くるまオタク養成講座W(;´Д`)棒力教室(;´Д`)

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1酔いどれエロスパ◎〜▽〜◎ ◆cAAK5ejJdg
ちょっとオタクな雑談スレです。話題は何でも。流れも何も読む必要無し。
一見さん大歓迎です。面白いネタ振ってくれれば尚歓迎。

但し、クルマ板で最も敷居の高ひヌレ鴨しれませんぞ?w

前ヌレ くるまオタク養成講座V9829;飽くなきボーソー9829;
http://hobby9.2ch.net/test/read.cgi/car/1148312408/ (568レスで成仏)

前々ヌレ くるまオタク養成講座U〜明日無き暴走〜
http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/car/1130245931/ (541レスで昇天)
2酔いどれエロスパ◎〜▽〜◎ ◆cAAK5ejJdg :2007/01/14(日) 02:52:47 ID:s8vFJRbV0
♥ププン酢♥
3香ばしい:2007/01/14(日) 03:44:20 ID:gh6AcUF30
足跡
4SE037○○\_I_/○○ ◆GP8SwrYXVw :2007/01/14(日) 04:11:01 ID:/0yIN6Ex0
エロセンセ乙です!
香ばしい師!おひさです♪
5シャルマン伯爵:2007/01/14(日) 08:18:35 ID:C/QXenV30
今回より
わしも参戦
6酔いどれエロスパ◎〜▽〜◎ ◆cAAK5ejJdg :2007/01/14(日) 13:32:16 ID:s8vFJRbV0
先生方御集合ありがとうござひます、
香師(かう書くとまるでヤシみたひだなw)に於かれましては英車etポルシェ一門の際には是非、
伯爵に於かれましてはロリとオサム号関連、円数師匠に於かれましては蓮之家一門の、
ふさセンセには現場の、それぞれヌペシャリヌトとしてのご教授を賜りたくお待ちしております。
ランチャをぢさんに於かれましては食ひ物と伊太利亜ちょゐエロをやぢグルマを。w
大エロをやぢ部門は不肖アテクシが勤めさせて頂きます。w
股、学長逝ってる師に於かれましては股保守・点検に尽力して頂くことにならうかと思ひますが
何卒宜シコ。

なを、この教室は棒力教室でありますので、
正装はこの↓女性講師の如くフーリチンとなりますのでこれ股宜シコ。w
http://www.kt.rim.or.jp/~sokohaka/chin-man/top.html
7酔いどれエロスパ◎〜▽〜◎ ◆cAAK5ejJdg :2007/01/14(日) 14:08:28 ID:s8vFJRbV0
さて、新学期開講の御挨拶はこれぐらひにして、
昨日ヌパイダのHIDのバーナにヒビが入り交換して参りました。
4300kの実用一点張りなのですが、メーカのHP見ててぁれ!と思ったのは
”保安基準の改定により、平成18年1月以降の生産車輌については、VIVID YELLOWを取付ける事により、
車検非対応となります。対象車両では、一般公道でご使用頂くことができませんのでご了承下さい。”
とのこと。
http://www.bellof.co.jp/products/optimal.html#caution

さうか、昨年生産分(輸入分もでせうか)からは黄色ひ目玉はダメなのか、と。
黄色ひ目玉と言へばやっぱり仏車。アテクシのイメージの中ではDSもSMもGSもCXも、
504も505も604も、そして4も5も、はた股2馬力もA110も皆黄色ひ目玉なのです。
一説に依ればこれは戦後の話で、対独感情の非常に悪かったお腐卵臭では
独車の白ひライトに対して黄色ひライトを義務付けた、とも。
アテクシとしては気候・天候の影響で霧が発生しやすひとかなのかとも思っておりましたが
もっと霧や霧雨の日の多ひイタリア北部の冬、ミラーノの路面電車などその為にオレンヂ色ですが
ミラーノやトリーノの車に黄色ひ目玉が無ひのも不思議。1日の内に四季のある英国でも黄色ひライトでは無ひ。
これはやはりお腐卵臭らしひ唯我独尊だったのでせうか?
8相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/01/15(月) 00:48:30 ID:z8Dw4k5d0
>>1
スレ立て乙であります。
・・でもねぇ、学長は勘弁して下さい。
カローラとアリオン、スカイライン(旧型)とティアナの区別もつかない私。
むしろ此処はそんな私を一人前のオタクに養成して頂くスレかも(w

フランス車の黄色いヘッドライトは戦後〜最近まで続いたようです。霧の中で使うときに
運転者や他の者の目に優しいとか聞いた事はありますけど、実際の効果は不明。
まぁ、フォグランプには黄色が多い事でもありますし、そうなのかも。
唯我独尊と言えばそうなのでしょうね。
昔は車体両側にヘッドライトを付ける事を義務付けていなかった為、2CVの試作車には
片方にしかヘッドライトの付いていない車も有ったというのは有名な話。
毎度の事ながら訳ワカラン人達(w
9酔いどれエロスパ◎〜▽〜◎ ◆cAAK5ejJdg :2007/01/15(月) 01:10:47 ID:0KS1tls20
ぅみゅ、ぃあ日々営繕wに努めてらっしゃるのを拝見してでもですな、
さすがに”用務員さん”とは言へませんで。w
アテクシも自分の興味の無ひ現在の国産の多く、
なかんづくミニバンの類は完全に分かりません。
bBもキューブも全て”冷蔵庫”の一言。w

さて、黄色系の光ですが道路やトンネルの照明でナトリウムランプつう物件、
昨今余り見なくなったやうにも思ひますがあれ股雨・霧・煙などの際視界が良ひと云ふことで
採用されてゐたものです。
光のうち波長の短い、つまり青系の色は水分などによって吸収・拡散され易ひ。
朝日・夕日が赤く見へるのは太陽高度が低ひため太陽光の通る大気圏が長くなり
その間に光の中の青色成分が吸収・拡散される為であります。
よってフォグランプは黄色がベスト、となる訳です。
もっと波長の長ひ赤色光っつのもありますがこれでは尾灯との判別が付かづ危険ですので当然通りません。
10メイン140エア170 ◆NdTWNYKUyo :2007/01/15(月) 22:13:23 ID:e2ZrUUp90
>>1
遅ればせながら乙です。
アク禁喰らってまして、留年いたしましたw

北海道に住んでいた頃、フォグランプは黄色が重宝しました。
(FETのM6 85w改130w迷惑バージョンw)
特に積雪の峠では、道路の左サイドが壁となるため、
赤いペイントで壁の存在を示していくのですが、
更に黄色ランプをオフセット照射してやると、非常に運転が楽になるのでした。
但し、光の波長と水分による反射で、ウェットとなると逆に使いにくかったりしました。
最近では、アフターパーツでも黄色系アシストランプを見つけるのは、至難となりましたね。
トヨタ車に多く装備されたコーナリングランプ(ウインカー連動に香具師)、
これはこれで非常に便利だったのですが、最近はどうなったのやら?

漏れが絶対に付けたくないもの・・・最近よく見るブルーのデイライト。
無駄としか思えないw(調子くれてパトカーに装備してある地域も)
>>8
フーガとスカイラインは、どこが違うのか?ww
樹脂製ヘッドライトが一般的となりデザインに自由度が広がったにもかかわらず、
金太郎飴の如きデザインばかりで。
(特にT・Nのセダン系はwwww)

11酔いどれエロスパ◎〜▽〜◎ ◆cAAK5ejJdg :2007/01/15(月) 23:02:31 ID:0KS1tls20
アテクシもぢつはさう思っております。>TetNサルーン
チト前にBMWが北米市場で”長さの違ふソーセージ”と言はれておりましたが。
アテクシ内心ではその手のやり方も一理あると思っておるのです、
それはメーカのカラーを鮮明に打ち出すやり方として認める部分があるからです。
全身でやらなくとも例へば前に▽の盾があれば誰が見てもアルフヮ・ロメオでせうし
鼻の穴OOがあればBMWと思ふでせう。◎◎====◎◎のお尻ならヌカG、と。(かつては)

しかし今のT・N下手糞杉。つか取って付けの付け焼刃シダルマ、身に付ひて無ひ。
そこが非常に宜しく無ひところです。
「イメージを統一しカンパニーアイデンティティを明確に」つうのを強力に打ち出す、
そのコンセプト自体が既に遅杉の身に付かな杉の下手糞杉。
それにセド・グロ一新してフガにした、ヌカGの伝統潰して生まれ変はったつもり、
でも本当ならこれまでの伝統の上に積み上げて行かなひと”ブランド力”っつな生まれなひものです。
国産車はこれまでも目先に振り回されコロコロと過去の蓄積を捨ててきました。
初代シティーでトールスタイルでアップライトな乗車ポジションによるパッケージングを提案した
”ホンダの哲学”は瞬時に”クラウチングスタイル”に変はりホンダの哲学とは目先の上っ面のことと
自ら披瀝してしまひました。
こんな目先の市場動向だけに振り回されて(それを”マーケティング”といふ美名に韜晦し)
毎日その日暮らし、過去の貯金も無ければ将来への貯金も無ひ、
そんな商品作りばかりしてゐて既述のやうなコンセプト持ってきても片腹痛ひだけなのです。
12相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/01/16(火) 00:21:17 ID:gW2o588I0
サイレントシャフトなるモノ装備して「私達のエンジンは何故四気筒か?」等というコピーを用いて
デボネアまで四気筒化したその数年後には「世界最小のV6」を出した三菱しかり(w

欧州等、地震の無い場所で築数百年もの建物に囲まれて暫く過すと、なんだか息苦しく感じて来て、
チョコッと建ててはまたすぐに建て替える。仮設住宅の如き家屋だらけの日本の街並みもまた、
それはそれで軽くていいかな?って気がしてきませんか?
まぁ、帰って来ると「やはり殺風景だなぁ・・」って思うのですが。

私もその一人ではありますが、普段欧州車の欧州車的な良さに触れてばかりいて、
それが自分の中のメートル原器となっていると見え難いのが“日本車は何を目指しているのか”

元々がアメリカ車の行き方に学び、GM的な“計画された陳腐化”を商売の手本にしてきたのが
日本のメーカー。
時には外見を変える為にだけが目的であっても、頻繁に行われるモデルチェンジ。
新型は常に旧型が古臭い物に見えるような形の物でなくてはならぬ・・。
こうしたアメリカ車の行き方を追いかけて来た日本車ですから話は外見に限った事ではなくって、
欧州車の尺度で見てしまえば、幾ら経っても欧州車には追いつかないように見えても当然。
だって、我々が思うような“良さ”なんて最初か追い求めていないのですから。

でも、アメリカ車が勢いを失った現代。大衆車レベルではアメリカ車に追いついているのかも。
トヨタのカムリなんて、我々が乗ると何が良いのかよく判りませんけど、アメリカ人の尺度だと
あれはとても良い車なんでしょう。一時期日本でも売れまくったフォード・トーラスなども
乗ると別にどうという事も無い車に思えましたが、「結局、良い車の尺度が異なるという事か」と
妙な納得をしたものでしたし。
13メイン140エア170 ◆NdTWNYKUyo :2007/01/16(火) 06:30:43 ID:MYq3Ptgp0
>>11
その通りですね。
最近ではマツダが逆五角形のグリルでデザイン・アイデンティティを確立しようと
ZOOM、ZOOM戦略をしておりますが、一時期、ホンダ(アコード)と被った時期もあり。
ただ、企業デザインとしては、旨くなってきたように感じます。
現行デミオ以降、フラッグシップRX-8、アテンザ、アクセラ・・・品質云々は別として
国内メーカーとしては努力の跡が感じられます。
ただ、今までの大幅値引きによる販売戦略によるブランドイメージが追いつかない。
良い物を作っても、安物イメージを覆すには、更なる企業努力が必要なのでしょうけど。

Tの上辺だけのブランドイメージであるレ○○○・・・
300マソの車を460マソで販売するためにディーラーイメージを接客で差別化といふのは
本当の意味での高級車の販売戦略とは違うような気がするのですがね。
(ま、田舎のオッサンは、あの雰囲気にコロッとやられるんでしょうけどww)
14SE037○○\_I_/○○ ◆GP8SwrYXVw :2007/01/16(火) 21:39:12 ID:tIEQkrs90
でもねぇ、最近のトヨタ車ってそれなりにアイデンティティを確立してると思うんですよ。
海外で現地生産の見慣れないカタチの車種を見ても、一目でトヨタ車って認知できるし。
乗ってみてもあの精密だけど軽くて薄い(軽薄ともいう)感じは全車共通してる。

以前私がランチアラリーとプジョー106rallyeの2台体制だった時、友人が見かねて
ちゃんとエアコンの効くコロナを1マソで譲ってくれたことがあったけど、あれは無趣味
で乗るなら最高でしたよ。
じゃあオマエ、トヨタ車が欲しいのか?と言われたら1マソ以上は出さないけどね。w
15相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/01/16(火) 23:59:29 ID:gW2o588I0
>>14
無趣味で乗るなら・・ねぇ・・。
つか、トヨタ車一回買うと必ず付いて来るのが「そろそろ買い替えませんか?」と
定期的に言って来るセールス。
あのセールスマンの給料も車の代金から出ていると思うと、なんだか変な気がします。

ところで、先日年バレスレにも書いた話ですが、近所のスーパーへの買い物の足としては
大変使い勝手の良いのは日本製コンパクトカー。
高速での性能もハンドリングも乗り心地は不用。その分低速域ではスムーズ。
長時間座る事も無いシートは座り心地よりも乗り降りの容易さを重視。
そうした行き方が自動車本来の理想に基づいたものか否かはまた別なのかも知れませんけど。
日本的な使い方には、それに特化した車が最も使い易い事もまた事実。
欧州車的なる良さを追い求めて車を見るのが常になっていると、理解し難い物なのかも。
まぁ、私には遠くに行く時は“陸の巡洋艦”が有るからと、そう割り切れるのでしょうけど。

つか・・。
いつも貧乏自慢しているような私が、なんで二台の車を所有しているのか?と言うと。
せいぜい片道15〜20分程度という使い方がエンジンその他に酷であることは言うまでも無し。
そういう使い道でシトローエンを疲弊させるのは忍びない為に、
もう一台お金の掛からない車を持っているのでしょう。

前スレで「愛着が湧く事に勝る事など無い」と書いたのとは大きく矛盾しますけれど、
使い捨てが利くのが魅力で買うという事も時には有るのです。
16相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/01/17(水) 00:21:58 ID:SPddsC1e0
・・この流れだと、車板では最も多数派(の筈)の国産車オーナーが食いつかないなぁ・・。
少しは過疎スレからの脱皮に協力して下さい(w

でも・・
前スレでも“戦後のパナール”とか“50年代の英国製サルーンカー”とか
「一体、誰がそんなのに興味有るんだろう?」みたいな話題の時にレス多くついたしなぁ・・。
その割りには、デューセンバーグSJみたいな超メジャーな車の話では放置プレイされたしな・・。

まぁ、それはともかく。
過去スレ保存しましたので万が一にも興味有る方いらっしゃいましたら
http://briefcase.yahoo.co.jp/la_croisiere_noire
こちらのzipファイルでも見て下さい。

私がこれまでにスキャン等した写真はこちら
http://photos.yahoo.co.jp/ph/la_croisiere_noire/lst?.dir=/7fb6&.src=ph&.order=&.view=t&.done=http%3a//photos.yahoo.co.jp/
説明が無いと訳ワカラン代物だらけ(w
17SE037○○\_I_/○○ ◆GP8SwrYXVw :2007/01/17(水) 00:48:43 ID:xsMCqqeV0
ではちょっとは国産ネタ。
セルシオとシーマは日産は同格のライバルとしたかったのでしょうが、あらゆる点で
格が違いましたね。
ほとんど専用開発の前者に対し、セド・グロのシャシ流用で脹らし粉入りボディ。
ブレーキを見ると対向ピストンに対し片持ち式。
初代プレジデント(ジョージ・ワシントンに非ずw)なんかは当時国産車には稀な
対向ピストンが採用されていたことを考えると日産なにをやっとるのか?と。

2リッター未満のマーチからブルーバードシルフィまですべて同一シャシという
のも、国内市場を軽視しているとしか思えないし。
技術の日産はいずこへ?(遠い目)
18名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/01/17(水) 10:14:14 ID:eZ9ofSoRO
>>17
本来セルシオの対抗馬はインフィニティQ45で
「シーマ現象」と言われる程売れた初代シーマはもう少し前の車だったはず

インフィニティがコケた後にはシーマを昇格させて
セルシオに対抗させたかったのでしょうが
19メイン140エア170 ◆NdTWNYKUyo :2007/01/17(水) 19:41:52 ID:21UK6qix0
>>17
MK63キャリパーかぁ、懐かしいですね。
最近のはアルミキャリパーが主流だけど、鋳鉄製で重いんだよね、コレw
これ以降、日産が4ポッドキャリパーを再び装着開始?したのは、R32スカイラインからでした。
同時期のZ32も同容量なんですが、デビュー時期はR32のほうが先。('89)
ただ、マツダはもっと早かった。
FC3SのRX-7では、既に4ポッドを採用していた。

>技術の日産
国産初の量産型ターボエンジンを市販した頃の熱さが感じられないんですよね。
なんせ430セドリック(グロリア)のターボ・デビュー当時は、5MTしかなかったという硬派さw
20SE037○○\_I_/○○ ◆GP8SwrYXVw :2007/01/17(水) 21:54:37 ID:u2HCd2210
>>18
説明不足ですんません!最終型セルシオと現行シーマの比較です。
レクサスLSのことを書きたかったのですが、まだ乗ってないもので。
>>19
FC3S乗ってました〜♪たしかレガシィRSも対向ピストンの採用が早かった記憶が。
ウチの82年製ランチアはアバルトレーサー用ブレンボの対向ですがシングルピストンでした。

21酔いどれエロスパ◎〜▽〜◎ ◆cAAK5ejJdg :2007/01/17(水) 23:00:31 ID:8tRRw+6V0
>>16逝ってる師

>「一体、誰がそんなのに興味有るんだろう?」みたいな話題の時にレス多くついたしなぁ・・。

それでこそ”ヲタ養成ヌレ”かと。w
22メイン140エア170 ◆NdTWNYKUyo :2007/01/17(水) 23:05:57 ID:uuGwuGu+0
>>20
RSは覚えていませんが、
漏れの乗っていたBG5(ワゴンGT)は、フロント片側2ポッドでした。
何度かキャリパーが開いちゃうトラブルが発生していましたが・・・(ウチだけか?)
(ABSもよく壊れた)

レクサスのハイブリッドには、試乗しました。
確かにトルクがあって、静かで速い・・・けど。
アクセルに連動して、エンジンが絞り出すトルク感は感じられませんでした(個人的感想)
抑揚が無いっていうんでしょうか?
車に同じ700マソ使うなら・・・まっ、価値観の違いなんでしょうね。

ところで車ヲタを自嘲する皆様に於かれましては、
工具等への拘りはあるのでしょうか?
漏れは、メインはKTC、一部だけSNAP ONになってます。
小振りなラチェットは、ギヤ比との兼ね合いからSNAP ONが使いやすいと思っています。
KTCは、どこでも手に入る割に故障が少ないので助かります。
「舐めそうなナットに打ち込む」場合には、980円のセットに逝ってもらってますw
寸法等を計ることについては、ミツトヨ以外は使ったこと無いなぁ。
23酔いどれエロスパ◎〜▽〜◎ ◆cAAK5ejJdg :2007/01/17(水) 23:26:04 ID:8tRRw+6V0
アテクシ、喫茶室でも書ひたやうに自分では基本的にクルマゐぢりません。
まぁよんどころなければやりますが、基本的に本職に頼みます、出来る事でも。
ですので車載工具程度しかほぼ持ってゐません。
仕事用の道具・工具・治具にはある特定のものには極度に拘りますが。w
つか、場合によっては納得の行くやう自分で作る。w
それでなくとも買ってきたまま使ふことはまづありません、必づ加工して使ふ。
手入れも頻繁に必要。会社の共有の工具の使い終はった後の始末がなって無ひと
使った若ひ衆捕まへて叱りつけたひ、ところをぐっと我慢してこれ見よがしに整備して見せる。w
で、これら治工具のメーカ言っただけでアテクシの商売が一発でバレてしまふのでここではEません。w

但し、アテクシ仕事ヲタではありません、仕事キライです。w
24名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/01/17(水) 23:36:43 ID:UBqmjpKH0
>>22
少々お高いですが、ミツトヨの計測機器は世界的に評価されてますね。
不正輸出のせいで本当に欲しいときに品薄だったりしましたが・・・www

工具については、一流メーカーはさすがにハズレがないというだけですね。
私のような素人がとやかく言えない・・・ということで単なる好みで主にベータを愛用。

一時期工具を使う仕事もしていましたが、モンキーをハンマー代わりに使ったり、
マイナスドライバーをスクレーパーやタガネ代わりに使ったり、と悪行三昧だったので
消耗品として安工具を使い捨ててましたw
25酔いどれエロスパ◎〜▽〜◎ ◆cAAK5ejJdg :2007/01/17(水) 23:41:31 ID:8tRRw+6V0
さて、その”よんどころ無ひ”場合のお話。

うちのクルマどもの場合しばしばこの”よんどころ無ひ”が発生するのですがw
まぁ例へば75で突然水温が急上昇、電圧見ると踏んでも上がらなひ。
即座に道端に停めてフード上げて中見る、見る所はファンベルであります。
案の定切れてる、オルタとウォポンを1本のベルトが回してるので
これが切れると上記症状が出る訳です。
かういった場合、「パンストを捩って結びベルトの代はりにする」といふ応急処置がある、
と言はれてゐるのですが、如何なアテクシ変態とは云へ毎日パンスト携帯してはおりません。w
股、その辺歩ひてゐるねーちゃん捕まへてパンスト強奪するのも”良識ある変態”の沽券に関はります。w

股、「ラヂエータから水が漏れた場合には米糠を入れる」といふ応急処置がある、といはれます。
しかし米糠なんざ今や中々に入手困難、米屋だの漬物屋だの自然食品の店だの農協だのw探すよか
カー洋品屋でストップリーク買ふはうが簡単で早ひ。つか工場持ってくべき。w
26メイン140エア170 ◆NdTWNYKUyo :2007/01/17(水) 23:51:51 ID:uuGwuGu+0
漏れが自分でしない作業は、溶接ですね。
学生の頃、溶融加工学が苦手だったしナァw
そういえば以前、溶接とパネルボンドもネタになったよふな?

工具、道具、測定器等を大切にしない香具師に、
まともな仕事の出来ようはずがありません。
飲食店然り、整備工場然り、どの業界でもそうでしょう。
ただなぁ、漏れの机の上は整理ついていないなぁw

27相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/01/18(木) 00:03:16 ID:SPddsC1e0
・・国産マニアさんが気を悪くしない流れにして欲しかったのですけどね・・。

まぁ“技術の日産”と言っても自ら言い出したキャッチコピーであり、先に言った者勝ちみたいなもの。
間違っても“販売のトヨタ”とは言わないでしょう(私が一番酷い事書いているかも w)

インフィニティQ45。これ程オタクの話題にならない車も他に無いかも知れません。
あの車が販売的に失敗した理由を、雑誌媒体等では「保守的な日本人向けではなかった」
等と書かれているのを見た記憶が有りますが、私にはそうは思えません。
インフィニティにしても、その前のレパードにしても、あの頃の日産車は“トヨタ的では無い物”
というだけの消極的な個性化を図っていただけに見えるのです。
挙句の果てには、マイナーチェンジでクロームのグリルを追加。そうして自らを否定してしまっては
エロスパ氏の書かれたように、貯金も何も残る筈は無いでしょう。

そして現代“良い車である前に良いアルファであって欲しい”というアルファマニアは(多分)いても
“良い車である前に良い日産車であれ”と言うニッサンマニアなど(多分)存在しないでしょう。
それもまた、メーカーの貯金の無さの表れなのではないでしょうか。

>>19
私も様々な分野の職人さんと付き合いがあるので、自分で出来そうな事でも頼みます。
万が一にもネジの頭なめたりし手、余計な手間を増やしては申し訳無いと思うので。
ですから工具の類も、エロスパ氏とほぼ同じ考えでおります。
しかし良い工具には確かにそれなりの良さが有る事は理解出来るつもりでいます。
私の手許に、長年板金職人をしていた親類の爺様が亡くなった時、譲って貰った
ハンマーが有ります。勿体無くて使えませんが、見ているだけで何とも言えぬ味が有る物です。
28酔いどれエロスパ◎〜▽〜◎ ◆cAAK5ejJdg :2007/01/18(木) 00:04:24 ID:6knclNyI0
アテクシ今は技術部離れて技術部に指示出し・関連部署調整部門にゐるのですが
昨年末は技術部がパンクしましてアテクシも助っ人に駆り出される始末。
そのアテクシの技術部のデスクの引き出しの中はまうぐじゃぐぢゃであるます★。
アテクシ偉さうなこと言ってもぢつは生理性dと掃除が出来ません。w
そしてそのデスクの上はアテクシゐた時はまぁきれいに
(見へるところだけはきれいにするトヨタ方式w)しておったのですが
今は物置にされております。w
29メイン140エア170 ◆NdTWNYKUyo :2007/01/18(木) 00:08:27 ID:BkID9Rcr0
>>24
ハズレが無いというより、それなりの工具は作業効率が良いのですね。
安工具では舐めそうなのも、容易く外せたり、
手が入りにくくても、フレキシブルな動き(ユニバーサルジョイントなどの組み合わせで)により
簡単に出来たりと。
無理な力を要しないので、一番良いのは安全だって事です。
少なくとも、タイヤ交換に車載レンチを使って、足で締めるのは言語道断です。
(↑テレビのニュースを飾る可能性がありますんでw)
>>25
漫画「湾岸ミッドナイト」でイシダ先生がテスタロッサでパンスト強奪するシーンがw
最近、安物のベルトは東南アジア製のものがあります。
使ったこと有りますが、当たり外れが多く、私はもう2度と!!
(交換後、1ヶ月もしないウチに伸び?鳴き始めました・・・過去3回ともw)

30メイン140エア170 ◆NdTWNYKUyo :2007/01/18(木) 00:12:34 ID:BkID9Rcr0
初期のインフィニティのフロントエンブレム、実は七宝焼きなのです。
マイチェンで豚みたいなマークになっちゃったんですがw

何かの本で読んだのですが、トヨタ2000GTやカルマンギアなんかにも
そういう類が付いていたんじゃなかったかなぁ??
31SE037○○\_I_/○○ ◆GP8SwrYXVw :2007/01/18(木) 00:27:27 ID:ZgbUw9Un0
>>29
ホイールが外れるというアクシデントは雪国では案外多かったです。
私は2回目撃しました。スタッドレスタイヤに履き替えるのを自分でやることも多いので
そういう事が起こるのでしょう。一人は女性だったのでトルクが不足していたのかな?

32相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/01/18(木) 00:29:42 ID:KAf72sOP0
ベルト類が切れたら、変な事考えないでディーラー、駄目ならスタンドを捜しましょう。
それも駄目なら機械工具のお店を捜し、旋盤やボール番等のベルトに近いサイズが無いか
聞いてみましょう。
実は一回、ハイドロ用ポンプの駆動ベルトを切らして、旋盤用でその場を凌いだなんて事が(w

ところで>>26
溶接と言えば、電気溶接とガス溶接。他にも塩ビの溶接(熱風で行う)なんてのも有りますが。

最近はアルゴン溶接が手軽になって、ガス溶接ってのはあまり使われないのだとか。
電源は要らない(当然ですけど)手軽さはあっても、火加減が微妙なので、目盛りで電流が
正確に調整出来るアルゴン溶接の方が良いのだそうです。
私も少し悪戯させて貰いましたけど、溶接トーチは重いし、ガスホースの太さも邪魔だし、
確かにアルゴンの方が使い易いようです。

まぁ、そんな事はともかく(何の話だよw)
ガス溶接に使うアセチレンの炎、見た事が有る人も多いでしょうがかなりの明るさ。
車のヘッドライトも、電気式が普及する前にはアセチレンが一般的だったのも頷けるというもの。
しかし、アセチレンは高圧で沢山ボンベに入れられない(結構すぐに無くなるらしいです)ので
カーバイトを用いたアセチレン発生器(結構危険物)を車に積むのが普通だったとか。
今だったら危険物の取り扱い資格もないと、車を運転出来ないと言う事になったでしょう。

と、判ったような事書いていますが・・。
C2H2(アセチレン)に2個のH2O反応させてC2H5COOH(エチルアルコール)作れない物か・・等と
おバカな事考える私・・(w
33名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/01/18(木) 00:37:22 ID:UaN5SWXS0
>メイン140エア170 さん

工具に対して悪行三昧だったのは、産業用計測機器メーカーにいた頃で、調整や検定ならともかく、
アフターサービスとして力任せの修理や撤去作業がけっこう多く、その場にある物を何でも使って
とにかく結果を出さないならなかったもので。
安工具とは言え、本来の用途から大きく外れて使うのには心が痛むものの、仕事となると綺麗事じゃ
済まんこともままあるのですよ。

ちゃんとした工具を適切な方法で使ってピタっとはまるのは快感です。
作業後の拭き上げ作業すら愛おしい。

>>30
2000GTのエンブレムが七宝焼きなのは確かですね。内装のウッドパネルも工芸品の域ですし。
とはいえ、昔のフィアットのエンブレムやフィアット車についたカロッツェリアのエンブレムにも
一部七宝焼きのものがありますね。七宝焼き=高級品とも言い切れないのかな?
34酔いどれエロスパ◎〜▽〜◎ ◆cAAK5ejJdg :2007/01/18(木) 01:07:30 ID:6knclNyI0
ぇーと、確かピニンの場合ピニンで製造したボディーには七宝焼きのバッジが、
デザインのみの場合には金属に焼き付けだったかと記憶しております。
比較的新しひところではキャデのアランテ、あれはピニン製造ボディーで
七宝焼きのバッジが付ひておりました。
このボディー、専用貨物機でイタリアから米国に空輸したんですな、当時。
35名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/01/18(木) 15:10:16 ID:OiUSnuAYO
一日に十レスもつくと
全く携帯では読みづらいスレッドですねw
36名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/01/18(木) 23:58:33 ID:MmOdY5kZ0
エンブレムネタか…
今の価値観なら七宝>プラなんだろうけど
車に樹脂が盛大に使われ始めた頃(’70年代中〜後半か?)
はどうなんでしょうね?

37相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/01/19(金) 00:20:23 ID:PGtAqiSO0
七宝焼きのエンブレムの話は以前にも出ましたが、VWタイプT等にもウォルフスブルグ市の紋章を
七宝焼きにしたエンブレムが付いていた筈。
職人さんが手作りした本格的な銀線七宝となれば、やはりそれなりに高価でしょうが、
現代の物価でもピンバッチ等なら千円以下で買える物も多く、特に七宝=高級という事も無いようです。
勿論、樹脂製のエンブレム(それまで用いられた金属製よりも安価に出来る事から採用されたと
思われます)と比べて考えれば、それでも充分に高価なのでしょうけど。

さて、トヨタ2000GT。ダッシュボード等の内装にはヤマハ(楽器の方)の協力があったとか言う話も
何処かで読んだような記憶が有ります。
空力的なボディー形状に見えますが登場当時(65年東京モーターショー)未だトヨタには
自前の風洞設備は無く(導入は70年)実際には勘を頼りにデザインされたのだとか。

そんな事も有って、この車のスタイルはどちらかと言えばエンジニアリングよりも
デザインが主導となって決定されたようです。
とにかく格好の良いGTカーを作りたいという、デザイナーの率直な思いが具現化されたその結果、
言葉は悪いかも知れませんが、あの当時の欧州やアメリカの様々なスポーツカーの
格好の良い部分の寄せ集めのようでもあります。
全体形はジャガーE-typeのようでもあり、カムテールはフェラーリのようでもあり、
中央の凹んだルーフはザガートのそれをヒントにしたようでもあり。

しかしそれが幸いして、アメリカ風でもなければ欧州風でもない形となったと言えるのでしょう。
フロントエンドの処理で破綻が生じて、ヘッドライト起こすと格好悪くなるのと、
スペアタイヤの置き場所等に無理が有るのはご愛嬌でしょうか。
38相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/01/20(土) 00:23:13 ID:mxJwNBBG0
トヨタ2000GT。有名な割りには、これ程実際に運転してどうのという文章を見た事の無い車も
他に無いような気がします。
「室内は狭く(まぁ、当然でしょうね)ステアリングは重く。ワインディングロードの運転は
力仕事であった」なんて事は何処かで読んだような記憶がうっすらと有りますが、
肝心のクラウン用直6をツインカム化したエンジンの感触であるとか、ロータス・エランを
参考に作られたというシャシーの出来はどうだったのか?というような話は
全く読んだ記憶が残っていません。

さて。トヨタが自前の風洞を建設していたという60年代末期という頃は、
今では考え難い、専用のシャシーを用いたスポーティーなGTカーをフラッグシップにしていた事や、
ポルシェよりも早い時期のターボチャージャーを装備したGr・7の開発等。
ある意味ではF-1に参戦している現代以上にスポーティーなイメージの構築に熱心だったように
思われます。
恐らく、エンジニアやデザイナー達は風洞設備の完成を首を長くして待ち、
より一層の高性能車、スポーツカーの開発を夢に見ていたと想像されます。
残念なことにオイルショックや排気規制強化の波が来てしまい、完成した風洞設備は
一般実用車の燃費改善や、低公害車の熱対策に使われる事になってしまったようですが。

このトヨタの自前の風洞。
これが最初に活躍したのは開発期間を考えると計算が合わないと思うところですが、
71年2月に発売された4代目クラウンなのだそうです。
この車、凝った(複雑な)形状のフロントグリルを採用したは良いけれども、
その為にラジエーターへの導風が充分ではなく、オーバーヒートが多発したので、
その後始末で折角の風洞設備は占領されてしまったのだとか。
39メイン140エア170 ◆NdTWNYKUyo :2007/01/21(日) 16:39:04 ID:Ib6vJFxw0
今日も仕事でしたort

エンブレムといえば、BMWのM1のリア左右にBMWエンブレムがあるのですが、
なんか特殊な事情があったのでしょうか?
ランボルとの提携ボツがらみ??という単純な事情じゃなさそうな???
40メイン140エア170 ◆NdTWNYKUyo :2007/01/21(日) 19:51:56 ID:D7OocokX0
拘束開放w
20年ぶりにパンクしてしまいました。
しかし、流石に今時のタイヤは、簡単にエア抜けしませんねぇw
5cm位の釘が刺さりましたが、20kmくらい平然と走ってくれましたよ。
ちなみにBSのRE-01っちゅう銘柄なんですが。

そういや最近の新型車には、スペアタイヤが装備されていないのもあります。
うちのLY3P型MPVは、代用としてパンク修理キットが標準装備。
う〜〜ん、良いんだろうか、本当に?w
(外径がデカイので重くなるため、若干、カタログ記載用燃費wに影響するんでしょうなぁ)
41相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/01/21(日) 23:45:26 ID:kjnlb6rJ0
>>39・・ホントですね。
http://www.motorimania.it/supercar/images/bmw_m1_12.jpg
なんだかクドい気がしますけど、どんな意図が有ったのでしょう?

パンクって、私は運が良い事にたったの一度も経験していません。
子供の頃には、父の運転する車に乗っていて何度か経験しましたが。
・・昔は何であんなにあちこちに釘が落ちていたのでしょうね??(w

シトローエンには外径だけを大体合わせた細目のタイヤ(標準が195/60・スペアは175/70)
が付いていますが僅かに合わない筈。これ付けるとどんな事になるのかは未確認(w
スペースセーバーとは異なり、高速でも使用出来る筈ですけど、
さすがに新車時以来一度も使った事の無い古タイヤでは怖くてそれはしたくないです。
トヨタ車の方は・・どうだったっけ??(テキトー w)

話はまたエンブレムに戻りますけど、欲しいメーカーのマークを捜そうと思ったら
メーカー名+“EMBLEM”で検索するよりも“LOGO”の方が役立つようです。
先日「七宝焼きと言っても量産品は大して高価な物ではない」と書きましたが、
自動車のエンブレムの場合には意外に高価な物も有るようでした。
もっとも取り付け工賃とかブランド料(w)込みなのかも知れませんけど。

トヨタ2000GTの話、有名どころのネタ書くと放置される(w)このスレの流れは健在なようですねぇ・・。
あの車のデザイン自体、整ってはいても強烈な個性やアクに欠けるところも有り、
今更何か語る事も無いというところなのでしょうか?
では、時をほぼ同じくして登場したGMのデザインスタディ、マーコ・シャークUとかでは・・(w
http://www.autoweteran.gower.pl/concept/1965_Chevrolet_Mako_Shark_II.jpg
42名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/01/22(月) 00:23:50 ID:IqZxdARU0
>>41
2000GTは、あの時代の作品としてはクセのあるデザイン、トヨタとヤマハの
東海コラボレーションの傑作だと思いますがねぇ?
ただ、メジャーすぎて語り尽くされた感があるのではないでしょうか。

ところで、下の写真はC3コーヴェットのコンセプトモデルにしか見えませんw
個人的にはC2がベストデザインと思っておりますが。
43名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/01/22(月) 01:38:08 ID:ekqUArM+0
>>39
センターに1個のみ付けようとしたが無理だった、というのが真相です。
BMWのエンブレムは1962年のノイエクラッセ以降、現在に至るまで同一デザインです。
エンブレムのサイズは直径82mm。
M1のナンバープレート上部のボディパネルの上下幅は75mm。
リアのセンターに付けようとしても取付け面の上下幅が不足するのです。
その為、充分な上下幅のある左右端に付けざるをえなかった。
然しながら、左右どちらかに1個だと視覚的にバランスが悪くなってしまう。
それ故、左右にそれぞれ1個づつ付けたのです。

確かジウジアーロの作品でしたね?
どちらかと言えば、彼の作品の中では駄作の部類だと思います。
彼は、総じてスーパーカーのデザインは下手だと思います。
大衆向け小型車を手掛けると素晴らしいのですが。
ゴルフ然り、パンダ然り。
44メイン140エア170 ◆NdTWNYKUyo :2007/01/22(月) 22:01:38 ID:ZYjTirtR0
>>43
そういう訳なんですか!
ありがとうございます。
ジウジアーロというと国産ではいすゞ(メジャーなんで略w)の他は、スバル・アルシオーネSVXも確か?
スーパーカーの類だと、マセラティ・鯔、メラック、ギブリ
デ・トマソ・マングスタ、ロータス・エスプリもかな?
マングスタは未だに見たこともありませんが、エスプリS1は個人的に好きな1台です。

ジウジアーロといへばアルファ、となればエロ師範代に一言頂かないとw
45メイン140エア170 ◆NdTWNYKUyo :2007/01/22(月) 22:37:57 ID:ZYjTirtR0
>>41
トヨタ2000GT、高校生の頃、初期型に載せていただいたことしか思い出せません。
(あまりにも遠すぎるw・・・)
輸出用には2300GTも9台ほど生産されたようですが、現存するかは?
(数年前、何かの雑誌で見た記憶も・・・ノスヒロかオールドタイマーか、どちらか)
私の年代だと、3M-Gのインパクトよりも初代ソアラMZ11の5M-GEU(2,800)誕生のほうが
鮮明なんですね。
後期型での6M-GEU(3,000)のトルク感のあるDOHCは、良い直列6気筒エンジンだったと思います。
昨今では、BMW以外で直列6気筒が無くなってしまったのは、時代の流れとは言え残念です。

私の経験で良い記憶の6気筒は
トルクは細いけど、伸びのあるトヨタ1G-GEU(DOHC)
実用トルクと静粛性、軽い回りの日産RB20E(SOHC)・・・ボアピッチはL型と同じ
この2つのエンジンは、私のとってのメートル原器になっています。

>>42
C2というとB級映画「マルホランド・ラン」を思い出します。
C3は先日、某外国人タレントが一面を飾ってw
(どこかのスレでもかいたかなぁww)
46相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/01/23(火) 00:04:02 ID:BgGbmsLB0
>>41
>マーコ・シャークUはC3コルヴェットのコンセプトモデルにしか見えない
事実そうなのです。つか、結果的にそうなったと言うべきなのでしょうか。
何であの車をいきなり出したかと言うと、トヨタ2000GTが初めて東京モーターショーに登場したのと
同じく1965年に発表されたアメリカンスポーツカーなので。
どちらがどうと言う比較は置いといて、アレに比べるとトヨタ2000GTのデザインも繊細に過ぎ
アクが無いと思えるのです。

メインさんも書かれたように、トヨタ2000GTにはエンジンをSOHC2.3リッターに換装して
対米輸出をする計画が有ったそうです。
http://homepage3.nifty.com/2000gt/2000gt/2300gt/2300gt.html
恐らく、あのポップアップ式のヘッドライトもそれを見越して採用されたのではないか?と思います。
当時から現代迄、日本にヘッドライトの高さ規制が存在するのかどうかは知りません(いい加減 w)
けど、アメリカに輸出するならば、固定式ドライビングランプとされた部分のあの低さでは通らない筈。
同様のフロントエンド処理を持つスポーツ800では、あの部分をヘッドライトにしていた事も有り
本来ならヘッドライトは固定式にしたかったのではないかと思うのです。

しかし、当時のアメリカ市場でも国内市場と同様に2000GT(2300GT)をフラッグシップにして
スポーティーなイメージを獲得するにはアメリカ人の感覚で見るとあの車は線が細いと思われ、
値段もちょっと高い(後に登場したフェアレディZ432と2000GTの国内価格の比較から)ので
商業的な成功も見込み難い。第一、国際耐久レースの覇者フォードV8や米国内イベントで無敵の
シヴォレーV8のようなレース実績も無い当時のトヨタではスポーティーイメージは望めない。
そこで2300GT輸出は断念され、まずはレース実績を積む為にCAN-AM挑戦を目指し
ターボトヨタ7が開発される事になったのでは?・・ってのは発展し過ぎですかね?(w
47SE037○○\_I_/○○ ◆GP8SwrYXVw :2007/01/23(火) 00:30:25 ID:ywMyHb4c0
>>43
ジウジアーロが実用車のデザイン秀逸、スーパースポーツ下手というのは私も
長年感じていました。
彼のデザインには理性や合理性が強く感じられるけど、狂気や破壊がない。
彼の近年のデザイン、トヨタのハイブリッドスポーツ(VOLTAだっけ?)とか
ブガッティ、フェラーリのコンセプトモデルを見ても綺麗だけどインパクトが弱い。
多分居住性・実用性が高いんだろうな?と思っちゃいます。
でもスーパースポーツにおいてそんなことはどうでもいいような…
48名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/01/23(火) 01:10:57 ID:DE/zytDU0
>>46
繊細、線が細い・・・そうですね。

スイカを胸に張りつけたような整形美女がもてはやされる美国と、
貧乳さえ「賓乳」として根強い人気を確立している我国、
グローバル化が進展したと言っても、価値観の差は如何ともしがたいものがあります。

おにぎりリトラ、あたしゃ大好きですよ。
逆にC3コーヴェットの4灯リトラは、ちょっとお腹いっぱいな感じがしてしまうのです。

ジウジアーロですが、体質が真面目なんだろうなぁと思ってしまいます。
直感でラインを描くよりは、理詰めで積み上げてラインを決めるというか、遊びっぽい
要素でも裏には合理性が潜んでいそうな・・・芸術家というよりは職人さんに近い感じ。
49相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/01/24(水) 01:05:22 ID:jNn0+vzo0
>>48 
私も好きです・・貧乳(そっちかw)
以前他スレでも書いた事ですが、車はその生まれた場所で見るのが最も美しく見えるという説が有り、
トヨタ2000GTの繊細さはアメリカの荒涼とした風景の中では生きなかったと思います。

ところでジウジアーロさん。調べれば調べる程に多作で「あれもそうなのか」と思う事多い人ですが、
確かにマジメで理詰めな感じは有りますね。
デザインの人かエンジニアリングの人かと言えば当然前者な訳でしょうけれど、この人はかなり
エンジニアリングにも精通しているのではないでしょうか?
デザイナーも一流と言われる人でしたら皆そうなのかも知れませんけど、
中でもこの人にはそういう感じが特に強く感じられます。
この人のデザインには最初のコンセプトモデルそのままに近い形で量産された物が多いのも、
メーカー側の努力もさることながら、最初の段階で無理が少ないからこそと思われます。

スーパーカーのデザインは意外に下手と言われましたが。
スーパーカーの定義それ自体が曖昧ですので、それをスポーツクーペと言い換えるならば、
決してそんな事は無いでしょう。出世作となったアルファ・ロメオ“カングーロ”(64年のショーカー)
http://www.ultimatecarpage.com/images/large/2407-1.jpg
これが有るだけで、他に何も要らないとすら思うのです。

スーパーカーの定義のキーワードを“非日常”とするならば、確かにジウジアーロさんには向かない
テーマかも知れませんけど、それは作風が違うと言うべきで、彼に非日常を求めるのはお門違いかと。
これが“ミドシップのスポーツクーペ”と言うのならまた話も別でしょうか。
・・でも、こう言うと語弊が有るかも知れませんが、これは彼の作品に限った事ではなくって、
公道用のミドシップクーペに美しい車って殆ど無いと私は思うのですが。
50名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/01/24(水) 01:45:32 ID:lMmlK1zq0
>>49
>車はその生まれた場所で見るのが最も美しく見えるという説が有り、

一理ありますが、日本でこんなにも没個性でつまらん造形だと思っていた日本車が
ヨーロッパの街並みにあっては、ひときわ目を惹いたのには驚きました。
もちろん御当地産の車はしっくり馴染んでいましたが。

ミラノの街で我々を「なんじゃこりゃ!」と最も驚かせたのはヒュンダイクーペだったりw

カングーロの写真を見ると、ジウジアーロはこれ以降芸風を変えて、大量生産とコストを
重視したインダストリアルデザインにシフトしたのではないでしょうか。
「安い車」というオーダーで作ったパンダのデザインの秀逸さには、感動すら覚えます。
かたや流麗なクーペを得意とするピニンファリーナが、実用車デザインに不向きかというと、
これがなかなか色々手掛けているわけで・・・もっともクーペとは担当が違うんでしょうけど。
51メイン140エア170 ◆NdTWNYKUyo :2007/01/25(木) 22:57:08 ID:g1xxRElF0
>ヒュンダイ・クーペ
先日、初めて黄色のクーペを目撃w
私にはセリカ?インテグラ??と区別が付きませんでした。

好みは分かれるでしょうけど、三菱FTOのリアデザインは、
あの三菱のガンダムカー・イメージを覆すくらい前衛的に感じましたw


52SE037○○\_I_/○○ ◆GP8SwrYXVw :2007/01/25(木) 23:37:46 ID:i3uq1Ay00
史上最も美しいデザインスレはたまにROMっているのですが、RX-7(FD3S)を
挙げる人が後を絶ちません。でもなぜ美しいデザインかの説明は皆無。
多分本能的にイイ!と思っても言葉で解説しにくいのかと。

私は若干グリーンハウスの天地が高すぎる、ダブルバブルルーフの必然性がない、
リアオーバーハングが長すぎる等の理由でそれほど評価していないのです。
これらは実用性とのトレードオフとは言え視覚的にそう見える処理はできたはず。
もちろん史上「××に似ている」と言われなかった稀有な国産スポーツという点は
大いに認めているのですが。
53名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/01/26(金) 01:39:35 ID:lXwwzTvW0
>>53
サイドのラインをすっぱり断ち切ってデザイン上の緊張感を持たせるというのは、コーダトロンカの
昔からの手法ですが、あの断面はいかがなものかとwww
フロントがクーペフィアットのパクリなどと言われてましたが、そんなに似てはないんでないかと。
三菱製お手軽なFFクーペとしてはかなり頑張りましたね。

>>52
FDのデザインは、やっとポルシェ924〜944の流れをぶった切って独自のデザイン観を打ちだしたな、
と感心する部分はありましたが、見ているうちに曲線と曲面のてんこ盛りにげんなりしてきます。

サイドウィンドウ回りとかリアウィンドウあたりにシャープなラインを用いれば、曲面の艶やかさが
生きてもっとカッコ良かったのではないかと。
GTウィングもいかにもとって付けたような風情に見えてしまうし。
54メイン140エア170 ◆NdTWNYKUyo :2007/01/26(金) 06:20:40 ID:Nn4+rfUv0
>>52
確かにリアオーバーハングが長いですよね。
Fミドシップでの重量バランスに起因するか?は不明ですが、
効果はあるのでしょう。
(車体裏の燃料タンク位置、デフ位置を見ると判ります)
余談ですが、FDはパワーを上げると、トラクションがかかりやすいので
ドライブシャフトが折損する場合があります。
PPFのおかげで、ミッション、デフの芯がブレないのでプロペラシャフトよりも
ドラシャが逝ってしまうようです。
(デフのリングギアも逝き易いですが・・・処理しだいで耐久UPは可能・・でもw)
※スイマセン。近隣にFDでドラッグやらサーキットやら走ってる香具師が多いので・・・
ダブルバブルルーフについては、今見ても「外的要因で凹んだように」見えるので
加工処理かデザインに無理を感じてしまいます。
これがサンルーフ付きになると自然な処理となっているので、個人的には好みです。
>>53
サイドウインドウあたりではなくて、Fフェンダーのダクトでは如何でしょうか?
以前から、あの部分の処理が勿体なく中途半端に感じているのですが・・・。

>GTウイング
これはどんな車でも取って付けた風情と思いますがw
しっかりした物は、効果が意外とあるのでステーの取付に注意が必要です。
特にトランク裏の補強は、絶対必要ですね。
(いい加減な香具師は、トランクが歪になって笑い物にwww)
55SE037○○\_I_/○○ ◆GP8SwrYXVw :2007/01/26(金) 22:39:04 ID:yx0BlGm50
今、放映している日産キューブのCM
道にCGの小鹿が倒れてて(プロレスラーぢゃないよ)それを助けて後席に
載せる。しばらく走って気付いたらリアシートの真ん中にふんぞり返ってエラソー
にしているという内容。
このスレの常連さんなら見ただけで、
「後席中央にヘッドレストがない」
同じく「後席中央はシートベルトがショボイ2点式」
ってマイナス点だけが目につくと思います。
また日産は博報堂にCM丸投げして、内容を社内チェックしていないのか。

前科が二度あります。
「ミニバンで回転対座シートを後ろ向きにしたまま走行。」
「子供がサニーに乗って寝ているが、シートベルトがモロに首にかかっている。」

このふたつはすぐに放映取りやめになったけど、当時の日産のダメ体質を露呈した。
また同じ轍を踏もうとしているのね?

56名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/01/26(金) 23:49:47 ID:7zNfinZ10
>いたるの中の人
やっぱ実用車のほうがうまいと思う、この人
http://landock.nnm.ru/italdesign_istoriya_v_avtomobilyah_i_1968_1988

でも、いぐあなの後姿は好き
57相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/01/27(土) 00:08:10 ID:QSBFoBs90
>>54
>ドライブシャフトの折損
以前、由良拓也氏がコブラ(レプリカですけど)にハイグリップタイヤ履かせてみたら(それだけで)
ドライブシャフトをねじ切ったって話を書いていたのを思い出しました。
>>50
“車はその生まれた土地で見るのが〜”と言うのは、もうかなり昔の本に書かれていた話で。
その車をデザインした人の感覚とか価値観は、その人が日常を送る土地の風土や環境が
必ず反映される物であり、それ故に〜・・という説です。従って60年代とかならばともかく、
外国人デザイナーの起用やデザインセンターを海外に置く事も少なくない現代では
最早通用しない説かも知れません。

ミラノで見たヒュンダイ・クーペとか、彼の地では新鮮に感じられた日本車等は想像出来ませんが、
本来合う筈も無い背景と合わせる事で普段は気付かない面白さに気付くという事も勿論有るでしょう。
言わば取り合わせの妙。
しかしこれも、元々の良さに気付かずにいたのが、変った背景の中で見えたという事であって、
駄目なデザインだったのが、その場所では良く見えたという事ではないと思うのです。
世界中何処で見ても美しい車なんて、そう有るモノではありませんが、
元から駄目な物は何処で見たって駄目なのだと。(まぁ、だからこそ駄目デザインなのですけど・・)

RX-7は私も余り好きではありません。歴代全て。
コンパクトなエンジン、室内も広くしなくても良いという、自由度の高いテーマをデザイナーが持て余し、
どうにもまとめきれていないように感じます。
あれ程デザイン上の制約の少ない車も滅多に無いのに、なんだか勿体無い気がするのです。
58相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/01/27(土) 00:50:44 ID:QSBFoBs90
そう言えばジウジアーロさん(イタルデザイン)、こんな車のデザインも手掛けたのですねぇ
http://response.jp/issue/2006/1130/article88887_1.images/129396.html
イタルデザインの器用さを褒めるべきか?
それともこれを外注するとは、フォードのデザイン部門は余程人材難なのか??

57で書いた事とも絡みますが、昔からデザイナーと呼ばれる人達は会社間の移動が激しく、
メーカー側もマンネリ化を防ぐ為か、それを積極的に進めていた節もあります。
しかしねぇ・・。外国人の起用も結構ですし、外部に発注する事も大いに結構。
ですがせめてデザイン部門の最終責任者くらいは自前で育てない事には、
その会社の一貫性も無くなるし、それこそその会社の財産も何も育つモノではないと思うのです。

例えば今のニッサン。
最高責任者はルノーからやって来た人ですし、デザイン部門の責任者は以前いすゞにいた人。
(でしょ?)残っているのはCM下手な伝統だけ。
こういうのって、巨人ファンは選手もコーチ陣も全てソフトバンクとトレードして総入れ替えしても
巨人ファンでありつづける事が出来るか?みたいな話に近いモノがあるように私は思うのです。

経営責任者は他所から来た人、デザイン部門長も他所からヘッドハンティングされた人。
そんな会社に一貫性も伝統も信念も望める筈も無いでしょう。
自らの信念を貫いて、その結果駄目になったとしても、
市場に振り回されたあげくに潰れるよりは幾らかでもマシなのではないでしょうか。
それこそかつてのパナールやヴォアザンのように。

59名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/01/27(土) 01:40:20 ID:boxiZLqt0
>>58
これ、息子が担当って話を聞いたんだが、どうなんでしょ?

>経営責任者は他所から来た人、デザイン部門長も他所からヘッドハンティングされた人。
>そんな会社に一貫性も伝統も信念も望める筈も無いでしょう。
そうじゃない車会社なんて、今現在あるのだろうか…
外から人間を入れることは、必ずしも否定的なことばかりではないと思うの
ただし、そのメイクスに愛着を持ってることは必須だと思うけども(思う思うばかりの文だ
60名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/01/27(土) 01:41:35 ID:2VCu2b0A0
>>54
ああ、ダクトもいいっすね。
とにかくキレのいいラインがないと、ダブルバブルも含めてただグンニャリ溶けただけに見えてw

>>57
もっと適切な言い方をすると「浮いていた」ですね。
べつに美しく見えたわけではありませんです、はいwww

>>58
>経営責任者は他所から来た人、デザイン部門長も他所からヘッドハンティングされた人。
>そんな会社に一貫性も伝統も信念も望める筈も無いでしょう。

他所から来た人が、その会社を全否定するのではなく、是は是、非は非としながらもそのブランドや伝統に敬意を
持って事に当たれば、それは引き継がれるはずです。何しろその会社を構成するほとんどのスタッフは他所者では
ないのですから。もちろん、彼らも自らを省みつつ新しい風を取り入れる必要がありますが。
企業再生・ブランド再生というのはそういう事だと思うのです。

これが、外様のお偉いさんが企業風土もブランド性も技術も全否定して独裁体制を敷き、元からいる社員は自らを
否定されたせいで離反し「勝手にしろや」と投げ遣りになる・・・これが最悪の駄目駄目パターンです。

仕事上、どちらも目の当たりにしておりますwww
61メイン140エア170 ◆NdTWNYKUyo :2007/01/27(土) 06:45:42 ID:DbSk8yq60
>>55
Z32の後期型で「スポーツカーに乗ろうと思う」のコピーで
ゆったりしたCMは良かったんですがねw
あとはS13初期でCM曲「蒼い蔭」を使ったCMも(20年前w)
トヨタのCMでは、あまり印象深いのは無いのですが、
KP61スターレットでO・アンダーソンによる走行シーンは
未だに焼き付いていますね。(年齢がバレますねww)
>>57
いやぁ、見事に綺麗な断面で折れますw
ノーマルなら十分なんですよ、本当に。
ちなみにロードスターの場合はリングギアが割れました(経験者w)
>>60
余計なツッコミしちゃってスイマセン。
日産スカイラインなら櫻井氏、マツダ・RX-7・ロードスターなら貴島氏というように
カリスマ的存在のある開発者(勿論、一人ではできませんが・・・)がいる車。
なかなか少ないですよね。
日産は、プリンス時代からPGC10GT-R以降のレースイメージが未だ古いファインを引きつけていますし、
マツダは'91ルマン優勝787B時代が正にFD-3SのRX-7、NA6CEのロードスターファンを増やしたのでしょうね。
以前、最終型FD-3S(RX-7)が工場ラインオフするとき、全国からファンが集まり、
貴島氏を囲んだ記事を読んだこともありますが、
こういうファンを引きつける車って、国産では非常に希有な存在ですね。
(NSX、Z32の時にもあったかなぁ??)
今度、日産ではZ33のレースベース車両として「NISMO TYPE 380RS-COMPETITION」を
販売するようですが、ネーミングに違和感を覚えざるを得ません。
ちなみに価格は\26,250,000也w
62SE037○○\_I_/○○ ◆GP8SwrYXVw :2007/01/27(土) 07:58:39 ID:n1sekAZF0
>>61
いすゞジェミニの西堀氏:ニシボリックサスペンション(笑)
63メイン140エア170 ◆NdTWNYKUyo :2007/01/27(土) 13:30:47 ID:P8wEjBUb0
>>62
あの車のデビューした頃、北海道のテストコース内のダートで
学生トライアルみたいな企画があり、参加しましたよw
(バブル当時、新卒学生を求めたPRイベントだったんでしょうけどww)
64相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/01/27(土) 23:40:18 ID:QSBFoBs90
>>59-60
まぁ確かに言われる通りで、ちょっと思いつきで言い過ぎたところはありますね。
考えてみれば、かつてシトローエンで、その前衛イメージを作り上げたエンジニア
アンドレ・ルフェーブルさんはヴォアザンから移籍した方でしたし、アルファ・ロメオが現代に在るのも
元フィアットのヴィットリオ・ヤーノが作り上げた数々のモデルのイメージが有ってこそ(?)

それでも。当時と今では時代も違いますし“企業は人なり”って言葉もあるようですし。
自前で優秀な人材を育てられず、他所からの移籍に頼るような会社の製品には買い手側も
思い入れを持つ事は出来ないと思います。
考えてみれば(酷な言い方ではありますが)ニッサンはそんな調子だったから駄目になったのであり
昔からのニッサンファンは既に離れた後なのでしょうか。
それでも変らないのは“トヨタではないこと”が唯一のコンセプトに見えるという情けなさだったり(w

話が変に理屈っぽくなり過ぎたようですので、勝手ですがちょっと方向変換。
先日“公道用のミドシップクーペに美しい車って殆ど無い”と書いた時に
“これ、顰蹙買うかなぁ?”と思ったのですけど読み流されたか、意外とそうでもなかった様子。

私の好みで一つ強いてあげるならばランボルギーニ・ミウラですけど
これも以前CG誌上で永島譲二さんが全体形はフォードGTとの近似を指摘していましたし、
アルファ・ロメオ・モントリオールをミドエンジン化したようでもあり。
そう思って見てしまうと、レースカーのフォードGTやフロントエンジンのモントリオールよりも
美しいとは言い難いように思えます。
最近ではポルシェ・ケイマンの形が意外と気に入っているのですけど、
あれも911のデザインやイメージからは一歩たりとも出てはいませんし。
65SE037○○\_I_/○○ ◆GP8SwrYXVw :2007/01/28(日) 00:02:21 ID:+vaTO+DA0
>>64
あれ?ミウラ’66年、モントリオールのプロト’67年では?

