1 :
風眠:
アートのことは実はよくわかりません。でも、美術館、博物館は好き!
そんな仲間で「あなたの見た美術展、博物展」を語りましょう。
美術展、博物展やあなたのお好きな一点のこと、
海外旅行で行った美術館のこと、気楽に語ってください。
3 :
大人の名無しさん:03/11/01 16:17 ID:dWS2eiBW
ではさっそく。
オランダでゴッホ、レンブラント等を見た。
ゴッホは正直良さがわからなかった。
フェルメールの繊細な感じは好きだった。
ロマン派はダイナミックで今でいうハリウッド大作か。
4 :
風眠:03/11/01 16:21 ID:ke28BW7b
というわけで、恐れ多くもトーシローがスレを立ててみました。(w
私自身は、美術館に行くのは好きですが、アートのことはよくわかりません。
詳しい人にお話をきけると楽しいかな?という下心もありますので
どうぞよろしくおねがいします。(w
さて、では早速、自分の行った昔の展覧会のお話。
初めて私が展覧会に行ったのは高校生のころです。
シャガールを観に行きました。抽象との出会いです。
はっきり言えば「何これ?」状態でした。
今ではばりばりの具象よりも抽象の方が気楽なんですが、
今見たらどんな印象なのかな?
もう随分シャガールなどまとめて見る機会がないので、ふと思った次第です。
5 :
風眠:03/11/01 16:24 ID:ke28BW7b
>>3 おおっはやっ(w
オランダでゴッホ、レンブラントとはうらやましい!
レンブラントは今、上野で展覧会を開催中なので観に行くつもりです。
ここ数年の展覧会では、オランダの画家の作品を観る機会が
多いようです。どうもオランダフェチの学芸員が多いのか???
最近は少し「具象帰り」の気持ちが大きくて、重量感溢れる
作品をよく観に行きます。
大阪でやっていた円山応挙展を見に行きました。
写実をつきつめた嫌みのない画風は
見る人を喜ばせようという気持ちが伝わる感じで
がつがつしてないのがいいなと思いました。
虎の絵はネコをモデルにしたようですが、写実の人ゆえに
気のきいた嘘がつけず、愛らしい虎になっているのも
本人の性格がでているようで微笑ましかったです。
残念だったのはテレビでコマーシャルなど流していたせいか
平日でも人が多くてゆっくりできなかったところ。。
7 :
風眠:03/11/01 20:49 ID:ke28BW7b
9 :
風眠:03/11/02 15:30 ID:zeEeTwbO
>>8 リンクをありがとうございました。そうか、モデルがいたんですね!
安心しました。(w
このモデルの女性、たいそうお美しい方だったんでしょう。
10 :
風眠:03/11/02 15:43 ID:zeEeTwbO
ところで、8さんのリンクしてくださったページは美の巨人達のホームページだった訳で、
ついでなので昨晩の番組を話題にして一人語りしてしまいます。(w
昨晩はシスレーの風景画がテーマになってまして、
シスレーの描いた風景を実地に見に行く......という設定でした。
おだやかな空の色や水の流れる様はまさに癒しの一枚ですね。
11 :
大人の名無しさん:03/11/02 18:30 ID:LCbkVu/9
今日 東京都写真美術館に行ってきました。
「士(さむらい)〜ダンディズムを見る展」とかいうの。
幕末期の日本が好きな人にはウホウホの写真展でした。
江戸時代から明治時代までの錦絵や写真が展示されてます。
明治時代の錦絵に写真の影響が現れているところが
興味深かったですね(黒目の中に白い点を描くのは写真の
影響だそうです)。
個人的にはミーハーな私の好きな土方歳三の写真が
なかったのが残念ですが、他の有名人の写真は軒並み
ありましたよ。
12 :
大人の名無しさん:03/11/02 19:19 ID:ZdDBLncF
光と影を上手く使ったレンブラントは好き 特に自画像
あとは シュールレアリズム系・・・・マグリットは特に好き
ピカソと同世代なら、カンディンスキーが好き
岡山美術館は 絶対行って 受胎告知見てやる!!
メトロポリタン美術館で、ルノワール モネ ゴッホ
どれも素晴らしい、素人の私がみても他のもとは違う。
ゴッホは最高だった、世界一高値のつく画家、本当に、感動、
その中で独特な画法ではないゴッホの絵、素晴らしい、本当に上手
外国の美術館は絵と鼻の先まで近づいてみれるから、額はガラスも入ってないし、
触ろうと思えば触れるよね。
岡山といえば、大原美術館へ何度か出掛けたことが。
倉敷の美観地区にあるアイビースクエアは、
煉瓦造りの風情ある佇まいで、とても落ちつける処です。
地方の事業家が興した文化事業としては目を見張る
収蔵品の数々で、西洋美術はとりわけて素晴らしい。
エル・グレコ、ルオー、マティス、モネ、セザンヌ、
カンディンスキー。
そして棟方志功の作品も力作揃い。
ttp://www.ohara.or.jp/ 近くには、キャンディ・キャンディでお馴染みの
いがらしゆみこ美術館もありました(w
海外で印象的だったのは、オルセー美術館とバチカン美術館。
オルセーは建物もユニークでしたね。
バチカンは圧巻そのもの。
ラファエロに逢えた感動は忘れられない。
欧州は街の景観そのものが、博物館といった雰囲気ですね。
いま一番行ってみたいのは、ロシアのエルミタージュ美術館。
20年も前なら自由に行き来できなかった国。
世界で最も優れた美術館の1つとして評価されてきた
その収蔵品の数々に、逢いに行きたいな〜。
溜息出ちゃいます。
16 :
ホニアラ ◆OmmP3XWjMg :03/11/02 20:58 ID:0k9qdKhF
有楽町の東京国際フォーラムにある相田みつを美術館
昨日から東京国際フォーラムへ移転していると思う。
以前は銀座にありました。
相田みつをさんの心温まる詩が好き。
しあわせは
いつも
じぶんの
こころが
きめる
飾りのない相田みつをさんの言葉が勇気をくれます。
17 :
ポルポル:03/11/02 21:09 ID:Y1NxSlXu
>>13 メトロポリタンもそうだが、外国の美術館は
大抵が写真撮り放題なのがいいですね。
まあ、あんまりよくないのだが、
ルーブルなんかは、フラッシュたいても注意されなかったり。
(あんまりやるとだめなんだろうが・・・、わざとじゃないですよ、
念のため)
そういえば、ずっと前に、ドラクロワの「自由の女神」が
日本に来てたときにえらく待たされたのだが、
ルーブルでは人だかりも何にもなかった・・・。
この差はいったい何なんだ。
18 :
大人の名無しさん:03/11/02 21:18 ID:dxaiv5my
>>18 うわぉ!ぜひ見に行ってみてね。
一つ一つの言葉が心を打って落ち着けるよ。
>17
ドラクロワの大作なんてなかなか見るチャンスないですし
ちょっとしたイベントになるのでしょう。
日本の美術館も常設展はガラガラですし。
にしてもガラス越しの展示は照明が反射してみにくいことが多いです。
21 :
大人の名無しさん:03/11/02 22:07 ID:qAaILbQ2
ボルボルさん「自由の女神」見ましたよ〜でも一枚ガラスじゃなく線が入っていて
「ぬぉ〜」って感じでしたTT。しかも 最終日で葉書が売り切れ(><。ショック
でした。唯 躍動感溢れる 今にも動き出しそうな感じはナポレオン自画像
より迫力あったような
22 :
ポルポル:03/11/02 23:47 ID:Y1NxSlXu
>ドラクロワの大作なんてなかなか見るチャンスないですし
>ちょっとしたイベントになるのでしょう。
>日本の美術館も常設展はガラガラですし。
なるほど。
自分としては、日本に来たときはあの一枚の絵のために、
黒山の人だかりだったのにもかかわらず、
ルーブルではほとんど素通りだったのが非常に印象的だったのだ。
さすがに、モナリザは黒山の人だかりでしたけどね。
フラッシュバシバシたく人もいるし・・・。
23 :
わだつみのいろこの宮:03/11/03 01:55 ID:xsHpS8wn
ルーブルは所蔵量があまりに多くてあまり記憶がないです。
現地の知人と「サモトラケのニケ」の前で待ち合わせ、なんて
風流なことをしたが、ニケに行く前に迷ってしまい警備のおっちゃんに
「Where is Nike?」などという失礼な質問をしたのに教えてくれた。
といっても「Left,up!」なんて答えでしたが。。
24 :
風眠:03/11/03 02:10 ID:W5bOeBCS
>>11 写真美術館ですか....まだ、行ったことがないんですよ。
自分では絵は描けないのですが、以前、写真に凝っていた時期があります。
今度行ってみようかな。
今ぐぐってみたんですが、土方歳三の写真を見ると、バレエダンサーの
熊川哲也さんに似ている???とちょっと思いました。(w
>>12 レンブラントの絵画は描かれた人の内面のドロドロしたところをピリっと
効かせているように感じます。本人はできあがった絵を見て嬉しかったのかなぁ?(w
岡山の美術館って、大原美術館でしょうか?エルグレコの受胎告知かな?
>>13 ゴッホの自画像を先日見てきました。自分というものを鏡に映しながら
描く作業の中で、どんな思い出いたのかなぁと感じさせる1枚でした。
>外国の美術館は絵と鼻の先まで近づいてみれるから
同感です。こんな状態で見せて大丈夫かと心配になることがありますね。(w
>>14-15 ビエンナーレさん
たくさんの書き込みありがとうございます。今後ともぜひよろしくお願いします。
リンクしていただいた大原美術館のホームページを拝見しましたが、
すばらしい収蔵品ですね。岡山まではなかなか行く機会がありませんが、
わざわざ遠くから出向く価値も十分にあるのではないかと思うコレクションです。
私も行ってみたくなりました。
オルセー、バチカン美術館に行かれたんですね、うらやましい。
私も中学生くらいのころに、「エルミタージュに行きたい」病にとりつかれたことが
ありました。今ではすっかり近い国になってたいへん嬉しい限りです。
>欧州は街の景観そのものが、博物館といった雰囲気ですね。
全くその通りですよね。海外に出ると、以前、外国人に言われた言葉を思い出します。
「東京は世界でもっとも醜い」と、そう言われました。(涙
でも、事実ですね。
25 :
風眠:03/11/03 02:34 ID:W5bOeBCS
>>16-17 ホニアラさん
実は、東京国際フォーラムには先週末に行ったばかりです。
相田みつをさんを見に行ったわけではないんですが(w
(これについては後で詳細をかきます)
相田さんの短い詩の中にある、自分を愛することの大切さ
みたいなメッセージに癒されますね。辛いときほど効きます。
>>17 ポルポルさん
写真が撮れることに驚きますね。大英博物館もみんなエジプトの彫刻の前で
大記念撮影会をしてましたよ。
ドラクロワの「民衆を率いる自由の女神」ですね。私は展覧会の時に
観にいくことができませんでした。ものすごい混雑だったでしょうね。
わたしの次の人生の目標はルーブル、オルセー、エルミタージュに行くことですから。(w
ルーブルで観た中で一番のオススメはなんでしたか?
26 :
風眠:03/11/03 02:34 ID:W5bOeBCS
>>17 カルコグラフィって何??と、不勉強な私は早速ぐぐってみました(w
凹版の銅版画という理解でよろしいでしょうか?
実演を見るのっておもしろいでしょうね。わたしもデパートなどで
よくじーっと立ち尽くしてしまいますよ。
>>20 ガラスの反射は見にくいですよね。でも、それでメゲちゃいけないと先日思い知らされ
ました。巨大なキャンバスが上下2段に架けられている!
上段のものなどは、見上げても光ってしまって見えやしない!
ロンドンのテイトギャラリーのことでした・・・・ww
>>21 ドラクロワのドラマチックな構図は、一度見ると忘れられません。
本物みたいなぁ。。。。。。
>>23 ルーブルにせよ、大英博物館にせよ、あの圧倒的な収蔵品の量には
口が開いたままふさがりません。(w
わだつみのいろこの宮さんのおっしゃる通りで、何を見たんだか覚えていない!
ということにはなりがちですよね。(w さりとて、収蔵品の一覧などを
買おうと考えた日には・・・美術全集ですものね。
27 :
風眠:03/11/03 02:43 ID:W5bOeBCS
先ほど少し書きましたが、先週の金曜に東京国際フォーラムで開催中の
「人体の不思議展」に行ってきました。
お聞き及びの方も多いと思います。例のあれ、です。
まず入り口に恐る恐る入りますと、最初はパーツから始まります。
足とか、ウデとか、そして......全身像......
エポキシやらなんやらの薬剤で処理されているので、思っていた以上に
プラスチッキーな感じです。最初こそ、「このまま最後まで見ることができるか?」
と不安でしたが、だんだん何かが麻痺してくるのか、学究的な気持ちになってきます。
頭部、胴体、骨格、神経、血管など、ありのままを見ることが出来る機会は
あまりありませんので、まずは一見の価値はあると思いました。
次は近々、上野のレンブラント展に行こうと考えています。
28 :
大人の名無しさん:03/11/03 02:46 ID:txTkGIBJ
風眠さん そうです エルグレコの受胎告知 見たいです門の前まで行って
見れなかった・・・3年前の夏〜って感じです
ドラクロワ・・磔刑も凄く良かった(本物は見ていませんが
授業でスクリーンに映して見たんです)・・・でも レンブラントの磔刑や
ダリの磔刑も良かった〜ダリって奥さんを良く自分の絵の中に入れてるって
先生が言っていたような。。。。
おばさんは モネのパラソルの女に嵌っています 印象派らしい ホワイトを
ふんだんにのせた 良い絵だと 思います
大原美術館の近くにエル・グレコっていう喫茶店ありますよね?
真夏にいってあまりに暑かったのでそこで涼んだ記憶があります。
30 :
はうす:03/11/03 03:12 ID:W5bOeBCS
>>27 モネの睡蓮さん
21日の18:30でよろしければ、日時はそのように決定しましょう。
連絡先は
[email protected] です。
こちらにメルいただけますか?
ちなみに引いてしまうHNて何???もしかしてぱうださんですか??(w
>>30 あ、もしよろしければ地下スレ?いや、たまにはAgeるので地下スレじゃない
んですが(;´Д`) に誘導しますよ。メルいただけますか?
>>29 紛らわしいので、このスレを削除して、新規にギョーザオフと
美術館オフのスレを立てましょうか?
31 :
はうす:03/11/03 03:14 ID:W5bOeBCS
>>30 ぎえーーーーーっ 誤爆ですぅ!!!
申し訳ありません!!! 見逃してください!!!(W
32 :
大人の名無しさん:03/11/03 03:19 ID:txTkGIBJ
>29さん 喫茶店は覚えていませんが 倉敷は覚えていますよ
暑くて もうくらくらしながら 歩きました^^; 昔友達が住んでいて
遊びに行った記憶が〜 そういえば大原美術館って 大原孫一郎って人が
建てたとか何とか???大原麗子のおじいちゃんなの???
33 :
豊鋤入姫 ◆HIME/lFswo :03/11/03 03:25 ID:pogYxPw8
>>32 私も大原美術館は行ったことあるな〜
懐かしい。私も夏に行きました。父とソフトクリーム食べながら歩いた。
10年も前ですがルーブル美術館に行った事があります。
美術館内では絶対に写真を撮ってはいけないのだそうですが、
(フラッシュで作品が傷むそうです)
ガンガン写しまくった。かの有名なミロのビーナスも見たけど
あれはなんか、全然たいしたこと無かった。ただのオバハンだった。
34 :
大人の名無しさん:03/11/03 03:29 ID:txTkGIBJ
私は海外は一度も行ったことがありません。ルーブルは叔母が行きました
一日ではとても周り切れないのである程度選んで行ったらしいです
モネの実家には行って 蓮の絵を見てきたそうです
ミロのビーナスがおばさんだって話は聞いたことがないですね〜^^;
35 :
風眠:03/11/03 03:38 ID:W5bOeBCS
>>28 アート系の学生さんなんでしょうか?専門的に勉強をされているのが羨ましいです。
エルグレコは、昨年のプラド美術展で聖フランチェスコなど数点が出展されていて
観ました。とぎすまされた空気をまとうような聖フランチェスコが「清貧」という
彼の生き方をよく表しているなと感じました。
私が最初に興味をもった画家がドラクロワなのですが、本物を観る機会が
非常に少ないのが残念です。いつかパリに行くぞ!(w
>>29 >>32 大原美術館って大原麗子さんのおじい様の立てた美術館なんですか?
個人の収蔵品が美術館になる、というのはよく聞く話ですが....
岡山ですと林原美術館もそうですね。
>>33 豊鋤入姫さん いらっしゃいませ。意外と遅寝なんですか?それとも早起きなんでしょうか?
微妙な時間ですね。(w
ビーナスは今の美的水準から言えば、確実に肥満女性ですよね(w
>>34 モネの家って、ジヴェルニーでしょうか?モネが丹精した庭が残っているところ?
私も行ってみたいですねぇ.......
芸術を愛する皆さん、夜更かしですね(w
風眠さん、ご丁寧にレスを付けてくださって多謝です。
多岐にわたる内容ですから、一度に無理されませんよう。
>>29,
>>32 CAFE EL GRECO は大原美術館に隣接した場所にあります。
エル・グレコの『受胎告知』他、ごく稀に他所へ貸し出して
いることがありますから確認の上行かれることをおすすめします。
37 :
豊鋤入姫 ◆HIME/lFswo :03/11/03 03:48 ID:1m307FtC
>>35 なんだか今夜は眠れないの。ストレスっぽい。
ルーブルはかなり広かった。外に出るとトランペット吹いてる兄ちゃんがいるのよね
で、聞き入ってて帰ろうとしたら「チップをいれろ!ゴルァ!」だとさ・・
あつかましい事・・
私も公衆便所に立ってチップでももらおうかな?
ルーブルで1番気にいった絵はナポレオンの王冠式?なんかこんな名前のやつ。
題名は忘れちゃった。
そういえば、ナポレオンのお墓にも行きました。薄暗くて不気味だった。
38 :
大人の名無しさん:03/11/03 03:52 ID:txTkGIBJ
風眠さん 私は 一般教養で芸術を履修しただけなので 良くは解らないですよ
(テンペラとフレスコ画が違うくらいですか^^;)えと モネのお家の場所まで
は今確認は出来ません。ただ お家の中に蓮の絵が壁何面かに飾ってあった話
(20号カンバスぐらいの??もっと大きいのかな???)は 聞きました
ビエンナーレさん 詳しい情報有り難う御座います
39 :
ポルポル:03/11/03 13:37 ID:Ntw3cPqc
>>風眠さん
>ルーブルで観た中で一番のオススメはなんでしたか?
正直言って、自分は芸術の知識はほとんどないんですよ。
美術館に行ったときはほとんど嫁に解説してもらってるだけ。
だからよく分からないんですが、直感だけで「ニケ」かな?
一番分かりやすい場所にあるし・・・。
オルセーなら・・・・・。
色々あるので甲乙つけがたい。
40 :
わだつみのいろこの宮:03/11/03 16:22 ID:+DXKX+bz
大原美術館は、倉敷紡績(だったかな)の経営者大原孫三郎が
西洋美術メインで収集したものを展示している美術館です。
大原の友人児島虎次郎が3階渡欧して作品を集めてまわったようです。
児島はモネの自宅に行き、熱意によってモネの心をとかし作品を
getしてきたらしい。
こんな情報はテレビで見ました。ドラマでやってましたよ。
で、倉敷にあるんですっけ?
是非倉敷と尾道に行ってみたいです。
41 :
わだつみのいろこの宮:03/11/03 16:25 ID:+DXKX+bz
国立近代美術館(九段)はとてもお勧めです。
たしか常設展は400円ぐらいですが、教科書で見た作品が
ずらずらと並んでいて壮観です。
「この作品はここに収蔵されていたのか!」と驚く作品ばかりでした。
海外の美術館はおいそれとはいけませんが、この美術館は
週末の昼下がりにどうぞ。
併設のカフェがまた気持ちよいお店です。行列必至ですが。
42 :
大人の名無しさん:03/11/03 16:37 ID:198tVTRs
大原さんの お話は日本史や岡山孤児院の時度々出てくるお話なので それで
授業中聞くことが多かったです。美術関係も 全部般教です。
上下の遠近法から 前後の遠近法に変わった 話や昔はテレビやラジオの様な
娯楽がないから 芸術が発達した話などを聞きました ビジュアルは絵のみ
だったわけですから〜 そう考えると彫刻の服の襞が波打ってるのは
何となく 分かります ティントレットの絵本物が見たい・・・
43 :
ポンタコス:03/11/03 18:23 ID:5kQxFkaL
ルーブル....ツアーで行くとがっちり自由を奪われて
絵の前でエンエン説明を聞かされるからほとんど鑑賞出来ない
美術鑑賞目的の人はコースに自由行動が沢山組み込まれているツアーが
おすすめ、自由時間を使って改めて見直すのですよ
44 :
風眠:03/11/03 22:33 ID:W5bOeBCS
みなさん こんばんは
アートのスレなんてすぐdat落ちするかと思っていたんですが、
たくさんの方がレスをつけてくださって感激です。
>>36 ビエンナーレさん
カフェ・エル・グレコの情報ありがとうございます。なんか聞いたことのある名前だな、と思ったら、
某食品メーカーから出ている簡易ドリップコーヒーが似た名前なんですね(w
>>37 豊鋤入姫さん
不眠症は辛いですね。今晩こそはお互いに早く眠れますように。
ダヴィッドの「ナポレオンの戴冠式」でしょうか?本来であれば法皇様から頂くはずの
皇帝冠を自ら被り、后妃ジョゼフィーヌに冠を与えるという逸話を画いているものですね。
法皇様の苦々しげな顔や、後から画き加えられたというナポレオンの聖母ルティチア
など、歴史好きには堪えられない1枚ですね。
ナポレオンという人は大きな能力を持ちながら最後には小さな島に幽閉された
という身の上なのですが、「薄暗いお墓」というのがその人生を表しているようですね。
>>38 いやー無学なのでテンペラとフレスコの違いが全然わかりません(苦笑
もし差し支えなければ、お時間のある時にでも解説を是非お願いします。
(眠れない夜のてすさび・・・・で、結構ですよw)
テンペラ絵の具って卵の殻が入るんでしたっけ????
>>39 ポルポルさん
サモトラケのニケ、本物を見たいですね・・・・。あの、頭部の欠落が
観る人の想像を掻き立てます。そして、今にも飛び立とうとするような翼の生命力、
何をとっても美しいですね。あの時代にあのような写実的にして力強い彫刻が
数多く生み出されたのが不思議です。
45 :
風眠:03/11/03 23:06 ID:W5bOeBCS
>>40-41 わだつみのいろこの宮さん
浅学で、わだつみのいろこの宮さんのHNの意味を知りませんでした。
ちょっとぐぐってみましたが、竜宮にいらっしゃった海の精のような方ですか?
青木繁氏の絵画のタイトルでもあるようですね。もしよかったらHNの由来なども
教えていただけませんか?
倉敷は町としても美しいところのようですね。私も行ってみたいです。
あのなまこ壁の側を歩いてみたいです。
モネの自宅に行ってげっとした睡蓮、いいですね。
お金にかえられない価値を感じます。というか、日本人はお金さえ出せば
なんでも買うことができすぎるんでないかな?と。
人間が自らの命を削るようにして生み出したものを得るのに、貨幣の価値は
低すぎるような気がします。
国立近代美術館は恥ずかしながらまだ足を運んだことがありません(汗
というか、実は京都にすら行ったことがない非国民ですwww
ティントレットってあまり意識したことはないのですが、
あの肌の輝くような色彩や伸びやかな身体表現はイタリア絵画ならでは、
という気がします。
>>43 ボンダコスさん
ベネツィアのデュカーレ宮殿でツアー御一行様といっしょになりましたが、
説明は丁寧でとてもよいと思いましたが、自分のペースで好きなだけ観ることが
できないのが辛いところですね。私はよそ様のツアーに便乗して説明を
聞かせていただきました(w
46 :
風眠:03/11/04 01:19 ID:J0w4YKny
話のついでに、ベネツィアののお話を。
さすが、町ごと世界遺産として指定されているだけあって、
運河の中の町は歩いているだけで美術鑑賞が楽しめます。
そこここに小さな教会や聖堂があって、ひとつひとつにお宝があります(w
ルネッサンスの絵画や彫刻が大変美しいです。
聖堂などを飾る壁画は、キャンバスに描かれたものと違い、世界を旅することが
できませんので、その地に足を踏み入れ、はじめて鑑賞できる数多のものに
心底感激しました。
デュカーレ宮殿も例外でなく、イタリアンルネッサンスの壮麗な装飾や
壁画が施されていて、階段の細工などを眺めながら昇り降りしていて、危うく
転げ落ちそうになりました(w
ちょっと時間が足りなかったので、駆け足での拝観になり、図録などを
買ってくることができなかったのが心残りです。
ベネツィアは古くから共和制で栄えた町で、宮殿の中には議場が大きな面積を
占めています。貿易や銀行といった今でも通用するシステムが、中世の
ここベネツィアで始まったということを考えると感慨深いですね。
次にイタリアに行く機会に恵まれた時には、フィレンツェを是非訪れたいです。
かの巨大な富を誇ったメディチ家のお宝を拝むのが次の目標です。
>風眠さん
ウフィッツィ美術館へ突撃ですね?(w
行列必至で挫折しましたが、それだけに素晴らしい収蔵品の数々。
メディチ家のお宝は、リチャード・ジノリのお店で記念プレートを求めるに
終わりました。しょんぼり
倉敷には、チボリ公園というテーマパークもあり、大原美術館と尾道散策の
セットで充実度アップでしょう。
尾道は映画ファンならずとも『絵のまち尾道』を謳う情緒豊かな港町。
毎年、尾道周辺を題材にした絵画の公募展も開催し、市立美術館他
芸術性の豊かな地域です。
尾道ラーメンや広島風お好み焼き、瀬戸内の幸も満喫できますよ。
>>47 ビエンナーレさん
チボリ公園はまだつぶれてないですかな?ハウステンボスはいつまで
やるのかわからないから早めに行くのが賢明かもしれません。
奥の宮殿のお庭がヨーロッパらしくていいです。
>>45 風眠さん
名前の由来はとくにないんですよ。絵画にちなんだ名前を、、とぼーっと
考えていたら思い出した名前。青木繁の題名でおけです。
近代美術館にはそのいろこの宮ではなく海の幸が展示されていました。
下のURLにどっちも出てますね。
ttp://www.momat.go.jp/Aokishigeru/aoki2.html 青木繁はヒサンな最期だったようですね。
天才画家ってのは夭折する人が多いですね。
尾道はやはり映画「さびしんぼう」のロケ地を彷徨したいものです。
舞台となったお寺に行きたいなぁ。でも最近はとみに観光地化されちゃって
大分の臼杵とかのほうがいい雰囲気らしいですね。
ところで私も人体の不思議展を見に行ってきたのですが、想像力や感受性の
豊かな人は心して行くほうがいいと思います。
私は入った途端、脳の受容体を90%カットオフして眺めました。
とても勉強になる展示なんですけど、肺の血管だけを残したものは珊瑚のようで
美しいですが、その製作過程を考えるとイヤーッ!
神経系だけ残した人体は神経がちょっとちぎれかけていてイヤーッ!
