。私の我が儘だわ。
聞き流して頂戴。戯れよ…。
>>田八
(気が付けば、拳の遠く先に、腹部を押さえて地面に座る烏乃を見ていた)
───田…八。私は…
(「殺れ」と言われ、内心驚く。確かに今なら確実…しかし…)
…。
(私が人の命で迷うのも久しぶりね…)
田八。貴方は以前言ったわね。
一緒に地獄へ───って。
でもね、私は貴方を殺した後、自殺する気はないの。
───約束を守るのが漢の粋でしょう?
私を…殺しに来て。
───恩の為、一度だけ、見逃してあげるわ…
関係無いようだけど…、彼方は終わったようよ。
>>581馬烏の知り合いの人?
あいつにこんな綺麗な人がいたなんて、信じられない!
これからもよろしくお願いします
>>580 あの…それが…。
次が…あるみたいなのよ。
本当に次があるとは思わなかったわ。
出来るなら…もう私達の為に…
いえ、御免なさい。
暗いわね私。許して頂戴。
ただ、私と田八はお互いに、「疲れた」の。
今度は…関わりたくはないわ。
逢いたい方は居るけれど…
>>583俺も今気付いたよ・・・
凛さんの会いたい人ならきっといつか向こうから来てくれるよ!
今は待ってみようぜ!
>>582 褒めるのが上手ね。ありがとう。
凛よ。宜しくお願いするわ。
…自己紹介は───必要なのかしら?
586 :
582:2005/10/09(日) 21:15:01
いや大丈夫ですよ、おいおい馬烏から聞くから。(目がキラーン口がニヤリ)
あっ、雑談っぽくなってごめんなさい!失礼します!
それじゃあまたいつか!
さよーならー!
(ものすごい速さで走り去っていく)
なんだか凄い音が聞こ・・・
(うずくまる烏乃が視界に入る)
う、うわぁ?!あ、貴方大丈夫ですか!!
って、こんなに血まみれじゃあ大丈夫な訳ないよな・・・
ど、何処をやられたんですか!?
傷を診せて下さい!
>>588いい加減にしろ。
もう馬烏も凛さんも行かねぇよ。自分達でなんとかしな
591 :
名無しになりきれ:2005/10/10(月) 02:50:17
やめれ
>578
おォい、ちョィと。あんた───。
あっしャァ、もゥ大丈夫で御座居ますよゥ。それよりあんたが危ないよゥ。
木に抱きついてどォすンだィ。
>579
さァてねェ。どッから来たかなンて、知る由も御座居ませんからねェ。
ただ、本当に憧れたンなら、振る舞いに気ィ付けて欲しかッたよゥ。
見て、触れたくなるだけが憧れじゃ御座ンせン。
目指し、並ぼうと努力すンのが、憧れで御座居ますのよゥ。
>580
ちと前に知りやしたよゥ。
ただ、次云々はどォも怪しいねェ。邪心、野心を感じていたよゥ。
ま、現状からすりャァ、先見の明だッた様で御座居ますなァ。クク。
レベル───ねェ。
結局それもどォだッたか───あっしにャ判断し兼ねやすよゥ。
そンでも、あんたの中に、綺麗なモンが有るなら、
それが全てで御座居ますよゥ。───それでいいじャないかィ。
あっしに気を掛ける事ァ無ェで御座居ますよゥ。
あっしの為に心を縛ッちャァイケないよゥ。
想い出が色褪せて仕舞いやすからねェ。
>>586 田八から?回りくどいわね…。
その不適な笑みは何かしら?…ねぇ…ちょっと…
(走りさられる)
…………。
>>587 いけない!人が…!見られたかしら…いえ、どちらにしても…こr…
(烏乃が睨む)
…動けない!動けば…
何故なの?貴方は己の命より、他人の命の方が重たいの…?
自らの死より、他の死の方が恐ろしいの…?
どうして…
>>589 そうね…私ももう関わりたくはないわ…本当に見たくないもの…
不思議ね…
いい想い出がいくらあっても、たった一つの嫌な記憶が…
此程人の心を病み、沈めさせるだなんて…
>>591 私からもお願いするわ。止めて頂戴。
私がこんなことを口に出したら、田八も皆も怒るかしら。
でも、我物顔をしたいとか、そうじゃないの。純粋な私の本心よ。
>>烏乃
動いたのね…。消耗したわよね。精神と…言葉を。お疲れ様。
予め此処に来なかったのは、私を煩わせたくなかったから…かしら?
