ワイが文章をちょっと詳しく評価する![7]

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301名無し物書き@推敲中?
台詞と地の文のズレも作者サイドだと気付きにくい部分だよね
302名無し物書き@推敲中?:2011/04/24(日) 15:15:59.99
http://ncode.syosetu.com/n7109s/
アリに投下したんですけど、感想が付かないのでよろしくお願いします
303名無し物書き@推敲中?:2011/04/24(日) 15:39:16.79
後付けは種明かしにはならない

最後にちょっと視点者変えただけの後付け加えて叙述トリック気取る作品がこの頃目に付く
304名無し物書き@推敲中?:2011/04/24(日) 16:05:04.76
文章云々は置いといて、これはちょっと酷いなあ
305名無し物書き@推敲中?:2011/04/24(日) 16:31:19.36
>>302
アリの方で先に見たけど、結構好きだった。
タイトルはストレートな方がいいかも。
306 忍法帖【Lv=20,xxxPT】 :2011/04/24(日) 16:35:20.62
分かりやすいなあ
307名無し物書き@推敲中?:2011/04/24(日) 17:37:36.41
やたらレス付いてるから読んでみたが、変な話だな
文章は読みやすいわりに独特で、まあ上手いんだが
好きか嫌いかで言ったら俺は嫌いだわ
好みわかれそうだな、ぷぅぎゃああああああさんはどう評価するんだろ
308名無し物書き@推敲中?:2011/04/24(日) 17:46:21.96
酷いじえry
309ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/04/24(日) 18:38:21.98
>>302
>刺身には、作り物でもタンポポの花があった方が美味しく見えるじゃん?
(一人称なのでわざと間違えさせている可能性がある! 普通は食用の菊!)

>「どうなんだろうな、  」
(わざとにしても空白が引っ掛かる!)

彼女と彼の漢字が時に平仮名になっているのは仕様なのか!
不条理に近いのでどのような解釈も出来る!
どちらかが実像で一方はそれを知らない!
どちらも実像で別々のところで存在している!
どちらも虚像で両者がそれを知らない!

清々しい彼女だけの視点で通した方が読み物としては楽しめたと思う!

彼女がメインの刺身で彼氏は添え物でしかなかった68点!(`・ω・´)
310名無し物書き@推敲中?:2011/04/24(日) 18:47:29.83
最近採点甘いな
投稿のレベルは昔と変わってない気がするんだが
長めの作品はオマケ気味になるのかな
311名無し物書き@推敲中?:2011/04/24(日) 18:48:42.18
ウンコみたいな作品ばっかだからワイさんが感化されてきてんだろ
人間だからしょうがない
312名無し物書き@推敲中?:2011/04/24(日) 18:51:15.39
以前アリに晒した作品なんですが、最近点数が伸び悩んでいるので昔の実力と比べるために評価をお願いしたいです


 ああ、なんだっけ。俺はなんだってこんなところにいるんだ? 
 あいつがここにいたんだ。ここにいれば、あいつがなにを思っていたのかわかるかもしれない。
 あいつがここにいたんだ。そして今、俺もここにいる。

 たまにフラッシュバックみたいにあの日のお前が現れることがあるんだ。そんときはいつも足元がぐらり、と揺れるからすぐわかる。
 大体は駅とか関係ねえ場所で、バイト先までの道をなぞってる時、近場のスーパーまでワゴン飛ばしてる時、あるいは自室で音楽聴いてる時とか夢の中ってこともある。 
 雪が降りそうな曇り空を眺めながら、俺は駅のホームで都心に向かう急行を待っている。
 そこにはいつもお前がいるんだ。隣で微笑みながら「ヒロ君はこの先どうしたい?」そう言うんだよな。で、俺はこう返すんだ。「お前の隣にずっといられればそれでいいよ」
 耳とかすげえ熱くてさ、キメ顔作ってたつもりだったけどちゃんと出来てる自信なくて――まあ、お前の顔見てたら失敗してるのは丸分かりだったんだけどさ。そんで我慢できずに吹き出したりして一緒に笑って、それが一番幸せな時間だった。
「じゃあさ」
 終わりだと思った話をお前がこう繋げて、そのまま線路に降り立った。
 本当に自然な動作で、そんでもって突拍子もないことで、俺はなにが起こったんだかわからなかった。
 その時に俺は気付いた。珍しく膝上の丈のスカートを穿いている。いつも意固地にあの傷痕を隠していたお前が。
 それでも俺にはただぼんやりと、ただちょっと遠くに歩いていっただけ、ぐらいの感覚でいたんだ。
 そんでお前は振り返って、やっぱり微笑んで、言う。
「じゃあここに来れる?」
313名無し物書き@推敲中?:2011/04/24(日) 18:51:29.00
 もう一緒に住んで四ヶ月になる部屋で、俺は声を張り上げていた。
「しょうがねえだろ。今の俺らの経済状況じゃ無理だって」
 なんで考えりゃわかることわざわざ言わなきゃなんねえんだっつうの。
「無理じゃないよ、ここに住む時だってもっと安い部屋あったけどふたりで頑張っていこうって、それでできたじゃん、頑張れたじゃん、意味分かんないよ」
 俺とは対称的に、サキは泣きじゃくりながら声を震わせ、絞り出すようにすがって来る。
 めんどくせえなあ。女は泣けば思い通りになると思いやがって。俺みたいに現実を見据えろよ、ゲンジツを。
「それとは状況が違うって言ってんの。大体お産入ったらお前働けねーじゃん、俺だけでいくら稼げるってんだよ。あの頃よかカネ貰ってるっつっても実質バイトみてーなもんなんだぞ」
 自分で言ってて悲しくなってきた。
「わかんないよ。全然わかんない」

 あの後結局折れてくれたからさ、ちゃんと納得してくれたもんだとばかし思ってたよ。
 やっぱり嫌だったのか?
 お母さんになりたかったのか?
 子供を助けてやりたかったのか?
 傷痕を俺に見せつけたのはそれが言いたかったからなのかな。
 悪かったよ、わかってやれなくて。反省してる。
 そんでクリスマスのこの日、俺はまたあの駅のホームにいる。
 不意にぐらり、と足元がふらついた。
 寒いんだからいつもの厚着でいいのにそんな短いスカートで、俺の目線のずっと下、足元よりもさらに下、お前はいつものように微笑んでいる。
 ずっと考えてたんだ。お前があの時何を考えてたのか。もうそれを知るにはこれしかないのかな。
 あの時はそこに行けなかったけど、今度こそ行くよ。やっぱお前の隣にいないと、ひとりで悩んでてもわかんねえや。
 上の方でアナウンスが聞こえる。靴の裏の砂利が震え出す。トラックのクラクションよりもうるせえ音が近づいてくる。
 ようやく舞台の上の観客達が騒ぎ出した。俺は身体をあいつのいた場所に重ね合わせる。
 空を仰ぐと雪が降ってきたのが見えた。
314名無し物書き@推敲中?:2011/04/24(日) 18:52:05.44
>>312-313です
よろしくお願いします
315ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/04/24(日) 19:14:07.38
>>309
言葉の省略が過ぎた!
最初の彼女は存在しているが通常は見えない!
独白の内容は彼の考えと同じ!
最後に出てきた彼が実像! 自分の中の彼女を強く望むことで結ばれる!
一人の中に理想の人間がいて結ばれる究極の自己愛が話の肝だと思う!
しかし、彼女は別の場所に人間として存在して、自分の中の彼と結ばれているという話も可能!
更には最初の彼女が実像で自分の中の彼と結ばれたという話にも成り得る!
簡単な文章を台無しにする設定ではあった! 書き慣れた文章に助けられた!

ワイの考え!(`・ω・´)
316名無し物書き@推敲中?:2011/04/24(日) 19:23:25.70
でもなあ
あと2点で>欠点がほとんどない! 領域に入れるかっていうとなあ……
317ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/04/24(日) 19:28:16.35
>>312-313
以前に読んだことがある!
乱暴な言葉遣いが主人公のささくれた心情に合っている!
短い中に二人の人生が垣間見えた!
単体で見れば悪くない! ただし今の実力と比較することは難しい!
当時の感性で思い付いた内容! それを洗練されていない文体が作品に昇華させた!
どれが欠けても作品は完成しない!
今の感性で書ける最高の作品を目指せばよい!

ワイの考え!(`・ω・´)
318名無し物書き@推敲中?:2011/04/24(日) 19:32:19.69
>>317
評価ありがとうございます
ところで、ここに晒したことはないと思うんですよね
なので点数も合わせて付けて貰えると助かるのですけど
319318:2011/04/24(日) 19:34:31.02
少し今の自分なりに改稿した部分もあるので
320ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/04/24(日) 20:51:13.98
>>318
その場所で目にした作品だった!
改めて読んでも印象は変わらなかった!
手を入れた部分がわからないことを端的に表している!

よって評価は以前と変わっていない!(`・ω・´)
321ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/04/24(日) 21:03:02.81
>>312-313
駅の時には場所と一致しているが、それ以外で現れるサキの状態がわからない!
サキの傷痕の意味がはっきりとしない! 事故の傷であれば全身に及んでいると思われる!

