1 :
名無し物書き@推敲中?:
2 :
名無し物書き@推敲中?:2011/08/30(火) 16:25:45.31
■投稿する人へ
・あなたが書いた文章を真面目に読み、感想・添削・批評を行ないます。基本的な投稿は
小説ですが、論説文やエッセイなどもOKです。掲示板にコピー&ペーストするのが一番
よいですが、自分のサイトの直アドレスやまたり文庫・アリの穴などの投稿サイトをさらすのもあり。
酷評スレまとめwiki(
http://www6.atwiki.jp/kata/)でも投稿できます。
このような場合は、各サイトのトップページではなく、直接「作品の」アドレスを貼ってください。
・創作文芸板は最大改行32行、最大文字数は1024文字です。改行の少ない作品なら
1レスあたり原稿用紙2枚と少しくらい。3レス(原稿用紙7枚以上、もしくは100行以上)を
超える量の文章は、外部に晒してリンクを貼ったほうがいいでしょう。
※※ 時々いたずら目的で本人を騙ってHPアドレスを載せる輩がいます。
HP掲載の文章の批評を希望する人はそのページ、もしくは自BBSに<2ちゃんにて批評依頼中>
と入れてください。クリックして見られる『隠し』でもかまいません。 無い場合は高確率でスルーされます。
スレに直接貼る場合も、一言書いておいたほうがスルーされにくいです。
※※ また、いたずら目的で投稿者を騙って、レスをする輩もいます。
なるべく投稿者はハンドルにトリップをつけて投稿してください。使い捨てのハンドルで構いません。
・投稿する前に読みかえしましょう。痛い間違いは投稿後に修正できません。
・もしも文章を無視されてしまったら、もう一度批評をもらえるように頼んでみましょう。
目についたものから批評していくので、見落としもあります。
・辛辣なことを言われても落ち込みすぎないように。批評をした人とあなたの傾向の相性が
悪かったのかもしれません。でも、あなたの作品をそういうふうに受け取る人もいるという
ことを心にとめておいてください。
■批評する人へ
・批評への参加は自由です。
・当スレは投稿者を育てるのが目的なので、良い所と悪い所を具体的に挙げて、できるだけ
投稿者が納得する形で批評してあげてください。
3 :
名無し物書き@推敲中?:2011/08/30(火) 16:27:04.21
4 :
名無し物書き@推敲中?:2011/08/30(火) 16:27:34.40
【警告】
・出典を明記せずに引用した場合は著作権法違反となり、刑事罰に処せられます。
・自作でない文章を自作のものと偽った場合も同罪です。
・一部の語句の修正を行った場合も同罪です。この場合は無断改竄により更に悪質
であると判断され、刑が重くなります。
・2chへの匿名投稿でも、投稿者は特定されます。過去に多くの逮捕者が発生しています。
・このスレッドでプロの文章の抜き書きを自作と騙って載せても、すぐにばれます。
検索避けに語句を書き換えようものなら、その部分からあなたの無様さがあふれ出るで
しょう。ご注意下さい。
5 :
名無し物書き@推敲中?:2011/08/30(火) 16:33:07.37
わたしは口笛を吹きながら著作権違反をしている罪悪感にさいなまれ
るなんてことはもちろんなく、ある着想をした。
口笛にも五月蠅いかのヤツバラはなぜ
踊りには寛容なのだろうか?と。小説、出版物、ゲーム、歌、インストゥルメンタル、おもちゃ、映画、商標登録、意匠…キャラクター
表現物ならなんでも眼を光らせて居る香具師らが なぜか踊りには全面ノータッチ。あいつらは踊りが好きなのだろうか?
それとも嫌いだからなのだろうか。いずれにせよ
法の厳格を眞顔で言う割りに杜撰だなと。ザルだなと。法治主義者は人非人だなと。思ったのである。そしてわたしは
警らの巡査に捕まって著作権料500円を支払って帰途に就いた。
このスレもすっかりWikiの管理人に乗っ取られたな
アフィ付けて金儲けする為の道具になってしまった
7 :
名無し物書き@推敲中?:2011/08/30(火) 19:40:05.22
まあ、wikiなんて実際誰も使ってないしな
>>1乙
酷評をお願いします。
「お久しぶりです。高校の同級だった小宮といいます」
「…篤太くん?お久しぶりね。悠月のことで御免なさいね」
一ノ瀬と悠月と三人で遊ぶことは多かったから悠月の母親とも顔見知りだった。やさしい雰囲気は変わらなかったが、例の事情もあって彼女は少しやつれていたようだった。
「上がって頂戴。悠月の部屋の場所覚えてる?あそこで少し待っててね」
悠月の部屋は数回入ったことはあったけど、今、書棚には会計士の母のものと思われる仕事用のファイルが並べられてあった。
それでも部屋の隅には悠月の机や、小物も置かれてあって悠月が使っていた跡は残っていた。
母は麦茶の入ったグラスを持って戻ってきた。
「良かったら悠月の使っていたものも見て行って。中学・高校のものも残っているから」
そんな風に言われると、悠月が死んだみたいに聞こえる。遺品となってしまったみたいに。
机の大きな引き出しの中には缶ケースが二つ並べて置かれてあって、その中には筆記具や布地のペンケースが入っていた。
片方は悠月が高校時代に使っていたものだ。もう片方のピンクやハートの入ったデザインは中学で使っていたものだろうか。
別の引き出しを開くと、趣味が合わなくなったような腕時計やアクセサリーが入っていた。残りの引き出しを開くと書き込まれた風の手帳が5,6冊残っていた。
母の方を一瞥すると
「見られて困るようなものではないですから」
と言われパラパラとめくった。日付が書き込まれ、日記のような感じだったけれど内容は悠月の思ったこと、当時の感情が書き連なっているわけではなく、その日起きた出来事を淡々とメモされただけだった。まるで備忘録のようだった。
始業式や、球技大会があったこと。期末試験の時限や、僕と一ノ瀬と遊びに行ったこと。悠月が後輩だかに告白されたことも何も無い日と同じ調子で書かれていた。
いわゆる普通の人だったら浮き足だってしまうようなことでさえ、そこにも感想や自分の思ったことは書かれていない。
この“日記”を読むと悠月が冷めた人間であるようにも思ってしまう。3人と遊んでいるとき羽目を外すこともあったけど、実はとても冷静な彼女の姿が浮かんでくるようだ。
「悠月が最後に家に帰ってきたときも、いつもと変わらない様子だったから…」
「最後に悠月を見たのはいつでしたか」
「大学の春休み以来でね。連絡もなかったから悠月、就職活動に忙しいものばっかりと思ってたの。
最近の大学生って、就職とても厳しいっていうでしょ。時たまちょっと休んでみたら。とかメール送っていたりしたんだけど。不通のメールが帰ってくるようになってね…」
「この日記を見たのもつい最近なんですか」
「ええ。私が思ってる普通の女の子だったら、こういう日記ももっといろんなこと綴ったりするんだろうけど…
これじゃ悠月が何を思っていたのかなんて全然わからないじゃない」
「僕も悠月がこんなに冷静に分析していたなんて思いもしませんでした」
「私、悠月がそんな一面を持っていたなんてって思うと、悠月のことちゃんと見てあげていたのかなと思ってしまって」
「そんなことはないと思います。僕はこれを見て悠月のことを不安に思うことは何もないと思います」
「ありがとう…一ノ瀬君も心配ないって言ってくれて…。本当に忙しい中ありがとうね」
一ノ瀬もつい最近に来ていたのだ。関心の無いふりをしていたけど心配かけるなと言ったのはこの日記を見たからだったのかもしれない。
「心配しないでください。悠月が元気にしてるかしっかり見てきますから」
帰り際そう言ったが、実際連絡の取れない状況もあって母は少し引きつった笑顔でうなずいた。
僕たちは悠月のことを知らなかっただけで、悠月は変わったわけではない。居なくなったことも、悠月がずっと考えていたことなんだ。
村上春樹ふうでうまいです。
>>8 登場人物が解らん。
四行目までの登場人物を整理してみる。
・小宮(最初の台詞)
・悠月の関係者(二番目の台詞)
・一ノ瀬
・悠月
・一ノ瀬と悠月と三人で遊ぶことが多かった悠月の母親との顔見知り
・悠月の母親
・彼女
四行目までに出てくる登場人物は、なんと七人。
語り手を勘定に入れると、八人。
誰が誰と同一人物で、どの台詞が誰の台詞なのか、
説明がないまま読者を置き去りにして物語は進んでゆく。
君の作品をオナニーと言わずして何をオナニーと言えばいいのか。
会話の後で、ちょっとした仕草を描写するなどして人物の紹介や位置関係を説明する。
読み手のために、どうしてたったそれだけの工夫ができないのか、理解に苦しむ。
とにかく全てが駄目。
圧倒的に駄目。
人間として駄目。
>>8 >>11までは行かないけど、人物相関図がビシッと頭の中に浮かんでこない
これでは小説とは呼べない
読者を混乱させるだけのメダパニである
>>10,11,12
>>君の作品をオナニーと言わずして何をオナニーと言えばいいのか。
>>人物相関図がビシッと頭の中に浮かんでこない
ご意見ありがとうございます。
言われて初めて自分勝手に文章を進めていることに気がつき猛省しております....。
人称がばらばらでわかりづらいのですが,ここでの登場人物は4人です。(主人公,母親,悠月,一ノ瀬)
>>会話の後で、ちょっとした仕草を描写するなどして人物の紹介や位置関係を説明する。
基本事項ですね。わかりやすくする工夫を勉強しなおして来ます。
批評は批評家が思ったことをそのまま書いたまでだ。
だからそこにあるのは真実。
筆者は必ず批評に従え。
批評家が正義だ。
15 :
名無し物書き@推敲中?:2011/09/01(木) 09:48:42.31
>>14
黙れ寄生虫。
本当のこと言っちゃ駄目だお
この程度で訳分かんなくなるのは日ごろの積み重ねが足りないんだろ。
普段の読書量が少ない奴が背伸びして他人の講評すると
こうなりますっていう悪い見本だな。
でも
>>9は全然地の文がなくて
人物の表情とか仕草とかを読者の想像力に丸投げしてるね。
確かに書きたい部分だけ書いたって感じ。
>>8,9
結局誰がどんな風に読んでも手抜きが目に付く作品だね。
18 :
大江健三郎:2011/09/02(金) 00:38:38.35
いかんせん短い文なので小説として読むには無理がある。しかし結びに近い所で彼女がかわったのではなくて、そんな彼女に気付いていなかった、そして今気付いた、という所の視点の変化に作家に必要とされる読み手を引きつける心理描写の基本は既に備わっている。
19 :
大江健三郎:2011/09/02(金) 01:11:13.14
悠月の部屋の描写が優れていて筆者の文学的教養が伺える。日記が忘備録のような、という、どこか謎めいた、なにか伏せんをにおわせていて読み手を引き込むすべを心得ているようだ。片手間のネット投稿とは違う本格的な創作活動が伺える。
>>17,18,19
ご意見ありがとうございます。
>>全然地の文がなくて
人物の表情とか仕草とかを読者の想像力に丸投げしてるね。
>>いかんせん短い文なので小説として読むには無理がある
思うがままに勝手に書き進めた結果が手抜きになったかもしれません。
読んでもらうための努力が必要だと感じました。
非常に参考になります。
21 :
名無し物書き@推敲中?:2011/09/02(金) 18:08:11.43
ある着想;
2ちゃんをまたにかける名探偵が居た。彼は、まさかその事件が という数々の冤罪性を暴きたて、
犯人と思われていた無辜のひとびとを華麗に救い出し自由の身とし、眞犯人を次々と刑務所送りにした。
彼にあるとき助手を名乗り出た美少女がいた。ふたりはある幼女殺人事件に取り組む。
しかしなぞを解析していくと、眞犯人は 果たしてその美少女であった。
なぜ? と探偵は尋ねる。 なぜかしら?なぜだと思う? と美少女は言う。
冷やかしじゃない、まともな作品募集中です。
晒してみます
ブルツィェフ・ザクレブ上等兵は激痛に身を躍らせた。
ついうっかり、泥だらけのグローブで“寝惚けまなこ”をこすってしまった。
慌てて脱ぎ捨て、涙と指先で目を洗い流す。
一息ついた。
眠気は完全に消えてしまった。
時計を見る。二辰ほどはまどろんだ勘定になるのか。
全然、寝足りないはずだが、身体はすっかり起きてしまった。
ゆるゆると視線を上向かせる。
灰を流したような空が、垂れ込めた雲が、曇天が、今日も鬱然と視界を遮る。
それでも夜は明けている。
ということは陽は出てはいるのだ。
此の世の何処かは知らねど。
ヘルメットを外し、銃床に被せ。
ゆっくりと頭上に差し出す。
反応は、無い。
素早くヘルメットを被り直し、それでもなお、慎重に身体を起こす。
狙撃は無いようだ。
「さすがに、そこまで商売熱心じゃぁないか」
独り、呟く。
襲撃は明け方まで続いた。なんとか撃退したのはつい、先ほどのことだ。
それでも第三波があるかもしれない。
奇襲、朝駆けにはちょうどいい頃合いだ。
座学で学んだ兵理では無い。
日々の暮らしで身に付いた常識に過ぎない。
辺りを見渡した。
吐息が漏れる。
目に付いたのは“案山子”だけだ。
陣地は完全に寝静まっている。
無理も無いか。
それでも。
銃声一つで我々戦闘機械は目覚めるだろう。
単に眠りこけているのではない。今はそれが可能だから、だ。
それにしても、これはさすがに無防備に過ぎる。
目覚めたのは幸いだ。おれが。
あ。
彼はその前に、目覚めのきっかけの生理的欲求を思い出した。
足早に休憩所へ急ぐ。
些細なようだがこうした規律、秩序の堅守はそれが仮初めであればこそ尚、重要だ。職場の衛生管理一つ出来ずに所構わず放尿しているようでは汚物にまみれたまま最終的には士気崩壊に至る。そんな軍隊が戦力になるワケがない。
ああ無論、戦闘中は大小垂れ流しになるが。“優雅な”鉄騎乗りででもなければ。
「鉄騎」乗りには貴族の出が多い、という。
御先祖はまんま馬に跨り、騎士として名誉を掛け、家卒の先頭に立ったそうだ。
そうした気風が、今も色濃く息付いている。
領主達が、師弟をそうして軍に預けるのだ。
軍もそこは心得たもので、そうした者は優先的に鉄騎科に配属される。
と、いうのは実は鉄騎という兵課にまつわる外野からの幻想に過ぎないのもまた事実ではある。幻想といってあまりに救いが無ければ浪漫、だろうか。
そういえば。と、ブルツは思い出す。
今朝方、救援に駆け付けてくれた鉄騎の隊長さんは。
「ほんとに、貴族みたいな人だったな」
>>21 粗筋なのか煽り文なのか知らんけど人に見せる文章じゃないね。
メモ書きならチラシの裏にでも書いとけばいいよ。
アイデアは月並みすぎて批評のしようが無いね。書く奴の腕次第だよ。
>>23,24
散文とも現代詩ともつかない中途半端な文章。
詩にしたいなら半分の分量に圧縮しないとだし
SSにするならこの文章の半分を書き直さないと読み物にならない。
小説として講評するけど、3番目の段落で鉄騎乗りが出てくるのは唐突に思える。
こいつの出現と前までの段落とは繋がりが見受けられない。特に伏線もないしね。
とりあえず鉄騎乗り出す直前に区切りつけた方がいいんじゃないかな。
具体的に言うと、小便行ってすっきりした所で一旦結んだら良いんじゃないかって事。
無理やり一章の中に思わせぶりなストーリー詰め込んでも読者がついてきてくれるとは限らないと思うよ。
>>23-24 キャラの造形に失敗している。
ドジっ子設定なら、後に続く「ゆるゆると視線を上向かせる」「独り、呟く。」等の表現が台無しにしている。
シリアスなキャラ設定なら、"寝惚けまなこ"は似合わない。
もしかしたら、意図してそうゆうギャップを狙ってるのかも知れないが、
キャラクターだけでなく地の文までが軽快と重厚のどっち付かずになっている、
この状態では主人公のみならず作者までもが読者に見下されてしまう。
穴の開いた泥舟で大航海に出発するようなもんだ。
信用できない文体で書かれた君の作品は、誰もが冒頭で読むのをやめてしまうだろう。
さらに僕は君に訊きたい。
「泥のついたグローブで目をこする」「放尿する」
行動に重ねてキャラクターの魅力や世界観を紹介する手法は有りだとしても、
冒頭のこの2つの行動は、これがどうしても必要なんだと、
吟味して吟味して選んだお客様読者様にお届けすべき君にとっての極上エピソードなのか?
君が読者に望んだのが「時間を無駄にした」感だったとしたならば、
てめえのその試みは疑いようもなく成功している。成功しているぞ。
うんざりする様な準備砲撃が終わり、陣地は敵兵の挙げる喚声に包み込まれた。
それだけで、もう陥落してしまったのではないかと、新兵の頃は恐怖に震えたものだ。
今では何も感じない。砲撃の凶的な轟音に比べれば、何というか、
人の温もりを感じさせるその音楽は耳に心地よくすらある。
小隊射撃準備。
軍曹の声が砲撃より烈しく陣地を切り裂く。その手が掲げられる。
一昨日より近くないか。ふと、ブルツは思う。
まだか。まだか。手が、振られる。
撃つ。
初弾から命中した。敵兵が跳ねる。その顔がもう見分けられる距離。
ブルツは頭を狙う。頭なら一発で止まる。
俺より、若いな。事実としてブルツはそれを確認する。
意味は考えない。考える意味は無い。時間も。
次の兵は親父くらいの歳、だった。親父か。休暇で実家に帰った時の事だ。
乗り合いを降りて川の土手を歩きながら下り、林を抜け。荷物を取り落とした。
故郷の我が家があるべきだった場所は焼け落ち、黒焦げの野原に変わっていた。
眼を移すと中央から疎開して来たのか、見慣れない構造物がある。
何かの、軍需工場のようだった。それを狙った爆撃が逸れたのか。
工場は幾重もの対空陣に囲まれ、傷一つ見えない。
工場の門衛に掛け合ったが要領を得なかった。工場が移転して来たとき、
既に辺りは無人だったそうだ。家族の生死は判らない。恐らくその通知を受けたのだろうが、彼の元には届いていない。
今では不達の郵便など珍しいものではないし。
それ以来、休暇を貰えても行く宛てもなく、隊舎でごろごろするようになった。最近はそれすらもない。
撃つ、撃つ、撃つ。マグチェンジ。撃つ、撃つ、撃つ。撃つ度に死体を作っている。
人生を奪っている。しんどいなあ。殺す側だって、しんどいさ。なあ。撃つ。
衝撃で、体が吹き飛んだ。数寸の意識の断絶のあと、頭を振りながら立ち上がる。
迂闊な動作。再び衝撃。これは銃撃だった。
頭部に殴り倒すような力を受け、地に転がる。
今度は慎重に辺りを見渡す。
ブルツは塹壕から放り出され、地べたに転がっていた。
遮蔽物など欠片もない丘の斜面だ。
体の近くを銃撃が縫う。
ブルツは慌てて近くの壕目掛け這い進む。ここまで真剣に匍匐前進をしたのは久し振りだった。
何とかあちこち掠り傷でそこに転げ込む。ようやく見回す余地が出来た。
自分がさっきまでいた壕は、跡形も無かった。
そこは着弾により弾痕に変わっていた。そして改めて壕内を見る。
半数近くが、いやそれ以上が無力化されている。
頭を抱えて震えている者もいる。こんな奴はとうに死んでると思ったが、生きてるのも居るのか。
眺めて気付いた。死体の多くは酷く切り刻まれている。
首が無いもの、手足がちぎれているもの。
機銃座の重機も醜くねじれて転がり、その周辺には機銃手の肉片が散乱している。
ここも直撃に近い被害を受けたのか。
ブルツは足下に転がっていた軽機を手にし、泣き喚いている兵を蹴り飛ばす。
フルオートで撃ち尽くした。
弾をバラ撒くばかりで命中率は良くないなと思う。
10人、撃てたかどうか。やはり小銃だ。
これも近くの死体が抱えていたのをむしり取り。
撃つ。
「死にたくなければ、撃て」
声を荒げるでなく、叫ぶでなし。
事実として、ブルツは告げた。
兵の何人かが正気を取り戻し、銃撃に復帰する。
予備の銃が据えられ、銃座も射撃を再開している。
先の兵も、泣きながら撃っている。
撃ち終わりにブルツはそれらを眺め。
眺めながらその光景が眼に入った。
救援か。鉄騎が来てくれた。
1,2,3両、いや。不味い。ブルツは唇を噛む。
敵兵がそれに群がりつつある。
鉄騎は堅い装甲に強大な火力を持つがそれは鉄騎戦での話で、歩兵の近接突撃には思いの外、脆い。
あれを排除しないと、折角の救援が。
おい。とブルツは機銃座に向け叫ぼうとした。
舌打ちをする。機銃手は重機に突っ伏し、動いていない。
周りの兵は気付いていないか、気付こうとしない。
当たり前だ。誰が壕から出たいものか。
くそ。ブルツは何かを毒付き。
小銃を肩に掛け、さっき捨てた軽機を今一度手に取る。
そして、泣き止んだ兵をまた蹴った。「俺に続け。でなければ今撃つ」
背を向けつつ。「撃ちたければ撃て。だがお前も死ぬ」
構わず、腰を屈め、走る。そうしなければ、この陣は落ちる。
理屈では無かった。この2年、撤退戦で身に刻まれた経験がそれを語っている。
敵兵達は、鉄騎という脅威に釘付けで、背後への警戒は疎かだった。
それが付け目だった。ブルツは指揮官らしき者をまず狙撃した。更に制圧射撃を加える。
指揮官の喪失に加え背後からの急襲に、敵は完全に浮き足立った。そこへ更に、鉄騎側からの制圧射撃が加えられる。
ブルツからの銃火で、自分達の危地に気付いたようだった。
前後から挟撃され、敵兵は壊滅した。生き延びた者は逃げ散って行く。
ブルツもさすがにそれは無視し、砲塔上部から身を乗り出し騎載機銃で射撃していた指揮官らしき男に声を掛ける。
「救援、感謝します」男は彼を見た。鋭いが同時に、不思議な温もりを含んだ眼が彼に向けられる。
「貴官は」ブルツは敬礼しつつ。「ブルツィェフ・ザクレブ上等兵であります」
男は柔らかく答礼した。「シュナイツァー・フェム・ルベウス上衛士だ」
そこで、男は僅かな苦笑を漏らした。「救援に来たところがさっそく、助けられてしまったな。こちらへ、上等兵君」
応じ、ブルツは鉄騎の上に這い上る。「状況は」「ご覧の通りです」「敵、鉄騎の姿は」
「自分は見ていません」ふむ。と男は首を傾げた。
「良く判った、有り難う。……少し揺れるが、今少しつきあって貰えるかな」
「自分は、“酔い”ませんので、大丈夫です」
ブルツが生真面目に応えると、男は微笑んだ。
「結構。では鉄騎の乗り心地を愉しんでくれ」
その目がす、と細くなる。
「機関出力最大」
鉄騎の動力源である魔導機関がその低く重い唸りを増し、騎体が更に浮き上がる。
「小隊前進、全速」
魔導機関の発する振動に鉄騎は僅かに身体を震わせながら、しかし滑る様に突撃する。
その騎上からブルツは射撃を続けた。
鉄騎3騎の増援が戦場に与えた効果は絶大だった。
騎外にブルツという眼を得た鉄騎は今や無敵だった。
3騎の鉄騎は陣の周囲を周回するように機動し、縦横に射撃を加え、挽き潰し、蹴散らした。その動きを留めるものは無かった。
陣地司令所が敵の動きから割り出した敵攻撃指揮官の指揮所まで鉄騎小隊が進出するに及び、遂に敵は退却していった。
鉄騎の砲撃を浴び潰走する敵部隊を眺めながら、男は告げた。
「これで次は、奴らも鉄騎を持ち出して来る。すまんが覚悟してくれ」
「それは」
さすがにブルツも不安を覚え、言葉に詰まると。
「もちろん、私たちも来る。何度でもね」
そう、約束してくれた。
というシチュエーションから昨夜の鉄騎と体長さんのことをブルツ君は回想していたのですがすみませんでした・・・
「泥のついたグローブで目をこする」「放尿する」< この反射・生理行動が無ければ彼はまだ寝ていたか夜尿していたのですすみません・・・
>>28-31 設定がまるで伝わってこないので文章だけ批評するが、微妙
一から間違えてるタイプの微妙
他人が読んで分かりやすいように書け、次に他人の関心を惹けるように書け、細かい技巧はその後だ
33 :
名無し物書き@推敲中?:2011/09/09(金) 19:55:56.71
見るからにおたくの集団が円山町を闊歩していた。チェック柄のネルシャツ ロン毛はアウトにメガネはインにしている。
スーツネクタイのリーマンがJKとラブホにしけこもうとしているのを彼らは目撃した。彼らの一人が叫んだ。
「おい!!おれたちがロリコンなのかそいつがロリコンなのかどっちだ!!」
驚いたことにJKは稲妻に打たれたようにまじまじとリーマンを見つめなおし、脱兎のごとく逃げ出した。
34 :
名無し物書き@推敲中?:2011/09/09(金) 19:57:45.90
冷やかしとか癪ならべたてんな畜生が
要は世界に爪を立てろってことだる。
35 :
卵焼き:2011/09/09(金) 23:31:51.08
感想が欲しくて投稿しました。かなり薄っぺらいところがありますがあしからず。
あと、腐女子表現注意。
36 :
卵焼き:2011/09/09(金) 23:33:53.00
題名 鎧
その姫には色がなかった。漆黒に近い闇の中、わずかな月の光に身を浮き立たせていた。
青白く染まった顔を見ると、顔半分を隠す包帯からあふれんばかりの、無数の傷が目についた。
一つ一つの傷は小さく、そして深く顔に刻み込まれているように見えた。
剣士は目の前の姫を見て慄いた。同時に、幽霊のような姫の姿に何故だか安らぎを覚えた。
それは休息に訪れた森の果てで人間に出会ったことへの驚きを打ち消した。姫の髪は闇よりも黒かった。
「お逃げにならないんですか」
37 :
秋吉もま ◆2itMTGf8Qk :2011/09/09(金) 23:40:56.47
こういうのが腐女子表現っていうのか
分かるような分からないような
38 :
卵焼き:2011/09/09(金) 23:49:15.21
まだ、その表現のところまで書いていません。
続きを書きますね。
姫の口はまるで動いたように見えなかった。
「何故だ」
「私に出会った人間は大抵そうしましたわ」
包帯に隠れていない片目を瞑って姫は微笑む。傷も歪む。
「しかもこんな暗い森のなかで」
ぼろ布の着物が衣擦れの音をたてる。
「なんてことはない。私にはここにいて休む義務があるのだ。
そこらの雑魚と同じように、未知との遭遇への驚きのあまり逃げ出すなどということはしない」
「随分と強気なことをおっしゃいますのね」
39 :
卵焼き:2011/09/09(金) 23:51:20.56
姫の手が剣士の胸に触れた。思わず剣士は身震いする。
「ほら、こんなに震えて」
姫の体からは土の匂いがする。
「どんな義務かは知りませんが、今すぐ引き返したほうがよくなくって」
「そんなわけにはいかない」
剣士は自らの鋼の鎧が、胸元から麻糸で編んだものへ戻っていくのを目で追っていた。
「私はここで休み体力を回復させた後、城へ行って殿を打ち倒す必要があるのだ」
「こんな弱い剣であの魔王を倒せると思っているのですか」
彼の剣は鞘から引き抜かれ、彼の目前に突きつけられた。
これまで幾千の敵を斬り裂き血を浴びた彼の愛刀は、途端に鈍く光るなまくら刀にしか見えなくなった。
>>28-31 >>36 お前もお前も筆圧が高過ぎ。
全ての文に猛烈な力を込めているから、読み辛い事この上ない。
料理に喩えるなら、お前らの文章は塩や砂糖の塊。
味を感じさせるためには、味のない部分ってのが必要なんだ。
音楽に喩えるなら、お前らの文章は爆発音。
1つの塊で爆音で、メロディもリズムも存在しない。リリックさえない。
習字に喩えるなら、半紙から筆を離さないで書いた文字。
誰にも文字だと判別できない、ゴチャゴチャした線の固まりだ。
お前らは、お互いがお互いの文章を批判し合ってみろ。
他人の目で見たら、欠点がよく見えるんじゃあないか?
お前らの文章の欠点は同じ性質、同じ種類のものだ。
「失礼な男ね!」「生意気な女だな!」とか言い合いながら、
二人でいろんなドラマを作って最終的に結婚しろ。
卵焼きの文章が想像以上に薄っぺらくてワロタ
42 :
卵焼き:2011/09/10(土) 00:46:58.72
>40 ありがとうございます。
>41 ごめんなさい。一応続き書きますが、始終この薄っぺらい感じです。
この後展開が腐女子になるんで、苦手なら読まないほうがいいですよ?
>>32 百年早かったみたいですみません
>>40 自分では淡白だと思ってて力瘤入れてたので意想外でした有難うございますすみません
卵焼きの文章にはリアリティーが感じられない。夢物語が延々続いてシンドイ。字面ばかりを気にして、変わった表現や個性や雰囲気を追いすぎて意味不明。
45 :
卵焼き:2011/09/10(土) 01:37:33.37
良いサイト教えたげる
作家でごはんってサイトに投稿しなさいな
そこなら初心者にも優しいわよ
なんだよ、マルチか!真面目に感想書いて損した!
48 :
卵焼き:2011/09/10(土) 01:47:02.42
>46 今もあったんですね、そのサイト! ありがとうございます、調べてみます。
>44 リアリティーを書くのは確かにちょっと苦手です。
いくらグロい場面を書いても、ギリギリのところで夢になってしまいます。
49 :
卵焼き:2011/09/10(土) 01:51:41.36
>47 マルチってどういうことですか?
>>43 淡泊だよ。淡泊に過ぎる。
> 陣地は敵兵の挙げる喚声に包み込まれた。
書いてみただけで描いてない。
「どのように喚声に包み込まれてるのか」「どのような喚声に包み込まれてるのか」
その手の描写というものが存在しないから、読者は喚声に包み込まれない。
「俺ターザン、お前臭い」のような、
ターザンが話してるような形容詞がない言葉のぶつ切りで物語は淡々と進行していく。
> その姫には色がなかった。
そう思ってるのは作者だけで、色がない姫ってものを読者は全く実感できない。
どうしてその姫に対して色がないと感じるのか、描写が存在しないからだ。
色がない姫が見えているのは作者一人だけで、
読者には頭のおかしい人(=作者)がブツブツつぶやいている情景しか印象に残らない。
ひとつ事象若しくは事物を提示したら、読者が「その通り作者の仰るとおり」って感じるまで、
描写して描写して描写するのが小説の作法だろうが。
お前らは二人とも、薄っぺらさと筆圧の高さを読者がついて行けないレベルで両立させている。
どんな才能の持ち主なんだよ。
卵焼きは、グロい描写=リアリティーだと思ってんの?マジ意味不明。
日本語は間違ってるし、描写が薄い割には余計なものが多いし。
近頃よくみるタイプで、もうお腹いっぱい。
ただ突っ立って話するにしても、まだ書きようがあるだろうに。
初カキコ・・・ども
俺みたいな高2でグロ見てる腐れ野郎、他に、いますかっていねーか、はは
今日のクラスの会話
あの流行りの曲かっこいい とか あの服ほしい とか
ま、それが普通ですわな
かたや俺は電子の砂漠で死体を見て、呟くんすわ
it’a true wolrd.狂ってる?それ、誉め言葉ね。
好きな音楽 eminem
尊敬する人間 アドルフ・ヒトラー(虐殺行為はNO)
なんつってる間に3時っすよ(笑) あ〜あ、義務教育の辛いとこね、これ
卵焼き最後まで読んだ。彼女にかどわかされたとか、
声出してワロタ。魔王が殿とか、姫が女神とかカオスww
牢の縞模様からズレないよう必死に体勢作る芸術家はもっとワロタ。
カメラだの飛行船だの近代的みたいだし、ワケワカメ。
小説というより作文、むしろ、それっぽい表現を並べただけの単語帳。
薄っぺらいどころじゃねえ。
すごい才能をリアルタイムで見たことに戦慄する。
マジレスすると、まずは本読め。いい本たくさん読め。
酷評してる人の指摘が的確で感心した。
↑のレスにもあるが、いい本を読むのは大事。
55 :
卵焼き:2011/09/10(土) 13:00:17.33
>50 >53
最後まで読んでくれたのが嬉しいです。いい本って言っても私基準でいういい本でいいのでしょうか?
>50 書き出しはほとんど奇をてらった結果です。黒と白しかない姫、というのをもっと書き込んだ方がいいんですね。
>53 世界観は仰るとおりぐちゃぐちゃだと思います。一応続編書いたのですが、それもそんな感じです。
>51 グロ=リアリティーではないです。自分が感じたことない痛みだから、嘘らしくなっているのが不安という意味です。
初めから書くなって話ですが。
56 :
秋吉もま ◆2itMTGf8Qk :2011/09/10(土) 13:44:54.96
短く完結したものを書いてみるのも訓練になろう。
57 :
卵焼き:2011/09/10(土) 14:01:20.18
>56 日記とか書けるだけ書いて鍛えてみます。助言ありがとうございました。
58 :
秋吉もま ◆2itMTGf8Qk :2011/09/10(土) 14:56:50.59
ワイスレ杯、まだ間に合うよ。
59 :
卵焼き :2011/09/10(土) 15:32:09.97
親切な対応ありがとうございます。さっき書き込んでみました。
ましになっていたらいいんですけど……。
しかし卵焼きは下手すぎる
読書量が圧倒的に足りてないんだろうな
読書量もだけど、日常会話が成り立っているのか真剣に心配するレベルw
>>55で蛇足としてきっちり説明できてる。
作品が訳の分からないものになってるのは、その説明を作中に入れてないから、
それだけの理由。
「南極で叫ぶ白熊が色のない姫を崇拝し、夜は闇よりも黒く騒めき…」
「で、何が言いたいんだ?」
「腹減った」
「じゃあ、そう言えよ!」
色のない姫って文をモノトーンの意で使用してるなら、
黒と白しかない姫って説明文をどこかに入れてやればいいんだよ。
普通、一般人にとっては白色も黒色も色の仲間なんだからよ。
63 :
卵焼き :2011/09/11(日) 20:22:38.01
>>62 わかりやすい助言ありがとうございます。確かに日常会話でも、結局お前は何が言いたいの?と言われることが多いのですごく納得しました。
説明していないところは想像力で補えると勝手に思い込んでいたのですが、本当に意味腐なことになってたんですね。
参考になりました。
やっぱり日常会話に困ってたwww
もう出てきたって釣り認定されるレベルの変人だからさ、
おとなしく絵本から始めて読書しなよ。
「白い目される」(@ワイスレ)とか「読まなくていいですよ?」とか、
ちょっとしたレスにも感性のなさ、読解力のなさが表れてるんだよ。
でもって想像力で補えとかどんな無理ゲーw
作家でごはんに投稿してるんだな
やっぱり叩かれてるけど
根本的な日本語能力が低すぎるんだよ
作家でごはんの続編は最後まで読めませんでした。
日本語としてどうこうではなく、たぶん宇宙人。
俺たちが山の稜線に立ったところで、とある組織の刺客が襲い掛かってきた。
どうやら抜けようとしたのがバレたらしい。
魔改造型G28車椅子のエンジンを吹かし、ハマーが刺客を迎え撃つ。
シャキーーーーーーーン
鋭い音を響かせて、タイヤの横の刃が敵をバラバラに切り裂いた。
「死にたくなかったら逃げな」
ハマーがニヤリと笑った。
それを横目で眺めながら雑魚共を捌いて1箇所に集める。
後は眼帯をずらして炎眼(レッドアイ)を向ければ、たちまちのうちに炎に包まれて調理完了というわけだ。
「終わったか」
見ての通りハマーも俺もどちらも異能力者で、組織は異能力者を集めて、テロ、暗殺何でもござれというヤバい集団だった。
いい加減いやになったわけだが、当然逃げ出す者は死あるのみという事になる。
さて、どこまで逃げ切れるものか。
「行くあてはあるのか?」
「家族を探す」
ハマーの問いに答えた。
「なら、ここでお別れだな」
「そうだな」
ハマーは車椅子をゆっくりと滑らせて去っていった。
生きていればまた会うこともあるだろう。
68 :
名無し物書き@推敲中?:2011/09/11(日) 22:04:52.39
○投稿には「酷評お願いします」等、投稿であることがはっきりわかるように書き添えましょう。
本文だけを投稿しても雑談と間違われる場合もあります。
まじで冷やかしと区別がつかないからさ
>>67 「酷評お願いします」
ワイスレに出したのを書き直しました
突然なんだ?ワイスレ杯乙だけど、卵焼きより断然読めるよ。
>>67や卵焼きを読んでて気づいたんだけど、こういう超自己満足な
オナヌー小説って、主語述語の重要な部分がはしょられてるのな。
>鋭い音を響かせて、タイヤの横の刃が敵をバラバラに切り裂いた
俺の?ハマーの?誰のタイヤが敵に向かったの?って主語がない。
わかるんだけど、読者に努力を強いすぎだ。
>雑魚共を捌いて1箇所に集める
一箇所に集められたのは捌かれた雑魚のことか、逃がしたい自分の仲間のことか。
もちろん、これもわかるんだけど、だったら
雑魚共を捌いて"それを"1箇所に集める
とか、読者を惑わせない表現はあると思う。そもそも、これも誰が雑魚捌いたか
主語がない。わざと戸惑わせてるんじゃなく、純粋に能力が欠如してると思うんだ。
出だしの山の稜線がすでに頭痛が痛くて危険が危ないけども。
最も伝えたい、伝えなければけいないところで自分の想像力が
突っ走って、結果、読者に過剰な補完を要求するんだろうな。
会話とオノマトペだけでは小説にならん。
繰り返し読むことで発見があり深みが出る小説と、
繰り返し読まないと意味が理解できない小説は異なるものだと思う。
>>67 > 鋭い音を響かせて、タイヤの横の刃が敵をバラバラに切り裂いた。
ここに主語はいらんが、
> それを横目で眺めながら雑魚共を捌いて1箇所に集める。
ここには主語が必要だな。
場面が変わっている、つまりハマーの場面から俺の場面に変わった事を、
はっきりと主語を使って読者に明示してやらないといけないからだ。
登場人物を整理すると、ハマーを「横目で眺め」てるのは「俺」以外に「組織の刺客」もいて、
読み進めないとどちらなのか解らないのは大きな減点対象になる。
段落って意識してるか?
漫画のコマ割りみたいな意味で、場面転換って言い換えてもいい。
ちなみに
>>70は間違っている。場面が変わらないなら、いちいち主語を明示する必要はない。
台詞に関しても、陳腐さはともかく無駄な台詞が多すぎるな。
「終わったか」「そうだな」
この2つは省略して、描写で表現してやった方が情感が残る。
「読者さん、戦闘は終わりました!」と、
主人公がいちいち台詞で報告するのは、文芸でも何でもないってこった。
酷評お願いします
家族会議
松雄がリストラにあったのは、今から5年前、家族でのドライブ中に交通事故に遭い、それが甚大な後遺症を残したと判断されたからだ。それ以来、定職に就くことはなく、貯金を切り崩して生活していた。
家族仲に違和感を覚えだしたのもそれからだろうか。今も、家族会議をするといってリビングに全員を集めたものの、清美は眠そうな眼であくびをしているし、幼い太郎と玉子は床で無邪気にじゃれ合っている。
「みんなをここに集めたのは、重要かつ緊急の問題が浮上しているからだ」
松雄は、反応が無いことを知りつつも議題を切り出した。
「実を言うと、我が家の貯蓄はとうに底をついている」
通常、かなりショッキングな話のはずだが、子供たちはともかく、清美すら退屈そうなまなこを松雄に向ける。
「この屋敷を売ろうかとも考えている」
松雄の祖父の代から受け継がれてきた屋敷だが、松雄に就労意思が無く、清美も仕事の出来る体で無い以上、生きながられるにはやむを得ないことだ、と松雄は考えていた。この対応がその場凌ぎでしかなく、いずれ同じ状況に陥ることは誰の目にも分かりきったことであった。
相変わらず、家族からの反響は無い。清美はしきりに顔を掻いている。
「郊外の安いアパートなら、売った金でもしばらくは生活できるだろう」
太郎は退屈して、部屋を飛び出してしまった。
「俺一人で決められる問題ではないので、みんなの意見が聞きたいのだが」
カーペットの上で清美は寝てしまっていた。
「どうしてもこの家を去りたくないという者がいれば、他に方法を考えないでもない」
玉子は沈黙し、松雄の顔をじっと見つめる。その瞳の奥に思考が働いていないような気がして、松雄は鳥肌が立った。
どうしてこんなことになってしまったのだろう。あの事故の前までは、家族仲は良く、子供たちも利口で、妻はいつでも冷静な意見を述べてくれていたはずなのに。
松雄は軽くため息をつき、タバコに火をつけた。
炎上した屋敷からは、一人の男と、3匹の猫の焼死体が発見された。
>>72 文章について、特に目立った瑕疵はない。
故に、ネタの見せ方についての評価になる。
まず、構成。
ツカミというものが存在しない。
時系列に沿って出来事を並べて落ちをくっつけただけ、
とても構成の体を成していない。
次に感情移入。
猫を家族とミスリーディングさせただけの糞つまらんネタを面白く読ませるためには、
主人公に対して共感させなくてはならない。
自分の事であるように共感させれば、どんなネタであっても読者は食いついてくる。
具体的に言えば、リストラされてにっちもさっちも行かなくなった主人公の、
苦悩を懊悩を描けばいいだけの話なのに作者はただの一行もそれを描写していない。
徹頭徹尾他人事であり、したがって共感は生まれず、
「それがどうした?」以上の感想を読者は持ちようがない。
作者は誰のために何を目的として文章を書いているのか?
胸を刺すような苦しみも、猫に関する人に話せるような豆知識も、見た事がないような表現すらも存在しない。
君の文章を読む事は時間の無駄だ。
創作文芸板最底辺の作品であり、読者を楽しませる努力を放棄している点で卵焼きにさえ劣る。
手塚マンガ(たぶんブラックジャック)の話そっくり。
空が、重い。
JR東海道本線快速を住吉駅で降りた明松陽一郎は空を見て、ため息をついた。
濃い灰色の雲は厚みを増し、雪を孕んで陽一郎の頭上に垂れ込めていた。
冬は寒いから嫌いだ。
子どもじみたことを今さら胸のうちで繰り返して、陽一郎はとにかく目的地へ
向かおうと足を速めた。
大阪を出るときすでに空は不穏な暗さを見せていたが、ほんの20分、
神戸で列車を降りるとそれはもう不穏どころでなく確信となり、
目的地を前にちらりと雪が舞い降りるのを認めた陽一郎は、立ち止まった。
天気予報の気温は2度。目に入る通行人のほぼすべてが、
いかにも凍えるように背を丸め気味にし、コートのポケットに手を突っ込み、
マフラーに顎を埋めている。
吐く息の白さが、寒さを増大させるようで憎しみすら湧く。
自分の吐いた息の行方を見送って、陽一郎はまたため息をついた。
陽一郎が寒さを苦手とするのは幼少の頃から変わらない。雪が珍しい大阪の
生まれ育ちだが、たまの雪の中を駆け回るということもほとんどしたことがない。
風邪を引きやすいとか腹を壊すとか、そんなことは一切なく、ただひたすら、
寒さが苦手でならなかった。手や頬がかじかむあの感じが、たまらない寂しさを
呼び起こすようだ、という理由は学生の頃にやや感傷的になって思いついた
後付けに他ならない。
ひとくち、ウイスキーを。
ネガティブなおっさんがポジティブな女性に出遭って変わっていく話の導入部です。
酷評お願いします。
76 :
名無し物書き@推敲中?:2011/09/12(月) 02:36:37.43
握手会当日…
ようやく玲奈と話せる。
胸に秘めていたこの想い
今こそ打ち明けるべきだと思った。
俺「玲奈ちゃんってセックスしたことあるの?」
玲奈「はい?」
俺「だから、セックスしたことある?」
玲奈「・・・・」
玲奈は黙って手を挙げた。
そうか、言葉にするのが恥ずかしいから手でYESと答えたんだ。
その姿に俺は感動した。
身振り手振りで一生懸命俺に伝えようとしてくれているのだと。
その瞬間、俺はスタッフに連行された。
>>75 客観的背景と心象の吐露が整理できてない。
ひとつ風景を描写して、「嫌いだ」の「憎しみが湧く」だの、
すぐにいちいち主人公の感想を挟むから読み辛い事この上ない。
だらだらと文章は続き、段落というものが存在しないから読書のリズムが生まれない。
分析すると風景→感想→風景→感想→風景→感想→風景の七場面に分かれるが、
このぐらい短い文なら風景→感想、多くても風景→感想→風景の、
三場面ぐらいに整理しないといけない。
景色を見せたいのか、主人公の内面を見せたいのか、
カメラワークを意識しろ。
君の作品の導入部は創作文芸板最底辺の駄文であり、卵焼きに劣る。
>>77 指摘ありがとうござます。
打倒卵焼き目指して頑張ります。
>>75 何が言いたいのか分からないままに、鬱な描写をだらだら読まされるのがつらい。
ただ寒いから鬱になっているのか、元来そういう性格なのか、
それとも目的地に原因があるのか、描写だけでは分からない。
導入部のはずなのにつかみが一切無く、何度読んでも内容が頭に入ってこない。
沢山情報はあるのに、今彼が居る場所が想像できない。
5W1Hを意識して、カメラワークを整理して欲しい。
段落もおかしい。本来続くべきところに改行が入っていて、余計難解な文になっている。
散らかりすぎ。
80 :
名無し物書き@推敲中?:2011/09/12(月) 23:18:56.98
酷評お願いします。
ぼくは、ぶぎぁあさんが好きです 理由は、顔もみれない声も聞けない、 誰の誰だかわからない。 だからぼくは想像という映写機で空想というスクリーンに映し出しだしました。 友近が、いたんです。
友近がぼくにささやきます「わたしも、あなたが 好きよ、理由は、顔もみれない 声も聞けない 誰なのか、わからないあなただから」
ぼくは、友近が差し出したふくよかな白い腕を手繰り寄せて、もう一方の手を彼女の腰にあて抱きしめるように体を合わせてから恋は檻の無い牢獄であることに気付いたのです。「私たちは囚人なの。いまさら知ったの」
「ぼくはもうずっと昔から頭痛持ちで…村の駐在さんの話しによれば、ぼくが生まれた、そのときから頭痛持ちで、だから日常会話に不十して、日記をつけようと思ったんです」
「それで、今その日記は何処にあるの」彼女の、質問をするときの表情が険しくて、ぼくは一瞬答えるのをためらってしまいました。
「ぷぎゃあ、ぷぎゃあ」「何それ、言葉になってないわ、答えになってない」だからぼくは日常会話が不自由なんだって、伝えたかったのですが、もうあとの祭りです。
彼女はいつの間にか口元からこぼれ落ちる微笑みだけを残して風に吹かれる流砂へ姿を変えて消え去りました。残され彼女の微笑みはクロームなめしの山羊革のようにぼくの全身を包んでくれるので、すこし満足です。
88 :
名無し物書き@推敲中?:2011/09/13(火) 15:09:07.32
>>84
こういうセンスってなかなか懐古的で懐かしい感じじゃん。昔の作家ってこういう私的事情の語りで
枚数稼ぐよね。本筋とはさして関係ねーの。
>>75 主人公はひたすら「寒さが嫌いだ」と繰り返してるだけで、
全く寒さが嫌いな人には見えない。
おそらく作者は「寒さが嫌いな人」ではない人で、
「寒さが嫌いな人」がどういう振る舞いをするのか認識せず想像すら出来ず、
それゆえ「嫌いだ」の繰り返しでしか「寒さが嫌いな人」を表現できない。
想像力がないなら、何故ググらないのか?
「寒さが嫌い」でヒットする100万を超えるブログの幾つかを読めばいいだけなのに、
どうして取材する事を怠けるのか?
実際に寒さが嫌いな読者に「あるある!」って言わせるレベルまで、
寒さが嫌いじゃない読者が「寒さが嫌いな人はこう感じるんだ!」って発見できるレベルまで、
キャラを掘り下げる。
そこまでして、初めて作品に読む価値が出てくる。
「生理的に嫌い!」が許されるのは小池里奈だけであり、物書きなら「生理的に嫌い」の状態でさえ
「あるある!」レベルまで表現する読者への義務があると知れ。
91 :
名無し物書き@推敲中?:2011/09/13(火) 19:19:59.68
ひとくち、ウイスキーをw
空が重いw
寒いレスを見た
>>81-87 センスを感じます。
誤字や脈絡のなさに、わざとらしさがぷんぷん漂ってて、すごく評価しにくい。
>>88の言う懐かしさってのも分かる。
原文があって、改悪したみたいな印象です。
>75です。
酷評ありがとうございます。
試しに「寒さが嫌い」でぐぐってみて驚きました、自分の手抜き加減に。
レスすべて参考に精進します。
95 :
名無し物書き@推敲中?:2011/09/14(水) 11:26:32.69
>空が、重い。>明松陽一郎は空を見て>大阪を出るときすでに空は不穏な暗さを見せていたが
→空という単語が続き文章がやぼったく感じられてしまいます。
>吐く息の白さが、寒さを増大させるようで憎しみすら湧く。
憎しみに至るまでの経緯がなく、説得力に欠ける文章となってしまっています。
>自分の吐いた息の行方を見送って
息の行方を忌々しげに見送って、とかいう表現のほうが冬嫌いの人らしくなります。
次の>陽一郎が寒さを苦手とするのは幼少の頃から変わらない。に繋がり易くなります。
主人公が冬と寒さを嫌う様が丁寧に描写される一方、
その意味も理由も無いような。
作者はその主人公の人物造詣を以て何を目的としたのか判らない。
>ネガティブなおっさんがポジティブな女性に出遭って変わっていく話
とあるが、嫌いというのは嗜好であって、
そこからネガな性癖は読み取れない。
97 :
名無し物書き@推敲中?:2011/09/14(水) 13:33:30.58
先ず始めに、深呼吸をしましょう。気持ちは落ち着きましたか?
次に目を瞑り、想像して下さい。貴方は自宅の玄関前に居ます。誰もいない自宅に帰宅したと仮定して、扉を開け中に入りましょう。自宅の全ての部屋、居住空間は勿論、浴槽やトイレ迄、全ての空間を思い出して下さい。
98 :
つづき:2011/09/14(水) 13:35:47.66
想像出来ましたか?
それでは、質問です。貴方は自宅で誰かと出会いましたか?誰とも出会わなかったなら、安心です。この話はお仕舞いにしましょう。もし万が一、誰かと遭遇したなら、その人物は誰でしたか?何人いましたか?
その人物は貴方が気付いていないだけで、実際貴方の部屋に住む同居人です。その人物は、きっと今日も部屋で貴方の帰りを待っていますよ。
なぜ1スレにまとめられないのか
短文ですが批評お願いします。
塾バイトの休憩時間に缶コーヒー買って外で飲んでたら突然誰かに肩たたかれて、
誰ですかって見たら俺の担当の女子中学生で、なんかいつもは制服なんだけどその日はヘルプで土曜日入ったからそいつは私服着てて、
ちょっと新鮮っつーか、ああ、こいつ子供なんだなぁ、なんてことを着ている服とか化粧っ気ない顔なんかを見て感じて、
ヘッドフォンとって、口のなかの缶コーヒー味のコーヒー飲み込んで、おう、って適当に声かけたんだ。
続きます
批評の必要も無い
続き。
んで、何も言わないから、何してんの、自習しに来たとか? っつたら、
ううん、偶然通っただけって、笑うそいつの手にはイヤホン握られてて、
何聞いてんのって聞いたら、AKBだよってイヤホン渡してきたから、お返しにブランキーの曲が流れっぱなしのヘッドフォン渡してやったら、
何も言わずにそれ頭につけて、俺はキャンキャンいってるイヤホンつけながらこいつ頭ちっちぇーって思ったりして、
2人並んで慣れない音楽聞きながら缶コーヒーもう一口飲んで、鼻に抜けるみたいな鉄の味に、舌がマヒした土曜日の昼間。
以上。
104 :
名無し物書き@推敲中?:2011/09/14(水) 20:08:36.45
すごく上手い携帯小説だよ
頑張ってくださいね
>>104 ありがとうございます、がんばります。
>>105 ありがとうございます。
携帯小説とは、文体を指してのことでしょうか?
教えていただけると嬉しいです。
107 :
名無し物書き@推敲中?:2011/09/14(水) 20:25:30.66
>>107 ありがとうございます。
具体的に指摘していただけると参考にしやすいです。
てきればお願いします。
110 :
名無し物書き@推敲中?:2011/09/14(水) 20:39:13.37
俺の名はジョン。名前はまだない。
仕事は塾で講師のバイトをしている。休憩時間に缶コーヒーを買って飲むのがなにより至福の時間だ。
今日もコーヒーを飲みながら一息ついていると、俺の肩をポンポン叩く者がいた。
ふと振り返ると、教え子の女子中学生が立っているではないか。
普段は制服姿に見慣れているせいか、彼女の私服姿に思わずドキッとした。
だが、そこはやはり子供である。顔も化粧っ気がないし、着ている服もどこか幼い。
「どうしたんだ?授業でわからないことがあったのか?」
俺は声をかけた。
彼女は顔を赤くしながら言った。
「違うの。先生に会いたかったの」
どういうことだ。何を言ってるだこいつは。
そう言うやいなや、彼女は俺に体を密着してきた。
「おい、やめろって」
俺は彼女をつき離そうとしたが、くっついて離れない。
「先生、大好き!」
だが、体は正直である。俺の下半身は早くも反応し始めた。(続く)
卵焼きより下手
>>111 おまえナマイキだな
クチのきき方に木をつけろよ
だれに話してると思ってんだ?
しらぬがほとけとは言うがた・い・が・いにしとけよ
卵焼きより下手。
最低の代名詞になりそうだ。
>>101>>103 真面目に酷評しますよ。
今のところ、読む価値ないです。
日記レベル。
人に見せる文章ではない。
一文に「、」は2個くらいにして、文章を再構築してみてください。
話はそれからだ。
115 :
名無し物書き@推敲中?:2011/09/14(水) 22:21:20.29
まあ普通に考えたら、何らかの効果を期待してわざとやってるか、俺たちがからかわれてるんだろうな
小学生でもなかなかいないレベル
116 :
秋吉もま ◆2itMTGf8Qk :2011/09/14(水) 23:00:49.01
卵焼きの人気にSHIT!じゃない嫉妬
87です。酷評有難うございます。いまから30年前、漠然と作家になることを夢想しノートを子供じみた断想で埋め尽くしていた。その頃の読書体験といえば戦後派といわれる作家、なかでも安部工房はその頃のぼくには古典的なまでに光かがやく存在だった。
118 :
名無し物書き@推敲中?:2011/09/14(水) 23:11:27.21
俺の名前はジョン、数学の塾講師のアルバイトだ。
授業を終えると、競馬新聞片手に塾脇にある公園ベンチで酎ハイ飲むのが日課だ。いつも通り講義を終え、明日の競馬予想をしていると、先生、と誰かが俺に声をかけてきた。教え子の京子である。声の主を見れば彼女は全裸である。俺は勃起した。
119 :
秋吉もま ◆2itMTGf8Qk :2011/09/14(水) 23:16:05.38
光り輝く存在の漢字を間違っちゃいけないな。
俺は絶対にそんなミスはしないね。
俺にとっての光り輝く存在はスタンダールだもの。
漢字じゃないだろってツッコんで欲しいんか?
121 :
秋吉もま ◆2itMTGf8Qk :2011/09/14(水) 23:20:53.99
あらいやだ。そこまで言わせるの?
特にs30年前後の短編の文体はこれこそが小説の文体として最も完成された究極の国語ではないか、未熟な読書子であるにも関わらずそう確信したものだ。懐古的な、というご指摘は30代の安部の文体を創作の道しるべに書いたがゆえ的を得ていると思う。
しかしながら、安部の文体を模範にして背伸びをしたところで所詮未熟さは露呈してしまう。原文を改悪という指摘も甘受すべきであろう。
わたしってばいったいなんなんだろう、と少女は口に出してみる。
名前 ミキ・カズサ
年齢 9地球標準年と3ヶ月
月生まれの島育ち
寝る前に担任教師の、今日から日記を付けましょうとの指導でエディタを開き、こうして画面と向き合うと自然にそうした思いが零れた。
宗教に答えを求めた頃もある。
地球−月連絡船、スペースプレーン「アルテミス01」。父母を含む乗員乗客235名の命を背負いこれから生きていくのかと、自分の生存を奇蹟と認定したバチカンの担当部局に問い合わせていた時期があった。
しかし、返ってくる言葉は聖なんたらさんが何章何節に曰く、という有り難いお説教ばかりで、
聖書を通読して理解も納得も出来なかったが故の行動としては、正直、救われないはなしだった。
結局、無学な粗忽者に懇切丁寧な対応を戴いたことをくだくだしく御礼申し上げるメールを最後に書き送ってこの関係に始末を付けた。
残ったのは深い徒労感だけだった。曰く、神は、自らをお救い給うたがアフターフォローには無関心であらせられるらしい。
宗教は役に立たなかった。彼女には。
哲学的なアプローチも余り効果は無かった。もの心付き、自我が芽生え、我思う、故に我在りと存在を自明として確定させたとて、
当然にして、存在たる自身が同時に自明であることなど無かったのだ。色々関係書籍を読み漁ってみたが、幾つかの有益な示唆を得られたものの問題解決そのものには遠かった。
そんな、幼少の他愛もない思索の残骸をふと思い起こし、人ってあまり成長しないもんんだとミキは、我が事ながら可笑しくなる。
社会的に考えれば。
学生時代にそれを錬磨し自覚した上で、大人になり、責務を果たせ、ということか。
つまり「私」とは、「適性」であり、それを生かして社会に貢献しつつ自己実現を果たせ、ということになるのだろうか。そしてお互いにとっての幸福な関係を築けと。
うーん、でもこれも空理空論よねと自分でちゃぶ台返し。
つまり日々こうした思考錯誤に時間を割ける学生時代はなるほど、貴重な期間だ。
結論。
日記を書いてみたらそれを契機に、学生の本分、よく学び、よく遊べ、の意味を実感出来ました。日記という課業は初等教育課程相当にある者の向学意欲を刺激するに極めて有益な手法であると思慮する次第です。
>>124 ガキ臭え。
結局何の話?
オチはどこ?
何人称?
>>126 ガキ臭え。<すみません
結局何の話?<ラノベです
オチはどこ?<ここにはありません
何人称?<編集さんにはぎりぎりセーフでしたが一応三人称+一部作中人物主観混じりです
有り難うございました
>>124 よんだー。
SFっぽいので酷評しちゃうにょろ。
感想:キャラにも設定にも面白みは感じなかった。
航空事故で一人生き残った少女の「私はなんで生きているの?」ってことなんだろうけど、
少女の思考の表現が漠然としすぎて、何をどう悩んでいるのかわからない。
聖書の引用もぼかさず書いた方がいいし
(少女が求めているものと違うことを書くチャンス)、
哲学っぽいこと言ってるけど、なんのこっちゃわかんないし、
(デカルトの引用はわかるけど、それを受けて少女は何を思ったのか? 少女の思考パターンを提示できるチャンス)
「幾つかの有益な示唆」って書かれても、少女がなにを得たのかわかんないし、
(少女が何を求めようとしているか読者にヒントを提示するチャンス)
「つまり「私」とは、・・・」の件もぼやぼやで、思考のシメになるはずなのに意味不明。
少女の内面を描いてるつもりかもしれないけど、内面、思考が何も書かれておらず、
読者が主人公の悩みについて具体的に思考をめぐらす材料が全く無かったため、
劇中の主人公の悩みよりも著者は何がしたくてこんな書き方してるんだろう、
とワナビ視点、他山の石モードでしか読めなかった。
>何人称?<編集さんにはぎりぎりセーフでしたが一応三人称+一部作中人物主観混じりです
他人様への返事に横槍申し訳ないですが。
三人称+自由間接話法の体をなしていないわけじゃないけど、三人称の部分が少ないので、三人称の部分が浮いて見える。
わっちは、読者に負担がかからなければ人称なんてどうでもいい派なのだけれど、ここで晒している範囲で三人称を積極的に使うメリットを感じなかった。
主人公が幼いから、地の文を堅め+高尚っぽい文章にしたいがための三人称?
たしかにSFッぽっくはなるけど、主人公の独白ばっかりだし、一人称にしてしまったら?
もしくは真逆に突き放した三人称でやってみるとか。
編集さんがついてるなら、編集さんに問題点を具体的に指摘してもらったらいかがでしょう?
