なんとなくラウリーが気になってきて、かといってすぐに本をもとめるほどのお小遣いも
ないので、本棚の最深部、カツオブシムシの抜殻が積もった埃っぽい中から、汗をかきかき
前世紀の遺物を発掘してました。体が痒くなった。2ちゃんでは酷く人気のない、
豪勢な賞の受賞作家の本に、ラウリーに関する記述のあったことを思い出したからで
あります。で…「汗、じゃねえ「雨の木を聴く女たち」と「さかさまに立つ雨の木」
をパラパラ。コドモの頃には読みおとしてしまったほのめかしや感情表現、ずいぶん
一杯あるなあ。やっぱ文芸はオトナの娯楽だ。
>>936 新訳を読まれたら、感想なんかをお願いします。
今は、テレビのサスペンスや実録もの番組などに短時日のできごとを扱った愉しいものが
沢山ありますから、国際犯罪スリラーみたいな読み物や劇映画もふくめた「短時間もの
群像劇」みたいなジャンルを愛する少年少女が、構成や筋書きの面白さを求めてユリシーズ
なんかを手にとることも少なくないかもしれませんね。或いはそんな流れにノッての
新訳「火山」の企画なのかなあ、なんて想像したりも…
うわ、ダメだ。アノ作家の文を読むと、なにを書いても研究社新々英文解釈研究調に…。
高村薫が一段と××になったような人が芥川賞だな
あれで35歳だって(涙)
塚本晋也カントクとか、役者の小日向文世系の顔ですね。
943 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/07/17(土) 15:07:19
細菌研究所とかそんな感じの顔
「フロイトの函」デヴィド・マドセン到着。
他府県の相互貸借とやらで、2週間厳守とのこと、その他いろいろを
放り出して、取りかかる。
フロイトをおちょくり倒してポルノ仕立てにしたもの、
夢の中で別の夢に迷い込んだような妙な物語、
どんな落ちがつくのか興味津津。
マドセンとゆう人は、こないだもう一冊の話題が出た時からすこし気になっていて、
本屋さんでも探すようにしてるのですが、残念ながらまだ巡り会っていません。
静岡県内の古本屋さんで鴎外全集第一巻800円を購入。遂に「新浦島」を読みました。
まあ、こんなものか…とゆう程度の感想wでしたが、何はともあれこれで38冊全てを
手に入れたわけです。あとはこないだ手に入れた医事軍事を読めばコンプリート。
鴎外に関する限り、何でも読みたくなったらいつでもすぐ読めるとゆう幸せ♪。
死ぬまでにあと4、5回は読みたいと思います。
97 :(@∀@) ◆ANOSADJXD6 :2010/03/30(火) 21:18:24 ?PLT(13333)
ふと思ったのですが、最後にアキラの亡骸を入れたドラム缶、あればもしかして風呂に
使っていたドラム缶なのでしょうか。だとしたら、修ちゃんは棺桶としてドラム缶を
用意して持っていく周到な性格の人になるわけで…ちょっとイヤだなあ。
あれってアキラの死体をドラム缶に入れてリヤカーに乗せて夢の島に捨てに行ったんじゃなかった?
