【地域商業】浜松の旧ヨーカ堂ビルに進出した核テナント「パレマルシェ」、開店から半年で撤退へ [09/12/01]
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1259630589/ 浜松市中区鍛冶町の旧イトーヨーカドー浜松駅前店のビルを利用した再開発店舗
「かじ町プラザ」1階に入居する核テナントの総合スーパー「パレマルシェかじ町店」が
同ビルからの撤退を検討していることが30日、分かった。
12月6日で営業を終了し、原状回復した上で同月中旬にも撤退する意向を関係者に伝えている。
「パレマルシェかじ町店」は5月にオープンしたばかりで、撤退が決まれば中心市街地の
にぎわい創出施策にも影響を与えそうだ。
「パレマルシェかじ町店」を運営するパレ(名古屋市熱田区)は、1階フロア内のテナントと
退店に関する交渉を進めている。4店のうち1店は「営業上の都合」で既に20日に退店し、
残りの3店と店舗開設費用の補償などについて、個別に話し合っている。
関係者の話を総合すると、パレは出店の際に開発会社のアサヒコーポレーション(浜松市中区)に対し、
全部のフロアをテナントで埋めることを条件にしていた。ところが「かじ町店」開店後、新たに進出したのは
6階のホテルと地下1階の1店舗だけで2〜5階は空いたまま。
パレ側はテナント経営者の一人に対し、「約束履行を何度も求めたが、状況は変わっていない。
これでは信頼関係を築くことができない」と説明したという。
パレは同店舗で年商15億円を目指していたが、空きフロアが多い状況では集客効果も薄く、
売り上げが伸びないことも判断材料にしているとみられる。
静岡新聞社の取材に対し、同社は「現時点で決定事項は何もない。具体的なコメントは控える」としている。
アサヒ社の担当者は「営業終了、撤退などの具体的な連絡は受けていない。テナント誘致については
ずっと努力してきたし、今後も努力していく」と話している。
http://www.shizushin.com/news/pol_eco/shizuoka/20091201000000000009.htm