公道用のミッドシップで美しいクルマとなると主観がありすぎて難しいです。
私の主観で最も美しくないのはランチア・デルタS4
実はこれが一番好きなんです。
66相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/01/28(日) 00:33:30 ID:z0VuUxB40
あぁ、美しいとか美しくないとかの話ですので、この際はどっちが先とかは気にしないで下さい。

モントリオールもカングーロが先に有ってこそのモデルって気もします。
デルタは元々がミドシップ用にデザインされた車ではないでしょう
それを言ったらプジョー205T16とかルノー5ターボとかも出て来て話がまとまりません(w
一応、公道を走る事を前提に初めからデザインされた車という事で考えてみて下さい。

67名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/01/28(日) 00:52:05 ID:DpsdX0+m0
>>61
「スポーツカーに乗ろうと思う」
アメリカ版だと、ちょっとアレなのなw
http://www.youtube.com/watch?v=0jQw3J1IyKU
68SE037○○\_I_/○○ ◆GP8SwrYXVw :2007/01/28(日) 00:56:32 ID:zEa3X6g70
いえ、デルタではなくグループB専用のデルタS4です。
プジョーやルノーのそれは量産FFの面影を残していますが、デルタS4は
カタチからしてデルタとはほとんど無関係。デザイナーの手が入ってないとも
言われノーデザインの極致。

レース・ラリーへの参戦前提でなければフェラーリ360モデナです。
新しく・美しく・どれにも似ていない。
(レイアウトはマクラーレンF1:市販車に似ていますが、カタチは)
69名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/01/28(日) 01:55:39 ID:EaQqlKuc0
美しさというのはかなり主観的な価値基準なので、この前はスルーしました。
以下、個人的な感想。
 ↓
ピニンファリーナデザインのミッドシップ市販車では、美しくない車のほうが少ないと思いますね。
逆にポルシェデザインには美しさを感じたことはないです。911はまさに醜さの極み。
最近の911(+その路線の車)は、美しくあろうとする努力を放棄したブスの厚化粧と考えています。

が、しかーし! 911の醜さはまた魅力でもあります。
どうみてもブスのカテゴリなんだけど、可愛いと思えてしまう女の子っていますよね。そんな感じ。
70メイン140エア170 ◆NdTWNYKUyo :2007/01/28(日) 07:02:48 ID:EjQZ7PvD0
>>67
飛行機とバトルってww
>>64
公道用ミドシップに限るとディーノ206GTが秀逸に感じております。
246GTでも十分ですが、究極は206GTかなぁ。
サイズ、ラインと共にストーリー性も相まってw
>>69
911って確かにそうですね。
個人的には930ボディの後期型カレラで、リアスポ無しが好みですが、
リアスポ付きが多いんですよねw
私は、以前から「喰う力負荷物」、スポイラーというものが好きではありません。
これが付いただけで、一気に車のラインを崩すものが多いと思うのです。
(特にリアスポイラーやウイング形状のもの)
まぁ、販売会社としては、価格に上乗せできるからいいんでしょうけどw
効果云々は別として、以前のアメ車にあったダックテール(C3コルベットの初期とか)、初代MZ11系ソアラのトランクリッドのように
ボディに溶け込ました?のは良いと思うんですがねw
71相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/01/29(月) 00:26:48 ID:DnXN4vN80
ダックテールと言えば、前スレでも触れたこの形の先駆けフェラーリ250GTO。
“コーダトロンカの62〜63年型よりもノッチバックの64年型の方が明らかに跳ね上がり方が少ない”
と、その時も書きましたが、それがよく判る写真が出てきましたので追加。
http://proxy.f2.ymdb.yahoofs.jp/users/e6ddb2d7/bc/7fb6/__hr_/4ab5.jpg?bccS2MGBL9PGfb9z
ノッチバック型の方がリフトの発生は少ないという事だったのでしょうか。

ダックテール(ダックアス)って言葉は、車に使用される前から所謂リーゼントヘアーの別名として
一般的だったようです。何故か日本では後ろ側よりも前髪を庇状にする事に目を奪われたようですが。
・・って事は。車の方のダックテールという呼び方も、こうした形の発祥の地欧州ではなく
アメリカだったのでしょうかね??
>>69
>美しさというのはかなり主観的な価値基準
正にその通りで、誰が見ても“ソコソコ”は有っても。誰が見ても美しい車なんて無いのかも。
それでは絶対なる美というものは存在しないのか?と言えばそんな事も無く、
それは恐らく通俗とか凡庸とは程遠い所に有り、だからと言って決して安易で半端な理解を拒むような
敷居の高い物でもないと考えます。
そこで“醜いようで、実は魅力的な物”これ、案外絶対的な美に近いところにあるのかも知れません。
ロングセラーになった車って、皆そういう形ではないでしょうか?
2CVにしても、初代ミニにしても、ビートルにしても911にしてもDSにしても。
これらの中ではビートルがリンカーン・ゼファーとの近似性を指摘される程度で、皆他のどの車にも
似ていないオリジナル性が有り、それぞれに味わい深いモノが有ると思います。

市販ミドシップクーペに美しい車が無いと感じるのも、私の主観ではあります。
これらのデザインの多くは60年代レーシングクーペ(本来ノーデザインの筈)に及ばないように思うので。
ピニン・ファリーナにしても、自らも関与した60年代中期のフェラーリ330P3/4を超える物は
作れていないように思うのです。
72名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/01/29(月) 16:30:49 ID:ED7GkKcW0
>SE037氏
美しくない車の筆頭、MGメトロをお忘れでは?確かにデルタS4も前後の厚みの
ちぐはぐさやらたいがいのもんですが。
73ふさ@仕事場 ◆XBR5fZcq3w :2007/01/29(月) 20:35:42 ID:oNm28dHI0
ぼそ

250GTOは、SPとしてDORACOというのがあったと思うのですが
それがなかなか250GTOと似ているようで各部にていない・・・・。

忙しくてネタを仕込めずにおりますが、一番醜い、という定義は人それぞれ
ではあります。
が、件のデルタS4。

あれは戦闘力さえあれば、ガワはどーだっていいんだという極地かも知れません。
もっとも、それすらもかのトイボネンによって儚くも悲しい伝説になってしまうわけですが。
同様になにがしたくなったのかわからないというのであればEB110.
同種のコンセプトとしてXJR220と比べると、デザインとはなにか、アイデンティティとは
なにかということを考えさせられます。

美しい車かどうかは判りませんが、クアトロラリーも同種のにおいがします。

もっとも、RX-7の話ですと、デザイン上の制約がないのに、コストという制約が一番の
問題ではなかったかと。
足回りの構成、作り方はFCでは当代比べるものがないつくりをしているのですけれどね。
74名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/01/30(火) 00:22:51 ID:5CcchRMG0
醜い車といえば、個人的にはフィアットグループがデルタの前の前に投入していた131アバルトラリー。
あの醜さには心が躍りますwww

乗ってみるとグラスエリアも広め、内装も快適な楽しい快速サルーンでありました。
75名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/01/30(火) 00:49:03 ID:CwwPmasP0
美しい市販ミドシップクーペは確かに少ないと思います。
その理由のひとつに、デザイントレンドの時代変化があるのではないかと思います。
つまり、デザイントレンドがコークボトルラインからウェッジシェイプへと変化した為ではないでしょうか。
60年代後半から70年代前半の時期がその過渡期だったわけですが、このデザイントレンド変化の時期と市販ミドシップクーペが登場し始めた時期が重なります。
フロントにエンジンを搭載していないミドシップ車はウェッジシェイプに好都合です。
市販ミドシップクーペがこぞってウェッジシェイプ化していったのは自然な流れです。
ミウラやディーノ206GTはウェッジシェイプ化する以前の典型的なコークボトルラインですから美しく見えます。
それでは70年代以降はすべての市販ミドシップクーペがウェッジシェイプ化してしまったのかと言えば、そんなことはありません。
御存知のようにピニンファリーナがデザインした一連のミドシップクーペ、すなわちフェラーリはコークボトルラインを捨てませんでした。
もちろんコークボトルラインだから美しいとは限りませんが、少なくともコークボトルラインは美しい車となる為の必要条件と言えるかも知れません。
76名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/01/30(火) 00:59:04 ID:cwhVwO1q0
形は機能に従うかなぁ?
77相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/01/30(火) 01:00:05 ID:3dftgnG+0
>>73 DORACOですか。なんだか聞いた事の有るような無いような・・。

競技用車両って、基本的には空力に優れていれば見た目には拘らないモノで、かつてのGr・Bも
その中に入れて良いと思います。
こうした競技用車両をアイドルにしてデザインされた車の多くは街の風景の中には溶け込めず
かと言って、純レースカーのような割り切りは出来ず。
結局のところレースカーには及ばぬ物で終わっていると思うのです。

もっともGr・Bに限らずラリーカーとなるとまた話は別なのでしょうか?
あの手のツギハギ車をアイドル化してデザインされた車ってのはあまり無いような・・。
つか、ラリーカーの方が市販車との関連を印象付ける為に、一応それっぽい形を装うのが常ですので、
登場の順序が逆になっている為なのでしょうけど。

車板ではよくその名を見掛けるスバルのインプレッサとか三菱のランサー・エボリューションとか。
ああいう派手に装ったセダン型の車にある程度の規模の市場が存在するのは、
どうも日本だけの事のように思えます。
ラリーカーは格好良いと思っても、それを公道に持ち込んだような、普通の車の面影を残したまま
派手に着飾った車には一般的な評価は低く、一部でカルト的な人気を得るに留まるようです。
その為か、所謂“羊の皮を纏った狼(実は全然そうでもないのですが)”みたいな代物ってのは
時々欧州車にも存在しますけれど、どうも向こうの人はそういうのがお好きではないようで、
派手にやらかしたような形の物程、長続きはしないように見えます。

実用車は実用車らしい形を、高性能車はそれらしい形を最初から纏っている方が
どうも向こうの人の好みなのでしょうか。
78SE037○○\_I_/○○ ◆GP8SwrYXVw :2007/01/30(火) 01:43:23 ID:LWbcCkrU0
>>72
MGメトロも確かにヘンテコですが、実車を見たことがありません。
>>74
>フィアットグループがデルタの前の前に投入していた131アバルトラリー
→ランチアラリー037の前に投入していたと立場上w訂正させていただきます。
ここテストに出ます(出ない)

ランエボ・インプの派手ないでたちに関しては、すべて機能に直結していて、
あれはあれでアリかと思っています。三菱GTOの機能しない装飾をは一線を画して
いるかと。純粋にカタチとしては美しくないけど、ラリーで活躍した時にカッコいい
と思われればいいのでしょう。
79SE037○○\_I_/○○ ◆GP8SwrYXVw :2007/01/30(火) 02:09:29 ID:LWbcCkrU0
フィアット131アバルトラリーこそランエボ・インプのご先祖かもしれませんね。
ベースが大衆セダン、空力付加物やエアインテーク、ワイドトレッドをカバーするフェンダー、
強馬力エンジン、アバルトに及びませんが一応ラリーアート、STIの存在。

80名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/01/30(火) 02:16:51 ID:5CcchRMG0
>>78
怒られちったい/(^o^)\ナンテコッタ

ピニンファリーナ作の流麗な124とベルトーネ作の神がかったストラトスから、まるで大河原邦男作の鬼瓦のような131、
またピニンファリーナ作のラリーマシンとは思えないような美しい037、そしてまた鬼瓦路線のデルタS4。
この時期のフィアットグループは迷走しまくりんぐwwwwww

ランエボ・インプは、あの派手ないでたちのまま、その必要性がない公道で意気揚々と乗り回してしまい、
なおかつそれがゴロゴロ走っているという状況が、叩かれる要因なのではないかと。
81酔いどれエロスパ◎〜▽〜◎ ◆cAAK5ejJdg :2007/01/30(火) 23:06:53 ID:dCQobhFp0
思へばうちのヌパイダと75もそのクチ鴨知れません、
流麗なピニンのヌパイダと鬼瓦権蔵式75。方や93年式で方や91年式ですが
この当時のアルファ・ロメオのラインナップは
33(鬼瓦権蔵)、75(鬼瓦権蔵)、164(ピニン)、GTV6(ジュジャーロ)、ヌパイダ(ピニン)
”冗談ぢゃ、なひよっ”つう状況でありました。w

この鬼瓦権蔵、ある意味”イタリアン・モダン”と言へば言へるの鴨、とふところがありまして
例へばジュジャーロがマーリオ・ベッリーニであるなら鬼瓦権蔵はエットーレ・ソットサス等メンフィス一派。
まぁベッリーニは確かランチャ・トレヴィの内装デザインを手がけてもおったかと存ぢますが。

まぁ権蔵も破調の美っちゃあさうなの鴨知れませんが、それこそ競技用車の場合
本質的には見てくれより勝つ為の道具に徹した挙句、つうところに有難味があると思ひますので
美的であることよりも本気で勝ちに行く意思の凄みが心を打つのだと思ひます。
本気の改造車F40然り、デルタS4然り、131SM(ヌーペル・ミラフィオーリ)ヴォルメートリコ然り。
しかし何故かランヘボ・インポにはそれを感ぢ無ひのです、なんか子供のオモチャっぽひ。
あの辺からはだうも本気を感ぢなひのは競技もさることながらロードユース、
販売のはうに相当軸足を置ひてゐるやうに思へることもあるのでせうか。
82酔いどれエロスパ◎〜▽〜◎ ◆cAAK5ejJdg :2007/01/30(火) 23:17:05 ID:dCQobhFp0
ぁ、あとすっかり忘れてましたが、90年代初頭のアルファ・ラインナップ、
164に取って代わられた、基本的にはイタリア国内専用車の90つう物件がありました。
アルフェッタをお色直ししただけのクルマですがこれ股鬼瓦権蔵。

この90(ノヴァンタ)、ヌオーヴァ・ジュリエッタお色直しの75同様で
中身は基本的に75と同じ、アルフェッタ/Nジュリエッタとは少し違ふつな物件でしたが
90には何と”GTオート・スポイラー”(マルCbyヌカGw)が装備されておりました。
ベルリナ・スポルティーヴァの75に対しフォーマル・サルーンの90といふポヂションで
エンジンラインナップもやや大人しひものでしたが、ティーポ4計画のドン尻で
やっとこ出てきた164はこの90では役不足だったフォーマル性をセグメントアップによって
補強する狙ひのクルマでもあったのです。
83名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/01/30(火) 23:17:34 ID:5CcchRMG0
>>81
131は、スーパーミラフィオリもヴォルメックスも、すっきり角張ったサルーンでは?
美しいというのは少々きつうございますが、鬼瓦ってほどではないのでないかと。

アルファ製の鬼瓦といえば、SZ・RZの兄弟を忘れてはなりますまい。
有名な「醜いジュリア」もありますが、こちらは鬼瓦よりも愛嬌を感じます。
84酔いどれエロスパ◎〜▽〜◎ ◆cAAK5ejJdg :2007/01/30(火) 23:49:56 ID:dCQobhFp0
さうですな、アテクシも131系は個人的には正統なクリーンなベルリナと思ひます。
それの改造版となると遠慮会釈無く取って付けた馬鹿フェンダーwとか
遠慮会釈無ひエアスクープとか鬼瓦権蔵の気配を感ぢますが・・・。

それと、さうさう、これを書こうと思ってすっかりこれ股忘れてましたが
まさにアルファ切っての権蔵はES30に止めを刺すでせう、ありゃあ酷ひ。w
アテクシ断固たるアルフヮ・ロメオの擁護者でありますがアレを初めて見たときには
正直、勘弁してくれと思ったものでありました。w 尤も増車第一希望はRZなのですが。w

このES30、これこそ競技の為でも機能のためでも無ひ、只ただ”何物にも似て無ひ”
これだけを追求したかと思ふやうなdでもなさ。75もそのクチですが
誰にも似てゐなひ=誰も真似たがらなひ、といふ方向にボーソーしてった結果のやうに思へます。w
元来アルフヮ・ロメオっつなその形を真似されても真似したことがまぁ無ひメイクなのですが
だからと言ってやるに事欠ひて75だのES30だのはあんまりかと思ひます。
まぁそのあんまりを毎日見て、乗ってる訳ですが。w

なを、一応アルフヮ・ロメオとザガートの名誉の為?書ひておきますが
ES30のデザインはFIAT傘下に入った直後の、そして”ES”エスペリメント・スポルト、
スポーツ実験車の名の通り実験車両であったこともあってFIATの若手デザイナーの
習作であったのです。可哀想にwザガートはこの習作の製造を押っつけられたお陰で
あんなのwにその名を残すことになってしまったのです。

その裏であのステルヴィオ・ガビアはザガートの正史から削除されるといふ事態もあったのですが
この辺に関しては複雑な闇の事情がありますので以下ry。
85相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/01/31(水) 00:17:21 ID:ChmO0c9C0
自分で始めておいて言うのもナンですけど、主観が中心な話っつうのは中々全ては理解し難い(w

私、インプとかランエボは好きではありませんが、ああいうセダン型を空力パーツで武装したような
車自体は嫌いと言う訳ではありません。このスレで以前触れた事のあるルノー8ゴルディーニとか
コーティナ・ロータスとかみたいなのはむしろ好きです。ルノー5ターボ(初代)とかまで行くと
ちょっと引きます。要は程度問題でしょうか。

ところが、意外にあの手の車の欧州での人気はこちらが考える程高くは無いような。
トップグレード好きな日本人と、ベースグレード好き(と言う訳でもないのでしょうけど、左程装備には
拘りは持たない)欧州人との違いって有るみたいに感じます。
また、折角の高性能車なのだからセダン型よりも見るからに格好の良いクーペにしたいと考えるのも
向こうの人の特徴のようです。
欧州風に考えるならば、FTOよりもランサーの方が速いというのは変な気がするのでしょうか。

つか、アメリカ人にしても“カマロよりもコルヴェットの方が遅いなんて有り得ない事”と考え
常に最高のエンジンはコルヴェットにだけ与えられているようです。セダン型がそのメーカーで
最も速い車でも良いと考える(気にしない)のは我々日本人くらいなのかも知れません。
>>76
「形状は機能に従う」と言うバウハウス的な考え方も有る一方、「形状は機能を表現する」という
アール・デコ的な考え方も有り(実際はそんなに単純な話ではないそうですけど)
後者を大いに拡大解釈し装飾的に作り上げる事により生まれた車という意味に於いて、
ランエボとかインプとかってのは(その方向性は異なれども)一種のフラムボワイアンなのでしょうか。
フィゴニ・ボディーなど愛好家からは叱られそうですけど、そうした車の方にしてもその装飾過多を
嫌う人は意外に多いって聞きますし。両者は意外に近いところも有るのかも知れません。
86相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/01/31(水) 00:25:57 ID:ChmO0c9C0
ところで・・。
“インプ”っていう略し方、どうもヒルマン・インプみたいで変な気がするのですが・・(w

以前、何処かのスレで
「インプがセヴンなんかに負ける筈が無い!」みたいなことを書いている人見つけて
「そりゃ、登場年次に40年もの違いが有るし。インプのエンジンがいくらコヴェントリー・クライマックスの
息が掛かっているとはいっても、所詮850cc程度のOHCでセヴンの750ccSVに勝っているからって
自慢する程のものでもあるまい」
ってレス書いた事がありました。

・・勿論訳の判らん話になってしまいましたとも(w
87酔いどれエロスパ◎〜▽〜◎ ◆cAAK5ejJdg :2007/01/31(水) 00:57:53 ID:bS2MACFv0
”セヴン”つってもオース珍もあれば蓮之家一門もあればRX-7もあり
まぁどれを連想するかでその人となりがそこはかとなく。w 
つか、年齢もそこはかとなく。w
88SE037○○\_I_/○○ ◆GP8SwrYXVw :2007/01/31(水) 01:32:22 ID:ht82ov/F0
私はマツダCX−7だと思いました!(ウソ)

ES30と言えば思い出すのがランチア・ハイエナザガート(イタリアではHは発音しない?)
似ているけど毒が抜けていて、いいような悪いような。

日本人は「せっかくだから」という意識が強く、せっかく買うのだから最上位とか
せっかく着いているのだから晴れた夜でもフォグランプ点灯となるようです。

また抑圧→逆転好きという意識もあるような気がします。
赤穂浪士や水戸黄門などもうずーっとこのパターンで高視聴率をたたき出しています。
贅沢が許されない時代に裏地にだけ高価な生地を使った堺の商人みたいな例もありますし、
羊の皮を着た狼が好きな国民性なのではありませんでしょうか?
(まあクラーク・ケント→スーパーマンも一緒ですけどね)

私も以前ランチア・テーマ8,32で流していて、後ろに早い速いクルマにつかれた時、
格納式リアスポイラーをONしてからフル加速!ってのをやってました。
今思えばお恥ずかしいorz
89酔いどれエロスパ◎〜▽〜◎ ◆cAAK5ejJdg :2007/01/31(水) 01:44:52 ID:bS2MACFv0
ランチャ・ザガート・イエナ、似てゐるっつか
ぢつはドアサッシとかあちこちES30と共通なのです。
全体の佇まひはアテクシには、特にサイドヴューはSZ1を思はすものがあります。
お尻の処理は何となく今度のブレッラのやうでもあり。
90名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/01/31(水) 01:51:35 ID:JwqRzqZt0
セブンと言ったらアトレー7以外ありえませんがなwww

「トップグレード好きな日本人」は、国産メーカーがトップグレードを標準に車両開発して
そこから削ってベーシックグレードを作るような手法を取っているのと、セールスが闇雲に
トップグレードまたはトップグレードと同程度の快適装備を備えたお買い得車を奨める、
という2点から形成されたように思います。

セールスの段階ですでにヒエラルキーを作ってプライドをくすぐるというか。
プッシュ型のセールスでは、そのような材料が大切なのでしょう。

個人的には、前述の「お買い得車」なんぞ、貧乏臭さの最たるものと感じてしまいますが。
91メイン140エア170 ◆NdTWNYKUyo :2007/01/31(水) 23:26:55 ID:lfRSmPUQ0
ザガートといえば、ステルビオ以外で最近、ハリアー・ザガートってのを見かけます。
それも現行型ではなく、前モデルの赤。
現行にもあるようですが。

私には25年近く前の日本のハリボテ改造車にしか見えないんですがw
そういや東京エキサイティングカーショーに似たようなのがあったなぁ(懐)

92酔いどれエロスパ◎〜▽〜◎ ◆cAAK5ejJdg :2007/01/31(水) 23:43:39 ID:hl8KNC1s0
さて、昨日”ステルヴィオ・ガビアはザガートの正史から削除された”
と書きましたが、今改めてザガートのHP見ますとちゃんと両車が記載されてゐる。
http://www.zagato.it/uklistzc.htm

ちゃうどこの80年代後半〜90年代前半にかけてザガート激動・混乱の時代でありまして
まぁ御家騒動、継承問題、業績不振とすったもんだ。
そこに少なからず良くも悪くも関はったのがOテックでありまして
桜井長一郎w氏の社長退任云々も、股とある日本企業が・・・
っつな虚実入り乱れた話が飛び交っておったのでした。

現在、アンドレア・ザガート氏が代表に納まりそれなりにひと段落付ひたやうですが
それに伴ひ四分五裂(つっても確か3系統ぐらひだったかな)してゐたザガートの名を持つ各部門が
生理統合され、その陰で車両製造部門は廃止されたとも聞きます。
93相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/02/01(木) 00:06:02 ID:F7jKpCnY0
>>87  セヴンと聞いてオースティンセヴンを真っ先に連想するのが年齢に由来するのだとしたら、
私はリアル明治生まれですか(w
>>90  日本車はトップグレードを標準にして車両開発するのか否か。本当のところは知りませんけど、
確かにそう感じられる節は有りますね。さすがにランエボとかまで行くと別ですが。
“クラス初・ナントカ装備!(グレード名)”みたいな事をカタログに書きたいが為にそうしているみたいな。

最近はネットの発達で欧州車も本国のサイトで向こうにのみ存在するグレードの装備等も
見る事が出来、“この仕様をそのまんま輸入したら面白いかも知れないのに”とか思う事も有ります。
そこで気付くのですが、向こうの車のベースグレードって、快適装備とか贅沢な装備を削った
文字通りの“ベーシックグレード”なのですけど、日本車の場合のベースグレードって
只安いだけで本当に売る気が有るのか判らないようなのが有るように思えます。
特にコンパクトカーの場合、ベースグレードと言うよりも営業用安グレードみたいな感じで
これもカタログに“何万円からお求めになれます”と書く為にのみ存在するようなのが有ります。

それが最も端的に現れるのがタイヤで、欧州車でも日本車でも安いグレードの場合には
貧弱に思えるサイズのタイヤが付いて来るのは同じ。
でも、欧州車の場合は“エンジンパワーも少ないし、装備が少ない分軽い分だけサイズも違う。
銘柄が違うのも、パワーが違う分スピードレンジが違うから当然だろう”と納得出来る範囲ですが、
日本車の場合は本当に安い以外にとりえが無いようなタイヤが付いてきたりします。

こう書くと「また、そうやって日本車ばかりけなす」って思われそうですが、あまりにも酷いので
幾らも減らないままタイヤ交換し、却って高い物についた経験が有るので(w)
その恨みも幾らか混じってます(ww

まぁ、少しはメーカー側の都合も考えると。そうした貧弱なタイヤを履いたグレードっつうのも
CD値の計測で良い数字を出す為には必要なのでしょうか(全くフォローになってない w)
94SE037○○\_I_/○○ ◆GP8SwrYXVw :2007/02/01(木) 00:11:46 ID:tRBjPakO0
↑桜井眞一郎氏をモノマネの桜井長一郎氏とわざと間違えるボケは実に20年ぶりに
見ました♪ww

昔の国産車のグレードと言ったらスタンダード、デラックスの二種でしたね。
そのうちハイデラックスとかスーパーデラックスが出て、その後は「G」のつく
グレード名が流行りだす。GT、GL、GS。
次は「S」も流行ってSL、ST、SR(トヨタに多いですね?)
三菱は結構独自路線でMT、MU、MRとか。

ところでギャランクーペFTOのグレード名ってGT、GU、GSRでしたっけ?
95名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/02/01(木) 13:05:26 ID:uY0ZlFzJ0
安物グレードのそこらじゅうについてるメクラ蓋、あれは低グレードオーナーの
コンプレックスを刺激する効果的なアイテムなのでしょうね。
96名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/02/01(木) 23:13:28 ID:guLhDeG80
>>95
サービスホールだと思えば親切設計に見えてくるこの不思議wwwww
97名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/02/01(木) 23:16:48 ID:w8UM+xgT0
>>95
俺の75もメクラ蓋いっぱい。
リアのパワーウインドウとか、パワーシートのリクライニング(これは欲しいなぁ)とか
98酔いどれエロスパ◎〜▽〜◎ ◆cAAK5ejJdg :2007/02/02(金) 00:26:29 ID:q7IzUfku0
これこれ、今の時代は言葉狩りの時代なので”目の不自由な人蓋”と言はねばなりません、
同様に”頭の不自由な人・半島民族カメラ”と。w ←余計悪からうとw

それはさて置き、75でリアにPWが無ひ、といふのは比較的初期に輸入されたタイプか
並行物でせうかね? 確かにリアのPWは元々オプションでしたがぇーと、だうだったかなぁ、
アテクシの75にはリアもPW付ひてます。シートが電気椅子wなのは2.5ミラーノがさうだったかな。
ただ問題はリアPWのスイッチがセンター小物入れの後ろで、小物入れ蓋に肘乗っけてると
つひ押してしまってゐて後ろ窓が開ひてしまふこと。で、おなじみルームミラー上の
リアPWキルスイッチwで普段はPW切ってます。

一方、安物グレード・営業車のタイヤ、アテクシ漏れ伺ふところではあの手のクルマの場合、
国産メーカでは決定的なのはOEMの納入価格ださうなのです。
本来純正採用のタイヤはそのクルマの目的・性能に照らして要求する項目が幾つか設定してあり
それを満たさなひといけなひのです。当然安全性も要求項目に入っており(本来最重要項目)、
その自動車メーカによる設計的な水準要求をクリアしてゐなければ採用されなひ筈、
なのですが、実際には「納入価格がコレコレ以下であればその他の項目にこれだけポイント加算する」
と言った規格が設定され、多少安全性に疑問符が付くタイヤでも安ければ採用されてしまふのださうです。
まぁ今でもさういふE加減な真似してるかだうかですが(多分間違ひ無くやってるでせう)
一時期の国産安物・営業車グレードは本当にコレ式やってゐたさうです。
なので雨降ったらひっくり返るやうなシロモノが平然と売られてゐたさうで
これはdでも無ひことです。
99SE037○○\_I_/○○ ◆GP8SwrYXVw :2007/02/02(金) 00:48:50 ID:kbJCuPkR0
閑話休題(いきなりか?)

ステアリングホイールもといハンドルの内がけなんですが…
内がけはトラックやバスみたいな大径で寝ているハンドルの場合は有効だが
スポーティに走るなら絶対ダメ!峠やサーキットでは内がけは通用しない!
と思っていて、会社の後輩にも教えていました。

でもかのWRC二度チャンピオンのミキ・マッシモ・ビアジオンが10月の
ランチアランチでテーマを運転する時に、ずーっと内がけでした。(悩)
100名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/02/02(金) 01:10:03 ID:ltIL3JH10
きちんと操作できればステアリングをどう扱おうと関係ない、ということでしょうな。
私のようなへなちょこ素人では、内掛けだと確実に戻しが遅れるので怖くて出来ません。

昔の激重ステアリングなら力が入って一気にぐいぐいっと回せるのでメリットもありましたが、
パワステがない車が珍しい今ではあんまり意味がないかなあ、と思ったり。

そう言えば、親指を内側に回して握り込むのも注意されましたな。
キックバックのとかのときにスポークで痛めやすい、というのがその理由でしたが、今どき
そんな車は少なくなりましたねぇ。
不細工で無粋なSRSエアバッグがぼってりくっついてたりするし。
101相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/02/02(金) 01:15:20 ID:BdTQiaRx0
>>94
その辺(FTO)はよく知らないので他の方にお任せなのですが、三菱の車名とかグレード名って
何らかの考えが有って付けられていたものなのでしょうか?
GTOだのラムダだのって、幾らなんでも酷すぎるでしょう。社内に「これはさすがに・・ちょっと・・」
って、止める人いなかったのでしょうか?
多分、いなかったのか、いても無力だったのか。
「ポンティアックだってやったじゃないか(GTO)」とか「ランチアはLambdaであり、Λという表記は
公式には使っていない筈」とかっていう問題ではないでしょう。
あれらは今でも腹立たしく思います。

>>95
我が家のトヨタ車にも、「上級グレードならここに回転計が付くのだろうな」って思える蓋が有ります。
まぁ、近所の足専用に割り切って「安いの下さい」ってディーラーに言ったくらいですし、
安物が安っぽいのは当然と思っているので気になりませんけど。
それにATですので回転計の必要性も感じませんしね。

つーか・・、これ昔から気になっている事なのですけど、AT(最近のセミATとかは除く)に
回転計が付いている意味って、飾り以外に何か有るのでしょうか??
「何を今更」って思われそうですが、どうにも納得のいく説明って今迄に一度も得られていないのです。

>>99
私も内掛けは絶対にやりません。“見苦しい事は悪である”と、昔尊敬する方から教わりましたので。
102酔いどれエロスパ◎〜▽〜◎ ◆cAAK5ejJdg :2007/02/02(金) 01:36:41 ID:q7IzUfku0
ぅーみゅ、ぢつはアテクシ内掛けもスポーク親指引っ掛けグリグリ回しもやります。w
教習所で「送りハンドルはやってはいけなひ」と教へますが実際高速ボーソー時やら
サーキット・ラリーボーソー時にはこれやらなひと危険なやうにケースbyケースだと思ふのです。

ステアリングの重さ、ロックtoロックの回転数、コーナのR、速度域、路面状況、
踏んで曲がるのか放して回るのか、とかいくつもファクターによって状況によって
必要によって(且つ、長年の慣れによってw)内掛けもグリグリも使ひ分けてますなぁ。
例へばパワステが付ひてゐるのかゐなひのか分からんやうな、且つロックtoロックが
3.5回転程もある75の場合しばしばやります。ロックtoロックが同じく3.5回転程でも
75よりパワーステアリングが軽い設定のヌパイダの場合75程はやりません。
そして75もヌパも今となっては立派に大径の380φナルディ、手の突込みどころに不自由しなひ。w
ロックtoロックが2回転少々、しかもパワステのかなり軽ひ156では
まぁ一瞬チョイ乗りした限りではとてもやれなひと思ひました。w

ミキティの場合、ま、そのイヴェントの時にはクルマがクルマですしw
イヴェント用速度、イヴェント用旋回ですからねえ。
でも多分、実戦でも必要に応じてやってたと思ひますよ、慣れてないと出来無ひから。
と、思ったらテーマでですか。w
103SE037○○\_I_/○○ ◆GP8SwrYXVw :2007/02/02(金) 02:03:19 ID:kbJCuPkR0
みなさんご回答ありがとうございます。

証拠映像を見つけました。ただ、ずーっと内掛けは大げさで、押し回し、送りハンドル
なんでもありみたいです。

ttp://www.youtube.com/watch?v=owFLT4hXUAI
104酔いどれエロスパ◎〜▽〜◎ ◆cAAK5ejJdg :2007/02/02(金) 02:23:39 ID:q7IzUfku0
ステアリングの持ち方に関してはアテクシぢつは何でもありwで
昨年秋、大阪からお母ちゃん乗っけて75で東名グランツアーの際に見咎められましたが
長時間の高速走行流し時にはしばしばステアリングの6時付近を両手で内側から握って
ダラダラと走る、つうことをやります。
かういふことするのはアテクシだけかと思ってましたら昔、なんかで読んだ中嶋悟氏が
やはり長時間の流しグラン・ツァーではこれ式やると仰ってました。w
彼のやり方はアテクシのとは微妙に違ふんですが。
105名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/02/02(金) 10:21:32 ID:SRXZaQGd0
中嶋氏は両手の親指をステアリングの6時に引っかけるんでしたっけ。
106名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/02/02(金) 19:11:38 ID:/uw68xS30
内がけはしないけど、送りハンは結構頻繁にするなぁ。

>98
後期型ですが並行です。
107名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/02/02(金) 23:30:15 ID:xvIPJmXV0
>>101
相当様、三菱は困ったものですね。
登録してなければ自由に使っていい、というのが彼らの言い分でしょう。
そう言えば、フェラーリの某車名が日本の某社の登録にひっかかりました。
あちらは由緒正しきグランツーリスモベルリネッタなんですけど。

三菱はよそ様のネーミングを失敬するのが得意ですね。
GTOもそうですけど、特に記憶に残ってるのはエスパーダかな。
あれは確かランサーやらディアマンテやらの廉価グレードに使ってました。
でもエスパーダと言えばやっぱりあの車なわけで…、それなのにヒドイと思いませんか?
しかもですよ! 三菱ったらエスパーダをちゃっかり登録してるんです。
出る出るって噂ばかりで、ちっとも出そうにない本物のほうのエスパーダですけど。
もしも本当に出てきても日本であの車名は使えません。
ちなみにGTOも今となっては三菱のものです。

追伸
250TRでググったら、某日本製バイクがずらずら出てくるのには閉口します。
108SE037○○\_I_/○○ ◆GP8SwrYXVw :2007/02/02(金) 23:53:20 ID:0PqnLTFM0
三菱は車名もさることながらランチアグリルのパクりも許せませんね。
まったく縁もゆかりもないメーカーならともかく、バランサーシャフト
(三菱名:サイレントシャフト)の技術供与をしている、言い換えればお客さんの
パクりなんですから。
三菱は「あれは初代GTOからの伝統だ」と主張していますが、それ自体がポンティアック
のパクりだし車名がまた…。
109名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/02/03(土) 00:13:19 ID:DalHBxfu0
あのバランサーシャフトだって結局ははるか大昔の
フレデリック・ランチェスターのアイデアの亜流やん
110SE037○○\_I_/○○ ◆GP8SwrYXVw :2007/02/03(土) 00:25:27 ID:1Et3fE9c0
ふむ。燃料噴射装置も三菱の特許が成立した後、ボッシュとの間でもめて
ましたっけ?
111相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/02/03(土) 00:27:18 ID:djlXbNqL0
>>107 さすがのトヨタもウィンドウズ・Vistaには何も言えなかったように、車でなければ同じ名前を用いても
文句は言われないのでしょう。(そう言えば豊田瀬里香とかってAV女優が昔いたようなw)
ですから、トヨタや三菱への嫌がらせに、あんなのとかこんなのみたいなお下劣商品へ
“カローラ”とか“ランサー”って名前付けて売り出してみたいものです(w

さて。中島悟氏が何処でそういうステアリングの持ち方をする事も有ると言ったか知りませんが・・
レーサー(引退後も含む)が一般ドライバーのお手本であるべきとは別に思いません。
しかし中島氏の場合は安全運転に関する書物も著していた筈。
そういう人がそんな悪癖を人前でおおっぴらにするのは如何なモノでしょうか?
また、ビアジオンさんにしてもカメラが回っている前だからこそ、あんなスタンドプレイじみた真似は
慎むべきではないかと思うのであります。

内掛け操舵ですが、実は私の場合、やろうとしても出来ません。
心理的な抵抗もさる事ながら、シトローエンって以前も書きましたが意外にステアリングが遠い
所謂“手長猿ポジション”の車なので、右手でステアリングの左側を内から持つ(又はその逆)のは
少々無理が有ります。
もっともロック〜ロックが2.5回転程のクイックなレシオ(切れ角自体もアルファのように小さくない)
ですので、持ち替える事自体が他の車と比較してかなり少ない事も有り、
普段からあまりそういう事は考える事も無いのですが。
112相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/02/03(土) 00:35:55 ID:djlXbNqL0
それはさておき。計器板のメクラ蓋の話の続き。

以前欧州旅行した折、シトローエン・サクソとかルノー・クリオ(ルーテシア)等、
安い料金で借りられる小型車の日本には輸入されないベースグレード(又はそれに近いもの)
に何台か乗りましたが、皆回転計が省略されてはいなかったように記憶しています。
そうした非力な車程、MTでリミット近くまで引っ張るのが普通なあちらの環境では
回転計は必要不可欠であり、省略は出来ないのでしょうか。

記憶を辿ると、昔の欧州製安車には回転計の備えの無かった物も有りましたけど、
そうした中には速度計の中に各ギアのリミットスピードが印されていたりして、一応の目安には
充分に役立ちました。
日本車の安物にはそういうのは見た記憶が有りませんが、やはりこれも何度か此処で書いたように
アメリカ車で車に目覚めた日本人固有の「アクセル深く踏まず、あまり高回転を使わないのが
良い運転」という考え方の影響なのでしょうか??

勿論AT主流になった現代では回転計の必要性自体が無くなったからとも言えるのでしょうが、
小型車ではMTが当然だった昔からそうだったような記憶が有ります。
もっとも昔の日本製の安クルマに載っていたエンジン、リミットまで引っ張ろうにもその前に
音や振動に運転する側が耐えられなくなるような代物も多かったようで、
“うるさいと思ったらシフトアップ”で充分に事足りたのですが(w

昔の価格表を見て“ツインカム搭載グレードだけ、値段が随分と違うな”と思う事も有りますが
それもその筈。つか、他グレードのエンジンが如何に安っぽかったかの証明とも言えるのかも。
113名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/02/03(土) 00:40:19 ID:DalHBxfu0
>日本車の安物にはそういうのは見た記憶が有りませんが、

ぎっちょん、軽トラックには1、2、3速のリミットを速度計に表記してるのもありましたね。
満載時はあれでリミットまで引っ張って行く訳です
114名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/02/03(土) 00:44:04 ID:Zf0OrSLt0
>>112
> 記憶を辿ると、昔の欧州製安車には回転計の備えの無かった物も有りましたけど、
> そうした中には速度計の中に各ギアのリミットスピードが印されていたりして、一応の目安には
> 充分に役立ちました。
> 日本車の安物にはそういうのは見た記憶が有りませんが、やはりこれも何度か此処で書いたように
> アメリカ車で車に目覚めた日本人固有の「アクセル深く踏まず、あまり高回転を使わないのが
> 良い運転」という考え方の影響なのでしょうか??

コレ見て思い出したんだけど、5年くらい前にスバル・ディーラーの代車として借り受けた
サンバーMT車がそのタイプだったよ。最初、速度計に記された「(1)、(2)、・・・、(5)」の
意味が何だか判らなかったw (要は各ギアの上限速度のところにそのギアの数字が)

「小排気量のMT車を上の方までエンジン回して乗ることの面白さ」を実感したのが、実は
このサンバーw
115114:2007/02/03(土) 00:45:58 ID:Zf0OrSLt0
ああ失礼。>>113サンのおっしゃる通りで、メーターに表記されていたのは
1〜3速ギアくらいまでだったかな?
116名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/02/03(土) 00:54:25 ID:DalHBxfu0
俺の記憶は、サンバーじゃなくてキャリィだったかなあ
確か3速までなんですよ、スピードメーター上のリミット表示

大体、軽トラックの実用的最高速度なんて
一昔前の4速モデルだったら80km/h以下ぐらいなわけで
(そりゃ無理をすれば100km/h行きますけど)
元々無理して高速巡航している領域の4、5速については
「まあ出したいんなら怖くない程度で出したら?」ぐらいな感じなのか、
特に4以上の表示はなかったですね
117名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/02/03(土) 00:59:23 ID:lR0kFlfC0
>>112
先代のパンダには、タコメーターもリミットスピードの表記もなったよ。
「うるさいと思ったらシフトアップ」または「頭打ちになったらシフトアップ」でした。
118114:2007/02/03(土) 01:05:22 ID:Zf0OrSLt0
>>116
レスありがとうです。
漏れが乗ったのはサンバーなので、考えてみれば表記が違っていても当然ですよね。
スンマセン(汗

上のほうは3速ギアまでだったか、4速や5速ギアまで表記があったのか今となっては
思い出せんですわ・・・・・orz
119名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/02/03(土) 01:07:21 ID:QgnTaKZ20
これはGTOとは事情が異なりますが、三菱ブラボーのためにフィアットブラーボがブラビッシモに変更なんてこともありました。
120SE037○○\_I_/○○ ◆GP8SwrYXVw :2007/02/03(土) 01:10:44 ID:1Et3fE9c0
>>111
商標権はカテゴリーごとに独立しているので、VISTAをパソコン分野でとって
いなければ使用できます。VISTAなんて顕著性がないのでトヨタも車ですら商標をとって
いない可能性大です。鉄道では近鉄ビスタカーってのが私が幼少の頃からありましたし。

その昔、SONYは類似商標を防ぐためサニーを含め似たようなネーミングを全分類で取っていました。
そこで日産はSONYに許諾をもらった上でサニーをデビューさせました。

余談ですが魔法使いサリーも最初はサニーだったけど、SONYの商標権に遠慮してサリーに
変更したとか。
そのため日産は
121SE037○○\_I_/○○ ◆GP8SwrYXVw :2007/02/03(土) 01:14:04 ID:1Et3fE9c0
そのため日産は…って何が書きたかったんだぁ?わたしは?(謎の耄碌)
122SE037○○\_I_/○○ ◆GP8SwrYXVw :2007/02/03(土) 01:54:05 ID:1Et3fE9c0
>>95-98
連カキすんません。

魚類の和名で「メクラウナギ」とか「イザリウオ」とかいうのは今回改定されるそうです。
やはり差別用語はまずいとのことで。

「アホウドリ」の立場はどうなるっ!?ましてや「アホの坂田」はっ!?
123名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/02/03(土) 01:56:08 ID:B57w7hLm0
>>122
関西弁(というか大阪弁?)での「アホ」は差別的あるいは侮蔑的ニュアンスを含みませんよ・・・
関西で「バカ」は侮蔑的ニュアンスをかなり含みますが
124名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/02/03(土) 01:59:58 ID:hMI03mxn0
「阿呆」と「アホ」でもニュアンスが微妙に違う希ガス・・・・・
125名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/02/03(土) 02:01:34 ID:3D12rP+p0
じゃイメクラも!
126SE037○○\_I_/○○ ◆GP8SwrYXVw :2007/02/03(土) 02:18:01 ID:1Et3fE9c0
>>123
そんなんわかっとるわ!どこの出身や思てんねん!
ケツの穴から指突っ込んで奥歯ガータガタ言わしたろか?www

でもね、笑いって根源に差別的要素をかなり含んでいると思うんですよ。
ボケ=惚けたことをいう人、ツッコミ=その惚けた言動を糾弾する人ですよ?
127名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/02/03(土) 02:23:56 ID:mGutXphB0
>笑いって根源に差別的要素をかなり含んでいる

ナニゲにこういう話がサラリと出てくる辺りがこのスレらしい
128SE037○○\_I_/○○ ◆GP8SwrYXVw :2007/02/03(土) 02:47:28 ID:1Et3fE9c0
アホの坂田が関西で大ブレイクした時に、同姓の痴呆症の子を持つ親から
涙ながらの訴えがあったのです。
「子供がアホの坂田って学校でみんなから言わてれる。やめてほしい!」って。
これは当時社会問題になりました。

現在もDTの浜ちゃんは、惚けた発言をする松ちゃんを言葉だけでなく殴る
という行為でもってツッコミます。
これを見た子供がいじめを正当化しているという説もあるのです。

スレ違い&暗い話でスマソ
129名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/02/03(土) 16:01:14 ID:lR0kFlfC0
>>128
問題の本質的な部分からは目を逸らし、目に付いて目立つところに責任を転嫁して噛みつきたがる人は
いつの時代にもいるものです。

例えば、飲酒運転での事故が起こると「飲酒運転防止装置を付けない自動車メーカーが悪い」とか。
130酔いどれエロスパ◎〜▽〜◎ ◆cAAK5ejJdg :2007/02/03(土) 21:10:54 ID:qePnaEpx0
ぅみゅ、飲酒ですか。手淫とは違ふのですか。w
で、コレ↓。
http://www.webcg.net/WEBCG/news/n0000015089.html

”運転に適さない量のアルコールが検出された”
っつうことは”運転に適する量のアルコール”がある訳ですな。w
ぇえ、アテクシもさう思ひます。w<運転に適度なアルコール
但し、これは完全に個人差と適性があります、
アテクシはやれても一般にアルコール耐性の低ひと言はれる日本ぢん、般ピーはやってはいけません。
ぃあぢつはそれ以前に既にアテクシ肝臓壊してドクターストップかかっておりそれどころではありません★。
131酔いどれエロスパ◎〜▽〜◎ ◆cAAK5ejJdg :2007/02/03(土) 21:30:22 ID:qePnaEpx0
アテクシ以前国外追放・欧州逃避行wの際に世話になった本社の方々も
昼飯に連れてってくれると必づワインはグラスに1〜2杯は飲んでおりました。
一緒に行った若ひ衆にもアテクシ「飯に汁物は必づ付くだらう、欧州ではワインは汁物だ。
汁物の無ひ飯なんぞあるか」と言って聞かせ、当然飲んでおりました。
まぁ本社の金で出張ですのでゐ早漏3杯目にはピュっと出し、昼は2杯で遠慮しておきましたが。
で、本社の方々等は昼飯にグラスワインを1〜2杯飲み、SAAB9000やオッペルのなんとか、
盗用多ヤリスや日産アルメラを運転しておりました。
ところが、これ股ちょっとした国道だの県道だのの道端には飲酒運転追放のポスターが
しばしばある。w だうやら昼はともかく夜の飯にはしこたま飲むヤシは欧州でも事欠かなひ模様。w

で、SAAB9000のP氏には75を低品質の極み、俺は昔アルフェッタに乗ってたが酷かった、とか言はれ
ビッツ、ぃあヤリスのSヲヴァ、ぃあおねぃタンは日本に来る度に会う度にヌパイダ元気?と聞かれ
まぁさんざんな扱ひであるます。w
132酔いどれエロスパ◎〜▽〜◎ ◆cAAK5ejJdg :2007/02/03(土) 23:31:19 ID:qePnaEpx0
ところで、ミキティwのハンドル扱ひ、注目して頂きたひのはハンドルの持ち方では無く
ドラヴィングポジションです。
ミキティの動画を見るとハンドルの真上握っても明らかに肘が曲がってゐる、
例へ旋回中の横Gがかかった状態でもハンドルの一番遠いところに手が届ひて
微舵修正が精密に出来るポジションをとってゐる、これが重要です。

アテクシも以前から時々あちこちで書ひてますが両手両足縮めた姿勢、
何時ぞやはファイティングポーズのまま座った状態ですね、とレス付ひたこともありますが
まぁさういふポジションをとります。この姿勢のままグラン・ツァーは確かにちと疲れます。
が、これはどんな状況でもハンドルの何処でも掴めて正確に操作出来ることを重視してゐるのです。

とある自動車評論家(高名な”ヒョンカ”に非づw)の方は昔レースやってた頃
事故でハンドルが当たりかけ九死に一生を得た経験からストレートアームで
寝そべった姿勢をとりますがこれはこの方ならではの例外。
国産大型セダンの直線だけベタ踏みでコーナーでは追突しさうな程の減速、
激しくブレーキランプ点滅させてヨロけながら曲がるをぢさんたちは
往々にしてそっくり返ってストレートアームですがこれはぢつは大変危険なのです。
理由は言ふまでもなくまともにハンドルが回せ無ひ。
133酔いどれエロスパ◎〜▽〜◎ ◆cAAK5ejJdg :2007/02/03(土) 23:32:01 ID:qePnaEpx0
中嶋悟氏の場合、確か基本は10時10分位置だの9時15分位置だの8時20分位置だのを推奨してゐた筈。
6時半wっつな特に長時間の比較的コーナーの少なく緩い高速道路で、普通に走行車線を流すやうな場合。
さう行った場合8時〜10時wを握ったままでは疲れが溜まります。これも宜しく無ひ。
で、息抜き姿勢として6時半親指引っ掛けなのです。
アテクシのやうに”握る”のではなく”親指引っ掛け”、
これは楽で疲れ難く長時間の8時〜10時持ちで疲労した腕を休めることが可能、
且つ即座に8時〜10時位置に戻すことも可能な姿勢でもあります。
彼自身も”個人的な例として僕はこうやっている”といふに留まっており
積極的に推奨してゐる訳でもなく、股高速たって首都高や阪高、
東名でも大井松田辺りの腕の見せ所wの大ボーソーwでやれとは言ってはいますまひ。w

尤も、車種によっては、ことにGSやらCXともかくBX・XM以降のツトローエソでは
6時半は掴みたくとも、指掛けたくとも出来ますまひ。w
134相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/02/03(土) 23:47:51 ID:djlXbNqL0
今スレになってから、だいぶ活況になってちょっと嬉しいなぁ(w
>>113-118
恐らく私の知らない物が何か出て来るかとは思っていましたが、軽トラックとは意外でした。
でもねぇ・・>メーターに表記されていたのは 1〜3速ギアくらいまでだったかな?
・・そりゃ、4速以上でレヴリミット迄回るような軽トラックなんて無いでしょうから(w
(などと書き込みつつ「アレやコレはメチャクチャにローギアードで4速でも吹け切る」なんて話が
出て来るのをちょっと期待 w)

先日、二階で使っていたテレビが壊れて仕方ないので買い換えました。車が壊れて10万払うのは
仕方ないと簡単に割り切れるのに、テレビに10万払うのは痛いと思ってしまう私。
テレビに愛着なんて感じないですからねぇ・・。競馬中継だけ見られれば良いのですが・・。

競走馬の名前ってのは(強引なネタ振りでした w)一度使われたモノは
大した成績が残せなかった馬の場合でも引退後何年、繁殖入りした馬の場合で何年。
競争成績は優れていた馬の場合は、勝ち取ったレースの格に応じて数十年〜数百年。
同じ名前は使用出来ない事になっています。
血統を遡るときに、混乱を防ぐのが主な狙いですが、競馬自体が文化であって、
単なるギャンブルに堕する事なく存続していく為に必要な処置の一環でもあるのでしょう。
車の名前にも、そうした文化的な側面から審査する組織でも有れば・・。

また、馬名には極度に品格の無い単語等が含まれていてはいけないとか、商品名を連想させては
いけないとか、様々なガイドラインが存在します。
スイス旅行でレマン湖の美しさに感動した方が、持ち馬に“レマンコ”という名前をつけようとしたら
受け付けて貰えなかったとか(ホントかね?)
“ビクトリアクラウン”は良いけれど“トヨタクラウン”は駄目とかは良く言われる話。
でも“メジロポルシェ”とかって、車名や車メーカー名を借用した馬名は結構有りますしたけど。
135酔いどれエロスパ◎〜▽〜◎ ◆cAAK5ejJdg :2007/02/04(日) 00:03:47 ID:X/1LZICl0
アテクシの友人が昔やってゐたバーの常連に馬主さんがゐて(下品なをやぢなんだコレがw)
その馬名を書くと当然誰か知れてしまふので書きませんが相当ふざけた名前でしたぞ。
今でも粘りの馬w”モチ”とかゐるではなひですか。w
マチカネ系なんかムッとする程ふざけ膜り、なんだその陣太鼓だの偉い人だのっつな。
しまいにゃ”ラッパ”ぢゃなひですか。w

昔、とある粋な馬主さんがふざけた名前付け膜りでJRAに注意されたところ
付けた名前が”イナリコダマ”。ぢつに粋な方で大変に気に入っております。
ぇ、分からん? イナリコダマ逆から読んで下されぃ。w
136SE037○○\_I_/○○ ◆GP8SwrYXVw :2007/02/04(日) 00:14:13 ID:Xq2/tzG90
ストラトス(スペルは違う)、ミストラル、ボーラなども後発で出すメーカーは
何を考えているのだか。考えがないから出すのかも知れませんが。

医薬品においては新薬の開発には膨大な費用と時間がかかります。
in vivo やin vitro(生体内や試験管内)のテストをおこない最終的に厚生労働省
のマッキナおぢさんwのハンコをもらわないと市販できません。
ここで新薬メーカーはこの権利を独占するため特許を取得します。

しかしこの特許はたいてい20年で失効するため、それからゾロゾロと成分同じで
お値段格安というゾロ品が他の製薬会社から出てきます。
これが最近桃太郎侍がCMしているジェネリック医薬品です。

まあ車には当てはまりませんね。(書いててわかったorz)
137相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/02/04(日) 23:59:26 ID:RwMt8R8T0
↑何の話かと思ったら・・(w

姿勢云々は車によっても結構変るでしょう。
ステアリングホイールが遠く、低い位置で直立に近い角度で立っている車では、
ストレートアームに近くとも操作に問題は無いので、そうした姿勢になる事も自然と有ります。
太った腹が邪魔で靴紐も結べないような方が止むを得ずストレートアームになってしまっているのとか
運転経験が浅いのが一目で判るような、ステアリングにかじりつくような姿勢の方とか、
(今日そういう人を見たもので w 全く周囲は見えていなかった様子)
どちらの両極端も傍目から見るとあんまりお近づきになりたくは無いと思います。

以前も書いた話だったと思いますが、ストレートアーム姿勢の流行ってのは60年代のレースカー
ロータス25とか33等が極端に前面投影面積を削減して空気抵抗を減らす為に
所謂“ロータス・バスタブ”を始めてからでしょう。
低い姿勢で寝そべるように座ったからといって、ストレートアームを余儀なくされると言うものでは
ありませんけれど、ボディー幅そのものに全く余裕を持たない為に、ステアリングが近くては
曲がった肘をクリアする事も出来ないので、止む無くステアリングを遠くしたのでしょう。

この頃には既にF-1はリア・ミドシップ位置にエンジンを置く事が一般的でしたので、
タイヤ技術の進歩からそれ以前の2.5リッターフォーミュラの頃と比べてもタイヤ幅は増えていますが
前輪に掛かる荷重は少なくなっていた事から相対的には操舵力も軽くなっていた筈。
恐らくはこの事も、こうした姿勢を可能にした要因と思われます。
前スレで話に出たジョン・フランケンハイマー監督の映画「GRAND-PRIX」の時代ですが、
あの時代の若者は、皆あの映画見てからバックレスト倒したのでしょうかね?
138酔いどれエロスパ◎〜▽〜◎ ◆cAAK5ejJdg :2007/02/05(月) 22:13:34 ID:fMr2X9D70
ドラポジっつうのも時代時代によって変化しておるものですな。
戦前型を特徴付ける非常に大径のステアリングを胸の直前で抱へるスタイル。
これはやれ直8だなんだっつう長大で重ひエソジソをフロントにマウントしてゐる都合上
(如何にタイヤが細かったとは言へ)パワーアシスト無しの重ひステアリングを操作するには
でっかいひハンドルと肘を曲げて力づくも必要だったのでせう。
まぁ中にはヴアザン・ラボラトワールのやうな四角ひハンドルもありましたが。w
(尤もあれの縦横比はレース時のハンドリングの舵角によって決定された、とかナントカ)

一方、蓮之家一門が空力処理の為寝そべった姿勢で乗るクルマをグランプリに投入した頃には
アバルトも同様なクルマを開発しておりました。が、試作車に乗り込もうとしたカルロ・アバルト、
彼は小柄なイタ公wと違ひオーストリーの出の相当ガタイのE方だったさうで
なんとコックピットに収まらなひ。w つか中に乗り込めなひ。
カルロ氏烈火の如く怒ってそのクルマの開発は即座に白紙撤回されたさうであるます。w

さう言へばデブの度が杉てF1のコックピットに収まらなくなってインディに転向した方も確かゐた筈。w

ストレートアーム、極度にクイックでレシオの速ひステアリング、ロックtoロックが1回転半とか
さういふものならともかく、まぁ普通のクルマでこれやったらだうにもなりますまひ。
今のF1も結構縮こまって乗るっつうか前傾気味といふか。ラリーなんか完全にさうです。
シートバックを起こしシートを前に出しハンドルを腹の前で抱へるやうな姿勢。
F1も今のF1車は意外な程ステアリングはクイックでは無ひさうです。
思へばバイクもタラタラただ真っ直ぐ走るだけのアメリカンバイクはそっくり返って乗ってますが
レーサーレプリカ等超高速バイクは皆前傾姿勢。ツアラーは両者の中間。
そんなのも相通づる何かあるのでせうか。
139名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/02/05(月) 23:31:56 ID:yj/dG5ig0
三菱の車名パクリが話題になってましたが
今度は鈴木がやってくれました。
なんとスティングレーだそうですw
140酔いどれエロスパ◎〜▽〜◎ ◆cAAK5ejJdg :2007/02/05(月) 23:52:06 ID:fMr2X9D70
↑GMとの関係でお許し頂ひたのではありますまひか?
141名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/02/06(火) 00:20:17 ID:+amGQy0g0
あれはどう見ても?とは言えますまい。
142名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/02/06(火) 00:20:50 ID:+amGQy0g0
?はエイという漢字でした
143相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/02/06(火) 00:27:38 ID:nVCbc2Km0
>>138
私一人を例にとっても、高速を流す時にはシートバック寝かせ気味にしますし、
九十九折れのような道では立て気味にしますしね。
以前、トヨタ車の方で何気なくちょっとだけ寝かせ気味にしようとしたところ。
欧州車のダイアル式で少しずつしか倒れないのに慣れているので、いきなり一気に倒れて驚いた(w
そんな部分も国産と欧州車との考え方の違いでしょうか?
・・つか、ワンタッチで運転席が全部倒れるのって、どんな意味があるのでしょう(昼寝用??)

現代のF-1が以前ほどシートバックが寝ていないのには、レギュレーションの都合も有るようです。
ペダル類は前車軸よりも後方に無くてはならず、燃料タンクをサイドに置く事は禁止されていて、
それでも高速コースも減る一方ですのでホイールベースは矢鱈に長く出来ないと来れば
コクピットの前後長に無理が来てしまうという具合。

ヴォアザン・ラボラトワールと言えば、1923年の時点で完全にセパレート・フレームを持たぬ
モノコック構造を用いた事でも知られています。
http://proxy.f2.ymdb.yahoofs.jp/users/e6ddb2d7/bc/7fb6/__hr_/2fd2.jpg?bcsUfPGB.loXMqya
これは1923年当時の“ラボラトワール”の写真。此処ではステアリングは普通の円形ですね。
それを握っているのはなんと後にシトローエンで腕を揮う事になるアンドレ・ルフェーヴルさんの
若き日の姿であります。

もうかなり前ですが、自動車に於けるモノコックの初めはロータス25では?
と言っていた方がいましたけれど、公道用量産車では1922年のランチア・ラムダですし、
純レースカーの世界に於いてもロータス以前に二座スポーツカー・ジャガーD-typeが存在しました。
そしてGPカーでも、ヴォアザンという先例が有りますので、実はロータスが世界初というべきところは
無いのかも知れません。
しかし、そんな事とは関係なくロータス25/33は素晴らしく格好良いのですが。
144名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/02/06(火) 10:14:54 ID:7NJCG4fw0
>>136
ほう。意外な方から意外な蘊蓄が。SE037氏は製薬業界にいらっしゃるのでしょうか。
私も業界の片隅で暮らしております。
競馬馬の名前の話が出ておりますが、薬の名前(商品名ではなく、物質の名前です)の付け方にも
不可思議なルールがありまして、これに従って名前を付けるとゲフィニチブとかメテリムマブとか
ほぼ発音不可能と思われる奇妙奇天烈なものになってしまいます。
業界の中にいるものにとっても、私のように舌の短いものでは特に意思の疎通が困難な場合が生じる
わけで、困ったものです。
145SE037○○\_I_/○○ ◆GP8SwrYXVw :2007/02/07(水) 00:00:57 ID:ZT7Gd+0W0
>>144
いえ私は食品とエロ話専門ですので。ww
ただ健康食品も担当範囲なので、悪事法もとい薬事法は知っておかないとお縄頂戴に。

ドラポジで言えば自転車もスピード優先のものは、前傾姿勢ですね。
超前傾姿勢のママチャリがあったら怖いかも?
146酔いどれエロスパ◎〜▽〜◎ ◆cAAK5ejJdg :2007/02/07(水) 00:14:29 ID:sCN71PNm0
↑チャリに関してはミカン弁当、ぃあリカンベントつう物件もあるかと。
ぃあ会社の若ひ衆(何時ぞや一緒に国外追放wになったヤシ)にチャリヲタがゐまして
そひつに「あの寝っ転がって乗ってるチャリ何つうんだ?」と聞いたところ
早口の回答が聞き取れづ、別の若ひ衆が「ミカン弁当?」ったもんで。w
147酔いどれエロスパ◎〜▽〜◎ ◆cAAK5ejJdg :2007/02/07(水) 00:16:01 ID:sCN71PNm0
ミカン弁当各種。w
http://bent.hp.infoseek.co.jp/
148相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/02/07(水) 01:09:29 ID:14O4/Udh0
>>145
>超前傾姿勢のママチャリがあったら
周囲を全く見ないで突っ走りそうなのが怖い(w
長距離を走る時にはある程度リラックスした姿勢をとるのには、集中しすぎないで広範囲に
注意を払う効果も有るでしょう。
先日書いた如何にも経験不足な人のように、前傾姿勢も過ぎたるは及ばざるが如し。
ウィンドシールドはゲーム画面じゃないのですから、サイドウィンドウは視界に入らない程に
ステアリングにかじりつく人というのは傍から見ても恐ろしいものであります(w

競馬と自動車(レース)ってのは意外に共通点が多いように思います。
基本的には資金力がもっともモノを言うのですが、それを有効に活用出来るか否かは
結局のところ、そのチームを統率する人の能力次第であるところなど。
また、競馬板で何度も“史上最強馬は何か?”というスレが立つように、歴代のレーサーを比較して
“史上最速のレーサーは誰か?”と話題にしたがるマニアが多いところも共通点の一つでしょう。
もっともこれ、競馬にも様々な距離のレースが有り、コース形態が有る為にそれぞれの馬にも
得手不得手が有って単純にどれが最強とは言い難いように、自動車レースも時代毎に条件は変り
時代を超えた最速は単純に言えない部分も有るのでしょうが。

それでもあえて考えるなら。私の私見での、史上最速のレーサーはジム・クラークであります。
最近のCG誌上でゴードン・マーレーがアイルトン・セナを高く評価していましたが、その言葉も
「彼こそ、ジム・クラークに匹敵する天才だっただろう」というものでした。
他にも、才能豊かなレーサーに対する最大級の賛辞として
「ジム・クラークに比肩し得る」という言葉を用いた人がいました。かのエンツォ・フェラーリです。
149名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/02/07(水) 01:22:02 ID:+5jKCDJg0
しかし、史上もっとももタフなレーサーは誰か、となれば
エミール・ルヴァッソールをおいて他にないのでは。

50時間眠らずに走り続けて優勝したバカは
ガソリン自動車120年の歴史を通してみても、彼ぐらいだ。
150名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/02/08(木) 00:13:37 ID:gP3w9GpU0
>>148
エンツォが最高のレーサーとして賛辞を惜しまなかったタツィオ・ヌヴォラーリは?
もっとも、走行中の動画を拝むことは困難ですがw
151相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/02/08(木) 00:19:20 ID:HZ0nXV7P0
>>149
正確には、一位でゴールしながらも規定の四座を持たぬ為に二位降着だったそうですけどね。
それはそうと。
前スレでも貼った、そのルヴァッソールさんの“パリ〜ボルドー〜パリ”レースでの偉業を称えて
建てられたという記念碑の写真
http://proxy.f2.ymdb.yahoofs.jp/users/e6ddb2d7/bc/7fb6/__hr_/e74e.jpg?bcwKJQGB2mW8_U2T
これ、実は競馬の凱旋門賞を見物に行く途中、競馬場行きのバスを待つ間に撮った写真でした。
ああした大レースともなると、私などとは世界中で最も縁遠い“ホンモノの上流階級”の方々が
もの凄い高級車を連ねて集結しますので、駐車スペースを双眼鏡で見ているだけで
(怪しい人は近づけない w)結構面白い物です。

不眠不休で運転するのがフランス人は大好きなのでしょうか。
1955年のル・マンで宙を飛び観客席に飛び込んだピエール・ルヴェーがその数年前の同レースで
24時間を一人で走りきり、優勝するという偉業に挑み23時間目でシフトミスからマシーンを壊して
リタイアしています。
実はギアボックスに変調を感じたルヴェーが、経験不足のコ・ドライバーの技量を考え、
交代を拒否した事がチームに上手く伝わらなかった為であり、最初から一人で走りきろうという意思は
無かったそうですが。

エミール・ルヴァッソールさんに話を戻すと。
先日飲酒運転の話が少し出ましたけれど、彼はこの偉業の最中、予想以上に早いペースで
休憩地点に到着した為に交代ドライバーが未だ来ていないと知るとシャンパンを一杯飲み、
また走りだしたそうです。そしてフィニッシュ後にもまたシャンパンを飲み一言
「夜のレースは危険だ」と言ったとか(それ以前にアンタ・・w)
152酔いどれエロスパ◎〜▽〜◎ ◆cAAK5ejJdg :2007/02/08(木) 00:37:52 ID:xhqIzjAC0
>シャンパンを一杯飲み

それは”運転に適した量”なのです。w
アテクシは伊車乗りですのでやりませんが、英国のヌポォシマソの方々は雨が降らうと
槍が降らうとオープソカァは開けて乗る、トップつうものは保管用と思ってるらすぃ。
で、寒ければ着膨れてヒータ、それでも駄目ならトノゥカヴァー張って頭だけ出す、
それでも追っ付かなくなると懐中から銀のスキットルを出してですな、体内から暖める、とか。w

最も優れたレーサー、アテクシも立場上やはり"マントヴァーノ・ヴォランテ”に
1票を投ぢたひと思ひます。
153相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/02/08(木) 00:38:35 ID:HZ0nXV7P0
>>150
エンツォ・フェラーリの中で、両者(ヌヴォラーリとクラーク)がどう位置づけられていたのかは
知る由も有りませんが。

以前、他スレで書いた事ですけれど、実はこの手の話になると、誰もが自らのマニア歴自慢もあって
最初に好きになった競技者や競走馬を「史上最強」と言い張る傾向って有ると思うのです。
相撲を例にとれば30代の相撲好きなら
「朝青龍が強いと言っても、絶頂期の千代の富士には適うまい」と言い
その上の世代なら「いや、大鵬こそ最強」と言い、更に上の世代は「双葉山こそ」と言い
「栃木山こそ・・」「いや、雷電最強!」とかってなるように。
私はジム・クラークの現役時代を知りませんけど、やはりこうしたパターンの影響は強いと
自分でも思っています。

でも、マジメに考えるならば、時代毎にレーサーに求められる資質って
結構変化していると思うのです。
第二次大戦前のGPレースと現代のそれとでは、走行距離や時間も全く異なりますし、
車にしても、ダウンフォースを重視するようになった後からは、レーサーに求められるものも
繊細なテクニック以上に強靭な体力となったように思えるのです。

マリオ・アンドレッティがその長いキャリアの中で何に乗っても無茶苦茶に速かったように
超一流と言われる人ならば、どんな時代でも通用するのかも知れません。
でも、イコール・コンディションで競争させて歴代No・1を決定するにしても、最後にモノを言うのは
どの時代の車で競争させるか?ってことになる気がしますので、本当の意味での歴代最速なんて
そう簡単に決められる物ではない・・なんて言ってはミもフタも無いのですけどね(w
154SE037○○\_I_/○○ ◆GP8SwrYXVw :2007/02/08(木) 00:58:32 ID:jG+PEzay0
アンドレッティなんて歴代最速どころか孫子の代まで全世代速いのですから(ry

日本における狩野家のようなものでしょうか?
姉妹でアレな叶家もまあナンですが。
155名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/02/08(木) 12:41:49 ID:P+jqbvy6O
生き残ったドライバーが良いドライバー。
それでもトイボネンを押したいです。初期すりこみですね、これは…。
156相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/02/09(金) 00:51:36 ID:BNRwENMq0
む・・いきなりラリードライバーの方に話が飛びますか。
私はラリーの方にはあまり詳しく無いのですが、こちらの方では80年代に
ミシェル・ムートンが活躍したように本来女性だからといってモータースポーツは不向きという事は
無いと思います。ロードレース(文字通りの公道レース)でも戦前には、かのヌヴォラーリとも
時に対等に戦ったという伝説的なチェコ人ドライバー、マダム・エリザベート・ジュレックがいましたし。

しかし、F-1においては女性ドライバーというと70年代にレラ・ロンバルディが0.5ポイント獲得したのみ。
勿論ムートン女史等は突出した存在であった事も認めますが、やはり現代F-1はドライバーに
体力を求める割合が大きく女性向きでは無いのではないでしょうか。
こんなところにも、カテゴリー毎にドライバーに求められる資質が異なるという事が表れていると
思うのです。

昨日も書きましたように、超一流と言われるような人であれば、どの時代のどのカテゴリーでも
ある程度は通用すると思います。中には二輪と四輪の両方でチャンピオンになった
ジョン・サーティーズさんのような方もいらっしゃいましたし。
現代のラリー・チャンピオン、セバスチャン・ロエブもルマンに挑戦していますが、
本腰を入れてマイナーカテゴリーから経験を積めばもっと上も望めるかも知れません。

しかし、超と付かぬ(言葉は悪いかも知れません)並みの一流以下の顔ぶれとなるとどうでしょうか?
この辺となると、時代が求める資質に上手く合致出来た為に其処まで上がれたという人も
多いように思えますし、また“あの人がもしももう少し早く生まれていたら”なんて例も多いと思います。
例えば体力には残念ながら恵まれなかった日本人レーサー、中島悟さんとか片山右京さんなど、
60年代頃のF-1で戦っていたとすれば、チャンピオン争いまではどうか?とは思いますが
上手くすれば去年のジェイソン・バトン(年間に1勝してランキング6位)くらいまでは望めたのでは?
なんていう風に思う事も有ります。
もっとも生沢徹氏の苦闘と挫折を見るまでもなく、当時のF-1は日本人には遠い存在でしたが。
157名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/02/09(金) 01:05:00 ID:3IFji8BD0
ジェンソン・バトン・・・?

私のあこがれのラリードライバーはマルク・アレンだったりします。
158相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/02/09(金) 01:36:17 ID:BNRwENMq0
失礼。Jenson Buttonでした。
書き間違えも人名とかでやらかすと恥ずかしい(w
159相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/02/09(金) 01:42:25 ID:BNRwENMq0
ついでに気になったので、一応調べてみたら“中島悟”さんではなく“中嶋悟”が正しいようです。

この手の間違えは気付かれましたら遠慮なく(する人もいないでしょうけどw)訂正して下さい。
160相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/02/10(土) 00:27:11 ID:vqhT57l50
このスレ見ている人には、欧州車(特にラテン系)好きな方が多いみたいな為か、
ラリー好きな人も結構いるのかなぁ・・。等と考えながら思った(変な言葉)
アメリカ人はラリーってあんまり好きではないようですね。
ある程度限られた地域内に、変化に富んだステージを設定出来ない地形の為か、
それとも直接の競り合いが無いと面白くないという国民性でもあるのでしょうか??

