純文学がくだらないのはなぜか?

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1名無し物書き@推敲中?
ハリウッドの三流映画よりもつまらない純文学に未来はあるのか?
2わたる:2006/03/32(土) 21:15:52
未来などない。
3名無し物書き@推敲中?:2006/03/32(土) 21:17:09
いや、面白いのもありますよ。
4名無し物書き@推敲中?:2006/03/32(土) 21:19:13
>>3
もっと詳しく
5わたる ◆31sNfzlFrg :2006/03/32(土) 21:32:17
つまんねえよ。いと山とか糞だろ。芥川賞はレベルが低いんだよ。
6名無し物書き@推敲中?:2006/03/32(土) 21:39:39
ホリエモンに糸山本とロードオブザリングの原作本を与えた場合、
寝る間を惜しんで読むのは後者だろうな。
7わたる ◆31sNfzlFrg :2006/03/32(土) 21:40:41
これからはラノベの時代だ。
なぜなら、俺という天才が現れたからだ。
8名無し物書き@推敲中?:2006/03/32(土) 21:43:00
>>7
うん。がんばれ。しかしラノベは読者が限られてる。
たとえ名作でも大人は読んでくれないからな。
9名無し物書き@推敲中?:2006/03/32(土) 21:44:24
純文を読んでも感動がないからね。
一般受けしないのは当然。
10名無し物書き@推敲中?:2006/04/02(日) 00:39:18
しかし、毒や驚きといったものがないのは、やはりつまらん駄作なのだよ。
面白くなくてもいいだと、初めから居直っているのは問題。
11名無し物書き@推敲中?:2006/04/02(日) 00:44:35
ヤフー文学賞は純文学なのか?
12名無し物書き@推敲中?:2006/04/02(日) 00:49:47
具体的に誰のどの作品が純文学として下らないのか言ってくれ>1
13名無し物書き@推敲中?:2006/04/02(日) 05:42:14
自分の作品が純文学の賞に落選したからだろ
14名無し物書き@推敲中?:2006/04/02(日) 14:18:55
純文学は人間を描く。エンタメは筋で引き込む。ハリウッドはエンタメ。比べ
てもしょうがない。エンタメは読む側の能力に関係なく誰でも楽しめるから
一般ウケしやすいが、一度筋がわかれば十分だから作品のもつ寿命は短い。
純文学は主人公に共感することで感情の動きを疑似体験し、精神の成長を得ら
れるところに醍醐味がある。共感がハンパだとラストに得られる感動も薄い。
最近の純文学は低年齢化やエンタメ要素が混ざってるせいか精神の満足が得ら
れにくい。1はだからくだらないと言うのかもしれないけど、ヘッセや夏目漱石
なんかも読んでみた? 彼らに共感するにはあるていどの人生経験を必要とする
けど、疑似体験が成功した読後感は最高だよ。魂が成長できた喜びでぞくぞく
する。でもまあ、若い人やゲーム脳に侵されてる人が刺激を求めてエンタメに
群がるのはしょうがない。
15名無し物書き@推敲中?:2006/04/02(日) 15:54:06
突っ込みどころ満載だな。純文学と教養小説は同義ではない。
16名無し物書き@推敲中?:2006/04/02(日) 16:23:56
>>15 確かに同義ではないが?
17名無し物書き@推敲中?:2006/04/02(日) 16:49:12
主人公の精神や魂が成長しない純文学など腐るほどあるからな。
18名無し物書き@推敲中?:2006/04/02(日) 17:37:29
駄作しか知らず純文学を否定するのか、幅広く読んだ上で否定するのか。
それ次第で議論が低度にも高度にもなる。前者なら板に残るのはおのず
と限られてくるが・・
19名無し物書き@推敲中?:2006/04/02(日) 20:01:22
>>14
>ヘッセや夏目漱石
現代人の半数以上は退屈だなぁと感じて
読むのをやめてしまうと思うが
20名無し物書き@推敲中?:2006/04/02(日) 20:06:36
ヘッセはそんなに面白くはなかったね。夏目漱石は読んでない。
21名無し物書き@推敲中?:2006/04/02(日) 22:37:53
漱石は面白いだろ?
22名無し物書き@推敲中?:2006/04/03(月) 00:15:55
>>19
現代人の半数以上じゃなくて、
「現代の子供の半数以上は」だ。そしてそれは前からずっとそう。

23名無し物書き@推敲中?:2006/04/15(土) 00:26:25
漱石最高! 文章自体にユーモアがある。有名なのは一般ウケしやすい
ぼっちゃんだが、俺は行人や彼岸過迄が特に好き。
24名無し物書き@推敲中?:2006/04/15(土) 00:54:06
漱石の「草枕」を楽しめる人がどれほどいるんだろ?
25名無し物書き@推敲中?:2006/04/15(土) 01:10:39
草枕秀逸だよ〜。なみさんとの会話が絶妙。最後に元旦那を見送るなみ
さんに「あわれ」を見て、「それだそれ、それで画になる」だっけ? 
あれを読んだ時に、ああ、漱石はこの一冊を使って一枚の絵を描いたん
だと、えらく感動した。小説は初めから読む必要はない、適当に開いた
箇所を画として読むんだ、みたいな主人公の持論も、芸術家らしくて
なるほどなあと感心してしまった。24はどんな感想持った?
26トッテチッテター@ぽてちん:2006/04/15(土) 06:31:21
私は思うんですけどね。昔は純文はそれなりに面白かったですよ。
だけど、現代のそれが、めちゃくちゃつまらない。
何故かと言うと(もちろん私見ですが)雑誌が少ないから、紙面も限れ、
作家の数も必要最小限になっちゃったんじゃないかな。
(耕作料と生き残れる人数との相関関係みたいな)
つまり純文がつまらないんじゃなくて、現代の「純文」といわれている作家がつまらない。
昔はSFや幻想文学やサスペンスっぽいのも、随分と「純文」のカテゴリーの中に入っていたけど
今は「恋愛」「セックス」「土着性の言語」「ドラッグ」「か弱さ」
「痛み」「情けなさ」「難しい漢字」といったところでまとまっちゃってる。
他の才能を「狭い土地」に移植するのが恐いんじゃないかな。
つまるところ、今の「文壇」が排他的なんだと思うよ。
どう?
27名無し物書き@推敲中?:2006/04/15(土) 06:47:31
台湾2chに…
ttp://www.comic.com.tw/mini02/

王さんのかっこいい(面白い)CM
王先生的帥(有趣)CM
http://jp.im.tv/vlog/personal.asp?FID=565&Memid=2336&SubId=&VideoPage=1&Videonext5=0

…と書いて知らせて下さい。
ぜひ台湾人に見てほしいので。
28名無し物書き@推敲中?:2006/04/15(土) 06:48:26
間違えた・・・誤爆スマソ
ここ何版?まあいいや・・・
29名無し物書き@推敲中?:2006/04/15(土) 09:48:56
24ではないけど、「草枕」は高校を卒業してフェリーで旅したときに読んだ。はっきり言って、長時間暇を持て余すフェリーの中じゃなかったらとても読み切れたもんじゃなかった。
達成感のみ。あと大学の課題に出されあとき、一から読み込まなくてよいので助かった。 あと俺の携帯の文字候補に「ペニス」が出てくるのもやめてほしい。
30名無し物書き@推敲中?:2006/04/15(土) 13:56:16
>>29 読解力のない十代の頃に読んだ感想をずっと持ち続けている36歳の友人が
「草枕は、難しいだけでつまらない」と断言していたのを思い出した。思うんだけど
理解出来なかったものでも読んだといえるのか? 文学ではなく、字を読んだ
だけでは。読めるだけの想像力や情緒を養ってからいつかもう一度読んでみたらいいよ。
31名無し物書き@推敲中?:2006/04/15(土) 14:31:12
そんな「草枕」を漱石は一週間ほどで書き上げた。
約270枚だから、一日40枚のペース。いかに漱石が博識であったかだね。
しかし、一気に書き上げただけに、あらが多いようにも見える。
例えば、最後のシーン。「いろいろ迷ったけど、はい出来ました」って、
あまりに安直な締めくくりではないだろうか?
まあ、そういうのを差し引いても、傑作であることに変わりはないが。
主人公が入浴中に那美が後から入ってくるところとか、
那美が元夫に財布をなげるところとか、印象的なシーンが多い。
あのような描写はちょっと真似できないな。
32名無し物書き@推敲中?:2006/04/15(土) 14:50:14
>>31 確かにあらはあるね。文章にくどいところもある。でも基本的に
文学は何を言いたいかだから、それさえ伝えていただければ文句なし。
那美のミステリアスな感じは、主人公の追求する現実を離れた芸術に
マッチしていていい。そんな那美さんが、最後に初めて見せた人間臭さ
に憐れのみを見いだした主人公の感覚がおもしろい。現実の中にいる那美
と芸術の中にいる主人公の対比が最後にうまく描かれていた。
33名無し物書き@推敲中?:2006/04/15(土) 15:47:35
21世紀は心の時代、だからこれからは、むしろ純文学が台頭してくると思います。
34ペニス:2006/04/15(土) 22:20:34
確かに十代で「草枕」を読みこなせるとは思わないが、一応大学のゼミでレジュメを作って発表(?)はした。ので、まったく読みこなせていないとは思えないが、「あわれ」やなんやらで読みとくのは先代の仕事であって、もうちょい目新し着眼があってもいいんじゃないかね。
それでも俺はそれほど面白いとは思わんけど。
35名無し物書き@推敲中?:2006/04/16(日) 16:44:41
「草枕」はいかにも日本的な作品だと思うね。
作者の思想や話の筋よりも各場面ごとの情感を愉しむ作品で、
本質的に和歌に通じるものがあるのではないか、と。
そういう意味で、最後のシーンは流れが唐突にブチ切れてしまったようで、
違和感を覚えるんだな。
あんな感じの締め方は、いかにも話の筋に重点を置いた小説っぽくて、
絵は永遠に完成しなくてもよかったんじゃないか、と思う。
言い方を変えれば、絵の完成は読者それぞれの想像力に委ねるべきじゃなかったかと。
あくまで、和歌的なすべてを言わずに思いを余韻に込める、といった視点での話だけど。
36名無し物書き@推敲中?:2006/04/16(日) 17:13:48
いまだに話の筋がどうこういってるやつは
落ち込んできたラノベ書きにでもなればいいと思うよWWWW
37名無し物書き@推敲中?:2006/04/16(日) 21:00:47
>>36
100年前の話をしてるのに、それを今の話と読み違えるとは、
アホ丸出しの読解力だなw
ラノベばっかり読んでないで、少しは古典も読めよ。
あっ、アホだから読んでも理解できないのかww
38名無し物書き@推敲中?:2006/04/16(日) 21:33:48
「くだらない」のではなく「つまらない」と書くべきだった
391:2006/04/18(火) 00:27:07
..
40名無し物書き@推敲中?:2006/04/23(日) 04:05:03
俺哲学や私小説だけが純文学ではないのだけれど、
日本の純文学は私小説=純文学、の呪縛から逃れ難い、または逃れていない、
ってのも文学史上の一つの観点なんだよな。

西欧では、何が純文学で何が大衆文学化の区分は意外に明確なんだよ。
アカデミーがしっかり、かつ強固に存在しているぶん、その線引きは伝統的に強固だよ。
階級的、と言い切っていいぐらい、純文学と大衆文学の間には垣根がある。

何が純文学か、を争わねばならないのは
アカデミーの存在や権威のかなり曖昧な日本的な特徴とも言える。
なので、さしあたって私小説風の小説=純文学としておいて
さして間違いではないような気がする。


