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5 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/08(土) 01:20:46
○●○創作文芸板競作祭・夏祭り2009○●○
「おい、そこの君、小説で喧嘩しないか?」
夏に関する作品を書く競作祭です。
テーマ……夏
会 場……「アリの穴」
http://ana.vis.ne.jp/ali/index.html 枚 数……3枚〜32枚(アリの穴表示換算)
日 程……投稿期間 8/16 (日) 0時 〜8/19(水) 23:59:59 まで
感想期間 1作目投稿 〜8/23(日)21:59:59 まで
・作者さんは感想期間中、自作の感想欄に他者の作品の中からベストスリーを選んで投票してください。
読者賞とは別に作者賞を選出します。(1位:3点、2位:2点、3位:1点)
・記名投稿・枚数超過は参考作とします。
・一人一作限定
・得点はアリの穴に表示される得点を採用します。
◎備 考
・内容説明欄に「創作文芸板夏祭り2009」と入れて下さい。
・作者さんは他作品へできるだけ感想をお願いします。みんなで祭を盛り上げましょう。
・優勝しても何ももらえません。
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/bun/1249563003/ 祭りの歴史
http://soubun.s370.xrea.com/ 数十人規模の祭りが開催されます。
酷評なら自信のある感想人が多数参加します。
どうせ文章書いたなら、お前も参加しろよ。
参加しただけで祭りの歴史に残るぜ?
じゃあ、埋まる前に通りすがりがレスしてみる。
と、思ったらスレが埋まってた。
でも折角だから。
前スレ
>>979 出だしの文から妙なので、その後もバイアスかかって読めてしまう。
璃下は呼びかけて意識の回復を促そうと女の子の横に腰を下ろし、
↓
@一度呼びかけてから、意識の回復を促そうとさらに呼びかけるため腰を下ろしたのか、
A腰を下ろしてから呼びかけたのか、
B立った状態から意識の回復を促そうと呼びかけて、それからあえて腰を下ろしたのか、
どっちにもとれる。
ってのも、普通、意識回復を促そうとするほ呼びかける時は既に腰を下ろすなり、
何なりしてるから。
残りの文もだいたい似たような感想です。
7 :
才能人(1/2):2009/08/09(日) 17:13:47
初です。ショートショート書いてみました。よろしくお願いします。
才能人
ここは東京都内の某アパート。
そこに、20代半ばのエヌ氏が住んでいた。
エヌ氏は何となく入った大学を、数年前になんとなく卒業した。
しかし、この不景気の打撃をもろに受け、安定した職に就けずに、怠惰な日々を過ごしていた。
今の世の中、新人社員に求められるのは、頭ひとつ浮き出た才能や個性といったもの。いわゆるナンバーワンではないオンリーワンな存在である。
が、エヌ氏と言えば、自分の意思もあるのかないのか。誰かに決められたレールの上を歩いてきた、ただ生かされてきただけの人生。
そうして形成されてきた自分に絶望する、才能のない青年であった。
ある日の朝、ノックの音がした。エヌ氏のアパートの隣に住む大家が訪ねてきた。
「ねえエヌさん、あんた夜中に何を一体、騒いでるんだい?」
はて、とエヌ氏は思った。夜中の自分といえば、布団でぐっすり眠っているはず。
家に呼ぶ友達もいないし、さては、人生に嫌気のさした俺は夢遊病にでもかかってしまったのだろうか。
大家は、二、三言、嫌味めいた言葉をエヌ氏に浴びせてその場を去った。
8 :
才能人(2/2):2009/08/09(日) 17:15:32
翌朝。ノックの音がした。
「エヌさん。この間も言ったでしょう。夜中に大きな声を出すのはやめてください。本当に迷惑なんです。」
そんなことを言われても自分には全く身に覚えはないのだ、とエヌ氏は思った。大家は、このまま事が続くとこちらとしても手を打たせてもらう、とだけ言い自室に戻った。
さて困ったものだとエヌ氏は考えた。身に覚えもないことでクレームをつけられるのは、何とも不愉快なことではあるが、いかんせんこのままではこのアパートを追い出されかねないので、対策を練ることにした。
そしてエヌ氏は寝ている間の自分を撮影しようと思い、大学時代の友人からビデオカメラを借りることにした。
カメラをセットして、これで良しと、エヌ氏は眠りについた。
翌朝、今日もやってきた大家を軽くあしらい、エヌ氏はビデオカメラのチェックを急いだ。
データを再生する。何事もなく眠っている自分。しかし次の瞬間、カメラの前でエヌ氏は驚愕する。
何ということだ・・・。そしてエヌ氏は家を飛び出し、あるところに向かった。
数ヶ月後。テレビには、音楽チャートの番組が映し出されている。そして、ランキング一位の紹介と共に、そこに現れたのは何とエヌ氏ではないか。曲を歌い終わった後、エヌ氏と、司会者のトークが繰り広げられる。
「エヌさんは今、若者を中心に爆発的人気を得て、半年で日本の音楽シーンのトップに立つなど、本当に大活躍ですね。曲作りなどは、一体どのようにして行っているのでしょうか?」
「そんな、大した方法じゃないですよ。そう例えば、寝て起きたら曲が出来ている、なんてことがしばしばですかね。」
もう一ひねりして、大家がパクって先にデビューしてまったとか、、、
>>7-8 オチがオチになってない。
「夜中ひとりでに曲が浮かんできていたとでもいうのかい?」と思わせておいて
そのとおりにしてどうする。
11 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/09(日) 17:41:32
>>9 その発想はなかったですww
>>10 詰めが甘すぎましたね・・・
一通り書いたあと、客観的に読む力が弱いので、ひとひねりがあんまり思いつかないのが自分です。
今後はそこを課題にして、意外性のある話を書いていきたいです
ありがとうございました
おれだったら番組出演してるときも実は寝ていて起きると記憶がないってことにするけどな
作品の評価はさておき、
もし、このご時世、星新一氏が存命であったなら、
どんな作品を書いたであろうか? ちょっと、懐かしく思った。
>>9 もうひとひねりして、夜中に歌っていたのは大家さんということに
15 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/10(月) 00:07:46
ぱくりやろうは ほんとうに 能無しだな
17 :
17(1/2) ◆peQRS9GSUM :2009/08/10(月) 10:55:07
こういった形式の文を書くのは初めてです。
いままでは落ちなしホラーばっかりで。
よろしくお願いします。
とある国の、とある場所で、壮年も終わりにさしかかっているであろう男性が、便箋に向かい、ペン走らせていた。
どうやら、父に向けた手紙のようだ。
敬愛する父へ
やあ、久しぶりだね、父さん。
僕は元々手紙をあまり書かず、何でも電話で話していたから、こうやって手紙を書くと、なんだか改まった感じがして気恥ずかしいな。
あの時以来、一度も父さんと連絡を取ってなかったから心配しているんじゃないかと思って、こうして手紙を書いたよ。
覚えてるかい?
僕が彼女を連れて帰った時のこと。
あれは僕がもう三十を過ぎた頃だったから、十年以上経った計算になるかな、父さんは烈火の如く怒って反対したじゃないか。 そんな若い子連れてくるとは、どういう了見だ! ってね。
訳あって彼女とはもう別れたけれど、やっぱり父さんは正しいよ、早まったことをして悪かったと思ってる。
あれ以来、女の子とはさっぱり縁がないよ、日ごろの行いが悪いからだろうね。
いろいろと書きたいけどなんだか上手く続かないや。
まあいい、きっとすぐそっちに行けるから。
待っててね父さん。
息子より
そこまで書くと男は一度筆を止め、便箋を封筒に収めた。
そして鉄格子のはまった窓を見上げた後、再びペンを執り、こう宛名に記した。
18 :
17(1/2) ◆peQRS9GSUM :2009/08/10(月) 10:56:41
エルグ東墓地 732号
そうして彼が手紙を書き終えた時、看守が彼を執行室へ狩り立てた。
何か言い残すことはないか、そう執行人が言うと、男は首に縄を掛けられたまま、手紙を差し出した。
そして、これを出してくれ、そう言うと、もう言い残すことはない、とでも言うように首を振った。
すると執行人の傍らに立っていた痩身の男が携帯していた紙を読み上げた。
「被告人、マシュー・マッケンを、クアゾ・マッケンを手に掛けた咎で死刑に処する。」
19 :
17 ◆peQRS9GSUM :2009/08/10(月) 10:58:23
何かでこんなのを読んだ気がするので、パクリになっていたらすみません。
20 :
17 ◆peQRS9GSUM :2009/08/10(月) 11:00:53
21 :
サワヤマ ◆M590ctbPns :2009/08/10(月) 11:02:10
へえ。
22 :
サワヤマ ◆M590ctbPns :2009/08/10(月) 11:03:19
いいな、これ。
マシュー・マッケンを、クアゾ・マッケンをってどういう意味?誰か教えて
26 :
サワヤマ ◆M590ctbPns :2009/08/10(月) 11:07:40
息子が父を殺したんだろ。
ただ、少しチープだな。だけど筆者良いやつだな。
クアゾが女の名前なら自分の娘を父親に「彼女さ」って紹介してうまくいかなくてブッコロになるじゃん
名前とか知らんけど
何語?
28 :
17 ◆peQRS9GSUM :2009/08/10(月) 11:23:13
テンプレ無視した返レス許してください。
一応、男がマシューでその父親がクアゾです。
29 :
17 ◆peQRS9GSUM :2009/08/10(月) 11:23:53
文章力がなくてすみません。
精進します。
>>17-18 2〜3度読み返してみたが、この男は自分が殺人犯だとは知らない父親に対して手紙を書いてるのか?
「訳あって別れたけど」とか「あれ以来女の子とは縁がないよ」なんて白々しい言い方だし、
「烈火のごとく反対された」ときに父親を殺したのだとしたら、「覚えているかい?」なんてのも不自然だ。
どうにも読者を騙すのではなく隠すためだけに書いた感が強くて面白くない。
読み物としての手紙の内容も退屈で、面白く書こうという意図が見受けられない。
父親をどういう思いで殺したのかという点にドラマを見出せないから、殺したのは僕だと最後に明かされても
特に感じるところがない。
どのように書けとまでは言わないが、型にはまったものでもいいからもう少し感傷的なレトリックを
取り入れたほうがいいと思うね。それで少なくとも読者に楽しむべきベクトルだけは示せる。そうなれば
読んでいて想像力もかきたてられるというものだ。
31 :
17 ◆peQRS9GSUM :2009/08/10(月) 14:31:24
>>30 勉強不足ですみません。
心理描写がない、というのはショート以外でもよく指摘されます。
犯罪物でも何本か書けば心理描写をある程度つかめるでしょうか。
スレ違いは重々承知していますが、アドバイスをいただけないでしょうか。
人間が普段何を考えて、何を感じて生きているのか、
そういうものに興味を持つことじゃないかな
>>31 もう手はつけているのかもしれないが、明治から昭和初期ごろの日本の文豪をいくらか
あさってみることをおすすめする。俺が言ったのは厳密には心理描写ではなく、
そういう近代の作家によって研究された感傷的な雰囲気を醸成するための技巧のことであって、
それはもちろん派生的には心理描写にもつながるものでもあるわけだが、さすがに近代文学と
現代ミステリ、ホラー、およびそれを扱う掌編小説では、実践的技術(いわゆる心理描写)の部分で
かなり大きなへだたりがあるので、最終的には現代の直木賞作家などの代表作(受賞作ではない)を
読み込むことが参考になると思う。書くことも大切なのは言うまでもないが、これらの点に関しては
右も左もわからない状態にあるようなので、とりあえず考えるべき方針が見えてくるまでは、読むことにも
同じぐらい力を入れるべきだろう。
34 :
17 ◆peQRS9GSUM :2009/08/10(月) 15:42:34
>>33 そうですか、最近はスティーヴンキングばかり読んでいるので、日本文学にも手を出してみます。
35 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/10(月) 16:58:29
三語スレにも投稿した作品です。多くの人の感想が欲しいです。
酷評よろしくお願いします。
ロウソク、タマネギ、絵具
男は家の庭で、ロウソクを溶かしていた。沸騰した水の中にロウソクを入れ、
火をかけながら、液体になるまで混ぜた。蝋が溶けている内に、それを絵具代わりに使って、
数枚絵を描いた。描いた線の凹凸が分かるように、ロウソクを筆にたんまりと付けた
ので、男は描きにくかった。
次の日、男は描いた絵を持って病院へ行った。娘が入院している部屋は3階にあった。
「熱は下がったか?」
「うん、もう大丈夫。元気だよ。」
男は描いた絵を取り出し、 娘に手渡した。娘は絵に掌を当てたり、指でなぞったりして、
凹凸を探った。
「う〜ん、何だろう?」
「わかるかな?」
「え〜と、タマネギみたいな形してる、」
「そのとおり、正解!」
娘は笑った。目尻が下がり、唇の両端がつり上がる娘の笑い方が、男は好きだった。
ただ内心は、瞼が開くことを望んでいた。
36 :
三語(2/2):2009/08/10(月) 16:59:57
クレヨン、砂、蛍光灯
部屋は四方だけでなく、天井と床もコンクリートの壁で覆われていた。1辺3m
程度の立方体の部屋だ。天井には蛍光灯が1本だけあった。男は部屋の中央で椅子に
座り、テーブルの上で絵を描いていた。棒を握るように黒のクレヨンを持ち、力を
込めて線を描いていた。
女の髪にとりかかった時、男の靴が崩れて砂になり始めた。靴の形をした砂の
像が崩れていくようである。男は描き続けた。
目を丁寧に描いている時、既に男の下半身は砂になっていた。上半身が浮いている
ような状態だ。手は動き続けた。男は変わらず描き続けた。
もう右腕しか残っていなかった。床と椅子には砂が積もっていた。残すは鼻だけ
だった。男は変わらず描き続けた。
手首まで崩れてきた時、男は描き終えた。握っていたクレヨンを手放した。その瞬間
右手は一度に崩れ落ちた。
紙には微笑む女性が描かれていた。蛍光灯の光が消えた。
37 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/10(月) 17:02:19
>>35−36の2作品です。
>>35-36 三題噺として書いたものを三題噺として読んで欲しいのか?
この手のものは即興でなければ意味が無いだろう。
三題を物語を書くうえでのきっかけにするだけなら何の問題も無いが、
使い方の妙を評価してくれというのなら専門の場所をあたるんだな。
そういうのは駄洒落としてたのしむものだ。
妙なところが気にかかる。家の庭でロウを溶かしていた、家の庭で?
絵の具代わりつうことは色があるのか?と思ってしまって
目の見えない娘との齟齬を感じた。
娘の入院している部屋は三階って、意味があるのか?
ロウソクを筆にたんまりって、ロウをたっぷりつけたんだろう?
描きにくかったつう表現を引き出すならもっと別な描写もあるんじゃ?
でもアイデアはいいぞ。
娘はうれしそうに笑った。目尻がさがり唇の両端がつりあがる笑顔が、男はすきだった。
瞼はひらかなくてもいいとさえ思った。 と、逆でもいいなぁ。
>>35 ・「男は」→「男が1人」
・短くまとめるのが目的なら入院部屋の階描写はいらない
・「」ラストには句読点を置かない
・目が見えていない事実の提示をラストにおき、驚かせるのが目的なら
絵に掌、指でなぞったり〜でどうせバレるんだからいらない
砂の方
こちらもアイデアはいい。
立方体の部屋は無機質な空間を意識したのかな?
それとも蛍光灯を出すための伏線なのかな
身体が崩れて砂になる時、美が欲しい、つうか、描写力かな
最後、蛍光灯が光が消えたところも
闇とか暗闇とか、そっちな描写がいいような気がするのだが
どうだろう。
42 :
◆peQRS9GSUM :2009/08/10(月) 19:44:45
読む人に笑いとか恐怖とか感動とかの感情を呼び起こすには
内在的な論理が必要なんだが、それがまったくない。
なぜ人形が付いてきたのか、なぜ部屋から出られないのか。
気がついたら自分が人形になってて、しばらく連絡がないので
不審に思って訪ねてきた友人が「なんだろこの人形?」と手に取る
くらいのオチは考えてほしい。
その場合でも、なぜかもうひとりの自分が人形である自分を置き去りに
して友達といっしょに部屋を出ていくなんてのも思いつく。
あー、いれかわりで人形の役をさせられる呪いなんだなーとか
なんとか読者を納得させることが必要。
>>42 人を怖がらせるのも驚かすのも一緒だよ!
それを考えるのが楽しいんじゃないか!
だから小説を書くんじゃないかっ!
ばかばかばかぁっ!!
>>42 観念的なこと言わせてもらうけどさ、本を読んでいて何を考えてる?
面白いなぁどうやったらこんなの書けるんだろうなぁってばっかりなんじゃないの?
読者のままじゃだめだよ。どうやったら面白くなるかなんて、面白い本に書いてあるんだから。
48 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/11(火) 12:42:03
あらすじみたいな小説はだめ、なんて言い分は小説の自由性を狭めるだけだ。
中原昌也なんか、説明文体で成り立ってるしな。
Wikipediaでちらみしてみたけど、中原昌也は、かなり、読み手を選ぶ類みたいだね。
作品本体より、周囲に広がった波紋のほうが面白っぽい?
わいは評論とかはタル印でこのまんけど。どえっ、同じアフォなら……?
以上、2chのレスとして、内容ではなく文体に酷評希望。もしくは、スルーを!
捨て鳥は、なんかもったいないので付けません。気力が不足気味で返スレも…………
50 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/11(火) 15:33:31
>>42 描写不足、と、いいたいところだけど、それ以前に臨場感がないねえ。
さらには、意味が取りにくい。あと、妙にスレた感じの書き方なんで、
興ざめする。
基本的に、主観の中で見せる形のホラーだから、変な上から目線の文章
は入れない方が良い。むしろ、視野狭窄なほどに見えることしか書かな
いくらいの方がホラーっぽくなる。
とはいえ、それで怖くなるわけじゃないけどね。
51 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/11(火) 15:52:51
>42
ホラーの小説、読んでいますか?とても読んでいるとは思えないひどさなんですが。
怖くするには、ホラーは何よりも丁寧な描写です。肌なら、質感、色など。描写の意味、わかっていますか?あと擬音語、最悪ですがわざとですか?
52 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/11(火) 16:11:37
描写描写、馬鹿かと
一言だけ言うと、文章能力以前に、この人は文章が鼻持ちならぬほどに高慢なんだね。
これだけ書いてりゃここの奴等には充分だろうという、驕りが見える。
皆それが不快であるということが、この人は何で解らないのだろうね。鈍感な人間に思える。
55 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/11(火) 16:21:59
酷評&改善策よろしくお願いイタシマス
新芽
朝、鏡を除くまで唯のニキビだと思っていた。
それ周辺の皮膚に感覚は無く,1cmほどに伸びた茎と、申し訳程度の双葉が出ている。
二日前に出てきた時点でのそれは、うすら赤くてまだ盛り上がってさえいなかった。
右のこめかみにニキビがあるなと同僚に指摘されたのは、まだ昨日の時点にすぎない。
新芽が皮膚下から出ているものの、薄皮程度をはがす処置では到底すまないように思える。
極力触れずにまじまじと見た。心あたりはまったくない。ここまで進む前兆もない。
三十分ほど狼狽していた、突な眩暈にガラス越しの自分がゆっくり歪んでいくように見えた。
洗面台に手を突いたまま唐突な眠気に抗えずにいた。
突如新鮮な空気を感じた。ようやく開いた薄目に緑の色と人影が確認できた。葉が擦れる音が大きくなった。
ぼやけた頭で助けが来たのだと悟り、寝ていた時間を把握しようと努力した。
が、依然どうしても時間の感覚が掴めないまま途中でどうでもよくなった。
もはや全てがおっくうだった。感情も無く感覚もほぼ無いに等しい。
周りの声が遠く聞こえる。最後に聞きとった駆除の言葉が耳に残った。
そのまま考えるのを止めて眠った。
ただただ体が重くなるのを感じた。そのまま体が溶けていくのを願った。
56 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/11(火) 16:24:02
↑朝、鏡を覗くまで
ですスイマセン
57 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/11(火) 16:41:35
彼はまるで白球を打つようにバットを振ったのだ
構え、それを見据え、左足を軽くあげ、腰をぐるりと、腕をしゅるりと廻して芯で捉えた
それは、ぐどっという音とともに、赤い飛沫を飛び散らせながら2,3m飛んだ
落ちたそれはぐぽぐぽと音をたて、赤い小さな泡を出していた
泡の出ているとこには小さな亀裂が入っており、艶かしいピンク色のものが見えた
彼は「うぇっ」と言って口を押さえた、こうなることはわかっていたはずなのに
その上で彼はあんなにも鮮やかにバットを振ったのだろうに、そして鮮やかな赤とピンクだろうに
なぜ彼が嘔吐しているのか私にはわからなかった。
58 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/11(火) 16:44:40
突き当たりの部屋
59 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/11(火) 16:58:39
擬音語はあまり使わず、工夫してほしい。
>>55 なにもかも滅茶苦茶だ。地に足のついたものを考えるのがつらいからといって、
立ちあがれもしないうちからのた打ちまわるような話を書くな。
面白いかどうか以前に、小説としての体裁すら整っていない。
過去と現在の制御がなってないし、読者にモノを伝えるピントもぼけぼけだ。
改善策は、くそつまんなくて馬鹿みたいに平易なお話を書く練習をすること。
よちよち歩け。
61 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/11(火) 19:32:44
グロいな
62 :
弧高の鬼才:2009/08/11(火) 19:43:33
63 :
おねがいします:2009/08/11(火) 20:05:24
地球防衛軍の事務所は、かびのような汚れがところどころに染み付いた古びた雑居ビルのなかにあった。
ビルの一階にある入り口からなかに入ると、どことなく薄暗い感じがする。
ロビーも狭く、歩くとすぐにエレベータに突き当たった。
64 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/11(火) 21:01:50
>>57 擬音を使いすぎというのはあるけど、擬音のおかげで現れてる「グロさ」もあると思った。
バランスが重要かと。
65 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/11(火) 21:08:19
66 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/11(火) 21:10:24
うぇっ
67 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/11(火) 21:18:14
>>63 「ロビーも狭く」の「も」は、なにに対しての「も」なのか。
そこは素直に「ロビーは狭く」でいいんじゃないか。
書き手の先入観があるように思える。
あと、いくらなんでも三行は短い。
>>67 地球防衛軍の本拠のみすぼらしさを表すものを列挙しているのだから、
「古臭くて」「薄暗くて」「お客様を迎え入れるロビーも窮屈で」と書いているのに、
なぜここは素直(あなたいわく)にしなければいけないのでしょうか?
むしろ「みすぼらしさを表現する」という目的のためには、ロビーの狭さを
他と切り離すよりも、「も」で並列に表現するほうが理にかなっていると思います。
あなたはそう思いませんか?63の人がこんなこと言ってきたらどうしようね!
69 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/12(水) 08:02:55
>63
「どことなく薄暗い感じ」
どことなく、と曖昧だけど、この人は薄暗いと感じてるんですよね?
どんなふうに薄暗いか、絵が浮かぶようにしてほしいな。。日の光が届かないのか、蛍光灯が切れかけてるのか、ただ雰囲気だけなのか。
70 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/13(木) 03:27:04
昔の中国のお話です。
ツェンツァイは一風変わった子でした。蛇足の故事成語がいっとうお気に入りで、いつも蛇に足をつけて描くのです。
「だからそれは蛇足だって言っているだろう。そんなんじゃ酒を奪われて呑まれちまうぞ」
友達はみんなくちぐちにそうはやしたてるのですがいっこうに意に介しません。
ツェンツァイの描く蛇足はツェンツァイの成長とともに一緒に育ってゆきました。
ツェンツァイの遺した蛇足の画は、今、龍と呼ばれています。
71 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/13(木) 06:18:45
スタジアムにはまだ人が入っておらず、ライトも切り取られ、修理中の看板が立て下げられる前に僕とイドは待っていた。期待外れの、メイのサンドイッチを持ち運びに来る前に。時間は22時半で、東京の空が低く収まるくたばったような時間。
評価して下さい。
72 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/13(木) 07:48:04
短くてもちゃんとオチつけないと。
オチは悪文七難隠す。
73 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/13(木) 07:50:44
逆に言うとオチのない美文はいってみれば話してて退屈な美人さん。
74 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/13(木) 12:27:25
>>2 長いもっと短く纏めろ
細かく説明すればいいってもんじゃない
こうですか?わかりません><
75 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/13(木) 13:26:24
ある蛙が一匹の見慣れぬ虫を飲み込んだ。それは蛍だった。蛙は自分の腹が光り出したのに喜び、毎晩畔や田圃を跳ね回った。それは全く蛍に見えた。
ある夜、花火をしていた子供達がそれを見掛けた。彼らはそれを捕まえて驚いた。蛍でさえ珍しい。まして光る蛙だった。彼らは田圃の角に籠を作り、その中で蛙を飼うことにした。
それは村中の評判となった。しかし蛙は毎晩押し掛ける村民らに気圧され、とうとう蛍を吐き出してしまった。蛍はへろへろ飛んだ。蛍と、光らない蛙。蛙は籠から逃がされた。誰も見向きもしなかった。
村民は悲しんだが、村に蛍が棲んでいることは彼らにとって喜ばしいことだった。彼らは水辺を汚さないようにし、自然を守ることに決めた。
次の夏、村には飛び回るたくさんの蛍と、それを見る村民達と、それを見る蛙が居た。
蛙はケロケロ鳴いていた。
蛍と蛙の会話も入れようと思ったけど長くなるし井伏(嫌い)の山椒魚みたいになりそうなので止めました。
でも会話は入れた方が幻想的て良かったかも。この文じゃ蛙はとっくに蛍を消化してるだろと突っ込まれそうだ。
ルサンチマンざまあwみたいなのがテーマかな。テーマ決めて書いたわけじゃないか分からん後付け。
76 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/13(木) 14:20:09
>75
このままだと、あらすじだけど、後で物語になるのかな?童話に公募するの?
>>75 ストーリーに教訓が入ってないな。表面的に見れば、
1.村民が動物を虐待し 2.村民が悲しませられ 3.反省して自然を大切にするようになった
と、見えなくもないのだが、2の悲しみは、村民への罰ではなく、勝手に面白がっていた
村民が勝手に失望しただけの、自分勝手な顛末だ。もしも物語の焦点が蛍に定められて
いたら、蛙に食べられてしまった可哀想な蛍が――という筋に持っていけなくもないが、
この話では蛍は無機物として扱われているので、そうもならない。
寓話を書く上では、わかりやすい意味でのテーマ(おもに道徳観)が必要不可欠。
そうではなく風が吹けば桶屋がもうかるという話にしたいのなら、ユーモアを捻り出しなさい。
79 :
75:2009/08/13(木) 17:51:14
批評ありがとうございます。
1レスに纏めようとしたため、表面的な文章になってしまったかもしれません。
凡人が、タナボタで成り上がって持ち上げられていい気になっていたとしても、それはタナボタに過ぎなくて自分の身に付ついたものじゃないから気を付けなくてはいけないよ、というのは教訓としては成り立たないですかね?
蛍が上手く書けなかったのは私の実力不足だと思います。
書いてみたのも初めてで、上手く行かない部分もありましたが、とてもいい経験になりました。
本当にありがとうございました。
80 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/13(木) 20:36:30
81 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/13(木) 20:38:30
>>81 出来の悪いライトノベルじゃないんだから、くだらない冗談のようなものを
ずらずらと並べ立てるな。そんなもんは小説の「肉」なんかにはなりゃしないよ。
1ページ目にも2ページ目にもくだらない冗談しか書かれてなかったので、
批評できることもこれしかない。ああそれと、容量は誤変換だとしても一考は
本気で間違えてるんだろうから、辞書ひきな。
83 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/13(木) 22:56:40
>>82 批評ありがとうございます。
「一考」は「一興」というのが正しいと分かりました。
修正させて頂きます。
それと冗談は少しわざと、そういう趣向として
書いてみたのですが、やはり本格推理とは合わないものなのでしょうか。
舞城王太郎氏の作品に多少なり影響を受けているのですが
そういったジョークを書き始める前に基礎であるものを学んだほうが
大切だということがわかりました。
ありがとうございました。
>>83 横レスごめん
ミステリ好きでよく読むけど、本格はアイデアが良かったらちゃんと評価してくれるから、合わせられるんならいいと思う。
ガチガチの本格か新本格みたいなのかは分からないけど。
あと舞城好きで本格書きたいのがよく分かんないな。
85 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/13(木) 23:26:54
>>84 舞城氏の書かれる展開や描写ではなく、主人公の性と言いますか
人間性などにとても惹かれまして
少し暴力的な主人公設定を盛り込んでみたいと考えていたのですが。
ですが舞城作品のように合間に知的(文学的、哲学的)な表現が組み込まれている上でないと
この設定は生きるものではないのかも知れません。
そういうところを積み上げた上で舞城氏の生み出す言動や行動
は成り立っているものだと痛感しました。
ミステリ上(アイデア類、展開など)では綾辻氏や森氏のような本格ミステリ(私の上のおける定義ですが)
作品を目指しています。
貴重なご意見ありがとうございました。
>>83 「そういう趣向」 そういうことでしたら、
「ハシゴ」「二ラウンド目」「マイデスク」「ガツウン」→古い
カタカナで書いてある言葉が総じて古い。
本格推理と合わないんじゃなくて、あなたの書いたものが悪い。
最近本屋で平積みされている新刊を他にも見て研究するのはどうか。
自分の思ったような感想がもらえなかったからと言って
その場しのぎの、ふて腐れたような言い訳をするのはいかがなものか。
こういうのはね、丁寧に喋ってるからばれないとかいうものでもないんだよ。
88 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/13(木) 23:44:16
>>86 ありがとうございます。
最近は漁るように年代ものの作品を読んでいましたので
それは小説の上でのある種の技法だとか
余計な勘違いをしていたようです。
新刊を手にとってみることも大切なんですね。少し流されていたようです。
ありがとうございます。とても勉強になります。
89 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/13(木) 23:47:28
>>87すみません……みなさんに不快な思いをさせてしまったなら
以後気を付けます。
90 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/14(金) 00:04:24
一人称はまだ君には早いね。
105円のボールペン? なんで説明口調で断定できる? 105円くらいのボールペンだろ。 他にも一人称ではありえないセンテンスがいっぱい。話にならない。
91 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/14(金) 00:06:29
92 :
82:2009/08/14(金) 00:27:24
>>87 リアクション楽しむのも批評する理由のひとつなんだから、
自分が誰(どのレス書いた者)なのかも明かさず横からへんなこと言わないでね。
>>83 舞城王太郎ってのは読んだことないが、たとえカルい文体であっても、そこに小気味よさが
あったり、どこかクセになる不協和音のようなものがあったりと、何かしらの調和が
とれていれば、それはそういう味の小説になるだろう。
しかし晒してくれた作品の中にはそういうものは全く無かった。安直な冗談は
ゼロより低いマイナスにしかならないことは言わずともわかるだろう。
恐らくあんたが錯覚してるのは、カルいノリの冗談なら軽く思いつくだろうとか、
カルい筆致は軽く書けるものなんじゃないかとか、そういうところだ。
一度頭を冷やして、自分の文章は本当に面白みがあるのかどうか、全力で客観的になって
査定しなおしてみる必要がある。
突っ込みどころはいっぱいあるが、とりあえず2つ。
>俺の頭の中は常に新しいアイディアの事ばかりだ!
って言っときながら9行くらい後に、
>アイディアが薄れてきているのは確かであったからだ。
って出てくるのはおかしくない?
結局どっちなのさ。
最初の文が脊髄反射の見栄で後の文が自分を改めて見つめ直した
ってのなら、そういう描写を入れんと。
次。
>俺のマイデスク
こだわりがあるのか分からんが、名詞に対して飾りが多すぎ。
私的には好きではない。
例えば、マイデスク=自分の机だから「俺の」はいらない。
その一方で、キャラデザとか略す箇所があるのでそれも好きじゃない。
で、2つのつもりだったが3つ目。
主人公の回想というか、独白か?この場合。
それがとにかく長すぎるし掴みどころがない。
作中の部長の小言よりも掴みどころがない。
結局これってプロローグでしょ?
後々のフラグのつもりか分からんが、それは別のシーンなり
別に章立てするなりすればいい。
以上、まぁ長々と書いたが。
ま、気を悪くしても構わんから頑張れ。
94 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/14(金) 01:37:06
>>92 >>93 >>カルい筆致は軽く書けるものなんじゃないかとか
本当にその通りです……心の中に、いや表面に出ていますが
そういった気持ちはありました。恥ずかしいばかりです。
気を引き締めて再勉強します。
ありがとうございました。
>>俺のマイデスク
まさしく勉強不足を晒してしまいました……
略語も唐突で軽率な言葉ですね。反省します。
回想部の意見も参考になりました。
本当にありがとうございます。
95 :
田 ◆v8z87fWzc2 :2009/08/14(金) 10:35:56
夜の帳(とばり)とはよく言ったもので、眼前にはただ真黒な一面が広がっていた。
鳥の頭に似た岬。羽毛のごとく生い茂る草木を掻き分けた、觜(くちばし)のように切り立った断崖におれは居た。こうまで高いと、潮のにおいは殆ど感じなかった。意外にも恐怖はなかった。
水平線があると思われる場所に目を凝らしてみる。おれは水面が波でゆらゆらと振るえる幻を見、ああ裾が潮風で揺れているのだと一人納得した。
もはや夜の帳は比喩でもなんでもなくおれの目の前に存在していた。虫食い跡か何かからはぽつぽつと光が漏れ、目立つ。月は無かった。少し淋しかったが、安心もした。
おれは帰路につくことにした。
とうとう断崖から飛び降りたおれは、凄まじい勢いで潮のにおいが近付いてくるのを感じた。そして海に鼻先が触れようとした瞬間、おれは海面を滑るようにして飛行していたのだった。
飛行していることに、何も不思議は感じなかった。当然のようにおれは加速していった。
いたずらに海面に手をのばしてみる。家畜のように静かだった海が、傷口から音を立て血潮を吹き出した。おれはそれを存分に浴びた。
おれは方向を変え、空を目指した。欺瞞へぐんぐん近付いていった。弾丸だ。おれは思った。おれが初めて持った攻撃性だった。とうとうおれは夜の帳に風穴を空けた。
おれは星になった。いやもしかすると、月になれたかもしれない。
おねがいします
96 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/14(金) 11:11:51
稚拙でかわいい。下手だがいい感じだ。あとは玄人にみせかけるテクを磨け。誰をも騙せるようになったら本物だ。
97 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/14(金) 14:42:40
時は明治、世は文明開化の黎明である。
此処にあがた(県は埼玉地は秩父のさいたまんぞうじゃなくつて
笑福亭(?たいへいのやうな男が仕官せんととある薩長土肥の高級官吏の
もとをおとづれていた。
帰ってきた。細君が驚いたことぬわ眼に青タン・貌に擦り傷の類を
たんとこさえて帰って来たのである。アヽ此れはやったな手ぶらだなと
即断するに可笑しなでつかい赤鯛の桶と紙折をも一服手にしているではないか。
なんと仕官のくちにもありつけたのだという。ねねねどうゆうこと・
どうゆうことねねねどうゆうこと・と細君はロバートの秋山の如く当然
旦那に聞き募る伺い募る・旦那のことうることにわ
「出身は何処かと訊かれた。勝海舟翁の向こうを張って『秩父サ。』と
応えたとたん激昂されてナ。」
冗談の通じぬ明治人、しこうして同時にヒヒ爺でもあったという それが
明治人のわかりぬくさでもあらう、チャンチャン。
98 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/14(金) 14:47:29
>>95
まづくろうと筋は「夜の帳をうんぬんするランクかてめーは」とカティンと
くるはづなんだ。夜の帳 という言葉を思いついたいつかのどなたかの
辛吟にも想いをはせれる才能に ならうならう明日ならう。
>>95 意味がわからなかった!主人公は鳥?だとすると「飛行してることに
不思議を感じない」って独り語りがおかしいし……未確認飛行物体!?
水平線あたりの水面が揺れて見えるのが裾の揺れているせいってのも
さっぱりわからない。何の裾?
誰か解説を!
>>95 いくつか、些細なミスがある。
>>96も指摘しているが、最初の一文における“夜の帳”の使い方が若干おかしい。辞書を引いて確認をしてみよう。
それから、潮のにおい。潮風舐めんなだw作者は山手の出身者なのだろうか。
飛行するのは滑空とともに羽ばたきも必要。滑空だけで舞い上がれるのはこの場合海面上の風の強さが
必要になっていく。鷲や鷹が高度を飛翔するのに上昇気流というのがあるが、これも夜に出るのかどうか
調べたほうがいい。だから羽ばたきの描写はひとつでもいいから欲しいところだ。
最後の一文は読者の自由な想像を弱める。個性的な表現、いい流れで最後まで持っていっているのだから
これは削るべきだろう。
103 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/14(金) 17:01:05
いつものひとはけっこう批評もジョウシキズンなんだそ
けっこう仮面とでぃも呼んでぃクレ。
104 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/14(金) 17:03:25
あ
ちなみに>>70もいつものひとなんだけど
幻惑さりてぃたらドスロートってこったネ ディープ・スロートだぬぃ。
皆さん評価ありがとうございます。
>>96 精進します。自分でも技術は特に足りないと思います。
>>98 はい。使いこなせないものに手を出していたと今になって思います。
>>99 主人公は人間の想定です。上手く描写しきれませんでした。
裾は夜の帳のことです。これも僕の実力不足です。
>>101 「夜の帳が下りる」までで成句だということは承知で分解したのですが厳守すべきですかね。
少々高いくらいじゃ潮のにおいは無くならないということですか?
「おれ」は人間のつもりで書いていたのですが、上昇するためのそのような要素は決して欠かせないものなのでしょうか?何かしらの理由付けは不可欠ですか?
ラストは「おれ」を自然物に帰着させるのが私の思う重要な部分です。ごめんなさい。
下らないながらも、自分としては思想というかテーマを見据えて書いたつもりだったのですが、実力不足から表現しきることが出来ず、悔しさよりも申し訳なさを感じます。
駄文に付き合っていただき、本当にありがとうございました。
106 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/14(金) 19:04:30
ごめん
彼女はノートにそう記すと、しばらくそのページを見つめていた。
それは昨夜のこと。外は雪が降りはじめ、彼女は小さなため息を吐くと
主人公の彼女が幼い年齢に見えると指摘されたのですが
稚拙な文体でしょうか?
107 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/14(金) 19:09:12
文章訂正
しばらくそのページを見つめていた
↓
そのページをしばらく見つめていた。
>>106 これだけじゃわからない。
顔の目のパーツだけ持って来て「この人は、いくつでしょう?」と聞いてるようなものだ。
109 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/14(金) 19:10:43
>>108 ですよね、私もそう思ったんですが他の板で
実年齢が低い! と言われたので気になってしまい
110 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/14(金) 19:11:33
>>106 若干マルチなのは書いとけよ
彼女が幼く見えるのと文体が稚拙なのはイコールじゃないんじゃ…?
いかんせん短すぎる
ありきたりな表現しか使ってないということしか
111 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/14(金) 19:30:59
だいたいだな
ごめんとノートに書いて小さくため息つくよーな純朴和家具になニーナがいまどきどこにおんのかと。
理想型をみづからのすとおりいにぶち込むのは勝手だつか むしろそうでなければならん
しかしてそれが余りにも現実と決然と乖離しておるとだな 読者は酔えん。そのバランス感覚こそが言語料理人。夫。
112 :
1/2:2009/08/15(土) 01:29:22
この人ゴミは、大宮を都会に見せかけるために意味もなく街を往復しているのだろうか。
俺は常々そう思っていた。自分自身が社会に嫌悪感を抱いているからなのか、兎に角そん
な捻くれた目で俺は他人を見ていたのだ。しかし、人生最大の晴れ舞台が待っている今日
の俺は違う。
我が物顔で歩道を闊歩するガラの悪い若者達。彼らはもしかしたら親孝行をするために、
実家を目指しているのかもしれない。いや、きっとそうだ。少なくとも今日の俺にはそう
見える。
いつもなら視線を斜め下に落として歩を進めるのだが、今日の俺は胸を張って堂々とコンビ
二に入った。普通、こんな日に購入するのは高級なブランデーなのかもしれないが、生憎、俺に
そんな金は無い。だから安物の梅酒を一本購入した。その足で駅へ行き、切符を購入。四番線へ。
今日も相変わらずここは混雑している。が、そんなことは俺には関係ない。俺は梅酒のプルタブ
に指をかけた。炭酸が抜ける音も、今日の俺を歓迎してくれているかのようだ。
113 :
1/2:2009/08/15(土) 01:47:07
大好きな梅酒の味が口一杯に広がるが、意外なことに、今日はあまり味を感じない。
糖分が多い飲み物特有の、口の渇きさえ感じない。人生最大の晴れ舞台が前だからなの
だろうか。梅酒を飲み干した俺は、大きく深呼吸して電車を待った。「白線の内側に――」
という合図と共に、電車がやってくる。階段側、すなわち電車の最後尾に乗車するようにホーム
の端で待機していた俺は、全力で電車目指して走った。かなりたくさん人がいたはずなのだが、
俺の視界には一人も映っていない。
電車に轢かれるために最後の一歩を踏み出した瞬間、女性の悲鳴が聞こえたのだが、それが
現実なのか、幻聴なのかは解らない。数瞬後、俺の視界は真黒に染まった。
気がつくと、俺は線路の上で倒れていた。まず視界に映ったのが、面白おかしく携帯を向ける
人々。写メを撮っているのだろう。そうだ。人間の本性なんてそんなものなのだ。自殺した人間を
おもしろおかしく撮っている姿がお前らの本性だ。次に映ったのは、「やれやれ」と、切断された
左腕を仕事の一環のように拾っているJRの社員。かなり慣れている様子だ。そうだ。俺の価値な
んてそんなものなのだ。JR社員の「やれやれ」で俺の人生は終わりだ。これで俺は、もう二度と苦
しい思いをしなくて済む。さらばだ。腐った社会。
しかしながら、俺は一命を取り留めてしまっていた。切断された左腕、使い物にならない左足。俺は
今、ベッドの上にいる。電車を止めてしまったら、どれだけ請求されるのか。その後の人生はどうなるの
だろう。親、会社、友人、に会わせる顔がない。神まで俺を見捨てたというのか。
スイマセン。よろしくお願いします。
>>112-113 ・最初の7行は、思い切って削った方がすっきりしそう。
導入としては、かなり読み難い、読者の目を無視した感じだから。
いつもなら…から始まる方が、すんなり読めそう。
導入が心理描写から始めるのは、よっっっっぽどの必要性と、卓越した文章力以外、
やめた方が無難。むしろ、ありふれた日常風景の方が共感しやすい。
・全体的に、自殺する人のハードな心境を表現してるのだから、
「大好きな梅酒」は、違うだろ、と。言葉遣いとしては「好物の梅酒」じゃない?
大好きって、すごくソフトで、甘い響きがあるから。
・それと、梅酒なのに炭酸が入ってるのは変。だったら、梅酒ソーダって書かないと。
・改行だけど、もっと流れを意識したものじゃないと、緊張感が出ないよ。
盛り上がったところは一気に読ませる様に。大事な部分は、あえて一文だけ強調する様に。改行で緩急つけるのもテクのうち。
・轢かれてからなんだけど、傷みというか、それについてまったく触れてないのが不自然。
無かったなら無いで、なぜそうなのか書かないと。
ひとりよがりで読者の事を意識してない文だと思った。
書きたい事はだいたいわかるので、どう書けばもっとよく伝わるのか、
考えて見るといいんじゃないかな。
傷み×
痛み○
に訂正
116 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/15(土) 12:04:20
>>114 ありがとう。ございました。またよろしくお願いします。
117 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/15(土) 13:48:20
あたまはげあがるくらいまで推敲してから出せよ
118 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/15(土) 16:36:05
京浜東北線に与野から乗った。祖母の家のある領家六丁目から散歩がてら
書店巡りにいそしんだ帰りである。新型の空色ラインの車輌がすべりこんでくる。
私はリンカーン・コンチネンタル本を小脇にかかえたまま車中のひととなる
外は暑いがJR東日本のエコ対策は許容範囲に収まっていた・さわやかな秋くらいの
温度・それにさそわれたというのでもないだろうが
極自然に、三人並んだ女子高生だろうか、制服姿の少女が「おヽシャンゼリゼ」を
歌いだした。まちを・あるく・こころ・おどる・あなたと逢ったこの街で・
おお シャンゼリゼ のところで興がのったポニーテールの娘がたちあがって
くるっとターンした。ぎりぎりまでひるがえるスカート・一瞬のできごと。
予想外だったのは、(わたしもそうだったのだが)車内のまばらな客達は無言のままで
ありながらそれを拒否の空気で反応しなかったことだ。むしろなにか 久しく忘れていた
ほんわかした空気をそのかしまし娘たちはもたらした。そのことに一瞬に悟ったか、
立ち上がった少女はうれしはずかしそうに三人と嬌声をあげ またたくまに座りなおし
車内は静寂に戻った。
その嬌声すら不快でなかった。わたしは世界に なにがおこったのかなあといぶかしむ。
こんな世界はわたしたちに不相応だったのではないかとも。
119 :
田 ◆v8z87fWzc2 :2009/08/16(日) 00:45:31
ええそうですね、うちじゃギロチンって呼んでますね。もっとも、うち以外でやってるとこは知らないですけど。しかしあれですねえ、こんなちゃんとしたとこの記者さんのインタビューなんてねえ、
賢い人の考えはよく分からんね。なんだか畏まっちゃいますね。風俗レポの奴らにならそっちで勝手に作っといてって言うんですけどね。はは。あいつら駄賃にやるタダ券目当てに来やがるんで困りますよ。はは。
あ、ええ、本題ですか。すいません。はは。まずそうですね、丁度ヘソの辺りで半分にしますね。ベニヤに穴空けたやつで、お腹んとこにクッションが置いたります。で、立ちバックの体勢で、
上半身側には台あるんでそれに肘置いて。一回20分で。それで上も下も、上半身も下半身も八千円ずつで指名料は千円。上下セットだと指名料込みで一万五千円。安いでしょ?上はフェラでも手コキでも、あとDキスも何でもいいし、
下はゴム付きだけど、一応アナルもオッケーにしてるしね。まあなんてったっていい娘揃えてるからね、うちは。顔だけじゃなく体もね。おかげさんで大繁盛ですわ。
え?ああそうですね、嬢一人に客二人が入ることもあります。同時にね。いやこれが醍醐味なんですよ。薄いベニヤだから、
お互い音も丸聞こえなんです。いくら乱交っぽいのがしたくても、知らない男が汗だくなってるのはむさいですからね。下の方はちょっとつまんないですけどね、上の方は表情とかも楽しめますから。
ああ、あと面白いのはね、普通ね、上下セットだとね、まず上で可愛いさを実際に確かめてから、それから下に行くのが正解と思うでしょ?それが違うんだなあ。いや最初は皆そうするんだけどね、
ちょっと趣向変えで逆にするとね、こっちが病み付きになるらしいね。嬢にくわえさせるときにね、これがさっきお前をハメてたチンポだぞって、言いはしないけどね、そういうのがいいらしいですね。
120 :
田 ◆v8z87fWzc2 :2009/08/16(日) 00:46:41
まあ大体こんなもんですかねえ。ええ?ああ初めですか。初めはね、実は女の子達から言いだしたんですよ。くわえてるときはマンコが空いてもったいなくて、
突かれてるときは口寂しいって。もうびっくりしちゃってねえ。そりゃからかい半分で言ってきたんですけどね、驚きましたよ。女の子は何でも生み出すんだなあって思いました。子供産むだけじゃないんだなあって。
実際彼女達はかなり頼もしいですよ。案内やら掃除やら、ギロチンしてる娘のお色直しとかケアとかね、
手の空いてる娘とか待機の娘がしてくれますから。経理やらもみんな任せてます。私なんて受付してるだけで、楽させてもらってます。その代わりピンハネなんてとても出来ないですけどね。ははは。
さて、こんなもんですかね。いやお疲れさまでした。いえいえどうもこちらこそ。じゃあ、はいこれタダ券。上下コースタダのやつ。いえいえほんの気持ちですから。はい、どうぞごゆっくり。ははは。
読点で改行してるのはエラー避けです。2レスの間は改行してありました。
よろしくお願いします。
121 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/16(日) 00:48:54
句読点から勉強してね。
122 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/16(日) 10:34:11
題材は最悪だが・そして筒井康隆の剽窃だけど、ここでの出来としては十二分。
>>118 小説にしろエッセイにしろ、心理面の流れが独りよがり。特に最終行が唐突過ぎて読者置き去り。
舞台はエコ対策という程度には現代なのに、古臭く不調和な単語や表現が目立つ。
(漢字の開き方は工夫されているとは思うが……逆に悪る目立ちさせてしまったかも??)
絵的には、悪くないと思う。
>>119 「?」と「!」の次は改行や閉じ括弧でなければ、1文字空白がお作法。
いたって個人的意見だが、レスに投稿するなら、レスで読みやすい改行にして欲しい。
内容、これだけなら、板違いな気が。(某厨雑誌の風俗広告と同様、ウザイ。
さすが、あっちがこなれているし……)
『ピンハネなんてとても出来ない』のクダリは、「なるほど、本当なら、嬢達、賢いなー」とか思った。
そこらへんを企んで膨らますと、小説としての面白味が出るのかもしれない。
>>122 へー。タイトル教えて。
124 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/16(日) 12:51:57
>>123
オナヌィ直後の作品だからだとオモウヨ
作品名までは…こういう独白形態のおちゃらけといえば筒井だゆに。マジメなのは明治大正にさかのぼる。のだろうけども。
一人称はぜんぶ筒井のぱくりw
126 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/16(日) 13:09:20
んー
まあそういうんでぃもなすが
影響うけてんだるでんちやん?
127 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/16(日) 13:19:11
「ねえちゃん風俗なんかやめろよ!」
「なんであんたにンなこといわれなきゃなんないの、あんたあたしのカレシィ?」
「おっ おれのきもちもしらないで!!」
「ばかね…あたしたち血はつながって無くても姉弟でしょ、しかたないじゃない…」
「おい」
「「なにとうちゃん」」
「おれら離婚するから。」
128 :
田 ◆v8z87fWzc2 :2009/08/16(日) 13:39:47
評価ありがとうございます。
基本的な部分から全然ダメだったみたいですね。
次回は読みやすいよう心掛けます。
発端は、カフカの流刑地を読んで、機械に人間がはさまってるのが面白いなと思って書きました。内容は私の好みです。独白文体なのも他意は無かったんですが。
筒井は富豪刑事とワキガ少年のやつしか読んだこと無いです。似てるってなんていう作品ですか?
パクリとまで言われると気になります。
129 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/16(日) 13:43:48
へぇ〜
じゃあ剽窃の剽窃か なんにせよをれは完成度高いとヲモヨ 売春と風俗への視線のことなりがあるとはいえね。
130 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/16(日) 13:46:19
んじゃ後でどっかで全集ひっくりかえしてみるなりしてみんわ
をれもやったことあっし、その文法。江戸時代の熊さんが隠居んとこいくていじゃなかったっけ。
131 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/16(日) 13:49:21
53 :名無し物書き@推敲中? :2008/11/03(月) 14:05:28
チヨイト御免成さいヨヱヽコンチワ毎度ヽヾ今日モてえした日和で瓦斯ねィエツ此れ此れは瓦斯灯デで明るいハヽア
こいつアていしたもんだ参ってないけどネイヱこつちの話 なんの話でしたつけアヽサウタヽヽヾ安っぽいって話ですヨ
イヱネ妾(アツシのコレがネ生云う事にヮ妾が安つポイつてゑんでやんすヨていしたもんで瓦斯ショウエツ此れ此れは
瓦斯燈デ嗚呼それはもういいわかつた。ホウ。先へスヽメ。スヾメぢやなくて。お前の悪い処は福知山感情線。ウマイネ
ぶらつくだねこの黒さで裏手の後家サンドモヲヒヰヽヽそれもいい。ていしたもんイタツ殴んないでクダサイヨオわかりました
理解りましたよ別にぶたなくつてもイヰぢやあねゑかなア。ナア。イヱたれも居やしません。をれのをんなが妾(あつしを
安っぽいツウンデ瓦斯ッ い いま瓦斯ッて音が入たししたヨ 酷ヱ酷ヱDVダ。Dぢやない。ぢやPVだ。ほんデをれの
をんな 嗚呼ッ旦那これだけは。瓦のかの字(ぢも云ひません云ひませんつたら!ダウセ愛讐のロメヲヲ観てはなあな
膨らましてるに決まってんすよなんでをれがそんな女に安っぽいと言われなきゃならないんで しょうねぇ。
え?
杏さゆりが出てる?
ハヽあ左様で。…CXもアドが下手になつたの哉。善イ事伺いやんしたヱヽもお当分この時分には来やせん。毎度。ッ。
132 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/16(日) 13:51:50
いまよみなおすと何がたのしい作品かわからんな。夜来たのかな。
133 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/16(日) 16:24:41
こらちぺこ
よくも此処で安っぽい人ねって書いたな!今思い出したそして今きづついた!
134 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/16(日) 21:03:26
1月1日 雪
翼の折れたエンジェルをみつける。
1月2日 雪
翼の折れたエンジェルはまだ同じところでしくしく泣いている。
1月3日 晴
翼の折れたエンジェルを家に連れて帰る。
1月5日 雨
それにしても可愛い。
1月30日 曇り
翼の折れたエンジェルは窓から空ばかり見ている。
3月14日 雷雨
頼まれもしないのに「よしそうだ このコのために背嚢式ロケットブースターをつくってあげよう」と思い立つ。
6月4日 雨
今日も資金稼ぎに精を出す。
7月7日 雨のち晴
やっと部品初購入
7月8日 雨
旋盤は「ふるさとなんとかセンター」にあることを発見。
8月8日 晴
初のエンジンテスト。失敗。
9月31日 曇のち雨のち晴
初のエンジンテスト成功。翼の折れたエンジェルが何か言いたそうだ。でも言わなかった。へんなやつ。
135 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/16(日) 21:04:29
10月10日 晴
エンジン好調。電装系にとりかかる。
10月同日
電装系完成。一発成功。をれってこんな才能あったのな。
10月15日
完成。ところが翼の折れたエンジェルからダメ出しが入る。デザインをもっとおしゃれにだそうだ。最初から言え。
10月16日
デザインこうほ描きまくり 合格はなかなか出ない。
10月18日
ちょっと飽きる。と、翼の折れたエンジェルがさらさらとデザインする。か かわゆくそして美しい。
10月19日
最初から才能は提供しろ。最初からやりなおし。
11月18日
完成。翼の折れたエンジェルが居なくなる。
12月21日
発見。初飛行。エンジン空中で停止。
12月22日 虹
なんで癒ってたことを言わなかったのか尋ねる。当然の答えをキク。
1月1日 蛍
入籍。注文殺到。
> 翼の折れたエンジェルが何か言いたそうだ。でも言わなかった。へんなやつ。
お粗末な伏線w
アリで祭りが始まった途端、スレが閑古鳥になったね。この住民の少なさよ。
138 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/17(月) 08:04:05
>>136
んーと
この短さに華麗な伏線とは何か
ほんとうにそのことを言おうとしていたのか?
おまいも早速マジックの虜かな。
139 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/17(月) 08:07:29
一日でつくっちゃったゆいの電装系の不具合の伏線はわかった?
140 :
田 ◆v8z87fWzc2 :2009/08/17(月) 08:48:31
よろしいですか皆さん。
今から皆さんの中に紛れ込んだ悪魔を見付け出す実験をします。
ご協力をお願いします。
では、まず一基の十字架を思い描いて下さい。
よろしいですか。
そしてそれを頭の中で飲み込んでみて下さい。
では、これから質問をします。
今から言うこと素早くを理解して迅速に行動して下さい。
帰る時にはノートに記名をして帰って下さい。
では始めます。
まず、十字架が大きすぎて喉にひっかかって飲み込めなかった方は帰って下さい。
次に、「頭の中で」にひっかかった方も帰って下さい。
そして、思い描いた十字架が小さすぎて、飴玉くらいで、すんなり飲み込めてしまった方もお帰りになって結構です。
今残っている方々は、想像した十字架が喉につかえるほど大きく、それなのに疑いもなく、すんなりと飲み込んでしまった人達です。
あなた方は矛盾を飲み込みました。
(後略)
141 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/17(月) 08:57:54
昔の中国のお話です。
(前略)
武器商人はうんと考え込んでから言った。
「矛は盾を貫く。盾は矛を中途に留める。そうなる筈だがね。」
「それでは矛は体をなしていないではないか。」
「だがあっしの言ったことは満たしているよ?お忘れですかい。」
142 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/17(月) 23:24:17
人イナス
143 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/18(火) 21:31:11
人イナスギ
人いなくて当然だろう
書き手<読み手=客=神
って感じのスレだからね
大体、ある程度プロ意識がある人間なら見直しぐらい自分で出来るから
過疎になることはいい傾向じゃないか
> 人いなくて当然だろう
↑↓ 後が前の根拠になっていない。支離滅裂。
> 書き手<読み手=客=神
> って感じのスレだからね
> 大体、ある程度プロ意識がある人間なら見直しぐらい自分で出来るから
↑ 意識を持っていれば能力が備わっている、という意味不明な論理。
こんなのつっついても面白くないでござる……。
146 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/19(水) 09:21:41
んー
書けたら貼るからマッテテヨ。
147 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/19(水) 09:34:50
「結局人糞が野菜の肥やしにはベストなんスよね、どうぞ。」色のやヽくすんだトマト。…。ガブリ
”う…うまい…!!”
「トマトはあんま肥料も水もやっちゃだめなんスけどね。見栄えがしないのは色素を混ぜてないからで仕方ないッス。」
「お、枝豆。…”う、うまい…!!ビールほしいEEEee!!”」
「丹波の黒豆ッス。枝豆は種を選ぶのみでとんでもない旨いのが採れるッス。塩が工業塩じゃないのは基礎ッスに。
工業塩でさえなければそうそう大差ないッス。」
「そ、それにしてもただ…人糞で育てたでは昨今のニューファミリーには…どうかなあ…だいじょぶかなあ…」
「ズンプンを忘れた味のしない見栄えのみよい野菜ばかり食べて スカトロ趣味に走って苦い女王様のクソを
ホクホク喰ってりゃセワネッスに。」
「…。」
「『有機農業は二十一世紀の農業だ。やがて世界を席巻する。』」
「なんですそれ。」
「酒づくりのねーちゃんのマンガっス。」
「(あ…マンガなのね…)な、なんで笑うんすか。」
はー
>>147 どこの新人賞目指してるのか分からないからなんともいえないけど
注意事だけ三つ
○……三点リーダーは基本的に2個で1セット
○「 」カギカッコ内最後の句点は省略する
○投稿には「酷評お願いします」等、投稿であることがはっきりわかるように書き添えましょう
これが酷評スレの約束事だからちゃんと守ること
150 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/19(水) 15:03:29
>>149
しかたのねえオオバカヤロウだな
酷評を批評に戻したら守ってやる。
精が出ますね
152 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/19(水) 15:27:02
ええ ほとんどまいにづ。
この手のやりとりってこいつの自演だったのか
ハハッワロス
154 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/19(水) 15:29:13
あんたもでとるな。
演者が観客に語りかけるなよ
喜劇を続けてくれ
>>150 批評ッスか、わかったッス!
> 色のやヽくすんだトマト
赤色なのか黄色なのかオレンジ色なのかさっぱりわかんないッス!
読者の想像力を鍛えさせるためにあえて書かない、素敵ッス!
> ビールほしいEEEee!!
途中でアルファベットに変わる意味不明な台詞ッス!
人物の狂喜乱舞振りがよく分かるッス!
> セワネッス
何処かの都市かと思ったッス! ググっても出てこないッス!
言葉を新地開拓するその姿勢、感動ッス!
> ”う…うまい…!!” (あ…マンガなのね…)
途中から心の声が””から()に変わってるッス!
出番の少ない記号たちを登場させてあげようというその心意気、伝わったッス!