此処は車板ですので競馬にはあまり興味の無い人もいるでしょうが、
そういう人が意外と思う(らしい)のが、欧米の競馬場・コース形体。
土地が余っているようなアメリカの方が、欧州よりも遥かに小回りなコースでの競争を開催してます。
観客がコース全体を容易に見渡す事が出来る為の配慮とされていますが、自動車レースでも同じ。
アメリカ式のオーバルコースによるレースって、観客席のどこからでもコース全体が見渡せ、
競り合いも多く見られるように出来ているようです。
直線路ばかりなアメリカの道路事情を模した物という解釈も、何かの本の中で見た記憶がありますが
恐らくそれは副次的な物ではないでしょうか?
なんでもショー・アップするのがお好きな国民のようですから。

また、あの国の方々は“テレビサイズ”な競技がお好きなようでもあります。
直接競技場に足を運ぶ事は難しい地域にあっても、競技の面白味が堪能出来るように、
放送に向く(所要時間が適度な範囲に納まる)競技に人気が集中する傾向が強いように見えます。

もっとも、この事は今や世界的な傾向であり、自動車レースの世界でも耐久レースなんつうものは
ルマンを除いては全く昔日の栄光は無く。ローカルイベント化していく一方。
時間が手頃に納まるようにルールが変更されたF-1にばかり人気は集中しているようです。
テレビ観戦が中心の私のような者にとっては、それも仕方無い事とも思えますが、
テレビ放送の都合ばかりが優先事項では、WRC等もこの先は一体どうなってしまうのか?
少々不安な事に思えます。
161SE037○○\_I_/○○ ◆GP8SwrYXVw :2007/02/10(土) 00:50:52 ID:xpgDLfLz0
あの直線番長・フロントエンジン好きのお国柄のせいで、フェラーリ、ホンダ、トヨタの高性能車が
全部FRになりつつある件…
162名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/02/10(土) 01:56:44 ID:i74PaA4c0
フェラーリはもともと、エンツォがFRにこだわって、フォーミュラマシンですら
MRを認めなかったくらいで、市販車でも長らく12気筒FRだった歴史もあるので、
まぁいいかなとも思いますが。

トヨタも、歴代のフラッグシップスポーツカーでFR以外の車はなかったので違和感は
ありません。

・・・そうすると突然のホンダの変節がなんともはや。
NSXで培った技術は無用のものということでしょうか。
163メイン140エア170 ◆NdTWNYKUyo :2007/02/10(土) 07:04:52 ID:11cmXTmP0
>>160
パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムはご存じ有りませんか?
これは歴史的にも古くからある、アメリカのモータースポーツ。
WRC等で見受ける車は少ないでしょうが、迫力は負けておりません。
最近はスバルやスズキも出ていますね。
あの標高差を、中にはプライベーター自作マシンまで走るんですから。
是非、ちょっとお調べくださいませ。
マジ、感動します!!
そのほかバハ1000とか、ローカルならミジェットレースなんかも・・・
意外とオフロードレースは盛んなお国柄のようです。
164名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/02/10(土) 07:59:30 ID:iYKYjojh0
>>163
ああ、それNHKで観たことがある!
またやんないかなぁ・・・・・確かにスゲー迫力だったw
165メイン140エア170 ◆NdTWNYKUyo :2007/02/10(土) 21:50:21 ID:fgEVkadx0
>>164
では、幻の「鋸山ヒルクライム」を覚えてますかねw
実は、第2回目に出場しようと準備していたのに・・・・
もう20年前の話ですね。

漏れの当時の無謀な仕様@TE71トレノ
1)LSDの代わりに溶接デフロックw
2)キャンバーつけるのに溶接延長ロワアーム(一応、ラリー用部品だった)
3)カムスプロケットを加工して、オーバーラップを大きく(セコイw)
4)死ぬ気で進角させた固定進角のデスビ・・・ノッキングは気のせいw
ついでに中古の武蔵CDIも付けてたw
5)とりあえず内装にはタコメーターとシートくらいしかなかった
若気の至りというものでせうww
166メイン140エア170 ◆NdTWNYKUyo :2007/02/10(土) 23:02:19 ID:7Ltv4V1N0
アメリカついでにボンネビルをわすれてはなりますままい。
近日中にオートバイによる最高速度を記録したジィサンの映画が公開されるようですが・・

日本国内でコレに参加したチューナーも多いですが、中でも「junオートメカニック」のZ32の最高速度記録は記憶にも新しい。
こういった方々のお話を直に伺ってしまうと、モータースポーツ数あれど
F-1、WRCばっかりじゃねーな!とつくづく感じてしまいます。
馬鹿にされる方も多いですが、オーバルコースを走るインディ、直線番長のドラッグレース、これは単純なようで、単純だからこそ奥が深い。
特にセッティング云々にかんしては。
アメリカの自動車競技ほど住民を巻き添え?というか、町造りに関わりの深いものはないのではと思いますね。
日本の祭りで流鏑馬というのがあるのと同様、1年を通じて家族、地域が関わる住民密着型モータースポーツとでもいいましょうか。
たしかにテレビで見るショーアップイメージもあるでしょうが、
私はあれほど車を楽しむ国民性は、ちょっと羨ましいですね。
ただねぇ、参加する限りは、出来る限り目立ちたいですわねww

そのうちこのスレでは、時効になった頃のビッツレースの優勝マシン・エンジンのカラクリもバラしたいところですが、時期が早すぎるので。
ばらしてもレギュレーションに引っかからない・・・・加工の跡もない・・・なのに速いエンジンとは??w
ついでにスズキkei(軽自動車)ナンバー付きのN-0レースが突然、メーカー没収レースになった自体についても。
(あのレースが何故、突然なくなり、メーカーがレース車両を破格で買い取った上、この世から抹消するように廃棄処分したのか・・・)
日本のN-0レースの失敗例としか言いようがない例です。

167相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/02/11(日) 00:36:33 ID:oy/oENgl0
>>160
バイクスピークっつうのは写真で見たのみですが、昔、我が家に巣食う大飯喰らいがやっていた
ゲームソフトの中に、その出場車が登場したような記憶が有ります。

変な言い方ですが、若気ってのは至ってしまうものだと思うのですよ。
後から考えると“酷い事やってたなぁ・・”って思うようにしか発揮出来ないのが若さであって、
適度に小出しに出来るような物ではないと。
言い換えれば、若気が至らない人には若さそのものが無いと(w
私の場合、車とは無縁のかなりdでもない方向に至っていたので、
今でも他人に語る事は怖くて出来ませんが(w

さて、アメリカには欧州スタイルのラリーは定着しないらしいという話の続きですが(でもないか?)
幾つものスペシャル・ステージに細切れにされている事こそ決定的に異なりますけど、
現代のラリーってかつての公道を用いた都市間レースの後継者にも思えるのです。
そっち方面でしたらアメリカにも昔(つか、実は殆どメキシコが舞台ですが参加者はアメリカ人中心)
ポルシェ“カレラ”の語源にもなり、時計にもその名前を残す“ラ・カレラ・パナメリカーナ”が有りました。
実際に行われたのは僅かに5回(1950〜54年)のみでしたが、現代でも復刻版が行われています。
http://images.google.co.jp/images?q=La+Carrera+Panamericana&start=140&ndsp=20&svnum=10&hl=ja&sa=N&imgsz=xxlarge
この出場車を見るだけでも、他のヒストリックカーイベントとは全く異質である事は明らか。
出て来る車の多くは最近のNASCARのパーツをふんだんに使い、中にはAMGのパーツで武装した
メルセデスなんて物まで出て来るというおおらかさ(w
つか、一歩間違うと“キャノンボール”みたいなB級映画みたいな・・

時々“レースの本場欧米のファンは、フェステストラップを重要視する”なんて言葉を聞きますが
こういう写真などを見るとそれも無理は無いかと思います。
それを重視するように考えなければ、彼等は公道レースの魅力を諦められないでしょうから(w
168名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/02/11(日) 01:07:09 ID:g0cUk9Ya0
ファステストラップ(Fastest Rap)?
169相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/02/12(月) 00:40:47 ID:emZyEpu50
・・またやったか・・(スマヌ・・w)
“カレラ”っつうのは今更言うまでも無いかも知れませんがスペイン語でレースを意味する単語とか。
ポルシェはかつてこの言葉をレース仕様か、それに準ず仕様の車にのみ使っていた筈。
・・70年代頃まではそうだった筈も、80年代になると何でもカレラと名付けて売り出し、
最近ではセミ・レーシング仕様はGT2とかGT3とかになっているようです。
本来は特別なモデルにのみ用いていた言葉を普通の生産車に使って(一種の安売り?)しまい
それに代わる言葉をまた捜すっつうのは他のメーカーも良くやりますが
(フェラーリの“テスタロッサ“等もそうでしょう)そのメーカーや車のマニアはどう見るのでしょうか?

さて。考えてみればキャノンボールとかガム・ボールラリー等の公道レース映画というのも
かつての都市間公道レースへの憧れなのかも知れません。
アメリカ人が好むスポーツの特徴は“豪放にして繊細”なのでしょうが、本当は公道レースのように
“豪放にして磊落”なものを望んでいるのでしょうか。
現代の復刻版“ラ・カレラ”に人々が熱狂するのもそうした事の現われとも見えます。

この手の復刻版公道レースとしては、最も有名なのはイタリアのミッレ・ミリアでしょうけれど、
こちらはオリジナル版の開催回数が多かった事も有ってか、出場車には
・かつてオリジナルのミッレ・ミリアに出場した車そのもの
・またはそれと同じモデル
・・等と、厳しい資格を設け、厳格な審査を通った車のみ出走出来るようですが
“ラ・カレラ”の方は正に何でも有り(と、見える)なようです。

だってねぇ・・。「同じメーカーのエンジンへの換装のみOK」って規則をどう読めば
スチュードベーカーにNASCAR用パーツでチューンしたシヴォレー・エンジン積んだ車が
出走出来るのでしょうか??訳がワカラン(w
170メイン140エア170 ◆NdTWNYKUyo :2007/02/12(月) 21:03:58 ID:ugLeuVWe0
ナスカーというとリチャード・ペティを思い出さないわけにはいかない。
有名なのはプリマス・ロードランナーをベースとしたスーパーバード。
フロントの延長と共に巨大なリアウイング。
最近ではディズニー・映画「カーズ」にも登場・
スーパーバードが有名なせいで陰に隠れたベース車両がプリマス・「ロードランナー」
実車を見たことがある人なら判りますが、これのホーンの音色が可愛い。
まさにロードランナーのキャラそのもののように感じます。
(ほのぼの系の音色なのでロードランナー・ホーンとも言うらしい)
ついでにいうとペティの他に長らく活躍したドライバーでは、AJ・フォイトも忘れられないかも・・。
アンドレッティも同時期ですね。
(漏れはマリオ・アンドレッティ世代・・・)
アル・アンサーJrとかも聞いた記憶があるけどww
171相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/02/13(火) 00:23:38 ID:mU+ofLes0
ふむ・・。メインさんはマリオ・アンドレッティと同世代でしたか・・。

・・ナンテ事はともかく。日本ではアメリカ人レーサーと言えばダン・ガーニーやマリオ・アンドレッティなど
F-1でも活躍した人が最も人気になり、次にA・J・フォイトやパーネリ・ジョーンズなどの
インディー・カーで活躍した人が人気で、リチャード・ぺティやデイル・アーンハート等の
NASCARを主戦場にしたアメリカン・レーサーの知名度はその下になっているようです。
実際、私もそっち方面は良く知らない事が多いですし。

これがアメリカに行けば、事態はかなり異なるであろう事は容易に想像できますねぇ。
F-1の人気も、NASCARの前ではすっかり霞んでしまうらしいですから。
アメリカ人って、特別なレーシングカーよりもその辺を走っているセダン型と同じ格好をした車の
競争の方が楽しいと思うのでしょうか?
そうだとしたら、アメリカ人は日本人以上に“武闘派セダン好き”な国民なのかも知れませんけど、
アチラの場合は先日話に出た“羊の皮を被った狼”好みとはちょっと違うような気もします。
単純に“シングルシーター・オープンホイールよりも、ストックカーの方が派手にカラーリング出来る
面積が広くて良い”だけみたいにも見えますので。

日本でもかつてストックカーレースっつう物が有りましたけど、セドリック/グロリアとかクラウンとか
デボネアと言った車同士のレースはあまり盛り上がらず、大レースのサポートイベントの域に
止まったようです。
つーか、日本ではこの手の車のレース見せると、ヤクザ映画見た帰り道のオヤジみたいに
変な勘違いした人がその辺で暴走してしまいそうで怖い(w
その辺は、アメリカ人の方が幾らか大人なのでしょうか??
172メイン140エア170 ◆NdTWNYKUyo :2007/02/13(火) 22:37:05 ID:cpeoy/xS0
>>171
そういう同世代ではなくてw
初めて作ったF-1のプラモデルがロータス78だったのも影響があるのかもしれません。
何せスーパーカー世代だったので、当時の312Tなんかも好きでした。

>つーか、日本ではこの手の車のレース見せると、ヤクザ映画見た帰り道のオヤジみたいに
変な勘違いした人がその辺で暴走してしまいそうで怖い(w

最近ではD-1とかドリフトイベント見た観客に、そういう類が発祥しておりますw
173相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/02/14(水) 00:03:28 ID:mU+ofLes0
・・ナンダ、違うのか(w

ロータス78のプラモデルと言うと、タミヤ1/20でしょうか?
だとしたら、モーターライズかディスプレイかどちらかを選べるコンパチ・キットだったような
記憶が有りますが、アレ、走らせて遊ぶなんてそんな無茶する人ってどれくらいいたのでしょう?
更に昔には1/12のモーターライズF-1キットなんて恐ろしい物も有ったようですが、
苦心して組み立てても一回走らせたら箪笥の角にクラッシュして全て台無しなんて事になりそうな・・。

閑話休題・・(まぁ、全て閑話 w)
同世代って言葉でちょっと思い出した事ですが、マリオ・アンドレッティという方は1940年生まれで
調べてみるとアメリカ人ドライバーとしてはアル・アンサーSr(1939年生まれ)がかなり近く、
F-1の世界ではジャッキー・スチュワート(1939年)と同世代。
孫が鮮烈なデビューを飾ったと聞いた時にはちょっと驚きましたけど、
今年で67才ならばそんな年齢の孫がいるのも全く不思議は無いのですね。

考えてみるまでもなく、モータースポーツという分野程、二世・三世が活躍しているスポーツって
他に無いでしょう(競走馬は除く w)
「それは、活躍したドライバーの二世は環境にも恵まれるから」
という見方も有るでしょうし、それもまたもっともですが、グレアム・ヒル
(自らに保険を掛けていなかった)の息子デイモンのように、父が残したのは負債だけという
決して恵まれた環境ではなかったにも関わらず親子二代のチャンピオンになった例も有りますし。

そう思うとき、僅か32才独身のまま亡くなったジム・クラークがまた惜しく感じられます。
生きていたなら未だ71才(1936年生まれ)マリオ・アンドレッティさんとも幾つも違わないのですから。
174相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/02/14(水) 00:14:15 ID:tzd9Fvw10
ついで。
この手の事(ドライバーの誕生年)正確を期す為に一応調べたついでにアレコレ見ていたら
結構面白い事が一杯。

50年代に活躍し、ジム・クラークへ道を譲るように引退したようなイメージを持っていた
スターリング・モス(1929年9月17日生まれ)よりも、
60年代に活躍し、F-1の王者となった後のクラークとロータスでチームメイトになった
グレアム(グラハム)・ヒルの方が僅かながらも年長だった
(1929年2月17日生まれ)とは、全く意外。ちょっと驚きました。
・・結構思い込みって有る物ですね。
175相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/02/15(木) 00:26:07 ID:J/i2FzZn0
・・考えてみれば・・
>>160で“此処には欧州車好き、ラリー好きな人が多いらしい”みたいな事を書きながら
アメリカ人レーサーの話に脱線してしまったのは不味かったでしょうか?

で、軌道修正。私はいつもホットゾヌでこのスレを見ているので、いつからこの下に
空冷ポルシェとか異端(?)ポルシェのスレがリンクされていたのかは不明ですが、
とにかくいつの間にやら、そういうスレとリンクされていた様子。
その割りにはあんまりポルシェのロードカーの話は此処では出た事は無いのですけどね。

私はポルシェのレーシング・スポーツカーには結構興味が有りますが、ロードカーの方となると
実はあんまり興味の対象にした事が有りません。
形としては959が好きですけど、4WDは好きでは有りませんし第一買える訳も無い。
以前、サーブの話が出た時にも書きましたけど、私の興味の中心は飽くまで30年代なので
その時点で存在していなかったメーカーやその車には、あまり惹かれないという変な所が有ります。

・・等と言いつつ。最近何故か少しだけ914が気になっています。
あの車が現役だった当事には、格好が好きにはなれませんでしたし、
今でも特に良いデザインとは思えませんが、昔見た時に感じた印象からはかなり好転しています。
他にもそういう車って意外に有って、前スレで話に出た車の中ではナッシュ・メトロポリタンとかもそう。

見る側(この場合は私)が年齢を重ねる事でそう感じるようになったのか?
それとも周囲の車が、その車の現役当時とは全く違う形になった事から、
昔は見えなかったその車の良さのようなものが見えて来たのか?
少し不思議に感じる現象ではあります。
176名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/02/15(木) 01:09:42 ID:pIrEIIEm0
>>175
喫茶室スレの前スレに↓の書き込みがあったのですが、これは事実ですか?
http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/car/1153014184/181

181 名前:OOTA :2006/12/11(月) 06:01:17 ID:dc/oXH+30
いや〜 寒くなりましたね〜
久しぶりの書き込みです
ポルシェ914のことがあったので少し調べてみました
ネコパブリッシングから発行されているPORSCHEUを見てみました
ポルシェ914は世界初の量産ミッドシップカーなんだそうです
バリエーションで面白いのは2,4Lまたは2,7Lエンジンを積んだ916
それからテスト用につくたれた914/8というフラット8を積んだモデルなどがありました
自分はFRポルシェやこの914がすきなんですがポルシェマニアからは不評のようですね
177Σ(・*・` ) ふっさーる ◆288GTOD/a2 :2007/02/15(木) 01:56:34 ID:iTC1x+T40
http://images.google.co.jp/images?sourceid=navclient&hl=ja&ie=UTF-8&rls=GGLD,GGLD:2004-01,GGLD:ja&q=Ren%C3%A9%20Bonnet%E3%80%80Djet&oe=UTF-8&sa=N&tab=wi

フランス、Rene Bonnet Djet が最初の量産ミドシップではないかと。
世界初はこっちのような気がします・・・。

914は69/70に出ていますので・・・。

914/2.0なら今もってますよ。レストア途中ではありますが、あのボディワークは特殊であります。
私の持っているのは、作られたときから3ナンバーです。

正式なバリエーションとしては
914-1.7リッター/914-1.8リッターのワーゲンエンジン、
914/2リッターのポルシェチューンのワーゲンエンジン、
914/6の2リッターのポルシェ6気筒エンジンだけです。

ある意味、916は914のバリエーションではありません。
ただ、72年型911S用の2341ccを使ったものが正式なもので、その他のものは他のチューナーの
手によって、より強いエンジンを載せて生み出されたものが一人歩きしてしまったのが誤解されているようです。

余談ではありますが、一度、2.7リッターのカレラエンジンを載せた914を作ったことがありますが
パワー感はともかく、とても気軽に乗れるものではありませんでした。
ですが、スポーツカーとしての下地は911より914のほうがあったかも知れません。
屋根さえ閉じてあって、シャーシの強度がもうすこしあれば・・・。
178相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/02/16(金) 00:44:37 ID:VKCXuhnA0
ルネ・ボネ・ジェットですか。
このルネ・ボネというメーカー、前スレで戦後のパナールの話が出た時に触れたと思いますが
戦前から活動していた、戦後はパナールベースのスペシャルでルマン等に活躍していました
DBというメーカー(の“B”の方。
つまりルネ・ボネという方がルノーのエンジンを得て始めた、自らの名前そのまんまのメーカー。
しかしルノー側が支援を打ち切る(アルピーヌに一本化した為)に伴い、破綻してマトラに吸収され
短い生涯を閉じています。以前何かの話で私、アルピーヌやアバルトを
“惜しいところでポルシェのように成り損ねたメーカー”なんて書きましたけど、ルネ・ボネは
“惜しいところでアルピーヌのように成り損じたメーカー”と言っても良いのではないでしょうか。

世界初のミドエンジン・市販スポーツカーは恐らくこのルネ・ボネの“ジェット”で間違い無いでしょう。
一応確認してみると、62年〜64年に作られていますので、ランボルギーニ・ミウラ(65年)とか
ロータス・ヨーロッパ(66年)に先駆けている事になります。914は更にその後、69年登場のようです。
(生産開始は70年?)
ところが、64年末にマトラに吸収され“マトラ・ジェット”になった頃も含めても
“量産”と言える規模で作られたか?っつうと、それは見る人次第。
“量産”という言葉をどの程度の規模のことと捉えているかで見方は変わるでしょう。

思えば“スーパーカー”なんて言葉が一般化する以前には、ああいう車は
“エキゾティック・カー”と呼ばれていたことから、ランボルギーニ・ミウラでさえも
“量産車とは言えない”という考え方をする人もいるでしょうし、ロータス・ヨーロッパにしても
60年代には窓は嵌め殺しなんていう成り立ちから、大した数は売れていませんでしたので、
VWポルシェ914を世界初の“量産”ミドエンジンスポーツと考えてる人がいても不思議は無いかも。

ミウラの名前が出たついでですが、916ってのはミウラに対するイオタのような存在。
そう考えて良いのではないでしょうか?
179相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/02/17(土) 00:07:28 ID:VKCXuhnA0
"世界初のナントカはどれ”っつう話は、どんな場合でも意外に面倒な物になります。
ナンと言っても自動車そのものにしたところで、世間の定説通りに
“1886年・ダイムラーとベンツがほぼ同時に発明した。等と簡単には言えないところもあるのですから。

今回の話題の“世界初のミドシップ・量産スポーツ”にしても、
まずシステム・パナール以前の19世紀の“馬無し馬車”とか、二輪用の動力を流用したバブルカー
(キャビンスクーター)とかは除外するのは当然にしても、“量産"の定義をはっきりさせないことには
何とも言えないところがあります。
これがモータースポーツのレギュレーションのように
「連続する○○ヶ月中に××台以上生産されたもの」とかと規定されているならば話も早いのですが。

さて、VWポルシェ914ですが。
“量産"という言葉に拘らないのであれば、この車はポルシェの名前が付く初めての
ミドシップロードスポーツでもありません。
ポルシェ社の試作第一号車がVW(ビートル)のエンジンを運転席背後に積んだミドシップであった事は、
テスト走行後、売却された事を考慮しても“市販車”とは言えないでしょうから別でしょうが、
1964年の第二回日本GPに式場壮吉さんが出走させたタイプ904“カレラGTS”が存在しますので。

この904という車は106台(120台とする資料も有り)が作られたそうですが、
中にはメーカー純正のロードユース用排気系を備えたバージョンというのも存在し、
実際に数多くが公道で使用されたようです。(ロードバージョンが何台なのか、正確な数は不明。
レースに使用された後、公道用へと転用された個体も多いでしょうから)

この辺の時代の公道にも使用可能なレーシングスポーツ。ルネ・ボネ・ジェットや904カレラGTS
フェラーリ250LM等は、ある種のスポーツカーマニアには理想の車でしょうか。
もう少し後の906カレラ6とかアルファ・ロメオティーポ33“ストラダーレ”とかになると、
例え幾ら“ストラダーレ”と名前がついていても実際に公道での使用は無理があるでしょうし。
180酔いどれエロスパ◎〜▽〜◎ ◆cAAK5ejJdg :2007/02/17(土) 00:32:16 ID:+3M0oKYx0
33の場合、アテクシ異なる2台を目の当たりにつぶさに拝見したことがありますが、
間違ひ無くロードユース可能な形態でした。
まぁ実際走らせたらデチューンされてるとは言へ2リッター12気筒の下のトルクはだうなのか、
ギアレシオが適正かとかはありませうが。

しかし、元が完全なレースカーで”かろうじて”公道走行可能といふ気配は濃厚で
何せウインカーレバーがありません。センターコンソールのトグルスイッチつうありさま。
まぁ尤も昔のセルフキャンセルの無ひツトローエソ乗りなどにはナンと言ふこともありますまひが。w
181名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/02/17(土) 01:15:00 ID:RzQfVsWq0
>>179
> “量産"という言葉に拘らないのであれば、この車はポルシェの名前が付く初めての
> ミドシップロードスポーツでもありません。
> 1964年の第二回日本GPに式場壮吉さんが出走させたタイプ904“カレラGTS”が存在しますので。

J.ディーンのポルシェをお忘れでは?

ところで、少し前に車名の商標のことが話題になりましたが
ポルシェ901が市販に際し911と改名したのは、どこかのメーカーの商標に引っ掛かった為
という話を聞いたことがあります。これは事実ですか?
182酔いどれエロスパ◎〜▽〜◎ ◆cAAK5ejJdg :2007/02/17(土) 01:22:34 ID:+3M0oKYx0
↑ぷぢょさんが真ん中が0の3桁数字を全て商標登録しており
そこからクレームが付ひた、と言ふのは都市伝説か?と思っておりましたら
だうやら本当だったらすぃのです。
183ふさ@仕事場 ◆XBR5fZcq3w :2007/02/17(土) 18:20:29 ID:Omo3qdtA0
量産という概念でいえば、ひとつの指標がかのタッカーではないかとおもいます。
量産できた台数-販売した台数ではなく、量産する意思があり、そのための生産設備を
そろえていたかどうかだと思うのです。

そうなると一連のロータスなどはまた別の問題がおこるわけですが(w
184相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/02/18(日) 00:13:59 ID:Tam9Hiu00
量産する意思、その為の設備ですが、
商業ベースで利益が生みだせればそれを“量産”と呼ぶ人もいるでしょうし、
コンベアシステムに乗せられない、有機素材やテバタキ金属加工品をボディー表皮に使用した車は
“量産車”とは呼べないと考える方もいるでしょうし。で、結局のところは先日も書きましたように
見る人次第とするしかないと考えます。

>>181
550シリーズに関してはメーカー自らがロードバージョンを仕立て市販したかが確認出来なかった事
それと、今回ルネ・ボネ・ジェットについて一応確認してみたところ、著者の異なる複数の資料で
この車を“世界初の市販ミドシップ・ロードカー”としていましたので、それよりも前に登場した
ポルシェ550にはメーカー純正のロードバージョンは存在しなかったと判断しました。

901が911になった経緯は、2ちゃんの過去スレですが
http://hobby2.2ch.net/auto/kako/1036/10361/1036121597.html
ここの416で香ばしいさんが書かれておられますのでご参照を。
実は私、未だにポルシェ911以前にはブリストル401〜が、後にはフェラーリ308等が存在した事が
腑に落ちないのですが(しつこい w)
“550シリーズにはメーカー自らが用意したロードバージョンが存在したのか?”等も併せ、
確実な事をご存知の方がおられましたら御教授下さい。

>>180
単なる書き間違いと思いますが67年のアルファ・ロメオ・ティーポ33/2ストラダーレは2リッターV8です。
SCG-No・3によればデチューン版エンジンでも230HP。しかし最初に現れたプロトタイプ2台は
純レース仕様そのままの270HPエンジンをそのまま積んでいたとか。
http://www.alfaclub.at/modules/xcgal/albums/userpics/Tipo33.jpg
ヘッドライトが縦目4灯(後の230HP版は2灯)なのがその個体だそうです。
185酔いどれエロスパ◎〜▽〜◎ ◆cAAK5ejJdg :2007/02/18(日) 00:50:47 ID:gZsxYBdd0
ありゃあ、全く気がつかなかった、さうです2リッターV8です・・・★。
その後更にデチューンされ、フレキシビリティを上げる為2.6リッターに拡大され
モントリオールに搭載されたのです。

総生産台数が13台とか16台とか(忘れたw)言はれ、それらが全て細部が異なり
(製造は本社工場ではなくアウトデルタで行はれた)、しかも洪水による社屋の水没で
33に関する資料のほぼ全てが失はれその詳細はアルファ本社でも把握できてゐなひ謎のクルマ。
アテクシが見た2台は、1台が篭坂峠の今は無きアバルト博物館(閉館後33は持ち主に返還されたさう)、
まう1台は催事で横浜に来たアルファ本社のミュージアムに収蔵されるもの。
状態としては圧倒的に篭坂モノが優れてゐまして、それを知ってゐる目で見ると
本社モノは酷かった。w 2灯か4灯かは忘れましたが篭坂モノは写真撮影禁止に付き資料無し、
本社モノは何枚か撮影したのですが、何処に仕舞ひ込んだか不明でw今は出せません。w

篭坂モノは世界中に現存する33の中で最も良ひ状態と思はれますが
徹底したレストアを施すにあたり上記理由で資料が無ひ為
幾つかの状況証拠から本来の状態を類推して再現された個所があるらすぃのです。
かつてアバルトスレで関係者(ないしは非常に密接な方)と思はれる方からその辺の事情を伺ひました。
このアバルトスレもアテクシは保存しておりませんので今となっては詳細は記憶の限り、です。

このTipo33/2の生産数が何故これ程少なひのか、理由は簡単で余りに高額だった為です。
当時の価格も部屋の資料ひっくり返せば出てきますが、その発掘が現状困難。w
まぁ当時のフェラーリの最高額市販車よか高かったのです。
だってCカーそのまんま売ったやうなもんだもん。
186名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/02/18(日) 01:24:58 ID:fosswtmN0
>>184
> 実は私、未だにポルシェ911以前にはブリストル401〜が、後にはフェラーリ308等が存在した事が
> 腑に落ちないのですが(しつこい w)

上に同意します。
確かに901だけ問題となり、ブリストル401~9やフェラーリ206/208/308の車名は問題に
ならなかった事はどうにも腑に落ちません。
ちなみにURL先の過去ログ内に、「登録してた国がフランスとドイツだけだった…」との意見
がありましたが、これは明らかに間違いでしょう。
なぜならBMWの市販車でWWII大戦前に303/309が、大戦後に501~3/507が存在しています。

過去ログ内の、「901という数字だけがまずかったんじゃないか」という意見を個人的に支持
します。あるいは、900番台(901~9)だけ問題があったのではないか、とも考えられます。
つまり、プジョーにとって900番台は、当時すでにスポーツ/レースモデルに与える車名とする
ことが決定していたと仮定すれば、その900番台を他社のスポーツカーが使用することは認め
られなかったのではないか、ということです。そしてポルシェが356に代わる新型スポーツカー
の車名が901だった為、プジョーは商標を理由に改名させたのではないか?
と、あくまで個人的な推測ですが。
187SE037○○\_I_/○○ ◆GP8SwrYXVw :2007/02/18(日) 04:06:36 ID:NG5nUupZ0
アバルトスレは「あの頃の先代」のはHTML化されています。
普通に話す某エロセンセが珍しひ(w

ttp://hobby2.2ch.net/auto/kako/1036/10365/1036508120.html

この次のアバルトスレ、千葉の26嬢はどうしているだろうか?
188酔いどれエロスパ◎〜▽〜◎ ◆cAAK5ejJdg :2007/02/18(日) 17:05:31 ID:gZsxYBdd0
さて、本校指定喫茶wカメリアにてレーサーのストラダーレ方向に話がdでってますので
こちらで引き受けるはうが宜しひでせうか。w
話の発端はチリチリバソバソhttp://www.youtube.com/watch?v=0K3wQMWqZKI なのですが。w
基本的に喫茶はアテクシ的には飲食と関西(それも飲食w)方向と思ひ込んでおりますので。w

http://hobby9.2ch.net/test/read.cgi/car/1167973195/l50
189メイン140エア170 ◆NdTWNYKUyo :2007/02/18(日) 22:10:31 ID:2RjtRYIA0
数年前、妄想していた改造がある。
オイル潤滑をドライサンプ化できるなら、レスポンスアップのためにウォーターポンプも同様にクランク駆動から切り離せないかと・・・。
(B6エンジンでは、N-2用にドライサンプ化されていたので・・・実は本気でドライサンプ化を考えていた)
BMWが既に電動ウォーターポンプを開発していたとは・・・。
(正直、ショックでした)
更に新ミニに至っては、ウオーターポンプをON/OFF機構があることに更に驚いた。
以前、可変容量式エアコン(日産車の平成初期に採用)というものは聞いたことあるが、
現在では可変容量オイルポンプがあるのにも驚いた。
上記、最近買った雑誌モーターファン・イラストレーテッドのエンジン編からの
知ったネタですが、自分のエンジンに対する認識の古さを実感させられた1冊でした。
(自動車工学とかマニアック読者なら当然だったのかもしれませんが)
とりあえず、ちょっと面白い本なので一度、立ち読み程度でもお勧めです。
浅はかなネタと流れ切りの支離滅裂でスマソ。

190酔いどれエロスパ◎〜▽〜◎ ◆cAAK5ejJdg :2007/02/18(日) 22:25:53 ID:gZsxYBdd0
アテクシ、欧州車に関してはナンでもカンでも電動にするのは如何かと思っております。
つな、欧州の電装品の信頼性の低さったら生半可でなひことを骨の髄まで思ひ知っておりますので。w
ましてやBMWなどと聞くと絶対信用出来ません。アルファが酷く無ければ世間は許してくれなく
ドイツ車が信頼性高くなければこれ股世間は許さなひやうですが、
BMWの電装の酷さはアルファに一歩もヒケを取りませんぞ。w
つか、どっちもボッシュだらけ、このボッシュをアテクシ全く信用しておりません。
いっそ今やデンソー傘下に入ったマニエティ・マレリのはうがマシかもよ?と。w
191名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/02/18(日) 22:27:00 ID:haQVNm2kO
コテはみんな死ねよ
192メイン140エア170 ◆NdTWNYKUyo :2007/02/18(日) 22:29:20 ID:2RjtRYIA0
凄い遅レスw
>>173
当時、モーターライズキットで縦置きエンジンの内部にマブチ130モーターを
挟み込んで作った微かな記憶があります。
故に当然、単3電池1本入れて走らせたわけでww
プラグコードもちゃんと付けた記憶もある。
小学生にとって、あのデカールは難しすぎたwww
(ゴールドラインはマスキング剤塗って徹夜して筆入れした覚えも・・・多分)
↑一体、どんな小学生だw(うちの小2を見てると、数年後に漏れのようになったら嫌だなぁww)
当時のプラカラーは水性じゃなかったので、家の中が凄い事にw
(よく怒られていた)
193酔いどれエロスパ◎〜▽〜◎ ◆cAAK5ejJdg :2007/02/18(日) 22:39:52 ID:gZsxYBdd0
ことにバッテリ、これはボッシュ断固買ってはいけません。
ある日突然息絶へますし、根本的に寿命短く且つお値段高ひ。w
バッテリだけは何としても国産、ユアサやGS(と思ったら合併してやんのw)など。
で、昨年夏、ヌパイダのバッテリが身罷ってくれまして
調べたところ会社近所に国産BT屋営業所があったので
JAFに給電して貰ってエソジソかけたあとよろよろ行ったところ
欧州車用の若干丈の低ひヤシはVARTAしか無ひ、とのこと。
ガッカリしつつも無ひんぢゃあせうが無ひ。ファルタも相当に酷ひですが
(カメラや時計でも欧州モノでは使はれてますが、酷ひ酷ひ)
FIAMMで無ひだけ幾許かマシかと我慢しております。
つか、国産BT屋にまともな欧州車用BT作ってヒスィのですが数が出なくて無理なんでせうか?
194メイン140エア170 ◆NdTWNYKUyo :2007/02/18(日) 22:51:26 ID:2RjtRYIA0
>>190
BMWも電装が・・・ですかort
友人がビトゥルボに乗っていたこともあり、当時のマレリに関しては驚きを隠せませんが。
そういや昨今の某ヲタ車には、マレリのパーツが採用されているようですね。
仕事上、ボッシュのドリル等の電動工具を使っているのですが、この分野においては
ヒ○ティや某国産より断然使いやすいく、効率も高いです。
195相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/02/18(日) 22:55:46 ID:Tam9Hiu00
>>185
上記SCG-No.3ではTipo33/2ストラダーレの生産数を18台としていました。
恐らくは25台を生産して当事のGr.5に認可させる目論見だったと思われますが、高価故に
(確か、ランボルギーニ・ミウラやフェラーリ・365GTB4"ディトナ”よりも遥かに高価だった筈)
なかなか売れず、その内にGr.5の2リッタークラス自体が消滅してしまったという流れだったのでしょう。

>>186
ポルシェ側にしてもプジョー側にしても、この事については正式にコメントを出す筈も無く、
従ってどうしても推測中心の話になってしまうのは仕方のないところ。
例の過去スレにも書いた事ですけど、
何か全く異なる業種からの抗議が有ったという話を読んだ記憶が有り、それが最も筋は通るのですが
>>120でSE037さんが書かれているように、商標権はカテゴリー毎に独立した物であり、
他業種からの抗議を受け入れる筋はポルシェには無い筈。
「プジョーはポルシェ(だけ)が嫌いだった」なんて事は・・無いか(w

さて、1930年代のメルセデス・ベンツには三桁数字の後に“H”と付くリアエンジンの車が有りました。
この一群の中に150Hスポーツロードスターと言う車が有って、
自動車史家の折口透さんはその著書の中で、これを世界初の市販ミドシップスポーツとしています。
http://www.clg-giono.ac-aix-marseille.fr/2005/ressources/images/web-allemagne_184.jpg
しかし、この写真一枚くらいしかまともなのは見つからず、これでは本当にミドシップだったのか?
スポーツロードスターとは名乗っていても、スポーツカーと呼べる代物だったのか?
全く不明であります。
http://www.mercedes-benz.co.in/mus_1927_1951.htm
こちらを見ても、ミドシップエンジン車であったという記載は有りませんし、また車名の“H”自体が
テールを意味するHeckの略と思われますし。
196メイン140エア170 ◆NdTWNYKUyo :2007/02/18(日) 22:58:06 ID:2RjtRYIA0
>>193
漏れは善し悪しの生け贄となるべく某ドライバッテリーを使用中。
(キルスイッチと専用?充電器も装備)
ロドスタでは専用品となるため、通常のバッテリーでも28,000円。
ならば、あまり乗らないので採用してみました。
未だ2年目なので、何とも言えませんが、色々とデータを取っていますので
そのうちにw
197名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/02/18(日) 23:58:03 ID:fpIPjlgV0
>>176
>>188
ここのスレに喫茶室カメリアスレに出入りしている住人が居るとは驚きました。
喫茶室カメリアスレのコテ「店長」は、少し前まで別コテを名乗っていまして
その名も「元 対決!スーパーカークイズチャンピオン」ですよ。

参考までに「"スーパーカークイズチャンピオン"」で検索するとこんな結果が・・・!?
http://www.google.co.jp/search?q=%22%E3%82%B9%E3%83%BC%E3%83%91%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%82%A4%E3%82%BA%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%94%E3%82%AA%E3%83%B3%22&num=20&hl=ja&lr=lang_ja&ie=UTF-8&inlang=ja&newwindow=1&filter=0

なんとまぁ夥しい数の書き込みがいっぱい出てきます。
まぁヒトコトで言えば典型的な「2ちゃんねら」ですね。ちなみに40代らしい。

よろしければ画像をどうぞ。
http://www.geocities.jp/fukuokasupercar/050702_212650_M.jpg

右端の巨漢(100kg超)がそうです。
198酔いどれエロスパ◎〜▽〜◎ ◆cAAK5ejJdg :2007/02/19(月) 01:07:48 ID:AYrZmLzu0
↑ほぅ。まぁ長く”らー”やってるとそりゃ書き込みも夥しくなりますって。

さて、逝ってる師のベンシページには確かにミッドマウントとは書ひておらづ
リアエソジソとしか書ひてありません。
が、だうも往々にしてミッドマウントもリアエソジソも
ごっちゃに扱はれ表記されてた時期が相当長く続ひたのでは、と思ふ節もあるのです。
っつな、イタリアではポステリオーレ(Posteriore)、後ろの、と表記されるのですが
完全なリアエソジソの一連のアバルト一派もモトーレ・ポステリオーレ(Motore Posteriore)と表記され
一方でランボルの”縦置き・ミッドマウント”もロンジトゥーディナーレ・ポステリオーレ
(Longitudinale Posteriore)、略称LP(その後に400とか500とか)ですし、
これは股スキマなw物件ですがビッザリーニP538のPもそれです。
199名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/02/19(月) 16:14:39 ID:27tF/BJ30
現在放送中のBMWのCMは、カラスが置いた木の実を寸前で避けてドライバーがにやりとする、
というものですが、車が壊れるわけでも傷が付くわけでもなし、踏んでやればよいのにと
ひとりもやもやしています。
200(,,^Д^)カイエンS&996GT3RS ◆pvqfcQ9xpI :2007/02/19(月) 21:30:20 ID:y2lvsfKd0
>>197
その画像はスーパーカースレのオフ会だね。
あの時はスレで参加者を募集してたけど、結局4人しか集まらなかったそうで。

カウンタック乗りで有名な大阪のWさんとイベントでよく話をするけど、Wさんは
あのオフ会に参加しなくて良かったと言ってたね。
なんでもあのスレに時々レス入れてたら、元スーパーカーからしつこくオフ会に
参加を頼まれたけど、仕事を理由に断わったみたい。

元スーパーカーとリアルで会ったりしたら、後々面倒なことになるから気をつけた
ほうがいいよ。
201酔いどれエロスパ◎〜▽〜◎ ◆cAAK5ejJdg :2007/02/19(月) 21:53:38 ID:AYrZmLzu0
なるほど・・・事情了解しました。

尤もリアルで知っている人達とはまたこことは別の連絡・連携を持ってまして
それ以外はまぁあくまでウェブ上の関係、ウェブ上の人格での付き合いというスタンスでおります。
そういうスタンスでいる分には問題少ないのではないでしょうか?

>>197
202相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/02/19(月) 23:35:56 ID:hzU27DDC0
>>199
カラスなんか甘やかしてはいけません!
昨日も家の前に置いた、貰ったばかりの鉢植えをひっくり返して行き・・(ry
つか、それじゃあCMにならんと思いますが(w
>>198
成る程ねぇ・・。そう言えば“フロントミドシップ”なんて言葉も有るには有りますが、
大概はFFやFRの場合、エンジンが前車軸より前方にあっても後方にあっても“フロントエンジン”で
済ませてしまいますしね。
しかし、あのダイムラー・ベンツミュージアムを紹介したウェブページは現代の視点で書かれている筈。
あの車が本当にミドシップならば何か一言くらいは触れていても良いと思うのです。
普通ならば資料にそう書かれていたならば一応信じるのですが、この150Hという車の場合には
その前に有った130Hも改良型の170Hもリアエンジン車である事ははっきりしていますので
その中間の150Hだけがミドエンジンとは考え難いのです。

まぁ、それはともかく。ポルシェ社の試作第一号車もミドシップでしたし、
59年〜60年にかけてクーパー父子がミドエンジンのレーシングカーを大活躍させる以前にも
550シリーズを作ったり、チシタリアの為に設計したGPカーもミドシップであったりと、
ポルシェ(社)は意外にこのレイアウトがお好きだったのでしょうか。
思えば大ポルシェ(フェルディナンド)さんは戦前のアウトユニオンPヴァーゲンの設計者でしたし。

もっとも、これってそれよりも更に昔のベンツGPカーのレイアウトの焼き直しでもあったのだとか。
20〜30年代はドイツ(及びチェコ)でリアエンジン車の研究がある種の流行だったようで、
ミドシップレイアウトのレースカーもその流れの中で見るべきなのでしょう。
そしてその流れの集大成がビートルであり、末裔は初代エスティマとか現代の三菱iであり。
ルネ・ボネ・ジェットやクーパーのフォーミュラカーや更にはVWポルシェ914等は
別の流れと見た方が理解し易いのかも知れません。
203SE037○○\_I_/○○ ◆GP8SwrYXVw :2007/02/19(月) 23:38:29 ID:QY+BvK2A0
>>199
あのCM…同意です。せっかく頭のいいカラスがくるみを置いたのに。。。
あのドライバーの人相が悪く、くるみを避けた後のニヤリがまるで犯罪者みたい。
204酔いどれエロスパ◎〜▽〜◎ ◆cAAK5ejJdg :2007/02/20(火) 00:00:12 ID:AYrZmLzu0
現代の多くの”ミッド・マウンテッド”は実態としてほとんどRRに近ひ重量配分になってゐます。
身潰しiなどまさにさうですし、多くのFF前半流用MRもさうです。
或ひはそれこそフェラーリの2+2ミッドなど完全にさう。
本来の意味で前後の重量配分を均等に近く配分するにはマクラーレンF1程のことが必要ですし
少なくとも一連のランボル縦置き式とかF40、50、エンゾやBMW・M1のやうな形態を取らざるを得づ
FF前半流用のやうなものでは事実上RRに際限無く近ひ動きとなります。
MR-2辺りを経験してゐる方はご存知でせうし、X1/9ではあの驚くべきアンダーパワーwで
糊塗されてゐますが基本的には同ぢ筈です。

アテクシ的には911のレイアウトを前後逆にしたやうに見へるボクスターあたりがだうなのか?
と思ふところであるます。RRの911もさうですし、本来ミッド・マウンテッドの場合
フロントエソジソ車と決定的に違ふのは”コーナーではきちんと減速しなひと曲がらなひ”、
つまり常時操向輪に荷重の掛かるフロントエソジソ車と異なり減速による荷重移動をきっちりやらなひと
単にハンドル回しただけでは思ったやうに曲がらなひといふのがありますので
ボクスターも911に慣れた人なら思ふやうに走れるでせうがアテクシのやうに余りにFR慣れしてゐると
だうなんだらうか?と思ふのです。
205名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/02/20(火) 00:46:08 ID:sZwnHPfe0
そもそもミドシップとは、エンジン本体が前車軸から後車軸までの間(ホイールベース内)
に搭載されているレイアウトです。
このミドシップですが、さらにキャビンとの相対位置により3種類に大別できます。
エンジンがキャビン前方に搭載されるフロントミドシップ、キャビンの真下に搭載される
センターミドシップ(例として初代エスティマ)、そしてキャビン後方に搭載されるリア
ミドシップです。
尤も、一般的にミドシップと言えばリアミドシップを示す場合が多いですが…。

上記の定義に従えば、フェラーリ512BBは厳密に言えばリアミドシップではありません。
なぜなら、その180度V12エンジン本体はホイールベース内に完全に収まらず、後車軸より
後ろに少しオーバーハングして搭載されているからです。
それとは逆に、一般にクラシックカーと呼ばれる車の多くは、実はまぎれもないフロント
ミドシップということになります。

ミドシップの定義について、エンジン本体がホイールベース内に完全に収まらないにもかか
わらず、エンジン本体の重心位置がホイールベース内にあるという理由によりミドシップが
成立していると主張するメーカーがあります。
かつてホンダが採用していたFFミドシップと称するレイアウトがそうですし、近年では日産
がスカイラインでFMパッケージ(FM=Front Midship)と称するレイアウトもそうです。
FFミドシップもFMパッケージも、エンジン本体の約半分程は前車軸より前にオーバーハング
しているので、本来はミドシップと言うべきではないでしょう。

ちなみに、エンジン本体が前車軸より後ろのホイールベース内に完全に収まっている、定義
に忠実なFFミドシップは昔は少なくなかったです。例えばシトロエンのDSやSM、ルノーの
4や5などがそうです。
ルノー5と言えば、リアミドシップの5ターボが印象深いですが、オリジナル版のFFモデル
も正真正銘のフロントミドシップということで、同一車種において2種類のミドシップを有
するユニークな存在でした。
206Σ(・*・` ) ふっさーる ◆288GTOD/a2 :2007/02/20(火) 02:01:20 ID:i9jQClNG0
>>186

フェラーリの件で理解できないのは私の場合は308のみです。

なぜなら通常は206はディーノとだけ記されてるわけですし、208はもともとイタリア本国専用仕様。
このことからだけ考えても308だけが不思議なのですが、後年は328になっているわけですので
その間に何らかの配慮が働いたのかもしれません。

おっしゃるとおり、900番台の問題として考えるとしっくり来るのですが、いかんせん憶測の域を出ません。
もしくは>>195でも触れられていますが、当時のル・マンや各レースのことを考えるとお互いに不可侵の
領域ができていたのかもしれないなぁ、と思ってみたりしています。


>>195のついでに 150H ロードスターのほかの面からも見れる写真・・・・・ 模型ですが(w
ttp://www.momofactory.com/gallery/others/150H/150h.htm

たしかに人間の入る位置を考えると、エンジンのあるのはミッドシップでねぇですか(w
130Hと170Hはたしかにリヤエンジンですが、150Hはミドシップだと考えるのがいいのかも。

しかし、年代とデリバリーした台数を考えると特注で受けたSpezial Roadsterだったのかも知れません。
207名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/02/20(火) 23:19:27 ID:GkAoQNrn0
>>201
確かにネット上で馴れ合うだけなら問題は少ないかも知れないですけど・・・
でも「元 対決!スーパーカークイズチャンピオン」の過去を何も知らないで馴れ合うのは
どうなのかなと思いまして余計なことと思いつつお知らせしました。
良い人か悪い人かの判断は人それぞれですけど悪い人と馴れ合っていると同類と見なされる
ので気をつけましょう。
そこでもうひとつお知らせすべきことがあります。それは自演のことです。

2ちゃんねるの40代板の常駐コテ「練乳」のことは知らないでしょうね。
少し前まで「練乳 ◆RN/man0pdU」を名乗り今は「煉 ◆LEN/FB88UY」です。
検索してみれば典型的な「2ちゃんねら」だとわかります。
しかも「練乳」の書き込みはそれこそ平日休日朝昼晩深夜問わず24時間365日
フルタイム2ちゃんねらです。
その書き込みは不真面目な内容が多くそれが原因でスレが荒れることも多いです。

実は某スレで「元 対決!スーパーカークイズチャンピオン」と「練乳」が同一人という
疑惑が発生しました。2人共毎日一日中書き込みしていてあまりに異常だったからです。
そこで何を思ったのか2人は疑念を晴らすためにオフ会を決行しました。

しかしよく考えてみて下さい。
見ず知らずの他人同士が2ちゃんねるスレでこんな都合よく簡単にオフ会が出来ますか?
208名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/02/20(火) 23:20:56 ID:GkAoQNrn0
3ちゃんねるより
「元 対決!スーパーカークイズチャンピオン」がオフ会を決行したことを報告するレス。
http://www.3ch.jp/test/read.cgi/honobono/1132881727/899

 899 :元 :05/12/08 02:53
 練乳さん、今日はどうもありがとう御座いました!。
 色々御ありだったみたいですね。それなのにわざわざ、そしてこんな私を
 最後まで信じて頂き、大変有難う御座います。
 ク〜〜さん、お久しぶりで御座います。
 練乳師匠はク〜さんがご想像されてる通りの渋いオヤジですよ!
 私は、船越栄一郎と(二時間ドラマの帝王)と云われてますがね(笑)
 また顔を出します!
                             では
 追伸
 本当に初めてお会いするのは大変ですね〜〜(笑)
 だってですよ! 今回お会いする方のHNは・・・!
 知らない人に『あの〜〜練乳さんですか?』と聞くのは犯罪に近いと
 思いませんか? (笑)
 もし違ってたら、通報されますよね(笑)
 練乳師匠は『元さん?』でいいですけど〜〜〜(笑)
209相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/02/21(水) 00:15:33 ID:WaTJE3m10
>>205
>ルノー5と言えば〜同一車種において2種類のミドシップを有 するユニークな存在でした
・・その見方は新鮮ですね。言われてみれば確かにそうでした。
>>206
1/43が出ていたとは知りませんでした。これを見ると確かにミドシップのようですね。
>年代とデリバリーした台数を考えると〜
http://www.autogallery.org.ru/pmbtable.htm
これを見る限りでは、この150H(150 rearmotor sport W130)という車、35年〜36年にかけて
20台の生産に留まっているようです。
150の標準型(?)と見られるW30は更に少なく5台のみの生産に終わっているようで、
Hシリーズのメルセデスは130から直に170に発展したと見るべきなのでしょう。
こう見るとW130は独立したモデルと捉えるべきか、
それとも4300台弱が作られた130Hベースのスペシャルと見るべきか?

以前フィアット508S“バリッラ・スポルト”の話が出た時に書いた事ですが、
当事の欧州ではこうした小型スポーツの史上は英国くらいにしか存在しなかった様子。
その為に多くのサイクルカーメーカーは短命に終わり、
バリッラ・スポルトのような車も少数の生産に留まっています。
メルセデスがそうした事を知らずに、このW130を量産しようと計画したとは考え難いのですが
この車で何をしたかったのか?ってのも不明ですし、考える程に謎ではあります。

この車W130自体に話を戻すと、なんだか戦後のキャビンスクーター(カビネンローラー)を
連想させるある種の奇怪な形は中々愛嬌がありますねぇ。この模型の上部からの写真を見ると、
ミドシップ化はリアを絞り込む為でもあったようにも思えます。
210酔いどれエロスパ◎〜▽〜◎ ◆cAAK5ejJdg :2007/02/21(水) 00:36:03 ID:z/pXmTT10
>>207-208

事情了解しました。そうですね、向こうでもまぁ言い分はあるようです。
現在のところ私には判断付けかねます。
この件に関しては、では、しばらくある程度距離を置いて静観する事とします。

とりあえず、善意のご忠告と理解し感謝します。
211相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/02/21(水) 00:38:41 ID:WaTJE3m10
昨日は言葉足らずでしたが、
戦前のミドシップの研究というのは一つ目玉で有名なルンプラーのトロプフェン・ワーゲン
http://www.shorey.net/Auto/Miscellaneous%20Pictures/1923%20Rumpler%20Tropfenwagen.jpg
のように、車全体を(自らの考える)理想的な形状にする為であったり、
エンジンも含めた駆動系の簡略化が目的のリアエンジン車の延長であったりと、
60年代クーパーがフォーミュラカーで成功を収めた後の、運動性能重視を目的としたものとは、
そのレイアウトの採用の目的自体がかなり異なっているように思います。

エンジンの配置された位置のみに目を奪われ、そのレイアウトを採用した意図を理解しないと
本質を見誤ると思うのです。
確かにメルセデス・ベンツ150H(W130)は世界初のミドエンジン・ロードカー名乗る資格は
充分にあるのかも知れません。
しかし、最初に“世界初の量産ミドエンジン・ロードカーは何か?”という話が出た経緯から思うと
多くの人はこのW130では“ナンとなくイメージと違うなぁ”と感じる事でしょう。
それは恐らく、この車がミドシップを採用した経緯が60年代のルネ・ボネ・ジェットとは異なり
駆動系の簡略化を目的としたリアエンジン研究の延長線上に有ることなのではないでしょうか?

当然、元の130Hがリアヘビー故の操縦性に悪評を抱えていた事から、
このW130ではその改善の為後車軸よりも前にエンジンを持ってきたという意味に於いては、
確かに運動性の向上目的は有った筈。
しかし、それは飽くまでリアエンジンレイアウトに対しての事であり、車そのものの開発目的とは
少々意味合いが異なると思えます。
その為、レイアウトのみ見れば全く逆ではありますが、前輪駆動の為にエンジンを前後逆方向に
前車軸よりも後方に置いたシトローエン・トラクション・アヴァン型とも通じる物があるでしょう。

・・中々VW914の形の話に戻れないけど、これはこれで(私は)面白いからいいか・・(w
212名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/02/21(水) 02:20:41 ID:u29i9OED0
>>208
【40板】
練乳(煉)=<旧>院長=自転車操業男=おっちゃん=アキラ=星熊次郎www
213名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/02/21(水) 20:29:34 ID:59e/RYR/0
http://bubble5.2ch.net/test/read.cgi/cafe40/1125138063/l50

「元 対決!スーパーカークイズチャンピオン」の数々の愚考をご覧ください。
このすさまじい数々のレスは異常ともいえる人格です。
賢明なここのスレの住民の方ならもうおわかりだろう。
この元 対決!スーパーカークイズチャンピオンは信用するに値しません。
その証拠に練乳との自作自演の数々の否定もしておりません。

これはちょうどいい機会です。
レスを入れるだけこちらも同じように見られるだけです。

もう一度言います。
見ず知らずの他人同士が2ちゃんねるスレでこんな都合よく簡単にオフ会が出来ますか?
この嘘がすべてを物語ってます。
ちゃんと説明してください。

214酔いどれエロスパ◎〜▽〜◎ ◆cAAK5ejJdg :2007/02/21(水) 20:50:15 ID:z/pXmTT10
↑分かったからその話はやるなら正々堂々カメリアでしたら良かろうと思う。
他スレで迷惑かけつつやるなら君も君が非難したい人間と同じだ。
215名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/02/21(水) 22:00:30 ID:sHh/8X410
ポルシェ914が世界初の量産車か否か?
話の発端は>>176のレスなので、何をさておきネコパブリッシング刊の
ヒストリックカーブックス「PORSCHE II」に本当に書かれているのか
確認しようと思い、書店を何軒もハシゴしましたが見つかりません。
代わりに同社刊のワールドカーガイドDX「PORSCHE」がありましたので
とりあえず入手しました。

同書の914の項では「ポルシェのプロダクションカーとして初のミッド
シップ」という説明はあるものの、「世界初の量産ミドシップ」という
記述はありませんでした。

同じ出版社のガイド本とは言え、著者も異なるでしょうから断定できま
せんが、もしかしたら>>176のレスを書いた人が「PORSCHE II」の中
に書かれている内容を読み間違えた可能性はないでしょうか。
つまり「ポルシェ初」と「世界初」を混同してしまったのでは?

>>214
その通りだと思います。
ただし、>>207のレスと>>213のレスとでは文体が違います。おそらく
>>207>>213は別人でしょう。
>>207は善意の忠告だとして、>>213はそれに便乗した煽りでしょう。
216(゚Д゚)y─┛~~ ◆ANTXLKihqM :2007/02/21(水) 23:24:01 ID:0zYQzI8i0
堂々とOFFやってますよ〜w
217相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/02/21(水) 23:37:51 ID:WaTJE3m10
>>214
・・まぁ、エロスパ氏も私も“嫌がらせ芸”等と称して他スレで散々バカやらかしてますし、
あんまり他人の事は言えないかと(ww
>>215
そうなのかも知れませんが、以前も書いたようにVWポルシェ914以前に出現したミドシップカーって
“サーキットまで自走可能なレースカー”ルネ・ボネ・ジェットとかロータス・ヨーロッパ
“エキゾティックカー”ランボルギーニ・ミウラ等ですので、考えようによっては914を世界初と見ても
あながち間違いでもないかと私は考えます。
この話が出たお陰でメルセデス・ベンツ150H等について調べる機会も得られましたので
結構面白かったですし。

さて、リア・ミドシップと言っても実際にはリアエンジンに限りなく近いってのは先日エロスパ氏が
書かれた通り。レーシングカーの場合等、エンジンはホイールベース内に収めてあっても
ギアボックスはオーバーハング位置に置かれるのが普通で、かなり重量バランスはリア寄りの筈。
また、このレイアウトではエンジンのパワーは一旦デフを飛び越え、ギアボックスに行き
またUターンしてデフに行くという面倒な事になります。
本来ならばエンジンをもっと前進位置に置き、前からエンジン・ギアボックス・デフの順にすれば
重量バランスも改善され、レイアウト的にもより合理的なのでしょうが、その為にホイールベースを
矢鱈に伸ばす訳にも行かず、中々面倒なところではあるようです。

しかし、あえてこのレイアウトを採りホイールベース内に全ての重量物を収めてみせたのが
1970年のポルシェ908Vでした。
218酔いどれエロスパ◎〜▽〜◎ ◆cAAK5ejJdg :2007/02/21(水) 23:39:24 ID:z/pXmTT10
ひとつ重要なのは、”運動性能の為に意識的にミッド・マウントを採用したか”だうかでせうか?
結果ミッド・マウントになる例として逝ってる師の仰るペラシャフトの省略による
簡略化、軽量化もあるでせうし、
現実に、FFが等速ジョイントの信頼性・耐久性とコストに現実味が持てるまでは安価なクルマの
RRはひとつの手法であった訳ですから。
219相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/02/21(水) 23:57:46 ID:WaTJE3m10
70年頃の耐久スポーツカーレースは、3リッターのGr・6と5リッターのGr・5に選手権が掛けられ、
前スレでも触れたGr・5の917が主力となる目処の立っていたポルシェは前年までの主力、Gr・6の
908をテクニカルコース専用に特化させる余裕が出来た為に、思い切った改造をこれに施しました。

つまりホイールベースを延長する事なく、エンジン搭載位置を前進させ、
前からエンジン・ギアボックス・デフという合理的な配列を実現させた訳です。
この為にコクピットもかなり前進し、同じホイールベース長のシャシーに12気筒を積む917とも
かなり近い程にドライバーは車体の前方に座る事になりました。
http://www.deagostiniedicola.it/ARTICOLI/modellismo/auto_rc_story1/images/big-02.jpg
あんまり良い写真が見つかりませんが・・。

2300mmというショートホイールベースにこのレイアウトを押し込み、理想的な重量バランスを実現させ
前後オーバーハングに全く重量物を持たないという908/Vのハンドリング。
それがどのような物であったのか?
“ステアリング・ギアボックスがオーバーヒートする”とすら言われた程にツイスティだった
シシリー島の公道を封鎖して行われる“タルガ・フローリオ”でのこの年の圧勝劇が
全てを物語っているでしょう。
勿論“ドライバーの足先が前車軸よりも後方にあらねばならない”という、現代のレギュレーションでは
認可されないレイアウトではありますが。

余談ですが、このレイアウトは72年ポルシェが耐久レース選手権から撤退した後には
アルファ・ロメオティーポ33/TT/3も採用しましたが、イタリア人達のお気に召すところではなかったか
“赤く塗られたポルシェ”だの“ティーポ・テデスコ(German)などと呼ばれる等
あんまり人気は高くなかったようでした。
220相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/02/22(木) 00:13:25 ID:rtlPSzj10
あ、またリロードしてなかった。失礼。

>>218
60年代以降のミドエンジンカーの多くは、運動性能の向上がその主目的だったと解釈しています。
しかし、戦前のミドシップカーってのは、アウトユニオンのGPカーのようなものも含めても
そういう意図はあまり無かったと思うのです。
恐らくは構造の簡略化が主目的のリアエンジン配置の発展形みたいに考えられていたと。

そういう意味で>>211に書いたように、前輪駆動型のフロントミドシップと意図するところは
かなり近い物が有るように私は考えています。
50年代末期にクーパー父子がフォーミュラカーでこの形式を成功させるまでは
殆どレースカーの世界でも試みが無かったのもその為ではないでしょうか?
221酔いどれエロスパ◎〜▽〜◎ ◆cAAK5ejJdg :2007/02/22(木) 00:19:12 ID:d0s8pJt90
戦前型の場合、例へフロントエソジソでもいはゆるフロント・ミッドで
ミッドマウント、前後車軸の間にエソジソ置く、といふのが一般的であるまして
車軸からオーヴァーハングさせて搭載する、といふ例は少なひものと思ひます。<GPカー等
222名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/02/22(木) 00:21:32 ID:D2z5/6U+0
>>217
> 本来ならばエンジンをもっと前進位置に置き、前からエンジン・ギアボックス・デフの順にすれば
> あえてこのレイアウトを採りホイールベース内に全ての重量物を収めてみせた

とりあえず市販車ですぐに思いつくのは…

初代エスティマ
前から順に、エンジン→クラッチ→トランスミッション→デフ
ただしトランスミッション→デフの間にプロペラシャフトあり

カウンタック/ディアブロ/ムルシエラゴ
前から順に、トランスミッション→クラッチ→エンジン→デフ

ちなみに、フロントミドシップ+トランスアクスルのエフアール車は
ホイールベース内に全ての重量物が収まってますね。
223相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/02/22(木) 00:30:30 ID:rtlPSzj10
>>221
前輪固定懸架の場合、アクスルビームが邪魔なのでラジエーターも車軸後方に置くのが普通で
あんまり“フロントミドシップ”なんて意識も無かったでしょう。まぁ釈迦に説法ですが。
アメリカ車に限っては別である事は以前にもこのスレで書きましたが。

つーか“フロントミドシップ”なんて言葉、何時頃から誰が言い始めたのでしょうか?
恐らくは初代RX-7でマツダが始めた言い方だと思うのですけど。

>>222
市販車なら別です。つか、横置きFF車の駆動系をそのまま流用した車であれば
全てホイールベース内に収まるのが当然ですしね。
217は飽くまでレーシングカーの話であります。
224名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/02/22(木) 00:49:00 ID:D2z5/6U+0
>>223
確かにそうですね。
正しくは、重量バランスがリアヘビーから多少なりとも良くなっている市販ミドシップカー
と書くべきでした。

ちなみに、スーパーGTのNSXはどうでしょう?
確か数年前からカウンタックと同じ駆動レイアウトになっているはずです。
前から順に、トランスミッション→クラッチ→エンジン→デフ
225名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/02/22(木) 10:34:07 ID:zdsv8tmD0
ポルシェ917、模型を見れば一目瞭然ですが、エンジンとデフの間にかなり長い(デフより長い?)
スペーサーを入れてエンジンを重心位置に近づける努力をしています。
あの短い車の中で、ドライバーを前端に追いやってまでエンジンを中心に置く、そのくらいの努力を
しないとミッドシップはその効果を真には発揮できないのではないでしょうか。
226名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/02/22(木) 22:55:48 ID:fNP7T8Jq0
>>217
現在のレーシングカーは、F1を筆頭とするフォーミュラカーやLMPカー
の多くは、前からエンジン・ギアボックス・デフの順に配列しています。

話は飛びますが、ホンダ初の量産乗用車は何かと聞かれて思い浮かぶのは
Sシリーズです。そう思う人は少なくないはずです。
しかしこれもまた異なる考えもあるようでして、ネコパブリッシング刊の
「HONDA COLLECTION 1」によると、それはN360だと書いてあります。
量産の定義は十人十色ゆえ、誰もが納得できる答はないのでしょうか。

ホンダと言えば、軽トラックのアクティは伝統的にミドシップを採用して
いますが、そのルーツであるTN360、さらにホンダ初の4輪車ことT360
からしてミドシップという事実は興味深いです。
T360の生産台数は108,920台ですから、量産ミドシップトラックとして
もしかしたら世界初?
227相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/02/23(金) 00:21:26 ID:xJeb0Hmi0
>>226
大変失礼、現代のF-1は3m超のホイールベースを持つのが当たり前になった過程を書いていた筈が
何度も書き直している内にその部分が丸々抜け落ちていました。
トラックの方は全く判りませんので、また失礼(スマヌ・・)
>>224-225
そう言われましてもあまり歯切れの良い事は書きようも無いのですけど(またまたスマヌ・・w)

スーパーGTの事はあまり知りませんのでNSXがそのようなレイアウトだということは初耳でしたが、
先日触れた70年のポルシェ908/Vがあのようなレイアウトを採った最大の目的はエンジン搭載位置
(およびコクピット)を前進させる事によって前輪の荷重を増やし重量バランスを改善する事であり、
オーバーハングから重量物を無くせたのはその副次的効果だったと思われます。
最大の重量物であるエンジン位置を変更出来ない為にギアボックスを前に置くのは苦肉の策で、
その効果は恐らくエンジンを前進させるよりは少ないのではないでしょうか?
動力の伝達もかなり複雑になるでしょうしね。

1970年、3リッターGr・6の908/Vに対してはアルファのT33/3やマートラMS650
5リッターGr・5の917に対してはフェラーリ512Sと、パワーだけ見れば更に強力と見られる車も有り、
ポルシェは苦戦しても不思議は無かった筈も、結果は圧勝。それも単に信頼性で上回っただけでなく
速さに於いても互角以上だったようです。いろいろな要素が複雑に絡んでの結果でしょうが、
やはり車そのものの完成度で一歩上回っていた事は確かだったでしょう。

ところが。耐久レースをポルシェが席捲した1970年といえば、F-1ではかのロータス72が登場した年。
こちらはそれまでフロントにあったラジエーターを後輪直前に配置する等、ポルシェ908Vとは逆に
かなり(意図的に?)リアヘビーに仕立てられていたようです。
しかしこちらも登場するやいきなり無敵の快進撃。これはこれで正解だったのでしょう。
自動車のバランスって、私等のような素人には容易に理解し難い、奥深いものであるようです。
(本当に歯切れの悪い結論 w)
228相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/02/23(金) 00:31:17 ID:xJeb0Hmi0
ところで>>225さんの手持ちの917の模型ってどのような物でしょうか?
私もエレール1/24を組み立てた物を持っていますが、裏返して見てもあんまりピンと来ません。
模型メーカー毎のデフォルメの違いも有るのでしょうか?

