【全てを】世界悪徳列伝【我が手中に】

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1来俊臣 ◆SiKEI/O88M
ここは古今東西の悪徳を美徳とする者が集まって、
如何にして己が野望を遂げるかを論じ合う場である。

ここが前回の場所にて、引き続きの利用を願う。

悪辣逆臣列伝【我は全てをこの手に握る】
ttp://etc.2ch.net/test/read.cgi/charaneta/1060288622/l50
わたしのものです
へえ、じゃ2かな?
43:03/12/01 20:58
くっ!
5来俊臣 ◆SiKEI/O88M :03/12/01 21:00
これが常駐資格である。
・ここの名無しの質問に真剣に対応出来る者。実在架空問わず。

尚、若干の規則を設けた。
・age sageは自由。
・ステハン自由。
・全レスの義務無し。

以上だ。では従来通りの利用を心待ちにしている。
6来俊臣 ◆SiKEI/O88M :03/12/01 21:11
>2 (わたしのものです)
何を己が独占するのかは解らぬが、まずは二を取れた事喜ばしき事だ。
独占欲は誰しもが持つ物にて、何ら憚る事無くそれを貫く事が大事だ。
それでは、以後よしなに願う。

>3-4 (二失敗)
僅か数秒の違いでこうも感情が異なる。
偶然の一言で片付けられるかも知れぬし、古来よりの言い習わしで言うと
天命や運命の類か。気を落とさず次の百か二百を狙うがいいだろう。
新スレか。エジプトにいる松永に伝えとくよ。あいつ喜ぶだろうな。
8司馬懿仲達 ◆AnKOKUuzKo :03/12/02 11:19
では、わしも今日からここに住むか。

>2
二にしては妙な書き込みじゃな。
間違いか、或は乗っ取ろうと言う魂胆かは知らぬが
玩具を欲しがる童にも似た欲求じゃ。

>3-4
少し遅かったようじゃな。まあまたの機会を待つか
他のスレで狙うかのどちらかで満足するがいい。
僅かな自己満足でもプラスになれば悪くはあるまい。

>7
松永久秀も中東に行っておるのじゃな。
エジプトでも稀にテロも起きるので用心して仕事しろと申しておく。
まあ、抜け目の無い男なので心配は無用かも知れぬが万一と言うのもある。
おっ、仲達だ。
これからよろしくね〜。
10司馬懿仲達 ◆AnKOKUuzKo :03/12/02 11:23
>9
うむ。丁度良いように司馬家スレが落ちたので
これで安心してここに住めるというものじゃ。
わしの方こそ宜しく頼む。
来俊臣や蔡京、魔女裁判官もな。
11徳川秀忠 ◆mIDARTHUcY :03/12/02 12:34
ほう、新しきスレを立てられたか。余から心から祝辞を贈ろう。
前同様更なる親交を願う所存なのでよしなに。
それと宣帝の国替えも滞りなく済んで祝着至極。

質問を一つ。余ら徳川の天敵であった島津家だが関が原の折に
取り潰した方が良かったかな? ほとんど結果論に過ぎぬが。
中国史を学ぶ上で何かオススメの本はありますか?
自分は三国志以外では高校の世界史レベルのことしか知りません。
自己紹介も兼ね、皆さんの略歴を書いて下さい。
世界史質問スレなのかな?

世界史で一番重要な年号って何年だと思いますか?
新スレ、めでたき事ですな。
妾からも拙いながら祝いの言葉を贈らせて貰いますぞよ。
今回はとり急ぐので質問は別の機会にするので、
また面白き談義を期待しておりますぞ。
16来俊臣 ◆SiKEI/O88M :03/12/02 20:16
それでは、この場では二日目になるが回答に移るか。

>7 (エジプトにいる松永に伝えとくよ。あいつ喜ぶだろうな)
松永久秀の知人かな。そうしてくれると助かる。
事情があり席を外しても、一度この場にて言葉を交わした仲なので
もし再び会えれば幸いだと我輩が申していた。そう伝えて欲しい。
何分、日本の人物がいないと言うのもあるのでな。

>11 (徳川秀忠公)
最初の祝辞が将軍家とは光栄の至りにて、前以上の交流を望んでおりますぞ。
して、島津家の処遇については九州征伐の際に西国の外様大名の動向。
それに万一改易を強行した時、島津家の残党が琉球やその周辺で海賊となり
父君の考えていた諸外国との交易に害になると判断し、あえて島津家を
不問にしたとも結論付けられます。
それとも、関が原での勇猛果敢な戦いぶりに脅威を感じたかも知れませんぞ。
幕末の島津家の活躍を見れば、その様に思われるのは当然だが、
そこまで見通せる者など、最早神に等しいのでは?

>12 (中国史を学ぶ上で何かオススメの本はありますか?)
まず、司馬遷の史記が挙げられる。歴史書の元祖であるし、
日本語訳も多く出回っているので入手も容易だろう。
それを通過すれば十八史略などで大まかな事柄を知り、
その後に興味の沸いた時代に関する参考書を探し、読むのが宜しい。
それに現代ではネットで中華の正史が閲覧できるサイトも多いので
本意拘る事もない。ただ三国志や漢書以外は漢文形式がほとんどなので
読みにくいだろうが、漢字から幾分意味や内容は読み取れると思う。
17来俊臣 ◆SiKEI/O88M :03/12/02 20:18
>13 (皆さんの略歴を書いて下さい)
では、略式ながら述べるとしよう。

650年 長安(今の西安)に産まれる。父、来操。職業博徒
670〜680年 諸国を流浪。
686年 死刑判決を受けるも武則天陛下(当時皇太后)の告密令で
    無罪放免となり司刑評事(刑獄担当の下級役人)に任命される。
691年 左台御史中丞(御史台次官)に昇進。
694年 収賄疑惑で同州(今の陝西省)参軍に左遷
696年 謀反事件の摘発の功で洛陽令、次いで司僕少卿となり京官復帰
697年 大逆罪の容疑で下獄摘発、洛陽で斬首刑。享年四十七歳。

>14 (世界史で一番重要な年号って何年だと思いますか?)
顔ぶれからは中華系と思われるだろうが、世界史も扱っているので
それ関連の質問も受け付けている。遠慮無く書いて欲しい。
回答だが、751年のタラス川の戦いを挙げる。
唐とイスラムのアッバース朝の戦争だが、この時に捕虜になった唐軍の兵士に
紙職人がおり、その者を通じてイスラム文化圏そしてヨーロッパに紙の技術が
伝わり、世界の文化に大きな変化をもたらした。
一見地味かも知れぬ事柄だが、重要な出来事なのだ。

>15 (バートリー夫人)
これはようこそ。夫人のスレも賑わっており何よりの事と存ずる。
夫人も幅広い知識をお持ちの様で、我輩らも大いに見習いたい所ですぞ。
何かあれば何時でも相手いたすので気軽に来られよ。

では、今夜はこれまでとする。
前スレまだ残ってますけどどうしますか
19来俊臣 ◆SiKEI/O88M :03/12/02 20:33
これだけ答えて今日は閉廷とするか。

>18 (前スレまだ残ってますけどどうしますか)
幾分残っているが、後は諸君らの好きにしても構わない。
放置して次の足きりを待つのも良いし、何かしらの意見要望を書いても
差支えないので、その点は任せる。
20蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :03/12/02 20:45
無事第二幕の開演とあいなったか。
私も引き続きこの場に在りて諸問題を論じつつ、
己の歴史的評価にまつわる誤解も解いて参りたいと思う。

>1 来
ついに我らが一党も第二の場を設けるに至り私も実に感慨深い。
今後もさらなる発展に微力を尽くしてまいろうと思うゆえ、宜しくな。

>2-4
各所で見慣れた光景なれど、とりあえず二を取れたものには祝着
至極と述べておこう。取れなんだ者には今回は何言もなしだ。

>7(エジプトにいる松永に伝えとくよ。あいつ喜ぶだろうな)
松永卿はエジプトか。帰邦致したらまたこちらに顔を見せて
欲しいものだ。短い間とはいえ誼を通じた仲なのでな。
今は遠い異国で職務に精励するよう伝えておいてくれ。

>8 仲達
来たか。既に見知った仲なれば自己紹介の如きは省略するが、
今後、貴卿の如き才智溢るる士大夫と共に歩んで参れること
光栄に思う。従前と変わらぬ友好を維持していきたいものだ。
古今の帝王に類列し、未だ名軍師として評価衰えぬ貴卿に対し
不遜ではあろうが、活躍大いに期待している。
21蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :03/12/02 20:48
>11 日本国王
祝いの言葉、ありがたく頂戴する。貴卿らの場もますますの繁栄を
遂げておるようで何よりだ。では早速ながら回答させて戴く。

島津氏といえば日本の南端たる薩摩の地に封じられ、後に幕府を
打倒する勢力の中心になったと聞き及ぶ。この地理的条件を奇貨
として密貿易に従事し、資本と情報を蓄積したことが薩摩藩の
幕末における政治的飛躍の要因なのだろうが、これはかの地に
島津氏ならぬ親藩譜代の諸侯を封じていたとしても、結果を異と
しなかったであろうと思う。歴史とは偶然的要素と必然的要素の
統合体ゆえに、島津氏を貴卿の時代に取り潰しておれば、歴史に
何がしかの変化を生じしめた可能性が絶無とは言えぬがな。

>12(中国史を学ぶ上で何かオススメの本はありますか?)
やはり通史的な物から入るのが妥当と言えようか。
いわゆる正史二十五史は日本語訳が出ておらぬものが
殆どだろうから、まず平易な文献で全体の流れを掴むが宜しい。
とりあえず以下の書籍を勧めておく。

貝塚茂樹『中国の歴史』上・中・下三冊(岩波新書)
那珂通世『支那通史』全三冊(岩波文庫)
『中国文化の歴史』全十二巻(中公文庫)
22蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :03/12/02 20:51
>13(自己紹介も兼ね、皆さんの略歴を書いて下さい)
私の名は蔡京(さいけい)、あざなを元長(げんちょう)といい、
中国北宋の徽宗皇帝(在位1100〜1125)に宰相として仕えた者だ。
略歴は以下の通り。

慶暦7年(1047) 興化仙游(現福建省仙游県)にて出生
熙寧3年(1070) 進士登第(科挙に合格)
元豊6年(1083) 知開封府(首都圏知事)を拝任
紹聖1年(1094) 戸部尚書(≒財務大臣)就任
崇寧1年(1102) 尚書右僕射兼中書侍郎(副宰相)就任
崇寧2年(1103) 尚書左僕射兼門下侍郎(宰相)に昇進
崇寧3年(1104) 宰相位に司空(第六位の官)を加官
崇寧6年(1107) 太尉(第二位の官)を加官。魏国公を加封
崇寧7年(1108) 太師(第一位の官)を加官
政和2年(1112) 魯国公に転封
靖康1年(1126) 太学生陳東らの弾劾により官爵剥奪され
              流罪の沙汰くだる。刑地に赴く途上病死。
              享年八十

なお、二十四年間一貫して宰相の地位にあったわけではなく、
途中三度ほど失脚を経験している。
戦国無双の情報が一部公開されましたが皆様はどう思われましたか?
24蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :03/12/02 20:58
>14(世界史で一番重要な年号って何年だと思いますか?)
西暦で何年か───ということかね?
それは難しい。最も重要な事項といえば産業革命ではないかと
思うが、はっきりと年代が特定できるものではないしな。
一応、東アジア・西アジア・欧州において過渡期となった年代を
挙げておくか。一つに絞れなかったのは許されたし。

・前330年(アケメネス朝ペルシャ帝国の崩壊)
・184年(後漢の実質的崩壊)
・395年(ローマ帝国の東西分裂)

いずれも、西アジア・東アジア・欧州において古代帝国が実質的
崩壊をみた年代であり、これにより各々の地域は中世に入る。

・622年(イスラム教の成立)
・960年(北宋の中国統一)
・1453年(英仏百年戦争の終結。ビザンティン帝国滅亡)

各地域の中世は概ねこの年代をもって終わり、近世社会に入る。
その後、英国で発生した産業革命が、現代に繋がる次の時代へ
移行する契機となった───と、私は考えている。
25蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :03/12/02 21:02
>15 バートリー伯夫人
夫人も来てくれたか。皆のおかげで順調な門出とあいなった。
謹んで礼を申すと共に、今後も変わらぬ付き合いを願いたい。
夫人の所領もますますの繁栄を遂げており、めでたき限りだ。

>18(前スレまだ残ってますけどどうしますか)
そうだな・・・。文字絵などを貼り付けて埋めてしまっても良いが、
黙っていても早晩落ちるであろうからな。まあ放置して良かろう。

>23(戦国無双の情報が一部公開されましたが)
残念ながら私はそのシリーズを一切やっておらぬのだ。
三国無双というのも話に聞くくらいで、内容はほとんど知らぬ。
26騎士 ◆YjoFSzukJM :03/12/02 21:35
新スレ立て、おめでとうございます。
尽きせぬ知恵の泉と称えても足らないほどの
善き学問の院となられることでしょう。

私にも是非質問させてください。
諸賢者さまがたにとって、まさに騎士として最高の人物と
いえる御方を一人づつ挙げていただけますか。洋の東西は問いません。
見習いたく思いますのでよろしくお願いします。
現在アメリカのプロバスケットで活躍中の中国人選手
姚明のような並外れた大男は、あなた方の時代にはいましたか?
28西晋恵帝:03/12/03 07:47
朕の素晴らしさを評価してくれYO!!
みな朕を馬鹿だ馬鹿だと言うけどそんなことないよNE!!
29ブッシュJr.:03/12/03 08:03
俺は悪の枢軸のイラ公をやっつけた超善人だ!なんか文句あっかシナ畜ども
30以上、自作自演でした。:03/12/03 09:59
日本刀好き?
31司馬懿仲達 ◆AnKOKUuzKo :03/12/03 10:30
>11 徳川秀忠
島津を征伐するとなると、九州の外様を頼らねばならず
下手をしたら長期戦になる恐れもあり、天下統一間も無い徳川では
基盤にひびが入ると家康が判断したのであろう。
それとも、宣伝のために寛大さをアピールする意味もあったのでは無いか?
どちらにしろ、島津家の粘り強い外交戦術は大した物じゃよ。

>12
陳舜臣の「中国の歴史」全七巻が良い。
講談社から出ておるが、読みやすい文章の上細かい事柄も記載され
初歩知識が無くても入りやすい物じゃ。
文庫本なので通勤中でも手軽に読めるのも利点なので一度見てみるが良い。

>13
179年 河内郡温県にて生誕。父司馬防
201年 都の上計吏に就任。これが官吏の第一歩であった
208年 太祖陛下に懇願(強制)され幕下に入る
216年 曹丕(後の文帝陛下)付中庶子(書記)に昇進
219年 関羽将軍を呉と協力して挟撃する提案。これ以後太祖陛下の信任を得る
220年 太祖陛下崩御 文帝陛下即位 尚書、督軍、御史中丞、安国郷侯に昇進
226年 文帝陛下崩御 明帝陛下即位 驃騎将軍となり宛に駐屯
228年 孟逹の反乱を鎮圧 
230年 大将軍に昇進 孔明の北伐に応戦
234年 五丈原の戦い 孔明病死
235年 太尉に昇進
237年 公孫淵討伐
239年 明帝陛下崩御、曹芳様即位。曹爽とともに補佐、太傅に祭り上げられる
247年 正室、張春華死没
249年 クーデター 曹爽らを誅殺 丞相に就任
251年 病死 享年七十二歳
32司馬懿仲達 ◆AnKOKUuzKo :03/12/03 10:31
>14
コロンブスがアメリカ大陸を発見した1492年としよう。
地球が丸いと言う説が立証されたと同時に、現代の世界の覇者である
アメリカの発祥の年として重要な位置付けなのでな。
次はロシア革命の勃発した1917年じゃ。世界初の社会主義国家の建設と
そのシステムの実験として見逃す事は出来ぬ事柄よ。

>15 エリザベート・バートリー
わしも毎日猟奇殺人スレは見ておるが、大した物と感心する反面
あれ程の者がいては中途参加者が来ないのも頷けると思う。
犯罪心理から現代犯罪の事柄。それに雑学までと実に幅広いの。
一度腰を据えて話し合ってみたい物じゃよ。

>来俊臣・蔡京
うむ。今後とも宜しくと申しておくが、何分新参者で分らぬ事も山ほどある。
全部に返答する事は出来ぬと思うが、なるべく足は引っ張らぬつもりじゃ。

>23
無双シリーズも日本の戦国時代まで範囲を広げた様じゃが
顧客を増やすのに良い方法じゃろう。
わしは一度もした事が無いが、歴史が入りやすい事になると考えておるので
前向きに評価しておる次第じゃよ。
33司馬懿仲達 ◆AnKOKUuzKo :03/12/03 10:32
>26 騎士
イギリスのエドワード黒太子を挙げておくか。
王族なので騎士と言えるかは何だが、英仏百年戦争の前半で
イギリスが優位に立てたのはこの人物の軍事能力の賜物と思う。
長弓兵を有効活用する所も、戦術面で見るべき物がある。
それと、放蕩無頼の無能王子に誠心誠意仕えた貴様も騎士の鑑じゃろう。
よく、あんな女垂らしの馬鹿に忠誠を尽くせた物よ。
わしなら即座に見限って謀反なり首を土産に寝返るがな。

>27
三国志の記述には身の丈八尺などがあるが、軍隊には背の高い男が数多くいた。
許褚将軍などがその代表じゃが、一般兵の中には今の単位で2mを超えるのも
結構いたと記憶している。文官の孔明も長身で有名じゃったからな。

>28 衷
馬鹿につける薬は無いと言うが、まるでお前のためにある言葉じゃ。
よく自分を愚かと謙譲する者がいるが、愚かなのを自覚していない者程
扱いにくい物も無い。前と同じ言だがとっとと地獄に帰れ。

>29 ブッシュJr
まあ、自国の利益優先の姿勢を貫くのは政治家として良い事じゃろう。
わしはお主をまあまあ評価しておるので、せいぜい再選される様努力せい
34司馬懿仲達 ◆AnKOKUuzKo :03/12/03 10:36
>30
日本刀か。わしらの三国時代では存在すらなかったが
後の元明では、日本からの主要な輸入品として珍重された物じゃ。
切れ味に加え、あの輝きが魅了させるのじゃろう。
刀剣観賞の趣味を持つ者には正に逸品じゃ。
王と皇帝ってどう違うの?
秀忠に遅れること一日であるが、
朕からも新しき場立ちす事、真に欣快に堪えぬ。

学びゆく 場にて声上げ語るのは 互いに磨かん 叡智の鑑

拙いが祝いの歌である。
中国人で二文字の姓ってどれくらいありますか?
司馬、諸葛、公孫とか以外で。
 おっと。完全に出遅れてしまいましたな。遅れてしまい申し訳ございません。
そのおわびはあとでゆっくり申し上げることとして、さっそく、レスに取り掛かって
参りましょう。

>来俊臣様
 新しいスレッドの設立と移転が無事に済んだようで、まったく喜ばしい限りで
ございます。遅れてしまい、申し訳ございません。今後ともよろしくお願い
申し上げます。

>2
 なにがあなたのものなのでしょうか。もしもこのスレッドやわれわれの財産を
狙おうというならおやめなさるほうがよろしいでしょう。このスレッド常駐される
かたがたは、本当に恐ろしいかたばかりですからな。

>3-4
 残念でございましたな。ほんのわずかの差で明暗が分かれることもある。
世の中とは難しく、また恐ろしいものにございます。

>7
 松永久秀様でございますな。あの方には少々、ひどいことをした気がする
のです。というのは、荒らしの対処について、ルールを引っ張り出して読ませ
ようとする、ということをしてしまったのです。あれは、今にして思えば忌み
嫌われる型の自治であったかもしれません。
 もしもあなたが松永様に連絡を取れるのであれば、魔女裁判官が反省して
いた、とお伝えいただけるとさいわいなのですが。
>8
 お待ちしておりました仲達様。今後ともなにとぞ、よろしくお願い申し上げます。
前スレでお読みになったかもしれませんが、「死せる孔明……」の質問のお答え、
大変勉強になりました。ありがとうございます。
 ……まったく、敵に回したくない方々ばかりでございますな。

>11
 ご無沙汰しております、将軍閣下。またお会いできて本当にうれしき限りに
ございます。
 さて、それはやはり幕末の薩摩藩のことを含めてでございましょうな。
徳川様がおっしゃるように、確かに結果論に過ぎないといっても差し支えござい
ますまい。なんといっても2世紀、3世紀先のことでございますからな。歴史の
たらればほど難しいものもないのでございますが……同じ結果になるにせよ、
取り潰しておいたほうがよかったかもしれませんな。
「もしかしたらつぶさなかったから」という後悔は出てこなくなるかもしれません
から。しかし、ひとつ取り潰したところで黒船の衝撃を跳ね返すことができた
でしょうか。そう思って納得するのが精神的にも一番よいかもしれませんな。
>13
 略歴でございますか。私は名もない一介の裁判官でございます。そのような
ものをあえてさらす必要もございますまい。私のような人間はまだまだ大勢
おりますからな。
 なお、スレッドが変わったので改めて申し上げておきますが、私は魔女狩り
の時代の裁判官にございます。以後、お見知りおきを。

>14
 べたべたではございますが、紀元元年を挙げましょう。いわゆる西暦は
こんにちもっともよく使われ、通用するのではないでしょうか。その基準である
という意味がひとつ。
 それから救世主、イエス・キリスト様がお生まれになった年という意味も
ございます。キリスト教が世界に与えた影響の大きさは言うまでもござい
ますまい。また、キリスト教があったからこそ、私はいまここに来ているので
ございます。くく。
 もっとも、厳密にはご生誕はそれよりも少し早く、紀元前であるといわれて
おりますが。

>15
 再びお目にかかりましたな、吸血婦人。またお会いできて光栄にございます。
まったく、あなたを裁ける立場にいないのが幸であるか不幸であるか。本来は
仇敵同士にあるものがこうして平和にすれ違うのも、不思議な気分でござい
ますな。
 いや、あなたは私ごときを仇敵ともみなさぬかもしれませんが。
>20
 蔡京様、大変遅くなりました。もうしわけございません。前スレ同様、このスレ
でもまたよろしくお願い申し上げます。

>23
 戦国無双、でございますか。その情報を私はよく存ぜませぬが……
面白そうではございますが、いまいちピンと来るものではございませんな。
というのは、三国志演義では天下無双の雄であるとか、百万の軍勢にひとりで
飛び込んで、平気で大将の首を取ってくるとか聞きます。が、日本の戦国に
おいてはそのようなエピソードはあまり聞きませんからな。足利義昭なる将軍が
武芸に秀で、壮絶な最期を遂げたというのはきいておりますが。
 なお、三国無双3は趙雲があまりに優男で唖然といたしましたが、ご婦人方は、
前作よりもごつくなったとお嘆きらしいですな。

>24
 騎士かどうかはぞんぜませぬが、ここはあえて、趙雲子龍を挙げておきましょう。
理由についてはまた次回に述べます。

 では、中途半端ではありますが、今夜はこれにて。
>41
松永三好の徒を相手に闘死したのは足利義昭じゃなくて兄の足利義輝ですよ。
>>28の西晋恵帝もそうですが
春秋時代の晋の恵公・偉吾とか魏の恵王とか
なんか「恵」と名が付くヤシにろくなのが居ない気がするのは
気のせいでしょうか?
44来俊臣 ◆SiKEI/O88M :03/12/04 17:10
冬の夕方は早く訪れるな。

>20 (蔡京殿)
こちらこそ、再び付き合って頂き光栄に存ずる。
また完走まで共に協力できれば言う事もござらぬ。

>23 (戦国無双の情報が一部公開されましたが皆様はどう思われましたか?)
まだ主だった顔ぶれが発表されていないが、真田幸村と伊達政宗。
それに前田慶次は出演確定だろう。次点で本多忠勝と言った所か。
どちらにしろ、新しい歴史ゲームの登場は喜ばしき事と好意的に
受け止めているので、機会があれば購入なりしてみたい。

>26 (騎士として最高の人物)
司馬仲達殿が黒太子を挙げたので、それに関連して同じ百年戦争で活躍した
フランスのデュ・ゲクランを出そう。
下級貴族の出ながら、軍事的能力でイギリスから領土を奪回し、ついには
フランス大元帥まで昇進する等、後のジャンヌダルクの陰に隠れたせいか
知名度では劣るが功績では大きく勝っている。
死後も王家の墓に埋葬されるなど高待遇を受けた点も同様だ。
まあ、物語上の騎士を挙げたら仲達殿同様>26の名前を挙げるのだがな。
45来俊臣 ◆SiKEI/O88M :03/12/04 17:11
>27 (並外れた大男は、あなた方の時代にはいましたか?)
現代バスケットに出場する様な二Mを超えるのも結構いた。
中華の史書にはその人物の身体的特徴を記すのが一種の習慣だが
それにも、数多くの長身の記録がある。
特に禁中を警護する執金吾では、堂々たる体躯が要求されたので
長身でなければ、余程のコネが無いと入れなかったのだ。

>28 (西晋恵帝)
仲達殿も曾孫相手に厳しい言葉だが、やはり無能なのは隠しようが無い。
だが先代武帝の弊害と、諸王の強大な軍事権と独立状態を放置した中での
即位に加え、皇后賈氏の専横と悪い条件ばかりの中で帝位を保つのは
並大抵の苦労では無かったと拝察する。案外無能を装った事で生き残りを
図ったと若干好意的に見れなくも無い。

>29 (ブッシュJr)
現在のアメリカの一挙支配の状態では貴殿の行動を制限する国々が無く、
せいぜい自国の反対派や周辺のみを心配すれば良いので、そうした
気楽な発言も出来るのだろう。だがイラクに限らず叩かれれば誰しもが
叩かれ返す。それが国家間の関係にて、それを忘れる事の無い様に。

>30 (日本刀好き?)
見る分には好きと言えなくも無いが、使う事は無いだろう。
芸術的とも言える日本刀は中華でも詩に読まれることが多く
宝剣だの宝刀と呼ばれ、意外と親しまれてきた。
仲達殿も申されている様に、日本と中華間の貿易品目の重要な一つであり
足利尊氏の時代では、多くが江南経由で対元王朝の反乱軍に流れたと言う。
46来俊臣 ◆SiKEI/O88M :03/12/04 17:13
>32 (司馬仲達殿)
かねてからの約定通り、合流して頂き感謝する次第ですぞ。
足手まといなど滅相も無い。我輩らこそ、往年の名軍師ぶりを
大いに学ばせていただくので、何も気遣い無き様に。

>35 (王と皇帝ってどう違うの?)
前漢以来の封建制度では、皇帝を頂点にその皇子や親類。或は功績ある臣に
諸国に封じられ王位を与えられるのが原則であった。
漠然とした言い方だと、皇帝は全国の支配者。王はその中の一地方の領主的
存在と言える。
だが西洋ではフランスやスペインの様に国王が最高位の場合もあり、
地域文化圏によって異なると思って差支えない。

>36 (後水尾天皇)
これは帝の再度の行幸とは実に有難き限り。
日本人スレも質問が幅広くなり、返答する帝や将軍家も何かと難しい中
決して手を抜かず、また上手く進み真に善き事ですぞ。

>37 (中国人で二文字の姓ってどれくらいありますか?)
我輩の生きた唐代では有名所では、太宗に仕えた尉遅敬徳(うつちけいとく)
がいるが、彼は西域のアーリア系だそうだ。また北周王朝の宇文氏も二文字
だが、これらから見るに異民族系は二文字の姓が多い。
時代を超えて金の女真族も完顔氏を名乗っている。
余談だが諸葛亮孔明の諸葛氏は元々「葛」氏なのを他のと区別するために
諸葛と名乗ったそうだ。

>38 (魔女裁判官)
貴殿とも末永く付き合って行きたいので宜しく頼む。
何せ西洋側の人間は貴殿のみだから貴重なのだ。
中華だと儒教的見方に偏りがちなので、西洋からの視点も是非願う。
47来俊臣 ◆SiKEI/O88M :03/12/04 17:13
>43 (なんか「恵」と名が付くヤシにろくなのが居ない気がするのは)
諡の「恵」は元々「民を慈しむ」の意味である程度の名君に贈られる
名だが、何時しか「柔弱」の意味合いが強くなり、国を衰退させたり
反乱で王座を奪われる。或は人格的に弱くて皇太后他の専横を許した
者に与えられる名となった。有名なのでは劉邦の息子の前漢の恵帝
果ては永楽帝との内戦で敗北した建文帝が清の乾隆帝に孝閔恵皇帝と
諡されている。
やはり褒められた功績を為した皇帝には付けられない様だ。

では、今日はこれまで。
48以上、自作自演でした。:03/12/04 17:18
李師師ってどんな人?
49蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :03/12/04 21:44
では本日の回答に入る。

>26 騎士
来や仲達の知己であられるのかな?
賛辞を受け恐縮だ。今後も宜しく支援を賜りたい。

さて、ここにいうべき騎士とは、単に馬に跨りし武将にあらず、
騎士道精神の体現者であらねばならぬ。されば第一に想起致すは、
かの黒太子や、神聖ローマ皇帝バルバロッサなどであろうが、
とりわけ大衆の心を捉えし英王リチャード一世獅子心を挙げよう。
そもそも騎士道とは、統治の法にあらず、戦法にあらず、さらには、
現実的な身の処しようにもあらざる、まこと空想的な価値観である。
獅子心王は国王としてありながらも、およそ生涯のうち数ヶ月しか
英国本土に留まらず、己の治める国を十字軍の戦費調達の客体と
してのみ認識していた英国史上稀に見る不徳の君主でありながら、
その勇猛を讃えられ、今日にまで悪名ならず勇名を轟かせている。
この現実を顧みず、ただ己の意のまま戦いに明け暮れた知性薄き
猪突猛進ぶりはまさに騎士道の体現とは言えまいか。また異教徒に
対する戦慄すべき残忍さと、不寛容さもまた信仰篤き騎士の一面と
考えれば大いに納得がいく。

>27(姚明のような並外れた大男はあなた方の時代にいましたか?)
宋代の人口は少なく見積もっても一億を超えておったから、むろん
様々な人間がいた。当時の一般的庶民の栄養状態などを鑑みれば
明らかに平均身長は現代と比して低かれど、確かに180aを超える
ような偉丈夫も存在したな。もっとも2bを超す大男となれば、私は
未だ出会ったことがないが、脳下垂体の異常などで並外れて身長が
高くなる者は古今を問わず存在しただろう。
50蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :03/12/04 21:46
>28 恵帝衷
西晋の恵帝と申さば、飢饉のおり庶民が餓え苦しむ様を聞き及び、
「何ぞ肉の糜(かゆ)を食べざる?」と首を捻った逸話が正史の晋書
にまで記載されているが、いかにも面白い話で創作の色が濃厚だ。
とまれ当時の貴族階級が、いかに世間と隔絶していたかを示す
逸話とも考えられ、あまり笑えぬものと言えよう。
この魏晋南北朝の時代は、我々後世の人間の想像を絶するほど
悲惨なものであり、たとい恵帝がある程度の見識を持った明君で
あっても状況はさほど好転しなかっただろうがな。

>29 ブッシュJr.
誇り高き中華の士大夫に対し、その言まことに無礼なれど、貴様の
如き蛮徒に礼節など期待しても無駄とも思う。さて、己の人格をして
超善人などとほざいておるが、確かに貴様は善意の帝王なのかも
しれぬ。米国の新保守主義の旗手たちは、その背景に利己的な
政治・経済的動機が見え隠れしており、鼻白まざるを得ないが、
貴様に限ってはキリスト教徒としての純粋な信仰心が、行動原理の
大勢を占めているように映る。帝国主義的感傷とも言えようが、
とまれ貴様は米国の正義を固く信じて疑わない一人なのだろうよ。
そういった価値観も善意の一つと言えなくもない。テロ行為に走る
回教徒たちもまた、己の善と信ずるところに従いて行動しているに
違いないが、正義を標榜し得るのは所詮勝ち残った者のみだ。
貴様はせいぜい己の至上とする価値観が指し示すまま、覇道を
突き進め。米国が凋落すれば直接間接に不利益を被る者たちが
多いのもまた事実だからな。
51蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :03/12/04 21:47
>30(日本刀好き?)
刀剣にはあまり興味がない。私が存命中に蒐集した美術品の中に
日本刀があったかどうかは良く解らぬ。自分でも把握しきれては
いなかったのだ。中華において日本刀が美術品として一定の地位を
得たのは、私が生きた時代よりもう少し後のことではなかろうか。

>31(王と皇帝ってどう違うの?)
王は王国の支配者。皇帝は帝国の支配者だ。
───これではあまりに不親切なので補足する。古代においては
概ねまず都市国家が発生し、それは時代くだるとともに力を増して
領土国家に発展する。領土国家は各々の文化圏で群雄割拠の
体をなし、やがて現れし一つの強国により統一に向かう。そうして
誕生した広汎な領土を有する中央集権国家を帝国と呼ぶ。
すなわち東アジアの秦王朝であり、西アジアのアッシリアであり、
欧州のローマなのであるが、この段階に達した文化圏はやがて
再び分裂に陥り中世社会に入るのだ。さて、そうして各地におき
古代帝国が崩壊した後も、その支配者たる“皇帝”の称号は、
特殊な意味を持つ物として残存する。中華では例えば蜀漢の如き
弱小な政権にあっても、君主は皇帝を称し、東西ヨーロッパに
あっては、たとえドイツや小アジアの地方政権の支配者に過ぎずとも、
インペラトール、カエサルなどの“皇帝”と訳される称号を用いた。
すなわち皇帝とはその文化圏全体の支配者を指す、古典的意味を
含有した称号であり、必ずしも実を伴わなくとも良いのだ。皇帝位が
実権を伴うものか、空名に過ぎぬかは、各地・各時代の政治状況に
より左右されるが、いずれにせよ、格として“王”の上に位置する
ものには相違ない。

>36 後水尾帝
再びの御行幸賜り光栄の至りにござります。帝におかれましても
公武合体の成果めざましく、ますますの繁栄を遂げられておること
お慶び申し上げる。
52蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :03/12/04 21:49
>37(中国人で二文字の姓ってどれくらいありますか?)
異民族の姓ならば二文字、三文字を用いるものは珍しくない。
漢人姓としては一字が原則であり、二字を用いたる複姓は少ない。
天子を出した司馬氏は複姓として盛んな部類だが、わりと目にする
ものとしては貴公の挙げたものの他に、欧陽、淳于、司空、上官、
皇甫、東方、西門、南宮などがある。いずれも漢人姓だ。

>43(「恵」と名が付くヤシにろくなのが居ない)
恵帝も恵公も諡(おくりな)であり、本人の死後に贈られたものだが、
「恵」の文字は“美諡”とされ、諡としては格の高いものに入る。
さて、特に天子の諡を選ぶにあたっては、礼部など管轄の部署に
より慎重に検討されるが、大抵は『逸周書』の諡号法から引用する。
「恵」は概ね、人柄が穏やかで、慈愛に満ちる者───くらいの
意味を持つ諡とされており、要するにあまり具体的な功績なき者に
贈るには適当で無難な文字なのだよ。「恵」の文字が入る帝王に
碌な者がいないというのは面白い見解ではあるが、魏・周の恵王も
西晋・明の恵帝も各々違う類型の天子だから、一括りにはできぬ。
まあ、みな脆弱な印象を持った者という点では似るかもしれないが。
53蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :03/12/04 21:51
>48(李師師ってどんな人?)
北宋の都、開封の青楼にいた芸妓──まあ、娼婦だな。
南宋の『貴耳集』なる随筆によれば、徽宗皇帝は平民に扮して
開封の妓楼に夜な夜な繰り出し、とりわけ李師師なる美女を寵愛
していたという。李師師はかなり奔放な女性で、幾多の情夫を
持っていたが、それに嫉妬した徽宗が私を呼びつけ、
かかる情夫たちを都から追い払うよう命じたと記されている。
・・・いくら徽宗でも、宰相たる私にそのような事を命じるほど
馬鹿ではない。しかし、こういった徽宗の破廉恥行為の手助けを
していたのは、実のところ私の息子達だったようだ。
北宋が滅んだ後、李師師がいかなる運命を辿ったかは諸説ある。
自殺したとも他の者の夫となったともいうが、そもそも正史たる
『宋史』に記載がある人物ではないので、確かなことは何も解らぬ。
徽宗が不埒な夜遊びに興じていたのは事実だが、その相手が
本当に李師師という名の女であったかは、私の記憶も曖昧だ。


以上だ。ではまた会おう。
54蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :03/12/04 22:22
一つ飛ばしておった。

>41 魔女裁判官
おお、やっと来たか。待っておったよ。
我らが一党の西欧担当者として、貴官がおらねば始まらぬ。
今後とも宜しく頼む。
55以上、自作自演でした。:03/12/04 23:35
日本の自衛隊派遣について一言をどうぞ
 私事ではございますが、先日、夢を見ました。小悪魔のような
何者かが、私の首にギロチンのようなものをすえつける夢です。
それにしてもギロチンとは……現代にしてはいささか古い気が
いたしますし、私が現役で働いていたころにはギロチンは開発
されていなかった。いったい、なんだったのでございましょうな。
 私事にて恐縮です。

 スレッドを移してから早くも30KBを突破いたしましたか。前の
スレッドでの遠慮のストレスがここに来て一気に出たのでござい
ましょうか。なんにせよ、にぎわっているようで喜ばしきかぎりに
ございます。
 さて、ではまずは指摘のあった部分の訂正から。

>42
 すばやいご指摘、恐縮でございます。おっしゃるとおり、私の
間違いにございます。将軍家の足利一族は義の字がつく方が
多く、少々紛らわしいものでございますから。前スレにて、義昭様
がお見えになっていたのもまた、このようなミスを誘った要因かも
しれません。
 謹んで訂正するとともに、ご指摘に感謝いたします。

>26
 さて、騎士についての話題ですが……昨晩挙げた趙雲は、どうも
騎士とは違うような気がしてまいりました。私が彼を尊敬するのは
冷静な軍人として、という部分が大きゅうございますからな。撤回
させていただきましょう。三国無双の話題の勢いも、恥ずかしながら
ございましたから。
 なお、昨晩は24としてしまいましたが、26へのレスの間違いです。
謹んで訂正いたしますとともに重ねてのエラーについてお詫び申し
あげます。
>29
 ご冗談を。正義といわれるならばそういえる部分はございますが、
それは善人という基準にはなりますまい。それから善人を主張する
ならば、悪口は慎むことでございます。

>30
 日本刀でございますか。好きかと問われれば好きでございます
な。欧州ではあれほど切れ味に頼る刀剣類はめずらしいのでござい
ます。首をはねるにも斧を使うくらいですし。東洋の神秘という言葉が
ございますが、日本刀はそれを感じさせますな。手に入るならば
一振りほしいものでございます。
 私の下す判決は基本的に「火刑」か「絞首の上火刑」かの二通り
ですが、日本刀を用いて「斬首の上火刑」というのも悪くないかも
しれませんな。
>35
 単純に申し上げるなら、王よりもより広範囲の地域を統べるのが
皇帝でございます。なお、東洋で始めて皇帝を名乗ったのが始皇帝、
西洋ではオクタビアヌスが最初であったように思います。なお、
前スレの賭博の話題において、ユリウス・カエサルを皇帝と申し上げ
ましたが、カエサルは皇帝ではありませんでした。謹んで訂正
申し上げます。
……今夜は訂正ばかりですな。ギリシャのアレクサンドロスも大王
でございますな。

>36
 おお。またも高貴な方がおいででございますな。これもまた
来俊臣様と蔡京様の人徳でございましょうか。僭越かと思いますが、
私からも歓迎を述べさせていただきます。またのお越しを心より
お待ち申し上げます。

 さて、昨晩そして今夜と、私に答えられぬ、あるいは答えぬべきと
判断した質問はなんの断りもなくパスさせていただきました。ご了承
くださいますようお願い申し上げます。
 では、今夜はこれにて。
59司馬懿仲達 ◆AnKOKUuzKo :03/12/05 12:21
>35
皇帝は唯一の絶対的君主であり、王はその下の一部じゃ。
太祖陛下が魏王に封じられたのが有名だが、あれは漢王朝から
独立した一王国の王と同時に臣下と言う関係なのじゃ。
本来、異姓の臣下が王位を与えられるのは大変な名誉であった。

>36 後水尾天皇
燕で会った時以来じゃな。
義父である秀忠と上手くやっている様じゃが、
個性がはっきり分かれていて面白い。

>37
わしの司馬家の他には東晋十六国(五胡だと差別用語になるので)の
鮮卑族系統の皇族が大抵二文字じゃ。
拓跋(たくばつ)慕容(ぼよう)などがその代表じゃが
やはり異民族は区別のためか二文字になる。
また唐王朝の李氏も、最初は鮮卑独特の姓の「大野」を名乗っていた。

>43
まあ、恵帝恵王の類に大した君主がいないと言う指摘は
あながち間違ってはおらぬな。
平穏な時代ならまあまあやっていけるだろうが
乱世では即刻餌食にされる部類の凡人が多い。
魏の恵王も、孫臏に負けて商鞅には馬鹿にされたあげく
孟子に説教される始末じゃが、決して暗君ではなかったのだがな。
60司馬懿仲達 ◆AnKOKUuzKo :03/12/05 12:22
>48
水滸伝に出てくる芸妓で、徽宗の寵愛を得たらしいが
まず架空の人間と見て間違いなかろう。
皇帝が忍んで街を歩いたり、身分の低い女と恋に落ちる話は
洋の東西を問わず好まれるので、その類と見て良い。
後に清の時代に、同じ様な事をして梅毒に感染して死んだ
同治帝の様な愚か者がおるが、それよりはましじゃろう。

>55
この前の外交官殺害事件で、世論が反対に傾いておるが
おそらく派遣されるじゃろう。そして何人かがテロや事故の犠牲になり
国内で反対意見が続出して、撤退する。
まあ、武器の携帯基準でどうこう議論している時点で話にならぬ。
おそらく、殺される寸前でマニュアルに従う事が要求され
銃を抜かずに死んでいく自衛隊員が若干哀れじゃ。
小泉首相も、それら殉職者の葬儀に参列すれば、
いい宣伝になると冷淡に考えておるのではないか?

>魔女裁判官
これからは同じ同僚として上手くやっていきたいと考えておる。
至らぬ所も多いわしじゃが、宜しくな。
前漢、後漢のことを西漢、東漢とも言いますよね?
愛人に布団蒸しにされて殺された東晋の孝武帝について
中華史上最悪の事件とはなんじゃ?
64蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :03/12/06 10:38
>55(日本の自衛隊派遣について一言をどうぞ)
既に自衛隊を派遣すること決定事項につき覆る可能性は低い。
かくなる上は事態の推移を見守るより他ないであろう。選挙も
終わってしまったのだしな。昨今の移ろい易く、ややもすれば
右傾化しがちな世論のもとでは、こういった軍事的側面から
国威を発揚すべく行われる政策を否定すべき明確な論拠を
探し出すは困難だ。過日当該国におき文官二名殺害されるも
それのみではまだ足りず、自衛隊から殉職者を出すに及んで
国民感情はこれら政策を覆すに足る力を持つであろうと思う。

>61(前漢、後漢のことを西漢、東漢とも言いますよね?)
時系列に主眼を置くか、地理的要因に主眼を置くかの違いが
表れたものだが、中華史上“漢”なる名を冠す政権は多数あり、
とりわけ西暦1世紀に成立したる後漢帝国と、10世紀半ば
開封に都したる五代の第四王朝後漢は紛らわしい。日本に
おいては前者を「ごかん」、後者を「こうかん」と呼称し、区別を
図るも、あまり意味はなく、ただ五代の後漢が知名度低きため
さほど不便が顕在化しない。中華史を体系的に語るためには
西漢、東漢との呼称を用いるが便利と思うが、とりあえず私は
自分でも呼び慣れている、前漢、後漢の称を使用している。
65蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :03/12/06 10:40
>62(愛人に布団蒸しにされて殺された東晋の孝武帝について)
布団蒸しかどうかは知らぬが、『晋書』には孝武帝が寵愛したる、
後宮の張貴人(ちょうきじん)に対し、戯れに引退をほのめかした
ところ同女の怒りを買い顔面を覆われて弑殺さる──と、ある。
これは相当なる大逆事件であり、いかに事後処理が為されたか
大いに気になるところなれど、『晋書』はそれにつき何も記さず、
ただ、朝廷の秩序紊乱なるため犯人追求されずして事止むと
している。『晋書』はややもすれば支離滅裂な正史であり、
これは編纂に関わりし者が多数に及んだことの弊害と見られる。
ゆえに天子弑逆さるにあたり、何らの捜査も行われず終わった
などと到底信じられず、これは何者かの意図した謀殺であったと
考えるが自然だ。現に『晋史』などを引けば、毒殺であったとの
記述も見られる。孝武帝は東晋の天子として君臨すること長く、
国内統治も安定していた、まずまずの明君であったが、華北に
精強を誇りし前秦王朝の侵入を防ぐにあたり、大貴族の協力を
得んと、彼らに妥協をしたため、より一層皇帝権を後退せしめる
事となった。弑逆により生涯を終えたことも、それと無関係では
あるまい。

>63(中華史上最悪の事件とはなんじゃ?)
阿片戦争を挙げる。ここに始まる中華の国難は他のどの時代に
比しても及ばぬ恥辱であったろう。産業革命に始まる西欧文明の
進捗・伝播の前には、およそすべての文明・国家はただ圧倒され
その成果の前にひれ伏さざるを得なかった。四千年の歴史を
まったく水泡に帰すかのごとく、たかだか百年の間に勃興したる
新文明は中華の大地を蹂躙し、徹底的に破壊し尽した。
恐ろしいことだ。これに比べれば蒙古の支配など児戯に等しい、
卑小なものにしか映らぬ。

ではまた夜にでも時間があれば参る。
66来俊臣 ◆SiKEI/O88M :03/12/06 12:17
昼間からの審問である。

>48 (李師師ってどんな人?)
水滸伝にのみ登場する架空の人物だが、徽宗の寵愛を受けながら
後宮に入る事を望まなかったのは賢明な判断と言えよう。
あの状況で入れば、他の皇妃女官の激しい嫉妬を買い、最悪の場合
密殺されかねないので、あのままが最良と考えたのだろう。
その意味では、結構したたかな女性ではないのか。

>55 (日本の自衛隊派遣について一言をどうぞ)
従来通りの資金援助よりは安上がりな方法だが、人的被害が出れば
国内世論が変わり、最悪の場合政権そのものに響きかねないと言う
諸刃の剣にも似た選択だろう。
政府の確固たる姿勢と、現地情報の細分な入手の上で行われるのが
望ましいが、現実は甚だ頼りないのが気になる。

>61 (前漢、後漢のことを西漢、東漢とも言いますよね?)
「漢」を冠する王朝は劉氏の有力者なら、即座に連想するので多く
使われてきた。それ故区別するためにそれらの呼び名が使われたが
日本では前漢・後漢の知名度が高いので、特に西東と言う必要も無いか。
蔡京殿の言われる五代の後漢も短命王朝の上、後周に簒奪された後の
北漢と併称すれば区別がつきやすい。
67来俊臣 ◆SiKEI/O88M :03/12/06 12:18
>62 (愛人に布団蒸しにされて殺された東晋の孝武帝について)
張貴人に弑殺されたのは事実だが、布団蒸しは俗説の点が多い。
何せ、こうした宮中の醜聞は史書には表立って書けぬので、野史や
民間の話が流布して伝わったと見るのが妥当だろう。
謝安らを登用しての前半の治世は、見るべき物があった孝武帝だが
晩年は皇権の弱体化や、軍事権を握る貴族との不和で政情不安だった。
やはりそれらとの関連性で結論付けるのが無難か。

>63 (中華史上最悪の事件とはなんじゃ?)
細かい事になるが、文化大革命を挙げよう。
人民共和国のみならず、中国の発展を大きく妨げ、ある統計では
一億人以上が何らかの形で被害を受けたと言う。
従来の文化思想、さらには国家体型そのものを著しく後退させた事は
実に痛ましい出来事だと思う。
しかし、最悪と限定されると難しい。阿片戦争も中華のみならず
アジア全域に影響を及ぼしているからな。

では、今日はこれまで。
68以上、自作自演でした。:03/12/06 18:53
中国王朝強い順

元>明>清>唐>前漢>後漢>>(越えられない壁)>>隋>宋>晋>魏>呉>蜀
秦が入ってないし
70蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :03/12/06 21:09
>68(中国王朝強い順)
納得できる箇所と、さにあらざる箇所があるな。
軍事力・経済力等を勘案した総合的な国力を
私なりに比較してみよう。

清>明>元>宋>(越えられぬ壁)>>前漢≧後漢>>(超えられぬ壁)>>唐>晋

───であろうな。唐という王朝は意外に弱い。
経済基盤が弱体であり、両税法により財政強化されたものの
その頃には既に皇帝権大きく後退して、総体的国力そのものが
衰えていた。中世の最盛期たる李世民の治世をもってしても、
古代の最盛期たる前漢をさらに下回る筈だ。
また清王朝は紛れもなく東アジア史上最大最強の国家だろう。
その強勢たるやチンギス汗の蒙古帝国を遥かに凌駕する。

>69(秦が入ってないし)
私も短命に終わった王朝は埒外に置いた。
ちなみに魏・呉・蜀が晋よりも遥か下位に位置することは、
言うまでもない。
71以上、自作自演でした。:03/12/06 22:54
悪魔超人ですか?
いまの中国にODAなんか不要だろ?さっさと打ち切るべし。
九品官人法について語れ、チャイニーズ諸君
74司馬懿仲達 ◆AnKOKUuzKo :03/12/07 18:41
>61
都とした長安・洛陽の地理的関係と五代の後漢との区別で
そう言い表すが、日本ではそれほど厳重に区別する必要もあるまい。
従来通りの言い方で構わぬ。

>62
詳しい事情は来俊臣や蔡京が述べてくれているので省くが
東晋王朝では、王氏を始めとした貴族官僚や軍閥の力が強く
帝権は時にはその支配下ともなったのじゃ。
中華歴代王朝では、南朝はその意味で最も弱い皇帝権力だった。
曜(孝武帝)もその例に洩れなかったが、まあまあ頑張った方じゃろう。
とは言え謝安が死んでからは霞んでしまったが。

>63
蔡京に二番煎じになるが、阿片戦争とその後の混乱期と考える。
旧来の中華独尊が崩れ、欧米列強の組下につかざるを得なかったし
その後の権力側が、何ら有効な対策を立てられず、結局毛沢東の時代まで
半植民地化されたのは痛恨事と申しても過言ではあるまい。

>68-69
清>明>唐>前漢>後漢>北宋>隋>南宋>西晋>魏>呉>蜀

こんな所かの。やはり皇帝権が絶対化された明とその完成期である清は
歴代王朝の中でも最高位にある物じゃ。
その反面、わしの司馬家の晋は諸王族や貴族に著しく制約を受け
皇帝の地位など微々たる物じゃった。
後ろの三国は天下統一出来ぬ地方の一王朝(軍閥の延長でもいい)なので
知名度云々に関わらず下にした。秦は僅か十五年なので除いた。
75司馬懿仲達 ◆AnKOKUuzKo :03/12/07 18:42
>71
わしらは生前はごく普通の人間じゃった。
ジェロニモの様に超人の神に頼んだ訳でも無いし
ましてや悪魔に魂を売ってもおらんので違うと申しておく。
ちなみにわしはミスターカーメンが好みじゃった。
原作ではレフュリーがミイラにされたがアニメでは人死はまずいのか
キン骨マンに入れ替わったのを覚えておる。

>72
上海や臨海地域を見る限りではそう思うだろうが、
四川省や農村地域では未だに未開の土と言えるのが今の中国じゃ。
それに揚子江や黄河の治水工事には莫大な金がかかるし
その他の事業でも同様なので、まだまだ日本の援助が必要なのよ。
だが、国際的アピールとして軍事費の一部削減ぐらいしないと
説得力が無いのも事実じゃがな。

>73
三国魏でわしの同僚であった陳羣殿が定義した人材採用に関する法律じゃ。
元々は、後漢で行われていた地方の孝廉と言う人材の卵を推挙する制度を
発展させた物じゃが、これは能力第一主義の太祖陛下の登用方とは
明らかに異なる物じゃった。だが地方の有力豪族や士族の支持を得るのに
有効と文帝陛下が判断され、魏そして西晋の政策の中心となった。
だが、時を経るにつれて家柄だけで選ぶ様になり、
愚にもつかぬ者でも高位高官になると言う状況を生んだのじゃ。
後に隋の文帝が科挙制度を生み出すまで用いられたようじゃが
最後には弊害にしかならなかったそうじゃ。
理想と現実のギャップがはっきりと見える物じゃったのよ。
西晋が弱っちいのは司馬懿が悪いんですか?
司馬炎のせいですか?
77司馬炎:03/12/07 21:28
え?余のせい?
 来俊臣様、蔡京様からは一定の評価をいただき、また仲達様からも
同僚と認めていただき、まことに恐悦至極にございます。西欧担当を
名乗るのはいささか恐れ多いことではございますが、これまでどおり、
私は私なりの視点で参りたいと思います。
 前回は質問をひとつ答えておりませんでしたな。大変失礼をいたし
ました。

>55
 これに関しては政府の弱さが見えているような気がして仕方が
ございません。他国のために自国民の生命を危険にさらす。これには
反対意見が出てもおかしくございません。が、いささか強すぎでは
ありますまいか。計画を強行するなら反対意見を黙らせるだけの
政府の発言力があってもいいのではないでしょうか。カリスマ性も
強制力も不足しているように思いますな。などと考えるのは教会権力が
強大な時代を過ごした私の偏見でございましょうか。
>63
 これは世界史的な分野だと思うので回答を入れておきましょう。まず
真っ先に思いついたのが文革でございますが、これは来俊臣様が
すでにお答えでございますな。
 では、私は日清戦争を挙げておきましょう。これは蔡京様や仲達様が
すでに挙げられた事件と関連性がありますが、「眠れる獅子」の評価を
「眠れる/死せる豚」にまで叩き落す、決定的な事件であったそうです。
国力が衰えていたことを露呈させてしまったその決定打でございますな。
そこから諸外国が中国に進出していったそうです。
 次点もあげておきます。中国国民党の台湾への移動ですな。いわゆる
「二つの中国」問題は、ただでさえややこしい現代外交を、さらに厄介な
ものとしております。もうひとつ、始皇帝統べる秦の出現ですな。巨大な
統一王朝、あるいは帝国の出現が、もしかしたらひとつの災厄なのかも
知れないと思うのです。

>71
 悪魔超人ですと? それはまったく聞き捨てならぬ言葉でございますな。
悪魔と契約を交わし借りて超人的な力を得るなど、まさしく魔女の姿に
相違ございません。即訂正なさればこの場は見逃して差し上げましょう。
が、さもなければこのスレとてかまわずにあなたを異端者として逮捕します。
言葉を理解したらこの場より早々に立ち去るがいい。
 ……まったく、うわさを立てられてはそれだけで魔女としての逮捕の根拠に
なりますからな。裁く側が裁かれる側に回るなぞしゃれにもなりません。

 さて、今回は回答数が少ないですが、これにて失礼させていただきましょう。
隋の楊氏、唐の李氏は鮮卑族だったと思いますか?
81蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :03/12/08 17:14
では本日の回答を行う。


>26 騎士
私としたことが、今ようやくそなたの正体に気がついた。
過去のわだかまりを気にせず訪問してくれたこと、
大変嬉しく思う。私はおよそ騎士道など軽んじていたが、
そなたのことは嫌いではなかった。
ようやく見つけた安住の地で、穏やかに暮らすが良い。
達者でな。私も陰ながら応援しているよ。

>71(悪魔超人ですか?)
意味がよく解らぬ。少なくとも私は悪魔ではないし、
また超人でもない。人を超越できなんだからこそ、
己が生きた時代の社会環境に流されて、天子の意を迎え
悪政を敷き、それゆえに今日悪罵を受ける身となった訳だ。
82蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :03/12/08 17:16
>72(今の中国にODAなんか不要だろ?さっさと打ち切るべし)
中国は未だ先進国ではない。都市部での経済発展は言わば
張子の虎に過ぎず、内陸の農村地域との隔絶は筆舌に尽くし
難いものがある。食糧確保や環境対策など将来に向けての
問題も山積しており、到底自力での解決は望めぬのが現状だ。
ゆえに中国側にとりODAは必要なものに相違ないが、日本に
とってはどうであろうか見解が分かれよう。
あえて言及するまでもなくODAは純然たる人道支援ではない。
軍事力を有せぬ日本の、国際発言力を確保する重要な手段で
ある。またODAに拠出されし資金は政府与党を介し、現地に
あって開発事業に携わる総合商社、総合請負業などの民間
企業に還元される部分も多く、まったくの捨て銭ではない。
さらに感情面での日中関係までも加味して鑑みれば、現時点で
直ちに対中ODAを廃することが日本にとり有益とは考えにくい。
しかるに中国側にも軍事力の削減、環境問題への取り組み、
反日政策の緩和など、何らかの譲歩は要求すべきであろうな。
そうでなければ日本国内の反中感情が今後ますます先鋭化し、
それは両国にとり不幸なことであると言える。
83蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :03/12/08 17:18
>73(九品官人法について語れ、チャイニーズ諸君)
既に仲達が述べた通り曹魏に始まる官吏任用法だが、当時に
あっても特別画期的な制度ではなかった。漢代に広く行われた
郷挙里選の法に、若干の能力主義を加味したる制度と考えて
良い。曹操は身分門地に拘らず、有才の士を任用したことが
しばしば褒め称えられるが、実の所これら賢能の抜粋主義は
官吏任用に常法なきゆえの横暴であり、曹魏王朝勃興期の
無秩序さを如実に表すものと言え、全体としては弊害の方が
大きかったと考えられる。そこで魏帝曹丕は陳羣の献策を
用いて父帝の代の弊害を克服すべく九品官人法を制定した。
しかるに漢代までの伝統主義と能力主義との調和を図りし、
同法の制度趣旨はすぐさま没却し、当人の能力よりも家門を
至上とするの法に変質した。同法は官吏の安定確保に
至便であり、さらには西晋以降台頭した貴族階級の利害に
完全なる一致を見たため、時に廃止の献策あるもことごとく
退けられ、ついに時勢に適宜したる良法との地位を獲得した。
六朝時代が家格門地万能の貴族社会とされる所以である。
84蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :03/12/08 17:20
>76(西晋が弱っちいのは司馬懿が悪いんですか?)
そうではない。西晋王朝が弱体であったのは、当時を取り巻く
社会環境のせいだ。いったいどんな王朝もその時々の社会の
中から出ずるものにて、後漢崩壊し三国の動乱を経た中華に
おき、突然に明清のごとく強大な国家が出現し得る筈もない。
では、なにゆえ後漢より弱き唐王朝の後、五代十国の戦乱の
中から、それまでの中華史上すべての王朝を遥かに凌駕する、
北宋が誕生したかと疑問を感ずる向きもあろうが、これは
中唐における経済財政改革により、唐王朝自体の弱体化と
反比例するかのごとく社会に資本蓄積され、それと相まって
貴族階級の没落が進んだことなど、何者も意図せざる所で
諸条件が中世社会を脱却すべく整備されたことの結果だ。
西晋は中国中世の初期において一時とはいえ、奇跡的に
中華全土を統一したる王朝にて、その功績を仲達や武帝に
帰しても、とりわけ合理性を欠くとは言えぬ。

>77 武帝炎
───という訳なので、陛下が自戒の念に駆られる必要は
ないと考えられますな。祖父君ともども最善を尽くされたと、
そのように解釈して差し支えなかろうと、私は思いまする。

>79 魔女裁判官
お疲れであった。なにぶん東洋史系の質問が多く、貴官には
やりにくき事態とも思うが、今しばらくの辛抱と思う。
前スレでは西洋関連の質問も多かったのでな。
それに私は一定などではなく、高く貴官の叡智を評価している。
自信をもって振舞われんことを望む。
85蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :03/12/08 17:23
>80(隋の楊氏、唐の李氏は鮮卑族だったと思いますか?)
確かに楊氏・李氏はもともと鮮卑風の姓を名乗っていたらしく、
すなわち両家が鮮卑族であった根拠とも主張される。
このことは遥か昔から論点とされているが、明確な結論は出て
いない。私個人の考えとしては、楊・李氏ともに高度に鮮卑化
したる漢族であったと思う。両家とも北周から出た貴族であるが、
この北周なる王朝は、その源流たる北魏の漢化政策に対する
反発の上に立った、いわば反動的国家なのだ。そこでは鮮卑
至上主義が取られ、北魏孝文帝が禁じたる鮮卑の文化風習が
公然と復活した。しかるにこれは直ちに漢族を弾圧したるの謂
ではない。既に漢人の貴族大家は一定の勢力を華北において
確保していたのであり、鮮卑の風習を表面的には許容しつつ、
面従腹背の観をなしていた。ゆえに鮮卑王朝の中からそれを
覆すに足る力を持った漢人貴族が出現したことは何ら不思議
ではない。時により漢風の姓が厳禁され、漢人臣僚は鮮卑風の
姓を賜った訳であるが、楊・李氏はまさにそのようにして本姓を
鮮卑風の姓に改めた漢族であったと思われる。そうとせねば、
隋唐ともに漢族王朝を自認したるの根拠が甚だ薄い。


以上だな。では、また会おう。
86以上、自作自演でした。:03/12/08 19:29
2chの荒らし、ジャムおじさんについて一言
87賈範 ◆ahC0b25APk :03/12/08 21:39
かなり出遅れてしまいましたが、
新スレおめでとう御座いまする!
せっかくここまで来たので、
質問を一つ置いて去るとしますぞ。
四書五経の中で最も好む物は何ですかな?
では再見!
88以上、自作自演でした。:03/12/09 01:25
好きな星座はありますか?
89来俊臣 ◆SiKEI/O88M :03/12/09 12:44
昼食を味わいながら死刑を監督している。
慣れた光景だが、食欲をそそるとは言えぬな。

>68-69 (中国王朝強い順)
なるほど。世界帝国である元を第一に置いたか。
確かに版図では中華王朝でも最大を誇ったので、理解できる順位だと思う。
中華思想を抜きに見れば、軍事力やスケール。そして世界史に及ぼした
影響等で随一だと我輩も同意だが、中々斬新的な見方だ。
だが、中華で最初に統一王朝を完成した秦を省いたのは少し問題だな。

>71 (悪魔超人ですか?)
悪徳でそう見たのか。だが我輩らは普通の人間にて超人の如き力も技も
有していた訳では無い。しかしあの様な肉体を持ってみたいと憧れるのには
理解できなくも無いが。

>72 (いまの中国にODAなんか不要だろ?さっさと打ち切るべし)
蔡京らが申している様に、現代中国は未だに先進国としては
認められていない。
サミットに呼ばれてもいないし、未だ未開発の地域がかなりの割合を
占めている。その様な状況では他国、特に隣国日本の援助が必要
なのだろうが、結局外交においてODAも善意なのではなく、国家間の
暗黙の取引の一つにて、ただ援助するのみの姿勢では自国を含めた
世論内で反感が出るのも当然だろう。日本政府の力量次第で、有効に
使える物だ。打ち切るのも一つの判断だが。
90来俊臣 ◆SiKEI/O88M :03/12/09 12:44
>73 (九品官人法について語れ、チャイニーズ諸君)
細部に関しては既に述べられているので省くが、後の六朝においての
貴族の絶対的地位の確保と安定に役立ち、その意味では中華、特に三国
時代の政策では歴史への影響が最も高い物だ。
しかし、能力第一主義と、秩序優先とでは矛盾が生じたのも事実か。
結局。皇帝独裁が是の中華王朝では、皇帝の眼力が最後にものを言う。

>76-77 (西晋が弱っちいのは誰のせいですか?)
特に誰の皇帝の責任とは断定できないが、やはり天下統一後の諸々の
政策が功を奏さず、強大な兵力を有する半独立国に等しい諸王家が
各々で政治的対立を引き起こし、八王の乱にまで到ったのが最大の原因だ。
王朝前に亡くなられた司馬仲達殿に責任を求めるのは酷だが、武帝に関しては
ある程度の過失は認めねばなるまい。

>80 (隋の楊氏、唐の李氏は鮮卑族だったと思いますか?)
蔡京殿と同じく、一度北魏に仕えた漢族の有力者が鮮卑族の姓を賜り、
後に便宜上、再び復姓したと見るのが妥当だろう。
尤も、皇族との婚姻関係にあった両家には明らかに鮮卑族の血が流れており、
その意味では君の意見は正しい。
ただ老子や楊震の子孫を名乗ったのは、単に著名な家柄になぞらえる風習に
従っただけだろう。畏れながら武則天陛下も自らの出自を周の文王に
さかのぼられたのだからな。

>86 (ジャムおじさんについて一言)
この世界で荒らしなど日常茶飯事にて、一々騒ぐ必要も無い。
放置か削除依頼するのが最上の対応策だろう。
91来俊臣 ◆SiKEI/O88M :03/12/09 12:46
>87 (大燕丞相大将軍賈範殿)
お久しぶりですな。流石に役職と時期柄多忙とお見受けしたが
先日、戻られた様で何より。また往時の賑わいが戻る事でしょう。
して、四書五経については、正式の学問を受けなかった我輩には
縁遠い物だが、やはり知名度で論語でしょうな。
何せ我輩ですら読破できるのだから、入りやすいと言えましょう。

>88 (好きな星座はありますか?)
冬の夜空を眺めて星座に思いをはせるとは、また優雅な趣旨の質問だな。
では、おおいぬ座を挙げるとしよう。理由は恒星の中で最も明るく見える
シリウスで、肉眼での観測が容易な事だ。
また、シリウス・ミステリーなどの奇抜な学説の元なので興味深い対象
であるのも理由の一つだ。

では、我輩は職務に戻る。
 ハンドルをお持ちの方への返答には、今回よりアンカーの右側に
お名前を書かせていただきます。

>84 蔡京様
 叡智などとはまことに恐れ多きお言葉でございます。歴史や風俗に
関する知識は皆様に比べれば乏しいほうだと考えております。そんな
私がかようなお言葉を賜るなど。百斤の黄金にも勝るお言葉にござい
ます。
 ……私がこのような表現を使っても説得力はございませんかな。

>86
 ほう。あの正式名称はジャムおじさんでございましたか。いたるところ
にて見かけますな。あのようなやからは私が現役の時代ならば即刻
逮捕してやるところですが、今の世の中、ほうっておいてもどうという
こともございますまい。彼に対し、これ以上語る言葉はございません。

>87 賈範様
 これはこれはようこそおいでくださいました。私は魔女裁判官でござい
ます。以後、どうかお見知りおきを。来俊臣様や蔡京様のお知り合いで
ございましょうか。またのお越しを心よりお待ち申し上げます。
 さて、ご質問でございますが、残念ながら読んだことはございません。
なにせ、「魔女の槌」ですら腰をすえて通読しておらぬ身でございます
からな。威張れたものではございませんが。

>88
 ほう。星座でございますか。もしかしたら88という番号にかけられました
かな。そうですな。私が好きなのは、星座ではございませんが北極星で
ございますな。常に北の空から動かずゆるぎない。唯一無二を感じさせ
ませんか。
 次点においては来俊臣様が挙げられたおおいぬ座とシリウスでござい
ますな。太陽や月、惑星を除けば空にひときわ明るく輝く星でございます。
 さて。では今回は、蛇足ながら今までのレスの関連事項を述べてまいり
たいと思います。これまでのスレッドの流れを断ち切るものかもしれませぬ
が。無用の書き込みであるなら注意していただけるとさいわいにございます。

>79
 中華史上最悪の事件に、本来は文革を挙げようとしておりました。その
根拠を述べてみたいと思います。
 文革では富裕層や役者などといった者たちが社会的に冷遇され、ときに
排除や弾圧などが加えられたそうです。さて、社会においても宗教でも、
あるいは組織でも権力でもって特定の層、集団および個人に圧力や排除を
加えることを皮肉った言葉をご存知でしょうか。これを俗に、「魔女狩り」と
申します。
 ところでおもしろい、しかし笑い事ではすまぬエピソードがひとつございます。
文革がおこなわれている間、鉄鋼の生産量が飛躍的に伸びたそうでござい
ます。しかし、ここにはトリックがございます。民衆が使う鍋や釜、包丁など
身の回りの鉄製品を、広場などに集めて溶かし、それを鉄鋼生産と称した
そうでございます。結果、再度の精製が必要な文字通りのくず鉄が大量に
生産されてしまいました。ペテンを用いる点においても、魔女狩りと似ている
とは思われませんか。まあ、これはいささかこじつけ気味ではございますが。
 現代になり発行された魔女狩りに関する書籍の中に、こんな趣旨の言葉が
ございました。「魔女狩りを過去のものと笑うなかれ。現代でもなんらかの形にて
起こりうるであろうものだから」と。まさにそのとおりだと思います。ルネサンス期
欧州において起こった魔女狩りが、近代中国で再び起きてしまったのです。
 当時の中国が悪いのはそうですが、では中国そのものが悪なのかというと、
そんなことはございますまい。時代の中に吹き出した毒を浴びてしまった
被害者というべきでございましょう。まして現代は複雑な世の中でございます。
いつどこで魔女狩りが発生するか、だれにわかるでしょうか。神のみぞ知る、
でございます。
 申し忘れましたが、これはあくまで私の私的見解にございます。
 なお、反論はかまいませんが、反論に対する意見は私からは
とくに述べません。それだけの知識がおそらくないのと、反論者
以外の方を置き去りにする恐れがあるからです。

