MTテクニックあれこれ 坂道発進24回目

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>>53
回転数合わせのポイントは、エンジン回転数が 「適正回転数」 に達した瞬間にクラッチを繋ぐこと。
適正回転数でクラッチを繋げばショックは全く出ない。

適正回転数ってのをいちおう理屈の上で説明しておくね。 例えば1速〜5速の減速比がそれぞれ

3.5 / 2.0 / 1.4 / 1.0 / 0.7

というクルマがあったとして、そのクルマが4速で60km/hの時に、仮にエンジン回転数が
2500rpmになるとしよう。

この60km/hという速度をそれぞれのシフト位置で出す為には、各々

8750 / 5000 / 3500 / 2500 / 1750   (単位: rpm)

というエンジン回転数になっていれば良いことになる。 これは分かるよね?

だから、4速で60km/h(2500rpm)で走行中に4速 → 3速にシフトダウン
する場合は、クラッチを切ってシフトレバーを動かしてる間にアクセルを煽ってやって、
回転数が3500rpmになった瞬間にクラッチを繋げば良いってことになる。

万事、この要領で算出すれば良いわけであり、

4速 → 3速ならば3500rpmでクラッチを繋ぐ。
4速 → 2速ならば5000rpmでクラッチを繋ぐ。
4速 → 5速ならば1750rpmでクラッチを繋ぐ。

これが適正回転数ってことだよ。
7439:05/02/12 11:17:00 ID:mSf4fA1q0
(つづき)

もちろん速度が変われば適正回転数も比例して変化する。

もし走行速度が120km/hならば、

4速(5000rpm) → 3速(7000rpm)
4速(5000rpm) → 5速(3500rpm)

ってことね。

ただし、これはあくまでも説明の為に 「一定速度で走行中」 の場合を前提にした話。
加速中(正の加速度が生じている局面)や減速中(正の加速度が生じている局面)では、
それぞれ、適正回転数を適宜プラス補正/マイナス補正する必要が出てくる。
7539:05/02/12 11:19:10 ID:mSf4fA1q0
【訂正】 「減速中(正の加速度が生じている局面)」 → 「減速中(負の加速度が生じている局面)」