>>128 えーとこんなお時間に色々有り難うございます。
ネタを割りますと、
「私って何なんだろう」>「実は人間では無かった」
というミスリード(?でいいのかな)がありまして
聖書の引用も、
「神に最も近付いたのであろう、聖なる者から伝えられる、生の言辞による癒しを求めていた、のかもしれない、
しかし与えられたのは必然的な、余りに教条的な・・・」
みたいなー 感じでもなるのですがそこまで書いてしまった方がよさそうですね。
やっぱり9才児ですし。
「宗教ってそもそもそういうもんじゃないの」ってのをリアルタイムに思い知らされた、
幻想から醒まされた、みたいな
デカルトの、存在、は前フリで、器は判っても中身は判らないよね、と
悩み、という程深いフレーズではないんですね
文末に有る通り、日記を付ける、という宿題を契機に、
「そういえばあんなことあった、こんなことあった、今もそうかも」
程度の随想ですので
1レスに収まる様に少し削った文もありまして
人称については、原文が完全ラノベ文体の女主一人語りでしたので、
体裁を整えているところです。
色々参考になりました 有り難うございました
お願いします
僕があやなに出逢ったのは夏のことだった。
駅で電車を待っていた時だ。
あやなは僕の前を歩いていた。
可愛い子だった。
少し下品な表現をすればヤりたいと思った。
電車がきた。僕は乗った。
動き出した。僕の目はあやなを追っていた。
少し背が低くてビーバーな感じだ。でも可愛い。
ヤりたい。
僕はあやなを追った。あやなのことをもっと知りたいと思った。
131 :
名無し物書き@推敲中?:2011/09/15(木) 18:55:59.06
この短さだと批評しづらいな
何かの一部ならもうちょっと見せて
女が書いた文章はダメだな
論理性を感じないからすぐわかる
編集さんにみてもらわないとな
>>124 > わたしってばいったいなんなんだろう、と少女は口に出してみる。
> 名前 ミキ・カズサ
> 年齢 9地球標準年と3ヶ月
> 月生まれの島育ち
違和感を想起させる2つの段落のうち、
どちらを選んでもツカミとして一応の合格点を得ただろうが、
作者はどちらか1つを選ぶ事が出来なかった。
選べなかった事実を持って、
「今から始まる作品は三流以下の物書きが書いたカスである」と、
作者は読者に対して雄弁に宣言している。
文学という表現手法がシーケンシャルなもので有り、
それゆえ一度しかツカミを使えないという物語りの基本事項が理解できていない。
冒頭に重ねられた違和感、
「エディタを開いた」で固まったきり動かない画面、
作者は文章を書いている時若しくは書き上げた文章を自分で読んでみる時、
初読の読み手の存在をただの一度でも意識してみた事があるんだろうか?
と言うか、どうしてこんなつまらない画面を読者に見せようと思うんだ?
一度しかない人生の貴重な時間を使って読んでくれる読者様に対して、
失礼だとか信頼への裏切りとかを感じないのか?
135 :
名無し物書き@推敲中?:2011/09/15(木) 21:12:08.71
>>124 出だしから興味わかない。あまりにもつまらなく、最後迄読めなかった。
136 :
秋吉もま ◆2itMTGf8Qk :2011/09/15(木) 21:49:30.32
ビーバーな感じって、武井かよ
>>134 すみません、女主の氏名年齢在所がツカミ二連発との意識は全くありませんでした。
>文学という表現手法がシーケンシャルなもので有り、
>それゆえ一度しかツカミを使えないという物語りの基本事項が理解できていない。
同じく理解していませんでした
>「エディタを開いた」で固まったきり動かない画面、
すみません、これは理解不能です。
有り難うございました。
>>124 > 宗教は役に立たなかった。彼女には。(倒置法)
> うーん、でもこれも空理空論よねと自分でちゃぶ台返し。(体言止め)
> 結論。
最初の倒置法も次の体言止めも見事に逆効果として、
目立たせてメリハリをつけねばならない「結論。」の部分につながっている。
装飾する必要がない場所で意味もなく文を装飾し、
使う必要がない場所で効果を無駄遣いする事で、
読者はどこに気持ちを止めて読めば良いのか解らなくなる。
きれいな宝石も、かわいらしい人形も、
汚部屋に突っ込めばゴミの山を構成する素材の一部でしかない。
君の文章が誰よりも読み辛く薄汚いのは、配置というものを一切考えていないからだ。
これを指摘できない編集者、
大学で論文を書いた事のない高卒が出版社で採用されるとは思えないのだが、
その出版社が脳内じゃないのならば、是非このスレで社名を晒してほしい。
生活に潤いを。2ちゃんねるに祭りを。
これが文芸社だったら興ざめ←
>>129 ネタまで割っていただきさんくー。なのでちょっとだけ。
ミキって少女の描写について、独りよがりな作者にとっての必要最低限ってのは、
読者にとっての必要最低限ではないよ。
少女の随想だとしても思考の隙間の書き込みが足りないかな。
少女の思考をトレースできないにょろ。
にょろにょろ言う人間の思考もトレースできません
>>130 マルチな上に、SFじゃないけど酷評するにょろ。
僕は何者なのー、ストーカーの卵?
なんで、一目見たあやなとヤリたいのー。
可愛いだけでヤリたくなるの?
だったら読者にも分かるように可愛さをつたえてよぉ。
何に性欲掻き立てられたのさー。うなじ?鎖骨?黒タイツ?
まーそんなんじゃなくって真面目に恋愛語りたいなら
もちょっと機微をうがってみてよー。
短いぶつ切り文章、嫌いじゃないけどー。そればっかりじゃメリハリがつかないかなー。
>>142 そっかー。魔術回路を開いて、トレース・オンするにょろ♪
君が僕に恋を恋をしてるのは鉄板
余所で書いたものですが、酷評お願いします。(1/2)
「三島君の席って、窓際の一番後ろだったよね?」
下校中に、てる子が小さな声で言った。
その、声の裏にありありと見える思惑に、僕は激しく動揺した。
「三島ね。やつは、そうだったかな」
「今日ね、三島君の筆を拾ったの。書道の筆だったんだけど。ロッカーの裏に落ちてて」
「誰かにそれを言ったのか?」
「いいえ。帰る直前に拾ったから。どうしたの?」
(三島? 筆?)
混乱のすなあらしの砂塵が、僕の心に無数の風穴を開けた。
僕は三島が怖かった。
幼なじみのてる子から、まぶたの裏に粘り着くような、いやな臭いを嗅いだ。
その臭いは、てる子の臭いというよりも、邪悪な運命そのものといったような臭いだった。
「その筆を、どうしたんだい?」
僕は、絞り出すようにやっと言った。
「椅子の上に置いてきちゃった」
「椅子の上?」
「うん。三島君の椅子の上。どうすればいいかが分からなかったから。直接なんて渡せないし」
てる子は恥じらいのような顔をした。
てる子は年に似合わない貧乳を自身の足枷としており、三島に思いを打ち明けられないでいた
ことを僕は知っていた。
しかし彼女の三島に筆を手渡せないから椅子の上に置いておいたという言葉は
津波のような悲しみとなって僕を飲み込んだ。
三島という過去の友人にてる子を奪われるかのような恐怖を拭えなかった。
溺死したような錯覚に陥りながらも、人間が過呼吸に陥ったときのようにわざと明るい声で言った。
「三島に、筆を置いたのは私ですって言えたらいいな。そうして、やつに、言えば
いいんだ。言いたいことがあったんだろう。伝えておけば良かったんだ」
「ううん。それはまだいいの。っていうか、なんで知ってるの? いつから知っていたの?
私と三島君のことは、放っておいて。まだまだ教室で三島君とは会えるんだからいつでも大丈夫よ」
彼女が泣き出すと覚悟していた僕は、あけすけな彼女の調子に呆気にとられていた。
そして、彼女に何か今までにないほどの女を意識した。
僕はその違和感を黙殺するかのようにてる子に対してもだまって歩いていた。
三日前に自殺した三島は、教室の机も撤去され、現場となった校庭も徹底的に清掃され、面影も
なくなっていたはずだった。
彼女が拾ったと言い張る筆さえ、本当に落ちていたかは疑わしい。
僕は改めて、てる子の横顔を怪物を見るような目で見つめていた。
(2/2)以上です。どうぞよろしくおねがいします。
>>146>>147 セリフのあと比喩的表現で主人公の内面を表現するというパターンが規則正しく続くのは、読んでいて退屈する。
会話しているときの、てる子の表情や動作も入れるべきでしょう。
>>146-147 > 僕は三島が怖かった。
> 幼なじみのてる子から、
てる子と主人公の関係を説明する位置が悪い。
三島に対する気持ちに続けて照子を紹介せねばならぬ、と
どうして思ったのかマジで分からん。
およそ考え得る限り、最悪の位置に挿入している。
> てる子を奪われる
「いやな臭い」「貧乳」
ここまでのてる子を描写する表現はこの二つであり、
いやな臭いで貧乳で、横顔が島田紳助に似てる女なんざ、
欲しけりゃ勝手に奪ってけってのが大多数の常識的な思考だろう。
「奪われる」の伏線を張っていない、つまりてる子の魅力を描写する文章が存在しない、
それどころかてる子をイメージダウンさせる文章が続いている、
故にいきなり「奪われたくない!」と言い出されても、
唐突に過ぎて読者は戸惑うばかりだ。
> 三日前に自殺した三島
起承転結に準えると、この部分が『転』だろう。
自殺という事実をここまで伏せて、読者に衝撃を味わって欲しい、
それが作者の狙いだろう。
しかし『結』の部分で日本語を失敗しているから、『転』のインパクトが読者に伝わらない。
> 僕は改めて、てる子の横顔を怪物を見るような目で見つめていた。
「改めて」が読点以後全体に掛かるのか、それとも「見つめていた」だけに掛かるのか。
後者のつもりで書いているんだろうが、この部分も「てる子の魅力を描写していない」という理由で、
「怪物みたいなブサイクなんだなあ」としか思われない事よ。
>>146-147 よんだー。ホラーにょろ?
中身の感想っぽいの。
「三島君自殺してた」は、よかった。
いつも三島と会えると言ってる、てる子たんはなんだろねー。
そのオチがあるからこそのヘンチクリンな表現だったのね、と、納得はしたんだけど……
表現とかの感想っぽいの。
全体的にちぐはぐしてて文章がこなれてない感じ。
日本語も時々変かなー、ワイスレみたいに一つ一つ改稿したいレベル。
「三島君の席って、」の出だしで、僕=三島君と思ってたら「三島ね。」で?ってなった。もうちょっと分かりやすくしてもらえると助かるなー。
わっち的には、比喩があんまり好きくなかった。
例えば、「まぶたが粘り着く」から「臭い」へ繋がるイメージわかない。
動物の死骸から沸き立つ腐乱臭みたいなのかなー。
「混乱のすなあらしの砂塵が、僕の心に無数の風穴を開けた」
「てる子の臭いというよりも、邪悪な運命そのもの」
「津波のような悲しみ」からの「溺死したような錯覚」
あたりも何だイメージ湧かない。狙いが見えず「らしい」言葉を連ねただけに見える。
もしくは、修飾語と非修飾語の間に何語か抜けてる感じ。
日本語をきちんと整備して、状況をわかりやすく表現し直してあげるともっと面白くなると思ったよ。
「三島君自殺してた」はよかった。
あとね過呼吸ってなったことある?
つらいんだよ? ホントにもう死ぬ! って思うんだからw
明るい声なんて出ないけどな。
>>150 「修飾語と非修飾語」 → 「修飾語と被修飾語」に脳内変換してくださいにょろ。
にょろにょろうっせーな
勘違い腐れ女ヲタか?
153 :
秋吉どぶねずみ ◆2itMTGf8Qk :2011/09/18(日) 00:33:09.48
時々出没するようだにょろ
こいつは女子ではないな
>>146-147 表現が上滑りしていて、読むに耐えない。
昔の純文学に憧れたティーン、という印象です。
名前もアイテムも古めかしいものばかりなのに、台詞に「っていうか」というようなものを使ってあると、一気に冷めます。
比喩もイマイチ要領を得ないものばかり。
てる子の台詞からあけすけな感じはしないし、すなあらしの砂塵がっていうのも、くどい。
「僕の心は、混乱の砂嵐で無数の風穴が穿たれた」とか、もうちょっと整理した言い回しがいいなぁ。
とにかく、全体的にてる子への愛情が感じられなくて、物語の味わいを削いでます。
155 :
名無し物書き@推敲中?:2011/09/18(日) 02:14:00.73
試合のゴングが鳴った。勝は冷静に左ジャブを放ち、相手との距離を測った。この距離では相手にパンチは届かない。勝は練習通り一歩左斜め前に踏み込みながら、ワンツーを見舞った。
156 :
つづき:2011/09/18(日) 02:14:26.85
その瞬間、倒れていたのは勝だった。相手はカウンターの右ストレートを被せていたのだった。痛みも何もない。やけにリングのライトが眩しかった。
以上が勝のデビュー戦記録、1ラウンド26秒KO負けの全容である。
日記は日記帳に書きなさいよ
>>146-147 文章が引っ掛かって読めないわね。
まだ文章を書き始めて日が浅い人?
下手なレトリックでちんぷんかんぷんにするぐらいなら、もっと単純な表現でも分かりやすく書いた方がいいわ。
>>155-156 臨場感も何もないよ。
一発KOの短い試合でも、選手の心情や試合に臨むまでの背景でいくらでもドラマチックな描写はできるでしょ。
それはただ薄い描写で試合結果を書いてるだけじゃないのさ。
>146 作品を書いているとき、すごく力みながら、悩みながら、言葉をこれでもか、これでもかと言わんばかりに絞った濡れ雑巾を更に絞るように表現したのでしょう。心象の表現に看過できない矛盾があります。比喩が的確なものではありません
酷評お願いします。
西日に照らされた県立高校の校舎がまぶしかった。放課後の帰り道を僕は、何時ものように、てる子と、たわいない雑談で一日のありふれた学校での出来事を相槌をうちながら確認しあうのだった。
途切れることがないような夕暮れ…何時もとかわらない平凡な放課後。
通学路の途中にある駄菓子屋の手前で、てる子が僕の袖を軽く引っ張って急に立ち止まった。
「窓際の一番うしろに三島君の席があったわよね」てる子は、そう言って、何時もとは違う顔で僕を見た。「今日、ロッカーの裏で三島君の筆を拾ったんだけど、渡すことができないから、椅子の上に置いてきたの」
その時、幼なじみの、てる子の顔が急によそよそしい他人の顔と入れ替わって僕の知らない少女が現れたのだった。内気な彼女が三島君に心密かに想いを寄せている事を僕は思い出さなくてはならない。「明日、三島君に筆のこと言えばいいよ」
触れてはいけない彼女の心の影に僕は気付いた。「私が三島君に逢えること、知っていたのね」幼なじみのてる子の顔が急によそよそしい他人の顔と入れ替わって僕の前には今こうして見たことのない少女がいる。
途切れることのない平凡な夕暮れの感覚は消え失せて、不確かな夜が育ち始めていた。てる子が拾ったと言う筆のことすら確信が持てたわけでは無い。ただ、てる子のなかで、間違いなく彼は僕以上の鮮やかな現実である事を僕は確信したのだ。
一昨日、事故で亡くなった三島君。てる子のなかでは彼は普段どおりに呼吸をし、語り、笑う。
僕は生存し続ける死者へ激しく嫉妬している自分に不意に気付いてぎょっとした。
>>160 戯曲の台本にあるような、簡単な場面設定の説明になってるね
いきなりつまらん文章を読まされた感じだ。
>>161-
>>165 通学路の途中にある駄菓子屋の手前で、てる子が僕の袖を軽く引っ張って急に立ち止まった。
「窓際の一番うしろに三島君の席があったわよね」
「今日、ロッカーの裏で三島君の筆を拾ったんだけど、渡すことができないから、椅子の上に置いてきたの」
「明日、三島君に筆のこと言えばいいよ」
「私が三島君に逢えること、知っていたのね」
一昨日、事故で亡くなった三島君。てる子のなかでは彼は普段どおりに呼吸をし、語り、笑う。
僕は生存し続ける死者へ激しく嫉妬している自分に不意に気付いてぎょっとした。
これで十分。
最後の二行は推敲の余地あり。
目の前には、黒眼鏡をかけたいかにもヤクザ者といった見た目の男。
背後には僕が思いを寄せる彼女がいる。
「おい、糞ガキ。そこ退いてお嬢ちゃん寄越しちゃあくれねえかな」
男が言う。野卑な声だ。
それに対して僕は適当に男を馬鹿にするような受け答えをする。
馬鹿にされた男はもちろん、怒る。
激昂した男は良く分からない雄叫びを上げながらこちらに突っ込んできた。僕は身を捩り男を躱し無防備になった腹に蹴りを叩き込む。
男は呻き声を上げてどさりと崩れ落ちる。今だ状況が良く呑み込めていないようで目を白黒させている彼女に僕は何か気の利いた台詞を言った。
この件がきっかけで僕と彼女は結ばれましたとさ。めでたしめでたし。
下らない妄想の世界から現実へと意識を回帰させる。
今は授業中だ。僕は先ほどの己の妄想についての考察をする。
これには僕の彼女に対する自己顕示欲が実によく表れていると思う。僕はクラス内ではほとんど発言しない。そのため彼女の意識の僕が出てくることはほぼないと思われる。それどころか顔や名前は覚えられているかすらも怪しいところだ。
恐らく僕は彼女に僕を深く鮮烈にそして好意を伴わせて印象付けたい、いわゆるヒーロー願望を持っているのだ。
僕には彼女はもちろんよく見知った相手にでも流暢に喋り、会話するということが出来ない。相手を楽しませるだなんて以ての外だ。そのため通常辿るであろう徐々に仲良くなっていくだなんてことは不可能だ。そのため一発で強く印象付けたいのだろう。
この彼女への強い自己顕示欲、ヒーロー願望を都合よく満たしてくれるのが先ほどの妄想なのだ。
近頃僕は先ほどの妄想に類似したものを床に入った後に夢想するのが習慣になっている。それが原因で慢性的な寝不足にもなってしまった。
その寝不足のツケが回って来たのか僕は強い眠気を覚えた。抵抗するようなことはせず僕は素直に微睡んだ。
放課後のことである。僕はクラスメイトから雑用を押し付けらた。「寝ていたことを黙っていてやるから」と言われ引き受けたのだ。多分言った本人にとっては別に断られてもバラすようなつもりはなかったのだろう。単に僕は人の頼みごとをあまり断れないだけなのだ。
雑用とは教室に置いてあるゴミ箱の中身を校舎の外に設置してある大きなポリバケツに移す作業だった。
雑用を終え教室へと戻ると彼女がいた。誰もいないと踏んでいたので少々驚いた。彼女は何か探し物をしているようだった。
彼女はこちらへ気付いたようで目を向けてきた。しかし僕の名前が出てこないようでえっとだとかあれだとかいう声が聞こえてくる。
「斉藤です」
と僕は名乗った。
彼女はいや、別に忘れたわけじゃないんだよと言った。
彼女に何を探しているのか問いかけるといつかの予定を書いたメモを失くしてしまったそうだ。
メモした紙の特徴などを聞いていると一つ思い当たる節があった。ゴミを捨てる時に似たようなメモ用紙を見たのだ。
彼女に言おうとも思ったけどやめた。あくまでも似たようなメモ用紙でありそれが彼女の探し物だとは限らないからだ。
僕は確認しに教室を出た。僕がメモ用紙について聞いたため彼女は一緒に探すものだと思っていたらしく僕が教室を出たことに少々不満なようだった。
先ほどゴミを移したポリバケツを覗き見ると僕の移動したゴミは見えなかった。誰かが僕の後からゴミを移したのだろう。
ポリバケツに手を突っ込み手探りでメモ用紙を探す。埃が鼻腔に入りくしゃみが出そうになる。数十秒探すと長方形の、手のひらぐらいの大きさの紙が手に触れた。
引っ張り上げるとそれはメモ用紙で、彼女の言っていた特徴に合致した。
メモ用紙を手に教室へと戻ると彼女はまだ探していた。僕を見ると、いや、僕が手に持っているメモ用紙を見ると彼女は驚いたような顔をした。その後すぐに嬉しそうな顔になり僕の元へ駆け寄ってきた。
僕が無言でメモ用紙を突き出すと彼女は手に取り、書き記してある内容を確認した。
「ありがとう、わざわざゴミ捨て場から取ってきてくれたんだ」
彼女は僕に向けて言った。僕はなぜゴミ捨て場に行ってきたことを彼女が知っていたのかわからず怪訝な顔をして首をかしげた。
すると彼女はあははと笑って、だって制服ほこりまみれだよと言った。
僕は彼女に言われるまでほこりにまみれていたことにさっぱり気付かなかった。ほこりをはたく僕を見て彼女はまた笑った。
「いや、でも本当にありがとう。斉藤君は私にとっては探し物のヒーローだよ」
彼女は笑顔でそう言った。
なんだか僕は途端に気恥ずかしくなり早口で別れの挨拶を言って足早に教室を出た。
彼女は僕のことをヒーローだと言った。妄想の世界では彼女を悪漢、化け物、事故その他色々なことから守り抜いてようやくヒーローだったのに現実ではほこりにまみれつつメモを見つけただけでヒーローだ。
今までの妄想が馬鹿らしく思えた。己の中で色々な感情が渦巻いて自分でも良く分からない。
けれど一つだけ僕は確信めいたものをもっている。
それは、今日で寝不足に悩まされる日々は終わるということだ。
長すぎる行を修正したため所々改行がおかしくなっているかもしれません
是非酷評御願いします
171 :
秋吉どぶねずみ ◆2itMTGf8Qk :2011/09/19(月) 00:21:08.88
勘違いしてるけど、まだ腐ってないにょろ。
フランケンシュタインって腐乱犬種多淫ってなるね、エログロとか、しかも犬とか。
どうでもいいけど。
>>155-156 よんだー。
何を見せたいのかにょろ。アクション?
これからカウンター喰らうってのに、「ワンツー」って書いて終わらせちゃったら、見せ場もくそもないよー。
敵の姿も見えないし、読む身としては何も依り代がない感じだった。
新人アナの下手な実況中継聞いてるみたいでした。
>>160-165 よんだー。
146の人かなー。正直つまんなくなった。
細かくレスしてるのわざと? 効果は感じなかった。ダブりもあるし。
前の方がおどろおどろしさがあってよかったなー。
どこを目指してるのかな。前とは狙いを変えたの?
それはそれとて。
無駄な説明が多い。なのに書くべきことが書かれていない。
もっと主人公の心の吐露、てる子に寄せている想いとか、
てる子の何がどう変化したのか、いつもと違うって、なにがどう違うのさー。
などなど面白く読ませる要素はあると思うけど。
何を描けば読者が興味を持つのか。
目指している方向性がよく分かんないので、こんな感じー。
>>167 よんだー。
酷評してみるけど、エンタメ全開方面が生息地なので、作者さんと合わなかったら許してにょろ。
中身の感想っぽいの。
あんましホッコリできなかった。
妄想でのヒーロー像と探し物のヒーロー像にかなりの隔たりがあるけど、
主人公は納得してるのかな。たぶん納得したんだよね。
目が覚めたんだよね。
最後の「今までの妄想が…」以降の部分で主人公の心境変化を読者が楽しめるように書いて欲しいかなー。
表現の感想っぽいの。
書いてることほとんどが説明。全ての描写が説明的過ぎる。
会話やしぐさの中から読み取れるよう書いてくりゃれ。
例えば、167の後半、妄想から目が覚めての語りは全部いらない。
これ、作者サイドの都合で書かれた設定に見える。
168からのシーンに会話や、主人公の心情として組み込んだ方がよさそうだけど、どかな。
>>171 よんだー。
感想っぽいの。
何が面白いのか、何を見せようとしたのかわかんないにょろ。
反響が無いと言うけれど、どんな反響を期待しているのか理解できず。
友達との会話を垂れ流しただけな感じ。
「エッセイ」なの? もしかしたら内輪ネタ?
テーマを見つけられず、つまらなく思った。
174 :
秋吉どぶねずみ ◆2itMTGf8Qk :2011/09/20(火) 00:22:31.98
いや、エッセイだ。にょろ。
175 :
名無し物書き@推敲中?:2011/09/20(火) 02:52:41.63
にょろにょろうっせえ
176 :
名無し物書き@推敲中?:2011/09/20(火) 03:05:50.82
きゃるーん☆
>>174 エッセイにょろかー。でも、ふーん、そ。でおわっちゃうなー。
反響が欲しいのなら、もう少し、名前について考えたりとかー。
物に名前を与えるのは何故か、とかー。
名は体を表すと言うが朝青竜は・・・とかー。
意味不明な文字列が実は意味をもっていたりとかー。
なんか読んだ後に考えたくなること書いてないと反応しにくいかなー。
>>175-176 にょろ〜ん♪ ふへへ。
キモいネカマのおっさんだな
確かにそうでゲソ
>>173 酷評有難うございます。
確かに会話や仕草で表現できないからといって地の文に逃げてますね。
精進します。
vipから来ますた
……えーっと、ここはうpロダはNGなんですかね?
どっかのサイトうpならいい
ロダはだるい
じゃあ、直接貼ります。評価願います。
頭上には満天の星空、周囲には書物の峡谷。
気が付くと、何故だか僕は巨大な図書館の中にいた。
ここに来る前には何処にいたのか、何をしていたのか、何一つ覚えていない。だが僕は不安を感じることもなく、この透明な気分に、なんだか心地良さすら感じて佇んでいた。
いつまでそうしていただろうか、そういえばここには時間を知るための方法がない。星々の配置も変わらず、まるで時が止まっているかのように錯覚させられる。
動くものは僕だけか、と思いつつ振り返ると、そこには一人の女の子の姿があった。
歳は九つかそこらだろうか、色白のかわいらしい子だ。その子の印象はひどくぼんやりとしていて、僕が描写できるとすればそれくらいだったのだ。
この子は僕が振り向く前からずっとそこにいたのか、それとも僕が振り返ったから現れたのか? とありもしないことを考えたりしながら、女の子に尋ねてみる。
「君、何処から来たの」
女の子は答えない、夜空を見上げて、逆に僕に質問した。
「ねえおじさん、あの星はなんていう名前?」
星の数ほどある星々の、ある一点を指し示して、女の子は同じ質問を繰り返した。
「……おじさんにはわからないな」
僕は力無く、そう答えるしかなかった。
けれども女の子の、曇った表情を見つめるうちに、あることを思い付く。
「そうだ、本で調べばいい、なにせここには、こんなに沢山本があるんだもの」
実際、本は無限にあるかと思われた。図書館の端は遥か彼方にあるらしく、地平線は本で埋めつくされていた。
184 :
その2:2011/09/21(水) 01:56:57.62
女の子は顔を輝かせ、さっそく手近にあった本を一冊開いた。
「おじさん、駄目、この本は読めません」
「どれどれ」
まだ小さなこの子には難しかったかな、と後ろから覗きこんで見ると…… 本当に読めない。文字化けと言うのだろうか、印刷されているのは意味を持たない記号の羅列だった。
「困ったな……」
まあいい、時間はいくらでもあるし、本だって沢山ある。僕は女の子と手分けして、文字化けの海から意味のある本を探し出そうとした。
永遠とも思える長い探索の後、遂に僕は目当ての本を見つけだした。文字化けもせず、確かに意味がある一冊。表紙には輝く金文字で、「天文目録」とあった。
185 :
その3:2011/09/21(水) 01:57:29.14
「おおい!」
何処か遠くで本を探しているはずの女の子に声をかける。女の子の姿は見当たらない。はぐれてしまったのだろうか? 僕は広大な図書館を、「天文目録」を片手に走りまわった。
同じ角を何回曲がっただろうか、諦めかけたところで、僕は地平線の辺りに女の子を見つけた。
「おおい!本が見つかったよ!」
声を張り上げても、女の子は振り返らない。そういえば彼女の名前は何だったのだろうか、一度も聞かなかった。
「おおい!」
やけくそだ、僕は仕方がないので、質問の答え、あの星の名前を言ってしまうことにした。
「あの星の名前がわかったぞー、いいか、あの星の名前は……」
女の子が振り向く。
「す・ば・る」
次の瞬間、星明かりは消えた。黒雲が空を覆い、大粒の雨が降り出した。
雨はページを濡らし、インクを流しさり、活字は読み取れなくなった。
「おおい!昴!戻ってこい!」
雨はますます激しさをまし、本の海はいまや本当に海になろうとしていた。書物は次々に流され、僕も足をとられて倒れこんだ。
「昴!」
この図書館は一体なんだったのだろう。これは悪い夢なのかもしれない。だが、これが夢なら、いつ醒めるというのだ? 僕は紙切れとなった天文目録を必死に握りながら、ただ無力に波に揉まれていた……。
眠いからちゃんと読んでないけど
イチイチ言葉のチョイスが悪い
>>183 >女の子は答えない、夜空を見上げて、逆に僕に質問した。
こういう説明的な文章が多すぎるから読んでいて退屈するんだよね。
「君、何処から来たの」
女の子はぢつと顔をあげたまま、なにを考へてゐるとも知れず、だまつて夜空を見てゐた。
「ねえおじさん、あの星はなんていう名前?」
↑
たとえばこう書くと、女の子は答えないなどと説明する必要もないし、逆に僕に質問したなどと書かなくてもよくなる。
とりあえず説明的な文章はなるべく書かない方が良い。
なるほど、説明臭いと……
参考にします!
リライトが下手糞だとどうしても笑ってしまうw
リライトを批判されると嫌だから権威っぽく見せるために旧仮名遣いにしてるだけでしょ?
その直後の
>「ねえおじさん、あの星はなんていう名前?」
をなぜ新仮名遣いのまま放っておいたのかは謎。
ここで酷評してる連中がリライトしないのは、筆力がないのがバレるから。
バレてもリライトするのはよほどの目立ちたがり屋か馬鹿なんだろうな。
まあ、元が下手だからマシには見えるのも確か
193 :
名無し物書き@推敲中?:2011/09/21(水) 20:37:06.51
腐女子=腐っても女子。わっちは女子じゃないけどな。
イカの姿盛りの後は、ゲソ揚げでいいんじゃなイカ?
>>183-185 よんだー。
幻想ファンタジーとして読んだにょろ。
感想っぽいの。
好みにもよるかもだけど、はっちゃけ感が物足りなかった。
不思議空間に放り込まれて不思議体験なんだけど、常識的。
もう少し不思議感漂う方が魅力UPするかなー。
不思議の国のアリスってぶっ飛んでるでしょ? あんたキメてんだろ、くらいに。
静かなお話だから、さしてぶっ飛ぶ必要はないかもだけど。
あと、おじさんの行く末が気にならなかったし、結局よく分かんなかった。
ゆえに読後感微妙。
表現の感想っぽいの。
>>186、
>>187に同意にょろ。
出だしから風景がよく分からない。
「頭上に星空」「書物の峡谷」とあるのに「図書館」と来てイメージが止まった。
荒野の中に本棚が立ち並ぶ、もしくは、てっぺんも霞んで見えない背の高い本棚で出来た渓谷の底、ってイメージだったのが、図書館って言葉で立ち消えちゃった。
風景を描くのに、主人公の五感を介さず、作者の頭から練り出してる感じでいまいち。
主人公の目から世界を見てみてくださいな。
>>187さんと同じだけど、会話と地の文で内容が被る。
あるセリフを抜いて、地の文だけで話が進むなら、そのセリフは不要。
地の文を抜いて会話文だけでストーリが進行するならその地の文はいらない。
配分で文章の硬さや雰囲気が決まってくるのでお好きにどーぞ。
一番分かりにくかったところ。
少女の名前は「すばる」なの? 星の名前とのすり替えしてるのかな。
主人公の理不尽な理解で進行する夢を狙った演出だとしても分かりにくいなー。
195 :
名無し物書き@推敲中?:2011/09/22(木) 10:47:34.05
をれはフランスパンのバケットに目がない。会社の昼休みに街に出て、うまいバケットのサンドイッチを喰わせる店で
三百円ちょいの昼飯を買う。まあ二つ買う、日本人の胃袋は平均してをれの胃袋よりひとまわり小さいようだ。
をれはデスクワークだからそれで充分五時までの腹保ちはいい、問題なくつまらない書類とPC画面と午後一杯
格闘して、ちょっと残業をして、安アパートに帰ってホットショコラと安タバコでアニメをつらつらと割って眺めながら
一日が終わる。
をれは下戸だ。宴会の時にしか呑まない。
四月に、かわいい新入社員が入社してきた。ふん、かわいいな。をれは同じ会社の年上の先輩に去年アタックして
けんもほろろに袖にされていたので女に対してすこぶる冷徹な視線を投げかけるのを常としていた。同じ部署に
配属されたがをれの眞下でもないし隣の席でもないし、まあそれがどうしたであり、をれの生活に変化はないはずであった。
ところが、ある日、パン屋でばったり一緒になった、昼メシどき。「先輩。」「お、おう。」「偶然ですね。」「まあパン喰うならな。」
別の日に別のパン屋でも一緒になった。「先輩。ここのも美味しいですよね。」「まあな。」
それで一緒になることが多いのでなんとなくある日、一緒に会社まで戻ろうかという話になった。
196 :
名無し物書き@推敲中?:2011/09/22(木) 10:55:29.56
「ねえ先輩。」「なんだ。」「わたし、大学時代、何回かパリに行ったんです。」「そりゃ結構。」
「なんのために行ったと思います?」「ファッションでもチェックしたんだろ。」「ぶー。」
「じゃあイケメンのパリジャン漁り。」「… ぶー。」「ふーむ。どうしても答えなきゃだめそれ?」「だめ。」
「…ヒントは?」「今です。」「… … ああ、ああ。なるほどね。ほお。ふむ。へえ。」「で、ですね。
わたしの秘密教えましょうか。」「子供がもう居るの?」「ばか。…わたし、パリのパン屋さんの名店リストを
作ってあるんです。」「ナニッ…」「見たくありません?」「…。…。」「もし見たいっていうんならぁ。」「金か。」
「違いますよ。」「なんだよ。」「…。」彼女は気のせいか頬を染めた。「…!? おまえ馬鹿じゃないの。
をれをたくだよ??」
結局をれはパリのパン屋の名店リストと彼女を手に入れた。新婚旅行はドイツに黒パン巡りであった。
日本人離れした彼女の柔らかいゆるふわのとび色の髪が、欧州の風になびく姿ををれはサイバーショットに記録する。
197 :
名無し物書き@推敲中?:2011/09/22(木) 14:31:40.47
携帯小説だな
, 。
( 々゚) あ?やんのか?お?
し J
u--u
199 :
名無し物書き@推敲中?:2011/09/22(木) 21:42:17.00
ここは原稿用紙数枚分の作品が合っている
勢いケータイ小説ライクになるのは個人的には許容範囲だ。いくら高尚でも話がはじまらねえわおわらねえわじゃしゃあねえかんな。
>をれはフランスパンのバケットに目がない。会社の昼休みに街に出て、うまいバケットのサンドイッチを喰わせる店で
>三百円ちょいの昼飯を買う。まあ二つ買う、日本人の胃袋は平均してをれの胃袋よりひとまわり小さいようだ。
>
>をれはデスクワークだからそれで充分五時までの腹保ちはいい、問題なくつまらない書類とPC画面と午後一杯
>格闘して、ちょっと残業をして、安アパートに帰ってホットショコラと安タバコでアニメをつらつらと割って眺めながら
>一日が終わる。
>
>をれは下戸だ。宴会の時にしか呑まない。
>
>四月に、かわいい新入社員が入社してきた。ふん、かわいいな。をれは同じ会社の年上の先輩に去年アタックして
>けんもほろろに袖にされていたので女に対してすこぶる冷徹な視線を投げかけるのを常としていた。同じ部署に
>配属されたがをれの眞下でもないし隣の席でもないし、まあそれがどうしたであり、をれの生活に変化はないはずであった。
ここら辺は3/4くらいの日本人が経験あるだろうから、今さら書かれてもフーンで終わる。
で、後半の会話部分は、後輩が先輩に向かって「ばか」「ぶー」「だめ」ってそりゃあリアリティがなさ過ぎでしょって
話になる。
少し大食い・オタク・恋愛を諦めているという三つの主人公の特徴のうち、大食い設定が生かされていない。
女がパン屋のリストをつくってあるならそれと絡めれば良かったのに!
>>197が携帯小説だと言ったのは、
携帯小説の多くが恋愛小説で、
恋愛小説の恋人時代を書かないという傾向(知りあう->告白->結婚 というようにいきなり結婚になる)
が
>>196にぴったり当てはまるからだと思う。たぶん。
201 :
名無し物書き@推敲中?:2011/09/22(木) 22:16:36.94
べつにすぐ結婚したとはどっこにも書いてないぞ。
202 :
名無し物書き@推敲中?:2011/09/22(木) 22:17:36.17
あと、どんな非人間的な体育会系で生きてきたんだ?お前が考えるほど上下関係は絶対じゃないぞ、そのほうが
楽しい人生が送れる。
203 :
名無し物書き@推敲中?:2011/09/22(木) 22:20:22.79
ちなみにをれはスーツネクタイで仕事したことがないので、まあそれは想像なんだがね。リアリティがあったってことかな。
>>195-196 よんだー。
サラリーマン小説? それとも私小説+妄想にょろ?w
感想っぽいの。
面白くなかった。
オタクな人の「カワイイ子と棚ボタ式で恋愛始めたい」願望にみえた。
部署が同じとはいえ、パン屋で何度かあった程度の後輩なのに、
196の会話は、親し過ぎる。主人公の言いぐさからは納得できない。
かわいい後輩とやらが主人公を落としに掛かっているようにしか見えない。
ビッチかお前! って程じゃないけど小悪魔だよね腹黒い。
何故が特徴もない朴念仁の主人公がモテまくるエロゲのような違和感。
196の会話の前に、後輩が主人公に想いを寄せるきっかけとなる
エピソードが欲しいところ。もちろん主人公は自覚なしの演出で。
人が好意を寄せるのには理由がある。例えそれが一目ぼれでも、読者を納得させる理由が欲しい。
好意をほのかに匂わせとくと読者はニヨニヨしながら読み進められる。
最後の二行はなんだかなー。以下に関連。
表現の感想っぽいの。
なんか変な癖があるけどいいんじゃないかな、練度上げたらいいかも。
下戸の話は生きてこないので書いた理由が分からない。
普通は家に帰ってビール飲むだろうけど、をれは飲まないのさ、ってだけならいらない気がした。
それこそ偏見。
195はそんなに悪い気がしなかったけど、196の最後の二行が主人公から離れちゃってる感じ。
まー、かわいい奥さん手に入れて丸くなっったってことかな。普通になってつまらなかった。
例え惚気であっても、主人公節を活かして〆て欲しいところでした。
とか書いてたら、
>>200のカキコがあった。
携帯小説ってこんなんなの? そなのかー。
205 :
名無し物書き@推敲中?:2011/09/22(木) 22:23:47.79
>大食い設定が生かされていない。
それを活かすと中編になることが瞬時に見抜けないお前は、あまりまじめにものを書いたことがないな。
にょろにょろうっせーぞ
語尾を変えろや
207 :
名無し物書き@推敲中?:2011/09/22(木) 22:25:47.01
>>204
をれはそうやって棚ボタでかわいこちゃんをゲットしたんでな
題材は異なるんだが実話ベースだよ。おまえの人生が砂を噛むこと沙漠のごとしなことには同情するよ。
208 :
名無し物書き@推敲中?:2011/09/22(木) 22:27:54.23
主人公を好きになるエピソードとか ちょっと陳皮じゃなかった陳腐じゃないかね。
をれは一応その理由をちゃんと混ぜてあるはずだがな。
>>201 俺が言ったのは恋人時代の描写が抜けるってこと。
恋愛小説は異性を落とすまでの話だから、いきなり「それから2年後に私たちは結婚し〜〜」となるわけだ。
当たり前のことだからイライラさせるかもしれないけど・・・
それから、上下関係については、
>それで一緒になることが多いのでなんとなくある日、一緒に会社まで戻ろうかという話になった。
この一文を経たらいきなり「ばか」「ぶー」「だめ」だもん。びっくりするよ。
なんで仲良くなる過程を書かないの。おれはてっきりまだ距離が縮まっていないのかと思って読んじゃったよ。
・「まあそれがどうした」の状態
・「ばか」「ぶー」「だめ」の状態
・「新婚旅行はドイツに黒パン巡り」の状態
この三つの状態の間に、破局しそうになったり想いが通じ合わない時期が普通はあるはずだけど、
それを書かないのは単なる自慢話。
良くない状況から逆転するのが物語の醍醐味だが、ただ単に「うまいこと結婚できました」といわれてもあっそう・・・
>>205 設定を生かすという言葉から何を連想するかだよね。
>>205の場合は中編になるんだ。
気の利いた大食い関連の一文を入れるだけでマシになるのに。
210 :
名無し物書き@推敲中?:2011/09/22(木) 22:45:52.03
オッカムの剃刀の意味を四日前に知ってな。なんだをれつねひごろやってるじゃんと思ったよ。おまいらはボウボウ。
みんな元気にょろ♪ レスはやすぎー。
>>207 うんとねー、それは作者の自慢であって、読者に対するサービスではないにょろ。
読者は楽しくないなーってつもり。登場人物の心境変化を楽しめない。
そんなの要らない、って言われたら、そうですかー。
>>208 陳腐なエピソード入れりゃそだねー。それこそ腕の見せどころにょろ。
何度かパン屋で会いました。ってしか書いてないんだもん。
冒頭のバケットが好きって、こだわりありそうでもないし。
食い物の好みが一緒ってのはきっかけとしてはいいけれど、パンの好みじゃ弱いかなーと思ったまでで。
「わたしはシュールストレミングが好きです」ならありかもだけど。
要は、メジャーな趣味が共通だった場合、それほど出会いに運命感じないけど、
マイナーな趣味で共感者に出会ったら運命感じちゃう♪ って感じかな。
ま、人の好みなのでこんな人もいる、くらいでどうぞ。
>>211 にょろを辞めろ
あと♪をつけんな
二重にムカつく
213 :
名無し物書き@推敲中?:2011/09/22(木) 22:50:32.64
>>211
それはそうではない。おたくでも恋はできる えっほんと という展開があるのだ。
これ書いちゃうとほんっとつまんないんだけどさ、彼女が彼を興味持ったのは、このひと味の分かる人なんじゃないのかなと
思ったからなんだよね。それを読み取れないあんたが読書の素人なんじゃないの?
214 :
秋吉どぶねずみ ◆2itMTGf8Qk :2011/09/22(木) 22:52:24.33
にょろはコテって徹底的に嫌われ、受け止めるべきだな。
そこからお前の成長が始まる。
215 :
名無し物書き@推敲中?:2011/09/22(木) 22:52:27.89
まあ批評は的確
>>210 その髭剃りは持ち込んじゃいけない気がするにょろ。
下手に使うとツルツルになるだけで心地が良くない。
使うなら、文体構造そのものを独自構築できる腕がいると思うにょろ。
217 :
名無し物書き@推敲中?:2011/09/22(木) 22:54:51.64
>>213 どこからそう読み取ればいいんですか? 読書の玄人さん
218 :
名無し物書き@推敲中?:2011/09/22(木) 22:55:06.07
>>216
じゃああんたが世界の常識への挑戦者というわけだ。がんばれよ。
219 :
名無し物書き@推敲中?:2011/09/22(木) 22:55:35.78
>>217
それは自分で考えないと面白くないよ。
>>213 だから、「興味を持ったのは」でしょ? だから、きっかけ、って言ってるにょろ。
221 :
名無し物書き@推敲中?:2011/09/22(木) 22:58:44.99
222 :
名無し物書き@推敲中?:2011/09/22(木) 22:59:40.75
>>220
ああ、男としての魅力な。それはスポイルしたかもしれんな。実際の話でそれに相当する部分は書いてないよ。
>>213 興味を持つきっかけとしては、下の文でちゃんと書かれているのは分かっている。
>別の日に別のパン屋でも一緒になった。「先輩。ここのも美味しいですよね。」
そこからなぜ独身女が男を誘うようにまで興味が発展したのかが不明。
仄めかす程度の一文でも入れないと、都合の良い妄想みたいに見える。
224 :
名無し物書き@推敲中?:2011/09/22(木) 23:01:37.50
第一なんだ をれの実人生をそのまんま書いたらよいこには読ませられないぶぶんも満載だかんな
断片を切り取るしかない。まあそれで我慢汁。
225 :
名無し物書き@推敲中?:2011/09/22(木) 23:02:53.28
不明って この女の子は青春をパリのパンに賭けたんだよね。そこをおまいらは感得できてねーんじゃないの
ひとつことに打ち込んだことがないから。
>>225 視点が違ってるにょろ。
作者と読者の支点の乖離かなー。
おそらくだね、彼女のパンに対する思いをあなたが理解してあげた、ことが全てであって。
彼女の思いを受け止めてあげた、若しくは彼女がそう思えることがあったのだろうと匂わして欲しい、もしくはそんなエピソードを挟んでほしいと言うことなのだけれど。
227 :
名無し物書き@推敲中?:2011/09/22(木) 23:09:37.21
>>226
パン屋のリストがあります→フーン→ナーンダ
これがありえたもうひとつの世界な。女の子が石橋を渡って確固たる恋心で進行すると思ってる?
228 :
名無し物書き@推敲中?:2011/09/22(木) 23:10:27.94
力量のない奴が下手に実体験をモデルにしちゃうと、読者に分かりえないことを分からせようとしちゃうらしいな
229 :
名無し物書き@推敲中?:2011/09/22(木) 23:11:05.91
おいおい
をれはダッセエのが兎に角嫌いでな。合わせてこい。
230 :
名無し物書き@推敲中?:2011/09/22(木) 23:12:42.46
稽古不足を幕は待たないと梅沢富美男も歌ってっぺ。
はいーここが二人のきっかけでーす ここで好きになりましたーってはとバスじゃねえんだからよ。変則的でもついてこいや。
>>227 そんな若い頃は忘れちゃいましたぁ(遠い目)、とかどうでもいいにょろ。
パン屋のリストを見せるってところで、既に距離が近いじゃない?
その距離がどう近づいたのかを描き出したらいいのではと思うにょろ。
私小説だから、思ったまま、事実のまま書いた、って言うならもう何も言わないけど、
読者を意識するのであれば、読者に追体験させて心動かす工夫が要りますよ、ってことだにょろ。
232 :
名無し物書き@推敲中?:2011/09/22(木) 23:19:05.83
… それで何度も会ってるんだよな、しょてから声かけてるこだよね。色々計算はあるんだがな。
233 :
名無し物書き@推敲中?:2011/09/22(木) 23:21:59.64
まあ理詰め理詰めのみでは窒息するんでね ところどころ杜撰にしてある。
>>229の過剰に説明したくない気持ちもかなり分かるが、
その結果が
をれは興味なかった女からなぜか告白され結婚しましたよ。
という自慢話だもん。
不幸な主人公が配偶者を獲得する、
険悪な仲だった女を落とす、
というのなら良かった。
そうでなくとも、女心を仄めかせておけば、こんなかわいい女性と結婚できて良かったね、となる。
おれは次のコピペを連想したが、
こちらは「辞書の「vagina」の項を○で囲んでやった」で、それからどうなるの?という謎が提示されていたり、
「「penis」が○で囲んであって余白に「お返しだバーカ昼休みに図書室で待つ」と書いてある。」で男女のすれ違いを書いてある。
そこらへんが違うところだと思ったなー。
------
中学の時、英語の辞書忘れたから隣の女子のを共同で使わせてもらった。
家も近所だし気さくで話しやすいやつだったもんで、
彼女が見てない隙に、ふざけてその辞書の「vagina」の項を○で囲んでやった。
…あれから10年以上が経ち、そんな事ずっと忘れてた。
盆休みで実家に帰省して仕事の整理をしてた時の事。
英語の辞書が必要になって、中学時代のを探し出して使った。
そしたら憶えの無い落書きをみつけた。
「penis」が○で囲んであって余白に「お返しだバーカ昼休みに図書室で待つ」と書いてある。
それで思い出した。
あの時あたりからだったか、彼女は昼休みになると真っ先に教室から出て行くようになった。
俺は「何委員だか知らないけど忙しいんだなぁ」なんて思ってた。
中学最後の昼休みも、彼女は教室にいなかったっけ…。
で、嫁にそれ見せたら顔真っ赤にして「今頃みつけるな!」だって。
>>232 わかったにょろー。
わっちには読み取れなかったにょろ。
わっちなら、彼女の仕草が微妙に変わったことを描いたりするかな。以上。
にょろにょろ言ってる奴はラノベヲタだから文学は理解できん
237 :
名無し物書き@推敲中?:2011/09/22(木) 23:27:56.12
んー…
をれの実際の経験はさ 好き好き光線をかまされて、好き好き文章(べつにあなたがすきだという文章ではなくおおやけ向けの
校内の文章
をかまされて、それじゃあ好きなんだろうなと電話してオッケーというパターンだった。まあなんというか…
そいつの凄さを知っていくのはそのあとなんでね。まあ得戀したときは転げまわって喜んだよ、実際に。
このことはまだ報せてなかったな、あいつもここ読んでるかもしれんねん。
238 :
名無し物書き@推敲中?:2011/09/22(木) 23:31:10.50
つきあうまでの印象は まあちょっとしたかわいこちゃんだよな。というものだった。手酷い失恋をして
女にダークな感情先行だったのも事実だ。
>>236 正解にょろw 文学はちんぷんかんぷん。文芸なら多少はましにょろ。
240 :
名無し物書き@推敲中?:2011/09/22(木) 23:36:14.72
ちょ おま ファムファタルってほんとうに居んのかよ という解答に到達してだな
当惑というかなんというか。まあなんにしろ社会の水面下でやっちょるしをれも詳細をなんでもかんでも
喋られない立場に立ったんで思わせぶりなことしか書けないがね。世界にはそういう部分がある。
>>240 うらやましいにょろ、赤い糸。あ、わっちの身の上は案ずるなかれw
ファム・ファタールには、魔性の女も含まれるらしいのでお気をつけて。
雑談になっちゃうのでわっちはこの辺にて、にょろん。
ごちゃごちゃ補足するのはもういいよ
このにょろっての絶対リライトしないなw
244 :
名無し物書き@推敲中?:2011/09/22(木) 23:49:29.13
「合わせてこい」とか「ついてこいや」って……。下手な文章と詰まらん内容で良くそこまで言えるな
>>195-196 真面目に酷評します。
主人公に共感できないし、好感も持てないです。
文章も酷すぎる。
まず「をれ」っていう書き方をする必要を感じない。癇に障るのは我慢できても、読みにくい。
オタク感も全く無い。普通の人。アニメ見てたらオタクとか思っていたとしたら、勘違いもいいところです。
さらに、一日の説明をしてるのに、急に下戸だって文挟んできたのも不思議。次に宴会のシーンが入る訳でもないのに、要らないですよね、その描写。前の文の「割る」とうまいこと掛けたとでも思ってるんでしょうけど、お粗末極まりないです。
句読点の打ち方も拙過ぎる。
途中で自分が何書いているか分かんなくなってるけど、そのまま続けて無理やり終わらせて、読者は置き去りです。
それに、冷徹な視線を投げかけるのに「かわいいな」って思ってちゃ台無しです。
何とも思ってないなら、そのように書かないと。
台詞の応酬は、「女の好意に気がついてるけど、わざと気の無い風をよそおう恋愛オンチ」にしか見えませんけど、それをどのように見せたいのかが分かり難いです。
日記なら日記帳へ、人に読ませるのならそれなりに、言いたい事を整理してください。
聞いてもない自分語りしだすな
結局、作者の体験が前提で理解できる文章
卵焼き以下
247 :
名無し物書き@推敲中?:2011/09/22(木) 23:55:38.54
>>245
背伸びにはまだ早いんじゃないの。意気は買うけどよ。
酷評を真面目に聞く気がないなら書き込むなよカス
249 :
名無し物書き@推敲中?:2011/09/22(木) 23:56:42.68
>>246
自分がたりを禁止するのは、日本での過去を持たない侵入チョンの作法だよ。まあお前もチョンなのか、ご苦労なことだ。
>>246 うん、卵焼き以下だねw
しかし結構出るな、卵焼き以下ってwww
251 :
名無し物書き@推敲中?:2011/09/22(木) 23:58:05.33
>>250
おいおい チョン同士盛り上がるなよ、だから韓国は嫌われて取り潰されるんだぞ。自業自得だな。
なんだ、ただの荒らしか。
ツマンネ
253 :
名無し物書き@推敲中?:2011/09/23(金) 00:02:52.63
まあこういうわけでこのスレでもチョンが日本人をなんとか支配下に置こうという策動との格闘なんでな
未だにこんなに活きがいいとは懲りてない。>>252もなんとか主導権をというせつない毒づき。
254 :
名無し物書き@推敲中?:2011/09/23(金) 00:05:04.82
要はおまいら羊ちゃんの日本人の共感を得られれば日本のっとりは成功だとこのチョンどもは考えているからよ
羊ちゃんの日本人は責任重大だぞ。
チョンをNGに設定すればすっきり!
だいたい身体的な事や国籍で他人を煽るのは馬鹿しかいないから
NGに設定してもまったく困らない。
256 :
名無し物書き@推敲中?:2011/09/23(金) 00:08:52.44
しかし韓国人がここで日本語文章を指導してるとなると印象が変わるのではないかな。
257 :
名無し物書き@推敲中?:2011/09/23(金) 00:10:41.03
最初、ここは 批評します だったんだよ。それをのっとって酷評にしたのがチョン公でな。
をれがそれをのっとり返した。そういういきさつがある。
258 :
名無し物書き@推敲中?:2011/09/23(金) 04:50:59.70
抽出 ID:7u4isIZ80 (4回)
920 名前:名無しさん@涙目です。(千葉県)[] 投稿日:2011/09/23(金) 00:41:11.22 ID:7u4isIZ80 [1/4]
リーマンショックとかいうレベルじゃねーよ、世界恐慌だよ・・・
お前ら食料1ヵ月分は最低でも備蓄しとけ、11月末に、ウソみたいに世界が逆転すると思われ・・・
下手すると死ぬ、今回はガチで日本は
971 名前:名無しさん@涙目です。(千葉県)[] 投稿日:2011/09/23(金) 00:48:38.05 ID:7u4isIZ80 [2/4]
恐らく今年の11月25日、ここで日本は終わる
天皇陛下か首相のどちらかが、神妙な面持ちで「国民の皆さん・・・」から始まる演説するはず
世界貿易が完全に麻痺するので、食料自給率のない日本は大パニックに陥る
マジで、冗談抜きで、コンビニやスーパーが食料備蓄0になり
お前らはその時はじめて、ヘラヘラした顔が消える、「これなんかヤバイ、本番が起きてるんじゃねーの・・・?」と
986 名前:名無しさん@涙目です。(千葉県)[] 投稿日:2011/09/23(金) 00:51:13.18 ID:7u4isIZ80 [3/4]
止まる止まる、ライフラインは全て断たれる(水は出る)
当然仕事なんか完全になくなるし、石油も灯油も入らなくなる、今回の恐慌は教科書に必ず載るから
お前ら「犠牲者」の1人にならないようにな、オレは忠告したぞ、食料は貯めとけ。
998 名前:名無しさん@涙目です。(千葉県)[] 投稿日:2011/09/23(金) 00:54:05.05 ID:7u4isIZ80 [4/4]
円は紙キレになる、持ってても無駄
固有資産の国有資産化 → 新円切替 が起きる、それ以外日本が助かる(1回死ぬんだが)道は無い
#こういう話が出てきた どこまでほんとかわからないが世界経済がのきなみ↓なのは本当(ユーロが酷い
#諸氏も注意されたし。
259 :
名無し物書き@推敲中?:2011/09/23(金) 04:55:04.95
をれは岩手県民なんだが、岩手は食料自給率が百パーセントを確か超えている。
ほんとにえらいことになったら来てくれて構わない、歓迎できるかどうかはちょっとその時になってみないと
わからないがここで書いた影響程度なら大丈夫だろう。
>>295 誤爆かと思ったら、そうじゃないのか
>リーマンショックとかいうレベルじゃねーよ、世界恐慌だよ・・・
経済板とかでは板住人の共通認識化してるんだけど
サブプライムローン危機以降、世界経済は既に恐慌状態に突入してる
経済指標を冷静に見てる連中は、指標上は完全に恐慌状態だと言ってるから
でも恐慌と言ってしまうと、マインドが冷え込んで世界経済が崩壊するので
世界金融経済危機とか胡散臭い言葉を充てて、実態を隠してるだけ
まあ必死こいて各国政府が応急処置やら対策やら共同歩調やらを取って
何とか取り繕って見かけだけは恐慌状態でないように見せかけていて
表の上っ面の部分だけは、回復傾向にあるように見えていたのが
ここ最近の状態(というわけで実際のところはただの小康状態だったわけ)
で、そいつがそろそろ弾けそうだねえ、という話になってる
【コラム】「リーマンショック2」封切り間近
ウォール・ストリート・ジャーナル 9月22日(木)10時0分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110922-00000009-wsj-bus_all この記事はWSJなので、アメリカは大丈夫だぜとか余裕があるとか言ってるけど
政府が中流層や労働者階級、貧困層には自己専任論で大した事をせず
冷たくあしらってきたのに、大資本家、富裕層、金融マン、大企業、金融機関だけは
色んな名目作って救済し、助けたと言う事で国民の怒りが頂点達していて
デモが頻発し、怒れる国民が政府を巨大デモ類で倒しかねない情勢になってる
もちろん経済自体もいつ逝ってもおかしくない危険な状態だけどね
まあそこに書かれているレス920、970、986は不安を煽りすぎで
そこまで行く事はないと思うが、世界経済が相当ヤバい事だけは確かだよ
261 :
名無し物書き@推敲中?:2011/09/23(金) 15:27:54.72
えーっと、18禁なんですけど、載せていいでしょうか?
どうぞどうぞ
263 :
名無し物書き@推敲中?:2011/09/23(金) 17:21:17.94
多分一行目で読む気無くすと思う
長い一文はスピード感とかリズムを出したい時には有効だと思うけど、無駄に長いだけだと読みにくくなるよ
読みやすく分けるなり接続詞を工夫してリズムを意識するなりするといい
>>長い一文はスピード感とか
えっ
長い一文ラノベでは、ありなんだろうけどね、ラノベ慣れして無いと拒絶されやすいよね
かといってラノベの内容ではないしw
短編だし早いところ話し始めたほうが良いと思う
最初の不動産屋の紹介みたいなのいらなくね?
でも、そこらへんは、書きなれれば覚えていくから、誰も感想くれないからと言って
書くの止めちゃわないほうが良いですよ
コレが初めてなら俺はそんなに悪くないと思いますよ(すげえ、天才現る!とは思わないけどw)
(文章と関係ないけど)エログロがメインなのは、読んだ人に何か新鮮なもの出してあげないと
「下品、気持ち悪い、そういうポルノ?」って思われて拒絶されたりするから、本当は結構難しいと思う
登場人物ももっと人間くさく書かないと、お話に出てくる人の悲劇で終わってるし
これも、いっぱい書いてみて、こう書いたらどう見えるか、自分でやってみるしかないけど
268 :
名無し物書き@推敲中?:2011/09/23(金) 21:00:18.35
>>267 >泣きそうな顔
>泣き出しそうな表情
>酷い事をした
>酷い事を言ってしまった。
同じ言葉を続けて使うのは読者にくどい印象を与えるよ。
類語辞典を参考にしたらいい。
8行目までで読む気失せちゃったから、とりあえず気づいた点を指摘しておく。
どの作品も全部リライトしてやりたいよ。
そういや昔はリライトスレもあったような
272 :
名無し物書き@推敲中?:2011/09/23(金) 21:25:18.55
両方とも昨日の卵焼き以下よりはいいよ
あれ以下の物は小学生の作文ぐらいしかなさそうだが
274 :
名無し物書き@推敲中?:2011/09/23(金) 21:45:28.84
クソチョンの批評は極端だからすぐわかる。
275 :
名無し物書き@推敲中?:2011/09/23(金) 21:48:05.56
クソチョンは日本人と韓国人のハーフを作りたくて仕方ない
日本人と日本人のカップルが生まれそうな作品は地べたに叩きつけて踏みつけて三十六回ぐりぐりこねくりまわす。
276 :
名無し物書き@推敲中?:2011/09/23(金) 21:49:39.73
だから、美しい別れの悲恋の話とか書いてみな こいつら大絶賛するから。
そうやって社会というものを動かすことができるんだよ。おまいら一筆に怠惰があったらやられるよ。
>>263が本当にワイスレに行ってるみたいで笑ったw
過疎なんだし267も行ってやれよ
>>261,263
よんだー。エロ小説のつもりで読んだにょろ。
中身の感想っぽいの。
あー、イライラする! エロくないエロくないエロくない!にょろ〜〜ッ!!
エロティシズムに対する情熱が全く持って感じられない!
調教、スカトロ、強要オナニー、黒タイツ(個人的趣味)全てが表面的過ぎる。
あんた、これ書きながらエレクトできたのかい? 濡れたのかい?