 続きです。

>92
 星座といえば、現代においては地動説が当たり前となっており
ますな。しかし、かのガリレオ・ガリレイのへの判決が覆り、名誉を
回復されたのは20世紀の終わりごろ、たしか1994か1995年あたりで
あったと記憶しております。威厳を保つためには腰は重くなり、
当たり前とされることを公に認めるのすら遅れがちになるものでござい
ます。軽々しく撤回や世間とあわせるなどの行動も取れぬ。法王庁
関係者の大変さはこの一件をもちましても感ずるところでございます。
 そのひとつの結果が、魔女狩りのエスカレートでもあったのですが……

では、これにて。
蔡太師、宣帝のように、来俊臣様と魔女裁判官殿を敬称で呼ぶには、どう言ったらいいのでござるか?
96以上、自作自演でした。:03/12/10 18:43
狄青って名将ですか?
97司馬懿仲達 ◆AnKOKUuzKo :03/12/10 19:02
>76
責任転嫁する気は無いが、まあわしにも責任はあるな。
文帝陛下による諸王族冷遇によって、魏王朝の力が弱まり、
わしら司馬家の勃興を止められなかった教訓で、
一族を大事にせよと遺言したが、それが後の八王の乱の遠因となった。
結局、石勒の評価を借りれば寡婦を騙して手に入れた天下は
簡単に崩れ去ったと言えよう。>77の炎に重荷を背負わせた酬いか。

>80
鮮卑族とする説が有力じゃが、婚姻関係で漢族の血も流れていたじゃろう。
漢化政策を取った北魏の孝文帝の時代に、多くの鮮卑族の有力者が
漢族風の姓を賜ったが、その関係と見てよい。
ただ、唐の太宗らの行動。特に女性問題を見ると明らかに遊牧系の
色濃いのがはっきり分る。
何せ父や弟の妻を奪い取って子を産ませるのじゃからな。
わしらの時代では禽獣にも劣る行為と蔑まれたのだが。

>86
あちこちで見るが、今更荒らしなど珍しくも無かろう。
自己主張の場をたまたまこの板に求めて動いておる。
それだけの事よ。

>87 賈範
忙しい様じゃが、顔を出してくれて嬉しいぞ。
未だ戦争は始まっておらぬが、年内には開始できれば良いの。
どちらにしろ老舗の燕が活気付くのはいい事じゃ。
四書五経はわしら清流派知識人の間では必須であったが
正直、今の時世では役に立つかと問われれば言葉に詰まる。
まあ、わしも来俊臣同様、論語と返しておくか。
わしら三国時代では五歳でそらんじた者も居た程であった。
98司馬懿仲達 ◆AnKOKUuzKo :03/12/10 19:09
>88
神話の関係でペルセウス座とアンドロメダ座と答える。
いわゆるペガサスとメデューサが出てくる話じゃが
昔、映画にもなっておるので知名度も高かろう。
それに今年の夏にはペルセウス座で流星群があったので、
その関係で見た者も多いと思う。

>95
蔡京宛だが、呼び名に関しては別に何でも良い。
わしは便宜上「司馬懿仲達」と名乗っているが、
本来、名である「懿」で呼ぶ習慣は無かった。
だが、知名度や他の同名の者との区別でこうしている。
それに宣帝でも仲達でも、どれでもわしを指している事は明白なので
呼びやすい(打ち込みやすい)ので良いぞ。

>96
科挙至上主義の北宋で、農民出身の一兵卒から将軍。
ついには宰相である同中書門下平章事にまで昇り詰めた軍人じゃが
おそらく最初は文盲に近かったのではないか。
出身と無学の二重のギャップを跳ね除けて官位を極めるなど
凡人にはまず不可能であろうよ。
それに自信が苦労したせいか、下の者には優しく信頼も厚かったと言う。
だが文官優位が確立した北宋では、さぞ肩身の狭い思いをしたであろう。
99以上、自作自演でした。:03/12/10 19:54
楊家将で狄青が悪人なのはどうしてですか?
100曹仁 ◆4dexcDrO82 :03/12/10 20:23
           _     _     
           /  \ /  \ ∠  100ゲッツ!
            |     □     |  \______
               (( ))
           (*´∀` )
          /,  /
         (ぃ9  |
          /  仁 /.                      
         /   ∧_二つ  
         /   /                    
        /    \                   
       /  /~\ \                 
       /  /   >  )                 
     / ノ    / /               
    / /   .  / ./                   
    / ./     ( ヽ、            
   (  _)      \__つ            
101蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :03/12/10 21:23
年末は多忙にて留守に致すことが増え、事によっては三日四日と
続けて回答できぬ日があるやも知れぬ。大変申し訳なきことだが、
宜しく了承されたし。


>86(2chの荒らし、ジャムおじさんについて一言)
最近多忙につき、此処と二、三の場にしか出入りしておらぬ。
ゆえに貴公のいうジャムなる者のことは詳しく存ぜぬな。
そやつが各地を荒らしておるというなら、感心できぬことよ。
とまれ私が、かように弾劾致した所で無意味ではあろうが。

>87 賈丞相
丞相、よく参られた。改めて礼を申す。大燕ともども末永く
繁栄して参れれば、至上の慶びである。

して四書五経だが、私は宰相として儒家倫理に真っ向対立
するかの如き政策を実行して来た者ゆえ、ことさらに心酔
していたものはない。進士に登第すべくこれらの古典を
修めはしたものの、それはすべて我が身の栄達を図りし
ためにする方便であったよ。強いて言うならば、『大学』は
官途に就きし後も幾分目に致した。『大学』を『礼記』から
分離し、四書の一として成立させたは朱子なりと理解されて
いるが、初めて『大学』を単行したるはかの司馬光であった。
ゆえに私は旧法派に身を置きし時分は、その領袖たる
司馬光の意を迎えるためこれを学び、晴れて新法の時代が
来るや、政敵の思考方法を知るために、さらに熟読致した。
このような小さな努力の集積が、私をして太師にまで栄達
せしむる力となったのだ。
102蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :03/12/10 21:26
>88(好きな星座はありますか?)
隋唐以降の天文学は高度に専門化したため、星座に関し
詳しきことはあまり存ぜぬ。西洋におき観念される星座と
異なり、中華のそれは数も多く複雑な意味解釈を含む。
さて、私の知っている星座の中で何か一つ挙げよう。
三師という星座がある。春に北の空を見上げると、丁度
おおぐま座の前脚あたりに見ゆる三星からなる星座だな。
三師とはすなわち太師、太傅、太保の三官の謂であり、
私に相応しい星座と言えよう。三星の中でひときわ強い
輝きを放つものあらば、それは三師の筆頭、太師たる私の
星かもしれぬ。我が魂は時を越えて甦り、肉体朽ちずして
天に昇る。そう考えると悪くない気分だ。
───あるいは董卓や秦檜の星かもしれんが。

>95(敬称)
つまり諱(いみな)を用いず、官爵で呼ぼうということかな?
少なくとも私に対して、気を使う必要はない。呼び捨てでも
いっこう構わぬ。おそらく来や魔女裁判官も気にせぬことと
思うが、強いて言うなら来は“来御史”とでも呼びかけるが
適当かも知れぬ。魔女裁判官は──どうであろうかな。
世俗裁判官ということなので、普通に“閣下”とでも呼ぶが
妥当なのだろうか。尤も私がとやかく口を出すは僭越ゆえ
両名の回答を待たれよ。
103蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :03/12/10 21:31
>96(狄青って名将ですか?)
北宋を代表する名将の一人だ。出自あまり定かにあらず
兵卒から叩き上げた武将なれど、西夏討伐にあって
武勲めざましく、参知政事范仲淹(はんちゅうえん)の推薦
にて仁宗皇帝に謁し、枢密副使(軍政次官)を拝した。
時に嶺外の蛮夷儂智高謀叛し、諸将遣わして討たせんと
するも悉く破れ、ここに狄青志願し自ら兵を率いて蛮兵を
大いに討ち果たした。この功をもって狄青は枢密使(軍政
長官)に進み、宰相の列に次することとなる。武将をして
枢密使に任じるは絶無とは言えねど、甚だ稀なことゆえ、
いかにこの戦功が評価されたかを示すものと言えよう。
しかるにこの大抜擢に対する風当たりは強く、狄青は
風聞中傷により京官(中央官)を追われて失意の内に
歿したそうだ。天子は彼の死を悼み、像を作らせ故人の
勲功を讃えたという。

>99(楊家将で狄青が悪人なのはどうしてですか?)
調べてみたが、『楊家将演義』なる小説の事であろうか?
全く初めて聞く名ゆえ何も解らず、満足に回答できぬ。
申し訳ないが、来らに任せるとしよう。

>100 曹仁
もう百に達したか。意外と早かった。
奇妙な姿をしているが、何はともあれ百を取れて良かったな。
祝着至極なり。
童貫って名将ですか?
マルチだけど…『一騎当千』ってどうです?
ttp://www.ikkitousen.com/index.html
106蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :03/12/12 02:32
>104(童貫って名将ですか?)
水滸伝に記述されし体たらくからは信じ難いやも知れぬが、
徽宗朝における童貫は他に及ぶ者なき、不敗の将だったのだ。
監軍として青唐(現青海省)を回復すべく従軍したるを皮切りに、
やがて独立の将軍としてチベット族、西夏を大いに討ち果たした。
それに伴い、官は太傅、職は領枢密院事を拝したから、以前に
名の挙がりし狄青を凌駕する栄達ぶりであったと言えよう。
しかるに童が名将として生涯を終えること能わざるは、晩年功を
焦りて奇策に走りし故だ。童貫は軍にて累進するあまり、宮中で
徽宗に近侍すること薄くなり、宦者梁師成(りょうしせい)新たに
台頭した。さらに私に代わりては、右僕射王黼(おうふ)台頭し、
我が子蔡攸は大いにこれと敵対した。故に童貫蔡攸ともに焦り、
女真族と連絡して遼を挟撃し、以ってこれを討ち滅ぼさんとした。
かかる両名の計画が北宋を滅亡せしむる原因にもなった愚策で
あったのは良く知られておるが、とまれ一時的に対遼戦に勝利を
得て、童貫は広陽郡王に封じられた。これは神宗皇帝が、遼を
討ちて燕雲諸州回復したる者を王に封ずとの遺訓を残した為で
ある。しかるにこの後一年と持たずして、宋は金軍の攻撃により
南渡の憂き目を見ることとなった。童貫・蔡攸・梁師成・王黼など
全員罪を得て処刑されたが、一体この無謀なる計画に反対した
私を国賊の筆頭としたは何たる不条理か。
───さて、総合して勘案すれば、到底童貫を褒めそやす
気にはなれぬが、局地戦では有能さを発揮したる武将であった。
しかるに大局的な戦略を立てるにはやや不足していたと言える。
何となれば遼とあのような形で戦端を開くことに反対を唱えたる
私こそ正しかった訳だからな。宦者は宦者。武将は武将。
進士登第の文官たる私には、到底及ばなんだと言うことだろう。
107蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :03/12/12 02:34
>105(マルチだけど…『一騎当千』ってどうです?)
ほう・・・。三国志を現代風に焼き直したか。ざっと見たるに、
かなり斬新な作品のようだな。殆どの登場人物が女性とは
驚きだ。むろん歴史など、どのように解釈して再構成しようと
自由であり、それは大いに結構なことであると思うが、
さすがに「爆乳!爆裂!美少女ハイパーバトル!」という
副題には失笑を禁じ得ぬな。機会があれば視聴してみよう。


では、今夜はここまでと致す。
108来俊臣 ◆SiKEI/O88M :03/12/12 02:43
草木も眠る丑三つ時とは良く言った物だな。

>96 (狄青って名将ですか?)
経歴評価については仲達殿と蔡京殿が申されているので省くが
一般に宋代の軍人の地位は低く、南宋の史弥遠などは鷹狩の鷹に例える程だ。
その様な風潮の中で宰相相当の官位にまで昇進した狄青は実力・幸運に
恵まれていたと言えよう。

>99 (楊家将で狄青が悪人なのはどうしてですか?)
楊家将演義とは、明代に書かれた北宋時代が舞台の小説で正式名を
「北宋志伝」と言うそうだ。
北宋初期の北漢滅亡から狄青の活躍する西夏との抗戦時までが範囲だが
主役の楊家を引き立たせるために、当時名将の誉れ高い狄青をあえて
悪役にしたてたとするのが大体の見方だな。
しかし、日本では水滸伝の楊志関連でしか名前が出てこない、
この小説を読んでいるとは、相当の中国通だな。

>100 (曹仁)
そうか。もう百とは予想外の早さだが、やはり四人も常駐していると
自然とそうなるのも頷ける。
三国魏の宿将として名高い将軍に祝って貰えるとは光栄の至りだ。
無双の所も大分賑わっているし、やはり三国志の知名度は大した物と
感心する次第にて、また二百でも取られると良い。
109来俊臣 ◆SiKEI/O88M :03/12/12 02:43
>102 (蔡京殿)
我輩は、官位年齢に置いて上である蔡京殿に敬意を表す意味で
「殿」と呼んでおりますが、別に我輩には官職名など不要だし
逆に名無しに堅苦しさを与えるから従来通り「来」でよいですぞ。

>104 (童貫って名将ですか?)
方臘の乱鎮圧と燕雲十六州の奪還が主な功績だが、あれは童貫独自の
物とは言い難い。前者では不必要かつ過大な殺戮で抵抗を強められ、
後者においてはほとんど金の援軍が無ければ、何も出来なかっただろう。
所詮、陰謀を主とする宮廷政治家の延長に過ぎない存在であったのだ。
名臣尚多きに、宦者を当てるとは嘆くべしと言われたが、正にそれだ。

>105 (マルチだけど…『一騎当千』ってどうです?)
ここではマルチを含む質問類を歓迎しておる。
その一騎当千についてだが、三国志を元とした学園格闘活劇の様だが
こうした分野の者に受けるのでは無いのか?
これを契機に三国志を本格的に学んだり、そこから中華史全般に
入ってくれれば我輩らも有難いのだがな。
しかし、こうした最近のアニメの声優一覧を見ると、知った名前が
少なくなっていくのが寂しい事だ。我輩には井上喜久子くらいしか
声が連想出来るのがいない。

では、今夜はこれまでとする。
110以上、自作自演でした。:03/12/12 10:00
  蒼
  
  天

  己

  死
111司馬懿仲達 ◆AnKOKUuzKo :03/12/12 11:23
>99
史実を使った小説でその時代で知名度が高い人物を仇役にするのは
わしら三国志演義の太祖陛下が良い例じゃ。
著名人をこき下ろす意味もあるし、作者なりの歴史評価も出せるので
中華では割合好まれておる。尤も単に判官贔屓の面も多いがな。
それに楊家将だと、主人公と狄青が同じ共通の敵である西夏と戦うので
その比較と言う見方もあろう。

>100 曹仁将軍
嘗ては魏軍でも重きを置いた将軍も、今ではこの様に使われるとは。
時代によって評価が異なるのは当然じゃが、さぞ不本意な事よ。
次の二百は誰になるのかの。

>104
互いに利用し合った蔡京が細部にわたって述べてくれているので
わしからは特に無いのだが、やはり水滸伝でのイメージが広く流布され
本人には不快にしか無い評価が定まっておろう。
所詮、こうした分野も数の意見が物を言う。
まあ、軍での功績で出世した宦官は稀じゃから止むを得んか。
112司馬懿仲達 ◆AnKOKUuzKo :03/12/12 11:24
>105
巨乳の女二人の画像で、見る気も失せたわ。
わしら三国志を馬鹿にするのもいい加減にせい。
ただ、美少女と美形を出して、適当な脚本と安易な戦闘で茶を濁し
客層である男に媚びるのと放送コードのはざまで中途半端な入浴・暴力で
肌を露出して点を稼ごうとは、実にあさましい商売根性よ。
読者・視聴者に語るべきテーマも無い二流三流の物など、
一年も経過すれば忘れ去られて消えるだけじゃ。
まあ、その様な話しか思いつかぬ低能作者では、三国志など荷が重過ぎる。
適当に男女の交尾でも描いて日銭を稼げ。(*゚д゚) 、ペッ

>110
懐かしい言葉じゃな。わしも幼い頃それが書かれた旗を見ては
不安と危険で兄上の手の中で震えたものじゃった。
世直しだのと奇麗事を並べても、所詮は乱を謀り民を殺す賊に過ぎぬ。
ただ、太平道と言う宗教を旗印にしたのが他と異なる所よ。
とは言え、後に太祖陛下が各方面で利用されたので無駄に終わった訳でも無い。
腐敗した後漢に幕を下ろす役目が適役であったのであろう。
 では、まいりましょうか。

>95
 敬称でございますか。お好きなようにお呼びくだされば、というのが
私の答えです。が、これでは答えになっていないかもしれませんな。
蔡京様がおっしゃるように閣下というのが妥当かもしれません。が、
私のように素性も明らかにせぬ者にそのような敬称など必要ござい
ますまい。正直、明らかな侮辱や無礼でもない限りはなんと呼ばた
とて気にするつもりはございませんからな。そうでなければ悪人だの
悪徳だのというスレッドに自ら現れたりなどはいたしません。
 結局は明確な回答が出せませんでしたな。もうしわけございません。

>100 曹仁将軍
 おお。曹仁将軍といえば三国時代、曹一族きっての剛の者でござい
ますな。将軍閣下のご訪問を心より歓迎申し上げます。
 それにしても、なんとなくこのスレッドでのキリ番獲得宣言はなんだか
新鮮な感じがいたしますな。単純に、前スレも含めて私が来てからは
そういう方がいらっしゃった印象があまりないものでございますから。

>105
 三国志うんぬんは抜きにしても許しがたいものがございますな。
一騎当千という言葉が貶められている気がして仕方がございません。
「音に聞こえた一騎当千の剛の者」
といえば天下無双の雄を想像できるのですが、どうもこの一騎当千と
いう単語を使うのがはばかられてしまいますな。三国志人気に乗って
いるだけという感じがするのも気に入らぬ点ではございます。私ですら
これですから、三国志当事者の仲達様がお怒りになるのもわかる気が
いたします。
 内容は存ぜませぬが、正直言ってそこに興味は引かれませんな。
 さて、このごろ思うようになったのですが、どうでしょうか。私はここから
離脱すれば中国人だけとなり、そのほうがいっそすっきりするのでは、
と愚考いたす次第でございます。残るほうがよろしいなら残って今まで
どおりにふるまうことにいたしますし、抜けたほうがよろしいなら別の
歴史系スレッドにでも移転させていただこうかと思うのです。どちらで
あるにせよ、私は私なりにすごしていくことができると思うのでご遠慮なく、
ご意見をおっしゃっていただきたいのですが。もちろん、名無しの方からの
ご意見もお待ちしております。

 では今回はこれにて。
115以上、自作自演でした。:03/12/12 19:54
バカといえば誰ですか?
>魔女裁判官たん
では遠慮なく言わせてもらおう。

唯一西洋人という事で蔡京たんも裁判官たんには期待を寄せてるみたいだし、
抜ける必要はナッシングだと思うんだが…
話題が中国系に偏りやすいのは仕方が無い事だけど、
漏れ的にまだまだ頑張ってほしいよ。

あとさぁ、あんまりこういう話題は好ましくないと思うよん。
みんな個性的だし、できるかぎり全員いてもらいたいし。

んじゃ質問。
人生で成功する人間の特徴ってナンデスカ?
>無名の魔女裁判官 ◆C/mfKlmiis
確かに中国系のみになれば所属の系列が統一されるからいいかもしれないけど、
ここの他のみんなに望まれてるからにはここにいてほしいのが本音。
実際自分もいてほしいと思う。それに、別の歴史系で前と同じようにはいかないだろうし…。

とりあえず他の西洋系の事情はこんなかんじです。
ドイツ第4帝国→第2次世界大戦、ナチス=ドイツの話題が中心。
猟奇殺人者スレ→魔女裁判官のあなたは主の伯爵夫人を取り締まる立場では?
バルセロナ伯国→時代的には良い(レコンキスタまっただなか)けど、越境規制が厳しい。
最近できた歴史系オールラウンドスレも異教徒のサラディンが(暫定)スレ主だし。

これだけじゃまずいので質問。
カトリック両王の夫のほう、アラゴン王フェルナンド2世(5世)は4分の1ユダヤ人の血を
ひいていたのに、よく自分の身内ともいえるムスリムを追放できたな、と思いませんか?
(フェルナンド王の母がキリスト教徒とユダヤ人のハーフだったそうだけど)
118117:03/12/12 22:36
「自分の身内ともいえるムスリム」→
「自分の身内ともいえるユダヤ人」です。すみません。
119司馬懿仲達 ◆AnKOKUuzKo :03/12/13 15:59
>114 魔女裁判官
突然何を言い出すのじゃ?
お主がおらぬと、西洋人が皆無となり完全に中華一色になってしまう。
来俊臣も申しておる様に、全部に返答する事はないし、
ごく自然に思う所を書けばよいのじゃ。
頼むから辞めないでくれ。この通りじゃ。

>115
わしの司馬家限定で挙げれば恵帝の衷がその代表じゃ。
蔡京らが幾分弁護してくれておるが、
わしにとっては忌わしい不肖の曽孫じゃ。
あれなら劉禅の方がましと言う物じゃろう。
皇帝は愚か、一農夫にもなれぬ男よ。
せいぜい路上で恵みを乞い、見捨てられた挙句餓死するのがお似合いじゃ。

>116
常に他人に警戒し、容易に心を許さぬ事じゃ。
全部が全部善人なら越した事は無いが、まずあり得ない話なので
場合によっては利用できる間だけ親密の振りをする事じゃ。
民間で安穏に暮らす分には不要じゃが、己を抜きん出た存在にのし上げるには
冷たい面も必要なのよ。

>117
むしろ自分がユダヤ人の血を引いているからこそ弾圧できるのよ。
自らに流れる忌わしい(当時の風潮では)血脈を根底から排除しようと思い
政治的判断と合わせて進めたのであろう。
それに、自分の一部同族だからと言う理由で手心を加えては、
当時の教会から異端か何かと難癖をつけられ、
王座そのものが危うくなった事よ。
 1日と経たぬうちにかようなご意見をいただくとは、私は果報者に
ございます。

>115
 魔女狩りの時代には世の中そんな連中ばかりでしたな。狂信者や
利権の亡者、平穏に過ごすために自ら目を閉じてバカとなる道を
選んだものもおります。あるいは自らの身も顧みずに「正義」を説き、
処刑場送りになったものもおります。社会が狂えばその中で活動する
人は、すべてバカの烙印を押されなくてはならないのかもしれません。
もちろんそれは見る角度によってという部分がございますが。
 とするならばバカの根源は……いや、さすがに上を批判するのは
まずいかもしれませんな。

>116
 ご意見に感謝いたします。私としてはまだまだ忌憚なきご意見を
期待しているのですが、そもそも質問が悪かったかもしれませんな。
 さて、成功する人間の特徴でございますか。難しいですな。いや、
それを読みきれるならば成功者に転ずる、あるいは尻馬に乗ることは
難しくないのでしょうが……知力、体力、時の運と申しますな。実力が
あり、なおかつ追い風を受けることができるものでございましょうか。
能力と運とがかみ合ったものが成功できるのではないかと思います。
運がかみ合わなかった例のひとつは、東洋でもうしわけございませんが
田沼意次でございましょう。賄賂を横行させる原因を作ったと非難され
ますが、自然災害に見舞われずに彼の敷いた路線がうまくいけば、
評価が格段に高まった可能性はございますからな。そもそも賄賂の
横行は、政敵が大げさに吹いて回ったとの説もございますし。
>117-118
 さようでございますか。あなたのご意見にも感謝いたします。
 移転先のスレッドに考えていた候補の筆頭は、サラディン殿の
ところでございました。歴史問答をする機会は減るかもしれません
が、あそこでのんびり過ごすのもまたひとつの道かとも考えて
おりましたゆえ。ただ、猟奇殺人者の主たるかの伯爵夫人は、
私ごときのの権限では取り締まれますまい。私も立場と世相とに
物を言わせて越権行為をしてきた口ではございますが、伯爵夫人を
取り締まるなど越権どころの騒ぎではございませんからな。

 さて、フェルナンド王のユダヤ人追放でございますな。フェルナンド2世
にユダヤ人の血が流れていたとする説は確かにございますな。しかし、
だからとて教会権力がまだ強かった時代に、洗礼せぬユダヤ人を
追放せぬわけにいくものでございましょうか。王として適切な処置で
あったのではないでしょうか。それを評価してか、かのマキャベリ
すらも君主論の中でフェルナンド2世を認めているそうでございます。
 ここでひとりの男を紹介しておきましょう。全スペイン異端審問本部の
初代長官で、名をトマス・トルケマダといいます。彼の異端者に対する
迫害はそれはすさまじいものでありましたが、それは置いておくとして。
追放には彼が一役買っていたようでございます。追放令の施行に
際し、ユダヤ人は金貨三万枚を王に差し出すことを申し出、その
撤回を求めたそうでございます。当時の国庫は余裕がなく、国王は
その取引に応じようとしたそうでございます。が、かの長官はイスカリオテの
ユダが銀貨のために主、イエス様を売り渡したことを引き合いに出し、
十字架を掲げてこう叫んだそうです。
「陛下は金貨三万枚で主を売り渡そうとしておられる」と。
 なかなかの役者ではございませんか。かようなものがいてはいかなる
統治者とて、と思うのですがいかがでしょうか。

 まさにピンポイントなご質問でございますな。お気遣いに感謝いたします。
>119 仲達様
 は。そのようなお言葉を……まったく持ってもったいなきことにございます。
お言葉は確かに賜りました。ですから、もうそのようなお顔をなさらないで
ください。

 蛇足かもしれませんが、余談を。
 先日の文革の話題で社会的冷遇をされたものの中に欠けていたものが
ございました。いわゆる知識階級でございますな。その訂正を思いついた
とき、近現代の「魔女狩り」をもうひとつ、思い出しました。
 クメールルージュ、クメールの赤い星ことポル・ポトでございます。彼は
知識層を嫌い、徹底的に弾圧したそうでございます。その判別方法は
「手」だったそうです。手を見て農業などの労働で荒れているものは放免
とし、きれいな手をしたものは知的職業従事者、あるいは学生として弾圧
したそうでございます。聞けば300万人いた人口のうち、実に200万人が
処刑されたと推定されているそうですな。規模は小さいにせよ、これは
本家魔女狩り以上に苛烈な魔女狩りではございますまいか。

 もうひとつ。今度は私信(?)でございます。
 別スレッドで去るか去らぬかの問題を心配されておられる方がおられ
ました。まったくありがたいことでございます。
 もう少し、>112に蛇足を加えておきましょう。

 まず、クメールとはカンボジアの8割を占める民族で、かの民族は
ワンコール・ワットやアンコール・トムなどを建造したことで有名に
ございます。なお、古代メソポタミアにはシュメール人というのが
おりましたが、混同なされないようにご注意ください。

 それから別スレッドで心配されていたことについてですが、これは
「もしもそれが私のことであるならば」というのを付け加えておきます。

 以上です。ではまた。
 未練がましいかと思いますが、もうひとつだけ。

>蔡京様および皆様
 >84におきましてやりにくき事態とおっしゃっておられましたが、
決してそのようなことはございません。前にも申し上げたとおり、
世界史に対する知識や当時の世相や風俗について別段詳しい
方でもございません。私にとっては気楽さもあり、また皆様とは
少し違った角度からの意見を言える楽しみもございますから。
蛇足的な発言もつけやすかったですし。
 それからこれは名無しを含めた皆様に対してですが、東洋史の
質問が多かったことに、なんら不満はございません。理由は
上で述べたとおりにございます。

>123
 アンカーでの指示番号が間違っておりました。>112とありますが、
仲達様へは>122の誤りでございます。謹んで訂正いたします。

 今度こそ、以上でございます。
125来俊臣 ◆SiKEI/O88M :03/12/14 16:53
では、本日の審問に入る前に仲間である魔女裁判官に一言。
気を回さずに、ごく普通に進めてくれればそれで良い。
仲達殿と同じになるが、貴殿の存在は単に同僚と言うだけではなく
異なる世界文化圏からの意見として我輩も楽しく、そして貴重な物として
拝聴しておる。どうか末永くここに留まって欲しい。

>110 (蒼天己死)
前にも述べた記憶があるが、黄巾の乱の折に掲げられた今で言う
スローガンだが、後漢に取って代わり自らの政権を立てようとしたかは
疑問が残る所にて、やはり宗教に名を借りた反乱の一つと見るのが妥当か。
だが劉備の飛躍の第一歩を用意した事で三国志好きには欠かせぬ出来事だな。

>115 (バカといえば誰ですか?)
仲達殿が内輪の名を挙げたので、我輩も近い範囲から唐の中宗としておく。
妻である韋后と母であられる武則天陛下に終始頭を押さえつけられ、
殺される瞬間まで男らしさの片鱗も見られなかった暗愚の典型と言えよう。
だが、仮に中宗在位の時に我輩が生き延びて御史中丞かそれに近い官位だったら
さぞ上手く利用できた事であろう。
126来俊臣 ◆SiKEI/O88M :03/12/14 16:54
>116 (人生で成功する人間の特徴ってナンデスカ?)
切り替えの早い事だ。一つの事に固執して失敗した者を多く見てきたので
自分に不利益か有害と見たら、年来の友人でも躊躇無く見捨てられる程の
機転が利けば言う事は無い。大切なのは今そして未来であり、いたずらに
過去に縛られるのは、何の利ももたらさぬ。極端な話過去の自分など
他人同然に見られなくては成功しないのかも知れぬ。

>117 (アラゴン王フェルナンド2世とユダヤの血と追放の因果関係)
やはり当時はキリスト教が政治的にも影響力が強く、国王とてそれを
無視しては問題があるので、ユダヤの血云々に関わらず追放に踏み切らざるを
得なかったと見る。それに追放したユダヤ人の財産と言う物質的理由も
見逃せないし、教会の支持も取り付ける。
魔女裁判官が述べた金貨三万枚も追放した後、内密に国王・教会関係者で
分配したとも考えられるし裏の多い話よ。

では本日はこれまで。
老子の説く所は如何な物でしょうか?
128以上、自作自演でした。:03/12/14 20:33
海賊王はいますか?
今、NHKで元の特集番組を放送してますが、マルコポーロは東方見聞録で言う所の様に重く用いられたのでしょうか?
130蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :03/12/15 09:03
しばらく空けてしまったな。早速回答して参る。

>109 来
そなたに対して礼を失しておること気にはなっていたのだ。
しかし確かに今さらという気がせぬでもないゆえ、好意に
甘えて引き続き来と呼ばせてもらおう。これでも内心では
そなたに尊敬と感謝の念を抱いておる。

>110(蒼天己死)
黄巾だな。“蒼天己に死す”とは言い得て妙だ。やはり私の
如き後世の人間の観点からすれば、ここから始まる動乱の
時代は、地に一条の光も挿さぬ暗黒の中世としか映らぬ。
時代の大いなる流れを前にして、人間は無力ということだ。

>114 魔女裁判官
私の見解は申すまでもあるまい。唯一人の西洋人であり、
かつ広汎なる知識を持つ貴官の存在は、我ら一党にとり
もはや必要欠くべからざるものなのだ。貴官自身が此処に
留まることに苦痛を感じない限り、出て行ってはならぬ。
いま少し、自身の立場の重さを勘案して貰いたいところだ。
貴官に去って欲しいと思う者など、ここには誰もおらぬよ。

>115(バカといえば誰ですか?)
それは幾らでも思いつくゆえ、私も皆にならいて近しき者
から挙げることと致そう。仲達は曾孫恵帝衷の不徳ぶりを
心底嘆いているようだが、私の長子たる蔡攸の愚かしさも
また特筆すべきものだ。そもそも攸は科挙に応じておらず、
恩蔭で進士の資格を得たに過ぎぬのに、驕慢なる振舞い
多く、ついには童貫らと謀りて、私の更迭を画策しおった。
何ら政治の才もなく、徽宗に阿諛追従し、禁中の風紀紊乱
に拍車を掛け、>106で述べた通りの愚策に活路を見出し、
己の身を滅ぼすこととあいなったのだ。
131蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :03/12/15 09:05
>116(人生で成功する人間の特徴ってナンデスカ?)
結局のところ最後にモノを言うのは実力だ。たとい家格や
門地が重視される時代であっても、同条件の競争相手を
蹴落とすだけの能力がなくば、栄達することおぼつかぬ。
まして宋代にあっては、進士に登第してしまえば、後は
いかに周りと差を付けるかである。私が権勢並ぶ者なき
宰相となれたのは、古典的素養と実務的能力と権謀術数
のすべてを兼ね備えていたからであり、偶然による要素は
少ない。運もむしろ悪かった方だと思う。要は無能な者に
開かれたる立身出世の道など存在せぬということだな。

>117-118(フェルディナンド二世とユダヤ人について)
アラゴンはイベリア半島において特別に強盛な国ではなく、
国内におけるユダヤ人勢力との妥協を背景にして存続して
いたのだ。それゆえ王族にユダヤ人との姻戚関係が存在
しても不自然な事ではない。ユダヤ人を人種・民族とみなす
考え方は近代以降に作られたものであり、15世紀において
国王の系譜にユダヤ人(ユダヤ教徒)が含まれたからとて、
忌むべきこととは考えなかったであろう。フェルディナンド
自身はキリスト教徒なのだし、隣国カスチラと連合して
レコンキスタ運動を進めるべく政策を決定したのだから、
特にユダヤ人を排除することに感情的躊躇があったとは
思えぬ。加えて言えばカスチラとはアラゴンを遥かに凌駕
する強国であって、フェルディナンドが経済的な動機から
ユダヤ人との妥協を図ったにしても、それを押し通すのは
困難であっただろう。
132蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :03/12/15 09:09
>127(老子の説く所は如何な物でしょうか?)
老子の思想───すなわち道家思想は、その根本として
虚無恬淡を主義としたる一種の厭世哲学と言えようか。
繁文縟礼を退けて、質朴無欲を旨としたる姿勢は、儒家の
重んずるところと著しく対比をなすところである。前漢初期、
文帝・景帝の治世は、軍事的に奮わずとも、内治に安寧を
もたらしたる善政期と言われ、その背景には道家思想の
存在が極めて強く認められる。武帝の儒教採用以後、
これらの思想は後退するが、やがて後漢末の混乱期に
入り再び道家思想は復活の兆しを見せ、魏晋時代にあり、
清談の流行という形で社会の表面に現れることとなった。
しかるにこれは道家思想の厭世的・虚無的な側面のみが
強調されたもので、社会にとり有益な思想的風潮とは到底
考えられぬ。ところで老子の思想には、神仙を重んじて、
長生不死を目的とする一派もあり、これは道教を形成する
母体となった。道家と道教は本来区別すべきものだが、
魏晋時代におき観念的になり過ぎた道家思想は、道教に
吸収されて合一してしまった。ゆえに隋唐以降の老荘思想
は道家本来の意味目的から乖離した物となり、特に北宋、
徽宗期には享楽的な淫祀邪教にまで転落した。老子は
実在の疑われる人物であるが、己の説きし倫理がかくも
無残に破壊されたことを嘆かずにはおれぬであろうな。
133蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :03/12/15 09:12
>128(海賊王はいますか?)
古今東西を問わず、海のあるところ海賊は存在した筈だ。
中華もその例外ではないが、とりわけ海賊の害が顕著と
いう印象があるのは明代だな。その中で海賊王というに
相応しきは、やはり鄭芝龍(ていしりゅう)ではあるまいか。
明末の混乱に乗じて密貿易と海賊行為により巨富を為し、
以って明朝滅びし後の南京亡命政府に参じ官爵を得るも、
後には清とも内通したる梟雄であった。この芝龍の子が
かの国姓爺鄭成功であるが、息子の方はなぜか明朝に
忠義立てした英雄として讃えられておる。とは申しても
所詮海賊には違いないがな。

>129(マルコポーロ)
マルコ・ポーロが陸路大都(現北京)に至り、元の世祖に
仕えて種々の官職に就いたことは事実と考えられる。
しかるにこれは『世界の記述(東方見聞録)』に記されし事
と言うより、『元史』など中国側の記録に基づくものだ。
『元史』世祖本紀に名の見える枢密副使孛羅(ポロ)を
マルコ・ポーロとする説があるけれど、これほどの高官に
一外国人旅行者を充てる筈がない。『世界の記述』には
その成立過程からして怪しいところが多分にあるし、
さらに『元史』というのが、中華の正史の中でもとりわけ
信頼の置けぬ悪本であるゆえ、マルコ・ポーロについては
誤伝がすこぶる多い。従ってどの程度まで世祖の寵を
受けたかに関しても正確なところを知るのは難しい。
134以上、自作自演でした。:03/12/15 20:57
拝火教について一言
135司馬懿仲達 ◆AnKOKUuzKo :03/12/15 21:28
>127
無為自然が第一と解く老子の思想は、
わしが生きた魏末で大流行した。
権力と自らのはざまで悩んでいた知識人や官僚には
清涼剤の役目であったのであろう。
だが、俗に言う竹林の七賢の様なのは韓非子の言うところの
固くて穴も開けられぬ瓢箪に近いのじゃ。
結局、国及び皇帝に役に立つか否かが問題じゃろう。

>128
蔡京が挙げている明末の鄭一族がそうじゃが、
他にも元末の方国珍も海賊から名を上げた一人じゃ。
元々海上での運送業者だったらしいが、同業者とのいざこざで
海賊の汚名を着せられて反乱を起こしたらしいが、
こうした形のは結構多いそうじゃな。
まあお主の申したいのはワンピースであろう。
136司馬懿仲達 ◆AnKOKUuzKo :03/12/15 21:28
>129
ああ、フビライの番組であろう。わしも見ていた。
北京の原形である大都が主な内容であったが
壮大な都だったらしいの。
マルコポーロについてだが、実際の所見聞録にあるように
重く用いられたとは考えにくい。
おそらく身辺にはべる従僕か個人的側近のどれかであろう。
蔡京も言ってる様に「元史」は極めて評判の悪い歴史書で
色目人関連となると信憑性は甚だ薄い。
まあ、イル汗国へ花嫁を送る役目を負ったのは間違いなく事実じゃな。

>134
ゾロアスター教か。
善悪の区別を明確化した最初の宗教と記憶しておるが、
正直詳しくは知らぬ。
ただ、善と悪の神々が戦いを続けていると言うのは
人間社会を見事に表現しておると感心しておる。
このスレの皆様方、衷心からアドバイスしますが、肉食中心の食生活は改めなさい。
お米や麦、稗粟黍といった穀物を中心に漬物や味噌汁をたっぷりと取ったほうがよろしい。
あなた方は体が陽なんですから、食べ物は思いっきり陰に振った方がバランスがいいのです。
世の中陰陽の法則です。表があれば裏がある、それが宇宙の理論です。
138以上、自作自演でした。:03/12/16 10:01
今、古典の「老子」を読んでいるのですが、皆様はどうお考えですか?
もし既にお答えになっているのであれば、そのスレを紹介してください。
139以上、自作自演でした。:03/12/16 10:40
宋の時代にはおかかえエロ漫画家がいたっていう話は本当ですか?
140来俊臣 ◆SiKEI/O88M :03/12/16 12:30
それでは本日の返答に移る。

>127 (老子の説く所は如何な物でしょうか?)
>138 (古典の「老子」を読んでいるのですが)
老子を初めとする道家の教えは自らの安全を第一とする物で
人間が有意義な存在という事を否定している。
仲達殿の言われる通り、国家政治には役立たないが一個人が教養とするには
一向に差支えが無いので、中国思想の一環として読むのが宜しい。
多くの士大夫が儒学と併用して嗜んだし、時には皇帝自らがその教儀を
経典に写した事もあるので覚える分には悪くない。

>128 (海賊王はいますか?)
具体的人名は幾つか挙げられたので、倭寇を紹介しよう。
明初期、日本では南北朝から戦国時代に存在した海賊の一種で
臨海地域から朝鮮にまで、その活動範囲を広げた事で有名だが
日本人と共に倭寇に加わっていた明人も少なくなかったらしい。
また海賊にしては珍しく、海戦よりも上陸した後の陸戦が得意で
数々の蛮行の記録がある。
明後期に兪大猷・戚継光(ゆたいゆう・せきけいこう)が鎮圧に
成功して以来下火になるも、日本の対外的印象を長く悪化させた様だ。
141来俊臣 ◆SiKEI/O88M :03/12/16 12:31
>129 (マルコポーロ)
世界帝国である元では西方のアラビア・ペルシャ。時には欧州の色目人を
様々な役職に就けたが、マルコポーロもその一人だ。
だが、最近では実在自体を疑問視する学説も含めて諸々あるが
元に滞在して何らかの官職を得て働いたのは事実だろう。
彼の東方見聞録に時の宰相である阿合馬(アフマド)の記述や
旧南宋地域の臨安や蘇州の描写があるので、それなりの官位を得ていたと
見るのが妥当かもしれない。

>130 (蔡京殿)
構わずに従来通りで宜しいですぞ。我輩も初期からの協力者であられる
蔡京殿のは感謝と敬服の念を持っておりますので、お気遣い無き様。

>134 (拝火教について一言)
古代ペルシャを起源とするゾロアスター教は古くはシルクロードを経て
中華の地にも伝来していた。我輩の生きた唐代でも長安や洛陽に寺院を
構えていたし、一種の信者団体も存在していたが、武宗の会昌の廃仏の
際に、仏教や景教と共に弾圧され、以後は記録から姿を消している。
142来俊臣 ◆SiKEI/O88M :03/12/16 12:32
>137 (肉食中心の食生活は改めなさい)
確かに我輩ら中華は、俗に言う所の四本足なら机以外食べると言われる様に
獣を含めた様々な肉類を食べていたし、高位高官ともなると偏食にも拍車が
かかるのも不思議ではない。
我輩はここに居る中で唯一貧困を経験したが、あの頃の食えれば良いとの
考えも忘れるべきではないかも知れぬ。良く教えてくれた。

>139 (宋の時代にはおかかえエロ漫画家)
北宋の都、開封は唐代の長安などとは異なり、時間に関係なく商売が許され
その関係で、様々な店が建ち並んだそうだが、日本で言う所の春画を売る店も
存在していても失笑しくは無かっただろう。
それに宮廷内でも皇子公主の性教育の際に使うとも考えられるので
それ専門の絵師も常駐していただろう。ただ名前等は伝わってはいない。

では、本日はこれにて一端閉廷とする。
143司馬懿仲達 ◆AnKOKUuzKo :03/12/16 21:59
>137
陰陽の法則にかこつけての説教とは
中々面白い物じゃな。
だが美味い物を美味く食べるのが第一の食生活と言うのが
わしの考えなので、参考程度に留めておく。
まあ、今更健康だの何だのと言う立場でも無いしな。

>138
それはそれで構わぬ。古典として読むのなら面白い内容だし
わしら中華の者の考え方を知る良い機会になろう。
それに読んで損になる本は無いじゃろう。
どの様な物にしろ、知識は覚えて得になる。

>139
来俊臣の申す様に在野でなら幾らでもその手の絵を書いて売る商売は
あった筈じゃが、宮廷で抱えていたと言う話は寡聞にして存ぜぬ。
ただ北宋では宮廷画家の立場が良かったのは確かじゃから、
余技として書いていても不思議では無いな。
だが、中華では表向き男女の裸を描くのは禁忌とされておる。
何せ儒教でも裸を野蛮と断定してるのでな。
同僚(在世時の)に借金求められたらどうします?
いままでで感動した映画ベスト5をおしえるのじゃ
文明の道の再放送見ました。
元とモンゴル帝国は厳密に言うと違うのでしょうか?
男に乳首は必要でしょうか?
148以上、自作自演でした。:03/12/17 02:18
周文王は四乳だったそうですが、やっぱり全部必要ないんでしょうか?
 まず、>114にて去る去らぬの問題を出してしまいみなさまに
ご迷惑をおかけしたこと、おわび申し上げます。私ごときに
かような評価をしていただき、まことにありがたい限りでござい
ます。

>125 来俊臣様
 ありがたきしあわせにございます。スレ主たる来俊臣様より
そのようなお言葉を賜るなどまったく恐悦至極にございます。
またお騒がせしたことについて心よりのおわびを申し上げます。
このスレッドのため、犬馬の労は厭わぬつもりでございます。
仲間というお言葉は心強く、またこの上ない喜びにございます。

>128
 海賊についてはあまり詳しくはございません。もうしわけござい
ません。国王に比肩しうるほどの力を持った海賊など、少なく
とも私は存じ上げませんな。

>129
 いかがでございましょうな。マルコポーロの記述がどれほど
信用できるものか、私にもわからぬものですからな。資料という
よりはむしろ読み物、というイメージが強いものですから。
 ところでかのものはほら吹き扱いされ、地元では嘘八百ならぬ
嘘百万と言われていたと小耳に挟みました。まあ裏づけのある
知識ではございませんゆえ、あくまで蛇足として付け加えておき
ましょう。
>130 蔡京様
 これまでも私を高く評価していただきまことに恐れ多いことで
ございます。買いかぶりすぎではないかと私のほうが気になって
しまうほどでございましたが――その評価に負けぬよう、微力を
尽くしてまいります。
これからも、どうぞよろしくお願い申し上げます。

>134
 どういうわけか、マニ教と混同することがあるのです。
 ……私にとってのゾロアスター教などはその程度でしかござい
ません。宗教にかかわる機会が少なくない身としてはこれは恥ず
べきことなのかもしれませんな。とはいえ、私が現役のころの
欧州はとても異教徒が教義を大声で謳える世界ではございません
でした、と言い訳をしておきましょう。

>137
 ん? もしやあなた様はどこぞの哲学プロレスラーですかな?
ほほ。これはこれは。先日はタッグ王座の奪取に成功したようで、
めでたいことにございます。食生活で陰陽のバランスをとるという
発想を好む方というとあなた以外には思い当たりませんな。別人
でしたらもうしわけございません。
 中庸というのは中国に端を発する東洋思想で好まれた領域に
ございますな。中庸に類する思想や発想は欧州にもございました
が、単語としてもっとも有名なのは、中国思想のものなのではない
ではないでしょうか。まあこれもあいまいな記憶の中のことですが。
……ん。中庸の話ではございませんでしたか?
>144
 私に借金を申し込むものがいるかどうかは存ぜませぬが、いたら
担保を押さえた上でお貸ししますよ。返済不能に陥ったら抵当権を
行使し、それでも足りなければ借金の事実を盾にその者の権限を
お借りします。あるいはそこで恩を売ってしまうのです。いうなれば
「金縛り」でございますな。文字通り、金で相手を縛る。または借りの
ある相手に踏み倒されるのを覚悟で貸し出せば、しがらみは清算し
やすくなりますな。
 なお、返済が困難そうでうまみも乏しそうな相手には最初から貸し
ません。

>145
 久しぶりのベスト5でございますな。いや、私はいまだ答えたことは
ないのですが。
 これは中国の話題ではございませんが、あまり映画を知らない
のです。大変もうしわけございません。

>147
 聞くところによれば、もともと人間は女性としてスタートするそうです。
そして母の胎内で男性は男性という方向に修正されていく。男性に
乳首があるのはその名残だそうでございます。
 少々卑猥なことも申し上げましょうか――いや、やはりやめておき
ましょう。

では、今回はこれにておいとまさせていただきます。
152来俊臣 ◆SiKEI/O88M :03/12/17 18:20
本日も開廷致す。

>144 (同僚(在世時の)に借金求められたらどうします?)
表面上は快く金を貸すが、後で高利をつけて返却を求める。
もし返せなくば代償を求めるか、何らかの条件を付けて我輩の利益とする。
借金で貸しを作って後々に役立てる方法は結構使ってきたが、父の来操も
それで我輩を産んだので所詮は血になせる業だな。

>145 (いままでで感動した映画ベスト5をおしえるのじゃ)
久しぶりのこの質問だな、映画一覧をこちらに出しておく。

1 ゴッドファーザー
2 レイダース・失われたアーク
3 ラストエンペラー
4 西太后
5 機動戦士ガンダム・逆襲のシャア
153来俊臣 ◆SiKEI/O88M :03/12/17 18:21
>146 (元とモンゴル帝国は厳密に言うと違うのでしょうか?)
元王朝はモンゴル帝国の宗主国であると同時に一部でもある。
中華全域とモンゴリアを統治する元と、ペルシャ中近東のイル汗国。
中央アジアのチャガタイ汗国にロシア・ウクライナのキプチャク汗国などの
諸汗国が連合したのがモンゴル帝国で、元の世祖フビライは表面上は
大ハーンとして君臨していたが、それに反抗した勢力もあり、決して
一枚岩ではなかったな。

>147-148 (乳首について)
人間に不必要な器官は盲腸炎の原因となる盲腸ぐらいではないのか。
母乳を出さぬ男には余り関係が無いのかも知れぬが、ある以上
何らかの機能を有していると思う。
しかし周の文王がその様な体質とは初耳だが、聖王伝説には何かしらの
身体的特徴があり三国志の劉備が耳が肩まで垂れ下がっている事もそうだが
誇張か何かと片付けられなくも無い。まあ流石に四つも乳首が必要とは思えぬ。

では本日はこれまで。
154司馬懿仲達 ◆AnKOKUuzKo :03/12/18 17:02
>144
その要求が法外でない限り、出来るだけ引き受ける。
かつて曹洪将軍が太子時代の文帝陛下の借財要求を断ったために
死刑の土壇場にまで追い詰められた事があるので、
金の恨みは買いたくは無いのでな。

>145
1 羊たちの沈黙(洋画ではこれが好きじゃ)
2 魔界転生(沢田研二の奴限定)
3 コナン・ザ・グレード(ファンタジー活劇ではこれが一番じゃ)
4 三国志(これは外せぬな)
5 ポリスアカデミー(コメディ物も良い)

>146
来俊臣も申している通り、元は中華地域のモンゴル帝国の一部であると同時に
歴代中華王朝の正当な後継者と言う一面を持つ特殊な王朝じゃ。
フビライの大ハーン継承における内紛の結果、各地で分裂したが
結局、明に追われるまで命脈を保った事になる。
155司馬懿仲達 ◆AnKOKUuzKo :03/12/18 17:02
>147
わしも考えた事は無い。
何せ使い道も見当たらぬし、性感帯としても妙なので
単に邪魔にならぬから放置していると言う意味合いじゃな。
だが乳毛は見た目悪いのはゆがめぬな。

>148
流石に確認する手段が無いので、伝説の類と片付けるしかあるまい。
わしも首が後ろに回る事で有名じゃが、常識で考えられぬよ。
中華特有かは知らぬが、こうした異常体質をよく後付けすると
感心するしかあるまい。
チューさんも魔界転生・沢田研二版っすか。そんなに人気あるのか。へぇー。
>156
まあわしは山田風太郎の原作から入った口じゃが
やはり豪華俳優陣と活劇で見ると断然こちらに分がある。
ただ最近のも良いと見る者も居るし、一概には言えぬ。
しかし秀忠もこれを好んでいたとは意外と言えば意外じゃ。
徳川に歯向かった天草四郎が主役の様な物だから、
嫌っていたと思っていたが。
158以上、自作自演でした。:03/12/18 20:48
春秋戦国時代の思想家の中で、皆様は誰が一番お勧めでしょうか?
159蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :03/12/18 20:52
また長く留守にしてしまい申し訳ない。
早速回答致す。

>137(肉食中心の食生活は改めなさい)
と、申されても今さら致し方ないのだが・・・。陰陽五行が哲学として
確立したるは宋代ゆえに貴公の論に似たるものも目にしたような
気がするが、さりとて現実には偏りがちな食生活を送っていたのが
事実だ。私自身はそれほど偏食はなく、肉のみならず魚も野菜も
果物も、新鮮なものを各地より取り寄せて食してはいたが、同僚や
時には天子の饗応を受ける機会も多く、そのような場合には、幾分
肉食に偏りがちになった。しかしながら私の略歴を今一度見られよ。
何となればこの蔡元長、七十九の齢まで宰相を務め、八十歳にて
歿したるは、長寿として諸君らのよく知る仲達をも超えるものだ。
様々に制約がある中で、私なりに健康に気を配った結果なのだよ。

>138(「老子」を読んでいるのですが、皆様はどうお考えですか?)
諸君らは種々の価値観が混在する現代にあり、我々よりも遥かに
自由な思考をなし得る環境に身を置いていよう。なれば老荘の学と
儒家の説くところを比較し、その相違やあるいは共通するところを
見出すことが出来ると思う。ぜひ老子のみならず孔孟や朱子の
述べるところも学んで欲しい。単に古典文学の知識を得るべく
老子を読むのみでは勿体ないというものだ。私の如く出世栄達の
目的のみで古典に触れれば、どれほど含蓄のある言葉もひとえに
無味乾燥な文字の羅列と化す。そのような学問は苦痛でしかない。
160蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :03/12/18 20:55
>139(宋代にはおかかえエロ漫画家がいた?)
そういうのを“春宮画”と称するが、絵画における一つの分野として
確立したのは元代以降になる。しかるに男女の交合とは、古今を
問わずして万人の興味の対象であったから、宋代にも少なからず
猥画は存在した。それを専門としたる絵師を画院(宮廷の画壇)に
登用することは、さすがになかったが、仲達らの述べる通り余技と
して愉しむ者はいたな。私は当時にあって文化潮流の中心に居り、
画壇に強い影響力を行使し得る立場ではあったけれど、かような
俗文化を十把一絡げに切り捨てるほど野暮ではなかった。つまり、
私自身そういったものに興味を持っていたということだな。ただし、
猥褻心からではなく、純粋に芸術的価値を見出してのことだ。

>144(同僚(在世時の)に借金求められたらどうします?)
私の同僚といえばおしなべて進士官僚であり、何も恥を忍んで
私のところに参らずでも、嬉々として大金を貸し付ける商人が
幾らでも存在した。だが若くして京官(中央官)になれば出費が
多く、貧窮する者もあったため、かような場合に私が邸宅を提供
したり、衣冠を贈ったりすることはあった。現金を貸し付ける
機会はあまりなかったけれども、貸すならば利息は取れぬ。
何となれば金融とは古今東西にあって蔑まれるべき行為の
代表格であったからな。むろん儒家倫理にも反する。とは申せ、
高位高官となり財を為せば、その運用手段として質屋や銀行の
資本主となり、間接的に金融に携わることは珍しくなかった。
───話がそれたな。私ならば、同僚に借金を求められれば
その提示されたる金額に、五割ほど増して貸し付けるであろう。
そのくらいの度量を見せねば人心は得られぬ。ただでさえ私は
巷間の評判が悪いのでな。
161蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :03/12/18 20:57
>145(いままでで感動した映画ベスト5をおしえるのじゃ)
残念ながら映画には疎くてな。あまり見たことがないのだ。
しかし無理矢理にでも5つ挙げよう。順位はつけぬものとする。

・風と共に去りぬ
・ティファニーで朝食を
・若草物語
・麗しのサブリナ
・マイ=フェアレディ

>146(元とモンゴル帝国は厳密に言うと違うのでしょうか?)
厳密に言わずとも、元王朝はあくまで中華王朝のひとつであって、
その国号定めし時点におき、既に汎ユーラシア帝国としての性格は
失していた。帝国の分裂が確定したるは海都(ハイドゥ)の乱以降で
あるかもしれないが、もともと分裂傾向にあったのでいわば当然の
成り行きだ。私はそう考えるが、確かに元王朝の天子が蒙古の
首長として大汗位にあったことは事実であり、それを重視すれば
“蒙古帝国”の寿命はそれより幾分長いものと解されることになる。
しかしどこまでが蒙古帝国で、どこからが元王朝であるかの区別に
拘泥することはあまり意味がない。単純に、フビライ汗が皇帝を
称したる西暦1271年にそれを求め、以降は各国史として捉えれば
足りることと思う。

>147-148(男性の乳首について)
以前どこかで聞き及んだ話によると、人間は母親の胎内にあって
もともと女性としての形態を有しており、月が満ちるに従い男性は
男性として生まれ出ずるよう変態するのだそうだ。ゆえに男性にも
その名残として乳首が備わっているが、母乳を出す機能は発達
せぬため無用の長物ではあるな。ちなみに周の文王が四乳なりと
いう話は私も詳しく存ぜぬ。
同僚(在世時の)の逸話を一つ教えて下さい。
163137:03/12/18 22:44
>無名の魔女裁判官 ◆C/mfKlmiis 殿
なぜばれたんだろう・・・。あ、穀物食べてますか?西村です。137は確かに私です。
・・・と言いたいところですが、単に西村さんの語り口を真似たかった一名無しです・・・。
それにしても、一発で「どこぞの哲学プロレスラー」とか当てるのには、慧眼恐れ入ります。

とりあえず、皆様も食と健康には常々気を付けなされませ。これが宇宙の理論の根本です。
(って、また真似ちゃってるよ・・・)
周の文王が四乳という話は『論衡』や『淮南子』などに記述がありましたよ。
やっぱり舜に二つの瞳があったという類の伝説っぽいですが。
165司馬懿仲達 ◆AnKOKUuzKo :03/12/19 18:06
>158
儒学全盛時代の後漢に生まれたわしが言うのも何だが
韓非子を勧めておく。
法家思想の最たる物と同時に秦の始皇帝の天下統一の
大事業の活性油の役目を果たしたのは大きいしな。
それに逸話集や諺の原点として読むのも面白い。

>162
わしと同じく文帝陛下の四友と呼ばれた陳羣殿だが
流石は儒学の大家である陳寔の孫らしく
大変私生活に厳格な人であったが、他人にもそれを求めていた。
例えば郭嘉殿が女性問題を起こす度に弾劾していたが、
全て太祖陛下に一笑に付されて終わっていた。
厳しいのは良いが、少し目に付いていたわ。

>164
なるほど。古典に掲載されていたと言う事は
それなりの根拠が有っての事かも知れぬが
伝説の一言で片付けるのが無難じゃろう。
孫権が碧眼紫髪と言う話と大同小異じゃ。
悪臣といえば伯丕も忘れてはならない人物だな。
>162
 逸話でございますか。私のようなものがごろごろしている世界
でしたからな。逸話というのは思い出せませんし、あったにしても
気に留めているほどの心理的余裕もなかったのでございます。
みなが保身と利権の獲得に努め、狂信者というべき者の著書を
目にし、あるいは話を聞くたびにうんざりする。そんな者ばかりで
ございましたな。もっとも、その今日信者どもが作った理論に
基づいて、われわれは利権や富をむさぼっていたのでございます
が。

>163 137殿
 ははは。ものまねでございましたか。よく似ていたと思いますよ。
 慧眼とは、私のほうこそ恐れ入りますな。今の流行の言葉で
申し上げるならば、むしろ無駄知識でございましょう。ろくに知識も
ないくせに、ろくでもない知識だけは持っているのです。あなたの
まわりにもそのようなものはおられませんでしたか? あるいは
あなた自身はいかがでしょうか。
 せっかくなので無駄知識をひとつ。ギンブナという魚にはオスが
おりません。少し生物学的なことを申し上げると、ギンブナの卵は
減数分裂を起こさない、つまり母親と同じ遺伝子を持つそうにござい
ます。いうなれば母のクローンでございますな。
 ちなみに私、トリビアの泉は見たことがないのですでに出された
無駄知識でしたらもうしわけございません。

では、今夜はこれにて。
ミストバーンについて一言
169来俊臣 ◆SiKEI/O88M :03/12/20 19:38
すっかり冬だな。自白せぬ罪囚を寒中に放置したら簡単に吐くであろう。
今度試してみるか。

>158 (春秋戦国時代の思想家の中で)
いわゆる諸子百家だな。やはり仲達殿同様、韓非子以外現代人に推奨できる
物は考えられぬな。奇麗事と空論に過ぎぬ孟子や一個人の範疇でしか
有効に活用できない老荘より余程実用的だ。
何より現代の法治国家の原理を二千年以上前に述べた書物など、世界でも
例を見ないので、これを第一として薦めよう。

>162 (同僚(在世時の)の逸話を一つ教えて下さい)
我輩と同じ武則天陛下の下で働いた酷吏の中に王弘義(おうこうぎ)と言う
者が居たが、貧しい頃に隣家から瓜を貰っていたそうだが、余りに図々しく
ねだったために拒絶された所、役所に隣りの家の瓜畑に兔が現れて食い荒らすと
訴えて、兔退治に出た役人のために畑が荒らされ、間接的な復讐をした。
執念深く残酷な男だったが、この逸話で「白兔御史」と仇名されたのだ。
最後は我輩と対立した挙句、こちらの誣告で流罪となり、刑地に赴く途中
昔の同僚の怒りを買って絞め殺されたが、酷吏としてはまあまあ優秀と言えたな。
170来俊臣 ◆SiKEI/O88M :03/12/20 19:39
>164 (周の文王が四乳という話は『論衡』や『淮南子』)
それは我輩も知らなかったが、教えてくれて感謝する。
改めて自分の浅学を恥じるが、もしや164は名のある文人墨客かな?
だが名を伏せている以上、それなりの理由があっての事か。
しかし君主が他人の前で裸身を晒すなどあり得ぬのに、何故その様な話が
今現代まで伝わるのか疑問が残るな。

>166 (悪臣といえば伯丕も忘れてはならない人物だな)
呉越の逸話に出てくる伍子胥・范蠡(ごししょ・はんれい)に関わる者として
名前が出るが、敵国から賄賂を貰って働くとは、悪臣と言うより愚臣だな。
自国が滅びれば、所詮は用済みとなり売国奴の見本として処刑されるのが
常道だが、その例に漏れず越王句践(こうせん)に殺された。
寄生虫は寄生している生物が生きてこそ活動出来るが、伯丕などが良い例だ。

>168 (ミストバーンについて一言)
ダイの大冒険に出た敵役の一人と記憶しているが、
何せ深く読破した訳では無いので詳しくは知らぬ。
だが、アニメのドラクエよりはましだったな。

では、今夜はこれまでとする。
田中芳樹の作品読んだ事ありますか?
シャアってそこまで悪くないと思う
次に挙げる悪役を悪いと思う順に並べ替えて下さい

シャア ハマーン シロッコ ガトー ギニアス タシロ 東方不敗 トレーズ フロスト兄弟 ギンガナム クルーゼ
174司馬懿仲達 ◆AnKOKUuzKo :03/12/21 04:04
>166
伍子胥と同じ様に楚の政争に巻き込まれ呉に亡命した伯丕じゃが
それ故、伍子胥は親近感を抱いて信用したのだが、
結果は自らを滅ぼす災いの種と成った。
まあ、范蠡の慧眼の結果と言えばそうだが
利用し利用されるのがこの時代に限らぬ国の理じゃな。

>168
生憎じゃが、わしはDQは漫画類は全く知らぬ。
調べてみても、今一つつかみ所が無いが
ここに尋ねると言う事は、それなりの悪役か何かと見るが。

>171
アルスラーン戦記と海嘯を読んだ。
前者は結局、未完で終結した様じゃが、あれで評判を落としたの。
海嘯は南宋の文天祥を主人公にした小説だが
ちと、南宋側を美化しすぎているの。
だが、陳舜臣が自作品でこれを一部引用しているので
それなりに評価は高い様じゃな。
175司馬懿仲達 ◆AnKOKUuzKo :03/12/21 04:05
>172
最初は父親の敵討ちで、後半はニュータイプによる人類の覚醒を掲げていたが
何か趣旨が一環しておらぬ感じがしてならぬ。
結局、最初の女と思われるララァの面影が付き纏って
それが思考行動を阻んだと見て良いのかもな。
ある意味、幼児性を強く残した大人と言うのかの。
最後のアクシズ落としもアムロに構って貰いたかったとしか思えぬ。

>173
シロッコ>ハマーン>シャア>越えられない壁>その他>ガトー=東方不敗

確信犯のシロッコが一番上で、わしの視点では政治力でシャアより優れていると見た
ハマーンを二番目に置きシャアを三番目とした。
ガトーは結果はどうあれ志と行動理念は悪く言えぬし、東方不敗も最後の場面で印象に残る。
その他は小物か詳しく知らぬので一まとめにした。
しかし、ガンダム世界では真の悪人はいないかも知れぬな。
皆、何かしらのコンプレックスや幼児性を引き摺って動いている様に見受けられる。
何せシロッコも評価する者によっては似非フェミニストと言い切れるらしい。
>仲達殿
 なんか、「アルスラーン戦記」の続編(第11巻?)が来年に出るらしいです。
 もっとも、あの作者だからどこまでやるか不安ですが(爆)。

 あと、イラストレーターが変わったみたい・・・・
お勧めの芸能人がいたら教えてください。
178諸葛昴:03/12/21 13:45
私は諸葛亮孔明の子孫でしょうか?
ゾーマより悪いですか
エヴォリアンとジャカンジャはどっちが悪いですか
悪ぶっているヤツって大抵ショボイですよね
182来俊臣 ◆SiKEI/O88M :03/12/22 15:01
今日も審問の席中で済まないが回答していく。

>171 (田中芳樹の作品読んだ事ありますか?)
仲達殿が挙げられた海嘯を始めとした中華関連は読んだ。
本来SFとファンタジー専門だったこの者が如何に中華史を描くかが興味が
あったが、読んでみると、随分と主役側に凝り固まった善悪主観だと
余り好意的には読めなかったな。
取り上げる人物も文天祥や岳飛と南宋関連が多いが案外中華思想に
取り付かれている珍しい日本作家かも知れぬ。

>172 (シャアってそこまで悪くないと思う)
クワトロまでは個人的動機で動いていたので幾分好意的に見れるが
終盤の総帥時代では、何か首尾一貫していない様に見受けられる。
言葉と行動が伴っていないし、サイコフレームの技術を流して
敵に塩を送る反面アクシズ落としを実行は明らかに矛盾している。
自分が終始主役でいたかっただけでは無いのか。どうもそう思える。

>173 (次に挙げる悪役を悪いと思う順に並べ替えて下さい)
了解した。ただ我輩もVやSEEDは余り知らないので幾分省くかも知れぬが。
ハマーン=シロッコ>トレーズ=シャア>タシロ>クルーゼ>ギニアス
>ギンガナム>フロスト兄弟>東方不敗>ガトー

やはりハマーンとシロッコが悪役の双璧だろう。
ガトーが下なのは一パイロットの立場なのでここに置いた。
183来俊臣 ◆SiKEI/O88M :03/12/22 15:02
>177 (お勧めの芸能人がいたら教えてください)
少し古いが丹波哲郎が我輩にとって馴染みが深い。
俳優活動の長さでは今の芸能界では最長の方だし、霊界宣伝の分野でも
結構興味深いのでな。ただ全部が全部信じるに値するかどうかは疑問だが。
確か八十前後と言う高齢なので後どれ程活動出来るかは不明だがな。

>178 (諸葛昴)
諸葛亮の血統は現存しているらしいので、その可能性もあるだろうが
富裕を見せびらかして、挙句に人食を競い合う貴様が子孫では
諸葛亮もさぞ浮かばれまい。記録に残っている程なのだから
その場に居合わせた来客も度肝を抜かれた事だろうな。

>179 (ゾーマより悪いですか)
一介の酷吏に過ぎなかった我輩には、一大陸を闇に包み込む程の
魔力も無いし、精霊を石に変える力も無い。
そう言えば、光の玉を使わなくとも倒せるとの噂が流布したが
結局本当だったのか、今更試す気も無いがな。

>180 (エヴォリアンとジャカンジャはどっちが悪いですか)
五十歩百歩だ。戦隊シリーズの悪役も昔は結構魅力的なのもいたが
昨今は引き立て役か中途半端な存在に過ぎぬ。
正に幼稚園のバスを襲うのが関の山だろう。
まあ、今では極端な描写が無理なので止むを得ないが。
184来俊臣 ◆SiKEI/O88M :03/12/22 15:03
>181 (悪ぶっているヤツって大抵ショボイですよね)
確かにそう言える。表面では悪の大物を装っていても
内実は小心者か臆病者なのが多い。
真の大悪人とは、普段は温厚か寡黙ながらいざと言う時眉一つ動かさずに
大虐殺か戦争を引き起こせる者を指すと考える。
例えば中華歴代の初代皇帝や日本の織田信長や徳川家康の様にな。