と言いつつも最期に触れるところでは喜んで触ってしまいました。
脳の重さも手にとって感じられるし。
ま、もともと寄生虫博物館に行ったこともあるし、有名なグロ画像モーターサイクル
も見たことのある人間ですので。。
50 :
風眠:03/11/05 11:32 ID:5HKUXlLK
お二人とも関西から山陽にかけての事情にお詳しいですね。
私は関西より西には行ったことがないのでさっぱりです。(恥
>>47 ビエンナーレさん
書き込みを呼んだだけで、山陽路への旅心がわいてきました。
大原美術館を観て、尾道を散策してラーメンを食べる。。。。
堪えられません(w
>>48-49 わだつみのいろこの宮さん
>天才画家ってのは夭折する人が多いですね。
同感。そして精神に以上をきたす人もおおいです。
絵画というのはそれだけ激しい精神活動なのかなと思います。
51 :
風眠:03/11/05 11:35 ID:5HKUXlLK
ところで、レンブラントを観に行くオフ会を開催したいと思います。
日 時 : 11月21日 金曜日
場 所 : 上野 国立西洋美術館
展示会を観た後で、感想を語り合いながらお食事をしましょう!
という趣向です。
展示を観る間は各自自由行動として、閉館20時に再度集合します。
興味のある方は下記へメールください。
[email protected]
52 :
風眠:03/11/05 11:36 ID:5HKUXlLK
>>51 あ、ごめんなさい。集合時間は18:30を予定しています(汗
再来週か。
54 :
ポンタコス:03/11/05 13:28 ID:roKcHnzD
人体の不思議展、2年おきに巡回してるようですね、私の知る限り
3回ほど開催してます、ホルマリン漬けのものと違い無臭
死をイメージさせるようなグロテスクさもなくて
楽しく(?)人体の事を知る事が出来る作りに感銘を受けました
親方〜っ!このスレが30代板の看板に貼ってありますぜ!! ゼーハーゼーハー
こんなスレができてたか。
大学の専攻が美術史で、いまも美術関連の仕事をしてるので、
アートに親しむ人が増えるとうれしいですな。
関西なのでオフいけない。。
58 :
風眠:03/11/05 23:06 ID:o8Ws6lx5
>>54 ボンタコスさん
おっしゃる通りですね。無臭でグロテスクさもないので、途中から純粋に
好奇心の赴くままに展示をみることができます。
(ただし、想像力を働かせてはいけませんw)
>>55 オドロキました。w
ごくマイナーなスレになると思っていましたので、看板で紹介されるとは。。。。。
(しかし、ここが賑わっていると言われるのも、30代板のさびれぐあいを
言い表しているようでさみしいですね。)
>>56 おおっ いらっしゃいませ。
お恥ずかしい限りの素人が向こう見ずにもスレを立てました。
是非、詳しい方から書き込みをいただければと思います。
今後ともよろしくおねがいします。
>>57 詳細にオフのレポートをしますね。
関西の方が増えれば、関西でのオフも可能かと思います。
盛り上げるのに、どうぞ、ご協力ください。
突然お邪魔します。
俺自身がこの目で観て一番感銘を受けたのは「ゲルニカ」です。
それまであんまりピカソもキュビズムも好きじゃなかったのですが、
『デカイ』というのはあんなにもパワーを感じさせるものかと・・・
あと、本作品がモノクロと言うのも意表を突かれました。
だって画集のモノクロページで紹介されてるだけで実際はカラーだと思い込んでたもん。
>>24 風眠さん
亀レスですが。
確かに土方さんは熊川さんのナマイキそうなとこを取ったら似てるかもー。
熊川さんはそのナマイキそうなとこが魅力なのでファンのかたは怒らないでね。
実は数年前に好きだった御仁が土方さんに少々似ていて、土方さんの写真を
見ると甘酸っぱく切ない思いに浸ってしまいます。
今でも少しすきなんでしょうねー hahaha
それはさておき実際の土方さんは遊女に言い寄られているという自慢話を郷里の
知り合いに書き送ったりするちょいと変わった人だったようです。
送ってこられた人はチョームカツク!だったのでは・・・
ttp://www.hijikata-toshizo.jp/ 土方歳三資料館が多摩にあるようですが、いかにもミーハーなw石原慎太郎氏が
訪れていますね。来年は大河ドラマの影響で人が多くなりそうだから今年中に
行きたいなぁ。オフしたいなぁ。。
ところで写真というのは対象物をリアルに感じられるぶん、想像力の翼が
もがれるような気が少しします。
土方歳三はハンサムだった!という事実は伝わるけど写真の前で想像は
止まってしまう。沖田総司なんかは写真が残っていないぶん、自由に
妄想の世界に浸れますね。
一番の剣の遣い手で、病弱っていう情報だけで多くの若い女性のアイドルに
なってますですね。かく言う私も好きですけど (*´д`)ハァハァ。。
たっきーを硬派にした感じかしらん・・・とか。
そんな私は妄想をたくましくできる小説が一番好きな芸術かもしれません。
62 :
風眠:03/11/06 00:25 ID:2+g3RXU9
>>59 看板職人さん はじめまして
いつもステキな看板を楽しませていただいてます。
また、今回は当スレを看板でご紹介くださってありがとうございました。
実は私もゲルニカは脳内彩色してましたww
耳をつんざくような爆撃の音、人々の叫び、もがれる手足。。。。。
ゲルニカを見ると、胸がしめつけられるような気がします。
看板職人さんはマドリッドで実物をご覧になったのですか?
ほんの小さな印刷画面ですらの大迫力ですから、本物であれば
さぞや・・・・と想像します。
今後とも看板職人さんの書き込みをお待ちしてますね。
>>60-61 わだつみのいろこの宮さん、もしかして司馬遼太郎のファンですか?www
写真で見る土方さんはとてもステキですね。ハイカラという言葉がよく
似合います。
沖田総司さんも、少女漫画などではとても美化して描かれますけど、
実物はどうだったのでしょうか???
>>14 大原コレクションは大戦中に軍国主義者達から『敵性芸術』の烙印を押され
危うく焼き払われるところでした。
県北の農家の納屋に隠したりとか当時の有志がかなり苦労した話が残っています。
大原孫三郎・児島虎次郎。この二人の篤志家がいなかったら
倉敷は普通の一地方都市になっていたでしょうね。
>>15 エルミタージュは凄いっす!
さすが革命前は「世界一の資産家」と言われたロマノフ家
だけのことはあるなあ・・と感心しました。
結構、西側でも有名どころの作品が揃ってました。
>>62 はい、学生時代はバックパっカーだったのであちこちの美術館行きました。
エルミタージュやプラドももちろん素晴らしいのですが
ルーブルは古代エジプトものなんかもさすがの充実ぶりで飽きさせません。
ところで、血祭ニュースで仕入れたネタですが「沖田総司」の写真はこれです
↓笑わないように!
http://www.dokidoki.ne.jp/home2/quwatoro/bakumatu/okita.html
美術品の歴史って侵略と戦争の歴史でもあるんだなあ。。
なんてしみじみ思ってしまいました。
今週は京都の岸田劉生展いって麗子たんに会ってきます。
65 :
ポンタコス:03/11/06 19:14 ID:hlHSZLzt
看板さん「ミステリアスピカソ」はご覧になられましたか?
アレを見ると一つの作品が何度も構図,色彩の変遷を経て完成することが
分かります、おそらく「ゲルニカ」もこうして制作されたのだろうと想像すると
その情熱的な現場を覗いてみたい気持ちになります
ビデオでも出ていますが(9500円!)私は購入後すぐにBSで放映されて
悶絶しました
「人体標本」「寄生虫」等、人間の飽くなき探求心は恐るべし、ですね(w
探求心といえば、個人的に後味が悪くなった唯一の展覧話を......。
6年ほど前に『ヨーロッパ拷問展』という、中世〜近代ヨーロッパ各国で
実際に使用された拷問・処刑器具(一部レプリカ)の展示に足を運びました。
場所は東京・神田にある明治大学刑事博物館で、我が国唯一の刑事博物館です。
薄暗い照明の部屋には、約100点余りの器具が陳列され、宗教審問の異端者として
犠牲となった人々の悲鳴を、静かに哀しく物語っていました。
頭蓋骨粉砕器、腰掛式首絞め器、審問椅子、鉄の猿ぐつわ、乳房裂き器、親指潰し器
など、名前や使用方法を読んだだけで、キリキリ舞いの痛みに襲われ悶絶ものでした(酷
いずれも死に至らしめるための、最大限の恐怖と苦痛、あるいは恥辱を与えるよう
計算し尽くされ、少しずつ殺していく「知恵」の集大成ばかり。
どれもが無用なほど美しく、細微な装飾を施されていたのが印象的でした。
日本では、100ヵ所以上の博物館・美術館から展示を拒否された曰く付きですが
ヨーロッパでは、これらの器具を大切に保管し
『宗教的権威と絶対王権の恐ろしさ』を現在に伝えているといいます。
この拷問展のテーマは『人間の権利・自由を考える』とありましたが、
日本との風土・文化の違いを何やら感じた次第です。
お口直しに、お気に入りの美術館を一つご紹介します。(w
笠間日動美術館(茨城県笠間市)は、日本で最も歴史ある画廊の創業者
長谷川 仁氏の郷里に、美しい庭園を併設した美術館です。
作品も国内外の名作2,000点を常設し、充実しています。
詳細はこちらに http://www.nichido-garo.co.jp/museum/
必見なのは、巨匠たちの使用したパレットコレクションです。
絵の具の配色だけでなく、その画家が好んだテーマも描かれていて
340点にのぼるパレットは、見ているだけでとても楽しいです。
分館として市内にある春風萬里荘は、北鎌倉にあった北大路魯山人の
アトリエを移築したもので、日本庭園を眺めながら抹茶なども楽しめます。
個人的には、益子陶器市が開かれるゴールデン・ウイークにひっかけて
出かけたくなる場所です。笠間焼も結構おすすめです。
倉敷では、備前焼もよいですね(w
>>63 看板さん
沖田の写真、ヒイイィィ〜 これで1ヶ月は思い出し笑いできます。
確かにノーブルな顔立ちではありますが、この顔で池田屋襲撃のときに
発作で悶絶していたとかいうのを想像すると死にそうです。
美術館いろいろ行かれているんですね、うらやましいー。
>>62 風眠さん
司馬さん好きですよ。でも彼らが主人公の燃えよ剣はまだ読んでいません。
今年中に読んでおくか。
看板さんが教えてくれたページのhomeに行くといろんな人の写真が載っています。
私は勝海舟と土方が好き、なんて言ったら歴史ファンに蔑まれることでしょう。
それと陸奥宗光の奥さんの写真は必見です。もううっとりするぐらい美しいです。
芸者か遊女だったのを落籍せて妻にしたらしいです。
絵画とは離れた話題失礼しました。
>>68 ビエンナーレさん
いろこの宮の切手があるんですね、知らなかったなぁ。
私は記念切手がけっこう好きで、ちょぼちょぼと買っています。
笠間日動美術館、行ってみたいです。春風萬里荘はガイドブックで見て
行ってみたいなと思っていました。今夏、すぐ近くをドライブしたのですが
ツレが楽しくないかもと思い言い出せませんでした。
パレットコレクションってニッチで面白くていいですね。
よく集められたなー。
拷問展ってすごそうですね。よく器具を覚えてますね。
もしかしてお好き??私も見たくなりました。
71 :
風眠:03/11/07 00:22 ID:+w993Oq3
>>63 看板さん
バックパッカーであちこちへ・・・羨ましい・・・
まだまだネタをお持ちのようなので、毎日書き込んで、看板さんの
すばらしい体験を是非わけてください。(w
沖田総司!笑いました!これって修正してあるんでしょうか???
なんか桃太郎みたいじゃないです?
>>64 >侵略と戦争の歴史
まさにおっしゃる通りですね。大英博物館なども略奪(?)の戦利品展示場などと
揶揄されます。その余禄に預かって、ロンドンのような足の便のよいところで
エジプトやメソポタミアの古代芸術をまとまった形で見られるということを
幸いというべきか、なんと言うべきか、表現に苦しみます(w
麗子たんによろしくお伝えください(w
>>65 ボンタコスさん
「ミステリアスピカソ」・・・1956年製作のパブロ・ピカソの記録映画ですね。
(もちろんぐぐりましたとも!)画家の製作過程を見ることはほとんどないわけで、
とても興味をそそられました。どこかで探して見てみたいです。
72 :
風眠:03/11/07 00:41 ID:+w993Oq3
>>66 ビエンナーレさん
詳細な説明で、展示内容が頭の中に浮かんできそうでした。
読んでいるだけで((;゚Д゚))ブルブルの恐怖です。
展示品の怖しさもさることながら、ビエンナーレさんの文章力に心から脱帽しました。
こういった拷問具はヨーロッパの古城によく展示されています。
また、中世の魔女狩りをエピソードに挿入してある文学作品にもたびたび登場します。
軍事要塞としての役割を担っていた古城を訪れると、壁の内側や
地下室から薄ら寒い空気が吹いてくるようで、心なしか足早になってしまいます。(w
>>66 画家の使っていたパレットを見ることができるんですね。
>>65 でボンタコスさんが
紹介してくださったピカソの映画のようで、画家の製作過程がうかがえるもの
というのは興味をそそられます。
>>69 わだつものいろこの宮さん
文学、歴史、芸術は切ってもきれない関係ですよ。
どんどん語りましょう。ちなみに「燃えよ剣」は高校生の頃に読んだ記憶がありますが、
内容はすっかり忘れています。(;´Д`)
司馬遼太郎でしたら、「国盗り物語」が好きでした。
73 :
ポンタコス:03/11/07 12:33 ID:IkYZh8Sz
風眠さん、おそらくビデオは紀伊国屋書店系列で販売されていると思います
しかし...高価ですよね、私はレンタルで置いてある店はなさそうなので
思い切って買ってしまいました
74 :
大人の名無しさん:03/11/07 23:53 ID:q7KV2tiI
レンブラント展、私はもう行きました。
どうぞ楽しんできて下さい。
先週の美の巨人「シスレー」はマターリしていて感動しました。
良スレですね。上げ。
75 :
56:03/11/08 04:02 ID:cuNe/hNR
美術と関係ありませんが、
>>63の沖田総司の写真は、新撰組ファンの間ではけっこう有名なんですが、
本人ではありませんよ。
細かいことは忘れましたが、なにかの本(剣豪列伝とかの類だったような・・・)
を作るに際して、総司の写真を掲載したかったのに一枚も見つからず、
総司の血縁(甥だったか、甥の子だったか)の人に扮装してもらって撮った
もののはずです。撮影年代も幕末ではなく、大正か昭和だったと思います。
イメージ写真にすぎなかったものが一人歩きしちゃったんですね。
ホンモノの総司の写真はいまだに一枚も発見されていません。
76 :
風眠:03/11/08 17:15 ID:QUC8pRuq
>>73 ボンタコスさん
やっぱり 買うしかないでしょうね・・・・(w
でも、お気に入りのものは買って手元において、何度も見返すのも一興ですね。
>>74 もうレンブラントを見てこられたんですね。何が74さんのオススメでしたか?
是非、ご推薦ください。
先週のシスレーは絵もよかったですが、ロワン河の風景もすばらしかったです。
美術館で作品を鑑賞するのもすばらしいひと時ですが、
TVで解説を聞きながら、画家が描いた風景も見ることができるので
「美の巨人達」はお気に入りのTV番組です。
今週はムンクの「太陽」ですね。ムンクと言えば「叫び」が反射的に
浮かんでくるという短絡思考の私なので、今日はじっくり見たいと思います。
>>75 56さん
そうですか!沖田総司本人ではなかったのですね。
やはり、少女漫画で育った私としましては、「沖田総司」は美形キャラということに
しておきたい。。。。(w 安心しました。(w
77 :
風眠:03/11/08 17:30 ID:QUC8pRuq
ロンドンのお話なんてさせていただいてもよろしいでしょうか?
いえ、やめとけ、と言われても書いてしまうのですが。(w
天下にその名が響く「大英博物館」、その収蔵品は1000万点を
超えるといわれているそうです。
エジプト、メソポタミア、アジア、ヨーロッパと地域ごとに展示室がわけられて
いますが、やはり何をおいても「エジプト」へと足が向きました。
大きな彫刻から展示は始まり、石画、装飾品、そしてミイラとさまざまな
ものがあります。もちろん、ナポレオンが持ち帰ったというロゼッタストーンもあります。
彫刻は時代が遡るほど実直で、その像ひとつひとつにこめられた
神=ファラオをあがめる気持ちが素直に表現されているように感じました。
紀元前1000年ころでしょうか?そんな昔の世界に、あれだけの技術力
を持っていたということに本当に驚きます。
ところで、ひとつ不思議だったのは、石像は非常に写実的に作られているのですが、
絵画になると、例の体は正面、顔は横向きの人物になるのですね。
3次元のものを絵画という2次元の世界に写すのはやはり難しいことなんでしょう。
78 :
大人の名無しさん:03/11/08 17:33 ID:LaiCfVoJ
79 :
風眠:03/11/08 17:37 ID:QUC8pRuq
>>77 続き
エジプト関連の展示で一番印象深かったのはやはり「ミイラ」です。
(どうも人体関係の話が多いなぁww)
布につつまれたミイラ(もちろん中に・・・・)がガラスケースの内側に
何体も展示されています。
一番興味を引かれたのが「クレオパトラ」のミイラです。
私たちが一般的に「クレオパトラ」として認識しているのはプトレマイオス12世の娘で
クレオパトラ7世だそうですが、その人のミイラ????なのかどうかが
とても気になりました。カエサルやアントニウスなどを次々と篭絡し、
その美貌を世に謳われたクレオパトラが今はミイラとしてガラスケースの中
に置かれているとすれば・・・・切ないお話だな、と思いました。
大英博物館のお話は、まだ書きたいことがあるので、また改めて。
長文失礼しました。
すれ違いになるかもだけど。
10年くらいまえにいたストリートの落書きしてたキースヘリングはいまでも好きです。
あんまり博物館や美術館いかないんでなぁ。すまそ、こんなんで。
>>70 わだつみのいろこの宮さん
ええ、拷問されるの好きですよ、って、んなこたぁありません。w
澁澤龍彦著の『神聖受胎』のなかに「ニュールンベルグの『鉄の処女』」
という、2メートル余りの女神のような顔をした人型の処刑器具の件が
出てきたのを読んだのが、怖いもの見たさの始まりです。
これと同じ処刑器具を、イラクのフセイン元大統領長男のウダイ氏が
使用していた報道が、先般ありました。
明治大学刑事博物館に展示されていた器具は、
イタリア・フィレンツェ郊外のサンジミャーノにある『中世犯罪博物館』の
コレクションだそうです。
『拷問の歴史』という本が、河出書房新社から出ていますので
よろしければどうぞ。
>>80 風眠さん
大英博物館では、私も全く同じ行動をとりました。
古代エジプトへの見果てぬ夢(病)を中学生の頃から患っています。
(漫画『王家の紋章』の読み過ぎ?w)
あの黄金のマスクで有名なツタンカーメンの棺に、若き王妃が別れを惜しんで
置いたという、青い矢車草の話に感動したのが始まりです。
王墓を発掘したカーター卿が
「あたりに輝く黄金より、枯れた矢車草のほうがずっと美しく見えた」
と言った話ですね。
ミイラについてですが、ラムセス二世のミイラをX線にかけてみると
奥歯が磨り減っていて虫歯だった、という話をウロ覚えしています。
原因は砂嵐が吹き荒れて、砂塵がパンなどの食事を通し口の中に
常に混ざり込んでいたのが原因のようです。
来世への再生を願ってミイラになるわけですが、現代科学の名のもとに
様々なことが暴かれていくことに良し悪しを感じてしまいます。
『ヨーロッパ拷問展』の書き込みは、物がモノだけにいつもより
時間をかけて推敲しました。恐縮でございますです(汗
83 :
大人の名無しさん:03/11/08 22:07 ID:sdY6DlwM
美の巨人たちage
今日はムンクです。
84 :
大人の名無しさん :03/11/08 22:57 ID:VaYNjxMZ
沖田総司の写真は本物じゃないとしても、トラウマとして残りそうだ・・・
>>風眠さん
俺も「国盗り物語」が一番すきだなぁ。
>>わだつみのいろこの宮さん
「燃えよ剣」はチャンバラ小説の色合いが強くて、男性好みの作品かもしれません。
私は大好きな小説でしたが。
85 :
:03/11/09 00:11 ID:rW31Z4jG
川村記念美術館が好き
一番最初は水戸芸術館の友の会ツアー
2回目,会社の同僚
3回目,妻
4回目,妻&子供
ちょうど,エレファントアートで象がいたので子供も喜んでいたが,
写実的な絵じゃないとまだ難しかったみたいです。
私はロスコの絵のある部屋が好きです。
>>75さん
私にはあれは写真ではなく、絵に見えるのですが。。
まぁ昔は写真と絵の区別があまりなかったのでしょうね。
修正とかどんどん入れていたし。
>>77 風眠さん
モーセの出エジプト記をアニメにした「プリンスオブエジプト」は
お勧めです。モーセかっこいー!とミーハーな私は思ってしまいました。
それの一場面でモーセが壁画を眺めるシーンがあるのですが、
アニメにしかできない演出で、いつの間にかその壁画が動き出して
モーセもその中に入ってしまう、というのがありました。
とても面白くて感心しましたよ。
今日は世界不思議発見をちらっと見たのですが、クレオパトラって
ギリシア系だったんですね。
>>81 ビエンナーレさん
矢車草の話、初めて見ました。いいですね。。
私は皇女和宮が胸に持っていたという写真の主が誰なのかを知りたいです。
彼女の墓が発掘されたときに見つかったのですが、空気に触れて
変化して数時間で見えなくなってしまったとか。
>>84さん
チャンバラですか!いいですね。私は藤沢周平の用心棒シリーズがとても
好きなのでチャンバラ大丈夫だと思います。八双の構え、とかわからんけど
想像しつつ読んでいます。
ありゃりゃ、沖田の写真は近親者によるコスプレでしたか・・・
俺も「似てんの生え際だけじゃん!」って思ったもんなあ。(って今じゃ検証不能だけど)
>ビエンナーレさん
俺もドイツのローテンブルグで「拷問博物館」って所に行きました。
「よくもまあこれだけ・・・」と感心させられるほど罪に応じたバリエーションがありました。
“口喧嘩の堪えない隣同士の主婦を懲らしめるために頭部にかぶせる
向かい合ってわめきあう2匹のアヒルの鉄仮面(分離不能)”なんてものまであります。
風眠さんもビエンナーレさんも大英博物館行かれたんですね。
あそこの鉱物コレクションはイイ!凄く綺麗です。何時間でも眺めていたくなります。
ところでお二人とも“ジンジャー”には会いましたか?
俺は10歳の頃から合計3回会ってますが、こっちはどんどん老けるのに
彼は当然ながら全く変わりませんなあ・・・
88 :
風眠:03/11/09 23:31 ID:S3XPk07D
>>80 ( ´゚д゚`)へぇ<10年前いえば十分その名声は確立していたわけですよね?
それでもストリートに落書きしてたんですか????へぇー
・・・・売れば高いのに・・・・・
>>81-82 ビエンナーレさん
鉄の処女って、棺おけの中に鉄の棘がいっぱいあって.....というあれ?
確か、スコットランドあたりで見たような気が。。。。。。
カーター卿の発掘のお話ですと、潮出版から出ている山岸亮子さんの
「封印」もなかなかよろしいです。
資金に悩みながら発掘に執念を燃やす、青年カーターがなかなかカコ(・∀・)イイ
おすすめの1冊(全4巻)です。
「王家の紋章」は途中までは読みましたが。。。。。。今も続いているのが驚きです。
>>83 ハイ 見ました。83さんはご覧になりましたか?
感想は後ほど。。。。。
>>84 さすがに司馬遼太郎ファンは多いですね(゚∀゚)
89 :
風眠:03/11/09 23:35 ID:S3XPk07D
>>85 川村美術館、まだ行ったことないんですが、一度行ってみたい美術館のひとつです。
ロスコの展示室がよかったとのこと。かなりのモダン好み?と拝察します。
水戸芸術館の友の会に入っていらっしゃるのも通ですね。
水戸芸術館は2度ほど行きました。美術だけでなく、音楽、演劇と
何かと話題を耳にしますし、能動的な活動に熱意を感じます。
水戸芸術館についても、後日書きたいですね。
85さんも是非、川村美術館、水戸芸術館について書込みしてくださいね。
楽しみにお待ちしています。
>>86 わだつみのいろこの宮さん
「プリンスオブエジプト」は見たことありませんね。
わだつみのいろこの宮さんの推薦であれば一度見てみたいです。
というか、出エジプト記はよくわかりまへん(;´Д`)
旧約聖書はよく読んだことないのです。。。。。
>皇女和宮が胸に持っていたという写真
乙女心にいろいろな想像が書き立てられますね。
90 :
風眠:03/11/09 23:47 ID:S3XPk07D
>>87 看板さん
アヒルの鉄火面.....晒し者にして、町を練り歩かせたのでしょか?
それとも何日もかぶせて放置したのかなぁ。。。。。
「ジンジャー」ってなんじゃー(スマソ)と思い、ぐぐりました。(w
そうか、彼(彼女?)は「ジンジャー」というお名前だったのか....
自然状態で乾燥してミイラ化した方....屈葬というのでしょうか?
手足を折り曲げて胎児のような姿勢で葬られているあの方ですね。
>彼は当然ながら全く変わりませんなあ・・・
いや、あそこまで老ける方法も、なかなか普通では。。。。。(w
鉱物コレクションは残念ながら見る時間がなかったのです。
あれだけの大きなハコになりますと、やはり何日もかけないと
全部は見られませんね。
次の機会がもしあれば、是非見てみたいと思います。
「美の巨人たち」ムンク、良かったです。
強迫観念で精神的に参ってる画家というイメージだけあって、
彼の晩年がどうだったか覚えてなくて。。
もしやゴッホみたいに若くして悲惨な最期を迎えたかと思ったら
あんな喜びに満ちた素晴らしい絵を描いていたとは。
彼の絵は不安も喜びも本当にストレートに伝わってきますね。
もし現地で本物をみたら泣いてしまうかも。。
ムソルグスキーの組曲「展覧会の絵」は、
誰もが知っているお馴染みですが
一度、そのホンモノの絵を間近に見てみたいものです。
93 :
ポンタコス:03/11/10 16:47 ID:3TE6rhN/
レンブラントと言えば〜昔「レンブラント」という映画を見ました
レンブラント関係では過去4回ほど映画化されているようですが私の見たのは
77年の物かな?レンブラントライトと言われる斜めから照明を当てる方法で
撮影された画面は絵画のように重厚で「へーへー」と感心させられました
画家の伝記映画ってなかなかレンタル店で見かけませんが
なにかお勧めの作品ってありますか?
>>90 風眠さん
>アヒルの鉄火面.....晒し者にして、町を練り歩かせたのでしょか?
そうです。晒しageってやつです。
そのあと一週間トイレの時も寝るときも繋がれたままです。
>>93 ポンタコスさん
この夏公開された『フリーダ』はご覧になりましたか?