・・・・またIEでこのスレ見て気付いた。
この一番下。おすすめ2ちゃんねる ・このスレを見ている人はこんなスレも見ています。
“ナースさんの白衣に浮かび上がるパンツのライン”【入院生活】
・・ナンだよ、これは(w
229酔いどれエロスパ◎〜▽〜◎ ◆cAAK5ejJdg :2007/02/23(金) 00:50:15 ID:hu0/oLaY0
↑言っておきますがアテクシではありません。w
アテクシの場合、病院、看護婦さんは洒落にならんのです。
230名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/02/23(金) 14:38:39 ID:rnwba/6G0
>>228-229 の流れ、吹き出しそうになったしまったw
231相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/02/24(土) 00:28:39 ID:IbUKfDvn0
>>229 別に疑っていません(w
つか、そんなノーマルな性癖の持ち主では無い事くらいはとっくに・・(アワワ・・w

昨日の話の続き。つか蛇足
ロータス72という車ですが、足掛け6年とF-1としては異例の長寿であった事もあり、
多くのドライバーがステアリングを握っています。その間にGP20勝の記録を残していますが
その勝利はJ・リント、E・フィッティパルディ、R・ペテルソンの三人に集中していて、
他のドライバー達は未勝利どころか表彰台(三位以内)すら幾つも得られていません。
(ノンタイトル戦では例外有りですが)
超一流ドライバーが乗ればとてつもなく速く、その下のクラスのドライバーには全く乗りこなせない
非常に気難しい車であった事が伺えます。

F-1ならばそれでも良いのかも知れませんが、耐久レース用の車はそれでは不味いのでしょう。
一台の車に複数のドライバーが乗る耐久レース。エントリーする台数も多いので
ドライバーの力量に多少のばらつきが生じるのも仕方ないところ。
しかもレースも長丁場ですから車にも或る程度の扱い易さが求められる筈。

つまり70年のポルシェの強さの理由は乗り手を選ばぬ車作りにも有ったと思うのです。
勿論、例のレイアウトがこうした性格を形作った全ての原因ではないでしょうけど。
極度に前進した運転席位置からは扱い難い車のような印象を受けますが、これは意外に慣れ易かったとか。
そう言えばグランドエフェクト全盛時代のF-1も、かなりドライバーは車体前方に座るのが普通でしたし。

・・と、書いていて思い出した事。>>226さんが指摘下さった現代のF-1のああいうレイアウト。
後車軸以後に何も置かないのは、その場所までは規則で車体下面が自由に形作れないので
それ以後をより空気の流速を速める形状に(ディフューザー)に整える為、
つまり重量バランスの方もさることながら空力からの要求によるものと聞いたような記憶があります。
実際の所、バランスに与えるメリットと空力的なメリットとどちらが大きいのでしょう?
232名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/02/24(土) 22:19:45 ID:PfArdF610
量産の定義ですが、それに関連した面白いエピソードがあります。

三菱がGDIギャランの発売に先立ち技術発表をした際に「量産車で世界初」の
直噴ガソリンエンジンだとアピールしました。
三菱は、メルセデス300SLクーペがすでに直噴ガソリンエンジンを採用して
いたことを承知の上で、生産台数が僅か1400台程だったことから、あの車は
量産車ではない特殊な車という認識だったのでしょう。
ところが当然と言うべきか、ダイムラ−ベンツから抗議を受けたそうです。
ダイムラ−ベンツ側にしてみれば、300SLクーペは立派な量産車という認識
だったようで、それゆえ「量産車で世界初」は三菱GDIではないと主張したの
です。

しかし「量産車で世界初」と公言してしまった三菱は、そう簡単に訂正する
わけにもいかず(何せ会社のプライドの為ならリコール隠しも厭わない)
そこで苦肉の策とも言える方法でダイムラ−ベンツの抗議に応じました。
三菱GDIがリーンバーン方式であり、対する300SLクーペはストイキ方式で
あったことを幸いに、その後のGDIギャランの広告では「量産車で世界初」の
謳い文句は変えず、その下に小さな文字で「*層状給気希薄燃焼直噴ガソリン
エンジンとして」という注釈を付けたのです。
尤も、この話は伝聞なので真偽の程は定かではありませんが。

トヨタがプリウスを発売した際に、その広告で「世界初のハイブリッドカー」と
謳わなかったのは、トヨタの見識を窺わせます。
少なくともトヨタには「量産車で世界初のハイブリッドカー」と広告で謳う権利
はあったはずです。
おそらくトヨタは、世界初のハイブリッドカーを生み出したローナーとそれを
設計したF.ポルシェに敬意を表すればこそ、自らは「世界初」でないことを認識
していたのでしょう。
233相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/02/25(日) 01:02:21 ID:bJ7bRCwC0
>>232 トヨタの見識でしょうかねぇ・・?(失礼かもしれませんが)突っ込み入れられるのを嫌ったのか。
戦前はタトラに例が見られ、シトローエンDSやSMも有名なヘッドライトのステアリング連動機構を、
現行ハリアー(だったかな?)発売時に「世界初」と謳ってみたり。
(何処かに世界初の部分も有ったのでしょうか?)
トヨタ等、国産メーカーの言う“世界初”の定義は良く判らないところがあります。

ポルシェ博士が最初に勤めた自動車会社ローナー社、(Lohner)
先日も触れた自動車史家の折本透さんはその著書では“ローネル”と表記していますが、
例によってどちらが多数派なのか検索結果を見ると、現代では“ローナー”が圧倒している様子。
この会社は謎が多いというか、まともな資料が残って無く。
ポルシェさんの設計になる電気自動車やハイブリッド車以外の製品については殆ど言及されず、
私が頼りにしている資料でも、その取り上げる時代が二つの大戦の間が中心という事もあって
何一つ書かれていないという具合。

“世界初”の事を言うならば。
オットーサイクルのエンジンを用いた最初の車がダイムラーとベンツが1886年ほぼ同時に
生まれているというのも不自然に思います。
フランス人達は、その二年前にエドワール・ドラマール=ドブットヴィルという人が作った車を
“世界初のガソリン自動車”と言っていますし、第一自動車の定義にディーゼルサイクル車他
ガソリンエンジン(オットーサイクル)以外も含めるのならば、動力機関で自走する車輪付きのもの
全てを対象としないといけないと言う理屈も出て来て、そうなると更に前のルノワール車
(火花点火の液体ガスエンジン車)とか、有名なキュニョーの砲車まで遡る事にもなります。

あんまり気軽に“世界初ナントカ!”なんて言うのはなるべく避けるべきでしょう。
世の中、私のように寛大な(w)者ばかりではありませんから。
234名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/02/25(日) 09:56:47 ID:1etFRhqq0
蒸気機関以外の動力で走行した史上初の自動車として、
以前のギネスブックにはイギリスで1825年頃に「用気エンジン」なるもので走行した自動車の記録が書かれてましたね。
製作者自身の運転で丘を登っていったというその車に関する記述は、ギネス以外で見たことがありません。

あと、世界初の自動車レースとして、1871年か72年にアメリカで行われたもので、
オシュコシュの蒸気車が優勝、という記述も、ギネスに載ってました。

これらに限らず、ギネス以外で
この辺の「神話時代」の自動車やレースについてしっかり書かれた文献って
どこにも見あたらないんですよね。
ギネスブックって、こういう「詳しい事情はどうだったの?」ってな「記録」が多いんで困る。

ここ10年くらい、日本語版の出版元が怪しい中小出版社に移って、
版型だけが無駄に大きくなってからは
マイナーな記録類自体が翻訳から外されるようになっちゃったから、余計に困ってますが。

レースに勝ったオシュコシュの蒸気車というのも、拙い英語力でネット検索してみると、
当時アメリカで農業用などに普及していた蒸気トラクターの類で、
それも1対1の一騎打ちでの争いだった模様。
いったいどういう「レース」だったのやら、と首をひねっています。
235名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/02/25(日) 22:47:36 ID:KYiIqStj0
基本はビール屋ですから
236名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/02/25(日) 23:53:51 ID:sdRqrgbK0
それを言ったらレストランガイド出してるのもタイヤ屋だし
237相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/02/26(月) 00:06:14 ID:uLdnRCLz0
ギネスブックってそんな事も書かれているのですか。まともに見た事もありませんでした。
・・用気エンジンって一体ナンでしょうね・・?
其処に“自動車レース”という言葉が使われているのなら、ギネスにとっての自動車の定義は
ガソリン車に限定していないという事なのでしょう。

ところで1870年代のアメリカで行われたという蒸気牽引車のレースですが、性能評価の為の
意外と真面目なものだったようです
http://www.steamtraction.com/article/2004-05-01
此処を見ると、78年としているようです。
この手の蒸気牽引車は“Steam tractor”でイメージ検索すると結構一杯出て来ますが、
http://www.redbrick.dcu.ie/~johne/photos/big-steam_tractor1.jpg
このタイプの1919年製“ギャレット・スティーム・エンジン・トラクター”という代物が
94年03月号のCG誌で動力性能を計測されています。何も曳かない状態で0-400mを140秒・・(w

現代のディーゼル・トラクターとかトレーラーヘッドのレースみたいなものは海外の大レース前、
サポートイベント(つか余興?)で行われている様子を写真で見た事が有りますが、
写真でも見た事も無いレースってのも結構有ります。
ずっと前にこのスレでも触れた、昔の日本で行われていた四輪のギャンブルレースなんかも
その一つでしたが、このスレに書いた事で初めての写真を紹介して頂き、見る事が適いました。

他では戦後のドイツで行われていたと模型雑誌にたった一度書かれていたのを読んだだけの
バブルカー(キャビンスクーター)のレース等もそんな中の一つ。
メッサーシュミット同士の競争なんて意外に面白そうに思えるのですが、
写真だけでも何処かに残っていないものでしょうかね?
238相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/02/27(火) 00:36:25 ID:LdZzUbZX0
上の方で触れた蒸気牽引車ってのは現代に於ける重機のような物で、
後にガソリンエンジン車と主流の座を争った蒸気自動車とは別のカテゴリーに属する物と
考えた方が良いでしょう。
この時代にはまだ馬車さえ有れば別にそれで不便という事は無いと人々は感じていたと思われ、
道路を用いて人が移動する為の機械が必要とは思っていなかったのだと思います。
大体どのような機械でもそうですが、一度手に入れて使ってみると次からはそれが無い生活は
不便に感じるものですが、全く無い内には左程の不便も感じないのが普通なものです。

そんな時代でしたから、世界初の自動車は誰の発明による物かは別にしても、
初期の発明者の一人である事は間違いないゴットリープ・ダイムラーさんが
自らの作り上げたガソリンエンジン車を“自走可能な内燃機関”と考えたのも無理は無いところでしょう。
彼は恐らく、蒸気牽引車に代わるような手軽な機関を開発出来たと考えたのだと思います。
この発明品が“馬無し馬車”と呼ばれ、馬車に代わる交通手段となっていく事は、
ダイムラーさんにとっては当初予想していなかった事だったのでしょう。

19世紀にはオットーサイクル・ガソリンエンジンに限らず様々な新しい機関の開発が盛んだったようで
蒸気機関のような既に実績を積んでいた物はともかくとしても、中にはかなり怪しげな物も多く
234さんが書かれた“用気エンジン”なんかもどのような代物なのかさっぱりですが、
そんな中の一つでしょうか。

世界初の自動車イベントとされる1894年のパリ〜ルーアン・トライアルについて書かれた資料を
あれこれと漁ってみると、100台以上あったエントリー中、ガソリン車は30台蒸気車が20台。
他は“引力が動力源である”だとか、水力だとか、怪しい物一杯(w
さすがにこの手の物はエントリーだけで実際にスタート地点まで辿り着く事も無かったようです。
中には「ペダルで動く」とか「レバーで動く」なんていう説明の物まで有ったようですが、
さすがにそれは自動車の範疇から大きく外れると思うのですが
239名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/02/27(火) 01:05:24 ID:SNVWfnkN0
>>238
何しろ、パリ・ルーアン・トライアルを主宰した新聞「プティ・ジュルナル」は、
まあ今で言えば東スポとかタブロイド紙みたいな大衆紙でしたから
2ちゃん同様にネタ応募するアフォが続出したのも仕方なかったのではないかとw
240相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/02/28(水) 00:58:05 ID:YOn+BeIg0
>>239
そんな新聞だったとは知りませんでした・・(w

このパリ〜ルーアン・トライアル。資料によって実際にスタートした台数が多少異なるようで、
“21台全てはガソリン車または蒸気車であった”としているものもあれば
“ガソリン車14台蒸気車6台、他(なんだ??)1台”とするものも有り。
結果はと言うと、信頼性とか手軽さを競うという名目が有った為にド・ディオン・ブートンの蒸気車は
二位に降着させられ、二着でゴールしたプジョーと三着のパナールが共に一位という結果。
この時、大きく遅れて四着だったという“9人乗り・セルボレ蒸気バス”って代物があったそうで、
途中リタイアした乗員等を拾いながらゴールまで到着する大活躍だったそうですが、
恐らくこれは先日触れた類の重機型・蒸気トラクターのような物だったのではないでしょうか?

ところで、ちょっと脱線ですが。
昨日の「ペダルで動く車」のような物。このパリ〜ルーアンに本当に出走していたとしたら、
トップでゴールしたド・ディオン車の平均速度が約18km/h強だったそうですから
設計と乗員の体力次第では結構いい勝負になっていたかも。

現代“ペダルカー”でイメージ検索すると、当然ながら子供用の乗用玩具が沢山出て来ます。
アンティークの子供用ペダルカーには意外にコレクターも多く、実物と同時に展示する博物館も有り。
そんな中でも最も有名でマニアならずとも垂涎の的なのが、ブガッティT52っつう物。
エットーレ・ブガッティが末っ子の為に作った子供用自動車のレプリカなのだそうですが、
自らちゃんとT52という名前を与えたように、GPカーT35の格好よさそのままの縮小版。
仙石原のマツダ・コレクションにも一台存在している筈です。
241相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/02/28(水) 01:06:22 ID:YOn+BeIg0
上に書いたブガッティT52は子供用自動車型玩具ではありますがペダルカーではなく
電気モーターで右後輪を駆動していた筈。
この手の物はKids carとかで検索すると幾つか出て来ますけど、
他にはどんなキーワードが有効でしょうか?

現代の自動車型乗用玩具。ちょっと見てみると
http://www.kids-car.jp/shop/23_1206.html
こんなのは別に気にもなりませんが、
http://www.kids-car.jp/shop/24_1115.html
この辺なんかは置く所さえ有れば一台欲しいと思う人もいそう。

http://www.twilightarmory.com/images/kids/car.jpg
http://www.ishopforbaby.com/arkidracecars.html
http://kidlotz.com/library/Deluxe-Pedal-Car_large-b.jpg
・・結構タマラン・・(w

http://www.rdsinvestments.com/Rarities.htm
エンジンルームの中まで再現して、これ、完全に子供用ではないでしょう?(w
242酔いどれエロスパ◎〜▽〜◎ ◆cAAK5ejJdg :2007/02/28(水) 22:33:20 ID:6bufJUiI0
■ おすすめ2ちゃんねる 開発中。。。 by FOX ★
このスレを見ている人はこんなスレも見ています。(ver 0.20)
ナースさんの白衣に浮かび上がるパンツのライン [入院生活]
    全国のエロ人! トルコ風呂 の店名教えろ! [40代]

         ↑なんだひこりゃ。w 誰だ?w
さうですか、そんなにルートコの店名尻たひですか。
昔、吉原には”アルファロメオ”つうルートコがありました。
アテクシは逝ったことありませんが、四股名wがズリアたんやズリエッタたんはEとして
8C2900たんだの6C1750GSたんだのだったらだうするんでせうか?w

他に”BMW””ロールスロイス”つう店もありました。w
243相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/03/01(木) 00:07:13 ID:WW+wnBEB0
恐らくはウケ狙いでインパクトのあるスレタイの所と此処とを行ったり来たりしている人がいるかと(w
それとも、丁度蒸気自動車がらみの話になっているので、
スティームバス→個室サウナ→トルコ風呂→ソープという連想から
そっち方面に向かった人でもいたのでしょうかね??

さて・・。240で書いた事ですが、パリ〜ルーアン・トライアルで一着でゴールしながらも
二位に降着とされたド・ディオン・ブートンの蒸気車。
その理由は“釜炊き用に助手を必要とした為”との事だったそうですが、
蒸気車の方もこの後にそれなりの進歩をして行きます。
燃料も液体化して管理が楽になっていきましたし、最大の欠点=お湯が沸くまで時間が掛かる事も、
第一次大戦前後迄には、同時代のガソリン車が暖気に要する時間程度まで短縮されたとか。
となれば、ガソリン車につきものの電気系統のトラブルは起こり得ないメリットも有り、
それなりの良さも有ったのかも知れませんけど、そうはならず。
一旦進んだ時代は再逆転しないもののようです。

ドイツが産業革命に乗り遅れる原因となったのは、上下水道の整備に遅れをとった為に
大型の蒸気機関を使用出来なかった事にも有ったと何かで読んだ記憶が有ります。
しかしその事がオットーのガソリンエンジン開発の原動力となり、更にはベンツとダイムラーの
ガソリン自動車の発明(フランス人は認めていないらしいですが)に結びついたというのは
ある種の皮肉でしょう。

・・それにしても。
19世紀末に現代の瞬間湯沸かし器の技術が有ったなら、時代の変化はもう少し遅れていたのかも。
・・等とスイッチ入れてから僅か一分で準備完了の
我が家のエスプレッソマシーンで淹れたコーヒーを飲みながら書き込む・・(w
244名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/03/01(木) 00:11:17 ID:ygU0XHBF0
>>242
サラセン人のように息子を飲み込んでくれそうな勢いですなw
ジュリア・ベルリーナちゃんはちょっとブス専向き、モントリオールちゃんはモデル体型の美人だけど病弱、
最近入った新しい娘はみんな目付きが悪いとか・・・。

BMWなんて店だと、女の子がみんな、鼻の穴が正面向いてる手合いに思えてしまえます。
245名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/03/01(木) 00:41:57 ID:daFjv/An0
>>178
> ミウラの名前が出たついでですが、916ってのはミウラに対するイオタのような存在。
> そう考えて良いのではないでしょうか?

かたや914をベースに、より高性能なエンジンに換装し、サスペンション関係を強化し
スポイラーやオーバーフェンダー等でボディを加飾した916。
こなたレーシングカーの試作モデルとして、FIAアペンディックスJ項のプロトタイプ
クラス車両規則に準じて、一から新規に開発されたイオタ。

イオタは、その外観をあえてミウラに似せていますが、その中身はミウラとは別物です。
これと同じ例が、308GTBに対する288GTOであり、288GTOはその外観こそ308GTB
に似せていますが、その中身は308GTBとは別物です。

914に対する916の関係と同じ例を、あえてランボルギーニの中に求めるなら、それは
カウンタックLP400に対するウルフカウンタック(通称LP500S)でしょう。
カウンタックLP400をベースに、より高性能なエンジンに換装し、サスペンション関係
を強化し、スポイラーやオーバーフェンダー等でボディを加飾したのがLP500Sであり
それは914をベースとする916と、まったく同じ関係というわけです。
246名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/03/01(木) 07:23:20 ID:5uIiuOUy0
>>233
始動の素速い「フラッシュボイラー」は、セルポレーが1880年代末に開発してます。
で、最初プジョーと組んで蒸気自動車を作ろうとしてプジョーの設計がチャチでコケて
セルポレーは自分で蒸気車を作った訳です。
247相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/03/02(金) 00:28:53 ID:ETZeTeGU0
>>245 
916をイオタのような物と書いたのは、実物は1台〜ほんの僅かながらも、
名前が独り歩きして多くのレプリカが社外で作られた所が良く似ていると感じた為です。
車そのものの成り立ちは言われる通りでしょう。
あの当時、ランボルギーニにはレースに参加する気が多少なりとも有ったのでしょうか?
どうも私には、そうは思えないのですが。

>>246
以前、トヨタ博物館で見たビデオの中で、1910年代のアメリカ製蒸気車についての説明の中に
“始動に時間が掛かるのが最大の弱点だった”と言われていた事が記憶に有ったので、
フラッシュボイラーの誕生はもう少し後の事だったと、勝手に思い込んでいました。
実用・量産化に手間取る内に、ガソリン車の先行を許してしまったのでしょうか?

世界最古の自動車メーカー・プジョーですが、ガソリン車に専念した経緯はやや複雑なようです。
念のために調べてみると二玄社刊“世界の自動車・プジョー編”では
セレボレの蒸気エンジンを搭載した三輪車をプジョーが最初に走らせたのは1890年1月とのこと。
全く何の経験も無いままに作られた鋼管製シャシーは酷い壊れようをしたようですが、
その後にも何度かの実験を通じて、熱効率を高める為にはある程度の大型化を必要とする蒸気機関に
プジョー側も見切りをつけたとされています。

ダイムラーのエンジンを搭載するシャシーの製作に関して、エミール・ルヴァッソールが
プジョーの元を最初に訪れたのはプジョー・セレボレの蒸気車の実験の前年、1889年。
そして、最初のプジョー製ダイムラーエンジン搭載車が走ったのは1890年3月頃の事。
この時点ではプジョーは蒸気とガソリンとの両方の可能性を探っていた様子が伺えます。
248名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/03/03(土) 00:17:05 ID:zI+vEMpy0
>>247
> 916をイオタのような物と書いたのは、実物は1台〜ほんの僅かながらも、
> 名前が独り歩きして多くのレプリカが社外で作られた所が良く似ていると感じた為です。

イオタは1台のみ作られた後に、新たにシャシーNo.5084を与えられた上で、ある富豪に
売却されました。しかし、不幸にも交通事故により焼失してしまいました。
イオタのレプリカは近年まで皆無でしたが、2003年頃にミウラP400のコンポーネンツを
基にオリジナルに忠実なレプリカが1台だけ作られています。

イオタをモチーフとして、ランボルギーニのファクトリーで作られたミウラのスペシャル
モデルが、ミウラP400SVJです。それはP400Sがベースのものと、P400SVがベースの
ものがあり、合計5台が作られたようです(6台説もあり)。
主として外観をイオタ風にモディファイしたもので、イオタの特徴である固定ヘッドライト
やボディ各部のエアアウトレット等が再現されています。メカニズム関係はベースとなった
ミウラの各部にライトチューンが施されたようです。

このミウラP400SVJですが、ミウラの既オーナーの間で好評を博したため、そしてミウラ
をベースに比較的簡単に作れるとあって、レプリカが多数作られました。
P400SVJのレプリカのことを、イオタのレプリカと混同している人が少なくないようです
が、上述のようにイオタのレプリカは現在のところ1台しか存在しません。
249相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/03/03(土) 00:27:04 ID:wU2ZNdWn0
昨日のプジョー・セレポレ(この表記が正しいようで“セレボレ”は間違いでした)の蒸気車の話の続き

レオン・セレポレさんにプジョーが持ちかけた提案とは
「女性がドレスのまま乗れ、生命の危険の無い乗り物を作れないか?」だったそうで、
簡便・手軽な動力付きの乗り物を考えていた様子。
各種鉄工製品から自転車製造に乗り出して成功を収めつつあった当時のプジョーにすれば、
自然な発想だったように思えます。
これに対して、セレポレさんの方はと言えば、先日も触れたようにパリ〜ルーアントライアルにも
速度ではかなり劣る9人乗り蒸気バスで参加したように、蒸気機関の小型化にはあまり乗り気では
無かったのかも知れません。
或いは蒸気機関の専門家であるが故に、小型の蒸気機関は熱効率に劣る(お湯を何度もこまめに
沸かすとガス代が掛かるのと同じ理屈ですかね?)と考えたのでしょうか。

プジョーが自転車製造で得た技術で作った鋼管製シャシー・フレームの蒸気車。
どの程度の大きさであったのかは、あまり詳しくは判りませんが、恐らくはプジョー側の考えたサイズと
セレポレさんが持ち込んだ蒸気機関とのバランスが取れていなかったのでしょう。
それに対し、エミール・ルヴァッソールが持ち込んだダイムラー製エンジン付き自動車の方は、
565ccと小型で車重も400kgと軽量に収まり、大きなトラブルも無く走行出来たようです。
恐らく、プジョーが最初に思い描いたのはこのような小型の乗り物だったのではないでしょうか。

ところで。
プジョーと決別した後のセレポレさんが作った蒸気車とか、それ以前の大型蒸気バスの事など、
私の手許に有るD・B・ワイズさんという方の書かれた“VETERAN&VINTEGE CARS”という本には
結構載っているのですが。この翻訳本、以前“王様”って歌手(覚えてます??)の歌った
「高速道路の星」みたいな直訳調で、英語苦手の私ですが原文を想像しながら読まないと
全く意味不明つか読みづらい代物。
自動車のメカニズムに詳しい方が必ずしも英語や文章書きも達者とはいかないので仕方無いですが、
自動車関連の翻訳本にはこういうのが結構多いのは困り物であります。
250相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/03/03(土) 00:55:43 ID:wU2ZNdWn0
>>248
成る程。私はSVJ=イオタのレプリカ(レプリカって言葉の意味も問題になりそうな話ですねぇ・・)で
社外で作られたSVJのレプリカ=イオタのレプリカのまたレプリカ
・・みたいに考えていました。

ところで蒸気車からいきなり話は飛びますが。
イオタって車ですけど、アレが作られた目的って一体なんだったのでしょうか?

市販ミドシップスポーツとしてはかなり初期の車であったミウラですが、
操縦性の方は煮詰め不足だったのか、あまり芳しくなかったようで
“やはりレース経験の無いメーカーの作った高性能車なんて”という風評も当時は有ったようです。
そこで、ミウラの改善と失った評判を取り戻す為にレース活動を行う事を目指し、開発されたのが
ミウラと良く似た外見を持つイオタであった。

・・と言うならば話は判り易いのですけど、イオタについて改めて調べてみると、作られたのは69年。
この時代のスポーツカーレースのレギュレーションはプロトタイプGr・6が3リッター以下。
スポーツカー(25台以上生産しないと認可されない)Gr・5が5リッター以下。
イオタの4リッターというのは如何にも中途半端で、仮に25台というハードルをクリアして
Gr・5に認められたとしても、70年シーズンに競うべき相手はポルシェ917やフェラーリ512S。
イオタで相手をしようと考えるのは如何にも無謀な計画に思えます。

その辺はランボルギーニ自身も判らぬ筈も無く。故にイオタが作られた目的というのは
私には理解しかねるところなのです。
251相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/03/04(日) 00:22:18 ID:sEB+Tw6L0
今日は昼間遊び疲れたので保守だけ。

252酔いどれエロスパ◎〜▽〜◎ ◆cAAK5ejJdg :2007/03/04(日) 23:31:31 ID:N7KKPUf90
>FIAアペンディックスJ項

↑これがだういふものであったのか調べやうと思って検索しても
出てくるのは全てJ関係なんですな・・・。

ちなみにウィキではJを”スペイン語”で読んで、となっておりますし
あちこちでかう書かれておりますが完全な間違ひ、ヌペイソ語でJは”ホタ”と発音します。
イターリャ語でも”イ・ルンゴ”、長いi。
だうです実潰しの方、RRの軽にスペーサかましてストレッチしてjとして出すのは?w

イオタ、はおそらくギリシア語式で、ι(大文字Ι、ローマ字のi)と混同したのではありますまひか。
イターリャ語でもJは当用アルファベートwではなく外来語の表記に使はれ
その発音はしばしばジャ行の音ではなく”イ”として発音されます。
例:Naj→ナイ
253相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/03/05(月) 01:05:44 ID:r9zBDQqi0
67年ルマンに勝ったフォードGT・MKWのベースになった事で知られるプロトタイプ“フォードJカー”
http://www.mmjp.or.jp/60srace/1966LemansTestday1.html
この名前の由来にもなったというFIAアペンディックスJ項ですが、それに合致することで
どのようなグループ分けになり、どんなメリットが生じたのかは不明であります。
Jカーについて書かれた模型雑誌のバックナンバー等を見ると、ラゲッジ・ボックスの装備とか
最小500mmX100mmの後方視界確保とか等がその内容である事が書かれていましたけど、
例の“25台以上”と共にGr・5“スポーツカー”と認証される為に、満たす事が必要な規則だったのかと
想像していますが。

フォードGTと言えば、最も有名なのはオリジナルのGT40と、その発展型であるGT・MKUでしょう。
以前CG誌上でカー・デザイナーの永島譲二さんがランボルギーニ・ミウラの全体形が
フォードGT40に極めて近い事を指摘されていましたが、そういわれてみると確かにミウラって車、
フォードGTのロードバージョン・MKV以上にレースカーのGT40に似ているような気もします。
そう思ってMKVの画像を検索しようとしても、あまり良いのは見つかりません。
丁度CGの二月号で取り上げられていますので、そっちを見た方が良いでしょう。

近年、フォード自身の手によってレプリカまで作られたフォードGTですけど、
そのせいでイメージ検索をするとオリジナルとレプリカの両方が引っ掛かるのはちょっと困るところ。
私程度の、特にこの車に強い思い入れの無い者には、一見すると区別がつかないくらい似ている
(つまりレプリカとしては良く出来ているという事?)なのは更に困るところ。
実物ならば大きさが違う(レプリカの方が大きい)ですぐ判るそうですが、写真ではそれは判りません。
すぐに判るのは、ホイール形状とかステアリング位置でしょうか。
オリジナルのレースバージョンは全てRhdの筈ですが、レプリカの方は英国仕様も含めて
全てLhdのようです。
254名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/03/06(火) 00:02:34 ID:Kkz1Kl8R0
>>253
> 以前CG誌上でカー・デザイナーの永島譲二さんがランボルギーニ・ミウラの全体形が
> フォードGT40に極めて近い事を指摘されていましたが、そういわれてみると確かにミウラって車、
> フォードGTのロードバージョン・MKV以上にレースカーのGT40に似ているような気もします。

確かに永島譲二氏はCG誌03年11月号で、ミウラとフォードGT40の近似性を指摘しています。
全体形もそっくりですが、細部にしても、空気取り入れ口や、前後カウルのシャットラインの
入り方、さらにリアカウルが当時としては珍しく後ろヒンジで開くこところまで似ていると。

永島氏は、ミウラの本当のデザイナーがG.ジウジアーロではないかという話にも少し触れて
います。その真相ですが、CG誌99年9月号に掲載された1枚の図面とG.ジウジアーロ本人の
コメントから、ミウラをデザインしたのはM.ガンディーニにほぼ間違いないでしょう。

ミウラの後継モデルであるカウンタックについても、永島氏はCG誌02年10月号で、ある車の
影響を受けてデザインされたと指摘しています。ある車とは、ピニンファリーナが69年11月
のトリノショーで発表したフェラーリ512Sベルリネッタスペチアーレです。
カウンタックのプロポーションも面処理も、この512Sを大いに手本にした(はず)だと。
http://www.kethmer.dk/ferrari/specielle/512s-berlinetta-speciale-1969-1.jpg

これと同じことを指摘しているカーデザイナーは他にもいるようで、例えばCG誌79年9月号の
イタリアンカスタムカーを題材にした記事では青戸務氏が述べています。
青戸氏によれば、512Sのモチーフはその後のフェラーリの市販モデルに生かされただけでなく
全体形のとらえ方はカウンタックに大きな影響を与えたと明言しています。

永島氏も青戸氏も、日本人カーデザイナーとして確かな実力と見識がある人ですから、両氏の
指摘は決して単なる憶測ではなく、核心を突いているのではないでしょうか。
255相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/03/06(火) 00:41:30 ID:7Riflvop0
昨日、253を書いた後で気付いた。フォードJカーがテストされていた頃にはGr・5の
“25台以上生産された事”という規則は未だ無かった筈。

それはともかく。ちょっと気になったのですが、ランボルギーニ・ミウラって車
「世界初の横置きミドシップ市販車」と書かれる事が多いように思います。
しかし、デ・トマソ・マングスタとはほぼ同時として、また例によって19世紀〜20世紀初頭の車とか
モーターサイクルの動力系を流用したキャビン・スクーターは別としての話でしょうが
オリジナル・ミニの動力系を流用したミニ・マーコスGTの方が僅かに早かったのではないでしょうか?
まぁ、アレの場合はやむを得ぬところもありますから
「一から設計された市販車としては」恐らく世界初と言っても良いのかも知れませんが。

ランボルギーニ社が何故このレイアウトを採用したのかは意図不明なところもあります。
確かにコンパクトに収まるでしょうけれど、この車が登場した当時には、レースカーでも
横置きミドエンジン車で成功した車って、1.5リッター時代のホンダF-1が一度勝利した程度で
他に殆ど無かった筈。

逆に失敗例と分類して良いような物ならば、数多いブガッティ再生の試みの一つ、
1955年〜56年のブガッティT251が有りました。
http://proxy.f2.ymdb.yahoofs.jp/users/e6ddb2d7/bc/7fb6/__hr_/ed7e.jpg?bceatYGB3aTk8UoI
元フェラーリのコロンボさんの設計になる直列8気筒横置きミドシップ・・
これも何故このようなレイアウトにしたのか意図不明な車。
私も何度か「戦前のアウトユニオン・GPカー以来、クーパー車の成功までミドシップは忘れられた
技術だった」と書いたように、この車の事はすっかり忘れていました。
256相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/03/06(火) 00:50:09 ID:7Riflvop0
あ、何度も書き直したり、書き込みの途中に電話が有ったりして手間食った事もあり
>>254
書き込みが有ったのに気付きませんでした。(早い話がリロードし忘れw)
今日はもう寝ないといけないので、その話はまた明日以降に(大変失礼)
257名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/03/06(火) 23:17:34 ID:RcBO/saZ0
カウンタックのデザイン原案はフェラーリ512Sか否か?
自動車評論家の意見なので鵜呑みはできませんが、双葉社刊の「幻のスーパーカー」
の中で福野礼一郎はこう書いています。

『1971年のジュネーヴ・ショウで発表されたカウンタックのプロトタイプ
 (LP500)は、その2年前にピニンファリーナが作ったフェラーリ512S
 というショーカーにとてもよく似ています。
 フロントとテールの処理、前後ホイールハウスのかたち、ボディ断面形、
 上開き式のドア、サイドのうねるエッジ、コクピットetc.
 盗作とは言わないのでしょうけど僕がピニンファリーナだったら怒ります。
 (そういやボディカラーまで両車イエロー)』

本職のデザイナーの目から見ても、フェラーリ512Sの影響は大きいという認識
のようですから、どうやらカウンタックのボディデザインはM.ガンディーニの
100%オリジナルではないと考えるのが妥当のようです。
それはミウラにも同じことが当てはまるわけで、それらを考慮すると少なくとも
ミウラとカウンタックのボディデザインに対する世間一般の評価は、真相を知ら
ないがゆえの過大評価と言うべきかも知れません。
258相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/03/07(水) 00:43:29 ID:f7ytQqus0
まぁ、丸一日置いたところで別に大した話は無いのですが。
Wiki他様々な資料でM・ガンディーニさんがジウジアーロさんに代わり
ベルトーネのチーフデザイナーになったのは65年11月の事とされていますが、
それが本当ならばミウラのデザインにジウジアーロさんの手の跡が多く残っているのは当然ですし
アルファ・ロメオ・モントリオール他、ジウジアーロさんデザインの形跡の残る作品が幾つか出たのも
判らないでもないところ。しかし、この65年11月”ってのは本当なのか?って思えるところも有り。
ジウジアーロさんがギアに移り手掛けたとされるデ・トマソ・マングスタの発表のタイミングから見ると
この車は驚異的な短期間で完成された事にもなります。
まさか、ベルトーネ在籍中から既に温めていたアイディアをギアに持ち込んだなんて事は??

会社勤めをされている方ならば、前任者が会社に残して行った仕掛り品を完成させて発表するのと
移籍先に、前の勤め先で手掛けた作品を持ち込むのとではどっちがマズイって考えますか?

まぁ、それはともかく(如何にも思いつきの駄文 w)
カウンタックの件は、フェラーリ512Sとの間にその翌年(70年秋)のトリノ・ショーで発表された
ベルトーネの“ランチア・ストラトス”(生産型とはほぼ別物)
http://www.priceofhistoys.com/wp-content/uploads/2006/05/lancia%20-stratos.jpg
を挟んでみると、尚理解し易いと思えます。“僕がピニンファリーナだったら怒ります”でしょうか?
カロッツェリアと言ってもデザインを外注する事も有るくらいだそうですし、人の移動は頻繁ですので
似たような物への拘りは意外に少ないのかも。

で、ここで単にしつこいだけかも知れませんけれども。
前の方で書いたように、デザイナーを他所からスカウトする事で人の入れ替えを図り、
新鮮味を保つ事もある程度は必要でも。核となる人、一人くらいは自前で育てていかないと
会社の個性は表れないであろうっていう考えにまた私は戻ってしまうのです。
259名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/03/08(木) 00:25:49 ID:EP7OFOMA0
>>255
> それはともかく。ちょっと気になったのですが、ランボルギーニ・ミウラって車
> 「世界初の横置きミドシップ市販車」と書かれる事が多いように思います。
> しかし、デ・トマソ・マングスタとはほぼ同時として、また例によって19世紀〜20世紀初頭の車とか
> モーターサイクルの動力系を流用したキャビン・スクーターは別としての話でしょうが
> オリジナル・ミニの動力系を流用したミニ・マーコスGTの方が僅かに早かったのではないでしょうか?

マーコスミニGTはベースとなったミニと同様にFFですし、マングスタは縦置きミドシップ
ですから、横置きミドシップの市販車という意味ではミウラと関連ないのでは。
ただし66年1月のロンドンレーシングカーショーで、マーコスミニGTと同時に発表された
ユニパワーGTは、ミニのエンジンと駆動系をそのまま後ろに搭載した横置きミドシップの
市販車でしたから、同年3月のジュネーヴショーで発表されたミウラより約2ヵ月早かった
ことになります。
尤もミウラは65年11月のトリノショーで、シャシーのみをP400の名称で発表しています
から、それを根拠に「世界初の横置きミドシップ市販車」と書く人もいるのでしょう。
260名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/03/08(木) 00:29:32 ID:EP7OFOMA0
>>258
> それが本当ならばミウラのデザインにジウジアーロさんの手の跡が多く残っているのは当然ですし
> アルファ・ロメオ・モントリオール他、ジウジアーロさんデザインの形跡の残る作品が幾つか出たのも
> 判らないでもないところ。しかし、この65年11月”ってのは本当なのか?って思えるところも有り。
> ジウジアーロさんがギアに移り手掛けたとされるデ・トマソ・マングスタの発表のタイミングから見ると
> この車は驚異的な短期間で完成された事にもなります。

マングスタが発表されたのは66年11月のトリノショーでしたから、G.ジウジアーロがギア
に移籍した時期が65年11月というのが事実だとして、それから約1年の期間があります。
確かにこの1年間だけでマングスタが一から新規に開発されたのであれば、それは驚異的な
短期間だと言うべきでしょうが、実際はどうなのでしょうか。

CM誌03年2月号でM.ガンディーニにインタビューした記事によると、ミウラは3ヵ月程で
ボディデザインを完成させたそうです。
65年11月のトリノショー会場でF.ランボルギーニが直々にベルトーネにデザインを依頼
したようで、実際の作業は12月から始まり翌年3月のジュネーヴショーまでに完成させた
ということです。
ミウラのボディデザインが、G.ジウジアーロがベルトーネ在籍中に描き残したデザイン案
を基にしているという話については、その話の根拠となった図面がCG誌99年9月号に掲載
されましたので、それを見る限りでは単なる憶測だったようです。
それよりも気になるのは、CG誌03年11月号で永島譲二氏が指摘したフォードGT40との
近似性のほうです。これを偶然とするほうがむしろ不自然ではないでしょうか。
261相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/03/08(木) 00:56:33 ID:6T5QbLhQ0
>>259 その辺は記憶が混乱しておりました。御指摘の通りでミニ・マーコスGTはフロントエンジン車で
リア・ミドシップはユニパワーGTでした。

ミウラ等の一連の車の中に、ジウジアーロさんの影ってのは実際に有ると思います。
それが直接的なものか、それともベルトーネに残っていた様々な物からの間接的な物なのかは
今となっては判らない事ではありますが。

また、異なるカロッツェリアで作られた車でも似ている物ってのは昔から有ったようです。
例えばアルファ・ロメオ1750GSのトヨタ博物館にあるザガート製ボディーの車
http://suki.tea-nifty.com/photos/thm/img_8623.jpg
フランス・ミュルーズのフランス国立自動車博物館にあるトゥリング製ボディーの車
http://site-perso.chez-alice.fr/carb/images/mulhouse/6c1750.jpg
この両者、ボディーサイドのクロームのモール等、細部に幾つか違いが有る程度に見えます。
まぁ、シャシーがこれくらいきっちりと出来ていて、しかも簡潔なスパイダーボディーでは
大きな違いを出す方が無理というものかも知れませんけど。
いずれにしても、当人同士で喧嘩になっていないなら外野があれこれ言う事でもないのかも。

ところで、70年代のイタリア製高性能ミドシップクーペって、所謂スーパーカー・ブームの時には
スター的な存在でしたから、今でも思い入れが強いって人も多くいる事でしょう。
しかしこの時代ってイタリアと共に自動車デザインを牽引してきたもう一方の中心だった
アメリカの失速により、イタリアのカロッツェリアに刺激を与える物が無くなった結果として
その前(50〜60年代)に比べるとイタリアデザインの質も低調気味だったように思います。

にもかかわらず、他に頼るアテも無い事から世界中の自動車メーカーはイタリアに頼る事が増えて
あまり質の高くも無いイタリア調があまり吟味もされぬままに氾濫したように見えるこの時代は、
良い形もそれなりに多い事は認めますが全体的には退屈な時代であったと私は思っています。
262相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/03/08(木) 22:57:52 ID:6T5QbLhQ0
今日は少しヒマなので(まぁ、いつでもヒマだと思われても仕方の無いところは有りますが w)
ちょっとフォードGTの画像を捜してみました。
http://www.nvsaac.com/gallery/gt40_main.htm
此処に行くとかなりの量が有るのですが、写真に何の説明も無いのが残念なところです。

最初に、フォードGTの元になった63年のローラGTMKY
http://www.ultimatecarpage.com/images/large/258-1.jpg
64年のフォードGTプロトタイプ
http://www.automaniaphotos.com/images/Ford_GT_1964.jpg
65年になると当時“ルマン・ノーズ”と呼ばれたノーズ形状が採用され、
かなり現代の我々が思うGT40のイメージに近づきます
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/5/59/1965_Ford_GT40.jpg/800px-1965_Ford_GT40.jpg
66年の7リッタープロトタイプ
http://external.cache.el-mundo.net/elmundomotor/especiales/2001/08/ford/imagenes/7.jpg
実際にレースを走った7リッターのMKU。
これだけ模型なのは、このゴールドとピンクというdでもないカラーが好きなので(w
http://www.1-18scalecars.com/Ford/Ford_GT40_MkII_3rd_LM_1966_front_quarter.jpg
67年には、試作車JカーをベースにしたMKWが主力になりました
http://www.vsrnonline.com/Photos/M_Donohue/MKIV_2.jpg
その一方でオリジナルのGT40はMKUBに発展し、MKWのバックアップに使用されています
排気管右に立てて置かれているのが規則で定められた“トランク”でしょう。
http://www.racingicons.com/gt/head11.jpg
68年には排気量制限が実施されMKUやWは出走出来なくなり、フォード・ワークスは撤退。
69年迄はジョン・ワイアチームが引き継ぐ形で5リッター版を走らせました
http://www.auto.cz/base/2005-36/1968_ford_gt40_432041df8f847.jpg
65年頃とはかなり変わっている事が判るでしょうか?
263相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/03/08(木) 23:25:21 ID:6T5QbLhQ0
で、フォードGTとランボルギーニ・ミウラとの関係の話に戻りますが。

最初に永島譲二さんが近似を指摘された文を読んだ時には
「確かに、言われてみれば」と思いましたし、実際に似ている事は確かなのでしすが、
こうして幾つも写真
を見ている内に
「まぁ、そんなにそっくりというほどでもないかも・・」と思えても来ました(いい加減 w)
当時の人達はどう見たのでしょうか?
案外「今はこういうのが流行の形なんだね」で終わりだったのかも知れません。

「真似をする」ことと「影響を受ける」というのとでは似ているようで少々違いますし、
今になってあれこれは言えないところも有ります。
現代よりも“流行を追う事”それ自体が格好良いと思われていた時代の事でもあり、
ちょっと流行を取り入れてみましたくらいの感覚だったのかも。
また、デザインを手掛けたガンディーニさんの考えがどれくらい入っているのかも判りません。
当時のガンディーニさんは飽くまでベルトーネ内の人だった訳ですので、
前任者ジウジアーロさんの作品を見た人から
「カングーロみたいなの作って」みたいな注文が有ってもこなさない訳には行かなかったでしょうし
自らの個性を充分に発揮できるようになったのはもっと後の事なのではないでしょうか?

その線で、更に考えは発展して・・。
ランボルギーニ社自体が“フェラーリを超える車を作る事”を目標にしていた会社のようですから、
レース・フィールド上でそれを行おうとしていたフォードGTに感銘を受け
「ああいうの作ってよ」みたいな注文を出したなんて事も有り得る話なのではないか?
・・等と想像(つか殆ど妄想 w)したり・・。
264相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/03/10(土) 00:39:25 ID:W4ixUtDi0
昨日262に書いた分で、7リッタープロトタイプの部分の説明に間違いが有りました。
7リッタープロトタイプ自体は65年の車で、この年のルマンに出走→リタイアしています。
MKUは66年の登場に間違いは無い筈。
・・最近、一日経って読み返して「何でこんな事書いたのだろう?」って思う事が多い・・

フォードGT。随分とシンプルな名前ですがこれが本来の名前のようで、
よく呼ばれるGT40という呼ばれ方は誰が思いついたものかは不明です。
40という数字が車高40インチに由来するというのは有名な話ですが、公式には64年型〜
67年のGTMKUBまでは1030mmとされていますので1インチ=25.4mmで計算すると40.5インチ。
まぁ、この程度は燃料やドライバーの重量で変化するでしょうが。

68年型になると全高は何故か1016mmとなっていますので、本当の意味でGT40となったようです。
タイヤ等、足回りの変更がその理由なのかはまた不明。
前年型までは運転席の真上のルーフ部分にヘルメットをクリアする為の膨らみ
(長身のドライバーだったダン・ガーニーの為に作られた為に“ガーニー・バンプ”と呼ばれました)
が無くなった為なんて事は・・?前年型でもこれが無い車もあったようなので違うと思うのですが。

この極端に低い車高の為、この車の実物を真横から見て形状を把握すると言う事はあまり出来ません。
成人の視点で見ると、角型のヘッドライトであるとか、エアスクープの形状だとかといった
細かなディティールの方に目が行き勝ちになるでしょう。
ランボルギーニ・ミウラもかなり低い車で、こちらも成人の視点で見ると側面形全体が把握し辛く
その為にフォードGTとの近似性を感じ難くなります。
永島譲二さんが指摘するまで、この両者が似ているとあまり言われなかったのは
この辺にも理由があるのでしょうか?

また、ファン層もかなり違いそうな気がします。
フォードGTが好きな人って多分は米車好きな人でしょう。実際には英国の血がかなり濃いのですが。
265酔いどれエロスパ◎〜▽〜◎ ◆cAAK5ejJdg :2007/03/10(土) 22:38:19 ID:JhqV6h3h0
当時欧州車の運動性能に優れたシャシにアメ車のハイパワーで扱ひ易ひエソジソっつうのが
一部で流行ったやうです。いはゆるアングロ・アメリカンとかデ・トマゾがヴァレルンガで
始めた一連のシリーズとか。が、結局長続きしなかったのはアメ車のエソジソ特性と
欧州シャシのマッチングが決して良くは無かった、アテクシいつも言ふ
「クルマはハンドルで曲がるのでは無ひ、アクセル(&ブレーキ、変速)で曲がるのだ」
の点に違和感があり杉たのでは無かったらうか?と考へるのです。

さて、今となってはこれ股懐かしひデ・トマゾですが、アレッハンドロの死去に伴ひ
2004年に解散、と思ってゐた同社、どっかが商標権引き継ひだかHPが現存しております。
http://www.detomaso.it/
ただ、まぁ出てるクルマがグアラまでなので2002年辺りから更新が止まってそのままなの鴨知れません。
266名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/03/11(日) 00:05:09 ID:CAp+Tc1T0
>>265
つい最近も、クライスラー300Cってのもありましたな。

これの逆をやったのがナッシュメトロポリタン・・・欧州シャシー+アメ車エンジンよりも
失敗だったような気もします。
でも、映画版探偵濱マイクを見るたびに物欲が蠢くのを感じます。不格好だけど粋だなぁと。
267相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/03/11(日) 01:01:28 ID:w/76BV8Z0
アメリカ車のエンジン積んだ欧州車って、多くは50〜60年代の産物ですが、
70年代になるとその殆どが姿を消したのは、アメリカ車のエンジンがマスキー法とかオイルショックで
魅力を失くした為なのではないでしょうか?

>>266
メトロポリタンはエンジンもシャシー・コンポーネンツも英・オースティンの物だったと思います。
この車も以前永島譲二さんがCG誌上で取り上げておられましたが、
その中ではこの車に限らず当時のナッシュ車全般に関して
“ピニンファリーナと契約を結びプロポーザルを買い入れたりもしていたが、生産型に関しては
どれもピニンファリーナは関与していないと言われている”と書かれています。
“それでもナッシュはあのファリーナ・バッジをつけたモデルを用意していたのは〜(後略)”
と続けているように、ナッシュの当時の幾つかのモデルにはファリーナバッジが付けられています。
例・52年のアンバサダー
http://chuckstoyland.com/nash/nash/52nash/2%2052%20NASH%20Ambassador%20in%201992.jpg
これなんかは恐らく、本当にピニンファリーナのデザインなのではないでしょうか?
例えば丁度年バレスレにてエロスパ氏の話の中に出てきた1955年登場のプジョー403
http://peugeot.mainspot.net/pics/403-Cabriolet_01.jpg
これ等も結構先に出たナッシュ車と似ていると思うのでそう思うのです。

で、肝心のメトロポリタンhttp://www.trombinoscar.com/nash/met14.jpgですが・・。まぁ、ナンだね・・(w
この車にはファリーナバッジは何処にも付いていないそうですが、同時代のナッシュの上級車の
縮小デザインである事は明らか。
人によってはこの車もピニンファリーナ・デザインとしていますが、恐らくは勝手にナッシュ側が
他の車用にピニンが作ったデザインを縮小して作った物でしょう。
・・こういうのも一種の“拡大解釈”になるのですかね??
268酔いどれエロスパ◎〜▽〜◎ ◆cAAK5ejJdg :2007/03/11(日) 01:19:11 ID:6GME5Iu20
ナッシュ・メト、上記逝ってる師のリンクではまぁそれなりに見へますが実際は
http://gazoo.com/meishakan/meisha/sum/66360_o.jpg
http://www.mini-house.com/1960METRO.html
かう↑でっせ。w 下のリンク先は以前も貼ったもの、まだ売れて無ひのか。w
>>266の方、買ひます?w

さて、今貼ったGAZOOの画像見ると、如何にもっつうかやっぱりつうか
をぢゃうさん、お母ちゃんのちょっとしたお買ひ物グルマつう感ぢです。
逝ってる氏のリンク先の ”インポーテッド メトロポリタン1500”
”ラクシャリー イン ミニチュア”つうのが股ナンっつってEやら。w

何処まで行っても脱力感に溢れた、かういふ脱力を極めたクルマっつうのも中々ありません。
かういふ方向では世界に唯一無二の銘車ではありますまひか。w
269名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/03/11(日) 01:29:59 ID:U0P85r6y0
デトマソと言えば、確かビグアが紆余曲折の末に、別会社からマングスタの名称で発売
されたようですが、さらに紆余曲折を繰り返した後に、MGが発売したXパワーSVという
車の基になったと聞きます。
このXパワーSVのボディデザインはP.スティーブンスが手掛けたもので、お世辞にも良い
デザインとは思えませんが、それは同じくP.スティーブンスがデザインしたマクラーレン
F1にも当てはまるようです。
G.マーレイの唯一にして最大の失敗はボディデザイナーの選任だった、とは言い過ぎなの
でしょうが、マクラーレンF1のコンセプトにこそG.ジウジアーロによる理詰めのデザイン
のほうがより相応しかったのではないでしょうか。
270名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/03/11(日) 02:29:29 ID:CAp+Tc1T0
>>267
あらら、シャシーも美国製でしたか。
カキコした後、何をどう勘違いしたものやらナッシュ・メトロポタリンと言っていた友人を思い出しました。

>人によってはこの車もピニンファリーナ・デザインとしていますが、恐らくは勝手にナッシュ側が
>他の車用にピニンが作ったデザインを縮小して作った物でしょう。
>・・こういうのも一種の“拡大解釈”になるのですかね??
 
本田のビートやらNSXもこの線でしょうか。
ンダヲタの間ではピニンデザインというのは定説らしいのですが、面取りやラインの引き方やらを見ると
にわかには信じられません。

>>268
写真では「何だかなぁ」的な脱力オーラ満載ですが、現物は愛玩犬のような、微笑ましい可愛らしさを感じますぜ。
攻めるような走り方はご法度、つか逆立ちしてもできなさそうですが、一緒に散歩に出掛けるような感覚で。
271相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/03/12(月) 00:22:32 ID:L0Z8YcL00
>>269
私もマクラーレンF1の形は好きにはなれません。
ピーター・スティーブンスさんって方についてはあまり良く知りませんが、二代目ロータス・エランや
TWRジャガーXJR15等も手掛けた方だとか。はっきり言ってどれもあんまり良い形の物とは思えず
他に人材は幾らでもいたのではないか?って思うのですが。
「高性能車=イタリア・デザインってのは当たり前で面白く無い」
とでもG・マーレイは思ったのでしょうか?
>>270
ホンダ・NSXやビートのデザインについては全く判りませんが、もしも本当ならば嬉々として
“海外の有名デザイナーさん起用!”ってやりそうな気もします。
・・・・「こんなデザインの筈ではなかった。名前出すのやめてくれ」みたいに言われてなければ(w

ナッシュ・メトロポリタンについては前スレでも触れましたが、
やはり私は、あれって欧州製二座スポーツカーをセカンドカーに使うのが当時のアメリカ富裕層で
流行の兆しが有ったのに目を付けたナッシュ社の企画商品だと思います。
267の広告の一番上に“INPORTED”と目立つように書かれているのもそんな事の現われでは?
愛玩犬感覚で手許に置きたいという気持ちは判ります。・・凄く判ります(w
でもねぇ・・。後の事も考えるなら、やはりニッサン・フィガロとかにしておいた方が無難では??
・・本音を言うなら、古いフレーム付きの車のボディーを下ろして先日のペダルカーの話の時に貼った
http://kidlotz.com/library/Deluxe-Pedal-Car_large-b.jpg
みたいなのを架装して乗りたいのですが・・。無理でしょうかね?

少し前に港北ニュータウン近辺でリア・クォーターピラーにボディー(ミント・ブルー)と同色で
菖蒲の花の絵を描いたフィガロを何度か見掛けましたが、
ああいうセンス(女性オーナーでした)っつうのは、こうしてああだこうだと能書きばかりを楽しむような
我々には中々求められない物で、見習いたいものだと思うのであります。
272酔いどれエロスパ◎〜▽〜◎ ◆cAAK5ejJdg :2007/03/12(月) 01:06:46 ID:76IGhOrs0
ホンダのピニン・デザイン、アテクシ相当以前からその辺感ぢてゐました。
それはアコードにエアロデッキのあったあの辺です。
表にピニンの名前は出てきませんが基本デザインを委託した可能性を非常に強く感ぢます。
股、適当な画像を見つけるのが面倒でw今は貼りませんが
ホンダがミッドエンジン車の計画を公表した際にピニンにデザイン委託っつな話もあり
当時ちゃうどそのアコードの頃〜少し後でしたのでぁあ、やっぱり感はありました。

いはゆるカロッツェリアとメーカの関係では、その関与の度合いによって
表に公表する場合、公表して車体に明記する場合、関与を公表する程度の大小、
一切公表しなひ場合など契約によって非常に細かくゐろゐろなのださうです。
逆に言ふと非常に細かひ契約があって、その通り事を進めなひと訴訟沙汰になる、と。
盗用多ひ某社wとイタルの間で訴訟騒ぎのあったことを覚へております。
思へばその一件のパブリカ・ヌターレットの他にもヌオヴァ・ズリエッタと71カローラ・セダン、
そして元ネタヂャギュア・ケンジントンが明らかなアリスト、
ランチャのパチもの似非イタ車と非常に多ひ。非常に大口の取引相手なのでせう。
まぁ双方納得づくで厳密に契約に則ってやってゐることですからそれはそれでE。

NSXやビートに関してピニンは多少なり関与してゐた鴨知れませんが、
その程度は実車を見て思ふ通り、そして公式に公表されて無ひ通りのものであったのでせう。
つまり、基本デザインを委託しても相当ゐぢり回して元モチーフにまでホンダの手が入った、
さう理解すべきなのでせう。

>ああいうセンス

リアガラス一面にカッティングシートで文字書くのもあると思ひます。w
股、デコトラにも良くありますし、いっときアニョータの方々が
ナントカって声優さんの名前ナンバーまでもじりにして
車体に汚絵描きもありましったけ。w アテクシ的には見習ひたく無ひ。w
273相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/03/13(火) 00:31:22 ID:5bd2Z31u0
↑変なモノは見習わんで下さい(w
幾ら形が気に入って買い求めた車であっても、そこはやはり量産品。
昔の一品物のような、自分の物だけは一目で他と区別できる程の個性は得られません。
そこで、昔の飛行気乗りが自分の機体にパーソナルマークを描きこんだように
ちょっと何か悪戯してみたくなるのですけれど、大体はありふれたステッカー貼る程度。
もうちょっと工夫しようとすると、ついやり過ぎで悪趣味になるのが常。
ボディーと同色で一輪の花の絵を描きこむなんつう粋な方は中々いらっしゃらないもの。

ところで、二玄社刊「世界の自動車・プジョー」の中では、プジョーとピニン・ファリーナの関係は
1960年登場の404から始まったように書かれていますが、他の資料複数では
その前の403(1955年)からとされています。403にも404にもファリーナ・バッジは付いていませんが
恐らく403からで間違い無い物と思われます。
前に書いたように403には同時期のナッシュ車等とも近似性が感じられる事もその理由ですが、
そのナッシュ車も「生産型にはピニンファリーナは関与していないらしい」という雑誌記事も有るので
あんまり自信を持って言い切れないところは有ります。

でも、403って戦後一時期のピニンファリーナデザインの典型つか、
結構他のピニンファリーナデザインの車に見られる特徴があちこちに見られるように思うのです。
平凡な造形のようでもありますが、あの楕円形に開いたラジエーターグリルとか
ヘッドライトとの位置関係とか。ナッシュの一連の車以外や、あの有名なチシタリア202等にも
つながる形ではないでしょうか?
http://www.fotozumbrunn.ch/Cisitalia_3_4_v.jpg
冷静に考えると。これとナッシュ・メトロポリタンを結びつけるってのもかなり無理筋な気もしますが(w
パッと見の格好の良し悪しはさておき、車そのものから感じる“わびさび”みたいなモノは
決してメトロポリタンだって負けてはいないのではない・・・・かも・・?
274SE037○○\_I_/○○ ◆GP8SwrYXVw :2007/03/13(火) 22:36:19 ID:nSP1cokT0
ビートとMG−Fはかなりピニンの原案に近いデザインです。
ほぼ同時期のミトスとの近似性もあります。

NS-XはZ32フェアレディのスクープ写真を見た宗一郎氏が、危機感を感じ、
もっと大きく見えるようにしろ!と指示したため、急遽トランクを延長したそうです。
原案はピニンから何枚もFAXで送られてきたようです。
275相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/03/14(水) 00:39:00 ID:egJ8rgNQ0
NSXは試作段階では引き締まった形だったのが、生産型ではテールが伸びて不恰好でしたね。
あれは空力の要求と聞いた事が有りますが、ゴルフバッグを積む為なんて意地の悪い見方を
聞いた事も有りました。
NSXに限らず、なんだかホンダデザインって“ちゃち”に見えるんですよね・・。
行き当たりばったりっつうか・・。

ところで。以前SCG誌にレイモンド・ローウィ時代(1950年)のスチュード・ベーカー・チャンピオン
http://www.duttondirect.com/data/classic_cars/photos/large/1/2433.jpg
これがピニンファリーナに影響を与えて、ショーカーのランチア・アウレリアPF200
http://fp.images.autos.msn.com/merismus/gallery/c461648a.jpg
を経て、54年のキャディラック・シリーズ62カブリオレ
http://www.pevomuc.de/100-Cadillac/PECAAR.05/1954-A/pb02-09y.jpg
とか、マセラーティA6GCS
http://www.ultimatecarpage.com/images/large/1526-1.jpg
等に発展したのではないか?みたいな話が有りました。
このマセラーティなど、ラップアラウンドのウィンドシールドなど結構細部はアメリカ的ですが
さすがに良く消化されていて殆どそれを感じさせません。

また、別の本では上記キャディラックには51年の同じくキャディラックのショーカー・ルセーバー
http://us1.webpublications.com.au/static/images/articles/i19/1970_4mg.jpg
これの影響を指摘する文も有ったように記憶しています。(何で読んだのか失念)
更に、このルセーバーのクロームのモールは後にピニンファリーナがショーカーに用い
(フェラーリ・ベースの何かだったと思うのですが、ちょっと出て来ない・・)
それがまた回ってGM自身が初代コルベットに用いたようです。

こんな具合に、ピニンファリーナ等のイタリア勢とアメリカとが刺激しあっていた50年代っつうのも
今から思うと結構幸福な時代だったのでしょう。
276相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/03/15(木) 00:39:47 ID:sdlYPgfX0
ところでキャディラック(GM)とピニンファリーナの関係ですが、
第二次大戦前から一品物ではピニンファリーナデザインのキャディラックは存在したようですが、
それらは顧客からの依頼に拠る物であり、ピニンファリーナがGMと直接関係を持って
デザインを手掛けるようになったのは戦後の事でしょう。
キャディラックってGMの中でも高級ブランドって事になっているだけあり、
アメリカ上流階級に多い(らしい)欧州物好きの嗜好を反映してか、昔から欧州車のスタイルから
多くの影響を受けているようです。
あるいはライバルであるフォードのリンカーンが欧州の良いモノ好きで有名だったエドセル・フォードの
趣味に従い、欧州車のデザインを常に意識していた事への対抗心も有ったのでしょうか。

影響の素は戦前には主にイスパノ・スイザからだったようですが、戦後はイスパノが自動車からは
撤退した事もあり、新たな手本にピニンファリーナが選ばれ、直接多くの車をデザインさせたようです。
昨日貼った54年型のシリーズ62カブリオレ等ではさすがのピニンファリーナもシャシーの寸法を
持て余し気味に見えますが、61年のクーペ・ジャクリーヌとかになると見事にまとまっていて
http://www.autoweteran.gower.pl/concept/1961_Cadillac_Jacqueline_by_Pininfarina.jpg
個人的には、これがピニンファリーナデザインのキャディラックの中では最も好きです。

・・そう書いていて、ふと思った・・。
メルセデス、ジュリア、ジュリエッタ、ディアーヌ、AMI、ジャクリーヌ・・
単にスケベなだけかも知れませんけど、女性の名前らしきものが車名になっていると、
ただそれだけでなんだか見る目が二割くらいは甘くなる・・つか“名車度”二割増しになるような・・(w

まぁ、二割くらい増したところで箸にも棒にも掛からない「あれ」とか「あんなの」とかも有るのですが・・
(自主規制 w)
277Σ(・*・` ) ふっさーる ◆288GTOD/a2 :2007/03/15(木) 10:08:16 ID:EqBFnor60
あるピイヌA210とCG1200・・・

ごほごほ。
278名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/03/15(木) 12:24:04 ID:THTP2aWyO
>二割増ししたところで

♪キャンドルを〜暗くして〜

あと、矢沢永吉が昔いたバンド名とか?
279酔いどれエロスパ◎〜▽〜◎ ◆cAAK5ejJdg :2007/03/15(木) 20:55:14 ID:aqMDCauj0
二割増してまぁ、かなっつなところで
ロス・インディオスとアレ っつな物件もござひますが。w 
コレに関しては玉にそこそこ美系が出るので油断なりませんが。w

で、ジャクリーヌに関してですが、アテクシ的に非常に目を引くのはAピラーの猫足。
この猫足つう物件が股一時代を画すものなのですが、この辺に関して皆さま如何お思ひでせう?
280相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/03/16(金) 00:44:25 ID:AUMjCPX70
猫足と聞くとピアノとか家具の方を思い出しますが。60年前後、特にアメリカの高級車
(ビュイック&キャディラック、マーキュリー辺り)で流行したらしき形状ですね。

戦後は曲面ガラスがかなり安価になり、大衆車のウィンドシールドもかなりの割合で
立体化されましたが、まだ60年代初頭の時点では結構高価だったようです。
55年登場のシトローエンDSでは前後こそ曲面ガラスでしたが側面は平らでしたし、
同じ年にポルシェ356は平面ガラスのV字スクリーンから曲面の一枚板になったと言う程度。
その高級品、曲面ガラスを更に凝った造形にして使用する事も高級感の表現なのでしょうか。
私はアレ、アールヌーボー辺りのアンティーク家具とかを想起させるような形だと思いますけど、
アメリカ人にとってはどうなのでしょう?
欧州的デザインなるものをああいうところに感じたのか、どうか。
今の私には、如何にもアメリカ的に思えるのですが。

こうして私等は気安く“アメリカ的”とか“ヨーロッパ調”とかって言葉を使いますけど、
(使っている本人が言うのもナンですけど)そう思う根拠って一体何なのかって思う事も有ります。
276に貼った画像等を見ても、同じピニンファリーナデザインでもマセラーティは欧州的に見え
キャディラックはやはりアメリカ的に思えます。
単にそう思って見るからってだけではないと思うのですけれどね。
あのキャディラック・シリーズ62/PF200の写真を見ても“アメリカ車だなぁ”と思い、また
“ピニンファリーナだなぁ”とも思いますが“キャディラックらしいなぁ”とは思いませんから。

また、元はイギリス・ローラのローラGT・MkYで、改良したのも英国から来たロイ・ランや
レン・ベイリーだと知ってはいても、やはりフォードGT40を見ると“アメリカ的だなぁ”って思います。
フランス人、レイモンド・ローウィがデザインした時代のスチュード・ベーカーもそう。
これらが“アメリカ的”と思わせる源ってナンなのでしょうね?

281名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/03/16(金) 00:46:17 ID:8k023fiq0
>>275
ホンダは直線/平面基調のデザインしか作れないみたいですね。
安直にぱっぱっと線を引いて「カッコいいんじゃね?」って感じ。

立体的に面を切り替えるとか、有機的な曲面とかまず不得意ですね。

やっぱりエンジン屋か・・・最近はミニバン屋さんですが。
282ふさ@仕事場 ◆XBR5fZcq3w :2007/03/16(金) 11:38:22 ID:ZMJrjYfJ0
>>281

ホンダも最初はぐにぐにしたデザインもしてるんですよ(w
283相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/03/17(土) 00:15:56 ID:i4kjydvj0
http://www.carstyling.ru/car.asp?id=2205
この辺見ると、結構いろんなのが有りますけど、何が書いてあるのかはサッパリです(w
近年は国産メーカーの中では最もピニンファリーナとの関係が深いのはホンダではないでしょうか?
もっとも、ホンダ用にデザインしたピニンファリーナの作品はなんだかあんまり冴えないみたいですが。
・・こう言うとホンダだけを貶しているみたいですけど、
他にもあんまり嗜好に合わないと思うデザインのメーカーは国産に限らず幾つも有り、
偶々ホンダが話の中に出ただけの事なので悪しからず。
ついでに言うと、ホンダ車の中でもフィットの形は結構好きです。

昔はニッサンが最もピニンファリーナとの関係には熱心だったようですが、
生産化にあたってはあんまり素の良さが出せなかったのか、市場では不評だったようです。
最も有名なのは410ブルーバードですが、その後65年のセドリック
http://gazoo.com/meishakan/meisha/sum/60480_o.jpg
これなど、一昨日触れたキャディラックの“クーペ・ジャクリーヌ”を4ドアにして、二〜三回程
クラッシュテストしたのをいい加減に復元したみたいでもあります(w
基になったデザイン画でも有ったら見てみたいもの。

で、この流れで68年に登場した3代目のスカイライン(所謂“箱スカ”)が、同じ年に発表された
プジョーの504に似ている事から(日本仕様の4灯マスクは特に似ています)
これにもピニンファリーナの手が入っているのではないか?
・・っつう話は以前このスレで否定されましたけど、直接の関与は無かったにしても
採用されなかったデザイン画とか、様々な形で間接的に、ピニンファリーナの影響は
当時のニッサンデザインチームに残っていたのではないかと、
しつこい性格の私は現在でも考えております。

284名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/03/17(土) 01:23:53 ID:BmB3XyRe0
>>283
>基になったデザイン画でも有ったら見てみたいもの。

写真を切り貼りしていそうな気がするwww

デザインを試行錯誤していた頃の国産車って、
お気に入りのディテールをを寄せ集めた感のあるものも少なくないですね。
中国車なんぞは今その時期にあるのでしょうか。
285酔いどれエロスパ◎〜▽〜◎ ◆cAAK5ejJdg :2007/03/17(土) 09:38:26 ID:oAD83MwI0
確か、以前ホンダのコンセプト・カーとしてピニンの”アルジェント・ヴィーヴォ”
つうのがあったかと記憶しております。それ見て何だその生きた銀つな、と辞書引きましたら
”argento vivo”水銀、とちゃんと出ておりました。w 確かに水銀の玉のやうな
コロコロぬめぬめとしたカタマリであるました。

デザイン画を生産型に移すにあたり問題になるのはコスト・量産技術でせう。
金に糸目を付けなひワンオフなら相当のことが出来ても数作る量産だと
出来ること出来なひことが出てきませう。ホンダの場合もその辺にぐにゃぐにゃのままでは
量産出来なひ事情があるのではありますまひか?