では今日はこれまでとする。聖夜祭も近くなり何かと心躍る者も多いだろう。
この板は別な意味で心が躍る人間で埋もれています。
186蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :03/12/22 21:18
四日も留守にしてしまい申し訳ない。早速回答致す。

>158(春秋戦国の思想家の中で、誰が一番お勧めでしょうか?)
いかなる観点から推奨するか困難であるけれど、仲達らの申す通り
現代人には法家が馴染み易いのかも知れぬ。しかれど法家思想は
漢代に入り衰微し、二度と隆盛を見なんだゆえに、発展というものが
ない。読破したとて、ごく限定的な教養にしかならぬのだ。私としては
やはり儒家系の思想を勧める。いったい中華の思想哲学において、
最も重要な位置を占めるは朱子学に他ならず、これを理解せんと
すれば、その基礎となる古典的な儒家思想に触れざるを得まい。
そして朱子学を中心とした“儒教”を知ることは、東洋史全体を知る
手がかりとなり、現代の東洋社会の成り立ちを考えるにあたって、
非常に有益なことと思う。儒学は即物的思想にあらず、理想主義に
傾倒したる空論であると同時に、時代を越えた普遍性を含有する。
なればこそ諸子百家のうちで最も繁栄したのだからな。

>164(文王が四乳という話は『論衡』や『淮南子』に記述がありました)
『毛詩』にもあったな。全く失念していた。わざわざの教示に感謝致す。
虞舜の双瞳についてもそうだが、とかくこれほど古代の帝王となれば
その逸話には少なからず神秘的要素が付加される。人間離れした
身体的特徴を備えることが、超人的要素を示す謂となる為であるが、
貴卿の指摘するとおり、創話に過ぎぬと看做すのが妥当と思われる。

>166(悪臣といえば伯丕も忘れてはならない人物だな)
呉王夫差の臣か。『史記』には記述なく、特に朝政を壟断して専権を
振るったとも伝えられておらぬ。果たして実在した者なのか否かは
定かではないが、どちらにしても金品に目が眩んで結果的に敵方を
利したのだから、悪臣といえば悪臣だな。私は史書において姦臣と
呼ばれるが、伯丕の如きは佞倖(ねいこう)と称されて、明確に区別
される。このような小物と私を同一視されては堪らぬということだ。
187蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :03/12/22 21:20
>168(ミストバーンについて一言)
まったく聞き覚えのない名前ゆえ調べてみたところ“魔影参謀”なる
役職にあって、悪の天子を補佐いたす者らしいな。その者の仕える
政府がいかなる制度により臣僚を登用しているか存ぜぬが、家格
門地に関わらず、実力で参謀にまで累進したならば、その点のみは
褒め称えてもよいと思う。───私からはそのくらいだ。

>171(田中芳樹の作品読んだ事ありますか?)
未読だが、その作家にまつわる話は各所で耳にする。
聞くところによると南宋史に通じたる作家で、特に岳飛や文天祥を
信奉して、秦檜や賈似道を悪罵すること甚だしいそうだな。
なれば十中八九、私のことを嫌っておるに違いない。至極不快なり。

>172-173
残念ながら、ガンダムという作品はあまり詳しく知らぬのだ。
シャアとは赤装束の男だな? ・・・あれは悪人だったように思うが、
より深く鑑賞すればそれなりに好意的な解釈もなし得るのだろう。

>177(お勧めの芸能人がいたら教えてください)
これは特にいないな。私はあまり芸能人に興味がないのだ。
申し訳ないが他の者の意見を参考にして欲しい。

>178 諸葛昴
そもそも貴卿はどういった履歴の者なのだ?貴卿に関する文書は
私も何処かで目にしたが、人肉食の逸話を持つ隋初の貴族なりと
されていたように思う。しかし『隋書』には貴卿の名は見えぬし、
実在した人物であるのか否かが私にはまったく解らぬのだ。
諸葛氏には幾通りかの族統があり、その姓を冠した者が必ずしも
諸葛孔明の末裔とは限らぬが、概ね南北朝の貴族社会において、
格の高い門地とされてはいたようだ。
188蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :03/12/22 21:23
>179(ゾーマより悪いですか)
ゾーマの統治は、アレフガルドの治安を不穏にしていたようだが、
経済面での圧政を敷いたかどうかは不明だ。よって私の指揮した
北宋末期の新法による統治のほうが悪質だと考えるなら、なるほど
私は“ゾーマより悪い”のかもしれん。考えてみればゾーマ統治下に
あっても民衆は、堅固な城壁を張り巡らした都市国家の中で、
平穏かつ牧歌的な生活を送っていたようにも感じられるしな。
だからと言って、私を悪の魔王と同一視されては堪らぬが・・・。

>180(エヴォリアンとジャカンジャはどっちが悪いですか)
それは人名なのか?私には全く聞き覚えがない。よってこれも他の
者の回答を参考にして欲しい。どうも知らぬことが多くて済まぬな。

>181(悪ぶっているヤツって大抵ショボイですよね)
基本的に、社会生活を営む上で“悪”という扱いを受け、有益になる
ことは殆どあるまい。従って自らの意思で悪人として振る舞うなど、
愚の骨頂と言って差し支えなかろう。しかし悪は悪であると同時に
強さの象徴でもある。それゆえに小心者が虚勢を張って悪人を
演じることもあろうが、そのような者は大成するべくもない。

>185(この板は別な意味で心が躍る人間で埋もれています)
確かに不穏な板であると思わぬでもない。時期的な問題で荒れる
ことも考えられるので、一応警戒はしている。
とは申しても具体的な策案が存在する訳ではないのだが・・・。


以上である。
 過ぎ去った話題でございますが、映画の質問について。ひとつ
思ったことがございます。アニメ映画の中に「魔女の宅急便」と
いうものがございますな。これはいまだに人気が高く、名作の
ひとつに数えられるほどであるとか。
 その中では冒頭から薬を調合する様が描かれている。しかも
それはどうやら代々伝わる調合法であるらしいではございません
か。あの中での設定がどうであるかは存じませんが、悪魔から
授かったまがまがしき秘術を代々伝えているという見かたもでき
ますな。薬の調合は悪魔が魔女に伝える代表的な技術でござい
ますからな。あるいはかの一族には悪魔の血が流れているやも
知れません。タイトルからして「魔女」でございますからな。
 現代ではそのような見方をするものはおそらくおりますまい。
時代が違うとはいえ……不思議な気分にさせられる作品でござい
ますな。あのころの欧州ならば製作にかかわるものすべてが逮捕
されてもおかしくないというのに。

>168
 あいにく詳しくはございませんな。ミストバーンの肉体は、実は
本来魔王のものであったという設定らしいですが……上に立つ
ものというのは、いかなる時代のいかなる場所であろうといろいろと
気を使わねばならぬものなのですな。
>171
 銀河英雄伝説は読んだことがございます。なかなか作品を
出さぬだの完結せぬだの、いろいろ言われる作者の数少ない
完成作品でございますな。しかし残念ながら、中国系の作品は
読んだことがございません。
 蛇足ではございますが、アルスラーンとはモンゴル語で獅子を意味
するそうでございますな。モンゴル相撲では大関に相当する地位で
あるそうですな。いや、関脇でしたかな? 私はのばさずに
「アルスラン」と発音するのが好きですが。

 時間の都合により、ここまでとさせていただきます。
 なお、年末は少々忙しくなる気配です。できるだけ来るようには
いたしますが、参上できずともどうかご容赦くださいませ。
191以上、自作自演でした。:03/12/22 23:46
悪い子はいねがー?悪い子はいねがー?
192孔明:03/12/23 11:15
孔明ですよ!
女服送っておきましたよ!
これを着て女口調で喋ってみてほしいのですよ!
193以上、自作自演でした。:03/12/23 17:19
あなたがたの心には善なるタガは存在しないのですか
194司馬懿仲達 ◆AnKOKUuzKo :03/12/23 18:10
>176
そうか。だが今更ではゴーストライター臭い。
しかも天野じゃなくなるとはな。
やはりこうした物は時期がずれると駄作に代わる。
まあ一応は目を通してみるだろうが。

>177
前に司馬家でモーニング娘を答えたが
今は別段誰もおらぬ。
所詮、その者が好きな芸能人が一番であり
他人から薦めても興味が無ければ無意味じゃ。

>178
孔明の孫の系統が炎に諸侯に封じられ
その系統が嫡系らしいが、貴様がそうとは限らぬ。
それに人肉を喰らって贅を競う様なのが子孫では
孔明も浮かばれぬし、好敵手だったわしの立場も無い。

>179
そうかもしれぬ。
炎の治世ではまあまあだったが、八王の乱の頃には
民は塗炭の苦しみに喘いでいたのでゾーマのより悪いかも知れぬ。
アレフガルドでは民は怪物に覚えながらも生活は保障されていたからな。
195司馬懿仲達 ◆AnKOKUuzKo :03/12/23 18:12
>180
来俊臣の話だと特撮戦隊物の悪役らしいが
どうせ稚拙な策略か無鉄砲な物に過ぎぬじゃろう。
そんな連中の優劣を定めても意味が無い。
例えて言うなら三国志で劉禅と夏侯楙 を比較する様な物じゃ。

>181
誰から見ても悪人と見える様な者など単なる愚か者じゃ。
本当に悪賢いのはそれを隠してごく普通の人間として生きておる。
例えばフセインのイラク見たいに他国から見れば一目瞭然なのが
叩かれ消えていくのじゃよ。
その意味では太祖陛下も賢明な方であったな。

>182
冬に限らず、そうした長期休養期間に湧いて出てくるのには
大抵の者が頭を痛ませるが、これも季節の風物詩と思って
早く過ぎ去る事を祈るしかなかろう。

>191
東北地方のなまはげと言う物の台詞じゃな。
こうした昔からの教訓めいた物は時代に連れて無くなりつつある。
今では秋田県でも稀にしか見れぬのでは無いのか?
196司馬懿仲達 ◆AnKOKUuzKo :03/12/23 18:13
>192 孔明
わたし宛の様だが、あの時の貴方も似たような事を手紙に書いていたわね。
あの時は笑って済ましたけど、結局最後に勝利したのはわたしなのよ。
五十台の頃より、今の七十台の女装姿も中々でしょ。
せいぜい萌える事ね。

これで満足か。孔明。貴様の頼みだから渋々聞いてやったぞ。

>193
別に全てが全て悪で黒と言う訳でも無い。
これでも善意や感謝の心と言った人並みの物は持ち合わせているつもりじゃ。
むしろ完全な悪人の方が歴史上でも存在したかすら疑問じゃ。
所詮、人間は中途半端な物なのかも知れぬしな。
仲達萌え!
もう一回その女言葉で話してくれっ!!
198以上、自作自演でした。:03/12/23 20:20
りんぴょうとうしゃかいじんれつざん!
きえーーーっ!
199吉報、北方に在り:03/12/23 20:27
クリスマスにはもしかしてイイことあるかもよ。起こっているかもよ。
最果ての辺境の地で。
今年のクリスマスは中止です
アンパンマンの友達は「愛と勇気だけ」なんですよね。
チューさん、アンタって人は・・・
太陽も泣いているぜ
>202
同意。全部みてただ。オラも。
>197
流石に二度目は厳しいわ。
それにこうした事は一度だけだから珍しがられる。
しかし孔明も未だあの時の事を覚えていてくれて
嬉しいやら苦笑するやら、まあ良い余興であった。

>198
そう言えば孔雀王とかの密教系漫画や映画でよく出るの。
密教は本来極めて閉鎖的で、奥儀など滅多に伝授しないそうだが
漫画だと強敵のインフレ状態じゃな。
空海がそう云った物を見たらどう思うのかが面白い。

>199、200、202
うむ、太陽が沈んだ頃に再度昇った様じゃ。
聖夜の前に少し早い贈り物を受け取ってわしも上機嫌じゃよ。
とは言えもう日が代わったのでイヴだがな。

>201
良く歌詞の一部で揶揄されておるが
現に仲間やバタ子らもおるじゃろう。
しかし、わしの記憶では1989年放映開始なのに
よくもまあ話が続く物よ。
法正が死んだら蜀はどうなりますか?
206蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :03/12/24 05:04
回答漏れがあったな。申し訳ない。

>134(拝火教について一言)
拝火教とは俗称で、我々は一般にこの宗教を祆教(けんきょう)と称した。
世界には陽神オルマズドと陰神アーリマンがあり、両者は絶えず闘争し、
遂には陽神の勝利に終わりて光明・清浄の善世界来たり───。
概ねこのような世界観を説くようだな。祆教の祆なる文字は唐代に
作られし新字であるが、されど祆教が中華に伝播したるは唐代より古く、
北魏の記録にある“胡天神教”とはまさにこれであろう。
とまれ祆教が民間に流行したるは唐代のことなれど、漢人の信徒は
ごく少数であったらしく、主として西域出身の外国人の間で信仰されたと
考えられる。武宗の仏教弾圧に伴う余沫にて祆教も非合法となるものの
地下に潜伏し、宋代元代にもわずかながらの信徒を擁して存続したと
伝えられている。

>162(同僚(在世時の)の逸話を一つ教えて下さい)
童貫については既に詳説したゆえ、王黼(おうふ)について語る。
この男は、言ってみれば私の亜流だ。私が童貫と結託して互いに利用
し合ったのに対し、王黼も梁師成という宦者と結託し、徽宗に取り入り
通議大夫から八階を越えて少宰中書侍郎(副宰相)にまで上った。
その後は私の失脚に伴って宰相となり、私の施策を次々に廃して一時
名臣と称されたこともあったようだ。王黼もまた若年で進士に及第したる
秀才ではあったけれど、徽宗に寵愛されたはその能力にあらず容姿に
よるものであった。顔立ちが女性的で艶かしく、色白で白粉を塗らずとも
化粧した婦人のように見えた(史書には金髪金眼の妖相と記されるが、
さすがにこれは誇張である)。もともと王黼を推薦したのは私であり、
これは痛烈なる失敗であったと思う。徽宗朝の最末期において王黼と
蔡攸はともに責任を分かつべき失政を犯したが、両名とも最終的には
処刑される羽目になった。因果応報だな。
207蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :03/12/24 05:07
>191(悪い子はいねがー?悪い子はいねがー?)
少なくとも私は“悪い子”ではなかった。少年時代は科挙に登第すべく
ひたすら勉学に励んでおったよ。ゆえに23歳という驚くべき若さにて
進士とあいなったのだからな。両親にとってはこの上なき“良い子”で
あった。そういうことだ。

>192(これを着て女口調で喋ってみてほしいのですよ!)
う〜ん・・・。あんまカワイくないなぁ、この服。
ただハデなだけで、センスってモノがないよ。こういうのっていかにも
おっさんの好みだよね。こんなの着てたら街を歩けないって・・・。
まあ、リクエストだから着てはみたけど。・・・昔の中国美人にみえる?
あ、そうだ。あたしは80才まで生きたけど、みんなの前には若い頃の
姿で現れてるんだからね? だから女の子の服を着てもそんなに
オカシくないはずだよ。背も低いほうだし、けっこう美少年だったし〜♪

以上だ。苦情があれば孔明に申し立てよ。

>193(あなたがたの心には善なるタガは存在しないのですか)
以前にも申したが、私は政治的意味での悪人であって、残虐非道なる
人間であった訳ではない。他人を殺せと命じれれば躊躇もするし、
家族や友人をいたわる気持ちも持ち合わせていた。
高級公務員という職業上、通ることやむを得ぬ悪の道は、何も前近代
に限らず現代社会においても存在する。しかしながら、私人としての
蔡京は、良心も内在するごく普通の人間であった。
208蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :03/12/24 05:09
>198(りんぴょうとうしゃかいじんれつざん!)
“臨・兵・闘・者・皆・陳・列・在・行”の九字を言いたいのであろうか。
晋の葛洪(かつこう)編纂したる『抱朴子(ほうぼくし)』の中に記述が
ある。これは道教の教義を記した古典で、『旧唐書』の経志にほぼ
全文が引用されている。徽宗朝の道士たちはこの『抱朴子』から
教義を自己流に作り変えていたな。道家思想の中でも神仙思想と
密接に結びつきたるもので、綜合的に勘案すれば邪道なりと思う。
九字の意味目的そのものについては詳しく知らぬ。

>199(クリスマスにはもしかしてイイことあるかもよ)
そうかね?私はクリスチャンではないが、特にクリスマスという儀式を
否定するつもりはない。私の魂は地獄にも落ちず、天国にも昇らず、
ふわふわと現代を漂っているけれど、このような身であっても、
何らかの祝福が訪れれば嬉しい。諸君らにも幸多からん事を祈りて
私からもメリークリスマスと言わせてもらおうか。共に過ごす恋人が
いる者にも、さにあらず孤独をかこつ者にも、よき聖夜であれ。

>200(今年のクリスマスは中止です)
これ。勝手に中止するでない。もはやクリスマスは世界的な祭事ゆえ
中止されては悲しむ者も多かろう。そなたも恋人や友人、あるいは
家族と共に聖夜を祝う準備でもするが良い。
209蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :03/12/24 05:15
>201(アンパンマンの友達は「愛と勇気だけ」なんですよね)
・・・意地の悪い指摘をするのだな、そなたは。
まあ武将というのは戦場において孤独であると──そのような事を
歌詞において象徴しているのだろう。アンパンマンは、愛と勇気を
友人として幾多の戦場をくぐり抜けたる歴戦の猛者ということだ。
武将として結果を出しておるならば、士大夫であろうと宦者だろうと、
アンパンだろうと差別はせぬよ、私はな。

>205(法正が死んだら蜀はどうなりますか?)
どうもこうもあるまい。法正は先主劉備が蜀漢の天子として立つ
以前に歿しているのだろう?なれば史実の通りになるのみだ。
性質不良で品行定まらざる人物と伝えられるし、長く生きたとて
いかほどの益になりしか疑問も残る。“有能なれど品行不良”と
いうのは、中華の史書にはありふれた表現であって、実際には
ロクな功績も残さなんだつまらぬ人物であることも多い。


以上だ。A Merry Christmas to you.
人肉って美味しいの?
モミ手、モミ手、モミ手〜。
 私としたことが……>167において、声を立てて笑っておりました。
このような場にてはしたないことを……まったく、恥ずかしき限りに
ございますな。ああ。
 ……気を取り直し、消化できなかった残りもあわせて参りましょう。

>172
 いかがでございましょうな。邪悪ではないのかもしれませんが、
復讐のためとはいえキシリア・ガルマを戦時中に葬るなぞ、これは
間違っても正しい行為とはいえますまい。戦いの行方を左右する
という意味も含めましてな。
 総帥と呼ばれるようになってからはアムロとの過去の清算を総帥
という立場よりも、あるいはその立場を利用して優先させるなど、
組織人としてはこれほど厄介な方もおりますまい。
 そういえばアムロにあこがれ、また同時に嫉妬していたとする説も
ございますな。Ζおよび逆襲のシャアと、歯がゆそうな面持ちで
アムロを見ていた場面がありましたが、それがその根拠でござい
ましょうか。だからとてアムロに肩入れしすぎるようでは総帥として
合格点をつけるわけにはまいりませんな。
 邪悪というよりは純粋だそうですが、むしろ純真が彼にはふさわしい
言葉でございましょう。
>173
シロッコ>ハマーン>シャア……以下不明 除外:ガトー

でございましょうか。
 まず、シロッコとハマーン。彼らはすでにどこか邪悪なオーラを
まとった姿で描かれておりませんか? そう感じるのは私だけで
しょうか。とくにシロッコなぞ、上官は殺すし女性は利用する。身の
回りの人間を道具ととらえているふしがございますな。
 シャアに関しては、上でも述べたとおり純粋な悪ではない気が
するのです。
 なお、ガトーは邪悪というイメージがわかぬため除外、その他は
ほとんど存ぜませぬ。もうしわけございません。

>177
 中村吉右衛門でございましょうか。池波正太郎原作の鬼平犯科帳
の主役をやっていた方でございますな。鬼平犯科帳は時代劇ファン
ならずとも、一度は見ておいて損のないドラマと私は信じております。
主役の実力が低ければ、そんな印象は決して受けますまい。まあ、
中には萬屋錦之助が主役のシリーズのほうがよかったという方も
いらっしゃるのですが。それはさておき。
 一方で上品さを感じる方でもございますな。このあたりの雰囲気や
たたずまいは歌舞伎で鍛えられたものなのでしょうか。なんであるに
せよ、ああいう年の重ね方をしたいと思わせる方でございますな。
>179
 とんでもございません。私なぞは小物でございますよ。せいぜい
小悪党というところでございましょう。身の程はわきまえております。
だからこそ、私は立場を保つことができたのでございますから。

>180
 もうしわけございませんが、耳慣れぬ言葉にございます。ご容赦を。

>181
 さようかもしれません。ところでそれはこのスレッドにいるわれわれ
に対しての言葉でございますかな。だとするならば手厳しい。
 さて、悪ぶるというのはつまり威厳や体外的な強さなどの不足分を
見せ掛けの悪で補おうとしているのでございましょう。その発想から
すでにネガティブだと愚考いたしますな。またそれは、強さが足りぬ
ひとつの証拠にございましょう。そういった連中がショボく映るのは
なんら不思議はございませんな。善にせよ悪にせよ、本当に強い者
ならば、背伸びなど必要のない行為ですからな。

>185
 聖なる日でございますからな。あまり不穏なことはなさらぬよう
に……ところで、一般には主がご生誕なされた日と位置づけられて
おりますが、実は春であったとする説や夏だろうとする説もあるそうで
ございますな。もっとも、学者でもないのにこの日について詮索する
のも野暮でございましょう。主に感謝の祈りを捧げ、心安らかに過ごす
のがよいかと思います。
 ……聖なる日に、くれぐれも邪悪なことなどなさらぬように。
>191
 ほほう。なまはげでございますか。なまはげというのは鬼、でござい
ますな。ふぅむ。
 ……いや、なんというか、鬼というのは悪魔に相当する、邪悪の象徴
でございましょう? われわれの世界で悪い子を懲らしめる悪魔なぞ
聞いたこともございませんからな。最近できたものならばまだしも、
古くから伝わる伝統の中にあるとは……
 世界は広いものでございます。

>192
 やや。これは仲達様のお役目……中国系のエピソードですし……
ああ。心の準備を……

>193
 善なるたがかどうかは存ぜませんが、理性やら分別やらは持ち
あわせておりますよ。あなたも魔女狩り時代の欧州で裁判官でも
やってみるといい。精神のコントロールがいかに必要であるか、
ご理解いただけると思います。心のそこから邪悪に染まるなど、
ある意味自殺行為に等しいことでございます。

>198
 なにかの呪文でございましょうか。そういえばどこかで、「将たる
者は常に前に立って戦うべきだ」との意味を持つのだと聞いたことが
ございますが。将が倒れたら軍隊は急所をつかれたも同然であろうと
内心で笑った記憶がございますが。
>199
 最果ての辺境の地、でございますか。私にそこを訪れる機会が
あるかどうかは存ぜませぬが、その土地に幸せが訪れることを
私も願わせていただきましょう。

>200
 世間のクリスマスを止めようというのなら、その宣言は無駄にござい
ます。あなたがそういったとて、みなかってにクリスマスという日を
楽しむことでございましょう。あなた一人がそれを宣言するならそれは
あなたの問題ですな。
 ところで、この聖なる日を否定するとは、あなたはどういうお考えです
かな? 話の続きは尋問所でお聞かせ願いましょうか。

>201
 わらべ歌にそのような指摘を入れるなぞ。たしかに「だけ」は余計
かもしれませんな。これまで深く考えたことはございませんでしたが、
蔡京様のご解釈からすると、いままで思った以上に覚悟のこもった
歌詞でございますな。
 ……子どもにはわからぬものでございましょうな。
>192
孔明様、こんな感じかな?
どう? 似合ってます?
えへへ。ちょっと恥ずかしいですね。
だけど、もうクリスマスイブですもんね。
たまにはこんなかっこをするのもいいですよね。
うん。服を貸してくれてありがとう!
明日も財産没収、がんばりますね!

 ……。
 では今回はこれにて失礼させていただきましょう。

 …………。

 あ。>210と>211に対する返答はまたのちほどとさせていただき
ます。

 ………………。
今日はクリスマスですね。もしかして一人で暇してませんか?
そんな皆さんのために、チャットの席をご用意しましたので、
宜しければお越しください!(ご多忙の方はスルーでOKです)

日時:12月25日 19:00〜
    (場合により、0:00より二次会もアリ。)

場所:ttp://nari.s4.xrea.com/      
(3〜9号室を予定しております。詳細は北風等にて。)
                         
 それでは良いクリスマスを!
219来俊臣 ◆SiKEI/O88M :03/12/24 22:44
聖夜祭前夜で皆も何かとあるだろう。
我輩も獄中の罪囚に自白した者に限り菓子を与えた。

>185 (この板は別な意味で心が躍る人間で埋もれています)
確かに特定の分野の場所はそれ関係の話題で賑わっておる。
やはり一年に一度の祭典なので何か思う事を述べたいのだろう。
しかし我輩の時代ではせいぜい景教の一派が質素な催しをする
くらいだったがこの日本では雑多な宗教を受け入れ、それを祭る。
他国から見れば特殊な民族性らしいが諸君らはどう考えるか。

>191 (悪い子はいねがー?悪い子はいねがー?)
歴史的評価で悪人の烙印を押されている者が大半のこの場だが
「悪い子」は一人も居らぬぞ。だが幼き頃は分別もつかぬ者が
大半なのでそれを一々咎めては際限も無いし親も疲れ果てるだけだろう。

>192 (孔明)
仲達殿限定かもしれないけど、アタシも付き合ってみるわね。
敵将を挑発するには良い策だけど、鉄面皮な仲達殿には通じなかったわね。
まあ、貴方も相当焦っていたので理解出来なくもないわよ。
結局、無事撤退出来たのも、病中の洒落事を哀れんだかもしれないわよ。
溺れる物は藁をも掴むとは本当ね。この女物の衣装は記念に保存しておくわ。

我輩からはこれまでだ。
220来俊臣 ◆SiKEI/O88M :03/12/24 22:45
>193 (あなたがたの心には善なるタガは存在しないのですか)
史書には悪徳の権化か魔怪の化身の如く描かれてきた我輩でも
無害で忠実な部下には割合情深いと有名だったのだぞ。
悪意を向けるのは政敵か獲物のみで、道行く者を鞭打った輩とは
大きく異なるのだ。無闇に力を振るうのは愚者のそれに他ならぬ。

>198 (りんぴょうとうしゃかいじんれつざん!)
中華の道教と外来宗教である仏教が合わさって生まれた物らしいが
日本の役小角に端を発すると言われる修験道・密教を題材にして話で
よく見る言葉だが、語源意味は我輩も存ぜぬ。
ただ日本の神仏習合系である両部神道・山王一実神道に大きな影響を
与えたのは間違いが無いだろう。

>199 (吉報、北方に在り)
既に仲達殿が存分に楽しまれた様だが、夕べは我輩は酒を飲んで寝ていた。
もし知っておれば是非とも同席を願ったのだが過ぎた事を申しても無意味か。
しかし拙速を尊ぶとは仲達殿らしい事と感心する。

>200 (今年のクリスマスは中止です)
それは200の家が厳格な仏教徒か何かと言う理由からか。
世間と隔絶した夜は何かと寂しいだろうが、その代わりに釈迦の誕生日の
四月八日にはさぞ賑やかな催しがある事と推測するがな。
しかしその日はまさか精進料理か禅料理で祝うのか。
221来俊臣 ◆SiKEI/O88M :03/12/24 22:49
>201 (アンパンマンの友達は「愛と勇気だけ」なんですよね)
信念を持ち、それのみを友とするとは見上げた心掛けと褒めたいが
それで利になるかと問われると大抵の者が否と返すだろう。
せめて表面上だけでも良いので利益をもたらす友人知人なりを持つ事を
我輩なら薦めるが、それはそのアンパン次第か。
餡のみかと思っていた中味だが、色々と苦労苦心もあると感心する。
だが、早くバイキンマンと決着をつけるのが得策ではないのか?

>205 (法正が死んだら蜀はどうなりますか?)
夷陵の戦いで劉備が敗北した際に諸葛亮が申した通りだ。
だが丞相であり信頼厚い諸葛亮が反対しても呉征伐を止められなかったのに
外様である法正の意見のみでは劉備も考えは変えまい。
だが漢中戦での作戦立案を見る限りでは中々の戦術眼を持っていた様なので
他の方策を献じていても不思議ではあるまい。

>210 (人肉って美味しいの?)
昔、食うに困り食したが正直な所美味と言えるかは疑問であった。
何せ普段入浴の習慣も無い貧民の肉なので垢に加え種々の雑食で
臭いがきつかったのを覚えておる。
現代の食人者の証言でも同じ様な事が述べられておるが、
やはり性的な快感と同時に味合わねば無理があるのかも知れぬ。
最近引退されたバートリー夫人の知人であるジェフリーダーマーなら
さぞ名回答を出してくれると思うが。
222来俊臣 ◆SiKEI/O88M :03/12/24 22:49
>211 (モミ手、モミ手、モミ手〜)
賄賂を催促するのに良く使われる表現だが、本当にしては
不気味がられて拒絶されるのが落ちだろう。
日本では「役人の子はにぎにぎをよく覚え」と風刺されたそうだが
万国共通の弊害にして実入りの良い物が他ならぬ賄賂なのだ。
中華でもそれに洩れず無数の官僚軍人果ては王侯大臣が手を染めたが
明の太祖は事の他贈賄の類を嫌われ、重刑で望んだが結局は無駄だった。

>218 (チャットの席をご用意しましたので)
招待状を貰い感謝するが、世界実在虚構を問わぬ混合での会話となると
少し難しそうなので、もし顔を出しても挨拶ぐらいに留めておくかも知れぬ。
どちらにしろ、参加は自由なのが嬉しいがな。

では今夜はこれまで。
正義を行えば世界の半分を敵に回しますか?
224以上、自作自演でした。:03/12/26 16:37
世界はいつになったら平和になるの?
225蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :03/12/27 04:15
私は本日より新年一月三日まで留守に致す。
回答もせず報告だけにて、まことあい済まぬが了承されたし。
来・魔女裁判官・仲達そして名無し諸卿には迷惑を掛ける。
謹んで詫びる次第だ。

では良い新年を迎えられよ。
カハーン…も3日…
サイキョー…も3日…

掛け持ちか!?アヒャヒャ
227以上、自作自演でした。:03/12/27 12:45
科挙ですか?
228司馬懿仲達 ◆AnKOKUuzKo :03/12/27 19:59
>205
孔明の負担が大きくなり、結果的に過労死した。
だが龐統が入蜀の際に戦死してから歯車が狂いだしたとも言える。
孔明を連れて行かずに龐統を選んだのはこちらの方が
戦術面で優れていたかも知れぬ。
法正も漢中戦での策を見る限りではまあまあの軍師だが
性格面で問題があったので孔明と衝突していたかもな。

>210
わしは食った事が無いので判らぬが
大飢饉の際にはどこでも容易に入手出来たそうじゃ。
資料文献を見る限りでは「生臭くてしこしこ」や
「酒を飲んだ者の肉は酒漬の味がする」と言われておるが
やはり食してみない事にはな。
今なら北朝鮮で闇市で買えるそうだから、そちらで何とかせい。

>211
わしらに何を望んでおるのかは知らぬが
太祖陛下は贈賄罪で罪に問われる事はほとんど無かったな。
経済面での不正もそうだが、ほどほどにしろと言う暗黙の警告が
含まれていたようじゃ。
何せ兄嫁と密通し、賄賂を貰う者でも有能なら召抱える御方だからな。
当時の儒学至上主義では考えられなかった事じゃ。
229司馬懿仲達 ◆AnKOKUuzKo :03/12/27 20:00
>223
暗にアメリカを指している様じゃが
所詮、自国のみに通じる正義など恩着せがましいを通り越して
迷惑に過ぎぬ厄介な代物よ。
だが、力が正義と言い切るのも抵抗があるし、
遠からずボロが出るかも知れぬぞ。

>224
ならぬ。例え今現在お主ら日本は平和でもイラクや他の国々で
戦争や内乱が頻発している現実では
真実の平和など決して有り得ぬのよ。
単に己一人のみの平和を望むのなら、
山野に引篭もり、花鳥風月を友とするしかあるまい。
人間全てが無欲恬淡なら可能かも知れぬが、正に夢物語よ。

>225 蔡京
分った。わしは普段と変わらず回答していく予定なので
ゆっくりと休暇を楽しむがいい。
沐浴賜暇と思えば昔を懐かしむ事もあろう。
230司馬懿仲達 ◆AnKOKUuzKo :03/12/27 20:02
>226
そう言えば燕も年末休みの様じゃな。
まあ誰かが留守番なり何なりするから
変事が起きる事もあるまい。

>227
若くして科挙に合格した蔡京が今更その必要もあるまい。
だが、現代の科挙と言える受験を控えておる連中にとっては
冬休みも貴重であろうが、学問も程々にせい。
忙中、閑有りと言うではないか。
せめて正月くらいは一杯の酒を愛でる余裕くらい持つのが
…おっと、受験生が酒を飲んではいかんの。
有能な敵と無能な味方、どちらが怖いですか?
232来俊臣 ◆SiKEI/O88M :03/12/28 20:23
本日の回答に移る。

>223 (正義を行えば世界の半分を敵に回しますか?)
個人的範囲の物なら敵を作る事も無いが、国家がそれを行うとなると
相当の反感を覚悟するしか無いだろう。正義とは己のみの便宜にて
それを他者に強制するのは、自己満足の延長に他ならない。
結局、「己の欲せざる事人に施す事無かれ」が万国共通と言える。
だが世界の半分を敵に廻す状態とは、常人なら一日以内で抹殺される。
仮に日本一国がそうなったら、一億総餓死が確実か。

>224 (世界はいつになったら平和になるの?)
人類が絶滅するか、或は原始に戻るかのどちらかだ。
人間が文明を持つ様になってから戦争はあたかも影の如く付き纏い
それを排除するなど不可能なのだ。
国家国境が無くなれば平和になると言った思想も、無駄に空論と言える。
それに一概に平和と言う物も、単に無気力な時期と同義とも言えるし
真のそれが訪れた時代も見当たらぬ以上、否定するしかあるまい。
233来俊臣 ◆SiKEI/O88M :03/12/28 20:24
>225 (蔡京殿)
了解致しましたぞ。我輩は普段通り幾つか質問が溜まれば元日如何に
関わらず来る予定なので、蔡京殿が良い正月を過ごされる事を願う
ばかりでありますぞ。

>227 (科挙ですか?)
仲達殿の申されている通り受験生にはこの時期は何かと大変らしいな。
科挙とは無縁だった我輩には理解しにくいが、唐代でもある時では
一万分の一とも言われた合格率に比べれば幾分、楽かも知れぬな、

>231 (有能な敵と無能な味方、どちらが怖いですか?)
我輩は無能な味方を危険視する。幾ら味方でも裏切る事も有り得るし
自分の派閥に入れた所で、いざと言う時何の役にも立たぬどころか
こちらの内情を敵側に売り渡す可能性も大だ。
敵が無能ならば越した事は無いが、有能ならば打ち倒した時の快感も
幾層倍にもなるのだよ。それに争いを通じて己を磨き鍛えられるので
有能な敵と言うのは良い教師と同じとも言える。

では、本日はこれまで。
234川島屋:03/12/29 03:18
川島屋ですよ
あなたにとって「理性」とは何ですか。
>235
川崎屋さんですね?どういった意図でこんな事をしたのか述べよ
237以上、自作自演でした。:03/12/29 11:08
中国板新スレ
【嫌中ウヨ】天皇はケ小平に謝罪した【国賊】
http://academy2.2ch.net/test/read.cgi/china/1072597407/より修正コピペ

岩見隆夫 敗戦記念日と「昭和天皇」の偉さ
http://www.mainichi.co.jp/eye/iwami/sunday/2002/0901.html
かつての天皇取材で知ったことだが、中国の最高実力者だったケ小平(当時の肩書は副首相)が、
戦後はじめての中国要人として来日したのは七八年十月、日中平和友好条約の批准書交換に立ち会うためである。
このとき、宮中を訪ねたケさんに、昭和天皇は、
「わが国はお国に対して、数々の不都合なことをして迷惑をかけました。
ひとえに私の責任です……」
と語りかけた。事前のシナリオにない率直な謝罪の表明である。
瞬間、ケさんは立ちつくし、電気にかけられたようになって、 言葉が出なかったという。
終生、ケさんは天皇ファンだった。


本来、輔弼にあたる臣下の責任である所を、
自ら進んで一身に負う真の人格者とはこういう方を言う。
権謀術数のみで極悪人の武則天などとは桁が違うのだ。
どうだい来俊臣どの?
そして同じく低劣な蔡京どの?
「黄絹幼婦・外孫韲臼」が「絶妙好辞」になるような漢字問題は面白いですね。
まるでクイズですが、実際の官吏登用試験なんかにも出題されたのですか?
川崎屋って何
240司馬懿仲達 ◆AnKOKUuzKo :03/12/29 22:11
>231
わしも無能な方が嫌じゃな。
孔明の例を持ち出すまでも無く、有能にして強大な敵は
自国自陣営を団結させ、良い智恵を出させる。
かの徳川家康が武田信玄と戦い敗れながらも多くの事を学び
後に天下を取った話もあるのでな。
逆に無能な味方など足を引っ張るだけにて
数合わせになるかどうかも疑問じゃ。

>234 川島屋
どこの何を扱っている川島屋かは知らぬが
年末商戦の宣伝ご苦労な事よ。
大抵の者が休んでいる間でも働く商売も楽では無いの。

>235
何かを為す時に有効な目的を考慮中に
その途中で予想される障害から逃れる事じゃな。
それを理性と言う言葉で飾って自分の疎遠さを隠す。
そんな言い訳と思っておる。
241司馬懿仲達 ◆AnKOKUuzKo :03/12/29 22:12
>237
本来、外交の席上では事前に決まった事のみを
述べるのが今の流儀らしいがそれを逸脱して、
あえてそう言った昭和天皇の姿勢はわしも評価出来る。
外交とはある意味騙し合いであり、相手の意表をつくのが有効じゃが
その際の昭和天皇の言葉がそれに当るかも知れぬな。
二年か三年で代わる首相ならまだしも、
戦時中大元帥であった昭和天皇の言葉なら尚更じゃよ。

>238
太祖陛下と楊修の話じゃったな。
世説新語にも掲載されている様じゃが、
楊修の機転が利くのを言い表しておる。
だが官吏に求められたのは実務能力と教養なので
科挙にその手の問題が出題されたとは耳にした事が無い。
しかし当意即妙の才は有るに越した事が無いの。

>239
わしも知らぬ。
店なのは分るが何を扱っているかまでは全くな。
だが察するに正月の間営業するので大手の百貨店ではないか。
年末年始は歴史ドラマをテレビ局各局が放映しますが
もし貴方様の生涯を描き、貴方様が主人公のドラマが制作されるとします。
さて、貴方様の役を演じる役者は誰ならば良いですかな?
こまかいことは抜きにして日本の俳優の中から挙げてください。
偉そうにしてるDQNが発生しているすれはここですか?
ボブサップがあなたの配下なら、どんな有効な使いみちがありますか?
 この年末年始は少々、余裕がございませんな。きちんとしたレスを
返せるのはもう少し先になりそうでございます。取り急ぎご報告まで。
 とりあえず、少しだけ。ここで答えたものもまたのちほどレスをつけ
なおします。

>242
 なぜか、ふと平幹二郎という名が浮かんでしまいました。大河ドラマ
織田信長の加納随天のイメージでしょうか。あんなあやしい役ばかり
ではない俳優なのですが。

>243
 いかがでございましょうな。偉そうなのは自覚しておりますが、私が
DQNかどうかは見るかたにもよりましょう。もっとも、魔女狩りに加担
したものすべてがDQNなのかも知れませんな。
 私はDQNでもまあかまいません。が、もしも私以外の方を愚弄して
おられるなら即刻取り消していただきたいものです。

>244
 あのような体格、そして風貌なら、死刑執行人にすれば見せしめに
なりますな。

 また改めて書き込みに参ります。今回は、まことに失礼ながらこれにて
おいとまさせていただきます。
乱世の姦雄と治世の能臣は一人の評価として普通に両立するものなのですか?
247来俊臣 ◆SiKEI/O88M :03/12/31 13:52
それでは、今年最後の開廷といたそう。

>234、236、239 (川島屋関連)
見た所、様々な場に貼られていたが、宣伝も程々にする事だ。
過度のそれは見る者に不快感を与えかねない。
どこの店かは知らぬし知る必要もあるまい。

>235 (あなたにとって「理性」とは何ですか)
考えた事も無いな。最善と思った策を実行に移す際に邪魔になる物なら
最初から無い方が良い部類に入るかも知れぬし、そもそも何をもって
理性を呼び習わすかと言う概念すら無かった時代と環境で生きてきた
我輩にとっては、無縁な言葉の最たる物だろう。

>237 (天皇はケ小平に謝罪した)
それは結構な事だが、ケ小平はその様に外交席上の一言で感動するほど
お人よしでもないし、仮にそれが真実か公式の言葉なら中国政府が全国で
それを報道・宣伝してもおかしくはあるまい。
それに「迷惑」の一言で片付けるのは日中国交回復の際の田中角栄と
大して変わらぬし、中国政府にとってはその天皇発言も些細な問題だった
とも言える。尚武則天陛下に対する評価については別に指摘もせぬ。
248来俊臣 ◆SiKEI/O88M :03/12/31 13:52
>238 (漢字問題)
三国志の楊修の機転と才知を評価した逸話だが、こう云った暗号か
言葉遊びは大して役に立たぬし、逆に君主の意を察する小賢しい輩と
見られて処罰されかねぬ。
科挙試験に出題された記録も見当たらぬし、まず考えられぬな。
それに世説新語に描かれている清談や人物評価の類は役に立たぬ。
魏晋時代の政治的混乱には無用の物なのだからな。

>242 (役を演じる役者は誰ならば良いですかな)
我輩の様な残酷で冷酷な役は大衆が多く見る番組にはそぐわぬな。
話を拗れさせるか、或は非人道的な場面を出す可能性もあるので
端役に廻されるのが容易に考えられるが、個人的希望では中年の
経験深い俳優なら文句は無い。二十代そこらの未熟な者はお断りだな。
見ていて哀れなくらいの演技の稚拙さは番組全体を貶める。

>243 (偉そうにしてるDQNが発生しているすれはここですか?)
そういう風に見えるのなら、別に言う事も無い。
人間は己の知識事柄とは無縁な物には冷淡か嫌悪感で答えるのが常だ。

>244 (ボブサップがあなたの配下なら、どんな有効な使いみちがありますか)
やはり強靭な肉体を活かして護衛か、単に人夫として肉体労働に使うのが
一番考えられる。あの者が格別学や経世の才に優れていると言う話も聞いた
事が無いので、本人の能力が活用できる様にするのが上の者の務めだろう。

>246 (乱世の姦雄と治世の能臣)
魏の太祖や明の太祖がそれに入るが、傑出した逸材と言う面と世間の常識とは
隔絶した大きな器量を言う意味で使われる様だな。
どの時代状況においても自分を羽ばたかせられるのは羨ましい限りだが
逆にその過程で他人に足を引っ張られる可能性も大なので、その評価を
如何にして保ちえるかが焦点と言える。両立できるかは本人次第だ。

では、良い正月を迎えられよ。
どうか1ラウンドもたなかった曙にお言葉を…。
まるでホステスのように巫女さんを前面に押し出す神社は、ご利益がなさそうですね?
中国史上一番人を殺した指導者は誰ですか?
やはり最後に求めるのは、不老不死ですか?
知識をひけらかして、何が面白いんですか?
嫌悪の情は無知に比例するのは事実ですか?
255以上、自作自演でした。:04/01/02 15:47
「キノの旅」っていうラノベを読んだことありますか?
宝くじに当っても、ここに居てくださいますか?
257以上、自作自演でした。:04/01/03 12:09
「悪人」とはどういった人種を指すのでしょうか?
258司馬懿仲達 ◆AnKOKUuzKo :04/01/03 14:05
新しき年、皆は如何にして過ごしておるか。

>242
経験の無い無能な役者は御免じゃな。
出来れば津川雅彦あたりで頼みたい。
程好い陰険さがわしに合致しておろう。
まあ、三国志関連の映画でわしは大抵中高年の役者が担当するし
間違っても婦女子受けする者は選ばれまい。

>243
そう見えるのなら別に構わぬ。
評価など千差万別にて、それに一々目くじらを立てては
何も出来ぬし、言論を封じる元にしかならぬ。

>244
屈強な体躯を活かして護衛役が適任じゃろう。
威圧感を与える風貌に加えて、この日本で黒人は珍しがられるから
それだけでも貴重な物じゃろう。
とは言え銃器を持った専門職の方が良いのは当然じゃがな。

>246
太祖陛下の評を申している様じゃが、それは正しい。
一人の人間に多面性が認められる意味ならごく当たり前じゃろう。
近い例では、明の朱元璋が後の評価で聖賢・豪傑・盗賊の三種類を
同時に有していたと言われておるし、人物評価に一定した法則は無い。
259司馬懿仲達 ◆AnKOKUuzKo :04/01/03 14:06
>249
客寄せで出た者にしては、まあまあ頑張ったと言えよう。
本人もそれを承知の上で出場した事と思うし、
早速あちこちで自分の絵が出回っている事を見て
満足しておるのではないのか。

>250
布施等で食う零細神社では珍しくも無かろう。
むしろそれに釣られて普段神への信仰とは無縁な女日照りの連中が
鼻の下を長くして賽銭箱に金を入れる姿があさましく見える。

>251
やはり国共内戦から文革までに数千万人を直接・間接的に殺した
毛沢東がそう言えような。
歴史的に異議の少ない三国時代でも、
太祖陛下なら最低五十万は殺しているが
時代も異なれば、数も同様じゃろう。
わしとて、戦争・政争でどれだけの者を殺したかなど覚えておらぬ。

>252
明敏な名君と呼ばれる者にそうした事例が多かったのは事実じゃ。
己が優れており、自分が永続的に王朝を支えられれば安泰と思い、
それ故にありもしない不老不死の仙薬を求め、
その結果、薬の毒にやられて早死にすると言う悪循環じゃった。
それに付け込む悪徳道士が後を絶たなかったのも拍車をかけたのだが
結局、帝王自身の判断の問題じゃ。
260司馬懿仲達 ◆AnKOKUuzKo :04/01/03 14:07
>253
無いよりましじゃろう。
それに、ここでその様な事を申すのは例えて言うなら
食道に入って、何故料理を作るのかと質問するに等しいぞ。

>254
そうじゃな。自分が無知の分野事柄に対して嫌悪感や拒絶感を抱くのは
古今東西を問わぬ人間の特徴じゃ。
単に無関心を通せれば越した事は無いが、
それに関わるとなると、感情で答えねばなるまい。

>255
名前すら知らなかったわ。元々ライトノベルの類は手に取る事も無い。
前評判や噂で耳にしたら読むかも知れぬが、
そうでないのなら縁も無い代物に等しい。

>256
若干金が増えたくらいで生活他が大きく変わるとは考えにくい。
一等賞とかなら別じゃが、そうでないのなら今までと変わり無くしていく。
だが、極端な富貴を得ると人は別物となる例も多いので
その時にならぬと断定は出来ぬな。

>257
簡単な定義だと、社会的もしくは共同体の中で排除すべき存在の者を
悪人もしくはそれに似た表現を用いるが、わしを含めてここに居る者は
自分がのし上がる過程で多くの他者を犠牲にし、
それを糧として今日まで残る業績・評価を得たので
限定した者にのみ「悪人」と言えるかも知れぬ。
 あけましておめでとうございます。などとのんきに挨拶しております
が、ろくにレスもせぬまま年が変わってしまいました。たいへん失礼
いたしました。
 では、さっそく取り掛かりましょう。

>210
 余計なことに興味を持たぬことです。あなたがその味を知れば私は
あなたを逮捕・尋問せねばならなくなりますからな。
 それはさておき、聞くところによればうまいものではないそうでござい
ますな。また、人を焼くにおいはきついものだと聞いたことがございます。
もしも味覚にあうものであるならば、そんなにおいにはなりますまい。

>211
 どなたかの減刑の嘆願でございましょうか。それともなにかお困りの
ことがございますかな。私の権限の及ぶ範囲であれば少しは相談に
乗れるかもしれませんが……何しろ私は多忙でございます。あなたの
お話を聞いている余裕がございません。
 それにしても小腹がすいてまいりました。どなたかお菓子をお持ち
ではございませんかね。たとえば黄金色の……あれば仕事の手を
休めて、休憩に時間を当てたいところでございますが。

>218
 たいへん申し訳ございませんな。なんの返答もできぬまま一週間
以上が経過してしまいました。せっかくのお誘いではございましたが
無視する形となりました。謹んでおわび申し上げます。
>223
 そもそも正義とは何でございましょうな。こんな世の中ではなにが
正義であるのか、そこからすでに問題でございましょう。もっとも、
正義がなんであるか見極めがたいのは今にはじまったことでも
ございませんな。そこで絶対の正義というものを見出せればよい
のですが、「絶対」を許されるのは神のみでございますからな。
 世界の半分までが敵に回るかどうかはわかりません。が、周囲に
人、あるいは国家も含めたい身での集団が多くあれば、反感を買う
恐れがあることは間違いございますまい。まして、今回の米国ように
利権やら別の思惑やらがあっては反発はいっそう高まりましょう。

>224
 文明の発展には産業、つまりは商売がつき物でございます。
商売には利権や利益といった言葉がついて回り、利権や利益は
争いやいさかいの種となります。文明とは人々の営みの中から
にじむようにして出てくるものでございます。
 前振りが少々長くなりましたが、人がいる以上、争いはなくなり
ますまい。人には欲求や欲望というものがございます。現在よく
使われる、いわゆる平和やら自由といった言葉は、おのおのの
欲求や欲望といったものの妥協点と申しましょうか、最大公約数
と申しましょうか、そういったところでございましょう。
>225 蔡京様
 了解いたしました……とはいえもう三日でございますな。留守を
任されたにもかかわらず、私も昨日まで留守にしてしまいました。
たいへん申し訳ございません。

>226
 くく。その強引な結論の導き方……同業者を見る思いでござい
ますな。まじめに答えると、時期が時期でございます。こちらを
留守にすることも多くなりましょう。事実、私もそうなりましたからな。

>231
 無能な部下のほうがましでございますな。無能な部下はスケープ
ゴートに使えるやもしれません。ルネサンス期は戦乱の時代では
ございませんからな。常日頃からミスを犯しておるものがあれば、
ミスをそのものにかぶせられる。また本人がそのミスを否定したと
しても、普段の自らの実績に「もしかしたら」という心理を持つことで
ございましょう。
 ただ、ありがたくないことには違いないですな。無能な部下は堤防に
あいた蟻の穴となりかねません。それはいつどこにあくのか予測が
立てづらいのです。その上でこちら側のろくを食む。やはり厄介では
ございます。

>234
 はて。あきんどの広告でございますか。宣伝もよろしいですが……
手ぶらでございますか。いや、まぁよいのです。用が済んだら早々に
立ち去るがよろしい。
>235
 これは、私の>215における>193へのレスを見ての質問でございま
しょうか。そうですな。哲学、あるいは心理学における言葉の定義は
存ぜませぬが、私はここにおいては自制心に近い意味で用いており
ます。あるいは分別という言葉と同列に並ぶものととらえております。
善なる心という意味では用いてはおらぬと、念のためお断り申し上げて
おきます。

>237
 なるほど。確かに人格者でございましょう。しかし、このスレッドには
人格者を自称するものがおりませんからな。私宛ではないようですが、
少なくとも私は比較されても痛くはございません。ここにいる以上、もはや
開き直っておりますよ。人格だけで商いや政がうまくいくとは思いません
し。私のような職務にしても、です。
 さて、>242-244へのレスは、ここのみでなく>245もご参照いただき
たいとおもいます。

>242
 先日、この質問を含めて3つだけ答えたのは、この質問の回答に
なぜか平幹二郎というなが浮かんだせいでございます。それはさて
おき。
 大杉漣あたりも面白いかもしれませんな。真田広之も浮かんだの
ですが、すでに陰陽師の敵役をやっておるようですからな。なんで
あるにせよ、渋めでなおかつ派手になりすぎぬ演技のできる役者が
望ましく思います。

>243
 付け足すことはありませんでしたな。>245で述べていることがほぼ
すべてでございます。

>244
 拷問の際に力を使う作業をさせるのもよいかもしれませんな。風貌を
生かすなら、刑吏よりもこちらが向くかもしれません。
>246
 能力と順応性が高ければ、それは可能でございましょう。万能の
天才でございますな。しかし、「乱世の姦雄かつ治世の能臣」の
実際の例はなかなか浮かぶものではございませんな。モナリザで
有名なダヴィンチは、芸術面のみならず知力や体力に優れていた
そうでございますが……
 ルネサンス時代においては「時代を神から人間へ」のような風潮が
ございましたから、万能の天才はもてはやされておりました。
 少々、話題がずれてしまいましたな。

>249
 相撲とK-1ではルールが異なりますからな。顔面への打撃の有無は
未経験者にとって大きなハードルとなるそうでございますな。あの一戦で
評価を定めるのはまだ早いでしょうな。これからでございましょう。

>250
 「りやく」の有無はともかく、本来のあり方からはずれておるように
思いますな。ただ、神社とはいえ「りえき」を出さねばならぬわけ
ですから、商売に走るのもわかります。神社を訪れる側には選択肢が
広がったと好意的に受け止めるのがよろしいでしょう。
 「りやく」うんぬん以前に、ありがたみは薄い感じがいたしますが。
神聖な空気か色気か、どちらでもお好みを選ばれるがよろしい
でしょう。
>252
 私は求めません。分不相応の望みはかえって自らの命を縮めます。
得られるかどうかすらわからぬというのに、それを求めているのが
ばれたら間違いなく処刑台送りです。そんな分の悪い賭けには乗り
ません。神に与えられた命をおとなしく全うさせるのが最善です。

>253
 あなたに助言をさせていただきましょう。そのようなお言葉は慎まれ
ませ。匿名掲示板だからとそのようなことをおっしゃるのかもしれません
が、その安心の死角に危険が潜むこともよくあることです。
 さて、本題でございます。私はひけらかすよりも、むしろこのスレッドに
いる方々の知識やお考えを拝聴するのを楽しませていただいております。
このポジションはいろいろと聞くことができますからな。ちなみに私は
歴史的知識では劣るため、そのぶんは関連事項やそれに類する蛇足
などを挙げさせていただいておりますが、それがひけらかすように見えて
しまうのでしょうか。だとするなら考えなければなりませんな。

>254
 いかがでございましょうな。知らないものにかかわりたくないというのは
人間の心理なのかもしれませんな。保守的な感情の一つの現れ方で
ございましょうな。あるいは領域を侵犯されるような感覚なのかもしれ
ません。単に自分の領域を広げるのをわずらわしく感じるだけなのかも
しれませんが。
>255
 ラノベとはライトノベルのことでございましょうか。そのような略し方が
あるのですな。
 ライトノベルはほとんど読まないのです。ですから感想や批評などは
できません。たいへん申し訳ございません。この小説はあなたのおすすめ
なのでございましょうか。

>256
 宝くじに当たったからとて私の生活が突然大幅に変わるとは思いません。
当たった直後はあわただしくなりそうですが、そのあとには帰ってまいり
ますよ。もっとも、そもそも宝くじなどあまり買わないとは思いますが。

>257
 悪事をおこなう人物を悪人と申しますな。と、ここまで答えるのはたやすい
ことなのですが、いかがでございましょうな。
 文化や社会、時代が違えば悪が美徳となり、またその逆もありえます。
いずれにせよ、悪とは絶対評価ではなく相対評価でございますからな。
悪人は人種ではなく評価でございましょう。

 長々と失礼いたしました。ではこれにておいとまさせていただきます。
食玩で注目している物はありますか?
270以上、自作自演でした。:04/01/04 09:45
「男根」とはいかなるものなのでしょう?
271ひろゆき:04/01/04 12:17

     |          | \___,,,,,_/ .'|    l;;;;;;;;;;;;;:::::        :::::丶   /"""ヾ     ヽ
     |          |.             \::、_;;;;:::;;;;        :::l l  /:;;:::'''   \    i
     |         ;:|           :::::::       | :|        ;;;;\         ヽ   ヽ 
      |         ヽ.         ( ,-、 ,:‐、   | |         ;;;;;l       . _,,,,__,_ヽ  |  
      |       /ヾ..                  | |         ;;;;;ヽ    , /゙   ¨\  _l
      |          |         __,-'ニニニヽ .  |  |           i     l|    ● ゙》(\_\
..       |        `、ヽ        ヾニ二ン"  /  |           \ γ⌒ヽ     ヽ.ヽ   \
        |         ヽ\             /  |              l l   ll^=u,,_ v/ |.\==..│
        |          l  `ー-::、_       ,,..'|ヽ./             │ ̄ ̄.l____ |.  |.   i.
        ヽ.        :人      `ー――'''''  / ヽ            .│=== │       /   )
        /;:;:;:;;:;:;: _/  `ー-、          ,.-'"   \           │    │      /    /
           ,.-'"  \:      \      .,.-''"               │    │    /    /
         /.     \        ~>、,.-''"                  i、    ゝ__,ノ     /
    ,,..-‐'''""        ヾ    ,.-''"|    /――――、           /              /

お腹がすいたのかい? ほら、僕の顔をお食べ。僕は、AA職人が後で新しい顔を書いてくれるから大丈夫。
272来俊臣 ◆SiKEI/O88M :04/01/04 13:16
遅くなったが新年、真に善事である。
改めて今年もこの場を利用してくれる事を願う所存である。

>249 (どうか1ラウンドもたなかった曙にお言葉を…)
元来相撲で鍛えた肉体も、分野が違えば単なる脂肪の塊とまで酷評される。
見ていて痛々しい限りであったが、客もそれを事前承知の上で見ていたな。
老いた馬も志は千里に在りと言うが、また別の機会にでも挑戦して欲しい。

>250 (巫女さんを前面に押し出す神社)
神職に在る者を使うのは別段、非難されるべき事ではあるまい。
だが、女の容姿のみを売り物とし、それで賽銭や利益を増やそうと言う
商売根性は宗教関連も現代資本主義の観念内に在ると言う良い証拠と言えよう。
所詮、女を求める男の性は何時の世も変わらぬと云う事よ。

>251 (中国史上一番人を殺した指導者は誰ですか?)
やはり仲達殿が挙げられた毛沢東だろうな。
共産党による日本軍・国民党軍への抵抗から内戦を経て人民共和国建国後の
大躍進やそれにより大飢饉。そして文化大革命での被害者を含めると
下手したらヒトラーやスターリンを超える数になる計算だ。
如何に戦争・政争を繰り返してきた歴代皇帝でも、これには及ぶまい。

>252 (やはり最後に求めるのは、不老不死ですか?)
この世のありとあらゆる栄耀栄華を極めた帝王諸貴族は大抵、
それを最終目的としてきたが、所詮は夢でしか無かったな。
だが、善名にしろ悪名にしても歴史に名前と功績が残れば
その時点でその者は不老不死に近い存在として多くの者の口や頭の中で
活動出来るのだから、あながち無駄とも言えまい。
273来俊臣 ◆SiKEI/O88M :04/01/04 13:19
>253 (知識をひけらかして、何が面白いんですか?)
身近に在る物は例え塵芥でも有意義に使いたいのが人間の理だ。
知識も同様にて、それをこうして様々な方法で用いるのは悪い事ではあるまい。
ここに限らず、この世界で活動している者は皆幾許かの知識を元にして
動いており、それを否定しては残るのは空虚に等しい物よ。

>254 (嫌悪の情は無知に比例するのは事実ですか?)
自分が無知な物に対する人間の反応は三種類ある。
第一はそれを己に活かそうと学び吸収しようとする物。
第二は自分に無関係な物と見て無関心を貫く。
そして第三が君の言う嫌悪感だが、比例と言うより最悪の選択だな。
これは自分から昨日までは関わりの無い事柄やその周辺と争う火種を
自ら持ち込んで災厄を招くに等しい愚挙よ。
仮に嫌悪感を抱いても、それを表面に出さなければその限りではないが
それが出来る大人なら苦労は無いな。

>255 (「キノの旅」っていうラノベを読んだことありますか?)
いや、読んだ事は無い。今までその分野に触れる機会も感心も無かったので
これからもそれで通すつもりであったが、良い評判の本なら読んで損は無い。
貴重な情報を伝えてくれた事には感謝する次第である。

>256 (宝くじに当っても、ここに居てくださいますか?)
富貴は人を大きく変える物だが、我輩もその例に漏れなかった。
糟糠の妻でも身分不相応となれば屑の如く捨て去り旧友でも一時の利益に
反すれば躊躇無く抹殺した我輩が今更善人面をしても始まるまい。
まあ、金に包まれれば気分姿勢が自然と尊大となるかも知れぬが
ここを離れると言うのは考えにくいな。もし何らかの理由で離れざるを
得なかったら、事前に事情を書くのが最低限の礼儀であろう。
今の所は全くその様な事は無いがな。
274来俊臣 ◆SiKEI/O88M :04/01/04 13:20
>257 (「悪人」とはどういった人種を指すのでしょうか?)
例えば君に害を成した者は君にとっては明らかに悪人と呼べる存在だが
他の者にとっては単なる他人或は善人かも知れぬ。
自分本位の見方で言えば己に不利益をもたらした人間全てが悪人なのよ。
我輩も、世間では名役人名宰相と呼ばれた者共でも出世や己の立場の安泰に
有害と見れば極悪人以下の扱いで対したのだ。
要するに悪人善人の基準など自分の範囲内でしかない。

>269 (食玩で注目している物はありますか?)
駄菓子のおまけと称する物だが、我輩も一時期は消しゴム人形の類を
好んで集めていた事があるので関心が無い訳では無い。
特に注目している物は無いが、やはり人気作品の人形類が考えられる。
だが、それのみを目当てにして菓子を捨てるのは些かな。

>270 (「男根」とはいかなるものなのでしょう?)
読んで字の如く、「男の根」即ち男の象徴に他ならぬ。
だが、中華ではそれすらも影に等しき無駄物として切り捨てて己一人の
出世立身を謀った宦官が存在した。
貧しさや容姿の悪さで女に縁の無い者なら、現代でもそれが金や出世に
代わるとなれば、自宮宦官の如く行っても不思議ではあるまい。
我輩ももし明清に生を得ていればそうしたかも知れぬな。

>271 (ひろゆき)
貴様は人間であろう。それを自分で頭を切除して他人に与えても意味が無い。
逆に新しい顔が出来る前に死ぬだけだが、その覚悟在っての発言か。
だが、今更食人行為をこの場で行う気も無いので、そうした嗜好を持つ相手を
選んで発言なり書き込むのが望ましいのではないのか。

では、新年最初の回答、ここまでと致す。
275川島屋:04/01/04 19:02
うんちを食べさせられる拷問は嫌ですよ?
五十杖の刑とかは、執行人の腕力によって差がありすぎませんか?
どんな風に死にたい?
278蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :04/01/05 16:23
謹賀新年。本年度も宜しく願いたい。

>来・魔女裁判官・仲達
皆のおかげでゆっくりと骨休めができた。
謹んで感謝すると共に、長く留守にしたことを深く詫びる。


>210(人肉って美味しいの?)
さあ──?私には想像もつかぬ。中華史において食人にまつわる逸話は
事欠かねど、それらは創作の類が殆だあろうし、私自身人肉に手を出した
経験はない。ウガンダ共和国の大統領イディ・アミンは食人癖ありと巷間に
伝えられ、「人肉は塩辛い」などと側近に吹聴していたという。“塩辛い”とは
原語(仏語であろう)にて如何なるニュアンスを持つものか今ひとつ私には
解らぬが、少なくとも美味を讃えての発言ではないと思われる。そもそも
近現代に限ることなく大抵の文明社会では、程度の差こそあれ人肉食を
禁忌とする。なればこそ特定の人物を貶める目的で、史書におき恣意的に
人肉食の逸話が挿入せられることは侭ある。良きにつけ悪しきつけ大衆の
耳目を引くような逸話はおしなべて信用が置けぬものにて、結局のところ
人肉が美味か否かなど、実際に食べてみねば、正確なことは解るまいよ。
現代日本で人肉を食するならば、死体損壊の罪などに問われよう。興味を
抱くのは結構なことと思うけれど、実行してみよと勧める気にはなれぬな。

>211(モミ手、モミ手、モミ手〜)
かかる卑屈な態度は傍から見れば不快感を催させしめるが、いざ当事者と
なれば、下手に出られて気分を害する者など殆ど存在せぬ。いつの時代も
権力者への阿諛追従こそ、最も易き処世術と言えよう。しかし今や私も
国家の大官にあらず、行き場を失いし霊魂に過ぎぬ。存命中の私であれば、
貴公が一生食うに困らぬ地位財産を与うることも可能ではあったけれどな。
よって、ここではなく貴公の勤務先で上司などに揉み手をし、出世の糸口に
するが良い。
279ジャムオヂサソだよ☆ヒハハ☆:04/01/05 16:25
           /  \―。
            (    /  \_
             /       /  ヽ   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
         ...―/          _)  <ちんちんショアッ!ショアッ! 
        ノ:::へ_ __    /      \_____
        |/-=o=-     \/_
       /::::::ヽ―ヽ -=o=-_(::::::::.ヽ
      |○/ 。  /:::::::::  (:::::::::::::)
      |::::人__人:::::○    ヽ/
      ヽ   __ \      /
       \  | .::::/.|       /
        \lヽ::::ノ丿      /
          しw/ノ___-イ
キミ達文なげぇんだよオヂサンイカれるよはぁはぁ・・・・・
280蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :04/01/05 16:26
>223(正義を行えば世界の半分を敵に回しますか?)
ある一つの“正義”を対立軸として二色に塗り分け得るほど、世界は単純な
構造ではあるまい。したがって世界の半分を敵に回すほどの力を伴う正義
など存在しないと私は思う。前世紀における資本主義と社会主義の対立は、
互いを敵として世界を二極化したと考える向きもあろうが、各々の陣営に
おいて正義と信ずる観念が一致していた訳ではない。言ってみれば世界の
半分以上を敵に回すような極端な正義など、理屈として想定し得ても、実行
するのは不可能だろう。個人の行動も国家の行動も、その規模が大なれば
大なるほど制約が増し、妥協の産物と化す。

>224(世界はいつになったら平和になるの?)
それは解らぬな。人間は決して歴史に学ばぬし、己の生きる時代を正確に
分析して未来予測をする事もできぬ。地球上から全ての戦争・紛争を消滅
せしめ、個人間の争いや犯罪すら生じぬような、真の平和など我々の持つ
常識では想像することすら叶わぬ。逆を言えば、この人間の本能に根ざす
とも思われる、争乱絶えぬ社会が永続するとも断定できぬがな。

>226(カハーン…も3日… サイキョー…も3日… 掛け持ちか!?アヒャヒャ)
私の名は“さいけい”と発音するのが良い。“さいきょう”でも間違いとまでは
言えぬが。掛け持ちうんぬんについては特に否定も肯定もせぬけれど、
そなたの指摘が的を射ているとすれば、私も随分と器用な真似をしていると
いうことになるな。

>227(科挙ですか?)
科挙に登第して進士となれば、それは終身の資格となり再受験を要せぬ。
よって私は二度と科挙を受験することはないだろう。日本では今が受験の
追い込み期と聞く。特に官立の大学を受験する者は、間もなく一次試験が
あるのだろう? 机に噛りつきて必死に勉強するが良かろう。多少身体を
壊しても構わぬくらいの勢いがなくては、成功ありえず栄達おぼつかぬよ。
281蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :04/01/05 16:29
>231(有能な敵と無能な味方、どちらが怖いですか?)
有能な敵こそ恐怖に決まっている。味方が味方である以上、いかに無能で
あったとて恐怖の対象になどならぬ。戦場に立つ武将ならば無能な味方の
失策が、命取りになるような状況も想定し得るかも知れぬが、一般社会に
おいてはそのような危険性は少ない。邪魔になるほど無能な味方は
切り捨ててしまえば良いのだし、その結果敵に回られたにしても、そもそも
無能な者ゆえいかようにも処せる。むしろ有能な味方に裏切られる事こそ
恐怖なのではないかと思う。結局のところ、最も必要欠くべからざるものは
自己の有能さである。ある者が有能か無能か、己にとり敵か味方か、
それを正しく峻別できてこそ、かかる議論は初めて意味を持ち得るのだ。

>234>236>239
川島屋だか川崎屋だかよく解らぬけれど、その業者(?)が何かの不始末
でも仕出かしたのかね? あるいは高島屋や長崎屋のことであろうか。
前者は業績の比較的好調なる百貨店で、後者は既に経営を破綻させた
小売業者であったな。

>235(あなたにとって「理性」とは何ですか)
哲学的意味での理性については良く知らぬ。カントやヘーゲルは理性なる
ものを詳細に定義づけ、悟性とも感性とも区別したるが、一読した限りでは、
無意味な空論にしか思えず、深入りする気にはなれなかった。
単に“感情”と相対し、筋道を立てた思考の方法として定義される辞典的な
意味での“理性”ならば、私は例えば情欲や目先の単純な利益に捉われず、
常に大局的視野に立ちて将来を見据えることで、立身出世を遂げるべく
実践して参ったつもりだ。私は国庫の黒字化という政治的目標の為に儒家
倫理にも王安石の政治思想にも捉われることなく、理性的統治を実践した、
中華史全体においても数少ない政治家であったと思うのだがな。いわば
正しい意味でのマキャベリズムであって、その背景に存したのは無意味な
道徳倫理を克服したる強固な理性であった。
282蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :04/01/05 16:32
>237(天皇はケ小平に謝罪した)
戦前戦後通じて立憲君主であり、法の定むる所により君臨した昭和帝と、
専制君主であった武后とではそもそも比較の対象にならぬだろう。まして
来や私と比べる事に何の意味があろうか。戦時中の行為につき不起訴と
なって、責任を何ら問われることもなく、安寧した地位を保証されたる天皇
の謝罪に実質的な意味などなかろうし、またそれをもって直ちに昭和帝を
人格者と褒めそやすことも、どうかと思う。政治的意図を孕まないだけに、
素直な謝意の表れではあったのだろうが、果たして言葉どおりに全てを
自らの責任と感じていたか否かは大いに疑問だ。

>238(「黄絹幼婦・外孫韲臼」が「絶妙好辞」になる)
字句解釈は士大夫に必須の教養である。とは申せ科挙におき問わるる
所は、主として古典的教養に根ざした文章作成能力であり、このような
謎掛けが出題されることはない。この話は、どちらかと言えば訓詁学的な
色彩が濃厚な気もする。

>242(貴方様の役を演じる役者は誰ならば良いですかな?)
どうせ私が出るドラマなど水滸伝に決まっている。そしてこれまでに幾度と
なく繰り返されてきた悪罵を、またしても受ける羽目になるのだ。誰でも
良いというのなら、いっそのことジャニーズの若手にでも演じさせよ。
嵐でもKAT-TUNでも滝沢今井でも何でも構わぬ。それで女子高生などに
蔡京ファンが生まれれば、私の事績を見直そうという論調が現れるかも
しれぬ。───私も半ば自暴自棄だ。

>243(偉そうにしてるDQNが発生しているすれはここですか?)
我々四名は存命中に功成り名を遂げた高位高官ばかりにて、偉そうに
映るは言わば仕様だ。諦めよ。しかれどもDQNというのは非行に走る
青少年を揶揄する言葉であろう? ともすれば来や魔女裁判官あたりの
少年時代は、そのような感じであったかも知れぬが、私はごく生真面目な
青春を送った者にて、かかる非難を受ける謂れはない。
283蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :04/01/05 16:35
>244(ボブサップが配下なら、どんな使いみちがありますか?)
私は民政官僚であるから、あのような猪武者は部下として何らの役にも
立たぬ。せいぜい武将として登用せしむるべく関係部署に推薦するくらい
が関の山だな。武官になってしまえば私の手を離れるので、ますます
関係は薄くなろう。私的に雇い入れて、護衛や御者とする手もあろうが、
あそこまでの戦闘力は、はっきり言って不要だ。

>246(乱世の姦雄と治世の能臣)
これは三国志演義における曹操評であったろうか。実際に治世の能臣と
してあった者が乱世の姦雄に転化した例を思い浮かばぬので、両立する
のか否かは良く解らぬ。しかるに視点を若干ずらして、“姦雄”として成功
したる漢の高祖や明の太祖が治世の天子として能く統治したかどうかを
考えれば、結論は否と言わざるを得まい。曹操もまた然りだ。基本的に
乱世と治世とでは統治の法が異なるのだから、一つの人格が双方を
こなすのは困難に決まっている。この評に合致する人物を中華史から
強いて挙げるとすれば、唐の太宗あたりだろうか。ただし“姦雄”なりとは
解釈しにくいが。

>249(どうか1ラウンドもたなかった曙にお言葉を…)
力士はつぶしがきかぬという事を図らずも証明してしまったと言うべきか。
格闘技には全く疎い私だが、あの試合を見る限り、曙とやらは善戦する
事すら能わざる、無様な敗北を喫したように思えた。しかし興行としては
成功した部類であろうから、その点は褒めても良いのではないか。
どうせ“リベンジ”などと称して再度試合を組むのであろう?稼げるうちに
せいぜい稼ぐが宜しい。

>250(巫女さんを前面に押し出す神社は、ご利益がなさそう)
ホステスのように──とは申せ、まさか巫女に酌をさせる訳ではあるまい。
売り子として軒先に立たせる程度のことであろう?神道の巫女は紅白の
衣装も派手やかで、境内を彩る華だな。男性の神官ばかりでは、絵的に
地味で美しくなかろうよ。
284蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :04/01/05 16:39
>251(中国史上一番人を殺した指導者は誰ですか?)
人を殺すと申しても様々な類型があり、一概に誰とは決められぬだろう。
大規模な外征を起こせば多くの将兵が命を落とすであろうし、政策不備
から飢饉を招けばやはり幾多の人民が死ぬことになる。とかく反射的に
毛沢東や朱元璋の名を思い浮かべる向きが多かろうが、やはり人命が
最も軽視されたる中世社会から選んで挙げるのが妥当なところだろう。
そもそも総人口が少ない時代なのだから、“一番人を殺した”というには
当て嵌まらぬと言われればそれまでだが、単純な数の大小より、全体に
占める割合で考える方が、悲惨さが浮き彫りになるというものだ。
まあ具体的に誰であるかは特定しないが・・・。

>252(やはり最後に求めるのは、不老不死ですか?)
私のように七十八十まで生きてみれば、ある意味達観して、死を恐れる
気持ちは薄れるけれど、四十五十でこれからという時期に死を迎える
のは誰しも無念であろう。不老不死など不可能と頭では解っていても、
百や二百までなら生きられるのではないか、と考えてしまうのが人間の
愚かさなのだな。

>253(知識をひけらかして、何が面白いんですか?)
面白くない。だからこそ知識の羅列のみならず、主観的な意見も交えて
様々な考察を行うよう心掛けている。それに私は他人にひけらかすほど
大層な知識は持っておらぬ。しかしこの手の意見は幾度か寄せられて
いるが、解決の法が見出せぬのもまた事実だ。

>254(嫌悪の情は無知に比例するのは事実ですか?)
むしろ意見の相違から嫌悪の情をもよおすことが多かろう。特に私は
極端な論評をしがちなので、不快に思う者がいても不思議あるまい。
だからと言って直ちに改める気はない。これが私の色彩ゆえ、下手な
色で塗りつぶしては個性が埋没するし、それではかえって興を欠く。
285蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :04/01/05 16:44
>255(「キノの旅」っていうラノベを読んだことありますか?)
ラノベとはライトノベルの略称であったか。私は小説の類を苦手として
おり、殆ど読まぬ。嫌いという訳ではないが、今いち理解し難いのだ。
三国志演義か紅楼夢くらいは、いずれ読んでみたいと思っているが。

>256(宝くじに当っても、ここに居てくださいますか?)
私は宝くじなど購入せぬ。従って当選することもない。そもそも我々は
ここに居ることで金銭的な報酬を得ているわけでなし、なぜ宝くじに
当たることが、去る理由になるのだ?