大人しいどころじゃない。もっと振り切れなきゃ、棒にも箸にもかからないにょろ。
もっと下半身と相談してください。
始めは自分の趣味趣向を延長拡張していくところから始めてみた方がいいかもー。
今作がそうであるのなら、もっと自分が何に魅かれているのか、追求してみてくりゃれ。
エロ小説ではなく、児童虐待を原因とした精神異常、性倒錯を描いて、児童虐待に一石投じるつもりならベクトルが違うかな。
表現の感想っぽいの。
書きたい情報が整理されていないのが読みにくい原因。
丁寧に書かれているのには好感が持てるが、全部を書こうとしすぎている。
情景を描く場合の取捨選択が必要。
書き過ぎているため、Aの表現を活かすために書かれただろうBの部分が離れすぎたり、色々と機能していない。
平たく言えば、冗長。
そのため文量の割に密度が低くなり、結局引き込まれるドライブ感が失われる。
エロ小説こそ、登場人物への感情移入が必要。いかに読者を作中の人物とシンクロさせるか。
風景を丁寧に描くことを捨てて、行為と感情だけを並べる方が効果は得やすかったりする。
エロスの表現方法も未熟。
感触、匂い、味、体温、体液、そう言ったものの官能的表現は奥深いにょろ。
キスシーンだけでも十分興奮できるものが書けるにょろ。
>>277 お前の文章の方がイライラするんだが気付かないのか?
確かにそうでゲソ
>>269 すみません
適当すぎました
練習にリライトして、次の習作に移ります
>>267 よんだー。ホッコリ系にょろ。
UP先の浅葱さんのコメントに近い感想を抱いたにょろ。
内容の感想っぽいの。
ありがちな、お話でしたが悪くなかった。
まだ王道に昇華しきれずテンプレ止まりかもしれない。
小学生の主人公だけど、三人称の地の文が堅いためか小学生っぽさがあまり感じられなかった。
子供ながらの思考をもっと書きこんだ方が個人的には好き。
年寄り臭い視点かもしれず、上一文は適当に聞き流してくりゃれ。
表現の感想っぽいの。
文章も丁寧で書くのが好きなんだろなと思うけど、
もっと魅せたいものに集中して凝縮した書き方を意識をした方がいいかも、文も内容も。
説明し過ぎなところがあって、地の文のテンポを悪くしてる気がした。
内容の割に話が長く、無駄な描写やシーンが多い気がするなー。
例えば、
「ふいに吹いた風が優希の長い髪をさらさらと揺らす。
深夜に近づき、ますます気温が低くなりつつある、とても寒い冬の夜のことだった。」
ここの必要性がわからなかった。
小学生っぽさ、にも関係してくるけど、一人称じゃ駄目かな?
まー好き嫌いがあるから気が向いたらどうぞ。
>会話は自然か?
変に感じるところはなかった。でも無駄な会話も多く感じる。
>その間の文章は問題ないか?
日本語が変とかは感じなかった。
調子にのっちゃってる自分に辟易したので修行にでるにょろ。さよにょろ〜♪
そうか?
お前は書くのは特別上手いとは思わんが
読むほうの感想はわりと悪くなかったと思うぞ
だいたい俺と似てた
にょろ氏は指摘も的確だけど、書き手の個性を削ぐような尊大さがないところもいいと思う
そう言わず暇ならまた来て
面白い
中身のない評価はいりません
290 :
名無し物書き@推敲中?:2011/09/24(土) 13:56:05.36
朝から良く晴れていたのに急に影って、間もなく一度だけ雷鳴が轟いた「雪降ろしだね」北陸のこの地方では冬の始まりを告げる稲妻をそう呼ぶのだ。「雪降ろしじゃない。だってまだ九月だもの。そんな事より、あなた、髭中に何か白いものが…」
>>287 決め言葉の「あなたは臆病なのよ」が使い古された言い回しで新鮮みがない。
「怖がってなんかいないわ。それはあなたのほう。ねえ、セックスしない?」の方がおれにとってはおもしろい。
少女に過去を懺悔し始めるのが唐突。
主人公が少女を襲って、事後の寝物語で語るとでもいうようにすれば良かったのでは?
懺悔の内容もありきたり。
>ですから仰る通り、「実は男に心を許していない」という少女の心情も暗喩したかったのですが、難しいものですね……。
少女に、「あなたはずっと強盗で生きてきたの? 十分な食料を得られたの?」などと、
心配するふりで男の能力をさりげなく確認させればよかった気がする(暗喩ではないけど)。
夏子は僕の髭のなかに生えた一本の白髪を目ざとく見つけて、抜いた。
酷評お願いします。
字数制限ゆえ長文をアップできません。他の人のように省のマークでアップするには、どうすればよいのでしょう。
とりあえず2chについて調べてから来てね
>>292 一文が長い。一文に詰め込みすぎ。
3つ位の文に分けて描写したほうがすっきりする。
文章としてはちょっと長くなるだろうけどね。
295 :
294:2011/09/24(土) 21:44:21.30
良くみたら2レスか。
>>290,292
君は少ない語彙で無理して書いてるから文が長くなっちゃうんだね。
例えば冒頭
昼から急に天気が崩れ、一度きり雷鳴がどーのこーの
とすればかなり文章がすっきりする。
国語力不足の一言。本嫁。
というか、かなりの短文ばっかだな。
せめて他のサイトにうpしてる人間ぐらいの分量を書かないと練習にならないんじゃなイカ?
直貼りは掌編とも言えない内容ばっかだし。
>>287 ・文章としておかしいところがないか
似たような場面が2度出てくるが、文章表現も同じじゃしょうがない。
劇の台本ならセリフが同じでもかまわんだろうが、小説で描くなら
2度めのところはセリフなしで説明もせずに正確な描写で表現すべきだ。
・語り手の視点に問題がないか
登場人物の表情が描かれていない
・ストーリーそのものに魅力があるか
ありきたり
>296 他の方は省のマークでアップしてますが、どうすればよいのでしょうか。
それこそ他のサイトにあげればええがな
>>298 省のマークってのが意味分からん
普通に長文書き込めばいいんだよ
>>283 ありがとうございます。
確かに一人称の方がもっと子どもっぽい地の文章にできそうでした。
文章も要らない部分が多いですね。
子どもの視点や行動を描写するようにしながら、一人称で書き直してみます。
ここは英語の小説はOKですか?
カマ〜ン
私は3ヵ国語を話せるバイリンガルだから大丈夫だろうが、
他の浅学な方たちは無理なんじゃないかな?
ここって、無駄に長い物語とかでも酷評してくれるの?
305です舌っ足らずですた。
具体的に言うと文庫本半分くらいの駄ケータイ小説とか。
ええよ
ラノベもどきも可?
黙って晒せ
晒さないなら消えろ
310 :
261:2011/09/26(月) 14:25:20.21
どうも、様々な意見有難うございますm(−−)m
>>264 >無駄に長いだけだと読みにくくなるよ
そうでしたか……。今度は気をつけます(;−−)
>>266 >ラノベ慣れして無いと拒絶されやすいよね
そういう、モノなんですか?
主にラノベ重視で詠んできたので、やっぱりそうなってしまってるんでしょうか……orz
>短編だし早いところ話し始めたほうが良いと思う
そうですか、そこも今度書く時意識してみます
>コレが初めてなら俺はそんなに悪くないと思いますよ
ありがとうございます! 凄く嬉しいです!!
>登場人物ももっと人間くさく書かないと
人間味を出せ、という事ですね。がんばってみます。
>>278 >エロくないエロくないエロくない!
エロくない……ですかorz
>全てが表面的過ぎる。
すいません、勉強しなおします……(´・ω・`)
>大人しいどころじゃない。もっと振り切れなきゃ
……精進しますorz
>書きたい情報が整理されていない
そう、ですね。自分も読み返してみたら分かりました(;−−)
>情景を描く場合の取捨選択が必要。
>平たく言えば、冗長。
>風景を丁寧に描くことを捨てて、行為と感情だけを並べる方が効果は得やすかったりする
そうなんですか、今度はそうしてみます
>エロスの表現方法も未熟。
>感触、匂い、味、体温、体液、そう言ったものの官能的表現は奥深いにょろ。
書いてみて今回、十分思い知らされました……orz
皆さん、拙作を見てくれて有難うございました。m(−−)m
また載せるかもしれないので、そのときはまたお願いします、では。
311 :
名無し物書き@推敲中?:2011/09/29(木) 07:41:10.20
「汝やりよるではないか。世の男見る者すべてを虜にせずにはおれぬこの豊穣なる性の申し子、デュス・アクイトゥスを
愛の牢獄に嵌め込むとはな… 貴様許さんぞ。吾輩にはもっと彩りに満ちたアダルトな肉体干渉の道が広大に、
そして選民的に、そして背徳的に開かれていたのだ。それをみなことごとく打ち砕き、厄体もない純愛とやらに
収斂させたその手管… フフフ なぜ貴様のような男にそれが出来たのだろうな。貴様のように見下げ果てた
まさしく最下層最低格の不可蝕賤民に。」
312 :
名無し物書き@推敲中?:2011/09/29(木) 07:43:14.12
「なにか言ったらどうだ。貴様が何も言わぬのなら我が繰り延べねばなるまいな。」
「まあ待て。うらみつらみの奔流は淑女には似合わない。」
「淑女?女の本懐は淑女にあらず。」
「ハハア。」
「淑女はかりそめの仮面。」
「いいますな。」
「貴様ここまで吾輩に言わせてもうほんとに許さんぞ。」
「今までに許されたこともないような気もします。」
313 :
名無し物書き@推敲中?:2011/09/29(木) 08:44:46.38
「屁理屈はいい。吾輩は屁理屈を言う男が嫌いだ。」
「世界は屁理屈で満ちている。彼らはそれを珍重し墨守し、理屈を屁理屈と呼び習わし排除する。」
「それが屁理屈だと言うのだ。」
「あんがい平凡なこと言いますな。」
「なんだと?」
「けっこうパターンじゃん。」
「ククク その愚弄のつけは払ってもらわねばなるまいな。貴様には罰を与える。」
「痛いのはいやですよ。」
「受け取れこの肉体。そして死ぬまで護り抜いてもらおう。それがいかなる重い罰か、
死ぬまでに死ぬほど思い知るがいいわ くははははは!」
314 :
名無し物書き@推敲中?:2011/09/29(木) 08:54:53.41
今週号のハンタハンタに啓発されてをりまつ。
315 :
名無し物書き@推敲中?:2011/09/29(木) 15:38:33.61
端的に言うとゴミ
316 :
名無し物書き@推敲中?:2011/09/29(木) 15:54:22.32
意味不明
317 :
名無し物書き@推敲中?:2011/09/29(木) 16:17:18.71
全然駄目ですわ
真面目に酷評といいつつ、一行のどーーーーでもいいような読書感想文(笑)
しか出てこない
収斂、不可触民、繰り延べ、という単語の意味を知らないのは分かった。
僭越ながらアドバイスをすると、ギャグシーンか真面目なシーンなのかが分からないので、
地の文で描写した方がいい。
あと、淑女のくだりが不要かな。
屁理屈云々の部分で、生意気な人物ってのは分かるから。
319 :
名無し物書き@推敲中?:2011/09/29(木) 19:07:08.62
おおー
相当いいんだな…。
320 :
名無し物書き@推敲中?:2011/09/29(木) 19:10:53.89
↑チョンとの付き合いが深くそしてながぁ〜いんですねっ。カロヤンのように!!!
321 :
名無し物書き@推敲中?:2011/09/29(木) 19:13:28.75
>>320
だまれハゲ!
322 :
名無し物書き@推敲中?:2011/09/29(木) 19:14:09.17
>>321
ハゲとはなんだハゲとは!!あれは風俗に行くお金があるひとが罹る病気でありまして…
323 :
名無し物書き@推敲中?:2011/09/29(木) 19:15:37.57
>>322
ああー!
それでブルースブラザーズで高級フレンチ料理店でああやってからかったのか!!!←もう少し詳しく書いてもいいんジャマイカン
324 :
名無し物書き@推敲中?:2011/09/29(木) 19:22:24.88
>>323
しかし、アメリカの高位の人間になると、敢えて永久脱毛して故意にハゲる天使が居るらしいので注意だ。
325 :
名無し物書き@推敲中?:2011/09/29(木) 19:29:49.04
安価の打ち方が全て同じ
326 :
名無し物書き@推敲中?:2011/09/29(木) 21:44:10.54
そうだ。酷い自作自演をした。諸君も超えてみたまえ。
をれにちょっと嫉妬を感じさせるほどちょっと上じゃないとわからないのでそのくらいで頼む。
327 :
名無し物書き@推敲中?:2011/09/29(木) 21:50:28.07
>>326
なに俺の屍をこえてゆけ気取ってんだよ!
328 :
名無し物書き@推敲中?:2011/09/29(木) 21:50:49.65
んー
をれのうんこをよけていけくらいかな。
329 :
名無し物書き@推敲中?:2011/09/29(木) 21:53:05.13
わたしは 彼が 的確な男 の二つ名を抱いている理由を、この日、知ることとなる。
330 :
名無し物書き@推敲中?:2011/10/03(月) 23:53:31.88
331 :
秋吉どぶねずみ ◆2itMTGf8Qk :2011/10/03(月) 23:56:31.67
こういうのって、真面目に書いてるのかどうか、吾輩は真面目に問いたい。
311に示されたテクストは限界的な零度によって静止したパロールを、言語に対置する反言語、石器時代の火と人の関係、屍姦 アニミズム、アナキズム、素数、フリージャズ、物自体ともいうべき存在の彼岸まで無力化し読むものは
自動筆記及びフロッタージュ理論の芸術運動の復習を必要とする。ダダイズムの文学史は割愛するとして、いま改めて311を振り返って僕達はそのテクストは一人の発話者による偽装された自他、見せかけの二人称であることに気がつかなくてはいけない。
334 :
名無し物書き@推敲中?:2011/10/04(火) 01:51:27.25
>311 「受け取れ、この肉体」と言って、遂には、秋吉どぶねずみというトリックスターを召喚する文学装置の企てる祝祭的高揚感。作者は自動筆記という実験の中で未知の発見を手に入れたのではなかろうか。
バロウズのパクリな時点で価値なし。
「なに俺の屍こえてゆけ気取ってんだよ!」>311に関連して、次回、期を改めて、このテクストの考察を補足しようと思う。
>335 考察の対象はアメリカのビートニクについてではない。311が試みた文学実験についてだ。フロッタージュという用語からバロウズへ短絡してはいけない。今、僕達が考察すべき文学的事件として311に向かいあわなくてはいけないのだ。
338 :
名無し物書き@推敲中?:2011/10/04(火) 05:01:56.38
バロウズは名前しか知らない。しかし、女バロウズことキャシーアッカー血みどろ臓物ハイスクールは原書で読んだ。
20年前に。青春の砂鉄だ。
339 :
名無し物書き@推敲中?:2011/10/04(火) 20:10:57.28
ほれ
三省堂と書泉グランデのはざまに二階建てのちっこい書店があろうが
あっこで買ったのだ。BLOOD、GUTS、ANDHIGHSCHOOL BLOODANDGUTSHIGHSCHOOLだったかな
いずれにせよダサいタイトルセンスに逆に惹かれた。同時期にそこでハヤカワのカートヴォネガットタイムクエイクを
見かけたよーなきがする。ちがうか。なんかヴォネガットが破滅のヴィジョンを見たようとかのたまっていて
若干の軽蔑を感じたんだったかな。彼には光と影がある。
340 :
名無し物書き@推敲中?:2011/10/04(火) 20:14:24.64
書泉ブックマートのほうか。どっちがどっちだか久しく行ってないので忘れてしまった。
神田では10000円にぎりしめて小野耕正訳のスパイダーマン四巻までを買いにいったらなくて
代わりにファンタスティックフォーを買ってきたことがある。おかげでせんころの映画化にはなんにも
とまどってないぞ。
341 :
名無し物書き@推敲中?:2011/10/04(火) 20:20:01.95
そのシリーズ スパイダーマン四巻まではわりとタマがある。
しかし5〜8巻までがめっちゃくっちゃレアーでな。早稲田のまんが図書館へでかけて金払って読んできた。
スパイダーマンが六本腕になったりグエンドリンが死んじゃったり悲しい悲しい迷走期なのである。
ヴェノムを生み出した’90年代スパイディの功労者トッド・マクファーレンはスポーンを描いてしまったため
仁義知らずということで21世紀の映画化に関して締め出されてしまっている。
をれはキャメロンがT2の次にスパイダーマンを映画化するよとアナウンスしてから、11年待った。
三年待って興奮するアナベル・ガトーは待てないスケベ をれは待てるスケベ。
342 :
名無し物書き@推敲中?:2011/10/04(火) 20:28:22.42
をれの女がユーミンの守ってあげたいの替え歌を歌っていた。
なんとかかんとーかうぉーりうぉーりまもーってーあげーたりー あなたをーくるーしめーたりーしたーああーいー
をれはなにか鼻につく当該唱歌の欺瞞をはぎとり女の眞の姿があらわになったので満足した。
第一 守ってあげたい であって 守る じゃねんだよな。まあそんなもん。
343 :
名無し物書き@推敲中?:2011/10/04(火) 20:35:09.44
最近のお笑いの観客の女は下ネタに引いてみせる。
おいお前らJK時代にゃさんざん援助交際でコーマンにリーマンのちんぽ挿入しまくってきた世代やんけ
たいしたタマだなと。そういう二重底の構造を持った女は要らねーんだよ。夫にはそういう観客のときのわたしをみせて
不倫相手にほんとのわたしを魅せて乱れて咲かしてみましょう蘭の花
国家にあほを飼うのは大変剣呑なことである。せめて、イノセントな年少を巻き込むな。
>313と>314は同一人物によって書かれた。前者は無意識の意識化、ネゲントロピーへと果てしなく何処までも突き進もうとする人間性質の暴露が産業社会の合理主義的倫理観を唾棄し、否定し、徹頭徹尾打ち砕いた>311の無意識の大瀑布であった。
>314は>311の探求、考察に重要な手掛かりを僕達に提示したのだ。
346 :
名無し物書き@推敲中?:2011/10/05(水) 16:52:24.17
諸兄の知性が、もしも勇気ある一歩を踏み出すのならば、かかる難解なテクストを吟味し、解析し、遂には読み解くことになれば個々の知性は慣習と偏見の呪ばくから解き放たれ実存主義的自由の大空へと飛び立つであろう。
347 :
名無し物書き@推敲中?:2011/10/05(水) 17:08:03.86
えっ
それってをれよかサルトルをほめてなあい?
348 :
名無し物書き@推敲中?:2011/10/05(水) 17:15:12.95
「なあお前、いつまでくよくよしてるんだよ。革命の失敗なんて歴史上いくらでもあったことじゃないか。
敵さんのほうが一枚上手だっただけさ。割り切れ。大人になれ。な。暑気払いに一局将棋でもさそうぜ。」
「そんな気分じゃない。」
「江戸時代からそんな気分じゃないおれたちみたいなのがみんなさしてきたのが将棋さ。さ、そろえろよ。」
「ははーそれでいいのかい。歩 成りな。」
「…」
「どうした。お前の番だぞ。」
「将棋ってのは、敵陣に入ると成るんだな。」
「何を当たり前のことを言ってるんだ?お前挫折の哀しさでどうにかなったんじゃないだろうな?心配するぜ。」
「おう、就職活動どうなのよどんな調子よ。」
「フジテレビを受けてみた。」
「ハ?よせやい、お前が転向するとは思わなかったぜ。割り切れとは言ったが右翼になれとは言っていない。悪いことは
言わないから朝日か毎日にしておけ。」
「や、これでいいんだ。」
「いいはずがあるか。絶交ものだぞ。」
「それでも構わない。」「おまえな。」
青年は十余年ののち、おニャン子クラブを組織した。
349 :
名無し物書き@推敲中?:2011/10/07(金) 13:34:49.57
「ところでなんでお前吾輩なんて言うんだよ。」
「まあ。わからないにゃん?」
350 :
名無し物書き@推敲中?:2011/10/07(金) 13:55:52.65
ひとつエクスキューズを打っておこう。フロッタージュとは要はダイアローグのことだろうか。をれはそれほど
専門用語を知らない。ソシュールとかメルクマールとか言い出されるとお手上げの感じだ。で
をれは対話だと割合楽というか、文章になる。地の文を考えていると話の緊張感がみるみるうちに失われてゆく
プルーストきぶんになる。で
昔の小説で地の文が詳細なのは
要は写真と映画がなかった頃のなごりだぜ という文章に出会ってやや意を強くした。また、
室生犀星の「蜜のあはれ」という小説がこのものずばり 金魚と老作家の対話で全文が終わる大正ロマンスな
佳品である。そんなわけで
地の文を鍛えることもせずこうしている。をれは努力が嫌いなのだ。忌野清志郎は努力なんかするなと80年代に発言した。
村上龍は自分はいやなことから逃げまくって小説家になったと言っている。をれもいやなことからは逃げまくったほうだ。
そして、光引力を発見し仙台教諭撲殺事件と滋賀mixi偽装殺人事件で宮城県警と滋賀県警に2ちゃんで眞相を推理示唆
している(のかな?とりあえず推理は当たっていた
厳しいにんじん娘のヲレコちゃんの貢献は 大きいです。ちぺこのひとみのように。あとあんま大きいとこないから
おっぱいもおくちも。あっ
351 :
名無し物書き@推敲中?:2011/10/07(金) 14:16:50.41
実際の事件の詳細は割愛するとして(もちろんエラリイ・クイーンがだいすき「十日間の不思議」がいちばんすき
光引力ってなに?
諸君の視野は文学的にはともかく物理的に広い。星空を見上げればそれは光年単位にすらなる。
諸君の瞳孔はどれくらいの大きさだろうか。拡がっても一センチに満たないだろう。…おかしくないか?
光線は集中線を描いて瞳孔に到達している。これはなんらかの引力が働いているとしか考えられない。
352 :
名無し物書き@推敲中?:2011/10/07(金) 14:26:58.46
ついでに
室生犀星というと なにかリリカルな作風を連想するのではないだろうか。をれも読む前はそういう印象だった。
蜜のあはれはリリカルで間違いないんだが、いくつかそうではない伝法(下町やくざなおねいちゃんな感じのこと
な、黒澤明が時代劇化してもよかったよーな作品も書き残している。そっちのほうが、読んで面白いかもしれません。
そっちはむしろ、中島敦に近い。山月記好きならおすすめ。
353 :
名無し物書き@推敲中?:2011/10/07(金) 16:20:29.81
をれのこの活動は、アヅマコウキたんの 郵便的 言辞に依るところが大きい。
をれも島宇宙文化タコツボ的現象には意識的であった。それを明文化されて、ああやはり同様のことを
考えるバカ←マチガイ は居るんだなと心を強くし 存在的、郵便的で香具師がラムちゃんを求めて
自転車で百キロ単位の大疾走を繰り広げた青春を有するバカであることを知り←これはせいかい
というよりそこの文章しか理解できなかったバカであるをれというのも存在し←
雑多な文化現象をひとつところにメディアクロスすることに意識的になって久しい。をれもテイヤール・ド・シャルダンと
逢坂大河は結構等価な地平に居るほうだ。をれが香具師と異なるのは、香具師は文系、をれは理系ということだ。
奇しくも同年入学である。をれは二浪 香具師は現役なのでをれが二歳年上だ。香具師は朝生で
2ちゃんねるを朝生にぶち込めと主張した。あいつは男になったなと思った。男になったパネラーは朝生から
干されると思う。
354 :
名無し物書き@推敲中?:2011/10/07(金) 16:28:24.47
なので
リリカルとゆえばなのはとゆう思考回路を当然をれは持っている。
ただ、あれはロングスカートなので気に入らない。ほとんど観たことはない。ただ水樹奈々りんのA’sの主題歌は
よかった。ETERNAL BLAZEですな。これはバングルズのETERNAL FLAMEのタイトル剽窃だと思う。
後者、知らなくても聴けばきっとわかる。誰でもいっぺんは聴いたことのある名曲。をれは岩手の山出しなのに
洋楽もちょっとかじっちゃうイクナイひと 基本的には洋楽ヲタは氏ねと思ってる ただ洋楽にも名曲はある。
をれがけっこう というかかなり好き なのは ハーミットハーマンズのヘンリー八世くんだ。
曲調で初見で気に入ったがのちのち歌詞の内容を吟味して暗澹とした。理由はぐぐってください。
355 :
名無し物書き@推敲中?:2011/10/07(金) 17:06:00.84
ところで
上で不相応にもをれのこと評価してくだすってるかた
二行のひと
テクストというワードと 修辞的文章 連想する人は誰?
このスレは安達祐実りんや 故・栗本薫先生すら来訪された疑惑のあるスレッド
他にも大勢居る。乙一なんか。ひまとおかねのある香具師はモリタポで検索するといいでしょう。ほんとか。
356 :
名無し物書き@推敲中?:2011/10/07(金) 17:12:31.53
【創作むかしばなし】 信州のつかみっ屁
おとこがふたり、信州の峠をのぼっていく。
「峠を越すにも黙ってちゃ芸がねえ。どうだ、つかみっ屁しながら登らんかい」
「そりゃ、ええ。そいじゃ、ほらよ」
と、おとこが相かたのおとこの鼻先につかみっ屁した手のひらを突き出した。
「臭えな、おい。だがよ、おれのつかみっ屁のほうが臭せぞ。ほらよ」
「うへー。こりゃたまらん。まてまておれのほうが臭えぞ。ほら」
そんな調子でふたりは峠のてっぺんに。
「ありゃ、おかしいのう」
「どうしたい?」
「うんにゃ、つかみっ屁しとらんのにやけに手が臭いのよ」
「どれ、手えよく見してみろ」
…よくみたら手にうんこ付いてた。
357 :
名無し物書き@推敲中?:2011/10/07(金) 17:12:34.86
しかしねえ
そうなると ハンター×ハンターの最新刊の帯は 元東大総長も絶賛!とかいうものになることになる。
をれの推理力そこまで鋭いのかしらん。
358 :
名無し物書き@推敲中?:2011/10/07(金) 17:15:54.45
ジャンプコミックスの帯に元東大総長の文化人が登場したら新時代 新現実← とは思わないかね。
われわれはまだ やりきってなく やり尽くしてない。
359 :
名無し物書き@推敲中?:2011/10/07(金) 17:17:30.30
東京藝大の人間が漫画家になった例は、鈴木みそさんとハヤテのごとくのバカが居る。バカは後者のことだ。
あいつは漫画にリスペクトがあるとは思えないので。をれもイラストを描く。
360 :
名無し物書き@推敲中?:2011/10/07(金) 17:28:20.75
鈴木みそさんはOUTというアニメ誌の読者のひとりとして当時そのライターだったさくまあきらさんと昵懇になり、
初期のジャンプ放送局に協力をされた。そのころはCCBのドラマーのような髪型であった。さりげなく藝大に進学して
しまう才能が凄い。あそこの要求するデッサン力は敷居が高い。その片鱗はあんたっちゃぶるのパンティのお尻
描写で散見される。桂正和さんと拮抗する安産型おしり そして桂さんよりパンティのしわが正しい。桂さんのは
密着しすぎているからね。
彼が、最初のかわいいガールフレンドと些細な喧嘩で別れてしまい、あの奥様となれそめたことは、参考にしている。
また、桜玉吉さんの陥った陥穽にもだ。彼にはチョンの策動がかけられた懸念がある。彼はスーパーリアリズムを
専門学校で極めた。しかしあの作風に落ち着いた。
361 :
名無し物書き@推敲中?:2011/10/07(金) 17:49:03.71
最近大人買いした漫画は、富野&長谷川のクロスボーンガンダム鋼鉄の七人
あとの漫画はおよそ買う気にならない。オテマエなんちゃらというローマ入浴なんかもお断りの感じだ。
そうま竜也、池田恵、伊東岳彦、こいでたくといった、ガイナックスに共感した有能才能が総じて
難破してしまった中、ひとり古風な作画で以前健在な長谷川さんは稀有の存在だ。その機密は愛なのだろうか。
彼の描くMSは措くとして、彼の描くおっぱいはふっくらやーらかそうである。彼は実は人体がうまい。
362 :
名無し物書き@推敲中?:2011/10/07(金) 17:50:38.66
おうっと失礼な誤字をしたぞ。
363 :
名無し物書き@推敲中?:2011/10/07(金) 18:48:23.64
今読み終わった。
ガンダムの小品として申し分のない出来。ただ、
ファイアーエムブレム蒼聖の魔石のボス(おさななじみ に共鳴してしまって先に進めず、クリアしていないことを
ほんの少し思い出した。
世界にもっと 倒さねばならぬ悪は潜んでいる。しかし そのカリカチュアライズは容易くはない。繰り返すが
世界に悪は潜んでいる。彼らは正義の反対はまた別の正義であると 誤誘 かつ愚弄した。
364 :
名無し物書き@推敲中?:2011/10/07(金) 18:56:47.50
聖魔の洸石だったカナ
いずれにせよ…サブタイからして 封印烈火よりイカン。以降FEは低迷期に入る。さて今度の3DS版はどうかな。
をれはキャラデは気に入った。レベルアップ時の簡素化はをれも酷いもんだと思っている。をれはSFC紋章の謎を
十数回周回し、系譜を数回周回した。先日776を終えた。郵便的郵便的。
365 :
名無し物書き@推敲中?:2011/10/07(金) 19:10:46.48
封印のフィルと ガンパレードマーチのカダヤちゃんと とあるの女剣士と アイマスの響は同一人物という話だ。
つまりあれらにはモデルが実在する。をれは彼女にはさほど興味はない、好戦的なこだからね。それより
平成キューティーハニーと、DTBに出た女警視庁に興味がある。彼女が実在するならちょっとちらっと観てみたい。
もしできるならお茶したい。そしてしばかれたい。しかししばくと喜ぶのでしばかないそういうサドなヲレコちゃん。
ちなみに…DTBの黒と、ルルーシュと、喰いタンと、ゲイナーとゲインのモデルも同一人物 らしいが…
366 :
名無し物書き@推敲中?:2011/10/07(金) 19:38:10.33
正義の反対はまた別の正義を批判するとき
ガンダムを擁護することにしている。それは、ガンダムが正義と正義の戦争を描写したからではなく
ナチスドイツは本当に悪だったのか?(繰り返しハリウッドで弄ばれるように
という提言が貴重だった、とをれは捉えている。
ポルシェ911は ポルシェが 嗚呼 あのときヒトラーに手抜きのフォルクスワーゲンよりこういうデザインの車を
提供すればよかった
という作品なのではないかと思っている。もしそうならば、彼はロールスロイスに乗る必要はなかっただろう。
367 :
名無し物書き@推敲中?:2011/10/07(金) 19:42:32.99
つまりポルシェ911は、連合軍の戦後のていたらくに失望した表明なのだと。
9・11は、Wブッシュの愛人女優の誕生日であり、ポルシェ911は彼女にも捧げられた作品との情報がある。
フェラーリ512BBのBBはベルリネッタ・ボクサーの略称だが、当時BBと言えばブリジッドバルドーのことだ。
ラムの大通りという彼女の主演作品は、ヒョウ柄のビキニの彼女が出てくる、虎でなく。そして彼女の誕生日は9・28だ。
ポルシェ928も美しい作品だ。をれはリアの刻印のモールドが一番美しいと思っている。
368 :
名無し物書き@推敲中?:2011/10/07(金) 19:46:31.09
その該当女優は、短髪で、平凡な平凡な容貌のかただ。Wブッシュが 父さん ぼくは…という心情で満ち満ちている
感触ををれは感じた。
369 :
名無し物書き@推敲中?:2011/10/07(金) 19:52:25.62
最新のフェアレディ・Zは
ポルシェ911に酷似している。もしそれが
パクリはパクリでも
ポルシェ911の意味に気付け というサインだったとしたら?
ゴーンはその問いに応えることはないだろうし
彼の年収はそれにしても法外なことに変わりはない。また、多くの人材がリストラに遭った。
をれのいとこはNECを58歳でリストラされ 妻子が出てゆき自殺をこの8月にした。会ったこともないいとこだが
資本主義者のうそぶく 甘くない社会 というものにいささか異論で満ちてきている。
370 :
名無し物書き@推敲中?:2011/10/07(金) 20:16:04.23
ウォール街デモの700人の主張することは
甘くない社会などと言い乍ら
底辺には自己責任を押しつけ乍ら
選民の失敗には公金で手厚く補填する選民にはあまいあま〜い社会への批判ということに公的に成る。
街のスーツのオッサンは危険な兆候と発言した。今までが危険な社会だったのではないかという逆転の発想が必要だ。
逆転の発想、複眼思考は死んだ竹村健一の遺した用語である。誰が味方なのか、高校生にはちょいと判りづらい社会だ。
左翼にも、貴族は居る。しかし、その貴族が有益な情報をくれることもあるだろう。ここまでは同席できる、ここからは
無理ですの繰り返しになることは間違いない、理想社会に向かって。
371 :
名無し物書き@推敲中?:2011/10/07(金) 20:26:12.93
チナミニ(黙れよとのサインはあったんすけどネ
サブプライムとリーマンのふたつのショックは
郵政民営化でゆうちょ三百兆円を米国債に化けさせる密約をあてにして、フレディマック等が住宅ローンのザル融資を
アメリカでばらまきまくっていたのが
日本の政権交代でゆうちょの西川社長がひきずり降ろされて 民主によってだぞ 亀井さんは 大人 なので
ちょっぴりおつきあいしておいた 密約でも 邪悪な密約でも 約束は約束だからな。国家間の。
阻止され破綻は起きた。それでもアメリカは不死鳥のごとく黄泉がえり 今 どっしよっかなーしてる。EUの崩壊は
経済雀の今大注目の的だ。小泉さんは一兆円 竹中は二兆円 その密約のキックバックとしてアメリカの有価証券を
受け取ったとの2ちゃん情報がある。2ちゃん情報かよwww と一生懸命嗤ってみせる個性が2ちゃんではこういう折
よく湧くのだが
小泉さんはその情報漏洩の直下で 一泊百万円のスイートに連泊してみせた。そういう戯事があのかたはお好きなのだが
をれはそんなことをしてみせても罪は消えないと思っている。相棒劇場版第一作によると、小渕さんに混ぜものをしたのは
小泉さんの命令ということになっている。木村佳乃ちゃんはあれゆうこりんなのだ。こりん星じゃないほうの、若い頃
コスプレしたほうのゆうこりんだ。また、酒先生はもうろう会見で小泉再登板のお披露目枠を華麗にふっとばしたので
ショッカーの掟によって殺された ということになる。
372 :
名無し物書き@推敲中?:2011/10/07(金) 20:45:48.82
悪のしてみせる悪例 好例ではないからね を提示してひとまずとしたい。
それは、現代虐殺史のことに関してだ。それはアルメニアへのトルコ軍による侵攻で開闢した。
アルメニアは旧ソ連の一国で、美人の産地で知られる。実話ナックルズは噂の三信半情報で、
ユダヤの陰謀よりアルメニアの陰謀のほうがずっとやべえとの情報を流したことがある。
をれは今、その陰謀は、をれ側じゃないのかな?とちらっと思っている。
さておき、それが起きた20世紀超初頭についてだ。当時、大集団を統括する強権が特定の個人に
集中する政治体制が世界で確立していた。そしてまた
心理学が発達した。つまり
虐殺の号令を発令させ、大虐殺を演出するのが過去より容易になったのだ。諸君の中に周囲に巧妙に
精神科通院を精神圧迫で誘導された経験者は居ませんかね。それはべつに権力者相手にだって
できることだ。そしてまた、ヨシフ・スターリンやポルポトや連合赤軍が この策動にひっかかったようなんだなあ。
意図は明白ですよね。20世紀とはそういう時代だった。社会主義国の実力を軽視していた資本主義陣営は、
スプートニクで顔面蒼白となり大急ぎでサボタージュ要員をソ連にトロイの木馬した。
諸君の敬愛する資本主義国とはそういう 甘くないこと をするマキャベリストである。そしてまた
CIAには エドガー・スノー(「中国の赤い星」の筆者 の系譜に連なる共産主義スクールが存在する。
彼らは実験国家キューバを誕生させ
373 :
名無し物書き@推敲中?:2011/10/07(金) 20:45:59.66
ゲバラを操作して、北ヴェトナムに勝利をもたらさせた。ゲバラはつい近年まで生きていた。電波という
攻撃用語は彼の発案である。しかしまた、’70年代に大量にヒーローものの量産を日本で左翼に
させたのも、震源は彼だ。われわれはそういう数十年を実は過ごしてきている。
ゲバラはケネディを暗殺した。彼は狙撃の名手だった。ケネディが暗殺されたのは、ソ連の華麗な女スパイ
マリリンモンローに水爆の機密をばらしちゃったからである。ゲバラは苦しんでゾディアックとなった。
そして厄介者だナとCIAにつまみ出されて北ヴェトナム軍の軍師となり、…韓国のブレインにもなったんだが
上記のとおりである。
374 :
名無し物書き@推敲中?:2011/10/07(金) 21:31:35.59
あっ…
烈火のリン。をれはフィルはなかなかよいなと思っていた、ガンパレも好きだからね、あれは776より難しい。
しかしもちろんののみのほうが好きだ。もちろん?うーん をれは黒髪よりロマノフの系譜が混じっちゃったこが
好みなんだな、黒髪集団は彼女らを陰湿にいじめてきたからね。
しかしロマノフの系譜を大絶賛しているわけではないことを、かのフロッタージュで提示してみせた。
要はみなさんも酸っぱく言うとおり、現在理想的個性など居はしない、認めざるを得ない。
しかし、誰に きっかけのライトスタッフがあるのかという問題はある。それがなければ理想社会なんて
永遠に来ないでしょ。
375 :
名無し物書き@推敲中?:2011/10/07(金) 23:06:57.85
もうちょっと
阿部定という女がかつていた。情夫の浮気に怒ってその陰茎を切り取った女で、大島渚が愛のコリーダとして
映画化した。コリーダってなんのことかわかんないけど、今の作家連ならこういうタイトリングしないね。
をれが 安倍晋三ちゃんは前九年の役 後三年の役で朝廷と戦った安倍貞任宗任父子の末裔なんだぜ(岩手から
長州に流された
と得意満面でメッセでヲレコちゃんに自慢してみせたら即座にヲレコは 愛のコリーダ と返答してきた。
読んでるんですね。おちんちんがきゅんとします。それはさておき男女平等社会だ。話は飛んでない。つまり
女が浮気したら 縫っていいってことですよね。ところが 冗談交じりでそのことを速に書き込んだら
後日、くちびるを縫って泣いてる女の子 それもかなりかわいい この写真がうpされた。みなさんも観たかたが
居るだろう、そしてメンヘラだと思っただろう。をれは たぶん彼女はをれのカキコを読み そして呵責に苦しんでいるのだな
としか思えず、ばかなことを書いたと思った。縫わなければならないのはおそらくきみではない的反省だ。
鋼鉄の七人には 「わたしゃロマンチストだからね 女は信じるよ」という台詞が出てくる。
376 :
名無し物書き@推敲中?:2011/10/07(金) 23:26:48.19
鋼鉄の七人で 異論を開陳するなら
星の髪飾りをつけてるこのほうに ヴィーナス性が宿ってしまった。なぜならヒロインは、貴族の自分を受け容れた
ことで、月の属性に転じてしまったから。つまり
地球に決して裏の顔を見せない女のある種の原初的習性 だとをれは思っている。をれはその事実を知ったとき、
どこまで世界は比喩で満ちているのか正直当惑した。
金星も、月同様、裏の顔をなかなか見せないのは同じである。しかし、金星は二百数十日をかけてゆっくり
自転している。それは金星の一年よりも長い。月は決してお尻を見せる隙を出さない。金星は頭を隠すだけ、
そういう比喩がここにはある。
一番星は心の清らかなひとにしか見えない。一年の大部分、一番星は金星である。おんなのこたちがこぞって
月に魅惑され、月経を宿したその歴史的瞬間に、ひとり金星を眺めていたおんなのこが居たのかな、という
想像がある。天邪鬼という少女は本来天探女(あまのさぐめ という少女神だったという逸話がある。ま
そのハンターハンターの奥様の高名な作品でをれが好きなのは誰かという話なんだが
なぜ遠まわしに書きたいかは自分でもよくわからない。
377 :
名無し物書き@推敲中?:2011/10/08(土) 19:05:27.70
>>176
えっ?きゃるーん☆は ちがうだろうって? わかってるよぉ〜。
378 :
名無し物書き@推敲中?:2011/10/08(土) 19:06:31.11
つかぴーと潤のどっちにするか未だに決められん。
379 :
名無し物書き@推敲中?:2011/10/08(土) 19:21:16.34
そこはかおるちゃんだろう。
380 :
名無し物書き@推敲中?:2011/10/08(土) 19:22:13.47
をれもかおるなんでな
結婚したら同姓同名だぞ。なんかそれも倒錯の世界じゃないか。
同姓同名の夫婦って大変じゃないのかね。名前では呼び合わないだろうな。
酷評お願いします。風景描写っぽい3行作文で書きました。
田舎の山道の夕暮れにたたずむ少女という漠然としたイメージで書きました。
ふうっと冷たい風が首の横を通り抜けていった。少し肌寒さを感じる。
まわりに動くものの姿はなく、トラツグミの幽かな音だけが黄昏れかけた山の中にか細く響いている。
その音が山のしじまに溶け込むように消え入ると、寄る辺のない静寂だけが後に残った。
気づくともう、西の空には宵の明星が淡く浮かんでいる。
不意にゆうは忘れていたような物悲しさを感じた。
紙にしみいるように不安は全身に広がり、そして胸の奥の方に集まると、
しかしわずかな余韻を残して消えた。細かく震える指先をこすりながら、
それが寒さによるものでないことをゆうはわかっていた。
>>381 > 不意にゆうは忘れていたような物悲しさを感じた。
ここだけ惜しいな。
主語を入れる位置が惜しい。
以下、二つ巧い文章の例を挙げる。
> ゆうは不意に忘れていたような物悲しさを感じた。
これは主人公の名前を文頭において場面転換を強調する最善のパターン。
> 不意に忘れていたような物悲しさをゆうは感じた。
主語と述語を近づける事で最後の文と対句にして、
リズムを作ってやる次善のパターン。
この二つのパターンに比べると、原文はいかにも工夫がない。
最悪なのは、最初の段落の「ふうっと」と「不意に」の語感が被ってて段落のメリハリを殺してる、
その結果としてせっかく登場させたキャラクターが最初に描いた風景に埋没してしまってるんだよな。
せめて次善のパターンなら、後から書いた文で「リズムを作った」って得点を得られるものを。
惜しい。
作者は、『構成における主語の位置』を意識したことがないんじゃあないか?
他の部分がよく書けているだけに、段落を変えた直後の稚拙さが目立つ。
あの女はいたるところに現れる。思いもかけないところに現れる。そして、とびっきりの笑顔で俺を見つめてる。
あの女の笑顔を見るたびに、俺はいつもげんなりさせられる。はるかな記憶な飛び上がってよみがえる。
痛い目にはさんざんあってきたはずなのに、あの女が与えてくれた痛みにはまだまだ癒すのに時間がかかりそうだ。
『苦痛を友にせよ』そんな箴言が教会の掲示板に書いてあるのを見たことがある。俺は牧師に聞いた、
「痛みには慣れているけれど、ある女が俺に与えた笑顔には冷たい輝きがあって、俺の心は凍傷ぎみなんです」。
牧師は言った、「女性の笑顔は私達に愛と温かみを贈ってくださいます。なのにあなたは女性の笑顔に残酷さを感じてしまっている。
あなたはもっと寛容にならなくてはなりません。私達の人生にほほ笑みと祝福を授けてくれる女性をもっと敬うべきなのです。
あなたは自分で自分に痛みを与えている。それは苦痛を友にしているのではなく、自分から縛り首に向かわせる、愚かな行為です」。
俺は教会を出た。そして、あの女に出くわさないように下を向いて帰路についた。「あたたみ?祝福?アホくせぇ!」
俺はやっとの思いで自宅に入るとこうつぶやいた。
「あの牧師の野郎、随分享楽的じゃないか。
たしかに女は暖かいぜ、若い女が持っている肌ってやつは、俺を有頂天にさせてくれる。
すべすべしてて、肝心なところに指をさしいれると、それこそ俺の耳に心地いい声をあげてくれるしな!
だけど、それだけさ。一通りの事が終わったら、女の頭に残るのは、『この男は出世するか?金持ちになれる?この男の写真を持っていって占い師に人相を見てもらおうか?』
女の第六感ってやつでこんな事を思い浮かべるくせに!金で買える女達なんてのはもっとひどいぜ!『早く帰んないかなこの客』とか『この男に指名料をたっぷり払ってもらおう』
なんてこと考えているんだからな。しかもそれがとびっきりの笑顔で考えるんだ!
あの牧師の野郎、俺の話を聞いて、きっと女の肌の温かみを思い出して、今頃、懺悔室で女を口説いているに違いないぜ…。俺は嘘が嫌いだから、口説かないだけあいつよりましだ」。
俺は自分で好きこのんで、こんな妄想を展開しながら、怒りながら、憎悪を楽しんでいた。怒っている時にどうして俺は気分が良いんだろう?っていう思いを巡らしながら。
そのうち俺は腹が減ってきたんで、晩飯を食う目的でファーストフードの店に行こうと思った。そして店に着いた。
カウンターで女の子の店員が、とびっきりの笑顔で俺に注文を尋ねた。ほほ笑んでいる彼女のネームプレートにこう書いてあった、『スマイル0円』。
「風俗行くよりいくらかマシだな」。俺は口をつぐんで、つぶやいた。あの女を思い出しながら。
>>383 > はるかな記憶な飛び上がってよみがえる。
誤字。
つまり推敲していない証拠。
描いた本人でさえ読み返す気が起こらない文章を、
どうして他人が読んで面白いと思えると思うんだ?
誤字があるだけで読む価値なし。
387 :
名無し物書き@推敲中?:2011/10/12(水) 21:26:07.26
ああんッ!?
>>386 そうですか。素晴らしい酷評ありがとうございまう。
>>382 ご意見ありがとうございます。
>作者は、『構成における主語の位置』を意識したことがないんじゃあないか?
意識したことなかったです(汗
韻がかぶる部分になんとなく違和感を感じていたのですが……
まだまだ全然文章を書けていないというのもあるかもしれないです。
大変参考になりました。主語と述語を近づける、離すというのも新鮮でした。
ありがとうございます。
情景描写で及第点いただけたのは自信になりました。
>主語と述語を近づける、離すというのも新鮮でした。
こんなことを知らんのは論外だろ。
まず日本語を勉強しろ。
391 :
名無し物書き@推敲中?:2011/10/12(水) 22:51:09.23
>>385 酷評をひとつ。
あの女に関しては、読者に想像させるということで良いと思うのですが、
牧師は、何かしら人物の特徴とかを入れたらもっと盛り上がると思います。
例えば、
首から垂れ下がる純白のマフラーが、嫌味にも見えてしまう脂ぎった中年牧師。
とか何とかを主人公に語らせるなど。
>そのうち俺は腹が減ってきたんで、晩飯を食う目的でファーストフードの店に行こうと思った。そして店に着いた。
あと、こうしたところ、気が抜けたのか、表現が陳腐になってます。
そのうち腹が減ってきた俺は、いつものファーストフードの店に行き先を向ける。車もまばらで、寒さも身に染みてくる時間を、しばらく歩く。
体の芯まで凍りそうな冷たさに、あの女のことが牧師の言うとおりにも思えてきて、そんな自分につばを吐きかけてやりたい気分になった。
ようやく、にぎやかな看板の下にたどり着いてホッとする。
重くなった足を引きずりつつ扉を開けると、店内を照らす明かりよりも、ずっと明るい声が行き交っていた。
とかの感じにすれば、ぐっと盛り上がってくると思います。
まあ、表現をどうするかはともかく、もっと主人公の心情に肉迫した方がいいと思います。
以上
>>391 ありがとうございます。勉強になります。
ぺちり、ぺちりと静かな家に不思議な音が響く。
夜は深くて、月は高い中、僕はゆくりと目を覚ます。
ぼやけた視界に、寝ぼけた頭。
怖いはずの音の元へふらりふらりと向かっていく。
ぺちりぺちりと響く音に、とんとんとんと弾む音。
みんな寝ているはずなのに、なぜか明かりが灯るリビング。
ドアを開けると、目に入る。
全裸の姉と舞うこんにゃく。
一体なんなの、背中に尋ねる。
これは違うの、あせる姉。
騒ぎが招いた二つの音。
母と父が降りる音。
音に合わせて、白んでいくのは姉の顔。
こんにゃくはもう、踊らなくなってる。
さあ、夜のパーティーの始まりだ。
>>385 おええ!
生ぬるいウンコを延々と食わされる気分だぜ!
全てのイメージが耐えがたいほどチープなんだ
しかも、へっぽこロシア文学の語り口でやるもんだから、
チープさが優れて際立っちまってる
文は大体の点で及第点だよ
でも、冒頭の叫び声を理解してくれたまえ
>>394 耐えがたいほどチープなのに感想を添えてくれてありがとう。
酒が入ってても、どんなものでも、
小品なら何でも読めるんだ
がんばれよ!
397 :
名無し物書き@推敲中?:2011/10/14(金) 21:26:32.62
>>383-384 まさかとは思いますが、この「あの女」とは(ry
ネタはともかくとして、主人公の女性不信的な性向はよく描き出せてると思う。
作文力はまあまあだし、文章が描きたい情景・趣旨はある程度伝わってくる。
けれども読み通すと推敲しきってない感が拭いきれない。
(続く)
398 :
397続き:2011/10/14(金) 21:40:27.88
>牧師は言った、「女性の笑顔は私達に愛と温かみを贈ってくださいます。なのにあなたは女性の笑顔に残酷さを感じてしまっている。
あなたはもっと寛容にならなくてはなりません。私達の人生にほほ笑みと祝福を授けてくれる女性をもっと敬うべきなのです。
あなたは自分で自分に痛みを与えている。それは苦痛を友にしているのではなく、自分から縛り首に向かわせる、愚かな行為です」。
俺は教会を出た。そして、あの女に出くわさないように下を向いて帰路についた。「あたたみ?祝福?アホくせぇ!」
4行も引用したのはあたたみはあたたかみの間違いでないのとかしょうもないこと言うつもりじゃないよ。
牧師が諭す内容が超絶薄っぺらいんだよね。この作品の中で主人公に対してアンチテーゼを提示するのってこの牧師じゃん。
それならば、もうちょっと鋭い洞察力でざっくり主人公の考えを否定するような、主人公が言い返せない言葉でないと
この文章の短さでは、牧師の台詞の鈍さは作品全体を霞ませてる。逆を言えば、ここが作品の焦点になると思う。よ。
結論いうと、言いたい事表現したい事を確実に伝える為の試行錯誤が足りない。
あと牧師っていうとプロテスタントかな。何か意味あったの。どうでもいいけど。
399 :
名無し物書き@推敲中?:2011/10/14(金) 21:43:28.04
酷評ありがとうございます。もっと推敲します。
>>393 真剣に読んだのに下らなさすぎて吹いたw
良い意味で楽しい作品だと思います。
需要は無いと思いますが僕はこのセンス好きです。頑張ってください。
>>401 どうもありがとうございます。酷評をしてくださって感謝します。
>>400 あなたには推敲以上の、文章がどーのこーのを超えた研鑽が必要だと思う。
文章はまあまあだけど、ただそれっぽいのを書けるだけじゃ人の心を打つ小説は書けないよ。
要は教養の類を身につけるべき。
特に自分が考える得意分野だけでも、学問レベルで知識を持っていたほうが良いよ。
あなたに特別な才能があるなら、それ伸ばせばいいかもだけど。多分無いね。普通だし。
あなたにこの文章力しか取り柄が無かったら、このスレでうんこがどーのこーの言ってる人と同レベルだよ。
結局は人気あるのが正義。っていう月並みな世界だからね、文芸も。
まあ頑張って。頑張りが足りなくて挫折するのは他ならぬあなただよ。
>>402 一応ほめたんだけどね。需要は無いと思うけど僕は好きですよ。頑張ってください。
>>403 わざわざありがとうございます。教養を身につける努力をします。がんばります。
>>404 少しほめてくれてありがとうございます。
>>407 生ぬるいうんこくわされるだの耐え難いほどのチープさだの
>396は過激な批評書いて悦に入ってるみたいだけど
彼が言う程の衝撃を与える作品でもないからね。
批評も使う言葉が間違ってたら間違った批評になるし
つまり言ってることは間違ってるということになるね。
まあ現実に彼がどんな人物だかは知らないけど
言葉のセンスからしても文学の素養は無いんだろうなと思う。
>>408 酷評ありがとうございます。自分勝手ではありますが、素養がないなりに続けていきたい、と思っております。
410 :
酷評をお願いします1:2011/10/17(月) 10:06:14.03
「おれは、いったい、何なんだ?」
くりかえす。男はくりかえす。
男が上っている石段はひび割れ、踏みしめるたびに風化した砂がパラパラとこぼれる。
はるか上方にある鳥居は、おおきく傾いて朱の剥げた哀れな姿を晒している。
すべては人の訪れを拒絶し、寄せつけないかのようだ。
だが、それらは男の目に入らない。男は自分の考えに没頭していた。
ただ歩調だけが迷いなく、着実に歩を刻んでいく。
「おれは、いったい、何なんだ?」
陳腐な言いかたをすれば、男は”自分探し”の最中だといえるだろう。
だが、仕事に疲れたOLよりも就職活動に失敗した学生よりも、男の悩みはずっと深刻だった。
男は”自分が何者であるか”を知らないのだ。
誰も彼も男が何者であるかを教えてくれなかった。
男はあきらめず何度も何度もたずねた。そんな男にある者がいった。
S神社に行けば全てがわかる、と。
411 :
酷評をお願いします2:2011/10/17(月) 10:07:41.69
やがて男は石段が途切れたことに気づいた。
どうやら頂上にたどり着いたらしい。
聞くところによると、S神社は”ある霊験”で有名なのだそうだ。
男は足をとめて一心に奇跡を祈った。そして、汗だくになった顔をあげる。
目の前には廃屋と区別がつかないような本殿があった。
「おおおおお」
男の表情がみるみると変わる。
それもそのはず。男ははじめて自分の目でなにかを見たのだから。
さすがS神社だ。男は考えた。
盲目だった自分の目を開いてくれるなんて。
霊験は荒ぶるワシ、いや、アラタカだ。
さてと。男はキョロキョロとあたりをみまわす。
さびれ果てた神社とはいえ、ちらほらと参拝客が見える。
その参拝客は男をみると、なぜか慌てたように走り去っていく。
そして、ついに男は自分の姿を見下ろした。周囲で慌てふためく人間と何ら変わらぬカタチ。
カタチがおなじなら男は人間といえるのではないだろうか?
だが男はため息をついて、ふたたびあの呟きを口にした。
「おれは、いったい、何なんだ?」
十メートルの高みから人々を見下ろしながら。
412 :
名無し物書き@推敲中?:2011/10/17(月) 10:10:25.38
>>410-
>>411です。
ネットで晒してみても、いつも低評価。
何が駄目なのか、自分ではなかなか客観的には見れません。
罵倒は勘弁してほしいですが、隅々まで酷評していただけないでしょうか?
>>412 展開とか描写の脈絡の無さがひどい。
主人公の言動も自分探し言ってたと思ったら神社探しとか言うし
最後は幽体離脱か成仏かわからん落ちで終わってるし。
テーマも全く整理されてない、雑然としてる。
>>410-
>>411 何が駄目なのか?って聞かれても、全てが駄目で作者は死んだ方がいいんだが、
一番目につく欠点だけ指摘してやると『段落感覚の欠如』。
お前が多用している糞改行、ここから場面を変えますよ?って合図で使用してるんだろ。
場面が変わってないのに、場面を変えるサインを出すのが多すぎるっつーの。
メリもハリもない音の羅列は音楽じゃあない。
ただの雑音だ。
漫画を読め、漫画を。
コマ割りに注目して、漫画から段落の感覚をパクれ。
一つのコマに書かれた情報量は、一つの段落に書かれた情報量に等しい。
一つのコマで考えたら、石段と鳥居だけじゃ
「人の訪れを拒絶し、寄せつけない」情景を作るにはスカスカで、
全然描き込みが足りないのが、お前のちっぽけな脳みそでも理解できるだろ。
415 :
名無し物書き@推敲中?:2011/10/17(月) 13:31:29.24
>>413 「ある村に住んでいた盲目のデイダラボッチ」が自分の正体を知るために霊験のある神社に行くという話だったんですが
まったく伝わる文章ではないということですね
ありがとうございます。
416 :
410:2011/10/17(月) 15:43:44.34
他に改善点はないでしょうか?
来年新人賞を取るために頑張っている僕にアドバイスをください!
通りかがりのもんだけど
神社にSはねえんじゃねえか?
なんからしき名前考えようぜ
>>418 それが正しいとするとかなり面白いことが起きてるなw
420 :
名無し物書き@推敲中?:2011/10/17(月) 19:12:47.52
>>412 >>413が指摘してるのとかぶるけど、なんかストーリーがぼやっとしてる。
俺は立てないんだけど、もしかするとプロットみたいなの書いてからのほうが、
あなたには合ってるのかも。
こう、石段の高さは100mとか、男は身長2mとか、性格はどんなとか、
物語の始まりはこうなってああなって、終わりはこうとか、結構緻密なの。
まあ、ほんとにプロット書きが、合ってるかどうかは保証できないから、
しっくりこなかったらやめてね。(そのへんは自己判断で)
>>420 俺>413だけど最初読んだとき詩のプロットかよって思ったから
このまま詩として清書したら詩として成り立つんじゃねって皮肉言いそうになった。
結局の真実は>415だったけど、要は『おれ』が『人間』と違う何者かって話だよね。
こんなんでわかる訳ねえし。まあ形而上的な話だし、わからなくても不都合は無いとはいえるけれども。
そんでも>412が評判を気にするって言うなら、もっと読者に伝わる工夫が必要だし
なんとなく配置した一文が全体にどういう影響をもたらすか考えて、場合によっては全部を書き直すぐらいの
根性も必要だね。有名な作家の中には既にヒットした作品をわざわざ書き直すようなのもいるし。
まあ>412がこの作品は完成したんだ!ってのたまうんならそれでいいけどね。
その代わり評判悪いんです〜っていう悩みの解決にはお役に立てないよ。
追伸
ちょっと書き加えたらどうにかなるよ。君の思う文章にはなるよ。
更にうならせる文章にしたいなら、根本的に長い研鑽が必要だろうけど。
他人にウケるかどうかは運とかだけど、一定以上の実力がある作家だと思われたいなら
この文章を素敵な文章にする程度の実力は必要。
他人に頼らず君だけで頑張ってね。文芸は所詮個人戦だからね。
>>417 正直それは別にいいかと……
>>420 有り難うございます。
プロットは作るようにします。
キチンと筋を作っていかないと「自分にしか分からない文章」になるみたいなので
>>422 いずれ青少年に夢とファンタジーを与え、ヤマグチノボルや谷川流が脱帽するような作家になりたいので評判が一番重要だと考えています
今のまま自己流で小説を書いていてはツーチャンネルですら通用しないと、今回分かりました。
孤独は自分の領分なので、研鑽を重ねていきます。
有り難うございました。
424 :
名無し物書き@推敲中?:2011/10/17(月) 23:42:16.58
黒天使ルシルフェル ◆lgXArV3Q0PD9?
>>423 ツーチャンネルですらwwwナイスギャグwww
こんな掃き溜めで通用するより賞一つとったほうがよっぽど未来開けるけどwww
まあ2chで基本的な事指摘されない程度の研鑽は必要じゃないの。
頑張ってね。
>>424 うん
>>425 よく分かんないな
別に笑うところじゃないと思うけど
何というか、ツーチャンネルは物書きになりたい人間が集まって研鑽を重ねる、かけがえのない場だと思ってますので。
即感想がもらえるっていうのもアトラクティブですね。俺にとっては。
>頑張ってね。
ありがとうございます。
お前らは全員が卵焼き以下だな
428 :
名無し物書き@推敲中?:2011/10/20(木) 18:35:39.62
>>427
お前そんなことばかり書いてると信用失うよ。
文体がどんな風に見られてるか知りたいから、評価お願いします。
薄暗い森の中を私は歩いていた。
冷たい風は心地よいが、少し肌寒い。
ぼんやりとなにを考えるでもなく歩いていると、一匹の猫が私の前に現れた。
「やあやあ、こんなところで何をしてるのかな?」
猫は陽気な口調で語りかけてくる。
体を覆う毛は黒くぼさぼさしてるにもかかわらず、
青い目は凛としていてどこか気高くも見える。
「別に、気づいたら此処にいて、なんとなく歩いているだけさ」
おそらくこれは夢だろう。
此処に来た記憶も無く、どこかふわふわとした感覚に私は包まれているのだ。
私の言葉を聞くと、猫はにっこりと笑った。
「行くあてがないなら、僕が君を案内してあげようかい?」
「案内? これは夢かなにかだろ」
「夢でもあるし、夢でもないんだ。僕についてきて」
ぴょんぴょんと兎のように跳ねながら、猫はどこかへ向かっていく。
私は気乗りしないが、彼についていくことにした。
>>429 いらない言葉が多すぎるからくどい文章になっている。
削除したほうが良い。
↓
私は薄暗い森の中を歩いていた。
風は心地よいが、少し肌寒い。
ぼんやりと歩いていると、一匹の猫が私の前に現れた。
「やあやあ、こんなところで何をしてるのかな?」
体を覆う毛は黒くぼさぼさしてるにもかかわらず、
青い目は凛としていてどこか気高くも見える。
「別に、気づいたら此処にいて、なんとなく歩いているだけさ」
おそらくこれは夢だろう。
此処に来た記憶も無く、どこかふわふわとした感覚に包まれているのだ。
猫はにっこりと笑った。
「行くあてがないなら、僕が君を案内してあげようかい?」
「案内? これは夢かなにかだろ」
「夢でもあるし、夢でもないんだ。僕についてきて」
ぴょんぴょんと兎のように跳ねながら、どこかへ向かっていく。
気乗りしないが、ついていくことにした。
>>429 > 「行くあてがないなら、僕が君を案内してあげようかい?」
> 「案内? これは夢かなにかだろ」
> 「夢でもあるし、夢でもないんだ。僕についてきて」
「案内してあげようかい?」って言われて、
(ここはリアル世界なんだ!)って気がつくのか?