さて、逝ってる師リンクのセドリック、アテクシ的には清潔な緊張感を微かに感ぢるCピラーあたりに
申し訳程度ですがピニンの匂ひが残ってゐるやうに思へるのです。
同時期のピニンにはこの手のクリーンな緊張感っつのがしばしば見られます。
箱ヌカに関しては、これも逝ってる師お書きになったときに確か
プレスのラインに向けて反り返ったサイドパネルとかコーヴェアの影響を主張した記憶も。
この手の例としてその時期からしばらくのBMWも挙げたか、と記憶しております。
286相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/03/18(日) 00:22:50 ID:59kD9o9N0
>>285
ホンダ&ピニンの関係は、あまり量産を前提としない純粋なデザイン・プロポーザルに
限定されているかのように見えます。
生産化を考慮するならば、ピニン側ももうちょっと現実的な提案をして来ると思うので。

>>284
今ではコピーされる側になる事も多い日本の企業ですが、昔は結構酷い事もしてましたからねぇ(w
先日、中国で開催されたモーターショーで、中国製の車のデザイン意匠の一部がホンダ車の
それとそっくりだった事をホンダ側が抗議したなんて事が有りましたけど、
55年の初代クラウンとその当時のパッカードなんかもあれ程度には似ていたように思います。
それでも、車なんかは目立つ事もあり。また、それこそ生産技術がカーボンコピーが可能な所まで
至っていなかった事もあったか、他ジャンルよりはマシだったかもしれません。

現代の中国の場合、生産技術は結構有りますから余計に不味いところも有るでしょう。
でも、そうしたのはアチラの国民性を知りつつも、モラルを育てる努力をしないままに、
低コスト求めて技術供与した側ですしね。暫くはああしたゴタゴタは続くでしょう。
現代の自動車の流行が、骨格は単純な形で樹脂部品など造形の自由度が高い所でしか
それぞれの個性を主張し難いようになっていること(特にミニバン等)も変な追い風になっているかも。

ところで、車板ではスレッド乱立して、叩かれ放題のミニバンですけど、このスレ見ている人は
どう思っているのでしょうか?
あの種の車にだって、古くはフォードのウッド・ワゴンやフィアット・ムルティプラ(初代)とか
VW・タイプUなど、最近でもシトローエンC4ピカソや現行ムルティプラ。
更にはフランスのノータリン的スポーツ(w)ルノー・エスパス・F-1等
オタクの話のネタになりそうな魅力的な車は幾つも有って、全てひっくるめて“只の白物家電”とか
“趣味の対象とは成り得ないつまらない車”と片付ける事は出来ないと思うのですけど。
287名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/03/18(日) 14:14:21 ID:119sxNuc0
自動車ってからには運転してて楽しそうじゃないと食指が動きません

あの手を好む人たちは自分の部屋を持って歩きたい人たちとしか思えないから
趣味は合わないだろうなぁ
288相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/03/19(月) 00:28:41 ID:hS6uds4O0
まぁ、ミニバンそのものの肯定とか否定とかを書き始めてしまえば、
他のミニバンスレと一緒になってしまうのですけど。

ああいう車が必要で買う人も結構いるでしょうし、毛嫌いする事も無いかと思うのであります。
もっとも殆どは単純に流行に流されて買ってしまったというクチで
現在のミニバンユーザーの中には、かつては4ドアHTとか“デートカー”と呼ばれた頃のクーペに
乗っていた人とか多いでしょうね。
つまりミニバンユーザー=“あの手を好む人”なのかどうかは意外に判らないところもあるのです。
大枚はたいて購入した以上は“こういうのが好きだし、良い”って自らに言い聞かせて、
意地でも流行に流されたとは認めないのでしょうけど。

実家の兄が正にそんな一人で、独身時代はスカイラインに乗っていたのが、子供が出来てからは
180SXとかのクーペ型を乗り継ぎ、子供が大きくなって一緒に乗る事もなくなったらミニバン・・
流行を追うだけで、ナンの必要性も無ければ計画性も無し(w
・・その時々の流行を追うだけで車を代えても、まぁナントカなるものではあります。

しかしまぁ、ナンだね・・。車板のスレタイ一覧から“ミニバン”検索してみると・・。
流行りモノってのはこういう物なんでしょうね。
この種の車について、最近のこのスレの流れでデザインを考えてみると。
http://www.oldcars.co.jp/vw/54vw23.jpg
http://www.2blowhards.com/archives/Fiat%20Multipla%20-%201956.jpg
ワンボックスっていう言葉も有るくらいですから、こうした車の始祖から皆一歩も出られないようで、
前輪駆動型の1.5BOXっていうのも、シトローエンHのマイクロバス仕様
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/fr/thumb/9/9c/Citroen_H.JPG/300px-Citroen_H.JPG
基本的にはこのまんまでしかないと思います。
289相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/03/20(火) 00:24:12 ID:kd/zKI/P0
フィアット600“ムルティプラ”
以前由良拓也さんは「初代エスティマの形は、この車にそっくり。ただし前後逆だけど」
みたいなことを書いていた記憶が有ります。
前スレでも話に出たように、車の空気抵抗を少なくする為には前を尖らせるよりも後ろを滑らかに
絞り込む事の方が重要だというのならば、こういう形状のボディーの場合はどちらを前にするべきか。

1913年にミラノの某貴族がカロッツェリア・カスターニャに作らせたという有名な車
http://shl.stanford.edu/Bucky/dymaxion/alfa.jpg
この車はステアリングホイール位置からも判るようにミニバン型三列シートではありませんが、
空気抵抗を真剣に考えた結果の雨滴型ボディー(その割りにはタイヤもシャシーも剥き出し)。
やはり、前が尖ったエスティマ型よりも後ろが絞り込まれたムルティプラ型ボディー(つか方向 w)
の方が、理屈の上では空気抵抗を減らせる筈。
もっとも、そういう意図でデザインされたのかどうかは全く判りませんけどね・・。

この時代(1950年代)のフィアットの小型車はデザインに至るまで天才エンジニアの
ダンテ・ジアコーザさんが決定していたそうです。もうかなり前にCG/TVの中のインタヴューで
「材料を節約する為に丸い形にした」等、御本人自らその頃の事を語っておられました。
デザインにまでお金は掛けられないという事情も有ったのかも知れませんけど、皆良い形で
ファリーナ・スタイルの上級車1800あたりよりも余程魅力的だと思います。
ジアコーザさん、デザインセンスも大したものだったのでしょう。

1936年に登場した初代500“トポリーノ”と1955年の“600”。更にそれをベースとして作られた
ムルティプラの断面図を二玄社の「世界の自動車・フィアット」からコピーし同一スケールで並べたもの
http://proxy.f2.ymdb.yahoofs.jp/users/e6ddb2d7/bc/7fb6/__hr_/28c2.jpg?bc5oUdGBet3bxUQz
ホイールベースは三者とも同じく2m。限られたサイズの中で、
かつての500では一列二人分のシートしか置けなかったのをムルティプラではなんと
三列6人分(かなり無理してますけど)
まぁ、この車の場合は衝突安全性ナンかは考えてはいけないのでしょうね。
290相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/03/21(水) 00:39:54 ID:0ypK5eN50
アバルト他、多くの手によって様々にチューンされたフィアット600ですが、
サスペンションはそのまま流用される事も多かったようです。
それだけ、オリジナルの設計が優れていたという事なのでしょう。
只、前輪のバネレートを変更しようとすると、ロワーアームを横置きリーフが兼ねるという形式の為に
そう簡単にはいかず、その場合には(増えた荷重に対処するためにか)
通常のダブルウィッシュボーン+コイルに変更されたムルティプラ用のパーツを使う事が流行したとか。
そう簡単に出来る改造でもなさそうですけれど、この場合トレッドも幾らか広くなるので一挙両得(?)

「運転してて楽しそうじゃないと食指が動きません 」っつう287さんの考えはもっともだと思います。
フィアット600の中で考えても、ムルティプラよりはセダン。どうせなら過激にチューンされた奴。
リアのエンジンフードを半開きにして、パウダー・ブルーと赤に塗り分けたようなのが良い。
そう考えるのが正統的ボーソー趣味っつうモノでしょう(w
まぁ、それは冗談(でもないか?)にしても、私もなるべく余計なモノは背負いたくない。
出来るだけ身軽でいたいと考える側の者であります。
でも、そういう事は別にして車そのものの魅力とかを考えてみると、ムルティプラの有る生活ってのも
ナンだか楽しげな気がします。
恐らくあの車が現役だった頃、二〜三列目に押し込まれた子供達の目には、4段MTを駆使して
非力なエンジンをフルに使って走らせるオトーさんの姿はきっと頼もしく見えた事でしょう。

まぁ、現代この車板で散々な叩かれ方をしているのはそうしたオトーさん達の末裔ではなくて
離れかけた家族の関心をお金で買うようにミニバンを選んだとか
(でも、結局子供達はリアシートで携帯ゲーム機に夢中で、運転席は孤独だったり・・)
レジャー道具の置き場所も兼ねてミニバン買ったっつう物置と車の境が曖昧な人とか
(そういえば現在はスチール物置メーカーの岡村製作所が作った“ミカド”って車も有りましたっけ)
そんな人達なのでしょうか。
291名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/03/21(水) 06:35:29 ID:rw9QhHrM0
>>290
「ミカサ」ですよ。先帝陛下の弟君の三笠宮殿下の方。
曲がりなりにも本格的にトルクコンバーターを採用した最初の国産車なんですから、
覚えておいてあげましょうよw

キャブオーバースタイルで大きな定員を確保しようという発想なら、
古くは1890年代後半のパナールあたりからすでに見られた例ですし、
1930年代中期のアメリカの「スカラブ」が近代的なモノスペース車の先駆となり、
その後1950年のVW・初代タイプ2が世界に範を示して追随者が続出した・・・

スカラブなんかは時代に比べて進みすぎてほとんど売れなかったから試作車みたいなもんですが
タイプ2がその後に続いたワンボックス車の範となったのは、
何よりそういう効率的に多人数を運べる小型車が必要とされていたからで、
ムルティプラにもそれは共通しますね。時代性もあろうかと思いますが。
クライスラーの最初のミニバンも、アメリカンの生活様式に適合した車だったから成功できた。

まあそれはさておき、
生活に直結しない「空っぽの箱」をわざわざ買う事について
趣味的なクルマ好きの2ちゃん車板住人が疑念を呈し、
一方で金遣いにうるさいはずの一般人が自らに疑問を抱かずにいるというのも、妙なものですね。
292酔いどれエロスパ◎〜▽〜◎ ◆cAAK5ejJdg :2007/03/21(水) 14:57:52 ID:ps9+3+s60
>>289
ムルティのパッケージングで気が付くのは、後ろ程シートの座面が低くなること。
本来ベルリナの鉄則、それも高級であればある程守らなくてはいけなひ鉄則として
”後部シートは前シートより高くなくてはいけなひ”といふのがあります。
真っ当な時期までの真っ当な欧州ベルリナはほぼ例外無くこのやうになってゐます。
上記比較図の600、安価の極みのやうな同車でもさうなってゐます。
うちの75ですら完全に前シートより後部シートの座面がはるかに高く、
しかもトルソーアングルが真っ当、基本設計の古さが逆に基本に忠実な
セオリー通りのポヂションを与へてゐるのです。

日本車ではこんなことはこれまで只の一度も考へもしなかったやうに見受けられますが
昨今では欧州車もマーケ主導、見てくれのデザインが全ての日本車哲学に感染し
あらうことかベンシでさへもセオリー無視のパッケージングするやうになってしまひましたが。

しかし、見てくれよりも全てに於ひて実が第一のムルティ、何故このシートレイアウトを採ったのか?
ルーフ高に余裕は十分あります、2列目3列目を高く、もっとアップライトなポヂションを採れば
乗る側ももっと快適に余裕を持って乗れる筈。

涙滴型か逆涙滴型か、ムルティの場合ベルリナ同様コストが重大なファクター
そしてアテクシも昔CGTVで故・ジャコーザ氏のインテルヴィスタを拝見しましたが、
その際にも語られてゐた”表面積を小さくし鉄板の使用量を抑へる”、
その為にはエソジソ上のデッドスペースを無駄に膨らましたフォルムで
鉄板を無駄遣ひしたくなかった、といふことなのでせう。
尤も、エソジソ上をラゲッジスペースとするならそれもあったでせうが、
サンバーのやうにエソジソと燃料タンクの上にモノ載っけるつもりはさすがになかったか。w
しかし、一方でよりスペースに制限のあるベルリナでは後部シート後ろに
物置スペースが設けられてゐるのですが。
293名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/03/21(水) 22:09:00 ID:7Gr9mhBz0
>>292
75のリアシートザーメンが高いのは、下にミッションがあるからなんでねえの?
確かに後ろに乗せると結構好評だ、75。
294相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/03/21(水) 23:52:40 ID:0ypK5eN50
>>291
“ミカサ”でした・・。(またやったか・・w)
ウィリアムB.スタウトのスカラブ(1935年)は以前流線形の話で出たかと思いますが、
31年のジョン・ジャーダのスターケンバーグとかタトラ77等からの流れで見るべきで
室内空間よりも外見の要求からああいう形になった車と私は考えます。
http://www.conceptcarz.com/vehicle/z9131/Stout_Scarab/default.aspx(ポップアップが出るかも)
後ろから見た時の格好の良さと比べると、フロントの方はあんまりパッとしませんねぇ・・。

>>292
想像ですけど、ムルティプラの座面が後方程低くなるのは、恐らく畳んで荷室に使う時の使い勝手に
配慮したからではないでしょうか?
また、そこに座る人の快適さを重視するなら確かにリアシートの座面の方を高くするべきでしょうが、
運転する側にすると、そうする事により後方視界が妨げられるというデメリットも有り。
運転席後方に更に二列もシートのあるムルティプラの場合、それを避ける為にわざとああした
可能性も有るかも知れません。

現代のミニバンブームの主流となっているのは、少子化が問題視される時代には過剰な空間、
それに由来する過剰な車重。それに対処する過剰なパワーと、過剰を過剰で塗り潰す性格の車。
そういう連鎖が多くの人から反発を買う理由なのだと私は思います。
実際に幾ら低床・低重心とか言っても基本的に鈍重な性格もあるでしょうし。
また、これはミニバンに限った事では無いのでしょうが、あれこれと進歩した運転支援技術の恩恵で
より安全な運転に集中している人等実際には殆どいなくって、
退屈になった分だけだらけて散漫な運転をしている人が殆ど。
技術に甘えて堕落していく人ばかり多くては、それは進歩とは言い難いのではないでしょうか?
295名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/03/22(木) 15:18:29 ID:gD0JkKUMO
ミニバンって呼び方が普通になる前は
VWのコンビなんかもマイクロバスと呼ばれてましたよね
その方がよっぽどわかりやすいと思いますが。
それとも何か違いが有るとか?
296名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/03/22(木) 20:47:04 ID:z6ADci5k0
逝ってる氏はイージードライブ化に対しては常々強い批判傾向を示しておられるので
(逝ってる氏に限らず、2ちゃんでクルマ好きを標榜する人は
多くが自動車のイージードライブ化に冷淡な傾向がありますね)
「イージードライブなシステムは即、無責任運転の助長になる、とは考えない」主義の
俺あたりとはスタンスが違うでしょうけど、
ミニバンを買っている人たちのほとんどが、その広大なスペースを有効活用できているのか疑問、
という点では全く同意ですね。
この点は2ちゃん車板でのクルマ好きの多くにとって共通認識かと考えます。

ミニバンを買うシチュとしてよく例示されるのが、
「小中学生の子供のスポーツクラブ活動関連で、足代わりになってやる必要があるから」なんですけど、
子供たちのスポーツクラブも昔の野球かサッカーぐらい、という状況に比べて多様化してるでしょう。
一方で少子化も進んでる。スポーツクラブ自体、規模縮小の避けられない時代です。
児童スポーツクラブの父兄たち相互の関係も希薄化してきて
(それは個人主義の進みすぎで、ある意味では「いい傾向」とは言えないのですが)、
敢えて持ち回りで送迎役を仰せつかる、という時代でもなくなってるんですよね。
自分の子供は自分で運び、連れ帰る。ならセダンでもコンパクトでも軽トラでもいいんです。

少子化の一方で高齢者に至るまでの免許普及も進んでますから、
3世代を1台のミニバンに押し込む必要性も薄れてきてます。
これじゃ、安全性に疑問のあるエマージェンシーシートを載っけて
形ばかりの7人乗り、8人乗りに仕立て上げたクルマを保有している意味ってあるのか?
ムルティプラの頃のように、みんなが貧しくて
一家に1台しかクルマを持てない、という時代じゃないのに。妙なものですね。
297相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/03/23(金) 00:28:59 ID:E1StEZjJ0
>>295
現在ミニバンと呼ばれているのは、昔のフォードの木製ボディーのワゴンとか、
ファミリエールとフランス人達が呼んだ三列シートセダン(バン・ワゴンボディーの流用ですが)と、
マイクロバスとの中間に出来たモノと私は思います。
まぁ、元々が大して変らないもの同士ですけど(w
現代の国産ミニバンの中で見ても、ハイエース等の商用車ベースの車も有れば
セダンをストレッチしたウィッシュとかストリームみたいなのも有り。
前者はマイクロバス寄り、後者はセダン寄りでしょうか。
>>296
イージードライブを可能にするデバイス自体は悪くないって思いますし、
トラクションコントロールとかABS等は、むしろ有るべきとも思います。
私が否定的に考えるのは、眠くなるような安楽さだとか運転中に緊張感を忘れさせる物とかです。
例えばATだってそれ自体は悪い物ではないと思いますけど、
意外に多くの人がATのポジションの意味も知らないままに使っている事に驚いた事が有るので
“ATは運転を楽にするだけで、簡単にしてくれる物ではない”って意識を持って使える人でないと
却って危険ですらあると考えるのです。

ついでに屁理屈こねると。
ミニバンのような車ってかなり難しいところがあると思うのです。
定員一杯まで人が乗った時には車高は下がり、その分ロールセンターも下がり。でも重心は上がる。
普通の車以上にロール剛性の変化が激しい車な筈。
それを最小限に抑える為に足回り固めると今度は一人で乗っている時に酷い乗り心地になる。
今度のシトローエンC4ピカソでは車高調整の可能なエアサスをリアに使用しているそうですが
そういう事に気配りしているミニバンってそんなに無いのが実情でしょう。
そういう事も有り、私はやはり「ミニバン型も有っても良いけどあんまり流行して欲しくない」
って思うのです。
298名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/03/23(金) 23:55:32 ID:kYG001ew0
あんだけ走っていたパジェロが、今じゃ見かけないからね
次は何が流行るんだろ?
299相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/03/23(金) 23:59:03 ID:E1StEZjJ0
昨日書いた話、実は私の若い知人に
「三人目の子供が生まれたので、三人平等にチャイルドシートに座らせる為にミニバンにしました」
って人がいて。一人で通勤に乗る時等には固い乗り心地に辟易としていたので、そう思いました。
彼の場合は、子供の体重三人足したところで大人一人分にもならないので試しにタイヤの空気圧を
驚く程高かった指定値から常識的な数値まで下げてみたところ、少しはマシになったとか。
彼のように子煩悩で責任感の強い人がミニバンを必要として買うのは良いと思います。
チャイルドシートのメーカーも、もう少し考えて欲しいところですけど。

話は少し変わりますが、現代のようにミニバン型の車が広く受け入れられるようになったのには
一般の人の車を見る目が少し変化した事も有ると思います。
元々日本人はアメリカ車大好き。つか、アメリカ車に憧れる事から自動車文化が始まった国。
現在でもある程度の年配の方に顕著な傾向として3BOX型大好き。つかそれ以外は認めないって人
案外と多いようです。なんだかんだと言いつつも購入する人の平均年齢が60代というカローラが
未だに3BOX型セダンの形を捨てられない辺りにも、それは現れているようです。
この傾向がもっと顕著に有った頃でしたら、現代のミニバンの多くを占める一筆書き、モノフォルムは
これ程迄には市場に受け入れられなかったのではないかと思う事が有ります。

>>289で触れた1913年のカスターニャ・アルファを見ても、空力を洗練させる為には、
途中に段の無いモノフォルム型が望ましい事は昔から知られていたようですが、あの手の形状は
多くの日本人が持つ“車らしい形”“格好の良い形”という概念からは外れるものであり、
“1BOX=貨物車・2BOX=貧乏臭い安車”みたいな偏見は根強く有ったようで
その為に四人乗りの最小限界を目指したような初期の360cc軽自動車にまで3BOX型が現れる始末。
幾ら現実の欧米ではそんな事は無いと言われても、そういう傾向は結構最近まで残っていたようです。

そういう傾向に変化が表れたのには、ガンディーニ等がデザインの一連のエキゾチックカーとかで
“モノフォルム=格好が良い”っていう刷り込みがなされたスーパーカー世代以降が多数派になった
今の消費者の年齢構成も一因として有るのでしょうか?
300酔いどれエロスパ◎〜▽〜◎ ◆cAAK5ejJdg :2007/03/24(土) 00:23:34 ID:UIXesnLT0
ぢつはアテクシもだうも土缶(ヒジカタの缶詰w)1Boxはダメです。
あれに似合ふのはやっぱニッカボッカに力王足袋の足を窓から出してる姿。w
一方小さひソレ系は後ろから見たキューブなんざまさにさう、Bb股然りで
だうも冷蔵庫が転がってるやうにしか見へません。w

ワゴン・ジャルディネッタは本来セダン・ベルリナより裕福感のあるものですが
今日帰宅時見かけたカローラのフィルダー、あれとかだうしてもボンバンにしか見へません。
だうも商用車あがりにしか見へないんだなぁ、なぜか。
あれを選ぶ人の選択はやはり”フィルダース・チョイス”なのだらうかなぁ、
などとぼんやり考へつつ帰ってきたのであるますた。w

アテクシは、自分の毎日の生活の道具兼玩具としてこれら↓でまぁw文句ありません。w
http://www.youtube.com/watch?v=7b1fpSDNFoY
http://www.youtube.com/watch?v=xfIuY2jnVjw 踊る75w(ヌオヴァ・ズリエッタ1台混入)
301酔いどれエロスパ◎〜▽〜◎ ◆cAAK5ejJdg :2007/03/24(土) 19:14:31 ID:UIXesnLT0
上記ヌパイダ、まぁこれだけ見るとご立派に見へますが
なに、アテクシやらかしてることは限り無くコレ↓に近ひ。w
http://www.youtube.com/watch?v=9UBlgISwjHY
飲酒だけは道交法改正以前にドクターストップかかってますが。w
302名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/03/24(土) 22:28:42 ID:+0TUqmFO0
つねづね思ってるんだけど
このシフトレバーって操作しずらくね?
慣れればOKなの?楽しいの?
303相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/03/26(月) 00:17:40 ID:DDGkV8Dd0
>>300 エロスパ氏は守旧派ですからねぇ(w
私は結構キューブは好きです。一時期、本気で我が家の近距離用車候補になった位です。
DBは嫌い。“どう違うのだ?”と言われたらナンとも言いようが無いのですけど。
1BOXは、やはりプロの仕事道具ってイメージが有り、好き嫌いがどうのこうのと言うモノではないです。
アレを私用に使う気にはなれません。シトローエンTUB(実物は見た事も無いですが)
http://irishcar.com/ICOimages/citrconservgall/images/0113302.jpg
これなら別ですけど。(結局シトローエンなら何でも良いの w)

>ワゴンはセダンよりも裕福感が有るモノ
そう言われていますけれど、実際にはどうなのでしょうか?
例えばフランスの安価な貨客兼用車(ルノー4とか)を前に「純粋なセダン型よりも裕福感が有る」
とか言われても・・みたいな気もするので。

先日の話の続き。
3BOX型の車が生まれた経緯は以前にも何度か触れましたし、改めてまとめるのも大変ですが
1930年代のアメリカ車のスタイルの変化を追う事で大体理解出来るのではないでしょうか?
特に30年代後半、流線形の流行が最も盛んだった時期。その次を狙って登場したキャディラック
シリーズ75がその発端と考えて良いと思います。
そして40年のリンカーン・コンチネンタルで完成を見る訳ですが、
この種の形、アメリカ人にも大好評だったのは勿論ですけれど別にこれ一辺倒になった訳でもなく
それ以前の甲虫型にも根強い人気が有ったようです。

こうした3BOX型誕生の経緯ってのは丁度日本では輸入が途絶えていた時期に進んだ事も有り
戦後になっていきなり完成形3BOX型を見せられた日本人はさぞ驚いた事でしょう。
そして、そういう経験が3BOX以外は車の形と認めない頑固な層を作ってしまったのだと思います。
・・今でも結構そういう人っていますよね。
トヨタが今でもそういう人狙いでヴィッツの派生車種に、べルタなんて車を出すくらいですから。
304相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/03/27(火) 00:55:22 ID:QC4gJz5F0
トヨタ・ベルタって車、我が家には小型のトヨタ車も一台有る事から例によって
「こんなの出ましたが買い換えませんか?」って営業の方がカタログ持って来てくれました。
全長4300mmっつう大きさはシトローエンで言うならばGSもBXも凌ぐもので、
当然「そんな大きいのは要らん」となりましたが。

この車の開発コンセプトの中に「セダンこそ車らしい形と考える人は今でも多い」という言葉が有って
イメージキャラクターは鈴木京香さん。
ベルタという車自体には車オタクがあれこれと話題にする要素は殆ど無いかも知れませんが
私には結構考えさせられるモノが有りました。
トヨタや日本人ユーザーにとっては2BOX型のヴィッツはセダンではないらしい事もその一つ。
それと、年齢に関わらず3BOX型こそ車らしい形と考える人が今でも存在するらしいという事。

まぁ、何処の国であろうと3BOX型が好きな人はいるでしょうけど、それは嗜好の問題ってもの。
日本人の場合に限っては嗜好以前の問題として2BOX型ハッチバックには“貧乏臭い”とか
“女・子供の乗る物”みたいな偏見を持つ人がいて、特に女性の場合には2BOX型を薦められると
「女だと思ってバカにしている」って憤慨する人すらいるようです(実際に聞いた言葉)。
こういう人がいるのは、3BOX型が生まれた経緯を実体験としてつぶさに見る事無く
いきなりそれが流行の真っ只中に有ったところから自動車文化をスタートしてしまった
日本のおかしなところであると思います。

つまり、以前に私は日本にATが多い理由として渋滞の多さ以上に戦後アメリカ車によって
初めて一般レベルに自動車文化(らしきもの)が浸透したことを挙げましたが、それと根は同じ。
車にあまり興味の無い女性層の多くには、今でもそうした“3BOX型が車本来の形”という考えが
根強く残っているように思えます。
年配の方が持っているのと同じ保守的イメージでしか無いのですが、
興味が薄い故にそれを訂正してくれる情報も外から入って来ないのでしょう
305名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/03/27(火) 01:14:48 ID:gy4tFzy00
3BOX信仰の最たるものがタクシーでしょうね。

しかしベルタというクルマ、所詮はヨタ車ですが、成り立ちは面白いですね。
あれだけの図体がありながら重量1000kgを切るグレードがあり、エンジンは最小限の3気筒リッターカー、
ってシトロのアミとかパナール・ディナじゃないんだからw
CVT車だからこそできた無茶でもあるんでしょう。
306相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/03/28(水) 00:32:12 ID:sQuVoBTP0
タクシーについては全くその通りでしょうね。
以前にタクシーの話が出た時にも書きましたがタクシー会社毎のけばけばしいカラーリングが
施されていたりしては見栄えもフォーマル感も有ったモノではないと思うのですけど、それでも
“とりあえず3BOX型なら見栄えが良い”“何処にでも乗りつけられる”みたいに思う人はいるようです。
正に3BOX信仰ですね。

1930年代を体験すること無しに過した事、国情に合わないアメリカ車に憧れる事から始まった事。
この二つが今に至るまでこの国の自動車社会に大きな影響を与えているように思います。
そこから私は“今も昔も(その存在を知らぬ人にとっても)多くの日本人にとっての理想の車は
パッカードなのである”という説を唱えています。未だに誰にも賛同して貰えませんけど(w
現代のドイツ車人気も、実はアメリカ車に元気が無いのでその代わりにドイツ製をアメリカ製代わりに
「如何にアクセル踏まずに走れるか」と使っているだけだと思って見ています。

ところでトヨタ・ベルタですが、あの車と同じように3BOX好きな層を狙って2BOX型コンパクトをベースに
作られた車って、他にもニッサン・ティーダラティオとかホンダ・フィット・アリア等が有るようですが
如何にもとって付けたかのような急ごしらえのデザインで、あまり格好良くはないと思います。
まぁベルタが格好良いか否かは別ですが、元のヴィッツとは全く別物のデザインを用意出来るのは
トヨタの商売規模の大きさ故でしょうか。

それともう一つ。今日「おまいら年齢のバレる発言して下さい」スレの書き込みに
丁度「ティーと発音出来なくて何が悪いんだ」みたいなのが有りましたが、
そういう発音が苦手な人の多くは、恐らく年齢的に3BOX信仰の持ち主と被っていると思います。
そこまで考え“ティーダラティオ”とか“フィット・アリア”なんて(年配の方が)発音し難い車名を避け
“ヴィッツ”なんつうベース車とは無縁の“ベルタ”って言い易い車名を付けたのであれば、
正にトヨタの商売上手恐るべし・・って思うのですけど、実際に其処まで配慮したのでしょうかね??
307名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/03/28(水) 01:19:48 ID:DVwiM81C0
>>306
トヨタ製でコンパクトな2BOXベースセダンのはしりといったら、コルサ/ターセルではなかったかと。
日産だとラングレーのセダンですかね?
そーいや、年配弾性が乗ってるのをよく見たような。
カローラが初代クラウン並みの大きさになったかという時代でしたから、ベーシックセダンでも持て余す
人にはちょうどよかったのではないでしょうか。

ちなみに北関東にて自動車修理工場を営む叔父は、普通に「テーダ」「ヒット」「ヘラーリ」「アルハロメオ」
「フェアレデー(これはある意味正しいか?)」と発音します。
308酔いどれエロスパ◎〜▽〜◎ ◆cAAK5ejJdg :2007/03/28(水) 23:38:44 ID:bybJpTE90
↑ほぃ、ヘァレデー。w
http://www.creamylinks.com/galleries/rodox/23/photos/13.jpg
http://www.creamylinks.com/galleries/rodox/23/

我ながら情け無ひのでsage。
309相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/03/28(水) 23:49:02 ID:sQuVoBTP0
>>307 その方、もしも現代にヴォアザン(Voisin)なんつうメーカーが生き残っていたなら
どんな風に発音されるのでしょうね(w

余談ですけど、現在では“ヴォアザン”と表記されるのが一般的なこのメーカー名。
私の手許に有る古い本の中に、著者の佐藤章三さんが“ヴヮザン”と表記されているのが有ります。
日本語の表記方法としては変なのでしょうが、実際のフランス人の発音にはこっちの方が
近いのかも知れません。

ところで最近車名の記憶違いとか勘違いが多くて心苦しい限りなのですが、
また一つ気付きましたので訂正(スマヌ・・)
>>303で3BOX型セダンの発端と書いたキャデイラックですが、それはシリーズ75ではなく
シリーズ60S(シックスティ・スペシャル)の間違いでした。
http://www.classiccarclub.org/images/38%20Cadillac%2060S.jpg
如何にも、それまでは車外に独立して積まれていた(文字通りの)トランクが一体化していく
過渡期のデザインに思えます。

また、本来はファストバックにデザインされたものの「より広い荷室を」という
市場からの要求で角ばったトランクルームを後付けした例ってのも有り。
コード810/812とかシトローエン・トラクション・アヴァン等がその代表でしょうか。
http://www.strw.leidenuniv.nl/~deul/images/travant1a.gif
http://www.delayre.com/bagnoles/traction/rside.jpg
上がオリジナルのファストバックで、下がトランクを張り出した後期型のトラクション・アヴァン。
やはり急こしらえな感じは否めず、見た目の格好良さはオリジナルに軍配が上がります。

こういうのはデザイン的なバランスへの配慮が深く関わっている3BOX型とはあまり関係無く、
別の流れと考えるべきなのでしょう。
そう思うと現代のティーダラティオとかフィット・アリアなんかはこっちの側に分類するべきなのかも。
・・まぁ、そう分類したところで、全くどうなるって物でもないのですけれどね(w
310酔いどれエロスパ◎〜▽〜◎ ◆cAAK5ejJdg :2007/03/29(木) 00:31:50 ID:I6ZQ6OYJ0
ぃあー、本日もせっせとエロ画像蒐集に精出しwておりますが、
ありますなぁ、銘車エロ。w
http://www.jansbox.com/gals/pornstar/priv/63lucylove/rrshtbpw.html キャデ?
http://world-of-hardcore.info/free_gals/pri_ws/lucia_01/index_ws.html こらキャデだね
http://www.jansbox.com/gals/pornstar/priv/62lucialapiedra/rrshtbpw.html フォードの南瓜?
http://www.nudestarz.net/penthouse/charlie-laine_2/charlie17.html ぉおっと!フェラーリ330GT2+2とわ!こら股マニアックな。w
http://www.nudestarz.net/penthouse/charlie-laine_2/15.jpg 毎日見てるピニンのバッジもなんだか。w
311名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/03/29(木) 01:09:45 ID:DcujzIeS0
ティーダラティオやフィットアリアのように、元来FF2ボックスハッチバックのリアに
如何にもトランクをとって付けたかのような、急ごしらえのデザインの3ボックス車。
この類いの車というのは、ゴルフから派生したジェッタが世界初でしょうか?
312名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/03/29(木) 01:18:16 ID:0qPr0YEz0
いやミニの派生のライレーエルフとかの方が早い
313相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/03/30(金) 00:49:34 ID:BTTyKpal0
>>310
一番上の車は、戦後間も無い頃のビュイックではないでしょうか?
http://www.buickcarclub.org.au/features/2005%20Great%20Australian%20Rally/2005_0123Great_Aust_Rally0018.jpg
そう言えばこの時期のGM車の中には“セダネット(Sedanette)”と称する
ファストバック型のボディ・バリエーションを持つ物が幾つか有るようですが、
これは恐らく3BOXノッチバックに抵抗を感じる人に向けた流線形ボディーと思われます。
このビュイックの“セダネット型”
http://home.no.net/buick47/web_bilder/Buick_forfra_strektegn.jpg
http://www.buickcarclub.org.au/features/2003%20GM%20DAY/1948_Buick_Sedanette_GMDAY.jpg
・・しかしナンだね・・。エロ画像に限らないけれど、とにかく車が写っているのを見てしまうと
車種が気になって本筋を忘れるっつうのは哀しい性(さが)ですよね・・(w

>>311-312
また定義が微妙・・つか、判り難い話を(w
ミニは確かにFF2BOXですがハッチバックではないので311さんがか書かれた範囲からは外れますが
この場合、別にハッチバックなのかどうかは、本来大して問題では無いでしょう(でしょ?)
2CVベースの派生車種AMIなんかは、専用デザインなのでこの範疇には入らないと言うなら、
やはりミニ(ADO15)ベースのライレーエルフやウーズレーホーネットが最初となるのでしょうか。

高価格・大型の車に3BOXが多いのは、見た目のバランスの為もあるでしょうし、
また大きい分多人数で乗る事が多いのでそれなりに荷室も広い必要も有るのでしょう。
しかし、見た目にバランスが取れ、荷室も広ければ3BOXである必要が有る訳でも無し。
シトローエン等は最近のエクザンティアやC5等に、空力の要求からか小さくノッチが付く程度で
多くのモデルはファストバック。例外は奇怪(?)なクリフカット・ルーフのAMIくらいでしょう。
最新のC6など、独立したトランクを持つのにサイドからはファストバック風に見せている程。
その辺も、日本ではシトローエンが特殊性をもって見られる理由の一つなのでしょうか。
314名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/03/30(金) 01:33:20 ID:c2UL5e360
独立したトランクを持つのにファストバック風に見せているシトロエンといえばGS。
これと対照的にハッチバックを持つのにノッチバック風に見せているのがアプローズ。
315相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/03/31(土) 00:46:36 ID:2jtLlKiN0
GSはファストバック“風”つか、そのもの(若しくはコーダトロンカ)だと思いますが(w

シトローエンは何故GSやCXをハッチバックにしなかったのか?
今になって見ると、少し不思議な気がします。その方が遥かに使い勝手は良かった筈ですから。
GSは登場後何年も経ってから結局ハッチバックのGSAに発展しましたが、
どうせなら最初からそうしていれば良かったのにと思います。
GSの登場時には、初代ゴルフのヒットから始まったハッチバック型の流行は未だでしたけど
それ以前にもテールゲート付きの車なら幾らでも有ったのですから。

http://www.delest.nl/media/img/DCP_6054.JPG
http://www.delest.nl/media/img/DCP_9396.JPG
上はトランク独立型のGS、下はテールゲート付き(ハッチバック)のGSA
外見は大して変っていないようですが、ハッチバック化に際してはモノコックの隔壁(補強)が
一箇所減るので、ボディー剛性確保の為に構造は結構違っているという話も聞いた事が有ります。

2BOX型ベースで3BOX型の派生車種を作るという手法は多く見られますけど、
こうしたトランク独立型をベースにハッチバック型を仕立てた車ってのは意外に少なく
他ですぐに思いつくのはトヨタの初代セリカ・リフトバック。
こちらはシトローエンGSとは逆に見た目の変化は大きいのですが、特に補強を加える事無しに
ハッチバック化した為に、元々不足気味だったモノコック剛性は更に低下したとか。

私事ですが。昔、この初代セリカLBの中古に乗っていた知人がいたので
何度か運転させて貰った事が有りました。
かなり強いアンダーステアで、カーブでテールスライドの姿勢に持ち込もうとしても、
肝心のフロントのグリップがすっぽ抜けて更なる“ドアンダー”になるという車だった記憶が有ります。
こちらも初心者でしたので「素人には乗りこなせない種類の車なのか」とその時は考えましたが、
今になって思えば単にフニャフニャなだけだったのかも(w
316相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/03/31(土) 00:48:54 ID:2jtLlKiN0
ついでに“豊田せりか”の画像検索結果
http://www.sanwa-pub.com/webshop/contents/cd-rom/tanbi/tanbi_012/tanbi_012_01_01.jpg
“おすすめ2ちゃんねる”の影響?(w
317相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/04/01(日) 00:29:41 ID:m/Hn7Q+v0
この初代トヨタ・セリカのリフトバック(LB)
当時流行していたフォード・マスタングのダックテールスタイルを模す為に作られたと思われ、
荷室容量の拡大とか使い勝手の向上はオマケのような物だったのではないでしょうか。
見た目よりも実質を重視したハッチバック型としては、もう少し後にトヨタから出た
カローラ/スプリンターLBの方を挙げるべきでしょう。

こちらはヒンジも外付けにする等して荷室の使い勝手に配慮しつつも、フロントエンドは
先に登場していたクーペ版と共通させる事により、商用バンとの差別化を図っていたようです。
この車は恐らく、MG-B/GTと同じ発想から作られた物と考えられます。
つまりはスポーツカーをベースとしたレジャー向き多目的車。シューティングワゴンの発想。
しかし当時(70年代)の日本には未だこの手の車を受け入れる市場は無く「バンみたい」で終わり。
企画の真意は消費者に充分に伝わらなかったようでした。

3BOX型信仰の強かった頃には、荷室と客室とが一体化する車はワゴンもハッチバック型も皆
「商用バンみたい」と一括りにされていたようでしたし、ハッチバックではなくとも2BOX車は
「軽自動車のよう」と思われていたようです。
そんな中でもホンダの初代シビックなんかは結構なヒット作になったようですが、
現代のフィットのようにカローラの牙城を脅かすには至らなかったのもまた事実でした。
当時のホンダの販売体制と共に、やはり2BOX型への偏見が存在したのだと思えます。

こうした3BOX型セダン一辺倒の傾向に変化が現れたのって何時ごろからでしょうか?
恐らく初代レガシィのヒットでワゴン型が見直された頃からではないかと思うのですが。
その背景には、小型車にも客室部分の小さなシルエットを与えて「高級車のようでしょう?」って
やらかした4ドアハードトップ型の流行が行き過ぎた反動という側面も有ったと思います。
318名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/04/01(日) 01:59:30 ID:2sY1f0of0
セリカリフトバックのように、元来トランク独立型2ドアクーペを3ドアハッチバックに
仕立てた車は、確かに少なくなりました。
それというのも、ベースとなるトランク独立型2ドアクーペが激減したからでしょう。
少なくとも90年代までは存在しましたから。
ルキノを3ドアハッチバックに仕立てたルキノハッチや、シルビアを3ドアハッチバックに
仕立てた180SXなどがそうです。
ただし、これらの3ドアハッチバックは最初から予定されていたと考えるべきで、様々な
理由により、2ドアクーペの発売から数カ月〜数年後に発売されたのでしょう。
セリカリフトバックも最初から予定されていたことは、EX-1やSV-1を見れば明らかです。
開発当初は予定になかったにもかかわらず、モデルライフの途中で3ドアハッチバックを
仕立てた数少ない例として318tiコンパクトがあります。しかしこれは3シリーズクーペ
がベースというよりは、3シリーズツーリングがベースと考えるべきかも知れません。
そうなると他に思いつく例は1800ESぐらいでしょうか。P1800の発売当初に予定されて
なかったことは、まず間違いないですから。
ところでS600クーペですが、やはりMG-B/GTと同じ発想から作られたのでしょうか。
319名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/04/01(日) 09:01:07 ID:Hpo9RfXY0
S600クーペは、着想としてはそうでしょうね。
最初は、フェアレディSP初期形と同じようにリアに横向きシートを入れた3人乗りを想定して
あのような高めの屋根になったわけですから。

でも、「ビジネスクーペ」としての売り込み方は、さすがに無理がありすぎたな、と思います。
40年経っても、我が日本では
いまだに外回りの営業と言えば、プロボックス&ADバンのようなライトバンか、
白の無難なセダンかハッチバック。華がないなあw

オープンのノーマルなS600に比べて、耐候性や安全性、荷物の収容力では勝っていたと思いますから、
2人旅行用のクルマとしてはなかなかいいクルマであったんではと思いますが、
レースではハードトップ付けたオープン型S600が幅を利かせてましたし、
一般人向けにはスポーツカーなんてそんなに売れるもんじゃなかった。

MG-Bのクーペに比べると、後部のルーフ処理がアレですが、
それでもエスロククーペ、好ましいクルマであるなあ、と感じます。
320相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/04/02(月) 00:18:42 ID:aDcnkcyN0
まぁ、メーカー内部の事となると私等には想像する以外に無いところもあるのですけど。

そりゃそうと・・
>>318 車名だけでなく、メーカー名も書かないと訳が判らないという人も出て来るかと(w
ちなみにGoogleにて、S600クーペ の検索結果 約 59,600 件 
ホンダS600クーペ の検索結果 約 942 件
メルセデスS600クーペ の検索結果 約 222,000 件(何故かS600クーペでだけの時より増えている)
このスレでは当然のように少数派の方だっつうのもナンだな・・(w

ボルボのP1800なんて車も今や知っている人は少ないでしょう。何故か私には変に身近な車ですが。
アレをベースにしたエステート版のESは結構売れたのでしょうかね?
その後もボルボは3ドアハッチバックなのかワゴンなのか、それともクーペなのか?っつう微妙な車を
小型前輪駆動車に用意して案外好評だったようでしたが、何故か日本には入って来なかった様子。
http://www.hjscholing.com/Volvo%20480%20ES/slides/1-voorkantlinks.jpg
日本ではボルボと言えば無愛想な箱型で安全性だけが取り得のように思われていた時期。
こういう車も入っていたなら・・売れなかったでしょうね・・多分。
それこそ3BOX信仰の厚かった時代でしたから。

この手のワゴン(シューティング・ブレークみたいなの)
フェアレディZみたいなハッチバック付きクーペとの境い目など、考え出すとキリが無いのですが
とにかくスポーティーなイメージが有るって所が肝でしょう。所帯染みてしまえば商用バン(w
と、そう考えると>>300でエロスパ氏が
>ワゴン・ジャルディネッタは本来セダン・ベルリナより裕福感のあるものですが
>今日帰宅時見かけたカローラのフィルダー、あれとかだうしてもボンバンにしか見へません
と、感じられた理由ってのも見えて来る気がします。
ベース車にスポーティーなイメージとか高級感が有れば、それのワゴン版は更に高級に見え
ベース車が所帯染みていると、ワゴン版は商用バンに見えてしまうという事でしょうか。
321名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/04/02(月) 01:19:53 ID:M85/+02/0
>>320
このボルボのクーペ(?)は中古車屋で見た記憶が・・・並行だったのでしょうか?

国産車には飽き足りないものの、ドイツ車は好みではなく、ラテン車には不安を持つ層が、
FRボルボに流れた時期があったように思います。個人的には、医者や大学教授など知性的な
イメージがあります。

お歳を召されたそんな方々相手に「まさに走る棺桶ですね」などと無礼この上ない発言を
してたのは懐かしい想い出ですwww
322名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/04/02(月) 23:41:26 ID:R5CDII3O0
>>320-321
あの微妙ボルボは正規輸入されてましたよ。
ttp://www.isize.com/carsensor/s/smodel/VO_13_1.html
323名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/04/03(火) 00:10:15 ID:9ZQ0zVoS0
>>320
> 車名だけでなく、メーカー名も書かないと訳が判らないという人も出て来るかと(w

確かに車名だけでなくメーカー名も書かないと通じないことがあります。
また、以前は車名だけ書いても通じたのに今はそうでない場合もあるので、なおさら
注意が必要です。
例えば、少し前まで206GTと書けばそれはディーノを意味しましたが、今はプジョー
にも同名の車が存在します。
シエロと書けばスプリンターシエロのことでしたが、今は207シエロもあります。
レーシングカーの908も、今後はポルシェとプジョーを区別して書くべきでしょう。
なぜかプジョーばかり多いような気もしますが…。それはともかくプジョーと言えば
近年、車名が4桁数字の1007や4007などを発売しています。
中にゼロが入る3桁数字をすべて商標登録していたプジョーのことですから、今度は
中にダブルゼロが入る4桁数字をすべて商標登録するのでしょうか。

> こういう車も入っていたなら・・売れなかったでしょうね・・多分。

480は帝人が短期間ながら販売しましたが何台売れたのでしょう…。それはともかく
3ドアハッチバックなのかワゴンなのか、それともクーペなのかという微妙な車。
この類いの車には確かな需要があるのか、これまで様々なメーカーが発売しています。
例えばエリート、エクサキャノピー、Z3クーペ、スマートロードスタークーペ等々。
これらの車に共通していることは、いずれも一代限りでモデルチェンジせずに消えて
しまったということです。
スポーティーでカッコ良くて利便性まで兼ね備えた車だというのに、どうして後継車
が出なかったのが不思議です。
そう言えばボルボは昨年、480の再来とも言うべきC30を発表しました。
C30はとても魅力的な車だと思いますが、果たしてどうなるでしょう。
324相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/04/03(火) 00:35:58 ID:mf/YgiNk0
>>322なんつう事を・・(w
お医者さんや大学教授などには案外変態さんが多いとか聞きますので、実はボルボ等よりも
変態さん御用達・二大メーカーの方が多かったりするかも・・(w

昨日のボルボのクーペ・ワゴン(思いつきの造語)以前旅行先で撮った写真ですが、
こちらの方が形状が判り易いかと。
http://proxy.f2.ymdb.yahoofs.jp/users/e6ddb2d7/bc/7fb6/__hr_/2d14.jpg?bcXK8hGBZAYHbJYG
>>323
輸入もされていたのですか。それは全く知りませんでした。
フェアレディZとかセリカLBもこの“クーペ・ワゴン”路線と思えば全てが一代限りとも言えないかと。
大体が、何処から何処までをこの路線に入れるのか?非常に微妙な話ですので
最近の車でも、例えばシトローエンC4クーペはこの路線の車なのか?
クサラ・クーペの後継と考えて良いのか?とか、キリがなくなりそうです。

ちょっとついでに。実は例のボルボについては良く知りませんので
ボルボに詳しい方がいらしたらいろいろと教えて頂きたいのですが。
この頃迄のボルボの小型前輪駆動モデルっていうのは自身が70年代に傘下に収めた
オランダのDAF車の流れを汲む物と聞いた事が有ります。
DAFってメーカーは、ベルト式CVTを世界で初めて実用化した事で有名な会社ですが、
現代のボルボにはCVT車は無かったと思います。
この車の写真を撮った時にはそんな事は全く知らなかったので、
室内まで覗き込むような真似はしませんでしたから、この車のトランスミッションの機構も全く不明。
ボルボ社は何時頃、どんな理由からCVTを止めてしまったのでしょう?

DAFって車には、シフトレバーに前進と後退の二つしかポジションが無かったとか(本当か?)
クリープの無いCVT。坂道の全く無いオランダならば、理屈の上ではそれで済むのかも。
325相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/04/03(火) 00:45:44 ID:mf/YgiNk0
↑ あ、レス番ずれてた。大変失礼。
いつもの事ながら「早く寝ないと」なんて思いながらやるような事じゃないなぁ・・(言い訳 w)
326名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/04/03(火) 01:15:05 ID:GGPWItln0
>>323
キャノピーなエクサは2代目ですね。
中途半端な位置付けのクーペに付加価値をつけてはみたものの、キャノピーの置き場所に困って
結局つけっぱなしの車が多く、せっかくのメリットを生かせずに、セールス失敗という図式。

フィアット一族の112、124、126、127、128、130、131、145、146、147、155、156
あたりは、しばらく被ることはなさそうですねwww
327相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/04/04(水) 00:34:23 ID:Ns2wCzSh0
アルファ・ロメオ159はメーカー自らが被らせてしまいましたけどね・・。
こういう、メーカー名と車名と両方書いてもそれだけでは判らないってのが一番面倒です。
まぁ、シトローエンC4と書いて1920年代の1.5リッター級4気筒車を先に思い出す人もいないでしょうが、
トヨタ・カローラとかクラウンなんかは一体今のが何代目なのかも判りませんし、
「ナントカ型のアレ」とか言われても、そのメーカーのマニアでもなければ訳が判らないでしょう。

そう思えばプジョーのモデル名ってのは上手く考えたモノだと思います。
やたらに他と被ってしまうのは問題ですけど。
・・それにしても、確かに908ってのはどんなものか?って思います。
205の上級版に309なんて名前使ってしまったのも、後で後悔する事になりそうですが。
・・案外とプジョー自身はモデルネームにこだわりは薄いのかも?
そう思うとやっぱりポルシェ901を911に変えさせたのはプジョーの抗議であるというのは俗説でしか
ないのでは?(と、また何年も前の話を・・。我ながらいい加減にしつこい・・)

ところでプジョー309と言えば、あれの3ドア版なども(少し強引ですけど)見ようによっては
205ベースのクーペ型ワゴンと見えなくもないところ。
あの当時のプジョーには300番台が品揃えされていなかったので、405との間を埋める意味で
ああいう名前にし、デザインも一からやり直して独立したモデル扱いにした結果生まれた車でしょうが、
世間での評判とは別に、私は意外にあの車のデザインが好きだったりします。

ワゴン型に対する抵抗みたいな物が無くなりつつある今、意外とこの手のクーペみたいなワゴンって
有望な市場ではないでしょうか?それともやはり日本では難しいのでしょうか?
こうした車だからこそ、鮮やかな色を選ばないと。それこそ所帯染みた商用バン(w

328名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/04/04(水) 02:37:40 ID:CX+jE2p80
自動車用CVTを発明したのはオランダのバンドーネぢゃろ?
http://www.bosch.co.jp/jp/press/rbaj_011024_1.html
329相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/04/04(水) 23:43:36 ID:Ns2wCzSh0
↑ 何故におっちゃん口調?(w

ベルト式CVTの発明者は確かにオランダ人のヴァン・ドゥーネ(個人名)さんの筈。
そのヴァン・ドゥーネさんがかつて在籍していたのが、先日触れたオランダの自動車会社DAFで、
50年代末から彼が考案したベルト式CVTを採用した小型車を生産していました。
しかし、この時点では普通のラバー製Vベルトを使用していたので扱えるトルクに限度が有り
(平坦なオランダ、非力なDAF車だから問題無かったのでしょうか)
そこで更なる研究・開発の為にDAF社を辞したヴァン・ドゥーネさんが立ち上げたのが
そのリンク先で触れられている、今はボッシュ傘下のヴァン・ドゥーネ トランスミッション(VDT社)。
ですからリンク先に書かれている
「無段変速機(CVT)用プッシュベルトの歴史は1971年のバンドーネ トランスミッション(VDT社)の
設立と共に始まりました」という記述も決して間違いではありません。

ところで、オランダの自動車会社というと、このDAFの他には1920年代に一旦消滅したものの、
最近名前を復活させてアウディ製エンジンを用いた高価なGTを生産し、
昨年からはミッドランドチームを買収する形でF-1にも参加しているスパイカーが知られる程度。
このスパイカーという車、かつて世界初のガソリン4WD車を作った事で有名なのですが、
他はこれといった印象が無いので“今更そんな名前を復活させる事もあるのか?”とも思いますが
オランダ人にとってはやはりそれなりに懐かしい名前なのでしょうか?

余談ですが(まぁ、全て余談みたいな物ですけど w)
オランダ人程、覚え難く言い難い名前の人が多い国民も他に無いと思います。
その為か、この国の企業や団体名ってアルファベット3文字程度に略された物が矢鱈に多いようです。
やはり、自分達でも覚え難く言い難いのでしょうね(w
330名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/04/05(木) 00:11:54 ID:EaP4/dYU0
>>327
> アルファ・ロメオ159はメーカー自らが被らせてしまいましたけどね・・。

156の後継車ですから本来なら157となるべきでした。メーカー自ら往年のGPカー
の栄光にあやかって敢えて159にしたと公表しています。

これと対照的に、BMWが過去の車名と重複させるべきか否かで困惑しているという
噂があります。
現在、1シリーズのトップモデルは130iですが、さらに335iの直6ツインターボを
搭載した高性能モデルを追加する計画があり、どうやらそれはMモデルとして出す
ようです。しかしそうなると車名はM1となり、いくら何でもあのミドシップカーと
同じ車名ではイメージが違い過ぎるというわけです。
M5やM6は当初、M535i、M635CSiという車名でしたから、あるいは1シリーズの
Mモデルの車名はM135iで出すというのはどうでしょう。
331名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/04/06(金) 00:30:04 ID:ykF0jWKt0
>>327
> ・・それにしても、確かに908ってのはどんなものか?って思います。

プジョーはレーシングカーの車名は900番台と決めているようですし、すでに905
があるので、車名の候補として906、907、908、909があったと思われます。
この中から末尾が8の908を選んだ理由は、ルマン優勝を目指す上でアウディR8の
活躍にあやかって縁起の良い数字だから、ということかも知れません。

それはともかく、確かにプジョーの車名は上手く考えられています。
けれどもプジョーが今後も、中にゼロが入る3桁数字を続けていくと気掛かりなこと
があります。
現在は107、207、307、407、607、807と末尾に7が付いています。これらの車
がモデルチェンジすれば末尾の数字が8になり、その次は9になるはずです。
では、末尾が9の次はどうなるのでしょうか。
例えば209の次を考えた場合、9の次は10だからと210にしてしまうと、中にゼロが
入るという伝統が崩れます。
あるいは9の次は1に戻る、つまり209の次は201に戻る可能性も考えられます。
いったいどうなるのか興味津々です。尤も、まだ随分先のことなので今から案じる
のは早過ぎる気もしますが。

そう言えばポルシェは、1000番を目前にして数字の車名をやめてしまいました。
カイエンもケイマンも従来の伝統に従う車名で出ていれば、恐らく1000番台の数字
になったはずです。
ポルシェの車名は911以降、9で始まる3桁数字というイメージが定着しています。
それゆえ、1000番台の車名ではポルシェのイメージにそぐわないだろうと判断して
数字の車名をやめたのでしょうか。
332相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/04/06(金) 00:34:38 ID:LRHocsPL0
>>330 「どうでしょう」って言われても・・(w
>往年のGPカー の栄光にあやかって敢えて159にしたと〜
本当でしょうかねぇ・・?なんだか詭弁みたいな気もしませんか?
だって、それなら“158”にする方が自然だって思いません?

ところで、先日から何度も“所帯染みた商用バン”という言い方をしましたが、
以前も書いた事が有りますけど私は商用車が嫌いな訳ではありません。
商用車は生活臭があるところも面白さの内だと思います。
少し前迄は何処のメーカーも大小さまざまな乗用車ベースの、所謂ライトバンを用意していましたが
ふと気付くと最近はすっかりその手の車は少なくなったみたいに見えます。

例えばトヨタを例にとるならば、以前はカローラ・コロナ・マークU・クラウン等に商用の4ナンバー車が
揃っていましたけれど、今ではそうした需要は全て専用のプロボックスに集約されたようで、
カローラ・フィルダーやカルディナの4ナンバー車は姿を消したようです。
これ、恐らく生産効率面からの要求も有るのでしょうが、それ以上に乗用ワゴン車のイメージを
守る為という意味合いが強いのでしょう。
また、ああいう小型の貨客兼用車を必要とする個人経営の小規模商店とか零細企業の多くが
大手チェーン店の発展に伴い少なくなった事とも無縁ではないのかも知れません。

そうして生まれた商用バン専用車種(5ナンバーも有りますけど)プロボックスみたいな車、
先日>>319さんも書かれてましたが確かにどうにも華が無いと思います。
車の外見はそれを使う人だけの物ではなく、街の景色の一部でもあるのですから、
もうちょっとどうにかして欲しいところ。
少し前に有った、ニッサン・エスカルゴなんかは一部からは「わざとらしい」なんて言われたようですが
結構良い所を突いていたと思うのですけどね。
でも、今はあのサイズの貨物車自体に需要が無いのでしょう。あれに荷物積んで走り回るよりも
宅配業者を使う方が殆どの場合は安上がりなようですから。
333相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/04/06(金) 00:50:17 ID:LRHocsPL0
>>331
確かにプジョーのモデル名は、最新の207が208,209とモデルチェンジした後どうなるのか?
少々興味は有ります。
でもねぇ・・今ちょっと思ったのですが、207の三つ前のモデル204が出たのは1965年。
43年も前の事。
最近は少しモデルチェンジのサイクルが以前よりも短くなっているようですが
それでもあと三回モデルチェンジするには結構な時間が掛かる事でしょう。
それまで、私自身が生きていられるのか?そっちの方が余程問題だったり・・(w
334名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/04/06(金) 00:51:54 ID:xHIMpu100
(;´Д`)をスレ題に使うこと自体 キモヲタ決定。
335名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/04/06(金) 01:42:13 ID:4h6w9YAG0
IDがアテーサ
336名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/04/06(金) 10:26:09 ID:h2hZx3q80
プジョー、実は16進表記で209の次は20A、というジョークもありました。
337名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/04/06(金) 18:39:45 ID:l9Hmht1A0
OHVってカム2本あるんだ。知りませんでした。
http://kurumakonomi.cocolog-nifty.com/zakki/2006/09/post_6afd.html
338名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/04/07(土) 00:00:10 ID:ykF0jWKt0
>>332
> ふと気付くと最近はすっかりその手の車は少なくなったみたいに見えます。

近年では、商用バンの車種を減らすどころか、開発そのものまで他社に任せてOEM車
で済ましているメーカーが増えています。
例えばファミリアバンとは名ばかりで、その実体はADですし、ランサーカーゴの次期
モデルもADになるようです。
現代は転職が当たり前の時代です。仮に国内のすべての商用バンがADとそのOEM車に
なったとしても、どこの会社でも同じ車を使えるというのは運転感覚や操作性が同じ
という点で、頻繁に転職を繰り返す人にとってむしろ好都合では?

>>333
> それまで、私自身が生きていられるのか?そっちの方が余程問題だったり・・(w

意外に早く“その時”はやって来るかも知れません。
CG誌07年5月号でF.サンジュールCEOにインタビューした記事によると、今年の後半
に308が出るようです。
308にもGTグレードが設定されると、例によってフェラーリと同じ車名に…、という
話はさておき、308の次のモデルチェンジが“その時”だと思うのです。
なぜなら、308の次は順当に考えれば309になるのですが、>>327にも書かれている
ように309はすでに出ています。
ということは、プジョーは309ではなく別の車名で出す可能性があり、つまり9の次が
どうなるか明らかになるのでは?
ポルシェが3桁数字の車名をやめたように、プジョーもあっさりとやめてしまうことも
案外、あり得るかも知れません。
あと数年待てばやって来る“その時”が、今から待ち遠しいです。
339相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/04/07(土) 00:26:23 ID:rZJz2xJ00
>>337 
トヨタT型は良く知りませんが、ダブル・アンダーヘッド・カムシャフト(w)っつう形式は
戦前のイギリス車ライレーにも有りましたし、更に昔のサイドバルブ(SV)カウンターフローの
所謂Tヘッドのエンジンにも幾つか存在する筈。
(戦後の日本車はワカランけど戦前のライレーなら知っているキモヲタ w)
>>336
それは如何にも有りそうな気がしますね(w
「何を今更」って思われそうな話ですけど。
“プジョーのモデル名は最初の一桁が大体の大きさを示し、0を挟んで最後の一桁が
その大きさの車の何代目なのかを示している”と書かれる事が有りますが、
この言い方はちょっと誤解を与えると思うのです。
頭が1で始まる最小クラスは01〜03までが欠番でいきなり04から始まり、6は02〜03が欠番。
このように結構抜けている車名があるので“何代目”という言い方は正確とは言えないでしょう。
あえて正しい捉え方を考えるのならば下一桁の数字は“世代を示す数字”と言うべきかと思います。

で、私がこの命名方法が上手いと思うのもこの辺に理由が有ります。
世代が判れば時代も大体判りますので、車名からイメージが掴み易いのです。
つまり01シリーズと言えば20年代ヴィンテッジ期の簡潔なデザインの車であり
02なら流線形。戦後3BOXの03シリーズ。ピニンファリーナとの関係を深め端正なデザインの04と05
(403からファリーナスタイルでしたが)306や406クーペにその名残りを残しつつ、
よりインパクトの有る格好を目指した06と07という具合。

欧州車のデザインに於ける流行の変遷を追い、或る車の位置付けを考える時、
どのプジョー車と同時代に作られタ車なのか、大きさは頭がどの位の数字のプジョー車に近いのか
そう追っていくと整理がつき易い。
つまりプジョー車のモデル名は一種の標準としても便利に思えるのです。
340相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/04/07(土) 00:32:18 ID:rZJz2xJ00
ところで>>338
“その時”って、私が墓に入る時の事かと一瞬思いました(w
プジョーにとっての基幹車種って、2と4だと思うのです。
3で始まるクラスは2の拡大版(304とか)4の縮小版(302がそうでしょう)だったりという事も
結構多いようです。
ですから、308の次は華麗にスルーされる可能性も考えられるのではないでしょうか?
つか、そうやって誤魔化されそうな気がします(w
341相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/04/07(土) 01:02:50 ID:rZJz2xJ00
あ、今更気付いた。
>>339の二行目はSVクロスフローの間違いです。
カウンターフローならLヘッドでした。

この辺の用語って今では死語になっているのも多いでしょう。
1/4楕円リーフとかトルクチューブとか、トラックに興味が無ければ知る事もないのかも。
プジョー車のウォームのトルクチューブ・ドライブなんて、
車板に来る人の中にも知らないって人の方が多いのでしょうね。
342名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/04/07(土) 12:20:07 ID:i1CwlthE0
>>339
ツインカムOHVは、パーシー・ライレーの変わったアイデアでしたね。
1920年代の名車「ナイン」が最初で、以後ライレーの伝統に。
1936年にR.H.ローズが新型4気筒を開発した際にも、パーシーのツインカムOHVを踏襲。
ローズはリー・フランシスに移籍して、更にこれをコピーしたようなエンジンを設計してます。

このユニークなライレーエンジンも、戦後のオースチンとナッフィールドの大合同によって
凡庸さの極致のようなBMCのB・C系に置き換えられてしまうわけですが・・・・
343名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/04/07(土) 12:30:36 ID:i1CwlthE0
>>341
今の普通の人が判断するとしても「後輪駆動のリジッドアクスル」というだけで、
オチキス・ドライブとトルクチューブ・ドライブの区別は付かないでしょうね。
344酔いどれエロスパ◎〜▽〜◎ ◆cAAK5ejJdg :2007/04/07(土) 12:53:36 ID:dslNbJY+0
ぷぢょさんのトルクチューブ、今のぷぢょさんに乗る人は尻ますまひが
昔の505は素晴らしく良かった。うちの75のド・ディオン、
あれもリアサスの支点となる三角の頂点がリアシート前縁付近にあり
長周期の穏やかな動きをして非常に宜しひのですが、ぷぢょ505はもっと良かった。
そりゃさうでさすがミッション以後が一式ゆったりと動くトルクチューブ式の、
と思っておりましたらぢつは4独。w ぁらぁら。
345名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/04/07(土) 12:54:53 ID:NRQ2IJfA0
>>332
私はプロボックスのデザインは大好きですがねぇ。

目的に合致した合理的なデザインは、現在の国産車の中でピカイチだと思っています。
乗用車デザインを安易に使い回しした所謂ライトバンは、ベースになった乗用車に比して
格下感・安物感を拭いきれませんが、専用車は清々しい潔さすら感じます。

後席に乗る人の不快感さえ考慮しなければ、ヘビーデューティに使えるフラットな荷室は、
キャンプ道具、ギターアンプなどの運搬には心強いものですし。
346名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/04/07(土) 15:48:43 ID:L2G+fkot0
>>345
デザインの好みは人それぞれだから
でもまぁプロボックスってどう見ても華は無いよなw
個人的に好きなのはコレ
http://www.honda.co.jp/PARTNER/style/taffetawhite/taffetawhite.jpg
特にリアが素敵だと思う
http://www.honda.co.jp/PARTNER/style/alabastersilver-m/alabastersilver-m.jpg
347名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/04/07(土) 21:21:24 ID:0Tp6QFMo0
>>346
これってエアウェーブに似てるよね
348相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/04/08(日) 00:08:04 ID:KIl4vN0C0
>>342
ライレーのエンジンはレイモンド・メイズによってERAの基礎とされた事でも知られるように
(1.5リッター・6気筒型)かなり優秀だったようですね。
以前このスレで、この手のDOHC以外のクロスフロー型エンジンの話がいろいろ出ましたけど、
ロッカーアームとかプッシュロッドを複雑に取り回すよりも、むしろ簡潔に済むやり方なのでしょう。

>>345
“華が無いように見せているところも味の内”というところでしょうか。
でもねぇ、プロボックスのようなライトバンよりも下手すると貨物車的に見える車も多い現代。
いっそのこと、もっと徹底しても良いと思います。
私の好きな商用車っつうと、以前も書きましたけどこういうの。
http://proxy.f2.ymdb.yahoofs.jp/users/e6ddb2d7/bc/7fb6/__hr_/b341.jpg?bc22kjGB5Th7tXZc
http://proxy.f2.ymdb.yahoofs.jp/users/e6ddb2d7/bc/7fb6/__hr_/4419.jpg?bc22kjGBV96yzuXc
「また欧州車か」と思われそうですけど、そういう意味ではなく、リアドア廃して窓も一部塞ぎ
そこも広告スペースにしてしまったような潔いのが好きなのです。
・・と、私の好みを書いたところで世間がどうなるという物でもありませんけど(w

日本車の中で一番好きなのはこれでしょうか?
http://proxy.f2.ymdb.yahoofs.jp/users/e6ddb2d7/bc/7fb6/__hr_/1d27.jpg?bc22kjGBBJ.IT0Wt
まぁ、これはトラックの範疇に入れるべき物なのかも知れませんが。

・・もしもこんなのと、その辺で出くわしたらびっくりするだろうな・・(w
349相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/04/09(月) 00:00:47 ID:KIl4vN0C0
ミニのバン(商用)とカントリーマン(トラベラー・乗用)
http://www.miniplanete.com/04decouvrir/01histoire/04derives/03estate/02estate37.jpg
http://proxy.f2.ymdb.yahoofs.jp/users/e6ddb2d7/bc/7fb6/__hr_/2e77.jpg?bcgmmiGBkSHzyN7N
考えるまでも無い事ですけど、それぞれに合った使い勝手が確保されているならば
外形は共有でも構わない。つか良い形、それ自体には用途がどうのこうのは関係ない物。

また「何を今更」と思われるかも知れない話ですけど、ライトバンっつう言葉は和製英語だそうで、
恐らくはパネルバン(panelvan 日本ではメクラバンなんつう言い方もされていたようです)に対して
作られた言葉なのでしょう。
アメリカでは窓の数を数える時に“〜winndow”と数え(フロントのウィンドシールドのみ数えず)
英国等ではこれを“〜light”と数える(フロントと共にリアも数えない)事を考えると、
“lightvan”というのは“和製英語であり、和製米語では無い”と言えるのでしょう。
こういうのはアメリカ車文化が主流だった日本では珍しいケースではないでしょうか?
(理屈っぽい上に訳のワカラン話 w)

また、パネルバンという言葉。先に挙げたミニのバンの広告にも使われているように
英国等では一般的なのかも知れませんが、アメリカではこの手の車はセダンデリバリーと呼ばれ
バンと言う言葉はワンボックス型の車の呼び名になっているみたいです。
http://www.plan59.com/images/JPGs/chev31yeast.jpg
これはシヴォレーの広告ですが、セダンデリバリーと言う言葉は元々は“ツードア・フォードア”とか
“パワープラント(エンジン&ギアボックスの総称)”と同様に
何故か独自の言葉を用いたがるフォードの造語であったようです(ちょっと自信無し)

・・って、今日はこんな事書き込むつもりで書き始めたのでは無かったような気がする・・。
350相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/04/10(火) 00:46:03 ID:2I0QRG8+0
昨日は一体、最初は何を書くつもりで書き始めたのか?全く思い出せないので、また商用車の話。

セダンデリバリーという呼び方がアメリカで何時頃から一般的になったのかを特定出来ないのですが
“セダン”という呼び方自体、自動車に初めて用いられたのは1910年頃のこと。
ヘンリー・フォードさんが自分用に試作させた車に使ったのが初めと言われているようです。
その前後まではこの手のパネルバンはデリバリーバンと呼ばれていたようですが、
恐らくは乗用車と同じ乗り心地であることを示唆する為にセダンという名称を用いたのでしょう。

バンという呼び方は辞書で見ると「有蓋貨物車」と出ていますが、幌を張った大型の馬車も
かつてはこのように呼ばれていたようですので(キャラバンの略語から)
完全に貨物車に限る言葉という事もないようです。
その意味では車板で延々と続いている「ミニバン?あぁ貨物の事ね」っつうスレのタイトルは
ちょっと違うのかも知れません。
もっとも昔の何もかも手探りだった頃には現代よりも余程多くのボディーバリエーションが存在し、
各地域の交流も少なかった事からそれらの呼称にも全く統一性が無かったようなので、
参考にする資料次第で全く別な見方が生まれる事も有り得るのでしょうが。

ところで。日本でパネルバン(セダンデリバリー型)が流行らないのは「何かの時に後席も使うかも?」
みたいな考えからなのでしょうか。
昔は商売に使う車を休日にもつかいたいという個人商店主とか零細企業経営者も多かったようですが
昨今はチェーン店化の進行に伴い、こうした需要が少なくなった事からか、乗用車的な外見の
ライトバンは幾分減ってきているような気がします。
それでも完全になくなるという事は無いでしょう。都内だけ見ても、何箇所かはタクシーの“行灯”すら
引っ掛かって通れないような低いトンネルが残っているのですから。
351酔いどれエロスパ◎〜▽〜◎ ◆cAAK5ejJdg :2007/04/10(火) 02:10:58 ID:atzM7YS00
>>349
シヴォレーのはうで、気になるのはぢつはクルマよりそのクルマに書かれた
”アンホイザー・ブッシュ イースト”
”バドワイザー・バーレイ・モルト・シロップ”のはう。w

みゅ、ビヰル屋がイースト金売ってたのでせうか? 背景もベッカライwパン屋だし。
で、その麦芽汁、麦モルト・シロップつなだういふ物件なのでせうか?
ビヰルの元? パン製造に使ふ添加剤w?
パンとビヰルの関係に踏み込むと股大脱線・転覆するなぁ。w
だうもクルマよか食ひ物で頭いっぱいの昨今。w
352名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/04/10(火) 15:12:35 ID:PTCrKfHRO
モルトシロップは洋菓子やパン作りには一般的に使われる材料です。
昔のカラーイラストの広告は味が有って良いですね
353相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/04/11(水) 00:23:32 ID:F/JdMhwO0
・・ふむ・・モルトシロップねぇ・・。早い話が麦芽糖=水飴みたいなものでしょうか?