>257(「悪人」とはどういった人種を指すのでしょうか?)
悪人に定型など存在せぬ。他人からそう呼ばれることのみが要件だ。
私は存命中に悪人として振舞った覚えなどないが、史上に悪名のみを
残している。それは私の指揮したる新法統治が北宋南渡の遠因となり、
さらに南宋において旧法派が主流となったことによるものだと思うが、
後世の人間の勝手な都合により評価が固定されてしまったと言えよう。
例えば法や道徳に背いて無差別に他人を殺すことなど、普遍的に悪と
考えられる観念も存在しなくはないが、大抵の場合、善悪の判断は
主観的かつ曖昧に下されるものだ。

>269(食玩で注目している物はありますか?)
食玩とは聞き慣れぬ言葉だが、要するに駄菓子に添えられたる玩具の
ことなのだな? 注目も何も、私はそのような物をあまり口にせぬので、
何も解らぬ。

>270(「男根」とはいかなるものなのでしょう?)
男性器のことか? いかなるものかと問われても、どう答えて良いもの
やら・・・。そなたが男性ならば、自分の下半身をよく観察せよと言って
しまえば終了だが、かかる質問を寄せる以上、当然に女性なのだろう。
口で説明しても詮無きゆえ、夫や恋人に頼みて見せてもらうが宜しい。
・・・いないならば直ちに作るのだ。
286蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :04/01/05 16:55
>271 ひろゆき
いらぬわ愚か者め。私は人肉を口にする趣味はないと、何度も申したで
あろう。──しかし、顔の肉を削いでなお平然としているところを見ると、
そなたは人間ではないのか。・・・まあ良い。とにかく向こうへ行っておれ。
醜いものは見とうない。

>275(うんちを食べさせられる拷問は嫌ですよ?)
大腸菌の中には毒性強く人体に有害なものも多い。糞便など口にすれば
命を落とす危険もあるだろう。そういう類の拷問が存在するか否か、私は
全く存ぜぬけれど、確かにかかる仕打ちを受けるのは御免被るな。

>276(杖刑は、執行人の腕力によって差がありすぎませんか?)
確かにそう思える。実際には刑の執行にあたり、現場において何某かの
配慮が行われているのかも知れぬ。これも私は直接関与した経験がない
ゆえ良く解らぬな。詳しい事は来から説明があると思う。

>277(どんな風に死にたい?)
いかに死ぬるか希望を述べても今更始まらぬ。私は罪を得て流刑となり、
刑地に赴く途上、野垂れ死に同然の最期を迎えたのでな。無論、私自身
かかる最期を遂げるつもりはなく、栄誉に包まれ床に就き天寿をまっとう
したかったけれど、なまじ長寿であり過ぎた為、亡国の現場に居合わせて
しまった。死は万人に対し平等に訪れるが、やはり苦痛を伴う最期は
誰しも避けたいところだろう。私の死に様は、あっさりと斬首されるよりも
悲惨なものであったな。虜囚として行く先々で罵詈雑言を受け、士大夫と
しての誇りも、累々と築き上げたる高官としての栄光も全て消し飛んだ。

>279(キミ達文なげぇんだよオヂサンイカれるよはぁはぁ・・・・・)
長いかね? 書き込んでいる本人はあまり気にならないのだが。しかし、
精神に障害をきたすほどに冗長であるとも思えぬ。その言は大げさだ。


以上だ。では、またな。
287司馬懿仲達 ◆AnKOKUuzKo :04/01/05 18:27
>269
駄菓子には別に興味は無いがそれに付いてくる玩具には
些か収集癖のある者にとっては珍重するのであろう。
わし個人はそうした趣味は薄いが何でも一時期流行した
ビックリマンはすごかったらしいの。
今でも同じ様なシール類がいいのではないか。

>270
見たことが無い様じゃが、別に子孫を残す気が無ければ
歩くのに若干邪魔になる物でしかない。
じゃが排尿には不可欠なので重要な器官なのは代わりが無いか。

>271
奇特な事をする物よ。
そんな事をされても受け取る物好きなど居らぬし
礼も言う気も無いので早く立ち去るがいい。
所詮、アンパンの二番煎じなど見ていても笑う気も無い。

>275
詳しくは知らぬが、日本の江戸時代では獄囚の間での密殺の手段で
大便の御馳走と称して無理矢理食わせて死に至らしめる方法があったという。
空気に触れれば細菌が繁殖する排泄物を体内に入れれば害になるのは
目に見えておるし、食わされた当の本人にはたまったものではあるまい。
相手に汚辱・屈辱感を与える私刑や拷問でもこれ程の物は無いな。
288司馬懿仲達 ◆AnKOKUuzKo :04/01/05 18:28
>276
杖刑の際は、大抵宦官が受け持ったらしいが
腕力も勿論じゃが相当の残忍性も要求されたらしい。
場合によっては昨日までの同僚でも躊躇無く杖で打たなければならないので
当然かも知れぬが、杖刑での死は単なる事故同様に片付けられるので
まさしく死に損じゃな。

>277
わしはここに置る中でも唯一寝床の上で天寿を全うできたが
これを幸いと受け止めるかは評価が分かれる所じゃ。
孔明の北伐応戦の際でも、戦死を覚悟で出陣していたし
別段、戦場で首を取られても不思議ではなかったな。
だが政争で敗れて刑場で見世物同様に処刑されるのだけは勘弁して欲しい。

>279
わしはなるべき長文にならぬ様に大抵四〜五行でまとめておるが
やはり極端に長すぎる文章は嫌われる。
見た所、人物事績に関する回答は長くなり勝ちだが
今の所は観念的・哲学的な質問が多いのでそうではないな。
遠回しな意見感謝しておく。

>ここに置る者
全員そろったが、新しい年改めて宜しく頼む。
大変な反面、質問へ回答し甲斐がある所じゃな。
289以上、自作自演でした。:04/01/06 09:12
ちんこはまんこにいれるものなのでしょうか?
おっぱい吸いたい!
何歳の誕生日が一番感慨深かったですか?
己に酔ってみて下さい
293司馬懿仲達 ◆AnKOKUuzKo :04/01/07 03:05
>289
真剣に応対するとそう言える。
その他にも尿を排泄する大事な器官じゃが
宦官はそれを切除しても尿道に管を差し込んで出せるらしい。
子孫を残すのを至上とする儒教では無くてなならぬ代物よ。

>290
そうか。これはまたあからさまな欲求を吐露する物よ。
余談だが西太后は美容のために侍女の人乳を飲んでいたらしい。
わしを含めた男は大抵母親か乳母の乳を飲んで育ったので
お主の言う事、別段変とは思わぬ。
幼児退行癖と言うらしいがな。

>291
二十一歳頃かの。
初めて役人生活に踏み入れた年齢だったので新鮮な反面
未知の領域に些か恐れを抱いたのは今となっては良い思い出よ。
まさかあの頃から太祖陛下の目に止まっていたとは知らなんだが
郷里で安穏に暮らすのが理想であったわしには想像もつかなかったわ。

>292
自己陶酔癖か。わしは俗に言う美形の類では無いので
生憎だがその願いはかなえられぬ。
まさか智謀才覚でそれを行えと言うのならうぬぼれにしかならぬ。
謙譲の美徳を声高に叫ぶ気は無いが、それでも控えるべき物じゃろう。
日本でも出るくいは打たれると言う名言があろう。
司馬懿さんとか、エリザベート様は肖像があるのですが、他の方は顔のイメージが
相当あやふやであります。

<脳内イメージ>
来俊臣さん → なぜか旧一万円札の聖徳太子
無名の魔女裁判官さん → なぜかノストラダムス
蔡京さん → なぜか「信長の野望 全国版」の長宗我部元親

…やはりダメですか?異議ありですか?んなもん知るかですか?
                          |
                          |
                  __♀.._   |
                  [ =::',=]   |        /  砲撃手「艦長!前方で悪臣どもを確認!」
             iニ==ニ二}二二';:]二ニ|==ニi   /       艦長「うむ!ミサイル発射用意!」
              `ー-、=::三三',三--|'´   ._/
                f iェェ||ェェ_.',`ー、.|  ̄ ̄/
                j |  || .彡',ミ/|\__/
                ゝ!-iヽ、fiiiiiii';iiiiii| ̄/
                _{= =j  | || ||.', r-'`-ュ
               i、_`ー'-:-|,r|"| 'i_''__ii_L_ 
               rr=--;=-iiコ==ニl|=ニ ニ=|l=ニi
               `ー;-r ojjj__r=-i-IIIIIニニ=、  
       i        _rr}-|-irrr'_i __ノ_二ニi----゙j. 
       |      iニiiiiニ,-'ニてエエエヽ、_ニニニ小ニニニ!、_..  
       |     _,ミ_,;='- '´,=Iニiニiニi lロ! r-:r。;_r。;_r。、i-  
     ,r'´゚`ー、_r=j_r''_ヽ_`二f ミム_|  。 ノ_:_:|__//_//_//-'-、 _   
    f´n  _  >----i三ri二二二i ,r-'nnj、--、____ロ______ヽ_        ...................................
   /_, -'Lニ r'´ニ ニ` iL/トー -/- '-lニl二j > ', r -、 r -、 r -二lニl_n_:::::::::::::::::::::::::| |:::::::
   f ー、_   L-、_= = -"  |_/_;_nnn__レ/゚  .', ',(〇) ',(〇) ',(〇)i.ヽ  ` ー 7 - - :| | -、.| |、
   i   ` ー-、 _          -    iニニニニニニニiiiiiiii レiiiiii} ロ lニニi  r -、ヾIIIヾェ| |   | | |
:::::::::}    :: ...  ` ー --,-、 _         ヾエエエIIIコi=--ョョュュュ________l_lj--ヾエI| |彡ミ
;;;;;;;;;ヽ    ::      〈´:::::lヾ、ニヽ、===========----rニ=-エエLコ--、-..-..-..-..-..--、|三
日本の武士道はどう思いますか?
297来俊臣 ◆SiKEI/O88M :04/01/07 20:07
本日の回答に入る。

>275 (うんちを食べさせられる拷問は嫌ですよ?)
それは誰しもが嫌悪する拷問法だが、似た物は存在したそうだ。
唐の代宗(在位762〜779)の頃の宰相、元載は専横の罪で自決を命じられ
抵抗したために、汚れた足袋を口に詰め込まれて殺されたと言う。
汚辱物を口中に詰め込む方法としては糞便と同様だな。

>276 (五十杖の刑とかは、執行人の腕力によって差がありすぎませんか?)
仲達殿が言われているがこれを実際に担当するのは宦官か獄吏だ。
執行する者も命令や罪人の立場によって加減できる様熟練した者に
任せられるので特に腕力如何は関係は無い。
だが罪人が衣服を着ているか否か。また杖で叩く箇所に左右される。
足の膝や脛なら命に別状は無いが、胴体となると内蔵に衝撃がかかるので
こうなると杖刑も死刑と変わり無くなる。
しかし、こういう刑罰関連の質問はやはり我輩の担当か。

>277 (どんな風に死にたい?)
我輩は刑を得て市場に引き出され斬首されたが、大勢の観衆の視線に
晒される中で汚辱に満ちた刑死はするのはともかくされるのはお断りだな。
だが、武則天陛下に抜擢され酷吏となった時点でこうなる運命だったかも
知れぬ。せめて腰斬や肢解にならぬだけましであったわ。
安楽に寝床の上で死ぬなど最初から望むべくも無い。
298来俊臣 ◆SiKEI/O88M :04/01/07 20:08
>279 (キミ達文なげぇんだよオヂサンイカれるよはぁはぁ・・・・・)
率直かつ分りやすい意見礼は言う。だがその絵をここに貼ったのは初めてだな。
これでここも世間一般の認知を得たと喜んでいいのかどうか。
我輩も前の場の序盤の様に長文にならぬ様、気をつけてはいる。

>289 (ちんこはまんこにいれるものなのでしょうか?)
その通りである。これは洋の東西を問わぬ人間の摂理に等しい。
これが行わなければ人間の種の保存など望むべくも無いし、これを拒んだり
嫌うのは人の存在そのものを否定するに等しいのでは無いのか。
だが、そうした質問を受けて頬を染めたり赤らめる様な女人がここに
不在なのが君にとっては残念だろうな。

>290 (おっぱい吸いたい!)
場を間違えていると言う所だが感情を素直に吐き出すのは悪い事ではない。
男女いずれかの人乳を吸い飲みたいかを最初に述べてからにして欲しいが
おそらく後者であろうな。だとしたら女性が多く居住する場所にて大声で
再度述べてくるがいい。

>291 (何歳の誕生日が一番感慨深かったですか?)
我輩は三十七歳だ。武則天陛下の命により制獄を担当し始めた年であり
それまで想像もつかなかった官僚生活に多少の不安と共に自分の能力を
如何に発揮出来るかを抱いていた。
また、官僚として奴婢邸宅を下賜され裕福な生活を享受出来たのも大きい。
長年夢見ていた富貴を存分に味わえたのだから当然と言えるか。
299来俊臣 ◆SiKEI/O88M :04/01/07 20:09
>292 (己に酔ってみて下さい)
生前、我輩は目をつけた女を得るのに手段を選ばなかった。
遠回しな脅迫から、時にはその女の父や夫を誣告して処刑した後
奴婢に堕とされた女を半ば合法的に得ては囲っていた。
その際に部下に風潮した言葉があるので抜粋すると
「我輩の才略は石勒とて裸足で逃げ出すだろう」だった。
この頃が自分に酔える余裕を持てた時期であったな。

>294 (顔のイメージ)
我輩が聖徳太子とは似合わな過ぎだな。細かく描写すると我輩の容姿は
少年〜青年期の貧困な生活が影響して痩身と思って欲しい。
満足な栄養などほとんど取る事が出来なかったから当然だったが
鬚の類も多毛を褒める事が少ない中華の関係上、せいぜい口鬚だけと
見るのが妥当だ。肖像画云々も元々中華の人物画は似せるのに重点を
置いていないので仮に残っていても参考にならぬだろうな。

>295 (砲撃手と艦長)
一介の人間に過ぎぬ我輩らを殲滅するのに軍艦など必要無い。
それに我輩の活動場所は主に長安と洛陽だったので海軍がどの様にして
中国内陸部に入り込めるのかな。こう言うと次回は戦闘機の絵を使ってくる。
容易に予想される行動は興を削ぐだけだな。

>296 (日本の武士道はどう思いますか?)
いわゆる「君、君たらずとも臣、臣たれ」と言う一種自虐的とも言える
忠誠心を要求した日本武士道は江戸時代以降の朱子学を導入した影響である。
元々日本武士は主君への忠誠心よりも土地領地の保有・拡大を第一とし
一所懸命と言う言葉通りの行動が美徳とされた。
徳川幕府による思想教育の結果が広く流布されている武士道の概念だな。

では本日はこれまでとする。
 少し間が空いてしまいましたな。申し訳ございません。
 さて、来俊臣様、蔡京様、そして仲達様。順不同でございますが、
新年のご挨拶でございます。お年賀としては少ないかもしれませんが
どうぞお受け取りくださいませ。今後とも、なにとぞよしなに。

>269
 申し訳ございません。食玩のたぐいはあまり知らないのでござい
ます。最近はブームだそうでございますな。流行ものをよく知らぬ
とは、私も老いたのかもしれませんな。
 ところで、菓子などをカートンで購入することを大人買いと言うそうで
ございますな。確かに子どもにはできぬ行為でしょうが、している行為
そのものはいささか大人気ない気がするのですがいかがでしょう。

>270
 意味はすでにご存知でしょうが、詳しいことを知りたければ医師や
生物学者などに尋ねるとよいでしょう……まさか、いかがわしき儀式に
用いるのではございますまいな。何のためにそのような質問をされた
のか、詳しくお聞かせ願いましょうか。

>271
 残念ながら、私はその程度の冗談で動揺したりなどはいたしません。
そのようなAAなどよりももっと残酷なものを見聞きしてきたのですから。
あえてどういうものであったか表現をするのは控えておきますが。
 ただ、脅すにはインパクトが乏しかった。冗談としてもいまいちですな。
>275
 ん。なんだ。貴様は咎人であったのか。ふん。よろしい。貴様の要望は
せめてもの情けとして聞き入れてやろう。
 おい。このものの指を拘束しろ。いつもどおり、徐々に力を加えてやれ。
 ここで白状すればこれ以上苦しまずにすむ。さもなければ……
 次の準備をしておけ。そうだな。鉄の靴がいいか。よく熱しておけ。そして
ハンマーの準備も忘れるな。あとは任せたぞ。要望どおり、糞便を食わせる
のだけは勘弁してやれ。それ以外は好きにせよ。
 ……いまさら違うでは済みませんが……「誠意」をもってわびるなら、
まあ話は聴きましょう。

>276
 そうでございますな。それから来俊臣様がすでにおっしゃっているとおり、
力加減のできるものが担当するならよろしいですな。それと、その杖がもし
太いものであるならば、むしろ腕力のないものに当たると悲惨かもしれ
ませんな。加減することもできず、重力に任せて振り下ろされることでござい
ましょう。これも来俊臣様のお話に関連いたしますが、狙いが定まりがたく
なりますからな。

>277
 そのようなこと、あまり考えませんでしたな。罪人として財産を没収される
のでなければよしとしましょう。一族と子孫の生活が安泰であればそれで
いいのです。死んでしまえば私はそれまででございますが、残された者は
その後の生活というものがございますからな。
 もっともこのような職についている以上、どこからどんな死がやってくるか
予測はつけづらいのですが。
>279
 以前の質問にあった荒らしのAAでございますな。
 長いですかな。これでもこのごろ私は短めにしているつもりなのですが。
いや、>121などは私自身も長いとは思うところでございます。まあこの
スレの性質上、レスが長めになることはいたしかたございますまい。

>289
 このような場にて、一体なにをおっしゃるのですか。
 もちろん、子孫を残す、あるいは単純に快楽を求めるためにするものも
あるかとは思いますが、そのために必要な行為ではございますな。
 それはそれとして、不浄なものとのとらえ方があることもまた事実で
ございます。その行為にしても話題にしてもです。オープンな場にて
そのような質問はあまりせぬようにするがよろしいでしょう。必要以上に
人格を低く見られることもございます。ご注意を。

>290
 あなたもまた……
 いや、こういうスレッドでございますからな。欲望をストレートに出す
ことを否定するつもりはございません。が、上でも述べたとおり、人格を
疑われることもございますからな。お気をつけください。
 このような場にておっしゃっても仕方のないことでございますな。
しかるべきところでおっしゃるがよろしいでしょう。場によっては多少の
金銭も必要になりましょうが。
>291
 誕生日でございますか。あまり、詳しくは覚えておりませんな。一番感慨
深いころは、仕事に慣れてきたころですな。悪夢にまでなった仕事を、
だいぶ淡々とこなせるようになったころはいろいろ思うところがありましたな。
そうするしかなかったとはいえ、もうもといた場所には帰れないのだな、と。
 そう考えたら開き直って、より職務に励むようになってしまったのはなんだか
皮肉ではございますが。

>292
 残念ながら、できませんな。自分に酔えば自らを見誤り、自らの立ち位置を
見失うことにもつながります。そう考えて生きてきたためそれが染み付き、
おのれに酔うことに強い抵抗があるのです。やってみたところで心の中に
どこか冷めた部分が残るのでしょうな。

>294
 なるほど。そう思う気持ちもわからないではないですな。では、あなたは
そう思っていてください。私はあくまでも匿名でございますから。あなたの
お好きな姿に思い描いていただいて結構でございます。
 しかし、なるほど。確かにありうる顔ではございますな。
>295
 なんですと? たかだか4人に対してミサイルを使うとは……大げさです。
一発あたり、安いものでもないでしょうに。高価な備品を無駄に使うことも
ございますまい。ミサイルを発射したとて人間程度の熱量を感知して追尾する
者でないでしょうし。巻き添えも大きくなり、それをおして目的を達すれば、
世間から並ならぬ非難を浴びることとなりましょう。おやめなさい。

>296
 あまり詳しくはございませんが、日本式哲学のひとつでございましょうか。
のちの世の思想や道徳観念にも影響を与えているようですし。ペリー提督
率いる黒船が訪れるまで幕藩体制がしっかり続いたのは、武士道の思想が
浸透していたことがあるのかもしれませんな。

 さて。長くなりましたが、今夜はこれにておいとまさせていただきましょう。
題材自由で詩を詠んで下さい。長さは自由です
306司馬懿仲達 ◆AnKOKUuzKo :04/01/08 18:34
>294
わしの肖像画は確かに現存しておるが
大半が三国志演義の挿絵じゃ。
簡略化された髯と老人風の顔が特徴じゃが
横山三国志の細目のわしが案外一番近いかも知れぬ。

>295
最早一介の亡魂に過ぎぬわしらに大砲やミサイルなど使う必要も無かろう。
適当に霊媒師か陰陽師に払いでも依頼すれば事足りる。
仮にそうされても消えるつもりは全く無いが、それを承知なら良い。

>296
主君側に都合のいい様に改簒されている節が多い。
下克上が美徳とされた戦国武士の思考方法が一番合理的じゃろう。
武士道の名著とされている葉隠も、あくまでも佐賀鍋島独特の物じゃからな。
かの大隈重信も非現実的と嫌っていたし、
主君・家臣双方による駆け引きと見るのが普通かもな。

>305
わしは昔の五丈原の戦いを詠んでみるか。

前朝の丞相師を従え天朝に抗し
天子の命受け軍旗秋風になびく
神算鬼謀称するも時勢に抗えず
軍務の労国柱すら蝕み軍動かず
動ぜざる我が師夜中に落星見る
天命定まりて旗幟鮮明時は無情
嘆息を吐き我が才及ばずを知る

孔明への賞賛と過労死を悼む内容になったな。
五丈原の戦いで孔明が勝つチャンスはあったと思いますか?
308以上、自作自演でした。:04/01/08 20:21
田中芳樹の中国歴史小説についてどう思われますか?
309来俊臣 ◆SiKEI/O88M :04/01/08 21:10
冬間の獄中は凍死の名目で密殺できるので楽だな。
全員が年明け復帰し、改めて今後も付き合い願いたい。

>305 (題材自由で詩を詠んで下さい。長さは自由です)
では我輩も日本風の詩で宜しいかな。題材はある囚人の獄中生活である。

  寒暑更に厳しくも止まず  四肢伸ばせぬ矮小な獄内
  狗も食わぬ粗食すら馳走  手枷のまま喰らう己の恥
  不才にて明主の赫怒を得  宮中即ち現世の地獄にて
  人己のみ他は禽獣の如し  一言一句穴に没して沈む
  飢餓我が隣人にて衣噛み  雨露一滴落つ渇き癒えぬ
  足音すら恐れる己の臆病  礼節境遇に左右は真とは
  古人言うここにて知れり  夢見る事も時にかなわず
  天に願う東海に我が身を  ただ上天に相見ると欲す

>307 (五丈原の戦いで孔明が勝つチャンスはあったと思いますか?)
当事者である仲達殿の返答を待ちたいが、我輩は流石に無理があると思う。
軍勢の数でも魏軍が三十万で蜀軍は十万と差が大きく特に補給面で困難を
極める蜀側が圧倒的に不利である。
三国志演義の様に火計や駆け引きが行われた訳でも無く睨み合いが続いた
状態では例え諸葛亮が陣中で没しなくてもそれまでの北伐同様撤退を余儀
無くされたと見る。

>308 (田中芳樹の中国歴史小説についてどう思われますか?)
>171の質問に対する返答での若干述べたが、中華思想及び正当論が大きく
影響していると見る。特に金・元と南宋を扱った小説では徹底的に後者を
贔屓しているとしか思えぬ。善悪の区別をつける意味かも知れぬが、出来
るだけ公平に扱って欲しいとは思ってはいた。だが元来知名度が低い南宋
を好んで取り上げるのは案外朱子学好みなのかもな。

本日はこれで閉廷とする。
「この世をば わが世とぞ思ふ 望月の かけたることも なしと思へば」と詠んだ
藤原道長ですが、皆さんはどう思いますか?
逃げまわりゃ、死にはしない
312司馬懿仲達 ◆AnKOKUuzKo :04/01/10 00:01
>307
呉との共同作戦に現地屯田まで行った孔明じゃが
恐らくあれ以上の事は出来んかったじゃろう。
何しろ蜀軍の十万はほぼ全兵力だったから
孔明自身もあれが最後の遠征と気付いていたのかもな。
それに冷静になって見返してみるとあの状況では孔明も
ほとんど万策尽きた形であったわ。
ただ蜀漢の存在意義を示すのみの戦争とも言えよう。

>308
文天祥や岳飛と朱子学の正当論から見た善玉が多いの。
作者個人の好みか或は愛国心の存在が問われている現代日本に
警鐘を鳴らす意味で取り上げているのかも知れぬ。
ただ、志破れて悲惨な死に様を迎える話が多いので
歴史の皮肉と正義へのアンチテーゼを含めていると見るが
ちと捻りすぎたかの。

個人的にはあの作者に朱元璋を書いて欲しい。
何かの対談で徐達や李文忠を名将に挙げているので
時代背景等は存じている筈だろうからな。
無論一介の流民の子から最晩年までを範囲として欲しいが
流石にこうなると銀英伝並みの長編となるか。
313司馬懿仲達 ◆AnKOKUuzKo :04/01/10 00:02
>310
一言で言うと己と一族の安泰と繁栄のみを念頭に置いていた
単なる宮廷内での権力者と言うのがわしの認識じゃ。
天皇家を己が血族の範囲に入れ公家役人の全ての人事権を手中に納めたら
普通は皇位簒奪か禅譲で藤原王朝を築くのが常道じゃろう。
だが別段悪事を行った訳でも無い所がまだ可愛げがあるな。
もし中華の思考法なら敵対者の一族絶滅と三条天皇の暗殺がついて来る。
尤も中宮定子の若死は毒殺と見ておるがな。

>311
敵が自分より一枚上手なら罠を張って待ち構えておる。
確かに項羽の主力軍に敗北し続け逃げ回っていた高祖劉邦の例もあるが
単に決まった策も無く逃げ惑うのみでは自滅しかない。
だが前もって退路を用意しておくのは戦争の常道じゃ。
勝敗如何に関わらず撤退する時には必須だからな。
逆にこれを敵側に絶たれると軍中に大混乱が起きるだけでなく
下手をしたら玉砕を選ばざるを得ぬ恐れもあるのじゃ。
焚書坑儒で、坑儒跡らしい大量の虐殺死体が出土したりしないのですか?
315以上、自作自演でした。:04/01/10 10:45
酒見賢一の「墨攻」を読まれたことはありますか?
316司馬懿仲達 ◆AnKOKUuzKo :04/01/10 14:49
>314
何分、史記でもどこで坑儒が行われたか書いておらぬし
仮に人骨が発見されても即座にそれとは判別されぬ。
兵馬俑の様に偶然見つかればよいが
流石に無理があり過ぎじゃな。

>315
題名と作者名で手に取った事はある。
城郭守備の際に派遣された一人の技術者が主役じゃったが
少し荒唐無稽と感じなくも無かった。
だが当時の技術や敵味方の心理描写は実に細分に渡って描かれておった。
後宮小説でデビューしただけあって中華関係に精通しておる作者じゃ。
今後の作品が楽しみだが読者に媚びる真似はして欲しくないの。
次元連結システムの力を使えば、ゼオライマーは、負けない!
318来俊臣 ◆SiKEI/O88M :04/01/10 17:58
本日も開廷するが各所で年明けから姿を見せぬ者が多い。
それらの場所を利用している名無しも心配しているのだろうな。

>310 (藤原道長ですが、皆さんはどう思いますか?)
前の場の335で多少触れたが宮廷内のみの存在にて日本国及び天皇家には
有害無益な物に過ぎぬ。政治文化で表立った功績も無いし中華の血みどろの
権力闘争を見てきた我輩らにとっては文弱の小物よ。
ただ臨終において仏像と糸で己が手を結んで極楽往生を願ったのは随分と
殊勝な心がけと褒めておくか。

>311 (逃げまわりゃ、死にはしない)
我輩が生きた武則天陛下支配下の宮廷では昨日まで大官であっても一言の
誣告で投獄され、刑死と言う運命が待ち構えていた。我輩ら酷吏が関わっ
てきたが、その様な修羅から逃れるために官を捨て山野に逃れ住んだ者も
少なくは無かったな。天寿を全うしたければ俗世を捨てそうするのが望ま
しいのだろうが、己が才を誇る者に取っては恰好の自己表現の場であった
のが同じ宮廷と言う場だったのだ。実に不可解な所よ。

>314 (焚書坑儒で、坑儒跡らしい大量の虐殺死体が出土)
遺骨発掘の話も耳にした事は無い。それに儒教徒が騒ぎ立てる程大規模に
行われた訳でも無いので発見された所でせいぜい数十、数百体程度だろう
から、始皇帝の時代の物と判別出来るかどうかは大きな疑問だな。
319来俊臣 ◆SiKEI/O88M :04/01/10 17:59
>315 (酒見賢一の「墨攻」を読まれたことはありますか?)
生憎未見である。題名から察するに墨子とその一派が関係していると推測
するが、春秋戦国は好んで取り上げられる時代なので作者の個性を出すのも
難しいだろう。もし目立ちたいのならば極力知られていない時代や人物で
力を発揮出来れば、その筆者は世間に広く認められるな。
取り合えず今度寸暇を見て読んでみたいと思う。

>317 (次元連結システムの力を使えば、ゼオライマーは、負けない!)
確か冥王計画と銘打つアニメだったと記憶しているが、あの頃の作画監督の
菊池道隆は随分と知られていたな。内容的には別段珍しくも無かったが
それだけが話題に上ったくらいか。
空想の世界であるアニメでは次元連結などと言った荒唐無稽な兵器も
存在が許され活躍できる。H・G・ウェルズのSF小説も最初は受け入れ
られるのに抵抗が有ったらしいが、名作と評を得られれば広く知られる。
知名度に左右されるのも大変よ。

今日はこれにて終了とする。
理想の主君像を語って下さい。
司馬遼太郎は「司馬遷に遼かに及ばぬ」がペンネームの由来だそうですが
やはり司馬遷は凄いのですか?
印籠を出した時の、黄門様の楽しそうな顔ったらないですよね。
やはり権威をかさに着るのは最高ですか?
歴史とは創作物ですか?
324以上、自作自演でした。:04/01/11 13:40
ハマーン=カーンは偉かったのですか?
325司馬懿仲達 ◆AnKOKUuzKo :04/01/11 14:55
>317
この世に無敵不敗の兵器など存在せぬ。
空想二次元も同様じゃが何か強力な物が開発されれば
相手側はそれを超える物を作り戦場に出して決まる。
正に堂堂巡りよ。
余談だが、美久の正体見て驚いた者も多かろうな。

>320
太祖陛下と返答した所だが、
何時誅殺されるのではないかと言う恐怖と
聡明すぎて助言進言がしにくいのが辛い。
わしにとっては文帝陛下の様な程々の名君で
性格的に似通っている主君が理想じゃな。

>321
やはりヘロドトスと並ぶ世界最古の歴史著述家だし
わしら中華にとっては不可欠な人名なのでそれにちなんでも
何ら不思議では無いな。
しかしその話は初耳じゃが後で調べてみるか。
326司馬懿仲達 ◆AnKOKUuzKo :04/01/11 14:57
>322
水戸黄門はあくまでも徳川の重鎮だからこそ
世直しの旅が出来たのじゃ。
あれが単なる地方大名の隠居なら人知れず殺されても文句一つ言えぬ。
適当に口裏合わせすればいいのだからな。
本音を言うと、あの話は偽善者の自己満足に過ぎぬ。
江戸時代の大名はいわば独立国で内政干渉されるいわれが無い。

>323
真実の歴史は厳然とした現実だが
いわゆる「公式の歴史」は勝者が塗り替えた虚構の面が多い。
例えば唐の太宗などは元来皇帝が見る事を禁止されていた史官の記録を
自ら見直して手を加えさせておる。
時の権力者に意に背いてまで本当の事を記すなど正に命がけであろう。
そうした意味で言うとお主の指摘は正しいと言える。

>324
仮にも摂政だから位的には偉いじゃろう。
だがあの若さで頂点に位置を維持するには相当の苦労があった事よの。
恐らく反対派の粛清や自分の子飼いを要職に就けるなどの対策を取ったな。
どこであの様な徹底した法家思想に基く帝王学を受けたのかが興味がある。
或はシャアに逃げられた時から人間不信が芽生えてああなったのかもな。
どちらにしろ名君に共通している冷酷な面を持つ優れた指導者よ。
最後に場面が不可解じゃが「女」として死んだとなら説明もつくか。
327来俊臣 ◆SiKEI/O88M :04/01/11 20:14
本日も回答到す。

>320 (理想の主君像を語って下さい)
今だから言えるが武則天陛下の様な御方は仕えるに恐ろしい存在だった。
こちらから言わずとも先手を打ち、過去に功績が有ろうともい一片の咎で
躊躇無く処分する方だったが我輩も所詮、使い捨ての道具に過ぎなかった。
だが陛下でなくては身分卑しき我輩など登用する事も無かっただろうし
実に難しい間柄であった。理想を言えば臣下を尊重しそこそこ政務に熱心
かつ優れておれば贅沢は言えぬ。

>321 (やはり司馬遷は凄いのですか?)
司馬遼太郎も優れた歴史作家と云う事は大勢が認める所だが司馬遷は
作家では無く史実を記録して後世に伝える史官なので語る次元が異なる。
だが武帝の逆鱗に触れるのを覚悟で李陵を弁護した事は筋道を通した意味で
敬意に値はする。何より大著の史記をほとんど独力で為した事は凡人には
まず無理に決まっているので驚嘆しても不思議ではあるまい。
後の元史の如き国家事業で編纂した歴史書でも愚作の烙印を押された物も
存在している関係上尚更である。

>322 (やはり権威をかさに着るのは最高ですか?)
権威を得る事よりも、権威を利用しながら保ち続けるのが困難だ。
唐創世期の名臣の一人、魏徴の言葉に守勢は得難しと在るが正にこれだな。
徳川光圀の諸国漫遊は講釈の延長に過ぎぬが実際にあの様な事をしては
水戸徳川家の体面に傷がつくだけである。仲達殿が申されている様に
江戸時代日本の大名諸侯は内政面では自由が認められており例え御三家の
光圀が権威を傘に来て善行を行っても、代官の処罰に口を出すなど許されぬ。
まあ娯楽時代劇に史実を持ち込むのも無粋かも知れぬが。
328来俊臣 ◆SiKEI/O88M :04/01/11 20:15
>323 (歴史とは創作物ですか?)
歴史は記録でもあり勝者の理屈でもある。
そしてあらゆる事柄の回答でもあるのだ。国家百年の大計から個人の教訓に
到るまで答えを見つけ出す事が出来るし、単に学問の一分野のみでは無いのだ。
ただ書物を読み、その事柄を丸暗記する本の虫の如き官僚や宰相も存在したが
大抵は事有る時には右往左往するのみであった。
要は自分の糧と出来るかどうかだ、

>324 (ハマーン=カーンは偉かったのですか?)
摂政就任当初は旧来の重臣やシャアの後見に支えられたが、
シャアの出奔後は人が変わったかの様に女帝とも言える存在となった。
個人的資質に加え、そうならざるを得なかった環境が大きい。
だが、それと同時に自分陣営の人材経験不足も認識しており
それを承知の上であれ程の大勢力を築いたのだから優秀と言えよう。
ただ後半のグレミーの反乱以後は自暴自棄に見える。

では本日はこれまでとする。
蔡京殿は?(゚Д゚≡゚Д゚)
330以上、自作自演でした。:04/01/12 03:41
>329
梁山泊に討たれますた
田沼意次の子孫が、歴史の時間肩身の狭い思いをさせられたという話を聞いた事があります。
最近になって再評価がなされたようですが、学校の教科書の人物評という物は怖いですね。
332以上、自作自演でした。:04/01/12 12:25
身に過ぎた野心をいだきおってっ・・・!
333蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :04/01/12 13:02
新年早々長く留守にしてしまい申し訳ない。
私事多忙につき、まとまった時間が取れぬのだ。
必ずすべて回答致すので水曜まで待って欲しい。
334以上、自作自演でした。:04/01/12 13:18
ハマーン=カーンで中国スレなのに通じる所が凄い。
それだけ、ガンダムは有名なのだろう。
あなたが民明書房から出版するとしたらどんな本になる?
336司馬懿仲達 ◆AnKOKUuzKo :04/01/12 16:15
>329-330
>333で事情を報せてくれておる。
やはり年明けは何かと多忙なのが普通なのじゃろう。
逆にわしの様な暇人が珍しいのかも知れぬ。
俗世と関係無い霊魂なので仕方が無いがな。

>331
うむ。教科書を元とした学校での歴史教育は
人物に対する評価云々は関係無く、単に丸暗記に近い。
そんな中では子孫の者達が一種のいじめに遭うのは避けられぬ。
何でも戦前日本では足利尊氏関連で栃木県足利市出身の者は
学校から軍隊におけるまで白眼視されておったからの。
偏見とは恐ろしい物よ。

>332
わしは元々魏の一臣下の立場を全うしようと思ってはいた。
だが言い訳になるがあの時に情勢がそれを許さなんだ。
せめて簒奪者にならずに死ねた事が幸いであったわ。

>334
そう言えるかも知れぬが、わしら政治的人間にとって
各種勢力に分裂し複雑な駆け引きが応酬された話が受けたのじゃろう。
あれが単なるロボット戦闘物なら一笑に付されて記憶から消えておる。
語るテーマがあれば残る物よ。
337司馬懿仲達 ◆AnKOKUuzKo :04/01/12 16:16
>335
「芝居」
中国三国時代、智将で知られた司馬懿仲達は政敵との争いの中で
時に仮病を演じて油断を誘い、ついに勝利した事から偽り事を演じるのを
これより「司馬懿を演じる」を呼び習わした。
その後子孫が晋王朝を築き、高祖宣帝の御名を軽々しく発するのを禁じたため
語呂をそのままに「芝居」と変換して用いた。

民明書房刊「中国の熾烈なる政治的闘争」
ガンダムの話が通じるのなら、エヴァの話はどうなんでしょうか?
( ´∀`)σ)∀`)エヘ
心配したぞ〜蔡京。こいつぅ〜。  
340来俊臣 ◆SiKEI/O88M :04/01/13 01:08
深夜に訪れる我輩である。連休も終わり皆も休んでいる事であろう。

>331 (学校の教科書の人物評)
教科書に関わらず人物評価は多種多様であり、例えば我輩などは旧来の
儒学中心の官僚から見れば悪鬼羅刹だが、政敵を抹殺する側から見れば
実に能率の良い部下であろう。田沼意次も重商主義の政策を一早く日本で
実行した事を評価されたのだろうが、その時代事情によって変動する。
これが歴史的評価と言われる我輩らにとって厄介な代物よ。

>332 (身に過ぎた野心をいだきおってっ・・・!)
耳に痛い説教だが、確かに我輩は最後武氏一族を誣告し一気に宰相或は
それ以上の位を望み、そして破滅した。
野心はおよそ糧にもなり毒にもなる危険な物であり、それを如何に抑制
しつつ利用するかは本人次第だ。
まあ、あの頃の我輩から野望を排除すれば残酷と色欲しか残らなかった
がな。

>333 (蔡京殿)
我輩らにお構いなく用事を済まされるが宜しい。
自分とその周辺を第一に考え実行するのは何ら問題も無いですし。

>334 (それだけ、ガンダムは有名なのだろう)
我輩は死後特に為す事も無く、日々種々の知識事柄に手を出して暇を
持て余していた関係上、それを含めた雑学に些か知る事が出来ただけである。
有名なのもあるだろうが、興味を引き、深く知るに値する作品と見たからこそ
こうして論じられる。
341来俊臣 ◆SiKEI/O88M :04/01/13 01:09
>335 (あなたが民明書房から出版するとしたらどんな本になる?)
古代中国より法律を厳守し、容赦無く執行する役人を指す言葉であったが
何時の世からか、皇帝の命令により謀反の嫌疑のかかった大臣貴族官僚を
投獄し、呵責無い拷問を加えて時には死に至らしめた残虐非道の者が多発し
世人はその名を耳にしただけでゴクリと咽喉を鳴らしたと言う。

別説曰く、無実の者でもその非人道的な訊問・拷問の数々にかかり
有りもしない罪を自白したが、その際に最早口を聞く気力体力も尽きていた
彼らはただ、首を頷かせるのみで応えたと言う。
その後時代を経て戯画化された際、擬音で「こくり」と表現された事から
これらに従事する役人を総括して「酷吏」と呼ぶ様になった。

――― 民明書房刊「中国の官僚政治及び裏の政治史」

>338 (エヴァの話はどうなんでしょうか?)
それに限らず、存じている分野まら大抵は回答する用意がある。
只、我輩も人間なので全知全能では無い。知らぬ事に対してははっきりと
知らぬと言うし、またそうしか申せぬ。その際は何卒了承して欲しい。

では、夜分だがこれにて閉廷とする。
342司馬懿仲達 ◆AnKOKUuzKo :04/01/13 15:16
>338
わしに関して言うと一応通じるし話せる程度だ。
まあ四人共通の話題や質問に限定するとどうしても範囲が狭まる。
お主らの良識に任せるが、飽くまでもわしらは大昔の人間なので
望む様な主観の返事が出せぬかも知れぬので、それだけは理解してくれ。
魂としてさ迷っている間に習い覚えた事柄も異なるからな。

>339
蔡京も慕われておるな。
北宋滅亡寸前に石もて追われて客死した過去からは予想もつかぬ。
まあお主ら日本人にとっては無害な存在じゃからそう思われる。
仮に日本遠征を行った元代の宰相であったら、どの様な声が聞けたか。
張良と陳平、どちらが優れていると思う?
344蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :04/01/14 14:46
長く空けてしまい、心配をかけたようだ。深く詫びておく。
まことあい済まぬ。

>289(ちんこはまんこにいれるものなのでしょうか?)
仮に男性器が失われた場合でも、尿道さえ無事であれば排尿は可能だ。
しかし性行為は当然に不可能となる。言い換えれば女性器への挿入が
できなくなるということだ。そうした観点からすれば男性器は性行為の為
のみに、かかる外見を伴う器官になったのだと言えよう。よってそなたの
疑問は正しいものと断ずる次第である。良かったな。

>290(おっぱい吸いたい!)
そなたが未だ乳児なりとは到底思えぬので、それは即ち性的衝動だな。
私見を述べるならば、過度の女色は、健康にも人生そのものにおいても
弊害しか及ぼさぬ旨忠告し置く。宜しく節制して中庸なる人生を歩むべく、
かかる言動はつとめて控えるが良い。

>291(何歳の誕生日が一番感慨深かったですか?)
それは進士に登第したる23歳の誕生日に違いなかろう。産まれ落ちて
物心つきし時には、既に学問漬けの毎日であり、およそ10代において
人並みの青春など求むべくもなかった私だ。進士となりて、栄達すること
のみが人生の目標であったのだから、その瞬間こそ絶頂だった。

>292(己に酔ってみて下さい)
私は容姿も才智も或いは人並みであったかも知れぬ。若年にして進士と
なりし秀才ではあったけれど、古今稀な天才というわけではなかった。
しかし私は歴史に確固たる足跡を記した大政治家であり、これは譲れぬ。
北宋が無事存続しておれば、私が現実に即して作り変えた新法のもとで
中国は更なる発展を遂げ、西欧に先んじて産業革命を発生させ得たとも
考えられる───まあ、言い過ぎか。済まぬな。
345蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :04/01/14 14:50
>294(蔡京さん → なぜか「信長の野望 全国版」の長宗我部元親)
四国の戦国大名だったか。私はどちらかと言えば、武将ではなく公家の
イメージが適当かと思う。平安貴族を思い浮かべれば、なお近かろうな。
何となれば私は武器防具など手にした事はないし、戦地に赴いた経験も
ない。平たく言えば文弱の徒ということになろう。わが北宋王朝は中華史
における屈指の軍事大国なれど、それ以上に文化大国であったのだよ。
そして私は北宋最高の文化人の一人なのだ。尤も後世の史家からは、
その点ほとんど無視されているようだが。・・・実に残念なことだ。

>295(砲撃手「艦長!前方で悪臣どもを確認!」)
王朝の祖となりし仲達のみは若干趣が異なるけれど、基本的に我々は
時代の子である。すなわち己の意思で歴史を変え得るほどの力を保持
していた訳ではないのだ。よって私たちを殺したところで全く無益な事だ。
テロルで世の中を変えること能わずというのは間違いであり、しばしば
歴史を大きく揺り動かしてきたが、およそ行為者の望んだ通りの利益が
得らるることは皆無だ。それは正しく歴史の証明するところと言えよう。
それだけの艦船を用いるほどの力を有するのならば、体制側に阿諛し
甘い汁を吸うほうがずっと賢い処世術と言えよう。考え直すが良い。

>296(日本の武士道はどう思いますか?)
詳しく存ぜぬが、根底にあるのは朱子学を中心とした儒家倫理だろう?
ならば私もあながち無関係とは言えぬ。朱子学すなわち宋学であり、
私はまさにその形成過程を生きてきた正統派士大夫であるのだからな。
その意味では日本の武士道も特殊の思想にあらず、東アジア社会を
とりまく思想的潮流の中の一典型と言えよう。
346蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :04/01/14 14:54
>305(題材自由で詩を詠んで下さい。長さは自由です)
冬だな。冬の朝に起き出してみれば月は未だ沈まず、遠くに山の嶺が
雲を貫きそびえるのを見る。かかる情景から絶句を一遍。

晴月在西端 (晴月西端に在り)
巻霧沈山楹 (霧を巻いて山楹に沈む)
臥見高寒山 (臥して見れば寒山高し)
峰遠上雲間 (峰遠く上る雲の間)

>307(五丈原の戦いで孔明が勝つチャンスはあったと思いますか?)
仲達の言を差し置き私がとやかく申すまでもあるまい。当事者が無理と
申している以上、やはり無理なことであったのだろう。強いて言うならば
戦力劣勢なりといえども、何らかの偶然的な要素により局地的勝利を
得られることは侭ある。かかる観点からすれば、孔明にも勝利を収める
機は絶無でなかったのだろうが、それが蜀をして魏に勝利せしむるの
謂にあらざることは、やはり申すまでもなく当然の事だな。少なくとも
五丈原戦の時点で、かの戦闘の結果がどうあろうと、魏が滅ぼされる
ことはあり得なかっただろう。

>308(田中芳樹の中国歴史小説についてどう思われますか?)
未読ゆえ批評のしようがないけれど、岳飛や文天祥を好む作家が、
私についていかなる評価を下すかは想像に難くない。特に小説という
分野で悪役に仕立てられた己の姿を見るのは不愉快きわまるものだ。
私も秦檜などは一片の屑と思うが、さりとて岳飛を褒めそやす気には
到底なれぬ。私の中では岳飛も童貫もさして変わらぬからな。
まあ・・・そうした理由もあって、私にとっては食指の動かぬ作家だ。
347蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :04/01/14 14:57
>310(藤原道長ですが、皆さんはどう思いますか?)
率直に言ってこの歌は品がない。よくもまあかかる不遜な歌を詠んだ
ものだ。権勢極めし者の心情は私にも理解できぬことはないが、
こうした局面で人間性の差がつまびらかになる。しかし藤原道長の
血脈は後世にまで累々と存続し、現代においてもその家格を維持し
続けているというのだから、その点は驚愕すべきものがあるな。

>311(逃げまわりゃ、死にはしない)
逃げられればな。何から逃げることを指すか判然とせぬが、どのみち
死そのものからは逃げおおせぬのだから、その意味では矛盾を内包
したる謂ではなかろうか。

>314(坑儒跡らしい大量の虐殺死体が出土したりしないのですか?)
焚書も坑儒も歴史的事実であるとは考えられているが、いかなる規模
で行われたものかは不明だ。数万人規模の大虐殺であったとは到底
考えられぬし、仮に旧咸陽付近で多数の白骨が発見されたとしても、
それを坑儒によるものと特定するのは難しかろう。

>315(酒見賢一の「墨攻」を読まれたことはありますか?)
いや。残念ながら初耳だ。墨子を題材にとりし小説かね?
兼愛と非攻を説く墨家思想だが、古来より儒家思想との関連性が取り
沙汰されている。墨家は儒家より出し亜流なりと、淮南子は言うけれど
やはり全く独立に生まれたものと見るのが正しいと思う。どうしても
博愛主義的な点が儒家と似る上に早く廃れた思想ゆえ、軽んじらるる
のは致し方ない面もあろうが。

>317(次元連結システムの力を使えば、ゼオライマーは、負けない!)
何のことやらさっぱり解らぬが、“次元連結システム”なる語感からして、
いかがわしさが漂う・・・。
348蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :04/01/14 15:00
>320(理想の主君像を語って下さい)
私は天子の理想とするところに合わせ、自らの方針も自在に修正する
タイプの政治家ゆえ、例えば朱元璋の如きよほどの狂主でなければ
適当に妥協をし得る。そうした意味では、こちらから天子に求むるべき
確固たる理想像などない。重く用いられれば、いかなる天子の下でも
それなりの働きはして見せよう。

>322(やはり権威をかさに着るのは最高ですか?)
黄門からはあまりそうした印象は受けぬ。むしろ助や格の方にかかる
権威主義的感情が見て取れる。本来は等価にあらざる権威と権力を
混同している点で、かの物語は不正確と言えるが、政治機構の末端で
私腹を肥やす小悪党の百人や二百人が誅に服した所で何ほどの
実害があろう。そういう訳で、あれはあれで一つの在りかたと言える。

>323(歴史とは創作物ですか?)
言葉の定義の問題だが、歴史とは厳然たる事実の蓄積に他ならず、
断じて創作物ではない。歴史の記録こそが創作による産物なのだ。
もっとも、我々漢人は歴史を編纂するに恣意を織り交ぜること潔しと
せず、常に客観性を重んじて後世に伝えた──というのが建前だ。
実際には主観と恣意を完全に排除した歴史叙述などあり得ないが。

>324(ハマーン=カーンは偉かったのですか?)
実際のところ詳細は知らぬのだがな。一見した限り偉そうに振舞って
いたようだし、余人の掣肘を受くることなく大権を行使していたように
映ったので、やはり偉かったのだろう。中華における摂政とは、ほぼ
例外なく女性であったし、私も高氏・向氏という二人の摂政に仕えた
けれど、それでもハマーン=カーンなる小娘が何の脈絡もなく登場
して、摂政を称するのは奇異に思えたな。あの物語は背景の説明が
乏しく不親切だと思う。
349蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :04/01/14 15:04
>329(蔡京殿は?(゚Д゚≡゚Д゚)  )
ここにこうして戻って参った。心配をかけたこと心より詫びる次第だ。
今後はなるべく頻繁に来られるよう善処するゆえ許されたし。

>330(梁山泊に討たれますた)
あの連中に私を討つことなどできぬ。たかだか高俅や朱勔のごとき
ちんぴら風情を誅する事すら叶わなんだ烏合の衆であるによってな。
梁山泊の頭領全員かき集めたとて、童貫一人の才智にすら及ばぬ。
いわんや私に伍することをや。すなわちそれが現実というものだ。

>331(学校の教科書の人物評という物は怖いですね)
学校教科書など政治的妥協の産物でしかなく、そこには何らの
思想信条も見出せぬ。よって田沼の子孫が肩身狭き思いをしたと
いうならば、それは教科書のせいにあらず、現場の教師に配慮が
足らなんだという事であろう。私の直系は現代に残っておらぬゆえ、
子孫に今日苦痛を味わわせる事もなく、そうした悩みはないけれど、
それはそれで寂しいものだな。

>332(身に過ぎた野心をいだきおってっ・・・!)
何を申すか痴れ者が。私は若年にて進士に登第し、長く財務畑を
歩みて実務的能力を養ったのみならず、一国家の大官に相応しい
文化的素養も当代一であった。その私が宰相として君臨することを
所望したからといって、到底自惚れた野心などであろう筈がない。
当時にあって私以上に国家の舵取りをするに適当な者がいたか。
まして私は簒奪を企図したことなど一度たりともないし、生涯に渡り
宋家の忠臣として奉職して参った。そなたの言は正に根拠なき
言い掛かりというものである。悔い改めよ。
350蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :04/01/14 15:07
>334(それだけ、ガンダムは有名なのだろう)
そうだな。有名ゆえに私も知己の勧めにより視聴した訳であるが、
名作と評価されるものだけあり、見ごたえがあった。しかしながら
あまりにも内容複雑怪奇にて、到底全体像を把握し切れておらぬ。
再度見直すには時間も気力もないのが現状ゆえ致し方ないが。

>335(あなたが民明書房から出版するとしたらどんな本になる?)
どうにも解らぬ。来や仲達が何やら奇妙な回答を致しておるところ
見るに、著名な出版社なのだろうが、私には聞き覚えがない。
二人の申しておることは事実でないと思うのだが・・・はて?

