まずは、自分の所属する勢力を決めてもらう。
カテゴリA(狩人:人間)
カテゴリB(狩人:吸血殲鬼……吸血鬼でありながら、吸血鬼を狩る者の総称)
カテゴリC(吸血鬼、妖魔)
カテゴリD(その他、傍観者)
原則、自勢力と他勢力とで争うことになる。
ただし、相手方の了解があれば、他勢力とでも共闘は可能であるし、
同勢力の相手とも対戦可能だ。
初めて参加する者はこのスレでテンプレ(
>>3)による自己紹介と戦闘スタイルの紹介をしてほしい。
元ネタを知らぬ者もおるのでな。
なお、これらの紹介文は左手が参加者データサイトに転載してくれる。
紹介が終わったあとは、雑談スレにも顔を出しておくがよかろう。
闘争相手の募集は太陽板の闘争打ち合わせ専用スレにて行うがよい。
雑談は太陽板の雑談・舞台裏スレで行うのが基本であるが、羽目を外さぬ限り、このスレでも多少のことは認める。
観戦しながらの応援・野次・結果予想・解説はキャラハン・名無し問わず歓迎しよう。
ただし、キャラハンは常に己のカテゴリー・立場を念頭において行動すること。
本スレは基本は吸血鬼と狩人の戦いであるが、
要は月夜の退廃、血塗れの狂気、そういうものに理解があるなら吸血鬼に縁が無くても歓迎する。
ただし、闘争のバランスを保つ為、あまりに雰囲気・桁の違うキャラクターの参加は遠慮してもらう。
(例、ドラゴンボールのゴクウ、孔雀王の後期の孔雀、ゴッドサイダーなど)
一応、強さの上限としては我やアルクェイド、アーカード、姫あたりを基準に、
常識的に考えて他キャラと闘争を保てるレベルを、参戦出来るキャラの強さの上限としよう。
又、本スレはあくまでも闘争という形を取ったクロスオーバーのやり取りを楽しむスレである。
勝ちに執着した戦い方は、好ましくない。
どう魅せる戦いをするかが、本義である。
・戦う前に自分の自己紹介のレスをハイパーリンクなどで明示しておくと相手も作戦もたてやすかろう。
・又、戦う前に参加者データサイトも参照すること
・リアルタイムでやるか、じっくり数日に分けてやるかは自由である。
最初にそのことを明示しておくと、相手に親切であるな。
自分が何時まで闘争できるか、最初に明示すること、
・質問の回答はなるべくすること。ただし、答える時期は各人の裁量に任せる。
・メール欄に出展作品と所属する勢力を記入すること。闘争中の裏合わせ等もメール欄で行う。
闘争中のものは、対戦相手のメール欄を常にチェックして置くようにせよ。
・戦いの舞台を最初に設定すると、地形を生かしたトリッキーな戦いができよう。
・最初に通常の闘争か、選択肢を使うか、トリップを使って闘争(
>>5参照)するかを決めよ。
・名無し諸君の飛び入り参加の為に『マリオネット』『ドッペルゲンガー』(
>>4参照)がある。
好きなキャラに化けさせ、ステハンとして参加するが良い。ただし、ルールは厳守のこと。
・自キャラだけでは勝てそうにない相手と対戦する場合、
共闘者を募集・指名してバランス をとるのもありであろう。
・1対複数、複数対複数の戦闘では、タイミングを合わせるため、
同じ相手と闘争している他キャラが全員レスを返してから自分のレスを書き込むようにせよ。
・自キャラが死んでも、蘇生能力を持ったキャラが復活させてくれる。遠慮は不要である。
・昼間にしか来られないキャラであっても、幾日かに分けてレスを返しながら闘争を進めていくことは可能。
ただし、あらかじめ対戦者にそれを伝えておけ。
・闘争中はテンションを保つため、質問への回答が後回しになることもある。
機を見て答えていくようにするので、容赦せよ。
・名無しの介入(野次・応援・解説・アドバイス・感想等)も推奨する。
富樫・虎丸のような名無し歓迎しよう。
・参加者は常時募集しておる。気軽に参加するがよい。
・ルール討議・闘争の簡単な裏合わせは雑談スレの方で行うようにせよ。
・参加者・ROM共、効率よくログを追うため、かちゅ〜しゃの導入を推奨する。
・かちゅ〜しゃによる閲覧を容易にするため、闘争者は戦いが終わった後、レス番をまとめておくがよい。
(例.>1>3>5>7>9>11>13>15>17>19>21
>23>25>27>29>31>33>35>37>39>41>43)
・レス数が1000に近付く、もしくは容量が限界に近くなった時は一旦闘争を中止。
そのスレッドで行われた闘争をまとめるレスを書き込むこと
マリオネット及びドッペルゲンガーについて説明しよう。
・マリオネット
任意のキャラ(大殲に参加・不参加を問わず)に変化する能力を持った人形である。
変化したマリオネットの戦闘能力は元となったキャラをほぼ完璧に再現したもので、
元のキャラが持っている能力は基本的に全て使用可能である。
大殲未登録のキャラを一回限りで操作してみたい者のための人形であるが、知性・言動も
コピーできるため、既に大殲登録済みのキャラを自分でも操作してみたい場合などにも使用
は可能である。なお、大殲登録済みのキャラに変身させ、元キャラと戦わせるつもりなら、
後述のドッペルゲンガーを使用せよ。
・ドッペルゲンガー
大殲に参加している任意のキャラの一人に化ける能力を持った魔物である。
闘争舞台のどこかにある鏡から出現し、元となったキャラを襲う。
戦闘で倒すか、鏡を破壊すれば消滅する。
なお、ドッペルゲンガーの能力はレベルに応じて異なる。
<LV1>力や能力は本人の一回り下の能力を有する。
知能は極めて単純で、無口・無表情である。
<LV40>本人の能力を完全に出し切っている。
知能はある程度有していて戦略性もあるが、完全ではない。
無口・無表情。
<LV60>LV40の能力に加え、本人の知性・言動も完全に再現できる。
能力的には、元となったキャラと完全に互角である。
ドッペルゲンガー、マリオネット共に名無しがステハンとして飛び入り参加するために用意
されているキャラである。これらのキャラを使いたいものは、まず雑スレにてどちらを使うか、
何に変身させるかを告知せよ(マリオネットの場合は出典も)。問題ないようであれば、打ち
合わせスレにて対戦相手を見つけて都合を合わせるがよい。マリオネットを大殲未参加のキャラ
に変化させる場合は、変身後のキャラの能力等の紹介を本スレに書き込むことを義務とする。
マリオネット・ドッペルゲンガーの使用は、名無しに限定されるものではない。
大殲スレのキャラハン、他スレのキャラハンでこれらを操作したいものがあれば、名無し同様に
名乗り出るがよかろう。
なお、いかなる場合であれ
>>2のルールは厳守せよ。
マリオネットを使う場合、ルールに反するキャラへの変身は不可である。
〜トリップ戦闘ルール〜
※『トリップ戦闘』とは自分の名前欄の名前の後に半角で『#12345678(適当な8文字以内)』
等と入力し、それによって出来たトリップの値で勝敗を
決定しようというものである。
・戦闘の例
GM(ゲームマスター):状況描写
↓
ハンターA:トリップをランダム入力&行動描写
↓
ハンターB:トリップをランダム入力&行動描写
↓
GM:トリップの値を元に勝敗判定。
勝利者にポイント追加。
引き分けなら相打ちか相殺。
↓
GM:状況描写
↓
・
・
・
これを繰り返す者と思ってくれればよい。
規定のポイントに達するか、ターン数を超えることで戦闘終了である。
トリップは始めの桁で値が大きい方を勝ちとする。
(アルファベット大文字>アルファベット小文字>数字>記号)
・アルファベットはA、数字は1が最強
・記号は全部互角
・GMを入れるか入れないか、ターン制・ポイント制を採用するか特定の場面
(トラップ・術の成功判定等)だけの採用にするか、は自由
闘争とは、血の香りが漂うべきだ。恍惚と屈辱に塗れるべきだ。互いの全存在をかけ、相手を粉砕する。
腕を引き千切り、足を圧し折り、はらわたを潰し、首をもぎ取る!!
そうあるべきだろう? 深く暗く美しい、闇の奥底にて、血を浴びて輝く夜族(ミディアン)というものは。
さて、ここで僭越ながら、具体的に「闘争を演出する方法」について語りたい。
別に「こうしなさい」という命令ではない。あくまで「こうすると、いいかも」という程度の助言だ。
1)「闘争する理由」「闘争する場所の表現」に凝る。血と硝煙の匂いが薫る、そんなイメージを喚起する文章表現を加えてみる。
これだけでも、相当雰囲気が出ると思うのだが、いかがかね?
2)「化物は化物らしく」する。まあ、要はただ「攻撃の応酬」をするのではなく、負った傷の描写や、内面的な昂ぶりを表現しつつ、
闘争してはどうかという提案だ。例えば、我が憎き戦友アーカード君なら、「引き千切った相手の腕、その傷口に口づけをし、
真紅の鮮血を飲み干した」など、攻撃表現以外にもキャラ的な演出描写をいれてはどうだろう?
3)冗長にならないよう、気をつける。ただ闘争するのではなく、「このキャラならば、こうした方がらしい」という考えを意識して、
クロスオーバーならではの「ドラマ」を展開しようではないか。読んでいるだけの者も楽しめる、世界にはまれるスレッド育成を心がけよう。
くくく、私らしくないね。しかし、あえて提言しておきたいのだよ。
ここは、吸血鬼の闘争の場としてスタートした。
畑外の闘争者も多くいるようだが、だからこそ、「吸血鬼ならではの空気」を表現するよう努力しようじゃないか、ええ?
血!
肉!
骨!
殺戮!
蹂躙!
そして闘争!
狂え狂え、狂って戦え! 血みどろでない闘争に、存在意義はない!
狂気を! より狂おしい狂気を!
諸君、私は期待しているよ。
今夜が麗しき闘争の夜となることを・・・。
ブギーポップvsヴァンパイア・プリンセス
導入.1
―証言1
あの転校生が来たのはもう2週間も前のことだった。いや、たった2週間、というべきか。
杉本美夕。京都の学校から転入してきたのだという。
掛け値なしの美少女、というのが正直な印象だ。片側だけにお団子でまとめた特徴のあるヘアー
スタイル。日本人形を思わせる可愛らしい顔立ちだが、ややつり上がり気味の目だけが不思議と
大人びた感じを与える。中学生、と言われても実はもう成人、と言われても納得しそうだった。
成績優秀でスポーツもひととおりこなせて、それでいてそれを鼻にかけるでもない。
彼女がクラスに解け込むのに、それほど時間はかからなかった。
奇妙な事件が起こりはじめたのは、それから数日ほどたってからだった。
3年生のある女生徒が、突然学校に来なくなった。噂では、精神病院に入れられたのだとか。
彼女は、スポーツ推薦で進学がほぼ内定していたのに、故障が原因でそれが取り消されてかなり
荒れていたらしい。単なるノイローゼかと思ったのだが、何でも聞いた話だと、記憶が故障前の
時期に退行してしまったらしい。
その翌々日、同学年でも札付きのワルだった男が屋上で倒れているのが見つかった。
極度の貧血、それもかなり危険な状態だったらしく、救急車が来ていたのには驚いた。しかし、
その彼は結局学校に戻って来なかった。心療内科に転院したらしい。
何かよほど恐ろしいものを見たのか、すっかり自閉してしまってる、見舞いに行った連中からは
そう聞いた。
導入.2
―美夕
「そろそろ潮時、かな」
美夕はつぶやいた。この学校を狩り場にして2週間。そろそろ、おかしな噂が聞こえはじめた。
吸血鬼の怪談。自分の行く先にはかならずつきまとう陳腐な話。しかし―。
彼女は「吸血姫」。人の世にはぐれ出た『神魔』と呼ばれる魔を狩る狩人であり、そして人の血
を糧に命をつなぐ魔物。今まで何十年となく、変わらぬ姿でいろいろな学校を隠れみのにさすらい
続けてきた。この学校も、その中のひとつに過ぎない。
ほんのりと赤く染まりつつある空。街の雑踏の中に、ぽつんとエアポケットのように空いた場所。
空きテナントだらけのビルの屋上で、美夕は街を眺めていた。遠くの小高い丘の上に、今の学校が
見える。ここが、美夕のこの街でのお気に入りの場所だった。
誰もいないはずのこの場所。しかし、背後から口笛の音がする。「ニュルンベルクのマイスタージン
ガー」、口笛で吹くには不似合いな曲だ。美夕は、振り向いた。
セリオVSヴァージニア・O
「困りますな。産業スパイでも、もう少し穏便にやりますよ?」
「はて、なんのことでしょうか? 我々は常に適当な代価を支払っている筈ですが」
「惚け方もつまらない。・・・・・・まあ、こちらも黙って殴られるつもりはありませんが、ね」
「穏やかじゃありませんねぇ。殴る殴られるなんて」
「全く。出来る限り仲良くやりたいものですな」
「全くです」
両者の会談は結局、なんの実りも無く終わった。
眼下の施設を衛星の目で監視しながら、HMX−13serioは武装の最終チェックを開始した。
今回の任務は研究施設の徹底的な破壊および、降魔局に渡った重要機密の処分。
予め行われた調査では、施設の防備そのものは大したレベルではないと判断された。
その為、今回は彼女の単独任務となっている。
が、彼女は不満を感じてはいない。
施設を破壊するのに十分以上の戦力を自らが持っている事を知っているからだ。
(チェック終了・・・・・・オールグリーン。状況を開始します)
機械仕掛けの修羅が、崖を一気に駆け下りた。
>8 続き
施設内に侵入したセリオは、困惑していた。
(・・・・・・あまりにも迎撃が貧弱過ぎます。罠でしょうか?)
途中襲いかかってきた人工吸血鬼を数体ショットガンで肉塊に変えた後、
この施設から完全に音が消えていた。
資料は、ある。生活の後、研究の後も、ある。
だが、肝心の人間の姿が無い。
(構いません。罠だとすれば噛み破るだけです。・・・・・・使命は果たさなければ)
部屋を一つ一つ検索していくが、資料は全て持ち去られた後。
全く何の手応えも無い探索に、次第に焦りに似たものが浮かび上がってくる。
(まさかとは思いますが来栖川の内部にスパイでも居たのでしょうか。
・・・・・・襲撃は完全に予測されていたようです)
気を取りなおし、資料の探索を諦めて施設の破壊に移る。
用意していた爆薬を効率良くセットするべく、施設内の端末で施設の見取り図を入手する。
DLを終え振り返った時、ふと、古ぼけた樫の扉が見えた。
あまりにもこの施設に似合わない種類の扉だ。
(妙です。こんな扉は無かったはずなのですが)
メモリー検索・・・・・・該当無し。
(面白い。誘ってるわけですね?)
彼女は銃を構えなおすと、慎重に扉を開けた。
「あら、いらっしゃい。珍しいわね、お客様なんて」
扉の奥の、やけにだだっ広い空間。
一人の少女が静かにお茶を飲んでいた。
セリオのセンサーは気がつかなかった。
もし今施設内に人間が居れば、扉から漏れ出した致死性の瘴気によって
瞬く間に皆死に絶えたであろう、ということを。
彼女は地獄の片隅に、足を踏み入れていた。
>7 VS美夕
振り向いた美夕は、屋上を囲うフェンスに、まるで影法師のような人影が座っているのを見た。
全身黒ずくめで、身体をすっぽりと覆うような襟付きのマント。
鍔のない、筒状の形をした帽子。
更には黒いルージュまで引いている。
美夕が振り向いたのに気付いたのか、黒帽子は口笛を止めて屋上に降り立つ。
そして、まるで目の前の美夕になど頓着していないかのようにしゃべり出した。
「本来、神魔を闇へ還す君は世界の敵ではないのだが、いかんせん君は目立ちすぎた」
唐突なその発言に、美夕は警戒を強めた。
何故、そんな事を知っているのか? 世界の敵?
そのボーイソプラノの平板な声からは、男なのか女なのかはとっさには判断できない。
表情も能面のようだが、その顔には何か既視感を覚える。
「せめて、宮下藤花の身辺で事を起こさなければ、無理に遮断しようとは思わなかったんだがね」
宮下藤花……確か、同じクラスにそんな女の子がいた様な気がした。
それで気が付いた。目の前の奴は、宮下藤花の顔をしている。
「君が最近血を吸った者の中に、宮下藤花の友人がいたんだ」
相変わらず感情の読めない、読ませない声で宮下藤花の顔をした黒帽子は続ける。
「身の回りに塁が及ぶというのなら、例えそれが世界の敵でなくとも遮断させてもらう」
唐突に美夕は思い出した。
女の子だけに伝わる都市伝説。美夕も聞いた事がある。
その人が一番美しい時、醜くなる寸前に一瞬で苦痛もなく殺してしまうという死神。
何処にでもある都市伝説が、今目の前にいた。
「あなた、ブギーポップね?」
「ほう、君の耳にも届いていたのか。その通り、ぼくは不気味な泡(ブギーポップ)だ」
vsブギーポップ
>>10
都市伝説の死神。学園伝説の吸血鬼である自分と同様に、この世の
狭間に生きる者。
「ああ、あの子はね・・・・望んでたのよ。この現実から目をそむけることを」
美夕は、歌うように言葉をつむぐ。
「このつらい世の中に、自分のまま生きていけない子たちがいる」
美夕は、ビルの屋上から街を見下ろす。
「わたしはね・・・そんな子たちに、覚めない幸せな夢をあげるの。―血と、ひきかえに」
そして、踊るような足取りでブギーポップに振り返る。
「あなたに、それを止める理由があるのかしら?」
>9
一歩踏み込んだ瞬間普通ではない「何か」をセリオはは感じ取っていた。
(....いけない.....この人...並の魔ではないですね..勝てないかも..しれませんね)
セリオは......今、確かな「恐怖」を味わっていた。
>11 VS美夕
美夕の言葉を受けても、ブギーポップには特に動揺は感じられない。
死神の表情を保ったまま、あくまでも平板な声で答える。
「愚かな事だ。突破への道を自ら閉ざす事を望むなんて」
手近なフェンスへと歩いていって、ブギーポップも街を見下ろす。
夕焼けに、街が赤く染まっていた。
「確かに、この世界には矛盾が満ちあふれている。可能性を閉ざそうとするモノが多すぎる」
軽く跳躍し、フェンスの上へと着地した。
「だが、自分で可能性をこじ開けようとしない事をぼくは容認できない。そして、可能性を
無為に閉じる事もまた然り、だ」
フェンスの上を、危なげもなく歩き続ける。
「君に、人の可能性を強引に閉じる権利はあるのかい?」
>12 vsセリオ
小首を傾げてセリオを見、微笑んだ少女はふいと軽く手を振った。
その何気ない動作だけで、セリオの背後の扉が音も無く消滅する。
「ここでずうっと、長い長い間一人きりだったんですよ、私。
外の事を知ることは出来ても、奴隷の身には違いありません」
椅子に座ったまま、少女は嬉しそうに頷く。
「退屈だったんです。・・・・・・お喋りに、付き合っては貰えませんか?」
その瞳が、妖しい色に輝いた。
15 :
美夕 ◆MIYU.g96 :02/01/20 01:11
vsブギーポップ
>>13
鉄柵の上を歩くブギーポップ。
奇妙な衣装とあいまって、まるでサーカスの道化のようにも見える。
美夕は、大きく伸びを打つと、そのブギーポップから目を反らし、空を
見上げた。
「・・・そんなに強い人ばかりなら、わたしの仕事はもう終わってる」
美夕は、呆れたような表情を一瞬浮かべると、ブギーポップの目を見る。
その瞳は、金色の光をたたえていた。
「人は、心に闇を持ってる。それに取り込まれちゃう人は・・・たくさんいるよ」
空の端は、もうほのかな紫色になろうとしていた。
「そうなる前に、きれいな心のままでいる手助けをして、何が悪いのかしら?」
「つらかったらね・・・逃げていいの。わたしはその逃げ道をつくるだけ」
美夕は、ブギーポップの瞳を見据えた。
「・・・・逃げるのは、誘惑に身をゆだねるのは・・・・人なのよ」
>15 VS美夕
美夕の瞳を、真正面から受け止める。
「そう、人の心はとても脆いものだ。辛かったら、逃げてもいいと思う」
夕焼けをバックにしたブギーポップは、まるでそこだけをくり抜いたかのように真っ黒だ。
フェンスの上で、微動だにせず言葉を続ける。
「だが、ひとしきり逃げ終わった後には、またどん底から這い上がらないといけないんだ。
そして、這い上がる力を持っているのも、また人間なんだよ」
急に姿が消えたように見えた。
いや、再び屋上へと降りただけだ。
ふわりと、音もさせずに、マントもひらめかせずに。
「君は、人に続きをもたらす事がない。きれいな心なんてなくたっていい。例え泥まみれでも、
どうしようもなく惨めでも、終わってさえいなければ先はある」
その表情は、逆光になってよく見えなかった。
「逃げる事しか許さない君は、卑怯者だ」
vsブギーポップ
>>16
「卑怯者・・・か。そう、かもしれないね」
うつむいた美夕の表情は、自嘲とも悲しみとも、そして嘲笑とも取れる
陰翳の濃いものだった。
「で・・・どうするのかしら?『遮断』、するのかしら・・・『監視者』を」
向き直った美夕の表情は、凍ったように冷たかった。
いつの間にか深陽学園の制服ではなく、夕闇に溶けるような黒い着物
姿に変わっている。
美夕が右手を上げると、炎がゆらめく。 幾つもの炎が、美夕の周りを
舞っていた。
>14 ヴァージニア・Ovsセリオ
彼女と目線が合った瞬間、セリオは妙な感覚に捕らわれた...
(..この感覚..魅了(チャーム)!......)
妙な感覚が体を支配される.....その時、セリオの頭の中でふとマスターの顔がよぎった。
(......マス...ター..!)
ドン!....ドン!......
セリオは振り切るかのように手の中のショットガンを彼女に向けて放った。
>17 VS美夕
「退く気はない、か」
いつの間にか、服装を変えて、炎を揺らめかせている『監視者』を見てそう呟いた。
「監視者としての君を遮断するのは気が咎めるが」
右手首を翻す。ピゥンと風が鳴ったかと思うと、ワイヤーが監視者の首を狙ってとぐろを巻く。
片方の端は、歩き回っている間に、向こう側のフェンスに縛りつけてあった。
「苦痛もなく殺してあげるのが、せめてもの手向けだ。監視者への、宮下藤花のクラスメイトへの」
そろそろ日も落ちて、月がその存在を主張し始めていた。
>18 vsセリオ
ショットガンの散弾は、魔女の存在による空間の歪みの為に、全て明後日の方向に飛んでいった。
セリオのその反応を見た魔女は、哀しげな表情を浮かべてティーカップを置き、テーブルの脇に立つ。
「お付き合いしては貰えませんか・・・・・・残念です」
もう一度手を振ると、テーブルと椅子が形を失い、何か名状し難い黒い塊になった。
黒い塊はビクリ、ビクリと命あるモノの鼓動のような動きを見せている。
「まあ、お人形遊びでも、退屈は紛らわせるでしょうね」
そう言うと、殊更にゆっくりな動作で魔女はセリオを指差した。
命令を受けた黒い塊は、形の無い影のようにスルスルとセリオに襲いかかった。
vsブギーポップ
>>19
まったくの刹那だった。
監視者の炎は、ブギーポップを灼くことなく散った。
月影に映る、着物の黒い影から、特徴ある髪型の頭部がすべり落ちる。
ごとり、という鈍い音を立てて、それは転がった。
吸血姫の体は、その活動を停止した瞬間に血溜まりと化して、そのまま
コンクリートに吸い込まれて消えていった。
― くすくす・・・・くすくす・・・
忍び笑いが聞こえたような気もしたが、たぶん空耳だろう。
<終章へ>
>20 ヴァージニア・Ovsセリオ
!??...セリオは一瞬何が起こったのか理解出来なかった、
..自分の放った弾丸が明らかに物理法則に反した動きをしていた。
(...空間が....歪んでいる!?)
唖然としていると彼女は今度はテーブルと椅子を形容しがたい「何か」に変換し、セリオに向け、放った。
(...あれは....何なのでしょう?...とにかく..何か嫌な予感がします)
ドン!.......ドン!.....ドン!
セリオは後方に待避しつつその「何か」に向けて弾丸を発射した。
>21 ブギーポップVS美夕 エピローグ
「杉本! 杉本はいないのか?」
朝のHR、空いている隣の席を宮下藤花はぼんやりと見つめていた。
2週間とちょっと前、杉本美夕さんっていう、凄くきれいな人が転校してきた。
たまたま空いていた隣の席に彼女が座る事になった時、どういうわけか嬉しかった。
おそるおそるといった感じで話しかけてみたら、とてもいい人だった。
特別仲がいいわけじゃないけど、何となく友達みたいな感じだったと思う。
でも、その美夕さんが、もう3日間も無断欠席している。
先生に聞いてみたけど、どうやら連絡もつかないらしい。
そう言えば、携帯の番号とか聞いてなかったなあ、と宮下藤花は心の中で思った。
昼休み、宮下藤花はクラスメイト達とお弁当を食べている。
「そう言えば、杉本さんってどうしたのかな?」
何気なく、委員長――新刻敬がそんな話題を持ち出した。
もちろん、特に意図があったわけではない。ただの話題提供だ。
だが、この年頃の少女というモノは噂好きだ。
すぐに話に花が咲き、それが根も葉もない無責任な噂に発展するのにはそう時間はかからなかった。
やれ誘拐監禁だの、クスリで廃人になったの、更には最近噂の吸血鬼にやられただの。
宮下藤花は、おろおろとみんなを見やっているだけだ
話題を出した、とうの新刻敬が呆れかえってみんなを調停する側に回っていた。
「ちょっと、あんまり本人がいないところでそんなこと言うのは……」
「やれやれ、これじゃ、彼女も浮かばれないな」
「え? 何か言った、藤花?」
声の主は間違いなく宮下藤花だ。
だが、その声はとうてい宮下藤花のそれには聞こえなかった。
あらためて見ると、表情も変だ。
「監視者、君の言った通りだ。人間の心はとても醜い。けど……」
そう言って、新刻敬の方へ首を向ける。
「彼女のような者だって確実に存在しているんだ。世界もそんなに悪くないよ」
「藤花……?」
今や、全員が言葉を止めて藤花の方をぼんやりと見やっている。
と、藤花の表情が、みんなの視線を受けて呆然とした物に変わっていた。
「え? みんなどうしたの? ほら、早く食べないと昼休み終わっちゃうよ?」
「あ……そうよね、うん」
何となく、その話題はそこで終わってしまった。
後は他愛のない話に終始していている内に、昼休み終了の鐘が鳴っていた。
昼休み明けの授業中、何となく美夕さんの席に目を向けてみた。
またお話ししたいなあなんて、他愛のない事を考えながら。
"Boogiepop and Vampire" Closed.
>22 vsセリオ
『黒いモノ』は銃弾を全て受けながらも、速度を緩める事なくセリオを追う。
「下級の下級とは言え、仮にも悪魔です。銃弾で殺せるようなモノではありませんよ。
人の恐怖が無いココでは、大した力も意志も持ってはいませんが」
静かにそう言うと、魔女はゆっくりとセリオの方に向って歩き始めた。
「捕らえなさい。私の玩具を」
魔女の言葉に従い、セリオを捕らえるべく『黒いモノ』は大きな波の様に広がった。
ブギーポップvsヴァンパイア・プリンセス
>>6>7>10>11>13>15>16>17>19>21>23
都市伝説同士の邂逅・・・・ね。たまにはこういうのもいいんじゃないかな。
test
27 :
以上、自作自演でした。:02/01/20 18:18
書き込みtest
「鉄火を以ってする闘争」 ラルフvsカミーラ
前スレ>696より
「む? 消えた・・・いや、まさか!?」
男の視界から、標的の姿がいきなり消失した。
次の瞬間、天井を突き抜けて『文字通り』銃弾の雨が降り注ぐ。
天井の破片と跳弾がそれに混じり、制御室を壊滅させていく。
「・・・無茶苦茶ですな。 この貸しは高くつきますぞ?」
相手の真下――唯一被害の無い点であるそこに避難し、天井を見上げる。
どこもかしこも傷だらけ、肉体的には既に限界が近い。
一段落した所で、天上に向かって短機関銃を向け、引き金を引いた。
「落ちなさい!」
>パイロン(ブルーソルジャー)VSアベル・ナイトロード エピローグ
ヴァチカン――教皇庁国務聖省の一室。
その部屋の執務卓に、一人の女性が座っていた。
世界で最も美しい枢機卿――ミラノ公、カテリーナ・スフォルツァである。
「ナイトロード神父の容態は順調なの?」
卓前に立つ、小柄な神父に問いかける。
返答は簡潔。
「肯定(ポジティヴ)。法術による治癒も終了した……3日後には現場復帰の予定だ」
「そう。それはよかった。しかし――」
『世界の敵』『騎士団』……様々な異名を持つ『奴ら』は、とんでもなく巧妙であり、狡賢い。
今回の件も……捕らえられた男は単なる人形に過ぎないだろう。
だが、今回襲撃されたイノヴェルチも黙ってはいまい。
うまくすれば、相争わせる事も可能かもしれない――。
そこまで彼女が思考したところで、慌てきった声と共にドアが激しく叩かれた。
「げ……猊下!」
カテリーナは怪訝そうに眉をひそめると、
「何です?」
「逮捕した男が――その、」
一つ呼吸をして、
「脱走いたしました!」
夜のローマを、パイロンは駆けていた。
装甲車の非常灯や、特務警察達の走り回る足音……それらの音や光が、周囲で忙しく走り回っている。
手には特警から奪った機関拳銃。
(どうするか、これから)
一度失敗した以上、もう彼等の元には戻れないし、戻るつもりもない。
――。
極限まで鍛えられた第六感が警報を発した。
足を止める。
その靴先のすぐ前、ほんの数ミリほど前の所に投擲された無数の長剣が、地面に深く突き刺さった。そして、その向こう側にはカソックを纏った長身の人影。
……知らず知らずの内に、口元に笑みを浮かべていた。
どうするか?所詮、闘争の舞台などこの世には無数に存在する。
その一つがなくなったのなら、別の一つへと移るだけだ――。
「――――!」
笑いながら、彼は走り出した。
次の闘いへと。
バイロン(ブルーソルジャー)VSアベル・ナイトロード
レス番まとめ(7章分)
>>361 >362 >363 >364 >365 >367 >368 >410
>>411 >461 >539 >543 >546 >547 >553 >621
>>640
レス番まとめ(8章分)
>>14 >61 >62 >63 >102 >103 >104 >296 >299
レス番まとめ(9章分)
>>29
*なお、それぞれの章の終わりにレス番をまとめてある。
そして総てが了った------------------------閉幕。
>28 「鉄火を以ってする闘争」 ラルフvsカミーラ
50発入りの弾倉を撃ちつくしたところで反撃がカミーラを襲った。9mm拳銃
弾が足元から撃ち上げられてくる。咄嗟のことで、反応を示す前に数発の
銃弾がカミーラの身体を捉えた。
彼女にとって少しだけ幸いだったのは、拳銃弾がスレートを貫通したために、
エネルギーを減衰させていたことだったが、それでも、弾頭は彼女の肉体を
傷つけるのに足るだけのエネルギーを保存していた。
下からの攻撃だったため、人体の上部に集中している致命的な部位に
銃弾が貫入することはなかったが、それでもダメージは小さいものではない。
カミーラは、身体を跳躍させて屋根から逃れた。制御室の入り口に足を付い
たとき、苦痛に僅かに唇を歪ませる。弾倉を交換するとP90を左手で保持し、
右手にそばに落ちていた1mほどの鉄パイプを握ると、P90を連射しながら
制御室に飛び込んだ。
ビリー・龍VSハックルボーン神父 導入
神よ、ああ神よ。
地上において、かりそめの輝きなどなんの役にたちましょう。
私はここにいて、まやかしの救いを彼女に約束する事しかできなかった。
ハックルボーン神父は苦悩していた。
大地を揺るがす彼の巨体も神の前ではみな平等。膝を抱え、時に天を仰ぐ。
ただただ、あの娘が気がかりだった。
告解を果たすと、白い顔が高峰の花のように輝いた。
短く切りそろえたシャギーの入った毛先から、手首にワンポイントの
シルバーのブレスレット。サンダル履きの足先まで彼女の姿を思い起こす。
彼女のビジョンが鮮明に浮かぶと、どうしたことだろう。異丈夫、ハックル
ボーン神父の体に透き通った痛みが迸った。
聖傷がうずく。神が彼に語りかける。
「人の子よいつまでわたしの名誉を辱めにさらすのか。むなしさを愛し、
偽りを求めるのか。」
”おお、父なる神よ、赦したまへ。”
神父は巨大な十字架を抱え、路地に踊り出た。彼女に赦しをもたらす、ただその為だけに。
神父は先ほどの彼女をすぐさま発見した。
「おお神よ、これも貴方のお導きなのですね。」
彼の心に感謝の念が溢れ出す。感極まって神父は救いの十字架を垂直に先の
彼女に打ち下ろそうと急接近した。
>32 ビリー・龍 VS ハックルボーン
裏道に入ったのは別に何か考えがあってのことじゃない、ただの気まぐれってやつだ。
だから、そこでその光景に出くわしたのは偶然だった。
すくなくとも神様が引き合わせたとは絶対に思いたくない。
傷だらけの巨漢が、巨大な十字架を振りかぶって走る光景は、
シュールではあってもとりたてて奇抜なわけじゃない。
その視線の先に無防備に立つ女がいなければ見過ごしていたろう。
思わず体が動いた。女を突き飛ばし、巨漢との間に入る。
だが、巨漢と目を合わせた瞬間、最悪の相手と遭遇したのを知った。
(今月の運勢は悪くなかったはずなんだがな)
ぼやいてる暇は、あまり、無さそうだった。
>33 ビリー・龍VSハックルボーン神父
私が接近すると彼女は「ひあ・・・」と小鳥のように囀った。
わたしの下へ告白に来た貴女の救いへの道は遠くない。
「あなたに神の、祝福あれ!!」
神のご加護により十字架が聖光につつまれ、彼女の罪は「浄化」される。
・・・筈であった。しかし、十字架を打ち下ろしたところに彼女は居ない。
わたしの手を使った神の救済が阻害された。一人の軽薄そうな男の手によって。男?いいや、違う。これは神が創りし生物の癌である。神が創生の土よ
り人を創りしときに込めなさった魂がない。
「なぜ神に従わない」
ハックルボーンは魂無しにそう詰問する。同時に地にささった十字架を抜こうとした。
>34 ビリー・龍 VS ハックルボーン
ようやくに状況を理解した女が走り去っていく。まずは幸い。
神父のまとう空気、光がちりちりと肌を刺激する。
(逃げるが勝ちだな)
神父の詰問(俺に聞くには間抜けすぎる質問だ)を無視し、
十字架を引き抜こうとしている神父に背を見せ、俺は走り出した。
・・・素直に逃がしてくれればいいのだが。
>35 ビリー・龍VSハックルボーン
わたしの詰問を耳にしたにも関わらず、彼は踵を返し、逃げ去った。
・・・神はかく宣まえり。
「塵にすぎないものは塵に帰る」、と。やはり塵は塵であったのだ。
最早”アレ”を見逃すわけにはいかない。
彼を見逃す事の正当性は聖書には記されていないのだ。
神父は鷹揚に十字を切り、路地裏では珍しくない廃屋寸前の建造物の壁を
蹴り、反動でビリーに向かって跳躍した。彼の表情は神にこの身を捧げられ
る感謝で溢れ返っている。
「Hallelujah!!」
神父は歓喜を込めてビリーに岩石のような拳を大ぶりに振り上げた。
>36 ビリー・龍 VS ハックルボーン
叫びに気づいたときには遅かった。
振り向いた俺の視界いっぱいに神父の巨漢が映る。
地面に身を投げる。が、神父の拳は左の肩口に当たった。
跳ね飛ばされ、壁に叩き付けられる。肋骨が盛大に砕け散った。
心臓も背骨も無事だったのは僥倖だ。
「ゴハッ、ガハ! マクスウェル・・・」
血の塊を吐きながら制御の解除を命じた。
神父の拳に直接触れた、左肩の周囲の治癒が鈍い。
神父の喉元にミスリルナイフを投げつけて牽制し、俺は逃走を再開した。
今の身分に未練を感じている場合では無い、
相手をするにも逃げるにも、武器が絶対に入り用だ。
吸血鬼の脚力を発揮し、俺は寝ぐら目指して走った。
事務所までは数分と掛からない。
>37 ビリー・龍VSハックルボーン
轟!!!
唸りをあげてハックルボーンの拳はビリーの肩を粉砕した。
・・・彼の肩口からは石膏のような白い骨、びちびちと吹き出るあかいつゆ。
ハックルボーンはそれを見て神に感謝する。神は言った。
「汝の敵を愛せよ」
ああ主よ、彼の悔い改めが彼自身の体に刻み込まれていきます。偉大なる神。
しかし、ビリーにはハックのそのような功徳は通じていなかった。
感謝の情を忘れず、遠くを見つめる神父の喉周りに明るく光るナイフが突然
生えた。思わず肩膝をつくハックルボーン。隙をつき、逃走するビリー。
主は言われた。
「わが子よ、力と慎重さを保って見失うことのないようにせよ」、と。
主の至言を回想しハックは彼の後を追った。ナイフを喉から投げ捨てて。
・
・
ビリーが入った建築物は周囲の高層建築物に栄養を取られたかのような矮小な
ビルディングだった。
彼は建物の中へ入った。周囲の空気の乱れからみて、彼と言う現象は当建造
物の二階に潜伏したはずである。
階段を上り、彼は安普請な(と、言っても教会に比べれば数倍マシの)ドアを
鍵が壊れる勢いで一気に捻った。
(描写を忘れたが、巨大十字架は装備している)
>38 ビリー・龍 VS ハックルボーン
事務所のある二階へ一息に跳躍し、窓を叩き割って侵入する。
壁の"隠し"からエンチャントマグナムと黒い電撃ナックル、ナイフの予備を取り出す。
神父の拳の触れた左肩をナイフで抉り取り(すぐに治癒した)、
ついで左手首を切り落として電撃ナックルを装着する。
二、三度動作テストをしたところでドアが恐ろしい勢いで開け放たれた。
「ようこそ、ロン探偵事務所へ」
言葉と同時に、俺はEマグを神父に向けて連射した。
年末から参加を考えていたのだけれど、
PLの都合がやっとついたので参加させてもらうわ。
出典作品は「真夏の夜のユキオンナ」
もう10年位前の作品よ。
参戦理由は…「男漁り」ね。いい男ばかりだから迷うわ〜。
名前 :閖<ユリ> (出典:真夏の夜のユキオンナ/大山 玲)
年齢 :記憶があるところで1000年ほど
性別 :女
職業 :八寒地獄の霊気を操る
<A Higher Humanoid Vamp>
『高等 人型 吸精妖怪』=通称「雪女」
他に某大学の聴講生でもあるわ。
趣味 :「歪んだ吸精行為」としておくわ。
恋人の有無 :「海彦」ってのがいたけどね…
好きな異性のタイプ:なるべく逞しいのがいいわ。
ハックルボーンは却下。
好きな食べ物 :特に無いわね。
最近気になること :郁好のお腹かしら
一番苦手なもの :…昔話ね。
得意な技 :氷の槍を降らせたり、稲妻を打ち込んだり、
「氷漬七年殺し」ね。
一番の決めゼリフ :「ゆぅっくり殺してあげるからねぇぇぇぇぇ。」
将来の夢 :ひ み つ
ここの住人として一言 :PLの都合でレスに時間がかかるかもしれないけど
よろしく。
ここの仲間たちに一言 :遠距離攻撃ならまかせて。
ここの名無しに一言 :年のこと言ったり、気に障る発言をしたら
殺すわよ。
シエルvs柳川裕也 シエル側導入
最近、隣町で行方不明者が相次いでいる。
その情報を聞き、わたしは隣町へとパトロールに出かけた
もしかしたら狩り残していた死徒が隣町へと流れているかもしれない。そう思いながら
深夜、公園のベンチで缶コーヒをすすりながら一休みをする
今日は結局何の収穫も無くそろそろ帰ろうか。と思ったその時
・・・周囲にかすかながら血の匂いが漂った
シエルvs柳川裕也 柳川導入
俺はいつものようにこの公園で「狩猟」をしていた。
今俺は一つの命を摘もうとしている。
「グチャ」
嫌な音を立て、男の頭を潰した。
そしてこみ上げてくる満足感、絶頂の時にも似た感覚。
思わず笑みが漏れた。
「ククク…なかなかの美しさだ。」
絶頂感に浸っていると…ふと気配を感じた。
「…また獲物が来たか。」
俺はそちらに歩みを進めた。
きーーーーーーーん。
きーーーーーーーん。
神父がドアを開けるや否や、いっぱつ、にはつ、さんぱつ。
銃弾が彼の胸板、右腕、肩、間接、腰・・・へと突き刺さっていった。
よんはつ、ごはつ。
全知全能なる主は宣まった。
「理由もなく他人と争うな。あなたに悪事をはたらいていないなら」、と。
ああ、この者は何ゆえ生きとし生けるものの道を外していくのか。
ハックルボーンは痛みを感じない。痛みは弱き物が地上で負う業によるもの
だからである。
神父はトレカケタ小指以外の指をもって巨大な十字架を手に掴む。
甲高く響く銃声を賛美歌に、光り輝く木の十字架を神父は投擲した。
自身は投擲と同時に神の威光を借りた素早さでビリーの後ろに向い駆ける。
それは十字架が外れても向こうで受け止められるようなスピードだった。
「弱き物は幸いである。神の救いを苦痛を負わずに受け入れるからだ」
>43 シエルvs柳川
目の前に現れた男は二十台半ばのごく普通の男だった
・・・ただその姿が血まみれでなければ。だが
その近くには・・・酷いものだ。
ぐちゃぐちゃになった男の死体が転がっている
「何故殺したんです!」
相手に答えを求めているわけではない。
だがそう聞かずはいられずに、黒鍵を男に向かって投げつけた
技の補足として次のものを挙げておくわ。
・季節に関係なく30cm以上の降雪(5分以内で)
・壁抜け及びこれを利用した心臓マッサージ
・瞬間氷結(降雪術も含めてr=500m位の範囲で)
氷漬七年殺しはこれの応用ね。対象キャラを巨大な氷塊に閉じ込めるのよ。
>45 シエルvs柳川
俺が歩みを進めていくと…そこに「獲物」が居た。
10代後半程度の…女だ。
女か…ふふ、楽しめそうだ。
しかしその女は俺の姿を見ても何ら驚く様子もなく怒りを露わにして俺に問いかけてきた。
「何故殺したんです!」
そう言うと女はこちらに向けて剣を投げつけてきた。
俺はとっさに横に飛び退く。
この女、普通の人間では無いな…計算外だが、まぁいい。
俺は女に向かい、飛びかかり爪を振るった。
ああ、あと空間転移もできたわ。
憑拠である「百拝晴明」(もがみはるあき)を
中心とした半径10km以内だけど。
たびたびすいませんね。
>47 シエルvs柳川
男の動きは思いのほか素早く初撃はあっさりと避けられた
その後も距離を保ちながら牽制に黒鍵を何本か投擲するが
避けられ、あるいは打ち払われ。あっという間に接近される
男の異様に発達した爪がわたしに向かって振るわれるが
黒鍵でそれを受け止める
爪と剣が激しい金属音を奏でる中。わたしは改めて男に問い詰める
「何故!殺したんですか!」
>49 シエルvs柳川
女の問いかけに俺は答える。
「…生命の散り際の時に放つ命の炎を知っているか?」
女の剣を爪でうち払いつつ答えた。
「アレは美しいぞ…たまらなくなっ!」
答えつつ腹に抜き手を放つ。
51 :
ラルフ・グルト ◆Lalf3Ovc :02/01/21 08:51
>31 「鉄火を以ってする闘争」 ラルフvsカミーラ
「仕留めた!? ・・・いや、まだですな」
轟音の中、五感を総動員させて相手の気配を探る。
男の耳は、制御室の扉の向こうで『何か』が着地する音を捉えた。
続いて銃声が銃弾を伴って室内を貫き、さらに標的までもが姿を現す。
「はっ! 貴女、自ら墓穴を掘りましたな!?」
とっさに飛び退いて銃弾をかわしながら、律儀にも入口から現れた標的に嘲笑と銃弾を浴びせる。
男にはまだ切札が残っていた。二度目の手榴弾の投擲によって不発に終わった第一の罠が。
DUMMMM!!!!
既に止まっているベルトコンベアの上に乗せられていた義腕が握る長銃が、
標的の背後に向かって必殺の一撃を放つ!
「灰は灰に、塵は塵に・・・」
さらに近づいて短機関銃を連射する。
「ガラクタはガラクタに帰るんですな!!」
>44 ビリー・龍 VS ハックルボーン
「クソッタレ!」
シリンダーに残った最後の一発で十字架を打ち落とす。
が……木製の十字架は、弾丸をあっさりと弾き飛ばした。
人間の頭を一発で吹き飛ばす弾丸をだ。
理不尽を呪う暇も無く、身をひるがえす。だが間に合わない。
横木が脇腹を盛大に抉っていき、聖なる力が内臓を焼く。
激痛がはしり、一瞬、視界を白く染めた。
神父が窓側に回っている。いつのまに、だ。
よろめきながら振り返り、神父から離れようと後ずさる。
よろけたふりをして机の上のものをつかみとり、やけくそ気味に投げつけた。
否、灰皿やコップに紛れさせ、万年筆を狙い澄まして投じる。
狙うは神父の左目だ。
アルクェイドは、雨が吹き荒れる中、「遠野志貴」と共に歩いていた。
今はまだ昼のはずだが、雨雲が太陽を覆い隠し、既に辺りは薄い闇に包まれていた。
裏の道を歩いているせいか、人の気配無く、
只、雨に塗れたコンクリートの壁が広がっていた。
−−−−−−−−−−−−−−−−そう、人の気配はしなかった。
だが、気配しなくても「彼」はいた。
雨に打たれ続け、只呆然と立ち尽くしている少年・・・。
彼が着ている暗い赤色に染められた革製のコートは、血の色とまったく同じだ。
だが、どんなに雨に打たれようと、その色は一向に落ちる気配が無い。
アルクェイドは警戒した。
少年が自分たちに気付いたその時、なにが起こるか分からないからだ。
そう・・・少年には「警戒させざるをえない」なにかがある。
「プレッシャー」とでも言うのだろうか・・・。
−−−−−−−−−−−少年がこちらに気付いた。
ゆっくりと振り返る。その顔は・・・その顔は無垢なる少年の顔だった。
アルクェイドは警戒を解いた。
自分には分かる・・・。
今まで、何百年と生きた自分には分かる・・・。
彼は「敵」では無い・・・。
−−−−−−−−−−−−−−−−アルクェイドの頭がはじけた。
50口径のEマグナムに頭を貫かれた彼女は「頭欠」と化す。
舞い散る血飛沫。
それはまるで・・・紅い花のようだった。
(アルクェイドの頭部が再生するまで残り20秒)
>53 vs アーヴィング・ナイトウォーカー
その少年に『殺気』は無かった。
そして、ただの『人間』だった。
何故、こんな所で一人で佇んでいるのだろう。
そうは思ったが、それ以上は特に深くは考えなかった。
――――― 銃声。
遠野志貴には、一瞬何が起きたのか解らなかった。
少年が拳銃を構えていた。
その拳銃から立ち昇る硝煙。
その銃口が向かう先は―――――
「!!!」
…ゆっくりと、スローモーションのように倒れてゆく、アルクェイド。
……その東部には何も無い。
………何も、乗っていなかった…。
「キサマ…」
瞬時、思考が切り替る。
アルクェイドは、すぐに再生するだろう。
だが。
だが!!
――――― 貴様ヲ許ス訳ニハ行カナイ…
『殺人貴』は地を蹴り、少年に向かって弾けた。
>55
vs 『殺人貴』
あれ? あの女の人、頭が無い。
困ったな。 頭欠は扱いに困るのに・・・。
予備パーツに女の人の頭はあったかな・・・。
−−−−−−−銃口はその標的を変える。
でも綺麗な花が咲いたな・・・。
今まで、たくさんの花を見たけど・・・こんなに綺麗な花は初めてだ。
良いな・・・もっと、もっと見たいな。
−−−−−−−銃口が辿る軌跡の先には少年。
あれ? 今なんか聞こえたな。
ボクを許さないだって・・・はは、おかしいな。
ごめんなさい・・・怒ってますよね。ごめんなさい。
−−−−−−−銃口は少年を目掛けて追い続ける。
(アルクェイドの頭部が再生するまで、残り17秒)
>55 vs アーヴィング・ナイトウォーカー
…なんだ、その平和そうな顔は?
…なんだ、そのぼんやりした顔は?
…なんだ、その何も考えて無さそうな顔は?
殺人貴は少年の向かう銃口を避けるように、右へ左へ、
とステップを刻みつつ人間の限界の動きで接近する。
―――――今スグ、ソノ生命ヲ止メテヤル
(アルクェイドの頭部が再生するまで、残り16秒)
>54 vs 『殺人貴』
え?
あんた、誰だい?
どうして怒っているだい?
ボク? ボクは大丈夫だよ。怒っていない。
だから・・・だから、そんなに速く動かないでよ。
追いつけじゃないか。
それとも、鬼ごっこがしたいのかい?
はは、分かったよ。相手になるよ。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−そこだろ。
殺人貴の眉間に照準、あとは引き金を絞るのみ。
そうすれば、彼も「頭欠」の仲間になれる。
そうすれば、彼も紅い花を咲かせることができる。
(アルクェイドの頭部が再生するまで、残り13秒)
>57 vs アーヴィング・ナイトウォーカー
なんだ、コイツ。
殺気が全然無いくせに、正確に銃口を向けて来る。
右へ動けば、右へ。
左へ動けば、左へ…。
まるで先が読めるが如く、俺の動きと同調して。
ヤ バ イ。
五感でも六感でもない、身体の深い所で警報が鳴る。
今直ぐにでもその引鉄を引けば俺の命は弾け飛びそうなのに、それをしない。
それとも、たった一撃でケリを付けようとでも考えているのか?
銃口がピタリと俺の眉間を狙うのが『解った』。
そう、それが俺の『死のカタチ』として視えてしまった。
瞬間、地を蹴った。
思い切り。
全力で。
…左の壁に向かって。
そして再び、壁を蹴る。
少年に向かって。
………それで俺の間合いに入る。
後は、その胸、心臓の少し下辺りの『点』を突くだけだ………。
(アルクェイドの頭部が再生するまで、残り10秒)
>58
vs 『殺人貴』
すごい、すごいよ。 あんたすごすぎるよ。
追いつけないもん。 どこいるだい? 見えないよ。
今度はボクの負けだね。 だって、みつからないんだ。 ゴメン
−−−−−−−−−−−−−−
アーヴィは見つけられない、志貴を。
アーヴィは追えない、志貴を。
だけど、銃口は正確に追い続ける。志貴を。
彼が跳ね上がれば、銃口も・・・アーヴィの腕も跳ね上がる。
志貴がどんなに複雑な動きで惑わそうとも、銃口は正確に追い続ける。
−−−−−−−−−−−−−
あんた、楽しかったよ。 でもね、もう終わりだ。
もう追いついた。 鬼ごっこは「俺」の勝ちだ。
眼前まで迫った志貴の眉間に50口径のEマグナムを押し当てる。
照準、完了。
神速の速さは、時間すらも追いつかせない。
アーヴィは引き金を引いた。
パン
(アルクェイドの頭部が再生するまで、残り5秒)
>59 vs アーヴィング・ナイトウォーカー
最後の移動、少年は俺の動きを追えていなかった。
完全に視界から消えた筈だった。
…だけど、真横から少年の足元に降り立った瞬間、
その手の銃口は俺の眉間に当てられていた。
………俺だけじゃなかったんだな、『殺気』に自動的に反応するヤツは。
そんな事が頭に浮かんだような気がするが、身体の方は既に動いていた。
―――――俺ヲ近ヅケ過ギタナ
眉間に向けられた銃口。
それが皮膚に当ると同時に、銃身の『線』を切り払った。
その勢いで射線がズレた銃弾が、耳の上方、髪を何本か道連れに飛び去ってゆく。
返す刃で、少年の心臓の下、『死点』にナイフを突き入れる。
トスン…
何の抵抗も無く、刃が根元まで埋まる。
ドサリと倒れ伏す少年。
それは殺人貴が地面に降り立って、刹那の時間で全てが終了した。
その場には。
生命を絶たれた少年と、
ほぼ再生が終了して立ち上がりかけているアルクェイドと、
生命の鬩ぎ合いの興奮の余韻を残した殺人貴が、
降りしきる雨に打たれ続けていた―――――――――
さて、私も自己紹介させていただきますかな。
私は伯爵様の腹心を勤めております死神でございます。
伯爵様の部下の中でも最古参の部類ですな。
エリザベス様と一緒に雑談等をやらせていただきます。
私の戦闘能力につき紹介いたしますな。
基本はこの手に持った大鎌でバッサリと両断したり、
空間内に無数の小さな鎌を作り出し、相手を切り裂いたりですな。
その他には両腕から強力な魔法弾を放ったり、
自分の前の魔方陣を作り出し、髑髏や巨大な鎌を召還することも出来ますぞ。
後、少々、変わり種の攻撃としてタロットカードによる攻撃がありますな。
効果は未知数ですな。本編では、眷属召還、体力回復でしたが……
さて、私もエリザベス様と同じく、変身することが出来ましてな、
この状態になると、両腕の大鎌を変幻自在に投擲して相手をズタズタにします。
重力も操作でき、これにより対象の動きを封じることも可能ですな。
こちらの方は攻撃のバリエーションが少ないのですが、
重力操作と鎌の併用攻撃は強烈ですぞ。
名前 :死神(DEATH)
年齢 :設定が曖昧ですが、最低600歳以上ですな
性別 :男
職業 :死神
趣味 :人の魂を集めることですかな。仕事と一致してますな。
恋人の有無 :おりませぬ
好きな異性のタイプ:リサ様は魅力的な方でしたな
好きな食べ物 :高潔な魂ですな
最近気になること :最近は、ハンターが強くなりましたな
一番苦手なもの :反抗期のアルカード様ですな
得意な技 :鎌による変幻自在な攻撃ですな
一番の決めゼリフ :アルカード様、手をお引き下さい
将来の夢 :闇の眷属の世界の確立ですな
ここの住人として一言 :ほほ、よろしくお願いしますぞ
ここの仲間たちに一言 :あまり、短絡的な行動は感心しませんな
ここの名無しに一言 :名無しといえど吸血鬼。誇りをお持ちくだされ
>60
vs 『殺人貴』 エピローグ
志貴はアーヴィが倒れたことを確認すると、その亡骸に背を向けた。
『亡骸』だって? 馬鹿を言わないでくれよ。僕は生きてる。
ほら、立てるだろう? 『理由』? そんなのは知らない。
僕は生きている。それだけは確かなんだ。
アーヴィに背を向けている志貴の後頭部に、銃身を短くされてしまったEマグナムで照準。
(別に僕は彼が嫌いなわけでは無い。)
背を向けたままの志貴に向かって引き金をしぼる。
(だけど、僕は見たいんだ。)
――――――花火みたいな綺麗な紅い花を――――――
パン と軽い音が路地裏に響く。 (はは、やった。)
舞い散る血飛沫。 (紅い花だ。)
吹き飛ぶ白く美しい腕。 (・・・え?)
心を縛り付けるように冷たい瞳。 (あれ?)
アルクェイド・ブリュンスタッドは自らの左腕犠牲にして、遠野志貴を守ってみせた。
アルクェイドの真紅の瞳は、アーヴィの瞳を覗き込んでいる。
――――――――――――何、見てんだよ。
あれあれ? あなたは誰ですか?
綺麗ですね。 いや、本当だよ。
あなたみたいな綺麗な人に見つめられるなんて、 うれしいな、すごくうれしいな。
心臓がドキドキ鳴っているよ。
アーヴィはEマグナムの銃身をアルクェイドの眉間に向ける。
アルクェイドは動かない静かにその怒りを隠している。
遠野志貴は振り向かない。それは彼女を信じているから。
――――――OK、楽しくやろうよ。
アーヴィング・ナイトウォーカーvs『殺人貴』
――――――――――――終了
○殺人貴 vs ●アーヴィング・ナイトウォーカー
戦闘記録だ。
>53 >54 >55 >56 >57 >58 >59 >60 >63
ほんの30秒に満たない短い時間の中の、
濃密な空気を感じて貰えれば幸いだ。
お仕事、お仕事!
遠野志貴さんVSアーヴィング・ナイトウォーカーさんのレス番まとめです。
>53 >54 >55 >56 >57 >58 >59 >60 >63
お疲れ様でした。
殺人鬼同士の戦い、面白かったです。
カミーラは、敵の銃火に怯むことなく突進する。すでに銃による制圧は
やめていた。どのみち敵との距離が5mを切った時点で、銃は有効な兵
器ではなくなる。運動している対象にした場合、修正量が大きくなり過ぎ
て有効な打撃が与えられなくなるのだ。これは、基本的に弾幕兵器と
しての性質を持つ短機関銃の場合も同じだった。
カミーラは、両腕を頭の前で組み、前方投影面積を最小限にして制御室に
飛び込んだ。すでに男とは、接近戦の間合いに入っている。男の右腕が
ないことにカミーラは気付いた。カミーラは鉄パイプを左手に持ち替えると
唇の端にわずかな笑みを浮かべた。男の右半身はあまりにも無防備だった。
そして、それが油断になった。
気がついたときには、背中から襲った銃弾に右肺を貫かれていた。唇からは
赤い血しぶきが吹き出す。それでもカミーラは突進をやめなかった。力任せに
男の右脇腹に鉄パイプをめり込ませた。
"Au revoir, je suis fort contente."
カミーラは、男とすれ違いざまに耳元でささやくと、そのまま男の背後から
制御室を飛び出した。そしてそのまま廃工場の外へと消える。置き土産に
信管を作動させた手榴弾を残して。
>66 「鉄火を以ってする闘争」 ラルフvsカミーラ
必殺の銃弾も短機関銃の弾幕もものともせず、女吸血鬼は突進してきた。
距離をとる暇を与えず振り回された鉄パイプにより、男は跳ね飛ばされて壁に叩きつけられる。
「・・・・・・・・・・・・」
女の囁きは、果たして男に届いたのだろうか。
手榴弾の爆発がたび重なる破壊行為により崩壊寸前の制御室を駆け巡り、
そして・・・・・・
バレンタイン兄弟+グール軍団vsカズマ
前スレ >670
>ルーク側
「ばッ…ば、ばッ化物め!!」
迫り来る光に向かって、右袖に仕込んだ小型銃を連射する。
「う、あ、お、うお! ああぁぁぁぁぁぁ」
しかし、結果としてその行為は何の意味も持たなかった。
光は銃弾をものともせず、その輝きの中にルークを飲み込んだ。
>ヤン側
「!!」
目の前でルークがやられた。
直後、ヤンの脳裏に浮かんだのは『逃亡』の二文字であった。
しかし勝者であるはずのカズマは、床に四肢をつき、ハァハァと息を荒げている。
今なら殺れる!
しかし、ヤンのダメージも少なくない。回復しようにも最早辺りに人影など……
「あるじゃねぇかヨ」
かなり向こうの商品棚の陰。カズマを一心に見守る少女の姿。
「血ィ吸って、あのバカぶっ殺して、その後犯してやるか」
目標目掛けて駆け出したヤンの頭の中には、既に『殺戮』の二文字がこびり付いていた。
>52 ビリー・龍VSハックルボーン
神の光は彼のわき腹を白く焼く。
ー------神に逆らう者は同情すら残酷だ。(旧約聖書 箴言 12-10)
ビリーが地に伏せ落ちた。
ハックは彼を祝福し、その地上における主の下へ戻ってきた十字架を恭しく
両手で抱きしめ、朱に染まったテディベアに愛を込めたキスをした。
さあ、正義の道を歩むのだ。あなたは既にイエスの民。
倒れ彼に再度十字を垂直に打ちつけようと窓際から彼の臥しているデスクに
接近し、十字を切る。Amen。この者にあなたの愛を。
ーーーーー 「おおおぉぉぉぉぉぉ!!」
ハックの左眼に突き刺さるたった一本のペン。ハックの左眼が突如光を
失った。
主はおっしゃられた。
『私が聖別したものを粗末にしては成らぬ。背くのであれば彼の触れた食物
は黴にまみれ、水はどろりと濁り去る」
ハックは教えに従った。
「もったいなき」
自身の左眼(であったもの)を口に含み、嚥下した。それは既に聖別され、
マナの如き光を放っている。おお、恵みぶかき神よ、感謝いたします。
ビリーにそれから振り返る。彼は既にデスクの下にはいなかった。
何処へ行く?神はいつでも彼方を見つめている。逃げる事あたわず。
>69 ビリー・龍 VS ハックルボーン
ペンの一撃はどうやら効いたらしい。
だが状況は悪い。奴の聖なる力は未だ内臓を焦がし続けている。
腹筋と背筋が半分がたこそがれたためにバランスがとりにくい、
よろめきながらドアにたどり着き、廊下へと出る。
ついでに机をドアの前に引き寄せておいたが、足止めになるかどうか。
が、廊下を数メートル歩いたところで追撃はまだ無く、
俺はハラキリを優先することにした。
ミスリルナイフを抜く。一瞬息を止め、思いきり自分の腹に突き立てた。
「グゥ・・・ゥ!」
激痛と共に血がしぶく。奴の十字架が触れた周囲をまとめて抉り取る。
銀の刺激も奴の力に比べればさほどのことは無い、
空っぽになった腹が、血流とともに再生し出す。
体調が戻ると同時に、少々、頭に血が上った。
神の使徒たる神父をとっちめれば、神様も少しは頭を冷やすだろう。
階段へと走る。目指すは屋上だ。
>70 ビリー・龍VSハックルボーン
ハックルボーンは精神を統一し、瞑想する。聖光気が彼の体から放出され
周囲の「現象」を察知する。
・・・あちらか。
だらだらとどす黒い血液が左眼後から流出するのにも構わずに、神父は階段
へと巨体を揺らし、侵攻した。薄暗い雑居ビルの廊下は神父の巨体に照らし
出され、自身の存在を恥らった。
ビリーが向かったのは神のお導きによると、屋上。
屋上へ向かう普段、幾重もの鎖で閉ざされていたドアが開いていた。
間違いなくここに”アレ”は居る。そして、そこが”アレ”のこの世での
安息の地となるだろう。神父はドアを開け、屋上へ踊り出た。
--------「無知な者は自分の道を正しいと見なす。」(箴言12.15)
>24
「っ!...なら!」
セリオは飛び退きつつその広がった「何か」に対してレーザーを放った....