イラスト入りの広告、以前幾つかヤフーのフォトケースに手持ちの絵葉書などスキャンしたのを
上げた事が有りました。
http://photos.yahoo.co.jp/la_croisiere_noire
殆どは欧州車物でしたけど。
アメリカ風とヨーロッパ風では結構作風に違いが有るようですが、アメリカ物、特に50〜60年代物なら
片岡義男さんの著作で「赤いボディ、黒い屋根に2ドア」っつう本が出ています。
もっとも如何にも“文化人”の手による著という感じで文章の方は文化論が中心。
くるまオタク的な観点を期待するとちょっと肩透かしかも知れません。

もっとも60年代迄のアメリカ車の場合、デザインは奔放であっても中身の方は保守的であり
また購買層の方も馬力とか快適装備に比べて機構そのものには関心は薄かったのか、
あんまり機構解説を中心にした広告は見られないようです。
従ってこの時代の広告に付ける文章が文化論中心の解説になるのも無理はないところなのかも。

こうしたアメリカ車の広告について、良く言われるのが
“広告絵の主人公は周囲に描かれた人物達であり、決して車ではない”という言葉。
>>349のセダンデリバリーの場合、車の性格上それも無理はないかも知れませんが
http://proxy.f2.ymdb.yahoofs.jp/users/e6ddb2d7/bc/7fb6/__hr_/8d19.jpg?bcV_kkGBB35pwxTv
この広告でも、描かれた人達は車の方に夢中という具合には見えません。

車そのものの楽しさを宣伝させるのではなく、その車が生活を楽しくするというイメージを宣伝する。
こうした行き方が成功した事から“アメリカ人は車は好きでも運転は好きでは無い”という人がいます。
彼等が好むのは車の有る生活であって車の運転では無いという理屈なのでしょう。

354相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/04/12(木) 00:29:15 ID:hulbYRNm0
このスレではあまり人気が無いと思われるアメリカ車の話が続き申し訳無いのですが、

アメリカの大衆車。特に50年代迄のシヴォレーの広告に顕著に見られるのが、
本来広告の主人公である筈の自動車の前に人物が描かれて、車の全容が見られないというもの。
それもその筈で、宣伝したいのは車のそのものよりも「この車買って幸福になれた家族」という
イメージなのでしょうから。
高級・高価格のキャディラック等になるとさすがにそういうのは少ないようです。
車そのものに憧れて貰わないことには買って貰う意味が薄いのでしょう。

現代の日本のファミリーカーの宣伝が、丁度このパターンの中に有るように思います。
TVのCMを見ていればすぐに気付く事ですが、車の走る姿が最初か最後の数秒しかなく
著名なタレントさんの人気にあやかる事だけで済ます物が多いように見えます。
その車にどのような特徴が有るのか?という説明が全く無い物も少なからず有り、
車に興味の無い人には車名が記憶に残らない事も無理は無いでしょう。
“カローラ・フィルダー”という車は知らなくても“キムタクの宣伝している車”と言えば大体の人が
“あぁ、そんなCM有ったね”となるという具合。

こうした現代のミニバンや大衆車の宣伝を見ていると、
こうした車の購買層はアメリカ人と同様に自動車への興味を失っているかとも思えます。
やはり多数派はアメリカに追随するのがこの国の傾向なのでしょう。
その一方で欧州車の宣伝は常に車が中心であるように見えます。
先日ちょっと話題になったBMWとカラスのCMでも、車の走行シーンがCM中に占める割合は別にして
そこで語られているのは飽くまでBMW車のハンドリングであるという具合。
こうした両派が同一の路上に共存しないといけないこの国っの事情っつうのも
結構難儀なものではあります。
355名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/04/12(木) 00:39:25 ID:8TMImlRR0
イタリアの車CMもなかなか凄いものがありますぜ。
おねーちゃんの裸しか印象に残らないとか。
356相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/04/13(金) 00:20:58 ID:ZOB+7bVb0
>>355 それしか印象に残らないってのは、失礼ながら見る側にも多少の問題が有るのでは?
・・・・えと・・ところで、そういうのってYoutubeとかで見られないでしょうかね・・?(w

最近のイタリア車の広告っつうのをあまり知らない事も有りますが、
なんだか「イタリア物=とにかくモデルさんが脱ぐ」っつうイメージしかないような・・。
まぁ、私がそんなのしか見ていない所に問題が有ると言われたらそれまでですけど。

車関連で言うと大変有名なピレリのヌードカレンダー
http://www.pirellical.com/thecal/home.html
とても美しい物ですけど、考えてみれば(考える迄も無く?)あんまり本業と関係ないような・・。

これが例えばミシュランのレストランガイドとか地図のような物でしたなら、
多少は本業のタイヤ屋さんとの関わりっつうものも有るように思いますが。
ならばいっその事、ラバーフェチさん向けの衣装とかも商品の中に加えて、
そっち系の写真でカレンダー作れば本業との関わりも出て来るように思うのですが
http://www.poolandspa.com/catalog/bondageduck.gif
・・・・こんな写真とか・・(w

閑話休題。・・まぁ、最初から皆閑話(w
宣伝・広告上手と言えばシトローエン。昔から多くの名作を生んでいますが、
CG誌の最新号の表紙裏等に掲載されているC6の広告
http://www.citroen.co.jp/topics/2006/c6_mini/img/c6_sp02.jpg
これを見て、かつてDSの広告に使われた有名な作品を連想した方も多いでしょう
http://www.wordlab.com/uploaded_images/196006-725719.jpg
http://farm1.static.flickr.com/46/350195150_139d2b15c7_o.jpg
まるでタイヤで路面と接している事を忘れてしまいそうな乗り心地をイメージしたのでしょうが
DS発売時のシトローエンはミシュラン傘下にあったことを思うと、これって結構大胆な広告なのでは?
357名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/04/13(金) 13:15:50 ID:si1GSQmJ0
ミシュランが食い気ならウチは色気で!くらいの勢いで決めたのかも。
次はブリヂストンの「世界のお布団」カレンダーかな。
358相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/04/14(土) 00:48:38 ID:V8Jpx2+/0
何故にお布団??良く判りませんが、あんまり面白い絵柄にはなりそうにないですねぇ・・。
もしもオカモトがミシュランと提携していなかったら、きっと・・(w

イタリア車はピレリ。フランス車ならミシュラン。ドイツ車はコンチネンタルが似合うというか、
そういう組み合わせが通っぽいみたいな雰囲気が有りますが、国産はBSという具合には
あんまりならないような気がします。
BS自身、特定の国産メーカーと結び付けられて見られるのは得策ではないと考えているのか
CMには直営の“タイヤ館”(かんと書いて変換しようとすると、最初に姦という字が出る w)
やら“コクピット”の物も含めて輸入車を用いていますし。

BSの創始者(なのかな?)は38年型のプジョー202を新車の時から長く愛用されていた事で知られ
中々の趣味人でもあったようです。202と言えばその数字で判るようにコンパクトな大衆車。
フランス車好きだったのか否かは知りませんけど、402でも601でもなく202であったというのが
ちょっと渋いところ。
この車の最大の特徴だったグリルの中に入れられたヘッドライトは当時の日本の無粋な法律で
普通の位置=フェンダー前に写された為にやや前から見たところは凡庸に見えますが
石橋さんがもっとも好きだったのは、あの車の後姿だったのだとか。
そうした趣味がBSの企業カラーに今も残って・・ないかな??

実は私も歴代のプジョーの中で最も好きなのは30年代の02シリーズであります。
流線形を追いかけながらも、同時代のアメリカ車とは明らかに違う雰囲気を感じます。
この02シリーズ、先に触れたようにヘッドライト位置が変っているので写真もそこを捉えた物が多く、
石橋さんが絶賛して止まなかった後姿の写真は少ないのはちょっと不満なところ。
359名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/04/14(土) 07:02:04 ID:2yG8XCE00
何しろ、かつてはプリンスを系列に擁していたブリヂストンですからね。

でも、石橋正二郎さん自身は必ずしもフランス車党という訳でもなく、
でっかいアメリカ車がお好きだったというのは、プリンスに関する文献でよく知られるところですね。
2代目グロリアのちょっとオーバーデコレーションなところなんかも、石橋さんの意向によるものです。
(あれでも石橋さんは不満だったそうですけど)

ちなみに石橋さんの202のエンジンを元にして産まれたのが、
富士精密のプリンス用1500ccエンジン。
360相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/04/15(日) 00:47:27 ID:OccriJBA0
どうも私には、プジョー202とアメリカ車とが頭の中では結びつかないのですけどね・・。
まぁ、趣味嗜好っつうのは他人に理解出来るものではないのでしょう。
かく言う自分も今まで散々書き散らしてきたように、結構無茶苦茶ですし。

プジョー202は、以前CG誌の中で永島譲二さんが語られておられましたが、
http://proxy.f2.ymdb.yahoofs.jp/users/e6ddb2d7/bc/7fb6/__hr_/a1dd.jpg?bcRn5lGBXunKQUFh
ヘッドライト位置を改めさせられた石橋氏の個体の写真が二玄社の「昭和の東京カーウォッチング」に
掲載されています
http://proxy.f2.ymdb.yahoofs.jp/users/e6ddb2d7/bc/7fb6/__hr_/ee49.jpg?bcB65lGBoJbfCxdl
元を知らなければ、最初からこういう車だったようにも見えますが。
石橋さんがお好きだったという後ろ姿
http://proxy.f2.ymdb.yahoofs.jp/users/e6ddb2d7/bc/7fb6/__hr_/1c6a.jpg?bcRn5lGBaDAMk6cr

この系列のプジョーを、元関東自動車デザイナーで自動車史家の佐藤章三さんはその著作の中で
「まるで霜焼けの地腫れのよう」と書かれています。
見る人によって、そうも印象が変るものかと思いますが、日本の自動車史研究ってのは
当然の如く英国語で書かれた資料から始まった事もあり、英国調のモノの見方をする人が
かつては多数派だった事とも無縁ではないでしょう。
その反面佐藤章三さんはプジョー601は大変褒めておられます。
プジョーの写真のついでに601“エクリプス”最近流行のクーペ・カブリオレ型の御先祖
http://proxy.f2.ymdb.yahoofs.jp/users/e6ddb2d7/bc/7fb6/__hr_/5706.jpg?bcRn5lGBueiWPRym

さて、オーバーデコレーションと言えばかつてのアメリカ車のクロームメッキ。
最近の車では少なくなったクロームですが、国産大型セダンやミニバン型ではその限りでもない様子。
特にミニバン型等、「あの車のグリルは、かつてのあのアメリカ車に似ている」とか
こじつけられない事もないのでしょうけど、もう最近のそれはアメリカの影響云々ではない、日本的
“ド演歌調”の世界としか言い様が無くなっていますね。
361相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/04/15(日) 23:55:07 ID:OccriJBA0
プジョー202はその3年程前に登場した402のデザイン(6light)を4ライトにしたうえで
忠実に縮小した物ですが、この時代の流線形型量産車の中でもかなり思い切った形だと思います。
この系統のオリジナルデザインと言える402は35年の登場から41年末に大戦による生産中断迄に
約8万台余りが生産されたと言いますから、この時代の車としては高価格であった事(2リッター級)
を考慮すればかなりの数が作られたと言って良いとか。
ただし、同時代の直接の競合車種と考えられる、シトローエン・トラクション・アヴァンの場合、
大戦終結後もまた生産された事もあって1934〜55年(!)の間に75万台の多くが作られていますが。
(戦前のみ存在した1.6リッターの7CVや2.8リッターの15CVも含む数字)

そんな事からか、402はトラクション・アヴァンに比べると実物を見る機会には恵まれません。
トラクション・アヴァンなら現代でも日本の路上で見掛ける事すら有りますが(本当 w)
402はフランスの国立自動車博物館で見たのみ。
日本のトヨタ博物館にも402が収蔵されていますが、普段は見学コース上には展示されていません。
此処の場合は、自動車の歴史を理解して貰うと言う名分があるので、
限られたスペースを効率良く使う為には同時代の似たような大きさの車を複数並べる事に
配慮が働いているのだと察せられます。
つまり、トラクションアヴァンに場所を取られてしまっているという事なのでしょう。

それも無理は無い話で、トラクション・アヴァンは大量生産の車としては
世界初のモノコック一体構造+前輪駆動という技術的な特徴を持っているのに対し、
(それこそが戦後も生産する事が出来た理由なのでしょうが)
402の場合はセパレートフレーム付きの後輪駆動車と、中身の方は意外に地味。
良く見ればそのフレームも広く浅い角型断面鋼材を二本並べたような独特なものだったり、
後輪はプジョーの伝統通りにウォームのトルクチューブだったりと結構面白いのですけれど、
“どちらか一台”となればシトローエンの方になってしまうのも仕方ないところ。
普段は見られない収蔵車を見せる機会もトヨタ博物館では設けているようですが、日程は限られ
一般の目には中々触れないでいるのは真に残念な事だと思います。
362相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/04/17(火) 00:50:33 ID:b0bskjDl0
生産型の402は一年早く登場したクライスラー/デ・ソートの“エアフロー”
との近似性を良く言われますが、やはりクライスラーはアメリカ車であり、プジョーはフランス車。
それぞれから受ける印象は意外なほど異なります。
http://www.hollywoodpicturecars.com/cars/prewar/8560-35DeSotoAirflowSedan.jpg
http://www.geocities.com/peugeot302/Peugeot402berline.jpg

以前に「アメリカ車を見るとアメリカ的な物を感じ、欧州車を見ると欧州的なる物を感じる。
その源となる物は一体何処にあるのだろうか?」みたいなことを書きましたが、
この両者について言えば402の長く裾を引いたフェンダーラインであり、サイドステップを持たない
ボディーサイドであり、何よりもフロントエンド、グリル部分。

エアフローはそれまでの車と比較するとかなりエンジンもキャビンも前進位置に配置されている事で
知られていますが、402の場合はグリル奥に見えるヘッドライトからも伺えるように、
エンジン位置は前進していません。
この時代のプジョーの前輪懸架は横置きリーフがアッパーアームを兼ねる独立という事もあり
エンジンを前進位置に搭載するにはアメリカ式にエンジンを高く持ち上げるしかない訳ですが
それを嫌った結果がこの形状であったと思われます。
つまり重心高が高くなり操縦性に悪影響をもたらす事を嫌った結果があの形であり、
ステアリングの応答性には無頓着であったアメリカ車との差異を端的に表わす部分でしょう。

そうした事もあって、402は真上から見るとかなり細長い車になっています。
全長4.85m幅1.65m。エンジン位置を前進させる事無く、キャビンも両車軸間に収めた結果
ホイールベースは3.15mも有り、これが全長を引き伸ばした原因である事は明らか。
こうした寸法から感じられる独特な雰囲気も、402の特徴と言えるでしょう。
363名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/04/18(水) 00:00:47 ID:9IRH+I7b0
そして、ややコンパクトな「302」のボディに大型の「402」エンジンを積んだ「402レジェール」の後期形になると
かなりのロングノーズになってますね。
ドライバビリティは優れていたでしょうが、何だか微妙にちぐはぐだなあ、とw

ステアリングなんざ少々ダルでも困らんでしょ、とむしろ直進性と車室の居住性を選択した
「エアフロー」流儀のアメ車とは、やはりベクトルが違ってたんでしょうね。
364相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/04/18(水) 00:22:20 ID:Pl3P/1Bt0
トヨタ博物館にはデソート(この表記の方が普通っぽいので変えました)エアフローも有ります。
プジョー402と寸法を比較すると、
全長4920(4850) 幅1835(1650) 高さ1710(1580) ホイールベース2934(3150)
括弧内が402で、全てミリ。エアフローの外寸はこの時代のアメリカ中級車の標準的なもので
それと比較すると402の特徴が良く見えて来ると思います。

流線形自動車の歴史の話になると必ず出て来るのが、アメリカに渡ったオランダ人デザイナー
ジョン・ジャーダ(John Tjaarda)の手になるスターケンバーグ(STERKENBURG)
http://www.remarkablecars.com/photopost/showphoto.php/photo/3797/cat/500/ppuser/1
このデザインはフォードに買い取られ、その翌年にジャーダさんは当時の大手ボディーメーカー
ブリッグスに入社、此処で試作を繰り返した後、リンカーン・ゼファーが生まれました(1935)
http://www.seriouswheels.com/pics-1930-1939/1936-Lincoln-Zephyr-1280x960.jpg
しかし、ブリッグスは独立経営の会社であり、クライスラーのエアフローも此処で作られていました。
従ってゼファーとエアフローは近親関係に有るとも言えます。

スターケンバーグからの別系統として、チェコのタトラ77や先日話にも出たウィリアムB.スタウトの
“スカラブ”も忘れられないところですが、これらの特徴はリアエンジン車であった事。
タトラは別にしても、恐らくスターケンバーグやスカラブの場合は
滑らかなフロント部を獲得する為のリアエンジン構成であったと考えられます。
何故ならゼファーやエアフローは乗り心地改善の為のキャブフォワード・フロントエンジン。
本来がシャシー性能を考慮してのリアエンジン構成であったなら、
そう短期間にこうした変更を行うとは考え難いのです。

そしてエアフローのデザインに影響を受け、フランス的に消化され生まれたプジョー402、
その空力アドバンスモデル1940年の“402アンドリュー”(Cd=0.37!)
http://s2.desktopmachine.com/pics/Peugeot_402_140_1920x1200.jpg
スターケンバーグの“旅路の果て”として見ると中々に興味深いものであります。
365相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/04/18(水) 00:32:22 ID:Pl3P/1Bt0
>>363
こんな話でレスをつけて下さる方がいらっしゃるとは思っていませんでした(w

どうも302と402レジェールとは、ボディーは同一の物だったようです。
やはりオリジナルデザインの6lightボディーを持つ402とコンパクトにまとまった202が美しく
302(402レジェール)は確かにアンバランスだと私も思います。

また、402には上に書いた寸法の標準型(ノルマル)の他にL(勿論ロングでしょう)も有り
そちらは全長が5〜5.25mにも及ぶそうです(WBも3.3mと長い)
実は私も402Lの実物は見た事も有りません。かなり細長く、アンバランスだったのでは
ないでしょうか?
366相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/04/18(水) 00:38:23 ID:Pl3P/1Bt0
↑「302と“初期の”402レジェール”は」でした。
363さんの書かれた後期型は402Bレジェールと呼ばれ、ややスタイルも改められていました。
プジョーはこの改変を高性能を強調する為に行ったそうですが、
確かにオリジナルのバランスは崩れていると思います。
(一人でバタバタしているな w)
367相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/04/19(木) 00:13:41 ID:AdW58tx70
昨日触れた“402アンドリュー”
昔の車なのに何処か未来の車でもあるような不思議な形状ではあります。
AピラーもBピラーも無い所謂“カンチレバー・ルーフ”型というのは、生産車には例が無く、
他にはやはりこの時代のフランス車ドラージュの試作車に見られる程度なのが
そう感じさせる原因の一つではないでしょうか。
モノコック型では考え難い形状ですし、鋼製のボディーではルーフの重量に他が耐えられず
経年変化でボロボロになりそうな気がします。
この時代のフランスのカロシェの技術力の高さが有って、初めて可能な形態でしょう。

プジョー402という車、生産型のエンジンは初期が1991cc後期の402Bが2142ccの4気筒OHV
出力は標準型では55HP/60HPと、この時代の標準的な物でしかなく、例えばBMW328の
戦後ブリストルの手により生産されたクロスフローの6気筒エンジンの80HPに比べても
特に大した出力を得ている訳ではありません。
しかし優れたシャシーと信頼性から、販売店の経営者の一人エミール・ダールマにより
スポーツカー化された車も有り。
これを402DS(ダールマ・スポール)と呼び、プジョー自ら認めた生産車とされています。
http://memoiresdestands.hautetfort.com/images/402.jpg
レースチューンでも80HPでしかありません(車重1ton程)が、30年代終盤のルマンでは
2リッター級を制し総合でも5位に入る活躍をしたそうですから結構大したもの。
それだけ402の(シャシーは302ベース)信頼性が高かったという事でしょう。

それにしても不思議な気がするのが、この写真に限らず402DSの写真は必ずクロームの
ホイールキャップをしたままで撮られている事。(当時のルマンのレース中でもそう)
あんまりレーシング・スポーツカーらしくないと思うのですけど、
一種の空力部品とでも考えられていたのでしょうか?
368相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/04/20(金) 00:31:58 ID:eXKJoTNJ0
アメリカ人は意外に保守的であるとは良く言われる事ですが、
それは日本人や英国人等の保守性とはやや意味が違うようであり、機構的な部分に限られるのか
スタイルとかデザインという部分に於いては新し物好きなところも有るのでしょう。
ジョン・ジャーダのスターケンバーグやウィリアム・B・スタウトのスカラブ等の試作車も
その形の方には理解者が多く現れたのに対し、リアエンジンには懐疑の目を多く向けられたというのも
そんな事の表れではないでしょうか。

1930年代の流線形の流行は世界的なものであったようですが、それについていけなかった
(或いは追随する事を拒んだ)のが英国人。
この国では小学生でも「俺が幼稚園に通っていた頃の世の中はこんなじゃなかった」と言って
眉を顰めてみせるなんていう話すら有るようで(ホントかよ?)
流線形の流行にも変に距離を置いていたようです。

そんな中でも空力の研究は行われていたようで、30年代半ばにはそうした事の成果が
車の形になって現れています。
1934年のクロスレー・バーニー・ストリームライナー
http://www.forum-auto.com/uploads/200511/gv_creations_1132165980_crossley_burney___1934.jpg
スムーズなフロントエンドを実現させる為にエンジンをリアに置いたところまでは
スターケンバーグやスカラブと同様なのでしょうけれど、初期の形状では商品化はされず
このような奇怪な形での登場となった様子。

まぁ、どっちが奇怪であるかは見る人次第というところも有りますけれど、
保守的なフロントエンドで化粧し直すのではリアエンジンにした意味があんまり無いと思います。
実際にこの形状でどれ程の空力効果を得られたものだったのでしょうか?
失礼な言い方ですけど、よくこんな国からスピットファイアのような流麗な航空機が出て来たものと
不思議な気さえするのです。
369酔いどれエロスパ◎〜▽〜◎ ◆cAAK5ejJdg :2007/04/20(金) 00:55:14 ID:W6x2IShV0
むぅ、達磨ヌポーシですか、手も足も出なささうですな。w

さて、シュテルケンブルクの流線型プロト、これは非常にヤーライ流の臭ひがします。
マイバッハのツェッペリン12気筒や、飛行船繋がりで英国ビアードモア、
その大失敗飛行船の製造に関はったバーネイのストリームライン、
その縮小版的なクロスレィのナントカとかと同ぢ臭ひが。

と、ちょこっと調べ物したらこんなのが引っ掛かってきました。w
http://hobby2.2ch.net/auto/kako/1036/10361/1036121597.html
ブリストルスレ、さうかぁ4年以上もこんなことばっか書ひてゐたのか、
懲りなひっつうか飽きなひつうか。w
370酔いどれエロスパ◎〜▽〜◎ ◆cAAK5ejJdg :2007/04/20(金) 00:56:46 ID:W6x2IShV0
ありゃ、モタモタ書ひてたらそのクロスレィの物件が挙げられてた。w
371名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/04/20(金) 11:10:50 ID:bay4L4Yy0
メル欄にage入れてる奴にろくな書き込みがない件
372名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/04/20(金) 12:24:48 ID:put4V1dTO
生産型はフロントエンジンに見せ掛けたみたいで変な物ですが
バーニー卿の流線形試作車は、金魚のように愛嬌が有り、
更に変でいいかもw
373相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/04/21(土) 00:22:23 ID:dKpZC2RR0
>>369-370
思う事は同じなようで(w
>>372
空気よりも遥かに抵抗の大きな水中を高速で泳ぐ魚っつうのも、
空力研究者のアイドルだったそうですが、
http://www.crossley-motors.org.uk/history/others/burney.jpg
・・こりゃ確かに金魚だね・・(w
鮫とかエイって車名は有ってもさすがにマグロとかカツオっつうのは・・(ろくな書き込みではない w)

あんまり戦前の車の事ばかり続けていると退屈に思われる人もいるでしょうから、
ちょっと戦後派(?)にも興味深いと思われる話。
先日書いたアメリカの大手ボディーメーカー、ブリッグスという会社。当時フォードの中心
ハイランドパーク工場の一角に間借りしていたそうですが(そこでクライスラーのボディーも
作っていたのでしょうかね??だとしたら凄い話 w)
30年代にナチスの要請で生産技術の学習の為、フォード工場を二度程訪れたF・ポルシェ博士は
そのついでにブリッグスにも訪れ、そこでスターケンバーグも見て行ったそうです。

ポルシェ博士の最大の傑作Kdf(後のVWビートル)のスタイル。特に後姿が
スターケンバーグを母体に生まれたリンカーン・ゼファーに似ていると言われる事は、
この頃に由来しているのかも知れません。

また、ポルシェ博士。リアエンジン(正確には後車軸直前に置かれたリアミドシップ)の
スターケンバーグのシャシーを見て
「エンジン(フォードV8)が重過ぎるのでは?」と言い残したとか。
その頃、既に数多くのリアエンジン(リアミドシップ)の経験を積んでいたポルシェさんの目には
恐らくスターケンバーグは「まるでナッチャいない」って見えたのでしょう。

この辺の話は何処で読んだのかあやふやなので、元を紹介出来ないのは残念なところ。
374名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/04/21(土) 12:42:09 ID:wZ181m2V0
>>373
ブリッグスの件は確かその通りだったと思いますよ。
競合メーカーの製品も作っていた訳で、
後にフォードかクライスラーのどっちかと縁切りすることになったような覚えが・・・
375相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/04/22(日) 00:13:07 ID:6jMMH3Np0
↑ やはりそうでしたか。おおらかな時代だったという事なのでしょうかねぇ・・?

結局のところ、ブリッグスは後にクライスラー傘下入りしています。
ブリッグス内部で起きたストライキ騒ぎにヘンリー・フォードさんが介入しようとしたのを
ウォルター・ブリッグス社長が拒否した事から関係が悪化したのだそうです。

元々フォードとの関係はブリッグスの出資者の一人がエドセル・フォードの友人だった事から
始まっているそうですが、この為にブリッグスとヘンリー・フォードとの間に起きたゴタゴタは、
一時は息子エドセルの立場すら危うくしたのだとか。

さて。クロスレー・バーニー・ストリームライナー(生産型)は後から付け足したようなボンネットが
いささか不恰好に見えますけれど、それでも英国人達はこのような形の方が
「風に向かって雄々しく立ち聳えるフロントエンドこそ男らしくて良い」と歓迎したとか
(もう、何が何やらワカラン感性 w)
それでも既に経営危機にあったクロスレー社を救うには至らず、クロスレーはこの車を出して間も無く
倒産の憂き目にあったようです。

他人の感性を何が何やらと言っておきながらナンですけど、実は私も垂直なラジエーターと
曲線のボディーの組み合わせは結構好きだったりします。
その代表は何度も此処に挙げたブガッティT57SC“クーペ・アトランティーク”ですけど
それと同じくらいにすきなのがヴォアザンの“アエロディーヌ”
http://www.barchetta.cc/All.Ferraris/villa-d-este-gallery-voisin-c25/voisin-c25-a.html
何枚か見て行くと判るかもしれませんが、屋根はAピラー直後から大きく後方に開く為、
ルーフラインはコンパスで描いたような完全な円弧になっています。
最近のポルシェ911のタルガってのもこんなのではありませんでしたっけ?

ルーフには明り取りの小窓が幾つか有りますが、上手く開く角度を調整すれば、
この小窓がリアウィンドウに重なり後方視界を確保出来るという名案。
こんな事を考え付くのはガブリエル・ヴォアザン以外にはいないでしょう。
376酔いどれエロスパ◎〜▽〜◎ ◆cAAK5ejJdg :2007/04/22(日) 02:26:18 ID:y9c0rhIh0
ヴワザン、アエロディーヌとアエロスポール・プロト。

どちらも>>375逝ってる師の書かれた通りのルーフラインを持つ流麗な空力ボディであるます。
が、それに先立つC15・13CVのデミ・ベルリーヌは

手前のC28カブリオレ(グラハム・ペイジ3.3g直8、SC付き)などと比べても一目瞭然の箱ベルリナです。
だうも元々ガブちゃんwはヤーライ流などの流線型・空力ボディがお嫌ひだったやうなのです。
元がシコーキ屋でありながら空力を拒むとは妙でありますが、まぁ下記ラボラトワールでも


純粋なレーサーにさへもダブル・スリーヴヴァルヴを使ひ、最後までこれに固執したなど
自らが信づる理念に極めて、時に過剰に忠実であったのでせうか。そしてやるとなると
相当に練りに練って出してくるやうに思へるのですが、それが股遅きに失する、と。

しかし、このラボラトワールの、恐らく軽量化のためデフを省略し異様にトレッドの狭ひ後輪のやうに
彼にとっては極めて合目的的に全てを突き詰めたのでせう。その合理性が世間の合理性と
相容れたかだうかは、まぁ閉じた世界での合理性・整合性をひたすら追った某2社のクルマを愛好する
アテクシや逝ってる師は良く分かるものと存ぢます。w


とここまで書ひて画像貼らうと用意してたのですが、例によって画ちゃんねる使わうとしたら全くダメ。
とりあへづゲラ刷り的にこのまま書ひときます。画像無いと意味無ひんだけどなぁ。

画ちゃん、最早終はったかな。
377酔いどれエロスパ◎〜▽〜◎ ◆cAAK5ejJdg :2007/04/22(日) 11:13:03 ID:y9c0rhIh0
やっとこ画像の用意が出来たので、仕切り直し。

ヴワザン、アエロディーヌとアエロスポール・プロト。
http://cocoa.gazo-ch.net/bbs/38/img/200704/1313819.jpg
どちらも>>375逝ってる師の書かれた通りのルーフラインを持つ流麗な空力ボディであるます。
が、それに先立つC15・13CVのデミ・ベルリーヌは
http://cocoa.gazo-ch.net/bbs/38/img/200704/1313817.jpg
手前のC28カブリオレ(グラハム・ペイジ3.3g直8、SC付き)などと比べても一目瞭然の箱ベルリナです。
だうも元々ガブちゃんwはヤーライ流などの流線型・空力ボディがお嫌ひだったやうなのです。
元がシコーキ屋でありながら空力を拒むとは妙でありますが、まぁ下記ラボラトワールでも
http://cocoa.gazo-ch.net/bbs/38/img/200704/1313821.jpg
http://cocoa.gazo-ch.net/bbs/38/img/200704/1313824.jpg
http://cocoa.gazo-ch.net/bbs/38/img/200704/1313826.jpg
純粋なレーサーにさへもダブル・スリーヴヴァルヴを使ひ、最後までこれに固執したなど
自らが信づる理念に極めて、時に過剰に忠実であったのでせうか。そしてやるとなると
相当に練りに練って出してくるやうに思へるのですが、それが股遅きに失する、と。

しかし、このラボラトワールの、恐らく軽量化のためデフを省略し異様にトレッドの狭ひ後輪のやうに
彼にとっては極めて合目的的に全てを突き詰めたのでせう。その合理性が世間の合理性と
相容れたかだうかは、まぁ閉じた世界での合理性・整合性をひたすら追った某2社のクルマを愛好する
アテクシや逝ってる師は良く分かるものと存ぢます。w

さて、今回の画像の出典は全てSCG18、ラボラトワールはフィリップ・モーク氏製作の
”5台目のタイプC6”と呼ばれるもの。この号ではラボラトワールの非常に興味深ひ細部が
幾つも掲載されておりますのでお好きな方はお求めになることをお勧めします。

このヴワザン、これ股手元の”ゼ・エンサクロペディア・オヴ・カーズ”つう
異常に厚ひクルマ図鑑見たところ僅かに1ページの1/4強、写真1枚だけ。w
一方でアルフヮ・ロメオはぢつに7ページ目一杯、ツトローエソも6ページ弱。w
その”弱”の縦1列分はチシタリア(写真1枚)、
そのくせツトローエソではDSのオープソなんつう写真まで有り。だういふ観点で配分したのでせうか?
378酔いどれエロスパ◎〜▽〜◎ ◆cAAK5ejJdg :2007/04/22(日) 11:23:29 ID:y9c0rhIh0
ちなみに、真円、円弧をデザインモチーフとして使ったのは先代アウデーTTとか
焼き直しヴォロクソ・バーゲン・ビートルでせう。
要するにバウハウス系を標榜したあの一連の連中でありまして、
ヴワザンの場合はどちらかと言ふとアール・デコの匂ひを感ぢます。
379相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/04/22(日) 23:17:01 ID:6jMMH3Np0
ガブリエル・ヴォアザンはアール・デコの信奉者で有名ですが、このアール・デコとバウハウスって
どう違い、共通するものなのか。やり出すとそれこそ泥沼(w
あんまり細かい事は考えずに、バウハウス=“形状は機能に従う”
アール・デコ=“形状は機能を表現する”くらいに考えた方が(詳しい方からは叱られても)無難かも。

それにしても、当時バウハウスを迫害しアメリカ(シカゴ)へと追いやったドイツ人。
車の世界ではバウハウス的なる物といえば、当時はむしろドイツ車よりもリンカーン・コンティネンタル
(特にクーペ)等に見られたと思いますが。それを今になってアウディ辺りのドイツ車デザインが、
バウハウス調をやたらに標榜するのは如何なものか?(まぁ、余計なお世話だな・・w)

閑話休題。またまた閑話(w
復元製作されたヴォアザン“ラボラトワール”ですが、あれってエンジンも他のヴォアザン車から
流用した物とかなのでしょうか?
>元がシコーキ屋でありながら空力を拒む
しかし見た目だけの流線形は拒みつつも、箱型としては良好な空力特性を持っていたそうですから
やはりそこは元飛行機屋。そして更に言うならば>>377の一番上の写真左に写るC28
"アエロスポール”こそは世界初のパントゥン形(フラッシュサイド)ボディーを纏った量産車だそうで、
やはりガブリエルさん“やる時はやる”方だったようです。

私の手許にも、何度か書いたように佐藤章三さん著の「CLASSIC-CAR1919-1940」という
大型本が有ります。これA3版で分厚く、片手で持つ事は勿論立って読む事も出来ない(w
写真と文章の2冊構成ですが、ヴォアザンの写真は左程に多くないものの、
文章の方はと言うと10ページを割いてかなり細かに説明されています。

ヴォアザンのボディー架装法は独特で、剛性重視の為にボディー全長・全幅に渡るアルミ板を
まずフレーム上に置くというものだったそうです。
この為にアルミ板を戦時中に供出させられその知名度の割りに現存数が少ないことから、
写真中心の本では大きく取り上げ難いのでしょう。
380相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/04/22(日) 23:34:17 ID:6jMMH3Np0
あ、ついでに
http://pierreg.free.fr/carton/projet/voisin/voisin.htm

このヴォアザン・ラボラトワール再現車、ヒストリック・イヴェントにも積極的に参加しているようですが
96年のグッドウッドに参加した時の走行写真。
http://proxy.f2.ymdb.yahoofs.jp/users/e6ddb2d7/bc/7fb6/__hr_/2e3b.jpg?bcAxhoGB9JCYzB_2

運転しているのは、この車を復元したフィリップ・モーク氏その方。
・・って、なんだかあやしい人の匂いがする・・(w
381名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/04/23(月) 19:18:23 ID:OmqoCBuw0
さきっちょについてる小さなプロペラは何ですかいのぉ。
対気速度計ですかねえ。それとも飛行機屋ならではのマスコットか。
382相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/04/23(月) 23:53:48 ID:QxgxsfSb0
>>381
昔の車の話だからと言って年寄り口調にしなくとも・・(w

あれ、以前にも書いたような気がしますが本によるとウォーターポンプの駆動力を得る為の
風車だったそうです。
もっとも、はっきりと確認された訳ではないので、複葉時代の飛行機(空冷星型エンジンも含む)
に付いていたような発電機である可能性も否定出来ないと思いますが。

このスレでは何度も登場するヴォアザンですが、ボディー外見にしても中身の方にしても
知れば知るほど興味深い車であります。
ただ“今の時代に振り返って見ると”という注釈が必要な車でもあるのでしょう。
例のラボラトワールが世界初のアルミモノコックを持つ車であった事も、C28“アエロスポール”が
世界初のフラッシュサイドボディーを持つ量産車であった事も、結局は全て
“今になって思えば”であり、その当時にはその斬新さは理解されなかったようです。

つーか、中には殆ど理解されなくても当然みたいな思いつきも多かったと思うのですよね。
380の写真(昨日書き忘れましたが96年のCG誌からのスキャン画像でした)を見ると、
エンジン部分の出っ張りで気付き難いでしょうが、この車って60年代中期以降に流行する
ウェッジシェイプを目指している事が判るでしょうか?
飛行機屋ヴォアザンの空力理論とは、当時主流だった流線形への流れとは
全く別のところから生まれていたのでしょう。

こういう車ばかり作っていたことから、ヴォアザンというメーカーは過大評価と過小評価と
どうしてもどちらかの極端になってしまうようです。
383酔いどれエロスパ◎〜▽〜◎ ◆cAAK5ejJdg :2007/04/23(月) 23:56:48 ID:3P1Bfjwj0
↑ぅみゅ、御明察の通り、レーサーであるますからマスコットではなく
ピトー管以前の対気速度計、でもありません、残念。w

ぢつはこれ、ウォポン駆動用なんですな。ラヂエータの上端に付くこのプロペラは
走行中の風を受けて回転する風車で、これでウォーターポンプを駆動するのです。
そして、このラジエータキャップも股興味深ひ構造になってゐるのですが
その辺、詳しくはSCG18御購入をお勧めします。
なに、全ページスキャンして貼ってもEのですが、まぁそれではニ玄社も面白くはありますまひ。
このヴヮザン・ラボラトワール復元製作の詳細写真・記事以外にも
ナルディ・ダネーゼの豆レーサーとか歴代105系ヌパイダとかブガッティ新旧とか
興味を惹く記事満載であるます。

で、
>>379
>復元製作されたヴォアザン“ラボラトワール”ですが、あれってエンジンも他のヴォアザン車から
>流用した物とかなのでしょうか?

ラボラトワール(オリヂナル、つか”4号車”までのもの)で使用されたダヴル・スリーヴ・エソジソは
その後の量産型6発のプロトでもあったさうで、ボアもストロークもピストンもコンロッドも共通だったさうです。

股、空力嫌ひと書きましたが、このラボラトワール、エソジソ以外のプロファイル(側面形状)を見ると
完全な翼断面以外の何物でも無ひことに気付きます。
更に詳細な写真を見ると、なんとFサス・スプリングのシャックル後部にまで
小さな翼(フェアリング)が付ひてゐることに驚かされます。
384酔いどれエロスパ◎〜▽〜◎ ◆cAAK5ejJdg :2007/04/24(火) 00:03:07 ID:0oA3GB3I0
ありゃ、出遅れた。w

しかし、逝ってる師良く仰る通り、なんでヴヮザンとかグレゴワール・トラクタとか
パナールとかさういふ隙間のさらに隙間のやうなネタ程ここでは食ひ付きがEんでせうか?w
まぅヲタつうよか変態趣味人の巣窟でせうか?w
385名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/04/24(火) 01:14:40 ID:m4M3Gxpr0
コメートの先端プロペラも、発電機だよん。
386相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/04/25(水) 00:28:11 ID:cc1tPgl80
>>383 思うところは同じなようで・・って、計ったように3分違い・・(w
>>385 そう言えば付いてました。つう事は、ロケットだけど絶対に大気圏脱出は出来ませんね(w

ガブリエル・ヴォアザンという人は、一種無謀な性格でもあったのでしょうか。
二度の大戦の間のみという短い活動期間のメーカーであり、しかも高価格な車メーカーの常で
生産台数も左程多くも無いのに、矢鱈にモデル数は多いようです。
その無謀さの一端を示すのが、生産化計画。
最初に作られたC1というモデルは、元パナールのエンジニアの手になる
4気筒4リッター級のスリーブバルブ車であり、その設計は
大衆車作りを目指したアンドレ・シトローエンから譲り受けた物である事は有名な話ですが、
それに続く筈で、計画のみで終わったC2は狭角V12の7リッター級スリーブバルブ車。
モノに出来る自信が有ったのでしょう・・ね・・多分。

大体、第一次大戦後に航空機ビジネスから自動車に転換したのはまだ理解出来ますが、
その他に検討の対象だったのが、家具まで完備したプレハブ住宅を、完成状態で配送する仕事。
有名な建築家ル・コルビジェが「全く新しい建築の姿。土着発想からの脱却」と絶賛したそうですが
規制の大工さん組合からの反発で事業化は失敗したそうです。
しかしここからコルビジェさんとの交流が生まれたのか、後に車のボディーをコルビジェさんに
幾つかデザインして貰っているとか言う話を何処かで読んだ気が・・。
箱型へのこだわりはこの辺から生まれたのかも?

ヴォアザン車のボディーは一台ずつが風変わりで面白いのですが、
当時の高級車としては例外に、ある時期から全てのボディーを自製していることから、
ガブリエルさんの強烈な個性が表現されているのでしょう。
癖の強いデザインは敬遠される事も有ったでしょうが、完成車の重量があらかじめ把握出来る為
バネレートやフレーム強度等に余裕を持たせる必要が無くなるというメリットがあるので
乗り心地や操縦性にも好影響があったとか。
387相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/04/26(木) 00:52:39 ID:BNNfpZF80
ヴォアザンのマスコットは機械で切り取られた金属板をリベット組みしたココット(コケコッコ)ですが、
そのエンブレムは航空機時代から続く、羽を広げた(エジプトの)黄金虫(スカラブ)
http://www.cjbalm.com/auto-aero/images/voisin%20lapel%20badge%202.jpg
実はアストン・マーティンのエンブレムも同じく黄金虫。
何度も倒産したり経営者が代わったりするする度に微妙に変化していますが、30年代半ばからは
形そのものは殆ど変わっていないようです。
http://farm1.static.flickr.com/33/59789502_d61bba86a4.jpg?v=1173936559
こちらはあんまり昆虫っぽく見えませんね。

先日ちょっと話に出た、1940年アメリカの流線形試作車“スカラブ”にも
当然黄金虫は描かれていますが
http://files.conceptcarz.com/img/Stout/35_Stout_Scarab_DV-06_PBI_005.jpg
場所はフロントバンパーの中、絵柄もヴォアザンのように洗練された物とは言い難いようです。
他にも“スカラブ”と言えば50年代末にアメリカの青年大富豪ランス・リヴェントロウが興した
レーシング・コンストラクターの名前にもなっています。
動物の糞を好む黄金虫は欧米では復活の象徴と考えられ、大変人気の有るモチーフのようです。
・・あんまり良いイメージ沸かないけどなぁ・・(w

ところでヴォアザンと言ったらスリーブバルブ(でしょ?)プジョーやメルセデス、ディムラー等も試み
製品化された給排気弁(?)システムですが、ヴォアザンはパナールと並びこの形式に固執した方。
高速回転には向かず、効率的にも劣るとされるこの形式ですが、ヴォアザン車の現役当時には
どのような物だったのでしょうか?
例の“ラボラトワール”は2リッター自然吸気で80HPとされていますが、
この時代のGPレースは規則が複雑かつ混乱を極めていたので、中々単純な比較が出来ません。
そんな中で、参考に出来そうなのが同じレース(1923年トゥールのACF-GP)でデビューした
ドラージュ2LCV(V12-DOHC)こちらは当時2リッター自然吸気としては世界最強の116HP
この数値だけを見る限りでは絶望的とも思えるのですが・・
388相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/04/27(金) 00:12:39 ID:uGjEAxeM0
結局のところヴォアザン“ラボラトワール”の戦績とはどのようなものであったのか。
デビュー戦1923年トゥールのACF-GPには3台が出走したものの、完走出来たのは一台のみ。
後にシトローエンでトラクション・アヴァンや2CV、DSの開発の中心となった
アンドレ・ルフェーブルさんがステアリングを握った車が5位入賞を果たしただけ。

このレース、古い車が好きな者には興味深いものであり、
ヴォアザンの他にもイタリアからはフィアットが過給機付きのティーポ805で参加
(過給機の有無は規則に無く、自由に使えたようです)
フランスからはブガッティが最初の“タンク”型・完全な流線形のT32で参加。
ドラージュも上記2LCVの最初期型(翌年からは過給機付き)を持ち込み
イギリスからも、前年に無敵を誇ったフィアット804をコピーしたような(エンジニア流出の為)
サンビームが参加といった具合。

レースは信頼性に勝るサンビームが1〜2位と4位を独占。3位にブガッティ。
フィアットもドラージュもトラブルで敗退。
これらの車のエンジンは過給機付き直8DOHCフィアットが公称130HP。
サンビームが直6DOHCで100HPブガッティは直8SOHCで95HPとされていました。
昨日も触れたドラージュの116HPも含め、直6スリーブバルブの“ラボラトワール”80HPでは
到底太刀打ち出来ないものと思われます。

GPカーはこの後、急速に過給機付き車が力を付け、翌年登場したアルファ・ロメオP2は
フィアット805から多くを得た設計で、最初から過給機付きでデビューしています。
しかしヴォアザンは打弁音すら嫌ってスリーブバルブに固執したように、騒音源となる過給機には
見向きもしなかったようでした。

結局ヴォアザンはGPレースからはこの暫く後、完全に撤退。速度記録挑戦に舞台を移します。
レースを統括していたACFとの間にトラブルが有った事も知られていますが、
それ以上に、レース規則の中で効率を競う事に無理を感じた事も有ったのではないでしょうか?
389相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/04/28(土) 00:31:03 ID:XIjM0T6O0
先日エロスパ氏が>>384みたいなことを言うから、ヴォアザンネタで少し引っ張ってみたけど
案の定、放置プレイスレになった・・.

それでも続く。つか、一応キリつけないと気が済まないので勝手に進める(w

ガブリエル・ヴォアザンという人はアンドレ・シトローエンとは結構近かったようで、
この二人やその率いた企業には様々な接点や共通点が有ります。
しかし全く異なるのはその製品の特徴。
シトローエンは飽くまで大衆車の量産を行ったのに対し、ヴォアザンは高価格な車を
上流階級の為に少数生産し続けました。

ヴォアザンと共通するモノを感じさせる、もう一人と言えばエットーレ・ブガッティさん。
自動車メーカーの経営者であり、設計からデザインから全てを統括し、安易な流行には
頑として流されなかった事もそうですし、安価な大衆車を自らの企業からは決して製品化しなかった
という事も共通していると思います。
もっともガブリエル・ヴォアザンの場合は自動車の世界に参入するにあたり、プレハブ住宅の他にも
自転車に取り付ける原動機の生産(第二次大戦後のホンダ・カブに瓜二つ)とか
簡易な二人乗り自動車(自らが第二次大戦後に設計した“ビスクテール”のような物)の生産も
選択肢に有ったようなので、高級車に専念した理由はエットーレさんのような
”どうしようもない程のスノッブ”だったからと言う訳でも無かったようです。
それが結局、高級車市場にその進む道を求めた理由とは一体何だったのでしょうか?

ヴォアザンが自動車産業への参入を画策していた第一次大戦直後と言えば
英仏では雨後の筍のように簡易なサイクルカーが生まれ、その多くは劣悪な品質故に
あっという間に息絶えていた頃。
ここからは私の想像ですが、ヴォアザンはそうしたサイクルカーを見て、大衆車市場は未だ未熟、
大戦前から航空機事業で築いた自らの知名度を生かした商売が出来る所ではないと判断し
高級車市場へ商機を求めたのであろうと考えます。
390名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/04/28(土) 07:33:44 ID:IbeONiva0
航空機設計の精神でシャーシバランスに配慮した自動車を製造する、
という高邁な理想でクルマ作りを行ったのは良かったのですけれど、
やっぱり値がアーティストだったのかも知れませんね、ムッシュ・ガブリエルは。

パナール共々、スリーブバルブに拘りすぎたことは、どう考えても非現実的でした。
(ポペットバルブを憎悪すらしていたと言うから、もの凄い心理ではあります。
戦後のビスクテルも2ストでバルブレス。もっともこっちは2ストであることは理に適った選択でしたが)

しかも老舗のパナールと違って、会社に戦後まで生き延びられるだけの体力がなかった。
フランス高級車業界では、ドラージュと並んで、30年代の早期ダウン組ですね。
391相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/04/29(日) 00:08:25 ID:6LNdn0hL0
>>390
済みませんねぇ・・お気を使わせて・・(w

ガブリエル・ヴォアザンさん、確かにアーティストではあったのでしょうね。
何でも自分の気の済むようにしないではいられなかった方のようです。
“芸術家は何処で筆を置くかで常に迷う”なんて聞きますが、煩雑に繰り返されたモデルチェンジも
そうした事の表れだったのでしょうか。

それが許されたのも高級車の世界だったからで、大衆車でそれを行う事は出来なかったでしょう。
粗末なサイクルカーならばともかく、安定した品質を保持しながら利益を上げるには
ある程度以上の量産を必要とするでしょうから、煩雑に繰り返すモデルチェンジは
設計面での改良ではあれども実際に販売される車の完成度や洗練性には逆効果になりかねません。

安価な量産車で自動車の世界に新規参入する事は、現代ほどではないにしても
1920年代初頭には既に困難な事であったとは容易に想像できます。
アメリカでは既に桁違いの大量生産に成功していたフォードやGMが欧州市場への侵出を始め、
地元フランスでも老舗プジョーは1913年にブガッティ設計の“ベベ・プジョー”を発売し
ヴォアザンが自動車産業への参加を画策していた頃にはタンデム二座の161を発売していました。
これらに立ち向かうには、かなり大掛かりな設備投資を必要とする事は明らかであり
新規参入者には無理があると判断したとしても不思議はありません。

むしろ、この時期にそれを敢然と行ったアンドレ・シトローエンの行動力(時に無謀な程の)の方が
余程不思議とも思えます。
392相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/04/29(日) 00:42:39 ID:6LNdn0hL0
変に理屈っぽい話が続きましたので、ちょっと趣向を変えて
上で触れた1913年のプジョー“ベベ”
http://proxy.f2.ymdb.yahoofs.jp/users/e6ddb2d7/bc/7fb6/__hr_/de57.jpg?bcCfLqGBvKNhCkvI
自らの会社からは決して安物を発売しなかったエットーレ・ブガッティさんですが
プジョーの為にこの1リッターに満たぬ小型車を設計しています。
その為にこの“ベベ”は初期のブガッティ車に形は大変よく似ていますが
エンジンの大きさは小型ブガッティの更に半分程。この時代の四輪車としては最下限の855cc
興味深い事に、逆向きカンチレバーの後輪懸架のような、後にブガッティ車の特徴となる部分は
このプジョーで初めて試みられた物であるようです。

また、この後にもエットーレさんは1931年に1リッター級の高性能エンジンをプジョーの為に設計し
有名な“プジョー201X”が生まれていますが、そっちの話はまた改めて。

こちらはブガッティさんとは関係の無い、第一次大戦後のタイプ161型プジョー
http://proxy.f2.ymdb.yahoofs.jp/users/e6ddb2d7/bc/7fb6/__hr_/b01a.jpg?bcCfLqGBtJBaUKy2
タンデム二座としたのはデフを省略する為に極端に狭いトレッドやボディーを採用した為。
正面から見るとちょっと異様でもあります。
http://proxy.f2.ymdb.yahoofs.jp/users/e6ddb2d7/bc/7fb6/__hr_/585d.jpg?bcCfLqGB.JyR1dYu
実際にリアトレッドの寸法はわずか750mm。
どんな操縦感覚であったのか?運転してみたいもの。安定悪そうですけど(w

もっともこれ、デフは“省略した”のではなく“ウォームのファイナルドライブとギアボックスを
一体にリアに置いたのでデフが付けられなかった為”と書かれた資料もあります。
現代で言うトランスアクスルですが、そうする事によりデフがつけられなくなったというのは
ちょっとよく判らない話。当時の技術水準ではそうなってしまったのでしょうか?
393酔いどれエロスパ◎〜▽〜◎ ◆cAAK5ejJdg :2007/04/29(日) 03:31:06 ID:EaQnXILu0
金曜夜から恒例グランツァーでO阪来てます。

さて、建売住宅の件でル・コルビデュエ氏の絶賛を受けたヴヮザン氏であるますが
一方で現代に繋がる羊羹型エソジソの原型となったブガッティ氏のエソジソ、
これが股コルビデュエ式矩形と黄金率で出来上がったコルビデュエ建築にもぢつに似た物件。
http://www.atspeedimages.com/limerock_2004/concours/1928_bugatti_t-35c/1928_bugatti_t-35c_engine_exhaust_side.jpg
↑さすがにエソジソは全てが黄金率で出来上がってる訳ではありませんが
このバルクヘッドに付ひたオイルタンクなどは完全にその縦横比がゴールデン・レクタンギュラーです。
上記リンクは純レーサーのT-35Cですが、それでもこの四角四面のエソジソつう
機械工学的には無理・無駄を敢へて押し通したところが
(時代的にまだそれでも通る程度であったにしても)ブガッティ氏の面目躍如でせう。
他、こちら↓に同車の興味深ひ画像。
http://www.atspeedimages.com/limerock_2004/concours/1928_bugatti_t-35c/

>ウォームのファイナルドライブ

さて、このウォームつうギアの形式であるますが、
ぢつはウォームつな力の伝達にはあんまり宜しひものでは無ひのです。
つな、理論上ウォームっつな”点接触”でありまして、点といふのは数学的な定義では面積が0であり
つうことはそこに掛かる面圧は分母が0になって無限大になってしまふ。
現実には面積0で接することは無ひにしろ非常に大きな面圧が掛かり
いづれ歯がむしれてしまふ、それを避けるためには極度に厚く頑丈に作る必要があり
さうなると過剰に重くなってしまふ、つう問題があるのです。
394相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/04/30(月) 00:16:49 ID:jl7jdDP/0
>>393 そう言えば。
昨日ちょっと触れたプジョー201Xですが、この車は現物は現存せず、写真も見つからないので
その内に写真だけでも見つかったら改めてネタにしようと思うのですが、
一つだけ興味深い写真が有りました
http://proxy.f2.ymdb.yahoofs.jp/users/e6ddb2d7/bc/7fb6/__sr_/f5a0.jpg?bcal1qGBx7Timrit
そのプジョー201Xに搭載されたブガッティT48エンジンの画像という事だそうです。
このエンジン、基本的にはT35の2リッター版過給機付き(T35C)直8SOHC-3バルブエンジンを
半分にしたような4気筒の1リッター級だそうですが、この写真を見る限りではT35のような
凝りに凝った仕上げは施されていないようです。
以前話に出たT41“ロワイヤル”用をベースとしたレールカー用エンジンがブガッティ流に丁寧な
仕上げを施されていたのとは対照的に見えます。
設計のみブガッティで、製作はプジョー側が受け持った物なのかも知れません。

プジョーが何故60年代の404に至るまで(1913年以来)ウォームのファイナルにこだわったのかは
ちょっと理解しかねるところではあります。
大トルクの伝達に向かない事は、プジョー自身も充分に承知していたようで、第一次大戦直後の
6リッター6気筒車“タイプ156”ではべベルのファイナルを採用していたという例も有りました。
あえてウォームのメリットを捜せば、通常は  ―○ となる伝達軸と車軸の関係が
ウォームでは _○ となり(この説明で判る? w)車軸中心からオフセットされるので
トルクチューブを低い位置に吊る事が出来る(センタートンネルの張り出しが小さくなる)事でしょう。
もっともこれは、地上高が低くなるので不整路には向かない車になるという事でもあります。

ウォームギアの利点は、大きな減速比を楽に得られる事だそうですが、
自動車のファイナルくらいならその必要は無く、潤滑に苦労したり特有の唸り音が出たりと
不具合の方が多かったようです。
当時からこの事は多くのメディア等から疑問視されていたらしいのですが、
“ウォームのメリットは何も無いが、プジョー程見事なウォームギアを切れる所も無い”
等と言われていたように、工作技術の高さで問題の多くを解決していたようです。
395名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/04/30(月) 00:45:07 ID:Gr25E++v0
プジョーの技術スタンスって、基本的に手堅い印象なんですけど、
例えば「203」は量産大衆車としては早い1948年に
ヘミヘッド・クロスフローのOHVエンジンを実現したりしていて、
侮れないところがありますね。
それでいてウォームドライブだから、やっぱり何だか変な気はします。
見た目は何の変哲もないアメリカ車風のクルマなんですが……

1950年代のフランスで、本当に何の変哲もない設計
(例えばBMCの凡庸車種並みのFR・ターンフローOHV・リアが普通のリジッド)のクルマが欲しかったら、
はっきり言ってシムカ・アロンド以外の選択肢はなかったんじゃないかとさえ思える。
プジョーは上記の通り、ルノーは4CVどころかFRのフレガートまでスイングアクスルにしてたし
シトロエンはハナからアレだし……
396相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/05/01(火) 00:34:10 ID:7IXGMvkD0
>>395
えと・・パナール・ディナ54とかではどうでしょうか・・(w

言わんとするところは判りますが、1930年代に既にモノコック一体構造&前輪駆動の
“トラクション・アヴァン”を抵抗無く受け入れたフランス人ですから、
保守的つか守旧派な設計の車を欲しがる層がどれ程存在したでしょうか?