もうすぐビデオ化されるころでしょうから是非観てください。
(つって私は劇場に行きそこねてまだ観てないんですが・・・)
交通事故の後遺症に一生苦しみ続け、コルセット無しでは歩行すら困難だった女流画家。
夫であり画家でもあるディエゴ・リベラ(スチール見る限り役者が異常に似てました)との愛憎半ばする関係。
亡命革命家トロツキーや彫刻家イサム・ノグチとの不倫関係などなど
あまりにもドラマティックな生涯を、この役をやるために女優になったとまで言い切る
サルマ・ハエックが演じます。面白くないわけがないと思います。
(そこまで言うなら観ておけよ>俺)
ゴッホ(謎の生涯ゴッホ)/ロバート・アルトマン監督
お勧めっていうかティム・ロスの演じるゴッホがイメージによくはまってました。
今月はエド・ハリスによるポロックの伝記映画も公開されますね。
>>86 わだつみのいろこの宮さん
皇女和宮が腕に抱いていた写真ですが、
立烏帽子に長袴直垂姿の若い男性だったそうですね。
夫の14代将軍・家茂であったとも、かつての婚約者・有栖川宮熾仁親王
であったとも、説が分かれてるようです。
徳富蘇峰著の『和宮御降嫁』によると、皇女和宮は婦道を弁えた女性
であったとか。自分が亡き後は「将軍のお側に」との遺言により
徳川家の菩提寺である東京・芝増上寺に埋葬されましたが
公武合体の思惑に翻弄され続けた皇女の生涯を、不憫に感じた侍女が
亡骸にそっと写真を忍ばせたのでは、と妄想しています。
戦地で病死した夫が遺骸となって帰城した折、土産に約束した西陣織を
抱きしめて詠んだとされる次の句をみる限り、夫・家茂に1票をそっと入れたい
ところです。(w (現存していれば、最古の将軍写真だったのかも?)
空 蝉 の 唐 織 ご ろ も な に か せ む
綾 も 錦 も 君 あ り て こ そ
>>87 看板さん
「ジンジャージム」君、見ましたよ。
5,000年もの間、顔を覆い続ける彼の心中を察すると「ごめんなさい」と
申し訳ない気持ちで、凝視できませんでした。
ジンジャー君の彼女「ジンジャレラ」さんには、99年に東京・上野で開催された
『大英博物館 古代エジプト展』で逢いました。
>>92 さん
10年以上前に、NHKスペシャルで『革命に消えた絵画』の追跡ドキュメント
として作曲家の團伊玖磨氏が10枚の絵を紹介していたと思います。
NHK出版から、本も出版されていましたが、絶版のようですね。
組曲『展覧会の絵』は、ムソルグスキーの親友で建築家兼前衛画家
であったガルトマン(ドイツ名ハルトマン)の遺作展で受けた
インスピレーションによって作られた、10編からなるピアノ組曲ですね。
40年以上後に、ラヴェルによって編曲され、管弦楽曲として
世に名を馳せる名曲となりました。
「芸術とは、目的ではなく、人々と語る手段である」とは
ムソルグスキーの言葉ですが、彼の音の表現に触発され
日本でも漫画の神様・手塚治虫氏が10編からなるオムニバス形式の
「展覧会の絵」というアニメーションを製作しています。
海外でもエマーソン・レイク&パーマーが「展覧会の絵」を
ロックミュージックとして表現していて、こういった異なる表現方法での
感性のリレーは興味深いところです。
その感性の第一走者であるガルトマンが、何を感じて表現したのかは
こちらの画像でどうぞ ↓ (参考までに。間近でなくてゴメンナサイ)
http://www.tokyo-do.net/moussorgsky/music/music.html
↑
ご丁寧に、ありがとう。
じっくり鑑賞させてもらいます。
100 :
:03/11/11 03:09 ID:u/wwrscH
>>85です
水戸芸術館は常設展示というものがなく,企画展での勝負?しています。
個人的にビビッとくるものもあれば,まったく判らないものまで。
現在はオノヨーコ展をやっています。再評価されているのかな…
もしかして100ゲット
>>94 看板さん
「フリーダ」これはレンタルで借りられそうです(笑
女優さんやる気マンマンですね、イザベル・アジャーニの
「カミーユ・クローデル」を思い出しました、楽しみです
>>95 ゴッホ/ロバート・アルトマン監督、見ました、レンタルで〜
ティム・ロスの顔立ちははまってました、ちょっと達観した哲学者のような
ゴッホ像でしたね、カーク・ダグラス版もあるそうでこちらも見たい
>>87 看板さん
ローテンブルクにも行ったのですかー。私の最も好きな街の一つです。
でもツアーで行ったので早朝散歩ぐらいしかしてないですけど。
拷問博物館に行ったとき、友達に引っ張られてふらふらしていたら
迷子になり、博物館に入れませんでした。。でもいい思い出。
>>88 風眠さん
山岸涼子好きなのでいつか読んでみますね。でも古本屋にはなさそうな予感。
私が好きなのは日出づる処の天子です。
>>89 はいとてもお勧めです。私も出エジプト記なんてわかりません。
この映画はユダヤ人の子供のアイデンティティを取り戻させるとかいう目的で
作られたという噂を聞いたことがあります。
>>91さん
以前ムンクの叫びのビニール人形を見かけたことがあります。
かわいかったな。。
>>92さん
そう言えば私はその絵が存在するかなど何も考えずに音楽を
楽しんでいました。下のレスにあるのが本物?
>>93 ポンタコスさん
>レンブラント関係では過去4回ほど映画化されているようですが
こんなことを知っているあなたに20へぇです。
映画ではありませんが山下清画伯のドラマは好きですw
実際は清ちゃんは自宅に帰り着いてから記憶力で絵を描いていた
らしいですね。
>>96 ビエンナーレさん
なんとそこまで詳しくわかっているのなら、顔を覚えていて「有栖川宮さん
に似てるよ」とかいう証言も残っていないのでしょうか。
私は有吉佐和子の「和宮御留」を読んだので和宮は可哀想なだけの存在
かと思っていましたが、その短歌を見ると家茂ともけっこう幸せな生活を
送っていたようですね。
>>97 その絵はガルトマンが描いた絵なのですか?斜め読みですみません。
私のイメージと合っていてよいなぁ。
團伊玖磨と言えば23日にサントリーホールで岐阜県交響楽団の東京公演が
あります。そこで彼が作曲した交響詩「長良川」というのが演奏されるそう
なので聴きに行ってみようと思っています。
私の好きな池辺晋一郎のトークもあるし、藤掛廣幸という作曲家の作品も
演奏されるのでとても楽しみです。でもチケット取れるかな。
>>101 ポンタコスさん
私も 「カミーユ・クローデル」見ましたよ!
彼女の美しかったことだけしか覚えていないのですが・・・なにしろ十数年前
でしたよね?
「バスキア」の絵はそれほど好きではないけど出演者が見たい人ばかりなので
レンタルしてみようかと思います。
>>105 映画化4回の話はちょっと不確かですので3へぇほどいただいておきます
(伝記でないのもあるようですし..)
山下清画伯のドラマ(裸の大将?)で思い出しました
ウチの母が幼少の頃「山下清が来ているそうだ」と聞いて友人と見に
いったら立ちションしていたそうです。
なんかこの画家を象徴しているようなエピソードで笑ってしまいました
108 :
風眠:03/11/12 17:43 ID:tKuP8PnD
ちょっと いそがしくてレスをつけられませんでした。ごめんなさい。
いくつかかいつまんで、レスさせていただきます。
>>91 ムンクの太陽、よかったです。ムンク=「叫び」という固定概念の持ち主だったので、
本当に驚きました。太陽の放射する大きなエネルギーと、それを受けて命を紡いでいく
地上の生命と、そういう力を見るものに感じさせますね。元気のない時に見たい1枚だと
思いました。
>>92 ムソルグスキーの「展覧会の絵」は、小中学校の音楽の授業で取り上げる
学校が大半なのではないか、というほどポピュラーですよね。
確かに、「どんな絵を見て作曲したんだろう?」と思いました。
>ビエンナーレさん
>>97-98 の詳細なご説明、本当にありがとうございました。
109 :
風眠:03/11/12 17:44 ID:tKuP8PnD
>>94 看板さん
>一週間トイレの時も寝るときも繋がれたままです
うへぇーーーーー(;´Д`)
>>95 >ボンタコスさん
画家や彫刻家の方をとりあげた映画って結構あるんですねぇ......
芸術家のドラマティックな生き方が、映画には恰好の題材なんでしょうか?
わたしは「カミーユクローデル」は見ましたが、あまり映画に詳しくないので、
ほかのものは知りませんでした。参考にさせていただきます。
>>96 ビエンナーレさん
>空 蝉 の 唐 織 ご ろ も な に か せ む
綾 も 錦 も 君 あ り て こ そ
うわーっ 涙が出てきそうです。。。自分が一生を終えるときに、
こんな歌を詠んでもらえるほど、自分を愛してくれる人はいるのだろうか??
110 :
風眠:03/11/12 17:44 ID:tKuP8PnD
>>100 85さん
うんうん。企画で勝負!の水戸芸術館、健闘していると思います。
パイプオルガンを若手の演奏家に解放して、練習と発表の場にしているろころも
いい取り組みだと思いました。パイプオルガンはあるけれど、利用していないホールが
多すぎだと思いませんか?
埼玉にはジョン・レノンミュージアムというのがありまして、オノ・ヨーコさん
の作品ももちろん紹介されます。ご本人が実際にいらっしゃることもあります。
いつも盛況だそうですよ。
>>106 わだつみのいろこの宮さん
>日出づる処の天子
私もこれが一番好きです。
>>110 風眠さん
なんだって〜!(AA略
ところてんのファンがこんなところで見つかるとわ・・・
私は刀自古が好きです (*´д`)ハァハァ
奈良・斑鳩に行ってみたいものです。レンタサイクルして田舎道を
えっちらおっちら走ると楽しいだろうなぁ。
畝傍山に登って往時を偲びたい。
そういや奈良で山岸涼子と里中満智子の原画展やってましたね。
行きたかったけど見のがした。。
113 :
風眠:03/11/14 13:15 ID:FXFBuJOk
ところで、告知です。
**レンブラントを観に行くオフ会**
日 時 : 11月21日 金曜日
場 所 : 上野 国立西洋美術館
展示会を観た後で、感想を語り合いながらお食事をしましょう!
という趣向です。
展示を観る間は各自自由行動として、閉館20時に再度集合します。
興味のある方は下記へメールください。
[email protected]
興味はあるけど地方なので....東京はいろんな展覧会があって
うらやましいです、レポートの方を楽しみにしています
ところでサゲのまま告知でよかったのですか?
115 :
風眠:03/11/14 19:22 ID:FXFBuJOk
>>114 ΣΣ(゚д゚lll) おっしゃるとおり!あげます!(w
116 :
アナ番 ◆ANABAN7HNo :03/11/14 19:24 ID:rpoDfVqU
京都でビンセントギャロの何かあるらしいけど、いつから?
118 :
風眠:03/11/16 01:54 ID:wbojWtjY
>>112 ちょっと興味ありますね、山岸さんと里中さん....
我々の世代には重要な人物ですね。(w
>>114 いよいよ みんなでレンブラントを観に行くのも1週間を切りました。
展覧会後、語り合うのが楽しみです。オフレポ出しますからね。
>>116-117 なんかおもしろそう&なんか、とってもイイオトコ!と思いました(w
田町なら遠くないので行ってみようかな????
119 :
風眠:03/11/16 22:49 ID:wbojWtjY
今日の小ネタ
東山 魁夷の展覧会が、来年明け早々に横浜美術館で開催されると
日経新聞に書いてありました。
実は、日本画の展覧会というものに足を運んだことがない無粋者です。
今度の展覧会には行こう!と、決心しました。
横浜美術館には2年ほど前に行きました。
ダヴィンチの
120 :
風眠:03/11/16 23:03 ID:wbojWtjY
>>119 すみません、途中で書き込んでしまいました。(汗
横浜美術館には2年ほど前に行きました。
ダヴィンチの「白貂を抱く貴婦人」を含む、ポーランドのチャルトリスキ美術館の
コレクションを展示してありました。
ダヴィンチ独特の、神秘的な表情の女性像をしばらくしげしげと
眺めてみましたが、絵にこめられた様々な寓意の解説を読んでみても
やはり、あの「含み」の意味の半分も私には理解できません・・・・
ダヴィンチのように神に愛された天才を理解するには、
恐らく私は凡才すぎるのでしょうwwwww
土曜日に初めて歌舞伎座に行ってきました。
勿論、片岡仁左衛門を見たいといういかにも私ながらのミーハーな
理由からですが、とても楽しめました。
お目当ての仁左衛門は3階席から眺めてもそれはそれは格好よかったです。
でもお話も面白かったです。友達が詳しいあらすじを書いた本を持ってきて
くれていたので非常に役立ちました。
せりふは殆ど聞き取れないのではないかと恐れていましたが、なんとか
わかりました。3幕目はドタバタの喜劇的部分があったり、菊之助が文楽人形
になりきったりといった趣向で楽しめました。
一幕見ならば1500円程度なので皆さんも一度足を運ばれると新たな世界が
開けるかもしれません。
私は来年も主に仁左衛門の公演を観にいこうと思っています。
先日、所用で鎌倉方面へ出掛けてきました。
歴史を刻む名刹の彫像や、折々の花の美しさも和むところですが
神奈川県立近代美術館をはじめとする、幾つかの美術館も
土地に縁を感じることができ、一興です。
今回は、鎌倉山にある棟方板画美術館へ足を運んできました。
棟方志功の作品は既出の大原美術館をはじめ、出身地である青森に
棟方志功記念館、疎開先であった富山の福光美術館など、精力的に
活動したエピソードに違わず、多くの作品が縁の地に収蔵されています。
鎌倉山はアトリエを構えていた場所で、没後に美術館にしたようですね。
版画家として世界的に名を馳せた御仁ですが、「わたばゴッホになる」と
ゴッホに深く感銘を受けていただけあって『太陽花』と題されるひまわりの花を
はじめ、油画ばかりの展示で、板画のない棟方志功展を初めて体験してきました。
板画にせよ、油画にせよ、書にせよ、ダイナミックで躍動感あふれる作品は
一貫していて、故郷の青森のねぷたや凧を彷彿させます。
また、極度の近眼と苦学生であったというハンディを背負いつつも
創作活動を続けた生きざまにも惹きつけられます。
今年は生誕100年にあたり、記念の展示が各地で開催されているようです。
■棟方板画美術館
http://www.path.ne.jp/~kei/munakata/munakata.html ■鎌倉の美術館他
http://www.kamakuratoday.com/plan/art.html ※棟方志功が「版画」を「板画」と表現したことを尊重し、表記を変えた箇所があります。
>>119-120 風眠 さん
東山魁夷や平山郁夫を代表とする現代日本画は、
日本画の伝統的な手法をしっかりと基礎に据えながらも、華やかで艶やかな
色彩を時に用い、巧みな和洋折衷から派生した、独自の日本画であると感じます。
東山画伯の作品は、光と影の、「影」の描き方がとても素晴らしいと思います。
画伯は苦学の末にドイツ留学を果たしており、日本画を学ぶ前は
油絵を描いていた、という話も頷けます。
モーツァルトを好まれて、よく聴いておられたそうですよ。
ダ・ヴィンチについては、またの機会に(含笑w
かなりの美貌の持ち主だったとか、鏡文字を書く人であったとか
興味深い逸話がありますね。
>>121 わだつみのいろこの宮 さん
片岡仁左衛門、優男でイイ男ですよね〜(*´д`*)ハァハァ
片岡孝夫時代、かなり入れ込んで贔屓にしていました。
玉三郎との絡みなんぞは血管切れそうでしたね....w
歌舞伎に限らず、舞台『ハムレット』や映画やTVドラマの御姿も
それはそれは麗しくて溜息が出ました。
仁左衛門を襲名してからは、とんと御無沙汰でしたので感慨深い話題です。w
いわさきちひろ いいねー。そんな波乱ばんじょーな人生だったんだね。
127 :
ポンタコス:03/11/18 19:57 ID:qxf9CMQB
一昨日「情熱大陸」面白そうなのやってましたね「画商、小山登美夫」
丁度「迷宮美術館」を見ていたので終わりの5分だけ見れました
「迷宮〜」で仕入れた雑学
子供に羽の生えた天使像のモデルは・・・・・・キューピッドである へーへー
128 :
アナ番 ◆ANABAN7HNo :03/11/18 20:00 ID:V7IM2TpT
>>127 そっか キューピッドはエロス、ビーナスの子供。
天使じゃないんだな。
イメージ的に混同してたよ。
定期オフ板の美術館スレに時々顔出してるものですが
土曜日午後に黒田記念館と国立博物館見るつもりです。
興味ある方いますか? (見学時は自由行動です)
131 :
わだつみのいろこの宮:03/11/19 22:08 ID:6LOeRQoT
>>127 情熱大陸ってやってる時間をきっちり把握していないせいか、ああ見逃した!
ということが多い気がします。その時間何をやってるんだろう。
>>130 こんな過疎板まで出張ありがとう。オフスレ見ましたが、残念ながら土曜日は
用事があっていけないです。ごめんね。
折角なのであげておきましょう。
今、広島にモネが来ていますね。
もう何年もの間、私の部屋には贋物の睡蓮が咲きっぱなしw
なんとかして見に行こうと思っています。
133 :
風眠:03/11/20 17:24 ID:V3x6HbWi
>>わだつみのいろこの宮さん ビエンナーレさん
歌舞伎ですか・・・いいご趣味ですね。
スーパー歌舞伎を観たことはありますが、本歌舞伎は観に行ったことが
ありません。一度くらい行ってみたいです。
>>127 ボンタコスさん
へぇへぇへぇ
>>129さんと全く同じに混同していました。(苦笑
>>130 黒田記念館の「智、感、情」ですね。一度みたいと思っているんですが、
木曜と土曜だけしか開館しないところが、行きにくいです。
お誘いありがとうございました。予定があるのでいけないのが残念です。
130さんもどんどんこちらのスレにご参加くださいね。
>>132 モネの睡蓮、実物を見ると、大変癒されます。
是非、機会を作ってみてきてくださいね。そして、ご感想をUPお願いします。
134 :
風眠:03/11/20 17:30 ID:V3x6HbWi
>>125 わだつみのいろこの宮さん
安曇野あたりには小規模な博物館や美術館が点在していて、
ちょっとドライブがてらに寄る楽しみがありますね。
いわさきちひろ美術館は前から存在は知っているのですが
まだ寄っていませんが、トンボ玉博物館には行きましたよ(w
トンボ玉作りの実演がおもしろくて、自分でもやってみたくなりました。
戦没画学生の作品を集めた無言館.....
自衛隊を海外へ送り出そうかという世相を考え合わせながら見ると、
いろいろ考えさせられそうですね。
135 :
風眠:03/11/22 11:15 ID:t0TwfqrT
オフレポです
11月21日(金)レンブラントを見に行くオフ
3名で国立静養美術館をのしのし歩いてきました。
鑑賞は独立心旺盛な各人が、それぞれ自分で見て歩けるよう、
完全にフリーで行いました。
出展作品ですが、レンブラントの油絵は10枚、そして、
レンブラント工房の油絵が4枚、レンブラントの版画多数。
あとはレンブラント工房などで修行したレンブラント派と呼ばれる
画家の油絵です。
レンブラントと言えば「肖像画」というイメージが強いのですが、
今回の出展にはキリスト教をモティーフにした物語画が集められています。
私が興味深いな、と思ったのは、「ヨセフを訴えるポテパルの妻」。
レンブラント自身の作品と、レンブラント工房の作品とが
隣同士に架けられていますので、そのタッチの差などを存分に
見比べることができました。
ところで、レンブラントの描く人物っていつもどこか「悪い人」に
見えませんか?私だけなんでしょうか......。
風眠さんお疲れ様でした(この挨拶はおかしいか)
見ごたえのある展覧会だったようですね、最近は忙しい事を言い訳にして
なかなか美術館に足が向かないです、見ればなにかしら感ずる事が出来るのに.
最近食玩でミュシャコレクションが発表されてました
コレはぜひとも手に入れたい!
ところでこのアルフォンス・ミュシャ、日本で紹介されていた頃....
ムカと紹介されていました ヘーヘー
ミュシャの絵はイラストっぽい感じで、今でもカッコエーデスナー
>>風眠さん
オフ幹事おつかれさまでした。レンブラントの作品自体が少なかったですね。
版画はまじまじと見て「こりゃ完成してねーべ」と思うような作品もあり
なかなか興味深かったです。
エッシャーと比較するのがいけないのでしょうか。
写真という表現ががなかった当時、事物をリアルに描くための執念って今の
人には想像が尽かないのかもしれません。
常設展は駆け足で観たのですが、私の好みの作品は少なかったなぁ。。
次は遠方の美術館に繰り出すオフとか面白そう・・・
>>136 ポンタコスさん
なんだってー!食玩でミュシャ!?
ミュシャは私の好きな画家の一人ですが、数年前復刻版が出てましたよね。
私はとある画廊に観にいったのですが、一枚数十万円だったように思います。
ところが今ぐぐってみると一枚3万円ぐらいから売ってあるようなんですけど、
リトグラフと版画は違うものなんですか?
それともアフォな私が悪質な画廊にカモにされそうになっていたのでしょうか?
私が当時聞いた話ではミュシャの死後50年たってようやく彼の遺言にそって
復刻できた。全世界で一件あたり300枚とかしか刷らず、原版は廃棄されるので
再度復刻されることはない。とかいう触書だったのですが。
ビエンナーレさん教えてちょ。
しかしその復刻版の色調は私を驚かせました。非常に鮮やかでした。
ミュシャってセピア色のイメージがあるけどあれって単に経年変化だった
わけですね。もともとからあんな色かと思ってました。
私は花のシリーズ、とくにユリが好きです。
>>135 風眠 さん
レンブラント展オフ会、大変お世話になりました。(亀レス陳謝)
「独立心旺盛」で「のしのし歩く」は、ヒジョーに適切な表現で、苦笑いです。(w
>ところで、レンブラントの描く人物っていつもどこか「悪い人」に
>見えませんか?私だけなんでしょうか......。
これは風眠さんの感性が、レンブラントの本質に触れたのだと思います。
彼の作品には自画像を含めた肖像画や人物画が多く描かれいて、
こちら側が絵の中の人物をみているつもりでいても、いつの間にか
絵の中の人物にみられている、といった錯覚に陥ることがあります。
鑑賞する人間の目を意識し、絵の中に巻き込んでしまうという演出力が
非常に巧みであると評されるのも頷けます。
今回の展示には、聖書がテーマの作品がいくつかありました。
ルカ福音書は「自分こそが罪深い存在である」と自覚することの大切さが
教えの根底にありますが、普通ならば、罪人はおどおどと後ろめたい表情に
描かれるところが、レンブラントの手にかかると堂々とした崇高な姿に描かれています。
人間の心の機微を一瞬の表情で表現し、次の展開への想像を掻き立てる
この「逆転の発想」は、レンブラントならではの画期的な表現方法とされています。
レンブラントの作品は、複雑で深い陰影が特徴ですが、その陰影によって
何を浮き彫りにしたかったのだろうか、と其々の作品を前に考えさせられました。
自由に絵を描くことができない制約の多い時代に、己の才能への自負と
画家としての野心に苦しんだ心の闇が、作品の陰影をより濃くしたのでは感じています。
レンブラントは重度の鬱病を患っていたという記録があり、非常に興味を惹くところです。
>>139 わだつみのいろこの宮 さん
ご指名ありがとうございます。(w
アール・ヌーヴォーも版画も、あまり詳しくないのですが、わかる範囲でご容赦ください。
>リトグラフと版画は違うものなんですか?
リトグラフは版画の一種です。
版画には、リトグラフ、銅版画(エッチング)、シルクスクリーン、木版画など数多くの種類があります。
リトグラフは、油が水をはじく原理を用いた平板で、石灰石に油性の解墨、鉛筆、クレヨン、
チョークなどで作画します。最近は、亜鉛版やアルミ版や転写紙を使って制作しているようです。
アルフォンス・ミュシャの復刻画についてですが、同じ作品なのでしょうか?
ミュシャの作品は、オリジナルは殆ど残っていないとされているので
厳しい条件をクリアした復刻画に、桁数の違う価格がついているのは少々疑問です。
世界の主要作家には、オリジナル版画の全作品を網羅した総目録全集があります。
このカタログ・レゾネを見れば、各作品の制作年月日、使用した紙、限定枚数、署名の有無、
題名、紙サイズ、イメージ(版面)サイズ、作品写真が掲載され一連番号がついています。
版画専門の画商やコレクターの間では、鑑定書が無くてもこのレゾネと照合し判断しますので
商取引などには不可欠のものだそうです。
ミュシャの作品は復刻画が多いので、一概に言いきれないものがあります。
できれば何度でも画廊に足を運んで、質問を浴びせまくり作品をじゅうぶん吟味した上で
購入されることをオススメします。
時間差一人ツッコミワラタw
144 :
じぇむ:03/11/26 17:37 ID:TTgF31/t
>>141 ビエンナーレさん
詳しい説明ありがとうございます。
紹介してもらったスレを見ると どうもミュシャ財団、そして画廊
ARC○はアヤシイ。ここで版画を買った人はご愁傷様とまで書かれているね。
少しがんばってオリジナルを買うべきなんでしょうね。
でも私は心の中に画廊がありますので買わなくても大丈夫なんです。
ミュシャ作品は芸術ではないと言う人がいますが、「So what?」てな
気持ちです。手塚治虫の勢いのある線や高級車ジャガーの流麗な
フォルムに美を感じる私が異端者なんでしょうかね。
何を芸術として捉えるかは人それぞれのような気がします。
ビエンナーレさん詳しいですね 絵画関係の仕事をされてるんですか?
伊藤園のカンコーヒーはコンビニなどに行った際には気にして探してはいるけど
見たことがありません、あれならば大きな版画を飾るより小さい私の部屋に
ピッタリなのだけど....
>>144 >何を芸術として捉えるかは人それぞれのような気がします。
激しく同意いたします。(w
何をどう表現するかも、人それぞれだからこそ趣きがありますね。
ミュシャの作品には、「美」がわかりやすく存在し
日常的に愛好できる良さがあると感じます。
ポスターや挿絵を生業としていたわけですから
複製を前提とし、わかりやすく親しみやすいものを求められ、
それに十分応えた職人技だと思います。
「アール・ヌーヴォー」=「新しい芸術」ですし、
多くの人の心を魅了している時点で立派な芸術ではないでしょうか。
>>145 ボンタコス さん
はじめまして。
えーっと、ワタクシは素人でございます。(;´Д`)スミマセン
姉が学生時代に絵を描いていたり、自分自身も絵が好きだったり
バイト先が画廊だったりで、少しばかりゲージツに造詣がある程度で
素人同然です。ウザイ長文を連ね、お許しを!
美術品を鑑賞する際は「はぁ〜、いいなぁ」「ワケわからん」
この2つのセリフで終了です。
面倒臭がりやなので、パンフの能書きも読みません。(w
ただ、人に感想を求められたときや感動を伝えたいときに
もう少し具体的に表現できればなーと痛感したこともあって
トレーニングがてら書き込ませていただいています。
風眠さんのスレにお邪魔して「知っているようで知らなかった」ことを
あれこれ勉強させていただいて、皆様に感謝カンシャの連続です。
おっと肝心ことを....。
ミュシャのラベル缶は、伊藤園の自販機が狙い目のようです。
ボンタコスさんは関西方面にお住まいですか?