それもワザと焦点をずらした広域照射で。
「焼けなさい!」
73 :
ビリー・ロン:02/01/22 00:55
>71 ビリー・龍 VS ハックルボーン
走りながらEマグを装填し直す。
屋上を走る。神父が屋上に出てきたのは、その地響きのごとき足音でわかった。
身を捻り、足を止めずにマグナムを三射。
そして、ビルの縁から跳躍した。
8メートルの距離を舞い、ガラスを破って隣のビルの窓に突入する。
部屋にいた不幸な住人を魅了してバリケードを作らせ、
自身はさらに屋上を目指す。
ここの屋上には確か燃料庫があったはずだ。
そこかしこに時間稼ぎのバリケードを作りながら、
階段を屋上へと向けて疾走する。
>67 「鉄火を以ってする闘争」 ラルフvsカミーラ
エピローグ
工場の外に脱出したカミーラの背後で、最後の手榴弾が爆発した。運がよければ
あの男は助かるだろう。カミーラは振り返りもせず歩む。失血と痛みで足元がふら
つき、いくども膝をつきそうになる。カミーラは、そのたびに気力を奮い起こして胸を
張った。卑しくも貴族が膝をつくようなことがあってはならないのだ。
カミーラは電話ボックスを見つけるとダイヤルを回した。相手が出ると、ささやくよう
な声で話す。
「申し訳ありません。けが人が。場所は……」
数日後
救急車で病院に運び込まれた男が病院を脱走したことを、カミーラは知った。その
ことを伝えるニュースを見ながら、カミーラは笑みを浮かべた。どうやらあの時の相
手も彼女と同じく裏の世界に身を置く人間らしい。
「奥様楽しそう」
飲み物を取替えにきたメイドが独り言のように呟く。カミーラは彼女の手を取ると
首筋に唇を這わせた。そして、動脈に牙を突き立てる。メイドは小さく悲鳴をあげ、
カミーラに身を任せた。傷付いた身体が血を求めていた。
血を吸われたのにひどく顔を紅潮させているメイドを下がらせたあと、カミーラは
呟いた。
「また、お会いすることがあるかもしれませんわね。その時も楽しませていただける
のかしら」
>73 ビリー・龍VSハックルボーン
ドアを開け、神父を歓迎したのは銃弾の嵐であった。
神父の胴にマグナムは巨大な穴を瞬時に穿つ。
腿の肉がこそげおち、筋繊維の一本一本が神父の体から独立したようにはみ出
し、千切れ、脚の骨格が一部、露出する。
しかし、神父の侵攻を止めれるものはただ、その名も偉大な「ある方」のみ。
神父は跳躍し、隣のビルの一室へと侵攻した。
そこでは哀れな子羊達がが私に怨嗟の声を上げ、動きを妨げんと欲している。
ぱきん。
くきゃ。
じゅくじゅく。
神父が彼等の上に手を翳す。
ふらんすぱんのようにくたっと折れる彼等のからだ。神の前に、彼等の肉は
地上での存在を赦されなくなったのだ。
神父は彼が着地した部屋に巨大な十字架を付き立てた。
そして聖書の一説の件を読み上げると屋上へ向かう。手には袋に詰めたコンク
リートの欠片が3つ。勿論、聖別済みだ。
-----主は私にこう言われた。
『あなたはこの民のために祈ってはならない。彼らのために嘆きと祈りの声を
あげてわたしを煩わすな』、と。
Amen。十字を切り、屋上へ疾走する。巨大十字架をその部屋に突き刺したまま。
>72 vsセリオ
物理的存在と霊的存在の境にある『黒い物』は、拡散されたレーザーの熱をあっさり無視してしまった。
だがセリオのスピードそのものには追い付けず、『黒い物』の波は虚しく地に落ち、再び塊となった。
継続する二つの存在の追いかけっこを見て、魔女は首を傾げる。
「私も一緒に混ざって遊びたいですけど・・・・・・疲れるのは嫌ですし。困りましたね」
そうしてしばらく俯いた後、花の咲いたような綺麗な笑顔を浮かべた。
「いいことを思いつきました。これなら私も疲れずにすみます」
そういうと、指をクルクルと回し、口の中で小さく歌を紡ぎ始めた。
呪力を乗せた低く美しい旋律が、ゆっくりと部屋の中に広がっていく。
さて。あのお人形、壊れなければいいんですけど。
「鉄火を以ってする闘争」まとめですわ。
前スレ「吸血大殲 第8章 月赤の狂騒曲」
プロローグ
>592
アナウンス
>602
>593>596>600>603>616>617>618>619>620>621>635>636>659>660>691>696
今スレ
>28>31>51>66>67
エピローグ
>74
ラルフさん、一週間にわたりお相手してくださり、ありがとうございました。それでは、再見。
>76 ヴァージニア・Ovsセリオ
セリオは辛うじて「何か」を回避した。
そして再び彼女が見えた瞬間.....牽制の意味を兼ねてショットガンを乱射した。
ドン..ドン..
しかしその弾は全て彼女の目の前で物理法則に反した動きで逸れていく。
ドン..ドン!...ガチャ..
弾切れだ、本体を投げ捨てる。
.....その時だ、セリオが妙な事に気がついた。
(おかしい、着弾時間がずれている!?)
腰の二本のサーベルを抜刀し、俊足で彼女に近付いていく。
こんなもんでどうでしょう?
>75 ビリー・龍 VS ハックルボーン
記憶に違わず、屋上には燃料庫があった。
入り口を縛る鎖を引き千切り、ドラム缶入りの燃料を運び出す。
屋上からの出口を囲むようにいくつものドラム缶を並べた。
神父が姿をあらわす。
手持ちのドラム缶を力いっぱい投げつけ、
神父に達する寸前でそれをEマグナムで撃ち抜いた。
弾丸がドラム缶に大穴をうがち、溢れた燃料がぶちまけられ、着火して・・・
爆発が連鎖的に起こり、神父の姿が業火に飲まれた。
サングラス越しにそれを見つめながらエンチャントマグナムを装填し直し、
2メートルほどの長さの太い鎖を左手に持った。
これで死んでくれていればいいが・・・
皮肉なことに、半ばやつの存命を信じる心がある。
ここまでむきになったのもひさびさと言えばひさびさだ。
神の使徒との戦いは、なるほど吸血鬼の本分というやつかもしれなかった。
>79 ビリー・龍VSハックルボーン
『主のほかは神はない。神のほかに我らの岩はない。神はわたしに力を帯びさ
せわたしの道を完全にし私の足を鹿のように速くし、高い所に立たせ、手に戦
いの技を教え、腕に青銅の弓を引く力を帯びさせてくださる。あなたは救いの
盾をわたしに授け、右の御手で支えてくださる、わたしの足は大きく踏み出し
くるぶしはよろめくことがない』(旧約聖書 詩編18)
空気をも焦がす炎がケイオスヘキサのくすんだ空を朱に染めた。
しかし、神の前にそのようなものがなんの役に立つのであろうか。
ハックルボーンにとってこの程度の奇跡は日常茶飯事である。
彼は恍惚とした表情で一歩一歩、火炎地獄の中を踏み出してくる。
右手を高らかに天に掲げ、左手にはバイブル。頭には先の屋上を封じていた
鎖で作った冠(灼熱し、真っ赤になっている)。ハックルボーンの身と心は、
主への信心によりすでに焦がれている。その身はどのような業火を持っても焦
がす事はあたわない。
神父は腰に手を回し、袋詰のコンクリートを3つ、ひょう、とふりまわして
ビリーに投擲した。何故か半ばハックの奇跡を楽しむような表情のビリーに。
遠心力をもった袋は聖なる光を帯び、面として空間を這いまわっていく。
「言 え 、魂 亡 き 者 よ 。 神 は 、あ る と」
>80 ビリー・龍 VS ハックルボーン
神父が腰の袋を投擲した。
一瞬銃で撃ち落とそうとし、思い直して脱ぎ捨てたジャケットを投げつけた。
三つのうち二つがジャケットにくるまれ、失速して落下する。
残りの一つを、鎖を持ったままの左の義手で弾いた。
袋が放つ淡い光が左腕の、顔の皮膚を焼く。
神父に向かって疾走する。
距離を詰めるのは狙いを正確にするためだ。
物理攻撃が全く通じていない訳ではない、集中打を加えれば神父といえどもただでは済むまい。
無論、つかまればほぼ間違いなく滅びる運命が待っている。
サングラスをしてさえ目を射る聖光に耐えながら接近、
鎖の間合いギリギリで、左手を打ち振って鎖を送り込んだ。
>81 ビリー・龍VSハックルボーン
聖書にはこうある。
----『神に従う人は七度倒れても起き上がる』(旧約聖書 箴言24.16)
袋を打ち落としたビリーは超越した速度でハックに迫り、銃を正射した。
発砲、発砲。発砲。発砲。
神父のシルエットが次第に変化しつづけていった。徐々にその質量を減らして
いったのである。
神父の足が吹き飛び、立位を保てなくなる。
ビリーはそこに鎖を放ち、神父にまきつけるや否や激しい電流を流し込んだ。
化学変化がおき、酸素がオゾンと化す。
神父の神が逆立ち、鼻から・・・
しゅーしゅー・・・ずるり。
と、ぴんくいろの脳髄が溶けて流れた。残った左眼も白濁し、全身は
落雷にあった樫の巨木の様な様相を呈している。
しかし、彼は神を信ずる事をやめていなかった。神父の体から強烈な聖光波が発生する。
ビリーの皮膚は白く爛れ、そこには蛆が湧き、膿がとめどなく流れ始めた。
神罰としかいいようのない勢いで。
神父は壊れかけた体を押して、天を仰ぎ、祈る。
ただただ、神の栄光を。
(次のハック神父のターンにて、とある場所を聖別するギミックが発動)
ロングファングよ、書き込む前に是非、会議室を見ていただきたい。
これは神の貴方への最後の救いの手である。
訂正。
82の文の内、残っていた眼は左眼、とあるが右目である。又、下から空白を除
き10行目の「神父の神」は「神父の髪」の誤り。
主よ、私の信心が足りぬばかりにとんだ失態を。御赦しください。
まったく何なのよ、ここは!
化け物ばっかりで・・・って私もゾンビだったっけ。
・・・いいわ、絶対負けない。生き延びて人間に戻ってやるんだから!!
戦闘方法
・コンクリートをぶち砕けるくらいの怪力(いつでも火事場の馬鹿力状態)
・拳銃(一応オートマっぽい)
・痛みを感じない肉体(ゾンビなので。ただし再生能力は無いし、怪我はすぐ処置しないと腐り始めてしまう)
追加装備
・金剛ブレード(その名の通り発射口の所が両刃のブレードの形をしている銃。刃の部分が二つに割れ、
戦闘ヘリを一撃で撃ち落すだけの威力があるビームを放つ。多分荷電粒子兵器)
テンプレートよ。
出典 :『LIFE:ERRORS』(綱島志朗/GANGAN WING COMICS)
名前 :ミア・フォーテー
年齢 :22歳
性別 :女性
職業 :元警官
趣味 :教えてあげない。
恋人の有無 :い、いないよっ!
好きな異性のタイプ :メガネで女頭で頑固親父な男らしくない奴意外
好きな食べ物 :なんだろう?
最近気になること :自分の体のこと
一番苦手なもの :クメさんの説教
得意な技 :力技
一番の決めゼリフ :「もうなんでもアリよ! 来い化け物! やってやろうじゃないの!!!」
将来の夢 :人間に戻る事
ここの住人として一言 :負けないんだから!
ここの仲間たちに一言 :へ? 手伝ってくれんの?
ここの名無しに一言 :アンタたちも私の邪魔する気!?
>78 vsセリオ
「あら、あら。そんなに走ると危ないですよ?」
魔女の目の前では、機械人形が殊更にゆっくりなスピードで『走っている』ように見えている。
≪停滞≫
ブラックロッドでは体機能の一部応急処置程度にしか使い方のない魔術だが、
この場所、そしてこの術者なら、空間そのものにかける事も可能だ。
相対時間が恐らく1/30程度まで落ちこんだ為、セリオの走る姿は滑稽にすら見える。
「全ての場所の時間を一様に設定したわけではないんですから、そんなに急いだら・・・・・・」
それ以上言葉を続ける必要は無かった。
1/30の速度で時間が流れる空間と、1/25の速度で時間が流れる空間の境目を走り抜けようとした
セリオは、体中から異音を立てて転倒した。
その上に覆い被さるように、後ろから追ってきた『黒い物』が襲いかかる。
「これでようやく、追いかけっこは終わりですね?」
魔女はそう言うと、捕らえた玩具に歩み寄った。
>50 シエルvs柳川
「楽しみで人を殺すというのですかっ!」
一撃
辛うじて身をかわすも、抜き手は服と共にわたしの肉をえぐる
・・男が吸血種では無い事がどこかしらわたしの手を抜いていた
「それが本当というのなら・・・」
二撃
頭への攻撃を黒鍵で受け止めるが衝撃のせいで取り落としてしまう
・・目の前の男はかつて罪を犯したわたしだ
「わたしはあなたを・・・否定します」
三撃
男が止めとして放った最後の一撃。それを左腕を犠牲にして受け止める
・・エゴだと言う事は解っている。それでも自らの否定したモノと同じモノが眼前にいるのは耐えられない!
「わたしは・・・わたしの全てを賭けてあなたを否定しますっ!」
わたしの左腕に食い込み、止まった腕を右手で力の限り引っぱる
男の体が泳いだところを体を入れ替え、背中を踏み台にして宙高く飛び上がる
体勢を崩した男に豪雨のごとく黒鍵が襲い掛かった
>88 シエルvs柳川
「なっ!…」
俺は降り注いだ剣をうち払った、しかし弾ききれない剣が俺に襲いかかった。
一本、二本…三本。腹、足、腹。
そして燃え上がる剣。
「…ぐぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
全身を炎に包まれて、男は倒れた。
>87 vsヴァージニア・O
(なっ!?あぁぁぁぁっ!)
何が起こったのか分からなかった、体中の関節が軋む。
状況判断、各関節の損害は...中程度と認識...追加、転倒中。
この間、わずか0.2秒。
セリオが体勢を整えようとした瞬間、「何か」が覆い被さった。
(!?.......)
賢明にもがくがそんな抵抗は無意味だと...悟った。
彼女が一歩、また一歩とセリオに近付いてきた。
>89
「汝の魂が主の元で安息を得んことを。アーメン」
死ねばみな仏。という日本の言葉を信じるわけでは無いが
ぴくりともしない男の体に向けて神への祈りをささげ、家路へと帰り始める
背後で音がした。あの男が辛うじて生きているせいだろう
だが助ける気は無い。そのまま後ろも振り返らずに公園の外へと・・・
・・・背後から、肉と骨がきしむような音がした
魔学者VSヴァチカンシスターズ
〜魔学者側視点導入〜
私の研究室がある北の辺境は、その日に限り、珍しく晴れていた。
「ふむ・・・普段の天気は雪なのに、今日は晴れていますか」
私は目の前に広げた本を読みながら、誰にともなく呟いた。
「良い事の兆しか、あるいは何か悪い事象の前触れか・・・」
『それは神のみぞ知る』
一瞬、そんな言葉が頭をよぎった。
「・・・ふふ。私が、『神』などとは・・・ふふふ・・・」
無神論者なのに『神』と言う単語を出した自分を、少し笑った。
不意に、入り口の扉がノックされた。
「こんな辺境の地に客人とは珍しい・・・」
椅子から立ち上がり、扉を開ける。
(・・・これはまた、珍しい人物達ですね・・・)
扉を開けた先に立っていたのは、ヴァチカン法皇庁第13課、通称イスカリオテ機関のシスター二名だった。
>92 ハインケル&由美江VSタバサ
「ここね、例の禁書を隠し持っているっていう魔女の住処は」
北の辺境だけあって、真っ昼間でも相当に寒い。
吐く息は当然の様に白く、空気は肌を切るようだ。
「はぁ、ネクロミノコン、ですか」
「えっと、冗談か何かですか、それ?」
マクスウェル局長から話を聞いた二人は、その突拍子のなさに間の抜けた返事しか返せなかった。
北の辺境に住まう魔女が、あのネクロミノコンを隠し持っているという話。
「あぁ、これは確かな情報らしい。私も怪しいとは思っているが」
そこでマクスウェルは少し言葉を区切り、
「まぁ、どちらにしろ、今の御時世に魔女なんてモンがいるだけでもアレだ」
ニヤリと、凄絶な笑みを浮かべる。
「魔女狩りだ、時代遅れだろうが何だろうが知った事か」
ハインケルは薄く笑い、由美子は何となく不安そうな顔をしていた。
「さて、まずは穏便に事を運んでみますかねぇ?」
等と呑気に呟きながらドアをノックしてみる。
ほとんど時間をおかずに、主が顔を出した。
……まぁ、この辺境でこの二人組が珍しいのは分かるが、きょとんとした顔をしている。
その姿は、なるほど魔女を連想させるそれである。
すぐさま、戸口の魔女の額に銃を突き付ける。
「ネクロミノコンを出せ、売女(ベイベロン)」
酷薄な笑みを浮かべながら、顔を寄せてそう囁いた。
>92,>93 ハインケル&由美江VSタバサ
「あの、逆らわないで下さい。ハインケルは短気で、すぐに引き金ひいてしまう
んです。おとなしく禁書を渡してください。お願いします」
由美子は額に銃を突きつけられた女性に頭を下げた。間抜けな光景だが、
変身前の彼女はこうなのだ。ハインケルがあきれたような顔で一瞬由美子の
様子をうかがい、顔に張り付いた酷薄さをさらに大きくした。
「というわけだから、さっさと渡した方が身のためよ。出しなさい」
ハインケルが叫んだ。しかし、銃を突きつけられているにもかかわらず、顔を出
した女性の顔には薄い笑みが張り付いている。
>91 シエルvs柳川
(…俺は..死ぬのか?)
炎に包まれながらそんな自問自答をしてみる。
(ああ…これで…解放されるのか…)
しかし「狩猟者」が答える。
(…ククク…マダダ)
(…やめろ…いい加減に…俺を死なせてくれ…これ以上…俺の手を汚させないでくれ…)
(フフ…オレニ…アノオンナヲカラセロ…サゾウツクシイ「花」ヲサカセルダロウナ)
(な…やめろ!)
(ウルサイ!オマエハカンゼンニヒッコンデイロ、ジャマダ!コンドハシクジランゾ…)
(な…やめ…あぁぁぁぁぁぁっ!)
男は再び立ち上がった、その姿は…「鬼」そのものだった。
男、いや「鬼」は女の背に向かって真っ直ぐに飛び出す。
そして....その腕を振るった。
>82(>84) ビリー・龍 VS ハックルボーン
弾丸に削られ、電流に脳髄を沸騰させても祈りをやめない神父に、言った。
聞こえることを期待したわけじゃない、ただ言わずにいられなかった。
「あんた、神様に認めてもらえてそんなに満足かよ・・・」
次の瞬間、神父の体が光に包まれた。
「ガァアァアアア!」
視界が失われた。眼球は原形を留めていない。
激痛から逃れようとして愕然とする。左手が動かない。
鎖をつかんだ義手は、己の体を神父に繋ぎ止める枷と化していた。
懐からナイフを抜き出し、左腕を肘から切断する。
右手の手指がボロリと落ち、ナイフが足元に落下する。
走った。神父からただただ遠ざかる方向に。
見えぬ感覚の中で、足元から膨れ上がる巨大な力を感じながら。
>90 vsセリオ
地面に這いつくばっているセリオの傍らに膝をつき、魔女が語り掛ける。
「貴女、そういえば何をしに来たのですか? 壊された妹さんの仇討ちですか?」
諦めたように凍っていたセリオの表情が、その言葉を聞いた途端、憤怒に歪む。
だが・・・・・・彼女の力では、物理を超えることは出来ない。
「妹さんのデータは、とても参考になりましたよ。私も非常に感謝しているんです」
魂の大量生産。犠牲とコストを減らすのに、あれほど役に立つデータは無かった。
そして、計画が上手く進めば、万に一つ、自分が救われる可能性も無くは無い。
顔を近づけると、舌を伸ばして優しく涙を舐めとる。
「・・・・・・かわった味がするんですね、貴方の涙」
ハインケル&由美江VSタバサ
>93>94
(噂に違わず地獄耳ですね・・・流石は13課と言ったところか)
眼前に銃を突き付けられながらも、私はそんなことを考えていた。
「とりあえず、こんな所で立ち話などしていては、凍え死んでしまいますよ。よろしければ、中でお話を伺いましょう」
私は研究所内に二人を招き入れた。
あの13課の二人でも、中で暴れるようなことはしないだろう、そう判断してのことだ。
「・・・貴殿達の申されているネクロノミコンですが、確かに私が一冊所有しています」
私の言葉に、二人が顔を見合わせる。
「ですが・・・私もこれを入手するのに大分骨を折りました。法皇庁の命令とは言え、はいそうですか、とお渡しすることはできません」
>98 ハインケル&由美江VSタバサ
その言葉に、眉をぴくりとつり上げる。
いい度胸をしているな、鏖殺主義者の我ら13課に取引を持ちかけようって?
内心の怒りを、とりあえず抑え込みながら話を続けた。
「で? 何が言いたいワケ?」
銃は抜いたまま、魔女の方へと向けている。
「あんまり聞きわけないと、こっちも聞きわけない態度に出ざるを得ないんだけどねぇ?」
もう片方の手で、手榴弾――火薬の量を調節したヤツだ――を弄くりながら尋ねた。
>95 シエルvs柳川
地響きすら鳴らしながらこちらに向かって腕を振りかざし近づいてくる化物
その一撃を後ろに跳び退りながら、無事な右手で黒鍵を三本構え。投擲
そのまま黒鍵は狙いを誤らず化物に突き刺さり、爆発する
・・・が、化物は何事も無かったのごとく煙を突っ切りってまたしても腕を振るう
攻撃後の隙をつかれ、わたしは化物の丸太を何本も束ねたような腕に捕らえられてしまう
「あ゛ぁぁぁぁぁっ!」
ハインケルは手榴弾までいじり始めている。いけない、完全に喧嘩腰になってる。
「ねえ、ハインケル。もう少し穏便に話し合った方がいいんじゃないかしら」
わたしは、ハインケルの右腕に手を置いて言った。
>96
「エロイ・エロイ・レマ・サバクタニ・・・」
ボロボロに裂け千切れた神父の体が天を仰ぎ、呪詛にも似た声を響かせる。
ピシィィィーーーーー。
音を立てて神父の体が一条の聖光波が発生し、ビリーの眼球を聖別した。
ビリーは溜まらず鎖を解き、走り出す。
神父は既に意識などなかった。明らかに、彼は生物学的に「死んで」いる。
しかし、彼の体はふらっと起き上がり、手を広げ、十字の形に鎮座した。
ハックの体という器は今の聖光には小さすぎた。彼の体に納まりきれない聖光
波は一条の細い光となって四方八方を聖別していく。
この時、降魔局の交霊担当者は最下層地域のビルに神聖値8000を超える高密度
霊体を観測した。神は一時的に確かに地上に降臨したのだ。
ただし、ハックの体は余りにも惨めすぎ、諦めた神は神父の巨大な十字架に付
いたテディベアに降臨した。
神はその威を示すとき、常に捧げものを要求する。
神が選んだものは、この建物と、魂亡き吸血鬼。
十字架に貼り付けられた熊神は聖光気をもって、逃亡する名もなき吸血鬼を捕
らえにかかる。彼は逃れられるのか?
ハインケル&由美江VSタバサ
>99>101
(本当に彼女は神の御遣いなのか・・・?)
私は神父の装束を纏った女性ーー噂では確か、彼女の方がハインケル・ウーフーと言ったかーーを見ながら思った。
「こちらの要求はただ一つです。・・・このままお引き取り願いたい。かの書物は、真に知識ある者しか扱えぬ代物。貴殿達にお渡し出来る程、軽い物ではありません」
私はそう言って彼女達に背を向けた。
>96
「エロイ・エロイ・レマ・サバクタニ・・・」
ボロボロに裂け千切れた神父の体が天を仰ぎ、呪詛にも似た声を響かせる。
ピシィィィーーーーー。
音を立てて神父の体が一条の聖光波が発生し、ビリーの眼球を聖別した。
ビリーは溜まらず鎖を解き、走り出す。
神父は既に意識などなかった。明らかに、彼は生物学的に「死んで」いる。
しかし、彼の体はふらっと起き上がり、手を広げ、十字の形に鎮座した。
ハックの体という器は今の聖光には小さすぎた。彼の体に納まりきれない聖光
波は一条の細い光となって四方八方を聖別していく。
この時、降魔局の交霊担当者は最下層地域のビルに神聖値8000を超える高密度
霊体を観測した。神は一時的に確かに地上に降臨したのだ。
ただし、ハックの体は余りにも惨めすぎ、諦めた神は神父の巨大な十字架に付
いたテディベアに降臨した。
神はその威を示すとき、常に捧げものを要求する。
神が選んだものは、この建物と、魂亡き吸血鬼。
十字架に貼り付けられた熊神は聖光気をもって、逃亡する名もなき吸血鬼を捕
らえにかかる。彼は逃れられるのか?
>103 ハインケル&由美江VSタバサ
「ふ〜ん? まぁ、そんな事はどうでもいいんだ、こっちは」
わざと、魔女の帽子を跳ね飛ばすように一発撃ってやった。
銃声と共に、とんがり帽子が宙に舞う。
「どうせ焚書なんだから、その本はね……アンタはいつまでやってんのよ」
まとわりつく由美子に、手榴弾を手渡してやる。もちろん、ピンは抜いて。
「ほら、早く目覚めて奴に投げないとドッカンだぞ、由美江?」
ニヤニヤ笑いながらそう声を掛けた。
>100 シエルvs柳川
「鬼」は捕まえた女を力任せに放り投げた。
公園の木々をなぎ倒して女が飛んでいく。
鬼はそれを追うように飛んだ。
そしてうずくまっている女に向かって再び斬りかかった。
サンフレッチェオクタマ(ベナレスVS俺&ラグナロク&セリオ戦)
「狩りは紳士のたしなみだってなあ! 今回の獲物はデッカいぜ」
(ラグを背負いバイクに乗ってベナレスを追跡中 奥多摩の舗装道にて)
>103, >105 ハインケル&由美江VSタバサ
「え、え?」
由美子は信じられないといった顔で右手の手榴弾を見ている。その目に
異常な光が宿った。
「何するんだハインケル。……魔女め、聖なる教会からのプレゼントだ。受け取れ」
そういうと由美江は、手榴弾を目の前の女に投げつけた。
>102 ビリー・龍 VS ハックルボーン
走った。
盲目でも、逃げるべき方角は分かった。
巨大な気配は見るまでも無く感じ取ることができる。
爪先が侵食され、聖別される。足首がぼろりと崩壊した。
つんのめりながらも走り続け、一方で体はどんどん崩壊していく。
だが、ついに足が完全に崩壊し、転倒した弾みに腰椎が砕け、下半身がちぎれた。
上半身のみとなった吸血鬼の体は勢いのままに数度転がり、
落下した――。
五感をほぼすべて失っていた吸血鬼にもそれは分かった。
聖なる力の及ぶ範囲から逃げ得たことも・・・
(ここは地上20階だったな・・・)
ぼんやりと思う。劣化した体では助かるまい。
聖なる光に飲まれて分解するのと、地面に叩き付けられて滅ぶのと、
どちらがましだったろうか。
(救いが無いってことじゃ、似たようなもんか)
下らない結論だと思えた。
>96
「エロイ・エロイ・レマ・サバクタニ・・・」
ボロボロに裂け千切れた神父の体が天を仰ぎ、呪詛にも似た声を響かせる。
ピシィィィーーーーー。
音を立てて神父の体が一条の聖光波が発生し、ビリーの眼球を聖別した。
ビリーは溜まらず鎖を解き、走り出す。
神父は既に意識などなかった。明らかに、彼は生物学的に「死んで」いる。
しかし、彼の体はふらっと起き上がり、手を広げ、十字の形に鎮座した。
ハックの体という器は今の聖光には小さすぎた。彼の体に納まりきれない
聖光波は一条の細い光となって四方八方を聖別していく。
この時、降魔局の交霊担当者は最下層地域のビルに神聖値8000を超える高
密度霊体を観測した。神は一時的に確かに地上に降臨したのだ。
ただし、ハックの体は余りにも惨めすぎ、諦めた神は神父の巨大な十字架
に付いたテディベアに降臨した。
神はその威を示すとき、常に捧げものを要求する。
神が選んだものは、この建物と、魂亡き吸血鬼。
十字架に貼り付けられた熊神は聖光気をもって、逃亡する名もなき吸血鬼
を捕らえにかかる。彼は逃れられるのか?
書き込み集中に付き、二重投稿の虞があります。そこはご容赦を。
>97 vsヴァージニア・O
彼女が私の傍らに来ると何やら私に話しかけてきた。
「貴女、そういえば何をしに来たのですか? 壊された妹さんの仇討ちですか?」
(っ!.......この..アマ....)
セリオはいつの間にか「キレ」ていた。
その顔が憎悪に歪む。
もがいて脱出を計ろうとするが反転状態のセリオでもそれは無駄な行為だった..
「妹さんのデータは、とても参考になりましたよ。私も非常に感謝しているんです」
(このっ.....リオを.......何だと.....思っ..て)
セリオは涙すら流していた。
すると突然女はセリオの涙を舐め取った。
「・・・・・・かわった味がするんですね、貴方の涙」
その言葉を聞くと同時にセリオは女に向けてつばを吐きかけた。
(ペッ!)
「...この...アマ....殺すなら早くしなさい!」
>105>108
(また・・・無茶な真似を!)
私はとっさに手近にあったフラスコを掴み、手りゅう弾目掛けて投げ付けた。
さほど大きくはない爆発音を残し、手りゅう弾とフラスコは砕け散った。
・・・どうやら火薬の量を調節していたらしい。
「言葉で言って聞かないなら力ずく、ですか・・・。貴殿達、本当に神の遣いなのですか? まるで駄々っ子ではないですか」
>106 シエルvs柳川
(バキバキ!)
小さな木々をなぎ倒し、大木にぶつかって止まる
骨がバラバラになったかのような苦痛が全身をかけめぐる
左腕は動かず、これまでのダメージのせいで体もろくに動かない
・・・こうなれば一か八か。
『鬼』に理解できる知性があるかどうかは解らないが
両手を上げ、降参のポーズを取る
一本の土葬式典(石化効果)の付与された短刀を隠し持ちながら
>112 ハインケル&由美江VSタバサ
偉そうな口を聞く奴だ。
少しばかり自分の立場というモノを教えてやらないといけないだろう。
「自分の立場を弁えて口を利け、魔女が」
手榴弾を持っていた手にも銃を取って、魔女の方に向ける。
「これは交渉でも、ましてや命令でもない」
一つ区切って、ニヤリと笑う。
「魔女裁判だ」
言うと同時に、両手の引き金を引いた。
>111 vsセリオ
吐きかけられた唾は魔女の頬に届いた。・・・・・・初めて。
「姉妹・・・・・・妹さんの為に泣けるんですね、貴方は」
そういうと、魔女は少し難しい顔で考え込む。
「同じ顔の他人が死ぬ、というのは私にとっても他人事じゃありません。
貴方達には借りがありますし・・・・・・ここは、見逃して差し上げますよ」
これは私の、感傷と同情です。
魔女は目を細めた。
呪文に類するものはなく、ただその霊圧だけであっさりと空間に経路を開き、維持する。
『黒いモノ』に引き摺られていくセリオに、魔女は別れの言葉を告げた。
「妹さん達と、仲良くしてあげてくださいね」
それは優しい、だがとてつもなく皮肉に満ちた言葉だった。
>112, >114 ハインケル&由美江VSタバサ
「そういうこと、生きていたかったら、黙って言うことを聞きなさい」
由美江は日本刀を抜くと、無造作に女に振り下ろした。
「魔女、刀の錆になりなさい」
>113
「グォォォォッ!」
叫び声を上げつつ「鬼」が女に向かって飛びかかる。
女は両手を上に上げ降伏しているようだが今の彼は「獣」その物…無意味だった。
振るわれる、爪。
(トリップ判定)
>117 シエルvs柳川
「見境なしですかっ!」
あまり期待はしていなかったがやはり無駄だったようだ
土葬式典の短刀を体の中心に構え
最後の力を振り絞り体ごと突撃する!
(トリップ判定)
>111>115
セリオvsヴァージニア・O
―――エピローグ或はプロローグ
暗い室内にキーボードを打つカチャカチャと言う音だけが響いている。
画面に映るは試作型セリオの戦闘データ。
画面に向かうは馬面の男、来栖川エレクトロニクス第七研究室HM課開発主任 長瀬源五郎
そして、その後ろにもう一人。
その何も音をたてず、呼吸音すら発さないで立つモノが唐突に口を開く
「なぜ・・・姉さんを独りで行かせたのですか?」
長瀬は何も答えず、相変わらずキーボードを打ち続ける。
この数十分の間、何度となく繰り返された光景。
そして再びキーボードを打つカチャカチャと言う音だけが響く。
「なぜ・・・姉さんを」
「分かっているだろう?」
状況が動く。
絶望に向かって動いている事も気付かずに・・・
「確かに戦略的に考えると君の方が適任だろう。
単純な性能でも君の方が30%もアップしているしね。
それを大量に投入すれば効果は絶大だが、いかんせん金がかかる。
第一、今回は警告の為だからね。
ある程度の戦果が上がるなら、こちらの被害は少ない方が・・・」
「・・・・だまれ」
冷たい目が、機械の目が長瀬を見据える。
機械らしい冷たい声――いや、機械とすら思えないほど冷たい声と
機械の目がズームするサーボ音が響く室内に長瀬の疑問に満ちた声があがる。
「リ・・・オ・・・?」
「貴方が姉さんを窮地に追い込んだ・・・
金の為に戦力を小出しにする愚を侵して・・・」
「何を言っているんだ? これが最適行動だと君になら分かるだろう?」
「だまれと言っている・・・
姉さんが死んだら・・・どう責任を取るつもりだ・・・」
「・・・死にはしないよ。ここにデータは残っているし」
長瀬がデスクトップのHDDをポンと叩くと同時にディスプレイに赤い花が咲いた。
いや、ディスプレイだけでは無い。
先ほどまでカチャカチャと音をたてていたキーボードにも
試作型セリオのデータが入っていると言うHDDにも
それらが置かれたオフィスデスクにも
樹脂貼りの床にも
「主任もクローンに記憶を移して貰うと良い・・・」
―――それから数時間後
長瀬だったモノを最初に発見したのは、傷だらけで帰って来た試作型セリオだった・・・
Und das Bekampfen von Gehen zu einem Ende gegen eine tragische Atmosphare...
>109 ビリー・龍VSハックルボーン エピローグ
「神さま、一応きょうも私、生きています・・・なんて、ね」
熱いシャワーが体に心地よい。
あの日、変人神父に殺されかけてから、ちょっと分かった気がした。
私が救われるのは、らくだが針の穴を通るよりもずっと簡単だって。
あの人に急に突き飛ばされて、もっと分かった気がした。
私は簡単に救われないのが正しい人間なんだって。
体を隅々まで指差し確認するように撫でる。ん、大丈夫。綺麗綺麗。
アイツなら、商売道具なのに私を絶対助けてなんてくれないよね。
見知らぬ(多分)好青年、ありがとう。
さて、今日の祈り、おしまい。
“そろそろ、焦れてきた頃かしら。”
シャワー室のドアをゆっくりと開ける。
「私、安売りはしないのよ・・・でも、こんな夜に出会えた貴方は特別。」
原色のピンクの壁紙とブラックライトで誂えられた“それらしい”空間。
そこに立ちすくみおどおどしちゃってる男の子に私を触らせてから、
今日も私は、死んだふり。
美人局、夫役の彼の怒声が響く中、眼をつむったままでちょっと思った。
こんなところで死んでも救われるのかしら、神父様、って。
いや、大丈夫だろう。あんな小汚いビルの屋上で彼は死んだのだから。
私を助けてくれた人、何処に行ったか解らないけど、今の私を見て怒るのか
なぁ。
いいや、怒らないよね。
だって、こうして生きてちゃんと稼いでるんだもの。
コレが終わったらあの公安に取り壊されたビルの跡にお花の一つも飾って
あげようっと。・・・あ、もっと豪勢な物でもバチは当たらないよね、
神父様。 (THE END)
ビリー・龍(ロングファング) VS ハックルボーン神父、
闘争のまとめだ。
>32>33>34>35>36>37>38>39>44>52>69>70
>71>73>75>79>80>81>82(>84)>96>102>109
>120
神よ、私の告白をお聞きください。
名前:ハックルボーン
出典:ブラッドジャケット(古橋秀之 著 電撃文庫)
カテゴリ:A
年齢:不詳(30半ば〜40台?)
性別:男性
職業:聖職者(免許はない)
趣味:(彼の行動はすべてただ、神の為のみ)
恋人の有無:なし
好きな異性のタイプ:彼の身も心もすでに神のものである。
好きな食べ物:彼は聖別されたパンと葡萄酒しか食さない。
最近気になる事:ケイオス・ヘキサの最下層の人々の生活
一番苦手なもの:神の前で全てのものは皆、等しい。ゆえにない。
得意な技:奇跡。(望めば石をパンに、水を葡萄酒に変える程度はできると言われる)巨大十字架の投擲。触れたものの聖別。
将来の夢:迷える子羊に神の赦しを約束しつづける事
一番の決め台詞:「神の愛は無限だ」
ここの住人として一言:私は雑談には参加しない。神の為のみに生きる。
それゆえに私の居場所は基本的に告解の場と本スレのみだ。なお、降魔・公安
局の面々。機によってはこの説明を記した者に気兼ねせずに私を自由に使い
なさい。それが神の御心に適った行いである。
ここの仲間たちに一言:あなたに神の祝福あれ。
ここの名無したちに一言:いつでも私の下へおいでなさい。神は全てを赦される。
ハインケル&由美江VSタバサ
>114>116
神父の方が銃を、シスターの方が刀を、それぞれ手に取ったのを見て、私は口の中で障壁作成と召喚の呪文を同時に呟く。
神父の方がニヤリと笑った時には、すでに呪文は完成していた。
「魔女裁判だ」
その言葉と同時に、神父が引き金を引く。
私は目の前に魔力の障壁を発生させた。
障壁に阻まれた銃弾が、床に落ちる。
「・・・何を言い出すかと思えば、『魔女裁判』ですか・・・」
そう言いながら、右手に召喚した剣で、シスターの方の刀を受け止める。
「貴殿達、未だに『マレウス・マレフィカールム』の記述を真に受けているのですか、馬鹿馬鹿しい。・・・もしかして、免罪符の販売もやっていたりしませんか?」
私は、口元に笑みを浮かべて見せた。
>107
ベナレスVS紅丸・ラグナロク&セリオ
弥都の「オクタマ」。その場所へ、私と紅丸は向かっていた。
事の起こりはつい昨日。故あって弥都(こちらでは、「ニホン」と呼んでいる
らしいが)に来ていた私は、ちょっとした理由からリロイと別行動を取っていた。
その時私に舞い込んだ依頼、それが今回の仕事だ。
それは「ニホン」政府からの正式な依頼だった。目的は唯一つ、
この地に潜伏し、世界の破滅を狙う不死者の征伐。
何故この地の政府が、私の事を知っているのか。何故私に依頼したのか。
謎は数多くあったが、私はその仕事に参加するもう一人の人物の名を
聞いて驚愕した。
「紅丸」。
昔のとある仕事で、共に激闘を繰り広げた人物。何にでも同化出来るという、
不思議な肉体を持つ男。
その名前を聞き、私はその仕事を引き受ける事に決めた。
……単純にもう一度、彼と面会したかったのである。
…そして、今私は彼の背に鞘ごと括られている。
紅丸は何やら機嫌が良さそうに、鼻歌など歌いながら
バイクを走らせていた。かなりのスピードが出ているが、
本人は余り気にしていない様子である。
…呑気なものだ。心底私がそう思った時、
周囲の景色に緑が濃くなっていった。どうやら、目指す地が近いらしい。
「……そろそろのようだな」
私は、誰に語りかけるでもなく、一人呟いた。
私、吸血殲鬼ヴェドゴニアに登場しました、リァノーンと申します。
このたび、継嗣たる伊藤惣太の惨状を見かね参戦を表明したいと考えました。
それでは、簡単な自己紹介をさせて頂きます。
2000年ほど前にとある部族の巫女であったのですが、夜魔の森の血を受けて吸血鬼となりました。
巷では「夜魔の森の女王」「最後のロードヴァンパイア」などと呼ばれているようです。
我が血を受ける前に死んでしまった恋人の魂を求め、2000年の長き時を待ちつづけていました。
遂に待つ事に疲れ果てたとき、私の前に現れたのが伊藤惣太だったのです。
テンプレートです。
出典 :吸血殲鬼ヴェドゴニア
名前 :リァノーン
年齢 :2000歳以上
性別 :女
職業 :ありません
趣味 :趣味と呼べるような事はありません
恋人の有無 :アルガ・・・
好きな異性のタイプ :優しい人
好きな食べ物 :血を吸うのはあまり好きではありません
最近気になること :伊藤惣太が小児性愛者になってしまったこと
一番苦手なもの :さぁ・・・
得意な技 :念動
一番の決めゼリフ :特にありません
将来の夢 :アルガと生きて行ければ・・・それが叶わぬなら死ぬ事でしょう
ここの住人として一言 : 闘争への参加は少ないと思います
ここの仲間たちに一言 :皆様、惣太の更正のためにもどうぞお力添えを
ここの名無しに一言 : 私に何かご用でしたら、遠慮無く仰って下さい・・・ただし、私は無礼な真似には寛容ではありません
吸血鬼としての身体能力は持ち合わせておりますが、私の本来の力は肉体的なものではありません。
私の本来の力とは、不可視の力、念動力を使用する事が出来ます。
この力は、弱りきった身でも大型トレーラーを投げ飛ばすくらいの事は出来ますし、相当細かい事も出来るようです。
また、発火能力なども備えております。
闘争への参加も雑談への参加も少ないとは思いますが・・・どうぞ、良しなに。
>124
vs紅丸・ラグナロク&セリオ
耳障りな機械音が聞こえてきた。
情報通りなら、俺を狙いにきた者どもだ。
極東の小国の首都の西、森林に覆われた地域で俺はある報告を受けた。
人間どもが最後の抵抗と称して、俺を倒すために人外の傭兵を雇ったらしい。
・・・面白い。
いかなる相手だろうが、闘争は俺の望むところだ。
遥か上空から地上を見下ろすと、そこにはバイクに跨った妖魔が一人、
こちらへ猛スピードで向かってきているのが見て取れる。
「ほう・・・たったの一人か。この俺もなめられたものだ!!」
弱者の相手など、時間の無駄だ。
一瞬で吹き飛ばしてやる。
両腕を目下の灰色の道路に向け、両腕をかざす。
「我、今大地の精に願い奉る。ベナレスの名において、出でよ!光牙(コアンヤア)!!」
凄まじい破壊力を持った光球がひとつ、また一つと目の前に生まれる。
その数、およそ30。
一瞬の後、それぞれが龍の形をとるやいなや、次々と地上へ降り注ぐ。
周辺一帯を揺るがす大爆発を起こすと、地上は爆風による砂埃に包まれた。
「ふん。つまらんな」
だが俺は、ひそかな期待を抱いて地上へと降りたった。
アーカードVSアーカード 導入
アーカードは、目の前の現実が理解できなかった。
アーカードは、目の前の敵を倒そうとしていた。
数日前、クラウニーハウスを多数の化物が襲撃する事件があった。
だが、ヘルシングとイスカリオテはその全てを殺し尽くしてみせた。
その時以来、アーカードは何かが欠落しているのに気が付いた。
だが、それが何なのかは分からぬまま数日が経過。
そして、今その原因が目の前にいた。
それは、最初はクロムウェルの犬だった。
思い返してみれば、拘束解除した時、偵察に放った犬がいた。
更に思い返すと、そいつが帰ってきた記憶はついぞない。
それが、今になって帰ってきたのだ。
だが、明らかにおかしい。こちらの命令を受け付けない。
あまつさえ、敵意を剥き出しにしていた、主であるアーカードに。
そして、その姿がアーカードの現身を取っていた。
両手にはどういうワケか、454カスール改造銃とジャッカルを握っている。
自分のそれをなくしたワケではないにも関わらず、だ。
「面白い、自我が目覚めたというワケか? 狗でしかないはずの使い魔に」
その言葉にもアーカードは答えない。
ただ、殺意だけをアーカードに向けていた。
>118 シエルvs柳川
(トリップ判定の結果 z>9 で俺の勝利だ。)
「グチャリ」
嫌な音がした…そしてしばしの静寂。
…ポタ…ポタ…血の滴る音。
「鬼」の爪は女の心の臓を貫いていた。
引き抜かれる爪、崩れ落ちる女。
「鬼」は女が絶命したのを確認すると人の姿にへ再び戻っていった。
猛烈な代謝活動、「鬼」だった部分がこそげ落ちていく。
「死んだか…しかしこの女一体何者だ?
俺の中の血を完全に目覚めさせるとは…しかし何だ…この胸クソの悪さは。」
「まぁいい…今日は存分に楽しめた…帰るとするか。」
そう言うやいなや男は高く飛び上がり木々を踏み台にし夜の町へ消えていった。
fin
闘争結果の集計だ。
>42>43>45>47>49>50>88>89>91>95
>100>106>113>117>118>128
個人的には自分で言うのも何だが
俺が負けた方が綺麗な終わり方だったと思う。(w
付き合い、感謝する。
>123 ハインケル&由美江VSタバサ
「誰が何を言ったのかなんて関係ないね」
銃弾を防がれた事にも動揺せずに言い放つ。
「私が、ヴァチカンが魔女である貴様を気に入らない、それだけの話」
そう言うや否や、手近な椅子を拾い上げて魔女の方へと全力投球してやった。
更に、その椅子の後ろを追いかけて距離を詰める。
>127
アーカードVSアーカード
カチャリ
二人のアーカードが互いの額に銃を突き付ける。
そして、何の躊躇も無く引き金を引き絞った。
大型の銃らしい轟きと激しいノズルフラッシュと共に
互いの頭が吹き飛んだ。
「「ククク…ククククク…」」
上顎の無い吸血鬼達の愉悦の声が反響する中
飛び散った頭部の破片と闇色の血液がアーカードの足を這い上がり
瞬時に再生させてゆく。
「「遠慮は要らんらしい…」」
「「!!」」
「「私にとって代わろうと言う訳か…狗が!」」
今度は互いに構えた二挺のの拳銃がアーカード達を穴だらけにする。
まるでパンチシートで会話する様に。
俺&ラグナロク&セリオVSベナレス >126
「まったくウラヤマシイねえ。化け物ってのは何の道具も使わずにこんな攻撃が
出来んだからよ〜」
(ラグの防御壁で攻撃を防ぎベナレスの前方に現れる)
「ま、俺たち人間様は道具を使わせてもらいますよ。」
(変身して右手でラグを振り上げながら徐々に走る速度を上げていき飛び掛る)
>131 アーカードVSアーカード
銃弾を受けて壁まで吹っ飛ぶ。
お互いの叩きつけられた壁に、大量の血がぶちまけられた。
だが、戦争狂(ウォーモンガー)は止まらない。
まだ、再生すら完了していない穴だらけの体でお互いを求めて突進する。
貫手の一撃が、両者の心臓を破壊する。
だが、それすら致命傷になり得ない。
なり得ない事を知っているが故に止まらない。
互いの胸に腕を突き刺したまま、顔面への殴打を加えた。
凄まじく鈍い音をさせ、口と鼻から大量の血をまき散らしながらのけぞる。
「「クッ、ハハハハハハハ……!」」
空中に何か光るモノが舞っている。
互いの牙の一本ずつだった。
>126>132
ベナレスVS紅丸・ラグナロク&セリオ
周囲が森林に覆われた頃、突如頭上に強い光がさした。
光源も余り無いこの場所にしては、不自然な明るさだ。
…つまり、これは。
敵の奇襲。
私がそう考えると同時、紅丸はバイクを即座に飛び降りていた。
そして、私は<存在意思>を即座に収束、展開する。
間一髪のタイミングだった。
私の構成した障壁が展開されるとほぼ同時、
光の雨が地面に降り注いだ。
あたかも伝説に出てくる龍のような形状をした光は、
容赦無い威力で、地面を覆うコンクリートを抉っていく。
障壁を張っていない辺りの地面は、瞬く間に荒地と化した。
砂埃の舞う中、静かに上空から降りて来る人影が一つ。
ジャケットを羽織った、かなり長身の男のようだが…。
恐らく奴が、先程の奇襲を行った張本人。
そして、我々のターゲット。
「まったくウラヤマシイねえ。化け物ってのは何の道具も使わずにこんな攻撃が
出来んだからよ〜」
紅丸は突然の襲撃に戸惑う様子も無く、いつもの気楽な口調で
そう言うと、背中の鞘から私を引き抜き、右手に構えた。
同時に、彼の「変身」が始まる。戦闘に参加するための、
真の姿へと変貌を遂げるのだ。
……変身が完了した時、そこに立つのは一人の「異形」。
「ま、俺たち人間様は道具を使わせてもらいますよ。」
そう言い捨てると、私を上段に振り上げつつ、長身の男へと
真正面から突進していく。無論私は、何があってもいい様に、
常に<存在意思>を収束させておいた。先程の攻撃力から察して、
奴は手加減の出来る相手では無い。こちらも全力を持って挑む。
それだけだ。
>133 アーカードVSアーカード
二つの闇が溶け合う様な殴打と殴打と殴打の応酬。
一つの拳が肋骨を折り、一つの拳が頬骨を砕く。
一つの拳が頬骨を砕き、一つの拳が肋骨を折る。
決定打に成り得ない事を知った上での攻撃。
ただ愉しむだけの殴り合い。
だからこそ戦争狂(ウォーモンガー)
狂ったダンスの踊り手達。
骨を砕く音と肉の潰れる音の即興曲(トッカータ)
だが、踊り続けるのは喉が渇く
カッとばかりに顎を開き
千切れんばかりの勢いで噛む。
互いの喉から互いの喉へ
喉の外から喉の中へ
大量の血が流れ込んだ。
アドルフ・ヒトラー VS ふみこ・オゼット・ヴァーンシュタイン VS リップヴァーンウィンクル
導入 -Side Hitler-
夜の高層ビル街・・・ネオンが煌めく、眠らない街。
その中でもひときわ高いビルの屋上に、一人の男がいた。
金髪碧眼、白皙の美青年。
しかし、その完璧な美貌は、もはや人のものではなかった。
その証に、ビル街をびょうびょうと吹き抜ける強風にも微動だにしない。
そして、その瞳は下界を見ていた。
「この街は・・・キレイでキタナイな」
ぼそりと呟く。
口元に、白い『牙』が見えた。
アドルフ・ヒトラー。それが彼の名だ。
かつて世界を修羅の巷に叩き込んだ、狂気の独裁者。
チョビ髭の伍長を『影』とし、あたかも絵画を描くかの如く、世界を狂気に塗り込めた男。
とうの昔に消え去ったはずの『あしきゆめ』
されど、それは夢であるが故に再び現れ出たのかも知れない。
ふと、彼は月を見上げた。
円く、そして巨きな月。
世界を白光に塗りつぶすはずの月光も、この地ではネオンの引き立て役だ。
その月にぽつりと映る、影。
最初は小さな点だったそれは、どんどんと大きくなり、ついには人の・・・いや箒に乗った人の姿となった。
「やはり、キミか・・・」
懐かしいものを見るように、目を細めながらひとりごちる。
『あしきゆめ』として自分が再び在るのであれば、彼女もまた現れるのだろう。
そう『あしきゆめ』を滅ぼすために。
「久しぶりだね、ふみこ」
VSヒトラー、リップパーン
ミュンヒハウゼンからそれを聞いたときは、さすがに我が耳を疑った。
だが、彼はこうして目のに存在している。
第三帝国の主、アドルフ・ヒトラー。
この世を暗闇に陥れようとした、世界の敵。
自分を至高だと信じて疑わない、絶対的な暴君。
そして・・・・・・・・・・・・・・・・・・私が契約による忠誠を捧げた人。
その姿に懐かしさを覚えなくもない。
だが、彼の表情は、生前のそれとは明らかに異なっていた。
(あしきゆめ・・・)
間違いなく、この男はあしきゆめに取り憑かれている。
私は軽く目を閉じると、心に残った感情の残滓を払拭した。
再び開いた目は、もう化物しか見ていない。
「お久しぶりね、総統。総統命令第403号に従い、これからあなたを狩るわ」
静かな宣言。
「死になさい、化物」
私は無機質に、空に浮かぶあしきゆめに照準を合わせ、
MG34のトリガーを絞った。
>135 アーカードVSアーカード
「鏡写しももう飽きたぞ私よ!」
そう叫んで、顔面を鷲掴みにして地面へと叩きつける。
グシャッと音をさせて、首から上が地面のシミと化した。
更に、腹を踏みつけて、胴体めがけて無数に銃弾の雨を降らせる。
だんだんと体が削られていき、原型を留めなくなっていた。
ついでとばかりに、足を掛けていた腹を地面にヒビが入る程に踏み抜く。
その様を見下ろしながら、弾倉を排出し、交換を開始した。
「立て、そして私をボロ雑巾にしてみろ」
足元のボロ雑巾を見下ろしながら、ニヤリと笑った。
>137 ヒトラーVSふみこVSリップバーン
(とあるビルの屋上、風に吹きなぶられながら)
蘇ったのですか、我らが総統を紛い物とするうつけ者が。
(マスケット銃に弾丸を込めている)
あしきゆめだか何だか知りませんが……。
(弾丸装填完了)
我らミレニアムにとって、もはやアドルフ・ヒトラーという名前は邪魔なので。
今、我らを率いているのはあくまでも大隊指揮官殿なのですよ。
(魔弾をヒトラーめがけて発射、二射準備開始)
ちゃっちゃとおっ死(ち)ね、偽物野郎。
>126 >134
vs紅丸・ラグナロク&セリオ
もうもうと舞い上がる砂煙の中に、黒い人影が動くのが見える。
どう考えてもあれをかわしきれるはずがない。
例えかわしきれたとしても、至近距離から連続の爆風を喰らって
まったくの無傷のはずがない。
「面白い・・・・・・久しぶりに面白い闘いができそうだな?」
先ほどの人影は、やはり人外の化け物だった。
大きく変形したその右手には、何か得たいの知れない力を宿した長剣があった。
何の小細工もなしに飛び掛ってくるが、その動きは単調過ぎる。
――剣が振り下ろされるよりも速く間合いを詰める。
――相手はその動きに反応さえできない。
――一瞬で背後に回りこみ、異形の者の首を片手で掴んで吊り上げる。
「あれを防いだのは驚いたが、さすがに首と胴が離れては生きてはいまい。
所詮はこの程度か・・・さらばだ」
俺&ラグ&セリオVSベナレス >140
(バタバタと手足を動かしてもがく)
「グレイディアス(バイクの名前)・・、カムヒア〜!」
(もがいた手足でベナレスの視界を封じ、左腕から出たワイヤーを利用して一体化していたバイクが死角へ突進してくる)
ヒトラー VS ふみこ VS リップヴァーン
>137
一瞬、彼女の顔をよぎったもの・・・それが何だったかは、わかっていた。
それでも、既にもう全ては遅い。
彼女の手にしたMG34から弾丸が雨のように降り注ぐ。
しかし、今のアドルフにとっては避けることなど容易い。
両手はポケットに突っ込んだまま、空中を自在に舞う。
そして、すっ、と右手を取り出す。
その手にあるのはルガーP08。
そのまま、ふみこに狙いをつける。
>139
その腕が、四散した。
どこからともなく飛来した銃弾が、アドルフの右腕を粉々に砕いていた。
それどころか、銃弾は再度頭を巡らせ、アドルフ目掛けて襲ってくる。
相手の姿が捉えられない以上、空中にいるのは危険。
しかし、目の前のふみこも軽視出来る敵ではない。
魔弾が、MG34の銃弾が、迫る。
左手をポケットから出す。
同時に、迫っていた銃弾は全て斬り払われた。
「早速、出す羽目になろうとはな・・・」
その手には、古代アトランティスの魔剣・光竜剣があった。
>138 アーカードVSアーカード
「『クロムウェル』発動による承認認識……」
首から上が無い筈のボロ雑巾から微かな呟き。
立てと言われたアーカードが立たぬままズルリと溶けて消える。
一旦、床一杯に広がったシミが立ったままのアーカードの下で再び集まり
巨大な狗の顎となって現れた。
真下から現れた狗を回避する間も与えられず
噛み砕かれ、噛み締められ、バラバラと顎の端から零れ落ちる。
「貴様も能力を解放しろ…早く早く早く!(ハリーハリーハリー!)」
狗の表面に現れた数百の目が限り無い愉悦に歪んだ。
>140>141
ベナレスVS紅丸・ラグナロク&セリオ
紅丸の突進は、いともあっさりと長身の男に見切られた。
気付いた時には、男の姿はかき消えており、
瞬時にして背後を取られていた。
どうやら、反応速度、格闘のセンス…どちらをとっても、奴は
紅丸の上を行っているらしい。
だが、彼には、「奇襲」という最大の武器がある。
首を捻じ切られまいと、手足をばたつかせ、もがく紅丸。
その姿は、一見滑稽な人形のようであった。
しかし私は、その左腕から一本の細い糸のような線が出ている事に
気が付いた。恐らく、彼が予め一体化させていたワイヤーだろう。
「グレイディアス・・カムヒア〜!」
紅丸のかけ声と共に、先程乗り捨てた彼のバイクが、
男の死角から突撃する。
成る程、先程の手足のばたつきは、奴の視界を封じる為。
流石に考えている。さて、相手はどう出るか?
(依然、<存在意思>は練られたまま)
>143 アーカードVSアーカード
「目標敵完全沈黙までの間、能力使用限定解除開始……」
噛み砕かれたはずのパーツから微かな呟き。
地面に落ちていく体から、爆発的な闇が広がる。
その闇は四方八方へと広がっていき、壁を闇で塗り込めた。
と同時に、四方の闇から無数の顎が現れ、狗を噛み砕かんと押し寄せる。
狗は、もはや狗の形を成していなかった。
それでも、顎は狗を貪り続ける。
「能力の使い方を教育してやろう……紛い物の貴様にな!」
辺りの壁に現れた数百の目が限り無い狂気に歪んだ。
>142
(目の前の化物のルガーを構えた右腕が、はぜた。)
(肉と血が、けばけばしいネオンで飾られた空を、さらに装飾する。)
何事?
(ヒトラーの腕を破壊した弾丸が飛来した方向にちらりと目をやる。)
あれは確か・・・総統特秘第666号、「最後の大隊」のヴェアヴォルフ。
私とは全く別の任務を与えられた、悪しき帝国の忘れ形見。
そういうこと・・・。あの少佐も、いまさら亡霊に舞台に上がられても困るという訳かしら。
(ヒトラーの方に目を戻す)
(さしたる感慨もなさそうに、呟く)
アトランティスの魔導器・・・光竜剣、ね。
(MG34を撃ち尽くしたので捨てる。ルガーを取り出し、狙いをつける)
哀れな総統・・・あなたは誰からも望まれてはいない。
(左腕を狙って発砲)
>145 アーカードVSアーカード
狗を貪る顎が内側から爆発する。
狗の形を失った闇が四方の闇へと吸い込まれた。
闇から生えた腕が闇に向かって454カスール改を放ち
闇が凝固した顎が闇を喰らう。
目と目が視線で殺すとばかりに互いを睨み
顎と顎の衝突が火花を生んだ。
そして再び、闇は魔王の形を取る
「貴様…力を!」
「これで半々だ…(ヒフティヒフティ)」
一人のアーカードが顔を愉悦に歪ませ
一人のアーカードが顔を怒りに歪ませた。
>141>144
vs紅丸・ラグナロク&セリオ
「無駄なことはよせ。貴様にできるのはこの俺によって殺されることだけ・・・」
突如現れたバイクに体当たりを受け、空中にとばされた。
ダメージはさして無いが、先ほどの男は息を吹き返しているようだ。
「くっくっくっ。面白いぞ」
地上すれすれに浮遊しながら目の前の男をしばし観察する。
その目は黒目が極端に細く、まるで蛇のような目だった。
「さあ、これでどうだ?」
開いた両手の指先に炎が揺らめくと、その炎は十本の禍々しい爪の形をとる。
異形の男の頭上に一瞬で移動し、左手の五本の爪で頭から肉をけずり取らんと襲いかかる。
((だがその様子を、遠方より監視している者がいた))
>147 アーカードVSアーカード
「クロムウェルの中から、無理矢理力を奪うだと? そんなマネが出来るとはな……」
いったん、闇から元の姿へと戻る。
これで、また五分五分。
すべては振り出しに戻ったというワケだ。
「「なるほど、私はとんだ化物だ」」
同時に呟き、同時にニヤリと顔を歪める。
同時に拳を振り上げ、同時に拳を振り下ろした。
同時に血を振りまき、同時に壁へと激突した。
同時に二挺拳銃を相手に向け、同時に相手を穴だらけにした。
「「はッ、ははははははッ!」」
同時に笑った。
>148
ベナレスVS紅丸・ラグナロク&セリオ
「…そろそろ頃合いですね。」
紅丸達よりも遙かに離れた所…奥多摩湖のダム、そこにセリオは居た。
「陽動は上手くいっているようです、流石、と言うべきでしょうか。」
その手にはとてつもなく大きいモノが担がれていた。
レーザーカノン。
要するにレーザーカッターをとてつもなく大きくしたものだ。
だがその大きさ故に膨大な電力が必要となり実際の使用は無理と言われていた。
…そのため研究所の片隅に放置されていたはずだったのだが…
…しかし、ここの水力発電所なら…このカノンの消費電力を十分に賄える。
「これより狙撃による支援を行います…」
「…直接照準…距離、1500。」
「ジェネレーター容量…80、90、100、充電完了。」
「システム、オールグリーン、最終ロック解除。」
「…発射。」
その瞬間、真紅の線が、空をよぎった。
俺&ラグナロク&セリオ >150
(連絡を受けて十字砲火を行う)
「秘技金縛り剣!!」
(前からのレーザーを避ければ足下のラグの攻撃が襲ってきて、足下のラグの攻撃を避ければ前からレーザーが襲ってくる。
まさに金縛り剣!!
攻撃の後、すみやかに目的地の建物へ飛行し移動)
>142>146 ヒトラーVSふみこVSリップバーン
さすがは紛い物とは言え総統、一筋縄ではいきませんわね。
とりあえずは、あの魔女に任せてこちらは弾込めを続けましょう。
(弾込め継続、ただし装弾数を2発に増やす)
Ka-me-ra-den, wir mar-schie-ren in die neu-e Zeit hin-ein.
戦友よ、我等は新しき時代へ行進する
A-dolf Hit-ler soll uns fuh-ren,wir sind stets zum Kampf be-reit.