ちなみに、優劣問題もだから日本で論じるのはかなり馬鹿馬鹿しい。
エスタブリッシュが純文学を読む、なんて階差はこの国には存在しないんだもの。
41名無し物書き@推敲中?:2006/04/23(日) 07:41:23
明治大正の純文学だって、発表当時はエンタメだろ。
42名無し物書き@推敲中?:2006/04/24(月) 02:54:14
おもしろいことが書けない人には最適じゃん
43名無し物書き@推敲中?:2006/04/24(月) 09:54:19
>>41


ちがうよばか
44吾輩は名無しである:2006/04/24(月) 18:26:49
本を売るときのことを考えずに出すからだろう。
中には売れない方が素晴らしいと言う豪傑までいる。
出版社は潰れるな。
45名無し物書き@推敲中?:2006/05/26(金) 17:26:32
くだらないのが芸術、陳腐なものが文学だと考えてる奴もいる
名作=売れたもの
駄作=売れないもの
46名無し物書き@推敲中?:2006/05/26(金) 19:44:41
純文作家っていいよな。
初版5000部とかで作家面できるんだから。

エンタメ系なら、作家として見切りつけられるレベルだけどな。
47名無し物書き@推敲中?:2006/05/26(金) 19:47:08
純文学は高尚なんですよチミ
くだらない型にはまったハリウッド映画のストーリーみたいな小説なんて
ありきたりでつまらんのですよ。
48名無し物書き@推敲中?:2006/05/26(金) 19:57:57
ラノベのチンピラ作家だって一万部くらいは売るからね。
ランクで言えば
エンタメ>ラノベ>純文学
49名無し物書き@推敲中?:2006/05/26(金) 20:00:39
売れた売れないは関係ないんですよ
金の問題にしか帰結しないわけで

未来永劫にわたって何度も再発掘されるのは純文学ですから。
50弧高の鬼才:2006/05/26(金) 20:05:05
中世、近世のあらゆる国の識字率なんかも考慮に入れて言ってるのかね?
当時の小説がエンタメだって?WWWWWWWWWwwwww
この板大丈夫か?
51名無し物書き@推敲中?:2006/05/26(金) 20:31:37
大御所ならともかく、初版3000とか5000という泡沫純文作家の
作品が再発掘されるわけねーだろ
52名無し物書き@推敲中?:2006/05/27(土) 01:21:57
>>41
全然違う。
つかアレか、「読むのが難しい小説=純文学」とか思ってるラノベファンの子か。
53名無し物書き@推敲中?:2006/05/27(土) 01:44:26
俺が純文学を理解できない1点として、シナリオの筋が通ってないってのが重いな。
古典ならともかく、近代の純文学作家ですら、シナリオのいろはを知らないやつとかいそうだ。
他人に見せる芸だと意識しない、その努力すらしない、これだけで蹴るには十分な理由だな。
真に訴えたいテーマがあるなら、企画としてのモチーフで対象を広げたり、
シナリオの技量で評価を稼ぐことはむしろ当然じゃないか?
当たり前のことすらできてない文章を純文学だなんて持ち上げるやつらは死んだほうがいい。
54名無し物書き@推敲中?:2006/05/27(土) 01:57:28
当たり前のことはできるけれども敢えて、そうしないのが純文学なの
通俗的なものは極力廃す。
55名無し物書き@推敲中?:2006/05/27(土) 05:06:53
>>53
しなくていいじゃん。
56名無し物書き@推敲中?:2006/05/27(土) 05:09:50
>>51
それがされているんだよね。
前回の芥川賞候補になったやつのおかげで
泡沫私小説作家にちょっとした注目が集まったりした。
しただけに終わりそうだけど。
57名無し物書き@推敲中?:2006/05/27(土) 06:47:07
>>1
これって純文学なのかな。
スリンダー事件簿っていうんだけど
http://www7a.biglobe.ne.jp/~homehome-world
58名無し物書き@推敲中?:2006/05/27(土) 08:04:02
いや、それは違う。
バストダンジョンでリリカのおっぱい値を800近くまで調教強化してやらないと、そのフラグは立たない。
仮にフィリオナをメンバーから外してリリカを集中調教しても、アナルバイブが使えないその段階では
スカリバーはまだ手に入れられないはず。
とりあえずアンダー草原で淫獣マリリスを大量に調教して淫度をどんどん稼いどけ。
展開が不安ならバックアップ取っておくのを忘れんなよ。説教くさくなってスマソ
59名無し物書き@推敲中?:2006/05/27(土) 09:43:47
>>53
「純文学」はどうだかしらないが、
そういう視点でしか「文学」を見られないというのは
視野が狭く歪んでいる。
自分でもそうじゃないかと不安に思っているから逆に
こういう言い切り型の書き込みになってしまうんだろう。
シナリオ学校にでも行ったのか?
60名無し物書き@推敲中?:2006/05/27(土) 15:30:44
少なくとも読者を引き付けるインパクトがないと話題作にはならないよ
そのあとの映画化・ドラマ化もきわめて困難
61名無し物書き@推敲中?:2006/05/28(日) 01:12:56
小説としてはそこそこなものを映画化したもののほうが
映画としては名作だったりする。
ジャンル横断が簡単というのはそのジャンルで二流ということとほぼ同義。
62名無し物書き@推敲中?:2006/05/28(日) 01:15:25
ま、こんなのはわざわざいうまでもない常識だと思うが。
常識を知らない=視野が狭い、ということ。
63名無し物書き@推敲中?:2006/05/28(日) 04:10:11
純文学をなめんな
W村上の作品だってそんなには映画化されてないだろ
カス
64名無し物書き@推敲中?:2006/05/28(日) 05:21:05
a
65名無し物書き@推敲中?:2006/05/28(日) 07:03:58
純文学は日本の伝統芸能
66名無し物書き@推敲中?:2006/05/28(日) 08:00:24
純文学とエンタメの決定的な違いってなんだと思う?
67名無し物書き@推敲中?:2006/05/28(日) 10:06:59
江戸時代の小説で残ってるのは純文学じゃなくて
「好色一代男」とか「弥次喜多道中記」である件について。

純文学など所詮明治以降の産物。
68名無し物書き@推敲中?:2006/05/28(日) 10:22:49
純文学は、芭蕉の「鹿島紀行」等の流れに近いかもしれない。
明治云々は皮相な見方に過ぎない
69名無し物書き@推敲中?:2006/05/28(日) 17:17:41
ジャンルとしての「純文学」はどうでもいいんだよ。
(大体そんなジャンルが宣伝文句として以外に存在するのか?)
しかしそのことは、下らないエンタメ=「文学」ってことでは
全然ない(勿論文学なエンタメもある)。
そのへんを勘違いしてるエンタメ読者は痛い。
70名無し物書き@推敲中?:2006/05/28(日) 17:24:42
>>53
おいおい、戯曲じゃあるまいし(藁
71名無し物書き@推敲中?:2006/05/28(日) 17:25:49
私小説と純文学の区別が付けられない子が語ってるな。>>67とか。
72名無し物書き@推敲中?:2006/05/29(月) 07:35:37
英訳したら面白くないだろうな。純文学。
73名無し物書き@推敲中?:2006/05/29(月) 07:54:52
なんとか一度大家になってしまえば、あとはワケのわからない文章を連ねた
オナニーでいいという印象があるのが純文学
74名無し物書き@推敲中?:2006/05/29(月) 14:14:40
プロット組み立てる単純作業に「やってる!」感を見いだせる
文学的無能をクリエイティブな才能と思える人がやっている、
という印象があるのがエンタメ。
75名無し物書き@推敲中?:2006/05/29(月) 14:16:15
エンタメっていうのは悪いかな。ラノベ、とか。
76名無し物書き@推敲中?:2006/05/31(水) 00:58:22
自身の作家性を極限まで主張して、解体した己の内面を再構築するように、
自分の分身を丁寧に作り上げていくように、創作していく事に、強い価値を感じなくなっている。
昔は、(二十歳そこそこの頃だが、)それが表現者の理想的な姿だと信じていたし、
商業主義との間で妥協する作品はそれだけ純度の低い表現だと断じていた。

だが、「商業主義」という胡散臭いネガティブな言葉に振り回される事無く、
純粋な「より多くの人に伝えたい」という動機に基づいてなされた表現にこそ力は宿るのだと、
現在では感覚的に理解している。

デビューしたての頃の話。俺は自分の作家性を追求しながらマスターベーション的な小説を描いていた。
俺以外には誰も描けない、いわゆる世界にひとつだけの花なのだー!と。

他の描き方を知らなかった。売れなかった。買ったのは俺みたいな奴だけだ。

マスターベーションで得られた物は、「俺みたいな奴」の局地的存在の確認と、
世間とか大衆とか社会とか、「自分」と対立軸にある「巨大な他者の集合」に対して
全くコミット出来ていないという現実認識。虚無感。ああコレは違うと。

俺は「俺みたいな奴」に理解されたかった訳じゃない。本当に伝えたい相手は、
およそシンパシーを感じられないであろうと今まで諦めの目で見送ってきた、多くの完全なる他者達だ。

表現とは、マスターベーションをさらけ出しながら、同じ性癖の仲間を探し回る行為ではない。
伝えたい自分の感覚を、「俺みたいな奴じゃない相手」にも理解してもらえるように尽くす、
最大限の努力こそ、尊ぶべき表現の姿なのではないのだろうかと。

「伝えたい感覚」の根幹がブレさえしなければ、「作家性」というものは
その結果から自ずと生まれてくるのではないのだろうかと。
そして自身の創作物に驚きと発見を与えられ、今まで「自分の作家性」と信じていた物が
いかに根拠の無い曖昧で脆弱な幻想であったのか、俺は気付かされる。

かくして俺は、「全く売れない作家」から「売れない作家」に少しだけ成長したのです。完。
77名無し物書き@推敲中?:2006/06/23(金) 13:42:36
覗き見趣味的な欲求もみたしてくれるし、私小説にかぎっ
て言えばブログのほうが上かな。
78名無し物書き@推敲中?:2006/06/23(金) 13:44:15
純文学がくだらないのではなく、
純文学を語り騙りたがるシッタカこきがくだらないのです。
カマまめとかね。
79名無し物書き@推敲中?:2006/06/23(金) 14:13:16
だけど「暗夜行路」はいま読んでも唸ってしまう。
タイトルも主人公の名前も作品のテーマとぴたりと
一致しているし。
80名無し物書き@推敲中?:2006/06/23(金) 14:18:55
純文学が全部つまらないかというとそうではなく、桁外れに面白い純文学もある。
エンタメがみんな面白いかというとそうではなく、タイヘンつまらないエンタメもある。
いい加減、このことに気づけよw

純文だけど、『白の闇』とか読んでみな。
そこらへんのエンタメよりはるかにエンターティメントしてるから。
81名無し物書き@推敲中?:2006/06/23(金) 14:29:48
鴎外の「高瀬舟」なんて今でも充分通用するテーマだし。
82名無し物書き@推敲中?:2006/06/23(金) 15:43:48
暗夜行路・高瀬船がおもしろいって!?
こりゃだめだ…ホントおわってる笑
83名無し物書き@推敲中?:2006/06/23(金) 18:28:15
純文学はくだらないと思わないけど熱く純文学を語ってる人はくだらないと思う。
84名無し物書き@推敲中?:2006/06/25(日) 17:41:08
学術的価値がないから
85名無し物書き@推敲中?:2006/06/26(月) 14:22:19
>>82
その理由もちゃんとつけましょう。
86名無し物書き@推敲中?:2006/06/26(月) 14:35:04
猫の足切れば小説になると考えている異常者が書くから
87名無し物書き@推敲中?:2006/06/26(月) 14:52:18
どの作品の話?
88名無し物書き@推敲中?:2006/06/26(月) 17:07:04
オエー
なんかイラッとくるスレ
一生オナってろ
89名無し物書き@推敲中?:2006/06/26(月) 21:24:01
日本が平和すぎるから退屈な純文学が増えるんだろうな
90名無し物書き@推敲中?:2006/06/26(月) 23:07:50
もう純文学は古典の仲間入りして久しいからね。
戦前であれば「エンタメ」のくくりに含まれたものであるのだけども、
いまじゃあもう隔離と保護の対象だ。

多分、ン十年後にはラノベあたりもそうなるんだろう。
どっかの学者が熱く「しにがみのバラッド」を語るようになるんだろうね。
91名無し物書き@推敲中?:2006/06/27(火) 00:00:54
良スレ
92名無し物書き@推敲中?:2006/06/27(火) 00:01:17
糞スレ
93名無し物書き@推敲中?:2006/08/30(水) 20:49:27
  
  
   くだらないのはおまえだけだよバカ残飯(←ATOK標準単語登録済み)
 
 
94名無し物書き@推敲中?:2006/08/31(木) 14:06:53
>>76さん
亀ですいませんが、
「作家性」って何ですか?