最後の場面だけが現実から離れて比喩を多用している!
作者の意図が透けて見えるので過剰な表現は慎んだ方がよい!

以前と同じ実力のままだった65点!(`・ω・´)
322名無し物書き@推敲中?:2011/04/24(日) 21:05:13.81
>>321
無理に頼んでしまってすいませんでした
精進します
323ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/04/24(日) 21:10:36.82
>>322
ワイの記憶違いもあった!
過去の作品は過去のもの!
今だから書ける作品に挑んで貰いたい!
324名無し物書き@推敲中?:2011/04/24(日) 21:11:58.80
>>322
逆に最後が俺は良いと思う
駄文がようやく見れる所まで底上げしたのは最後の締めだよ
325名無し物書き@推敲中?:2011/04/24(日) 21:26:14.50
俺は種明かし的な後半よりも前半が好き。
326名無し物書き@推敲中?:2011/04/24(日) 21:55:31.01
しかし18が67点で
312−313が65点かw

俺には圧倒的大差で後者が読める文だけどな
327名無し物書き@推敲中?:2011/04/24(日) 21:58:26.65
>>312>>313
あーこいつ思い出したw
年末の掌編祭りに出した奴だろ
憶えてるぞ
328名無し物書き@推敲中?:2011/04/24(日) 22:00:25.25
>>309
評価どうもありがとうございます。68点、嬉しいです!
タンポポに関してはホントにそう思ってましたw
あれ食用の菊なんですね、普段刺身なんてあまり食べないのでわかりませんでしたw
続きます
329フォーク 1/3:2011/04/24(日) 22:04:03.98
こんばんは。
フォークと言うお題で書いてみました。お願いします!


 四月二十四日。
 給料が支給される前日の日曜日。
 給料日前なんて言うのは、貧乏なものだ。
 もちろん俺の財布にも、千円札一枚しかない。
 二時間前までは、四千円あったのだけど、彼女のために使ってしまった。
 食材をいくつか買ってきたんだ。彼女は沢山食べるため、一食分の材料費でも結構な出費だ。
 そんな彼女と同棲し始めて、もう五年になる。
 料理なんてした事もなかった俺だけど、彼女との関係上、上達せざるを得なかった。
 今では、グラタンなんて凝った料理だって作れる。
 出来立てのグラタンが入った皿をコタツの上に置き、彼女に声を掛ける。
「おまたせ。出来たよ」
「そう。ありがとう」
 彼女は動きにくそうな大きな身体を、部屋の中央に置かれたコタツまで移動する。
 その動きは、実にゆっくりだった。本当に重そうだった。
 俺はつい、笑みがこぼれてしまう。
 でも彼女は特に反応することなく、グラタンを食べていた。
 何故か不満そうに、無言で食べ続けていた。
 不機嫌な彼女は、下手に刺激しない方が良い。これも料理と平行して、俺が学んだ事の一つだ。
 俺も無言でグラタンを食べ続けた。
 ふと彼女が口を開いた。
「ねぇ。お母様と私。どっちが好き?」
「お前だよ」
「そう……」
 彼女は俺の返答が不満だったらしく、食べるのをやめ、フォークを見つめていた。
 そして、聞き取り難い小さな声で呟いた。
「嘘つき……」
 フォークを見つめる彼女の目は、悲しげだった。
「フォークってあなたみたいよね。ほら見て、フォークの先っていくつにも枝分かれしているの」
330フォーク 2/3:2011/04/24(日) 22:05:09.34
「何が言いたいの?」
 俺は苛立ちながらも、優しい口調で答える。
「何でわからないの? だから、あなたの心みたいねって言ったの。決して一人の人を愛せないのよ。常に四、五人を見ているの。あなたにとって私は、一/五人に過ぎない。一人の人間として見て無いんだわ」
 何も答えられなかった。
 彼女の言っている事が正しいからじゃない。
 言っている意味がわかり難いのは、理由の一つでもある。
 でも何より、下らない事だ、と思ったからだ。
 俺はため息をつきながらも、部屋を見渡す。
 ここは、家賃二万五千円のアパート。部屋は一つしかない。その部屋は寝室であり、居間であり、キッチンであり、愛の巣である。
 一つだけある部屋以外には、トイレと玄関だけ。ベランダもなければ、風呂なんて設備だって持ち合わせていない。
 それでも、幸せだった。いや、俺は今現在でも幸せだと思っている。
「聞いている? それで、あなたにとって、私はどの先端なの?」
 彼女は俺にフォークを向けながら、聞いてきた。
「俺はお前しか愛して無いよ」
「嘘つき」
 言った後に気が付いた。そうだ。俺は、確かに嘘を言ったな。
 でも、彼女を言葉で納得させる事はできないと判断した。
 俺たちは、再び無言でグラタンをつつく。
 食べ終わるまで、無言のままだった。
 俺が食器を洗い終わり、一時間経っても会話は無い。
 重い空気が部屋に満ちて、それを小馬鹿にするような漫才と観客の笑い声が、テレビから流れる。
 二時間経っても、彼女は機嫌を直す事が無い。もう駄目だ。この空気に耐えられない。
 こう言う時の定番アイテムって、ケーキだと思うんだ。ドラマの影響かもしれない。根拠は無い。
 でも、俺はそう思う。
 だから、ケーキを買いに行った。
「ちょっと、出かけてくるね」
 彼女からは、何の返答もなく、笑い声もなく、テレビに映る漫才を見つめていた。
 
 一時間後。
 ケーキをコタツに置くと、無言のままだけど、彼女は興味を示した。
331フォーク 3/3:2011/04/24(日) 22:06:38.50
 そして、何を言う事なく食べ始める。食いしん坊め。
 俺はケーキを食べながら思ったね。
 フォークを彼女に向けて、言った。
「お前の言うとおり、俺はフォークかもね。ほら。家の家にあるケーキを食べるフォークの先は、二つにしか分かれて無いでしょ? 俺が愛しているのは二人だけ」
 彼女は俺の言っている意味を理解しつつも、俺を睨み。
「いやよ。私だけって言いなさいよ」
 全く。さっき『お前だけ愛している』と言ったら、嘘つき呼ばわりしたじゃないか。
 やっぱり、何を言っても無駄か……。
 俺が悟ったのと同時に、彼女は苦しみだした。
 俺は「大丈夫か! おい!」と声を掛ける。
 でも理由もわかっていたし、さほど心配はしてなかった。
 寧ろ、嬉しかった。
 多分、この時の俺の顔は、不安そうな顔だったはずだ。それでも、どこか笑ってもいたと思う。
 
 あれから、二年が過ぎた。
 俺の住処は昔と変わらず、狭いアパート。
 でも、彼女は違う。
 今の彼女は、昔の彼女と全然違う。
 スレンダーで、料理もしてくれるし、綺麗だったし、俺をシカトすることも無い。
 ただ、俺の立場はあまり変わらない。弱者のままだ。
 確認するように、彼女に声を掛けるのだけど。
「俺はお前が一番好きだよ」
「別に興味ないわ。ねぇ。弘子ちゃん!」
 彼女は赤ん坊をあやしながら、言った。
「じゃあ、やっぱり二人の人間を愛している。お前と弘子が好きだ」
「それは駄目! 弘子ちゃんは私だけのものなの!」
 俺は今幸せだ。これは間違いない。
 でも、少し寂しかった。


以上です。
よろしくお願いします!
332名無し物書き@推敲中?:2011/04/24(日) 22:08:11.40
ひらがなについてはワザとです。彼とかれ、彼女とかのじょは違うものなので。
解釈についてですが、わかりにくくてすみません。
こういう解釈のはっきりしないもの、ってあまり良くないんでしょうか?
読後に結論を提示しない、もやっとしたものが、自分は好きだったりするんですけど
皆さんのレスを見る限り、そういうものを好ましく思っていないみたいなので……
333名無し物書き@推敲中?:2011/04/24(日) 22:09:35.64
短文短文で構成されすぎているな。これが携帯小説って奴なのかもなw
少なくとも読んで感慨を受ける類いではないな
334†‡覇璢蟆†‡ ◆zzzTiljTBPTL :2011/04/24(日) 22:14:15.08
一日に二つも済まない。
お題「電撃」