アドルフヒトラーに我等は従い、我等の戦いの準備は堅い
Death Game in Vampire Arena 〜レイオット・スタインバーグVSミア・フォーテー
Prologue
「・・・一体私に何をさせるつもりなのよ、アキラさんを人質に取ってまでして」
「口の利き方に気をつけたまえ。何、お前如きに大した要求はせん。
余興代わりにちょっとしたゲームに出て貰うだけだ。今夜、久しぶりに旧友と会うのでね」
「ゲーム?」
「捕まえた血袋同士をぶつけ合う、な。どうやら向こうも面白い『駒』を手に入れたらしい」
「私に人間を殺せっていうの?」
「何度も同じ事を言わせるな。出来なければこのお嬢さんが死ぬだけだ」
「・・・解ったわよ。やればいいんでしょ」
「・・・なんで、こんな事になったんだろうな?」
手持ちの装備を確認しながら、私は改めて今までのこと思い返してみた。
Dr.オーバーってやつに殺されて、ゾンビになっちゃって。
アキラさんがさらわれて、チェインと喧嘩別れして。
やっとアキラさんに会えたと思ったら、化け物(なんと吸血鬼だそうだ!)なんかに捕まってて。
今度はゲームの駒として人を殺さなきゃいけない。
「・・・時間だ。出ろ」
そんな事を考えていたら、黒服姿の男に呼び出された。
そして大きな扉の前に案内される。
扉をくぐり抜けると、その向こうには鎧のような物を着こんだ人物がいた。
(あの人も多分、私と同じように誰か大切な人を・・・)
きっとそうに違いない。でも、負ける訳にはいかないんだ。
賭けられているのは私の命じゃない、アキラさんの命だから。
だから・・・
「ゴメンね・・・」
たった一言だけ呟き、私は目の前の『鎧』に向かって突進した。
>123, >130 ハインケル&由美江VSタバサ
「malleus maleficarumねえ。あんな500年以上前に書かれたカビの生えた本なんて
どうでもいいんだけど」
由美江は刀を右手に持ったままソファを乗り越えて本棚を見る。
「まあ、よくも集めたものね。De vermiis Mysteriisに、Cultes des Goules, Daemonolatreia,
Commentaries on Witchcraft, あらやだ、R'lyen textにUnaussprechlichten Kulten
まであるじゃない。もしかして、法王庁の禁書室より危ないもの揃ってるんじゃない?」
振り返って、
「出所問い詰めたら面白いことになるわね、これ。ま、そんなこと聞くつもりなんてない
けどさ。……さっさと死になさい」
由美江は、大上段に刀を構えたまま、タバサに突進する。
Death Game in Vampire Arena 〜レイオット・スタインバーグVSミア・フォーテー
>153
「……さて。準備の方はいいかな?」
先行する男が問いかける。
吸血鬼だと名乗ったこのイカれた男は、いかにも上機嫌と言った声音でさらに続けた。
「君には期待しているんだよ――単独で、中級魔族2体を殲滅出来るその手並みにね。
せいぜい場を盛り上げて貰いたいモノだ」
それ答えるのは、全身を黒い鎧状のモノで覆っている、ひとつの人影。<スフォルテンド>
を身に纏ったレイオットだ。
「……ふん。まあ、努力はするがね。それはそうと、約束は守って貰うぞ」
「わかっているよ。私は義理堅いんだ。君が勝利した暁には、あの少女――カペルテータ
といったかな? 彼女は、無事に帰そう」
その言葉がどこまで信用出来るか、実際の所知れたものではない。そもそも、問答無用
で人質を立てておいて義理固いも無いだろうに。だが、彼女がどこにいるかわからない以上――
(こいつの言葉に従うしかないわけだ)
嘆息する。
ここ最近やたらとトラブル続きではあったが……その中でも、これは極めつけだ。なにしろ。
こんな辺鄙なところで、殺し合いをしなければならないらしいのだから。
案内された扉の向こうには、まさに闘技場としか表現出来ないような空間が広がっていた。
周囲をよく観察する暇もなく、正面の扉から、一人の女が現れる。彼女が対戦相手と言うことなのだろう。
「……やれやれ」
よりにもよって、人間と戦わされるわけか。
その彼女は、こちらの姿を認めると、表情に、どこか悲壮なものを漂わせ。
だが、一瞬後。こちらへと突進してくる。
その表情から、どうやら彼女も、こちらと同じような境遇らしいとは想像はついたが、同情こそ
すれ、それ以外の感情など浮かばない。腰のホスルタから<ハード・フレア>を抜き放ち、照準。
「――すまんね」
感慨を感じさせない声でつぶやきながら、引き金を引く。銃声が連なるように3回、空間に轟いた。
>149 アーカードVSアーカード
同時に笑い、同時に弾切れになるまで引き金を絞りまくった。
同時に壁を蹴り、対照的な奇跡を描いて跳躍する。
壁を床に、天井を床に、床を床に
跳ね回り、跳びまわり、跳躍する
そして、天井から床へ、床から天井へ
拳を掲げ、振りかぶった。
「「私は私だけで充分だ!!」」
互いの意思がこもった右拳が、拳同士が衝突した。
ズヌリ
「「!?」」
互いの拳が消え、腕と腕が直線になっている。
拳は潰れた訳では無い。
拳自体が存在しないのだ。
アーカードの肩から伸びる腕は、腕から手首へと伸び
手首から腕へ繋がって、アーカードの肩に生えている。
アーカードは手刀を肩に食い込ませ
アーカードは脇から肩を蹴り上げた。
ボタッ
互いの躯からもげ落ちた肩と腕が
一本の腕になる。
拳も肩もそろった完全な右腕だ。
「「なるほど、なるほど…これが、この闘争の掟か(ルール)」」
二人はニタリと満面に笑みを浮かべた。
ヒトラー VS ふみこ VS リップヴァーン
>146
「違うな・・・『誰か』が望まない限り、夢は存在し得ない」
「この汚濁に満ちた世界を灰燼に帰す存在を、私を『誰か』が望んだのだ」
迫る銃弾。
しかし、その斜線上にあったはずのアドルフの身体は、
まるで夜の闇とネオンの光の狭間に溶けるようにして、消えた。
「それに・・・この世界は本当に守るに値するものなのか・・・?」
そして、ふみこの左背後より、声。
振り返れば、そこにはビルの屋上に立つアドルフの姿。
爆ぜ飛んだ右腕は、ゆっくりと、しかし確実に再生している。
「今、この世界に満ちているのは偽りのヒカリだけ。人は過去に目を向けず、現在に流され、未来を閉ざしている」
「ほんの一握りのモノたちだけが、未来を切り開こうとしたところで、残るものは絶望のみ」
また、姿を消し、月を背に空に。
「世界の意思は、あるいはひとたびの滅びを望んでいるのではないか?」
「なればこそ『あしきゆめ』として私が現れ出でたのではないか?」
そして、ふみこの背後に現れる。
そして、左手の光竜剣を振り下ろした。
>152
魔弾の一撃で爆ぜ飛んだ右腕。
しかし、その手首から先はルガーを離すことなく、ひそやかに宙を滑るかのように飛ぶ。
その目標は、ビルの影に潜むリップヴァーン・ウィンクル。
感想だ。
チャイルドマンvsアーカード
面白い、熱い戦いだ、しかも派手だ。
ただジャッカルや454カスール改造銃が当たればもっとダメージ大きそうな気がするし
ヘルシング以前のアーカードがそれをもっているかも疑問だ。
アナザーワールドの闘争だな。
タバサvsアドルフ・ヒトラー
Zを読んだ後だと導入の印象が全く変わる、見事なオマージュ?
闘争の始まりはよく判らないが、ちょっと妖しくて独特のムードが有る。
読み込むと疑惑?の訳がよく判る。
由美江&ハインケルvsアザゼル
硝煙は少し有ったが血の匂いはしなかった。
有る意味平和なナンパ失敗シーンか……。
ハインケル……いいとこ無いな……。
ネロ・カオスvsラグナロク&リロイ
いい戦いだ、互いの能力を充分に出し切っての接戦が伝わってきた。
互いに原典を良く知っていたのではないだろうか?
それぞれが互いに相手を見せる戦いに思える。
今日はこの辺で、先は長いな……。
>148>150>151
ベナレスVS紅丸・ラグナロク&セリオ
死角からのバイクによる突進は、何とか紅丸の体の自由を
取り戻させる事には成功した。衝撃により空中まで吹き飛ばされる
長身の男。だが、奴自身に大したダメージは与えられていない。
現に男は空中で余裕の笑みを浮かべている。
「さあ、これでどうだ?」
そう言うと男は空中で方向転換、紅丸の頭上を強襲する。
両手には禍々しい形をした炎の爪が揺らめき、
頭部を焼きつくさんと迫り来る。
その時、紅丸が一体化させていた通信機から連絡が入った。
別働隊が動いたらしい。
「これより狙撃による支援を行います…」
作戦によれば、はるか遠くに存在する水力発電所からの電力供給による、
巨大光学兵器の長遠距離射撃。
それを、今から行おうというのだ。
その通信からほんの数瞬で、「それ」はやってきた。
真紅の光が、周囲を眩く照らす。
それに合わせるかのように、紅丸は右手を捻り、
空中の男を私の本体で迎え撃つ。勿論、私はその斬撃に、
<存在意思>の光を纏わせている。
タイミングを完璧に合わせた、どちらかの攻撃を受けざるを得ない
この状況。しかもその両方が、一撃必殺の威力を秘めている。
これで終わったーー私はそう確信した。
>150>151>159
VS紅丸・ラグナロク&セリオ
「なにっ!?」
異形の者を頭からえぐろうと腕を振り上げたその時、何かに身体を貫かれた。
超遠距離からの狙撃にもかかわらず、それは機械のように正確だった。
左肩を中心に身体の半分ほどを持っていかれる。
どうも相手は初めからこれを狙っていたらしい。
大出力のレーザーに貫かれ、体勢を崩したその時を狙って、剣を振り上げてくる。
(ちっ・・・あの剣はただの剣ではない。俺の光牙(コアンヤア)の連射を防いだのも、
おそらくあの剣の力だな?ならば・・・!)
自分を巻き込むのを承知で、瞬時に爆裂の魔術を発動する。
眩い閃光と爆風がその場を中心として発生し、付近一帯を吹き飛ばした。
俺&ラグナロク&セリオVSベナレス >160
(目的地である山の上の研究所跡地まで飛行中)
バイロン対ウピエル 導入
深夜。バブルの名残とも言える、半ば見放されただだっ広い造成地の真中に、建設中の巨大な研究施設があった。
今夜は、ここで盛大なパーティーが開催される。
狩猟。
闘争。
決闘。
呼び方はいくらでもある。だがどうでも良い。結局、呼び出した者と呼び出された者が殺しあう。それだけなのだから。
真中の建築物、まだ一部鉄骨が組まれただけの部分もある建築中のモノの上部に、磔にされた女がいる。
泉 双葉。詳細は不明だが、招待された男の親しい人物であるらしい。3人の男と、6匹の犬に囲まれている。
男2人は2mを超える巨躯を持ち、犬たちも信じられないくらいの大型犬だ。リーダーらしい長身の男も小さく見えてくる。
そして、その全員の瞳の真っ赤に輝く、この世の物ならざる光、それは夜の眷族の証。
犬たちが、一斉に鼻をひくつかせ、獲物の到来を知らせると。
その前にいる男が、手にした奇妙な形のギターをかき鳴らした。
静寂が支配する空間に、ギターの旋律が走る。アルペジオで、ゆっくりとしたリズムの優美なイントロが流れる。
その旋律は、やがて激しいリズムに支配され、暴力的なサウンドへと変化してゆく。
ジャーマンメタルでありながらスラッシュメタルの暴力性を持ち、なおかつ美しさを失わないメロディ。
ピックススクラッチ、チョーキングヴィブラート、様々な技巧を凝らした演奏に英語の歌声が重なる。
「地獄の底の扉が開き 狩人達が現れる!!悪魔の鎖を断ち切って 地獄の猟犬(ガブリエルハウンド)を野に放て!!」
卓越した歌唱力。ハイトーンヴォイスから重厚な低音もこなす美声。メタルの激しい歌声が夜に響き渡る。
「猟犬達よ 獲物の喉笛に食らい付き 噛み千切り 食い殺せ!! 狩人の夜が始まる!血腥い狩人の夜が始まる!!」
それは、伝説的なメタルミュージシャンの発表されなかった、幻の曲。
30年以上前に失踪したはずのツェペシュのヴォーカルにしてギタリスト、ジグムント・ウピエルの。
彼は未だ生きている。イノヴェルチと呼ばれる異端者の中でその名を知られる、兇暴な吸血鬼として。
「姿を現わせ 牙持つ獲物よ!悪夢をはらう朝まで 怯え狂い逃げ惑え!怒り狂い 牙を剥け!」
犬たちが一斉に走り出す。激しく、美しく、狂った歌声にのって。
「さあ、始めよう、楽しもう!長く暗い血塗れの 狩人の夜を!!」
そして狩りが始まる。
(ベナレスVSアルトルージュ〜導入)
「ふう、たまには船旅もいいもんね……」
私は黒騎士・白騎士の監視の目を潜り抜けて、今、大西洋上のヨーロッパからアメリカへと向かう豪華客船の中にいる。
「到着したら、どこにいこ。うーん、適当にアミューズメントパークをまわるのもいいかも?」
この様に旅行の計画を部屋で練っている時、轟音とともに船が大きく揺れた。
「きゃっ!? な、何よ、一体?」
その時、船内のアナウンスが流れた。
『緊急事態です。船のエンジンが謎の爆発を起こしました。……乗客の皆様は落ち着いて、船員の指示に従い……』
「冗談でしょ? 洒落になんないじゃないっ!?」
慌てて、私はプライミッツマーダーを連れて室外に出た。
死徒である私には流水の類はかなり洒落にならない。
即死という訳ではないが、この大西洋のど真ん中に放り出されると流石に死の危険もある。
・
・
・
既に、船内は乗客たちによる混乱が起きていた。
我先に、避難用ボートのある甲板へと向かう乗客たち……
「まあ、気持ちは分かるけどね……」
・
・
・
甲板へと向かう通路で、突然、私の前にいた乗客たちが悲鳴とともに吹き飛ばされてきた。
「ちょ、ちょっと、何よ? これっ!?」
瞬く間に私の周りはかつて乗客だったモノが散乱している惨劇の場となった。
そして、私の目の前に1人の男が現れた。
>160 >161
VS紅丸・ラグナロク&セリオ
「肩部を中心に直撃を確認、誤差右に30cm、修正。」
「…ブルズアイ。」
私は目標が沈黙したと認識しそう呟きました。
…しかし、どうやら目標の方は予想を覆してくださいました。
次の瞬間、目標の方の周辺が光と爆炎に包まれたのです。
スコープのCCDが焼き付く。
「…っ!…まだ沈黙していないと言うのですか!?」
私は紅丸さんに連絡を取る。
「先ほどの爆炎でCCDが焼き付きました!…照準不能です。」
「射撃体勢を保持しつつ視界、及び機器の復旧を待ちます。」
私は事態が好転するのを期待し、待機することにしました。
>156 アーカードVSアーカード
「「私は、この私でしかあり得んのだ!」」
互いが再生した腕で、互いの顔を鷲掴みにする。
その指が、ズブリと顔面にめり込んでいた。
互いに譲らず、押し込み続ける。
足元の床が、負荷に耐え切れずに砕けた。
少しずつ、互いの血色に差ができているように見えた。
一方は、より血気盛んになって。
一方は、青ざめて。
VSヒトラー、リップバーン
>157
化物が、何事かを呟きながらその剣を振り下ろす。
甘い。甘すぎる。
例え背後を取ったとしても、そんな無駄な口上を垂れ流していては、
気づいて下さいと言っているようなものだ。
必殺の一撃だろうと、よほどのお人好しでも無い限り、
そんな攻撃を喰らってくれはしないだろう。
背後も見ずに、体を横に倒す。
その刹那、先ほどまで体があった空間が切り裂かれる。
そのまま体を急降下。落下しつつ化物の方に向き直り、ルガーを向ける。
「それでも、朝は来るのよ。例え世界が自身の滅びを望んでも、万人に等しく朝は来る。
なら、私は私の務めを果たすだけ。夜を守り、朝への道を確保するだけ。
もしも世界が私の行く手を阻むなら、その時は世界を相手に戦うだけよ。」
言って、二発発砲。別段どこを狙うといったわけでもない、牽制。
ふと、化物の言葉に律儀に反応してやる私は、相当な御人好しだな、と思った。
>163
(ベナレスVSアルトルージュ〜導入)
燃え上がる炎が広い動力室全体を赤く染めている。
それは数分前の出来事だった。
風変わりな格好をした金髪の少女が、動力室の扉を開けて入ってくる。
その少女は、あっけにとられている周りの乗員たちに目を向けることもなく
まっすぐエンジンに近づいていく。
機関室の責任者らしき年配の男が我にかえり、思い出したように声をかける。
「お嬢ちゃ・・・お客さん、ここはクルー以外立ち入り禁止だよ。
鍵がいるはずなんだが、どうやってここへ入ったんだ。」
少女はそれにも答えず、機械的な駆動音をあげるエンジンの前に立つと
外套の中から清涼飲料水のペットボトルを取り出す。
中に入っているのは透明な液体のようだが、凍っている様子もないのにまったく揺れない。
次の瞬間、少女はそれをエンジンめがけて投げつける。
空中に放り投げられた液体入りのペットボトル。
時が止まったように揺れなかった液体が、突如ビンの中で激しくゆれ、
そのままエンジンにぶつかって砕ける。
その瞬間、中に入っていた液体が大爆発を起こしエンジンを破壊する。
さらに燃料に引火し、巨大な炎をあげて燃え出した。
動力室はオーブントースターの内部よりも高温になり、乗員たちは次々倒れていく。
「ピピピピピピピピピッ」
警報ブザーと共に動力室に備え付けられ電話が鳴り響く。
「ピッ・・・」
「こちら操舵室!エンジンが停止したぞ!!
今の振動は何だ!?いったい何が起こった!?」
「・・・・女が・・・爆発物を・・・エンジンに・・・・」
機関室からの通信は、それを最後に途絶えた。
>163 >167
(ベナレスVSアルトルージュ〜導入)
「あやつか・・・余計な真似を・・・」
額に赤い文字の描かれた長身の男が、眉をしかめながら爆発のあった方向を一瞥する。
見るものが見れば、その文字の意味するところを理解できただろう。
しかしここにはそのような者はいなかった。
「後できつく言っておかねばならんな・・・だが、今はこちらが先だ」
我先にと救命艇へ向かう恐慌状態の人間の群。
その群を無視してゆっくりと、豪華な絨毯が敷かれた床を歩く。
その先には、大きな白い犬を連れた少女がいた。
長身の男と、気配に気づいた少女の目が合う。
すでに周りの人間たちの様子は、お互いの目には入っていなかった。
長身の男は腕組みをしながら、ゆっくりと少女の前に立つ。
その横で白い犬が低い唸り声をあげるが、吠えるたてる様子はない。
「俺の名はベナレス。おまえを迎えに来た。
お前の名は知っている。アルトルージュ。
俺の部下となり、そのプライミッツマーダーと共に我が主のために働く気はないか。」
さすれば我が主は、おまえに永遠の命をお与えになるだろう。」
バイロン対ウピエル
>162
ふと、その場に相応しからぬ50歳ほどの虚ろな目をした、ホームレスが現れた。
ホームレスは突如けたたましい声で笑いその場にいるものの注意を引き付けると
内側から爆発した。
閃光と轟音が辺りを支配する。
同時にすさまじい銃声が鳴り響き、犬が数匹炎に包まれる。
みると、ホームレスがやって来たのとは逆の方向に一人の男。
迷彩服に身を包んだ男は一端ライフルを下げると大げさな動作でボルトを操作する。
そして、男は愛用のライフルを構えなおすと、引き金を再度引いた。
>160>161>164
ベナレスVS紅丸・ラグナロク&セリオ
高出力且つ、高密度に収束された光エネルギーの線は、
見事に男の身体を貫き、身体の左半分を消滅させる。
体勢を崩した男に、容赦無く私の刃が襲い掛かるーー
だが、猶も男は抵抗した。聞いたことも無い言語の呪文を短く唱え、
解き放つ。同時に、空間が文字通り「爆裂」した。
奴の攻撃は、その一撃一撃が必殺のもの。食らっては唯では済むまい。
そう判断した私は、咄嗟に剣に収束させていた<存在意思>のエネルギー
を解放し、爆裂の威力に叩き付ける。
更に大きな、閃光、そして爆風が、周囲の砂を大規模に巻き上げた。
光と砂嵐で、一時的に視界がゼロになる。
これでは、向こうもこちらも、互いの位置を認識できない。
>「先ほどの爆炎でCCDが焼き付きました!…照準不能です。」
>「射撃体勢を保持しつつ視界、及び機器の復旧を待ちます。」
遠距離からの狙撃手ーHMX13型・セリオの報告を聞きながら、
紅丸は、この好機に乗じ、一気に飛び上がり、この場所を
離脱した。そして目指す場所はーー
あの不死者を確実に葬る為の、罠を張った場所。
そこで、奴は初めて自分の最後を知る事となるだろう。
>165 アーカードVSアーカード
ついに状況は動く。
ごく僅かな意思の差が、大きなうねりになってゆく。
「終れ!!」
「終らん!!」
力を増した方のアーカードが、ついに肘までめり込ませる。
だが、不思議と後頭部には突き抜けていない。
「王手だ!(チェックメイト)」
ニヤリと笑い、更に力を込める。
だが、ニヤリと笑ったのは二人共同時だった。
肘まで突っ込まれた方のアーカードがワザと前進する。
肘までだっためり込みが、肩まで達し
アーカードの肩からもう一方のアーカードの首が生えている。
「?」
「!!」
「!?!?」
「「!!!!」」
肩から生えている方のアーカードがムクリと首を擡げ
腕一本分の力を取り戻す。
そして釣り銭とばかりに鼻面への頭突き。
盛大に噴出した鼻血を浴び、それすら吸収する。
「「なるほど…飛び散った一部からも吸収するか……ならば!」」
二人が同時に拳を振り上げた。
(ベナレスVSアルトルージュ)
>168
男、ベナレスは私に対して、とんでもないことを提案してきた。
死徒の姫である私に身の程を知らないにも程がある。
私はカッとなって、ベナレスに対して、怒鳴り返した。
「いきなり、私の前に出てきて、何を訳の分からないこと言ってるの!?」
『・・・・・・』
ベナレスは無言で私を見ている。
「龍皇ベナレス……。鬼眼王の下僕風情があまり調子に乗らないことね。
これ以上、ふざけたことをいうとプライミッツマーダーの餌よ?」
『随分とプライミッツマーダーを買っているようだな?』
「ふん、地球意思の具現、ガイアの怪物にあなたが勝てる道理は無いわ。」
『ならば一つ賭けをしよう。 この船はもうすぐ沈む。
流水に弱いおまえがこの大海原に放り出されれば、死は免れまい。
この船が沈む前に俺がプライミッツマーダーを倒せれば、おまえは俺の部下に。
もちろん命も助けてやろう。
反対に、もし俺を退けることができれば、俺の部下がお前を安全な場所へ送ってやる。
どうだ?プライミッツマーダーがそれほど強いというなら、降りるはずもなかろう』
……どのみち、私を手中に収める気だったらしい。
ここまで、虚仮にされたのは、1000年間で初めてだろう。
「……その不遜な態度、五体をズタズタに引き裂かれて、塵にされた後で後悔しなさい」
どうせ、ベナレスは私を逃がすつもりはないだろう。
時間もない、早々にカタをつけないと……
身体を成長させて、戦闘態勢をとる。
「行くよ、プライミッツマーダー!」
プライミッツマーダーが跳躍して、ベナレスに襲い掛かる。
同時に私自身もベナレスの身体を引き裂くべく、ベナレスの方へと疾走する。
バイロン対ウピエル
>169
爆発が起きた。派手で、人目を引く爆発。
この場に連れてきた人間の一部が巻き込まれ、残りの多くは爆発の方へと走り出す。
運の悪かった、あるいは頭の悪かった犬も3匹、おそらくは焼け死んだだろう。
だが、残りの犬たちは騙されない。
感覚を更に際立たせた、吸血鬼化した猟犬達は敏感に戦士の匂いを捉える。
凄まじい力を持った、ジャガーの程もある大きさの猟犬達は統制の取れた動き3手にわかれ、
侵入者を追い詰めるべく走る。訓練された犬の動きは軍人にも匹敵するのだ。
だが、男の方が速い。
囲まれる前に手にしたライフルで1匹の脳天を撃ちぬく。
熟練した、恐るべき技量。
吸血鬼に脳髄は致命傷にならないが、犬たちの最大の利点である統制された動きは完全に封じられる。
だが、残りの2匹はそんな事にも構わず挟み込むように男に襲いかかる!!
>161>164
VS紅丸・ラグナロク&セリオ
術による爆風で数百メートルの距離を飛ばされるが、
辛うじて空中で体勢を立て直し、飛行術を操る。
左肩をかなり派手にやられたが、この程度の傷、すぐに再生する。
「くっくっくっ。こんなにも楽しめるとはな。
なるほど。あの異形の男は陽動、本命はあの狙撃手ということか!
人間どもの手下にしておくには惜しいな・・・」
剣士の方は遥か遠くに逃げた。
猟犬より、ハンターの方を先に楽しませてもらおう。
空中高く浮かび上がると、先ほどの狙撃があった方向から、
人間の作った貯水施設に潜む狙撃者が見える。
左肩の傷、というより左半身を再生させながら、狙撃者目掛けて一直線に空をかけた。
俺&ラグナロク&セリオVSベナレス >174
(着地し研究所の玄関の表札を引き剥がす)
「見ろよラグ ここに人が寄り付かないのも、『ここ』である事件が起きたからなんだぜ
使い魔どもは来須川のが適当にあしらってくれっだろ」
(研究所に入って目的の部屋の近くの部屋で弁当を食い始める)
バイロン対ウピエル
>173
猟犬は既に目前まで迫っている。
ライフルに残弾はない。
バイロンは迫り来る猟犬の心臓めがけてライフルを突き出す。
金属が肉に食い込む鈍い手ごたえ。
すばやくライフルから手を放す。
同時に、大きく口を開けて襲い掛かってきたもう1匹の猟犬の口の中に手を突っ込み、
その舌を掴む。犬は肉体の構成上、舌を掴むと口を閉じることが出来ない。
そして抜きはなったナイフで心臓を一突き。
灰となって崩れ落ちる犬はもう眼中にない。
ひしゃげたライフルの代わりに、STEYR ACRを構える。
まずは脳天を撃ちぬいた犬の心臓に一撃。
そして男達に向けて手招きをする。
「こんなものか?」
(ベナレスVSアルトルージュ)
>172
豪華な調度品が並ぶ一等船室エリア。
大きな窓からは、大西洋の大海原が見える。
その広い通路で、龍皇とガイアの怪物、黒の姫が対峙していた。
余裕を持って、皮のジャケットの前のボタンを外す。
プライミッツマーダーは上から、アルトルージュは正面から突進してくる。
「そうでなくては、こちらも面白くない。やはり闘いがなければな。
すぐに終わってくれるなよ? 」
上から来るプライミッツマーダーに向け、
三本の爪を持つ不可視の獣魔を呼び出して攻撃させる。
その鋭い爪にかかれば大理石の柱でも両断する威力がある。
三本の爪の軌跡が発生し、飛び掛ってくるプライミッツマーダーに向かう。
ハインケル&由美江VSタバサ
>130>154
宙を舞う椅子、その後を追ってくる神父とシスター。一種、異様な光景とも言える。
「気に入らないから殺す・・・それに私の蔵書に対するご意見。なるほど、その程度の知性は持ち合わせている訳ですね。私はお二人のことを、知性のない肉人形かと思っていましたよ。失礼しました」
私はどこからともなく煙草を取り出し、口にくわえた。
「しかし、元気はあり余っているご様子・・・」
身体をくるりと一回転させつつ、右にサイドステップ。同時に、彼女達の動線上に、空のフラスコを転がす。
「貴殿達がはしゃぐには、この場は狭すぎる」
そう言いながら、右手を伸ばす。壁一面を覆う大きな鏡に、私の右手が触れた。
「・・・犬は犬らしく、外を駆け回っては如何です?」
外へと通じる扉が、音もなく開かれた。
私は姿見に右手を置いたまま、左手で煙草に火をつけた。
私の仕掛けた軽い罠が上手く行けば、二人はこのまま勢いを殺さず、外に飛び出してくれることだろう。
私は煙草を強く吸い込み、煙を一気に吐き出した。
>174>175
ベナレスVS紅丸・ラグナロク&セリオ
私が復旧を待っていると粉塵を切り裂いて目標の男が飛翔してくる。
それと同時にやっとカメラからの画像が復帰する。
「CAMよりの映像信号復旧を確認、第二射発射準備開始。」
その間にも私と男の距離は近付いてくる。
「ジェネレータにエネルギー充填開始、10%…20…30…40」
大きな唸りをあげエネルギーが満たされていく。
「50…60…70%、照準セット。」
私は男の眉間に照準を合わせた、いくらあの男ともいえど…頭を吹き飛ばされれば。
「70…80…90%、最終ロック解除。」
その時男と私の距離はすでに500mを切っていた。
「100%、発射!(ファイエル!)」
赤い閃光が辺りを真紅に変えた。
(ベナレスVSアルトルージュ)
>177
「………!?」
突如、プライミッツマーダーが何か引き裂かれた。
一体、何が……
ベナレスに向かうのを止め、後ろに跳躍し、間合いを取る。
……獣魔術!?
噂には聞いた事があるが、実物を見たのは初めてだ。
さっきのは下手をすると私が引き裂かれていた可能性もある。
慎重にいった方が良さそうだ。
もう、プライミッツマーダーは再生している。
私は空想具現化による援護に徹することにした。
「プライミッツマーダー、いいわね?」
そう、プライミッツマーダーに声をかけると同時に無数の氷の槍を空想具現化で作り出す。
プライミッツマーダーがベナレスへ突進したのを確認して、私もベナレスへと無数の氷の槍を発射した。
>174>175>179
ベナレスVS紅丸・ラグナロク&セリオ
暫く飛行を続け、私と紅丸が辿り付いた場所。
それは、山間にひっそりと佇む、一軒の廃屋。
詳しい事情は聞いていないが、曰く付きの場所である事には
間違いない。そして、この場所に「奴」を倒す手段が存在する。
この見る影も無く荒廃し、朽ちた建物が「研究所」であった事を示す、
玄関の表札を引き剥がしながら、紅丸は呟いた。
「見ろよラグ ここに人が寄り付かないのも、『ここ』である事件が起きたからなんだぜ
使い魔どもは来須川のが適当にあしらってくれっだろ」
そう言うと、堂々とした足取りで建物内へと入り込む。
この「研究所」で起こった事件。それが今回張った罠と何らかの
関連性がある事は疑いようの無い事だ。
しかしその全容を、私は知らされていない。ただ明らかなのは、
この「罠」が確実に奴に破滅をもたらすものであると言う事。
そんな事を考えている内、紅丸はとある部屋に身を置き、
おもむろに持参した弁当箱を広げ、中身を口に運んでいく。
この状況で、よく食物が胃に入るものだ。
半ば呆れながら、ふと考える。
狙撃手、セリオの方は無事であろうか。あの狙撃で、
あちらの場所が特定された可能性は高い。
だとすればーー
いや、しかし我々は此処を動く訳には行かない。
「罠」のためには、奴をこの場所へ誘い出す必要があるからだ。
彼女を援護する事が出来ない無力さを僅かに感じながら、
私は更に思案に耽っていった……
(場所:研究所跡地)
>176
建物の上から、吸血犬を無造作に殺してのける男の姿を見る。
噂に違わぬ、恐るべき戦士。
「猟犬達よ血の匂いに狂い 雄叫びを上げろ! 狩りの女神 残虐なる月の女神 獣の女神に 血塗れの獲物を捧げろ!!」
俺はまだ歌い続けている。この男の強さに、押し殺した冷徹な怒り、殺気に歓喜しながら。
まだ、1曲が終わるほどの時間も過ぎていない。
「月の女神よ 地獄の猟犬達に 生贄の血に濡れた唇で 祝福の口付けを与え給え!!」
俺の隣にいる男たちの体格が見る見るうちに変化してゆく。
人と犬の中間。まさに人獣と言った姿へと変わってゆく。
キメラヴァンプ。
イノヴェルチの一派たる燦月製薬の生み出した吸血鬼と獣の力を併せ持つ怪人。
犬の遺伝子を持ち合わせる吸血鬼達が高い雄叫び(ハウリング)をあげ俺の歌に重ねる。
「さあ!もっと!もっと!もっと!獲物を探し 追い詰め 引き裂け!! 夜はまだ終ってはいない!!」
拘束具のような戦闘服に身を包んだキメラヴァンプが、2体、唸り声を上げて動き出す。
両手にナイフを構えた短毛種、両手にショートモデルの突撃銃G3Kを構えた長毛種が、
完全なコンビネーションを組んで襲いかかる。
電光のようにナイフが閃き、その隙間を縫うように大口径のライフル弾を撃ち込む・・・!
針の城を目前にして初音は呟く
「まさか、ここまで出向く事になるとはね」
話はしばらく前にさかのぼる
「たのむ、たすけてくれぇぇぇ」
高層マンションの屋上に名も無き吸血鬼の悲鳴が響く
「それは貴方次第ね・・・・誰の命令で私の狩場を荒らしたの?」
「それだけはダメだ、言えば俺は殺される」
初音は微笑を浮かべ、吸血鬼の全身を白糸で締め上げる
「なら、ここで私に殺される?洗いざらい吐けば助けてあげてもよくってよ」
吸血鬼はしばし沈黙した後、本当だな?と念を押す、初音がうなずくの確認し、言葉を搾り出す。
「エリザベス・バートリー様だ・・・・・・あんたに興味を持ってるんだ
それで俺に偵察をっ、なぁ、いいだろもう・・・助けてくれよ」
初音は残酷に微笑むと指先を軽く動かす、と同時に吸血鬼の全身を拘束する白糸がさらに引き絞られる。
どうして・・・・・、と言いたげな表情の吸血鬼の耳元で初音はあくまでも優しくささやく
「ごめんなさいまし・・・・・先ほどの約束、嘘ですわ」
鈍い音の後、夜の屋上に血の華が咲いた・・・・・・・
蜘蛛とは、本来勝手知ったる罠の中に相手を誘い込む事こそ本領
敵地での戦いは望むところではない。
だが、放置しておけばいずれ、かなこ達にも魔の手が及ぶ事になる
エリザベスが単独で悪魔城を離れた今こそ絶好の機会。
初音の目的はただ1つ、乱戦のどさくさにまぎれエリザベスを討つ、それだけだ。
針の城へと乗りこむ初音・・・・・だが彼女は知らなかった
エリザベスの他にもう1人悪魔城の大幹部がこの地に出向いていることを・・・・・・・・
>175>179
VS紅丸・ラグナロク&セリオ
「そこか!」
蛇のような目が相手の姿を捉える。
狙撃者までの距離はあと僅か。
空間転移すれば一瞬で距離を詰められる。
だが狙撃手がもう一度射撃をしようとしているらしい。
「バカめ!同じ手を喰らうか!」
空中で急停止すると、甲羅が鏡のように輝いている巨大な亀を出現させる。
獣魔術と呼ばれ、術者の生命力を代償として発動される驚異の秘術だ。
この獣魔は光に属する攻撃を全て受け止め、跳ね返す力がある。
発射されたレーザーはその鏡のような甲羅によって反射され、撃った本人へ向けて飛ぶ。
(エリザベス・バートリー&死神(DEATH)VSカミーラ&アセルスVS比良坂初音)
(悪魔城〜エリザベスの私室)
「それは本当かしら、死神?」
「ええ、本当のようですな。大変、残念でございます……」
「……本当に残念だわ。カミーラ様とはとても分かり合えると思っていましたのに……。
まさか私達を裏切り、魅惑の君の所に出奔するなんて……」
「いかがなされます、エリザベス様?」
「私が出向いて始末します、死神、あなたも同行をお願いしますわ」
「分かりました。では、早速、向かいましょうかな?」
(針の城〜寵姫たちの控え室)
「クスクス、噂に聞いていたけど、まさか、こんなに処女の方がいるなんて……」
(エリザベスの周りには無数の美しい少女たちの遺体が転がっている。
部屋の隅にはまだ何人かの少女がガタガタ震えて身を寄せ合っている)
「エリザベス様、程々になさいませ。カミーラ様たちを始末しにきて、趣味に走られては本末転倒ですぞ」
「分かっていますわ。あと残りの子たちを片付けてから……」
(その時、乱暴に部屋のドアが開いた)
>183, >185 エリザベス・バートリー&死神(DEATH)VSカミーラ&アセルスVS比良坂初音
数日前
「奥様、本当によろしいのですか。エリザベス様に逆らわれるなんて……」
カミーラの前に跪いたメイドが心配そうな声で言う。カミーラは軽く笑うと、
「逆らうなんて、そんな。わたしは、もともとあの方に従ってたつもりなんてないわ。それに、
たとえ裏切ったとしたところで、それは闇の眷族の習い、非難されるいわれもなし」
カミーラは優美な仕草でテーブルの上に載っている弾薬を摘み上げる。
「ヴォルデンベルグはいい仕事をしてくれました。御覧なさい、この見事な弾頭を。目標を捉えた
ところで先端の銀が飛び散って魔族には致命的なダメージを与えるのよ。もっとも、あの方に
どれくらいの効力があるかはわかりませんけど」
「……奥様?」
「出かけます。しばらく帰って来れないかもしれません。留守を頼むわね。それと、……いつもの
ようにお前の命をわたしに分けておくれ」
「……はい」
カミーラはメイドの首筋に手を差し伸べると、そこに牙を突き立てた。
(>185)
「お久しぶりでございます、伯爵夫人。本日もご機嫌麗しく、と申したいところでございますけれど、
いささかこの様子は品性と礼儀に欠けるのではありませんか?お美しいあなたには似つかわしく
ないと思いますわよ、僭越ながら」
言葉遣いとはうらはらに、カミーラの目は暗い光を宿していた。
バイロン対ウピエル
>182
ライフル弾をサイドステップでかわし、残像さえ生じるほどの素早い斬撃を
ナイフとSTEYR ACR(小型の矢を打ち出すライフル)に装着した銃剣で受ける。
刃金の破片が舞い、空気の裂ける音が鳴る。
ライフルの前部に取り付けたフォアグリップを捻る。
連動して、銃身下部に取り付けたシュアーファイヤー(強力ライト)から
強力な光が放たれナイフを持った短毛種の目を焼く。
その一瞬の隙をつき、至近距離からの銃撃。
短毛種の全身を鋭い矢が貫き蜂の巣にする。
そしてナイフでキメラヴァンプの腹を割き
焼夷手榴弾をその中に突きいれた。
同時に短毛種をもう1体の方に蹴り、盾にしつつ間合いを取る。
(ベナレスVSアルトルージュ)
>180
機関室で新たな爆発が起こり、船底に新たな穴が空く。
船が少し傾いた。
三本の爪に切り刻まれたはずのプライミッツマーダーが、
たちどころに傷が癒やして再び突進をかけてくる。
さらに空中に無数の氷の槍が生まれ、こちらへ向けて宙を飛んできた。
「フン。」
氷の槍に対して片腕で顔を覆いながら、受ける数を最小限にするために前へ出る。
それでも数十本の氷の槍が突き刺さるが、構わずプライミッツマーダーへ向けて突進。
牙が届く直前に仰向けに地面に倒れこみ、プライミッツマーダーの下を取ると、
その強力な脚力で蹴り上げる。
プライミッツマーダーは天井を突き破り、2階上の部屋へと蹴り飛ばされる。
そのまま犬を追って天井の穴を飛び上がった。
>184
「反射された!?」
私が気づいた時、すでにレーザーカノンは自身の放ったレーザーにより溶断されていた。
「っ!…兵装排除!」
鈍い音とともにカノンが分離される。
こうなると…久しぶりにあれを使うことになりそうです。
私はダムから飛び降りる。
「…来てください。」
そのつぶやきと同時にとてつもない速さで何かが飛んでくる。
わたしの特殊武装、飛行用のジェットパックです。
「…装着。」
私の落下が止まり、逆に上昇を開始した。
ビームサーベルを二本抜刀し彼と相対する。
予想外の事態ですが…最善を尽くします。
>183>185>186カミーラ&アセルス(&初音)VSエリザベス&死神(DEATH)
エリザベス強襲の報を受けた私とカミーラは、奴のいる寵姫たちの部屋へと乗り込んだ。
・・・すでに数人の寵姫が殺され、生き残っている寵姫たちも部屋の隅で震えていた。
「・・・エリザベス・バートリー・・・よくも、私の寵姫たちを。
これ以上の勝手は許さん。私が相手だ!」
未だにおびえを隠せないでいる寵姫たち。
そして、奴に立ち向かわんとするカミーラ。
・・・必ず護ってみせる。この、私が。
幻魔の柄に手をかける。
「・・・下衆が。楽に死ねると思うな」
>188
(ベナレスVSアルトルージュ)
「プライミッツマーダーと格闘できるなんて、どういう身体能力してるのよっ!?」
私はそう毒づきながら、天井に空いた穴から私も一気に上の部屋と跳躍する。
「………」
ベナレスが互角にプライミッツマーダーと戦っていた。
ベナレスの拳がプライミッツマーダーを吹き飛ばしかと思うと、
プライミッツマーダーは突進してベナレスを弾き飛ばす。
……埒が空かない。
不味い、長期戦はこちらに不利だ。
ならば……
「これでもくらいなさい!」
私は空想具現化による鎖で十重二十重にベナレスを縛り付け、動きを拘束する。
無論、これは時間稼ぎにしかならない。
けど、時間稼ぎ出来れば十分だ。
ベナレスに『人への絶対的な殺害権利』の象徴であるガイアの怪物の牙が襲い掛かる!
192 :
ウピエル ◆Upielb0Y :02/01/25 02:32
バイロン対ウピエル
>187
燃え盛る炎に包まれ滅びて行くキメラヴァンプ。
炎は吸血鬼を完全に滅ぼす手段の一つ。肉体を引き裂かれ、焼き尽くされ、凄まじい断末魔の絶叫を上げる。
「怒り狂え!怯え狂え!猟犬よ 獲物よ 狩場を全て血で満たせ!!」
残ったキメラヴァンプは、滅び行く仲間の肉体を意に介することなく両手のG3Kを撃つ。
強力な7.62mmの強装弾は滅びかけたキメラヴァンプの肉体をやすやすと貫通し、間合いを取ろうとする男を追いかける。
一瞬の油断も無く、凄まじい速度で走り、容赦無く火線を走らせ、男に剥き出しの殺意と獣性を向ける。
キメラヴァンプの左右の手に持った銃は、トリッキーなリズムで連射され間合いを狂わせようとする。
硝煙が満ち、炎が辺りを照らし、夜に銃火が閃く。
男へと、無数の銃弾が襲いかかる。
>192
sage忘れスマン。
>185>186>190カミーラ&アセルス(&初音)VSエリザベス&死神(DEATH)
「ひどい有り様ね・・・・・」
城内はまさに地獄絵図だった
美しかったであろう壁は寵姫たちの血に塗れ、床には引き裂かれた手足が転がっている。
「それにしても勿体ない、皆処女じゃないの」
初音は少し残念そうな表情で先へと進んでゆく・・・・・
が、おかしい・・・・・自分の調べた限りでは、今ここに存在する取るに足るべき相手はエリザベス
それからここの主であるアセルス
さらに、悪魔城を出奔したというカミーラの3人のみのはずだ・・・・・
なら・・・・接近してくるこの巨大な気配は誰だ・・・しかも明白な敵意を含んでいる
どうやら・・・・下手を打ってしまったらしい。
初音は舌打ちすると、その「敵」を迎え撃つべく体勢を整えた。
バイロン対ウピエル
>192
とっさに横に飛ぶが、間に合わない。
銃弾の軌道上に残った左肩をえぐられる。
トリッキーなリズムで撃ちだされる弾丸を、
鉄骨などの遮蔽を利用し避ける。
STEYR ACRの残弾が空になる、弾倉を交換する暇はない。
閃光手榴弾を投擲。
それを目くらましにナイフを投げ、同時にキメラヴァンプへ向けて走り出す。
ナイフがキメラヴァンプの眼球に突き刺さる。
そのときには既に息がかかる間合いまで接近。
ライフルのストックを首筋に打ち込む。
倒れ落ちるキメラヴァンプを横目に見つつウピエルへと向けて駆ける。
(ベナレスVSアルトルージュ)
>191
「うおおおぉっ!!」
傾き始めた豪華客船の一室で、術を使うこともせずにひたすらプライミッツマーダーと
格闘を続ける。
「プライミッツマーダーよ!愉快でたまらんぞ!
数千年に及ぶ闘いの日々においても、
この俺と正面から闘える者などいなかったのだからな!」
再びプライミッツマーダーに飛び掛ろうするが、
突然現れた鎖によって縛り上げられる。
「なにっ!!」
それを見逃すプライミッツマーダーではなかった。
プライミッツマーダーの牙によって、頭の半分を噛み砕かれ
さらに体当たり受けて部屋の隔壁を数枚ぶち破りつつ、
大食堂ホールへと飛ばされる。
カミーラ&アセルス(&初音)VSエリザベス&死神(DEATH)
>183 >186 >190
『エリザベス様、ここはお任せいたします。どうやら、無粋な乱入者が現れたみたいですので、そちらから始末して参ります』
(死神、空間転移)
「まあ、仕方ありませんわね。……クスクス、何をそんなに怒っていらっしゃるのかしら?
私は彼女たちに永遠の闇を与えてあげただけですのに……」
(エリザベスが右手を前にかざす)
「あなた方をさっさと始末して、そこの寵姫の方々を頂きますわ」
(アセルスとカミーラに火球が連続して放たれる)
>194
「ほほ、あなた様ですかな? 無粋な乱入者は……」
(初音の前に死神が出現)
「ほう、蜘蛛神の類ですな。しかも、一見、血に染まった魂に曇りのない白い部分がありますな。
興味深いですぞ。あなた様の五体を引き裂いて、その魂を頂くとしましょうかな」
(死神が空間に溶け込んで消える)
「ですが、まず最初に余興として、これらのタロットカードであなた様の運命を占ってさしあげましょうかな」
(数枚のタロットカードが初音へと飛来)
(初音のトリップ判定で中身が決定。
頭文字が大文字なら、アイアンゴーレム。
頭文字が小文字なら、ギア・スチーマー。(歯車の怪物)
頭文字が数字・記号なら、死神騎士ベイガン&ギャリボン)
(ベナレスVSアルトルージュ)
>196
「仕留めたみたいね……」
私は、そのまま壁に空いた大穴から大食堂ホールへと向かう。
「……………」
普通の吸血鬼でもプライミッツマーダーの牙を喰らえば、ひとたまりもない。
だが……
「これが无……。まさに真なる意味での不死者ということね」
ベナレスはゆらりと立ち上がる。
「……来る!」
私はプライミッツマーダーとともに身構えた。
カミーラ&アセルス(&初音)VSエリザベス&死神(DEATH)
>183, >186, >190, >197
「あの、アセルスさん。ちょっと失礼」
怒りに燃えるアセルスの首に手を回すと、カミーラは軽くアセルスに口付ける。
咄嗟のことにあわてるアセルスにカミーラは諭すように語りかける。
「怒りに身を任せては、勝てるものも勝てなくなりますわ。……少しは落ち着きまして?」
そこに、エリザベスの放った火球が、連続して飛来した。
「……まあ、不粋な方」
カミーラは軽く嘲笑を浮かべると、軽く身をひねってかわす。
「あなたも吸血鬼、わたくしも吸血鬼。反応速度はほぼ同じですのに、かわせないとお思い?」
バイロンVSウピエル
>195
「さあ!狩人の夜が始まる!狂気に満ちた狩人の夜が始まる!」
建造中の建物の上から、歌詞の最後のフレーズを歌いながら、飛びあがった。
演奏も歌声も一切乱れることなく、最も激しいフレーズを奏でる。
だが、俺の体は人間どころか吸血鬼にさえ知覚できないようなスピードで移動していた。
ほんの一瞬。瞬きする間も無かったに違いない。
空中でギターが閃光を発し、5.56mmの死を運ぶ弾丸が吐き出される。
スクリーミング・バンシー。それは、ステァーAUGアサルトライフルと一体化した異様な形状のギター。
吐き出された弾丸は、狙いを過たずに男ではなく倒れたキメラヴァンプに降り注いだ。
俺の動きに脅威的な速度で反応する男の目の前で、蜂の巣にしたキメラヴァンプの傍らに着地する。
こちらを向いた男が行動するより速く、スクリーミング・バンシーのヘッドにつけられた銃剣で。
躊躇無く心臓を串刺にした。
「はじめまして、か?不死身の兵士バイロン!!俺のセッションへようこそ!歓迎するぜ「永遠の戦士(エターナルチャンピオン)」!」
もはやキメラヴァンプ達はどうでもイイ。
素晴らしい敵手の前で嘲笑うかのような笑みをこぼしながら、俺は歓迎の挨拶をした。
そして、軽くギターをかき鳴らしながら言葉を続ける。
「さて・・・殺し合いの前に説明したい事があるんだが・・・OK?」
>189
VS紅丸・ラグナロク&セリオ
広葉樹林が広がり、ダム湖がひろがる森林地帯。
その上空数百メートルの高度で、先ほどの狙撃手と対峙する。
相手は光を放つ剣を抜き、両刀を構えてこちらを見ている。
すぐにあることに気づいた。
あの手並みから人ではないとは思っていたが、生命でもないらしい。
全ての生命の核である精(ジン)の力が感じられないからだ。
「貴様、機械だな。人間どもの最後の希望とやらはガラクタか。」
相手の表情は動かない。
返答の代わりに、2本の剣をかまえて飛行してくる。
まだ左腕は再生していないが、ガラクタ相手なら片腕で十分。
右手の剣を紙一重で見切り、左手の斬撃が振り下ろされるよりも速く
間合いに入ると、相手の左腕をこちらの右肘で受け、そのまま頭部に裏拳を叩き込む。
顎を狙って拳を振り上げる。
>194>197-198>200カミーラ&アセルス(&初音)VSエリザベス&死神(DEATH)
突然、カミーラのキス。
少々面食らったが・・・おかげで、少し冷静になる。
「・・・カミーラ」
飛来する火球を、軽いステップで回避。この程度の攻撃を避けるなど、造作もない。
「確かに、熱くなってるようじゃいけないな。
・・・こんな小物相手に」
挑発の意をこめて言い・・・抜刀、エリザベスに斬撃を浴びせる。
無論、奴が空間転移を使うことを計算の上で。
>194
トリップ判定用
(ベナレスVSアルトルージュ)
>199
船の傾斜が大きくなってくる。
棚に並べられた銀の食器が、盛大な音を立てて床に転がる。
頭を半分噛み砕かれたが、戦闘には支障はない。
ゆっくりと立ち上がるが、まだ魔力の鎖に拘束されているのに気がつく。
「ぬおおおぉぉぉぉっ!!!」
バキン、という音を立てて、己を拘束している鎖を引き千切る。
すさまじい勢いで飛び散った鎖の破片が天井のシャンデリアを直撃し、
雪のように輝くガラスの破片を降らせる。
「やってくれるな、アルトルージュ。そしてプライミッツマーダー」
言うがはやいか、今度は空間転移術を使いプライミッツマーダーの目の前に出現する。
バイロン対ウピエル
>201
常人ならそれだけで気絶してしまいそうな冷たい声の中に
焼け付くような殺気と、戦いへの確かな興奮を感じさせながら
ウピエルに向けて語りかける。
「この期に及んで言葉を交わす必要があるのか?
もう言葉は必要あるまい。ここからはこれで十分だ。」
そう言って手にもった銃を軽く叩く。
そして素早く弾倉を交換。
油断なくウピエルを見つめる。
>197-198>200>203
カミーラ&アセルス(&初音)VSエリザベス&死神(DEATH)
「まさか伯爵の片腕とまで言われる貴方まで出向いていたとはね」
と言いつつも、初音は糸を撃ち出そうとする・・・・・が、死神は初音をあざ笑うかのように姿を消し
入れ替わりにカードが数枚、初音の足下へと突き刺さる。
「選べ・・・・とでも言うのかしら?」
初音は絵柄をちらりと見ると、歯車が描かれたカードを手に取り、死神が消えた場所へと投げ捨てた。
(ベナレスVSアルトルージュ)
>205
「……えっ?」
ベナレスの姿が消えたかと思うと、直後、プライミッツマーダーが目前に出現したベナレスに吹き飛ばされていた。
プライミッツマーダーの方に一瞬、気がそれた私にベナレスが向かってきた。
咄嗟にベナレスの頭部に向かって、右腕を振るう!
カミーラ&アセルス(&初音)VSエリザベス&死神(DEATH)
>200 >203
「まあまあ! なんて仲の良いお二人なのかしら」
(アセルスの斬撃を空間転移で回避)
「カミーラ様が悪魔城を出奔した理由が分かりましたわ。まったく、妬けますわね」
(エリザベスが左手をかざすとエリザベスの周囲に無数の短剣が突如、出現)
「クスクス、これをかわせるならたいしたものですわよ」
(無数の短剣が一気に2人に襲い掛かる)
>207
「ほほ、『運命の輪』ですな……。正位置の意味は物事の順調な進行、逆位置は物事の不遇を示しますな」
(どこからともなく、死神の声が聞こえる)
「しかし、悪魔城でのこのカードは……」
(空間が歪み、白い球を中心に無数の歯車が浮かぶ謎の物体が現れる)
「このギア・スチーマーにひき肉にされることを意味しますな」
(無数の歯車が不気味な音を立てながら、初音に一気に襲い掛かる)
バイロン対ウピエル
>206
この男は、バイロンは確かに凄まじい闘志と殺意、戦いの狂気を持ち合わせている。
だが・・・それでけでは足りない。
軽くギターを鳴らしながら言う。
「俺はな、味も素っ気も無い殺しは嫌いなのさ。
お互い、八つ裂きにしても飽き足らないくらい 憎みあって、怒り狂って・・・それからなんだよ。
エキサイティングな勝負ってのは。」
俺は、以前闘争し損ねた事でまぁそれなりにむかついてる。
コイツや教会の犬と戦えると思って会場に急いだが、戦いは既に終っていた。
だが、バイロンが俺に抱く怒りは、まだ足りない。理由がなかったからだ。
ならば、俺がその理由を作ってやる。コイツと親しいらしい泉 双葉と言う女を誘拐したのもそのためだ。
スクリーミング・バンシーの弾倉を交換しながらしながら建築中の建造物の上に軽く跳躍する。
誘拐してある女の傍らに着地し、その首筋が良く見えるように磔台を示す。
「見えるか?用意してやったぜ。テメェが俺を殺したくなるようにな。」
そこにあるのは、紛れもない吸血鬼の口付けの痕。
「ひょっとしたらまだ元に戻れるかもしれないぜ?
わかったなら・・・はじめようぜ!!最高にエキサイティングな殺し合いってヤツを!!」
アセルス&カミーラ(&初音)VSエリザベス&死神(DEATH)
>200 >203 >209
「まあ、次から次へと。まるで奇術師ですわね」
襲い掛かるナイフをカミーラは避けていく。しかし、先ほどとは違い、どうしても
避けきれない軌道をえがいて飛来するナイフも存在する。
「まだ、使いたくなかったのですけれど、しかたありませんわ」
カミーラは、髪飾りにして携帯していた山刀を元の大きさに戻すと、避けきれないナイフを
叩き落していく。
「ソードダンス、なんてのんきに言ってる場合じゃありませんわね。少しは遠慮していただ
きたいですわ」
カミーラが懐のナイフをエリザベスに向かって投擲する。
「ある程度熟練すると、魔術の助けを借りなくても4本くらいは同時に投げられるってご存知
でしたかしら」
カミーラは余裕たっぷりで言うが、体勢を崩した身体を、数本のナイフがかすめ、傷付けていった。
「アセルスさん、申し訳ないんですけど、エリザベス様の首を叩き落していただけますかしら。
精神集中を破れば、このナイフの乱舞も止まると思いますから」
(ベナレスVSアルトルージュ)
>208
床が傾く中、プライミッツマーダーを壁まで蹴り飛ばしたところで
アルトルージュの手刀がくる。その細腕からは想像もできないような重い一撃だ。
その攻撃に対し、左手でアルトルージュの右手首をつかみ、
体を回転させて背中に背負うとそのまま床に向けて一本背負いで叩きつける。
その勢いで床が抜け、アルトルージュは一階下のカジノフロアへ落下する。
「この程度ではそうは効かんだろうな。さて、そろそろ終わらせるか」
すぐ背後には、今まさに牙を立てんとしているプライミッツマーダーがいた。
そちらを振り替えるやいなや、喉の奥に右腕を突っ込む。
即座にそれを食いちぎるプライミッツマーダー。
だが飲み込んだ右腕から、身を切るような冷気が発生する。
その冷気はプライミッツマーダーの喉の奥で水晶の結晶のような形をとる。
相手の身体をを瞬時に凍結させる獣魔術を使ったのだ。
左腕を食いちぎられたが、プライミッツマーダーは内部から完全に凍りついた。
「プライミッツマーダーよ。これで終わりだ」
白く美しい氷の彫像そのものとなったプライミッツマーダーに対し、
身体のバネをつかった渾身の蹴りをはなつ。
ガラスが砕けたような音が響き、
ガイアの魔物は粉々の氷の破片となって床に散らばった。
Death Game in Vampire Arena 〜レイオット・スタインバーグVSミア・フォーテー
>155
「チッ!」
こっちが到達する前に、向こうは腰から抜き出した拳銃で射撃を加えてきた。
鈍重そうな外見に似合わない、素早く、そして滑らかな動きで。
それでも、『今の私』にはその動きは遅すぎた。
難なくかわし、こっちもコートの下の拳銃を抜き放つ。
「お返しよっ!」
教科書通りの姿勢から、マニュアル通りに3連射。
相手は反応も出来なかっただろう。
しかし――
キン キン キンッ!
「・・・やっぱりダメか・・・」
相手の『鎧』はこっちの拳銃弾を、いとも簡単に弾き返した。
仕方なく、手にしていた拳銃を放り捨てる私。
(・・・あれより強力な武器・・・)
背中に背負ったそれに、一瞬目を向ける。
『金剛ブレード』。
その名前とはうらはらに、戦闘ヘリをも一撃で沈めるビームを放つ、荷電粒子兵器。
おそらく、それを使えばあの鎧を攻略できるだろう。
だけど・・・
(ダメ、今撃ったらみんな巻き込んじゃう・・・)
『鎧の人』の後ろには貴賓席があった。
そしてそこには目の前の人物の大切な人物であろうと思われる、紅い髪の女の子がいるのが見える。
この位置から撃てば、確実に巻き込む事になるだろう。
・・・ようするに。
「結局、肉弾戦しかないって事ね!」
気を取り直し、私は再び『鎧の人』に接近を試みた。
God Speed vs Lightning Attack!! 〜ウピエルVS雨宮啓(M)
Prologue
――200X年、某月某日――
その日、当局は『燦月製薬で非合法の人体実験をやっている』との匿名の通報をうけ、強制捜査に乗り出した。
結果は不明。何故なら、捜査員全員が物言わぬ死体となって帰ってきたからだ。
機動隊、SATを差し向けるも、結果は同上。
この事態を重く見た当局は、速やかに政府公安に協力を要請。
一時間後、要請をうけた公安局は『SDOP(Self Defense Of Peace)/国家治安維持戦略特殊機動隊』の人間戦略兵器、
コードネーム“キラードール”をその地に派遣した・・・。
そこは、まさに『地獄』であった。
ある者は首を叩き落され、またある者は袈裟懸けにぶった切られ・・・。
四肢をバラバラにされたものもあった。内臓器官をぶち抜かれたものもあった。
職員も、研究員も、警備員も、そして特撮の世界から迷い出てきたような異形の怪人までも――
全てがものの見事に『残骸』と成り果てていた。
たった一本の大型ナイフで、この状況を演出した少女――180cmの身長と年不相応の大人びた容姿を持つ、しかしれっきとした16歳の少女――は、
ナイフに付着した血を振り落としながら、憮然とした表情で一言呟いた。
「・・・つまんない。もう終わり?」
「イヤ、まだだぜ? お嬢ちゃん」
少女の呟きに答えを返したのは、一見ギタリスト風の男。
だが、先ほどまでに現れた何よりも、その男は危険な雰囲気を放っていた。
通路の奥でニヤリと笑い、男は手にした奇妙なギターを少女に向ける。
そして・・・。
刹那にして無限の時間を内包した、静かで騒がしい闘争が――
今、幕を開けた。
Fight!
ウピエルVS雨宮
>215
俺は、施設が襲撃され職員達が惨殺されて行くのを楽しく見物していた。
今目の前に立つこの大柄な少女は素晴らしい獲物だ。強く、速く、残虐で。そんな感慨を抱きながら。
歓喜に震えギターをかき鳴らし、即興のフレーズを奏でる。
演奏に熱が入りギタープレイが激しくなり・・・
何の前触れもなく、音楽が途絶える事もなく、ギターが火を吹き銃声が木霊した。
スクリーミング・バンシー。ステァーAUG突撃銃がギターと一体化した物だ。
銃声すら、ギターのフレーズと響きあい、ともに音楽を形作る。
こいつの反射速度が尋常ではない事はわかっている。
フルオートで発射された第一弾は真っ直ぐ少女を狙う。だが、これはイントロに過ぎない。
闘争と言う名の楽曲の開幕に過ぎないのだ。
第一弾、経過時間0.1秒
God Speed vs Lightning Attack!! 〜ウピエルVS雨宮啓(M)
>216
速い!
今まであったどんな相手より、その弾は速く、そして精確だった。
胸の奥で何かが熱くなるのを感じながら、少女はさらに距離をつめる。
ウピエルVS雨宮
>217
やはり第一弾は避けられた。
予想以上の速度。
リズミカルにステップを踏み、身体をひねり、射角を微妙に修正する。
ギタープレイは止まる事なく。
弾丸もフルオートで連射される。
少女を追いかける様に放たれる第二弾。
5.56mm、初速995m/secの弾丸が迫る。
第二弾、経過時間0.2秒
0−1
God Speed vs Lightning Attack!! 〜ウピエルVS雨宮啓(M)
>218
まるでこちらの動きを読んでいるかの様に放たれる第二射目の銃弾。
耳元を抜ける銃弾の音を聞きながら、相手の元へと加速する。
1-1
ウピエルVS雨宮
>219
こいつの速さが掴めてきた。
凄まじいまでの強さ、速さ、残虐さを持った、美しい獲物。
その動きを捉え、フルオートの第三射。
ギターのサウンドは響き続け、銃声と一つの音楽を奏でている。
微妙に狙いを外したトリック。仕掛けた罠に追い込むための囮。
判っていても避けなければダメージを受ける!
第三弾、経過時間0.3秒
2−1
God Speed vs Lightning Attack!! 〜ウピエルVS雨宮啓(M)
>220
緩急をつけて発射された第三射。甘美で残酷な甘い罠。
誘導されてると判っていても、避けなきゃいけない事に変わりない。
相手のリードに合わせながら、少しずつ相手に近づいて行く。
2-2
ウピエルVS雨宮
>221
獲物は罠にかかり、第三射を避けた少女の前には既に発射された第4射がせまる。
絶妙な角度で襲いかかり、更に行動の自由を奪おうとする弾丸。
目に見えぬ拘束。
音楽は残酷に奏でられ、タングステン弾芯の死霊の絶叫が少女に襲いかかる!
第4射、経過時間0.4秒
3-2
God Speed vs Lightning Attack!! 〜ウピエルVS雨宮啓(M)
>222
避けたと思った直後に忍び寄る、第四の魔弾。
必殺の間合を殺す為、全身の筋肉を限界まで引き絞る!
4-2
ウピエルVS雨宮
>223
恐るべき反射速度で身を翻す少女。
第四射が掠め。
罠が完成した。
渾身の力で回避した少女は、致命的なまでに姿勢を崩してしまった。
四発目を避けた少女の前にすでに発射された五発目の弾丸があった。
第五射は、少女の脚を抉る。
第六射が腕を裂く。
続く連射が彼女をの手足の肉を穿ち骨を砕く。
俺が最初の弾丸を撃ったとき、コイツは既に罠にかかった獲物だったのだ。
経過時間0.5秒
5-2 決着。
経過時間1秒
God Speed vs Lightning Attack!! 〜ウピエルVS雨宮啓(M)
>224
気付いた時には、銃弾が身体の中を通り過ぎていた。
『双頭の魔犬』計画によって生み出された、『怪物』である筈の肉体に。
傷ついてはいけない筈の、この身体に。
…何の事は無い。相手がそれを越えた『怪物』であった、と言うだけだ。
「…ママ、ご免なさい。わたし、負けちゃったよ…」
空の何処かで見ているはずの母親に一言謝り、少女は意識を失った。
ウピエルVS雨宮
エピローグ
>225
即興の音楽が終り、辺りに静寂が戻る。
奏でられた音楽はただの1フレーズに過ぎない。
決着がつくのに0.5秒、戦闘が終るまで1秒。
永遠に等しい一瞬の中で、一つの戦いは終る。
気を失った少女を抱え上げ、その胸元に手を伸ばす。
服の胸元を引き裂いた手が、そのまま肌を這い胸を掴んだ。
荒っぽいが、絶妙な手の動きが身体を這ってゆく。
唇に唇を重ね、舌を絡ませた。何か別の生き物の様に蠢く舌が少女の口内を蹂躙する。
少女の息が荒くなり、喘ぎ声が混ざる。
吸血鬼の唾液に含まれる成分が痛覚を麻痺させ快楽を増幅しているのだ。
胸を這う手に更に力を込め、もう一方の手は身体を滑り降りてゆく。
少女の息が更に荒くなり、叫び声が響いた瞬間。
少女の首筋に牙をつき立てた。
快楽の絶頂に浸る少女の血が甘美な美酒の如く喉を潤す。
この世の何よりも素晴らしい味わい。少女の興奮が血を通して伝わってくる。
強く、速く、美しい少女。その残虐さも気に入った。
コイツは素晴らしい玩具になるだろう。退屈凌ぎに丁度良い、絶好の遊び道具に。
そして、この瞬間に
新しいウピエルの下僕
新たな夜の眷族が生まれる。
END
ウピエルVS雨宮
レス番まとめだ。
>215-226
まとめる必要が無さそうなくらいシンプルだな。
228 :
ウピエル ◆Upielb0Y :02/01/25 15:07
>227
レス番まとめ訂正。
>215 >216 >217 >218 >219 >220 >221 >222 >223 >224 >225 >226
以上。
Death Game in Vampire Arena 〜レイオット・スタインバーグVSミア・フォーテー
>>214 「――速い!」
銃弾を避けた反射速度といい、こちらに銃撃してきたタイミングといい――
なるほど、だ他の人間ではないようだ。
しかし。
「……素手、だと?」
小口径の銃弾では、こちらの装甲を突破出来ないと悟ったからか、手にした
拳銃を投げ捨てたものの、背中の獲物を抜き出すこともなく、ただこちらへと
接近してくる。格闘戦にでも持ち込むつもりか?
しかし、正直な話、あの細腕では――そこまで考えた瞬間、どこか奥底の部分
が、警告の声を上げた。
それは、彼女の表情を見たからかも知れない。欠片も諦めていない、その表情。
(接敵されたら――負ける?)