堺市のアルフォンス・ミュシャ館へは出掛けられましたか?
http://www.sakai-bunshin.com/bunka/b03.html
ビエンナーレさん なるはど伊藤園の自販機は気が付かなかった〜!と探して
みると意外と近くにあり無事4種類コンプリ出来ました、有難う御座います
う〜ん、やっぱり狭い部屋に良く合う
私は九州在なのです、トホ
先日「美の巨人」は中村彝でした、高校生の頃読んだ伝記で
ずいぶん難しい性格の人だなとイメージしてました(内容を忘れているので
イメージだけ)俊子との悲恋はたしか当時手の早い事で有名だった東郷青児に
取られてしまい相当激怒した、という話ではなかったかな?
詳しくは忘れています、みなさんどうでした?
149 :
風眠:03/12/01 18:58 ID:qlwX0Og/
ちょっと間があいてしまいました。すみません。
>>148 ボンタコスさん
中村彝さん、全然知りませんでした。
人物がが(・∀・)イイと思いました。
ボンタコスさんは高校生のころ伝記をお読みになったんですね。
結核にして夭逝、悲恋などと聞くと少女マンガチックな妄想に浸ります。
ところで、アールヌーヴォーの話題が続いていてふと思い出しました。
全然違うんですが、アールデコの美術館・・・目黒の東京都庭園美術館です。
最初に訪れたのは、「ヨーロッパの花嫁衣裳展」という、昔からの
ウェディングドレスの変遷の展示でした。
ドレスそのものの変遷も去ることながら、まだ10代の始めのころに
嫁いだのか、その衣装の小ささや、時代を下るごとに体型が変化して
どんどんドレスのサイズが大きくなることがおもしろかったです。
しかし、何よりも、美術館そのものの建築の美しさや、
アールデコ様式の調度などのすばらしさに驚きました。
150 :
風眠:03/12/01 19:06 ID:qlwX0Og/
その後、この美術館にも何度も訪れましたが、
この美術館ならではの企画展がいいですね。
今まで観た中では、カルティエの宝飾、時計の企画展がよかったです。
アールデコのお屋敷の中で、大きなダイヤのついたティアラや首飾りや
腕時計、懐中時計など、どれもすばらしい細工で、一回り観ただけで
まぶしさにめまいがするほどでした。
旧朝香宮のお屋敷で、そのようなジュエリーをまとった人々が
舞踏会のために広間に集まる・・・・などという光景を想像しただけで
優雅な気分に浸れたものです。
美術館はもちろん展示そのものも大切ですが、美術館という
建物もまた重要なのだということを教えてくれた美術館です。
あぁっ!風眠さん説明が舌足らずでした、「美の巨人」では俊子との破局が
親の反対により悲恋とあったので...たしかもっとドロドロした話でした
画家の伝記って読んでて面白いですよね、人間的にも起伏の激しい人が多く
自分の欲求に正直だからよりドラマチックな展開になります
(身近に居たらいやなのかも)
レンブラントに影響を受けた画家には他に鴨居伶なんかも居ますが
この人の伝記も面白かった(記憶が...)あります
152 :
わだつみのいろこの宮:03/12/07 20:50 ID:2sii2c0I
>>149 風眠さん
私は庭園美術館の企画展だと「ルネ・ラリック展」だったかな、それに行きました。
アールヌーボーのガラスとアールデコの建物どちらも楽しめてよかったです。
ガラス製品好きなんですよ。
昨日の美の巨人達はナレーターの小林薫が出演しててスペシャル版でしたね。
私は適当に流してみていたのであまり内容を憶えてないんですけど。
小林薫がしぶくてかっこよかったー。
失礼致します。
レンブラントいいですね。私も一人で見に行く予定です。
カキコしてはいけなかったようですね。
大変失礼致しました。
155 :
風眠:03/12/19 23:08 ID:AcQBOnYg
>>153-154 ずらぷまXXさん
大変失礼致しました。ちょうど、あなたがお越しになった日に
アク禁に見舞われ、「あ、明日レスしよー」と考えていたまま
忘れ去っていたのでした・・・・・・申し訳ないです。
当方、専用ブラウザ使用しているため、新着レス数が0だと、
あえてスレッドを開いて確認しないという私の慣習も手伝っています・・・・。
また、大層間の悪いことに仕事が忙しくて、このスレはしばらく放置しよう!
と思っておりました・・・・・
(だって、長文書いたりするのにすごく時間がかかるんです・・・(´Д⊂ )
長々と弁解を書き連ねましたが、
___
,∠==、ヽ `i'ー- .
/ ヽ| 「`'ー、`ー、
l ミ| / `ー、ヽ ごめんなさい、歓迎してますので
j R|イ ー-、. ノ7┐ 再度のお越しをお待ちしてます・・・・・
`Vハハハ/ヽ.「~ ̄ `''ァf‐┘
. `、 }ー-`、__..._/::l
`|:::::::|ヽ/l:;:;:;|
. |::::::::l:::::::::::::::l
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l:::::::::l::::::::::::::l
l;::::::::{:::::::::::::l
`iiiiiiiハiiiiiiiij´
∠-、レ'ヽ〃〕
あ…。そんな恐縮しなくても(汗
マターリとしていたのをお邪魔してしまったかと思いました。
基本はロムですが、レンブラント好きだったものでつい…。
これからもガンガッテくだされ♪
157 :
風眠:03/12/20 12:05 ID:fMikcF2w
>>156 レンブラントを観に行かれたら、是非感想をお書きください。
ところで、私の中では(何度も今まで書きましたが)
レンブラントといえば肖像画、という図式が出来上がっています。
日本の美術館の収蔵品はどちらかと言えば肖像画の割合が少ないので、
初めてヨーロッパの美術館に行った時に、その肖像画の多さにびっくりしました。
(あと、宗教画も多いですね)
また、肖像画の肖像画としての価値以上に、その芸術性の高さにも圧倒されました。
私が始めて行ったヨーロッパの美術館はエジンバラのスコットランド国立美術館です。
やはり肖像画がたいへん多かったのですが、何より興味深かったのが、
画家というブランドというよりは、地元の名士として名高かったような人々の
肖像画が大切に展示されていたということです。
(多分、画家も地元では有名なんでしょうが、浅学の私にはわかりませんでした)
そして、肖像画の中の人々がまとう衣装も、スコットランド独特の
民族衣装であることが大変多いわけです。
また、展示室で観覧者を案内したり、ちょっとした質問に答える係りの人が、
これもまた地元のボランティアだったりするわけです。
158 :
風眠:03/12/20 12:11 ID:fMikcF2w
こういった体制は、美術館にやってきた地元の人々に
自然と郷土愛を植え付け、地元民としての意識を高めるのだろうなぁと
妙なところで感心してしまいました。
付け加えれば、私もちょっと係の方とお喋りなどしてみましたが、
たいへん心の温かい人で、広い館内のあの絵やこの絵がおすすめだよ、
あれは地元の〇〇さんという歴史上の人だよ、などと親切に説明してくれました。
ちなみに、英語はやはりとてもわかりにくかったですが(w
美術とプロバガンダの関係にちょっと思いをめぐらせた美術館でした。
159 :
ポンタコス:03/12/20 12:29 ID:32yjIKeg
あぁっ、久しぶりに上がってる!
このスレこのまま落としてしまうのかと思ってました
風眠さんいろいろな所に行ってるんですね、スゲ〜
浅学の私ですがチビチビ書き込ませて下さい
最近は博多人形新作展ぐらいしか行ってませんが...
160 :
風眠:03/12/26 10:13 ID:83boZttX
>>159 ボンタコスさん
暮れも押し迫ってきて、あわただしい気分のせいか、
なんとなく美術館スレからは遠ざかっています。
また年が明けて落ち着いたら、ぼちぼちいろいろ書こうかな、と
考えています。それまでは.....小休止ということでお許しください。
あけおめです。
結局レンブラント見れませんでした。
宗教画の織り成す陰影からいろんなことを無理やり感じるのが好きなのに。
当方、まったくの無知ですが今年は現代アートを中心に行きたいと思っております。
たまにカキコしますので宜しくなのです。
162 :
ポンタコス:04/01/03 20:53 ID:fd/54Y7j
ホイ、久しぶりにアゲ!
本日11:50からNHKで「世界美術館紀行」がありますね
興味がある人はカズノコを食べながら世界を巡りましょう
163 :
ポンタコス:04/01/03 20:56 ID:fd/54Y7j
おっ!レスが少ないスレでほぼ同時カキコ
ちょうど今テレビ欄見てここに書き込もうとしたところです。
また夜更かししてしまう。でも楽しみだ。。
165 :
月の化身:04/01/03 23:30 ID:aNhZMbgq
渋いスレ
あっという間に新年ですね〜、ご無沙汰しています!
今年も、心打たれるゲージツ作品と巡り逢えますように♥
そして、皆様よろしくお願い申し上げまする(゜ー゜)ノ
>>161 ずらぷまXX さん
はじめまして。現代アートは詳しくないので、楽しみにしています。
レンブラント、また何処かで逢えるといいですね。
>>162 ポンタコス さん
ヤター・゜゜・*:.。..。.:*・゜ヽ(*‘∀‘)ノ゜・*:.。. .。.:*・゜゜・*
その番組、知りませんでした。
教えてくださってありがとう!(chu
カズノコ食べ尽くしたので、栗きんとん食べながら
世界を巡ることにします。
>>164 さん
電波を通じて、同じひととき(長いけれど)ご一緒しましょう!
167 :
風眠:04/01/04 00:33 ID:aurRyFo9
>>162 ボンタコスさん
。゚(゚´Д`゚)゚。ウァァァン 見損ねましたぁぁぁぁぁ
さて、みなさんあけましておめでとうございます。
またことしもぼちぼちとやっていきましょう。。。。。
まず今年は東山魁夷展を楽しみにしてます・・・・・。
昨晩の教育テレビはなかなかよかったです。
どのお正月番組より見ごたえがありました。
いくつか過去に見たものもありましたが。。
死ぬまでに一度は訪れたい美術館ばかりですね。
風眠さん明けましておめでとうございます。
東山魁夷展は関西にも来るのかな。。?
169 :
わだつみのいろこの宮:04/01/07 23:17 ID:IJIIiqRl
170 :
大人の名無しさん:04/01/08 17:49 ID:cPYNj3q5
171 :
風眠:04/01/19 17:39 ID:0tpw1K5e
みなさまお久しぶりです。お元気でしょうか?
冬の季節は何かと忙しいです。。。。
美術館に行ったり、本を読んだり、そういう心のゆとりに欠けがちに
なるのがいかんなぁ。。。。
ところで、久々に「美の巨人たち」を見ました。
フランク・ロイド・ライト設計の旧帝国ホテルでした。
建築物が美術という範疇に入るのか???と少々疑問を感じつつも、
やはり見惚れるほどの美しさに圧倒されます。
旧帝国ホテル玄関は明治村に移築、保存されているわけですが、
往時の写真など、あまり見る機会のないものを見ることができて、
「ホテル・ラヴァー」の私としては大満足の30分でした。
どんなホテルも、内装にはそれなりに気を使い、予算の許すかぎり
ディテールに凝るものなのですが、やはり、旧帝国ホテルの内装は
写真を見ただけでも、その個性や美しさは群を抜いているように
思いました。今ごろあのような凝った内装を建物中に施せば、
大型デラックスホテルが一体いくつ建つほどの建築費になるのか
想像すらつきません。。。。
往時の帝国ホテルに入る機会がなかったことが大変残念に
思われました。。。。
「美の巨人たち」はだいたいいつも観てますビチ(`3´)
173 :
わだつみのいろこの宮:04/01/21 23:42 ID:WKynTTux
>>171 帝国ホテルって今の建物はたいしたことないんですか?
天井の高い建物は気持ちいいですよね。だからホテルのラウンジなどは
とても好きです。
西洋建築の高級ホテルには泊まったことはないのですが、湯布院「玉の湯」
には泊まったことがあります。そちらは平屋作り、渡り廊下で各部屋がつながって
いてコロコロした猫がたくさんいて落ち着くところでした。
湯布院といえば美術館も多いですね。私は末田美術館が好きです。
現代彫刻がたくさん置いてあります。白と黒のモノトーンが多いです。
ttp://www.jalan.net/kanko/SPT_163913.html 中庭にもいくつか置いてあって、それらは苔むしており、見ていると心が落ち着きます。
かなり前だけど
イスラエルの現代美術はとってもよかった
苦悩する人のアートていうのは、かなり来るっす。
制作の動機として、苦悩とかネガティブな要素って強いよね。
イスラエルの現代美術、なかなか興味深いです。
私はメキシコの壁画運動。。シケイロスに興味があるけれど
どこで何を見たらいいのかよくわかりません。。
176 :
174:04/01/22 03:50 ID:OFwJ6qbs
>175
我が身に鞭入れるような自虐的な要素がキリスト教とユダヤ教にからんだ上、
民族の歴史と中東問題をしょって現代美術していました。
それでも複雑にならなくて肩肘はらずに美術していたので面白かったっす。
それは面白そうですねえ。日本でも見れる機会はあるのかな??
その時はぜひ行ってみたいです。
わたしの観たイタリア現代美術展は
むっちゃ明るくて陽気でユーモアとユニークさの宝庫だったニャ。
イタリアだと通りのガキや牛乳配達の兄ちゃんまでデザインや美術にうるさいそうだよ。
イタリアはイイ!
リヒャルト・パウル・ロゼ
現代のデザインの基本と応用がギュッと濃縮されていた。ような気が(弱気)
またーり版バウハウスというか…まだやってるよー。
181 :
大人の名無しさん:04/01/25 17:50 ID:y+ItgXoi
渋谷の松濤美術館って、まわりにある豪邸の数々の方が美術館っぽいよね。
小市民の私は「どれが本物だよー?」って感じですた。
今日 中国から来たかたを東京案内したのですが、浅草のサントリービルを見て
あれはなにかと訊かれました。さすがに「通称う○こビル」だとは教えられず、
「無意味、芸術、Suntry建物」とだけ筆談したのですが、よかったのでしょうか。。
183 :
風眠:04/01/26 11:51 ID:gk7C7rVc
>>172 アナバナナさん
今度はご感想も是非。
>>173 今の帝国ホテルですか?う〜ん いわゆる普通のホテルだと思います。
私は卒業記念パーティーで帝国ホテルに行ったことがありますが、
銀器がたいそうすばらしいものだったことが印象に残っています。
ナイフとフォーク、重すぎて落としちゃうんですよ(爆
重厚な細工が施されておりました。
>>174-176 美術に限らず、映画、演劇、音楽、といった芸術全般で
人間の苦悩をとりあげたものは多くの人の心を打ちますね。
芸術が人間の心の表現であり、特に苦しみの気持ちを発信する人に対し、
多くの人がシンパシーを抱くからなのでしょう。。。。
キリスト教の宗教画に磔刑をとりあげるものが多いのも
喜怒哀楽という精神活動のうちでも、苦しみにはより共感を
得やすいからなのでしょうか?????
メキシコの壁画運動、はじめて聞きました。
ぐぐってみまして、なるほど。。。。。
ttp://www.cafe-mexico.com/infobasica/bellasartes001.html 壁画、天井画などは移送することができないので、
実際にその地に行かなければ、実物を観ることができないのが
難しいところですね。
187 :
風眠:04/01/29 10:32 ID:CYANBaHV
>>178-179 イタリアといえばまずはルネサンスに走りがちなのですが、
実際には現代美術や工芸デザインなどもよさそうですよね。
>>178さんがご覧になったのはどの美術展だったのでしょうか?
もしよろしければリンクなどをご紹介ください。
>>180 工芸デザインにはとても興味があります。
こちらも詳細などを教えてください。
>>181 全くおっしゃる通りですよね。松涛美術館に至るまでの
道のりの楽しいこと。。。。
庶民の想像力をはるかに超えた街ですよねw
>>184 堪能させていただきました!ありがとうございました!
廃墟フェチになりそうw
自称ホテルラヴァーの私ですが、実際に泊まるよりも
ホテルのインスペクション(内覧)が好きです。
ツテなどがないと難しいのですが、自分ではゼッタイに泊まれない
一泊○○万円の部屋、特別な内装を施した部屋、ペントハウス等々
見る部屋ごとに趣が違って興味深いです。
188 :
風眠:04/01/29 10:35 ID:CYANBaHV
>>185 ビエンナーレさん
「美の巨人達」見損ねました。゚(゚´Д`゚)゚。ウァァァン
横浜美術館では前期・後期で作品の入れ替えがあるんですかぁ!
しまった。。。。。多分、後期に見に行くことになると思います。
2回逝くようにスケジュールを立てておくのでした。。。。。
フェルメールに関する情報もありがとうございました。
必ず逝きます( ̄¬ ̄*)ジュルリ
>>184 >>186 ○んこ話。。。。(;´∀`)
腐ったゼリーの寄せ集めのオブジェが出展されたらしんですけど、生ゴミと間違われて
勝手に捨てられたそうです。作者が怒ったらしい。でも腐ってるから嫌な匂いがしたそうです。
>>189 それはどこの展示会の話しですか?良かったら教えて下さいませ。
191 :
大人の名無しさん:04/01/30 21:45 ID:Zl+aFfEN
ぜりーじゃないけど、森美術館ではオノヨーコの作品で、
林檎が腐っていく過程を作品にしているものがある。
1ヶ月ほど前にみにいったけど、 今どうなってるのだろう。
192 :
ポンタコス:04/01/31 19:47 ID:ktsWxDFN
今日の美の巨人たちはアルチンボルドです、ルーブルで見たのかな?
この時間帯はうっかり見過ごす魔の時間帯ですが
チョット期待してます(ドラマ部分は苦手なんだけど
>>189 現代美術はなんでもありですね
中には自分のおしっこと血液で満たされた水槽に
マリア像を沈めてある物までありました
>>192 イギリスでは、遺体をスライスして断面を見せるアートをテレビで見ました。
砂漠に自分で穴を掘って、穴の中から月を見るのも雑誌で見ました。
アートの提議って何なのでしょう。
私は光と音のアートとか、反応するCGとか巨大なプチプチで出来た家とか
可愛くカッコイイのが好きですね。
>>185 ビエンナーレさん
魁夷(って変換候補に入っていたのでびっくり)の画だと、CMでちらりと見た
一本道を大きく描いたものが気になっています。
二期に分けて展示だったのですか。どっちに展示されてるのかなぁ。
サイト見ればわかるのかな。
それとう○こビル情報ありがとうございました。
確かに炎に見えないこともないですね。
しかし幼稚園児は誰かに教えられて「う○こ」だと認識しているのか、自分で
考えて認識しているのか気になるところです。
>>189 ボルシチョフさん
腐ったゼリー。。きっと匂いまでもが芸術なんでしょうねぇ。
そういえば昨年、ドイツの現代美術の展示館で首吊り遺体が発見されたのですが、
現代芸術のなかに埋もれていて数ヶ月誰も気づかなかったとか。コワ
>>192 ポンタコスさん
工工エエェェ(AA略
その展示の説明だけで吐き気を催してしまうのですが、実際の展示の前では
どうだったんでしょうか。
しかし自分の作品に対してなんらかの反応が発生するのを見るのは作者は
うれしいでしょうねぇ。
だいたい現代芸術だと観覧者は「フーン・・・」で通り過ぎてしまいますからね。
すごい連続投稿してしまいました。
実は皆さんに指南して頂きたいことがあるんですよ。
今月半ばにチェコのプラハに遊びに行くのですが、お勧めの博物館・美術館は
ありますか?
地球の歩き方で見た限りでは、スメタナ博物館、ドボルジャーク博物館、
モーツァルト記念館、ムハ(ミュシャ)美術館、エゴンシーレ記念館などは行きたい
と思いました。
それと国立の美術館、博物館がいっぱいでどれに行ったものやら。
プラハに滞在するのは2.5日で買い物など殆どしないので、まぁ全部回れない
こともないのですが。
>>193 スライスした人体は前でも話題になった「人体の不思議展」で見ること
が出来ますよ、2年毎ぐらいで巡回してます
>>197 公開当時、神への冒涜と言われていました(笑
わだつみのいろこの宮さん、
チェコに行くんですか〜すげ〜
私なんかお勧めできるような知識も無いのですが
チェコといえば人形アニメーションが盛んでいいものもいっぱいです
(イジイ・バルタなんかお勧め)
>>198 ありがとです。
それ、同一のモノだったのですね〜知りませんでした。
またテレビネタですが、「電磁波を取りこみエネルギーに変換する装置」は
デザインがアートっぽくてカッコイイと思ってます。
200 :
わだつみのいろこの宮:04/02/04 00:37 ID:DvU0HSCG
>>198 ポンタコスさん
お返事ありがとうございます。冬のチェコ、安いんですよ 寒いだけあって。
それに冬季休業の施設とか多いしこんな時期に行くのは酔狂ですね。。
人形アニメ有名ですね。雑誌などでみました。国が資金を出してくれなくなったので
衰退の道をたどっているそうです。
私はクレイアニメの「ウォレスとグルミット」の大ファンなのですが、人形のほうは
ちょっと怖くてあまり観ないのです。でも姉がビデオを買ってきたので見ました。
プラハで観ることができるんでしょうかね。ビデオとか安いのかな。
マリオネットなどだと公演が毎日のようにあっているようです。
>>199 ずらぷまさん
その装置見てみたいです。ちょっと欲しかったり。明和電機あたりが商品化しそうですね。。
横レスすみません。
このスレに来ている方でIdio○..69.さんという方をご存知の方
いらっしゃったら、書き込みをお願いしたいのですが・・・いないかなw
今、NHKでやっている印象派100選はオモシロイ。
ああっ....見逃した
今日も100選やってましたね。
205 :
風眠:04/02/16 10:33 ID:IggywfN5
皆様お久しぶりです。今年初の眼福に与ってまいりましたのでご報告します。
北茨城の茨城県天心記念五浦美術館にて、上村松園(しょうえん)、松篁(しょうこう)、淳之(あつし)
の親子三代の作品を観てきました。
一番印象的だったのは、やはり、松園の描く美人画です。大胆かつ現代的な構図や、
あでやかな着物の描写には溜め息をつくばかりです。今まで、日本画を観に行く機会が
なかったのですが、繊細な日本画の美しさもいいなぁと思いました。
最終日だったせいか図録が売り切れとなっていたのが、本当に残念でした。(´Д⊂
ttp://www.tenshin-museum.org/tenrankai/040102_uemura/index.htm ところで、この美術館ですが、北茨城の海岸に張り出した断崖の上に建っていて、
たいへん風光明媚なところです。建物も落ち着いた和風のデザインで、ロビーからも
青い海が見えます。昨日は風も強かったせいで、展示室の中でも、海を渡る風の音が聞こえました。
周辺に観光などでいらっしゃることがあれば、一度訪れてみてください。
喫茶室は大きくありませんでしたが、ケーキの種類は豊富でおいしそうでした。
(私は食べませんでしたので、味の保証は致しかねますがw)
今年はこのあと、横浜の東山魁夷展、東京都美術館のマルモッタン美術館展、
そして、スターウォーズ・サイエンス・アンド・アーツと、訪れる予定です。
なかなか楽しみが続いてよい年ですね。
206 :
ボルシチョフ ◆RmNH.4SGLY :04/02/16 11:07 ID:DY2p4bSY
芸術作品は芸術を作ろうとする人間の作った物が芸術作品という事らしい。
偶然出来たものが芸術的に見えてもそれは芸術作品ではない。
しかしいくら芸術作品とはいえ赤い背景に3本の線が走ってるだけの絵を芸術と認めるのは難しい。
>>206 いえいえ偶然出来たものも芸術になりますよ
見つけ出す事も又芸術的創作活動なのです
208 :
ポンタコス:04/02/17 22:34 ID:zKCJtg8s
>>206 >赤い背景に3本
ルチオ・フォンタナですね、私も「わかってる」訳ではないのですが
(というか、私もなんじゃこれ?と思っていた)
以前、展覧会に行って年代別に並べられている作品を見たら
なるほどだんだん洗練されていった形なのだなと感心
それに現物を見ると緊張感のあるいい絵なんですよ(切り込みだから彫刻かな?
それからは現物を見てから判断する事に決めました
209 :
大人の名無しさん:04/02/17 23:29 ID:NXc68vnS
私も天心記念五浦美術館の上村松園、松篁、淳之展を見てきた。
あまり日本画には関心が無かったが上村松園の作品を見て震えが来た。
なんて生命感に溢れる絵なのだろうと。絵を見てこれほど感動したのは久しぶり。
大体年代順に並んでいたのですが有名な「花がたみ」から先の作品はガラリと印象が変わった。
それまでの作品にあった人の熱のような物が松園40歳以降の作品からは来ない。
高畠華宵の美少年画のように「綺麗だけどなぁ・・・」としか思えない。
人間、やはり30代までなのかなぁ(w (私は今年39歳)
「花がたみ」や「楊貴妃」、売店に有った画集で見た「焔」なんかを見て
「どっかで見たような・・・?」と思っていたが
山岸涼子さんの絵に似てる、て言うか彼女のような世代の漫画家は
きっと日本画も大いに勉強し参考にしたのだろう。
「最近の漫画家は漫画を見て漫画を書いているから面白くない」
と言ったのは萩原一至だったかな?
大英博物館で見たミイラは圧巻でした。。。
>189 >腐ったゼリー
そういえばもう何年も前の話だけど美術館や画廊を巡って
気に入らない絵の前で紫色のゲロをはくアートパフォーマンスをした青年がいたそうだけど
その後どうなったか誰か知らない?