(───そうであってほしい。)
いえ、違うわね。貴方の意地の問題よね。
此処で呼び出しがあったからには、此処の主が行くのが本筋ですものね。
(───厭…。嘘をついた…。)
でもね、田八。忘れてはいないわよね。
黒の三つ巴、三種の一つは私なのよ。
そう…貴方を常に狙う…拮抗した力の一つ。強き力と異なる理の一つなの。
私にそんな気遣いは…無用よ。
(───わかって。お願い…。)
>>594 馬鹿!どんだけ迷惑かける気だ!
すみません皆さんスルーお願いします
>582
知り合いで御座居ますよゥ。
命の殺り取り───そォいッた付き合いで御座居ますかねェ。ククッ。
あァ、綺麗だッてェ。あんた凛の阿婆擦れに岡惚れで御座居ますかィ。
止めた方がよろしュう御座居ますねェ。
恐ァい思いをさせられて逃げるのがオチ───で御座居ますよゥ。
───そォして、独り不幸の風の吹溜りに舞い戻るのが、あっし等なンでさァ。
>584
待つ期待すら、薄ゥ御座居ますなァ。
(そう言って、並べてあった、以前貰った日本人形のうち一体を、)
(赤子を我が子の様にして抱き上げた。)
(抱かれたそれはまるで、生きている様にも見えてくる。)
───哀しい、よねェ。
(哀しいよねェと、烏乃はもう一度そう言って、赤子の頭を撫でた。)
>586
───凛は目立つンで御座居ますかねェ。
あっしの前を猛然と走り去る若者が居りやしたよゥ。
大方、誘ッた途端、恐ァい思いさせられて、逃げたンでやしョう。クク。
(向こうで佇む凛を見る。)
(白い細面。透き通ッて薄紅色した縁取りの、切長の目。)
(白い顔に浮かべた紅の様な唇。)
(長い、真ッ直ぐで黒々しい、諺で言う、緑の髪。)
(下から黒地から赤地に変わる、車竜胆の刺繍の派手な着物に草色の半纏。)
(非常に派手だが、着熟しが廓の太夫の様に洗練され、嫌味が無く、)
(寧ろ垢抜けた粋を感じさせ、圧倒させる風格までもがある。)
目鼻立ちはよろしュう御座居ますからねェ。
あの親父から産まれたたァ思えない位で御座居ますよゥ。
ただちとばかり痩せてる様にも思いやすがァ───、
まァ、十分に世の男は手玉に取れらァ。
───素性がバレなきゃァねェ。
>587
痛ゥ───痛みは大丈夫で御座居ますよゥ。御安心下せェ。
血ィも大した事ァ御座ンせンよゥ。ちょいと擦り傷を沢山しただけさネ。
(凛を睨みつける。たじろぐ凛。)
(暫し>587を中心に置き、緊迫した沈黙の空気が流れる。)
───あァ、すみませンねェ。
途中から話が聞けなかッたよゥ。
ちィッとばかり、気持ちが他所に移ッてやしたのよゥ。
いやァ、『命を守る』のも、大変で御座居ますなァ。クク。
>589
あっしはバか───馬烏───。
凛は───凛さん。
何だィ、この違いはさァ───。
>591
断り、あっしを助ける姿勢は嬉しュう御座居ますがねェ。
欲言えばsageてもらいたかッたよゥ。
嬉しいにャ違いないンで御座居ますがねェ。
いやいやどうして。支持される事ァ、決して無ェと思ッてやッてきたからねェ。
>595
最近はこう言ッたモンも病気扱いなンで御座居ますかねェ。
馬鹿と見ると目を疑うンで御座居ますよゥ。
何かねェ、あっしの名前が書いてあンじゃねェかと、見返すのよゥ。
馬鹿の文字に反応して仕舞うンじゃァ、本物の馬鹿みたいだよゥ。
仮に病院に行ッたら、あっしャァ何て説明すンだろォねェ。
真逆、馬鹿と言う字を見ると、自分の事かと思う───。
ッてェ言うンで御座居ますかねェ。確かに精神病的に聞こえますなァ。
───その前に医者に相当な馬鹿だと思われそうで御座居ますねェ。
>>凛
さァてねェ。事は急で御座居ましたからねェ。
あっしも急かされた迄で御座居ますよゥ。
(───なンて目ェ、してやがンだィ。)
そォさねェ。筋通しの意味なら間違いなく、その理由で御座居ましょうなァ。
(───強情、で御座居ますなァ。)
おッとォ、忘れちゃァいねェよゥ。
あっしが「鏡」、あんたは「玉」で御座居ましョォ。
「剣」と併せて三人が「黒の三種」「闇三種」と呼ばれてやす。
クク。寝首掻くなり、真ッ向勝負なり、好きにすりャァいいで御座居ますよゥ。
勿論、あっしも狙ッてやすよゥ。
殺しの的に、不自然な情は持たないで御座居ますよゥ。
あっしからもそンな心配───無用サ。
(───それで、正しい筈だよゥ。)
最近寒くなってきました。
>>595 そうしたいけど、そうもいかなくてよ。
もう…其処まで来ているのよ。御免なさい。気持ちを無下にする様で。
でも…田八もきっとそう。
だから、私も…。
此れで───御仕舞いにするのよ。今度こそ。
>>600 すっかり冷え込む様になったわね。貴方も風邪を召さない様に気を付けて。
でもこの寒さ…。夏の暑さより、私は好きよ。
冷たい風が肌を刺す様だけど…乾いたこの感じは嫌いじゃないわ。
貴方は夏と冬、どちらがお好みかしら?