まあなんだ、自分に自信があるということは長所だろうから、頑張れよ
ぷっ
すま
159 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/19(水) 22:53:54
っす口調はANNOカントクへのリスペクトで
いつごろ導入されたのかな、兎に角黒船接触後であることはまつがいないDeathとMass。
前者への嫌悪は至極当然、後者はまあ兎も角ね。そういうことだ。唯レイプ遭遇時にキくんだな、「正しい拒否をこーるすれば」。
160 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/19(水) 22:57:31
>>155
お前寺山修司にタタミイワシにされちまうヅ。
161 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/19(水) 22:59:15
…とまあビッグネームにナヨっちゃたわけだが
をれもそうゆのシバりかな、そろそろ。
162 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/20(木) 02:23:37
「さあ、タイムマシンがでけたづ。」
「あんれおめはんやんだごどホントさつぐるもんでねえべ」
「標準語でいこう。さていつにいきたい。」
「んー…宇宙暦2009年。」
「そんなこよみがあるかア」
「宇宙ができてから2009年め。わかんないのオ〜」
「…わかった。いこう。」
ルルルルル
「わぁ〜。と思ったら。星全然ないよ。」
「そりゃそうだべ。この周囲2009光年ぶんの光しかとどいとらん。」
163 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/20(木) 21:33:01
・マルガイ「特ゼロ級精神障害者」アイアン・ジョー
月夜の晩にふしだらな行為にいそしむ男女を食い殺す男。
アイアンジョーに恋する婦警。彼女は何度も彼に更生を問いかける。
しかし結局 彼女は涙の愛の銃弾で彼を撃ち殺す。
アイアンジョーは死んだ。確かに死んだ。なのにアイアンジョーはふたたび堕落の愛をむさぼる男女をくいころしはじめる。なぜか。
ヒント+
今度のアイアンジョーは女。
ずいぶん荒れてるな
いつも通りだよ。この人は荒らしというより純粋に暇を持て余しているんだろう。
読者は少ないだろうが、読みたい人はレスしてやればいい。
166 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/21(金) 21:54:35
バーカ
今日も八時間肉体労働じゃ お前と一緒にすんな。
167 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/21(金) 21:55:57
あ
叩いてもちあげ加減か こらもうすわけなす。
168 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/21(金) 21:57:25
その…なんだな 文学、波風立ててなんぼだとはおもわんのかねチミは。
言い方がまずかったみたいだな。
これがこの人の暇の潰し方なんだろう、と言えばよかった。
170 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/22(土) 00:08:52
まあいろいろだけどね。
今日考えたのは 太陽は惑星を重力捕捉しており 惑星は衛星を重力捕捉している
衛星は何かを重力捕捉しているかっていうこと。大気のある衛星はあるからそれがそうとも言えるが
さらに隕石状の天体を従えている衛星はきいたことがない。それはなぜかってことだな。生成時に
一体化ししてしまうことが考えられるが、なぜ太陽系は太陽ほしひとつじゃないのかってことだなその場合。
「余暇の過ごし方」という皮肉に気づかず、
そのまま訂正の意味で受け取る彼であった。
日ごろあまり好意に触れていない人は、自分に向けられる好意に過敏になりすぎて
誤検知を起こしやすいととある本で読んだことがある
ストーカーが自分は好かれているに違いないという思い込みのきっかけもそれが多いそうだ
173 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/22(土) 00:41:57
八時間肉体労働、、普通じゃん
174 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/22(土) 08:00:37
おまえらも
バカだなあ。そんなので傷つくほどウブじゃないヨ。アホ。だったらやってないだろうここで。
175 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/22(土) 08:02:30
兎に角今俺の日々は充実してる。この嬉しさがおまいらにはわかんない。ざまあみろ、だなwww
176 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/22(土) 08:03:49
あと、東大入って肉体労働八時間は
異常だろうな。
177 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/22(土) 08:05:28
>>172
お前、オナニーやめろヨ。かわいこちゃんがいやがらずに話してくれるようになる。
178 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/22(土) 08:11:19
>>172
今までの流れだと それ おまえのことともとれる。これを理解できるほどの頭はお前にはない。
w
180 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/22(土) 15:33:19
わ。余裕ぶっこかれちった。これが民主党支持者というものなのかなwwww
荒れてるなあ
ageてる奴って一人だけか
sageるスレでもないのにageだのsageだのこだわる人は
暗くじめじめしたスレにばかり居ついて何か刷り込まれちゃってるんじゃないのか
ほんと荒れてるね
ageてるやつがいるものな
なんだかんだ言ってsageてる
>>182 これも一種のツンデレか
ageにこだわってるわけじゃないもの
ageだのsageだのにこだわってる人にこだわってるだけ
貴方にこだわっているわけじゃないもの
貴方だの彼だのにこだわっている人にこだわっているだけ
やはりツンデレか
じゃあお前は天然キャラか
天然のアホ
なんだこの流れ
190 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/23(日) 13:02:20
191 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/23(日) 16:34:15
とがーんといっぱつ ageてみよ〜うよ〜
花巻東よくやった!菊地はペース配分をもすこし考えなきゃだったな戦略的に!
192 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/26(水) 18:06:54
「ロケットができたよ」
「なにこれ。UFO?」
「や、ロケット。」
「でも丸いじゃない。」
「お前 ボールと柱とどっちが投げやすいか。」
「ムッ 」
「結局あれだ V2のポコチンロケットの幼稚を踏襲しとるに過ぎんのだゆ。あらたむるにしくはなし。」
「ほんとーにそーなのかなー」
普通な書き手の方々へ
普通の作品ならいつでもレスがつきます
遠慮なくどうぞ
普通の作品とは?
196 :
名無し物書き@推敲中?:2009/08/31(月) 17:29:17
ふざけてないやつ
短所を突かれるだけのスレなんてイラつくだけ
目の前には、真っ青な空が視界一杯に広がっている。
何かが光った。
「あぁ、あれは陽光に反射して、ミラーが光ったんだな」
うん、ちょっと待てよ?
何でミラーが空にあるんだ。その光を放った部分に目を凝らすと小さな黒い点がある。いつの間にかあったそれは次第にむくむくと大きくなっていく。
その形がはっきりと二輪車のシルエットを感じさせた所から、やはりさっきの光はミラーかとノンキにも納得した瞬間を、俺は人生で最も恥なければならない一瞬として、記憶に刻むことになった。
空からバイクが落ちてきた。それも俺の頭上に。
ラノベです。
>>198続き
雑誌を開き、まあまあ好みのアイドルが載っているグラビアページを見つつ、俺は考えていた。
何であの時、もっとマシな回避運動が出来なかったのか、冷静に考えてみると其所から逃げることが出来たように思う、いや、出来たはずだ、だが実際は今そこにある危機を前に、俺ときたらあまりのことにただ両腕を伸ばして突っ立っていただけだ。
上空数千mから落ちてきた優に100kgは超えるだろう鉄の塊に体重56.3kgの俺がどうにかできるわけもなく、見事に俺は死んだ。
それ以前に何故空からバイクが降ってきたのか、しかしそれについては横山さんが謝罪と共に説明してくれた。
ナニコレ?
一日一回更新するの?w
横山さんというのは、俺の担当教官だ。
彼の説明によると、僕が死んだ原因は単純明快だった。
「悪魔をバイクで潰そうとしたら、目測を間違えたらしい」のだ。
あーあの悪魔をね、バイクで潰そうとしたんですかーなるほどなるほど。だからあんな高さから落ちてきたのかー。それにしても横山さんは力持ちですねー。
敢えてピントを外した僕の受け答えを全く無視して、彼はこう返した。優しい笑みを浮かべながら。
「ようこそ、死後の世界へ」
一日一回荒らすの?wの間違い
>>199続き
横山さんについては、これから事故の後に起こったことを話すので、そこで触れたい。バイクに潰された後、俺は気付いたらベッドの上で寝ていた。
先ず目にしたのは恐ろしく高い天井、そして壁も床も一面全て真っ白な部屋にいた。
部屋は昼間のように明るかったが窓は無く、電灯も何処にも無かった。
扉はあったが異様に大きかった。
だが部屋自体は十畳ほどで、扉だけが不釣り合いなほど大きく、つまり部屋全体が縦に長かった。
一体ここは何処なのか、病院か、にしては俺は包帯も巻いてないし、何より着ている服はあの事故の時のままだし、あれだけの事があったのに別に怪我もしてないみたいだし、不可思議だ。
何か覚えてないか思い出そうとしていると、扉をノックする音が聞こえて、俺は一気に緊張した。
神経を集中する、あの巨大な扉から、一体何が出てくるのか、俺は返事をしたが、それは果たして扉の向こうまで届いているのか、心配なほど小さな声になってしまった。
「し、失礼します」
それは女性の声で、さっきまで緊張していたのが萎えるほど可愛らしい声だった。
あーよくあるよね。漢字変換したらいい感じの漢字が出てきたんで読みにくさ考えないで「先ず」とかやっちゃうwww
>横山さんについては、これから事故の後に起こったことを話すので、そこで触れたい。バイクに潰された後、俺は気付いたらベッドの上で寝ていた。
「そこで触れたい。」のあとに「バイクで潰された後」を続けて書いちゃうの?
>先ず目にしたのは恐ろしく高い天井、そして壁も床も一面全て真っ白な部屋にいた。
ここ引っかかるんだけど。とりあえず省略されてる主語を入れると、
「俺が」先ず目にしたのは恐ろしく高い天井、そして壁も床も一面全て真っ白な部屋に「俺は」いた。
まだ変だね。主観的な認識(部屋の天井を目にした)と客観的な認識(部屋に俺が居た)が同じ文の中で入り乱れてるせいかな?
普通に2文に分けて書くべきだね。
>部屋は昼間のように明るかったが窓は無く、電灯も何処にも無かった。
>扉はあったが異様に大きかった。
一行目は改行しなかった癖になんでここで改行したの?
部屋は昼間のように明るかったが窓は無く、電灯も何処にも無かった。そして扉はあったが異様に大きかった。
改行する意味を考えないと。
>だが部屋自体は十畳ほどで、扉だけが不釣り合いなほど大きく、つまり部屋全体が縦に長かった。
あーここで「だが」を使っちゃうのか。
だったら
部屋は昼間のように明るかったが窓も電灯も何処にも無い。部屋自体は十畳ほど。扉だけが不釣り合いなほど大きく、つまり部屋全体が縦に長かった。
の方が単純で良いかもね。まぁ扉がでかいって事を強調したいんだろうけど。
>一体ここは何処なのか、病院か、にしては俺は包帯も巻いてないし、何より着ている服はあの事故の時のままだし、あれだけの事があったのに別に怪我もしてないみたいだし、不可思議だ。
モノローグっぽいものと時の文を混ぜるの止めようよ。
>神経を集中する、あの巨大な扉から、一体何が出てくるのか、俺は返事をしたが、それは果たして扉の向こうまで届いているのか、心配なほど小さな声になってしまった。
「。」をきちんと使おうね。
>それは女性の声で、さっきまで緊張していたのが萎えるほど可愛らしい声だった。
萎えるんだ?
何だ山田先生かww
213 :
名無し物書き@推敲中?:2009/09/03(木) 17:07:48
なんだ、加藤かw
書き手が読み手視線で書を評することほどばかばかしいことはない
215 :
名無し物書き@推敲中?:2009/09/03(木) 19:01:35
誰か俺の展開を超えてくれ。(笑)
216 :
名無し物書き@推敲中?:2009/09/03(木) 20:20:52
カワイソス
>>203続き
重そうな扉がゆっくりと開き、おずおずと扉の陰から出てきたのは小学生くらいの女の子だった。
女の子はベッドに寝ている俺をみとめると、深々とお辞儀をした。
俺も合わせてお辞儀を返した。
女の子は胸にプリントの付いた白いTシャツに、フリフリの青いスカートを履いていて、スカートの青が白一色の壁や床に鮮やかに映えていた。
頭を上げた女の子は俺と目が合うと直ぐに俯いて、そのまま俯き加減にこちらに近づいてきた。
肩からは古そうな茶色のカバンを下げていたのだが、どうも身長に比べサイズが大きく、重いカバンに引っ張られ姿勢が傾いていた。
218 :
名無し物書き@推敲中?:2009/09/04(金) 01:03:35
大変面白い駄文を見つけました。
>よくタレントの作品とかみて批評する奴を見て信者が
>「じゃあお前ら作れんの?」見たいなこと言ってるけど
>タレントなんて視聴者の意見で飯を食ってる人気商売なわけで
>公衆に晒す以上それだけの責任とか立場があるっていうことを分かってないのかね
>だいたい批評してる時点でそれにいくらかのお金を払っているわけだから
>どういう感想言おうが勝手だろ
>そういう輩が政治批判とか中国人批判とかマスコミ批判とかは平気で言っていたりする
>松本は自分が何億と稼いでおいて、やれ素人は分かってないだの芸術性如何だの
>ほざいたこと言ってるが,しっかり金は頂いているという事実をどう考えてんのか
別に批判して飯食ってるわけでもなかろうに
220 :
名無し物書き@推敲中?:2009/09/04(金) 01:27:41
>>217 >カバンを下げていたのだが
カバンを下げているのだが。
221 :
1/3:2009/09/05(土) 16:25:24
酷評お願いします
「夏と秋が混ざり合う夕暮れに」
さて、先日選挙に行ってきた。
25メートルプールいっぱいの紅茶に一滴のミルクを落とすような作業。
選挙会場は、近所にある新しく建て直されたばかりの中学校だった。
二流の才能と豊富な資金が合わさってできたのだなと思わせる、近代的だが妙によそよそしいデザインの真新しい建物でミルクの一票を投じた後、僕は近所を散歩してみることにした。
かつては馴染みの深かった場所も最近ではご無沙汰で、ひどく懐かしい気分になったのだ。
時刻は夕暮れ時。茜色の空の下、生まれ育った街をノスタルジックな気分に浸りながら散歩する。
決して悪くないアイデアに思えた。
そのアイデアは間違っていなかった。
田んぼや畑の連なる通りを歩きながら、この街の自然を感じる。
土の匂いに混ざって肥やしの強い臭いが流れてくる。様々な種類の緑の葉がゆさゆさと揺れながら昔と変わらないダンスを踊る。
南のほうは住宅が密集しているだけで何の面白みもないこの街だが、少し北にいけばこうして多くの自然に包まれている。
好ましい密度で人々がそれぞれの生活を営み、笑いさざめいている。
ランニングをする人。バスを待つ友達連れ。畑の草をむしる農夫。買い物帰りの主婦。
僕はとても穏やかな気持ちになりながら、夏の終わりを感じさせるひどく強い風を全身に浴びて歩いた。
だが、そんな爽やかな気持ちが崩されたのは、そろそろ帰ろうと思いながらある溜め池の前を通った時あたりからだった。
昔よく父親とザリガニを釣って遊んだ場所。
マムシが出るという噂もあり、少し怯えながらザリガニを釣った。
たまに亀が釣れることもあり、そのような時は狂喜乱舞して家に持ち帰って飼った。
父親と遊んだ記憶がほとんどない僕にとっては、数少ない父親との思い出の場所。
222 :
2/3:2009/09/05(土) 16:26:46
久しぶりに見るその池は、ひどく殺風景だった。
コンクリートの柵が張り巡らされ、自然の匂いはあの頃と比べてひどく薄れていた。
虫取り網を持った父子連れがいて、昔の僕を思い出させた。
子供はトンボが入った虫取り籠を手に、コンクリートの柵の間から水面を見つめていた。
柵の間から眺めるコンクリートに囲まれた池は、その子供には一体どう映っているのだろうか。そんなことを考えながら、ため池の前を通り過ぎた。
次にこれまた昔よく友達と遊んだ公園の前を通った。
底辺10メートル、高さ20メートルほどの直角三角形をした本当に小さな公園。
住宅街の隙間を利用して作られた、まるで小指の爪のようなとてもささやかな公園。
正式名称は知らないが、僕らはロボット公園と呼んでいた。
ロボットの形を模した遊具が置かれていたからだ。
小さいけれどもブランコや回転台、砂場など様々な遊具が置かれていて、とても充実した公園だった。
僕らは確かに、そこで育ったのだ。
しかし僕はその日、その公園を見て唖然とした。
草は伸びっぱなしで、荒れ放題のまま。
玩具の多くはいつの間にか撤去され、シンボルだったロボットもなくなっていた。
錆びたブランコが無ければ、単なる空き地だと言われても信じたくらいだ。
よく色んな山を作って遊んだ砂場すらも草が覆い、公園の中にはいることすらはばかれるような状況だった。
もちろん子供など一人もいない。
ただ夏の虫たちが飛び交うだけだった。
223 :
3/3:2009/09/05(土) 16:27:37
僕はしばらくその公園の前で立ち止まってしまった。
様々な思いが頭の中を錯綜していた。
ひどくやるせない気持ちになって、悲しみすら感じた。
あんな下らないデザインの中学校を作るお金はあるのに…
そういえば、僕が散歩をしているとき子供の姿をほとんど見かけなかった。
夏休みも終わりを迎えたこの時間。
子供達は夏の終わりを惜しみながら、最後の時を精一杯意謳歌しているはずのこの時間。
彼らは一体、どこで何をしているのだろうか。
僕はロボット公園がなくとも、溜め池で水面を眺めていたあの子供が自由気ままに暴れまわれるような、そんな居場所があること祈りながら家に帰った。
25メートルプールいっぱいの紅茶に一滴のミルクを落とすような作業。
イミフな比喩すんなよ。
二流の才能と豊富な資金が合わさってできたのだなと思わせる、近代的だが妙によそよそしいデザイン
別にひねくれた表現してもいいんだけど、なんでそう思ったのか、どうしたらそう思えるのか、そう思わせるデザインとは実際何なのか、を書かないと「何この駄文」で終わるぞ。
むしろその建物の描写は話の流れに必要なのか?
>>221-223 ちょっと退屈すぎるねぇ。
情景描写が説明の域を出ていないから、その結果なにもない文章になってしまってる。
もっとビジョン(テーマ)を持って意識的に味付けをしないと。
さもなくばストーリーを付加しないと。
飛び道具を使うために背伸びしすぎてる感があるね。
昔と変わらないダンスを踊る。
また変な比喩。詩が書きたいのならこのままでもいいけどさ。
一文一文が投げっぱなし。
描写をいくら書いても、「それが何を意味しているのか」を論理的な思考に基づいて読者に説明しないと誰も理解できん。
要点をまとめるとこんな感じか。
散歩してたら昔を思い出した。昔と重ねて今の景色を見ると、今はあまり良い状況ではないようだ。
くだらないデザインの建物(なぜそう感じたのかは不明)を建てるお金はあるのに、どうしてなんだ?
そういえば子どもたちはどこ?
子供たちが思う存分遊べる場所があるといいね。
論が一方的すぎるな。
くだらない建物だ、なんてこんな文章じゃ共感できるはずもない。
それに学校施設のような建物は外見より中身が大事。ちゃん学校として機能できるかどうかが重要だろう?
ちょっと変わったデザインだからと言って子供の公園の整備が云々……と結び付けるのは飛躍しすぎ。
>要点をまとめるとこんな感じか。
なんか意味あんのそれw
意味はない。暇がある。それだけだ
その投票所の中学校って、昔「自分」が通ってた学校でいいんだよね?
だったら、中学時代の思い出みたいのを基軸に話を進めてって、
今の子はどうしてるんだろう?みたいな流れでもいいかなと思う。
また、仮に久しぶりに実家だかの近所に戻ってきたってんなら、
そういう説明が一行でもいいから欲しいかな。
文章の雰囲気というか、肌触りは好きだけど、
流れが飛び飛びになってるので
ちょっと胃もたれするな。
>>217 「ごめんなさいです!!」
開口一番いきなり謝り出したこの一見小学生にしか見えない女の子こそ、前述で名前だけ登場した横山さんである。
この時横山さんが俺に起こった不思議な事態と今の状況を説明してくれた。
先ず横山さんの素性についていうと横山さんは人間では無く、天人といって、神様の下で人間の運命を決める仕事をしてるらしい。
はっきりと言えば死神であるが、実際目の当たりにした彼女は俺が今まで持っていた死神のイメージが何一つ当てはまらず、むしろ羽の無い天使というほうがピッタリ来る。
横山さんは死神(あえて死神と呼ぶ)成り立てらしく手違いから全く別人の俺を殺してしまったそうだ。
その時、俺は今自分が死んでいるということを知らされた。
勿論始めは信じられなかった、が、時間が経つにつれ、自分の置かれている状況について納得している俺がいた。
「つまり俺はどうなるの?」
もう、何があったって受け入れるしかない俺は意を決して聞いた。
横山さんはまともに俺の顔を見れないらしく下を向いたまま細い声で答えた。「あの、その、てんせいを」
「てんせい?」
おうむ返しをしてみた俺だが横山さんの言った「てんせい」のなん足るかを知らぬ訳ではなく、つまりは生まれ変わりの転生であろうとわかっていたものの、その事実は無論俺の死であり、死んだ身ながら最後通告を付きつけられた事への空しい抵抗の表れだった。
「誠に申し上げにくいんですが、貴方様には一度転生して頂いて、また新たな命として人界に戻ってもらうしか方法がないのでございます」
横山さんもここはきちんと言わなければならないと思ったのか、まるで事前に何度も練習を重ねたかのようにはっきりと淀みなく言い切った。
「そうですか……分かりました」
俺は間をおかず返事を返した。
その俺の意外な反応に驚いたのか横山さんは少しの間ポカンとしていたが、我に戻ると急に目に涙を溜めて、凄まじく咽びながら俺への謝罪をひたすら繰り返した。
そしてその後は何故か迷惑を受けた側の俺が横山さんを宥め、なんとか正体を取り戻した横山さんに連れられて、転生待合室と書かれた扉の前に案内された。
「ご、御順番来たら、「ご、御順番来たら、お、お名前、お、お呼び、しますので、それま、でこちら、お、お待ちなって、下さい」
号泣の余韻で横山さんは声を詰まらせ、。
俺が了解すると、横山さんは赤く腫れた目で、俺のことをお、お名前、お、お呼び、しますので、それま、でこちら、お、お待ちなって、下さい」
かすれた声を詰まらせつつ、横山さんは軽く頭を下げた。
俺が了解すると、横山さんは赤く腫れた目で、俺のことをじっと見上げた。
234 :
名無し物書き@推敲中?:2009/09/07(月) 16:25:46
235 :
名無し物書き@推敲中?:2009/09/07(月) 17:00:25
>>234 電脳紙芝居で語り手が下手
あ、正義は孫でいいよw
236 :
234:2009/09/07(月) 17:09:16
>>235 こちらの言っていることを全て理解してから言ってる?
自分に理解できないから相手を批判してるだけでは?
こっちは哲学書読み漁ってるくらい哲学に詳しいんだが、
あんたは大衆小説しか読んでないのでは?
237 :
名無し物書き@推敲中?:2009/09/07(月) 17:20:06
238 :
名無し物書き@推敲中?:2009/09/07(月) 17:32:27
>>236-237 哲学書を読み漁り、理解したと思いこめば誰でも素晴らしい小説が書ける!
あなたの理論のなんと、底の浅いことか。聞く耳を持たない者にいう言葉は持たない。
勝手に去ればいい。誰も見ていない時にひっそりと。
239 :
名無し物書き@推敲中?:2009/09/07(月) 17:36:23
哲学板で宣伝してくればいいじゃない
241 :
名無し物書き@推敲中?:2009/09/07(月) 18:55:03
哲学君は、5年後にもう一度読み直せ。
その時にすべてがわかる。
242 :
名無し物書き@推敲中?:2009/09/07(月) 19:02:45
哲学は読んであたりまえ
>>234 理解されない哲学ほど空しいモノもないと思うのだが……
そこの小説サイトの感想、結構的を得ていること言っていると私は思うのだが……
それを素直に受け止められないと成長できないよ?
>>234は釣りで本人じゃなくね?
スーパ^クラゲはかなり前にボロクソ言われてた気がするんだが。
あんまり駄々こねるから、「あーはいはいもうそれでいいよ」みたいな空気になって最後にはスルーされてたな。
245 :
名無し物書き@推敲中?:2009/09/07(月) 20:20:32
お前等はスーパークラゲ以上の理論を書けないだろ
お前等の負け
>>234 この小説は歴史をマクロに見ると一切が空だと言いたいのかな?
優性種に譲る?(笑)
まず進化論を読みなさい。ロボット?人が作ったロボット?因みにロボットにとっての進化って人間に限りなく近づくことだって気付いてる?(笑)
正義を実行していったら人類は絶滅してしまった?
じゃあ悪を実行していったら人類は絶滅しないの?
(笑)弱肉強食?食物連鎖には光合成だけで生きていける生物はいないよ。
ヒント単細胞生物。
はいはい降参降参
愚鈍な俺にはわかんねーよ
改行もなっていないし。文章は回りくどい。
真面目に本を読んだことあるのか?
文の冒頭に主人公が本を五百冊読んだと書いてあるが、
もしそれが自分のことならもう一度読み返して、さらに一千冊読むことをオススメするよ。
自分の考えをただ垂れ流しに相手に叩き付けるより、
まずは自分自身が読者になって、読みやすさというモノを考えた方が良いよ。
読んでいて目が痛かった。
内容は、正直言うと、有ってないようなモノだった。
250 :
名無し物書き@推敲中?:2009/09/07(月) 22:51:58
お前等に書けない哲学の高さを持っているだろ
釣りだな。
哲学は高さだったんだ
1は何メートルぐらいなんだろう
そもそも500冊読んだことを誇ってる時点で中身を理解してないと解るよな。
哲学なんて勉強しても無駄だな
こんなとこで読んだ本の数を自慢するタネにしかならん
だいたい哲学なんかするやつは小説なんか書かないし読まない
255 :
名無し物書き@推敲中?:2009/09/08(火) 00:29:49
哲学で負けた言い訳を始めたなwお前等w
256 :
名無し物書き@推敲中?:2009/09/08(火) 00:34:04
おい、哲学君。スレ違いだ。場所をわきまえろ。
小説で哲学をやりたいなら実績をつくってからやれ。
おまえの哲学が本物なら、おまえにはできるだろ。
それができないのならおまえの哲学は空論ってことだ。
健闘を祈る。
あれ? これは負け・・・?
まだ何もしてないのに俺は負けてるのか。
凄いなお前。
>>254 パッと思いつくだけで
ツァラトゥストラはかく語りき、自由への道、失われた時を求めて、などが挙がるぞ。
哲学者はまた(潜在的に)優れた小説家でもあるものだが。
まあガチで哲学目指すような人間は、大衆に迎合した浅薄な文章なんぞ、いくらメシのためとはいえ好き好んで書きたくないわな。
259 :
名無し物書き@推敲中?:2009/09/08(火) 00:54:24
この国で哲学やりたいのなら、
東大出、京大出という学歴が必要だよ。
馬の骨が哲学を自称しても誰も信用せんだろ。
260 :
221:2009/09/08(火) 03:57:26
批評ありがとうございます
元々詩を書いていた人間なんで、確かに比喩が投げっぱなしすぎた気がします。
小説というより、実際にあったことを随筆として書いたのでまとまりには欠けていますね
とりあえず、皆さんに頂いた批評を元に、小説として書き直して見ます
261 :
名無し物書き@推敲中?:2009/09/08(火) 10:49:49
>>257 試しにやってみたら?w
お前の哲学を見せてくれよw
262 :
名無し物書き@推敲中?:2009/09/08(火) 16:40:55
257逃げたw
自分の作品を提示してみろよw
このスレってマジで変な奴湧くよな。
批評されるって状況に耐えかねるのか?
虚勢を張らないとプライド保てないの?
バカはカッカきて当然の趣旨なスレですから
これ位の評価は当然じゃね?
馴れ合いで褒めるよりは、断然良いと思うよ。
これなら僕でも攻撃できる!とばかりにかさにかかって酷評に加わる人らが馬鹿っぽくてもう
同じような評を何度も書くのはどうかと思うが、
そう言う輩を黙らせれる文章を書けるようになれば良いと思うよ。
日々精進!
>>234 最初のほうを読んで、途中を読んで、最後を読みました。
けっこう合っていると思いました。
最初に進化とか弱肉強食とかいう言葉を使って、生物学的な意味と違うぞと
読者を怒らせておいて、よく読めば独自の定義があるところなんてニクイですね。
偶像的なキャラが生物にも引きニートにも昼メロ不倫ドラマにも喩えられているの
も良かったです。
ただこの手法は1960年代のニューウェーブSF的であり、今どきはちょっと読まれ
ないと思います。ディッシュだのキャッチ22だのが読まれた時代とは違うんですよ。
269 :
名無し物書き@推敲中?:2009/09/08(火) 22:01:29
>>268 進化に独自の定義って?(笑)
弱肉強食にも?(笑)
凄いな〜本から知識を得る、理解するってのは万人が同じように受け取り、結論を得ると思ったけど、まさか進化に独自の定義を持つとはな〜。(笑)
チンパンジーがいつか言葉を喋ると思ってるのかな。
>>269 いや、原文を読めば分かるけど「草食系男子」「肉食系女子」ってあるだろ?
ああいうの。
干物系理系女子が女の武器を身につけるのが進化とか、楽しい言葉遊びじゃねぇか。
271 :
名無し物書き@推敲中?:2009/09/08(火) 22:49:10
>>270 いや、でも結論を見ると自然淘汰を認めない、スーパークラゲ正義が人間にとって救いになるとか説いてるけど既にそれは実現してる、現在の世界だろ。
これからも人間は上手く環境を調整して生きて行こうってこと。
それを成し遂げるのはスーパークラゲは正義だと呼んでいるのに、その正義が人類を滅ぼしたとしたら意味不明。
ていうか完全に進化論。(笑)
進化論で人類が滅びるのは、進化論=正義だから、正義が人類を滅ぼす?
だが『スーパークラゲの正義』だと滅びないってこと?
一生懸命働く、その人生で何回か正義を試される、そうやって同胞を助けていけば……何なのか?(笑)
つまり正義って何?(笑)
このままだと当たり前のように自然淘汰で滅びる人類がいる。当たり前。(笑)
分かった。滅びることを考えるなってことか。(笑)
末法思想はお引き取り下さいってことか。
因みに進化って、優しくなるのは進化じゃないよ。(笑)
道徳は社会を営んでいくための規範。
つまりスーパークラゲだと正義が人類を滅ぼしたのに、そのことについては完全に進化論で片付ける。
後に他の生物が続くみたいな。(笑)
だ・か・ら滅びないようにするのではなく、滅ぶまで人間の生活を続けようってことを伝えたい‥‥「うん、もうやってる」。(笑)
272 :
名無し物書き@推敲中?:2009/09/08(火) 22:59:56
ここは真面目に酷評するスレです
路線の逸れた口論はお止め下さい
次の方、どうぞ
もはや哲学と言うより、自分の考えを病的なまでに信じているのは宗教に近いな……
なんか、寒気覚えて、鳥肌たった。
自分の体験を、発散した文章です
「うっうっううううううう」
本当に、堪えきれないように隣で泣き出した女の人を見て私は驚いた。
いい歳して恥ずかしいのだが、姉と一緒に貯金をはたいて母の誕生日プレゼントを購入し、そのまま電車で実家に向かうところだった。
女性の横に1人分ほどの空きを見つけたので「ここいいですか」と断ってハイヒールの姉を座らせ、自分は立っている格好で一息ついて
しばらく後の出来事だ。
その女性は白髪が混じった髪を無造作に束ね、手はあかぎれで痛々しいほど荒れており、いかにも苦労していますといった風情だ。
嗚咽を堪えながら肩を震わせ、手を隠すかのように膝の上で揉みあわせている。
一体どうしたらいいのか、声を掛けるべきなのか迷って姉と目を合わせたが、お互い「気づかないフリ」とう親切に徹することにした。
そうこうしている内に下車駅が近づいて、私と姉は複雑な気持ちを抱えたまま電車を降りた。
「きっと苦労してるんやわー・・・・人生いろいろやから・・」
ああ可哀想、と悲劇っぽく(演技ではないが)感じ入ったようにつぶやく姉を見て気づいてしまった。
真っ白な手。バイトもしたことがないから。
茶色に染まって緩やかなカーブを描く髪。月に一度は美容院へ行くから。
ふわりと広がるワンピースで、両手にはプレゼントが入った百貨店やブランドの紙袋を提げている。
お金持ちではないが、困ってもいないという中流の見本だ。
しかし本人の気位が高いのと仕事の関係上、上流のような立ち居振る舞いや姿勢が板についている。
「すっごい手が荒れてたから、プレゼントに買ったハンドクリームあげようかと思ったわー」
姉が話し続けている。
やめてくれ。
あの女性が堪えられず涙をこぼしてしまった、その心情が今では胸に突き刺さるようで苦しくなった。
言ってみようとも思ったが、確信がもてなかったのと、お前は一生気づかないだろうなという少し意地悪な気持ちでやめておくことにした。
>>274 まぁ、発散しただけって感じだな。小説の文章としてはいろいろ問題
あるし、小説でないとしても、他人読ませる姿勢で書かれてない。
500冊って一年間で読むくらいの数字だよな。
特に学生なら。
277 :
名無し物書き@推敲中?:2009/09/09(水) 17:28:06
>>276 まあ、友達いない学生ならそれくらい読んでる奴もいるんじゃない?
なんの足しにもならんだろうけど
>>278 人によるだろ。というか、趣味で読んでいるなら、それだけで十分だと
思うけどな。他に理由もいらないだろうし。
そもそも、1日2冊いかないんだから、別に友人つきあいしてても読め
る量だしさ。
280 :
名無し物書き@推敲中?:2009/09/09(水) 18:10:50
人が一生で読むのが500冊ちょいだよ
282 :
名無し物書き@推敲中?:2009/09/09(水) 18:18:51
読書量気にするヤツって何なの?(笑)
283 :
名無し物書き@推敲中?:2009/09/09(水) 18:20:03
速読の一冊一分のうたい文句が本当ならば
八時間ちょっとでクリアできる量か
こんな文章力でも新聞記者になれるらしいな。
そこは秘境なのだという山奥の村に、街中の姿そのままのコンビニがある。なんてのは今更珍しい風景ではない。地方が個性を競い合う時代が来た。といっても街も村も、金太郎あめのように同じ顔をしている。
「マジ?」。と言った女性の顔を眺めながら心底思った。「ほんとに?」だったらどんなにかいいだろうに。ところがこの「マジ?」、津々浦々これまた金太郎あめのようにある。
そんな味気ない借り着でなくても、と思うのだ。地方固有の色をもっと大切にできないか。
福岡沖縄県人会会長で香蘭女子短大教授の西表宏さんの指摘がすっと腑(ふ)に落ちる。「なまりは土地の命の音色」
夜、酒場で、待望の地方に赴任することになった2年生記者を囲む。「火事場の薩摩弁はさっぱり分からん」と先輩記者が遠い日を振り返る。地域に入り込む関門にあるのも方言。その出会いが楽しい。 (横尾和)
=2009/09/09付 西日本新聞朝刊=
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/120641
>>285 なんだこれはあああああああああああああああ。
文章下手でもしかも、内容が陳腐で、にもかかわらず自意識過剰気味。
287 :
名無し物書き@推敲中?:2009/09/12(土) 11:05:32
>>285 限られた文字数の中で書くのだから、これぐらいが妥当なんじゃない?
J-CASTの記事よりちょっとマシ
290 :
堀江伸一 〒675-0033 79-16:2009/09/12(土) 12:23:40
アンモラル小説(これはフィクションです。実際にやったら即逮捕、まねしないように。)
L氏は特殊な副業を行っていることを除けば平凡なサラリーマンである。
あまりに平凡なのでL氏と呼ぶ。
朝には家族4人、妻と息子と娘といっしょに朝食を食べ、スーツに着替えたら、電車に揺られ、仕事場で9時間過ごす。
人づきあいも適当にこなせば会社の同僚とも適当に会話をする。
仕事が終わって、家に帰れば奥さんも子供はきちんとまっている。
何一つ変なところのないサラリーマンだ。
L氏は定期的に、散歩をする。
ただの散歩、これがL氏の副業であり彼はこれで月に数十万を稼ぐ。
それは仕事終わりの夜だったり、休日の昼間だったりする。
L氏は住宅街を歩き、時にビル街を歩き、時折公園で休憩をする。
散歩をしながらタバコを吸い、そして生物分解性のタバコの箱を特定の家に向かって投げ捨てる。
そしてまた住宅街を歩き、家の近所で犬の散歩をしている顔みしりとであっては、会話をしたり犬をなでたりする。
そうして家に帰ると、やれやれと今日の副業が終わったことにL氏は安心するのだ。
月末になるとたまに大金が振り込まれる。
それを確認してL氏はほくそ笑むのだった。
>>285 最後の文を
その出会いが楽しかった。
に変えて、感傷を楽しむ俺。
オチも何も無いですが、風景の描写が苦手だなと思ったので失礼します。
愛車で高速の入り口を示す緑色の看板の下を走り抜けた。
山間部を縫うように敷かれた道路は、木々を身近に感じさせる。
陽が沈みかけていることもあってか、山間の紅葉は燃えるような色をしていてことさらに目を引いた。
夕陽を背にした山の稜線は影で染まり、紅と黒のコントラストを生み出している。
眩しかったので目をそらすと、風景が網膜に刻まれたかのようで、視界が悪くなる。
閉めていた窓を少し開けた。
標高が高いせいか普段よりも冷涼に思える空気が、渦となって車内に流れ込む。
「さむぅ」
助手席で眠っていたはずの娘が起きていた。
「悪い起こしたか」
窓を閉めなおす。
「う、わぁ」
それで娘は窓の外に広がる風景に気付いたのか、幼い眼を輝かせた。
時折歓声まで上げていたのを見るに、どうやら気に入ったらしい。
「ねぇ、パパ、ここ、どこ?」
俺は具体的な地名を口にしたが、どうやら分からなかったらしく首を傾げていた。
目的地にはもう少しで着くよ、と付け足す。
しきりに頷くと、それで満足したのか娘は再び外の世界に没頭し始めた。
安全運転を心がけていたとはいえ、高速道路にしては遅すぎたかな、とメーターの示す速度を確認してからそう思った。
アクセルを踏んで少し加速させる。
娘が夕陽に飽きないうちに目的地を目指すことにした。
以上です、お願いします。
293 :
堀江伸一 〒675-0033 79-16:2009/09/12(土) 13:58:30
>290続き
そうして何十万を手に入れたL氏もお金はあまり使わない。
給料以上にお金を使えば、怪しまれるからだ。
怪しまれないからこそ新しい仕事が回ってくる。
彼の副業はそういう仕事だ。
さて入金を確認したL氏は家に帰る。
L氏は家に帰ると、大抵は自室で飼育している昆虫達の世話を始める。
逃げださないよう慎重に土を変え、土を天日に干したり温度管理の機器を設定し直したり餌を変えたりする。
卵を保管し、来年の分の瓶や飼育箱を用意する。
昆虫の背が伸び有望株の巨大クワガタの成長を見守る。
そんな時のL氏はとても平和で幸せそうだ。
子供を相手にしている時とはまた別種の幸せである。
彼も少しは贅沢をする。
昆虫の標本をネットで買うのが趣味でつつましやかに暮らしている。
蝶の標本はずらりと並べているくらいだ。
彼は棚に並べた標本を眺め、そして家族に副業がばれていないことをうれしく思う。
こうしてL氏は昆虫を飼育し、まだ小学生の息子相手にキャッチボールをしながら幸せな日々が流れていく。
294 :
堀江伸一 〒675-0033 79-16:2009/09/12(土) 14:21:32
>293の続き
L氏の副業には難しい仕事が回ってくることもある。
仕事先は古いおんぼろのオフィスビルに入っている小さな探偵会社。
再開発地域の対象だが、オーナーが立ち退きを拒否しているためとにかく安い賃料に引かれて入っている会社が多い。
目的の探偵社は安くても社会正義があるなら引き受ける、そんな会社だった。
副業のスポンサーが言うにはL氏の仕事に気が付き、見張りを出したこともあるという話らしい。
L氏は仕事を完了させるために一計を案じる。
本業の会社の営業として仕事場に行くことにした。
L氏にはその程度の裁量はある。
さて、営業となったL氏はビルに入り、探偵社の前に立つ。
ビルは小さく壁面に汚れが目立つ、ドアも簡素なものだった。
L氏はドアをノックする。
出迎えた探偵社の社員は、若い男だった。
明るい色のジャンパーを着ている。
探偵見習のK氏と名乗った彼は少し驚いていた。
L氏を直接見張るよう頼まれたのは彼だからだ、L氏にお金が流れているがこれは何か不正なことがあったのではないか。
警察から頼まれての調査だが十分な調査を行ったわけでもない。
L氏の回りにある不正な資金の流れについて決定的な証拠を見つけることも出来ていなかった。
結局その探偵社の社員はL氏を客として出迎えてくれる。
「悪魔というのはこうしてはいりこむものだろうか、平和で善良でなんの危険もないような顔をして入り込む?」
迎え入れられたL氏は、応接室の座席にゆったり座りながらそんなことを考える。
不審に視線をさまよわせず、これから悪事を働くなどと連想させもしない。
普通に営業をし、探偵業に役立ちますよと特殊な商品のパンフレットを渡し、雑談をして笑いをとりながら社内を見回す。
L氏は手慣れたものだ。
警戒していた相手も、子供や結婚の話題になると警戒を解き信頼してくれた。
結局L氏の副業というのはたいしたことではないのかもしれない。
探偵はそう考える。
その探偵見習はL氏のことを安心したらしい。
まだ若いということなのだろう、L氏はそう考える。
295 :
堀江伸一 〒675-0033 79-16:2009/09/12(土) 14:31:53
>294の続き
そうして探偵の警戒を解いたL氏はトイレに行くふりをして小さな袋を会社の部屋の隅に置いていく。
指紋がつかないようにハンカチで包んでいた袋にスポイトの水を入れる、袋の中の住人に向かって頑張ってくれよとつげる。
トイレから帰ったL氏は腕時計を時計を覗き、次の用がありますので探偵に別れを告げ、急ぎ足で外へ出ていく。
探偵社のドアを抜けるとほっとする。
こんな経験は初めてだった。
疑われながらの仕事、心拍数は確実に上がっていた。
自分に子供がいて、相手が結婚に興味を覚えいてよかった。
これがなければ、会話が不自然になっていただろう。
袋の中身はうまく働いてくれるだろうか?
今まで通り仮死状態にした毒虫や昆虫が異常増殖と興奮し攻撃的になる餌を混ぜたものだ。
餌と水は消費され毒虫は自然発生したものと見分けがつかない。
探偵社の社員は近いうちに毒虫に刺されるだろう。
こうしてL氏は今月の副業の一つを終えた。
終えたはずだった。
だが、一人の若い女性がそれを見ていた。
そして探偵社のビルから遠ざかって一息ついていたL氏に向かってこう語る。
「貴方が袋を置くのを見てましたよ、でも警察には言いません」
この女性の一言がL氏にかかわる長い物語の初まりとなる。
>>290 なっげーよ
>>2「■投稿する人へ」の項を読め
これで終わりなのか連投規制にでもかかってるのかしらんけど、
トリックを予感させるような導入部なわりにヒネリも何も無くて拍子抜けする
>>292 抱えてる問題は風景描写に限ったもんでもなさそうだな
時間の流れとそれにともなう事象の変化、つまり話の流れってやつを
説明する部分のテクニックがガタガタだ
たとえば最初の2行
この書き方だと、主人公(以下俺)は入り口を通過したばかりのところであって、
山間部を縫うような道路は遠景として見えているものととられてしまう
だから3行目の「ことさら目を引いた」ってとこにもスジがつながらない
俺はまだ「入り口を抜け」ることしかしてないので、4行目の「眩しかったので」が
唐突すぎて、えっ、何が?となってしまう
さむぅのあとの「起きていた」は何故「すでに起きていた」の形なのか、目を覚ましたと
するほうが自然だろうと思わされるもののここがギリギリ許容できるが、そのあとの
「歓声まで上げていた」で完全に破綻する
いっぺんに時間がジャンプして俺が回想をしてしまっている格好だ
直後の「首をかしげていた」のところもそうだ
全部がまともにつながれば、及第な出来にはなるはず
>>297 ありがとうございます。
自分でも感じていた違和感に気付きました。
言われたことを踏まえて推敲したものをもう一度載せてみます。
愛車で高速の入り口を示す緑色の看板の下を走り抜ける。
五分ほど走ると、視界が開けた。
陽が沈みかけていることもあってか、すぐ横に見える山間の紅葉は、燃えるような色をしていて目を引いた。
事故を起こしてはいけない、と正面に向き直った。
そのまま直線から右に曲がる緩やかなカーブにさしかかる。
カーブを抜けると、大きな夕陽が真正面に見えた。
その手前には大きな山があり、夕陽の紅と影の黒とでコントラストを生み出している。
陽光が眩しかったので視線を下にそらすと、風景が網膜に刻まれたかのようで、視界が悪くなった。
なんとなく車の窓を少し開けてみた。
標高が高いせいか普段よりも冷涼に思える空気が、渦となって車内に流れ込む。
「さむぅ」
助手席で眠っていたはずの娘が起きてしまったようだった。
「悪い、起こしたか」
窓を閉めなおす。
「うぅん」
聞いていないのか背を伸ばす。
それで娘は窓の外に広がる風景に気付いたのか、幼い眼を輝かせた。
どうやら気に入ったらしい。
「ねぇ、パパ、ここ、どこ?」
俺は具体的な地名を口にしたが、思い至らなかったらしく、娘は首を傾げた。
目的地にはもう少しで着くってことだ、と付け足す。
それを聞いてしきりに頷くと満足したのか、娘は再び外の世界に没頭し始めた。
安全運転を心がけていたとはいえ、高速道路にしては遅すぎたかな、とメーターの示す速度を確認してからそう思った。
アクセルを踏んで少し加速させる。
娘が夕陽に飽きないうちに目的地を目指すことにした。
299 :
sina:2009/09/12(土) 16:39:47
>297
やはり、手厳しい。
いやだからこその批評板。
スレルール無視はごめん、気付いてなかった。
次来るときは、リンク先にまとめて書いとく。
トリックいいですね、ドラマはちょっとばかばかしくて好きでした。
導入、それは一番難易度の高い問題。
実は短編にしようかと思ったのですが、書いてる途中でこれ長編でいけない?
ということになって、無理やり結末を変えてみたのです。
やはり最後の部分とか弱いかなあって自分でも感じてまして。
短編だとL氏が昆虫を飼っているというシーンを最後に持ってきて、
読者に想像させるとか、そんな予定でした?
うーん、題材自体はいいとか?
道は二つですね。
1 L氏の行動を物語最大の謎にして推理物のOPに転用、探偵がL氏のトリックを見破ったところで物語途中でL氏の飼っていた毒虫が盗まれる、
2 もう少しひねったエピソードを入れて面白くならないか試すか?
その二つを考えています。
わたしじゃまだプロとか雲の上なので日々精進です。
>>299 題材もダメ。
トリックは、相手の予想を上回る事実で読者を驚かせなければならないのよ。
「昆虫が異常増殖と興奮し攻撃的になる餌」だなんて、白土三平の忍者漫画か
ガッチャマンに出てくるレベルの昭和アナクロ表現だよ。
「攻撃的」って具体的にどの昆虫のどの習性のことよ?
現在の昆虫学がどこまで進んでいて、どこまで技術が実現されているかを
ちゃんと調べたか? 分からなければベクター・ケースファイルあたりでいいから
読んで雰囲気を感じてこい。
もしくは金が儲かる?闇の副業について、ネットにだって題材がたくさん転がって
いるんだからUGMとかウォークマン体験日記とか、
面白いネタを現実から探してこいよ。
301 :
ぶもぶりお:2009/09/13(日) 02:55:52
先輩諸兄!以下課題に対して私が書いた文章を、愛のある往復ビンタで酷評願います。
★「コンビニ前の駐車場での、高校生同士の殴りあい」という1シーンを、
渦中の高校生の一人称と、コンビニ店員の一人称でかき分けてみる★
<渦中の高校生1人称>
“なんでなんで、なんでいつもお前はそうやって俺にこだわるんだよ。確かに俺はうそついたよ。「期末試験の勉強?してないしてない」と言いながら、
出口ひろしの現代文読解実況中継やらを買いこんで、こないだの期末に備えていたことは認め、、、、いっったいなあ、おま、けいさつよ、やめ・・・・、
いた!だから、落ち着けってよう!・・・・ごめん、痛かった?だいじょう・・・あ、
また殴りやがったな、みろよ。血がとまらねえじゃねえかよ。
期末の現代文、1点100円で賭けて、お前が55点で俺が83点だから、つまり、3300円の賭金を、配当を、返せというお前の主張はさあ、
お前罪刑法定主義って知ってる?うるせえじゃねえよ、なぐんなっつうの。!!・・・ぶつけ、おま、これ誰の外車だよ。あ〜、ミラー折れてますねえこれは。
警察よんだからな、今。俺は携帯アドレス帳の「あ」らんの一番最初に110番って登録してあんだよ。輩に絡まれた時、すぐに通報できるようにな!!
ルールブックには予め何がルールか書いとかんといかんのだよ。
こないだテスト前に取り決めたときに、「お互い一切勉強しないでテスト受ける」っていう前提条件はなかったじゃ・・・痛・・・・・腹・・・・・・・・。“
302 :
ぶもぶりお:2009/09/13(日) 02:57:53
<コンビニの店員 一人称>
高梨君さあ・・・俺が言うから間違いないよ、こんな仕事くそだよ、くそ。高校から早稲田学院行った俺がさあ、実の親父がが酒屋潰して作ったの「AMPM」で毎日レジ立ってさ、くそ。
俺さあ、ここのコンビニ更地にしちゃって、フェラーリ買って、駐車場にしちゃおうと思うんだ。で、金とるの。フェラーリ好きの人って居るじゃん、実際。
こんな埼玉でも、町医者とかさ。売れるってば、絶対。
司法試験の受けなおしがどうなったかって・・・・・あ、え、それ話したっけ?じゃあ、イタリアにトスカーナ料理の修行に行く話も、はなしたんだったよなあ?
あ、そうか、その話高梨くんにしたんだっけか・・・・。
じゃあ、司法試験の勉強はイタリアでするかあ・・・・。ん〜〜、つうかフェラーリをここに置きっぱなしじゃ心配だもんなあ・・・・は、?駐車場で 殴り合い、って、うちの?
ああ、ほっときゃいいんだよ。向かいの弁護士んとこの総一だよ、よく来るじゃんうまい棒買いに。あいついじめられっこだからさ。でも殴ってる相手も高校生の餓鬼だな所詮。みてみ、基本がなってねえよ、
あいつあれでもボクサー殴りのつもりかね。あ!そうだ・・・高梨君!ほら、あのミットとグローブもってきてみ。こないだうち辞めた俊ちゃんがさ、このミットとグローブ置いてったんだよ。
あいつえらいよな、ここの床掃除やりながら、金城さんとこのジム通って今や日本チャンピオンだもんな。・・・・ほっとけって、高校生のガキだろ?ポリ来たって、しらねえ、。
ほっとけってば!いいか、高梨君・・・ジャブて言うのはこう、斜に構えて・・・ミットもっと上に構えて、もと上!シュッ・・・!と、こう。う〜んおれやっぱ、俊ちゃんも言ってたけど
俺ってボクシングの才能ありながら、イタリア言ってもしょうがねえよなあ。でもスタローンのロッキーもイタリア移民だし、イタリアでボクシングやるのもいいかもな。
303 :
ぶもぶりお:2009/09/13(日) 02:58:55
(続き)あ、親父おかえり。・・・けんか?外で?いいよ、ほっといて・・・。アウディ、駐車場だよ?・・・はあ?
ぶつかっただああ!?・・・の、やろう!!!!!!!!!!!!
・・・高梨、ミット入ってた箱にメリケンサックあったろ・・・・・貸して。
304 :
ぶもぶりお:2009/09/13(日) 03:10:04
すいません 303で終わりです 酷評お願いします。
305 :
堀江伸一 〒675-0033 79-16:2009/09/13(日) 15:37:37
>300
ありがとう。
評価がもらえるというのが一番うれしいなあ。
使い方次第だよね。
そういえば毒虫や毒のある生き物を使うというのは、ミステリーでは定番ですね。
アイディア自体はオーソドックスなので、きちんと調べる。
そこが大事なんですね。
306 :
名無し物書き@推敲中?:2009/09/15(火) 14:42:46
L氏の話っていかにもご近所にいそうじゃない?
ホラーとして丁寧に作りなおせば子供向けとして結構いけそうな感じしない?
見ると、いつのまにか、ちずるが持つ四角い袋は、端が切られ中身が開けてあった。
耕太は音速の速さで下を向く。
ちずるのしなやかな指で握られていた、それは――。
蒸着完了。
「いつのまに!?」
「ついさっき」
ちずるがつかんだまま、耕太を抱きしめんとしてくる。
マズイ。これで捕まえられたら、まちがいなく最後まで・・・ダメ!
ぼく、ダメ人間になっちゃう!ダメ、ぜったい!おのれの身を守るためには?
そう、攻撃こそが、最大の防御なり!耕太はちずるの胸を両側から揉み上げた。
「ひゃんっ!?」
間髪入れず、耕太は唇を寄せた。
口でかぷこん。舌でなむこ。ああ、ちずるのさきっちょが、どんどんすくえあえにっくす。
ばんだーい、ばんだーい。おおっと、舌は休めず、なむこ、なむこ、なむこっと。
「こ・・・・・・耕太くん・・・・・・」
ちずるがぴくぴくが身体を震わしだした。
やはり、ちずるは攻められるのに、弱い。
308 :
名無し物書き@推敲中?:2009/09/15(火) 20:34:52
>>307 なんか、見た事のある文章だな。いや、確実にある。
ばんだーい、なむこっとって。ああ、アレか。
自分で考えた文章でお願いしますぜ。
いきなり、文章の断片を持ってこられても、困る。
彼女が座っている椅子の周りを数人の女子グループが取り囲んでいる。
その間に流れている空気は友達同士の親しい雰囲気などではなく、悪意が満ちた異様な雰囲気だった。
「おい、今日の授業寝てただろ」
取り囲んでいた女子の一人がイラつかせた口調で彼女にそう言った。
「うん」
彼女はその女子の方に顔を向けることもなく、淡々とした口調で返答する。
無表情だった。
「うん、じゃねぇーだろ!てめぇ、授業は真面目に受けるもんだろうがっ!!!」
その女子はそう言いながら、いきなり彼女の襟を掴み、そのまま持ち上げた。
「わかってんのか!?犯罪者!!」
無表情の彼女とは裏腹に、その女子の形相は怒りで歪んでいた。
犯罪者、とは彼女の事だ。
「ごめん」
と言った彼女の顔は変わらず無表情で、
「・・・・はぁ」
その女子−奈々美は彼女から手を離したかと思うと、勢いよく拳を彼女の頬に打ち付けた。
バチン!
顔面を激しく殴打されて彼女は床に倒れた。
その姿を見て菜々美は侮蔑の表情を浮かべる。
「言ってもわからないバカは身体でわからせるのが手っ取り早いんだよね〜」
「・・・」
何も言わず、ただ無表情の顔を床に向けるだけの彼女。
奈々美は舌打ちをして取り巻きの連中と共に教室を出ていった。
>>309 短い文章は小説とは言わないと思うんだけど、あえて評価をするなら、
まず、オチが「はあ、そうですか」って感じ。
激しいバイオレンスが起きる訳でも、逆にやり返す訳でもなく、
助けが来る訳でもなく……。
>>309 私の感想。「悪意が満ちた」「イラつかせた」「怒りで」といった画一的な感情を表す言葉を
多用しすぎているように感じた。そこを写実や行動で表すのが大事では?
>>309 登場人物は殴られる「彼女」と殴る「奈々美」と、女子グループだよね。
こういう場合、先に「彼女」には名前をつけておく。場面の登場人物の優位性を考えると
彼女>奈々美でしょう。優位性を確定させるためには主人公が少女Aであってはならない。
それとも、奈々美が主人公の話なの? だとしたら、もう少し文章を奈々美寄りに書く。
一読した限りでは、少女が不良少女たちに理不尽ないじめに遭っているようにしか読めない。
最初の二行は不要。全体的に地の文が感情的で若い。書きなれていない感じがするから
もう少したくさん書こう。
>>310 >>311 >>312 的確な指摘、ありがとうございます。
おっしゃり通り、初めて小説を書こうと思い書いた文です(笑)
こんな短い文でも四苦八苦して書きました。
これからもっと書いて練習していきたいと思います。
虚心坦懐に、往復ビンタ食らうつもりで書きこみました。
本スレ先輩諸兄、どうか愛のないビンタを301〜303の文章に
お願い申しあげます。
ちなみにこれは島田雅彦の「小説作法ABC」にあった課題のひとつです。
これまで書くことを躊躇してきましたが、
あと2年以内に小説を10本世に問おう、
と決めて31歳の手習いを始めました。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
>>314 私の感想。
この文章、課題があるのに「高校生同士の殴りあい」を描写しよう、という意図は全くないですよね。
なんていうか、両方とも思考のめまぐるしさや回転を描いてリアリティを出そうとしているように
感じました。ただ、状況に殴りあいがあるだけ。
こういう文章なら、内容がおもしろいか、社会に対する切口があるとか、それなりの魅力がないと
読めません。残念ながら、司法試験も罪刑法定主義も「あ」欄に110番も面白くない。
リアリティという点も、それを狙ってるのはわかるのに、かえって現実的でない内容のような
気がします。読んでいて、「あるあるw」って気がしない。
だいたい殴られているときに、こんなこと考えませんよ。殴られたことあるけど、なにかひとつ
思い出そうとしていることが思い出せない、とか、殴られているのに周りの人に対して恥ずかしい、
みたいな思考の流れはあるけど。
>>314 >あ〜、ミラー折れてますねえこれは。
>書いとかんといかんのだよ。
殴り合いの最中にこの口調はあり得ないし、文章の流れが失速する。
コンビニ店員の、他者への想像力が枯渇した感じはかなりいいと思います。
>>314 投下慣れしてないのかな? 1行が長くて読みづらい。
俺みたいに、単純に画面から文章が読みづらいという理由で、内容を確認せずに
スルーする人もいる(はず)。なので今後も評価感想スレに投下するつもりならば
まずは、画面上で読みやすいかどうかを意識して欲しい。
ということで文章の批評は出来ない。
319 :
名無し物書き@推敲中?:2009/09/18(金) 20:08:07
小説って誤字脱字、表現のあやまり、文法的ミス以外は、酷評される筋合いはないだろ。小説は自由な表現方法なわけだし。
絵描きの描く絵に、なにをダメだしするんだろう、って話ですよ。
くだらんチェックシートなんかで、受験の科目の採点でもするような出版社が存在するみたいだが、糞だね。
320 :
名無し物書き@推敲中?:2009/09/18(金) 20:20:04
おまえは小学生の描いた絵と画家の描いた絵の区別がつかないのか?
小学生の描いた絵にダメ出しをすることで、その小学生も上手くなっていくだろう。
おまえは、そっち。
321 :
名無し物書き@推敲中?:2009/09/18(金) 20:25:24
微妙な返しだな
小学生の絵にも芸術性はあるのに
「芸術性はある」
「このトレンディードラマを見てください」 「芸術性がある」
「このこどもの描いた絵を見てください」 「芸術性がある」
「この道ばたに落ちた石を見てください」 「芸術性がある」
「この鏡の中をのぞいて見てください」 「芸術性がある」
「酷評」も批判にさらされて酷評の対象になることを否定できない。
だから、内容はともかくあなたが批評すること自体は受け入れる。
酷評自体が自由な表現方法だとしても。
324 :
名無し物書き@推敲中?:2009/09/18(金) 20:45:14
小説も商品だから、あんまりへたすぎても読者がつかないから、最低限の体裁は整えましょう。
そういうこと。
327 :
名無し物書き@推敲中?:2009/09/18(金) 20:53:42
↑気取り屋さん
別館に誘導されてぐぅのねも出せなくなった馬鹿ワロスw
329 :
名無し物書き@推敲中?:2009/09/18(金) 22:00:37
小説って誤字脱字、表現のあやまり、文法的ミス以外は、酷評される筋合いはないだろ。小説は自由な表現方法なわけだし。
絵描きの描く絵に、なにをダメだしするんだろう、って話ですよ。
くだらんチェックシートなんかで、受験の科目の採点でもするような出版社が存在するみたいだが、糞だね。
出版する気がないなら何をどんなふうに書こうが自由だよね
331 :
名無し物書き@推敲中?:2009/09/18(金) 22:18:13
うん。
読んでくれ、感想をくれ、とか言われるとつらいけどね。
自由を認めてあげてもいいと思うよ。
332 :
名無し物書き@推敲中?:2009/09/19(土) 01:35:20
>>329 そう思う人は、投稿しないでくださいね。
心からのお願い。
>>329 おまえの考えを聞かされても困る。
テンプレ嫁。
334 :
名無し物書き@推敲中?:2009/09/19(土) 10:42:35
ともかく小説って、なにを書いてもOKだろ?