212 :
わだつみのいろこの宮:04/02/22 22:00 ID:E5IgnPzI
213 :
わだつみのいろこの宮:04/02/22 22:01 ID:E5IgnPzI
ここはエゴン・シーレを記念して設立した美術センターのようで、実はシーレの作品は
非常に少なく一番奥の部屋に数点、しかもプリントものしかなくかなりがっかりしました。
ちなみにどうしてここに設立されたかというと彼の母親の出身地だそうです。
通常展示のときは多くの作品が展示されるのかもしれませんが。
彼の直筆の手紙や愛用の家具などはありますのでファンの人は必見でしょう。
しかし他の展示が楽しかったです。現代美術の作家3人の展示だったのですが
現代美術はよくわからない私でも楽しめる作品でした。洋服のホックを大小とりまぜて
きれいに並べたもの、裁縫の針を縦横に並べたものなど素直に見て「美しい」と
感じさせました。所要時間は1時間半といったところでしょうか。
隣りにcafeがあり、朝8時過ぎに行ったので誰もおらずクラシックが流れる中で
のんびりとお茶をしました。
お土産ショップはあまりシーレグッズはなかったですね。鉛筆と葉書ぐらい。
もっと作れば売れるのに。かわりにクリムトのものがいっぱいあったのが
印象に残りました。
214 :
わだつみのいろこの宮:04/02/22 22:01 ID:E5IgnPzI
【ミュシャ美術館】
ミュシャはパリで活躍したため英語(フランス語?)でミュシャと呼ばれていますが、
チェコ出身で発音はムハとのこと。プラハの中心地に美術館はありました。
・MUCHA MUSEUM
ttp://www.mucha.cz/index.phtml?S=home&Lang=EN 入場料は120コルナ(約480円)パンフレット(日本語版)は30コルナ(120円)。
けっこういい値段とります。(チェコは物価が低いのです。)
やはり外国人が多いようでした。ガイドビデオ25分があるのですが、それも
英語でなされていて外国向けだなと思いました。入り口の案内おじさんも
日本語で説明してくれて日本人は上得意なのだと感じました。
部屋はけっこう狭いので初めはえっと思ったのですが、作品がずらずら並べられて
いて、しかもそれらが私が日本で見たことのない作品ばかりだったので興奮
しました。あの作品群をセレクトしておいている学芸員は相当な趣味なのでは
ないかと思いました(学芸員だから当然ですかね)。いわゆる人気ものが殆ど
ないのに、その有名でない作品がとてもよい。
215 :
わだつみのいろこの宮:04/02/22 22:02 ID:E5IgnPzI
ミュシャは生きているうちから大人気の作家だったので42歳ぐらいの頃に出版
したデザイン集が各地の美術学校で購入され売り切れ続出だったとか。
しかしミュシャが後半生を捧げたスラブ叙事詩についてはあまり説明がなかった
気がします。やはり人を呼べるのは前半のパリ活躍期ですからねぇ。
英語の説明ビデオはすごく詳しかったのですが25分もあって英語なので
ちょいと居眠りしてしまいました。。
出口にあるショップの充実振りもすごかったです。お金持ちはウハウハとたくさん
買いこんでしまうのではないでしょうか。ポスター、葉書、スカーフ、グラスなど
いろんなミュシャグッズでいっぱいです。
ショップは18時の閉館後も出入りできるようなので買い物にだけ寄ってもいい
かもしれません。
216 :
わだつみのいろこの宮:04/02/22 22:03 ID:E5IgnPzI
【国立博物館】
プラハ市街にあります。大通りの正面にあって堂々とした外観です。
・National Museum
ttp://www.nm.cz/english/index.htm 関係ないけどさすがの(短い)アドレス
ドヴォジャーク博物館が10時開館で時間が勿体無いのでこちらにも寄ってみました。
ここは入場料が100コルナ(400円)、しかし写真撮影がプラス50コルナ(200円)で
OKなのです。これはとらにゃー損ですね。日本の博物館もフラッシュなしの撮影を
許可して儲ければいいのに、、と思いました。
外観にも圧倒されましたが、内装もびっくり、宮殿のような装飾です。
しかし中のcafeはそのような装飾を眺めることができないしょぼく暗いところだったので
寄りませんでした。
1階に特別展示の水について、といったものが開催されていましたが、特にチェコ
らしいものではなく、日本でも見られそうなのでかなりすっとばしました。
それにしても文字のパネルが非常に多くて、これを真面目に読んでいったら2,3日
かかるのではないかと思いました。
2階、3階は常設展示で鉱物、動物、遺跡関係の展示でした。石の展示が非常に
多く、数万点あると思います。私は理科は地学専攻だったけどそれでもあんな数
じっくり見られません。。
動物の剥製が大きいのがあって面白かったです。象やらキリンやら。そういえば
動物園はプラハにないんでしたっけ。写真にとってわからなかったカニのような
生き物は海サソリだと判明しました。
217 :
わだつみのいろこの宮:04/02/22 22:04 ID:E5IgnPzI
【ドヴォジャーク博物館】
プラハの国立博物館から歩いて10分ほどのところにありました。ちょっとわかりにくい。
・ん、このアドレスを見るとここも国立だったのですね。
ttp://www.nm.cz/mad/ 入場料はたしか100コルナ(400円)、撮影が30コルナだったのですが、国立博物館
でもらったシールを見せると「OK」と言われてただで撮影できました。
入り口で手作りの館内資料(日本語版)を手渡され、帰りに返す仕組みです。
小さな洋館の1,2階が展示室です。
時代順に展示がされていました。手紙とかコンサートのチラシとか家系図とかが
展示されていますが、肝心の楽譜は印刷されたパネルだけ。
建物もそれほどドヴォジャークと関連のあるものではなく、ある人の別荘だったそうで
非常にがっかりでした。2階にはピアノがあって椅子が30個ぐらい並んでいたので
ミニコンサートなどが開かれるのかもしれません。
218 :
わだつみのいろこの宮:04/02/22 22:05 ID:E5IgnPzI
【美術工芸博物館】
街の中心地から歩いてすぐ、シナゴーグの裏にあります。
・プラハ美術工芸博物館(英語のサイトはどうやって見るのか。。)
ttp://www.upm.cz/ ここは主にチェコのいろいろな時代の美術工芸を集めたところですが、イームズの
チェアなど現代もの、外国ものなども少しあり興味深かったです。
チェコ航空の食器も展示されていて「そうか、ファーストクラスは陶器なのか!」と
びっくりしました(貧民なもので)。
洋服の展示がかなりあり、17世紀ごろの貴族の服などから現代の洋服、ウェディング
ドレスなどが展示されていておされでした。
しかし一日に3館も見るものではありませんね。集中力が切れてしまい、だらだらと
見るだけになってしまいました。
cafeで一休みしたかったのですが、外に漏れてくる大音響であきらめました。
国立博物館系はどちらも人が非常に少なかったです。勿体無い。
それとプラハは街並みそのものが芸術でした。通りを歩いて上を見上げるだけでも
楽しい。GAPなんかが古くて豪華な建物に入っているのは面白いです。
219 :
わだつみのいろこの宮:04/02/22 22:06 ID:E5IgnPzI
さて、美術館系はこれでお終いですがあとは音楽系を。
【クレメンティヌムでクラシック】
クレメンティヌムという教会建築の複合体みたいな場所があります。
その礼拝堂でコンサートがありました。
・クレメンティヌムとは
ttp://www.geocities.jp/naokoishijima/archit02st-07.html その日はアポロン・カルテットという四重奏団がDvorakのAmericanと
Smetanaのわが人生をやるとのこと。当日価格で450コルナ(1800円)。
けっこう高いです。因みにコンサート情報は町中にあるインフォメーションで
手に入れます。
19:30ごろ開場を待っているとかなりうるさい集団が到着。イギリスかどこかの
中学生の修学旅行のようでした。こんなうるさいガキと一緒なのかと憂鬱に
なりましたが、さすが欧米人は違いますね。コンサート中は非常に静かでした。
席は自由席でいつも貧民席の私は欲張って最前列に座りました。
私の写真で少しわかるとは思いますが装飾が素晴らしいです。こんな礼拝堂で
礼拝したら自然と信仰心も湧くというものでしょう(現在は礼拝は行っていない
そうです)。
コンサート自体も非常に素晴らしく、恍惚としてしまいました。もっともっと〜と
思っていたらアンコールを2曲もやってくれて感激しました。アンコールはぐっと
印象の違うジャジーな曲でのりにのった演奏でした。
コンサートのあとも隣りに座ったかっこいいお兄ちゃん(アメリカ人)と空港で
知り合った女の子などと4人でお茶をして旅行気分を満喫しました。
220 :
わだつみのいろこの宮:04/02/22 22:07 ID:E5IgnPzI
【スメタナホール(市民会館)でベストヒッツ】
スメタナホールは市民会館内にあり、市街地中心部です。
・スメタナホール(市民会館内ホール)
ttp://www.opera-prague.cz/aj/halls/municipal.htm 市民会館の外観、スメタナホールの内部もそれはそれは素晴らしいものでした。
このホールでは毎日のようにコンサートが行われ、市民会館前では客引きが
行われています。
クラシックベストヒッツのようなコンサートに行ったのですが、はっきり言って
いまいちでした。別に通ぶるわけではないですが、初心者向けの超有名な
短い曲ばかりでそれも演奏者も少なく20人ぐらい。
少ない人数は嫌いじゃないですがそれに合う曲目があるというものです。
新世界からのラルゴはたしかオーボエかなにかだったと思うのですがミュート
つきのトランペットで演奏していました。まぁなかなかない体験できましたけど。
2番目にいい席で890コルナ(約3600円)でした。
でもソプラノの人はなかなかいい声でホール中に声が響き渡り、気持ちよくて
ついうとうととしてしまいました。
全曲終わったあとはアンコールは1曲もなく「ハイサヨナラ」って感じですぐ
照明も落ちて、お仕事なのねぇ・・・と思わせられました。
221 :
わだつみのいろこの宮:04/02/22 22:08 ID:E5IgnPzI
【Aghalta でジャズライブ】
中心地から離れた場所にぽつんとあり、扉を開けるのに少し躊躇しました。
半地下に降りるといい感じの天井の低いはこでした。机と椅子は木製で
ぎしぎしいいます。
・Agharta jazz centrum
ttp://www.agharta.cz/ ジャズは私は殆ど聴いたことがなかったのですが、地球の歩き方に400円で
一流のモダンジャズが聴けると書いてあったので、じゃあ行ってみるべぇと
行ってみたのでした。
モダンジャズは演奏者が良かったのか私の予想とは違ってとても聴きやすい
ものでした。こんなに安いチャージなら毎日のように通うのになぁ、、と
思いました。Tシャツが400円で売っていたので買えばよかったと少し後悔しています。
連続投稿すみません。
食い物関係などは、別にいいですよね。
安くて美味しくてボリュームあってとてもよかったです。
でも印象に残っているのはベジタリアンレストランかなぁ。
本物の菜食を(日本では1,200円ぐらいするんだろうなぁ)360円
ぐらいで食べられて幸せでした。2回も行ってしまいました。
プラハReportだぁ━━━━ヽ( ゚∀゚)ノ━━━━♪♪♪
>>212-222 わだつみのいろこの宮さん
プラハでは充実した時間を過ごされたようで、う、羨ましい限り。
わだつみのいろこの宮さんの大好きなモノがギュッと凝縮されていて、
玉手箱のような街だったのではないでしょうか。
エゴン・シーレはかのヒトラーと同世代の人ですね。
ヒトラーがシーレの絵を略奪・保管していなければ、戦禍によってシーレの作品は
消えていたかもしれないといわれています。
奇しくもこの2人はウィーンの美術学校の入学試験を受けており、シーレは合格、
ヒトラーは不合格。シーレは画家となり、ヒトラーは独裁者への道を辿ったことを
考えると、歴史の皮肉さを感じてしまいます。
昨年の6月でしたか、シーレの『クルマウの風景』という作品が、25億円で落札され
チェコに里帰りをした記事を見かけました。この絵はご覧になりましたか?
プラハの画像、拝ませていただきましたよ〜。
『物思うやまねこくん』 このコ、好きです。キュートなお顔に高度な技術を感じつつも
お山に還してあげたいような....(´・ω・`)テオクレ?....
それから車の車種についてですが、チェコといえばシュコダのオクタビアか?と。
実はそれしか知らないのですが、似ているような似ていないような。
盛り沢山のReport、ありがとうございます。大切に少しずつ味わわせていただきます。
ところで横浜美術館の『東山魁夷展』、今日が最終日でしたね。
日によっては1万人近くの入場者数で、1時間近く待たされる入場制限に
怯んだ結果、行きそびれてしまいました。・゜・(つД`)・゜・
こうなったら、二の足を踏んでいた千葉・佐倉市美術館で開催されている
『フランス・ハルスとハールレムの画家たち』へ旅をしてこようと思います。
フランス・ハルスは、レンブラントやフェルメールと並ぶオランダ黄金時代の巨匠で
「ハルスは27色の黒を用いている」とゴッホが記したほど、黒の処理が驚嘆に
値するとされています。
4月にはフェルメールもくることだし、昨年のレンブラントと併せてオランダ黄金期を
征服することにしよう、と妄想を膨らますアタマに春を感じるのであります。
227 :
わだつみのいろこの宮:04/02/27 00:50 ID:Nj9ZjJjH
>>ビエンナーレさん
過疎スレなんであげてくださいよぉ〜
私はこの展覧会に行きたいです。
ポーラ美術館 「色彩の瞬き
スーラの点描主義からマティスのフォーヴィスムまで」
ttp://www.polamuseum.or.jp/exhibition/exhibition.html 箱根とちと遠いのでオフで行きたいなあとか夢見たり。
で、ヒトラーの青年期の映画が公開になるそうですね。シーレも出てくる
んだったかな。楽しみです。
でも25億円ですか?なんか今投機対象が少ないんですかね。
>>ずらぷまxxさん
本とかバイクがお好きなんですね。該当スレでお見かけしました。
ずらぷまさんが書いてたバイクのことはよくわからないですけど私は
ミーハーに好きです。実はアルミピカピカ系フェチなのでバイクのメーターとか
見ると(;´Д`) ハァハァ しちゃうんですよ・・・ヘンですよね。
でも今乗りたいのはセローです。
228 :
ポンタコス:04/03/02 22:37 ID:Iu9W3Mg7
わだつみのいろこの宮さん、おかえりなさい寒かったですか?
海外旅行は街並みを見ているだけでも気分が高揚して
美術館を周ったような満足感を得られますね、旅行したいな〜
日曜日は久しぶりに街に出て画廊なんか見て周りました
(創作招き猫展なんか面白かった)
次に都心まで出るのは大英博物館収蔵展ガ来た時だな
地方はつらいよ
>わだつみのいろこの宮さん
プラハレポート、興味深く拝見しました。
東欧は行ったこと無いので大変うらやましいです。
ポーランド人は服に金をかけることから「スラブのフランス人」と呼ばれている
のに対してチェコ人はその機械工作の技術力から
「スラブのドイツ人」とか呼ばれているそうですね。
まあ、西側の傲慢な呼び方みたいですが・・
ところでチェコ料理って何か代表的なものはあるんでしょうか?
ハンガリーみたくパプリカを多用するとか、
ルーマニアみたいにやたら肉団子が出てくる、みたいな何か特徴はありましたか?
>ビエンナーレさん
>奇しくもこの2人はウィーンの美術学校の入学試験を受けており、シーレは合格、
>ヒトラーは不合格。シーレは画家となり、ヒトラーは独裁者への道を辿ったことを
>考えると、歴史の皮肉さを感じてしまいます。
似たような話を二つほど・・・
若き日のスターリンは、グルジェフと親交があったという話を聞いたことがあります。
20世紀最大の神秘主義思想家と20世紀最大の殺人者が
当時どんな話をしていたのか?していなかったのか?考えると面白いです。
そう言えば、レーニンが亡命先のチューリヒで滞在していた宿の
すぐ隣では「キャバレー・ヴォルテール」でダダイスト達が
毎晩乱痴気騒ぎをしていたそうです。執筆の邪魔だったでしょうね(w
230 :
わだつみのいろこの宮:04/03/05 23:37 ID:YB8nW+eg
>>228 ポンタコスさん
チェコはそれほど寒くなかったですよ。今年は暖冬らしいです。
私はヨーロッパの小川も好きです。ゆるやかに流れていて、岸辺に
木がはえていて。なんてことない光景ですけど日本にはないんですよね。
画廊に行くんですか。私は銀座で観てまわりたいけど怖くてまだ行った
ことがないです。松田正平の絵が観たいので行こうと思ってるのですが。
ポンタコスさんは地方だったのですか。地方だと美術展少ないですよね。
私も福岡にいたのでわかりますよ。
231 :
わだつみのいろこの宮:04/03/05 23:42 ID:YB8nW+eg
>>229 看板さん
東欧は旅費が安いのに芸術関係が充実していていいですよ!
物価が上がる前に是非お出かけ下さい。
チェコ料理はですね、グラーシュ(ハンガリー料理と同じで牛肉のシチュー)、
ザワークラウト7(ドイツ料理と同じで酢漬けキャベツ)とクネドリーキ
(蒸しパンのようなもの)が有名だそうです。
クネドリーキがどんな料理にもつけあわせでよく出てきました。
他にはカツレツ、魚(トラウト)のムニエルなどが美味しかったです。
クネドリーキは炭水化物好きならはまるでしょう。
それとパンはイマイチでした。ドイツの隣りなのにね。その代わりいも
(じゃが芋)がとても美味しかったですよ。こふき芋、クリケット、フレンチフライ、
なんでもうまい。芋が主食なのだろうと思いました。
ビールもとても美味しいのに1杯100円ぐらいなので酒好きな人は行くべき
かと思います。
232 :
ビエンナーレ:04/03/06 18:11 ID:KFmzfrXS
>>227 わだつみのいろこの宮さん
ポーラ美術館は、2002年開館の新しい美術館なのですね。
9,500点の収蔵品も立派ですが、箱根仙石原というロケーションが
なんとも美味しそうで、そそられますねー(w
マチスいいですねぇ。モネの初期の『睡蓮の池』も観たいですねえ....。
6月1日までの会期なら、少し遅めの花見プラス温泉でしょうか。
シーレの25億円の作品は、もとはユダヤの富豪からヒトラーが
強奪した作品が里帰りの運びとなったとか。
>>228 ボンタコスさん
招き猫展、面白そうですね。以前に有田焼の小さめの招き猫を
戴いたことがあり、リヤドロの人形並みの繊細な美しさに驚きました。
招き猫にもいろいろな由縁があるらしいですね。
233 :
ビエンナーレ:04/03/06 18:12 ID:KFmzfrXS
>>229 看板さん
「ワーク」のグルジェフですね。オカルトな悪寒(w
ピーター・ブルック監督の『注目すべき人々との出会い』は
若き日のグルジェフを描いたものだそうですね。ご覧になりましたか?
スターリンは、ティフリスの神学校で司祭としての教育を受けたとき、
数ヶ月間グルジェフの家族と共に暮らしたことがあったとか。
スターリンの「美しい言葉は醜い行動を隠すための手段に過ぎない」
という言葉は非常に印象深いです。
個人的には「紙一重」だとか「表裏一体」という言葉が思い浮かびます。
光と影、ではないですが表裏一体でしか存在し得ない接点があったのでは
と妄想が膨らみます。あぁ、わたしもオカルト入ってますね。
ヒトラーがオカルトを大弾圧したことも、ハウスホーファーとグルジェフがチベットで
会ったことと無関係ではなかったりして。
『ダダ宣言』に関しては、亡命中のレーニンが当地で書いたという説もあり
あの時代の四方山話は妄想癖が駈りたてられて、興味が尽きません(w
さて、春風に吹かれて千葉県の佐倉市立美術館へ出掛けてきました。
大正時代の銀行をそのまま美術館に仕立て、規模は小さいながらも
カフェを広めに併設し、市民に解放されたくつろぎの場という印象を受けました。
『フランス・ハルスとハールレムの画家たち』展では、観たいと思っていた
ハルスの作品3点を凝視してきましたが、「27色の黒」の見分けは
残念ながらつきませんでした。お目当ての作品よりも、ハルスの初期の作品の
躍動感に驚きました。ハルスはレンブラントのように膨大な素描を制作はせずに、
カンバスに直接下絵を施し、素早い筆遣いで作品を仕上げたとされています。
その筆触の後が人物に生命感溢れる動きを与えているのですが、17〜18世紀は
緻密な絵が好まれた時代で、この時代にあって既に19世紀のゴッホたちへの
橋渡しとなる画風を確立していることは、驚嘆に値することだと改めて感じました。
また17世紀のオランダ絵画に肖像画が多いのは、チューリップの球根などで
海上貿易が盛んになり、世界初のバブル現象で懐が豊かになった市民たちが
こぞって肖像画を描かせたことにあるようです。
その様子は、ハールレムの画家によって描かれた食卓の風景にも顕われていて、
当時人気だった中国の磁器や銀食器などに垣間見ることができました。
反面、浮き立つ人間を猿に喩え、「倒錯した世界」とした風刺画も印象に残りました。
ところで、佐倉市に足を運んだのは初めてだったのですが、
川村記念美術館の送迎バスを見かけ、もっと早い時間にくればハシゴも
可能だったのかと残念でした。武家屋敷などの観光スポットもあるようで、
折りをみてまた足を運んでみようと思いました。
235 :
大人の名無しさん:04/03/15 00:11 ID:7SNpJSOY
今日のNHK新日曜美術館はよかったなぁ
田村能里子の描く力強く、美しい女性像と富田勲の音楽の
コレボレーションが幻想的だった。
銀座の壁画を今度見に行ってみようと思った。
236 :
風眠:04/03/24 00:13 ID:0pd9kqqQ
ご無沙汰しております。寒の戻りでみなさんお風邪など引かれてませんか?
この寒さのおかげで桜も少し長持ちしそうなことだけがうれしいです。
ずいぶん間があいてしまったので、今更レスをつけるのもシラケるかなぁ
という感じですので、自分が見てきたものだけを書き込んでおきます。
今日、ようやく時間をとって、マルモッタン美術館展を観て参りました。
桜の咲く上野で、印象派の展覧会.....ですので、混雑は予想していましたが、
やはり.....(;´∀`)
会期日数も残りわずかということで、致し方なかったのでしょうが。
今週末までの展覧会ですが、これから行かれる方はそれなりの心の準備で
お出かけください(w
展示はモネとモリゾの作品を中心に構成されていました。
モネの作品はジヴェルニーで描かれた「睡蓮」ほかの作品が来ていました。
年代ごとに表情のかわる「睡蓮」の展示はなかなか見ごたえがありました。
その他の作品では海岸の夕景を描いたもの、オランダのチューリップ畑を
描いたものなど、ジヴェルニー以前の風景画がよかったです。
237 :
風眠:04/03/24 00:14 ID:0pd9kqqQ
一方のモリゾですが、子供を描いた作品が多く展示されていました。
見ているだけで、女性らしいやさしさや慈しみを画面の中に感じるようでした。
ちょっと人物像がルノアールの雰囲気に似ている感じがしました。
そのほか、シスレーの「ロワン河の風景」、ドラクロワの断崖を描いた風景画、
ルノアールの「浴女」などが強く印象に残りました。
ドラクロワの風景画は水彩なのですが、ただ波が寄せる断崖を
描くいているだけでもドラマチックに見えるのがおもしろかったです。
この展覧会はこのあと京都、仙台、名古屋を巡回するようです。
首都圏以外の方も、機会があったら是非、足を運んでみてください。
いろいろな方の感想レポートを楽しみにしています。
238 :
風眠:04/03/31 01:30 ID:MpWJPwP1
**閑話休題**
ウチの会社には前社長が道楽で骨董屋から買い求めた屏風が3枚あります。
社長もしばらく前に交代したことですし、事務所の引越しをいい機会に
その屏風を売れるものなら売ろうという話がでました。
以下、ディーラーさんとの会話
D : 「まぁ江戸末期から明治にかけての、外人のお土産用に
描かれたものですねぇ・・・・粗悪、とまでは言わないが、
落款はあるけど、聞いたことのない人のものですし・・・」
私 : 「はぁ・・・率直に、いかほどで???」
D : 「○○マソほどですねぇ・・・それ以上ではうちにとって
リスキーで・・・」
お察しになれると思いますが、簿価の30%に届くか届かぬかという
金額でした(;´∀`)
○○前社長・・・あなたの審美眼はこれで値踏みされたねw
239 :
大人の名無しさん:04/04/01 22:10 ID:Fqa2kQMD
岩手県久慈市の琥珀博物館は館員の雰囲気も良かったし
展示もきょうみをひくように出来ていてかなりよかった
240 :
大人の名無しさん:04/04/03 15:45 ID:uZjN07mH
国立科学博物館で開催中の「スターウォーズ サイエンス アンド アーツ」展
を見てきた。
実物大のポッドレーサー、登場人物たちの衣装、宇宙船の精巧な模型
などなど、眺めているだけで楽しい。
特にモデル関係はすばらしいものばかりなので、モデル好きは必見
だとお奨めしたい。
美術展というと最近は上野のマルモッタンかな。
人が多すぎでした。
今度はフェルメールが来るね。
これもすでに前売りゲットしています。
その前に公開中のフェルメールの映画見てから行こうかな、と。
この映画も人気あるみたいでHP上だと週末は混んでしまうそうです。
フェルメールはルーブルで確か、一枚だけ見ました。
242 :
ビエンナーレ:04/04/25 23:51 ID:MSfArLwy
先週の木曜日、初夏の陽気に汗ばみつつ、上野の東京都美術館で開催中の
『栄光のオランダ・フランドル絵画展』へ出掛けてまいりました。
フェルメールの「画家のアトリエ」の呼び名も高く、混雑覚悟でしたが
平日昼間だったのと会期が7月4日までということで、余裕で観ることができました。
(7月14日〜10月11日 神戸市立博物館に巡回します)
「画家のアトリエ(絵画芸術)」は、最終コーナーで警備員に守られながら
300年以上も前に描かれたとは思えぬ、鮮やかな色彩で迎えてくれました。
フェルメールの作品は精緻な小作品が多いのですが、非常にバランスの取れた
隙のない美しい作品だと感じました。と同時にフェルメールの精神性の高い雅さに
少々嫉妬を覚えたヘタレな自分でありました(w
この作品には「寓意」が満ちていて、様々な題材を盛り込むことで絵画という芸術の
伝統性、歴史性、普遍性を観る者に伝えようとしたものだと考えられています。
月桂冠、トランペット、書物、頭部の石膏像etc........。
フェルメールが意図したもの(寓意)をどう解いていくか、少しばかりの予備知識があれば
何倍もこの作品を愉しむことができたのにと、勉強不足な自分をチョイト反省でした。
フェルメール自身、生涯この作品を手元に置き続け、かのヒトラーをして必死で略奪を試みた
作品であるということも頷ける気がします。
同じ時代の巨匠である、レンブラントやルーベンスの自画像なども展示されており
作品総数は58点と多くはないですが、16〜17世紀のオランダ絵画の名作は
久々の眼と心の保養となりました。(欲をいえば、もっと至近距離で観たかった!)
>>238 「おみやげ絵」と言われるシロモノだったんですね(;´Д`)
当時は有名無名を問わず多くの画家たちが、生活のために「おみやげ絵」を
制作していたようですね。もしかしてもしかしたら有名どころかも……
ということで、夢は繋いでおきましょう♪
外国人相手の屏風なら、第一印象が鮮やかなのでしょうか。
それはそれで、風水学的には商売繁盛をもたらす縁起モノかも
しれないですよ。前社長、侮り難し(w
>>241 映画『真珠の耳飾りの少女』は、フェルメールの絵を観るかのような
美しい映像だそうですね。間に合えば今週観に行ってこようかなと。
ルーブルだと『レースを編む女』『天文学者』ですね。
やたらと大きな作品が多いなか、やたらと小さいんですよね、フェルメールの作品。
そういえば、フェルメールの36番目の作品が7月に競売に掛かるようですね。
オークション開始価格は約300万ポンド(6億円)だとか( ´_ゝ`)。。。
しかもオークションにフェルメール作品が出るのは80年ぶりだそうで。
来年には震災復興10周年記念「ドレスデン美術館展」が兵庫県立美術館で
開催予定で、フェルメールの「手紙を読む女」も来日とか。
その後、国立西洋美術館にも巡回するようです。頑張って長生きしよっと。
244 :
風眠:04/05/03 10:29 ID:EFjq+Ov0
245 :
風眠:04/05/03 10:32 ID:EFjq+Ov0
>>242 ビエンナーレさん
詳細なレポートをありがとうございました。
私もこれから行く予定です。混んでないといいなぁ。。。
>>233 ΣΣ(゚д゚lll) 6億円。。。。
一体誰が競り落とすんでしょうかねぇ(タメイキ
ああ、その6分の1でも12分の1でも。。。。(ry
さっき日曜美術館で紹介してた、都現代美術館と芸大美術館でやる
「再考:近代日本の絵画」ちょっと面白そう。見た人いるかな??
個々の作家の作品をそれぞれ見るのも楽しいけれど、
時代と合わせて大きな流れで絵を見るのも興味深い。
実物見ながら美術史の勉強って感じかな?