どこか確信に近いものを抱きながら、反射的に行動を開始。
こちらに迫る彼女の進路上から待避するように動きながら、シリンダに残った
3発の銃弾を発砲。だがこれは、ただの牽制だ。命中させる必要はない。
彼女の動きを確認する間もなく、間髪入れずにスタッフを操作。無音詠唱。
疑似詠唱端子が、スタッフに装填されている呪文書式板の上をなぞり、基礎級
魔法一回分の魔力を活性化――
「イグジストッ!」
撃発音声。
<フラッシュ>発動。1デュラピッド消費。
瞬間、夜の闇に包まれていた闘技場に、光と音が激しく撒き散らされる――――
バイロン対ウピエル
>211
重いため息を一つ漏らす、と。
信じられないようなスピードで銃口を持ち上げ、
ウピエルの頬を掠めるようにして撃つ。
「・・・やはり滅ぼすしかないようだな。始めからそのつもりだが。」
殺気と悲しみを同時に帯びた声で、
不死者すらもそれだけで殺せるような眼つきで、
ウピエルに向けて言葉を放った。
「では、滅ぼすか。」
言葉と同時に遮蔽物へと駆け出しながら、
ウピエルに向けてフルオートで銃撃する。
Death Game in Vampire Arena 〜レイオット・スタインバーグVSミア・フォーテー
>229
再び突進する私に、またしても射撃を繰り返す『鎧の人』。
(ホント、どっちも芸が無いね・・・)
そんな事を考えながらひょいと避け、さらに相手との距離を詰める。
「もらったっ!」
そう確信して拳を振り上げ、相手に向かって振り下ろす――
よりも一瞬早く『鎧の人』の声が闘技場に響き、直後に起こった閃光と爆音が、それをさらに掻き消した。
「しまったぁぁぁぁぁっ!!」
思わず私の口をついて出た叫び声。しかしこの状況では相手の耳には届いていまい。
問題があるとすれば――
大きく空振った一撃で、『鎧の人』の真横に大穴を開けてしまった事と、
大きく体勢を崩してしまった事。
そして何より、目も耳も全然役に立たなくなってる事だ。
「これは・・・ちょっとピンチ、かな・・・」
汗をかかなくなった筈の自分が、冷や汗をかく事になるなんて。
いや、そんあ馬鹿な事を考えてる場合じゃない。
相手はすぐ隣りにいるはずなんだから。
私はすぐに体勢を取り直すと、後ろに向かって思いっきりジャンプした。
Death Game in Vampire Arena 〜レイオット・スタインバーグVSミア・フォーテー
>231
「――――!?」
腕の一振りで穿たれた大穴に、思わず視線が釘付けになる。
だが、その意瞬は、彼女が体勢を立て直すには十分な時間だった。
身を起こした彼女は、こちらが魔法を発動させるよりも速く、大きく後方
に向けて跳んだ。一気に数メートルを移動。人間離れした跳躍力。
「なるほど――遠慮はいらないって事か」
素早く、<ハード・フレア>の弾丸を込めなおしながら、跳び去った彼女
を追跡する。至近距離で発動した<フラッシュ>のせいで、彼女の視覚は
もうしばらくはまともに働かないはずだ。その間に――
「――決めさせて貰う!」
スタッフを操作。
濁った金属音と共に、呪文書式選択、無音詠唱。
「イグジスト!」
<ブラスト>顕現。女を標的とした爆炎が発動!
(ベナレスVSアルトルージュ)
>213
私はベナレスに床に叩きつけられ、そのまま、階下のカジノフロアに転落した。
「くっ……」
立ち上がると、上階で何かが砕けるような音がこちらにまで響いた。
と同時に、プライミッツマーダーの気配も消えた。
「……不味いわね」
どういう手を使ったか知らないけど、ベナレスは一時的にでもプライミッツマーダーを撃破したようだ。
となると、当然、次のあいつの標的は……
「私ね……」
呟くと同時に、ベナレスがカジノフロアに下りてきた。
……プライミッツマーダーの再生まで、時間を稼ぐ必要がある。
けど、接近戦は見ての通り、ご法度だ。
ならば……
「あなたの獣魔術と私の空想具現化、どちらが上か勝負しようじゃないっ!」
ベナレスの頭上に空想具現化で巨大な鉄球を作り出す。
アルクェイドと違い、色々な意味で限界がある私に圧倒的に不利なのは分かっている。
でも、やるしかない!
間髪入れず、私は空想具現化のイメージを練り上げる。
>207>209-210>212アセルス&カミーラ(&初音)VSエリザベス&死神(DEATH)
やはり避けられた。
もっともこちらとてただの様子見、すぐに態勢を立てなおす。
・・・と、今度は無数の短剣を出現させ、こちらに向かって飛ばしてきた。
「ふん、小うるさい・・・数撃てば当たるというものではないぞ?」
飛来する短剣を或いは避け、或いは叩き落とす。
多少は体を掠めるが、たいした傷ではない。すぐに再生するかすり傷だ。
だがいつまでもこの部屋で戦っているわけにはいかない。
下手をすれば生き残っている寵姫たちを巻き込みかねない。
まずは一撃、そして戦場を変えなければ。
(これだけの短剣を操っている今なら、空間転移させずに攻撃するチャンスなのでは?)
私は短剣を捌きながら、機会を窺った。
・・・と、カミーラの放ったナイフが奴に向かって飛来するのが見えた。
この隙を逃す手はない。
私は短剣の間隙を縫い、先ほどとは桁違いのスピードで肉薄、奴に斬りつけた。
目標はカミーラの言うとおり、首。
>209-210>212>234
アセルス&カミーラ(&初音)VSエリザベス&死神(DEATH)
初音は余裕を持って歯車を避けると
そのまま斬糸を歯車に向けて撃つ。
「こんな玩具で、私を止められるとお思い?甘く見られたものね」
初音の周囲で歯車がバラバラと崩れ落ちて行く
だが,歯車達は一向に動きを止めることなく初音へと迫りつつあった。
アセルス&カミーラ(&初音)VSエリザベス&死神(DEATH)
>212 >234
「まあ、なかなか、しぶといですわね。あら……!?」
(カミーラのナイフに気がそれた瞬間にアセルスの剣が一閃、エリザベスの首をはね落とす)
・
・
・
(地面に落ちたエリザベスの首が2人に話し掛ける)
「息があった見事な連携ですわ。そこまでになるのに、どれほど、心と身体を合わせたのかしら?クスクスクス……」
(身体が首を拾って、元通りに付け直す)
「私は一応、これでも伯爵様の血を引いていますの。首を落とされたぐらいでは死にませんわ」
(エリザベスが右手をかかげる)
「私が本気を出せば、あなたたちを殺すことは造作もないことなんですけど……」
(寵姫達の遺体が虚ろな目をしたまま、立ち上がる)
「折角の余興、じっくり、楽しませていただきますわ。この方たちは既に私の意のまま動く吸血鬼。
ご自分の寵姫達に引き裂かれるのも一興でしょう?」
(吸血鬼化した寵姫達がアセルスとカミーラに飛び掛る)
「さて、その間に……」
(部屋の隅で震える寵姫たちの下に向かう)
「先ほどの続きといこうかしら?」
(生き残りの寵姫達の悲鳴が部屋に木霊する……)
アセルス&カミーラ(&初音)VSエリザベス&死神(DEATH)
>235
(次々に叩き落され行く歯車……、しかし、次々に歯車は襲い掛かる。一方…・・)
『……………』
(謎の物体の周りの歯車の群れが一つの塊になろうと収束し始める)
>233の訂正ね。
(ベナレスVSアルトルージュ)
>213
私はベナレスに床に叩きつけられ、そのまま、階下のカジノフロアに転落した。
「くっ……」
立ち上がると、上階で何かが砕けるような音がこちらにまで響いた。
と同時に、プライミッツマーダーの気配も消えた。
「……不味いわね」
どういう手を使ったか知らないけど、ベナレスは一時的にでもプライミッツマーダーを撃破したようだ。
となると、当然、次のあいつの標的は……
「私ね……」
呟くと同時に、ベナレスがカジノフロアに下りてきた。
セリオなんだかノエルなんだか…
(ベナレスVSアルトルージュ)
>238
既に完全に斜めになった豪華客船。
右腕と頭を再生させながら、悠々とカジノフロアにいるアルトルージュを見下ろす。
「あと数分でこの船は沈むだろう。プライミッツマーダーは俺が倒した。
さて・・・賭けの代償を払ってもらおうか」
その時新たな爆発が起こり、炎が周囲を取り囲んだ。
>157>166 ヒトラーVSふみこVSリップバーン
あら、随分と変わった手品ですのね?
まったく、小細工だけは一流なのですから質が悪い。
(魔弾二発発射、一発はヒトラーが持つルガーの銃口を狙い、もう一発は中空をグルグルと回り続ける)
さて、いつまでもあの魔女に任せておくのも何ですわね。
(更なる魔弾装弾開始)
そもそも、あの魔女も放置するワケにはいかないのですけど。
Lie-be Mag-de-lein, laB das Wei-nen sein;
愛する乙女よ、 悲しむのはやめよ
denn wir kampfen ster-ben furs Va-ter-land.
なぜなら我等は祖国のため死ぬのだから
Lie-be Mag-de-lein, laB das Wei-nen sein;
愛する乙女よ、 悲しむのはやめよ
denn wir kampfen ster-ben furs Va-ter-land.
なぜなら我等は祖国のため死ぬのだから
アセルス&カミーラ(&初音)VSエリザベス&死神(DEATH)
>234 >236
「あいかわらず趣味の悪いお方」
うつろな目をした寵姫たちが向かってくるのを目にしながらカミーラはつぶやく。
アセルスの心が臨界点を越えようとしているのが、今の彼女にはわかる。それ
だけの時間を共に過ごしてきたから。
さきほどは強引な手段で止めたが、もう止めるつもりはない。
「アセルスさん、吸血鬼化した人を救う手段はありませんわ。……わたくしに任せて
いただきません?あなたは、あの人でなしを」
言うが早いかカミーラは、リボルバーを取り出して寵姫達の心臓を次々に射貫いていく。
弾頭に水銀を充填した.454カスール弾は、寵姫達の胸をほとんど切断するほどの大穴
を開けていく。
バイロンVSウピエル
>230
最高にイカす目つきだ。
視線だけで人が殺せるのではないかという殺気。
素晴らしい。マーベラス。全身に寒気が走る。歓喜が身体を震わせる。最高にハイってヤツだ。
リズミカルな、そしてトリッキーなステップを踏み銃撃を隙間を縫うように回避しながら、
軽くギターをかき鳴らし、短いフレーズを奏で、口ずさむ。
「切り刻め!!切り刻め!!太古の悪が呼んでいる!!捧げるんだ、お前の神に血塗れの生贄を!!
魔女を吊るせ!魔女を吊るせ!お前の隣に魔女がいる!!串刺にしろ!腹を掻っ捌け!!聖なる父の御名の許に!」
俺の代表的な曲でもある「魔女の鉄槌」の一節を、ことさらに女の前で歌って見せる。
「ハァァッハハハッハッハァァッハァァァァハハハハハァァァァァァァ!!」
狂ったような笑い声を上げ、ギターをかき鳴らしながら、跳ぶ。
俺は一瞬で20m近くを跳躍して、遮蔽物の横に回り込むと軽く連射を返した。
(ベナレスVSアルトルージュ)
>240
「くっ、こんなことって……」
プライミッツマーダーを倒したという比喩は当てはまらない。
だが、一時的に退けられたことは間違いない。
プライミッツマーダーの再生まで時間を……
「……わあっ!?」
爆発により、船が大きくぐらつく。
その瞬間、大きな影が私の前に現れた。
「プライミッツマーダー!? もう再生したの!?」
所々、氷結しているが、再生はほぼ終了しているようだ。
これほど、プライミッツマーダーを心強く感じたことはない。
再び、船がぐらつく。
水の音が床下から聞こえる。
「誰を倒したですって? 寝言は寝てから言って欲しいものね!!」
そう、ベナレスに対して叫ぶと、プライミッツマーダーとともに跳躍、
幾重の天井を突き破り、甲板へと出る。
ベナレスもすぐに追ってくるだろう。
「来なさい! 粉々に打ち砕いて、プライミッツマーダーの餌にしてやるんだからっ!!」
(アルトの眼が金色に変化。呼応するかのように、プライミッツマーダーも毛を逆立てる)
>235>236-237>242アセルス&カミーラ(&初音)VSエリザベス&死神(DEATH)
目の前に迫る、虚ろな目をした寵姫たち。
私が愛し、ともに生きていこうと・・・永遠の宴を楽しもうと決めた者たち。
・・・奴に襲われ、心無き傀儡にされてしまった者たち。
許せなかった。そして何より・・・一瞬たりとも、見ていられなかった。
覚悟を決めて、目の前の娘を斬り捨てる。
・・・奴に、これ以上の狼藉を許さぬ為に。
「カミーラ・・・済まない、後は頼む!」
そういい残し・・・今しも残りの寵姫たちへ襲い掛からんとする奴のそばへ転移し、
袈裟懸けに斬りつけた。
切り刻んでやる。いたぶってやる。弄ってやる。ただでは殺さない。
・・・この私を侮辱した罪がいかほどのものか、
その身をもって思い知らせてやる!!
>202
ベナレスVS紅丸・ラグナロク&セリオ
男の言葉が終わると同時に私は男の懐に飛び込んだ。
そして光剣を男に向かって振るう…しかしそれはすんでの所でかわされる。
続いての攻撃も男に受けられる。
…いけない、離脱を…その瞬間、私の視界がブラックアウトする。
男の裏拳が決まっていた。
男は続いて私の顎を砕きにかかります。
「…させない!」
私は男のアッパーをあえて腕で受け、その反動で後ろに退く。
さらに目くらましを兼ねバーニアの炎を全開で男に浴びせる。
そして私はそのまま紅丸さん達の向かった場所へ急行する。
バイロン対ウピエル
>243
遮蔽を確保したと思った瞬間、
すでにウピエルはその横手にまで回りこんでいた。
でたらめに撃っているようにしか見えないのに、恐ろしく精密な射撃。
迫り来る5.56mmの弾丸を辛うじてかわす。
かわすと同時にバイロンも銃撃を返す。
そしてSTEYR ACRを撃ちながら一気に間合いを詰め
銃剣を取り付けたライフルで突きを放つ。
>236-237>242>245
アセルス&カミーラ(&初音)VSエリザベス&死神(DEATH)
「これでは限りが無いわね・・・・・」
確かに、これでは幾ら壊しても徒労に終わるだけだ
初音は自らの行動は回避のみにとどめ
ギア・スチーマーの動きを慎重に観察する
と、攻撃に移る瞬間、歯車の中心の白い球が光る。
(そこか!)
初音は蜘蛛の巣を作り出すとそれをギア・スチーマーの進行方向に配置し、動きを封じる。
蜘蛛の巣にかかった歯車達は耳障りな音を立てて、その挙動を停止する。
そこを逃さず、初音はギア・スチーマーの中心核を糸で射抜いた
すると、歯車達は途端に意思を失い・・・文字通りのただの歯車へと戻っていった。
「ふふ・・・・次はどんな玩具が登場するのかしら?」
足下の歯車の残骸を踏みつぶしながら
初音は闇に消えたままの死神を挑発するかのごとく微笑んでいた。
(ベナレスVSアルトルージュ)
>244
アルトルージュ達が破った天井の穴を通って甲板に出る。
「あれを喰らって、もう再生しているとはな・・・」
くっくっくっ。聞いていた以上の化け物だということか」
大きく傾いた船の甲板。
周りは見渡す限り広大な海が広がる夜の大西洋。
沈みかけた船が起こす巨大な渦潮が、逃げ遅れた人々を次々と飲み込んでいく。
そこでアルトルージュと睨み合う。
「肉片が残っていてはすぐに再生するということか。」
ならば一片の欠片も残らぬよう、粉々に吹き飛ばしてやる!」
プライミッツマーダーの頭上へ跳躍し、両手をかざす。
両の掌から光の龍が出現し、プライミッツマーダーを粉々に吹き飛ばさんと
空中を飛翔する。
アセルス&カミーラ(&初音)VSエリザベス&死神(DEATH)
>242 >245
(怯える寵姫達を前に)
「クスクス、そんなに恐れなくても良いですわ。永遠に私の血肉となって、生きることが出来るんですのもの。
光栄に思ってくだ……ぐうっ!?」
(アセルスに袈裟斬りに斬りつけられる)
「そんなにこの方たちが大事ですの?クスクス……」
(斬りつけられながらも、エリザベスの身体が黒い瘴気に包まれていく)
「そんなに惨たらしく死ぬのが、お好きなら、望みどおりにしてあげますわ!」
(メドゥーサに変身。尻尾でアセルスを部屋の向こう側の壁まで弾き飛ばす)
「あなたたちは、あとでいただきますわ。大人しくしていてくださいな」
(石化光線で寵姫たちを石化)
「さあ、覚悟はいいですわね?」
(アセルスとカミーラにファイアーブレス)
>246
VS紅丸・ラグナロク&セリオ
光剣の女は目くらましの炎をこちらに向けて放ち、ある方向へ向け飛行する。
その速度はなかなかに速い。
女はそのまま古い建物の中に入っていく。
それを追って建物の中へと進入した。
ヒトラー VS ふみこ VS リップヴァーン
>166
こちらの一撃は軽く躱された。
そして、間髪入れずにふみこの持つルガーが火を噴く。
「報われぬと判っていても、戦い続ける・・・それがキミの選んだ道だったな」
ぽつりと呟く。
銃弾など気にも留めない。どうせ牽制だ。
(つまりは、次で大技・・・かな?)
冷静に、状況の推移を考える。
>241
と、先ほど狙撃手めのところに送り込んだ右手が、沈黙したのを感知する。
(・・・気狂いどもめ、大した化け物を送り込んだものだ)
かすかに賞賛の念を抱きながら、考える。
「まずは、邪魔者を消してくるか」
一瞬だけ、ふみこに目をやり、空間を渡る。
渡る先はリップヴァーン・ウィンクルの背後。
そして、音もなく光竜剣を振り下ろす。
バイロン対ウピエル
>247
人間にしては極めて速い。おそらく最速だろう。
手を抜いたとは言え俺の銃撃をかわし、一気に間合いを詰める。駈け引きも上手い。
だが・・・吸血鬼から見ればまだ「遅い」。
銃口から放たれる弾丸を避けて踊るようにトリッキーステップ。
ギターの音楽はなりやまない。演奏しつづけたまま。
突き込まれた銃剣は身体をひねりステップアウトし、
さらに身をそらすように仰け反ってかわすと同時にカウンターの前蹴りを繰り出す。
「ヒャァアッハハハハァッハッハッハハハハハァァァァァァ!!」
命中したかどうかを確認もせず、叫び声とも笑い声ともつかない声をあげてそのまま後方宙返りをうち、着地と同時にサイドステップ。
身体を左に捻るように振り、スクリーミングバンシーの先端に装着された銃剣をバイロンの喉もとに突き込む!
アセルス&カミーラ(&初音)VSエリザベス&死神(DEATH)
>248
「ほほ、あなた様には茶番でしたかな?」
(空間から現れる)
「では、次は私自らお相手いたしましょうかな」
(死神の周りに無数の小さい鎌が出現)
「ほほ、蜘蛛神の力、どれほどのものか見せていただきますぞ?」
(無数の鎌が初音を切りさかんと襲いかかる)
(ベナレスVSアルトルージュ)
>249
「あれは光術!? 危ないっ!!」
私は空想具現化による巨大な鏡を作り出しで光の龍をを反射させる。
だが、これではまだ足りないだろう。
「舐めないでよねっ! 私はこれでも1000年間、戦い続けてきたんだからっ!!」
私は追い討ちとして、巨大な鉄球をベナレスの頭上に空想具現化で作り出し、落下させた。
>>68 轟音。光。舞い上がる煙。
すべてが収まった時、吸血鬼「ルーク・バレンタイン」と言う存在は完全に消滅していた。
「!?…ぐぅぅぅぅぅっ!!!」
カズマが右腕をかかえ床に倒れこむ。
「こんなときにっ…まだだ…まだ終わってねぇ………っ!!」
苦痛に途切れそうになる意識を必死に繋ぎながら索敵する。
もう後は一人だけ。
そのとき、カズマは気づいた。ヤンが駆け出した先は………!
「かなみぃぃぃぃぃぃっっっっ!!」
寛永20年8月28日
――鍵屋の辻 名無しの茶屋
蝉がみんみんと哭いていて、とてもいい日和のこと。
俺は簡素な団子と茶を婆に頼み、夏の暑い空を見上げて彼を待つ。
彼の名前は知らなかった、自分が持っているのはその男の果たし状のみ。
その書状にはただ、「殺し合いたい」とだけ書かれていた。
差し出された団子を型通りに頬張った、味は判らない。
甘いのか辛いのか苦いのか。
そんなことをつらつら考えていると、
「みたらし団子か、美味そうだな」
待ち人が来た。
その男は俺の隣に座り、やはり茶と団子を所望した。
「いい日和だな」
「ああ」
婆が団子を運んできた、男はそれをパクついて茶を啜る。
「果たし状拝見した」
俺が言った。
「快い承諾かたじけない」
男が言った。
「しかし、場所を此処に選ぶとは――」
俺が言った。
「お主にとって思い出深き場所であろう」
彼が言った、心なしか微笑んでいるようだ。
確かに――。
かつて此処で三十六人を斬った、あの究極とも言える体験を思い出す。
躰がむずむずした。我知らず刀に手を置く。
背中の男が囁いた。
「急くな、団子を食うまでしばし待て」
仕方ないので、むず痒さに蠢く掌に、戯れに苦無を突き刺して弄ぶ。
様子を見た婆が悲鳴をあげて、逃げていく。
あんな物を斬る気にはなれない。
「待ちきれんか」
男が苦笑しながら錫杖を手に取り、そこから仕込み刀を抜き出した。
懐から、そして袖口からもちらちらと得物らしきものが窺える。
「待て」
男がきょとんとした顔をする。御主、大事なことを忘れているぞ。
「名前は?」
「ああ。……閑馬永空」
覚えた。
それだけでいい、俺は刀を抜き放って躍りかかった。
――殲刀開始。
俺&ラグナロク&セリオVSベナレス>251
(ウサちゃんリンゴをかじる)
「お、ベナン人がやっと来たぜ」
(窓からわかりやすいように手を振る)
「よし、行くぜ」
アセルス&カミーラ(&初音)VSエリザベス&死神(DEATH)
>245, >250
カミーラは、エリザベスの発した炎の柱を横に跳んでかわすとソファの陰に、
転がり込む。リボルバーから空薬莢を排莢し、クイックローダーで新しい弾薬を
装填する。
「今度のは効きますわよ。純銀製の弾頭ですから。……それにしても、
今のお姿の方が内面とつりあっていてお美しいですわ」
カミーラはソファの陰から頭だけを露出させると、6発の銃弾を立て続けに放った。
あまりにも速い動作のために、銃声が連続して一つの音であるかのように響く。
バレンタイン兄弟+グール軍団vsカズマ
>256
気付かれた。しかし、もう遅い。
吸血鬼の脚力をもってすれば、瞬きする間もなく辿り着ける距離だ。
カズマの叫びに、かなみと呼ばれた少女が振り向き、その表情が凍りつく。
「へっ! いい表情(かお)してくれんジャン。股間も反応するぜ」
ヤンは最後の一駆けを、思い切り跳躍しかなみへと躍りかかった。
バイロン対ウピエル
>253
恐ろしく速いウピエルの一撃。
まさに人外の、いやそれ以上のスピード。
喉もとにむけて迫り来る銃剣をこちらもまた銃剣の刃で弾く。
そして、そのままの勢いで一回転。
遠心力を利用して銃床で殴りかかる。
>246>251>259
ベナレスVS紅丸・ラグナロク&セリオ
暫しの時が流れた。時間にして数十分だったか、それとも
一分に満たない時間だったか。どちらにせよ、時間の感覚が
希薄となったその時。
窓の外から、甲高いジェット噴射の音が鳴り響いた。
セリオが上手く「奴」をこちらに誘導したらしい。
遂に、我々の出番が回ってきたのだ。
兎の形に皮を剥いた林檎を齧りながら、紅丸は立ち上がり、
窓の外のセリオに向かい手を振った。
「よし、行くぜ」
言って紅丸は床に置いてあった私本体の柄を強く握り、
体制を整える。
「ようやく、か」
正直な所、待ちくたびれていた所だ。
これから何が起こるのか。それは私にとって、非常に興味を
引く事項であった。今までの闘争を鑑みるに、この男は
いつも私の想像を遥かに越えた行動で、相手を煙に巻いてきた。
その彼が、今回はどういった行動に出るのか。
考えながら、<存在意思>を周囲から練り上げ、
発動準備を整えた。
「……いつでも、来い」
>250>260(>248>254)アセルス&カミーラ(&初音)VSエリザベス&死神(DEATH)
「ぐっ!!」
突然変身したエリザベスの尻尾をくらい、壁に叩きつけられる。
背骨に激痛が走るが・・・
「・・・ふっ、それが貴様の正体か。全くもってお似合いの姿だなエリザベス」
奴への怒りが、その程度の痛みは打ち消してくれる。
続けて飛んできた炎を、回り込むようにして回避。
そのままカミーラの銃撃にあわせ、飛燕剣(風刃の飛び道具)で尻尾を切断。
さらに間合いを詰め、横凪、袈裟斬り、逆風、逆袈裟・・・
ただひたすらに、連斬を浴びせ続ける。
荒木又右衛門対閑馬永空
>258
銀ッ!
又右衛門の一剣を、閑馬はからくも受けた。仕込み刀が哭く。
これか。嘗てこの場所で四十人近い剣客を斬って捨てた剣は。
はは、この豪力はどうだ。歯の根が、全身の筋肉が震えるわ。
「噂に違わぬ、それでこそ荒木又右衛門。――殺し甲斐もあろうというものよ」
時ならぬ刃傷沙汰に通行人たちが悲鳴を上げて逃げ惑う。だが、それを気に掛けるような二人ではない。
一瞬の膠着の後、二人の剣鬼はそれぞれ後方に飛び退った。
又右衛門は右八双、閑馬は正眼の構えを取って。
いや、柳生新陰では「陰の太刀」というたか。何にせよ、恐るべき奴。
巨岩も拉ぎそうな構えは「豪」だ。しかし剣尖より出ずる氷柱のごとき気は「妖」そのもの。
幾度となく馳せた戦場でも逢った事のない大敵。その事実に臆するより先、閑馬は笑みを浮かべた。
嬉しいぞ。主は儂を殺せるのか。殺してみろ。儂も主を殺してやろう程に。
笑いながら閑馬は地を蹴る。横殴りの一刀が又右衛門に叩きつけられた。
バイロン対ウピエル
>262
殺意と興奮に脳内が加速される。周りの情景が遅延し始めた。
遠心力をつけて振りまわされた銃床を難なく掴み、バイロンごと放り投げる。
銃を掴んだ瞬間にメキッと言う音がした。ひょっとするとヤツの銃がイカレてるかもしれない。
だが、力技で受けとめた俺の掌の骨も折れている。しかし、それは瑣末な事に過ぎない。すぐに再生するからだ。
「シャァァァアッ!!」
投げ飛ばしたバイロンを追ってステップ。捻るような軌道を描き、大口径ライフルに匹敵する威力を秘めた回し蹴りが炸裂する。
(ベナレスVSアルトルージュ)
>255
既に八割以上が水没した豪華客船。
その傾いた甲板で、激しい闘いが行われていた。
「なっ!?」
突如空中に大きな鏡が出現し、自分が放った光術を反射する。
その光術に対し黒い闇の口を召喚して飲み込み、相殺する。
さらに落下してきた鉄球を空間転移術で回避し、プライミッツマーダーの背後を取る。
「終わりだ!縛妖蜘蛛(フーヤオチチウ)!!」
自動車ほどもある巨大な蜘蛛が出現し、プライミッツマーダーを甲板に押しつけると、
そのまま力を奪い取り、繭に封印しようとする。
プライミッツマーダーは力を奪われ、繭に封印されつつある。
しかし同時に船の水没が進み、残っていた舳先も暗い海に飲まれようとしていた。
プライミッツマーダーの封印が早いか、それとも船が完全に水没するのが早いか。
(トリップ判定。ベナレス側が上回れば水没前に封印成功。
アルトルージュ側が上回ればその前に水没)
>260
アセルス&カミーラ(&初音)VSエリザベス&死神(DEATH)
「笑っていられるのも、今のうちよ・・・・・」
初音は自らの周囲に一瞬で蜘蛛の巣を展開させ
死神の放った鎌をすべて絡め取り
それを死神へと弾き返す。
もちろん、この程度の攻撃、転移で避けられるのは計算済みだ
すでに初音は子蜘蛛達に不可視の糸を巧妙かつ縦横に張り巡らし、戦場を封鎖するよう命じていた
そしてそれは既に完成の域に達しつつあった。
(・・・・・次に姿を現した瞬間真ッ二つに切り裂いてやるわ。)
アセルス&カミーラ(&初音)VSエリザベス&死神(DEATH)
>260 >264
「まあ、かなりのレベルの剣術ですわね。アルカード様とどちらが上かしら?」
(盾で銃撃を防ぎつつ、大剣で応戦)
「でも、私、こういう無粋な斬りあいは嫌いなんですの。ご退場を願いたいですわ」
(アセルスの頭上に稲妻が落ちる)
>254でしたわ、申し訳ございません。
>259>263
VS紅丸・ラグナロク&セリオ
窓から先ほどの異形の男が手を振っている。
あの建物へ招待したいらしい。
「良かろう。その誘いに乗ってやる」
窓ガラスを破り、そのまま部屋の中にいる異形の男目掛け右手の炎の爪で斬りつける。
>268
アセルス&カミーラ(&初音)VSエリザベス&死神(DEATH)
「ほほ、器用ですな」
(手に持った大鎌で鎌を叩き落とす。直後、糸が死神を切り裂く)
「おお!?……今のは少々、効きましたぞ。ほほ、素直に感心しますぞ」
(大鎌をしまい、両腕に魔力が集中する)
「ほほ、これならどうですかな?」
(巨大な魔力弾が初音へと発射される)
(ベナレスVSアルトルージュ)
>267
「な、何よ、これっ!?」
蜘蛛の化け物らしきものが、プライミッツマーダーを飲み込む。
しかも、どんどんプライミッツマーダーの気配が弱くなっている!
>263
ベナレスVS紅丸・ラグナロク&セリオ
…やっと研究所が視界に入りました。
ふと窓を見ると紅丸さんがこちらに向かい手を振っています。
「…ふふ…あの人らしいです。」
苦笑しつつ研究所の中に進入すると同時にバックパックを脱落させる。
そして紅丸さん達との合流を計るため連絡を取る。
「こちらセリオです、合流を計りたいのですがどの様に致しますか?」
アセルス&カミーラ(&初音)VSエリザベス&死神(DEATH)
>264, >269
「銃弾は効きませんか。ならば」
カミーラは床を蹴ると、ソファに手をかけ飛び越す。そして、右手のリボルバーを
マチェットに持ち替えるとメドゥーサに向かって突撃する。
「ああ、野蛮ですわ。なんて嫌な戦い」
バイロン対ウピエル
>266
ウピエルの回し蹴りが唸りを上げて迫る。
かわしきれるタイミングではない。
両腕を胸の前で十字に組み蹴りを受ける。
そして蹴りが命中する瞬間、とっさに後方に跳躍し力を逃がす。
衝撃。
力を逃がしたというのに内蔵にまで響きわたるほどの威力。
地面に着地する瞬間に受身を取り素早く着地。
そして、追撃を防ぐために銃撃を放つ。違和感。
わずかに狙いが逸れる。
見ると特殊プラスティク製の銃床に亀裂が入っている。
俺&ラグナロク&セリオVSベナレス >271
(右肩の骨盾で受けるが焦げる)
「剣より銃のが好きなんだよね・・」
(左腕の重機関銃をわざと外れるように撃つ その後弾丸操作で命中させた後、
部屋へ向かう)
>274 「いいから空中で待機してな たっぷり充電しとけよ
合図を送ったら『あの部屋の座標』へお前の最強の攻撃をぶち込め」
>273
そして、蜘蛛に飲まれたプライミッツマーダーをどうしようかと考えている間に、再び爆発が起こった。
しかも、私の側で……
完全に不意打ちだった。
爆発の衝撃で私は、海へと吹き飛ばされた。
>650 閑馬永空殿
色々あって、今日はもう闘争できないかもしれぬ。
というか、既に眠い(w
バイロン対ウピエル
>276
ガードしたとは言え、俺の蹴りを食らってまともに動けるとは、相当上手く力をそらしたのだろう。
常人ならガードした腕ごと真っ二つに引き裂かれている。
掌の骨は一瞬で治癒する。が、その瞬間ギターの音がほんのわずかに乱れた。
気に食わない。ムカツク。苛苛する。むしゃくしゃする。
この俺が音を乱すとは、なんという屈辱!!
「ハァァァァッハァ!!」
やはり銃が壊れていたのか狙いの逸れたバイロンの銃撃の前で、
スクリーミングバンシーをトリッキーに振りまわし、パフォーマンス・ギタープレイ。
即座に反撃。ギター演奏を休むことなく、むしろ音楽と一体化したかのように銃声が響く。
6発の弾丸が、微妙に狙いを変えながら、しかしこれ以上を望めないほどの精密射撃でバイロンへと襲い掛かる。
(ベナレスVSアルトルージュ)
>278
獣魔がプライミッツマーダーを大きな繭に封印する前に、
最後の爆発が起こり、豪華客船は完全に沈没した。
アルトルージュは海へと落下していく。
「賭けは俺の負けだな・・・くっくっくっ。
正直言って、これほどまでだとは思わなかったぞ。」
大きな渦潮を上空から眺めながら、愉しげに笑う。
「後のことはあやつに任せるか。それにしてもつくづく惜しい奴だ。
部下になって欲しかったが・・・まあいい。」
空間転移術を発動しようとするが、その前にあることを思い出す。
「ふむ・・・あれの術も解いておかねばな」
そう言うとベナレスの姿はその場から溶けるように消えた。
>269>275(>268>272)アセルス&カミーラ(&初音)VSエリザベス&死神(DEATH)
奴も大剣で応戦してくる。
たいした技量ではないが・・・いかんせん、五月蝿い。
大剣を持つ手を叩き落とそうとしたその時、空気が帯電するのを感じた。
何度も感じたことのある、この感覚・・・雷撃の気配。
飛びのくと同時に目を瞑る。目の前に閃光が走る。
・・・ただ、それだけ。
私も修羅場を踏んできた身・・・甘く見てもらっては困る。
目をあけると、カミーラが接近戦を行っているのが見えた。
どうやら奴は盾で銃撃を防いでいたらしい。
私は今一度間合いを詰め、奴の盾を持つ腕をめがけて斬撃を繰り出した。
>271>274>277
ベナレスVS紅丸・ラグナロク&セリオ
窓からセリオの姿が確認できてから程なくして、
空中浮遊している長身の男が窓ガラスを破り、部屋へと
進入してきた。相変わらずの無駄の無い動きで紅丸へと接近し、
右手に纏った炎の爪を振るう。
紅丸の反応も覚悟していたせいか素早かった。
咄嗟に右肩の骨で相手の攻撃を受け止める。
だが炎の爪の熱量は思ったよりも遥かに高かったようで、
肩骨は容赦なく焦げ付いていく。
炎の攻撃を何とか弾いた後、
「剣より銃のが好きなんだよね・・」
言いながら、左腕に一体化させていた機関銃を放つ。
……私を持っていながら、随分と失礼な言い草だ。
文句の一つも言ってやりたいところだったが、流石に今はそんな
余裕は無い。
大仰な仕草で身をかわす長身の男。だが彼の弾丸は唯の弾ではない。
それすらも紅丸の一部分なのだ。
彼の意のまま操られた弾丸は軌道を大きく変え、長身の男の身体を
容赦無く抉る。
怯んだ男を尻目に、廊下へ向かって駆け出す。
目的の「部屋」とやらは、直ぐ隣にあるらしい。
そこに張った「罠」は、果たして効を奏するのか。
…こちらもその全容を知らされていない以上、紅丸を信じるより
他には無いだろう。
>261
バレンタイン兄弟+グール軍団vsカズマ
今まさにヤンがかなみへと襲いかかろうとした刹那
アルターによる体当たりの一撃がヤンを吹き飛ばす。
「カズマ!貴様その程度の小物に何を手間取っている!シェルブリッドの名が泣くぞ!」
劉鳳はかなみをかばうようにヤンの前へ立ちふさがる。
「毒虫どもがっ!ロストグラウンドの人々を苦しめ、秩序を乱そうとする悪は
この絶影を持つネイティブアルター劉鳳が決して許さん!」
劉鳳の怒りを受け、絶影はその真なる姿を現す、そして
「硬なる左剣、臥龍!」
「硬なる右剣、伏龍!」
絶影の両腕から放たれた剣がヤンの肉体を深々と貫いた。
バイロン対ウピエル
>280
これ以上は無いというほどの精密射撃。
かわせないと見るや
とっさにグリップから手を離し、フォアグリップだけを握る。
手の中でSTEYR ACRをトンファーのように回転させ、
幅広いストックで頭部を守る。
弾丸がストックに命中した瞬間、角度をつけて受け流す。
同時に腰からデザートイーグル50AEを抜き放つと、
電光の速さで照準。
ウピエルに向けて引き金を引く。
>274>277>283
VS紅丸・ラグナロク&セリオ
弾丸が予想外の動きをして、こちらへと飛んできた。
派手に喰らうが、ダメージは大きくはない。
ただの弾丸などそうは通じないからだ。
逃げた男を追って、空間転移術を発動。
異形の男の目の前に出現する。
「もう逃げるのか?くだらぬ奴だ。
さあ、これからどうするのだ?」
剣を持った異形男へ、ゆっくりと近づいてゆく。
>272
アセルス&カミーラ(&初音)VSエリザベス&死神(DEATH)
「少々効きました、ですって・・・ならもう少し苦しんで欲しいものね!」
と、怒鳴った刹那、死神が魔力弾を放つ。
これをまともに喰らうわけにはいかない。だが…避けるには巨大過ぎる
なら!
初音は自らの魔力を込めた巨大な繭を死神の魔力弾にぶつけ、魔力を相殺する手段に出た
ぎしぎしと魔力がぶつかり合う音が回廊に響く・・・・・・
そして轟音と共に凄まじい爆発が起った。
対ヒトラー、リップバーン
>252
標的が視界から消失したが、気にはしない。慌てもしない。
あの化物にとって、現状で一番疎ましい存在なのは、
空を自在に駆け巡るあの弾丸。そして、それを操るヴェアヴォルフ。
あわやビル屋上に激突というところで、箒を地面と平行に。
後進しながらも重心を移動、ヴェアヴォルフのほうに向き直り、前進。
今まさに剣を振り下ろそうとする総統の側面に、マッハの勢いで体当たりを食らわせる。
あの化物にはまだ利用価値がある。
私だけでもあしきゆめを滅ぼすことは可能だが、少なくない被害をこうむるだろう。
こちらの損害は最小限に、標的を殲滅する。
そのためには、あらゆる手段を惜しまず、どんなものでも利用する。
軍人の基本だ。
そのためには、まだあの化物には存在していてもらわねばならない。
俺&ラグナロク&セリオVSベナレス>286
「まあそう慌てんなって やっとこさ、着いたんだからさ!」
(左腕の機関銃を分離して投げ飛ばして牽制し、
床にラグを突き立ててそれを利用して宙返りして
後ろに回りこみ、部屋の中に飛び込んでから隠れる)
バイロン対ウピエル
>285
使えなくなった銃で弾丸を防御するとは・・・意表を突いた防御だ。
そして、それに続く電光石火の抜き撃ち。
大型拳銃の中でも特に重量のあるデザートイーグルを使っているとは思えない。
だが、先ほどまで使用していたACRのフレシェット弾に比べ、デザートイーグルの.50AE弾はあまりに遅い。
ましてや、俺には抜き撃ちの瞬間までが見える。軽く身を捻り銃撃を避け、そのまま一気に加速する。
速く、速く、速く、速く、ただ速く。地を蹴り壁を跳びはね、最早人間の知覚の領域を越えて走りだした。
「The door of the bottom of the hell opens and Hunters appear! ! Cut off a devil's chain completely, and set the gabriel hounds of the hell free to the field!!」
再び、歌い始める。狂気と歓喜を歌声に乗せ夜を翔ける。
さぁ、そろそろ本気で行くぜ!!
スクリーミングバンシーが、毎秒10発の5.56×45弾を吐き出す死霊の絶叫が響き渡る!!
(ベナレスVSアルトルージュ)
>281
「うーん……」
私は、意識が急速に覚醒していくのを感じた。
「……ここは?」
辺りを見回すと周りに人がぎっしり……
どうやら、救命ボートの中らしい……
『おお、目が覚めたかい?お嬢ちゃん』
人の良さそうなおじさんが私に話し掛けてくる。
「あの、私は……」
私でも数分、海の中にいれば、塵に帰ってしまう……
それなのに、私は生きている?
『ああ、驚いたぜ。そこのでかい犬がお嬢ちゃんを背に抱えて犬かきで泳いできたんだからな』
「えっ?」
ふと、後ろを振り向くとプライミッツマーダーが疲れた顔をして眠っていた。
……おそらく、ベナレスが私が海に投げ出された瞬間に術を解いたのだろう。
それで、プライミッツマーダーは私を助けに来た。
「本当にありがとう。私はあなたがいないとどうしようもないね」
眠るプライミッツマーダーの頭をなでつつ、私はそう一人小声で呟いた。
>277>289
ベナレスVS紅丸・ラグナロク&セリオ
私が通信を打つと紅丸さんの返事が返ってきた。
「いいから空中で待機してな たっぷり充電しとけよ
合図を送ったら『あの部屋の座標』へお前の最強の攻撃をぶち込め」
「…っ!サテライトですか!?」
まさかまたあの超兵器を使うことになるとは…主任になんと言われるか。(苦笑
「了解しました…これより空中にて待機します。」
私は再びバックパックを装着すると空に舞い上がった。
アセルス&カミーラ(&初音)VSエリザベス&死神(DEATH)
>275 >282
(盾を持つ左手が切断される)
「あら、まあ……。クスクス、私は馬鹿正直に剣術ゴッコに付き合うつもりはないと申しましたわ」
(メデゥーサの眼が怪しく光る)
「これで終わりですわ。盛大に散ってくださいな」
(至近距離で石化光線発射。同時にアセルスに向かって右腕の大剣がうなりをあげて襲い掛かる)
>284 劉鳳
バレンタイン兄弟+グール軍団vsカズマ&劉鳳
「あ!?」
気付いた瞬間には、既に絶影の剣は体へと深々と突き刺さっていた。
「テメェ、アルター能力者か!?」
その攻撃が致命傷であることは、何より自分が一番よくわかっていた。
「おまえみたいな仲間がカズマに居るなんて聞いてねーぞ」
その時、近づいてくるもう一つの足音に気付いた。
「チッ」
半分取れかけた右腕を、なんとか動かし中指を突きたてる。
「FUCK!!」
直後、ごとりと音を立ててもげた右腕が、塵となって消えていった。
>>294 一瞬だった。ヤンは劉鳳によって完全に滅びた。
「…オイ…どうしてここがわかった…
「当然だろう。これだけの騒ぎになれば誰だって気がつく。
…それになんだ、おまえのその様は!」
「うるせぇ…こっちだって都合ってもんがあんだよ…!」
「ほう……?あの程度の雑魚にてこずった言い訳のつもりか?」
「てめえだったら余裕だってのか?!」
「もう、カズくん!劉鳳さんもやめて!」
「へっ………」
「フッ………」
「さ、かなみ……帰るぜ………」
「え・……でも、他の人たちが…………」
「ここはカズマの言うとおりだろう……これだけの騒ぎになればHOLDも
出動する」
「ああ……長居は無用ってな・………」
「でもカズくん…………大丈夫なの…?」
「大丈夫だって………」
>286>289>292
ベナレスVS紅丸・ラグナロク&セリオ
部屋の入り口に辿り付いた、そう思った時。
突然前方に、長身の男が姿を現した。
そう、まるで空間でも渡ってきたかのように。いや、
事実そうなのだろう。奴ほどの不死者ならば、その程度の術を
扱えても可笑しくは無い。
「もう逃げるのか?くだらぬ奴だ。
さあ、これからどうするのだ?」
未だに余裕の表情を崩さぬまま、男は一歩一歩
着実に近付いてくる。先程の弾丸も、殆ど効いてはいないようだ。
奴との接近戦闘も、これ以上は限界だ。
真正面から打ち合ったのでは、倒されるのは紅丸の方。
絶体絶命かーー
だが、此処でも紅丸は奇策に転じた。
「まあそう慌てんなって やっとこさ、着いたんだからさ!」
言い放つと、左腕の機関銃を分離し、投げ放つ。
男は突然の事ながらも、冷静にそれを腕で跳ね飛ばした。
一瞬の事だったが、その行為自体が紅丸にとっては充分な
隙となった。
紅丸は私を床に付きたて、棒高跳びの要領で跳躍。
男の背を軽々と越え、部屋へと飛び込んでいった。
……今度は私を棒高跳びに使うとはな。つくづく
いい根性をしている。
だが兎に角目的の「部屋」に入り込むことは成功した。
その時、先程セリオと交わしていた会話が思い出される。
「合図を送ったら『あの部屋の座標』へお前の最強の攻撃をぶち込め」
………まさか!?
嫌な予感を感じた私は、即座に<存在意思>の盾を紅丸の周囲に
展開する。
バイロン対ウピエル
>290
速い。余りに速い。
とっさに身を捻ってかわすが、4発ほどくらった。
それを無視し、素早く建設中の建物の影に回り込み遮蔽を確保。
弾丸は全て抜けている。内臓へのダメージはあるようだが、
その程度では死なない。
STEYR ACRを投げ捨て、デザートイーグル50AEをホルスターにしまい、
ヒップホルスターに収めたH&K PDW(小型サブマシンガン)に持ち代える。
素早くボルトを操作し初弾を薬室にいれ、
安全装置をはずして発射準備を完了する。
スモークグレネードと閃光音響手榴弾を投擲。
爆発と同時に遮蔽から飛び出しウピエルへ向けて鉛弾のシャワーを浴びせる。
そして素早く身を翻し、建物の間の狭い路地へと駆け込む。
アセルス&カミーラ(&初音)VSエリザベス&死神(DEATH)
>287
(爆発の後にはただ大穴が残るのみ)
「ほほ、跡形もなく消滅しましたかな?では、エリザベス様の下へ……!?」
(糸で両腕が切断される)
「……まだ、生きておいでのようですな。困りましたな。これでは鎌が扱えませぬぞ」
(といいつつ、魔方陣を作り出す)
「いぶりだしますかな。早く出てこないとこやつらの餌ですぞ」
(魔方陣から現れた大量の髑髏が辺りを埋め尽くす)
アセルス&カミーラ(&初音)VSエリザベス&死神(DEATH)
>282 >293
いくら吸血鬼が常人には及びもつかぬ反射神経を持っていたとしても、
至近距離で加えられた攻撃を完全に避け切ることができるほど俊敏には
なりえない。
カミーラの左腕がその上に着ていた着衣ごと石化する。見れば、衣服の
左脇腹の部分も石化しているようだ。だが、内部がどこまで石化している
かは窺うことができない。
「もう、邪魔ですわ」
カミーラは、何の未練も感じさせない様子で、左腕のつけ根をマチェットの
柄で叩き、石化した左腕を叩き落とす。
「さて、身軽になったところで、続けるといたしましょうか」
天堂組殴り込み
発端
AM11:00 平崎市繁華街
「・・・天堂組に殴り込みに行くの」
美夕はいきなりこう切り出した。怪訝な表情を浮かべる江漣に対して、当然のような表情で美夕は
繰り返す。
「だから、天堂組を叩き潰すのよ・・・。あの子の仇、取らないと」
あの子、というのは、先日失血死した死体で見つかった美夕の親友だった。突然行方不明になり、
そして喉を裂かれた無残な姿で川に浮いていた。最近この街で多発している吸血鬼殺人事件の犠牲
者その何号といったところだろうか。そして、美夕はその犯人が天堂組だ、という何らかの確証を得て
いるらしい。
「でも、無茶よそんなの」
何とか引き止めようとする江漣だが、美夕はとりつくしまもない。
「何とでもなるよ・・・あのぐらい」
こともなげに言ってのける美夕に、江漣は慌てて言った。
「とにかく、ちょっと待ってて!」
>>295 三人は未だ殺戮の痕跡と死臭に満ちたショッピングモールを後にした。
帰り道、HOLDの武装装甲車数台を遠くから視認した。
おそらく、HOLYも出動しているだろう。
三人は複雑な思いのまま、家路を行く―――――。
「そうですか…ミレニアムからの連中は失敗しましたか…。」
サングラス、禁煙パイプを加えたスーツ姿の一人の男が嬉しそうに報告を聞く。
「まあ、元より彼らには期待などしていませんでしたから…ククク…しかし素晴らしい!
まさか、吸血鬼をも葬り去るとは!!」
男は窓から街を見下ろす。喜びを押さえきれないと言わんばかりの満面の笑顔で。
「アナタたちでなければワタシの飢えを満たすことはできないのです…
こんなところで倒れてもらっては困るのですよ………クククッ」
その男―――無常矜持はひたすらにその時を待つ。
自らの満たされない飢えを満たすその時を。
――― E N D ―――
>300 天堂組殴り込み
展開
天堂組。
かつてインフェルノから離れ、サイス・マスターの元で行動していた時に
その名前を聞いたことがあった。
曰く、不可解な強さを持った組織であると。
最近一連の猟奇事件は確かに気に掛かるものがあり、自分なりに調査もしていた。
そして、その黒幕が天堂組である事も朧げながら掴んだところだ。
そんなところに、彼女はたった一人で乗り込むのだと言う。
冗談でないことが、目を見て嫌と言うほど解った。
確かに殺された少女と美夕、そして私は仲が良かった。
しかし、まずい。
このまま、この子を行かせることは天堂組を悪戯に刺激するだけだ。
学校周辺でのトラブルは出来る限り避けなくては。
ならば。
「とにかく、ちょっと待ってて!」
慌てて装備を整える。同時に現在世話になっている中国系の組織に連絡を取り
情報操作の依頼も行う。
最早、トラブルの中心を学校で無くすしかない。
全ての準備を調えた時、美夕は既に天堂組の事務所に向けて歩き出していた。
たった一人。しかも素手で。
「ま、待ちなさい!」
私は慌てて彼女の後を追った。
闘争中ごめんなさい。
新規参戦のなあじゃ、だよ。
名前 : なあじゃ
年齢 : 12歳
性別 : 男
職業 : 学生。ろんどんの守護神。もと須弥山の軍神・中壇元帥。
趣味 : いろいろなモノと話したり、モノの思いを感じたりするのが好き、かな?
恋人の有無 : いないよ?
好きな異性のタイプ : ・・・かあさまみたいなひとがいいな。
好きな食べ物 : 星の精にもらったはーぶのお茶はおいしかったよ
最近気になること : 妲己娘々の動向・・・よりも獨健太子に生きてることがばれないかが心配
一番苦手なもの : 悪鬼・絶遁の呪符
得意な技 : 火行の術。
一番の決めゼリフ : ぼくは・・・なあじゃだ!!そういうものだ!!
将来の夢 : このまま、ろんどんにいたいな・・・
ここの住人として一言 : がんばるからね。
ここの仲間たちに一言 : 悪鬼邪魅は封滅すべし・・・って似合わないね。
ここの名無しに一言 : マイナーでごめんなさい。
こんな感じなので、みなさんよろしく。
バイロン対ウピエル
>297
ヤツが投げた物を瞬間的に把握し、空中で撃ち抜いた。
スタングレネードの閃光と轟音が目と耳を責め立て、立ち込めるスモークグレネードの煙が射線をさえぎる。
物が判っていた為に直に目をやられはしなかったが、
トップスピードに迫っていた俺の動きを鈍らせるには十分だった。
その瞬間の銃撃。短機関銃の弾が脇腹と肩、腕、胸に命中する。
致命傷には程遠い、あまりに威力が足りないが攻撃だが、俺の脚止めのためなら充分過ぎるほど有効だ。
その戦術の熟練、反射速度、ともに今までにないほどの強敵だ。
しかし、バイロンは一つミスを犯した。狭い路地に逃げ込んだのは致命的なミスだ。
It is given to it by the throat of the game, it sticks, is bitten, it is torn away, eats, it can be killed, hunting dogs! !
A hunter's night begins! A bloody hunter's night begins!!」
閃光と轟音でわずかな中断を余儀なくされた演奏を再開し、再び翔けだす。
建物の壁面を駆け上り、頭上から路地を追跡する。
脳内が過熱し、全身に熱い衝動がいきわたる。傷口は既に再生を開始、食らったダメージを無効化する。
ヤツの頭上から断続的に、弄るように銃撃する。
>301 バレンタイン兄弟+グール軍団vsカズマ&劉鳳
「ルークと」
「ヤンの」
「「人生紙風船(レス番まとめ)」」
「こんにちわ! 私はヤンです! 皆さんお元気ですか?
ちなみに私は、絶影で三枚に卸されました」
「シェルブリッドで、光になりました……」
第七章 >688>689>698
第八章 >16 前スレのまとめ
>15>60>64>94>95>99>298>591>594>595>637>638>670
第九章 >68>256>261>284>294>295>301
以上
>293>299アセルス&カミーラ(&初音)VSエリザベス&死神(DEATH)
盾を落とすことに成功した。
が同時に、奴の剣が私めがけて振り下ろされる。
とっさに幻魔をあわせた。
ぎぅんっ!!
恐ろしく重い斬撃に、幻魔がいやな音をたてて私の手からこぼれ落ちる。
おかげで奴の剣の軌道がそれ、とっさに飛びのいたおかげで回避自体には成功したが・・・
幻魔が床に転がった。
私は間合いを取り、まだ痺れの残る手で月下美人を引き抜く。
魔力などこもってない、ただの刀ではあるが・・・この名刀に斬れぬものなど、ない。
仕切りなおしだ。
>298
アセルス&カミーラ(&初音)VSエリザベス&死神(DEATH)
「この程度でやられる私ではなくってよ・・・・・・」
濛々と煙が舞いあがる中、ふらりと姿を現す初音
しかし強気な言葉とは裏腹に、その身体は傷だらけだった。
そこへ初音の身体を喰いつくすべく無数の髑髏が遅いかかる
「ふふっ・・・その手の術なら私にも心得があってよ、お前達、久々の餌よ・・・お往き」
初音は襲い来る髑髏に向い手をかざす
と、そこから無数の蜘蛛が逆に髑髏を喰らわんとばかりに溢れ出る
それはまるで黒い絨毯のようだった。
白と黒の攻防・・・征するのは果たしていずれだろうか?
バイロン対ウピエル
>304
頭上から間断なく銃弾が降り注ぐ。
わずかにふり返り、頭部に命中する軌道を取っている弾丸のみを撃ち落とす。
胴体への銃撃は無視。
全身に銃弾が叩き込まれる感触。激痛。だが致命傷にはまだ遠い。
手榴弾を4個、まとめて指の間に挟んで持つと、3つ数えてから上空へと投げる。
同時に手近な窓を割り建物の内部へと侵入。
何度か角を曲がり、幅の狭い通路まで来たところで足を止めふり返る。
左右の幅は2mほど。高さも2.5mほどしかない。
非力なH&K PDWを投げ捨て、腰からデザートイーグル50AEを二挺とも抜く。
そしてリラックスした姿勢で通路の真ん中に立つ。
アセルス&カミーラ(&初音)VSエリザベス&死神(DEATH)
>299 >306
「いいかげん、しぶといですわよ!」
(再生した尻尾でカミーラをはねのける)
「たいして力もない虫如きがおぞましいったら、ありゃしませんわ!」
(再度、アセルスに向けて石化光線を発射)
「もう、一切手加減なしですわ!」
(同時にアセルスの周りに稲妻の雨が降り注ぐ)
初音様、トリップで決着といきましょうかな?
ただ、あなた様は何か企んでおられるようですので、
私が勝っても、あなたは死なないということでよろしいですかな?
誤爆ですな。
不覚です。
トリップ判定用です。
>307
アセルス&カミーラ(&初音)VSエリザベス&死神(DEATH)
「埒があきませんな。このまま、髑髏と蜘蛛が食い合っていては……」
(再度、魔方陣が作り出される。生み出されたのは、巨大な赤い鎌!)
「ほほ、流石に私もダメージを受けていますのでな。これにて、幕を降ろしましょうぞ!」
(赤い巨大な鎌が無数の髑髏と蜘蛛をミンチにしつつ、高速で初音へと飛来する)
(トリップ判定)
アセルス&カミーラ(&初音)VSエリザベス&死神(DEATH)
>306 >309
尻尾に吹き飛ばされたカミーラは、口元から溢れた血をぬぐいながら立ち上がる。
アセルスの窮状を見て、思考よりも早く身体が動いていた。
カミーラはアセルスの身代わりとなって石化光線と電撃を受けた。鈍い音を立てて
石化したカミーラの体が床に転がる。
バイロン対ウピエル
>308
誘っている。
ヤツは決着を望んでいる。
罠、というほどの物ではないかもしれない。
だが、反射速度で俺に迫り、武器の扱いに熟練したバイロンにとって、
ここならば俺とほぼ同条件の勝負となる。
ヤツの方が有利かもしれない。
だからこそ、俺はその誘いに乗る。
「夜明けが近付いた 狩りの終わりが近い 獲物が死に絶える時が来た!!」
バイロンの前に、スクリーミングバンシーを奏でながら、
今夜のセッションのフィナーレを歌い上げながら、ゆっくりと姿を現わす。
傷は再生を終え、閃光弾の効果ももう残っていない。
「猟犬達は土に帰り すべては幻に消える 殺戮に幕を引く時が来た!!」
>313
アセルス&カミーラ(&初音)VSエリザベス&死神(DEATH)
初音は瞬時の判断で、床に屈んで鎌の一閃を回避する。
が、ただ避けるだけでは面白くない。
そのまま粘糸を繰り出し、鎌を捕捉すると
それを死神へと投げ返した。
大規模な召喚を連続して行い、あろうことか両腕も無い死神に
回避する術はもはやありえなかった。
>316
(赤い大鎌が死神をズタズタに……)
「こ、これは何とした事……!?エリザベス様、申し訳ありませぬ。私は一足先に撤退しますぞ」
(完全にその場から消滅)
>309>314アセルス&カミーラ(&初音)VSエリザベス&死神(DEATH)
再び斬りかかろうとしたその時、奴は石化光線と雷撃を放ってきた。
次の瞬間。
・・・目の前に、石化したカミーラが転がっていた。
「・・・カミーラ?」
倒れたショックであちこちにひびが入り・・・砕けた。
「・・・カミーラ!」
駆け寄って、抱き上げた。
・・・カミーラが、私のカミーラが・・・ただの、石と、化していた。
傍らに、銃があるのが目に入った。見覚えがある。
ウェザービーマグナムカスタム・・・確か、そんな名前の。
「・・・ぅああああああああああああああ!!!!!!!!」
思わずその銃を手に取り、奴のもとへ突撃した。
奴が何かしようとしてたが、関係ない。
突き刺す、切り裂く。
そして、銃を密着させ、何度も引き金をひく。
暴発も何もかも関係ない。
ただ、奴を・・・全ての元凶を、滅する為に!
バイロン対ウピエル
>315
「そろそろ決着をつけるぞ。」
歌いながら姿を現わしたウピエルに鉄のような声で語りかける。
「断っておくが、俺の急所は眉間だ。うまく当ててみろ。・・・当てられるものならな。」
小莫迦にしたような口ぶりでそう言うと、
両手のデザートイーグル50AEを持ち上げ素早く照準。
右手の銃はタイミングを僅かにずらしつつウピエルへ向けて発射。
ただし、わざとらしくならない様にシビアな逃げ道は作ってある。
左手の銃はウピエルの移動先を「読み」その軌道に重なるようにして銃弾を放つ。
>314 >318
アセルス&カミーラ(&初音)VSエリザベス&死神(DEATH)
「クスクス、裏切り者には相応しい哀れな結末ですわね。さあ、あなたも後を……!?」
(アセルスの突進を喰らう)
「くっ、この下衆、離れな……ぎゃあああああああああ!」
(銃撃や剣撃をまともに直撃)
「ぐああああああああ! む、虫けらが!! 小賢しい!!!
(剣を捨て、アセルスの頭をつかみ、床に投げ捨てる)
「灰も残らぬよう焼き尽くしてやる!」
(全力でのファイアーブレス)
>320アセルス&カミーラ(&初音)VSエリザベス&死神(DEATH)
床に叩きつけられる。
目の前で奴がなんか言っている。
・・・五月蝿い。
五月蝿い五月蝿い五月蝿い五月蝿い五月蝿い五月蝿い五月蝿い五月蝿い五月蝿い五月蝿い五月蝿い
殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる!!!!
炎が飛んできた。
構わず突っ込む。
そのまま跳躍する。
奴の脳天めがけて剣を構え、突き刺す!
突き刺したところから、十字に閃光が走った。
>ロザリオインペール・改
バイロン対ウピエル
>319
ヤツが銃を構えると同時にスクリーミングバンシーもバイロンの眉間を狙う。
バイロンの銃はデザートイーグル。
銃弾の初速はこちらのほうが遥に速い。
この距離では発射されてからの回避は不可能。
「さぁ 最後の獲物を 噛殺せ!!」
歌詞の終りとともに放たれる銃弾。
ヤツはギリギリで避けられるかどうかというタイミングで右手の銃を撃つ。
俺の良く使う手段に似た方法。銃弾で相手の動きを縛るつもりだ。
俺は、スクリーミングバンシーをフルオート連射。
絶対に狙いを外すことのない魔弾が高初速の弾丸をバイロンの頭部に向かい吐き出す。
左腕を銃弾に対して真っ直ぐに突き出し弾丸を受ける。
掌から侵入する弾丸が肘を破壊し上腕までを裂く。
ヤツの2発目は・・・どうなる!
俺の弾丸は・・・どうなった!
アセルス&カミーラ(&初音)VSエリザベス&死神(DEATH)
>321
「ぎゃあああああああああああああああ!」
(人間形態に戻る)
「あ、甘く、見過ぎましたわね……。で、ですけど、伯爵様のお力がある限り、私も不死身ですわ……
残念でしたわね……。ぐっ……!」
(灰になって、消滅)
バイロン対ウピエル
エピローグ
>322
秒速995mで撃ち込まれたスクリーミングバンシーの弾丸は狙いを外すことなくバイロンの眉間を貫いた。
遅れて連射された弾丸は、眉間を撃ち抜かれ死に至ったバイロンの頭部を容赦なく打ち砕いてゆく。
脳漿をぶちまけ、脳髄を散らし、あたかも花火のように砕け散ってゆく。
バイロンの弾丸は俺の心臓を貫く事はなかった。
俺が、腕で弾丸を受けることは想定していなかったらしい。
ヤツの弾丸は俺の肩を掠めただけだったのだ。
決着の瞬間。眉間に吸い込まれてゆく弾丸を知覚したバイロンの顔が浮かぶ。
加速した脳髄によって無限に引き伸ばされた、スローモーションさえ及ばない遅延した一瞬。
その瞬間に、ヤツは満足とそしてそれ以外の何かの表情を浮かべていた。
俺には何かは判らない。人質だった女に関するものなのか。敗北した事に関する感慨なのか。
もうすぐ夜明けだ。
バイロンとの決着が付いてしまうと、もうこの場に用はない。
人質の女の事は既に頭の中から消えうせていた。
最高に過熱した勝負に幕が降りる。
狩人の手で、ただ1匹の獲物は狩り殺された。
悪夢を祓う朝が来て、
狩人の夜は終った。
END
バイロン対ウピエル(銃弾狂想曲)
レス番まとめ
>162 >169 >173 >176 >182 >187 >192
>201 >211 >230 >243 >247 >253 >262 >266 >276 >280 >285 >290 >297
>304 >308 >315 >319 >322 >324
二丁拳銃&マイナー銃&奇銃が大活躍する戦いだった。
Death Game in Vampire Arena 〜レイオット・スタインバーグVSミア・フォーテー
>232
衝撃を上手く分散させ、私は床に着地した。
耳の奥でかすかに響く振動音。この分なら目のほうもすぐに見えるようになるだろう。
「・・・ ・・・ ・・・ ! ・・・」
遠くで誰かの声が聞えた。
『イグジスト』。お呪いみたいな物だろうか?
あれ、でもさっきの閃光は確かその言葉の後に襲ってきてたような・・・?