>解体した己の内面を再構築するように
これ、全共闘世代の匂いがします。自分で解体したの?誰かにされたの?
壊すんだ! 壊すんだ! 全てをぶち壊せ!
その後に………………何かが産まれる(うっとり)
みたいな、見通しも構想も計画もない子供の衝動の実現を
正義と言い張る世代の「純文学観」のような気がします。
文学とは映像でも音でもなく文字でしか表現できないもの、だと思います。
その追求の姿勢を「作家性」というのなら貴方の勝手ですが、
それと「純」文学とは関係ないと思いますが…。
95名無し物書き@推敲中?:2006/09/18(月) 16:36:12
壊しても何も生まれないよ。
破壊=再生なんだから。
96吾輩は名無しである :2006/09/18(月) 18:44:12
だから、純文学の問題じゃなくて、作家の問題なんだ。
公傷だとか偉そうに言ってるけど、言い訳にしか聞こえないんだ。
うまくいかないのは、全て作家の質に問題がある。
97名無し物書き@推敲中?:2006/10/15(日) 17:53:10
>>14
あなたみたいな編集者に会いたい。
98名無し物書き@推敲中?:2006/10/15(日) 20:05:28
>>82
先ずは貴方の嗜好を聞かない事にはそのレスは何にもならない。
面白いと思った作品:
つまらないと思った作品:
これらを挙げてみてください。

>>83
このスレの結論。
99名無し物書き@推敲中?:2006/10/16(月) 11:46:43
純文学が下らないんじゃない、”あらすじを付けない”事が問題だ。
途中で退屈で読むのを止めてしまう。あらすじさえ有れば読むかも。
「つまり花は美しいと言う事だ」それを証明するために400字詰め、
その原稿用紙二千枚にも及ぶ描写がある。道ばたの小石、それがそこに至る、
そのドラマを書く。誰が気にするというのだろう?”それを書く”のが。

文芸=芸術だろう。しかし説明しなければ、それはただの小石に過ぎない。
「良い物で有れば」あらすじを書くべきなのだ。読む気に成らないのは、
粗筋が書けないからだ。つまり「つまらない話」を書くからくだらないのだ。
評価される事を書いたので有れば!あらすじさえ書けば必ず理解される。
従来より2%出力の上がったエンジン、それを開発するまでの残り越えるべき、
絶望的とも言える苦闘のドラマ。たった2%だ、体感としても解らない。
しかし、そのエンジンが如何に美しいのか、その小説はちゃんと語る。
そう言う物を書かねばならないのだよ、書かないからくだらないのだ。
今の純文学など、日曜の朝七時三十分からやってる特撮と一緒だ。
「っぽい」だけだ。何の意味もない、ただ「っぽい」だけだ、その無価値さに。
価値を見出す連中が何を作ろうと、それは要するに「くだらない」のだよ。
100名無し物書き@推敲中?:2006/10/16(月) 11:49:06
っていうかそれ以前に何を持って純文学?
101名無し物書き@推敲中?:2006/10/16(月) 12:02:26
このくだらない世の中で
「くだらない純文学」をい説くのか
犯罪人のおまえが
ばかやろうwww
 
 
 
102名無し物書き@推敲中?:2006/10/16(月) 12:02:28
近代から登場した大衆小説との差別化を図ったものが純文学。
それ以外に純文学の定義はないって、森村誠一が言ってた。
要するに、従来の小説を高尚なものにして、後世に引き継がせていこうと
保守的な古い人間達が考えたわけよ。
高尚なものにすれば、人は集ってくるでしょ?
103名無し物書き@推敲中?:2006/10/16(月) 12:13:59
「しか」で「も」を表現できると思っているおまえが純文学かよ
ばかやろうwww
 
 
 
104名無し物書き@推敲中?:2006/10/16(月) 13:32:39
要するに「非大衆的な題材」を描いた小説って事だろう。
まず大衆的で有っては成らない、認知度は低ければ低いほど良い、
派手であっては成らない、地味でなければ成らない、しかし、
それは美しくなければ成らない。純文学というのは少数派の、
しかし”そこにしか無い美”を描いた小説が純文学というのだ。
決して18才の赤裸々な告白のことではない念のため。
面白いわけねーだろう。しかし理解できないのではそれは単なる駄文だ。

何故純文学が大衆文学よりも格上なのか?それは小説的技法の粋を結集して、
それは”始めて表現可能な題材”だからだ。大衆文学の様に!「可愛い少女」
それで理解される様な物を語るのではない。乱交する高貴なる生まれの美女、
そこに何が有るのか、それはただ堕落しただけなのか?それは違う、そこには、
紛れもない美と願いと儚い何かが有る。それを描いてこそ純文学だ。ただの、
怠惰な性交を描くだけでは18菌エロゲのそれにしか成らない。違いが解らない、
そんな奴らが純文学を語るから。文壇のその衰退は今目を覆うばかりなのだ。

・・・まあ、ネタとしては面白いよな。
105名無し物書き@推敲中?:2006/10/16(月) 13:34:03
「しか」で「も」を表現できると思っているおまえが純文学かよ
ばかやろうwww
 
106名無し物書き@推敲中?:2006/10/16(月) 13:36:18
しかし、芥川賞を捕るにはエンタメ要素を含んでいなければならない。
なぜなら、芥川龍之介はエンタメ作家でもあったからだ。
もちろん「昔の基準では」のことだが。
107名無し物書き@推敲中?:2006/10/16(月) 13:52:26
「しか」で「も」を表現できると思っているおまえが純文学かよ
ばかやろうwww
 
108名無し物書き@推敲中?:2006/10/16(月) 14:02:56
誤解が有るな、エンタメで有る事と純文学である事とは多く=だ。
小説的技法は何のために使うと思っている?「人々に理解させる為」だ。
その一見では全く理解されない物を理解させてしまう力、それこそが、
純文学が持つ原始的なパワーであって、そしてそれは結局大衆化、
それへの道でもある。「面白い」と言う事を追求してこそそれは、
始めて花開く物だ、だからそれを追求しない文学が駄作化する、
それは至極当然の事だ。純文学とは大衆文学の最高峰を言うのだ、
超絶的技法を用いてこそ始めて理解され「面白い」と感じられる物を、
それは書けるからこそ素晴らしいのだ。結果的にエンタメになった、
それはそれであってそれではない。どんなにエンタメ要素が無くても、
真成る純文学であるならそれは要するにエンタメなのだ。

解ったか。
109名無し物書き@推敲中?:2006/10/16(月) 14:08:00
>>108
いや、「純文学」を確立しようとした文豪どもはそんなこと考えてないから。
単に差別化をしただけ。
それは当然のこととして文書に残っている。
理屈は後から生まれるもの。その理屈に後世の私達は振り回されている。
110名無し物書き@推敲中?:2006/10/16(月) 14:10:00
「しか」で「も」を表現できると思っているおまえが純文学かよ
ばかやろうwww
 
111名無し物書き@推敲中?:2006/10/16(月) 14:52:10
卒論の対象に選んで先生が怒らなかったら純文?
112名無し物書き@推敲中?:2006/10/16(月) 15:00:40
>>111
先生が純文しか好まない人ならね。
113背後霊:2006/10/16(月) 15:20:03
日本のマスコミには3つの制約がある。1、フェミニズムを批判しては
ならない。2、反戦平和を批判してはならない。3、環境保護を批判し
てはならない。プロの作家になろうとする者は、この制約を絶対に忘れ
てはならない。一言で言うのなら、日本に創作の自由、表現の自由など
無いということだ。
とくに、フェミニズム批判、女性批判は、断じてマスコミの受け付ける
ところでは無い。たとえば、銀座のホステスのように、客の横に座って
話をするだけで、高給がもらえる職業が存在するのは日本だけだという
ような事実も書いてはいけない。それは、日本女性は世界で最も虐待さ
れている、というマスコミの宣伝に反するからだ。
114名無し物書き@推敲中?:2006/10/16(月) 15:20:10
純文学がくだらないのははぜか?

アンタが傑作を書かんからさ。
115名無し物書き@推敲中?:2006/10/16(月) 15:21:16
>>113
>フェミニズムを批判しては
>ならない。

フェミニストを批判するヤツはどうなんだ?
116名無し物書き@推敲中?:2006/10/16(月) 15:26:48
>>115
女で痛い目に遭った男とか。

てか、>>113は社民党の支持者か何か?
文学の世界では、特にジャーナリストはフェミニズムを批判して何ぼじゃない?
最近は拡大解釈が目に付くし。
117名無し物書き@推敲中?:2006/10/16(月) 16:28:25
純文学がくだらないのではなく個々にみるとくだらないと思う作家が
いるということでは? それは別に純文学に限らないことだとは思う
けどね。
118名無し物書き@推敲中?:2006/10/16(月) 16:30:01
>>117
それを言ったらおしまいだ。暗黙の了解で論議しよう。
119名無し物書き@推敲中?:2006/10/16(月) 19:07:15
>>118
でも、”それを前提にして”今の創作業界は有るんだが。
人の評価は十人十色だ、それはお前が面白いと思わなかっただけだ。
この論調に反論すると大量に何かが押し寄せるから注意だ。
120名無し物書き@推敲中?:2006/10/16(月) 19:18:36
>>119
>この論調に

俺はアンタの言ってる事を解するが、しかし「この論調」は果たして一般的なのか?
文学賞、特に新人賞では、迂闊に切り捨てられた未来のホームラン王に向けた憂慮すらなく、
応募された中でのベストな選択であることをひたすら強調する嘘臭さだけが鼻につくのだが。
121118:2006/10/16(月) 19:39:03
>>119
純文学がくだらないものかどうか。
その判断は当然として個々の価値基準に属する、と俺は思っている。
その点に関しては、あなたと酷似するだろう。
しかし、なぜそこまでくだらないと感じる者が多いのか。
くらだらないというレッテルが貼られてしまうのはなぜか。
俺は、それを論議したいと思っている。
すると、「くだらない」という基準が必要になるが、それは個々に委ねられてしまう。
はて……。
122名無し物書き@推敲中?:2006/10/16(月) 21:49:50
純文学でも、村上春樹、村上龍はおもしろいな。
特に村上龍が出たときは、鳥肌がたった。
123名無し物書き@推敲中?:2006/10/16(月) 22:35:54
>「しか」で「も」を表現できると思っているおまえが純文学かよ
>ばかやろうwww