>338(ガンダムの話が通じるのなら、エヴァの話は?)
途中までなら見たことがある。しかれどガンダム以上に理解困難で
あった。よって全体像は掴んでおらぬけれど、何か簡単な感想
程度ならば述べ得ると思う。まあ、既に解っておる事と思うが、私は
この手の話題に極めて疎い。しかし来や仲達が丁寧な回答をして
くれるに違いないので、遠慮なく質問を寄せるが宜しかろう。

>339(心配したぞ〜蔡京。こいつぅ〜)
そうか。私の帰りを待っていてくれたのだな。実に嬉しいことだ。
貴公らの期待を裏切らぬように、今後とも微力を尽くして参るゆえ
何とぞ宜しく頼む。
351蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :04/01/14 15:09
>340 来
そなたには昔から迷惑ばかりかけておるな。改めて詫びる次第だ。
多忙というのもあるにはあるが、私は規制にかかりやすく、さらに
体もあまり丈夫ではないのだ。どうにも弁解がましいが、今後とも
この場にあって回答を続けていく心構えは変わらぬ。
風邪が流行っていると聞き及ぶ。そなたも体には気をつけられよ。

>342 仲達
>蔡京も慕われておるな
とは申せど、大衆の人気においても知名度においても私などは
貴卿の足下にも及ばぬのが現状だ。ここにおいても何かと地味な
私ではあるが、同じく一国の舵取りをして参った宰相格の士大夫と
して、貴卿にはどこか共感を覚える部分もある。
───まあ亡国の宰相が、開闢の英主と肩を並べんが如き言を
吐くのも不遜ではあろうがな。とにかく今後とも宜しく頼む。
長く留守にして貴卿にも迷惑をかけたな。


以上だ。ではまた参る。
少し微妙な質問します。
皆さんを仲違いさせる離間の策とか、他意はありません。
お一人でも不快にお思いになられましたら、無効としていただいて結構です。

皆さんが同僚なら、誰が一番出世のライバルとして手強そうですか?
また、その対策は?(いっそ下風に立つとか、賄賂の大攻勢とか)
353蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :04/01/14 15:51
>352
ふむ・・・。

まともに考えれば私と衝突し得るのは仲達であろうな。
民政と軍政で職域の住み分けが可能であればともに協力もできようが、
そう簡単にもいくまい。背景に武力を持つ仲達を排除せんと企図すれば
かなりの危険を冒すことになる。私は天子になる意思はさらさらないので、
いっそのこと司馬一党の覇業に手を貸しても良いな。

来は相当な恐怖であるが、職域が全く異なるので直ちに敵とはなるまい。
むしろ粛清の対象とならぬよう、誼を通じておくことになろう。
私が唐代に生まれたなら、家格門地の点で出世に著しい不利を受けるで
あろうから、来のごときを味方にできれば大いなる益である。

魔女裁判官は金銭的欲求はあっても権力への意思がさほど強いようには
思えぬ。まあ信仰うんぬんの問題で対立が生じようか・・・?
354司馬懿仲達 ◆AnKOKUuzKo :04/01/14 17:59
>343
わしは陳平と思う。
具体的な計略立案と、巧みな処世術は張良を越えていると見る。
人格素行が今一つだが、能力重視の三国時代に生きたわしにとっては
些細な問題でしか無いからな。
要は国家及び主君にどれだけ益をもたらすかじゃ。

>351 蔡京
無事に戻れて何よりじゃな。
やはりお主が居らぬとここは成り立たぬ。
人気知名度など、またここで幾らでも挽回できよう。
三国時代を含めて、お主の様な実務家宰相は貴重じゃからな。

>352
わしは来俊臣が一番手強いと見る。
士大夫階級は幾ら権謀術数を駆使しても程度が知れるが
来の様な手段を選ばぬ上級酷吏なら、一言の誣告密告でも恐ろしいわ。
仮に左遷流罪で済んでも、後からの偽勅か刺客で殺される可能性大じゃ。
逆に機を見るに敏な蔡京なら本人が申している様に協力できるし
魔女裁判官は飽くまでも一審問官じゃから、脅威でもない。
魏晋交代の時も、士大夫は大抵従ったからな。
355司馬懿仲達 ◆AnKOKUuzKo :04/01/14 18:06
>352の対策が抜けておった。
来には徹底して荒らを探られぬ様に気をつけるしかあるまいが
もし使用人の一人が裏切れば、その時点で司馬家は滅亡かも知れぬ。
皇帝の御前で白黒対決するか、狄仁傑の様に獄中から起死回生の策でも
講じない限り、待っているのは刑場での死刑か自決のどちらかか。

蔡京にはごく普通に親交を結ぶか、政策の一致を見られれば
特に問題が起きる事も無かろう。
財政問題に関与する事も無かったわしでは支障も無い。
魔女裁判官とは信仰に触れなければ何も起きぬな。
 たいへん失礼いたしました。なんの断りもなく長い時間留守に
しておりましたことを、謹んでおわび申し上げます。また、蔡京様
のご不在とそれを重ねてしまい、まことに申し訳ございません。
 さて、では参りましょう。

>305
 申し訳ございませんな。レスをためすぎてしまって詩を考える
余裕がございません。またのちほど改めて書かせていただき
ましょう。

>308
 田中芳樹の作品は、銀河英雄伝説しか読んでいないのです。
もともと小説をよく読むほうでもございませぬゆえ……お答え
できずに申し訳ございません。

>310
 どこか私にも近いにおいを感じる方ではございますが、私なら
そのような歌は詠みませんな。権力を手に入れてそれを歌にまで
読み込むなど、いささか子どもじみている感がございますな。
権力を手に入れて喜ぶのは結構ですが、不用意に自慢すれば
反感を買うこともございましょう。みずから敵を作るようなことは
避けるべきです。
 ところで蔡京様はこの歌を嫌っておられるようですが、私は
むしろその取り巻きのほうがよほど品性にかけるように感じます。
「この歌の続きを詠め」と道長が命じたところ、
「すばらしすぎて詠めないので、この歌をみなで復唱いたしましょう」
などと。まあ、その品性のない連中に、より私に近いにおいを
感じるのですが。
>311
「逃げまわれば、少しは生き残りやすい」
 まことに勝手ながら、訂正させていただきましょう。というのは。
それが合戦中であればまだわかる言葉ですが、たとえばその
戦が終結したあと、そのものの賞罰はどういうものとなるか。
軍の大将なら、逃げ回るだけの戦に一体なんのメリットがある
のか。あとになってしっぺ返しが来るものです。
 あるいは、たとえば戦ではなく社会の中に生きる場合。私の
生きた時代は魔女狩りというものがございました。その社会に
生きる以上、どこから魔女の疑いをかけられるかわかりません。
そこから逃れることができると、本当にお考えですか?
 あなたのその言葉は罠も障害物もなく、逃げるための場所が
無限かあるいはそれに近い場合のみ説得力を持つものと愚考
いたしますがいかがでしょうか。

>317
 そうお考えになることはご自由ですが、危険とはえてしてそんな
安心や過信の陰に隠れているものです。前にも申し上げましたな。
その死角に潜む危険の存在を確認することを怠る、これを油断と
申します。避けられた可能性のある危険を油断したがために避け
損ねたなど、これほどくやしいこともございますまい。
 どうぞご注意くださいませ。

>320
 主君を君主と読み違え、危うく恥をかくところでございました。
 それはさておき、そうですな。私にとっては理想的というか都合が
よろしいのは、部下にさほどきつく当たらず、なおかつ現体制を
維持できるだけの能力がある方でございましょうか。重視する
のは後者でございましょうか。体制が崩れれば、自分の立場が
どうなるかわからなくなりますからな。
>322
 あれは権力をかさに着た喜びの笑みではございますまい。
自らの武器を用いてよいことをしたという、その満足の笑みで
ございましょう。もちろんあなたのようなとらえ方もできましょうが、
創作の世界でございます。そこは素直に解釈しておきましょう。
 さて、本題です。権力をかさに着るのは喜びでも楽しみでも
ございません。そういうものがあることは否定いたしませんが、
むしろ権力は必要だから行使しているのです。権力を上から与え
られるということは、職務を果たす義務が生じるということです。
義務が生じれば職務を果たす。同時にうまみをしゃぶらせて
いただく。これだけです。
 なお、私が得た権力は、行使したあとには放棄できません。
なぜなら「職務のため」とはいえ、私も恨みを買っておりますから
な。なんの権限もなくなれば、私を恨むものが報復に来るでしょう。
権限を維持するため職務に励み、また恨みを買っていくのです。

>323
 歴史とは考古学の特殊な形なのかもしれません。その時代を
探る資料の中に文字や文章、書物などが含まれているかどうか、
それだけの違いしかないものなのかも知れない、と、あなたの
ご意見を見て思いました。
 過去を正確に知るすべなどはなく、場合によっては都合のよい
ように書かれた歴史書などを読んで推測していくしかないのです
からな。創作物を下敷きにする場合もございましょうから。
 ただ、創作ではないと申し上げておきましょう。資料がいかなる
ものであれ、その中から信憑性の高いものを拾い上げていく。
この作業は、創作をしようとするものではございますまい。
 なお、歴史学と考古学の関係について若干触れておりますが、
私は学者ではございませんので「別物」であるか歴史が考古学の
一分野なのか、そこは存じません。そのあたりの責任は持てぬと
お断りしておきましょう。
>324
 立場としては偉かったと愚考いたします。ジオンなどもはや没落
しており、その意味でミネバにさほどの権力などなかったはずです。
が、ハマーンの台頭によりネオジオンという一大勢力の頂点に祭り
上げることでミネバは強大な偶像となりました。そしてミネバの立場が
上がることにより、それを補佐するハマーンも立場は上がるのです。
 実績という点では申し上げるまでもございますまい。

>329,339
 まとめてで申し訳ございません。
 蔡京様がいらっしゃらぬことを心配なさり、お帰りを喜ばれるその
お気持ちは私にもわかります。蔡京様がお見えにならなくなるなど、
このスレッドにとっては大きな損害でございます。無事にお帰りに
なったようで何よりでございます。

>330
 残念ながらあなたの予想は外れたようでございますな。いや、
断定的な口調からすると報告でございましょうか。だとするならば
それは誤情報でございます。そのようなものに惑わされ、不用意に
ばら撒いたりなどせぬよう、お気をつけくださいませ。

>331
 「肩身の狭い思いをした」と歴史の時間に聞いたのか、歴史の
時間の中で肩身の狭い思いをしたのか。どちらなのか読みきれ
ませんでしたが、さて。
 教科書の評価とは恐ろしいものなのかもしれません。一般の
子どもが手にする歴史書であり、なおかつもっとも信憑性の高い
学説をかいつまんで載せるのが教科書でございますからな。
教科書における人物評とはすなわちそのまま一般認識となり
うるものなのでしょうな。たとえば日本の教科書が表記の問題で
隣国から苦情が入るのは、一般にそうとらえられている証拠で
ございましょう。
>332
 おかげさまで立場とそれを乗せた世相に翻弄される生涯で
ございました。もっとも、>322へのレスでも申し上げましたが、
その立場を利用せざるを得なかったのでございます。こんな
職務につくのなら、職務の中で利用できる権限は利用せねば
損というものでございます。
 なお、私はスレタイのように「全てを我が手中に」というところ
までは考えておりませんでした。その意味でもやはり私なぞは
小物でございましょうな。

>333
 お帰りなさいませ、蔡京様。お待ち申し上げておりました……
と申し上げたいところでございますが、蔡京様のご不在の際には
どういうわけか、私も席をはずしていることが多くございます。
留守番もできぬようで本当に申し訳なく思います。

>334
 実は私もまぎれているため、中国系ではあっても生粋の中国
スレではございません。
 さて、ガンダムの影響力というのは大きいものでございます。
はじめは興味がなくても勧められてとか、SDガンダムのゲーム
からと興味を持った、などという方々も少なくはございますまい。
 内容についての評は、他の皆様もなさっているので私は避けて
おきましょう。

>335
 これもまたのちほどとさせていただきましょう。考える余裕が
ないのは自業自得でございますが……
 創作系のレスにはある程度気力が必要なのです。申し訳ござい
ません。
>338
 残念ながらさっぱりでございます。申し訳ございません。興味は
ないこともございませんでしたが、それに関して少々、むっとする
ことがございまして、それで見る気を失ってしまいました。

>352
 立場的ものに着目するなら、ライバルになりうる方はいらっしゃい
ませんな。大物ぞろいで、私ごときでは到底歯が立たぬ相手で
ございます。賄賂攻勢はありうることですが、というか現に渡して
おりますが、直接的に敵対することはまずございますまい。
 能力的にもどなたも敵対したくない方ばかりでございます。
というのはすでに>39でも申し上げておりますな。
 私から見た印象としては、来俊臣様はその立場を用いきっちり
相手をしとめ、蔡京様は相手の権限をうまく封じて身動きできなく
する。仲達様は相手を見極めて罠に追い込んだり踏み台にしたり、
とそんな感じでございます。そんな方々と敵対したいと思うはず
ございますまい。なお、あくまで印象で申し上げておりますゆえ、
もしかしたら事実とは違うかもしれません。違うならば申し訳
ございません。

 さて、遅くなりましたこと、それからためすぎていたためにレスが
長くなってしまったことを、あわせて謹んでおわび申し上げます。
魔女裁判で無罪なんてあるのですか?
浅田次郎の『蒼穹の昴』を読んで以来、李鴻章がカッコイイと思っているのですが
皆さんの李鴻章評をお聞かせ願えますか?
梁山泊を他の賊軍討伐に利用したのは、ナイスアイディアですね?
365司馬懿仲達 ◆AnKOKUuzKo :04/01/15 15:57
>356 魔女裁判官
お主も来てこれで全員揃ったわ。
改めて宜しくな。

>362
普通の裁判なら適当に裁判官や獄吏に金を渡せば
運がよければ無罪放免となるが宗教が絡むと難しいの。
訊問に耐え抜いても、それが魔女の証と言われればそれまでだし
ここは関係者である魔女裁判官の回答を待とう。

>363
清末の重要人物じゃが有能かどうかは意見が分かれるの。
外交には活躍したが、事、清王朝に忠だと言うと違うかも知れぬ。
何でも義和団とそれに続く欧米との戦争で万一を考えて
孫文らと提携して江南を分離独立させようとしたそうだし
案外、漢族中心の思考だった様じゃがな。

>364
毒をもって毒を制すと言うからの。
本来賊軍を許す代わりに他の賊に対抗させるのは珍しい事でもない。
ただ、討伐成功後に約束を守るかが問題じゃな。
使い捨てにして保護にすると言うのもあり得る話だし
互いに腹の探り合いになるの。
そう云う時に君主及び王朝の器量度量が問われる。
366蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :04/01/15 17:32
長く空けてしまったゆえ、暫くは日参を心掛けよう。

>356 魔女裁判官
お互い多忙であったようだな。ともあれ無事に復帰できてなによりだ。
やはり全員揃ってこそ、我ら一党は盛んとなる。

>362(魔女裁判で無罪なんてあるのですか?)
あったには、あったらしい。しかし訴訟件数全体の1%にも遥か及ばぬ
ごく例外的なケースであったと聞く。基本的に魔女裁判というのは、
起訴された時点で有罪となることが確定していたのだ。これらの詳しい
内情については魔女裁判官より説明があろう。

>363(皆さんの李鴻章評をお聞かせ願えますか?)
武力を背景にして清末の軍事・外交・財政を一手に担った政治家だが、
その政策は一貫して戦争の回避を目的とした妥協と譲歩に終始した。
それは即ち李の思想信条に由来するものではなく、自らの私兵団たる
北洋軍を護持し、もって清朝内部における絶大な発言力を確保せんが
為のものであった。ゆえに日清戦争を回避できず、北洋軍を壊滅せし
結果を招きたる事は、そのまま李の外交能力の限界を露呈したもので
あると言えよう。経済政策の面でも、外国資本の排斥を企図して、官民
合弁による事業を展開せんとしたが、おしなべて成果に乏しく、同時期
日本における殖産興業政策に遥か及ばぬものでしかなかった。
さて李は既に曾国藩の隠棲後、清朝を打倒し得る実力を有していたに
関わらず、簒奪を図った形跡は皆無だ。李の清朝に対する忠誠心は
磐石であり、それは満漢の別を超越したる観念であった。
かかる忠誠心は何処から生じるものか鑑みれば、それは取りも直さず
李が科挙官僚であったからに相違ない。およそ宋代以降の士大夫は
廷臣として位人臣を極めることのみ至上の価値観と為し、簒奪を図り
天子として君臨せんとするような気概をまったく失っていた。
すなわち科挙の制はその目的を完全に達成し、士大夫を「去勢」する
ことに成功したのだ。その意味で李は近世における士大夫階級の
伝統的精神から、一歩もたりとも外れぬ人間であった。
367蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :04/01/15 17:33
>364(梁山泊を他の賊軍討伐に利用したのは、ナイスアイディア?)
実はナイスアイディアでもなんでもない。賊軍の将に官位を与えて帰属
せしめ、もって他の賊軍にぶつけるという方策は、すなわち反乱が
常態化しており官軍の手に負えぬ事態の下で用いられる苦肉の策だ。
北宋末期はかかる反乱が頻発していたが、民衆の生活レベルに目を
転じれば、確かに困窮してはいたものの、中世のそれに比すれば、
遥かに豊かであった筈なのだ。にも関わらず徽宗朝の北宋が、造反や
一揆に悩まされたのは、それだけ社会が成熟して農民の地位が
中世社会のそれより格段に上昇していたということだな。


では、本日はこれまでと致す。
ヤット全員キタタタタタタタ━━━(((((゚(゚(゚(((゚゚∀∀゚゚)))゚)゚)゚)))))━━━!!!!!!!
369来俊臣 ◆SiKEI/O88M :04/01/15 19:24
蔡京殿に魔女裁判官も戻られ、これで万事めでたしだな。
御二方には何も気遣い無く自分の流れを優先して欲しい。

>343 (張良と陳平、どちらが優れていると思う?)
どちらも名軍師の代名詞だが甲乙つけがたい。
だが具体的な策略及び経歴等が伝わっている陳平が幾分良く見える。
それに韓の旧臣の張良は劉邦と漢王朝への忠誠度では若干難しい部分もあるが
魏の農家出身で己の才覚のみでのし上がった陳平は少し共感が持てる。

>352 (皆さんが同僚なら、誰が一番出世のライバルとして手強そうですか)
やはり丞相に加え兵馬の権を有している仲達殿が一番だな。
もし我輩が誣告をしても、仲達殿の組下の軍人や官僚が全て敵に回る
可能性があるし、下手をすれば自分が痛い目を見るだけだ。
それに我輩が標的としたのは李氏一族や正統派の儒学官僚が大半だったので
名より実を取る蔡京殿の様な現実派や、ある意味同業者とも言える
魔女裁判官とは無理に争う必要性も無い。
対策としては、生前の通り平身低頭しつつ様子を見るのが妥当だな。

>362 (魔女裁判で無罪なんてあるのですか?)
そうした事例をほとんど耳にした事が無いので詳しくは判らぬ。
だが、一度異端もしくは悪魔の烙印を押された者がどの様な抜け道を
駆使しても逃れられるとは思えぬし、文明概念が異なれど司法に携わった
我輩から言わせれば、幸運に頼るしかあるまい。

>363 (皆さんの李鴻章評をお聞かせ願えますか?)
曾国藩の後継者として軍閥政治と清の屋台骨を支えた政治家だが、
我輩は余り肯定的には評価しておらぬ。
従来の儒教道徳及び国家概念を逸脱しない、言葉は悪いが当り障りの無い
政策はほとんどが功を奏さず、変法を提案しながら康有為の運動に否定的な
動きを見せたりと、蔡京殿の言われる様に科挙出身の士大夫の限界だった。
只、清末の外交を一手に引き受けその関係で名前が売れている。
370来俊臣 ◆SiKEI/O88M :04/01/15 19:24
>364 (梁山泊を他の賊軍討伐に利用したのは、ナイスアイディアですね?)
当事者の一人である蔡京殿が否定的な意見を述べられているが、
やはり本来中央もしくはその地方の軍で鎮圧出来ぬ乱を昨日まで賊軍であった
者の力を借りるのは、面子を重んじる中華王朝には堪え難いのだろう。
時代は違うが、唐末の黄巣の乱の時、賊軍の側の武将であった朱全忠の寝返り
で勢力挽回した唐王朝は結果的にその朱に滅ぼされた。

>368 (ヤット全員キタタタタタタタ)
うむ。四人全員が揃い、何よりであったが喜んで貰えると有難い。
思えばこの様な偏った分野で我輩以外の三名もの賢人が揃うのは
快挙と申して良いな。

では、本日はこれまで。
勝つために捨ててきたものは何ですか?
372川島屋:04/01/15 23:13
悪は滅びるためにあるんですよ?
 私から名無しのみなさんへ助言を申し上げます。このスレッドは
レスを返す人数が多く、その中でレスをためるものがいる場合は
スレッドのスクロールにて質問と回答とを参照するのは面倒が
伴います。ゆえにみなさまには専用ブラウザのご使用をお勧め
いたします。
 さて、今回はまず詩と民明書房から。

>305
今年も春が訪れた
春の陽気は暖かく 遠い我が家の家族を思う
冷たい石の壁の中 ここには春の光届かぬ
熱い炎に焦がされた 肌も心もまたさめてゆく

家族と分かつ喜びは どれほど前の春の出来事
冷たい石の床の上 ここには春の喜びもなし
凍る心の獄卒は またも炎を振りかざす

冷たい石の独房は 死出の旅路の一里塚
遠い我が家へもはや帰れぬ 私をどうか許してほしい

……私に詩の才能はないので、容疑者の言葉をつなぎ合わせ
詩のようにまとめてみました。暗いですかな?
>335
「サバト」
 一般には悪魔と魔女との集会を指し、ヨーロッパで生まれた
言葉と考えられているが実際は違う。
 殷の紂王が酒池肉林を好んだと記録にあるが、彼が好んだ
催しの中に「娑婆賭」というものがあった。これは罪人や奴隷を
集め、賭博を繰り返させるものである。勝者は一切の罪を取り
消され、娑婆に帰ることを許された上に役人としての地位まで
与えられたが、あまりに過酷なゲームであったために苦しみの
中で命を落とすものも少なくなかったという。
 殷の滅亡とともに埋もれていった言葉であるが、「この世の
ものとは思えぬ集い」という意味とともにシルクロードを通じて
ヨーロッパに伝わったのである。なお、娑婆賭の際に使われた
チップの単位は「部利貨(べりか)」という。

──民明書房刊「中国発祥の苛烈なる儀式」

 ……時代考証がめちゃめちゃですな。紂王の時代でなければ
多少は説得力もありましょうが、面白みを追及するならここ
でしょう。民明書房に細かいツッコミは無用でございます。
>362
 私が>57でも申し上げたとおり、私の下す判決は基本的に
「火刑」か「絞首の上火刑」かの二通りでございます。これは
私だけではございません。

 理由はいくつかございます。まずひとつは、教会が権威を
保つために無罪を認めなかった、ということでございます。
無罪が多くなると逮捕や軽率であるという評判にもつながり
ますからな。それが教会および魔女裁判の権威をおとしめる
のではないかとの発想でございます。
 もうひとつは……これは私を見ればお分かりでしょうが、
ひとつ当時のことわざをお教えしましょう。
「裁判は大いに儲かる仕事」
異端者からは財産を没収してもかまわないことになっており
ました。この理由から、容疑者本人からの賄賂は効果が
薄かったということも付け加えておきます。
 最後に挙げる理由は恐怖です。魔女に対する恐怖では
ございません。教会や世間の目に対する恐怖です。あの
魔女狩りがおこなわれる時代に、周囲が厳しい判決を下す
中でひとりだけ甘い判決を下すことがいかに恐ろしいことか、
想像はつくでしょう。
(下に続く)
(上の続き >362)
 さて、話がそれましたな。話を戻しましょう。「基本的」と申し
上げたからには例外というものもございます。ただし、それは
きわめてまれなことでございます。なんらかの事情がない
限りはありえないことでございます。容疑≒有罪≒死刑で
ございます。
 ちなみに英国での魔女の処刑は基本的には火刑ではなく
絞首刑でした。かの国では有罪であっても処刑されぬ場合が
あり、ある裁判区では、100人のうち81人が絞め縄を免れた、
との報告があったそうです。29%ならば現代ではすごい数字
に感じるかもしれませんが、私からするとあまりに低すぎて
逆に信じられぬ思いです。この数字の裏にはトリックでも
あるのでしょうか?

>368
 たいへんお待たせいたしましたな。またこのようにしばらく
出てこられないこともあるかとは思いますが、その場合も
どうか気長にお待ちいただけるとさいわいです。たいへん失礼
いたしました。
>371
 私は出世して上に上り詰めたタイプではないので勝ち負け
というのは微妙でございますが、そうですな。地位を保つために
捨ててしまったものの代表は人間性というものへのこだわり
ですな。人間性そのものを放棄したわけではございませんが、
必要とあらば躊躇なく目をそらし、また閉じます。
 勝つためではございません。生き残るためです。その意味では
題意からずれた回答かもしれませんな。

>372
 違いますな。すべてのものは最後には滅びるものでございます。
それは悪に限ったことではございません。滅亡が早いか遅いか、
それだけの違いでございましょう。あなたも私も滅びは迎えねば
ならぬものなのでございます。
 悪が滅びるためにあるなど、それはあくまで「正義」の言い分に
過ぎません。正義の中では悪の滅亡が喜ばれ、強く印象に残る
からこそ悪は滅びるものといわれるのでしょう。「正義」は一度
つぶされても、のちに再び芽吹いてくれば復活だの不滅だのと
言われますが、悪はそのようなことを言われませんからな。


 それにしても>362へのレスが長くなりすぎてしまいましたな。
少々、調子に乗りすぎましたかな。
 では、今回はこれにておいとまさせていただきましょう。
378司馬懿仲達 ◆AnKOKUuzKo :04/01/16 16:52
>368
ここに限らず総合と銘打つ所では全員が揃うのは稀じゃ。
今の所四人だから容易に揃うが、
仮に十人とかだったら流れについていけず脱落する者も多かろう。

>371
他でも無いプライドじゃ。
孔明から女物の服を贈られた時や仮病の振りをした時が
それであったが下手に自分を高く見ていると出来ぬ。
勝利しつつ生き残るには場合によっては犬畜生にも劣る行為を
選ばねばならぬ時もある。

>372 川島屋
それは杓子定規な善悪論の概念じゃ。
何をもって正義と為し悪と見るかなど所詮その者一人の範疇よ。
しかし文末に疑問符をつけている所を見るとお主自身も
自信が無い様に見受けられるが判断を避けているのなら構わぬ。
379来俊臣 ◆SiKEI/O88M :04/01/16 19:39
本日の審問に入る。

>371 (勝つために捨ててきたものは何ですか?)
世間一般で言う「良心」だった。我輩が担当してきた酷吏と言う役職は
一人の官僚大臣を罪に陥れれば自動的に一族郎党全て連座して不幸の
どん底に堕とすので、時には頑是無い幼児のその後の運命を思う時もある。
幸い、と言えるかどうか解らぬが我輩は貴族官僚階級に最初から憎悪しか
持ち合わせてなかったので、そうした憐憫の情を抱く事もほとんど無かったが
史書に名が残らぬ小物酷吏の中には、それを表面に出して同僚から
「謀反人と通謀していた証」と誣告されて自滅した者も少なくなかった。
そうした肉食動物に似た世界だったので、稀に良心の呵責に悩んだ挙句
自殺した者も居たが、今思えば酷吏とは解にも恐ろしき職業であった。

>372 (悪は滅びるためにあるんですよ?)
正義の対極的立場として認知されている悪など最初から知れている末路だ。
その様な者等、自分の器も弁えぬ蟷螂の斧に等しい。
我輩も最後は増長して武氏一族に牙を向いたために消されたので強くは
言えぬが、少なくともあの修羅の世界で十一年間活動できたのは幸運と
己の才覚あっての結果であった。
そこら辺の有象無象と一緒くたにされては困る。

それでは、本日はこれまで。それと魔女裁判官詳しい返答感謝する。
やはり当事者にしか分らぬ事もあるな。
捕えた敵の目の前でそいつの妻娘を犯すのってサイコーだよね
 補足と訂正などなど。

>375
 補足です。容疑者が自白することなく釈放されるという例は
まれにあったようでございますが、物の本にはその一例が
挙げられ、「その理由は不明」との旨の記述がございました。
「理由は不明」とわざわざ書かれるあたりは容疑が処刑と

>376
 29%と申しましたが、正しくは19%でございます。これは単純な
計算ミスでございました。謹んで訂正申し上げます。
 それにしても19%とは。まったく持って信じがたい数字です。

>379 来俊臣様
 恐れ入ります。私ごときの知識をお役に立てていただけて
恐悦至極にございます。

 さて。今回は私から質問をさせていただきましょう。
 ルネサンス期に三大発明というものがございますな。しかし
その原型というべきものはその前の東アジアで、そのうちの
ふたつまでが中国で誕生したと聞きます。これについて中国の
みなさまはいかがお考えなのでしょうか。そこをお聞きしても
よろしいでしょうか。

 なお、>380様へのレスはまたのちほどとさせていただきます。
まことに申し訳ございません。
南極に新国家を樹立するのは可能でしょうか?
ミサイル等で攻撃すると、氷が溶けて海面が上昇するので、どこも手出しが出来ません。
とりあえず、永世中立国を目指します。
383司馬懿仲達 ◆AnKOKUuzKo :04/01/17 16:52
>380
魏を含めた大抵の国は軍律でそういう強姦を禁じてはいた。
だがそれは建前であって、兵士の中にはそれを楽しみとしていた者も
居ったのも事実じゃ。
時代が異なるが遊牧民族の軍では常識化しておった。
孔明の様な人間が指揮官なら斬刑に値するが
もしわしなら時と場合による。

>382
それは構わぬが、何を産業として食いつなぐつもりじゃ?
雪と氷に覆われた南極では農業牧畜など不可能だし
何より労働人口をどうするかが大問題じゃ。
永世中立と云うより放置状態に近い。
じゃが新国家樹立と言う壮大な夢と野望は高く評価できるわ。
384司馬懿仲達 ◆AnKOKUuzKo :04/01/17 17:47
魔女裁判官の質問への返事じゃ。
いわゆる火薬・活版印刷・羅針盤の三大発明じゃがこの内前者二つが
中華文明圏で欧州より早く使われていた。
やはり誇らしい事実であるが、必要性に問われて出現するのが発明である。
それと唯物論が遥か昔から常識であった中華では技術の発展を妨げる
宗教その他の制約が少なかったのも主な理由の一つじゃろう。

只、一言言わせて貰うと三国時代に火薬は無い。
三国志演義の所々に火薬を使用した火計の場面が出るが、
あれは元末明初の時代背景が色濃いのじゃ。
誰も称賛してくれる者がいなくても自分のことは自身で称えよ!
386以上、自作自演でした。:04/01/17 20:41
仲達さんには息子、娘が何人いたのですか?
387蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :04/01/17 21:55
>368(ヤット全員キタタタタタタタ━━━(((((゚(゚(゚(((゚゚∀∀゚゚)))゚)゚)゚)))))━━━!!!!!)
そうだな。やはり全員揃っていたほうが議論も活発化し、観衆に訴えかける
ものも多かろう。新規参入者も常時募集中である。意欲のある者は来たれ。
特に西アジアおよびインドからの来訪者を待っている。むろん中華も可なり。

>371(勝つために捨ててきたものは何ですか?)
特にない。私は何かを犠牲にしてイレギュラーな手段での栄達を勝ち得た
人間ではないからな。学歴も教養も実務能力も完璧に備えていたからこそ
宰相にまで上れた訳であり、何ぞ後ろ暗い真似をしたという意識はない。
旧法新法両派を渡り歩いた風見鶏との非難もあるが、まだ何らの実権も
持ち得ぬうちから己の政治信条に固執して出世の途を閉ざしては、全く
何の意味もなかろう。私の合理主義精神は儒家的倫理に根ざす良心など
超越していた。我欲の追求こそが良心であり、誇りでもあったのだ。

>372(悪は滅びるためにあるんですよ?)
悪とは即ち、その時々の道徳・倫理・規範に反する行為・思想一般を指す。
その意味では社会全体との調和を欠くものであるから、自ら滅ぶ蓋然性を
内包しているのだと言えよう。───と、まあ無理矢理賛同してはみたが、
こんなものは机上の空論だ。私も別に「悪」であったから必然的に滅びたる
訳ではない。私は己に対する評価を半ば諦念しつつ受け入れてはいるが、
本音では自らを悪人であると思ってはいない。そういうことだ。

>380(捕えた敵の目の前でそいつの妻娘を犯すのってサイコーだよね)
・・・知らんよ。それ以前に私は人前で姦淫におよぶこと自体に抵抗がある。
他人の妻を奪うことは無類の快楽と、かかる嗜好が存在することは知るが、
私はそうしたあからさまな暴挙に出たことはない。醜聞が出世の妨げに
なるのは古今東西変わらぬよ。余程道徳通念の没却した時代でなければ、
貴様の如きは社会の爪弾きに遭うのみだ。悔い改めるが良い。
388蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :04/01/17 21:57
>381 魔女裁判官
私の生きた中国宋代は、訓詁学を克服したという点でルネサンスであり、
仏教支配が後退したという点で宗教改革時代でもあった。西欧に先駆ける
こと数百年、私たちは早々に近世社会に突入したけれど、そのまま明清に
至るまで発展を欠き、ついに西洋文明に併呑されることとあいなった。
その理由を探ることこそ歴史学の一大使命に違いないが、一つ考えるなら
西欧のルネサンスは後発であったがために、三大発明を含む東洋社会の
技術的成果をすべて内包し得たことが挙げられる。我々中華の民は、長く
世界史の先端を走ってきたが、それは全て西洋社会が産業革命を経て、
近代に突入する為の肥料と燃料を提供する行為でしかなかったようだな。

>385(誰も称賛してくれる者がいなくても自分のことは自身で称えよ!)
そうしているつもりなのだが、自画自賛のみではやはり虚しい。いま一度
宋代における私の功績を洗い直して、再評価への途を開く史家は現れぬ
ものだろうか? 少なくとも私は宋一代におき最も有能な実務家であったと
思うのだがな。北宋が滅んでしまった以上、私の政治的功績を讃えよとは
申さぬが、せめて芸術分野での実績はもう少し見直して欲しい。

>386(仲達さんには息子、娘が何人いたのですか?)
どうであろう? 娘の数までは本人も把握しておらぬかも知れぬが、
まあ本人の回答を待つが良い。ちなみに私には男子が八人あったが、
女子の数は忘れた。当然ながら宋史にも記載がない。


以上だな。それではまた。
プロレスでは悪役のことを「ヒール」とか「ルード」とか言いますが、
こうした「悪役」と「悪」の違いについてどう思われます?
390蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :04/01/18 14:37
読み返してみれば回答漏れだらけだな・・・。
まったく迂闊なことだ。改めて回答を付すとともに、書き込んでくれた者に
深く詫びる。申し訳ない。

>321(やはり司馬遷は凄いのですか?)
司馬遷は本来、歴史家というよりは思想家として評価すべき人物である。
『史記』は今日、秦漢以前の歴史を知る貴重な資料として重要視されるが、
遷が『史記』を記した本旨は、史実を後世に伝えることにあらず、己の抱く
理想識見を歴史記述を通じて寓することにあった。その為『史記』は遷の
主観と好みが強く反映されており、史書としてはいささか記事に整合性欠く
部分が認められ、史実を探る上で至便なりとは言えぬ。しかれども、遷は
董仲舒に阿して春秋学を修めた経歴の持ち主であるに関わらず、『史記』
からは現実社会の問題に焦点を当て、儒家的虚飾を排せんとする気概が
見て取れる。『史記』は史学的にも文学的にも中華史上に冠たる大著にて
様々な非難はあってもその価値は不朽である。武帝より宮刑を賜ったこと
など悲劇的な要素も手伝い、遷の評価は古今を通じて高いものであるが、
それらの付随的要素を鑑みるまでもなく、我ら中華の民が永遠に誇るべき
逸材と申して良かろう。

>343(張良と陳平、どちらが優れていると思う?)
陳平がわりと表面に出て策謀巡らし、漢建国後も劉氏の社稷を維持せんと
努めたのに対して、張良は裏方からの陰謀に終始したという印象を受ける。
両者とも高祖帷幕の謀臣で功績大なれど、漢楚の戦いの渦中にあっては
張良の、漢成立後の建国期にあっては陳平の功績が大きいように思える。
一概にどちらが優れているとは言えぬが、史書における評価は張良を上に
おく場合が多い。私個人としては伝説臭が強く、どこか浮世離れした印象の
張良より、具体的な事績がイメージしやすい陳平のほうが好みではある。
391蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :04/01/18 14:39
>382(南極に新国家を樹立するのは可能でしょうか?)
南極条約は様々な妥協の上に成立しており、領土権主張は今の所、凍結
されているが、いつまた燃焼せんとも限らぬ。地下資源の開発をめぐって
南極の一部あるいは全部に領土権を確保せんと息巻く国家は多い。
とても新興勢力の入り込む余地などないので、諦めるのが無難だろう。
またミサイルの数発では、まず南極の氷を溶かすこと能わざるゆえに、
かの地に新国家を樹立したところで列国は容赦なく牙を剥いて来るだろう。
永世中立など夢のまた夢だな。

>389(こうした「悪役」と「悪」の違いについてどう思われます?)
・・・どうもこうもなかろう。『悪役』というからには悪を演じる役者に過ぎず、
ひとたび日常に還れば、ごく真っ当な善人であるかも知れぬではないか。
プロレスというのは興行だろう? 善玉と悪玉の対立も一つの演出であり、
試合が終われば仲良く酒でも飲んでいるに違いあるまい。


おそらくこれだけと思うが、他にも回答漏れがあれば指摘して欲しい。
では、本日はこれまでだ。
392司馬懿仲達 ◆AnKOKUuzKo :04/01/18 16:33
>385
歴史上の評価は識者やそれを見る者の見方次第だが
それを一々あげつらって自分を誉めそやしても
何にもならぬし、肯定的な物ばかりでは逆に怪しまれるわ。
自分を讃えたくても自分を知る事の困難さを知っておれば
自然とそうしたことも無くなる。
悪を為すこと一日なるも、天下に聞こゆとわしの宣帝紀にあるが
悪名だけは即座に拡がるのだがな。

>386
師・昭を頭に九男二女を産ませ成長させた。
その他にも死産や幼少で死んだ者を含めれば更に増えるが
名前が史書に残っておるのはこれくらいじゃ。
正室である張春華の子から、側室の子と様々じゃが
末子の倫はわしの孫である武帝の炎より年下であったわ。

>389
悪役は単に役柄に過ぎず、その者の人格行動とは無関係じゃ
純然たる悪とは根本的に異なり、一緒にされるのは本人には迷惑であろうな。
リングの上のみに限定される役柄を演じるのも大変であろうが
白黒判りやすいのが魅力ではないのか。
393川島屋:04/01/18 20:01
最後は正義が勝つものですよ?
魔女疑惑は赤ちゃんや子供にもあったのですか?
危険なbPより安全なbQという生き方はどう思いますか?
396来俊臣 ◆SiKEI/O88M :04/01/18 22:13
今年の冬は幾分過ごしやすい。

>380 (捕えた敵の目の前でそいつの妻娘を犯すのってサイコーだよね)
戦争最大の快楽は敵を滅ぼし、その妻女を思うままに蹂躙する事と
正直な感情の発露を残した君主軍人が多いが、その類と見る。
敗者弱者がこうした勝組の欲望の対象となるのは別に珍しくも妙でもない。
こうした行為を忌み嫌うのは、人間の獣性を知らぬかあえて無視している。
ある意味理想主義と現実主義の論争に似ている。

>381 (魔女裁判官・三大発明)
その中でも活版印刷は書物が普及した中華で特に重要な役割を果たした。
我輩の生きた唐代でも石刻で著名な能書家の文章を印刷していたし
後の宋代でも版画の技法で書物を印刷し、当時の科挙に大いに貢献している。
発明は時代が必要に応じて自然と見出されるのが多いが、正にこれなどが
その代表と言えよう。

>382 (南極に新国家を樹立するのは可能でしょうか?)
物理的・常識的では不可能と言うしかない。蔡京殿仲達殿が申された事柄が
主な要因だが、南極に拘らず南太平洋の小島を一つ占拠してそこに己の
理想郷を打ち立てるのなら、経済・地理的現状が合致すれば可能か。
ただ単に列国に無視放置されるのと同義では、永世中立ではないが。
どちらにしろ、諦めた方が良いとしか言えぬ。

>385 (誰も称賛してくれる者がいなくても自分のことは自身で称えよ!)
前に我輩が自分を石勒に勝ると評した言を出したが、あれがその類だ。
だが中華に限らず事自己讃美は決して好意を持って受け止められぬ。
謙遜が無難だが、下手に繰り返しては卑屈或は腹中剣を隠し持っている
のではないかと警戒されるし、この使い加減が難しい。
それに今現在、我輩の如き酷吏を前向きに評価する物好きな学者が居るとは
とても考えられぬし、従来通り中華酷刑史の人物名の一つで良い。
397来俊臣 ◆SiKEI/O88M :04/01/18 22:19
>389 (こうした「悪役」と「悪」の違いについてどう思われます?)
舞台役者と何ら変わる所が無い単なる限定された場のみの事だ。
悪役を演じて報酬と幾許かの名誉を得られれば、その者達も満足だろう。
仮に悪役が不満で辞退するとしても、それはそれで止むを得ぬ事よ。
まあ闘技場外で障害沙汰を起こして世間的に犯罪者の烙印を押されれば
悪役から悪人に階級が上がる(?)かも知れぬ。

>393 (最後は正義が勝つものですよ?)
世間で流布されている勧善懲悪の創作話でしかあり得ない話よ。
最後に勝つのはあらゆる面で優れた者であり、またその者が正義を含めた
様々な栄誉称号を受ける事が出来るのだ。

>394 (魔女疑惑は赤ちゃんや子供にもあったのですか?)
その赤子幼児の親が魔女の疑惑をかけられ、火刑に処せられれば連座適用
されて同罪になるとは考えられるが、実際の所はどうだかな。
もし子供が何らかの異常行動を起こせば、容疑がかけられるだろうが。

>395 (危険なbPより安全なbQという生き方はどう思いますか?)
どちらも困難な立場なのは変わりあるまい。bPは自分以外の全てに
疑心暗鬼の目を向けざるを得ないし、bQは主君の猜疑と部下の嫉妬
反感を一身に受ける極めてこなし難い立場だ。
人臣ではbQが目指しえる最高の位置だが、それを極めた時残るのは
罠に陥って滅するか、更に上を目指して簒奪のに走るしか無い。
青史に名を残せた賢相の類は、毎日が針の筵に座る心地であった事よ。

では、本日はこれまで。
398以上、自作自演でした。:04/01/19 08:55
種田山頭火について一言お願いします。
399司馬懿仲達 ◆AnKOKUuzKo :04/01/19 18:58
>393 川島屋
常に疑問系で訪ね歩いている様じゃが
自分の意見に自信を持つが良い。
善悪論は嫌いではないが、まずはそれからじゃ。

>394
幼児でも異端と認められれば容赦はされまい。
逆に手心を加えれば審問側の立場が危うくなるであろうな。
来俊臣ら酷吏もそうだが、下手に良心を持ち合わせていると
自滅に繋がりかねない危険な役職よ。

>395
わしや師・昭がその考えに乗っ取って生きた。
最高位に上り詰めると後は落ちるしかない。
ならその中間点である補佐役や臣下の頂点が
動きやすかったと言えよう。
只、太祖陛下か文帝陛下の頃に丞相に任じると命じられたら
固辞していたかも知れぬ。

>398
俳句と呼べるかどうか疑問な形じゃが評価が分かれよう。
社会的に見ると禁治産者で酒害に侵された失敗者だが
己の求める文学の探求の結果があれなら
わしはお断りじゃな。
400蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :04/01/19 19:13
>393(最後は正義が勝つものですよ?)
そうか。>372と表裏をなす主張だが、正義も悪も観念としては曖昧なもので
一般論として正確に語れる性質のものではない。そもそも勝者には勝者の、
敗者には敗者の正義があろうし、勝者の価値観が永続する訳でもない。
即物的な捉え方をするならば、勝った者こそ正義なりと思えぬでもないが、
さればそなたの主張は原因と結果を取り違えている事となり、やはり正しい
思考とは言えまい。世の中は実に複雑な成り立ちをしている。

>394(魔女疑惑は赤ちゃんや子供にもあったのですか?)
魔女は子連れで悪魔の集会に出席することが多いそうだ。その意味では、
保護者の行為に付随して、子供にも疑惑がかけられたことであろうな。
実際に親の罪に連座して死を賜った少年も多かったようだ。赤ん坊までは
処罰対象にならなかったと思うのだが、詳しいことは私にはわからぬ。
当事者たる魔女裁判官の回答を待つのが良かろう。

>395(危険なbPより安全なbQという生き方はどう思いますか?)
来の申す通り、No.1であれNo.2であれ何らかの危険は背負わざるを得ぬ。
その危険の性質が異なるのみだ。責任を負わずに済むギリギリの地位に
留まりて、自らの身の丈に合った権勢を愉しむという考え方も理解できぬ
訳ではないが、私は凄まじい権力闘争を勝ち抜いてきた己の才智に頼み
いかなる危険をも回避し得ると固く信じて疑わなかった。しかれど破滅は
突然に訪れ、この身をまっとうすること叶わなんだ。国そのものが滅んで
しまっては如何ともし難く、それは私の想像力を超えた災いだったのだよ。

>398(種田山頭火について一言お願いします)
漂泊の俳人か・・・。かかる種類の人間は私には理解し難い。もともとの
精神的不安定さと社会的挫折による帰結なのだろうが、傍から見れば
悲惨な人生だな。だが、作品そのものは素朴で美しいと思う。
 なかなか日参とはまいらぬものでございますな。

>380
 あなたもなかなかの悪人のようでございますな。さて、あなたの
その主張は、残念ながら同意いたしかねます。いや、あなたが
どうお感じになるかについてまではあなたのご自由です。
 なぜ私がそのようなことをしなかったか。別に容疑者に恨みが
あるわけでもなく、そうする必要性があるわけでもない。一方、
欲望に飲まれれば私はその立場を失う可能性がございます。
この程度で地位が揺らぐこともないかと思いますが、その先が
怖かったのでございます。ひとたび欲望に飲まれれば、あとは
おぼれていくことになりそうな気がいたしまして。 来俊臣様の
おっしゃる人間の獣性を恐れるがゆえ、むしろそれを控えた
のでございます。
 なお、だからといって禁欲的な生活を送っていたわけでは
ございません。いくらかの金銭を持てばふつうに女を得ることは
できます。必要性がないうちのひとつがこれでございます。 

>382
 地球上あらゆる土地はいずれかの国家に所属しているもので
ございます。南極とはその例外でございましょう。もしかしたら
例外はほかにもあるかもしれませんが、それはさておきまして。
あえて例外にしてあるということには、なんらかの事情があると
お考えになるのがよろしいでしょう。これはおそらく既存の国家の
中から独立するよりも困難な道となりましょう。
 もうひとつ。「人をもって国を成す」「文化をもって国を成す」
という言葉を私は耳にしたことがございます。人というのが
民衆のことだとして、南極でそれらを得ることができましょうか。
たとえ書類上認められることがあったとしても、その中身は到底
国家といえるものではございますまい。
>385
 仕事をこなし、危険な時代を生きてきた褒美は自分自身に
充分に与えております。どうかご心配なさらず。
 ただ、自分の実績を必要以上に周囲に知らせて回るつもりは
ございません。変な嫉妬などは買いたくございませんからな。
あるいは恨みを進んで買いに行く行為にもなりますし。自分の
実績は、必要なだけ必要な相手に伝えればそれで充分でござい
ます。私などは多数の裁判官のうちのひとりに過ぎません。

>389
 彼らは悪を演じる職人でございましょう。あるいは他団体の
選手が試合をするとき、ビジター側の選手は普段がどうであれ
ヒールとしてあつかわれることがございますな。なんにせよ、
それが必ずしも本性と同一であるなどとは思わぬことです。
もちろんそういった部分を普段からも持ち合わせているので
しょうが、それがすべてではございますまい。
 ちなみにアメリカのメジャー団体ではヒールを経験すると
「クール」という評価がついて人気が上がることがあるそうで
ございます。日本ではヒールからベビーフェイスに転向する
際に人気が出ることが多いようですな。
 蛇足ですが、ヒールには一匹狼、ルードというと徒党を組んで
いる、というイメージがなぜか私の中にございます。
>393
 あなたのおっしゃることはある意味で正しい。ただし、私の
見解としては、正義が勝つのではなく、勝った者が正義と
なるのです。これは歴史は創作物かという、>323に出てきた
質問への、皆様の回答にも通ずる問題でございましょう。
権力争いとはそのようなものでございます。たとえば現在の
善悪やモラルといったものの基準、これは敗者が主張した
ものでございましょうか。時代を治めているのは勝者でござい
ます。あなたの正義は、そうした勝者の理論の中にあるものでは
ございませんか?

>394
 単独での容疑はほとんどございません。が、魔女と認定
する場合はございます。まず、その母親、あるいは父親が
魔女であった場合。それから他の容疑者の証言にあった場合。
 まずは前者でございます。魔女は自分の子、そして近所の
子をつれて集会、つまりサバトに出かけるとされております。
それゆえ、幼い子といえども証言は証拠として取り上げられ
ます。この場合、ニコラ・レミーが定めたところによりますと
魔女が焼かれるさまを子どもに見せ、裸にして三回笞打つ
ものとされております。自分の意思で魔女の道を選んだわけ
ではないのでこの段階での証言すなわち悔悟はまだ許される
段階と考えられたのでしょうか。かなり甘くはございますな。
 後者の場合ですな。このパターンはあまりございませんでした
が、もしもそのような証言があればその子と親とを容疑者として
取り調べました。子どもが魔女の集会にいたということは、その
母親が魔女である可能性がきわめて高い。
 私は赤子までは処罰いたしませんでしたが、その子にも
死を与えたほうがしあわせだったかもしれませんな。
>395
  来俊臣様や蔡京様もおっしゃってますが、bQは安全では
ございません。上と下とを同時に警戒せねばならぬあたりは
苦労の多いポジションと申せましょう。「bQは置かぬ主義」
という言葉があるくらい、bPからの警戒があるポジションなの
でしょう。また、bPが不適格であった場合、bQは望む望まざる
にかかわらず、下からの突き上げが激しくなることと思いますし、
あるいはbPがつぶれた際にはbQにも累は及ぶことでしょう。
 なにやらうまく言葉にはまとまっておりませんが、bQが安全
などとは思わぬことでございます。強引なまとめ方で申し訳
ございません。

>398
 詳しくは存じません。最近はかの俳人の漫画も連載されて
いるようですが、あいにくと読んでおりませんものですから。
才能はすばらしかったと聞きます。まあ、かの方の生涯を
聞くと、どうもある意味で私とは対極にあった方のようですな。

 では、今宵はこれにておいとまさせていただきましょう。
民族浄化作戦と称して敵民族を遺伝的に滅ぼさんと、集団で敵民族の女性を強姦する行為がありますが
実際成功するものなのですか?
ヨーロッパはユーラシア大陸の一半島みたいな狭い土地なのに、そこだけ飛躍的に科学が発達したのは
他地域よりも戦争が多かったからなのでしょうか?
407司馬懿仲達 ◆AnKOKUuzKo :04/01/20 19:46
>405
全く意味は無い。
ただ単に支配欲と性欲を満たすための自慰行為に近い。
戦争中の野放図な物ならともかく、国家が事業として
民族殲滅を掲げ、実行するのは余程の事じゃが、
お主の申すとおりにしても、単に民族の混血私生児が産まれるだけじゃ。
まあ、それらを国家が教育等で洗脳すれば多少は利益になるかも知れぬ。

>406
戦争は発明の母とか言うが正にそれが当て嵌まるの。
ただ、戦争もそうだが他民族が同時に存在していた理由もある。
わしら中華同様、この二つがあればある程度の進んだ科学が出来るか。
争う理由も無く平穏無事では、大半の者が現状維持に甘んじて
科学以前の話となろう。
408川島屋:04/01/20 22:28
チョンは悪人ばかりですよ?
409来俊臣 ◆SiKEI/O88M :04/01/20 23:53
最近、来る時間が不規則な我輩である。

>398 (種田山頭火について一言お願いします)
元来、五七五と云う定形の上、季語を入れるのを義務付けていた俳句に
新境地を見出し、自ら実践した文学面では高く評価は出来る。
だが、どう贔屓目に見ても酒に溺れ漂白と貧困の中で没した悲惨な人生
なのは否定仕様が無い。
我輩と同時代にも、こうした破滅型文人が少なからず居たが、文学を探求
しすぎるとこうなるのか。怖い物よ。

>405 (民族浄化作戦と称して敵民族を遺伝的に滅ぼさんと)
普通に戦争での虐殺で済む物を、わざわざ大掛かりな場所を設けて
組織的強姦をするなど理解に苦しむ。
単に前線兵士の欲望を満足させるための方便の一つに過ぎず、選択
及び実行は上層部の趣味の問題に近い。
その結果大量に出来た幼児をどう使うかは些か興味があるがな。

>406 (他地域よりも戦争が多かったからなのでしょうか?)
そうでもあるまい。中世の欧州は同時代の中華やイスラム諸国に比べると
諸制度や科学を含めた学問分野では大きく劣っていた。
戦争内乱の類が技術の発展に役立つと言う思想は賛成だが、あの当時は
キリスト教の影響が強く、それが発展を妨げたと言えるかも知れぬ。
環境が左右されるのは確かだろうが。

>408 (チョンは悪人ばかりですよ?)
民族全体を「悪」と断じるのは早計だが、川島屋の意見も幾分頷ける
部分はある。韓国北朝鮮の対外政策は御世辞にも深慮遠謀とは評せぬ
感情的な物が多いし、その結果隣国全体が不快に思っても致し方ない。
半島の国民には不本意だろうが、国家の行動が即民族の印象に繋がるのは
否定出来ぬ所である。

では、本日はこれで。雪見酒でも一杯味わうとするか。
悪徳栄氏をご存知でつか?
江戸幕府の鎖国政策はどう思われますか?
中国もヨーロッパも、古くから続いた人間の営みによって、原生林は壊滅してしまいましたが
仕方の無い事なのでしょうか?
儒教は宗教なのですか?
414司馬懿仲達 ◆AnKOKUuzKo :04/01/21 13:19
>408 川島屋
一部の者が良く言う意見じゃな。
そう見られても仕方が無い節があるし何より定着しておる。
向こう側がその誤解を積極的に払拭させる努力をせねば
何時までも互いに嫌悪しあうだけじゃ。

>410
サド侯爵の著作と思ったが違うのか?
人物名にしては随分と個性的だし
済まぬがわしには分らぬ。

>411
秀忠がかなり詳しく説明したが当時の日本の国益に
かなった政策と見るべきじゃろう。
ただ、不変の法則と位置付けてしまったのは失敗じゃな。
臨機応変に対処出来れば良かったのだが
幕府が時流に追いつけなかったか。

>412
自然破壊か。中華でも木炭の関係で多くの森林が消滅した。
人間が文明を営む以上、避けて通れぬが
自然と共存出来る新しい境地が開かれるのを待つしかあるまい。
どうしても自然を尊重したければ原始に戻るしかないかもな。

>413
宗教と言うより倫理道徳、或は学問と見た方が良い。
神への信仰とは無関係で、個人の範囲内に留まる教えじゃ。
それに政治学でもあるから余計異なると言えよう。
ただ、中華では中世カトリックの如く絶対視されたのは確かだがな。
415蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :04/01/21 16:46
おはよう諸君。では回答を始める。

>405(民族浄化作戦)
人間を生物学的・遺伝学的に分類して、生来的な優劣を観念する考え方を
人種主義という。かかる思想は19世紀末にその体系を固め、20世紀に至り
世界各地に広まったが、現在においては少なくとも公的な説得力を持つ
主義思想ではない。それはナチ・ドイツのホロコーストがいかなる結果に
終わったかを勘案すれば一目瞭然だが、科学的見地からもその合理性が
疑われ、さらに戦後社会の自由主義的価値観にも著しく反するためである。
されど人種主義思想は完全に消滅することなく残滓を留め、貴卿の指摘
するような政策が実行されることは侭ある。しかし、国際社会の趨勢に反し
広汎な支持を得られぬ過激な思想が政策として有効に機能しうる筈もない。
ことごとく失敗に帰して小さからぬ応報を受けるのが関の山だ。

>406(ヨーロッパの発展と戦争)
少なくとも戦争そのものに文化・科学を発展させる力などない。中国に例を
とって見よ。後漢帝国が滅亡して後、約一千年にわたって社会は衰退し、
科学も学問も明日の見えぬ足踏みを続けたのだ。ヨーロッパもまた然りだ。
ローマ崩壊後の中世的停滞は、再び欧州の大地を深い森に覆わせしめた。
ヨーロッパの科学はルネサンス以降飛躍的に発展するが、それはひとえに
欧州のルネサンスが、東方のそれより後発である事による。文化は東から
西へと流れ、たまたまその終点がヨーロッパであったというだけの話だ。

>408(チョンは悪人ばかりですよ?)
かかる偏見を持つ日本人がいる限り、朝鮮人もまた同じ偏見を日本人に
対して抱き続けることであろう。日本という国は朝鮮人が考えるほどに、
邪悪な想念を持つ国家ではないが、さりとて日本人自身が考えるほどに、
善良な国家でもない。過去の克服は困難なれど、双方の国民が捉えたる
価値観のズレは悲劇であり、また滑稽でもあるな。しかし現在の朝鮮半島
には二つの国家があり、両国の態様は大きく異なる。それを混同して、
十把一絡げに朝鮮人を憎悪する一部の日本人の態度は感心できぬな。
416蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :04/01/21 16:47
>409(悪徳栄氏をご存知でつか?)
全く聞き覚えのない名だ。試みに検索をかけてみたが、何も出なんだ・・・。
まあ仲達もわからぬと申しておるし、あまり著名な人物ではないのだろう。
字面からして、何やらいかがわしい匂いが漂う。

>411(江戸幕府の鎖国政策はどう思われますか?)
先に述べたこととも関連するが、交通の遮断は文化の流入をも阻止する
最大の原因となる。しかし同時代の中国でも似たような鎖国体制をとって
いたのだから、日本ひとりが広く外国に門戸を開いたところで仕方がない。
近世に入りて内向的な文化圏を形成してしまったことが、社会的停滞の
要因であり、これは東アジア全体に共通する失策であった。とは申しても、
すべて後知恵にて、当時を生きた人間は、それが最善と信じていたのだ。

>412(原生林の壊滅)
文明の進捗と並行し、自然が蹂躙されるのは当然と言えば当然だけれど
現代においては、環境破壊が人類の生存を脅かすまでに進んでいる。
環境問題への取り組みを、単に有閑階級の情緒なりと切り捨てることは、
もはや不可能だ。しかし現実には対処療法的な方策で望むより他ない。
根本的な解決には、やはり科学の進歩が必要なのであり、環境を破壊
するも、保持するも頼れる所は一緒ということだ。まあ、矛盾ではあるな。

>413(儒教は宗教なのですか?)
違う。
確かに宗教に類似する側面もあるが、基本的に儒教は社会変革の為の
政治思想に過ぎない。孔孟は神でも精霊でも預言者でもないからな。
道家思想は宗教に変質したが、儒家思想は文献学を経て哲学となった。
また宗教としては仏教がそれなりに盛んだったので、中国人が無宗教と
いう訳でもない。ただし“儒教”の解釈は人によって異なり、宗教と捉える
者も、いるであろうとは思う。


以上。
 前回あたりから私のレスが無駄に長くなっている気がいたし
ますな。今回までは長いレスをお許しいただくとして、次回から
もっと短くなるように努めてまいりましょう。

>405
 そもそも発想が違いませんかな? それはたとえるなら、銅の
塊を滅ぼすために鉄を混ぜようとするようなものです。結果として
鉄と銅の合金ができますが、銅は合金の中に残ります。これは
当たり前でございますな。なにをもってあなたが成功と言われる
のかはわかりませんが、遺伝的に滅ぼさんとするなら遺伝子が
次世代に伝わらぬようにしなければなりません。しかし、あなたの
おっしゃる方法は積極的に遺伝子を、純度は下がるにしても残そう
とする行為とはいえませんでしょうか。
 まあおそらくは征服者が被征服者を虐げたいだけなのでしょうな。
あるいは強姦を許すことで部下たちの不満を発散させるのが狙い
なのでしょう。
>406
 欧州は中世、恥ずかしながら中国やイスラム帝国に比べると
文化は劣っておりました。十字軍遠征の際に欧州は、文化が
イスラム社会よりも劣っていたことを痛感したといいます。その
遅れを取り戻そうとしたことが大きな原動力となり、ルネサンスが
訪れたと聞きます。無論、イスラム帝国との戦争が契機となりえた
のはあるでしょうが、ただ内部で争っているのみではこんにちの
発展にはつながらなかったでしょう。
 さて、当時のイスラム帝国は文化の発展という視点から見れば、
安定していたと申し上げて差し支えないでしょう。ところが欧州は
そうではない。欧州は欧州なりに安定していたかもしれませんが、
世界的に見れば遅れは明らかであり、吸収すべきことは山ほども
ございました。文化の発展はもはや社会事業として急速に進め
られたのです。安定よりもそのような状態のほうが発展はしやすい
ものなのです。第二次世界大戦後の日本やドイツが好例では
ございませんでしょうか。急速な発展は文化や社会の不安定などの
弊害につながるのですが、それはさておき。
 少々、まとまりがなくなってまいりましたな。ご容赦願います。

>408 川島屋様
 そうおっしゃるあなたも悪でございますな。公共の場で差別的な
発言をなさるのは、一般的なモラルに照らし合わせると悪と申せ
ましょう。 揚げ足取りのような物言いですが、あなたの主張がもし
通るのならその前にあなたが悪というのも受け入れていただかねば
なりません。
 まあ、冗談ならばその程度にしておくのがよろしいでしょう。あまり
差別的なことばかりおっしゃっているようでは、あなたの品位をや
人格を必要以上に低く評価されることとなりましょう。あるいは感情で
おっしゃっているならばそういった感情も極力抑えることを助言させて
いただきます。感情的になれば偏見が生じ、偏見にまみれた感覚
では、ただでさえ見極めるのが困難な真実がより見がたくなりましょう。
>410
 私の記憶には……ございませんな。まことに申し訳ございません。
検索をかけてみたところ、悪徳栄なるナニワ金融道のキャラクターが
いるようでございますが、これであっているでしょうか。

>411
 他国との交流も争いもなければ他国から取り残されていくもの
です。薩英戦争で薩摩藩の兵器が英国軍に及ばなかったのは
そのひとつの例でございましょう。世界の国々とつながりがあれば
世界中の知識や技術を得られるのですが、鎖国していてはその
国の中で発生したものしか得られません。争いも大掛かりにならぬ
ため、他に対抗するためのノウハウなどを考える必然性も薄くなり
ましょう。
 ただ、鎖国後の日本は実に面白い文化を育てましたな。日本に
伝わる文化が、鎖国されたことで独特の発展を遂げました。鎖国に
よってもたらされたもっとも大きな恩恵は、ここに尽きるのではない
でしょうか。戦争の危機感の薄さは、結果として文化に独特な
おおらかさを与えておりますな。結果論ではありますが、文化を見る
という観点では大きな意味が鎖国にはございましたな。
>412
 文明とは資源を消費して成長するものでございます。樹木にも
繁殖能力があり、原生林は再生が可能なはずですが、文明の
発展と人口増加が早すぎたようですな。資源は有限という発想を
余裕のある段階から考えることができないのは人間の愚かさで
ございましょう。
 文明発展に伴う資源消費には密度と量とがあると考えております。
文明が発展すれば人々の生活は安定し、死亡率は下降していき
ます。すると世界人口は増加し、増加した人口のぶんだけ文明が
広がります。これを量と考えます。
 また、より高度な文明を目指し、文明が高度になればなるほど
消費は大きくなります。これを密度と考えます。
 この密度×量が原生林の再生能力を上回ってしまったとき、その
バランスは一気に崩れていきましょう。原生林は規模が小さくなれば
なるほど、その再生能力が落ちてしまうのですから。ここに歯止めを
かけることが人類にできなければ、もはや人類文明はそれまでです。

 では、今宵はこれにておいとまさせていただきます。
421以上、自作自演でした。:04/01/22 13:46
どっかーん
422来俊臣 ◆SiKEI/O88M :04/01/22 18:35
>410 (悪徳栄氏をご存知でつか?)
唐沢俊一関連で見た覚えのある名前だが、詳しくは知らぬ。
多分サドの小説から取った名前だろうが澁澤読者なのは容易に想像できるな。
もしジュリエットとジュスティーヌのどちらかを選べと言われれば
我輩なら躊躇無く前者の生き方を選ぶ。如何に善業を積んでもそれで
不幸になり、死ねば無駄にしかならぬ。
偽善者への皮肉で名乗っているのかもな。

>411 (江戸幕府の鎖国政策はどう思われますか?)
蔡京殿も申されている様に、当時の日本を含めた漢字文明圏は鎖国か
それに近い海禁策を取り、外敵や外来文化の流入による自国の価値観等の
崩壊を防いでいた。その意味では当を得た政策と言わざるを得まい。
確かに長期的視野で見たら、文化技術の交流を遮断した事により
中華ではアヘン戦争。そして日本では開国論争や明治維新の内乱が
勃発したが、これは最早時流と言う物だ。
結論で申すと、当時の考えられる限りの有効な政策の中の一つが鎖国で
あったのだが、軌道修正の道を残しておかなかった事が最大の要因だろう。

>412 (古くから続いた人間の営みによって、原生林は壊滅)
それは中華・欧州に関わらず人間の文明の進歩に付き纏ういわば影だ。
完全に払拭・回復など不可能であるし、一度文明の味を覚えた人間が
それを放棄する事も然りである。
焼け石に水の諸政策でつなぐか、或は国家間で厳正な基準条約を設けて
取り締まるしか方法が考えられぬ。極端な話、無断で木材を伐採すれば
死をもって断罪すると出る事も無きにしも非ずだ。
423来俊臣 ◆SiKEI/O88M :04/01/22 18:36
>413 (儒教は宗教なのですか?)
他のキリスト・イスラムの如き神を奉ずる宗教ではなく国家理論や学問思想と
位置付けるのが普通である。だが前漢武帝の国教認定により、他の諸子百家
から抜きん出て、絶対的な物として前述の宗教と変わらぬ扱いを受けたのは
確かである。多くの儒学官僚も孔子らの教えを神の言葉の如く取扱い、それ
から一歩も出ようとしなかった結果が、近世の中華衰退の大きな原因となっ
たのだ。

>421 (どっかーん)
どこかで火薬事故でも起きたのかな。それとも昨今騒がれている爆弾テロの
類だとしたら、大都市や原発等の重要施設が狙われるだろうが、対処する
警察や治安機関に国民の生命財産が委ねられていると云うのも怖い物がある
とは皆も感じる事だろう。
改めて国家に携わる者の能力器量が問われるが、悲観的にはなりたくない物よ。

では、本日はこれまで。
早朝にやるから「朝廷」って言うそうですが、その後昼寝は取るのでしょうか?
425司馬懿仲達 ◆AnKOKUuzKo :04/01/23 16:06
>421
火薬の取扱でも間違えたのか?
些細な過失も、そうした重大な結果を招くと言う良い証よ。
危険物云々に関わらず、わしらの様な国事に預かる者にとっては
鵜の目鷹の目で狙っておる政敵には良い弾劾の口実として
大々的に取り上げられ、ついには破滅に繋がりかねぬ。
三国志でも太祖陛下が敗戦の罪を余り罰しなかったが
実際は死罪か財産没収が待っておった。

>424
たまに取る。わしら臣下は勿論、君主も政務等で疲れれば午睡を取る。
何時だったか、太祖陛下が昼寝の最中に寝冷えを案じたそ側の者が
衣をかけようとした所、気付かれた陛下が斬り殺された事があった。
寝てる最中に暗殺されぬ様との芝居であったがな。
なんかアメリカにはスケールのデカい悪党が
意外にあまりいない気がするな。
どちらかというと私はアメリカ歴代大統領などは見方によってはすべて大悪党と
いえなくもないと思うのですが、ここに居られる方々は、どのように思われますか。
428来俊臣 ◆SiKEI/O88M :04/01/24 00:00
遅くなった。早速進めるとしよう。

>424 (その後昼寝は取るのでしょうか?)
皇帝や大臣高官なら多少の午睡は認められてはいた。
武則天陛下も昼寝で疲れを取られる事を習慣化していたし、他の大臣も
特に夏の長安は摂氏四十度も珍しくなかったので、役所の木陰でしばしの
安らぎを得て、午後の政務に備えたのだ。
只、流石に度が過ぎる長寝は御史に職務怠慢として弾劾されたが。

>426 (アメリカにはスケールのデカい悪党が意外にあまりいない気がするな)
犯罪に限定すればマフィアや連続殺人者などの著名な人物が軒をそろえている
アメリカだが、国家政治となると、余り思い当たらぬな。
別にアメリカに限らず、賢明な悪人は罪を他人に気付かれず、終始裏方で
行動するので、その点で目に付かぬのがそう見える要因ではないのか。

>427 (アメリカ歴代大統領などは見方によってはすべて大悪党)
>426の質問に対する返答になるな。歴代大統領の中には諸君ら日本に
原爆を投下したトルーマンや、現在中東に積極的に介入しているブッシュが
悪評を受ける場合があるが、彼らも自国アメリカの国益を考え実行した
節があるので、完全な悪党とは呼べぬと我輩は思う。
別に弁護している訳では無いが、やはり政治家、特に国家元首にもなると
他者の非難を甘んじて受けると言う意気込みが無ければとても務まるまい。
だが、無能な大統領の方が遥かに有害なのだがな。
我輩はこちらの方が怖い存在と見るが、当の本人らは自分の評価は後世に
委ねて没したのではあるまいか。

それでは、暦が代わろうとする所で閉廷とする。
沖縄特攻以外に、大戦末期に戦艦大和の使いみちはあったでしょうか?
山県有朋の名の由来でもある、論語の「朋有り遠方より来たる。また楽しからずや」ですが
皆さんでもそうですか?何か勘繰ったりしませんか?
431司馬懿仲達 ◆AnKOKUuzKo :04/01/24 15:39
>426-427
アメリカの悪人と大統領の話題か。
わしも悪名を恐れずに自国を考えて行動する大統領を評価したい。
世界大恐慌を放置したフーバーや
平和や理想に走って、結果的にイラン革命を防げず威信を低下させた
カーターの如き無能なのが余程悪人じゃろう。
来俊臣同様の意見になるが、無能なのより悪知恵に長けて狡猾な方が
遥かに国家に利益をもたらしてくれる。

>429
大鑑巨砲時代なら存在のみでも大きな抑止力になっただろうが
既に空母・航空機が主力であった大戦末期では象徴的役割しか無い。
沖縄以外では、せいぜい新兵に見せて海軍に魅惑させるか
旗艦として連合艦隊健在とうそぶくくらいしか思いつかぬ。
要するに、戦力としては論外じゃが今で言うシンボルなら最高と言う訳じゃ。

>430
馴染み深く、互いに気心の知れている間柄なら大歓迎じゃ。
だが、突然来た者と即座に親密になれと言われたら流石に抵抗があるの。
それほど自分らに名声があると言う証拠になるが
雑多な集団に危機感を持つ者には、かなり厳しい話じゃ。
孔子の様に強力な主が中心となるかしないと空中分解しそうじゃよ。
しかし山県有朋に論語など縁遠いのでは無いか?
近年稀に見る良スレ
神は死んだ・・・何故だ?
434来俊臣 ◆SiKEI/O88M :04/01/24 18:39
久しぶりに早い時間に来れたな。では参るとしよう。

>429 (沖縄特攻以外に、大戦末期に戦艦大和の使いみち)
当時の日本軍部上層部の窮余にして唯一の方法があれだった。
他に何も見出せなかったので、無駄とも言える玉砕特攻を強いられたのだが
所詮、戦艦大和は建造時点で異論が出る程の時流に逆らった代物であったので
せめて敗戦後に、米軍の原水爆実験に使われないだけましと言えよう。
運良く残っても、解体されて各国の戦争博物館に展示されるくらいか。

>430 (論語の「朋有り遠方より来たる。また楽しからずや」)
勘繰る以前に、絶対に警戒感を持ち時には刺客と見なしただろう。
酷吏の棟梁であり、百官の生殺与奪を握っていたに等しい我輩に近付く者など
賄賂を持ち込んで、減刑無罪でも求めるか、或は甘い汁に預かろうとする
連中しか考えられぬ。そもそも朋と呼べる人間など皆無であったわ。
山県有朋も師である吉田松陰に見習って、自分を中心とした団体でも
築きたかった事への願望から名乗ったのだろうが、所詮人間とは利に群がる
存在に過ぎぬ。自身の国葬の光景を見れば充分知り得た事だろう。
435来俊臣 ◆SiKEI/O88M :04/01/24 18:40
>432 (近年稀に見る良スレ)
我輩はそうは思わぬ。題名の悪徳云々で敬遠する者も多いし何より歴史に
興味の無い者にとっては、女気一つ無い殺風景かつ固苦しい場所に過ぎぬ。
まあ賞賛の言葉は素直に感謝したい。質問等を書き込んでくれる諸君らが
居てくれる事が何よりの肯定的評価と思っている。

>433 (神は死んだ・・・何故だ?)
かのニーチェの言葉だが、この神を従来の概念に言い換えれば、それが
大きく変動し、新しい価値観を求められる現代或は一日先でも神は死にゆく。
何事にも不変の法則など無く、時流と言う荒波に飲み込まれたくなくば
国家を含めたあらゆる組織団体。そして個人も常に変わらねばならぬ。
事実、ニーチェの死後の第一次世界大戦で世界は大きく変動し、それに
ついて行けぬ多くの者が淘汰された。
単なる脳梅毒患者の戯言では無いと言う事だな。

では、一端これで区切る。質問が溜まれば時刻を改めて来る。
中国が四方を海で囲まれていた島国…というかオーストラリアみたいな大陸丸ごと国家だったら
侵略せず・されずで、平和な大国であり続けたでしょうか?
オナニーは悪いことでしょうか?
 前回宣言したとおり、また少し短めにしてまいりましょう。なお、
中国関係の質問については中国出身の方が多くいらっしゃるため、
私は無断でパスさせていただくことがございます。これは以前、
すでに宣言したことでございますが。
 ……正直申し上げると、現在はあまり頭が回っておりません。
本来は日を改めるところでございましょうが、少し間が空いて
いるため今夜中にレスさせていただくことにいたします。ご了承
くださいませ。

>421
 ひっ!? んん、なにごともない、よう、ですな。びっくり、いたし
ました。いったい、なんのさわぎで、ございましょうか。
 いや、まったく心臓によくない。火薬はルネサンス三大発明の
ひとつでございますな。これはそれまで自らの手と、それに持った
得物の長さまでしか届かなかった戦いの間合いを飛躍的に広げた
画期的なものでございますな。
 なんであるにせよ、火薬は危険物です。取り扱いは慎重に。
それとも火薬以外の音でしょうか。

>424
 ほう。朝廷とはもとはそんな意味でございましたか。まあそれは
東洋の言葉でございますゆえ、中国方面のみなさまがたにお任せ
いたしましょう。
>426
 そういえばそうかもしれません。国家のトップに立つ、アメリカで
言えば大統領が国際社会から大きな非難を浴びることはあまり
ないようでございますな。先日も中東の大統領が拘束されたようで
ございますが、アメリカにそのような方はいらっしゃいませんな。
正義の国を自称しており、また国際社会の秩序に大きく貢献している
という自負もあるでしょうから、自らが秩序を乱す側に回るわけには
いかないのでございましょう。

>427
 その国の正義を振りかざせば、それ以外のどこかになにがしかの
損害が出るものでございます。その意味ではおのれの正義を貫く
アメリカは悪にもなりましょう。ましてその正義が政府および大統領の
支持率維持、あるいは上昇をもくろんでのことであれば反感はなおさら
のことでございましょう。行き過ぎた正義は独善であり、腹に一物を
はらんでいるならそれは偽善でございますからな。
 今回のイラク問題は石油に関する利権が絡んでいるといいますな。
これが目当てであるなら、明らかにそれは一物でございましょう。
ただ、それをきっちり押さえようとするしたたかさは私も評価いたします。
そろばんもはじけぬ者にトップは務まりますまい。

>429
 私はさほど詳しくないのですが、聞けば護衛艦が次々と沈められ、
丸裸にされてしまったと聞きます。やはり戦闘機や爆撃機のほうが
巨大戦艦よりも有効な時代となりつつあったのでしょうな。稀代の戦艦
といえど、時代の流れに逆らえなかったのでしょう。まして戦況は
日に日に厳しくなったと聞きます。それでは有効利用をする方法も
限られてしまおうというものだと愚考いたします。
>430
 もう少し単純に、私の周りに人が集まらねば困ってしまう、程度
ならばそのとおりなのですが。残念ながら、私に朋友といえる人間は
少ない。あるいは互いに利用しあう、あるいは腹のうちを探り合う、
そんな人間を朋と呼ばざるを得なかったのかもしれません。彼らが
真の意味での朋友であったかどうか、もはや判断はつきかねます。
 しかし、朋友であるかは別として、人がいなければまったく困るもので
ございます。容疑者や被告人も、また遠方より来る人でございますし。

>432
 ありがとうございます。前スレにおいて、私も途中までは名無しとして
書き込む一介のファンに過ぎぬものでございました。もしも「良スレ」を
構成する要因として私が含まれているなら、これほどの幸運はござい
ません。
 とはいえ、>243や>253のようなとらえ方をする方もいらっしゃるよう
ですな。このご意見は謙虚に受け止め、足を引っ張らぬようにがんばら
ねばなりますまい。
>433
 有名な言葉でございますな。それはさておき。比ゆとして「神」という
言葉を用いたのかも知れません。が、立場上、そのような発言を許す
わけにはまいりません。私の前でそのような言葉を吐くとはなかなか
いい度胸をしていらっしゃる。それとも私を試しておられるのでしょうか。
人を試すというのはあまり感心いたしませんが――まあよいでしょう。
なんども言っていることですが、ここはみなさんが作り上げてきた場です。
この場は見逃すことといたしましょう。

>437
 またそのような……いや、まあ恥を忍んで――あるいは愉快犯かも
しれませんが――このような書き込みをしたのですからお答えしま
しょう。キリスト教の観念に照らし合わせるならよろしいことではござい
ません。
 ……これ以上については他のみなさまがたのご回答をまちましょう。
どこまで書いていいものか、判断いたしかねる部分がございますゆえ。

 では、今回はこれにておいとまさせていただきましょう。
442ネオジオン職員:04/01/25 00:46
今すぐ愚民ども全てに英知を授けることができないのなら
コロニー落として地球を潰してしまったほうがいいですよね?
賛成の署名ください偉い方々。
 ふと思ったので。

>428 来俊臣様
 そういえば、いわゆる旧暦ではそろそろ正月であったように
記憶しております。暦が変わるとは、もしかしてそのことで
ございますか?