「憐れなり」
蓄えた白髭を撫でていた老人の手が、少女に向けられた。白衣から伸びる枯れ枝の指が、何かを弾くように動く。
黒雲に覆われた空が瞬き、雷が落ちた。閃光。石畳の地面が砕け、耳を裂くような轟音が響いた。
「神の鉄鎚を避けるか」
老人は声に怒りを滲ませる。石造りの宮殿。荒廃したその柱の上から、一人の少女を見下ろしていた。
少女を地に片膝を付き、老人を見上げている。額に汗を浮かべ、肩で息をしていた。片手には抜き身の長刀が握られている。
唾を飲み込み、少女は口を開いた。
「改造を受けただけの人間が、神さま気取ってんじゃないわよ」
老人の指が動いた。
少女は跳び退く。視界が閃光に染まる。耳が痛んだ。常人なら視界と聴覚が麻痺しているだろう。
「そう、我は改造を受けた。聖なる神の血をこの身に流し、我は神となった」
稲光を背に受ける老人の言葉を、少女は嘲笑う。
「神の血? 違うわ、ただの化物よ。私達は、人間が化物の力を手に入れるための実験台に過ぎないのよ」
老人の指が動く。少女は駆け出した。
335†‡覇璢蟆†‡ ◆zzzTiljTBPTL :2011/04/24(日) 22:14:59.62
2/2

雷音を背に、前に進む。閃光が幾度も瞬き、石畳を砕く音が追って来る。指向性を持った雷が故に、少女はそれを避ける事が出来た。
老人の立つ柱の下から、真上に跳びあがった。額の汗が後方に流れていく。怒りを孕む老人の目が少女を見下ろした。
曇天が瞬く。少女は刀を横に振り、柱に打ち付けた。食い込んだ刃を支点に横移動。雷を避ける。さらには刀を踏み台に、老人に向かい加速した。
「小さき存在が我に歯向かうとは」
愚かな、と言う老人を蹴り落とした。鈍い音。直線の軌道を描き、老人は地面に叩き付けられた。
少女は柱の上に立ち、平然と身を起こす老人を見下ろす。老人の周囲に、静電気のような光が明滅している。怒りの表れか、それとも老人の能力の進化か。
「許すまじ」
老人の目が、青い光を放った。肌を刺すような殺気に危険を感じ、少女は反射的に柱から跳び下りる。その途中の刀を拾おうとした瞬間、雷が落ちた。
幾つもの閃光が、同時に瞬いた。柱の上半分が砕け散り、石の欠片が少女の体を打つ。地に落ちた少女に、拳よりも大きな欠片が幾つも降り注いだ。
瓦礫を押し退け少女は立ち上がる。体中が悲鳴をあげいた。特に脚が酷く痛む。
目の前に、老人が立っていた。人間離れした白い顔。青く輝く瞳が、憐れんでいた。その目は少女に向けられていたが、別の何かを見ているようだった。
「我は神なり」
その指が動く。逃げるのを諦め、少女は考えた。
ああ、この人は、化物になった自分を憐れんでるんだ。
閃光が瞬いた。
336名無し物書き@推敲中?:2011/04/24(日) 22:15:37.07
携帯小説はも っ と ひ ど いから

これはどちらかというと児童文学的かな

内容に感慨を受けるようなものではないという点には同意するけど
337ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/04/24(日) 23:41:25.92
>>329-331
>彼女との関係上、上達せざるを得なかった。
(根本的な理由が書かれていない!)

>風呂なんて設備だって持ち合わせていない。
(意味はわかるが『持ち合わせ』は所持金を示すことが多い!)

>家の家にあるケーキを食べるフォーク〜
(家の家が何かわからない!)

話の流れに納得がいかない!
主人公が愛していたのは本当に二人だけなのか! 彼女と誰なのか!
浮気相手だと無理がある! 嫉妬深い様子の彼女がこの程度の不満で収まるとは思えない!
主人公は結果的に彼女を死に追いやった! 胸中で幸せと思っていた事実は何だったのか!
二人目の彼女は同棲なのか! 結婚しているのか! 主人公の子供なのか! 何もわからない!
世間並みの話なので寂しさは伝わって来なかった!
主人公の愛している対象がはっきりしないので前半と後半が対比に見えない!

話が破綻していて主人公が異常者に見える51点!(`・ω・´)
338ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/04/24(日) 23:42:52.49
>>334
>黒雲に覆われた空が瞬き、雷が落ちた。閃光。
(空が瞬いて雷が落ちたあとに閃光に戻っている! 指摘の改善が見られない!)

>少女を地に片膝を付き、老人を見上げている。
(『少女は』の方がよい!)

>曇天が瞬く。
(曇った空は瞬かない!)

>体中が悲鳴をあげいた。
(打ちミス!)

瞬く表現が多い!
話の経緯がわからないので少女の考え方に言及はしない!

同じ実験台の少女の能力が最後までわからなかった63点!(`・ω・´)
339名無し物書き@推敲中?:2011/04/24(日) 23:52:24.97
>>337
ありがとうございます。
状況をぼかして書いて、落ちで明らかになる、作りのつもりでした。

>>彼女との関係上
妊娠のための複線でした

>>家の家にあるケーキを食べるフォーク
これは、完璧に推敲不足です

そして、主人公が愛していたのは、彼女とおなかの中の子供です。彼女が苦しみだしのたが、つわりのつもりでした。
もっと、自然な流れが必要ですね。そのあたりを、頑張ってみようと思います!
ありがとうございました!

>>333
ありがとうございます。
短文には、正に悩んでいます。もっと、読書が必要ですね。
どうすれば、長く書けるかを意識しながら、読んでいきます。

>>>>336
ご意見、ありがとうございます。
本当に皆さん見る力が凄いですね。ストーリーの基礎を学びたくて、民話集を中心に読んでいました。
もっと、読書バランスを気をつけたいと思います。
340名無し物書き@推敲中?:2011/04/24(日) 23:52:57.96
あーあ、言われた所は直せよ
評価の礼はしてても所詮口だけじゃワイさんも気を悪くするぞ
341†‡覇璢蟆†‡ ◆zzzTiljTBPTL :2011/04/24(日) 23:52:58.77
>少女を地に片膝を付き、老人を見上げている。
(『少女は』の方がよい!)

これも打ちミスですww


他は直せるよう頑張るわ。
ありがとう
342名無し物書き@推敲中?:2011/04/24(日) 23:55:34.09
最近の晒しは態度悪いな
ワイスレが栄えるのは良いことなのに
343名無し物書き@推敲中?:2011/04/24(日) 23:58:36.42
電撃スレから流れてきてるせいだろ
344名無し物書き@推敲中?:2011/04/25(月) 00:30:26.41
>>337
>>風呂なんて設備だって持ち合わせていない。
ゴメンなさい。一つ抜けていました。これについては、間違って私が覚えていました。もっと、自分の言葉を疑いながら書きます。
ありがとうございました。

 古い戦友の命日。私は戦友との思い出がぎっしり詰まった酒場に足を運んだ。20年ぶ
りだ。戦友は探偵で、腕っぷしはめっぽう強いが泣き虫で、酔いどれの誇り高き男で、運
に見放されていて、美人に目がないくせに女にはからきし弱く、「いつかゴビ砂漠のど真
ん中で究極のマティーニを飲む。そして、死ぬ。」が口ぐせで、ネイビーの、ペンシル・ス
トライプのダブル・ブレステッドのスーツしか着ない男だった。救いは彼が律儀で不器用
で無愛想なうえに、ウソがへたくそなことだった。

「究極のマティーニを。古い友情を終わらせたいんだ。」と私は言った。ニッカーボッカー・
ホテルの名物バーテンダー、マルティーニ・エ・ロッシーニは黙ってうなずいた。

 きれいに霜のついたバカラのカクテル・グラスの名品、「ロング・グッバイ」が目の前に
置かれた。ホンジュラス・マホガニーの一枚板のカウンターの上でロング・グッバイが静
かに息づいている。彼女が私に別れを告げるころには、私は彼女を何度も何度も抱きし
め、唇を寄せ、5粒ばかりの涙を彼女の中に落としているにちがいない。そして、したた
かに酔いどれるのだ。今夜はそんな気分だ。誇りの類はとっくの昔に行方不明なのだ
し、いまさら酔いどれたところで胸を痛めてくれる愛しい女もいない。かつての愛しい女
は「さよなら」のひと言さえ残さずに金持ちの年寄りの愛人になった。それでいい。すこぶ
るつきのクールさだ。こちらはクールなタフ・ガイなんだ。勝負は互角という寸法である。

(つづく)

 それにしても、よりにもよって、「長いさよなら」とはな。「さよならは短い死だ。」と言いつ
づけた探偵は強くもなれず、生きていくための資格を手に入れることさえできないまま本
牧の路地裏で冷たい肉の塊になって死んだ。もう20年になる。探偵のことはときどき思
いだすが、いつもというわけではない。

「友よ、マイ・プライベート・アイズよ。あんたは死に、おれは生きながらえ、偉大な眠りに
はとんと御無沙汰だ。不眠はもう10年もつづいている。あんた同様、おれはいまだに強く
もなれず、やさしさの意味すらわからないでいる。なんてマイ・フーリッシュ・ハートな人
生なんだろうな。笑ってくれ。」

 私が遠い日の友との思い出に耽っているさなかに、馬鹿笑いしながら若いカップルが
やってきた。男はコークハイを注文し(コークハイだって!?)、女はテキーラ・サンライズを
注文した。マルティーニ・エ・ロッシーニは眉を一瞬しかめ、ため息をひとつ、小さくつい
た。