プジョー203っつうのも結構渋いっつか、素敵な車ではあります。形は戦前最後の頃のアメリカ車を
縮小したようにも見えますが、細部に至るまで入念に考えられているようで、アメリカ車には無い
品の良さが感じられます。
http://silverstone.fortunecity.com/studebaker/677/peu203black.jpg
この車、好き者さんらしき方に保護されていたのか、実際に走っている所も見た事が有りますが
例のウォームの唸りまでは聞き取れませんでした。
また、395さんの書かれた凝ったエンジンも残念ですが実物を見た事は有りません。
写真は何枚か手許に有りますが、エンジンフードの形状が撮影に向かぬ事もあって
あんまり鮮明な物ではありません。

このエンジン、確かにクロスフローの半球形燃焼室を備えた凝ったモノらしいのですけど、
なのに何故か吸気も排気もエンジンの片側に集中して付いているという不思議な代物。
吸気はヘッドの中に鋳込まれたダクトを通って一旦反対側に行き、
そこからシリンダー内に入るという複雑な構造をとっているようです。
何でこんな変な事をしたのでしょうか?
吸気の予熱を一つの理由としている資料も有りますが、これもあんまり機械モノに詳しくない私には
理解し難い話であります。
397相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/05/02(水) 00:08:44 ID:Z4vPDPw70
以前にも“エンジンの外見”っつう話は出ましたけれど、
エットーレ・ブガッティさんとガブリエル・ヴォアザンさんとの最も違いが現れたのがこの部分。
ヴォアザンのスリーブ・バルブはその構造上シリンダーヘッドに何も無いので、
全く見た目には面白味は有りません。
http://proxy.f2.ymdb.yahoofs.jp/users/e6ddb2d7/bc/7fb6/__hr_/f17d.jpg?bclofrGBL2E.86wZ
スリーブバルブを知らない人がこの写真だけ見ると、SVのようなのにクロスフローだし、
Tヘッドにしては小さいしと、一体どんなエンジンなのか混乱する事でしょう。

ブガッティT41“ロワイヤル”の直8SOHC3バルブエンジン
http://proxy.f2.ymdb.yahoofs.jp/users/e6ddb2d7/bc/7fb6/__hr_/fbd5.jpg?bclofrGBR1jzAQ1F
まぁ、これはこれでやはり自動車のエンジンとは見えないかもしれませんが・・。
これに匹敵する物があるとするならばヴィンテッジ期・W・Oのオリジナルベントレーくらいでしょうか。
1930年の有名な4・1/4リッター“ブロワー”の4バルブSOHC直4エンジン
http://proxy.f2.ymdb.yahoofs.jp/users/e6ddb2d7/bc/7fb6/__hr_/3ed9.jpg?bclofrGBcoHDmvWd

ところでブガッティさんもイタリア人でしたが、この国の人はエンジンを工芸品のように綺麗に仕上げ
外からもチラっと見えるようにするのが結構お好きなようで、
最近のミドシップフェラーリ等でもわざとエンジンが見えるようになっている物が有るようです。
以前この話を他スレでした時に。“イタリアにスリーブバルブ車が現れなかったのはその為かも”
と、書いたところ
「そういえばヴェンケル・ロータリーエンジン車もイタリアには現れなかった」
というレスが付きました。
そう言われて思いましたが、20〜30年代にもしもヴェンケル・ロータリーが有ったならば
エットーレ・ブガッティさんは見向きもしなかったでしょうが
スムーズで静粛な動作が大好きだったらしいガブリエル・ヴォアザンさんならば
喜んで飛びついたかもしれません。
398名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/05/02(水) 00:19:47 ID:7GF/tNYn0
言えてるかもw
何しろヴァンケルロータリーエンジンには
ヴォアザン御大の死ぬほど大嫌いなポペットバルブがないですからねw
このお方が、最晩年の80歳に至っても
自分の往年の「作品」のハンドルを握って長駆のドライブを敢行した、という逸話には
じーんと来るものがあります。

で、イタリアにいわゆる「高級車メーカー」が少なかったことも
スリーブバルブの広まらなかった一因なのかもしれません。
正統派の超高級車メーカーというとイソッタ・フラスキーニがあったぐらいで、
ランチアやアルファだとややそういう意味での格は落ちるかと思うんです。
(クルマの質は優れているにしても、です)
399相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/05/03(木) 00:14:50 ID:my3Sb+Sh0
>>398
ガブリエル・ヴォアザンさんの老後のエピソードは幾つか目にした事が有りましたが、
そのドライブの話は恐らく読んだ事は無かったと思います。

確かに戦前のイタリアには富裕層を対象にした高級車メーカーが少なかったようです。
ローマ法皇専用車すらも、フィアットが作っていたようですし。
(1925年のティーポ525 まぁ、それだけフィアットというメーカーが何でも有りだったという事?)
イソッタ・フラスキーニのみはロールス・ロイスやイスパノ・スイザにも匹敵する高級車という
評価を得ていたようですが。

私事ですが、最初にスリーブバルブという給排気方式の名を聞いたのは今からもう20年以上前の事。
今ならばインターネットで知りたい事はすぐに検索で知る事が出来ますが、
その頃は一体それがどんな物なのか全く解説された資料も見つからずに苦労しました。
一応、簡単に言えば、シリンダーとピストンの間に入れられたスリーブが上下して、
そこに開けられた穴がシリンダーの給排気口と一致する事で弁の役割を果たすもので
自動車に使用された多くは二重のスリーブを持つナイト式ダブルスリーブ。
他にも一枚のスリーブが回転しながら上下するシングルスリーブ式っつうのも有りました。

スリーブバルブ車がイタリアには生まれなかった理由をあえて他にも考えてみると。
このスリーブバルブの場合は給排気をシリンダーヘッドからではなく、シリンダー壁から行う為に
給排気系はSV並みに低い位置に付きますから、ランチアの特徴であった狭角V型とは相性悪く
レイアウトが苦しい事になったと考えられます。
アルファ・ロメオの場合は・・。スムーズはともかく。誰が静粛なアルファを求めたでしょうか?
マシンガンの如き打弁音に弾けるような排気音。唸りを上げるルーツ式過給機とその吸気音。
それこそ“高級車ならば高級な音を撒き散らせ派”(そんな派閥が有るなら w)の当時のアルファ。
“一人フルオーケストラ状態”こそがその真骨頂・・でしょ?(w
400相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/05/04(金) 00:26:11 ID:tca9v87G0
“イタリア人はエンジンを見せるのが好き”という話の続き。つか、ついで。
1966年のフェラーリ312 F-1を後ろから見た写真
http://proxy.f2.ymdb.yahoofs.jp/users/e6ddb2d7/bc/7fb6/__hr_/7d2f.jpg?bceDKsGBXXfDh1rG
"フェラーリのGP-エンジン”と聞くと思わず期待して見てしまいますけど、
売り物でなければ案外見た目を気にしないのもまたイタリア人なのでしょうか。
この後、70年代には水平対向の312Bが登場して不振から立ち直ったフェラーリでしたが
見た目の雑然とした事だけは変化無し。つか、更に酷い事になっていたようです。

エットーレ・ブガッティさんという方はイタリア人の中でも特殊な気質の持ち主だったのか
それとも単なる潔癖症(病的かも?)だったのか。
GPカーも全て市販したブガッティですから、上記のフェラーリの例とは直接比較出来ませんが
以前にも書いた事が有るように戦後耐乏型を目指して設計した筈のT68のエンジンにも
凝りに凝った仕上げを施したりしていました。
http://proxy.f2.ymdb.yahoofs.jp/users/e6ddb2d7/bc/7fb6/__hr_/ac3e.jpg?bceDKsGBpqxFfEwl
さすがにこれはやり過ぎでしょう。
その彼の工房で、かつて使われていたという万力の写真っつうのが有ります
http://proxy.f2.ymdb.yahoofs.jp/users/e6ddb2d7/bc/7fb6/__hr_/9f6b.jpg?bceDKsGBd_86XGzZ
出来合いの品では何か不満だったのでしょうかねぇ・・。

エットーレさんの乗馬好きは有名ですが、彼はまたブレゲーの時計収集家でもあったそうです。
その辺の事は時計好きなエロスパ氏ならば理解出来るのかもしれませんが、
一時期自宅をゴミ屋敷化していたと、以前此処にも書かれていたように、エットーレさん側よりも
「見せる為の物でなければ見た目は気にしない」型イタリア人の方に近いのでしょうか?(w
かく言う私も(元々他人に見せる為に集めたのではないので)
これらの画像元の写真を何処から切り抜いたのか、スクラップブックは全く整理出来ていないように
他の人の事など、本来なら全く言えた義理ではないのですが(w
401相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/05/05(土) 00:36:38 ID:QEgJAZVs0
今日はちょっとネタが思いつかないので(だったら寝ろ w)
先日、20年代GPカーの出力の話を書いたついでにちょっと調べ、
その内に何かのついでに書こうと思っていた事を。

過給機付きエンジンは最初の内は特に何の規定も無く、出走を許されていましたが
その内に飛躍的な出力向上を見ると、近代的な「過給機付きは何リッター迄、NAは何リッター迄」
っつう具合に規則も変化していったようです。
それもその筈で、1924年のアルファ・ロメオP2は2リッター過給機付きで140HP
これは無過給のドラージュ(120HP)と大差有りません。

それが約四半世紀後のアルファ・ロメオ159(最後期の“アルフェッタ”)では
1.5リッター直8DOHCに二段過給機を組み合わせて瞬間的な最大出力は450HPとか。
これは当時混走した4.5リッター自然吸気エンジンの約1.5倍程にあたるどころか、
実にその更に四半世紀後に登場する事になるルノー・ターボF-1の初期の出力
(公称500HP)にも近い凄まじい数値。・・まぁ、そんな単純な話ではないのは当然ですが。

その代償も大きく、燃料消費率は4.5リッターNAの倍にもなったそうで、
GPレースと言えども今とは比較にならない長時間を走ったその当時には
小さからぬハンディだったようですが、それでも新興フェラーリをはじめとするライバルを
全く寄せ付けなかったのが“アルフェッタ”でした。
先日少し話に出たライレーから発展したERAとか、そのエンジンに影響されたような
“ダブル・アンダーヘッド・カムシャフト”を持つタルボ・ラーゴ(4.5リッター直6)等も
この時代のGPカーでしたが、アルフェッタを相手にしないといけなかったのは不運だった事でしょう。
402相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/05/06(日) 00:43:00 ID:G7TD2uPc0
今日は保守だけ
403相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/05/07(月) 00:05:31 ID:F0LcU6eQ0
先日からライレーエンジンの画像を探してみたものの、あんまり鮮明な物は見つからず。
そこで、401でちょっと名前が出た同様なレイアウト(両肩近くにカムシャフトを持つプッシュロッドOHV)
49年型タルボ・ラーゴT26のエンジンの写真
http://proxy.f2.ymdb.yahoofs.jp/users/e6ddb2d7/bc/7fb6/__hr_/8677.jpg?bcxFJtGBtvDe_16e
DOHCのカムカバーのように見えるのはロッカーカバー。
事前に知識が無ければ普通のDOHCにしか見えないことでしょう。
SCGのNo.49に元ライレーのエンジニアが設計したとされるリー・フランシスが出ていますが、
そのエンジンも同様のレイアウトで見た目も似たようなものです。

直立した3バルブを持つSOHCを特徴としたブガッティもT50からはDOHC2バルブ化されたので、
イタリアのアルファ・ロメオやアメリカのデューセンバーグ(こちらは4バルブ)と共に
DOHCエンジンを持つ第二次大戦前の天上界入り。
そのちょっと下辺りのスポーツ型に良く見られるのがSOHCやプッシュロッドを持つOHVながらも
クロスフロー化して半球型燃焼室を持つエンジン。

しかし、クロスフローになっているのは見た目で判断出来ても、弁が直立している物も有り
(SOHC時代のブガッティやメルセデス“Sシリーズ”など)この場合は燃焼室は平らで
点火も中心から外れた位置に有る事が多いのですが、見た目だけでは判断出来ず。
こういうのはクロスフロー化したメリットってどれだけ有ったのでしょうか?
給排気系レイアウトは楽になったでしょうけど、他に考えられるのは弁の大経化程度くらいしか
思いつかないのですが。

それはともかく。
戦前にはBMW328やらライレーのような高級高価格なスポーツ型でしか見られなかった
クロスフロー・ヘミヘッドエンジンですが、先日>>395さんも書かれているように
戦後は大衆車の“プジョー203”等にも使われるようになった辺りが技術の進歩でしょうか。
404酔いどれエロスパ◎〜▽〜◎ ◆cAAK5ejJdg :2007/05/07(月) 23:21:10 ID:Vl2vmrlA0
平たひ燃焼室形状のデメリットは、ことに燃焼室の端っこにプラグを置ひた場合など顕著ですが
高回転になると燃焼速度が追ひ付かなくなり、燃焼室内全体に火が回らなくなってしまふのです。
それを避ける為の半球(ヘミ)燃焼室でありその為にヴァルヴに挟み角が生じるのです。

筋金入りDOHCのアルファ・ロメオのお話、通常のシングルプラグのDOHCに比べ
ツインプラグを特徴とするGTA(本物の、つまりジュリアGTA)やうちの75TSでは狭角となっております。
ヌパイダと75のエソジソを並べると一目瞭然。股、その分TSではエソジソの丈が高くなっております。
これは半球燃焼室を維持しつつコンパクトな燃焼室形状にする為とアナウンスされております。
しかし、その一方でツインプラグによって燃焼室の隅々まで火が回しやすくなった、
といふのも一因ではありますまひか。

さて、弾けるやうな排気音、先日GW後半戦の為お母ちゃんヌパイダに乗っけて
東名走行中、ミッション下付近で盛大な排気漏れ音のあと弾ける”バンッ”といふ音。
帰京後下道走るとだうも床下から快音wぃあ爆音が響きぢつに痛快です、
と思ってゐたところお母ちゃんと飯食ひに行った帰り旧ゴミ屋敷w近くでつひにマフラー落ちました。w
「あれまぁ、車は乗る人に似るねぇ。アンタのチ○コと同じやわ、下向いたまんまやないか」
と嘲笑されることしきり★。
405酔いどれエロスパ◎〜▽〜◎ ◆cAAK5ejJdg :2007/05/07(月) 23:22:24 ID:Vl2vmrlA0
さて、見えなひところはゴミ屋敷がイターリャ流かと言へばさうでもなく、
かつてアバルトスレで明らかにアバルトと関はりの深ひメカニックと思しき方が
「アバルトの配管・ハーネス配線の取り回し・処理は見事」と仰っておられました。
気を付けて見たことがありませんでしたので探しましたが
このチョンマゲOT1300、後年手が入ってゐるかとも思ひますので何とも言へませんが
http://www.motorsnippets.com/auctionlots.asp?Lot=66836&Auction=15+May+2004Bonhams
だうでせうかね?

まぁカルロ・アバルトは本名カール、オーストリー出の御仁ですので生粋のイタ公とは
根底で異なるの鴨知れません。が、このイタ公どものイタ公たるところは
その気になってやると決めるとet凝り出すと止まらなくボーソーを始め
だうでもEと放り出すと徹底してだうでも良くE加減を極め、
どっちに転んでもボーソーして収拾が付かなくなる、つなところなのでは無ひでせうか。

ひとのことは言ってられません、テレビに出ても恥ずかしく無ひ立派なゴミ屋敷、
お母ちゃんに尻叩かれ大改造始めて約1年、先日お母ちゃんの要請つか強要wつか
ドレッサーなんぞといふものをニトリで安ひ組み立て式仕入れ、組み立て・設置で
手付かづだった部屋西側のスラムwを一気に地上げ、同時に押入れの再開発やらかして
半日で驚愕すべき近代化を達成しますた、お陰で腰の痛ひこと痛ひこと。
しかし、一番安ひドレッサー配備つひでにレースのカフヱカーテンだのクロスだのまで導入、
をぢさんの一人暮らしに異彩を放つ一角、かうなるとまう止まりません。w
今度はそのドレッサーの照明、思いっきりブリブリのアールヌーヴォー調照明とか
http://www.yodobashi.com/enjoy/more/i/cat_162_187_15561295_16665919/3589827.html
↑こんなガレのパチ物風でも入れてやらうかと電気屋・古道具屋・ぶりぶりファンシー屋物色ちぅ。
伊代伊代変態屋敷ボーソーでせうか?w
406相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/05/08(火) 00:13:46 ID:UanrmzKy0
>>405 ガレ風も良いですが、ティファニー風のステンドランプ等の方がお好みなのでは?
その内に部屋の中の写真でもアップして下さい(w

さて“ボーソーして収拾が付かなくなる”と言えば、私のこのスレの書き込みが正にそのもの(ww
直立した弁、平らな燃焼室というのは意外に昔のエンジンには多い形であり、
史上初のSOHCエンジンとされる英国のモーズレイ(Maudslay)社製の乗用車用エンジン
(モーズレイ自身はエンジンメーカー)などは、シリンダー真横から水平に点火プラグを
差し込んでいたようです。・・こりゃ、高速燃焼等到底期待出来ないでしょうね・・

ところで史上初のDOHCエンジンについては様々な記述が複数の資料に見られますが、
一応共通しているのは1912年のプジョー(リオン・プジョー)のレーシングカーに
採用されたのが初めてであったという事。
発明者は“エンジニアのスイス人エルネスト・アンリである”という事になっているものが多いのですが
実はアンリさん、単なる製図工に過ぎなかったという説も有り。

どうもあれこれと資料を突き合わせてみると、1910年のレースでプジョーを降した
イスパノ・スいザのエンジニアでありレーシング・ドライバーでもあったポール・ツッカレリという人と
元々プジョーにいた数人のエンジニアが中心になって作られたのがこのエンジンであり
それが何故か製図を担当したアンリさんの名前で特許申請されたといったところのようです。
ツッカレリさんが絡んでいる事から
“元のアイディアはイスパノの天才エンジニア、マルク・ビルキヒトの物ではないか?”と
書かれた本も有りましたが、その辺のところは今では誰にも判らないことでしょう。

史上初のDOHC(しかも4バルブ)エンジン・レースカーを作ったプジョーですが、
生産車の方にDOHCを積んだのは量産車メーカーとしてもかなり遅い方。
この辺りは“必要とあらば大胆に採用し、その必要が無ければ流行には全く流されない”
如何にもプジョー社らしいところかも知れません。
407相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/05/09(水) 00:18:38 ID:dq3UA9eF0
プジョーの生産型について。
昨日DOHCエンジンの採用はかなり遅い方だったと書きましたが、丁度レス番がその近辺ですけど
恐らくは80年代も後半になって405MI16に搭載されたのが最初だったのではないでしょうか?
特殊な例としては、その数年前の205ターボ16なのでしょうが。

DOHCエンジンを最初に採用したロードカーというと、実はアルファ・ロメオ等ではなく
日本では戦前の多摩川スピードウェーレースに於いて、ダットサン・レーサーが参考とした事で
有名(??)なフランス車のサルムソン1.1リッターであるそうです(1923年)
プジョーはレースカーの世界では世界初のDOHCエンジン搭載車を作りながらも
ロードカーの世界に於いてはサルムソンに60年以上も遅れた(?)事になります。

http://www.amicale-peugeot.ch/Peugeot/Peugeot_Indy_1913.jpg
他の画像探してあれこれと見ていたら丁度そのレースカーの写真が見つかりました。
手許の資料に似たような物が有り、そちらにも“Indy-1913”とありますが、そちらは不鮮明ながらも
No.16のゼッケンが描かれていますので、こちらの写真の車はスペアカーであった可能性も有り。
7.6リッターのこのエンジン、推定で130HPと言われていますがリッターあたり17HPというのは
当時の水準で見れば全く画期的なものであったそうです。

しかし必要と感じなければ生産に移さない手堅い設計のプジョー社。
DOHCの採用が遅かったのはそのホンの一例でしかなく、他でも例えばブレーキ等を見ても
1960年に登場した“404”ですら初めは全輪ドラムであったそうです。
(現代的ディスクブレーキを最初に搭載したロードカーは49年クライスラー)
この堅実無比なる設計思想は(つか流行に惑わされない)
プジョー社そのものがパリから遠く離れた所の発祥である事も関係しているのでしょうか。
408名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/05/09(水) 11:13:37 ID:bTcNwrzS0
外国人オタクが集まる「中野ブロードウェイ」
http://news.ameba.jp/2007/05/4590.php
409名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/05/09(水) 15:08:07 ID:PRGxjsZuO
車オタクの聖地と言ったら何処なんだろう?
日本では鈴鹿か、箱根か、それともトヨタ博物館か、神田神保町?
410名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/05/09(水) 20:30:16 ID:86pJru3t0
>409
高知、四国自動車博物館
411名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/05/10(木) 00:40:26 ID:dUYugVP/0
>>409
高原書店w
412相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/05/11(金) 00:03:57 ID:gqTxMn5H0
高知は行った事が無いですね。四国自体行った事が無い。
その内に道後温泉名物“とんかつパフェ”でも食べに行くか・・。

こうして車がらみの話をするのは楽しいですし、珍しい車を見に博物館に行くのも楽しい。
車の本を読むのも、それを探すのも楽しい。
ですがそんな私でも、やはり車は走らせるのが一番楽しい。ですから聖地という言葉は変ですが
気持ちの良い道路っつうのが、やはり最も好きな場所であります。
博物館とかに行くのも、其処までの道のりを走るのが目的みたいなところも有ります。

さて。蒸気車から始まって、このスレではなんとなくプジョーの歴史を追っているような、
そうでもないような・・なのですが。
プジョー好きな人の聖地と言えばソショー(Sochaux)というところにあるプジョーミュージアムでしょうか?
このソショーというところ、あんまり大きな町ではないようなので
フランス地図も結構大きくないと見つけ難いかもしれません。パリの東南東400〜500km程のところ。
近くの大きな町というとベルフォール(Belfort)東に数十キロ行くとミュルーズ(Mulhouse)
今はこちらの郊外に近代的な大工場が有るそうです。

今はネットで欧州地図も簡単に見られますので、プジョーの聖地に印を付けて見ると、
単純な直線距離で見ればルノーやシトローエンの創業の地・パリよりも、
むしろBMWのミュンヘンに近く、フィアットのトリノやアルファのミラノとも大して離れていません。

先日、TV神奈川の自動車番組(専用スレも有るようです)を見ていたところ、
評論家氏が新型207を「フランス車的ではない乗り心地かも」と言っておられましたけど、
上に書いたような位置関係を思うと「別にそんな風に拘ることもあるまい」という気もしてきます。
もっとも、これは今はパリの中心に本社機能を移し、殊更フランス製を強調して
洒落たイメージで売ろうとするプジョー側のせいでもあるでしょう。。
日本以外の国でも、そういうイメージ戦略を用いているのでしょうかね?
413相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/05/12(土) 00:36:12 ID:6IcUheoL0
プジョー発祥の地に、最も近い場所に有った他社というとモールスハイムのブガッティですが、
その辺ともなると戦争が起きる度にフランス領になったりドイツ領になったり。
ブガッティも創業当時はドイツ車だった筈。
上で書いたミュルーズという町も、ドイツやスイスとの国境に近く、この街の郊外にある空港は
スイスとの共同運営。EU非加盟国スイスですから、一応は空港建物内にも国境が存在しますが
「その日の都合」なんつう、結構いい加減な理由で国境線が移動してしまう事も有るのだとか。

さて、パリから遠く離れたソショーの地で、代々地道に鉄工業を営んできたプジョー社、
爪切りから胡椒挽き、コーヒーミルにスカートの骨組み、農機具に自転車と様々な製品を手掛ける
庶民派の会社だったようです。
そんな事からか、1920年代迄は結構大型の立派な車も作っていたのに意外にそちらは有名ではなく
今でも広く知られるのは、やはり二代にわたる“ベベ”やらタンデム2シーターの小型車やら
現代へと続くネーミングの元祖となった“201”等といった小型車の方。

大型高級プジョー車の印象があんまりパッとしないのも無理は無い話で、
ブガッティやヴォアザンのような派手な特徴を持たぬ、造りが良さが取り得の地味な車だったようです。
またドラージュやパナール、ルノーの大型のように、
パリ近郊で盛んに行われていた“コンクール・デレガンス”へ熱心に出場する事も無かったようですし。

ですから、第一次大戦後に自動車業界に参入したヴォアザンがフランス大統領府やら各国の王室等
華やかな場所で引っ張り凧になったというような話題性もプジョーの大型には有りません。
まぁこの事は、当時のヴォアザンが飛行機作りで得た名声の大きさを示す事とも考えられます。
やはり「あの、航空機で有名なヴォアザン社の作った車」という方が「胡椒挽きで有名なプジョー」より
ナンだか有り難味も有ったのでしょうか。
しかし、アルマン・プジョーが最初に蒸気自動車を試みた時に理想と考えたのが
「若い女性がドレスのまま乗れ、生命の危険の無い乗り物」だったという事からも想像出来るように。
本来、庶民派である事こそプジョー自身の理想でもあったのではないかと思うのです。
414酔いどれエロスパ◎〜▽〜◎ ◆cAAK5ejJdg :2007/05/12(土) 12:53:16 ID:Ntinqq4C0
ぷぢょさん、しばしばお母ちゃんの206に、玉に某氏の307SWに同乗しますが
かつてのお腐卵臭の味はひはありません。ツトローエソもZXなど腐卵臭製ゴルフのやうでありました。
かつての505やCX、GS、BXのやうなおフレンチの味はひに満ちたクルマは
ぷぢょさんなら505まで、ツトローエソならアテクシ最新のCなんぼは尻ませんがXMまででせうか。
今のはなんかドイツ車つうよか比較的出来のE日本車チックに感ぢます。

お腐卵臭のクルマっつうといつも言ふハイギアードにちっこひエソジソで加速鈍く
それでゐて高速巡航の快適な、なのですがその根幹にシャシの素晴らしひ出来がありまして
一時期(まぁ今でも多ひですが)の日本車のペナペナ感溢れるシャシとは違ふ意外な骨太感と
一見当たりは柔らかくとも腰の強ひ足、芯のあるフワフワ感でせうか。

うちの75も似たやうなとこがありまして、触ると柔らかひが握ると硬ひチンコのやう。w
一見フニャでもぢつは硬ひ、昔、三波春夫センセイも歌に唄った程であるます。
♪おーぃフニャ硬さんw
http://www.jttk.zaq.ne.jp/babpa300/aa2sengo/funakatasan.html

閑話休題、この75のフニャ硬はどんなに飛ばさうとモタモタ走らうと
目地段差・バンプを乗り越へた際に見事に一発でリバウンドを抑へる、
絶対にお釣りがこなひ、それでゐて見事に衝撃が吸収され乗員に伝わってこなひ。
その感触は同ぢく過剰で無駄な路面状況を遮断するドイツ車の重さで押し潰すやうな感触とは
明らかに異なる軽く粘りのある腰の柔軟さで吸ひ込んで消す感触であるます。
東京-大阪間グランツァーの際などぢつに威力を発揮するものであります。
415酔いどれエロスパ◎〜▽〜◎ ◆cAAK5ejJdg :2007/05/12(土) 12:54:20 ID:Ntinqq4C0
かつてのお腐卵臭車もこの柔らかさが更に快適方向に振られた感触と、
75ほど強烈では無ひものの十二分に優れたロードホールディングとハンドリングを持ち
高速巡航の素晴らしく快適なクルマであったと思ふのです。とにかくシャシの出来が良かった。

>本来、庶民派である事こそプジョー自身の理想

一方、うちのヌパイダのシート裏の物置きに買い物帰りスーパーの袋だの
ニトリの段ボール箱だのw満載した状況をお母ちゃん曰く
「ホンマに良ぅ似合ふねぇ、うちのぷーさんなら許されん姿やわ」。w
何でもぷぢょさんは今や購入資格試験があるさうで、おサレでなくては乗ってはいかんのださうな。
http://natto.2ch.net/car/kako/984/984399016.html
↑こちらの130以降参照、132あたり激笑。w

某氏の307SW車内でシート枕ステーに引っ掛けられた針金ハンガーを発見したお母ちゃん、
「ぃや、これは許されんわ!」とのことで
後日アテクシお母ちゃんよりシャネルのロゴ入りベロア張りハンガーを預かり届ける羽目になりました。w
416名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/05/12(土) 20:22:24 ID:3JjxfHG20
フランスの日本ヲタ娘(動画
http://vision.ameba.jp/watch.do?movie=231993
417酔いどれエロスパ◎〜▽〜◎ ◆cAAK5ejJdg :2007/05/12(土) 22:15:03 ID:Ntinqq4C0
↑世界中何処行ってもアニョータはキモひ、ビヂュバソ系はマル精のにほひ漂ふ、といふことでせうか。w
つか、幼稚であることを賞賛する日本の精神構造は国家の恥部であり断固正さねばならんと
アテクシ主張するところであるます、マンガ風情が文化と言はれても恥づかしひ限り。
アテクシは上記リンク動画の子供達のお母ちゃん方のご意見に賛同するものであります。
418酔いどれエロスパ◎〜▽〜◎ ◆cAAK5ejJdg :2007/05/12(土) 22:30:45 ID:Ntinqq4C0
個人的にはマンガだの冥土喫茶だのよかこちら↓を世界に誇りたひものと。w
http://www.t-shock.com/

テーマCD買わうと思ふ今日この頃。w
419相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/05/13(日) 00:20:09 ID:G7WszXAe0
205GTiの成功以来、スポーティー志向を強めたプジョーの各モデル。
それ以前の柔らかさを期待するとちょっと意外な乗り味だったりします。
実は505なんかもスプリングレートは結構高く(硬く)、当時雑誌の試乗記で
「ボンネットを押し下げてみると意外な程に硬い」と書かれていたのを読んで真似してみたら
乗った印象とは裏腹な硬さに本当に驚いた事が有ります。
本当は硬いのに、そうと思わせない巧みな味付けがその頃のプジョーだったのでしょう。

現代のプジョーも本国の売れ線、昔ながらにボディーサイズの割には小さなエンジンを積むような
ベースグレードは穏やかな味付けにされているのでしょうが、
日本には大きなエンジンの上級グレードばかり入って来るので矢鱈にクイックな印象。
昔はそうしたモデル自体が無かったので、変わってしまったように見えるのかも知れません。
以前406のモデル末期にLHD/MTという向こうの売れ線そのままを持ち込んだ
“406スポーツ”なんつうグレードが有りましたが、名前に似合わず乗り心地で好評を得たようでした。
そんな普通のモデルには、昔ながらの味わいが色濃く残っているのでしょう。

洒落たイメージが出来たっつうのはプジョージャポンの広告戦略が成功している為でしょうけど
良く考えると結構訳ワカランところも有ります。
206や307で人気だった革装シート仕様車“ローランギャロス”なんつう物。
革が全仏テニスのクレーコートの色をイメージした茶色だそうですけど、クレーコートって言えば
早い話が粘土色。・・粘土ってお洒落なのか?

あと、最近は結構幅広い品揃えになったとは言え、日本車メーカーに比べればモデルの数は少なく
モデルチェンジの周期も長めなアチラのメーカー。
話題作りに異業種とのコラボモデル等にも熱心なようですが、
その相手がボールペンやライターのBICだったりと、高級感の演出とは全く無縁だったりするのも
日本人の感覚では判り辛くも面白いところでしょうか。
420相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/05/13(日) 23:45:20 ID:G7WszXAe0
もうちょっとプジョーの話の続き。

先日“パリから遠く離れたソショーの地で、代々地道に鉄工業を営んできたプジョー社”
なんて書きましたけど、実際には“大体、その辺”であって、それこそ産業革命以前から
この辺りにはプジョー姓の一族が営むいろんな工場が一杯有ったのだとか。
ですから、シトローエンとかルノーのように“ここが創業の地”と簡単に言えないところもあります。

大体、車の事ならばあれこれと資料も手に入りますが胡椒挽きとか農機具の鉄工所の歴史となると
あんまりまともな資料も無く、一体何が何やらな部分も多いのは仕方の無いところ。
自動車生産に入ってから後の事に関して見て行ってもそう。

1890年頃に自動車生産を始めたプジョー社、その中心だったアルマン・プジョーは
1897年にその自動車部門を基の“プジョー兄弟の息子達社”から独立させ
“プジョー自動車製造会社”を創設させたものの、残された本体側(プジョー兄弟の息子達社)も
アルマンの成功を見習い、独自に自動車製造を始め“リオン・プジョー”の名前で販売(1906年)
南北朝ではありませんが、二つのプジョー社という事態が此処に生まれました。
結局この後、リオン・プジョー側がアルマン側に合併を申し入れ、吸収合併される形で一体化。
“オートモビル・サイクル・プジョー社”となりました。
この暫く後にリオン・プジョー側から社長が選ばれた事から察する事が出来るように、
この一連の動きは円満の中に行われたのでしょう。

そこで疑問なのは、それまで作られていた胡椒挽きだの農機具だのといった
“プジョー兄弟の息子達社”で作られていたと思われる様々な製品のこと。
今もプジョーミュージアムにはミシンとか食器洗い機が展示されているそうですけれど、
それらを作ったは自動車製造とは別に存続しているのか?それとも自動車会社の名前で
そういう物も作り続けていたのでしょうか?
・・まぁ、多分私以外にとっては殆どどうでもいい事なんだろうなぁ・・(w
421酔いどれエロスパ◎〜▽〜◎ ◆cAAK5ejJdg :2007/05/14(月) 00:34:46 ID:7VJvzYuh0
故障轢きのぷぢょさん、ちゃあんと現存しております。
http://www.prego.buonoitalia.jp/peugeot/
一方、お腐卵臭のヤホーで調べると、こんなミュゼーが引っ掛かります。
http://www.peugeot.com/histoire/musee/en/unus_mod2.htm
元HP辿るとオートモビル・プヂョですた。

確か、現在はオートモビルとミル部門は別会社になってゐる筈、
チャリンコもミル部門扱ひではありますまひか? その辺はチャリ板で聞けば即回答があるかと。
まぁチャリも所詮台湾辺りでライセンス生産でフランス本国では単に商標管理だけしてるの鴨知れません。
422名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/05/14(月) 22:26:05 ID:E3HJfKet0
自転車は、現在では商標権だけ日本の商社が借りて、台湾か中国で作らせてる模様。
商標権のライセンス先も数年前に変わったようで、かなりややこしくなっています。
現在ではプジョーブランドの自転車は日本にしか存在しないかもしれません。
423名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/05/15(火) 00:19:12 ID:9ilXfFLF0
>>422
http://www.cycles.peugeot.fr/

逆にビアンキ社は自動車部門(子会社)をフィアットに乗っ取られて自転車で生きとりますな。
チェレステカラーいいよいいよー。
424酔いどれエロスパ◎〜▽〜◎ ◆cAAK5ejJdg :2007/05/15(火) 22:51:53 ID:blAdn5io0
>高級なら高級な音を撒き散らせ

本日帰宅時、いささかショックな出来事がありました。
裏通りの2股の信号待ちで隣りの左折レーンにランボル、10亀頭か12亀頭かは
見分けが付きませんでしたが。
アテクシは75、双方アイドリング音はそれぞれなのですが、意外と今のランボルは静かだなぁ、
と思ひつつ信号変わって双方動き出したとたん!
ランボルはブォーといふ太ひが控へめな音、一方75はブォンブォン・ブオーーーと
ヌーペルヌプリントの排気管を震はすお恥ずかしひ程の爆音。★ 
音だけなら逆ぢゃなひかといふ体たらく。

今や欧州でも騒音規制で音が軒並み静かになってることは知ってました、
75は出足極端に悪くブワーとふかしながら断続クラッチで動かさなひとモサくて堪りません。
さういふ事情あるにせよ音だけは逆転つないささか考へるものがありました。w
425相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/05/16(水) 00:37:29 ID:AEuvmhOu0
日本ではプジョー自転車って既に入手出来ないのではありませんでしたっけ??
>>423
自転車のビアンキって、戦前に一度消滅したものの、戦後フィアットとピレリの援助で
アウトビアンキとして再生されたメーカーの末裔なんですか?その辺は良く判らない事だらけだなぁ・・。

>>424
今のランボルギーニは“高級な音”がしないので遠慮気味なのではないでしょうか(w

丁度今、今日発売されたSCGの付録DVDを見ていたのですが、やはり直8レーシング・アルファや
ブガッティの快音は“聞くに値します”ねぇ。
もっとも新車当時にはタペット調整ももっと念入りにされていた分だけ
打弁音等のメカニカルノイズはもう少しだけ静かだったのかも知れませんけど。

元々エンジンつうのは騒々しいものです。
それをあの手この手で静かにする。その事自体は良いのでしょうけれど、
一旦静かにされたエンジンを本来の音にする事は素人には出来ません。
改造マフラー等取り付けて悦に入る人も多いようですけれど、
元来するべき音色を知らないままに弄ってみたところで駄目な物は駄目だと思うのです。
コンサートホールでオペラを聞いた事の無いオーディオマニアのステレオセットで
モーツァルトを聞いても感動は得られないようなもの(・・ちょっと違うかな・・?w)

まぁ、とにかく。なんだって静かであればそれで良いって物ではないと思うのですよ。
勿論騒々しい事を美徳と言う気も無いですけれど。
それこそ夜中の住宅地でいきなりフォルティッシモやられたら、例えそれが一流オーケストラだって
苦情が来るでしょうから。
426酔いどれエロスパ◎〜▽〜◎ ◆cAAK5ejJdg :2007/05/16(水) 23:20:12 ID:j17p0M5C0
アウトビアンキはぢつは戦前にまで遡る歴史を有し、
元々はチャリ屋のクルマ部門としてスタートしたものです。
で、ご多分に漏れづ戦後にっちもさっちも行かなくなったところを
上記の如くFIATとピレッリにクルマ部門を救済・吸収して貰ひチャリ部門が残ったのです。

まぁFIATからしたらビアンキだのランチャだのフェラーリだのロクでも無ひ会社を押っ付けられ
クルマと名が付きゃ何でもウチかよ、つうところもあったのでせう。
挙句の果てにアルファにマゼラーティだもん。w 堪ったもんぢゃなひでせう。w

音、以前なんかの雑誌で某自動車評論家氏(ヒョンカに非づw)が166かなんかの記事で
いくら排気管替へてボーボーカーカー言はせても物を言ふのは地の音、
(アルファの旧6発はその地の音から良ひのだ、といふ話)と書かれてましたが
クルマの音っつなひとつ排気音だけではなひでせう。
今のクルマのエソジソは多くをプラスチックパーツにしてます。
プラスチックは安く軽ひ、同時に共振・共鳴し難く制震・制音にも効果があるのです。
カムカヴァーをプラにすればヘッドは軽くタペット音や内部の機械音を遮断する効果もあります。
ましてや下手するとエンジンベイ上部のほとんどをプラ板で覆ったやうなエソジソ、
エンジンや補機類の音を後から意図的に変へることは不可能に近ひでせう。

尤も、今や世界的なトレンドは制震・制音の方向、アテクシのクルマがうるさひのではなく
周りが極端に静かになっただけの話であるます。

なを、ヌパイダは先日GWのグラン・ツァー中に破けたw排気管修理の前に
これからの季節に備へてのクーラー修理中であるます。
427名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/05/16(水) 23:22:20 ID:q+R87EZ+0
>>425
アウトビアンキは、自転車のビアンキ社の自動車部門を分社したのが始まり。

とりあえず「Peugeot」って入っている自転車なら日本でも普通に売ってますよ。
http://www.peugeot-tokyo.co.jp/cycles/
428相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/05/17(木) 00:32:18 ID:VUI0U0Gn0
>>427
成る程、プジョー自転車は2005年を境に販売体制が変っただけで、
入手出来なくなったという訳では無いようですね。
良く行く東急ハンズの自転車売り場等で見られなくなったので誤解しておりました。

ビアンキ社については一応私の知る範囲の事を書いておきますが、
19世紀末から自動車メーカーとして存在していましたが、基が自転車の会社だったのかは
私は調べた事が無いのではっきりとは知りませんでした。
恐らくエロスパ氏や427さんの書かれた通りなのでしょう。
この会社、イタリアの自動車会社にしては珍しくレースには無縁の地味な存在であったようで
1.5リッター級の4気筒車から3リッター直8クラスまで結構幅広く品揃えしていたようです。
工作精度に重きを置いた為に同級のフィアットよりもかなり高価であったそうですので
保守的な中産階級辺りには結構人気があったようです。が、1938年で一旦消滅。
戦後55年にフィアットとピレリの援助を得てアウトビアンキの名前で再生。その後フィアット傘下入り。

ところで、自転車メーカーから自動車業界に参入した会社というと、他にオペルもこのパターン。
鉄製フレームの製作技術を既に持っていた事が有利に働いたのでしょう。
しかしオペルの場合、最初に作った車はリアシート下にエンジンを置いた所謂“馬無し馬車”
この形は完全な失敗作に終わり、1902年にはフランスのダラック(Darracq)車のライセンスを買い
その生産をすることで地歩を固めています。

ダラックと言えば、20世紀初頭には技術的にも商業的にも意欲的なメーカーだったようで、
アルファ・ロメオも最初は不景気の影響から閉鎖を検討していたダラック・イタリア工場を買収して
始まった事は良く知られるところ。
と、いう訳でオペルとアルファはその創生期には浅からぬ縁が有った・・
・・なんて事には・・やっぱりならないか・・(w
429名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/05/17(木) 11:05:51 ID:aOb0Vv3V0
販売体制が変わったというか、ブランドのライセンス先が替わったので生産委託先も
替わっている可能性があります。以前と同じ自転車が入手できるかはわかりません。

ところで、一時期バイクのGPで活躍していたビアンキもその一派なのでしょうか?
430名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/05/17(木) 19:34:07 ID:+yX6eVHO0
ともにダラックから始まった自動車屋が一世紀を経て、GMエンジンでまた出会う

……あんまり美しくないw
431相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/05/18(金) 00:36:03 ID:PwAG0jxb0
>>429
425にも書いたように、ワカラン事だらけな私ですので迂闊な事は書けませんが、
とりあえずビアンキにモーターサイクル部門が有った事は確かなようです。

・・例によって長文書き終え、送信ボタン押した丁度そのタイミングで我が家の無線LANが混線して
書き込み出来ず・・。
もう一回同じ事書くのもさすがに面倒なので今日は保守だけしてフテ寝・・(w
432相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/05/19(土) 00:11:26 ID:jubjZIYx0
ダラックという会社、今では殆ど知る人もいなくなってしまったようですが20世紀初頭には
レースでも好成績をあげ、結構評価も高かったようです。
この会社もオペルやプジョーと同じく、ミシンやら自転車やらといった、様々な製品を手掛ける
鉄工所から自動車メーカーになったクチ。
自動車で成功したまでは良かったものの、飛行機とかバスにも手を出し、しかもフランスのみならず
各地に工場を作って無茶な拡大路線を敷いたのが裏目に出たようで、1919年には倒産、
イギリスのサンビーム社に吸収されて終わっています。

イタリアでも多くの自動車メーカーが生まれ、その多くは消え去り。またはフィアット傘下に入り。
名前が残っているならまだ良い方で、OMとかツェイラーノ等、フィアット傘下に入ってそのまま
名前すらも残せなかった会社も多く有るようです。
しかし、イタリアの場合はまだマシな方なのではないでしょうか?フランスやイギリス、アメリカでは
名前すら誰も記憶していないような、消え去ったメーカーが沢山有ります。
例えばフランスの場合、第一次大戦後に雨後の筍のように現れたサイクルカーメーカーを除いても
一時は結構評価の高かったメーカーで、今はまったく何も残っていない会社は多くあります。

このスレで、私のような物好きの話題にされるヴォアザンとかドラージュ、ドライエなんかは
結構資料も多く残されていますが、他には例えば一時期レースで大活躍したバロー(Ballot)とか
イスパノスイザにも匹敵する高級車と言われた(らしい)ファルマンとか。この辺は資料も少なく、
結構凝った設計でもあったらしいのですが、どんな物だったのかはさっぱり判りません。
ファルマンの名前は、航空機に詳しい方なら良くご存知でしょうし、日本の航空史の初期には
大変縁が深かったのですが、それだけにそのファルマンの作った自動車の事となると
検索するのも大変になってしまうようです。
433相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/05/20(日) 00:43:17 ID:hIvrFlUT0
ダラック車っつうのは第一次大戦前に消滅した会社の物ですので、
定型というものが出来る前の産物という事もあり、左程の興味は持てないのですが、
ファルマン車の方にはちょっと興味が有ります。

ファルマンについて書かれた資料で興味深いのはその前輪懸架方式で、非IFSらしいのですが
横置きリーフと両側二本のカンチレバーリーフの組み合わせというもの。
実物を見た事が無いのでどんな物なのかは不明ですが、恐らくは33年頃のパナールが
前輪を吊るパラレル半楕円リーフの前端をフレームに直接結びつけず、
車体中心一点に吊られた横置きのロッド両端に付けた、そのロッドをリーフスプリングに
置き換えたような物だったのではないかと思っています。

閑話休題。そしてまた閑話。フランスの自動車会社の話。
第一次大戦終結後に航空機の世界で培ったイメージを引っさげて自動車業界に参入した事で
ファルマンもヴォアザンと共通した部分は有ります。また、航空機エンジンの設計で有名になった
設計者の関わる車としてはイスパノスイザやブガッティ等が有りました。
これらは皆、高級車の世界へと参入して1929年の世界大恐慌からの荒波を超えられず
第二次大戦迄にはほぼ姿を消しています。
一時期には300を超えたフランスの自動車メーカーですが、結局のところ第二次大戦前までに
大衆向けに量産を成功させた会社だけしか生き残れませんでした。

最古の自動車会社であるプジョーがその一つに数えられる事は、
思えば大した物なのではないでしょうか。
それも、ただ簡素な設計で安価なだけのモデルを量産していたのではなく、
大衆向け小型車としては世界初の前輪独立懸架の採用等“胡椒挽きで有名なプジョー”は
時に“飛行機で有名なナントカ”以上に意欲的であった為でしょう。
434酔いどれエロスパ◎〜▽〜◎ ◆cAAK5ejJdg :2007/05/20(日) 00:50:43 ID:tvYQE26L0
アンリ・ファルマンと言へば本邦シコーキの草分け徳川・日野の両大尉による
代々木錬兵場の初飛行の際にも徳川機として使はれた機体であるます。
翌年、所沢飛行場での徳川機・ファルマンによる飛行が公式には日本初とされております。
実際には代々木の試験で既に”離陸”はしてゐたので本当の初”飛行”は
日野大尉のグラーベ機となりますが、いつの間にか出来てた航空公園液の所沢あたりでは
公式記録のはうを重視しておるやうです、当然ながら。w
ま、他に所沢の売り物なんて所ジョージ氏ぐらひしか無ひのですからそりゃ必死でせう。w
435相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/05/20(日) 23:23:55 ID:hIvrFlUT0
黎明期の飛行機史についてはそう多くを語る程の知識は持ち合わせていませんので
詳細は不明な部分も少々有りますが。
アンリ・ファルマンの飛行機というのも、その初期に於いてはヴォアザンに製作を依頼した物が有るとか。
ガブリエル・ヴォアザンさんはそうした依頼を受け、時には理論からは離れた物も鼻で笑いながら製作し、
そうやって得たお金で自らが信じる理論に従った飛行機を自分用に製作していた時期が有ったそうです。
結構その当時にはしたたかな商売人の一面も持っていたみたいですね。

ガブリエル・ヴォアザンの設計になる自動車と言えば、すぐに出てくるのが“航空機の思想”という言葉。
その代表例が例の世界初のアルミ製フルモノコックGPカー“ラボラトワール”でしょうが、
良く良く考えてみればヴォアザンさん、全金属製の飛行機は作っていません。
彼の手掛けた飛行機、恐らくは全て木骨に羽布張りという構造であった筈。
自動車の方も実際に市販されたロードカーに限って見るならば、時に突飛とも言える物は有れども
全体には地味で保守的な機構のまま押し続けた人と言えるでしょう。

30年代は安価な大衆車の方が高価格高級車よりも先進的な内容を持っている事が珍しくなく、
プジョーがIFSの採用に先鞭をつけ、シトローエンが驚愕のモノコック構造+前輪駆動の
“トラクション・アヴァン”を発表した頃にも、高価格車の方はアールデコの残り香を求めて
カロシェに爛熟の極め“フラム・ボワイアン”様式のボディーを作らせ、着せる為もあってか
旧態依然たるフレーム付き構造を捨てられなかった時代でした。
しかしそんな中で、ボディーを全て自製していた例外的高級車メーカーであったヴォアザンもまた
モノコックに踏み切れなかったのは少々理解しかねるところも有ります。

X型車輪配置の試作車“コッシネーユ”だの、直列12気筒車だのといったモノになりそうもない研究で
そこまで手が回らなかったのか、それとも移り気なガブリエルさんの思いつきで
次々と新奇なボディーを着せる為にはフレームレス構造にはしたくなかったのか?
いずれにせよ、若き頃飛行機屋時代の“商売になるなら顧客に妥協もする”という商売人の顔は
その頃には既に失われていたのでしょう。
436相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/05/22(火) 00:02:55 ID:tuo64moE0
昨日の書き込み中でヴォアザンの試作車“コッシネーユ”(coccinelle・てんとうむし)の車輪配置
“X型”と書いたのは明らかに変でした。菱形、若しくはダイアモンド型というべきだったでしょう。

そのてんとうむしの写真(モックアップ)昔のCG誌からのスキャン。
http://proxy.f2.ymdb.yahoofs.jp/users/e6ddb2d7/bc/7fb6/__hr_/6109.jpg?bcMkFyGBdoLd.SCK
30年代という時代からはかなり進んだ、本格的な流線形ノーズを持っています。
平面ガラスを想定したらしきウィンドシールド部分がむしろ不思議に思えてしまいそうな程。
この車輪レイアウトは戦後1960年にピニンファリーナも試みています
http://proxy.f2.ymdb.yahoofs.jp/users/e6ddb2d7/bc/7fb6/__hr_/745d.jpg?bcMkFyGBtFQw11iC
ピニンファリーナ“X”略してPFXと呼ばれる事も多いこの車は平面視で理想的流線形を目指して
デザインされたそうです。

理論的にどうなのかは別にしても、この車輪配置では車幅の割りには室内も荷室も狭くなり
エンジンも何処にどう積むのか問題になる事は素人目にもすぐに気付くところでしょうが、
ヴォアザンの場合、まず5気筒星型スリーブバルブエンジンが先に有り、
それを理想的に積む為にこの形が考え出されたと、この写真の元記事には書かれていました。
さすがはガブリエル・ヴォアザン・・。何処にどういう形でエンジンは置かれる筈だったのでしょうか??

ところで、ファルマン自動車の話のついでを少しだけ。
記憶にも無かったのですが、一枚だけ写真が手許に有りました。
http://proxy.f2.ymdb.yahoofs.jp/users/e6ddb2d7/bc/7fb6/__hr_/8ad5.jpg?bcMkFyGBCoOPnSel
・・っつう事は実物を一度は見ている筈なんでしょうけど、覚えていない・・(耄碌?)
特徴的な前輪懸架方式が僅かに見えます。
どうやら基本的にはT型フォード等にも使われた形の横置きリーフの固定懸架ですが、
前後方向の位置決めに1/4縦置きリーフが使用されている形式のようです。
437相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/05/22(火) 23:52:36 ID:tuo64moE0
世の中にかつて存在した興味深い自動車、実物が無いのなら写真だけでも見たいと思うのは
私のようなタイプの車好きなら当然思うことですが、見たい物を全て見る事は恐らく叶わぬ夢でしょう。
先日少し触れたヴォアザンの直列12気筒車等も、その存在は有名ですけど
写真は見た事も有りません。
今はインターネットが有るので、昔から考えればかなりいろんな車の画像が見られるのは良いのですが。

ところで。
先日発売されたSCG50号では、新生ブガッティと共にイタリアにかつて存在したディアットというメーカーの
復活が特集されていました。
メルセデスがマイバッハブランドを復活させて以来、こういう商売の方法はちょっとした流行のようで
オランダのスパイカーとかもこの流れに沿った物と言えるでしょう。
他にも、一時期VWグループがホルヒブランドを復活させるという噂も有ったようですが、
こちらはどうやら立ち消えに終わったようです。

ディアットについては、SCG誌上に詳しい事が書かれていますが、マセラーティとは縁の深い会社で
“もしもディアットが財政難に陥らなかったなら、マセラーティ社は生まれなかったかも”等と
書かれた本も有りました。
しかし現代に於いては全く忘れられていたメーカーでもあり、何でまたこの名前を復活させたのか?
日本人である私には、オランダのスパイカーと同じく理解しかねるところもあります。

そんなこんなで思うのですが、その国の人でなければ理解出来ないようなメーカー名の復活も
その国の市場戦略の上では意外と有効な事もあるのかも知れません。
日本でも、例えばトヨタ・レクサスに対抗してニッサンがインフィニティブランドを日本市場にも
導入するなんて話が有るようですが、それよりもいっそのことパッとしないフーガの車名を
グロリアに戻し、スカイラインと共にプリンスブランドで売った方が、インフィニティなんつう
憶え難い名前よりも(主に団塊世代とかには)アピールするのではないでしょうか?
(余計なお世話でしょうけどね w)
438相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/05/24(木) 00:25:29 ID:XiYMdnMe0
プリンスの名前が復活させるに値するか否かは判断の分かれるところかも知れませんが
高価格な車なんてのは、どうせ多くが売れる物でもなし。
一部の人にだけウケれば良いと割り切れば、そういう事(復活)が有るのも面白いのではないかと
ちょっと思うのです。

もっとも、名前を残す事、復活させる事に意味を感じるブランド名もあれば、
大して意味が無いと思える物も有り。
シムカ→クライスラー・フランスをシトローエンに次いで吸収、傘下に収めたプジョーが
シトローエンの名前は残すに値すると判断したようでしたけれど、クライスラー・フランスの方はと言えば
その中にかつて吸収された“タルボ”の名前を一度は使用してみたものの、
結局のところは大して残すメリット無しとなったようで、サンバ一車種でお終いになった様子。

逆に、ブランドネームには車好きな人に訴えるモノが有ると思えるのに、
それを商売の上では上手く生かせなかったような例も有ります。MGなんかはその代表でしょう。
トライアンフもそうですが、MG辺りは現代でもかつての生産車を大事に保存している人は多く、
復刻版すら生産される程に人気が有るのですから、その名前にも価値は有る筈。
もっとも、それだけに下手な形では復活させられない。難しい名前でもあるのでしょうか。

かつて存在し、今でも上手く復活させればそれなりの価値が有るであろうブランドネームは
まだ一杯有るでしょう。
それこそ、かつては高級ブランドだった筈のディビジョンのイメージ下落に苦しむアメリカ車メーカーなど
ピアス・アローやデューセンバーグの名前を復活させて、メルセデスに於けるマイバッハのように
使ってみたら面白いのではないかと、無責任な外野の一人として思うのですが。

439名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/05/24(木) 00:37:34 ID:+yP4ABCs0
>>438
クライスラーはドイツ人に切り捨てられて消えそうな勢いですが・・・www

どうせならコッポラが映画化した「タッカー」ブランドを復活させてみてもいいのではないでしょうか。
潰しにかかったビッグ3の手で、ってわけにもいかんでしょうが。

日本では乗用車ブランドとしての「日野」「いすゞ」の復活を望みたいところです。
440相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/05/25(金) 00:52:50 ID:uAsrE6Ch0
>>439
いすゞはともかく、日野の復活は無理が有りそうに思えますね。
あと、タッカーの場合は映画ではかなり好意的に描かれていましたけど、復活以前にメーカーとして
成立出来たと言って良いものでしょうか?(w

昨日書いた後でちょっと思ったのですが、タルボ(タルボット)っつうのも結構ややこしいメーカーで、
英国サンビーム社と合併したダラックを傘下に収めて
“サンビーム・タルボ・ダラック”と名乗った事もあれば、方向指示器を初めて装備した車で
ヒットを飛ばした事もあり。一応は英国の会社だった筈なのが、フランスにも拠点を持ち
英国の本体が戦前一杯で消滅した後にもフランス側の方はアンソニー・ラーゴという人に買収され、
先日画像を上げたGPカーを走らせた事も有りと、その歴史はかなり紆余曲折に富んでいます。
(つか、さすがに面倒なので整理し切れていないところも有ります)

それと、ダイムラー・ベンツに切り捨てられたクライスラーですが、
こちらもアメリカにかつて存在した比較的小さなメーカーを多く傘下に吸収してきた会社ですが、
何故か日本の三菱とは縁が深いようです。
一時期三つに分割された三菱系自動車会社の内、東日本重工業が後にAMCに吸収された
カイザー社の“ヘンリーJ”を、中日本重工がウィリス社のジープをノックダウン生産
後に三菱系自動車会社は再び合併。カイザーとウィリスも合併。
こちらはジープ部門のみ残して消滅も、そのジープ部門はAMCに吸収された後にクライスラーへ吸収
自社製品を開発するようになった三菱とクライスラーは一定の関係を持ち続け、
クライスラーは後にダイムラーベンツと合併、すると何故か送れて三菱もその傘下入りしたものの、
リコール隠しに始まる騒ぎで切り捨てられ、そして今度はクライスラーも業績低迷で切り捨てられて・・
(あぁ、長い話・・)

この、切っても切れない腐れ縁(?)、この先も何処かでまたつながりが生まれるのでしょうかねぇ・・?
441相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/05/26(土) 00:03:14 ID:uAsrE6Ch0
消えたブランドネームの話の続き。

先日MGを「車好きな人に訴える魅力の有る名前」と書きましたけど、
消え去るに至る経緯を彼の地でつぶさに見取った人とかならば、既にその名前には魅力を感じず
却ってマイナスなイメージしか残っていない。・・なんて事も有るのかも知れません。
その辺の事は、かつての栄光の日々を真っ先に思い浮かべてしまう我々日本人には
想像するしかないところでしょう。
消え去ったのにはそれなりの理由が有った訳で、多くの場合はろくな新型車を開発出来ずに
顧客層に見向きもされなくなった事から倒産の憂き目に会ったのですから、
その経緯がマイナスなイメージで残ってしまっていては、名前を復活させるメリットも無いと思われます。

しかし、そうしたマイナスなイメージよりも、かつて生産された車の名声が勝っているならば、
新規に市場へ参入するメーカーにとっては新たなブランドイメージを一から構築するよりも
かつて存在した銘柄の名前を復活させて利用する方が有利な場合も多い筈。
例えば、アメリカ市場にて新たに高級車ブランドを立ち上げたいと考えるならば、
レクサスだのインフィニティだのアキュラだのといったチャンネルを作って憶えて貰うよりも
パッカードとか、ピアス・アローといった名前を復活させた方が
簡単に誰にでも目指す方向を理解して貰えると思うのです。
まぁ、そういう手法を採らなかったのは、新しい名前を使う新鮮さの方がメリット有りと
踏んだのでしょうけど。

もっとも(例えば)かつて“アメリカの恋人”とまで言われ、全盛期のハリウッドスターも多くが愛したという
“パッカード”なんつう名前を外国のメーカーが使用することには
アメリカ人達は反発するかも知れず、そう簡単な話ではないのでしょうか。
442名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/05/26(土) 05:29:14 ID:jRRu6XwA0
「パッカード」「ピアス・アロー」「デューセンバーグ」「オーバーン」「スチュードベイカー」

うーん、いずれも素晴らしい栄光を背負った名前であるが故に、
生半可な覚悟ではとても復活できないし、
往年のビッグネームの衣鉢を継いだ車、として名乗りを上げること自体、許されがたいものでしょうね。
復活を試みるのがたとえアメリカの企業であったとしても、冗談でなくマニア諸氏に殴られますわ。

個人的には、1990年代以降に復活してきたブガッティにうさんくささを感じてしまうんです。
戦前にエットーレ・ブガッティが作った車って、エットーレ流の美意識でかなり凄い車にはなってましたけど
地面に足が付いたまともなクルマではあったと思うんです。
今のブガッティは、どれもただ無茶なモンスターカーですから。あんまりエレガントにも思えないし。

その点、元来は別メーカーのブランドでありながら、
「ドイツの自動車史上で唯一自社を凌駕するステータスを持ったビッグネーム」
「創業時に関わっていた偉大なエンジニアが独立して生み出したブランド」
「常識外れの途方もない高性能・高級大型車」
という歴史・史実をぶちこわすことなく、「マイバッハ」を立ち上げ直して見せたダイムラーには脱帽しました。
いろいろ毀誉褒貶はあるが、元々戦前のマイバッハ・ツェッペリンが途方もないクルマでしたから
あれはあれでうまいことやったな、という印象があります。

一方で、あまり重すぎない名前なら位置づけによっては上手く復活できると思うんですよね。
最近、日本車で往年の人気車種の相性を復活させる例が幾つも出てますけど、
あんな感じでうまく名前を使えればいいな、と思うケースは、多いですね。
個人的にはライレーとミネルヴァの復活を希望。
443相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/05/27(日) 01:18:23 ID:SS2I1z2S0
何故にいきなりミネルヴァなのでしょ??(w
日本人には左程馴染みの無い名前でしょうが、オランダのスパイカーの例も有るように、
案外ベルギーでは重い名前かも知れませんよ。

ブガッティに関しては、いろいろと言われているようですが、私は現代のブガッティも結構好きです。
値段や突拍子も無い性能ばかりが大きく取り上げられていますが、意外と良い形ですし。
ブガッティという名前には、力の有る自動車人ならば復活を試みたくなるに充分な魅力があるのでしょう。
そして復活させるならば、半端な物は作れない名前でも有るのだと思います。
つまり、やる以上はああいう物にならざるを得ない部分が有ると。
まぁ、最初がヴェイロンのような超弩級の物になる事は予想出来た事でもあるので、
一番の興味は次に何を出すのか?ってことでしょう。
どうせ私には無縁でしょうけれど、次に出るモデルはエットーレ時代のブガッティのコレクターも欲しがる
そういうモデルであって欲しい気がします。

私個人としては、メーカーは実はシトローエンさえ有れば良いのですが(w)
今やイタリアにしか残っていないカロッツェリアの復活があっても良いと思うのです。
イタリアだけでも現状、様々な国のデザイナーがそこに集結することで
結構多様なデザインが生まれているようですけれど、
やはり何処となくイタリア調に染まるのは仕方ないところ。

車のデザインが更に多様化し、我々見る側を楽しませてくれる為には、
独立系デザインスタジオがもっと様々な国にあるべきではないか?とか考えることが有ります。
それこそフラムボワイアン・火の玉ボディーの車とかナイフエッジの車とかの現代的解釈が
そんなところから生まれ、生産化に至れば楽しいとは思いませんか?
444相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/05/28(月) 01:04:50 ID:QOuQGFaP0
どんな物を出しても、絶対に賛否両論沸き起こる物ってあると思います。
ブガッティの名前を持つ車というのもそんな中の一つ。
彫刻のような直8エンジン、磨き上げられたリーフスプリングが貫通する固定前輪軸、
もしもそんなエットーレ時代のディティールを再現したモデルが出たとしても
“時代錯誤”という非難は避けられないでしょうし、
今考えられえるあらゆるテクノロジーをつぎ込んだ車を仕立てたとしても
“ブガッティらしさが無い”と言われるのはまた仕方の無いところ。

それでも、今復活させなければその名は歴史の中に埋もれてしまうかも知れない。
ブガッティの名前を復活させる事が出来るのは、もしかしたら今しか無いかも知れない。
もしもピエヒさんがそう考えたならば。強引とも見えるやり方でブガッティ・ブランドを復活させた事も
なんとなく合点が行くように思います。
とにかく、皆の記憶に有る内にブランドを復活させる事。
その為にとりあえずは生産車を出す事。それが最も大事だったのではないでしょうか?
乱暴な言い方でしょうけど、どうせどのような物であろうと賛否両論が起きるのでしょうから。

ブガッティブランドの復活っつうのは、マイバッハの例とはかなり目的が異なるように思います。
一応、マイバッハは商売ですし、その存在がメルセデス・グループ全体に与える影響という部分も
少なくはないでしょう。一種の広告塔戦略みたいに。
それに対し、ブガッティは商売にはなっていないのではないでしょうか?
すくなくとも、仕掛け人のピエヒさんにとっては、
アレは通常のビジネスとはかけ離れた物だったように見えるのです。
445相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/05/29(火) 00:21:44 ID:pOZheD6A0
・・どうも変に理屈っぽくなるのは私の良くないところ。マジメなのがすぐにバレちゃう(w

ブガッティ・ヴェイロンの姿はモーターショーで見ただけですし、
この先も恐らくは公道上で見る事は無いでしょう。
私は先日も書いたように、結構あの形が好きです。
http://www.bugatti.co.jp/bugatti/index.html
ここでは1991年に登場したイタリア製ブガッティEB110の他にも、
幾つかのコンセプトカーの姿が見られますが、
正直に言って他のどれでもなくヴェイロンが最初のモデルであって良かったと思います。

モノの形の美醜を理屈で説明し、片付ける事は大変困難な事であります。
そこに客観的基準なんつうものを持ち込む事も難しいですし、
何をどう書いても結局のところは個人の嗜好でしかないと言われてお終いになるかもしれません。
その“個人の嗜好”ですらも中々言葉によっては説明出来ないものではありますが。

それでは、美は見る側の目に宿り、全ては相対的な物でしかなく、
この世に絶対的な美もそれを定める基準も存在しないのか?と言えば、そういうものでもなく。
本当に美しいというものは、その時代とか見る側の視点により多少の評価の変化はあれども
決してその本質は変化しないものでしょう。
それを誰に判断を仰ぐでもなく、自ら見極めるだけの資質も経験も私には無いでしょうけど、
時には単なる自分の趣味嗜好だけではなく美の本質に近いと感じる物もあり。

改めて。ブガッティ・ヴェイロンは良い形であると思います。
そしてかつてのイタリア製・EB110はそう感じません。
これは単に私個人の嗜好の反映でしかないでしょうか?
446名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/05/29(火) 00:29:45 ID:I/pgdo5G0
>これは単に私個人の嗜好の反映でしかないでしょうか?
個人の嗜好以外の何物でもない。
447相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/05/30(水) 00:08:38 ID:rDXCCrLF0
かつて岡本太郎さんは「端正なだけ、単に綺麗なだけのものには人の心は動かない。
『これは一体何なのだろう』という驚きそれを喚起するものの中にこそ真の美がある」
といったようなことを言われていました。

自動車に於ける良い形っつうのは、商業性と切り離せない部分も少なからずある事から、
特に美しいだけではなく見る者の印象に強く残る事が求められると考えられます。
それこそ単に整っているだけで印象が希薄ではいけないものでありましょう。
しかしだからと言って、なんでも驚かせればそれで良いというものでは無いのは勿論の事であり、
退屈な全体形に、突飛な細部を散りばめただけのものは幼稚でしかない物であります。

EB110に対してヴェイロンが優れていると考えるのはこの点に対してなのです。
宝石の嵌め込まれた計器類だの、馬力計だの、常軌を逸脱した性能や価格といった、
言わば莫迦げた話題性はあの車にある種の商業性をもたらしてはいますが、
そういう事を忘れてあの車の形状を見ると、意外に細部まで奇をてらう事なく、良く練られています。
強いて人目を惹く部分を挙げるならば、例の馬蹄型グリルやダブルトーンの塗り分けでしょうが、
それはかつてのエットーレやジャン・ブガッティが作り出した車を想起させるところであり、
ブガッティ車をそれと成りせしめる部分と思うなら、そこに見る者の目を惹き付けるのは
デザインした人の意図として理解出来るところでしょう。

ブガッティのエンブレムを付けなければ他の何かであっても全く構わなかったような、
T252やらEB110とヴェイロンの違いは、かつての(特にジャン・ブガッティのデザインした)ブガッティ車への
理解の深さや尊敬の有り方ではないでしょうか。

・・と、また理屈を並べてみましたが、これまで多くの超高性能車がイタリア調に終始して来た所に
それらとは異なる味わいを持ち込んだブガッティには、一人の外野(つか、野次馬w)として
デザインの多様化を一歩推し進めた功績を認めてあげたいと私は思うのであります。
448相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/05/31(木) 00:56:04 ID:pSZovWaz0
美醜はともあれ。
ヴェイロンの形がブガッティらしいか、それともらしくないか。
それは見る人それぞれが、ブガッティという名前から連想するものが何なのかにより異なるでしょう。
初期のT13“ブレシア”こそブガッティらしいと思う人とか、T35GPカー、
或いは古典的な自動車美を追い求めたサルーンカーの数々こそ“ブガッティらしい”と思う人ならば
今回のヴェイロンには“らしさ”を見い出せないのも当然と思えますし、
T46やT50の“クーペ・プロフィレー”やらT57の“アトランテ”や“アトランティーク”が好きな人とかなら
意外とヴェイロンは受け入れやすいのではないでしょうか。
つまり、ヴェイロンっつう車に流れている感覚ってのはエットーレのそれとは少々異なり
子息のジャン・ブガッティの物に近いと思えるのです。

30年代のフランス製高級クーペっつうのは現代でも人気の有るジャンルでしょうけれど、
その中にあって、ジャン・ブガッティの作り上げた形の美しさはまた格別でしょう。
ドラージュD8-120とか、フィゴニ・エ・ファラシのタルボやドライエとかも良いのですが
それらと比較してもジャン・ブガッティの作品は一歩抜けたところに有ると思います。
彼が若くして亡くなり、その才能の更なる発展が見られなかったのは大変に残念な事です。

よく“彼がも生き続けていたなら、ブガッティは絶える事なく存続していたであろう”
みたいに言われるのはさすがにどうかと思いますが、ジャンを失った後のブガッティ車、
戦後のT101等には見るべき物は少ない事、それは事実でしょう。
仮にジャンが生き続け、オリジナルのブガッティ社があと数十年続いていたならば、
現代のカーデザインの世界は少し異なる事になっていたかも知れません。
少なくともピニン・ファリーナに代表されるイタリアン.デザイン一辺倒のような事態には
ならなかったと私は考えます。
449相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/06/01(金) 00:22:19 ID:ZtFqV3Yx0
今日は疲れたので保守だけ。
450相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/06/02(土) 00:31:11 ID:XvF83b5Z0
さて。かつて有名だったメーカーの名前を復活させるという商売(?)のやり方ですが、
それを最初にやったのは、今ではその事を殆どの人は忘れているかも知れませんけど
アウディだったのではないでしょうか?
アストン・マーチンのように、何度も倒産と再生を繰り返しその度に経営者が代わった例も有り、
こういうのも消えかけた名前の有効利用といえるのでしょうけれど。
もっともアストンの場合は活動休止期間が長く続いた事も無いので、一度は完全に消えたメーカーが
復活した例とはやはり意味合いが異なると思うのです。

以前一度書いた話ですがアウディの歴史っつうのも複雑ですで、
元々は高価格・高級車メーカーだったのが経営難から大衆車メーカーDKWに半ば吸収されるようにして
一緒に吸収されたホルヒやヴァンダラーと共にアウトユニオンを結成。
しかし第二次大戦後は旧東ドイツ領に本拠があったことや、高級車市場の縮小からその名前は消え、
アウトユニオン社は大衆向きのDKW生産に専念、アウディの名前は此処で一度消えています。

ところが60年代に入ると2サイクルエンジン車DKWの人気が急落。一時期ダイムラーベンツが
株式の大半を取得、経営に参加していたようですが64年頃にはVW社が肩代わりしたことから
話はまたややこしくなり、VWと市場が被る大衆車の生産を止め、もうちょっと高級志向に転じ
DKWという名前は引っ込めて、かつて高級車を生産していたアウディ・ブランド復活となったようです。
つまり第二次大戦集結〜60年代半ばの約20年の間は消えたままだったブランド名の復活。

しかしアウディという車名、復活させた本人達が思っていたほどには知名度は高くなかったようで、
特にアメリカ市場では70年頃、ディーラー網を共有する戦後派のポルシェのCAN-AMレーサーに
“Porsche+Audi”なんて書き込んでいた名前を売り込んでいたようです。
最近、VWグループには更なる高級車市場に向け“ホルヒ”ブランドを復活させる案も有ったそうですが
こちらも今では知る人は少なく、名前を復活させるメリット無しという調査結果だったとか。
ドイツ人のプライドの高さと、現実との間には少々ギャップが有ったということでしょうか。
451相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/06/03(日) 01:19:03 ID:oplva0c70
アウディという会社、その社名の由来とかはWeb上に一杯書かれた物が有るでしょうが
戦前に生産された車についてはあまり知られていません。
以前にも書きましたが、私自身も戦前型のアウディは一台しか見た事が有りません。
http://proxy.f2.ymdb.yahoofs.jp/users/e6ddb2d7/bc/7fb6/__hr_/2e8d.jpg?bcAfD2GBNUCsnWm_
これは1924年のタイプEという車だそうで、軽合金を多用した進歩的な設計だそうですが、
形そのものはあまり面白い物ではないと思います。
特徴的なのは鋭角的なV字型ラジエーターですが、これも古いドイツ車に良く見られる物ですし
左程に珍しい物でもありません。

そのアウディ等がDKWに吸収されるように傘下へ収まりアウトユニオン社が発足したのは1932年ですが
アウディ社に限ればその数年前から経営権は既にDKW社に握られており、
その製品もアメリカ車風の平凡な物であったそうです。
・・上の写真だけ見れば、その前から見た目は平凡な車だったようですが・・。

戦前にはドイツにも多くのコーチビルダーは存在しましたけれど、
イタリアのピニン・ファリーナやザガート、トゥリング。またフランスのアンリ・シャプロンや
フィゴニ・エ・ファラシのように特に面白いデザインや構造を作りあげたような有名どころは無く、
全体にマイナーな印象しか有りません。
強いてあげれば、現在もオープン・ボディー製作で有名なカルマン社でしょうが、
戦前にはこれといって面白いデザインの車は作っていないように思います。
20〜30年代のドイツ高級車市場は小さい物でしかなく、そんな中でヤーライ流の空力研究も行われた為
メーカー自製ボディーも多かった事が影響しているのでしょうか。

現代のアウディはドイツ車の中でもデザインに意欲的なように見え大変結構なのですが、
そんな訳ですので過去から引用出来るモチーフっつうと意外に少なく、
ドイツ的なるものを追い求めていくと何処か理屈っぽく、また威圧的になる傾向があるように思います。
452酔いどれエロスパ◎〜▽〜◎ ◆cAAK5ejJdg :2007/06/03(日) 04:44:17 ID:XVgqE1di0
さて、アテクシ購読?のCGメルマガでお知らせがありまして
なんでも”カー検”(車検に非づ)つうのが始まるさうなのです。
要するに”クルマヲタ検定”。 まーアテクシあんまり受けたくはありません、
うっかり1級なんか取ったら”ヲタ1級”つまりは1級知的障害者つうことになってしまひますので。w

”カー検”
http://www.kentei-uketsuke.com/car.html

そして受験の為の勉強会も開催されるとのこと、これはちと面白さうだなぁ。
http://www.webcg.net/WEBCG/webcg_news/info/carken.html

まぁ、個人的には学科のみならづ実技も試験項目に入れて頂きたいところ、
当然ダブルクラッチ・ヒールetトゥ、自在なドリフト、ABS無し車両での緊急回避など
当然出来なくてはなりません。ぁ、それでは単なるボーソー検定か。w