よく憶えてないけど、
>946
そうでしたか。となると、あれは浴槽に使用されてた缶なのかもしれませんね。
わたくしなんとなく、帰省のロングドライブに使われたあの乗用車に2人座って
あそこまで行ったのだとばかり思ってました。
どうも記憶がいい加減で困るな。下手すりゃ岡本喜八映画の寺田農のシャレコウベと
かなり混ざってしまっています。
…エロ本は、拾いものだろうか。
出来れば一冊目がお勧めです。
「グノーシスの薔薇」という邦題ですが、別の、たしか
グノーシスの小人のような題名でした。薔薇は全く関係ありません。
グノーシスがテーマですが、実はフリークスものです。
>>947 エロ本は捨てに行ったときじゃなくて
捨てに行く前に、あのペントハウスでアキラの死体をお風呂に入れてあげるシーンだよ。
たしかアキラのお気に入りのエロ本だったと思うけどな
よく憶えてないけど、
>>949 重ね重ねありがとうございます♪
もしご存じなら教えていただきたいのですが、90年〜2000年頃の映画で、あのペントハウスの望遠ショットが出てきた作品を
ご存じありませんか。望遠(双眼鏡)でJRのホームからなめ下ろす、あるいは、
狙撃用の銃の照準スコープであの屋上を狙う動きだったか…カット終わりは、ペントハウスから
でてきた人物が屋上で立ち止まるところで一旦引いて、バックを再び列車が走った
かと思いました。劇場か、飲み屋のテレビで観たと思うのですが、周囲で観てた
皆が、「うおおお…」とどよめいた。♪
えーわたくし、ここに書こうとして誤爆をしてしまいました。
あやこ501を探すスレパート3♪
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/cafe40/1267154161/258-260
>>他スレ259
五重の塔は読んだ記憶はあるのですが、思い出せない。
やはり、会社勤めを当然と思いこんでいた子供の頃だったからだろうか。
夜のはつかないし、リーマン以降はめっきりモノが売れず
コンペ出品作しか作らなくなっているけれど、
並みいるコンペを軒並み通過し、最期の最後に春秋の
あの勲章を「それはいらない」と断るのを夢想して制作に励んでいるので
読みなおしてみます。
「フロイトの函」終了、夢の中で夢を見ているような物語
一体どんな終わり方をするのだろうか、はたして終わるのだろうかと
不安になって・・・・ゲゲッツ!その終わり方は無いぜよ!!
ついでに借りてきた「嵐の夜の読書」池澤夏樹著、1999年から2008年まで
毎日新聞の書評欄に投稿したものをまとめてある。
好みの傾向が近いので、楽しいのだけれど、文章の達人で面白いところを
的確にまとめているので、これを読んでしまうと、
特に長編は手に取るまでもなくなる感がなんか悔しい。
仕事に出かける前、駅前商店街の古本屋さん100円ワゴンで文春分庫のトムウルフ「ライトスタッフ」
(映画公開時の出版だったんでしょう。裏表紙にはエドハリスやスコットグレン、デニスクエイド
なんかが宇宙服を着てズラッと並んだ写真が使われていました。)を発見。何度も
無くした本ですが久々に購入…で、電車を降りる時に置き忘れてしまいました。
くやしい。家に帰って映画版を取り出して観ています。言わずと知れたカウフマンの
「SFボディスナッチャー」と並ぶ代表作。何度観てもカッコいい。これぞ神映画。
サムシェパードのチャックイエガーが、爆撃機乗組員のリヴォンヘルム(ザバンドのドラマー。この映画
のナレーターでもある)に言う「ガムあったらくれ。あとで返す。」は映画史に残る名セリフ。
ああカッコいい。
ところで、この映画を作ったラッドカンパニー(アランラッドの倅の会社。「ブレードランナー」や
名作「カプリコン1」「ウェストワールド」もたしかこの会社が作ったのじゃなかったかしら)
、最近ぜんぜん聞かないけど、どうなったんだろう。
「カプリコン1」はラザラス3世とピーターハイアムズ(この人はこんなすごい映画が撮れるのに
なぜウンコ映画しか作らないのでしょう。映画七不思議の一つだ。)の共同制作でした。
ラッドカンパニーは関係なし。間違いでした。
956 :
ギルー ◆GillufuAjc :2010/08/06(金) 13:26:50
トニ・モリスンの「パラダイス」相変わらず読みにくい文章だけど