(つづく)
 女の顔を見ると虫酸が走った。他人の手帳を盗み見ることにひとかけらの呵責も感じな
い魂のいやしさのたぐいが顔にあらわれていた。おまけに、使っている香水は濃厚なうえ
に動物的なにおいで甘ったるかった。第一、明らかに分量が多すぎる。香水のシャワーで
も浴びてきたのかと尋ねたくなるほどだ。ここは場末の安キャバレーではない。ここは何
人もの本物の酒飲み、一流の酔いどれが巣立っていった酒場なんだ。ある種の人々に
とっては聖地でさえある。香水女は臆面もなくそれらを蹂躙しようとしている。押さえよう
のない激しく強い怒りがこみあげてきた。

 おまえは店のすべての酒の香りを台無しにする気か? この店にある酒は、いくつもの季
節を樽の中でやりすごし、ときに天使に分け前を分捕られ、蒸留という名の試練をくぐり
抜け、磨きに磨かれて、やっと陽の目を見たんだぞ! 女の首根っこをつかまえて、そう叱
り飛ばしたかったが、我慢した。

 香水女の指は太く短く、金輪際ナイフとフォークを使った食事をともにしたくないタイプ
の人物だった。いや、ナイフとフォークを使った食事だけではない。女が私の半径50
メートル以内にいるだけで、私は確実に食欲を失う。この広い宇宙には、テーブル・マ
ナー以前の輩が確かに存在することを私はこのとき初めて知った。私の知る世界、生き
てきた日々、失った時間や友情や愛をことごとく踏みにじり、台無しにするおぞましい力を
その若い女は持っていた。めまいさえ感じたとき、マルティーニ・エ・ロッシーニが毅然と
した態度で言い放った。

「申し訳ございません。現在、当店はエクストラ・ドライ・タイムでございます。ウルトラ・
スーパー・エクストラ・ドライ・マティーニか、少々お時間が早すぎますが、ギムレットなら
御用意できます。コークハイは元町の信濃屋さんの真裏に、当店よりずっといい、お若い
方向けの店がありますから、そちらへどうぞ。」

(つづく)

「お若い方向けの店」とマルティーニ・エ・ロッシーニが言ったところで、私はあやうく吹き
出しそうになった。「お若い方」を「馬鹿者」と言い換えればジグソー・パズルの完成であ
る。シュレディンガー・キャットを見つけだすよりむずかしそうなジグソー・パズルの本当
の完成はもうすぐだった。

 マルティーニ・エ・ロッシーニは息をいったん引き取った。香水女はショッキング・ピンク
のハイヒールの踵を床にせわしなく打ちつけた。苛立っている。ざまあない。ここはおまえ
たちのような無作法者が来るところではない。マルティーニ・エ・ロッシーニは仕上げにか
かった。

「テキーラ・サンライズはカリブ海のニュー・プロビデンス島経由でアカプルコ・ゴールド・
コーストに出張中です。滞在先は年端もいかない少年少女をかどわかすことで悪名高い
ホテル・ザ・ローリング・ストーンズと聞き及んでおります。したがいまして、どうぞお引き
取りください。次にお越しの際はフレグランスは控え目に。清楚で上品な香りのもの、た
とえばジャン・パトゥの JOY かオー・デ・ジバンシー、ミス・ディオールあたりをお勧めいた
します。それとこれは秘密情報ですが、今夜あたりから、大声でしゃべったり馬鹿笑いす
ると島流しになるそうですよ。お気をつけください。」

 マルティーニ・エ・ロッシーニが言うと、若い男は未練たらしく女々しい舌打ちをし、香水
女は手持ちのうちでもっとも悪意と憎悪と愚劣が盛り込まれた笑顔を見せ、さっさとマル
ティーニ・エ・ロッシーニにさよならを告げた。そう、マルティーニ・エ・ロッシーニが言うと
おり、いまこの時間、黄昏と闇の狭間の時刻、世界中のすべての酒場は一日のうちの
もっとも聖なる時間、エクストラ・ドライ・タイムを迎えているのだ。聖なる時間を迎えて
いる酒場は無礼無作法なうえに甘ったれた恋愛ごっこにかまける者の相手はできないの
だ。無礼無作法なうえに甘ったれた恋愛ごっこに興じる愚か者どもに供するグラスはひと
つもないし、注ぐ酒は1滴たりともない。世界はそんなふうにできあがっているのである。

(つづく)

「お待たせいたしました。当店自慢のウルトラ・スーパー・エクストラ・ドライ・マティーニで
ございます。」

 マルティーニ・エ・ロッシーニは言い、ロング・グッバイの横に屈強な牛喰いどもが好む
酒、ビーフィーター・ロンドン・ジン47度の扁平な瓶を置いた。鮮紅色の衣装をまとった
牛喰いがこちらを睨みつける。

「ありがとう。ある探偵と飲み明かした夜以来だよ。ウルトラ・スーパー・エクストラ・ドラ
イ・マティーニは。」
「承知しております。この街は惜しい人を失いました。もう20年になりますね。」
「おぼえていてくれたんだね。」
「ほかのことは全部忘れてしまいましたがね。」
「いい奴は死んだ奴だというのはいまも変わらない。」
「まったくそのとおりです。ところで、お客様。警官にさよならをする手段は掃いて捨てるほ
どもありますが、友情を終わらせる方法はこの世界にはございませんよ。」
「わかってるさ。」

 マルティーニ・エ・ロッシーニは答えるかわりに、マッキントッシュの古い真空管アンプリ
ファイアーMC275のヴォリュームを少しだけ上げた。1949年10月14日N.Y.C.ダウン
ビートのエラ・フィッツジェラルドが『As Time Goes By』を囁くように歌いはじめた。

 霧は深く、時はいくらでも好きなだけ過ぎていくが、夜はまだ始まったばかりだ。もちろ
ん、ギムレットにも早くはない。やがて、古い友との友情の日々を思う長い夜がやってく
る。急ぐ理由はなにひとつない。時は過ぎゆくままにさせておけばいいし、霧は深いまま
でいい。酒も傾ける盃もたんまりある。おまけに、「究極のマティーニ」を知る伝説のバー
テンダーは目の前でグラスを磨いている。これ以上の贅沢は世界への宣戦布告も同然
である。

(つづく)

 私は2杯目の「究極のマティーニ」を注文した。伝説のバーテンダー、マルティーニ・エ・
ロッシーニは黙ってうなずき、きれいに霜のついたロング・グッバイに静かにビーフィー
ター・ロンドン・ジンを注ぎながら、「これはわたくしから天国のご友人に。」と言ってグラス
を私のほうへ滑らせた。

 マルティーニ・エ・ロッシーニの目からグラスに小さなダイヤモンドがひと粒こぼれ落ちた
ような気がしたが、それはたぶん、気のせいだ。本物のプロフェッショナルはそんなヘマ
を犯したりしない。究極のマティーニがかすかにしょっぱかったのも、やはり気のせいに
ちがいない。長い夜にはいろいろなことがあるものと相場は決まっている。

 友よ。マイ・プライベート・アイズよ。今宵、酔いどれの月はグレープフルーツのように丸
く、遠い。再会までにいったい何杯の「究極のマティーニ」を飲み干し、いったい何回、酔
いどれの月を見上げればいいんだ? 友よーーー。

(Here's Looking at You, Kids!)
351ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/04/25(月) 07:03:54.74
>>345-350
>押さえようのない激しく強い怒りがこみあげてきた。
(物理的なものではないので『抑えようのない』の方がよい!)

>〜息をいったん引き取った。
(間に『いったん』が挿入されているが死を予感させる!)

名称には隠れた意味があって程良い言葉遊びになっていた!
音楽に関するものが多いとは言え、全てではなかった!
劇中の一幕を思わせる作りの中で若い男女のカップルが毒々しい花を咲かせていて目を惹いた!

全体の作りと遊び心が合致した力作だった73点!(`・ω・´)
352名無し物書き@推敲中?:2011/04/25(月) 20:59:17.79
353名無し物書き@推敲中?:2011/04/25(月) 21:00:41.17
やだ
354名無し物書き@推敲中?:2011/04/25(月) 21:11:46.06
>>345-350
うまい
>>353
読め!
355名無し物書き@推敲中?:2011/04/25(月) 21:14:56.23
寝ぼけていた。再度お願いします

http://novel.fc2.com/novel.php?pg=13&mode=rd&nid=98548
356名無し物書き@推敲中?:2011/04/25(月) 21:23:04.47
>>354
ぜったいやだ
357ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/04/25(月) 21:56:20.91
>>355
>最寄駅『新お茶の水ヶ丘駅』に着いたのは、以外と早かった。
(変換ミス!)

大佐の顔で比喩が使われていた! 『たたずませながら』の使い方が気になる!

>夜が明けるのをこくりこくりとさせながら〜
(頭が抜けているように見える!)

>陽は明けた。
(陽は出た! 明けるのは夜の方がよい!)

展開が遅いのは長編のせいなのか!
作品の構成は作者にしかわからないので指摘はしない!