>600
寒ゥ御座居ますなァ。
体がほぐれンのも時間がかかりやすよゥ。
日中もこれからドンドン冷え込むンで御座居ますかねェ。
ちョィと前まで熱ゥい夏だッたと記憶してましたがねェ。
秋に入ッて、もゥ冬も目の前で御座居ますよゥ。
───年越しまで、あっしャァ此処に居るンで御座居ますかねェ。
此処ももゥ五つに割ッた内、残り二つで御座ンすよゥ。
クク。こッからどォ転がッて仕舞うンでしョうなァ。
>>凛
ちョィと野暮用が、出来ちまッたのよゥ。
───来るかェ。前より、業は深ァく、暗ァい道で御座居ますよゥ。
随分と雲が近くに感じるんだ。
>>603 …いいわね。空を見上げられる、穏やかさがあって。
空に浮かぶあの雲たちに、
嫌な想い出や過去の傷を乗せて、風に流していければ、
ずっと生きるのが楽になれるでしょうにね…。
雲を近くに感じて、貴方は何を想うのかしら?
>>田八
覚悟は決めたわ。
此れで終らせる…もう、厭になりそうだから。
>603
天高く、馬肥ゆる秋───と申しやすがねェ。
雲が低いンじゃァねェのよゥ。あんたが雲に近付いてンのよゥ。
ふわふわうわッついた気持ちなのか、
重たい物を置いてッた気持ちなのか───。
まァ、あっしにャそンな境地に至ッた例しが無ェンで解り兼ねやすがねェ。
烏は其処まで翔べねェのよゥ。何時まで経ッても───。
>>凛
お前ェは、何を雲に乗せて、風に運ばせようッてンだィ。
───恨ンで、おいでかィ。あっしを。
───あっし等も、業が深ェ。
だが安心しなネ。凛。
このまま行きャァ、あっしャァもゥ長かねェ。知ッてンだろゥ。
放ッておきャァ良いンだよゥ。
もゥ直ぐ、三つ巴の時代も終わるよゥ。
───お前ェの過去も、誰も解らなくなるのよゥ。
そォしたら、何とかして、背中の刻印を消しナ。
お前ェの過去も、地獄に持ッてッてやらァ。
こ の ま ま 行けばの話で御座居ますがねェ。クック。
そもさん冥界とは
>>606 以前田八が言っていた、「黄泉津比良坂」の説話…
それがそのまま答えでなくて?
>606
什麼生(作麼生)ときやしたねェ。
説破。
冥界などというものは無いンで御座居ますよゥ。
生きた躰そのものが魂なンで御座居ますよゥ。
生き残ッた者の心中にこそ───冥府はあるので御座居ますよゥ。
死者への想いを、隔絶された空間に留める───。
そォいう場所で御座居ますよゥ。
>>凛
あっしが洗い浚い語る様な日が来るなンてねェ。
───擦れ枯らしがァ。
あっしに対して───一番辛ェ事が何か、知ッてて態々。
ふゥ。いいで御座居ますよゥ。
いつかは、こォ為るのサ。
思ッてたより早かッた───其れだけサ。
生きている?