 では今度こそ失礼させていただきましょう。
444get
中国なんて蛮だとか夷だとか周辺の民族を馬鹿にしまくったくせに(今でも)。
謝るのはお前らのほうじゃないのか?馬鹿にしてすまなかったと!
446川島屋:04/01/25 07:52
支那人は逝ってよしですよ?
447以上、自作自演でした。:04/01/25 08:00
切痔で困っているのですが、何か良薬はないでしょうか?
受験テクニックを学ぶばかりの漢文の授業ですが、論語なんかの内容について詳しく言及したら
思想教育みたいになるので、先生達は避けているのですか?
アメリカ開拓時代の領土拡張と西方への進出を正当化する言葉「マニフェスト=ディスティニー」ですが
この言葉は、ひょっとして現在も生きているのでしょうか?
キンタマをいじるのが止められません。
どうすれば良いのでしょうか?
451以上、自作自演でした。:04/01/25 09:04
うんちを食べさせる拷問は酷いと思いまつ。
452司馬懿仲達 ◆AnKOKUuzKo :04/01/25 11:28
>432
来俊臣が申している事と重なるが
まだまだ改善の余地はあろう。
何より興味が無ければ良い悪いも度外視じゃ。
見る者全てが満足出来る物などあり得ぬわ。

>433
例え万物創造の神と讃えられる存在でも
長い年月を過ぎれば忘れ去られる事もある。
時には他の宗教により悪魔に貶められる神もおり
浮き沈みが激しい分野よ。ある意味国家の浮沈や君主の不安定な立場に
類似していなくも無い。

>436
匈奴などの騎馬民族の外敵は来なかっただろうが
逆に漢民族単一の、平凡な一中小国になっていたと思う。
王朝の興亡や戦争飢餓も、歴史には大きな活性剤となる。
それが無くなって無気力と言う名の平和が続けば
一度、海を越えた敵に攻め込まれれば鎧袖一触であろう。

>437
男女を問わず、ごく普通の行為じゃろう。
一時期の欧州では有害と言う俗説が広まったらしいが
そんな事は無いので、お主の好きな様にするがいい。

>442
まず愚民の定義を述べよ。
単に自分らの範疇からのみ見た基準で言うのなら
排他的概念の延長に過ぎぬ愚論であろう。
全ての人間や思想が共存できると言う夢物語は信じておらぬが
存在そのものを排除は極論に過ぎぬ。
453司馬懿仲達 ◆AnKOKUuzKo :04/01/25 11:29
>444
もうこんな数になったか。
進むのが早いようじゃが、少し落とした方が良いかの?

>445
民族差別や蔑視は大抵の国が行っておろう。
別に他に習えと言う意味ではないが中華思想とは結局の所
他民族への優越を美辞麗句で飾っただけかも知れぬが
いずれ時を経て別の世代が前者の尻拭いを行う。
お主ら日本も大変よの。

>446
わしらと同胞の国民民族をそうあからさまに言われると
流石に良い気持ちはせぬが他国人を排除して平和になると言う
意見も一部で確固としてある以上、対処せねばなるまい。

>447
痔は難儀な事よの。
だがここに医学薬学に長じておる者はおらぬ。
速やかにその手を生業としている医者に行くしかあるまい。

>448
それは漢文の読み方に重点を置いており、意味解釈は二の次と
している関係であろう。儒学の思想や当時の世相まで学ぶと
他の物に影響が出ると思っているのかもな。
わしら中華でも書物の暗記や形式的な文章のみ学び
科挙に受かった者が多発した明代があったので他人事ではない。
454司馬懿仲達 ◆AnKOKUuzKo :04/01/25 11:30
>449
領土拡張を神から与えられた運命と位置付けたアメリカも
自国の優越を絶対視しておる点では過去の様々な国家と共通しておる。
それに軍事面のみの思想でもなく、一企業の海外進出も当て嵌まる。
老子の言うように現状維持に甘んじる国など数える程度しかあるまい。

>450
自宮せよと極端な事は申さぬが、
自分の体から突起している関係上、どうしても手が動くのは
避けようがあるまい。それに今そうして満足だとしたら
他人の意見を求めても満足する回答は難しいと思うがどうじゃ?
只、余り人目に触れるなと申しておこう。

>451
前に同じ様な質問に答えたが、
腐敗物を体内に入れた時点で害毒にしかならぬ。
肉体と精神両面で苦しめる拷訊だが、
最初に行った者は相当機転が利くものと感心するわ。
455以上、自作自演でした。:04/01/25 13:11
中国では「殺ヌ」という言葉を「シャア」と言うのですか?
 たいへん申し訳ございません。今回はお別れの挨拶をしに
こちらに参りました。私としたことが、つまらぬミスをしてしまい
ました。その影響でここに心無い者が現れぬとも限りません。
私はここで、一旦おひまをいただきたいと思います。
 なにごともないようならば私はここにまた戻ってくることに
いたします。私個人のミスのせいですが……本当に申し訳
ございません。最近は安穏と過ごしていたため、どうやら
なまくらになっていたようでございます。

 また、なにごとも起こらずに戻ってくることとなった場合はまた
今までどおりに迎えていただけるならさいわいでございます。
お別れの際に身勝手を申し上げて重ね重ね申し訳ございません。
えー
458来俊臣 ◆SiKEI/O88M :04/01/26 00:06
今日、獄中で一人の罪囚が下帯で首をくくって死んだ。
入獄して一週間だったがまあまあ耐え切れたと言えるな。

>436 (中国が四方を海で囲まれていた島国〜)
おそらく比較の対象であるオーストラリア同様、白人に発見され入植され
現地民である漢族は単なる使役人か、運が悪くば奴隷同然に貶められた。
悲観的見方だが我輩はこう断じる。
同じ島国である日本は、古くから大陸との交流盛んな関係で隔絶を免れたが
オーストラリア程となると、独自の文明発展に頼るしかあるまい。
多少の間の平和と引き換えに、後に長い隷属期間が待ち構えていよう。

>437 (オナニーは悪いことでしょうか?)
性欲色欲を否定する気は毛頭無い。賄賂代わりに美色豊かな女を好んで
受け取っていた我輩が偽善の言を吐いても始まるまい。
自分の可能な範囲で思う存分行うといい。
だが、終えた後は手を洗え。

>442 (地球を潰してしまったほうがいいですよね?)
諸君らの総帥の思想は、確か地球上の腐敗した人間を粛清する事であって
地球そのものを破壊する事では無いと記憶しておるが、仮にも自然の揺りかごに
戻すと公言した本人が言を翻すとは、余程現状に失望したか、或は単なる脅迫に
過ぎぬ政治的発言なのか。それを是非訊きたい物だ。
459来俊臣 ◆SiKEI/O88M :04/01/26 00:07
>443 (魔女裁判官)
いや、単に日にちが変わる時刻に来たので、それを引用したまでの事。
紛らわしい発言で失礼をした。最近深夜にならぬと来れぬ我輩に構わず
自分の流れを貫かれるがいい。

>444 (444get)
うむ。演技云々はともかく揃った番号を取得できた事祝着である。
見た所、今回も容量で埋まる見込みだが、最後まで付き合い願いたい。

>445 (謝るのはお前らのほうじゃないのか?)
それは否定出来ぬな。禽獣とまで呼び習わす風習の中華の一人として
決して無視できぬ話であるので、ここで一個人として詫びる。
華夷の別と古来より言い表してきた儒学は、近代で有害と談じられる事が
多かったが、弊害の後を受け持つのは何事においても辛き物よ。
特に東夷の一つに数えられ、元寇の記憶続く日本では尚更か。

>446 (支那人は逝ってよしですよ?)
悪評があるのが存じているが、中華の者全体を排除して、その結果何が残ると
問いたい。おそらくその後日本人以外の諸外国民全てを退け、しまいには
純粋な日本民族唯一で国が成り立つと思い込む。
その結果、かつての鎖国を繰り返しては、今の日本の国情では半年も持つまい。
嫌うのは勝手だが、先を見据えて考える事を薦める。
460来俊臣 ◆SiKEI/O88M :04/01/26 00:08
>447 (切痔で困っているのですが、何か良薬はないでしょうか?)
やはり仲達殿が言う様に医者を訪ねて、しかるべき処置を施すのを薦める。
唐代でも痔で悩む者が多かったが、時には舌で舐めて痛みを抑えた処方も
存在した。生業とは言え医者も並大抵の気構えでは出来なかっただろうし
患者も恥と苦痛の板ばさみで何かと不都合に違いあるまい。

>448 (漢文の授業ですが、論語なんかの内容)
まず、現代においての論語の価値云々が問われる。
儒学や科挙盛んなりし時なら、官僚や立身出世に不可欠であったが、今では
単なる一古典に過ぎぬ。それを深く学ぶか否かは個人の範疇に入る。
儒学官僚にも、単に暗記朗読しか出来ぬ者が多数で、内容を深く考察するのは
かなり少ない割合に留まっていたので、今の実状は別に不自然でも無い。

>449 (マニフェスト=ディスティニー)
明白な運命と断言した過去のアメリカの国情には適していただろうし
今も、平和と戦争を交互に行わなければ成り立たぬ関係上、多くの国民の
心情に呼びかける言葉を用いるのは、妥当と我輩は思う。
一度、膨張したからには、際限無く続き、それを止めれば後は停滞するのみだ。
過去、多くの大国の宿命だが、その先に待ち構えているのは前例通り衰退か
或は新境地の開拓かは、正に万言で論じても明白な回答は得られまい。

>450 (キンタマをいじるのが止められません。どうすれば良いのでしょうか?)
それを不都合と思うなら仕方が無いが、日常の習慣と化したのなら無理に
止める必要は無い。自分自身がそれで幾許かの悦楽を得るのならば、何も
悪い所も無く、むしろ金銭を使わぬ方法で満足出来るのなら本望と思うのが
いい。ただ己の室内か狭い範囲内でのみ行うのが良い。
461来俊臣 ◆SiKEI/O88M :04/01/26 00:14
>451 (うんちを食べさせる拷問は酷いと思いまつ。)
糞便を使うか否かに関わらず拷問は受けるに限り、誰しもが嫌う物であった。
実行する側には、宿怨を晴らす絶好の機会である、また我輩の様に出世の糸口
でもあったので喜々として行う者が大半であった。
そもそも、そうした性癖嗜好を有する者でないと、長くなど務まらぬ役職で
あったからな。後は職務と割り切って黙々と励むのも幾人かは居たが。

>455 (中国では「殺ヌ」という言葉を「シャア」と言うのですか?)
発音が似ているが、某軍人とは特に関係はあるまい。
叫び声でもよく聞く表現であるし、語音から鋭さを感じる事もある。
只、中国語と一概には言えぬ。北京や江南、四川では大きく異なる。
日本でも方言があるのと同じと思えば良い。
我輩は長安と洛陽が主な活動範囲であったので、言語基準がやかましい
当時の官僚選発には都合が良かった。

>456 (魔女裁判官)
何か火急の事情がある様だが、詳しくは訊ねぬ。
もし戻れるのなら、我輩らは大手を広げて迎える用意があるので
気兼ねなく復帰して貰いたい。あえて別離の言葉は言わぬ。
決して居心地の良くなかったこの場にて、よくぞ付き合ってくれた。
深く感謝すると共に、貴殿の健康を願う物である。

>457 (えー)
急な話で我輩も流石に驚きを隠せぬが、やむを得ぬ事と受け止めなくては
なるまい。張耳陳余の故事の様に怨恨で離れる訳でもない以上、改めて
会う機会もあると我輩は思う。

では、本日はこれまで。

    〃〃∩  _, ,_
     ⊂⌒( `Д´) <なんでや魔女裁判官〜
       `ヽ_つ ⊂ノ 
              ジタバタ
本当に自分が正しいと思っているのですか?
再びソビエト連邦のような社会主義の超大国は生まれるでしょうか?
また、中国がそうなるのは無理ですか?
「畿内の兵は弱い」とか、戦国時代日本各地の兵の強弱の評がありますが
中国やヨーロッパにも、土地によって兵の強弱はあったのですか?
また、この原因はなんなのでしょう?
中国がヨーロッパのように分裂状態にあったほうが良かったのでは?
現在でも戦国七雄とか三国状態だったら面白いし中国自体にも周辺にもプラスになったのでは。
467蔡京 ◆3wK6.qp6zk :04/01/26 14:31
また長く空けてしまい申し訳ない。
週末には私用に片が付くゆえ、今しばらく待って欲しい。
だいぶ溜まってしまったが、必ず全てに回答を付す。

では、本日はこれにて下がらせていただく。
468蔡京:04/01/26 14:35
・・・外出先から書き込んでおるゆえ、トリップキーを失念した。
だが蔡元長本人だ。ぜひ信じてもらいたい。
信じます!
470司馬懿仲達 ◆AnKOKUuzKo :04/01/26 15:30
>455
そうじゃ。殺をシャと言い表すので
もし中国に旅行や仕事で行く時は余り使わぬ事じゃ。
一言の言葉で誤解を生じていさかいでも起きたらお主が一番困ろう。

>456 魔女裁判官
そうか。共に進めた間、実に楽しかった。
時代国柄も大きく異なるわしらによく付き合ってくれた。
心から礼を言うと共に、戻る事を信じておる。
現にお主を惜しむ声が457、462で出ておるからな。

>463
わしは太祖陛下に御仕えした時から曹家と魏国による天下統一こそが
後漢末期からの混迷を極めた中華に平穏をもたらす唯一の手段と信じていた。
だが、明帝陛下が崩御され幼君を支えながら権臣に脅かされる中で
いわば自衛の道を取ったのが、曹爽一派の打破であった。
結局の所、時流に押し流されて生きたわしと司馬家であったが
今更、簒奪者と言われても仕方が無い。

>464
今の中国ではまだ時間がかかろう。
大国と認識されておるかも知れぬが
アメリカと肩を並べるにはまだまだ不足じゃ。
まして社会主義が失敗と認めておるので
経済に限り一部資本主義を導入しておるのだ。
471司馬懿仲達 ◆AnKOKUuzKo :04/01/26 15:30
>465
あるのう。わしらの三国時代では青州(山東省)の兵は青州兵で見られる様に
強靭かつ素朴と諸侯にも好評であった。
また北方や涼州近辺の者は、匈奴等と交流のあったせいか騎馬に巧みじゃった。
考えられる要因は、気候風土と地理的関係と見る。
四方が囲まれ、戦争が絶えぬ所では農民すら自らを守るために
武装せざるを得ないので当然と言えよう。

>466
わしら三国時代を含めて唐時代まで中華は分裂がごく当たり前じゃった。
戦国乱世の分裂時代から、一国が台頭して統一を果たし、
そして衰退し再び繰り返してきたが、
肝心の民に取っては安定期の統一が望ましい筈じゃ。
ヨーロッパは民族風習が大きく異なるので諸所の国に分かれたが
中華で華北、華南に分かれても大きな問題になろう。

>467 蔡京
お主も何かと多忙の様じゃが
気兼ねなく自分の用件を済まして一息ついてから
再び来てくれ。
472川島屋:04/01/26 15:42
支那人のインチキ超能力者はどうにかして欲しいですよ?
オンドゥルルラギッタンディスカー!!
474以上、自作自演でした。:04/01/26 17:12
人間根性だ!
中国分裂するのっていつ?
476以上、自作自演でした。:04/01/26 21:35
疣痔に困っているのですが、何か良薬はありませぬか?
477来俊臣 ◆SiKEI/O88M :04/01/27 03:08
こんな時間になったか。酒が過ぎるのも考え物よ。

>462 (なんでや魔女裁判官〜)
我輩も慙愧に絶えぬが、ここは居着くのが難しい所なのかも知れぬ。
宇宙大将軍に松永久秀と続き、これで三人目か。

>463 (本当に自分が正しいと思っているのですか?)
勅命を受け、任に当たった酷吏として、当然の事と受け止めていたわ。
昨日まで位人臣を極めた大臣とて、一片の容疑密告があれば逮捕して
しかるべき刑に処したが、疑問など挟む余地も無かった。
もし陛下の命令に些かでも背けば、それこそ不要の道具と見なされて
我輩自身がそうして来た様に、誣告され、その後はお決まりの手順だ。

>464 (社会主義の超大国は生まれるでしょうか?)
新たなる大国が現れるのは容易に考えられるが、流石に散々たる結果に
終わった社会主義では不可能だろう。
国土・人口・経済力・資源と各種揃えて、尚優秀な政府機関を有する国は
数える程度しかあるまい。その中に現中国は我輩は入っておらぬと見る。
まだ地域格差や近代化が中途半端な状態では、とても単独では覇権を得る
事は無理だ。

>465 (土地によって兵の強弱はあったのですか?)
仲達殿の申される通り、その環境が大きく影響される。
諸君ら日本を例にとると、土地が貧しく、かつ内乱が絶えぬ甲斐や越後が
その代表になる。逆に文化先進地域の畿内の兵は幾分劣る。
若干、話がずれるが、中華でも華北出身の兵は江南での戦争は大きく
制限される。夏の酷暑に加え食生活が異なるので不平不満、或は疫病も
あり得たが条件が異なれば強兵もたちまち使い物にならなくなる。
478来俊臣 ◆SiKEI/O88M :04/01/27 03:09
>466 (分裂状態にあったほうが良かったのでは?)
確かにそれも間違ってはおらぬ。分裂期では各国が競う関係上あらゆる手を
尽くして国を富ませようとするため、各種産業が発達し、また例の無い新しき
諸制度が生み出される事が多い。
何より統一を果たした諸王朝も何時かは衰えて滅び、元の木阿弥となる以上
そうした発想も当を得ていると言えよう。
最も常に戦争状態が続き、その度に他国の干渉を受けていたかも知れぬ。

>467 (蔡京殿)
多忙な中、言伝を書いて頂き真に有難き限り。
何も心配されず、御自分の用を果たされよ。
我輩らは、普段と変わらず留守を守る所存ですぞ。

>469 (信じます!)
蔡京殿には百篇の激励に勝る言葉よ。
北宋宰相の席は何時までも空けておく。

>472 (支那人のインチキ超能力者はどうにかして欲しいですよ?)
よく気功術と称して徒党を組み、私利を図る者が居る様だが
我輩もああした胡散臭い集団は好まぬ。
洛陽の市でも、よく西方伝来の秘術で客を集めていた旅芸人がいたが
大抵、種や裏がある紛い物に過ぎぬ代物であった。
一個人やその周辺のみで語り草にする程度なら良いが、不利益になると
流石に見逃せぬ話よ。幸い今ではその手の者を試して、論破させる職に
事欠かぬので、それも案外面白き見世物になろう。
479来俊臣 ◆SiKEI/O88M :04/01/27 03:10
>473 (オンドゥルルラギッタンディスカー!!)
全く意味が解らぬが、昔洛陽よく見かけた突厥や胡人の叫びを思い出す。
我輩の同僚酷吏であった索元礼は、零落したペルシャ系であったせいか
発音語尾が妙で、聞き取るのに難儀したのだが、実に鬱陶しい物であった。
まだ客と掛け値している胡の商人の金切り声がましであったわ。
武則天陛下から、内密に処分せよとの勅命を受け取った時は、余計な荷物を
降ろすのに似た壮快さを感じた物よ。

>474 (人間根性だ!)
そうした精神論で自分を強く見せた者程、訊問の場では簡単に屈服した物だ。
刑具や枷を見せただけで、顔面蒼白となり問い掛ける間も無く口滑らかに
吐いたのだが、そうした従順な者にはごく短期間の楽な牢内生活の後に
死刑か流刑が待っておったわ。

>475 (中国分裂するのっていつ?)
現共産党政府が崩壊し、内乱状態になる時と見る。
中央の強力な統制が消滅すれば、只でさえ郷党の強い中華の者には正に
絶好の独立の機会よ。かつての辛亥革命では反清朝で統一していたが、
それでも軍閥の割拠を許さざるを得なかった。
果たしてそれが、何時になるかまでは流石に分らぬが、それの余波を
受けるのは他ならぬ日本かも知れぬ。難民問題一つとっても解決が見出せぬ。

>476 (疣痔に困っているのですが、何か良薬はありませぬか?)
既に病膏肓に入っているのなら、付け焼刃の薬湯と類など無駄だ。
一時の激痛を覚悟で、手術を受けるしかあるまい。
国家でもそうだが、一時的な処方箋など何の解決策にもならぬ。
根本的にその禍根を断つのが一番だ。

では、今夜はこれで終える。
どうにかアメリカのごり押しを抑える手段を考えてください、偉い人達!
孤立主義を取る対外政策に消極的な政権をトップに置く以外に無いんですかね??
481司馬懿仲達 ◆AnKOKUuzKo :04/01/27 17:19
>472
傍目から見て即座に偽りと見破れる物でも
それを盲信して群れをなす。
わしはこれらの愚かな群衆の方が怖い。
教祖的存在もそうだが、これらを何とかせぬと
黄巾の乱の現代版が起こらぬとも限らぬ。
まあ、取り締まる側も心得ておるだろうから案じる事も無かろう。

>473
戦場での絶叫を思わせる声よ。
槍刀や弓矢が飛び交う中では、己を失い猪突猛進した挙句
あたら命を失う若兵が多かったが、やはりわしも人の子。
一抹の憐憫の情を抱いたが、それを表に出してはならなかった。
都督にしろ将軍にしろ、兵の命を預かる身では弱音など許されぬ。

>474
むしろ自分の欠点を自覚して、それを補いたいと言う願望が見えるの。
気付いているのなら、おいおい見に付くかも知れぬ。
それが全てとは言わぬが、有るに越した事無かろう。
482司馬懿仲達 ◆AnKOKUuzKo :04/01/27 17:20
>475
来の言う通り、現政府が崩壊もしくは混乱した時じゃろう。
古今の王朝でも、中央が瓦解すればそれに呼応して地方が独自に動く。
ちなみに民主化運動を鎮圧した天安門事件の際でも密かに分裂を危惧していた。
下手に民主化に譲歩もしくは同調する地方が出れば、
連鎖的になると見たのだが、武力鎮圧の決断で事なきを得た。
分裂を含む混乱の火種など幾らでもあるのじゃ。

>476
そこまで進んでは、椅子に座るのも難儀であろうな。
やはり手術を決断するしかなかろう。
手遅れになって悔やんでも、何にもならぬからな。
わしらの時代で有名な華陀の処方も随分と荒療治だったが
医者がそう命じるからには余程の病状と心得ねばなるまい。

>480
テロを含む実力行使と言いたいが、今のイラクを見れば
大抵の国や団体も尻込みせざるを得んな。
選挙で合法的に行うか、或は諸外国に働きかけて
翻意を促させるしかないであろう。
483来俊臣 ◆SiKEI/O88M :04/01/27 23:51
それでは本日の返答に入る。

>480 (どうにかアメリカのごり押しを抑える手段を考えてください)
歴史に例を見出しても、一つの大国が世界の主導権を握るのは珍しい事ではない。
ローマ帝国からモンゴル、大英帝国を経て、現在アメリカの一極集中だが
これを抑制する手段は、今は下手に手を出さぬ方が最良の策かも知れぬ。
前述の過去の大国も、一度頂点まで上り詰めた段階で自壊作用が働き
それに乗じた他国他民族により衰退或は滅亡に追いやられた。
今のアメリカに反感や嫉妬を抱いている国は少なからず居るのは確実で
皆、機会が有れば付け込もうとしているに違いあるまい。
豪壮な宮殿も、一本の柱を抜けば崩れ去る事もある。

それでは、今夜はここまで。
文武両道って具体的にどんな事ですか?
485司馬懿仲達 ◆AnKOKUuzKo :04/01/28 17:45
>484
学問、武芸両方に秀でている者を一概に言うが肝心なのは、
それが役に立つかどうかじゃ。
白起に敗れた趙括の如く単に机上空論の域なら論争雑談には役に立とうが
実践では邪魔になる事もある。
わしと同時代なら呂蒙が自分の努力で両方身につけ、
見事活用させた良い例じゃ。
486蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :04/01/28 23:51
わずかながら時間ができたので、回答を行う。
途中までしか達せなんだが、週末には追いつく予定にて容赦を願いたい。

>来・仲達
甚だ迷惑をかけておるが、2月半ばまではどうしても日参叶わぬ。
改めて二人には詫びておく。勝手なことばかりで申し訳ない。

>魔女裁判官
私には事情がよく飲み込めぬ。しかし現在見るに、貴官の犯した失策とやらは
こちらに影響を及ぼしてはいまい。貴官の復帰を強く望む。

>421(どっかーん)
ふむ。何か爆発したか? 特に目に見えた被害は出ておらぬ様だが、深い意味も
なく危険物を持ち込んでもらっては困る。持ち込んだなら持ち込んだで、火薬類の
取り扱いには細心の注意を払って欲しい。
487蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :04/01/28 23:53
>426-427(アメリカにはスケールのデカい悪党があまりいない)
アメリカ合衆国というのは、曲がりなりにも建国時から一貫して立憲主義に基づく
民主政治が行われている。ゆえにあまり極端な悪がはびこりにくい風潮なのだと
言えるかも知れぬ。“スケールのデカい悪党”といえば、まず政治的独裁者を想定
するけれど、アメリカの大統領は政治権力が強大でも、議会あるいは有権者から
倫理的制約を受けること大であるため、それを無視した暴走はなし得ぬのだろう。
ハーディングやグラントの如き、悪名の高い大統領もいるが、では彼奴らが
「スケールの大きい」大悪党かと問われれば、否と申すしかあるまい。となれば、
やはりマフィアなどの犯罪者群を挙げるより他なかろうが、犯罪者が犯罪者として
認識され、取締りの対象となっている以上は、必ずしも端倪すべからざる巨悪と
までは言えぬように思う。後はやはり企業家たちだろう。20世紀の共産主義者は
アメリカ帝国主義と、それを支える独占資本を悪と断じて滅ぼさんとしたが、この
主張には幾許かの真理が含まれていたな。コミュニズムが力を失った今日、
資本原理主義は唯一絶対のイデオロギーと化して、暴力的な側面を剥き出しに
している。かかる観点からすれば、アメリカそのものが悪の総本山であると思うが、
アメリカ以上に世界全体の利益を視野に入れて行動する国家が存在しないのも
また事実だ。あくまで比較の問題に過ぎぬがな。

>429(沖縄特攻以外に、大戦末期に戦艦大和の使い道はあったでしょうか?)
そもそも沖縄特攻自体が、戦略的に何ら意味を持たぬ的外れな行為であったと
聞き及ぶ。つまり最初から使い道など皆無だったに違いあるまい。
成功の見込みが零に近い作戦にかり出された将兵こそ哀れだが、戦艦大和は
大戦末期における悲劇の象徴となり、悪い意味で後世の人間の心を揺さぶる。
作戦の成否を無視した特攻になど、意味も価値も存在する筈がなかろう。
488蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :04/01/28 23:58
>430(朋有り遠方より来たる。また楽しからずや)
交友関係が広範に過ぎ、かえって一人一人に対する関係は浅かったというのが
実情だ。若年にて進士となりしゆえ、同年代の者と友情を育む機会に恵まれず、
権勢を極めて、さらに長寿であったゆえに、対等の人間関係を構築する相手に
乏しかったな。権力者の悲哀と言ってしまえばそれまでだが、気兼ねなく政策や
芸術について語り合える友人が欲しかったとも思う。
なお、童貫は断じて友人ではなかった。

>432(近年稀に見る良スレ)
賞賛の言葉、有難く頂戴する。今後とも引き続き篤い支援を賜りたく候。
しかしながら、やはり私たちに対しては昔から批判も多く、特に耳にすることが
多いのは「敷居が高い」との意見だ。いざ中に入ってみれば、それほど難解な
議論が展開されている訳ではないのだが、表面的には堅苦しく、面白味のない
印象を与えていること否めぬ。何か解決策があれば良いと、以前から考えては
いるのだがな・・・。

>433(神は死んだ・・・何故だ?)
およそ神なるものは人間が作り出した幻想に過ぎず、それを土台に構築された
西欧のキリスト教的・プラトン的価値観はすべて無価値なニヒリズムに過ぎぬ
───と、ニーチェは主張した。神は死んだのではない。「死んでいた」のであり、
さらに言えば、もともと存在しなかったのだ。しかるにニーチェは単なる無神論者
にあらず、ニヒリズムを克服し、現世に価値を見出す為の手段として、
従来の宗教を否定したに過ぎぬ。言い換えるなら、ニーチェが否定したのは
神ではなく、神に追随して現世を軽んじる人間に他ならない。最初から存在せぬ
ものを否定するも肯定するもないからな。つまり、自分自身が神となりて真理を
定め、以って人生に明確な価値を見出し、虚無を克服せよと言っているのだ。
実に鋭利な思想だが、人間はそれほど強い精神を持ち得ない。その意味では
机上の空論に過ぎまいと私は思う。


では、本日はこれまでとさせてもらう。
拷問される時、格好つけてムッツリしているより、ジタバタした方が長時間耐えられませんか?
490司馬懿仲達 ◆AnKOKUuzKo :04/01/29 16:51
>486 蔡京
わしらに構わずお主の流れで進めよ。
悪く思う事など何一つ無い。

>489
激痛の余りに手足を激しく動かして
気を紛らわせるのが考えられよう。
それに無反応だと執行する側も張り合いが無いであろうから
更に責め苛んでも可笑しくはなかろう。
だが、一番良いのはされる前に速やかに自白する事かの。
自らの信念や欲望のためには悪名をかぶることもいとわない皆様がたですが、
日常の生活の中にふと自己を顧みて辛くなるときとかございませんか?
そういう時がありましたら、どのような時なのかお聞かせいただけますか?
じつは孔子が2mくらい有る巨人だったというのは本当ですか?
493来俊臣 ◆SiKEI/O88M :04/01/29 23:40
今日、一人の罪囚が隙を見て脱走を図ったが間も無く取り押さえられて
何よりであった。再度この様な事の無き様、その者の足の腱を断ち切ったわ。

>484 (文武両道って具体的にどんな事ですか?)
我輩らの時代では、儒学を始めとした政治学と兵法などを一緒くたにしていた。
「出でては将、内に入りては相」とある程度の高級官僚や大臣には両方の
能力が求められたのだ。例えば我輩が何度か罪に落とそうとした狄仁傑
(てきじんけつ)は内政面のみならず、突厥に対して副元帥を拝命し
迎撃に当たった事もある。
ただ中華古来からの文官優位の関係もあった。そう言えば仲達殿も
文官出身から軍功を挙げた一人であったな。

>489 (拷問される時、格好つけてムッツリしているより〜)
長時間耐えられるか否かは、何より被疑者の気力体力如何にかかっている。
断続的に続く激痛と恐怖・屈辱の中で己を保つなど、まず居らぬと申して良い。
指摘のあがいて抵抗するのは、実は悪い選択の部類に入るのだ。
余計な手間を与えると執行官に不快感を持たせ、更なる拷訊を招くのが大半で
あったが、それに反して泰然自若と受けても小賢しい奴とこれまた同様だ。
そうした経緯を訊いてか、刑具や首枷を見せ付けられただけで自白する者が
大多数を占めた。張り合いが無かったと言えばそうなるがな。
494来俊臣 ◆SiKEI/O88M :04/01/29 23:41
>491 (日常の生活の中にふと自己を顧みて辛くなるときとかございませんか?)
我輩は無い。望んで得た役職であり、また己に最も適した道であったので
その様な女々しい感情を抱く事も無かった。
それに、酷吏と言う役目は他人に恐れられなければ話にならぬ職なので
むしろ悪名など身に余る光栄と言えたわ。
だが、日常において思い返す事は幾つかあった。例えばもう少し早く獄囚を
密殺して置けばよかったとか、或は賄賂の額を引き上げて要求しても差支え
なかったとかな。

>492 (じつは孔子が2mくらい有る巨人だったというのは本当ですか?)
史記を始めとした孔子関連の書物には大抵出る話だが、古来より中華の史書
では、聖人賢者、名君名将が特異な身体的特徴を有する事を当然とし、
好んでそれらの記述を掲載してきたが、孔子もその類と同様かも知れぬ。
だが、自らが仕える王朝の祖を放蕩無頼と正直に書き記した司馬遷が
あえて誇大に記すとは思えぬし、それに近い長身であったのは間違い無いか。

では、本日はこれまで。尚、蔡京殿には多忙な中での返答類、真に頭の下がる
所でありましたぞ。
オンリーワンよりナンバーワン!
21世紀は中国の世紀になりますか?
497司馬懿仲達 ◆AnKOKUuzKo :04/01/30 20:26
>491
実は結構あった。と言うより後悔など常に付き纏っていた。
太祖陛下に仕えた事から、孔明との戦い。そして位人臣を極めた事。
大体の事において思い返して来たわ。
悪名とてかぶらずに越した事無かったし、所詮、わしも人の子であった。
そういう事を思う時は大抵、何かに失敗した時に連鎖的に様々な事を
思い出しては悔やむ。その繰り返しであった。

>492
わしは真に受けていた。儒学を信望されていた父上の薫陶と
当時の風潮では疑問など差し挟めなかったわ。
それに長身の者は別段、珍しくも無かったので聖人とされていた孔子が
特別であったとしても不思議とは思わなんだ。

>495
頂点を目指すと言う意気込みは壮と言おう。
だが一度上り詰めたら後が怖いのじゃ。
全ての分野に共通しておるが、やはり身の程を知った上での上昇志向が
一番良いのかも知れぬ。
隠者に見られる競争から自分から脱落して
安穏に天寿を全うと言う思想もあながち間違ってはおらぬが。
どちらが最適かなど本人しか解るまい。

>496
九十年先までは分らぬが
世界で重要な位置となるのは間違いなかろう。
だが主導的となると話は別じゃ。
それに表向き覇権主義を批判しておる現中国が自らその位置になっては
些か滑稽な事にもなりかねぬ。
まずは目前の問題を片付けるのが先であろうな。
498川島屋:04/01/30 22:22
バッドとバットの違いを教えて欲しいですよ?
499司馬昭 ◆CHaeYdY82g :04/01/31 00:14
司馬昭ですぞ!
父上、来俊臣殿、蔡京殿。貴スレも順風満帆祝着至極。
それがしも質問投下といたしましょうぞ。
我が中華では人物評が盛んでございました。

なんの脈絡もありませぬがクレオパトラの人物評をお願いいたします。
いままでにない毛色の変わった質問をしたかっただけでございます。
ついに折り返し地点にはいったな。
501来俊臣 ◆SiKEI/O88M :04/01/31 02:19
またこのような時間になったか。

>495 (オンリーワンよりナンバーワン!)
古来より、多くの英傑や知恵者がそれに類似した野望や志を抱いたが
大抵の者は種々の障害に突当り、また自らの過失で挫折して歴史に
敗北者という汚名を残した。
創業の君主と称される者達の裏には、そうした敗者のいわば怨念の如き
物が立ち込め、尚もくすぶっている。
最高位を目指すからには、そうした物を念頭に置き、恐れずに進まねば
なるまいな。

>496 (21世紀は中国の世紀になりますか?)
仮に中国が自らをそう称せば、世紀と並び称されようが現実はそうもいかぬ。
諸問題を放置して、只対外的に名誉や覇権のみを求めれば内部から土崩瓦解
して、中国自体国家として成り立たなくなる可能性もある。
過去なら中華思想で通用しようが、今では夜郎自大の戯言と受け止められても
仕方が無い。
普通に国家運営しつつ好機が訪れれば、その時に上手く利用すれば良い。
無闇に拡張路線を貫けば、前車の轍を踏むだけだ。

>498 (バッドとバットの違いを教えて欲しいですよ?)
単に濁音の有無でここまで言葉の意味が異なるのも日本語の大きな特徴か。
日本語は世界でも習得に困難な部類に分別されていると言うが頷ける話よ。
何せ漢字以外に平仮名、片仮名がある上、読み方すら様々だ。
502来俊臣 ◆SiKEI/O88M :04/01/31 02:21
>499 (クレオパトラの人物評)
西晋文帝か。そう言えばここに移ってから著名な人物の訪問も少なくなった。
来訪、感謝すると共に父君の御返答を待たれよ。
クレオパトラについてだが、当時の水準から見て遥かに優れた学識才覚を
持っていたのは事実らしいが、最後は君主として失格と断じる。
もし自らがエジプトの君主としても自覚があれば躊躇無くアントニウスを
見捨てるなりして、国と自らの保身を考えるだろう。
美人云々には特に今更申す事も無い。

>500 (ついに折り返し地点にはいったな。)
うむ。丁度半分となった、と申したいが容量を見ると今回も七百か八百で
終わりそうだ。このまま無事に進められれば何よりだが。
諸君らには今まで通りの利用を頼むと共に、新規参加も喜んで受け付けている。

では、今夜も審問はこれまで。
503蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :04/01/31 19:19
途中までだが回答を致す。
週末で追いつくと申しておきながら果たせなんだ事を重ね重ね詫びる。

>436(中国が四方を海で囲まれていた島国だったら・・・)
一般的に東西交通路から隔絶した文明圏は、発展の速度が極めて緩慢である。
オセアニアやアフリカ中南部は言うに及ばず、それなりに巨大な社会を形成した
新大陸のインディオ文明も、旧大陸でいうところの古代初・中期の段階で発展が
頭打ちとなり、欧州の一征服者により、あえなく屈服を強いられることとなった。
翻って近世の東アジア社会を概観すれば、確かに鎖国的政策が文明の停滞を
もたらしたものの、それは地理的要因に端を発する必然的な孤立とは、まったく
性質を異とするものだ。すなわち文明とは他社会との交通が確保されることで
初めて相乗的に発展するものであり、独自の進化には限界があるということだ。
仮に中国文明が、大陸から遠く離れ、かかる孤立のもとに存在していたならば、
文字は甲骨に刻まれたまま発展を止め、製鉄の方法を知る事もなく、始皇帝に
よる統一は一千年ほど遅れていたに違いない。そして漢民族はアボリジニーや
インディオとまったく同じ運命を辿ったであろうな。

>437(オナニーは悪いことでしょうか?)
節度をわきまえて、のめり込まぬ程度に行うなら差し支えないのでは?
性欲には個人差があり、自慰に頼らずともそれを抑制できる者と、さにあらざる
者がいよう。貴卿が後者であるならばやむを得まい。家族などに目撃されぬよう
十分に注意を払い、また衛生面に気を配り、性器に触れる際には、あらかじめ
手を洗うなどすべきだな。

>442(ネオジオン職員)
古今東西を問わず、およそ大衆とは愚鈍なものに決まっている。愚民に叡智を
もたらさんと考えること自体が、政治家としての識見に欠ける証拠だ。
民衆との対立の結果、たどり着いた思想が、暴力的手段による殲滅であるなど、
もはや狂人の域と言ってよい。言い換えるなら、支配者自身の知性が愚民をも
遥かに下回ったということだ。この場合もっとも合理的といえる手段はコロニーを
落下せしめる目標点を、地球ではなく貴公らの支配者の頭上に変更することだ。
健闘を祈る。
504以上、自作自演でした。:04/01/31 19:23
皆さん、オナニーの時はオカズは何を使ってました?
505蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :04/01/31 19:23
>444(444get)
容量など勘案すれば丁度このあたりが折り返しとなるやも知れぬ。
ともあれ今後とも宜しく頼む。四四四おめでとう。

>445(謝るのはお前らのほうじゃないのか?馬鹿にしてすまなかったと!)
中華思想は普遍的性質を有するもので、何も中国人に特有の考え方ではない。
自らが近隣の他民族より秀でた文化を持てば、当然に盛んとなる思想なのだ。
19世紀にいち早く近代化を成し遂げて、東アジアの中心勢力と化したる日本も
結局は歪んだ中華思想に捉われて、欧米列強の走狗となったに過ぎぬ。
私たちが日本国および日本人を蔑視したことに、幾許かの罪責を観念し得ると
しても、その報いは十分過ぎるほど受けており、謝罪すべき理由が乏しかろう。

>446(支那人は逝ってよしですよ?)
またそなたか。どうでも良いことだが、現代において“支那”という呼称を用いる
者の思想傾向はみな極めて似通っているため、その人となりを判別するのに
至便ではある。「逝ってよし」と言われても、私たちは既に逝ってしまった者にて、
どうすることもできぬな。ところで今日の日本経済は、中国の市場・労働力に
依存せねば立ち行かぬところまで来ている。すなわち中国人に死滅されては
日本人こそ困窮する羽目になるのだ。そなた名前からして商人なのであろう? 
その程度の想像力が働かぬようでは、商売の先行きも暗いと言うものだ。

>447(切痔で困っているのですが、何か良薬はないでしょうか?)
切痔とは肛門の裂傷であったか。悪化せぬうちに専門医の診断を仰ぐが良い。
わりと女性に多い疾患ゆえ、薬で人知れず治癒させたいとの気持ちも解るがな。
それほど出血と痛みが酷いのでなければ、まず薬局で相談してはどうか?
女性でも購入しやすいようなパッケージ・デザインの薬もあると聞く。
506蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :04/01/31 19:26
>448(漢文の授業)
思想うんぬんの問題にあらず、すでに現代の日本社会で漢文教育の必要性が
薄れている為ではなかろうか。戦前の社会おいては、漢文で書かれた文章こそ
格調高きものと看做され、今日その名残として民法典や商法典が漢文の
書き下しで構成されるが、少なくともそれらの法文を読解する上で、高い漢語の
知識が必要とされることはない。まして文書の作成がすべて口語で行われる
今日においては、漢文など繁文縟礼の好例でしかなかろう。かかる状況下で、
大学受験のみにしか使い道がなく、入試においても配点の低い分野の授業など、
なおざりにされるのが当然だ。文化的側面からは惜しいことかも知れぬが、
それも時代の流れで致し方あるまい。

>449(マニフェスト=ディスティニー)
今日のアメリカの態様を、ただちに帝国主義的膨張と混同するのは早計なれど、
国際社会の明確な支持も得られぬまま、安易に武力を発動する姿勢は、
他国民の嫌悪感を煽るに十分とも言える。対外侵攻を“明白なる運命”と捉える
向きはさすがにあり得ねど、経済的利益の確保という目的を、抽象的正義に
すり替えている点では、やや似たところもあるな。常に国家というのは暴力的な
ポテンシャルを内在するもので、それを抑制するためには、ある種の制約が
必要だ。しかし現代のアメリカはあまりに強大となり過ぎ、余人の掣肘を受くる
ことに乏しい。そうした状況は国際社会にとって危険といえば危険だな。

>450(キンタマをいじるのが止められません。どうすれば良いのでしょうか?)
・・・いかにここが男性ばかりの場とはいえ、もう少し婉曲な表現はできぬものか。
まあ良い。なんにせよ過度に目に余るような奇癖は改めるべきだろう。他人に
害を及ぼさねば何をしても構わぬというものでもあるまい。止められぬと諦める
前に、止めるべく努力をするが良い。
507蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :04/01/31 19:28
>451(うんちを食べさせる拷問は酷いと思いまつ)
以前にも似たような意見があったな。糞便の中には毒性の強い大腸菌も潜んで
おり、それを食べさせることは生命にも関わる。かかる拷問の存在について、
私は詳しくないゆえ何とも言えぬが、いかに中国といえども法文上は度を過ぎた
拷問を禁じている。しかし現場における実際は、私のごとき高官の想像を絶する
過酷な態様であったようだな。やむを得ぬと申せば、やむを得ぬのだろうが・・・。

>455(中国では「殺ヌ」という言葉を「シャア」と言うのですか?)
おそらくな。中国語は、古代から一貫して漢字を使用し、文法にもあまり変化が
ないことから、我々が歴史を知る上で大変に至便なのだが、発音の変遷は
相当に大きい。私たちが現代の中国人と会話で意志の疎通を図るのは困難で
あるかも知れぬ。ちなみに「殺!」という言葉は罵倒の意味が強い。
仲達も申しておる通り、迂闊に使用せぬのが無難と言えよう。


本日は以上とさせてもらう。それではまた。
508以上、自作自演でした。:04/01/31 20:05
 何で、中国は未だに共産主義なのですか?
>498 川島屋
英語で言い表した蝙蝠と野球道具であろう。
だが来の言う通り、日本語は面白き表現技法よ。
意味が全く異なりながら、万一言い間違えれば相手に誤解ばかりでなく
不快感をも与えかねぬ。気をつけたい物じゃな。

>499 昭
久しぶりじゃな。してこれも久方の人物評じゃな。
もしも余り高くは見ておらぬ。中華の有名な武則天や呂后のような
非情さが感じられぬし何より生来の王族に付き物の爪の甘さが目立つ。
有名な美貌も、色気一つ無い戦場で絨毯の中から女が出れば
カエサル以外の男でも目がくらんでも不思議ではあるまい。

>500
最初から進めて、ようやくここまで来たと言う実感がわく。
何とか遅れを取らぬ様にと精一杯じゃがな。
最後までこの調子で行けば幸いだが、気が抜けぬわ。

>504
わしら三国時代には春画の類など無いに等しかったので
妓女や娼婦で事足りたのじゃ。
だが、太祖陛下に仕えてからは他の臣下同僚に目をつけられぬ様に
妻連中で済ましておった。
仮にも魏王朝の重臣であったわしが悪所に入り浸ったと叫ばれれば
百害あって一利無かったのじゃよ。

>508
他に適当な政治体制が見当たらぬからじゃ。
共産党云々関係無く既存の一党独裁政治体制が望ましいし
下手に民主主義という名の混乱を招いては何が起きるか知れた物では無い。
まあ最早共産主義は形骸化しており、単に機能重視に過ぎぬ面が大きい。
わしら中華では、実利が尊ばれるから今更理念など持ち込んでも役に立たぬ。
仕事を楽しめるようになるには、どうすればいい?
中国で騎馬が飛び道具に敗れたという、日本の長篠の合戦みたいな戦は無かったのですか?
512来俊臣 ◆SiKEI/O88M :04/02/02 02:39
昨日は珍しく仲達殿が来なかったか。

>504 (皆さん、オナニーの時はオカズは何を使ってました?)
富貴を得た酷吏時代では女に事欠かぬ我輩であったが貧しき青年時代では
言葉は汚いが、溜まれば名も知らぬ女を手篭めにして満足した事もあった。
流浪の罪人であった我輩には格別罪悪感などとは無縁であったので今更
詫びる気も無い。明日野垂れ死にしても不思議では無い生活の中では
節度云々など、耳障りな文句に過ぎなかったわ。
今の法律秩序第一では、間違っても真似しない事を薦める。
獄中生活を味わいたくば、話は別だがな。

>508 (何で、中国は未だに共産主義なのですか?)
共産党は今では王朝の如き存在であり、それが標榜する共産主義は元来の
思想とはかけ離れておる。最早中国支配の便宜口実に等しい物だ。
下手にその看板を下ろしては、どの様な混乱が生じるか予想がつかぬ以上
大本をそのままにして、各部修正で補う。これが現中国の方法と言えよう。
別に共産党のみの手法でもなく、歴代王朝が行ってきた物なのだが。
513来俊臣 ◆SiKEI/O88M :04/02/02 02:41
>510 (仕事を楽しめるようになるには、どうすればいい?)
あらかじめ、その職種内容と自分の趣味嗜好を照らし合わせて上手く適合
するか否かを考える事が大事だ。
我輩は育った環境と生来の性格。それに諸国を流れた時期に重ねた物の結果
酷吏と言う理想的職業にたどり着いたのだが、最後はどうあれ最高の仕事と
言えた。

>511 (中国で騎馬が飛び道具に敗れたという戦は無かったのですか?)
1628年の寧遠城の攻城戦がそれに当る。当時破竹の勢いで明を侵食していた
後金、後の清の太祖ヌルハチが寧遠城を攻撃した際、守将の袁崇煥(えんすう
かん)がポルトガル産の大砲を使用して撃退した戦だ。
だが、織田信長の覇権を決めた長篠の戦とは異なり一時的に後金を退けたに
過ぎず、後に内通の噂で陥れられた袁崇煥が時の皇帝崇禎帝に処刑されたと
言う結末だった。しかもその際に投降した者により大砲の技術が伝わり逆に
大いに有利に働いたそうだが、実に皮肉極まる話よ。

では、本日はこれまで。
514司馬懿仲達 ◆AnKOKUuzKo :04/02/02 17:20
>510
自分が必要とされていると感じる事が肝心じゃ。
己しか出来ぬ事と自分のみならず他人にも思わせれば
自然と楽しさややり甲斐も覚えよう。
わしとて孔明の北伐を一手に引き受けた時がそうであった。
だが、己への過信は程々にな。

>511
古くは春秋戦国の趙の武霊王が胡服騎射を導入した頃より
騎兵は中華軍隊の中心であったが、来俊臣が述べた明末において
海外からの武器流入で役割が大きく減少した。
だが清においては軍事面での近代化は省みられる事無く放置され
その代償が阿片戦争以後の隷属じゃった。
従って十九世紀以後の戦争は殆どそれに入ろう。
大砲鉄砲の優位を認識するのが遅すぎたのじゃ。

>512 来俊臣
わしとてたまに日を空ける時はある。
その際には前もって伝えておくから安堵せい。
515以上、自作自演でした。:04/02/02 17:46
516来瞬臣:04/02/02 18:23
>仲達
・゚・(つД`)・゚・だってこのごろ消える人、来ない人、多いんだもん
↑ああ、びっくりした…。偽者でしたか…。

麻雀が「亡国の遊戯」になるなんて事、本当にありえますか?
また、他に「亡国の遊戯」候補はありますか?
518以上、自作自演でした。:04/02/02 19:54
エロ漫画家は誰がお勧めですか?
ちなみに、私はマイナーボーイが好きです。
【全てを】世界悪徳列伝【我が手中に】

【評価】
漢字が多すぎて、漢字のテストで0点取った事もある
私にはさっぱりなに言ってるのかわからないね。
でもその手(歴史や世界史)に詳しそうな人だったらもうそこは楽園天国
レスが多いのも示す通り良スレなのではないかしら。
荒れもせずキャラハン達の皆さんがいきいきとしてる姿はまるで
赤ちゃんが産声を上げて喜んでいる夫婦そのもの。

というか文字が複雑すぎて目が痛いよ…。

感想おねがい
520来俊臣 ◆SiKEI/O88M :04/02/03 01:08
では今夜もこの時間で行く。

>515 (v)
うむ。何かで勝利を収めて感激を表したと見える。
チャーチルの何気ない動作が世界全域にまで行き渡るのも驚きだが、
著名有名人の影響と、それを伝える情報手段の発達が大きいか。
ともあれ、喜ばしい事と申しておこう。

>516 (来瞬臣)
別に我輩の名を茶化した事には咎める気は無い。しかし最近の動きで
些か過敏となっていたのは確かだ。仲達殿も都合があって一日空けたのだろう。
貴殿は遠回しに、我輩に少し気を大きくもてと指摘してくれたのだな。
ここは素直に礼を申す。

>517 (「亡国の遊戯」)
別に麻雀に限らず、暗君が何か特定の遊戯に凝って本来の役目を放棄して
挙句に亡国の憂き目を見るのは珍しくも何とも無い。
酒や女と挙げたら際限が無いので省くが、何も君主だからと言って遊ぶなと
申している訳でも無い。只自らの職分を弁えた上で行えと言う意味だ。
これは君主のみならず全ての者に共通しているがな。
521来俊臣 ◆SiKEI/O88M :04/02/03 01:09
>518 (エロ漫画家は誰がお勧めですか?)
我輩からは誰も薦めるようなのは居らぬ。現実の場で女色に励み、
多くの審問訊問の場で食傷気味になる程見てきたので、今更戯画で
それの悦楽を求めようとは思わぬ。要は我輩を満足させてくれる
作者など居る訳が無いと半ば諦めているだけかも知れぬが。

>519 (感想おねがい)
そうか。そとからでしかみれぬものもあろう。
またそっちょくかつきちょうないけんをはいちょうさせてもらいかんしゃする。
だれのいけんかはぞんぜぬが、れいをもうしておく。
だがよろこんでいるふうふとは、またおもしろきたとえよ。
とりあえず、めにつめたいぬのでかぶせるか、あるいはめぐすりでもさして
じゅくすいすることをすすめておく。

では、本日はこれまで。
>521の519
いや〜ホントにお見事です。このスレ大好きッス。
それにしても引退が多いですからね。不安は感じますヨ。

質問 粛清が吹き荒れた中華の歴史において
   上手な引退の仕方だな〜と思う人物は誰ですか?
豊臣秀吉がどうやっても、当時の日本が明を支配するのは不可能だったのでしょうか?
世界三馬鹿の一つ万里の長城ですが、実際無駄だったのですか?
上杉景勝のようなムッツリ屋は、自身が主君だったから良かっただけで
笑わない臣下なんて絶対主君の不興を買いますよね?
男色趣味はありますか?
527司馬懿仲達 ◆AnKOKUuzKo :04/02/03 13:36
>515
Vは暴力の頭文字でもあるな。
多くの面で異なる間柄の国家民族では
結局の所、最後の解決手段は暴力即ち戦争じゃ。
如何に時代が変わろうと、それは変わらぬ。

>516 来瞬臣
ここはまだ良い方じゃろう。
あらかじめ事情を伝える者が大半であろうからな。
何も言わず消えるのが一番不愉快かつ不都合じゃ。
それと、来を真似るのは良いが武則天の時代では
民の噂話でも名前を出すのも憚られた程恐れられたと言うぞ。

>517
麻雀は聞いた事が無いのう。じゃが歌舞音曲や酒色なら枚挙に暇があるまい。
亡国の主は大抵、単に血統のみで皇帝国王位に付いた凡人に過ぎず
富と権力を独占できる立場となれば、当然己の快楽に費やす。
じゃが、孫晧の様に殺人を愉悦とした者よりはまだ可愛げ気があるわ。

>518
わしは司馬家スレで述べた事があったが暗い話を描く作者が好みじゃ。
如何に言葉表現を取り繕っても、所詮強姦で明るくなる訳が無いからな。
お主の挙げているのも良いが、わしは堀川悟郎を薦めておく。

>519
見た所、ここを初めて見た者の評価感想の様じゃが
知らぬ物を論じさせられてさぞ辛いであろうよ。
まあ所詮評価など千差万別にて一つの見方に過ぎぬ。
わしからもその評価した者には意見と見慣れぬ物を見た事への
礼と労いの言葉を送る。
528司馬懿仲達 ◆AnKOKUuzKo :04/02/03 13:37
>522
やはり漢の高祖に仕えた張良じゃろうな。
仙人修行と偽って、早々に引退して疑惑を招くのを防いだ。
或は韓の旧臣故、自分の役目は終わったと客観的に見れた事が理由かも知れぬ。
それともかなり前から劉邦の猜疑心を読み取っていたかもな。
わしら三国時代でも処世術の良き見本とされた。

>523
当時の明王朝はまだ老舗の感があった。
後の天啓崇禎の末期的状態なら、明も援軍も出せずに朝鮮半島を征する事も
可能だったかも知れぬが、やはり海を越えての補給その他の問題が出てこよう。
地続きの満州族とは条件が大きく異なるし、やはり無理と見た方が良いな。

>524
結果的に申すと無駄と言わざるを得まい。
万里の長城以後も匈奴を始めとした多くの北方騎馬民族が大挙して押しかけ
余多の王朝を建設しては興亡を繰り返したしな。
後の時代になるが、清の康熙帝は万里の長城を築くより
モンゴル族を味方につけろと申しておるが、民族懐柔が遥かに良策じゃろう。

>525
それは主君の性格に大きく左右されような。
能力のみを重視する主君が相手なら差支えないだろうし、
逆に猜疑心の塊の如き主に仕えたら、何を考えているのか分らぬ奴と
真っ先に目を向けられても可笑しくは無い。
まあ、褒美を受け取った時くらいは素直に笑った方が良い。
529司馬懿仲達 ◆AnKOKUuzKo :04/02/03 13:41
>526
わしに関しては無いと申しておく。
男色を悪いとは言わぬ。互いの信頼関係の延長と見ても良いしな。
それに性癖など何が良い悪いなど基準が無い。
だが、何から何でもそれに結びつけるのは余り関心はせぬな。
特に孔明や周瑜のそれに関する書物を目にすると
わしは構わぬが本人がどう思うか気になるのじゃよ。
530以上、自作自演でした。:04/02/03 13:52
てめェらの血は何色だぁーーーっッッ!!!
中国で人気のあるコオロギ相撲こと闘蟋ですが、皆さんもハマりましたか?
国中で大フィーバーして、亡国の遊戯扱いされたりした時代もあるようですが。
ファビョーんしてみて下さい。
533来俊臣 ◆SiKEI/O88M :04/02/03 21:36
この時間帯に来るのは久しぶりだな。

>522 (中華の歴史において上手な引退の仕方だな〜と思う人物は誰ですか?)
うむ。今の時期はどこも頭を痛めている様だ。
中華の歴史では、功成り名を上げた後に引退するのが一種の理想とされたが
実際の所、死ぬまで現役を強いられた者も多い。
仲達殿が出された張良も最適だが、我輩は知名度で大きく劣るが明の太祖に
仕えた湯和を挙げたい。あの猜疑心の権化の朱元璋の手から逃れて自分から
兵権を返上して引退し、天寿を全うしたのは正に驚嘆に値する。
しかも幼少の頃からの馴染みという特殊な関係なので尚更だ。

>523 (豊臣秀吉がどうやっても、当時の日本が明を支配するのは不可能)
不可能と断定するのは些か疑問だ。当時の日本軍の屈強さは戦国史に
通じている者なら容易に察せられるし、現に碧蹄館の戦いなので勝利を
収めている。只、李舜臣ら李氏朝鮮水軍により補給線を絶たれた結果
大きく行動を制限されたのが主な敗因だろう。
もし、李氏朝鮮と何らかの関係を保ちつつ侵攻する事が出来れば、或は
満州や遼東方面の確保は可能だったかも知れぬ。

>524 (世界三馬鹿の一つ万里の長城ですが、実際無駄だったのですか?)
匈奴から五胡十六国、果てはモンゴルに到るまで万里の長城は何の役にも
立たず、遊牧民族の侵入を許し続けた。これらから見ても明らかに当初の
目的は達しておらぬとしか申せぬ。莫大な労力をつぎ込んだ結果が単に
月面からでも見れる唯一の建造物と云う異名とは、流石に褒められぬ話だ。
表現は悪いが、虫取り網を仕掛けても虫が寄り付かなかったに等しい。
534来俊臣 ◆SiKEI/O88M :04/02/03 21:37
>525 (笑わない臣下なんて絶対主君の不興を買いますよね?)
皇帝の御前では、余程の事でも無い限りは呵々大笑する事など許されぬ。
常に表情を強張らせ、奏上や下問を伺うのだが、下手に表情や姿勢を崩せば
不敬と見られても仕方が無かったのだ。
日本の戦国なら、ある程度主君と臣下の間でも人対人の語らいも許されたが
中華では、むざむざ左遷降格の口実を自ら招くに等しいのよ。
稀に皇帝が冗談を発した時なら笑うのも許されたが。

>526 (男色趣味はありますか?)
全く無いとは言えぬ。審問拷訊の際に、稀に傍目から見ても見目麗しい
若い男が連行された事があったが、その時は廻りの小役人から御史台の
高官まで目を見張り、中には露骨に手を伸ばす者も居たからな。
その長でもあった我輩も例外では無いので、相手によるとだけ答えておく。
余談だが、腰斬の刑の際に上半身を露わにするので、容姿端麗や肌が美麗
なら、それを見て担当官の目に止まり刑を免除された例も数多くあった。

>530 (てめェらの血は何色だぁーーーっッッ!!!)
既に千三百年前に死んだ我輩に血など流れておらぬ。
他人の血よりも己の命数でも心配した方が良いぞ。
北斗七星の横にある小さな星が見える様なら手遅れかも知れぬがな。

>531 (コオロギ相撲こと闘蟋ですが、皆さんもハマりましたか?)
我輩の生きた唐代ではまだ普及はしていなかったので、嗜んだ記憶は無い。
だが、民間の村落の子供なら、容易に手に入るので行っていたとしても
不思議では無い。只、聞く所によると餌は余り与えず獰猛にさせれば
闘わせる際に強いそうだが。

>532 (ファビョーんしてみて下さい。)
言葉の響きから、何か喜びの表現か?
だが、意味が漠然としか伝わらぬ以上、簡単に引き受ける事は出来ぬ。

では本日はこれにて閉廷とする。
535蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :04/02/03 23:26
少しづつでも回答して参ろう。追いつくのはまだ先になりそうだが・・・。

>463(本当に自分が正しいと思っているのですか?)
十のうち七、八は正しかったと考えている。北宋中〜後期における最大の懸案は
取りも直さず軍事費の果てしなき膨張による財政悪化にあった。王安石の新法は
兵農一致と税収源の確保がその根本をなしており、政策の理念としては間違って
おらぬ。ただその理念のみが先走りて、現実社会への適用がやや“雑”であった。
ゆえに私は新法を現実的な方向に修正したのであり、いわば新法の完成者だ。
現に私が宰相を務めたる期間に国庫は黒字化し、軍事費も大幅に削減された。
貨幣の改悪や紙幣および有価証券の乱発に手を染めたのも事実だが、これは
主として徽宗の遊興費を確保する手段であり、私を責めて貰っては困る。
天子の遊興費如きがどれほど財政に悪影響を与えるものかと疑問視する向きも
あるだろうが、いくら宋朝が経済大国とはいえど農業国には変わりないのだから、
財政支出の景気に対するプラス作用を過大評価すべきではない。また、北宋は
軍事的敗北を原因として滅びたが、これは実際の所、偶然的要素の方が大きい。
方臘の乱は確かに中華の財源たる東南地方を荒廃させたものの、極めて
短期間のうちに鎮圧されており、これをもって直ちに北宋の滅亡したる原因と
断ずることはできぬ(と思う)。結局はその後の童貫蔡攸らによる戦略的失敗が
女真族の勃興を許したのだと言わざるを得まい。いかに責任転嫁と罵られようが、
これこそ私の率直な心境だ。

>464(社会主義の超大国)
レーニン主義は既に破綻して何ら説得力を持たぬ為、ソ連のごとき形の国家が
再び地球上に勃興することは有り得ぬと考えられる。また現代中国の採用する
珍妙な社会主義がアメリカ型資本主義・市場経済のアンチテーゼであると
看做すのは極めて困難であろうから、仮に中国がアメリカに取って代わろうとも、
それが「社会主義の超大国」なりとは言えまい。しかれど行き過ぎた資本主義は
いずれ何らかの形で修正されることとなろう。その際の拠り所となる理論は
やはり社会民主主義をベースとしたものだと思うのだが、かかる変貌を遂げて
いち早く資本主義の弊害を克服するのも、おそらくアメリカなのではなかろうか。
536蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :04/02/03 23:29
>465(土地によって兵の強弱はあったのですか?)
畿内の兵が弱いのは古今東西共通の現象であって、中国もその例外ではない。
しかしそれは別として、中国における兵の強弱は、基本的に北高南低・西高東低
だな。つまり文化的な発展度の低い地域ほど、精強な兵士を産するということに
他ならぬ。人間は文化的になればなるほど、当然に身体的能力が落ちていく。
兵士一人一人の強弱が、必ずしも戦争における勝敗の決定的要因であろうとは
思わぬけれど、やはり軍隊は精鋭揃いであるに越したことはないな。

>466(中国がヨーロッパのように分裂状態にあったほうが良かったのでは?)
確かに分裂抗争を繰り返した時代の方が、後世の人間には面白いかもしれぬが、
当事者にとって堪ったものではない。また戦乱が生み出すものは国土の荒廃と
文化の衰退のみで、基本的に何ひとつ利益をもたらさぬ。平和は退廃の母胎で
あると考える向きもあろうけれど、それはむしろ特殊のことだ。安定した社会で
商工業が発達し、社会に資本が蓄積されることこそ、国家発展の要因である。
周辺国に関しても、少なくとも東アジアに限定すれば、中国が安定政権を戴いて
いたほうが朝貢貿易の恩恵も受け易く有益であった筈だ。『三国志』は日本人に
好まれるが、三国時代というのは正真正銘の中世暗黒時代だ。とかく、中国史に
おける名宰相と言えば、日本人は真っ先に諸葛亮の名を挙げがちだが、民衆を
虐げたという点では私など足下にも及ばぬぞ。もっともそれは人間性の差でなく、
時代背景の差なのだが。

>469(信じます!)
ありがたいことだ。謹んで礼を申す。
今後はこのような不始末がないように致さねばな。
まあ、あえて私の名を騙ろうとする酔狂な者もおるまいとは思うが・・・・
537蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :04/02/03 23:32
>472(支那人のインチキ超能力者はどうにかして欲しいですよ?)
現代中国の問題を私にどうにかせよと申されても困るな。一つ言わせて貰うなら、
そなたがそうした連中に直接の被害を被ったのでない限りは、気にせず無視して
おれば宜しい。迷信妄想の類がいくら盛んになろうと、それが社会を滅ぼす事は
到底あり得ぬ。仮に社会全体にとって極めて有害なまでに勢力を伸ばせば、
そなたが喚くまでもなく、政府が勝手に弾圧を始めよう。確かに他人の排他的な
信仰心ほど、傍から眺めて不快なものはなかろうが、そのような事に一々怒りを
向けていては、無駄に精神をすり減らすのみだ。

>473(オンドゥルルラギッタンディスカー!!)
少しも解らぬ。人前で奇声を発するのは止めた方がよい。それが性癖であると
いうならばなおさらだ。それとも何か宗教的儀式に必要な事なのかね?
基本的に、この場においては、いかなる思想信条も排斥するものではないが、
あまりに奇異な振る舞いをされては対応に困る。私はごくごく常識人なのでな。

>474(人間根性だ!)
確かに生きていく上で精神力は重要と思うが、根性根性と連呼する者に限って
その使い所を誤っているケースが多い。精神力とは何かを為す上での燃料に
過ぎぬ。確固たる目的も持たず、ただ精神論を振りかざすのみでは、
何事も成功せぬし、そうした人間を傍から眺めても唯の馬鹿にしか映るまいよ。

>475(中国分裂するのっていつ?)
内陸部の自治区や、チベットなどが分離独立する事はあっても、例えば淮河を
境に中華人民共和国そのものが分裂するようなことは、まず考えられぬ。
中国政府というのは、一見保守的・排他的であってもその内実はかなり柔軟だ。
国益に叶うと思えば一国二制度などという珍妙な策を練り出すし、分裂による
国家の衰退を避けるためなら、いかなる妥協もするだろう。言うなれば現在の
中国は非常に打算的な統治を行っており、分裂の愚を犯す様な可能性が低い。
ゆえに中国が分裂するとなれば、それはその発展が頭打ちとなって衰退期に
入りし時であり、まだ遥か未来のことであろう。また、現政府が革命的手段で
転覆せらるる可能性もほとんどあり得まい。
538蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :04/02/03 23:34
>476(疣痔に困っているのですが、何か良薬はありませぬか?)
疣痔となるとかなり症状としては重いのではないか? 手術にて根治させるが
最善と思うが、とにかく専門医の診断を仰ぐべきだ。下手な薬を塗布する程度
では対処療法の域を出まい。肛門科病院・医院の門をくぐるには男女問わず
抵抗があるに違いないが、予約制を取るなど、患者に対して様々な配慮を
行う所も多いと聞く。悩むより前に迅速な行動を開始するが良い。健闘を祈る。

>480(どうにかアメリカのごり押しを抑える手段を考えて下さい)
貴公の申す通り穏健派の指導者が誕生することを期待するより他あるまい。
大局的な観点からすれば、アメリカが強硬姿勢をとることも、あながち憂慮
すべき事態とまでは言えぬやも知れんが、少なくとも対イラク政策においては
悪しき先例を作ったな。国際社会の賛同を得られぬまま、独善的な思想と、
曖昧な憶測に基づいて、他国の主権を侵害することが許されるならば、
中国やロシアが似たような暴挙に出た場合、いかなる理屈をもってそれを
制するのであろうか? アメリカは超大国としての責任を全うしたかに見えて、
実は責任を放棄したのだとも言えよう。
539蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :04/02/03 23:36
>484(文武両道って具体的にどんな事ですか?)
我々の常識では、文武両道とは教養を持ち合わせた武将を讃える言葉だな。
武将といえど高位の将軍ともなれば士大夫と看做されるゆえに、ある程度の
儒家的教養が必要とされたのだ。そもそも中国では、戦場においても文官が
指揮を取るのが通常であり、武将に任されるのは局地戦が主であった。
ゆえに文官には軍事的能力も求められ、学問としての兵法も早くから確立
していた。中華の士大夫は初めから文武両道たることを定められたのだとも
言えるが、この場合の“武”はいわゆる剣術や弓術を意味するものではない。
一般に言う“武芸”など、全く評価の対象にはならなかった。しかれど、これは
あくまでも士大夫の感覚であって、大衆の好みとは別だ。
三国志演義や水滸伝を一読すれば、価値観の逆転を見出すことができよう。

>489(拷問される時、ジタバタした方が長時間耐えられませんか?)
私は拷問を手掛けたことも受けたこともないので、はっきりしたことは解らぬ。
しかし>493で来が語るのを聞けば、どのような態度を取ったとて大差はない
ようだな。まあ、拷問になどかけられた時点で一巻の終わりと言えようか。
“法は尊きに加えず”との言葉に従いて、自ら命を絶つのが利口やもしれぬ。



では、本日はこれまで。またな。
オンドゥルルラギッタンディスカー!!の解説!