なんか魅かれる。
御免なさい、下げ忘れました。
知らないで放っておいたことが何かの拍子でわかると、その瞬間からなんだか
フシギな力に呼び寄せられるように、そのことに関する傍証裏付けが目に入って
くるから不思議です。最初は「けいせい色三味線」を読んでいる時だったかな、
(なぜ、傾城ごときを太夫なんて官名で呼ぶのか。)とチラッと思った。その時は
そのままにしておいたのですが、「砂払」なんかをチラ見していると、江戸も末期
には、太夫なんて呼び名の芸妓はもうまるでいない。ハテ落語やなんかでよくきく
高尾だの千早だのって太夫はいったいどうなったのだろうと思っていたら、わた
くしの友人が「嬉遊笑欄」を勧めてくれた。それを探しに入った本屋に、「近世
風俗史」(守貞マン稿)があって衝動的に買ってしまった。この本に、その昔京の
四条河原で遊女が能の太夫をつとめたことが出ていた。それからはネットを見ても
やれ大夫の起源は秦の始皇だの芸妓の太夫の始まりはこうだの、何を見ても大夫
ばかり出てきます。こないだ買って今読んでいる岩波新書の山路閑古「古川柳」
第二章「遊里と古川柳」にも、【太夫のこと】とゆう項を発見。
太夫職百で四文もくらからず
なんて古川柳とともに、太夫の呼び名の起源と、その「名称は宝暦十一年まで
存在し、その後には跡を絶った。」なんて書いてある。
この先しばらくは、何を読んでも遊女のことにばかりぶつかる覚悟をしておいた
ほうがよさそうです。
そういえば、文学板に遊女ネタ、だったか吉原だったかのスレッドがだいぶ
長い間あったけどどうしたかなぁ
1000までいくスレが殆どない(驚くなかれ石川淳スレ1はこれを達成している。しかも
実際のファン、本の情報を求める人が時々いた。内容のあるなしは、別の話)文学板なら
よもやまさか落ちることもあるまい、と探してみましたが、今日は15時から鯖を
ごにょごにょ中らしく、そのせいでしょうか検索してもみつかりませんでした。
以前は日本史板や古漢板(過疎板ばかりだなあ)にもおいらん系スレッドがありましたね。
夏休み。わたくしと違い毎週7日、毎月30日働くバイオニックジェミーのような妹は、今年も
子供たちをキャンプに出すでもホームステイにやるでもなくわが家の玄関に残し、それぞれに
夏休み中の小遣い(ああ…わたくしの倍以上だ。羨ましい。オジサンに半分貸してくれ)を、
わたくしに2人前の宿題リストを渡すと、「ネットで暴力と裸を見せない事。ゲームを2本以上
買い与えない事。帽子を被らせ日焼け止めを塗らせること。宜しく。」サラバ!
…ブロロロロ〜ン!と、240Zならぬ富士重インプレッサで日本のどこか(いやそうとも限らん)
へ走り去ってしまいました。お姉ちゃんの方の研究課題は斎藤茂吉。先日斎藤茂太
「この父にして」を読んでたので、そうか好きかと北杜夫「青年茂吉」「壮年茂吉」
を買い与えたのですが、宿題のお題を出す日に、ちょっとそれを思い出したとゆう
単純な理由で決めたらしい。よたろうの女版みたいな顔で、やあオジサンどうしようと
言いやがる。聞けば好きだ書くだどころのハナシではない。歌は教科書にある赤光の
よりぬき数首しか知らない。じゃあなんで斎藤茂太を読んでたと聞けば、よく知らない
クラスの友達が携帯オークションで落としたが難しいので要らん、とタダでくれたのをありがとうと
貰って読んでたとゆう。…何なんだそれは。まあいい、ブンガクとの出会いは縁だ。
ヒョッとして将来偉い歌人になるかも知らん。いずれにせよ歌詠みならばカネもかからない
立派な趣味だ。不幸にして美人な生まれつきでもなし、どうせなら安上りな趣味の
あったほうがこの子のためだと思いなおし、まずこれをば読め。赤光を渡そうとして
念のためパラパラ。あ…目に付くのは「狂」の字ばかり。うーん妹に怒られないかしら。
茂吉とゆう人は今あまり読まれないのですかね。ネットに情報が多くない。ファンは
「活字だけ」世代に属しているのかもしれない。
961 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/08/13(金) 02:18:20
楡家の人々
>>960 すみません、ごめんなさい、スレッド名があいまいでした。
【遊郭・遊女にまつわる小説】で探して下さい、ただしここと一緒で
900超えてましたからある程度急げ!