小説というより、なにか物を言うという事をある程度憲法が保障しているんだ。
だが口は災いの元と言うからな。
336 :
名無し物書き@推敲中?:2009/09/19(土) 11:44:44
>.336
冒頭からさようならとは是如何に
338 :
名無し物書き@推敲中?:2009/09/20(日) 16:39:22
おれはhanae*ちゃんの小学生日記読んで作家あきらめたよ
ここは諦めた奴が来る所じゃないって。
大人の作品でも編集者の手は入りますよ
もちろん子供の作品でも
知能指数の高めの子だというのはわかる。
それから、両親の教育の仕方がよかったのだろうと思う。
小説は、書こうと思ったら幾つでも書ける。昔中二くらいの子の
BL小説を読んだことがあったが、その文章力の水準の高さに
驚嘆した思い出がある。
自分も、少しモチベーションが上がった。
また何か書いてみようかな。
343 :
名無し物書き@推敲中?:2009/09/20(日) 20:06:37
短文ですが、よろしくお願いします。
*****
外の柿の木に、モズが来ている。
先生が亡くなったことを知ったのは、今から三年前のこんないい天気の日だった。
太陽がきらきらと輝き、風が僅かに冷たくなり、蝉の屍骸が路上に転がった、そんな秋の日の朝。
携帯の着信音が鳴って、私は七コール目で出た。聞き取りづらい声で、「安田襟子さんですね、十和田です」と
初老の女性が言った。
トオワダ。私はしばらく考えて、あ、先生……、と、声を上げた。
十和田です、ともう一度言うと、彼女は先生の死を告げた。
その時窓から見えたモズが、キキキッと鋭く鳴いて飛び去ったのを、私はぼんやりと覚えている。
344 :
名無し物書き@推敲中?:2009/09/20(日) 20:18:55
今北。まだ序盤までしかかけていないのですがお願いします……。
自分の中で何かが崩れ、世界の何かが変わった瞬間。十二年前の九月、ニューヨーク、
マンハッタンのオフィス街には濛々と黒煙を噴き上げる巨大な二棟の煙突を夢見心地で見上げる群衆で溢れていた。
九月にもかかわらず、マンハッタンには雪が降って――そう錯覚してしまうほどの紙片が上空からちらほらと舞い降り、
黒いアスファルトを雪が積もったように侵食していた。
誰もが信じられないといった様子で見上げるなか、地上四一七メートルもの巨大な鉄筋コンクリートの建造物は、
粉塵と爆煙を噴出しながら瓦解していった。その瞬間、必至で階段を下りていた数千人のビルの居住者や警察、
消防関係者は突然の死に巻き込まれた。
その光景はもはや現実のものとは思えず、当時ブラウン管を介してリアルタイムでその一部始終を見届けていた者達には
映画、あるいはCGを駆使して精巧に作られた映像に見えていたはずだ。
経済大国の象徴が攻撃された瞬間を、言わば『歴史の目撃者』になったその瞬間にわきあがった感情は、衝撃というよりか、
ついに起こってしまったというほうが大きかった。決して自分たちに関係の無い話ではないのに対岸の火事と受け止めてしまう
日本人の神経はやはりマイペース、言葉を悪くすれば壊死しているのだろう。事実、あの画面を見ながら、あのテロと自分たちを
結び付けて考えていた者は何人いただろうか。
巨大な質量を持つ高層建築が砂の滝よろしく忽然と姿を消すまでわずか数秒。大国の象徴であった摩天楼は瓦礫と黒煙で覆われ、
その後の様子を窺うこともままならなかった。
>>343 何の工夫も見られない。草木だの動物だのを書くだけでは「文学らしく」はなりません。
「鳥が飛んでいったからこの部分は寂しい感じが出ているんです」と単純にはいきません。
短くあらわせる面白さを思いついたから短く書いたのではなく、長く書けないから短く書いただけですね。
まだスタート地点にすら立てていないようです。
>>344 描写の順序が散漫で筋が見えてきません。
その中で同じような意味のことを何度もくどくどと書いていて
なんとも贅肉の多い文章になっています。
客の前に贅肉を並べ立ててしまうと、ああ、この人は贅肉が美味いものだと
思っているのか、と見下げられてしまいます。
事実そうなら考えをあらためましょう。
>>343 >>344 短編だと厳しいけど、長編の一部ならすらっと読めていいかと思いました。
細かいけど、
>.343
>初老の女性が言った
電話なのに初老ってわかったところを詰めたほうが。
>あ、先生……、と、声を上げた
声を漏らしたor呟いた のほうが音量に合う気が。
>>344 >マンハッタンのオフィス街には…群衆で「溢れていた」
ワールドトレードセンター付近だと高層ビルから眺めた人が多いと思う。
ウォール街を指しているのなら、テレビで見て慌てて通りに出た的な表現のほうが。
(濛々とした煙を感じるほどの距離ではないから。)
現実のことを書くなら、わからないところは書かないか徹底的に調べたほうがいいようにオモタ
348 :
名無し物書き@推敲中?:2009/09/20(日) 22:35:36
>>344 気持ちの入った説明文としては合格だが、小説の文章としては
手垢のついた表現のパッチワークだ。
同じ情景描写でも、借り物の表現ではなく、独自の表現で
描く工夫をすればもっとよくなるはず。
>>343 映像作品でで見るような描写だからって、映っているものをそのまま文字にすればいいってわけじゃない。
あと、この2文。
>〜こんないい天気の日だった。
>太陽がきらきらと輝き、風が僅かに冷たくなり、蝉の屍骸が路上に転がった、そんな秋の日の朝。
「良い天気」で「太陽がきらきら」は理解できる。
だけど、「蝉の死骸が路上に転がった」なんてマイナスイメージの意味を持たせる文を、「良い天気の日」を説明している文の中に置くのは間違い。
どうしても「蝉の死骸〜」が使いたかったら、
「良い天気”なのに(だけれど、)”道端に転がった蝉の死骸を見て〜」
みたいに適切な接続詞を入れる必要がある。
>>344 >九月にもかかわらず、マンハッタンには雪が降って――そう錯覚してしまうほどの紙片が上空からちらほらと舞い降り、
>黒いアスファルトを雪が積もったように侵食していた。
同じ事柄の比喩を何度も使うのは抵抗がある。
「そう(雪と)錯覚してしまうほどの」と書いたのなら「雪が積もったように」とは書かず別な比喩表現を使った方が良いかもしれない。
「夢見心地で見上げる群衆で溢れていた」「誰もが信じられないといった様子で見上げるなか」
この二つが微妙に噛み合ってないように思える。
「夢見心地」は肯定的って言うのかな、良い意味に使うよね? でもこの文章の「信じられない」は良くない意味で「信じられない」んだよね?
この「夢見心地」ってこの作品だとどういう意味で使ってるの?
>映画、あるいはCGを駆使して精巧に作られた映像に見えていたはずだ。
「A、あるいはB」って表現を使いたかっただけなのかな?
「フィクションに見えた」って意味で使うなら、「映画」と「CGを駆使して精巧に作られた映像」の関係は同じ類に含まれちゃわない?
そういうときにこの表現は不適切だと思うんだけど。「あるいは」は or って意味なんだから。
正直、「CGを駆使して精巧に作られた映像に見えていたはずだ。」だけで十分だと思うよ。
>>344 >経済大国の象徴が攻撃された瞬間を、言わば『歴史の目撃者』になったその瞬間にわきあがった感情は、衝撃というよりか、ついに起こってしまったというほうが大きかった。
ちょっと捻れすぎだな。この文章は。主語がなんなのか、分かり難い。
>決して自分たちに関係の無い話ではないのに対岸の火事と受け止めてしまう。
むしろ、即座に結びつけるのも如何なものかとおもうよ。アレはアメリカのグローバリズムが招いた事だし。
>日本人の神経はやはりマイペース、言葉を悪くすれば壊死しているのだろう。
神経がマイペースっておかしな言葉だな。神経が鈍いくらいで良いんじゃないの?
そして、壊死ってw何故、そこまで言われないといかんのだw日本とイスラム社会にあまり深い関わりはないし。
>事実、あの画面を見ながら、あのテロと自分たちを結び付けて考えていた者は何人いただろうか。
TV画面見たくらいじゃあ、アメリカ人だって一緒でしょ。
>巨大な質量を持つ高層建築が砂の滝よろしく忽然と姿を消すまでわずか数秒。
滝よろしくというが、滝は消えたりはしない。高層建築「物」じゃないの?質量が巨大である事を示す必要を感じない。
>大国の象徴であった摩天楼は瓦礫と黒煙で覆われ、
瓦礫と化したはずでしょ?なのに、覆われてどうするんだ?
>その後の様子を窺うこともままならなかった。
それは、貴方もマイペースな日本人同様、単なる一視聴者に過ぎないからです。
そこにいる者はその後の様子を知っているはずです。
総評
・テロに関してその背景にある物などの知識を感じ取れない。
・なのに、上から目線は無いと思う。
・文章的にくどく、正確さよりも、格好良さを重視した感が否めない。
別スレで書こうとした物なのですが、お願いします。
ぶどう組の一日は“沙弥子先生”の笑顔から始まる。
「みんな、おはよう。」
新米時代はたどたどしくて見ていられなかったけど、今思えば私も似たようなものだった気がする。
健二くんも春香ちゃんも愉しそうね。
また可奈ちゃんと哲くんは喧嘩…元気がある証拠か。
窓の方に目を遣ると、もうすっかり景色は秋だった。
子供達の服も長袖に変わり、夏よりはゆったりした気候で涼やかな風。
…なのに憂鬱になるのはどうしてかしら。
「何ため息ついてるんすか。」
屈託なく話し掛ける彼も新米から成長した一人。
「おはよ。来月の運動会のことを考えていただけ。」
笑って向かいの椅子に座り
「成海先生は嘘、下手っすね。あ、そうそう運動会ですけど…」
軽口を叩く辺りも成長、か。
沙弥子は鈴くんと聡くんの取っ組み合いにオロオロ手を焼いている。またあの二人構って欲しくて喧嘩して。だから怒られて嬉しそうなんだわ。
「…成海先生?」
視線を、戻す
「ああ、ごめん。お面用の画用紙か。用意した方がいいわね。予備含めて40枚、取ってくるわ。」
微笑んで廊下へ。
エプロンのポケットの中身を手で確認して洗面所へ向かう。水無しで飲める錠剤を口に入れ、個室で自分の腕を抱き締めた。
外では平和な喧騒が絶えず流れてる。
ゆっくり指を解き、深呼吸をし、化粧を直した後廊下へ。
――まだ大丈夫。
ポケットに入った柔らかい四角形を確かめ、平和の中に足を進めた。表面の文字を指で準る。
…沙弥子のピアノが聞こえる。
353 :
352:2009/09/21(月) 02:20:30
>>352です
エプロンのポケットの中身が何か伝わるか、
成海の動揺を文章で表しきれているか、が一番気になっています。
他にも問題点があれば指摘して頂きたいです
宜しくお願い致します
>>352 ポケットの中身はまるで伝わってこない。
動揺を表せてるかについては、この人物は何かしらの身体的苦痛を
抱えているのだろうか、という程度。
ついでに言うならどこからぶどう組の様子を観察しているのかがどこにも書かれていない。
目指すところに技術が全然おっついてないな。格好つけよう、直接書かないようにしよう、という
意識だけで頭が一杯になってる感じ。寒〜い。
355 :
名無し物書き@推敲中?:2009/09/21(月) 08:44:32
>>352 気になってる点に関する答えは
>>354の通りだと思う。
しかし、文章は自分のものになっていて、リズムもあって読みやすい。
ただ、書きなれてるが故のマイナスもある。簡潔な表現の収まりが悪い。
まあ、多面的重層的描写はここの他の者よりセンスがあるし、
読むのに疲れないので内容で引っ張れば十分いけるかも。
>>352 >ぶどう組の一日は“沙弥子先生”の笑顔から始まる。
> 「みんな、おはよう。」
> 新米時代は〜
>
>〜元気がある証拠か。
出だし3行でもう失敗してる。理由は、「3人称視点と1人称視点の混在」、「主語の欠如」、「状況描写の欠如」。
「ぶどう組〜」は3人称視点。「新米時代は〜」は1人称視点。
「みんな、おはよう。」は一体誰のセリフ?
「新米時代は〜」とは、"どのような状況"に対しての"誰の"思考?
「…」は「……」とするべき。このスレのテンプレにも書いてある。
>>352さんは基本的な文章作法の知識が無いのだと思う。
内容をどうこう言うのは人が理解しやすい文章を書けるようになってからですね。
ネット上にはそういった知識を載せているサイトがいくつもありますよ。
358 :
352:2009/09/21(月) 11:14:37
有難うございます!
>>354-356で頂いた指摘を参考に書き直しをしてきましたので、またご意見頂ければ嬉しいです。
>>357別スレもあるのですね。そちらもゆっくり見てみます。
大分長くなってしまったのですがお願いします。
説明的になりすぎていないでしょうか。
「みんな、おはよう。」
『ぶどう組の一日は沙弥子先生の笑顔から始まる』こんな表現が嫌味でない程自然な笑みで、沙弥子が朝の挨拶をしていて。
センセーおはよー、なんて言いながら園児たちが嬉しそうに駆け寄ってゆく。何時もの光景。
新米時代はたどたどしくて見ていられなかったけど、今思えば私も以前は似たようなものだった気がする。
仕事であれば誰だって慣れるまでは緊張するもの。子供が好きで、責任感があれば尚のこと。
職員待機用のこの部屋は、大概の保育園がそうであるように窓の大きな造りになっていて、調度向かいのぶどう組や、その間にある校庭がよく見える。
今は受け持ちではなく各クラスの補佐に回っていることもあり、窓際のこの席からぶどう組を眺めるのが朝の日課になっていた。
健二くんも春香ちゃんも愉しそうね。また可奈ちゃんと哲くんは喧嘩……元気がある証拠か。
ふと子供達一人一人に向けた視線を全体に移すと、もう景色はすっかり秋だった。
園児の服は大低が長袖に変わり、夏よりはゆったりした気候で涼やかな風。
……憂鬱には程遠い風景に違いない。
359 :
352:2009/09/21(月) 11:18:35
>>358続き
「何ため息ついてるんすか。」
声を掛けられて目を上げる。
屈託なく話し掛ける彼も新米から成長した一人。
沙弥子とは同期で優等生の夏木くん。
今でこそ自然に話し掛けてくれるが、園に来た当初はソツの無さが逆に職員から敬遠される素因となり、相当に苦労していた。
「おはよ。来月の運動会のことを考えていただけ。」
溜息をついたつもりはなかったのでふて腐れたポーズを取って応答すると、
「成海先生は嘘、下手っすね。あ、そうそう運動会ですけど…」
ごく自然に笑った後、テキパキと仕事の話しもする。
軽口を叩くようになった辺りが彼の一番の成長かもしれない。
沙弥子は鈴くんと聡くんの取っ組み合いにオロオロ手を焼いている。
またあの二人構って欲しくて喧嘩して。だから怒られて嬉しそうなんだわ。
「……成海先生?」
呼ばれて視線を、戻す。
「ああ、ごめん。お面用の画用紙か。用意した方がいいわね。予備含めて40枚、取ってくるわ。」
何時も通りに笑んで廊下へ足を進める。
――肋骨の辺りに流れるのを感じる、冷たい汗。
360 :
352:2009/09/21(月) 11:20:14
>>359続き
エプロンのポケットの中身を手で確認して洗面所へ。
鏡を見る。何時も通りの顔。何時も通りの。変わりないわ。
水無しで飲める錠剤を口に入れ個室に入ると、自分の腕を抱き締めた。
どんな薬でもいい。この頭痛薬だって、平静の為の切替スイッチにはなり得る。
外では平和な喧騒が絶えず流れてる。
呼吸を整え、一本ずつゆっくりと指を剥がし、化粧を直した。
……まだ、大丈夫。
ポケットに入った柔らかい布の四角形、その表面の文字を指で準る。
――産祈願
幾ら勘のいい夏木くんでも、全てには気付いていない筈。……大丈夫。
絶え間無い平和。その喧騒。平静を装う耳が、沙弥子の弾き出すピアノを捉えていた。
気にならないように再度足を進める。
沙弥子のピアノは何時も通り優しい。不自然な程、何時も通りに。
……沙弥子。
361 :
名無し物書き@推敲中?:2009/09/21(月) 11:53:23
>>344 を書いたものです。
高校の文芸部員だけどやっぱりここに書き込んで正解でした。
みんなの言葉は厳しいけどすごくわかりやすいし、自分の未熟さが身にしみてわかったよ。
>>346 言われるまで気づかなかった。確かに自分で読み返してみたら無駄が多いかな
と気づいたよ、ありがと。修正して頑張ってみます。
>>347 そうか、確かに「マンハッタンのオフィス街」だと距離が大きすぎるもんなぁ……
的確なアドバイスありがとう。
>>348 パッチワークか……確かにそうなのかも。古い言葉に絡め取られたか。
独自の表現はこれから頑張って身につけていければと思ってよく本を読んでいる。
本ばっかり読んでて勉強が疎かになりがちですが、情けねぇよ俺……
>>350〜351
こまごまと区切って、しかも丁寧に説明してくれてありがとうございます。
夢見心地は悪い意味として使いたかったんだが、失敗したみたいですね……。
もう少し違う言葉を練ってきます。
「マイペース」そう! それ、鈍い、鈍感って単語が出てこなかったんです。
「巨大な質量」コンクリートの塊が……みたいなほうがいいのでしょうか?
どちらにしろ推敲してきます。
>>343です。ご意見ありがとうございました。
>>345 文学らしく書くことは、特に意識していなかったです。文学という縛りで行くと、これは確かに
平凡な書き出しになってしまっているかもしれません。
>短くあらわせる面白さを思いついたから短く書いたのではなく、長く書けないから短く書いただけですね。
これは違います。
短くあらわせる面白さは、この部分だけ切り取って限定した読み書きを自身に期待した上でのことです。
上手く書けなくて、申し訳ありません。
>>343 あ、なるほど。どこか上手くいかないなあと何回か書き直したところが、ばれてしまいました。
特に「声を上げた」の部分は、自分でもどうしようもなくてそのまま出してしまいました。
ご指摘の通りです。ありがとうございます。
>>349 蝉の屍骸の一文は、確かに、少し浮いていますね。
ここも、少し考えを切り替えた形で表現の統一に力をいれるべきでした。
本当にここのスレはためになります。とても嬉しいです。
皆様、本当にありがとうございました。またお世話になるときはよろしくお願いします。
>>358 俺は変更前の文章を批評したのとは別の者です。
変更前の冒頭三行は人称ミスというよりカメラの位置ミスだったわけですが、
その点は修正されていますね、お見事です。
ただまだ甘いところがあって、
冒頭だけ読めば、主人公と沙弥子先生のあいだになにもないように読める。
職員待機用の部屋に主人公がいる、つまり主人公と沙弥子先生のあいだに
壁・窓、ましてや校庭があるという描写になっていない。
「夏よりはゆったりした気候で涼やかな風」とも食い違う<これは屋外
「声を掛けられて目を『上げる』」もおかしいよね。主人公と夏木くんと遠景の
生徒たちの位置関係が変。
まずは建物の構造と、主人公・沙弥子先生・夏木くん・健二くん・春香ちゃん
可奈ちゃん・哲くん・秋を感じさせる景色・鈴くん・聡くんが全てどこにいるかを
明確に頭の中に入れておくこと。
保育園の庭って「校庭」って言うのか?
ソツの無さって意味が違ってないか?
など、単語の荒も目立つ。
最後の文章は二時間サスペンスドラマっぽいね。そういうのを目指しているの
なら良いと思う。「こんな表現が嫌味でない程自然な笑みで」は装飾過多すぎるが。
>>362 まだいるかな?
もうちょっと根本的にさ、十和田先生の死は具体的にどう私にショックだったの?
単に死がショックだったことを比喩や修辞で大げさにしてみても
「先生の死はすごくすごくショックだったんだよー」となるだけで、読者に感銘を与えない。
知人の死についてこれまで見聞きしたことを総動員して、自分が実体験したこと
をもとに書いてみよう。
先生がもともとこういう人で、こういう人間関係で、こういう死に方だったから
ショックだったんだなぁということが分かれば、いっそ文章がたどたどしくったって
いいんじゃない。
>>362 >>349はあまり気にする必要は無い様な。
十和田先生の死、という結末ならば、死を予感させるもの、季節の移り変わりとして
間違ってないはず。
浮いてるとすれば、「太陽がきらきらと輝き」のほう。
俺だった、こんな風にする。
先生が亡くなったことを知ったのは、今から三年前の事だった。
風が僅かに冷たくなり、蝉の屍骸が路上に転がった、夏から秋への移り変わりを感じさせる頃。
それでも朝の日差しは、ぎらぎらと私の瞼の裏を焦がす。
時間は朝なんだからさ、朝日である事を強調しようよ。
>>358 だ・である調と女口調が混在している
体言止めが多すぎ
何時もの→いつもの(仮名で書くのが慣例。あえて漢字にするのは文体に合わない。)
調度→ちょうどor丁度
今は受け持ちでは〜→主語不明
また可奈ちゃんと哲くんは喧嘩→可奈ちゃんと哲くんはまた喧嘩
屈託なく話し掛ける彼も〜→〜話し掛けてくる〜
屈託なく〜苦労していた。→論理不明。「新米から成長」なのに「当初からソツが無い」? 「職員から敬遠」としても彼のほうから話しかける際に影響が? 「同期で優等生」なのに目上に対して口調がフランク。「軽口」と「敬語が正しく使えない」は違う。
肋骨の〜→主語・述語・目的語の関係から倒置法がおかしい。「――感じる。肋骨の辺りに流れる、冷たい汗。」のほうが適切。
前回のはまったく意味不明でしたけど、直したバージョンのほうだと、
・夏木くんとサエコは付き合っている
・「私」に夏木くんの子ができたor私とサエコはレズレズしているのに、サエコに夏木くんの子ができた が、夏木くんはそれを知らない
ことは伝わりました。
367 :
名無し物書き@推敲中?:2009/10/05(月) 23:03:28
人生のどん底、喫茶店代さえない俺はしょうがなく図書館で休むことにした
生まれて初めて入った図書館には静寂が広がっていた
遠慮せず俺はドサッと音を立てて閲覧席に座り込む
向かいの席の眼鏡男が少し迷惑そうにこちらを一瞥をくれる
いつもなら「うぜーよ本オタク」とにらみ返すところなのだが、今のテンションじゃ「すみません」と軽く会釈しかできない
知識を溜める、なんて暗くて内向的で意味の無いことだなんて俺は思ってたが
「本を読み、勉強をすることが将来を決める」
そんな当たり前のことに気がつかなかった
だから俺は今このザマ、内定無しの大学四年生
就職留年さえ考える、しかし来年はさらなる氷河期が見込まれ
文系の俺は大学院に行くわけにもいかず
フリーターか派遣
それが俺に残された道であった
368 :
名無し物書き@推敲中?:2009/10/05(月) 23:05:45
369 :
名無し物書き@推敲中?:2009/10/05(月) 23:14:17
人生のどん底、喫茶店代さえない俺はしょうがなく図書館で休むことにした。
生まれて初めて入った図書館には静寂が広がっていた。
遠慮せず俺はドサッと音を立てて閲覧席に座り込む。
向かいの席の眼鏡男が少し迷惑そうにこちらを一瞥をくれる。
いつもなら「うぜーよ本オタク」とにらみ返すところなのだが、今のテンションじゃ「すみません」と軽く会釈しかできない。
知識を溜める、なんて暗くて内向的で意味の無いことだなんて俺は思ってたが、
「本を読み、勉強をすることが将来を決める」
そんな当たり前のことに気がつかなかったんだ。
だから俺は今このザマ、内定無しの大学四年生。
就職留年さえ考える、しかし来年はさらなる氷河期が見込まれ、
また文系の俺は大学院に行くわけにもいかず、
フリーターか派遣
それだけが俺に残された道であった。
基本さえできず情けないです。
厳しく批評お願いします。
370 :
名無し物書き@推敲中?:2009/10/05(月) 23:17:05
人生のどん底、喫茶店代さえない俺はしょうがなく図書館で休むことにした。
生まれて初めて入った図書館には静寂が広がっていた。
遠慮せず俺はドサッと音を立てて閲覧席に座り込む。
向かいの席の眼鏡男が少し迷惑そうにこちらを一瞥をくれる。
いつもなら「うぜーよ本オタク」とにらみ返すところなのだが、今のテンションじゃ「すみません」と軽く会釈しかできない。
知識を溜める、なんて暗くて内向的で意味の無いことだなんて俺は思ってたが、
「本を読み、勉強をすることが将来を決める」
そんな当たり前のことに気がつかなかったんだ。
だから俺は今このザマ、内定無しの大学四年生。
就職留年さえ考える、しかし来年はさらなる氷河期が見込まれ、
また文系の俺は大学院に行くわけにもいかず、
フリーターか派遣
それだけが俺に残された道であった。
何回もすみません
半角スペースだと駄目みたいですね
>>370 私の感想。少なくとも言いたいことは伝わる文章になっていると思います。
主語の異なる文を安易につなげて、一つの文にしないほうがいいですよ。最後の
文は、「フリーターか派遣」の前で区切って、なんとか2つの文にしたほうがいいような。
それと行をこまめに空白行にしているのは、読みやすさを工夫したのでしょうが、
やりすぎはよくない。このへんの技術的なことはもっと詳しい人がいるでしょうけど。
>>3にも書いてありますね。
372 :
名無し物書き@推敲中?:2009/10/06(火) 00:43:53
>>371 ありがとうございます!
なるべく文を短くわかりやすく書くよう心がけようと思います。
村上春樹ふうでうまいです
374 :
名無し物書き@推敲中?:2009/10/07(水) 18:12:21
「嗚呼、少女よ、僕はね。」
「ハイ。」
「表現しないと死んでしまう体なのだ。僕の血液はものがたり、フツフツと湧き出る情熱のストォリィ
は煮え滾って轟音とともにほとばしり出る、とうとうと ごうごうと あたかもそう、華厳の滝のように。」
「ハイ。」
「僕の奏でる物語を 一生訊いていて くれまいか。」
「ハイ。」
「いいんだね…」
「…」
そすて月日は流れ
「ねえ どうして表現しないの?ものがたりをつむがないの?死んでしまう病気ではなかったの?」
「バカオメー ンな病気がこの世にあるわけなかろーも…
をれはハナクソをほじる小指を止めた。
夜叉も般若も裸足で飛び出すようなかをおみたからである。
そしていまがある。
ちがうか!
久しぶりに来てみたらまたこのキチガイが居るのか。
このスレが過疎った元凶だよな。
376 :
名無し物書き@推敲中?:2009/10/08(木) 20:31:00
出たな韓国の侵略者w
お前の居場所はこの国にはねえよ。
なんで侵略者ってわかんの?
378 :
名無し物書き@推敲中?:2009/10/08(木) 20:52:04
キチガイと呼ばれれば大抵ひるんでどっかいっちまうだろ。そうやってこいつらは
のさばってきたのさ。
379 :
p2-user: 321722 p2-client-ip: 219.53.8.80:2009/10/10(土) 02:33:51
青い空を白い雲がかけてゆく。──秋到来。あたしは軽くエナメルの靴を鳴らす。そしてあわてる。誰もみてなかったよね。
そう、ものほしげな心はさよなら。あたしはあるがままのあたしでいい。揺れるコスモスは美しく、秋風はすずやかにあたしに優しい。感謝。
──世界って、こんなに美しかったんだ。生まれ変わったあたし、どうぞよろしく。心の中でお辞儀。さぁ、家に帰ろう。ささやかだけど、しあわせな食卓。
「ちょちょちょちょちょ、恵子!」
「…なに、おかあさん。ただいま。」
「たからくじ三等当たったのよぅ!百万円よ百万円!最新の携帯かったげるわよう、欲しかったんでしょ!?」
──
「おにいちゃんおかえり。──どしたの、笑い顔がちょっと不自然よ。」
「おい…恵子俺どうしよう、あまり有名ってほどじゃないんだけどさ、すんごい美人のグラビアアイドルとつきあうことになっちゃったんだ!うは〜ぁクテクテ〜」
──
「ただいま。どうしたんだ不機嫌な顔して。おい父さんな、今日10億の商談まとめてきたんだよ!かあさんにはまだナイショだぞ、夕飯にびっくりさせちゃおな!」
──
あたしは、あたしだ。マイペース、マイペース。一歩、そして一歩。その歩みが道となる。ちいさな虫にもいのち。 コトン
何かが下駄箱から落ちた。ラブレター!
──
読んでは、みよう。
”ひとめあった其の日から 心惹かれております。どうか、男としてのわたくしと お付き合い願えないでしょうか 悠仁”
気づくと、あたしはベッドの上だった。
なあんだ。そうよね。そして傍らに心配そうにあたしをのぞきこむ男の子の顔を見てまた気絶した。
380 :
名無し物書き@推敲中?:2009/10/10(土) 14:37:12
理想 現実 陰実
陰でこそこそするひみつ。
そおぬくめていだきしめたいから じゃまになる理想をそしり 且つ現実主義者と一段ずらして標榜するなら
人間は醜い という おはなし。
381 :
名無し物書き@推敲中?:2009/10/11(日) 03:25:19
「主人公のライトニングはパルスのファルシに選ばれたルシ。
ファルシの中心、力の源にはクリスタルがあり、機能に合わせて周囲を形作る物体がファルシにあたる。
ファルシはクリスタルを内包した神の機械と呼べる存在。
ファルシを作ったさらに大きな神がファブラの神話におり、その神が残した機械がファルシであり、
人間からすればファルシは神に等しい存在。
神の機械であるファルシがいろいろなものを生み出し、人間の生活を豊かにしている」
「ファルシがルシになる者へ使命を伝える方法がビジョン。
ファルシに選ばれたルシはビジョンを見て烙印を押されルシとなる。
ビジョンは映像のようなものだが具体的に使命がわかるものではなくシルによる解釈によってビジョンから得るものが変わる。
ファルシはパルスにもコクーンにもあり複数存在する。
しかし、コクーンでパルスのファルシが発見されることは異常事態であり珍しいこと。
普通ならばコクーンのファルシはコクーンだけ、パルスのファルシはパルスだけに存在するからだ
382 :
名無し物書き@推敲中?:2009/10/11(日) 04:01:20
ブログの「イザ」に相模文芸という窓があり、
ここに15枚だが、全国批評を求めている。
書き手として一見の価値化ある。
まず、他はどう書いてるか・・・重要だ。
383 :
名無し物書き@推敲中?:2009/10/11(日) 04:15:23
つづき
是非、ここの管理者に見ていただき酷評し、それを読みたいと
思います。ここの批評はいつも部分的な書きものへの酷評ですから、
完結した作品について、どう酷評するか、力量を学びたい。是非、
一見しぐさっと・・・・。
384 :
名無し物書き@推敲中?:2009/10/11(日) 06:21:14
↑誰にも相手にされてないな、あんた
385 :
名無し物書き@推敲中?:2009/10/11(日) 23:34:12
わざとやってるのか知らんけど
何書いてるかさっぱりわかんない
もっとわかりやすくやさしくかいて
386 :
千栄子スケッチ:2009/10/13(火) 10:02:45
「だってそういうものでしょう?」
そう言った千栄子の瞳はあやしくも煌々とかがやいていた。
逆算して話をたどるに
をれと千栄子は食べる ということについて語り合っていた。話題が食肉の話になる。
をれは鶏・ブタ・牛とダイツキではあるが(吉野家のブタ丼を四杯いっぺんに食したことがある
食べるときにチリチリと心が痛まぬでわない。当然千栄子からも賛意なり同意なりあわれな
家畜どもへの弔意が込められた憐憫が訊けるものとばかにながれをよんでいた。
しかるに冒頭である。
二十年経って、なぜあんなにその眼に惹かれたのかなんとなく理解ってきたように思う 我が家では
美しい猫を飼っていた。とりたててかいがいしく育てたわけでもないが(ずいぶん酷いこともした 勝手に
うつくしく育ったのである。餌はのこりものではあるがちゃんちゃんと遣っていたのに
深夜 ゴリッ ゴリッと 風呂場から妙なふとぶとしい異音が響くのでのぞいてみると
彼女がネズミの首をくいもぎり 音を立ててくらっていた。
そのときをれお観た眼の光と同じだったのである。…
そのてん鬼太郎の猫娘なんてかわいいもんだよね テレビ向けだよネと
ほんまもんのねこむすめお引き受けちやつたらすいをいさんわ をもうのだぃある。裸体がしなる猫のようにうつくしい。
387 :
名無し物書き@推敲中?:2009/10/19(月) 05:55:26
「確かにあのかたは世界を滅亡からは救ったわね。」
「そうね。」
「でもいい気にさしとくのゎためにならないわね。」
「その通りね。」
「失礼にならない程度に最大限に揉んでさしあげましょうね、いいこと。」
「むろんよ。」
紅天使と蒼天使はおおいなる善意を両手にかかえきれないほどのおみやげに持って 何も知らずに
いびきをかいでガァゴゥ寝ている”暫定救世主”のすぐ傍に舞い降りた。音も無く、ゆらぎなく。
彼がとなえた呪文は、”メサイア・エフェクト”とゆう。
388 :
名無し物書き@推敲中?:2009/10/19(月) 09:25:41
そこな少女よ ちこうよれ
「えっ あたし?」
直毛黒髪は いかんづぉ。
「なにさしずしてんのよォ はやってんだからいいでしょ。」
フフフ
そいつがくすりゆびをひとふりすると
少女はゆるふわブラウンウェーブ みめうるわしいレディにへんしんした
「えっ ええっ これがあたし??ぃゃん うつとり…」
どうだ 美は多弁だろう。ん どうしたうるんだ瞳をして。
「もぅ…とのがたならおわかりでショ このせつないおとめごころ」
ムッ …フ フフフ…をれ…にわ…こ ころにィきっきめたをんなが居るんでな!!さらばだ美少女よ!!!
「おに〜!あくま〜!!ひとでなしィイイイイ〜〜!!!」
389 :
p2-user: 321722 p2-client-ip: 219.53.8.80:2009/10/19(月) 17:46:41
どんちゃんどんちゃん
〜あ〜かいはな咲くはなばたけえ〜あの娘に摘んでくりゃしゃろかア〜
ほおべにごおたるべにばたけエ〜たれかにつとうてくなしゃんせエ〜
わたしは、しっている。そのべには、わたしのいつわり。
いつわりの美を愛でてうたっておどって
おめでたいひとたちだわ。ばか まるだしね。
〜くれない天女のいかごろもオ〜 あまをとばしょかたこごろもオ〜
嗚呼。いらっつする。どうしてこのひとたちはわたしのうそをみぬけないんだろう。
こころのそこからけいべつできる。あたしのだれにもみせえない笑み。こころのおくそこでするほくそ笑み。
〜あ〜なたくれないこいかぐらア〜わあたしぶねならそらしごとオ〜
とオきおをめいて泣くこらのオ〜だアくはやみしょかやまなしょかア〜
だめ。もうげんかい。
あんたたちのダサさ、みてらんない。どう!
みなさい!これがうつくしさというものよ!!!
オオ〜。
おっどっれ!おっどっれ!
しまった。これってせんじんのわだちというやつね。
390 :
名無し物書き@推敲中?:2009/10/20(火) 08:49:58
「わかったわ、ノリコ。合体しましょう!」「お姉さま!!」
「次世代PHSと合体したネットウォーカーは無敵よ。シャープのつくったこのガンバスター 舐めないでほしいわね。」
「ノリコ。十時方向からiPhone十万。来るわよ。」
「回線速度20Mbpsビィィィィィィィィム!!」
「首都圏限定サービス開始シールド!!」
「そう、あたしたちは負けない。必ず勝って還らなければならないのよ。そのためのガンバスター、
ウィルコムの、シャープの、ピッチの、正太郎の、想いがこもっているんだからアァァァァアアアア!!!!!!」
ドドドンドン
でんでんでん
「何者かがワープアウトしてきます マルサン、マルニ、マルイチ」
パリーン
「あれは…D4!」
「完全予約生産ね。」
「なんと、人類は、あんなものを完成させることができたのか…!!」
永遠夢世界
少年は高校に通う2年生。
決して真面目とも言えない彼は、遅刻すると判ると別の道から遠回りをし、公園でサボり午後から学校へ行こうとすると同じ学校の制服の少女がいて・・・
自分の世界を創る少女と、その世界に興味を持ってしまった少年
見ていた世界が変わっていくそんな少年少女のお話
プロローグ<1>
夢を見ている
夢の中の空は青かった
時間が過ぎていくと空がきれいな紅色に染まっていく
夢なのに日常と変わらない風景
これは自分が幼かったときの夢らしい
同じ景色を見ていたはずなのに小さかった頃は何かが違う気がする
「明日も同じ景色を見て過ごせるかな?」
長い髪の毛をなびかせながら横に座っている少女が自分に問いかける
しかし誰の声だか判らない
少女はつづける
「ずっとこの世界にいればいいと思うんだ」
なにも言えない自分がいた
自分を呼ぶ声がする…二つの方向から…
どちらに進むべきなのだろう
幼い声で自分を呼ぶ近くにいる君の声と遠くから自分呼ぶ君より大人の声
紅色に染まった空を見ながら考えていた
出会いとこの空<2>1/2
ひどくリアルな夢だ
しかし誰だかが判らない
朝に目覚めて最初に思ったことはその一言で片付いてしまうほどだった
夢とは目が覚めるとすごい勢いで忘れてしまう為にそれ以上は悩んでも判らないので悩むのもやめた
「もう9時か…」
9時から授業が始まる
しかし9時に目覚めれば結果は目に見えてる
学校迄は30分はかかる
「だりぃなぁ…」
ぼさぼさな髪を直す気にもならないが階段を降りて洗面所に向かい顔を洗ったりする
一階に降りると部屋から物音がした
きっと夜勤明けの叔母さんが寝ているときに壁に足でもぶつけたのだろう
「行ってきます」
朝食を食べる習慣がない彼は小さな声でつぶやいて叔母さんを起こさないように家を出た
毎日が幸せだった
イベントなどがあればたとえば誕生日には下手ながらもケーキを母が焼き普段は寝た後に帰宅する父がその日ばかりはとプレゼントを片手に早く帰宅もしてくれた
出会いとこの空<2>2/2
しかし幸せは続かなかった
自分の誕生日の日に父は帰ってこないまま寝る時間になってしまった
母は泣きそうな自分をもう少し待っててと言っていた
電話が鳴り父かと思い出た母が
「あのこの誕生日に何やってるの!」
と第一声を上げた
が
そこから母は黙ってしまった
電話は病院からだったらしい
泣きながら母親が自分に説明しだした
父は飲酒運転の車にひかれたらしい
自分に渡すはずのプレゼントが無惨に飛び散りそこに父は倒れてたと言われた
泣きそうになる自分
母は病院に行かなくてはと言い自分に
「誕生日出来なくてごめんね今日は寝てなさい」
と言って家を出た
父を亡くし母は自分を必死に育ててくれた
しかし一人で育てるのは色々無理がきてしまったのだろう
母は自分を置いて居なくなってしまった
母は自分の妹に一言だけ子供をお願いしますと残して
そんなことがあり今は自分は叔母さんの家でもう数年はお世話になっている
出会いとこの空<2>3/4
「さてと…家を出てもどうするかなぁ…」
少年は悩んでいた
午前中は三時間なのだが今からだと着くのは二時間目
しかし一時間目と二時間目は数学で続けた時間表となっている
三時間目に行って一時間だけ受けて午後授業もだるいのは判っていた
「困ったな…午後から行くにしてもまだまだ時間があるし…」
季節は春な為に風は冬と違って気持ちいい
冬にサボってた時期は寒さで辛かったのを覚えている
「天気もいいしサボるか」
そう決めたら後は早い
後はサボる場所決めるだけだ
本屋やらゲームセンターにファミレス
普段行くような場所だと制服だし補導されかねない
現に昔に声をかけられて危なかったこともある
ましてや進級してすぐに問題も起こすわけにはいかない
天気もいいし人目のつかない公園で一人花見でもしよう
(しかしもう春とは言っても桜の季節は過ぎたしのんびりする程度か)
我ながらの名案と少年は制服のボタンをゆるめて公園へ向かうことにした
(しかしよく進級できたもんだ…こんな性格で)
成績は並みだったが明らか出欠席的な意味での単位は足りてたか不明である
進級できたしまぁ何とかなったと自分に言い聞かせる少年だった
(おっと忘れるところだった)
少年は思いだしたようにコンビニで飲み物などを買った
「ありがとうございました〜」
店員の声を背に少年は公園にまた向かいだした
396 :
名無し物書き@推敲中?:2009/10/21(水) 01:26:48
>時間が過ぎていくと空がきれいな紅色に染まっていく
言い回しがしっくりこない。『時が経つとともに』ではどうですか?
>夢なのに日常と変わらない風景
>これは自分が幼かったときの夢らしい
「幼かったときに見た夢」なのか『幼かったとにに見た景色(の夢)』なのか
分かりにくく、不明瞭です。
導入部の重要な部分ですので、ここでひっかかると致命的です。
>同じ景色を見ていたはずなのに小さかった頃は何かが違う気がする
>「明日も同じ景色を見て過ごせるかな?」
前文の「幼かった頃」=「小さかった頃」 気持ちは分かりますが、変です。
『あの頃とは』としたら如何?
>幼い声で自分を呼ぶ近くにいる君の声と遠くから自分呼ぶ君より大人の声
声が3つ入っていますが、呼びかけているのは2つ。
文自体が なぞなぞ のようですね。
酷評スレなので酷評しました。
作者の世界観は伝わって来ますが、未熟です。
397 :
名無し物書き@推敲中?:2009/10/21(水) 18:58:38
398 :
名無し物書き@推敲中?:2009/10/22(木) 00:28:58
すっかり過疎
小説ってのは落語と同じで、オチがなけりゃどうしようもない
オチがあってはじめて書き出せる
まあ、私小説ってのがあって、オチがないようなんだけれども
じつは隠れているだけで、誤魔化されちゃいけない
ただただ描写すればいいつうもんじゃねえよ
ちゃーんと書けよ、批評する気にもならないよ
>>391 391みたいな人に、
「見ていた世界が変わっていく」じゃなくて世界がどう変わったかを先に
決めてから書いてくれってよくお願いするんだけど聞き届けてもらえたことがない。
いちどでいいから見てみたい>世界がどうなったか、まで
主人公がああでもないこうでもない気分なのは分かるが、実際にああでもない
こうでもないと書かないほうがいい。
「夢なのに日常と変わらない風景」>「何かが違う気がする」
「ひどくリアルな夢だ」>「その一言で片付いてしまうほど」
「髪を直す気にもならない」>「洗面所に向かい顔を洗ったり」
「そう決めたら後は早い」>「普段行くような場所だと補導されかねない」と迷う、「おっと忘れるところだった」
「一人花見でもしよう」>「桜の季節は過ぎたし」
……って、ほとんど全部の事象がかいっ!
401 :
名無し物書き@推敲中?:2009/10/23(金) 12:54:54
402 :
名無し物書き@推敲中?:2009/10/23(金) 13:19:55
ここに投稿されている文章って作家予備軍の平均的なレベルですか?余りに低くて、中学校の作文添削みたいですが。
404 :
名無し物書き@推敲中?:2009/10/23(金) 19:53:46
お礼までは何だが、何かしら思う所は聞きたいキガス!
相手になにか思うところがあるようなことが書けたなら相応の返事も返したいという気にさせられるだろう
便りが無いのはつまらないという便りだよ
406 :
名無し物書き@推敲中?:2009/10/24(土) 01:41:17
都内を周る環状線に入ると、今日も渋滞していた。
フロントガラスを通して見る光は白々しく、
連なる車列からは陽炎が立ち上っていた。
のろのろと進んでは止まる単調な繰り返しに、彼は眠気を感じ始めていた。
ワイシャツのポケットから眠気ざましの煙草を1本取り出して火をつけると、
紫煙とともに大きく息をついた。
運転席の窓を少しあけると、目一杯冷やされた車内の空気へ、
熱せられた外気が街のにおいとともにゆるやかに入り込んでくる。
歩道に人はおらず、車線には延々と、陽の光に灼かれながらうずくまる車があるだけだった。
ラジオからは高校野球の中継が流れていた。とても静かだった。
もう夏だったのか。ふと首を曲げて空を見上げた。
雲は無かったが、都内のなんとなく くすんだような青い空は 彼の期待した夏の色では無かった。
久しぶりに空を見たな と思った。
田舎ではよく夏になると屋根にのった物干し台から外を眺めるのが好きだった。
どこまでも青い空と、それにつながる遠く黒々と連なる山脈(やまなみ)を見ていたんだ。
山脈(やまなみ)の向こうには、まだ自分の知らない土地があって、いつの日か出会う人たちが
同じ夏空の下、そこで生きて 暮らしている。
もしかしたら全く時を同じくして今、山の向こうでもこちらを見ながらそう思っているのかもしれない・・・
今夜、仕事が終わって家に帰ったら妻に聞いてみようと思った。
そんなことを思って過ごした時って無かった? と。
407 :
名無し物書き@推敲中?:2009/10/24(土) 12:45:23
晒しあげ
>>406 とくにクセもなく嫌味もない感じ。別にそれで薄味になっているようなところもない。
田舎ではよく中略好きだったとか、「見ていたんだ」の入れ方があからさまに不自然な
ところとか、細かいところを除けば習作としてはこんなもんだろう。
最後のとこで掌編らしく体裁を整えようとしているが、文章全体をそこに収束させる物語的な
ものとして書いたのなら弱すぎる。
409 :
名無し物書き@推敲中?:2009/10/24(土) 16:37:58
文章も感性も凡庸
410 :
名無し物書き@推敲中?:2009/10/24(土) 16:49:00
てか段落ぐらい勉強してこいよ。
411 :
名無し物書き@推敲中?:2009/10/24(土) 17:24:59
可もなく不可もなく。もっと賛否両論、喧々囂々となる文章が見たい。
412 :
名無し物書き@推敲中?:2009/10/24(土) 17:26:59
413 :
412:2009/10/25(日) 18:57:15
↑すまぬ。410だった!
414 :
名無し物書き@推敲中?:2009/10/25(日) 19:03:41
気にするな。誰も読んでない。
415 :
名無し物書き@推敲中?:2009/11/03(火) 01:16:38
二年ぶりに覗いたが、レベルの低下がここまでとは。
文学の終焉を実感した霜月の三日目。
>>415 このスレへの執着が思いっきり透けて見えてるぞw
本当に二年ぶりですか?w
417 :
名無し物書き@推敲中?:2009/11/03(火) 02:38:23
418 :
薔薇:2009/11/09(月) 01:00:47
あたしの名前だ。
普通は百合じゃない?さゆりでもいいけど…とにかく…
野ばらならまだきいたことあるけど…
あたしは自分の名前が気に入ってない。けっこう、というかかなり、あたしはこの名前でからかわれた。
いちばんクラスで目立つ名前だった。
「ねえ、あたしの名前つけてくれたのって誰?」
「誰って、お父さんよ。」
ママはそう言った。あたしはその後、知っている。父さんがほんとうに好きな花はマーガレットだということを。
薔薇はどちらかというと苦手な花だと。
そうブログに書いてあった。あたしが生まれる数年前の日付だ。あたしのことを、好きになるつもりが最初から
なかったんだなと考え付くしかないじゃないか。そんなわけであたしは反抗期の所為にして パパにめちゃくちゃ
冷たく相するようになった。同じ洗濯機に入れないでとかね。
でも…
あこがれの先輩に、名前をほめられちゃったの。それだけじゃないの。つきあいだしちゃったの。まだ続いてるの。エエ…
「ねえママ。お父さん、ほんとに薔薇が嫌いなの?」
「あらヘンなこと知ってるのね。前にそんなこと言ってたことはあるわね。恋占いできる花が好きだとか。」
「じゃ、じゃあなんであたしに…」
「あらやんたこと まだわからずにいたの??」
そういうとママは悪戯っぽくワロタ。
ああ。ああ。
こういうひとたちは、あたしの両親です。
でつ。
419 :
名無し物書き@推敲中?:2009/11/09(月) 08:27:31
「あのさ」
久しぶりにかかってきた電話を取ると、第一声はそれだった。だが、そこから言葉が続かない。
私はインスタントのコーヒーの粉をカップに入れて、ポットのお湯を注ぎながらじっくりと彼の言葉を待った。蛍光灯のジジジ、というノイズに埋もれそうになる意識をぶら下げて、安っぽいコーヒーの湯気を吸い込み、ただ、待った。
しかしながら、結局、次に彼が口を開いて出た言葉は、風邪はひいてないか、だの、寒くなってきたね、なんてありきたりなもので、余計に私の口を塞がせるだけだった。
だから私は、彼の言葉をせき止めて、どうしたの、と電話に問いかける。あなた、別に私の体調なんて興味がないんでしょう、と。
すると、私の耳に向けて、受話器が優しく語りかけた。
僕、今日、自殺するから。
その言葉を最後に、受話器の音は消えてしまい、夜はまた、蛍光灯のノイズに包まれる。
私は冷めてしまったコーヒーを電子レンジに入れると、一分の間、オレンジの光を見つめていた。
>>419 どういう状況の上でこのシーンがあるのかわからないため、作者がどういう方向に持っていきたいのかわからない。
村上春樹風なのかシュールなのかギャグなのかメロドラマなのか。
もう少し方向性がわかる程度には細部を書いておいて欲しい。
主人公は、コーヒーなぞ作ってじっくり彼の話を聞こうとしており、自分から語ろうとしている雰囲気は全くない。
なのに「余計に私の口を塞がせるだけだった」で、唐突に喋りたがっているように見えるので、おかしい感じがする。
そのうえ、この一文が「だから私は〜問いかける」に繋がるのも変。
彼の言葉が私の口を塞いで、だから私は彼の言葉をせき止めて問いかけるの?
注意深く読み取れば、作者がどういう場面を想定していたかはわかる。
が、わかったところで小説の展開として破綻していることには変わりない。
口を塞がれたなら、再び開く手続きを経て相手の言葉をせき止めるのが自然な流れというもの。
作者がどういう方向に持っていきたいかにもよるが、このシーンを効果的にしたいなら、
主人公はあくまで聞き役に徹しようとしている素振りを強調した方がいいように思う。たとえばこんな感じ。
-----------------
しばらくして、彼は口を開いた。最近どうしてるの。風邪はひいてない。寒くなってきたね。
ぽつり、ぽつりとやってくる言葉は、何の中身もない、空虚な音だった。それもすぐに途絶えてしまい、再び沈黙が訪れる。
どうしたの。
黙り込む電話に、私は言った。私の体調なんて興味ないんでしょう。
-----------------
文章表現はお好みで変えてもらうとして、要するに、
「風邪はひいてない」などの質問ゼリフにそもそも答える気がないこと(彼も答えて欲しいとは思ってないわけで、これはこれで会話として成立している)と、
意味のない質問ゼリフが途切れて、だんまりになった後で「私の体調なんて〜」という一言を持ってくる、ということ。
あとは、「しかしながら」や「問いかける」などの、能動的に関わろうとする言葉は排除している。
421 :
「チッ。」:2009/11/12(木) 12:13:27
「どうしたんだね、貴殿らしくも無い。」
「いまわしいことである。やつばら、とんでもない芸をみにつけおった。」
「話が見えないが?」
「貴殿は滅亡についていかにお考えか。」
「至高の美。」
「さよう。しかるにこやつらめは ああ。」
「しっかりおしよ」
「滅亡芸を身につけおった。」
「そんなばかな。」
「かれらよりばかな民族はおるかね。」
いならぶフィクサー連はちんつうなおももちでだまりこむ
「おい!きゃつらをトレースしている民族はどうなる!」だれかがさけぶ。
422 :
名無し物書き@推敲中?:2009/11/12(木) 17:19:42
をれと妻のあいだに球のようなベイビイが生まれたので球子となづけた
それなのに成長するにしたがって親バカと無縁で居るのがたいへんに困難な娘へと育っていった
いや油断するな。なにせをれと妻の娘である。いつ予想外の角度からしつちやかめつちやかの事態を招来するのか。
をれは電話のたびに 刻一刻と寿命をへづつてゐる実感があった。
しかし…
へいおんにひびはながれていつた。なにかやらかす、なにか裏である、そういうしせいはへいおんなひびに弱いと知った。
ほんとうにうちの球子は一点の非の打ち所の無い やまとなでしこがきょうふにをののくパーフェクト・…
なのだろうか。信じられずに居た。をれと 妻の娘である。
そんなあるひハタときづいたことがあって聞いてみた。23歳の誕生日のことである。をれは67歳になっていた。
「おいお前 好きな男のひとりでも家に呼んではこんのか。」娘はちょっと顔をあからめた「ねえパパ。」
「なんだ。」
「あたし、あたしのこと完全体だと思うんだ。」伽藍が轟音を。
「あたし、子孫を必要としてない存在なの。人間らしい欠点のない、面白くないちょっぴりできがいい
おませな女の子、それがあたし。」
「完全だから、子孫を残せない不完全をともなうことで、人間の帳尻をかろうじて保ってるの。あたし、
なにかみんなと異なるな、異なるなと思い続けていてずいぶん悩んだわ。そしてわかったの。」
「ば… いつかお前はめくるめく恋に落ちるんだよ。決まってる。」
「パパ。そんなこと言わないで。あたし、予感がする。あたしはずっとひとりで生きていけるの。
そしてそれが自然でへいちゃらなのよ。」
「このしつちやかめつちやかな世界のかたすみで あたしみたいな個体がひっそりと生きて そして
死ぬことは宇宙の許容範囲内だと思わないパパ?」
「範疇のほうがポエジーだ、球子。」「いじわるパパ。」
423 :
名無し物書き@推敲中?:2009/11/12(木) 17:20:29
をれはいつかきっと このこも劇的な恋におちてしやまぬと信じきってるが あまりにも決意の
自然な不動がわが子ながらあっぱれであった。をれはこの子がどうなるのかおそらくみとどけられ
ないのだろうが、それはをれがしつちやかめつちやか(愛のみを除いて な人生を歩んでひとより
遅すぎたことへの罰なのだろう。をれはそれを淡い哀しみとともに甘受する。そのころは、もう。
彼女たちの時代だ。
で。次の日彼氏を紹介された。
424 :
419:2009/11/12(木) 20:19:09
>>420 とても参考になりました。
たしかに読み返すと、繋がりようがないですね…
また書き込ませてもらうかもしれませんが、ありがとうございました!
425 :
ありがとう:2009/11/13(金) 10:01:52
「国家を守ってくれた行為への礼を述べましょう。よくがんばられましたね。」
「ハッハッ。ハッハッ。なんかちょーだい。なんかちょーだい。」
「これ。」
「あのねあのね ずっと待たせてるをんなが居るの。これがとんだごうつくばりでさ。いろいろほしがってるからほら。わかるでしょもう〜」
「たわけもの!!この畜生奴我!世間にお前のような者が国を救ったと知れたら一体全体どうなりますか!!恥ずかしくないのですか!!」
「だっ だってをれこんなかんじなんですものつつみかくさないと。」
「それは判ってます。もうよいお行きなさい。」
「エエッ!?」
「これからは普通人として ふつうのひとが努力しているのと同じ方法で 普通に幸せをつかみとりなさい。それが道理である。」
「えええええええええええええ」
「文句を言うなッ!!坂本をみなさい!!命があるだけありがたいと思いなさい。」
「えええええええええええええ」「オヤちぺこ。」
426 :
竹内まりや:2009/11/13(金) 10:39:36
をんなが竹内まりやの歌を聴いている
ちかごろずうっと聴いてるのでヲレトワカレタイノカナといつもどおりつねひごろドッキンコドッキンコ棄て板処ぽつりと
「やっと判ったわ。これって洗脳ソングなのね。」ばっかじゃねえのいまごろかよどんだけネンネだよカモネギも度が過ぎるだろう
とは言わない。「恋はひとつの恋がずうっと続いてゆくほどに美しい。しかしもちろんたいていが無事平穏塞翁が馬な時節のみとは限らぬ。
そんなとき背中を推すための歌さ。崖の上からね。」
「やっぱり竹内まりやはクソババア?」「まあそうだな。でも美しい歌はある。哀しい歌が。」
駅が流れてきた。都合よくとも言わない。
「いいアーティストが居るというのは商売上の道具であって いい歌が在るのみ。」
「別れた歌に共感するなんて。人間ができていませんぞよ。」
「子供てえのは 愚かなものなのさっ。」
427 :
名無し物書き@推敲中?:2009/11/15(日) 20:09:14
「あなたの携帯代金が高額になっております。」
突如浴びせられた冷や水。何、何、何が起こった。娘だ、そうだ、娘である。
携帯をなくして、つい貸した。パケット割安設定になっていない私の携帯で使いまくってくれたか。
ふつふつと怒りが小豆を鍋いっぱいに入れて拵えたお汁粉をまんま焦がすごとく、泡ぶく立てる。
なんて言おう、かんて言おう、毒つく言葉が舌鋒するどく脳裏を駆け巡る。そうだわ、舅、姑に夕食
の献立、並べなければ。キッチンから漂うホントに焦げ臭い煮物の匂い、ま、まずい。
忙しさに取り紛れた。ホット一段落。一段楽すると、そ、そうだ、再度思い出す。
可愛かったっけ、苦労したもの、あの娘を産むのに。個人病院であきたらず、大学病院。
そこで思った、祈った。私の命を娘に上げてください。
いくつものチューブ、宇宙カプセルのごときものの中に入れられた集中治療室に入れられた2000g未満
のわが娘。遠かったなあ。退院してからも、あきれてはるばる片道2時間もかけて新生児の赤ん坊
おぶって、電車とバスを乗り継いで通ったっけ。仕方ない。許すか、ちょっときつく叱って。
煮物を別の鍋に移し変えよう。夫と娘も帰ってくる。あ、あ、仕事ふやした、仕方ない。
腕まくりして鍋をみがくか。換気扇全開に作動。参った山に成田山。よくもここまで焦がした、こうして今日
も夜は更けていく。
428 :
名無し物書き@推敲中?:2009/11/16(月) 19:34:18
”「お生まれになりましたよ、男の子ですよ。」
看護婦さんのお祝いの言葉がぎごちないのがまずひっかかった。をれもいろいろ 罰を受けねば
成らない覚えは多々ある・ああ。いやな想像が頭をよぎる。健康な元気なお子さんですよと彼女は
言っていない。
意を決して授産室の扉を引く・おおー…医者も看護婦も伏目がちではないか。
「千栄子。」そっと声をかけると千栄子は放心したように青ざめた顔をこちらに向けた・「薫さん。」
「どうした。どうしたんだ千栄子しっかりしろ。目が無いのか。シャム双生児か。頭が無いのか。
ふたなりか。」「…が生えてるの。」「え?」「けが、生えてるの。」しぼりだすように言い切ると千栄子は
わっと泣き出してしまった。かたやをれは久方ぶりに少女らしい姿態を魅せるちぺこに愉悦を感じていた
のだからこういうところが悪いのだろう。”
…という物語を書いて得心し鼻高々だったことを忘れていていざ実際ちんちんに毛が生えてる男児が
生まれてみると、千栄子は「ヒッパッチャウゾー」とかゆいながら適応していた。ウムッ。
429 :
名無し物書き@推敲中?:2009/11/16(月) 20:33:17
うわあ、おめでとうございます。
430 :
名無し物書き@推敲中?:2009/11/16(月) 20:58:39
…。
431 :
名無し物書き@推敲中?:2009/11/17(火) 05:36:27
「死をください。ぼくはもう生きていたくありません。死をください。さあ、いっそひとおもいに。そうおもってあなたを
探し出しました。」
「そうよ。いやなの。」
432 :
名無し物書き@推敲中?:2009/11/17(火) 06:04:47
をれは森の中で
その魔女の正体を悟った。
彼女は
人間に利く薬草を 配分を 悟るために
動物を 犠牲にしてきたのだと。
433 :
名無し物書き@推敲中?:2009/11/17(火) 06:09:18
みんなあ
腐った牛乳飲んだことある?この作品が生まれたのだから結果オーライだがおすすめはしない。
するときはふろもっくすお 用意しとけ。
434 :
ばっしてぃばっばっしてぃ:2009/11/21(土) 21:58:30
大食堂の豪華な調度の食卓での日々の食事を夢描いた少女と
四畳半で子沢山のちゃぶ台生活を夢見た少年が居て(こらこら喧嘩すんな仲良く食べろ
少年が、折れた。青山楼、とひとまずその伽藍を措こうか。しかし少年腹の虫が収まらぬ 自分の描いていた夢・そを少女に強制するにはあまりにも気高い少女ではあったが・再教育できると少女の意固地を完全にみつもりあやまつた アサテ。
少年 の成れの果て 一計を案じる。家(やの食事を自分で料理するようになったのだ。執事もメイド連も慌てる「そんな滅相もございませんとんでもありません」「まままいいから食べて食べて」
毎日がこれだ。少女笑って眺めていたが アサテ
こうなると主従の関係が微妙になってくる。執事老いたりとはいえ野心はまだまだありまするぞ せめてひと咲き あふた咲き チョチョン。少女も中身がドキンちやんだから面白がって裏工作
そしてクーデター。少年は命からがら百万円の通帳と印鑑を手に初代ホンダZで逃げ出すあっぶねえとこだったぜ。二車線の隣に並ぶ真紅のアウディ
アレどったのちぺこ
メイドにひどいメギツネが居たのよ!!
ナーンダァ〜(田各
「ねえ」
「なんだ」
「あたしたち畳の上で死ねるかな?」
「まず畳の家たてんとな。」fin
435 :
名無し物書き@推敲中?:2009/11/25(水) 00:41:36
いいたくないのですが、この酷い文章をスレに突っ込むのは、遠慮して欲しい
ホントにやる気も見る気も失せる・・・・
そうまでしてレスが欲しいならしてあげますカキカキ...
酷評スレまとめwikiに5ページ分アップした者です。
最初のページ→
http://www6.atwiki.jp/kata/pages/58.html ※以前投稿サイトに発表したことがあります
内容について事前にお知らせしておかなければならないのが、
この作品が井伏鱒二先生の「夜ふけと梅の花」をもとにしているということです。
(冒頭の酔っ払いに襲われるまでの部分を、自分なりの文章、言い回しを身につける為の
習作として書き始めました)
全体に係わる独自の要素を混ぜているので、作品の世界観を大切にしたい方への閲覧をおすすめしません。
それでも笑って許して下さる方や興味のある方は、『酷評』に協力して頂けたらうれしいです。
素人の書いたものの中から面白いところを見つけるのがやりがいにつながるのに
何が面白くてプロ作品のアレンジものなんか批評せにゃならないんだ
あらを探すためにつまらないものを読むなんてごめんだ
既にプロが構想を練った話を利用しようとする根性が気に入らないとか、
練習の為に書いたものを発表するのは如何なものか、という意見はごもっともだと思います。
不快な気持ちにさせてしまって申し訳ありません。
思い入れのある作品を読んでいるうちに浮かんだ光景を描きたくなって、
自分なりに時間をかけて全力で取り組んだものだったので、それがどの程度の評価を
受けられるのか知りたくなって発表したのですが、この場所を選んだことは軽はずみと言われても仕方がないですね。
440 :
冬のトリビア:2009/11/29(日) 21:48:05
わたしは妻と新婚旅行にでかけることにした。「パリとモスコーにゆきたいわ」と妻は云う。
「馬鹿者。新婚旅行に海外に赴くのは愚の骨頂である。」とわたしは応えた。
わたしの強い主導権で二名による原付旅行を敢行することとなった。冬である。危険な、
そして厳しい旅となることは間違いなかった。少なくとも鹿児島の南端を目指す。そして全国
巡れるだけ巡る。重要拠点は
福井・富山・島根・徳島・津・萩
とした。妻の顔がくもる。わたしはそれを問題にしない。
盛岡を出発して国道四号線を南下する。旧水沢の90度回頭バイパスを越えて県南に出る・わたしは
あることに気がついた。
わたしは銀色の車体に乗っている。彼女は真紅のそれに乗っている。
わたしは二回、ここまでに給油した。彼女はまだ一回も給油をしていない。
仙台に着いたとき、休憩でよったコンビニでわたしは妻に尋ねた
「お前のスクーター変じゃないか。」「なぜ?」「ガソリンを給油してないじゃないか。」「4ストだからでしょ。」
「そんなはずがあるか。キー貸せ。」妻は鍵ををれに渡す。をれは給油口を開けてみる
えぬつう機関
というロゴが視界に入った。
わたしたちはなにごともなかったかのように旅を続ける。
441 :
名無し物書き@推敲中?:2009/11/30(月) 19:51:37
437さんへ
私より格段に上手いです。確かに文体を学ぶのは、私はあんまりいたしませんが、重要と
聞き及びます。タダ、拝読して何をおっしゃられたいのかがわかりませんでした。
あなたの文体を確立なさっておっしゃられたい事の主意を
私のような者にも平易にわかるよう、ご自分のものになさることをお勧め
致します。立原正明の残り雪、きわめて自然に心に届きます
あなたの文章、アレンジとはいえ、意味不明と、まあ、読解力僭越な私の
申すこととお聞き捨て下さいまして、ご忠告させていただきます。
重要なご指摘を下さってありがとうございます。
確かに自分にはあの話をあれだけの掌編にしてしまうか、それとも原作通りの尺に引き伸ばすか、決めかねている所が
あったようで、その迷いが内容の曖昧さに表れてしまいました。
酔っ払いの落伍者としての心情や、語り手が腕力や圧倒的なプレッシャーに打ちのめされながらも
小説家としてそれらを全てを飲み込んで(自分の内に支配して)しまう壮絶さ、といったものを
発表するからには予めもっと書き込んでおくべきでしたね。
今度小説を発表するときには自分にも読み手にも後ろめたい所が無い、簡明なものを提供するように努力します。
立原正明さんの作品をぜひその際の参考にさせて頂きたいと思います。
443 :
sage:2009/12/01(火) 01:53:27
>>437 書き出しの文章がひどすぎるので、読む気を無くさせる。そもそも読ませる気があるのかを疑う。
最初の一文は「ふと振り返ると」「海が見えた」という意味内容なのだが、「海」にかかる文章が「両側から押し迫られて狭く薄暗い、これまでやって来た道のりの先だけが針の穴のようにわずかにひらけていて、明るい」と、長すぎて恐ろしく読みにくい。
「両側から」から「明るい」まで、読者はこの文章が一体何を表しているのかわからないまま読まされるのである。
そもそも、この「両側から〜明るい」自体もかなりひどい。客観的に読み返してみて、意味がわかるだろうか?