今のところ、生体兵器の活躍の場面よりも日常の方に華がある70点!(`・ω・´)
3581/2:2011/04/25(月) 23:15:20.98
 放たれた閃光は地に吸い込まれ爆発へと姿を変えた。老将ミニ四駆率いる近衛師団の決戦兵器、光線銃が放たれたのだ。
 「流石現代っ子は強いのう、それもう一発……もちっとあっちに向けて撃ってみよ」
 再度砲撃の号令をかけ、それに従いソフトビニールのヒーロー達が自分の身の丈の数倍はある光線銃を押して角度を変える。
 狙われた事を悟られ、テディベアのトム率いるぬいぐるみ中隊は急いでティッシュ箱の裏に隠れ、砲火を凌ぐ。
 「あの老いぼれめ、飽きられたからってうさばらししてやがる」
 「それよりもあれ、なんとかなりやせんか? あんなもん持ち出されたら勝ち目ありませんよ」
 「今近付く方法を考えてるだろうが」
 言いつつトムは生き残ったメンバーを確認する、ボロボロの布切れみたいな黒色ジェイク、耳が片方千切れた茶色のワトソン、そして右目は義眼の赤茶色の自分、皆年季が入ったテディベアだ。
 「随分、忘れ物空間に放りこまれましたね」
 ワトソンがそういうと、ジェイクはかすれた声でぶっきらぼうに答える。
 「まったくだ、うちの大将があほみたいに突撃を指示するからだ」
 「まったくです、本物の図体がでかいからって緑色の恐竜を大将に据えたのが運の尽きでした」
 トムが作戦を練ると、その間は自由時間、テディベア達はおしゃべりをしながら時間を潰す。
 そんな事も露知らず、彼等を戦地に送り出したティラノサウルス人形は、あくびをしながら困っていた。
 「あー、やっちゃったなー、どうしようかなー、もう半分いないなー、今回も負けかなー」
 彼が陣を敷いた学習机からは、戦局がよく見える。
3592/2:2011/04/25(月) 23:16:48.23
 その目の先にあるのは右翼前線、そこではティッシュ箱が歩くという摩訶不思議な光景が広がっていた。
 「わっせわっせ……隊長、頭いいっスね」
 「黙って歩け……来たぞ!しゃがめ! 」
 ティッシュ箱から生えていたふさふさの足がひっこむと、そこに光線銃が降り注ぐ。光線の雨が止むとまたティッシュ箱から足が生えて歩き出す。
 「あ、あんな作戦ありなんかのう……」
 その発言の十分後、老将ミニ四駆は自らの発想力に老いを感じる前に、自らの負けを悟り、降伏。右翼方面が陥落した事により各戦線に動揺が走る
 「ヘッ! ボロボロのクマが勝ったってのに俺達も負けてられるかっての! 」
 この機を逃さずシルバニアファミリーは攻勢に転ず、度重なる攻撃で疲れたベイブレード達の上に乗り、またたく間に撃滅していく。その様はまさしくシルバニア(銀色の風)だ。
 共に攻めあぐねていた中央戦線は、左右の戦線が撃滅された事から後退、そしてティッシュの谷から出てきた指人形大隊に撃滅された。
 これにて第八百九十二万飛んで六十二回「どっちが遊んでもらえるかバトル」戦争は集結を迎えた。
 敗者であるリアル系玩具達とその協力者達はおもちゃ箱の中の忘れ物空間に移動する。余談だが、各御家庭のリモコンや電池が消えるのもこのためである。
 そして勝者であるファンシー系玩具達は束の間の勝利と戦勝軍の義務である自分たちの主人との遊びに興じる。 次の戦争のチーム分けはどうしようか、その事を考えながら…………
                                                                         X年X月X日 こどもわーぷろ 著

ふと思い立ったネタを書いてみました、評価お願いします
360名無し物書き@推敲中?:2011/04/26(火) 01:00:39.30
「いつまで寝てるんだよー!!」
お腹への激しい衝撃と共に聞こえるうっとうしい声。
何が起きているかわからずに目をあけると、腹の上にはニコニコと笑っている省吾がいた。
「いってぇな。なめてんのかてめぇー!!」
「声かけても起きないお前が悪い。早く準備しないとラジオ体操はじまるぞ!!」
なんだこいつは?いきなり人にボディプレスをしておいてなんでこんなに偉そうなんだ?てかここ俺の家じゃん。
「うるせぇよ。寝てるやつにいきなりボディプレスするやつがあるか。というか俺は別にラジオ体操なんか行く気なんかないんだよ!!」
「そんなに怒るなよ。俺は今年はラジオ体操皆勤賞めざしてんだよ。付き合ってくれよ。」
全く悪びれた様子も無く省吾はそう言った。こいつは昔からそうなんだ。とにかくいつでもハイテンション。朝からついていっても時間の無駄だ。
「とにかく俺はラジオ体操なんか行く気もないし寝るぞ。」
省吾にそう言いふかふかな布団を被りなおす。だれが好き好んでラジオ体操なんか行くか。
「おばさーん。直人がラジオ体操行かないんだってー。せっかく俺が朝から起こしにきたのにー……」
省吾の甘えた声に反応して一階から母さんの声が聞こえてくる。
「直人!!せっかく省ちゃんがむかえに来てくれたんだから早く起きて準備しなさい!!あんたもう六年生なんだから低学年の子の見本になるようにがんばらないとだめでしょ!!」
さすがの俺も母さんのヒステリックなかなきり声を聞いたら起きざるおえない。しょうがないので省吾と一緒に階段をおりながら母さんに返事をした。
「わかったよ。てかなんで省吾を勝手に俺の部屋にいれてるんだよ」
「あんたたち幼稚園からの付き合いのくせになに言ってるのよ。今さら恥ずかしがる事なんかないでしょ。ごめんね省ちゃんすぐに準備させるからちょっと待っててね」
リビングにつくなりエプロン姿の母さんが楽しそうにそう答えた。
「はい。じゃあ直人、俺は外で待ってるから早く準備しろよ」
直人がそう言いながら玄関から外に出て出ていったのを横目で見ながら、俺も急いで服の着替えとハミガキをすまして外にむかった。
「いってきまーす」
361ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/04/26(火) 05:40:26.26
>>358-359
>狙われた事を悟られ〜
(老将が狙われた事を悟ったように見える! テディベア達を指しているのならば受動態はおかしい!)

>おもちゃ箱の中の忘れ物空間
(おもちゃ箱の中に別の空間があるのか! それは人間の目に見えないところなのか!)
>各御家庭のリモコンや電池が消えるのもこのためである。
(おもちゃ箱の中に移動しただけにも思える!)

戦いに勝利したおもちゃが主人と遊べる!
おもちゃ箱の中の忘れ物空間が、どのような場所なのかわからないので言い切ることはできない!
例え勝利を収めても主人が遊ばなければ意味はない!

荒唐無稽の話にも筋道は必要55点!(`・ω・´)
362ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/04/26(火) 05:43:21.35
>>360
主人公は腹部の衝撃では事情がわかっていない!
腹の上に省吾がいたのを目にしてボディプレスと決め付けた!
省吾はそれを認めた! 作者の都合に見える!

>起きざるおえない。
(起きざるをえない!)

>しょうがない
(しようがない!)

『!!』、『!!』、『!!』等に頼らずに描写をした方がよい!

小学生が主人公の一人称!
言葉遣いが不安定で時に成人に思える!

一人称の主人公の思考が幼い事と拙い文章は別物と考えた方がよい47点!(`・ω・´)
363ギャツビーの女:2011/04/26(火) 06:26:48.51

 週末、金曜の昼下がり。都会の喧騒が消え失せた宝石のような時間。オフィス・ビルの
壁面のガラスが夏の初めの空と雲と光を映している。

 仕事は午前中にすべて片づけた。仕事もプライヴェートもすべては順調で、なにひとつ
思いわずらうことはない。これから日曜の夜にベッドにもぐりこむまで、夏の始まりにふさ
わしいとびきりの時間をすごせる幸福で、心は夏の雨上がりの空のように晴々としていた。

 オープン・テラスのテーブルの上に読みはじめたばかりのアーウィン・ショーの短編集を
置き、ウェイターが注文を取りにやってくるのを待つ。通りに目をやると、クレープデシン
やコットンリネンやピケやコードレーンやシアサッカーの夏服に身を包んだ女たちがややあ
ごを突き出して歩いている。どの女たちの顔をみても週末の夜のお愉しみを目前に美し
く健康的で、適度にエロティックで、いきいきとしている。「いい週末を。」と思わず声をか
けたくなる。