超乙です。あんなトコの為に…
初心者叱る為に悪役的なことまでして…(;_;)
頑張り過ぎずに休んで下さい…。
つ 栄養ドリンク
>>609 私はまだ生きているわ。
…生きているって、何なのかしらね。
辛い事が沢山あって、恐ろしい事があって、何時も罪が近くに隠れていて…。
───昔ね、田八と一緒に仕事をしていた時、同じ問いを何度もさせられたわ。
最初は…そう。マフィアの組織に入る前、個人で仕事をしていた時、
貍として生きてきた、さる方の御落胤の時。
通り魔の退治が依頼内容だったわ。真相はとても深い闇でしたわ。
その方の簡単な経緯はこう。
身代わりとして育てられてきて…でもその必要がなくなった途端に、
実の母に殺されそうになって…
逆に母を殺し、よく知っている老夫婦に匿われて生きてきたのよ。
しかし、匿う側も、知れたら殺されて仕舞う。
ですから、老夫婦は飼う事にしたのよ。「一匹の貍」をね…。
でも…でもね、彼は…ずっと母が恋しかったのよ。
大人子供関係無く女性ばかり斬っていたのは、母が恋しかったからなの。
解るかしら?私も田八に言われて初めて解ったのだけど…
「母は自分を殺しにきた。だから母は死んだ。」
彼はそう思い込み始めていたの。だから…
「自分から殺しにいけば、今度は必ず母が自分を死なせてくれる」…と。
だから…女性を母に見立てて、斬って斬って、斬り殺していたのよ。
───田八は彼を「貍」として殺したのよ。
───絶命する寸前、彼はこう言ったの。
「獸に身を落として生きる…それは罪なのか…」
…彼が、口癖の様に言っていた、
「生きることは、辛い事なのです。」
が、私の中でリンクしたわ。
そして思ったわ。
生きることは罪なのかしら?生きているとは何かしら?と…。
未だに、答えは出ていないわ。
解ったのは、唯一つ。
彼は何処か、私に似ていた───。
>>610 田八は妙な処があるの。
態と悪を演じて、反面教師ややられ役になって、相手に気付かせるの…
その優しさは、とても当事者からは見え難いわ。
カァア。(ゴミを啄んでいた烏が此方に向きなおして一声哭く。)
非常に厳しい男性(ひと)なのよ。
でも、不意に見せるのよ。
純粋な優しさを。
…そういう激励叱咤もあるという事よ。
バサバサ。(烏が空を飛んで行くのを見上げる。)
でも、そんな部分が彼自身の足枷になっているのも事実。
其れでは…高くは翔べない。
…あまり関係は無いですけど…
労を労う方が見ている方の中に居た田八が…
ちょっと羨ましい。
(薄い笑みで下を少し向く。)
613 :
名無しになりきれ:2005/10/16(日) 05:33:55
もうかってるかい?
614 :
蜥蜴:2005/10/16(日) 13:23:34
御嬢チャン店番カィ?
此ヲネ 此処ノ烏ニ 渡シトイテクレンカネ。
何 唯ノ妖シイ物ダヨ。
呪物デネ 娑婆僧ガ悪戯ヲ為テタ物ダカラ
拳骨喰ラワセテ ブン盗ッテ来タンダヨ。
ナンデモ 妖怪ガ オワス 鏡ナンダトサ。
金ハ払ウヨ。出世払イデネ。
キヒヒッ。
烏ノ野郎ニ宜シク謂ッテトイテオクレネ。
>609
先は短ェが、まァだくたばッちャァいねェよゥ。
残念だッたねェ。
「短い」の意味が違うのよゥ。意味がねェ。
>610
なァンの事やら、さッぱりだよゥ。なァンの事やら。
あァ、くれるのかェ。なら有難く頂戴させて貰うよゥ。
───誰かがやらなきゃァ、何なかッたのよゥ。
>611
あン時、あっしは奴にこう言ッたのよゥ。
『獣として生きるにャ罪は無ェ。だが、貴方様は既に死んじまッてる。
生の身でなく、心がねェ。
その罪は罪。
涅槃の岸に、到るべし。
夢に───堕ちなせェ』
ッてねェ。
───もう何年経つンだィ。
まだ考えてたのかィ。凛。もゥいいッて。
それがわかりャァ───。
いつもお疲れ様です〜
ドゾー
つIIIID
始終ご縁がある、という事で。
>612
なァに言ッてンだか───。
(うつ向く凛を見て…)
───凛、蕎麦でも食いに行かねェかィ。
奢ッてやるよゥ。
ほォら、付いてきなネ。
>613
粋がッて 振る舞う掛け蕎麦 命がけ
あァ、下らない句が出来たよゥ。
何か買ッてッておくれよゥ。
>614
凛を見て、誰か解らないのかェ。
ふゥン。凛も素性は隠して人形に指揮を執らしてるたァ言え、
全く解らないなンてねェ。
この鏡は唯の九十九(憑物・憑鬼:つくも)神だねェ。
真の雲外鏡を手にした以上、厭、そうじャなくても、あっしにャ不要だねェ。
ひ ふ み よ い む な や こ こ の た り も も ず よ ろ ず
き ゆ ら た ま さ ゆ ら き ゆ ら れ む
(鏡が割れる。)
夢に───堕ちなせェ。
>616
有難いねェ。こンな物乞いに銭をば寄越して下さられる何てねェ。
後五円もありャァパンの耳が貰えるよゥ。
───豪華だねェ。
ビル・エバンスの枯葉は今の時期にぴったりだと思いませんか?
