【いすゞ】ジェイバス(J-BUS)スレッド 5【日野】

このエントリーをはてなブックマークに追加
462名74系統 名無し野車庫行
「大型・中型路線ハイブリッドバス プロトタイプ」と書いてあるようにこれは開発用の試作車で量産は前提にしていない。
ついでに加えると「大型」と書かずに「大型・中型」と書いてある事がヒントだが次世代の路線バスは生産コストを抑えるために大型・中型路線バス」を統合する。

シリーズハイブリッドバスはいすゞだけでなく日野も開発している。と言うかトヨタ傘下で開発していると言った方がいいかと。

http://www.rtri.or.jp/infoce/rrr/2008/02/200802_03.pdf
ここにあるバイモーダル・ハイブリッドシステムに使われている技術が量産車では使われる。シリーズハイブリッド・インホイールモーターなど。

 今のノンステップバスは開発コストを抑えるために2ステップバスをベースに開発されたが、そのために車内にデッドスペースや段差が残りとてもバリアフリーとはいえない状態。
そこでフルフラットで通路も広いノンステップバスをゼロベースで開発する事になった。
車両価格を抑えるために開発コストと生産台数の増加による生産コストの削減のために車型の見直しが行われる事になり、
車内レイアウトの見直しと環境対策・燃料コストの削減をかねてシリーズハイブリッドが選択された。
ホイールベース拡大で4輪を車体外側に置くことで客室のタイヤハウスによるデッドスペース解消で車体長10mでも11m並の室内広さと乗客定員を確保。
ゼロベースで開発するため、シャーシ高さを抑える事でノンステップとワンステップバスの統合、シリーズハイブリッド化により変速ギアの廃止でMTとATの統合
シリーズハイブリッド化のインホイールモーター(ハブモーター)採用で4輪操舵が可能になり、大型でも中型9m車並みの旋回半径が得られる事で大型と中型を統合。
車型統合により開発コストが抑えられ、生産台数の増加は部品コストの削減と生産の自動化率を上げられる事でハイブリッド化によるコスト上昇を抑えられる事になる。
463名74系統 名無し野車庫行:2008/10/01(水) 16:08:22 ID:KiBdHODz
(続き)
 年間需要の約半分の2000〜2500台の生産予定。価格は大型ノンステップ並(2300万円)を想定。生産開始は2010年以降。
中型(1800万円)よりはかなり高額になるが、軽量化とハイブリッド化により燃料コストは2割削減できる見込み。
平均的な走行距離である年間4万キロ走った場合のコスト削減は約30万円。(軽油価格150円)
電池交換コストと金利を除けば廃車までの13年間(排ガス規制地域)で7割は元が取れる価格。

量産車仕様 全長10m 全幅2.5m 定員約80名 最高速度80km/h

もちろん、車型統合の中でそれから外れる車もあり、主に自家用、送迎用に使われる2ステップ前扉車は車型統合の対象外となった。
(ノンステップ化する必要がないのと年間走行距離からハイブリッド化するメリットがないため)
次世代バスが出ても生産は続けられる予定。


>>457
定員が45名程度のノンステップ小型バスの要望がバス事業者からあるがそれに対する次世代バスについては知らない。
464名74系統 名無し野車庫行:2008/10/01(水) 16:14:52 ID:KiBdHODz
(続き)
 下の記事にあるように委員会が作られ、ノンステップバスの標準仕様について大幅な見直しが行われている。
その中でスカニアのノンステップコンセプトバスが今後のバスの参考のひとつとされた。
小型バスの定員の要望は委員会の中から。またタクシーはロンドンタクシーがバリアフリー仕様の参考とされた。

日刊自動車新聞 2008.7.17
http://www.njd.jp/administration/20080717-001.html
国交省、ノンステップバスの標準仕様を大幅見直し

 国土交通省は、路線バスのバリアフリー化促進に向け、ノンステップバスの標準仕様について、大幅な見直しを検討する。
既存車両の実態や利用者ニーズを踏まえて、年内に改善案を具体化、新たな車両イメージとして、利用者やバス事業者などに提示する。

既存のノンステップバスでは、車内後部の段差や前部タイヤハウス上の座席の使いにくさなどが指摘されている。
国交省では、2015年度までに国内路線バスのすべて(約6万台)をノンステップバスなどの低床車両にする目標を掲げている。
バリアフリー化の本命となるノンステップバスの標準仕様を改善し、早期の目標達成につなげる。


タクシーについては2日3日にあるこの福祉交通セミナーを聞きに行く事。
http://fukumachi.net/event/ml2/01_ml2.pdf
465名74系統 名無し野車庫行:2008/10/01(水) 16:27:50 ID:KiBdHODz
(続き)
>>462-463
仕様の続き
車内も都市型、近郊型、郊外型を統合し、右側2人掛け座席 左側1人掛け座席。
1車型で中型9mから大型11m、都市型、近郊型、郊外型まで統合する事になる。
マニアにとってはどこに言っても塗装以外中も外もまったく同じバスばかりになるからつまらないかも知れないが
バス事業が縮小の傾向にある中で如何にコスト削減をすすめるかがバス事業者にとって必要でそれに対する回答がバスの車型統合による価格低減。



想定しているのはタイヤハウスや後部段差のないこのような形状のバス

中型車 8.6m
http://www.aalborgbus.dk/thefleet/bus4.jpg
http://busexplorer.com/PHP/MidPage.php?id=2245

大型車 10.4m
http://bioage.typepad.com/.shared/image.html?/photos/uncategorized/2007/05/15/scaniahyb1.png
http://www.nahradnediely.sk/!img/upload/p1/scania_bus_01.jpg
http://www.nahradnediely.sk/!img/upload/p1/scania_bus_02.jpg
http://www.nahradnediely.sk/!img/upload/p1/scania_bus_03.jpg
http://www.nahradnediely.sk/!img/upload/p1/scania_bus_04.jpg
http://www.nahradnediely.sk/!img/upload/p1/scania_bus_05.jpg