しかし113億円の「手数料」ってどんなもんだろ。。
それですら手が届かないかもしれない。
世の中には豪邸の奥深くに眠ってる幻の名画も沢山あるんだろうなあ。
「なんでも鑑定団」を世界規模でやったら凄い事になりそう。
249 :
風眠:04/05/10 09:14 ID:XCiGuD6T
>>246 アートはやはり平和な世の中の花でしょうか・・・
>平和にアートを楽しめる世の中であってほしいですね。
全く同意でございます。
>医師ガシェの肖像とムーラン・ド・ラ・ギャレットは何処言っちゃったんでしょうねぇ
>まぁ「棺桶に入れて燃やしてくれ」なんて奴に所有されてるよりゃましですが
>(オルセーに有るのは同じ構図の別物だそうで)
あ、そうだったんだー 知らなかったです。
>>247 >「なんでも鑑定団」を世界規模でやったら凄い事になりそう。
ああ!はげしくおもしろそう!!是非やってもらいたい!!
しかし、あれも長寿番組ですねぇ。
>>248 いらせられませ
>まぁ買ったら奥様になんと言われるか判らないてのもあるけどw
いや、簡単に予想できるでしょう。
「ゴミはゴミ箱に!家には持ち込まないでください!」
なんでも鑑定団は私も大好きな番組なのですが、真のモノ持ちは税務署に
目をつけられることを恐れて出演しないそうです。あ〜そいうとこの蔵を見たいよね。
税務署の職員はご老人がなくなったら焼香がてら未亡人に会いに行くそうです。
「ご主人の生前のご趣味はなんですか?」と世間話を装い資産調査。
未亡人は話し相手が来てくれたものだから喜んで旦那の密かな収集品を
見せるわけですよ。切手とか普通見つからないでしょう?
あざといですね、、、
251 :
わだつみのいろこの宮:04/05/14 00:51 ID:fUhYKRAD
最近ある画家の絵が欲しくて画廊に勤めていた知り合いに彼女のネットワークでその画家の
作品を探してくれないかとちょっと頼んだところ、彼女の元同僚たちは数十万円単位
の絵などは儲からないので携わっていないとのこと。
なんか投機の対象として絵を見るようになるなんて、絵を商売にすると悲しいですね。
さて週末は国立博物館の空海展が最終日なので行かねばなりません。
ttp://www.nhk-p.co.jp/tenran/kukai/index.html 朝9:30から行くのが吉でしょうね。。
国立博物館は宝物館のcafeがオークラ経営で緑豊かな庭に面していて半分が
テラス席なので好きです。
(´-`)..。oO(そういえば先週「モネ、ルノワールと印象派展」へ出掛けたんだった........)
(´∀`) .。oO(絵は20分足らずでcafeには1時間以上....なんて言えねー。つか、人大杉)
(*´∀`)。oO(ホントは隣接のドゥ・マゴ・パリのパンを買いに行っただけかも....。ま、ぃぃか)
(´-`)..。oO(印象派の印象派たる由縁を初めて認識しました....つか、“印象派”って?)
(´∀`) .。oO(モネの「印象 ― 日の出」という作品に由来するんですよ。皮肉ですがね.)
(´∀`) .。oO(光の変化や空気の流れを瞬間的にキャンヴァスに閉じ込めたんですねー)
(*´∀`)。oO(会場内がやけに明るく感じたのは、そのせいですね、きっと。。。)
:
(´-`)..。oO(そろそろ真面目にreportでもするか....)
さて、会期最後の先週末、渋谷 Bunkamura ザ・ミュージアムへ出掛け
「モネ、ルノワールと印象派展」を観てまいりました。
ルノワール33点、モネ14点、シスレー8点、ピサロ13点、ロートレック、ボナール他の
全89点の作品は、普段は公開されることのない“秘蔵のプライベート・コレクション”が
多く含まれた名品揃いとのこと。“秘蔵”とか“限定”の謳い文句にゃ弱いですねぇ(w
個人所有の作品には、なかなかお目にかかれないとなると、
野次馬根性が働くのは哀しい性でございます。
この展覧会では、印象派を「風景画」と「人物画」の二大潮流に分け、
共に明るい光に触発され、風景画へと向かったモネ、人物画へと向かったルノワールに
連なる流れを明確に分けていて、とてもわかりやすい構成だったと思います。
なかでも、若き日のモネとルノワールが、屋外でイーゼルを立てて描いたという
「アルジャントゥイユの鉄橋」を同時に観ることができ、印象派の原点に触れられたようで
ちょっぴり感動を覚えました。(「印象派はもうイイヤ」って思ってたんですが....)
かなり駆け足で会場を廻りましたが、個人的にはピサロの作品が好きでして、
他に、モネが描いたヴェネチアの風景画「コンタリーニ宮」が美しく、印象に残りました。
このところ17世紀のオランダ絵画ばかり観ていたので、印象派の明るい色彩と
見やすく受け容れやすい美しさが、とても新鮮に映ったひとときでした。
255 :
ビエンナーレ:04/05/16 18:23 ID:ET16POb9
(´-`)..。oO( 「棺桶に入れて燃やしてくれ」の発言はスゴイですな...
>>246 )
ルノワールといえば、かの「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」を落札した某製紙会社の
元名誉会長が思い出されますが、「棺桶に〜」の発言もさることながら、
この絵を高級料亭の○兆の座敷へ持ち込み、「日本間でみるルノワールは
素晴らしいもんですわ」と一献傾け、悦にいっておられた話も有名ですね。
自分で稼いだ金をどう使おうが個人の勝手ですが、美意識の結集でもある
文化財を私欲のために焼いてくれなんて、なんちゅー欲ボケな、と思ったものです。
ルノワールは貧しい家に生まれ、陶磁器の絵付け師として職人のなかで育ち、
革命に理解を示したり、パトロンに貧しい家庭の託児所設置を働きかけたりと、
なかなか改革的な人物だったようです。
「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」は、モンマルトルの労働者とその家族たちが
ギャレット(菓子)を食べて、飲んで、踊る光景を描いた作品。
ルノワールがそこの人々と情を分かち合い、人間の輝かしさに温かい眼差しを向けて
描いた作品であることを承知していれば、「棺桶に入れて燃やしてくれ」なんて
発言はいかがなものかと、こ一時間(ry
ところで、日本国内の施設に収蔵されているルノワールの作品は、約50点近く。
ルノワールの作品総数は6,000点もあるのだそうで。(フェルメールは36点!)
晩年はリューマチに苦しみながら、指に絵筆を縛りつけて制作を続行したという
逆境の人とは思えぬ明るい画風は「色彩の魔術師」とも呼ばれましたが、
個人的には、絵よりも、その生きざまに惹かれてしまいます。
すばらしい絵画が画像データになって売られている。前に見たテレビでは一枚500円だった。
しかし画像データなんて無料で手に入らないかな?
500円で売ってもらってコレクションしてる人なんかいるのかな?
美術館のHPを検索してみな
ビエンナーレさんがいきそびれた東山魁夷展行って来ました。
雨の平日にもかかわらず結構入ってました。やはり人気あるんですね。
この画家に関する前知識ゼロなので、ただの綺麗な風景画だと思ってましたが
どっちかというと心象画を描くために風景を題材にしている。。
というスタンスなんですね。
鮮やかで深い色から伝わってくる静かな空気が良かったです。
唐招提寺の障壁画は見ごたえありました。水墨画風に描いてるやつは
ちょっと無理してる気もしましたが。。
大学生らしき女の子たちが「どうせみるならラッセンがいい」
と言ってました。
うーん。ラッセンと魁夷、どこか共通点はあるかもしれない。。
259 :
風眠:04/05/20 19:13 ID:CNdJx5Yn
>>242 さて ビエンナーレさんに遅れること数週間、
『栄光のオランダ・フランドル絵画展』へ出掛けてまいりました。
フェルメールについてはビエンナーレさんの感想と解説がありますので、
それ以外の部分をレポートします。
梅雨の昼下がり、割合にすいた状況で展示を楽しむことができました。
オランダ・フランドルの16,7世紀の画家たちの作品が
年代を追って展示されています。
17世紀中盤まで、絵画が一部の貴族の肖像、宗教、逸話などを
モティーフとして描かれていたのに対して、それ以降の画家が
風景や庶民の生活、あるいは静物などにテーマを求めるようになった
時代の変遷がよくわかります。
260 :
風眠:04/05/20 19:14 ID:CNdJx5Yn
圧巻は208cm×282cmの大キャンバスに描かれた
ルーベンスの「キモンとエフィゲニア」(単純に大きさに弱い!)
精緻な背景、静物画の中に配置された裸婦の白い肌が輝くような
色彩と、ルーベンス独特の解剖学的な正確さで描きだされています。
(因みに背景画と手前の静物画はそれを得意とする別の画家に
よって描かれています。)
また、フランドルと言えば欠かすことが許されない
ファン・ダイクの肖像画も、特徴的な作品が来ています。
抑えた色調のなかにモデルの威厳を漂わせるよい作品でした。
同じくファン・ダイクの宗教画も展示されています。
美しい構図の絵で、私は結構好きです。
レンブラントは2枚、工房での製作かとも言われている
「使途パウロ」と自画像が展示されています。
私の印象では「工房の製作かなぁ?」と感じます。
パウロがあまり「ワルそう」に見えないですから(w
展示全体を通しての感想は、58枚とあまり大規模な展覧会ではない分、
余裕をもって楽しめてよかった、という点を評価しています。
展示数は多くはありませんが、キュレーターのコンセプトがちゃんと
伝わる作品群ではないかなぁ?と。
261 :
風眠:04/05/20 19:36 ID:CNdJx5Yn
上野の東京都美術館を出たその足で、国立博物館に初めて(!)
足を踏み入れました。
1Fの展示は日本を始めて訪れる人にもわかりやすいように
日本の美がダイジェストされているように思います。
私のような日本文化オンチにはピッタリ?かもしれませぬ・・・(w
あまり日本の工芸・美術に興味がないので、全くのトーシローなんですが、
入り口で最初に出迎えてくれた伊万里の大壷に思わず見とれました。
白い地肌に水鳥の羽先で描いたかと思うほどの細い線!
日本人の手先の器用さをなくしてはできない仕事と感心しました。
また、こうした伊万里のほとんどが海外に流れているというのも
頷ける気がしました。金や赤を多用した大きな作品は日本の建築よりも
西洋の大きなお屋敷の方が似つかわしいように思います。
昔から、日本人はマーケティング(?)が得意なのでしょうか。(w
さらに進んで、織物や染物などのテキスタイルは、戦国時代くらいの
着物などが展示されています。
細かな刺繍や絞りなどの美しい仕事はタメイキものでした。
262 :
風眠:04/05/20 19:37 ID:CNdJx5Yn
1Fの中で一番目を引いたのは、仏像の展示でしょうか?
ああいった美術館で仏像を見ると、寺にあるものと違い、
宗教的な概念から一歩はなれてゆっくりと仏像を見ることができて
よいと思いました。
(つまり、このあたりでナムナムと唱えるとか気にしないで済みますw)
西洋の宗教画などを見た直後だったので余計に感じたんですが、
キリスト教の宗教画は、見るものに教義をロジックで伝える工夫がこらされ、
画面の中に一定のサインや象徴が描かれているわけですが、
仏像というのはロジックではなく、見る人のエモーションに直接訴える
道具という感覚を覚えました。
詳しい方、このあたりどう思われますか?
2Fの展示は埴輪や土偶といった考古学的資料から始まって、
日本の美を時代を追って展示してあります。
1Fにはほとんどない「書」の展示が多いです。
私は行書、草書となるとほとんど判読不能に陥るのですが、
少し年配の方になると、安土・桃山くらいの書ですとかなり読めるようですね。
パソコンはできるけど、自国の書が読めないというあたりに
少し危機感も感じたりしました・・・(;´∀`)
263 :
風眠:04/05/20 19:43 ID:CNdJx5Yn
自国の文化を保存し、啓蒙するのが国立博物館の大きな役割と思いますが、
イギリスのナショナルギャラリーや大英博物館に比較すると、
収蔵品をまさに収蔵している割合が高いのではないかと思いました。
つまり、表に出さずに大切に保管しているのでしょう・・・・
展示されていた国宝は一点、空海の「風信の書」のみでした。
展示室に一点だけうやうやしく展示されていて、ゆっくり見ることができる
わけですが・・・・先に書いてあるとおり、判読不明な書一点だけ
仰々しく見せられても、わけわかめな私でございました(涙
日本画は油絵に比較するとより太陽光に影響を受けやすいのかも
しれませんが、もう少し見せてほしかった・・・・
残念ながら時間の関係で、本館しか見ることができなかったので、
また改めて東洋館などの別館を見に行きたいと思います。
264 :
風眠:04/05/20 19:49 ID:CNdJx5Yn
(;´∀`).。oO
>>254 印象派展も
>>258 東山魁夷展も実損ねました・・・残念。
(;´∀`).。oO ルノワールの「アルジャントゥイユの鉄橋」見たかったです・・・
(´-`)..。oO 東山魁夷とラッセンの比較も興味深いなぁ・・・
265 :
ずらぷまxx :04/05/20 22:50 ID:qLeP/WbV
私も国立博物館で『空海展』行ってきました。
空海の生き様や、運慶の弟子達のあまりの仏像の美しさにボーとしながら
人生ってなんだろうな・・とシミジミと満足できる良い内容でした。
明日行けたら、フェルメール見てきます。
今月でチケが期限切れになるので、行かないと紙切れになってしまうので。
267 :
風眠:04/05/23 22:43 ID:XSIaKGuY
>>265 ずらぷまxxさん
空海展、ちょっと興味はあったんですけど、
仏像とかあまり見たことがなかったんで、結局いかずじまいでした。
高野山には一度行ってみたいんですけどね。。。。
日本の仏教の中でももっとも原始仏教に近く、
荒行をこなす真言密教、わかりやすい解説書とかありませんかね?
抹香臭くなるのはさすがに苦手でして(;´∀`)
>>266 SKさん
フェルメール見に行かれましたか?
今日NHKでニューヨークのフリックコレクションをちらっと
紹介してたんですが、なんと、フェルメールが2枚もある!
ちょっとニューヨークに行ってみたくなりました。
また、豪華絢爛な邸宅美術館で、あんなゴージャスな
建物で美しい絵画を眺めるなんての、すばらしいだろうなぁ、と
溜息をついたのでした。
>>267 ところが先に映画見た方がいいとのことで、映画を見てしまいました。
映画館は定員制で、10番目ぐらいに入れたのでいい席で見れたんだけど
スクリーンが小さかった・・・・・・。
来週、上野にはいければと思っております。
アメリカにもフェルメールがあるんだね。
269 :
わだつみのいろこの宮:04/05/24 00:32 ID:7QMiH9/b
>>262 風眠さん
私は逆にドイツを旅したときに街をバスで通過するとどの街の中でも高い場所に
教会の尖塔がそびえていて普段から文字のわからない農民でもキリスト教に
対して畏敬の念を持つように設計されているような気がしました。
それと空海展の曼荼羅を観ると梵字一文字で仏を表したものなどがあって
「うーん難しい、、深い世界だなぁ」と思いました。キリスト教だと天国って
美しいお花畑ときれいな小川、みたいなイメージですけど仏教の極楽が
ああいう曼荼羅のような世界なのだと平民に教えていたとするなら
平民たちは単純に「あぁ行きたいなぁ 曼荼羅のような世界に・・・」って
思ってたんでしょうかねぇ。
だとしたらすごい人たちですね。
270 :
わだつみのいろこの宮:04/05/24 00:37 ID:7QMiH9/b
空海展は運慶、快慶のナマ彫刻を見られたのが一番の興奮でした。
やっぱりいいですね。
他のは人が多すぎであまり見られず。
ただ曼荼羅の解説で「これは色彩や描き方に温かみがあるので
〜〜期のものだと思われる。」のように書いてあったのが印象的
でした。
やはり日本でこなれるとしっとり、おっとりしたものになるんでしょうね。
それと色が褪せる前の曼荼羅を見てみたいと思いました。
271 :
大人の名無しさん:04/05/24 13:42 ID:UqSS5Fy5
>>269 わだつみのいろこの宮さん
教会という建造物を見るのであれば、わだつみさんのおっしゃる通りでしょう。
そして、寺院というのはどの宗教を見ても、一般的に立派で、
その宗教・・・というよりは、聖職者などを畏怖させる目的が往々にしてあると思います。
中世のヨーロッパでは、一般の庶民は文字を読むことができないことが
普通であるのと同時に、聖書を開くことそのものが聖職者の特権だったようです。
そうすると、庶民にその教義を理解させる道具として絵画というのは
非常に重要なものであったはずです。
ちなみに曼荼羅ですが、寺院の奥深くに本尊の周囲に掲げられているのが
普通であり、庶民がそれをありがたく拝謁する機会はまれだったのではないでしょうか?
日本的な仏教と言いますと、私のイメージではお寺のご本尊様に「ナムナム・・・」
と手を合わせるもののように思います。
そうした意味で、私は
>>262においては宗教絵画と仏像というのを
比較対象としてみましたが、いかがでしょう?
272 :
風眠:04/05/24 13:53 ID:UqSS5Fy5
あ、失礼しました。
>>271に名前を入れるのを忘れました。(w
さて、曼荼羅というお話が出てきまして、私の頭の中に真っ先に浮かぶのは
かの有名なユングという心理学者の方です。
「心を病んだ方に絵を描かせると、曼荼羅になる」という趣旨の一言が
ずっと私の心にひっかかっています。
そして、その一言こそが、私の真言密教への興味の扉を開くきっかけとなったわけです。
(お断りしておきますが、私自身は無信仰です。)
曼荼羅が乱暴に言ってしまえば、仏の相関図であり、人間の世界におきかえて
表現されているものであれば、それは当然と言えば当然なのかもしれません。
人間は自分自身を他人という鏡に映して認識し、その大きな関係の中で「我」を
自覚するのでしょうから。また、その「我」を認識することに何らかの問題を
感じればこそ、心を病むという現象が表れるということは想像に難くなく、
そういった人々が「我」と向き合い、人間関係を見つめなおせば、
必然と曼荼羅になるのでしょう。
273 :
ぱうだ:04/05/24 14:07 ID:UqSS5Fy5
ところで、西洋の言葉は「我」にはじまる主語の主張がはっきりしています。
そして、常に「我」を意識することにより、論理的に自分の感情、思考を
表現することが求められます。
こうした言語習慣が、宗教絵画にも「論理的」に表現する習慣として表れている気がします。
キリスト教の教義のサインがわかりやすく画面に表れるというのも
その一端のように思います。
他方、日本の仏教の教えには「無我の境地」というのがあります。
(日本語の主語があいまいなのも、このあたりに一つの原因があるのかなぁ、などと
私は勝手に憶測しているのですが)
仏像を見るとき、「我」を「仏」と同化させ、感情移入させることにより、
仏教の教えというのを理解させたのではないのかなぁ?と、先日は考えたのでした。
「我」というのが個を意識させる論理とおきかえたときに、仏像はできるだけそれを排除し、
よりエモーショナルに教えを理解させたのではないかというのが
>>262の趣旨なのでした。
274 :
風眠:04/05/24 14:10 ID:UqSS5Fy5
そして、HNを間違えて悶絶死・・・・・(パタリ
(´ー`)y─┛~~ゃニゃニ
276 :
風眠:04/05/24 14:34 ID:UqSS5Fy5
>>275 そーいうとこだけチェックきびしーっすね(w
>>276 エヘヘ♪まぁね。
上がっていたから覗いてみたら…
私もアートが好きですがあまり詳しくないし
ここ高度でついて行けそうもないもので
書き込んでいなかったけど、つい…釣られてしまいました。
(ェェエエエー!釣りじゃないって〜?!)
先日、福岡の方に遊びに行って来ました。
そこで美術館に行って
「大英博物館の至宝展」を見て来ました。
ここ ↓
ttp://www.fukuoka-art-museum.jp/jb/html/jb01/fs_jb01.html 凄い人・人・人で・・・
美術館であんなに並んだのは初めてでした。
前の晩に飲み過ぎて不覚にも二日酔いだった為
途中でト〇レに駆け込んで吐いてしまい
ゆっくり見られませんでした。
特に東光院仏教美術館のそれはそれは素晴らしい
仏像を見ていると…何度も何度も込み上げて来ました。
に・臭いが・・・きっつぅ〜
278 :
風眠:04/05/24 16:02 ID:UqSS5Fy5
>>277 レポートありがとうございました。
昨秋東京で開催されたものが巡回しているのでしょうか?
大英博物館のお宝が拝めるチャンスとあって、どこで開催されても
人、人、人の大混雑のようですね。
私はちょうど昨秋ロンドンの本家を見る機会があったので、
この展覧会には行かなかったのでした。。。。
このスレの最初の方でもミイラの話題が出ていましたけど、
福岡でもジンジャーくんたちはいたのでしょうか?
トシを取らない彼らがうらやましいというご意見も過去にはございました。。。(;´∀`)
279 :
大人の名無しさん:04/05/24 18:57 ID:ShVNIpIl
他社比社ぱくりアート集団
280 :
わだつみのいろこの宮:04/05/24 22:14 ID:qdRBqFDy
>>274 どうしてそんなことに・・・
おおかたどこかで釣りなどして遊んでいたのでしょう ニヤニヤ
宗教画と仏像のことよくわかりました。そうですねナモナモは仏像に対して
しますね。私は難しいことわからないのであとのレスはできまへん。
ところで幼児語でお経をあげることを「まんまんちゃん」って言うんだけど
可愛いですよね。
>>277 福岡は美術展や博物館展が回ってくることが少ないので、そういうものに
飢えているのです。江戸の文化の薫りを嗅ぎたいというのもあるんでしょうね。
洋モノは江戸の薫りじゃないけれど、江戸人がやってることを真似たがる
のです。博多の人間は。
281 :
ずらぷまxx :04/05/24 23:00 ID:CPEQzIdv
>>270 運慶と快慶。特に快慶の作はあまりに完璧すぎて感嘆しまくりでした。
私は入り口で有料の解説ラジオ?を借りて説明を聞きながら鑑賞してました。
空海が単に宗教の人でなく、多才なアーティストであったことを知りました。
(ちなみに私は宗教家ではありません)
そして次回のギリシャ彫刻展も楽しみなのです。
さて、artscapeにたどり着いたきっかけはこの記事
「間」から「おたく」へ――ヴェネツィア・ビエンナーレ第9回建築展記者発表
http://www.dnp.co.jp/artscape/exhibition/focus/0404_01.html 他のメディアでも報じられていますが今年のヴェネツィア・ビエンナーレ建築展の
日本館展示テーマは「おたく:人格=空間=都市」です。
ヴェネツィアで「萌え」・・・なんか意外と合うかも。
ヨーロッパの都市って歴史的なある一方で新しいものを受け入れる包容力がありますからね。
ドゥカーレ宮殿の前にどーんと馬鹿でかい鉄管(下水管?)が(多分)アートとして置いてあったり
しましたが何気になじんでましたから。
なんでも「新横浜ありな」フィギュアが会場限定販売のパンフレットについて来る
らしいのでキバカジな連中がヴェネツィアに大挙押しかける悪寒が・・・
て、昨年自分が行ったときの格好を思い出し、他人のことは言えないのに気付いて鬱w
284 :
大人の名無しさん:04/06/04 00:16 ID:rdZhO6sj
ミレーの「オフィーリア」
なんて素晴らしいのか。
こんなに美しい絵は他に無い。私のダントツ第一位
死人の絵なので飾るのは怖いけど
ポスター買って額に入れて飾ってます
285 :
風眠:04/06/07 09:48 ID:ePNrtwOY
>>280 わだつみドノ
釣りなどしてはおりませぬ・・・・(´Д⊂
>>281 ずらぷまxxさん
遣唐使として海を渡り、最先端の知識、文化を日本にもたらした空海の功績は
今の世の中では比べることすらできないことでしょう。
また、そういう数多のものを吸収できるだけのキャパシティを
空海が持っていたことは間違いなく・・・常人離れした、多彩で優秀な
人だったのでしょう。
>>282-3 いつも保守活動乙。
286 :
風眠:04/06/07 10:11 ID:ePNrtwOY
>>284 ミレイのオフィーリア・・・・多分これでしょうか?
違っていたらすみません(;´∀`)
ttp://www.ne.jp/asahi/art/dorian/M/Millais/Millais.htm 昨年、ロンドンのテイト・ブリテンで観て参りました。
まだ頬に赤みがのこり、生気を失っていないオフィーリアが
透明な小川をたゆたってゆく・・・文学界にあまりにも有名な
シェイクスピアのハムレットの情景が表された1枚です。
草むらの中の冷たく澄んだ小川の風景描写と
オフィーリアの清楚な美しさが観る者の心にロマンチックな悲しみをもたらします。
確かに死人の絵(w)ではありますが、そうでありながら
生命の輝きの美しさを感じさせるのが画家の技量でしょうか?
テイト・ブリテンはターナーのコレクションで知られています。
近年、モダンアートはテイト・モダンという別館に移されています。
大英博物館、ナショナルギャラリーに比べれば「こじんまり」という印象ですが、
それでも膨大なコレクションを、ただ駆け足で観るだけでも2時間以上かかります。
壁面には「これでもか」と、上下2段に所狭しと展示されていたりしますので、
どれが誰の作品やら・・・・(;´∀`)というのは、ロンドン市内の美術館らしいのかも(w
実は私はあまりターナーが好きでないので、この美術館の印象は・・・・
カフェメシがまぁまぁイケてるなぁ、ってことでした。(w
もっともイギリスらしく、しょっぱい味付けなのは仕方なしです。(w
(´-`) .。oO(確かにイギリスの食文化には違和感が…。“tea”の文化のみオKですよ)
(´∀`) .。oO( 記憶にあるマイウーな食事は、ホテルの朝食とロンドン下町の中華です)
(*´∀`)。oO( ガーデニングにインテリア、文学やバレエ、服飾関係は愛しておりますがな)
290 :
わだつみのいろこの宮:04/06/21 20:00 ID:CvkSB6iN
箱根の「ガラスの森美術館」に行ってきました。
イタリアの古代〜近代のヴェネチアガラス中心の展示でした。
正直に言って私はゴテゴテチックなガラス作品はあまり好きではないので
かなり駆け足で見ました。。
(母が好きなので行ったのです)
やはり気になったのは異端系の「風にそよぐグラス」です
ttp://www.ukai.co.jp/garasunomori/index2.htm ガラスのグラスなのにゆらゆら揺れるんですよ。
展示は固定されていますが、ムービーが見られます。
現代ガラスの部では私の好きなデイル・チフーリ作品がとてもたくさんありました。
ここの収蔵品ではないと思いますがご紹介。
ttp://www.daiichi-museum.co.jp/collection/dale.html デイル・チフーリはアメリカ初の人間国宝指定者ということですが
人間国宝になるとなにかもらえるんでしょうかね、気になりました。
入場料が高かったしcafeも高かったし私はもう行かないような気がしますが
ヴェネチアガラスが好きな人は一見の価値があると思います。
今日、京都市美術館の「前衛の意識・表現の前進」に行ってきました。
社会人になって美術館に行くのは初めてでしたが、
はっきり言ってワケが分かりませんでした・・(汗
展示場の区画ごとに椅子に座ってる監視員(?)の
ほぼ半数が居眠りしてたのには笑えました。
しかし、もっと芸術も勉強せなアカンな〜。
292 :
わだつみのいろこの宮:04/07/05 00:09 ID:XgPZ6pdp
>>291 そりゃぁ 普段行ってない美術館を訪れてテーマが「前衛」だったら
わけわからないのはしょうがないですよ・・・
私も前衛芸術はよくわからないのであまり鑑賞しないです。
でもとある美術館で見た現代芸術、って過去ログで書いたかな、
洋服のホックを何百個もきれいに並べて貼り付けた絵(作品)は純粋に
美しく、ホックの魅力?を再発見しました。
良く見ると曲線が多くて可愛らしい形をしているのです。
他にはクレーあたりだと好きだけどあれは前衛ではないんでしょうねぇ。。
ttp://www.paul-klee-japan.com/gallery.html
>>291 京都市美術館がでてきたので我慢しきれず書き込みます。
情報があまりなくて批評はこんなのがありました。
http://www.alles.or.jp/~kunst/20040620-2.htm 大正時代の京都画壇は最近知り、ショックを受けているのですが
今回のはもっと後の人たちですよね?