>>613 私が見る限り、閑古鳥がずっと哭いているわ。
別に私は自分の貯金があるのだから困らないのだけれど。
私が何か買ってみようかしら?
(シルバーアクセサリーを吟味して…)
……綺麗なのですけど…
何か…私にはあまり合わなそうね…
でも…この骸骨の指輪…少し欲しいかも…
でもこれはサイズが全然…
>>614 私が分からない方も居らしたのね…。狭い業界なのに。
顔が売れていないのは動き易くて結構なのだけど…
明らかに私の方が歳上なのに、お嬢ちゃんは呼ばわりされるなんてね。
何か複雑だわ。若く見られている証拠なのですけれど…
鏡は田八が早急に処理した様よ。
態々御足労頂き、ありがとう御座いました。
>>615田八
そうね。短いの感覚が違うのは当たり前よね。
しかし、田八。貴方の体…もって後…半年…
何故、意地を張っているの?このまま行けば衰弱死して当然じゃない。
何故、生きようとしないの?
(私では行きる理由に…言おうとして止める。)
>>616 (少し下を向いて、遠い目をして、微笑む。)
───厭だわ。昔を思い出して仕舞ったわ。
初詣に、よく田八がそう言って、お賽銭を投げていたわ。
田八は御縁がありますようにって、五円しか入れてなかったけど。
沢山人が居て、私は田八の背中だけ見て進んでいたわ。
誰かの足に引っ掛かって、前のめりに倒れそうになって、
無意識に田八の背中に抱きついて仕舞って…
………。
フフ。もうあれから20年───認めたくないわね。
ずっと…ずっと昨日の思い出にしていたいわ…。
御免なさい。貴方に関係の無い話ばかり。
>>617 えぇ?お蕎麦を…?何故いきなり…
………いいわよ。今の私には、用事がないから。
連れてって。
>>618 田八がよく聴いていたわ。
私も知らないうちによく聴く様になっていったわ。
その方の曲の中では…私はsomeday my prince will come が好きよ。
621 :
蜥蜴:2005/10/17(月) 16:53:21
>617>619
ニ人形ッテ 真逆オ前様。
ヤヤ 是ハ失礼。面目無イヨ。
何処ノオヒィサマ カト 思エバ。
「アレ」ガ揃ッタッテノハ ガセ ジャナカッタンダネ。
サッキノハ 呆ケタ老ィ耄レノ戯言デスヨ。
本当ニ面目無イヨ。
(膝を付いて頭を垂れ)
相変ワラズ鮮ヤカナ手並ミダネ。
近頃ハ コチラモ アチラモ 忙シクテ
夢見ノニ逢エルノモ 是ガ最後カモシレンネ。
ツケェ 払ットクヨ。先ズハ参百入ッテル。
足リナイト思ウナラ 次逢ウ時迄生キテテオクレネ。
俺ノ方ガ早ク オッ死ヌカモシレネェガ。
キヒヒヒッ。
>618
ポートレイト・イン・ジャズを知ッていやすかェ。
あっしお気に入りの名盤だよゥ。
ビル・エバンスは沢山の方々と組みやしたが、
ベースのスコット・ラファロ、
ドラムのポール・モアチンとの三人組が一番あっしは好きだよゥ。
ポートレイト・イン・ジャズはこの三人の組み合わせのものだよゥ。
ビル・エバンスの壮厳でありながらも大胆な発想豊かな音の中、
対照的に自由で型にはまらないスコットのベースが、
互いを生きた音に仕立ててやす。
枯葉の2バージョンが入ッていたりするのも、この名盤の魅力で御座居ますよゥ。
───ちと、熱く語ッて仕舞いやしたねェ。お恥ずかしいよゥ。
>619-620凛
その曲が好きだッたのかェ。知らなかッたねェ。
ワルツで御座居ますねェ。
確かその曲ァ、映画白雪姫にも使われた、