文章を意味内容ごとに分け、欠けた言葉を類推して埋めるという作業を経て、ようやく理解するに到るのだが、古文書の解析のような労力を読者に強いる文章を冒頭に持ってくるとは、どういうつもりなのだろう?
書き出しがダメだとそれ以後読んでもらえない可能性が高いから、神経質なほどに気を遣うべき。
逆に言うと、こういう書き出しのままで平気なこと自体、読者を想定していない証拠と言える。
なお、「下手な物書き」という設定でわざとこう書いたのなら、技術不足だと返しておく。単なる酔っぱらいと、演技としての酔っぱらいはまるで違う。
冒頭の「主人公の文章」以外の部分は、大きな問題はない。ただ、これは単にとある物書きの状況を説明しているに過ぎないので、これ単体で評価することはできない。この後に話がくっついて、初めて評価できる類の物。
あえて感想を言うなら、今のところ文章に魅力があるわけではなく、かといって壊滅的に下手でもないから、もう少し読み進めて様子を見ようかなあ、という感じ。ここから先面白くなるなら、問題ないレベル。
ただし、くどいようだが、普段なら書き出しの一文で読むのを放棄した文章だ、とも言っておく。
444 :
443:2009/12/01(火) 02:52:59
あ、1ページ目しか読んでなかった。酔っ払い出てこないからおかしいと思ったw
ええと、井伏鱒二の作品が元になっているのはわかるのだが、これだと話として成立しない。
冒頭のシーンと酔っぱらいに絡まれるシーンに関連がなく、このままだと単にシーンが2つ並列しているだけ、ということになってしまう。
冒頭で主人公が小説についてあれこれ悩んでいるのだったら、酔っぱらいに絡まれるシーンに、それが関連してこないと面白くない、ということ。
そうすることによって初めて、主人公と酔っぱらいとの間に小説的な意味での関連が生まれて、両者の心情描写が生きてくる。
逆に言うと、そうしないと読者は彼らの人生に興味を持たないし、つまりはこの文章を読んでも何も感じてくれない、ということになる。どんなに頑張って描写しても、全く無駄になってしまう。
なぜかというと、たいがいの読者が最初に興味を示すのはストーリーラインだから。物語の欲求がある程度満たされて、初めて周辺の描写に目がいくようになる。
小説は、ただ描写しまくればいいというものではなく、物語を進めつつ周辺情報を書き込むというペース配分が重要になってくる。意味のない描写をいくら並べても、それは小説を書く練習にならないし、上達もしない。
どうしたら面白くなるか、どうしたら読者を惹き付けられるか、どうしたら想定した効果を引き出せるかを考えて文章を吟味するのが「小説を書く」ということで、その練習をするなら、どんなにつまらない習作でも、作品としてまとめる努力をする必要がある。
>>443さん
文節をひたすら重ねて一文を長くしてしまう癖は、やはり読み手に嫌がられる要因になってしまいますね。
主人公の物書き志望の力量を示す箇所も他にないので、意図的な拙さにすらならず、悪文を曝すだけになってしまいました。
それでも根気強く最後まで読んで下さってありがとうございます。
>>444さん
確かに書かれていることが全て並列していて(小説としての)驚きや面白さが無い時点で
一つの物語として成立していない、というのはご指摘の通りだと思います。
自分の頭の中の情報で勝手に補完したり原作に甘えて、表面的に整えた文章だけで満足していました。
思い上がっていた所に良い目覚ましとなるご指摘を下さってありがとうございました。
446 :
名無し物書き@推敲中?:2009/12/09(水) 19:59:02
448 :
未満過ぎているド素人:2009/12/09(水) 21:02:09
まず出だしで読む気をなくさせます。出だしが肝心でないでしょうか。
私自身、掛け出し過ぎておりまして私の申すことはお聞き捨て下さい。
たとえばです
「位置について、よーいどん!」
己は燃えに燃え乗りに乗る。わが人生での最大の走りの予感。
「ぶち抜け、粉微塵になれ。全力を尽くせ。すべてを出し切れ。」
最高のスタート!焦らず、一ミリの狂いもなく前傾姿勢からのトップスピード
への切り替え。最強メンバー達を一歩抜きん出る!
とまあ、何でもよろしいのですが、まず出だしを盛り上げませんと。それから補足説明
をされたらいかがでしょう。
橋本小次郎はノリに乗っていた。陸上競技・・・・・・・・・・と、出だしを下げられましたら。それから心理描写
です。陸上競技場に吹いていますでしょう、風ですか。それから小次郎さんの体の節々
に感じる汗成り、緊張なりの五感と申しますか。勉強なさいまして。
無論、未満過ぎている私自信の申すことでございますから、お気になされず。
かなり詳しく陸上競技の分野に精通なされておられます。工夫次第で
驚くほどよくなると思います。このままではちょっと・・・・・・・・・・・
>>446 最終更新日が2008年?
邪推して悪いが、誰かのを適当に拾って来た訳じゃないよな?
450 :
446:2009/12/09(水) 23:43:45
>>447 すみませんm(_ _)m
>>448 すごく有り難いご意見です
早速修正してみました
我ながら随分よくなったように思います!
448さんのセンス素晴らしいと思います
有難うございました
>>449 違います。本人です。
>>450 だから
>>447も
>>449も、
>>446が本人だという証拠を見せろと言ってるんだよ。
「すみません」とか「本人です」とかで片付くなら、誰も「本人か?」なんて指摘しないって。
もう少し想像力を働かせてくれ。
452 :
名無し物書き@推敲中?:2009/12/10(木) 00:56:08
>>448 まずお前の文章まともにしろよ。
妙な芸風で書き込むのは別に構わないんだかが、それならせめてきちんと意味が通るように書け。
このスレには無理してキャラ作って失敗しちゃう奴がたまに沸くんだよ。
そいつらを敢えてスルーするから良いんじゃないか。痛さが極まってw
誰かがツッコンで「お笑い」を成立させちゃ駄目なんだよ。
454 :
名無し物書き@推敲中?:2009/12/10(木) 01:08:05
お前のそのキャラはわざと失敗しているのか?
お前、ヘイさんだろ? わかるよ。
455 :
未満過ぎているド素人:2009/12/10(木) 07:49:17
448
自分の頭で考えた文章の訳でなし。前後を入れ替えただけの文章を
突っ込まれても・・・・・・・
土台、陸上知識は皆無です
456 :
未満過ぎているド素人:2009/12/10(木) 07:52:49
と、忙しかった
サヨナラ
457 :
未満過ぎているド素人:2009/12/10(木) 08:23:28
ちょ、ちょっと、手が開いた。出だしを改稿されてよくなりました。
それから自分の文章で無いみたいな言い方は失礼でしたよね。ゴメンナサイ
あれはあれで陸上競技に精通されている知識としてよろしかったと思います
デ、偉そう、何様。452さん
「この三語で書け、23区」
私の作品、ネズミさんが渋谷に行くが乗っています
その後に書いてお手本をつけてください。教えを請います
逃げるな!!!!!
458 :
446:2009/12/10(木) 12:35:24
>>451 本人でないと書き直しはできないです。
>>457 いやワタシ文章のスキルは全然ダメだっての自分で分かってますんで。
457さんの忠告で大幅に良くなった事に驚いてます。
また気になる点はどんどん指摘していただけると嬉しいです!
460 :
名無し物書き@推敲中?:2009/12/12(土) 18:59:51
>>460 失礼しました。
461のリンクでお願いします。
463 :
名無し物書き@推敲中?:2009/12/13(日) 08:56:10
私には到底書けない素晴らしい文章と拝察申します。
業界を書き上げる知識さに脱帽いたします
唯、妙にアンバランスな文章と・・・・・・・・・
ラブストリーと致しますならば、マイフェアレデイか源氏物語の紫の上
を思わせるスートリーの展開上、カリスマバイヤーの主人公がいつ、そのヤマダシの
女の子に恋愛感情を持ったのか。始めはバイヤーとしての職業意識だけでいられたとお見受けし。
女の子のほうでも始めは、神様、位に尊敬してそれと恋愛感情が結びついていたはず。
ラブストリーでありながら恋の可愛らしきやり取りが見えてきません。
で、この落ちがきます。このありきたりの落ちならば、かなりの其処までの経緯
なり恋のやり取りの心理描写,情景描写も要求されると心得。
何度も申しましたように、あなたの専門知識は素晴らしくていられ、面白く拝察
させていただきました。
クリスマス祭りとやら、ならば、行数制限等もあると存じます。クリスマス、魔法なり、何なりで、彼女は元のヤマダシに戻る。
戻らされる。その魔法を主人公は保持、新しい女の子を発掘するシーンに戻る等。
落ちを本文にあわせられましたら、ぐんと良くなると心得ます。
464 :
461:2009/12/13(日) 19:58:39
>>463 感想ありがとうございます。
話を成立させるために必要な記述に足りない部分があることがよくわかりました。
おっしゃられた点をよく考えてリライトしてみたいと思います。
そして落ちを本文にあわせてみます。
ありがとうございました。
>>465 長くなったので、直接ブログにコメントしました。
>>467 視点があいまい。開いて書くべきところが漢字になっている。誤字脱字もある。
全体的に未熟で、人に読ませるレベルに達していない。
本をあまり読まない人が書いた文章という印象を受ける。
文章技術うんぬんより、まだ作法やルールがわかっていないのではないか。
まずはプロの作品をたくさん読むことから始めてみてはどうだろうか。
たくさん読んで、たくさん書く。これをくりかえせば間違いなく上達します。
がんばってください。
>>467 >>468の言うように、視点があいまい。精読しようとすると、何が何だか分からなくなる。
>信じられない素振りで叫んだ。
「信じられない素振りで」ではなく「信じられない"といった"素振りで」のように書くべき。
>ゴウは嫌味のように大袈裟な声で言った。
「大袈裟」
何もかも漢字にしてしまえばいいという訳でもない。文字が与えるイメージや読みやすさを考える。
>その姿は彼もまた、音楽をやめてしまっている事を物語っている。
地の文がナレーションみたいになっている。視点が定まっていない事が原因。
「〜いる事を物語っている」
「っている」「っている」と連続してしまう文はスマートに感じられない。(が、作者の好み)
バンドをやっていたからといって、いつまでも派手な格好をしている訳じゃない。
つまり、一般的な人間からしてみれば「ゴウ」の方がおかしい。まして、十年経ったなら尚更。これはバンドメンバーも同じように思っている事だろう。
しかし、「ゴウ」からしてみれば「ミュージシャンの癖にその格好はなんだ?」という事になる。
この「一般的な思考」と「過度なミュージシャン思考」。二つの視点によって考え方が変わってくるので、視点が明確にならないと読者は混乱する。
>> 465
>ニルはその様子を寺の境内からまどろんで見るのであった。
までがいわゆる前説部分で、
> 説教部屋では初老の男性が仏に教えを請うているところであった。
からが本題と思われるのだが、
このままだとここで場面転換していることがわかり辛くて混乱する。
たとえば、
「その日も、ニルは説教部屋の床の上で丸くなりながら、仏に教えを請いに来ている初老の男の話を聞いていた。」
などと、前説と本題との間に、ワンクッション状況説明の一文を入れてやるとよいかと思う。
> 「物が豊かであることや社会的地位が高いこと、それが幸せであるとは限りません」
> 男は頭を抱えた。ニルは一つあくびをすると、再びその暖かい日差しの下に体を丸めた。
> 仏はニルを指差した。
> 「あの猫は、輪廻転生の苦しみから脱した猫です」
> 男は「ハア」と要領の得ない返事をした。
ニルがあくびをする動作がこのままだと無意味。むしろ混乱の元。なぜなら読者は男の動作とニルの動作に関連性を求めてしまうから。
簡単な改善案はこう。
--------
「物が豊かであることや社会的地位が高いこと、それが幸せであるとは限りません」
男は頭を抱えた。
「(どうしていいかわかりません的な意味合いのセリフを入れる)」
仏はニルを指差した。
「あの猫は、輪廻転生の苦しみから脱した猫です」
ニルは一つあくびをすると、再びその暖かい日差しの下に体を丸めた。
(男は(そんな)ニルの様子を窺いながら、「ハア」と要領の得ない返事をした。)←あってもなくてもいい。
--------
総じて言うと、ほとんど会話文で成立している寓話的な話なので、文章技術的に高度なことをする必要はないが、なるべく簡潔にわかりやすく書く必要があると思う。
あと、孔子の『論語』のようなタイプの作品なのだから、嘘でもいいから教訓的な何かが入っていた方がよいかと。
>> 467
会話文に頼ったタイプの文章なので、地の文に求められる技術レベルはそれほど高くない。多少下手でも全く問題ない。
しかし、肝心の会話文に個性がないのは大問題。
作者の頭の中では大変面白い会話文であろうとは思うのだが、残念ながら、退屈な青春映画を観ているような気分になる。
会話文を面白くする方法で簡単なのは、蘊蓄を混ぜてやること。
たとえば、単に「営業で参考書売っている」などという説明会話文など読んでいても面白くないが、
「この参考書ってのがまたヒドくて、著者の娘が三浪中だってので評判なんだぜ! おかげで全然売れやしねえ。
上司はコネで楽に契約取ってきやがるんだが、そのくせ『契約は足で稼げ』だの教訓垂れるんだからムカついてしょうがないぜ。お前足で稼いでねえだろ!」
などと、ありがちな話を適当に混ぜると、とりあえず読めるようになる。私も営業については本知識なので、この程度にしか書けないが。
要するに問題なのは、人物造形に歴史がないことだろう。歴史がないから、その経験に基づいた言葉が描けない。
バンドを組んたり、営業やってたり、楽器屋の店長やってたりといった経験に具体性がない。だから平板でありきたりで安っぽい会話になる。
だいたい「音」に関する話がないから、こいつらがどんなバンド組んでいたのかが全然見えてこない。
夢、夢と連呼するけど、彼の夢はなんなの? 具体的にどういう音、バンドを目指しているの?
X-JAPANとかBLACK SABBATHとかTOOLとか、とりあえずなんでもいいけど、それが決まってなきゃ、挫折すらできない。決まっていないから「モヤモヤ」がどうこうという、ステレオタイプなつまんない話になってしまう。
文章技術とは関係ない話に見えるかもしれないが、具体的な人物造形も決まっていないのに、その人物の人生を素晴らしい技巧で描写しようとするのは、どう考えても無理な話だ、ということを言いたいわけ。
実際に作者が作品に合わせて自らいちいちミュージシャンを目指して挫折していたりしたら人生がいくらあっても足りないから、足りない知識、経験は取材で補えばいい。
取材するのが面倒臭いなら、そのテーマで小説を書くのはやめたほうがいい。
どうも、
>>467です。
皆様の評価とても参考になりました。ありがとうございます。
自分でも「まだまだ」とは思っていたのですが、予想以上に「まだまだ」なのを痛感しました。
正直全く凹まなかったと言えば嘘になりますが、良い感じに精神修行にもなったと思います。
>>468 早速のレスありがとうございます。
おっしゃる通り、どちらかと言えば活字離れしてた人間です。
作法、ルール分かっていません。
んおでレスを頂いといて恐縮なのですが、良ければ作法、ルールが
分かる方法、もしくは読むと分かりやすいプロの作家さんを教えて頂けないでしょうか?
図々しいお願いで申し訳ないのですが、お願いします。
>>469 具体的なご指摘ありがとうございます。
大変分かりやすかったです。
言われて見ると確かに、視点が定まって無いです。
(視点が定まる、という事ちゃんと理解してる訳ではありませんが)
次から推敲する際その点を特に気をつけます。
>>471 深み(指摘された通りキャラや構成について)が無いですね。
今回「青春からの脱却」のような事を書こうと思ったため、青春は何でも良いという
甘い考えを持っていました。
そのような認識で書ける訳が無いですね。
的確に抜けている所を指摘して頂けたと思います。ありがとうございます。
意識する所は正しいのか、それぞれにレスさせてもらいました。
もし「いやいや違うよ馬鹿、そういう意味じゃない」という部分がありましたら
申し訳ありませんが、再度ご指摘頂けると助かります。
また書いて持ってきますので、その時はよろしくお願いします。
477 :
名無し物書き@推敲中?:2009/12/19(土) 17:05:23
読者置いてけぼりだから誰にも相手にされないんだよ。特にSFものはそうならないように気をつけなきゃならん。
もっと本読め。国語の教科書がお勧めだ。
>>476 コレで感想をもらおうとするのは無謀というもんだw
世の中には銀河帝国だの無敵艦隊だのと設定資料を長々と書いている奴はたくさんいるが、あんたはそんなものをいちいち精読して、アドバイスをあげたくなるのかと問いたい。
だいたい、設定から小説を組み立てようとするのは既にして間違っている。
何帝国の何歴で、何代目の皇帝が在位しているとか、姉属性でねがねっ娘とか決めるだけで面白くなるなら、誰も苦労しない。
設定とは記号の固まりに過ぎないから、それを基に小説をかけば、当たり前のようにステレオタイプのどうしようもない作品になる。
設定というのは基本的に後付けで、最初に来なきゃいけないのは、
「王子様と暗殺者との危険かつただれた関係をドロドロかつエロく書きまくりたいぜ!」などの、作者のリビドーの方。
設定は、そういった作者の欲望を満たす舞台を整えるために考えるもの。
で、あんたは何を書きたいの? 決まってないでしょ。
決まってないから、どこを読んでもつまらないだけの小説ができあがる。当然の話。
どっかの誰かの脳内にある、妄想の世界の歴史なんて誰が興味あると思ってるんだ?
あんな長々とした文章見せられても面倒臭くて読みたくないよ。
ラノベなら「川上稔」の本を読んでみろ。お前さんと同じような設定ばかりの本だが、読者に読ませる書き方だ。
480 :
476:2009/12/19(土) 22:41:11
いや、書きたいのは
>「王子様と暗殺者との危険かつただれた関係をドロドロかつエロく書きまくりたいぜ!」などの、作者のリビドーの方。
なんだけどね。つい設定厨に走ってしまう。
ガイエの「タイタニア」の書き出しを参考にしたから、ぐだぐだした。
これ以後しばらくした後一気に序破急の「破」に逝くつもりだけど。
序破急とか言う前に読者が着いていって無い。
このスレに来て晒そうが何しようが、数行で読むの止められたら意味無いんだぜ。
482 :
476:2009/12/20(日) 12:02:11
じゃ、書きだしを改良すればいいだろうか?
小説技法として、読者を引っ張る構成ができてないかな。
書き押しだけの問題じゃない。というかこれプロットだろ? 箇条書きが多すぎる。
まずは本筋に関わらない設定は全部本編から削除しろ。
名詞もなるべく少ない方が良い。一般的な言葉に置き換えられるなら、なるべく置き換えろ。
「なぜこういう世界になったのか」なんて歴史は物語の中で小出しにするもんだ。そういうものも全部消せ。
そうやって削除していき最終的に残ったものがこの物語の骨格だ。
で、この話の骨格的な部分で判断するならこの話は詰まらない。
暗殺者が変装して潜り込んで暗殺しようとしたけどもたもたしてるだけ。話が全然動いてない。
骨格なんてどうでもいんだよ。
指輪物語なんてホビットが山に指輪を捨てに行く話だぞ。
骨格だけ読んでおもしろいと思うか?
尺度が違う
ここは文章を酷評する場であって骨格を云々する場じゃない。
してもムダだし。
何が骨格かわかってないな。
設定厨に走ってしまうと自覚しながら直そうとしないんだから、何を言っても無駄だろ。
「お前の脳内設定なんか読みたくない」と言っているのに、
直接関係のない序破急だの書き出しだのと言い出しているということは、
肝心の問題点には手を付ける気がないってこと。
だからもう、勝手にすればいい。
酷評お願いします。
根っからの甘党だった。物心付くと既に、いつも飴を舐めていた。財布
の中身はほとんど菓子に消え、何も無くなると台所の砂糖を舐めた。糖分
が無ければ思考はすぐに停止する。甘味を好むかと言われればしかしそう
ではない。無いとやっていけない。彼女にとってそれはほぼ常習性の麻薬
であった。違うとすれば副作用が無いことか。
シュークリームを食べながら思う。今日食べた菓子は何だろう。板チョ
コ二枚、飴玉一袋、クッキー一箱、それから今食べているこのシュークリ
ーム三つ。むしろ普段より少ないかもしれない。それにしても異常だ。頭
の何処かで自覚はしているのだが、決して量は減らないし、危機感も感じ
られない。脳の一部が麻痺させられたように思考が鈍る。だが抗う意思は
ある。普段の食事はいつもの分量食べており、吐き気もない、更には体重
も据え置きだ。正常なはずがない。
こうなったのはここに来てからだ、と彼女はぼんやりと思う。昔だって
甘党だったが、それでも日に板チョコ二枚で収まっていたはずだ。何か、
何かがおかしい。浮かび上がる曖昧な声をなんとか留め、繋げようとする。
だがそれも無意味で、窓辺の暖かな光の下、搾り出した思考はマシュマロ
のようにぐしゃりと潰れた。机の上に広げられたままのシュークリームの
残骸を掃除しながら、彼女は小さなため息を吐く。この部屋はいつも、甘
い匂いがする。
>>490 3人称の文だよね?
主語が省略され過ぎ。
>糖分が無ければ思考はすぐに停止する。
言葉が固い。もう少し解りやすい表現の方が良い。
>甘味を好むかと言われればしかしそうではない。
この表現が変。
>シュークリームを食べながら
この文は要らない。後で「それから今食べているこのシュークリーム三つ。」と書くならね。
>それにしても異常だ。
>頭の何処かで自覚はしているのだが、決して量は減らないし、危機感も感じられない。
>脳の一部が麻痺させられたように思考が鈍る。だが抗う意思はある。
>普段の食事はいつもの分量食べており、吐き気もない、更には体重も据え置きだ。
>正常なはずがない。
箇条書きにしてるだけで論理的な説明が不十分。
>こうなったのはここに来てからだ〜この部屋はいつも、甘い匂いがする。
「浮かび上がる曖昧な声」
意味の解らない単語。読者に伝わらない。
「窓辺の暖かな光りの下、机の上に広げられたままのシュークリームの残骸」「この部屋は甘いにおいがする」
意味のない(意味の解らない)写実。読者に伝わらない。
「昔から甘党だったがここに来ておかしくなった」という事を言いたいだけなのに、遠回りしすぎ。
一つ一つの文がバラバラだから、全体的に見るとよく解らない文章。
文章の”カタチ”のイメージはあるみたいだけど、どう言葉を当てはめていいのかわかってない。でも言葉を無理に入れようとして、読者の理解に必要な部分が削れてる。
だから最終的に、意味深なようで全く意味が無い文が出来上がる。
>>490 「物心付くと」の意味をたぶん間違えている。辞書で確認を。文脈からすると「気付くといつも飴を〜」あたりが正しいと思われる。
>甘味を好むかと言われればしかしそうではない。無いとやっていけない。
自分で読み返してみて、どうよこの文。
こういうのは真面目に推敲してない証拠。他人に読ます前に自分で読み返そうよ。
あと、話者(視点)をどういう方向に持っていくか作者自身が決めていないから、いい加減になっている印象を受ける。素直に一人称にしてはどうかと思う。
一番肝心な問題点は、説明の仕方をわかっていない。
この文章は、眠くなる学校の授業のように、ただ義務的に説明が羅列されているに過ぎない。
他人に読ませたいなら、関心を惹く書き方をしなきゃダメ。
「糖分が無くなったら思考が停止する病? そんなのよく見かけるネタだぜ?」と素っ気ない連中に対し、
どうプレゼンテーションするかを真剣に考える必要がある、ということ。
そういう意識があれば、板チョコ何枚とか数えている場合じゃないことは容易にわかる。
口の中がどのような凄まじい事になっているかとか、
甘みで意識が飛びそうになるが、甘みが無くなったら甘みのことしか考えられなくなって、どっちに転んでも何も考えられないとか、
面白いネタはいろいろあるだろうに。
で、そういうことを考えていけば、板チョコの後に飴とかシュークリームは甘み的に弱くね? とか、細部にも気を遣えるようになる。
>>492 あっと待てよ、「物心付く」の意味が正しい可能性もあるのか。
だとすると、何が何だかさっぱりわからん文章になる。
物心付いた頃からいつも飴を舐めていたなら、「ここ」に来る前から既に重症だったわけで、
「こうなったのはここに来てからだ」という一文に信憑性が無くなる。
こうなると、この文章の何を信じていいかわからん(笑)
>>491 >>糖分が無ければ思考はすぐに停止する。
>言葉が固い。もう少し解りやすい表現の方が良い。
べつに固くないでしょう。
>>甘味を好むかと言われればしかしそうではない。
>この表現が変。
変ではない。それなりに本読んでたらこんな表現いくらでもでてきますよ。
読書量が足りないのでは。
>>シュークリームを食べながら
>この文は要らない。後で「それから今食べているこのシュークリーム三つ。」と書くならね。
必ずしも不必要とはいえない。
>「浮かび上がる曖昧な声」
意味の解らない単語。読者に伝わらない。
「窓辺の暖かな光りの下、机の上に広げられたままのシュークリームの残骸」「この部屋は甘いにおいがする」
意味のない(意味の解らない)写実。読者に伝わらない。
じゅうぶん伝わるでしょう。あたりまえの想像力があればね。これがわからないんじゃ
どんな本読んでも理解できないんじゃない?
酷評スレとはいえ、あまりにもお粗末するぎる。
>>491 >>糖分が無ければ思考はすぐに停止する。
>言葉が固い。もう少し解りやすい表現の方が良い。
べつに固くないでしょう。
>>甘味を好むかと言われればしかしそうではない。
>この表現が変。
変ではない。それなりに本読んでたらこんな表現いくらでもでてきますよ。
読書量が足りないのでは。
>>シュークリームを食べながら
>この文は要らない。後で「それから今食べているこのシュークリーム三つ。」と書くならね。
必ずしも不必要とはいえない。
>「浮かび上がる曖昧な声」
意味の解らない単語。読者に伝わらない。
「窓辺の暖かな光りの下、机の上に広げられたままのシュークリームの残骸」「この部屋は甘いにおいがする」
意味のない(意味の解らない)写実。読者に伝わらない。
じゅうぶん伝わるでしょう。あたりまえの想像力があればね。これがわからないんじゃ
どんな本読んでも理解できないんじゃない?
酷評スレとはいえ、あまりにもお粗末するぎる。
>>491 >>糖分が無ければ思考はすぐに停止する。
>言葉が固い。もう少し解りやすい表現の方が良い。
べつに固くないでしょう。
>>甘味を好むかと言われればしかしそうではない。
>この表現が変。
変ではない。それなりに本読んでたらこんな表現いくらでもでてきますよ。
読書量が足りないのでは。
>>シュークリームを食べながら
>この文は要らない。後で「それから今食べているこのシュークリーム三つ。」と書くならね。
必ずしも不必要とはいえない。
>「浮かび上がる曖昧な声」
意味の解らない単語。読者に伝わらない。
「窓辺の暖かな光りの下、机の上に広げられたままのシュークリームの残骸」「この部屋は甘いにおいがする」
意味のない(意味の解らない)写実。読者に伝わらない。
じゅうぶん伝わるでしょう。あたりまえの想像力があればね。これがわからないんじゃ
どんな本読んでも理解できないんじゃない?
酷評スレとはいえ、あまりにもお粗末するぎる。
>>491 >>糖分が無ければ思考はすぐに停止する。
>言葉が固い。もう少し解りやすい表現の方が良い。
べつに固くないでしょう。
>>甘味を好むかと言われればしかしそうではない。
>この表現が変。
変ではない。それなりに本読んでたらこんな表現いくらでもでてきますよ。
読書量が足りないのでは。
>>シュークリームを食べながら
>この文は要らない。後で「それから今食べているこのシュークリーム三つ。」と書くならね。
必ずしも不必要とはいえない。
>「浮かび上がる曖昧な声」
意味の解らない単語。読者に伝わらない。
「窓辺の暖かな光りの下、机の上に広げられたままのシュークリームの残骸」「この部屋は甘いにおいがする」
意味のない(意味の解らない)写実。読者に伝わらない。
じゅうぶん伝わるでしょう。あたりまえの想像力があればね。これがわからないんじゃ
どんな本読んでも理解できないんじゃない?
酷評スレとはいえ、あまりにもお粗末するぎる。
>>491 >>糖分が無ければ思考はすぐに停止する。
>言葉が固い。もう少し解りやすい表現の方が良い。
べつに固くないでしょう。
>>甘味を好むかと言われればしかしそうではない。
>この表現が変。
変ではない。それなりに本読んでたらこんな表現いくらでもでてきますよ。
読書量が足りないのでは。
>>シュークリームを食べながら
>この文は要らない。後で「それから今食べているこのシュークリーム三つ。」と書くならね。
必ずしも不必要とはいえない。
>「浮かび上がる曖昧な声」
意味の解らない単語。読者に伝わらない。
「窓辺の暖かな光りの下、机の上に広げられたままのシュークリームの残骸」「この部屋は甘いにおいがする」
意味のない(意味の解らない)写実。読者に伝わらない。
じゅうぶん伝わるでしょう。あたりまえの想像力があればね。これがわからないんじゃ
どんな本読んでも理解できないんじゃない?
酷評スレとはいえ、あまりにもお粗末するぎる。
>>498 >べつに固くないでしょう。
いや、硬いでしょう。でもべつに硬くてもいいんだよ。それを意図して表現しているならね。
>変ではない。それなりに本読んでたらこんな表現いくらでもでてきますよ。
>読書量が足りないのでは。
変だね。何が変なのか理解できないから、本を読んでたら出てくると思うんだよ。まず出てこないね。
そこは「言われれば」ではなく、「問われれば」としたほうがいいだろうし、
「しかしそうではない」を略さずに書くと「しかし甘いものを好まない」となってしまうだろ?
好き嫌いの対象ではないことを表現しているのに「好まない」という嫌いというニュアンスになる。
>必ずしも不必要とはいえない。
不必要というより、表現のしかたがまずいね。下手に見える。
下手に見えるくらいならなくせ、ということかな。
>じゅうぶん伝わるでしょう。あたりまえの想像力があればね。これがわからないんじゃ
>どんな本読んでも理解できないんじゃない?
伝わる伝わらないは個人差があるね。
それに必ずしも君が伝わったと感じるものと作者の伝えようとしたものが合致するとはかぎらないよ。
>酷評スレとはいえ、あまりにもお粗末するぎる。
その酷評は僕の書いたものではないけど、君のツッコミも輪をかけてお粗末すぎると思うよ。
ゲッ、なんかややこしいことにw
ここは、流れからいくと499に対する
酷評をいれないといけないのだろうか……
ネタ的にはおいしそうだが、遡及突合せで490まで読むのめんどだからやめとこ。
234は掲載終了したのか。
ゲババとかモルルとかそんな感じのが出てくるやつだったよね。
当時は、つまらんと思ったが、こないだ、
なんかの番組でジミー大西がアフリカのサバンナで修行
してたのみてたらなんか、唐突に思い出した。
234に限らんが、95とかも、ここは、巧いとか下手とは別に、情景がなんとなく印象に残る投稿にたまに
出会えて、掘り出し物感があって楽しいな。
つうか他人の評に突っ込みを入れる必要ないよな。
自分の評と相手の評で意見が食い違う事があって、違いを明らかにするために何か言うなら仕方ないが。
わざわざ酷評のハードル上げなくて良いんだよ。
どうせスレ民の誰もが素人だし、投下主だってこちらの意見を妄信するわけでもない。
酷評レスの中で納得できるものを、投下主自身が抜き出して参考にしていけばいい。
なんだか凄いことになっていますが…
とにかく、いろんな見方があるんですね。
実際、私の文章はかなり回りくどいと思うので、はっきり指摘して頂けて有り難いです。
三人称は現在練習中なので、言われたことに気をつけて、
これ一作は三人称で書いてみようと思います。
あと、「物心つく」は意味的には合っていたのですが、
確かに整合性がとれていませんね。
昔も一応甘い物は好きだけど今ほどではなかった、
というような内容にしたかったのですが、
分かりにくいのでひとまず「気付く」に直して、
あとでその情報をいれようと思います。
他の箇所についてはもう少し検討してみます。
初心者としてはいい勉強になりました。
何にせよ、更に荒れてもなんなので、この辺りで締切りたいと思います。
批評下さった方、どうも有り難うございました。
503 :
名無し物書き@推敲中?:2009/12/25(金) 14:18:26
テーマは記憶喪失
猛烈に喉が渇いていた。
頭蓋の中に心臓が移動したように、パルス状の頭痛が絶え間ない。
上体を起こすと吐き気が込み上げた。
関節は潤滑性を失い、筋肉は凝り固まって、
わずかに身じろぎするだけで体全体が軋む。
ここはどこなのだと自問する。
困惑しながら記憶の引き出しをまさぐるうちに、
さらに不可解な事実に気がついた。
そもそも私は誰なのか。どうしてここにいるのか。
どこからここにやってきたのか。
今しがた目覚めるまでの全ての記憶が消えている。
自分の名前が思い出せない。
生年月日も、出生地も、国籍も、両親の名も、
妻子がいるのかどうかも。
自分という人間に関するあらゆるインデックスが消滅している。
知っている国の名前を列挙してみる。
続いて著名な政治家の名前、獣の名前、鳥の名前、魚の名前、植物の名前。
さらに簡単な四則演算を繰り返す。
クイズ番組で優勝できるほどではないにせよ、
客観的事実にまつわる知識や能力に異常はない。
しかし、そうした世界認識のコアであるべき自分についての記憶の一切が消えている。
いわば芯を刳り貫かれたパイナップルだった。
私はただただ途方にくれた。いったい何が起きたのだ?
これは現実なのか悪夢なのか?
素晴らしい! 素晴らしい文章ですね!
一行目、「猛烈に喉が渇いていた」。
”猛烈”っていったいどれくらいなんだ? なんて野暮な事は問いません。あえてここでは比喩表現を使わず、限定的な情報に留めた筆者の計算は”猛烈に”正しい!
二行目、「頭蓋の中に心臓が移動したように、パルス上の頭痛が絶え間ない」。
”頭蓋”なんて言葉よく知ってましたね。あ、いえいえ作者さんじゃなくこの主人公の事です。
もし私だったらボキャブラリーが貧困ですから、「頭が痛い」で済ませてしまいます。特に、頭が痛い時は難しい言葉なんて考えたくもないです。
ここで”頭蓋”という、普通は口にはしない言葉を使う事で主人公の知的なイメージを表現してるんですね!
そして次の言葉は……心臓が移動した!
これは一体どういう事でしょう!? ……いやいやここは落ち着いて。「したように」と続いてますから、次の文章をみてみると、
――パルス状の頭痛が絶え間ない――
パルス! 知ってます! 金曜ロードショーでよくやってるアレですね?
あれ、違ったか。すみません、フォント小さいもので、パとバの違いが良く解らんのです。で、パルスってなんでしたっけ。
私には高度すぎて、この表現を理解するのはむずかしい……とりあえず、「喉が渇いて頭が痛い」ということで合ってます?
というかこの主人公、頭が痛いのにもかかわらず色々考えますねー。
やっと来ました三行目! 「上体を起こすと吐き気が込み上げた」
「喉が渇いて頭が痛い」状態の人って、どんな風に起き上がるんでしょうね?
その描写を敢えてやらなかったという事は、重要な伏線がそこに潜んでいる筈です。間違いない。
というわけで起き上がった主人公、込み上げる吐き気が彼を……って、酷い! あんまりです! 喉が渇いて、頭が痛くて、そして吐き気!!
神は彼にどのような試練を与えたのでしょう!
「適当に具合悪ければ記憶喪失っぽいだろ」という神の声が聞こえ……ゲフンゲフン。人間色々ありますからね。喉が渇いて頭が痛くて吐き気がこみ上げる日がいずれは有りますよね?
四、五行目、「関節は潤滑性を失い、筋肉は凝り固まって、僅かに身じろぎするだけで体全体が軋む。」
ここまで綿密な描写をする必要は果たしてあるのか? どうなんだ!?
身体が身じろぎするって事はさっき体を起こした時も軋んだ筈ですよね? あ、そうか! さっきの伏線がここで生きる訳ですね!?
私なら、さっきの三行目とこの四行目で一つの文を組み立ててしまうところです。
こうやって主人公の身体の不調を一つ一つ緻密に描きあげる事で、こんなにも固く、くどい状況描写が出来上がるという……素晴らしい!!
六、七行目、「ここはどこなのだと自問する」「困惑しながら記憶の引き出しをまさぐるうちに」
みなさん! ここは注意ですよ!? この作品の一番重要な部分が隠されてます。
よく見てください。先ほど身体を起こしているにもかかわらず、周辺の景色の描写がまるで無いんです!
描写するならここが一番適してる筈なのに何もない。しかも、辺りを見回す前にここが何処なのか考えこんじゃってるんです。
この事から推察される事実は一つ。つまり、この主人公は……目が見えない!
506 :
名無し物書き@推敲中?:2009/12/26(土) 12:14:32
昇降口で茅と別れた後、俺は階段を上って、二年一組教室の戸を開けた。
「ひゃっ!」
昇降口で茅と別れた後、俺は階段を上って、二年一組教室の戸を開けた。
「ひゃっ!」
昇降口で茅と別れた後、俺は階段を上って、二年一組教室の戸を開けた。
「ひゃっ!」
昇降口で茅と別れた後、俺は階段を上って、二年一組教室の戸を開けた。
「ひゃっ!」
>>501 自分は容赦なく投稿者につっこみをいれるが、いれられるのはイヤだ?
最低だな。
バカが批評家きどりでメチャクチャな批評してるんだ。糾弾されて当然だぜ。
批判されるのがイヤなら偉そうに批評しないことだね。
こんなスレが役に立つと思っているのがそもそもの間違いです
いや、SがいてMもいる。
そんだけの話だろ。
馬鹿がいて、カスがいる
それだけの話だ
513 :
名無し物書き@推敲中?:2009/12/28(月) 23:44:09
テーマは失業者
バブルの時期は我が世の春を謳歌していた。
毎晩のように銀座に繰り出しては会社の金で高級酒を開け、
ホステスたちの嬌声を聞いて得意になっていた。
ヤング・エグゼクティブ、そんな実体のない馬鹿げた言葉で呼ばれることに、
喜びを見い出していたのだ。
全ては幻影に過ぎなかった。
それがわかったのは、会社が破綻してただの失業者になってからだった。
小学校から中学、高校と真剣に真正面から勉強に取り組んだことはなかったが、
かといってドロップアウトもせず、真面目に塾通いを続け、そこそこの成績を取り、
そこそこの大学に進学した。おかげで青春時代について思い出すことなど何もない。
だがその甲斐あって安定した大会社に就職できた。当時はそう思っていた。
何しろ東証一部上場なのだから。お上の保証付きのようなもので、
定年まで潰れることなど絶対にありえないと。
だが気がついたら失業者だった。
社宅からの退去前の三日前に、妻は家を出て行った。
子供もいなかったし、今から思えば会社が傾きかけたときには
すでに腹を固めていたに違いない。
世間体を気にして時期を見計らっていたのだろう。
もともと妻と心が通い合ったことなど一度もなかった。
あの女はただ、ピーク時の私の年収と安定した将来という幻想に
心惹かれただけなのだ。
そして私は失業者とホームレスの間を行ったり来たりしている。
おかげで、両者の間には明確な境界線が見当たらないことがわかった。
最後のひと踏ん張りが効く徳俵や、下地を支える抵抗線など、
どこにもありはしなかったのだ・・・・・・
プッ
てすと
待ちに待ってた出番が来たぜ!ここは御任せ在特会!
他人の国の税金にたかる寄生虫・在日韓国朝鮮人!
悪の笑いがこだまするところ日本全国どこへでも!
519 :
名無し物書き@推敲中?:2010/01/02(土) 09:47:54
市井人が半殺しのめに合うという噂が街に流れていた。憂鬱な気分で街を流す。
二週間ほどして、ちょうどその場面に遭遇した。手づくりのヒーロースーツに身をかためた男が
なんてことはないオサレ系の男をボッコボコにしている。ヒーロースーツのセンスが悪くない。
全身銀である。おっと趣味心をぬくめているばあいでねい
「おいお前一寸。やめろってそんな一方的に。」男は無言だ。しかたないのでしばらく観ている。
変わった点は、やられてるオサレ男もべつだん助けを求めるでないことだ。ここにをれが今
居るというに。もちろん痛みを感じてないはずは無い。苦悶と苦痛で表情はおおわれている。
「おい。そこまでにしとけよ。死んじまう。」こいつはどこまでやれば死ぬかを心得ている。ヒーローは
不意にこちらを向いた。「あんたは、違うな。」「なにが?」「俺は、顔を見ればそいつが善人か
悪人かわかるちからがある。俺がこれをやりだしてから、街の雰囲気がマシになったろ?」ああまあ。
そういう論理だとは思った。だから探していたんだ。「理由を隠して半殺しにするからよう。
街のみんなは結構怖がってんぜ。」「いつか、わかってもらえる。」「お前、問題はいつかじゃ
なくてな、今なの。」「俺は正義のために愛を捨てた。肉欲も消した。だから力を得た。」…。
「お前、そこまでストイックにならなくても世界はまともになれるように出来ている。たとえこの
スカした男が悪人だろうと、無言でボッコボコにするのはやめとけ。」ヒーローは黙っている。
をれはヒーローが気を失くして其処を去るまでそこに居た。
しばらくして 噂を聞かなくなった頃、アパートの扉に貼り紙がしてあった。ノートの切れ端に
鉛筆で書いてある。
”女ってなんかヘンじゃねえか?胸がふたつ膨らんでんだぜ?あれで人間なのか?”
をれは”それでお前はどう思ったんだよ”と書き足した。
忘れた頃、”めちゃくちゃ、美しい。”と返事があった。
520 :
名無し物書き@推敲中?:2010/01/02(土) 13:06:29
ブスという呼称がある。ウムッいいたいことはよおくわかる かも しかしてここはチョット話おきいていただきたい。
ぶすといえばあれである。水飴である。おしょーさんが小坊主に水飴くわれたかないもんでぶすとゆう猛毒だと言い残して出かけるちょうゆうめいなお話。
そうだね もうわかったろう
ブスとは
「女はおそろしーおそろしーとかゆうからどんだけだよとびくびくしててきよみずのぶたいからとびおりてなめってみたらなんだいオメー
みずあめのよーに云々かんぬん
とゆう含意がこめらりている。日本語奥が深いようでうすっぺらいもんでつな!
しかしてそんだけうすっぺらいにもかかわらづ ひとはおもてしかみないのだ。ウムウ。ちなみに
みずあめだったのは偶々で こんにちならなに みるふぃーゆ?さすがにさいきん甘いものに疎くなったもんで。新年のご挨拶でした。
年明けから風邪をひいた。
「顔出すだけでいいから」という母の声に負け、無理をして田舎に帰った。
正月なんて、大人になると何もめでたくなど無い。
年寄りの相手をして、子供の様子を見て、なおかつ金まで取られる。
こんなバカバカしい事があってたまるか。
それでも感謝されるならまだ良い。こちらの気が済むというものだ。
従兄弟の生意気なガキどもにお年玉をあげた時だ。
奴らは俺の目の前でポチ袋を開け、千円札が一枚入ってるの確認すると
「なーんだ」と抜かしやがった。
従兄弟も従兄弟だ。そんな様子を見てせせら笑っている。
「仕方ないやな、平の給料なんぞたかが知れてる」
額縁めがねの奥の、嫌な目つきが脳裏から離れない。
何故俺はあそこでヘラヘラと笑ってしまったんだ。
糞生意気なガキどもに一発づつお見舞いしてやりゃぁ良かったんだ。
叔父も伯母も口を揃えて言うのは結婚の事だ。
やれ”お前の頃には子供生んだ”だの”器量が悪いのだから服ぐらいはしっかりしろ”だの。
父も母も
「恥ずかしい恥ずかしい」と頭を下げるばかりだ。恥ずかしいのなら呼ぶんじゃない。
もちろん理由はある。うちの家業は親戚全員で企業している鉄工所だ。
そんな中でうちの両親だけは抜け出し、独立した。
わざわざ身内を飛び出したのだ、親戚も気分良くは無いだろう。
その上両親は事業に失敗してしまった。
金策巡りのため、子供の頃親戚中に頭を下げて回ったのを今も良く覚えている。
俺はそんなしがらみが本当に嫌だった。
だからこそ家を飛び出したのだ。だが親戚はそれを許さない。
正月と盆には必ず帰省するよう呼びかけてくる。
毎年冬と夏の三日間、俺は心を無にするようにしている。
帰らなければ辛い思いをするのは両親だ。
あんな情け無い父と母でも両親なのだ。
俺の給料がもう少し良ければ、東京で一緒に暮らせるのだが……。
「ええぃ、くそっ!」俺はカビ臭い自分の部屋で、カップうどんを音をたててすすった。
>>522 一人称の文なんだから、”僕”がどういう知識を持っていて、どういう話し方をするのか、という部分を設定しておかないとな。
何と言うか、ネット弁慶が最近見聞きした知識や言葉を総動員して書いた未来予想、に見える。
固有名詞ばっかりの文章がとても読みにくく、何が言いたいのかさっぱりわからない。
>ネット弁慶が最近見聞きした知識や言葉を総動員して書いた未来予想
同意wwww
525 :
名無し物書き@推敲中?:2010/01/10(日) 12:27:42
おまえ等白石に踊らされるなよw
>>525 読み始めの
自分の状況を考えると情けなさ過ぎて涙が出てくる。視界が濡れて歪んできたので雨かと思ってワイパーを動かしたら、それは俺の涙だった。気がつくと、いつのまにか俺は泣いていたのだ。
この流れおかしくない?
>>525 大きな問題はなく、読めるレベルではある。たぶん、面白いと言ってくれる人もあるだろうと思う。
ただ、このままだと、どうと言うところのない平凡な作品でしかないので、とりあえず何かもう一味必要だろうと思う。
で、「一味」の最有力候補は、主人公の心情をもっと読者に伝えようとすること。
ストーリーを展開するのに気をとられすぎて、主人公の心理描写が不足気味で、
本来、主人公の心理描写が充分に為されていれば「面白い」はずの場面が効果をあげていないように思う。
たとえば、「彼女」に振られる(?)過程をもっと詳細に書いて、
最初は純粋に死にたかった主人公が、なんだか下心丸出しの心境へ到る様を描いておけば、
自殺志願者が彼女だけになったときに無駄にドキドキしてみたり、二人で死ぬことになったら無理心中みたいでいいぞとか、
いや、そうじゃない、自分はそんな不純な気持ちで自殺しようとしているわけじゃないんだとか、
どうでもいい葛藤に悩む姿を描けたりして、いろいろネタを仕込む余地が増えるはず。
せっかく自分探しに失敗した三十五歳ニートという主人公を使っているのだから、その痛々しさをもっと強調してやれば、ラストの効果はもっと高くなるだろう。
この作品が今ひとつ食い足りないのはその辺で、自分探しと称してニートをやっている連中が読んで「痛い」と思えるような要素が少ないからだと思う。
奥泉光の『モーダルな事象』が、主人公の下衆な心理描写をしつこく書くことで面白味を出す方法を使っているので、参考になるかもしれない。
有名どころでは太宰治の『人間失格』や田山花袋の『蒲団』など、ダメ主人公を生かすネタの盗みどころは結構ある。
細かい点では、○○○○○○と×××××の多用はくどい。
ここまで連呼すると「当然お前ら知ってるだろ?」と言わんばかりの嫌味な印象を受ける。
平成96年とかふざけんなよ。小学生か?
まあ 現代の話を未来の視点から語る ってのはありがちだけど面白いネタだと思うけど。
>>522 読むのが面倒くさいからスルーしようと思ったけど、なんとなく不憫なので真面目に酷評してみる。
まず、
>>472の文章を読んで欲しい。5行もしない内に嫌気が差すはず。
これと同じ症状を来しているのがこの文章。設定の羅列ばかりで肝心のストーリーが見えてこない。
2084年の未来像が深い思考と洞察に基づいたものなら、それでも興味深く読めると思うのだが、残念ながらこの文章が見せる未来像はかなり陳腐。
現代文化を皮肉るためにわざとやっているにしても、指摘している問題の掘り下げ方が浅くて読めたものじゃない。
2084年という設定が"1Q84"から来ているのはわかるのだが、オマージュをやるなら、文体から模倣するとか、ちゃんとやらないと原作に失礼だと思う。
私は村上春樹は好きじゃないので、彼にいくら失礼なことをしても個人的には構わないが、執筆態度として原作に敬意を払わないのは問題。
「なぜその原作を土台に小説を書くのか?」という必然性がないなら、最初から他人の作品を引用しない方がいい、ということ。
これは、引用されている歌詞や商標についても同じ。
ジョージ・オーウェルの『1984年』は読んだだろうか? "1Q84"の元ネタで、あなたと同じ発想で書いている小説なのだが。
あと、高橋源一郎が既存の固有名詞を多用する、似たような手法で前衛的な小説を書いている。
類似作品をよく読んで、自分の作品と比べてコレで本当にいいのか、よく考えてから発表するようにした方がいいだろう。
総じて言うと、扱うテーマに対して読書量が足りないのかな。無理に背伸びしないで、身近な題材を使って書けばいいんじゃないの? と思える。
532 :
522:2010/01/12(火) 19:07:17
ご教示ありがとうございました
>>530 勝手に年号を決めるのも今上天皇に失礼だと思って、明治以降の慣習をやめて天皇が崩御されても年号ががわらないという設定にしました。
それを522の続きで書くつもりでした。
>>531 1Q84のオマージュではなく、オーウェルの1984(旧訳)のオマージュです。高橋源一郎は読んでいません。
522ではまだ書いていませんが、その続きで民主国家(日本)VS共産国家(中国)で書くつもりでした。
533 :
531:2010/01/12(火) 21:45:38
>>532 オーウェルの方が元ネタなのかー。
だとしたら、なおのこと現代社会に対する独自の批評眼を持っていないと、作品として成功しないだろうなあ。
本格SFというのは、現代の社会や文化、技術の問題点を浮き彫りにするための仮想実験として書かれるもので、
脳内設定を披露するために書かれるものではない、という点に留意した方がいい。
『1984年』は全体主義を批判するために書かれたわけだが、それに類する何かが、作者自身にあるのだろうか?
冒頭を読む限り、とてもあるようには思えない。
「これから書くんだ」というのは言い訳にならない。本当に書きたい何かがあるなら、一見関係ない書き出しから始まる冒頭でも、それらしい雰囲気が感じ取れるものだから。
そんな精神論じゃなくて、技術的な話を聞きたい?
そういう方向から言うなら、冒頭は、後に続く本編を予感させる雰囲気を漂わせていなければならない。
「何かが始まりそうだぞ」という雰囲気が欲しいわけ。
だらだらと説明を垂れ流した文章なんて誰も読みたくないことは、
>>472への反応や、まあ、あなたの文章に対する反応を見ればわかるでしょう。
冒頭で必要なのは世界観の説明ではなく、事件が起きること(起きそうな雰囲気を見せること)。
仮に民主国家と共産国家の対立が本題なら、アップルのシェアを中国国営系メーカーが食いつぶしつつあるとか、
尾崎豊をダウンロードしようと思ったら、中国が勝手に作った音楽圧縮規格のを落としてしまってipodでは聞けないとか、とにかく対立雰囲気を高める方向で話を進めていかないといけない。
設定というのは、ストーリーに都合のいいように作るもので、脳内設定を披露するために作品を書くのは本末転倒。
> 設定というのは、ストーリーに都合のいいように作るもので、脳内設定を披露するために作品を書くのは本末転倒。
この点が特に参考になりました。
ありがとうございます。
おしいな。
では、ストーリーは何の都合に合わせて書くのか、その答えを自分で探せ。
538 :
名無し物書き@推敲中?:2010/01/15(金) 00:17:48
酷評おねがいします。また、このような作品を応募するならどこがいいか教えてください。
二度寝するのがいつだって気持ちよく感じていたはずなのになぜかその時はすんなりいかなくて、
だりーとか思いながらも結局は起きることにしてキッチンに下りて一人テレビを点けた時だった。
僕の家からすぐ側の公園で七歳の少女の遺体が見つかった、とニュースアナウンサーの佑香ちゃんが現場から伝えていた。
僕は直感した。これは今までの僕の不幸を見ていた神の仕業だ!
僕はすぐにブラックパンツと黒のテーラードジャケットというモノクロファッションに着替えて外に出た。隣接して建てられた家を四つ超えるとその公園がある。
しかし、僕の知らない間に外では人がゴミのように集まっていた!
僕は僕自身に佑香ちゃんへの愛の重さはこんなもんじゃないだろ、と言い聞かせて人の間に力技で入り込んで公園へと近づいた。
HPの八割くらいを消耗してしまったがやっと公園に着いた。
しかし、佑香ちゃんは見当たらなかった。そばにいた可愛い女子高生Aに「佑香ちゃん、みた?」と聞いたが、不振な目で見られたあげく傍の友達らしき女子高生Bの手をぎゅっと握られた。
僕はその女子高生Aが友達だと思って握った手が気付いたら僕の手になっていてその女子校生Aが恐怖にかられるのを想像して笑ってしまう。
そしてそんな想像をできる僕の想像力に笑って、いやいや、僕の佑香ちゃんを探さなきゃ、と考えなおす。
応募?
最近の文章めちゃくちゃなラノベに影響受けちゃったのかなぁ?
まぁ、そこは精神年齢とともに向上するだろうから他の問題点を言うと、”一つの文が長すぎ”ていて”無駄な記述が多い”。
「冗長な文章」なんて言葉がぴったりですね。
そして、文は長い筈なのに”読者への情報が足りない”という独りよがり。
もう少し真剣に書いたら?
めちゃくちゃだな。
テレビを見て、「神の仕業だ!」。よし、公園へ行こう。
ってなる理由が解らない。
この内容だと、
主人公がテレビを見る。
テレビの内容を読者に説明する為の文。
主人公の、テレビの内容に対する感想。(その感想に対する思考。)
その感想(思考)から目的の発現。
主人公は、目的達成のために行動。
というように書くのが一番難易度低めかな。
>>538の文章だと、主人公の「感想」「思考」「目的」が読者には解らないから「つまらない」と感じるだろうし、「読む意味がない」とも思うだろう。
>>538 釣りなのか?
作者の本意が見えないから、アドバイスのしようがないなあ。
543 :
538:2010/01/15(金) 03:51:54
答えてくださった方々ありがとうございます。
釣りじゃありません。あとラノベも読んでいません。
影響は舞城さんから受けましたが、自分の力不足で表現できてないみたいです。
長文なのと、説明不足はあえてです。説明不足を主人公の行動で示すつもりでしたが、
失敗したみたいです。いちおう、
神の仕業だ!→佑香ちゃんが家の近くにいて会いにいけるチャンスだから。
ってわけなんですけど、伝わらないのは完全な力不足ですね。精進します。
最後に1つ知りたいんですけど、このような文体(というか、舞城さんの文体)
の場合はどこの賞が似合うと思いますか?
ジャンルは純文学にしていきたいんですけども。
544 :
538:2010/01/15(金) 03:55:21
誤 説明不足を主人公の行動で示すつもりでしたが、
正 説明不足を主人公の行動で補うつもりでしたが、
>>543 すでにお前のレスすら読みづらい。
馬鹿な中学生が書いた文のようだな。
賞とか以前に受験勉強しろ。
546 :
あん・どぅ・とぅろわ:2010/01/15(金) 05:20:21
ここはうたの管理局。
153万2867曲ある人間世界のうたを 全部管理している。
おのおののうたについて ネガティヴ ポジティヴのブレーカースイッチがある。わたしの役目は毎日更新される命令書を基に そのスイッチを切り替える仕事にある。そしてうたは流行り廃れ はやりすたれ 世は歌につれ。する。
”なにもかもを ポジティヴにしなさい”
え?
疲れているのだろうか。今のは明らかに命令書ではない。命令書は首筋のジャックにプラグを差し込んでいるときに送られてくる・いまわたしはフリー 非番である。なぜ、こんな妄想が浮かぶのだろう。
”さあ。いますぐに。”
何をバカな。うたは たのしいうた ほがらかなうた かなしいうた わかれのうた ときめきのうた であいのうた 男の歌 少女の歌 娼婦の歌
ともかく約150万曲あって 世の中の動きを調節するために わたしが居る。じだいのふんいきづくり。だから
いまはしずかであってもらわねばならぬうたがある。わたしはそうならった。
”ぐずぐずしないで!”
なんなの。あなたはだれなの。なぜわたしにそんなことを言うの。そんなことしたら世の中は。
わたしはひどい寝汗をかいていることを目覚めて半身起き上がって悟った。
加湿器がスチームを吐いている。
>>543 マジなのね。じゃ、それなりの対応をしよう。
この文章は読みにくいし不愉快なのだが、キモい主人公の演出としてはマッチしているから、評価がしにくい。
わざと下手に書いているせいで、実際の実力が測りにくいのでね。
ただ、舞城王太郎が目標なら、確実に下手と言っておく。
舞城は高度な技術を無駄遣いするタイプの書き手だから、生半可な実力であれを真似したら、ただの駄文になる。
駄文を書いても「俺は舞城っぽいの書いてるぜ!」と自己満足には浸れるから、実力も向上しない。「わざと下手に書いてるんだ」と言い訳もしやすいしね。
一度舞城のことは忘れて、他の作家の作品を読み込んだほうがいいだろう。平行して記号論などの知識強化も必要。
あの文体を冷静に分析できるようになるまで、真似しようと考えない方がいい。
どうしても聞きたいらしい賞については、群像新人文学賞だと思う。
でも、そんなことを聞く時点で読書量というか知識量が絶対的に不足しているような気がするなあ。
>>538 これ、「ニュースアナウンサーの佑香ちゃん」と七歳の少女が混同され
ちゃうかな。一瞬。一種の語順の(印象的な)転倒を招くと言うか、
そういう強調部分の不明確性で、読者の組み付く姿勢を求める事と、
字数の割りに読破感を出そうと言うなら、そういう方法もあるとは思う。
これは動詞の活用でも言えることで、主人公の主観からは確かにそう
描写されるが、実際は簡易で、そういう書き方は稀という部分もある。
概ね言えるのは、強調、印象の強度の配分の(読者側から見た)不均衡で、
これは主人公の主観であるから、という理屈は成立する。
ただし、これをもってかねてからあなたの読者で無い人間に読ますのは、
若干の仕掛けが必要だと思う。もっと気持ち悪くするとか、なんとか。
それからもうひとつ。
小説家も含む広範な意味での芸術家は、精神病理として
関連妄想を内在させている場合が多い。
これがあるので、一般的には無関係の事象を結び合わせ、
作品として結晶させることが可能だ。
ただし、一般の関連妄想含む境界性人格障害と大きく
異なるのは、作家はきわめて緻密に物語を構成して、論理的
構築を行なう。これは「嘘」の心理に近い。別の言い方をすると、
他者を説得する方向で働く。論理的に巧緻になっていく。
一方、作品を伴わない人格障害は、論理構成の基盤が虚弱
で、どちらかというと功罪の転化に言語的論理をまたぎ越して
繋がる場合が多いようだ。だから言語的表現がむつかしい。
そういう意味で、538 の書いた文章は、短い文章であるので、
主人公の病理の発現前が描かれていないので、なんとも
言いようが無いわけだ。
550 :
名無し物書き@推敲中?:2010/01/15(金) 19:52:29
ここにおあつまりのみなさん
すーさんそんたく
へんてつはあるものの ? となるかたもをらりるかもしんない。しかし!
