酷評スレとは違い良かったら良いというし
悪かったらわるいといってくれるありがたいスレだ
さあ投稿したまえ
2 :
高橋源一郎誅伐評議会一番隊隊士・人斬り似蔵:2007/03/22(木) 01:15:20
ほう、面白いじゃねぇーか。
俺にもひとつ、褒めさせてくれよ。
さぁ、書け! コノ野郎!
蝉が鳴く。岩に染み入りて、私の心が震える。この川の流れにあの子の命は流れた。あれはもう十五年も前の話。私がまだ十歳の誕生日を迎えたばかりの話。
4 :
1:2007/03/22(木) 01:39:33
>>3 こらーっ
起承転結の起だけかかれたって評価できるわけないだろーがこの青二才
岩に染み入りて、私の心が震える とかいってシャレている場合ではない
これでは味噌汁の味噌抜き汁を飲んでいるようではぬあいかーーー
味噌と具を入れて出直しな
5 :
1:2007/03/22(木) 01:41:32
なおプロになれるかなれないかなんて全然考慮にいれてない
ただ素人が読んで面白かったか否かいいたい放題いうだけなので
上記目的なら酷評スレにどうぞ
6 :
1:2007/03/22(木) 01:44:05
そもそもこういう物書きってみんなプロとか目指してるのかねえ
個人的におもうのだけれど文章なんかで飯を食うなんてなんてずうずうしいとはおもわんのかw
ぶっちゃけ他人に読んでもらうだけで十分だろって感じ
わざわざ他人のオナニーを見せ付けられて金なんて払いたくないさー
7 :
名無し物書き@推敲中?:2007/03/22(木) 01:45:25
あっそ。
8 :
これは?:2007/03/22(木) 01:49:28
黒々とした夜空に個々と光を放つ星々。
色を失い闇に呑まれ絶えた星々。
叶うのならそれをひび割れたこの手で取り、狂う程に滲みたい。
誰かのそんな願いを聞いたのか。
散り散りに蔓延うあの点火は、熱い熱いと世界へ身を寄せてきた。
ハルマゲドーン
いや、1が嘆くのも無理はない。
1はまだ言葉の力を知らないのだ。
1はまだ本物に出会っていない。
しかし、安心するがよい。私は来た。
やがて日本に風が吹く。
その風は1の眼を曇らせていた梁を落とし、
新世界を見せ、その頑なな心を解き放つだろう。
>>8 俺のイマジネーション力が貧弱なのかしらないけど
全然絵が浮かばない
本人は見えてるのかもしれないけど
バックグラウンドの違う他人がみて果たして何がしかの絵を脳内配達できるか疑問だな
11 :
高橋源一郎誅伐評議会一番隊隊士・人斬り似蔵:2007/03/22(木) 01:59:05
>>4 >こらーっ
いきなり自演開始かいw
寝る。
黒々とした夜空に個々と光を放つ星々。
色を失い闇に呑まれ絶えた星々。
叶うのならそれをひび割れたこの手で取り、狂う程に滲みたい。
誰かのそんな願いを聞いたのか。
散り散りに蔓延うあの点火は、熱い熱いと世界へ身を寄せてきた。
[寸評]
まず一行目。畳語が目につく。言葉を知らないのか、勢いだけが先行して未熟さを露呈している。
二行目。一行目との意味の関連性が感じられない。言葉を書き連ねただけ。大仰な表現がこれまた鼻に付く。
「滲みたい」とはなんぞや? 私の語彙にない。教えてくれたら幸いである。
四行目。陳腐。五行目。意味不明。
以上。
>>11 え?自演してないよ
どこをみてそうおもったんだろ
15 :
プロ:2007/03/22(木) 02:04:40
みんな下手くそ。
16 :
芭蕉:2007/03/22(木) 02:04:54
3は私だ。
9と13も。
芭蕉と名乗ろう。
詞・ポエム板に行ったほうがいいんでないかい
18 :
芭蕉:2007/03/22(木) 02:13:15
>>17 アンカーをふれ。
誰に言っているかわからん。
文章評価だからな。
ポエムもどきを排除することはできないだろう。
スレタイをそんなふうにしたおまえが悪い。
19 :
これは?:2007/03/22(木) 02:15:40
>>10 こっちの表現力、文章力、全てがダメダメですね。
>>13 勢いじゃどうにもならないんですね。
「滲みたい」の方は夜空に消えた様に見えない星を手元に持ってきて眩しい星の光を浴びたい。みたいな意味です。
20 :
名無し物書き@推敲中?:2007/03/22(木) 03:45:17
うんざりだ 金がないなら 働けよ
お前の命に 払う金なし
どうでしょう。
21 :
高橋源一郎誅伐評議会一番隊隊士・人斬り似蔵:2007/03/22(木) 07:33:22
>>13 >[寸評]
高橋ゲロ一郎の替わりにアンタが審査員やンなよ。
文藝賞の。
22 :
高橋源一郎誅伐評議会一番隊隊士・人斬り似蔵:2007/03/22(木) 07:47:44
>>19 >勢いじゃどうにもならないんですね。
そんなことないよ。
勢いのない退屈な作品より良いな。
オマエ、若いんだろ?
「ジェットコースタームービー」ってのがあるが、
だったら「〜ノベル」があってもいい。
百枚を一気に読ませられるか?
書いてみろよ。難しいから。
勢いで正面突破だ。
年寄の萎びた繰り言に付き合う必要は無い。
23 :
名無し物書き@推敲中?:2007/03/22(木) 09:31:21
24 :
8:2007/03/22(木) 09:50:54
散り散りに蔓延るぅあの点火は、熱い熱いと世界へ身を寄せてきた。
が、ただしいですぅ。
25 :
これは?:2007/03/22(木) 11:11:14
>>22 ありがとうごさいます。
自信みたいのがフツフツと湧いてきました。
>>24 指摘ありがとうです。(´・ω・`)
26 :
名無し物書き@推敲中?:2007/03/22(木) 12:16:24
27 :
名無し物書き@推敲中?:2007/03/22(木) 19:41:04
どうでもいいけど、ここ批評人いるの?
とりあえず、あげとく。
28 :
名無し物書き@推敲中?:2007/03/23(金) 00:22:39
>>26 >お前のせいで
>こんな板にまで言って質問したんだ
みんな、もっと納豆たべたほうがいいな。
29 :
1(素人読み手):2007/03/23(金) 22:53:13
投稿したまえ
30 :
名無し物書き@推敲中?:2007/03/23(金) 23:07:53
あたしはとりあえず勉強しようと思ったんだけどテレビはダウンタウンやってるし
父さんはなんか会社で部下がしくじった後始末を俺がつけてやったんだようぇっはっはだし
母さんはいまさら感ばりばりの韓流スターのDVDねだってるし
お姉ちゃんはこの間センセー殴って退学になった友達の影響モロでぎーぎーギター弾いてるし
もうパニック寸前でこんなうちにはいたくないよーってとりあえずともぴーにメールしたんだけど
全然返って来ないから頭来て携帯ぶん投げたらコジローに当たって
めんごめんご言ったんだけど許してくれないから台所で適当なもの見繕ってだしてやったら
くんかくんかしてたべたんであーよかったなーって思って結局ダウンタウン見ちゃった。
日記かよ!