愛らしい感じを与える曲で御座居ますねェ。
あまりこォいッた音楽にャ興味が無ェとばかり思ッていたよゥ。
意外だねェ。
>621
何言ッてンだィ。かれこれ20年前から揃ッてンだよゥ。
今、こうしているのも、因業が深い故だよゥ。
烏さんおはよー
最近雨ばっかりだねぇ
>623
お早いねェ。
本当、雨が多いねェ。
雨は嫌だよゥ。辛いことばかり思い出すよゥ。
20年前も、6年前も───雨だッたねェ。
天気共々、「湿ッぽく」なッちまうよゥ。
今日も烏が哭くよゥ。
>>621 街にどんな流言が在ろうと、私は私よ。
貴方が私を畏怖の対象と見るならそれも構わないわ。
───でも、
そうした場合、田八だって畏怖の対象となるわ。
>>622田八
私が可愛いらしいワルツを聞いてるのは…変…かしら…。
(ギュッと、自らの右腕を左手で強く握る。)
>>623 雨が続くわね…。ずっとこんな天気ですと退屈ね。
衛生的にも良くないわ…。
利点があるとするならば、仕事がしやすい事かしら。
音が紛れる事は、非常に重要なのよ。
暗殺も盗難も、雨は好都合。
好んで雨の日に動く者もいるわ。
>>624-625 そうね。何方も天気は雨だったわね…。
20年前に貴方は‘死んだ’者に、6年前に‘死にゆく’者になったわ。
この6年間、珠も剣も、まざまざと見せつけられたわ。
鏡の圧倒的な力を。
本気になった貴方を。
たった一人で両組織を敵に回して、両組織を壊滅寸前まで追い込んで…。
分からないのは…何故組織を壊滅させようと考えなかったのか…。
いえ、本当は私も剣も知っているわ。
でも…其れが本当かどうかは知らないのよ。
教えて、田八。当時の真実を───私に。
煙管はお好きですか?
>>627 私は苦手よ。自分から進んで吸う事は決してないわ。
田八は昔から、何かを懐かしむ時、煙筒をくわえる癖があるわ。
それ以外では煙筒をくわえないわ。
煙を楽しむより、煙筒をくわえたいだけなのかも知れないわね。
>626 凛
6年前のタネ明かし───かィ。
(近くにあった岩に腰掛け、頭を深く垂れる。)
───いい女だッたよゥ。
出会いは───まだ8年前かィ。生きてりャまァだ23、24かィ。
出会ッた当時はまだ20にもなりャしねェ。小娘よゥ。
昼間からふゥらふら。麻ッ葉(大麻)吸ッて、街を下らならそォに見渡してたよゥ。
そン時あっしャァ、黒社会から身を退いてた。死ンだ事になッてたからねェ。
おッとォ、カタギじャァねェよゥ。銀一本に絞ッてたのよゥ。
何時も遠目で見てたあっしのところに、その娘は来たのよゥ。
───いい顔してたよゥ。何より、眼が良かッた。
座ッて店番してたあっしを、完全に見下げてたあの眼───。
腕力使えば間違いなく勝てるでやしョォ。
だがあの眼の冷たい光は奪えやしねェ。
其れ以前に完全に気圧されしたので御座居ますよゥ。
このあっしが、たッた10といくつかしか生きてねェ小娘に負かされたのよゥ。
この女しか居ねェ───そォ思ッたよゥ。心からァ。
>627
あァ、此れかィ。あっしのお気にだよゥ。
煙草よりも粋があるよゥ。
(指でクルクル回す。)
ま、くわえるだけでもいいあっしにとッちャァ、
見た目がいいのも嬉しいところだよゥ。
>628 凛
ケッ。よッく見てらァ。
煙はあっしも、どちらかと言えば好きじャァないのよゥ。
年に数回、吸えりャ満足よゥ。
>>629-630 それから…どうしたの?