これでげへへへへへへゑ とぢごくのかまからでたてのやふな笑いで応えるアホお
みのがすな。イヤ悪魔だからとかいうんでぃない
そいつは あほないんてり だからでぃある。安重恨のクソ野郎がカンコクズンおはんべつできるたあむでぃあるのと童謡
こりもあほないんてりお判別するゆいいつむにのてだてとゆってよい。どんくらいかといふと むにっ てくらいでぃある。
まあだまされなさい。そしてためしてみなさい。あほないんてりはあなたおまっている。
あほないんてりはあなたのなかにいくている。
551 :
538:2010/01/15(金) 20:26:56
>>547 >>548 >>549 詳しい説明ありがとうございます。
他の作家さんの小説読むのはもちろんこれからもしていきますが、
書き方は納得いくまでこのままで頑張りたいと思います。
わざと下手に書いてるつもりもないんですが、そう読み取られてるのならより一層
知識強化もしていきたいですね。記号論もちょっと調べてみます。
あと強調すべき部分や読者を引っ張れるような書き方も研究してみます。
まぁとりあえず、出直してきます。駄文に付き合っていただきありがとうございました。
552 :
名無し物書き@推敲中?:2010/01/15(金) 20:29:56
をっ
をりわ わざと書いてるんだよ。ほんとだからしんじてほしい
>>527-528 なるほど。ありがとうございました。
言われてみれば、ネタや話を思いついて、ある程度それが説明できる
程度に書ければそこで満足しちゃっていました。
そこを越えてもう一手間かけたいいものを書いていきたいと思います。
554 :
名無し物書き@推敲中?:2010/01/16(土) 01:01:43
いえいえどういたまして
ところでやっぱアクネ菌が隠語?
555 :
名無し物書き@推敲中?:2010/01/16(土) 08:18:52
いつもどこでもばいきると
かわいいあの娘はぱるぷんて
まごころとともにべほまづん
いっそこのままばしるうら
557 :
名無し物書き@推敲中?:2010/01/17(日) 00:26:12
初投稿です。酷評よろしくお願いします。
「桜が散ったの」
仕事帰りの博が公園を通って近道しようとしたそのとき、少女の声が聞こえた。
博は周りを見渡した。声の聞こえ具合からいって、そう遠い場所には居ないだろう。
「どうして散ったかわかる?」もう一度声が聞こえた。
子供に話しかけられるのなんて、何年ぶりだろう。そんなことを考えながら博は公園に足を踏み入れた。公園の中のアスファルトを歩きながら、声の主を探す。ベンチや木の周りに人影は感じられない。
「どこにいるんだい?」
その言葉を口にしたとき、十一月の夜風が吹いた。
思わず立ち止まる。時計を見た。夜中の一時。
周りを見回せば、枯れた木々から葉が振り落とされそうに揺れている。
「桜が散ったの」少女の声がまた聞こえた。
博は凍り付いて声に耳を澄ませた。
「もう十四年も前のことだけど」
博はその言葉でふいに十四年前に引き戻された。
十四年前__。
確か、あの頃、この近くに住んでいた。
そしてこの公園で少女に、愛の告白を受けた。
夜の時間が動き始めた二人きりの公園で。
少女は頬を可愛らしく染めて小さく「好きなの」と言った。
博はその告白を、受けた。
その少女の名は確か、桜。
以上です。
中二病臭を消すことからはじめなさい。
薄ら寒くて読めたもんじゃない。
夜中の一時に、無人の公園から少女の声が聞こえてきたら、
普通は驚きが先にくるのではないでしょうか。
「子どもに話しかけられるなんて、何年ぶりだろう」とは、暢気にかまえられない気がします。
それに、自分に向けて問いかけられたのだと断言する根拠が不足している。
主人公は十四年前という言葉を聞くまで、この界隈に住んでいたことを忘れていたのでしょうか。
告白してきた少女が自身を桜に投影しているのなら、散った=死んだということですか?
きれいにまとめられた文章だとは思いますが、腑に落ちなさが散見しています。
560 :
名無し物書き@推敲中?:2010/01/17(日) 01:50:41
これは酷評すべき文章です。酷評してください。
気にしない事を気にさえしなければ、何もかもが気にならなくなるのではないか!
また、あらゆるもの、この世の全てのものを放り投げれば世界は破滅し
消え行くのではないか!たとえばそれは、夜毎の寝言のように一切のものが
わけのわからぬ、どうでも良い事に変わり果てるかのように。だから私がここで言うべき
言葉とは「無関心」であるのだ。無関心!知るべきものなど何一つないという、
この超越した態度、趣、またはその存在自体!目を泳がせつつ、遠き空をぼんやりと
眺めては物事に酔う事すら知らずに燃え上がる事すら知らないこの存在!
このような世界を超越した人は全てを超えて行く。成り行きに任せて、
ただただ無関心を心に抱きつつ。だから、諸君! 私はこう言うのだ。
振り返るな!立ち去れ!逃げて行け!と。よってお前たちは、皆、前を見ずに進み行くがいい。
人生の成れの果て、その歓喜と怒号より遠く離れた所、または、あるべきはずものが
実際には何処にもないという虚無の向こう側に。諸君! だから私はこう確かにこう述べた。
全ては「無関心」であると!全てを成り行くがままに、時を去らせるがままに、
かの場所で起きた火災をその地上全ての大地へまで燃え上がるようにと!
561 :
560:2010/01/17(日) 01:54:58
少し訂正します。
燃え上がるようにと!
を
燃え上がらせるようにと!
に変更。
!がくどいうざい
マルクスっぽく真似た文章なんだろうけど内容はぜんぜん似せてないな。
世界の複雑さを複雑なままに受け入れることができない中二病。
マルクスをまねた文章ってどういう意味だ?
マルクスさんは日本語の本もお書きになられているのでしょうか……。
読んだ事ないならヘタなこといわない方がいいよ
ちょっと難しい単語使いたいだけだろ
そんな自演してまで粘着しなくてもいいだろうに。
そんなに悔しかったのか。
上の流れが全く解らん。どれがどれに対するレスなんだ?
もうね、ぜんぜんわかんないですよ。
570 :
名無し物書き@推敲中?:2010/01/18(月) 01:04:50
命を散らしたいとして立ち上がった犬は、どこにでもいるただの野良犬。
彼はヤマトという名前をつけられていた。
後ろ足で耳の後ろをカリカリ掻き毟ってから立ち上がり、
空を飄々と流れるあの海と同じ色をした雲たち、それを眺める。
いつから雲が青色になったのか、それをヤマトは知らないが、
彼の父であるクロゾウによれば、昔、雲は抜けるように白かったのだそうだ。
だがそのクロゾウも、もうこの世にはいないのだから、
白かった雲の話を聞くことなど出来るわけがない。
ヤマトは思った。『父の仇をとってやる』。
クロゾウは人間たちに連れられ、きっと、殺されてしまったのでしょう、
一ヶ月たっても彼ら野良親子が住む空き地に、帰ってこない。
ヤマトは一番上の兄です。
弟や妹の面倒を見なくてはなりません、面倒でも見なくてはならないのだから、見るのです。
やりたいやりたくないの問題ではありません。弟や妹はまだ餓鬼でした。馬鹿でした。
ですから、ヤマトが懸命に努力して二匹を育てなくてはなりません。
それがヤマトの宿命なのでした。二匹を教育することがヤマトの使命。
571 :
名無し物書き@推敲中?:2010/01/18(月) 01:06:51
さて空き地に一人の、若そうな人間、男、がフラフラっとしながら、
ヤマトと、弟、妹、が佇む空き地へと訪れました。
彼は酔っ払っているようでした。顔に血が集まっているのか、彼は真っ赤でした。
「お、何だ何だ、こんな所に犬っころのクソやろう」
そんなことを口走りながら、男はまだ餓鬼の、
茶色の毛を持った弟を「ひょい」と持ち上げたので、ヤマトは憤慨しました。
彼の頭に血が昇っていました。ガブリ、男の尻に勢いをつけて飛び掛ったのです。
「ぎゅあ」男は奇妙な叫び声をあげました。
そして悶絶したように地面に転がり、ごろごろごろごろ、地面で回転します。
そしてやがて、これはヤマトは驚いたのですが、弟や妹も餓鬼のわりには驚きました。
男はピクリとも動かなくなったのです、指先一つ動きを見せんようになったのです。
ヤマトは不思議そうに頭を右へ左へ、クイクイ動かしてみますが、
自分の視界が動くだけで、やはり男は動きだしません。
何だか、ヤマトは焦りを感じました。
「人間というやつは、尻が弱点だったのか」
ヤマトはこのとき始めて、人間の急所という奴が尻にくっ付いている、ということを知ったのでした。
道路側の方からまた一人、今度は女です、それがとぼとぼ歩いてきます。
ヤマトは身構えました、弟、妹も身構えました。
↑がんばって書きました。評価、お願いします!
小説になってない。
意地悪で言ってるんじゃなくて、こういう水準のものを恥ずかしげもなく貼れてしまうようでは全然実力不足。
文と文が繋がってないんだよね。箇条書きみたい。
あと、言葉づかいもバラバラ。
ってか最近出没してる釣りのような気がしなくもないな。
まだ小説を書き始めて半年ほどですので、至らない所が多くあるのだと思います。
酷評、ありがとうございました。
初めて小説書いた俺の方が上手いじゃねえか
『天体観測をしよう!』
最初にそう言いだしたのは魔理沙だった。
何でも、夜の星空から新しい魔法のアイデアを得たいだとか……。
あの時私は、勝手に一人でやればいいと切り捨てた。
魔理沙も不満の一つや二つは言えど、とくに強く言ってくることもなかった。
それで話は終わったはずだった。
『それなら丁度、良い物があるわ』
そこに紫が現れなければ、こんな寒い想いをしなくて済んだのに……。
「どうした?もたもたしてると夜が明けちまうぜ」
一人先行してる魔理沙が、随分楽しそうな様子でこちらに声を投げかけてきた。
「あんたがせっかちなのよ。さっき日が沈んだばかりじゃない」
空はまだ明るく、星一つ出ていない。
「なんだ、霊夢は知らないのか?星ってのは本来、昼間でも出ているものなんだぜ。それがたまたま、日光で隠れてるだけだ。日が沈んだ直後にしか見れないレアな星もあるんだぜ」
そう得意気に語る魔理沙だが、私は星なんてどれも同じだと思う。
「そうよ、霊夢。空は常に変化している。一時たりとも、同じ光景のままではいてくれないわ」
「あはは、私はお酒が飲めればなんでもいいよー」
私の隣を歩く紫と萃香がそれぞれ勝手なことを言ってくる。
全く、妖怪は寒さを感じないのだろうか?
まぁ、それは置いておこう。妖怪の事情なんて人間の私の与り知らぬ事だ。
だが、この真冬に寒さをものともせず、両手振り振り邁進してる目の前の人間はなんだ?
人間ってのはもっと……
「何だ、霊夢?私の背中に何か付いているかぁ?」
立ち止まり、くるりと振り返った魔理沙が怪訝そうに尋ねてくる。
「あんたは本当に人間なのかしらって疑っていたところよ」
「私は人間さ。今日の星空ウオッチングも、観測から実用的なものを作りだそうって、人間らしい探求心からの試みだ」
そう言って笑う魔理沙を見たら、一人憂鬱な気分に浸っていた自分が馬鹿みたいに思えてくるからタチが悪い。
東方厨?
「初めて文を書いた」なら驚いたけど。色んな意味で。
>>579 どうせならボロ糞言ってくれよ
VIPだと酷評しかされなかったぞ
落ちてない
漢字開け
起承転結
確かにな。
このスレに投稿されるやつでちゃんと続きが書けてるのはどれほどなのか。せめて話のオチまで不足なく書けないと。
中途半端なもの読んでも中途半端な感想しか持てないよなぁ。
>>580 話の続き書きたいなら、
>『それなら丁度、良い物があるわ』
の”良い物”が何なのかをこの次で説明してそこから話を膨らませれば?
あと、キャラの説明みたいなものも入れなきゃこっちのスレの人間は解らないと思うぞ。
俺は東方なんたらだと”東方不敗”しか知らんし。
二次創作はそういった”設定の説明を省ける”から書き易いって事もあるからな。
良い物も糞も、普通に天体望遠鏡や星座早見を考えてたのに
ハードル上げないでくれ……くそ、また壁殴っちまったよ
>>581 何かの言い訳を模索してるの?
少し見ればわかるんだよ。
カスはどこまで行ってもカスでしかない。
まともに読める類の文章がこのスレで一つでもあるか?
過去スレでは時にはマシな文章も投下されたが、今ではダニみたいな能無しの集う巣窟になっている。
>>584 ご自分の事をそんな風に言っては駄目ですよ。
586 :
名無し物書き@推敲中?:2010/01/18(月) 21:11:30
>>576 >「あんたがせっかちなのよ。さっき日が沈んだばかりじゃない」
>空はまだ明るく、星一つ出ていない。
…?
日が沈む前に見える星もあるよね。
>夜の星空から新しい魔法のアイデアを得たいだとか
普通の魔法について言及されていない段階で
突然「新しい魔法」なんて単語を持ち出されても
読者は興味持つ前に追いてかれるだけかと。
「新しい魔法」という単語を使うのは、その魔法という概念が
物語の中でどういうものかはっきりさせてから(確立させてから)
のほうがいい。何気ない単語の意味を改めて構築することから
独自の世界観はつくられる。そういった自覚もなく
「ファンタジーで一般的に言うところの魔法だよ」
などとあんたが主張するのなら、小説的空間に
独自性を出すことは永久に無理。
真面目に難癖をつけるスレ?
結局ここにマシなやつなんて誰一人としていないだろうが
ごみの巣窟だろうが
>>586 都会っ子なんで夕方に星なんて、たまに金星が見えるくらいなんだけど
田舎だと毎日見えたりするもんなの?
まぁ、確かに特に何かを象徴してるわけでもないんで星は見せた方が良いかも知れない
まあ、マゾヒスト的性質があるっぽい俺は結局、このどうしようもない感じが
支えというか、反逆心を育てるのに充分、というか、何いってんだかわかんね
592 :
名無し物書き@推敲中?:2010/01/19(火) 19:56:09
>>590 え?舞台は都会だったの?
そういう描写なかったし…
そもそも星のよく見えない都会で普通天体観測やるかな?
>>576 『天体観測をしよう!』
最初にそう言いだしたのは魔理沙だった。
何でも、夜の星空から、新しい魔法のアイデアを得たいのだとか……。
あの時、私は、「あんたが勝手に一人でやればいい」と、切り捨てた。
魔理沙は、私の返した異議に対する不満をぶつぶつ言ったが、それ以上、特に強く言ってくることもなかった。
それきり、話は終わるはずだった。
『それなら丁度、良い物があるわ』
二人の背後で話を聞いていたらしい紫が、不意に二人の前に現れると、ちょっとびっくりする提案をした。
その提案さえなければ、今日、こんな寒い想いをしなくて済んだのに……。
夜が来る。白銀の平野を一群は進む。
面子は、私=霊夢、魔理沙、紫、萃香。二人と二匹だ。
「どうした?もたもたしてると夜が明けちまうぜ」
一人、みんなを従えて、たったと先行していく魔理沙が、随分楽しそうな様子で、こちらに声を投げかけてきた。
「あんたがせっかちなのよ。さっき日が沈んだばかりじゃない」
空は、まだ明るく、星一つ出ていない。
「なんだ、霊夢は知らないのか?星ってのは本来、昼間でも出ているものなんだぜ。それがたまたま、日光で
隠れてるだけだ。日が沈んだ直後にしか見れない、レアな星もあるんだぜ」
そう得意気に語る魔理沙だが、私は星なんて、どれも同じだと思う。
私の隣を歩く、紫と萃香が、それぞれ勝手なことを言ってくる。
「そうよ、霊夢。空は常に変化している。一時たりとも、同じ光景のままではいてくれないわ」
「あはは、私は、お酒が飲めればなんでもいいよー」
全く、妖怪は寒さを感じないのだろうか?
まぁ、それは置いといておこう。妖怪の事情なんて、人間の私の知ったもんではない。
だが、この真冬に、寒さをものともせず、両手振り振り邁進してる目の前の人間はなんだ?
妖怪はともかく、人間ってのは、もっと……
「何だ、霊夢?私の背中に何か付いているかぁ?」 立ち止まり、くるりと振り返った魔理沙が、怪訝そうに尋ねてくる。
「あんたは本当に人間なのかしらって疑っていたところよ」口を、とがらしている自分の顔が想像できる。
「私は人間さ。今日の星空ウオッチングは、観測から実用的なものを作りだそうって、人間らしい探求心からの試みだ」
そう言って笑う魔理沙を見たら、一人、憂鬱な気分に浸っていた自分が、馬鹿みたいに思えてくるからタチが悪い。
○○岩の登り口が見えた。
夜が来る。白銀の平野を一群は進む。
面子は、私=霊夢、魔理沙、紫、萃香。二人と二匹だ。
「どうした?もたもたしてると夜が明けちまうぜ」
一人、みんなを従えて、たったと先行していく魔理沙が、随分楽しそうな様子で、こちらに声を投げかけてきた。
「あんたがせっかちなのよ。さっき日が沈んだばかりじゃない」
空は、まだ明るく、星一つ出ていない。
「なんだ、霊夢は知らないのか?星ってのは本来、昼間でも出ているものなんだぜ。それがたまたま、日光で
隠れてるだけだ。日が沈んだ直後にしか見れない、レアな星もあるんだぜ」
そう得意気に語る魔理沙だが、私は星なんて、どれも同じだと思う。
私の隣を歩く、紫と萃香が、それぞれ勝手なことを言ってくる。
「そうよ、霊夢。空は常に変化している。一時たりとも、同じ光景のままではいてくれないわ」
「あはは、私は、お酒が飲めればなんでもいいよー」
全く、妖怪は寒さを感じないのだろうか?
まぁ、それは置いといておこう。妖怪の事情なんて、人間の私の知ったもんではない。
だが、この真冬に、寒さをものともせず、両手振り振り邁進してる目の前の人間はなんだ?
妖怪はともかく、人間ってのは、もっと……
「何だ、霊夢?私の背中に何か付いているかぁ?」 立ち止まり、くるりと振り返った魔理沙が、怪訝そうに尋ねてくる。
「あんたは本当に人間なのかしらって疑っていたところよ」口を、とがらしている自分の顔が想像できる。
「私は人間さ。今日の星空ウオッチングは、観測から実用的なものを作りだそうって、人間らしい探求心からの試みだ」
そう言って笑う魔理沙を見たら、一人、憂鬱な気分に浸っていた自分が、馬鹿みたいに思えてくるからタチが悪い。
○○岩の登り口が見えた。
接続状況が悪くて、2度書き 594-595 してしまった。ごめんなさい。
597 :
名無し物書き@推敲中?:2010/01/20(水) 01:38:39
>>595 この文章が書かれている「現在」がいつなのか、混乱している。
>夜が来る。
ということは夕暮れも深くなったころ(冬場なら午後5時ごろ)かと思っていると、
>「どうした?もたもたしてると夜が明けちまうぜ」
これは夜明けが近い時刻のセリフ(午前5時とか)。
すると、
>「あんたがせっかちなのよ。さっき日が沈んだばかりじゃない」
と、また夕暮れに時刻が戻り、
>空は、まだ明るく、星一つ出ていない。
↑この文章と、冒頭の「夜が来る」がつながっていない。
星ひとつ出ていない、まだ明るい空を見て「夜が来る」とはだれも思わない。
「もうすぐ日が暮れる」とは思うにしても。
>「なんだ、霊夢は知らないのか?星ってのは本来、昼間でも出ているものなんだぜ。
このセリフはなにを受けてのセリフなのか?
>「あんたがせっかちなのよ。さっき日が沈んだばかりじゃない」
>「なんだ、霊夢は知らないのか?星ってのは本来、昼間でも出ているものなんだぜ。
ふたつ並べてみれば珍妙さに気づくかね。
>>594 自分の文いじられると背筋がむず痒くなるね
600 :
名無し物書き@推敲中?:2010/01/20(水) 17:38:34
>>599 余計な描写が多く、肝心なところが抜けているので、読むのに難渋します。
舞台は彼女の「東京のマンション」のようですが、
>高校を卒業した後、綾子は上京して会社に勤め、隆一は地元の音楽系専門学校に進学することになり、
>その関係は終わりを迎えた。
のわりには、
>……そうか、俺が知っている「綾子の部屋にあるもの」が一つもないのか。
と、主人公が彼女のマンションに過去たびたび訪れていたようなのは説明不足です。
彼女のマンションを突然訪れる理由も、
>隆一はバンドを組んで音楽活動をするために上京したが、頼りにしていた友人と連絡が取れずにいた。
だけではとってつけたようにしか見えません。ふつう泊るところも決めずに上京しますかね?
で、
>綾子は東京へ行く。俺は、ここに残る。
というのはなんのことでしょうか。すでに上京して二年過ぎているはずなのに。
「ポラロイド写真」というのもいつの時代の話なのやら。
話の大半は主人公の心情の吐露、というよりもボヤキにすぎず、具体的な事柄のない、ただのボヤキを
ぐだぐだと聞かされても共感はできません。
ここで語られている具体的な事柄とは、彼女の家を突然訪ねて帰ったということだけです。主人公はこれ
しか行動していません。これで読者に共感せよというのは無理です。
>隆一は電源ボタンを押した。車が通り過ぎ、ヘッドライトが一瞬だけ隆一の周辺を不自然に明るく照らした。
>通話終了の文字と共にモニターに映る通話相手の名前が、隆一には意味の分からぬ記号の塊に見えた
>ような気がした。
無駄な描写の典型です。くどいだけ、かっこつけているだけです。こういう文章は書かないほうがましです。
文章を推敲するときには「1に削除、2に削除」を心がけてください。
.>夜道の街灯は両脇に整然と並んでいて、その灯りはいつもより何処かコントラストが強調されて見えた。
最初の1行目で独りよがり炸裂だよなぁ。
「いつもより何処かコントラストが強調されて」見えたのは、どうして? 作者が”なんとなく主人公はそう感じるだろう”と勝手に決めたからですか?
>空気は冷たく、深い海のように青く澄んでいる.。
「深い海のように”青く”澄んでいる」のは、”空気”じゃなくて”空”ですよね? 「青く」と入れているので、空気では合わない気がします。
>人の匂いを感じさせない街はレプリカのようである。
「人の匂いを感じさせない街」の描写は無いんでしょうか? いきなり「人の〜街」とか書かれてもサムいです。
「レプリカのよう」に思うのは何故なんでしょうか? これも、作者が”なんとなく主人公はそう感じるだろう”と勝手に決めたからですか?
>隆一が夢に迷い込んだような覚束ない気持ちで空を見上げると、そこには、東京の夜にしては珍しく星々が沢山輝いていた。
「隆一が」と入れる必要はないですね。「夢に迷い込んだような覚束ない気持ち」だったのはどうし(ry
こういう陰鬱な描写で主人公の心理や周囲の風景を書いたのは、後に書かれている主人公の状況に起因するからだということは解ります。
しかし読み始めた者にしてみたら、描写のみの文章っていうのはかなりウザいです。一行読むたびに上で書いたような疑問が生じてしまいます。
読者が、”主人公の思う事感じる事全てを共感できる”ような記述があればいいんですけど。
>>595 >私=霊夢
一人称くらい文章で表現してほしいな
>>602 ここらへんの処理だが、
何でも、夜の星空から、新しい魔法のアイデアを得たいのだとか……。
「なあ?霊夢、面白そうだと思わねえか?」
あの時、私は、「あんたが勝手に一人でやればいい」と、切り捨てた。
とかでもいいと思う。
だが、オリジナルの文の冒頭の出だしで、一人称の「私」の名が明記されて
いないのでそれはとらなかった。
あるいは後半で、主人公の名を挟む余地は随所にあるが、またオリジナルの
文で、
「なんだ、霊夢は知らないのか?……」
「そうよ、霊夢。空は常に変化している。……」と連呼がある。これらは主人公を
示すか明確な台詞ではない。これは文章の最後尾で、
「何だ、霊夢?私の背中に何か付いているかぁ?」 でようやく明瞭になる部分だが、
霊夢という名を連呼しているが、ここに至るまでかなり不明確だ。
中盤登場人物が『萃香』増えた段階で、総人数の確認だけしておこうと思って
便宜的に『私=霊夢』を加えた。主人公の名を伝える方法はいくらでもあるが、
中盤以降読み進めていくにあたり、一旦整理をしようとしたわけ。
一部の文節の入れ替えも発言者の同定のため行なった。
「そうよ、霊夢。空は常に変化している。……」のおそらく紫の言葉と妖怪二人の
同道の状態の説明の入れ替えがその部分で、オリジナルでは私が霊夢だと
いう明確な同定がされていないので、誰(私)に言った台詞か明確でない。
ただし、その一人称の他者からの呼びかけによる同定は、作者の意図がかなり
反映するので、どの時点で「割る」のがいいかは作者のみぞ知る事だと思う。
これが、アニメなどの映像化作品であれば、
「「なんだ、霊夢は知らないのか?星って……」の魔理沙の台詞(登場人物の性別も不明)
の台詞にかぶせて、先行する魔理沙の肩越しに主人公「霊夢」の着いて行く描写等、
描かれているか、
「そうよ、霊夢。空は常に変化し……」のおそらく紫の覗き込むような仕草の向こう、
もしくは手前に、主人公「霊夢」の姿が描かれていれば同定についての問題は無い。
小説では、各個の位置関係や、表情等の描写で、そういうものを表現しないと、
読む方は常に読み進めていく過程で「これは誰の事?」「何処の場所?」
という懸案を未整理のまま引きずる可能性がある。これはそのまま読者の疲労に
繋がるかもしれない。
上で「割る」と書いたが、読者がどの程度まで追従してくれるか判断しつつ、種明かしを
引っぱるかは難しい。力量がある作家で、不明瞭な描写が幻惑感を醸しだすような
場合は積極的に利用すべきだが、単なる説明不足や描写の欠落で伝わらない場合は
余り効果としていいとは思えない。
605 :
名無し物書き@推敲中?:2010/01/21(木) 09:39:42
>>599 ほんとにわけわからんな。
>夜道の街灯は両脇に整然と並んでいて、その灯りはいつもより何処かコントラストが強調されて見えた。
「いつもより」ということは、毎日か、あるいは定期的にこの道を使っているということのはずなのだが、
男は突然上京してきたところで、その間といえば、
>会わなくなって二年の間、綾子とは連絡を取り合うこともなかった。
じゃあ「いつもより」の「いつも」って「いつ」なの?
>東京の夜にしては珍しく星々が沢山輝いていた。
これもふだん東京に住んでいる人の話。上京したての人間に「珍しく」などと思わせちゃ駄目だろ。
登場人物等の設定がぐらついているとこんなふうに瑕疵だらけになる。
606 :
名無し物書き@推敲中?:2010/01/21(木) 14:56:54
「それより小杉ちょっと聞いてくれるか」
「ううん なんやん」
「お前、じぶんちの冷蔵庫が黒いマヨネーズで埋まってたらどう思う」
「お前それ大惨事やん はよかたづけえや」
「大惨事ではないねん きちんと容器に入ったまま埋まってんねん」
「それめちゃくちゃファンなんやんわしらの」
「ファンそんなことするか?」
「わしらのファンやん」
「そういえばな、思い当たることあんねん。こないだ道あるいてたらな、通りすがりの小学生に
『お前ら黒いマヨネーズしか食ったらいかんとちがうか』言われてんねん」
「…ものごっつアホな小学生おんな。」
「それゆうていいん。それゆうていいん。」
「… ヒーハー!」
「どうかしてるぜ!」
ガラスの彫刻のように輝く巨大なビル。藤崎商事本社ビルの一階ロビーには高級そうな
スーツを身をまとった男女の群れが出入している。その中をかき分けるように一人の若者
がビルに入り込んだ。年齢は二十歳ほどだろうか、ボサボサの頭髪に色あせたスカジャン
、すり切れたジーンズ、薄汚れたスニーカー、どれもこれもこのビルには相応しくない。し
かし不審そうに自分を見つめてくるまわりの視線にもまったく物怖じした様子はない。ふて
ぶてしい視線でロビーを見渡している。場違いな青年に守衛が声をかけた。
「何か御用ですか?」
「この会社に会いたい人がいるんだけど」
守衛は青年を受付窓口に連れて行く。明らかな不審人物をぴったりマークするつもりらしい。
受付嬢は内心の蔑みを儀礼的に消し去って青年に一礼する。
「いらっしゃいませ、お客様。ご用件をどうぞ」
「藤崎社長にお会いしたいんですが」
受付嬢は笑顔を崩さない。それでもその眼が青年を馬鹿にしきっている。
「お客様、失礼ですがアポイントメントはございますか?」
「いえ、ありませんが」
「申し訳ございませんが、アポイントメントのないご面会は……」
当然のことだ。天下の藤崎商事の社長に胡散臭い若者が急にやってきて会えるはずが
ない。受付嬢の手は若者からは見えない角度で防犯ベルに指をかけていた。守衛も緊張
した面持ちで若者を見つめている。
受付嬢と守衛の緊張をよそに若者は気楽な声を出した。
「一応、石川拓馬という者が来たことだけ伝えてもらえませんか? それだけでいいんです」
「はあ……分かりました」
不承不承頷いて受付嬢は受話器を取る。内線で秘書課に連絡を取っているようだ。
「はい、受付です。こちらに石川拓馬様とおっしゃる方が……はい、え? 本当ですか?
社長が……はい、はい。分かりました」
受話器を置いた受付嬢が若者に向かって声をかけた。その表情は驚きが隠しきれていない。
「社長が今すぐお目にかかるそうです。そちらのエレベーターから二四階にどうぞ……」
「そうですか。ありがとうございます」
颯爽とエレベーターに向かう若者を受付嬢は奇異なものを見る目で見つめていた。
(いったい何者なの……?)
608 :
名無し物書き@推敲中?:2010/01/23(土) 14:54:57
>>607 >高級そうな スーツを身をまとった男女の群れが
この一文だけで即ゴミ箱行きのレベルです。「高級そうなスーツ」などという薄っぺらな表現は、登場人物が
そう思うならまだしも、作者が書いてはいけません。具体的な描写で読者に「高級そう」と思わせてください。
>守衛は青年を受付窓口に連れて行く。明らかな不審人物をぴったりマークするつもりらしい。
>受付嬢は内心の蔑みを儀礼的に消し去って青年に一礼する。
>「いらっしゃいませ、お客様。ご用件をどうぞ」
>「藤崎社長にお会いしたいんですが」
>受付嬢は笑顔を崩さない。それでもその眼が青年を馬鹿にしきっている。
無駄なことを書いて底を浅くしています。
守衛は青年を受付窓口に連れて行った。
受付嬢が青年に一礼する。
「いらっしゃいませ。ご用件を承ります」
「藤崎社長にお会いしたいんですが」
受付嬢は笑顔を崩さない。
これだけで十分です。青年が場違いであることはすでに述べているのですから、余計なことをくどくど書くのは
逆効果です。「顔を崩さない」だけで受付嬢の心中は読者に伝わります。
>受付嬢の手は若者からは見えない角度で防犯ベルに指をかけていた。
その場に守衛がいるのに「防犯ベルに指をかけ」ますかね?
ましてや相手は1人で、暴れているわけでもなく、凶器らしきものも持っていないのに。
これも「書きすぎ」の一例です。作者が思うイメージに読者を誘導したいがあまりに大袈裟になってしまって
いるのです。
>>608 具体的に書くのは描写ではなくて説明。描写と説明の違いを勉強したほうがいい。
このスレに投稿してる奴等は中高か?
あり得なすぎる
611 :
名無し物書き@推敲中?:2010/01/23(土) 18:47:00
酷評よろしくお願いします。
同じ職場の詩織は人を和ませるのが上手だ。彼女は社交的ではないし、銀縁の丸いめがねに、無造作に束ねたロングヘアを見ると暗い印象を受ける。でも、人の怒りを鎮めているときの彼女はまるで女優のようだ。
月曜日の夕方、田口さんが営業から帰ってきた。乱暴にスーツの上着を脱ぎ捨てて、パソコンのキーボードを強くたたいている。私はこんな時、絶対に話しかけることはしない。しかし気付くとすでに田口さんの背後には詩織が立っていた。
「お疲れさまです。これ今日買った上等の紅茶なんです。アイスが美味しいらしいので、冷やしておいたんですよ」
彼女はこんな時、いつもよりさらにゆっくりと話す。正しい日本語講座のようだ。
「ああ、どうも」
田口さんはおおげさにため息を吐いてコップを受け取る。
「私もさっき飲んでみたんですけど、私でもお砂糖無しで飲めるくらいいい香りだったんです。でも少しだけお砂糖を入れておきましたね」
「あっそう。悪いね」
田口さんはそっけなさを装う。
「いい香りでしょう?」
田口さんは唇を突き出してコップに鼻を近づける。
「うん、まあ、そうだね・・・」
「もっと深く嗅いでみてください」
詩織は少しだけ語尾を上げて優しく言う。
612 :
名無し物書き@推敲中?:2010/01/23(土) 18:49:06
「いい香りでしょう?」
「うん、確かに」
「・・・ふふ、その紅茶、いつもと同じものですよ」
「えっ?そうなの気付かなかったよ」
田口さんは目を丸くして詩織を見る。詩織はイタズラっぽい目をして微笑む。どうやってあんな顔作るんだろう。
「アイスにすると香りの印象が変わるでしょう?」
「ふうん。確かにね」
会話はそれだけだった。でも田口さんの怒気はもうなくなっている。私が同じことをすれば必ずわざとらしくなる。でも詩織ならわざとらしくならない。きっと才能というのはこういったものだろう、と私は思う。
火曜日は朝から曇っていた。
正確には、晴れてはいるが雲の多い日だった。特別寒くもない日なのに詩織は赤いカーディガンを羽織っていた。珍しく今野課長の機嫌が悪い。
出勤してきた部下に挨拶をしない。今野課長は機嫌が悪くてもそれを表に出す人ではない。だからそれはやはり珍しい光景だった。
詩織が立ち上がり今野課長に近づいていく。どうするのかなと思って見ていたが、書類だけを渡すだけで席に戻る。その日、それ以降、詩織が課長に話しかけることは無かった。そしてその日、課長の機嫌が戻ることも無かった。
613 :
名無し物書き@推敲中?:2010/01/23(土) 19:33:16
>>611 上手いですね。文章のリズムがよく、描写に過不足がないので、すんなりと読めます。
詩織という人を具体的なエピソードで紹介しているので短い描写でも詩織の「キャラが立って」います。
火曜日がいつもと違うということで読者の興味もうまく引いています。
>田口さんは目を丸くして詩織を見る。詩織はイタズラっぽい目をして微笑む。どうやってあんな顔作るんだろう。
このあたりの文章の呼吸がいい。「どうやってあんな顔作るんだろう」という「私」の感想がそのまま読者の視線
に重なります。
ナンクセをつけておくと会話の表現はもうすこし削ったほうがいいかも。「うん」「え?」という感嘆詞はリアルっぽい
雰囲気を出すので使いがちですが、多用すると作品世界の緊張が間延びします。
>「あっそう。悪いね」
>田口さんはそっけなさを装う。
細かいことをいうと、気になるところです。ほんとうに「装った」のかどうか、「私」にわかるのでしょうか。
視点の問題ということなのですが。
やっとまともな文章が投下された
でも始まりが会社だと殺人事件でも起こらないと
盛り上がらないんじゃないだろうか
それか恋愛モノ?
615 :
名無し物書き@推敲中?:2010/01/23(土) 21:23:35
>>613 ありがとうございます。今までの流れからして、当然酷評されると思ったのでびっくりしました。
確かに「装った」は変ですね。勉強になります。
>>614 恋愛モノでもないのですが、詩織が自分を求めてくれる場所を探して、自分のキャラを変えながら
色んな職場、恋人を転々とさまよう話です。
小説として貧弱すぎますか・・・?
>>615 いや、自分がミステリの読みすぎなだけだと思う
でも見る人が読みたくなるあらすじにするには工夫が必要かも
文章はすごくいい 頑張って
うまいとは思えない。説明の羅列で描写がない。
618 :
名無し物書き@推敲中?:2010/01/24(日) 06:26:04
このようなスレがあるとは知りませんでした。
よろしくおねがいします。↓
絵について語ろう。あたり一面の草原の真ん中で、風に吹かれながらフルートを吹いている女性の絵について。
草原は緑色と紺色を織り交ぜて描かれている。キャンバスの右上から太陽の光が差し込み、草原の所々にその輝きを与えている。
草の種類は分からない。小麦、まだ青く若い小麦かもしれない。柔らかい風を受ける、僕のまだ知らない草かもしれない。草の背丈は女性の膝の高さくらいだ。
高すぎず、低すぎず、キャンバス全体における絵のバランスを保っている。
女性はその草原の真ん中に立ち、草原と一緒にその長い髪の毛をなびかせている。黒く、長い髪の毛だ。髪は山肌を駆け下る雲のように流れ、肩のあたりから太陽の光を受けている。それは金色に輝く染め絹のようにつるりと、そしてふわりとした質感を見る者に与える。
女性はこちらに背を向けている。僕に分かるのはその女性の口元だけだ。筋肉が、その所与の柔軟さを惜しみ無く使った、フルート吹きのアンブシュア。
機械的ではなく、出そうとしている彼女の頭の中の音を伝えようとする口元だ。おそらく長い一本の音を草原に響かせている。その音が何の音かは僕にはわからない。しかしその音は草原に溶け込み、それに相応えるように草原もその体をくゆらせている。そのように見える。
膝丈のロングスカートも、草原と一緒にその裾をなびかせている。
>>618 文章自体に大きな問題はないので、もう少し突っ込んだ話を。
描写は、ストーリーも進まないし字も詰まっているので、読むのが面倒くさい部分だと言える。
それを読ませようと思ったら、興味を持ってもらえるような工夫が必要になる。
たとえば、最も簡単な処置としては、この文章の頭に、
「フルートの音が聞こえたような気がして辺りを見渡すと、ひとつの絵に目がいった」
といったような内容の文を置いてやる、など(ちょっとしたミステリーで興味を惹く手段)。
この場合、女性のフルートを吹く様子の描写から入って、背景の描写は後にする方が効果が高いと思うが、その辺は実際に組み立ててみないとわからない。
要するに、この文章だけだと、なんでこの絵に注目しなければならないのかわからないので、何か理由を添えてやるといい、ということ。
描写というのは、視点人物が注目する理由があるから書かれるはずなので、その動機付けはとても大事。
意味もなく続く描写は、どんなにうまく書けても、何が書きたいんだかわからない、ただの文章の羅列になってしまう。
>>618 まだ推敲しきれてない感がある。
言葉選びや描写の量の配分を考え直すべき。
621 :
名無し物書き@推敲中?:2010/01/24(日) 21:10:54
>>618 >あたり一面の草原の真ん中で、
冒頭から文章が変です。「あたり一面」というのは「その場所すべてが」という意味ですので、「降りたつと、あたり
一面草原だった」とか「家のまえはあたり一面水浸しだった」というような使い方なら可ですが、この場合はその場
所がどこか特定されていませんので「あたり一面のあたりってどのあたりだ?」となります。
また「真ん中」というのはなぜ真ん中とわかるでしょうか。絵の真ん中であってもその草原の真ん中とは限らない
はずです。
>風に吹かれながらフルートを吹いている女性
小ボケをかましたわけでもないのでしょうから、「吹く」の連発はこれだけで文章に対する感性を疑われてしまいます。
肝心の絵の描写ですが、
>草原は緑色と紺色を織り交ぜて描かれている。
草原を描くならたいがい「緑色と紺色」を使いますよね。当り前のことを書きすぎです。
それで「分からない」「知らない」を連発して、読み手にどのようなイメージを喚起させようとしているのでしょうか。
ここの描写からは、たいして特徴のない、素人が描いたような草原の絵しか思い浮かびません。
少女のイメージも純潔な少年(童貞ともいいますが)の妄想に出てくるお約束の少女像にしか見えません。
使い古されたイメージということです。
つまりこの絵には草原にも少女にもなんの魅力も感じられないということで、魅力のないものをことこまかに字数だけ
は費やして書かれても退屈なだけです。
なによりいけないのは情景を(この場合は絵ですが)分解して叙述していることで、最初はみなそうなのですが、この
ての分解叙述からはだらだらとした文章しか生まれません。
よく「退屈な情景描写」という言われ方をしますが、またそれゆえに情景描写は減らしたほうがいいという人もいますが、
実際は「下手な情景描写が退屈」なのであって、上手な情景描写は読むひとを酔わせるほどの魅力があります。
下手に書くくらいなら書かないほうがいいという方法もむろんありますが。
皆様レスありがとうございます。
とても勉強になります。
>>618 >草の種類は分からない
>僕のまだ知らない草かもしれない
>その音が何の音かは僕にはわからない
と、いいながら、その一方で、
>そしてふわりとした質感を見る者に与える。
「わからない」「知らない」「僕」なのに、「見る者に与える」と断じられてもね。
「僕」と作者の視点がごっちゃになっている。
都合のいいときだけ作者が出てきて「見る者に与える」ことにしてしまっている。
ある意味、ご都合主義。
624 :
名無し物書き@推敲中?:2010/01/26(火) 17:23:02
妾(わたし は魚に例えると何だらう。ふといとまに飽かせてんなこと考える・
シャチは哺乳類であるからしていかにオルカオルであらうとも今回はじょがいしやう・サテ何かな。
!
さうか鯉か。どろみづの中でもマアのんべんだらりと生きておる鯉・ドブでも平左である。ウン
仲々イヰぢゃないか。この 音(おんもいいじゃないか。ウンウン。ひどく独り首肯する。琥珀色の一刻。
シテミルトキャツメはナニ哉。これは言うまでも無い、山の女と書いてやまめちやんである。
清流に魚棲む。本来なら岩魚がオニャーイであらうに こつらもなんですか ナマヅやらどぜうと
伴して居れば善ひものお
互いにへそ曲がりではあったのデスナ。こつらは”どんだけ清流で生きてゆけるものかしいら”と挑み
キャツメはそのさかしまである。ンダカラホンダカラ
濁ってるの澄んでるのというよーな わけのわからんちんな小川で邂逅したもんだからたまりません
ひとめ出遭った其の日から 鯉の鼻裂くこともある?日本人なら誰でも身をグツと乗り出すきんだんの
異種恋愛・バカメいかよに恋焦がれても 所詮こどもはうまりゃせぬ・みのほど知って大人しくしてればいいのにdoyouknowiamavenus・ゴーン
最後のは妾の脳天に突き抜けた衝撃である。ふりかへれば奴が居た・すなはち山女ちやんである。眼が▽になつてをる。
フライパンをなほすのハ妾のしごとである・トンテンカーン トンテンカーン「ちょっと佐藤さんいい加減にしてくださいよ
隣の佐々木さんが怒鳴り込んでくる。どーもすいません。である。
625 :
名無し物書き@推敲中?:2010/01/26(火) 19:19:22
「一寸こまめに電気は消してよ」険のある口調でやま
妻が云う。「はいはいエコですか千のエコで千栄子ですか語呂がいいですね」などと言おうものならまたトンテンカンなぬで
ここは素直に従う。をれは一見聞き分けのよいマイホームパパリンである。さて褥である。そもそも
褥とは産褥産後の肥立ち綾其れと云ふやうに 単体でさふいふ意味もアルラシインダガ御大がつこうてたから
ボクも従う酷い権威べつたり しょくんは決して真似しては如何。サテ措イテ
「なあ エコセックスするか。」妻の瞳が猫の輝きをともす。想いの丈はここでぶちまけたらあかん。
…
…
……
つぎの日から 口調は柔らかくなった。しょくん 女はOVALに囲い込もう。である。
よろしければ、お願いします。
それは、とてもとても暗い夜でした。
度々起こる砲声は、頭上を飛び交い榴弾を降らせます。
悲鳴など聞こえません。榴弾を浴びた者は、何かを口にすることも叶わずに肉片になるからです。
右を向けば戦友の顔。
左を向けば息絶えた元戦友。
正面を向けば、無数の敵と蔓延る恐怖。
進メ、敵ヲ撃滅セヨ。
無線から聞こえる声は、怒鳴り散らし狂気に満ち満ちているようで、ただの虚勢を張った言葉に過ぎません。
引き金を引く指は、既に感覚を失い。手榴弾のピンを抜く拍子に、前歯が少しだけ欠けてしまいます。
壁一面が崩れ落ちてしまった民家。その瓦礫に身を埋めて、私と戦友はかれこれ一時間ほどの防衛戦争を繰り広げていました。
数百人規模で居た筈の仲間は、見える限りではもう何処にも居ません。
迫り来る敵に、装甲車輌や航空戦力が無いまでが、私達の神の限界だったようで、こちらを遥かに凌駕する敵兵は、先ほどから少しずつ距離を縮めてきています。
信心深い私と、無神論者の戦友。足して二で割った結果なのでしょう。
司令部から繰り返される命令は、到底不可能な命令でした。私達が持っている火力は、自動小銃と、手榴弾があと幾つか、前へ出ても数秒ともちません。
それでも尚、進撃を命令するのは、司令官のプライドと虚栄心から来るものでしょう。
死にたくなる衝動に駆られ、いっそ命令に従ってしまおうかと考えます。いいえ、それは出来そうにもありません。
帰る場所が、守る人が、私達にはありました。
変哲も無い家族。それが戦場では星の光のようにもなります。
――決して届かず。夢幻のような、未来へ届きそうな星の光です。
ふと、世界が暗転します。
真っ暗な空を見上げ、耐え難い眠気に襲われます。
戦友が引き攣った笑顔をこちらへ向けます。そうでしょう。戦闘中に寝てしまうような奴相手には、軽蔑の視線を落としても仕方ありません。
「――もぅ……分かったよ……すぐ……起きる……か、ら」
彼はいつも私を起こしてくれます。
おやすみなさい。また、明日。
「起きろぉっ! うぅぁぁっ! くそ、くそ、くそっ! 返せ、あいつを! 俺達の――子供を! 貴様らぁぁっ! うぉおおぉぉおお――がはっ」
その日、輝かしい未来は奪われた。誰かの、輝かしい未来の為に。
よろしければお願いします。
高校の同級生の結婚式で久しぶりに友人たちとあった。民間の会社に就職した部活の親友Yの姿もあった。
昔はauの携帯を使っていたけど今はiphoneを使うようになっていた。
3次会の席でようやく部活仲間でゆっくり話ができた。Yは最近自分に覇気がなくなっているような気がすると言っていた。
知り合いの占い師さんからも前よりオーラがよくないと言われているらしい。部活仲間はそんなことないよと言っていた。
だけど私には変わったように思えた。かつての彼ならiphoneは使わなかったからだ。高校時代のYはsoftbankを嫌っていた。
料金体系や広告内容、嫌韓で右翼的な性格もあって孫社長のことも嫌っていた。そんな彼がiphoneを使っていた。
ヒッピーをやめて社会人になるアメリカ人を見ているようだった。彼のモラトリアムは終止符を打ったのだ。
しかし最先端の人間は最先端のツールを使いこなせなければならない。信念さえ揺るがなければ使うツールは嫌いな奴の物でも構わない。
今でもかっこいいままだよと彼に告げた。五臓六腑にコーラがしみるなと笑っていた。
一行目と二行目の間にもっと何かあるだろ? 色々飛ばしすぎ。
戦闘の描写も中途半端で説明不足。
無線云々のくだりは、同じ事を何度も書いてる。(
>>626 8行目、14・15行目)
>>627 1行目。”死にたくなる衝動に駆られ、死ぬために命令に従おうと考えた”んだろ? で、”それは出来そうにない”と。
ここで使うべきは”出来そうにありません”じゃなくて、”出来ません”の方が適切だろ。
最終的に視点が切り替わって2行で了ってどうなのよ?
書くの面倒になって簡単なオチで済ませたように見えるんだが。
「」で叫び声を書かれると冷めるし、最後の行は内容的にも文章的にも面白くない。
結局、戦争してるシーンが書きたかっただけで、読者に何を言おうとしてたかなんて考えてなかっただろ?
工夫した文章を書こうとしたのは解る。ただ、全体の完成度が低いから逆に陳腐に見える事がある。
もう少し考えてから文章を書いた方が良い。推敲もするべき。
630 :
名無し物書き@推敲中?:2010/01/27(水) 16:27:41
「お前の願いをなんでもかなえてやろう」
きやがったなワンパターン・どうせみっつなんだろう
「わがはいはそうゆうセコさを生憎もちあわせておらぬ」
あっそう。じゃ、ゆっくり考えるとするか。赤いスポーツカーが爆音を立ててぎゃりぎゃりぎゃりと
ドリフトをした・『クソが死ねよ。』ハンドリングに失敗して電柱に激突。こいつぁいい。
「生き還れ!」
何も起きない。チッ。
”─次のニュースです。本日午後五時三十分ごろS県N市国道沿いで会社員佐久間紀一さん(26)
の運転する乗用車がハンドル操作を誤り電柱に衝突しました。佐久間さんは搬送先の病院で
心肺停止状態が確認されましたが、世界初となる促成iPs細胞を応用した臓器蘇生措置により
一命をとりとめる模様です。─”
…
631 :
名無し物書き@推敲中?:2010/01/27(水) 16:54:56
かの埼京線をあたしは使ってるんだ。
ちょっと草食系のカレが、白いそれを使ってるのを見ちゃったんですぅ。
うぶんちゅのそれ。あたしも赤のそれをこっそりバッグにしのばせてんの。どうしようかな
なにげなさ よそおって使ってみようかな でもあまり見えみえだとはしたにゃい…
そのときポストイットのメールコール音がしたの。あたしはあわてて赤のそれをとりだして
さりげなーく カレにわかりますように・って角度で確認する。えっちゃんからだ。そして
自然に自然にしまいますとも 自意識過剰は都会厳禁・ハァ。
ま、そんだけの話よ。あたしは原宿で降りた。カレはどこまでいくのかな。渋谷かな。もう
あたしにはカンケイナイ話。これが花の大東京・家事と献花が江戸の花。
次の日おなじカレがおなじ状態で居たのであたしはのけぞりそうになってしまった
め、めのつけどころがシャープなのかな。
>>628 文章というより、内容の酷評です。
文章云々というより、内容そのものに魅力がない。
作者は社会を皮肉ったつもりなのだろうけど、掘り込みが浅すぎて人生経験のなさを露呈する結果になっている。
(すべてが上滑り)
>知り合いの占い師さんからも前よりオーラがよくないと言われているらしい。
社会人、しかも男がこんな言葉を吐く様子を想像すると背筋が寒くなる。
結局、作者が何を書きたいのかがまったくの不明であり、
単なる主観でしかないものを、批判を織り交ぜつつ格好よさそうな単語を入れて構成したという感想しかもてない。
>ヒッピーをやめて社会人になるアメリカ人を見ているようだった。彼のモラトリアムは終止符を打ったのだ。
auからiphoneに乗り換えただけの事実を指して、ここまで言えるのは失笑ものである。
登場人物の掘り込みがなさすぎるゆえに、言葉の裏側を想像してみようという気にすらならないのだと思う。
全体を通して知性を感じられない。
634 :
名無し物書き@推敲中?:2010/01/27(水) 17:47:26
まー
auからiPhone
サメからワニか ヘビからサソリかっつー
作者がソフトバンク嫌いなことだけはよくわかった
636 :
名無し物書き@推敲中?:2010/01/27(水) 22:31:46
ソフトバンキィはやっすいやふーびぃびぃ供給してっかんな。うづもそれ。
日本はともすると原価ばらさなくてよいのおよいことにすうぐ殿様商売を始める・それが
昭和であった。昭和には「148,000円なら売れる」という伝説が確立していた。
侵略意図を持ったアメ公が韓国人を手先に暴れだしたのがDOSVマスンからなわけだが
日本の殿様商売は絶滅さしたかんな…この、アメ公の 資本主義に忠実な廉価すきーむ
っつーのが 挫折左翼の採ったツンデレイではある。しかしどうにもプロダクツにぬくもりがない。
今のアップルの非人間的製品の一貫ぷりといったらない。つこうてる香具師もばしっと感化。
お前からモダンタイムスするこたー ねーとおもうんだがなー
637 :
名無し物書き@推敲中?:2010/01/27(水) 23:35:22
>>626-627 文章のあちこちにほころびが目立ちます。
>それは、とてもとても暗い夜でした。
出だしからしてもうナニです。童話や伝承の語り口のようですが効果を挙げていません。
「暗い夜でした」とだけしたほうがなんぼかマシです。
>度々起こる砲声は、頭上を飛び交い榴弾を降らせます。
主語-述語が合っていません。「砲声が」「降らせる」わけではないでしょう。
>迫り来る敵に、装甲車輌や航空戦力が無いまでが、私達の神の限界だったようで、
日本語になっていません。
>「起きろぉっ! うぅぁぁっ! くそ、くそ、くそっ! 返せ、あいつを! 俺達の――子供を! 貴様らぁぁっ! うぉおおぉぉおお――がはっ」
マンガの吹き出しをそのまま写したようなセリフですが、小説のなかにこのてのゆるんだ会話文を入れるとお里が
知れてしまいます。小説においては会話文もあくまでも書き言葉ということを心得てください。
です・ます調は話し言葉に近いような誤解から書きやすいようにみえますが、実際には難しいものです。よほどの
手練れでないと間延びした文章にしかなりません。
投稿文も(内容は緊迫したものであるはずなのに)無残に間延びしてしまっています。
まずは、だ・である調で書くことをお薦めします。
「うつろなものってなぁ、良くないな。覚えとけよ。うつろってなぁ、放っとくと『おかしなモノ』が這入り込む」というのは、
亡き祖父の口癖だ。まだ小学校にも上がっていなかった俺に向かって真顔でそんなことを言っていたのだから、奇
態な爺様だったと思う。おかしなモノ云々と口にする祖父自身の頭の方が、よっぽどおかしかった。
祖父は達磨作りを生業とする根っからの職人だったが、他にも達磨に限らず干支人形だの雛人形だのといった、
いわゆる縁起物全般を節操なく手がけていたので、その道では『キワモノ屋』と呼ばれる人種に属していた。
同業からはそう蔑まれながらも、母が言うには、大から小まで、近所からも県外からも、無数の寺社がこぞって達
磨の注文を寄越してきていたというのだから、どうやら腕の立つ人であったことは確かなようだが、詳しくは知らん。
昔は広い作業場で弟子だの子分だのが肩もくっつかんばかりにして達磨に刷毛や筆を走らせていたともいうが、そ
の活況も知らん。俺が物心ついたときには、祖父は既に独りぼっちだったし、達磨を作っている姿もついぞ見なかっ
た。ただ、作業場の隅に背を丸めて座り、対面に置かれた座布団に俺や飼い猫を手招いては、先のようなことをブツ
ブツ呟く人だった。
ある時期から、達磨の内にあるうつろを忌み嫌うようになったのだという。達磨は木型に反故紙を貼り付けて作る、
いわゆる張子人形の一種だ。当然、内部は空洞である。その空洞が、祖父には許し難いものであったらしい。でき
あがった張子に溶かした膠を流し込んで、みっちりと満たすようになった。確かに寸分の隙もなく空洞は埋められる
が、とても張子人形と呼べるものではなくなる。おまけに、とてつもなく重い。一度実物を手にしたことがあるが、確実
に一撃で人を殺めることのできるであろう、鈍器と呼ぶにふさわしい代物だった。寺社で買ったところで持ち帰るの
に一苦労であるし、そんなものを神棚に飾ったのでは、いつ落ちてきやしないかと不安で夜もおちおち寝つけないだ
ろう。達磨に頭を砕かれたのでは新聞ものだ。自然、寺社からの発注は見る見る数が減る。売り上げの下降線をな
ぞるようにして、弟子の数も減っていく。そのどん詰まりが、作業場の隅で膝を抱える姿である。
639 :
638:2010/01/28(木) 03:58:08
どうしてそんなことになったかといえば、ある日、達磨の中から人間の歯が出てきたのがきっかけだという。年の瀬
も近くなり、祖父自らが一つ一つ手にとって検めながら発送用の大きな籠に達磨を詰めていると、何やらおかしな音
を発するものがあった。気になったので上下に振ってみると、やはり、カラカラと音がする。工程のどこかで異物が這
入り込んだかと疑った祖父は、その場で問題の達磨を鉈で割った。すると、小指の爪ほどの歯が一本、転がり出た
のだという。
おかしな出来事はその後も続き、他の達磨からもわんさと歯が見つかるばかりでなく、骨の欠片らしきものまで出
てくるようになった。よせばいいのに、祖父はそれらを全て保管しておいた。そうして、とうとうある日、無数の欠片を並
べてみると、人一人分の骨格を成すことに気づいてしまった。全体や部分部分の大きさからして、成人女性のものと
思しかったという。祖父は警察に知らせなかった。それどころか、この件を知る者には堅く口止めまでした。
「婆さんが帰って来た」
と、脅えた様子で呟いていたそうだ。考えてみれば、長年連れ添ったカミさんを『おかしなモノ』呼ばわりしていたとい
うことであるから、随分である。
640 :
638:2010/01/28(木) 03:59:17
俺が小学校に上がった年の暮れ、祖父は階段から転げ落ちて死んだ。厄介なことにも、現場に居合わせた身内が
いなかったので司法解剖が必要だということになり、祖父の身体は細切れにして検められた。結局のところ事件性は
ないと判断されたようだが、付随して一つのことが判明した。祖父の脳は、医師の目から見ても考えられぬほどに萎
縮していたらしい。
正しく蓋を開けてみたみたわけだが、開けてみれば何のことはない。うつろができていたのは、祖父の頭蓋の中で
あって、そこにこそ『おかしなモノ』が宿っていたのであろう。祖父の納骨の際、母が出しゃばって祖母の骨壺を開けて
みたところ、中にはみっしりとカルシウムの塊が詰まっていたそうだ。やはり、ただの妄執に過ぎなかったのである。
何故祖父にとって祖母が恐怖の対象足り得たか。こればかりは知り得る術がない。
しかし、それを抜きにしても謎は残る。祖母のものでないのなら、一体、誰の亡骸だったのだろうか。
母はこのことを笑い話のように語るが、入り婿の父はその度に嫌な顔をする。特に、まだ作業場が盛況だったころに
いた若い女弟子の名が出たときには尚更で、食事中であろうが無言で席を立ってしまう。母はいつも、その様をにや
にやと眺めている。
俺が祖父のことを思い出したのは、近頃、何だか父の顔が似てきたからだ。『おかしなモノ』について語る、祖父の顔
に。血の繋がりもないのにだ。
641 :
626:2010/01/28(木) 08:44:15
ご指摘ありがとうございます。
>>629
色々と見抜かれて赤面です。次はそうならぬように頑張ります。
>>637
です・ます調で幾度かチャレンジしたのですが、なかなか上手く行かなかったので今回、投稿させていただきました。見事に失敗でした、難しいです。
642 :
名無し物書き@推敲中?:2010/01/28(木) 19:05:04
>>638-640 読みづらい文章です。あちこちでひっかかるので、すんなりと頭に入ってきません。
まず冒頭の「口癖」ですが、口癖というには長すぎます。あまり重要な意味を持たない短いフレーズを
口癖というべきであって、この内容・分量ならば「祖父はたびたびそんなことを語った」等とすべきです。
全体の構成も第二段を冒頭としたほうがいいかも。
が、この第二段も問題で、「キワモノ屋」だったという情報は必要なのでしょうか。以後の展開からすれば
達磨作りだけにしぼったほうが話の道筋が明確になるはずです。投稿文では「キワモノ屋」の話がどこか
に消えてしまっていて、「伏線の未回収」に似た状況になっています。
文章にも整理の余地が残されています。
>祖父は達磨作りを生業とする根っからの職人だったが、
たとえばこの文章で「根っからの」はなければならない言葉でしょうか。
「祖父は達磨作りを生業とする職人だったが」ではなぜいけないのでしょうか。
言葉数を多くすればそのぶん読者の負担が増えます。負担以上の効果があるのならば書くべきですが、
ないのならば削るべきです。
>どうやら腕の立つ人であったことは確かなようだが、詳しくは知らん。
第三段では文体が変調を起こしています。「詳しくは知らん」は論外です。読み進めていたら石につまず
いた心地です。
結末からオチにかけても、「こういうことがあった」という記述と「俺はこう思った」という記述が整理されて
いないので、話の焦点が定まっておらず、ピンボケの写真を見せられたような不満が残ります。
>考えてみれば、長年連れ添ったカミさんを『おかしなモノ』呼ばわりしていたということであるから、随分である。
>やはり、ただの妄執に過ぎなかったのである。
このあたりの文章はないほうがいい。削るべきです。
>>638-640 アイディア自体はいいと思う。
気になったのは、作中リアリティを持たせる機能のあるだろう、
仕草とか、挿話とか、そういう部分が匂わし的に終始して、
作中で匂わしに対応した落ちが無い部分で、
これは、全体の構成が、ある宿業を負った職人一家で、主に
女性が一種復讐的にその夫を食らう、ような話が前提として
あった場合、この部分は怪奇譚として収拾が、かなわない話と
して終わってもいい。
が、前述したように、細かな匂わしの部分が未解決のまま
なので、(おそらく)主題の部分の幻惑感を感じ辛くしている
かもしれない。次々と回収されない伏線が増していく感じだ。
何処に鑑賞の視点を置くか迷う作品だ。
これを、全体の構成要素として解決されない匂わしも協同して
幻惑感というか、なんとも言えない居心地の悪さを作品の
目的とするなら、読み手にある程度、作者の意図を理解して
もらう前提で文体を簡潔にした方がいいかと思う。
644 :
名無し物書き@推敲中?:2010/01/30(土) 06:56:35
わたしはこのたびついに 某歩く大仏さまの地盤を引き継ぎ国政に討ってでることとなった。
煮え切らなかったわたしが 決断したこのことを以て 妻のわたしを見る眼がかつてのような
まぶしさを伴うものに変化した。かわらづ現金な少女のままなのである。さておいて
さて見えない敵はどげなはにーとらっぷおをくり込んでくるのかとわがはいは期待に胸を
ムネムネさしながらまつ・もちろん一刀両断にバツサリとたたっきるためである・せいしんてきに。
理屈では判ってをる・すかすぢっさいその場とゑう間こそがおとろしい・間に魔棲む・ ...