>>父さんはなんか会社で部下がしくじった後始末を俺がつけてやったんだようぇっはっはだし
私の視点なのに「俺が」とくるから当然俺=私だとおもったがよくみたら父なのね ってことで混乱きたした
>>母さんはいまさら感ばりばりの韓流スターのDVDねだってるし
一家の母が誰にねだってるの? 父は今仕事では? という素朴な疑問 ってなだけ
>>姉ちゃんはこの間センセー殴って退学になった友達の影響モロ
青い奇麗な南国の檻に入った大きな鳥 みたく形容詞が多くて混乱きたした
>>こんなうちにはいたくないよーってとりあえずともぴーに
急に連続ひらがな攻撃のあとともぴーなる知らんがなキャラがきたので混乱きたした
>>コジロー
誰?犬?
>>くんかくんか
? だが三度目の読み返しで犬のクンクンのことだとわかった だが初見は混乱きたした
マメな俺
33 :
1(素人読み手):2007/03/25(日) 01:03:17
投稿したまえ
男は暗がりに潜んでいた。何度も周囲を窺う。人影はなかった。屋敷の中からは賑やかなざわめきが聞こえるが、厚い壁と茂った樹木に遮られ、はるか遠くに感じられる。男は背を低くして前進した。期待がある。不安がある。手が少し汗ばんでいる。
天は彼の味方だった。重い雲が垂れ篭め、徐々に雷鳴が近付いてくる。これなら少々音を立てても気付かれることはない。雨が降り始める前に首尾を終え、安全な場所に戻ることができるだろう。
複雑に刈り込まれた植木の向こう、装飾された細い柱が頭上のバルコニーを支えている。その柱の奥の壁の下、地面すれすれに横長の窓がある。半地下の明かり取りと換気を兼ねたこの窓は、見通しの良いガラス製だった。
その窓から、鈍い光が庭の芝生に射していた。地下室の部屋のランプだろう。誰かいるのか。いろ。いてくれ。男は渇望した。呼べば声の届く位置に、手で触れられるほど近くに、あの白い喉があったなら──
雷鳴が近付く。男は前進する。手足が泥で汚れる。植木が肌を傷付ける。男はじりじりと壁に進む。
激しい閃光が走った。すべてを曝け出す白い光が街を一瞬切り裂く。
男は見た。
凶々しい深紅の瞳の怪物を。
怒涛のような雷鳴が空気を揺るがす。男の悲鳴がそれに混じった。
あい
世界観がファンタ、ミステリの出だし
雨の日、わたしはこの家にやってきた。
その部屋には、立派な額縁に入れられた猫の写真が鴨居の上に並んでいた。
入って左の壁から始まり、窓のある壁を通り、右側の壁の半分まで写真は続い
ている。数える気にもならなかった。猫たちは、白黒だったりカラーだったり、
そっぽを向いていたり、じっとわたしを見つめていたりする。部屋全体が仏壇
みたいに辛気くさく、入り口に立ちつくした。
36 :
1(素人読み手):2007/03/25(日) 23:24:31
>>34 とくにつっこみどころがなくて評価しがいのない普通の文章
多少男の人となりがみれればいいんかもしれないけど
出だしだし短いし贅沢いえんべえや
ゆえに粗さがしw
>>首尾を終え
首は始め、尾は終わりを意味 ゆえに[始めと終わりを終え]と[終]がだぶってる
>>白い喉
何でしょう? 喉フェチ? ドラキュラ? このあとに言及されるのかな
>>35 この不思議な猫屋敷の世界観はどう!?ってことかな
37 :
1(素人読み手):2007/04/03(火) 23:37:22
登校した前
「遺跡にて」
みやげ売りが集まってくる
サンコデシェンエン!!サンコデシェンエン!!
買ってやるべきか買わざるべきか どうせがらくたにきまっている
じりじりと蒸し暑いとあるインドネシアの遺跡
やってきたのは日本人観光客の一団
遺跡の階段を登る一団に今度は扇子を持ったオッサンが近づいた
頼まれもしないのに付いて扇いでやるらしい
NO!!だよ、はっきり言わないと駄目だよと年長者のアドバイス
でも一寸扇がせてやってから、そう思う不埒な客もいる
暫くしてからNO!!の声
しかしオッサンは聞こえないふりで扇子をパタパタ休むことなく動かし続ける
客は段々とうっとおしくなってきた
狭いところで前に立たれよろける
危ないじゃないか!
そして何度目かのNO!!の声
それでもオッサンは纏わり付き笑顔絶やさず扇子を動かし続ける
その間、約40分イライラしっぱなしの客は遺跡を見終わる
オッサン客に向き直り笑顔で手を突き出した
Money!! NO,Money!!
今度はオッサン真剣な顔で目をむき手を突き出した
Money!! 失せろ!!
とうとう逆上した客はオッサンを突き飛ばす
ばさばさばさり 何の手ごたえも無くオッサンは遠くへ飛んでいく
まるで風に舞う紙袋のように
39 :
1(素人読み手):2007/04/04(水) 21:53:16
>>38 >>やってきたのは日本人観光客の一団
主語が日本人観光客の一人?なのに↑と己らを客観描写してきたから混乱きたした
>>オッサンが近づいた
近づいてきたのがよさげ
>>頼まれもしないのに付いて扇いでやるらしい
「頼まれもしないのに」「やる」に違和感 なぜだか説明できないけどw
>>一寸扇がせてやってから、そう思う不埒な客もいる
一寸?あら短い時間て意味もあるか でもなんか場違いなきも・・・
あと思っているのがなぜ主人公にわかったのか
扇がせてやってNOと断るってな感じじゃないと違和感
>>狭いところで前に立たれよろける
イメージしにくい
狭いところで前に立たれるとどうよろけるのか描写してあればイメージしやすい
>>ばさばさばさり 何の手ごたえも無くオッサンは遠くへ飛んでいく
笑顔のまま扇子を扇いでその浮力で飛んで行ってしまったってかんじに
描写すればうまく落とせたかも
文章 ■■□□□
話の面白さ ■■□□□
アドバイス まずは読み手に違和感を与えないレベルを目指しましょう
40 :
38:2007/04/04(水) 22:00:35
ありがとうございます。どこが変だか判りました!主観と客観を前置き無しに、ごっちゃにして
しまっていたのですね。ご指摘のところは其処が根っこだったようです。
41 :
1(素人読み手):2007/04/09(月) 20:03:42
定期アゲ
42 :
名無し物書き@推敲中?:2007/04/12(木) 02:02:21
質問です。
ひとつの投稿で何行くらいまでだったら読みやすいでしょうか?