(厭な気分よ…田八。私から聞いたのに…私の厭な感情が湧出てくるの…。)
(こんなに…他の女性の話が…胸に響くなんて…)
>631
(腰を掛け、頭を深く垂れたまま、烏乃はまた静かに語り始めた。)
口説いたのよゥ。産まれてこのかた、一番必死だッたかもねェ。
初めは足蹴に為れたモンだよゥ。その気丈さがまた気に入ッたよゥ。
冷てェ目と冷ややかな顔と態度の割に、激しい感情を持ッてやした。
そンでも拝み倒して、最後にャ向こうが折れたのよゥ。
あたしと居ると厭な思いをする───此れが承諾の合図だッたよゥ。
何処か癖のある喋り方だッたよゥ。原因は後に解ッたンで御座居やすが、
生来の日本人じャァなかッたのよゥ。在日ッて俗に言われる者だッたのよゥ。
そいつの家じャァ、反日的な頭の爺さンが居てねェ。誰も逆らえねェのよゥ。
あっしを見るなり、片言の日本語で「カエレ」と申して、水を掛けてきやした。
家の中では日本語禁制だッた様で御座居やした。
だが、家の外じャァソイツァ通用しねェ。
家の中に誰か連れ込めば、爺さンの逆鱗に触れちまう。
好きになればこそ、己から遠ざけるしかねェ。寂しい話よゥ。
そりャァ、社会に反発するさネ。
否、反発以上に、捻れた劣等感と孤独感が心中を覆ッてやしたねェ。
其れが解ると、あっしャァ増増惹かれやしたよゥ。
その寂しさが、あっしにも解る故───。
だッたからやも知れないで御座居ますなァ。
寄る辺も無ェ者同士、外界から身を隔てる様に連れ添ッてたよゥ。
日中夜、あっしの処に暇をみては来、身を寄せてたよゥ。
だが、半年もそォしていていると、人は忘れて仕舞うのよゥ。
自分が何だッたのかを───。
ここにきて明かされる、烏乃の過去・・・・!
>>632 自分が…何だったか…。
>>633 私もほとんど知らないわ。田八の素性は…。
或いは…知らぬべきなのかも知れないわね。
誰もが不幸になる過去───哀しいけれど、そんな気がするわ。
幸せの為に、忘れられて仕舞う「自分」…。
気持ちが───沈む言葉ね…。
635 :
ガフ:2005/10/24(月) 18:39:46
みんな仲良く馴れ合おうチャット化しようなりきりチャットしよう
二人とも、あっちやめるならしっかりケジメつけて!
>633
どんなに身を隠そォが、何時かはバレるンで御座居ますよゥ。
噂が流れたンで御座居ますよゥ。某所に烏乃の気配───ッてねェ。
そォして、街が荒れてきたのサ。
どこぞの連中がうろうろする様になッちまッたンで御座居ますよゥ。
うすらッ寒ィ霧雨が朝から降ッててねェ。
あっしャァ、あいつと喫茶店に入ッてたンで御座居ますよゥ。
ひョいとしたキッカケから、口喧嘩になッて仕舞ッてねェ。
熱くなッたあいつァ、駆け出しちまッてねェ。
あっしもすぐ追い掛けやした。
だが、あいつァ元陸上部。並の男より速かッたのよゥ。それで。
───交差点でねェ。
───。
ちィッと、喉か渇いてきやしたねェ。声が───声がかすれてイケないよゥ。
>634
いンや、あんたにャ聞く義務があるのよゥ。
そして、あっしは話さなきャならねェ義務があるのよゥ。
あいつがまるでピンボールの玉みてェに宙に舞いやがッた。
斜めに飛ンで、反対車線の車にぶつかッて地面にボトリと落ちてェ、
キッタねェボロ雑巾に一瞬でなッちまいやがッた。
あンなに気丈な女が。
忘れやしねェ。忘れられやしねェ。忘れてたまるものか。
運転してた野郎共の顔を。あっしと目が合ッて、すぐに車を出しやしたが、
間違いなかッたよゥ。ありャァ組織に居た人間だッたよゥ。
でも追う事ァ考えなかッたよゥ。
雨を染み込ませて重たくなッていく雑巾を、あっしは抱いて、
反対側の歩道まで連れて行ッたよゥ。
気味が悪い程、あいつの腹が柔らかくなッちまッてたよゥ。
ゴロゴロとグニャリ───そンな感じだッたかねェ。
雨水と血が口元で混じッてサラサラ流れいッてたよゥ。
冷たい筈の目が、濁ッててねェ。
唇が動いてたけど、少し強くなッてきた雨音に掻き消されて───。
救急車に乗ッた頃にャ絶命してたよゥ。
冷たい院内で出会ッた爺サンに、どこぞの言葉であっしに言ッたよゥ。
お前が、孫を、殺した───とねェ。
何よりも響いたよゥ。そう。あっしは、あいつを───救えなかッた。
やりきれやしないよゥ。
あっしは、失いたくなかッた。だから───『影』を、
影を取り換えやしたのよゥ。
救えなかッた。が、失いたくなかッた。だから───留めたのよゥ。
決して消えないあいつの影を、あっしは手に入れたのよゥ。
例えそれが、命を削ろうとも、手放しはしない。
そして誓ッたのサ。復讐を。
あっしの命と、あいつの影が、ある内に。必ず───。
そして誓ッたのサ。復讐を。
あっしの命と、あいつの影が、ある内に。必ず─?