 澄んだ空気。
 にこ毛のような陽の光。
 そして、夏服を着た女たち。

 これから日が暮れるまでの数時間を自由に贅沢にすごそう。気持ちはさらに浮き立ってく
る。

(To be continued)
364ギャツビーの女:2011/04/26(火) 06:27:51.45

「クルヴァジェをクラッシュ・アイスに注いで、それをエヴィアン・ウォーターで割ったものを。」

 新米のウェイターが怪訝な表情を浮かべたので、私は伝票とボールペンを受け取り、
注文を記した。新米ウェイター君に、安堵とともに爽やかな笑顔が戻る。

 薄手の大きな丸いグラスを琥珀色の液体が満たしている。グラスの淵に鼻を近づけ、
芳醇馥郁たる葡萄の精の香りを愉しんでからひと息で半分ほど飲んだ。爽やかで、しか
も豊かな味だ。決して上等とはいえないボーズのコンパクト・スピーカーから、ジューン・
クリスティの『サムシング・クール』が聴こえはじめる。夏の初めの空と雲をみる。流れゆく
ひとかけらの雲が、遠い昔に私を通りすぎていった女たちの顔にみえる。さらにクルヴァ
ジェをもう1杯。動悸がたかまる。

 その昔、いつでもどこでも、『サムシング・クール』を口ずさんでいた女の子がいた。彼女
は冷凍室の中でさえ、「なにか冷たいものをおねがい。」と言いそうだった。彼女の名前
は? 思い出せない。クルヴァジェをもう1杯。背筋を冷たい汗が一筋、流れ落ちる。

(To be continued)
365ギャツビーの女:2011/04/26(火) 06:28:57.24

 ソニー・クラーク『クール・ストラッティン』のジャケット写真みたいに魅惑的な脚線美をい
つも誇らしげに見せびらかす女もいた。彼女が自信たっぷりに気取って街を歩くと、男た
ちは立ち止まり、慌てて振り返り、そして、遠ざかる彼女の後姿と脚線美を溜息まじりに
見送ったものだ。彼女の名前は? 思い出せない。クルヴァジェをもう1杯。軽い眩暈に夏
の初めの街が揺れる。

「マイルス・ディヴィスは嫌いだけど、『クールの誕生』は好き。」と言いながらLPレコード
を乱暴にターンテーブルにのせる女もいた。私は彼女の手荒さに辟易したものだ。彼女
の名前は? 思い出せない。クルヴァジェをもう1杯。グラスを持つ右手が震えだす。

 初めてみにいった『グレート・ギャツビー』で意気投合し、「あなたがギャツビー、わたし
がデイジー。そうすれば二人の復讐と幸福と享楽と放埓は完結するのよ。」と言って、熱
烈なキスをプレゼントしてくれた女もいた。彼女の名前は? 思い出せない。クルヴァジェ
をもう1杯。全身が泡立ちはじめた。

 彼女たちの毒を含んだ矢が次々と飛んでくる。その毒矢は決して的を外すことはない。
しかも、彼女たちのすべては遠い記憶の淡い桃色の雲の中に隠れていて姿をみせるこ
とはない。心の中にみるみる黒い雲が湧き上がってくる。寒気さえ感じる。初めの頃の浮
き立つような気分はとうに消え失せていた。


(To be continued)
366ギャツビーの女:2011/04/26(火) 06:31:38.41

 街が黄昏はじめた頃、やっと彼女は現れた。淡い水色のクレープデシンのドレスに身を
包んで。彼女のあたたかくやわらかな笑顔だけがいまの私を彼女のいる世界に引き戻し
てくれる。そう思い、私は心の底から安心し、彼女に感謝した。

「あなたと初めてみにいった映画、おぼえてる?」と彼女は突然言った。
「ごめん。忘れちゃったよ。きみとは映画ばかりみてるから。」
「『グレート・ギャツビー』よ。」
「まさか。」
「本当だってば。初めてのデートで、初めての映画ですもの。忘れたりするもんですか。」

 私は立ち上がり、もう何杯目なのかさえわからなくなってしまったクルヴァジェを毒杯で
もあおるような気分で飲み干し、夏服を着た女たちが涼しげな表情を浮かべて行き交う
街の中へ、ゆっくりと、本当にゆっくりと、一人で漕ぎ出していった。

(The Last Tycoon)
367コーリングレス・ロンリネス:2011/04/26(火) 10:24:05.57
 カーテンをしめきった薄暗い室内、黄色いふかふかのソファに腰かけ、テーブルにはコーヒ
ーと灰皿、くたびれたシャツに身を包んで煙草をぼんやりふかしながら、御津はテレビを眺め
ていた。
 お笑い芸人たちの掛け合い、客席の笑い声に合わせて、ふふ、と鼻息を漏らして笑う。
 それから腕時計を気にして、キャビネットの上の電話を見やった。
 電話を待っていた。
 家から出ると、まぶしい陽光が御津の目を刺した。目をこする。ああ面倒だ。だが食糧が底
をつきはじめている。餓死はしたくない。そうだろ?
 向かいのコンビニまでの短い道を歩いた。花びらを舞わせる桜の木が美しい。
 店内のカウンターでは毛糸のマスクに顔をすっぽり隠した強盗がナイフを店員につきつけて
いた。
 御津は食パン、サンドイッチ、弁当、惣菜、冷凍食品、スナック菓子にドリンク、酒とつま
みを次々と乱暴にカゴに放り込むと、強盗の隣のカウンターに立って渋い顔のまま、精算を済
ませて店を出た。貯金もそろそろ底が近い。早く電話、電話が来なければ非常にまずい。仕事
の電話だ。もうじき来る手筈になっていた。
 玄関のドアを開く。ああやはりこの空気、このにおいが一番落ち着く。心の膿が洗い落とさ
れるようだ。御津は鼻歌を口ずさみながら、キャビネット裏のコンセントが全て外れているの
を確認すると、ソファに座って上機嫌な表情でビールの缶を空けた。
 電話を待っている。
368ローソンなんて大嫌いです(1/3):2011/04/26(火) 10:52:53.04
 拝啓 ローソン様。僕はローソンが嫌いです。
 一年半前、僕は病院を退院し、統合失調症の薬、ジプレキサを飲みながら、東京の立
川で働いていました。東京で借りた三鷹の物件は、ローソンまたはセブンイレブンまで
十五分というそこそこの立地でした。
 しかし僕は専らローソンを利用していました。通勤経路上にあるというのがその理由
の一つです。距離から言えばセブンイレブンのほうが近かったのかもしれませんが、
通勤で慣れた道路のほうが、いくぶん歩きやすそうに僕には思えたのです。
 僕はいつも、菓子パンとペットボトル飲料を買いだめしました。数日分の菓子パンと
飲料は、両手にずしりと喰い込み、僕は何度か歩くのをやめて休憩するほどでした。
 もっとローソンが近くにあれば、何ということも無かったのでしょう。しかし僕は
ローソンを憎みました。不当な意見であることは承知しておりますが、憎まずにはいら
れませんでした。
 僕の食生活はローソンの品揃えに依存しており、僕は食費上の理由から菓子パンを買
うのですが、しかし僕には菓子パンというものが、どうにも好きになれなかったのです。
時には食パンを買う日もありました。しかしジャムの無い食パンほど食べ辛いものは
ないのです。だから僕は嫌々ながらも菓子パンを買って、そして当然のことながら
ペットボトル飲料と共に胃に流し込みました。ビタミン剤を飲んでいるとはいえ、
それはそれは不健康な生活であったと断言できます。
369ローソンなんて大嫌いです(2/3):2011/04/26(火) 10:53:17.41
 職場の立川にもローソンがありました。僕は助六寿司と雪印のコーヒー牛乳が好きで
したので、この際食費のことは忘れて、毎日助六寿司を食べました。半ば自棄になって
いたのかもしれません。君はよく助六寿司を食べるね、と上司が言っていたような気も
致します。正直に述べれば、僕は職場の近くのローソンで、助六寿司以外を買ったこと
もあるのでしょうが、それは僕の記憶からすっぽり抜け落ちてしまっているのです。
 しばらくして、僕の職場は横浜に移りました。
 毎日以前より一時間早起きして、電車を乗り換えねばならなくなりました。それは
僕にとってとても苦痛なことでした。 
 無論、横浜の職場近くにもローソンがありました。僕の運命はローソンに呪われてい
るのではないかと疑ったほどです。そこでも、やはり僕は、助六寿司とコーヒー牛乳を
買いました。おにぎりや弁当も買ったかもしれません。でもそれはどうでもいいことで
す。ローソンで僕が食べるに足ると判断されたものは、味がついていないご飯を主原料
とするものだけでした。そして専ら助六寿司を買いました。
 助六寿司というのは、まず太巻寿司の切ったやつが四個入っています。具材は、玉子・
椎茸・干瓢・おぼろです。一口目を食べる方向によって、味が違います。おぼろがこぼれ
やすいので、そこは注意して食べねばなりません。そして、これは僕は苦手なのですが、
370ローソンなんて大嫌いです(3/3):2011/04/26(火) 10:53:43.31
いなり寿司が三つ入っているのです。僕はときどき、油を摂取したくなくなります。
そういうときは、いなり寿司の中身だけ取り出して、皮となっている油揚げをゴミ箱に
捨てました。
 その次の職場に移って、一週間ほどすると、僕はもう働けなくなりました。統合失調症
は、薬で抑えられるのですが、代わりにうつになりやすくなるのです。陰性症状という
やつです。朝の決まった時間に起きられなくなり、会社を休むことが多くなりました。
新しい職場はインターネットができるという点では自由でしたが、僕の苦手な書類仕事
ばかりをやらせるのです。僕はプログラマでした。だから、その書類仕事のせいでうつが
余計にひどくなりました。
 僕は退職しました。適切な仕事を与えられなかったこと、うつが酷くなってきたことが
理由でした。僕は帰り道、ローソンでいつものように菓子パンとペットボトル飲料を買
いました。そして、それがローソンを利用する最後だと思うと、知らないうちに涙がこ
ぼれてきました。
 このような次第ですから、僕はローソンが嫌いです。ローソンなんて大嫌いです。
 今、僕は実家で療養生活を送っています。実家は田舎で、近くにローソンはありませ
ん。だから、僕は仕事をしていた時期を、とても辛かった時期を、ローソンのことを
思い出さずに済んでいるのです。ローソン様。もし御慈悲をいただけるなら、どうか
僕のことをこのまま放っておいてください。
 敬具
371ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/04/26(火) 22:20:18.71
>>363-366
>都会の喧騒が消え失せた宝石のような時間。
(どのような時間なのか! 思い浮かべる宝石の種類で印象が変わる!)