個人的に3レス以上はあまり読みたくない感じがします
1レスで甘味もあり、話の〆もうまくできていればなおいいような気がします
44 :
1(素人読み手):2007/04/14(土) 23:07:19
提起安芸
45 :
名無し:2007/04/20(金) 22:54:21
A『お前?なんで生きてるんだ?たしかに俺はお前を殺したのに』
B『あぁ、僕は死んだよ。たしかに死んだ』
A『んじゃあ何で俺の目の前にいやがる!?』
B『死んだから君の目の前にいるのさ。』
A『何言ってやがる?ゾンビか?お前ゾンビか?』
B『あはは、何言ってるんだよ。ここは死の世界だよ』
A『はぁ?死んだのはオマエだろが。俺に殺されただろが』
B『うん、殺されたよ。そしてもう君も死んでるんだよ。』
A『!?』
B『僕を殺して逃げる時に君はトラックでミンチ肉になったのさ!即死だね!僕は霊のまま見てたよ』
A『俺、死んでる!?ハァ?ワケわかんね!?くそが!んぁ納得できね!』
B『あ、僕は君より死の世界で五分先輩だから、敬語使ってね!』
A『ハァ?死んでるヤツが何言ってるんだよ馬鹿が!まぁ俺も死んでるからしょうがないけど・・まぁ霊体でイタズラ三昧してやるぜ』
B『あ、残念なお知らせだよ!僕は殺されたから天国行きだけど、君は地獄行きみたいだから!』
A『!?』
B『天国行きはいずれ生まれる道だけど、地獄行きは消滅の道だから!んじゃ、サヨナラ〜』
A『ちょ、何言ってるの?地獄って・・え?ええ?』
鬼『迎えに来たぜ兄ちゃん。残念だったな。あんたは立派に地獄行きだ』
A『ま、待って!俺死んで無いって!まだ生きてるんだって!あぁ待てよ止めろよォォォ』
鬼『ふはは、悪霊はみんなそう言うんだよ!黙って付いてこいやオラァ。』
A『うわあぁぁぁぁ・・・・・』
46 :
1(素人読み手):2007/05/05(土) 01:26:48
これなんてシックスセンス?
47 :
名無し物書き@推敲中?:2007/05/05(土) 01:43:43
蜜柑は勉強を放り出してしまったことを隠した。気分が悪くなって、トイレに行ったと説明した。
蜜柑がそう控えめに、申し訳なさそうにそう言った瞬間「まあ大変」「早くご看病を」などというひそひそ声がマイクのハウリングのようにメイドの間で広がった。
蜜柑はその声にホッとしたように微笑んだ。また嘘を重ねてしまった、桃色のハートを侵食していく黒を、崩れてきている橋を必死で走り抜けようとする感じで見守る。
「ますますよくない」と感じつつも、不必要という恐怖からまた一歩遠ざかれたという、汗ばんだ恍惚した笑みで。
「はいそれでは皆さんお疲れ様でした。自分の持ち場についてください。蜜柑様はこれから看病いたします」
リーゼロッテが手をパンパンと叩き解散の合図を苛立たしく送る。メイドは笑顔で指示に従って下がっていった。
ぱたんと大扉が閉まり、ホールは静まり返った。二人だけの影。
蜜柑はそのままの微笑で、リーゼロッテを仰いだ。しかしリーゼロッテは、氷のように、蜜柑を値踏みしているようだった。
「先生……あたし、自分の才能が王家の器にそぐわないなら、他を押してでも、頑張るから。だから……手術は……」
言いながら、不安になってきた。果たして、そんなことが自分にできるものなのか?
蜜柑は苦悩していた。リーゼロッテは動じもせず、ただ見下ろしている。蜜柑は息継ぎをするように次の言葉を探した。
「あの……あたし……」
どもる蜜柑を前に、リーゼロッテは見透かしたように大きくため息をついた。そして、蜜柑にくるりと背を向けた。メイドが出ていった扉に向かって、一歩一歩。
ぱたん、と扉の閉まる音が響いた。リーゼロッテはホールを出ていった。
リーゼロッテの出て行った扉も小さく見えるほど広い広いホール。王家のために職人が造った。そこにぽつねんと一人、王女が。
顔に残った、先ほどの笑み。
その笑みのまま、膝をついてうなだれた。
蜜柑はよろよろと首を横に振ってはあと床の絨毯に息を吹きかけ、心中で問いかけた。神様、果たしてあたしは――幸せに生きるために、正しいことを選んでいるのでしょうか――
48 :
名無し物書き@推敲中?:2007/05/06(日) 13:40:53
人は、人のことを愛し憎む動物だ
人は、自分のことを愛してほしくて
だれかのことを愛している
だれかを愛すことをやめたら
それは自分を愛すのをやめることと
同じことだ。
人は、自分のことを憎んでほしくなくて
自分を憎むだれかを憎む
だれかを憎むことをやめたら
それは自分が憎まれても良いというのと
同じことだ。
そして人は、愛すということをやめたら
憎むということをやめてしまう
憎むということをやめてしまったら
愛すということもやめてしまう。
愛すと憎む
まったく違う二つの言葉は
必ず一緒にいる。
人は、人のことを愛し憎む動物なのだから。
49 :
オオバ ◆000o0WYhuo :2007/05/06(日) 13:45:19
憎むっていうのは、要するに発展を前提とした馴れ合いってことでしょ?
発展なくして馴れ合い成立せず。
わかってる。
50 :
1(素人読み手):2007/05/31(木) 23:45:33
今更ながらレス・・・
>>47 状況が良く分からないので
比喩として適切なチョイスなのかもわからない
ゆえに見当違いな検証をしているかも
悪しからず
>>また嘘を重ねてしまった、
、でなく。でないと変
>>桃色のハートを侵食していく黒を、
崩れてきている橋を必死で走り抜けようとする感じで見守る。
う〜ん。良く分からない部分。
桃色ハートは純粋な部分が汚されるってイメージだろうけど
それと崩れる橋のイメージとどう結びつくのかが納得できない
>>「ますますよくない」と感じつつも、不必要という恐怖からまた一歩遠ざかれたという
、汗ばんだ恍惚した笑みで。
何をいいたいのかが分からない
嘘をつくことに罪悪感があるってことだろうけれど
>>桃色のハートを侵食していく黒を、崩れてきている橋を
〜を、〜を のリズムが嫌
>>王家のために職人が造った。
中途半端な節 何々調でとか専門的な知識を加えるといいかも。
>>48 共感ができないのでコメントができない いまいちピンと来ない
吊り橋を渡っていたらご都合的にいgふえいhnってとこだな。
52 :
名無し物書き@推敲中?:2007/07/04(水) 23:53:42
age
53 :
名無し物書き@推敲中?:2007/07/05(木) 05:00:09
54 :
名無し物書き@推敲中?:2007/07/05(木) 07:54:17
53
いきつかないよ
55 :
周平:2007/07/05(木) 07:57:19
だれか、まじめな文を批評してみたい。建設的に・・・
57 :
名無し物書き@推敲中?:2007/08/26(日) 01:09:37
よろしくお願いします。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
私は地元の大学の福祉学科を卒業して、精神保健福祉士の資格を取得しました。そして、地方公務員採用試験に合格して、地元の県が運営する公立の精神科デイケアで働くことになりました。
大病院は自前でデイケアを運営していますが、中小のクリニックや地元の国立大学付属病院では自前でデイケアを運営することが出来ません。
ですから、それらのクリニックの患者を受け入れる私の職場のような県が運営するデイケアが必要なのです。
私はもともと技術者を志し、私の通った進学校では理系を選択しました。しかし、選択した物理の中間考査の成績はたったの5点でした。
教師は頭を抱えたのでしょうか、私は彼に呼び出され、お叱りを受けることになりました。
この成績では到底技術者にはなりえないと自覚させられ、やむなく文系の大学へ進学し、縁があって精神保健福祉士となった次第です。
デイケア課に配属された最初は、福祉に携わる者としての使命感に燃えていました。
精神病患者や人格障害者は世間からのいわれのない偏見や迫害を受けています。彼らの社会復帰や病気の治癒への道筋を立てるのをサポートするのが私たちの仕事であると考えていました。
待遇は決して良くはありませんが、やりがいはあると思い、この仕事に就くことを誇りにさえ思いました。
精神を患ったメンバーさん達に大いに同情し、共感し、精一杯支えようと努力しました。しかし、仕事を続けるうちに、いわれのない偏見から守る立場から、彼らに偏見を持つ立場に入れ替わってしまったのです。
58 :
名無し物書き@推敲中?:2007/08/26(日) 01:11:25
私が担当することになったメンバーは6人です。殆どが統合失調症の患者さんで、あまり言いたくはないのですが大抵は地元では悪名の高い底辺高校を卒業された方が多いです。