気がつかんよ、案内される夢だって存在するだろ。
最初に展開ありきで話を作ってるから、会話が無茶苦茶で不自然極まりない。
文体がどうこう言う前に、貴様は入院して脳の欠陥を治してもらえ。
>429
文体がどうかって話だけど、あなたの文体という程の個性は無いね。
手抜き感や雑さ、描写の少なさのせいで感情移入できない。
>薄暗い森の中を私は歩いていた。
薄暗いってのも理由あるよね。
茂った木が日光遮ってるとか空が曇ってるとか月夜だとか。
ファンタジーな作品なのに全然世界観や情景を提示してないから
読者があなたの世界に入り込んでいけない。DVDのジャケットだけ見せられてこの作品どうですかって言われてる気分。
下手でもいいからもっと根気よく事物を描き込め。文体がどうかなんて話はそれからだ。
>ぴょんぴょんと兎のように跳ねながら、猫はどこかへ向かっていく。
その猫、魎皇鬼って名前じゃない?
433 :
名無し物書き@推敲中?:2011/10/23(日) 06:05:35.68
普通
435 :
名無し物書き@推敲中?:2011/10/23(日) 22:43:53.34
>>429 なんか気持ち悪いなあ。と思っていたら、
これは三人称に変えたほうがいい文体。
以上
話と関係ないけどさ
>なにを考えるでもなく歩いていると
これ無理だよな、何も考えないでいることって
人間は不可能だと思う
「とりとめのないことを考えながら」ってことなのかもしれんけど
>目は凛とし
あと、目は凛としないと思う
無理やりどういうのだと思うって聞かれたら
なんていうか細っそーい、つりあがった目を想像すると思う
年寄りとか読書経験が豊富だと
粗さがしみたいなことしか言えねえのか?
お前らワイ以下だろ
詳しく評価って書いてあるけど、ワイはあんまり詳しい評価ではないよな。
投稿サイトとかの方がよっぽど読み込んだ感想がもらえるぞ。
文章書いた奴の評価もできない脳なしが、
他人の評価にケチつけて満足してるわけだw
粗探しなんてせんし
3回ぐらい通読して素直な感想書いてるだけやし
こんなん自分で気づけよ思いながら酷評っぽく書いてるだけやし
気にするな
お前の駄文に対しても皆同じように思ってる
本当に実力ついたら音もなく卒業するのが酷評スレなのだ
ワイスレアクセスできないが、なぜだ?
誰か晒せよ
その報告はいらないにょろ♪
とある場所で、にょろの真似して変な語尾で作品の感想を書いたのに
思ったより叩かれなくてつまらん
449 :
名無し物書き@推敲中?:2011/10/29(土) 23:02:04.10
時は西暦2011年。ここに再臨を果たしたイエスキリストがひとり居る。それはいいのだが問題は12使徒と呼ばれる
連中である。
「おいキリ公。前回はなにもわからねえどん百姓だから手前の手玉に踊ったが今回はそうはいかねえからな。」
「おれらはいい意味ですれたのよ。」
「そうよな。二千年の刻を経て、手前をドジふまさせねえノウハウを10000%溜め込んだぜ。」
「おれらの努力に感謝するんだな。」
「さて どこからどう揉んでやるかな…ククククク。」
「ヒヒヒ」
「キシシ」
「ゲハハ」
「ドヒヒ」
「ウシャシャ」
「ニャヒヒ」
「どうしたびびっちまったのか そんなんで世界が救えるのかようようメシアさんよう。」
かわいそうに根が小心者のイエスキリストはすっかり怯えて震えている。さて一方その頃マグダラのマリアは…(本名ロサ・
ベルゼブブの異名バルダザールにその座を簒奪された第三のマギ もえっこ
450 :
名無し物書き@推敲中?:2011/10/29(土) 23:08:45.64
ちなみに石森章太郎師が断筆した天使篇もこれに準拠するものらしいのである。宇宙とはひしぎなものですね。
451 :
1/3:2011/10/30(日) 05:03:40.03
//文章を書くことが好きですが小説は初めてです。
//遠慮なく酷評宜しくお願い致します。
「なあ佐藤、お前には何と言うか、守りたい人っているか?」
突拍子もないことを聞くものである。しかしコイツのこんな質問は毎度のことであり、特に驚くことではない。
もちろん出会った当初はその前触れのない質問に驚かされたものだが、その頻度故すっかり慣らされてしまったというわけだ。
俗に言う"不思議ちゃん"である。
「急にどうしたんだよ」
いつもと全く同じ返答ではあるが、今日は視線がコイツに向くことはない。
「……俺さ、守りたい人ができたよ」
コイツが突拍子もないことを聞いてくる時は、突拍子もないことを言う時でもある。
その内容はどこの青春漫画かと思うようなものではあるが、これがコイツにとっての日常であり、僕にとっての日常でもあるのだ。
おかしな日常である。
「ふーん……それで、誰なのさ?」
「千鶴ちゃん」
……おかしな日常である。
452 :
2/3:2011/10/30(日) 05:05:49.24
慣れたとは言ったが、こんな時の反応の仕方には今なお悩まされてばかりだ。もちろん、今回も。
何故なら、コイツの言う"千鶴ちゃん"とは今まさにスクリーンに映っているアニメのヒロインなのである。
突っ込みどころは多くあるが、そもそも千鶴ちゃんは普通なら守る守らないの対象になり得ることのない"絵"だ。
純粋か馬鹿なのかは僕をもってしても分からないが。
「守るって、どうやって?」
そう発した瞬間、しまったと思った。
おそらく彼にとってこの極めて現実的な質問は全く意味を持たない。耳にすら入っていないことだろう。
その後は会話もなく映画を眺めるだけであった。
453 :
3/3:2011/10/30(日) 05:08:27.85
映画も終わり会場が明るくなった頃、僕はだらだらと手荷物をまとめていた。
一方コイツは暗くなったスクリーンに目を向けたままである。
「なあ…」
と思うとその目線も変えることなく口を開いた。コイツが口を開くのは僕の"愚問"以来である。
僕は返事をすることなくコイツに目を向ける。
「俺、どうすれば千鶴ちゃんを守れるかなあ?あれからずっと考えてたんだけど……」
……呆れるの一言である。だがそれと同時に1つの疑問が沸く。
「どうでもいいんだけど、映画見てなかったの?」
「いやあ、佐藤にどうやって守るのか聞かれた後考えるのに必死でさあ。結局あの後どうなった?」
耳にすら入っていないと思っていたがどうやら僕の勘違いであった。
逆に、アニメの中の千鶴ちゃんを守る方法を考えるのに必死で肝心の映画を見ていないと言うのだから驚くしかない。
「……結局千鶴ちゃんは入院して死んだよ」
コイツの顔面が蒼白になるのを確認して僕は席を立った。
>>451-
>>452 もう一工夫だな。
まず理解して欲しいのは、
読者にはお前が見ている光景は全く見えてないって事。
具体的に指摘すると、
> 今日は視線がコイツに向くことはない。
この文の次に、「じゃあどこを向いてるんだ?」って当然浮かぶ読者の疑問に答えてやらないと、
読んでて疲れちまうんだよ。
俺はこいつにいつまで目隠しされてるんだ、と。
まず、それが一点。
次に文頭。
情報を詰め込み過ぎてる。
欲張って、主人公の名前まで最初の会話に入れてしまってる。
ツカミの部分は、読者が読書する態勢に入ってないってのを念頭に置けば、
当然できるだけ軽くしてやらないといけない。
車に喩えるなら高速道路の進入部、あれをイメージしてくれ。
一般道路が現実世界、高速道路が作品世界、
スムーズにつないでやらないと流れに乗れないってのが解るだろ?
読者に二つ以上の情報をくれてやったら重いんだよ。走れないんだよ。
高速道路の設計者は、加速させる事だけ考えろよ。
とりあえずパッと二つばかり指摘したが、要するにお前は読み手の事を考えていない。
書きたい物を垂れ流してるだけで、読者様にお出しする完成品にはほど遠い。
だけど、最初に書いたようにもう一工夫、
すなわちお前が「読み手」という視点を得る事ができれば、
俺が書く程度の物は書けるようになるだろうな。
>>454 俺は451じゃあないけど、最後の一行は余計だよなあ
酷評は偉そうに評価するのとは違くないかな
前にもだれか言ってたがどうせならリライトまでして欲しいな
あ〜だこ〜だ理屈だけこねられてもいまいち面白うない
>>455 最後の一行は、同じく下手な自分程度のレベルにはなる、って意味じゃないの?
>>457 自虐ギャグ的なものだったってこと?
もしそうなら俺こそ嫌な奴だな、すまん
>>454 遅くなりましたがご指摘ありがとうございました。
自分では客観的に自分の書いた文を見ていたつもりですが、やはりなかなか難しいもんですね。
このように書いたものを評価していただいたことはなかったので非常に参考になりました。
ありがとうございました。
460 :
名無し物書き@推敲中?:2011/10/31(月) 17:09:21.92
「ねえ。」
「なに?」
「やっぱり帰っていい?」
「理由聞かせて。」
「はじめてなんだ。」
「処女ってこと?」
「それもだけど、援交も。」
「ああ、そうなの。」
「迷ってたから。」
「そうなんだ。」
「うん。こないだ、ネットで、なんか、世界には愛っていうものがあるって、騒いでいたひとがいたの。」
「ふうん。」
「それもあるから。」
「お金いらないんんだ。」
「うん。我慢する。」
「そう。じゃ、いいよ。いきなよ。」
「え。」
「何回も言えねえよ。はやく。」
「わかった。」
少女は素早く制服を着ると足早に出ていった。
461 :
名無し物書き@推敲中?:2011/10/31(月) 17:14:53.33
「はいもしもし。」
”忘れられなくなった。どうすればいい?”
462 :
名無し物書き@推敲中?:2011/10/31(月) 17:18:25.36
これはあいつは喜びませんな。ウウム。
463 :
名無し物書き@推敲中?:2011/10/31(月) 17:25:01.61
よく考えればほのぼのストーリーにできたけど まあそこまで描くのも野暮なのかしら。
464 :
名無し物書き@推敲中?:2011/10/31(月) 19:35:20.22
>>451-
>>453 とりあえず、一人称と三人称の使い分けができていません。
混ざったような感じですね。
それと、映画館の設定のようですが、
それなら冒頭に、読者になんとなくでも、それを知らせるようにすべきです。
コイツの表情に画面の反射光が写ったりとか、座席の柔らかさがどうとか、前に座るおっさんのはげ頭にスクリーンの映像が写りこんでるとか。
465 :
名無し物書き@推敲中?:2011/10/31(月) 19:37:48.35
>>454 >>456 451-453の文章って、ショートショートだったの?
文章評価するスレだから、面白いかはあまり関係ないかと思った。
>>451-453 もういないかもしれませんが、気になったのでコメントさせていただきます。
そちらが敬語なのでこちらも敬語にするべきですが、
上手く書けなかったので、失礼ながら敬語無しで書きます。
ショートショートなら>454の「詰め込みすぎ」って意見に同意。
分かり難くはないとは思うけど、「それで?」「だから?」とツッコミたくなる。
ただ単に、長編の一部として書いてるなら、詰め込みすぎにはならないと思う。
会話で主人公の名前を出すのはおかしくないけど、その次の行を、
「突拍子のないことを聞かれた」とか「こいつは、突拍子のないことを聞くな……」
など、なんでもいいから主人公が聞いたのか聞かれたのかハッキリ分かりやすくした方がいいかも。
(もし、投稿した文の冒頭より前にも文章が存在したのならまた違ったかもしれないけど)
あと、主人公(というより視点)が「コイツ」だったら分かるけど、
最後のセリフの前後を一行開けている意味が分からない。ノリで開けたのかと思ってしまう。
主人公にとって、教えることが非常に重大なら分かる。
(ここに投稿した文章の前後で実際重大だということが書かれてるなら、いいと思う)
あと「そう発した瞬間、しまったと思った。」という文はいらなかったかも。
あの発言をしたことによって、「コイツ」が怒り出すなら、別に入れてもいいかと思う。
466 :
名無し物書き@推敲中?:2011/10/31(月) 20:10:55.63
>>464 冒頭は確かに誰が誰の台詞だか分かりにくいけれど、一人称とかは出来ているのでは?
あと場所が映画館だっていうのはちゃんと分かるから、大丈夫かと思います。
場所が映画館だというのは重要ではなさそうですし、冒頭で分からせる必要はないかと。
家で映画を見ているという設定に置き換えられなくもないし。
467 :
名無し物書き@推敲中?:2011/10/31(月) 22:31:19.25
>>464と
>>451 たしかに一人称云々はオレ間違いだった。
独白してるだけだからよかったです。筆者さん、寝ぼけた指摘してごめんなさい。
それにしても、最初のシーンに映画館とわかる語りは、あったほうが良いとおもいます。
468 :
名無し物書き@推敲中?:2011/10/31(月) 22:32:33.53
アンカ間違い。466と451
469 :
名無し物書き@推敲中?:2011/10/31(月) 23:16:15.30
466です。
変な文章書いた。「誰が誰の」じゃなくて「どれが誰の」です。
>>467 すみません。そういえばそうですね。
夢十夜の第一夜でも書かれてないようで、さりげなく書いてありました。
頭の中で映像化しやすくなるし。
作者さんも、迷わせること書いてごめんなさい。
470 :
名無し物書き@推敲中?:2011/11/01(火) 17:45:59.08
アノオー
反応がないからものすごおく細かい心配をしておくけど
>>460−461をもし万が一現役JKちやんが読んでいて、もし億が一ナンテステキナセカイと誤解してワタシモ
カフイフセカイニ出遭ってミタイワなどと倒錯した情念に取り憑かれて本来援助交際なんかする気なかったのに
試しにやってみることのないように願います。これはお話ですから。実際はやられてんじゃあねで終わりである。
471 :
名無し物書き@推敲中?:2011/11/01(火) 17:49:00.08
そこまでJK馬鹿じゃないだろうって?
それがですねえ…高校時代金曜日の妻たちへを鼻穴ふくらまして観ていた世代はふたりにひとりが不倫経験済です。
残念ながら、大衆は馬鹿なのである。
472 :
名無し物書き@推敲中?:2011/11/01(火) 17:54:47.50
高校教師観れば近親相姦するし
オストアンデルですな!!
ワイスレが過疎ってこっちが伸びたか
474 :
名無し物書き@推敲中?:2011/11/01(火) 18:01:08.42
「お前の裸ってもんのすげえよね。どんな彫刻よりなんていうか。」
「そう?」
「なんていうか をれが貰っていいのかな。」
「誰とくらべてるの?」
「誰ってお前 まあ低俗な話になるけどヌードグラビアとかAVとか…」
「ほんとに?これからも観る?」
「え?観ちゃだめなのかよ。」
「あのねえ。この美は誰の管理下にあるのかな。」
ちんこ
476 :
名無し物書き@推敲中?:2011/11/02(水) 21:29:23.75
>>449 個人的な感想だけど、笑い声だけの台詞って、なんかしらけてしまう。
マンガだったらまだいいかもしれないけど、小説では特に寒くなる様な・・・
まさかと思って数えてみたけど、12人全員に台詞言わせても
何の雰囲気も全く出てないと思う(迫力とか、怖さとか)。
なぜ全員の台詞を書いたのかは分からないが。
あと、イエスが怖がってる理由(小心者)がハッキリ書かれているけど、
それだけだと読者は「は? 何コイツ怖がってんの?」と感じてしまうのでは?
せめて視覚的にでもいいから、何か怖いことを書いた方がいいかと。
だめならイエスが小心者だという設定は(重要でなければ)やめた方がいい。
もし、12使徒の迫力・怖さを少しでも出すためだけにそうしたのなら尚更。
本当にそうなら、イエスとは別に小心者の登場人物を出せばいいかと思う。
477 :
名無し物書き@推敲中?:2011/11/02(水) 22:08:45.11
>>461 セリフを誰が言ってるのか、分かりにくいです。
「忘れられなくなった。どうすればいい?」
といった方が男(461に出てきたやつ)なのかもしれないけど。
あと、主人公の魅力をもし出したいのなら、セリフだけでは伝わらないのでは?
「忘れられなくなった(略)」という「お前の裸って(略)」というので、
読者としては「この主人公はきれいな体って設定なんだ」と、理解はしますが、
「うらやましいな」「綺麗でうらやましいな」という感情は全くわきません。
せめて、第三者の心理描写を少しでも書いた方がいいかと思います。
主人公の視点のまま、読者に主人公が魅力的だと感じるのは難しいと思うので。
例えばシャーッロックホームズが変わり者だと分かるのは、視点が他人のものだから、
という話を聞いたことがあります(確か桜庭一樹が言っていました)。
自分として例外なのが乙一の「GOTH」です。どういうわけか、ずっと本人の視点なのに、
主人公が異常で雰囲気が普通じゃないのが分かります。
主人公を魅力的に感じさせる必要がないと考えているなら特にお勧めしませんが、
物語には魅力的なのがいた方が人気がでるとか。
478 :
名無し物書き@推敲中?:2011/11/02(水) 22:11:18.24
間違えた。
477で(461に出てきたやつ)と書いたけど、460です。
479 :
名無し物書き@推敲中?:2011/11/03(木) 00:06:17.55
酷評お願いします 1/4
昔々まだ世界が混沌の中にあった頃。
居たのは不完全な生き物ばかりでした。
それぞれが好き勝手に生きていたその生き物達は、ある日この世界の終わりが近いことに気がつきました。
自分達の時代の終わりを嘆き悲しみ、怒りながら、新しい時代の始まりを予感していました。
最後まで足掻こうとするモノや、傍観を決め込んでいるモノもいる一方で、どうせ消滅するのなら自分の一部だけでも残そうと、強い力を持ったモノたちが集まり次の世界の神様をつくる事になりました。
そのために世界を整えはじめます。
自分達には過ごし辛い世界で自分達の身を削り、力を与え、ささやかな祈りとほんの少しばかりの希望を持って、次に来る時代にあった世界へと。
最後に神様をつくりました。
何回も繰り返し失敗していよいよ力を持つモノも少なくなってきた時、今まで無関心だったモノ達も集まってきて協力してくれました。
それぞれが力を出しあい、そしてようやく次の世界の始まりに神様は間に合いました。
そうして不完全な生き物が好き勝手に生きていた時代は終わりを告げました。
480 :
名無し物書き@推敲中?:2011/11/03(木) 00:07:33.54
2/4
しかしつくられた神様はでき損ないでした。
でき損ないの神様は自分の為につくられた世界で自分の為に次々と生き物を産み出しました。
その生き物達は神様を慕いました。そして寵愛を受けようと争いをはじめました。
他方では私欲を満たすためや贅を尽くすために神様を利用するものまで現れました。
自分を神様と崇める生き物に囲まれながらも、でき損ないの自分がつくった生き物はやはりどこか欠けているのかと、神様は押し潰されそうな気持ちで過ごしていましたが、やがてみんなの前から少しずつ姿を消していきました。
それは孤独な日々でした。
生き物達はやがて自分達で神様の代わりを作りだしました。
もう神様なんて必要ないと生き物達が思い始めた時、世界は壊れはじめました。
祈りの声は神様には届きません。なぜならその時神様も壊れはじめていたから。
自分の為につくられた世界で静かに神様は壊れていきました。
ある時何者かが神様に耳打ちしました。
「ねぇ、ひとりがさみしい?」
「だってあなたはみんなとはちがういきものだから」
「ねぇ、ひとりはさみしい?」
「ならつくればいいんだよ」
「ねぇ、ひとりがさみしいなら」
「つくればいいんだよ」
481 :
名無し物書き@推敲中?:2011/11/03(木) 00:08:46.55
3/4
神様は決意しました。
そして一匹の獣が神様の隣で目を覚ましました。
それは神様がようやく完全になった証。
誰よりも愛しくて何よりも憎らしい、神様の半身でした。
獣はとても醜く、悪臭を放つ身体を動かせば触れたモノの命を奪い、歩いた跡は生命の誕生を望めない場所となりました。
神様は獣を連れてまた生き物の前にでてきました。
壊れはじめていた世界は修復にむかいました。
獣はみんなに嫌われました。
ですがその存在を否定され蔑まれるほど、神様は愛しました。
獣を愛したのは神様だけでした。
二人は一つ。一つの命を分けあっているのです。
みんなの嫌われ者の獣は神様から愛されて満足でした。
みんなに愛されている神様が好きでした。
自分がみんなに嫌われている事をしっていました。
自分が本当は神様に嫌われている事をしっていました。
在るとき神様は眠りにつくことになりました。
自分の力が弱くなりつつある事に不安を覚えはじめた神様が、また世界を壊してしまわないためです。
神様は獣に言いました。
「わたしのかわいいけもの。あいしているよ」
(ワタシモダイスキ)
「わたしはあなたがだれよりもわたしをあいしてくれていることをしっている」
(ワタシモシッテル、ダレヨリモキライナコトモ)
「わたしはあなたをひとりにしてしまう、ゆるして」
(ダイジョウブ、ワタシハダイジョウブ)
「まっていて、わたしを、わたしのかえりを、あのせかいのはてで」
(マッテル、イツマデモ、ワタシハアナタノタメニイル)
(アナタノタメダケニソンザイシテル)
482 :
名無し物書き@推敲中?:2011/11/03(木) 00:11:27.51
4/6 すみません
そうして神様はいつ覚めるともしれない眠りについたのです。
愛してくれる人が居なくなった獣は、一人世界の果てへ向かいました。
世界の果ては暗く寒い場所でした。
神様の目覚めを待つ獣。とても永い時間が流れます。
どれほどの時間が流れたのか世界は変わり、変容していきました。
神様はいまだ目覚めないまま。
ある時獣は自分以外の生き物がそばに居ることに気づきました。
こんな太陽の光も届かないような世界の果てで、今にも消えそうな命の灯を揺らしていた生き物。
それは小さく、弱々しく、ですが獣の愛する神様にとてもよく似ていました。
獣は神様の面影を求めて知らず知らずその生き物のそばに這っていきました。
獣が近づいても生き物は動きません。
身体は弱りすでに目も見えないようで、きっと直に命を落としてしまうだろうと獣は思いました。
その時、獣に反応したのか、その生き物がうわ言の様に何か言いました。
獣はもっと近づきました。どうせ死んでしまう命なら最後の言葉を聞いてあげようと思ったのです。
もう今にも身体がふれ合いそうな距離まできました。
その生き物は神様を呼んでいました。
獣の愛する神様に慈悲を乞い、叶わないことに絶望していました。
誰よりもあなたの教えを守り、誰よりもあなたを信じ従い、誰よりもあなたを愛している私を何故救ってくれないのかと。
そして神様に怨みの言葉を吐き出しました。
あなたは結局、私を見捨てるのだと。
483 :
名無し物書き@推敲中?:2011/11/03(木) 00:13:51.91
5/6
それは獣の心に響きました。
神様と離れ一人になってしまっても、獣には確かな絆が感じられていると思っていました。
そばにいない悲しさを感じたことはあっても、裏切られた憎しみという感情を感じたことはなく、いつも安らかに眠っている神様を感じて、魘されている時にはやさしく心を添わせていたつもりでした。
獣は自分の中にある感情に気がつきました。
気づいてはいけなかった、自覚さえしていなかった気持ちに、驚きました。
自分はただでさえ醜いのに、心まで醜くなってしまったと思いました。
一筋の涙が獣の目から流れました。
獣は目を閉じる事もできず、声を上げる事もできずに泣き出しました。
どれくらい経ったでしょう。
涙が枯れた頃、獣は目の前にいる生き物の声に力が無くなってきた事に気がつき、ほっとしました。
自分をかき乱す神様によく似た生き物から逃げ出したかったのです。
獣が身動ぎするとその生き物は獣に気がつきました。
そして獣に助けを求めたのです。
神様ではなく獣に。
獣はどうしたらよいのかわかりません。
自分の心を嵐のようにかきまぜている感情と、目の前の消えそうな灯に感じた心の揺れをなんと言えばいいのでしょう。
たとえ自分がこの生き物を助けたとしても、獣のそばで生きられる存在など神様だけなのです。
484 :
名無し物書き@推敲中?:2011/11/03(木) 00:15:15.28
6/6
獣はそこではっとしました。
この生き物は何故まだ生きているのか?
今まで獣のそばでここまで生きながらえたモノはいませんでした。
ただ一人神様を除いては。
この生き物は弱っていたのに、これだけ時間が経った今も息がある。
獣は考えました。
目の前の弱った生き物が神様に似てるから?長い時間の中で自分の毒が薄まりでもしたのだろうか?と。
考えても答えは出ません。
獣はとりあえず、這って水飲み場までいきました。
口に水を含みまた這って生き物の傍まで戻りました。
一瞬ためらいましたが、そっと口移しで水を与えました。
生き物はうまく飲むことが出来ませんでした。
獣は何度も水飲み場を往復します。
生き物は水を飲めません。
ですが、生きています。
獣は迷いました。
自分には奇跡はおこせません。
なによりも、こんな世界の果てで、命の欠片も見つけられない場所で、神様の力も届かないような所で、奇跡を起こそうと思ったら自分の命を削るしかありません。
でもそれは、禁忌です。何よりもしてはいけない事です。
獣の命は神様のものでもあるのです。
485 :
名無し物書き@推敲中?:2011/11/03(木) 00:18:07.96
中途半端な所で終わっていますが、ちょっと方向性に悩んできたので、酷評よろしくお願いいたします。
混沌風景とか神様とか獣とか生き物とか
何者かとか水飲み場とかコレとかの描写しろよ
あらすじ読んでいるみてえだ
それだけで全然違う、上手にできれば幻想文学っぽい掌編になる
あと
なぜ、終わりが近いことに気がついたのか
なぜ完全になった証なのか
なぜ悪臭でてるのか
なぜ、自分の命を削るしかないのか
どのように自分の命を削ってるのか
本当はもっと「なぜ」「どうして」があるけど、そういう説明もない
つまり作り出した世界の描写も、世界観の論理的な必然性もないために絵が浮かばない
と、思った。
487 :
名無し物書き@推敲中?:2011/11/03(木) 01:13:09.05
479〜
これは、絵本だといいかんじに思います。
小説なら、486の指摘通り、
基本的に全ての描写ができていません。
488 :
名無し物書き@推敲中?:2011/11/04(金) 00:17:02.79
>>479です
>>486さん
>>487さん
ありがとうございます
元々物語の中の昔話として書いたものでしたが、本編よりも書きたくなってしまって少し増量したものなんです
たしかに自分の頭の中にあったのは童話とか絵本だったかも
自分でもあらすじのようだと思ったんですけど、作中でなるべく描写しないように削るうちにこんな形になってしまいました
「なぜ」「どうして」については神様と獣話の根幹に触れるので流してしまった所もあります
確かに曖昧で表現が足りない文が多かったですね
ちょっと全面的に手直ししてみます
あの、話としては面白いと思いますか?
ふつうじゃね
でも、そもそも発想のすごさで読ませる話じゃないでしょ
「雪に閉ざされた山小屋でつぎつぎと人が死んでいく話」
みたいなベタな話でも書き方しだいでは、すげえ面白いわけだから
490 :
名無し物書き@推敲中?:2011/11/04(金) 22:02:55.59
>>488 表現の仕方で変わってしまうので、一概に言えませんが、
479〜の話は、小学生くらいまでにしか受け入れられそうにありません。
最終的にはあなたの判断ですが、その文体や雰囲気から、
思い切って児童文学を目指すのもいいかもしれません。
493 :
名無し物書き@推敲中?:2011/11/05(土) 02:45:37.31
暇だから書いてみた
マーク・チャップマンの殺人記録
「太陽が僕に殺せと命じる」
1980年僕はジョンレノンを殺した。
それはシェービングクリームを塗るように鮮やかで華麗な出来事であった。
僕は片手に「ライ麦畑をつかまえて」を持っている。
スティーブン・キングも殺したかったが僕には出来なかった。
それは一種の衝動のように感じられた。
選ばれた非人間を殺すことが僕にはステータスのように感じられるからだ。
僕には1つの理論があり1つの絶望がある
「絶望は希望となり希望は絶望となる」完全な悪など存在しない。
ジョン・レノンを殺した後警察が僕の所へ来た。
警察は僕に言った「君は自分のした事が分かったのか?」
僕は答えた「悪かった。君たちの友達だっていうことは知らなかったんだ」
494 :
名無し物書き@推敲中?:2011/11/05(土) 02:46:27.44
皆はきっとこう思ったはずだ、ジョンレノンを殺すんじゃなくてオノ・ヨーコを殺せば良かったのに
だが、周囲はオノ・ヨーコなど殺しても意味がないことを知っている。
オノ・ヨーコが僕に語りかける「お前は死ぬまで苦しむことになる」
僕は刑務所に入った。刑務所というのは酷く退屈で僕を孤独の深淵に追い込んだ。
刑務所で読むものといったら聖書ぐらいしかないことが分かった。
僕は聖書の旧約聖書「出エジプト記」を熱心に読んでいた。
この物語はスタインベックの「怒りの葡萄」のモチーフになっている。
24時間強制労働で疲れた皮膚を警備官は鞭で叩く。
それはあまりにも惨いものだった。
僕はまるで動物園の動物になった気持ちでいた。
僕は刑務所に入ってからKと名乗る青年と関係を持った。
Kは色白で背が高く俳優のような顔をした男だった。
Kといることが唯一僕の楽しみのように感じられた。
そしていよいよ終焉の時間がやってきた。
僕は刑務所にいながら死刑宣告を受けた。
周囲は僕の死刑を楽しみに待っている。
僕が死刑になる日、黒山の人だかりが出来ている。
処刑の日に大勢の人たちが憎悪の叫びをあげて僕を迎えてくれる。
僕は幸福な人生を送ったと確信した。
あんたそれ、カミュやないか〜い
知り合いに「女ヶ沢」(メガさわ)という人がいる。
「その上を行くギガ沢なんていないだろうか?」
「いるわけないじゃん」
って感じで友達と馬鹿な冗談を言い合っていたら、
相手が、寺沢君だった。
その時、俺は、戦慄を感じた。
>>479 >>490 児童文学ってちがくね
C・W・ニコルとか爆笑の大きい方が書いた小説
みたいなことやりたいんじゃないの?
童話っぽいからって必ずしも子供向けって限らないし
それに児童文学として優れてるとも思えない
某文学賞の今回の受賞作は村の女がみんなフラミンゴになってしまうって話だったし
フラミンゴの村の設定はどう見ても純分に使えるテーマじゃねえか
479のは無理だろ、マジで児童文学にしか使えないよ
>>497-498 書いている時に頭にあったのは童話物語でした
本編はラノベ風な伝奇なんですけど、文体は少し違います
自分だけではなくて、他人に面白いと思ってもらう文章を書くのは難しいですね
本当に精進します
501 :
493:2011/11/05(土) 13:32:30.16
カミュの異邦人を下書きにしました。
酷評宜しくお願いします
>>498 それは児童文学を甘く見てるだろって話、
別に純文学により向いてるといいたいのではなく
まだ話のタネでしかない(ように見える段階だから)どの方向に広げてくかは
決めんでもいいんじゃね。
で、やりたいのはこういうのかな?って思ったのよ
>>500 思うんだけど、キモは本編であるそのラノベ風な伝記とのリンクだよね
取り出して、どうですか?って言ってもあまり意味なくね?
例えば村上春樹の「世界の終りとハードボイル〜」
の(あれは劇中劇ではなく2個の話が等価だけど)寓話風な方だけ
取り出してもたぶんあまりピンとこない
両者の大団円でつながってあの世界観を作り出してる
503 :
名無し物書き@推敲中?:2011/11/05(土) 14:25:26.55
>>497 その文章だけよんで、オレの感覚で言っただけだから、うまくいく保障もないし、
作品でのやりたい方向性は、自分で決めてくれ。と言った、オレもスタンスですが。
児童文学とか目指したほうが、本人に合ってんじゃないかな。と思っただけです。
誤解のないよう言っておきますが、決して児童文学を軽く見てるわけじゃないですよ。
むしろ、子供目線での描写とか、簡単な言い回しをしないといけなかったりとか、
色々と難しそうに思いますし。
まあ、どっちに向かうにしても、今のままの描写じゃ駄目なのは明らかですけど。
>>479 > 次の世界の神様をつくる事になりました。
> そのために世界を整えはじめます。
> 最後に神様をつくりました。
説明不足。
どうして神様を作る前に世界を整える必要があったのか、
その順番は必然だったのか、
簡単でいいから説明してやらないといけない。
読者が納得する理由を考えてやるのが、作品世界を創造する者の責務だ。
作者は、めんどくさがってその辺を放棄してる。
505 :
名無し物書き@推敲中?:2011/11/06(日) 08:01:51.02
評価お願いします。
――――――
どろりとした冷たい空気が、窓の隙間から流れこんでくる。
落選の報告を受けた彼女の表情は、血液でも抜かれたかのように白かった。
時計の針が進む音が、もう暴力だった。
シャーペンの芯がこすれるたびに、彼女が保ってきた精力や活気、何もかもが、暗い水の中に沈んでいくようだった。
ちょうど午後9時を回った頃。
耳が痛くなるような静寂の中で、カタン、とペンを机に落とす音が響いた。
沈黙に耐えられなくなったのか。
それとも、自分の限界を悟って現実に押しつぶされそうになったのか。
席を立った彼女は、無言のままクローゼットをあけてバスタオルと洋服をとりだした。
「……お風呂はいってくる」
誰かが通りすぎる気配を背中で察知した。
足音もなく、いつの間にか部屋から出て行ってしまったのを知る。
不意におとずれた孤独に、ぶるりと肩を震わせた。
>>505 シャーペンの芯をこすっているのは誰なのか?
状況が全然解らん。
お前の垂れ流した糞文章が映像化された時の事を考えろ。
必要だろ?
机に向かっている主人公の全体像が。
つまり、お前の垂れ流した糞作文は糞みたいなクローズアップのつなぎ合わせであり、
読者を世界観にはめるための全体像が、正確な背景が、役者が自由に動ける舞台が存在しないんだよ。
だからお前はいつまで経ってもダメなんだ。
507 :
506:2011/11/06(日) 09:13:21.88
>>505 > 席を立った彼女は、無言のままクローゼットをあけてバスタオルと洋服をとりだした。
ここではちゃんと書けてるな、俯瞰図が。
しかし、次がいかん。
> 「……お風呂はいってくる」
誰と話してるんだよ。
描写で表現しろ。
読者にストレートに説明するな、と何回言ったら理解するんだお前は。
すみません、書いた小説の一部を引用したものです
説明が足りませんでした
>>506 ありがとうございます
>シャーペンの芯をこすっているのは誰なのか?
>状況が全然解らん。
>> 「……お風呂はいってくる」
>誰と話してるんだよ。
読み返したところ、たしかに描写が曖昧でした
もっと全体像を意識できるように頑張ります
マジな話すっと
俺は動作の主体が彼女だということは、まあわかった
でも、彼女が時計の針をシャーペンの芯でこすってる絵が浮かんだ
手が汚れで風呂でも入るのかなと思った
実の話、彼女はなんでそんなことしてるんだ?(シャーペン時計こすりの話ね)
って興味引かれたけど違うようだった
あと、後ろを通っていった誰かは、誰なんだ?
彼女なのか? 2人しかいないなら誰かって言うか?
つか彼女なら「いつのまにか」じゃねえんじゃねよな
もう一人やっぱいるのか?
とか読者が混乱する
511 :
名無し物書き@推敲中?:2011/11/06(日) 12:47:52.05
>>505 文章のリズムや組み合わせが悪いです。
このままだと、読者はすっと読めないと思います。
(何かを強調する為に、わざとするなら別ですが)
たぶん、主人公が彼女の行動を見ている状況だろうと想像して、
以下に、描写とかはあまり変えずに書いてみます。
どろりとした冷たい空気が、窓の隙間から流れこんでくる。
落選の報告を受けた彼女の表情は、血液でも抜かれたかのように白く、シャーペンの芯がこすれるたびに、彼女が保ってきた精力や活気、何もかもが、暗い水の中に沈んでいくようだった。
耳の痛くなるような静寂の中で、暴力的な針の音を立てる時計が、ちょうど午後9時を回って知らせた頃。
カタン、とペンを机に落とす音が響いた。
沈黙に耐えられなくなったのか。
それとも、自分の限界を悟って現実に押しつぶされそうになったのか。
これだけでも、印象がずいぶん変わってくると思います。
バラバラな文章でなく、もっと紡いで書くように心掛けるべきです。
512 :
名無し物書き@推敲中?:2011/11/06(日) 15:21:28.95
酷評おねがいします!!
「いや、人を殺すのは難しいよ」
空港ターミナルの二階にあるカフェテリア。
ユラは、ガラス張りの向こうに敷き詰められた人の群れから目を離した。
「へえ、あんたって殺人やったことあんだ」
正面のソファには、場末のスナックで働いてますとでも言いたげな、露出度の高い服装の女。
無遠慮に足を組み、煙草を片手に挟みながら、鼻穴から紫煙を盛大に撒き散らすそいつは、偶然さっき出会ったばかりの、名前も知らない女だった。
昼時ということもあって、店内はどこも満席。緩やかなジャズの音楽に交じって、家族連れやカップルの歓談が聞こえてくる。
「まあね」
ユラは自慢するわけでもなく、平然とした口調だった。飲み干したコーヒーカップを、コースターの上に置いた。
「たとえばさ、アクション映画なんかでも、正義の主人公が悪の親玉に銃を向けるシーンがあるだろ。その主人公は、発泡を躊躇って、なかなか引き金を引こうとしない」
「ええ、いつも思うわ。早く撃ちなさいよって」
「あれはな、生物のれっきとした本能行動なんだよ」
同胞を殺す際に湧いて出てくる、強烈な拒絶。かつて戦場で発砲しない兵士がいたように、殺す側の抵抗感はあまりに強いのだ。
「たとえばカブトムシとカブトムシ。もしくは虎と虎。はたまたピラニアとピラニア」
こいつらは闘争を始めるとき、自然と威嚇行動をとっちまうんだ、とユラは言う。
喧嘩のできない不良がいがみ合うみたいに、同類にかぎって自分の強さをアピールする傾向がある。
「同種のどっちかが不利だと悟ったら、その片方は腰をひっくるめて逃げ出しちまうんだ」
「ふうーん。あんたもそうなの?」
「さあ、どっちだと思う?」
カフェテリアの窓から差し込む陽光。母国の空に向かってジャンボジェットが飛び立ってゆく光景をみた。ユラは腕の裾をまくって、時刻を確認する。
「さあね。これから教えてあげようか」
余興のつもりだった。
不敵な笑みを浮かべながら、懐から取り出したのは拳銃。
「今から、あそこにいるやつをぶっ殺す」
修正です。
>「さあ、どっちだと思う?」
を消し忘れました。
発泡とか漢字間違いがあるけど、結構ちゃんとしてますよね
たぶん全部読んでもそこそこ読ませるものだと思います
なので文章まちがいに対する批判じゃないんですが
>二階にあるカフェテリア
>露出度の高い服装の女
>店内はどこも満席
>湧いて出てくる、強烈な拒絶
>懐から取り出したのは拳銃
この手のもので体言止の多用は流行らないぜ。北方の時代で終わりかと
あと
>躊躇
って、これはどうなん 漢字変換でも出てくるけどありなの?
都会って書いて「まち」女って書いて「ひと」宇宙って書いて「そら」
くらいむずむずする
>同胞
は同民族とかにつかうべきであって人という意味で使わないと思う
失礼ですが
お兄さんもしかして年齢が高めの方か、古いハードボイルド大好君ですか?
俺は好きだけど趣味で書くならともかく新人賞目指すには、やりつくされてませんか?
>>514 18で新人賞目指してます
漢字の間違い指摘参考になります
体言止めは流行らないんですか……
文体を身につけるには、本を読みまくるしかないのでしょうか?
>>512 もうちょっと描写を濃くすれば、新人賞も夢ではないんじゃないか?
濃くするってのはつまり、例えば「カフェテリア」や「敷き詰められた人の群れ」を描写してやるって意味だ。
そのためには取材がいる。
youtubeや画像検索でいいから、描写すべき物を作家としての目で観察してこい。
文体を身につけるには、好きな作家の小説を50頁も書き写せば十分だろう。
本を何万冊読んでも、本を読むのが上手になるだけで、本を書けるようにならんよ。
書けるようになるためには、書くんだよ。
18なんですか
体言止の多用は俺が知らないだけで、ラノベとかでは多いんですかね?
むしろ新鮮に見えて高評価とかとかあったりしてw
文体に個性を出したければは読みまくって書きまくるしかないと思いますが
最近は読んだ瞬間に、ああこれXXだって気がつかれるような癖のあるものより、
ナチュラルな読書を邪魔しないやつが好まれてるとも思いますよ
西尾とか森とか癖のある人も消えたわけではないですが
518 :
名無し物書き@推敲中?:2011/11/06(日) 16:53:42.59
酷評お願いします。
僕は藤棚の下のベンチに腰掛け、先ほど買ったばかりのたこ焼きを食べようと発泡スチロールの輪ゴムを外した。
蓋についていた水滴で指が濡れた。十月の中ごろでも夜になると肌寒く、指を太腿にこすり付けて水滴を拭った。
そこは中央公園というどの町にも一つはありそうな名前の公園だった。八個入りのたこ焼きを一つ食べて毎年恒例の後悔に苛まれてしまった。
祭りの屋台で売られていたそれはまるで練り物のようで、こんなものに五百円も払うのは馬鹿げていると感じられるのだ。
祭りに参加する人の群れを見ていると、この寂れた町にこんなにも多くの人が住んでいることに驚く。
皆、家族やら友達やらと一緒に辺りを練り歩いている。その群衆の中を一人で歩く僕には、このまずいたこ焼きがお似合いであったかもしれない。
別の高校に進んだ幼馴染の寺内に電話を掛けてみたものの、彼には先約があるようで断られた。高校の友達であろうか、それとも彼女であろうか。
そのどちらでも不思議ではなかった。こうやって少しずつ広がっていく隙間がいつの日か埋められないものになっているのだろう。
それでも毎年の習慣は変えられないもので、太鼓の音が聞こえてくると無性に覘いてみたくなり家を出た。
僕の家から御神輿の集まる神社へは歩いて五分ほどの距離だった。神社の境内とそれに隣接する公園は夜店が並び、人でごった返している。
知り合いにも何組か会った。その中に須藤さんもいた。須藤さんは隣の町に住んでいて、高校で何度か話をしたことがあった。
僕がたこ焼きの会計を済ましていると、右手のほうに五人組の中央でにぎやかに隣の女の子をつつきながら須藤さんがやって来た。
僕はなんだか一人でいるのを見られたくなくて、彼女が僕を見つける前に夜店の間を抜けてどこかへ行ってしまおうと思った。
主人がおつりを間違えたりやなんかしてやたら手間取り、立ち去るときに少しだけ須藤さんと目があったかもしれない。
屋台と屋台の間のプロパンガスのホースの間を通って公園のベンチを目指した。
有名でも何でもない町の祭りだけあって、少し大通りを外れると人はびっくりするほど少なかった。
519 :
名無し物書き@推敲中?:2011/11/06(日) 16:55:57.19
ちょうど三つ目のたこ焼きを食べようとした時、正面から女の人が一人歩いてきた。須藤さんだった。
僕はいったんたこ焼きを下ろして足を組み替えた。この動作は不自然だったかもしれない。
「大崎君も来てたんやな。さっきそこで会ったよな。」
「ああ、やっぱりあれって須藤さんやったんや。もしかしたらとは思ったんやけど。」
僕は確かに須藤さんだと認識していながら嘘をついた。
「あれ、でも田中さんとか他に四人ぐらいおったよな。」
「うん。でもなんか用事あるらしいから、別れることになったん。」
須藤さんも見え透いた嘘をついた。須藤さんは藤棚の外に立ったままでじっとしている。僕はベンチに座るように言いたかったけれど、それを文字にすると、とても臭いセリフになって言いだせなかった。僕を急かすようなリズムで太鼓の音が二人の沈黙の中に響く。
「たこ焼き、食べる。」
「あ、じゃあ、もらおうかな。」
「うん、ここ座ってもええよ。」
須藤さんはたこ焼きを刺した爪楊枝を受け取って、僕の右隣に腰を下ろした。そしてたこ焼きを口に入れた。
「このたこ焼き、かまぼこみたいやろ。」
須藤さんはたこ焼きを口に含んだまま、ころころと子犬のように声を出さずに笑った。僕はたこ焼きがまずかったことを感謝した。僕は上の藤棚に目を向けて気持ちを落ち着けてから言った。少し不自然だった。
「俺一人でさ、お祭りいっしょにまわらん。」
「うん。」
僕たちは田中さんに出会わないことを祈りながら席を立った。
>>516 ありがとうございます!
なるほど、描写ですか……参考になります
たくさん読んでたくさん書いてみようと思います。
521 :
名無し物書き@推敲中?:2011/11/06(日) 17:33:56.24
描写増やしたくらいで新人賞はまだ無理だろ
内容はありきたりだし、しかも言われてるが古い
3流くらいの作家の文庫になっていないけど、雑誌にだけ連載されてた
1部分くらいは行けると思う
あと描写をめったり増やすとぽっぽ氏みたいになるから程ほどにね
何事もちょうどいい加減が大事だから
522 :
名無し物書き@推敲中?:2011/11/06(日) 19:26:05.15
酷評お願いします。
作品URL:
http://ncode.syosetu.com/n2911y/ ※まえがきに晒し表記あり
期 間:11/6〜11/9
説 明:エッセイみたいなもの
注意点:特になし
目標:書きたい事
日常の些細な感情を取り上げて、そこに潜む人生の機微を描きたい。
書く上で気をつけたいこと
独りよがりにならず、読み手の側に立つこと。単純明快におもしろく。
希 望:@読後感はどうだったか。どういう印象の文章だったか。
A単純明快になっているか。
Bテンポのよさはあるか。
C言葉の選定は妥当か。
D構成のバランスはよいか。
E点数をつけるなら100点中何点か
F作家として見込みのある文章か。
この辺を気にして評価していただけると嬉しいです。
備 考:他に気になったところがあればご指摘お願いします。辛口でお願いします。
せめてさ小説にしてくれよ。
文章の上手い下手なんて小説の中じゃ小さなウェイトだぜ
しかもそんな文章じゃ純文の才能も測れねえよ
524 :
名無し物書き@推敲中?:2011/11/06(日) 21:12:59.62
>>518〜
描写がいちいち説明文になっている感じがします。
例えば、
>八個入りのたこ焼きを一つ食べて毎年恒例の後悔に苛まれてしまった。
>祭りの屋台で売られていたそれはまるで練り物のようで、こんなものに五百円も払うのは馬鹿げていると感じられるのだ。
この感情の説明を描写してほしいです。後悔に苛まれてる僕を表現して下さい。
全てに渡ってそんな感じです。
あとは、僕が須藤さんをどのように感じてるのとか、どんな女性なのかとか色々描写しきれていません。
525 :
名無し物書き@推敲中?:2011/11/06(日) 21:31:22.52
>>512 基本的に娯楽小説に合ってっると思いますよ。こうした文体は
まあ、別に文章で読者を惹きつけなくても、
アイデアやストーリーの面白さで楽しませれたらいいと思うので、
変にいじくらないで、発想勝負でいいんじゃないの。と思います。
526 :
名無し物書き@推敲中?:2011/11/07(月) 17:49:29.86
なんでこんなに伸晃の
あっしゃしがない村で何番目かの木こりなんですがね。こないだ泉で斧を落としたんでさあ。したっけ
ぶくぶくぶくと泉から天の羽衣をまとった美しいおなごが出てきなすっただよ。
「お前が落としたのはこの金の斧か?」
「そうでがす。」
「わが家系は強欲な男の子種を宿す家訓。さあ 我をぞんぶんに犯すがよい。」
そのおなごがすらりと脚をさらすとゆでたての海老みてえなつややかなふとももがあらわれよってな。
おらボッキーンとしたが刹那がっすんと真横の太い樹の幹にスワスチカが突き刺さった。
まあおらの妻が炎の少女チャーリーみてえな形相で立ってるのは見なくてもわかってただ。まあおらの
人生はこんなかんじ ただ妻はそのおなごよりええおんなだ。これほんと。
527 :
名無し物書き@推敲中?:2011/11/08(火) 00:21:04.12
528 :
522:2011/11/08(火) 16:46:09.69
明日あたりまで晒そうと思います。
エッセイとしての評価を頂ければ嬉しいです。
529 :
522:2011/11/08(火) 17:02:27.35
補足
>>522の希望Fに追加して
文章を取り扱う職業(記者・編集・ライター・コラムニスト)の中で、
どれなら見込みがあるかという判断基準でも評価していただけるとありがたいです。
注文が多くて申し訳ありません。
よろしくお願いします。
530 :
名無し物書き@推敲中?:2011/11/08(火) 17:41:50.90
あれれ
まずいな。更に怒ってるんじゃないだろうか。どうもいかんぞ。
532 :
名無し物書き@推敲中?:2011/11/08(火) 18:39:59.64
>>500 物語に出す昔話だというのに気づいた人は、結構多いと思いますよ。
一応スレタイが「文章を(略)」になってますし、人のを読むだけでコメしない人も多いし。
>>488にすでに書かれてるので、余計ラノベっぽいと気づいてもコメしにくいかと。
自分も最初、他の方が書いたように絵本系だと思いましたが、
近くにいた姉に「ラノベみたい」と言われ、読み返すと確かに
マンガやラノベ(ファンタジー)に出てくる神話か昔話だと感じるところがありました。
漢字が絵本に比べて多いし(混沌とか足掻くとか、それと傍観)。
特に神様と獣の会話の所がラノベっぽいです。
(
>>481の最後の二行。獣のセリフ短いのに二行連続で使ってるところなど。
児童文学でもあんな書き方は殆どしないかと。ラノベならまだありだと思う)
あと、「作ってしまえばいいんだよ」と声が囁いてくる場面は、
はっきり言って、マンガで読んだようなセリフです。ラノベでもあったかもしれない。
本編で描写も説明もしてるなら、上の文に書き加えなくていいでしょう。
けれど
>>479-484だけで独立した物語にするなら、
>>486 >>487が指摘したように、描写も説明も絶対に必要だと思います。
本編がどんなのかは知りませんが、大体はいいかと。
絵本・童謡風に書いてそう思わせたところはいいのではないでしょうか。
完全に絵本・童謡風にする必要はないみたいですし。
本編と一緒に読んで省いていいだろうというところは、省いてもいいでしょう。
少し気になるのが、改行した時に一行あけてないところです。
そうした方がいいのなら別にかまわないのですが、
絵本でも改行したら、確か一行開けてあったと思うので。
533 :
名無し物書き@推敲中?:2011/11/08(火) 20:16:58.81
>>522 ここに貼られるURLって、基本開かないからなあ。
ウィルスとかコワイし。
長いなら自信のあるトコだけ晒してくれたら、わかることは評しますよ。
わからなかったら評しませんけど。
(他の人は知りませんが、エッセイとかってよく知らないから、わからない可能性は大です)
534 :
名無し物書き@推敲中?:2011/11/08(火) 21:12:16.29
>>522 リンク先が見れなくなってます。
昨日読んだけど、ハッキリとは覚えてないので、おかしいところがあるかもしれません。
@読後感はどうだったか。どういう印象の文章だったか。
最後の辺りがエッセイっぽくないと思います。
あまり覚えてないのですが、中学の図書委員で本を薦めるのに提出したものでしたっけ?
そのせいだと思います。エッセイとして改めて書き直せばいいかと思います。
あと、はっきりと言いたいこと(本を読むべき)を書いたためでしょうが、
ちょっとクサイ文章に感じてしまいました。特に最後の辺り。
A単純明快になっているか。 あまりなってないかと。
Bテンポのよさはあるか。
読み返せないので言いきれませんが、あったと思います。
悪くはなかったはずです。
C言葉の選定は妥当か。
最後の辺り、「ポケットの中の文庫本が英単語帳に」とあったけれど、その後でなぜ
「時間は作り出せるものだ」いう言葉が出てくるのか、よくわからなかったです。
つまり高校生になって学ぶことが増え、読書の時間が少なくなるから、
ということなのだろうけど、せめて「習う科目が増えるために」というような文でも
書いておけばよかったのではないかと思います。
あるいは「文庫本よりも教科書を開くことが多くなるだろう」となおすとか。
(字数が多くて削ったか、推敲してる間にそうなったのかもしれませんが)
あとポケットに文庫本を入れる人は滅多にいないでしょう。
もっとみんなが普通にやってることを例えに出した方がいいかと。
それと「先生に文句と言いに行ったところ、」の後で会話が続いていますが、
「ところ、」の後が先生のセリフになってなかったのがおかしいです。
別の生徒がもうすでに先生に文句を言っている会話なら分かるのですが。
会話は殆どなしにして、先生の言った重要なセリフだけ書けばいいかと思います。
535 :
名無し物書き@推敲中?:2011/11/08(火) 21:13:37.47
↑の続き
D構成のバランスはよいか。
悪くはないと思いますが、最後の方は詰め過ぎてると思います。人にもよりますが、
読者側からすると「何度も書きなおしただろうな」と感じさせてしまうのでは?
F作家として見込みのある文章か。
リンク先の「中学の図書委員」や本文の「高校生ともなれば」
というところから思ったのですが、あなたはまだ中学生なのでは?
別の仕事をしながら作家を目指す人もいますし、どっちもかけもちする人もいるようです。
焦る必要はないでしょう。
2chなら欠点をハッキリ書く人がいると思いますが、
いい加減に読んで書く人もいるでしょう。
あなたが必要とする評価は、専門家の評価のようですし。
上の希望を読んだかぎり、教師に聞いた方がまだいいでしょう。
一番いいのは、出版社に持ち込むとか。それが駄目なら応募するとか。
応募の場合、入選しなければ評価は分からないけれど、もし入選したらお金も入るし、
決められた枚数で書くので、何度か応募するうちに、今より上手くなるかと思います。
>どれなら見込みがあるかという判断基準でも評価していただけるとありがたいです。
とりあえず、自分の書きたいものを選べばいいのではないでしょうか?
物書きなら何でもいいというのであれば、文章が今より上達した頃に決めればいいかと。
536 :
1/3:2011/11/08(火) 21:43:01.67
空気読まずに元投下スレからの出張です。元スレのほうが評価もらえたかもね。
ここの評価の仕方と違うと思います。必要なければスルーよろ
@読後感
核心のない文章だと思いました。
文章としてはこなれている感じもするし、リズムも悪くありませんが、
「伝えたいものは何か」という一番肝心な部分が抜け落ちていると感じました。
「井渕鱒二の『山椒魚』について」から「読書のススメ」というオチに上手く繋がっていない。
そのため、全く別の二つ話が一つの話にねじ込まれている、
山椒魚だけで話が〆られなかったから読書のススメに話をすり替えている、と感じました。
A単純明快さ
頭をひねるような文章はありませんが、ところどころ必要な情報が抜け落ちています。
山椒魚を読書感想文の課題に選んだのは何歳の時のことですか?
中学生以上ではあるようですが、仮に高校3年生までとしても6年あります。
人生でもっとも多感で一年ごとに考えが変わる時期なのに、
山椒魚を筆者が初めて読んだのがいつかわからないのは、読者には大きな情報の欠如です。
その後の
>千円札をにぎりしめて本屋に行く羽目になった。
本屋に何を買いに行ったのですか?読書感想文用の他の課題図書ですか?
それとも、山椒魚で感想を書くための副読本?
>岩屋から出るのはあきらめるしかなかった。
あきらめるしかなかったのは山椒魚?蛙?
蛙なら文の前半と後半で主語が変わってる。非常に分り難い。続く一文も同様。
筆者には自明の理かもしれませんが、読者にはわかりません。
こういう必要な情報の抜けが、ちょくちょくあります。
Bテンポの良さ
悪くはないと思います。読みやすいです。
537 :
2/3:2011/11/08(火) 21:43:43.23
C言葉の選定
>−と。
言いたいことはわかりますが、文章作法的にはおかしい気がします。
「『山椒魚』の内容は」から始まる段落で内容を説明し、
この時セリフのカギ括弧は改行していない。
なのに最後の部分、それも前文で改行なしのセリフの後の一文だけを改行し、
あげく段落を変えて、次の段落に内容を引きずるのはすっきりしない。
どうしても「と。」を付けたければ前の段落の"」"の直後、同じ文章のなかに入れるべき。
>解明されていないうらみもある
「うらみ」を「部分」という意味で使っているように受け取りましたが、
辞書にはそのような意味は載っていません。
解明されていないことに対して研究者は作者を恨みに思っている、ということですか?
>このような名著
山椒魚のことですが、筆者は山椒魚に対して困惑しただけで、
「名著」と思っているのは塾講師だけですよね。
筆者の実感が伴っていないため、山椒魚が名著であるというのに違和感。
538 :
3/3:2011/11/08(火) 21:44:49.36
D構成のバランス
全体としては悪く無いと思います。
最初の「読書感想文で散々な目にあった」というツカミはすごく上手い。
ただ、その上手いツカミを活かしきれてない。
>物語はここで終わる。とりあえず
この「とりあえず」は、筆者が読書感想文を書くためにした視点の切り替えのようですが、それが上手く表現されていない。
最初に提示すべき情報が提示しきれていないから、
>しかし、その先が〜
と続く感想文を書くときの思考にぶつかって戸惑う。
読者は筆者がスマートに結論に導いてくれると期待したのに、その筆者が突然迷子になってしまっては読者は困惑するしかない。
>これから大人になっていくにつれて
結論が飛躍しすぎ。筆者はこのエッセイを書くまでに山椒魚を読み返しましたか?
その時に新たな発見はありましたか?
発見があったなら、「なるほど、先生の話は本当だった。折を見てまた読み返そう」とか、
「次に読み返すときには自分はどんな感想を抱くのだろう」とか、
まさに話の核になる部分が抜けているし、
発見がなかったなら「今の自分にはまだ早かったか」とか、
「先生の話は自分には当てはまらない」とか、やっぱり話の核になる部分が抜けている。
これを書かないで結論に持っていくのは無理がある。
もし万が一、山椒魚を読み返していないなら、エッセイとして論外。
E点数
60点
筆者は山椒魚を読んで困惑して終わっており、その困惑ともこの先長く付き合っていく気はない様子。
読書の醍醐味である感動や発見もない。時間を開けて読み返すことの面白みも書いてない。
書いてないから、取り繕ったような最終段落の言葉がすべて上滑りしている。
全体として人生の機微を描けているとは思えない。
F作家として見込みがあるか
私は編集者ではないので、ご自分で決めてください。
539 :
名無し物書き@推敲中?:2011/11/08(火) 22:42:31.37
534です。
>>522 さっき思い出したんですが、確か大学生って書いてましたよね?