ちなみにアテクシ、上記検定ページの模擬試験受けたwところ
100点中90点、1ヶ落としたのはアテクシ最も苦手とする現行国産車、
それも苦手中の苦手、軽・冷蔵庫et土方缶詰(ミニバン)部門でした。
453酔いどれエロスパ◎〜▽〜◎ ◆cAAK5ejJdg :2007/06/03(日) 10:34:35 ID:XVgqE1di0
上記カー犬対策講習会、良く良く見たらトークショーの出演者
(さすがに”講師”では無ひw)に吉田由実タンの名が。
ぅーみゅ、会場がププン酢臭くならなひだらうか心配であるます。w

http://hobby9.2ch.net/test/read.cgi/car/1175605688/l50
454メイン140エア170 ◆NdTWNYKUyo :2007/06/03(日) 19:00:02 ID:6bCELCDu0
>>452
何故か満点でしたw
ちなみにC1110は間違い・・・本当はC110だったりしますww



455メイン140エア170 ◆NdTWNYKUyo :2007/06/03(日) 21:30:54 ID:Bh4PwxcB0
久しぶりついでに。
当時のスカイライン型式(通称:箱スカ)
C10:1500cc、PC10:1800cc、GC10:2000cc(L型6気筒)、PGC10(S20のセダン)
KPGC10(S20の2ドアCOUPE)
さらにオタクネタとして
GC10のL型のオイルパンは、特異な形状であったため、他車からの流用にはコツが必要であった。
(大したことではないけどw)
オイルパンの交換と同時にオイルポンプからのストレーナーを交換しなくてはなりませんでした。
細かいネタでは、KPGC10のオーバーフェンダーはリベット6本留め
KPGC110ではリベット7本留め。
同時期のS30型240ZGは6本、TE27とFTOは5本、チェリーX1-Rはフロント7本、リア5本だった
と酔う度に説法を奏でる先輩がおりました。

正直、どうでもいい話ですが、毎回聞かせられると否応なく覚えるものでw
456相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/06/03(日) 23:48:21 ID:oplva0c70
>>452-455
実は先日>>411さんが高原書店の名前を書き込んで下さったとき、どんな本屋さんかと検索したら
そのカー検定なる物を知りました。
その時には違う模擬問題が有ったのですが、その問題の時には都市に流入する車の量を調整する
方策の名前云々という問題で間違え、今回はエロスパ氏と同じところで間違え(w)満点は取れません。
その反面、その時の問題にあった「問・ツインカムと同義語はどれか?→答・DOHC」というところで
何度か此処で話に出たライレーやタルボのOHVを思い出し、「それは違うだろ?」と思いました。

その検定、私も受ける気は無いです。あまりにも範囲が漠然とし過ぎでしょう。
オタクといっても、私とメインさんとではかなりタイプが異なるように、結構いろんなタイプがいて
私は>>454を見て「C110?・・C111ならメルセデスの試作車だったけどなぁ」なんて思ったり(w
・・つか「お向かいのキクチさんちのカローラを、ずっとアリオンとばかり思ってみていた」なんつう私。
何処が弱いかは判っていても、興味が無い事を勉強する気も起きませんし。

457相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/06/04(月) 00:15:50 ID:Uwwkd5yg0
ドイツ車のデザインの話・続き
アウディに限らずドイツモノと言えばバウハウス調。機能的に整理された造形
よく整理されて機能に忠実である事には文句も無いですが
「それこそが美しい」とかと言われると「ナンだかねぇ・・」みたいに思うこともあり。

元祖バウハウスの盛んだった頃。ヒトラーは何故かこれが嫌いだったようで、圧迫の末に国外に追いやり
バウハウスはシカゴで発展をみました。
自動車デザインの方面に於いてはこの当時のドイツ自動車界はヤーライ流の流線形消化に熱心であり
本当の意味でのバウハウス的なるものは、実はアメリカ車・初代リンカーン・コンティネンタルとかに
見られる。と、故・五十嵐平達さんは書かれています。
この車がヤーライ流の流線形車・ゼファーをベースとして誕生した事は興味深い事です。
ドイツ車に最初にバウハウス的なる物が現れたのは、私はVWのビートルだったと思います。
これもそのデザイン(特に後姿)にはゼファーの影響が強いのは面白いところ。

バウハウスっつうのには時に説教臭いモノを感じるは、私の性格に由来するのでしょうか。
同じ時期のフランス車、フラムボワイアンな車の方が面白いと思う事が有ります。
フラムボワイアンは装飾過剰とよく言われますが、実は意外にも理屈っぽいところも有り
その点ではバウハウスとも共通する部分も感じられます。
http://proxy.f2.ymdb.yahoofs.jp/users/e6ddb2d7/bc/7fb6/__hr_/cacd.jpg?bcsSY2GBPi107b1I
http://proxy.f2.ymdb.yahoofs.jp/users/e6ddb2d7/bc/7fb6/__hr_/bddc.jpg?bcsSY2GBzJ_zwM38
トヨタ博物館のドラージュD8-120ですが、この特徴的なフロントフェンダーも
“空気抵抗の元のタイヤを覆い隠す”っつうフェンダーの機能を目に見える形で表現したもの、
説明的な造形と思えば“過剰さ”の意味合いも異なって見えると思うのです。

・・キモオタへの道、まっしぐら(w
458相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/06/05(火) 00:18:07 ID:ufcizVz10
フラムボワイアンっつう呼び方は当時からされていた物ではなく、60年代にクライスラーのデザイナー
ヴァージル・エクスナーさんが名付けた呼び方だそうです。
クロームの装飾に火炎を模ったような物が多く見られる事からの連想だそうですが、
その後この呼び方は一般化し(?)30年代後期のフランス製装飾的ボディーを持つパーソナルカーの
総称になった感が有ります。

しかし元々フラムボワイアンの総本山とも言えるカロシェ、フィゴニ・エ・ファラシっつうところは
1930年代前半にルマンを連勝したアルファ・ロメオのレース用ボディーを作った事で有名になったように
装飾的なボディー作りよりもレーシングカーの空力的なボディー作りを得意としていたところだそうです。
SCG061に詳しい事が書かれていますが、ブーローニュ競馬場の傍に工場を構えていたので
スポーツマンの顧客が自然と集まったことから、その製品もスポーティーな物が多くなり
1932年にパリへ組立工場を作ったアルファも(フィゴニはイタリア人だった事もあり)顧客になったとか。

上流階級の為に絢爛豪華かつ流麗なパーソナルカーを作るようになったのはその後の事。
で、此処からは私の推測混じりになりますが、
本来ならばブレーキの冷却などには不利な例の球根型にタイアを包み込むフェンダー等は、
レースで培ったスポーティーなイメージを目に見える形にしたものではないでしょうか。
つまり空力というものを、感覚的に理解して貰う為の説明的造形。
アールデコ的な“機能を表現する形状”の延長線上に有るモノと思うのです。
これは顧客の多くはブレーキの冷却が問題となるような使い方はしないと踏まえたうえで、
コンクールで見る人に訴える事を主目的とした脱線でもありますが、戦前にはこのお遊びも
漫画になる手前でバランス出来ていたのでしょう。

戦後にはフィゴニのデザインも急に陳腐化されていきます。
多くはかつて自らが作った作品のパロディーのようになり、バランスを崩してしまった感が有ります。
やはりレースで生まれた、車本来の機能から発生した戦前の脱線は許容される範囲にあっても、、
その脱線、他人に見せびらかす事を目的にした車からの更なる発展形には機能も何も無く
行き過ぎた装飾性からは美的なる物も失われるのでしょうか。
459相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/06/06(水) 00:06:00 ID:1PabUy+G0
1938年のタルボ・ラーゴT150・フィゴニ・エ・ファラシ・クーペ
http://www.carstyling.ru/resources/classic/38talbot-lago_t150ss_1.jpg
http://www.petersen.org/images/Exhibitimages/Talbot_Lago_1937_T150_SS.jpg
同形車はこの年のルマンで3位に入賞しているそうですが、さすがにルマンカーともなると
フロントのスパッツは付けられていない様子。

フィゴニ・エ・ファラシっつうカロシェは大変有名ではありますが、実際には小さな工房でしかなく
1920年代半ば〜50年代半ばの30年程の生涯の中で、手掛けた車の数は300台程に過ぎないとか。
この中には一世を風靡したフラムボワイアン様式の華麗なクーペやロードスター、
またアルファやタルボ等のルマン・カーも含まれている事から、実際の規模以上に知名度は高いようです。
また、当時のファクトリー・レーシングチームの規模っつうものもなんとなく判る気がします。

Googleイメージ検索で“Talbot-lago”と入れると、大人しいボディーの車も意外に多く引っ掛かりますが
やはりタルボと言えばこの手の装飾的ボディーを纏った派手な車のイメージが強烈でしょう(・・でしょ?)
こうした事からも、タルボという名前自体から受ける印象っつうのは意外と希薄であり、
プジョーが吸収した欧州クライスラー系モデルをタルボの名前で売り出したものの、
結局はその名前を使うメリット無しとしてしまったのもその辺に理由が有るのかも知れません。

もっともフィゴニが派手なボディーを着せたタルボは英国タルボ(タルボット)のフランス分家で
59年に消滅したメーカー。
プジョーが吸収したのは45年をもって一旦消滅した本家側、旧ルーツ・グループ傘下入りした
英国タルボの流れという事になるのかもしれませんが。
460相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/06/07(木) 01:03:29 ID:XglR/sAR0
フィゴニ・エ・ファラシの話のついで。
先日フィゴニのデザインよりもジャン・ブガッティのそれの方が上みたいなことを書きましたが
そのジャン・ブガッティの代表作の一つ、ブガッティT57S/C“クーペ・アトランティーク”
http://www.partaj.cz/imgs/frantici/bugatti/bugatti_57_atlantic_1.jpg
http://www.weblogsinc.com/common/images/7558991576722978.JPG?0.29386864148761277
http://bigpicture.typepad.com/writing/images/bugatti.jpg
ブガッティ自製のボディーを纏った車は僅かに3台のみ(他にも外製の同形ボディーの物数台)
だそうです。

一台ずつ異なるディティールを持っていますが、私はその中ではこの個体
http://proxy.f2.ymdb.yahoofs.jp/users/e6ddb2d7/bc/7fb6/__hr_/847a.jpg?bc7JY3GBVL._NmQ.
http://proxy.f2.ymdb.yahoofs.jp/users/e6ddb2d7/bc/7fb6/__sr_/1794.jpg?bc7JY3GBIfrf1qin
これが最も洗練された美しい物と思い、以前にもそう書いたことが有ります。
しかしこれ、最近SCG50号で初めて知りましたが、ジャンのデザインしたオリジナルを
1939〜46年の間にフィゴニ・エ・ファラシがカスタマイズした物であったのだとか。
そう知ると、やはり改めてフィゴニの手腕も見直さねばならないかと思った次第。

この車、近く再レストアされてジャンのデザインした姿に戻されるそうですが、少々残念に思います。
オリジナルに戻すのですからそれも仕方無い事ですが、その形の車は他にもあるのですから
フィゴニの手の入った形というのも残っていても良いような気がします。
もっとも実物を見る機会も無いであろう私には、カスタマイズ後の姿が写真で残されていれば
それ以上望む事も無いのかもしれません。
せめて模型ででも、形に残しておきたいところです。
461相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/06/08(金) 00:20:04 ID:hVHSXdDb0
この手の30年代ネタは、やり始めると際限無く続くのですけれど(w)
さすがに興味の有る人も少ないでしょうから、ちょっとこの辺で更に誰も興味無いであろう私事の話。

何度か書いた事が有るように、我が家にはシトローエンと、もう一台小型のトヨタ車が有るのですが、
思うところあって、近くこのトヨタ車の方を手放す気になりました。
「思うところ」といっても実はつまらん事で、先日SCG50号を読んでいたところ。
瀧澤広さんという方の書かれた文章にちょっと気になるところが有った為。

長年英国車を乗り継いだこの方が、ある事情から足グルマを新調する必要に迫られ
それを決めるまでのつなぎのつもりで10年落ちのメルセデスC200を購入したところ
コバショー先生に「みっともないからおよしなさい」と叱られたというのがその内容ですが
子供の頃から雑誌やテレビにすぐに影響された単純な私。今回も簡単に影響されました。

トヨタ車が好きで乗っているのであれば、別に何も恥じる事などないでしょうが
車好きを公言しつつ、好きでもなければ愛着も無い車を所有するのはいけない事をしているように
思えてきたのです。
まぁ、バカバカしいと言えばそれまでの話なのでしょうが。

問題はそれに代わる車を何にするか?っつう事ですが、ナンと言っても(実は)家人名義の車を
私のワガママ(つか、思いつき)で勝手に買い換えようというのですから高いのは許可が下りないし
第一買える訳が無い。
以前此処に書いたように、実用車が二台有るってのは意外に無駄なのですが、
主に家人が使う車ですので、あんまり変なの買っても家庭内平和の妨げになりそう。
そんな事も思うと意外にこれと言った候補が無いので困ったものであります。
・・でも一番“困ったもの”なのは、こうした私自身の性格なのでしょうね・・(w
462酔いどれエロスパ◎〜▽〜◎ ◆cAAK5ejJdg :2007/06/08(金) 00:42:40 ID:kdmiWfWo0
ぢつはアテクシT澤変酋長そこそこ存ぢております。
かつて「キミのことだから75だらうと思ってゐたのがヌパイダ、
それもよりによってセリエ4とは」と言はれたことがありました。w
まぁその後ご存知の通りの体たらくになってゐる訳ですが。w

さて、そのアテクシ、好きなものしか手を出さなひとは言へ
興味の無ひ部門に於ひては心底だうでもE、その代表例が家具でありまして
ゴミ屋敷一掃大改装の際に重宝したのがニトリ。w
凝り性のアテクシでありますが、ソファはポルトローナ・フラウでなければとか
デスクの椅子はレカロでなければとかいふ趣味は幸か不幸かありません。
もしクルマに対して単なる道具、使ひ潰しの使ひ捨てと思ってゐたなら
迷わづ盗用多の安物で満足してゐたでせう。

さりとて現状の道楽グルマ2台体勢も「クルマが好きだと公言するならこのぐらひやれ」
とは勧める気もありません、とにかく大変ですから。w 
生半可な気持ちでやれることではありませんから。
いつも世話になってゐる伊藤忠時代からのアルファ工場の社長にも
「普通古アルファ乗るなら現行国産を1台ゲタに持ってるもんだけどねぇ、
古アルファ2台だけで全て済ます人も珍しひよ」と笑はれましたし。w
ぃあ、本音は2台だけで済ます気は無ひ、何とか増車したひと常々考へてゐるのです。w

馬鹿と情熱は紙一重なものであるます。w
463酔いどれエロスパ◎〜▽〜◎ ◆cAAK5ejJdg :2007/06/08(金) 00:52:16 ID:kdmiWfWo0
さて、一方、今週だったか先週だったか、
朝の通勤時に反対車線をこれ股通勤と思しきをぢさんがズリエッタだかズリアだか
(要するに100系)のヌパイダで走ってるのを見て、
これはアテクシまだまだ、と性根を入れ直したものであるます。w
464名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/06/08(金) 20:09:26 ID:6rpRzjrD0
75にプラス増車するなら…
ES30のRZかな
465相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/06/09(土) 00:40:41 ID:8Q7WJn220
エロスパ氏のように、先ずスパイダーが有って二台目を捜すというのなら話は簡単・・
とは言えないまでも候補が思い浮かばないという事はないでしょうが、
先に実用セダン、それもある程度スポーティーなモデルが有るという場合には中々難しい物です。

「何にせよ、物は良い形でなければならない」と仰った(らしい)エットーレ・ブガッティさんには共感しますが
かと言って彼のように工房で使用する万力まで自製するほどの凝り性、徹底ぶりは持たぬ私。
長時間座るとあちこちが痛くなるシートでも、乗り降りは楽。
開口部が小さく、大物の出し入れはし辛いけれどその分開け閉めは楽。
近距離の買い物用にはそんなトヨタ車の便利さも捨て難いのですが、
シトローエンの方を車には過酷なそういった用途に使うのが惜しいからと言って、愛着もない車を
使い捨て用に持つのは以前から少し罪悪感みたいな物を感じていた事もあり、これも良い機会かと。

昨日に続き、最近雑誌を読んで思ったこと。ただし今日は「少年ジャンプ」(w
先週辺りの「こち亀」で「缶コーヒーやカップ麺は、消費者に飽きられない為にだけ新商品を次々と出す」
みたいな話がありました。
そんな事もない・・かも知れませんけど、その時ちょっと思った。トヨタ辺りの商売ってのもそんな風かも。

そう思って見ると・・毎月のように新型車が出るけれど、一体何処が先月に出たモデルと異なるのか?
よくワカランモデルばかり。CMはよく見ますが、車の全体像は殆ど映らないのばかり。
形を覚えられると何か困るのでしょうか?
・・・・困るでしょうね、例えば現行のエスティマ。側面形だけ見るとウィッシュを少し拡大しただけ。
あの手のワンモーションデザインは制約も多いでしょうけど、三代目(FFになって二代目)で
あっさりとネタ切れした事がバレてしまう。

ネタ切れを隠そうともしないデザインチームも凄いですが、
販売店の都合にでデザインがついていけなくなっているように思えます。
それでも新型車(当社比w)を出し続けないといけない。
まるで泳ぎ続けていないと生きていけない鮫のような商売方法ではないでしょうか。
466名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/06/09(土) 00:46:07 ID:vn6SIXpF0
アルフレッド・スローン率いるGMが1920年代に打ち出した毎年のモデルチェンジ施策を
巨大なフルラインメーカーの宿命として踏襲しているに過ぎんさ。
467名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/06/09(土) 03:41:37 ID:q0jvvuHr0
エンスーが何を思おうが、多数派たる一般消費者が望んでいる物を提供する事は企業としての正義だと思うがね。
468名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/06/09(土) 20:22:25 ID:CCv1BwgIO
>>466
GM式=毎年同時に全てをモデルチェンジ
トヨタ式=ばらばらにモデルチェンジすることで、
いつでもショールームには新型車がある

また、トヨタ式だと同じ金型が四年使える
後から出た強味、上手く考えたもんだ
469相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/06/10(日) 01:32:16 ID:3GisPMdL0
う〜む・・眠い・・(莫迦 w)
やはり現代の話の方が書き込みは増えるなぁ・・。
>>468
考えた結果、そうなったのか?それとも何も考えなかった故の事なのか?
どちらなのかは判らないところも有りますが、確かに何時行っても新型車が有るのは華やかな事。

>>467
私はカスタマー・ファーストっつうのは、いろんな意味で正義ではないと思います。
それは少しややこしい話になりますので、また少し頭の中を整理してから書きますが、
今のトヨタ流の商売は、カスタマーファーストともちょっと違うように思います。
トヨタに限った事ではないのかも知れませんが、昨今の国産メーカーの商品企画っつうのは
一般消費者が望む物と言うよりも、販売店側の都合に沿った物なのではないか?と、思えます。

それにしても現代日本車メーカーのワイドバリエーションっつうのは凄いですよね。
CG巻末の価格表が、国産だけで4ページ。昔は1ページで足りたのに。
欲しい物以外なら何でも有る(w
470酔いどれエロスパ◎〜▽〜◎ ◆cAAK5ejJdg :2007/06/10(日) 22:56:31 ID:/l/1AYUh0
まぁチョンヨタ批判はアテクシ止まりませんので今回は控へませう。
それはとこもかく、ヲタ養成といふ御題を頂くこのスレ、こんな連中画像拾ひました。
http://wktk.vip2ch.com/vipper33626.jpg

まぁキンモー★つうか馬鹿っつうか、手の施し様無ひとしか言い様ありません。
が、しか〜し、お腐卵臭の博物館の床這いずり回ってクルマの下覗いて回った逝ってる師、
工場行けばリフトに載ったクルマの下舐めるやうに見てウロウロするアテクシ、
傍目にはこのスカートの中覗く薄ら馬鹿どもと同ぢなのでは無ひでせうか?w

さて、閑話休題(そして股閑話)、使い潰しと割り切る下駄グルマなら今のままで良ひと思ふのです。
いかなコバショー御大の仰ることが正論であらうとも道楽は道楽、生活は生活と割り切ること自体
アテクシは賢明と思ひます、アテクシにはクルマに関しては出来ませんが。w

つうか本心は何とか理由を付けて与太始末してツトローエソだらけにしたひのではありませんか?w
そこで誰かに背中を押して貰ひたひ、と。w
で、あるならもし奥様がMT車に抵抗が無ければ(年代的にAT限定免許ではありますまひw)
いっそ長年の夢2馬力で如何でせう? ピアノも載るw積載量、これ以上軽ひものは無ひ
ブリキ1枚もののやうなドア、高い着座位置とそれによる乗降性の良さ、
ハンモックシートの快適さ、近所の買い物用なら十二分以上の使ひでがあるかと。
もし自分はクルマ好きであって農機具好きでは無ひと仰るのでなければw
AXやVISAよりも2馬力だと思ふのです。
471酔いどれエロスパ◎〜▽〜◎ ◆cAAK5ejJdg :2007/06/10(日) 23:00:41 ID:/l/1AYUh0
ところでGM式モデルチェンジで特徴的なのは、マイナーチェンジの際
1年で一気に変更ではなく2年に分けて変更することがある、つのがあると思ひます。
例へば昨年のモデルでフロント周り変更し、今年のモデルで後ろ半分変更する、とか。
つまり顔だけ後期型であとは前期型のままの型と、全部変えた後期型が混在する、つう。
なんで2年に分けてやるのか良く分かりませんがときどきこの手をやるんですな、GMは。
472名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/06/10(日) 23:05:00 ID:myU5Etlf0
借りてる駐車場のすぐ側のスペースに2CVチャールストンが時々止めてある。
(そのスペースにミドエンジンのホンダZが止まってることもあって、いずれにしてもエンスーなチョイスだと思う)
これから夏にかけてどうしのぐつもりか、ニヤニヤしながら観察するつもり。
梅雨時にあの小さなフロントのウインドシールド、デフロスタもろくに備わってない仕様で
どうやって切り抜けるんだろう、と興味津々。

そういえばパナール・ディナ54のオートカー誌による透視図では、
空冷廃熱ヒーター車ながらちゃんとデフロスタを装備していたが……

クーラーなしはひたすら我慢で、ヒーター低性能は厚着でしのぐとしても
まともなデフロスタが備わってないクルマは実用上かなり困ると思う。
デフロスタって、地味だけどとても重要な発明だよね。いつ頃から出現したんだろう。
473酔いどれエロスパ◎〜▽〜◎ ◆cAAK5ejJdg :2007/06/10(日) 23:13:46 ID:/l/1AYUh0
ぃあー、あんだけ通気性のE(隙間風なんぼでも)wの2馬力、
ウインドシールド下に何やら通風孔と思しきものがありますので
それで足るのではありますまひか?w
http://image.blog.livedoor.jp/purudai/imgs/6/a/6a39591a.jpg
まぁ往々にして欧州車は高温多湿なアジアでの使用を前提にして無ひとしか
思へないやうな問題っつなあるんですが。

一方、あのミッドエソジソZ、あれ元ネタアクティーではありますまひか?w
で、だうも問題のあったクルマのやうです。タイヤ替へたりするとコトだとか。
474相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/06/11(月) 00:33:43 ID:Pa/1bp2/0
>>470
実は二馬力系は昔乗って「もう今更・・」みたいなところも有るのです。それに今は二馬力も高いですしね。
高いと言ってもそこは二馬力。買えない程高いという訳でもありませんが、
百万近いお金で中古の2CV買うってのも、なんつうか罪悪感みたいなものを感じます。
・・などと言いつつ。アカディアーヌなら欲しいかも・・(w
>>472
そういう地味な部分って意外に知り難いものですね。
1955年・シトローエンDSの解説文に
「三角窓廃止して、導入した外気をダッシュボードから吹き出すようにした初めての例」
と、書かれていたのを読んだ記憶が有りますが。どんなものやら?
それと、一応今でも走っている2CVは後付けの吊り下げ式クーラー位は付けているのが多いようです。

昔の車の話は小休止の筈のところなのですが。
クローズドカーの換気には昔から結構苦労が有ったようで、ウィンドシールドが上ヒンジで
ちょっと持ち上げられる例とかはよく見かけます。
ジープのように、ウィンドシールドを前に倒せるというのも、戦前のオープンカーでは多く見られますが
ああいうのは他人の目を意識しながら、街中をゆっくりと流す時専用なのでしょうか。
先日話に出たフィゴニ・エ・ファラシはこの点でもユニークな特許を持っていて
ハンドルを回す事でスカットル近くへ格納出来るウィンドシールドっつうアイディアを実用化しています。
工作の入念さの一部を表わす話の一つでしょう。

あと、換気と言えば最近のはどうなのか知りませんが(さすがにそこまで見ないし・・)
欧州車って外気導入と内気循環そのどちらかにしかならないのも多いようです。
国産では大体段階的に調整出来ますが、そうする意味ってどれ程有るのでしょうか?
あんまり意味を感じないところ。
475酔いどれエロスパ◎〜▽〜◎ ◆cAAK5ejJdg :2007/06/11(月) 00:50:44 ID:diUkxnVo0
>国産では大体段階的に調整出来ますが

え! それは気が付かなかった。w アテクシどっちかなものとばかり思ってました。
うちの場合75は外気導入か内気循環かどっちかで冷暖房とも可能ですが
ヌパイダが・・・、ヒータは外気導入でしか作動せづ、クーラはこれ股後付け吊り下げなので
内気循環オンリー。まぁ余り困らなひのですが唯一困るのが寒ひ雨の日。
ヒータで暖房すると湿った外気が入ってくる、そこでクーラで除湿すると寒ひ。w
挙句クーラとラジエータ電動ファンが関連してるので水温が上がらなひ。w
この点75はクローズドボディと相まって天国ですわ。w これ以上空調に何を望むのか?w
476名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/06/11(月) 16:35:28 ID:/LDh7qGN0
>>475
クーラーの無い某スパイダー乗りの私は、デフロでウインドシールドを暖めつつ、
三角窓で外気導入していますが。

もっとも、三角窓を使わずともある程度は勝手に外気導入する仕様なのですがwww
477通りすがりの者:2007/06/11(月) 21:20:19 ID:Xe1T5v43O
個人的にはこのスレ、かなりおもしろい。
ただ、読む者にもそれなりに背景知識を求められるのは確か(SUPER CG の購読者とか)。
『相当逝ってる』サン、引き続き熱く語ってね。
478相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/06/12(火) 00:38:13 ID:/BJdmr+50
>>477 
褒められたと素直に喜んでおります(w
こんなヒマな私(変人でもあり)ですが、書く事よりも他の人の書いた文を読む事の方が好きなので
何か気になる事とか面白いネタ有ったらお願いします。

ところで・・。昨日から気になっているのですが、可動式の三角窓って誰の発明だったのでしょうか?
http://www.1motormart.com/gallery/34bck02.jpg
これは34年のビュイックですが、量産車では恐らくこの辺が最初だったように思います。
ではGMが三角窓の発明者なのか?つうと、ちょっとそう言い切る自信は無くって、
20年代の英国製コーチビルドボディーにも、それらしき物が見られるようです。
ただ、可動式なのか?とかは写真を見ただけでは判りませんので難しいところです。

今の40代かそれ以上ならば、子供の頃に家に有った車には三角窓が付いていたという
記憶がある人も多いかと思います。世界的に見ると50〜60年代に最も流行した代物でしょう。
以前、UHFで放送されていた“新車情報”というテレビ番組に出演していた事でも知られる
自動車評論家の三本和彦氏(だったっけ?)等、三角窓が大好きなようで、
これに勝る物は無いように言い切っておられますが、実際のところはどんな物でしょうか?

と、言うのも私の好むシトローエンっつうメーカーは三角窓にはあまり縁が無く、
乗用車に限れば可動式三角窓を持つ車は、恐らく作っていない筈。
89年登場のXMや、最近のミニバン型に僅かに(可動無しの)それが見られるのみ。
そんな事も有り、私には子供の頃家に有ったスバルくらいでしか、
可動式三角窓を実際に使ったという記憶が無いのです。
479酔いどれエロスパ◎〜▽〜◎ ◆cAAK5ejJdg :2007/06/12(火) 04:21:37 ID:060gasXX0
不躾棒をぢさん(まぁこの御仁も2ch等の評価と違って実際はdでも無ひ方らすぃですが)
のみならづジュジャーロ御大もお好きなやうですな。<三角窓
尤もジュジャーロ御大の場合往々にしてデザイン的なもので嵌め殺しが多ひ。
嵌め殺し三角窓っつえば911(993まで)の三角窓はごく初期の0シリーズぐらひまでは
開閉可能だったのが途中(930あたり?)からは嵌め殺しですな。

この三角窓、クローズドボディならともかくオープソの場合Aピラーの補強の意味もあるのです。
まぁ昨今の極太Aピラーならその意味も薄ひでせうが視覚的な安心感・強度感つうのは
ある程度ある鴨知れません。うちのなんかの場合現実的に強度に関はってますし。

この三角窓も好き嫌いのある物件で、アテクシ昔勤めてた会社の技術顧問はこれが嫌ひでした。
なんでも昔運転中にシャツの袖口が開閉用トグルに引っ掛かって大変危険な思ひをしたさう。
一方アテクシは三角窓大賛成派でして115ヌパと916ヌパ、ぢつは買うとき両方天秤に掛けたのです。
もちろん圧倒的にFRである115に最初から傾ひてゐたのですが
(それでも今でも916最終型の3.2なら考へたひそこそこの逸品)
ひとつこの三角窓っつうのが非常に大きな魅力だった訳です。
人工的な空調よか季節によっては外気のはうが遥かに快適、
しかし大々的に窓あけるほどでも無ひ、しかしエソジソルーム近くからインパネまでダクトを通って
ファンで導入される風より直接的な三角窓の自然な外気が宜しひ。
しかも開け方によっては室内の空気を排出させる(負圧を発生させ外に吸い出させる)
ことも可能で、アテクシのやうな喫煙者にとっては非常に宜しひのです。
何にしてもフェイスレヴェルの高さでの換気が可能つうのは非常に宜しひ。
75のサイドバイザと共に気に入ってゐる装備であるます。

昨今のクーペ・ベルリネッタのリアクォータの嵌め殺し窓もぢつはアテクシ嫌ひです。
長距離・都市間特急の窓の嵌め殺しも、まぁ空力とか安全性の関係で仕方無ひのですが
あれも閉塞感があってアテクシどうも面白くありません。
尤も新幹線の窓、200`で走る車両の窓開ひたとして開けて喜ぶ馬鹿は
オープソで170〜180`試して喜んでゐるアテクシのやうなバカタレぐらひしかゐますまひが。w
480通りがかりの者:2007/06/12(火) 07:50:27 ID:v+GGp/fmO
そういや、うちにある廃車のボルボ122アマゾンにも、三角窓があります。
スウェーデン車なんか、アメ車のデザインの影響をもろ受けてますね。122はクライスラー・ニューヨーカー、544は40年代末のキャディーかビュイックに似てます。
481相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/06/13(水) 00:03:39 ID:4JUwaOaQ0
>>479
また変な時刻の書き込みですね(w
そう言われて考えてみると、私は完全なオープンを所有した事は有りませんが、
全く屋根の開かない車っつうのも持った事が無いのでした(自分名義に限る)
今、所有しているシトローエンも、チルト機構付きのガラスサンルーフ付きですし。
>>480
スウェーデン車つうよりも「ボルボは」ですよね。サーブ(特に初期のそれ)は
アメリカ調デザインとはあまり縁が無いようですから。

ボルボっつうメーカー、フォード傘下に入ってからは欧州車である事を強調している感じですが
それ以前は確かに縮小されたアメリカ車みたいなデザインが多かったみたいです。
以前にもこのスレの中ではスポーツカー的なP1800やそのエステート版P1800ESが話に出ましたけど
あれらの車の主な市場って本国よりもむしろアメリカだったというような話も聞いた記憶が有ります。

素人考えでは、アメリカ市場へ輸出するならば、何もアメリカ車的なデザインにするよりも
純欧州車デザインで行った方が得策なのではないか?って思うのですけれど、
当時のアメリカ人にはあのくらいの方が良かったのだとか。
何せ、あのナッシュ・メトロポリタンが「欧州製小型車」という売り文句で商売になっていた程ですしねぇ・・。
(訳ワカラン w)

最近は日本でも北欧調デザインは“静かなブーム”(これ、昔から変な言葉だと思っているのですが w)
第三京浜・港北IC傍のノキア前は休日ともなればいつでも渋滞。
・・ですけど、北欧の普通の人の暮らしに関する情報ってあんまり入って来ていないように思います。
あの辺でポピュラーな車っつうと、どういった物なのでしょう?
ボルボもサーブも、そんなに多く売れる車ではなさそうですから、
あれらが多数派という事は無さそうに思うので。
482名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/06/13(水) 00:18:46 ID:iGcNPWtW0
あちらはVW、オペル、フォード、フィアト、プジョ、ルノーなんかがワラワラいるけど
ボルボやサーブも日本におけるクラウン程度の頻度で見かけます。
ベンツBMは日本と同程度。
483名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/06/13(水) 19:37:41 ID:Ld3nKGrOO
ついに、サーブまでもヤンキー風LUV(9-7X)にバッヂを貸すようになった。ボルボにサーブは今後一層アメリカナイズされてくんでしょうか。 スウェーデンの中級車ブランドはアメリカ市場にうってつけなんですねえ。
484相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/06/14(木) 00:23:54 ID:wBgnQYk30
>>482
・・つう事は、まぁ他の欧州諸国とあまり代わり映えは無しですか。考えてみれば当たり前でしょうね。
そんな中でも多数派っつうと、オペルとか独フォード辺りのドイツ製大衆車とかになるのでしょうか?

サーブ9-7XってのはやはりGM系他車と共通の設計なのでしょうか?
最近のサーブとかはあんまりよく判りません。私が興味を抱くのは初期のDKWエンジン車〜
独フォードのV4エンジン搭載車辺りまでですねぇ。
フィアット・クロマやアルファ164と共通の設計だった9000とかも有りましたが、
その辺ともなると「アルファだけ有ればいいんじゃないの?」みたいな感じがしますし、
最近まで有った筈の(スバルもGM傘下に有った頃の)旧型インプレッサ・ベースの9-2とかは
全く興味も無いです。(まぁ、私に限らず普通はそうでしょ?w)

アメリカと言えば。
最近、彼の国ではベストセラーだったというトヨタ・カムリに少し乗せて貰う機会が有りました。
正直に言って何処が良くって売れているのか判りませんでした。
でも、そう感じるのは私がずっと欧州車ばかりに乗って、そういう基準が身に染みている為も有るでしょう。
思い出してみると、カムリやアコードと共にベストセラーの座を争い、一時期日本でも結構売れた
フォード・トーラスなんかも少しだけ乗せて貰って、やはり
「そんなにいいかなぁ・・」みたいに感じた記憶が有ります。

そんな風に、乗り味に関して好き嫌いでしか判断を下せない私には、
評論家の真似事も出来ないでしょうし
また、やってみたいと言う気も起きないものです。
485名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/06/14(木) 01:33:40 ID:ZIsnU1vX0
ヒョンカのみなさんも大して変わらないのでしょうか。
クライスラーがベンツ製になると褒めだすぐらいですから。
486名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/06/14(木) 06:23:16 ID:WWoHMrvsO
でも300Cって、デザイン的には興味あり。LXプラットフォームも見方によっては悪くないが。
バージル・エクスナーとかギアのデザイン史の末裔とでもいうべき。彼が後に手掛けたネオ・スタッツを発見したとき300Cを瞬時に思い出されましたよ。
487名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/06/14(木) 16:58:26 ID:VMdMsEbc0
ボンネットのちりが全然あってなくてフェンダーとの隙間から盛大にヘッドライトの光が漏れる。
それを見た瞬間、300Cに萌えました。ええ、普通じゃないのはわかってます。
いや、運転したけど実際いい車ですよ。
488名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/06/14(木) 19:11:26 ID:WWoHMrvsO
DUBラグジー系の向きみならず、エンスー的にもかなり萌える車種かと思いますが、相当逝ってる御大のご意見もいただきたく。
489相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/06/15(金) 01:14:48 ID:kLVAvMxc0
カローラとアリオンの区別も出来ない御大がおりますかい(w
クライスラー300C、評判良いので一度は乗ってみたい車種ではありますが、縁は無さそうです。
チョップトップしたみたいなプロポーションも、判り易い形でアメリカ車(ちょっと悪の華めいたそれ)を
表現しているようで良いと思います。

なんで縁が無いかっつうと、高いから(w)です。
現在、新車価格で600〜700万もするアメリカ車を選ぶ人っつうのはかなりの好き者でしょう。
そっち方面にマニアックな方は私の身近にはいないようです。
その値段ならシトローエンC6が買えますしねぇ・・(w
クライスラーも、その半分の価格の車でヒット作が出せたのならば、身売りされる事も無かったかも?
もっとも、安価な大衆車作りには経験が少ないダイムラー側にも責任の一端はあるでしょうけど。

あと300Cで思い出した事。
この車が輸入され始めた頃、Lhd仕様しか選べなかったのに対して
「右ハンドルが有れば欲しいかも」と、誰かがあるスレに書かれていたのに対して
「ああいう車なんだから、Lhdで少し斜に構えて乗るのが『作法』ってもんだ」
というような書き込みが有り、思わず笑ってしまった事が有りました。
やはり“普通じゃないけど萌える車種”ならではでしょう。
490名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/06/15(金) 13:08:20 ID:UNNqzEwFO
乗り手を選ぶ車ってことですね。
御大の昔のシトロエンとかここのもう一人の御大のような昔のアルファロメオもそうですね。
491名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/06/15(金) 19:30:14 ID:xF21xFXfO
確かに、300Cとゼロ・クラウンはどっちも回帰指向の鯨ぐるまだが、キャラは別物だと思う。

50年代のレターカーが頭にあって、飛び付く椰子が多いんですかね。
492相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/06/16(土) 00:10:28 ID:d73m/gUQ0
“御大”はホントに勘弁シテクダチイ・・・・
一つ訂正。>>481に書いた“第三京浜・港北IC近くの家具屋”はイケアでした。
“ノキア”は携帯電話でした・・。何でそんな勘違いしたんだろう??(まぁ、こんな者ですので w)

私のシトローエンは、世界中で200万台以上も売れたような車ですし、
そんなに乗り手を選ぶっつう事も無ければ、敷居が高いって事も無いと思います。
エロスパ氏の車も、スパイダーの方はともかく75には同じ事が言えるのではないでしょうか?

話をクライスラー300Cに戻すと。
この車は確かに乗りこなすのが難しそうですよね。この場合の“乗りこなす”ってのは
エンジンやシャシーの性能を引き出すとかではなく、“服を着こなす”とかと同じ意味で。
どんな方が、どういう格好をして、何処を走らせればサマになるか?っつう事が、
全く思い浮かばない車であります。
強いて言うなら「ブルース・ブラザーズ」のダン・アクロイドみたいな人が夜の街でも流したら
格好良いのではないでしょうか(w

そう考えると、どんな車でも多かれ少なかれ乗り手を選ぶものではあります。
軽トラックは軽トラックなりに。マイバッハはマイバッハなりに。
私等は車を選ぶ時、或いは車の方からも選ばれているのかも知れません。
もっとも服や持ち物を選ぶのと同じように、車を選ぶのもその人の趣味の表れるところですので、
いきなり全く似合わないような車を選ぶって人も、そうはいないでしょうけど。

イタリア調のソフトスーツに革ベルトのブレゲを締めて、車はワゴンRではサマにならないでしょう。
(ワゴンRを貶す気は全く無いです。一応念の為)
そういう趣味の方はワゴンRを選ばないでしょうが、それは同時にワゴンR側から拒絶されている事に
その人が(無意識の内に)気付いているからでもあると思います。
493酔いどれエロスパ◎〜▽〜◎ ◆cAAK5ejJdg :2007/06/16(土) 09:03:58 ID:Fw6XC5UF0
ちょこっと話中断、先日来のヲタ検講習会の件。
ププン酢ダメだなぁ良くライターやってられるなぁ。w
http://www.webcg.net/WEBCG/special/2007/carken/1_2.html
494名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/06/16(土) 10:39:11 ID:oqlxtu1DO
よくわからないまま売文しているライター方に退職勧告するための試験制度でつか?
495酔いどれエロスパ◎〜▽〜◎ ◆cAAK5ejJdg :2007/06/16(土) 18:48:40 ID:m+iuZ9P60
さて、ところでちと調べ物してたら遅まきながらランチャの新車ハケーン。
http://jalopnik.com/cars/because-they-could/the-lancia-momodesign-urban-bike-268382.php
みゅー、ステアリングは桃だらうか?w まぁランチャだからアテクシどもヲサーンが乗るに相応しひでせうか。
見たところやはりランチャでボーソー用では無ささう、尤も乗っかるエソジソがアテクシ等ではね。
と言ひつつアテクシぢつはチャリに乗ってもボーソー癖は同ぢ、
あるときクルマで並走した知人の大学生が「60`近く出てた!」と呆れたことも。w
工房の頃チャリ通してたが雨の日ブレーキが効かづ人はねたことも。ぃああれはいけません。

さて、ではこれどこ行きゃ買へるのかとランチャのHP漁ったが出てきませんな。w
http://www.lancia.com/
ガレイタ取り扱いなのかパルナスで並行仕入れるべきか。w

ところでしばらく前に変更になったランチャの紋章、
あれ絶対昔の旗とステアリングのはうがEと思ひます。
496名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/06/16(土) 21:30:26 ID:oqlxtu1DO
私事ながら、先週四国自動車博物館に行ってきまして、ランチア・フラミニア・ザガートやミド・エンジンのラリー、デルタS4をみました。フラミニアの筆舌に尽くしがたい美しさ。やんちゃなザガートがいかにランチアの上品さを保とうと苦心したか伺えました。
497酔いどれエロスパ◎〜▽〜◎ ◆cAAK5ejJdg :2007/06/17(日) 04:01:31 ID:7LX6p/Nd0
さて、一方ル・マンコでR、あらうことか国内では一切TV放映無し。
ネット配信もなかなか困難な状況。
しかしこのル・マンをなんとテレビで見られないなんつうのは
我が国は自動車劣等国でRことを端無くも露呈した感があって全く以って情け無ひ。
498Σ(・*・` ) ふっさーる ◆288GTOD/a2 :2007/06/17(日) 08:18:59 ID:FBI/2ZRu0
ボルドールもみたいです!!艦長!!
499酔いどれエロスパ◎〜▽〜◎ ◆cAAK5ejJdg :2007/06/17(日) 16:49:50 ID:7LX6p/Nd0
バイクともかくクルマでっせ問題は。ふさ浣腸!
要するにアウデーとぷぢょさんがヂーゼル対決な訳です。
いまや欧州では完全にコモンレール式ヂーゼルが環境負荷の少なひエソジソとして
次世代エソジソの中核とならうとしてゐる、
あらうことかブレッラ・ヌパイダさへこれを打ち出してゐる。
我が国はこの分野で完全に遅れをとってゐる訳です、
北米ともかく欧州では現状のハイブリッドは既にダメの烙印を押されてゐる。
チョソヨタがだうしても欧州でファビョりたひならル・マンで
ご自慢のハイブリッドの優秀さを披露すれば良ひのだけれど
そんなのは当然無理な訳です。F1の二の舞になって股も恥かくだけ。
そんなこんなが現今のル・マンにスポンサーが付かなひ理由の一つではありますまひか。
それと、まぁF1ともかく基本的にレーサーのみならづスポーツカー、ストラダーレも競り合ふル・マン、
今時売れるのは冷蔵庫と土方の缶詰だけでスポーツカー冬の時代では
パンピーの興味もル・マンに向きますまひ。
500名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/06/17(日) 17:21:10 ID:cpnKpgkp0
欧州マンセは判らなくないですが、
自分は舘内端氏の主張に一票を投じます。
よってディーゼルはバツです。
501名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/06/17(日) 19:37:33 ID:d3JXeLsw0
個人的には舘内端自身がバツ
502酔いどれエロスパ◎〜▽〜◎ ◆cAAK5ejJdg :2007/06/17(日) 21:26:16 ID:7LX6p/Nd0
アテクシ的にはヂーゼルとハイブリッド、どちらがEかは現時点では判断しかねます。
欧州でのヂーゼル主流も欧州のドライヴィングパターンからさう判断したとも、
股、最初からヂーゼルありきで出来レースでハイブリッド落としたとも噂はキリ無く
本当のところは不明です。しかし、既に欧州ではコモンレール・ヂーゼルで行くのだ、
と流れが出来た以上、日本車も北米市場だけではなく欧州も狙うのなら
この分野で負けたらおしまひです。VHSなのかβなのか、WinなのかMacなのか、
まだ混沌としてしてゐる今、一方だけしか無ひとなると・・・、だうでせうか?
本当に、もしハイブリッドで行くならル・マンなどその示威の場として最適な筈。
それをみすみす逃がす、そして興味も持たなひ・持たせなひやり方は如何かと。

そして、自動車劣等国つか自動車”文化”劣等国であることを股も露見させる
ル・マン放映の無ひこと、この側面からもぢつに情け無ひ話であるます。
単に金儲けの商材以外・単なる使ひ潰しの道具としてしか意味が無ひなら
それではシナチョソ車と同ぢになってしまふ。世界の中の”日本車”を確立するには
はっきりとした”文化”が必要なのです。
\300マソのクルマにLの字付けて\460マソで売ることが文化では無ひ!
503相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/06/17(日) 23:05:05 ID:5Hotcmw/0
ハイブリッドもディーゼルも、結局のところは燃料電池車までのつなぎと思うと、
普通の人にとってエコっつうのはエコノミーな訳で、車両価格を燃料代で取り戻せない事明らかな
ハイブリッドが主流にはなり辛いと思うのですが、どうなることか。

他スレで見たトヨタのレース用ハイブリッド車の話
http://www.chunichi.co.jp/article/economics/news/CK2007061002023028.html
ハイブリッドでレースはやりたくても、ベース車両が無い今、
とっくに生産を終えた車を引っ張り出さねばならないお粗末(w

>>496
フラミニア・ザガート、良いですねぇ。高知にはもう一つ「世界クラシックカー博物館」つう所も有るとか。
山中湖高村美術館とかさいたまのオールド・ロコ等、日帰りで見学出来る博物館が幾つも休館中の今、
ヒマが有ったら行ってみたいものです。
四国自動車博物館っつうのはネッツトヨタ南国って会社が運営しているそうですが、
やはり元は個人のコレクションだったのでしょうか?収蔵車に特定の傾向が見られるようです。

海外の博物館に行くと文字通り老若男女いろんな層の人が来て賑やかな事に驚かされますが
日本の博物館ではそういう光景は殆ど見られません。
「これだけしか客が入らないのでは、土地代にもならんだろうなぁ」みたいに思う事も多いですし
(だから休館中が多くなるのでしょう)

往年のGPカーがエンジン掛けてみせてくれると、その轟音に髪が真っ白いオバァちゃん達が
手を叩きながらキャーキャーと嬌声あげて大喜びするなんつう光景は、日本では考えられないものです。
こと文化面に関する限りでは、この先も日本が欧州に追いつく事は有り得ないでしょうね。
504相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/06/19(火) 00:28:10 ID:wpGGIPkA0
ところで、現在ランチアブランドではスポーツカーは生産されていないようですが、
どうせ出ても買いもしない(であろう)野次馬にとっても少々淋しい気がします。
かつて、フィアット傘下入りする前に有った、四国自動車博物館に収蔵されているというフラミニアとか
フルヴィアをベースとしたザガートボディーの美しいクーペなど、大した数は売れなかったようですが、
ブランドイメージを高める上では不可欠な存在だったと思うのです。

http://i66.photobucket.com/albums/h254/Dinkel_photos/LanciaZagato900/P8191579900.jpg
http://www.region-muenchen.de/g/autoanzeigen/11.jpg
あらためて書くまでもなくフルヴィア・スポルト。
今の車のでは考え難いAピラーの細さが繊細な印象を作り出していると思います。
もっともこれはデザイン上の工夫でもあり、室内側から撮られた写真では特に細くは感じませんが。

このような洒落たクーペを品揃え出来ない理由としては
勿論、つい最近までフィアット自身に元気が無かったという事もあるでしょうし、
ベータ・モンテカルロだのストラトスだのといった車を作っていた頃とは異なり、今ではアルファとか
マセラーティとかのブランドも身内に抱えていますから、ランチアにスポーティーな車を割り振るだけの
余裕も中々生まれないという事もあるのでしょう。
それに、少量生産っつうのはとかく高いモノにつきますから、採算のとれる価格を設定すると
中身は同じで100万円高いみたいな車になってしまい、幾らも売れないって事にもなるのでしょうか。

でもねぇ・・。かつてのBMCみたいにクロームのモール一本追加しただけみたいな車ではともかく、
形だけで100万円分格好良ければそれで良いと私は思うのです(無責任ですけど w)
常識的には“上辺だけの形に惑わされず、中身をしっかり見るのが賢い消費者”なのでしょうが、
そういう車が対象とするのは“賢い消費者”ではなく“くるまバカ”でしょう。
こういうことに限っては“賢い”なんつう事程ツマランことは無いでしょ?(w
505名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/06/19(火) 14:40:53 ID:HR0Du+Y+0
そういう意味で残念だったのが、新フルビア発売断念のニュース。
どのディテールも似てないくせに、全体を見るとフルビア以外の何者でもないあのデザイン、
1.8Lツーシーターで、ABS以外の補助デバイスは一切はぶくという潔さ。
発売されたら値段にかかわらず絶対買う、と意気込んでいたのに悔しい限りです。
506相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/06/20(水) 00:25:52 ID:JYcj/L810
思えば一昨日はエロスパ氏の
>\300マソのクルマにLの字付けて\460マソで売ることが文化では無ひ
つう言葉に深く頷き。昨日は自ら
“例え中身は同じでも、100万円分格好良ければ100万高くっても構わない”
なんて書く。毎度のことながらワガママ、勝手な事を書き散らす私・・(w

言い訳染みて来ますが。レクサス、差額程格好良くも無いでしょう?
それこそ”120年を超える自動車の歴史の中で、ナンダカンダ〜”みたいな枕詞をつけて語れるくらいに
格好良ければ差額も納得しますけど。(それでも私は買わないだろうな・・多分w)

>>505
http://www.diseno-art.com/encyclopedia/concept_cars/lancia_fulvia_coupe.html
これですね。
勿論形それ自体も大変良いと思いますが、それ以上に、現在生産中のどの車種よりも
私のイメージするランチアに近いと思えるだけに、生産に至ることがなくなったというのは
大変残念に思います。
昨日も書いた事ですけれど、かつて名声を博した由緒正しいブランド名を幾つも抱えるフィアットも
結構大変なところは有ると思います。
ものによっては、他のメーカーに任せてしまっても良いと思うのですけど、そうもいかないのでしょうか?
例えばランチアはVWグループに委譲してしまうとか。

もし、万が一にもそんな事になれば、「ドイツの血が入ったランチアなんて」と、
マニアさんは拒絶するのでしょうか?
でもVWの技術が入って、かつてのランチアの特徴であった狭角V型エンジンが復活でもするならば、
ちょっとそれも良いかと。
・・まぁ例に拠ってただの思いつきですけど(w
507名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/06/21(木) 01:19:31 ID:hixE2XjE0
フィアットに買収されたときも非難ごうごうだったらしいです。
同じトリノのメーカー同士なのに・・・いや、トリノ同士だからかな?

でもドイツメーカーになんか売ったら、ジャンニが草葉の陰で泣きまっせ。
しかも中身はアウディでしょうね。

来年デビューの3代目デルタ(正しくは4代目)ががっつり売れれば、
フルヴィアクーペ(フルヴィエッタってのは正式?)復活の目もあるでしょう。
508相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/06/21(木) 01:23:05 ID:V4ax7r5C0
最近の日本ではセダンが売れないそうですが、こと輸入車に限ってはそうとも言えないようで、
大小関わらず、セダン型も結構売れているように思います。
逆に輸入車のミニバン型とかコンパクトなワゴンとなると、正規輸入されている車の種類も限られますし、
今のところ売れ行きの中心とは成り得ていないようです。

国産を選ぶ人と、輸入車を愛好する人とでは多少の好みの違いが有るのでしょうが、
そのどちらにも今は無いのが、かつてのランチア・フルヴィア・スポルトとか、
アルファ・ロメオジュニアZのような小型の洒落たクーペ。
単に小型クーペと話を広げてみても、少し前までは国産にも有ったようなカローラやサニーのクーペ型、
ホンダのCR-Xとか、トヨタのサイノス、ニッサンNXクーペ等。今や全滅状態。
先日、クーペをベースとした格好の良いエステート、ワゴンっつう話が出ましたが、
そういう車が出る事も当分は無さそうです。

輸入車に目を向けても、リッタークラス〜1.5リッター辺りの小型クーペというのは無いようですが、
もう少し見方を変えて、クーペに限らず遊びの要素の強い小型車と考えれば
プジョーから207CCが発表されましたし、シトローエンのC3プルリエル、C4クーペ辺りが有ります。
VWのニュービートルとかもこの中に入れても良いのかも知れませんが、
此処まで話を広げてしまうと最初に書いたフルヴィア・スポルトとかジュニアZとかとは
かなり違う種類の車になってしまうと思います。

いずれにせよ、趣味性に特化した小型車を買おうと思うと結構な出費になってしまう現代。
余裕の無い時代性を象徴しているのか?
それとも、元々趣味性っつうのは高くつくものと思えば、今の状態が本来の姿なのでしょうか?
509相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/06/21(木) 01:26:32 ID:V4ax7r5C0
>>507
あ、リロードしていませんでした。大変失礼。
その話は(もしかしたら w)また明日にでも。
510相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/06/22(金) 00:07:43 ID:lxEVJZc/0
・・と、一日置いたところで元々が私の単なる思い付きから始まった話でしかないので
あんまり大した話はないのですけれど。

来年デビュー予定の新デルタ、フィアットの2リッター級・ブラーヴォがベースだそうです。
http://www.highmotor.com/wp-content/uploads/2006/10/fiat_bravo_02.jpg
http://static.blogo.it/autoblog/lancia_delta_hpe_concept_uff_01.jpg
このブラーヴォ、かなり評判が良いようですが、それだけに日本には入って来ないのは残念なところ。
これをベースとする新デルタも期待出来そうですが、輸入元が頼り無いのはマニアさん以外には
ちょっと不安なところではないでしょうか。

ブラーヴォみたいな、普通の車の魅力ってのもそうですが、
昨日書いたような小型クーペ等も、その本来の魅力というものは伝え難いところが有ります。
数字で表わせる部分だけを見るならば、全く何てこともない車でしかありませんから。
例えば、宝石のように美しい形を持ったフルヴィア・スポルトにしても、
スペックだけを取り上げれば(中期型1.3リッターモデルの場合)
“87HPの狭角V4エンジンで1ton弱のボディーを引っ張る前輪駆動車”と言うだけで終わってしまいます。
これだけで判断するならば「何処がそんなに良いの?」みたいに思う人も少なくないでしょう。

この事は、ランチアというブランドそのものを象徴しているのかも知れません。
何でも数字で判断したがる傾向の強い日本人には、中々その真価は伝わり難いブランドなのかも。
高級と言えば高級ながら、例えばイソッタ・フラスキーニのような、豪華さは有りませんし、
フェラーリのような莫迦力が有る訳でも無い。
むしろそうした“単純に判り易い豪華さは野暮であり、野卑”と感じるような人が、
本来選ぶような車なのでしょう。

511名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/06/22(金) 03:24:09 ID:lqZfGUBTO
IFやFに代表される誰からみても豪華、というものではなく、車そのものの控え目の上品さがLCの売りということですかねえ。戦前のLCはトリノの高級車で、ミラノのIFやARとクオリティを競っていましたが、IFは戦後試作車8Cモンテローザを最後に自動車から撤退。
512名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/06/22(金) 03:33:57 ID:lqZfGUBTO
ARは1900を皮切りに(1900を大衆車とはとても言えないが)、小型車への転換を計る(個人的にはモンテローザや1900は萌えるが)。こういったなか、ランチアは自分たちらしい車を作りつづけ、倒産のちも、『ラリーのランチア』というキャラを与えられながら、
513名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/06/22(金) 03:47:59 ID:lqZfGUBTO
(続き)持ち前の上品さを内包し続けたのかと。
IFやFのアメリカで受ける類の豪華さ、マゼラーティ・クアトロポルテのケバさなどと比べ、本来の上品さとは何なのかわかる人のためのブランド=ランチアなのかと。
514名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/06/22(金) 07:18:01 ID:HqZAGnYV0
モンテローザって、中身はタトラ87だっけ?
515名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/06/22(金) 07:21:18 ID:lqZfGUBTO
リアエンジンなのでメカニズムは似てるかもです。
516名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/06/22(金) 12:23:49 ID:TC6/xquwO
質素ながら高級と言えば
その対極にあると思えるのが電気仕掛満載のレクサスLS600h
せっかく動力用に発電した電気なのだから、
少しは節電しようとは思わないものか?w
517名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/06/22(金) 14:50:33 ID:lqZfGUBTO
もはや、高級内装付き発電機器という感じですね。
そこに趣味性を見出だすとしたら、どんなものになるのでしょうか。
内燃機関でない自動車とは、電車のようになっていくのかなあ。
518名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/06/22(金) 15:11:20 ID:lqZfGUBTO
思えば、アメリカで好まれない・向かない上級車は、国内や隣国限定(ブリストル、アルピナ、トヨタ・センチュリーw、ランチア、ジル)など世界的にはかなりマイナーになってしまいますね。
519相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/06/23(土) 00:53:24 ID:LipORLn80
さすがにイソッタ・フラスキーニやフェラーリを比較対象にするのは大袈裟だったでしょうけれど、
まぁ、そこは気分と言うかモノの例えという事で・・(w

かつてのランチアには、カロッツェリアがボディーを架装した車も多いですので、
中には派手な物も存在したでしょう。
また、ランチア自身もアメリカ市場を狙ったようなモデル(ディラムダ)も作っています。
しかし、やはりかつてのランチアを代表するモデルと言えばヴィンテッジ期のラムダであり、
その後の1.4リッター級小型車アプリリアではないでしょうか。
http://gazoo.com/meishakan/meisha/shousai.asp?R_ID=7363
残念な事に、アプリリアが当時幾らくらいで売られていたのかは正確な資料を持ちませんが
フィアットの同級車と比較すればかなり高価であり、2リッター級のフィアット・アルディータよりも
高い値段であったと書かれたものも読んだ記憶が有ります。
そういった、見た目の大きさとか豪華さよりも実質を重視する人が選ぶのがランチアだったと
いう事なのでしょう。

こう書くと、豪華絢爛を否定しているみたいですけれど。
私自身は実は豪華絢爛は嫌いでは有りません(縁は無いですけど w)
電気仕掛け満載はともかく、このスレにも以前書いた50〜60年代のキャディラックなんかも好きですし
天井にまで絵画の描かれたような、素晴しく手の込んだサルーン等も大好き。
要は豪華=高級という事でもないでしょうし、いろんなタイプの高級が有って良いと思うのです。

日本にも茶の湯・茶室文化みたいに、質素を良しとする文化も有る筈なのですが、
そこは自動車そのものがアメリカからもたらされ、かつては自動車はフォードの発明品と信じる人すら
多く存在した国。元々が輸入文化の産物である自動車には、昔から有る
そうした質素を旨とするような考え方は至らないみたいに思います。
520名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/06/23(土) 05:36:42 ID:QWBSUviTO
アメリカという帝国で商売する場合、どうしても、高性能や大型化、豪華さを競わざるを得ないという点は確かにあります。(私自身も300Cが好きですw)
そこで、多少無謀かもしれないが、実質的なクオリティを志した自動車ブランドを列挙してみます。
521名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/06/23(土) 05:37:10 ID:CdSQ9VbI0
大昔のビュイックあたりの役割を、そのまま引き継いでいるみたいな存在が、
今のクラウンですしねえ。

日本的な、飾り気のない美意識を備えた
詫びさびなクルマって、なかなか想像しにくいモノはあります。
522名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/06/23(土) 06:00:40 ID:QWBSUviTO
(イギリス)AC(コブラ以前)、アルヴィス、ブリストル、ライレー、ウーズレー、ローバー、ヴァンデン・プラス、タルボ 、リーフランシス、クロスレイ
(フランス)オチキス、グレゴイア、サルムソン、パナール・ルバソール(?)
523名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/06/23(土) 06:21:06 ID:QWBSUviTO
(続き)ロレーヌ、プジョー、バロー
(ドイツ)アドラー、アウディ(戦前)、
(アメリカ)スチュードベイカー、ハドソン、ナッシュ
(イタリア)ランチア、アンサルド、ビアンキ
524名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/06/23(土) 06:24:29 ID:uBDwGIyI0
実質的なクオリティを目指すと言う話は、車は走るもの、あるいは運転するものと
言う立場を基本にする事と同義だと思う。
アール・デコかアール・ヌーヴォーかの違いと言っても良い。

例えば、すごく機能的に良く考えられた使い易く且つ美しい、つまりアール・デコ調のリビングの椅子があるとしよう。
これが良いからと言って、そのまま車のシートにセットしたら、多分華美なだけで、
自動車シートとしてはまったく実用的で無い、アール・ヌーヴォー調の椅子と言う事になるだろう。

豪華のみで良いなら、アホみたいに長いリムジンとか、もっと言えば豪華装備満載のキャンピングカーを引っ張ればよろしい。
しかし、そんなのは車の機能という観点からそんな事は一切考えていない。
アメリカ人はこういう豪華さが好きと思っている。
ドイツ人あたりは、まず車は移動する道具と言う土台に立ってその上で機能性だ豪華さだを考えるだろう。
数日で汚れてみすぼらしくなる、白い内装をふんだんに使ったりとかあんまりしない。

日本あたりは正体が無いと言うか、カオスになってる気がする。
525名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/06/23(土) 06:32:08 ID:QWBSUviTO
とまあ、マイナーか控え目・地味(ある意味ではダサい)なものも列挙してしまいましたw
アメリカでも独立系メーカーのなかには決して華美ではない良質なブランドはあったのですが、それらは淘汰されています。
526名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/06/23(土) 06:46:17 ID:QWBSUviTO
侘びに通じる自動車はなかなか思い浮かびませんねえ。日本の自動車メーカーがそんなことを試してみても、奇妙なものができるのは間違いないでしょう。
むしろ、ジャポニズムが根付くフランスあたりにうまく表現できる人材がいるかもしれません。
527名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/06/23(土) 07:07:41 ID:QWBSUviTO
先程、ビュイックの名前が挙げられましたが、実際のところ、キャデラックの廉価版、GM大衆車の上級車という位置付けであって、ランチアと相通じる上質・高尚といったものとは別物かと思います。車格を無理に当て嵌めれば、同等と言えるかもしれないですが。
528名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/06/23(土) 07:23:50 ID:QWBSUviTO
ビュイックはリヴィエラという強烈なデザインさえ産んでいますし、現役のルセーヌに22インチのクロムホイールが履かされている光景を雑誌等で発見しますと、ちょっと異質ですねえ。
529名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/06/23(土) 20:00:27 ID:CdSQ9VbI0
>>522>>523
コピペか何か知らないが、「グレゴイア」って「グレゴワール」のこと?
車格もジャンルも関係無しに並べ立ててるだけに見えるけど
530名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/06/23(土) 21:52:29 ID:5JmL5T7d0
べつにコピペだろうが何だろうが構わないと思うが。
そもそもこのスレの常駐コテを含めてネットや本から得た情報を書き並べているだけ。
ネット上では誰でも物知りになれる。

リアルで話して何も見ないでスラスラと言える人が本当の物知り。
531相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/06/23(土) 23:45:16 ID:LipORLn80
そりゃ、本も見ないで戦前の事を知っていたらその方が余程変でしょう(w

「何も見ないで」で思い出した話。
以前、行きつけのジムのサウナで、知人と
「Aで始まるメーカー名、Bで始まるメーカー名と三つずつあげていく」という遊びをやった事があります。
(レーシングカー・コンストラクターも可)
A=オースティン  アルファ・ロメオ  アルヴィス
B=ブガッティ  ビュシアリ  ブリストル・・・・
「アウディは出ないのか? BMWも無しかよ」と笑われながら続けて、Qは一つも出なかった・・。
(良い子はサウナ風呂では真似しないように w)

さて、昨日書いた事とは矛盾する話ですが。
「数字で判断するのが好きな日本人には良さが伝わり難い」ランチアでしょうが、
戦前の日本には何台か輸入されていたようで、二玄社の「昭和の東京 カーウォッチング」にも
その姿が映されています。
興味深いのはラムダにウェイマン式ファブリックボディーを架装した車。
ウェイマン式ボディーっつうのは御存知の方も多いでしょうが、合板・ベニアで作ったボディーで
表面には羽布を貼るっつう、初期の航空機にも近い構造のボディーですが、
塗装が無いので表面には艶が無く、その為に「落ち着いた雰囲気なのが“良い”」とされ、
愛好する方が多かったそうです。それこそ茶の湯、茶室文化ですね・・。

また、その頃最も人気が高かったパッカードも、宮内庁御用達だった事の他にも
「アメリカ車としては地味で、威圧感が無いのが良い」というのが、支持者の多かった理由だったとか。
地味に、質素にっつう行き方に関しては戦前の方が盛んだったのでしょうか。
もっともカタログ数値を読み、理解して買う人が少なかったという事もあるでしょう。
532名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/06/24(日) 00:12:00 ID:kyA5+mYeO
バッカードが地味とは?
アメリカの高級車の草分け、ベンチマークだったという点から考えたら、フォーマルなイメージにはなるのだが。
アメリカの高級車の分類なんかしてみたら、それはそれでおもろいかもね。
533名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/06/24(日) 00:18:06 ID:3TE8S2BBO
>>530
ここのコテ諸氏は単に物を知っているという以上に
その上で見識ってものがある。
そこが立派だな。
534相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2007/06/25(月) 00:31:43 ID:VcEL0idE0
・・・・見識・・ですか・・・・。

>>532
まぁ、私がそう言っている訳でも無し。当時はそう見る人が多かったらしいっつう話ですが、
同時代のキャディラック等と比べるならば、パッカードのスタイルには
確かに落ち着きが有るかも知れません。
また、このクラスの(特にアメリカ車)は運転手付きで使用される事が多かったので
派手なクーペやロードスターは入って来なかった為も有るでしょう。

現在、クラシックカーイベント等に登場する戦前のパッカード等の多くは社外製の凝ったボディーを
架装された個体が多いようです。
しかし日本に新車で輸入されたアメリカ車の多くは生産地から遠く離れている事や
買主自らが自動車ボディーに明るくない人が多かった等の事情から、
細かく仕様を指定する事もなくメーカー自製(或いは標準仕様)のボディーが架装された車が殆どであり、
流線形の導入等、流行を追う事には熱心ではなかったパッカード等は
保守に徹した堅実な車に見えたことがプラスに働いたという面も有ったのかも知れません。

高級・高価格な車の場合、丈夫なシャシーはまだまだ使えても上屋が先に傷むので
日本の板金・ボディー屋さんで作った上物に載せ変えた車っつうのも有ったそうですが、
小規模なコーチビルダーが重用するアルミ板が昔の日本には殆ど流通していなかった事、
馬車の歴史が無いこの国では腕の良いボディー職人さんが少なかった事等から
その数は決して多くは無かった模様。
いずれにしても、戦災とそれに続くモノ不足の時代にその殆どが失われたという事は
大変残念な事だと思います。
535名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/06/25(月) 22:07:14 ID:DN55zrfpO
パッカードの標準ボディの頑丈さ・威容は特筆すべきものだったらしく、1942年のスーパーエイトのボディプレスを、戦後ソ連が買い求め、ZIS110としてリプロダクトした程です。赤い皇帝スターリンはパッカードに萌え、自分の名前を冠したのでした。
536名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/06/25(月) 22:35:25 ID:zJiziDKz0
537名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/06/25(月) 22:36:03 ID:yRNQIAP40
逝ってる氏の話は1930年代前半までの木骨コーチビルドボディが主流だった頃の話で
535氏の話は、メーカー純正標準の全鋼製ボディが一般化してきた30年代半ば以降の話になるな。

スターリンはパッカードがお好みだったようだが、
チャイカの前身の1950年式GAZは1941年式ビュイック風スタイルで、これもステキ。
538名無しさん@そうだドライブへ行こう