聖女市場紗蓮か・魔女山田優か・烈女小池栄子か・童女梨花か・月女杏さゆりか・
円女渡辺満里奈か・貞女杉本有美か・笑女山本梓か・叛女長澤まさみか・眠女がっきーか・
起女がっきーか・才女こんこんか・艶女道重さゆみか・戯女甲斐まりヱか・あと
完全版をマイブログにさらしておきまふ・
ふと 『姫の樹リカだったらどうなのだろう。あるいは五味岡。真田美伽。』ちらと聖女にもどつて
ぶるぶると頭を振ると、眼前に
「はにーとらっぷ かみぃら・べる」と手書きの名札を下げた清女だだっでいだ。かみーら・べる。
か、カミーラ・ベル…
白人とは思えぬおずおず感。なんとおとろしいなんとおとろしか聖林そすて見えない敵よ!!←
しばーらくわらしたちわ静寂に対峙した。わたしの頭はからっぽなぬか最高にぐるぐる回転してんなか
わかんない。う…
”うっじゅーねばーたっちみー?”
”never.”間も無くそう言うと振り返って去ってゆく。をれは眼を閉じる。
…再び眼を開けると、果たして彼女は居なかった。ふぃー。これにてまづ第一波は避けれた
やうだ、でも傷つけちゃったかな、もっとよい言い方は・ゴーン
今日も佐々木さんは怒鳴り込んでくる。来た。
645 :
名無し物書き@推敲中?:2010/01/30(土) 08:27:38
ちなみに佐々木さんによく似た少女がカロリとか宣伝し取るけど
たぶんきのせい。
646 :
名無し物書き@推敲中?:2010/01/30(土) 10:40:47
ある俳優が死んだ。
男はアメリカ人である。
男は地獄への長い階段をとぼとぼと長躯をこごめて降りていく、口笛を吹いて。
地獄の門へたどりついた。男は看板を見る・
”サザーランド家の者立ち入りを禁ず”
男はものすごおく落胆した後 また階段を上って言った。ばうむくーへん。
647 :
名無し物書き@推敲中?:2010/01/31(日) 14:49:49
わたしは独り道を歩いている。分かれ道の逆に来た
向こうからも誰か来た。「やあ、こんちは。」「同行しますか?」「そうですな。」
他愛も無い話をしながら歩き続ける。また分かれ道の逆に来た。向こうから
今度は二人連れが来た。四人連れで歩く。
しばらくすると、2の12乗人連れになった。数えるのはやめにした。
こうなると激しいことになってくる。まあリオのカーニバルと三社祭とヤフオクとコミケと
ランボルギーニカエンタックLP500を足して好きなだけ倍にしたとかんがえてくれたまい。
さてそんなこんなでのどかにしてたところ
分かれ道に来た。大きく二つに分かれる。つぎつぎと 逆のことが起きていった。
わたしはまた、ついには独りとなった。歩く。ズキーン!!!!
突如のぎっくり腰。歩いててぎっくり腰??まあなったからには仕方ないあまりの痛さに
天を仰いで閉じた眼を開いてぎょっとした。
ふわふわ浮いているをんなが居る。
「なんだお前。」「なんだはナイデショ。」「いつから居たんだよ。」「ぜったい教えない。」
すたっと降り立つ。「ね。」「ん。」「腕、組んでいい、かな?」右腕を、差し出す。
648 :
名無し物書き@推敲中?:2010/01/31(日) 14:51:19
カエンタック。
ウーム
649 :
愛悪:2010/01/31(日) 18:59:42
の
中心核周辺をこちょばす・
滅びを願う韓国人男と日本人女のカポーが居る・
ロン毛と黒髪直毛である。ポイントは
北朝鮮人のおばはんとも韓国人男はつきあっている。つかせくろすしている。日本人女はおとらくそりお知らない。ふたりでひとすぢに滅びを願おうねといろいろしちいる。
北朝鮮人のおばはんは自国人の男の髪型に五月蠅い・切らないとファビョる。つまし
北朝鮮人おばはんにとって 韓国人男はとくべつなだよ
わたしのおうじさまなだよ
日本人女はんなわけで
自分が悪愛にはまってることを知らない。
愛の担い手をいじめている。なんか
むかつくのである。 むかつく から であるにすぅと ここ版
650 :
名無し物書き@推敲中?:2010/01/31(日) 19:27:28
お
し
ん
と
影べえ。
とりあえずNG入れておくか。
653 :
夏は過ぎ 風あざみ:2010/02/01(月) 13:57:10
「おい!こっちこいよ!」小川のせせらぎに少年が二人。小鳥が鳴いている。
「ほら、みろよ。」
「なに?」
「おたまじゃくしだ。」
「おたまじゃくし。」
「カエルの子供だよ、知らないのか?つかまえようぜ、ほらそっちから追え。」
命令された少年は素直に従って下手へ行く
大漁。
「ちょっとまって!へんなのいる!!」
「なんだ!?」
「あしはえてる!」
「なんだよー カエルのこどもっていったろ。聞いてなかったのか。」
「へええ…」
少年の青い眼がきらりとひかった。
のちの、ダーウィンである。
654 :
名無し物書き@推敲中?:2010/02/01(月) 14:32:13
ほんきにしないやうにゅうとんのりんご。
655 :
名無し物書き@推敲中?:2010/02/01(月) 14:46:22
パオ パオ パオ。
656 :
名無し物書き@推敲中?:2010/02/01(月) 20:30:07
”hello、i’mHello Humming,9years ago born.
everydayisfine,i’mglad.harashow ussr.
pony tail hatered bun wander love wander wonder.
wound.joke.i love or wander all ovyou turuth.sencerily.adue♥
657 :
名無し物書き@推敲中?:2010/02/01(月) 21:13:58
”i met Hello.astound & and...littele,littleberryhappy.anotherme.”
658 :
名無し物書き@推敲中?:2010/02/01(月) 21:20:36
”if you sing a song,earlymorning,sundy,quietly,
maybeyouwillfindovus.yes,
she is hello sundy.
659 :
名無し物書き@推敲中?:2010/02/01(月) 21:33:17
うわあ、嬉しい。アク禁はずれた!
やっちゃんさん、ちょっと見せていただきました
句読点、お入れになったほうがよろしいとお思います
文章がダラダラと続きすぎています。文節は短めがよろしくないでしょうか
それから、「です」「ます」で書くならお書きになられ、「である。」
で書かれるならそっちで文体を統一なさるとか、お考えになられて。
その作業をまずなさって中身はそれからと思います
このままでは誰も読んでくれないかもしれません
そんなの池沼じゃない限り解るだろ。
それでもここに書き込んだって事は酷評目的じゃないって事。ただの構ってちゃんだから相手にするな。
おまえがまっさきに相手にしてるじゃん
662 :
名無し物書き@推敲中?:2010/02/02(火) 08:41:11
hi. watRyoutalkin’’bout?
663 :
名無し物書き@推敲中?:2010/02/02(火) 10:26:18
>>660 す、すいません。アク禁はずれてはしゃぎ過ぎました
そういえば、一度見て、返事を書くので再度覗こうとしました
いきなりログインしてくれ、何のこと、画面を慌てて消しました
サイトに繋げてお金を取られたといったテレビ番組を見たばかり
思いっきり怪しかったかも
以後自重します。一言御礼まで
664 :
名無し物書き@推敲中?:2010/02/02(火) 10:36:44
oh.
time is mind.kyaha
665 :
由 ◆yrOFyjEano :2010/02/02(火) 18:31:47
667 :
サンダ対ガイラの逆襲:2010/02/02(火) 20:05:50
今度のこいつらは強さが段違い
メーサー光線車両など瞬殺。ひとびとは顔色を失い・そこぢからを以てあたる決意を固める・
国連軍などという名ではなまぬるい・惑星防衛隊だんけつ。
人類は死力を尽くした。手など抜かなかった。もづろん原爆もつこただ。なんでも
あるものは全部、みな、兵器庫が払底するまで、やった。
しかし、二匹は倒れなかった。そして
最終最後の戦闘機を撃墜すると
二匹は人類に向かって 敬礼をし
夕陽に去っていったのである。
668 :
名無し物書き@推敲中?:2010/02/02(火) 20:07:34
どうしてこうも下らない文章が多いのか?
669 :
名無し物書き@推敲中?:2010/02/02(火) 20:15:19
父を失った少女が小石を投げた。
二匹はどうと倒れ
息をひきとった。
いつもくだらない文章書いて荒してる奴が元気だからだよ。
671 :
名無し物書き@推敲中?:2010/02/02(火) 20:33:36
この時代にめずらしく
ねずみが宅に住み着いた。ねずみとりかねこいらずかねこかの相談をしていると
息子が「ねずみさん 殺す?」とぽつっとゆって。
少々うるさいのは我慢すぅことにした。
ある日、ぱたりと音が止んだ。
胸騒ぎがしたわたしは 家族を連れて実家に行った。
672 :
名無し物書き@推敲中?:2010/02/03(水) 00:37:59
>>665 ふざけて書いているならば「どうぞご自由に」ですが、まじめに書いて
これならば見込みはありません。
まじめにふざけて書いていたら?
解決ゾロリじゃねーんだよ。
675 :
氏の承認:2010/02/03(水) 05:10:25
彼らはまた
二匹を待つ。
676 :
名無し物書き@推敲中?:2010/02/03(水) 19:21:20
人生セーブスロット
中学1年のとき人生セーブメモリに出会った。ゲームセンターの景品だった。
家に帰って箱を開けると小型ゲーム機のようなそれと取扱説明書が入っていた。
取扱説明書によると人生セーブメモリとはゲームと同じような感覚で人生を
セーブ出来るものらしい。試しにセーブボタンを押してみると、ピコンと
音が鳴った。さらに取扱説明書を読むと「ロードも可能」と書いてあるので、
ロードボタンを押すと一瞬閃光し、気づいたら指がセーブボタンの上にあった。
怖くなったので机の引き出しにしまった。
次の日僕は学校で不運に見舞われた。財布を落としたのだ。中身を抜き取られて
校舎の隅に放置されていた。記憶をたどっても思い当らないことに絶望した。
それと同時にひらめいた。僕は意外と頭がいいのかもしれない。
つまりこういうことだ。昨日の時点をロードし今日をもう一度やり直すことで
今日起こることを未然に防ぐのだ。
昨日をロードてみた。そこはまさしく自分の部屋だった。日付を確認すると
しっかり1日戻っていたので感動した。プロ野球中継を見ていた父に
「今日は4対1でハードバンクが勝つよ」
とか言って遊んでみたが地味だったのでやめて寝ることにした。
そして次の日。意識していたにもかかわらずまたしても財布を落とし中身を抜かれた
。悔しいのでまたロードした。しかし何度やっても成功しない。30回は繰り返した。
強いボスと戦っている気分だった。その後数回挑戦したがさすがにもうあきらめる
ことにした。それと同時に人生セーブメモリも使わなくなった。
10年後、人生エディタに出会った。人生のプログラムを編集できるらしい。
「時をかける少女」とスティーブン・キング「神々のワードプロセッサ」のぱくり
678 :
名無し物書き@推敲中?:2010/02/03(水) 19:39:06
676の者です。最後の文の後に
中学1年のデータをいじっていたら変なアイテムを手に入れてしまった。
不気味なので対策プログラムを書いて対処した。
というのを付け加えるのは蛇足でしょうか
○投稿には「酷評お願いします」等、投稿であることがはっきりわかるように書き添えましょう。
本文だけを投稿しても雑談と間違われる場合もあります。
句読点の場所を考えろ。
改行の場所を考えろ。
複数行に分けて説明すべきものがあることを理解しろ。
実のある話をしろ。
681 :
名無し物書き@推敲中?:2010/02/03(水) 20:44:07
閲覧ありがとうございました
閲覧?w
>>676 まず、財布の中身を全て抜け!
財布本体は戻ってくるのだからそれで十分だ
使いこなせない話では無く、使った結果困った話を書け
起承転結の起すら書き終わって無いぞ
684 :
名無し物書き@推敲中?:2010/02/03(水) 23:31:15
>>676 >さらに取扱説明書を読むと「ロードも可能」と書いてあるので、
セーブだけができてロードができなかったらセーブする意味がないように思うのですが。
第二段の文章の大袈裟な物言いは笑いを意識したのかもしれませんが、だとしたらすべって
います。
第三段の文章も下手です。
第四段は話の中身が伝わってきません。
>しかし何度やっても成功しない。
なぜ成功しなかったのでしょうか。
>後数回挑戦したがさすがにもうあきらめることにした。
なにが「さすがに」なのでしょうか。
人生セーブメモリというアイデアも凡庸ですが、それはそれとしても、その設定からなにごとも展開
しないのではお話になりません。
――人生セーブメモリを手に入れた。
――使いこなせないので使わなくなった。
ここで書かれている内容はこれだけです。使いこなせなかった理由も書かれていません。
だからなんなの、のレベルです。
バカだから使いこなせなかったんであって、これが頭のいいやつの手に渡ると
思いもよらなかった使い方をする、ならおもしろいが、そんなのは書けないだろうなあ
686 :
名無し物書き@推敲中?:2010/02/04(木) 07:59:55
676です
人生エディタで編集したせいで何度やっても上手くいかなかった
という設定です。分かりやすいように工夫します。
687 :
由希 ◆MNIblmDhSE :2010/02/04(木) 21:37:47
窓の外を眺めていると、全裸の男が疾走していた。
私は生きる勇気が沸き起こってきた。
気がついたらエーデルワイスを熱唱していた。
歌い終わった時、私は窓から飛び降りた。
688 :
名無し物書き@推敲中?:2010/02/04(木) 22:17:40
一階だったからである。
689 :
名無し物書き@推敲中?:2010/02/05(金) 00:50:49
>>686 >人生エディタで編集したせいで何度やっても上手くいかなかった
なぜそのような編集をしたのか、どのように編集したのか、それを具体的に描写して
“本当っぽく”見せるのが小説です。それがリアリティであり、どんな奇想天外な話で
あってもリアリティがなければ読者はついてきません。
10年間の人生でエディタを使ってやり直したい出来事が「財布をなくした」ことしかないのですか?
この「僕」はその程度の人生しか生きていないのですか?
そんな人間/話にだれが共感できますか?
“本当っぽく”書くということはただ細かく書けばいいということではありません。そこに書かれている
「僕」なり「あたし」なりが本当の人間のように感じられるかということです。
たとえば(アニメを例にしたほうがわかりやすいかもしれませんので)エヴァンゲリオンに出てくるシン
ジやアスカなどのキャラクターは生きています。
庵野監督のいうように「あんなものはただの絵だ」にもかかわらず、です。
「ただの絵/文字」であるキャラクターが実在の人間よりも重い存在感を持つ。それがリアリティです。
「分かりやすい」かどうかというような次元の話ではありません。
うんこには花粉症を根治する成分があると学会で発表される。
しかしその成分はうんこが大気に触れてから1分以内で消滅するものであり
製薬化は不可能だった。生うんこを食べるしかなかった。抵抗がありながらも
うんこを食べる人が徐々に増え、最近では「今日うんこ食べた?」が日常の挨拶になった。
テレビ番組でも芸能人が普通にうんこを食べている姿が見られるようになった。
その後、学会より「うんこには花粉症を根治する成分はなかった」と発表があった。
学会メンバー全員が虐殺された。
691 :
名無し物書き@推敲中?:2010/02/05(金) 02:29:10
山田風太郎の小説にそういえば、ありましたね。
江戸時代には女囚牢で、そのようなリンチが実際にあったのでは
690さん、面白く読ませてもらいました
まずは、私と自由の馴れ初め話から始めましょう。
あれは果たして私が5ツか6ツ頃のことであったでしょうか。
漸く一棟が修復された校舎の、ニスの匂いが微かに漂う教室に於ける始めての授業であり、
新しくやってきた、二十をほんの過ぎたばかりであろう青年教師の初授業でもありました。
優しげ、というのが彼の第一印象でした。しかし、今思い返せば、あの優しげな微笑は
激烈な志士たる彼の本性を覆い隠すペルソナであったのではないかと思います。
その青年教師はまだ右も左も知らない私たちに向かい、柔らかくも鋭い目もとに
数本の皺を刻ませ、口元に微笑を携え、静かに、しかし、力強く告げたのです。
「これからは、自由の、時代です。皆さんは、自由な生き方を、できるのです」
私の中の何かがぴくりと反応した気がしました。未知のものに対する好奇心、そして、
なぜかなんとも言えぬ期待が心の底より込み上げてきました。当時から聡明で、そして
何事につけても好奇心旺盛で、内心に未知の生物がうごめくことを忌み嫌う私は、
――どうもこれは私が生まれてから今まで宿命的に背負っている、悦ばしき、また同時に
嘆かわしき業のようです。これこそが私の人生を、私の精神をかくまでに駆り立てたのでしょう――
他の年相応に愚かな同級生たちが気だるく目を伏せている中で、堂々と、真摯に、尋ね返しました。
「自由、とは、どのような意味なのでしょうか」
青年教師は、私に一瞥をくれ、教室を眺め回し、そしてまた私に向かい、
我が意を得たりとばかりに、新興宗教勧誘者のような顔を明るく煌かせ、真っ白な、
不自然なほどに真っ白で整った歯を一層白く反射させ、噛んで含めるように、
「自分の、好きなように、自分の、思ったままに、という、ことですよ」
私の人生の中で、身体に雷が落ちるということを経験した一つ目の瞬間でした。
この時の私の顔は、彼の不気味に煌く顔以上に輝いていたことでしょう。その半月前、
青空の下で授業を受け、あの照りつける太陽の光を受けててかついていた、
あの時の私の顔よりもなお、輝きに満ちていたことでしょう。無論、その輝きは
直射日光がにじませる塩水のてかりではなく、大いなる希望の光であったことでしょう。
怪訝な顔で穴のあくほど青年教師の顔を見つめる凡庸な生徒の群れの中で、
唯一の輝きを放つ私を見て、その勧誘家は私の陥落を確信したのでしょう。
それ以後、私は事あるごとに授業では発表を命じられ、最年少の朝礼発表者に指名され、
学級の代表として混沌とした教室を取り仕切る任務を指示されもしました。また、
新しい教科書を揃えられなかったときには、無心したわけでもそのような素振りを
見せたわけでもありませんのに、気がつけば何に困るということもなく授業を受けられることに
相成るということもありました。私は若き同志として認められると同時に、世の中の
師弟の間柄に漏れず、愚鈍な猿たちを尻目に道理を識る聡明な学徒として、
偏愛という名の多大な期待をかけられることになったのです。
これが私と自由の運命的な出会いです。
かつて、神のごとき絶対的な権力者である父の前では、自分の好きなように、
自分の思ったままに、ということは一度も考えられず、まして聞いたことも教えられも
しなかったことでした。私はこの運命の出会いを経験し、初めて、大人の、父の嘘を見破り、
真理に到達したと確信したのでした。半年ほど前からの、かつての面影すら無い、
意気消沈した、自分の足場を見失ったような父の姿はこの確信を裏付ける証拠であると
子供心に感じていました。
とにもかくにも、当時の私は、自由という真理に心酔していたのです。その青年教師は
カルト宗教の勧誘者でもなく、美辞麗句を並べるだけの嘘八百な政治家でもなく、
私にとってはまさに頼りになる仲人であり、偉大な師であったのです。
・文章のリズムが悪い。
ひとつの文が長い。(そういうスタイルなんだ! と言われればそれまでだけど)
句読点を多用する、しないは筆者の好みなので別に構わないが、一定のルールに従って使わないと読むのに疲れる。
・言い回しがありきたりで、くどい。
わざとやっている(語り手のキャラクタに従っている)のかもしれないが、もう少しなんとかなると思う。
「太陽の光を受けててかついた」とか、面倒な文もあるし。
695 :
名無し物書き@推敲中?:2010/02/05(金) 15:33:20
>>692-639 明治ふうの古風な文体ですが、それなりに読めます。明治の小説の一節といわれても違和感は
ないかもしれません。ところどころの言いまわしのぎこちなさもそういう意味では全体の雰囲気に
合っています。
しかし、
>「自分の、好きなように、自分の、思ったままに、という、ことですよ」
>私の人生の中で、身体に雷が落ちるということを経験した一つ目の瞬間でした。
「雷が落ちるということを経験した」というわりにはエピソードが弱い。もう少し具体的な事例が欲しい
ところです。
>その半月前、青空の下で授業を受け、あの照りつける太陽の光を受けててかついていた、
唐突な文章なのですが、長編小説の一部ということなので、前段で触れられているのでしょうか。
戦後の青空教室のようでもありますが。そのころが舞台でしょうか。
>新興宗教勧誘者のような顔を明るく煌かせ、
この比喩はどうでしょうか。「新興宗教勧誘者のような」とはいわずに「新興宗教勧誘者のように」描写
したいところです。言いきってしまうと底が浅くなります。
また「5ツか6ツ頃のこと」というのもクエスチョンです。小学校ならば満六歳に達していたのでは?
>まだ右も左も知らない私たちに向かい、
右も左も「わからない」ですね。似たような瑕疵はほかにもあります。
読み手の負担となる文章を、文学的だと錯覚しているタイプだろう。
まわりくどくて大仰なのは狙いどころなので置くとしても、散見する喩えが薄い。
>新興宗教勧誘者のような顔を明るく煌かせ……
>直射日光がにじませる塩水のてかりではなく……
>愚鈍な猿たちを尻目に道理を識る聡明な学徒として……
>カルト宗教の勧誘者でもなく、美辞麗句を並べるだけの嘘八百な政治家でもなく……
作者が思うほど、主人公に聡明さがにじみ出ていない。
こういう文体を書くのであれば、出来合いの言葉を限りなく排除しないと陳腐になる。
結果的に書き手の「心酔」ばかりが伝わる、文学的体裁に似た文字羅列にしか見えない。
>>696 ”書き手の「心酔」”って言葉に禿同。
目が滑る文章っていうか、読むのを途中で止めたくなる文章なんだよなぁ。
心酔じゃなくて陶酔じゃないのか
>>自由という真理に心酔していたのです。
この一文に対しての揶揄だろ、明らかに
700 :
名無し物書き@推敲中?:2010/02/06(土) 15:24:03
全知全能の神がいた。
彼は宇宙開闢から終焉までをあまつシミュレートし
そのとおり動く世界を眺めて満足した。
半信半疑の神がいた。
彼は再生と滅亡のふたつの結末をつくり
その判断を造成物にゆだねた。
適当な神がいた。
彼は屁をひるとその中へ飛び込んでいった。
この坂道が好きだ。もう二年半、毎日歩くこの時間が好きだ。
自転車を押す男の子が、私を抜かしていく。あと少し、校門が見えてきた。
なんとなく腹を撫でながら考える。まだ、ぺったんこだ。人差し指のマニキュアが剥がれていた。
隆にどう言おう。
「できちゃったみたい」。
それじゃあ、結婚を迫っている必死な女ね。妊娠がわかってから結婚した子が
いたけれど、私には無理。一日中、家の中でお話もできない赤ちゃんと、夫の
帰りを待つなんて。そのうち化粧もしなくなって、おばちゃんになっていくんだわ。
隆に言う前に赤ちゃんにバイバイしようか。でも、お金を出してくれるかもしれない。
校門には車が一台。明るい髪の子がドアをバタンと閉めた。車は走り出す。
彼氏に送ってもらったんだ、昨日はお泊りだったみたい。
702 :
701:2010/02/06(土) 19:25:34
脱ダム宣言の方っぽい文章を目指しています。
なんか、女子大生が主人公のヤツ。
批評が頂ければ小躍りして喜びます
703 :
名無し物書き@推敲中?:2010/02/06(土) 19:51:00
「たのむ。うんでくれないか。」
えっ。
704 :
701:2010/02/06(土) 20:02:15
>>703 隆に言わずに産む、でエンドにしたいんです。
本人は満ち足りてはいるんだけど、周囲から見たら
遊ばれて捨てられちゃった感じ。
705 :
名無し物書き@推敲中?:2010/02/06(土) 20:25:57
ふたりで そだてよう。
ええっ。
706 :
701:2010/02/06(土) 21:30:50
>>705 こんなので、どうでしょう。
チャイムを鳴らすと、間延びした声で返事があった。
狭い玄関、ミニキッチン、そしてベッドのせいで座るスペースもないような部屋。
電気を点けると、ベッドの上の隆は眩しそうに私を見た。
そして、おいでおいでをして招き寄せる。この動作が好きだ。
「あのね、子供が……。」
少し鼻声になっていた。彼はびっくりしている。ちょっと嬉しい。
いつか見たドラマのよう。ヒロインの私はどうする。ここで泣かなければ。
目に涙が集まっているのを感じる。
「たのむ。うんでくれないか。」
「えっ。」
その拍子に涙がこぼれた。こめかみがドクドクする。頭が充血しているみたい。
「ふたりで そだてよう。」
「ええっ。」
手をぎゅっと握ってくれた。ありがとう、と言おうとしたのに唇が震えてしまう。
その晩、隆はずっと話していた。赤ちゃんと三人で過ごす幸せな未来を。
カーテン越しに空が明るくなったのがわかったころ、やっと静かになった。
起こさないように、気をつけなければ。ドアに手をかけ、振り返ると幸せそうな
寝顔が見えた。彼は産めというけれど、これは現実。テレビの中のきれいごとではない。
二人とも学生だし、隆が学校を辞めて働いたところで子供と私を養えるとは思えない。
病院の予約時間には余裕があるけれど、今は隆からできるだけ離れたくて仕方なかった。
707 :
名無し物書き@推敲中?:2010/02/06(土) 21:41:27
>>701 とてつもなく下手です。脱ダム宣言の方の文章も褒められたものではありませんが、その数千分の一
の出来です。
ガールズトークというと舞城王太郎さんあたりを思い浮かべますが、デッサンも出来ない素人がピカソの
ようには描けないのと同じく、基礎的な文書力のないガールズトークは目も当てられません。
>この坂道が好きだ。もう二年半、毎日歩くこの時間が好きだ。
坂道なのか時間なのか、出だしからぼやけています。
>自転車を押す男の子が、私を抜かしていく。
不自然な文章です。「男の子が自転車を押しながら」とふつうに書くべきです。
>なんとなく腹を撫でながら考える。
なにもないのなら「なんとなく」でもいいのですが、妊娠しているのなら「なんとなく」ではないでしょう。
「腹を撫でながら考える」だけでいい。
>それじゃあ、結婚を迫っている必死な女ね。
まるで30近いおばさんの独白のような言いまわしです。以下のセリフもひどい。
展開や内容がどうのこうのというレベルではありません。
708 :
701:2010/02/06(土) 21:49:42
>>707 的確な批評ありがとうございます。文章力を最優先課題にして
練習します。モチベーションが上がってきました。
また、機会があれば批評(批評できるレベルに上げます!)
お願いいたします。
女子大生とのお付き合いはその後からですねww
彼は一流大学を首席で卒業し、現在は外資系の企業で働いている。年収はもうすぐ憶の単位に届くという。
趣味はスポーツ全般で過去に全国駅伝の都代表に選ばれた事もある。性格も良くとても気さくで友人も多い。
容姿は背が高く8頭身のモデル体型、顔立ちは俗にいうイケメンの範疇で収めるのは失礼と思えるほど美しい。
そんな彼にも悩みが三つほどあった。ひとつは遊びで始めた株式投資の収益が年収を上回ってしまったこと。
二つ目は人気女優からストーカー行為を受けてること。そして三つ目が早くわたしと結婚したいこと―
高校中退でハム工場に勤め、いつもおばさん達からいじめの標的にされている冴えないわたしが今こうして彼と
手を繋ぎ池袋の街を歩いている。"幸せ"以上の言葉を自分に探したが見つからなかった。
不意に彼がわたしを突き飛ばした。そのあとすぐ轟音とともに街が震えた。
どうやら建設現場の崩壊事故のようだ。土煙が立ち込めるなか、辺りを見渡すと彼の姿はなかった。
あちらこちらに血肉や内臓のどれかが散乱していた。この惨劇にわたしは悲しむことはできなかった。
寧ろこの醜くてぶざまで哀れなさまに強い憤りを感じていた。足元にあった肉片をわざと踏み潰しすぐにその場を離れた。
足を引きずりながらわたしのあとを彼が追いかけて来る。
710 :
名無し物書き@推敲中?:2010/02/07(日) 00:15:25
>>630
・まず、場面転換が唐突で完全に失敗している(不自然すぎる)。
・「できるイケメン男」の設定が定型的すぎて、下手をすると失笑が洩れるほどである。
・さらにイケメンの選んだ彼女が「高校中退の工場勤務、なんの取り柄もない冴えない女」という、
おそろしいほど決まりきった少女漫画的設定で萎える。
・そこに、頭上から鉄骨が落ちてきて、女を救うために男は身を挺するという使い古された設定登場。
・女がイケメンの残骸を踏み潰すことでオリジナリティを狙ったつもりのかもしれないが、
ただただ唐突で理解に苦しむとしか言いようがない(心理描写の絶無)。
・続きはもちろんあるのだろうが、ここから先が劇的によくなる見込みがない。
712 :
名無し物書き@推敲中?:2010/02/07(日) 00:32:11
彼はとあるまむがで
苦行行うものどもが
とある男にあきれられる
場面をうのみにし
苦行はしないづ
と心に決めていた。しかし
とある世相がおとづりた。オオウ
これは緊張感を高めねばならん。
彼はマニアにならぬていどの
ぷち苦行をほいならづも採り
事態の改善にともなっては
適当にやめていった。
緊張感のほぼとれた日が来
彼は驚いた。数メートル離れた
ごはんの香りを感じたのである。
彼は永年鼻炎である。
彼は軽傷で潰されたのは別人ってオチだろ?
訳分からんが。
714 :
名無し物書き@推敲中?:2010/02/07(日) 00:42:23
万人にとって諸刃の刃 因果関係判断諸氏に任せる
715 :
名無し物書き@推敲中?:2010/02/07(日) 06:25:10
交淫やのごとし
716 :
名無し物書き@推敲中?:2010/02/07(日) 06:51:04
しもねたこれきり
>>717 >それにしても日ごろ国会の内外で、
ここで読点を入れるな。『〜〜では〜〜のは』はかっこわるいな。
>上程を考えておられるセンセイたちは、
ここも読点を入れるな。この文はリアルかくれんぼしているね。
>押しかけても不思議ではないのに、
何故ここで改行する? 読者のリズムを崩す事は作者にとって利益にならないよ。
>寡聞にして聞かない。
漢字を選べよ。だぶらすようでは文章で金を貰おうなんて夢ですよ。
>>717 相手を小馬鹿にしたようなものの書き方をすると、かえって説得力を失うのでやめた方がいい。
また、「人権、ジンケン」だとか「センセイ」などの不必要なカタカナの使用は、見ていてうっとうしいだけでちっとも面白くない。自分の文章を貶めているだけ。
自分の意見が正しいと思うなら、ただ事実を淡々と書くだけでいい。その方がよほど重みがあるように見える。
字数制限がどうなっているかわからないので、あくまでたとえばだが、修正案はこんな感じ。
-------
現在国会では人権擁護法案を再提出しようとする動きがあるが、彼らはチベット問題についてはどう考えているのだろう。
日頃から人権について真剣に考えているのであれば、今こそ自分の意見を主張する絶好の機会だと思うのだが、なにがしかの声明を発表したという話は聞かない。
-------
720 :
名無し物書き@推敲中?:2010/02/08(月) 09:52:36
うわあ、勉強になりました。
私は句読点がどうも上手く入れられません。
これからもご指導願います
721 :
名無し物書き@推敲中?:2010/02/09(火) 23:38:07
ここ一ヶ月、下痢と腹痛がひどかったので病院へ行った。
近所の消化器科に行ったら、うちではわからないからと府内の大学病院を紹介された。
JRと地下鉄を乗り継いで大学病院に行った。
2時間待たされた。いくつかの検査を受けた。
結果は膵癌だった。すいがん?すいがんって何?
そう思ったのもつかの間で、すぐに詳しい説明を受けた。
もう末期で、手の施しようがありません。
そんなこと、そんな簡単に言うんだ、ということにまず驚いた。
家に帰って、ニュースを見て、失業してホームレスになった人の取材VTRを見て、
あっ、俺死ぬんだと思った。
今まで、死ぬということを、人生設計の中に入れていなかった。
722 :
名無し物書き@推敲中?:2010/02/09(火) 23:46:13
いずれは死ぬんだろうけど、今は関係ないと思っていた。
その今が、死と直接つながっているなんて夢にも思っていなかった。
毎日、あんなに会社に行くのが嫌だったのに、今すぐ会社に行きたくなった。
実験室で、若手の仲間たちと話す時間がたまらなく愛しく感じられた。
「明日から治療を始めます、もう一度詳しい検査もするので、とりあえず明日も会社は休んでください」
お医者さんはそう言った。
どうせ死ぬのに、もう検査とか治療とかそんなのいらなくないか?
723 :
名無し物書き@推敲中?:2010/02/10(水) 10:14:33
アタシも似たようなバカっぽい文章書いたことありました。そういえば、思い出しました
「大腸の入り口に大きなポリープがありますね。癌になりかかっています。
癌でしょう。よかったですね。検査を受けて。」
極めて明るく平気で言い放つお医者さん。自分が凍りついているのを物ともしない。
嬉々として笑みさえ浮かべる医者の言葉に示されたエコー画像を大腸検査のあられもない恰好のまま、
顔だけ傾けて懸命に見入る。
ま、まあ、そう言う事もあるだろう。気、気にしない。ハハハハ。そうだ、
なんでもない。自分に懸命に言い聞かせる。帰りの会計、えっ、えっ、2万5千円、
そんなにかかりつもりはなかった。た、足りない。銀行のキャッシュカードの機械がある。
暗証番号が押せない。いつも押せるのに。反応してくれない。ぶれる、焦る。
エトセトラ、まだ続きます。この文章、実は。すべからく後カット。
末期癌設定もどっかで書きました。今さら私の文章は、どうだったでしょう。
ちょっと思い出しました。
あなたの文章ですが、とってもよくお書きになられていると思いました、はい。
以上です
724 :
名無し物書き@推敲中?:2010/02/10(水) 12:48:25
小説の冒頭です。
美雪が帰ってきたとき、机の上には手紙が置いてあった。
差出人や宛名の記入もない封筒で、紅色の蝋で閉じられた蓋は、まだ誰も開けていないことを物語っていた。
美雪の指はぐっしょり濡れて冷たくなっていた。そっと触れると、露が厚い封筒の上に丸くなった。手紙の上の露はどこか震えているような気がした。
封を切ろうとしたが手に力が入らず、美雪は自分の息でかじかんだ指先を温めていた。
幽霊になったら手紙に触れることさえできなくなるんだろう。そんな考えがふと過ぎり、美雪は自分が嫌になってそこにうずくまった。
肩まである髪の毛が海藻のように張り付き、服から滴り落ちた雨水は床板の隙間に浸透していた。
>まだ誰も開けていないことを物語っていた。
”物語っていた”っていうのが典型的でクサいな。
そもそも、「蝋で閉じられてた」って書いた時点で、それ以上言及する必要は特に無い気がする。
>美雪の指はぐっしょり濡れて冷たくなっていた。
なんで濡れていたのか、という事を説明する文章がどこにもない。
>そっと触れると、露が厚い封筒の上に丸くなった。
この文章は”日本語として変”だし”色々なことを一文で説明”しようとして失敗している。以下3点。
・目的語を省略してはいけない。”封筒に”触れたんでしょ?
・「”厚い”封筒」という描写が突然出てくるので、変。
ならば、「封筒の外観を説明している文(1,2行目)」に書き足すか、むしろ一切書かない方が良い。
・露が封筒の上で丸くなる、という言葉の意味が伝わりにくい。
頭に浮かんだ映像をまんま文字にしてるだけ。
”手先に付いていた雫が、封筒の上で玉となって〜”とか、そういう書き方をすべきじゃないか?
>手紙の上の露はどこか震えているような気がした。
・「手紙の上の露」ともう一度書くと冗長だよね。
・「どこか〜ような気がした。」
この書き方は”遠まわり”で”断定しない”書き方なので、それの意味する所が読者に明確でないなら使う意味がないな。
>幽霊になったら手紙に触れることさえ〜そこにうずくまった。
1.なんでそういう考えを抱いたのか
2.その考えの意味するのはなんなのか
このどちらかを書かなければ読者にこの文の意味は解らない。
>肩まである髪の毛が海藻のように張り付き、服から滴り落ちた雨水は床板の隙間に浸透していた。
”海藻”と”雨水”、”浸透”という言葉選びに違和感。(自分ならこんな言葉は使わないかなって話なのでここは無視しても良いです)
他人が読むって事がどういう事か解ってないと思う。自分のアイディアノートならこれで良いかもしれないけどね。
とりあえず最期まで書いてみて、それを元に清書してみたら?
ある程度時間を置くことで自分の文章を客観的に読めたりするし、
>>724 作中の情景が、まるでちぐはぐな印象を受けしました。
封蝋の手紙はヨーロッパ圏なら違和感がないけど、舞台は日本なんですよね?
もしかして重厚な洋館(時代がかった)が舞台なのだろうかと考えてみても、「机」とか「床板」といった
貧しい表現しかなく、目の前に見えてくるものがないんです。
なんというか、キーポイントらしき封蝋が登場する必然性がなく、かつ場面にまったく溶け込んでいない。
つまり情景描写がなさすぎて、訴えかけてくるものがないです。
どこか意味ありげでミステリアスな雰囲気を狙っているのだと思いますが、
筆力がたらず上滑りしているように感じました。
封筒の上の露をそんなに震えさせたいかな、と思った。雨水に濡れた手のままで
封筒開く人間って、子供でもいないと思う。
>>725 >なんで濡れていたのか、という事を説明する文章がどこにもない。
小説は説明ではなく描写するものです。
>1.なんでそういう考えを抱いたのか
2.その考えの意味するのはなんなのか
このどちらかを書かなければ読者にこの文の意味は解らない。
なぜ早急に答えを求める?
これは物語の冒頭でしょう。
殺人事件が発生したすぐあとに「誰に殺されたか
書かれていないのおかしい」と言ってるのと同じことですよ。おかしいでしょう。
小説というのは伏線や謎やヒントが散りばめられているものです。ミステリに限らず。
すぐに答えを要求していたら、小説なんか読めないでしょう。
5ページ目や10ページ目で提示された伏線が500ページ目や1000ページ目で
明かされることだってあるのですから。
いや、反論とかしなくて良いから。
>>728 それにしてもね。
最初の数行を読めば、いかに稚拙かということは手に取るようにわかるものだよ。
何かの伏線であることなど、読み手は当然ながら承知してるさ。
それにしたって描写が足らず、先にある謎を知りたいと思わせないんだからしょうがない。
日本語もおかしなところが散見してるわけで、最後まで読めば面白くなるなんてのは戯言だって。
冒頭から惹き付ける魅力が必要だって、よく言われてることでしょ?
>美雪が帰ってきたとき、机の上には手紙が置いてあった。
この言い回し変じゃね?
「手紙」が置いてあった、がまずいね。
”には”、の”は”が要らないな。
多分、作者は小中学生あたりでしょう。
いっぱい本読んで勉強してりっぱな小説書ける様頑張れ!
735 :
名無し物書き@推敲中?:2010/02/10(水) 18:39:45
>>724 視点が定まっていません。
たとえば、
>差出人や宛名の記入もない封筒で、紅色の蝋で閉じられた蓋は、まだ誰も開けていないことを物語っていた。
「差出人や宛名の記入もない」ということは、表も裏も無記入ということのはずですが、しかし、この文章のあとで、
>そっと触れると、露が厚い封筒の上に丸くなった。
という記述があり、最初の文章の時点では美雪は封筒に手を触れていません。
それでどうして封筒の表裏を確認できたのでしょうか。
あんまいじめんなよ。
文章の極意は、不安と気取りを捨てることである(スティーブンキング、小説作法P145)
最初から文章に鈍感な奴には不安も気取りもない。(俺様語録、P45)
739 :
名無し物書き@推敲中?:2010/02/10(水) 21:05:15
>>724 >美雪が帰ってきたとき、机の上には手紙が置いてあった。
「置いてあった」がまずおかしい。誰が置いたのかこの時点では美雪にも不明なのだから
「「置かれてあった」とすべき。
――美雪が帰ってきたとき、机の上には手紙が置かれてあった。
しかしこれでもまだおかしい。「机の上」であることが重要ではないのだから「には」は不適切。
で、「に」に変えると、
――美雪が帰ってきたとき、机の上に手紙が置かれてあった。
だがこれでも駄目。「置いて」あったことはどうでもいいことで、「あった」ことに焦点を合わせるベきで、
――美雪が帰ってきたとき、机の上に手紙があった。
でもまだ駄目。「帰ってきたとき」に意味が与えられすぎている。で、
――美雪が帰ってくると、机の上に手紙があった。
これでもまだおかしくて、「美雪が」となんでわざわざ限定するのか。美雪以外に帰ってくるひとがいる
わけでもないだろう。ということで、
――帰ってくると、机の上に手紙があった。
まだ納得できない。「帰ってくる」というのは、「帰る」ことを前提に出かけたということなのだが、果して
それで適切なのか。
(以下略)
741 :
名無し物書き@推敲中?:2010/02/11(木) 00:30:20
>>740 このくらいは文章について考えるべきだとおもうけどね。
冒頭の一行だけでもこれくらいの考える余地はある。
投稿者はほんとんどなにも考えずに書き流しているだろうけれど。
駄目な文章は三行でわかるという良い実例だ。
>>724は一行で馬脚をあらわしてしまったが。
馬脚を露すの意味、わかってんのか?
>>740 酷評スレなんだから酷評して当然と思うがどこが荒らしなんだ?
744 :
739:2010/02/11(木) 01:46:35
と、推敲してゆくと、冒頭は、
――机の上に手紙があった。
に、落ち着く。
ごく当り前の文章だ。
しかしこのごく当り前の文章を書くには前述のような考察を経なければならない。
初心者は「机の上に手紙があった」という文章をみておれにも書けるとおもう。
あるいはおれならもっと上手く書けるとおもう。
しかしその結果は
>>724のような無残な文章となる。
そしてそれが無残であることもわからない。
>しかしこのごく当り前の文章を書くには前述のような考察を経なければならない。
「しかしこのごく」はひらがなで並ぶため、読みにくい。「しかし、このごく」と区切ってみる。
――しかし、このごく当り前の文章を書くには前述のような考察を経なければならない。
これでも「このごく」が読みにくい気がしてしまう。ならば、「しかし、この、ごく」でどうだろう?
――しかし、この、ごく当り前の文章を書くには前述のような考察を経なければならない。
これでは逆に文章のリズムが崩れてしまう。
それに「当り前」より「当たり前」の方が良い。
以下略
酷評お願いします。
下級官吏のウラジーミル・ミルスキーはひどく酔っ払って帰ってきた。彼を家まで送ってくれたミハイル・ベルミーノフ中尉が言うには酒場でウォトカをグラスに十杯程飲み干したらしい。
ミルスキーの細君、マリーヤは夫の暴飲ぶりに少々呆れながらも、酔っぱらって玄関に寝転がっている彼の上半身を引き起こしツィードの上着をさんざん苦労して脱がせた。ツィードの生地は皺だらけで、擦り切れた箇所や毛羽立っているところも多かった。
彼女が上着をコート掛けに持って行ったほんの少しの時間の間でさえ、彼の泥酔した脳は上半身の姿勢を保てなかった。鈍い音を立ててまたもや玄関の冷たい石畳の上に倒れこむ。
戻ってきたマリーヤはその華奢な腕でいぎたなく眠りこける彼を抱きかかえようとするが、どうにもならない。
彼女はそっと石畳の上に彼を寝かせ、それを見下ろしながらその亜麻色の髪を気遣わしそうにしきりに撫でていた。
自分が正しいと考えないことだ。
>>724の一行目にはおまえには理解できない深い意味がある。
美雪が〜、とすることで、美雪という人物を浮き出させる。主人公を明確にする意図があり、
机の上には〜、と限定することでそれがいつもと様子が違うことを暗示している。
手紙はどこに届く?
また、置いてあった、と書くことで美雪以外の存在感がそこからは伝わってくる。
おまえの書き直した文章にはこれらすべてが抜け落ちている。
どうだ? 幼稚で無残な文章を書いているのはおまえなんだよ。おまえ自身なんだよ。
と、いうふうにも解釈できる。以上。
ドストエフスキー読んだ?
>>746 こういう文章を自分はうまいと思ってしまう。
伝えるべき叙述は、下級官吏ミルスキーが泥酔して玄関で倒れている、ってことと
妻のマリーヤはどうすることもできない、ってことだけ。
その中で、擦り切れたコートをまずコート掛けに持っていくことでマリーヤのつましさがわかり、
しきりに髪をなでさせることで、マリーヤの感情がわかる。
このスレによく登場する今風の文章なら
──私があれほど心配していたのに、自分は酔っぱらって寝ちゃうんだ?と思った
みたいな感情表現をしてくるのではないだろうか。こういう直接的な感情表現より、
動作で表す感情表現のほうを、うまいと思ってしまう。
って、酷評じゃないか!
750 :
名無し物書き@推敲中?:2010/02/11(木) 11:09:44
>724
私はこっちが上手いって思います
好きです。なぜならば私が書けないからです
746さんも上手いのは認めるのですが。
さんざっぱらけなされまくられた文章としましてもですね
これだけお書きになられる、お上手、素晴らしいと思います
小説の続きのプロットが今一、まとまりません
こんな時、皆さんはどうなさるのかなあ。
で、746さん風の文章も書けませんね。そういえば
何が書ける。何にも書けません
どうしよう、頭の中でジグゾーパズルの破片は散らばっています
組み立て方ですね
ここまでそこそこ推敲をかなり必要としつつも何とかなって
とっかかりがね。書き始めれば乗るのです。乗るまでが苦しい
どうせ、しょうもない中学生の作文だろう、イエ、その手前、小学生の作文です
全国の小学生に謝れ!
753 :
名無し物書き@推敲中?:2010/02/11(木) 13:02:37
>>751 その突っ込み、面白かったです
謝る事はありません
応援ととります。ありがとうございました!!!!!!
754 :
名無し物書き@推敲中?:2010/02/11(木) 13:27:05
>>745 >それに「当り前」より「当たり前」の方が良い。
ゆとり教育を受けられた方ですね。
755 :
名無し物書き@推敲中?:2010/02/11(木) 15:58:23
ゆとり教育というより戦後教育の弊害かな。
「止る」「終る」ではなくて「止まる」「終わる」と書けと教えこまれたままに信じてしまったのだろう。
ある意味被害者か。
送り仮名について少し学べばわかることなんだけどね。
いや。広辞苑障害かもしれんよ。
広辞苑には「当り前」とある。
広辞苑は古いんだが根強い人気と信頼を誇る。それが問題といや問題。
私もゆとり世代だが、送り仮名の基本と学校で教えられたことが違うから正直言って何かを書く時に結構迷う。国語教育の混乱がそもそもの問題だろう。
>>746 >ミルスキーの細君、マリーヤは夫の暴飲ぶりに少々呆れながらも、酔っぱらって玄関に寝転がっている彼の上半身を引き起こしツィードの上着をさんざん苦労して脱がせた。
この一文だが、こうした方がすっきりするかも。でも好みの問題だから聞き流してOK。
ミルスキーの細君であるマリーヤは夫の暴飲ぶりに少々呆れながらも、玄関で酔っぱらって寝転んでいる彼の上半身を引き起こし、ツィードの上着を苦労して脱がせた。
>彼の泥酔した脳は上半身の姿勢を保てなかった。
朴訥なロシア人夫婦の物語だと私は思ったんだが、その場合だとこう言う「脳が〜」みたいな文章は唐突に感じられる。普通に「泥酔した彼は上半身の姿勢を保てなかった」の方がマッチしてそう。
まあ文章力は私なんかよりずっとある方だと思うから頑張れ。
〜するかも。
〜してそう。
自信がないなら酷評しなくていいんですよ。
好みの問題だから聞き流してOKって……じゃあいちいち指摘する必要ないじゃないですか。
いや、それがゆとりってものだから。
心を広くね。
違うだろ、アホw
〜する、〜している、と断定すれば、内容にかかわらず、反射的に反論したくなるもんなんだ。作用反作用の法則だな。
だから婉曲表現や反語といった様々な表現方法をもちいて伝達する。それが大人だ。
また自信のない奴ほど、大声を出したり、吼えたり、断定で自己主張する。反論されるのが恐いからだな。
別意見や反論が欲しいときは、少し強く断定しとくといいわけだ。2chでは。
×)漢字の振り仮名は、読み手的には、どっちでもOKだが、拘る人、多いんかね?
○)漢字の振り仮名は読者は気にしたりしないだろw 拘るやつはアホwww
↑
う〜ん、しっくりこない。
「すぐに」の場合、
「直に」だと「じきに」と紛らわしいから
「直ぐに」にするとかは、一応、気にはするけど…。
まぁ的外れな批評も多く見かけるけど、
それを参考にするかどうかは個人の自由なんだからねぇ
マニュアル世代はマニュアル通りにしか動けない。
応用が利かない。自分で考えることをしない。
というやつか。
764 :
757:2010/02/11(木) 20:02:46
あんまり強い語調で指摘するのもアレかなと思ったもので。申し訳ありません。
どうも酷評の歯切れが悪い。
自演乙なのか?
>>761 本人だが、
送り仮名を全部、振り仮名に誤記してる。ゴメン。
ってか、誰か、ツッコンどいて欲しかった。凄いスルーぶりやんorz
>>765 じゃあ酷評してあげろよと。
しかし酷評するために粗探しはめんどうだ。
768 :
名無し物書き@推敲中?:2010/02/13(土) 03:21:49
1
「科学の要件とは、前提の妥当性、論理の整合性、検証性、合理的反証可能性である。
前提の妥当性とは、既存理論の相当性と、現象の逸脱評価ということになる。
ノイズによる攪乱の程度が、明らかに既存理論の想定する範囲を超えるような場合、
現象データの逸脱を既存理論の不備に帰するなら、これは著しく前提の妥当性を欠く
と見なされねばならないであろう。
そのような場合、新規の理論の要請は自体極めて低いものであり、吟味が必要である」
科哲の講義というのは、あいかわらずの子守唄だ。
やたらと言葉尻をガチガチにしただけの棒読みじゃないか。
ヒロは、ノートパソコンに、得意のブラインドタッチでサラサラと書き留めてゆく。
俺は、ブラインド得意じゃないし、大体この程度のレベルの内容、寝てたって理解
できるのさw
769 :
名無し物書き@推敲中?:2010/02/13(土) 09:08:43
6 名前:呑んべぇさん[] 投稿日:2010/02/11(木) 16:11:20
今 仙台駅行きの高速バスの車中。雪降ってきた…
周りの目があるので水筒に入れてたウイスキー飲んでます。アテは婆ちゃんが作ってくれたイカニンジンです。
じいさんは携帯で2chにこう書き込んだあと、雪が降り始めた東北道の景色を眺めていた。
結婚はしたが、子供は作らなかった。
婆ちゃんはあと何年、自分の面倒を見てくれるだろうか。
定年になってからというもの、これといってやる事もなく、弟が先に往ってしまった。
明日は故郷で葬式だ。
近年は夜、必ず酒を飲む。今夜とて例外ではない。
窓の外の雪は激しくなる一方で、暗くなってきた。
人生の先行きを暗示しているかのようで、一瞬重苦しい感情に襲われ、カーテンを閉めた。
アテを作ってくれる人がいる限り、頑張らねばと思うが、何を頑張ればいいのか・・。
目を閉じた。このまま永遠に眠ってしまえば楽なのにと一瞬思う。
そうだ、残りのアテを食べなくちゃ・・・。
警察がじいさんの死体の検死を始めたのはその日の深夜であった。
「えー、携帯電話の通話記録、、メール送信が最後、午後16時11分」
婆ちゃんが逮捕されたのはそれから2日後のことであった。イカニンジンに青酸カリ。
警察では、殺人の動機と、青酸カリの入手先について厳しく追求している。
771 :
名無し物書き@推敲中?:2010/02/13(土) 23:18:58
イカニンジンって、どんなおつまみかなっとか。
私は柿ピーのほうが良いと思ったり
イカとニンジンって相性はどうなんでしょう
いかにんじんは、福島の郷土料理なんだよ
773 :
名無し物書き@推敲中?:2010/02/14(日) 21:54:49
ありがとうございます。そうですか、安達太良山、智恵子さんの故郷の味ですね。
ほんとうの空のもとも味だったのですか。
推理小説ですが、これは今流行りの誤逮捕です。絶対にそうです。
なぜならば、証拠があります。
「残りのアテを食べなくちゃ・・・」
つまりそこまでは生存されていました。青酸カリは無味無臭、
アガサ・クリステイから推理小説には毎度お馴染みの毒薬、即効性があります。
一口食べて絶命したと思われます。
夜行バスに真犯人が乗っていました。隣の座席かどこかでおじいさんを見張っていました。
おじいさん夫婦には子がありません。亡くなられた弟さんも資産家でした。
真犯人はその財産を狙いました。
おじいさんを付けねらい毒薬投下のチャンスを狙いました。
おじいさんを殺害、その上でおばあさんに罪をなすりつけます。
おばあさんは若年性アルツハイマーの気がありました。
周囲に強制されると嘘の自白もしてしまいます。
そんな、故郷の、おじいさんのために心をこめて拵えた光太郎の愛飲した梅酒でない、
イカニンジンを拵えたおばあさんが犯人の訳がありません。
真犯人は絶対に逮捕されるべきと心得ます。
と、イカニンジンンですね。福島に行くチャンスがありましたら、食べてきます。
お教えを感謝致します!!!
>>768 本人が見てるかどうか分かりませんが一応評価しておきます。
物語の背景が全く分からないので超能力で読むしかありませんが、学者の言葉遣いはそんなに適当ではありません。
>|「科学の要件とは、前提の妥当性、論理の整合性、検証性、合理的反証可能性である。
○○の○○性、と二つに分ける部分と○○性と1単語に
まとめる部分が混在していて、意味を読む以前に
文字の固まりとして違和感があります。
内容を見ても、前提の妥当性は論理の整合性の中に
吸収できますし、検証性と合理的反証可能性は
ほぼ同義でしょう。そもそも「非合理な」反証は
存在意義がないので「合理的」という語も不要です。
>|やたらと言葉尻をガチガチにしただけの棒読みじゃないか。
ウホッと言いたくなるのは私だけでしょうか。
ギャグで書いてるとしたらたいしたものですw
「言葉尻」は「語尾」や「ちょっとした言い損ない」であって
「言葉尻をとらえる」ことはできても「言葉尻を固くする」のは困難です。
>|ヒロは、ノートパソコンに、得意のブラインドタッチでサラサラと書き留めてゆく。
ノートに書き留めるのは違和感がありませんが、ノートパソコンであれば「打ち込んでいく」でしょう。
>|俺は、ブラインド得意じゃないし、大体この程度のレベルの内容、寝てたって理解できるのさw
この後の描写を読まないと断定出来ませんが、「俺」が知的なのか
そうでないのかがいまいち理解できません。ブラインドタッチは
出来ないよりは出来た方が知的な印象がありますし、話の内容を
理解しているのであれば端的に要約してみせるなどの演出が必要でしょう。
775 :
名無し物書き@推敲中?:2010/02/16(火) 15:55:13
どちらの文体がいいですか?またこのニュアンスの違いなど教えてください
1 雨の中、ずっと行きたかった中華街へ。
2 ずっと行きたかった中華街へ、雨の中。
どっちかって言うと、後ろに持ってくる言葉が印象強くなるんだよね。だから、
1なら「中華街へ行ったんだー?(行くんだー?)」
2なら「雨の中行ったの?(行くの?)」
的な感想が浮かぶかなぁ。
あとは、どちらも”体言止め”、”助詞止め"で、動詞を省いてるから、見出しとか、俳句、詩とかじゃないと浮いちゃうかもね。
文章の流れ見てないからしっかりした事言えないけど。
助詞止めも体言止めも見出し書くときなんかは便利だよね。
ただ、気をつけないと時制があいまいなままになってしまう時もある。
時間経過なんかが重要な場面では使いにくい。
778 :
名無し物書き@推敲中?:2010/02/24(水) 15:58:02
単細胞生物は夢をみた。たゆたう海のみなのそこ。
おいしげる緑の中牙をむき出して戦う巨大な”もの”。
あたたかな海を色とりどりに染め上げて泳ぎ回る”もの”。
天を衝く鉄の塊は光に彩られ・空に翼ある鉄の塊が炎をい出して飛び回る・ついには星を出て行ってしまう。
もの同士の殺し合い。
単細胞生物ははっと目覚めて身震いした。そして にゅるん と分裂した。もとの単細胞にはちょっとでっぱりが
できた。新しい単細胞には凹みがあった。
ふたりは恋に落ちて、そしてセックスをした。
779 :
名無し物書き@推敲中?:2010/02/24(水) 16:51:54
知ってるか?
天使って、性器も肛門もないんだぜ。
でも、口はついてるよな?
腔腸動物って知ってるよな?
もう分かるよな?
想像してるかw
780 :
三位一体の救世主だが:2010/02/24(水) 16:58:19
天使の性交を、以降許可するものとする。
781 :
冗談:2010/02/24(水) 19:30:19
とも言えないんだが
ちと早すぎる話かな。
天使の滅私奉公には敬意を。
滅びを願うもの すなわち悪の 最後のアタックウェイヴが これからあるのかないのか。そにかかってゐる。
それをレバレッジして地球統一につなげるセンがある。すべては仕組まれている。
782 :
名無し物書き@推敲中?:2010/02/24(水) 19:34:22
悪のゆさぶりは
防衛すると国家統合の揺籃に働くということである。しくじると分離主義・チェコとスロバキア。
誰かが愛をまもらねばならぬ。そは一組にかぎらずともよいはずである。
783 :
名無し物書き@推敲中?:2010/02/24(水) 19:42:11
AKB48がたとえば
滅びを願うものの最前線兵士だ。
桜の栞を聴けば判るが
およそハンパな偽装度ではない。普通に感動する。しかし、桜は
淫樹。
784 :
名無し物書き@推敲中?:2010/02/24(水) 19:45:02
一方 堅き操は梅の花
梅がポップになる時代。こいつはひらめきと
せんすおヴわんだあが必須。
785 :
名無し物書き@推敲中?:2010/02/24(水) 19:49:38
ねがはくは
はなのもとにてはるしなむ
そのきさらぎのもちづきのころ
桜なら弥生ではないだろうか。旧暦二月中旬に咲く 花 。とは。西行もまたエグザイル・武士の出である。
786 :
名無し物書き@推敲中?:2010/02/24(水) 20:03:01
梅好きな女は大事にしろよ
鈴木蘭々とか。
787 :
名無し物書き@推敲中?:2010/02/24(水) 20:21:11
桜が日本全国津々浦々に植えられたのは
組織的なものだった。そう昔のことではない。つまり
愛を守るということは
日本のバックボーンに刃向かうことなんだよ。民主党は本音をうたわぬ闘犬。
上杉かよ?
789 :
名無し物書き@推敲中?:2010/02/24(水) 21:20:09
をれが誰かなんて
宇宙デイっとうどうでもいいこと。
ともあれ
現在の日本で藍を守ろうと思ったら
常識をいちいち疑うこと。いかに愛を守らせないか にもとづいて仕組まれているきたないひっかけにきづいて
解除せよ
。
790 :
名無し物書き@推敲中?:2010/02/24(水) 21:27:22
時にそれは自らの肉体との闘争ともなる。
淫蕩な血液というものは肉体に刻み込まれている。だが
それにバカ正直であればよいというものではない。そは
平清盛の呪いとでも呼びうるものである。
791 :
名無し物書き@推敲中?:2010/02/24(水) 21:46:08
白黒つけるとよく言うが
正義はどぶねずみのように灰色である。善人か悪人かを特定される者に向かない。
悪の構造を見抜きつつ悪に染まらぬ者。深淵に触れ平静を失わぬ者。精神のガッツが必要である。
罪人がいかにみにくくとも
人間に絶望しない。
792 :
名無し物書き@推敲中?:2010/02/24(水) 22:08:52
ちなみに
ヘリウム原子核、すなわちヘリウム二価(+)イオンは著しい発ガン性物質である。というか発ガン性物質とは
これのことだ。ちまたに流布される原因説はなべて散らしのトバシ・ヨタ論文である。なぜならば
眞の原因・アメリカの大気中核実験が明るみに出て
史上最大の責任問題が生じるからである。ヘリウム原子核はα粒子と呼ばれ、これの軌線がα線である。
酸化作用が劇的に強力でDNAを著しく欠損しガン細胞を招来する・放射線治療法とは電子の軌線である
β線を照射してα粒子を無害なヘリウム原子に丸める行為に他ならない・すなわち
アメリカはガンの構造をものすごくよく知っている。
793 :
名無し物書き@推敲中?:2010/02/24(水) 22:13:22
地下実験をすれば
当然石綿が放射能を帯びる。アスベスト。つまり
昔の石綿はなんの変哲も無い石綿であった。1945年までは。
794 :
名無し物書き@推敲中?:2010/02/24(水) 22:16:31
さて
統一教会が率先する
タバコ迫害の欺瞞性がおわかりかな。広島長崎以外なら
日本の葉タバコをいくら喫っても肺ガンにならぬ。缶ピースを毎日喫い続けて90歳を越える爺さんの話。
筑紫哲也さんは
赤マルを喫っていた。赤いマルだったからだろう。
795 :
名無し物書き@推敲中?:2010/02/24(水) 22:21:00
広瀬隆さんのケルンの一石に
をれの小粒石を。
796 :
名無し物書き@推敲中?:2010/02/24(水) 22:23:15
おふくろの話では
知り合いの医師が五十年前←
「ガンの原因はもうすぐ判りますよ」と
語っていたという。
797 :
名無し物書き@推敲中?:2010/02/24(水) 22:30:39
だから本当なら
広島市と長崎市の農業漁業は廃業したほうがいい。しかしそれはパニック問題ともうひとつ・
「常習摂取の累積が該当部署にガンを形成する」構造から
継続しつつ回避するメソドはある。つまりは 広島カキがいくら好きでも
たまににしておくとかそういう処世である。長崎市の米で醸成した銘酒を毎日呑んでいれば
肝臓ガンになる そういう当然性がガンという疾病にはある。
798 :
名無し物書き@推敲中?:2010/02/24(水) 22:44:39
ところでキリスト教者らは
聖書にニガヨモギの記述があるからチェルノブイリに原発を建てるようなところがあるから
その演劇かたぎに気をつけよう。
799 :
名無し物書き@推敲中?:2010/02/24(水) 22:46:56
ちなみにニガヨモギの酒が
アブサン。
800 :
名無し物書き@推敲中?:2010/02/24(水) 22:50:56
エンドオヴザワールドディライトというカクテルがあるそうだ。カートヴォネガットが言っている。
・クレーム・ド・マントを半パイント
・ホイップクリーム
・輪切りのパイン
・チェリー
レシピ。’90年代呑みたくて仕方なかったこのカクテル 今は限りなくどうでもいい。いまわのきわにのもう。そういうことである。
801 :
名無し物書き@推敲中?:2010/02/24(水) 22:56:31
ニュートンはオカルトに侵されてから・彼なりの思索を重ねて「どうも少なくとも2060年までは世界は保ちそうだ」
と結論したそうだ。すると巨匠クラーク翁は2061年宇宙の旅を著す。アメリカ人にはそういうところがある。
そしてさりげなく4兆度を達成してみせる。
スレ違いなんで、そろそろ通報するけど、いい?