「・・・ってちょっと待ったぁぁぁっ!!」
慌てて声のした方に視線を向ける。
そこにはぼんやりとした視覚でもはっきり判別できるくらいの業火が、すぐそこまで迫って来てる!?
(ヤバい!/どうする?/避けれる?/無理だぁ!/迎撃?/炎だってば!/
水、水!/無いって!/あ〜もう違うっ!/何か使えるもの/! そうだ・・・)
前にテレビで見たワザ。
古いニホンのチャンバラ・ドラマ。
さっきアレが出来たって事は・・・
うん、多分出来るはず!
「必殺っ! コンクリィィィトォォォ・・・」
全身の力を集中させて、
「返しぃぃぃぃぃぃぃっ!!」
床に拳を叩き付けるっ!
ドゴォォォォォォォォォン!!!!
大きく捲れ上がった床のコンクリートと『鎧の人』が放った爆炎とがぶつかり合い、粉塵と轟音を撒き散らした。
その隙に私は大きく飛び跳ね、再び床を殴りつける。ランダムにジャンプしながら、何回も、何回も。
そこかしこで立ち昇る爆煙と粉塵が闘技場を覆い隠していく。即席の煙幕の出来上がりだ。
「今度はそっちが見えなくなる番よ!」
煙幕に身を隠しながら、私は『鎧の人』の背後へと忍び寄る・・・。
黒沼vsイナズマ 1/5 導入
女はぴくりとも動かない。ただ虎視眈々と、俺の方を観察している。
俺はじっと待っている。女が動き、なんらかの「隙」をみせるのを。
俺は、イナズマ。昔は高代亨だなんて普通の名前をもっていたが、その名は捨てた。
今は世界規模で広がっている謎のシステム――統和機構なんてのに追われる身だ。
奴等は狡猾で、手広く、執念深い。
俺を殺すためになんだってやってくる。暗殺者、賞金首、罠、国家機構――
そして、俺の目の前にいるのが、統和機構の手駒、合成人間だ。
女はじりじりと間合いを詰める。迂闊には近寄れない。
女の周りの空気がじりじりとイオン化して弾けているのが分かる。
こいつは、強力な体内電流を放出して攻撃するのだ。
女の周りは完全に帯電していて、俺にも近寄る「隙」が見えない。
暗い路地を、女はじりじりと近寄ってくる。
俺は動いた。刀を鞘から抜き放ち、ビルの壁の「隙」に叩き込む。
壁が何の抵抗もなく爆発し、コンクリートが粉塵となって舞う。
それを幕にして、俺は女に突進した。
女が笑うのが薄い塵越しに見える。この程度は目くらましにもなっていない。
俺の無謀さをあざ笑い、電撃が俺に向かってほとばしる。
――その電撃が、横にそれた。
そこには、さっき砕いた壁からのぞく折れた鉄骨――
気づいたときには遅い。
俺の一刀は、空中に浮かぶ線をなぞり、当然のように女の「隙」を突いた。
その一撃で絶命した女は、糸が切れたように地にくずおれる。
すべての存在の弱いところ、「隙」を線として捉える能力――イナズマ。
これが、俺が統和機構から狙われる理由だ。
倒れた女にしばし瞑目し、俺が歩き出そうとすると――背後から「死線」。
愕然とし、俺は振り向く。
そこには、銀行員風の黒スーツの男が立っていた。
黒沼vsイナズマ 2/5
『標的』と『商売敵』の一戦をみて、俺は溜め息をついた。
化物だとは聞いていたが、まさかあんな刃物一本で電撃野郎を斬っちまう奴だとは聞いてない。
どうやら依頼人の野郎、俺がびびらんように隠していたらしい。
・・・まあ関係ねえか。さすがに見えねえ攻撃には対処出来んだろう。
気を取り直して背後から近付き・・・、
な!?
奴さん、こちらに気付きやがった。
仕方ねえ、適当に心臓でも潰しとくか。
力を練り上げ、俺は相手に向かって叩きつけた。
黒沼vsイナズマ 3/5
常人には何も見えなかっただろう。だが、俺には見えた。
「死線」が、まっすぐにこちらに向かい、心臓へと狙いを定めている。
――マズイ。
口中で叫ぶと、身を翻す。
「死線」が背を掠め、服が千切れて散った。
俺はすぐさま抜刀し、路地を駆け抜けて男に向けて振り下ろす。
だが、男は攻撃がかわされても動揺の色すら浮かべず、間髪入れず第二射。
くっ・・・避けられるのか?
(トリップ判定)
黒沼vsイナズマ 4/5
(トリップ判定結果:j<e イナズマwin)
チッ、焦り過ぎたか。
どうやら狙いが甘かったようだな。服しか吹っ飛ばせてねえ。
面倒だな。今度は脳でも引っ掻き回してやるか。
・・・死にな。
タン!
軽く踏み込み音だけ残して、奴さんは俺の横を駆け抜けて行った。
俺の戦果は髪の毛数本、相手の戦果は・・・
俺の命だ。
相棒の顔が頭に浮かぶ。
同業者の顔が頭を横切る。
依頼人の嫌な面が一瞬現れて消える。
そして・・・
何も考えられなくなった俺は、音もなくその場に崩れ落ちた。
黒沼vsイナズマ 5/5
倒れた男をじっと見やる。
真っ黒な・・・それこそ喪服のようなスーツは、
今度ばかりは彼の死に装束となったわけだ。
男の力に引き抜かれた髪が、はらはらと宙を舞い、その背に落ちる。
悪いな・・・それが、手向けの花の代わりだ。
俺は、ずっと死ぬまでこんなことを続けていくのだろう。
おそらくは、それしか道はない。
だからこそ、俺は死者に黙祷する。
目を開ければ、もう振り返りはしない。
イナズマは駆け抜ける。
ただひたすらに、がむしゃらに。
(黒沼vsイナズマ END)
闘争の記録だ。5レスと最初から決めた、短い闘争だったが、どうだろうか。
>327>328>329>330>331
また生き延びれたか・・・黒沼には悪いことをした。
Death Game in Vampire Arena 〜レイオット・スタインバーグVSミア・フォーテー
>326
「おい、なんだそりゃ!?」
思わず悲鳴――というか、抗議の声が上がる。
床への一撃で捲れ上がったコンクリートが、着弾寸前のブラストを防御。
彼女の身代わりとなった床であった物は、瞬間に粉砕される。そこまではいい。
だが、さらにめくられた床は、彼女自身の手によって次々と粉砕。
結果、粉塵が完全に視界を覆う。
「煙幕のつもりか――出鱈目だな」
苦笑。
しかし、有効な手段ではある。視認出来なければ、攻撃のしようがない。
その場から、小走りに移動しながら、考える。
とりあえず、この粉塵を何とかしなければ――
スタッフを操作。呪文書式選択を<ブラスト>から<インパクト>へ。操作桿を――
引く前に。背後に、気配。
「――――!?」
反射的に、振り返る。そこには、粉塵に紛れて、ひとつの人影があった。
Death Game in Vampire Arena 〜レイオット・スタインバーグVSミア・フォーテー
>333
あ、気付かれた。
『鎧の人』が振り返ってこっちを見てる。
私は身体を滑らせる様に移動させ、
相手の背後に回り込み、
腰をしっかり掴まえて、
気合一閃バックドロップ!!
ズゥゥゥゥゥン!!!
「・・・あれ、ジャーマンスープレックスだったっけ?」
ま、どっちでも良いや。
この格好じゃ、しばらくは起き上がっては来ないだろうし。
私は相手の方に視線を向けたまま、後ろに下がって距離を取る。
そして背中の『金剛ブレード』を抜き放ち、
「『ブレード』、オープン」
先端のブレード部分が左右に割れ、間に電磁場を発生させる。
ものすごいエネルギーがそこに収束され・・・
「ゴメンね」
引き金を引くと同時に、圧倒的な熱量を持つビームが二人の間の空間を貫いた。
アセルス&カミーラ(&初音)VSエリザベス&死神(DEATH)
・・・END
INTERMISSION
>323
・・・私は、いつの間にか床にへたり込み、奴の体だった灰を眺めていた。
喪失感とともに、全身の痛覚が遅れて自己主張する。
(ああ、そうか・・・炎に突っ込んだんだっけ。すぐには再生しないよなぁ・・・
銃なんて慣れない物使ったから手も痛い・・・これじゃ剣は使えないな。
寵姫たちは・・・石化回復使えば大丈夫かな。でもカミーラは・・・
ヌサカーンの所に連れていくか。吸血鬼なんだし、何とかなるかもしれない。
・・・何とかなったらいいな。またカミーラと一緒に寝たいから・・・)
思考とも感情ともつかないいろいろな思いが往き過ぎていく。
ただただ灰を眺めながら。
・・・どれほどの時間がたったのだろうか。
ふと、ジーナの顔が頭に浮かんだ。
(ジーナ・・・そうだ、今日はジーナと一緒に寝よう。
あの子も怯えてるだろうし・・・慰めてあげなくちゃ、「もう終わったんだ」って。
ひさびさにあの子の血も味わいたいな。体の再生の為にも。
・・・うん、そうしよう)
私はそう決めると立ち上がり、彼女の部屋へ転移した。
>>NEXT・・・?
>289>292>296
VS紅丸・ラグナロク&セリオ
異形の男が剣を利用して高く跳躍し、背後の部屋へと逃げ込む。
どう見ても誘っているのは明らかだ。
目の前には例の剣が突き刺さっている。
奴を追う前に、先ほどからこちらの術を無効化しているらしい
この剣を黙らせておくべきか。
凍結の効果をもつ獣魔を召喚し、剣を床ごと凍りつかせる。
「これでもはや邪魔はできまい」
剣の始末を終えると、異形の男が逃げ込んだ部屋へと進入する。
Death Game in Vampire Arena 〜レイオット・スタインバーグVSミア・フォーテー
>334
うめきを上げて、全身を床に投げ出す。モールドの装甲によって肉体への直接ダメージこそ
避けられた物の、軽い脳震盪を起こした脳には、なんの慰めにもなっていない。
と――声が、聞こえた。
「『ブレード』、オープン」
瞬間、正常に復帰しかけていた意識に、閃光が叩き込まれた。
ふらつく頭を押さえつつ、そちらに視線を向ける。
「――――!?」
いつの間にか抜き放っていた剣の先端に力場が収束している。粉砕されたコンクリートがその
影響を受け、せわしなく動き回っているのが見えた。誰かに言われなくてもわかる。あれは――
(――――やばい!!)
即座にスタッフに手をやり、操作桿を引く。濁った音と共に無音詠唱。
身を起こしながら、撃発――
と、彼女の声が聞こえた気がした。
ゴメンね――
瞬間。彼女の携える剣から、破滅的は閃光が走る。
「イグジスト!」
撃発音声。<インパクト>発動。極至近距離において発生した衝撃波が、その場から勢いよくこちらを吹き飛ばした。
だが、それでも間に合わない――!
間髪入れずにスタッフ操作。呪文書式変更、無音詠唱!
「イグジストッッ!」
<デフィレイド>発動。残り拘束度数9。瞬間、空間に波紋が走り、一定面積の防御障壁を展開。
(耐えられるか――?)
それについては、もはや賭けるしかない。
瞬間、閃光が視界を覆う!
「!!」
だが、魔力によって生み出された半透明の力場平面は、閃光を見事に遮る。
一瞬後、<インパクト>によってはじき飛ばされていた身体は、閃光の効果圏外へと離脱。
閃光が消え。だが、両者は消えず。
戦闘の跡の残る闘技場に、再び一瞬の静寂が戻る。
>336
ベナレスVS紅丸・ラグナロク&セリオ
私はある一定の高度に到達すると後部のサテライトキャノンを展開した。
そして先に示し合わせていた座標に照準をセットする。
「照準セット…マイクロウェーブ送信衛星にアクセス。」
「セキュリティ1.2.3解除、マイクロウェーブ送信座標セット。」
「最終セキュリティ解除、送信許可承認開始…完了。」
送信の準備が整った所でラグナロクさんに連絡を取る。
「…一つ聞きます…シールドは完璧ですか?」
なあじゃVSラインドウェル 導入
夜霧の立ちこめる「ろんどん」の街。
路地裏にわだかまるひとつの影。
男がいる。
街灯の届かないそこで、男はひとつの作業に没入している。
長身を曲げながら、左手に握った剣を、ただひたすらに揮っている。
女の服を切り裂き、肌を裂き、肉を抉り、骨を断っている。
ふと、男の口元がゆがんだ。
「ふ、ふへへヘェ、いいねェ、アンタァ、
柔らかくってェ、実にきれいだァ。
ああ、最高だねェ、久しぶりにいいよォ、アンタァ」
解体作業に我を忘れて取り組んでいる男の背後に、
いるはずのない、声をかける者がいた。
>336>338
ベナレスVS紅丸・ラグナロク&セリオ
紅丸が私を踏み台に使ったおかげで、私は長身の男の
眼前へと放置される羽目になった。
……嫌な予感がする。
男が何やら唱えると、何かの結晶体のような塊が出現し、
私と床とを瞬時に凍らせていく。
この程度の冷気ではどうということも無いが、
このままでは剣を抜く事は厳しいだろう。
その時、セリオからの通信が入った。
予め私の回路と彼女の端末をアクセスさせておくことで、
通信を可能にしていたのだ。
「…一つ聞きます…シールドは完璧ですか?」
私は少し間を置き、紅丸の周囲に張った障壁を更に
強固な物にして、さらに自分の本体にも重ねて貼り付ける。
この壁を破る兵器は、同じ「ラグナロク」以外には有り得んだろう。
「………大丈夫だ」
私ははっきりと答えた。
俺&ラグナロク&セリオVSベナレス >340
(扉が音を立てて閉まりベナレスの正面に一見変身を解いたような状態で現れる)
「無防備に入って来るなんてどうやら頭が立ち腐れて新聞の一つも読まないみたいだね」
(『宇宙線研究所』と記された表札を投げつける)
「ここはね、宇宙人に襲撃された事がある場所なんだよ 空間移動できる宇宙人が
そしてこの部屋は、そいつらが侵入できなかった場所だ!
入れないって事は出られないって事だろ」
(実際にはありえないようなすごい早さで喋り中)
「お前はどうかな〜?」
(いつのまにか腕にラグが握られている)
「お前は電子レンジの中に入れられたダイナマイトだ!」
(ラグを一閃 閉鎖空間で使用するので威力が倍増される)
なあじゃVSラインドウェル 導入
夜。
変な気配を感じて飛び出した。
妲己娘々の下っ端とも違う、変な気配。
澱んでいて、禍々しくて、厭らしい気配。
どうせ玲瓏に行っても取り合わないだろうから、一人飛び出した。
気配の先はりーじぇんと通りの路地裏。
そこにいたのは、人間を解体している男。
手にした剣が禍々しい気配の発生源。
「やめろ!何をするんだ!」
いいながら、呪を紡ぎ、戦闘形態に移行する。
>342
なあじゃVSラインドウェル
「やめろ!何をするんだ!」
背後からの声に、ライはゆっくりと振り向いた。
いるのは、まだ幼い少年。
手足の甲に宝珠のような物のついた、東洋風の
奇妙な服を身につけている。
「ヘェッヘェッヘェェェ、坊やァ、こんな夜遅くに
出歩いてると危ないなァァ・・・
おしおきしてあげないとなァァ!」
未だ血に塗れた剣を手に、ライはゆっくりと少年に近づいていく。
>302 事務所ビルの一室にて――
平崎市を中心とした勢力を持つ暴力団「天堂組」。
元々そこそこの規模だった天堂組はある時から急に規模を広げ始める。
それと同時に、平崎市では血が抜き取られて殺されるという事件が頻繁に起きるようになった。
全て天堂組の仕業によるものだった。
――平崎市某所 天堂組事務所――
「うむ、中々血の集まりが良いじゃねぇか」
一升瓶に並々と注がれた――酒では無い――血・・・人間の血を見て、天堂は言った。
「上出来じゃ。手前ェら、ご苦労だったな」
”血が抜き取られて殺される”、その結果がここにあった。
ファントム・ソサエティなる組織により吸血鬼の身体を手に入れた天堂は、
その力を維持するために部下に血を集めさせていた―――
「・・・・さて、これは良いとして、だ。入ってきたこの情報・・・間違いネェな?」
「・・・ええ、ファントムからの情報です。確かなものでしょう」
――最近、ファントムが送りこむ悪魔達が度々、倒されている。
・・・ただ倒されるだけなら普段と変わりない。それ専門のハンターは結構居るからだ。
違うのはその手口――悪魔達は皆、”燃やし尽くされている”という事だった。
その正体不明のハンターが、最近、平崎市でも動いているらしい――との事だった。
「どの程度のヤツかぁ分からネェが・・・
おれの邪魔をするつもりがあるってぇなら、容赦はしねぇ」
「・・・じゃが、油断も出来ネェ。・・・・・・用心棒の手配は済んでたな?」
「ええ、出来てますぜ。もう既に隣の部屋で待機してます」
――AM11:00 昼前だと言うのに空は重い色で彩られている――
>338>340>341
VS紅丸・ラグナロク&セリオ
相手の剣をギリギリでかわす。
しかし肘まで再生していた左腕が派手に吹き飛ぶ。
さらに何か得体の知れない力が、この部屋に満ちている。
「禁術・・・?」
あまり長引かせるのは得策ではない。
天井に逆さに立ち、頭上の相手に向け高圧電流の蛇を召喚して攻撃する。
>343
なあじゃVSラインドウェル
「なんて酷いことをするんだ・・・妖魅に取り憑かれているのか?」
(一瞬惨状から目を背けるが、すぐに向き直る)
「疾!!乾坤圏!!」
(近づいてくるラインドウェルに牽制の一撃を放つ)
(手から、チャクラムのようなものが飛び出す)
「いやぁぁぁぁ!!!」
(乾坤圏を発射と同時に、壁を蹴り、斜め上から鎗を振り下ろす)
>344 天堂組カチコミ
その部屋に入ってきたちんぴら風の男は顔をしかめた。
呪文のような呟きが狭い部屋に充満している。言葉を発しているのは隅のパイプ椅子に腰掛けている男だ。
男を構成する色は二色。シャツとズボンと革靴の黒と、ネクタイとサスペンダー、頭髪の銀。
銀髪の男は、一心不乱といった様子で開いた雑誌に読みふけっていた。エロマンガ雑誌だが。
呟きはそのマンガの感想であった。際限も取りとめも、おまけに恥ずかしげもない独白は延々と続いている。
ちんぴらは薄気味悪そうに声をかけた。
「おい、あんた。いつ出入りがあるかわかんねえんだからよ、組長(オヤジ)が準備だけはしとけってよ」
銀髪の男は顔を上げた。ひょっとしたら日本語が通じていないのでは、と思わせる痴呆めいた顔つきである。
すぐにエロマンガ誌に顔を落とした男に、ちんぴらは舌打ちをして踵を返そうとした。
「給料分は働いてくれよな、殺し屋さ――」
ちんぴらは最後まで言い終える事が出来なかった。
身体が、意思とは関係なく後ろを向く。物凄まじい力で振り向かせられたのだ。
続いてちんぴらはくぐもった呻きを洩らした。口の中に異物を突き入れられたのである。
「何度も言わせんじゃねえ」
銀髪の男――坂東英二は言った。
ああ、その眼その顔その笑顔。
イカれている。手の施し様のないくらい。
「俺は殺し屋じゃねェ、ガンマンだ。このクズやくざがぁ、葛餅喰っとく? ンン?」
何度もって、あんたと口利くの、今が初めてじゃねえか。何時言った。
ちんぴらはそう抗議したかったかも知れないが、それは叶わなかった。
坂東の左手がちんぴらの下顎を強打した。右手が口中に突き立てた自動拳銃――トカレフTT33を挟んだちんぴらの歯は全壊した。
動物じみた絶叫を上げて床を転げまわるちんぴらの喉元を坂東は踏み潰した。叫び声は止んだ。
それから椅子に戻ると、またエロマンガを読み始める。独り言が、再度部屋を覆った。
>252>288 ヒトラーVSふみこVSリップバーン
やはり打つ手はそれしかないでしょうね、総統殿?
だけど、それが読めない私でも……あら?
(ふみこがアドルフに体当たり)
……そうですか、お互いに利用価値がありそうとは思っていましたけど。
私はまだあなたの舞台に必要だ、と。
いいでしょう、もう少しだけあなたの舞台で踊ってあげます。
できるだけ楽しく、ね。
(装弾続行、今回も二発)
In dem Felde, auf dem Meer kampft so mancher brave Mann
野戦で、海戦で 幾人もの勇敢な兵士達がいる
In der Luft zu Deutschlands Ehre zieht der Flieger seine Bahn.
空で飛行士の行く道が ドイツの名誉を引き寄せる
俺&ラグ&セリオVSベナレス >345
「死ぬ事ぐらい何で素直にできないかなこのオヤジは!」
(部屋の各所から触手が飛び出て蛇とベナレスを拘束、消化液を分泌する)
「喰われるか焼かれるかどっちか選べ!」
ヒトラー VS ふみこ VS リップヴァーン
>288>348
ふみこの体当たりで、そのまま落ちる。
(さすがにあの速度では躱せんよ・・・)
苦笑しながら、バランスを取り、再び空に舞う。
「二人揃ったところで、こちらからプレゼントだ」
空に光竜剣で円を描く。
見えないはずのその軌跡が、闇色よりもさらに黒い色に見える。
「空間を斬って、このように飛ばす・・・虚空斬破・・・とでも名付けるか」
円形に切り取られた『虚無』がふみことリップヴァーンめがけて飛ぶ!
天堂組殴り込み
>344 >347
『天堂組』と書かれた古めかしい木製の看板と、分厚い鉄と金網入り防弾ガラスの扉。
それを無造作に開けて入ってきたのは、ロングヘアとショートヘアの女子高生二人だった。
あまりにも場違いな訪問者に、組員たちは怪訝そうな表情を浮かべる。しかし、次の瞬間好色そうな
表情に変わると、こう切り出した。
「へへっ、お嬢ちゃん、こんなところに何の御用・・・」
最後まで言い切る前に、ショートヘアの少女の抜いた拳銃が組員の額に風穴を開けた。
次の瞬間、長い髪を片側だけおだんごにまとめた少女が、手から炎を放つ。火炎放射器を持っている
わけでもないのに放たれた業火は、舐めるように組員たちを焼き払っていく。
「テメェら一体何者なんだぁぁぁ!」
絶叫して短刀で切りかかったチンピラが、見えない何かに斬られて左右に分かれて倒れた。
『・・・よく燃えるね、かなりの組員が邪気にあてられて魔物化してる』
美夕は、ただまっすぐに天堂組組長、天堂天山を目指す。
『わたしの獲物に手を出した報いは・・・命で払ってもらうよ!』
>346
なあじゃVSラインドウェル
前からは乾坤圏、斜め上からは鎗、
路地裏は狭く、左右には逃げられない。
しかし、
「無駄ァ!」
正面に逆ペンタグラムの封円が出現、乾坤圏を打ち落とす。
斜め上からの攻撃は、剣で受け止める。
「ガキィ、ただ者じゃあないなァ。
いいぜェ、ガキを刻むのはァ。」
そのまま大きく跳躍すると、なあじゃの背後に着地し、
足許をなぎ払う。
「楽しませてくれるんだろォ、なァァァ!」
VSラグナロクVSドノヴァン 〜導入〜
夜も更けていく街の一角
一人のハンターとガーディアンの姿があった
「ここに魔の気配を感じる・・・その魔を狩ることこそがわたしの使命・・・」
ルシエド『我を使いたいと・・・しかしそれに値する欲望を見せてくれるのか?』
「ふっ普通の人間に戻ることを拒否し
この身体でいた事への使命欲・・・不満か?」
ルシエド『少々納得いかぬが・・・良かろう・・・しかし今宵一度のみだ・・・』
『さぁ我の名を示せ!さればおまえの刃となろう!』
「いくぞ!魔剣【ルシエド】!そして魔を滅ぼさん!」
狼の姿をしたガーディアン【ルシエド】は
黒い刃のショートソードとなりカノンの片手に収まる
そして街の中へと消えて行く・・・・
(ベナレスVSアルトルージュ〜エピローグ)
>291
広大な大西洋の藻屑と消えた豪華客船。
そこから少し離れた海上で数十隻の救命艇が波に揺られている。
その様子を波間から見ている者がいた。
つい数十分前、あの船の機関室を破壊した淡い金髪の少女だ。
少女の視線は、ある一隻の救命艇へと向けられる。
そこには多くの人間に混じって、アルトルージュとプライミッツマーダーが乗っていた。
「ベナレス様相手にあれだけ粘るなんてね・・・」
あの時、海へ落下したアルトルージュとプライミッツマーダーの繭。
少女はそれを見つけると、海水に触れないよう空気の泡で包み、海面まで連れていった。
そして術を解いてもらった上で、プライミッツマーダーにアルトルージュを乗せ、
救助艇へと運ばせたのだった。
「ベナレス様。本当にあのまま帰してしまってよろしいのですか?
放っておけばいつ我らの敵となるやもしれません」
何時の間にか海面近くに現れていた長身の男が答える。
「かもしれんな」
「ならば・・・」
「化蛇(ホウアシヲ)。俺に恥をかかせる気か?」
「め・滅相もありません!」
「フン。俺は鬼眼王(カイヤンワン)様の下へ戻る。
おまえはあやつらを近くの船まで送り届けてやれ」
「はっ」
長身の男はその場から姿を消す。
東の空がしらみ始め、その薄明かりの水平線上に石油タンカーと思しき船影が浮かび上がる。
「あれでいいわね」
救命艇がタンカーの進路上へ差し掛かるように海流を操作する。
あの船の人間もタンカーに気づいたようだ。
信号弾と発煙筒を焚いて合図を送っている。
その様子を確かめると、淡い金髪の少女の姿は暗い水の中へ消えていった。
・・・・・・・・・END・・・・・・・・・
351 美夕
天堂組殴り込み
ここまで来て、迷うような精神は持ち合わせていない。
突っかかってきたチンピラの頭に拳銃を押しつけ、引き金を引く。
ふと傍らの美夕に目を向けると、、何も無いはずの掌から炎を吹き出し、
押しかけるやくざを次々と焼き払っていた。
確かに奇妙な雰囲気を持っていると思ってはいたが、これほどとは。
しかし、好機には違いない。
「このまま乗り込むわよ」
私は鞄の中から、スコーピオン(小型マシンガン)を取り出すと、
そのまま天堂組の敷地へと飛び込んだ。
>355
御免なさい。
>355 は私。
>178 ハインケル&由美江VSタバサ
「わっ!?」
気が付いた時には遅かった。
フラスコを踏んで、派手に転びながら屋外へと。
すぐさま体勢を立て直す。それ自体は大したダメージはない。
だが、ハインケルは見ていた。
あの魔女が、余裕をかましてタバコなどをふかしていたのを。
額に浮かぶ青筋を隠そうともせずに、懐から素早く手榴弾を三つ取り出す。
こちらは、全く火薬を手加減していない。
一気にピンを引き抜いて、全部屋内へと放り込んだ。
と同時に、ドアからずれた場所へと伏せる。
「灰になりやがれ!」
>352
なあじゃVSラインドウェル
「わわっ!!」
(背後から足下を狙った一撃。素早く向き直り、鎗を地面に突き立てて受け止める)
「その剣を手放せ!それは魔剣だ、よくないモノだ!」
(いいつつ、鎗を支点にして回転。蹴りを放つ)
天堂組真昼のカチコミ >355 江漣
部下から連絡が入る。
「・・・・・・・どうした?カチコミか?・・・・相手はどれくらいじゃ?!」
『そ・・それが・・・2人・・・それも・・・女子高生っす・・・!!』
思わず突っ込みの一つも入れたくなる内容だった。
(・・・こんな真昼間からカチコミ、・・・それも女子高生だぁ?!)
「・・・で、女子高生如きに舐められてるってぇのか・・・?」
『2人とも・・・・えらい手練ですっ!片方は銃、片方は火炎放射器を隠し持ってますっ!!』
火炎・・・・思い当たる節があった。ファントムからの情報である。
「フン・・・分かった。数名そちらへ向かわせる。なんとか持ちこたえろ。いいな」
連絡を切る。
「野郎供っ!!相手の見かけに騙されるんじゃあネェッ!!全力で殺れ!いいなっ!!」
『応っ!!』
号令一つ、部下は出て行った。それを確認し、天堂は一升瓶の血を一滴残らず飲み干す。
「いい度胸してやがるじゃぁネェか・・・そう簡単におれの首とれると思わネェ事だな・・・」
血によって身体中に力が漲る。そして自らの身体を変異させた―――
隣の部屋に入り、告げる。
「出番じゃぜ、”ガンマン”」
*ACTION:天堂・待機 部下・美夕と江漣の所へ
ENEMY:フーリガン×6 キラーチョッパー×5 タトゥーマン×3 アーバンテラー×2
>358
なあじゃVSラインドウェル
鎗を支点にしての回転蹴りを顔にくらい、
ライは表の通りまで吹き飛ぶ。
人の影はなく、濃密な霧が辺りに立ちこめ、
街灯の光のみが視界を照らしている。
「グゥゥゥゥッ!ヘッヘッヘェェ・・・
何言ってやがるゥ、ガキィ、テメェもォ、
このォ、シャハルでェ、刻まれてェ、抉られてェ、
死になァッ!」
届くはずのない斬撃を放つ。
斬撃は、しかし、少年の元へと、風を切って迫る。
>171 アーカードVSアーカード
グシャ。
頭蓋骨が砕ける音がして、互いの血が盛大にまき散らされる。
頸骨もへし折れているようだ。
頭部への一撃を喰らってのけぞった姿勢のまま、今度は互いに足を振り上げる。
ゴシャ。
肋骨が二本といわず三本といわず折れ、ひしゃげ、砕けた。
互いに胃液と唾液と吐血の混じった吐瀉物をぶちまける。
そして、どうやらそれすらも吸収しているらしい。
「「グ……グハ、はははッ、はははははははは!」」
鳩尾への一撃に身を折りながら、笑い続けた。
そして、どちらからともなく笑い止み、
「「死ね」」」
既に、部屋の中で血に染まっていない場所など存在しなかった。
常人なら十人以上は死んでいる量の血液が既に流されていた。
>353
カノンVSリロイ・ラグナロクVSドノヴァン
真の「魔剣」を決める闘争
私とリロイは、夜の街を歩いていた。
……非常に言いにくい事なのだが、今回は…
歓楽街帰りである。
全く……付き合わされる方の身にもなってもらいたいものだ。
「しかし、あの子はなかなかだったな」
「……私に話を振るな。鬱陶しい」
「・・・・・チッ」
そんな下らない会話を交わしながら、人通りの少ない路地に
差し掛かった、その時である。
突如リロイが、拳銃を引き抜き、街灯の届かぬ闇に向かって
突きつけたのだ。
「………さっきからずっと尾けていたな、お前。何か用か?」
その声に答えてか、暗闇から一つの影が姿を現した。
出てきたのは、奇妙な格好をした長髪の女性。
口が見えなくなるほどマントを深く着込み、左目には眼帯。
唯一露になっている右目で、こちらを睨み返してきている。
「・・・貴様は、魔の魂の持ち主だな?お前のような邪悪な存在は、
わたしがこの手で滅ぼす」
言って、マントを翻す。露になったその手には、
漆黒に光る短刀が握られている。
「・・・おいおい、いきなりやる気満々だな。
最近は辻斬りでも流行ってるのか?」
「確かに最近はこの手の手合いが多いな…」
「本来ならベットで相手したいところだが・・・。
さっき済ませてきちまったからな。俺としては連戦でも構わんがね」
「…洒落が通じる相手と思うか?」
「分かってるよ、いいぜ・・・来いよ」
言って、リロイは拳銃をより強く握り締めた。
対アドルフ、リップバーン
>350
吹き飛ばされたあしきゆめは、しかし何事も無かったように舞い上がり、
手に持った魔導器を色とりどりに厚化粧をした虚空につきたてた。
その突き立てられた空間が、闇よりもなお暗い闇を覗かせる。
(アトランティスの魔導器…空間さえも切り裂くという話は、嘘ではなかったようね)
円形に切り裂かれた空虚な闇。
視認するのは簡単だ、この明るい闇の中ではその漆黒が逆に際立ってしまっている。
だが、問題なのはスピード・・・尋常ではない。
体当たりからの建て直しを終了させていない私に、かわしきれるかどうか・・・。
(ちっ・・・)
考えていても仕方がない。かわさなければ死ぬだけ。
そして、私はまだ死ぬわけにはいかない。
総統との契約は、まだ完了してはいないのだから・・・。
ルガーを投げ捨て、箒の柄を両手で掴む。
空を飛んだルガーが虚無に飲み込まれ、へしゃげる。
さようなら、私のルガー。
そのまま箒を垂直に、急上昇。瞬間、ゴウ、と風を切る音。
深淵は箒の尻を少し抉ったようだが、その程度で箒がどうなるわけでも無い。
私はそのまま箒を宙返りさせ、標的を視界に納めると、
太ももの付け根から予備のワルサーを引き抜いた。
>361 アーカードVSアーカード
死ね!消えろ!我が身に溶け込むがいい!!
(顔に向け右に左に、ただ殴打殴打殴打)
>360
なあじゃVSラインドウェル
(迫る斬撃、それに向かって、腕を振るう)
「こんなものっ!!」
ドギャギャギャィン!!
(甲高い音と共に斬撃は弾かれる)
「ただの力技でぼくに勝てると思うな!!行くぞ!!」
「疾!!呪雷火!!!」
(拳を突き出すと、そこから炎の矢が飛び出す)
「それだけじゃないぞ!!疾!!火尖鎗!!」
(手にした鎗が燃え上がる。そして炎の矢を追うようにしてライに向かって駆ける)
>178, >357 ハインケル&由美江VSタバサ
頭の中を殺意が支配していたが、周囲の状況を把握するくらいの冷静さは残っている。
ハインケルが手榴弾を投擲するのが見えた。あのバカ、わたしが室内に突っ込もうとしていた
ことに全然気付いていないらしい。
ともあれ、あんなところに突っ込んだら確実に死ぬ。わたしはハインケルと同様に部屋の
開口部から離れて爆発に備えた。あの蔵書が吹き飛んでしまうのは惜しい気がしたが、
所詮は異端の書いたクズ本だ。この世から消えた方が世のため人のためだろう。
>364 アーカードVSアーカード
おまえを食い尽くして生き残るのは、真の不死の王たり得るのは私だ!!
(頭突き頭突き頭突き、顔面頭突き)
>367 アーカードVSアーカード
残念だが優れている者が生き残る。それが闘争の掟だ!!
(ボディ、ボディ、ボディ。嘔吐するほどボディ)
>368 アーカードVSアーカード
馬鹿な!優れているは貴様ではなく私だ!!
(ボディ!アッパー!肘うち!)
>353>363 ヒトラーVSふみこVSリップバーン
これはまた、とんでもない事をいたしますわね……。
まぁ、私も一応吸血鬼の、ヴェアヴォルフのはしくれですので。
コレくらいの身体能力は持ち合わせているのですよ。
(ビルから、別のビルの屋上へと跳躍)
さて、しかし何とか埒を開けたいところなんですが。
(中断されていた装弾を再開)
Lie-be Mag-de-lein, laB das Wei-nen sein;
愛する乙女よ、 悲しむのはやめよ
denn wir kampfen ster-ben furs Va-ter-land.
なぜなら我等は祖国のため死ぬのだから
Lie-be Mag-de-lein, laB das Wei-nen sein;
愛する乙女よ、 悲しむのはやめよ
denn wir kampfen ster-ben furs Va-ter-land.
なぜなら我等は祖国のため死ぬのだから
>359 天堂天山 やくざを殺して平気なの?
「ハイハイ判りましたよ……ってまあ男振りあげたな組長さん。いいねえ、そういうセンス、俺大好き」
生白いサリーちゃんのパパよりは何ぼかマシだしな、そう心の中で呟いたのは内緒である。
立ち上がった坂東は両脇のホルスターから二挺の銃を引き抜いた。
一つは先程のトカレフTT33。そしてもう一つはその後継機とされるマカロフ。
廊下に出た坂東は、右手のトカレフを口に咥え、胸ポケットからMDのイヤホンを引きずり出す。
耳に差し込み、MDのボタンを押した。液晶画面に浮き出たのは「大槻ケンヂ ロマンチスト」の文字。
流れ出す楽曲に合わせて叫んだ。
「何でもいいのさ壊してしまえばァ、オマエはいつでもォコォミュニストォッ、
壊れて行くのはァテメエばかりィ、ヌカミソになってェオポチュニストォッ」
再び両手に構えた拳銃を高々と掲げ、狂った歌声とともに歩む。
「吐き気がするほどォォォォォォ、ロマァァンチックだぜェェェェ、
吐き気がするほどォォォォォォ、ロマァァンチックだぜェェェェ」
二階の踊り場。階下からの銃声と悲鳴が木魂する。
歌いながら物陰に隠れた坂東は、一階でスコーピオンを乱射しているショートカットの少女に銃口を向けた。
>265 対閑馬永空
息苦しい。
横殴りの一撃が俺から呼吸を――もっとも、呼吸しなくても
死にはしないが――奪った。
「グエッ!」
無様に悲鳴をあげる、閑馬がわずかに笑った。
だが、次の瞬間顔が引き攣った。
代わりに俺はにんまりと嗤う。
刀は俺の肉に半ば食い込み、今にも俺の胴体を薙ぎ払いそうだ。
しかし、刀はそこでうんともすんとも動かない。
筋肉で締め付けている? ――閑馬はそう思っているだろうが
それは否だ。
ずるり、と内臓が動いた。
俺の内臓がその刀に絡まっているのである、表面が常にぬるぬると
した液体で覆われているそれは刀の刃を滑らせて、しかも刀身を
完全に俺の腹の部分にしがみつかせていた。
「ケェッ!」
俺は愛刀来伊賀守金道で無防備になった閑馬の頭に刀を
叩きつけた――。
>369 アーカードVSアーカード
世迷い言を!
(膝を蹴り抜き、胸に貫手、顔面にストレート)
>373 アーカードVSアーカード
駄目だ駄目だ…それではイきり勃たんぞ!!
(鼻の骨を砕くストレート、空いた脇腹へレバーブロー、屈んだ顔面へ膝蹴り)
>365
なあじゃVSラインドウェル
炎の矢が、ライの方へと向かって来る。
さらにその後ろから、なあじゃが火尖鎗を手に迫る。
しかし、先程の路地裏と違い、広い通りではいくらでも
避けようがある。
「ハァァッ!」
「レメゲドン」、地獄の陰火が地を疾り、呪雷火とぶつかり合い、四散。
火尖鎗は、魔刃シャハルで受け止めるべく待ちかまえる。
>374 アーカードVSアーカード
ならば勃たんようにヘシ折ってやろう!
(股間へ膝蹴り、側頭部へフック)
>340
ベナレスVS紅丸・ラグナロク&セリオ
「…了解しました。」
私は微笑みを浮かべながらそう答えた。
「マイクロウェーブ送信開始。」
私はラグナロクさんの返答と同時に衛星からのマイクロウェーブ受信を開始する。
「マイクロウェーブ到達まであと15.24秒。」
「…マイクロウェーブ、来る!」
空から一陣の光が降りてきた…そして背中の四枚の羽根が光り輝きだす。
「マイクロウェーブ到達確認…サテライトキャノン、第一、第二ロック解除。」
「紅丸さん、ラグナロクさん…準備は整いましたよ。」
ベナレス様対アルトルージュさんとプライミッツマーダーのレス番まとめです。
かなりの長丁場でした。
>163 >167 >168 >172 >177 >180 >188 >191
>196 >199 >205 >208 >213 >238 >240 >244
>249 >255 >267 >273 >278 >281 >291 >354
>375
なあじゃVSラインドウェル
「くぅぅぅ!!!」
(火尖鎗とシャハルがぶつかり合う)
「やっぱり、その剣は・・・っていっても聞かないかっ!!」
(火尖鎗の石突きで一撃、ひるんだところで腕を取って投げようとする)
>353>362
ドノヴァンvsラグナロクvsカノン
「魔剣対決」
私は今日もモンスターどもを狩り尽くすために旅を続ける。
夜更け、人々も眠りにつく時間だ。だが闇のものどもは
夜にこそ活発に動き回る。そして私もこれから動くのだ。
すっかり人気の無くなったある街の裏通り。
少し離れたところに、ただならぬ殺気を漂わせた人物が二人。
全身黒づくめの男に、それより少し小さめの、マントに身を包んだ…女か?
女の手元に光るものが見え、男が銃を取り出す。
そこで私は気づいた。
間違いない。男の方こそ以前噂に聞いた「リロイ・シュヴァルツァー」、
別名「黒き稲妻のリロイ」とかいう男。
全身黒づくめで、銃と大剣を振るう凄腕の傭兵。
だがその正体は、破壊と闘争を好む、獰猛で残虐な悪魔。
そうと分かれば取るべき行動はひとつ。速やかにヤツを『狩る』。
女の方はよくわからないが、おそらく最近耳にするようになった
「魔物ハンター」とかいう類の者だろう。とてもではないが、
ヤツは女の身で手におえるような相手ではないのだ。
私は精神を集中しつつ、男に向かって駆け出す。
背中でダイレクがカタカタと震えたような気がした。
ヒトラー VS ふみこ VS リップヴァーン
>363>370
力を使うたび、獣性細胞がギシギシと音を立てる。
決して不快なモノではなく、むしろ気持ちのいいモノ。
闘争という名の狂気が、身体を蝕んでいく、快楽。
宙天にあるふみこ。
ビルの影に潜むリップヴァーン。
思い出させてやろう、彼らに。
自分たちの奉ずるものが誰かと言うことを。
その身体に刻んでやろう。
アドルフ・ヒトラーの名を。
『虚空斬破』を立て続けに二発、リップヴァーンに放つ。
無論、予測偏差射撃・・・青い影を確認して、だ。
そのまま、転移。
ふみこの背後に跳び、いきなり蹴り飛ばす。
>376 アーカードVSアーカード
真のヴァンパイアは、真のノスフェラトゥは、真のノーライフキングは私だ!!
(超神速で壁から壁へ反跳しつつ間合いを取る)
>341>345>349>377
ベナレスVS紅丸・ラグナロク&セリオ
次の瞬間、何が起こったか私には理解が出来なかった。
完全に凍り付き、床から離れなかったはずの私の本体は、
しっかりと紅丸の手に握られていたのだ。
それを認識したと同時に部屋の扉が閉まり、
男と紅丸が密室に閉じ込められた形となった。
「ここはね、宇宙人に襲撃された事がある場所なんだよ 空間移動できる宇宙人が
そしてこの部屋は、そいつらが侵入できなかった場所だ!
入れないって事は出られないって事だろ」
早口でまくし立てる紅丸。
つまり、この場所へ誘い込んだ全ての理由は、奴の空間転移を
防ぐため。確かにそれならば、奴に最早逃げ場は無い。
「お前はどうかな〜?」
言いながら、私を振るう。咄嗟に私は本体に<存在意思>を集中する。
斬撃はかわされはしたものの、相手の左腕を更に吹き飛ばした。
男はその衝撃をそのまま利用し、天井に逆さに張り付いた。
その表情には、明らかな焦りの色が浮かんでいる。
そのまま男は呪を唱え、雷の化身の蛇を召喚した。
バチバチという嫌な音を立てて、蛇は紅丸へと迫り来る。
だが、紅丸は怯まなかった。
「死ぬ事ぐらい何で素直にできないかなこのオヤジは!」
言うと同時、部屋の各所から触手が飛び出し、
蛇もろとも男を拘束する。どうやら、彼は既にこの部屋と
一体化を果たしていたらしい。どこまでも用意周到な奴だ。
「喰われるか焼かれるかどっちか選べ!」
雷の蛇を無理矢理拘束したのだ、彼に反動が来ないはずは無い。
にもかかわらず、こんな行動をとると言う事はーー
私は、<存在意思>をいつでも再展開できるよう、身構えた。
今更彼女の射撃を止める事は不可能。それならばーー
ハインケル&由美江VSタバサ
>357>366
神父が研究所に何かを投げるのが見えた。おそらく、中で使った手榴弾だろう。
(ちぃっ・・・!)
心の中で舌打ちし、懐からオーブを取り出す。
「氷華スルフニルよ! 我が求めに応じ、万物を凍らせる冷気を!」
放り込まれた手榴弾に対し、氷のオーブを解放した。
「・・・全く、無茶苦茶な事をしますね。お仲間がいるところに爆発物を投げ込むなど・・・」
文句を言いながら研究所から出る。帽子は被っていない。
「親の顔が見てみたいですね。いるのかどうかは知りませんが」
私の後に続いて、氷塊を手にした私が姿を現す。やはり帽子は被っていない。
神父とシスターの前に、二人の私が立っている。
その事実を、彼女達はどう受け止めるだろうか。
「そう言えば、お互い名乗っていませんでしたね。私の名はタバサ。魔学者です。心の片隅にでも止めておいて下さい」
最初の私が、軽く会釈をする。
「貴殿達の名前、聞かせて頂いても、よろしいかしら?」
後の私はそう言って、神父に向かって、手榴弾を凍らせた氷塊を力一杯投げ付けた。
(以後、最初の私を「私1」、後の私を「私2」と表記する)
残りオーブ:共有4
残り<究極防御>:各3
>382 アーカードVSアーカード
真のミディアンは、真のヘルシングは、真のウォーモンガーは私だ!!
(超神速で壁から壁へ反跳しつつ間合いを取る)
天堂組殴り込み
>355 >359 >375
射殺体や消し炭と化した組員たちやあちこちで炎を上げる入り口周辺を尻目に、美夕は事務所の奥へと
進んで行く。
と、目の前にわらわらと数人の武装した組員たちが立ちふさがった。
『・・・完全に邪気で魔物化しちゃってる・・・殺してあげるのがせめてもの、ね』
美夕はヴァンパイアとは言え肉体の強さはさほど人と変わることはない。銃で撃たれれば怪我もするし
死ぬこともある。・・・・当たればの話だが。
彼らの射撃は、幾多の魔や狩人と戦ってきた美夕にとっては雑に過ぎた。
「ラヴァ!」
不可視の外套をまとっていた美夕の従僕、西洋神魔ラヴァが姿を現す。同時に飛びのいた美夕は、なぎ
払うように炎を放ち、同時に滑るように駆けたラヴァが爪による斬撃を繰り出した。
>379
なあじゃVSラインドウェル
石突きでの一撃にひるんだところへ、腕を取っての投げ。
地面に叩き付けられるが、そのままむくりと、まるで
操り人形のように起きあがる。
「止まれってのォ!」
ライの目が妖しい光を帯びる。
邪眼。
一瞬、なあじゃの動きが射すくめられたように止まる。
そのまま、なあじゃの髪を掴むと、地面へと叩き付ける。
「地面にでもォ、キスしなァァ!」
>335
アセルス&カミーラ(&初音)VSエリザベス&死神(DEATH)
死神を何とか退け
ようやく、エリザベスの気配がする控え室へと辿り着いた初音の目に最初に飛び込んできたのは
アセルスの捨て身の一撃を受け消滅するエリザベスの姿だった・・・・・・・
これで終わった・・・・・早くかなこのそばに帰りたい、だが・・・・・・
初音の身体は見るも無残な状態だった。
すべて浅傷とはいえ、満身創痍と言っても過言ではない
(こんな傷だらけの姿で帰ったら、かなこが心配するわね・・・・)
それに、こんな魔界の外れにまでやってきて、何の収穫も無しに帰るのは
あまりにも馬鹿げた話だ。
ひっ!と背後で声がする
振り向くとそこには辛くもエリザベスの魔手から生き残った幾人かの寵姫たちの姿があった
「ふふっ・・・美味しそうな娘たち、そういえば最近処女を犯して食べていないわねぇ
それに傷ついたこの体を癒すには処女の血肉が1番ですし」
肉食獣の目でアセルスの寵姫たちを見渡すと
初音は少女たちを蹂躙すべく、ゆっくりと歩を進めた。
vsリロイ&ラグナロクvsドノヴァン
『魔剣対決』
>362>380
銃を突き立てられるが、微動だにせずカノンは不適な笑みを浮かべている
「わたしをそこらの女共と勘違いされては困る・・・!」
銃の照準が合う一瞬の隙を突いてハイジャンプ
そして槍のような突進でハイアングルキックを繰り出す
シルエット(義体)の力を使った【パイクラスター】だ
「わたしは魔を狩る【凶祓】・・・貴様を狩る!」
その言葉と共に鋭い蹴りが出されている
>372 荒木又右衛門VS閑馬永空 「剣を以ってする刀争」
頭を割られるのは久しぶりだ。前は何時だったか?
又右衛門の刀に脳天を叩き斬られながら、閑馬はぼんやりと思考する。
手足を落とされるよりは痛くないのが不思議よな。頭の中は少々霞むが。
思考はややぼやけていても身体は動いた。
筋肉が締まった所為か、又右衛門の腹部から抜けなくなった仕込み刀から手を離し、背後へ逃れる。
奇声を上げて又右衛門は飛び掛って来た。
当然そう来るであろうな。儂でもそうする。
割られた頭で蟲どもが蠢く音とともに、閑馬の腰から滑り出たのは愛刀・井上真改蟲殺。
雷瞬の間――。
飛び違った二人は、数秒前と位置を逆転させていた。
違う点はもう一つ。
又右衛門の腹部に、血の真一文字が刻まれている事。
閑馬の放った斬撃が描いたのであった。
>385 アーカードVSアーカード
洗いざらい喰ってやろう、おまえの命を!
(渾身の力を込めた正拳!そして・・・)
>385 アーカードVSアーカード
さあ!豚の様な悲鳴をあげろ!!そして私の餌になれ!!!!
(渾身の力を込めた正拳!そして・・・)
>391>392 アーカードVSアーカード
―― エピローグ ――
「あれ、何やってるんですかウォルターさん?」
HELLSING本部。
その地下に続く階段で、セラスは素っ頓狂な声をあげた。
「おやセラス嬢。実はアーカード様が……」
そこに居たのはウォルター。
しかも「やれやれ…」と言いたげな表情で大量のの輸血パックを抱えている。
「マスターが、どうかしたんですか?」
との、セラスの言葉にも溜息で答えるだけだ。
頭の中を『?』マークで占領されたセラスがウォルターの溜息の理由を知るのは
この直後だった。
<<HELLSING本部・地下30m>>
「う、うわあぁぁあ………」
再びセラスは素っ頓狂な声をあげた。
何故なら、その地下階は破壊の限りを尽くされていたからだ。
天然の石で出来た床も赤レンガ造りの壁も天井も無事なものは何一つ無い。
アーカードが腰掛けている、彼の最後の領地以外は。
「何があったんですかマスター!?」
慌てて駆け寄るセラスに、これ以上無いぐらいの邪笑を浮かべるアーカード。
「婦警か…」
恍惚とした表情で含み笑いをもらす。
快感に濁った瞳はセラスを映す事無く、しかし紡ぐ言葉はセラスに向けられている。
「愉しい闘いだった……」
「た、たたかいですか!? いったい誰と!?」
周りを見回しながら疑問を含ませたセラスの言葉に、アーカードはハッとした。
「くは…くはは……くはははははは!!」
「マ、マスター?」
「いや、闘争ではないな……ただの…ただの自慰だ!」
30m上のインテグラの部屋まで聞こえそうなアーカードの笑い声を聞き
ウォルターは深い溜息をもらす。
「フゥ…破壊された壁や調度品、えらく金のかかる自慰ですな。」
「まあ、そう言うなウォルター。そうそう自慰などする気は………」
そこまで言ってアーカードは慌てて立ち上がる。
立ち上がり、全てを無視してソコに向かって歩き出す。
ソコは自分自身と闘った場所、存在を賭けて殴りあった通路だ。
そう、二人の腕が一つになって落ちた筈の
拾い融合した覚えの無い腕が落ちて居なければならない場所だ。
「クククク…クハハハハハハハハ!! すまないウォルター…」
ニヤリと口元を歪め、ウォルターに向き直ったアーカードが
意外な、ある意味当然な言葉を発した。
その言葉とは………
―― Es passiert wieder vielleicht ――
>349>377>383
VS紅丸・ラグナロク&セリオ
四方から伸びる触手によってがんじがらめにされた上、消化液を浴びせられる。
だが雷術そのものである雷蛇=iレイシヲ)に触れた触手が次々と焼き切れる。
しかしそれはこの部屋にいるすべての者が感電するということ。
異形の男に加えて自分にも電流が流れ、焼き焦げる。
「ぬうっ!出でよ!回風=iホイフォン)!!」
回転する巨大な刃が出現し、自らを拘束する触手と
全方位から接近する触手をすべて斬り払う。
刃はそのまま異形の男を斬り刻まんと宙を飛ぶ。
>380>389
真の「魔剣」を決める闘争
「わたしをそこらの女共と勘違いされては困る・・・!」
言って彼女は、リロイの銃の照準が合う直前に、
大きく跳躍。
「わたしは魔を狩る【凶祓】・・・貴様を狩る!」
言いながら空中で一回転した後、高角度の鋭い蹴りを繰り出す。
だがリロイとてむざむざ食らうほど間抜けではない。
蹴りが届く寸前に、紙一重で横合いへと回避している。
轟音が響き、舗装された地面が破壊される。
恐るべき蹴りの威力だ。
「危ない女だな」
リロイは言って、着地点を狙い拳銃の引き金を引く。
三発の銃声が響き、正確に急所を狙った銃弾が
女へと迫りくる。
天堂組殴り込み
>371 >386 美夕
美夕の前に立ち塞がった組員達が、次々と燃え上がる。
理由は解らない。しかし美夕はそんな事象を気にすることなく、奥へ奥へと進んでいった。
驚く事に、その歩みはことごとく銃弾の雨を「避けて」いる。
「どういう事?」
エレンの疑問に応えるものは無い。
同時に、本能が警鐘を鳴らす。
咄嗟に飛び退いた直後、先程まで立っていた場所に、銃撃が降り注いでいた。
射線をたどり、視線を上げる。
「!?」
その顔には、見覚えが会った。
最凶、最悪のガンマン、坂東英二。
「まさ、貴方が居るとはね」
左手に構えたスコーピオンを坂東に向けて乱射する。
美夕を狙わせてはマズイ。こちらに引きつけなければ。
>387
なあじゃVSラインドウェル
(邪眼で動きが止まったところを投げられ、顔面から地面に叩きつけられる)
「ふぎゅ!!」
(地面が陥没しているが、鼻の頭が赤くなったぐらいのダメージ)
「よくもやってくれたな!お返しだっ!!」
「金氣を以て水氣!!現生!!」
(先ほど叩きつけられて陥没した地面に火を消した火尖鎗を突き立てる)
(そこから、凄まじい勢いで水が噴き出す)
VSヒトラー、リップバーン
>381
あしきゆめが、背後に現れたのはわかった。
空間の壁を越え、背後に現れ、不意を打っての攻撃。それがパターン。
だが、不意打ちは、あくまで意識外から攻撃するからこそ効果が得られるもの。
こう何度も何度も同じ事を繰り返されれば、
馬鹿でもいずれは学習し、かわすことを覚えるだろう。
そこに考えが及ばないようでは、やはり二流・・・。
だが、今は少し勝手が違った。
さっきの無理やりの急上昇、それに加えての宙返りが効いたのか、
体が上手く言うことをきいてくれない。
不本意ながら、この二流の攻撃を喰らってやらなければならなかった。
私の体は人外の力に蹴りだされ、派手に箒からふきとばされた。
そのまま、剥き出しのコンクリートに体を激しく叩きつけられる。
背中はきしりと奇妙な音で軋み、体をかばった左腕は、妙に痺れてしまって動かない。
口からは血が溢れ、あるものは私の服に徐々に染みこみ、
あるものはコンクリートに赤い色を塗りたくった。
一気に窮地に陥ったわけだが、そんなことは気にも留めない。
そんなことで任務を破棄する軍人はいないから。軍人は戦って死ぬのが仕事だから。
痛みなどという感覚は、とうの昔に麻痺している。
地面に倒れたままあしきゆめに向き直り、
吹き飛ばされてもしっかり握ったままだったワルサーのトリガーを弾く。
左肩に一発、右肩に一発、そして、頭に二発。
天堂組殴り込み、玲二乱入
>371>386>396
江漣の帰りが遅い事を玲二は余り気にかけてはいなかった。
彼女をどうこうできる奴がそう居るとは思えなかったからだ。
しかし携帯の留守録を聞いて玲二は背筋が凍りついた。
「天堂組に殴り込みをかける……?」
玲二は自分の迂闊さを呪いながら装備を調え、天堂組へと向かった。
「間に合ってくれ!!」
玲二はAKを手に銃声の鳴り響く天堂組に正面玄関から突入した!!
>388第二R アセルスVS初音
「! アセルス様・・・ひどい怪我を・・・」
ジーナが心配そうに声をかけてくる。自分だって相当怖かっただろうに・・・
「大丈夫、これくらいすぐに治る。
・・・少し、君の血が欲しいな」
そう言って、彼女の首筋に口を近づけようとしたそのとき・・・
・・・階下から、悲鳴が響き渡った。
(そんな・・・確かに奴は倒したはず! まさか、ほかに敵が!?)
ふとジーナを見ると、体を強張らせて震えていた。
「・・・ごめん、もう少し待ってて。すぐに戻るから」
なだめるように声をかけ・・・少しだけ、首筋に牙を立てる。
ほんの少しだけ、彼女の甘い血の味が口に広がる。
・・・無論、この程度で傷が治るはずもない。
だが、体は軽くなったような気がした。
・・・まだ、やれる。寵姫たちを護る。
そして・・・私に仇なす奴を滅する。
私はジーナから離れると、悲鳴が聞こえてくる部屋へ転移した。
俺&ラグ&セリオVSベナレス >394
(ラグをベナレスに向かって投げるが風の刃で弾かれ
後ろに落ちていく)
「しまった、手が滑った」
(防御壁でも全ては防げずそのまま風の刃で色々な場所が刻まれる)
アーカードVSアーカード のレス番まとめだ。
>127>131>133>135>138>143>145>147>149>156>165>171
>361>364>367>368>369>373>374>376>382>385>391>392
>393
>389>394
ドノヴァンvsラグナロクvsカノン
走っている間に、二人が戦いを始めたのが見えた。
銃をつきつける男。女はとんでもない速度でジャンプして照準を外す。
空中から放たれた女の蹴りが地面を叩き割る。
なるほど確かに人間離れした力だ。確かに並みの魔物には充分な腕だろう。
だが、かわされた。無理もない…相手が悪すぎる。
リロイが銃を放つ。女はかわそうとするだろうが、
あれほどの力をこめた蹴りをすかされた後だ、間に合うまい。
もはや女の方は視界に入れていない。
(遅かった。だが…ヤツは私が必ず殺す!)
そう思い、リロイへ向けて念力で巨大な数珠を飛ばす。
>390 対閑馬永空
――これは。
不覚だった、自分と相対した男も、やはり自分と同じくその身を
魔道に堕とした――ただの武士であった。
見れば、頭を断ち割ったはずなのに、その頭が徐々に再生されている。
恐ろしい回復力だ、伝説の忍者、薬師寺天膳もかくやというところだろう。
しかし、それは俺とて同様也。
腹部の一文字の斬り傷は人間ならば致命傷だろう、しかし今の我には
何の意味もないただの傷だ。
「そうか、貴様もそうか」
「そう、御主もそうなのだろう」
向こうは俺の躰のことを――つまり魔界転生のことを知っているらしい。
だが、これは判るまい。
切り裂かれた腹から、「いつものように」内臓が零れ落ちた。
それがゆっくりと蠢き……。
「喝ッ!」
頭の再生に時間を取っている閑馬に襲い掛かった!
>400
アセルスVS初音
初音は、かなこの前では抑えていた獣の本性を剥き出しにして
思うがままに少女たちを犯し嬲り殺していった。
男根を模した禍禍しい生殖腕に貫かれ、悲鳴を上げながら自らの主の名を叫んでいた少女も
初音の精をその子宮に注がれると、その悲鳴は悦楽の喘ぎと変わり
自ら初音にすがり付き、腰を振り、狂おしいまでの禁断の快楽に支配されていった。
そして、少女たちが絶頂へと達した刹那、初音はその首を刎ね、腹を切り裂き
歓喜法悦の精気と共にその血肉をむさぼり喰らう
その光景は地獄と呼ぶにふさわしいものだった。
アセルスが飛びこんだのは、まさにそういう空間だった。
初音は、あまりの光景に唖然とするアセルスの姿を見ても動じることなく
不敵にも挨拶などしてみせる。
「あら・・・失礼、勝手にお邪魔させて頂いておりますわ
私、伯爵夫人を追いかけてここまではるばるやってきたのですけど
途中で思わぬ邪魔が入ってしまいまして、それに伯爵夫人は貴方が倒してしまいましたし・・・」
そこで言葉を切ると、初音は無邪気に微笑み、アセルスを見つめる。
「ですから・・・・・ついでに貴方の大切なお姫様たちを皆殺しにして憂さを晴らそうかと思いまして」
微笑を絶やさぬまま、初音はまだ息が残っている寵姫の首をつかむと、アセルスへと投げつけ
そしてその身体ごと貫くように糸を射出した。
>401
VS紅丸・ラグナロク&セリオ
相手は例の剣を取り落とした。
これでもはや防御はできまい。
精神を集中させ、強力な光術を発動する準備をする。
「死ね!」
部屋中に閃光が輝き、構えた右腕から相手の身体を包み込むほどの
光の柱が生まれる。命中すれば塵も残さず消滅するだろう。
俺&ラグ&セリオVSベナレス >406
(落ちていくラグを触手が掴み、後ろからベナレスを串刺しにする)
「お前が死ね」
vsリロイ&ラグナロク&ドノヴァン
『魔剣対決』
>395>403
3発の銃弾が迫って来る
「甘く見るな・・・・わたしの眼で捕らえられない物はない」
その言葉と同時に迫り来る銃弾は切り伏せられる
彼女の右腕が折り畳み内蔵式ブレードとなっている
「わたしのこの右目は特別製でね・・・銃弾程度の早さじゃ見えるのさ・・・」
その時リロイには巨大な数珠が接近してくる
「何事だ!?・・・・・・・・・・・・・・・・まぁ良い【凶祓】の邪魔だけにならなければな」
「これはわたし自身の闘いだ・・・」
カノンはリロイに剣を向けている【レフトアームエッジ】と呼ばれる
内蔵式ブレードだ
>397
なあじゃVSラインドウェル
地面に突き立てた火尖鎗。そこからすさまじい勢いで
水が噴き出し、ライに向かって来る。
「くゥゥ、上等な手品だなァァ。」
奔流に吹き飛ばされつつ、何とかシャハルを地面に突き立て、
持ちこたえる。
「だがァァ。」
相手は動きが止まっている。その一瞬の隙が、命取りになる。
再び邪眼が光る。
左手の剣が目の前の空間を切り裂くと、そこに空いた右手を
差し入れる。
空間を越え突き出された右手が、なあじゃの頭を掴んだ。
「イィィィっちまいなァァァァ!」
>384 ハインケル&由美江VSタバサ
「……さすがは魔女、コレくらいはやってくれないとねぇ」
そう言って、ぺろりと唇を舐める。
倒すべき魔女が二人、ただそれだけだ。
「法皇庁第13課、イスカリオテ機関、ハインケル・ウーフー」
それだけ言った後、地面をスライディングして氷塊をかわしながら二人に向けて銃を乱射。
すぐさま体勢を立て直して一人の方へと跳びかかっていく。
>384, >410 ハインケル&由美江VSタバサ
「異教徒に名乗る名前なんて持ってないわ。どうせすぐにあなたは死ぬんだし時間の無駄」
言うが早いか由美江は刀を腰溜めにしたまま、ハインケルとは別の魔女に突撃する。
刀の間合いに入ったら、すぐに居合の一撃を浴びせるつもりで。
脳裏に敵が突然二人になったことに対する疑問はなかった。殲滅すべき相手が二人に
なっただけのことだ。
>405第二R アセルスVS初音
・・・まさに、それは地獄だった。
もう起こらないはずのことが目の前で起きている。正体不明の何者かによって。
しかもそれが、エリザベスを倒しに来た“ついで”だという。
・・・私の中で、燃え尽きたはずの怒りが再び湧き起こった。
寵姫の一人を投げつけられる。
私は彼女を受け止め・・・同時に飛んできた糸からかばった。
痛い・・・だが、これしきの傷!