もしかして高校の偏差値が低いと精神の病気になりやすいのでしょうか? 統合失調症患者の遺伝に関する研究は数多く存在しますが、学歴と病気の関係の相関関係も知りたいものです。
そのメンバーさんの中で、デイケアのなかで数少ない、地元の有名進学校を卒業し、早稲田大学に進学された方がいらっしゃいました。彼は良く本を読む方でした。
私は彼に話しかけると、彼は本から顔を私に向けました。彼が精読していた本には英語で「The Catcher In The Rye」と書かれていました。古い野崎考訳でしょうか、それとも最新の村上春樹訳なのでしょうか、と考えました。
彼は精神の病気で病んでいるからでしょうか、その顔には感情がなく、目は死んでいました。
その顔はジャニーズ系で、整った顔立ちをしていました。その学歴とその顔を持っている彼は、病気でさえなければ女性にかなり人気があっただろうにと思うと、少し勿体なく思いました。正直、私の好みの顔です。
たとえ魚が死んだような目と能面のような愛想のない無表情な表情であっても、その端正な顔立ちは女心をくすぐられてしまいます。
私たちスタッフとメンバーさんとの恋愛は、学校における教師と生徒の関係のように固く禁じられていますので、私は邪念を捨て何も考えないようにしました。
59 :
名無し物書き@推敲中?:2007/08/26(日) 01:12:15
私は彼に「『ライ麦畑でつかまえて』を読んでいるのですか?」と愛想良く尋ねました。彼は寡黙なのか、低い声で「はい」とだけ答えました。
開かれたページを見ると、横書きのアルファベットの文字列が並んでいました。彼は英語で書かれていた原書を読んでいたのでした。「もしかして英文ですか?」と私は尋ねました。
もしかして英語が得意なのでしょうか? 彼は「TOEICは900点でした」と先回りをするかのような回答をしました。
私は大げさに、しかし本心から「それはすごいですね!!」と驚いて見せました。この仕事にはメンバーさんに対する愛想と社交性がとても必要なのです。精神を病んだ方は根が暗い方が多いので場の空気を盛り上げることが必要なのです。
彼は私の言葉に特に反応せず、視線を本に戻しました。少し自閉的なようです。確か医師の診断書には「統合失調症で自閉の傾向有り」と書かれていたのを思い出しました。
精神の病気が彼の心を閉ざし社交性も失わせたのでしょう。そういった経緯を思い出し、彼のつれない態度に対し私は特に気にせずその場から立ち去りました。
60 :
名無し物書き@推敲中?:2007/08/26(日) 15:47:57
あげ
61 :
名無し物書き@推敲中?:2007/09/01(土) 19:02:47
感想文の評価御願いします
「There are full of memories. And more…」
文才のない僕が書く感想文は80人の感想文の中に埋もれてしまうだろう。
しかしそれは理系の人間であるのだから仕方がないことだ。
しかし、80人の誰にも負けないようなものを得ることができたと思っている。
まず、はじめにこれは一人の感想でなく80人の感想であるだろうがこの11日間はとにかく本当に楽しかった。
楽しかったことだけを考えていても進歩しないので今回の旅行で自分が得られたものを考えてみようと思う。
11日間で自分はいったい何を学んだのか?
正直なところ講義の内容とかはあまりはっきり覚えていない。
でも、それぞれの研究者たちが普段どういうことを考えているかなどこれから生きていく上で重要なことははっきりと覚えている。
まだほかにもたくさんあるがうまく言葉にできない人間としての生き方、考え方など根本的なものを多く学ぶことができた。
偉大な方々の生き方などを知ることができたのだからそれを参考に自分の生き方を見つけて行きたいと思う。
また、講義以外からもたくさん得るものがあったと思う。
特に同じ高校の友達とは友情を深めることができ、他校の人たちとももう会うことはないかもしれないが親しくなることができた。
帰りの空港で本気で泣きそうになった感覚は忘れない。
忘れることのできない思い出。
今回のたびは間違いなく自分にとってプラスになったと思う。
11日という短い間だったが今まで生きてきた中で最も自分に影響を与えたのではないかと思う。
強制退国になった自分は再びアメリカに行くのは大変らしいがまた本気でいきたいと思った。
本当にありがとうございました。
62 :
1(素人読み手):2007/09/18(火) 23:10:54
スレ主に忘れ去られたスレを発見
レスがついているのを目撃!
レスしなければ!
>>61から
これは読書感想文じゃなくて旅の感想文?
あとソコモトはどちらのお方?学生?
何の目的でアメリカいったの?
80人って誰?
どんな講義?
ありがとうって誰にいってるの?
たくさんの謎を残す文章ですね
2度読まないと理解できない
内容的に何をどうしたのかがわからないので
読み手にとっては何も得るものがありません
言葉というものは己のあるイメージを他人に伝えるツールでしかない
この文からは何も具体的なものを垣間見ることができません
ゆえに単なる言葉の羅列でしかなく読み手として酷く読んで損した感が大
楽しかったんだろうなという印象だけは伝わりますけどね
イメージを言語という狭い枠でくくるのは難しく
そっくりそのままとはいかないけれど
何かその一片でも垣間見ることができるのなら
他人に読ませても構わないでしょう
63 :
1(素人読み手):2007/09/18(火) 23:17:57
この文章の用途としては
自身の記憶の整理と記録の目的での使用にとどめたほうがいいかもしれません
でもまあ読みずらいってこともないので
これからはいかにして具体的なものを言葉で伝えられるかが課題として挙げられます
64 :
革命の朝に その1:2007/10/21(日) 02:51:04
じりじりと太陽の照りつく夏の日、国会前の広場の群集は、夏の暑さとはまた別の熱気に包まれていた。群衆の視線は、
今日この日のために設けられたのであろう舞台に向けられ、その上には数名の青年達が神妙な面持ちで屹立していた。
青年達の背後には巨大な横断幕の曰く、「日本共和国建国宣言」と躍るような毛筆で書されている。
まもなく舞台の際から、一人の小柄な白髪の老人が両脇を制服姿の男に抱えられながら、青年達の前に連れ出されて
来た。青年達の澄んだ瞳は、この老人に対する憤怒の色を隠すことはなかった。彼はつい先日まで、ただその家系に
生まれたというだけの根拠をもって民々の上に君臨し、民々の生き血を吸ってなんら不自由なく堀の中の宮城で贅を尽くし
てきた者 ─ すなわち天皇であった男である。
元「象徴」の表情には、怒りも恐怖も見られない。もはや茫然自失としているのか、一億二千万人の長から一転して犯罪者と
なった己の身の上を未だ理解できずにいるのか。しかしそんなことは自由に目覚めた青年達の意に介することでない。この
舞台での彼の演目は、ただ民衆の敵として処刑されることなのだから。
65 :
革命の朝に その2:2007/10/21(日) 02:51:45
そして青年の一人が、天皇の斜め後ろへと歩み寄った。その手に握られているのは日本刀、それもこの哀れな死刑囚の父
ヒロヒトの軍刀をこの日のために研ぎ直したものであった。かつて右翼的な祖父に忠君の士となるべく習わせられた剣術を
もって、その君主を斬首するという巡り合わせに皮肉を感じながら、青年は刀を頭上高く振り上げると、「民衆万歳、革命万歳、
共和国万歳!」と叫び終えないうちにアキヒトのうなじ目掛けて刀を振り落とした。
一刀両断される天皇の首。しばらく動き続ける心臓の鼓動にあわせてほとばしる鮮血。見守っている群衆も青年達も、剣の
有段者の業によるものとはいえ、ここまで簡単に人間の首が斬り落とせるものなのかと、驚きのあまり数秒の間絶句したが、
まもなく万歳三唱の声が東京の一角の広場に響き渡った。青年達の表情からも、暴君への怒りのそれがにわかに消え、共和国
日本の建国への希望に満ち溢れていた。
頭部を満たしていた天皇の汚れた血のほとんどが流れ出たのを見て取ると、青年達は横長の白い絹布を床に敷き、まるで
判子を捺すかのごとく天皇の頭部の切り口を絹布の中心に押し付けた。そして青年達はその絹布を竿につけ、それを群集の
前で振りかざした。それは紛れもなく天皇の血で染め上げた「日の丸」であった。かつての君主国日本の国旗日の丸は、天皇が
己のエゴのために起こした戦争で流れた血の色だといわれてきた。しかし、これからの共和国日本の日の丸はそうではない。
日本の民衆が自らの手で自由を勝ち取り、民主的君主制なる形容矛盾甚だしい国制を改め、天皇制を歴史の世界へと葬り去る
過程で革命にささげられた暴君の血の色となるのだ!
