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■携帯動画初心者講座1
携帯で見れる動画の形式について
★ASF形式
PanasonicのDIGAやSHARPのAQUOSなどの一部の機種で録画でき、PCでも利用できるが、
携帯を含む家電の場合はSDビデオフォーマットとして互換性について厳しく決められている。
家電用に設計されたのでファイルサイズが大きいのが難点。
★MPEG-4系
モバイルにも対応する動画の国際標準規格。AppleのQuickTimeがベースであり、
PC上で作成しやすい。 携帯電話用に特化した3GPP(DoCoMo,Vodafone)、3GPP2(au)がある。
以下に述べるMQV、AMCなどの亜種もある。
★MQV形式
SONY端末専用のムービープレーヤー形式。VAIOなどで作成できる。
MPEG-4の一種であり、3GPP形式などに簡単に変換できるが、その逆は難しい。
★AMC形式
古いau端末で使われていた、MPEG-4の一種。 3GPP2へ移行中。
★Nancy形式
古いJ-Phone用。国際標準規格である3GPPに切り替わり、ほとんど使われていない。
一応、ASFかMPEG-4(3GPP、3GPP2)をメインに!
■携帯動画初心者講座2
動画ファイルの構造
動画ファイルの中には映像と音声がそれぞれ記録されている。
ファイルフォーマット [ (映像データ)(音声データ) ]
【代表的なファイルフォーマットの例】
MOV(QuickTime)、MP4(MPEG-4)、ASF、WMVなど。
その中に記録されている映像と音声はそれぞれ効率よく圧縮されている。
圧縮方式により品質や圧縮効率、その他の様々な特性が決まる。
【代表的な映像圧縮方式】
MPEG-1/2/4、Motion JPEG、DivXなど。
MPEG-1はパソコン、-2はDVDやデジタル放送、-4は携帯電話でおなじみ。
Motion JPEGはデジカメに多い。DivXはPCユーザーにおなじみの物
【代表的な音声圧縮方式】
MP3(MPEGの拡張用)、WAVE(win用)、AIFF(mac用)、AAC(DVD用)、AMR(携帯電話用)
ファイル形式と映像、音声のそれぞれの組み合わせの数だけフォーマットがあるが、
それでは互換性を取るのが大変なので、3GPPなどのように、使える圧縮形式を限定して
互換性を確保するような形式が携帯電話に採用された。
【3GPP】
ファイル形式はMPEG-4、動画圧縮はMPEG-4またはH.263、音声圧縮はAACかAMR
MPEG-4といっても、ファイル形式と動画形式の両方に同じ名前が使われていてやや紛らわしい。
なお、3GPPの3Gは第三世代携帯電話のことだが、
vodafoneのV601SHのように第二世代でも再生できてしまう端末もある。
■携帯動画初心者講座3
ビットレートとフレームレート
【ビットレート(単位はbps=ビット/秒)】
1秒間のデータ量。多いほど高品質だが再生する端末には高性能が求められる。
数字が大きくなりすぎるので、普通は1Mbps=1024kbps、1kbps=1024bpsで省略表示。
【フレームレート(単位はfps=フレーム/秒)】
1秒間に動く画面のコマ数。例えば、ビットレート600kbps、フレームレート30fpsなら、
画面1コマは20kbitのデータを使って表示していることになる。これは1秒間に75kB、1分間に4.5MB
のデータ量となる(8bit=1Byte)それでは、画質を維持したままファイルの大きさを減らすには、
1フレームごとの情報量を落とさずにファイルサイズを小さくするにはどうするか。
フレームレートも同時に落とす。15fpsなら300kbpsでも画質は変わらず。
動きの激しい場面では動きが滑らかではなくなる。
それではフレームレートはどこまで落とせるか。
30fpsは現在のテレビ放送を基準にしている。
だが、映画の製作は24fps。よってDVDも主に24fps。
アニメはたいてい12fps、一部24fps。
テレビ番組が素材の物のフレームレートを自然に落とすには
30fpsの整数分の1(15, 10, 7.5など)にするのがいい。
以上はQVGAの場合。
QCIFなどの小さいサイズのムービーの場合、それにあわせてビットレートを落とすことが出来る。
■携帯動画中級講座1
QuickTimeのトラブル