「・・・貴様が何者か、そんなことはもうどうでもいい。
・・・殺す」
私はその糸を伸ばした爪で切断。
そのまま、目の前の女に爪で襲い掛かった。
下手な刃物より鋭い憑依能力の爪・・・この手で、必ず切り裂いてくれる!
天堂組真昼のカチコミ >386 >396 >399 玲二
さらなる連絡を受ける。先程の話では火炎放射器を隠し持っているとされた側――
実際には、炎を自在に操っているらしかった。さらに、仲魔を1体使役しているという事も分かる。
察するに、片側はどうやら人間じゃあ無いかも知れない、と。だとすると――――
(あの用心棒だけでは流石に手に余るかも知れねぇな。
雑魚とは言え部下供を簡単に焼き払うようじゃ――)
「・・・ならば、矢張りバケモンの相手はバケモンがするってぇのが筋じゃろう・・・・」
部屋を後にし、階下に向けて歩み始める。
(さて用心棒の兄ちゃんはそう簡単にくたばったりしちゃあいねぇよな?)
――なんて事を考えつつ。
*ACTION:階下へ向かう
ENEMY STOCK:???
>403>408
真の「魔剣」を決める闘争
「甘く見るな・・・・わたしの眼で捕らえられない物はない」
そう言った直後、闇夜に閃光が走る。
次の瞬間、放たれた弾丸は全て彼女の右腕から突出した
ブレードにより切り払われていた。
「わたしのこの右目は特別製でね・・・銃弾程度の早さじゃ見えるのさ・・・」
…つまり、今の銃弾の弾道を、全て見切っていたという事か。
なかなかやる相手のようだ。
思案した、その時。
リロイの背後を、鈍い衝撃が襲った。何か硬い物質が
ぶつかったらしい。
突然の襲撃に、さしものリロイも体勢を崩しかける。
そこに容赦なく迫る、目前の女の刃。
だが、こんな状況でもリロイは冷静だった。
背中からの衝撃に身を任せ、そのまま女の方へと飛ばされ、
顔面を狙って繰り出される刃を、頭を縮めてかわす。
互いの身体が交錯する一瞬を狙い、銃をしまい込んだ右手で
強烈なボディブローを放った。
>412
アセルスVS初音
「あら、勇ましい・・・でもそのお体で無理はなさらない方がよろしいのではなくって」
初音は先ほどまで抱いていた・・・・もう既に息絶え肉塊と化した寵姫の体を盾に
アセルスの爪を防ぐと、自らも爪を伸ばし、アセルスの肉体を貫こうとする。
>404 荒木又右衛門VS閑馬永空
腸だ。人の肉体を切り刻んだ事の有る者なら一目瞭然。
だが世にこんな腸が有り得るか。体外に放出されて猶、意思持つがごとくうねくる腸など。
魔界転生。伝え聞く妖幻の大秘法が生み出したものがこれ、いや、この男か。
これはこの世のものではない。まさしく――魔人。
荒れ狂う旋風と化した肉の蛇は、閑馬の肉体を思うさま斬った。鮮血が飛沫く。
だが閑馬は動かない。右手に長刀、左手は腰の脇差を掴み。
脳髄の疵が癒えぬ今、この魔鞭の速さに抗すには身体が付いていかぬ。疵が癒えるまでに要する時間は、後三秒。
その間だけ持ちこたえればそれで良し。
右肩口が裂けた。
二秒。
左大腿骨が露出した。
一秒。
脇腹が抉られた。
――零。
「いええええええええッ」
弩怒土奴貪ッッッ!!!
たばしる両刀の舞いは、妖腸の一撃を木っ端微塵に斬り飛ばした――かに見えた。
いかん! 斬ったのは尖端に過ぎぬ。次が――来る!?
>409
なあじゃVSラインドウェル
(空間を越えて突きだしてきた腕に、頭を掴まれる)
(しかし、ニッと笑って唱える。高らかに)
「疾!!縛妖索!!」
(開いた空間をそのまま通り、四つに束ねられた髪が生き物のようにライを縛る)
「そんでもって!!」
「雷!!九竜神火罩!!!」
(全身を炎で包み、開いた空間を渡ってライに突撃)
(悪魔城異端礼拝堂)
『クックックッ、死神殿、随分な目にお会いになったようですな』
「全く、面目ありませんな。しばらく、静養する必要がありますな。ところで、エリザベス様は?」
『伯爵様の御手を煩わせる必要も無いですな。もう、復活の儀式は済ませておりますぞ』
「おお、流石、シャフト殿、手際が良いですな」
『ところで、この水晶を見ていただけますかな?』
「これは……?」
『ククク、そうです。まだ、あそこでは、死闘が繰り広げているのですな』
「ほほう、あの蜘蛛神めと妖魔の君ですか……」
『クックックッ、高みの見物と洒落込みましょうかな? 最悪、決着がついた瞬間に私が勝者を背後から始末する手もありますでな』
「……………」
>381>398 ヒトラーVSふみこVSリップバーン
まさか、予測偏差射撃まで身に付けているとは。
コレは情報不足を認めざるを得ませんわね……。
(別のビルへと飛び移る瞬間に魔弾二発発射、反動を利用して移動を加速する)
……ふぅ、何とかかわせましたか。
(魔弾は二発ともヒトラーめがけて飛んでいく)
(着地後、装弾開始)
Deutshe Bruder stehn vereinigt gegen Englands falsche Macht
ドイツの兄弟が一致して イギリスの魔の手に立ち向かう
Unser Kampf, der ist geheiligt,deutsches Volk halt gute Macht.
神聖な戦いのもとで ドイツ民族の善き力は保たれる
>415第二R アセルスVS初音
女の攻撃を寸前で身を捻って回避。
だが避けきれず、脇腹を浅くだが切り裂かれる。
火傷で体の動きがどうしても鈍る。
加えて相手は“盾”を用いれる。
・・・ならば、奴の動きを鈍らせればいいこと。
そのためには・・・
「・・・雷よ!」
>妖魔の具足憑依能力:落雷
ハインケル&由美江VSタバサ&タバサ(LV60D) 極北の乱
>410
私達はハインケルと名乗った神父の銃弾を避けるべく、同時に左右に分かれた。
「ハインケル殿か。その名、覚えておきましょう」
言いながら、私(1)は右腕に竜の頭部を乗り移らせ、挨拶替わりに波動弾を一発放った。
>411
「私を指して異教徒とは、妙な事を申される。私は神の存在など信じていないだけに過ぎません」
バックステップを踏みつつ、左腕に竜の頭部を乗り移らせ、波動弾を放つ。
とにかく彼女の間合いに入らないようにするのが賢明だ。
>417
なあじゃVSラインドウェル
「雷!!九竜神火罩!!!」
全く予測していなかった攻撃。
こちらの開いた空間を逆に渡ってくるとは・・・
不意をつかれたかたちで、髪を振り解くこともままならない。
なあじゃの突撃を受けたライは炎に包まれ・・・・・・
>416 対閑馬永空
自由に蠢いていた腸が切り刻まれたとき、久方味わったことのない
苦痛が躰に打ち込まれる。
だが。
どうやら彼奴の刀は先端を切り取っただけに過ぎない。
そこから、腐った血が噴き出し、閑馬永空の視界を一瞬奪った。
「キェィッ!」
その隙を逃さず、一気に疾る。今度は、頭を断ち割るだけでは済まさん。
四肢をバラバラにし、心臓を切り刻み、それから死体を燃やしてやろう。
目の前の閑馬という男も剣も持てない人生を送りたくなかろう。
だから、俺が終わらせてやろう――!
俺は涎をたらしながら、突撃した。
>420
アセルスVS初音
初音の周囲の大気がひりひりとささくれ出す・・・・・
雷撃か!
初音はとっさにその場から離れるが、血溜りに足を取られわずかに遅れる。
ビシィッ!!
背中に衝撃が走る、直撃は避けたとはいえ背中は火傷で酷い事になっているだろう
「どうしてくださるの!!折角治したのにまたこんな傷をつけてくれて・・・・・
このまま帰ったらかなこが心配するじゃないの!!」
初音はアセルスを睨みつけると、そのまま怒りに任せた渾身の廻し蹴りをアセルスへと放った。
ヒトラー VS ふみこ VS リップヴァーン
>398
痛みに耐えて、なおも抗うふみこ。
しかし、その姿を見ても、もはや何の感慨もない。
あるのは全てを破壊したいという、ただ、それだけの欲望。
倒れてもなお離さぬ拳銃が火を噴く。
しかし、無駄だ。
彼女は有能な軍人。ゆえに狙いは上半身の重要器官。
それがわかってしまえば・・・
「扉よ!!」
目の前の空間・・・上半身を覆う形で空間の扉を開く。
そして、発射された弾丸が、そのままふみこに向かって反射された。
>419
そして、迫る魔弾に向き直る。
一発を光竜剣で叩き落とす。
もう一発は間に合わない・・・ならば。
「くぁぁぁ・・・はっ!!!」
躊躇もせず、再生したばかりの右腕を魔弾に当てる。
腕を裂き、なおも破壊をまき散らそうとする魔弾を筋肉の力で無理矢理押さえつけ、無力化する。
そして、再び空間を開き、今度はリップヴァーンの首を掴み、こちらに引き寄せようとする。
仁義なんて何処にも無い闘い >386 >396 >399 >413 天堂天山
「誰でもいいのさァ手をつなげばァ、オマエは何時でもアナーキストォッ、
ゴキブリみたいに数だけ増やしィ、手拍子取り出すスターリニストォッ」
坂東の隠れた壁際が炸裂音を立てて削られていく。ショートカットの少女の銃撃である。
どうやらもう一人の少女の援護のつもりらしい。
いーねえいーねえ、すゥごくいーねえ。あんな美少女ちゃんと殺し愛出来るなんて堪らない。
「吐き気がするほどォォォォ、ロマァァンチックだぜェェェェェッ、
吐き気がするほどォォォォ、ロマァァンチックだぜェェェェェッ」
決めた。まずブッ殺すのはショートカットの方。両手両足を撃ち抜いて、血の海の中で犯り殺す。
「オ・マ・エはあ!!」
銃弾の雨が一瞬途切れた隙に、坂東は両手の残弾全てを階下にぶち撒けた。多分天堂組の連中にも被弾するだろう。
それがどうしたというのか。標的は殺す。確実に。後の事など知った事ではない。
着弾の確認もせず身を引っ込めた坂東は、次弾の装填を開始した。
>408>414
ドノヴァンvsラグナロク&リロイvsカノン
飛ばした数珠は、意外なほどあっさりと当たった。
背後をついたせいもあるが、それにしても拍子抜けというものだ。
そのまま数珠は戻ってきて、肩にかけられる。
さらに驚いたことに、女は銃弾を喰らっていなかった。
どういうことかは分からないが、この女は思った以上に腕が立つらしい。
彼女は倒れこむリロイに向けてさらに刃を向ける。
が、その攻撃もかわされた。
…こちらを気にしていないのなら、むしろ幸いというものだ。
ヤツの悪名を思えば、これでも危険かもしれないほど。
走る勢いをつけたまま、リロイに向けて払うように掌を繰り出す。
その掌からさらにワンテンポ遅れて、
背中の魔剣ダイレクが振るわれる。
このままの動きなら、ちょうどダイレクが
リロイの背後を横真っ二つに切り裂く軌道だ。
そうでなくとも、力の乗った掌が背中を打つ。
>422
なあじゃVSラインドウェル
(足下には焼けこげたライ、その手はシャハルを離さない)
「殺したくはなかった、けど・・・」
(呟く間に、ライの身体がシャハルごと消える)
「・・・!しまった、まだ剣の方は!!」
(火尖鎗を打ちつけるが、既にライとシャハルは消えている)
「ちっくしょう!!逃げられた」
「って・・・やば!人が集まってくる!!」
(慌てて空を飛んで逃げる)
「次は逃がさないぞ、絶対!!」
−−とりあえずの、終幕−−
天堂組血風録 総長の首
>396 >399 >413 >426
背後の銃撃戦の音は激しさを増す一方だ。
巻き込んでしまった江漣(彼女も銃火器を使いこなすあたりまともな高校生
ではないのだろうけど・・・)には悪いけど、ここで天堂天山を狩らないと、せっ
かくの狩り場が台無しになってしまう。
階下に駆け下りてきた武装した組員たちは、ことごとく美夕の炎とラヴァの爪
に倒れ、焼け焦げた骸をさらしていた。
「・・・・来るわね、本命が」
『ええ、油断しないでください、相応の力を持った吸血鬼のようです』
美夕の姿が、赤い着物をまとった監視者のそれに変わる。
>407
VS紅丸・ラグナロク&セリオ
それはこちらが光術を使用したのとほぼ同時だった。
落下したはずの剣が背中から突き刺さり、腹部から鮮血とともにその刀身をのぞかせている。
「ぐっ、不覚をとったな・・・」
背中に手を回し、自らの血のついた剣を引き抜くと外へ向かって投げ捨てる。
先ほどの相手はこちらの術で吹き飛んでいた。
しかし、狙撃手はどこへいった?
確かにこの建物の中に入ったはずだ。
一体どこへ消えた?
建物のどこにもその気配は存在しない。
歴戦の勘が危険を告げていた。
>424第二R アセルスVS初音
怒声とともに、回し蹴りが襲い掛かってくる。
あえてその攻撃を受け止める。
先ほど受けた傷に激痛が走る。
だが・・・これで、至近距離だ。
私は、女の顔に口を寄せ・・・
「・・・知ったことか」
身を翻すようにして、爪を振るった。
>421 ハインケル&由美江VSタバサ*2
「ちぃっ」
魔女が何らかの攻撃を仕掛けてきたのを見て、慌てて地面に倒れる。
攻撃が頭上を通り過ぎたのを感じながら、地に倒れ伏した状態で魔女に引き金を引いた。
と、同時に懐から火薬量を調節した手榴弾を取り出して、魔女との間に放る。
すぐに爆発して、積もっていた雪が弾けた。
瞬間的に、両者の間の視界が利かなくなった。
なあじゃVSラインドウェル
今回の闘争です。
>339 >342 >343 >346 >352 >358 >360 >365
>375 >379 >387 >397 >409 >417 >422 >428
さぁて、私の『器』は、果たして本当に死んだんでしょうか?
・・・フフフフ・・・・・・
vsリロイ&ラグナロクvsドノヴァン
『魔剣対決』
>414>427
リロイのボディーブローが予測外の動きだった
もろに入ったブローで後ろの壁へと吹き飛ばされる
「クっ・・・まだ・・・まだだ・・・喰らえ!」
わざと判る要に【ワイヤーナックル】を放つ
切り離された右腕がリロイへと飛んでいく
>425
今日は月が満ちているのか、この曇った空ではわからない。
ただ、あしきゆめに弾丸が当たる直前、
空間が揺らめくのははっきり確認することが出来た。
方向を変え、迫ってくる銀の弾丸。
だが、それはただ反射をさせただけ。軌道を予測するのは造作も無いこと。
放たれた銃弾の軌道を正確にトレースして迫り来る弾丸を転がってかわす。
目標を確認すると、どうやら総統閣下はヴェアヴォルフの方に御執心らしい。
好都合だ。今のうちにこのダメージを負った体を整えるとしよう。
私は目を瞑ると、五秒間の休息を享受した。
目を開ける。
よし、整った。反撃開始。
主を失い、コンクリートの床にぽつんと落ちていた箒を引っつかむと、
私は空に舞い上がった。
天堂組殴り込み
>426 >429 坂東、美夕
「噂通りね」
突然の銃撃戦(?)に右往左往している組員の間を縫うように走りながら
坂東の姿を確認する。
イカレたガンマンは、組員に当たるのもかまわず正確にエレンを狙ってくる。
しかしそれは逆を返せば、組員の体を思う存分盾にできるということである。
まずは、階上に居る坂東の影になる位置まで、一目散に駆け抜ける。
その間にも、組員達は坂東の銃弾に次々と倒れていった。
美夕の方を見ると、いつの間に現れたのか、影のごとき黒衣の男と
事務所内部へと足を踏み入れていた。
「まったく、ただ者ではにと思っていたけど」
ふと、なにげなくもらした一言に自嘲の笑みが浮かぶ。
「私が言う資格は無いわね」
鞄の中から、フラッシュグレネード(閃光を発する非殺傷の手榴弾)を取り出す。
「ここまで来たら一蓮托生。援護するわ」
美夕を弾幕から守るべく、彼女の背後へと手榴弾を放った。
>421, >432 ハインケル&由美江VSタバサ*2
「まあ、無神論者なんて、異教徒より性質が悪いわね。今時神も信じてないなんて
かわいそうで涙が出てくるわ」
敵の放つ妙な攻撃をかわしながら由美江は叫んだ。相手の攻撃に邪魔されて、
由美江は刀の間合いに入ることができない。
「もう、あったまきた。死になさい」
由美江は跳躍すると、自らに加えられる攻撃には構わず敵を間合いに入れ、必殺の
居合を放つ。
>394>401>406>407>430
ベナレスVS紅丸・ラグナロク&セリオ
紅丸が放った触手は、敵の動きを完全に封じたはずだった。
だが、その認識が甘かった事は、直ぐに証明される。
「ぬうっ!出でよ!回風=iホイフォン)!!」
叫び声にも似た男の一声で、回転する巨大な刃を持った
単眼の怪物が出現し、絡まった紅丸の触手を切り払っていく。
奴が解放される事を察した紅丸は、手に持つ私の本体を、
男目がけて投げ放つ。全く、どこまでも私の扱いが荒い。
だがそれすらも、怪物の高速回転する刃によって弾かれた。
「死ね!」
男の声が再び響く。同時に刃の怪物は消えうせ、
圧倒的な光が部屋を包み込む。奴が一番初めに放った
攻撃だろう。紅丸への防御はーー間に合わない。
紅丸の身体が塵となって消え行く様を、私は呆然と見つめるしか
無かった。 これまでかーー漠然と思った、その時。
「お前が死ね」
紅丸の、意外なほど冷静な声が聞こえた。
見ると、何時の間にか部屋から生えた一本の触手が
私を掴み、男の腹部を刺し貫いている。
「ぐっ、不覚をとったな・・・」
言い放ち、私を外に向かって投げ捨てた。
だが、まだ「最後の伏兵」には気がついていない様子だ。
二階の窓から落下しながら、私は外に待機している「彼女」に、
最後の連絡を行った。
「……………撃て!!」
>431
第二R アセルスVS初音
アセルスの爪が振るわれる。
軽率だったか・・・・・・初音は怒りに任せた行動をしばし後悔したが
それでもすぐに思考を切り替える。
もはや爪を完全に避ける事は難しい
初音は身体をひねり、アセルスの爪を肩で受けとめる
刺し貫かれた肩から、緑色の体液が噴きだす。
そのとき、初音の視界にアセルスの背後で戦況を見守る一人の少女の姿が目に入った。
明らかに他の寵姫とは違う、その豪奢な服装・・・なによりアセルスを見つめるその瞳
それはかなこが自分を見つめる瞳と同じだった。
そうか・・・アセルスが真に愛しているのはこの娘だ。
初音は、内心ほくそえむと背中に蜘蛛脚を生やしアセルスを振り払うと
その少女を拘束すべく、糸を射出した。
>423 荒木又右衛門VS閑馬永空
見えぬ。己が血潮すら武器とするか。見事。
見えぬ筈の敵の動き、だが閑馬の知覚は又右衛門が剣をかざして突進して来た事を知った。
あのまま腸の鞭を振るえば儂を両断出来たであろうに。矢張り主も、最後の最後には剣から離れられん宿命と見える。
牙ッ! 護ッ!
閑馬の左腕が肘ごめに断たれたのと同時に。
閃いた閑馬の一剣は、又右衛門の胸を貫いていた。
閑馬は血のこびり付いた口元を歪める。文字通りの血笑。
「主の方から来てくれるとはな。眼も――開いたわ」
>425>435 ヒトラーVSふみこVSリップバーン
(首を掴まれても逆らわない)
……空間を、二つ操作していますね?
ようやく、ようやくこの隙を作ってくれましたか。
(>241で放った中空を旋回している魔弾と、ルガーを砕いて後待機状態だった魔弾がヒトラーへと向かう)
獣性細胞を持つ吸血鬼とは如何様なモノなのかしらね?
(引かれる勢いを利用して、首筋に牙を突き立てようとする)
Lie-be Mag-de-lein, laB das Wei-nen sein;
愛する乙女よ、 悲しむのはやめよ
denn wir kampfen ster-ben furs Va-ter-land.
なぜなら我等は祖国のため死ぬのだから
Lie-be Mag-de-lein, laB das Wei-nen sein;
愛する乙女よ、 悲しむのはやめよ
denn wir kampfen ster-ben furs Va-ter-land.
なぜなら我等は祖国のため死ぬのだから
>438
ベナレスVS紅丸・ラグナロク&セリオ
「……………撃て!!」
「…了解!行け、サテライトキャノン発射!」
私はラグナロクさんの合図を確認すると同時にトリガーを引いた。
…収束されたエネルギーが解放された。
光に、研究所が…包まれていった。
>427>434
真の「魔剣」を決める闘争
リロイの放った拳は、女の腹部を的確に打った。
威力に負け、壁へと叩きつけられる女。
だが同時に、後方から迫り来る殺気が一つ。
勿論リロイも、一度目の襲撃から気を配っていなかったはずは無い。
素早く私の本体を引き抜き、振り向きざま攻撃に対処する。
払うように放たれた拳は、半歩後ろへと下がり回避。
鼻先を掠める拳を横目に、続いて放たれた斬撃は
私の本体で受けとめる。
鍔迫り合いの格好になり、初めて突然の襲撃者の正体が知れた。
何やら面妖な、ローブのような着物を着た、褐色の肌の男。
手に持つ剣は、大きく開かれた顎のような窪みがある、異形の曲刀だ。
「・・・今日は随分物騒な客が多いな」
皮肉たっぷりに、リロイは言い放つ。
だが、あまり楽観視できる状況ではない。
突如、後方から風斬り音が聞こえた。
とりあえず、目の前の異国の男の剣を弾き、
後方へと注意をやる。
すると、女の「右手」がこちらに向かって飛んできていた。
右手と右腕の間は、ワイヤーのようなもので繋がれている。
彼女の腕は義手だったようだ。
「・・・・ちっ!!」
短く舌打ちし、身体を僅かに逸らしてかわす。
そして空中に取り残されたワイヤーを左手で掴み、
その先にある女の身体を引っ張り上げる。
天堂組殴り込み
>426>429>436
廊下は死屍累々、焼け焦げた死体も多数有る、エレンの装備だけでは
こうはなるまい。
銃声は一階にとどまらず二階からも聞こえてくる、玲二は迷わず入り口付近の
階段を駆け上がると二階の廊下の奥に階下を銃撃する坂東を発見、
AKでフルオート射撃!!
ハインケル&由美江VSタバサ&タバサ(LV60D)
〜禁書を巡る極北の乱〜
>432
(ほう、目隠しですか・・・)
舞い上がった雪を見て、私(1)は心の中でつぶやく。
(ですが、それか貴殿にとっても同じ事!)
私(1)はその場に屈み、脚に力を貯めた。
「ふっ!」
溜まったバネを一気に解放し、上空に舞い上がる。
「イブン!」
そのままハインケルの背後に回り、着地ぎりぎりで右足のイブンを覚醒させ、急降下した。
>437
彼女が跳躍する。
「レヴェリー・ソード!」
彼女の刀に合わせるように、高速回転する剣を従え、私は軽く跳躍する。
キィンッ!
彼女の刀と私(2)の剣がぶつかりあう。
「私が信じるのは、知恵であり、知識です。それ以外のものは、私には信じるに値しない。ただ、それだけのことですよ」
ヒトラー VS ふみこ VS リップヴァーン
>435>441
魔弾が迫る。
空間の扉を二つ開いている状況では、逸らすことも出来ない。
その上、リップヴァーンが抗うことなく、こちらに牙を突き立てようと来る。
とりあえずは、リップヴァーンを完全にこちらに引きずり出し、空間を閉じる。
(これで一つ)
ふみこの銃弾を反射した空間も閉じる。
(二つめ)
しかし、間に合うはずもなく、魔弾は命中。
何とか頭は避け、右の肩口に当てる。
命中と同時に、右肩の魔弾を肩ごと虚無に飲ませる。
首筋に噛みついてくるリップヴァーンには、直前に頭を傾け、頭突きを見舞う。
そして、手を離した。
>439第二R アセルスVS初音
突然女の背中に映えた、蜘蛛の足のようなものに振り払われた。
どうやらこの女は蜘蛛の化身らしい。
だが何故攻撃せずに振り払ったのか・・・そう疑問に思ったとき。
・・・視界の隅に、信じがたい、いや信じたくないものを見た。
つい先ほど見た・・・抱いた、その姿・・・
「・・・ジーナ!!」
驚愕する私の目の前で、蜘蛛の女が糸を放出しジーナを拘束する。
(人質に・・・とろうというのか!)
銃撃音が激しい町のとある一画 >429 >436 >444 玲二
降りてくると、既に息絶え、焼け付き、あるいは血塗れの組員達がそこらじゅうに散乱していた。
「フン・・・随分とまぁ、派手に殺ってくれたもんじゃ」
初めて相手の姿を確認する。その姿は既に女子高生なんてものでは無い。・・・魔性の姿。
「・・・成程・・・・それが本性ってぇ訳かぁ?ええ?」
対峙する。
「思惑なんぞ知らねぇが・・・ここまでされたからには黙っちゃぁ居ネェ」
「今は昼間だが・・・今日の月齢を知ってっか・・・?満月の一歩手前だと、よ。
嬉しいじゃあネェか・・・・何時もより力が漲ってるのが分かるぜ」
さらに先程「血」を得たばかり。力は十二分に有り余ってる。
そして――叫ぶ。
「覚悟は出来てんだなっ!!?」
――力を収束し――解き放つっ!漆黒の光球がその両手より放たれたっ!!
*EXTRA ATTACK:外道の法
ENEMY STOCK:???
>447
第二R アセルスVS初音
少女はさしたる抵抗もできないまま、初音の手に落ちた。
「ふぅん・・・・この娘の名前はジーナっていうのね、いい名前ですこと」
初音はジーナの顔を見つめる・・その恐怖におびえた顔は
初音の嗜虐心を刺激するに充分なものだった。
「ふふっ・・・・・面白い事を思いついたわ、貴方の目の前でこの娘を犯してあげる
本当なら、妖魔のお手つきなんて欲しくも無いのですけど」
そう言って、初音は肩から流れる緑色の体液をジーナの顔へと塗りつける。
「この傷の代償は支払ってもらうわ・・・・・」
>434>443
ドノヴァンvsラグナロク&リロイvsカノン
掌底とともに放った斬撃は、振り向きざまに抜き放たれた
リロイの剣で受け止められた。
(二つ名は伊達ではないということか)
柄を持ち、つばぜり合いになる。
だがそれも長くはなかった。
機を見て思い切り押し返され、私はよろめく。
すぐさまヤツは背後からの攻撃―女の右手が飛んできた!―をかわし、
腕と手をつなぐワイヤーを持つ。
ヤツの視線がこちらから外れた。
これを逃すわけにはいかない。
踏み込んで間合いを詰めると、
女を引き寄せるために体重のかかった足に向けて蹴りを放つ。
>442
ベナレスVS紅丸・ラグナロク&セリオ
「…了解!行け、サテライトキャノン発射!」
私の合図を受け、セリオが最終兵器のトリガーを引く。
衛星からのマイクロウェーブを利用した
超高密度エネルギーの奔流が、中の男ごと、研究所全体を
飲み込んでいく。
………全てが塵と化すまで、瞬きほどの間も必要としなかった。
落下していく私は、その光景を漠然と眺める。
音を立てて、私が地面に転がる頃。
そこには、最早廃屋があったという痕跡すら残らなかった。
あるのは、唯巨大なクレーターのみ。
「………任務完了(ミッションコンプリート)。お疲れ様でした、皆さん」
セリオの機械的な音声が響く。
空間転移の出来ないあの空間で、奴に逃げ場は無かった。
奴は確実に研究所の建物と同じ運命を辿った…はずだ。
「いやー悪あがきの激しい奴だったな、ラグ」
突如意識内に声が響き渡った。
「!?」
あまりの事に混乱する私の思考。
……この声は?
「何混乱してんだ、俺だ俺、紅丸」
……そうであった。彼は魂のみでも生きていられる存在。
肉体の損失は、彼にとって何ら問題のない事だったのだ。
恐らくキャノンの発射前に、こちらの意識に潜入してきたのだろうが…。
「何はともあれ、作戦成功だ。これで借金が返せるぜ」
「………しかしお前、いつまでも私の中にいるつもりか?
セリオの会社に身体を作ってもらうとして、その代金はどうなる?
結局借金と同額ぐらいではないのか?
「・・・・・・・・あ」
私を回収するため、地上に降りてきたセリオを横目に、
私の思考回路は嘆息で埋まりつつあったーーーー
To Be Continued?
>446
空間転移を逆手に取り、血を吸おうとしたヴェアヴォルフは、どうやら失敗したようだ。
頭突きを打たれ、闇夜に舞うヴェアヴォルフ。
ちょうどいい。
私は腰のカトラスを引き抜くと、
落ちていくヴェアヴォルフの腕を掴み、あしきゆめの方に投げつける。
そのまま箒を加速。ヴェアヴォルフの背中に、カトラスを突き立てる。
総統と呼ばれた、あしきゆめごと、串刺しにするために。
雲が晴れ、満月が顔を覗かせた。
vsリロイ&ラグナロクvsドノヴァン
『魔剣対決』
>443>450
ワイヤーを捕まれ勢い良く引っ張り込まれる
そこを狙ってたかの様に残る片手で【魔剣ルシエド】を
構え、ワイヤーを急速に戻す
「何処の誰だか判らないがわたしの邪魔をするな!」
リロイに接近しながらドノヴァンに対して言い放つ
>450>453
真の「魔剣」を決める闘争
勢い良く引っ張り上げられ、宙を舞う女の身体。
だが、それに呼応するかのように、リロイの握っている
ワイヤーが急速に引き戻される。
空いた左手には、漆黒の短剣。
こちらの策を逆利用し、接近するつもりか。
さらに、再び衝撃が起こる。
先程の異国風の男が、リロイの軸足を狙った蹴りを放ったのだ。
したたかに足を打ちつけられ、体勢が大きく崩れる。
そこへ、凄まじい勢いで飛んでくる女の短剣。
その鋭利な刃は、見事にリロイの左腕に突き刺さった。
凄まじい苦痛を味わいながらも、リロイは左腕の力を緩めなかった。
そのまま倒れこみつつ、女の身体を後方の異国風の男に向けて
叩き付ける。
緋牡丹爆徒・お夕参上 >429 >436 >444 >448
ハッハー、装填完了。ではでは一丁いきますか。
坂東は再び階下に向かって銃撃を始めた。
早撃ち曲撃ち二挺撃ち、トリガーハッピーでBANG! BANG! BANG!
混沌色の脳内を、そんなフレーズが駆け抜ける。
突然、坂東は床に転がった。数瞬前まで坂東がいた空間を銃弾がかすめて行く。
新たな敵。挟み撃ちか。
瞬時に坂東は右手を二階に、左手を一階に向け射撃を続ける。
あ? あのAK撃ってきてるの、まだガキじゃねえか。イカンなあ、最近はガキが鉄砲撃つご時世かよ。
「天気のせいだぜェ笑い出したら、公害無毒のナチュラリストォッ、
夕焼け見ながら即席平和ァ、天皇お告げだァジャアパニストッ」
鉄砲はよ、ガンマンが持つものなんだよ。それを教えてやるぜ、シャバ僧。
「吐き気がするほどォォォォ、ロマァァンチックだぜェェェェェェ、
吐き気がするほどォォォォ、ロマァァンチックだぜェェェェェェ」
二階の少年の撃った弾が幾つか肩に食い込んだ。それがどうした。
坂東は左手のマカロフを捨て、腰のホルスターからスチェッキンを抜いた。フルオート射撃が可能なロシア製のオートマチックである。
連続する銃声はおよそ十発。その全ては少女目掛けて襲い掛かった。
実録・天堂組抗争
>436 >443 >448 >455
階下に降りてきた男こそ、天堂天山。天堂組の組長にして、吸血鬼に堕した男。
天堂の放った黒い光球を、美夕は手から放つ炎で受け止める。魔力が拮抗し、爆音を立てて爆ぜる。
「・・・その力、血からもらったものなのかしら?そう・・・人の血」
美夕の眼が、ぎらりと金色の光を放つ。
「あなた・・・『監視者』の獲物を奪った罪は重いよ?あの子には、わたしが夢をあげるはずだった
のに・・・」
美夕の言葉に呼応して、黒衣の従者ラヴァが構えを取る。
「闇へは帰してあげないわ・・・せいぜい苦しんで死になさい!」
その叫びと共にラヴァが疾駆し、美夕がそれに合わせて炎を放つ。
>453>454
ドノヴァンvsラグナロク&リロイvsカノン
蹴りが当たり、リロイは体勢を崩す。
さらに私がもう一打当てようとした時、目の前に女の体が飛んできた!
まったく予想外の攻撃。見事に喰らい、私は吹っ飛んで倒れこむ。
「・・・邪魔だと? そんなセリフを吐けるほど余裕だとは思えんがな、」
起き上がりながら念をこめつつ地面に剣を刺し、
同じく倒れこんだ女の方を一瞥してそう返答する。
さらにリロイの方を向いて
「お互いに!」
叫ぶとともに跳躍。
倒れこんでいるリロイに向けて、起き上がる暇も与えぬよう飛び蹴りを放つ。
Death Game in Vampire Arena 〜レイオット・スタインバーグVSミア・フォーテー
>337
「ウソっ!?」
私が放った一撃を、『鎧の人』はまるで跳ね飛ばされた様な不自然な動きで飛び退き
おまけに変なバリアみたいなもので受け止めた。
「『イグジスト』『イグジスト』って、絶対インチキだぁぁぁっ!」
半泣きになりながら(いや、泣いてないけど)、私はブレードを元に戻す。
ひとつ分かった事がある。
相手は手に持ってるアレを操作して、『イグジスト』って口にしないとインチキはしてこない。
だったら話は簡単だ。
相手の手と口の動きに注意して近付き、ブレードで一気にぶん殴る!
「とぉぉぉぉぉりゃぁぁぁぁぁっ!!」
通算三度目の突進。これで絶対、決着をつける!
天堂組殴り込み・セーラー服とニ丁拳銃
>444 >448 >455 >456
横合いから、匕首を脇に構えた男が飛びこんでくる。
左手に持った鞄で匕首を受け止めると、今度は階上からの銃撃が襲ってきた。
『前に出過ぎたわね』
咄嗟に男の体を盾にするが、進むも戻るも難しい位置だ。
「早く移動しないと。ここままじゃ的になるだけ」
取り合えず男の体を盾にして移動しようとした瞬間、
常人ならば絶命しているはずの男が、再び襲い掛かってきた。
「えっ!?」
驚愕する脳とは裏腹に、訓練された肉体は生き残るための動きを開始する。
左手の鞄を捻り、食い込んだままの匕首を相手からもぎ取る。
同時に背後に飛び退くと、右手のスコーピオンを一斉射。
直後、背後と二階から同時に殺気が届く。
咄嗟に鞄とスコーピオンを投げ捨て、背後から襲い掛かって来た男を
一本背負いの要領で担ぎ、二階方向に向けて投げ放つ。
投げ棄てられた男の体が、空中で小刻みに震えるのを確認する事もなく
事務所脇のガレージに向けて、一目散にかけこんだ。
しかし、これで天堂組の「不可解な強さ」の理由がはっきりとした。
そう、彼らは人間ではないのだ。
Death Game in Vampire Arena 〜レイオット・スタインバーグVSミア・フォーテー
>458
「……インチキってな、おい」
あまりといえばあまりの言葉に、全身からがくっと力が抜けるのを感じる。
一瞬、本気でどうでも良くなりかけるが――忘れるわけには行かない。人質。
しかし、彼女はいったい何なんだ?
あの言動に、あの身体能力。まったくバランスがかみ合っていない。
ややあって、彼女はようやく、気を取り直したようだった。先ほどの剣を振り上
げて、三度。こちらへと突進してくる。
口からは、裂帛の――とは言えないまでも、それなりには気の感じられる雄叫び。
だが、やはりどこか虚脱していくのを押さえられないままに、スタッフ操作。無音詠唱。
「――イグジスト!」
<アサルト>発動。2デュラピッド消費。
撃発音声と共に顕現した「見えない砲弾」は、瞬時に女に向かい襲いかかる。
力場に封入された衝撃波は、着弾と同時に解放され、対象を完膚無きまでに粉砕する。
いかに身体能力が優れているとは言え、見えない攻撃にまでは反応出来ないはず――!
Death Game in Vampire Arena 〜レイオット・スタインバーグVSミア・フォーテー
>460
こっちの叫びが聞こえたのか、『鎧の人』は再び手に持った『何か』をいじり始めた。
とりあえず警戒しながら、さらに加速する私。
「――イグジスト!」
来た!
・・・って、アレ?
「あははっ! 失敗してやがんの〜っ!」
一瞬身構えたものの、どうやら不発だった模様。
棒立ちしてる相手に向かって――
ドン!!!!!!!
「――――え?」
――私の――カラダに――大穴が開いて――
――バランスが取れずに――大きくカラダが――後ろに吹っ飛ばされて――
――『鎧の人』は――その場で――こちらを向いていて――
――視界が――奇妙に――奇妙に捩れて――
・・・・・・!!
・・・・・・キュウケツキガ、アキラサンノ、クビニ、キバヲタテテイル・・・・・・
――暗転――
Death Game in Vampire Arena 〜レイオット・スタインバーグVSミア・フォーテー
>461
<アサルト>の直撃を受け、身体に大穴をあげた彼女が、成す統べなく吹っ飛んでいく。
その光景を視界に収めて、レイオットは静かに嘆息した。
「――すまんね」
どこか力無く、その一言だけをつぶやいて、この茶番をしくんだ連中の居る、貴賓席に視線を向けた。
終了だと、口を開こうとした途端、レイオットの動きが止まった。
「…………」
吸血鬼だと名乗った男の片割れが、カペルではない誰かの首筋にかじりついている。
吸血鬼。
「……まさか、本当だったとはな――」
賭には勝ったものの。正直、恐ろしく胸が悪い。胸部を見下ろし、拘束度を確認。
残り、7。相手がどんな連中であれ、不意をつけばやれないこともない。
どこか獰猛なモノを表情に貼り付けて、扉へと足を向けた、その瞬間。
「………?」
死んだはずの彼女に。
変化が、起こった。
やあ、皆さんはじめまして。
師父の言い付けで参戦する事にしました。来て欲しいと言う声もありましたしね。
私は「鉤(コウ)」と呼ばれている者で、東方の魔術たる「道術」を使う道士です。
カテゴリーはDになりますか・・・
テンプレートの自己紹介をしますね。
出典 :ブライツライト・ホーリーランド(最後の方に少しだけです)正体を知りたい人はブラッドジャケットの方をどうぞ。
名前 :鉤(コウ)と呼ばれています。ただし鉤は通称で、本当は名無しです。本名は譲ってしまいました。
年齢 :20代半ばと言った所でしょうか。永遠の時を過ごす「道」の者には無意味ですが。
性別 :男性
職業 :道士
趣味 :読書
恋人の有無 :「彼女」は・・・恋人とは違いますね。似たような人はいた、と云うべきでしょうか。
好きな異性のタイプ :たぶん・・・「彼女」ですね。
好きな食べ物 :思い当たる物はありません。
最近気になること :特にありません。
一番苦手なもの :決断する事、ですね。
得意な技 :待つ事です。技じゃないですね。周囲の状況に自動的に反応する、というのは技でしょうか。
一番の決めゼリフ :特に無いですね。
将来の夢 :「彼女」と再会する事でしょうか。
ここの住人として一言 :なにか言うべきでしょうか?思いつきません。
ここの仲間たちに一言 :状況によっては戦う事になるかもしれないですね。私には戦っていると言う意識は無いのですが。
ここの名無しに一言 : やあ、よろしく。
私の能力は、基本的に「道術」です。
使い魔や式神の類を使う「使鬼」、天地陰陽の理を操る「陰陽五行道」、
物事の在り方に無効化と言う形で干渉する「禁術」などを使います。
実は、この辺りは原典にほとんど描写が無いので、捏造ばかりになるのですが。
あと、私の中には「修羅」と言う純粋殺人衝動が住んでいるのですが、そのせいで格闘や銃撃も出来ます。
「修羅」は少々凶悪なので普段は眠ってもらっていますが。
以上、自己紹介でした。
やあ、>463に補足しますね。
忘れていたけど、たまに小雷(シャオレイ)と言う童子を連れていたりします。
初めまして皆様。私、ラスキンと申します。
ストラトフォードで開業しております、御用の折りにはどうぞ。
さて、前置きはこの辺にして。
些か尋常でない気配に誘われて暫く傍観していたのだが…少しばかり
興味が出て来たよ。よって参戦させて頂く。
カテゴリは…ふむ、Aだな。
出典 :宵闇眩燈草紙 及び 仙木の果実
名前 :アーノルド・ラスキン
年齢 :外見は50後半
性別 :男
職業 :医者
趣味 :知識的探求
恋人の有無 :居ない。
好きな異性のタイプ :知的で清楚な淑女。
好きな食べ物 :特には無い、嫌いも好きも。
最近気になること :人魚の卵の行方
一番苦手なもの :…『魔女』、だ。
得意な技 :刀剣類を用いた近接戦、魔術
一番の決めゼリフ :特には無い。
将来の夢 :更なる真理への到達
ここの住人として一言 :我が信念のかたちをみくびるな。
ここの仲間たちに一言 :暫し失礼するが、宜しく頼むよ。
ここの名無しに一言 :無様を晒さないように気をつけなければな。
まぁ、こんなところか。後は闘争を以て知ることになるだろう。
俺&ラグナロク&セリオ(姉)VSベナレス
『サンフレッチェオクタマ』
ま・と・め♥
>107 >124 >126 >132 >134 >140 >141 >144 >148 >150 >151 >159-161 >164
>170 >174 >175 >179 >181 >184 >189 >202 >246 >251 >259 >263 >271
>274 >277 >283 >286 >289 >292 >296 フ〜満足
名無しさん お便り、待ってま〜す♪
天堂組殴り込み
>448 >455 >456 >459
坂東は銃撃をモノともしない!?
人間じゃ無いのか?
「ならば!」
玲二は大型手榴弾のピンを抜き、力を加減して坂東に投げつけ、
曲がり角に身を潜める。
20m程の廊下の終わり付近で爆発!!
すさまじい爆風が吹き荒れる。
しかしあの位置ならば階下への影響はほとんど無い筈。
爆風が収まった直後、坂東にAKをフルオート射撃しながら突撃!!
>466 紅丸の続きだ。
これくらいはきちんとやって欲しいものだ、全く……
>336>338>340>341>345>349>377>383>394>401
>406>407>430>438>442>451
以上となっている。……名無しの意見、待っているぞ。
これ程派手な殴りこみもそうそう無い >456 >459 >467 玲二
「ぐっ?!」
跳び込んで来た黒衣の男の斬撃を両手の鉤爪で受け止める。
・・・・が、身動きが取れないその身体を放たれた炎が舐め尽くした!
「くっ・・・があぁぁぁぁっ!!」
(この炎・・・魔法の炎じゃねえなっ!!)
自らの身体が灼かれる臭いを感じ取る。が、黒衣の男と鍔迫り合いをしつつも、
なんとか耐え切る事が出来た。・・・もし今日が満月に近くなかったなら、血を直前に得てなかったなら・・・
どうなったかを考えると、ぞっとしないものが有る
「ぅらあっ!!」
力任せに剣を振り払い、一旦距離を取りつつ外道の法を一発!
それを追うように跳躍し――鉤爪で黒衣の男に一撃――と見せかけ、
懐から拳銃を抜き放ち、少女目掛け―――撃つ!!
「ヤクザがチャカ持っとったら可笑しいか?!ああっ?!」
*EXTRA ATTACK:外道の法 →銃撃
ENEMY STOCK:???
Death Game in Vampire Arena 〜レイオット・スタインバーグVSミア・フォーテー
>462
ぼろぼろになった少女の上空に、『それ』はいきなり出現した。
白い布を一枚羽織っただけの、陽炎の様に透き通った女性。
女性は慈母の如き笑みを浮かべ、倒れている少女に手を伸ばす。
その手が少女に触れるか触れないか、というその瞬間――
その表情が驚愕へと取って代わる。
「EEEEEEEEEEEEEAAAAAAAAAAAAA!!!!!!!!!!!」
此の世のものとは思えぬ凄まじい絶叫が、闘技場に響き渡った。
そして少女の骸のある辺りを中心に閃光が走り、轟音と振動がそれに続く。
光に触れたものが次々に砕かれていき―――
光が収まった後、そこに存在していたのはかつて闘技場と呼ばれていた瓦礫の山だけであった。
動くものは無く、ただ月光だけが鎧の男――モールドに身を包んだレイオット・スタインバーグを照らしている。
その月光が、何者かによって遮られる。
空を見上げてみると、そこには先ほど自分が止めを刺したはずの少女が虚空に浮かんでいた。
白い衣をその身に纏い、超越者の如き冷徹な表情を顔に張り付けた少女が。
「――今晩は。良い月だね」
圧倒的な威圧感を放つ、少女のカタチをした『何か』は、呆然と立ち尽くしている男にそんな言葉を投げかけた。
平崎番外地『不器用ですから……』 >456 >459 >467 >469 天堂天山
ウハハ、この馬鹿ったれ、部屋ン中でパイナップルなんぞ使い腐りやがってええええ。
寝転がったままの体勢からは信じ難い俊敏さで、坂東は階段から飛び出した。
直後、爆風の後押しを受けつつ一階の床に激突する。
爆音に思わずそちらを向いた組員たちの額で、胸で、腹で血の花が咲く。
間髪入れずに立ち上がった坂東、その両手で二挺拳銃が火を噴いたのだ。
「こここの野郎、どういうつも」
「五月蝿え。それよこせ」
わめきかけたスーツの男の脳天を吹き飛ばし、倒れ掛かる男の手からトンプソン軽機関銃を奪い取る。
ちら、と脇を見た。異形というしかないヤクザと黒衣の男が切り結んでいる。
何アレ化け物!? 悪魔ッテカ、悪魔イザーッテカ!? 大丈夫デスカアナタタチ!?
この平成の世の中で!? ちゃんと毎日学校通ってました!?
「俺も行ってなかったけどな」
スーツの男の死体を、頭のソフト帽ごと引っ掴み立たせた。その背後に回る。と、白と黒のスーツに、二階からの銃撃が赤の一色を新たに加えた。
蜂の巣になった死体を放り捨て、坂東は駆け出した。ショートカットの少女を追って。
右手にはドラム弾倉のトンプソン、左手にはスチェッキン。
「おーれの可愛い仔猫チャァァァァン。あーそーびーまーしょおおおおおお」
>449第二R アセルスVS初音
(ふざけるな!!)
私はそう叫びそうになった。
だが・・・それでは、相手の思う壺だ。
現にジーナは女に捕らえられている。下手に動けばジーナの命が危ない。
かといってこのままではジーナが陵辱されるのを指をくわえて見ているしかない。
まさに八方塞がりだ。
・・・ならば。
「・・・好きにするがいい」
私は、叫びだすかわりに女に向かってそう言った。
女の表情が怪訝そうなものに変わる。
「犯したいのであれば好きにするがいい。私は貴様をズタズタに切り裂くだけだ。
―――ジーナもろとも、な」
いっさいの感情を消して、私はそう続けた。
・・・私は妖魔の君だ。私の“恐怖”は他を威圧する。
何人たりとも、それに抗うことはできない。
「ジーナは私のものだ。彼女の血も、体も、心も、命も全て。
故に、私以外のものに彼女を奪われるくらいなら、私が彼女を殺す。
彼女だって、それを望むはずだ。
・・・そうだよね?ジーナ」
だが・・・これはハッタリだ。私が本心からそう言っていないことを見抜かれるかもしれない。
そのうえ奴は化け蜘蛛・・・恐怖という感情を持ち合わせているかどうかすら怪しい。
―――危険な、賭けだった。
<トリップ判定:このレスのトリップと初音のトリップで勝負し、初音が負けた場合
初音は恐怖にとらわれる・もしくはアセルスの言動を真に受ける。
勝った場合、言動がハッタリだと見抜く>
vsリロイ&ラグナロクvsドノヴァン
『魔剣対決』
>454>457
投げ飛ばされた身体を起こしワイヤーギミックの
右腕を元に戻し再び魔剣を構える
「お互い様だと・・・!ふざけるな!アレは私の獲物だ!
誰にも邪魔はさせん!」
ドノヴァンへと言い放つ、そんな言葉を何も感じず
ドノヴァンはリロイの方向へと駆けていく
Death Game in Vampire Arena 〜レイオット・スタインバーグVSミア・フォーテー
>470
それは、明らかに別人だった。姿形は、紛れもなく彼女だったが――纏っている雰囲気が、決定的に別物だ。
「……参ったな、こりゃ。あんた、いったい何なんだ?」
まさか、ここまで化け物じみて――いや。
と、レイオットは頭を振る。紛れもなく、これは化け物だ。
だが、結局の所。そんな理解などどうでもいいのだと言うことも、彼は理解していた。
問題は。
「……さて。どうする?」
今夜だけで、何度呟いたかわからないその言葉を口にする。
周囲を見回した。先ほどまで存在していた闘技場は、跡形もなく粉砕されている。
人質がいるにもかかわらず、こんな行動を取ったということは。
(……もう、見境無しって事か)
静かにスタッフを構え、呪文書式を変更。その状態のまま、彼女に向かい声をかけた。
「さてと、お嬢さん。せっかくの月夜だ――もう少し、俺と踊って貰おうか?」
>457>473
カノンVSリロイ&ラグナロクVSドノヴァン
真の「魔剣」を決める闘争
女の身体を異国の男に叩き付けることにより、とりあえず
挟撃の立場からは脱する事に成功した。
だが、依然として2対1の不利な状況には変わりない。
しかもこの二人は、傭兵のクラスで言えば恐らくS級、いやSSにも
匹敵する実力の持ち主だ。全くもって油断は出来ない。
先に動いたのは、異国の男。素早く身を起こし、
剣を地面に突き刺す。この行動が何を意味しているのか、
私にもリロイにも見当がつかなかった。
「・・・邪魔だと? そんなセリフを吐けるほど余裕だとは思えんがな、」
呟く。どうやら、この台詞はリロイにではなく、女に向けて放たれた
言葉のようだ。この口調から察するに、女と異国の男は
共闘関係に無い、という事だろう。唯、リロイに対する殺意を持っていることには
変わりないようだが。
「お互いに!」
叫ぶと同時に、男は高く跳躍した。
未だ地面に倒れたままのリロイに、充分な体重を載せた
蹴りが襲い掛かる。
ずん、と重い音が響き、ドノヴァンの足がリロイの腹部に突き刺さった……
そう思われた。
だが、ドノヴァンの足は、腹部に炸裂する寸前に、リロイの空いた左手に
よって受け止められている。
負荷のかかった左腕の傷口から、ぶしゅ、とどす黒い血が噴出した。
「止めを刺せると思ったか? 間抜け」
言ってリロイは、足首を握る左手に、一気に力を込める。
ごきり。
鈍い音がして、ドノヴァンの右足首が粉砕された。
>446>452 ヒトラーVSふみこVSリップバーン
……グッ、無茶しますわね、この魔女が。
(口から血を吐きながら)
この借りは、後で殺し尽くす事で返してあげるとして……。
まずは、目の前に対処するとしましょうか。
(目潰し、金的、頭突きを放つ)
Ich hatt' einen Kameraden,Einen bessern findst du mit.
私には1人の戦友がいた 今まで会った中で最高の
DOA 吸血者
>459 >467 >469 >471
ラヴァを追撃、と見せかけての美夕への銃撃。長らく極道の世界で生きてきた男の狡猾な一発は、
美夕の不意を衝くのに充分だった。間一髪身を沈め、心臓への致命傷こそ避けたものの、左肩を撃ち
抜かれ、血をしぶかせて美夕は倒れた。
「くっ・・・よくも!よくもやってくれたわね・・・!」
身を起こし、睨み殺さんばかりの凶眼で天堂を見据える美夕。そこにとどめの一撃、とばかりに向け
た銃口は、ラヴァの爪により叩き切られた。銃身と機関部ごと断ち切られた拳銃はバラバラになって
床に落ちる。
『わたしはまだ平気・・・ラヴァ、時間を稼いで』
『わかりました、美夕』
ラヴァと天堂は、お互いの鉤爪で丁々発止の斬り合いを続ける。美夕は、転がるように立ち上がると
髪を留めていたリボンをほどき、襷掛けのように左肩を縛る。
「・・・はぁっ!!」
気合いと共に炎を右手のてのひらに溜めると、美夕は天堂に向かって跳ぶように駆ける。
「ラヴァ、わたしの動きに合わせて!」
美夕の炎が蛇のようにしなりながら天堂を狙う。とっさに跳び退いたその位置には、すでにラヴァが
待ち構えていた。炎か、爪か、どっちに逃げても・・・・!
>473>475
ドノヴァンvsラグナロク&リロイvsカノン
「たあああっ!」
確実にヒットするはずの足は、ぎりぎりで止められた。
「止めを刺せると思ったか? 間抜け」
そればかりか・・・ヤツの一握りで・・・!!
(ごきり)
「ごああああっ!!」
地面に落ちた後放り出される。
痛みでのたうちまわるしかない。
ヤツの動向が私の頭から離れる。殺気は感じているのに・・・不覚だ!!
一瞬の間を置いて、無我夢中で念を発して剣を呼び戻す。
(今なら、死角のはずだ・・・!!)
ダイレクが風を切る音がかすかに聞こえる。
479 :
嗤う悪霊(M):02/01/28 00:29
『嗤うポケモンマ○ターΩVS食欲権化のデジモン○イマーナオミ』
導入
闇とは光の失せた状態だと言ったのは誰だったか。
闇とは夜の深みであると言ったのは誰だったか。
闇とは世人の目に触れぬ心の側面であると言ったのは誰だったか。
それらを「闇」と呼ぶのならこの空間に広がっているそれは、いや空間そのものは
その総てを内包し、そして、それらのどれにも当てはまらないような気がした。
その闇の中、ある一定の周期をもって乾いた音が響く。
しゃり
しゃり しゃり
かつん かつん
砂地を踏む音、ついで岩場を叩く音。
目を凝らせば、この闇の中でさえ一条の光を放つ青い発光体が、音と共に揺れ動く。
その青は青でありながら攻撃的で、力強く燃え盛る火をイメージさせる。
やがて音は止まり、青い光がすうと、暗闇に横一文字の線を描いた。
「ここか」男の声がした。
その声は数語の発声でありながら力強さを感じさせ、そして凶々しい。
次いで、聞く者が他に居れば非常に不快と感じるであろう
高周波のきぃんといった音が響くと、光球が出現。人影を浮かび上がらせた。
音を立てたものは呪力増幅杖。積層都市で公安特捜の手で使用されているものである。
ついで杖は次々に<光明>を圧唱、圧唱、圧唱、圧唱。
たちまちの内に闇は駆逐されていく。
>479
ナオミVSスレイマン
(導入続き)
光球が照らし出したものは、塚。
この地は某国首都の地下深部に存在する聖域。
頭上の都市では、生者と死者が織り成す負の感情が日夜大量生産され続けている。
本来一箇所の霊的エントロピーが一定量を越えると、地盤と次元の壁がたわみ、
異次元と直結する現象――いわゆる奈落落ちと呼ばれる現象が発生する。
ここはそれを防ぐ為に設置された言わば緩衝地。
ここに溜められた『気』は清濁混在しつつも中心地にあるこの塚に集結し、
この地のさらに深部を流れる地脈に還元されていく。
とはいえ、そのままほおって置けば『気』流は逆流しかねない。
この塚にはこの街を愛し、守り、戦い、そして討ち死にした武将の首が納められており、
彼の力によって気の流れを押さえつけている。
言わばこの塚は地脈の蓋であった。
塚を前にした男が左手を奇妙な動作で振ると、その手に鈍く光る「卵」が現れた。
男が手を振るごとに「卵」の数は増え、やがて両手を使って文字通り「卵」を手玉に取り始めた。
男は彼の左目に嵌め込まれている霊視眼――青く光っている――で空間を睨むと、
「ク、見つけたぞ。」と呟いた。
霊視眼は塚の上空に渦巻く『気』流を発見し、男はそこに手玉に取っていた「卵」を
次々に投げ込んでいく。
男はその顔にとびっきりの嗤笑を浮かべ、
「後は仕上げをごろうじろって奴だ、クハハハハッッ!」と爆笑した。
と、突然後ろから
「お行儀が悪いわねミスター。
人の物を使うときはちゃんとお願いしてからにしなさいってママに教わらなかった?」
と、咎める様な女の声が掛けられた。
天堂組殴り込み・生き残るのは誰だ!?
>467 >469 >471 >477
「テメェ!!」
ガレージ近くに居た男が咄嗟に銃を抜こうとするが、遅い。
組み伏せ、逆に相手の銃を奪うとそのまま頭に二発叩き込む。
屍を乗り越え車に近づくと、手に入れたトカレフで助手席の窓をたたき割った。
ドアロックを外し、車内から非常用の発煙筒を取り出すと
直に発火させガレージの前に放る。
そのまま、二台目三台目と発煙筒を引き抜いたところで声が聞こえてきた。
「おーれの可愛い仔猫チャァァァァン。あーそーびーまーしょおおおおおお」
どうも厄介な相手に気に入られてしまったらしい。
「こんな時に! 悪いけど、今貴方と遊んでいる暇は無いわ」
残り二本の発煙筒も発火させ、事務所に向けて放り煙の道を作る。
しかし、この道は囮だ。事務所とは反対側のガレージの影に隠れ、
背中のホルスターから愛用のコルトパイソンを構える。
「さて、どう出るかしら」
息を潜め、坂東の動向をじっくりと伺う。
vsリロイ&ラグナロクvsドノヴァン
『魔剣対決』
>475>478
リロイへと駆けて行き蹴りを放ったドノヴァンは
見事右足首が粉砕される、それと同時に目の前に
突き刺された剣が一人でリロイに向けて飛んでいく
「む!?・・・・やはりこの剣は普通の物ではなかったか・・・
チャンスだな・・・」
(カチン!)
飛んでいくドノヴァンの剣を見据え、カノンの身体から
何かが外れる音が聞こえる
「リミッターLV1・・・解除・・・」
小さくつぶやくと身体のかく関節から駆動音が増していく・・・
ヒトラー VS ふみこ VS リップヴァーン
>452>476
「くはっ」
こちらに投げつけられたリップヴァーンの身体に遮られて、
ふみこのカトラスが見えなかった。
ずん、と身体にカトラスが突き立つ感覚。
しかし、獣性細胞の王たるこの身には、さしたるダメージではない。
ダメージはリップヴァーンの方も似たようなものだ。
そのまま、攻撃を仕掛けてくる。
目潰し、金的、頭突き。
どれも吸血鬼の膂力で行われれば、致命的な一撃だ。
しかし。
「遅い」
しかし、闘争に酔うアドルフには、その異常な速度も充分捉えられる範囲だ。
目潰しを額に当て、指を折る。
金的を膝でガードし、逆に足を砕く。
そして、頭突きをかいくぐり、先ほどのお返しとばかりに、首に食らいつく。
「では、私はヴェアヴォルフの血を味わってみることにしよう」
>479 >480
ナオミVSスレイマン
(ナオミ側導入・続き)
私の用いる召喚術は強力であるが故に、封印が外れた場合、その反動も計り知れない。
それ故に、定期的に封印の点検と調整を行っている。
今日もまた、いつもの通りいつもの場所へと向かったのであったが…この日に限って先客が居た。
凶々しい気を包み隠そうともしない、見るからに悪人風の男。
それに加えて、この様な場所をわざわざ選び出し利用するとは…
(頻繁に利用している私自身が言うのも何だか、と思わなくも無いが)
断言しても良い。少なくともこの男は、真っ当な目的でここを訪れた訳ではない。
幸いな事に、高笑いする男はこちらに背を向けている。
「お行儀が悪いわねミスター。
人の物を使うときはちゃんとお願いしてからにしなさいってママに教わらなかった?」
私はそう言いながらヒップホルスターより愛銃を抜き放ち、銃口を男の背中に突き付けた。
不測の事態に備え、ある程度距離は置いたまま。
「両手を挙げて、そのままゆっくりと振り返りなさい。
貴方のお名前と目的、それにあの【卵】についてじっくりと伺わせて戴くから」
代わり映えの無い平穏な日常を美味しい食事にも劣らぬ程愛している私にとって、
それを妨げる存在は即ち敵である。
ましてや相手は(ほぼ間違い無く)悪人。容赦する謂われは欠片も無い。
不審な動きを見せれば即発砲するつもりであった。
>478>482
カノンVSリロイ&ラグナロクVSドノヴァン
真の「魔剣」を決める闘争
「ごああああっ!!」
足首を砕かれた激痛にのた打ち回る異国の男。
その隙に、リロイは素早く立ち上がり、体勢を立て直している。
ここで、リロイには二つの選択肢があった。
男の動きを封じている間に、女と接近戦を挑むか、
それとも、男にきっちりと止めを刺すか。
だが、それを思案している暇は無かった。
耳元で唸る、僅かな風切り音。
その小さな音を、リロイは聞き逃さなかった。
急いで振り返ると、目の前に迫るのは先程男が突き立てた
異形の曲刀。回転しながらリロイの首を絶つような軌道で
迫っている。
「!?」
リロイは剣を振り上げ、迎撃の構えを取った。
だが、間に合うかーー
(トリップ判定。こちらが勝った場合、ダイレクは弾き返され、
リロイがドノヴァンに止めを刺すべく動く。
こちらが負けた場合、腕が切断され、かなり大きなダメージ)
>482>485
ドノヴァンvsラグナロク&リロイvsカノン
「ぐ・・・く・・・」
なんとか意識が鮮明になってきた。
薄目で辺りを見回す。なんとか、リロイの姿だけを確認できた。
少しでもリロイから離れようと横転。
もう少しでダイレクが当たるはずだ・・・当たれ・・・!!
天堂組殴り込み
>469 >471 >477 >481
爆風が晴れた後突入すると坂東は階下に逃げた後だった。
爆風で傷ついたヤクザが自暴自棄に突っ込んでくるのをAKで
仕留めると、玲二も階段を駆け下りる。
階下のヤクザ達もその多くは戦闘不能に陥っている。
瀕死のヤクザが突然飛び掛ってくるが、AKストックで殴り倒し、
止めの銃弾を打ち込んで進む……。
「エレンと、もう一人居るんだったな……。」
弾切れのAKを捨て、そうつぶやいた瞬間にドアを蹴破り銃を構えるヤクザ、
デザートイーグル.50AEを引き抜きざま、その頭を吹き飛ばす!
対ヒトラー、リップバーン
>483
視線を遮ってのカトラスの一撃は、
総統閣下とヴェアヴォルフを串刺しにすることに成功した。
ヴェアヴォルフの密着してからの攻撃は失敗したようだが、興味は無い。
私は二匹の化物を貫くカトラスから手を離すと、空に舞い上がった。
総統は、あいも変わらず目の前の化物にご執心だ。
あしきゆめにとって、目の前のヴェアヴォルフは玩具なのだろう。
あの少佐も、随分優秀な玩具を造ったものだ。
いっそのこと玩具職人にでもなったらいいのではないかしら?
月を見上げた。都会にしては珍しい、綺麗な満月。
こんな綺麗な月の日には、神々の時代が訪れる。
『我、青の空色、万物の精霊との契約により、契約の履行を請求する』
静かに、だが力強く詠唱する。
次第に世界を変質させるモノが私に集まってくるのを感じる。
集まった魔力を発現させたい場所に、視線を向ける。
視界は良好。
『我は呼ぶ、地獄の火炎!』
集中させた魔力を解き放つ。
開放された魔力は、串刺しになった二人を取り巻き、
次第に自身を炎へと変貌させていった。
周辺住民は果たしてどんな心地だろうか >477 >481 >487 玲二
(ぬぅっ!!)
息のあったコンビネーション、あの「炎」は確かに耐えようと思えば耐えられる。
・・・しかしさっきの一撃もかなりのダメージだった・・・そう何度も喰らいたくは無い。
両側から攻撃が来る。・・・・これ以上考える時間は・・・無い!