トニモリスン「パラダイス」終了。
権威や秩序の落とし穴のようなものがテーマでへヴィだった。
原文は各章がたぶんゴスペルとモダンジャズの掛けあいのようになっているはずだけど
それが平易な日本語に訳されていると
色彩豊かなんだろうなぁという風情が伝わってくるけど
イマイチ色が見えない・・・
隔靴掻痒だけど、読む価値は多分あるはず。
暑苦しい夏の夜に読むにはピッタリすぎる一冊でした。
963 :
Q:2010/08/13(金) 21:36:51
「火天の城」以来、山本兼一氏の本に嵌ってます。
今、「いっしん虎徹」、一気に読みたいです、本を閉じるのが惜しい(笑)
刀剣に興味のある方なら、「狂い咲き正宗 刀剣商ちょうじ屋光三郎」も
面白いと思います。
>>962-963 >ギルーさん
ありがとうございます。さがしてみよう。
>Qさん
面白そうですね。Qさんは中国英雄巨編の読者とゆう印象が強いのですが、
本邦チョンマゲ長編も好きなんですね。
夏休みの宿題やゲームに追われて、楽しみにしてた本どもはいくらも読めません。
60板で狐さんが露伴のことを書いてたのを見て、評釈芭蕉七部集を眺めてる
くらいです。糞暑いなか、近くの漁協でやってるコンサートの爆音を聞きながら、
「冬の日」を読む。風情もへったくれもない。
今までは、句集とか歌論とか歳時記ものはさほど「大好き」分野ではなかった
のですが、時間をあまり作れない時には、コマ切れで読めるのがいいですね。
小さな発見だ。
ガキどもがコドモ野球やら京都の山火事ごっこを見にいったスキに茂吉を読んでます。
テキストは大作柿本人麿論がまるまる収録されてないことで悪名高い岩波の茂吉選集。
30年虫干しされぬまま本棚のコヤシとなり(なぜか、いつか必ずもう一度読むはずだ
とゆう予感がして、度々あった引越や、パンツ一枚靴下一足買えぬビンボーな年も乗り
越えて、後生大事に抱えていた)、鮮やかだった朱色の布表紙は古色を帯びた
薄だいだい色(あのハトロン紙は大事なんだなあ…捨てなきゃ良かった)。「赤光」
「あらたま」から順番に、「遍歴」「たかはら」と解説年譜ネット辞書はいっさい
見ず、ガツガツと文字だけ読んで「暁紅」まできました。うーん…、これは巨人だ。
コドモの頃は単なる鴎外人脈の人としておもに随筆類しか読まなかったからわから
なかった。この人の十数冊の歌集は、大衆音楽におけるビートルズの10枚、マイルスFZの
作品山脈よりでかい存在かもしれない。マッハの壁ではない。光速の壁だ。
いくさに負けて65年、半世紀の時間と沢山のニンゲン、立派な教育働き者の国民、
ジャンジャン儲けて流れた続けた膨大な富は、ついにこの明治のキチガイ病院長を超える
歌よみを生み出すことがなかった…。うん。これは売りません。
>>965 コドモ野球て甲子園ですかい?