もしそうなら勘違いして変なこと書きました。ごめんなさい。
大学生なら今のうちにどこかの賞をとるか、出版社に持ち込むか、
今が駄目なら卒業した後、働きながら書いた方がいいと思います。
もし記者か編集者を目指すなら、出版社に面接申し込めばいいでしょうし。
540 :
522:2011/11/09(水) 01:06:55.39
>>534 >>536 丁寧なご評価ありがとうございます。
他の評価が出揃い次第、
いただいた評価に関して、改めてレスをさせていただきます。
541 :
522:2011/11/09(水) 01:08:38.36
リンク先に飛べないとのことでしたので、
違うサイトに再度、貼り付けました。
お手数ですが、こちらの方をご覧ください。
サイト『星空文庫』
作品名『読書の印象』
http://slib.net/2872 ※まえがきに晒し表記あり。
希望で出させていただいた評価項目は参考程度に、
ご自由に評価していただければと思います。
連投失礼しました。
542 :
1/3:2011/11/09(水) 20:31:59.70
「楽園の塔へ、ようこそ」
気だるげに女が言う。
塔の入り口、人の二倍はあろうかという大きく高い門の黒い扉は固く閉じられているようだ。
女は門の柱にだらしなく腰掛け、言葉だけは遠くの来訪者を歓迎する。薄汚れた黒いローブを羽織り、不敵な笑みを浮かべ、再び紅い唇を開く。
「願いは、何であろうかの」
訪れたのは二人。頭まで深く外套のフードを被り、顔は伺えない。
豪奢な鎧を纏った大柄の男はいかにも騎士といった風貌であり、もう一人は対照的にあまりに小さく華奢であった。
「おぉ……おぉ……!!」
塔を目前に男は膝を付き、もう一人を抱きしめる。
「ついに、ついに……」
咽び泣く男を、あやすように強く抱き返す。
「えぇ、そうね。やっと……たどり着いたわね」
門の女は、口を歪めて視線を二人から空へと移した。
鈍色の雲は厚く空を塗りつぶし、霧雨が緩慢に大地へと降り注いでいた。輝くはずの朝の太陽の光は地上に届かない。
周囲は木々が覆い尽くし、深い密林がその口を覗かせている。
雨よけの石の屋根と大理石の床にはさまれた狭い空。それが今の女の見える世界全てだ。
女はため息を吐いた。
「可哀想に――」
女はキセルを取り出し、火をつけた。
音のない雨に、紫煙が染みこんでいく。
ふと、鈍い鎧の音が聞こえ、彼女は再び来訪者の方へ視線を向けた。
力強い足取りで両者は歩いて来る。
地面は土から大理石へと変わり、三段しかない階段を騎士は少女の手を引いて登る。そして、二人は女の前に膝を折り、頭を垂れて、かしずいた。
女は問うた。
「我はこの楽園の塔の守り手。願いはいかなるものか」
騎士は顔を上げ、ふと気づいたようにフードをとった。
頬はこけ、たっぷりとある髭には白髪が混じっている。長旅でやつれ疲労の色を隠す余裕もないのか、緊張の糸が切れたのか、ゆっくりと青ざめた口を開いた。
「私と、彼女の間に……子が、欲しいのです」
搾り出すように切実な声で、彼は願いを告げた。感極まったのか、床についた手は震えている。
「ほう、子とな。小さき者よ、そちの願いも同じであろうか」
543 :
2/3:2011/11/09(水) 20:32:43.19
そう言って女は騎士の妻であろう者を見やる。
あまりにも小さく華奢な体躯はとても成人のそれには見えず、むしろ彼の娘である方が自然であった。
傍らの少女もフードをはずし、守り手を見据える。
幼い見た目に似合わぬ、強い意志を携えた瞳。長い金の髪の輝きは鈍く、旅の長さを証明している。はらり、と一束の髪が白い鼻筋に落ちた。
小さな妻が口を開く。
「私は、今年で齢が二十三になります。ですがご覧のとおり、生来の病が原因でこのような姿で成長が止まりました。医者の話では、子を成せば命に関わるとのことです。
私は――私は夫と生きた証が欲しいのです」
黒い守り手は、キセルを口の端に咥え、吸って吐いた。
「確認する。その病を治す、その身体を大人の物にする、などではなく、ただ子が欲しいのだな?」
夫婦は頷いた。
「ふむ。恐らくはその願い、此の塔を登りきれば『楽園』にて叶うであろう。全てを捨てる覚悟があれば、だが」
「……感謝します」
震える声で、騎士は言った。
「感謝するのは我ではないぞ? ただの守り役であるからな」
妙に人懐っこい笑いを浮かべ、女は立ち上がった。それにつられ、騎士とその妻も立ち上がる。
「では、塔の門を開こう」
ローブを翻し、閉じた黒き扉に向き合い、その白い手で触れる。
白い手に絡みついた幾重もの装飾品の一つが、光を放ち、そして消える。
黒い扉は、耳障りに軋みながら、その口を開けた。
その中は闇一色。
「さて、」
守り手が指を弾く。その乾いた音と共に、中の燭台に火がともった。
「我の役目はこれだけ。『踏み外さないよう』に気をつけて行くがよい」
来訪者は強く頷いて、手を強く繋いで中へと進む。
楽園の塔は彼らを飲み込み、ひとりでに黒い扉を閉じた。
それを見届けた守り手――黒き魔女はまた門の柱へ腰掛ける。
眼を閉じて、独りごちる。
「救われない人、報われない夢、叶わない希望」
彼女は今まで百を超える来訪者を、塔へと案内した。
そして、踏み外さなかった者は一人として居ない。
「卑小なヒトの願いを叶えるモノなんぞ、――しかおらぬであろうに」
544 :
3/3:2011/11/09(水) 20:33:25.64
騎士とその妻が塔に入り、半日ほどが経った。
依然として、魔女はだらしなく座り、霧雨の雨空を眺めている。
雨に音が吸われ、あまりにも静かな空間。
唐突に、陶器が落ちて砕けたような音が響いた。
「『踏み外した』か……」
魔女は立ち上がり、音がした方へと歩いて行く。
そこには、血濡れになった二人の死体。堕ちてきたのだ、塔の上から。
間もなくして、二つの抜け殻は黒い塵となって雨に溶けていく。
魔女はたしかに見た――幸せそうに微笑む両者の顔を、寄り添い合うように、抱き合う夫婦の亡骸を。
「『楽園』の定員まであと五百四十八。何百年かかるのであろうな、主殿よ」
塔の主は答えない。
「……まぁいい。迷い人が来たらまた我を呼び戻せ。それまで暇を潰しておる」
魔女は黒いローブを頭まで被り、密林へと入っていった。
ここは『楽園の塔』。塔の頂に住むものは来訪者の願いを『楽園』にて叶えるという伝説の塔。
塔から帰ってきたものは一人としておらず、その噂のみが民の間で流れているという。
夢か現か。その真偽は、訪れた者にしかわからない。
以上です。酷評お願いします。
特に、描写の部分でかなり泣きそうになったので、そこに意見いただけると嬉しいです。
出来るだけ神様視点で、心情描写せずに感情を表せるように書いてみましたが上手くはいかず……。
書いてみて驚いたのが、鎧がぶつかり合ってたてる金属音の描写の難しさ。
金属音、とすればただの甲高い音になって、鎧の音と書くと鎧が見えてないと書けず。
全体的に主語を形容しすぎかなー
でも、とても上手い所もあるよなー
547 :
名無し物書き@推敲中?:2011/11/09(水) 23:09:36.96
>>545 >「楽園の塔へ、ようこそ」
> 気だるげに女が言う。
まず、出だしのところとか、読者には、まだ情報の何もない状態ですので、声を描写したらどうかと思います。
妖艶な声なのか、しゃがれ声なのかとか。できれば、<〜のような>とかの比喩表現や、
その声によって第三者が感じること、例えば、恐怖、欲情、と言った説明描写を入れれば、
より読者は想像しやすくなると思います。(出だし以外にも参考にしてみてください)
それから、全般に言えるのが、視覚描写に頼り過ぎている印象があります。
(多少、音は気にしてるみたいですが)
煙や雨とかの匂い、冷たいとかの感触なんかも混ぜ合わせると表現の幅が広がります。
心情描写も、視覚情報だけじゃない方がしやすいですが、カメラ視点での心情描写は、はっきり言って難しいです。
私の場合、詩的表現を使うなどして、外面の世界と内面の世界をリンクさせるようなこともしますが、
それにしても、長編だとどうしても心理描写を直接書いてしまいます。
まあ、とにかく難しいですね。そんな感じです。
>>542 > 塔の入り口、人の二倍はあろうかという大きく高い門の黒い扉は固く閉じられているようだ。
描写を詰め込み過ぎだな。
> 人の二倍はあろうかという大きく高い門の黒い扉。
> 塔の入り口は固く閉じられているようだ。
こーゆー風に分けて書いた方がずっと読みやすい。
さらに描写を細かく見ると、例えば俺が書くなら、
最初に登場させた「女」を門の描写に絡めて、一枚の絵を描き出すだろうな。
「門の柱に腰掛けた女を睥睨するように」等、
小説でしか使わないような表現を使って雰囲気を作り出す。
「大きく高い」なんて書き方は、表現のレベルで言うなら最低だ。
ただ、これは『好み』の範疇に入る評価かも知れない。
すなわち、「詰め込み過ぎな文の方が好き」「表現のレベルが低い方が好き」という
読者は確かに存在する。
>>545 > 書いてみて驚いたのが、鎧がぶつかり合ってたてる金属音の描写の難しさ。
そーゆー時は素材から考えるんだよ。
鎧なら分厚い金属で中が空洞?→鐘を鳴らすような音?→空気を震わすような鈍い金属音?
こんな感じで、鎧ってのを忘れてどんどん本質としての素材に解体してやる。
>>549 横レスですが、その描写の仕方は面白いな〜。
素直に尊敬します。
551 :
545:2011/11/10(木) 01:39:34.90
ハッキリとした指摘をいくつも受け取れて、とても嬉しいです。感謝感激!
>>546 どれが主語かわからない状況が怖くて……削れるだけ削ってみます。
>>547 まず周囲の状況からの描写をしなければ、と思っていましたが、出だしは声なので声から描写したほうがいいですね。
第三者が感じること、匂いや温度も参考になりました!
神様視点(自分がそこにいない)と意識すると、カメラでは感じれないものが自然と抜け落ちてしまうのですね……。
>>548 描写の詰め込みは、指摘されてびっくりしました。なんでこんなに詰め込んだのか;
一枚の絵、というのは参考になります。
表現のレベルについては、小説で作文ではないのですから、確かに「大きく高い」は陳腐でしたね。
>>549 構造と素材で音を連想しやすくするんですね……、詰まったときは是非使わせていただきます。
552 :
1/3:2011/11/12(土) 00:48:01.03
酷評お願いします
水滴はアスファルトに、黒い斑点を幾つも残した。斑点はだんだんに大きさと密度を増して、地上を冷たく濡らす。
雨が、降りだした。
男は憂鬱に空を見上げ、顔に降りかかる雨に慌てて走り出した。
どこかでビニール傘など売っていないだろうか、それでなくとも雨宿りできる場所は……。
住宅街が続くこの辺りでは、そのどちらも期待できないだろう。それを知りつつも、男は走りつづける。目的地の駅まではだいぶある、びしょ濡れになるのはなんとしてでも避けたかった。遠回りになってもよいから、雨宿り出来る場所を見つけたかった。
夕方である、夕焼けに美しく染まるはずの空は黒雲に覆われ、町は薄暗く落ち込んでいた。
ますます強まる雨足に追い立てられ、住宅街を抜けようとがむしゃらに走る内に、男は自分が道に迷ったことに気付く。
いい大人が情けない、と苦笑しつつも、しばらく歩けば見覚えのある道に辿り着くはず、と見積もって、男はさほど慌てることなく早足で進んだ。
553 :
2/3:2011/11/12(土) 00:49:04.94
しかし町は角を曲がるごとに知らない顔を見せ、男を混乱させた。
おかしい、こんなはずはない。なにしろこのあたりには土地勘もある、いくらなんでもこれだけ歩いているというのに……。
珍しく煙突がある家が立つ角を曲がったところで、また見慣れない通りが姿をあらわす。
ちょうど決まりの時刻になったらしく、通りの向こうから男の方へ、順々に水銀灯がともりはじめた。
随分旧式のを使ってんだな、男は近くの一灯を眺めながらぼんやりと、そんな感想を持つのであった。
デザインも古風で、無声映画にでも登場しそうなしろものである。無表情に青白い光線を、紫外線たっぷりの光線を注いでいる。
それが、長い長い通りの両側にずうっと並んでいるのは、なかなか壮観でもあった。
なかなか悪くないね。いつのまにか落ち着た心地で、男はつぶやいた。気がつけば雨も止み、通りは青白く、静かに眠りにつこうとしている。
554 :
3/3:2011/11/12(土) 00:49:54.90
ここを歩いて帰ろう。そう決めた男は、朦朧として通りを進んだ。見上げれば雲が途切れた間から満月が覗いている、実にいい夜だ。
歩き続けるうちに見知った道に出て、安心して、「帰路」につく。少々長くなった寄り道だが、たまにこんな日があるからこそ楽しいのかもしれない。単調な日常に趣を添えるちょっとした非日常。
電車に揺られながらふと顔をあげ、車窓から西の山々を眺めて、男は驚いた。
そこには山なみに隠れようとする太陽が大きく、その存在を主張していた。
今はまだ夕方なのか? そんなはずはない、満月は夜にしか咲かない、そうに決まっている。じゃああの通りは? あの水銀灯たちは?
38万キロを隔て、太陽光を反射して輝く天体の下、晴れない疑念を抱く男を乗せて、列車は走り続ける。
雨の部分でくど過ぎて読めない。
んなことはないが
文章がつまらない
小説としての一線を超えてない
だからつまらない
558 :
名無し物書き@推敲中?:2011/11/12(土) 18:38:56.03
大学時代、寮に他大学のお姉さんが来た。
二人きりになったとき、顔が近づいて、瞳をのぞき込まれた。
「誰か…いるのね。」
そのひとはそう言った。
559 :
名無し物書き@推敲中?:2011/11/12(土) 22:26:05.87
>>552〜
まず、時間軸を意識しましょう。
それを考えてないので、物語が前に進みません。
それから、描写しようと意識してるのは、垣間見えるのですが、
文章と文章が喧嘩をしてしまっています。
>水滴はアスファルトに、黒い斑点を幾つも残した。斑点はだんだんに大きさと密度を増して、地上を冷たく濡らす。
雨が、降りだした。
よく読んでみてください。おかしいと思わないといけません。
<アスファルトが濡れたは、雨が降りだしたわ。斑点が幾つも残すわ。斑点はだんだんに大きくなるわ。くどすぎです>
(ちなみに、この一文だけでも、時間軸が意識されていません)
あと、語尾など、ところどころ変です。
560 :
名無し物書き@推敲中?:2011/11/13(日) 09:49:35.14
20年間けんくゎしていて、11年前遭ったきりの女が
目の前にあらわれた。なんと
ばっさばっさと天使の羽根をはためかせながら。少女の含羞をたたえた40代女子の貌はなにひとつ変わっていなかったが
をれは ハリウッドは協力しすぎだとオモタ。
>>552 > 雨が、降りだした。
この文はいらないんじゃあないか?
せっかく「雨が、降りだした。」を描写で表現したのに、
念押しされる事で読者は馬鹿にされたような不快感を感ずる。
ある程度、信頼してやらないといけないよ。
読者の読解力を。
それはない。
雨が降り出したという事実に、それを意識した男の心情を重ねている。
読めない奴が偉そうなことを書いちゃいかん。
指摘するとしたら「憂鬱に」という言葉がいらない。
>>552 > がむしゃらに走る内に、
> 男はさほど慌てることなく早足で進んだ。
この部分、繋がりが悪いな。
「がむしゃらに走る」から「早足で進んだ」まで、
過程を描いてないから読み手は唐突な動きに感じる。
> いい大人が情けない、と苦笑しつつ、男は速度を緩めた。
こういった『繋ぎの文』が必要だろ?
それがないから、前段の「走っていた」が、
なんだか別の登場人物の出来事であるかのような違和感が生じている。
もう一つ指摘すると、
「がむしゃらに走る」→「疲れる」「汗をかく」等の人間にとっての自然な流れは、
存在すらしていないな。
走るカットを別撮りして。下手くそな編集で繋いだ糞ドラマを見せられているようだ。
>>562 男の心情だと読者に読んで欲しいなら、先に(若しくは同時に)男を登場させなくちゃな。
読書ってのはシーケンシャルな作業だから、順番が大事なんだよ。
今のままじゃ、誰が読んでも「ただの下手くそな地の文」だろ。
566 :
552:2011/11/14(月) 20:04:15.17
皆さん酷評ありがとうございました
>>559 時間軸ですか……確かに意識して来なかったですね、参考にします
>>564 その部分は今読み返しても不自然ですね、汗などの描写についても大変参考になりました、ありがとうございます!
567 :
名無し物書き@推敲中?:2011/11/15(火) 16:14:40.06
をれとあニャつ奴は 遂に互いの不信と求愛の現実的回答として
互いに互いの貞操帯を選んで装着し、互いに鍵をもちあうことにした。
カチャカチャ
カチャカチャ
ちがう。なにかがちがう。
貞操帯ではないぞ。只のトラバサミだ!
569 :
名無し物書き@推敲中?:2011/11/17(木) 07:35:22.53
>>568
お、おう。お前まえうしろ逆につけてるのなして?
俺のケツで潜在ホモを誘引し、駆逐するためさ。
571 :
名無し物書き@推敲中?:2011/11/18(金) 21:52:40.28
そうか。香水に注意しろ。
長文ですが、酷評よろしくお願いします。
1/3
「あやはどうした?」
「もう寝てるよ」
あやは布団のなかで暗い天井を見上げていた。隣りの部屋から叔父と叔母の話し声が訊てくる。
「まだ夕方の六時半じゃないか。これから外へ食事をしにいくのに、あやをおいていくつもりか?」
「あの子なら夕飯はおわってるわよ」
「おわってるって……今日はクリスマスイブだから外食するって言っておいたろう」
「クリスマスだから家族だけで食事をしたいんだよ」
「あやは家族じゃないっていうのか」
あやは頭から布団をかぶった。叔父と叔母には喧嘩をしてほしくなかった。ふたりが自分のことで言い争いをした翌日、叔母はきまって不機嫌になる。話しかけても相手にしてもらえないし、従姉弟たちからも除け者扱いされるからだ。
襖が開き「あや?」と叔父が呼びかけてきた。あやは眼を閉じて眠ったふりをした。
「もう寝てるよ」
叔母の意地の悪い声がする。叔父が布団をゆすった。
「起きて着替えなさい。これからご飯を食べにいくからね」
あやは布団から顔を出し、うっすらと眼を開いた。
「お腹いっぱい」
「いいから着替えなさい。お腹はすいてなくてもジュースくらいは飲めるだろう?」
隣りの部屋をうかがうと、叔母が口のなかで文句をつぶやきながら出掛ける支度をしている。あやは首を横にふった。
「寝てるほうがいい」
叔父の眼は悲しそうにあやを見つめている。
階段から二組の足音が競うようにして下りてくる。従姉弟のヒロシとキョウコが弾んだような声を上げる。
「はやく出掛けようよ。お腹すいちゃった」
「ね、ね、レストランだよね?」
ふたりとも今夜のためによそゆきの服に着替えている。
「父ちゃんに言いな」
叔母の冷たい声が氷の粒のように叔父に向かって飛んできた。
「今夜の外食は中止だ」
叔父は断固とした口調で言った。
2/3
「えー、なんで」
「もうやだ、お腹ぺこぺこなのに」
無言でいる叔母と視線がぶつかる。上気した顔を真っ赤にしてあやを睨みつけている。あやはあわてて掛け布団に顔を隠した。
「あやを残して食事にいるわけないだろう」
叔父のことばに従姉弟たちは不服の声を上げる。
「あやはもう食べたじゃないかぁ」
「そうよ、そうよ。あの子はもう食べたわよ」
叔母がハンドバックをちゃぶ台に放り投げる音がした。
「それに、夕飯の材料なんてないからね」
怒りをふくんだ声で叔母が言い放つ。
「店屋物でもとればいい」
叔父が言い返した。
「あやはいいからみんなでご飯に行ってきた」
か細い声でなんとかそれだけのことを口にした。そうして、逃げこむようにまた布団に顔を隠す。
「ちぇ、あやのせいで」
従兄のヒロシの文句をいう声が布団ごしに訊てきた。叔父が立ち上がる気配。それに続いて頬をはたく音。やがて「わーん」とヒロシが声を上げて泣きだした。布団に身を隠していても、家のなかの空気が凍りつくのを感じた。
叔父が自分をかばえばかばうほど、この家のなかで自分が孤立していく。そのため、叔父からやさしくされるほど、あやは叔父から距離をとるようになっていた。
やがて叔父のため息が訊た。あきらめをふくんだため息だった。
「あや、ほんとうにいいのか?」
あやは布団のなかから「うん」と返事をした。
「茶の間の明かりは点けておくよ」
叔父はこの場をおさめるために、あやをおいて食事に出るという選択をした。
ヒロシの泣き声が止んでうれしそうなはしゃぎ声に変わる。
「ほらほら急ぎな」
叔母も機嫌をなおしたようだ。
隣りの部屋からみんながあわただしく出掛ける支度をする音が聞こえる。
「あや」
ヒロシのやさしい声に思わず布団から顔を出す。三つ年上の従兄が微笑みかけてくる。応えるようにあやが笑顔を返すと、ヒロシはからかうように舌を出し、そのまま背中を向けて玄関で待っている家族たちのほうへ行ってしまった。
3/3
みんなが出掛けたあと、家のなかは静まりかえり、ひとりっきりになった心細さと暗闇への不安があやをつつみこんだ。
『義姉さんたちが交通事故で亡くなったからって、なんでうちで面倒みなきゃいけないのよ』
この家に引きとられた日から毎晩のように、叔父と叔母のあいだで言い争いが続いていた。
『年金でひとり暮らしのおふくろのとこにやるわけにいかないだろう。あやにとって親戚はうちだけなんだから』
『うちだって子供がふたりいるし、あたしもスーパーのパートがあるんだよ。施設にひきとってもらえばいいじゃないさぁ』
『そんなわけにはいかないだろう。おふくろも悲しがる』
『それなら、どこかに養子にでもだせばいいだろう。お金持ちの家なら義母さんも安心だろうさ』
叔父はあやをかばうが、それはいつも中途半端で、最後には叔母の言い分を受け入れるのだ。
『そうだな、どこかいい引きとり手がいれば里子に出してやるのが、あやにとってもしあわせかもしれないなぁ』
去年の冬の夜、あやは母の膝の上で訊いた話を思い出していた。
『あやはいい子ね』
『うん』
『いい子にはクリスマスイブの夜にサンタさんがプレゼントを持ってきてくれるのよ』
今夜はクリスマスイブだ。ヒロシ兄ちゃんもキョウコ姉ちゃんも叔母さんからプレゼントを受けとっていた。あやにはなかった。
プレゼントをとりにいかなきゃ。サンタさんは前に住んでいた家にあやのプレゼントを届けてしまったんだ。
あやは身体を起こして寝床を出た。そうして枕元に置いてある服を着込んだ。しかし、外には出ていくにはコートとマフラーも必要だった。そういえば、いつだったかキョウコがあやのブルーのケープコートを手にして叔母に話していたことがある。
『こんなコートほしいなぁ』
『なら、もらっておきな』
『なら、もらっておきな』
(すみません、予想より長くなってしまいました。あと2つ書き込みあります)
4/5
あやは階段の下から従姉弟たちの部屋がある二階を見上げた。明かりはなく、真っ黒な闇がおおきな口を開けている。ブルーのケープコートはお気に入りだったが、二階に探に行くことはあきらめた。
自分の衣服がどこにしまってあるか知らないので、とりあえず部屋のかたすみにある古びた箪笥のなかから探し始める。
箪笥のひきだしの上段部分には手が届かないので下段のひきだしだけを開いていく。どの箪笥にもあやの服はない。それでも、なんとかオレンジ色のコートとグリーンのマフラーを見つけ出した。しまってあったのは、箪笥ではなくて押し入れの段ボール箱のなかだった。
コートを着込み、マフラーを首にまく。コートのポケットには毛糸の手袋が一組入っていた。コート以上にそのちいさな手袋の存在があやにはうれしかった。あやが寒い思いをしないようにと、どのコートのポケットにも母はかならず一組の手袋を入れておいてくれたのだ。
玄関の下駄箱をあけて自分の靴を探した。あやがはじめて買ってもらった長靴は他の雨具とおそろいの品だった。
買ってもらった日は晴れていたが、あやはレインコートを着て長靴を履き、チューリップの絵が描かれた傘をさして家のまえを何往復もあるきまわった。その赤い色の長靴が下駄箱の奥に無造作に放りこまれていた。
玄関の錠を開けて外に出る。冷気が頬をひきしめる。白い息が凍ってそのまま地面に落ちて割れてしまいそうなほど外の空気は冷たかった。
5/5
叔父の家はせまい路地のいちばん奥にあった。その路地から広い道幅の市道に出る。市道はゆるい勾配の坂道になっていた。坂の下に街の明かりが見えた。その明かりのなかに以前住んでいた家がある。
母と叔母の仲はあまりよくなかった。しかし、父と叔父には将棋という共通の趣味もあって仲がよかった。ここに引きとられる前に父と一緒に何度かこの家を訪ねてきたことがある。
記憶をたどり、ここにくるときにみた風景を思いだそうとした。ひとがすくない商店街のアーチのしたを通り過ぎた。ソフトクリームを買ってもらい、父の肩車にのった。公園のベンチで休んでから、お洒落なモール街を通りぬけた。
そうして最後に坂道を上がって叔父の家に着いた。ほんの数週間前のことなのに、ずっと昔の出来事のような気がする。
坂の下の遠方に広がるモール街のネオンを見下ろした。市道はライトを点した車の走行も多いので夜道もそうこわくない。連なる街灯をたよりにネオンの方角をめざしてあやは坂道を下りはじめた。
577 :
名無し物書き@推敲中?:2011/11/21(月) 00:03:38.82
>>572〜
文体とかは基本的にいいと思います。
個人的には、「、」がないのが読みにくいなと思いました。
視覚情報(描写)だけになっているふしがあるので、
他の感覚にも意識が回り始めると、もっと味が出てくると思います。
578 :
572:2011/11/21(月) 20:09:21.52
>>577 ご指摘ありがとうございます。
>「、」がないのが読みにくいなと思いました。
確かに、読点がすくなかったですね。読み直して「はっ」としました。
風通しがよくて、読みやすい文章を心がけて「、」を配置してみます。
>視覚情報(描写)だけになっているふしがあるので
ご指摘の通り、視覚からの情報ばかりに気をとられ、
聴覚や嗅覚から得られる情報を軽視していたように思います。
これからは、五感のすべてを意識しながら書けるように心がけてみます。
ご指摘されたこと、とっても参考になります。ありがとうございました。
酷評してください。お願いします。
------------------
にぎやかに鳴り響く目覚ましを、思い切り叩いた。
冬の朝の爽やかな日差しが眩しい。寝ぼけ眼のままもぞりと頭をあげると、布団の間に冷気が入り込んできて、里実は身を震わせた。
いつもの風景だった。
今まで眠っていたと言うのに、頭をフル回転させた後のような疲れがあった。最近いつもそうだ。夢をたくさん見ているらしいのだが、起きてみると全く覚えていない。
目覚ましがまた鳴り出し、私は乱暴に目覚ましの頭を叩く。
私は布団に残るぬくもりを惜しむように被りなおした。ぬくぬくしたそれを名残惜しげに味わい、意を決してベッドから身を起こす。
階下で私を呼ぶ声がする。コーヒーの匂い。包丁の音。
「起きてるって!」
母親の声に声を張り上げて応え、私は手早く身支度をして階段を下りる。階段の下でダックスフンドが満面の笑みで盛大に尻尾を振っていた。
580 :
579:2011/11/22(火) 10:12:51.14
すみません、誤字がありました。
本文2行目、個人名が入っている部分は、
「私」に置き換えて読んでいただけますようお願いします。
(元々三人称の文章だったのを、投稿するにあたり書き換えました。
その際の訂正漏れです。申し訳ありません)
なんかつまらなそうな話だね
このスレは初カキコだが、真摯な人が多いようだから今後参戦するかもしれない
>>579 「にぎやかに鳴り響く」目覚ましを、思い切り叩いた。
階段の下でダックスフンドが「満面の笑みで盛大に尻尾を振っていた。」
まず、あまり「」のような文飾はやり過ぎるな。これだけの文章でもちょっとそう感じさせるのだから、この手の長編を読まされたら堪らない。
一次落ちで自分は小説が書けると思ってる奴によく見かけることが多い。
そういうのが小説だと思って、やたら多用する素人が多いんだな
「にぎやかに鳴り響く」だが、文脈とも合ってない。朝の起床の煩わしさや嫌さを以降に書いてるわけだろ?
なんだから、「にぎやか」という形容はない、合わない。不快感の形容でピッタリくるトコだろ?
犬というのは表情筋が発達してないんだ。「ダックスフンドの満面の笑み」は生物学上・事実上、無理だ。
よしんば、擬人法とみれば引っかかるほどでもないんだが、喜んで尻尾を振っていた、ぐらいの方が良いと思うがな。
上記、2カッコのような形容・文章が読みづらい文章の典型にもなっていく。これだけの文量だから飲み込みづらいということはないが、覚えておくといい
「いつもの風景だった。」は、〜〜私は身を震わせたという行為の恒例さを表現したかったのか?
「冬の朝の爽やかな日差しが眩しい。いつもの風景だった。」とすべきかなと思った。こっちの方が読みやすいし、混乱も起こらない
つまり、文章の組み立てが1つずれて、間違ってる。 ちゃんと何回も推敲したのか?
ガチワナビは文章をひとつ入れ替えて、読みやすくするなど、当たり前の行為だからな
推敲は苦しいが、それをしないと絶対に、文章は磨かれないよ
「私は布団に残るぬくもりを惜しむように被りなおした。ぬくぬくしたそれを名残惜しげに味わい、」
こういうトコにも、煩雑な文章が見てとれる。こういうのの積み重ねが「読みづらさ」に繋がっていく。
「温もり」は一度表現してるんだから、次の文章で再び書かんでよいよ
「私は布団に残るぬくもりを惜しむように被りなおした。それを名残惜しげに味わい、」
の方がすっきりするな。
過去にUPした人たちの文章も読んでみたが、総じてリーダビリティー・物語の牽引力とは何たるか、を分かってない奴が多いと感じた
そんな1つ前、2つ前にUPした連中と比べると、まだマシな方だとは思ったが、小説家志望だとしたら今は最低レベルに位置していると自覚したほうが今後のためだ
いや、
>>572〜 の方が読みやすいな。
572よ、俺に真剣に論評してほしいのなら、レスをくれ。
文章はクセがなくて、確かにいい。
586 :
579:2011/11/22(火) 16:05:23.76
評価ありがとうございます。
>>581 おっしゃる通りだと気付きました。
物語の構成を考えなおしたいと思います。
ありがとうございます。
>>582-583 とても参考になりました。
ご指摘いただいた部分すべて、推敲の際に書き足した個所です。
私の場合は、推敲で足すより削っていく方がよいのかもしれませんね。
小説家志望・最下層を肝に銘じて、これから精進重ねたいと思います。
ありがとうございました。
587 :
572:2011/11/22(火) 20:01:40.50
>>585 自分が書いたものを掲示板などににアップしたのは、今回が初めてですが、
どんな酷評も受け入れるつもりで、文章を読んでいただこうと思いました。
どのような厳しい意見も、すべて自分の血肉にすべく、吸収する所存です。
論評、よろしくお願いします。
>>586見るかどうか分からんけど
にぎやかな目覚ましを、思い切り叩く。
冬でも日差しはやはり眩しい。寝ぼけ眼でもぞりと頭を上げたが、布団に入り込んできた寒気で身が震える。今日も変わりない。里美の朝の風景だった。
目覚めたばかりなのに、まるで頭は疲れ切っている。最近ずっとそうだ。長い夢を見たような気がするのだが、起きると覚えていない。毎朝、毎朝。
また鳴り出した目覚ましで我に返り、乱暴に苛立ちをぶつけた。
私はまだ暖かい布団に再び潜り込んだ。ぬくぬくしたそれは名残惜しいが、意を決し身を起こす。
階段を伝って、私を呼ぶ声が聞こえる。包丁の音とコーヒーの匂いも後から追ってきた。
返事をしないと、延々と起床を催促し続ける。面倒な生き物なのだ、母というのは。
「起きてるって!」
声の主である母親に向けた絶叫を張り上げ、私は身支度を整えた。
階段を下りると、ご機嫌なダックスフンドが尻尾をすごく躍らせて歓迎してくれた。
同じ意味になるような文章書いてみたけど、リライトじゃないよ。
文体なんか作者の好みだし好きな書き方すればいいけど。
ただこういう書き方も有り得るってのを、まあ参考にしてね。
>>587 文章自体は整ってるし臨場感溢れてて読めはするんだけど、テーマが月並みよね。多分。
赤毛のアンって読んだ事ある?君がやりそうな事は大体やっちゃってると思うよ。古典だけど。
言っちゃ悪いけど、百年以上前の作品を追ってるね。これ。
君が現代の社会問題にフォーカス向けたいなら、多少は文学史に詳しくなるべきだね。
これを君の直感だけで書いたなら俺は評価するけど、世間一般に向けて感動起こすとなると厳しいと思う。
だってこの程度の作品は古典でいっぱいあるものね。
そんで変わらない社会なら、もっと斬新な視点が必要じゃないかい。多分ね。
新しい時代を切り拓きたいと思うなら、新しい視点を提示すべきだと思う。
世の中綺麗事じゃ終わらないけど、綺麗事を通したい人はいっぱいいるよ。実は。
君が自らムーブメントを起こしたいなら、もうちょっと工夫が要るかもね。
ていう寝言。以上。
>文体なんか作者の好みだし好きな書き方すればいいけど。
まあ、これはその通りだと思う点と思わない点がある。
過去誰か指摘していたと思ったけど、体言止めがやたら多いのがあるけど、
俺は安易に体言止めは使わない派だね。
倒置とか体言止めは、ここぞという時、しっくり来る時に使うんだけど、
俺が好きなエンタメ作家はやはり乱用してないしね
一方で、以下の文みたいなのは読みづらさしか感じない
>>542 > 塔の入り口、人の二倍はあろうかという大きく高い門の黒い扉は固く閉じられているようだ。
描写を詰め込み過ぎだな。
たったこれだけの文量で、物語性豊かに書けというのも、長編の一部切片だったら仕方ないかと思うけれども、
ストーリー構成能力、面白い小説が書けるか? ということは多分に本人の生来の資質による、と考えているから
俺はそこは突っ込まない。
ただ、20行も文章があれば、読者を離さない文章が賞レースでは必要になると思うが
>叔母の冷たい声が氷の粒のように叔父に向かって飛んできた。
あや視点で書いてる小説なんだから、「他人→他人」の文章では「飛んでいった。」の方がしっくり来るかな。
でも、分かっていると思うが、一応書くと、三人称小説であやの心理言動描写にはすべて「あやは、あやが」を入れないといけない訳ではないからね。
あやについて綴る文章が続くのに、一文一文「あやは」を入れているとかえって読みづらい。読者のペースを乱す。
今のところ「あやは、あやは」とうるさいという感じはしないから、気にしないでくれ
付記しておくと、「誰の言動か分からなくなる?」というのはおよそ的外れな指摘だ。日本語は主語がなくても成立する言語であって
以上は余談。
会話文と地の文の交差加減は、なかなか上手いと思う。いや、下手ではないと書くのが適当か? この板の中では及第点以上。(と言っても、ガチで新人賞に応募してくる連中は最低限これくらいはこなせる奴らだから、文章が上手いと思わないように)
文章にもクセがなく、下読みをムカつかせる文章ではないから、その点で損をすることはないかと。
叔母の「冷たい声が氷の粒のように」叔父に向かって飛んできた。
ただ、「」が安直というかやや稚拙というか、これは個人の意見になるが、ちょっと気になった箇所。
593 :
名無し物書き@推敲中?:2011/11/22(火) 23:44:19.12
>>579 三人称からの変更ということなので、こうなってしまうかな。
と思いながら書きます。
心情描写が希薄に感じます。
目覚ましが再び鳴り出した時なんか、腹立たしい感情が少なからずあるはず。
コーヒーのにおいや包丁の音にも、私なりの感想があるかもしれません。
(あまりやり過ぎると、くどくなってしまうので、その辺のバランスは整えてください)
594 :
名無し物書き@推敲中?:2011/11/23(水) 02:33:59.98
>>575-
>>576 地の文による描写が続き過ぎて、読んでいて飽きるな。
> 母と叔母の仲はあまりよくなかった。
単調にならないために、会話を挿入するとしたらこの文を開けばいいかな。
> 「私はいつも姉さんのお下がりばかり」
> 叔母が強い口調で母を責めるのを、あやは一度目撃した事がある。
> 母は言い返さず、困ったような笑顔を見せていた。
エピソードは何でもいいんだ。
読者を退屈させないために、アクセントとしての会話文が必要なだけなんだから。
地の描写が多いって意見がこのスレではよく見るけど、実際に売られている純文とか見たらそればっかりやん。
単なる嗜好の違いなんだよな。
あやが一人になってから、極端に退屈な小説になる理由はもう一つ。
家を出る行為に、主人公にとって何の障害も用意されてないんだよな。
安心して読んでいられる。
しかし、物語ってのは安心させちゃダメなんだ。
安心は退屈だから。
退屈だから本でも読むか!って読者に、退屈をプレゼントしてどうする。
パッと思いつくのは、時間の制約かな。
「○○時までに戻らなきゃ」って条件を与えれば、同じ描写がスリルとサスペンスに変わる。
わざともたもたさせれば、読者はもう主人公の一挙手一投足に釘付けだ!
ラノベが読みたいんだよな俺らは
ラノベが読みたいのはお前だけじゃないかw
>地の描写が多いって意見がこのスレではよく見るけど、実際に売られている純文とか見たらそればっかりやん。
単なる嗜好の違いなんだよな。
地の文が多いってのは、たしかに俺も違うと思う。
エンタメでも、純文でもそれは一緒。 (ラノベは俺は本当に読まないから、ラノベは除くが)
逆に会話文ばっかだと、それを批評されることはある。
要するに「圧倒的に書き込みが少ない文章になるんだよ」
人を選んだ方が良さそうだな、どの人の意見を取り入れるか
物語性に関することで言えば、たしかにここに投稿されているモノはつまらないのが多い。
俺はそれは、文章のみを評価して欲しいものだと思っていたが、違うのか?
「撃て!核を使え!」
私は戦慄した。聞き違いかと思いたかったが、通信機は無慈悲に繰り返した。
いや、無慈悲なのは向こう側の人間だ。彼は熾烈なドッグファイトを争いながらわめき続ける。
「撃てっつってんだ!撃てぇ!逃がす気かてめぇ!?」
逃がす気か。個人的には、逃がしてもいいと思うのだが、戦術的には、そりゃあ撃った方が最善なのだが。
しかし、戦略的には意味がないだろう。劣勢、撤退に次ぐ撤退。我が軍の敗北は、必定である。
「ええ、逃がしちゃいましょう」
「貴様ぁ!命令拒否、敵前逃亡!?どっちみち死んでもらうぞ!」
彼は私の不服従を弾劾しながら、人型Dの足で敵機の一つに蹴りを見舞った。
「どっちみちお断りします。貴方も私も生きてこの戦いの終止を見届けるべきだからです!」
人型Dの機動が緩くなる。敵機群も戸惑った様に距離を置いた。平文だから丸聞こえなのだ。
通信機は無言である。彼我の何れかが故障したからでは当然ないだろう。だから、続きを促していると解す事にした。
「貴方は死んで逃げる気なのでしょう?戦って死んで、それで敗軍の兵と謗られる屈辱から逃げたいだけでしょう!」
耳を澄ますと、ノイズに混じって身じろぎの気配が伝わってきた。聞こえているのは間違いない。
「しかし、私は自分の願望で死ぬつもりは更々ない。けれども、ご命令とあらば否応もありませんから」
彼も敵も、私の挙動を伺っているのは明らかだった。これみよがしに、核弾頭の発射口を開いた。
「命令違反も、敵前逃亡もしません。撃ちますよ」
通信機の向こうから、明らかに舌打ちの音が聞こえ、人型Dが虚空を疾走した。
「はい、3、2、1、」
敵機群も迷わず退いて行った。統制が取れてもいるし、なによりこの場所にそれ程の価値を感じていないのだろう。
「てーっ」
ミサイルは飛んで行った。そして爆発した。ミサイルの殻と敵の浮遊陣地とデブリが溶けて、核反応する光球が最後に消えた。
感嘆符の後ろってスペース空けるんじゃなかったっけ
小説なんて書いたこと一度も無いけど
604 :
名無し物書き@推敲中?:2011/11/24(木) 00:01:11.48
>>602 一言で言うと、緊迫感がつたわってきません。
物語の途中を抜き出したように思うので、はっきりといえませんが。
たとえば、戦場につきものであろう、振動や爆破音などの外界の出来事。
人間の恐怖や錯乱時に発するような、息づかいや声質などなど。
その上で、それらに沿うように、または反するよう、心理や行動の描写をすれば、インパクトが増すと思います。
>>588 同じ内容なのに表現密度が濃くなりますね・・・。
わかりやすい例、参考になります。ありがとうございます。
>>593 そうですね、もしこれが三人称の文だったとしても、
心情描写があればキャラの深みが増しそうです。
参考にします。ありがとうございます。
アドバイスが濃厚ですごくためになります。
良スレですね。レスくださった皆様、ありがとうございました。
>>606 密度って話になると、逆に読み飛ばして欲しい時とかわざと薄くしたりするけど。
文学って作者と読者の駆け引きみたいなのあるから、難しいね。
読んだかも知れんけど「アルジャーノンに花束を」はマジ勉強になるよ。
まあ、頑張って。
>>601 相手による
基本があるかないか等で態度変えたりするのはある
609 :
名無し物書き@推敲中?:2011/11/24(木) 20:56:48.25
『愛が雪だったらいいですのにね。』
『そうですよ。愛は雪。』
をれはその呼びかけに応えない。
610 :
572:2011/11/24(木) 23:46:05.76
>>589さん
>新しい時代を切り拓きたいと思うなら
>自らムーブメントを起こしたいなら
自分の手で新しい時代の潮流を、とか。
わたしはそれほど大それた人間ではありません。
子供の頃、ワクワクしながら頁をめくったシャーロック・ホームズの冒険談。
エラリー・クイーンの「読者への挑戦状」にときめき、
犯人の名前が眼に飛び込んでこないようにと、本に下敷きをあてがって一行づつ読み進めたクライマックス。
そうして、次の行に待ち構えているかもしれない意外な犯人への期待感。
子供の頃に知ったそれらのドキドキ感を、わたしも作り出したい。
そんなささやかな希望で、物書きになりたいと思っているにすぎません。
>世の中綺麗事じゃ終わらないけど、綺麗事を通したい人はいっぱいいる
これはものすごく同意です。
正直な人は損をして、ズルをした人が得をする。
自分の周囲でもそういうことを目にすると、
それでいいのかと悲しくなるときがあります。
わたしは単純な人間なので、勧善懲悪の話が好きです。
物語のなかでは、正義は必ず勝ち。正直者はちゃんと報われる。
その価値観だけは守られていくと信じています。
611 :
572:2011/11/24(木) 23:48:53.36
>>コテハン名考え中さん
>叔母の冷たい声が氷の粒のように叔父に向かって飛んできた。
ここの表現は、自分のなかでちゃんと消化できていなかったかも知れません。
「冷たい声」と「氷の粒」を掛け、自分のなかで「どうです、いい表現でしょう」という傲慢さから、
未消化のまま書き記したようです。
「いい表現でしょう」という自己陶酔には気をつけているのですが、ここでそれが出たようです。
この箇所はちゃんと自分の言葉になるまで、いま一度熟成してみたいと思います。
>人を選んだ方が良さそうだな、どの人の意見を取り入れるか
他の人が書いた物を読むように、自分の書いた物って読めないですよね。
その意味で、読者の視点での批評は、ひとつの指標として、受けとめようと思います。
そうして自分のなかで吸収、消化できたものを文章に反映できたらと思っています。
心遣いのある言葉ありがとうございます。
612 :
572:2011/11/24(木) 23:50:22.21
>>595さん
話の始まりの部分で地の文が続くとき等に、風通しの観点から会話文を挟んだほうがいいかなぁ、
と考えたことはありますが、ここでは考えてみませんでした。
ただ、退屈であることは重く受けとめ、会話を挟むのもひとつの手段として心にとめておきます。
>>597さん
会話場面では話が展開しているのですが、
主人公がひとりになってからは、服を着て、外に出て行く。この行動だけですね。
ご指摘通り、話の展開もなく、主人公に葛藤もなくて退屈しますね。
わたしも読者として退屈な読み物はいやです。
この話は実は五十枚前後の短編小説の書き出しの場面なんですが、
アップされた部分だけではショート物になるんですね。
退屈は致命的な問題なので、しっかりと熟考してみます。
どれも指摘されて気がついたことばかりでした。
批評ありがとうございました。
613 :
名無し物書き@推敲中?:2011/11/24(木) 23:56:37.44
単純な人間は現実でも勧善懲悪を押し通そうとするものである。
614 :
572:2011/11/25(金) 00:00:12.35
>わたしはそれほど大それた人間ではありません。
「たいした人間ではありません」です。
いまだに、こういう間違いをやってしまいます。
レスを汚して申し訳ありませんでした。
615 :
名無し物書き@推敲中?:2011/11/25(金) 17:21:39.96
仏教の小説中でのやさしい登場人物ですが、例えば
「弥勒菩薩のような人」とかの直喩を使うのって避けた方が良いのでしょうか?
普段から笑みを絶やさない菩薩のような優しい方 、なんてのはどうでしょうね。
いやね、バカ正直に弥勒菩薩像を想像する人も最近は多いのかなあ、とね。
617 :
名無し物書き@推敲中?:2011/11/25(金) 17:55:01.13
>>615 直喩の場合、あまり似てない意外なもの同士を比べると効果がでる。
思わず笑みを見せてしまう閻魔大王のような表情をしていた。
618 :
名無し物書き@推敲中?:2011/11/25(金) 18:36:40.87
「弥勒菩薩のような人」
全然ありきたりでない表現だと思う。
OKよ。
>>615 自分で「カッコ悪い表現だ」と感じて、
使うのが恥ずかしいなら使っては駄目だろう。
つーか、物書きなら誰でも恥ずかしいわ。
仏教小説で『弥勒菩薩のような』なんて、ストレートな形容を使ってしまったら俺なら自殺するわ。
こんな形容は恥ずかしい、でもこれ以外思いつかない、
そうゆう時は登場人物に形容させるんだよ。
> 弥勒菩薩のような人だ、と権兵衛は思った。
形容が下手だという特性が登場人物に付与されるが、
作者の評価は下がらない。
620 :
名無し物書き@推敲中?:2011/11/25(金) 22:08:53.39
>>619 確かに三人称小説だとあまり気にしなくていいかもな。
でも、作者が語る一人称の場合は、直喩は要注意だね。作者の評価が下がる。
>>615 弥勒はゴータマ・シッダッタ(悟りを開いたのちは仏陀、釈迦牟尼仏、毘盧遮那仏、
大日如来、現在仏などの呼び名)の次にブッダとなることが約束された菩薩(修行者)で、
シッダッタの入滅後56億7千万年後の未来に姿を現れて、多くの人々を救済するとされる。
(Wikipedia「弥勒菩薩」より引用)
やさしさを弥勒菩薩に例えられてもその人柄を想像するのは難しいと思う。
菩薩のような人じゃダメなんでしょうか。お答えく(ry
例えば、未来においてはきっと仏のように慈悲深い人になるだろうという意味をこめるなら使えるだろうけど
それだと直喩としては回りくどい(何故なら上記の知識が無いと意味が分からない)から、むしろ隠喩と言える。
だから直喩でどうですかと聞かれれば、多分無理だと思う。以上。
622 :
名無し物書き@推敲中?:2011/11/25(金) 22:19:32.54
一人称が難しいといわれる所以だね。
だけど、純文学やるんだったら、一人称で上手に書けるようにならなくちゃ駄目だな。
623 :
名無し物書き@推敲中?:2011/11/25(金) 22:26:49.96
>>621 別に権兵衛が勝手に思い込んでるならそれでいいんじゃないの。
権兵衛に仏教の詳しい知識がないだけなんだから。
624 :
名無し物書き@推敲中?:2011/11/25(金) 22:28:59.42
>>623 確かに権兵衛の中で弥勒菩薩のようだと思ってるならそうだな。
権兵衛が率直に思うんなら、作者はそれで表現するだろうだし
それは直喩というべきなんだろうな。
しかし、読者からすれば権兵衛がそう思ってるという認識を経なければ
弥勒菩薩=優しい人、というイメージを持たない可能性はあるな。超極端な話な。
まあ弥勒菩薩=菩薩=優しい人、と普通は結びつけるだろうからうるさく拘る必要も無いかもね。
626 :
名無し物書き@推敲中?:2011/11/26(土) 08:25:54.86
直喩の場合、意外性のあるものを持ってこなければ効果が出ない。
思い切った言葉を使った方が良い。
菩薩=優しい人、ではありきたりでは……
628 :
名無し物書き@推敲中?:2011/11/26(土) 14:58:35.74
>>627 それでは一部分だけ。
出だしだけど「覗いた先は暗闇だった」
これは勿体無い。暗闇の様子を頭悩ませながら描写すれば見違える程いい出だしになる。
出だしが肝心、出だしで実力が半分わかる。結論をいうと、暗闇と言う説明的言葉を使わない事を考えよう。
あと、二の「真っ暗で誰もいないリビングに、」も不味い。真っ暗と言う説明のしかたが不味い。
真っ暗な状態を精彩に描写すると見違えるほど良くなる。
あと、三の「八時」。それと、五の「午前零時」。これらの言葉も露骨すぎ。状況や風景描写で読者に時を分からせよう。
629 :
名無し物書き@推敲中?:2011/11/26(土) 16:06:58.28
>>627 ここのURLは基本、踏まないことにしてんだ。
630 :
名無し物書き@推敲中?:2011/11/26(土) 17:38:13.44
>菩薩のような人じゃダメなんでしょうか。お答えく(ry
うーん、手垢にまみれた直喩なら寧ろやらない方が良いと思うが……。
それだったら単に「やさしい人」で片付けた方が良いと思う。
631 :
名無し物書き@推敲中?:2011/11/27(日) 20:05:32.50
聖母マリアが息子のヨハネを姦計で十字架に磔たので
通俗固有名詞は文学ランクを決定する。
632 :
名無し物書き@推敲中?:2011/11/27(日) 20:12:14.11
そもそも仏道とは、善き行いをしたら同じくらいの悪事を働いて均衡を採るという哲学。加味した信用で。
633 :
名無し物書き@推敲中?:2011/11/30(水) 21:52:52.56
ママ、最後の手紙を書きます。僕は自分の深淵を覗き過ぎました。
人生は欺瞞以外の何物でもありません。これが僕の結論です。
人を殺したおかげで僕は今日刑が執行されます。
何も悔いはありません。
僕は正しかった。いや、正しすぎて人々から憎まれ、厳正な法のもと、この世から葬り去られます。
しかし、なぜ人はそうまで僕を憎み、殺意を向けるのでしょう。
自分が正しいと思うならば堂々と世間を歩めばいいだけなのに、どうも人々は正しいとか悪いとかなんて特に問題にしていないようです。
この「正しい」という観念は、一つではない。人々にはそれぞれ容器があって、そこにぴったり収まればそれが「正しい」ということのようです。
僕も容器を持ってます。ただし、僕の観念は「水」です。それはどんな容器にも滑るように、滑らかに入っていくのです。
しかし、人々は「水」なんて観念には用がないらしいのです。
彼らの観念は「生活」です。手にしている「生活」の保障が欲しいのであって、僕の呼ぶ所の「水」つまり人々の心に滑るように注がれる「自由」ではないのです。
「水」は僕にとって「自由」の象徴でした。が、「水」のような「自由」など人々は欲していなかった。
彼らが欲していたのは常に流れてさってゆく「水」ではなく、どっしりとした重みがある約束された、「土地」だったのです。
そこに根付き、耕し、実りのある「生活」を欲したのでした。僕の罪はどうも彼らの「灌漑地」への「水」の供給を妨げたことにあるらしいのです。
「自由」。僕の憧憬は、一言でいえば彼らにとって邪魔以外の何物でもなかった。今、それをやっと理解しました。
僕に殺意を向け、そして僕に殺された男には、この想念に気づく良い機会を与えてくれたことに感謝しています。
ママ、もうすぐ朝です。余白もありません。僕は憎まれたけれど、ママにこれから待ち受ける人生の負担になることを懸念しています。
どうか、僕を責めないでください。神の御加護を。
ママを愛しています。
634 :
名無し物書き@推敲中?:2011/11/30(水) 21:53:41.22
>>633 酷評を希望します。よろしくお願いします。
635 :
名無し物書き@推敲中?:2011/11/30(水) 23:49:36.16
>>633 まず、手紙形式の小説には、大きく二通りあると思います。
手紙の中でストーリーを描くタイプと、前後にストーリーを描いて手紙をはめ込むタイプです。
(前後にストーリーを描いて、手紙にもストーリーを入れるとかもあるでしょうが、
まあ、細かいのは色々あると、その辺は気にしないでください)
ようは、前者を狙ったのであれば問題外です。なぜなら、小説になっていないからです。
厳しい言い方をすると、作者が「語ってみただけ」の作文と評せます。
後者であれば、前後も関係してくるので、はっきりと言えません。が、
それが共感、反感、いずれの感情を狙ったものであれ、子供が哲学っぽいものを振り回してみた。
という感想を持ちました。
(その方向なら、まあ、何とかありかなと思えるのは、哲学っぽいものを振り回す「僕」を、幼稚な殺人者として描くストーリーくらいでしょうか)
あと、文章的にイミフなところがありますが、この手紙の設定によってはイミフでもいいか。とも思ったので、指摘は控えます。
636 :
名無し物書き@推敲中?:2011/11/30(水) 23:54:20.16
>>635 酷評ありがとうございます。なるほど、と痛感されました。
>628
ありがとうございます。返信遅くなってすみません。
暗闇の描写がぞんざいにすぎますね。
光との対比のためにもここはしっかりと書き込みたいと思います。
時刻に関しては、露骨というのはおっしゃるとおりかと思います。
ただこの部分はねらいとして、
「読者に主人公と同じ視点と時計を気にしてもらいたい」、
つまり時間感覚を共有して欲しいというのがあります。
前半部分では当初状況から時刻を描写するようなアプローチにしていたのですが、
私の文章力では、「結局残り●分と言いたいだけなのにまわりくどい」という
自己評価に終わりまして、今の形になっています。
このような人物一人の日常風景の中で、説明的にならずに、
リアルに時刻を描写する、あるいは進行感を出すためのヒントなど
どなたか例示していただけると非常に参考になります。
例えば、パニック映画なら船の沈没からはじまる水位上昇、
ホラーなら怪我の進行や狂気の進行などですね。
とまれ、>629のような方も多そうなので、次は1レス以内で挑戦させてもらおうと思います。
>633
サイコ・スリラーや不条理物でなく、
常人の倫理観に反する人物を描いて、
さらに読者の共感を得ようというのであれば
手紙――というか回想録のような形式自体、
考えなおした方がいいと思います。
どんな名文だろうが、大多数はそれを読んで反感しか持ちません。
背景として悲惨な過去を描こうが、被害者を悪人にしようが、
「理解」と「同情」が求められる精一杯。
結論としては、>633の文章にふさわしいのは、
エピローグくらいでしょう。
この場合、その前段に、
・主人公の反応・思考形態を読者に植えつけるプレストーリー、
・周囲との不和と主人公の衝動の揺れ、
・最終的に殺人行動に至るまでの心理描写
などが、説得力のある筆致で描けている必要があると思います。
639 :
名無し物書き@推敲中?:2011/12/01(木) 02:02:17.85
>>633 ロジックが破綻しているので、読みにくいですね。
「僕」は「水」なのに、その水の供給を妨げるのが「僕」の罪?
背景をきちんと設定していますか。
雰囲気で書いているような印象です。
自ら手を下したような印象の前半なのに、後半で返り討ちを匂わしてます。
神のご加護を祈るような人物像に当てはまらないようにも感じます。
結果、読後の感想としては「稚拙」に尽きます。
ロジックや言葉の選択、背景の薄さがそこに集約しています。
短い文章ですが、背景をきちんと設定するだけで、リアリティが滲みます。
まずはそこから。
640 :
名無し物書き@推敲中?:2011/12/01(木) 08:41:29.47
お願いします
目の潰れたやすりのように硬い薄茶色の紙は古く粗悪で全体として建築物の設計図のように緻密な市街図が印刷されていて、
左下端のあたりにも他の箇所と似かよって均一な太さの道路が十字に伸びる交差点と今はもうない喫茶店や文具屋や薬局の位置関係が描かれ、
その十字路の角の文具屋の斜交いに三年ほど前に新しく建てられた五階建ての、一階から順に、
ボクシングジム、理髪店、異国のギャンブルを商売にしているノミ屋、ネズミ講のセミナー会場、
金利がこれこれこうで当社はあなたのお財布の味方であるとかそういう文面を惹句にして
ギャンブル中毒になりたての成り上がりの小金持ちをカモにしている
歳のわりに老け顔で小奇麗な背広を着て口髭をきれいに切り揃えたデブの金貸しの事務所が入っている、
チョコレートクリームと吐瀉物を混ぜたような塗装が何度も上塗りされてそのしずくが壁面のあらゆる箇所で垂れて玉のまま固まった建物の、
吹きさらしになっている屋上の隅の縁の下、地上から仰ぐと死角になる位置に身体をうつぶせ、○×はその地図を見ている。
・あんまり関係ない事柄をムリヤリ文章で繋げても一応描写になるか実験をしてみたかったんですが
やっぱり読みづらいでしょうか?
・「長い文章が書きたいなあ」と思って書いてみたんですが
まだまだ筆力不足ですか?
、いれなよせめて
>>642 情報量も多いし逆に入れないほうが勢いで読んでもらえるかなあと思いました
ごめんなさい
644 :
名無し物書き@推敲中?:2011/12/01(木) 23:42:45.60
>>641 はい、読みにくいです。
なんていうか、文字フェチのひとなんかは喜ぶのかな? こういうの。ってな感じですね。
俺の場合は、風景や心情なんかを浮かべながら読むので、こうしたのは頭が拒否してしまいます。
>チョコレートクリームと吐瀉物を混ぜたような塗装が何度も上塗りされてそのしずくが壁面のあらゆる箇所で垂れて玉のまま固まった建物の、
ここ最高ですね!!
改行位置などもこのままいける媒体なら読める
くどい
>>644 やっぱり読みづらいですか
好きな作家がこんな感じの文体なのに非常に読みやすくて
見様見真似で書いてみたんですがなかなかムズいですね
>>645 皮肉ですよね・・・
なんかマンションとかで「どういう塗りかたしてんだろうこれ」みたいな建物って結構ある気がして
そういうの思い出しながら書いてみたんですが
皮肉じゃないぞ
645の部分は表現が秀逸でなお且つその内容と長い一文の相性がいいんだよ
>>649 井上光晴+村上龍+村上春樹+長嶋有+中上健次+カフカ+丸岡大介+諏訪哲史ぐらいを意識してましたが
一番比重が多いのは井上光晴かなあと思います(三分の二ぐらい)
舞城王太郎さんも一作だけ読んだことあるのでそれもちょっと入ってるかも?
(今村というかたは誰なのかわかりません・・・無知ですみません)
>>650 >>651 本当ですか?ありがとうございます!
比喩表現って書いたそばから「俺センスねえなあ」と凹むことがけっこうあるので嬉しいです!
御指摘の部分も「これ読んでる人に伝わるかなあ」と半信半疑で書きましたし・・・
連投で申し訳ないんですが読点をなるべく使って読みやすくしよう!と思って書いた文章が手元にあるので
そっちも晒してみます
図々しいですが酷評お願いします
《とりあえず、何でもいいから仕事をしたいんです。えへっ、という感じの笑みを浮かべ、
膝の上で拳をつくり、背筋をのばした正しい姿勢で言い放つと、じゃあお前、運転手やれ、と彼は言った。
公園で昼飯に付き合ったあと、その日も道すがら、お花屋さんに立ち寄り、仕事場へ戻るつもりだった。
お花屋さんで社長はガーベラを買った。ガーベラの前の週はアロエで、前の前の週は確かパンジーだった。
目当ては花ではなく店員の女の子だったから(分かりやすい)、それらも枯れるがままにまかせ、半月ほどで捨ててしまう。
逆に言うと半月のあいだは捨てないでいるので、事務所はいつも花々の青臭さに充ちていた。
かえって不気味だと思ったのは、業務内容を知っていたからかもしれない。
確かにぼくらが社会的に立派な仕事をしていたかと訊かれて、『はいッ!』と真っ直ぐな目で答えることは、ワイン十本の力をもってしても無理だ。
簿記の国家資格を持っているから言うのでもないけれど、いや、簿記とは関係ないが、
いくらなんでもあの金利はない。チラシなんて大嘘だ。やれやれ、大人の世界は嘘ばっかりだ。
そろそろ訴訟でも起こされるんじゃないか? 後ろ盾もないし。皆そう感じていたんだと思う。
現に社長を射殺したのは、金を積んでいれば後ろ盾になるはずの連中だった》
らしい、と書こうとして筆が止まった。誰かにこの《日記》を見られたときのことを考えたからだ。
……なんか、この書き方だと俺が連中のこと知ってるみたいだなあ。
思いつくやいなや、われながら臆病だが、文面を変えた。《したのは……》の続きを鉛筆でぐちゃぐちゃに塗りつぶし、
《されたのは……》
で文章を繋げた。
《射殺されたのは、たぶん彼本人にも原因がある。職業柄、私怨もずいぶん買っていたろうし、
たとえば、ショバ代を払わず堂々とふんぞり返る新興の金融業者など、ショバ代がぜひとも欲しい新興のやくざ者から眼の敵にされても不思議でない。
もちろん、あくまで可能性の話だけれど》
>>633 > ママ、最後の手紙を書きます。
「ママ」って単語を文頭に持ってくるセンスに、違和感バリバリ。
> 鳩山、最後の手紙を書きます。
こう書くと、俺が感じた違和感が伝わるかな?
まるで鳩山が手紙を書いてるみたいだろ?