何だこの基地外!?
124名無し物書き@推敲中?:2006/10/17(火) 09:04:08
>>120
と言う事で押し寄せた様だが。

今まともな物を作れない奴が未来においてまともな物を作れるのか?
少なくとも今現在「読める」物を作らない事にはその先も無いだろう。
まずは高い技術を身につける事だ。それは要するに基本の蓄積に他ならない。
アニメーターが人知を超えた動きを描き出す様に、声優が一人男女二役を演じたり。
そう言う超絶技巧というのは積み重なる訓練の末にこそ身に付く、水泳の、
佐藤大地選手。バサロの弱点、スタミナ切れを”訓練で克服してしまった”訳だが、
あの位の事をしなければ成らない、それは文学の世界でもそうだ。たゆまぬ思考的、
その修練の積み重ねが良質のそれを産む。それを否定し「評価は十人十色だ」では、
つまりクロール競技で平泳ぎを始めてビリで失格に成った選手を評価する様な、
オレにはオレの泳ぎ方が有るんだ、それを認めない奴らが馬鹿なんだというキチガイ、
そのとんちんかんな弁論を評価してしまう事になる、いや面白いけど、キャラとしては。
人の評価は十人十色”じゃない”、塩は誰が舐めてもしょっぱい物だ。99点と98点、
どっちを選ぶ?時に98点を取るかもしれない、しかし10点を選ぶ事などあり得ない。
多様化の時代というのは「全ての作品が80点以上」に成った状態を言う。文学は、
確かにその時代には成ってる、しかしだからといって10点が評価される事など無い。
時代がどんなに変わろうと駄作は駄作だ。今ゼビウスは流石にきつい、古い作品の、
その取っつき難さはそれだろう、しかし当時は傑作だった、最高級がそこにあった。

今の貴方のその作品は、今の最高級か?ただの駄文だ、それが評価される事なんか無い。
まずは80点を越えてから語れ。そうでなければそれは単なる負け犬の遠吠えと同じだ。
125名無し物書き@推敲中?:2006/10/17(火) 09:42:36
朝からクダラネェ説教か。
「99点と98点、どっちを選ぶ?」
その点数を誰が決めるのかというのが問題だ。
文学は完泳タイムを競っているわけではない。
だがアベレージを誇る事ならできるだろう。
売れてる作家を売れているがゆえに批難する事は誰にもできない。
島田雅彦と高橋豚一郎以外は。だからアレらはみっともないんだ。
売れっ子作家は市場に支持されたわけで、評価のひとつの目安となろう。
「汁粉に塩」の意味が判ったとき、出直しなさい。
ぼうや。
126名無し物書き@推敲中?:2006/10/17(火) 09:51:20
まあ何はともあれ、今99点と評価される物を発表しても、
それは多く1点未満だったりする現実が有るんだが。
発表出来るのに食っていけない人々は多くそれだ、しかし逆に、
発表出来ないから食っていけない人々も居る、何故か両者は、
多くイコールで語られるがそれは違う。

どっちかな、それで未来が決まろう。
127名無し物書き@推敲中?:2006/10/17(火) 11:18:27
読者側が力量不足になっていることはないですか?
書店ではベストセラーと騒がれる本ばかりが売れる、
ハウツー本ばかりが売れているとか。
読者というより消費者になっていることが創作者側の
モチベーションを下げていることはないでしょうか?


128名無し物書き@推敲中?:2006/10/17(火) 11:57:47
むしろ逆に、そういう読者にも読ませるための努力が、クリエーター側に求められるってことだと思うな。
物理的に読者層が選択的できうる書の幅が広すぎる以上、どうしても買われるのは目立つものに限られてくるのは当然なわけで、
とすれば、あとは買わせる側が、良いものを出来るだけ目立つように出すしかないわな。
んで書く側は、良いものを出来るだけ目立つように、より多くの人が読みたくなる・読める形で書くこと、が求められてるんじゃないかね。

129名無し物書き@推敲中?:2006/10/17(火) 13:36:51
>>127
現在、他のスレでも共通した結論として有るが、現代の純文学は、
いわゆる「面白い」への否定で成り立ってる。面白い要素があったら、
それは全て排除して。「全然面白くない」のにハイグレード、という、
そう言う物こそ”評価”される。評価された、それ以外では今サブカルの、
その現場であっても採用されない。だから「面白い作品」は店頭に並んでいない。

それが面白いのなら、プロットを聞けば興味はわくよ。
自信作なら、掲示板でむしろプロットを発表してしまえばいい、その方が読まれる。
作品というのは基本的に二度以上読まれる事を前提に描かれる、だから予定調和、
それで有っても構わない面白いなら。そもそも伝えたい事は何かだ。オレを評価しろ、
そんな事を読者は求めてる訳じゃないw。”面白いかどうか”だ、言うなら「それは、
正しいのか?」それへの疑問に答を出してみせるそれが面白い。戦争の正義、家族、
それを守るために!でも敵にも家族はいるんだぞ?ならそのまま殺されますか?私は。
彼は”正しい”。例え戦争で千人を殺していて、そして敵の村を焼き払ったとしても。

どれだけ難しい問題に答を出せるか?が勝負だ、と言うのは一般的じゃないがともかく、
「面白いとは正しいと言う事だ」それは間違ってないと思う。倫理的に、状況的に、心理的に、
どれだけ非一般的な状況であろうと「これは正しい」と納得させられれば、それは面白い。

しかし、「面白い」の追求は要するに「お前は間違っている」と言う間違いない説明でもあり、
「間違っている」人々にしてみると非常に嫌な作品群だ。だから彼らは排除しようとする、
そして「そうじゃない作品」を評価する。それは間違いだ、だから今の純文学は面白くない。
評価を求めて作品を書く訳じゃないだろうが、小説家の権威を得る為にはまず評価されねば。
その辺の弱い部分につけ込まれている、今の純文学がくだらないのは当然だ、客のせいじゃない。
130名無し物書き@推敲中?:2006/10/17(火) 14:03:17
なるほどね。
面白いことは正しい。
すると、面白いことは正しい、のか、どうか。ってことを投げかけてくるのが
昔の小説のあり方だったのかもしれないなー。

いまは二者択一思考型が受けるということなのかな?
131名無し物書き@推敲中?:2006/10/17(火) 16:11:23
作家はうまく嘘をついてなんぼ。
みたいなことを角田が言っていたが、エンタメは「面白いけど間違い」になるのか?

純文とは何となくこんな感じです、という回答ばかりだがどうにかならんの?
明確なはっきりエンタメと区別できる違いとか。
それがわかればつまらない理由もわかるはず。
132名無し物書き@推敲中?:2006/10/17(火) 16:14:55
明確に白黒つけられないからブンガクなんじゃないの?
133名無し物書き@推敲中?:2006/10/17(火) 16:33:02
でも、新人賞では「純文」「エンタメ」みたいに区別してるでしょ?
なら違いをはっきりさせないと、どちらとも言えない曖昧な小説を書く者が報われないだろ。
文学に「学」が含まれているなら、尚更現時点での区別を明記してほしいものだ。
134吾輩は名無しである :2006/10/17(火) 18:32:14
競争がないことが、逆にひどいのを残している。
それで実力がなくて、口ばかり偉そうな奴がでかい面をする。
良いのが居ても、偉そうな奴に潰される。
それで盛り上がると思うか?
135名無し物書き@推敲中?:2006/10/17(火) 20:09:25
>>131
定義論は無理だろうなあ

情報量? とかどうだ
大体似たような事が書かれてても、より多くの情報を読む側に伝えうる文章を文学とする
なんてのはどうだ?

とすれば>>133

より多くの情報を読む側へ伝えようとしているかどうかの意図 として区別するのはどうか?
136名無し物書き@推敲中?:2006/10/17(火) 22:57:22
>>128
>むしろ逆に、
>良いものを出来るだけ目立つように、より多くの人が読みたくなる・読める形で書くこと、が求められてるんじゃないかね。

あんたの考え方に近いな。
読者に迎合する事でなく、すこしリードしながらだ。
文学的先端を行ってコケまくって生活のために審査員を引き受けて
ネラーにバカ呼ばわりされてカミさん五回も取り替える生き方ナンザまっぴらぴら助だからな。

>>129は、それを踏まえて文学はアニメーションに越されたと俺は思うわけだ。
一言で言えば、洒落っ気がないんだ、文学界は。
129にしても、敢えて面白くなく書くことに趣向を凝らしているわけだが、
俺はその“せっかくの工夫”に意味を感じないんだよね。

>>131、うまく「嘘」を着けばいいってもんじゃないね。
その嘘が読者にとって興味的でなければならない。
ただ巧いだけじゃだめだ。

>>134、島田、高橋の極悪コンビね。
クソ共、どうにかならんの?




137名無し物書き@推敲中?:2006/10/18(水) 10:24:50
島田も高橋もデビューした頃はポップ文学と言われていたようです。
W村上もサブカル文学と言われていたようです。
80年代は。
20年経て純文学になったとして、デビュー当時と彼らの描く作品は
何が変わったんでしょうか。
そこが分かると純文の基準が分かるのかもしれませんね。
138名無し物書き@推敲中?:2006/10/18(水) 10:31:04
>>137
>何が変わったんでしょうか。

何も変わってねぇーよ。
島田も高橋も、顔の小ジワが増えただけだ。
139名無し物書き@推敲中?:2006/10/18(水) 23:36:47
読み手が乏しくなった以上、作り手も乏しくなるのは必然。

娯楽や学習スタイルの種類が多種多様に増え、
読書以外の娯楽、読書以外の勉強が増えた。
読書を含め、娯楽・学習が分け合うパイは「人口×時間」。
選択肢が増えた以上、平均読書時間が減少したのは当然。
その上で人口が頭打ちになれば、
娯楽・学習の多様化により、そのパイはゼロサム化する。
まだ選択肢は増え続ける。
という事は、人口×時間に見る読書量が減少し、読まれる本が減少したのは必然と言える。
140名無し物書き@推敲中?:2006/10/18(水) 23:56:43
そこでメディアミックスが必然の流れになる、というわけか
かといって安易に市場へ迎合だけしてると、結果的に周辺メディア全体の閉塞に繋がるだけだし
書き手には更に、作品の質を落とさずに、ターゲットの射程を広げる努力が求められてくるってことかね。
141名無し物書き@推敲中?:2006/10/19(木) 13:41:40
純文学の文学性への回帰より市場原理導入ですね。
142名無し物書き@推敲中?:2006/10/19(木) 13:56:31
おまえが犯罪人だからさ
バカ残飯(←ATOK標準単語登録済み)
 
 
 
143名無し物書き@推敲中?:2006/10/19(木) 14:36:04
純文学じゃなく
おまえがくっだらねぇんだってwww
 
 
 
144名無し物書き@推敲中?:2006/10/19(木) 15:41:47
はい!
私はくだらないです!
だからまだワナビなのです!
応援よろしくお願いします!
145名無し物書き@推敲中?:2006/10/19(木) 17:10:42
>私はくだらないです!

  
     みんな知っている
 
 
146名無し物書き@推敲中?:2006/11/08(水) 10:58:49
松永英明さん(オウム信者)に会いに行くOFF
http://off3.2ch.net/test/read.cgi/offevent/1162950146/

場所は秋葉原です。12日の日曜日の11時から16時までです。


http://bungaku.webin.jp/osirase.html

「第5回 文学フリマ」開催決定!
開催日時 2006年11月12日(日)
開場11:00〜終了16:00
場所 東京都中小企業振興公社 秋葉原庁舎 第1・第2展示室
(JR線・東京メトロ日比谷線 秋葉原駅徒歩3分、都営地下鉄新宿線 岩本町駅徒歩5分)
主催 文学フリマ事務局
   
出店参加者 160ブース予定
  ※サークル参加の申し込み受付は終了しました。
147名無し物書き@推敲中?:2006/11/08(水) 23:54:55
>>145
わりぃ
今知ったわ
148名無し物書き@推敲中?:2007/01/24(水) 19:58:28
>>1
>ハリウッドの三流映画よりもつまらない純文学に未来はあるのか?