今回は気合入れて応援してますですw
あと2勝。
茂吉の足元にも及ばないけど、久々に奇書かな、
梨木香歩の「家守気譚」
湖で行方不明になった学生時代の友人の屋敷にふとしたきっかけで
済むことになり、庭の百日紅に惚れられたり、行方不明になった友人が
床の間の掛け軸から出這入りしたり、狸や狐に化かされたり、
怪談というほど怖くは無くて、でもどこか物悲しさはあり、
でも、軽さが特徴。
気にいったフレーズが
「死んでいようが生きていようが、気骨のある魂にはそんなことはあまり関係
がないんですよ」
姪の夏休み自由研究「斎藤茂吉」は、卑劣にも岩波現代文庫の北杜夫本をアチコチ
抜いて400字詰原稿用紙50枚にレイアウトしただけなものになるようです。子供なりの
感想もなければアツい陶酔も怒りもない、ナリキリ文芸少女の自惚れも感じ取れぬ
「ただ写した」シロモノ。引用した文章に使われている語が正しく読めないとしても
わたくし驚きません。厚顔無恥なるヤッツケ仕事。狡い、インチキだ。卑劣で横着だ。
おまえ文末「資料」の項には、その書名を明記するのだろうな、いっそのこと
題は、北杜夫の茂吉伝(抄)にしたらどうだねと言ったら、「ハハハなに言ってるの
オジサンそれじゃ研究になんないよオジサン。バカだなあオジサンは」とぬかしやがる。
情けない…妹よ、大変気の毒なことであるがお前が産んだのは豚児だ。無能無才は
俺たちの血筋だが、この卑怯さは多分どっかよそから来た因子によるものだ。
恨むのなら、別れたあのバカ亭主に惚れた昔の自分の軽率さを恨めよ。
武陽隠士(2ちゃんのコテとは関係なし)「世事見聞録」を買ってきました。
全国読書感想文コンクールでぶっちぎりの優勝、文部大臣賞をいただき、
あとあとから「これ…盗作じゃね?ざわ・・・ざわ・・・」と問題になるケースですね。
「輝く日の宮」丸山才一著、池澤夏樹のお勧め本シリーズを片っ端から
やっつけております。
源氏物語がベースになっている。
当時は手漉きの和紙しか存在しなくて、上質な和紙は黄金にも値する価値があった時代、
試し書きや下書き校正などの概念が存在しない、
頭の中で練りに練って、これで良しとなって、真剣勝負で紙に書く・・・という
考察があった。
下書きさえもせずに、コピーペースト自由自在にやっているから
文章が書けなくなくなるんだと深く納得
すみません。最後の読点「。」をコピーし忘れました。
関係者の方々に多大なるご迷惑をおかけしてしまったことを、ここに深くお詫び
申し上げると共に、今後このようなことの無いよう、十分注意して行く所存でございます。
何卒ご寛容賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
規制解除しました。
保守。
>>970 遅くなりました。
お手数おかけした上に、訂正まですみません。
長期間の規制中の配達感謝しております。ありがとうございました。
パオ・ニン著、「戦争の悲しみ」
ベトナム戦争が背景で、表題のとおり35年間の戦争の消すことのできない殺戮の記憶と
深い悲しみの他に、
始めて人を好きになった甘酸っぱい記憶、この二つの対比が
強烈だった。
開口健「光る闇」とならんでベトナム戦争から生まれた最良の小説。
山上たつひこ「光る風」ならコドモの頃読んだんですけどね。ベトナムについては
コドモ時分、ソバカスの残る海兵隊やら水兵やらが浮かれ騒いでいるのが面白くて、
いつも汐入や逸見あたりへ行くのが楽しみでした。空母が入ったり、将兵の移動
があると、ロックやジャズのカセットや8トラ、
ローリングストーンやペントハウスが町の古本屋に溢れて二束三文でしたね。酒その他の快楽物質を摂取して大声をあげる巨大な子供
(あの目つきは白人ならではです。日本男子柔道無差別級代表が覚醒剤と鎮静剤、コケインとヘロインをやって、今はない1センチ角
のマイティマウスのアシッドを頬張って、雨の日にジミヘンを聴きながら高速ドライブをしても、
決してあの動物みたいな目つきにはならない)を見てゲラゲラ笑ってたら、楽器屋
(ここにも中古のギターがよくあった。あれも兵隊さんの持ち物だろうか)のオバサン
から、「あの子達はベトナムに撃ち合いに行くんだよ。明後日には死んでるかも
知れないんだよ。笑っちゃいけないよ。」と、下宿館のババアが大山昇太を諭す
ような口調で言われ、シミジミとしたのを
思い出します。
>>972 最近、あまり見掛けないので心配していました。
まだまだ、忙しいのでしょうか?