>にこ毛
(意味がわからない!)

>葡萄の精の香り
(クルヴァジェはブランデーではないのか!)

最後に現れた女性も記憶の中の人物だった!

すっきりとしない読後はどこにも漂着しなかった主人公の心情と似ているのかもしれない68点!(`・ω・´)
372ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/04/26(火) 22:21:03.41
>>367
>ああ面倒だ。だが食糧が底をつきはじめている。餓死はしたくない。そうだろ?
(三人称の文章が一人称になっていて最後は二人称に見える!)

>早く電話、電話が来なければ非常にまずい。仕事の電話だ。
(三人称の中に一人称が挟まっていた!)

食い繋ぐ為に不可欠な仕事の電話を待っている!
片時も離れられない状況で平然と家を出た!

推敲をしないで気ままに書いた文章に見える46点!(`・ω・´)
373ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/04/26(火) 22:21:53.11
>>368-370
手紙を模したエッセイのような文章だった!
細かい説明や生活感は十分に伝わった!
創作の部分が見えにくいので読み物として評価する!

創作の部分をもっと強調しても良かった66点!(`・ω・´)
374名無し物書き@推敲中?:2011/04/26(火) 22:28:55.22
にこ‐げ 【▽和毛/×毳】
鳥獣の柔らかい毛。また、人の柔らかい毛。うぶげ。
375名無し物書き@推敲中?:2011/04/26(火) 22:29:47.46
今宵も、お願いいたします

http://novel.fc2.com/novel.php?pg=15&mode=rd&nid=98548
376名無し物書き@推敲中?:2011/04/26(火) 22:32:59.03
40点台

キタアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!
377ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/04/26(火) 22:40:41.94
>>374
なるほど!
残りの評価は明日にでも!(`・ω・´)
378名無し物書き@推敲中?:2011/04/26(火) 22:51:15.81
ブランデー(ブランディ、 Brandy )は、果実酒からつくった蒸留酒の総称。
語源は焼いたワイン(ヴァン・ブリュレ)から。主に白ブドウのワインを蒸留
して樽に入れ、熟成して製造する。単にブランデーと言った場合は通常ブドウ
が原料のワインを蒸留して作られたものを指す。
379名無し物書き@推敲中?:2011/04/26(火) 22:56:16.11
>>367は確かに酷い出来だと思うが
人称の混在って普通にプロも使う技法じゃないか?
ぷぎゃーはそのあたりの柔軟性に欠ける気がする
視点人称に関するトラウマでもあるのだろうか
380名無し物書き@推敲中?:2011/04/26(火) 22:58:01.46
>>375
追記。

デイノコッカス・ラディオデュランス ←造語ではありません

まずはググってからお願いします。
381名無し物書き@推敲中?:2011/04/26(火) 23:00:15.88
>>379
素人すぎて目も当てられないな
知識と技術に裏打ちされたプロの構成とそれをちょっと読んでやってみただけの猿真似を一緒にするな
低能を晒すぐらいならROMってた方がまだ賢いぞ
382ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/04/26(火) 23:03:11.57
>>375
>神に告げられたような錯覚を覚えたと記憶している。
(今の心境ならば錯覚でもおかしくない! 当時の記憶では違和感がある!)

>楽助は言葉の最後に皮肉を交える癖ある。
(『が』が抜けているように見える!)

>私の平和活動へ情熱は〜
(『への』、『の』が良いように思う!)

程良い描写の中で個々の特徴が活きていた71点!(`・ω・´)
383ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/04/26(火) 23:08:48.11
>>378
なるほど!
琥珀色の液体にワインの印象はなかった!

おやすみ!(`・ω・´)
384名無し物書き@推敲中?:2011/04/26(火) 23:36:41.31
一年前に書いたものだけど

三次元は糞ゲーだ。某落とし神様もそのようなことを言っていた。
まったくそのとおりだ、と霜月海斗は思う。現実の女どもはたいして可愛くもないくせに言うことばかりは一人前で、生意気で、そのくせ二次元をすぐ馬鹿にするのだ。
それに比べ二次元のなんて素晴らしいことか。二次元の女の子たちは容姿、性格ともにパーフェクト(欠点ですらもその娘の魅力となる)で、三次元には月とスッポン、否、ファイナルフラッシュと初期どどんぱくらいの圧倒的な差で勝っているというのに。
「比べるのもおこがましいわリアル星人め」
ペッ、とアスファルトの地面に唾を吐き捨てながら、海斗は夜の歩道を一人のらりくらりと歩いていく。手にはアニメショップのレジ袋を引っ提げ、全身からは禍々しい負のオーラを放出する。
海斗は細身で整った綺麗な顔立ちをしていたが、このダークエナジーのせいかこれっぽっちも女性にモテはしない。告白されたことだって一度もない。けれども海斗はそれなりに楽しい充実した毎日を送っている。
青春ヒャッハァ恋愛サイコー! なんて言っているような奴らにはわからないかもしれないが、二次元さえあればそれでいいのだ。
三次元女なんてこっちから願い下げだバーロー。
朝から晩まで二次元二次元二次元。妄想、アニメ、漫画、ゲーム、ネット、同人誌、グッズ……。それだけで海斗は百年生きていける。
その気になれば飯など食わなくても気合でやっていけそうな気さえする。故に海斗は三次元の女を避けて生きてきたし、女のほうも海斗を避けてきた。
そしてそれはこれからも続く。ずっとずっと糞ゲー界の厄介人などには関わらず一人で幸せに天寿を全うするのだ。そう、思っていた。あの日までは。




385名無し物書き@推敲中?:2011/04/26(火) 23:40:46.91
季節は七月上旬。
そろそろ鬱陶しい梅雨の季節は幕を閉じ、蝉がみんみんと暑苦しく鳴き出しても良い頃だろう。蝉の声というものはアニメでも定番の風物詩で、特にひぐらしにはなかなかの思い入れがあった。
あの物悲しい鳴き声を聞く度に、海斗は胸の小人が木槌を振り回すのを感じ、切なくなる。
夏アニメもぼちぼち始まってきたし、学食のメニュー一覧には『冷やし中華はじめました』という、これまた風物詩的な文字が躍っている。だというのに・・・・・・。
海斗は右手に力を込め、傘の柄を強く握りしめる。
「何故五日も連続で雨なんだよオオオォォォォォォォォォォォォォッ」
梅雨は幕を閉じるどころか、まだまだ元気いっぱいに暴れまわっているのだ。奴は豪雨で海斗の抱きかかえる通学用リュックを攻め立てる。
青い大きなリュックの中には教科書などの勉強道具一式は入っておらず、代わりについさっき行きつけのお店で購入したばかりのフィギュアが眠っている。一応箱には入っているものの、この豪雨の前には箱など意味を成さない。
海斗はフィギュアを死守するため、リュックを胸のほうに抱きながら傘を差さなければならなかった。