おもしろそうだから、書いてみる。
鍵を閉めると、徹は階段を降りた。
太陽が姿を現しはじめたが、まだ暗い。頼りないアパートの階段を踏む音が響く。
「ありえねぇ」
白い息をこぼしながら、徹はつぶやいた。
67 :
名無し物書き@推敲中?:2007/10/21(日) 03:58:09
↑それでどう評価しろと?
あほ
69 :
名無し物書き@推敲中?:2007/10/22(月) 16:26:07
「待ってくれ、待ってくれ。許してくれよ、入れたかっただけなんだから」とオヤジは叫んだ。追いつめられた人間がプライドを捨て去り、土下座をするかのような、懇願する叫び声だった。
しかし、ケンは彼の叫びに構わずひたすら殴り続けた。拳をオヤジの顔面に叩き付けた。オヤジの鼻は折れ、血が噴き出していた。目は腫れ、青黒い痣となってオヤジの顔面に刻みつけていた。
ケンのシャツの袖はオヤジの血で真っ赤にに染まっていた。ひたすら殴られているだけのオヤジは、助けてくれ、助けてくれと許しを請うように悲鳴を上げていた。
それでも、「お前みたいな奴がいるからいけないんだ」とケンは叫びながらオヤジを殴り続けた。顔だけではなく、腹も殴った。オヤジは断末魔の叫び声を上げ、口から大量の血とさらに吐瀉物を辺りに撒き散らした。
「世の中、狂っているんだよ」と叫びながら殴り続けるケンの形相は普通ではなかった。その様子を見ていたミクも従業員も言葉を失い茫然とケンがオヤジを殴るのを見つめていたが、しばらくして気を取り直したミクは言った。
「店長、それ以上殴ったら死んじゃうよ」
ミクの言葉はケンには聞こえていなかった。ケンはひたすらオヤジを殴り、とうとうオヤジは失神し、ぴくりとも動かなくなった。それでもケンはオヤジを殴り続けた。オヤジの顔から流れ出した赤黒い生々しい血が雨上がりの水たまりのように地面に溜まっていた。
ミクにはオヤジが出した生臭い血と吐瀉物のにおいをかぎとることができた。ミクにはその不快な臭いをかいで吐きそうになった。
限界がきたミクは気力を振り絞って「もうやめて」と叫んだ。腹の底から精一杯の力を込めた力強い、同時に女性らしい甲高い声だった。直後、その叫びを聞いて正気を取り戻した従業員はあわてて後ろからケンを取り押さえた。
ケンは従業員に抵抗し、死んだかのように動かないオヤジを殴ろうともがき続けた。従業員はレスリングのように全身を使ってケンの体に覆い被さり、なんとか取り押さえることができた。
70 :
名無し物書き@推敲中?:2007/10/23(火) 16:18:47
男はその巨体を揺らし額の汗を手で拭った。
「ふぅあつい」
目の前の狂気ともいえる行為を見つめ呟いた。
「何も殺すことはないのに」
フランスは王を殺し、共和政を勝ち取ったが結局ナポレオンによって再び王の時代にもどった。
「この政権も長くはつづくまい」
そばで群衆が叫んでいる。男の巨体はいつのまにか群衆に埋もれ消えていた。
71 :
高橋ゲロ一郎:2007/10/23(火) 16:26:29
433 名前: 吾輩は名無しである Mail: 投稿日: 2007/09/29(土) 22:48:48
高橋源一郎はかさむ慰謝料・賠償金の財源を審査代金に見込んでるんじゃないのか? 朝鮮人ネットワークの庇護の許で。
72 :
高橋ゲロ一郎:2007/10/23(火) 16:27:37
誰が評価すんだよ。
冷蔵庫の中に板チョコがあった。少年はそれを手に取る。学校から帰って来たばかりでちょうど小腹が空いていた。
部屋で食べようと板チョコを片手に台所を出る。居間を素通りして階段を上り自分の部屋に向かった。
誰かがいたらしく、居間から台所まで歩くいく足音がする。そして冷蔵庫を開けた音の直後、妹の怒声が響いた。
「ちょっとぉ!」
明らかに自分へ向けられた怒声を聞いて、少年はしまったと思い階段で足を止める。薄々勘づいてはいたが、やはり板チョコは妹のだった。小腹が空いていたため、知らないフリをして食べようとしていたのだ。
ドスドスと荒っぽい足音が近付いて来る。少年はため息をつきながら振り向いた。
階段の下から覗き込むようにして姿を見せた妹は、眉間に皺を寄せた顔で少年を見るなり口を開く。
「また私の菓子食べようとしたでしょ?」
そして、少年が片手に持っている板チョコをチラリと確認すると「返せ」と言い放ち片手を差し出した。
「ああ、これお前か?」
少年は知らなかったと言うような顔をして、妹に板チョコを投げ渡す。
危うく落としそうになりながらも板チョコを受け取った妹は、尚も眉間に皺を寄せて少年を睨む。
74 :
名無し物書き@推敲中?:2007/10/27(土) 15:41:12
「なにが『お前のか?』よ。知ってたくせして」
少年の心を見透かしたように言うが、それが根拠の無いただの決め付けであることを少年は知っていた。知っているがために、少年はこの言葉を聞くたびに腹が立つ。
「知らなかったって」
多少語気を荒くする。しらを切り通そうと思った。
「嘘。絶対知ってた」
しかし、妹はまだも噛み付いてくる。そんなに俺が嫌いか、と少年は怒りを覚えながらも気を落とした。
「もう良いだろ。帰れ」
妹は居間に戻る気配を見せる。
「ここ家だし。馬鹿じゃないの?」
呆れたような顔で眉間に皺を寄せた妹は、
まだ気が収まらないのか、去り際に「ムカつく」と吐き捨て居間に戻っていった。
「クソが」
少年はそう吐き捨て階段を上り始める。
たかが板チョコ一つで。
そう思い、少年はなんだか自分が情けなくなった。
即席で悪いが、よろしく頼む
日々は過ぎ、世間では年一回のイベントを準備している。白い結晶が降り落ちる時期にある、あれだ。
俺は去年のそのイベントの最中、彼女だった存在に別れを告げられた。