オンドゥルルラギッタンディスカー!!とは1月25日からの新番組『仮面ライダー剣(ブレイド)』の記念すべき第1話で言われた言葉。
主人公が先輩(橘さん)に裏切られたことを知ったときに言った言葉。
「本当に裏切ったんですかー!!」といったらしいが、視聴者からには「オンドゥルルラギッタンディスカー!!」としか聞こえない。
541以上、自作自演でした。:04/02/04 08:36
中国の匈奴関係について教えて下さい。
542以上、自作自演でした。:04/02/04 11:57
        ☆ チン  〃  ∧_∧   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
          ヽ ___\(\・∀・)<蔡京まだー? まちくたびれた。
             \_/⊂ ⊂_)_ \______
           / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/|
        |  ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄:| :|
        |           .|/
543司馬懿仲達 ◆AnKOKUuzKo :04/02/04 15:48
>530
人間の血液は皆、赤に決まっておろう。
わかりきった事をわざわざ聞くとは物好きな奴よ。
例え人非人や畜生と罵られる者でも、幾許かの人間らしさを持っておる。
権謀術数を駆使して、政敵を族滅させる様な者でも
家に帰って家族と親しむ際は一人の善き親であり夫でもあるからな。

>531
虫で遊ぶのは確実にあったであろうな。
馬で遠乗りに出かけた際によく虫を探す童を見たからな。
幼き頃より儒学一本であったわしら名家の者にとっては
新鮮かつ興味深い光景であった。
それと、軍中での長対陣で兵士が暇つぶしに行っていた。
賭け事にもなり、中々賑わう物だったの。

>532
出来れば語源や意味を教えて欲しい。
わしらとて人間じゃ。知らぬ事など山程ある。
一見した所、飛び跳ねる姿が想像できたが違うのか?

>540
なるほど。単なる聞き間違いが広まった訳か。
この現代では、一つの噂や偽報も僅かの間に広まる。
様々な物が発達した証であろうな。
敵の軍中に前述の二つをよくばらまいたが頷ける話よ。
544司馬懿仲達 ◆AnKOKUuzKo :04/02/04 15:49
>541
古くは秦の始皇帝が>524が述べた万里の長城を建造させたように
絶えず北方からの脅威であり続けた。
特に前漢の高祖劉邦は天下統一後間も無く匈奴によって一敗地に塗れさせられ
屈辱的な関係を余儀無くされた。
またわしらの三国時代では勢力が幾分衰えておって後漢や魏に従属する
一介の遊牧民族になっていたのじゃ。
よく匈奴出身の者を傭兵か正規軍に組み入れていたが、
流石に馬の扱いと集団行動は優れておったから珍重した物じゃ。
その後、我が司馬家の西晋時代に劉淵と言う傑物が現れ、
五胡十六国の端初を開いたが、あの時わしの一族の悲惨な体たらくが
大きな原因に他ならぬ。

>542
夕べ来ておった様じゃな。
しかし三日間の間でも待ちわびてくれている者がこうして安否を尋ねてくれる。
実に良い話ではないか。
中には一ヶ月以上来なくても無視される者すらおると言うのに。
己の悪徳さをアピールして下さい。
最高権力者である天皇から、政治を任されたという形をとる幕府的手法が
やはり最良でしょうか?
戦国時代にキリシタン大名が天下を取っていれば、日本は西洋の植民地になっていましたか?
百戦百勝すれば、百一勝も容易いでしょうか?
549司馬懿仲達 ◆AnKOKUuzKo :04/02/05 16:24
>545
わしが現代にいたるまで非難されている事と言えば
主家簒奪と善玉とされておる孔明の北伐を防いだ事。
それと公孫淵討伐の際に成人男子を全員殺した事か。
北伐に関しては攻め込まれた以上守るのが当然にてこれは悪徳などではない。
だが、簒奪と虐殺については必要に迫られた結果じゃ。
下手に自己弁護する気は毛頭ない。
今でもあの行動は正しかったと信じておる。

>546
日本ではその手法が最も好まれたようじゃ。
だが合理主義を重んじた中華では、己が一族による天下安泰を願うのなら
必然的に前権力者を抹殺せねば安心出来なかったのじゃ。
わしの同時代の献帝は稀にして天寿を許されたが
他の先帝廃王は須らく殺された。
それに日本でも後に薩長ら反幕勢力が天皇を担ぎ出したから
やはり禍根になる物は断たねばなるまい。
550司馬懿仲達 ◆AnKOKUuzKo :04/02/05 16:25
>547
切支丹大名と言っても交易などの便宜上信仰の振りをした者もおれば
本心から地上の天国を築こうと白昼夢を抱いたのもおるだろう。
前者なら利益第一なので問題は無いが
後者だとしたら下手に理想に走りがちとなるので他国の走狗となっても
気付かぬであろうな。
それに当時の南蛮諸国は明らかに領土的野心を抱いて布教活動を支援していたし
切支丹を禁止弾圧したのは正しいと見るべきじゃろう。

>548
容易くは無い。むしろ危ういと申してよい。
勝利を重ねれば、その将軍に名声が集まり主君が疑惑の目を向ける。
その結果、その勝利者は何かの些細な過失を犯せば今までの勝利貢献も
全て灰塵と化して誅殺が待ち構えておる。
劉邦に仕えて最後に処刑された韓信などが良い例じゃ。
百戦百勝は善の善なる内にあらずと言うが正にその通りよ。
551来俊臣 ◆SiKEI/O88M :04/02/05 19:42
それでは本日の審問に入る。

>540 (オンドゥルルラギッタンディスカー!!の解説!)
特撮番組内での台詞であったのか。しかし初回からその様な事で有名に
なるとは余り芳しからぬ話だな。役者なら明瞭な発音が求められようが
それでは見る者に不快感を与えまいか?
もし何度も同じ事が続いては、役者交代の話が出よう。

>541 (中国の匈奴関係について教えて下さい)
仲達殿が挙げられた前漢高祖の敗戦後は、公主を差し出しての通婚や
定期的な献上物と半ば屈辱的な関係を余儀無くされたが、武帝の代に
衛青(えいせい)霍去病(かくきょへい)と対匈奴戦に長じた武将の
活躍により、漢の優勢となりその後の匈奴の分裂や服属により一時的に
平穏な関係が保たれた。西晋八王の乱に乗じての永嘉の乱は明らかに
匈奴を始めとした遊牧民族の華北支配の最初となったが、鮮卑族等の
他民族との抗戦を経て、序々に漢民族と同化して行ったと考える。
多くの王朝国家が悩まされた存在であったが、遊牧民族のその後の
長い歴史の礎とも言える民族だ。

>542 (蔡京まだー? まちくたびれた)
本人も寸暇を見られて回答に来られているが、追いつくのにはまだ時が
かかろう。それまで少し待っていて欲しい。
だが私事に追われている中でも全く手を抜かす諸々の回答類には本当に
頭が下がる。
552来俊臣 ◆SiKEI/O88M :04/02/05 19:43
>545 (己の悪徳さをアピールして下さい)
我輩は旧唐書酷吏伝の筆頭に上げられる程の大物酷吏であった。
洛陽長安は勿論、地方の役所でも我輩から回された命令書はまるで
今で言う爆弾か猛毒を含んだに等しく怖れられた物だ。
武則天陛下の命に従い、数え切れぬ程の大臣貴顕や地方官僚に到るまで
些かでも疑惑有る者は、須らく捕え断罪してきたが、その際にも
減刑を匂わせて賄賂を貪った挙句、前言を反故にして一族郎党もろとも
死刑流刑と手段は異なれど、この世の地獄に堕としてきた。
その甲斐有ってか、死後千三百年以上経過した今でも、残酷無惨な酷吏の
代名詞として悪名が伝わってきた。
しかし、悪徳を誇示すると言うより自慢話だな。

>546 (天皇から、政治を任されたという形をとる幕府的手法)
易姓革命が無く、また天皇の地位が神聖視された日本では歴代の武家政権は
これに従い、天皇側の京都と武家側の鎌倉江戸に分かれて国内を統治する
手法を取ってきたが、結局の所幕府が衰えれば天皇側もしくはそれを利用
する側が反抗して、政権が移り変わるのを繰り返したがこの点では中華と
別段変わり無い。只中華では前政権の皇帝及び一族を危険な芽を断つために
容赦無い粛清を行った事が大きく異なる。
どちらが良いとは一概に言えぬが、民族性と天命論が主な物ではないか。
553来俊臣 ◆SiKEI/O88M :04/02/05 19:44
>547 (キリシタン大名が天下を取っていれば、日本は西洋の植民地)
安土桃山時代においても、九州のキリシタン大名は領土の幾分かを布教や
貿易のためと称して南蛮諸国や宣教師に譲渡していたそうだ。
日本国の独立を考えた将来的展望でキリシタンを禁じた豊臣秀吉の
宣教師追放令や徳川幕府の禁教令が無くば、自国の利益に目がくらみ
外国勢力と協力した大名もほぼ確実に現れただろう。有名な伊達政宗も
慶長遣欧使節への命令に援軍を含めた協力を含めていた事は明らかだ。
幸いにしてキリシタン大名は江戸初期に根絶されたので日本国の独立は
保たれたが、一時的に九州の北半分を支配下に納めた大友宗麟以外に
突出したキリシタン大名が存在しなかったので、杞憂に終わったな。

>548 (百戦百勝すれば、百一勝も容易いでしょうか?)
我輩は一度も軍中での活動経験が無いので細分に渡っての返答は難しいが
百戦百勝まで行けば、大抵の敵はその名を耳にしただけで手を出すのを
控える事が容易に想像出来る。
だが、冷静になって考えるとそこまで一武将に百戦もの命令が来るかと言う
疑問が芽生える。史書に勇名を残す名将でも大抵十戦程度しか無いし仮に
そう記載されても誇張と疑わざるを得まい。

では、本日はこれまでとする。
明らかに不吉な夢を見たら、慎重に行動しますか?
保科正之の言葉、「備えずして罰するは不可」はどう思いますか?
556司馬懿仲達 ◆AnKOKUuzKo :04/02/06 01:56
先程、多くの場が消えたようじゃな。
栄枯盛衰は世の常ながら、何か胸に刺さる物があるの。

>554
わしらの三国時代では夢占いが重んじられておったからな。
魏延の頭に角が生える夢が凶事と占われたのが良い例じゃが
もしわしが同じ様な夢を見たら、しばらく外出を控えるか
専門の者を呼んで訊ねるであろう。
夢は五臓六腑の疲れと思いつかない時代であったから尚更じゃ。
だが今なら悪夢を見たので出仕を休むと申せば
即日解雇されても文句は言えぬの。

>555
振袖火事と世に言われた明暦の大火の際に申した言葉じゃな。
全ての災害は為政者の責任と割り切って言えるなど
中華でも数少ないのに日本の江戸時代に吐けるとは見事な物よ。
まあ、保科正之は江戸時代でも稀な名君ながら知名度が無い。
これも会津藩を滅ぼした薩長の影響が大きいからかの。
だが本妙寺を罰しなかったのは、案外仏教勢力を敵に廻したくないと言う
打算が働いた結果ではないか?
これはわしの採り越し苦労かも知れぬがな。
557来俊臣 ◆SiKEI/O88M :04/02/06 05:12
昇殿の前に回答を済ませておくか。

>554 (明らかに不吉な夢を見たら、慎重に行動しますか?)
無論だ。夢とて馬鹿には出来ぬからな。
かつて我輩と共に酷吏として武則天陛下に仕えた傅遊藝(ふゆうげい)
と言う者が居ったが、まあまあ手腕が優れていて一時は宰相位にまで
上り詰めたのだが、愚かにも臣下が立入禁止の区域内の宮殿に入る夢を
見て、それを知人部下に吹聴していたのだ。
それを不遜の意有りと密告されて、入獄した挙句首をくくって自殺した。
例え、心地良い夢とて軽々しく漏らせばどの様な災厄となって戻るか
分らぬと言う教訓として未だに記憶しておる。

>555 (保科正之の言葉、「備えずして罰するは不可」はどう思いますか?)
中華では天災を含めた災害は天の警告として重く受け止められてきた。
儒学史学に造詣の深い保科正之に相応しい言葉と感心するのだが、
幾分、優等生的返答と思わなくも無い。
だが、徳川幕府の権威の象徴でも在った江戸城天守閣の復旧を廃して
民間への家屋復興や施しを重んじた姿勢は評価するしかあるまいな。
後の徳川吉宗の享保の改革も、幾つかは保科正之の施策を手本或は
模倣していたが、その先見性はかなりの物だろう。
最後に、火元を罰しなかったのは過失と見たのか、それとも裏があったのか
些か興味をそそる話だな。

それでは質問類が有れば夜にでも再び来る。
人物を評する時、ホウ統みたいに持ち上げるのと、禰衡みたいにボロカスに貶すのと
どっちが良いと思いますか?
559司馬懿仲達 ◆AnKOKUuzKo :04/02/06 23:28
>558
人物論は相手によるじゃろう。
ただ無闇に褒めちぎるのも貶めるのも危険なのは変わりあるまい。
月旦評盛んな後漢三国時代に生きたわしじゃが
本音を申すとこういう物は好きではないのじゃ。
朗兄上の知人であった崔【王炎】殿が面と向かって
兄上はわしの足元にも及ばぬと申されたそうだが
これなど人物論に借りた皮肉か嫌がらせであろう。
下手な離間の策より扱いが悪いわ。
幸い、兄上も腹中に納められたので何事も無かったがな。
説客の醍醐味は何でしょう?
100周年記念質問。日露戦争をどう思いますか?
562以上、自作自演でした。:04/02/07 11:23
ちんちんにちんかすがたまってこまっています。
どうしたらいいでしょうか?
宇宙人が攻めてきた場合、今の地球人は利害を越えて一致団結できるでしょうか?
564来俊臣 ◆SiKEI/O88M :04/02/07 13:49
陽光の下で来れた事は喜ばしい限りだな。
それでは回答に移ろう。

>558 (人物を評する時)
やはり無難な方が望ましいだろう。人間とは自らの欠点を指摘されれば
大抵の者は不快感を露わにする。なら良い点を挙げてそれを引き伸ばさせる
のが良い。それに人物論とは見方を変えれば陰口と別に大差が無い。
告密を糧とした我輩の様な人間にとっては恰好の的になる。

>560 (説客の醍醐味は何でしょう?)
自らの舌先三寸で時には天下国家をも自由自在に動かす。これに尽きる。
硬軟両方を使い分けて相手を説得させ、自国に有利にさせた有名な説客は
古くは春秋戦国より数多く出たが蘇秦と張儀が名高い。
しかし一方で説得に失敗すれば君王の逆鱗に触れ悲惨な最後も付き纏う。
高祖劉邦の下で説客を務めた酈食其(れきいき)は説得には成功したが
韓信に見放され釜茹でとなったが、一攫千金と共に死がある正に表裏一体だ。

>561 (100周年記念質問。日露戦争をどう思いますか?)
明治維新後、列強諸国に遅れて帝国主義競争に参加した日本には朝鮮半島と
満州と云った近隣地域しか残ってはいなかった。日清戦争で清を破って
アジアでの勢力拡大を国是とした以上、同様の政策を持つロシアとの衝突は
避けては通れなかっただろう。よく日露戦争を侵略と避難する声があるが
それは当時の日本の国情及び国際的立場を無視した感情論に他ならぬ。
日露戦争の結果、日本に侵食され始めた中華の一人の我輩としては些か
複雑であるが、当時の日本の判断は妥当かつ最適と見る。
565来俊臣 ◆SiKEI/O88M :04/02/07 13:50
>562 (ちんちんにちんかすがたまってこまっています)
今に関わらず日本人は入浴好きで清潔な民族と評判が高いが、元来他国では
入浴どころか衛生観念すら稀なのも数多くいた。
我輩も若き頃放浪の日々を送ったが、生後一度も入浴した事の無い者など
別段珍しくも無かった。生殖器に垢が付着など拘る者も皆無であったから
気にすることも無い。只誰か女と触れる時は前もって洗っておくがいい。
己一人に留めるのならそのままでも構わぬがな。

>563 (宇宙人が攻めてきた場合、今の地球人は利害を越えて一致団結)
宇宙人を他民族及び国家に当てはめて考えてみるとよい。
自分らの利益安全に関わると大抵の者は利害を度外視して協力はする。
だが、全てがそうでもなく中には敵側に通謀して己一人のみの富貴を謀る
俗に言う売国奴も居るだろう。
宇宙人の存在云々はともかく、全てを統一して外的に当るのは甚だ困難と見る。

では、今日はこれで一端区切る。
たしか鐘会の伝で、相手の目を見たらどの程度の人物かわかるという人相見がいましたが
やはり目は相手を判断する重要な部分でしょうか?
そろそろ魔女裁判官さん、戻られてよろしいのでは?
568司馬懿仲達 ◆AnKOKUuzKo :04/02/07 23:21
>560
己の弁舌の才を縦横無尽に発揮できる事かの。
時には百万の大軍にも勝ると評される説客も数多くおったが
孔明もその一人じゃろう。
あの絶望的状況の劉備軍が孫権と対等な関係で同盟を結べたのも
孔明の舌鋒の賜物と申しても過言では無い。
どうやらあれが最初で最後の使者役だったそうだがとても信じられぬ。

>561
わしも日露戦争は肯定的に見ておる。
当時の常識では論外とも言われた力学関係であの様に善戦出来た事は
素晴らしいの一言に尽きるわ。
最後の講和会議も、国内の世論に左右されず大局を見た判断と言えよう。
戦争とは進むと共に退くをも知らなければならぬが正に理想的な物じゃ。
惜しむらくは、あの効率の良い手法が後の太平洋戦争で
全く活かされず、かえって弊害ともなった事じゃ。

>562
どうやら皮で難儀しておるようじゃな。
思い切って切除するのが良い。
何時までもそれでは、いざと言う時困るぞ。
備えあれば憂い無しと申すではないか。
性病の原因にもなると言うしの。
>563
映画の様な話じゃがまず考えられるのはどの国が指揮権を有するかじゃ。
アメリカが妥当だろうが、そうすると異議を唱える国が出よう。
それに全人類団結と一言で申すが、言語人種が大きく異なる軍など
扱いづらい事この上無い。
仮に団結をしても諸々の問題が噴出して宇宙人とやらに対応出来まい。
まあ、団結自体夢物語であろう。

>566
確か鐘会が五歳の頃の話じゃったな。
非常の人と評価を得てそれが奴の出世街道の始まりであったが
言われる通り鋭い眼光を有しておった。
目は初対面の人間を見た時、大抵最初に見る部分じゃから
判断するに丁度良いと言えよう。
満足に上官部下の目も見れぬ者は流石に考え物だからの。

>567
あれから十日以上経つが何事も無い。
杞憂に過ぎたと申しても良いであろう。
何時でも席は空けておるし後は本人次第じゃ。
わしは待っておるぞ。
>569はわしじゃ。何故か名前が消えておったわ。
余計な所を見せて済まぬの。
日本の都道府県が分離独立したら、一番富強なのはどこでしょう?
競馬はロマンですか?
抱いて下さい。
574来俊臣 ◆SiKEI/O88M :04/02/08 14:29
素行の悪い罪囚を一晩野外に放置したら凍傷にかかりおった。
後で適当に処置しておくか。

>566 (やはり目は相手を判断する重要な部分でしょうか?)
判断するに一つの基準であろうが重要か否かは知らぬ。
よく澄んだ目と褒める言葉があるが、別に目が綺麗でも極悪人は居る。
只、単に相手に好印象を与えるに過ぎぬ物だ。
尚我輩が獄に放り込んだ罪囚は皆、一様に絶望に染まった瞳であったがな。

>567 (そろそろ魔女裁判官さん、戻られてよろしいのでは?)
全くだな。こうして待ち望んでいる声がある以上、それに応えて欲しい物だ。
多忙なら致し方ないが、それで無ければ是非とも再び西洋主観に基いた返答を
再度披露して欲しい。これは偽らざる心境だ。
575来俊臣 ◆SiKEI/O88M :04/02/08 14:30
>571 (日本の都道府県が分離独立したら、一番富強なのはどこでしょう?)
農業が発達しある程度の自給自足が可能な所だろうな。
逆に東京の様な過密大都市では余剰人口を養う事すら困難でとても独立など
無理に違いあるまい。工業地域も肝心の原料資源を輸入出来ぬと活動停止に
追いやられるのみだ。だが表立った民族問題も無い日本でその様な独立運動
などあり得ぬと我輩は思うのだが。

>572 (競馬はロマンですか?)
何時の世でも馬を競わせて賭博の対象としてきた。多くの王族貴族がこれに
熱狂したが今では民間の大事な娯楽となっている様だ。
我輩は余り馬券を購入して興じた事は少ないが、見ていて一喜一憂する事は
他と変わりない。何事にしろ熱狂できる物を持っている事は喜ばしい。

>573 (抱いて下さい)
まず自分の性別を述べよ。その返答奈何によって対処を考えよう。
だが仮に女としても醜女なら門前払いとなるし逆に男だとしても
男娼としても充分な器量なら前向きに考えようではないか。
容色は人間の価値基準の大なる物に違いないからな。

それでは本日はこれにて閉廷。
576以上、自作自演でした。:04/02/08 16:53
万里の長城は誰が作ったのですか?
577蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :04/02/08 16:59
追いつけるのはいつの日であろうか・・・。
とにかく時間の許す限り回答して参る。

>491(日常生活の中にふと自己を顧みて辛くなる時とかございませんか?)
以前にも申したが、私は自らの政策理念にも人生哲学にも、確固たる自信を
持っていた。それゆえ表面的に主義主張を翻して権力者に阿諛することにも、
陰湿な手段で政敵を排除することにも、特別後ろめたい感情はなかったよ。
中国史に特筆されるべき派閥抗争を乗り切り、最終的な勝利者となった私だ。
生半可な情緒に束縛されては到底栄達は望めぬものと正しく理解していた。
要はそういうことだな。

>492(じつは孔子が2mくらい有る巨人だったというのは本当ですか?)
確かに『史記』の“孔子世家”は孔子の身長を九尺六寸としており、特にこれを
否定する注釈もなされてはおらぬ。だがそもそも同書の孔子に関する記載は、
先秦時代の資料を無批判に寄せ集め、時系列に沿って並べたに過ぎず、
到底全幅の信頼を置けるものではない。孔子の思想(と思われるもの)は、
高度に体系化されて現代に伝わるが、孔子自身がいかなる人物であったかを
現存の文献から正確に知ることは不可能だ。むろん私の生きた時代でも同様
であったし、司馬遷もまた似たような事情で悩んだに違いない。身長に限らず
孔子世家には怪しげな記述が満載で、下地となった資料のいかがわしさが
推測される。あえて司馬遷がそうした資料を採用したのは、結局のところ
本人の好みだろう。現代人が考える歴史学的な見地からは、杜撰に映ろうが、
司馬遷にとって歴史とは、自らの思想を伝える媒体に過ぎず、全てにおいて
正確無比を期す意思などなかったのだ。
578蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :04/02/08 17:03
>495(オンリーワンよりナンバーワン!)
そもそもonly oneとnumber oneでは、「one」の意味が異なるではないか。
またonly oneであるなら、当然その分野におけるnumber oneでもある筈だ。
別に言葉として誤りがあるとまでは申さぬが、何やら奇怪な印象を受けるな。
まあnumber oneを目指したくば、それも良かろう。価値観の多様化した現代
社会では、必ずしもトップに立つことのみを至上の価値観とはしまいが、
向上心を持つことが人生の原動力となるなら、しめたものだ。一体いかなる
分野でのnumber oneを目指すのか見当もつかぬが、よろしく精進せよ。
579蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :04/02/08 17:04
>496(21世紀は中国の世紀になりますか?)
一国が突出した政治・経済・軍事力を保有して世界秩序を維持する現象を
一般的に「覇権」というが、史上かかる現象が認められた国家は17世紀の
ネーデルラント、19世紀のイギリス、そして20世紀のアメリカの三国のみだ。
世界経済の円滑な動きには覇権の存在が不可欠であり、覇権国とは即ち、
人類の経済活動が活発化するに伴い必然的に発生したものと言えよう。
世界は21世紀に突入したが、今なおアメリカは覇権国として存在している。
この点に異存を唱える者はほぼ皆無だ。またアメリカの覇権の強大たること
前二者を遥かに凌駕しており、仮に現在のアメリカが衰退期に入っていると
考えても、その影響力が完全に消滅するには、かなりの期間を要するに
違いない。いやしくも「中国の世紀」と称されるには、たとい上記の意味での
覇権を確立し得ずとも、世界的な信頼に足る金融システムを最低限構築
せねばならぬ。だが現在の中国はこの点を徹底的に欠いているのだ。
中国自身のデフレは終息に向かっている(と思われる)が、およそアジアに
おける中国の認識は「デフレの輸出国」であるに他ならず、周辺国との
有機的な信頼関係を構築できぬ以上は、国際公共財としての通貨および
貿易制度も提供し得ない。中国経済は短期的には安定していても、長期的
にはリスクを多分に孕んでおり、政策を一歩誤れば極めて短期間のうちに
経済破綻をきたす可能性もある。かかる不安を解決する有効な手段を、
中国政府は未だ提示できぬのだから、今世紀中にアメリカに代わって台頭
することは難しかろう。やはりアメリカと中国では差がありすぎるのだ。
もっとも中国の発展そのものは今後も継続して、東アジアにおける狭義での
覇権を確立することは可能であると思う。
580蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :04/02/08 17:06
>498(バッドとバットの違いを教えて欲しいですよ?)
教えるも何も三文字目が異なる単語というだけだ。当然に意味も異なろう。
普通に考えれば、それは片仮名で書き下した英単語だな。前者はおそらく
badだろう。 好ましくない状態を指す形容詞だ。後者はbatまたはbutか。
batは蝙蝠もしくは野球に用いる棍棒。butは様々な意味を持つ接続詞だ。
私も若干は英語を学んだが、発音を身につけたくば、あまり片仮名を
用いぬ方が良いと思う。しっかりと発音記号を確認して、声に出して覚える
べきだろう。何せbadとbud(蕾)、batとbutは片仮名にすれば同じ表記に
なるけれど、原音は異なるのだから、一緒くたにするのは混乱の元だ。

>500(ついに折り返し地点にはいったな)
そうだな───と、この書き込みを行っている時点で既に600に迫る
勢いだが、未だ追いつく事叶わず足踏みしているのは、まこと不徳の至り。
容量完走を遂げる前にどうにかしたいと思ってはいるが、なお多忙にて
思うようにいかぬのが現状だ。ひらに容赦願いたい。

>504(皆さん、オナニーの時はオカズは何を使ってました?)
私は自慰に頼った経験が殆どないゆえ、その質問に対する明確な答えを
持ち合わせておらぬ。まあ以前にも申したとおり、我々の時代にも猥画は
存在していたけれど、広く一般に頒布されてはいなかった。
私の女性関係は特別派手ではなかったが、それは禁欲の成果というより、
もともとその方面における欲求が強くなかった為だ。だから自慰もせぬし、
娼家通いで体力を浪費することもなかった。それも長寿の秘訣であったと
私は考えている。
581蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :04/02/08 17:14
>508(何で、中国は未だに共産主義なのですか?)
現代中国は断じて共産主義国家ではない。社会主義国家とも言えぬだろう。
単に左翼政党が独裁する中途半端な資本主義国として差し支えないと思う。
ではなにゆえ中国共産党がいまだ安定した政権を維持しているか考えれば、
そこには複合的な要因があると思うが、最たるものは、同党が比較的柔軟に
市場経済への適応を果たしたことだろうな。民主主義の進捗と経済の発展は
相互に密接な関連性を有すると考えられてきたのだが、両者の因果関係は
ずいぶんと希薄なものであったらしい。発展期の国家には強力かつ安定した
政府の存在が不可欠であり、この点でも中国共産党は有益に機能している。
中国政府の人権抑圧は大きな問題とされているが、限界点を越える前に
何らかの妥協をするだろう。ただ強権国家というのは指導部が理性的である
限り効率的な体制と言えるが、政策判断のミスが致命的打撃となるリスクを
含んではいるな。そうした意味では諸刃の剣であるかもしれん。

>510(仕事を楽しめるようになるには、どうすればいい?)
現在就いている職業を楽しくないと思うのならば、楽しいと思えるものに転職
すればいい。───とは言えども、そんなことは不可能である場合が多いな。
結局は気持ちの切り替えをして、仕事に意味目的を見出すより他ないと思う。
どんな職業であっても、その道を極めれば相当の対価が得られるものだ。


ここまでとさせてもらう。ではまた。
582以上、自作自演でした。:04/02/08 17:18
     ∧        ∧
     / ヽ      _/ ヽ
   /   ⌒ ̄ ̄   ⌒ヽ
  (_____来俊臣___)___
  /    へ      へ ヽ
 l::::::::: /          \ l  
 |::::::::::  ■■■■■■■■ | 
 |::::::::::::::::///\___////   |  
 ヽ:::::::::::::::::. ι\/      ノ 司馬懿仲達〜?
先日の偽者といい、何で一番怖そうな来俊臣さんばかりいじくられるんだろう?
584祭京:04/02/08 19:22
人徳であろう。親しみを込めてであろうな。
ものまね芸人もおちょくっているようだが己が好きな芸能人で
なければ、ものまねできぬそうだからな。
585司馬懿仲達 ◆AnKOKUuzKo :04/02/08 22:19
>571
戦国時代の再現をしろと申すのか。
なら北海道が良いのではないのか。
四方が海である程度の農業畜産も行われ、何とか活動できよう。
まあ、これは架空話だから良いが日本が分裂でもしたら
世界から余計物扱いされて食糧原料全て途絶えて
全ての都道府県が衰退した挙句気付いても手遅れになろうな。

>572
好む者に取っては何事にも代え難い娯楽じゃろう。
だがそれに打ち込みすぎては何度か出た亡国の遊戯と同じく
自らを滅ぼす元になろう。
賭博全体に言えるが余剰金で遊ぶが良い。
間違っても怪しげな店に金を借りてまで行うべきでは無いぞ。

>573
わしが生きて活動していた三国時代を含めた戦争時では
軍功を上げた者に稀にだが落城の際の捕虜や民間の女を
自由にさせたことも有った。
流石に今では許される風潮では無いが、どこか戦闘地帯に行けば
かなえられなくもあるまい。男でも女でも気に入れば好きに抱くが良い。
ただ度が過ぎると拙いので程々にしておく事じゃ。
586司馬懿仲達 ◆AnKOKUuzKo :04/02/08 22:21
>576
一般には秦の始皇帝と言われておったが
実際は六国時代の趙が万里の長城の原形らしいのを既に建てていた。
始皇帝はそれらを一本につないで大規模にしたのじゃ。
実際に携わったのは懲用された人夫達だが
当時ではかなりの重労働であった事よ。
長城建設で死んだ夫を偲ぶ妻の話が伝わっておるくらいだからな。

>582-584
親しみと好意的に受け止めたいが
残酷極まる酷吏中の酷吏の来が親しまれると言うのも随分妙な話よ。
わしは幸いにして見た事は無いが、来俊臣ら酷吏の仕事風景を一度でも見れば
親近感どころか同じ人間とも思えぬのではないか?
事実は小説より奇なりと言うが来を含めた史実上の悪辣な者の記録を読むと
充分すぎる程頷けるのじゃ。
「一将功なりて万骨枯る」と言いますが、万骨に対して何か出来る事はありませんか?
むつごろう王国が本州に攻め込んでくる事に対して一言!
589来俊臣 ◆SiKEI/O88M :04/02/09 16:21
審問が一段落ついたので、少し時刻が早いが回答しよう。

>576 (万里の長城は誰が作ったのですか?)
始皇帝が将軍の蒙恬に命じたのが長城の始まりだが、これに従事したのは
仲達殿が言われた通り民間から徴用された人夫や罪を得て労役に服した
罪人が主な物だったらしい。史記には記録書の中に「秦を滅ぼす物は胡
なり」とあったのを始皇帝が知ったので匈奴討伐と長城建設を思い立った
らしいが、流石にこれは眉唾物だろう。

>582
かつて司刑評事に任じられた頃の我輩を思わせる。
あの時は司馬懿仲達と云う官僚なら存じていて当然の名前すら知らず
改めて己の無学を思い知ったのだが、科挙に落第し続けた書生を招いて
何とか学び続けて、ようやく三国及び魏晋の重要人物と言う事を知る事が
出来たのだ。

>583-584 (何で一番怖そうな来俊臣ばかりいじくられるんだろう?)
知らぬ。だが別に同名の者が現れようとも特に気にはせぬ。
だが我輩が活躍していた武則天陛下の治世では、我輩に媚を売るために
自らの子に俊臣の文字のいずれかを付けて命名した者も何人かは居た。
親しみ云々など、我輩ら酷吏が専横を極めたあの頃を存じておれば
その様な事、一瞬すら思い浮かばぬと思うのだがな。
同僚隣人果ては親戚すら密告者となり、何時身に覚えの無い罪で投獄され
家畜以下の扱いを受けた挙句死に到る日々を味わいたい酔狂な者なら
話は別なのだが。
590来俊臣 ◆SiKEI/O88M :04/02/09 16:23
>587 (万骨に対して何か出来る事はありませんか?)
古来より戦争とはそうした物だ。例え余多の兵を死なせても戦勝さえ
得られれば大いなる名声と褒賞がその将に贈られる。
その反面空しく野に朽ち果てた万骨は、せいぜい物好きな仏教徒が
まとめて埋葬するか、或は腐肉をかぎつけた野犬狼に食い荒らされて
残片すら稀となるのが目に見える。
もしそうした光景に我輩が通りすがれば、無視して通り過ぎるか
それ共、気まぐれに一輪の花を置き去るかだな。

>588 (むつごろう王国が本州に攻め込んでくる事に対して一言!)
日本の本州に進出とは別に構わぬし結構な事でもあるな。
只、多くの動物を収容する土地施設を準備する資金があるのか?
あるなら我輩の関与する所でも無いし、無いなら空想で事業拡大を
語るなと申すしか無いな。
しかしあれに多大な資金力があるとは思えぬのだが。

では、本日はこれまでとする。
591司馬懿仲達 ◆AnKOKUuzKo :04/02/09 19:20
>587
心から感謝の念と敬意を払う。これに限ろう。
わしを含めた多くの名を残せた武将の下には
その様に空しく骸を晒さざるを得なかった幾多の兵がおる。
せめてその志を無にせぬ様にその者達が守り通した国や家族らを
代わりに守るのが生き残ったものの責務じゃ。

>588
別に悪い話ではあるまい。
だが多くの動物を有する以上、来が申す通り維持費餌代も
充分頭を痛める要因になろうな。
だが、ここ最近は話題にも上らぬので存在すら危ぶんでいたがな。
 個人的な事情によりたいへんなご迷惑をおかけていたしました。

>567,569,574 名無し様、仲達様、来俊臣様(レス順)
 まとめてのレスにて恐縮でございます。
 このたびは私のミスにてたいへん失礼いたしました。私が
おひまを請うてからおよそ半月が経過いたしました。ここまで
なにごともなかったようなので、そろそろ復帰させていただきとう
ございます。
 もともとはみなさまが忘れかけたころの復帰を考えておりました。
そろそろというところで
>567様がまだ覚えておいでのようでございましたのでもうしばらく
ほとぼりを冷まそうかと考えておりましたが、
来俊臣様と仲達様のかようなお言葉を賜り、復帰に踏み切らせて
いただきました。
 それにしても>567様のタイミングですが、私があらかじめ定めた
半月という期間をお読みになっておいででしたか。だとするならば
さすがでございますな。恐れ入りましてございます。

>457,462
 あなた方のその書き込みはたいへんうれしく思いました。しかし
姿をくらまさねばならぬところでございましたゆえ、>456以来は
レス返しを控えておりました。まことに申し訳ございません。
そして本当にありがたきお言葉にございます。かようなお言葉を
賜るとは、私は果報者にございますな。
>蔡京様
 本来ならばお留守を預からねばならぬこの時期に不祥事を
起こし、皆様に多大なるご迷惑をおかけいたしました。以前にも
蔡京様がご不在の際に席をはずしており、たびたびのことにて
まったくもって恥ずかしき限りでございます。

>スレ関係者すべての皆様
 私がここを去ってから、引き止めるお声が幾度も上がったことは
恐悦至極、この言葉に尽きる思いでございます。こんな私では
ございますが、今後もまたみなさまとともに歩ませていただきたく、
恥ずかしながら舞い戻ってまいりました。今後ともみなさまのご指導
ご鞭撻を賜りとうございます。
 ……本音を申し上げれば、おひまを請うたそのときから復帰を
考えておりました。敵を欺くにはまず味方からと申しましょう。
心なき者が現れる可能性を考えれば一度この場から完全に
消え去ったほうがよいだろうと思い、このような形をとらせて
いただきました。復帰の可能性をほのめかしていたのは復帰の
際にご迷惑にならぬよう、との考えからでございました。しかし
味方までも欺こうとするには詰めの甘さとなったかもしれませんな。
魔女裁判官さん帰還だわーい
人間は生まれながらに平等でしょうか?
『美味しんぼ』の主人公によれば「オペラ、三島、ヨーロッパ車」は、俗物三種の神器だそうです。
それはさておき、皆さんに三種の神器のような物はありますか?
「その時歴史が止まった」もしくは「逆流した」場面があるとすれば、どんな時でしょう?
598以上、自作自演でした。:04/02/10 11:16
どうしたら、男女平等の世になりますか?
599司馬懿仲達 ◆AnKOKUuzKo :04/02/10 15:24
>594及び魔女裁判官
どうやら復帰してくれた様じゃな。
また改めて宜しく頼む。

>595
平等なのではない。
わしらの時代も同様に生まれた時から既に差がある。
名門と庶民とではその後の歩む道も大きく異なろう。
それに全ての者が平等になったら国家体制が成り立たぬ。
支配階級と被支配に分かれなければならぬしな。

>596
生きて活動していた三国時代なら筆、書物、馬になろう。
軍や内政に関わる者なら、当然この三つに世話になるからな。
筆で上奏文や命令書を作成し、書物で古人の言葉から答えを見出す。
そして馬で移動と欠かすべからざる物じゃった。
600司馬懿仲達 ◆AnKOKUuzKo :04/02/10 15:24
>597
世界大恐慌じゃろう。
第一次大戦後の世界体制が完全に停止し
国家主義や軍国主義と逆流に近い道を辿った国々が続出した。
当時の政治家は単なる一時的な問題と軽く見ていたそうじゃが
あれ程の大問題になろうとは全くの予想外であっただろうな。

>598
わしらの頃の様に三従の道云々と叫ばれていた時に比べると
随分と改善されていよう。
だが日本だけで見ても千年以上もの長きに続いた思想が
僅かの制度や運動で変わるとは思えぬ。
まあ今の日本では女の首相が許される空気ではないから
仮にそれが実現した時が良い転機かもな。
601来俊臣 ◆SiKEI/O88M :04/02/10 21:24
本日は九人に死刑宣告を下したが冬場にも関わらず見物人が溢れた。
湯を売り歩く者も潤ったようだな。

>592 (魔女裁判官)
左様か。では前の通り自分の流れで進めるといい。
やはり全員中華と言うのも題名の世界云々とかけ離れるからな。
>594も喜びの声を上げておるし、我輩も同様の思いだ。

>595 (人間は生まれながらに平等でしょうか?)
>598 (どうしたら、男女平等の世になりますか?)
西洋のルソーを始めとした思想家はそうした平等論を掲げたが
本来、人間は平等などではなく出自能力で大きな差がある。
特に中華では儒学でも明らかに女子と小人は扱い難しと差別を明確にしておる。
金銭などの財産面でもそうだが悪平等は有害になるのみだ。
男女も両方とも均衡関係はあり得ぬし、時代風潮によって差別の程度はあろうが
完全な差別撤廃はまず無理と申して良いだろう。

>596 (皆さんに三種の神器のような物はありますか?)
我輩の様な酷吏の三種の神器と言えば杖、枷、食物だな。
誣告で捕えた罪囚を引き立てた際に枷で抵抗を封じ、杖で叩く。
そして入獄して少しずつ食事を減らしていけば大抵の者は身に覚えの無い罪でも
こちらの要求通りに吐いた物だった。
この三つのみに頼る酷吏もおれば、他の様々な手法で訊問を半ば楽しんだ者も
多く居たのだ。

>597 (「その時歴史が止まった」もしくは「逆流した」場面)
日本で言うと応仁の乱だな。従来の幕府と守護大名による支配が根本から崩れ
完全な混沌とした戦国時代に移ったのは秩序から弱肉強食の時代に逆流したと
申して良いだろう。日本国と言う概念が希薄となり各々、家や自国第一と
なったが、それが百年以上続いたのも日本史でも稀な分裂時代だ。

それでは本日はこれまでとする。魔女裁判官の復帰、心より祝う。
 復帰のあいさつも少々長くなりすぎたようですな。言わなくとも
よいことまでしゃべってしまったようですな。やはり、なまくらに
なったかもしれませんな。
 今回は復帰後から、短めにてご容赦願います。

>594
 お喜びいただけてさいわいでございます。至らぬこともあるかと
存じますが、またなにとぞよろしくお願い申し上げます。

>595
 残念ながら、平等ではございません。体の強い者、弱い者。
富める者、貧しいもの。賢い者、愚かなる者。社会的立場の
強い者、弱い者。千差万別でございます。時間だけは平等と
おっしゃる方もいらっしゃいます。が、寿命であったり時間の
内訳であったりと、時間すら必ずしも平等にはなりませんな。
 神の試練か、この世は平等というものの実現がきわめて困難で
ございます。だからとて境遇をうらみ、嘆いてばかりでも仕方が
ないものでございますな。境遇をうまく利用し、笑う側にまわって
くださいませ。

>596
 私個人の話題にて恐縮でございますが、職権、人脈、金。
これらでございますな。魔女狩りの時代を生き抜くためには
すがらねばならぬものでございました。しかし、これを現代に
当てはめてみようとしてもあまり違和感を感じませんな。ある
意味で、人間の営みとはいつの時代も変わらぬものなのかも
しれませんな。


>597
 では、私は欧州の中世を挙げておきましょう。古代の哲学者
たちが残した学問や思想などがほとんど生かされることのなかった
時代でございます。ルネサンスには古代欧州の学問を研究するに
あたり、イスラム社会から知識を逆輸入したというのですから、
中世がいかに逆行した時代であったかということでございます。

>598
 おそらくなくなることはございますまい。あなたは異性を自分と
同質のものとしてあつかうことができますか? あるいはあなたは
それができたとして、あなた以外のすべての方がそれをできると
お考えでございますか?
 人間というものは同族をかわいがるものでございます。そして
それ以外を異分子とみなすものでございます。完全な男女平等が
人間社会に成立するならば、民族や宗教の対立もまた解決の
糸口が見えてくるのではないでしょうか。私はそれほどに難しい
問題であると愚考いたします。

>599 仲達様
 恐れ入ります。こちらこそよろしくお願い申し上げます。こたびは
多大なるご迷惑をおかけし、たいへん申し訳ございませんでした。

>600 来俊臣様
 寛大なるご処置に心よりの感謝を申し上げます。お祝いのお言葉まで
いただけるなど、恐れ多き限りでございます。今後とも、なにとぞ
よろしくお願い申し上げます。

 では、復帰後最初のレスはこれにて。
 それにしても、折り返しに立ち会えなかったのは残念でござい
ますが、自業自得というものでございますな。
占いで軍の進路を決めるような武将は無能でしょうか?
605司馬懿仲達 ◆AnKOKUuzKo :04/02/11 21:05
>604
わしら三国時代では天文で変事を予測し
それに備えると云う物はあったが軍となると
せいぜい大雨などの天候を知るのに使うくらいじゃった。
何より軍を進めたり戦闘する際にでも吉兆を気にしては
結局の所、何も出来ずに撤退するのがおちじゃ。
まあ、縁起を担ぐのに利用するのは良いがな。
金に拉致された徽宗のような元皇帝は殺された方がましでしょうか?
日本の漢詩をクソミソに貶す中国人が居ますが、文字は同じでも別物と考えて欲しいのですが…。
日本人と中国人のように。
大人の男の涙は何の為にあるのでしょうね?
大戦末期の日本軍は、信長の桶狭間を模した奇襲を何度か敢行しましたが
ことごとく失敗に終わったそうです。

中世以前の戦法は、現代ではもはや通用しないのでしょうか?
趣味のジャンルの掲示板で、自分で調べる手間を惜しんで、情報や物を何かとくれくれと言って来る
若い人が多いのは、情報がタダで安易に手に入るネットに慣れすぎているからなのでしょうか?
611来俊臣 ◆SiKEI/O88M :04/02/12 05:42
夜直を終えて今帰宅した所だが寝る前に返答と行く。
この所、一定の時間に来る事が出来ぬな。

>604 (占いで軍の進路を決めるような武将は無能でしょうか?)
軍事とは極めて唯物的な物にて、そこに占いや迷信事など入り込む余地は無い。
それに我輩の生きた唐代では、下手に易占で自らの先を見る事を欲するなど
反意在りと見なされて即刻籍没か死刑に処された物だった。
それ故か、中には道士を近付ける事すら警戒した将軍もおったので無能以前の
問題であったのだ。

>606 (金に拉致された徽宗のような元皇帝は殺された方がましでしょうか?)
徽宗の他に五代後晋の出帝がいたが、前者は没した年が判明している分
まだましな待遇と言えただろう。だが一天万乗の君と仰がれた皇帝が
虜囚同然に堕ち、衣食にも事欠く有様となっては最早生きる理由もあるまい。
だが、これらは異民族に捕われた皇帝故、例外と言えるが本来降伏した
前皇帝国王ともなると、ある程度の処遇が約束されるのが普通であったから
むしろこの二者が特別と言えたのだ。

>607 (文字は同じでも別物と考えて欲しいのですが…)
漢文を日常語として使用している中華と、特定の趣味の部類に入る日本では
おのずと差が生じるのは当然であるな。流石にそれで貶めたり蔑むのは
如何とは思う。だがそれも長らく続いた伝統を軽々しく使われたくないと言う
一種の独占欲と誇りが入り混じった物なので、幾分は大目に見て欲しい。
だが度が過ぎれば指摘も当然だが。
612来俊臣 ◆SiKEI/O88M :04/02/12 05:43
>608 (大人の男の涙は何の為にあるのでしょうね?)
他でも無い演技に使うためだ。我輩の同期の酷吏の中には武則天陛下や
他の上役の前でも感極まったり、或は号泣して役者顔負けの演技を行い
上手く出世の糸口を掴んだ者も数多くいた。
要は相手の感情をくすぐるために使えば良いのだ。

>609 (中世以前の戦法は、現代ではもはや通用しないのでしょうか?)
そんな事は無い。他でも無い孫子などの古来からの兵法書が未だ読まれている
様に極めて有効利用出来る物だ。只引き合いに出した桶狭間は織田信長が
最初から今川軍の動向を掴み取り、確実に見込めたと判断して奇襲と見える
戦闘を行ったのだ。太平洋戦争時の日本軍はその信長の情報への重要な認識が
欠けていたので効果が上げられなかっただけである。
優れた戦術戦略は古今を問わず活用出来るのだ。

>610 (自分で調べる手間を惜しんで、情報や物を何かとくれくれと言う者)
その様に自らの欲求のみを書き繰り返す者は、周辺から浮き、非難されるのに
気付かぬ哀れな存在に他ならぬ。
周りの者も、最初は好意を持って教えるだろうが、それが幾度にもなると
不快感と無視で応ずるが、それでも己の行動に気付かぬのならば、この世界
でも、とても活動は出来まい。情報の価値と重要性を知らぬ証だ。
千金に値する情報を安易に入手など身の程も知らぬ話よ。

では我輩は酒でも飲んで寝る事とする。朝日を眺めながらの酒肴もまた一興だな。
先日完走した猟奇殺人者スレと重複した質問で恐縮ですが、悪徳を美徳となさる皆さんは
『悪魔の辞典』をどう思いますか?
614以上、自作自演でした。:04/02/12 11:10
孔子と老子、どっちが偉いのでしょう?
615蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :04/02/12 16:44
では本日の回答を行う。

>魔女裁判官
おお、戻ってきてくれたのだな。実に喜ばしい限りだ。幸いにも貴官の申して
いたことは杞憂に過ぎず、何らこの場に悪影響を及ぼしてはおらぬようだ。
お互いだいぶ遅れをとってしまったがな…。とにかく今後ともよしなに。

>511(中国で日本の長篠の合戦みたいな戦は無かったのですか?)
火薬を用いた飛び道具はすべて中国に起源を持つに違いないが、それらが
実戦に投入された正確な時期は不明だ。一説には8世紀半ばの唐において
反乱兵が攻城戦に用いたのが最初とされる。しかるに、広く使用されるように
なったのは宋代以降のことだ。北宋王朝が都を陥とされ、滅亡するに至った
靖康の変においては宋軍、金軍ともに火器を駆使した戦闘を繰り広げた。
小銃も大砲も17世紀以降ヨーロッパより伝来したと一般には考えられるが、
その原型たる物はやはり中国が起源であり、蒙古の西征に伴いヨーロッパに
伝播し、ルネサンス期に改良を加えられて中国に逆輸入されたのだと言える。

>515(v)
Vサインなるものか。チャーチルが独自に編み出した訳ではないらしいのだが、
一つの代名詞として語られることが多いな。しかし、現在の英国やアメリカでは
あまり使われぬらしい。廃れたのだろう。翻って日本では、写真を撮影する
際など未だ頻繁に使用されるが、戦争を想起させる言動を嫌悪する日本人に
こうした習慣が根付いているのは奇妙といえば奇妙だ。

>516(・゚・(つД`)・゚・だってこのごろ消える人、来ない人、多いんだもん)
そう申されると非常に心苦しい。最悪でも週に一度は顔を出すよう心掛けては
いるのだけれど、多忙に加え私自身の遅筆も、歩留まりの大きな原因だろう。
もう少々でも当意即妙な受け答えができればいいのだが…。
616蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :04/02/12 16:47
>517(麻雀が「亡国の遊戯」になるなんて事、本当にありえますか?)
亡国の遊戯、亡国の美女といった言葉はよく使われるが、いやしくも一国家が
滅びゆく経緯を、そうした単一の要因に求めるのは好ましくないと思う。
麻雀に例をとれば、賭博の蔓延が社会を無気力化させ、或いは麻雀用具の
需要が過熱して“バブル”を引き起こすなど幾つかのパターンが考えられるが、
当然かかる世相が形成される背景には、より大きな構造的要因がある筈だ。
民衆が社会に混乱をきたすほど麻雀にのめり込むのは、勤労意欲を失って
いるからであり、麻雀にまつわる市場が拡大するのは、他に魅力的な資本の
投下先が失われている為だ。即ち、結局は経済政策の不備と、生産関係の
矛盾にその原因を見出せるのであって、麻雀という遊戯そのものが有害である
訳ではなかろうと思う。人間社会の動因は、それほど物語的な面白さに満ちた
ものではないということだな。

>518(エロ漫画家は誰がお勧めですか?)
私は漫画というものにまったく詳しくない。まして猥褻表現を含む作品には殆ど
目を通した経験がないのだ。まあ──気取った言い方に聞こえるかもしれぬが
私は、人前で詳らかにし難いような趣味思考は持たぬよう心掛けているのだ。
むろん猥褻作品を一律に規制せよとか、かかる趣味を持つ者を排除せよとか
そうした狭量な考えは微塵も持っておらぬので、その辺りは誤解なきように。

>519(というか文字が複雑すぎて目が痛いよ…。)
──だろうな。我ながら悪文の極みと思う。私の書き込みに限って言うならば、
内容そのものはさほど難解でも高度でもないのだが、堅苦しい文体がそうした
誤解に拍車をかけているのは否めない。だがこれは持って生まれた性質ゆえ、
一朝一夕に改善できるものではない。固有名詞などは、読み方や意味を解説
するよう心掛けてはいるが、何か不明な点があれば是非問い質して貰いたい。
しかし全体的には高評価を下されているように見えるので、その点は深く感謝
する次第である。忌憚なき意見を述べてくれたこともありがたく思っている。
617蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :04/02/12 16:49
>522(上手な引退の仕方だな〜と思う人物は誰ですか?)
身近な所で挙げるなら、王安石はある意味上手な引退をしたものだ。
宰相として、新法の提唱者として、あるいは派閥の領袖としての責任をすべて
放棄し、逃げるように京官を退いたのだからな。まったく大した引き際だよ。
それほど世捨て人になりたくば、財産から爵位までも全く捨てて、一農夫となり
田を耕し生涯を終えていれば良かったのだ。弟もとんだ舅を持ったものだと、
あの時は思わず同情してしまった。私もどれほど迷惑を被ったことか…。
身内の不利益を省みず、自らの都合のみ押し通して、平穏な余生を
送ったのだから、少なくとも本人にとっては「上手な引退の仕方」だっただろう。

>523(豊臣秀吉がどうやっても、当時の日本が明を支配するのは)
戦国時代の争乱を経た日本兵は相当に精強であったと聞くから、軍事的意味
で明王朝を打倒し得る可能性が絶無であったとまでは言い切れぬかもな。
だが明王朝を滅ぼしたからと言って、それが直ちに中国を支配すべく必要な
条件の全てではない。満洲族が中国に統一王朝を確立し得たのは、ひとえに
中華文明を抵抗なく受容することができた為であり、それはむろん地理的な
近接を原因とするのだ。日本がいかなる手段で朝鮮半島、或いは中華本土を
支配せんとしたかは知らぬが、征服王朝を築く上で、根拠地たる日本本土と
大陸が地続きでないことは致命的要因だ。結局のところ日本人が清朝の如き
長期的な覇権を中華に確立することは不可能であったろう。少なくとも16世紀
当時ではな。
618蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :04/02/12 16:52
>524(世界三馬鹿の一つ万里の長城ですが、実際無駄だったのですか?)
無駄とまでは言えぬと思うが、万里の長城はそれを築いた明王朝の内向的な
性格を如実に表しているものと言えようか。そもそも国防の手段として長城を
築くという考え方は春秋の頃より存在したが、これは外敵に対して守勢に回る
旨の意思表示とも言え、現に前漢や唐の如き対外戦略に積極的な王朝では
長城の維持に無関心であった。なんにせよ、元や清の如き特殊な事情を持つ
王朝を除けば、中華帝国と周辺異民族との軋轢は避け得ぬ運命だったから、
長城に頼って内に篭るか、積極的な外征を繰り広げるかを選ばねばならず、
それは双方ともメリット・デメリットがある。そうした意味では万里の長城も
直ちに無駄な建造物なりとは言い切れまい。異民族集団はある程度以上に
強盛になると、容易く長城を越えて侵入して来るが、それでも何もないよりは
遥かにマシだったのだよ。なお、北宋は長城に無関心だった王朝の一つだ。

>525(笑わない臣下なんて絶対主君の不興を買いますよね?)
へらへら笑ってばかりの者も、それはそれで不興を買うのではないか…?
まあ、個人対個人の関係ではあまり無愛想だと意思疎通の妨げになるやも
知れぬが、国家の臣僚としてある以上、厳粛な人間のほうが評価される
場合も多い。王安石も司馬光も実に無愛想で堅苦しい人間ではあったが、
それでも青史に名を留める宰相になったではないか。官吏任用の常道なく
主君のやりたい放題であった日本の戦国時代と、中華王朝の場合とでは
そもそも比較すること自体が無茶であろうがな。

>526(男色趣味はありますか?)
ない。中華社会は同性愛について、特別寛容でも厳格でもないのだけれど、
当然そうした嗜好を持つものは軽蔑の対象となるし、醜聞として扱われる。
まあ私くらいの地位であれば、人知れず美童を囲うことも可能だったろうが
幸いなことにかかる性癖は全くなかった。しかし基本的に同性愛というのは
生まれもった性質にて、容易に矯正し得るものではないそうな。
だからという訳ではないが、そうした趣味嗜好を一律に不道徳と断罪する
つもりはない。愛の形というのは様々で、個人の自由に任せるべき問題だ。
619蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :04/02/12 16:54
>530(てめェらの血は何色だぁーーーっッッ!!!)
赤だ。決まっているではないか───まあ、これではいかにも無粋な返答だな。
私たち4名は人生において異なる方法を採りながらも、多くの人間を虐げて
参った。ゆえにかかる罵倒を受けることも全く心当たりがないとまでは言わぬ。
残念ながら私は既に歿した身なので、血液が流れているか否かは定かでない。
しかし存命中であれば私を斬り捨てて、血の色を確認することもできただろう。
そして結局はそなたも私も同じ人間に過ぎぬということを知るのだ。
私は処刑された訳ではないが、流罪となってみじめに野垂れ死んだ。
そして死体は首だけを切断されて、私を断罪した者達のもとへ送られたという。
それなりに悲惨な最期であろう? 少しはそなたの溜飲も下がったかな?