相手に対する呼びかけなのか、武士として堂々と名乗りを上げているのか、
瞬間、脳が「どっちだろう」と混乱してしまう。
ここはやはり「親愛なるママ」って感じで手紙の常套句を使って呼びかけである事を明示するか、
助詞で補うべきだろう。
655 :
名無し物書き@推敲中?:2011/12/02(金) 00:53:30.74
>>633 ご指摘ありがとうございます。言葉を補うよう努めます。
>>648 句点の位置をマスターする一番良い方法は、英文法を勉強する事だ。
657 :
名無し物書き@推敲中?:2011/12/02(金) 00:54:37.99
659 :
名無し物書き@推敲中?:2011/12/02(金) 01:17:10.03
>>653 ちょっと感覚的なことを言うので、うまく伝わらなかったらごめんなさい。
結論だけ先に言うと、引き込まれない。
なぜかな。と思って読んでいたら、作品の中に人間がいないんです。
登場人物としては、確かに出てきているのですが、人間じゃないんです。
一番は、語ってる人(日記書いてる人)が人間じゃないんです。
身近な人物が殺された人間なら、当然浮かびそうな感情、店員の女の子がブスなのか可愛いのか、なにも思わないのか。
まあ、そんなのです。
私見を言います。
「文体とか文章にとらわれるより先に、人間そのものや、自分の周りにあるものとかを感じるべきだと思います」
>>653 書いたものをいちど声にだして読んでみるといいかもしれない
句点が気になるはず
気にするな。
句点と読点の区別がつかないおまえの感性もおなじく狂っている。
感性…?
×感性
○性感帯
664 :
名無し物書き@推敲中?:2011/12/02(金) 19:29:26.63
>>633 635ですが、言い残したというか、あとから気づいたことがあったので、ちょっと追加します。
元の文でも、<作者が「語ってみただけ」>と少し触れていますが、
文章やその他色々と、自己満足(自分の中だけで完結)に陥ってるように感じました。
なので、もっと読者を意識してみてはどうかと思います。
読者にこの文章は読めるだろうかとか、この人物像が浮かぶだろうかとか。
小説の中にある全部を、読者に繋げてみるイメージです。
やり始めは難しいと思いますし、筆が極端に進まなくなる可能性もあります。
ですが、そこを矯正できれば、小説の中に起こっている問題点の多くが、一気に解決できるんじゃないかと思います。
665 :
名無し物書き@推敲中?:2011/12/02(金) 19:34:56.72
>>664 そこまで気を使ってくださってありがとうございます。もっと読む人を意識するように努めます。
>>659 御指摘ありがとうございます
心理描写って苦手というかどうすればいいのかわからないところがあるというか
書けば書くほど自分が他人の精神状態を好き勝手妄想してるのに気持ち悪さを感じて
別の方法でごまかすパターンが多いのでもうちょっとストレートなやり方を考えてみます
>>660 ありがとうございます
そういえば音読って小学生のとき以来したことなかったので今後ちょっと試してみます
667 :
名無し物書き@推敲中?:2011/12/03(土) 05:14:09.61
酷評お願いします。
「手……ですか?」
学校からの帰り道すがら、偶然出会った由香ちゃんと並んで歩きながら、そんなことを提案した。
真冬みたいな冷たさのなかで、由香ちゃんは茜色の夕焼けを背景にこっちを振り向いて、ほんの少し頬を赤らめた。
「手、にぎるん……ですか」
僕はコートのポケットに手を突っ込んだまま、縦にうなずいた。
「……」
前を向き直って、ぽかんとして下唇を噛むその姿がどうしようもなく可愛らしく見えた。
「……いいですよ」
そうして少し横に近寄ってきた。
腕が触れそうになったとき、ほんのちょっとだけ体温の熱が伝わってきたような感じがした。
ポケットから手を出すと、切なさを含んだ秋の冷気が手にまとわりつく。
そっと手を伸ばしたとき、かじかんだ由香ちゃんの指先と、ポケットの中で温められてほんのり熱を帯びた僕の手が触れて、静かに絡み合う。
お互い照れくさそうに一段目線を下げて、帰路を歩いた。
女の子と手をつないで、初めて負担を感じた。
この時間を二人で過ごしているという息苦しさ、何もかも背負わされるような、そんな重みだった。
「あったかいですね」
それとなくぎゅっと力を込めてきたものだから、思わず隣を見ると、安堵したように微笑みを浮かべる由香ちゃんの顔を見た。
制服姿の二人、誰もいない道中で、手を絡ませている。
気恥ずかしさのあまり、通り過ぎる樹木の模様を観察したり、夕空に薄く延びた雲を見上げたりしながら歩いた。
時間が経つにつれ、気恥ずかしさはどこかへと消え去り、まるで仲の良い兄妹でいるかのような、そんな心境へと移り変わっていた。
このまま同じ家に向かって帰宅しているような気分だった。
けれど、帰る場所は違う。
「じゃあ、ここから駅に向かうので。また明日会いましょう」
絡めていた指がそっと離れたとき、忘れかけていた初秋の冷たさを取り戻した。
由香ちゃんは少し照れくさそうに笑って、信号の点滅する横断歩道に、ひとり歩いていった。
その場に立ち尽くしたまま、僕は向かいの歩道から手を振る女の子の姿をぼんやりと見つめていた。
それから曲がり角の辺りで背中を見せて、姿を消した。
孤独に放り出された僕の片手は、ふたたびポケットの中に収まった。
さっきまで熱を分け合っていたという、確かな証拠を残して。
>>667 「そんなこと」を提案したという描写があるにも関わらず「そんなこと」を指し示す内容がまえに置かれてないのに違和感を感じた。
669 :
名無し物書き@推敲中?:2011/12/03(土) 20:47:52.41
>>667 まず、
>「手……ですか?」 ←ここは、誰の言葉かわからない。(女なのか男なのかも不明)&後ろにつながる文に対しても?となっています。
>学校からの帰り道すがら、偶然出会った由香ちゃんと並んで歩きながら、そんなことを提案した。
>真冬みたいな冷たさのなかで、由香ちゃんは茜色の夕焼けを背景にこっちを振り向いて、ほんの少し頬を赤らめた。
>「手、にぎるん……ですか」 ←ここは、誰の言葉かわかりました。
>僕はコートのポケットに手を突っ込んだまま、縦にうなずいた。
また、由香の声がどんなのかわかれば、雰囲気出ると思います。
(その際、どんな風に表現するかが結構重要で、作品全体の印象にかかわってくると思います)
次に、
>ポケットから手を出すと、切なさを含んだ秋の冷気が手にまとわりつく。
>そっと手を伸ばしたとき、かじかんだ由香ちゃんの指先と、ポケットの中で温められてほんのり熱を帯びた僕の手が触れて、静かに絡み合う。
「手」が出過ぎです。一、二箇所削るだけでもすっきりします。
あと、
>「じゃあ、ここから駅に向かうので。また明日会いましょう」
なんか、いきなり遊び慣れたお姉さん登場みたいな、センスのない会話文です。
私なら、「じゃあ、ここで……」とかにして、名残惜しさ、初々しさの感じを壊しません。
とまあ、色々言いましたが、雰囲気は出かかってる感じがします。
(すくなくとも作風に対して、表現の方向性は間違えてないと思います)
先に上げた文章的な問題点と合わせ。
由香ちゃんと僕との距離感とかが、表現自体に絡み合えばさらによくなると思います。
(それが一番大変かもしれませんが、書き続けて掴むしかないですかね)
670 :
名無し物書き@推敲中?:2011/12/03(土) 23:37:10.26
>>668 なるほど、と思いました。
「あることを提案した」にするべきでした。ありがとうございます。
>>669 セリフから文章を始める技術はまだ自分には早かったようです。
それと「手」の単語の指摘すごく参考になりました。
気付かないうちにかなり乱用していたようです。
推敲が全然足りなかったと反省しています。
>「じゃあ、ここから駅に向かうので。また明日会いましょう」
たしかに中学生のヒロインにしては大人びた喋り方すぎました。
上品でありながら幼さを思わせるセリフを書くのってなかなか難しいですね。
先ほど指摘を踏まえながら修正作業をしていたのですが、
言うようにヒロインとの距離感を描くのは、かなり難しかったです。
これでいいのかなあ、と悩んだりしましたが、それでもすごく勉強になりました。
ありがとうございました。
酷評お願いしま
薄暗い深海に佇む一つの開いた貝の中に少女はいた。
「これあげるから。その傷を早く治して?」
少女は傷の癒ない巨大な魚竜に優しく話かけ、微笑む。
「余計なお世話だ。自分の命をもっと大事にしろ」
魚竜は痩せ我慢をしながら少女を睨みつける。少女は迫力に押され怯える。
「だって……だって私はこの為に生きているのに……」
少女が悲しみにくれ泣き崩れる。
「やはりそうか。こんな事をしてただで住むとでも思っているのか」
険しい顔をした魚竜は少女を再び睨む。この少女は決してここから逃げないのを知っているからだ。この少女は深海の弱った生き物達に自らの命を使い、生き物達に生命力を再び宿すのだ。そう設定されているのだ。だから逃げない。むしろ喜んでその命を断つのだ。
「使ってください……お願い……」
祈願する少女に魚竜は観念したのか、少女に口を近付けた。
「小娘、お前は私が守る。仲間もな。お前に明日を見せてやる。この先ずっと」
魚竜は少女に言い聞かせるように話す。
「助け……て」
少女は魚竜にも聞こえないような声で呟くように言った。魚竜は少女を口に咥え、颯爽とその場を離れた。魚竜が見た先には、キラキラと光る貝達が数十、数百とあった。
>>671 マルチな上に誤字つき。
学園祭の台本みてえだな。
情景描写が圧倒的に足りない。
そう設定されている、とか、激萎えすっから。
ファンタジーなんだからもっと他の言葉を使って雰囲気壊さないように書いて欲しい。
宿命、とか、本能、とか、生きていくのに必要な手段、とか。
誰に設定されてるのかも気になるところ。
作者? もっと上位の存在が?
あるなら書かないと伝わらない。
強制されているのか、それが本能なのかで、話が全く変わる。
貝について描写不足。
深海の様子も欲しいところ。
少女がいた貝と、光る貝は多分同じものなんだろうけど、同じではないとも読める。
仲間の貝だとわかるように、もう少し描写が必要だと思う。
同じく、生命の分け与え方も描写不足。
これあげるからって言われても、「これ」の描写がありません。
その形は? 軟膏? ドリンク? 光? 粘液? 波動?
これが抜粋だとしても、語彙不足、情景描写不足なのは確実かと。
673 :
名無し物書き@推敲中?:2011/12/04(日) 15:36:55.06
>>671 672の言うとおりで、すべてに描写不足です。
少女も魚竜も、イメージが浮かばないです。
>>670 >上品でありながら幼さを思わせるセリフを書くのってなかなか難しいですね。
こうした場合は、会話文の出てくる前に、主人公の感想として描写する(読者に、におわせておく)と効果的です。
674 :
名無し物書き@推敲中?:2011/12/04(日) 16:04:57.22
>>671 ちょっと設定かります
初心者ですが酷評お願いします
おさかなさん、これ、あげるから。
魚は酷く手負いだった。やっとの思いで逃げてきた深い海の底。ここまでくればあいつらも、きっと。
魚は裏切り者として、国を追われた身だ。隙をついて、処刑される寸前に逃げ出した。
貝殻の中で、ぽわぽわとした灯りが少女の小さな両の手からこぼれ落ち、暗い海の底を優しく照らす。
受けとって。
魚は少し間を置いて、傷の痛みに耐えながら
「命を粗末にするもんじゃない。それは君の命の燈なんだろう。」
「でも...すごい傷よ。早くしなければあなた、死んでしまうわ。」
「...君はどうするんだ。」
その幼い容姿に似合わないくらい大人な、悲しい笑顔で、少女は言う。
「わたしは...これでいいの。きっと、わたしが生まれてきたのは、あなたを助けるためだから。」 「だが...」「いいの。」「...」
じゃあ、と少女は続ける。
「おさかなさん、1つだけわたしのお願い、聞いてくれる?」
675 :
名無し物書き@推敲中?:2011/12/04(日) 16:05:20.61
魚は先を促す。
「わたしね、まだこの貝からでたことないの。世界をみたことないの。」
「ずーっとおんなじ景色。ここから見えるのは。」
「だから」
「だからね、わたしのいのち、あなたにあげるわたしのいのちで」
「かわりに世界をみてきてくれないかなぁ。」
ああ、きっとこの娘は。
魚は覚悟を決めた。少女に星を見せたいと思った。月を見せたいと思った。鮮やかな魚群を見せたいと思った。サンゴ礁を見せたいと思った。そして、世界を見せたいと思った。
少女の入った貝殻を背にのせる。先程よりも強烈な痛みが全身に走る。傷口からは血が漏れる。
「えっ、うわわっ、おさかなさん、どうしたの!」
「ちゃんとつかまっていてくれ。私の残りのいのちで、君にこの世界を見せてあげたいんだ。」
何を見せよう。最初に星を見せてあげようか。そういえば、魚自身も長らく星を見ていない。
きっと、この世界の全てを見せることはできないだろう。それでも、魚は少女をのせて海をゆく。
児童文学なのか?もし違うなら問題ありすぎだぞ。
>>674-675 人称と日本語を学んでください。
台詞、心情、人称、情景、視点、全てぐちゃぐちゃ。
>>671より情景は浮かびやすくなっていて、センチメンタルに仕上がっているけれど、
それは
>>671が作り上げた設定と文章とその評価があってこそ。
リライトしてみた、どう? くらいで止めておけ。
酷評を望むのは
>>671に失礼。
後出しジャンケンに勝敗は存在しない。
次は自分が一から創造したもので評価を希望されてはどうか。
>>671の者です
ご指摘ありがとうございました。
またリベンジします
679 :
名無し物書き@推敲中?:2011/12/04(日) 23:32:17.94
たしかに、671に失礼なので、俺も、674〜は評さないでおきます。
>>670 668ではないが「あることを提案した」じゃあんまり解決になってないよ。
「手……ですか?」という唐突なセリフから始まるこのシークエンス。
なのに、立て続けに「そんなこと」「あること」と重ねて内容をぼかすと、
読者が置いてけぼり、とは言わないまでも、突き放しすぎてしまう。
ピンボケにピンぼけを重ねるみたいな感じなんだ。
ひとつの状況を十分に説明しきれないうちは、読者をさらに突き放すべきではない。
そしてこの場合、特別にふたつの情報をもったいぶる意味がない。
片方で十分。
「手……ですか?」
由香ちゃんは目をぱちぱちさせた。「手……にぎるんですか?」
ぼくはかすかに頷いた。「だめかな?」
↑こんなふうにすると、ぼくが手を握りたい、と提案したんだな、ということがすぐにわかる。
シンプルな例だから、情景描写を足すのは省くよ。
681 :
680:2011/12/04(日) 23:39:20.61
気になった点を他に。
・「縦にうなずいた」というのは意味が重複している。
・「茜色の夕焼けを背景にこっちを振り向いて、ほんの少し頬を赤らめた」とあるが、
夕焼けを背景にしたら暗くなって、上気した様子はきっとわからないだろう。
脳裏に常に、具体的な情景を描く癖をつけよう。撮影カメラを回しているつもりで。
意識的に努めていれば、描写の足りないところは自然と矯正されるはずだよ。
682 :
680:2011/12/04(日) 23:48:36.38
訂正すまない。
「読者が置いてけぼり、とは言わないまでも、突き放しすぎてしまう」というのは、「読者“を”」です。
細かいところだが、突っ込む方が文法を守らないのは……失礼。
683 :
>>667:2011/12/05(月) 02:47:28.92
>>680 ありがとうございます。
すごく参考になります。訂正したのでを再投稿させていただきます。
「手……ですか?」
隣を並んで歩く由香ちゃんは目を瞬かせた。
「……手、つなぐんですか」
僕はポケットに手を突っ込んだまま、縦に首を振った。
学校からの帰り道すがら、真冬みたいな冷たさのなか、偶然出会った由香ちゃんにそんな提案をした。
「……」
茜色の夕焼けを背景に、由香ちゃんの横顔をみた。
恥ずかしそうにしゅんとうつむいて下唇を噛むその姿が、どうしようもなく可愛らしく思えた。
「……いいですよ」
そうして、そっと隣に近寄ってきた。
腕が触れそうになったとき、ほんのちょっとだけ体温の熱が伝わってきたような感じがした。
ポケットから手を出すと、切なさを含んだ秋の冷気がまとわりつく。
そっと腕を伸ばしたとき、かじかんだ由香ちゃんの指先と、ポケットの中で温められてほんのり熱を帯びた僕の肌が触れて、静かに絡み合う。
お互い照れくさそうに一段目線を下げながら、帰路を歩いた。
女の子と手をつないで、初めて負担を感じた。
それは、この時間を二人で過ごしているという息苦しさ、何もかも背負わされるような、そんな重みだった。
684 :
名無し物書き@推敲中?:2011/12/05(月) 02:48:13.87
「あったかいですね、手……」
それとなくぎゅっと握り返してきたものだから、思わず隣を見る。
夕焼けの薄闇に、安堵したように微笑みを浮かべる由香ちゃんの顔をみた。
「兄以外の人と手をつないだのは……これが初めてです」
照れくささのあまり、通り過ぎる樹木の模様を観察したり、空に伸びた飛行機雲を目で追ったりしながら歩いた。
夕空と建物のシルエットのコントラストが郷愁を誘う。
秋風に揺られるたびに、気持ちはどこまでも切なくなった。
由香ちゃんは、気恥ずかしそうに唇を引き締めたり、目線を下に置いたまま歩いていた。
長い時間が経つにつれ、そんなくすぐったさはどこかへと消え去り、まるで仲の良い兄妹でいるかのような、そんな心境へと移り変わっていた。
少し腕を揺らしてみたり、つなぐ手をたびたび握り返し合ったりした。
ぬるま湯に浸かっているような時間の中で、僕たちはどこへ向かっているんだろうか、なんて、そんなことを思った。
僕は色葉散る歩道のコンクリートを踏みしめる。
冬の足音が、すぐそこまで来ていた。
そして、緩やかなひと時は終わりを告げた。
「じゃあ、ここで……」
絡めていた指がそっと離れたとき、忘れかけていた冷たさを取り戻した。
由香ちゃんは少し照れくさそうに笑って、横断歩道を小走りで渡って、駅のある方へひとり歩いていく。
僕はその場に立ち尽くしたまま、向かいの歩道から手を振る女の子の姿をぼんやりと見つめていた。
それから曲がり角の辺りで背中を見せて、姿を消した。
孤独に放り出された僕の片手は、ふたたびポケットの中に収まった。
さっきまで熱を分け合っていたという、確かな証拠を残して。
>>683 > 隣を並んで歩く由香ちゃんは目を瞬かせた。
諄い。
会話してるんだから、隣にいるのは当たり前でしょーが。
> 「手……ですか?」
> 由香ちゃんは目を瞬かせた。
> 「……手、つなぐんですか」
> 僕はポケットに手を突っ込んだまま、縦に首を振った。
こう書いた方が、「由香ちゃん」と「僕」が主格の対句になって、美しいでしょーが!
会話文で始めるなら、声の届く範囲だけを描写すればいいんです。
「隣を並んで歩く」なんてのは、遠くから第三者が目撃する光景じゃないですか。
そんなもんは、段落を変えて好きなだけやればいいんです。
黒子であるべきキャメラが近づいたり遠ざかったり、視点を変えまくって激しく存在を主張して、
読者が物語に没入する事を妨害するのは、一番やっちゃあいけない事なんです。
>>685 ひいいい。
ありがとうございます。
たしかにそうした方が読みやすい上に美しいです。
私が間違っていました。
勉強になります。
687 :
名無し物書き@推敲中?:2011/12/05(月) 18:32:44.06
>>686 まあ、そんなに焦りなさんな。それよりも、一日一日着実に書いて成長したほうがいいですよ。
何ヶ月か後に、自分の書いた文章や小説なりを読み返して、
おかしさや問題点に気づけばそれでよしです。(誰かの指摘も、より深く納得できるかもしれません)
気づけると言うことは、成長した証です。
逆に、なにも変わって(成長して)なければ、気づくこともできませんが。
「学識のある人は学びたがり、無知な人は教えたがる」
自分で行動する奴はおらんのか。嘆かわしいな。
これはちょっとしたアドバイスだ。
文章は悪くはない。が、抜群によくはない。足りないのは情報量だ。
学校帰りというシークエンスの中に、ぼくと由香ちゃんが何者であるか、という情報を意図的に散りばめたい。
そもそもここは都会なのか、田舎なのか。由香ちゃんの容姿は?
これだけの分量を使っておきながら、上の文章からではまったくわからない。
夕焼けに飛行機雲、というのは美しい光景だ。
しかし、キャンパスの下に何も書かれていないから、せっかくの絵画的な効果も半減している。
どういう道を抜けている? 下町の商店街? 河川敷? 線路ぞい? 舗装された農道? 銀杏並木?
由香ちゃんと会ったのはどこだ? 会ったときのシチュエーションは? どちらも部活はしていないのか?
ふたりの関係は?
例えば、彼女のセリフの中に「先輩」という言葉を混ぜておけば、年齢差があることが、説明しなくてもわかるだろう。
スポーツの道具を持たせておけば、部活帰りなんだ、と理解してもらえるだろう。
さらに言うと、それが書道の道具か、柔道着かで、キャラにニュアンスをつけられるわけだ。
呼び方、持ちものなど、ささやかなことを意識するだけでも、読者に与える情報が深くなるんだよ。
そのためには、シークエンスの裏にあるものを、作者がすべて知っていなければならない。
だから「具体的な情景を描け」と言ってるんだ。
作者が考えてないから描写できない。描写してないから、読者に伝わらないんだ。
>>690 >これだけの分量を使っておきながら、上の文章からではまったくわからない。
わからなくていいんだよ坊や。
692 :
名無し物書き@推敲中?:2011/12/05(月) 22:22:08.73
詩を投下しても構いませんか?勿論、酷評希望です。
693 :
名無し物書き@推敲中?:2011/12/05(月) 22:32:03.78
いいんじゃないでしょうか、詩ですとかなんとか書いとけば。
的確な酷評が貰えるかは保証しません。
詩のスレの方が良いと思う
具体性がないとか、体言止めの多用はやめようとか
言われたくないでしょ
695 :
名無し物書き@推敲中?:2011/12/05(月) 22:37:09.21
【これは詩です。酷評よろしくお願いします。】
木枯らしがひゅうひゅうとふく頃。
枯れ葉がふらりふらりと枝にしがみつきながら、無駄な抵抗をしている頃。
投げ捨てられたビニール袋が、ゆらゆらダンスをしている頃。
あんなに明るかった空の雲ゆきがあやしくなり、冷たい雪がちらほら降ってくる頃。
季節が老齢に達し、四季がいやいや終わろうとする頃。
霜柱が地面を覆い、さくさくと子供達が踏みしだいて遊んでいる頃。
土の中では、いずれ花を咲かす生命が躍動しているはずだ。
新しい太陽の輝きに、目がくらむ世界を待ちながら。
>>683 情報を入れる位置がおかしいんだよな。
> 学校からの帰り道すがら、真冬みたいな冷たさのなか、偶然出会った由香ちゃんにそんな提案をした。
例えば上の文なら「真冬みたいな冷たさのなか、」、ここはいらん。
後からゆっくり書けばよろしい。
ポケットから手を出した時の外気の冷たさ、由香ちゃんの体温と対比したいい着眼点じゃないか。
後からちゃんと描写してるんだから、ここではいらないんだよ。
全体に、何もかも一気に説明しようとして焦りすぎてる。
その結果、あちこちに描写がばらまかれて、とっ散らかった印象を受ける。
読者はじらされるのが好きなマゾヒストなんだから、須く全ての物書きは余裕を持ったサディストにならんといかん。
テレビで芸人のトーク、例えば『すべらない話』なんか観てたら、じらすのが巧いだろ?
「どうしてなの!?どうなるの!?」って夢中にさせる、
トークでも小説でも物語の基本はナゾナゾなんだよ。
697 :
696:2011/12/05(月) 22:51:43.28
ああ、でも最初に冷たい世界にキャラクターを配置して、
二人きりの孤独を印象づける手もあるな。
それがやりたかったんだろうか。
でもそれなら、圧倒的に描写が足りない。
付け足しみたいに文の一部で形容するんじゃなくて、
会話が一段落したら独立した文若しくは段落で、意識的に冷たい世界を強調して描写するべきだ。
冷たい風が吹き付けた、とかちょっとした描写でいいんだけどな。
698 :
名無し物書き@推敲中?:2011/12/05(月) 22:59:12.90
>>695 最初に、詩は、ずぶの素人と断っておきます。
>枯れ葉がふらりふらりと枝にしがみつきながら、無駄な抵抗をしている頃。
>投げ捨てられたビニール袋が、ゆらゆらダンスをしている頃。
ここの部分は、景色の擬人化?的な表現がされているのに、他はえらいストレートだな。と思いました。
統一した方がいいんじゃないかと。
>土の中では、いずれ花を咲かす生命が躍動しているはずだ。
>新しい太陽の輝きに、目がくらむ世界を待ちながら。
意味はわかりますし、若干に思想的なニュアンスも理解できますが、
寒さと、いずれくる暖かさの対比と言いますか、雰囲気が逆転しない感じです。
たぶん、寒さの部分の詩が拙いのと、この部分のパンチがないのと両方ですかな。
(あくまで、たぶんです)
699 :
名無し物書き@推敲中?:2011/12/05(月) 23:06:17.80
>>698 早速のレスありがとうございます。
>寒さと、いずれくる暖かさの対比と言いますか、雰囲気が逆転しない感じ
参考になります。
700 :
おねがいします:2011/12/05(月) 23:48:01.39
「ええよ、そんなら」
僕は、なるべく呆れたような言い方を装ったけれど、もしかしたら言い訳がましく見えただけかもしれない。
「おっしゃ、ほんなら、放課後、坂で待っとるけ」
さっきまでが嘘のように、広樹は優等生になって、それからは黙々と作業に移った。
僕もその隣で彫刻刀を動かしたけれども、頭の中は勝負のことで一杯だった。
「決闘」だなんて陳腐な言葉には、冗談では済まされない重さがあった。
701 :
おねがいします:2011/12/05(月) 23:48:25.30
同じ班になってから、あいつのちょっかいによく耐えてきたほうだと思うけれど、今回ばかりは度が過ぎていたんだ。
授業があと三十分で終わるというころ、始めて僕はあいつにキレたのだった。
教室中の視線を浴びてわれに返り、慌てて席についたけれど、もう遅かった。
先生は怒鳴った。はじめ僕が怒られたのだと思って、広樹はくすくす笑ったけれど、先生が掴んだのは広樹の襟首だった。
あいつが連れて行かれてから、僕は僕たちの間にあった諍いを、先生がどうやって知ったかを考えた。
僕の頭の上の木の屑を見つけたのかもしれないし、ひょっとしたらずっと僕たちを見ていたのかもしれない。
何にしても、ちっともありがたくなんか無かった。
やがて二人して帰ってきたとき、あいつは先生に見えないようにピースをして、みんなに向かって猿のように歯を見せた。
僕はあわてて、顔を俯けた。
しばらくして、先生が、今度は一人だけで教室を出て行った。大人しくなっていたあいつは途端に息を吹き返して、
僕に向かって「決闘」を申し出た。僕は無視して作業を続けた。
――馬鹿馬鹿しい、中学生にもなって子供みたいだ、付き合いきれないね……とでもいうように。
それでもあいつはしつこくて、やがて、僕のことを怖がりの卑怯者だとあおり始めた。
僕はなるべく早く先生が戻ってくることを祈った。できれば、その前に誰かが止めてほしかったが、
周りには、こっそり耳をそばだてる人はいても、僕のために何かしてくれる人なんていやしなかった。
終業のベルが鳴ったのとほとんど同時に、ようやく先生は帰ってきた。僕は憂鬱だった。
あと少しの間、我慢していれば、この後何事もなく部活を終えて帰ることが出来たのに。
挨拶を終えると、広樹は仲間と騒ぎながらさっさと行ってしまった。
広樹の座席には、削られた木片のくずが、いくらか残っていた。
702 :
おねがいします:2011/12/05(月) 23:51:36.35
以上です。
703 :
1/2:2011/12/06(火) 00:57:53.66
自分の文章がどんなものなのか気になり一つ話を作って投稿させていただきました。全体的にライトノベル風な軽い文章かなと思っています。
酷評のほどよろしくお願いします。
「おかえりなさい」
「え?」
僕を出迎えたのはいつもの心地よい静寂ではなく、温かい空気と女の人の声だった。思わず入り口で固まってしまう。
「おかえりなさい」
部屋には一人の少女がいた。フローリングの床にぺたりと座りベッドに腕を乗せ、まるでさっきまで居眠りしていたかのような姿勢で僕を見ている。
幼い顔つきの少女だ。高校生もしくは中学生くらいだろうか。けれど艶めかしい姿勢で夕日を浴びるその姿や部屋に漂う苦いコーヒーの薫りが、彼女を大人の女であるかのように錯覚させる。
「……おかえりなさいって言ってるんだけど?」
「え、ああ。えっと、ただいま」
僕は何を言ってるんだろう。部屋に上がり込んでいる見知らぬ少女の挨拶に答えるなんて。
「うん。挨拶はコミュニケーションの基本だもんね」
満足したらしく、少女は柔らかい微笑みを僕へと向ける。セピア色に染まるその表情はとても可愛らしかった。
とりあえず害はなさそうだ。刃物とか凶器らしきものも持っていないようだし。強盗少女といった類ではないだろう。
それなら一体何者なのか。
「寒いから閉めてよ」
「あ、ごめん」
思わず素の謝罪をこぼしながら後ろ手にドアを閉め、パソコンデスク前の椅子に座る。
短い沈黙。窓の向こうから子供の声が聞こえてくる。
「えっと……君は誰?」
「……ストレートに聞くんだね。もっとこう世間話とか挟んでさりげなく聞くのかと思った」
「そんなに話し上手じゃないんだよ」
一つ息を吐いた僕は改めて少女を見やった。
妙に体のラインが浮かび上がっている赤いセーター。バーバリー柄のミニスカートからのぞく細く白い脚。夕日を反射する黒い長髪。
やっぱり僕はこの子に見覚えがない。正真正銘知らない人だ。
「名前は?」
「知ってるはずだよ」
「いや、知らないから。そもそも君に見覚えがないし」
僕の言葉に少女は顎に指を当ててなにか考える仕草をする。
「見覚えがない……か。うん、確かに見覚えはないね。あなたとこうして顔をつきあわせて話したのは今日が初めてだし」
「なら僕らは初対面だ。それなのに君の名前を知っているはずがない」
「そんなことないよ」
僅かに語気の強い一言だった。
「あなたは私の名前を知っている。誰よりも私を知っている。ううん、あなたしか知らないの」
「……なんだよそれ。意味がわからない」
分からない。少女は一体何者なんだ。
自分のことを僕に気づいてほしいという意思は感じられるけど、分からないものは分からない。そもそも初対面なんだから。
けれど少女の言葉は自信に満ちあふれている気がする。僕が知らないはずがないと確信している。どこから沸いてくる自信なのだろうか。
「あ、でも」
何かを思い出したかのように呟くと、少女はミニちゃぶ台に置かれていたカップを手に取って美味しそうに中身を啜った。
「……コーヒー?」
「うん。コーヒーはこの世の中で一番美味しい飲み物だよね」
ほろ苦い顔をしている僕とは対照的に少女の顔は甘ったるい。
「そっか。でも残念だけど僕はコーヒーが嫌いなんだ。それは両親が飲むやつ」
「え、そうなの? もしかしてコーヒーの味が分からないお子様舌?」
「コーヒーを飲むと胃が痛くなるんだよ」
「お子様ストマックなんだ」
けらけら軽い調子で笑い始める少女に少しだけむかついたけど、その笑顔に怒りは消えた。
「あっと、そうだった」
こほんと一つ咳払いをした少女は、先程まで口をつけていたカップを両手で持ってずいっと僕に差しだしてくる。
「何?」
「あなたは私について少しだけ間違っている……というか勘違いしていることがあるの。その一つがコーヒー」
「コーヒー?」
「うん。私はコーヒーが大好きです。大嫌いじゃありません」
「いや。そんなこと言われても。確かにコーヒーよりココアが好きそうな顔をしてるけど、別にコーヒーが嫌いっぽいなとは思ってないよ?」
「そんなことない。あなたは私をコーヒーが嫌いだと思ってる。それだけは改めてほしいからこうして会いに来たの」
「はい?」
よくわからない。そんな意味不明な理由で僕に会いに来たって?
「とにかく。それを一番に伝えたかったの。私はコーヒーが大好き。体にはカフェインたっぷりの血液が流れてる。コーヒーの申し子なんだって」
「ごめん。何を言ってるのか更にわからない」
「……もういいですよーだ。それじゃあコーヒーご馳走様でした。帰ります。また会いましょう」
「帰るのか? というかご馳走様も何も君が勝手に――」
気づけば部屋は夕闇に包まれていた。突然明かりを消したかのように何も見えなくなり、そこに立っていたはずの少女の姿すら確認できない。
眼前に広がるのは濃い藍色の世界。匂いも、音も、何も感じられない。
そして僕の意識もだんだん暗くなっているのに気づいたときには……
「……あれ?」
顔を上げるとぼんやり光を放つパソコンのディスプレイがそこにあった。作業中に寝てしまったんだろうか。
時間を確認すると午後五時だった。窓から見える空は茜色に滲んでいる。部屋も肌寒い。見ればヒーターがオフになっていた。
「なんか夢を見てた気がする」
なんだろうこの感覚。さっきまで誰かと会話してた気がするけど、相手が誰なのかまるで思い出せない。
――まあいいや。ちょっと休憩しよう。
そうして椅子を回転させ、僕は初めてそれに気がついた。
「……なにこれ」
ミニちゃぶ台には覚えのないカップが一つ置いてあった。手にしてみれば中身が少しだけ残っている。
ちょっとだけ口に含んでみると。
「うぇ!? 冷めたコーヒーかよ。てかこれブラック……」
何か、思い出しそうな気がした。なんだろう。誰かに何かを言われていたような。
カップを手にしばらく佇んでいた僕は、おもむろにパソコンへと戻った。そうして作業中のファイルを頭から読み直してみる。
ここに何かヒントがあるような。そんな気がしたから。
「……ん?」
ざっと文章を流していたらとある箇所で強烈な違和感を覚えた。その部分を何度も何度も読み返してみる。
やっぱり違和感しか感じられない。
「それなら」
簡単に文章を修正してみると、なぜだかそれがしっくりきた。場面を想像すればまるで、実際目にしたことがあるような妙なリアリティに襲われるほどに。
僕の書く小説のコーヒー嫌いなヒロイン。でも彼女には美味しそうにコーヒーを飲むその姿がとても似合っているように思えた。
708 :
名無し物書き@推敲中?:2011/12/06(火) 02:29:54.45
話の内容的上、独りよがり感を出すためには1人称の方が良いと思う
説明描写が前半に多いが途中から会話ばかりになる、
なんていうか分離感があるからバランスよく融合した方が良いと思う
1人称が半端というのは、
作者の地の文ぽく読める部分と、主人公の思考に読める文がごったなんだと思う
主人公があなたに語っているように書いてみたら?
(3人称にするなら逆にあなたが主人公を見ているように書く)
ストーリーの破綻は目に見える大きいものはないが、唐突に話が転がっていく感がつよい
「今まで書かなかったけど実は引越しです」みたいに後だし説明で話が動いていくのは最悪
(あなただって漫画とかで、これやられると冷めるでしょ)
ここ大事な話の折り返しでしょ、親から突然の電話のシーン入れるとか、ちゃんと描写で
あるいは寝てたら親から電話かかってきて「引っ越せ」って言われるところから話始まるとかさ
いっそ引越しまでX日間とかしてカウントダウンしながら毎日の2人の関係の変わっていくさまとか描けばいいのに
(まこれは余計なお世話ですね、ベタだしw)
面白くはない、「あ、またこういうのか」感が強すぎる
この手の話はさんざん、あなたより上手な人にやりつくされている(文学作品でもポルノ小説でもね)
それに比べて勝っている点もないし目新しい点もない、
(おそらくキモである)女の子の描写すら使い古された言葉しか使ってない
あと趣味で書くのならいいが賞に出そうとか思うならNHKの登場人物とかやめるべき
>>703 > 僕を出迎えたのはいつもの心地よい静寂ではなく、温かい空気と女の人の声だった。
なぜ「心地よい」って形容詞を付けたんだ?
「ではなく」で否定して文を繋いでいるから、その後に登場する
「暖かい空気と女の人の声」が不愉快なものに感じられる。
> 僕を出迎えたのはいつもの心地よい静寂ではなく、不愉快な温かい空気と不愉快な女の人の声だった。
お前はこう書いたんだよ。
そして読者は、その印象に最後まで引き摺られる。
第一印象が大切なのは、小説でも公務員試験の面接でも同じだ。
最初の状況を描写するなら、事実だけを提示すればいい。
主人公の感想は、別の箇所で演出すればいいんだよ。
とにかくお前はいつも焦りすぎ。
711 :
名無し物書き@推敲中?:2011/12/06(火) 18:42:56.86
>>702 >>700の文章は、優等生や放課後の文句がでるので、一応学校とわかります。
しかし、想い浮かべるのに力がいります。
たとえば、運動場の生徒の声などを描写するとかして、読者がイメージしやすくするといいと思います。
>>701で気になったのは、たぶん図工の授業かなと思うのに力がいりました。
ここも、制作している物、
たとえば、手元にある作りかけの熊の木彫りがどうたらこうたらとか(内容は何でもいい)入れておくといいと思います。
あと、文章が悪いとかではありません。
>教室中の視線を浴びてわれに返り、慌てて席についたけれど、もう遅かった。
>先生は怒鳴った。はじめ僕が怒られたのだと思って、広樹はくすくす笑ったけれど、先生が掴んだのは広樹の襟首だった。
>あいつが連れて行かれてから、僕は僕たちの間にあった諍いを、先生がどうやって知ったかを考えた。
>僕の頭の上の木の屑を見つけたのかもしれないし、ひょっとしたらずっと僕たちを見ていたのかもしれない。
>何にしても、ちっともありがたくなんか無かった。
いいように伝わるかわかりませんが、このときの僕の感情を切り取ってみてください。
それが不安なのか恐れなのかわかりませんが、何にしても、そうした表現を読者に見せた方が面白いと思います。
(他の部分にも当てはまります)
712 :
おねがいします:2011/12/06(火) 18:53:09.22
>>711 ありがとうございます。
全体的に、説明が不足という感じでしょうかね。
なるべく「さりげない描写から婉曲的に説明する」かっこつけの文章を目指したので(笑)、
それが行き過ぎたところがあったかもしれません。
心理表現についても、地の文でどこまで説明するべきかをいつも悩みます。
これは文体というよりも、キャラクターを客観的な視点で描くべきか、
それとも読者に主人公の気持ちになってもらうべきか、というところで悩むんです。
713 :
名無し物書き@推敲中?:2011/12/06(火) 19:07:27.24
>>703〜
文章や文体に大きな問題はないと思います。
ただ、ひっかかりのない感じなので、よりストーリーやアイデアで勝負しないといけないと思います。
作風によって文体を変える人と、文体を変えないで作風を変える人があるとおもいますが、
あなたが後者であれば、文体は変に(作為的に)いじらない方がいいと思います。
714 :
名無し物書き@推敲中?:2011/12/06(火) 19:14:55.53
>>712 さりげない描写でも、読者に伝わるかどうかの視点は、常に持っておくべきと思います。
心理表現は、
いろいろな要素が絡むので、一概にこれとはいえませんが、一人称は基本、主人公に読者が感情移入しますかね。
715 :
名無し物書き@推敲中?:2011/12/07(水) 01:30:38.96
>>708 ウィルス怖かったけど、アリなら大丈夫かなっと。読んでみました。
一人称でいいと思います。ストーリーの破綻もないと思います。
正直に、おもしろくはありません。お上手ですと言った感想。
そう感じた理由は、たぶん、技術的な問題ではないと思います。
なんて言いますか、人間の中にあるものが描ききれていない感じです。
私の感覚なんで、細かくこれがどうとか、ああだこうだとは言えません。
ただ、作者であるあなた自身が、主人公の世界、人生の中に入りきれていないんじゃないかと思います。
他人事になってるといいましょうか。とまあ、そんな感じです。
>>708 とりあえず、賞に送ってみろ そしてその厳然たる結果を真正面から受け止めろ
お前、この程度の文章をどのレベルか?面白いか?惹きつけるものがあるか?
分からないようじゃ、そもそもお前の感性を疑っちまうんだよ、正直
小説家を目指しているレベルと言えるのかどうかをね
ここは圧倒的にぬるま湯なんだよ。それを自覚するだけでも、本当に書けるヤツなら変わってくると思うよ
>>心理表現についても、地の文でどこまで説明するべきかをいつも悩みます。
これは文体というよりも、キャラクターを客観的な視点で描くべきか、
それとも読者に主人公の気持ちになってもらうべきか、というところで悩むんです。
もっと本を読め。その悩んでるところがどう書かれてあるかを。 基本的に書くけど読まない連中が多すぎるんだよw
読書量が圧倒的に足りなさすぎ
「小説」が書ける人間ってのは、俯瞰的に自分の実力が分かるもんなんだよ。その上で最終的に可否の判断をゆだねるのは読者しかいないというのはある
あんまり「お上手」とか言わないほうが本人のためだと思うよ?
破綻を来していなければ、小説と思ったら違うからね。 あくまでも、「作文としての破綻がない」だけだ
ここに投稿してくる奴らのモノを論評してるのは、本当にそのレベル。
「作文としてキズ」があるかないか? の論評だ。
718 :
1/2:2011/12/10(土) 18:28:23.80
>>717 趣旨には概ね賛成するが、誤解を招きかねない表現には危うさを感じる。
小説を読むにあたり、読者が意識的、あるいは潜在意識的に評価する点は大きく分けて4つ。
@文章としての妥当性 →日本語のルールを守っているか、またはルールの延長線上に則って
おり読者が充分類推できうる文章になっているか。動詞の活用形や誤字脱字もこの領域に属する。
A叙述技法 →文体、人称、視点の統一(必ずしも統一する必要はないが、読者に違和感を
与えてはいけない)。直喩・換喩・隠喩、漸層法・懸延法・黙説法などの修辞技巧。段落内の
話題共有。文章は簡潔か、無駄な文を削り残していないか。おざなりにされがちなのが「状況、
心理の変化に対応する根拠」の明確な、あるいは潜在的な提示である。読者は無意識的に提示
を受け取ることが許されるが、作者は根拠の所在位置を明確に把握し、推敲の材料としなければ
ならない。
B展開・構成 →起承転結、三幕構成などの展開技法(例えば三幕構成を採る場合、各構成部位
の長さはおよそ1:2:1が好ましいとされる)。群像劇・密室劇などの構成手法。いわゆる「伏線」
(これは前述の「状況、心理の変化に対応する根拠」の提示の一形態に過ぎず、伏線のみに腐心
するのは片手落ちと言わざるをえない)
C主題・メッセージ →非常に難しい。とても語りきれない。それゆえに、小説に限らず学問書、
絵画、立体建築など多様な方向性を持つ幾多の創作物が、それぞれ「美」として賞賛されうるの
である。あえて語るなら、「主題は明白だが、メッセージは隠されている」ほうが一般的に良い
とされる。
719 :
2/2:2011/12/10(土) 18:30:13.97
さて、このスレ住人が批評している部分は前レスにおいて@文章としての妥当性、
A叙述技法の二点であろうと思われる。
BCについてだが、これは有名作家でさえ踏み込むのは勇気と責任が伴う部分で
あるから、我々が批評するのは越権であるばかりか批評希望者の作品方向性にとって
危険ですらある。BCを賞賛、揶揄するのは一般読者であり、一面的に断言せざるを
得ないとすれば、それは「本の売り上げ」なのだ。
繰り返しになるが
>>717の書いてあることは概ね正しい。だが前レスと同義の説明が
不親切であるにもかかわらず「小説」と「作文」という比喩表現を用いた点は感心しない。
>>717の文意を曲解すると、「我々はBCも批評すべきであり、希望者はBCが優れた
文章を持ってこい」というようにも解釈できるからだ。
だが実際には、盗作を防ぐためだろうか「BCが秀逸であると批評希望者が感じた
ものは、投稿されない」という現象、あるいは暗黙の了解めいたものが、このスレ
には横たわっているように思える。
黙説に黙説を重ねるような真似は慎みたいものである。
↑長いだけでデタラメ
>@文章としての妥当性 →日本語のルールを守っているか、またはルールの延長線上に則っており読者が充分類推できうる文章になっているか。
すでにここで間違っているからあとは読むに値しなかった。
そんなもの誰も意識していない。意識していないから日本語のルールに則っていないデタラメな日本語があふれる。
意味不明を感じたときに気になるだけ。つまり、意味不明な文章でなければおk
おまえの独りよがりな長文は意味不明。
以上。
このスレには
>>720のような、日本語さえ読めない奴しかいないのか?
スレタイの読めないおまえを小馬鹿にしただけじゃね?
よそでやれやカスども
725 :
コテハン名考え中:2011/12/19(月) 19:27:01.47
>>718>>719 了解した。
この酷評スレで得たものがある人も多いと思う。
投稿しにくくなる書き込みは、今後控えます。
ってことで次、UPしてくれる人希望。
いろんな意見を出し合おう。
※俺はしばらく沈黙します。
726 :
名無し物書き@推敲中?:2011/12/19(月) 19:30:30.88
またメーンか?
なにかと話題になっている「たばこ税」ですが、
昨年値上げしたばかりで、喫煙者側は結構深刻な状況。
本数を減らしたり、禁煙に踏み切ったりと対策も人それぞれです。
でも個人輸入すれば大丈夫。日本語の輸入代行も多数。
「タバコ 輸入代行」とかで検索するとあるある、、、
送料込みで1箱90円とかの激安サイトもある。"
>>690 キャンパスwwww
お前の持ちネタかwwww
729 :
名無し物書き@推敲中?:2011/12/19(月) 19:45:07.74
賞に送ってみろって、受賞する確率の方が低いのは当たり前だろうし、
このスレの趣旨はそれ以前の人間の砂場みたいなもんだから。
編集者とか売れないプロとかそういう奴なら余計なことをして荒らすなよ。
目立ちたいだけなら仕方がないけど。
731 :
名無し物書き@推敲中?:2011/12/19(月) 20:32:44.03
おい、あっさり引き下がるな
こういうときは逆に居座るんだ
具体的な批評ができないボンクラさんはいらん(一般論)。
具体的って何だ?
作品のどこがどう悪いかを丁寧に指摘することだよ。
こんなの全然駄目だとか言う必要はないし、そんなことしか言えない奴は不要。
735 :
sage:2011/12/20(火) 21:23:54.87
冒頭部分のみでもよろしいでしょうか?
つまってしまって、酷評が欲しいです。
どれどれ、酷評マンが見てさしあげよう。
737 :
1/2:2011/12/20(火) 21:35:49.17
〜序章〜
大陸一の大国「弦」。神の愛する国との呼び声も高いこの国の、北の外れにある大きな森。
そのあまりの大きさとそこに伝わる不可思議な伝説から、人々はこの森を『神鬼の森』と呼び、恐れ敬っていた。
常人ならば、辿り着くことさえかなわないその森の奥深く。木々たちが守る小高い丘の上で黒衣の男が月を見上げて立っていた。
その男の口元には今宵の月とは対照的に短刀で切り裂いたかのような、細長くて薄い笑みが浮かんでいた。
「十六夜……か」
ぽそりと呟いたその愉快そうな声色には、懐かしさと微かな狂気、それから愛情に似たものが滲んでいた。
「―――、君は赦してくれるだろうか?」
打って変わってかすれた声で呟いた男は、手のうちにある白い花を見た。
十六夜の月が浮かぶ空、ためらう様に歩き始めた月は、いつもよりすこしだけ余分に欠けている様に見えた。丘の上にもう男の姿は見えない、ためらいの月は哀れに潰れた白い花だけを、優しく悲しそうに照らしていた。
――――――それは決別の証。
738 :
2/2:2011/12/20(火) 21:36:18.36
〜一章〜
夜明け、昨晩から降り続く細い雨の中を、笠を被った人影が浪々と歩いていた。
頼りないその足取りはついに止まり、ぱたりと地に伏した。
やがて通りかかる影が一人。
こぽ、ぽこ、ぽこり。耳に心地よい音と漂う美味しそうな香りに、とうに限界をすぎたはずの旅人の意識は、勢いよく浮上した。
パチリ、少しの迷いもなく目蓋を開くと、年季を感じさせる大きな梁が目に入った。
古いもの独特の安心するような懐かしい感じがした。
匂いに釣られ目を向けると、(おそらく藍色であっただろう)色のあせたつぎはぎだらけの広い背中が見えた。その上に見える頭は夜明け前の空の様な深い青色をしていた。
男は旅人の視線に気付き振り向いて笑いかけると
「腹へってないか?」
木の椀になみなみともった雑炊を差し出した。
温かな笑顔と数えるのも忘れるほどの長い空腹に、旅人は少しのためらいもなく口をつける。旅人があまりにもがっつくので、男は目を丸くした。
「兄ちゃん、ほっそい体して一体どんくらい食べてなかったんだ?」
雑炊を掻き込んでいた旅人は口を開こうとしたが、何分熱い出来たての雑炊である。そう易々とは飲み込みきれない。
そんな様子を見て取り、気の利かない事をしてしまったと男が焦って声をかけた。
「あぁ、いいんだ。ごめんな、久しぶりの飯って時に……。気にしないでゆっくり食ってくれ。約束の客が来なくてな、余ってたんだ」
優しい言葉に旅人は思わず目を潤ませた。そうして、ペコリと頭を下げてまた椀に匙を入れた。
少し塩味の利いた雑炊は、やっぱり心まで温めてくれるような味がした。
ワードからのコピーなので、おかしい部分があるかもしれません。
酷評おねがいします。
739 :
名無し物書き@推敲中?:2011/12/20(火) 22:30:26.26
俺の気になったのは、語尾ですな。
〜いた。が連続してて気持ち悪いです。
>十六夜の月が浮かぶ空、ためらう様に歩き始めた月は、いつもよりすこしだけ余分に欠けている様に見えた。
このような表現は個人的に好きです。ただし、十六夜の月と月の重複が気になります。
>こぽ、ぽこ、ぽこり。耳に心地よい音と漂う美味しそうな香りに、とうに限界をすぎたはずの旅人の意識は、勢いよく浮上した。
>パチリ、少しの迷いもなく目蓋を開くと、年季を感じさせる大きな梁が目に入った。
逆に、ここにあるような、こぽ、ぽこ、ぽこり。(←こっちは、なんとか許せます)パチリとかは、個人的にすきではありません。
ただし、俺の趣味なので、自分でいいと思えばいいと思います。
>>739 ありがとうございます。
確かに読み返してみると、自分でも気持ち悪かったです。
この場合擬音は思い切って削除してみますね。
不自然さが出てしまったと思います。
三人称練習期間中なのでがんばります。
741 :
1/2 テスト:2011/12/21(水) 01:11:29.06
『酷評お願いします。アリの穴に乗せたやつを推敲したものです。』
女は微笑んでいる。その表情を、一切崩そうとはしない。僕の方を見て微笑んでいるのだろうか、それとも窓の外の風景、
例えばすぐ後ろにある椰子の木の陰にとまっている、この国にしか生息していない黒地に白のラインが入った嘴の大きな鳥
なんかを見て微笑んでいるのか、分からない。
女の眼は斜視が入っているのだろう、上手く彼女の視線を捉えることが出来ない。知らない女が目の前に座っているせいで、
僕の朝食はさっきからまったく捗らないでいる。オードブルで大量にとってきたベーコンが、とても脂っこかったせいもあるのだろう。
ホテルの食堂は多くの観光客で混んでいる。さっき、二人がけの席の奥側に座ってオレンジジュースを飲みながら人込みを
観察していたところに、この女が知らない外国語で僕に話しかけた後で向いの席に座ったのだ。
女の手はテーブルの上に置かれている。アルビノなんじゃないかと思うくらい細くて白い女の手は、テーブルの白と同化して
しまっていて、爪に塗られた真っ赤なマニキュアだけが異常に目立っている。女の持ってきた皿にはスクランブルエッグと、
バターで焼いたスティック状のパプリカが乗っている。女は朝食に手をつけようとしない。ずっと前を向いて、僕か、あるいは
外にいる鳥に微笑みかけている。
もしかしたら、この女は彼氏と一緒に来ていて、一人でいるくせに二人がけの席に座っている僕が席を譲るのを待っているの
かもしれないな、ふとそう思った。もしそうだとしたら、この状況は非常に面倒くさい。まだ僕の皿の上には、脂肪が固まって
白くなってしまった大量のベーコンと、レタスとトマトと卵を挟んだサンドイッチ、うんざりするくらい甘く煮詰められた豆、
青と黄色のマカロンが乗っかったままなのだから。
満員の食堂の中で、朝食を急ごうとしている人はどこにもいない。流れているクラシックの曲がそれを助長しているようだ。
とても緩やかなスピードで流れるその音楽は、この空間全体を包んで、ここの場所だけ時の流れを遅くさせてしまっているよう
にさえ感じる。
僕が残酷な輝きを放つベーコンに銀色のフォークを突き刺した時、突然女が言った。
742 :
2/2:2011/12/21(水) 01:16:54.17
『続きです』
「ここから、海って見えないのね」
青天の霹靂。日本語でそう呟いた女の顔に視線を移した僕の眼球が、微かに乾いていくのがわかる。
「この島って、とっても退屈ね。あたし、ここに来てまだ海にも行ってないわ」
そう言うと、女はパプリカを手で摘み、口に放り込んでゆっくりと咀嚼した。指先に付いたバターが朝霧のように
艶やかに光っている。女はそれを真っ赤な口紅を塗った唇で、吸った。その淫靡な動きは、僕の交感神経の末端部分を刺激した。
「みんなここに来るには何かしら理由があるからね、写真だとか、絵画だとか、あとは不倫や買春、疫病の調査とか、
そういう明確な理由がないと、退屈かもね」
「海に、行きたいわね。ねえ、あなた午後から暇でしょう、こんな島に来る人なんて、暇人に決まっているわ。だからね、
あたしと海に、行きましょうよ」
女の左右に歪んだ瞳は、少年のように輝いている。
「なんでさっき座るとき違う言葉で話したんだい、君、日本人じゃないよね」
「あたしね、トライリンガルなのよ、日本語と中国語と、あとさっき喋ったドイツ語」
「客室乗務員の仕事でもしてるのかい?」
「そんな奴隷みたいな仕事するわけないでしょ、東京のサロンでね、レセプションをして働いているのよ、
たまに、女の子が読む雑誌にも出てるわよ」
女の瞳には良く見ると、青く縁取られたカラーコンタクトが嵌められている。今は、間違いなく僕の顔を
見ている。そして、その完璧な微笑みは一向に崩れる気配がない。
僕は、この女を抱くところを想像した。女の、少しざらつく脇に出来た汗の粒を舐めると、それは腐った
ベーコンのように酸っぱいのだろう。
早く海に行こう、僕がそう言うと女は顔を紅潮させ、自分の部屋の番号を伝えて、そこの前で待つよう
指示した。急いで食器を片づけに行った女の後姿は、まるで椰子の木のように、括れている。
太陽は既に真上に昇っていて、後ろの窓からは、もう光が差し込んでくることはない。
743 :
2/2:2011/12/21(水) 01:17:04.66
『続きです』
「ここから、海って見えないのね」
青天の霹靂。日本語でそう呟いた女の顔に視線を移した僕の眼球が、微かに乾いていくのがわかる。
「この島って、とっても退屈ね。あたし、ここに来てまだ海にも行ってないわ」
そう言うと、女はパプリカを手で摘み、口に放り込んでゆっくりと咀嚼した。指先に付いたバターが朝霧のように
艶やかに光っている。女はそれを真っ赤な口紅を塗った唇で、吸った。その淫靡な動きは、僕の交感神経の末端部分を刺激した。
「みんなここに来るには何かしら理由があるからね、写真だとか、絵画だとか、あとは不倫や買春、疫病の調査とか、
そういう明確な理由がないと、退屈かもね」
「海に、行きたいわね。ねえ、あなた午後から暇でしょう、こんな島に来る人なんて、暇人に決まっているわ。だからね、
あたしと海に、行きましょうよ」
女の左右に歪んだ瞳は、少年のように輝いている。
「なんでさっき座るとき違う言葉で話したんだい、君、日本人じゃないよね」
「あたしね、トライリンガルなのよ、日本語と中国語と、あとさっき喋ったドイツ語」
「客室乗務員の仕事でもしてるのかい?」
「そんな奴隷みたいな仕事するわけないでしょ、東京のサロンでね、レセプションをして働いているのよ、
たまに、女の子が読む雑誌にも出てるわよ」
女の瞳には良く見ると、青く縁取られたカラーコンタクトが嵌められている。今は、間違いなく僕の顔を
見ている。そして、その完璧な微笑みは一向に崩れる気配がない。
僕は、この女を抱くところを想像した。女の、少しざらつく脇に出来た汗の粒を舐めると、それは腐った
ベーコンのように酸っぱいのだろう。
早く海に行こう、僕がそう言うと女は顔を紅潮させ、自分の部屋の番号を伝えて、そこの前で待つよう
指示した。急いで食器を片づけに行った女の後姿は、まるで椰子の木のように、括れている。
太陽は既に真上に昇っていて、後ろの窓からは、もう光が差し込んでくることはない。
>>738 >>頼りないその足取りはついに止まり、ぱたりと地に伏した。
後続の文章を読めば、どうやら行き倒れのようだとわかるが、この表現だけでは物足りない。
>>その上に見える頭は夜明け前の空の様な深い青色をしていた。
頭が深い青色? よくわからん。
>>男は旅人の視線に気付き振り向いて笑いかけると
背中に目がついているのか、と誤読してしまいそうなので、一工夫欲しい。
>>木の椀になみなみともった雑炊を差し出した。
場所はおそらく道端だと思うが、男は雑炊が入った鍋と木碗を都合良く持っていたことになる。
道端で料理をしていたのだろうか?
通常では考えにくい状況を読者が納得しやすいように、きちんとした設定を作り上げて欲しい。
745 :
名無し物書き@推敲中?:2011/12/21(水) 17:07:48.25
>>745 誰も君に読んでくれとは頼んでいない。
技術と心のある人だけで結構だ。
747 :
名無し物書き@推敲中?:2011/12/21(水) 18:14:26.95
何様のつもりだ!
>>746 誰も君に書いてくれとは頼んでいないとも言えるね。
技術と才能と教養のある人だけで結構だ。
>技術と才能と教養のある人
そんな人が2ちゃんにいると思っているのか?
おめでたい人だな。
750 :
名無し物書き@推敲中?:2011/12/21(水) 18:44:56.91
え?
酷評してもらっているのに偉そうなやつだな
晒したあとは適当にヘコヘコして頷いてりゃいいんだよ
やかましいわ。
クズヤロウ。
753 :
名無し物書き@推敲中?:2011/12/21(水) 20:23:41.54
>>741〜
なんか引き込まれない。
なぜかな、と思っていたら、僕(主人公)の感情がとらえきれてないんだろうな。
そんな風に感じました。
なんて言ったらいいか、僕が一生懸命、状況の説明をしちゃってる感じと言ったらわかるでしょうか?
ようは、僕(主人公)の自分自身の感情等が表現されていないのです。
もちろん、主人公に状況を語らせたりも必要です。
が、あなたの場合は、もっと主人公自身にのめり込んだ方がいいように思います。
>>741 冒頭、バランスが悪いな。
二段落目の文章量が、一段落目の三分の二になっている。
一段落目で窓の外を描写してるのに、二段落目で背景の視覚的な描写がないのも具合が悪い。
二段落目を見た時点で、この作者は駄目だと判断して、俺は続きを読む事を止めた。
なんつーかな、音楽でも小説でもそうだけど、
受け手をのせるためにはリズムを作ってやらないといけないのよ。
リズムってのは、要するに反復だ。
文章量の反復、視覚的な描写の反復、なんでもいいんだよ。
> むかしむかし、あるところに、おじいさんとおばあさんがいました。
> おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯に行きました。
おじいさんとおばあさんの構造が繰り返されてるだろ?
なんか知らんけど、続きを読みたくなるだろう?