で、以前、奇書スレでも学園でも、佐々木譲が話題になりましたが。
氏の『エトロフ発緊急電』、これが、めちゃくちゃ面白いです。
今度、是非、読んで下さい。
山本周五郎賞受賞作品です。
お皿さんも、佐々木譲が好きだということで、今度探してみて下さい。
山上たつひこ。
死刑!の、「ガキデカ」ですね。
小説家に転向したらしいのですが、どんなでしょう?
山上たつひこ著の小説を、本屋で見たことがありません。
20年前くらいの「湯の花父子」「金瓶梅」あたりを終いにあの絵柄を見かけなく
なりましたね。字の本はわたくしも読んだことはない。面白そうですけどね。
周五郎は寝ぼけ署長以外現代ものは無いのに、受賞作に犯罪スリラーが多いのはなぜ
でしょうか。性的表現が露骨な作品ばかりが芥川賞を取るのも不思議ですが。
篠田鉱造「幕末百話」を読みました。作者は随分前に御紹介した「台所重宝記」
の村井弦斎と同じ時期に報知新聞の記者だった人。幕末故老の聞き書きです。大名行列に新年の総登城。安政の大地震に
桜田門外の変。上野戦争に江戸城開城。みんな見て知ってる人たちの生の声です。
先日読んだ「旧事諮問録」と並んで、いろんな時代小説のタネ本となっている名作。
時を忘れて読みまして、本屋さんにすっ飛んで行って続編「明治百話」を求め
ました。こちらは八世首斬り朝右衛門が高橋おでんや夜嵐おきぬをお仕置きに
した話なんかから始まっています。父七世が頼三樹三郎や吉田寅次郎の首を落と
した話なんかもある。
家の勉強部屋では、字引をひきひき江島其碩「世間子息気質」を読んでます。
これ、昔は五巻五冊で日を置いて刊行されたのをノンビリ読んだから面白かったんで
しょうね。今まとまったものをグイグイ読むと、さすがに教訓臭くてちょっとタルい。
西鶴「本朝二十不孝」「武道伝来記」なんかもそうですが、この手のシリーズ物は
コマ切れに時を置いて読むほうが楽しめるかも知れない。
ロム専ですが、久しぶりに覗きに来ました。
まだ続いていたので安心しました。
ギルーさんまだ寄生虫です。
>うまさん
ご心配おかけして申し訳ございません。
来年4月からは、今まで同様暇になるはずなので、それまでは
しばしお許しください。
といいながら、本はなんとか読む時間は確保していて、
ここ十年くらい読み落としていたものの多さに戸惑いを感じております。
>>973 米兵の補充というのも無限にあるわけではないのに、
ベトナムから何を学んだのか学ぶことを拒否しているのか
とてつもない地獄の記憶に苦しんでいる人は確実にいるはずなのに・・・
危機感こそ目からは消えているはずだけど、
デカイ子供のようなやつは今もウロウロしています。
今読んでいるのは『ホワイトティース』
多民族社会のイギリスを書いたもの、肌の色はいろいろでも歯は白という意味の
題名です。
ホワイティー。スライの「俺をニガと呼ぶんじゃねえ、ホワイティ。」を思い出しました。
これはもちろんハンキーとかレッドネックみたいな「白ん坊」の意味なんでしょうが。
明治百話を読んでます。いろんなエピソードにであうたび、本箱をひっくり返して
あれこれの本を出しては関連事項を読むので、床にも机にも江戸〜明治の本が
散らかっています。段ボールがやぶけて底がぬけ、本棚の上にギチギチに詰め込んだ
なかから文庫本を一冊抜くと、バランスの崩れた山が雪崩と落ちて寝台や棚、家電の
裏に入り込みます。とうとう頭に来て、
生まれて初めてホームセンターとゆう場所に行って、本棚組み立てキットを買い、寝室を1.5畳
ほどつぶして床から天井までを本棚にすることにしました。今、天井まであと3段
くらいまで作った。残りはいずれ追加を買って組み立てるつもりですが、それまで