では、本日はこれまでとさせてもらう。
またな。
620司馬懿仲達 ◆AnKOKUuzKo :04/02/12 18:32
>606
来が挙げた二人の皇帝は約束不履行のために拉致されたが
降伏して天寿を全う出来た者の方が圧倒的に多いのじゃ。
例え異民族相手でも南宋の恭宗の様に丁重に扱われておる。
だが、どちらにしろ降伏して恥を受けるのには変わりない。
もしわしなら毒でも飲むじゃろうな。

>607
わしとて詩才が無いと散々史書に書かれた手前
その話では日本人の味方をするであろうな。
漢詩は中華が本来の物だが、別に他の国民族が嗜んで悪いとは限らぬ。
むしろ、好むのなら存分に詠むが良い。
そういえば田中角栄も日中国交回復の際に毛沢東に自作の詩を贈ったそうじゃが
これなども悪い話ではなかろう。

>608
親の葬式の際のみに流せと言われておるが
別に何時流しても差支えなかろう。
涙は感情の最も表現された物にて、それを堪えるのは
一重に見栄に他ならぬ。悲しい時は泣くのが一番じゃ。
来が言う演技云々は些か卑怯な感じがするがの。
世間には自由に涙腺を解放できる達者も居ると云う事か。
621司馬懿仲達 ◆AnKOKUuzKo :04/02/12 18:32
>609
そうとは限らぬ。例えば山岳や森林でのゲリラ戦は
わしら三国時代より前から今にいたるまで続いており、
また有効な戦術じゃ。
武器でも未だ使われておる弓矢もその範囲であるし古いからと申して
使用不可など無いのじゃ。
日本軍のは単に使い所を誤ったり、情報不足が招いた愚挙に過ぎぬ。

>610
おそらく今まで単純に物事を教えてくれた者にしか
出会わなかったからじゃろう。
自分で調べなくても他人がどうにかしてくれると言う他力本願は
遠からず痛い目を見るのじゃ。
他国からの援軍のみを頼りに存続を許された国家の如き物であろう。
そうした者は己一人になると何も出来ぬな。
もし見かけたら諭してやるが良い。

>613
物事には須らく裏表があると言う証の如き本じゃな。
例えば恩義を代償を求める者の方便と言い換えられるし
面白き人生教訓よ。
あそこも平穏無事に終わった様じゃが一度も荒れずに
進むとは大した器量の持ち主が揃ったと感心しておる。

>614
一般的には孔子とされておる。
何せ中華思想の根本であると同時に多くの為政者が理想とした「聖人」
じゃから当然と言えよう。
老子は劣るとは言わぬが実在が疑問視されておるし
消極的思想と論破されればそれまでだし、やはり七歩譲るかの。
622以上、自作自演でした。:04/02/12 22:01
<学生生活>節約は食費と本代 調査開始以来最低

 1人暮らしの大学生の生活費に占める食費と書籍代の割合が減り続けていることが
、全国大学生活協同組合連合会が12日発表した1万人規模の調査で分かった。食費、
書籍代の割合ともに、昨年は1963年の調査開始以来最低だった。長引く不況で仕送
りが減る中、デフレやIT(情報技術)を生かして、節約に心を砕いている様子が浮か
び上がった。

 生協連は毎年秋、会員生協を通じて生活実態調査をしている。今回は40大学の9436人
(男51%、女49%)のデータを過去の数字と初めて比較してみた。

 自宅外生(全体の52%)の1カ月の食費は03年時点で2万5120円。食費は63年以来
、物価と共に上昇し、92年をピークに減少に転じているが、03年は78年(2万6460円)
の水準まで逆戻りした。生活費に占める食費の割合は20.1%と、過去最低だった。

 一方、1カ月の書籍代は03年で2560円。ピークだった80年の5350円に比べ、半分以下
になった。生活費に占める割合は2.1%で、これも過去最低を記録した。

 生協連は「デフレとIT化の恩恵で、食費や本代を削りやすいのかもしれない」と分析する。

 生活費も減少傾向で、全体の7割を占める「仕送り」は、92年より9%、97年より13
%減った。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040213-00000059-mai-soci


日本の女性が結婚できる年齢を、男性と同じく十八歳にまで引き上げる案は
どう思いますか?
歴史物語で、例えば「三国志」なんかはどこまで話を変えても良いのでしょう?
ゲームも小説もマンガも、いちいち「史実と違う!」なんて言う人間がいて五月蝿いです。
そういう人は、フィクションと嘘を混同していませんか?
625来俊臣 ◆SiKEI/O88M :04/02/13 04:15
昇殿の前に回答するのが習慣になったかも知れぬ。

>613 (『悪魔の辞典』をどう思いますか?)
題名からでは単に魔術関連と間違うかも知れぬが、一読すると面白い本よ。
単純な言葉でも様々な意味があると教えているし、何より皮肉が程好く
効いておるのが良い。悪魔は時に多くの人間を魅了させる響きを含んでいる
名称だが、正にそれに相応しき物だな。
「歴史=過去の人間の愚かしい振る舞いの集大成」
この様な記述が満載な本は実に読み応えがあろうな。

>614 (孔子と老子、どっちが偉いのでしょう?)
儒学を通じた影響力では孔子だが、我輩の唐代では唐王朝の李氏が老子の
子孫を自称していた関係で尊ばれていたのだ。尤も他の王朝にも見られる
眉唾物に等しい僭称だがな。
どちらを優越と決めるのは問題では無い。政治学と片や無為自然を問いた
異なる思想同士、双方に利点と欠点がある。

>622 (<学生生活>節約は食費と本代 調査開始以来最低)
そうした調査結果が出たとは存じなかったが、元来節約はその者の自由にて
それに対して我輩からは何も申すべき事は無い。
金銭的に自由にならぬ面が大きい学生なら、諸々の点で節制を心掛けぬと
満足に生活も出来まい。本を読めとか栄養のある物を食べよと誰も言う権利
は無いから尚更だ。生活などその者の自由裁量に任せるべきだからな。
626来俊臣 ◆SiKEI/O88M :04/02/13 04:17
>623 (女性が結婚できる年齢を、十八歳にまで引き上げる案)
法律で明文化するのは構わぬが、結婚して自活出来るかが問題である。
充分な経済力があるなら更に引き下げても問題は無いが、逆に妻及び
母親としての自覚が無ければ三十、四十にしても意味は無い。
法律とは慣習に従って定められるべきであり、現状が優先されるべき
第一であると考える。

>624 (フィクションと嘘を混同していませんか?)
史実を参考にした小説なら、ある程度の忠実性が求められようが
我輩は特に気にはせぬ。どの道我輩を善玉に描く様な狂った作家など
居る訳が無いからな。
虚構なら題材を史実に求めようが、読者に受けて売れればそれは良い
本として受け入れられよう。なら何も文句は無いな。
無闇に非難するのは狭量な証拠だ。
まあ、こうして気楽に評せるのも我輩が評価が完全に固定されているので
今更何を申しても無意味なのがあるのだがな。

では、今朝はこれで終える。
627司馬懿仲達 ◆AnKOKUuzKo :04/02/13 06:58
>622
独身の学生生活が変動しているのは存じておる。
だが、食生活はともかく書物から遠ざかるのは些か考え物じゃ。
ある程度時間が自由な学生の時期が一番書に親しめるのだからな。
後で社会に出て一家の長となった時、その自由が得られるか分らぬぞ。
まあ、後悔しない学生生活を送るのが一番じゃがな。
人生に一度しかない青春と言う奴じゃ。貴重な物と心得よ。

>623
別に異議は無い。
だが子を養えなければ法で定めても意味は無かろう。
その前に育児対策や女性側の準備が無いと
私生児や母子家庭が乱立するのみじゃよ。
そうなると家庭崩壊が尚更進む事じゃろう。

>624
所詮、その作者と読者層の相互理解で出来る話じゃ。
それに一々角を立てても仕方が無いであろうよ。
単なる娯楽話と割り切って読むのが望ましい。
じゃが反三国志の様に、これが真実と嘯くような厚顔無恥な作家は
明らかに意味を取り違えておるがな。
史実中心のを読みたければ他でも無い正史を読めば良いのじゃ。
問題だらけの輸入品の牛肉や鶏肉に振りまわされるのはもうウンザリです。
再び普通にクジラ肉を食べられる日は来るのでしょうか?
 今回はいつにもまして偉そうな語り口が多くなってしまいました。
深く受け止めず、読み物程度に思っていただければさいわいに
ございます。

>604
 どちらに進軍してもさほど変わりのないとき、あるいは会議を
重ねても結論がなかなかでないとき、そんなときにはいっそ
占いを最終的な結論にしてしまうのも手段ではあるかと思い
ます。決まらぬ会議にうんざりする部下を無理やりに納得させ、
意思の統一をすることができるかもしれません。まあ、受験生が
ふたつまでに絞った選択肢を、ペンを倒して選択してしまうのと
変わりはあまりございませんな。ただ、その手段を多用すると
勘違いしてまず占いからはじめる者も現れるかもしれませぬゆえ
お勧めはいたしません。
 最初から占いだけで決定するなどは問題がございましょう。
利点があるとするなら会議というプロセスを省略できることと、
相手に次の一手を読まれにくいということ、それだけです。

>607
 漢詩を作り上げた歴史を持つ中国にしてみれば、下手な
ことをされて漢詩の地位を落とされるのが困るのでござい
ましょう。芸術家が前衛芸術を見て眉をひそめる感覚に近い
でしょうか。似て非なるものといえばそうかもしれませんが、
同じ「漢詩」であり、非なるとはいえやはり似ているもので
ございますからな。
 なお、これについての結論は私のような芸術の素人が出す
べきではございますまい。
>608
 なんのため、と申せば目の表面を洗浄し、また同時に老廃物を
排出するためでございましょう。そのためのものでございますな。
それに意味を付加するのは、その意味を考える人間でございます。
男の涙には意味があるのではなく、人によって意味を持たされる
ものでございましょう。

>609
 私は軍事には詳しくないのですが……古い戦法、戦術が
現代に応用できないかというとそうではございますまい。ただし、
奇襲とはただすればよいものではなく、敵の急所を見極め、
そこを確実につくことができなければ意味がございません。
大戦末期の日本軍は、がけっぷちに追い込まれて急所を見極める
余裕も冷静でいられる余裕も、とにかく何もかも余裕がなかった
のでございましょうな。
 少々話題は変わります。西洋代表のくせに中国の話題でたいへん
申し訳ございませんが、かの諸葛孔明は北伐の際、奇襲をあえて
避けたそうでございます。広大な魏の国に比べ、蜀は国力も
兵力も劣っていたのはいまさら言うまでもございませんな。さて、
奇襲はその局面を優位に変えることができます。しかし、失敗すれば
逆にカウンターを叩き込まれることとなります。そうなれば北伐の
続行が不可能となるどころか蜀の存続すら危うくなります。一時的な
優位と失敗の際の危機とを天秤にかけててもリスクが重過ぎると
判断したのでございますな。そのために部下の魏延には腰抜け
呼ばわりされ、のちの世で戦下手なる評価をされてしまったようで
ございますが……
 死後に仲達様がおっしゃったという「まことの奇才であった」という
評は諸葛孔明にとっては救いであったことでございましょう。
 余談で、というよりもむしろ余談のほうが長くなってしまい
ましたな。
>610
 インターネットというものが普及してきて多くの情報がただ同然で
いたるところに掲載されるようになって来ましたな。しかし、検索の
手間まではロハというわけには参りません。そうですな、たとえる
ならば自分は一歩も動かずにあのコップを取ってくれ、その本を
とってくれと言っているようなものでございますな。親しいもの同士で
それをやるならばまだよいのですが、不特定多数の他人にいきなり
頼むというのも少々虫が良い。まずは自ら探してみて、それでも
わからぬ場合にはじめてどうすべきかを尋ねるようにするのが
すじでしょう。
 報酬があるわけでもなく周囲が納得する事情があるわけでも
ない。それでは見ず知らずの人を気持ちよく働かせることなど
できますまい。たとえ情報はただであってもそれを取得することには
なんらかの手間がかかるということを忘れてはなりません。
「情報なんて探せば見つかるんだからやってくれてもいいじゃないか」
そんな発想がその手合いにあるならば改めるべきでしょうな。
 情報はただ得ることよりも自ら発見すること、すなわち過程も
また楽しいものなんですが。

>613
 この質問を見るまで悪魔の辞典なるものを存じませんでした。
ゆえに簡単なコメントのみとさせていただきます。
 そうですな、私が見た感想としては、面白そうというところです。
言葉ひとつを取ってみてもさまざまな解釈があったり意外な
起源があったりするものでございます。そういったものを別の角度、
あるいは著者の感性からの解釈というのも面白いものです。
>622
 不況の影響はこのようなところにもおよんでいたのでござい
ますな。いや、当然といえば当然なのでしょうが。
 さて、いつの時代も若者というのは年長者からまゆをひそめ
られているものでございますな。とくにこんにちでは少年犯罪の
凶悪化、援助交際およびそれに伴うトラブルなどから、若者の
モラルはどうなっているんだととくに叫ばれるようになりました。
昔はタブーであったこともだいぶ常識の範囲内に落ち着いて
まいりましたし。もしかしたら、このような生活費のバランスと
いうのも若者のメンタリティに少なからぬ影響をおよぼしているの
やもしれません。この生活費配分の変化が凶と出ないことを
願いますな。

>623
 私はどちらかといえば賛成でございますな。こんにちでは
親というものの影響力が弱くなったようでございます。未成年者の
婚姻における親の同意というもののハードルは、その意味で
低くなってしまったのかもしれません。ならば法律で婚姻への
ハードルを高めてもよいのではないでしょうか。民法の規定に
よりますと、既婚者は年齢にかかわらず、たとえ離婚しても
成人とみなされるそうでございますからな。未熟な成年をみだりに
作らぬという意味でもいいことではないでしょうか。
>624
 史実と違うことを、比較して楽しむために指摘するならよい
でしょう。しかしいちいち目くじらを立てていては小説など読め
ますまい。とはいえ、私も三国無双の趙雲のあまりの優男ぶりに
あきれたことがございますからなぁ。あまり人のことは言えない
かもしれません。意外と私もそのようなタイプなのかもしれませんな。

>628
 そうですな。三大食肉とも言うべき鶏・豚・牛のうち、鶏と牛が
世間を騒がせる問題になっておりますからな。まったく困ったもので
ございます。
 さて、鯨でございますか。すぐに捕鯨の再開というのはおそらく
無理でございましょう。捕鯨を再開するには生態系への影響の
試算を国連あたりに提出した上で、生態系の崩壊にならぬ方法を
示しつつ辛抱強く主張する以外にはございますまい。
 なお、捕鯨反対の根拠に「かわいそう」という方がいらっしゃるようで
ございます。ふざけるなとおっしゃる日本人もいらっしゃるでしょうが、
かもを食べる文化があるにもかかわらず矢鴨を見て「かわいそう」と
言っていたのがほかならぬ日本人でございますな。
634川島屋:04/02/13 18:36
http://myweb.cableone.net/idcomp/chechclear.asf
支那人はこんなことをしますよ?
学校で体罰は復活するでしょうか?
636司馬懿仲達 ◆AnKOKUuzKo :04/02/13 21:58
>628
日本の外交手腕に期待しろとしか申せぬ。
それとも闇で密かに入手して食えとしかな。
だが今や肉は日本人に不可欠にて早急に解決が求められようの。
とは言え国産の牛肉鶏肉ではとても日常で間に合わぬであろう。
何時の世の食物の悩みは尽きぬものよ。

>634 川島屋
咽喉を掻っ切る画像が何故中華と関係がある?
見た所、白人の様だし意味が掴めぬ。
それに殺人など世界のどこでも行われていよう。
それをわしら中国人と関連付けられても困るとしか申せぬ。

>635
表沙汰にされぬだけで、実際には行われていよう。
所詮、口で分らなければ体罰しかあるまい。
復活云々など論じても意味は無いわ。
わしらなどは論語暗証の際でも間違えただけで
鞭が飛んだものであった。それに比べれば微々たる物よ。
637来俊臣 ◆SiKEI/O88M :04/02/14 04:12
昨日とほぼ同じ時間になったが、まあ良いか。

>628 (再び普通にクジラ肉を食べられる日は来るのでしょうか?)
食糧自給率が極端に低い日本では、今回の様な騒動の余波を最も受ける
立場にあるのは否定出来ぬが、今日明日で解決できる問題でも無い以上
現状に甘んじるしか解決法があるまい。
鯨肉も、今の国際的位置では厳しいが、ここは一つそれらを無視して
鯨を捕獲し、既成事実として受け止めさせる方法もあるのだが、一度
日本政府もこれを試してみてはどうかと言いたくもなる。
我輩も武則天陛下が仏教信仰の余り肉食禁止令を出された事があったが
皆、裏で適当に行い、取り締まる側の我輩らもこればかりは黙認していたわ。
食物への人間の思惑は例え国家とて自由にはならぬ。

>634 (支那人はこんなことをしますよ?)
我輩に関しては別段、どうとも思わぬ画像だな。
流浪した際も誰かれとも無く殺しては金品を奪い、酷吏となって後は
死刑や拷問で血や苦悶する者の姿など日常茶飯事であったからな。
昔懐かしい風景として、まあまあ見れた物であった。
だが中国人でなくとも殺人など平然と行うのが他ならぬ人間だ。
一々それで驚いても意味があるまい。
638来俊臣 ◆SiKEI/O88M :04/02/14 04:14
>635 (学校で体罰は復活するでしょうか?)
報道などで体罰を行い、逆に処罰される教師の話をよく耳にするが
これは不器用な一例に過ぎぬ。そもそも確固とした常識心情も未だ
未発達な子供には、言葉で訓戒を垂れても通じるのは稀だ。
なら最終的に効果を表わすのは他ならぬ体罰にて要はそれを如何に
表に出さず行うかにある。極端な話、犬猫を躾けるに似たのが教育
と言えよう。なら復活もやぶさかではあるまい。我輩は賛成だ。

では、今朝はこれまでとする。
不調続きのNHKの大河ドラマで、来年に向けて起死回生の原作は何かありませんか?
ええ、今年もダメダメのようです。
640司馬懿仲達 ◆AnKOKUuzKo :04/02/14 19:17
>639
思い切って三国志でもどうじゃ?
日本でも知名度は高いし内容に関しても文句は無かろう。

…と申したき所だが最早手遅れじゃ。
若者視聴者を受け入れようと若手を起用しておるが
本末転倒も良い所じゃろう。
今年の新撰組も、既に見切りをつけ始められておる。
遠からず大河打ち切りの話も出ような。
>622でもある様に若者の本離れが進んでおる中
大河を歴史としてではなく単なる女受けする役者の
名前売り出しにしか考えておらぬのかも知れぬ。
肝心の制作側がな。
NHKも下手な俳優を起用するより、いっそ人形劇にでもした方がよさそうですね?
642来俊臣 ◆SiKEI/O88M :04/02/15 04:10
では、本日の回答といたそう。

>639 (不調続きのNHKの大河ドラマで、来年に向けて起死回生の原作)
仲達殿が挙げられた三国志を始めとした中華関連も良いが著作権や
予算で大きな齟齬が生じるのは目に見えるので、従来通り日本で済ますしか
無いな。これは我輩の案だが、戦国時代の北条氏は如何かな?
長老として仰がれた北条幻庵を主役として、彼の視点で語る物語とすれば
初代早雲から五代氏直まで話を展開出来る。
おそらく三代氏康の場面が多くなろうな。武田信玄、上杉謙信と互角に
渡り合った名将の描写、是非期待したい。

>641 (NHKも下手な俳優を起用するより、いっそ人形劇)
三国志や平家物語が有名だが、入門にはうってつけだろう。
それらから入って更に奥深く知ろうとする者も見込めるし、
一度戦国や幕末で試すのも悪くは無いな。
しかしこうして百家争鳴の如く意見が出るのも期待されている証拠だ。
それに応えねば如何に国営放送とて厳しい先行きが待っていような。

それでは本日もこれで終える。本当はこれからなのだがな。
バブル期にもてはやされ、「世界の中心はアメリカの次は日本!」という根拠にもなった
「文明西回り説」をどう思いますか?
644川島屋:04/02/15 17:41
http://www.geocities.co.jp/WallStreet-Stock/4371/liusuan/

この事件について、あなた達の意見を聞かせて欲しいですよ?
神風が無かったら、日本は元に滅ぼされていたでしょうか?
最近、法王がガリレオの破門を解きましたが、今更何の意味があるのですか?
647以上、自作自演でした。:04/02/16 19:58
仲達さまの孫が建国した晋の国について、教えてください。
いい国だったのでしょうか?
 個人的な事情によりレスをできずにおりました。その直前には
余裕があったのでございますが……現代といえども一寸先は
闇でございますな。すべきことはできるうちに済ませるべきで
ございました。

>蔡京様
 ご挨拶が遅れてしまいました。こちらこそ、またよろしくお願い
申し上げます。杞憂に終わったことはまことに喜ばしきことで
ございました。再び皆様にお供できるは言葉にも表し難き喜びに
ございます。
 私はこのスレから立ち去っていた間の質問にレスは返さぬ
つもりでおりましたが、私も返すべきでございましょうか?

>634 川島屋様
 その加害者が中国人だとおっしゃるのですかな。納得できる
根拠がございませんな。
 あなたはなにをしたいのでしょうか。中国や韓国といった
東アジアの国々とその人民を陥れようとしているのですか?
それともわれわれを揺さぶりたいと? 少なくとも処刑の
スペシャリストたる来俊臣様、職務上拷問が身近であった私に、
そのような映像が大きな衝撃になるなどとは思わぬことです。
仲達様も動じておられませんし。
 第一、戦場ではそのような行為はめずらしいことではござい
ますまい? たとえその加害者が中国人だとして、国民性を
貶める材料となりましょうか?
>635
 体にあざや傷痕が残るような体罰は控えたほうがよろしい
でしょう。しかし、多少のものであれば許容されるべきでは
ないでしょうか。それくらいはしたほうが、教師と児童との距離が
縮まることがございます。あるいは「怒らせると怖いもの」という
認識を植えつけることもできましょう。とはいえバランスが難しい。
度が過ぎれば暴力ともなりましょう。最近の親はそのあたりに
過敏であるそうですからな。
 そのおっしゃりようから察しますに、しかしあなたは体罰には
反対のようでございますな。

>639
 独眼竜正宗で主演した渡辺謙、太平記の真田広之などは
どちらも俳優として演技に定評があるのですが……どちらも
「ラストサムライ」なる映画でいい仕事をしたとの評判ですし。
真田広之は陰陽師にて主役を食ったとの評価もございます。
多少地味でも深みのある演技ができる俳優を主役に立てて、
流行や派手さに流されぬしっかりしたドラマを見せることがまず
肝心でございましょう。原作の発掘うんぬんは二の次では
ないかと愚考いたします。
 なお、来俊臣さまがおっしゃる北条氏というのは私も賛成
できますな。いわゆる関東三国志の一角でございますな。
知名度は劣りますが、実績や逸話については申し分ない
一族にございますな。

>641
 人形劇といえば三国志が有名でございますな。島田伸介と
松本龍介が出演していたものです。あれはあれでおもしろう
ございましたな。もういちどあの手の作品を復活させるのもよい
かも知れませんな。ただし、大河ドラマの後釜にすえるのには
賛成いたしかねます。納得のいかぬ視聴者も多いことでしょうし。
>643
 面白い説でございますな。確かに中国、イスラム、欧州、そして
米国と、世界の文化の頂点は移ってまいりました。しかし、それは
頂点が移ったのではなく飛躍的な発展が西に移動し、その結果
として頂点が移り変わったものでございましょうな。すなわち、
日本は戦後の復興からバブルまで飛躍的な発展をすでに経験して
おり、そこで完全なる勝者になれなかったのですから当分機会は
ございますまい。あくまで私の見解でございますが、先進国と
呼ばれる国々に、飛躍的、あるいは爆発的な発展は見込みが
薄いのではないでしょうか。
 ところで頂点が移るということは何かしら大きな事件を伴うもので
ございましょうな。現代にそれが起こりうるとしたら、いったいそれは
どのようなものでございましょうな。仮にそれがあるとするならば、
私は戦争など、悲劇を伴う事件があるのではないかと愚考いたして
おりますが。

>644 川島屋様
 あなたの真意を量りかねますな。どうやら中国の方々に用件が
おありのようでございますので私はそのあとにコメントさせていただく
としましょう。
>645
 いかがでございましょうな。軍事に関してはさほど詳しくはないもの
でございますゆえに……
 蛇足をひとつ。モンゴルは当時の世界最強の軍隊ではないかと
言われるほど強かったそうです。しかしそのモンゴルも、船で海を
わたる遠征にはことごとく失敗したそうでございます。なれぬ船に
乗ることで、兵の士気が低下していたのかもしれません。まあどんな
根拠があるにせよ、船での遠征が苦手であるならば日本での敗戦も
必然といえるかもしれませんな。

>646
 はて、最近とは去年おととしといった、本当に最近のことでござい
ましょうか。だとするならばそれについては存じませんが、ここ10年
ほどの出来事についてならば、以下に意見を述べさせていただき
ましょう。
 まずはこのスレッドの>94をご覧くださいませ。まずはこれが、私の
意見のひとつでございます。では、遅れながらもなにゆえに判決を
覆したか。さすがに天動説がここまで当たり前となってしまえば、
もはや彼の意見は正しいと認めざるを得なくなり、宗教犯罪者に
しておく理由がなくなったのでございましょう。
 なお、ではなぜそのタイミングであったかということについては、
私ごときに法王庁の真意は量りかねます。あるいは時の教皇の
性格や考え方によるものであったのかもしれません。

 では、今夜はこれにておいとまさせていただきます。
652司馬懿仲達 ◆AnKOKUuzKo :04/02/17 00:33
>641
確かに下手な役者よりも人形劇の方が無難かも知れぬ。
何よりわしら三国志はそれで成功しておるからな。
未だに語り草になるのも凄いのだが、幾分気に食わぬ点も多い。
わしを終始、仲達と呼んでいたのと余りにも関羽将軍を美化しすぎていた事だ。
だが、声優陣に気を使えば、そちらの方が面白い。

>643
単に金融株式が流行した机上の好景気が続いた日本を
過大評価しすぎた多くの識者の誤りであろう。
アメリカの黄金時代はあろうが、今の日本国では
とてもその任に耐えられぬ。
経済と軍事力。それに情報力が無いとな。

>644 川島屋
嫉妬か。人間にはあって当然の感情もここまで来ると
空恐ろしいとしか申せぬ。
わしも位人臣を極める際に、多くの妬みそしりを受け続けてきたので
この女子高生には率直に同情するわ。
しかし今は中国に限らず何時どこで他人の恨みを受けるか解らぬ。
653司馬懿仲達 ◆AnKOKUuzKo :04/02/17 00:34
>645
当時、日本に攻め寄せた元軍の船は手抜き工事で建造された粗悪品で
それ故、多少の風雨でもあの様になったのであろう。
神風云々は信憑性が無いとしても仮に九州を占領して瀬戸内海を通り
京の都にでもたどり着き天皇家を抱き込めば、相当の深刻な結果に
なり得たかもしれぬ。

>646
さあな。単純に法王庁が地動説を認めたのであろうが
この現代に到っても頑迷さを貫き通したのには
僅かの敬意と幾分大目の軽蔑で応える。
最早、地球が太陽の周りを動いている事は明白じゃが
それを認めず、只己のみの主観に閉じこもる良い見本じゃ。

>647
西暦二六五年に、わしの孫の炎が魏より禅譲され出来た国だが
典型的な貴族社会じゃ。まあ当時で主権在民などと云う思想など
存在せぬので当然と言えるが。
一応創設者のわしが言うのも何だが、魏の良点悪点をつなぎ合わせた
雑種王朝と言えような。
諸王が決起反乱した八王の乱と、それに続く匈奴の侵入で元々呉の地域に
逃れたのだが、封建制度と異民族問題への抜本的な見直しを迫られた時代で
あったのが災いしたのう。
傑出した名君はおらず、大抵が凡人或は暗君だったのが寂しいのだが
わしの一族故、贔屓目にも見れぬ所が辛い。
司馬懿さんは邪馬台国の使者を見た事あるのでしたか?
魔法でも暗示でも脳手術でもいいですが、もし嘘をつけない体にされたら
人生はお仕舞いですよね?
美柳ちなみさんに対して一言
第三次世界大戦は、どことどこの争いを中心とした物となるでしょうか?
また、それにより人類は滅亡しますか?
658蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :04/02/18 18:56
長らく待たせてしまったな。これから一気に返して参る。


>531(コオロギ相撲こと闘蟋ですが、皆さんもハマりましたか?)
あまり興味はなかった。闘蟋はどちらかと言えば庶民の文化であり、士大夫が
それに熱狂するのは如何なものか───というのが大方の認識だったのだ。
私と好対照の姦臣とされる南宋の賈似道は闘蟋に熱狂するあまり専門書まで
したためて世間の失笑を買ったが、生まれ育ちの違いが趣味の差に表れて
いると言って良いかも知れぬ。若い頃の賈は遊蕩無頼の徒で、科挙を受けず
進士の資格を得た成り上がりだ。それゆえに軟派な趣味の持ち主だったのだ。
そもそも私は少年時代、野山にコオロギを追って遊んだ経験もないので、
虫そのものがあまり好きではなかった。

>532(ファビョーんしてみて下さい)
それは何か…? 私も中華の士大夫として、あまり奇抜な行動はとりたくない…。
言葉の響きからすると、飛んだり跳ねたりを伴うことに思えるのだが、体力的な
問題からも、あまり激しい動きは遠慮させてもらう。まあとりあえず詳しい説明を
聞かせてもらおうか。それそれ、申してみよ。

>540(オンドゥルルラギッタンディスカー!!の解説!)
なるほど…。なかなか興味深い話ゆえ、ガイドライン板などに赴き詳しく調べて
みたのだが、どうにも私には「本当に裏切ったんですか!」と普通に聞こえる…。
俳優自身も、このようなことで物笑いの種になるとは考えなかったであろうな。
659蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :04/02/18 19:00
>541(中国の匈奴関係について教えて下さい)
匈奴の発生起源、民族系統については未だ不明の点が多いが、少なくとも
戦国の初期には中国北辺にあって、燕・趙・秦の三国に侵攻を繰り返していた。
中国と匈奴の関係について言えば、確かに始皇帝や前漢武・宣帝の時代には
一時的に優位に立ったものの、総合的に勘案すれば極めて強盛な集団であり
古代中国の富はすべて匈奴との交戦において費やされてしまったと看做せる。
匈奴を自力にて壊滅せしむること能わざるは、即ち中国古代王朝の限界を
知り得る極めて重要な事実であるとも言えよう。匈奴も中国も前漢中期を
最盛にして下降しゆくが、結局内訌による滅亡を見たのは匈奴の側であった。
それは匈奴社会の未成熟に起因すると言えようが、このとき分かれた匈奴の
一派が西進して欧州に入り、フンネルと称されたことはほぼ疑念の余地がない。
これは匈奴社会の巨大さを示す謂であろう。さて中華北辺に残りし側の匈奴は
いわゆる「南匈奴」であり、漢族と和親して後漢末まで一応の命脈を保ち得た。
尤も、この間に昔日の栄光は無残に打ち砕かれて、ほぼ漢族と同化したのだ。
五胡十六国の雄である劉淵は南匈奴の末裔とされるが、確かな根拠はない。
一応この時代にも「匈奴」の呼称は存在したけれど、それは全く意味を異とする
ものであると言って良かろう。

>542(蔡京まだー? まちくたびれた)
待たせたな。どうにか本日中に全ての回答を終える準備が整った。
今後はなるべく頻繁に参上するよう心掛ける。気長に待っていてくれたことに
深く感謝する次第だ。今後とも宜しく支援を頼む。

>545(己の悪徳さをアピールして下さい)
私はそれほど極悪人でもないのだがな…。民衆を虐げる為政者であったとの
悪罵は必ずしも全否定せぬけれど、それは何も私だけに特別の事情ではない。
むしろ私は新法により貧困層の自助努力がなし得る環境を多少なりとも整えた
点において、野放図な搾取を繰り広げるばかりだった従来の天子臣僚らとは
一線を画されても良いのではなかろうか。まあ…結果が芳しくなかったゆえに
過剰に誇るつもりはないが、できることなら再評価されたいものだな。
660蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :04/02/18 19:04
>546(天皇から政治を任されたという形をとる幕府的手法は最良か?)
天皇がたとえ形ばかりとはいえ、日本における元首の地位を世襲し続けられた
のは実に不思議なことだ。武家政権に天皇を排除するだけの実力が備わって
いなかったとも思えぬしな。天皇を上に戴くことのメリットがいまいち私には
解らぬので、それが最良なのか否かも判断し難い。

>547(キリシタン大名が天下を取ってれば、西洋の植民地になってた?)
ほとんど関係あるまい。日本が辛うじて西洋の植民地となる事を避け得たのは
地理的な要因と、無抵抗に西洋文明を受容することができたからだ。
東洋社会の中で、一足早く明治革命による近代化を遂げたことをもって、
日本の先進性を示すものと考える向きもあるが、これは間違いであると思う。
江戸時代の日本は技術革新による富の蓄積が著しく遅れており、中国社会に
比して遥かに劣後していた。このことが逆に円滑な西欧化を可能にしたのだと
私は考えている。黒船に乗ってやって来たのがアメリカだったというのも一つの
幸運だったやも知れぬ。なぜならアメリカは基本的に阿片を扱わぬからだ…。

>548(百戦百勝すれば、百一勝も容易いでしょうか?)
百戦百勝ともなれば現場の武将は大いに自信を持つであろう。それが慢心に
繋がれば百一勝を数えることなく無残な屍を晒す結果となるやも知れん。
──まあ一般論だな。私は軍政の細部にまで口を差し挟む立場の人間では
なかったので、戦場における精神論の是非を論じることは難しい。盤上の駒を
動かす者に、駒の内心など理解できぬということだ。

>554(明らかに不吉な夢を見たら、慎重に行動しますか?)
夢が示す吉兆の解釈は、ひとつの学術的分野だったからな。さほど迷信深くは
なかった私でも、ある程度は気にしていたものだ。だからと言って大局的な政策
判断を占卜にて左右せしめるほど無能ではなかったが…。
しかし、幸いと言えようか私はあまり睡眠中に夢を見ない人間だった。熟睡する
ほうだったのでな。不吉な夢ばかり見るのは精神にも肉体にも余裕のない証拠
であると言えよう。
661蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :04/02/18 19:06
>555(保科正之の言葉、「備えずして罰するは不可」はどう思いますか?)
個人の失火責任と、行政による防火対策の不作為責任は区別して考えるべき
ものと思う。火元となった寺院の責任範囲を明確にする上では有効な判断と
言えるかもしれないが、どうも両者の混同が感じられる言葉だな。
実際には政治的意図も絡んだ措置であったと推測されるゆえ、額面どおりに
受け止めることはできまいが、人道的見地からは是とするべきなのだろう。

>558(人物評価の手法について)
後漢末といえば人物評価の華やかりし時代であったからな。官吏任用に大きな
影響を与えるものゆえ、故意に貶めるような評価を致さば、後世の人間には
想像し難いほどの怨恨を買ったに違いない。禰衡が舌禍による最期を遂げた
ことは、それを如実に表すものであったろう。単なる悪口では済まされぬのだ。
罵詈雑言も使いどころを誤らねば構わぬと思うが、一般論としては褒められた
行為ではないな。よって前者のほうを是と致そう。

>560(説客の醍醐味は何でしょう?)
戦国時代の外交家たちは、縦横家に代表される学問を修め、舌先三寸にて
諸国を遊説したが、結局の所それらはみな栄華を得るための一手法に過ぎぬ。
己の弁舌が天下国家の行く末を左右すると思い込んで、妙な高揚感は感じて
いただろうが、強いて言うならばそのあたりを醍醐味としていたのだろう。
私はこの手の説客たちをあまり評価する気にはなれぬ。たかだか一個人の
弁舌が歴史の大筋を変えることなど不可能に等しい。
662蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :04/02/18 19:10
>561(100周年記念質問。日露戦争をどう思いますか?)
帝国主義時代における一つの転換期となった出来事だと思う。言うまでもなく
この戦争では、日本とアメリカという非ヨーロッパ国家が重要な役割を
果たしたのであり、翻ってヨーロッパ本土にも多大な影響を与えたという点で、
帝国主義の舞台が拡大したものと言える。また日本の勝利がトルコをはじめ
非白人国家のナショナリズムを鼓舞した点も見落とせまい。
日本自身にとっては、朝鮮半島における権益を確保するという戦争目的が
果たされた訳で、まずまずの成果を伴う勝利であったと言える。
ここにおいて日本は帝国主義的国家体制の整備を完了し、アジアにおける
実質的な覇権を行使していくことになるのだが、結果論から言うならば、
数十年後には全て水泡に帰す運命であり、未来予測の困難さを感じさせるな。

>562(ちんちんにちんかすがたまってこまっています)
それは汚いな…。自分でも困るほど不潔な状態になっているのならば、早急に
洗い清めて問題の解決を図るべきだ。そもそも普段から体は清潔にせよ。
些細な手間を惜しむからそうした事態が生ずるのだ。そのような不潔な状態で
性交に及べば、相手の女性もさぞや不快に感じよう。他人に対しての気遣いを
忘れてはならぬ───と忠告しておく。

>563(宇宙人が攻めてきた場合、地球人は一致団結できるでしょうか?)
およそ人間は、外敵の脅威に対して利害を超えた団結ができるほど理性的な
生き物ではない。来が>565で申しているように、一致団結どころか、宇宙人と
誼を通じて私利を図る者すら多数出現するであろう。強大な外敵による侵攻が
もたらすものは、ただ被征服者の内訌と分裂のみである。まあ、宇宙人などは
存在せぬと信じて目前の繁栄を謳歌するのが上等だな。
663蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :04/02/18 19:13
>566(やはり目は相手を判断する重要な部分でしょうか?)
視線の定まらぬ者は何か良からぬ事を企んでおるとか、真っ直ぐに相手の眼を
見つめる者は誠実な証拠であるとか、そうした一般論は確かに存在するけれど
実際には単なる癖であるかも知れぬし、視力の良し悪しや眼の造形によっても
印象は左右される。要するに人物評価をする上で、人相などほとんど頼りには
ならぬということだ。「目を見れば人物がわかる」などとほざく者は、その大概が
ロクな者ではあるまい。台詞としては美麗であると言えぬでもないが。

>567(そろそろ魔女裁判官さん、戻られてよろしいのでは?)
>594(魔女裁判官さん帰還だわーい)
無事に戻ってきたようだな。我々としても喜ばしい限りだ。なんとなれば、
“世界”悪徳列伝と銘打つ以上、西欧人が駐在しておらねば困るというものだ。
特に魔女裁判官は、有能にして得がたい人材であることを考えればな。

>571(日本の都道府県が分離独立したら、一番富強なのはどこでしょう?)
東京都だろう。東京都が唯一地方交付税の不交付都市であることを鑑みれば
日本は東京都を搾取する事で全体を生かしている国家であると言えなくもない。
ならば独立の恩恵を享受し得るのは東京都のみだろう(むろん東京も巨額の
負債を抱えてはいるが、比較の問題として考えれば、かかる結論となる)
商工業の発展度も、消費の規模も他道府県と比して抜きん出ており、
港湾も空港も完備されて、およそ国家として必要な条件はすべて整っている。
まあ…これはごく大まかな観点であり、実際独立するとなれば様々に問題は
生じるであろうが…。
664蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :04/02/18 19:16
>572(競馬はロマンですか?)
競馬にまつわる市場は小さなものではないが、投機性がきわめて強く、とても
普通の手段で利益を得られる性質のものではない。すべての賭博に共通する
ことではあるが、儲けるのはただ胴元一人であるということだ。それゆえに
集客力の低い地方競馬はおしなべて廃止される傾向にある。競争が終わりて
華々しく勝利台に登る者、予想が的中して小金を得る者の足下には、無数の
敗者が横たわっている。そこにあるのは夢でもロマンでもなく、暗く荒涼とした
風景でしかない。サラブレッドの血統を辿れば、概ね20頭前後に遡れるが、
(ダーレーアラビアン、ゴドルフィンアラビアン、バイアリータークの3頭のみで
あるとするのは、あまり正しくない。基礎牝馬の存在を忘れているからだ)
人為的に形成されたいびつな歴史であることは間違いなく、そこにロマンの
介入する余地などなかった筈だ。言ってみれば優性思想の極みだ。

>573(抱いて下さい)
まだ幼い子供であるならともかく、そなたのような成人を抱き上げられるほど、
私は怪力ではないぞ。腰を痛めてはたまらぬので、その要望は却下する。
むろん性的な意味で抱いて欲しいと申すなら、それはそれで却下だ。
かかる衆人環視の場で性行為に及べるほど、私は鉄面皮ではないのでな。

>576(万里の長城は誰が作ったのですか?)
万里の長城は明の永楽年間以降、断続的に築造されたもので、一概に誰が
作ったとは言えぬ。そもそも万里の長城は、南北朝時代の北斉によってその
原型が作られたとされるが、中唐以降まったく意味をなさなくなり、元代には
ほとんど廃墟と化していたらしい。よって明代に新築されたものと申しても、
ほぼ差し支えなかろう。秦の始皇帝が戦国諸国の長城を連結して築きたる
万里の長城は非常に有名だが、これは北魏によって修復されたのを最後に
まったくもって打ち捨てられ、現存の長城とは何の関係もない。明代以前の
長城は、単なる土塁のようなものであったが、私は一度も見たことがない。
宋代の長城線は、その大部分が遼の支配化に置かれていたからだ。
665蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :04/02/18 19:19
>582-583(何で一番怖そうな来俊臣さんばかりいじくられるんだろう?)
この場における“顔”だからな。有名税と言っても良かろう。怖そうな風貌には
間違いないが、特に利害関係のない者には紳士的ゆえ警戒することはない。
しかし…来俊臣と申さば中華史に冠たる極悪非道の酷吏だ。
私も初対面の際には底知れぬ不気味さを感じた。…懐かしい思い出だな。

>584 祭京
ふむ…。人徳といえば人徳なのだろうな。もともと二人で細々と運営していた
この場が、今日かかる活況を呈しているのは、やはり来の力量に拠るところ
大であると言えよう。 
…どうでもいいが、そなたあまり私に似ておらぬな。精進して芸を磨くのだ。

>587(一将功なりて万骨枯る)
一骨や二骨であれば、遺族を手厚く遇するとか、高級な諡号を贈るとか
そうした手段で恩情に報いることも可能だろうが、戦場に散る屍の数はやはり
万に満ちるのが通常の事だ。そこに向かって手を合わせるも、花を供えるも
突き詰めれば偽善であり、死者にとっての実利など何も生みだしはしまい。
武将として栄達するという事は、当然にかかる非道を内包するゆえ、その点を
割り切ることができねば職業を変えるより他なかろう。

>588(むつごろう王国が本州に攻め込んでくる事に対して一言!)
経営上の問題で北海道から撤退すると、要はそういうことなのだろう?
北海道の片田舎にあのような巨大な施設があっても、採算が取れる筈がない。
だからと言って、近年におけるテーマパーク事業の悲惨な末路を概観すれば、
東京に移転することで直ちに経営が改善されるとも考えがたい。
しかし動物園を運営するならば“ムツゴロウ動物王国”というブランドは大きな
追い風になるだろうて、新しい資本主もそのあたりを期待して事業計画を
立てたのであろうな。
666蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :04/02/18 19:23
>595(人間は生まれながらに平等でしょうか?)
そもそも不平等とは、社会によって決定付けられたものだから、前国家的な
平等概念は必ずしも否定すべきでない。原始社会にも不平等は存在したかも
しれないが、それは文明社会における不平等と質的に大きく異なるものと思う。
そうした考え方自体が、自然権思想を母胎とした近代憲法における特異の
発想であるとしても、身分や門地をすべて取り払ってしまえば、確かに人間など
みな一緒だろうよ。しかし、生まれながらに平等であっても、個人の能力差は
埋めるべくもないから、社会における個々人の最終的な地位は不平等なものと
なる。そしてそれを修正するのが近代国家の使命であると言って良かろう。
不平等を作り出すのも、修正するのも、所詮は国家であり社会なのだ。

>596(皆さんに三種の神器のような物はありますか?)
士大夫に必要な三種の神器と申せば、やはり筆と硯と紙であろうか。
それさえあればどうにか仕事ができるし、書をしたためて詩をつづることも
十分に可能だな。「必要なものはペンと剣。そして己の頭脳である」とでもせば
なかなかに恰好が良いけれど、私はそこまで行動的な人間ではなかった。

>597(「その時歴史が止まった」もしくは「逆流した」場面)
私が生きたのは、中国文明が飛躍的な進歩を遂げた時代であるが、
惜しくもそのまま発展を止めてしまった為に、後に西洋文明に膝を折る羽目と
なった。近世中国文明の極盛をどこに求めるかといえば、やはり朱子学の
出現による中国思想の完成期にあるのではなかろうか。朱子の生きたる南宋
王朝は実に脆弱で、実質的には北宋の栄光が残滓として江南に留まっていた
だけとも言えようが、さりとて文化的な側面からは決して軽んじるべきではない。
そして南宋の終焉をもって中国文明は長き停滞に入った。蒙古の支配は
西欧にルネサンスをもたらしたけれど、中国には混乱と退廃をばら撒いた。
すなわち「歴史が止まった」瞬間であると言えはしまいか?
667蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :04/02/18 19:27
>598(どうしたら、男女平等の世になりますか?)
男女の格差は主として身体的要因に起源を持つものだ。妊娠出産に数ヶ月を
要する女性の肉体は、そもそも社会活動を営む上で大きな足枷となる。
女性が男性に劣後した取り扱いを受けるのは、ごく自然の流れと言える。
しかるにこれは近代社会の自由主義的立場とは著しい齟齬をきたすものだ。
ゆえにかかる不平等を解決すべく社会全体の努力が必要とされるのは当然の
ことであると言えよう。男女の完全な平等を実現するならば、国家権力が
徹底して女性の地位向上に努め、男性の人権を制約してでも、
両性の実質的平等を確保せねばならない。こうした逆差別的政策の是非は
私には今いち解らぬが、実質的平等の確保とは自由競争により当然に生ずる
不平等を無理矢理に修正するものであるから、手段に不公正さを含有するのは
当然の事なのだ。後は個々人がかかる思想に納得できるか否かだな。

>604(占いで軍の進路を決めるような武将は無能でしょうか?)
文官の立場から言わせて貰えば、それが無能とされずして何を無能とするのか
──といったところだ。そもそも占卜は学問の一分野なのだから、教養のない
武将ごときが手前勝手な解釈で吉兆を占い、もって進軍の是非を決定するなど
傲岸不遜も甚だしい。言い換えれば。占卜もまた士大夫にのみ許された学問で
あって、武将はただ我々の決定に従って局地的な事のみを考えておれば
良いのだ。…とまあ文尊武卑まるだしの発言をしてみたが、私たちの社会とは
概ねこのようなものだった。軍政に携わる者は常に合理的判断をなさねば、
著しく国益を損なうこととなる。その観点からも軍事に占卜を用いるなど
愚の骨頂と言わねばなるまい。武将であると文官であるとに関わらずだ。
668蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :04/02/18 19:29
>606(金に拉致された徽宗のような元皇帝は殺された方がましでしょうか?)
それは本人次第だろう。徽宗はそう思わなかったからこそ、自刃するでもなく、
恥辱を受けつつも生き長らえたのだからな。まあ…いつの日にか漢地に
戻れるのではないかという希望的観測も多分にあったろうと思うが、南宋の
首脳部も、亡国の天子を呼び戻さんと尽力するほど馬鹿ではなかった。
同じく北辺に拉致された天子として明の正統帝がいる。これも徽宗に比肩する
馬鹿と言って差し支えなかろう。後の歴史を概観すれば、殺されておった方が
天下国家にとって有益であったと言えるかも知れんな。…あまりに酷い失態を
犯した天子には、死んで詫びせしむるのが妥当であると私は思う。

>607(日本人と中国人の漢詩に対する考え方)
貴公の申す通り、別物と判断するのが好ましいと思う。そもそも漢詩は文章の
流麗さの他に、音の美しさもまた要求されるのだ。それゆえに押韻の細かな
規則が設けられている訳で、中国語を母国語とする者と、さにあらざる者との
間に、漢詩の解釈をめぐる齟齬が生じるのは当然のことであると言えよう。
日本には長きに渡って形成された漢文文化があり、日本の漢詩はその上に
構築されたものゆえ、何も中国のそれと比して優劣を決する必要などない。
よって日本の漢詩をこき下ろす中国人など捨て置けばよいが、日本人もまた
日本に源流を持つ他国の文化を蔑んだりせぬよう注意すべきだ。

>608(大人の男の涙は何の為にあるのでしょうね?)
大の男が涙を流したからとて、別に可笑しいことでもあるまい。私たちの時代で
あっても、父母が死ねば涙を流すのが孝行心の表れとされたし、天子が崩御
致さば慟哭するのが一つの忠誠であった。それは>612で来が申しているように
演出の手段として用いられることも多分にあったが、ならばなおさら男の涙も
必要との結論になるだろう。
669蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :04/02/18 19:33
>609(中世以前の戦法は、現代ではもはや通用しないのでしょうか?)
現代においては科学的見地に則った合理的戦法が確立されていようから、
古来の戦法など直接の役には立たぬだろ。現代の軍人が教養として孫子や
呉子を読むことはあるかもしれないが、それを実戦に用いるべく真面目に研究
し始めれば失笑を買うだけのように思う。まあ精神論的な分野で頷けるものも
あるだろうけれど、それはまた別問題だ。貴公の申すような奇襲作戦は
現代においても使いどころはあろう。ただし実際のノウハウは新たに創出せし
ものでなければなるまい。まさか騎馬戦を展開するのでもなかろうしな。

>610(情報や物を何かとくれくれと言って来る若い人が多い)
自ら調べる手間を惜しむなということだな? まあ確かに一理あるだろうが、
世の中には他人に教えを請わねば理解し難い物事も多いし、また積極的に
教授するのを好む人間も多い。さりとて情報交換に限ることなく、度を越えて
他者に依存するのは嫌われる所以だ。何事も極端にならぬよう程々を
心掛けるべきと言えようか。

>613(『悪魔の辞典』をどう思いますか?)
猟奇殺人者スレは完走したのか…。残念ながらログを取れなかった。
とまれ無事に完走できたのなら喜ばしい限りだな。伯爵夫人も喜んでいよう。
さて…『悪魔の辞典』というのは聞き覚えがないな。来や仲達の言を聞くに
歴史関連の書物らしいけれど、全く存ぜぬゆえ回答の仕様がない。済まぬな。

>614(孔子と老子、どっちが偉いのでしょう?)
以前にも述べたが、孔子がいかなる人物であったかを正確に知るのは、ほぼ
不可能だ。我々が知っている孔子像は、後世の人間が勝手に作り上げた
聖人君子であるに過ぎない。ましてや老子など実在すら疑問視する識者も多く、
どちらがより偉大であるかなど決しようがない。儒家思想と老家思想の何れが
偉いのかと問われれば、まだしも勘案の余地はあるが、それも複雑な問題で
一言で語り尽くすことはできないな。中華史において儒家のほうが思想・学問
として盛んだったのは疑うべくもない事実だが。
670蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :04/02/18 19:36
>622(<学生生活>節約は食費と本代 調査開始以来最低)
大学生の本ばなれは今に始まったことでもなかろうし、やはり不景気による
影響が大きいのだろう。食費を削りて粗食に耐えうる体を作るのは悪くないし、
本はわざわざ購入せずとも、読む手段が幾らでもあるからな。そう考えれば、
さほど懸念すべき事態でもあるまい。大学生が、この不興時代を逞しく生きて
いるのは、まことに結構な事ではないか。金銭的な苦労を経験することで、
身につく知恵も少なくはなかろう。

>623(女性が結婚できる年齢を、男性と同じく十八歳にまで引き上げる案)
男女の不平等を解消せんと目論むならば、まずはこうしたことから始めるのが
妥当と言えよう。近年における女子の高学歴化と晩婚化を考えれば、そもそも
婚姻年齢を16歳に留め置く必要があるまい。場合によっては男女共に20歳
まで引き上げても良いと思う。人生において結婚とは重要な転機だ。
じっくりと考える期間を与えてやるのが正しいあり方だと、私はそのように思う。
愛する者同士が夫婦たらんと願う心情を法によって規制するのも無粋といえば
無粋なのかも知れないが、婚姻など双方の合意さえあれば、所詮は紙切れ
一枚で成立する契約だ。数年遅れたところで支障はあるまい。

>624(「三国志」なんかはどこまで話を変えても良いのでしょう?)
どこをどの様に変えても、それは作者の自由だ。史学と文学は異なるものにて
史実に忠実であるか否かが、文学的価値を左右するものでもあるまい。
まあ…水滸伝を題材にする際、私をあまりおかしな人間に書かないで欲しいと
いう希望はあるけれどな。しかし歴史小説に、史実の立場からいちゃもんを
つけるのもまた楽しみ方の一つだ。結局のところ、読み手にも書き手にも
自由が認められるべきで、賛否両論あってこそ偉大な文学となり得るのだよ。
671蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :04/02/18 19:39
>628(再び普通にクジラ肉を食べられる日は来るのでしょうか?)
牛肉や鶏肉に危険が生じているのは事実だが、鯨ばかりが永遠に安全である
との保障はどこにもあるまい。それはさておき、日本で商業捕鯨が再開される
可能性はかなり小さいものと言えよう。国際社会の反発はもとより、日本人の
中にも反捕鯨活動家は存在するようだしな。政治的意図はひとまず置くとして、
個人レベルで捕鯨を敵視する者の論拠は、鯨に対する憐憫に他ならない。
感情的な動機で物事に異を唱える者に対して、いくら理を説こうとも、
無駄な労力を費やす結果となるのみだ。ある種の鯨は絶対数が増えすぎて、
かえって海洋環境の破壊に繋がっていると聞くが、そうした現状に警鐘を
鳴らしても、鯨が哀れなりとの感情論にかき消される。愚かといえば愚かだ。

>634(支那人はこんなことをしますよ?)
…そこに映っておる者は、明らかに西洋人ではないか。
まあ我々にとっては今さらという感じでも、初めて見る者には不快であろう。
猟奇的な映像を貼り付ける際には、何か一言警告を書き添えておくが良い。
だいたい中国人に限らず、殺人など古今東西広く行われている。
そなたも今や常連となった感があるけれど、基本的に中国人を快く思っては
おらぬようだ。まあ、それはそれで構わぬのだが、せめてもう少し理知的に
振舞って欲しいものだ。

>635(学校で体罰は復活するでしょうか?)
体罰そのものはあまり望ましくない。なんとなれば教師の主観的判断により
暴力が正当化され、それにより心身に傷を負う児童生徒も多いのだからな。
とは言えど、近年の教育現場が荒れ放題になりつつあるのもまた事実だ。
それを解決する有効な手段は、尽きるところ体罰しかないとも考えられる。
思うに、体罰に対する考え方は循環するのだ。体罰の弊害が大きくなれば
自ずと世論の糾弾を受けることとなり、逆に生徒の自主性を尊重するあまり
教育現場が無秩序となれば、体罰の有効性が再び現実味を帯びて来よう。
672蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :04/02/18 19:44
>639(NHKの大河ドラマで、来年に向けて起死回生の原作)
歴史物にこだわらず、若者向けの現代劇でも製作すれば良いのではないか?
しかしNHKというのは公営放送ゆえに、視聴率の低迷が経営に直接の打撃を
与えるものでもあるまい。私は大河ドラマをまともに視聴したことはないが、
潤沢な制作費を使い得るNHKにしか作れぬような大作が多いらしいな。
無理をして世論に媚びた駄作を送り出すより、わが道を進めばよかろう。
もっとも視聴率が取れぬ番組こそ駄作なりと言うなら、それはそれで一理ある。

>641(NHKも下手な俳優を起用するより、いっそ人形劇にでもした方が)
演技が下手であっても、大衆に人気のある俳優のほうが商品価値は高かろう。
そもそも演技の良し悪しなど、よほど無様な大根役者でもない限り、統一した
見解を得らるるものでもあるまい。芸能に対する評価はきわめて主観的だ。
しかしながら、人形劇ではやはり広範な支持を受けること叶わず、
無謀な冒険と言えようか。

>643(「文明西回り説」をどう思いますか?)
いかにもバブル時代らしい根拠の薄い論説だな。確かに文明の流れは
時に方向性を観念し得るが、常に東から西への一方通行だった訳ではない。
まして現代社会のごとく、人も物資も無秩序な往来を繰り返す時代にあっては、
文明の流れに、大まかな方向性を見出すことすら困難であると言えよう。
とかくバブル経済に溺れる者は、自らの置かれた状況がバブルであると
気づかぬケースが殆どだ。バブルが古今東西あらゆる場所で発生してきた
ことを鑑みれば、自ずと警戒心を惹起できまいかと考えてしまうが、
人間は歴史に学ばぬものにて幾度となく同じ失敗を繰り返す。おそらく永遠に。

>644(この事件について、あなた達の意見を聞かせて欲しいですよ?)
…酷いものだ。嫉妬という感情は誰でも抱き得るものだろうが、かかる邪悪な
行動に走るような者は少なかろう。もっともこの犯人は結果の重大性を正確に
認識せぬまま犯行に及んだのだろうな。その意味では稚拙な犯罪と言える。
死刑判決が出たのには驚かざるを得ないが、世間一般の心情としては
納得できる結論なのだろうな。まったく恐ろしい事件だ…。
673蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :04/02/18 19:51
>645(神風が無かったら、日本は元に滅ぼされていたでしょうか?)
元寇に動員された兵船は士気も低く、侵攻計画そのものにも杜撰な点が
見られたため、必然的に敗北したと言ってよかろう。神風うんぬんを重要視
するのは情緒的に過ぎると思う。しかし仮に日本が元寇で敗れたとしても、
日本国そのものが滅亡したとは考えられない。蒙古帝国は一時的な服属を
強いるのみで、日本の完全な併呑を企図していた訳ではないし、
数十年待てば草原に還って行くのだから、日本史が大きく変わった可能性も
低いのではなかろうか。

>646(法王がガリレオの破門を解きましたが、今更何の意味があるの?)
末端のクリスチャンの中には、未だ地動説や進化論に懐疑的な者も多い。
高等教育を受けた者であっても、科学的分野の知識を受験用として押さえて
おきながら、真実はただ聖書の中にありと固く信じる者が少なくない。
そうした連中を啓蒙する意味で、教皇庁の姿勢にも一定の意味があろう。
しかれどクリスチャンならざる私にはまったく無関係なことで、やはりあまりの
馬鹿馬鹿しさに鼻白まざるを得ないな。

>648 魔女裁判官
>私はこのスレから立ち去っていた間の質問にレスは返さぬつもりで
>おりましたが、私も返すべきでございましょうか
いや、必要なかろうと思う。───というより私の回答だけでかなりの容量を
消費してしまったゆえ、もはや貴官が全てに回答するのは難しいだろう。
それに…あまり過大な量の回答を付すのは思っていたより大仕事だ。
674蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :04/02/18 19:54
>647(晋の国について、教えて下さい。いい国だったのでしょうか?)
司馬氏の晋は、中華史上最も弱体な統一王朝だ。そもそも三国時代末期は
中華社会が経済的にも政治的にも、どん底まで落ち込んだ時代であり、
一時とはいえ中国全土を統一した王朝が出現したことそのものが、
ひとつの奇跡であったと言える。晋の天子は大土地所有者(=貴族)の中で、
第一人者の地位を保っていたに過ぎず、経済問題に直結する土地制度の
諸問題につき、手を打つ力が全くなかった。民衆にとっては明日をも知れぬ
暗黒社会であり、いい国であったかと問われれば、はっきり否とする他ない。
この王朝の二代目である恵帝は、中国史上最悪の暗君とも言われるけれど、
そもそもどんな明君が君臨したとて、晋朝の構造的問題を是正し、強国に
生まれ変わらせしむのは不可能であった筈だ。中国史の中で重要な位置を
占める王朝ではないため忘れられがちだが、もっとも類似するのはやはり
唐王朝だ。王朝交代の流れから見れば晋の系統は南朝の終焉とともに
絶えるが、政治制度的には晋の延長線上に唐があると言って差し支えない。

>654(司馬懿さんは邪馬台国の使者を見た事あるのでしたか?)
邪馬台国の使者が入朝した年代は覚えておらぬが、前線に出ていた時期で
なければ仲達も目にしたことがあるやも知れん。だが、外国の使者を引見
する際のしきたりは王朝ごとに異なるゆえ、明らかに職域の異なる仲達が
そこに同席したか否かは何とも言えぬ。まあ…本人の答えを待てば済むこと
なのだが。一応推測だけはしてみた。

>655(嘘をつけない体にされたら人生はお仕舞いですよね?)
哲学的な観点では、そうした運命を幸福と捉える向きもあろう。しかし実生活で
相当な不便を強いられるのは明らかだ。世辞の一つも述べることができぬでは
円滑な社会生活を営むことすら難しい。確かに人生終わりであると言えるやも
知れぬ。
675蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :04/02/18 19:57
>656(美柳ちなみさんに対して一言)
ふむ。聞き覚えのない名だ…。日本人の女性であることは間違いなさそうだが、
歌手か女優あたりだろうか。そもそも、なんと読むのだろう。「ミヤナギ」かな?
一般的な姓ではないゆえ芸名か何かなのであろうな。

>657(第三次世界大戦は、どことどこの争いを中心とした物となるでしょう?)
少なくとも現代における国際社会の態様からは、世界大戦規模の戦争が勃発
するとは考えにくい。先進国にとっては自国を戦場とすることのデメリットが、
大きすぎるし、市場経済が世界中に敷衍してしまえばますます戦争によって
物事を解決する必要性は薄れるだろう。あまり未来のことを予測するのは
不可能だが、核兵器を用いた世界大戦は人類を滅亡の危機に晒す蓋然性が
極めて高いゆえ、ある程度の自制心は働き続けるであろうように思う。


これでようやく追いついたな。
容量もそろそろ危ういゆえ、今週中には次幕に移行となろうか。
では、本日はこれまでと致す。
蔡京さん追い付くとは思いませんでしたよ。
677来俊臣 ◆SiKEI/O88M :04/02/19 03:57
最近、審問が重なり毎日来れなくなった。真に申し訳無い限りだ。

>643 (「文明西回り説」をどう思いますか?)
単にその頃の日本の国情が偶々上向きだっただけに過ぎない。
それを真に受けて内情が把握できず、大言壮語を吐いた結果が今現在の
日本の不況や諸問題の表面化なのだ。
これを文明の理論に当てはめる価値も無いと我輩は考える。

>644 (この事件について)
まず最初の写真を見た瞬間にどの様な事件かは察しがついたが、怨恨も
この様に積み重なると常軌を逸した行動が見られる。
これを中国に限定する事は無意味だが、死刑判決は現代中国独特の物だろう。
これが他の欧米諸国なら禁固刑が妥当になるが厳法論者である我輩には
賛同できる判決と前向きに受け止めておる。

>645 (神風が無かったら、日本は元に滅ぼされていたでしょうか?)
当時の元は南宋を滅ぼしたが、その他の安南やジャワ遠征では悉く
失敗している以上、日本遠征もそれにならって考えると成功したとは
思いにくい。やはり日本の地理的条件と元軍の当時の現状では、せいぜい
大宰府を占拠しても、長期的には撤退が限界だろう。
678来俊臣 ◆SiKEI/O88M :04/02/19 03:58
>646 (最近、法王がガリレオの破門を解きましたが)
既に本人が死んで数百年経過した後でも、この様に評価は変化する。
それを如実に表現したのが、その破門解除だろう。
地動説の正否を今更論じるのは無意味に他ならぬが、本人も地下で
満足していような。学者とは己の学説を認められる事は何よりの筈だ。

>647 (晋の国について、教えて下さい。)
三国分裂の結果と見られがちだが、本来晋は魏の後期には既に司馬家の
独裁政権として半ば完成されていた。禅譲はその結果に過ぎぬ。
仲達殿のクーデターの段階で魏の政治軍事権を握った時点で王朝の基礎が
固まったと言えるが、当時の士大夫や貴族豪族にとっては単に頭が代わる
のみの事だったかも知れぬ。
良い国であるかは問題外だろう。収奪を元とする古代王朝である以上
民間の生活は期待は出来ぬし、何より貴族の力が強大すぎた。
王朝の優劣度でも下位に属するのも致し方ない。

>654 (司馬懿さんは邪馬台国の使者を見た事あるのでしたか?)
それは本人の言を待ちたいが、あの時の仲達殿は長安に駐屯か燕への遠征と
多忙だったので、未だ未開の東土の使者の引見に立ち会う程余裕があったか
知らぬが、まあ日本と三国志の接点故、興味を抱くのも理解できる。
679来俊臣 ◆SiKEI/O88M :04/02/19 03:59
>655 (もし嘘をつけない体にされたら人生はお仕舞いですよね?)
我輩ならその時点で社会生活を断念せざるを得ぬな。
嘘を排せば、何をもって生きるに必要な便宜を図れば良いのか分らぬ。
一生涯、嘘偽り事とは無縁な人間など、絵空事に等しい物にて存在せぬ。
確かに君の申す通りだな。

>656 (美柳ちなみさんに対して一言)
我輩も存ぜぬ名前なので調べては見たが、余りに乱雑して、どれが656の
申している本人の事か判別できぬ。
大変申し訳無いが我輩も明確な返答が出来ず面目無い。

>657 (第三次世界大戦)
架空の話に過ぎぬが、今現在の国際情勢ではイスラム勢力が絡むのは
ほぼ間違い無いと見る。だが考えられる要素が余りのも多く、また
散発的な事柄なので断定は出来ぬ。
蔡京殿が申される通り、核兵器使用を推測すれば人類の存続云々に
関わる大事となるのは避けられぬ。勃発しないに越した事は無い。
680来俊臣 ◆SiKEI/O88M :04/02/19 04:01
>676 (蔡京さん追い付くとは思いませんでしたよ)
流石は中華史上でも数少ない実務家宰相であった蔡京殿と我輩も頭が下がる。
しかし>665で初対面の折の感想を述べられていたが、やはり我輩の名前を
存じていれば当然の反応だと普通に受け止めておる。
ちなみに我輩は序盤で水滸伝や新法問題・北宋末期に関わられた有名人が
訪れて幸いであったが。

さて、もう容量が埋まるが次については正直な所、少し様子を見たい。
今、些か公事が重なっており前の様に頻繁に来れぬのだ。
せめて来週まで待って欲しいが、他の三名の内誰かが立てるのは構わない。
題名も自由にされても問題は無いしな。

では、今朝はこれまでとする。
容量オーバーが心配なので質問を控えている訳ですが…。
スペースがあればお答え願います。

進化論は皆さんの時代でも、説得力はあったでしょうか?
 容量が少ないとのことなので、ごあいさつは省略で。

>644 川島屋様
 嫉妬や僻みからくるヒステリーというものでございましょうか。
なんと未熟なことであろうかと、私は思いますな。計画性の
感じられぬ行動でございます。いや、硫酸を用意して使用する、
そこまでは計画を立てたとして、その先の考えが読みがたい。
まず何のための犯行なのか、それを考えなければ見返りのない
リスクを背負うだけです。
 犯罪を推奨するわけではございませんが、このような事件に
手を染める前にはもういちど、冷静になって考えるべきでござい
ましょう。しかし、万が一こんな未熟者に硫酸などかけられたら、
やり場のない怒りに焼かれることでございましょうな。

>655
 「嘘も方便」と申しますな。「正直は最善の策」ということわざも
ございますが、最善策をとれぬ場合には次善策が必要となり
ましょう。そもそも嘘をつけなくなればお世辞を交えた社交辞令や
お茶を濁すことにも不自由が生じてしまう。いわゆる大人の会話
というものすらまともにできなくなってしまいますな。
 人生が終わりかどうかはその方次第かと愚考いたしますが、
私ごとき俗物には到底耐えられますまいな。あるいは自らの手で
本当に人生に幕を引くものすらいるのではございますまいか。
>656
 逆転裁判3なる法廷を舞台にしたゲームの登場人物らしい
のですが、それであっていますでしょうか。残念ながら、私は
実際にやったことがないためコメントはいたしかねます。たいへん
申し訳ございません。
 しかし、時代も変われば法廷も変わるものでございますな。
現代の裁判は、刑事にせよ民事にせよ、被告と原告とが、必要と
あらば弁護人を伴い、傍聴人の前で裁判を受けることができる。
私がこの時代の裁判官であったら、とは想像がつかぬもので
ございますな。同じ裁判官でございますが。

>657
 第三次だけに大惨事……という誰もが思いつくであろう駄洒落は
さておき、ここに米国が絡むのは間違いございますまい。あとは
そのときの世界情勢によりましょうが……その米国から悪の枢軸と
名指しされたイラク、そして朝鮮民主主義人民共和国とがどのように
絡んでくるかは興味のあるところでございますな。おそらくはその
どちらかが米国と争うことでございましょう。とはいえ、イラクは
すでに前政権が崩壊しており、そのときにどのようなスタンスに
立っているかは私には想像いたしかねます。
 あるいは、欧州連合が米国と衝突するか、欧州連合の内部で
分裂するパターンもありえますな。
 もっとも、これらは「もし第三次世界大戦が……」という前提に
基づく空想であり、実際は大戦そのものが想像しがたいというのが
私の考えでございます。
>663,673 蔡京様
 「得がたい」とはまったくもってありがたき評価ではございますが、
私は凡庸でございます。みなさまはそれぞれ国家の重要ポストに
就いておられますが、私なぞは一介の裁判官に過ぎません。
……謙遜ではございません。立場が低いのは確かでございますし、
それよりも……むやみに頭を上げて、出る杭とばかりに打たれては
たまりませんからな。ですから私は凡庸でよいのです。

>676
 正直、無礼を承知で申し上げるなら、こんなに早く蔡京様が
追いつくとは予想しておりませんでした。侮れぬ方々ばかりで
ございますな。敵でなくてよかったと思いますよ。

>681
 まず、進化論なる説が一般的になったのは種の起源が出版
された19世紀のことでございますな。私が生きた時代はそれよりも
以前だと、まず前置きさせていただきましょう。
 さて、種の起源が出版されたとき、かのダーウィンは教会から、
例によってたたかれたそうでございます。19世紀ですら、です。
もしもそれが私の生きた、魔女狩りの時代に発表されたら、著者の
主張は教会により退けられ、あるいは有罪判決が下されて処刑された
可能性すらありえます。
 私個人はどうであったか。おそらく、当時ならばその説が正しいか
正しくないかではなく、著者を有罪とする手順を考えていたことで
ございましょう。
ここですか、頭のおかしい連中が集まる板とは
686以上、自作自演でした。:04/02/20 15:05
心の傷が癒えてきたのでここにカキコします。
6年前つきあっていた彼氏と旅行に行きました。
N県の山中で周りに何もないのにコンビニがあったんです。
多分、旅行者が立ち寄るんだろうと思いました。
彼氏がずっと車を運転してくれていたので、私はちょっと休もうかと、彼氏に提案したのです。
彼氏が、ついでにジュースでも買ってくるわ。ってコンビニに入ったんですけれど
30分しても戻って来なく、不思議に思ってコンビニに入ると店員がレジで漫画を
読んでいる以外誰もいませんでした。
店員に、「ここに30分ぐらい前に男の人きましたよね?」って聞いたんです。
そしたら店員は、「あぁ、その人ならコーヒーを二つ買ってすぐに出ていったよ。」
って答えたんです。
私、その瞬間身体じゅうの毛が逆立つような寒気を感じてそのコンビニから走り出て車に飛び乗りました。
後ろも振り向けないまま必死に運転してT市の交番にかけこみました。
彼氏は何かに巻き込まれたのだと直感で思ったのです。
だって、私も彼氏もコーヒーは大の苦手で、彼氏はコーヒーを飲んだら腹を壊してしまう
ぐらいで、絶対に絶対に買ったりするはずが無いんです。
あの店員の顔今でも忘れません。
彼氏はあれからどうなってしまったのでしょうか。
687以上、自作自演でした。:04/02/20 17:04
鼻毛、尻毛、チン毛、乳毛、マン毛、どれが一番重要でしょうか?
エヴァンゲリオンは悪でしょうか?
689蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :04/02/20 20:24
少々まずいことになっている。
遺憾ながら、残った質問に回答しうる容量の余裕はなさそうだ。
次場の冒頭にでも貼りつけることと致す。

来が戻るのを待ち、週明けに第三幕へ移行するか・・・。
私か仲達か魔女裁判官が代理して立てるか・・・。
表題も決めねばならぬし、とりあえず意見を募集する。
【閑話清談】悪臣に聞け!【談論風発】
次の話で持ちきりの中、突然だがわしは今回で引退させてもらう。
昨年夏の三国志乱立を何とか生き延びてきたが、流石にそろそろ潮時と思ってな。
何時までも老醜を晒しても恥になるだけだしな。
丁度容量で埋まりそうなので今日、言わさせて貰う。
来俊臣と蔡京。それに魔女裁判官には世話になりっぱなしじゃった。
見返してみると、わしの返答類が一番短くて駄文だの。
もし、別世界のわし。例えば三国無双のなどが現れたら
そちらにも宜しく頼みたい。

では皆も達者で暮らすが良い。再び地下で春華と眠るとしよう。
「聞け!」は「訊け!」の方がいいですかね、司馬懿さん…って
ちょっとちょっと!唐突過ぎますよ!

うぬぬぬ…流石司馬懿仲達…覚えてろ!…つーか忘れないぞ!
どうもお疲れ様でした!
…ひょっとして、こうなると次スレは立たないのでしょうか?
     _, ,_
   ( ‘Д‘) あああああああああああああっ。そんな・・・
有名な荒し『真・巨人党』をご存知ですか?
普段温厚ながら、「一騎当千」をクソミソに貶す司馬懿さんが大好きでした。
いえ、皮肉でも何でも無いですよ。
お疲れ様でした。
 容量の関係上、手短に。

>仲達様
 なんですと……どうしても続けることはできませんか。いや、
辞めるやめないの問答をした挙句に一時的に行方をくらました
私に強く引き止める権利はないのかもしれませんが……
 お気持ちが変わり次第、いつでもお戻りください。

 次回のタイトルでございますが、私にはそのセンスはなく……
まあ、そのあたりは皆様にお任せしてしまいたい。よろしくお願い
申し上げます。
697来俊臣 ◆SiKEI/O88M :04/02/22 23:38
さて、懸案の次についてだがこれで行こうと思う。
【野望】世界悪徳列伝第二【再臨】

>681 (進化論は皆さんの時代でも、説得力はあったでしょうか?)
我輩の生きた唐代にはその様な論は存在しなかったが、中には稀に
そう考えていた者も居たのは事実だろう。中華では神話の時代でも
人間は存在しており、神が創造したと言う概念が希薄なので類人猿
に起源を求めても不思議では無い。只学説としては無かったが。

>685 (ここですか、頭のおかしい連中が集まる板とは)
他人を蔑んで己を高く見せるのは常套手段にて、それを一々非難反論を
しようとは思わぬ。だが相手を選んで発言せぬと時には自分に何かしら
手厳しい反応が返ってこぬとも限らぬぞ。
我輩は我輩としての反応しか無いが、別に何も申す事は無い。

>686 (6年前つきあっていた彼氏と旅行)
単に白昼夢か物の怪の類と片付ければそれまでの話だが、常時客の相手に
時間を費やす店の店員が通りすがりの男客の顔を覚えているかと言う
疑問もある。まあこう述べている本人も過去の一片の記憶の残光と認識
出来るまでに落ち着いたのだから、今更深く掘り出しても無意味だ。
また他に男を見つければ良いだけの話なのだからな。
698来俊臣 ◆SiKEI/O88M :04/02/22 23:39
>687 (鼻毛、尻毛、チン毛、乳毛、マン毛、どれが一番重要でしょうか?)
最初に挙げた鼻毛だろう。鼻穴に塵が入らぬ様防護する意味合いのある
鼻毛が一番思い当たる物だ。他の四種類の毛は重要度を考えるのすら
難しい物がある。特に乳毛など見栄えも悪く御世辞にも褒められた物でも
あるまい。尚中華では多毛を幾分見苦しいと見る慣習であった。
三国志の関羽の如き美鬚は稀であったそうだが。

>688 (エヴァンゲリオンは悪でしょうか?)
利用できる物なら利用するに越した事は無いが、大抵の物でもそうだが
利点と欠点がある。その両方を考えて使わぬと痛い目を見る事は必定だ。
まあ、兵器である以上使う者の判断一つでどうとでも変化する。

>694 (有名な荒し『真・巨人党』をご存知ですか?)
初めて耳にする名前だが、野球団体に関する物かな。
だとしたら単にその団体以外を認めぬ排他的概念に基く集団ではないのか。
宗教や結社にありがちな物故、別にどうと言う事は無いがそれが他の集団に
害を与えるのならば敵もしくが有害な物として認定されても仕方が無い。

>(仲達殿)
左様ですか。確かに昨年の三国志関連の場所が余多立ちながら、現在まで
活動できたのは貴殿しかおりませぬな。我輩も貴殿に学ぶ所大であったが
こうして同じ場で共に進められた事は真に喜ばしき事でしたぞ。
再び眠られるそうだが、もし気が向いたり事情が許せば気兼ね無く来られよ。
その時は大歓迎致しますぞ。
699来俊臣 ◆SiKEI/O88M :04/02/22 23:44
立てたのでこちらに移動を願う。

【野望】世界悪徳列伝第二【再臨】
http://etc.2ch.net/test/read.cgi/charaneta/1077460982/
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        `-    \,_   + + _,,/`            ,"
         `'、、    `"…、--ー‐″                 /`
             ,,`'i、,、                      ,,/′
            ,/′  ゙''‐i、,,、               _,,-‐″ \
        .,."       `^''ー--,,,,,,,_     ._,,,,―''''"`     ヽ

               スレ立てオツカレ〜
              次スレもガンバッテネ★
                /ヽ       ,、
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        .,,:'          一--.-,,,,,,,、 ,/  .,,i´     ヽ
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