京都市美術館の日本画のコレクションはもっともっと見たいです。
現在は行くにはずいぶん遠いのですが、印象派一辺倒できたのが残念でなりません。
ナルトさん、京都お住まいでしたらどうぞたびたび訪れて情報お願いします。
京都市立はわりといい作品もってそうですね。
昨日は向かいの美術館の横山大観だけ見て帰ってしまったので
(暑くて暑くて。。)
祇園祭終わった頃市立にも行ってみます。
>>294 あ、ドモ。
当方は大阪在住で、今まで美術館とは無縁の生活を送っていました。
恥ずかしながら、このスレにカキコするのは291が初めてです。
ちなみに今回の展示物は、素人目にもあまり面白くありませんでした。
あ、でも絵のことはほとんど分からないので聞き流してください。
映画や邦楽のことでしたら、ある程度お答えできるのですが、
どうも申し訳アリマセン。
現在は沖縄の離島に住んでいます。
10年前までは東京にいました。絵画は西洋のものばかり見て
満足していましたが、こちらに移ってから京都に行く機会が数度あり、
近代の日本画の素晴らしさに驚きました。
内地にいる間にもっと見ておくべきだったと後悔しております。
日本画は一見単調に見える面の明るさ具合が絶妙ですね。
京都市美術館は混雑しないで良い環境で見られるのも気に入っています。
最低でも一年ぐらい住んで、常設展をじっくり味わってみたいです。
ナルトさん私も素人ですが、素人目にみて気持ちに響くものが大切だと思います、
又お知らせくださいね。
295さん是非是非たびたび情報、ご感想お知らせください。
298 :
295:04/07/16 14:28 ID:Tivb7OwP
>>ギルさん
近くではないかもしれませんが奄美に田中一村の記念館がありますね。
現地には行った事ありませんが、展覧会が関西でもありました。
奄美を描いた作品郡はギラギラした色に力と繊細さが同居していて
すばらしかったです。現地にも是非行ってみたいです。
京都市立は今年これから何度か収蔵品展があるようなので足を運んでみます。
私も素人なのでたいした報告はできませんが。。
>295さん
奄美は沖縄経由で行けます。
すぐそこではないけれど、決して遠くはない(笑
田中一村は東京にいる時に見ました。
こっちに来てから、あの光と影の濃さ、特に夕方の色はまさにあの通り
です。
日本画の光を含んだ面のテクニックが、
コントラストの強い南の表現にも適していたのだと関心します。
奄美は染織も独特の技術があるので行ってみたい場所です。
300 :
セルフサービス:04/07/29 21:11 ID:70iyU6aX
○○○
○ ・ω・ ○ <300まーライオン
○○○
.c(,_uuノ
お久しゅうございます。
灼熱の太陽に、僅かばかりの感性も熔けきり
ひたすらに秋の風を心待ちにする此の頃です。
秋風が立ち、クールダウンした頃にまたお邪魔いたします。
皆さまも、よい夏をお過ごしくださいませ。 (ビエンナーレ)
(´-`) .。oO(レポートため込んでいます。アタマが機能しません...イヒッ)
(;´ρ`).。oO( またまたマティスの特別展が....◆部分、西洋美術館HPよりコピペ)
◆マティス展 9月10日〜12月12日 国立西洋美術館
パリのポンピドゥーセンター・国立近代美術館の所蔵品を中心に
世界各国からマティス作品を集めた大型展「マティス展」を開催。
本展は、20世紀美術の象徴としてピカソとともに並び称されるマティスが、
どのように作品を制作していたのかをわかりやすく紹介することにより、
マティス作品を見る楽しみを広く伝えることをテーマとします。
制作過程を写した写真を展示し、その作品が完成までに
いかに大きく変化したのか、また、異なったスタイルで描かれた共通主題の作品や、
ひとつの作品を別の絵に描きこみ新たに生かすなど、
マティス作品の多彩さを余すことなく堪能できるようになっています。
また、名作「ジャズ」の原画(切り紙絵)全20点を、日本で初めて一挙公開します。
互いに関連し合う作品を対比させることにより、マティス本人の『作る喜び』と
私たち観覧者の『見る楽しみ』の両方を味わえる、これまでにないマティス展となります。
〔内 容〕 ポンピドゥーセンターの所蔵品を中心に、
油彩、版画、彫刻、切り紙絵、写真など約140〜150点を展示。
■読売新聞イベント
ttp://event.yomiuri.co.jp/matisse/index.htm (・∀・) .。oO(購読者へのプレゼントにチョト惹かれるなぁ)
■国立西洋美術館
ttp://www.nmwa.go.jp/jp/html/collection.html#tokubetu (´-`) .。oO(逢いに行きます、マティス様。ハァハァ)
303 :
大人の名無しさん:04/09/06 12:05 ID:3F3STmAv
今週末は、昔から好きだったマグリットの作品を観に行く予定。
最近気になってるのは、クリムトです。
305 :
上品スレ汚してスマソ:04/09/10 11:29 ID:cU1Fgi94
306 :
風民:04/09/17 19:01:12 ID:2dLPcSVQ
ようやく秋めいた風を感じるようになりましたが、
みなさまいかがお過ごしでしょうか?
「琳派RIMPA展」に行って参りました。
ttp://www.tokyo-np.co.jp/event/rimpa/ まずはクリムトの1枚のお出迎えを受けまして、ちょっと意表をつかれた感がします。
そして、尾形光琳、俵屋宗達、横山大観、酒井抱一などの
まさに「鑑定団」でお馴染みのビッグネームの屏風の数々が展示されています。
装飾美をテーマに、クリムト、ボナールなどの作品を対比させる試みが
非常に興味深かったです。
私のような日本画には全くうとい人間にも十分たのしめる内容となっています。
金を用いる作品が多いのと、屏風という画面の大きさと二つの要素の成せる技なのか、
華やかな雰囲気に溢れた展示となっています。
また、日本画の様式美というか、お約束の美しさにしばし浮世の憂さを忘れる気がしました。
雑感と言いますか、西洋絵画、特に近代の具象画を眺めていると、画家の主張とか
画題のもつ生命力とか、そういった何か迫ってくるものを感じ取ることが多いような
気がするのですが、日本画とくに屏風のようなものは大変に大きなものであるにも関わらず、
そういった生々しさとは遠いような気がします。
やはり、屋内において、装飾するということに重点をおいているせいなのか、
全体との調和というものを重んじる日本人の気質の表れなのでしょうか?
派手な色使い、大胆な構図でありながら、決してうるさく主張してこないところが不思議でした。
西洋絵画が「押しの主張」であると仮に表現するのならば、日本絵画は「引きの美学」と
表現できるのかなぁ・・・・と思いつつ帰途につきました。
307 :
風民:04/09/17 19:14:19 ID:2dLPcSVQ
実は恥ずかしながら、国立近代美術館は初めて訪れました。
常設展を駆け足で眺めてきたのですが、なかなか面白かったです。
欲を言えば、箱の小ささの割には広い範囲を網羅するあまり、
どれも食い足りない印象になっているということでしょうか。
同じ国立でも、国立西洋美術館に比べると、ちょっとさびしい印象が否めませんでした・・・。
多分、すばらしい収蔵品がいっぱいあるかと思いますので、もっと展示に工夫があっても
いいなぁ、と素人の勝手な欲望を述べておきます。
一番印象に残ったのは、東山魁夷の絵、高村光太郎の手のブロンズです。
(ナマズを見ることができなかったのが残念)
また機会を見つけて、じっくり観に行ってみようと思います。
(展示替えがありますように・・・ナムナム)
暫く振りでございます。
台風、地震と相次ぐ天変地異に右往左往の此の頃ですが
皆さまにはお変わりございませんでしょうか。
(被害に遭われた方々にお見舞いを申し上げます)
自然の猛威に翻弄される間に、街路樹のハナミズキも紅葉し
実を赤く染め、季節は着実に晩秋へと移ろいでいるようです。
さて、酷暑を理由に怠けていたレポートをボチボチと
綴っていくことにします(w
10月某日
「ニューヨーク グッゲンハイム美術館展」
“モダン・アートの展開 ―ルノワールからウォーホルまで―”
(渋谷 Bunkamura ザ・ミュージアム 10月24日迄)
イメージソングが某浜○あゆみだとか、芸能人を動員しての
某フ○テレビジョン主催の華々しい宣伝に興味を削がれていたのですが
一時期、傾倒していたカンディンスキーやクレー,ミロ等の作品と
グッゲンハイム・スピリットにどうしても触れたくなり、ひとっ走りしてきました。
展示作品は全79点で、いわゆる近現代絵画の名作中の名作と
いわれるだけあって、想像以上に観応えある内容でした。
入口にはルノワール、出口付近にはウォーホルの作品が展示され
ルソー,ゴッホ,セザンヌ,マティス,ピカソ,マグリット,ダリ,
エルンスト,シャガール,デ・キリコ....と錚々たるネームが連なり
モダン・アートの系譜をたどる というコンセプトに沿った
観賞しやすい流れがありました。
ウォーホルの死を意識した大きなセルフ・ポートレートや
ロイ・リクテンスタインの印刷物的な作品を目の前にすると、
いかにも“モダン・アート”に触れているという実感が湧いてきました。
(ポップ・アートというべきか?)
印象深かったのは、マティスが1916年に制作した「イタリア女」という作品で
彼の特徴ともいえる明るい色彩がまったく存在しない、暗く陰鬱な画面に
少しばかり驚かされました。
後で第一次世界大戦の荒廃に対する、マティスなりの返答とされている
解説を読むにつけ、戦禍の及ぼす影響力について考えさせられました。
ところで、明日24日(日)の「新日曜美術館」(NHK教育)で
松任谷由実をゲストに迎え、画家 アンリ・マティスの世界を
特集するようです。興味のあるかたはぜひご覧くださいまし。
■時間 午前9時〜10時 午後8時〜9時(再)
BShi:毎週月曜 午前0時〜1時(日曜深夜)
>ギルーさん,295さん
ギルーさんは沖縄にお住まいなのですか。
奄美といえば大島紬。
奄美に限らず、沖縄は染織物の宝庫ですね。
琉球王朝の華やぎの名残でしょうか。
芭蕉布なんかの上布は値段も張りますが
年々温暖化が進む夏場の暑さを凌ぐには、
沖縄の文化に、ついヒントを求めてしまいます。
田村一村の絵は、直接観た記憶がないのですが
その妥協しない究極の絵描き魂については、書物で読んだことがあり
非常に興味を持っています。
東京美術学校で同窓生だった東山魁夷を嫌い、俗に塗れた画家だと
批判していたという話に、彼がいかに“孤高の画家”であったかを
窺い知ることができました。
そんな彼が、画家として移り住み、生涯を終えた奄美の自然を
ちょっぴり覗いてみたい、南海知らずな私であります。
激しく亀レスですが、奄美に足を運ばれましたなら印象など
聞かせていただけると嬉しく思います。
312 :
風眠:04/10/27 11:45:05 ID:EioegWUM
>ビエンナーレさん
レポートありがとうございました。
グッゲンハイム美術館展には行こうと思っていたんですが
やはり期を逸してしまいました。残念です。
ルノワール→フォーホル という系譜というのもおもしろい切り口ですよね。
事実を的確に映すという絵画の役割から、心を表す手段としての変化が
目の前で繰り広げられていたのでしょう・・・・・ああ。。。観に行けばヨカッタ。
313 :
風眠:04/10/27 11:48:50 ID:EioegWUM
脱線気味ですけど、大島紬とか芭蕉布とか
テキスタイルとして見るだけでも美しいですよね。
また、薄く、軽く、保温性、通気性に富んだ織物は
実用性もピカ一です。
それを身に纏うのは贅沢中の贅沢なのでしょう。
ああ。。。。大島紬のジャケット・・・・コワイヨコワイヨ・・・
そろそろこのスレも一周年ですねー。
最近はあまり美術館にも行けないのですが
このスレは楽しく見ています。
315 :
風眠:04/11/01 11:49:56 ID:UeabCtSZ
>>314 ご愛読ありがとうございます。
秋になって、いい企画が目白押しですね。
時間がやりくりできて、美術展に足を運ばれたら
是非、ご感想を教えてください。
それにしても、これだけ放置しても1年落ちないで存在することができた、
ということが驚きです。(w
316 :
風眠:04/11/01 12:20:27 ID:UeabCtSZ
東京都美術館で開催中の「フィレンツェ−芸術都市の誕生」を観て参りました。
http://www.tobikan.jp/museum/firenze.html 目玉は、数年前にミケランジェロ作であることが鑑定された
木彫りの「磔刑のキリスト」でしょう。
木彫りという技法であることが信じられない程、精緻に筋肉や骨格が表現されています。
ミケランジェロの目の確かさと、木工技術の正確さに感嘆しました。
展示はフィレンツェという都市とルネッサンスという時代を網羅することを主眼としていたのか、
全体的に散漫な印象を免れませんでした。
ただ、「屋根のない美術館」といわれるフィレンツェのアートを船や飛行機で運ぶことに
無理があるのかもしれません。一度は自らの足で訪れ、町の空気を吸い、
壁画や天井画、あるいは壁の装飾細工を目にしてみたいと思いました。
今回、一番印象に残ったのは、実はアートの作品ではありませんでした。
展示の中に、当時の皮の装丁が施された、立派な本が何冊も展示されていたのですが、
大半は大きな城館の詳細な設計図やらの美術、歴史的資料なのですが、
その中に一冊の課税用の輸出入台帳が含まれています。
豪華絢爛な革表紙の分厚いインボイス・・・・今では考えられません。
当時の帆船と航海技術で、海洋貿易をすることのリスクの大きさと、
危険のもたらす富の大きさにロマンを感じました。
それにしても、当時のイタリアの先進性には驚くことばかりです。
貿易に携わる方にはお馴染みの、インボイス、輸出信用状決済、銀行送金、そして簿記
という制度は当時のイタリアで生まれたと聞いたことがあります。
それらは正に今日のビジネスを支えるもので、今も基本的にはかわらないシステムで
運用されているということに深く感銘を覚えます。
・・・しかし、当時のイタリア人は几帳面だったのでしょうか・・・???
アートの花がいつまでも咲き続ける、平穏な世の中でありますよう....
ο ο
(´∀`) Congratulations! The 1st anniversary♪
ヽ|〃
 ̄ ̄ ̄ ̄
(´-`) .。oO(AAがズレているぞと。。。気持ちだけ受け取ってくださいましね....)
>>310 の新日曜美術館は11月14日に変更のようです。
>>313 コワクナイヨ〜 キモチイイヨ〜
東京都現代美術館で開催されているピカソ展を見ました!
一言で総括すれば、大変にエロかったです!
ピカソという人は、小学生のころから名前を知っていましたが、
まとまった作品群を見たのはこれが初めてでした。
今までは「名の知れた大家」というくらいの意識しかなかったのですが、
その絵の内包する強烈なまでのメッセージにただただ圧倒されてしまいました。
エロス=生きることという図式を単純明快に(ある意味アッケラカンと)描ける人は
そうそういないであろうと思います。
同じように描くことに生と死を重ね合わせる画家も多いと思うのですが、
まさにピカソの描くエロスは、生への執着と命の美しさを万人に喚起させる
効果があるように感じて仕方ありませんでした。
まぁピカソが長命であったのもむべなるかな・・・・
見習いたいものです。
昨日某スレッドでぱうださんにお会いし、このスレッドを思い出し来てみました。
な、なんと残念。
この美術スレにちょうどの煽りレスが入っていたのに
>>305 性的衝動がアートにもたらした貢献度の大きさをおしゃべりする
機会を逃してしまいました。
反省してマメに書き込みますので宜しく。
>ビエンナーレさん
今年も奄美へ行かずに年が終わりそうですが
南の島の日の光強さとそれによる影の濃さが一村の描く日本画の画法に
ゴッホのような力強さをもたらしたと感じています。
また、強い日の光の下では、色彩感覚はもちろん明暗のコントラストが
独特で、家の作り方、織物、生活様式全般にもその影響が強く出ているようです。
上布などの麻織物も内地で見ているときはそれほど強くは惹かれなかったのですが
強い陽射しの下でのあの透明感に一発でやられw
もちろん購入や着用は不可能ですが、せめて織れればと修行中ですw
陶器などの食器類もこの湿度と気温の中での食卓には
あのインパクトが必要なのだと夏が来るたびに納得しております。
日本画は風民さんがおっしゃるように厳しい様式と徒弟制度のような
派閥(というのかな)とで抑圧されていますが、だから一層抑えられたものの力強さ
を感じずにはいられません。
>>319 もう、10年以上も前パリのピカソ美術館へ行く機会があったのですが
自然光の中で見るピカソは本当にチャーミングで
交際している女性が変わると、絵がガラッと変わっているのが
明白で、笑ってしまうほど。
エロスに支配された制作だったことが伺われました。
目線の高さで展示されているブロンズの親指の動きの跡が
それはもううっとりするほど力強くセクシーw
すべてに生命力に溢れた展示でした。
322 :
風眠:05/01/01 22:53:02 ID:MkGpHk++
あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
また、今年もいろいろな眼福に与ることができれば幸せです。
>>321 ギルーさん
亀レス陳謝です。
強烈な陽射と、それをふちどるかのような陰のコントラストそのものに
見入ってしまうことがあります。
その明暗の鋭さがあるからこそ際立つ美しさは
その土地に行かなければ、きっと見ることがかなわないのでしょう・・・。
ところで、日本の美術館の大半は人工光による展示なのですが、
ヨーロッパでは自然光で油絵を見せてくれるところが結構ありますよね?
自然光の中で描かれた絵画は、自然光で見る方が画家の意図がわかりやすい
ような気がするのですけど、日本では難しいのでしょうか???
新年おめでとうございます。
今年はもう少し本物を見る機会が欲しいと切に感じる田舎ものです。
よろしく御願いいたします。
>その明暗の鋭さがあるからこそ際立つ美しさは
その土地に行かなければ、きっと見ることがかなわないのでしょう・・・。
土地の音楽とか工芸品はその空気の中で真価が見えてくるということが
あると思いますが
絵画はどうでしょう?
ちょうど今読んでいる本、別スレで書いたのですが
http://bubble3.2ch.net/test/read.cgi/cafe30/1046420314/l50 江戸の春画に限らず、絵は現実をそのまま描くのではなく
画家のファンタジーの表現であると思います。
より強調したいことが前面に出る、だとすると
奄美へ旅行するよりも、田中一村の絵の中に南国のエキスが詰まっている
と考えてよいのではないでしょうか?
(まぁ彼の絵は奄美に多くあるのですが)
絵を見るということは、現場を見るよりいっそう切り取られ強調されたものを見るの
だろうなぁ、と考えた新年でした。
自然光はどうなんでしょうねぇ
退色の問題がありますよね、、、
東京のピカソ展を先に見て、パリで見たのですが
自然光で見た方がグッと親しみを感じたのは事実です。
ピカソ美術館の展示の順番どおりに近代美術館で展示したとしても
チャーミングでエッチなオヤジという感想をもてたかどうか自信がありませんw
2月のパリなので寒くて暗い日でしたが、スポットライトで見た日本とは
伸びやかさが絶対に違いましたね。
324 :
風眠:05/01/11 23:38:11 ID:3CPKNFqt
>ギルーさん
>江戸の春画に限らず、絵は現実をそのまま描くのではなく
>画家のファンタジーの表現であると思います。
絵画を描くのも、観るのも、それぞれに自分自身の価値観が
色濃く表れると思います。
1枚の絵画を間にして、描いた画家と鑑賞者は会話をするような感じとでも言いましょうか?
もちろん、自分自身が画家の言葉を聞くほどの感性や人生観が持ち合わせていなければ、
単なる「美しい絵」と観るだけで終わってしまうでしょう。
(というか、私の場合は大半はそうですね・・・苦笑 もっと精進しないと!)
>チャーミングでエッチなオヤジ
ナイスな表現!
この表現で真っ先に思い浮かべるのは、私の場合、故アラファト議長です。
なんででしょう???
325 :
風眠:05/01/11 23:40:43 ID:3CPKNFqt
ジョルジュ・ド・ラ・トゥール気になりますね
機会に恵まれて日本美術院の著名な画家のアトリエで
素描数点をみることができました。
完成した作品は端正なのですが
素描の力強さに驚きました。気迫が前面に出ている。
筆を置くまでの苦闘を見る思いでした。
保守もかねて上京した折に子供にねだられていった国立科学博物館。
記憶にあった科学博物館からリニューアルされて
生物の発生から進化の過程がさらに見やすくなっていた。
特にコメントがあるわけではないけれど
最上階の大きなスペースをつかって大型動物の剥製が展示されていて
それがほとんど絶滅危惧種で
進化の過程をたどり、行き着いた場所で、それまでと比べると考えられないほど
の速さで種の滅亡が始まっているという印象を強く感じるようなメッセージ性のある
展示になっていました。
国立博物館に「踊るサティロス」が来ますねぇ。
みなさんは観にいきますか。
こんばんは。
はやいもので、暦の上では立春も過ぎ
冷たい風の中にも、日を追うごとに強まる陽射しや
時折仄かに匂い来る梅の香に、春が立つ気配を感じております。
「春が立つ」の「立つ」は、神秘的なものが忽然と姿を現した
ことばである、とは柳田國男の説ですが
日本の暦には、人間を取り巻く自然の変化が健在で
季節の移り変わりの妙を味わえ、至福であると思います。
さてと、感じたことの幾つかを再び綴ってまいりたく・・・
怠け者の連投、お許しくださりませ(ウヒョ
>>328 絶滅危惧種で思い出しましたが、つい最近もWWFによって
地球温暖化が急速に進んだ場合、20年以内にホッキョクグマ(シロクマ)や
アザラシの仲間など北極の多くの生物が絶滅する危険性があるとの
研究結果が報告されていました。
物質文明のもたらす弊害に、自分も加担していることを考えると
複雑な心境になりますね。
ところで、国立科学博物館において3月19日から
『恐竜博2005』が開催されます。
「恐竜から鳥への進化」をテーマに、各国から貴重な化石や標本
約80点と、世界最大のティラノサウルス「スー」の全身複製骨格が
米国以外では初公開となるようです。
今月25日からは、公式HPで恐竜進化ゲームが楽しめるとのこと。
クイズに正解すると、しっぽが短くなったり、羽毛が生えたりして
“恐竜を進化させて元の鳥類へと戻してあげる”ストーリーだそうです。
子どもからマニアまで楽しめるように制作している模様です。
■『恐竜博2005』公式サイト
http://www.asahi.com/dino2005/ ■国立科学博物館『恐竜博2005』
http://www.kahaku.go.jp/dinosaur2005/index.html
>>327 ギルーさん
素描には、対象を目の前にしたときの“画家の感動”が
生々しく映っている感じですね。
作品によっては、本画にはない魅力を感じることがあります。
特に日本画は、写生(素描)→小下図→大下図→本画
と何段階もの過程を経て制作されるので
丁寧な仕上げに到るまでに、隠れてしまう画家のまなざしや
本質的な姿が、素描には在るのかもしれません。
335 :
大人の名無しさん:05/02/12 17:34:54 ID:KejxzdFW
良スレあげ
>>334 ベルリンの至宝展どんなものが出るのでしょうね。気になります。
行かれたら情報下さい。
まさかそれは来ないと思いますが
ベルリンには琉球のコレクションがあるのですよ。
もともと薩摩などに出てしまったり
残っているものは戦渦で焼かれてしまったり、
地元では良いものをほとんど見る事ができません。ベルリン行ってみたいなぁ・
>>333 そうですね、仕上がりの端正さからは想像も出来ない
力強さを感じました。
>>337 午前中の放送を精神科医が出てくるところまで見て時間切れで外出。
「萌え」「侘び」「寂び」を並べるとは!!
「萌え」は人に対する感情、「侘び・寂び」は物の状態、並列になることが
オタクを象徴していましたね。
屈折しているとはいえ、理想像を規格化されたキャラクターに求める事自体に
すでに違和感がある。それとも恋愛さえも物としかできなくなっているのか?
オタクが文化の一部になっているのは否定する事はできないし
ある意味、日本社会を象徴している現象だとも思うけど
画一化された子供顔のキャラクターには嫌悪を感じてしまいます。
こんなのでホントにいいのかよぉ・・
と思うのは山根アナと同世代だからか?
339 :
風眠:05/03/20 12:03:43 ID:VJXgOIzP
皆様お久しぶりです。
どうも忙しくて留守ばっかりの私です。
>ビエンナーレさん
超超亀&端折りレスで申し訳ありません。
>踊るサテュロス
ご覧になった方々のブログなどを拝見しましたところ、
「ロックスター」に例えられたご意見を読みました。
実に洒脱な見方!惚れますね。
私は万博に行くことになるかと思いますので、そちらで見たいなぁ・・・・
>ルーブル美術館展
情報ありがとうございました。どんな作品が来るのかな?
出展によっては行きたいですねぇ・・・・
>>337-338 おたく文化ってのもあなどりがたいところがありますよね。
ポップカルチュアの一派だと認識すれば、日本発信の立派な文化だとは思います。
理解できるかどうかは別として(w
でも、いろんな美学があってよろしいかと思ってます。
340 :
風眠:05/03/20 12:09:42 ID:VJXgOIzP
昨日の「美の巨人達」はエッフェル塔でした。
パリの美しさを台無しにする醜悪なもの、というご意見もおありかと思いますけど、
あの塔自体は精緻にして繊細な建造物だと思います。
東京の真ん中にいますと、いろいろなところから東京タワーが目に入りますが、
エッフェル塔とは比べ物になりません。
あのカラーリングだけでも何とか改善してほしいんですけど。。。。。
しかし、東京タワーもあれでなかなか捨てがたい風情があって、
夕暮れにライトアップされるとそれはそれで美しいなぁと思います。
あのライトアップも、夏と冬とでは電飾の色が違うってご存知ですか?