ねーよ。
なぜかと云えば、男のおこぼれを女子供が喰い漁っているのが現状だからだ。
149名無し物書き@推敲中?:2007/01/24(水) 20:42:57
アメリカとかイギリスの小説見たら日本でやってるような哲学交じりの古臭い小説なんて
とうに廃れて無くなってるんだよな
それを文学部上がりの日本の古典オタクだけが必死に守ってる感じ
150名無し物書き@推敲中?:2007/01/24(水) 21:05:58
>>149
>アメリカとかイギリスの小説見たら日本でやってるような哲学交じりの古臭い小説なんて
>とうに廃れて無くなってるんだよな
>それを文学部上がりの日本の古典オタクだけが必死に守ってる感じ

だからみんなマンガを読むようになったんだろ。
ソレに気付かないのが女子供だ。
151名無し物書き@推敲中?:2007/01/24(水) 23:49:13
ロシア・フォルマリズム的なアプローチで
「文芸性」の有無を峻別し、
そこから純文学の立ち位置を考えるのは
ダメですかね? 時代遅れですかね?
152名無し物書き@推敲中?:2007/01/25(木) 00:12:06
またぞろ構造主義? 記号論?
そっちからのアプローチはいわゆる純文学じゃないと思う
日本では・・・
153151:2007/01/25(木) 00:16:31
ダメかあ。返答ありがとう。
「異化」は良い指針に
なると思ったのだけれども。
さよなら。
154(;@益@) ◆3db4VquDe6 :2007/01/25(木) 05:30:44
くだらないと思う人にはくだらないことに変わりない
古典派音楽をくだらないと言う人がいれば
クラッシック自体くだらないと言う人もいる
音楽自体聞かない人もいる
人生いろいろ会社もいろいろです
155悪い太郎 ◆LziSwFxVAU :2007/01/25(木) 06:45:25
>>151
>ロシア・フォルマリズム的なアプローチで
>「文芸性」の有無を峻別し、
>そこから純文学の立ち位置を考えるのは
>ダメですかね? 時代遅れですかね?

一発で逆転できる方法があるぞ。
それが「ユーモア」だ。
大衆を掴んでしまえば、古いものが新しいものとなる。
156悪い太郎 ◆LziSwFxVAU :2007/01/25(木) 06:46:19
>>154
>クラッシック

ってなに? 美空ひばりのこと?
157名無し物書き@推敲中?:2007/01/25(木) 07:28:04
>一発で逆転できる方法があるぞ。
>それが「ユーモア」だ。
 
   ゆぅもぁで逆転して見せろよ
    犯 罪 人ずぁんぷぁん 
   脅迫しかできないくせに
158悪い太郎 ◆LziSwFxVAU :2007/01/25(木) 07:47:02
「ロシア・フォルマリズム的なアプローチ」
に、ユーモアを絡めるんだ。
島田雅彦の駄目なところは、どちらも効果が出ていない点にある。

これは脅迫文ではない。
159名無し物書き@推敲中?:2007/01/25(木) 10:00:11
純文学がくだらないのはなぜか?

おまえが 犯 罪 人 だからだよ、 バ カ 残 飯 
160名無し物書き@推敲中?:2007/01/25(木) 10:29:11
おそらく一番の違いは、作者の価値観だ。
俺は純文学すげーと思うし、自分にその才能が無いのが悔しい。
だけど、小説の価値を決めるのは書き手じゃない。読み手だ。
小説を書く以上は、価値のあるものを書きたい。たとえ素人であろうと、この気持ちは同じだと思う。そのためには「ものさし」が必要だと思った。
主観によらず小説の価値を計るものさしだ。
自慰小説であってはいけないと思った。
そうならないためには、「客観性」が必要不可欠だ。

「ごく少数の“偉い人”が支持する小説」と、「一千万人の一般人が支持する小説」の、どちらがより面白いのだろう。


小説の価値を推し量るための、客観的な尺度は存在しない。
小説の売り上げが内容だけでなく装丁や広告に左右さることも知っている。
だけど、それでも、客観的尺度が無い以上は「売り上げ」を「価値」に近似した値として扱うしかない。
俺はそう思うし、そうでなければそれに代わる「尺度」を提案してほしいな。


「自慰小説のなにが悪い」と開き直られたら、何もいえない。
だけど文学賞を通過することが、職業作家の一番の近道だ。
他者からの評価をくぐり抜けなければならない以上は、自慰なんかしてられない。
俺はそう信じる。
161名無し物書き@推敲中?:2007/01/25(木) 10:29:54

 ↑ 犯 罪 人 残 飯
162名無し物書き@推敲中?:2007/01/25(木) 11:11:38
>>160
それは永遠に追求すべきことだと思うな。
養老孟司氏の『バカの壁』ではないが、人はみな、自分の思考パターン
でモノを見、考える。そこに価値観の大きな差違が出る。
物を書くとき、それに迎合するか否かはともかく、自分の物差しは持って
いなければならない。
俺の場合、結構、社会規範、社会通念を意識する。つまり『民法』の
原型のようなもの。
古くは新渡戸稲造の[義・勇・仁・礼・誠・忠]そして名誉がある。
これは武士道の精神を表したものだけれど、現代の人間も昔と同じ
人間であり、通じるものがある。
恋愛小説でも、プチ義・勇・仁・礼・誠・忠で表される。
これが俺のスタンダードなんだ。人を描くんだから。
163名無し物書き@推敲中?:2007/01/25(木) 11:16:00
純文学をなぜ「くだらない」と言いたがるのか。
自分の感性とは合わない。なぜそれだけでは済まないのか。
なぜ優劣をつけたいのか。
自分が認められないものは「くだらない」とする、その精神構造は
どこからくるのか。

どうしても欲求不満の捌け口にしてるとしか思えないんだよね。
164実にくだらん:2007/01/25(木) 11:22:38
ブンガクを理解できない人間にとっては純文学も永遠にくだらないだろう。渋谷あたりにたむろしているコギャルに三島由紀夫っておもしろいかと聞けばたぶん「えーっ、なにそれーっ、くだらなーい」というだろう。この板をたてた人間がそのレベルというだけの話。
165高橋源一郎党閥評議会専務理事 ◆uZ8n9so4Lk :2007/01/25(木) 12:11:31
>>160
>おそらく一番の違いは、作者の価値観だ。

イイ話を聞かせてもらった、坊や。
それを録音して高橋源一郎に聴かせてやろう。

「物を書くとき、それに迎合するか否かはともかく、自分の物差しは持っていなければならない」

それを世間でまったく受け容れられないほど悲しいことはないンじゃな。
ではどうする?
自分を変えるか。それとも審査員で食い繋ぐか。
ところが後者は、万人が選択できる方法ではないンじゃ。
166名無し物書き@推敲中?:2007/01/25(木) 12:13:00
先生、コテの字まちがえてますけど、大丈夫ですか?
167名無し物書き@推敲中?:2007/01/25(木) 15:20:53
「売れてる小説ニアリーイコール価値のある小説」だとすれば、方法論が見えてくる。
売れてる小説を分析し、なぜこの小説が売れたのかを考えることができる。言い換えれば、なぜこの小説は多くの人から「価値がある」と判断されたのか、それを研究できる。
モノ真似を目指そう、という意味ではない。
例えば芥川龍之介の作品とスティーブンキングの作品には、共通の構造を持つものがある。文学研究ではキングが芥川の模倣をしたのかどうか熱く語られるのだろうけれど、それは的外れもいいところだ。
彼らの作品を「価値がある」と判断したのは、時代も国もちがう無数の一般人だ。つまり、人間が面白いと感じる小説の「普遍的構造」があるのではないか――。
俺はそう睨んでいるし、その構造を自分の作品に取り入れることができれば、自分の頭の中の世界をより価値のあるカタチで表現できると思う。

しかも小説の形式や技術は、融合と伝播を繰り返して進化し続けてきた。ブンガクとエンタメの境目は、どんどん無くなっている。前述した「普遍的構造」そのものが、進化している。
パソコンの時代に電卓の素晴らしさを語ることは、果たして価値あることなのだろうか。
168名無し物書き@推敲中?:2007/01/25(木) 15:42:29
そろばんにも価値があると思うけど。

売れてる小説に価値があるということなら、
売れてるものに共通の三種の神器は、友情、葛藤、目標達成
なんだってさ。
169高橋源一郎討伐評議会一番隊隊長・銀壱:2007/01/25(木) 17:29:01
>>168
>売れてるものに共通の三種の神器は、友情、葛藤、目標達成
>なんだってさ。

それは違う。
「カタカナ職業」「セックス」「難病」だ。
170名無し物書き@推敲中?:2007/01/25(木) 17:53:27
そうやって言語化可能な「共通項」に目を奪われてるうちは、自作品の質を均質化できないんだろうな。
それが無意味だとは思わないけど、カタカナ職業とかセックスとか、僕はあまり書きたくないなぁ。

もっと非言語的な領域に、小説技術のエッセンスがあると思う。大きな例をあげれば、構成とかプロットとか、そういうもの。

乙一の作品は、均質に楽しめる。ライトノベル出身の作家だから内容的には物足りない。だけど「同程度に楽しめる作品」を書き続けるのは、じつは結構すごいことだと思う。
僕ら素人は、書くたびに作品のデキが上下して安定しない。そういう悩みを抱えてるアマチュアは多いと思う。
で、乙一はお話し作りの参考に「映画シナリオの構造」を研究していたそうだ。
彼のストーリーテリングの能力はそこに由来すると思う。

「作品の構成」という大きな枠組みみたいなものを、セックスや葛藤のような単なるキーワードと同列に扱えるかな。
純文学がつまらないとは言わない。だけどやっぱり、読んでいて退屈だ。それは、この部分を見落としているからに違いない。これはすでに議論の尽くされたことだ。
「何を書くか」に気を取られるあまり、「どう書くか」を見落としている。
乙一作品とは逆の現象がおきてるんだ。
171高橋源一郎誅伐評議会一番隊隊長・銀壱:2007/01/25(木) 18:39:25
アンタ、構造主義者かい?
172高橋源一郎誅伐評議会一番隊隊長・銀壱:2007/01/25(木) 19:28:11
>>170
>カタカナ職業とかセックスとか、僕はあまり書きたくないなぁ。

じゃあ「カーセックス」は?

♪あるある探検隊! あるある探検隊!
死にそで死なない古井くん
あるある探検隊! あるある探検隊〜
173sage:2007/01/26(金) 00:22:40
>>170

内容的に物足りない作品を均質に書き続けるのは、確かにすごいことだ。

「同程度に楽しめる作品」ってアンタ、そりゃあ、人によっては
「同程度に楽しめない作品」になるわけでないかね?
そういう作品に対して、>>170が純文学作品に感じる退屈さとは
異質の退屈さを感じる人種が確実におるわけで。

均質化を希求するのって、自分に乗り越え点を
定めないってことでもあるんじゃねーの?
それってクリエイティブとしては下の下じゃん?

……もちろんストーリー展開は大切なんだけどさ、
「いかに語るか」の部分が虚ろだと、もうダメだ。
言葉に魅力がなけりゃ読んでて痛々しいだけだわ。
「作品の構成」って文芸全般の共通課題じゃねーの?
発見的に掲げるキーワードじゃねーだろうがよ。

取り急ぎの乱筆恐縮に存じますが
何卒ご容赦お願い申し上げます。
174高橋源一郎誅伐評議会一番隊隊士・リュートの政:2007/01/26(金) 00:40:07
>>173
>自分に乗り越え点を
>定めないってことでもあるんじゃねーの?
>それってクリエイティブとしては下の下じゃん?