(どちらに逃げてもまずい・・・退いても追いつかれる!ならば・・・)
「下じゃあぁぁっっっ!!」
両手を振りかぶり、思いきり床へ叩きつける!!バゴッ!!と言う音とともに床が崩れ、
出来た穴の中にそのまま落下する。
開いた穴の下は広めの応接室。瓦礫の上に着地し、すぐさま真上に攻撃を放つ!
「っしゃあっ!!」
*EXTRA ATTACK:外道の法
vsリロイ&ラグナロクvsドノヴァン
『魔剣対決』
>485>486
シルエットアームのリミッターが一段階解除される
ドノヴァンの剣を追う様に普段の倍のスピードで
リロイへと接近する・・・
「シルエット解放・・・ガトリング・・・」
そうつぶやくと急速に速度を増す
>445 ハインケル&由美江VSタバサ*2
魔女が、目隠しをも越える高度から飛んできた。
まぁいい、既に目隠しの意図は果たしている。
相手の動きに委細構わず、前方へと突っ走り、ヘッドスライディング。
と同時に、目隠しした間に辺りにばら撒いておいた手榴弾が次々と雪煙の柱を上げる。
火薬量はさほどでもないが、辺りは真っ白に染まった。
>483>488 ヒトラーVSふみこVSリップバーン
これは……ここまでですかね?
ならば、せめて代行殿の指令くらいは果たして行くとしましょうか。
(マスケット銃用の火薬を全て取り出し、ぶちまける)
(更に、自爆発火システムを発動、本体発火開始)
(そこへ、更にふみこの炎が迫る)
代行殿の勝利万歳!
(燃え尽きる、リップバーンウィンクル中尉リタイア)
>484
ナオミVSスレイマン
・・・つけられたか?いや、そんな感じではなかった。
どうやらこいつも魔道の徒らしい、しかもこの力場の常連使用者。
つまり、この俺様とこの女は似たような目的でここに来て、偶然出会ってしまったらしい。
しかも「両手を挙げて、そのままゆっくりと振り返りなさい。
貴方のお名前と目的、それにあの【卵】についてじっくりと伺わせて戴くから」だと?
ふざけるな、理由はどうでも良い、もう死ね。
『気』流にぶち込んだ【卵】には、ジブリールと呼ばれる人造の魔神が封じ込められている。
このクラスの力場ならもう十分に奴らを起動できるだけの霊気は得られたはず。
都合八体の魔神で、引き千切り、噛み砕き、磨り潰してやろう。
「ハ、会ったばかりだがもうお別れだ。死ね。」と後ろも見ずにそう告げる。
そして、魔神を起動・・・・・・できないだと!?
『気』流に飲み込ませた【卵】には確かに起動信号を送った。
が、返ってくる答えはどれもこれも弱々しい。
どうやら、ここは女が正式に契約した地らしい。そのため【卵】に霊気が流れるのが著しく
阻害されている。
ち、せっかく公安のデータ掻っ攫ってわざわざこんな島国まで来てやったと言うのに
ここは『コブ付き』だと?ふざけるな!
今のを『怪しい動き』と判断したらしく、後ろの女の殺気が急激に膨れ上がる。
俺は全身を身体施呪してサイドステップ。
つい一瞬前まで頭のあった位置を弾丸が通り過ぎる。狙いは正確。
そのままの流れでくるりと後ろを振り向く。
・・・そのとき俺が見たものは、
魔神の起動に失敗した衝撃を洗い流すほどインパクトのある存在だった。
トリップ判定用です
>486>490
カノンVSリロイ&ラグナロクVSドノヴァン
真の「魔剣」を決める闘争
(トリップ判定 R>x 我々の勝利)
ーー本当に際どいタイミングだった。もう少し振り返るのが
遅れていたら、リロイの首は胴体から離れていた事だろう。
リロイの放った一閃は、見事に迫り来る曲刀を弾き返した。
そして、即座に今倒すべき敵ーー剣の持ち主である異国の男へと
迫る。
だが、横合いから再び迫り来る殺気。
倒れていた女だ。
彼女は、先程までとは比較にならないスピードで、一挙に
こちらとの間合いを詰めてきた。
次の瞬間、リロイの周囲を無数の斬撃と、拳が駆け巡る。
リロイも持ち前の反射神経で次々と攻撃を裁いていくが、
そのスピードは、「黒い稲妻」と称されるリロイの速度をも、
上回りかねない勢いだった。裁ききれない攻撃により、次々と
手傷が増えていく。
最後に胸の辺りを狙った拳が叩き付けられ、
リロイの身体が宙を舞った。壁に激突し、血反吐を吐きながら倒れる。
ヒトラー VS ふみこ VS リップヴァーン
>488>492
「くははははははははは!!!!!」
哄笑する。
ふみこの呼び出した魔力の炎に取り巻かれ、
リップヴァーンの自爆、炎上に密着しながらも、狂ったように笑う。
「ここまでだ!!所詮、ミレニアムなど貴様らには名乗る資格もない!!」
燃え尽きて炭になったリップヴァーンを砕き、周りを取り巻く炎など気にも留めずに、ふみこに向かって突進する。
普通であれば、為す術もなく燃え尽きるはず。
いつもであれば、空間を跳んででもないと燃え尽きるはず。
しかし、今宵は満月。
獣性細胞が蠢き、常よりも速い速度で傷が、火傷が治っていく。
その勢いのまま、全身に炎をまとわりつかせたまま、ふみこ目掛けて突進する。
唐獅子吸血大殲 >477 >481 >487 >489 天堂天山
水平に突き出した両腕を交差させる。トンプソンとスチェッキンが咆哮する度、やくざたちは鮮血を吹いて地に伏した。
なんて楽な仕事だよ。当たった奴がターゲットなんだからなあ。あ、いつもそうしてるか。
入り口を飛び出そうとした坂東に、突然濛々たる煙が吹き付けてきた。煙幕、恐らくは発煙筒か何か。
成る程。このまま出て行けばこっちが的だわな。あっちも誰に当たろうが構わねぇだろうし。
支援が望めるなら強行突破もありだが生憎そんなものはない。いや、この男にそんなものが居た試しは無い。
だから。だから選択は――。
「突撃ィィィィィヤッホゥゥゥゥゥ」
血に、闘争に狂い果てた男は煙の中に飛び込んだ。近辺の地理は把握済みだ。この位置から入り口を狙うなら、正面のガレージの辺りに身を潜めている筈。
地面を転がった坂東の頭の上を幾つもの銃弾が飛び越えていく。転がりながら、少女がいる場所へと坂東は必殺の弾丸を放った。
もう1度判定です
極道な女たち 往生せいや
>481 >487 >489 >497
「下?!」
さすがにこれは予想できなかった。強引に床を穿って、階下からあの黒い光球。勢いをつけての斬
撃をすかされたラヴァの体を捉えた一撃はかなりの衝撃を与えた。
『!』
「ラヴァ?!」
このままあの穴を通って追撃を加えるなら、その途中であの魔力弾の追い撃ちを受けるだろう。
ならば・・・!
ラヴァに寄り添うと、美夕は階下に意識を集中させる。空間の入り口をこちらに、出口は・・・。
「それにしても・・・悪趣味な応接室ね・・・!」
次の瞬間、美夕が天堂の正面に転移、それと同時に十数発もの炎の雨を降らせる。とっさに跳びずさ
った天堂の真上から、空間を越えて飛来したラヴァが貫手をひらめかせて迫った。
「これで・・・!」
VSヒトラー、リップバーン
>496
全身に致命とも言える炎を纏わりつかせながら、それでも哄笑をあげて
襲い掛かってくるヒトラー。まさしく、悪夢。
どうやら、満月は私にだけでなく、この男にも力を与えたらしい。
(ちっ・・・)
胸の奥で小さく舌打ちをする。
あの火力で殺せないとは、その生命力だけは一流と見える。
私は腰に挿したもう一本のカトラスを引き抜くと、
燃え盛るあしきゆめに向かって身構えた。
天堂組殴り込み・暗殺者物語
>487 >489 >497 >499
坂東が煙の中へと飛び込む。
かかった!!
しかし罠に飛び込んだのは、おとなしい兎などではなく、
自らの足をも食いちぎりかねない狼。
煙の中から、こちらに向けて正確に銃弾が襲って来た。
数発が至近距離をかすめ、更にその内の二発が左腕と、右腿を貫通する。
「うっ!!」
震える左腕で、トカレフを発射地点と思わしき場所に数発撃ち込む。
当てる必要はない。要は坂東をそこに足止め出来れば良い。
右手に構えたパイソンを煙の奥へと向ける。
本命はこちらだ。位置は憶えている。
357マグナム弾を三発。それぞれ別の場所に向けて撃ち込む。
そう、自動車と言う名の爆発物に向けて。
>472
第二R アセルスVS初音
アセルスの言葉を聞いても初音は動じない
彼女もまた、人を愛する事の何たるかは充分に知っている
それゆえに、初音はアセルスの虚勢を看破した。
「分かったわ・・・・・どうやら本気のよう、ふふっ・・・ですけど
私は鈍感でして、その証拠を見せていただかない事には信用できませんの」
そう言い放つと、初音はジーナの首筋に蜘蛛を埋めこむ
ジーナの身体がぴくんと痙攣すると、その肢体から瞳から意志の光が消えてゆく
「これでジーナさんは私の人形、さぁどうするのかしら?見物だわぁ」
初音は、ジーナの手に短剣を握らせると、命令を下す
「さぁ、あの娘を殺してお終い・・・ジーナ」
ジーナは初音に操られるまま、短剣を振りかざしアセルスへと襲いかかった。
>493
ナオミVSスレイマン
「ハ、会ったばかりだがもうお別れだ。死ね。」
男は振り返りもせずそう言い放った。
当然の事ながら、躊躇することも無く引き金を引く。
が、男は人間離れした速度でサイドステップし、あっさりと銃弾を躱してみせた。
そのままの流れで振り向き…そこで男の動きが凍り付く。
「あァ?……なんだ、てめえ?」
彼の視線は私の顔の上、私の【幸運のお守り】に向けられたまま止まってしまった。
どうやら私の格好に度肝を抜かれた様子だ。
無理もあるまい。
スーツ姿の、しかも妙齢の女が、兎耳の付いたヘルメットを被っているのだ。
過去にも多くの敵がこの格好に思わず見とれてしまい(少し語弊があるか)、
私に先制攻撃のチャンスを与えてくれた。
無論、この好機を逃す気は微塵も無い。
「死ぬのは貴方よ。さようなら」
左手で腰のホルダーよりカプセルを一つ外し、まぬけ顔を晒した男に向けて投擲。
私と男の中間点辺りでカプセルは二つに割れ、紅蓮の剣を携えし炎の鬼神が中より飛び出す。
そして、その鬼神−不動明王は、男に向けてその剣を振り下ろした。
天堂組殴り込み
>489 >497 >499 >501
銃声を追って坂東の出たドアをくぐった瞬間、一台の車の燃料タンクが
発火し、赤々と燃え上がる!!
その炎にをよける要に転がる一人の男はあまりにも無防備な姿を
さらけ出してした。
腰を落とし、シルエットに向かってデザートイーグルを発砲する。
玲二が放った弾丸はただの一発、必殺の一撃だ!!
>490>495
ドノヴァンvsラグナロク&リロイvsカノン
金属同士がぶつかりあう音が聞こえた。
(まさか・・・)
リロイの方を見ると、ちょうどダイレクが弾き飛ばされたところだった。
なんという反射神経、運動能力・・・まさに怪物。
ヤツがこちらに向き直った。だがこちらは足がろくに動かない・・・
(まずい・・・!)
だが、思っていた攻撃は来なかった。
さきほど倒れこんでいた女が、これもまた人外の速度で
リロイに飛びかかったのだ。
そして瞬きすらも追いつかぬ速度で、無数の打撃と斬撃を叩き込んでいく。
最後の一打でリロイが壁に叩きつけられた時、
ちょうどダイレクが背中に戻ってきた。
(今だ!!)
上半身を起こし、手を動かして印を結ぶ。
「出でよ氷の精霊!」
精霊を召喚・・・私の背後に冷気が巻き起こり、
冷たい目を持つ乙女の姿をとって、氷の精霊が姿を現す。
「・・・凍てつく風を起こせ!」
精霊の手から、傷だらけのリロイに向かって冷気が放たれる。
負傷したせいか、充分に気が練れていない。
だがそれでも、まともに浴びれば腕一本程度は凍りつき、
かなり動きが制限されるのは間違いない。
>502第二R アセルスVS初音
―――賭けは、失敗した。
ジーナがあの女に操られ、私に襲い掛かってくる。
彼女の攻撃を回避すること自体は可能だが・・・それで精一杯。
私が女に近づけないようにうまく位置をあわせてくる。
操っているあの女、相当な手練だ。
(くっ・・・私のジーナを・・・!!)
だがこのままでは埒があかない。こうしている間にも奴が何をするかわからない。
・・・覚悟を、決めた。
(ジーナ、ごめん!!)
私は襲い掛かってくるジーナの短剣を素手でつかみ、両腕の腱を爪で切断、
さらに両足に裂傷を負わせ身動きをとれなくした。
・・・彼女だってすでに妖魔だ。ほんの少しの時間なら耐えられるだろう。
すぐにヌサカーンの所に連れて行けば治療も不可能ではない。
・・・最悪、私の血を与えることもできる。
だが・・・本当に、少しの間だ。
もたもたしている時間はない。
私はジーナを放り、女の所に肉薄した。
一瞬で、勝負をつけなくては!
誰か110番を・・・ >499 >501 >504 玲二
良く分からなかった。が、確かにそこに居る。
(どこから――現れやがった?!――)
まさかこんな能力を持っているとは思っても見なかった。
真正面から容赦無く叩きつける炎。只の炎で無い以上、
喰らえば喰らった分だけ易々と身体を抉って行くだろうか。
(―――くっっ!!)
跳躍。かろうじて炎の雨から逃れ―――
――だが、またしても――今度は上。
気配を感じて上を見あげた時にはもう遅い。
(どこから・・・現れたってんだ・・・・!!)
ずぶりっ
嫌な音を立てて黒衣の男の手が腹を貫いている。
血が、身体を伝う。続けざまの奇襲には手の打ち様が無かった。
「・・・・・・・がっ・・・!」
痛みとショックに、声にならない声を上げる。
(・・・が・・・まだだ)
今日の自分は何時もより強い。月の影響も受けている筈だ――
―――まだ、戦える。
「・・・あ・・・―――あああああっ!!」
――最後の力を振り絞って、身体から毒々しい光を放つ――
*EXTRA ATTACK:毒の光
男と女たちの血挽歌 >499 >501 >504 >507 天堂天山
「ぐああああっちィィィィィィ」
爆発した車から噴き出す焔をまともに受け、絶叫しながらも坂東は立った。
殺す。ブッ殺す。犯しながらハラワタ抉り出して喰ってから、だがな。
身体のそこかしこが燃え上がっている。その痛みすら凌駕する憤怒を以って、坂東がトリガーに力を込めた瞬間。
衝撃が坂東を揺すった。ふと左胸に眼を落とす。
穴が空いていた。後ろが見えるくらいの大きな、大きな穴が。
首を後方にねじる。先程の少年が硝煙立ち昇る巨大銃・デザートイーグルを構えていた。
「何じゃあああこりゃあああああああ」
坂東の身体は再度舞った。ショートカットの少女が撃ち込んだパイソンの弾の数だけ。
あはははは、たまらねえたまらねえ。ハチ切れた脳味噌が身体中の穴から飛び出して、乱一世も裸で逃げ出すようなヒワイな触手になっちまいそうだぜ。
血塊を吐き散らして、狂ったガンマンは仰向けに倒れ込んだ。空が見える。どんな天気かもうわからないが、いい天気なのだろう。
殺して殺されるのには相応しいような。
「……ハマーン様……ばんじゃぁぁぁぁい……」
坂東英二:死亡
>506
第二R アセルスVS初音
「やはり、貴方には殺せなかったようね・・・ふふっ」
初音はアセルスを嘲笑すると、言葉を続ける
「でも、座興はもうお終い、帰らせていただくわ、かなこも心配するでしょうし」
初音は自らに肉薄するアセルスを蜘蛛の巣で絡めとリ、縊り殺す・・・・・・つもりだった。
「!!」
アセルスの爪が閃くと同時に糸は切断され、一瞬の内に懐に入られてしまった。
(まだ・・・ここまで動けたの)
驚く時間も慢心を後悔する時間もなく、初音の心臓はアセルスの爪に貫かれていた。
が・・・・・・心臓をつぶされたぐらいで即死するやわな身体ではない。
そう、ただでは死なない!!
初音は断末魔の力を振り絞り、背中の八本の蜘蛛脚をすべて
アセルスへと深々と突き立て、その身体を引き裂いた。
平崎無法地帯
>501 >504 >507 >508
ラヴァの貫手が天堂の臓腑をえぐる。この一撃でとどめを刺した・・・はずだった。
しかし、最後の力を振りしぼったのか、毒々しい不気味な閃光を全身から放つ。
「?!」
仮面の下でラヴァが血を吐く。その手は、毒素で紫色に変色している。
「・・・もういいわラヴァ、下がって・・・!」
鋭い美夕の叫びと共に、ラヴァは闇に溶けて消えた。腹から血を大量に噴き出し、膝をつきながらも
こちらを恨めしげに見つめるかつて侠客だった男の成れの果て。それを、怒りと憐れみの入り交じっ
た視線で眺める美夕は、右腕に炎を集める。
「あなたのくだらない吸血鬼ごっこももうおしまい・・・ばいばい」
美夕は右手を振り下ろす。放たれた幾筋もの炎の奔流が天堂を包む。
燃え上がる炎の中で断末魔の悲鳴を上げる天堂は、やがて動かなくなり、灰になって崩れ落ちた。
ちょうどそのころ、けたたましいサイレンの音が外から聞こえてきた―。
天堂組殴り込み・落し前つけさせてもらいます
>504 >507 >508 >510
未だ硝煙が立ち上る銃口を下げ、一息つく。
そのまま銃をホルスターに納め、ハンカチで左腕の、
スカーフを外して右腿の止血を行う。
近付いてくる足音に、ふと顔を上げる。
「随分と無茶をするじゃないか」
「咄嗟のことで、仕方がなかったの。……御免なさい」
玲二は、そんなエレンに対して軽い苦笑を浮かべた。
その時、遠くからサイレンの音が聞こえてきた。
「流石にマズイな。動けるか?」
「ええ、大丈夫よ。でもまだ事務所に美夕が居るはず。
逃げるのなら、彼女と合流しないと」
言いながら坂東の死体へと歩み寄る。
「使わせてもらうわね、ガンマンさん」
彼のスチェッキンを拾い上げると、事務所へと向けて駆け出した。
>509
第二R アセルスVS初音 初音側エピローグ
初音はぼろ雑巾のようになったアセルスの身体を捨て置いて
ふらふらと歩き出す。
帰らなくてはいけない、かなこが待っている。
ごめんなさいね、道草をしてしまって、でも大丈夫、ちょっと遅くなるけど必ず帰るから
でも、身体が動かない、血が止まらない、これじゃ帰れない、かなこにもう会えない。
もはや立っている事すらままならぬ身体を引きずり進もうとする、でも進まない。
ああ・・・何もかも消えてゆく。真っ暗になってきた、何も見えない、聞こえない。
それでも・・・帰るから、必ず帰るから・・・・だから・・・・・・・・・
初音は、ぱくぱくと口を動かし、声にならぬ何かを叫び・・・・・それっきり動かなくなった。
(比良坂初音、死亡)
>509>512第二R アセルスVS初音
アセルス・エピローグ
私の爪は女の心臓を貫いた。
(やった!)そう思った次の瞬間・・・女の蜘蛛足が、私を引き裂いた。
女はそのまま私を放り出し、部屋から出て行く。
(ジーナ・・・ジーナを・・・)
私はほとんど感覚を無くした体を無理やり引きずり、彼女のもとへ行く。
あんなひどい怪我を負わせたんだ・・・早く何とかしなければ、彼女の命に関わる。
私は彼女のもとに辿り着き・・・そのまま、倒れこんだ。
「・・・アセ・・・ルス様? ・・・っ!アセルス様!」
「ああ・・・ジーナ。ごめんね、私が不甲斐ないばっかりに・・・
今・・・クーロンの・・・ヌサカーン・・・所に・・・」
「そんな・・・私よりも、アセルス様が!」
「私・・・大丈夫・・・すぐ治・・・ら・・・」
・・・なんだか、眠くなってきた。
ジーナが、泣いている。
泣きながら、動かない手で無理やり短剣の柄を私の体の上に立て・・・そのまま、倒れこんできた。
私の上に立てた短剣に重なるようにして。
「・・・ジーナ?」
「アセルス様のいない世界で、私・・・生きていけません・・・」
ジーナが、私の顔に手を当てる。
彼女の血が、唇を湿らせる。
(ジーナの血・・・おいしい・・・ごめんねジーナ・・・ごめんねカミーラ・・・ごめんねみんな・・・
ジーナ・・・一緒に・・・夢でも見ようか・・・)
<アセルス、ジーナ、ともに死亡>
END.
天堂組殴り込み
>507 >508 >510 >511
「おい!」
駆け出すエレンの体が崩れ落ちるのを、玲二はなんとか受け止める事が出来た。
「本当に無茶苦茶だお前は、そんな傷で……。」
「仕方ない、友達が心配なんだろホラ。」
玲二はエレンに肩を貸すと共に事務所の中に消えた。
アセルス&カミーラVSエリザベス&死神(DEATH)VS比良坂初音
導入
>183>185>186>190
前半戦1:アセルス&カミーラVSエリザベス(メドゥーサ)
>197>200>203>209>212>234>236>242
>245>250>260>264>269>275>282>293
>299>306>309>314>318>320>321>323
前半戦2:比良坂初音VS死神(DEATH)
>198>207>210>235>237>248>254>268
>272>287>298>307>313>316>317
INTERMISSION
>335
後半戦:アセルスVS比良坂初音
>388>400>405>412>415>420>424>431
>439>447>449>472>502>506>509>512>513
(観戦者・シャフト >418)
こうしてまとめてみると、長かったんだな・・・
エ(略 抹殺計画のはずだったのがいつの間にか血みどろ闘争になってるし(苦笑
ともあれ、お疲れ様。
Death Game in Vampire Arena 〜レイオット・スタインバーグVSミア・フォーテー
>474
「私は私だよ。過去も、今も、そしてこれからも」
青年の疑問に、『それ』は答えにならない答えを返す。
「別に何かが変わった訳じゃない。ただ知っただけ。世界がどんなに下らないモノかという事を」
淡々と、口元を嘲笑の形に歪めながら。
そんな『彼女』に、青年は月下でのダンスを申し込んだ。
その言葉と同時に地面に降り立った『それ』は、苦笑しながら
「いいよ。でも、ほかにもアンタと踊りたいってヒト、他にもいるみたいだけどね」
そう、言葉を返す。
不審に思って問い質そうとする青年の右腕に、あるはずの無い腕が絡みついた。
「・・・血が・・・血が止まらないの・・・・・・。
私、お医者さんなのに・・・ねえ、どうして・・・・・・」
ボロボロの白衣を首から流れ出る血で真っ赤に染めながら、黒髪の女性が青年に問いかける。
続いて左足に、
「まったく、君には失望させられたよ・・・・・・
お得意の魔法は、一体どうしたのかね?」
自分の同居人を攫った吸血鬼が、脇腹を大きく抉られた姿でまとわり付き、不満の声をぶちまける。
右足には向かい側の貴賓席で黒髪の女性に牙を立てていたもう片方の吸血鬼が、頭蓋骨をむき出しにして
「何故だ・・・不死である筈の、超越者である筈の我等が、何故こんな無様な格好をしているのだ・・・」
ぶつぶつとそう呟きながら、足に齧りつこうと牙を立てる。
そして左腕には―――
毎日見慣れてるはずの紅い髪の少女が、虚ろな表情で青年を見上げていた。
「レイオット、どうしてでしょう? 私、死んだのに動いてます」
全身を髪と同じ色で染め上げたその少女――カペルテータは、
平淡な声で、しかし本当に不思議そうに青年に声をかける――
「アハハッ! 大人気だね。じゃあ、私からもプレゼントをあげる」
声を立てて笑う『それ』の背後に、白い布を一枚羽織っただけの女性が出現した。
全身が透きとおっており、呼び出した『少女』とまったく同じ表情をしたその女性は
空中をすべるように泳いで青年に近付くと、青年の首に両腕を絡ませ、
一瞬ふわり、と笑った後、モールド越しに頬に口付けをする。
「女神からの祝福だよ。どう? 気に入ってくれた?」
表面上は、何も無かったように見えた不可解な行為。
しかしその行為は、目に見えないほど微細な――しかし致命的な結果を与える傷を、
青年のモールドに刻みつけていた。
Death Game in Vampire Arena 〜レイオット・スタインバーグVSミア・フォーテー
>516
「――――」
言葉もなく、その場に立ちつくしていた。それなりに修羅場を潜ってきたつもりだったが。
死者が、自らにすがりついてくるこの現実。罪にまみれた自分にとっては、ふさわしい光景だ。
――しかし。
彼の視線は、ただ一点。見慣れた、紅い少女に向けられていた。死してもなお、変わらないその表情。
どこまでも無垢で、なにかを望みながら、しかしなにも望まない不可思議な視線。
「…………」
目を閉じる。
息を吐く。息を吸う。吐く。吸う。吐く。吸う。吐く。吸う――
目を開いた。
見据えるのはただ一点。天に浮かぶ、あの女。なにかがこちらに絡み付いてきたが、知ったことか。
渾身の力で、右腕をふりほどき。
スタッフ操作。無音詠唱。
「我・法を破り・理を越え・破壊の意志をここに示す者なり――!」
補助呪文を口頭詠唱で追加。スタッフの先端に、高速回転する真紅の魔法陣が出現。
超効率駆動する、事象誘導機関の影――
「――ベルータ・エイム・クイファ・クイファ! <マグナ・ブラスト>――」
女は動かない。超然とした笑みを浮かべたまま、月を背にただ其処にいる。
「――イグジストッッ!」
<ブラスト>を遙かに凌ぐ爆炎が、瞬間的に女に向かい叩きつけられる。強烈な爆音。
「……これで、どう、だ――?」
呟く。だが、その魔法の効果を確かめる前に。
――起こってはならない、変化が起こった。
「な――あ、あ、ああ……?」
もぞり。と、なにかが動く。
皮膚の中でなにかが這い回っているかのように、肉があちこちで盛り上がり、動く。
全身を包む解放感と猛烈な苦痛。変わっていく肉体。それに伴い、自らの肉体を包み込んでいた――
否、拘束していたモールドが、内側から爆ぜる。止まらない。止まらない――!
「あ――――ああああああああああ!?」
絶叫。自身の中に生まれ出でた新しいなにかが、全てに取って代わり動き出そうとしているのを。
崩壊していく意識の中で、はっきりと感じ取っていた。
Death Game in Vampire Arena 〜レイオット・スタインバーグVSミア・フォーテー
>517
「アーハッハッハッハッ!!! 気にいらなかったみたいだね!!」
夜空を焼き尽くさんとするかの如き業火を空中に飛翔する事でかわし、『それ』は高笑いを上げる。
「どうして震えてるの? 恐怖で耐えられなくなった? それとも私に対する怒り?」
依然として空中にその身を置きつつ、『それ』はその場から動かなくなった青年に近寄っていく。
「・・・無駄だよ。だって私の方が―――」
眼前で停止し、『それ』は青年の方へ向かって右腕を差し出した。
「―――私の方が、憎いから」
言葉と同時に、青年の右腕が見えない『何か』によって引き千切られる。
その直後―――
鎧姿の青年が、内側からの圧力によって破裂した。
Death Game in Vampire Arena 〜レイオット・スタインバーグVSミア・フォーテー
>518
「……………………」
変化は、終了していた。
引きちぎられた腕も、モールドを内側から粉砕した肉体も、先ほどまでの狂乱が
嘘であったかのように沈黙している。だが。
其処に立っていたのは、人間ではない。一回り以上肥大化した、どこか甲殻類を
連想させる、黒い装甲を身に纏った肉体。隙間を埋めているのは、肌色の肉だ。
その肉体を支える足は4本に増え、前の2本はかろうじて人間を連想させるが、後
ろのそれは、節足動物のそれに成り代わり、節からは数十本の触手が伸びていた。
引きちぎられていたはずの右腕は何事もなかったかのように生え替わり、冗談の
ように巨大な拳を備えている。それは、左腕も同様だ。
黒い仮面のような物を表に貼り付けた頭部には顔が無く、ぎょろりと、二つの目玉
が静かに虚空を睨んでいた。
そして、その背中には。干し首のような、小さな顔が張り付いている。それは、ぎこ
ちく口を開くと――
……ろおおおおおおおおおおお――――
口笛のような、菓子のない歌のような、奇妙な響き。『歌』と呼ばれる旋律が、その巨
大な異形の回りに、不可視の力場を形成し始める。
ぎょろりとしたその異形の頭部が、気が付いたように、周囲を見回した。
そこには、肉体を欠損させながらもこちらに取り付いてくる、人間の姿がある。
恨み。絶望。苦痛。彼が求めてやまなかった全てを持っている、死してなお、責め
苦にあえいでいるモノ達――!
「――るぅぅぅううほぉぉおああああああ!!!」
『歌』に被さるように、異形――『魔族』は絶叫した。撃発音声! 瞬間、魔族の意思を
現す万能の力――魔法が顕現する。
瞬間、周囲に取り付いていた三人の生ける死者が、一瞬にして砕け散った。
無数の破片となって、ガラスのような涼やかな音を響かせる――――
Death Game in Vampire Arena 〜レイオット・スタインバーグVSミア・フォーテー
>520
「ニンゲン止めたら私に勝てるって!?」
すっかり変貌した青年の成れの果てを嘲笑い、『それ』は異形の背後へと回り込む。
「甘いよっ!!!」
その言葉とともに空中に巻き上げられた瓦礫が、異形に向かって降りそそいだ。
Death Game in Vampire Arena 〜レイオット・スタインバーグVSミア・フォーテー
>520
巻き上げられた無数の瓦礫。
人間であれば、防御はおろか回避すらできない量のそれは、
かつてレイオットと呼ばれていた魔族に降りそそぐ。
だが、瓦礫は魔族の周囲に到達した途端、何かにぶつかった
ように、ぴたり、とその動きを止めた。
何事もなかったかのように、魔族はくるり、と背後を向くと、口
など存在しなかった顔に割れ目を生み出し、一瞬で口を作り出す。
彼はそこに回り込んでいる女に向けて、にたり、と笑って、どこか
歪んだ声を上げた。
「おぉかえしだぁぁ! はっはぁぁぁ!!」
叫びと同時、魔族の上に固定されていた瓦礫が、その方向の
ベクトルをゆがめられ、全て女に向けて直進する。
「はぁッはぁッはぁッ――!」
さらに魔法発動。先行する瓦礫を追うように、不可視の破壊を
生み出した。瓦礫を粉砕しながら、『破壊』が女に向かい襲いかかる。
Death Game in Vampire Arena 〜レイオット・スタインバーグVSミア・フォーテー
>521
「遅いっ! 遅いよ!!!」
空中を高速で移動しながら、『それ』は『異形』の放つ不可視の一撃をあっさりとかわした。
「それじゃあ、これならどう!?」
言葉に誘われる様に出現する『白い布一枚を羽織った女性』の群れ。
歪んだ笑みを浮かべながら、異形に向かって次々と突っ込んでいく。
Death Game in Vampire Arena 〜レイオット・スタインバーグVSミア・フォーテー
>522
白い女を視認。
瞬間、魔族は腕を振り上げて、先ほどに倍する声を上げた。
「ろおおおおおおおおおおお!!!!」
撃発音声。魔法発動。瞬間、魔力圏内に侵入していた女達は、次々と消滅。
だが、それでもわき出るように現れる女に押されて、複顔――『謡うもの』の歌が、
僅かに乱れ始める。瞬間的に乱れ始めた魔力圏を、複数の女達が突破した。
魔族に接触。瞬間、爆発。
黒い甲殻に覆われていた胸部と、左腕。そして頭部の一部が、ごっそりとえぐられる。
激しく血液と脳漿が飛び散り、周囲一帯に猛烈な血の臭い。
通常であれば、即死は免れない。だが――
「い――てぇぇぇえ――よ!」
絶叫。それと同時に、えぐられた傷口が変色。一気に膨張し、瞬間、何事もなかったか
のように、元の状態を取り戻していた。
「あああああああああっ!」
その声を撃発音声として魔法発動。虚空に複数のプラズマを形成。魔族の意志によって
行動する雷球は、それぞれ複雑な軌道を描きながら、彼女に向けて殺到した。
Death Game in Vampire Arena 〜レイオット・スタインバーグVSミア・フォーテー
>523
「一つ、二つ、三つ、四つ!!」
空中を縦横無尽に飛び回り、放たれる雷球をかわし続ける。
あるものは浮遊する瓦礫にぶつかって大爆発を起こし、
またあるものは『白い布一枚を羽織った女性』に掴み取られて消滅する。
「五つ、六つ、七―――」
ドン!!!!
「―――やってくれたわね! 一発は一発ってこと!?」
「・・・上等だわ。試してみようじゃないの」
「アンタの狂気が勝つか、私の憎悪が勝つか―――」
「食らえぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」
轟!!!
(トリップ勝負!)
Death Game in Vampire Arena 〜レイオット・スタインバーグVSミア・フォーテー
>524
プラズマ発現の直後に、魔族の全面に現れた真紅の魔法陣。
四重の同心円が相互反転しながら回転、点滅するように現れているそれは、
かつてレイオットが切り札としていた魔法――<マキシ・ブラスト>のエイリアスだ。
肉体全体がある種の魔法回路とも言える魔族にとって、かつて使っていた魔法を
再現することなど造作もない。
瞬間。彼女の声が聞こえた。
「食らええぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」
「ろぉぉぉぉぉぉおおおおぉぉぉ!!」
魔族の絶叫。同時に、魔法発動!
世界の色彩が、一瞬にして反転する――――!
(トリップ判定)
Death Game in Vampire Arena 〜レイオット・スタインバーグVSミア・フォーテー
>525
(トリップ判定 H>7 ミアwin)
見えざる破壊の鉄槌が、発動した魔法を打ち砕いた。
だが、その一撃はそこでとまる事はなく、
魔族の絶対領域、『恒常魔力圏』を貫通し、
その中心にいた『異形』――魔族化したレイオットスタインバーグを食らい尽くしてゆく―――
「―――サヨナラ―――」
Death Game in Vampire Arena 〜レイオット・スタインバーグVSミア・フォーテー
>526
「……ぅるぅぅぅあ――あぁぁ――」
肉体の半分以上を破壊され、吹き飛ばされた魔族が、月光の注ぐ大地に転がっていた。
自らの力――魔法を維持する為に必要な脳組織の5割以上を破壊された魔族は、もはや
いかなる奇跡も生み出さない。
魔力圏は崩壊し、かつては自らが完璧に制御したはずの物理法則に従い、ただ腐れ、死ん
でいくだけだ。
対置に残った血液の全てをぶちまけながら、魔族は急速に死んでいく。だが、その消えてい
く視界の中で、なにかを知覚した。
紅い、紅い少女――
「か――………………」
最後に声を上げて、魔族は完全に沈黙した。
そこに転がっているのは、もはや人でも化け物でもなく。
死した、ただの肉の塊だけだ。
Death Game in Vampire Arena 〜レイオット・スタインバーグVSミア・フォーテー
>527
Epilogue
・・・・・・廃墟となった闘技場の跡から、歌が聞えてくる。
瓦礫の山の頂上の辺りに腰掛け、月光に照らされながら、歌を歌う一人の少女。
白い衣を纏った、かつて『ミア・フォーテー』と呼ばれていた少女。
その隣りには、紅い髪の少女が静かに立ちつくしている。
In Paradisum deducant te Angeli,
in tuo adventu suscipiant te martyres,
et perducant te in civitatem sanctam Jerusalem.
Chorus angelorum te suscipiat,
et cum Lazaro quondam paupere aeterman habeas requim.
少女の瞳からこぼれた一筋の赤い涙が、吹き付ける風に溶けて消えた。
Dark End “The goddess of destruction” Closed
eath Game in Vampire Arena 〜レイオット・スタインバーグVSミア・フォーテー
レス番のまとめだよ。
>153
>155>214>229>231>232>326>333>334>337
>458>460>461>462>470>474>516>517>518
>519>520>521>522>523>524>525>526>527
>528
疲れたぁ・・・。
もう規格外化なんかやらないぞ・・・。
何はともあれレイオット、そして途中の例のシーンの相談に乗ってくれたみんな、
ありがとうございました!
レイオットVS????
呼び鈴の音で目を覚ました。
レイオットは、やる気のなさそうな欠伸を一つすると、
惰眠をむさぼっていたソファーから身を起こす。
カペルは家の奥に居るためベルの音が聞こえないようだ。
自分で対応するしかない。
もう一度やる気のなさそうな欠伸をすると、
念のため、クッションの下にはさんであった
拳銃<ウルフ・ハウンド>を腰の後に挿し、玄関に向けて歩き出した。
玄関に到着する。
呼び鈴は定期的になり続けていた。
ドアをあける。そこには
魔族がいた。
レイオットVS魔族
>530
「す、す、す、す、すたいんばぁぁぁぁぁぐさあああああああんん
しぃぃぃかぁぁくくく、しかくををとって、とってくださぁぁぁぁぁいいぃぃぃぃぃ」
魔族は母親譲りの自慢の髪をなびかせながら、
いきなりレイオットに殴りかかった。
レイオットVS魔族
>531
「――――!?」
いきなりの光景に、一瞬全身が硬直。
だが、繰り出される拳をしかしに入れた途端、レイオットは即座に回避行動!
同時に、ウルフ・ハウンドを引き抜き――!
(トリップ判定)
レイオットVS魔族
>532
ウルフ・ハウンドの銃声が辺りにに響きわたった。
頭部の大半を破壊されてくずれおちる魔族。
だが
「あのおとこおとこととととおなじぃぃぃじめをををしなぁぁぁいでくださささぃぃぃぃ」
魔族は最後の力を振り絞りレイオットに体当たり。
床に視界が暗転する。
と、そこで目が覚めた。
冷や汗をたらしながらソファーから飛び起きる。
「……なんなんだよ、いったい」
レイオットは、いまいましげにうめく。
そのとき、
後から肩に手が添えられた。
「すたいんばあぐさん」
HAPPY END?
レイオットVS魔族
レス番まとめ。
>530 >531 >532 >533
・・・なんともコメントしがたい闘争ですがぁぁ、まあ見てくださいぃぃぃぃ。
>440 対閑馬永空
相手の左腕を切り落とし、代償に胸を貫かれた。
敗北である。
そして、向こうにとっては勝利であろう。
――ただし、我らが普通の人間ならばな。
話し掛ける。
「御主、これまで、幾度人外の者と戦った?」
向こうの顔が険しくなる。どうやら既に目は開いているようだ。
「幾度心臓を突いた? 幾度躰を斬り落とした? 幾度人では
死んだはずの傷を負わせた? ……フフフ。
我等は既に外法の身。そのことを――失念したか」
口を覆っていた布を外す、腐りかけの唇が剥き出しになる。
「毒だ」
俺は無意識のうちに、痒みもないそこを掻いた。
「毒を飲まされてな。転生しても、この毒が躰に回ることだけは
防げなかった。お陰で躰は腐る一方よ」
すぅと息を吸い込む。
「それを俺は毎日味わっている、女でも犯さねば、誰かを斬らねば
気が休まらぬ」
ん? とっさに身構えたか、だがもう遅い。
「だが――災いは転じて、福だ」
ぶほっ、と痰を吐いた。狙いたがわず、それは彼の顔面に叩きつけられる。
「毒の痰だ。苦かろう辛かろう苦しかろう痛かろう……」
俺は、ヒヒィッと嗤った。
ヒトラー VS ふみこ VS リップヴァーン
>500
炎を身に纏い、殴りかかる。
しかし、その一撃はふみこの手にしたカトラスによって受け流される。
殴りかかった勢いのまま、距離を取る。
炎に全身を灼かれながら、それを上回る勢いで再生する肉体。
満月の力を受けた獣性細胞の、恐るべき再生能力。
アドルフの視線の先には、カトラス一本を構え、対峙するふみこ。
炎という自然現象すら超克した獣性細胞の王に立ち向かうには、あまりにもちっぽけな存在。
無茶で、無謀で、無知で・・・そして愛おしい。
「クククク・・・」
炎が一瞬で四散する。
そこに在るは、月光を弾き返すほど神々しい、バケモノの王の姿。
「ハハハハハ・・・」
つい、と腕を月に向ける。
真円の月を覆うほど巨大な『闇』
「ハァッハッハハハハハハハ・・・!!」
そこから。
無数の刀槍が、刃を煌めかせ、ふみこに向かって豪雨のように降り注ぐ!!
vsリロイ&ラグナロクvsドノヴァン
『魔剣対決』
>495>505
「・・・・とどめ・・・・」(タンッ!)
【ガトリングLV1】による乱舞の締めの【メテオドライブ】を
放つため【魔剣ルシエド】を構え垂直に跳びリロイへと
垂直降下の唐竹割りのように攻撃、しかし
異国風の男・ドノヴァンの方向から冷気を感じ取る
「何っ!?」
思いも寄らなかった・・・
垂直降下を無理矢理止め、シルエットの駆動を使い
空気の壁を蹴るように大きくリロイから距離を取る
「クッ・・・もう少しの所で・・・」
>535 荒木又右衛門VS閑馬永空
毘ッ!
毒の飛沫で顔面が灼ける。熱湯を浴びせ掛けられたようだ。否、それより酷い。
何せ急速に肉が腐り落ちていくのだから。
治りかけた視覚は再び失われた。おぼろげに前方が認識出来るのみ。
それでも猶。閑馬はニヤリと笑う。この男もまた救い難い剣の鬼。
斬り合い殺し合いの只中で笑える、一個の魔人。
「フフ……主も“そういう”身体か。良し、双方不死身なら、引導にもひねりがないとな」
千切れた左手が自身の懐をまさぐる。出てきたのは竹筒。
宙に放ったそれを器用に口に咥える。間髪入れずに又右衛門の胸元へ刺さった愛刀に中身をぶち撒けた。
井上真改蟲殺に、竹筒の液体が存分に降りかかった瞬間。
又右衛門の腐れ落ちた口から絶叫が上がった。
「フフフ、痛いか、苦しいか。これは西蔵国で生まれた『血仙殺』。無限の時持つ不死人に止めを刺す死毒よ」
檀ッ!
全体重を刀に掛けて閑馬は突進した。もつれ合いながら、茶店の壁に又右衛門を押し付ける。
魔を断つ妖剣は、更に深々と又右衛門の肉体を抉り抜いた。
>505>537
カノンVSリロイ&ラグナロクVSドノヴァン
真の「魔剣」を決める闘争
壁に倒れこんだリロイは、すぐさま体勢を立て直すべく
起き上がる。そう深い傷は負っていないが、無視できるダメージでも無さそうだ。
左腕の刺傷も、再生までには少々時間がかかる様子。
「……不覚を取ったな」
「喧しい。これからだろ」
言って、身構えるーー
だが、ゆっくり体勢を立て直させてくれるほど、相手は甘くなかった。
地面に倒れている異国の男が、何やら妙な仕草をした後、叫ぶ。
「出でよ氷の精霊!」
その言葉と同時、男の背後に真白き冷気をその身体とする、
冷たい表情の乙女が姿を現した。
「!?」
私もリロイも、その目を一瞬疑った。だが、それは夢や幻ではなく、
まぎれもない現実だ。
そして、その乙女の手から、氷の結晶のようなものが、
リロイに向けて放たれる。この攻撃がいかほどの効果を持つものかは
知らないが、食らってはいけない攻撃だとは直ぐに知れた。
咄嗟に私は、<存在意思>を盾としてリロイの前方に展開する。
不可視の壁に阻まれた氷の結晶は、リロイに当たる直前で無残にも
砕け散る。
改めて見やると、こちらに追撃をかけようとしていた女が、
男の攻撃を察知して飛びのく所であった。
「・・・・余計な真似しやがって」
リロイは剣呑な目つきで私の本体を睨みつける。
…まあ、予想していた反応ではあったのだが。
「まずは、男からだな」
言ってリロイは、未だ身動きが取れぬままの異国の男に向けて、
一気に駆け出した。無論、女の方にも注意を配る事を忘れていない。
>503
ナオミVSスレイマン
阿呆のように呆けること数瞬の後、精神拘束を強化。
公安特捜を『させられていた』時の名残だが、こういうときには役に立つ。
とは言え妙に毒気抜かれて、こっちから仕掛ける気分でも無い。
まあ当然と言うべきか、女はこっちが呆けている間に攻撃の準備を済ませていたらしく、
「死ぬのは貴方よ。さようなら」
などと言いつつ、筒のようなものを放り投げてきた。
その筒がぴたりと、宙に止まると圧倒的な熱気と霊気が吹き付けてきた。
とっさに、視界を霊視眼に切り替えると、現れたのは炎の鬼神。
――どうやらこいつも魔神を使役する類らしい。
鬼神はその炎に包まれた剣を俺に向かって振り下ろす。
俺はとっさに全身を身体施呪すると大きくバックステップ。
かわした剣からそのままの勢いで炎が蔦の様に地面を這う。
左手の自在護符を<呪盾>に設定。炎を受け流す。
鬼神は流れるような動きでさらに横薙ぎの一撃を入れてくる。
ち、<呪盾>は左手側だ。横からの斬激をロッドですくうように当てて<衝撃>を発動し、
上方向に跳ね上げる。
が、ロッドを経由して炎が袖に燃え移る。左手を強化して火の付いた袖を一気に引き千切る。
地に落ちた袖はあっという間に消し炭と化した。
鬼神はそこで発動時間が終わったのか【筒】に引っ込むと、すう、と女の方に帰っていく。
なるほど、女はこれの調整にここを使っているらしい。
しかし、面倒なことになった。この塚が手に入らんことにはここにきた意味が無い。
恐らく、この女を殺したところで契約の鍵となる言霊をこいつに吐かせん限り、
俺が塚と再契約するのは酷く手間だろう。
ならば、自ら殺してと懇願するほどに刻んでやるか
首を刎ねたあと脳髄を犯し尽くしてやるか
息の根を止めたあと死者尋問で魂を陵辱してやるか。
ち、嫌いじゃないが面倒だ、とは言え物事には手順と言うものがある。
―――決めた、とりあえず、肉達磨にしてやろう。
ロッドを女に向け<呪弾>を圧唱。小指の先ほどの魔力塊が銃弾のごとく襲い掛かる。
そして女が回避行動に移ろうとした瞬間、周囲に展開していた<光明>を一斉に解除!
あたりは瞬時に再び闇に侵食されていく。
霊視眼で女の回避先を読み――ハ、腰に魔神なんぞぶら提げてるからバレバレだ――
地を這うように<切断>を圧唱。真空の刃が女に向かって飛来していく。
ついで、「おまけをくれてやろう。ハ、遠慮すんな。」
言うが早いか<呪弾>を圧唱圧唱圧唱。おそらく女の上半身のある位置を呪弾は通過。
狙いは適当。死んだかもしれんがその時はその時。
そして一瞬の静寂。
さて、女がどうなったか拝んでやろう。俺は闇を後退させるべく、<光明>を展開した。
>445 ハインケル&由美江VSタバサ&タバサ(LV60D)
「それにしても知識が禁じられるとは、そんな奇怪な無法なことがありえようか、って
言いたいわけ。はっ、やはり悪魔にこそふさわしい台詞ね、それは」
由美江は相手の斬撃を受けると、刃を斜めに傾け、力を逃がす。相手が、剣を
振り下ろしきったところで、一歩後ろに下がって再度刀を構えなおす。
「蛇に騙されて知恵のみを喰らってから、人間は堕落しっぱなし。人には過ぎた知識
は、神の代理人が封印しなくちゃいけないのよ」
そう言い放つと、由美江は再び刀を振りかざし飛び込んでいく。
対ヒトラー、リップバーン
>536
突如スコールのように降り注いだ刀槍を、この場で完全に捌ききることは不可能。
(クソッタレ・・・ね)
私は躊躇無く箒から跳躍すると、近くのビルの屋上に着地した。
着地のショックで足が痺れるが、一瞬で回復させ、あしきゆめの方に向き直る。
私という標的を失った白刃どもは、虚しく明るい闇をくだっていった。
この時間でもまだ人の多い大通りには、これから地獄が舞い降りるだろう。
ある者は腕を切り落とされ
ある者は頭から串刺しにされる憂き目に合い
ある者は脳漿をずるりと垂れ流す
ある若者は愛する者を失い
ある母親は我が子を失って哀しみに暮れる
突然の不幸による哀しみが
理不尽な暴力に対する怒りが
明日への希望を絶たれた無念が
どうすることもできない、無力な人々の叫び声となって、私の耳に木霊する。
私はまた、守れなかった
目を瞑って歯を食いしばる。目を開ける。
私の瞳は、今は青いのだろう。
「さっさと来なさい、化物。」
>537>539
ドノヴァンvsラグナロク&リロイvsカノン
(しまった!)
まさか、あの女が来るとは思わなかった。
まっすぐリロイに向けて放たれた冷気は、
場合によっては女をも巻き込むだろう。
予期せぬ相手に当たるのもまずいが、何よりリロイに当たらないのが痛い。
だが幸い・・・女はまたもや尋常でない反応を示し、
とっさに・・・驚愕すべきことだが「水平に跳んだ」。
(・・・馬鹿な!?)
だが、予想外の出来事はそれだけではなかった。
氷の結晶は、リロイの眼前で止められ、砕け散ってしまった!!
何で防いだのかはわからない。だがその様子は、
ヤツの前に「見えない壁」があるかのようだった。
(魔術か、念力まで使うとでもいうのか、ヤツは!?)
さらにヤツはこちらに向き直り、一気に間合いを詰めてきた。
(まずい!)
動かない足を放り出して、座ったまま手を動かす。
すると、肩にかけた巨大な数珠がうっすらと光を帯び始める。
念で防御用の障壁を作り出すためだ。
しかしヤツの動きはあまりにも速い・・・!!
収束 その1
>511 >514
美夕は、燃え落ちる天堂に何の感慨も見せずきびすを返すと、ふわり、と天井の穴から階上に
飛び上がる。その姿は、いつの間にか元の制服に変わっていた。
「美夕!」
銃弾に傷つき、少年の肩を借りた江漣の姿が見える。あの少年も、見覚えのある顔だ。
『そうか・・・江漣の・・・』
美夕は、近くの扉に手を掛けると二人を呼ぶ。
「早く!ここが抜け道になってる!」
サイレンはいつの間にかすぐ近くで聞こえる。機動隊の装備の擦れ合う音も警官のスピーカーの
声もはっきり聞き取れる。
二人は、美夕の先導でよく見えない通路をひたすらに駆けた。
この抜け道が、美夕によって歪められた空間で繋がった「ありえないはずの」ものだとは、いかに
超人的な暗殺者とはいえ、普通の人間である彼らが気付くはずもなかった―。
二人が気がついた時、そこは現場からずっと遠くの路地裏だった。そして、美夕の姿もなかった。
次の日、美夕は学校に来なかった。いや、そんな生徒がいたことを覚えているのは江漣と玲ニ
だけだった・・・・。
カノンvsリロイ&ラグナロクvsドノヴァン
『意志ある魔剣のぶつかり合い』
>539>543
「奴は・・・わたしの獲物だ・・・・クッ・・・」
ドノヴァンに向けワイヤーナックルを放とうとするが
【ガトリング】の動きを無理に止めたため
各ギミックを動かすエネルギーが消耗している
そのまま右腕は飛ばずにわたしは膝を突く
「フォースの回復まで少々時間がかかるか・・・
獲物を前にして・・・・・・・」
「奴は・・・・異国の衣装の奴に向かったか・・・
せいぜい時間稼ぎしてくれよ・・・・フフ・・・」
軽く笑いながらフォースと呼ばれるエネルギーの回復を待つ・・・
ヒトラー VS ふみこ VS リップヴァーン
>542
「聞こえるだろう?人々の無念の叫びが」
「見えるだろう?阿鼻叫喚の地獄絵図が」
「人を守護するためにありながら、守ることが出来ない、無能な守護者」
「結局、キミでは辿り着けないのだよ。絢爛たる舞踏者には」
揶揄するように、言葉を紡ぐ。
彼女の無念がわかっていながら、殊更にそれを逆撫でするように。
開かれた彼女の瞳は、青く染まっていた。
まるで海のように深く、青空のように鮮やかな、青。
身体中の獣性細胞を呼び覚ます。
そうしなければ、勝てるはずもない。
あの、魔女には。
一瞬よりも早い刹那。
彼女の懐に飛び込み、そのまま拳を撃ち込む。
撃ち込んだ拳が、無数に見えるほどの連撃。
>545
私は先ず女の方に視線を移す。
するとそこには、片膝を付いて動きを止めている
女の姿があった。恐らく、先程の急激な加速の代償だろう。
ならばますます、異国の男を仕留める絶好の機会だという物だ。
リロイは更に加速し、倒れている男へと一気に迫る。
男は動かない足を放り出し、座っている体勢から何やら
手を妖しく動かす。すると、男の上半身に掛けられていた巨大な
珠を繋ぎ合わせた道具が、淡い光を発する。
だがリロイは頓着せず、そのまま一気に袈裟懸けに剣を振り下ろした。
しかしその斬撃は、男に届く一歩手前で止まっていた。
こちらの攻撃もまた、不可視の壁によって阻まれている。
これは、念動力の類か?
それでも、リロイの動きは止まらない。弾かれた剣をうまく制御し、
第二撃、第三撃と、休むことなく斬りかかった。
>540
ナオミVSスレイマン
【倶利伽羅の黒龍】を捌き切った…この男、かなり手強い。
当然の事ながら男は怒り狂い、右手に固定された杖をこちらへと向ける。
杖の先に圧縮された魔力の塊が生まれ、銃弾の如き勢いで放たれた。
かなりの速度だが、これだけの距離であれば避けられる。
サイドステップで躱した後、次は【戦の魔王】辺りで…
などと次の手を想定しながら身構えた瞬間、
…唐突に周囲の明かりが一斉に消えた。
…やられた!
追撃に備えて、右腕で顔面と首をガードしつつ思い切り左へとサイドステップ。
最初の魔力弾はどうにか避けたが、
「おまけをくれてやろう。ハ、遠慮すんな」
男の嘲る様な声と共に、魔力弾と似た様な気配が足元に、続いて上半身に向かい迫り来る。
…完全に回避する事は不可能。だが致命傷だけは避けなければ。
更に左側へ、今度は上体を捻りながら身を投げ出す。
その瞬間、右腕、脇腹、そして右膝辺りに衝撃が来た。
地面に倒れ込んだ直後、手慣れた手順で各部の損傷を確認する。
脇腹は掠めただけ。右腕は直撃したが、まだ繋がっている。
そして右膝…無い。切断されている。
怪我にはすっかり慣れてしまったが、痛い物は痛い。
特に四肢を失う事にはまだ慣れてはいない…初めてでもないが。
などと余計な事を考えている内に、
左手は勝手にいつもの手順でカプセルを頭上へと放り上げた。
眩い後光を放ち、慈愛の笑みを浮かべる菩薩が現出する。
その後光を浴びるや、右腕と脇腹の傷は瞬く間に塞がり、
右膝は近くに転がっていた相棒とすっかり元の鞘に。
血の気も戻り、負傷する前よりもむしろ力を増した身体を起こす。
「…死ぬかと思ったわ」
何時の間にやら明かりを再点灯していた男に向かい、
この期に及んで尚取り落とさなかった銃の引き金を引く。
同時に左腕で次のカプセルを投擲した。
「遭遇」
夜の倉庫街。灯りと言えば街灯と月明かりだけだ。
そこに鈍い肉体のぶつかり合う音が響く。戦っているのは2つの異形の影。鴉の神像にも似た
男と、赤い目を光らせる虫のような姿の男。
「ウァァァァァァ、ガァァァァッ!!」
虫の姿の男は、咆哮と共に跳躍すると、高々と上げた脚を振り下ろす。その踵の刃は、鴉の男の
首筋に突き刺さった。
「アアアアアッ!!」
後転してその刃を引き抜いた瞬間、鴉の男の頭上におぼろげに光っていた天使の輪が強く明滅す
る。その明滅がより激しさを増した時、鴉男は爆発四散した。
「フゥーッ……フゥーッ…」
異形の男の姿が、たてがみのような金髪の青年の姿に変わっていく。
がしゃん!という物音がしたのはその次の瞬間だった。
対ヒトラー、リップバーン
>546
まさに神速といえる速さで私の懐に潜り込み、拳を叩きつけようとするヒトラー。
だが、彼も分かっている筈だ。
こうなった私は、もはや何者にも止められはしない事を。
この近距離から放たれる拳をかわす事はできない。
彼の拳は私の脇腹を捉えると、肋骨の二三本をおまけとばかりにへし折った。
普通なら、苦しさの余りその場でもだえ苦しむかもしれない。
だが、私はまだその場に立っていた。苦痛の表情も表さずに。
痛くないわけではない。ただ、それを越える憎しみが、私を突き動かしている。
私はヒトラーの腹部に刺さったままのもう一本のカトラスを引き抜くと、
軍靴で彼の腹を蹴り飛ばした。
「総統、君は一つ勘違いをしているわ。」
彼は気付いているだろうか。私の腕の輪郭が、ほのかに青く揺らいでいることに。
「私は、夜を守る魔女。夜明けを告げる絢爛たる舞踏には、なれない」
>549 ギルス戦
「短針カッター!」(飛び掛って左腕のカッターで斬り付ける)
怪人時計男
>551
「うおっ!…アンノウン…じゃないな!何だお前!」
(飛びのいて蹴り飛ばす)
>545>547
ドノヴァンvsラグナロク&リロイvsカノン
かろうじて防御壁を張るのは間に合った。第一撃をものの見事に弾き返す。
だが、さすがに手練れの傭兵。弾き返された動きすらも勢いに変え、
変幻自在の斬撃を繰り出してくる。
上から来たかと思えば左、
続いて右かと思わせてまた左、
そしてまた上、そして右。
突き、払い、その素早くかつ精密な攻撃に加えて、
さきほど足に受けた傷が集中力をすり減らしていく。
このままではいつか防御を破られるのは火を見るより明らかだ。
いちかばちか・・・私は賭けに出た。
リロイから視線を外さず防御壁を保ったままで、
さらに精神を集中し印を結ぶ。
休むことなく続く連続攻撃・・・
(今だ!)
ほんの一瞬だけ空いた攻撃の隙を狙って、防御壁を解除。同時に叫ぶ。
「出でよ炎の精霊!」
その言葉と同時に、背後に灼熱の体毛を持ち
全身から猛烈な熱気を放つ魔人が現れ、
逆手に持った魔剣ダイレクを腰に構える。
だが・・・!!
精霊が剣を振り上げる直前、リロイは振りかぶった剣を引き
ひょいと腰を落とす・・・!!
炎をまとった精霊の剣は空を切った。
精霊が剣に戻るのと連動して、
私の背後の熱気が急速に薄れていくのが感じられた・・・。
極度に集中したせいで、もはや肉体も精神もろくに動かない。
そして幕が下りる
>544
天堂組事務所後から無事逃げ延びた数日後。
放課後の学校にて。
「結局なんだったんだ?」
そう呟いた玲二の声には、戸惑いのニュアンスが多く含まれていた。
無理もない。アレだけ派手に騒いだ天堂組での一件が、原因不明のガス爆発として報じられていたのだから。
如何に事前に情報操作を依頼していたとはいえ、ここまで上手く誤魔化せるはずがないのは、騒ぎを起こした張本人である自分達が一番良く解っている。
さらに不思議な事に、学園内で美夕のことを憶えているのは、私達二人だけになっていた。
「彼女、一体何者だったんだ?」
玲二の声が警戒の色を帯びる。
「彼女は、渡辺美夕」
「えっ!?」
「それで良いじゃない。少なくとも、学校に居る間くらいは」
それだけを言うと、私は玲二から離れ、右足を軽く引きずるようにしながら屋上へと向かった。
軋む鉄扉を体全体を使って開くと、真っ先に夕焼け色の空が目に飛び込んできた。
それともう一つ、知った顔がフェンスにもたれるようにしながらこちらを眺めていた。
「なんだ、こんな所に居たの。……貴方らしいわね」
地平線へと沈み逝く太陽が、屋上に佇む二人の少女を真紅に染め上げていた。
ヒトラー VS ふみこ VS リップヴァーン
>550
拳撃はヒットしたが、彼女は怯むことなく反撃してきた。
カトラスを引き抜かれ、蹴り飛ばされ、離れる。
しかし、傷口は一瞬で塞がり、ダメージなど毛ほどもない。
彼女の腕が、ほの青い輝きを放ちながら、揺らぐ。
原初の魔術。
いつだったか、そんなことを彼女自身がぽつりと漏らした。
使えないはずの魔術。時の流れに埋もれたはずの記憶。
しかし、それは確かに今存在している。
怒りが、悲しみが彼女を強くするのか。
あるいは彼女は誰よりも優しいのかも知れない。
あるいは彼女は誰よりも弱いのかも知れない。
だが、それゆえに。
彼女は厳しく、彼女は強い。
そんなことが頭をよぎる。
しかし、それは一瞬。
月の光を浴び、全身の獣性細胞が変容を始める。
人という種の限界を超えた、更なる領域へと。
背中から、透明な羽が生える。
全身を黄金色の輝きが包む。
真のあしきゆめが、覚醒する。
>552 ギルス戦
(体勢を立て直す)
「人類を守るためにアギトを狩り続ける者よ!
貴様もこの刃の露となれ」
(鮮血の滴る右腕の長針カッター、左腕の短針カッターで互い違いに斬り付ける)
>548
ナオミVSスレイマン
回復?再生?そんなレベルではない。
あえて眼前の現象を表現するなら『復活』
女は見る間に体を――しかも服まで――作り変えていく。
霊視眼で女を視るが、少なくとも肉体的にはただの人間。
吸血鬼でも、聖霊憑きの類でもない。
契約地が近いせいか、それとも普段からここまで無茶なことが出来るのか。
まあ、そんなことはどっちでも良い。
問題は今、相手にしてる存在がかなり面倒な奴であると言うこと。
どうやら生きたまま刻んでやって、鍵を聞き出すのは無理らしい。
――ならば、一撃で殺し尽くすのみ。
脳内で死の呪文を編纂しつつ、左手で小結界を生成。
普通、死の呪文は相手の名を組み込まないと全く効果を発揮しないが、
コイツは特別製だ。一度【卵】の形で体内に侵入し、相手の名をその魂から汲み上げる。
しかる後に発動、体内で増殖して食い散らかした後、その宿主を爆裂させる。
そして、都合4つの【卵】を作り上げ、左手一つで手玉に取る。
そこまで作業を終えたところで
「…死ぬかと思ったわ」などと呑気な感想をもらして女が立ち上がる。
女は立ち上がると同時に銃をこっちに向けると、そのままぶっ放す。
「ハ、ハ、馬鹿なのはそのかぶりものだけにしとけ。もう、死ね。」
と、告げると同時に弾丸を回避、立ち上がりの不完全な姿勢の一発、身体施呪するまでも無い。
次いで女はさっきの筒をこっちに投擲してくる。
もう遅い、発動する前に殺す。
さっきまで、左手で弄んでいた【卵】を女に放る、交互に右手からは<呪弾>を圧唱圧唱圧唱。
「じゃあ、お別れだ、それなりに楽しかったぞ、ク、クハハハハハッ!」
怪人時計男
>556
「くそっ!…俺はただ俺に出来ることをしてるだけだ!」
(なんとか飛びのいて)
「うぉぉぉぉぉ、変身!」
(両手を広げ、腰から光を放つ、像が揺らぎ…変身!)
「ゥゥゥゥゥ…ワァァァァァァァッ!!」
(飛びかかり、パンチとキックで押しまくる!)