リズムってのは、これよこれ。
755 :
741です:2011/12/22(木) 03:10:35.90
>>754,753
酷評、ありがとうございます。
まじめにレスしてくれる人がいるとは露ほどにも思っていなかったので正直嬉しいです。
主人公の内面描写、反復、リズム感、そのどれもが的確なアドバイスのように感じ、大変参考になりました。
私は趣味でよく掌編を書いているので、また晒した時には酷評してください。よろしくお願いします。
756 :
1/2:2011/12/22(木) 07:38:34.05
初めて落とします。気になる点があったら指摘して下さい。
私の名前を聞くと誰もが頭を下げる。私の顔を見ると誰もが頭を上げる。名前も顔も私には邪魔な装飾品でしかない。
誰も私の心の声を聞こうとしない。誰も私の心の中を見ようとしない。
幾つもの装飾品を持ってこの世に生まれ墜ちた時点で私の人生は決まっていたのではないかと思えてしまう程に。
綺麗なドレス。輝く宝石。どんな物を身に付けても、それがどんなに私に似合うものでも、やっぱり私にとっては邪魔なものでしかない。
いつからだろう。これらを棄てたのは。いつからだろう。似合わないものばかりを選ぶ様になったのは。いつからだろう。
家を捨てて、逃げる様に森に住む事にしたのは。
「おはようございます、良く眠れましたか?」
それでも大した変わりはない。私の名前を聞いて頭を下げる事も、私の顔を見ようと頭を上げる事も。
身につけるのはボロばかり。それでも私の名前と顔までも棄てる事は出来なかった。なによりも邪魔だと、ずっと思ってきた物なのに。
仕事に向かう同居人達を見送り、一人になると時折考える。
家事をしながら。ご飯を食べながら。昼寝をしながら。森の動物達と戯れながら。
一体私はどこで間違えてしまったのだろうかと。
逃げた事が悪かったのか。現実を受け止めなかった事が悪かったのか。名前と顔を棄てなかった事が悪かったのか。
それとも、産まれてしまった事が悪かったのか、と。
家から逃げる為に走る足はあっても、素直に殺される為に止まる足はなかった。
それが出来ない時点で、私は負けているのかもしれない。運命に。自分自身に。そして、
「林檎は要らんかえ?」
母に。
757 :
2/2:2011/12/22(木) 07:40:30.68
「あなた、林檎売りさん?」
「ああ、そうだよ。ご覧。美味しそうな真っ赤な林檎だろう?」
「ええ、とても。……美味しそう」
林檎を手に取り、私は微笑む。今まで何度浮かべてきたか分からない笑み。この笑みを見せる事がどれだけ苦痛だったか。
求められ浮かべれば浮かべる程苦しかったはずなのに。今はもう苦しくない。
「さあ、一口かじってごらん。さあ。さあ」
ねえ、お母様。私が憎いでしょう。この頬笑みを浮かべる私が。何処までも憎いでしょう。もっと憎んで。そして私を解放して。
ああ、なんて素敵なの。これでもう、私は苦しみから解放されるのね。ねえ、お母様。
「どうして私を産んでしまったの」
私の問い掛けに対する答えなど求めてない。聞けるはずがない。分かっていた。分かって聞いた。
これで私は解放されるのね。
私の名前を聞くと誰もが頭を上げる。私の顔を見ると誰もが頭を下げる。名前も顔も私には只の飾りでしかない。
誰も私の心の声を聞く事は出来ない。誰も私の心の中を見る事は出来ない。
幾つもの飾りを持ってこの世に生まれ墜ちた時点で私の人生は決まっていたのではないかと思えてしまう程に。
綺麗な花。輝くガラスの箱。なんて美しい。なんて私に似合うのかしら。誰にも邪魔はさせないわ。これが私の幸せなのだから。
私の人生はこれから始まるの。
「ああ、なんて美しいのだ。この方の名前は?」
「白雪姫と申します、王子様。しかし姫は毒林檎を食べてしまって、死んでしまったのです」
「死体でも構わない。おお、美しい。城に持ち帰って私のコレクションに加えよう」
ああ、やっぱり私は、
以上です。
758 :
名無し物書き@推敲中?:2011/12/22(木) 19:17:45.83
>>756〜
基本的に、いいと思いました。
この作風であれば、読点のなさもしっくりきます。(逆に流れるようで読みやすい)
一つ、厳しめにあげるなら。
>仕事に向かう同居人達を見送り、一人になると時折考える。
>家事をしながら。ご飯を食べながら。昼寝をしながら。森の動物達と戯れながら。
おそらく、同居人はこびとでしょうか。ここに、こびとと、ほのめかす程度の描写はほしく、
また、下段には、森の穏やかな生活感をいれつつ、姫の心の苦しみに反描写でつながれば、
いっそう良くなるんじゃないかと思いました。
以上です。
759 :
756〜:2011/12/23(金) 07:15:45.63
>>758さん
返答有難うございます。
仰る通り同居人は七人の小人の事です。
確かにそこの表現が薄かったかもしれません。細かい処にもちょっとした表現って必要ですね。
ご指摘有難うございました。精進します。
760 :
名無し物書き@推敲中?:2011/12/23(金) 15:09:36.71
このスレって晒しだめ?
某無料小説投稿サイトで読んでる作品あるんだが
毎週投下されて毎週読み続けて二年くらいたつがちょっと飽きてきたのか
自分が読解力ないのかわからなくなってきたから
皆の感想も聞いてみたい作品あるんだが
761 :
名無し物書き@推敲中?:2011/12/23(金) 18:19:02.19
他人のは、まずいんじゃないかと。
本人に了解とれてないかぎり。
どうせ760本人の作品だからもーまんたい
文章をコピペするのはダメだけど
そのサイトのURL張るならいいんじゃないの
そうだよ(便乗)。URL貼って批評すんならなんのもんだいもないだろ。
それくらいのことをしなキャラこのスレDat落ちするぞ(迫真)。
765 :
名無し物書き@推敲中?:2011/12/25(日) 23:13:27.80
このままではお気に入りのスレが落ちてしまう。
そう思った僕はあえて駄文を投稿し、スレを炎上させることにしたのだ。
うんこぶりぶり
>>737 遅レスだが……ホイホイ批評しちゃっていいのかい?
>大陸一の大国「弦」。神の愛する国との呼び声も高いこの国の、北の外れにある大きな森。
名詞のみの文に体言止めを重ねると、読者からは普通、一文目の名詞=二文目と判断されます。(列挙法を除く)
よってこの場合、「弦」=森? と違和感が生まれ、作者が意図する箇所でもないのに文を読み返されてしまいます。
この表現に拘りたいなら、ちゃんと一文目と二文目とをイコールで結んであげましょう。
私個人としてはこの手法はあまりお勧めできませんが、例えば以下のようなカンジ。
「青い作業用ツナギに身を包んだ好青年。ウホッと叫びたくなるような、いい男。
そのいい男が、情熱的な眼差しを僕へと送り、僕の一部を熱くさせる。
彼はベンチの背に片腕を回したまま、首筋へもう一方の手をやったかと思うと、太く武骨な指で、
だが緩やかに滑るような動作で、ツナギのジッパーを降ろし始めた」
上記の場合でも「一人の男がベンチに腰掛けていた」などと前置きをしておかないと、『好青年』と『いい男』が
同一人物を指していると正しく理解されるかは微妙ですし、なによりクドいです。
(第一段落の反復法が、第二段落の『僕へ〜』『僕の〜』という変形的な反復法へ係っている。しかし第二段落の反復を
失くすと第一段落の反復法が何を意図しているのかわからないため、この文章を推敲するなら、『僕』より好ましくクド
くもならない反復の素材が必要になる。つまり面倒臭い)
>そのあまりの大きさとそこに伝わる不可思議な伝説から
一行目の『国』の連呼も気になりますが、『その』『そこ』など代名詞を連ねるのも、文として見苦しいです。
代名詞を使うときは、読者が煩わしさを感じない範囲に留めましょう。
767 :
続き:2011/12/26(月) 06:09:26.35
>「―――、君は赦してくれるだろうか?」
ある人物の伏字だとしても、―(ダッシュ)は通常2個でワンセットです。「――」「――――」という具合に。
というか、
「男はある人の名を呟く。その言葉が風に乗って運ばれないように、自分の耳へさえも届かないように、
男の唇が微かに揺れたのみではあった。けれど、確かに男は懐かしき〜」
このように地の文でいくらでもカバーできるでしょう。
>「十六夜……か」
この台詞を起点にした推敲が必要なんじゃなイカ?
原文のままだと、前段落の『今宵の月』が浮いてしまっています。『今宵の月』とはどういう状態の月なのか
原文から拾ってくる必要があるにも関わらず、読み進めないと解が得られないという、
作者からの無駄な謎かけとなっているからです。
たった一行読み進めれば分かるのに、と思うでしょう?
ところが読者はホントーに面倒臭がりなんですよ。こういう小さな所から潰していかないと、
話の内容以前に文章で投げられてしまうのです。
じゃあ『今宵の月』という比喩だけ書き直す、もしくは『黒衣の男が月を見上げて立っていた』の後に台詞を
置けばいい? ……いえ、そもそも『その男の口元には〜』の一文自体が文章として贅肉になっている事に
気付かないといけません。
なぜなら序章の展開がイカのように構成されているからです。
「弦」という国の説明を触りだけ→森の説明→丘の上に立つ謎の男、その描写→月を用いた、男の心情の暗喩
(小起) (小転) (小結)
おそらく作者は、『口元』の描写から台詞を経て『声色』へとスムーズに繋げたったぜ、どや?
とドヤ顔でいるのかも知れません。しかし『黒衣の男』から台詞、そして『声色』部分へと繋げても、充分自然
なのです。『口元』の描写が何かの伏線でない限り、一文全体を削ってしまっても文脈には差し支えないでしょう。
この一文に限った話ではありませんが、削りによって文章が薄くなったと感じたとすると、実際には削った箇所ではなく
他の何処かが不足していると考えられます。文脈と相談して何処を加えるのか削るのか決めたほうがいいでしょう。
私は作者さんの作品に責任なんて持てませんから、これ以上踏み込みませんが。
蛇足ですが、『十六夜』という表記は月齢に加えて、「いざよい」という、苗字、あるいは名前の人物をも示唆しているのですか?
>>738 >こぽ、ぽこ、ぽこり。耳に心地よい音と漂う美味しそうな香りに、とうに限界をすぎたはずの旅人の意識は、勢いよく浮上した。
音と香りが一緒くたに文中へ放り込まれているので、擬音が何処にかかっているのか、文章構造からは把握できません。
擬音を使うからには音に決まってると思うかもしれませんが、
「こぽ、ぽこ、ぽこり。旅人は何かの音を聞いている。何とは分からないが、それが彼の耳には心地よい」
というように、係りと受けをはっきりさせぃ、ということです。
>『パチリ』『ペコリ』
これは地の文からあまりにも浮いています。緩い文体に登場する分には違和感はないけれど。
さらに『こぽ、ぽこ、ぽこり』の擬音はひらがななのに、『パチリ』『ペコリ』をカタカナにしている点が不自然です。
>パチリ、少しの迷いもなく目蓋を開くと、年季を感じさせる大きな梁が目に入った。
>古いもの独特の安心するような懐かしい感じがした。
旅人の独白でもないのに、突如一人称が出てくるのは不味いです。
あと、
>>737には多少なりとも場所の説明はあったのに、
>>738は全体として場面、人物の描写が不足しています。冒頭は屋外で、旅人が目覚めたくだり
からは屋内。そこまでは分かるのですが、『雑炊』というおおよそアジア圏を想起させるようなワードと、
『その上に見える頭は夜明け前の空の様な深い青色をしていた』
という、そのまま読めば青髪の人間が出てくるファンタジーの世界感。
(場面が夜だったら、黒髪が星か月かの明かりで青く見えてるのだ、とまだしも受け取れるのですが)
そもそも序章で「弦」という国が登場する以上、ファンタジーであると理解は出来ますが、読者は
「青髪であるらしいこと以外は一切が謎に包まれた知的生命体と、これまた一切が謎だが旅人らしき知的生命体が、
朝か夕かもわからん時間に、『弦』の国内かどうかもわからんがとりあえず屋内らしき場所で、材料もわけがわからんがとりあえず熱々の雑炊を食べている」
という程度しか理解できないはずです。序章ではあからさまに『黒衣の男』の詳細を伏せようとする、作者の意図が見えたので
あーだこーだとは言いませんでしたが、青髪と旅人の年齢性別風体ぐらいは触れておくべきでしょう。
だからと言ってくどくど説明をされても困るので、そこは作者の力量が問われるところですね。
まーちょっと意地悪く書きましたが、東洋をベースとした幻想世界で我々と同じ人間が活躍するんだろうなぁ、ぐらいは読者も好意的に解釈してくれると思います。
>>766からの長ったらしい文を書いた者だけど。
自分が出した幾つかの例文は「こう書けば批評希望者に意図を理解されやすいかな」
って程度の趣旨により即興で書かれたものであって、決して自分で良文と納得しているわけではありません。
これがゲージュツ的な文章だと思ったら大間違いです。(いや、言わんでも分かるだろうけど一応)
むしろ自分が批評を受けたい立場ですな。
もう眠たいので
>>741>>756は気が向いたときでよろしイカ?
……あぁ、別におまえなんぞに批評されたくない? そうですか。サーセンw
俺のもお願いします
「うわーっ! きれいだねぇ!」
と、ぼくの彼女、月島薫は両手をひろげてさけんだ。
夜空には満天の星空。
夏の大三角形が、きらきらとかがやいている。
「あんまりおおきい声だすなよ」
ぼくはとなりではしゃいでる月島にいう。
ここは学校の屋上。深夜なので警備員はいないものの、そこはとうぜん、不法侵入である。だれにみつかるともおもえないけれど、いちおうきをつけておきたい。
しかし月島は子供のように星空をみあげて、そのうつくしさにいちいち感動しているようである。まったく、感情表現がゆたかな彼女である。
さて。
今日こうして深夜の屋上に月島をつれてきたのはほかでもない。
つきあってもう三ヵ月。いいかげん、手をつなぐ以上のことをしたい。だけどふつうにしたのではつまらないとおもったぼくは、星をみにいこうという名目で月島をつれだしたというわけだ。
われながら、ロマンチストな野郎である。
ぼくも月島にならって、おなじ星空をみあげてみる。
「……うお」
たしかに、あらためてみると、これは壮大である。
「これは……すごいな」
「うん……わたしたちの町って、こんなに空がきれいだったんだね」
興奮をおさえきれないというような月島。
ここで「きみのほうがきれいだよ」だなんて三流メロドラマみたいなセリフでもはいてみようかとかんがえるが、やめておく。
そんな無粋な言葉は、いまは邪魔なだけだろう。
ぼくは「うん」とだけうなずいて、月島の肩をだきよせた。
>>772 二行目、一人称で書いてるんだから「薫」はいらないんじゃねえの。
ドラマの登場人物が視聴者を意識するな、
読者に顔を向けて彼女の名前まで説明してやるなって話だ。
演技丸出しだと白けるからな。
ひらがなが多すぎるのは池沼ぽいが、
その効果を狙ってるのかも知れないし、
別に読み辛いって事もない。
普通に読める。合格。
>>772 叙述的な意味での難しさ。そこから全体的に逃げている文章だな、と思いました。
>「うわーっ! きれいだねぇ!」
『うわーっ!』の部分。なぜそこが地の文ではなく台詞で書く必要があったのか、を考えてみましょう。
台詞での感嘆表現はいわゆるギャルゲでは許されるのですが、それでさえただ無条件に許されているわけではありません。
ギャルゲは絵、BGM、ボイスとの兼ね合いがあり、また「文字を三行以上読むと眠くなるような読者」までもを購買対象にしています。
決して楽をするために「うわーっ!」だの「ええええ〜!?」だのを台詞に入れてるわけではありません。(多分)
文章の美しさばかりを重視すると物語への没入度が損なわれるため、必要上、多くのライターさんは地の文を極力削っているのです。
純粋な文章媒体じゃ『うわーっ!』がダメ、などと頭の固い事を言いたいのではありません。
センシティブに扱え、と言いたいのです。
なぜなら感嘆表現はとても強いアクセントを文中にもたらす反面、乱発すると文章を安っぽくみせる効果があるからです。
夏の大三角を始めとする、数え切れない星たちが、赤さびた鉄扉の向こうでぼくを待っていた。
ぼくに続いて屋上へ飛び込んだ月島薫も、背後で息を呑んでいるようだ。
そこは惑星の輝きで彩られた舞台。
見とれているぼくを追い抜き、月島は、夜空がもっとも映える観客席まで踊り出た。
「きれいだねぇ!」
と叫び、子供のように両手を広げる月島に、ぼくは苦笑をこらえながら、
「あんまりおおきい声だすなよ」
大人ぶった調子で、そうたしなめる。
上記は原文に多少の脚色をつけて書き直したものですが、これでもまだ不満が残ります。
「!(エクスクラメーションマーク)」の存在です。
感嘆符を文中に溶け込ませるため、ここまで筆を割いたのですが、まだまだ不自然さが
払拭できていないうえに、当分は続きの文でも感嘆符という「武器」が使えないことを覚悟しなくてはなりません。
伝家の宝刀は、抜かない内が華であると、理解してもらえると助かります。
775 :
続き:2011/12/27(火) 20:47:09.44
>『と、ぼくの彼女、(2行目)』
ここは削っていいでしょう。後に出てくる『まったく、感情表現がゆたかな彼女である。』の文で、彼女と僕との関係を示唆できていますから。
なにより、説明くさいです。
>『月島薫は両手をひろげてさけんだ。(同二行目)』
広げ「て」の部分。この、「て」は接続を潜在強要する活用形です。
『ひろげてさけんだ』と読ませると前後の文との関係でリズムが悪いので、
「ひろげ、叫んだ」と書き換えたほうがいいでしょう。
「叫んだ」が漢字になっている点も、ちゃんと文章を読ませる上での配慮がありますので注意してみてください。
>『ここは学校の屋上』〜『われながら、ロマンチストな野郎である』
いくらなんでも説明が長すぎます。読者を引き込めるように、もっと自然に場面・状況ワードを配置しましょう。
途中の『しかし月島は子供のように〜』も、文脈上ではまったく物語が進行していない上に、やはり説明くさいです。
他の文で彼女の性格を匂わせる表現を散りばめれば、充分置換可能でしょう。
776 :
続き2:2011/12/27(火) 20:47:42.68
>われながら、ロマンチストな野郎である。
前文では彼女を星空の鑑賞に誘ったイヤラシイ動機が書かれてるのに、内心ロマンチストを自称する『ぼく』。
一人称の文ですから、これはこれで面白みがあるのですが、作者が狙ってそうしたのか、たまたまそうなったかでは、文章力に関して雲泥の差があります。
まぁ私は前者であると信じていますよ?ww
>『ここで「きみのほうがきれいだよ」だなんて三流メロドラマみたいな〜』
『ぼく』の関心が何処に向けられ、どう変化していくのか、意識して書かれているのであれば、
指摘した文に、『ぼく』の感情面におけるターニングポイントの役割が課せられている事を理解できるはずです。
この文自体を「三流メロドラマみたいなセンス」と難癖つける気はありませんが、せめて前後の文には推敲を重ねましょう。
『たしかに、あらためてみると、これは壮大である』と、星空に向けていた『ぼく』=読者の関心が、彼女にうつる場面。
読者が『興奮をおさえきれないというような月島』という表現だけで、スムーズに彼女へ関心を向けると思いますか?
目に付く範囲では、こんなところです。
ちょっと厳しめにやらせてもらいました。あなたは全く書けない人、というわけではなさそうですから。
評価お願いします。
「魔王さま! 大変です!」
ありがちなセリフを吐きながら走ってきた悪魔はこれまた魔王の手下にありがちな身なりをしていた。
「なに?今魔界囲碁やってんだけどこれ中断するって事はそれなりの事なの? え? 地獄に落とすよ?」
魔王の冗談とも取れる言葉に悪魔の体がガタガタと震える。冗談じゃ済まない。理不尽に権力を行使されても仕方がない。何故なら魔王だからだ。
「あ……あの! 下界の人間の天界に行く確立が著しく上がっています! これでは魔界と天界との調和が取れません! すぐにでも下界に降りた方がよろしいかと!」
力強く言い放った悪魔は緊張の面持ちで魔王の返事を待つ。少し考えるような素振りを見せたが魔王はすぐに口を開いた。
「んー、ヤバイねそれ。まぁどうせ天界の奴らが調子に乗って死ぬ奴片っ端から天界に引っ張ってるんだろ」
魔王の言葉はとても軽い物だった。だが悪魔にとってそれは命拾いと言っていい言葉だった。
「そうですね。特に何もしない魔界と違って天界は忙しいみたいですからね。人員が必要なのでしょう」
余裕が出た悪魔は饒舌に喋った。が。
「は? 魔界が何もしない? 魔王舐めてんの? 魔界なめてんの? もういいお前地獄行き」
魔王にとって悪魔の言葉は癪に触ったのだろう。
「いやだぁぁ! 地獄だけはご勘弁を!! やめてくれぇぇぇ!!」
悪魔の断末魔が聞こえた。魔王にとって悪魔の言葉は配慮に欠けたプライドを傷付ける言葉だった様だった。
>>777 やおいな上に作文レベル
評価も何もねーだろ
780 :
名無し物書き@推敲中?:2011/12/28(水) 17:06:39.46
>>778 このスレ、「文章」を酷評するところだろ。できないならくだらんゴミレスはするな。
横だが、立派な酷評だな。
782 :
名無し物書き@推敲中?:2011/12/28(水) 18:27:09.53
>>772 たぶん、物語に出てくる二人は中高生だと思うので、
俺は地の文は基本そのままで。会話文に一押しがあればと思います。
普通な感じで中高生の純粋さが表われるような。そんな感じのです。
(特に月島薫に出ればいいなと思う。それがどんなのかは、自分で模索してください)
地の文で一つ気になったのは、ひらがな。
おそらくわざとでしょうが、
>だれにみつかるともおもえないけれど、いちおうきをつけておきたい。
だれに見つかるとも思えないけれど、いちおう気をつけておきたい。
これくらいの堅さは、あったほうがいいんじゃないかな。と思いました。
783 :
名無し物書き@推敲中?:2011/12/28(水) 18:37:54.75
>>777 「、」がほしいですな。
まあ正直、挿絵がないとわからん作品だな。と思いました。
>>777 こいつワイのとこにも出してたぞ。
マルチくそ
>>777 感想を言えば、調子にのった中学生がその場で適当に書いたみたいだな、と。
幼稚なんだよな、文章が(内容もだけど)。
ラノベを目指してるんだったら「ラノベなめんな」って言いたい
きみが考えてるほど小説は甘くないからね?
書きたいことを書き下す地力はある感じなので、もうすこし読者寄りの視点を心がければ、
ネタ次第で活字になる。ラノベなら。しかしそのネタを出せるのが万人に1人
>>786 ありがとうございます
舐めてはいないんですけどね…
前に評価お願いした時には、文に気合が入りすぎというかもっと砕けてと言われたので思い切ってみたのですが……
結果幼稚になってしまいましたか…
難しいです
>>787 はい…精進します。
ありがとうございます。
では何が読者よりじゃないかと言うと、例えば
>「魔王さま! 大変です!」
ありがちなセリフを吐きながら〜
読者はこう思う。「別にありがちじゃないし。」
こういう漫画とかあるんだろうな、とは思うかもしれないけど、何において有りがちなのか不明。
コミカルな世界観を出そうという意図含みなら、「お決まりのセリフを吐きながら〜」ではどうか。
>魔王の冗談とも取れる言葉に悪魔の体がガタガタと震える。冗談じゃ済まない。
こういうややこしい言い回しを擦るより、ここは普通に「冗談とも本気ともとれる言葉に」とした方がいい。
>>790 ほぉ!
分かりやすい解説ありがとうございます。
自分の主観で書いてしまいました。これじゃただの自己陶酔のような物ですよね。
ありがとうございます。
>>777 中学一年の頃に自分が初めて書いた文章を思い出した。
剣や魔法だのが出てくるような話ではなかったけれど、
出来栄えは
>>777のものと似たり寄ったりだったと思う。
ところが当時の自分は、
「これは名作だ!」と自画自賛した挙句、クラスの友達に見せまわったりしていた訳で。
あー恥ずかしい。今でも当時を回顧すると恥ずかしさのあまりゲーム機を窓から投げたくなるわぃ。
「凄いね。続き読ましてよ」と褒めてくれた友達。
きっとお世辞で言ってくれてたんだろうなぁ。
恥ずかしさと同時に、どこか微笑ましくもある。
793 :
1/2:2011/12/28(水) 23:31:56.72
【酷評お願いします>< 知り合いの女をモチーフにして書きました。】
真っ黒な机の上に張り付いた大量の埃を舌で拭った。ザーメンのような苦い味がして一瞬眩暈がしたが、
不思議と嫌な気分ではなかった。
ベランダの植木鉢には腐ったプチトマトの実がドロドロに溶けて実っている。赤黒い実から滲みでて来る
透明な汁の酸っぱい匂いが、開けっ放しの窓から風に乗って私のいる場所まで緩やかに届けられた。最後に
植木鉢に水をやってから、既に1ヶ月は経っている。今はもう、飢えた鳥さえそれを口にしようとはしないだろう。
太陽の光が廊下の窓に幾重にも裂かれて、この部屋の中にも少しだけ入ってくる。その幾つかの光線の中の1つが、
丁度私の太腿の辺りに当たって痣のような形の小さな光の塊を造った。ゆっくりと、手で水を掬うようにして光の
塊に触れた。スライムのようにグニョグニョと手の中で変形を繰り返した後でそれは、綺麗な楕円形になって掌の
上にスッポリと収まった。私は暫くの間、それを手の甲に当ててみたり、きつく握ったりして遊んでいた。光の塊
は暖かくて、とても優しい匂いがする。舌の上には、さっき舐めた埃の感触がまだ残ったままだ。
鏡を見たくない。さっきから、そう思っている。顔中が、痒いのだ。この部屋にも鏡というものはある。赤色の縁
をした1メートルくらいの高さの鏡だ。今はジャガード織りのテーブルクロスを被せているせいで何も映してはいない。
昔付き合っていた男が旅行でフランスに行ったときにお土産で買ってきた民族調のテーブルクロス。ベランダのプチト
マトに最後に水をやった次の日から鏡に被せたままにしてある。たまに窓から吹く風に靡いては、ヒラヒラと卑猥に揺
れている。柄があまり気に入らなくてずっと使っていなかったのだが、今こうして改めて見ると、中々雅趣に富んだ良い
代物だと思う。部屋を出ていないこの1ヶ月の間に、私の嗜好が変わってしまったと言えば、聞こえは良いかもしれない。
794 :
2/3:2011/12/28(水) 23:39:54.39
【続きです。すいません、文章が少しだけ長すぎたみたいで3分割させてもらいます。上の文章は1/3ということでお願いします。分かりにくくてすいません><】
私が部屋に引きこもることを決めたのは1ヶ月前のことだ。それを決定づけるような明確な理由などは、存在しない。
あえて言うならそれは、微かな不安、だった。朝のニュース番組で私の星占いが最下位だったのがきっかけだった。
その日、私は仕事をサボった。部屋を出るのが、なぜだかものすごく億劫だったのだ。上司に風邪を引いたから休むと
電話で伝えた後で、再びベッドに入り、眠った。そしてその時に、とても嫌な夢をみた。巨大な鉄球をひたすら飲み込む夢。
直径が30センチくらいある黒い鉄球、触るととても冷たくて、持ち上げるとずっしりと重い、そんな鉄球をひたすら飲み
込み続ける夢を見た。目覚めると体中は蕁麻疹で赤く膨れ、眼から涙がボロボロと溢れていた。喉の奥には鉄球を飲み込ん
だ時の異物感が残っていて、トイレで何度も吐いたが一向に取れなかった。
疲れているのだと思った。毎朝5時半に起きて朝食を摂り、仕事場に持っていくお弁当の用意をした後でシャワーを浴び、
スーツに着替えてメイクをする。帰り道に着るための私服を詰め込んだ鞄は、いつも重たかった。定時を30分くらい過ぎた
くらいに帰って、晩ご飯を食べ、お風呂に入ったあと少しだけネットサーフィンをし、9時を過ぎる前には必ず寝る。そんな
生活の繰り返しに私はとっくに疲れ果ててしまっていたのだ。体中に出来た蕁麻疹の跡を鏡で見て、そう思った。
795 :
3/3:2011/12/28(水) 23:41:28.80
【最後です。】
私はずっと鉄球を飲み込み続けていた。象の背中のように禿げた上司の頭を見ている時や、同期と一緒にお弁当を食べてい
る時、常に鉄球を飲み込み続けている。体の中にどんどん異物感が蓄積されていって、体中が鉄球をためる大きな集積場の
ようになってしまった。私は何かを我慢するとき、唾液を飲み込む癖がある。そして唾液を飲み込む度に、それは体の中で鉄球に変わる。
それならば、唾液を飲み込まない生活をしなくてはいけない、そう思った。仕事先には、もうずっと連絡はしていない。
何度か上司が私の部屋を尋ねたが、無視し続けた。私のことをドロップアウターだと思うのなら、好きにすればいい、私はもう
象の背中のような気持ちの悪い頭や、同期の女の異常に甲高い笑い声を聞きたくない、唾液を飲み込む生活はもう終わりにする、そう決めたのだ。
窓の外から、子供たちが公園で遊ぶ声が聞こえる。開けっ放しの窓から見えるのは四角に切り取られた空と、遠くに見えるビルの稜線だけだ。
私はもう、そこには戻らない。いつか誰かがこのマンションの外からでも聞こえるような大きな声で私の名前を叫んでくれる日まで、私はもう
この場所から出ることはないのだろう。
人差し指で、舌の腹のあたりを強く押さえた。南国に生息している鳥の鳴き声のような嗚咽が漏れて、少しだけ涙が零れた。指先にはさっき
舐めた埃の粕が舌苔と混ざって乗っている。嗅ぐと饐えた匂いがして、私はそれをもう一度口の中に含んだ。
クソめんどくさい文章だな
結局お前何が書きたいの?俺にはわからなかったわ
すまんな、酷評とか以前の問題だったわ
>>796 お前がどう読んだのか、粗筋3行でもいいから書いてみてよ。
読みが深いとか浅いとか言わない。
会社行きたくない
人間関係って難しい
誰か私にかまってよ
俺にはこの程度しかわからなかったわ
無駄な情報が多すぎるんだよ。膨らませすぎて意味がわからん
文章が太りすぎ。削れ。ダイエットしろ。
>>793 >ザーメンのような苦い味
この表現は意外と良いと思いました。
『ザーメン』という下世話なワードから、一瞬主人公が男性ではないかと判断したのですが、
その味を知っているという人物なら、女性か、ごく一部の男性である可能性が高いですね。
ただ、『スライムのように〜』と難解な部分を挟んでから、答え合わせ(『昔付き合っていた男が〜』)
を出した点が気になります。あなたにとって主人公の性別は重要な謎かけではないようですから、
素直に口紅、装飾品、マニキュアなど、女性特有のアイテムを出してから『日光』の描写に移って
もよかったのではないかと思います。
なぜなら、重要でない謎は、一問一答式(これも端的だなぁ、ヲイ)で解消してあげるべきだからです。
冒頭で主人公が女性であると見抜けなかった読者は、なぜ『ザーメンのような苦い味』が『不思議と嫌な気分』でなかったのか理解できないでしょう。
まぁ私には男性の白濁液を味わった経験はないので、そもそも、本当に大量の埃がそれに似た味だったのか、
主人公の症状からそう錯覚したのか、という点からして分かりませんが。
>太陽の光が廊下の窓に幾重にも裂かれて、この部屋の中にも少しだけ入ってくる。
>その幾つかの光線の中の1つが、丁度私の〜
クドいです。
陽光が、窓にかかるカーテンに遮られ、廊下にグロテスクな模様を落としている。その一筋は部屋にいる私の太腿を照らし〜
というように、素直に私の太腿へ移行してもいいはず。
(『幾重にも』とあるので、窓枠ではなくカーテンと理解していいんでしょうか?
それとも小窓のブラインド? 読者にとってはおそらくどうでもいい情報ですが、情景が浮かび辛いのは不味いです)
また、『少しだけ』という表現を使った点も「個人的には」気になります。
『幾重にも』と緻密な表現を使っておきながら、そのすぐあとに『少しだけ』というのでは、ちょっとテキトーすぎる印象を受けます。
800 :
続き:2011/12/29(木) 02:56:14.33
>『その幾つかの光線の中の1つが』〜『光の塊は暖かくて、とても優しい匂いがする。』
この部分、主人公が統合失調症である情報を匂わせたいのだと思いますが、あまりにも長すぎます。
もっと短い文章量で、バシッと決めましょう。
その光は、ナメクジになった。虹色の液体を塗りつけながら、私の太腿を這いずっている。
バシッと決まりましたか? ……そうですか、決まってませんか……orz
>鏡を見たくない。さっきから、そう思っている。顔中が、痒いのだ。
『太陽の光が〜』でも感じたことですが、場面転換がスムーズに行えていません。
精神障害をもった主人公だから構わない、そう思うかもしれませんが、受動的な反応は実に理論的な原因と結果を結ぶのです。
ふと湧き起こった内的な感情であっても、実際は脳内の帯状回前皮質が記憶中枢へ働きかけた結果にすぎません。
物語を書くうえでの配分は多少で結構です。因果律を意識しましょう。
また、この部分から『部屋を出ていないこの1ヶ月の間に〜』の決め台詞までが『日光』の部分と同じく、長すぎます。
全体にいえることですが、「これは○○な理由で、絶対に外せない」というところまで削りに削りましょう。
作者が与えたい情報に対して文章量が多すぎると、読者はダレてきます。
801 :
続き2:2011/12/29(木) 02:57:15.91
>>794 >>793から
>>795をひと続きの作品として読むには、
>>794全体の説明口調が異質です。
おそらく、一旦は
>>793のみで作品を終わらせようと考えたからではないでしょうか。
これまで徹底して状況描写を軸として展開していたのですから、主人公の背景まで盛り込みたいのであれば、
・主人公の感情表現を増やして、スムーズに回想に移れるようにする
・他の人物に語らせる
・ワードとして匂わせる程度に留める
などが考えられます。
ですが、読者は常に驚きを求めています。想像もつかない手法が成功したなら、それは作者の勝ちといえるでしょう。
>私が部屋に引きこもることを決めたのは1ヶ月前のことだ。
前レスの最後は以下でしたね。
『部屋を出ていないこの1ヶ月の間に、私の嗜好が変わってしまったと言えば、聞こえは良いかもしれない』
この文でもっとも主張が強い部分は何処か。多くの人が、主人公の嗜好が変化したこと、と答えるでしょう。
同時に、『テーブルクロス』に関する嗜好を通して、冒頭から読者が抱く、
「なぜ主人公がこのようにザンネンな状態へ陥ったか」という疑問への解答を示唆している、ともとれるはずです。
しかし続く文で『1ヶ月の間に〜』となどとやられたら、読者はどう思うでしょう。
「え、そこなの? 嗜好はどうでも良かったの?」
となると考えられないでしょうか。
802 :
続き3:2011/12/29(木) 02:58:11.76
さらに、これ以降、ちらついていた男の影は一切登場しなくなり、どうやら主人公の異常の原因は、仕事のストレスであると判明するのです。
『ザーメン』や『ジャガード織りのテーブルクロス』は一体なんのために文中へ出てきたのか。
私個人のミスリードだとしても、思わせぶりに書いておいて意地が悪すぎでしょう。
読者が、「名作につきものの、心地よい敗北感」を味わえるとはとても思えません。
>丁度私の太腿の辺りに当たって痣のような形の小さな光の塊を造った。
>それは体の中で鉄球に変わる。それならば、唾液を飲み込まない生活をしなくてはいけない
>国に生息している鳥の鳴き声のような嗚咽
なんかもう、突っ込み疲れたよ。父さん……。全文を通しての、文脈の流れについても触れたかったのに……。
803 :
793の投稿者です:2011/12/29(木) 03:33:27.45
>>798,799〜さん
素早いレスポンス有難うございます。
私がこの文章で表現したかったことは、引きこもりをきっかけに女がメンヘラになっていく様子です。
きっかけは798さんが言うとおり、会社行きたくない、人間関係やだ、かまってかまって、です。
また、幾つか指摘された部分が、大変参考になりました。
@文章が太い
これはたしかにそうですね;;読む方を飽きさせてしまうくらいならもっと削ったほうが
いいということでしょうか。勉強になります。
A因果律
最も痛いところを突かれてしまいました。小生、場面転換が妙に苦手でございます。
B幾重にも〜少しだけが適当
この部分、幾重にも〜微かに、にすればまだマシだったでしょうか。
Cテーブルクロスの嗜好
ここもっと巧く使えばよかった…!
メンヘラという回答に対する細かな情報としてしか捉えていなかったです。
それと全体を通しての文脈の流れというお話ですが、「個人的に」非常に気になります。
時間がある時で結構ですので教えてください。ベッドの上で飛び跳ねるくらい喜びます。
投稿者が出しゃばって長々とコメントして大変申し訳ないのですが、よろしくお願いします。
>>777 > ありがちなセリフを吐きながら走ってきた悪魔はこれまた魔王の手下にありがちな身なりをしていた。
ありがちな台詞は書けているのに、ありがちな身なりを書いていない。
作者に見えない物が、読者に見えるか!
取材しろ、と何回言ったら分かる。
まずは魔王の手下の画像をググるところから始めろよ。
>>793 > ベランダの植木鉢には腐ったプチトマトの実がドロドロに溶けて実っている。赤黒い実から滲みでて来る
> 透明な汁の酸っぱい匂いが、開けっ放しの窓から風に乗って私のいる場所まで緩やかに届けられた。最後に
> 植木鉢に水をやってから、既に1ヶ月は経っている。今はもう、飢えた鳥さえそれを口にしようとはしないだろう。
この段落にタイトルを付けるなら『プチトマト』だよな。
> 最後に植木鉢に水をやってから、既に1ヶ月は経っている。
なぜ別の話題を途中に挟むんだ?
思いつきで書いてるんじゃないわよ。あほんだら。
常に自分が何を書いてるか意識しろ。
第一「水をやってない→カサカサ」が一般的な読者の連想だろ。
なぜドロドロを殺すか。
なぜせっかく作った自分のイメージを殺すか。
ニポンジン、頭がオカシイカ。
実際にトマト育てたこと無いんだろ
ドロドロなら下に落ちるし、すっぱいにおいではない
しかも意外と鳥はそれを食う
807 :
793再び:2011/12/29(木) 14:33:24.49
>>805,806さん
コメント有難うございます。
> 最後に植木鉢に水をやってから、既に1ヶ月は経っている。
この文章は、女が一ヶ月前から生きる気力を失っている(大袈裟な言い方ですが)ことを
暗に表現したかったのです。
ならなぜ生きる気力を失ったのか→仕事行きたくない人間関係怠いと繋がる予定でした。
また、カサカサという言葉ですが、これはドロドロのほうが女の現在の心情とマッチしていると思って使いました。
ただカサカサでも「女のカサついた心」を表現できてよかったかもしれませんね。参考になります。
あと簡単に見抜かれてしまいましたが、私プチトマト育てたことありません(笑)
完全にイメージで書きました。すいません。知らないことを書くのはイケないですね><
一知半解、肝に命じておきます。
>793
直径30センチの鉄球って、何キロあるよ?直径10センチほどでも
3キロ越す。「持ち上げるとずっしり重い」ですむかな、女性が。
太陽の光が部屋へ届くには廊下を挟む。でも部屋のベランダに植物。
ベランダはどの方向?プチトマトを育てるのに充分な日光がある?
わりとこむずかしげな言葉を使ったり、難解そうな表現を使うわりに、
ずっしり、ドロドロなどオノマトペ多くて安っぽいし、
「仕事先」て。職場じゃないのか。
あと、視点はずっと女性なのだから、全身鏡は
何も映していない
ではなく
何も映さないよう、布をかぶせたまま
みたいな、主体を女性からずらさないほうがいいように思う。
鏡のあたりも、光や埃の話から突如「鏡がない」で、そのまま鏡の話かと
思えば「顔が痒い」。
光、埃ときたら、「埃っぽいせいか顔が痒い。発疹が手に触れるが鏡でみることはない。」
とか続けられそう。
809 :
名無し物書き@推敲中?:2011/12/29(木) 18:28:25.06
>>793〜
そんなに悪くないと思いました。
たしかに読みにくさはあります。たぶん文体の硬さが原因でしょう。
そこを指摘しようかとも思ったのですが。
作者の主人公に対するイメージがどんなかによって、
そのままの方がいいかもしれないと考え直しました。
あとはまあ、俺はこの主人公を普段は堅物女だったと受け取ったのですが、
そのあたりのニュアンスといいましょうか、
あなたの主人公に抱いているイメージを投影しきれていれば、
この女性の持っている感覚的なものや、表現自体が色彩を帯びてくるだろうな。と思いました。
>>803 「まあ待て、あわてるな」
まずは
>>799の補足から書かせてください。
私も尻切れトンボの酷評で終わらせる気はないです。(昨日は終わらせる気でしたが)
>『重要でない謎は、一問一答式』
私の表現が拙いせいか、よく伝わらなかったかも知れません。
以下の図は、一般的な物語の進行をwhyとbecauseの関係で捉えたものです。
w=why(疑問提示)b=because(疑問への解答)
W=a mysterious "why"(重要な疑問) B=an invigorating "because A"(種明かし)
[story line]――――――――――――――――――――――――――――→
@ W―――――――――――――――B W―――――――B
A w→b w→b w→b w→b w→b w→b w→b w→b w→b
B w b
2chへの投稿には不慣れなので、図の配置がズレて表記されてたらごめんなさい。
@は読者を食いつかせるに足る、魅力的な謎を、作者が焦らしに焦らしている様子です。
最初のBから余白を置いて、二個目の[W]が登場する様は、起承転結の「転」をイメージしてみました。
もちろんBが提示されないうちに、複数個の[W]を出しても構いません。
Aは小疑問を、その都度間を置かずに解消してあげてますね。@で読者が「謎が謎を呼ぶ」ような展開だと受け取ったとしても、
小疑問は次々と解消されているのですから、小さな達成感を連続で与えてあげることで、以後も読み進めてもらえるわけです。
Bは伏線です。わずかに違和感を受ける文が出てきて、「おや?」と思うわけですが、その後のストーリーが展開していくうちに
読者はその違和感を忘れていきます。
ところが、ある地点で突如、違和感への解答が提示され、さらにそれが二個目の[W]への解答に繋がっている。
読者は愉快な「してやられた感」に満足を覚えるでしょう。(不愉快な「してやられた感」は駄作です)
811 :
続き:2011/12/29(木) 22:25:44.07
さて、もうおわかりですね。
>>793の冒頭、
『真っ黒な机の上に張り付いた大量の埃を舌で拭った。ザーメンのような苦い味がして一瞬眩暈がしたが、
不思議と嫌な気分ではなかった』
さりげなく物語を発進させる書き出しとはとても受け取れません。
印象的な書き出しというものは、作品全体を象徴すると同時に、大いなる謎の提示でもあります。
この文から受ける疑問はおよそ三つ。
a.なぜザーメン味の埃を舐めて嫌な気分とならないのか
b.主人公の性別。これは[a]の疑問を解こうと思ったときに、連続して浮かぶ疑問です。
c.なぜ埃を舌で拭うという、奇妙な行動をとったのか。
(埃は本当にザーメン味なのか、という疑問は置いておきます。経験者にしか分かりませんから)
作者にとって重要な謎(W1)はおそらく[c]でしょうから、次の小疑問を提示する前に、
[a][b]の答え合わせをしておく必要性がおわかりでしょうか。
理想としては『プチトマト』の描写の前に配置するべきですが、百歩譲って、その後でも良しとします。
本来は読者の理解を阻害する行為なのですが、この箇所が、疑問提示というより[c]の補足・発展のように受け取れるからです。
主人公が「不誠実な語り部」であることをアピールできれば、なおいいでしょう。
しかし、続く『太陽の光が廊下の〜』からの文は、非常に難解な描写です。
世間の人たちは、書き出しの一文だけで[a][b]の解を見抜けるカンの良い人ばかりではありません。
[a][b]の謎をほったらかしにしたままで、『光の塊』の謎に挑ませ、それが[c]の解答であると理解させるには無理があります。
主人公の性別を匂わせるキーワードを冒頭近くに配置して、読者の理解を促してあげましょう。
そうすることで、次の「食いつきが良い謎」つまり二個目の[W]が出てくると思いませんか?
812 :
続き2:2011/12/29(木) 22:26:23.71
「主人公は女性→ザーメンの味で(不特定、あるいは特定の)男性を連想したので、不快な気分にはならなかった」
ここまで読者が想像できれば、
1.不特定の男性を想起したとすると、主人公はただの好色な女性なのか?
2.特定の男性ならば、その男性とは過去どんな経緯があり、現在どのような関係であるのか?
3.その男性について、現在の主人公はどのような感情を抱いているのか?
このように、次なる重要な謎[W2]が出てくるでしょう。
解答は『昔付き合っていた男』、『ジャガード織りのテーブルクロス』に対する主人公の嗜好の変化、に用意されています。
多少なりとも文章が書ける作者ならば、これらの文に、別の問いに対する解答の意味合いをも持たせるはずです。
つまり、
[c](W1)を解くことで新たに出る疑問[W1']
=『なぜ主人公がこのようにザンネンな状態へ陥ったか』
その解答も兼ねている、という意味です。
「過去に、ある男との間に起きた出来事が原因で、主人公は精神に異常をきたし、それでも今なお、ある男を求め続けている」
上記のような展開であれば、冒頭の一見意味不明な文も、
「ザーメン→特定の男性」を主軸とした、一貫性のある物語の書き出しと言えなくもないでしょう。
この場合は、
>>794>>795のほぼ全てをカットすることになります。
私が初読において、この書き出しを評価したのは、たった一文に、これだけ多くの複合的な謎を提示できた点です。
『部屋を出ていないこの1ヶ月の間に〜』の文から、『いつか誰かがこのマンションの外からでも〜』
と一足飛びに繋げたら、文中の『誰か』も、味わい深い意味を持つだろう、
などという夢まで広がってきますね。
813 :
続き3:2011/12/29(木) 22:28:32.32
しかし実際はどうでしょう、この後原文はあまりに残念な展開を迎えます。
男なんてストーリーにまったく関係なかった!!
(印象的な)書き出しは作品全体を象徴するものであるはずなのに、
『大量の埃を舌で拭った』→「鉄球を飲み込む」→「会社ヤダ」につながると思いますか? おかしいでしょう!
>>802で私が触れたかった『全文を通しての、文脈の流れ』はそこですよ。
文意と文意とがまったく関連性をもたないまま、あっちへふらふら、こっちへふらふら、彷徨っているのです。
寄り道ばかりで迷走している文章を読んでも、読者は内容の理解さえおぼつきません。
会社の人間関係が嫌で主人公がメンヘラになる話なら、
「電話が鳴り響いている。私は〜、どうせ会社からの〜」
「鉄球を飲み込む夢を見た。私は〜」
とか、いろんな書き出しがあるでしょう。『ザーメン』を登場させる必要はないはずです。
原文の書き出しを変えずに私が作品を書くとしたら、テーマはやはり男絡みにせざるを得ないですね。
814 :
続き4:2011/12/29(木) 22:29:39.73
[a][b][c]の提示(原文冒頭)
↓
[a][b]の答え合わせ。同時に潜在的なW2の発生
↓
[c]の補足と発展
↓
[c(=W1)]の解答と、新たな疑問[W1']の提示
↓
[W1'][W2]の解答
↓
上記を受けて、主人公が元彼へ抱いている現在の心境、その示唆。もっとも盛り上げるべき部分
↓
[W2]絡みのアクション(起承転結の「転」。例えば、玄関のブザーが鳴って、主人公が元彼の来訪かと疑う、など)
↓
結末(それでも主人公はドアを開かず、部屋に閉じこもったまま、元彼との再会を夢見る、など。二文程度におさめる)
上記が面白いかどうかはともかくとして、
[a][b][c]を上手く生かしきって最高潮へ繋げようとする狙いが、理解してもらえたでしょうか。
つまり「文脈の一連性」、それにつきます。
一文中においてもっとも意味主張が強い部分を、作者が意識できていない事に原因があるのかも知れません。
追記
>丁度私の太腿の辺りに当たって痣のような形の小さな光の塊を造った。
「の」が多すぎます。なぜなら「の」は修飾・被修飾の関係を見抜く、目印のようなものだからです。
一つの文に係りと受けが多すぎると、文自体がゴテゴテして、非常に把握しずらいです。
>それは体の中で鉄球に変わる。それならば、唾液を飲み込まない生活をしなくてはいけない
ここは個人的な好みの問題ですね。せっかく「鉄球」というワードが出てきたのですから、
「鉄球を飲み込まない生活」と隠喩に持っていっても良かったかも。
その場合、「鉄球」という表記の使用を少なくするため、文全体を短く引き締め、重複を無くす必要があります。
>南国に生息している鳥の鳴き声のような嗚咽
『南国に生息している鳥』の時点で、かなり抽象的です。
直喩対象は具体的かつ、意外性のあるものがいいでしょう。
>>816 島田雅彦著『小説作法ABC』43ページ目
「小説は、WHYとBECAUSEで推進される」
上記とネットで拾った文章(ごめんなさい、原典は忘れました)
を組み合わせたものです。
>>817 ストーリーの一連性について知りたかったので、参考にさせて頂きます。
該当するのは一部のエンタメ小説だけだな。
萌小説、官能小説だって当てはまらない。
つーか島田の小説自体そうなってない、と思う
言うは易し、行うは難し、て奴か
822 :
793は挫けない:2011/12/30(金) 01:03:00.06
投稿者です。再三でしゃばってすいません。
>>808,809さん
コメント有難うございます。
叱咤激励ってやつですね、分かります。
女は堅物だったのでは、という推測ですが、あながち間違いではございません
私が設定した女の性格はずばり「懐古主義者」であるからです。
>>810さん
あなたの再訪を心待ちにしておりました。これはもう恋心のようn(ry
あなたのレスは全て理解した上で今後の参考にさせて頂きます。
冒頭の文章、女の埃ナメナメザーメンのくだりですが、私の狙いとしては
女の内に潜む狂気、を演出したかったのです。単純に、普通机の埃なんて舐めないわよね〜って話でした。
なので、そこまで深く推理されると自分の文章の「至らなさ」が浮き彫りになって非常に興味深いです。
ただ、女が昔の男のことを引きずっているという事実も確かに用意していました(後から書くと言い訳がましいですね、すいません)。
それは「女の趣味じゃないテーブルクロス」と「マンションの外からでも聞こえるような声で私の名前を叫んでくれる」という点に隠しておりました。
女は懐古主義者なのです。もう一度男とやり直したいとは思っていません。
単純に、過去の美しい思い出が捨て切れないのです、どうしても現状と比べてしまうのです。
マンションの外から大声で自分の名前を叫んでくれる、たまに買ってくる物といえば自分の趣味じゃないものばかり、そういう男との生活が女にとっては新鮮で楽しかったのです。
しかしながら、そこまで表現できたかっていうとそうではありません。今回の掌編はどちらかと言うと描写がメインでした。
もっと文章量を増やして取り組む予定だったのですが途中でダレてしまった、と解釈してくれても構いません;;
兎に角、自分の文章にこれだけレスが付いたことは感謝感謝です。
慣れ合いきめえと思っている方は、申し訳ございません。
自分の好きなスレが賑わうとうれしいものですね。本当に皆様、酷評有難うございます。
そしてまだまだ酷評はお待ちしております。私のハートはとても強いのですよ。
>>807 > > 最後に植木鉢に水をやってから、既に1ヶ月は経っている。
> この文章は、女が一ヶ月前から生きる気力を失っている(大袈裟な言い方ですが)ことを
> 暗に表現したかったのです。
> ならなぜ生きる気力を失ったのか→仕事行きたくない人間関係怠いと繋がる予定でした。
> また、カサカサという言葉ですが、これはドロドロのほうが女の現在の心情とマッチしていると思って使いました。
> ただカサカサでも「女のカサついた心」を表現できてよかったかもしれませんね。参考になります。
いやいや何も参考になってない。参考にしていない。
ドロドロとカサカサを同時に出そうとするなって書いたのに、伝わってないだろ?
『ドロドロしつつ尚カサカサしてる』を書いてもいいが、混ぜてはいけない。
ドロドロを書いてる途中で、カサカサをちょっとだけ書いてみたりするなって言ってるんだよ。
慌てる必要は無いんだよ。
余談だが、知らない事を書いてはいけないなら、
殺人小説は人を殺さないと書いてはいけない事になるぞ。
824 :
793は寄生する:2011/12/30(金) 11:26:21.69
>>823さん
レス有難うございます。
すいません。私の書き方が悪かったですね。
ドロドロの「代わりに」カサカサという表現を使っても良いかもしれないと思いました。
故に「参考になった」のです。
また、「知らない事」に対しては、実際に体験する以外にも「誰かから教えてもらう」、「自分で調べる」という
方法もあるかと思います。
しかしながら、自分で経験したことを書くのが一番リアリティがあって読者にとっても面白いのでしょうね。
経験に勝るものなし。良い言葉です。
殺人事件の犯人が殺人小説書いたら面白そうですね。描写とかが、胸焼けするくらいリアルで。
825 :
793はスレを私物化しちゃう:2011/12/30(金) 17:00:01.30
勢い余って793の続編を書いてしまったのですが、誰か読んでくれる人はいるのでしょうか。
ていうかそもそもそういった行為はルール違反なのでしょうか。
と呟いてみるテスト…
どんどんいきなされ
827 :
810:2011/12/30(金) 20:29:22.06
>>809 「心情には理性の知らない理由がある」
感性の秩序でものを考えられる人間。
私からすると、こういう方が一番脅威であり、うらやましくもあります。
>>819 まったくもってその通りです。
筆の勢いで、あたかも
>>799が唯一の手法であるかのように主張した点は私の誤りでした。
「謎」を提示した文章へは、その収め方についても触れたほうがいい、
当初の意図はそんなところでした。
>>825 どんどんいきなされ。
828 :
名無し物書き@推敲中?:2011/12/30(金) 21:55:45.28
>>827 なんかまあ、ちょっと照れくさいですが。
素直に「ありがとう」です。
役に立ってるかはともかく、
ちょこちょこアドバイスとかさせてもらってますが、たぶん一番ありがたく思ってるのは俺です。
いや、ほんとに磨かせてもらってます。
文章を出してくれる人たちには、この場を借りて「ありがとうございます」と言わせてもらいます。
他から見てると、なかなか思わないかもしれませんが、
わずか何ヶ月かでも、レベルアップしたのが実感としてあります。
(あくまで主観ですが、自分の書いてる小説も、以前より格段に良くなってきました)
特に推敲力の上がり具合が、自分でびっくりしています。
アドバイスでも感想でも、皆さんもどんどんした方がいいですよ。
というわけで、
>>825さん
どんどんいきなされ。です。
829 :
1/3:2011/12/31(土) 04:23:52.85
【793の続きです。年末ですし皆様忙しいでしょうから、暇な時にでも読んでやってください><】
最初に見えたのは鳥だった。吐き気がするほど真っ青な初秋の空に、墨汁のような黒い点を落として飛行している。
フラフラと、行く当てなど無いように見える。まるで、今の私のようだ。
街路樹の葉は、僅かに色付き始めている。こんな腐敗した空気の街中でも、フェノロジーは変わらず行われている。
人間は徒花のようだと、昔誰かが言っていたのを思い出した。もしそうなら、私という花はこの先、体内に大量の葉緑素
を残したまま枯れてしまうのだろうか。いつか使うはずだった葉緑素はもう、体に溜まる鉄球によって押し潰されてしまっ
たのだろうか。まだ緑の多く残る街路樹が、まるで今の自分を投影しているかの様に思えて愛おしい。
綺麗に整備された歩道には私以外にも多くの歩行者がいて、誰もが希望に満ちた表情をしている。排気ガスや車の騒音が、
妙に心地良い。仕事を辞める前までは鬱陶しくて仕方がなかった街中の雑踏も、今は私の体を優しく包んでくれている。
一歩前に踏み出すたびに、祝福してくれている。人々の話す声も、遠くから聞こえるビルを建設する音も、全てが私を励ま
し続けてくれている。そんな気がした。
830 :
2/3:2011/12/31(土) 04:29:23.07
【続きです】
暫くの間、そうした穏やかな感傷に浸りながら徐に歩いていると、ふと、視線の先に懐かしい建物が見えてきた。
昔、毎日仕事帰りに立ち寄っていたコンビニだ。あの店は、いつも優しかった。密やかに私の帰りを待っていてく
れるのは、いつもあの店だけだった。何も買う予定がなくても必ず寄っていた、思い出の場所だ。懐かしくて、
胸の奥が微かに熱を帯びてくるのが分かった。
気が付けば私は、そこに向かって狂ったように走っていた。外灯に向かって飛ぶ蛾のように、無意識の内に引き
寄せられていた。前へ、ただひたすら前へ。街のみんなが見守ってくれている。鳥も、雲も、街路樹の葉も、私の
足元に蜃気楼を生んでいるアスファルトも、太陽の光を反射しているビルの窓も、みんな私を応援してくれている。
私の方を凝視している女子高生たちも、きっと私のことを応援してくれている、私の見窄らしい格好を見て、嘲笑し
ているわけでは無い、生まれたての鹿のように危なげな足でクネクネと走っている私を見て、哀れんでいるわけでは
無い、そう信じて、走った。
コンビニの前まで辿り着くと、隣接する喫茶店のテラスで談笑している大学生風の男女が、私の方に素早く視線を
向けた。路上で干からびた嘔吐物の跡を見るような視線。私はなるべくその視線に傷付けられないようにして、目を背けた。
831 :
3/3:2011/12/31(土) 04:34:38.97
【最後です。酷評、心待ちにしております】
男女の視線を逃れるように、私は店の入り口へと向かった。粘着質の汗が、体中にへばりついている。
口の周りには乾いた唾液が付着していて、白く固まっている。ジャージの袖で必死になってそれを拭って
いると、店から出てきた赤色のキャップを被った老父と勢い良く肩がぶつかってしまった。鼓膜が破れ
るかと思うくらいの罵声を突如浴びせられ、一瞬全てを諦めて家に帰ろうかとも思ったが、辛うじて踏み
とどまった。
「私は強い私は強い私は強い私は強い私は強い私は強い」
開きっぱなしの自動ドアの前で立ち止まってそう呟いてから、ゆっくりと中に入った。さっきの
男女は既に飽きたのか、とっくに私を見るのをやめているようだった。
店内は微かに涼しく、天井からの送風が私の首元に当たって擽ったい。久々に生きている心地がして、
私は着けていたマスクを外し、その場で大きく息を吸った。体中の葉緑素に酸素が行き届けられるように、
覆い被さる鉄球を少しでも吹き飛ばせるように、そう願って、大きく息を吸った。
>>831 > 店から出てきた赤色のキャップを被った老父と勢い良く肩がぶつかってしまった。
> 鼓膜が破れるかと思うくらいの罵声を突如浴びせられ、
『突如』はいらない。
書かれてないだけで、一行目が『突如』の出来事なんだから、被ってる。
ぶつかって罵声を浴びせられたなら、時系列でワンテンポ開くはずだろう?
> 体中の葉緑素に酸素が行き届けられるように、覆い被さる鉄球を少しでも吹き飛ばせるように、
修飾が唐突に過ぎる。
> 『私が草ならば』 体中の葉緑素に酸素が行き届けられるように、
> 『ギリシャ神話のアトラスならば』覆い被さる蒼穹を少しでも吹き飛ばせるように、
「もし〜ならば」を書いてやらないと、読者はついて行けんよ。
最後に改行の位置。
原稿用紙に合わせてるんだか知らんが、レスで見て読み辛いとは思わんか?