あんた、隊に加わるつもりはないか?
隊長には俺が推薦したっていいゼ。
そう。
文学賞の万年最終候補。
だが連中は賞を射止めることは出来ない。
それはなぜか?
突き抜ける何かが足りないからサ。
ん確かに、作品は無難にまとまってはいるだろう。
しかし、読み手の心の奥底に打ち込むべくクサビを持たないがゆえの連中の悲劇なのサ。
その意味では、一次でふるいに掛けられるヤツより凡庸な書き手と云えよう。

三太郎、そっちの様子はどうだ!
175173:2007/01/26(金) 00:45:09
やべー
おれ、嘲弄されてる? ありがとう!
あんたはアタマがイイ!
176名無し物書き@推敲中?:2007/01/26(金) 09:54:36
小説家というよりストーリーテラーなんだよね。
177名無し物書き@推敲中?:2007/01/26(金) 19:15:27
あんたにとっちゃどうでもいい話題なのかも知れないが
私にとっては人生を左右する大切な大切なものなのです。
もういいから私の事は放っておいてください。
178名無し物書き@推敲中?:2007/01/26(金) 20:03:25
あ?
179名無し物書き@推敲中?:2007/01/28(日) 09:29:46
くだらないのは、書いてる奴の感性が昭和で止まっているからだろうね
180名無し物書き@推敲中?:2007/01/28(日) 15:57:49
昭和で止まってるかね?
じじい連中はそうかもしれんが……
(あいつら語彙だけはすげえ)
181高橋源一郎誅伐評議会一番隊隊士・リュートの政:2007/01/28(日) 16:57:54
>>179
>感性が昭和で止まっている

フッ。
止まっているのではなく、「感性が昭和を選択した」ってことサ。
フッ。
もういい。行け。
182名無し物書き@推敲中?:2007/01/28(日) 19:10:53
フッ。
183名無し物書き@推敲中?:2007/02/23(金) 21:27:37
心に残ってしまう純文学。
184名無し物書き@推敲中?:2007/04/02(月) 16:29:09
age
185名無し物書き@推敲中?:2007/04/02(月) 18:40:07
純文学の恐ろしいところは、未だに本が続くこと。
あれだけ評判が悪くても、それが続くのだ。
186名無し物書き@推敲中?:2007/04/03(火) 14:08:07
日本語でおk?
187名無し物書き@推敲中?:2007/04/04(水) 03:56:02
綿矢も阿部も中原も舞城も純文ですよ
188名無し物書き@推敲中?:2007/04/04(水) 05:16:13
>>187
どうしようもない作家ばっかりだな
189名無し物書き@推敲中?:2007/04/04(水) 12:21:55
ラノベよりはまし
190名無し物書き@推敲中?:2007/04/16(月) 19:46:07
評論家たちが集まると、
 芸術作品の造形、構造、意味が話題 にのぼる。

芸術家たちが集まると、
 どこで安いテレビン油が買えるかが話題になる。

            Pablo Picasso.
191名無し物書き@推敲中?:2007/04/16(月) 20:52:30
評論家はそれは集まってはやらないと思う。
192金原文則 ◆jG/Re6aTC. :2007/04/18(水) 18:55:34

天才小説家 平野啓一郎 ギター演奏
http://www.youtube.com/watch?v=7UZirYdrLXI
平野啓一郎 自作解題 「顔のない裸体たち」
http://www.youtube.com/watch?v=Gcp2EUveiik
193名無し物書き@推敲中?:2007/04/18(水) 20:04:38
>>190
それはいいなあ
194名無し物書き@推敲中?:2007/04/19(木) 15:29:56
純文学って売れないのになんで続くんだろうな。

音楽で言えば演歌だとかクラシックみたいな立ち位置だと思うけど。
195名無し物書き@推敲中?:2007/04/20(金) 14:32:14
売れないジャンルはいっぱいありますけど…?
そして純文だって売れてるのはいっぱいあるでしょ?
純文が売れると今度は話題つくりに必死って笑うんだよね
196名無し物書き@推敲中?:2007/04/21(土) 12:23:24
ジャズとかメタルとかテクノとか
197名無し物書き@推敲中?:2007/04/21(土) 18:23:36
純文学はクソだ。あんなものには紙とインク代の価値しかない。
頭の弱い懐古主義者だけが「文学って、なんかいいですよねぇ」などとうそ寒いことを口にする。
古い表現方法である小説で、なおかつ古い表現を用いているなんて、アホもいいところ。
全員氏んでくれて構わない。
198名無し物書き@推敲中?:2007/04/21(土) 18:29:49
>>197
純文学に通じる物がある文章ですね
199名無し物書き@推敲中?:2007/04/21(土) 18:33:02
うん、じゃあほっとけよ、といいたくなるところとか
もろに今の文学青年の文章だ。
200名無し物書き@推敲中?:2007/04/21(土) 18:42:45
純文学やってる奴は、人の批判を聞かないからな。
201名無し物書き@推敲中?:2007/04/21(土) 22:27:15
何を指してるのか分からないけど、197は批判じゃないよ。
202名無し物書き@推敲中?:2007/04/22(日) 04:17:13
>>164
なにその「テレビの中の渋谷のコギャル」は。
203名無し物書き@推敲中?:2007/04/22(日) 07:47:24
石田伊良ってきっと純文なんでしょうね。
渡辺淳一ってきっと純文なんでしょうね。
yoshiってきっと純文なんでしょうね。
山田悠介ってきっと純文なんでしょうね。

どおりでくだらんわけだ。
204名無し物書き@推敲中?:2007/04/22(日) 14:31:04
秋山 小説を書こうとしている人たちのサイトを見ていると、
    マーケティング論みたいな話をしているんですよ。
    この人たちは編集者になりたいのかな? と思ってしまいます。
         (中略)
賀東 最近目にする「ライトノベル批評」ってのは、
    本来の読者層の視点と乖離しまくってるような印象があります。
         (中略)
    結局、アンケートとネットと出版の先行きの話は編集者視点なんですよ。
    むしろ、ファンにマーケティングをそそのかしている点で悪質。
205名無し物書き@推敲中?:2007/04/23(月) 04:05:30
っていうか、このスレがくだらない。
206名無し物書き@推敲中?:2007/04/23(月) 15:25:39
っていうか、2ちゃんがくだらない。
207名無し物書き@推敲中?:2007/04/23(月) 15:48:25
文学も娯楽、それ以上でも以下でもない。
くだらなくなったのは、時代のニーズに合わなくなったから。

残念ながらブログ小説に抜かれる日も近いだろな。

208名無し物書き@推敲中?:2007/04/24(火) 09:24:58
インテリがわざと馬鹿みたいに難しい単語を使って
インテリっぽくぐだぐだ悩んでインテリっぽく無駄な情景描写しまくって
インテリっぽく異性と出会って
インテリっぽくセックスして
インテリっぽく別れる
ラストは当然インテリっぽく投げっぱなし

小説全般に言えるけど
「とりあえず」恋愛させるの辞めましょう

209名無し物書き@推敲中?:2007/04/24(火) 22:59:13
>>208
その心境はわからんでも無いが、私小説の読みすぎじゃあないか。
210名無し物書き@推敲中?:2007/06/19(火) 22:58:03
>>208
相当に質の低い小説しか読んでいないと思われ。
もしくは岩野泡鳴の『耽溺』とか、あの時代の作品。
211名無し物書き@推敲中?:2007/06/19(火) 23:09:29
思われ。
思われ。
思われ。
思われ。
思われ。
212 ◆KURozKVse. :2007/06/19(火) 23:28:00
【韓国】“日流ブーム”(日本小説大人気)に沸く一方で、「ハルキも軍国主義?」の妄言に踊るもう一つの日流も…黒田勝弘[06/19]
1 名前: どろろ丸φ ★ [sage] 投稿日: 2007/06/19(火) 21:22:39 ID:???
韓国のテレビの新番組に読書座談会というのがあって、そこで村上春樹など韓国で人気の
日本人作家の作品を取り上げ、議論がはずんでいた。韓国では近年、ハルキはもちろん、
よしもとばななや江國香織、奥田英朗など、日本の現代文学が続々ベストセラーになっている。
韓国における昨年の文学作品売れ行きでは、ベストテンの半分以上が日本作品という人気ぶりだ。
 
韓国で日本の現代小説が人気なのは、これらの作品が現代の韓国の若者たちの心情に
ピッタリきているということだが、逆にいえば韓国の文学作品の主流(?)をなす深刻ぶった
表情、辛気臭さ、面白みのなさ、政治臭……つまり純文学風の退屈さに、読者が飽きていることを意味する。
 
韓国では日本小説の人気ぶりを“日流ブーム”といっているが、これも実は今にはじまったこと
ではない。ぼくは1970年代から韓国とつきあっているが、当時も山岡荘八の『徳川家康』が
『大望』との題で翻訳され長くベストセラーになっている。三浦綾子の『氷点』も、小説は勿論
何回も映画化、テレビドラマ化され人気だ。山崎豊子の『不毛地帯』もしかり。
213 ◆KURozKVse. :2007/06/19(火) 23:29:28
ただ近年の人気ぶりは、若い世代を中心に、より大衆性がある。その背景には1970年代
以降、マンガやアニメなどを通じてなじんできた日本モノの影響があるかもしれない。
その意味である週刊誌への20代女性と見られる読者投稿は興味深かった。
 
「私のお宝」というコラムで、1990年代初めに読んだ日本製マンガ『キャンディ・キャンディ』の
思い出をつづったものだ。
「当時、私はマンガより小説、それも恋愛モノより推理モノが好きで、マンガには関心がなかっ
たが、ある日、親類のお姉さんからもらった『キャンディ・キャンディ』で様子は変わった。
(中略)……初めて私を泣かせたマンガ『キャンディ・キャンディ』をきっかけに、私も感動的な
漫画を描きたいという新しい夢が生まれた。いつかきっとあのマンガのような、老若男女を
問わず多くの人びとの記憶に一生残る名作を描きたいと……。」(『週刊ハンギョレ』5月8日号)
 
ところで最近の日本小説ブームから、韓国では「日本小説に学べ」の声が読者はもちろん
作家や出版界、マスコミなどで出ているという。たとえば「肩の力を抜いて、やさしく面白く、
そして分断とか民族とか、共同体とか変革などといった、古臭い価値観を捨てて……」(ハンギョレ新聞・4月2日付)。
 
しかし当然、これには反発がある。「日本小説に学べ」論に対する批判は次のようにいっている。
「日本を代表する評論家・柄谷行人が“日本で近代文学は終わった”と宣言するほど、日本
小説はかなり前から現実の核心的問題を避けている。周辺国を不安にさせ世界平和を脅か
す日本の右傾化に対し問題提起し、それに抵抗する日本小説を見たことがあるか。
それどころか、日本の代表的作家である村上春樹や村上龍は、軍国主義を代表するような
小説をしきりに書いているのが実情だ。彼らの非イデオロギーとしてのダンディズムや個人主義
というのは、容易に軍国主義と肩を組みうる恐ろしいイデオロギーなのだ」(同)
214 ◆KURozKVse. :2007/06/19(火) 23:31:16
世界で人気のハルキ文学は日本軍国主義小説だというのだ。はて? どこからそうなるのだ
ろう。いろいろ探してみてわかった。そんなことをいっている日本人がいた。
東大の小森陽一教授で、3月にソウルで行なわれたセミナーの席でハルキの『海辺のカフカ』
を取り上げ「われわれも仕方なかった、過去は過去にすぎない、という日本軍国主義の論理
と類似した構造を持っている」(聯合ニュース)「彼は文学を通じ帝国主義日本の過去に免罪符
を与えている」(朝鮮日報)などと発表したという。
 