386名無し物書き@推敲中?:2011/04/26(火) 23:41:40.83
「これだから三次元は嫌なんだ。どうしてこうも空気が読めない? 七月なんだから、もう夏なんだからいい加減雨は止んどけよ。引退しておけよ。フィギュアが濡れ濡れになったらどうしてくれるこのバカ野郎! ああもうイライラするゥゥッ」
海斗の心の叫びは届かずに、夜の街中には雨音と車が水溜りの上を通過する音だけが絶えず木霊する。跳ね返ってくる水を器用に避けながら、海斗は駅を目指す。
 時刻は二十一時を過ぎている。公立の学校に通う男子高校生一年たる彼が夜道を一人で歩くのは、バイトをしていたからでも部活があったからでもなく、ただ単にいつも通りアニメショップ巡りをしていたからである。
学校帰りに新作のゲームや同人誌をチェックしたり、意味もなくグッズを眺めながらニヤニヤハアハアキュンキュンキューンしたりするのは彼の日課なのだ。
ちなみに海斗はぼろいアパートに一人暮らしをしているが、バイトはしていない。生活資金は全てそれなりの給料をもらっているサラリーマンの父親からの仕送りだ。
最も、その生活費のほとんどが対二次元用資金に消えるわけだが。飯は三食カップ麺。料理は上手なのにカップ麺。飯に多くの金を費やすよりカップ麺。とにかくカップ麺。
なぜなら安いから。
「とはいえ、流石に育ち盛りだ。まともな食事も多少はしないといけない。仕方ない、今日はカレーでもつくるか」
材料は買ってあったかな。というか最後に買い物をしたのはいつだっけ? などと考えながら、海斗は傘を折りたたむ。駅に着いたのだ。
東京都町田市、町田駅。外の歩道につながる階段を上り、ちょっと歩くと小田急線の改札口が見えてくる。海斗は定期券を通し、改札を易々と通過すると、ホームに続く階段を上っていった。
時間も時間だからだろうか、ホームにはほとんど人の姿がなく静まり返っていた。とはいえ、雨音だけは相変わらずだが。
「帰りにスーパーにでも行くか。あまり金は使いたくないけど、まあ仕方ない」
 財布の中を覗き込み、万札が数枚あることを確認すると、頷く。大丈夫だ。今月は秋葉にも行けそうだ、と。


以下略

 あのころ、ランゲルハンス島の午後はいまよりずっと静かで、盲目のホピ族の長老に急き立て
られて見るまえに跳んだ17歳の僕は、風の歌を聴きながら孤独な核時代のピンチランナーとして
1973年製のピンボール・マシンによる同時代ゲームに取り憑かれることになった。いまや、ど
す黒い金属の塊のような洪水はありとあらゆる人々の魂に及び、死者たちの奢りは際限もなく僕
を疲れはてさせる。鯨が死滅する日よりもはやく「その日」がやってきたのだ。破壊された波止
場には燃えつきた海図をたよりに苛酷な船旅をつづけた方舟さくら丸が漂着し、燃えあがる。
そして、永遠の呪詛のようなプルトニウム風のウクライナ語によって語られる「新しい千年の
物語」にアトミック・エイジの守護神も新しい人も登場しないことを思い知る。アトミック・
エイジの守護神は厳かに宣う。

「この洪水ののちに希望を語ることは野蛮である。」


 2011年3月14日、福島第一原子力発電所3号機が水素爆発を起こした直後、携帯電話が鳴っ
た。電話の主のHは北関東エリアで産業廃棄物処理業を手広く営む人物である。バブル期に共
同戦線を張り、いくつかの危うい仕事をいっしょにやった。Hはかなり興奮していた。Hは大
震災による膨大な瓦礫を宝の山と言い、原発事故によって発生した放射性廃棄物や放射性廃液
などの「核のゴミ」を金のなる木と呼んで、千載一遇の大チャンスがやってきたのだと早口で
まくしたてた。

「これで一発逆転だ。」とHは最後に言った。「あんたもひと口のるか? 交渉事にあんたぐ
らいふさわしい人間はいない。」
「やめとくよ。今回は野次馬に徹する。だがな、ひとつだけ忠告しておくぞ。」
「なんだ?」
「くれぐれも用心してかかれよ。震災で出た瓦礫はともかく、原発のほうの相手は人を人とも
思わない原発マフィアだ。裏街道の有象無象、海千山千どもが血相を変えて押し寄せてくる。
先刻承知之介だろうけどな。今度の件は動くゼニの桁がちがいすぎる。おまえさんが当て込ん
でる宝の山、金のなる木をめぐって大勢の人間が命を落とすことになるぜ。」
「骨はあんたが拾ってくれ。」
「バカ言うな。」
「バカはいまにはじまったことじゃねえよ。ぐははは。」

 電話はそれで切れた。バブル期、地上げ屋の大物を相手に威勢のいい啖呵をきるHの強面だ
が憎めない顔が浮かんで消えた。いくぶんかのさびしさを感じながらひろうHの骨がセシウム
やらプルトニウムやらストロンチウムに汚染されていないことを祈ろうと思う。ついでに「新
しい人」の誕生も。
389名無し物書き@推敲中?:2011/04/27(水) 05:21:06.37
>>375
大きなお世話かもだが
文芸サロンの晒しスレに貼れば感想貰えるかも
前読んでって来てたよねw
ルール守って晒してくたら、難癖つけてでも議論したい人ばかりだから
でもうま過ぎるとスル―されがちかも

>追尾して、そして通過した。。オレンジのカラーだった。

ここ俺がうまいなと思ったところ、句点並べて疾走感でてた
390名無し物書き@推敲中?:2011/04/27(水) 05:38:13.82
ラノベしか読んだことのない奴のひどい感想であった
句点並べて疾走感とかむしろバカにしてますよ
391ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/04/27(水) 06:23:47.92
>>384-386
>「比べるのもおこがましいわリアル星人め」
(吐き捨てたのは唾なので肉声と判断することができない!)

>「これだから三次元は嫌なんだ〜ああもうイライラするゥゥッ」
(この部分だけが心の叫びとなっていた! 他と区別して書いた方がよい!)

地の文でカップ麺の安さを強調したあとの「」に違和感がある!
>「とはいえ、流石に育ち盛りだ〜今日はカレーでもつくるか」
(地の文の内容を引き継いでいた! 心の声なのか! 肉声なのか! 判断ができない!)

>「帰りにスーパーにでも行くか〜まあ仕方ない」
(この部分も心の声、または肉声の判断ができない!)

「」の扱いがよくわからない!
心の声には『〜などと考えながら』とわかるように書かれていた!
「」でありながら心の声と明記されていた箇所もあった!
アニメに関連する事柄が多い! 実名まで挙げているので公募には不向き!

会話文と引用文を意識して書いた方がよい59点!(`・ω・´)
392ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/04/27(水) 06:25:00.22
>>387-388
>ランゲルハンス島の午後
(本のタイトル! ホルモンの名称! ここでは島の扱い!
 創作上に出てきた島として考える! これ以降は全て作者の創作物として考える!)

>ついでに「新しい人」の誕生も。
(どのような解釈も成り立つ一文!)

東日本大震災の現状を語っている!
比喩の部分が読み難い! 悲惨な場面を緩和させる意図があるのか!
特定の業種の特需を非難した内容なのか!

訴えたい事柄に迷いがある内容だった64点!(`・ω・´)
393ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/04/27(水) 06:28:05.57
ランゲルハンス島の午後は比喩の一部と考えた!
それにしても冒頭でここまで読み難いものは久しぶりであった!
394名無し物書き@推敲中?:2011/04/27(水) 06:59:16.14
大江や春樹なんかで言葉遊びしたいって気持ちだけが先行してるから読みにくいんだろうな
そのうえ上手くもないときてるからワイさんも困惑
395名無し物書き@推敲中?:2011/04/27(水) 07:26:31.55
>>394安部公房が抜けてんぞ。
396名無し物書き@推敲中?:2011/04/27(水) 07:29:33.85
なんか=安部公房
397名無し物書き@推敲中?:2011/04/27(水) 07:41:21.81
またレベル下がってきたな
398395:2011/04/27(水) 07:52:02.14
>>396「なんか」にはニエト、アドルノ、辺見庸なんかも入ってるか?
399プロローグ案:2011/04/27(水) 08:12:38.40
『おはようからおやすみまで、あなたのすばらしい一日をさらにすばらしくなるよう正一杯サ
ポートいたします!』
 閑散とした夕暮れの商店街、そんな立て看板を背負った背の低い少女がシャッターの閉まっ
た店の前をうろうろしている。
『まほう少女レンタル一ヶ月たったの百万円! やす売り中!』
 比喩ではなく、きたない字の書かれた白い木製の看板を背中のリュックに刺しているのだ。
 九壱は自転車で一度通りすぎたあと、どうしても気になって戻ってきた。
「あの」
「はっはい!」
 声をかけられたことによって、少女の幼い表情は一気に期待と不安が入り交じって緊張した。
 悪いけどそんな気は全くないんだ、と少年は頭をかきながら、
「『せいいっぱい』の漢字間違ってますよ」
「ふぇ?」
 瞳がきょとんとしてまるくなった。
「いや、だからね、せいいっぱいの『せい』は正常の『せい』じゃなくて精神の『せい』で…
…」
 少年の言葉を聞きながら、少女の首はゆっくり傾いていった。
 その角度が九〇度に近くなる頃、九壱は理解した。この娘の知能の低さと、自分の無駄にし
た時間とを。
「いや、わからないならいいや。ごめん、またね」
 自転車を走らせて去った。
 ちなみにこの物語に九壱という少年は無関係である。この物語は魔法少女ユメカの愛と苦難
の物語。
 話は一年前に遡る――
400名無し物書き@推敲中?:2011/04/27(水) 08:32:22.96
ひどい