究極の動画規格MPEG-4に採用され、携帯電話の動画標準フォーマットにも採用されたQuickTime
(をベースにしたMPEG-4ファイルフォーマット)
しかしQuickTimeも万能ではない。MPEG-4動画再生において障害となる点をまとめた。
★読み込めるファイルフォーマットと圧縮形式に制約がある。
ASFファイルフォーマットやWMVファイルフォーマットの動画ファイルは読み込めない。
よって、これらはMPEG-4や3GPPにも書き出せない。
AVIファイルは読める。
だが、映像や音声のCODEC(圧縮方式)がインストールしていないのものだと
映像や音声が再生できない。
足りないCODECはサーバに自動的に探しにいくが、CODECが見つからないことも多い。
Macなら、DivX,AC3,MS-MPEG4などのCODECは手動でダウンロードして読めるようにする事が出来る。
確実に互換性があるのが無圧縮なので「無圧縮AVIにする」のが定番、
Motion JPEGやSorenson VideoなどのCODECでも可能。
★MPEG-1、MPEG-2の音声を分離できない。
QuickTimeはこれらの音声を映像とひとくくりで扱ってしまい、
QuickTime以外の他のファイルフォーマットに書き出す場合、映像だけを書き出す。
「MPEG-4に変換したけれど音が出ない」というトラブルの原因である。
こういう場合、音と映像を他のツールで分離し、QuickTime上で再びひとつに合成する。
ここで注意しなくてはいけないのは、分離した音声が.m2aなどのMPEG-2音声の場合、
映像なしのMPEG-2扱いとなり、音声としては扱われないので、音声書き出しは出来ない。
QuickTimeが独立した音声として認識できるWAVE、AIFF、MP3などに変換することが必要。
■携帯動画中級講座2&3&4
QuickTimeの認識
MPEG-1/-2 [(音声と映像が一緒のMPEG動画)] → 映像のみ変換
AVIやMOV [(適当に圧縮された画像)(WAVEなどの音声)] → 音声と映像をそれぞれ変換
金をかけたくない人へ
QuickTime Alternativeを入れると書き出しができるようになる。
iモーション対応機種へ
P900iVはXviDで高画質動画が作れる。
他の機種でも再生できるらしい。
XviD使用のMP4ファイル作成方法と流れ
■aviファイルとaacファイル作成
XviDの、Profile@Level:sanple@L0、EncodingType:Singlepass、Target quantizer:7.00
AdvancedOptionは Maxmum I-frame intervalを120に。320x240など再生できるサイズで出力。
無圧縮WAVをFoobar2000で開き、表のファイル名を右クリック→Convertのsettings。
出力のプリセットからFAAC ... (LC) ...を選び、編集ボタンを押す。
出力の形式(Edit)をaacにし、Encoder settingは"Quantizer quality"か"bitrate/ch(kbps)"
をいじる。お勧めはQuantizer qualityの50〜75。すべて保存→閉じるを押す。
もう一度ファイル名を右クリックし、convertのRunconversionで変換開始。
■MP4UIで結合、最適化
OptionsでAdd hint tracksとMake ISMA compliantをオフ、Advanced functions/informationをオン。
Generalでnew/openから、MOLxxxと架空のファイル名を開く。 なんか出てくるのでOK。
Inportを押してaviファイルを開く。aacファイルも同様に開く。
元のMOLxxx.mp4を右クリックし、AdvancedのMake ISMA compliantをクリック。
再び右クリックしてOptimizeを押すと最適化される。できたファイルをminiSDにコピー。
※Importの際、ファイルサイズが大きいと読み込みのダイアログが表示され 完了まで時間がかかる。
■動画保存フォルダ:
フォルダ:SD_VIDEO\PRL001(携帯側でフォルダ作れば表示名は自由)
ファイル名:MOL001.3GP(ASF、mp4)〜MOLFFF.3GP(ASF,mp4)