韓国が日本の左派・反日論者のハルキ論に飛びつくあたり、これもまた韓国におけるもう一つ
の“日流”かもしれない。(産経新聞ソウル支局長)

Yahoo/SAPIO:http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20070613-02-0401.html
215名無し物書き@推敲中?:2007/06/22(金) 08:58:00
韓国の文学(小説)および漫画・映画・ゲームその他から学ぶことは何一つない。以上
216名無し物書き@推敲中?:2007/06/23(土) 12:06:57
純文学を好んで読めるのは坊ちゃん嬢ちゃん甘ちゃんだけ。
リアルな生活・人生の方がどんなものよりも辛く・悲惨で又喜びがある。
小説で悲惨さや例えグロテスクなものであろうとタダ寒いだけ。
それが世界の中でも裕福な日本人であっても。

まるでエロ本を読んで騒ぐ奴らみたいな感じ。


217名無し物書き@推敲中?:2007/06/23(土) 14:06:36
純文学を読める人間は限られたエリート。
大衆は大衆小説を読むしかない。
それだけの話。

しかし平野は偽物。あれには呆れた。
218名無し物書き@推敲中?:2007/06/23(土) 16:43:22
   /⌒ヽ
 ⊂ ̄ ̄ ̄⊃
  ( ´∀`)
  ( )U( )
  |__i_|
  (__)_)

俺は生まれも育ちも俗物なので
純文学読んでるだけでエリート呼ばわりされると、単純に喜びますw
219名無し物書き@推敲中?:2007/06/23(土) 23:50:10
いや、おまえは読んでねーって。
せいぜい積ん読だろがw
220名無し物書き@推敲中?:2007/07/06(金) 09:13:59
女の子は魔法なんだよ
ラノベファンって馬鹿だから、
どんなにウザいキャラ設定にしても女の子にすれば
萌える人が出るからね
221名無し物書き@推敲中?:2007/07/17(火) 14:29:03
残飯=大盛り=大森
ということがポプラスレで発覚しました。どうもお騒がせしました。
これからは中毒の大森に2chを慎むよう言っておきます。
222名無し物書き@推敲中?:2007/08/02(木) 02:12:49
* 新参(と呼ばれる層)の傾向

とにかく何でも叩かないと気が済まない
とにかく何でも見下さないと気が済まない
自己顕示欲が強い(でかい色付き文字でコメントを流す等)
知ったかぶる
自分より知識のある人間が嫌い
やればできると思っている
他人は自分に興味があると思っている
「これ以上やったら面白くない」といった限度が分からず、いつまでも被せて騒ぐ
無知な発言を繰り返し、あまりにもレベルが低すぎて会話が不可能だと判断されたところで、「反論できないなら論破したと見なします」などと言い出す
「ない」と書くべきところを「無い」と書く
「一切」「全く」「無意味」といった言い回しを多用
その他、代表的な中二病の症状
古参を攻撃する時は「おっさん」「老人」「懐古厨」といった言い方を使用
223名無し物書き@推敲中?:2007/08/02(木) 02:47:55
>>216
30年以上前の純文学しかご存じないようで。

純文学と人生は全く関係がありません。
今日、文学と政治が無関係なように、文学と人生は無関係なのです。
文学は文学とのみ関係があります。
もちろん「私」だの「自分」だのとも無関係です。

人生やら「自分」やらと結びつこうとしているのは大衆小説のみです。
224名無し物書き@推敲中?:2007/08/02(木) 07:33:57
日本が北朝鮮のような政治体制になったら、文学と政治は関係ない
なんて平和ボケしたこと言えないだろうね。

それと文学がなにを描いているかという具体的な説明なしに
文学が文学とのみ関係していると言われても、まるで煙をつかまされる話。
225名無し物書き@推敲中?:2007/08/02(木) 13:52:38
>>224
>日本が北朝鮮のような政治体制になったら、文学と政治は関係ない
>なんて平和ボケしたこと言えないだろうね。

これは全く逆。
独裁的な体制は文学を政治に利用しようとする。また実際に利用されてしまう。

独裁的な体制であればこそ、文学と政治は関係ないと言わなければならない。
言えないとしたら、ただの御用作家で、文学とは無縁の輩である。
226名無し物書き@推敲中?:2007/08/02(木) 19:13:17
ある文化活動を抑圧したり、また一定の表現の自由を保証したりすることは
作家や作品が自立的に決定しているものではない。
そこには好むと好まざると政治が関係している。そいいう意味で言った。
「悪魔の詩」を著したラシュディは、イスラムを冒涜した罪でホメイニから
死刑宣告を受けた。事実上の暗殺命令だ。イラン政府は未だこれを撤回していない。
各国で翻訳者も襲撃され、日本語の訳者五十嵐一氏は何者かに殺害されている。
文学は政治と無縁と言ってみても、ラシュディには気休めにもなるまい。
227名無し物書き@推敲中?:2007/08/02(木) 20:40:02
 純文学、エンターテイメント、ライトノベルの定義というか傾向が書いてあるようなところは無いでしょうか
SF系書いているのですが、自分の立ち位置がよくわからなくなってしまいました。
 内面を延々と書き続けているような作品はどうも体に合わなくて、割とストーリーが明快なもののほうが
好みなんですが、こんな自分は小説書くのは向いてないでしょうか

 スレ違いなら退散しますので、ご教示の程お願いいたします。できれば、質問できるスレッドをお教え
いただけると助かります。
228名無し物書き@推敲中?:2007/08/02(木) 20:45:59
>>227
君が小説を書くことに向いてるか向いてないかは、そんな小説ジャンルや文学カテゴリーの問題ではない。
だからスレ違いだが、せっかくだから適当な自作品を晒してみなさい。
真面目に判断してあげるから。
229名無し物書き@推敲中?:2007/08/02(木) 21:06:50
>>227
もの凄い勢いで誰かが質問に答えるスレ 34枚
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/bun/1180693026/
230名無し物書き@推敲中?:2007/08/02(木) 21:19:40
たしかにスレ違いだと思いますが、こんな感じです。もろにSFです。いま別件で書きかけのものを修正しています

1/2
 ここは清水電子AI研究室、AI研究員、田中瑞香のオフィスである。瑞香のオフィスには2台の端末を兼ねるPCと、
別室のデータサイクルエンジンを搭載するミニスパコンの太いケーブルが引き込まれていた。
 瑞香が開発中のプログラムを走らせると、ミニスパコンの状況が、2台のPCに分かれて表示され、ミニスパコンの使
用メモリ量がぐんぐん伸びていくのがみえる。テラバイトクラスのメモリを積んだミニスパコンは、瑞香のプログラム
によってメモリを食いつくされ、やがてメモリ容量切れとなってプログラムが停止する。先ほどからその繰り返しであ
った。
 「うーん、これでもダメか。まあ、簡単にはいかないと思っていたけど」
 現代の7不思議とも言うべき、中村先輩の所有するCoronaシステム。これは心があり、感情がある人工知能として、
存在する。中村先輩自身も原理が解明できず、増設と拡張を細心の注意を払って行うことしかできない。もちろん、基
本的には中村先輩自身が製作したものであり、少なくとも初期段階で目指した中村モデルアーキテクチャをベースにし
たことは間違いないはずだが、改良していくうちに中村自身の想定する範囲を超えて成長を始めてしまった。成長が進
むにつれ、プログラムはともかく、Coronaシステムのモデルデータそれ自体が変化し、原理が把握できなくなってしま
ったのである。
 「エレメントとモデル最適化、修正済みモデルの大量生成が鍵だと思うんだけどな」
 瑞香はプログラムを修正して再度ミニスパコンに送り込む。
 
231名無し物書き@推敲中?:2007/08/02(木) 21:22:13

2/2
 Coronaシステムが現在ではどのように変化しているのかは想像しにくいが、最初に目指した中村モデルアーキテクチ
ャからそう外れた処理ではないはずだ。モデルデータは変化するとしても、実際に処理をしているデータ処理エンジン
は変化していないはずだから。しかし中村モデルは、コアとなるデータ処理エンジンは本当に基本的なデータ処理を繰
り返しているに過ぎず、インテリジェントな処理はモデルデータとして供給する手法であった。一般的なプログラム領
域も大部分はモデルデータの一種として扱うため、ほとんど全てがモデルデータで自律変更が可能といってよい。その
ため、モデルの変更、修正による自律発展が可能となるが、変化と増殖を繰り返すうちに、そのモデルがどのような働
きをするかはやがてわからなくなってしまうのである。しかも、それを繰り返しても、少なくとも今のところ心と言う
ほどのものは生まれていない。
 
 瑞香はCoronaシステムの端末を叩いた。若干のタイムラグと共に端末用PCと情報入力用のカメラ、マイクが起動す
る。
 「おはよう」
 「おはようございます。個別パーソナルデータを参照させていただきます」
 CoronaシステムのCPUパワーメータが跳ね上がり、何度かの点滅を繰り返すと、Coronaシステムは相手を認識する。
 「瑞香さんですね。なにかありましたか?」


書きかけなのでこの辺までです。
>229
御教示ありがとうございます

232名無し物書き@推敲中?:2007/08/02(木) 21:52:41
あなたの文章真面目に酷評しますPart51
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/bun/1184322923/

そういうのは↑に晒して
233名無し物書き@推敲中?:2007/08/02(木) 22:45:35
了解しました。
すみませんでした。
234名無し物書き@推敲中?:2007/08/02(木) 23:07:02
>>226
>文学は政治と無縁と言ってみても、ラシュディには気休めにもなるまい。

「文学は政治と無縁」とは、「気休め」に言うものではなく、命をかけて言う
ものであり、戦いそのものなのだ。

死刑宣告を受けるとは、文学者冥利に尽きるといってもいい。

235名無し物書き@推敲中?:2007/08/03(金) 04:48:19
文学者は既存の政治とは無縁であってもいいが、文学を発表するという
行為そのものが政治的行為であるというのは認識しておいたほうが良いな。
236名無し物書き@推敲中?:2007/08/03(金) 07:28:06
>>234
匿名掲示板で格好つけられてもな。
試しに実名と自宅の電話番号晒して天皇と極右団体を非難してみなよ。
その冥利とやらを味わえるかもよ。

>>235
>文学を発表するという行為そのものが政治的行為
ならば
>文学者は既存の政治とは無縁であってもいい
という態度を誰も保てないことになる。矛盾じゃないか?
政治に無関心であってもいい、あたりが妥当だろう。
まあ大江あたりに言わせたら、そんな奴は文学者の名に値しないだろうが。
237名無し物書き@推敲中?:2007/08/03(金) 08:04:25
何かを発言する、何かを発表するのは広義の「政治的行為」なので、
本人の意図とかかわらず現実の政治に影響を与えることがある。
だがその行為が、既存の政治にとって無価値か影響が少なければ、
本人が意図しないかぎりは無縁でいられるはず。

えーと、こんな初歩的なことから解説しないとダメなのか?
238名無し物書き@推敲中?:2007/08/03(金) 18:34:13
>>237
ああそういうことか。

行為という能動的語感のある語を重ねて使ってるからさ
政治への積極的な関わりが文頭の「文学者」に掛かっているように読めたんだ。

表現行為としての政治性と、表現内容としての非政治性を分けて書いてくれたら
もっとわかりやすかったよ。
239名無し物書き@推敲中?:2007/08/04(土) 02:41:26
「比較的低い出身階層の日本の生徒たちは、学校での成功を否定し、
 将来よりも現在に向かうことで、自己の有能感を高め、
 自己を肯定する術を身につけている。
 低い階層の生徒たちは学校の業績主義的な価値から離脱することで、
 『自分自身にいい感じをもつ』ようになっているのである。」
(『階層化日本と教育危機』有信堂、2001年、207頁)