夏の方がすずしげな青白い明かりなんですよ。
あれ?エッフェル塔の話のはずが、東京タワーの話にしちゃいました・・・
すみません(w と、いうわけでsageておきますね。
風民さんお久し振りです。
以前東京タワーのすぐ近くにで働いていた事がありましたが、
確かにあの赤は頂けない、出勤時、巨大な鋼鉄の塊の威圧感は真下を通るときは
なるべく見上げないようにしていましたが、
夕方や残業後の夜間は好きでした。
夜目遠目ってやつですね。
342 :
無派:2005/03/27(日) 21:43:29 ID:63fNzMmj
通りすがりですが、
ミュシャ展 東京都美術館の最終日、逝って参りました。
13:30時点で入館まで並ぶこと30分待ちした挙句、
ミュシャの数々の作品に、目の前数センチで拝領致しましたです。
伊藤園のコーヒー缶だとかで、遠目には拝謁していたのですが、
至近距離で観ると、それなりの感動でした。
一番印象に残ったのが、数々の有名なリトグラフ作品群、
「あらゆる輪郭という線に対して、かなり濃い色で縁取りしているなあ。」
という感触でした。
まるで縁取りマーカで描いたかのよう。w
勿論、魅了されまくりでしたけど。特に「時の流れ」四部作はため息モノ・・・。
一時間半ほどで駆け足で観た後、退館してみれば、
15:30の時点で60分待ちの行列が何重にもトグロを巻いてました。
皆様、ちゃんとご覧になれたことを願って止みませぬ。
343 :
無派:昭和80/04/02(土) 13:24:07 ID:34YaSTta
>>342 恥ずかしながら自己レス。日本語が変でした。
誤
>ミュシャの数々の作品に、目の前数センチで拝領致しましたです。
正
>ミュシャの数々の作品に、目の前数センチで拝謁致しましたです。
何ももらっていませんって・・・。w
トルコ風呂くるね。
これって、ルーブル行ったときはみんなスルーしてた記憶が。
おれはデジカメで撮ったけどね。
アングルって日本ではどうなんだろうな。
345 :
風眠:2005/05/01(日) 02:15:57 ID:IGwXPfY7
>>342-3 無派さん
ミュシャ展に行かれたのですね。うらやましいです。
身辺がザワザワしていて、時間の都合をつけることができず、
とうとう見逃しました。
>「あらゆる輪郭という線に対して、かなり濃い色で縁取りしているなあ。」
オリジナルに近い現物を見られたからの感想ですよね。
ミュシャは細い線で描いているイメージがありますが、
実際には存在感のある描き方なのでしょう。
レポートありがとうございました。
>>344 SKさん
美術の教科書で見たことのある、あの有名な1枚ですね。
ttp://www.ntv.co.jp/louvre/ 肉感的な裸体の女性のモブシーン、日本画の画題には絶対になりえないですね。
横浜まで是非足を運びたい・・・
346 :
風眠:2005/05/01(日) 02:30:38 ID:IGwXPfY7
話題のゴッホ展に行ってきました。
ttp://www.momat.go.jp/Honkan/Gogh/ 雨の平日に行ってみたのですが・・・・長蛇の列に圧倒されました(w
やはり日本人はゴッホが好きなんですね(w
展示作品は、これでもか、という有名作品の列。
また、同時代の画家の参考作品も、モネ、ゴーギャン、ミレー、セザンヌなどの
印象派のいい作品が来ていました。
人ごみを掻き分け、ようやく絵の前に立ち、
その構図、色彩、マティエールの美しさを見ると、
日本人のゴッホ好きの理由がよくよく理解できた気がしました。
量、質、どちらも納得の展示会です。
東京での会期はあと数日ですが、夜8時まで開館している日を選び、
6時以降に入場すれば少しすいていると思います。
蛇足ですが、クレラー=ミュラー美術館収蔵の作品の額のセンスがいいです。
ゴッホの絵がよく引き立つシンプルな額でした(w
風眠さん
ゴッホはやはり混むみたいだね。
オルセーでもゴッホの間だけは異常に混んでたくらいだから、
本場でも人気あるみいたいです。
昔上野に着たときに、前売り買ったのに2時間待ちとかで
3回ぐらい、トライしたけど見れなかったイヤな思い出があります。
アングルは人気はどうなんだろうな。おれは大好きなんだけどね。
ドラクロワとすごく仲が悪かったみたいだね。
神戸にフェルメールが来てるんで、見てみたいです。
映画で出てた、フェルメールの奥さんの絵なのかな。
ボンカレーの会社が開設した美術館が、徳島にあるよ。
タイルに焼き付けられて、永久保存される名画コレクションたるや4,000!
床から天井に至る壁面に展開される「最後の審判」は見事で御座った!!
349 :
無派:2005/05/08(日) 22:46:45 ID:c3pfOC9E
>>345 風眠さん、
スレ主様からのレスをいただけるなんて光栄です。
>>346 >話題のゴッホ展に行ってきました。
ゴッホ展、私も今回は平日に休みを取って観てきました。
作品自体も感動したのですが、今回の展示では個人的に、
ゴッホの生き様についての解説が語られた年表を読んで、勉強になりました。
一般に「変人」「狂気」「孤独」などの評価が先走るゴッホの人間性ですが、
テオという弟とその奥さんに対する気配りや心尽くしに関する解説を読む限り、
「なあんだ、全然いい人じゃん。」って感じでした。
>蛇足ですが、クレラー=ミュラー美術館収蔵の作品の額のセンスがいいです。
>ゴッホの絵がよく引き立つシンプルな額でした(w
額のセンスなんてよく気がつきましたね。私は全く注意が及びませんでした。
確かに額縁ひとつにしても、観る者に与える全体的な印象は変わるのでしょうね。
ありがとうございました。私も次回からは額縁をチェックポイントに加えることにします。
350 :
無派:2005/05/08(日) 22:48:46 ID:c3pfOC9E
ついでにちょっと邪道かも知れませんが、このGWにて前々から気になっていた
伊豆にある「怪しい少年少女博物館」に行ってきましたのでプチレポ。
無理やりまとめると、以下の2点がポイントでしょうか。
1.年代別の風俗(ファッションと流行グッズ)をテーマ毎にノスタルジー大会
当時の流行服を身に纏ったたくさんのマネキン人形の合間に、
力道山、女性週刊誌、プレスリー、モンロー、月光仮面、ゴジラ、東京五輪、
きいちの塗り絵、ビートルズ、だっこちゃん、大阪万博、リカちゃん人形、絵本、
名探偵小説、変身ヒーロー、超合金、アニメ、60年〜80年代アイドル・・・
オモチャ箱をひっくり返した様相。w
2.おどろおどろしいオカルト系グッズをソコハカとなく散りばめ大会
コスプレ衣装に身を包んだたくさんのマネキン人形の合間に、
幽霊、お化け、妖怪、悪魔、呪い、人形、縫いぐるみ、仮面、
こちらは幾分テーマ毎に整然と陳列されているものの・・・
幾ら怖い物でも、一度にたくさん見せられると、却って恐怖感が追いつきませんでした。w
351 :
無派:2005/05/08(日) 22:50:35 ID:c3pfOC9E
ともあれ、一番「怪しさ」を感じたのは、土産物としての「呪いの藁人形」売り場。
売り場の傍らの柱に、ここを訪れた観光客がリアル感溢れる怨念を以って、
「XXXX、死ね。」「YYYY、地獄へ落ちろ。」とか書いて打ち付けた
夥しい数の藁人形を目の当たりにした時。
「やっぱ、生身の人間のやることが一番怖いっす・・・。」
入館料千円(子供半額)を高いとするか安いとするかは意見が分かれそうですが、
子供から大人までを包含するコンテンツの間口の広さは、
家族サービスにもデートスポットとしても有効かと。
静岡県伊東市富戸字街道下1029−64 9:00〜17:00(無休)
R135沿い、黄金仮面と怪人二十面相を足して2で割ったような顔のついた
人形の巨大なオブジェが目印です。尚、前身が「ペンギン博物館」だったらしく、
この怪人、下半身はペンギンのままです。w
ttp://ayashii.pandora.nu/
佐倉の歴史民族博物館いってきやした。
なんだこの広さは・・・・
しょぼい博物館ばかりいっていたので度肝を抜かれましたぜ
ベルリンの至宝展
まーどれもこれも他にあるようなもんばっかで・・
特別行って良かったとは思えない。
ラ・トゥール展行って来ました。
土曜の午後とはいえ、凄い人。
何故に、こんなに???
でしたが、希少な画家ということで人が集まったのかな。
マグダラでしたが、腹が出てた・・・これはもしや??
あんまり美術を見に行かないオレですが、
江東区の近代美術館のルオーがたまらんよかった。
静謐というんでしょうか、静謐なんて言葉、生きてて始めてつかったけど。
見終わって、なんか教会で礼拝してきたような、
キリスト教体験のような・・・また行く。
だれか女の子とイキタイヨー! イコーヨー!
見終わったら深川歩こうヨー!
357 :
風眠:2005/06/06(月) 01:21:23 ID:yTd+J45+
亀レスごめんなさい(大汗
たくさんの書き込みで感動してます。
>>347 SKさん
>昔上野に着たときに、前売り買ったのに2時間待ちとかで
>3回ぐらい、トライしたけど見れなかったイヤな思い出があります。
大昔にMOMAの展覧会で同じように長蛇の列には並んでみたけれど
諦めて帰ってしまったことがあります。
以来、なるたけわざわざ有休を取ってでも、観たいものは混まない時間に
観にいくようにしてますが、なかなか状況は許しませんね(苦笑
>神戸にフェルメールが来てるんで、見てみたいです。
これでしょうか?私も是非観たい一枚です。
間もなく東京にもやってくるくるのでしょうか???
ttp://www.nikkei-events.jp/dresden/
358 :
風眠:2005/06/06(月) 01:21:48 ID:yTd+J45+
>>348 織田ゴム長さん
おもしろい取り組みの美術館ですね。
オリジナルを収蔵することでなく、名画を陶板に焼付け、公開するというのは
興味深いコンセプトだと思います。
ttp://www.o-museum.or.jp/japanese/index.html >>349-351 無派さん
私はスレ建て人ではありますが、スレマスだとは思っていないんですよ(苦笑
アートに興味のある方が、気軽に情報を提供しあう、そんな雰囲気が好きです。
そんな訳で、落ちない程度にしか保守、書き込みしていない薄情者でゴメンナサイ。
無派さんが興味をお持ちの展覧会などの情報があれば、また是非提供してくださいね。
> 「やっぱ、生身の人間のやることが一番怖いっす・・・。」
全くおっしゃる通り(w
でも、わら人形を形代に日ごろの鬱憤を晴らすのはある意味健康的なのかもと
思うこのごろは、なにやら世間が不穏な空気に包まれている証左でせうか????
359 :
風眠:2005/06/06(月) 01:22:17 ID:yTd+J45+
360 :
風眠:2005/06/06(月) 01:22:41 ID:yTd+J45+
>>356 東京都現代美術館での展覧会でしょうか?
ttp://www.nhk-p.co.jp/tenran/rouault/ ルオーの絵画は観たことがありません。
まだ会期もありますので、行ってみようかしらと思いました。
東京都現代美術館は建物とそのたたずまいもなかなか洒落ていて好きです。
>だれか女の子とイキタイヨー! イコーヨー!
>見終わったら深川歩こうヨー!
願いは叶いましたか?(w
そういえば、かなり昔に初対面の男性達数人と、女性の友人とで
国立西洋美術館に行ったことがあります。
彼らはあまり美術には関心がない方々だったようですが、
私たちに一所懸命つきあってくださったのです。
で、「どんなのがお好きですか?」と聞いてみましたら、
とある一枚を挙げられましたが、残念ながら私とは趣味が全くあわなかったようです。
・・・・・まぁつまり、
>>356さんガンガレ!!
361 :
風眠:2005/06/06(月) 01:23:13 ID:yTd+J45+
さて、先に述べたラ・トゥール展ですが、会期終了間際になんとかすべり込むように
観にいくことができて心底ほっと致しました。
現存する作品数が非常に少なく、(現在確認されているのが40点ほど)
各所に散らばっている作品の半分が東京に集結する機会など今後もうないかもしれません。
また、少女の頃に画集で観た強烈な印象が薄れることなく、このトシになるまで
「一度は本物を観たい画家」と心に念じ続けていた画家だったので、
感激はひとしおでした。
まさに、どこかのブログで書かれていたコメントを借りれば、「たった一枚でごはん三杯はイケル」
大満足の展覧会でした。
もちろん、代表的な作品の「マグダラのマリア」や「聖ヨセフの夢」などのろうそくの明かりに
照らされた夜の光景を描いたものはもちろん、辻音楽士を描いたシリーズなども素晴らしかったです。
ベラスケスやレンブラントとほぼ同じ時代を生きた人であったとされますが、
当時の大方の画題は「キリスト教」「貴族の肖像画」であったにも関わらず、
「蚤をとるオンナ」やら「イカサマ師」やら少々風変わりなものを描いていたところに、
「偏屈」さの片鱗を伺い見るような気がしました。
362 :
風眠:2005/06/06(月) 01:23:45 ID:yTd+J45+
そして、それらの人々の生々しい表情が印象的です。
酒に酔っているような赤ら顔、手を組み、喧嘩をとめようとする老女の狼狽、
同時代の画家が決して描くことはなかったものがリアルに描かれています。
宗教画にしても、聖母マリアではなく、マグダラのマリアを描くというのは
少々変わった画題だとも思いますし、当時は自由な先進性を売りにしていたのかもしれませんね。
それにしても、今回これだけの作品数を集めて展示した国立西洋美術館のキュレーターの方々の
苦労をしのび、心からの感謝を捧げたいと思います。
ところで、「現存数の少ない」「風変わり」な画家といえば、フェルメールも双璧を成すかと思います。
今回のラ・トゥール展のように一度にフェルメールの作品を見ることができるといいですねぇ・・・
多分難しいとは思いますけど・・・・(タメイキ
363 :
356:2005/06/06(月) 07:25:28 ID:s3Css4nk
>>風眠さん
そうです。そのリンク先の東京都現代美術館での展覧会です。
でも普段も出光の美術館にあるって言うから、東京にあるんでしょうね。
願いはかけらも叶ってません!
現代美術館はたしかに建物や、隣の公園とかイイんですよ。
僕が行ったときは、ロビーにパフォーマーが居て、すごく楽しかった。
全身金色の竹馬フランス人がアメンボのように闊歩してた。
見終わったらバスで東京駅に向かう途中、深川八幡宮のあたりで降りると
なかなかいい界隈でした。美術館てあんまり行かなかったけど、
おもしろかった。
兵庫県立美術館の「ギュスターヴ・モロー展」に行って来ました。
大原所蔵の「雅歌」に惚れてるもので。
大阪と違い、神戸は空が広くて建物に入る前から実に気持ち良い。
兵県美も天井が高いから圧迫感が無くて観やすかった。ただ、吹き抜け空間が広く館内通路の細さには正直、疑問符。
高所恐怖症の人にはキツイかも。
モローは、「目に見えないものを信じる」と言ってたらしいが、彼の目に当時の世界はどう映ってたんだろう?
同行のツレは、「末弥純っぽい」と言っていた。…判らんでもないが、実に寂しい評価だった。
風眠さん
今度来るフェルメールはドレスデンのです。
この絵は、ドイツの王子がレンブラントと思って買ったそう・・・・
いくらなんでも、乱暴な買い方なことで。
結果的には大ラッキーなわけですが。
期間長いし、それほど宣伝売ってないんで混むことはないでしょう。
他にもいいのが来るんで、行ってみるつもりです。
ドレスデンはホテルが高いし、多分行くことは無いと思うので。
そばのマイセンとかは行ってみたいけどね。
366 :
風眠:2005/06/21(火) 16:14:27 ID:c5uQ4DYm
>>364さん
モローの雅歌・・・流し目がたまらないですね。ゾクゾクする色香が漂います。
ttp://www.ohara.or.jp/200505/jp/1_web/1/exh/028.html 大原美術館はいいものを所蔵してますよねぇ・・・・
>末弥純っぽい
グインサーガですよね?好きですよ、あの扉絵。幻想的で美しくてイイ!
角川の某SFシリーズの生頼サンの扉も穴のあくほど眺めたもんです。
画面が小さいのが哀しかったですねぇ(w
>>365 SKさん
>この絵は、ドイツの王子がレンブラントと思って買ったそう・・・・
レンブラントとフェルメールって似てますか・・・・????
と、手持ちの資料をいろいろ見比べてしまいました(w
本物と信じて大枚をはたいた挙句に贋作をつかまされるというのが
普通の話かと思いますので、ある意味とてもラッキーな王子サマだったのですね。
こういうラッキーな王子サマならオーロラ姫でも白雪姫でも生き返らせることができるのかも(ww
ドレスデン、マイセン・・・・いろいろ行ってみたいですねぇ・・・(ウットリ
367 :
364です:2005/06/27(月) 19:59:56 ID:S2sptHdO
京都駅ビル内京都伊勢丹の美術館「えき」に行って来ました。
『ミヒャエル・ゾーヴァ展』。
アクリル絵具を駆使して小さいキャンバスに細かく描くその筆致に驚嘆。
画集や絵本はあるものの、展覧会の図録がなくてガッカリ。
何とか絵葉書で取り繕っても、好きな絵が2点もなく、更に落胆。
自宅で楽しめないじゃないか! 絵葉書では細部が潰れて分からんぞ!
なんともはや、片手どころか両手落ちでした。
風眠サンへ
ホンマに「雅歌」は最高です。大原はドラクロアの方が有名ですが、私の記憶の片隅にもなし。
末弥純は確かに大きな画面で見たい作品ですね。オーライさんも。
天野は小さくてもいいか・・・。
いいなぁ…。日曜美術館で知ってすごい行きたかったよ、ゾーヴァ展。
関東でもやらないかなぁ。
>>366 風眠さん
フェルメールとレンブラントは全く違うと思うんだけど、当時の美術の鑑定レベル
なんてそんなもんか?という話です。
フェルメール自体未だに、枚数がはっきりしてないくらいだからね。
30数枚、数枚というファジーな言い方してるから。
ゴッホ展行って来ました。
予想通りものすごい人。久々に人大杉を体験。
前々じっくりみれんかった。
ただ今回は、初めて見るのばかりで、なかなか楽しめたけどね。
ゴッホの絵は髪が黄色いのがあったり、肌が緑のがあったりだけど不思議と
違和感が無いのはさすがというとこかな。
当時の人には過激すぎたのかもしれないけど。
晩年は色彩が豊かなだけで、初期の絵も後期に負けずに強かった。
マネ、セザンヌ、ミレー、gゴーギャンも数枚来てました。
フィリップスが来るね。
ヒルズということで夜中の10時ぐらいまでやってるのが非常に珍しい。
金券ショップでチケ売ってるんで、機会あれば行く予定。
9月までだそう。
371 :
風眠:2005/07/15(金) 23:35:54 ID:kzaJ4ABA
ここ数日は涼しかったのですが、今日は蒸し暑いですね(;´Д`)
>SKさん
フィリップスコレクションですね?なかなかの逸品揃いの様子です。
夜10時までってのがありがたいですね。
ほかの美術館ももっと遅くまで開館してくれないかなぁ・・・・
さて、先日ようやく横浜美術館まで行って参りました。
ルーブル美術館展です。会期終わり近くということで予想はしていたのですが・・・・
いや、すごい混雑ぶりに驚きました。
国立近代美術館のゴッホも混んでいたのですけど、こちらも負けてない・・・・
ようやくの思いで上半分だけ観たという感じでした(w
まずはアングルの「泉」のお出迎えを受け、その象牙のような肌の輝きの美しさにため息。
そして歩みを進めて、ダヴィッドの名作「マラーの死」の前でしばし佇みました。
歴史の教科書でもおなじみのこの絵や、ナポレオンが描かせた絵画など、
絵画の果たしたプロパガンダの役割の重要性をつくづくと感じさせます。
ところで、この展覧会に展示されている絵の、女性達の服装に目をとめられた方はいらっしゃったでしょうか?
今年、巷で女性が羽織っている、胸の下で切り替えがあるブラウスとよく似たドレスが多かったのです。
いわゆる「エンパイアスタイル」と呼ばれるこのデザインは、ちょうどナポレオンの時代、
彼の奥様であるジョゼフィーヌが流行らせたと言われています。
それゆえに、「エンパイア(帝政)スタイル」と呼ばれている訳です。
ルーブル展が開催された今年、そのエンパイアスタイルが流行していたというのも
ちょっと面白いなぁと思ったのでした。
372 :
風眠:2005/07/15(金) 23:55:33 ID:kzaJ4ABA
駆け足気味にルーブル美術館展を後にし、次に上野・国立西洋美術館の「ドレスデン国立美術館展」
を回ってきました。
展示会自体はあまり混雑していませんでしたが、やはり圧巻のローズカットの大粒ダイヤや
真珠などを用いた装身具の前には大きなひとだかりができていました。
私自身はその隣の宮廷服の刺繍の細かさや、タイツ(伝線つき)がおもしろくて張り付くようにみてしまいました。
(ちょっとカワリモノという視線を浴びた気が・・・・)
中世からヨーロッパの男性が用いていた白タイツにずっと興味があったのです(w
考えていた以上に精巧なニットでした。もちろんシームラインが入り、後ろではぎあわせるものでした。
そのほか、刀剣やらコンパス、カラス口などの文具、狩猟道具などおもしろい
展示がいっぱいあります。モノフェチの方は是非ご覧ください。
373 :
風眠:2005/07/16(土) 00:01:06 ID:kzaJ4ABA
絵画の部門では何よりもフェルメールの「窓辺で手紙を読む若い女」ですね。
全体の展示の流れを無視するかのようにでーん!と飾られているのも王者の風格です(w
絵画はいかにもドイツらしく、徹底的に細部を描きこんだ風景画や
残酷なまでに皺を表現した老女の肖像など、写実マンセー的なものが多いです。
あとは、柿右衛門の赤絵の大壷などもみごたえがあります。
世の中の喧騒に疲れたときには休憩代わりにいい美術展という雰囲気でした(w
フェルメールの絵を追っかけるツアーがあるのを発見しました。
9月の末にもかかわらず、75マソとわ・・・・
最近さびしいので保守レス!
375 :
大人の名無しさん:2005/08/17(水) 21:24:24 ID:A04iR9MS
<雑記帳>透明の防護盾 ニューヨーク近代美術館で展示
◇富山県高岡市の安全用品企画販売会社「ナンワ」が開発した透明の防護盾が、
米国のニューヨーク近代美術館で10月から展示される。
◇10年前に発売し、国内で約5000個を売ったヒット商品。
02年のサッカー日韓W杯でもフーリガン対策で登場し、注目された。
◇曲面の造形美が評価され、「安全―リスクと戦うデザイン」がテーマの企画展に。
テロの不安が広がる中、「見通しのよい世界を」との声も。
芸術の秋到来!
377 :
風眠:2005/09/23(金) 23:38:20 ID:y/8WyhN9
随分おひさしぶりになってしまいました。
保守してくださった方々、ありがとうございました。
暑い夏もようやく過ぎ去ってくれる気配ですが、みなさまには素敵な芸術の秋が訪れていますか?
私はとんとご無沙汰です・・・・(w
ところで、またテキサスに大きなハリケーンが近づきつつあるようです。
大きな被害にならないことを祈っています。
今日、関連するニュースの中で、1900年に同じテキサス、ガルヴェストンを襲ったハリケーンを
紹介するくだりがありました。
浜辺に、そのハリケーンを忘れないようにと置かれた銅像があるのです。
胸を打たれました。
水に浸かり、流されないように必死で何かに掴まり、
助けを求めようと虚空に向けられた掌・・・・
自然の脅威と人間の小ささとを一瞬にして伝えきるものです。
アートの果たす役割を痛感したTVでの1ショットでした。
数ヶ月も前だけど、愛・地球博でユカギル・マンモス観てきたよ。
エジプト館ではロゼッタ・ストーン、ツタンカーメン王の棺・マスクのレプリカを、
イタリア館で観た踊るサティロス像が良かったです。
アフリカ館ではイブの化石も展示されてたけど観れなくて残念。
ミラノ展というのはどんなんだろか。
展示内容としてはいささか名前負けしてるみたいだが・・・
千葉というのも微妙・・・
ルーブル展は結局行けなかった。
パリで見たのばかりだし、冬にでも再びパリには行くかもなもんで
敬遠してしまった。
浮世絵展見てきた。
江戸百景はいいなぁ。
ミラノ展行ってきた。
場所がよく分からず、右往左往。
役所の上の階とは驚いたわ。
休日なのにガラガラ。これは喜んでいいのか微妙。
メインのダヴィンチの素描だけど、予想より小さくはかなく繊細。
天才の筆の息吹はかすかですが、感じられました。
それよりも館内に入った瞬間ヨーロッパを感じてしまった。
今年もヨーロッパはムリだな、と残念です。
次は神戸のフェルメールかダビッドあたりか。
383 :
大人の名無しさん:2005/11/21(月) 00:11:32 ID:rj58hLkd
今日、埼玉県立博物館の歓喜院聖天堂の建築彫刻展はヒットだった。聖天堂の
一部だった彫刻群が修復のためはずされ、作業前の一時を博物館で
展示したわけだが、リアルな迫力に打ちのめされた・・・
日本の江戸期彫刻って凄いんだな・・・
通常展示でも
国宝の日本刀や巨大な板碑群・・・県立博物館と侮って悪かった
ただミュージアムショップにもう一工夫欲しい
384 :
保守:2005/12/08(木) 22:06:21 ID:0x1b/wYG
おまいら・・・芸術は爆発なのだワン♪
ふぇらぁりミュージアム位しか行った事有りませんが(^-^;)
385 :
大人の名無しさん:2005/12/14(水) 00:03:53 ID:g4TieXjQ
上野で開催中のガンダム展「来るべき未来のために」へ行ってきた。
http://www.gundam-exhibition.jp/ まぁ普通に現代美術展としてモチーフをガンダムに求めたもの、で見れるのだが・・・
特に絵画、写真においてはジオン側をモチーフにした作品が多いのはなぜかなぁ?
圧巻は巨大セイラさん。台座に鏡がありお腹を見ることが出来る。
お腹の中にある椅子は誰が座る椅子なのだろうか?
東京展の目玉、富野御大の作品は・・・なんか適当な感じがする。
これのみ撮影可。場所も出口を出た後、表からも見れるところにある。
一時期は会場限定ガンプラ目当てに混み合ったらしいですが、今は落ち着いているようです。
ガンプラも在庫豊富。
なお平日はニタ研体験はやってません。
386 :
385:2005/12/14(水) 00:21:16 ID:g4TieXjQ
387 :
大人の名無しさん:2006/01/15(日) 23:13:28 ID:ZwS8c+0+
最近は何かいい催しはないですかねぇ?
カメレスですが
>>386 ギエム行かれたのですね、う、羨ましい・・
バレエのために上京できないので・・
と言っても、観たいバレエをマメに行くには、東京にいてもチトきついが(w
390 :
風眠:2006/02/18(土) 10:06:27 ID:rjZNW+mg
>風眠さん
バルラッハ展始まりますよね、東京でも
http://www.asahi.com/event/TKY200601250258.html で、確かケーテコルヴィッツも・・・
こあたりの30年代に「退廃芸術」とナチスに排斥された人たちに
興味があったので
というか、
友人とのやり取りで
前世紀、近代の民主主義の行き着く先がファシズムであったのなら
民主主義を検証する手段はこの時期にあるのではないかという流れになって
ベンヤミンやフーコーまで読む(読めないが・・)羽目に
まぁ、煽られて墓穴を掘るのはたびたびですが、この性格なんとかしたい(泣笑
どちらも行けないので、日曜美術館で特集してくれないかなぁ・・
うわ〜〜
すまんことです。あげてしまったぁ、御免なさい。
393 :
風眠:
ギルーさま おひさしぶりでございます。
>すまんことです。あげてしまったぁ、御免なさい。
いやいや たまには上がったほうがよかでしょ。
いつ沈没するのかとヒヤヒヤしてますよ(笑
バルラッハ展の情報ありがとうございました。
初めて聞くお名前でしたが、貼っていただいたリンクに飛んですごーく惹かれました。
ぜひ行ってみたいです。
見たいものは本当にいろいろありますが、最近は全然機会がありません。。。。残念。