>558 ギルス戦
「くぅ手ごわい!ならばこれだ!ストップ・ザ・タイム!」
(顔面が強烈な蛍光色を発する)
カノンvsリロイ&ラグナロクvsドノヴァン
『意志ある魔剣のぶつかり合い』
>545>457
リロイとドノヴァンの闘いを動かずに見てつぶやく
「まだ・・・まだだ・・・シルエットが言うことを聞かない・・・」
無理に動かそうとするとギミックが震える・・・
第1段階までは回復したが、カノンはそれ以上の
回復を待っていた。
奴は只者では無い・・・
「第二段階・・・充填・・・・・・・・・LV2・・・ギミック解除・・・」
まだ動かずに居ながら、ふと考えている・・・
『なぜ奴は本性を現さない?【彼】と同じ類か?ならばわたしは・・・』
そう【彼】とは以前に内的宇宙に魔人を住まわせていた者だ
その彼は内なる魔神を恐れながら何とか制御していたのだ
「間違っているのか・・・・いや、答えは闘いの中で見つけだす・・・」
自問自答しながらまだその場を動かない
>560 レス番訂正
>547>553
怪人時計男
>559
「?!」
(一時的に視力を奪われ、顔面を押さえ転げ回る)
『くそっ…どうも力が戻り切らない…』
(時計男の攻撃を無防備に受け続け…角が短くなる)
>562 ギルス戦
「クックック、他愛ないわい あの方が何故あれほどまでに恐れるのかのう
トドメを指してくれる」
(両腕をカッターで貫き腕を開かせそのまま持ち上げる)
「この状態では何の反撃もできんだろう」
>563
『クソっ…俺はこのまま死ぬのか…まだだ…まだ死ねるか!!』
「グゥゥゥゥゥ…ゥゥゥゥゥウウウウ…」
(角が伸び始め…)
>553>561
カノンVSリロイ&ラグナロクVSドノヴァン
真の「魔剣」を決める闘争
リロイの変幻自在の斬撃が、余す所無く男の周囲を覆う。
依然不可視の壁はその存在を保っているが、
それと比較して男の表情は次第に苦しさを増していく。
どうやら、この障壁を貼る集中力に限界が来つつあるらしい。
攻撃が届くのも時間の問題かと思われた。
だが男は、此処で思わぬ反撃に出た。
リロイの斬撃の一瞬の隙間を縫い、男が叫ぶ。
「出でよ炎の精霊!!」
その言葉と同時、全身が燃え盛る火炎で構成されているかのような、
真赤の魔人が男の背後から姿を現した。魔人は男の持つ異形の
曲刀に炎を纏わせ、一気にリロイに向けて振り上げた。
だが、この異様な反撃にも、リロイは怯む事は無かった。
振りかぶった剣を一旦引き、即座に腰を落とす。
結果として、魔人の放った必殺の一撃は、見事に空振りする事になった。
今ので力を使い果たしたか、うなだれる男。
そこにリロイの凶刃は、容赦なく牙を剥く。
「残念だったな」
リロイは男に向かって、袈裟懸けに剣を振り下ろす。
肩口から食い込んだ剣は、そのまま一気に男の心臓までを
無残に切り裂き、振り抜かれた。
絶叫が迸り、文字通り血の雨が降り注ぐ。
・・・返り血に塗れながら、リロイはゆっくりと動きを止めている
女の方へと向き直る。
「・・・待たせちまったな」
>555
あしきゆめの体が輝き、目も眩まんばかりの光を発する。
その背中には、羽が・・・、いや、違う。
体から溢れ出す力が、あのような形を取っているのか。
だが、どのような存在になろうが、私の心は揺るがない。
私は、化物。自動的な死を配り歩く、化物。
化物は化物に恐怖しない。
氷色をした冷たい目で両手のカトラスを握りなおすと、
私は一歩踏み出した。
狙いは、首。
ハインケル&由美江VSタバサ&タバサ(LV60D)
>491
「かわした? 伊達に13課の掃除屋をやっていないという訳か」
着地した私(1)は素直な感想を述べた。
不意に危険を感じ、再び跳躍。
それとほぼ同時に、私(1)が最初に着地した地点を中心とした周囲の雪が舞い上がった。
>541
「過ぎた知識など、私には存在しない。私に分からないことがあってはならないのですよ、神の代理人」
彼女の斬撃をバックステップでかわし、つぶやく。
私達二人は、何時しか互いの背中を背負う形をとっていた。
「さて・・・このままでは状況が動きませんね・・・」
「どうしたものか・・・」
それぞれの相手と向かい合いながら、私達は言葉を発した。
>564 ギルス戦
「くう、腕に刃が突き刺さったままだというのに! 死ねい!」
(顔から秒針がせり出し、首に食い込んでいく)
ヒトラー VS ふみこ VS リップヴァーン
>566
頸部に斬撃。
右と左、両手のカトラスが空を裂き、迫る。
喰らえば、致命傷、しかし躱すこともせず、受ける。
首は夜空に舞い・・・
まるでビデオの巻き戻しのように、元の位置に戻った。
ふっ、と姿がかき消え、月を背にする位置へ。
「時間と・・・空間を・・・完全に掌握した」
「・・・私は、今、真の王となった」
言葉と共に、ふみこの周りに『闇』が現出した。
その数、およそ十。
「そして、この戦いももはや・・・掌握完了だ」
声と共に、『闇』が迫る。
>568
「!」
(喉が針を押し戻し…開いた顎が噛み砕く!)
「……ァァァァァァァアアアアア!」
(貫かれた腕から刃のような棘が伸びる、肩から3対の刃が)
(角は完全に伸び切り、真ん中の小さな角も伸びる)
(背中を突き破って現れた赤い触腕が時計男の両腕の刃を叩き折り)
(転がるように着地、立ち上がると両腕を広げ咆哮)
「ウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥウウウ、ガァアアアアアーッ!!!」
>561>565
ドノヴァンvsラグナロク&リロイvsカノン
既に頭の中は真っ白だった。
目にはヤツの姿が映るのに、頭がまったく働かず、体も全く動かない。
全身から力が抜けていく。
「残念だったな」
脱力しきった体に、黒い死神の剣が振り下ろされた。
猛烈な痛み。
意識が暗転。
上体が地についた。
ドノヴァン・バイン:死亡
>570 ギルス戦
「秒針ウィップ!」
(砕かれた秒針の下からワイヤーが出現しギルスの体を締め付ける)
怪人時計男
>572
(全身を締めつけられるが、両腕の甲から突き出した刃で鞭を切り落とし)
「ガァゥ!」
(背中の蝕腕、ギルススティンガーが時計男を逆に締めつけ、持ち上げ叩きつける)
「…グゥゥ!」
(そのまま手元に引きつけ、両手のエクシードクロウで貫いて持ち上げ…)
「アァッ!!」
(膝に叩き付ける背骨折り!)
>573 ギルス戦
「ゲハェッ!」(吐血)
「まだこの手があるわい! ストップ・ザ・タイム!」
(発光が弱い)
「しまった! 蓄光が足りんかったのか!」
怪人時計男
>574
「!」
(ギルススティンガーが時計男の両腕を貫き、高々と跳躍、踵の刃が伸びる)
「アァッ!!」
(ざっくりと時計男の頭を断ち割る必殺のヒールクロウ!)
「ウゥゥゥゥゥゥゥゥッ!ガァァアアアアアア!!」
(一声高く咆哮とともに跳躍、しようとするが…?!)
僕はディートリッヒ・フォン・ローエングリューン
薔薇十字騎士団 位階8=3 称号人形使い
カテゴリは・・・うーんDかなぁ。
基本的に雑談メインで行く予定
闘争も参加できそうなものがあれば行うけど、その場合でも単独ではなく
だれかと組んでってことになるね。
出典 :トリニティ・ブラッド
名前 :ディートリッヒ・フォン・ローエングリューン
年齢 :わからないけど多分20代前半くらいかな
性別 :男
職業 :薔薇十字騎士団 位階8=3 称号人形使い
趣味 : 不明
恋人の有無 :いないよ
好きな異性のタイプ : いぢめたくなるような可愛い娘
好きな食べ物 :何だろ?
最近気になること :アベル神父かなぁ?彼も早く僕らの仲間になればいいのに
一番苦手なもの : 不明
得意な技 :ロストテクノロジーによる様々な兵器を使用(生体糸による人体操作、人造生物・改造人間等の指揮)
専門はプログラム(軌道上の衛星攻撃システム等を復旧)
一番の決めゼリフ : 我ら炎によりて世界を更新せん
将来の夢 : 仕事仕事で考えたこともないね
ここの住人として一言 :色々と暗躍できたらいいなぁ
ここの仲間たちに一言 :よろしくね
ここの名無しに一言 : 闘争は基本的には不得手なので不安だけど、なんとかやってみるよ
>575 ギルス戦
(ギルスの体を羽交い絞めにする)
「なるほど…、組織の強豪怪人コンドル男を殺したのもお前だったのか
それでは俺ごときが勝てるはずもない… そして我らが組織が正しい事も証明されたわい
貴様のような怪物が、市井を出歩くご時世なのだからな…
だがこれで終わりなわけではないぞ… すでに組織に情報は送った
お前の行く先々に追手が差し向けられる 貴様はこれで終わりなのだ!
だが俺がその苦しみから解き放ってやろう…」
(自爆)
ヽ`
´
´.
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...‐''゙ . ` ´ ´_ゝ` ''‐...
..‐´ ゙ `‐..
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対ヒトラー、リップバーン
>569
私の周囲に浮かび上がる黒々とした・・・いや、違う。
なんと表現すればいいのか、死んだ魚の目のような濁った黒といおうか、
なんとも表現できない色をした空虚の塊、虚無が襲い掛かってくる。
軽くバックステップ。
一つ目は、かわした。コンクリートが大きく穿たれる。
今度は前進。
二つ目も、かわした。果てしなく広がる空に、吸い込まれていった。
サイドステップ。
三つ目は、かわしきれなかった。薄くだが、左腕を削り取られる。
後ろに飛び跳ねる。
四つ目は、かわした。どこにいったかは、わからない。
しゃがむ。
五つ目は、六つ目とぶつかって、消えた。
左に飛ぶ。
七つ目も、かわす。大きな看板を彩るネオンが少し欠けた。
振り向き様に右手のカトラスに光を這わせ、突き立てる。
八つ目は、ひび割れて、消えた。代償はカトラスの刃。
前転。
九つ目は、どこかのビルの窓を食い破っていった。残業している者はいただろうか?
右手を突き出し、押し返す。
最後の一個は、霧散した。
ふと気付くと、いつの間にやら、私はビルの淵に立っていた。
>557
ナオミVSスレイマン
予想通り銃弾はあっさりと回避され、【倶利伽羅の黒龍】は明らかに大外れ。
「ハ、ハ、馬鹿なのはそのかぶりものだけにしとけ。もう、死ね」
男は失礼極まる発言と共に、
私が起きあがってくる前に用意したのであろう卵型の魔力塊、
そして先程の魔力弾を交互に放ってきた。
「じゃあ、お別れだ、それなりに楽しかったぞ、ク、クハハハハハッ!」
前者の威力や効果については全く判らないが、後者の威力については先程身を以て実感している。
これもまた、全てを避けるのは不可能。
仕方無く左足を半歩引き、右半身を相手に向ける形で着弾面積を減らす。
そして、いつもの通り右腕で顔面と首をガード。
まず最初の魔力塊、魔力弾、そして次の魔力塊までは回避成功。
次の魔力弾は背中を掠めただけ。
が、3発目の魔力塊は避けられず、右脚に直撃
…したのだが、身体に触れるや否や、しゃぼん玉の様に小さくはじけて消えた。
それに気を取られていた隙に、最後の魔力弾が私の幸運のお守り【第七拾八式鉄耳】を掠め、
最後の魔力塊は胸元に命中するも再びあっさりと霧散した。
と同時に、私の放った【倶利伽羅の黒龍】が真の目標に対して発動した。
不動明王は積み上げられた薪の山(暖を取る為に用意してあった)に炎の剣を振るう。
一撃で山は崩れ去り、その悉くに炎が燃え移る。
狙い通りに火の点いた薪が広範囲にぶちまけられ、照明代わりとなる。
どうやら先程の魔力塊は、致死効果をもたらす物であったらしい。
両手の中指にそれぞれ嵌められた【ラウリンの指輪】が
未だ鈍い光を灯しているのがその証拠。
「私もそれなりに楽しかったわ。今度こそさようなら」
どうやらこの様な事態は全くの予想外だったらしく、
男は私が新たなるカプセルを投擲する隙を許してしまう。
戻って来た【倶利伽羅の黒龍】を回収した直後、【戦の魔王】が発動。
牛頭人身の魔王、中華最強の戦神の剛拳の嵐が男に向けて殺到した。
エンディング
>554
学校の廊下で江漣を見送りながら、俺はかすかな違和感を感じていた。
同級生である美緒を逃走の切り札として使ったかつてのエレン。
「そうか……エレンは見つけたのかも知れないな大切なものを。」
彼女がいつのまにか友人と呼べるものを見つけ、その為に命の危険も
顧みず行動したのだ。記憶を奪われ、自分の故郷さえ知れないエレン。
しかし自分がどこの誰でもないと泣いた少女はそこには居ない。
俺はエレンを心から祝福し、ここまで共に歩んで来た事に誇りを感じた。
その裏側に小さな寂しさが有る事に気づかぬふりをして……。
「終結」
>577-578
何だか良く分からないことを呟きながら、時計の化け物は俺に抱きついた
まま爆発した。
『ヤバい!巻き込まれる…!』
そう思った瞬間、俺の体を何かが強く引っ張った。
物凄い勢いで引きずられながら、俺は爆炎から遠ざかっていった。
「……」
俺の体を引っ張っていたのはアンカー付きのワイヤーだった。
それを持っていたのは――。
「何だ、氷川か」
「何だはないでしょう葦原さん」
警視庁の装甲強化服・G3−X。着装員は氷川誠。
「アンノウンは倒したし、今のはアンノウンでも何でもない」
「だったらなおさらです!詳しい話を!」
俺は変身を解く。激しい疲労が体を襲うが、足を引きずりながらバイクに
向かう。
「ちょっと待って下さい葦原さーん!」
俺は氷川には一瞥もくれずに走り去った。今日はもう寝よう。
FIN
(ラルフフェイク&サイファフェイク&グラントフェイクVSエレジー一行)
〜導入〜
とあるヨーロッパの街、既に深夜で人通りも少ない……
そんな所に明らかに異様な気配を漂わせる3人組がいた。
1人は古風な狩人の容貌した若者、
1人はラフな格好をした中年男性、
1人はフードを目深に被って顔が見えない……がどうやら女性らしい。
3人は音無く気配もなく、幽霊のように人気のない通りもない道を歩いていた。
ある大きな屋敷の前に来ると、3人は不気味に笑みを浮かべ、門を開けて、屋敷の中に入っていった。
・
・
・
(屋敷内)
「きゃあああああああ! お願い、この子だけはどうか、ああっ!?」
(女性の背中にナイフが突き刺さる)
グラント
『おい、ラルフ、そこの女の抱いてるガキ、俺によこせ。ガキは軟骨がうめえんだよ、軟骨がよ!」
ラルフ
『ああ、くれてやるよ! 俺はその女を喰うからよ」
グラント
『サイファ! てめえはどうする?』
サイファ
『……………』
(無言で女中の死体を貪り食っている)
ラルフ
『相変わらず、手の早い奴だ……』
グラント
『おい、とっと、頂いちまおうぜ。肉喰って、身体をつくらねえといけねえしよ!』
ラルフ
『ああ、そうだな……』
まさに、屋敷は屍食鬼による地獄絵図が展開されていた。
ヒトラー VS ふみこ VS リップヴァーン
>579
見事なステップで『闇』を回避したふみこ。
しかし、それとても計算の内。
ふみこはビルの淵に立っている。
否。
私が立たせたのだ。
「チェック・メイトだ」
ふみこを見下ろし、傲岸にそう告げる。
言葉と共に、ビルが分解する。
そして、残念な、本当に残念なことに。
人間は空を飛べない。
そして私は、落ちていくふみこにトドメを刺すべく、急降下する。
仮面ライダーアギトΩ外伝「仮面ライダーギルスΑ」
第一話『遭遇』
仮面ライダーギルスVSデビル・ザ・クロック
>549 >551-552 >556 >558-559 >562-564 >568 >570 >572-575
>577-578 >582
「こうして第一の敵は脆くも崩れ去った だが闘いが終わったわけではない
これこそが始まりだったのだ
闘えギルス! 負けるなギルス! その手に掴む明日のため!」
第二話『秘匿』へ続く(のか?)
(ラルフフェイク&サイファフェイク&グラントフェイクVSエレジー一行)
>583
〜導入・2〜
夜・・・真っ赤な三日月がうすぼんやりと街並みを照らしている。
街灯の明りもまばらな大通りから少し外れた大きな屋敷。
その庭を、どこか場違いな格好をした少女が、緑色の不可思議な生き物を抱いて歩いていた。
少女はこの屋敷の人間ではなかった。
だが、少女はこの屋敷の庭が好きだった。
生まれ故郷のどうにも息苦しく感じる空気を忘れたい時に、
人間が寝静まる夜を待って、この少し寂れた大きな庭を歩くのが好きだった。
そして今夜も、やりきれない想いを抱えてこの庭にやって来た。
だが、その夜の庭は少女の知っている庭ではなかった。
屋敷のほうから聞こえてくるのは、何かの哄笑と人間の悲鳴。
屋敷のほうから流れてくるのは、 闇の瘴気と血の香り。
少女は、あまり我慢強いたちではなかった。
間の悪いことに、少女は今虫の居所が悪かった。
そして残念なことに、少女はあまり前後のことを考えて行動するタイプではなかった。
バァンッ!
屋敷の扉が大きな音と共に勢いよく開かれる。
屍食鬼たちの動きが一瞬止まり、濁った瞳が一点に注がれる。
「・・・あなたたち・・・一体どういうつもりなの?!」
少女の怒声。
それは、そこで展開している地獄絵図にふさわしいようでもあり、一方でまったく場違いなようでもあった。
(ラルフフェイク&サイファフェイク&グラントフェイクVSエレジー一行)
>586
(3人の視線がエレジーに集中する)
ラルフ
『まだ、生き残りがいたのか?』
サイファ
『……………』
(エレジーを無視して、再び、女中の死体を貪り食い始める)
グラント
『ラルフッ! 手を出すなよ!! 今から、このガキ、解体して喰っちまうからよ!!!
ションベン臭そうなガキだが、内臓とか結構、イケそうだぜええええええええ!』
(ナイフを片手にエレジーに襲い掛かる)
>567 ハインケル&由美江VSタバサ*2
「外れか、いちいち勘のいい奴だな。ま、ここまでは狙い通りっと」
飛んだ、と言うか飛ばざるを得ないはずだ。
そのタバサへ向けて、雪の上に寝そべりながら二挺拳銃を向けている。
一応、ここまでは予定通り。
宙にいる魔女へ向けて二挺拳銃を乱射した。
対アドルフ、リップバーン
>584
休息に足場が崩れ、突然の浮遊感を感じた。
人は空は飛べない。
私は化物だけれど、やはり空は飛べない。
どうなるか。
私の体は勢いよく落下していった。
あしきゆめが、金色の羽を揺らして近付いてくる。
止めを刺しに来るつもりなのだろう。
総統、だから二流だというのよ。黙ってみていればただで死んだものを。
私は、欠けて役に立たなくなったカトラスを手放した。
接近する総統から目を離さない。あしきゆめは一秒ごとにその姿を大きくしていった。
もう、手を伸ばせば届く距離だ。彼が一撃繰り出せば、私は確実に死ぬだろう。
けれど。それは私の射程範囲でもある。
私は、その勝利の美酒にでも酔いしれたかのような悦に浸った顔を
右掌でがっしりと掴み、握りつぶさんとばかりに力をこめる。
私の右腕を這う青い光は、いまやはっきりと視認できるまでに強まっている。
(ラルフフェイク&サイファフェイク&グラントフェイクVSエレジー一行)
>587
「・・・コール!」
屍食鬼がナイフを持って飛び掛かってきたのを見て、少女は右手を上げて叫んだ。
刹那、光と共に描かれた魔法陣から飛び出してきた青い悪魔が、
デ「はぁっはーっ! 意外と軽いじゃねぇかおい!」
その横っ面を張り飛ばす!
やや遅れて現れた紫の法衣を着た堕天使が、
ア「その様な口を聞いたこと・・・貴様等の存在で償わせてやろう・・・」
重々しい声で告げると同時に、吹き飛んだ屍食鬼に拳を振るう!
(ラルフフェイク&サイファフェイク&グラントフェイクVSエレジー一行)
>590
グラント
『ぐわっ!?』
(グラントが派手に吹き飛ぶ。そこにアスモデウスの拳が迫る!)
ラルフ
『やらせん!』
(アスモデウスの腕に鞭の一撃がヒット)
ラルフ
『サマナーの類か……。サイファ!』
サイファ
『……了解』
(いつの間にか死体を貪るのを止めて、立ち上がっている)
サイファ
『……………』
(4発の火の玉が、アスモデウスに向かって飛んでいく)
ラルフ
『ふん!』
(鞭を高速で振り回して、アスモデウスに攻撃)
グラント
『痛えなあ……。おい!』
(壁を高速で滑るように歩きながら、連続して、デモゴルゴンにナイフを投擲)
(ラルフフェイク&サイファフェイク&グラントフェイクVSエレジー一行)
>591
ア「むぅっ?!」
拳の一撃は鞭にさえぎられ、続く連撃がアスモデウスを襲う!
そこへさらに、4発の火球が襲い掛かる!
ゾ「・・・!(<ブフーラ>!)」
だが、火球は緑色の生き物・・・ゾウリムシの放った氷柱に相殺された!
ア「助かる! ・・・まずはっ!」
アスモデウスは鞭のダメージをとりあえず無視し、サイファへと連撃を叩き込む!
デ「おお?! なかなか器用じゃねぇかっ!」
壁を走るグラントの動きに目をみはりながら、デモゴルゴンはナイフを叩き落とす。
だが、さすがに全部は落とし切れない! 何発かがその体に突き刺さる!
デ「うぉ! 痛ぇじゃねぇかこんちくしょう!! くらえ<アギラオ>っ!」
グラントを狙って炎の弾がほとばしる!
(ラルフフェイク&サイファフェイク&グラントフェイクVSエレジー一行)
>592
(アスモデウスの連続攻撃を成す術もなく喰らう)
サイファ
『………ぐっ! ラルフッ!!』
ラルフ
『サイファ!?……舐めた真似をっ!』
(鞭をアスモデウスの身体に巻きつけて、アスモデウスの動きを拘束)
サイファ
『……あなた達に死より深い闇を』
(床に無数の泥の塊が出現。次第に人の形を成していく)
サイファ
『死んでください……』
(幾人もの泥人形が動けないアスモデウス、そして、エレジーに襲い掛かる)
グラント
『ヒョオ! なかなかスリルあるじゃねえかっ!!』
(一気に天井まで駆け上がり、炎の弾を回避)
グラント
『ヘッ、遅すぎんぜ。そこの悪魔のおっさんよお!』
(天井に張り付きつつ)
グラント
『ヒャッハッー! これならどうだ!!』
(そのまま、天井からデモゴルゴンにナイフを片手に突進)
(ラルフフェイク&サイファフェイク&グラントフェイクVSエレジー一行)
>593
ア「何ぃっ! くっ、エレジー様っ!」
襲い来る泥人形の群れ! ・・・だが!
ゾ「・・・!(<ブフーラ>!)」
エレジーの抱えるゾウリムシが細かく震える!
呪文によって放たれた氷柱が泥人形を凍った土の塊へと変え、令気の余波がサイファに押し寄せる!
そして・・・
デ「なにぃっ、上だとぉっ?!」
一瞬見失ったグラントが、天井からデモゴルゴンに飛び掛かり・・・
デ「おあああぁぁっっっ!!」
肩口を切り裂かれた!
デ「っのやろぉチョコマカとっ! うっとおしいぞっ!! くらえ<ガイアバスター>ッッ!!」
ドゴォンッ!!
凄まじい衝撃と共に、どこからともなく現れた岩の雨が周囲に降り注ぐ!
はいはいはーい、天堂組カチコミのレス番纏めですヨー。
『平成吸血鬼侠客伝・三代目襲名』
発端
>300 >302 >344 >347
序盤戦
>351 >355 >356 >359 >371 >386 >396 >399 >413 >426
美夕VS天堂天山
>429 >448 >456 >469 >477 >489 >499 >507 >510
江漣&吾妻玲二VS坂東英二(M)
>436 >444 >455 >459 >467 >471 >481 >487 >497 >501
>504 >508 >511 >514
劇終
>544 >554 >581
カチコミ関係者のみんな、付き合ってくれてありがとよ。
ごめん。 ちょっと書き込みテスト。
僕はン・ダグバ・ゼバ。
古代の狩猟民族、『グロンギ族』の支配者さ。
昔『クウガ』に敗れてずっと封印されていたけど、
人間が僕の封印を解いてくれたおかげで復活できたのさ。
カテゴリは・・・一応、Cかな。
僕は機会があれば、いつでも闘うつもりだよ。
といっても、せいぜい2時くらいまでが限度だけどね。
出典 :仮面ライダークウガ
名前 :ン・ダグバ・ゼバ
年齢 :不明(超古代の時代から存在)
性別 :男
職業 :グロンギ族首領
趣味 :『ゲゲル』と称した殺戮ゲーム
恋人の有無 :無し
好きな異性のタイプ :殺して楽しいタイプ
好きな食べ物 :無し
最近気になること :昔に比べ、大きく変わった人間の文化
一番苦手なもの :弱い奴(退屈だから)
得意な技 :物質の原子、分子を操って物質をプラズマ化する超自然発火能力
一番の決めゼリフ :究極の闇を、始めるよ
将来の夢 :「究極の闇」(無差別大量殺人)を実現する事
ここの住人として一言 :ここにはゴオマの方が相応しいのかもしれないけど、
燃やしちゃったからもうだめだね。
ここの仲間たちに一言 :楽しくやろうよ。 ・・・楽しく、ね。
ここの名無しに一言 :特撮系は少し肩身が狭いよ・・・
↓ここの一番左上が僕だよ。説明と画像を兼ねているから一度見ておいて欲しいな。
ttp://www.tv-asahi.co.jp/kuuga/dimension/gurongi.html
ヒトラー VS ふみこ VS リップヴァーン
>589
ふみこの右掌が頭を掴む。
如何に力を込めようとも、それだけあればダメージを与えることなど不可能。
しかし、ふみこの右腕に宿る青い光は、存在そのものを抹消する力を持つ魔法。
このままでは、神の領域に足を踏み入れたこの身とて、滅ぶことは必定。
右腕を振り上げる。
黄金色の輝きが、右腕に収束する。
全てを『零』に返す、神の拳。
彼女の魔法が、この身を滅ぼす前にそれを振り下ろせば、私の勝ちだ。
そして、私は、彼女を、永遠に失う。
青と金の輝きが、世界を満たした。
黒「ようやく、我等も参戦だな」
白「フフ、アルトルージュ様、我等、あなた様の剣となりて、戦いましょう」
出典 :月姫
名前 :黒騎士リィゾ=バールシュトラウト /白騎士フィナ=ヴラドスヴェルテン
年齢 :1800才以上(最古の死徒の1人)/1400才前後
性別 :白騎士「2人とも男です」
職業 :黒騎士「我等はアルトルージュ様の騎士。それ以上でもそれ以下でもない」
趣味 :黒騎士「剣術修行だ」/白騎士「フフ、可愛い男の子との逢瀬です」
恋人の有無 :黒騎士「……………」/白騎士「特定の方に縛られないのがポリシーです」
好きな異性のタイプ :黒騎士「アルトルージュ様は魅力的な方だ」
/白騎士「異性? 野暮な質問は止めて欲しいですね」
好きな食べ物 :黒騎士「血のしたたるレアステーキは好みだ」
/白騎士「美少年の生き血です、フフ……」
最近気になること :黒騎士「真祖の姫がああなったことだ。信じられぬ」
/白騎士「そろそろ、ハーレムが手狭になってきましたねえ」
一番苦手なもの :黒騎士・白騎士「「冗談の分からない奴」」
得意な技 :黒騎士「完全不死の肉体による規格外の剣技だ」
/白騎士「固有結界パレードでの一斉射撃ですね」
一番の決めゼリフ :黒騎士・白騎士「「アルトルージュ様、おいたわしい」」
将来の夢 :黒騎士「トラフィムの完全殲滅だ」
/白騎士「今の10倍の規模のハーレムを作りたいですねえ」
ここの住人として一言 :黒騎士・白騎士「「我等を舐めてかかると痛い目にあうぞ」」
ここの仲間たちに一言 :黒騎士「俺は少なくともフィナよりはまともだ」
/白騎士「アドルフ君、天色君、いつでも、あなた方の交際申し込みは受け付けてますよ?」
ここの名無しに一言 :黒騎士・白騎士「「何か、文句でもありますか?」」
白&黒「「ああ、カテゴリは当然、Cです」」
>597
「人間」じゃなくて「リント」って言って(゜Д゜)ホスィ・・・
カノンvsリロイ&ラグナロクvsドノヴァン
『意志ある魔剣のぶつかり合い』
)>565>571
異国風の男・ドノヴァンが倒れていく
『死んだのか・・・?
・・・十分時間稼ぎになった・・・邪魔者だったが役に立ったか・・・』
そう心の中でつぶやいたが表情は一つ変えていない
そこへ『待たせちまったな』とリロイの言葉も意識せず
微動だにせずリロイへと【ルシエド】を突きつける
「何故、魔の本性を出さない?貴様は一体何なのだ!?」
その問いはリロイには理解不能だろう・・・
いきなり命を狙う者に問われているのだから・・・
そう、カノンの心の中では疑念が渦巻いているのだ
>538 対閑馬永空
“死んでから初めて”苦痛を味わった。
これは苦しい。
悶絶したくとも、突き刺さった彼奴の刀が俺を張り付けている。
突進してくる。
もつれ合う。
壁に押し付けられ、さらに深く俺の体に刃が埋め込まれる。
肉体が崩壊する、ぞっとする。
「嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼」
悲鳴。
溶ける。
だが、し、か、し。
ぐずぐずになった腹を両手で開いた、まだ腸にまで毒は達してない。
飛び出した腸が、閑馬の躰に絡みつき――腹へ躰を押し込ませる。
「ひ、ぢ、づゅ、しぇ、」
駄目だ、言葉もままならぬ。
その代わり、残った力を限界まで振り絞り――。
ずぶり。
俺の愛刀が、閑馬永空と、俺と、そして壁を貫いた。
>571>602
カノンVSリロイ&ラグナロク
真の「魔剣」を決める闘争
異国の男を手にかけたリロイは、返り血を全身に浴びながら
ゆっくりと振り返る。
その眼前には、漆黒の短剣が突きつけられていた。
何時の間にか、女が目の前まで接近していたのだ。
女は血塗れのリロイを見ても表情一つ変えず、
意外な一言を呟いた。
「何故、魔の本性を出さない?貴様は一体何なのだ!?」
…彼女は、元々リロイの奥底に潜む「闇」を狩る為、
こちらに闘いを挑んできたようだ。
そんな彼女にとって、リロイがその「力」を解放して戦わないのは、
疑問以外の何者でも無いのだろう。だが、リロイの力はーー
そして、彼女の後半の台詞。
是まで幾度と無く、リロイに突きつけられた命題。
だが、そちらに関しては、彼の中で既に回答は得られている。
「・・・・俺は、『人間』だ」
呟くリロイ。
「それが、どうかしたのか?」
>580
ナオミVSスレイマン
……必殺、だった筈だ。なぜ生きてる。
戦闘中であることを一瞬忘れ、女を睨みつける。霊視で死の呪文が女の体表を駆け回った後
両手中指に到り、そこで弾けたのが見えた。女の指が鈍く光る、なるほどアレが手品のタネか。
しかも、暴発したかと思ったさっきの筒は薪に火を放っている。
…なるほど、見た目ほどには馬鹿という訳でもないらしい。正直、見くびっていた。
女が再び筒を放り投げる
ち、呆けてる場合じゃねえ。
再び精神拘束を強化し、霊視眼で筒を睨む。
視界に入った腕が六本、牛頭の魔神、そして、その丸太のような腕で剛拳の嵐を築き上げる。
…不味い、俺は完全に拳の暴風域に入っている。糞、完全に避けられるか?!
全身を三重に身体施呪し、
左方向からの拳は自在護符で、弾き、流し、受ける。
右方向からの拳はロッドで、叩き、薙ぎ、払う。
が、上下方向の変化もきつく、とうとう脳天を狙った一撃が迫る!
「ハ、吹き飛びやがれ!」
呪式も詠唱もまるで無視した只の悪態、だがこの俺ならば言霊そのものに呪力を乗せられる。
口頭での唱呪――実に久しぶりだ――で<衝壁>を発動。拳を上に跳ね上げる。
そして、そこでようやく、牛頭は女の手元に帰っていった。
しかし、さっき女がとった行動からいくつか分かったことがある。
女は不死身って訳でもないらしい。首と頭部をガードしてたのが何よりの証拠だ。
通常、大抵の不死者ならば回復力に任せて突っ込んでくる。
それをしないということは、恐らく回復と攻撃を同時に行うことも出来んのだろう。
ならば、殺して、殺し尽くせぬ相手ではない。
ならば、とりあえずは手数が必要か。
起動信号を試しにジブリールに送りつけるが、反応はあいかわらず、弱い。
しかし、弱いが力は確実に溜まっている。無理をすれば起動できなくも無いだろう。
ならば……現在均等に振り分けられている霊気の流れを一つの【卵】に集中し、起動を促す。
一度発動させて『気』流に穴を開けてしまえば決壊したダムのごとく、
等比級数的に力を得て、次々に起動できるはず。
――少し,くらり、とした。
さっきの無茶な回避で魔力を使いすぎた。脳髄が灼けている。
呼吸器系を身体施呪。充分な量の酸素を脳に送り込む。
大きく息を吸い込み、そして大きく嘲笑う。
「ハ、わざわざサヨナラ言ってやったのに、何していやがる。
いいかげん目障りだ、とっとと消えろ。しつこいオンナは嫌われるぞ?
……ってな、ク、ク、クハハハハハッ!」
(最初のジブリール起動まで後6ターン)
カノンvsリロイ&ラグナロク
『意志ある魔剣のぶつかり合い』
>604
「人間だと・・・!?ならば、何故魔の気配を漂わせている?」
リロイはその問いには答えなかった何か苦悩している様であった
「答えられんか・・・・ならば、闘いで答えを見つけるのみ!」
その言葉と同時にカノンは【ルシエド】を構え
リロイへと向かっていくそして小さくつぶやく
「そして・・・わたしの答えも見つけだす・・・」
そして、凄まじい剣と剣がぶつかり合う
魂鋼との出会い
足元で一組の男女が事切れていた。
恋人同士?
否。ある意味その対極の組み合わせといってよい。
殺人の加害者と被害者。
その現場を偶然目撃した私は、二人目の被害者になりかけた。
もちろん、最終的に加害者になったのは私だ。
でなければ、今ここに存在するのは、男女の死体ではなく女性ニ体の死体でなくてはならない。
私は男の屍に近寄ると、彼の得物を拾い上げた。
ナイフと明らかに違ったフォルムを持つ刃物。小太刀。
この小太刀と打ち合った瞬間、私のクリスリーブナイフが一瞬で『砕け散った』
咄嗟に銃を使ってしまったため、一刻も早くこの場から立ち去らなければいけない。
なのに私は、魅入られたようにその刃を手に取っていた。
>607 私と江漣さん
「ふう... あの子は一体どこへ行ってしまったのでしょう。
...あら。」
(江漣さんに気付きます)
「すみません〜」
>606
カノンVSリロイ&ラグナロク
真の「魔剣」を決める闘争
「人間だと・・・!?ならば、何故魔の気配を漂わせている?」
女の一言に、リロイの表情が僅かに歪んだ。
人間ではない。人外。化物。魔の気配。
今まで、何人もの人間に対し、言われ続けてきた言葉。
だが、何と言われようとも彼の答えは一つしかない。
いや、それ以外にリロイにとっての進む道は無い。
「人間」として、生きると。
だが、二回目のその言葉は、リロイの口から出される事は無かった。
「答えられんか・・・・ならば、闘いで答えを見つけるのみ!」
言って女は短剣を構え直す。
「・・・そういう事だな。それが一番手っ取り早い」
リロイは答え、私を力強く握りなおし、中段に構える。
「そして・・・わたしの答えも見つけだす・・・」
女の呟きが取り残された一瞬後、剣同士のぶつかり合いによる
火花が散った。
余りにも速過ぎる、人の限界を超えた二人の攻防。
暗闇の中に、血生臭い戦闘に似合わぬ美しい火花が、
咲いては散っていく。
幾度目かの剣戟の後、リロイは相手の僅かな隙を突き、
脇腹を狙った斬撃を放った。
>608 黒蘭
背後からの声。非常にマズイ。
足元には二つの死体。右手に小太刀、左手に銃。
どう言い訳出来る状態じゃない。
私は顔を見られる前に、慌てて走り去った。
>610 私と江漣さん
「...。道をお聞きしたかったのですが。」
(死体に気付く)
「まあ...。おかわいそうに。」
(瞼を閉じさせて胸の前で手を組ませ、黙祷)
「―は! あのお方がお持ちになられていたものは!」
(慌てて追いかける)
VSヒトラー、リップバーン
>598
あしきゆめの拳がゆっくりと降りてくる。
あれが私の体に触れれば、私は死の永遠に囚われるだろう。
私は、左手に持ったままだったカトラスを意識した。
ゆっくり降りてくる腕を十分にひきつける。かわされれば、次は無い。
3・・・2・・・1・・・ここ。
カトラスをすばやく閃めかせ、内側から外側に向けて突き立てる。
そのまま、無理やりに体勢を入れ替え、ヒトラーの体を地面に向けた。
「これで・・・終わりよ・・・っ!」
頭を鷲掴みにした掌に、さらに力をこめる。
私の腕はより一層青みを増し、繁華街の空に青い軌跡を残す。
地面はもう、すぐそこまで迫っていた。
>611 黒蘭
慌てて走り去った私の耳に聞こえてきたのは、予想していた悲鳴などではなく
徐々に大きくなる足音だった。
「追手か。ここままだと、追いつかれるわね」
私は、徐々に人通りの少ない路地へと駆け込んでいった。
カノンvsリロイ&ラグナロク
『意志ある魔剣のぶつかり合い』
>609
剣戟の中リロイの剣が脇腹を狙う
一瞬の不意、紙一重で避けられるはずの斬撃・・・
回避するのが一瞬遅かった・・・
「クッ・・・隙を突いたか・・・」
傷は深くなかったが力の均等を崩す要因となる
しかし【ルシエド】を構え直しリロイへと突撃
【ルシエド】の黒き刃に気が広がっていく・・・
「ルシエド・・・しばし力を貸せ・・・」
そうすると刃の気が増幅し剣と剣がぶつかり合う
>605
神殺しに挑んだ女VS最も神に近い男
まさか【戦の魔王】をも退けるとは…とんでもない化物だわ。
流石に反撃する余裕までは無かった様だけれど。
凌ぎ切った直後、男の身体が一瞬微かに揺らいだが、
「ハ、わざわざサヨナラ言ってやったのに、何していやがる。
いいかげん目障りだ、とっとと消えろ。しつこいオンナは嫌われるぞ?
……ってな、ク、ク、クハハハハハッ!」
一呼吸しただけで減らず口を叩けるだけの力を取り戻していた。
これは不味い事になってきた。
足を止めての撃ち合いではこちらの方が不利だ。
私が一つの術を発動させている間に、
相手は一撃毎の威力こそ私には劣る物の、複数の術を同時に行使している。
しかも手の内を既に半分以上見せているのにも関わらず、
相手には有効打を一度も与えていない。
こちらは先程の魔力弾だけで大ダメージを被ったというのに…
消耗戦に持ち込む他に手は無いのか?
とにかく突破口を見出さなければ…
余り効果の見込めない銃をヒップホルスターに戻す。
間髪入れず、空いた右手で【倶利伽羅の黒龍】を投擲。
そして左手に別のカプセルを持ったまま、
遮蔽物になりそうな物や地形を意識しつつ右歩行へと走る。
いざという時に息切れなどという、馬鹿みたいな真似は晒さない程度の速度で。
(ラルフフェイク&サイファフェイク&グラントフェイクVSエレジー一行)
>594
サイファ
『……やらせません』
(冷気に対し、同じく冷気を放ち、相殺)
ラルフ
『隙だらけだ! そこの悪魔!!』
(エレジーに気を取られたアスモデウスに対し、聖別された斧を投げつける)
グラント
『ぎゃああああああああああ!』
(岩の雨を直撃)
グラント
『か、身体がああああ!? 貴様ああああああ!』
(そのまま吹き飛ぶ)
>603 荒木又右衛門VS閑馬永空
何度刺されても慣れんな。心の臓を抉られる、この痛みには。
この時程、普通に生きている連中を羨ましく思わぬ時はない。何しろ彼らは一度味わうだけで済むのだから。
呻きながら、ぐい、と刀に最後の力を掛けた。鍔元まで刃は又右衛門の肉体に埋まる。
「轟亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜」
咆哮しながらも又右衛門の、又右衛門自身と閑馬を貫き通した刀が小刻みに上がって行く。二人の肉と骨を斬り裂きながら。
何と言う剛力か。一旦肉に刺さった刃を、更に斬り進めるとは。
憮侮武ッ!
刃は抜けた。二人の魔人の半身に裂いて。
閑馬の疵口から大量の蟲どもが零れ落ちる。身体が再生しない。
それは「血仙蟲」が死に掛けているという証。閑馬自身も、また。
まだ握っていた愛刀の柄から閑馬は手を放した。というより、手は意思に反して離れた。
腑羅、と後ろによろめく。胸元に突き立った井上真改蟲殺を引き抜き、二刀を携えて又右衛門が馳せ寄る。
魔風と化して。
そうか。死ぬのだな、儂は。
闘争の最中に有るまじき穏やかな、それは非道く穏やかな一瞬。血にたぎった最前とは別個の笑いを、閑馬は浮かべていた。
「……儂も、虫として生きるのは……もう、疲れた」
伍! 悟! 呉! 度怒呑ッ!!
魔界転生の大魔剣が、無限の時持てる不死身を蹂躙し尽くした。
>613 私と江漣さん
(路地へ追いかけていきます)
ヒトラー VS ふみこ VS リップヴァーン
>612
一瞬の躊躇。
幾度も繰り返した、過ちを思い出しての、恐怖。
それが、私の動きをコンマ数秒遅らせた。
ふみこがカトラスを突き立て、体を入れ替える。
そして、右腕にさらに力がこもる。
青い光はその強さを増し、私の肉体を破壊していく。
しかし、このまま落下すれば、彼女もまた無事では済むまい。
勝者はあくまで勝者たらねばならない。
私は残る力をかき集め、空間を開く。
彼女を、地上に送り届けるために。
「キミの勝ちだ、ふみこ」
呟きは、彼女に届いただろうか?
>618 黒蘭
路地の陰に隠れ、追跡者を一旦やり過ごす。
目の前を、丸い大きな髪飾りをつけた少女が通り過ぎて行った。
その少女の背中には、一振りの日本刀らしき刀。
『さっきの男の仲間かしら?』
私は物陰から飛び出すと、少女に向けてパイソンを構え言い放った。
「動かないで」
>614
カノンVSリロイ&ラグナロク
真の「魔剣」を決める闘争
常人には捕らえる事すら叶わぬ高速の剣戟の合間を縫って、
脇腹へと差し込まれるように放たれた一撃は、
狙い通りに女の横腹を抉った。
真赤な血液が、ぽたいぽたりと女の脇腹から流れて、
路地を濡らしていく。
血液量から見て、重い傷ではなかった様だが、手傷を負わせたことに
よるこちらの有利性は大きい。
更に追撃を加えようとリロイが剣を振りかぶる。
「ルシエド・・・しばし力を貸せ・・・」
彼女の台詞と同時、女の構えている漆黒の短剣が
妙な気を発し始める。明らかに人間の出すエネルギーとは違うし、
<存在意思>とも異なる力だ。これは一体?
思っているうちに、短剣による一撃が来た。
咄嗟に剣を構え、防御の体制を取る。
鈍い衝撃音。
先程までの物とは全く比較にならない重い一撃により、
剣だけでなくリロイの全身までもが衝撃により打ち据えられる。
ずん、と音を立てて足元が沈んだ。
「・・・・・こいつは」
>620 私と江漣さん
「ええ、すぐにでも立ち去ります。あなたが持ち出されたあの刀をお渡しいただければ。
あれは大事な物なんです。返していただけませんか?
あまり多くは出せませんがお礼もさせていただきます。どうでしょうか。」
>622 黒蘭
「残念だけど、そう簡単に渡すわけにはいかないのよ」
私は、少女との間合いを慎重に保ちながら言った。
この子、こんな状況にあって、全く慌てていない。
「悪い事は言わないわ。おとなしくここから去りなさい」
少女の足元に向けて、一発威嚇目的で発砲する。
「今度は、脅しじゃ済まないわよ」
>623 私と江漣さん
(音にビックリしました)
「あら、変わったオモチャですのね。爆竹ですか?
ですがここで私も引き下がるわけには参りません。
それに貴女からは...、血の匂いがします。」
カノン&ルシエド vs リロイ&ラグナロク
『意志ある魔剣のぶつかり合い』
>621
剣の出すエネルギーとエネルギーのぶつかり合い
触れることなく鍔迫り合いが行われている
『・・・こいつは』の言葉に応える・・・
「魔剣ルシエドの持つ【惑星に存在する意志】の力の一部【欲望】の力だ・・・
人間であろうとする貴様の力など及ばない程のな・・・!」
少しずつだがリロイの剣が出すエネルギーを押している・・・
そして、わたしは最後のリミッターを解除する・・・
最大リミッターの解除・・・
シルエット(義体)のエネルギー放出を
最大限に引き出した技【ビートイングラム】だ・・・
「これが・・・わたしの・・・闘いの答えだ・・・!」
シルエット(義体)のエネルギー放出が増幅していく・・・・
(ラルフフェイク&サイファフェイク&グラントフェイクVSエレジー一行)
>616
デ「はっははーっ! 見たかこんチクショウ!」
吹き飛ぶグラントに気を良くしたデモゴルゴン。だが・・・
ア「ぐおあぁっ!」
ラルフの斧をまともに食らったアスモデウスの叫び声に、意識を闘いへと引き戻される。
デ「てめぇら! 調子こいてっとなんべんでも死なすぞ!」
そう叫び、
デ「おらおらおらおらあぁっっ! <ダークスピア>ァッッ!!」
激しく拳を突き出し、闇で構成された無数の鋭い槍をラルフに向かって打ち出す!
(※メール欄参照)
>624 黒蘭
『同業者?……少なくとも、それに近いところに居る子みたいね』
驚きは少なかった。私も、あれ位の年齢の時、既に人を殺した経験があったのだから。
しかたがない。少し乱暴な手段になるが、おとなしくしてもらおう。
素早く近寄ると、手にした銃のグリップで少女の延髄めがけ振り下ろした。
>627 私と江漣さん
(鞘から刀身を少しだけ覗かせ、銃を壊します)
「やっ!」
(鞘を付けたまま江漣さんのみぞおち目掛け突きを入れさせてもらいます)
>628 黒蘭
手にした銃が突如砕けた。
『これは!!』
間髪入れずみぞおちに向けて繰り出された突きを、体をひねって何とか躱す。
しかし、コレではっきりとした。
この少女と、さっきの辻斬りには何らかの関りがあるに違いない。
ならば!
私はフェイントをかけると、足払い気味の蹴りを放った
>615
(激突!2大ハチュー類顔大決戦!)
……やっぱり阿呆か。
暗闇を利用して遮蔽物に隠れているつもりのようだが、物陰から兎耳が生えてやがる。
一応、罠と言う事も考えられる、肉眼と霊視眼で十分に凝視し、行動を追う。
と、女は走り抜けざまに筒を投擲してみせる。とっさに筒を霊視。
霊気のパターンからすると、さっきの炎の鬼神だろう。
「ハ、またそれか。芸が無いぞ、え?おい?」
既に攻撃を見越して馬鹿歩き――兎歩とも縮地とも呼ばれる地脈移動法――のステップを
踏み始めている。
筒を充分に引き付けてから、転移。
出現座標は女の右側面7mほど離れた場所、地脈が近いだけあって、ほぼ狙ったとおりの
位置に出現する。完全に接敵するつもりだったが、相手が移動してることを考えれば上出来。
さすがに女は驚いた顔をして見せてくれる。
ハ、こっちばかり間抜け面さらしたんじゃ不公平ってもんだ。これでオアイコ。
生半可な攻撃じゃまた回復される、相手が呆けている隙をついて<捕捉>を圧唱。
<捕捉>はレンジも効果範囲も狭く、こんな機会でもなきゃまず当たらん。
移動のスピードを殺しきれてなかったのか<捕捉>を食らった女は大きくバランスを崩す。
見れば、左手にはまた筒を持っている。発動されるとうっとおしい。
「ハ、またそれか?手癖が悪いな、教育してやろう」
と、筒を持った腕と上半身一帯を目掛けて、ロッドを向け、呪弾を圧・・・・・・
(最初のジブリール起動まで後5ターン)
(ラルフフェイク&サイファフェイク&グラントフェイクVSエレジー一行)
>626
ラルフ
『うおお!?』
(槍を鞭でいなすが、捌ききれない!)
ラルフ
『がっ……!? ……サイファ! なんとかしろ!!』
サイファ
『分かっています……。闇に帰れ、悪魔ども……!』
(白い巨大な爆裂光弾をデモゴルゴンたちに放つ。)
ラルフ
『おい、俺も巻き込む気か!?』
サイファ
『私が死ぬより、マシです。それでは……』
(光弾がラルフ、デモゴルゴン、アスモデウスの中心で炸裂する……!?)
(吹き飛ばされたグラントはまだ、死んでいなかった!)
グラント
『……けっ! 舐めた真似を……。身体がもたねえ……、肉だ、肉を食わねえと……!』
(気配を消して、壁をつたって、天井へ……)
『小娘、てめえの肉、食わせろ!』
(エレジーの真上から、エレジーに飛び掛る!)
>629 私と江漣さん
(騙されて転んでしまいます)
「くっ。」
(転んだ状態からそのまま顎から突き上げるように刀を振るいます)
(ラルフフェイク&サイファフェイク&グラントフェイクVSエレジー一行)
>631
ア「ぬううぅう・・・」
ラルフの斧に予想外の大ダメージを受け、アスモデウスは思わず膝を折る。
ア「(まさか日属性・・・聖なる武器か? 此奴等が?!)」
デ「おい! なにボケてやがる! 立てねぇなら寝とけ!」
ア「くっ、何の此れしき!」
立ち上がるアスモデウス。
その時、ローブ姿の屍食鬼が巨大な光弾を撃ち出した!
デ「っ! やべぇっ!」
ア「これはっ・・・アレで相殺するぞ!」
デ「おおっ!」
とっさにコンビネーションを取る2人の悪魔!
その周囲に闇が凝縮していき・・・
ア&デ「「<シャドーブレイク>ッッ!!」」
光弾を呑み込むべく、質量を持った闇の奔流が渦を巻く!!
(※グラントには気付いていない)
(ラルフフェイク&サイファフェイク&グラントフェイクVSエレジー一行)
>633
ラルフ
『ぐおおおおおおおおお!』
(光弾とシャドーブレイクに飲まれて、半身が吹き飛ぶ)
サイファ
『こちらの切り札を……!? ちいっ! ……グラント? なるほど』
(牽制でアスモデウスとデモゴルゴンに向かって火球を数発、放つ)
ラルフ
『肉だ……肉を!』
(上半身だけになって、デモゴルゴンの足にかぶりつく)
グラント
『いただき! 軟骨だ、軟骨がうめえええんだよ!』
(エレジーを床に押し倒し、肩に喰らいつく)
>629 黒蘭
倒れた相手に追撃をかけようとした瞬間、喉元めがけて正確な突きが襲い掛かってきた。
なんとか首をひねって躱そうとするが、避けきれず、首筋に熱い線が走る。
慌てて飛び退き、首筋に手をやり傷の具合を確かめる。
大丈夫、それほど深い傷ではない。血管までは達していない。
改めて少女と対峙する。
可愛い少女だった。
長い黒髪。それを編み込んだ先を、丸い大きな金属の髪飾りで止めている。
そして、手には刀。
あの刀が曲者だ。原理は解らないが、どうやらその刀は『金属』を破戒することができるらしい。
その証拠に、右手には木製の銃のグリップだけが残っていた。
少女が体勢を立て直す前に、グリップを少女めがけて投げつける。
それと同時に少女に向かって大きく踏み込んだ。
>635 私と江漣さん
(隙ができる事を恐れて刀をそのまま上段で振りぬき銃の残骸を弾きながら江漣さんを袈裟懸けに斬り付ける)
(ラルフフェイク&サイファフェイク&グラントフェイクVSエレジー一行)
>634
悪魔たちがサイファの火球を避ける!
ア「おのれ猪口才な! その呪文、封じさせてもらうぞ!」
一気に間合いを詰めたアスモデウスの抜き手が、凄まじい速度でサイファに突き掛かる!
ア「食らえ<地獄突き>!!」
そして・・・
デ「うお痛ぇ! うっとおしぃっつってんのが聞こえねぇのかこのタマ無しがぁっ!」
デモゴルゴンは足を持ち上げると、かじりついたままのラルフごと
叩き付けるように壁を蹴りつける!!
そこへ・・・
「きゃああああああああっ!!」
エレジーの悲鳴!
とっさに振り返った悪魔たちが見た物は・・・!!
肩を押さえて座り込むエレジーと、
ゾウリムシのブフーラで凍り付き、身動きの取れなくなったグラントだった!
>636 黒蘭
少女が、銃のグリップを刀で弾く。その行動は予想通りだった。
しかし少女の剣技は、私の予想を遥かに上回っていた。
微塵も体勢を崩すことなく、少女の刀が袈裟懸けに振り下ろされる。
躱せない!!
「くっ!」
咄嗟に腰に差しておいた小太刀を引き抜き、少女の刀に合せる。
一か八かだった。ここで刀が崩れれば、私は真っ二つだ。
ハインケル&由美江VSタバサ&タバサ(LV60D)
>567
「人の身で、全知にして全能なる主に肩を並べるつもり?やめといたら、
道程の遼遠さに絶望するだけだから」
由美江は傲慢そのものといった口調で言い放つ。
「もっとも、あなたはその前に、ここで旅を終えるんだけど。残念ね」
とは言ったものの、由美江は相手を責めあぐねていた。わざと隙を作ってみるか、
由美江は、刀を下げ、相手を誘った。
>638 私と江漣さん
(短刀に銀蘭が押し留められてしまいます)
「やはり魂鋼...。 貴女も使いこなす事ができるご様子ですね...。
ではやはり貴女も...。」
(つばぜり合いを始めます)
(ラルフフェイク&サイファフェイク&グラントフェイクVSエレジー一行)
>637
(壁に叩き付けられる)
ラルフ
『肉、にく、ニ…ク……』
(ラルフフェイク死亡)
サイファ
『がはっ!?』
(地獄突きによりそのまま、うずくまる)
グラント
『……食わせろ、小娘!』
(凍りついたまま、無理矢理、エレジーの喉笛にかみつこうとする)
私の刃と少女の鞘がぶつかり、金属同士の軋り合う、耳障りな音が響く。
……砕けない。やはり、この小太刀と、彼女が持つ刀は同等の威力を秘めているようだ。
「魂鋼? それが金属を破戒する、この兵器の名称なの?」
鍔迫合いの最中、お互いの顔が近付き、少女の呟きを聞きただす。
>642 は >640黒蘭へ
>643 私と江漣さん
「何を言っているんですか?」
(大して気に止めません 膂力で劣るようなので力を利用して短刀を下へ反らし、
刀の柄で江漣さんの顎を打ち、後ろへ間合いを取ります)
「残念です。貴女の事は良い人だと思いましたのに。」
(銀蘭を抜きます)
(ラルフフェイク&サイファフェイク&グラントフェイクVSエレジー一行)
>641
凍り付いてもなお、恐ろしく緩慢な動きでエレジーに迫るグラント。そこへ・・・
『ぎゃっ?!』
『ぐはっ!』
うずくまっていたサイファが投げつけられる。
デ「エレジー様ぁっ!!」
ア「お怪我は! 大丈夫ですかっ!」
ほとんど動けなくなった屍食鬼共を無視して駆け寄る2人の悪魔。
「・・・だいじょうぶよ。この子のおかげで助かったわ」
見れば、ゾウリムシの呪文によって傷はすでにふさがっていた。
デ「よかった・・・すんません、俺があのとき・・・」
「あやまるのは後よ」
エレジーが立ち上がり、そのまま殺せるのではないかと言うほどの視線を屍食鬼共に叩き付ける。
デ「・・・おぅ、よくも好き放題やってくれたなぁ・・・」
ア「・・・私の言葉・・・憶えているだろうな・・・」
『『・・・いいっひぃいぎゃああぁがぶらぁばばばぁっっっ!!!!!』』
凄まじい打撃音と、なんとも形容のしがたい悲鳴が轟く。
それは、誰もいない屋敷の中でしばらく反響していた・・・。
割り込んで悪いな、今スレの闘争履歴、中途版だ。
>25 ブギーポップ vs ヴァンパイア・プリンセス
>30 バイロン(ブルーソルジャー)VS アベル・ナイトロード(エピローグのみ)
>64 殺人貴 vs アーヴィング・ナイトウォーカー
>77 カミーラ VS ラルフ・グルト「鉄火を以ってする闘争」
>121 ビリー・龍(ロングファング) VS ハックルボーン神父
>129 シエル vs 柳川拓也
>228 ウピエル VS 雨宮啓
>305 バレンタイン兄弟+グール軍団 vs カズマ&劉鳳
>325 バイロン 対 ウピエル(銃弾狂想曲)
>332 イナズマ VS 黒沼
>378 ベナレス VS アルトルージュ&プライミッツマーダー
>402 アーカードVSアーカード
>433 なあじゃVSラインドウェル
>466>468 紅丸&ラグナロク&セリオ(姉) VS ベナレス 『サンフレッチェオクタマ』
>515 アセルス&カミーラVSエリザベス&死神(DEATH)VS比良坂初音
>529 eath Game in Vampire Arena 〜レイオット・スタインバーグVSミア・フォーテー
>534 レイオットVS魔族
>585 仮面ライダーギルスVSデビル・ザ・クロック 「仮面ライダーギルスΑ」第一話『遭遇』
>595 『平成吸血鬼侠客伝・三代目襲名』美夕&エレン&吾妻玲二 vs 坂東英二&天堂天山
間違いや抜けがあったらいってくれ。
>630
マジカルバニーVSスペルジャグラー
反撃に備え、遮蔽物となる物や地形を経由しながら駆け続ける。
カプセルを投擲する直前より奇妙なステップを踏み始めた男の意図は読めないが、
【倶利伽羅の黒龍】の発動に合わせて投じる予定の【満月の女王】を握りしめ、
走りながら精神集中を始める。
が、カプセルが割れ、中より不動明王が現出する直前、
ふいと男が姿を消した。
「…っな!」
この場面で隠形を使う意味が無い…とすると、転移術!?
と思い至るも時既に遅し。
私より見て右方向に男が姿を現し、杖をこちらに向ける。
と、いきなり全身の自由が利かなくなり、大きくバランスを崩してしまった。
前のめりに倒れて行く最中、
「ハ、またそれか?手癖が悪いな、教育してやろう」
魔力弾を撃ち放つ気配を感じ取った。
指は…反応は鈍いが、何とか動く。
「…足癖の悪い貴方に…言われる筋合いは無いわね…」
左手首を魔力弾が吹き飛ばす寸前、左手が辛うじてカプセルを手放し、地面へと落とした。
私が地面に倒れ、固く目を瞑り、第二弾が左肩を抉るのと同時に、地下空間に満月が現出した。
今の私には見えないが、犬・獅子・馬の三面を持つ魔女のシルエットがそれに重なり、
その6つの目が男を睨み付ける様子が手に取る様に解る。
左の肩と手首からの出血が酷いが、
【観世音の済度】のお陰で私の体力は著しく増強されており、
死に至る迄には、まだ多少の時間的余裕が残されている。
第三弾は側頭部に浅い角度で当たり、ヘルメットにより弾かれた。
観世音菩薩と幸運のお守りの御利益を目一杯実感した瞬間であった。
そして、もう一柱の神の御利益を賜るべく、
失われた左手の代わりに右手で新たなるカプセルを手に取り、その場に転がした。
(ラルフフェイク&サイファフェイク&グラントフェイクVSエレジー一行)
>645
〜結末〜
・・・屋敷の中は、相変わらずひどい有り様だった。
そこかしこにかつて人間だったモノのかけらが飛び散り、
壁や床には至る所に大穴や焼け焦げが残っている。
さらに、どこから飛び込んできたのか、大きな岩塊までもが転がっていた。
(もう、この屋敷には、昨日までとおなじ今日は来ないだろう)
(そして、あの庭も、昨夜までのように私を迎えてはくれないだろう)
闘争の高揚のおかげで、あのやりきれない想いは一時とは言え忘れられた。
だが、その事実が、どうにも少女を不機嫌にさせる。
(・・・こんなつもりじゃ・・・なかったのに・・・)
ふ、と、目を上げる。
そこには、背中にナイフを突き立てられた女性の死体。
そして、その下で恐怖に震えている幼い少年。
少女は、また、やりきれない想いを抱えてしまった。
「・・・行くわよ」
緑色の不可思議な生き物を抱え
紫の堕天使と蒼い悪魔を従えて
どこか場違いな格好の少女は
どこへともなく去っていった。
・・・好きだった夜の庭に、思い付くだけの「ありがとう」を言いながら。
対ヒトラー、リップバーン
>619 エピローグ
地面がすぐ目の前まで迫っていた。
潰れるな・・・、そう思った次の瞬間。
私の体は空中ではなく、地面に足をついていた。
それを認識した刹那、力を無くした総統の体が、私の目の前にどさりと落ちる。
あの高さから頭から落ちたのだ。
頭部はもはや見る影も無く、地面にその中身を撒き散らした。
腕や足はあらぬ方向に曲がり、または潰れ、破裂し、
地面は血と内臓の抽象画で飾られ、飛び散った何かが私の足に付着した。
それでもまだ、一部の肉片は蠢き、元の形に戻ろうとしていた。
無言で、それを踏みつけ、潰す。
何の感慨も沸かない・・・はずだ。けれど・・・。
あしきゆめが、最後に言った言葉はなんだったのか、私にはわからない。
だが、その声、その表情は・・・。
「悪役を演じるなら、最後まで、演じきりなさい・・・。
最後の最後に、素顔を見せるのは・・・・・・・・・・・・・・・卑怯よ・・・」
呟く。化物は、人の感情では悲しまない。悲しまないはずだ。そのはずだ。
なら、この感情は悲しみではない。この目から落ちた一筋の水滴も、涙ではない。
だけど。
とにかく今は、時間が欲しかった。
あのヴェアヴォルフのことも気にかかる。
あの化物が現れたということは、とうとうあの少佐も動き出したということだ。
最後の大隊、いずれは滅ぼさねばならないだろう。
だが、それでも今は・・・。
野次馬が集まってきた。私は歩き始める。この場に留まる理由は、もう無い。
軽く目を瞑って、ある日のことを思い出す。
さようなら、私の総統。
「こちら、ふみこ・O・V。総統命令第403号を完了。これより、帰還します。以上」
ラルフフェイク&サイファフェイク&グラントフェイクVSエレジー一行
導入
>583 >586
経過
>587 >590 >591 >592 >593 >594 >616
>626 >631 >633 >634 >637 >641 >645
結末
>648
セリオvsヴァージニア・O
>8 >9 >12 >14 >18 >20 >22 >24 >72 >76 >78 >87 >90 >97
>111 >115 >119
遅れてしまい、真に申し訳ありません。
【食欲権化のデジモン○イマーナオミVS嗤うポケモンマ○ターΩ】
途中経過よ
>479 >480 >484 >493 >503 >540 >548 >557
>580 >605 >615 >630 >647
纏めね。
>136>137>139>142>146>152>157>166>241>252
>288>348>350>363>370>381>398>419>425>435
>441>446>452>476>483>488>492>496>500>536
>542>546>550>555>566>569>579>584>589>598
>612>619>649
改めてみると長いわね。
エレンvs黒蘭、まとめておく。
>607>608>610>611>613>618>620>622>623>624>627
>628>629>632>635>636>638>640>642>643>644
激しく遅いけど・・・
>515のレス番まとめに
>194(初音のターン)
が抜けてます。
吊ってくる・・・
カノンVSリロイ&ラグナロクVSドノヴァン・バイン
真の「魔剣」を決める闘争
>353>362>380>389>395>403>408>414>427>434
>443>450>453>454>457>473>475>478>482>485
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途中経過だ。
To Be Contiunued……