同じ品物が残っているだろうか。お小遣いと相談です。
文庫本一冊がために半日がかりで部屋の模様替えをしたのは人生で初めてだ。
畏るべし篠田鉱造。下巻を読み終える頃には引越を思い立っているかもしれません。
___________________
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 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ノ つ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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\ は〜〜〜〜い /
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(・,, ∧▲ ミ ∧ ∧ ( ∧ ∧
〜(_( ∧ ∧_( ∧ ∧_ミ・д・∧ ∧
@(_(,,・∀・)@ ( *)〜ミ_ ( ,,)
@(___ノ 〜(___ノ 〜(___ノ
/ ○○○○○○○ \
さあここからは1日1カキコです。
今日は早乙女貢の旺文社文庫が1冊100円だったので3冊買ってきました。
長便所、ひとっ風呂、夜中のひとりケーキ食いのお供によさげです。
俺俺を買おうと思って新刊書の本屋に行ったのですが置いてなかった。
しかたなく文庫棚に行ったら、上のほうに、一龍斎貞丈の講談でおなじみ、
信州川中島、松代藩真田伊豆守幸弘と恩田木工のお話「日暮硯」がある。
値段は30年間据え置きの今時百円。汁粉屋で善哉と追加の御手洗と胡麻団子
食べてる間に読み終えてしまいました。
やっぱりこうゆう経国の美談は面白い。別階級別制度別人種同国人であるサムレエとお百姓のココロが通う素敵噺。
二宮尊徳翁なんかもですが、たまに読むとスカっと明るいいい気分になります。
982 :
Q:2010/09/17(金) 00:11:44
>サムレエとお百姓
「弩」(ど) 下川 博
南北朝時代、ナムレエを雇った百姓達の話です。
七人の侍を思い出します、面白い本でした。
983 :
Q:2010/09/17(金) 23:51:46
>>982 × ナムレエ
○ サムレエ
どうも980過ぎってのは、モゴモゴゴニョゴニョ、、、
面白そうな本ですね。
普段はひょろひょろだけどモヤシを食べると千人力の牢人を想像しました。>ナムレエ
近衛十四郎の役どころです。
さきほど古本屋さんで五味一刀斎の新潮社「代表作集」揃を発見したのですが、
お値段なんと3万円也。泣く泣く諦めました。古本屋さんを探し回って一冊々々
買い揃えるよりは安上がりなんでしょうけどね。
代わりに一流斎柴練「怪談塁淵」を購入。こいつは100円です。今から読みます。
ホワイトティース終了。
多民族社会のすったもんだをコメディタッチで書いているけれど
なかなか骨太で、
「単一民族」ではないのに「単一民族」を誇りとして空気なんか
読んでいるうちに希薄な人間関係になった現代日本に回し蹴りを入れられた
感じが個人的にはしました。
次はやっと来た「火山の下」。
986 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/09/19(日) 20:13:56
お前はもっと空気読んだほうがいいぞw
あやうく落ちるとこでしたね。ありがとうございます。
郊外の温泉へ行った帰りにフリーマーケットを見つけたので、いろんなガラクタと一緒に
古本も買ってきました。読んだら感想を書きます。