>637
最後の二行が何故か付け足されておりやすなァ。
気に為さらず無視して下せェ。
>635
お断りしやすよゥ。
別を御誘い下せェな。
あっしャァ、名の無い方との会話が落ち着いて好きだよゥ。
名前も知らぬ通行人があっしの店で品を見て、あっしに語りかける───。
当たり前の商売風景。それが励みになるのよゥ。
本当サ。
其れにこンな商売で御座居ましョう。あっしも手作りの職人なら、
あっしの作に惹かれて来る方々を大切にするのは当然で御座居ますよゥ。
リピーターは居るにこした事ないからねェ。
>636
あっしはあっしなりにケジメ叩きつけてきたよゥ。
別に黙ッて辞めたつもりはなかッたけどねェ。
そォ言われちャァ、あっしも中途半端になる前に何とかしたいからねェ。
あっしももゥ、必要とされて無かッたみたいで御座居ましたからねェ。
特にFAしたとばかり思われてるたァ意外で御座居ましたよゥ。
驚いたよゥ。
>>635 皮肉ね。明らかに偽物。なのに…
…御免なさい。止めておくわ。
兎に角、私もその申し出はお断りするわ。
>>636 暫く顔を出さなかったのは確かな事よ。
でも…性急ね。もう逃亡したと思われてるなんて。
田八と同じよ。私も驚いたわ。
…其とも、田八が言うように…私達はもうお払い箱───なのかしら。
>>637-639田八
…。
私も…また、噂を耳にして、驚いたわ。
17年前のあの日から、まったく影すら見当たらなくなった貴方は、
既に死亡説が定説となっていたわ。
貴方の死は、黒社会の大きな一角の消滅。そう割り切った私は、
私なりに組織を展開し、その勢力を強めていたわ。
…そうよ。そんな折りに噂を耳にした時は、驚愕したわ。
驚異と、歓喜と…そう、「ああ、やっぱり」の三つの強い感情だった。
複雑だったのは確かよ。そして、だからこそ、詳細を知りたくなったわ。
唯、知りたかった…。噂が本当か、否かを。
よう又市。
>640
向こうさんは進行が早ォ御座居ますからなァ。
此処と同じ感覚じャ通用しないッて事よゥ。
>641
クク。お考え違いを為されちゃァ困りやすねェ。
あっしは烏乃田八で御座居ますよゥ。
あァ、懐かしいねェ。
いやァ、ちョィと前迄、随分他人様に間違われて苦労したのよゥ。
───決していい思い出じャァ、御座ンせンがねェ。
>>641 私の事───でも無さそうね。
ふふ。言うに忍ぶ粋と言うものよ。
>>642田八
通用しない…そう…かも知れないわね。
真逆、数人への復讐の為に…
二つの組織を蝨潰しにしていくつもりだったの?
信じられない…。そんな理由、正に通用しないわ。
>643
他に理由なンざありャしねェのよゥ。
播井だッて、凛だッて、あっしの噂の為に組織を動かしたじャねェかィ。
最も、播井が真逆17年前に比べて急成長してたにャァ驚いたけどねェ。
否、頭の切れる男だッたからねェ。成るべくして成ッたンで御座居ましョうねェ。
あっしが身をくらましてる間、あんた達の組織、そして、あんた達自身は、
勢力争いを本格化していやした。
その二つが一所に集えば、何が起きても不思議じャねェ。そォで御座居ましョう。
だが、其の事ァあっしとあいつァ、無関係だッたンだィ。
───許せなかッたよゥ。
後は知ッての通りサ。
たッた一人で組織に喧嘩売ッて、チンピラ・幹部関係なく仕留めていッたのよゥ。
播井の仲間にャ、古い顔馴染みがいやした。
凛の所にャ、昔のあっしの部下がいやした。
そォした奴らの命を奪う程に、あっしの命は削られ、
影は濃くなッていきやした。
復讐劇の終幕、あんたントコと播井のトコの奴らが手ェ組ンで、
新興勢力を作ろうとしてやした。其処に居た奴らが仇でやしたねェ。
民間人もいやしたよゥ。でもあっしャァ、其処に居た奴ら全員───、
皆殺しにしやした。
此れが、あっしの寿命と復讐劇の全貌。
そして烏乃、凛、播井の版図の完成の始まりでやす。
播井の組織と殺り合うなら覚悟なせェ。
あいつァ、17年前の研究をものにしてやしたよゥ。
あれだけ叩いたのにねェ。心底諦めなかッた様だよゥ。
全く、播井らしいよゥ───クク。