買ってやったのに返されたツリーを家まで持って帰ったのは昨日のように事細かに覚えている。泣きながら飲んだのも充分なほどに。
しかし、初めの数カ月は腑抜けていたが今では元気にこんなことも懐かしい程度に思いながらツリーを建てている。さっき言った返されたツリーだが。
……まぁ、あるのに建てないのは勿体ないし俺の殺風景な部屋を彩るにはいいかなと思ったがゆえだ。
いつ見ても緑の葉に囲まれる木を建て、ベルなどの飾りを枝に垂れ下げていく。白い紐のような物は苦戦したが上手く飾りつけた。
数十分の格闘の末、最後の飾り付けまで来た。わりと多くの人が付けるために競う天辺の星だ。この場には俺しかいないから余裕を持って俺が付けられるのを嬉しく思う。
「……あれ?」俺は次から次へと飾り付けが入っていた箱を漁った。けど、お目当てのものが見つからない。……彼女の部屋か。俺は星がなくて空しい飾り付けられ木をただ見つめ続けた。
76 :
名無し物書き@推敲中?:2007/10/28(日) 16:25:40
>>75 率直にいって俺は文章は読みづらかった
展開はいいと思った
>>75 (主に自分の)悪文を読み慣れてるから、普通に読めた。
前後が気になるいい文章だと思う。
78 :
名無し物書き@推敲中?:2007/10/29(月) 17:22:15
>>76-77 評価thx
やっぱり読みにくい文章になっちゃったかorz
やはり苦手意識があるところだから悔しいな…
まぁ、けど少しばかり自信が持てた、ありがとう
79 :
1(素人読み手) ◆0tWjM.tyoY :2007/11/01(木) 21:36:33
また存在を忘れていた・・・・
>>57 ちゃんとした文章であり面白かった
どういった文章なのかな?小説?自伝?
>>64-65 これもうまいなー
続きとかあったら読んでみたい気がする
こんな小説はネットでしか読めないしねw
>>66 評価できません
人の心は簡単には動きません
>>69 これもよくできてる
って感心しかしていない件
>>70 >>72 みじか
>>74 文章におかしなとこはないけどオチがなかったね
80 :
1(素人読み手):2007/11/01(木) 21:56:57
>>75 3度読んで内容を理解した
あまりこなれてない文章といった感じ
推敲してなぽげ
>>日々は過ぎ
あれからとか起点となる日時が記されていないので違和感。
>>去年のその
去年、のその なのか 去年の、その なのか
初見だと混乱するので句読点つけたほうが優しい
>>さっき言った返された
〜た〜たがキモチワルイ
>>しかし、
A しかし -A しかしの前後は内容が逆でないとおかしい
>>いつ見ても緑の葉に囲まれる木を建て
どいう状況かわからない
>>わりと多くの人が付ける
なんかへんな部分
「皆が競って付けたがる」がよいかと
>>この場には〜
俺がだぶってる
>>次から次へと飾り付けが入っていた
次から次へ入ってたってなんかへんなの
81 :
1(素人読み手):2007/11/01(木) 21:57:28
>>「……あれ?」〜
重要なオチの部分だけにちと前戯が短い
なんのひっぱりもなく急にオチがきたので「ふ〜ん」といった印象
老婆心で付け加えてみる
綺麗に飾り付けられたツリーをみて満足感に浸ったが
だんだん時間が経つにつれ何か足りないことに気付いた。
「あれ?何か足りない。クリスマスツリーってあと何つけるんだっけ?」
俺は飾りが入っていた箱の中身を見たが薄っぺらい説明書以外は何も見つからなかった。
写真と見比べても細かい配置の違いはあっても不足している飾りなどはない。
しばらくツリーを眺めてやっと足りないものが何であったのかに気付いた。
それは飾りでも何でもない。
ツリーと一緒になって記憶にリンクしていたあの居心地のいい空間。
「彼女の部屋か・・・」
82 :
名無し物書き@推敲中?:2007/12/26(水) 08:34:36
2ちゃんねるから個人のブログやHPを襲うのは言論の自由だとおまえは書いた
いいだろう
なら俺はここに乗り込んで未来永劫おまえのアスペルガー発作を誘発してさしあげる
それもまた言論の自由のはずだ
おまえは俺の反撃を掻き集めて泣いて管理人にすがる海峡冬景色らしい
いいだろう
どのくらいこのコピーを蓄積すれば管理が、朝鮮人ネタ、有名人誹謗中傷ネタ専門のおまえを哀れに思って救うか楽しみだ
それまでは全国3万人アスペルガーファンの前で残飯サンバを踊って見せろ
残飯
83 :
名無し物書き@推敲中?:2007/12/26(水) 08:39:03
乞食
84 :
名無し物書き@推敲中?:2007/12/31(月) 21:45:41
どっかのスレで うちの会社の悪口が書いてあった。
「○○という会社に再就職の面接に行ったら、『将来の夢』ってタイトルで作文書いて下さいと言われた。むかつく。
だいたい25歳にもなって、将来の夢もクソも無いだろ。25歳にもなったら現実を見る年齢だろ。他人を馬鹿にしやがって!
小学生じゃあるまいし。しかも原稿用紙2枚も。何を書くわけ?ありえない。
ここで働く奴は全員、こんなくだらない作文を一生懸命、原稿用紙2枚分も書いた、幼稚な人間なんだね。気持ち悪い。
作文があるんだったらちゃんと求人に書いとけ!『面接』しか書いてなかっただろ!
むかつくからその場で辞退してやった。」
みたいな事が書いてあった。
このレスを見てかなりむかついた。
面接で作文を書かされるのは当たり前じゃない?25歳で「将来の夢」の何が悪いわけ?私はちゃんと作文を(原稿用紙2枚分)書いたから採用されたんだよ。
それを幼稚な人間なんて言い方はむかつく。
ひがむな!