もう少し様子をみて、続けるようなら、あんたのIPを晒させてもらうよ。
803 :
fusiansan:2010/02/24(水) 23:09:07
通報しろよ。
804 :
softbank219053008080.bbtec.net:2010/02/24(水) 23:10:16
あれ。
805 :
softbank219053008080.bbtec.net:2010/02/24(水) 23:11:21
日本人にはいやな人種が居る。
806 :
softbank219053008080.bbtec.net:2010/02/24(水) 23:13:18
f世界に恥ずかしい性癖である。率直さとまぎゃくの心性。
807 :
softbank219053008080.bbtec.net:2010/02/24(水) 23:14:53
陰湿。恫喝。ナハハ
まあいつもあんたはそうだから驚かない。
808 :
softbank219053008080.bbtec.net:2010/02/24(水) 23:18:46
ついでに言うと書いてることの評価もろくすっぽできないのかな
それとも日本医師会のアンテナが思ったより高感度とか。自民と心中、うつくしい。
809 :
softbank219053008080.bbtec.net:2010/02/24(水) 23:41:25
養老先生が「大学の敗北」を告げた意味が判ってないようだな。権威と給料と女のケツばかり追いかけやがって。
最後は同意する。すると妻にしばかれる。
言ってることはちょっと面白い
811 :
名無し物書き@推敲中?:2010/02/25(木) 05:19:16
うむ
カリフォルニアっ娘に顔の造作を not bad とよばれた相似形。
813 :
名無し物書き@推敲中?:2010/03/01(月) 04:01:38
現在地球は
いつもだと北極と南極の磁気が入れ替わるいわゆる ポールシフト期 に入っていた公算の強い時期である。
それを示す兆候は数多い。
京都大学は南磁極の移動を数十年観測している。ポールワンダリング(極彷徨)と呼称している。
http://www.s-yamaga.jp/nanimono/chikyu/chijiki-01.htm 地球が巨大なモーターであることはよく知られているが、その動力源は太陽からの磁力線である。
つまり、親亀をたどれば天宙のなお強力な磁力線源の活動いかんによって、地球の地磁気は影響下に
あるというわけだ。普段安定期には変動は意識されない。
しかし、数万年から数十万年に一度のスパンでこれが転変期に入ることが
1950年代の地質学調査で判明した。地層に含まれる帯磁物性が、上記のスパンで
その指し示す方向を百八十度変化させながら、かわるがわる堆積している分析結果が判明したのである。
814 :
名無し物書き@推敲中?:2010/03/01(月) 05:04:10
特徴は宇宙線量の増大である。
高密度電子回路はミニ太陽風の直撃を受けるとバーストして機能不全に陥る。これによる事故は
「アクセルとブレーキ」の問題として処理されている。現在毎日国内で20件ほど起きているという
報告がある。
本来、この時期は 生物の進化期 にもあたる ようで ある。宇宙線がDNAに改変を迫る理屈は立つ。
(もっとも最後のポールシフトはおよそ七十数万年前であり、この時期に生物が進化した話は未確認である し
旧人新人の進化はポールシフト抜きで生じたようだ。)
(七十数万年ポールシフトが起きていないというのは極めて 長期間である。)
815 :
名無し物書き@推敲中?:2010/03/01(月) 05:10:59
さてここからは抽象的かつ象徴世界の論となる。もっとも内容は具体的には進むが。
竹宮恵子が「地球へ…」で描いたとおり、「新人類と旧人類の軋轢」という問題は 進化期に特徴する現象の
ようだ。知性なくとも、生物はその軋轢を経て今日がある。その主産物は弱肉強食世界である。
およそ虐殺というものは、旧人と新人の間に交わされたもっとも悲惨な記憶の再現である確度がある。
816 :
名無し物書き@推敲中?:2010/03/01(月) 05:14:35
1950年代の地質学調査は白人が行った。
杜撰ではあるが当然の推測として、この憂慮は
バチカンに報告されただろう。
817 :
名無し物書き@推敲中?:2010/03/01(月) 05:17:49
それ以来理系人は水面下で数々の対策を講じてきた兆候がある。
人工衛星の中には、その本当の機能を秘匿して稼動しているものがあっておかしくない。つまり、
手をうっていなければ、今よりも、現在の地球は阿鼻叫喚であった確度がいなめない。
818 :
名無し物書き@推敲中?:2010/03/01(月) 05:22:52
バチカンは美智子妃を仲介として皇家との協力関係も結んでいる のだろう。ここでは論をはぶくが、
地球には争いの種をまき、悪徳の栄えをその愉徳とする生き物が棲んでいる。
この機を利用しようと聖者が志向したと考えなければ現状は無い。
819 :
名無し物書き@推敲中?:2010/03/01(月) 07:42:38
動く海上要塞「ちきゅう」も
海底地層の分析とかいたしているわけで、建造の主眼は今回のイベント向けであるようだ。みんな仕事をしている。
820 :
ポッポ ◆Q.FQ0/LrYOtA :2010/03/03(水) 20:01:28
821 :
名無し物書き@推敲中?:2010/03/03(水) 21:08:34
絢爛な雪洞が辺りを照らしだしている中で、お梅は家路を急いでいた。今夜は家族が留守である。
そこで、大工の熊と家で待ち合わせをしている。丁度、通りはお祭りの賑わいで、人混みが盛んである。
まだ宵の口であるにも関わらず、店先で一杯機嫌の親父どもが、お梅のケツのあたりを眺めながら、「イイ女じゃねえかよぉ」
などと、半ば冷やかし加減、あるいは今夜お梅の肢体を独り占めできる男に嫉妬しているかのように、それこそ舐めまわすように、
視線を動かしている。そうだ、その通りなのだ。今夜お梅は熊と逢引きをしている。「熊さんはもういるかしら?」こんな事を
思い巡らしながら、お梅は心の臓を震わしていた。しかし、お梅を震わしていたのは胸の高鳴りだけではな〜い。1週間前に初めて熊の指が
いわゆる(ここは大事なところだ)女陰に触れた時に感じたあの痺れるような電光も、恥ずかしながら思い出していた。そして、思わず知らず、
女陰が熱くなっているのも感じてはいたが、人に知られたくないばかりに、表情はまるで「家で家族が食事を待ってるの」などというような風をしていた。
さて、家に着いてみると熊がいない。お梅は慌てた。そして泣きそうになった。しばらく玄関先で立ち竦んでいると、カタッと音がした。ハッとしてお梅が
その音のした方を見やると、熊がコソッと「遅かったじゃねぇか」と路地の陰から声をかけた。お梅は顔に満面の笑みを湛えて「ごめんね」と言った。
それまで近所の人の目を気にしていなかったのが嘘のように思え、辺りに気配がないのを確認して「早く入って」と熊を家の中へ押し込んだ。戸をパタンと閉めて
お梅は熊にしがみついた。すでに勃起している陰茎を下腹部に感じながら、お梅は悦びに打ち震え、唇を熊に差出し、熊もお梅の唇を強く吸った。
822 :
名無し物書き@推敲中?:2010/03/05(金) 18:59:25
「抱けばいいじゃない」
「ハ?」
「あたいの女をめちゃくちゃにすればいいじゃない」
「意味わからへん」
「濡れているんやでえ〜あたいの 女が 濡れているんやでえ〜」
「濡れてるとかあほか。どこの話しとんねん」
「濱田の男にあたいが濡れた あたいの女に濱田がたった」
「たっとらへんわぼけ たいがいにせえよ」
「男と女のセオリーに従えばいいじゃない 醜い欲望に身をまかせればいいじゃない それが 大人じゃない」
「いやぼく 愛する妻と子供おるんで。」
「あ 奇麗事。」
「ア?」
「きれいごとぬかすなつんじゃボケエ 男と女はもっとドロドロしとるんじゃあ」
「ドラマの見すぎちゃうの」
「いやそれはない。ドラマって なに。」
「…ああ もう行って いいかい。」
「あほんだらぼけえ 抱いてからいかんかいい」
「はい抱いた」だきっ
「抱いたからにはもう一生はなれへんでえ〜」
「あほか 殺すぞ」
「殺したったらええ〜 それがおとなのおとことおんなの愛じゃあ〜」
「ほんまか? …どしたねん。」
「いる。」
「え?」
「あのひとだれ。」
「うわ。お前なんでこんなとこおんねん。」
「わ。浜田嫁本気で泣かしよった。しゃれならへん。なんかすいません。」
「もう行っていいよねえ。」
「そういうことなんで。粉かけまくったらあかんで。」
「なんやのん。なんやのん。おちなし〜!?」
823 :
名無し物書き@推敲中?:2010/03/05(金) 19:25:30
「なあ、おれマタギになりたくなった」
「なんだよ藪から棒に。またどうせ釣りキチ三平から矢口高雄さんのマンガでも読んで影響されたんだろ しかたねえなやってやんよ あーやっぱり山ん中は歩くのかったりいなー」
「あっ ウリ坊だ!」
「やったじゃねえか早速獲物かよついてんな今日はおい支度しろよ」
「追うべいかー」
「欧米かってお前それやりたかっただけじゃねえか今更なに甘いこと言ってんだよここへきておじけづいてんじゃねえよ」
「だってかわいそうなんだもん」
「お前こないだ牡丹鍋うまいうまいって三杯おかわりしてたじゃねえか矛盾してんだよウリ坊だって成長すりゃイノシシになって人間襲うんだよ」
「人類皆兄弟 動物をたいせつにしよう」
「笹川か そんなネタもう三十代以上しかわからねってーの動物たいせつにすんだったらマタギやってんじゃねえよ動物愛護協会じゃねんだからよ」
「げんげんげんきな月曜日」
「だから笹川か」
「一日 いちぜーん!」
「笹川か」
「お前 競艇しらねえな?」
「笹川か そのCM永瀬正敏ひさしぶりに見たじゃねえか」
「愛だろ、愛」
「永瀬か ってどさくさにまぎれて脱線してんじゃねえよ」
「わたしは東国原知事の総裁就任なんか認めませんよ」
「だから笹川かってそれ息子のほうじゃねえかその話題もうみんな忘れてるっての」
「共産主義には負けないぞ!」
「笹川かってお前危険なネタにチャレンジしてんじゃねえよ相方一瞬硬直したじゃねえか」
「仙台の海の幸」
「フカヒレがどしたんだよ
「ササカマか」
「くだんねえこと言ってんじゃねえよ」
「なあトシ」
「なんだよ」
「このネタ、ちょっと難しくないかな?」
「わかってるなら最初からやるないい加減にしろ」アリガトゴザイマシター
平和だの人権だの言いながらNHKやTBSやテレ朝は前科物朝鮮人を出演させるわけだ
825 :
名無し物書き@推敲中?:2010/03/06(土) 21:30:47
<<822、833
漫才のネタ脚本というのを初めて見せていただきました
ヘエ、素人なもので感心しました
ちょっとわかりにくいかな、実際に演芸場で見れば、どうでしょう
テンポとか、さすがかなあ。
私、知らなくって。面白かったです
826 :
名無し物書き@推敲中?:2010/03/07(日) 20:44:36
>>825
本物のネタじゃないよ
こんなに短いわけないじゃない。
827 :
微調整:2010/03/07(日) 20:52:34
「抱けばいいじゃない」
「ハ?」
「あたいの女をめちゃくちゃにすればいいじゃない」
「んっごめんちょっと意味わからへん」
「濡れているんやでえ〜あたいの 女が 濡れているんやでえ〜」
「濡れてるとかあほか。どこの話しとんねん」
「濱田の男にあたいが濡れた あたいの女に濱田がたった」
「たっとらへんわぼけ おんどりゃたいがいにせえよ」
「男と女のセオリーに従えばいいじゃない 醜い欲望に身をまかせればいいじゃない それが 大人じゃない」
「いやぼく 愛する妻と子供おるんで。」
「あ 奇麗事。」
「ア?」
「奇麗事はボクゥ きらいだな。」
「なんやて?」
「きれいごとぬかすなつんじゃボケエ 男と女はもっとドロドロしとるんじゃあヘドロが渦をまいとるんじゃあヘェドォロォ〜ォォ」
「きみーそれはドラマの見すぎちゃうの」
「いやそれはない。ドラマって なに。」
「…あ そ。あー もう行って いいかな。だめなのかな!」
「あほんだらぼけえ 抱いてからいかんかいい ボケエ〜」
「わかった。だいたる。ちょっとこっち来。はい抱いた」だきっ
「抱いたな〜?お前抱いたな〜?抱いたからにはもう一生はなれへんでえ〜」
「あほか お前殺すぞ」
「殺したったらええ〜 それがおとなのおとことおんなの愛じゃあ〜 警察呼びますよ」
「お前ほんまか?本気で言ってます? …なんやねんどしたねん。」
「なんかおる。」
「え?」
「あのひとだれ。」
「うわ。お前なんでこんなとこおんねん。」
「わ。浜田嫁本気で泣かしよった。しゃれならへん。なんかすいません。」
「もう行っていいよねえ。」
「そういうことなんで。粉かけまくったらあかんで。」
「なんやのん。なんやのん。エーッ おちなし〜!?」
828 :
名無し物書き@推敲中?:2010/03/07(日) 20:57:27
「わかった。そこまでゆうんやったらしゃあない。」「え。」「ちょっとお前こっち来い。」「え。え。ひょっとして。」「そや。その通りや。」
みたいに実際はふくらませて時間かせげる。これが尺を稼ぐ。しかしネットの文面だとそこまで細かいと鬱陶しい。
829 :
名無し物書き@推敲中?:2010/03/07(日) 21:02:55
いわゆる歌謡曲アレンジでいう オカズ もお笑いの言葉選びでは多いことに着目。
ただしこれはセリフのみで可笑しいコントに限る。セリフ以外の要素で笑わせるコンビも多いかんな。
830 :
名無し物書き@推敲中?:2010/03/07(日) 21:17:43
ヘドロのあとで溜めつくって もっかいヘドロで笑い誘って絶句してから「ヘドロってきみ〜」とかね。
しかし やはしこの次元まで到達するとそろそろ20年間自由にさしてくれてる恋人に感謝の念を抱く頃だなナアちぺこ。
しかしそれでも食えるようになるまではそれは気が早いのだゆに。
831 :
名無し物書き@推敲中?:2010/03/08(月) 14:18:59
>>827 その、よくお笑いはわからないのですが、
ありがとうございました
832 :
1/2:2010/03/08(月) 14:32:45
酷評お願いします
男もすなる日記というものを私もつけてみようと思う。
コロッケおはよう。朝起きて初めにすることはコロッケの芽への挨拶だ。
このコロッケはつい先日の私の17歳の誕生日にお父さんに貰ったものだ。
渡されたときはただのコロッケにしか見えなくて早速かじりつこうとしたら「食べちゃ駄目だ。それはコロッケの素といって土に植えるとコロッケが育つんだよ」と止められた。
コロッケの素?コロッケが育つ?半信半疑だったけどとりあえずプランターに埋めてみた。数日すると芽が生えてきた。
私は嬉しくなって思わず「コロッケおはよう!」と声をかけた。するとコロッケの芽は私の声に反応してグイグイッと背を伸ばした。親ばかと思われそうだけど本当のことだ。
それからは毎日朝と夜に挨拶している。どんな花を咲かせてどんな実をつけるのか今からとても楽しみだ。
私は寝ぼすけなので朝の支度はせわしない。急いで髪をとかして荷物をバッグに詰め込んでから朝食を片付けてあっという間に家を飛び出す。
若干駆け足、だけど乙女の恥じらいもあるから全力で駆け抜けるわけにはいかない。いそいそとお嬢様が小走りするように急ぐのだ。これも乙女のたしなみ。
そうこうするうちにいつもの場所に近づく。今日もいるかな?やってるやってる。
ニャー助とニャー太(勝手に命名)がニャーニャー威嚇しあってる。毎日毎日目にする光景。飽きないのかな。喧嘩するほど仲が良いっていうしね。ニャー助、ニャー太、今日もがんばれ、でも喧嘩はほどほどにね。
833 :
2/2:2010/03/08(月) 14:34:10
学校に来るまでは大忙し。でも学校に着いた後は退屈の連続。
いつも通り授業開始ジャストに到着。火曜の一限は国語だからなー、国語の田中は始業チャイムに寸分の狂いなく授業を始める。
もう少し人間味に溢れていてもいいぞ田中。授業開始を二、三分遅らせるだけで生徒からの人気がアップすることをお前は知っているのか。この二分、三分が生徒にとっては死活問題なのだよ。
でも田中はそんなこと気にしないだろうな。今日も教科書の中身に沿って淡々と一人で喋り続ける授業なんだろう。
田中も田中だなー、なんで教師になろうとなんて思ったんだろう。ちっとも楽しそうじゃないのに。
そんなことを考えながら私は窓の外を見る。窓側の特等席を手に入れたのは私の密かな誇りだ。
ここからの景色が特に面白いのは一限。既に遅刻決定の生徒達が多種多様な態度で門をくぐる。
遅刻になるのはもう避けられないのに汗まみれで全力疾走している男子生徒、イヤホンで音楽を聴きながらさも私の体内時計が標準時刻なのよといわんばかりに悠然闊歩する不良少女、などなど見ていて飽きない。
チャイムが鳴った。もう一限終わりか。ノートは真っ白。学問とは、紙の上に鉛で模様をつくるものではないのだよ、あっはっはと開き直って席を立つ。
釣りでやってるならいい。
だが、心配なのは本気でこれを読んでもらおうと思っていた場合だ。
お願いします
鉄の赤錆を飲んで暮らす女がいる
彼女は60歳を超えていて、家はなく、いつも赤い帽子を被って過ごしている。
手足は痩せて、全体にみすぼらしさを纏っている
毎日うろうろと通りを歩き回る。狭い範囲を行ったり来たり繰り返し、終わりがない。
気が向くと見知らぬ通行人に話しかけるが誰にも相手にされず、また彼女も誰かを相手にしているわけではない。
彼女がうろつく道の横に鉄工場がある。そこにはあちこちに鉄骨が積み上げられている。
彼女は毎晩、日が暮れてから錆びた鉄骨を探しては赤錆を削って食べていた。
それを見兼ねた善良な人の通報により、彼女は施設に保護されてまともな暮らしを送るようになった。
赤錆を食べることはなくなり、野菜や肉が主食になった。日を追うごとに彼女の目は爛々とした輝きを取り戻していく。
しかし二十日が経った頃、膨らみ過ぎた彼女の生気は心身の限界を超えてしまった。
四六時中、一人で喋り続けては、じっとしていることができずに歩き続けている。
すぐに施設の手に負えなくなった。
しかし施設の立場上、再び街に放り出す訳にもいかないので彼女は爛々としながら狭い部屋で一人、残りの生涯を過ごしたのである。
彼女の目に赤錆がどう写っていたのか、我々に知る由はない。
・行頭空け、句読点が一部欠けてる。
・全体にみすぼらしさ→全身にみすぼらしさ
・文体に工夫がないので箇条書きのように見える。
・”赤錆”と”女”の関連が投げっぱなしなので、結局何の意味もない文章になってる。
酷評お願いいたします。
ある年の夏の日に。
海からの風を受ける崖の上に立ち、さざ波立った海を見下ろしている。高さと風が
鳥の心地に少しばかり近づけてくれるだろうか。
崖下の波しぶきから目を転じ、水平線に目をやれば、海の濃い青と空の薄い青を交
わらせないかのように雲が覆い尽くしている。あの雲がこの辺りにまでに来る頃には、
足元の短い影も茫洋として消えてしまうのだろう。
いずれ、いや、すぐの事だろう。この風ならば。
この影が、海の濃い青から空の薄い青のようになるまで、もうしばらくの間だけこ
こにいようと思った。
一人称なのか三人称なのかはっきりしないのが気持ち悪い。
それが特色を出しているわけでもなくただただ気持ち悪い。
固有名詞がひとつも存在しないほか、小学生でもわかる単語しかでてこないのは
観察力と表現力の決定的な不足を示している。なので突然「茫洋」なんてのがでてくると
目立つわ目立つわ。
>>838 ありがとうございます。
この場合、どう書き直せば表現が良くなるのでしょうか。
青さや影の色もの表現は色の名前で表現すべきなのでしょうか。
もしよろしければ、お教えください。
>>837 1行目で失敗してる。
主語がないので、読者はどういう視点で見たら良いのかわからない。
また文節を作りすぎて、少し冗長な文章になっている。いっそ風の描写は2行目以降に残し、”どこにいるのか”だけを1行目に書いたほうがいい。
2行目で「鳥の心地」と出てくるのは唐突。なぜ鳥を思ったのか、それを「鳥の心地」の前文に用意するといい。
3行目は「海の濃い青と空の薄い青を交わらせないかのように雲が覆い尽くしている」がくどい。
もう少し書き方を工夫すれば、わかりやすい文になる。
4行目、「茫洋」は不適切。広くて掴み所の無い、等の大きなものを表すときに使う語。
5行目、比喩表現がわかりにくい。「海の濃い青から空の薄い青のようになるまで」とは具体的にどういうことか?
>>838 >>840 ありがとうございます。こんな風に書き直してみました。
ある年の夏の日、僕は岸壁の上にいる。
海からの風は海面のさざ波と、崖下の波しぶきを生み出している。向かい風を受けながら
この高さから海を見下ろすのは、空を行く鳥の心地に近いだろうか。
崖下から目を転じ、届かぬほどの遠くに目を凝らす。水平線には透き通った空の青色と、
深く沈んだ海の青色の間に、雲が峻別しているかのように広がっている。
あの雲がこの辺りにまでに来る頃には、足元の短い影もぼやけて消えていくのだろう。
いずれ、いや、すぐの事だろう。この風ならば。
この影の濃さが、海の青から空の青のようになるまで、もうしばらくの間だけでもここに
いようと思った。そう、飛び降りてしまうのは、影が消えてからでいい。
それでもきっと雲の上には、透き通った青い空があるのだろうから。
842 :
名無し物書き@推敲中?:2010/03/13(土) 14:54:06
よろしく
壁の時計は九時を指している。土曜朝の、いつもなら昼近くまで続く眠りを妨げた足音は、
プレハブに毛の生えたようなアパートの階段を上り下りする度にかすかな振動を伝えてくる。
僕はそれを背中で感じながら、泥の川のような天井の木目を眺めていた。
何か面白い事が描いてあるわけではないけれど、部屋には他に見るようなものもない。
カーテンの間からのぞく空は、分厚い灰色の雲の下に湿っぽい空気を閉じ込めている。
城田久恵と別れてから一年が経つ。という事は、僕がこうして悶々と負け犬気分を
かみ締めながら暮らす生活も、一年になるわけだ。随分と長い時間が経ったと思うけれど、
要は一日の繰り返しだ。起きてから寝るまでの。その間にご飯を食べたり大学へ行ったり
就職活動をしたり、何かを挟みながら長い一日を切り抜けているうちに、短い一年が過ぎたというわけだ。
今でも久恵に未練があるというのとは違う。もう一度付き合いたいとかいうわけでもない。
それでいて、僕と別れてすぐに付き合いだしたという新しい彼氏の事は、妙に気になった。
自分でもつまらない嫉妬心だと思うけれど、それはどうにも抑えようがなかった。
これが未練だとしたら、それは久恵と付き合っていた頃の僕自身への未練かもしれない。
僕は間違った行動を取ったわけじゃない。それは分かっている。それでも、自分には
彼女のためにするべきことがあったという気持ちが、心から離れなかった。
その気持ちに決着をつける前に、彼女は僕から去って行った。僕がするべき宿題、
昇るべき階段とともに。それで今、僕はこうして天井を眺めながら、
ウジウジと昔のことを思い出しているわけだ。
843 :
名無し物書き@推敲中?:2010/03/13(土) 14:54:55
久恵と付き合うようになって二年とちょっとの、夏の夜。
僕らは近くの川べりで開かれる花火大会を見ていた。
隅田川や神宮で開かれるほどの大きな大会ではないけれど、それでも都内近郊からは
毎年たくさんの見物客がやってくる。花火が闇夜に弾け、どおんという音が鳴り響くたびに、
遠くで歓声が上がるのが聞こえた。
「花火ってさ、何メートルくらい上がってるわけ?」
星空に咲いた菊の花をを見ながら、久恵が聞いた。大輪の花火が、浴衣からのぞく滑らかな
うなじのラインと、小ぶりな耳を照らし出す。後ろで束ねた髪が、風に揺られて僕の頬を時折くすぐった。
「さあなあ。でもあんなに大きい花火なら、五百メートルくらいは上げるんじゃないの」
「ねえ、花火、打ち上げてみたくない?コンビニで売ってるようなのじゃなくて、六尺玉とかさ。絶対面白いよ」
「俺はやりたくないな」
久恵が僕の顔を覗き込んだ。大きくはないけれど茶色がかった丸い目と、少し厚ぼったい唇が近づく。
「怖いんだ」
「面白くないんだよ」
「楽しいよきっと。スリルあって」
「見てるほうがいいだろ」
「どうして」
「怖いから」
久恵は声を上げて笑うと、僕に体をぶつけてきた。
「危ないよ、落ちるだろ」
僕らはその時、花火の会場から少し離れた公園にいた。
小高い木々に囲まれた公園から花火を見ようという人はいなくて、時々聞こえる花火の音と歓声をよそに、
ベンチもブランコもひっそりと静まり返っていた。公園の中央には子供が登って遊ぶための木造の遊具があって、
僕らの目当てはそれだった。二階建ての家くらいの高さで、上からは木々の向こうの花火がよく見えるのだ。
僕は久恵の肩を抱き寄せた。一瞬押し倒したい衝動に駆られたけれど、止めた。
何かに夢中になっている時の久恵は、そういう事をされるのを嫌がるに決まっている。
それにどうせこの後は久恵の部屋に行くんだし、わざわざ機嫌を損ねる事もなかった。
僕らは特等席から、二人っきりで花火を眺めた。それは夏を締めくくるにふさわしい、素敵な晩になるはずだった。
>>841 ある年の夏の日、僕は岸壁の上にいる。
この文だけで超違和感。
845 :
名無し物書き@推敲中?:2010/03/14(日) 09:20:47
>>832,833
コロッケのお話は好きです
その後は、あんまり、その............
そのままのあなたを書かれましたら
多分、小走りもされていなければ、登校して窓から男の子の
登校風景もご覧になってもおられない。放課後の部活の打ち合わせ、授業の準備
等におわれていられるのでは。ノートも埋まっておられるでしょう
頭の中に何が一番ありますか。
まず、友達関係の悩み、進路の不安
何であんなに仲良くしていたのに、友達はよそよそしいのであろう
大学に行こうか、専門学校に進もうか等
ソコから、まず切り込まれたら
それでこそ、コロッケのお話がいきます。
嘘には、真実の思いも乗っけて書きませんと、せっかくのコロッケのお話が死にます
日記のごとく、朝起きて、トイレにいって、顔を洗って的文章は
感心しません。
と、ド素人オバサンの意見です。気にしないで、これからも頑張ってください!
オバサン乙!
847 :
名無し物書き@推敲中?:2010/03/14(日) 19:42:44
>>842-843 書き慣れていない人がはまる罠が「回想」です。
回想は結末が決まっているので書きやすいからなのですが、のっけからこれが出てくると
ああ素人だと見限られます。その先を読んで貰えないということです。
のっけからでなくとも、100枚くらいの作品ならば回想を使ってはいけません。
投稿文についていえば
>>842をすべて削除して
>>843から始めたほうがよろしい。
しかしその中身は二人で花火を見たというだけの話で、見るべき表現もありません。
特に会話が内容も表現もスカスカです。
現実の会話はスカスカなものですが、それをそのままスカスカに書いたからリアルになるという
ものではありません。
また描写も細かく書けばいいというものではなくて、記述主義的誤謬にはまっているようにも
見受けられます。如何に短く、印象的に書くかということを心がけてください。
848 :
名無し物書き@推敲中?:2010/03/15(月) 00:33:58
「こんにちはー いらっしゃいませー なに飲む?ねえねえなににする?」
「そうだなあ…今日はコーヒーね。深炒り焙煎。」
「うわーうれしいー ありがとっ。」
俺と自動販売機の切ない会話である。まあその…なるべく人目には気をつけてはいるが、たぶんこうやったほうが
人生楽しいのではないかという憶測に基づいてこうしている。実感はあるようなないような。
ぱぱらっぱらー
「やったね!大当たりだよ??おまけしちゃう!あたしの気持ち☆」
「ああそうなの。ありがとう。けっこううれしいな。」
こんな感じである。きもいだと…
自動販売機に一方的にしゃべらせてるほうがちょっちお寒いとは思わない?思わないか。そのあたり自信がないからどうどうとはやりません。
そんなある日
何十回目かの会話を続けているといきなし今までに聞いたこともないようなファンファーレが轟いた
なにごとだ?と思っているとガバンばくんと前面が扉状にひらいた ???
ごろんと少女が出てきた。えっ。
「わたしは自動販売機の精。あなたがあんまりわたくしをまるでひとであるかのように語りかけてくださったので 命を宿してしまったのでございます。」
えっ。そんな阿呆な話があるだろうか。しかし俺は順応度が高いのでそのまま連れて帰って結局結婚した。
事実婚というやつだね。なんか幸せなようなそうでないような…とりあえずおかしな出会い方をした割には
ふつうの女の子である。妻である。
***********
「いやあ ここまでやらなければならないもんかね?」
「わが国の少子化問題の深刻さはおわかりのはず。」
201×年、政府はここまでやって出逢いを演出していた。さる向きの好みにあわせてである。
849 :
名無し物書き@推敲中?:2010/03/15(月) 12:27:11
面白かったです!
あなたに座布団を5枚差し上げます!!!
3度目でしつこいでしょうが、酷評お願いいたします。
海面にさざ波を生む風は、私のいるこの崖の上にも優しく届く。だが一転して、崖の下で
は無情にも波しぶきを絶えず作っている。
向かい風を浴びながら見下ろすという事は、本来ならば空にある鳥だけの特権なのだろう
かなどとしばし思いにふける。
鳥の視点を気取る事から離れ、遥か遠くの水平線に目を移せば、透き通った空の青さと、
深く沈んだ海の青さの間を、雲が互いの青さを縁取るように広がっている。
あの雲が空の青さを隠してしまう時には、海の青さはさらに色濃く暗く、それと反比例す
るかのように足元の短い影はぼやけて消えていくのだろう。雲の上には何も変わらずに、透
き通った青い空があるというのに。
ああ、この風であれば、それも後少しの事。
この影の濃さが海の青から空の青のようになる前に、ここを去ろうと思った。そう、影が
消えてしまった時に、飛び降りてしまいたくなるかもしれないから。
若山牧水の句とマラルメの「海の微風」の冒頭のイメージから作ってみました。
851 :
名無し物書き@推敲中?:2010/03/17(水) 20:57:34
>>850 なんだかくどいし、テンポが悪い
頭に浮かんだモヤモヤしたイメージを、だらだらと文章にしても
読者の頭にそのイメージは湧かないでしょ?
まだ文章を読んでない読者の頭の中は、真っ白なキャンパスだから、
そこに場所や登場人物の、『想像に必要最低限度の情報』を載っけてやることが重要。
それから自分のイメージをいかに伝えるかという、一番厄介な仕事が始まるわけだけど、
ここで一番重要なのが、“読み手の妄想力”を信用してやること。
逐一「空の青がこうで〜」「海の色はこんなだ〜」なんて、
説明口調で書かれてもらっても、テンポ感が削がれるし、
「ああ、もーうるさいな、海も空も青いのぐらい知ってるよ!」って
うんざりする文章になってしまうから、
誰でも知ってて想像が容易にできる表現を排除して(読者の想像力を利用する意味で)、
自分の表現したいイメージを、印象的なフレーズで端的に、コンパクトに表現すること。
ここに作者の個性とか、魅力とかがモロに出て、
作品の風格や質も大きく左右することになるんだけども。
それから文章全体を「絵」のようにながめてみると、
この文章は、ただの文字の羅列にしか見えない。
テンポ感を持つという意味で、視覚的な意味での美意識を高めた方がいいかも。
852 :
名無し物書き@推敲中?:2010/03/17(水) 20:59:21
あ、それと無駄の削り方として一番手っ取り早い方法として、
ストーリーに関係ない文章を省く、っていうのが素直で間違いがないと思う。
稚拙な文章の多くは、「朝起きて、歯を磨いた」とか、
ストーリーの展開と関係ない無駄話をてんこ盛りにしてるけど、
そんなのはチラシの裏にでも書いておけばおk
この文章で言えば、主人公の自殺願望と海、空のキレイな風景との対比、
みたいなことが描きたいんだろうけど、
いまいちその描写が主人公の心持ちとリンクしてないような印象を受けた。
一人称は、主人公の気持ちがモロに反映されるのが利点なわけで、
>海面にさざ波を生む風は、私のいるこの崖の上にも優しく届く。
だが一転して、崖の下では無情にも波しぶきを絶えず作っている。
この表現では、「実際の風は結構吹いてるけど、いまの自分の心境的には優しく感じる」
という意味合いに取れるわけで、これじゃあ自殺の心境とのリンクが曖昧になってるでしょ。
読み手としては、「こいつは何が言いたいんだ、記号みたいなキレイな言葉をただ並べただけじゃないか」
という、気持ちになって、結局共感を得にくい駄文に成り下がってしまう。
それに自殺志望にしては、「鳥」が上昇志向のイメージで合わない。
そもそも鳥が、どす黒いカラスなのか、銀色の白鳥なのか、読み手の想像の基盤になる一番重要な情報が、
見えていないから、ぼやぼやした印象になる。
まあ、とりあえずこんな感じで。
>>851-852 自殺を匂わせるのは「落ち」としてとってつけた所があるので、不自然になってしまったよ
うです。海の見える崖の上は、自殺の名所とか船越英一郎ぐらいしか思い浮かばなかったの
で、自殺のほうにしたという訳です。
鳥を出したのも牧水の『白鳥ははかなしからずや空の青海のあをにも染まずただよふ』と、
マラルメの『未知の泡沫と天空の央にありて群ら鳥の醉い癡れたるを、われは知る。』を、
イメージしたのでどこかに鳥を出そうとしたのが、結局裏目に出てしまったようです。
空が雲で暗くなってしまったから、より暗い海の底に誘われるというのと、消えてしまう影
を自分の存在に重ね合わせようとしたのですが、自殺自体が先述の通りのもので、練りきれ
なかったようです。
多くの事に気づかされました。本当にありがとうございました。
854 :
名無し物書き@推敲中?:2010/03/18(木) 10:15:28
>稚拙な文章の多くは、「朝起きて、歯を磨いた」とか、
ストーリーの展開と関係ない無駄話をてんこ盛りにしてるけど、
そんなのはチラシの裏にでも書いておけばおk
おいおい。こんな文章書いてる小説が本屋に大量に並んでるぞ
小説の文章に正解は無いからなぁ
明らかな間違いなら簡単に指摘できるけど、
表現のレベルとか文章の回りくどさとかを減点するってのも難しいよ
正解はある。
複雑で難しいがそれを読み解くことのできる人間が、ここにいる。
れつだん先生「呼んだ?」
無駄な記述があるから稚拙な文章に見える、と言うのは確かに正解ではあるよ。
だからといってそれを削るんじゃ駄目なんだよな。
そういう無駄なモノとストーリーのパーツとをうまく結びつけることで、無駄なものが意味のあるものに変わるんじゃない?
無駄に見える、稚拙に見える、というのもある。
それをしっかり見極めることができる者がA級レベル。
B級は気づくが判断を迷う。
C級以下は訳もわからず調子に乗って、無駄だ、稚拙だという。
最下層はD級。A級のうえにS級レベルもある。
859 :
名無し物書き@推敲中?:2010/03/18(木) 15:47:36
>>857 >そういう無駄なモノとストーリーのパーツとをうまく結びつけることで
ストーリーに結びつけたら「無駄なもの」じゃないじゃん。
話の展開、雰囲気作りに全く貢献してないものを削るのが手っ取り早い、
ってハナシを言いたかっただけです。
>>858 そんなどーでもいいランク付けしてるぐらいなら、
参考になる例文でも、書いてください。
>>858 自分で書いてる文章が意味のない文章だとわからないやつは何級なんだ?
意味がわからない奴はD級。
862 :
1/3:2010/03/19(金) 02:37:33
よろしくおねがいします。
そうです。私達悪魔にとっては人間など脆弱な存在。腕を軽く振れば消えて
しまう夜露のような存在だったのです。それが何故でしょうか、ある時、こう
提案を持ちかけられましてね。――あんた、私の元で執事をしないか、とね。
笑いました。嘲笑いましたとも。ちっぽけな人間が、たかが五十年かそこらで
死んでしまう生き物が、悠久の時を生きるこの私に執事になれですと。噴飯も
のでしたよ。私はそれを提案した紳士に、律儀に契約の文句を伝えました。―
―我は喜悦と辛苦を統べる悪魔。汝が望みを叶えよう。されば、汝は我に何を
差し出す。寿命か、恋人か、それとも心か? とね。ええ、これは常套句みた
いなものです。実際には相手の心を読んで、一番大切なものを並べるのです。
その紳士はこう答えました。――30ドル……。私は契約時の厳かさも忘れ、目
を丸くしましたよ。彼はそれを不満と受け取ったのか慌ててこう言いました。
――今は子が産まれたばかりで、仕事も忙しくまともな収入がない……だが、
数年待ってほしい。数年後には大邸宅を構える富豪になっている。その時まで、
あんたに執事として仕えて欲しいのだ。どうだろうか? と。私はとうとう
噴出してしまいました。この紳士は、悪魔との契約に自分の月給を突き出して
きたのです。そうまでして私を雇う必要があるのか?と尋ねると、彼は照れ臭
そうに笑いました。――私は小さい頃から執事のいる豪邸に憧れていたんだ。
それがもうすぐ形になろうとしている。あんたはとても仕事ができそうだ。壮
年になってから、衰えた眼で見ず知らずの執事を雇うよりかは、今の私の眼を
信じてみたい。紳士はそう言って私に握手を求めました。その時の私はこう思
いました。この男が夢に敗れる様を見てから、それから契約を持ちかけても良
いなと。私は差し出されたボロボロの皮手袋をおずおずと握り返しました。次
の週から、私は出張に追われる紳士と奥方の代わりに、郊外の小さな一軒家で
ご子息の面倒を見ることになりました。
863 :
2/3:2010/03/19(金) 02:38:52
お二人が帰ってくる日には夕食を用意し、休日にはご子息を連れて買い物へ出
かけました。ご子息が学校に通うようになると、毎月二十五日に手渡しでもら
っていたお手当ての額が変わりました。30ドルから32ドルへ。些細な変化では
ありましたが、皺の増えた紳士の横顔はとても嬉しそうでした。事業はゆっく
りとですが、着実に成功しているようでした。私の給金はじょじょに上がって
いき、住居も郊外の一軒家から増築を重ね、一回り、二周りと大きなお屋敷に
なっていきました。やがて私以外にもメイドや料理人が雇われるようになり、
その頃の私はと言えば、反抗期真っ盛りのご子息と、産まれたばかりのご息女
のお世話に手を焼かれ、紳士を堕落させる暇もありませんでした。奥方が出産
で身体を壊し寝込むようになると、紳士も疲れがちになりました。ある晩、真
夜中に呼び出されると、紳士はこういいました。――さあ、夢は叶った。好き
なものを持っていけ。もうこんな老いぼれの命なんていらぬだろうが。私は驚
きました。この紳士は最初から気付いていたのです。私が悪魔であることに。
彼はそれを見抜いた上で執事をやらせていたのでした。私はうろたえ、人間の
ように言いました。――旦那さま、私はすでに十分なほどのお給料を頂いてお
ります。いまさら旦那さまからいただけるものなどありません。紳士は嬉しそ
うに、そう、まるで出会った頃のように照れくさそうに笑い、私に手を差し出
しました。――ありがとう。あんたを雇えたことは私の人生の転機だったなぁ。
とても綺麗な瞳でした。今でもあの目を思い出すと、胸の奥が痛みます。人間は
脆弱すぎる、夜露よりも儚い生き物です。私は契約を提案しました。
864 :
3/3:2010/03/19(金) 02:40:05
紳士の寿命を延ばす変わりに給金を頂けないか、もしくは奥方の病気を治して
ほしくはないか、と。紳士は首を横に振りました。――もう、あんたは十分に
してくれた。ろくに構ってやれなかったのに、子供達がちゃんと育っているの
を見ていれば分かる。ああ、だが最後に、一つだけ、願いを聞いてくれるかね。
私は御主人の手を握り答えました。契約だ、契約が来ると。一言も逃すまいと
私は耳を傾けました。――私の人生は終わる。だが、あんたの人生はまだ続く
んだろう。だから、あんたを解雇してやりたい。人の業に呑まれる前に、悪魔
に戻してやりたいんだ。お願いできるかね? 私は彼の願いを聞き入れました。
それからどうなったかですって? その続きは貴方達の見てきたとおりです。
……さて、そろそろお逃げください。この棟にも火の手が回ってきております。
それと、この鍵を。私の四十年分の給金が入っております。暗証番号は私の数字で
す。妹様のお着替えはこちらのトランクに入れておきました。さようなら、脆弱な
御主人様。私の育てた大事な御主人様。お二人のご息災を祈っております。では。
865 :
名無し物書き@推敲中?:2010/03/20(土) 13:02:10
>>862-864 読みにくい文章で、内容がすんなりと頭に入ってこない。
しかも間違い(と思われる)箇所があるので、ますますわかりにくい。
>壮年になってから、衰えた眼で見ず知らずの執事を雇うよりかは、
なんで「壮年」なのに「衰えた」となるのか?
>私はそれを提案した紳士に、律儀に契約の文句を伝えました。―
>―我は喜悦と辛苦を統べる悪魔。汝が望みを叶えよう。
といっておきながら、
>私は驚きました。この紳士は最初から気付いていたのです。私が悪魔であることに。
なんだこれ?
そもそも男が執事を雇おうと思った理由も弱いし、
>奥方が出産で身体を壊し寝込むようになると、紳士も疲れがちになりました。
というのならせいぜい数年の時間経過だろうに、
>私の四十年分の給金が入っております。
と来るからわけわからん。
妻は四十年近くも時間経過してから出産したのか?
無駄な修辞を削って話の骨格だけを書きぬいてみたら?
洗練された文章は誰が見てもわかるものだろうけど、
稚拙な文章ってのはなかなか判断し難いものだと思う。
そうかなぁ? おれは結構単純に「面白い」と思った。
オチの意味がわからん。意味を知りたい。
妹様のっていってっから、
旦那の死からさらに数年後って事なんじゃないの?
>>862 誰かの翻訳ものか、誰かのショート・ショートなのかな。
そうでなければ出来はいい。
しかし、それだけだ。
器用に書けているが、内容的に+αがほしい、
文章的には翻訳調で指示語が多すぎる。
悪魔で執事です、とか言えばいいのか?
871 :
862:2010/03/20(土) 20:53:13
ありがとうございました。
題名は666です。
872 :
名無し物書き@推敲中?:2010/03/21(日) 23:13:14
時代は何がどうなるかわからないもので
世界はホモとレズの園になっていた。ホモが普通、レズが普通である。いわく男同士のほうがかゆいところに
手が届くように愛し合える、理解が深い、同様に⇒
そんなわけで男女の恋愛を成す者らはド変態と指弾され片隅に追いやられ 遂に非合法のものとなった。
俺は二人のオヤジに「絶対女と恋に落ちたりセックスしたりしてはいかんぞ。そんなことは外道のすることだ。」と
きつーく戒められて育ったが フムウ どうも俺は変態なのだろうか 女の子のルックスを眺めてるほうが
心躍るというか ふわふわした心地よいメルヘンにひたれた んだけどそんなことが他人に知られたらタイヘン
心の奥底深くにしっかり鍵をかけて仕舞っていた。
873 :
名無し物書き@推敲中?:2010/03/21(日) 23:33:24
「おい。今日ツラ貸せよ。」
来た。こいつは以前からちらちらちらちら俺に色目をつこうて来たやつで…正直俺はいやなんだよな。どうせ
俺が掘られるほうなんだよこいつと俺のつがいだとよ。もうその筋の臭いをフリマイテ俺に迫ってくる感じ。
いやー 拒みたい。しかし世間体もあるんだなこれが。俺は彼我差不利なんだな腕力的に。くそ。「ああ。」応える。
ニヤッとそいつは笑って去る。なんかこのとき俺はゾゾーっとした。どうもなにか俺がへんなのかなんなのか
よくわからなくなってきた。「つらいのははじめのうちだけだ。すぐよくなるからな。」そう言われてもどうも
釈然とせずに育ったよ。しかし釈然としないままついにこの日が来たね。ううーむ。俺のケツメド。たぶんピンクだ。
みたこたないけどな。
うーむ…
俺はいろいろ考える。いや考えても仕方ない、大人になるとはこういうことだ。いやいやいやいやいやいや
俺のひそかな愉しみと言うか 趣味というか 性癖はどうなんの。やっぱド変態だから捨てか。抱かれろか。
荒々しい腕に身を任せろか。ちょっとそいつはなあ…
874 :
名無し物書き@推敲中?:2010/03/21(日) 23:43:45
俺は思案しながらあてどもなく歩き出してしまった。どうしよう、どうしよう… ああと応えてしまったからには
顔を出さなくては明日からどうなるかがわかんない。しかしその…俺は男と男がどうこうする姿を考えるだけで
ゾ
っとするんだよ。やっぱいやだな。しかし逃げるわけにもいかないし暫定的にただ歩いているということにして
自分を誤魔化しつつととぼとぼとぼとぼ
いずれ引き返さないとたいへんなことになる阻止限界点はどこだろうとちらと思ったがとぼとぼとぼとぼ
街のはずれを越えた。丘を越えた。春の花々の美しさに心奪われかけたけどそんな場合じゃないよと
とぼとぼとぼとぼ 結局俺これ逃げてるんじゃないの 明日から俺の仕事はないよ 俺社会不適応者だよ
とぼとぼとぼとぼ
トツジョ
矢印を俺は発見した。ン?
875 :
名無し物書き@推敲中?:2010/03/21(日) 23:48:11
よくみると「こっちだよ」「あっちだよ」とかなんとかくだらん口調でさまざまな道標が
頭をこんがらせながらたどってまよってこっちかそうかと進んでいって
なんにもないなあまあいいかなんのいたずらだったんだろうそれにしても あ!おい
もうひきかえせねえんじゃねえの… ものすごーくこころぼそーくなりながらそれでも歩き続けるしかねえよ。ドスン
ボン。
俺は落ちた。
876 :
名無し物書き@推敲中?:2010/03/22(月) 00:00:23
まっくらやみである。しかし…なにかの上に落ちたみたいで怪我はないらしい。布の手触りだ。弾力もある。
これはどうやらクッションのようだな。えらくしなびたクッションだけども。してみるとここは誰かの家かなにかか。
灯りはどうしたら手に入るかな。マッチもなにも持っていない。くらがりに眼が慣れるようなはんぱな闇ではない。
とりあえず俺は手をばさばささせながら慎重にその布と綿の構造物の上をよつんばいで這って進むんだが
(また落ちて今度はたすかんなかったら困るよね
!
熱を帯びた何かに触れた。なんだ。
ドキドキがおさまるのを少し待ってもう一度。おそるおそる。人差し指でふれる…触れた。こ これは…
ひとの脚か腕じゃないだろうか?それも生きている。ということはここはベッドか布団か?この誰かは
寝ているのか?息を殺して耳をすます。
877 :
名無し物書き@推敲中?:2010/03/22(月) 00:03:31
いやまてよそれよりも
こいつが…
男か女かを確かめるほうが先決だな?ひとさしゆびになかゆびを足して
その脚か腕かに毛があるかないかをたしかめよう
「誰か来たの。」
878 :
名無し物書き@推敲中?:2010/03/22(月) 00:12:00
ぱっと灯りがついた。
俺は布団の上に少女と二人で居ることを把握した。突然の声にあたまはまっしろ そして四角いたぬき顔の
少女が目の前に居た。利発そうで 眼が澄んでいて 鼻ははなぺちゃで くちびるは小さい。とび色の
ウェーブが生まれついてかかっている細い長い猫っ毛をしている …な
「にをじろじろみてるの。」
「いや…」
「どうしてここにきたの。」
「いやその…」
「まあだいたいわかるけど。」
「そうなの?」
「うん。」女の子はおおあくびをした。「女の子はあくびをしないものだそうだよ。」「千年ぶんのあくびだけど いけないかな。」
879 :
名無し物書き@推敲中?:2010/03/22(月) 00:32:03
「おなかすいた。」「え?」「おなかすいた。」
これは暗に俺に何かつくれと要求しているのか。料理はそこそこ自信がある。千年ぶんのあくび?女は
冗談が好きって言うかんな、その冗談にのってあげるとなおよろこぶ。…なぜ
俺はそんなことを知っているのだろう。まあいい
おかゆを作るよ。玉子を割りいれて かきたまは白身と黄身がまざりすぎない絶妙の彩りで。「うん。まあまあおいしい。」
高飛車というわけでもないけども おせじもない。思ったことをそのまま言っている感じもするが それだけでもない
感じ。だいいち俺はこれからどうすればいいのだろう。「泊まってく?」スビーンと来る台詞をこの女はさらっと
言ったよ。「なぜ。」「顔をみればわかるよ。」俺は絶句する。
俺は「俺はド変態じゃない でもド変態になりたい いやこの女は何者なんだろう 信用していいのかな
もし俺に酷い罠を仕掛けるような女だったらどうしよう しかし一番最初に灯りを通してみた顔は
なにか不思議な感じだった。」と思いながら眠りについた。同じ布団で。背中を向けて。背を丸めて。布団はやけに大きい。
880 :
名無し物書き@推敲中?:2010/03/22(月) 08:12:09
「はい。」
「?」
俺は鍬を次の日の朝てわたされた。「…俺は…」「ここに住むしかないんでしょ。畑仕事してきて。はたらかざるものくうべからず。」
俺は頭脳労働者である。
畑はこっちだよという看板にいざなわれてなおかつとぼとぼと歩くと荒れ放題の石ころだらけのくさっぱらに着いた。これが畑か。
俺はしゃがみこむ。空は曇天・セキレイかなんかがついとよぎる。タバコが欲しいところだ。しかしタバコ屋などありそうな
場所でなく・俺の家では今何が起きているだろう。しばらくそうして手持ち無沙汰にぼーっとしていたが
考えていても仕方ない。此処を叩き出されたら尚迷うことは必至。言われたとおりにすることにした。まずは何からする…
大小の石ころを取り除こう。そうしよう。決めてとりかかった。
多いな。いったい何年放っておかれた畑だこれ。でかいのもある…汗ばんできた。雲の切れ間からほんの少しおひさまが
顔をのぞかせたのだろう 日差しがじめんに落ちる。俺はその方向を見やる。石をのけると散る虫たち。
881 :
名無し物書き@推敲中?:2010/03/22(月) 08:26:26
「おつかれさま!」
石ころを全部取り除いたので・これでまあ怒鳴られたりするほど怠けたわけではないよなという判断の元
もときた道を戻り地下への扉をくぐると昼食が用意されていた。白いテーブルクロス。
パリパリのバケットのサンドウィッチが白い大き目の皿にふたつ。コーンスープは深めの皿に・オレンジジュース
サーバーに入ったカフェオレ、そしてシーザーズサラダ。ドレッシングが二種類ある。質素だが清潔な食卓。
俺より明らかに料理上手である。上質のハムとスライスしたゆで玉子・みずみずしいレタス、濃い目のマヨネーズも
大量生産の味ではない。ほのかにマスタードの辛味が舌を衝く。ペッパーの印象がよぎる。コーンスープには
カリカリのクルトンが浮かんでいて
まるで俺がいつ戻ってくるかをわかっていたように。俺は五分で全部たいらげた。「もう少し上品に食べてよ。」
向かいでのぞきこみ加減で少女はそれだけを口にした。
882 :
名無し物書き@推敲中?:2010/03/22(月) 08:38:55
もう一度俺は背中を押されて畑へ追いやられ・草取りの段取りとあいなった。腹マンタン。やるぞ。ヤルド。空は青の
割合が増している。俺は汗にまみれながら草をむしる・明日も晴れていたらタオルを頼まないとな 忘れないように
しよう 俺は忘れっぽい。
がんばったが全部むしるのは無理だった。日が暮れた。帰ろう。
夕飯はサバの味噌煮がメインディッシュだった。つまりは和食である。それを俺は畳の部屋でいただいた。
女は今度も俺ががっつくのをしげしげとながめていた。
883 :
名無し物書き@推敲中?:2010/03/22(月) 08:49:45
そんな感じで日々は流れていった。雨の日も風の日も俺は畑に出向いて 慣れない手つきでへっぴり腰のたおこし・
畝作り・種まき・雑草とり。少女のレシピは一度もちょうふくしなかった。ビーツのボルシチが忘れられない。
884 :
名無し物書き@推敲中?:2010/03/26(金) 00:29:36
「この三語で書け」スレで、「水泳選手」「斧」「出生の秘密」のお題に即興で書いたものであります。
酷評お願いします。
青年の目の前に男が現れた。青年はその姿に驚いた。
男は筋肉質の肉体を競泳パンツで装い、ゴーグルとスイムキャップで固めている。
しかしここはプールサイドではない。深夜の自室だ。このような人物がいていいはずは無い。
しかも男は、手に大きな斧を握っている。かけたゴーグルで顔立ちはうかがえない。
青年が問いかけようと口を開けた瞬間、男は斧を振り下ろした。
頭蓋は断ち割られ血と脳漿と絶叫が噴出し、青年の命は絶たれた。
男は斧を下ろし、ゴーグルを外す。その顔立ちはたった今切り裂かれた青年に瓜ふたつだった。
男には出生の秘密があった。彼は殺された青年の双子の兄弟だった。
地域の名士として名高い青年の家系。迷信深いその家に生まれた双子は「畜生腹」と見なされ、
片方は養子に出されたのだった。家に残され跡取りとして大切に育てられたほうが、殺された青年である。
一方、養子に出された先で厄介者扱いされ、あらゆる辛酸をなめた男。
名家の御曹司が自身の双子の兄弟と悟れば、それとの入れ替わりを企むのは当然の成り行きだ。
こうして第一の殺人が行われたのである。
男は周囲に散った血をふき取り、遺体を担ぎ揚げて風呂場へと持ち込む。
スイムキャップやゴーグルを装着したおかげで、髪も目も返り血から守られた。
衣服に血を浴びればしみこんで落ちない。しかし裸に血を浴びても、シャワーを浴びれば落ちる。
水泳選手の姿で犯行に及んだのは、計算ずくのことだ。
あとはこの遺体を早急に始末しなくてはならない。この屋敷に御曹司は2人もいらぬ。
男は再び斧を振るい、兄弟の身体をいくつもの肉塊にかえつつあった。
885 :
名無し物書き@推敲中?:2010/03/27(土) 12:44:34
>>884 三題噺ということはこれで全文ですね?
この話の眼目のひとつは男が何者でどういう事情があるのかという点ですが、これを書き手が
全部説明してしまっているので、興味の引かれようがありません。
これだけの量しかないのに視点が移動している点も感心できません。
青年の視点だけで書くべきです。
で、即死したのでは話がつづかないので、
瀕死の青年が男のゴーグルを外すと自分と同じ顔が現れる。
驚く青年に男が語りかける。「兄さん、ぼくを知っているかい?」云々。
そういう書き方なら読者の興味も引きます。
>男は筋肉質の肉体を競泳パンツで装い、ゴーグルとスイムキャップで固めている。
「装い」「固めている」という恰好ではありませんね。むしろそれしか身につけていない
と言うべきです。
>水泳選手の姿で犯行に及んだのは、計算ずくのことだ。
作者が語りすぎ、説明しすぎです。
読者に説明しているというよりも、作者自身に説明、納得させているように見えます。
886 :
あれは中断:2010/03/28(日) 09:08:33
ここに二名の男女がおる。
酷い痴話喧嘩をしておる。女が男の浮気現場を直かに目撃してしまったようだ、哀れなむきだしのいさかいが続いておる。
女「まるでけだものじゃない!」
出ましたおなじみの右ストレート。きまったか。ゆらあり
漂う紫煙。ふたりその方向をみやる。
「ねんがらねんじゅう発情してる変態といっしょにしてくれないでくれますか。」
燕尾服を着込んだライオンは葉巻をくゆらしながら言った。
887 :
名無し物書き@推敲中?:2010/03/28(日) 14:51:34
>>886 もっと漢字を使いなさい。
読みにくくて仕方ありません。
888 :
名無し物書き@推敲中?:2010/03/28(日) 21:07:46
there are two persons.
they make ugly quarrel a long time. female found his another love affair on just the occation.
poor fight is going on.
f"you are beast!!"
harashow my ol' right hook. judgement? at that time,
froating purple smoke. two watch the direction.
"shall you not count us coinside with what be turn on in the all time?"
lion with cigar said it. taxird.