句読点若しくは文節で改行しろよ。読みやすくするために。
もし貴様が誰かに読ませる気があるのなら、読み手の事を第一に考えろ。
料理の上手い下手は、ちょっとした心遣いの差に過ぎない。
小説も同じだ。
携帯小説でも読んでろks
セルゲーム開催を宣言するためセルはテレビ局を訪れていた。
野々村真「な、何なんだあんた。」
セル「うるさい、ハエめ。」
セルは真のすぐ隣に地平線のかなたが見える大穴を空けた。真は失禁した。
そんなことは意に介さないセルの前にスーツ姿の男が立つ。
草野仁「おやおや、収録中に困りますねぇ。」
セル「邪魔だ。」
セルは仁の言葉を無視し、エネルギー波を放った。
だが目前にいたはずの仁は、いつの間にか消え
その代わりセルは後ろからの声を聞いた。
仁「ボッシュート!」
高角度のスープレックスだった。
もちろん、セルにスープレックスなど効きはしない。
それが光速の5万倍の速さでなければ。
光速の5万倍でたたきつけられたセルの上半身は粉々になった。
スタジオの床が壊れないのは仁の技術である。
誰もが、怪物の死を確信した。仁ともう一人を除いて。
下半身だけになったセルはムクリと立ち上がり、上半身を再生させた。
セル「はぁ、はぁ、おのれ人間め!」だが、ダメージは甚大だった。
徹子「草野さん、遊んでる時間はないですよ。収録があるんだから」
それは、異様な威圧感を持った老婆だった。
徹子はおもむろに髪の毛をいじる。
すると髪の中から暗黒の瘴気がセルめがけて放出された。
セル「な、なんだこれは!動けん!ちくしょう、ちくしょぉぉぉぉ!」
暗黒の瘴気に包まれたセルは徹子の髪の毛に吸い込まれていった。
真「い、い、一体何なんですかこれ・・・」
徹子「野々村君いい年して泣かないの。ほらこれあげるから。」
徹子は髪の毛からあめ玉を取り出した
コピペだけどそれ好きw
836 :
名無し物書き@推敲中?:2011/12/31(土) 19:53:27.56
>>829 ふと思ったのですが、これ三人称に変えたら、しっくりくるんじゃないでしょうか。
なんか一人称にしているが故に、主人公が変人じみているというか、(それを狙ってるかもしれませんが)
そんなこと思いながら生きてる人間いねえだろ。みたいな違和感があります。
三人称だったら、読者の視点がちょっと離れていいかなと。
まあそんな感じで、よいお年を。
>最初に見えたのは鳥だった。吐き気がするほど真っ青な初秋の空に、墨汁のような黒い点を落として飛行している。
まず第一文。
主人公が自宅のマンションの玄関を出て最初に見たものが『鳥』なのか、
繁華街に出た主人公の感情に、初めて明確な印象を与えたのが『鳥』なのか、
いずれにしても『最初に見えたのは鳥』なんですから、とりあえず納得するしかありません。ここまではいいでしょう。
ですが、なぜ『最初に見えたのは鳥だった』という文を、貴重かつ重要な書き出しにわざわざ登場させる必要があったのか、
そこが今ひとつ私にはわかりませんでした。
鳥がふらふらと飛んでいる情景を通して、あてもなく歩く主人公の状況を「前置きとして」示唆したかったのかも知れません。
しかしそれを狙うのであれば、単に鳥が飛ぶ様子から主人公の心情に繋げればいい話であって、『最初に見えた』は不要です。
なぜなら、いったいどのような観点でもって『最初』とするのか、余計な謎を読者に与えてしまうからです。
そしてその謎はストーリーへも、主人公の心情理解にも、まったくもって影響ありません。
不必要な文は削りとりましょう。
『墨汁のような黒い点を落として』というのも、視点の不安定さを感じます。
『落とした』というのでは、まるで上空から鳥を見下ろしているかのようであり、
『墨汁のような黒い点』に至っては、鳥が地面に落とす影であるかのような誤解まで受けかねません。
言葉がもつニュアンスを適切に表現しましょう。
『初秋の空』を一枚の広大な画布に見立てているのだとしても、この文だけでは説明不足のように私は思います。
>『フラフラと、行く当てなど無いように見える』
飛行する鳥がフラフラというのは、おそらくかなり限定された状況です。私も実際に見たことはありません。
納得いくような説明を加えないと、読者から観察不足を疑われても仕方がないでしょう。
また、
>>795から続けて読むとすると、なぜ主人公が家から外に出ようと思ったのか、という疑問が当然出てきます。
a.単に日用品を買いに行く必要があった
b.自宅という逃避先がもつデメリットからもまた、一時逃げようとした。いわゆる逃避からの逃避
c.なんらかの出来事があった、もしくは自発的な感情に押されて、主人公が外へ出ようと決心した
文中で主人公はコンビニに向かっているわけですが、[a][b][c]いずれの理由も当てはまっているかのようで、
明確な解答が提示されてないのが気になります。物語の面白さにとって重要でない疑問だからこそ、解答が必要なのです。
これまでの点を踏まえたうえで、書き直すとしたら次のようなカンジでしょうか。
吐き気がするほど真っ青な、初秋の空に点がひとつ。
筆の先から一点垂らしたようなその墨滴は、大きさを次第に変え、
やがて羽根を忙(せわ)しく動かす、鳥となった。
大空を自由に滑空する渡り鳥も、風のない低空では勝手が違うらしく、
雑居ビルや高層ビル、ありとあらゆるビルで狭められた空間を、窮屈そうに飛んでいる。
信号待ちの傍らそれを眺めていた私は、心中で笑い、そして恥じた。
引きこもりの私にとっては、今いるこの町並みも、風のない低空とおなじようなものだからだ。
手の届かない葡萄は、童話によれば酸っぱいらしい。
では低空に生きざるをえない者からは、あの胡散臭い青空はどんな味がするのだろう。
私はわずかな吐き気を覚えながら、信号が変わるのを待った。
通りには人が溢れ、車が群れをなして行き交っている。
排気で空気が汚れないかしら、と思うほどの量だったが、
どうやら技術の進歩とはそんな心配を笑い飛ばすほどのものであるらしい。
やがて車の列が途切れ、私は歩き出す。歩かされている?
いいえ、それでも私は自分の意思で、この人ごみへと身を投じ、都会の喧騒のなかを歩いている。
そう信じたかった。理由はない。きっかけさえない。
私はただ、変わりたかった。
だから、わざわざ深夜でなく日中を選んで、コンビニへ向かっているのだ。
前レスでもまだ
>>795の続きとしては不十分です。
なぜなら、口では『きっかけさえない』と主人公が言ったとしても、
自分が変わる契機であることを示唆するようなエピソードは必要だからです。
>>829を書くまえに、それらを挟んでおくべきでしょう。
作者が必要上の理由で主人公をコンビニに行かせているのだとしても、やはりその理由を示すエピソードは「冒頭近くに」必要です。
また、『吐き気がするほど』、『墨汁のような黒い点』、都会なのに『真っ青な空』、
これらの部分を尊重したがために、私は多くの無駄な部分にまで筆を割かざるを得ませんでした。
言葉を投げっぱなしにしないで、読者にしっかり理解させること。これが重要です。
>『フェノロジー』
恥ずかしながら単語の意味を知らなかったので、ググりました。
最初は光合成のことかと思いましたが、どうやら生物季節(学)という、「名詞」のようですね。
ググった程度私には分かりませんが、フェノロジーとは、
「○○を行う」「○○をする」といった運用ができる単語なのでしょうか。
また、個人的な見解としては知名度の低い単語の使用には抵抗があります。
どうして書きたいなら、その説明も加えたほうがいいでしょう。
例:クリスタリザシオン、バプテスマ、オプチミズム、ア・ポステリオリ、フロネシス
ね、ペダンティックでしょ?
>仕事を辞める前までは鬱陶しくて仕方がなかった街中の雑踏も、
>今は私の体を優しく包んでくれている。
なぜ陰鬱そのものだった主人公の心情が、
突然『全てが私を励まし続けてくれている』などと思えるように変わったのでしょう。
『まだ緑の多く残る街路樹が、まるで今の自分を投影しているかの様に思えて愛おしい』
では説明不足です。
>鳥も、雲も、街路樹の葉も、私の足元に蜃気楼を生んでいるアスファルトも、
>太陽の光を反射しているビルの窓も、みんな私を応援してくれている。
前回と比べると大分良くなりました。ですがまだ長すぎる気がします。
『鳥』『街路樹の葉』という既出のワードを再登場させる意図があるうえに、
主人公が走っていることを充分読者は分かっているのですから、
「鳥も、空も、街路樹の葉も、みんな私を応援してくれている」
とコンパクトかつ、以前までのまとめのように使っても良かったかも。
>『生まれたての鹿のように危なげな足でクネクネと走っている私を見て』
クネクネという表現に違和感を覚えました。
疲労や、息切れ、走り慣れてないといった要素が全く感じられなかったからです。
>路上で干からびた嘔吐物の跡を見るような視線。
前述の『私の方を凝視している女子高生たち』とうまく対比しきれてません。
『女子高生たち』と、『大学生風の男女』の視線がどう違うのか、
同じであるなら、なぜ主人公は大学生風の<男女>の視線にだけ、過剰に反応したのか。
うまく説明できる描写をはさむといいでしょう。
>口の周りには乾いた唾液が付着していて、白く固まっている。
『白く』の部分。自分の口を、鏡も使わずに見ることはできないはずです。
一人称ですから、うっかりやっちゃった系のミスには気をつけましょう。
全体を通して、だいぶ読者に親切になった感はあります。
文脈の一連性も以前よりは良くなったでしょう。
ですがそれは、意味内容の流れが単純であるから、という理由からでもあると思います。
一朝一夕で文章が上手くなるわけがないので、あせらずじっくり頑張りましょう。
841 :
837:2012/01/01(日) 07:18:17.32
忘れていましたが、>>837-
>>840は、
>>829へ対するレスです。
>>839の『ググった程度私には』
には、「の」が抜けていました。
もう、やだなぁ。疲れてるのかなぁ……。
>>838 うん。上手いし面白い、でも誰でも書ける文体になってしまっているね。
おそらく、君は長編を書けない人何じゃないかとも思った。架空の読者像に寄り添いすぎている。
分かりやすく簡潔になんてのに囚われすぎて自己を失っているよ。
私はただ、変わりたかった。
だから、わざわざ深夜でなく日中を選んで、コンビニへ向かっているのだ。
この一文はいいね、直球的役割として必要だと思う。後は変化球だな
「読み辛い文」を使って、
読者の読書スピードをコントロール出来るようになれば一人前だな。
>>783と
>>829を読んで、わたしなりの感想。
>>783は読みにくい。苦痛すら感じる。これが第一印象でした。
>>大量の埃を舌で拭った。ザーメンのような苦い味
この出だしに不快を感じましたが、それを狙った作者の意図だと気づき、
次を読ませる力になっていたと思います。
なんとなく書かれていることは気になる。でも、わかりにくい。
それが、読み終えた印象でした。
>>829は、以前より読みやすく、わかりやすくなっています。
>>店から出てきた赤色のキャップを被った老父と勢い良く肩がぶつかってしまった。鼓膜が破れ
るかと思うくらいの罵声を突如浴びせられ、一瞬全てを諦めて家に帰ろうかとも思ったが、辛うじて踏み
とどまった。
個人的にここでドキっとしたし、インパクトがあり、
作中の「私」にいつしか感情移入していました。
「小説家を見つけたら」という映画の台詞で
「第一稿は心で書け。推敲には頭を使え」というのがありますが、
「心で書け」というのはクリアしてるんじゃないかと感じます。
読み手を意識した推敲力を身に付ければ、かなり良くなるんじゃないでしょうか。
↑の783は
>>793の間違いです。間違えて申し訳ありません。
847 :
838:2012/01/02(月) 00:54:49.42
>>841>>842>>843>>844 私の文は評価を希望してはいないんですが、
他の方を酷評しておいて自分の文は批評NGなんてのもフェアじゃないので、
まあ、ありがとうございま……す?
ただ、これだけは言わせてください。
私個人の見解としては、
「読み辛い=分かり辛い文」なんてものはクソッタレだと思ってます。
文学とはまた違うのですが「存在と無」やカントの三大批判などの
難解な文章をさんざん読まされた、私自身の経験から来ているのかもしれません。
もちろん哲学者が難解な文章を使うのは仕方のないことです。
なぜなら彼らが扱う内容もまた、非常に複雑で緻密なものだからです。
しかし、一部の作家が使うムツカシイ表現は、はたしてそれに見合った複雑な内容なのでしょうか。
複雑でないものに価値がない、というわけではありません。
ただ、さしたる内容でもないものに殊更虚飾を塗付し、
さも深大な叡智が隠されているかのようにありがたがるのは、
ジュンブンガク愛好者だけでやっていてください、ということです。
読者の読む速度を抑制したいなら、なにも読み辛い文を使わなくたっていいでしょう。
私にスピードコントロールの能力がないことは認めますが、
学を衒った逃げ口上に走るぐらいなら、全く制御できないほうがまだマシです。
848 :
847:2012/01/02(月) 01:04:53.42
849 :
名無し物書き@推敲中?:2012/01/02(月) 11:58:09.41
>>847 なんで逆切れしてるの?
人の意見なんてそれぞれなこともわかってないの?
ともかく、其れがわからないなら初めから2chに投稿することなんてやめなさい。
プロなんてもってのほか
>>「読み辛い=分かり辛い文」なんてものはクソッタレだと思ってます。
>>複雑でないものに価値がない、というわけではありません。
ただ、さしたる内容でもないものに殊更虚飾を塗付し、
さも深大な叡智が隠されているかのようにありがたがるのは、
ジュンブンガク愛好者だけでやっていてください、ということです。
でも、これには同意だな。
出来ていないんだけど、美しい日本語で書きたい とは思うよ。
修飾しまくってもだめなんだ。シンプルに美しく書きたい。
853 :
名無し物書き@推敲中?:2012/01/02(月) 23:51:44.43
なんかどっかのレスで
「地の文が韻を踏んでないから美しくない」
みたいなことを言ったやつがいた気がする
別に鵜呑みにするわけじゃないが、韻を踏んだ地の文って誰か書けるか?
俺にはよくわからないから
854 :
847:2012/01/03(火) 02:45:16.42
>>850 たしかにスレ違いでした。すみません。
ですが誰にだって、文章を書く上で絶対にゆずれないポリシー、
といいますか、立脚点みたいなものはあるでしょう。
それに対する解答が
>>849とは!!
>>849さん、あなたは私の文が「逆切れ」だと、本気で思ってるんですか?
文章に対し本気で悩み苦しみ、のたうちまわった経験はないのですか?
855 :
名無し物書き@推敲中?:2012/01/03(火) 06:19:39.39
小説の書き方にルールなど、あまり必要はない
阿呆がおるな
>>854 何だこいつ。
主観の押し付けも体外にしろ
わからなくてもわかってもどっちでもいいから消えろ
↑どうでもいいが、×体外○大概な
まともに文も読めない
>>854もついでに消えとけよ。なあ坊主。
つうか
>>829-831自体、けっして難しくないし際立った文章でもない。
純文学ではありがちな感じなんだけど
ちゃうちゃう
>>844は
>>837-840へのレスだな
>「読み辛い文」を使って、
>読者の読書スピードをコントロール出来るようになれば一人前だな。
これは、読点を極端に増減させたり、
>>847が嫌う「難読文を要所で書きなさい」といった解釈でいいの?
行間を読ませる⇔直球を投げる、内容の濃度を上げる⇔情報密度を下げる、というのとはまた違う気がする。
つーか「読み辛い文」とやらが抽象的すぎる件。
具体的な批評者しか、このスレにはいらないから(一般論その2)
ラノベ脳には読みづらかったんだろう
>>867 センスの良い煽りだな。うまく出来ている。
これが
>>866に対して言った場合、
「
>>866がラノベ脳だから、"読み辛い文"とはどのような状態の文であるか、絞り込めないのだ」
となるし、
実際に問題の発言をした
>>844に向けているのだとしたら
「
>>844がラノベ脳だから、"読み辛い文"について論理的説明を加えるという発想がないのだ」
とも取れる。
いずれにしても
>>867は煽りとして機能するわけで、どう転んでもメシウマだな。
だが
>>844=
>>867だったら、
「自分はアホです」
と周囲に言って回ってるようなもん。センスの欠片もないわなww
ヒント:原因、過程、結果(うーん、ちょっとサービスしすぎか?)
おまえはワナビ脳だな
褒めてんだろうが 素直に喜んどけや
酷評お願いいたします。
1/2
僕のおじいさんは自動車部品を作る工場の社長を務め64歳で死んだ。去年、ゴルフ場でのことだった。
彼は(自分のおじいさんのことを「彼」なんて呼ぶと何だか他人の話をしているみたいな気がするが、
ほかに適当な呼称が思いつかないため便宜上そう呼ぶことにする)、自他共に認めるゴルフ狂で、
半年先の休日までゴルフの予定がぎっしりと入っているほどだった。62歳にもなってそれだけの体力が
あること自体驚きだが、同年代のゴルフ仲間も毎週毎週よく彼に付き合うものだと思っていた。
あるいは、社長になるような人たちには、常人には備わっていない特別製の内燃機関が備わっているのかもしれない。
彼はその日も知り合いの社長たちと4人で早朝から千葉にあるゴルフコースに繰り出していた。
彼のゴルフ狂たる所以は、腕前もさることながら、その蛇のような執念深さにあった。一打目のプリショットルーティーンは
いつも必ずミリ単位の正確さをもって行われた。それはドライバーを打つ前の精神集中の過程というよりは、ある種の宗教的儀式の
ワンシーンを思い起こさせた。彼はその行為を経ることで、どんな状況においても夜明け前の湖のように静謐な心を手にすることができたが、
それでも千に一つ、万に一つの確立でミスショットをすることがあった。
そんなとき彼は激しい怒りを爆発させた。といっても叫んだりクラブを叩きつけたりは決してしなかった。
彼は常に紳士として振舞い、周囲への気遣いを忘れなかった。彼の怒りは彼の中のエンジンで爆発していた。
その爆発はシリンダーを動かし、彼の体の中で前進するためのエネルギーに変換された。
元来、彼は自分の感情を表に出すことを最大の恥だと考えていた。
どんな劣悪な状況に追い込まれても顔色一つ変えることなくショットを放ち、リカバリーし、勝利をもぎ取った。
勝利のワンパットを沈めても、彼がガッツポーズすることはなかった。
仲間の社長たちは彼のことを「ターミネーター」と呼んだ。
すみません、お伝えし忘れましたが、小説の冒頭部分です。
引き続きよろしくお願いいたします。
2/2
その日は珍しいことに、彼は最初から調子を崩した。林の中にボールを打ち込み、バンカーにも2度嵌った。
焦りがなかった、といえば嘘になるだろう。4ホール目のことだった。彼の2打目は右手の池の方向に飛んだ。
傍目には池に入ったように見えたし、実際、ボールは池に落ちていた。ただ一ついつもと違うのは、池に氷が張っていたことだった。
ボールは沈むことなく、氷の上をころころと転がり、池の真ん中あたりで止まった。
池に近づく彼を見て、仲間達は当然、池の周囲から新しいボールで打ち直すものだと思った。
ところが彼はこんこんと氷の表面を叩くと、氷の上に足を一歩踏み出した。
おいおいクニさん(おじいさんのあだ名だ)、よしなよ、危ないぜ。仲間達の声を手で制し、彼は言った。
「大丈夫だ、すぐ戻る」
それが彼の最期の言葉となった。池の真ん中まで到達した彼が完璧なまでのリカバリーショットを放ち、
戻ろうと一歩を踏み出した瞬間に、足元の氷は割れ、彼の体を丸ごと飲み込んだ。
彼の体は頭からつま先まで0度近い水に包まれ、体温を根こそぎ奪われた。特別な人間の持つ内燃機関も一瞬にして凍りついた。
もちろん、彼の心臓も。どうしてゴルフ場の池がそんなに深かったのかはよく分からない。どうしてそこまでしてゴルフに勝ちたかったのかも
僕にはよく分からない。この話自体、その場にいたゴルフ仲間の社長の一人から聞いたものだから、思い出すと未だに狐につままれたような気になる。
すぐ戻る、アイルビーバック。映画のターミネーターはドロドロの溶鉱炉に落ちて死んだが、
こっちはゴルフ場の冷たい池で心臓麻痺かよ。全然、笑えない冗談だ。
以上
つうかロジックが破綻してんだろ。
真面目に批評して欲しかったら真面目に書いてこいやカス
>>871-872 現実には0度の水で人は即死しない。あまりの冷たさにショック死ならあるだろうが
血液が凍るのはマイナス18度から。ファンタジーならまだしも、実話を元にしてるとなると
つっこみは免れられない
文章はいいと思う。ただ>>特別な人間の持つ内燃機関も一瞬にして凍りついた。がよくわからんが
876 :
829です:2012/01/04(水) 10:41:59.81
遅レスですが、皆様酷評有難う御座います。
>>832さん
改行の位置は申し訳ございません。
やはり私は全体を通して、読み手を意識するという、点が欠けているのでしょうか;;
>>836さん
三人称ですか…!そういう試みも確かにアリかもしれません。
>>837〜さん
毎回、丁寧な酷評有難うございます。
なぜ主人公が外に出たのか、というきっかけはあえて省きました。
ですがこれも裏目に出てますよね;;
あとリライトされた文がありましたが、とても良かったです。
鳥の描写は「ビル」や「低空」というワードで巧く表現することが出来ていて参考になりました。感服致しましす。
>>845さん
投稿した2つとも読んでくださって有難うございます。
「読み手を意識した推敲力」この言葉を常に意識して頑張りたいと思います!
すこしスレが荒れたみたいですが、皆様それだけ文章に対して真剣であるということだと思います。
お互いに譲れないものはあるでしょうし、それを匿名の相手にぶつけるのもたまには良いのではないでしょうか。
兎に角、私の稚拙な文章に対して沢山の酷評有難うございました。
また、書けたら投稿しますのでその時はまた辛辣な言葉で罵ってください。よろしくお願いします。
877 :
名無し物書き@推敲中?:2012/01/04(水) 12:48:40.28
>>871〜
後の話に繋げるのであれば、
>彼のゴルフ狂たる所以は、腕前もさることながら、その蛇のような執念深さにあった。
からは、第三者(ゴルフ仲間の社長)から聞いてる(回顧であれ、現在進行形であれ)形にしたほうがいいと思います。
語ってる本人は、一緒にゴルフをしてないのでしょうから。
それに、そうすれば、それを葬式、病室(etc)で聞いたにせよ、話を膨らませやすいとも思います。
たとえば、泣きながら話してくれた社長さんが、
(工場を畳むのか、はたまた、主人公が継いだりするのか知りませんが)
主人公をだまして破産に追い込むとか、
その後の主人公の日常への驚き展開なんかも可能になります。
(その辺は作風によって自由ですよ)
ともかく、聞いた形にしないと違和感はあります。
>>871-872 別に悪くねえけどな
ロジックがどうだのはわからんが
真面目に書いてるだろ、これは
酷評お願いします。長いものを書く力がないので以下のような形にしました。読みやすさや、状況のイメージのしやすさ、
話の展開速度、卵焼き以上か否かなどの評価をお願いします。
足の生えた林檎
第一話
捕食者は鋭利なナイフをぎらつかせ、林檎を木からもぎとって食べた。
熟した果実を刃で割いて、呑み込んだ。
林檎は恐怖に慄き、木からぶらさがったままそれを見ていた。
あるとき一つの林檎が捕食者から逃げ出すことを切に願った。
次に熟すのは自分だと観念していたからだ。
願った林檎のその日の夜、足が生え、手が生えた。
細い茶色の足だった。
林檎は木から飛び降り、平野を走って逃げ出す。
翌朝それに気づいた捕食者は、ナイフを持って、目を狂わせて、逃げた林檎を追いかけた。
林檎は野を駆け、丘を登り降り、走って逃げるが追いつかれた。
捕食者は捕らえた林檎に涎を垂らし、振り上げたナイフで突き刺した。
林檎は食べられた、けれどもその種はその地に落ちて、幾年の月日の後、足の生えた林檎がたわわに実る。
捕食者は林檎を食べるのに苦労した。ついに目を回して倒れた。
ころげ落ちたナイフの土に埋もれること永く。
第二話
林檎は栄えた。
何代もかけて世界中に太い幹をつくり、実を実らせた。
水と日の光を浴びて葉を茂らせ、足で歩いては種を撒いた。
林檎は繁栄の中で思った。もう恐怖はない、と。 つづく
第三話
世界中に散ばった林檎は星が狭すぎることに気がついた。
このままでは生きていけない。狭すぎる。
林檎は仕方ないので、別の林檎から土地を奪う。
奪うために林檎は強くなった。奪うたびに強くなった。
しかし強い林檎には水と光だけでは足りない。
林檎は昆虫の甲を殴って砕き、丸呑みにした。
世界中に強い林檎が溢れた。昆虫が足りない。
昆虫を求めて、林檎は争った。飢えることは恐怖だった。
減っては強く、増えては減り。その戦いは永遠に続いた。
第四話
林檎は錆びついたナイフを掘り返し、研いだ。
より効率よく敵を斃すために。敵とは自分以外の林檎のことだった。
この星には林檎しかいない。昆虫も鳥も、なにもかも喰い尽くした。
喰っては足りず、空腹を覚えては喰う。その繰り返し。
ナイフを持った林檎は強かった。どの林檎も斃され、そいつの糧になる。
細い腕でナイフを振るい、気づけば残った食料はあとわずか。
第五話
林檎は考えた。少ない食料をどうするか。このままでは減る一方、いつかは零になる。
そうだ、思いついた。増やせばいい。
林檎はナイフで食料の手足を削ぎ、地中に埋めた。
そのうち、実が実るだろう。それまで喰いつなごう。
林檎は胸に思い描いた。たくさんの林檎を腹一杯食べる日を。
以上で終わりです。酷評お願いします。
>>871 > 彼はその日も知り合いの社長たちと4人で早朝から千葉にあるゴルフコースに繰り出していた。
だから、これを入れる位置がおかしいっつーの。
2/2のとこに入れる文だろ?
1/2は彼の人となり紹介で統一しろよ!
>>878 おまえの目は節穴かゴミ
>>871-872の
「設定を垂れ流したました」と言わんばかりの書き出し。
『去年、ゴルフ場でのことだった』とあるのに、続くのはおじいさんが62歳の『その日』。
この時点でロジック崩壊。
さらに
>>872で『その日』がなにごともなかったかのように再登場。
どうやら、おじいさんの命日である64歳の『その日』らしい。
短い作品中におまえの『その日』は何回出てくるんだよ。
映画「ターミネーター」に関する知識を内容理解の前提としている、内輪ネタ。
そして極めつけが『全然、笑えない』駄洒落ラスト。
こんなの巧拙云々の前に、真面目に推敲していない、真面目に執筆さえしていない証拠じゃねーか。
>>871-872よ。ひとを馬鹿にするのも大概にしろ。
そして
>>878。
こんな初歩的なことさえ人に聞かなきゃ分からんのなら、おまえの書く文章もたかが知れている。
わかったか無能者二人(ひとり?)よ。
>>879-880 きみのそれはただのオナニーだよ
まあ小説じゃなく詩、ポエムとしてならいいのかもしんないけど
「しょうがないボウヤだねぇ!好きな子に好きって言わないでどうすんだい!あの子は空港?まだ間に合うよ!乗んな!」
ーOO通りにてー
その洋風な顔の婆さんはうつ伏せに寝る体制で肘を曲げ、地面に手をついていた。
手のひら以外は地面に触れていない。腕だけで体を支えていた。年老いた婆さんがだ。
その奇妙な光景を見た通行人などはにやにや笑ったり、唖然としたり、吹き出しそう
になるのをこらえたり、時には哀れむように見て誰もが婆さんから早歩きで離れていった。だが俺は、強くハキハキとした声で怒鳴られた俺は、その場で動きもせずに立ち続けていた。俺には、そのぼけたんではないかと思える婆さんが強く、とても勇ましく見えた。
俺は恐る恐る背中に乗った。足で踏むのは失礼だろうから正座で座ることにした。
その途端、婆さんはその体勢のままふわっと地面から70p程浮かび上がった。そして
半円を描くようようにバックしながら上昇し、次に前へ滑らかな曲線を描きながら
かなりの速さで、しかし全く音をたてずに空へと飛んで行く。きっと通行人たちは
あっという間に空の小さい点となってゆく婆さんと俺を見てあっけに取られているだろう。
すぐに雲の上にまで行き、水平飛行となった。落ち着きを取り戻した俺は少し下を向く。
そこには婆さんの白髪頭(銀髪かもしれない。)がある。なんというか、頼もしい印象を
受ける頭だ。俺は何か話しかけようとしたが飛ぶことに集中しているかもしれないので
やめて前を見た。雲がどんどん通りすぎてゆく。すると、それと一緒に今までの彼女との
思い出も通りすぎて行った。自分が捨てた猫を彼女が拾って家に連れて行き、その時好き
になった事。彼女がコンタクトレンズをなくして探していたのに「手伝おうか。」と言え
なかった事。彼女に話しかけられた事。そんな思い出が自分の頭を通りすぎて行った。
そうしているうちに水平飛行から80度曲がって降下になった。そう言えば何故正座をして
いるだけの俺が落ちたり、吹き飛ばされたりしないのか疑問に思ったが後で聞くことにした。
みるみるうちに空港が見えてくる
そこにある飛行機に向かって歩いて行く長い髪でピンク色のコートを着た女性が見えた。彼女だ。
婆さんはそれを知っているかのように彼女に向かって降下して行く。段々降下の傾斜が緩やかに
なっていきカーブを描いて彼女の前でピタッと止まった。俺は震える足で降りた。「あ…あの…」
口をポカンと開けている彼女に話しかける。
「あ…はい」
「あ…あの…」
「あ…はいはい…」
「えと…ですね」
「…」
「あなたのことが好きでした。」
「!!」
「すいませんいきなり。」
「でも覚えていて欲しいんです。」
「私があなたを好きだったこと覚えていて下さい。」
「行ってしまわれるんでしょう?」
「でも、私の事を覚えていて下さい。」
「忘れないで下さい。」
俺からこんなにも言葉が飛び出て来るとは思わないかった。
「あ…はい…」
「ありがとうございます。」
俺は彼女以外にも客がいることに気が付いた。そして警備員がこちらに駆け寄ってくるのにも気が付いた。
俺は後ろを振り返る。婆さんはいなかった。
飛行機が空へ飛んで行く。彼女の乗った飛行機だ。俺は取り調べ室からそれを見ていた。
飛行機のそばにもう一つの物体が飛んでいるように見える。あの婆さんが飛んでいるのだろうか。
ーお礼を言って無かったなー
いつかまた、あの勇ましい婆さんに会えるといいんだが。
ずっと窓を見ていたのを怪しんだのか取り調べの人が怪訝な顔した。
お願いします
お前ら的には
「・・・」
みたいな文はどうなの?
というか三点リーダについてか
889 :
879:2012/01/05(木) 00:58:53.45
>>884 うーん、あまり意識したことはないんですけどこういうのをポエムって言うんですか。教えて頂きありがとうございます。
やっぱり面白くなかったですか……。どこがいけないのでしょうか?
全体的なイメージとしては、PSソフト「太陽のしっぽ」のエンディングを思い出した。
知らない人は動画ででも。
あとは、「敢えて浅読みで」感想書くと、
>ころげ落ちたナイフの土に埋もれること永く。
ここの意味がよくわからない
手足の生えたりんごの動きなど、視覚的な描写がほぼ無いのはもったいない。
ループにするなら第一話にもうちょっと何か仕掛けられるはず。
ちなみに884じゃありません。
ここは時々、陰気な荒しみたいな人が暴言読ませるのを目的に感想のフリして
書き込んだりするので、真に受けるべきじゃないものは取捨選択するようにな。
>>890 『奴隷でさえ奴隷らしい卑屈なシッペがえしをするものだ』
892 :
1/2:2012/01/05(木) 06:28:08.81
>>879 叙述的な問題としては、韻の踏み方とリズムの甘さ、ワードの発信と対応、
細かい文法の乱れが気になる。
>捕食者は鋭利なナイフをぎらつかせ、林檎を木からもぎとって食べた。
前段が擬似的な短歌のリズムになっている点に注意。「鋭利なナイフ」「を」と分解すると、
「を」が「、(読点。ようするにリズム上の溜め)」の代わりになっていることがわかる。
「木に生る林檎を刻んで食べた」と続けると収まりが良く、『ナイフ』が『刻んで』にも対応している。
>熟した果実を刃で割いて、呑み込んだ。
「熟した果実を歯で割き、飲み込む」かな。
添削した前文から続けて読むと、
五七(を)五、七七、七(を)、四四のリズム。歯(口内)→飲み込む(咽喉)への時系列的変化。
もちろん「全文を短歌調にしろ」なんて言ってるわけじゃないし、リズムを重視した文体に見えるからそのように指摘した。
音読したときに「あれ? リズム悪いなぁ」と思う部分に気付けるのが、文章力のひとつだ。
他にもリズムが悪い箇所が散見されるが割愛する。
>願った林檎のその日の夜、足が生え、手が生えた。
文法が危うい。
>しかし強い林檎には水と光だけでは足りない。
前文との関連上、「足りない」が何処へ対応してるのか分かり辛い。
「腹が減る」「生きられない」「食べ足りない」などと換言し、前後のリズムを再調整する。
893 :
2/2:2012/01/05(木) 06:28:45.87
>『奪うために林檎は強くなった。奪うたびに強くなった』
>『減っては強く、増えては減り』
>『喰っては足りず、空腹を覚えては喰う』
韻の踏み間違え。『減っては強く〜』に至っては、意味すら伝わり辛いし、ループを理解させるための言葉が足りない。
「感想としては」面白いと思う。悪くない。
だがテーマが一面的であるようにも受け取れる。
あんたがどのような寓意を込めて書いたのかはしらんが、俺には無常への皮肉しか伝わらなかった。
せっかく生物進化(いや、おそらく林檎は進化してないんだろうけど)や自然淘汰をモチーフと
してるのだから、「生への執着、苦しみ」を捕食者、被捕食者それぞれの視点で描き、対立させてもよかった。
そうなると冒頭に捕食者として回帰した林檎も、以前とは似て非なる進化した存在であるとわかり、つまり
「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず」
て奴だよ、そういう無常観と止揚を表現できたと思う。
思うに捕食者が早々に退場した件が、物語の面白みを薄くさせた原因かもしれない。
(頂点捕食者が絶滅するには、それなりの理由が必要だと思う。
例えば小隕石の落下、氷河期の到来、酸素濃度の変化、そして「より強い捕食者」の登場、など)
さらりと読んで意味が伝わる表現でも、注意深く観察すれば別の新発見につながる。だから、何度読んでも面白い。
そういう文章を書きたいよね。(俺にも書けんけど)
894 :
891:2012/01/05(木) 06:38:48.79
>>891前半部分の訂正。
>『木に生る林檎を刻んで食べた』
投稿した後に気づいた。これでは「手に取る」動作が足りず、ダメ出しをくらうレベル。
まあ
>>879自身で、書き出しのリズム自体を変えるか、絶妙な表現を考えるかして、状況を打開してくれ。
895 :
879:2012/01/05(木) 07:48:51.02
>>890 アドバイスありがとうございます。
>>ころげ落ちたナイフの土に埋もれること永く。
>ここの意味がよくわからない
たしかにそうですね。ここだけ他と比べて微妙に雰囲気異なってました。
>手足の生えたりんごの動きなど、視覚的な描写がほぼ無いのはもったいない。
>ループにするなら第一話にもうちょっと何か仕掛けられるはず。
薄々感じてましたが、僕は視覚的な描写も仕掛けも出来ていなようですね。890さんのアドバイスで自覚できました。
特に仕掛けるのはとても苦手。精進します。
>>891 具体的なアドバイスでとても助かります。
>>熟した果実を刃で割いて、呑み込んだ。
>「熟した果実を歯で割き、飲み込む」かな。
誤字ではないんです。二行目は一行目の「食べた」の説明のつもりでした。
伝わらないのは作者の責任と思って猛省します。
>>しかし強い林檎には水と光だけでは足りない。
>前文との関連上、「足りない」が何処へ対応してるのか分かり辛い。
>>『奪うために林檎は強くなった。奪うたびに強くなった』
>>『減っては強く、増えては減り』
>>『喰っては足りず、空腹を覚えては喰う』
>韻の踏み間違え。『減っては強く〜』に至っては、意味すら伝わり辛いし、ループを理解させるための言葉が足りない。
これはまったく気づきませんでした。頭の中のイメージが先行してしまっていたようです。読者おいてけぼりですね、これじゃ。
その他にも例示つきのアドバイスありがとうございます。寓意とかモチーフとかはあまり意識していませんでした。
むしろ「いきなり林檎に手足が生えるなんておかしいだろ」と言われないかとガタブルしていました。
どうやら僕はまだまだ未熟なようです。これからも頑張るしかないですや。
稚拙な文章を読んでくださったみなさん、ありがとうございました。
>>895 >誤字ではないんです。
いや、誤字だと判断したわけじゃないんだ。
五七五、七七、と続いて七五五では退屈するから
転調という意味でリズムチェンジをしたかったためと、
『刃で割いて、』の「て、」にリズムを停滞させる効果がある点を考慮し、
一気に読ませる狙いでもって変えたんだ。
まあ俺もリズムについては拙いほうだから、「フーン」程度に聞いといてくれ。
897 :
1/2:2012/01/05(木) 08:36:41.81
>>885-886 >その洋風な顔の婆さんはうつ伏せに寝る体制で肘を曲げ、地面に手をついていた。
>手のひら以外は地面に触れていない。腕だけで体を支えていた。年老いた婆さんがだ。
表現がまだるっこい。一文目の、『うつ伏せに寝る体勢』というイメージを二文目で打ち消せていない。
「体勢」という、安易な表現に逃げたのも気になる。
『洋風な顔』も手抜きしている。
婆さんの人相風体を描写した文章量が、作品全体で「洋風な顔+白髪頭」だけなら、いっそ全く無いほうがいい。
>『その奇妙な光景を見た〜』
『その洋風な〜』の印象が薄れないうちから、「その〜」で始まる文を書いたのが気になる。
だが個人的嗜好の範疇かもしれないので、無視してもらっても構わない。
……と思ったら、一段落中で「その〜」が四回も登場していた。これはさすがにやりすぎかもしれない。
>俺には、そのぼけたんではないかと思える婆さんが強く、とても勇ましく見えた。
主人公が「ぼけた」「強く」「勇ましく」といった印象を婆さんに抱いたとしても、
まるで別種の想起を一文中に詰め込んだのはいただけない。
通行人の皆が婆さんを「ぼけた」と判断したのではないか、と主人公が推察するか、
主人公の「ぼけた」という感想を、自身で否定するか。
いずれにしても文は分ける必要がある。
また、なぜ『強く、とても勇ましく見えた』のか、冒頭の台詞だけでは納得させるに足りない。
>その途端、婆さんはその体勢のままふわっと地面から70p程浮かび上がった。そして
>半円を描くようようにバックしながら上昇し、次に前へ滑らかな曲線を描きながら
>かなりの速さで、しかし全く音をたてずに空へと飛んで行く。
書き出しと同様に、文が弛緩している。
説明しようという熱意は伝わるが、読者を飽きさせない配慮が感じられない。
>『それと一緒に今までの彼女との〜』から『そんな思い出が自分の頭を通りすぎて行った』まで
>『そう言えば何故正座をしているだけの俺が落ちたり〜』
説明口調が気になる。
898 :
2/2:2012/01/05(木) 08:40:11.29
>「あ…はい」
>「あ…あの…」
>「あ…はいはい…」
>「えと…ですね」
>「…」
地の文に置き換えてもいいと思った。
手抜きしているわけではなく、自分の信念に基づいて書いているのなら、無視してくれて構わない。
>『!!』
だがここだけは許せん。絶対にだ。
>「でも覚えていて欲しいんです。」
>「私があなたを好きだったこと覚えていて下さい。」
>「行ってしまわれるんでしょう?」
>「でも、私の事を覚えていて下さい。」
>「忘れないで下さい。」
注意して読まないと、全て主人公の台詞だと理解できない。地の文をはさむか、読者が把握できるよう工夫が必要。
特に『行ってしまわれるんでしょう?』の部分。
口下手な主人公が緊張し、朴訥に喋っている様子はうまく表現できているが、やはり「配慮」が足りない。
>飛行機が空へ飛んで行く。
説明的すぎて萎える。主人公もまた「空輸」されてきた経緯があるのだから、それと対比してもいい。
全体的を通して描写力が未熟な感がある。特に街の描写は構成上、絶対に欲しい。
「婆さん」はまだしも「彼女」の魅力がいまひとつ伝わってこない。
二人に対する「俺」の心情がどのように違うのか、この点に着目すれば、
対比という形でより印象深く、双方の魅力が浮かび上がってくるはず。
なぜなら、「婆さん」「彼女」を双軸としてこの物語が構成されているからである。
ただ、婆さんの背中に乗って彼女へ想いを伝えにいく、という発想自体は面白いと思った。
あとはアイディアの複合かな。
ありがとうございます
>>885 > 「しょうがないボウヤだねぇ!好きな子に好きって言わないでどうすんだい!あの子は空港?まだ間に合うよ!乗んな!」
台詞が長すぎて、ツカミがツカミになってない。
読者を逃がすこうゆう書き出しは、創作文芸板用語で「ハナシ」と呼ばれる。
焦るな、って何千回もアドバイスしてるだろ。
じらすとか気を引くとか、女にもてない奴はどうしてそれができないんだ。
901 :
名無し物書き@推敲中?:2012/01/05(木) 21:20:34.48
>>879〜
上記の人と指摘がダブルかもしれませんが。
感想を言うと、発想がおもしろいと思います。
ただ、林檎の人格的な描写のなさだとか、
話の単純さと言いましょうか、
たとえば昆虫がどんな風でとか、林檎には、なすすべもなく食われたのかとか。
もうすこし話を深くしていけそうに思いました。
(でも、やり過ぎると、せっかくのスピード感がなくなったりするのかな。と難しくも思います)
>>885〜
これも上記の人とダブルかもしれません。
地の文は、ばかばかしいけど、なかなかおもしろいなと思ってましたが、会話文で急に稚拙に感じました。
会話文だけで繋げることを完全否定はしませんが、だいたいの場合、感じがつかめなくなると思います。
(作者だけ、その場の雰囲気を楽しんでいて、読者ポカンです)
そんな感じです。
902 :
秋吉@心根の腐ったネカマ臭 ◆2itMTGf8Qk :2012/01/06(金) 23:12:58.79
今年もがんばってコンウー量産しろよおめーら
>>879-880 もしかして第5話から第1話にループする?
文章や描写が冗長で、ピントが主題から外れてる感じ。
特に第1話は読み返される率が高いだろうから、もっと簡潔明瞭にする必要があるかも。
>捕食者は鋭利なナイフをぎらつかせ、林檎を木からもぎとって食べた。
>熟した果実を刃で割いて、呑み込んだ。
>林檎は恐怖に慄き、木からぶらさがったままそれを見ていた。
簡単に言うとね
文章が冗長ってのは不要な情報が多いってことで
ピントが外れてるってのは必要なタイミングで情報がないってことだ。
>捕食者は、熟した林檎を木からもぎとった。
>哀れな果実は鋭利なナイフに切り裂かれ、彼の主に呑み込まれた。
>若い林檎は恐怖に慄き、ぎらつくナイフに目が眩んだ。
俺が書くなら1行目すごく地味になるけど、もしループするんなら
この方が第5話から戻ってきた時により印象に残るんじゃないかな。
まあここ以外の部分も雑だから、自分で推敲し直した方がいいね。
短い文章ほど実力出るから、ハッタリで誤魔化したいなら長くしたほうがいいよ。
アイデアと完結した作品を投下した心意気は評価するけど、そんだけの作品。
>>885 通行人のリアクションがおかしい。
年老いたばあさんが水平な姿勢を腕だけで保ってたら
普通の通行人はすげえ言うし絶対に人だかりできるね。
907 :
名無し物書き@推敲中?:2012/01/08(日) 13:40:06.99
離しちゃダメだよ
離しちゃダメだよ
離しちゃダメだよモグタンの
短い尻尾にしがみつき
離しちゃダメだよしがみつき
短い尻尾のモグタンの
908 :
名無し物書き@推敲中?:2012/01/08(日) 13:40:52.50
×短い尻尾のモグタンの
○短い尻尾のモグタンに
909 :
名無し物書き@推敲中?:2012/01/08(日) 13:41:31.43
離しちゃダメだよ
離しちゃダメだよ
離しちゃダメだよモグタンの
短い尻尾にしがみつき
離しちゃダメだよしがみつき
短い尻尾のモグタンに
>>885だけしか読んでないので、あくまで885の文章に関する批評。
シュルレアリスム的でおもしろい。
ただ冒頭からしてばあさんの姿勢が分かりにくい。
「腕立て伏せをしていると思ったら、つま先は地面から浮いている。なんと腕だけで全身を支えているのである」
みたいに書いたほうが平易じゃないか?
あと「洋風な顔」がどういう顔なのかよく分からない。
「目鼻立ちのはっきりした」とか、具体的にイメージできるように書いたほうがよくないか、冒頭だし。
ばあさんの飛んでゆく描写も分かりにくい。
要するにウルトラマン的な姿勢で飛んでいったということなのかな。
「70cm」といきなり書かれてもイメージしにくいので「ふわっと浮かび上がり」だけで充分だとおもう。
「頼もしい印象を受ける頭」も意味不明。
「太陽を反射してきらめく銀髪はどことなく頼もしい」とかにしたほうが
読み手は飲み込みやすいとおもわれます。
>>875 ご指摘ありがとうございます。
突然冷水につかると心臓麻痺に陥ることがあるという記憶を頼りに書いてしまいましたが
厳密にはマイナス18度以下なのですね。
勉強不足でした。
>>877 ありがとうございます。
確かにこのままでは「僕」がどのようにしておじいさんのゴルフに対する姿勢を知った
のかよくわかりませんよね。「僕」の視点と第3人称の視点と混同しておりました。
伝聞という形にして後の展開にスムーズにつなげていきたいと思います。
>>883 的確かつ丁寧な酷評ありがとうございます。
特に、おじいさんの命日にかかわる時間軸が混乱しているのは返す言葉もありません。
ものを書くにあたっての自分の姿勢をもう一度考えなおしたいと思います。
去年の夏頃、他スレ用に書いた内容を推敲してみました。自分の文体なので、自分では読みやすいのですが、他人から見るとどうでしょう?
バッサリお願いします。
水面に影が映っている。ボクの影だ。ボクは橋の上から川の流れを見つめていた。
町役場の背後にある鬱蒼とした木々からは、蝉の声が絶える事なく聞こえて来る。
頬を撫でる風は、早朝の涼しさを未だ残している。澄み切った爽やかな風だ。
ボクがいる橋から水面までは、ちょっと恐怖を感じるくらいの高さがある。見下ろすだけでも勇気がいる程度の高さ。
そんな水面を眺めながら、一学期最後の日に担任が話していた言葉を、ボクは思い出していた。
「最後に君たちにひとつだけ言っておきたいことがある。君たちも知っていると思うが、この学校には『度胸試し』という風習がある。
役場前にある橋から川に飛び降りるやつだ。
昔から中学二年の夏休みに、この学校の男子のあいだで行われて来た風習なんだが、数年前から学校で禁止されている。
危険なのでこのクラスの男子は絶対に行わない事。やった者は二学期最初に親を呼び出すからな。覚えておく様に」
脅かしているつもりなんだろうが、ボクには通用しない。ボクには……残念ながら。
朝の日差しが肌に突き刺さる。蝉の声は、相変わらず青空を切り裂く様に響き続けている。
数年前までこの町では、この『度胸試し』を行って、初めて一人前の男として認められてきた。けれども、それは昔の話。
ボクが今、この橋から川へ飛び込んだところで、誰からも褒めてなんてもらえない。
けれど、ボクは賞賛の言葉が欲しい訳ではない。ひとつの区切りとして『度胸試し』を行いたいだけだ。
雲の影が、ゆっくりと川を横切るように通り過ぎてゆく。夏の香りを含んだ風が、ふわりと一瞬ボクの側を通り過ぎる。
「おーい。薫、本当にやるのかよ」
幼なじみで親友の純也がやってきた。水面を覗いていたボクは、ちらりと純也を見て頷いた。
少し遅れて智彦が来た。
「お前なんかにできるわけないだろ? 情けない所を見届けてやるよ」
相変わらず癇に障るやつだ。こいつにボクが飛び降りるところを見せつけてやりたかった。
川を見つめていたボクは、振り返って二人に顔を向けた。
「二人にはボクの『度胸試し』を見届けて欲しい。それから、この儀式の後にボクは変わってしまうと思うけれど、今のボクをずっと覚えていて欲しい」
ボクは橋の手すりに立ち、大きく深呼吸をした。そして……斜め上を見つめると、青空に向かって勢い良く飛び込んだ。
身体が一瞬、空中で静止した。視界は空で一杯になった。
その後、遠くに見えていた川の流れが、ぐんぐんとボクに向かって近づいてきた。
川を泳いで岸に到着したボクは、大きな岩の上で一息ついていた。
「よくやったな。見届けたよ」
純也はいつもの優しそうな笑顔で、ボクにタオルを渡してくれた。
「本当にやるとは思わなかったよ。がんばったな」
智彦もボクを認めてくれたようだ。
ボクは嬉しくなって、来てくれた二人に感謝をしながら、そっと自分の胸に手を当てた。最近少し膨らみかけてきた胸に。
そして、沈黙のまま目を伏せた。
男とか、女とか、そんな事は全く気にせずに野山を駆け回っていた子供時代は、もう二度と戻らない。けれども、これで思い残す事は何もない。
今日を境に髪を伸ばそうと思った。自分のことも『わたし』と呼ぼうと。……クラスの、他の女子と同じ様に。
ボクは顔を上げた。そして、二人の友人に笑顔を見せた。
変われる気がする。ボクはやりとげたのだから。朝に飛び込んで。
例えボクが変わってしまったとしても、水浸しのまま笑っている少年の様な姿のボクは、二人の友人の記憶の中に。……いつまでも。
終了です
俺、好きだよ
>>912 主人公の少女が検分役の小僧二人に笑顔を見せた時、彼等がどう言う反応をしたか。
其れも書くとどうでしょうか?
ビーチクのポッチに気付いてアタフタしているとか。 すまん、一言余計か。
文法的な誤りはないけれど、小説の文体としては未完成と感じた。
まず、全体的に説明が多すぎると思う。描写をしているのかもしれないが、説明になってしまっている。
とくに冒頭五行の風景描写(説明)は、必要なんだろうか?
「ボクは橋の上から川の流れを見つめていた。遠くの林から蝉時雨が届き、すみきった爽やかな風はぼくの頬を撫でて通り過ぎて行った」
くらいでいいんじゃなかろうか。
わざわざ「町役場の背後にある鬱蒼とした木々」などと説明する意味が感じられない。
僭越ながら、自分なら
>>912の冒頭五行はこんなふうに書くと思う。
「橋の上から川の流れを見つめていた。遠くの林からは蝉時雨が響き、澄み切ったさわやかな風が頬を撫でて通り過ぎて行った。
水面に映るボク自身の頼りなげな影を見つめながら、ボクは一学期最後の日に担任が言った言葉を思い出していた。」
こんくらいでも充分伝わるんじゃないかなあ、と、個人的には思います。
あと
>>913以降に関しては「……」の使い方がよくないと感じました。あまり効果が出てないと思います。
体現止めの多用も、稚拙なポエムのようにみえてもったいない。
文法的にはまことに整っておられるので、もう少し噛み砕いた表現をしたらいいのかなと思いました。
>>912-914 > ……残念ながら。
> ……斜め上を見つめると、青空に向かって勢い良く飛び込んだ。
> ……クラスの、他の女子と同じ様に。
> ……いつまでも。
確かに多用し過ぎだな。
異質な文体は、ここぞと言う時に使用しないとかっちょ悪い。
>>912 > 水面に影が映っている。ボクの影だ。ボクは橋の上から川の流れを見つめていた。
段落の意味も把握できてないな。
上の文を例に分析すると、
> <近景>。<認識>。<遠景>。
ズームからロングにドリーしてるのに、
段落を変えないのは剰り巧い文章じゃない。
>>912-914 まず冒頭四行。ナルシシズム的な独りよがりを若干感じた。
センチメンタルと独りよがりは紙一重なもので、プロの作家さんが情緒的な地の文を
書いたとしても、緻密な計算とバランス感覚を土台にしたうえでそうしているわけだ。
ポエムは知らんけど。
「書きたいことを書く」のは正解ではあるんだけど、何事もお膳立てが必要という話ですな。
また『見下ろすだけでも勇気がいる』高さなのに、主人公は『水面の影』を冷静に観察し、
『爽やかな風』を楽しんでさえいる。
怖いのか、余裕綽々なのか、恐怖を押し隠して強がっているのか、冒頭からは伝わってこない。
>「最後に君たちにひとつだけ〜覚えておく様に」
説明口調すぎる。これに限らず台詞全てが説明くさい。
「あの川ぁ危険ながで、飛んじゃーいかんちや」(なんとなく方言。なぜ使ったしww)
程度に留めて、地の文で「短く」説明してもよかった。
>脅かしているつもり〜ひとつの区切りとして『度胸試し』を行いたいだけだ。
これも説明的な上に長くてだれる。主人公の独白が心情表現ではなく説明として機能してしまっている。
また、『ボクには通用しない。ボクには……残念ながら』の部分は伏線を意識させすぎて、
逆にしつこい印象を受ける。素直に『ボクには通用しない』で〆ても良かった。
>雲の影が、ゆっくりと川を横切るように通り過ぎてゆく。
>夏の香りを含んだ風が、ふわりと一瞬ボクの側を通り過ぎる。
ボクが雲を完全に通り過ぎるまで眺めるはずがないし、
『夏の香り〜』もボクの感覚的反応が無視されている。
つまり、三人称の文になってしまっている。
「一人称は視野を狭く、三人称は逆に広く」を心がけると起こりにくい。
>幼なじみで親友の純也がやってきた。
説明ではなく表現を。
また純也と主人公の関係が作品上重要でないなら、ばっさり削るべき。
921 :
その2:2012/01/09(月) 14:22:41.95
>身体が一瞬、空中で静止した。視界は空で一杯になった。
>その後、遠くに見えていた川の流れが、ぐんぐんとボクに向かって近づいてきた。
視点の不一致。視界が『空で一杯になった』はずなのに、遠くに見えて『いた』川。
>「よくやったな。見届けたよ」
>「本当にやるとは思わなかったよ。がんばったな」
作者に都合の良すぎる台詞かも。少年が話しているのだから、
負け惜しみのひとつも言ってもおかしくない。
そうしないのが展開的に自然なのだとすると、
少年たちが大人びた態度をとった理由と本音を匂わせる描写がほしい。
>純也はいつもの優しそうな笑顔で、ボクにタオルを渡してくれた。
以前までの文の何処を探しても、読者は『いつもの』純也の笑顔を知りえない。
>ボクは嬉しくなって、来てくれた二人に感謝をしながら、そっと自分の胸に手を当てた。
なぜ自分の胸に手を当てたのか、伏線があってもよかった。
>>916と同様に、説明でなく描写で魅せる工夫がほしい。
また作品における重点がどこにあるのか、俺にはわからなかった。
例えば、ボクの心中における「少年の部分、女の部分」の葛藤を描き、『度胸試し』をその
清算として、少年の心に別れを告げる内容ならば、二者の相克に重点を置く。
女へと成長しようとする過程で「少年たちとの友情もまた変化するのではないか」と危惧
していた主人公が、『度胸試し』を一つの区切りとして、変化を受け入れる内容なら
ボクと少年たちとの関係が重点になる。
つまり、主人公の内奥に向かうのか、主人公と他者との関係へ向かうのか、
作品の志向性が俺にはつかめなかった。
テーマは複合的なほうが物語の厚みが出るんだけど、それを読み解くのは読者の仕事であって、
サラリと読まれても作品の「幹」を理解できるようにするのが作者の仕事だと思う。
>>914 最後の一行、
> 例えボクが変わってしまったとしても、水浸しのまま笑っている少年の様な姿のボクは、二人の友人の記憶の中に。……いつまでも。
これはタイトル、若しくは編集が文庫本のカバーに付ける煽り文だろ。
この一行だけ読めば、他の部分読む必要ないじゃん!
って文は作中に書いたらいかんのだよ、基本的に。
読んだ人間が、時間を無駄にしたような気分になるからな。
> 変われる気がする。ボクはやりとげたのだから。朝に飛び込んで。
ここでカットアウトした方が、読後感は1億万倍いい。
923 :
名無し物書き@推敲中?:2012/01/09(月) 20:17:44.96
>>912〜
>水面に影が映っている。ボクの影だ。ボクは橋の上から川の流れを見つめていた。
>町役場の背後にある鬱蒼とした木々からは、蝉の声が絶える事なく聞こえて来る。
>頬を撫でる風は、早朝の涼しさを未だ残している。澄み切った爽やかな風だ。
>ボクがいる橋から水面までは、ちょっと恐怖を感じるくらいの高さがある。見下ろすだけでも勇気がいる程度の高さ。
全体的な作品の雰囲気は悪くないと思いました。
すでに、色々指摘されているので、気になった部分の一つを書きます。
上の冒頭部分ですが、ここが丁寧でないため、勿体ないなと思います。
水面や川の流れ、蝉の鳴き声、爽やかな風と。出てはいるのですが、どれも箇条書きに感じるのです。
どちらが、あなたにしっくりとはまるかわかりませんが、
一つは、もっと描写(においとか、川のせせらぎ等々)を増やして、かつ、ボクの揺れる感情(はたまた決意なのか)を絡ませてみる。
(いってしまえば、詩的に修飾するです)
か、
もう一つは、逆に川だけに描写を絞り、(川以外は先生の話のあとにまとめるなどして)
ボクの感情も川に対するものだけで固める。もしくは感情は暗喩にしてしまうか、
それとも川の説明(川幅、深さがどれくらいとか、子供の頃はよく遊んだとか)に変えてしまうか。です。
(そのへんは悩みどころですが)
なんかこう、作品の素材がいいだけに、化けるとおもしろくなりそうだなと思いました。
924 :
912:2012/01/10(火) 01:03:54.50
参考になります。表現するというのは難しいものです。
925 :
名無し物書き@推敲中?:2012/01/11(水) 23:00:27.64
ここって、最初の書き出しだけ見てもらうってのありなの?
20行程度だけ。
今なら読解力0のドカタの俺が一瞬でアホみたいなコメントするよ!
927 :
925だけどまあ書いてみる:2012/01/11(水) 23:04:01.84
「人はどんなときに死ぬと思う?」
瑠璃子がそうたずねたので、僕は少し考え込んだ。
「ウサギみたいなものじゃないか」
「寂しくて死ぬってこと?」
僕はそれが都市伝説のようなものだと知っていたけれど、黙ってうなずいた。
「じゃあね。もし、十羽のウサギがいて、その中の九羽には声をかけても、残りの一羽を無視し続けたらそのウサギは、普通よりも早く死ぬかな」
瑠璃子のたわいのない問いかけに、僕は適当にあいづちをうとうとした。でもふと考えて、こんな風に答えた。
「いや、それだけのウサギがいれば、お互いに話しかけあってさびしくないんじゃないかな」
得心したように瑠璃子がうなずく。そしてさも大発見をしたかのように大仰に言った。
「じゃあね、じゃあね。九羽同士だけが話をして、後の一羽に声をかけなければどうなるかな」
「いじめってやつ?」
「どうかな。仲間はずれ?ちょっと違うかも」
「疎外って言葉もあるよね」
どうでもいい話だ、と思って僕は見当はずれなことを言った。
でも瑠璃子にはしっくりきたようだった。
「じゃあ、人は疎外されたときに、さびしくて死ぬのね」
それからしばらくして瑠璃子は死に、僕は殺人犯として追われることになった。
928 :
名無し物書き@推敲中?:2012/01/11(水) 23:05:08.22
メセタおっぱいはいらない
929 :
925:2012/01/11(水) 23:09:34.91
ちなみにそのあとは、ミステリ展開。
瑠璃子の妹に依頼された暇人(腐れニート)が、今更なハードボイルドな展開で、失踪した男の行方を探す話。
タイトルは「十羽のウサギ」
927だけで判断
女こわい! 因縁つけて死んでいったのか
女は死をある程度覚悟していて、このやり取りをもって最期の儀式としたのか
文章全体の読みやすさ 良
会話の意味的繋がり 良
会話の自然さ 可
ネタの新鮮さ 可
この後人物のキャラクター性がちゃんと描かれていくなら、長く読んでいける文章
ドカタ
931 :
925:2012/01/11(水) 23:25:51.97
ありがとうございます。
投稿先はメフィスト・・・じゃないよなぁ。
どっかの文学賞にすっかな。
933 :
名無し物書き@推敲中?:2012/01/11(水) 23:29:44.00
西暦なんかも、本当は「千九百九十七年」と書いた方がいいんですけど、最近の小説は平気で「一九九七年」と書いています。へたをすると「一九九○年」なんて表記もあって。これで「せんきゅうひゃくきゅうじゅうねん」と読んでしまう自分も情けないんですが....
934 :
925:2012/01/11(水) 23:37:59.37
>>932 村上春樹は一通りはまった時期がありますね。
もう10年も前ですが。
小説よりも、「遠い太鼓」が好きでした。
なんで僕は都市伝説のようなものだって知ってるのに、
瑠璃子のシリアスな問いの答えに「ウサギ」だなんて言うんだ。おかしいだろ。
「人はどんなときに死ぬと思う?」
「寂しいと死ぬんじゃないか」
「ウサギみたいに?」
僕はそれが都市伝説のようなものだと知っていたけれど、黙ってうなずいた。
せめて、こういう会話じゃないと、成り立たないだろ。
>>927 会話文が主体なので批評が難しいが試みる。
全体的に雰囲気はいいが、
主人公の性格を表現したい、という気持ちが出過ぎてるのか、ちょくちょく文章に矛盾が生じていると感じた。
>>935の言うように、都市伝説と知ってるのに「ウサギじゃないか?」と言うのはおかしい。
また、最後の
「どうでもいい話だ、と思って僕は見当はずれなことを言った。」
というのもよく分からない。「疎外」ということばを提示することは、ぜんぜん見当はずれじゃないからだ。
→「そんなのどうでもいい話だ。そう思ってぼくは適当に答えたのだが、瑠璃子にはなんだかそれがしっくりきたようだった。」
とかでいいんじゃないかしらんと思いました。
それから、地の文に対してはこなれてないという印象を受けてしまう。たとえば7行目、
「瑠璃子のたわいのない問いかけに、僕は適当にあいづちをうとうとした。でもふと考えて、こんな風に答えた。」
これは、ふたりの行動を時系列にまとめただけで、まるでシナリオのト書きのようにみえてしまった。
→「瑠璃子のたわいのない問いかけに僕は適当にあいづちをうとうとしたが、ふと考えて答えた。」
くらいでいいんじゃないだろうか。
同じように、
「得心したように瑠璃子がうなずく。そしてさも大発見をしたかのように大仰に言った。 」
→「得心したように瑠璃子はひとしきりうなずき、次いで目を輝かせて言った。」
まあ、例だけど。「そしてさも大発見をしたかのように大仰に言った。」では、説明的に過ぎると感じる。
あと欲を言えば、主人公のキャラクターが紋切り型かな、と思う。
上にも出てた村上春樹や、先行するライトノベルの「何事にも興味がない主人公」というパターンを踏襲しすぎてるかなあ、と。
でも全体的な雰囲気はいいと思います。文章も平易で読みやすいですし。