「朝日」
はるか昔、我々の遠い祖先は、日が昇る前に起き始め、そして朝日が顔を出すと同じくして、生きるための営みを始める。
僕は、そんな夢を見ていた。
僕は、母に起こされ、麦を炊いた飯と、大根の浅漬けを食べている。
そしてそれは、僕が昨日、母に頼んで、漬けてもらったものだ。
父も賛成してくれた、最近は貧しく、今日、やっと麦飯をいただけたのだ。
僕は、父がもう、作業の準備をしていることを知っていたから、さっさと麦飯と漬物を平らげ、外へと出る。
寒い、骨身に凍みる寒さとは、このことであろう。
父は、無言で僕に鍬を渡す。
そして目線を追う。
「そこ一帯を耕せ」、という合図だ。
僕は作業に取り掛かろうと、父の目線の先であった場所へ向かう。
山からは、一日の、そして仕事の始まりの合図だ。
眩しい、朝日だ。
そこで僕は目が覚める。
外を見る。
まだ日は昇っていない。
蒲団からもそもそと出る、そして上着を着て、外へ出る
ちょうど、朝日が山から頭を見せていた。
今日も、頑張ろう。
そして僕は、今日も自宅警備に勤しむのだ。
すいません
>>64-65 これもうまいなー
続きとかあったら読んでみたい気がする
こんな小説はネットでしか読めないしねw
88 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/07(水) 02:36:10
伯爵の家に次男坊として生まれ落ちた僕であるが、先日庭掃除をしていた使用人であろうか、僕より一つ二つ幼い女が気になって仕方ない。
彼女は僕と正反対であった。
何もかも信じて疑わず、全ての人間に笑顔を振りまく。それがその女だった
今日の夜は父が客人を招き流行りの舞踏会を開くらしく、念入りに庭の掃除が施され、しばらくしたのち庭先から彼女たちの笑い声が聞こえた。
2階の自室の窓から眺めると彼女はふんわりと柔らかく笑うと澄んだ声で仲間の使用人と談笑していた。誰も見ていないと安心してか、ずいぶん長い談笑も僕にとっては目の保養になる。
書生に「あれは誰だ」と尋ねると彼女は山梨から奉公に来た女ですと答え、彼もまた彼女をずっと眺めては目をそらさなかった。
二人同じ者に焦点を置き、僕は書生に問う。「君は彼女が好きなのか」。「いえ…」彼は口ごもりながらも小さく否定する
「なあ、酒井。どうやら僕は恋をしているようだ」僕の言葉は虚しく部屋に響いた。そうして僕の中に小さな独占欲の渦が生まれた
彼女を自分のものにしたい、そう思った
89 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/07(水) 06:37:29
フォレストに夜華芭という作家がいる。18才の女子高生だが作品の執筆力があると思う。
それに、かなりの激カワギャルだよ。興味あるやつは検索してみてくれ。なんともミステリアスな腐女子だ。詩を読んでみてくれ。リアルに鬼才だぞ。
2ちゃんねるでそんなことを書いても自演の宣伝にしか聞こえんし、反発喰らうだけだな。
その反発を予想して、自分の嫌いなやつの宣伝を2ちゃんねるでするやつもいるくらいだし。
半年ロムって空気読んでから、やるんならやれ。
91 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/07(水) 23:09:41
ちょっとスレよごし失礼します。
>>88 機微のある文章で普通に面白いのですけど
> 2階の自室の窓から眺めると彼女はふんわりと柔らかく笑うと澄んだ声で仲間の使用人と談笑していた。
眺めると〜談笑していた
の間に
笑うと
という彼女の動作が入っているのだけど、これは使っても大丈夫な表現なのですか?
>>92 うん、
「談笑」と「笑う」の重複を指しているのか
「眺めると」と「笑うと」の末尾である「と」の重複を指しているのか、
はっきりしてくれ。
文章評価レスの評価になってスマンが。
94 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/13(火) 19:50:37
しかし夜華笆って作家はマジで面白い作品書いてるよ。俺最初男だと思って喧嘩してたら女の子だった。ホムペ検索したら出てきたから見に行ったら。スゲー可愛い子だった!ファンになっちゃったよ。
95 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/14(水) 07:22:16
こんなとこにまで宣伝ですか?涙ぐましいねぇ
夜華芭まだ自演してんのな
97 :
名無し物書き@推敲中?:2008/11/10(月) 20:36:57
死んでいる
最下位じゃないか
98 :
名無し物書き@推敲中?:2008/12/21(日) 18:33:04
フォレストって何よ?
99 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2009/10/03(土) 11:59:53
100 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2009/10/03(土) 12:01:11
文章の一部、よい! オチがない、よい! 他人の文章、ダメ!
点数の意味
10点〜、日本語が書ける!
20点〜、日本語の意味がわかる!
30点〜、読み物に近い!
40点〜、形にはなっている!
50点〜、楽しめる域に入る!
60点〜、作品として出せる!
70点〜、欠点がほとんどない!
80点〜、佳作の域に突入!
90点〜、未知の領域!
満点、神様は評価できない!(`・ω・´)
ここまでの最高得点76点!(`・ω・´)
101 :
名無し物書き@推敲中?:2009/10/03(土) 13:36:36
スレ立てた方がいいんじゃないの?
102 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2009/10/03(土) 14:07:56
今から出かける!
そのあとで決断する!(`・ω・´)
103 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2009/10/03(土) 20:44:19
決断した!(`・ω・´)
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104 :
名無し物書き@推敲中?:2009/10/29(木) 11:13:58
岡田外務大臣キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
http://qb5.2ch.net/test/read.cgi/saku2ch/1256630318/1
早く記念カキコしないと埋まっちゃうwww
105 :
1/5:2010/04/16(金) 06:43:32
俺、明石 星佳は今日、可愛い魔女の女の子を奴隷にしました。
……別にイカれてなんかないからな。
正直、自分でも未だに夢なんじゃじゃないかなぁって思う。
だからさ、散々、赤くなるまでほっぺや手の甲をつねってみた。
だけど目は覚めなかった。
それならばと近くにいた買い物帰りのおばさんに、今日は何日ですかと尋ねてみた。
当然、俺の知っている通りの日付をおばさんは教えてくれた。
哀れなモノを見るその冷たい目線は、一生忘れられないだろう。
俺は、寝ぼけてるわけでも、狂ってるわけでもなかった。
そしてもちろん、俺は魔法の国の王子様でもなければ、未来の国の未来人でもなく、何処にでも居る平々凡々な一高校生である。
それならなぜ、そんなことになったのか。
全ての事の発端は、放課後、俺が特に仲の良い高校の友達二人にジャンケンで負け、コンビニにアンパンを買いにパシらされた帰り道から始まる――
俺の通う高校がある街、姫塚町は都心から少し離れた地方にあった。
昭和の名残を感じさせるような建物がちらほらと残ってたりするこの古き良き街が、俺は大好きだ。
そしてこの街の丁度真ん中を区切るように走るのが姫塚川。
江戸時代の頃に治水工事がなされ、平成の今日に至るまで、陰に日にこの街の発展を支えてきた由緒ある川である。
俺はその時、右手にアンパンが三つ入ったコンビニ袋をぶら下げて、その姫塚川の近くの土手を歩いていた。
季節は秋真っ盛り。まさに天高く馬肥ゆるって奴だ。
もう放課後の時間帯というだけあって、日も傾き、辺りは淡いオレンジの光に包まれていて、川の周りを漂う赤とんぼからは、どこか心穏やかな秋の空気を感じる。
秋は夕暮れ、言ったのは清少納言だったっけ?