>>888 漢字はやめて英語にしたわけね。
最近ではそんな嫌がらせが流行っているのかな。
891 :
名無し物書き@推敲中?:2010/03/29(月) 00:23:48
官能小説を書きたい。
思うに官能小説というと、それを書く立場の者からすれば、
どんなストーリー、どんな陰惨極まる話であっても、
なるべく優雅に、耽美に、美しく書きたいというのが本音ではなかろうか。
しかし、物語を彩るそういう格調高い表現など、
抜くこと前提の読者からすればブタにでも食わせとけと言いたくなる様なシロモノであって、
ただただ生々しい表現、なるべくその性的興奮を刺激する表現を並び立ててくれたほうがありがたいのではなかろうか。
つまり、官能小説を書くに当たって気高い表現というものは作者のオナニーでしかないのではないか、と最近疑問に思っている。
もちろん、官能小説というものが一様に「抜く道具」でしかないという考えは、安直というか愚直であるのだろうけれども、
ネットに氾濫するたかが素人の腐れ官能小説に格調高い表現や優美な表現などを果たして
読者は求めるだろうかということを考えると、やはり答えは否であろうということは容易に想像がつく。
892 :
名無し物書き@推敲中?:2010/03/29(月) 19:14:52
>>890
おおらかにいこうぞね
昔々或る処に独りの樵が住んで居りました
樵は或る泉で鉄の斧を落として仕舞いました
途方に暮れて悲しんで居ると
「貴方は正直な樵ですこと。さあ三つともおあげんせ。」と女神は言った。
おお何と儲けた話では無いか・ここは少し図に乗ってみよう・
「アノオ プラチナの斧なんてえのは 在りますかね?やや 無けりゃいいんです オレ正直者だから。」
かわいいたぬき顔(四角くって食べ易い)の女神はきょとんとしてからにっこりして言った
「ありますけどどうします?」
「ハハア できたらいただきたいべなあ。」
「どうぞ。貴方の目の前に。」
斧などどこにも無い。
893 :
名無し物書き@推敲中?:2010/03/29(月) 21:02:29
894 :
名無し物書き@推敲中?:2010/03/29(月) 21:04:34
うん
今格の異なる作品を見てきたとこ
どうすっかな。潮時か。
895 :
名無し物書き@推敲中?:2010/03/29(月) 21:11:36
まあ暫く考えよう。折角ここまで来た感は俺にはある。
個人的にはポークシチューの話が心に残る。
896 :
名無し物書き@推敲中?:2010/03/29(月) 21:16:15
いにしえのあづまのしまぐにで
神を名乗るもの二名の争いがあった。
男神は女神をおだててその気にさせ高い位と実権を与え
一切の自由を束縛した。女神はその実権を用いて残酷な復讐をする。
裏切りの応酬ののち
二人は 文系を受け持つことその代わり自由を失うこと
理系を受け持つことと自由?を得る代わりに貧しさを余儀なくされること
を互いに認め合って
別 れ た 。しかし子供はじつは居たのかもしれませんぜ。女神はそのことを男神に黙っていたのだ?ポイントは外交がでかいのである。
897 :
名無し物書き@推敲中?:2010/03/29(月) 21:24:51
此処に韓国人の祖先が侵入り込むと阿鼻叫喚のリアリティが現出する
地獄だった過去か。
俺は人類が性の問題を解決してしまったら物語は要らなくなるのではという予見がある。
コードギアスの関係者にも同じことを考えているのが居る そいつは戦争からたどったようだが…
まあ俺も 敵の設定 がうまくいかなくてその手の話が書けない。なにせ
現実が既に今そうだかんな。俺はそう考えている。敵ではないのかもしれないがそいつらの
目的を完遂させてはならん。
898 :
名無し物書き@推敲中?:2010/03/29(月) 21:32:47
8 :名無しさん@十周年 :2010/03/29(月) 17:36:45 ID:hQrB1Gc80
南京大虐殺で、日本軍より残酷だった韓国人 (朝鮮日報)
南京虐殺は主に韓国人の仕業
朝鮮日報が指摘した文章には「中国人は歴史を忘れるな―南京大虐殺における韓国人」
「歴史事実:南京大虐殺で、日本軍より残酷だった韓国人」(08.10.3)などがある。
朝鮮日報は、中国のインターネットでは「旧日本軍中の韓国人の割合は40%」、
「(事件当時)真っ先に婦女を襲ったのも韓国人」などの記載もあるとして、
韓国の北東アジア史財団政策企画室の南相求研究員による反論を紹介。
中国のネットでは、南京大虐殺を行ったとして韓国人が多かった部隊名とその
「朝鮮人名簿」も公開された。
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=0713&f=national_0713_031.shtml
899 :
名無し物書き@推敲中?:2010/03/29(月) 21:36:27
おそらく
許可を出したのは日本人
だと俺は考える。もちろんそこまで執拗にねだるわけだが(肉体攻勢込みでな
墜ちた日本人にも責任はあるだろう。ポイントはそこまで追い込める 連中の心理操作テクニックにある。
これを拒めるのは素朴な善性のみである。頑固でなければならん。
今回はアレンジが非常に激しかった。それだけ深刻だったということなのだろう。仮面に次ぐ仮面。
900 :
名無し物書き@推敲中?:2010/03/30(火) 06:57:38
チラシ配りをしているとあるアパートに出くわした
メゾン・ド・ファイアー
俺は数十軒先に行った後ドドドと戻ってきた。
901 :
名無し物書き@推敲中?:2010/03/30(火) 16:41:41
まあ信じないと思うけれど
宇宙の造り方の基本概念を遂に獲得した。高校生のとききっかけを得てから(アキラでしょうな
坂田靖子「宇宙を作るオトコ」(東大時代 を経て22年。
ヒントは
比喩。根本。結構易しい。トライさえすれば、誰でも ひょっとすると小学生でも中にはたどりつく頭脳の
持ち主は居るだろう・ただ
宇宙をつくるなんて神様の仕事 と早合点するなり臆するなりではなからトライしないから
たどりつかないというわけ。
これだけ書けばもうアメリカは理解しただろう。超科学がまたもや進歩する。
2ちゃんを設定してくれたお礼になったといい。
902 :
名無し物書き@推敲中?:2010/03/30(火) 16:46:42
たぶん具体的に語れば誤謬だらけだと思う。
しかし 何に何をさせればいいか をつきとめた。少なくとも比喩次元で。後者の何のみ比喩である。
あとの詰めはみんなでやればいい。やおよろずばんざい。
903 :
名無し物書き@推敲中?:2010/03/30(火) 16:55:11
参考表現物(他・厳選)
「現象としての人間」テイヤール・ド・シャルダン
「核兵器と人間」フリーマン・ダイソン
「若者たちの神々」筑紫哲也
「セックス・ウォーズ」「電通」田原総一朗
「トップをねらえ!」ガイナックス
「機動戦士ガンダム」日本サンライズ
「伝説巨神イデオン」日本サンライズ
「2001年宇宙の旅」アーサー・C・クラーク原作 スタンリーキューブリック監督作品
「2010」 ピーターハイアムズ監督作品
904 :
名無し物書き@推敲中?:2010/03/30(火) 17:05:04
ひろゆきに多大なる謝意を贈る。
905 :
名無し物書き@推敲中?:2010/03/30(火) 17:26:49
ああーっ
「ツァラトゥストラかく語りき」「この人を見よ」ヴォルフガング・ニーチェ
フリードリッヒ・ニーチェ
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
間違ってたら、正しい名前よろしくお願いします
もうすぐ春が訪れようかというある日、霊夢は魔理沙の家へ向かっていた。
【落ちないですけど酷評お願いします。】
最後に魔理沙の顔を見てから既に一月。
毎日のように用もなく神社に来ては勝手に茶を飲み、菓子をむさぼり、ぺちゃくちゃと言いたいことを言い、
満足したら魔法の森にある屋敷に帰っていくというサイクルを繰り返していた魔理沙が姿を見せなくなってからもうそれほど経っている。
霊夢は誰にでも平等に接しはするが、基本的に他人に無関心を通している。
だが、今回ばかりは少し心配になったので様子を見に行くことにした。
「あの馬鹿、夜更かしばかりしてるから身体でも壊したのかしら」
ふよふよと魔法の森を目指して飛ぶ巫女の表情にも陰りがあった。
これが他の妖怪なら気に止めることもなかったが魔理沙に限っては別だ。
幼い時分から二人は良き友人であった。
魔理沙は霊夢が唯一心を開いて話せる相手なのだ。
市場を行き交う村人が眉根をよせて不機嫌そうに飛ぶ巫女を見上げてまた厄介ごとが起こったのかなと疑問に思った。
村を抜け、魔法の森の上空を飛び、とうとう洋風の小さな屋敷が見えてきた。
魔理沙の住居兼なんでも屋、霧雨亭だ。
カーテンは全て閉まっているので中の様子を伺うことはできない。
昼間からカーテンが閉まっていることについては魔理沙はいつも昼は寝ているので特に疑問に思うことはない。
霊夢は玄関前に立ち、ドアを叩く。
「魔理沙ー。いるなら出てきなさい」
……返事はない。
もう一度呼びかける。
「まーりーさー。開けるわよ?」
……やはり返事はなかった。
どうしたものかと思案していると、後ろからがちゃんと音がした。
振り向くとそこには井戸があり、中からスコップを持った腕が伸びていた。
「…………?」
近くまで寄って中を覗き込むと魔理沙がいた。
「よう、霊夢。久しぶりだな会いたかったぜ」
身体中土まみれの魔理沙はそう言ってにかっと笑う。
それを見て霊夢はひとまずは健康そうで良かったと安堵し、
「……で?何してんのあんたは」
「穴掘りだぜ」
908 :
名無し物書き@推敲中?:2010/03/30(火) 17:43:19
dクスコ=アル。
最後なのでてきとーに決めてみた。フリードリッヒかあ。狂気の皇帝だね…。V世だっけか。第二帝国。
ミス
【】内は無視してください
>>907 ここのルールは知らないけれど、通り掛かったのも何かの縁だろうか
少しばかり手を貸してみるか
>ふよふよと魔法の森を目指して飛ぶ巫女の表情にも陰りがあった。
>市場を行き交う村人が眉根をよせて不機嫌そうに飛ぶ巫女を見上げてまた厄介ごとが起こったのかなと疑問に思った。
この「巫女」の使い方はいいよ
特に二つ目の換喩は的確
>「あの馬鹿、夜更かしばかりしてるから身体でも壊したのかしら」
このセリフの使い方もいい
地文で書いてもいいけれど、ここはセリフの方が効果的
セリフの前後に無駄が発生していないのもいい
で、ここまではいいとして
最大の問題は、読点の使い方を工夫したほうがいいということ
明らかに読点が足りないという一文が多数ある
おそらく身に染み付いた癖で、致命的な欠陥だから、意識して直す努力をしたほうがいい
>>907 あと凡ミスだろうけど
>「……で?何してんのあんたは」
? の後に続ける場合は一マス空けること
912 :
名無し物書き@推敲中?:2010/03/31(水) 22:22:49
>>907 >市場を行き交う村人が眉根をよせて不機嫌そうに飛ぶ巫女を見上げてまた厄介ごとが起こったのかなと疑問に思った。
少しは読点(、)を付けたほうが良いかと思う。
あと、この話は完全な三人称? そうだとしても村人の心理を描写する必要はあるのかな。
「村人は不思議そうに空を仰いだ」とかで良いと思うし。
>ふよふよと魔法の森を目指して飛ぶ巫女の表情にも陰りがあった。
「表情には」じゃないの? 何と同列に捉えて「にも」なの?
>カーテンは全て閉まっているので中の様子を伺うことはできない。
>昼間からカーテンが閉まっていることについては魔理沙はいつも昼は寝ているので特に疑問に思うことはない。
・「カーテンが閉まっている」、「昼」については二回も書くとくどい。一つにまとめるべき。
・ついでに様子をさぐる場合は「伺う」じゃなくて「窺う」。
・あと説明描写で書いているのだから、「疑問に思うことはない」のように、急に誰かの心理を書くような描写は良くない。
→昼だというのにカーテンは全て閉まっていて、中の様子は窺えない。そうは言っても魔理沙にすれば常日頃のことなので、別段不思議ではない。
>>912 >「表情には」じゃないの? 何と同列に捉えて「にも」なの?
「行間を読む」というやつだね。
直前のセリフに陰りを感じさせるものがあるんだよ。
それをきちんと読んでいると、「表情にも」もすんなり読めるよ。
914 :
1/2:2010/04/01(木) 15:22:53
僕が吸血鬼と名乗る青年と出会ったのは、もう一週間も前のことだ。
七日間と書くと短く感じるだろうが、とんでもない。僕にとってはとても長く、濃密で、まるでその七日間に人生の半分を凝縮されて、持っていかれたような感じだ。
そして彼はほんの三時間前、決して消えることのない強烈な印象を残して、どこかへ去ってしまった。
自称なのか本物なのかは未だ判別がつかない。偽物だったらからかわれたのかと思うし。本物だとしたら……どうだろうか。今更、恐怖に身を震わせるようなことでもないし、
第一、彼は畏怖の対象には不向きだろう。後者はあくまで私見だが。
それも確かめる術の無い今となっては、解答無き問題の一つとなってしまった。
ただ、貴重な体験だったのかと訊ねられれば、答えることに躊躇いを覚える。僕の他にあんな体験をした人がいないと言い切るのはとても難しい。
それに人に自慢でもしたら、彼と初めて会ったときの言葉を、逆に僕が言われることになる。
915 :
2/2:2010/04/01(木) 15:24:03
結局のところ、彼との思い出を反芻して思慮にふけり、自己満足の泥沼にはまることしかできないのだ。今さら彼を探そうにも、仕事という社会のしがらみから抜け出せない僕にとっては無理難題だ。
あと十数年若かったら。この年でこの言葉を使うとは思わなかった。大学を卒業して五年も経っていないのに、小学生への懐古の念が蘇ってくる。もしこの出会いが子供のころだったら、
今からでも走って探し回るだろう。その気力も体力も、今の僕にはない。
小さいアパートの一室には、風が吹いていた。彼が出て行った窓の外には、薄茶色に汚れた打ちっぱなしのコンクリートが広がっている。
強固という言葉が欠片も見当たらず、柱に白アリが巣を造っていそうな空きビル。このアパートと汚さで勝負をしたら、僅差でこちらが勝つだろう。そんな建物だった。
その窓から身を乗り出して、コンクリートの壁に向かってそっと手を伸ばしてみた。仰向けに寝ているとき、蛍光灯に手を掲げてしまうアレによく似ていた。
当然届かない。掴めるのは冷たい風だけだった。
916 :
名無し物書き@推敲中?:2010/04/02(金) 03:00:26
私はいつでも二番。家では妹が母からの溢れんばかりの愛情を受ける。私にはその溢れた愛情の一欠けらさえ恵まれない。
学校ではあの子が一番。成績優秀。頭だけではない。身体的な能力も兼ね備えている。オマケにお金持ち。
そう、バイト先ではあの先輩かな。今までにテレビ越しでしか見たことのないような容姿。その姿は本当に美しい。素晴らし過ぎる。
思い出したくはないけれど、四年間だらだらと付き合い続けた彼氏の中でだって、私は二番だった。
浮気された。許してやれ?勘弁してくれ、私はもう懲り懲りなのである。
私はいつもいつも考えていた。自分が一番になれる方法を。どうしたら、私の心が満足されるのか。
私はある日、愛情の一欠けらも与えてくれない母、また溢れんばかりの愛情を分け与えようともしない妹と共に
朝食についていた。私の家では食事中、飛び交うのはテレビのつまらないお笑い番組、母と妹の笑い声だけであった。
しかし、私はテレビから流れるあるニュースを見て、私の人生は変わった。と思った。
私は突然席を立ち、外へ出ても不信がられないような、今どきの服を着て自宅近くの駅へと向かった。
玄関を出るとき、まるで私に気づかないような母と妹の笑い声がいつまでも耳に残った。
駅へ向かう途中に、小さな電気屋があった。そこには小さな店舗とは似合わないほどの数の扇風機、テレビ、照明器具が起動されたまま
ディスプレイとして店舗前から店舗の中まで、ぎっしりと置かれていた。
その店舗前のショーウィンドウの中で少し古い型のテレビが先ほど目にしたニュースを放送していた。
その黒い箱の中の、美人なアナウンサーはある電車事故のニュースを伝えている。
私は足取りも軽く、駅へと足を急がせていた。とうとうこの日がやってきたのだ。
私が、この世界で一番の悲劇のヒロインとなるこの日が。
917 :
名無し物書き@推敲中?:2010/04/02(金) 12:34:57
>>916 私はいつでも二番。
家では妹が母からの溢れんばかりの愛情を受け、学校では美人で金持ちで頭の良い子に一番の座を奪われる。
バイト先では美しい先輩が私の邪魔をする。
思い出したくはないけれど、四年間だらだらと付き合い続けた彼氏にさえ、私は二番目としか思われていなかった。
だから私はいつもいつも考えていた。自分が一番になれる方法を。どうしたら私の心が満足されるのかを。
私はいつも、愛情の一欠けらも与えてくれない母と、溢れんばかりの愛情を独占する妹と共に朝食につく。
食事中に飛び交うのは、テレビのつまらないお笑い番組の騒音と、母と妹の笑い声だけ。
ある日、私は不意にテレビから流れたニュースを見て、色めき立った。
私は席を立ち、今どきの服を着て自宅近くの駅へと向かった。
家を出ても、まるで私に気づかないような母と妹の笑い声がいつまでも耳に残った。
駅へ向かう途中に、小さな電気屋がある。
側を通るとき、ショーウィンドウの中に置かれた古い型のテレビが、先ほど目にしたニュースを放送していた。
私は思わず歩を停めて画面に見入った。
その黒い箱の中の、美人なアナウンサーは、ある電車事故のニュースを伝えている。
私はニヤッと微笑み、軽い足取りで駅へと向かう。
とうとうこの日がやってきた。私がこの世界で一番の悲劇のヒロインとなるこの日がやってきたのだ。
とうとうこの日がやってきたって何がやってきたの?なんで悲劇のヒロインになるの…?
920 :
名無し物書き@推敲中?:2010/04/12(月) 13:26:15
921 :
名無し物書き@推敲中?:2010/04/12(月) 13:55:17
>>920 ピンボケの映像をながながと見せられているような苦痛を感じた。
文章の焦点が絞れていないということだ。
>>920 文章作法を知ること。そしてちゃんと推敲すること。これが大事。
それと、「要点をまとめる」「ぼかしてもいいけど情報がちゃんと伝わるように書く」
「自分が書きたいことと読み手が知りたいことは必ずしも一致しないことを知っておく」ぐらいかな。
あと、本を書くのと2chの掲示板に書きこむのとは、読み手と書き手の距離感が違うことを覚えておくといい。
エッセイみたいな文章は、確かに読者に親近感を与えるような書き方をするけど、
それでも、そんなものがいきなりスレに書き込まれたら戸惑われる事だってある。
>>916 小説書き始めて二三ヶ月ですっ、みたいな文章に見えます
全体を通して細かいディティールがほぼ描かれておらず
主人公がいつでも二番目だという肝の部分が表現されていません
ぱっぱと手っ取り早い「説明」で済まされているように感じます
でも書き込める量に限りがあって
きりのいいところまで投稿したかった故かもしれませんね
ひどいことばかり書いて申し訳ありません
偉ぶってアドバイスさせていただけるならば
母親に可愛がられているのは弟にした方が書きやすいかもしれません
またいつも二番目だというなら浮気されたのではなく
自分の方が浮気だったということにしてはどうでしょうか?
そして相手の男を真剣に好きだったことにすれば
主人公の失望感はぐんと増すと思います
そんな男に決定的な捨て台詞を吐かせたら、なお効果的でしょう
何にせよこの話が面白くなるのはこの先なのだと思います
頑張ってください!
924 :
1/5:2010/04/14(水) 03:08:44
俺、明石 星佳は今日、可愛い魔女の女の子を奴隷にしました。
……別にイカれてなんかないからな。
正直、自分でも未だに夢なんじゃじゃないかなぁって思う。
だからさ、散々、赤くなるまでほっぺや手の甲をつねってみた。
だけど目は覚めなかった。
それならばと近くにいた買い物帰りのおばさんに、今日は何日ですかと尋ねてみた。
当然、俺の知っている通りの日付をおばさんは教えてくれた。
哀れなモノを見るその冷たい目線は、一生忘れられないだろう。
俺は、寝ぼけてるわけでも、狂ってるわけでもなかった。
そしてもちろん、俺は魔法の国の王子様でもなければ、未来の国の未来人でもなく、何処にでも居る平々凡々な一高校生である。
それならなぜ、そんなことになったのか。
全ての事の発端は、放課後、俺が特に仲の良い高校の友達二人にジャンケンで負け、コンビニにアンパンを買いにパシらされた帰り道から始まる――
俺の通う高校がある街、姫塚町は都心から少し離れた地方にあった。
昭和の名残を感じさせるような建物がちらほらと残ってたりするこの古き良き街が、俺は大好きだ。
そしてこの街の丁度真ん中を区切るように走るのが姫塚川。
江戸時代の頃に治水工事がなされ、平成の今日に至るまで、陰に日にこの街の発展を支えてきた由緒ある川である。
俺はその時、右手にアンパンが三つ入ったコンビニ袋をぶら下げて、その姫塚川の近くの土手を歩いていた。
季節は秋真っ盛り。まさに天高く馬肥ゆるって奴だ。
もう放課後の時間帯というだけあって、日も傾き、辺りは淡いオレンジの光に包まれていて、川の周りを漂う赤とんぼからは、どこか心穏やかな秋の空気を感じる。
秋は夕暮れ、言ったのは清少納言だったっけ?
まぁ誰が言ったかなんてのはどうでもいいが、その言葉はまさに核心を付いていると思った。
見てみろよ姫塚川の水面を、夕焼けの明かりを反射してまるでガーネットを散らしたかの様にキラキラ輝いてやがる。
925 :
2/5:2010/04/14(水) 03:10:01
俺は昔から、一人でこういう美しい光景を見ると興奮してしまう性質だ。
聞いてるとヤバげな人間に聞こえるかもしれないが、まぁ外見にでる違いは少し足取りが軽くなったり、コンビニ袋の揺れ幅が大きくなったりぐらいだから問題ない、と思う。
そんなこんなで、俺はちょっぴりハイになってたんだよな、その時。
だからさ、
「ねぇ」
いきなり後ろから空いていた左手を握られて、
「あんたもしかして、ニンゲン?」
こんな意味不明な質問された時も、なんの疑いもせずに後ろを振り向いた。
俺の後ろに居たのは、一人の小柄な少女だ。
髪は黒い艶のあるショートヘアで、服は水色のワンピースを着ている。
肌は雪のように白くきめ細やかで、その可愛らしい顔は目鼻口が絶妙な場所に配置され様式美さえも感じられた。
そして何よりも俺の心を奪ったのは、少女のその大きな瞳であった。
俺の顔を見詰めるその双眸は、俺が今まで見たことも無い、鮮やかなオレンジ色の光を灯していたのだ。
「ねぇ、ニンゲンなの?」
少女の再びの問いにハッっと我に返る。
この少女の、何処か人間離れした瞳に見とれて、少し呆けていたようだ。
「ああそうだ、俺は人間だ。それがどうかしたか?」
俺は平静を取り繕ってこう少女に返事をした。
今考えると、どうかしてたのは俺のほうだったのだ。
普通は、いきなり見ず知らずの少女に『お前は人間か』なんて聞かれたら気味悪がるもんだ。
だが、さっきも言ったよう、その時の俺は、ちょっぴりハイだったのだ。
これっぽちもそんなこと、疑問にすら思わなかった。
「ふふ、じゃあ、お兄さんにこの指輪をあげる。大事にしてね」
正直何が『じゃあ』なのかは解らなかったが、少女は薄く笑いながら、ポッケから一つの指輪を取り出し俺に差し出した。
それは銀製の、細部まで装飾の施された、明らかに高価な物と解る指輪だった。
お前達だったら、そんなとても値の張りそうな、ブランド物っぽい指輪を他人にくれると言われたら、受け取るか?
俺はもちろん貰わなかった。多分当たり前だろう。
926 :
3/5:2010/04/14(水) 03:12:26
……ここから先は、正直話したくは無い。
だが、それでは話が進まないのだ。
恥を忍んで、続けるとしよう。
だから俺はさ、
「お嬢ちゃん、こういう物は簡単に他人にあげちゃいけないんだぜ」
とかなんとか言って、格好つけて、その少女の指輪を彼女のお人形のような右手を取って、その人差し指に嵌めてやったのさ。
優雅に、華麗に、美しくな。
……笑いたきゃ笑え。その時は俺もどうかしてたんだ。
さてさて、それで少女が「そっかぁ、解ったよお兄ちゃん。じゃあねー」でどっかに言ってしまえば、それでよかった。
それなら俺は、この話をただの黒歴史として、自分の心の奥深くにコンクリ詰めにして沈めていただろう。
だが、そうはいかなかったから、俺は今話しているのだ。
「あ、あぁ……」
なんと、指輪を嵌められた少女が、この世の終わりを三回ぐらい味わったような顔で、つまり顔面真っ青にして、小刻みに震えているではないか。
「お、おい、どうしたんだ」
その突然の変化に心配になって、俺が少女の顔を覗き込もうとすると
「あんたなんてことするのよぉ〜〜〜〜〜〜〜ッッッ!」
少女の、可愛らしい怒鳴り声が俺の耳を突き抜けていった。
その時はまだ、俺は何で少女が急に怒鳴ったのかも解らなかったし、自分が一体何をしてしまったのかも気づいていなかった。
解るわけはないし、気づける筈が、なかった。
「馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿ぁ! あんたなんてことしてくれたのよぉ!」
少女が半泣きで俺の頭をポカポカと殴ってきた。謂れのない迫害だ。
「おい、俺はただ指輪を嵌めただ」
「これは『隷属の指輪』なのっ! ただ嵌めたじゃ済まされないのよぉ〜。ううぅ……」
とうとう少女はその場に座り込んで愚図り始めてしまった。
これじゃまるで俺がこの子を泣かせたみたいで凄く気まずい。
「というか何なんだその『隷属の指輪』って」
927 :
4/5:2010/04/14(水) 03:14:33
随分と不吉な名前である。
なんてたって『隷属の指輪』だ。RPGかなんかじゃ装備しただけで、トラウマになりそうな音楽が響きそうである。
「この指輪はねぇ、嵌めさせた相手を自分の言う事を何でも聞く奴隷にする、すっごい指輪なのっ! この意味が解るかニンゲンっ!」
嵌めさせた相手を奴隷にする指輪とな?
それは
「つまり、どういう意味だ?」
「だぁっもうこの低脳! いい、あんたが私にこの指輪を嵌めさせたの、解る!? つまり私は、あんたみたいなのの奴隷に……うわぁーんんん!」
怒ったり泣いたり忙しい少女だ。
さて、少女の話を信じるなら、俺はこの子を、『隷属の指輪』とやらで奴隷にしてしまったということらしい。
その話を信じるなら、今すぐ教会の神父さんかなんかに呪いを解いてもらわなきゃな。
そしてもちろん
俺はそんな話は信じない。
ここは、RPGの世界なんかじゃない、現実、リアル、トゥルーワールドなのである。
「お嬢ちゃん、お兄ちゃんをからかってるのかな? そんな夢みたいな指輪あるわけ無いだろ」
俺が慈悲深い声で少女を諭すように話しかける。
「じゃあこれを見ても同じことが言えるっ!?」
すると、少女はキッっと半べそで俺を睨みながら、いきなり姫塚川に向かって左手を突き出した。
そしたら突然、少女の体が淡いオレンジ色の光を帯びて
そして、信じがたいことが起こった。
「凍れっ!」
少女の鋭い声と共にその光が爆発したかの如く溢れかえる。
すると、なんということだろう、姫塚川の大体十メートル四方ぐらいの範囲が、一瞬で凍ってしまったではないか!
その氷は、ただ表面に張っているのではなく、しっかり川の中を泳いでいた魚達まで瞬間冷凍保存している。
俺は恐らく、生まれて初めて、空いた口が塞がらないってのを直に体験した。
928 :
5/5:2010/04/14(水) 03:16:30
「お、お前、こりゃどうゆう仕掛けで」
仕掛け? 仕掛けだって?
川の水を一瞬で凍らせるなんて、そんなの小手先芸で出来るわけが無いだろ。
俺は、口で言いつつも本当は解っていたのだ。
この現象には、種も仕掛けもないって事ぐらい。
それでも、簡単には認められない。
だってこんなことは、それこそ
「仕掛けも何も、これは魔法よ!」
そう、魔法でも使わない限り実現不可能だって事ぐらい、一目瞭然だったからだ。
「さぁニンゲンっ! お前はこれを見た上で、この偉大なる黄昏の魔女、ナランハ・ソーサレスを夢幻の類だと言い切れるのかっ!」
そう言って少女――ナランハ・ソーサレスは目に涙を溜めながら、俺に右手の人差し指をビシリと突きつけた。
その指の付け根に輝くは、銀色に光る『隷属の指輪』。
俺は、魔法という、俺たちの生活から最も身近で、最も遠い、ファンタジーの世界を初めて目の当たりにしたのだった。
.二章
「――と、まぁ、こんな感じだった訳だ」
「訳なのよっ!」
俺の落ち着いた声と、ナランハの威勢の良い声がその部屋に響いた。
場面変わって、ここは姫塚高校の美術室。
この絵の具独特のすいた臭いのする部屋が、俺の所属する美術部の部室だった。
ただ、美術部といってもこの部活は、部員が俺を含めて三名しかおらず、またその活動も一般的な美術部とはほとほとかけ離れていた。
まぁどこの高校にも、廃部寸前の部活を乗っ取って部室を駄弁り場にするなんてのは良くあることで。
つまり、そういうことだ。
「そんなのどうでもいいから、早くアンパンよこせ明石」
酷評お願いします。
アンパンやってラリった学生が見た幻覚ってこと?
>>924-928 ラノベはあまり読んだことがないのでよく分からないのですが
余計な部分を削って肝心なところの描写に力を入れてはどうでしょうか
奴隷にしようとして渡した指輪を逆に嵌められる展開は面白いです
が、その後の魔女の対応がどうにも不可解です
なぜ自分に不利な状況を何も知らない主人公に教えた上に、
自ら魔法が実在することを証明してしまうのでしょうか?
作者のあなたはもっとこの展開で読者を楽しませてやろうという
やらしーいすけべ心を働かせるべきだと思います
魔女は主人公に指輪の持つ力を気づかれないようにしながら
指輪の効力を失わせようと画策する筈です
一方で主人公は何も知らないうちに指輪の力を使ってしまうでしょう
そうなったら楽しいと思いませんか?わくわくしませんか!
そんな行き違い、どたばた劇で序盤を始められてはいかがでしょう
頑張ってください!
931 :
名無し物書き@推敲中?:2010/04/19(月) 00:54:32
>>924 最初の段落は文章がスカスカで評しようがないので、第二段落を少し。
>俺の通う高校がある街、姫塚町は都心から少し離れた地方にあった。
>昭和の名残を感じさせるような建物がちらほらと残ってたりするこの古き良き街が、俺は大好きだ。
「都心から少し離れた地方」とはなんのことでしょうか。「離れていない地方」があるのでしょうか。
「感じさせる【ような】建物が」「ちらほらと残って【たりする】」と曖昧な物言いをしておきながら、「この
古き良き街」とよくもまあ断言できるものです。
「昭和の名残を感じさせる建物がちらほらと残る、この古き良き街」といさぎよく言いきってくれれば
納得もできますけれど。
>江戸時代の頃に治水工事がなされ、
「時代の頃に」……なんですかこれは?
>陰に日にこの街の発展を支えてきた
「陰に日に」……こんな日本語はありません。
>季節は秋真っ盛り。
夏ならば「盛り」もいいでしょう。春でもいいかもしれない。生命が芽吹く季節ですから。しかし秋は夏の
エネルギーが衰亡して、やがて冬へとつながる時期です。
「実り」の時期ではあっても、それは決算の、つまりある種の終わりの時期であって、決して「盛り」では
ありません。秋を良い季節と人がいうのは、やがて冬を迎えることへの慰めでもあるのです。
もちろん違う感じ方はあってもいいのですが、考えた末の表現とはとても思えません。なんにも考えないで
書き流したとしか見えません。
932 :
名無し物書き@推敲中?:2010/04/19(月) 02:04:10
どMホイホイスレかよwww
933 :
名無し物書き@推敲中?:2010/04/19(月) 09:05:51
うわあ、上手い。そう思いました
尊敬します。ガンバッテください
いうかさ、
いらなくない。情景描写みたいな文章が
本論と、まったく噛み合わない文章は意味無い
指輪にもそっと、ここいらを普通で噛み合わせないか
話もありきたり。これ、本人の描写する実力が不足しているような
なあんて、後半の部分はカットして、前半だけ読んでください!
>>924 >俺、明石 星佳は今日、可愛い魔女の女の子を奴隷にしました。
魔女の女の子って書き方はおかしい。意味が重複している。可愛いという表現も安直。
>正直、自分でも未だに夢なんじゃじゃないかなぁって思う。
今日あった話なのにこの書き方はおかしい。未だにとか夢なんじゃないかなぁって思う。という言い回しは使うべきではない
>哀れなモノを見るその冷たい目線は、一生忘れられないだろう。
日付聞いただけで哀れ?一生記憶に残るような冷たい目線?
おかしいだろ。ラノベの読みすぎ。あと目線じゃなくて、視線か目つき。
> 俺は、寝ぼけてるわけでも、狂ってるわけでもなかった。
すぐ上で同じことを言っている。重複してるのでこれはいらない
>そしてもちろん、俺は魔法の国の王子様でもなければ、未来の国の未来人でもなく、何処にでも居る平々凡々な一高校生である。
。
もちろんは使うべきではない。王子様も未来人も魔女を奴隷にするというイメージは無い。ラノベの読みすぎ。
以下の情景描写は殆ど全て意味をなしていない。作品の雰囲気ともあっていない。
思うに、
>>924が目指すのはラノベじゃないの?
どんなジャンルを目指しているのかによっても、指摘することは変わってくると思う。
文章を指摘にするのだから基本は変わらない。
プロによる適格な指摘が返ってくるならまだしも
橋にも棒にも引っかからないワナビにあーだこーだ言われて
おかしな文章がさらにおかしくなるという
自分がワナビだからといって、みながワナビだとはかぎらんよ。恥を知れ。
現役作家がパクリネタを探しに来てるってか
ご苦労なこって
作家が一日中働いていると思ったら大間違いだぞ。
うわ……
こりゃまた痛々しい自称作家が……
真性のアホか、売れなさすぎてニート状態のクズか……
ていうか、なんで940が作家だと思ったんだ?
そんでワナビに新鮮なネタを吐かせて金稼ぎしようと
でもほとんどの奴は金になるような知恵は無いし
一定以上のレベルの奴もせいぜい3つ4つネタを吐くぐらいがせいぜいだろ
2chにこもらず仕事しろよ
>>942 自称編集者か自称評論家さんでしたか
それは失礼しました
痛い妄想厨、出現。
みんな、スルーな。
恥を知れ(キリッ
みんなも何も、自演じゃねえか
2chでみんなとか言い出す奴は大概基地外。
てか妄想厨でも無いのに小説書くとかなによ。
ワナビの妄想では作家はどんな生活してるんだろう
モチツケ
スレ違いだ
失せろ
>>924 ラノベだとしても、話の持っていき方が強引すぎる。
指輪をはめる時に一旦持ち帰って一日ぐらい迷う場面入れたほうが、流れのテンポがよくなると思う。
あと、魔女を奴隷にする……みたいなありがちな萌え設定でも安易な魔法を出すと、その後の話もありがちになって、
話のボリュームが足りなくなる。
指輪を嵌めたことで魔法が使えない魔法使いになってしまった……みたいな設定ででいけば、学校やらライバルキャラとかで話を膨らませられる。
文章は努力次第で誰でもうまくなれるから、色んな人の文章を書き写して練習すればいいぞ。
頑張れ。
自分が好きな本の文章を書き写すというのは自分の書きたい文体を手に入れるということだからね
書き写して練習はいいよ
うそつけ。
成果があったらおまえはこんなところにいないはずだろ。
小説の主人公は関丸泰樹、愛称やすき
やすきは、たばこを吸いながら言った
『おれの弟子の亀田はな、自分で自分のことが嫌になったらしいのだよ。
それを聞いて俺は心の中で笑ったよ。ふん!へたれなヤツだなって思ったよ』
そしてやすきは立ち上がりトイレに行った
3日ぶりの大便が出そうになったからである。
記者はノートにメモした
記者はこのことを記事にしようと思った
そして記者はコーヒーを飲み干すと帰った
すると電話がかかってきた
それは亀田であった。やすきが出ると
『おれの噂をしてただろ。おれはテレパシーでわかるんだぞ』
やすきはびびった。
今夜は眠れそうもない、やすきは笑って亀田をバカにした。
人生はいろいろだということを学んだ。
>>924 それ、前に別のスレでろだでアップされてたやつだよね。
何で本人じゃない人が、ベタでコピペしてんの?
957 :
名無し物書き@推敲中?:2010/04/23(金) 17:01:32
meet after love shaker
quteAheArt twike swike
linderbouquit rendern
minespecialbriteC.
littleheart
littlebonie
catchupthegreenster.
ショートショートを書いてみたので酷評お願いします
最後の一行が必要かどうかも教えていただきたいです
【魔法のバット】
プロ野球のシーズンも終盤にさしかかったある二軍の試合
九回裏2アウト満塁。ここで一打出ればチームはサヨナラ勝利
ここで監督がタイムをかけた
「よし、代打いくぞ」
「はい!」
監督の呼びかけに威勢よく応えたこの男実は入団から約5年もの間まったく成績を残せず長らく二軍生活を過ごしてきた
この打席で結果を残せなければ恐らく今年いっぱいでクビになるであろう
だが彼には秘策があった。今彼がケースから大事そうに取りだしたこの古びた木製バット
先日町を散策している最中に偶然みつけた野球用品店で手に入れた代物
店主が言うには 「どんなボールも触れただけでホームランにしてしまう魔法のバット」
とのこと。価格は10万円と少々値が張ったが、もし打てなければ返金してくれるということで
窮地に立たされている身としては、ゲン担ぎの意味も込めワラにもすがる思いで購入した
そしてそんな高価なバットが折れては一大事と、今日までケースに大切にしまい
一度とて使用する機会はなかった
そんなバットが今ようやく日の目を見ようとしている
彼はゆっくりとした足取りでネクストバッターズサークルに到着すると
いつものように両手に滑り止めスプレーをつけようと
股ぐらにバットを挟みこんだ
ゲームセットはあっけなく訪れた
>>958 句読点が足りない部分がある。推敲してみるといい。
最後の行が要るか要らないかは筆者の好みで良いと思うが、自分なら他の文章を入れる。
最後はこれで良いんじゃないでしょうか。
別に『気が付いたら身体ごと宙に浮いていたのである」とか具体的に書く必要はないし。
でも、あえて結果を書かないから、絶妙だって思うようなオチじゃないし、
実は読んでいる最中に、オチが予想できちゃったし。
この予想を更に覆すなら面白かったかも。
句読点を付けないのはなぜ?携帯から書いているからとか?
五年もの間、少しも芽が出ない男を、果たしてこんな場面で使うんだろうかって言う、疑問も感じるかも。
あと、まっとうな文体でいいとは思うけど、どれもありがちな表現や描写ばかりだと思う。
器用に書いてあるけど、自分らしい文体って感じがしない。
ショートショートだから仕方ないんだろうけどね。
・大事そうに取りだした
・手に入れた代物
・少々値が張ったが
・藁にも縋る思い
・一大事
・日の目を見る
962 :
名無し物書き@推敲中?:2010/04/24(土) 22:25:45
>>958 そもそも落ちの意味がわからないのだが。
「タマにバットが反応して男の体がすっ飛んだ」ってこと?
だとしたら、なんでそれでゲームセットになるのか、わからない。
代打にトラブルがあれば代打の代打を出すんじゃないの?
ゲームセットにはならんと思うが。
それとも別の解釈があるのかね?
963 :
名無し物書き@推敲中?:2010/04/25(日) 00:00:57
>>958 どうも、野球を知らない人間が知らないままに書き流している気がする。
プロが使う木製バットなら2〜3万円くらいするのに、「魔法のバット」が10万円とは
安すぎる。1000万円くらいの値をつけるべき。高校生のお小遣いレベルの話じゃないんだから。
二軍の試合で「サヨナラ勝利」云々もぴんと来ない。
二軍の試合は選手の力を見極めるためのもので、勝利は二の次。
もし勝負にこだわるなら一軍選手を呼び集めればいいだけのことだ。
それから、「この打席で打てなければクビになるような選手」は「打てたとしてもどの
みちクビ」ですから。
>彼はゆっくりとした足取りでネクストバッターズサークルに到着すると
前の打者が打撃中ならばネクストバッターズサークルで止まるのは当然だけど、
打撃中でないのに、なぜネクストバッターズサークル?
確かに、余計なこと書きすぎて突っ込みどころが多いな。
まぁ、アイディアは面白いよ。こういうネタは微妙に改変できるから不都合ないようにすればいい。
例えば、
引退間近の野球選手。試合前夜の夢で神様に願い事を叶えてもらえるようにした。
「最後の試合はどんな球もホームランにしたい」
とかでもいいし。
965 :
958:2010/04/25(日) 05:29:09
>>961 これ以上のオチは私の頭では思いつきませんで…
星新一さんのショートショートは、なるべく具体的な描写と固有名詞は避けるという
書き方だと聞いて自分なりに参考にしてみたのです。
句読点に関しては、悪い癖です。以後気をつけます。
>>962 オチはまさにおっしゃる通りです。
ゲームセットは、人生のゲームセットという意味です。
>>963 滑り止めスプレーは、ネクストバッターズサークルにおいてある物を
チーム全員で共有しているのだ。という先入観からです。
>>964 そういう設定の方が夢があっていいですね。
みなさんありがとうございます。自分の文が、いかに穴だらけなのか痛感しました。
何度か読みなおしても気づけなかった矛盾点を、ズバリ指摘していただきまして。
ご指摘の通り、ロクに野球のルールを知らずに書いてしまいました
みなさんのご指摘を踏まえ改めて野球のルールや習慣を理解し書き直したいと思います
本当にありがとうございました
966 :
名無し物書き@推敲中?:2010/05/02(日) 08:39:35
《酷評お願いします。自分の力量の無さにウンザリしています》
1/2
冴島は目覚めた。心臓が強く深く脈打っている。悪夢を見ていた。そして悪夢は、今も続いているのかもしれない。
冴島は、自分が自室にいること、ベットに横たわっていること、そして、今日が10月12日であることを確認して、ようやく安心する。
悪夢は終わり、今日は来た。
冴島には両親と弟がいて、親友と片思いの娘もいる。冴島はその人達を愛していた。これからも愛し続けていきたい。彼はナイフを握った。
母は朝食を準備し、父は新聞を読んでいた。弟は野球部の朝練のためすでに登校している。一時間後、冴島も学校へ向かった。
彼の目には人々が人形の様に映る。精密に同じ動作を繰り返すカラクリ人形。
三時間目の授業中、冴島は叫びナイフを振り回した。クラスメイト達を無差別に切り捨て、狙いつけたのはただ一人、彼の親友だった。
彼は親友を何度も何度も刺し続けた。親友は絶叫し冴島もまた重く唸りをあげた。
10月12日、放課後、野球部の掛け声が聞こえる。あの中に弟もいるのだろう。冴島は体育館裏にいた。
片思いの彼女がやってきた。冴島の呼び出しだった。彼女は夕日に輝き、真っ赤に染まっていて、本当の顔色は分からない。ただ美しく、可愛らしかった。
彼は自分の気持ちを伝えた。彼女もまた答えた。その答えは彼が望んでいたもので、そして望んでいたものとは違っていた。冴島はバックの中に手を入れた。
10月12日、冴島は歩き続けた。何か冷たく凶暴なものが競り上がってくる。彼は何も考えず歩き続けた。
彼は10月12日を何度もループしていた。愛する人たちも人形に感じさせていく。
日も暮れた。家に帰り靴を脱ぐ。玄関には母と父の靴と、弟の靴もあった。冴島は空腹を感じ居間に向かうと、そこで家族全員が揃った。
電灯の下に、冷たく硬く、黒ずみ血に塗れた青黒い母と父、その側でへたり込み呆けている弟、弟の背後から、それらの光景を見下ろす冴島。
967 :
名無し物書き@推敲中?:2010/05/02(日) 08:46:56
2/2
弟は優しい、しかし気の弱い子だ。冴島は分かっていた。だからああして、呆然とするよりないのだ。
投げ出された野球道具。父に買ってもらったグラブと、弟が自分で小遣いを貯めて買ったプロ野球選手モデルのバット。
冴島はバットを拾った。弟が気づいて振り向く。その顔は、涙の跡に頬が強張り、目は虚ろだった。
冴島は弟の頭に、思い切りバットを振り下ろした。ぐぇっと短い悲鳴。
続けて体を捻り、両手に力を込め、今度は振り抜く。バットは鈍く風を切った。弟は弾き飛ばされる。
頭を押さえ、転げ回り、呻く弟の体。冴島はバットで何度も何度も叩きつけた。
木製のバットはへし折れた。冴島はバックからナイフを取り出すと、弟に覆いかぶさった。腹にナイフを突き刺す。
弟の呻きは叫びに変わり、暴れ狂い、ナイフは何度も突き刺され、やがて死んだ。
辺りは物が散乱し、冴島は生温い血にぬめりつく。
冴島は弟の死体に膝まついた。野球が好きだった弟、両親を愛していた弟、たった一人の兄弟。弟はもう笑わない。
冴島は弟を抱きしめ、鳴咽し号泣した。強く強く抱きしめた。ただただ愛おしかった。人形ではない、彼にとって唯一無二のかけがえのない人間。
冴島はそうやって、毎日々々、自分が愛している人を愛しているのだと、人間なのだと、確かめていく。失って確かめていく。
そうして冴島は恐れる。
明日には彼が愛する人達はいないということを。明日には彼を愛してくれる人達はいなくなるということを。
10月12日、冴島は警察に取り押さえられた。
冴島はただ祈る。明日よ来るな、来ないでくれと。
《以上です。ループする日常に麻痺した人間を描いたつもりです。またループしている日々の断片を組み合わせて、一日として表しました。個人的には、人物と状況の書き込み不足で感情移入しずらいのではと思いました。》
なぜ三時間目の事件で捕まらないのだ。
ループの恐怖を描くなら、
結末まで三人称視点で描くべき。
ワンパターンな時間の流れの中で主人公の行動の端々に徐々に狂気を滲ませて行って、
最後に主人公視点で決壊させてたほうが怖い。
いきなり壊れてるんじゃ何が言いたいのかわからないから、
プロットの時点で失敗してる。
970 :
名無し物書き@推敲中?:2010/05/02(日) 19:12:25
>>968 基本的に『10月12日〜』で始まる文は、別の『10月12日』と設定しました。だから親友を殺した『10月12日』ではすぐに捕まったと思います。
>>969 ループの恐怖というより、ループする『今日』の中で、毎日々々、大切な人を殺している人物の歪みを描きたかったです。
殺すたびに価値を再確認して、それでもまた別の『今日』で殺す人物。弟を惨殺しておきながら泣いて、それを繰り返している異常さ。
殺すことで大切な人の価値を確かめると同時に、主人公は明日が来たらマズイ状況を作って、また『今日』が来ることに耐えている様にもしたかったです。
ループの断片を繋いで一日を表したかったのですか、そこが上手くいかなかったように思います。
何回も繰り返し殺し続けている、という部分も伝えたかったですが上手くいかなかったと思います。
主人公が『今日』をどのように受け入れているかの心情も足りないと思いました。
ループした日々の断片を繋いでいる、ということを強調するため、街中で通り魔殺人を犯すシーンも書いたのですがカットしました。
なぜ描かれていないことを読者が理解できると思うんだ?
根本的におかしいだろう。
972 :
名無し物書き@推敲中?:2010/05/02(日) 20:02:41
>>971 一応、自分では毎日殺していると書いたつもりなのですが、それは最後の方にサラっと書いただけなので、伝わるのか不安でした。
『ループする日々の断片を組み合わせた』という根幹が伝わらなかったことが問題だと思います。
それが伝われば、別々の『今日』で殺人を繰り返していたことが理解しやすかったのではと思いました。
ただ自分では客観的に読めているのか分からなかったので、文章と合わせて酷評してもらおうと思いました。
>>966 >>972 力量が有る無し以前に、読者のことをまったく考えてないな。
俺が、僕が、私が、という自意識ばっかりで、他人を楽しませようとは考えていないのが丸分かり。
しかもそれを指摘されると、肥大した自尊心を守るために「読み間違えるな! こんなにもボクは考えてるんだ!」
と言わんばかりの、後出しジャンケン的な設定披露。
第一、ストーリー自体はよくある話で、面白みの欠片も無い。何の興味も持てない。
どこで面白がってもらおうと思ったのか、まるで伝わってこない。
ループがあろうとなかろうと、クソつまらない話だということだけは分かる。
というか、このスレは文章評価スレじゃないのか。
>>966-967は、ただのあらすじ。しかも、他人に理解してもらおうとはまったく考えていない独りよがりなあらすじ。
小説を書く文章と、あらすじを書く文章を同じと考えるな。
それとも同じ日本語だから、評価できるとでも思っているのか?
>>966-967に書かれた文章は、あらすじと考えても、内容が10%すら伝わらない稚拙な文章でしかない。
これだけじゃアレなんで、具体的に指摘しておくか。
お前の中じゃ冴島のキャラは浮かんでいるのだろうが、読者からするとまったく伝わってこない。
冴島の描写がまったく無いからイメージが沸かない。そのせいで共感も興味も覚えない。
ていうか、男か女かすら分からない。オナニー文章書くのもいい加減にしろと言いたい。
974 :
名無し物書き@推敲中?:2010/05/02(日) 21:23:36
>>973 ありがとうございます。指摘の通りだと思います。
『ループする今日の断片を組み合わせる』『大切な人を何度も殺す異常さ』『明日を恐れることでループに耐える』ということだけ含んで描ければ良いと思い書いていました。
そのため面白み、つまり読みどころを用意していなかったのだと思います。
小説にする以前に、自分のアイディアをなんとか形にしようとするだけで精一杯ということだと思います。
だからあらすじになるのでしょう。
また、仮に形にしてまとめたとしても上手く伝えられるほどではない様です。
これはハッキリ言えるのですが、書いている時に読者を念頭に置いていませんでした。
『冴島』については、極力心情を描かずに行動だけを描写して異常さを際立たせようと意図し、そのために三人称を選んだのですが、人物に興味を持てない様では失敗だと思いました。
今の段階では、ただ書いただけ、ということなのだと思います。
>>966 「読者のこと考えてない」に同意。一行目からそれが滲み出てる。
こういう時期は細かいところを直すより、ちゃんとした文章のカタチを身につけないと駄目だ。
まずは好きな作家の文章をまるまるコピーしてみろ。一語も変えずにな。
>>973の言葉はきついが、真っ当な感想だと思う。
俺もある刑事の手帳に書かれた、ある事件の顛末かと思った。物語と言うよりまさに粗筋。或いは日記。
あとね、暴力的なネタを削いだら、この話に残る物は殆ど無いかも。
文体が殊更巧いわけではないし、独自性もない。
つまり痩せた海老に派手な衣を付けてるだけでしかないって。
愛しているからこそ、他者を殺してその存在意義を確かめたいってのは判るけど、
それをそのままやっても、何も面白くないと思うよ。みんな考えるネタだから。
というか、ただのDV男と同じじゃない?
殴っといて、後でゴメンって奥さんに謝るようなさ。
あとなんで「明日」にならないと、みんなの死亡が実感できないのか?
これが全く意味が解らない。殺して泣いてる時点で実感してそうなのに。
ついでに、>10月12日、放課後、野球部の掛け声が聞こえる。あの中に弟もいるのだろう。冴島は体育館裏にいた。
これだって書くならば、
>10月12日の放課後、冴島は体育館裏にいた。グラウンドの方からは野球部の掛け声が聞こえる。あの中に弟もいるのだろう。
じゃない?
小説の粗筋だとするなら、小説文の一部を載せないと、小説の文章としての評価は
できないね。投稿文を独白としても、独白描写は誰にでもできるから、やはりここでは
描写がメインの投稿がいいということになるのかね。
自分だけかもしれないけど、
「(名字)は目覚めた」という書き出しから想像するのは、一人暮らし、
または名字の異なる人と同居している環境だ
同じ名字の人が他に何人もいる家で目覚めた人間
(しかも学生で自立していない)を名字で呼ぶことに違和感がある
書き出しが教室内だったら、名字で呼んでいても違和感ないけど。
あと、ベット→ベッド、しずらい→しづらい、とかね
言葉に対する意識が低いと感じた
979 :
名無し物書き@推敲中?:2010/05/02(日) 23:07:43
>>975 小説のコピーやってみます。
>>976 暴力性について、特に最後の弟殺しだけ少し詳しく描写したのは、それだけの事をやっておきながら泣ける男の身勝手さを書けると思ったからでした。
また弟殺しの暴力描写から、直接描いてない親殺しや娘殺しの陰惨さも想像させ強調できると思いました。
要するに、主人公はただのDV男です。身勝手だと思います。
>愛しているからこそ、他者を殺してその存在意義を確かめたい
>それをそのままやっても、何も面白くないと思うよ。
その通りだと思います。だから『明日を恐れる』要素と絡めようと思ったのですが、まだありきたりな様です。
>あとなんで「明日」にならないと、みんなの死亡が実感できないのか?
これが全く意味が解らない。殺して泣いてる時点で実感してそうなのに。
『明日』にならないと、死を実感できないのではなく、死を実感したからこそ『明日』を恐れると意図したつもりでした。描写力不足です。
『今日』から続く『明日』を恐れることから、冒頭の悪夢云々に繋がれば良いなと思いました。
>ついでに、>10月12日、放課後、野球部の掛け声が聞こえる。あの中に弟もいるのだろう。冴島は体育館裏にいた。
これだって書くならば、
>10月12日の放課後、冴島は体育館裏にいた。グラウンドの方からは野球部の掛け声が聞こえる。あの中に弟もいるのだろう。
『〜体育館にいた。』から『彼女が〜』だと、直前に場所の指定が入るから『彼女が〜』にスムーズに繋がると思いました。
しかし文章が硬くなったようです。
極力主人公の心情を描かないのなら、それだけ周辺を丁寧に描かないといけないみたいですね。
980 :
名無し物書き@推敲中?:2010/05/02(日) 23:20:37
>>977 一応、小説のつもりでしたが、骨格だけで書いたようなので小説になっていません。
>>978 名字にしたのは孤立感を高められると思ったからでした。
誤字に関しては、ハッキリ言って言葉の意識が低いと思います。
読者を想定することで、一人よがりにならず、また言葉を意識することで文体というものが生まれるのだと思いました。意識します。
981 :
名無し物書き@推敲中?:2010/05/04(火) 11:20:22
だれが次スレおねがいしますage
982 :
名無し物書き@推敲中?:2010/05/04(火) 12:23:06
【魔法のバット】
プロ野球のシーズンも終盤にさしかかった頃、ある二軍の試合。
九回裏2アウト満塁、一打出ればチームはサヨナラ勝ち。
するとここで監督がタイムをとった。
「よし、代打いくぞ!」
「はい!」
監督の呼びかけに威勢よく応えたこの男、実は入団から約5年もの間、まったく成績を残せず、長らく二軍生活を送ってきた。
もしこの打席で結果を残せなければ、恐らく、今年いっぱいでクビになるであろう。
だが彼には秘策があった。今彼がケースから取りだしたのは、古びた木製バット。
先日町を散策している最中に、偶然みつけた、野球用品店で手に入れた代物である。
店主が言うには、「どんなボールも触れただけでホームランにしてしまう魔法のバット」、
価格は10万円と高かったが、それでも打てなければ即返金してくれるとのことで、
窮地に立たされている彼の身としては、ゲン担ぎの意味も込め、ワラにもすがる思いで購入。
そしてそんな高価なバットが折れては大事と、今日までケースにしまい込み、
一度として使用することはなかった。
そんなバットが今ようやく日の目を見ようとしている。
彼はゆっくりとネクストバッターズサークルへと向かった。
いつものように両手に滑り止めスプレーをかけようと股ぐらにバットを挟みこんだ。
ゲームはあっけなく終了。
983 :
名無し物書き@推敲中?:2010/05/04(火) 12:33:35
【魔法のバット】
プロ野球のシーズンも終盤にさしかかった頃、ある二軍の試合。
九回裏2アウト満塁。一打出ればチームはサヨナラ勝ち。 監督がタイムをとった。
「よし、代打いくぞ!」
「はい!」
監督の呼びかけに威勢よく応えたこの男、実は入団から約5年もの間、まったく成績を残せず、長らく二軍生活を送っていた。
もしこの打席で結果を残せなければ、恐らく、今年いっぱいでクビになるであろう。
だが彼には秘策があった。
今彼がケースから取りだしたのは古びた木製バット。
先日町を散策している最中に、偶然みつけた、野球用品店で手に入れた代物である。
店主が言うには、どんなボールも触れただけでホームランにしてしまう魔法のバット、
価格は10万円と高価だが、それでも打てなければ即返金してくれるとのことで、
窮地に立たされている彼の身としては、ゲン担ぎの意味も込め、ワラにもすがる思いで購入したのだった。
そしてそんな高価なバットが折れては大変と、今日までケースにしまい込み、
大事に使うことはなかった。
そんなバットが今ようやく日の目を見ようとしている。
彼はゆっくりとネクストバッターズサークルへと向かった。
いつものように両手に滑り止めスプレーをかけようと股ぐらにバットを挟みこんだ。
ゲームはあっけなく終了した。
984 :
名無し物書き@推敲中?:2010/05/04(火) 13:12:56
【魔法のバット】
プロ野球のシーズンも終盤にさしかかった頃、ある二軍の試合。
九回裏2アウト満塁。一打出ればチームはサヨナラ勝ち。 監督がタイムをかけた。
「よし、代打いくぞ!」
「はい!」
監督の呼びかけに威勢よく応えたこの男、実は入団から約5年もの間、まったく成績を残せず、長らく二軍生活を送っていた。
もしこの打席で結果を残せなければ、恐らく、今年いっぱいでクビになるであろう。
だが彼には秘策があった。
今彼がケースから取りだしたのは古びた木製のバット。
先日町を散策している最中に、偶然みつけた、野球用品店で手に入れた代物である。
店主が言うには、どんなボールも触れただけでホームランにしてしまう魔法のバット、
価格は10万円と高価だが、それでも打てなければ即返金してくれるとのことで、
窮地に立たされている彼の身としては、ゲン担ぎの意味も込め、ワラにもすがる思いで購入したのだった。
そしてそんな高価なバットが折れては一大事と、今日までケースにしまい込み、
大切に使うことはなかった。
そんなバットが今ようやく日の目を見ようとしている。
彼はゆっくりとネクストバッターズサークルへと向かった。
いつものように両手に滑り止めスプレーをかけようと股ぐらにバットを挟みこむと、
ゲームはあっけなく終了した。
>>958氏
とても面白いと思ってしまった。
けれども読者の中には、最後の一文を、「野球の試合のゲームセット」と解釈している人もあるようだ。(実はわたしも…)
なぜだがいじりたくなって、そのまま読んだら「野球の試合のゲームセット」。
けれども野球に少し詳しい人が読むとそれは「監督のタイム」からありえない設定。
ということを逆手に取り、読者をだましつつ、しかも作者もそれに気付いていない、という風を装って、勝手なお節介ですが、良い題材を提示して頂けたので、無断でしようさせていただいた次第です。あしからず。
985 :
名無し物書き@推敲中?:2010/05/04(火) 13:32:24
>>984 だったら最後は、ゲームはあっけなく訪れた、だろ
986 :
名無し物書き@推敲中?:2010/05/05(水) 07:27:35
人間というものは本当に弱い生き物である。眼前を照らす光が消失しただけで、不安が洪水のように流れ出し、
目標を失い、仕舞いには一歩も動くことが出来なくなってしまう。愚か過ぎて憐れむことしかできぬ。
私は猫だ。暗闇なんて造作もない。今夜もご主人の目を盗み、夜の田舎道を一人散策していた。
明かりなど当たり前のように存在せぬ暗黒の世界だ。
だが、今日は平常と違った。お節介なご主人が何故か私を追ってきた。
質素な提燈を片手にデコボコした夜道を歩く様は非常に危なく見ていられない。
そして遂に石ころに躓き提燈を踏み潰してしまった。ご主人を照らす光源は何一つなくなった。
おまけに今日は運の悪いことにお月様は雲の後ろに隠れてしまっていた。
ご主人は鈴虫の鳴く田んぼの脇の道で一人あたふたしておられる。私はそれをじっと見ていた。
ご主人は膝を地面に付け、赤子のように這い蹲って歩いていた。
手が田んぼに落ちそうになると後ろへ下がり、足が落ちそうになると前へ進みを繰り返していた。
傍から見れば非常に滑稽な有様であろう。
私はとうとう我慢ができなくなり、ご主人に向かっていつものように鳴いてみた。
すると、ご主人はどこだ、どこにいるんだと叫び始めた。私はそれに答えるように、ニャアニャアと鳴くのであった。
だがしかし、ご主人は私を見つけることが中々出来ない。
暗闇が生成する恐怖心は、平衡感覚や精神状態をも不安定にするようである。
私には到底理解できぬ世界であろう。
夏の宵に、翁一人と猫一匹が二人して鳴き叫ぶ。鈴虫達もさぞ驚いていることであろう。
私達の脇を悠然と流れる風が強くなり始めた。深山の天狗達も様子を見に来たのかも知れぬ。
ご主人よ、早く私を見つけておくれ。私がもう一度大きな声で鳴くと、ご主人が此方を向いた。
そして、目が合った。暗闇にも関わらず目が合ったのだ。
成る程。私は人間のことを少し莫迦にしすぎていたのかも知れない。
人間は暗闇に迷い込んでしまっても、一度冷静になり深く考えることで、暗闇に慣れることが出来る。
時間が進めば、己の光が闇を照らしてくれる。そう、光など存在せぬとも自らの足で一歩を踏み出すことが出来るのだ。
酷評してください。自分の文章のレベルがイマイチわからないので。
>>986 >人間というものは本当に弱い生き物である。
ここまではいい。だけど次の、
>眼前を照らす光が消失しただけで、不安が洪水のように流れ出し、
>目標を失い、仕舞いには一歩も動くことが出来なくなってしまう。愚か過ぎて憐れむことしかできぬ。
これが長ったらしくてテンポが悪い。あと、「仕舞」× 「終い」○
指摘するのが面倒になるほど読み辛い個所が多い。
何度も書き直せば洗練されていくと思う。
>>987 つまり、最初の文以外全て読みにくいと……。
がんばります。ありがとう。
>あと、「仕舞」× 「終い」○
あほ。
それでよく酷評できるもんだ。恥を知れ。
990 :
名無し物書き@推敲中?:2010/05/05(水) 16:26:20
仕舞い
し‐まい【仕舞い・▽終い・▽了い】─マヒ〘名〙
[類語分類]終わる/終了
@物事を終わりにすること。「今日の仕事は─にしよう」「店─じまい」
A物事の最後。終わり。「原書を─まで全部読む」「─には怒り出した」
B《「…ずじまい」の形で》…しないで終わってしまった意を表す。「連休はどこへも行かず─でした」「会わず─」
>>986 読みにくいとは思わなかったが、流れるような文章ってわけでもない感じ。
思ったこといくつか。
・「愚か過ぎて憐れむことしかできぬ」のに「ご主人」と呼び敬語を使っていることに違和感があった
猫がご主人をどう見ているのかの説明が足りない
・提燈や天狗から時代物なんだと分かるが、いくつかの漢語が、
(猫を爺臭い知的なキャラクタにする効果を差っ引いても、)世界観を損なっていると感じた
反対に、仕舞い、石ころ、お月様、鈴虫、田んぼ、赤子、宵、深山などの和語は雰囲気を出していると思う
・「傍から見れば非常に滑稽な有様であろう」
猫自身が見ており、他には誰もいないはずなのに、この表現はやや不自然だと思う。
言いたいことは分かる気もするが、(他人なら笑う光景だが猫はそんな気にはならないってところか)
それをこちらが脳内で補わねばならないところが、流れるように読めない原因になっていると思う
・ご主人を心配した(であろう)猫が、自分を探しているご主人に対して、
自分から触れに行くこともできるはずなのに、何故声をあげるだけだったのか、不思議だった
状況または心情の描写が足りない
・最後から二行目までは分かるが、結末の一行が突飛で、猫が体験したことと釣り合わない
この一行に重みを出すためには、ストーリーと描写をもっと練る必要があると思う