まぁ誰が言ったかなんてのはどうでもいいが、その言葉はまさに核心を付いていると思った。
見てみろよ姫塚川の水面を、夕焼けの明かりを反射してまるでガーネットを散らしたかの様にキラキラ輝いてやがる。
106 :
2/5:2010/04/16(金) 06:44:15
俺は昔から、一人でこういう美しい光景を見ると興奮してしまう性質だ。
聞いてるとヤバげな人間に聞こえるかもしれないが、まぁ外見にでる違いは少し足取りが軽くなったり、コンビニ袋の揺れ幅が大きくなったりぐらいだから問題ない、と思う。
そんなこんなで、俺はちょっぴりハイになってたんだよな、その時。
だからさ、
「ねぇ」
いきなり後ろから空いていた左手を握られて、
「あんたもしかして、ニンゲン?」
こんな意味不明な質問された時も、なんの疑いもせずに後ろを振り向いた。
俺の後ろに居たのは、一人の小柄な少女だ。
髪は黒い艶のあるショートヘアで、服は水色のワンピースを着ている。
肌は雪のように白くきめ細やかで、その可愛らしい顔は目鼻口が絶妙な場所に配置され様式美さえも感じられた。
そして何よりも俺の心を奪ったのは、少女のその大きな瞳であった。
俺の顔を見詰めるその双眸は、俺が今まで見たことも無い、鮮やかなオレンジ色の光を灯していたのだ。
「ねぇ、ニンゲンなの?」
少女の再びの問いにハッっと我に返る。
この少女の、何処か人間離れした瞳に見とれて、少し呆けていたようだ。
「ああそうだ、俺は人間だ。それがどうかしたか?」
俺は平静を取り繕ってこう少女に返事をした。
今考えると、どうかしてたのは俺のほうだったのだ。
普通は、いきなり見ず知らずの少女に『お前は人間か』なんて聞かれたら気味悪がるもんだ。
だが、さっきも言ったよう、その時の俺は、ちょっぴりハイだったのだ。
これっぽちもそんなこと、疑問にすら思わなかった。
「ふふ、じゃあ、お兄さんにこの指輪をあげる。大事にしてね」
正直何が『じゃあ』なのかは解らなかったが、少女は薄く笑いながら、ポッケから一つの指輪を取り出し俺に差し出した。
それは銀製の、細部まで装飾の施された、明らかに高価な物と解る指輪だった。
お前達だったら、そんなとても値の張りそうな、ブランド物っぽい指輪を他人にくれると言われたら、受け取るか?
俺はもちろん貰わなかった。多分当たり前だろう。
107 :
3/5:2010/04/16(金) 06:45:18
……ここから先は、正直話したくは無い。
だが、それでは話が進まないのだ。
恥を忍んで、続けるとしよう。
だから俺はさ、
「お嬢ちゃん、こういう物は簡単に他人にあげちゃいけないんだぜ」
とかなんとか言って、格好つけて、その少女の指輪を彼女のお人形のような右手を取って、その人差し指に嵌めてやったのさ。
優雅に、華麗に、美しくな。
……笑いたきゃ笑え。その時は俺もどうかしてたんだ。
さてさて、それで少女が「そっかぁ、解ったよお兄ちゃん。じゃあねー」でどっかに言ってしまえば、それでよかった。
それなら俺は、この話をただの黒歴史として、自分の心の奥深くにコンクリ詰めにして沈めていただろう。
だが、そうはいかなかったから、俺は今話しているのだ。
「あ、あぁ……」
なんと、指輪を嵌められた少女が、この世の終わりを三回ぐらい味わったような顔で、つまり顔面真っ青にして、小刻みに震えているではないか。
「お、おい、どうしたんだ」
その突然の変化に心配になって、俺が少女の顔を覗き込もうとすると
「あんたなんてことするのよぉ〜〜〜〜〜〜〜ッッッ!」
少女の、可愛らしい怒鳴り声が俺の耳を突き抜けていった。
その時はまだ、俺は何で少女が急に怒鳴ったのかも解らなかったし、自分が一体何をしてしまったのかも気づいていなかった。
解るわけはないし、気づける筈が、なかった。
「馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿ぁ! あんたなんてことしてくれたのよぉ!」
少女が半泣きで俺の頭をポカポカと殴ってきた。謂れのない迫害だ。
「おい、俺はただ指輪を嵌めただ」
「これは『隷属の指輪』なのっ! ただ嵌めたじゃ済まされないのよぉ〜。ううぅ……」
とうとう少女はその場に座り込んで愚図り始めてしまった。
これじゃまるで俺がこの子を泣かせたみたいで凄く気まずい。
「というか何なんだその『隷属の指輪』って」
108 :
4/5:2010/04/16(金) 06:46:23
随分と不吉な名前である。
なんてたって『隷属の指輪』だ。RPGかなんかじゃ装備しただけで、トラウマになりそうな音楽が響きそうである。
「この指輪はねぇ、嵌めさせた相手を自分の言う事を何でも聞く奴隷にする、すっごい指輪なのっ! この意味が解るかニンゲンっ!」
嵌めさせた相手を奴隷にする指輪とな?
それは
「つまり、どういう意味だ?」
「だぁっもうこの低脳! いい、あんたが私にこの指輪を嵌めさせたの、解る!? つまり私は、あんたみたいなのの奴隷に……うわぁーんんん!」
怒ったり泣いたり忙しい少女だ。
さて、少女の話を信じるなら、俺はこの子を、『隷属の指輪』とやらで奴隷にしてしまったということらしい。
その話を信じるなら、今すぐ教会の神父さんかなんかに呪いを解いてもらわなきゃな。
そしてもちろん
俺はそんな話は信じない。
ここは、RPGの世界なんかじゃない、現実、リアル、トゥルーワールドなのである。
「お嬢ちゃん、お兄ちゃんをからかってるのかな? そんな夢みたいな指輪あるわけ無いだろ」
俺が慈悲深い声で少女を諭すように話しかける。
「じゃあこれを見ても同じことが言えるっ!?」
すると、少女はキッっと半べそで俺を睨みながら、いきなり姫塚川に向かって左手を突き出した。
そしたら突然、少女の体が淡いオレンジ色の光を帯びて
そして、信じがたいことが起こった。
「凍れっ!」
少女の鋭い声と共にその光が爆発したかの如く溢れかえる。
すると、なんということだろう、姫塚川の大体十メートル四方ぐらいの範囲が、一瞬で凍ってしまったではないか!
その氷は、ただ表面に張っているのではなく、しっかり川の中を泳いでいた魚達まで瞬間冷凍保存している。
俺は恐らく、生まれて初めて、空いた口が塞がらないってのを直に体験した。
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「お、お前、こりゃどうゆう仕掛けで」
仕掛け? 仕掛けだって?
川の水を一瞬で凍らせるなんて、そんなの小手先芸で出来るわけが無いだろ。
俺は、口で言いつつも本当は解っていたのだ。
この現象には、種も仕掛けもないって事ぐらい。
それでも、簡単には認められない。
だってこんなことは、それこそ
「仕掛けも何も、これは魔法よ!」
そう、魔法でも使わない限り実現不可能だって事ぐらい、一目瞭然だったからだ。
「さぁニンゲンっ! お前はこれを見た上で、この偉大なる黄昏の魔女、ナランハ・ソーサレスを夢幻の類だと言い切れるのかっ!」
そう言って少女――ナランハ・ソーサレスは目に涙を溜めながら、俺に右手の人差し指をビシリと突きつけた。
その指の付け根に輝くは、銀色に光る『隷属の指輪』。
俺は、魔法という、俺たちの生活から最も身近で、最も遠い、ファンタジーの世界を初めて目の当たりにしたのだった。
「――と、まぁ、こんな感じだった訳だ」
「訳なのよっ!」
俺の落ち着いた声と、ナランハの威勢の良い声がその部屋に響いた。
場面変わって、ここは姫塚高校の美術室。
この絵の具独特のすいた臭いのする部屋が、俺の所属する美術部の部室だった。
ただ、美術部といってもこの部活は、部員が俺を含めて三名しかおらず、またその活動も一般的な美術部とはほとほとかけ離れていた。
まぁどこの高校にも、廃部寸前の部活を乗っ取って部室を駄弁り場にするなんてのは良くあることで。
つまり、そういうことだ。
「そんなのどうでもいいから、早くアンパンよこせ明石」