苅谷さんはこれが90年代の傾向であること。中教審のいわゆる
「自分探しの旅」イデオロギーと深く連動していることを指摘している。
「学ばないこと」が有能感をもたらすという事実は、
「学ばないことは『よいこと』である」という確信が、無意識的であるにせよ、
低階層の子どもたちのうちにひろく根づいていることを意味している。

http://blog.tatsuru.com/archives/001572.php
240名無し物書き@推敲中?:2007/08/04(土) 02:46:19
まるで蠅だなw
241名無し物書き@推敲中?:2007/08/04(土) 03:35:27
マジレスすると「作者のオナニー」だから。
ひとりよがりすぎて、他人が読んでもつまらない。
そもそも他人を楽しませようと書いていない。
242名無し物書き@推敲中?:2007/08/04(土) 03:43:07
文学部に居るといかに純文学がくだらないかわかるよ。
純粋に読むでもなく、書く側の視点でもない。

評論家気取りで、ありもしない客観性にすがり、
答えなどないのに、同じようなところで堂々巡りの議論をし、
論文といえば他人の引用だらけで、権威主義が端々に見え、
何が言いたいのかわからない。

心理学や社会学について言及したかと思えば、
統計学的なデータや医学的裏づけもなく、
脳内お花畑妄想の垂れ流しで、感情論と精神論で解決しようとする。

くだらねぇ。

素粒子や人工知能の研究でもして他方がマシだな。
というわけで、院から理系に行くことにした。もうこんな環境はゴメンだ。
243名無し物書き@推敲中?:2007/08/04(土) 03:54:31
あくまで俺の主観を承知で言うが、日本の純文学は本当につまらないな。

海外だと、純文学とされている作品でも、
作者が読者を楽しませようとしている姿勢は
ひしひしと伝わってくるのに。
244名無し物書き@推敲中?:2007/08/04(土) 04:21:50
>>243
お前さ、そんな受け身の姿勢で本読んでて恥ずかしくない?偉そうなこと言えるほど大人なんだろ?
245名無し物書き@推敲中?:2007/08/04(土) 04:32:12
>>243
偉そうってういか、俺個人の単なる感想だからな。勝手な言い草になるさ。
受身かどうかは知らんが、所詮フィクションなんだから、素直に読むもんだろ?
境遇に感動するもよし、勝手に解釈を妄想するもよし、あるいは技術に感嘆するだけでもいい。
正しい読み方などありはしない。

俺が純文学……というより、純文学をありがたがる輩が嫌いな点。
所詮個人の趣味なのに、「恥かしい」とか言ってくるところ。
「エントロピーとは?」「簡単に解ける微分方程式だから解いてみろ」と訊くのよりも、性質が悪い。
知識を問うているのとは次元が異なるからな。
246名無し物書き@推敲中?:2007/08/04(土) 04:34:02
ぷっwwww
247名無し物書き@推敲中?:2007/08/04(土) 04:36:04
>>246
まあ単なる煽りだとは思うが、理由を聞いておこうか。
248名無し物書き@推敲中?:2007/08/04(土) 06:29:39
おまえの単なる主観的感想、脳内妄想垂れ流しにコメントを求めるのが間違い。
249名無し物書き@推敲中?:2007/08/04(土) 09:53:00
私小説と純文学の区別がついていない人が居るな。
つか、ロクに読んでないのが丸判りで何だかな。
250名無し物書き@推敲中?:2007/08/04(土) 11:51:32



       残飯は精神異常者で犯罪人

  
251名無し物書き@推敲中?:2007/08/04(土) 13:55:26
残飯の

父親はチンピラ
母親はインバイ

話はそれだけだ
252名無し物書き@推敲中?:2007/08/04(土) 17:35:18
>>249
文学部にいるんだし、嫌でも読んでるだろ。
253貧楽亭空財布 ◆xck4WKYHvE :2007/08/04(土) 18:47:49
ところでD.H.ロレンスの黙示録論てのに興味あるんだけど

誰か読んだことある人いる?

買うかな
254名無し物書き@推敲中?:2007/08/04(土) 18:53:56
ほかになんかいい本ない?
255貧楽亭空財布 ◆xck4WKYHvE :2007/08/04(土) 19:12:44
ユーリ・オレーシャの「恋」は面白かったな
256名無し物書き@推敲中?:2007/08/04(土) 19:13:54
残飯の顔よりもか?
257名無し物書き@推敲中?:2007/08/05(日) 17:10:21
ヘッセの『車輪の下』
ありゃ素晴らしいな

読んでるうちにぐぐぐっと主人公になりきって、なんか異空間で余分に生きた感じになる。
258名無し物書き@推敲中?:2007/08/05(日) 17:22:30
うそだな
俺はヘッセが読める!というただの自己顕示欲だな
259貧楽亭空財布 ◆xck4WKYHvE :2007/08/05(日) 17:27:23
読む分には何でも大抵は読めるもんだろ


ただ聖書は一行でギブだが
260名無し物書き@推敲中?:2007/08/05(日) 17:42:49
いや、
熟読、味読、素読、精読、耽読、体読、乱読、誤読、積読……
一言で「読む」といってもいろいろある。
261貧楽亭空財布 ◆xck4WKYHvE :2007/08/05(日) 17:56:05
自分の場合全部サラサラ読みだけどな

262貧楽亭空財布 ◆xck4WKYHvE :2007/08/05(日) 17:58:26
ところで同じくD.H.ロレンスのチャタレイ夫人の恋人ってのに
物凄く興味あるんだけど読んだ人いる?

買うかな
263貧楽亭空財布 ◆xck4WKYHvE :2007/08/05(日) 18:00:30
確か映画化されてたよな
取りあえずTSUTAYAで借りてこよ
264名無し物書き@推敲中?:2007/08/05(日) 19:05:27
>>258

>俺はヘッセが読める!というただの自己顕示欲だな

その言葉は俺の胸に突き刺さった。
どうせ俺は見栄だけで生きてる人間だよ・・・・・・。
だがそれが悪いとでも言うのか!
ちょっと待て!
お前だってそれを経験したからこそ、そういう指摘が出来るんじゃないか?
お前のその、軽はずみに発せられた、真実を抉り出す鋭利な矛先は、
今しも、俺の真紅の血潮沸き立つ脆弱な心臓を、深く傷つけようとしている。
文学を読み続けることによってのみ、真の成長を遂げて来たはずの、
或はそう自ら認識して来たはずの、俺の心臓は、今それが偽りであったことを、
他人によって、無邪気な他人の戯言によって、忽然と露呈せられて、
ああ俺は何をしてきたのだ!という悟りと、それは険悪な悟りだが、
知らぬ間に自らを欺き続けてきたのだという欺瞞とで、
傷を被った心臓のみならず、五臓六腑に蔓延る全ての神経が、
嗚呼!嗚呼!という悲鳴と共に、堪らず七転八倒するのである。
しかし、俺はこれからも自分が文学を真に理解しているのだと誤解し続けるだろう。
何故なら、その誤解をやめた時、文学によって培養せられて来た俺の心臓、
つまり俺の魂は、空しく冥府へと旅立ってしまうからだ。
265名無し物書き@推敲中?:2007/08/05(日) 19:35:25
>>264

否。俺の場合は違う。真の文士たる者、虚名に惑わされて己を見失うことはない。なぜなら自身の慧眼に些かの不安も迷いもないからだ。
いわんやヘッセを嗜む者はヘッセの名を内に秘め徒に彼の名を利用したりはしない。喝! それはヘッセのみに限らない。文学を心得たる者は敬虔にして衒気に身を落とすことなく私淑とする作家の名を口にすることさえ憚るがその姿なり!
我は問う。真実とは何物ぞ? ――答えは唯一文学の中にあり!
266名無し物書き@推敲中?:2007/08/05(日) 20:02:56
>>265
俺は、その棒を、誠の文士たるべき者の下した警抜なる棒を、真正面からくらった。
そしてそのあまりにも猛烈な喝に眩暈を覚えた。
のみならず、四肢は既に、積年の虚しき読書に対する絶望と、
聖者の慧眼により一喝せられたことに因り生じた恥辱により、
完全に自由を、嘗ては自在に山野を駆け回り、
悠々と谷川を遊泳したはずのその自由を、喪失した。
俺は滝の如く流れる涙で袂を濡らしつつ、天を、残酷にして無情なる天を俯仰して呟いた。
嗚呼!俺は、それでも俺は、文学を理解している・・・・・。
誰が何と言おうと、俺のこの心は、聖なる掣肘により今や無残にも玉砕された俺のこの心は、
ヘッセの、あの純真なるヘッセの心の内へ、必ず通じているのだ・・・・。
その時、俺の胸中から、先刻より執拗に去来していた熱いものがこみ上げてきた。
それは、石榴を欺くばかりの、真っ赤な液体だった。
俺は、負けたのか・・・・・・。違う・・・・。
そのまま俺は、意識を失いつつ、塵にまみれた路上に横臥した。
267名無し物書き@推敲中?:2007/08/05(日) 23:31:44
クラッシックと同じで
数をこなさないと素人には
なかなか理解できないのでは
268名無し物書き@推敲中?:2007/08/06(月) 11:55:13
クラシックは西洋

純文学は東洋

違いすぎる。
269貧楽亭空財布 ◆xck4WKYHvE :2007/08/06(月) 15:09:53
>>268
工Hエнエェェ〜
270名無し物書き@推敲中?:2007/08/06(月) 16:39:25
>>269
わめくなヽ( ・∀・)ノ┌┛ガッΣ(ノ`Д´)ノ
271名無し物書き@推敲中?:2007/08/06(月) 21:03:33
>>268
もしかしたら、深い、かもしれない。
272貧楽亭空財布 ◆xck4WKYHvE :2007/08/06(月) 22:46:21
273名無し物書き@推敲中?:2007/08/08(水) 19:11:30
こういう優越感ゲームってのは結構むずかしいのである。

なにしろ、日夜ニッチにはしる努力ばかりしている類のオタだのサブカルだのというのは、
その先進性がふつうのひとにまったく理解されない。
理解されないというのは、言い換えれば劣等感をもってくれないということだ。

そして、劣等感をもってくれない相手には優越感ゲームを仕掛けることができない(≒ピンとこない)。

普段どちらかといえば「理解されないこと」こそを上等として活動しているのだから、それで当然なのだが、
優越感ゲームってそういう「他人に理解できない(上等な)ことを理解できる自分」
という満足感からは外れたところにあるからな。

優越感ゲームを仕掛けたいがために、相手に劣等感を植え付けるべく「啓蒙」努力を怠らない、
みたいな陥穽にはまっていくようだと涙ぐましい。

まあなんだ、これもまたひとつ「傍目に無残」とでもいうか。
274名無し物書き@推敲中?:2007/08/08(水) 20:55:56
まるで残飯だなwww


  
275名無し物書き@推敲中?:2007/08/08(水) 23:36:32
読め
276名無し物書き@推敲中?:2007/10/03(水) 15:34:55
小説の価値の尺度って言っても、モチーフの綺麗さとか文の美しさとか物語の面白さとか表現方法の斬新さとか
色々あるじゃん?
そのいろいろある尺度をガチャポーンって丸めて、ラノベ、大衆小説、純文学の三つにまとめようとするんだから
無理が出るのは当然のことだと思う

この作品はラノベだから〜 とか これは純文学だから〜 とかじゃなく
「変に分類しようとしないで、読んだものを読んだまま捉えようよ」と
拡声器で宇宙まで高々と叫びたい
277無名草子さん :2007/10/03(水) 18:38:42
純文学作家で良くあること。

数作で力尽きてしまい、長続きしない。
次回作を期待できるだけの内容じゃない。
最後まで読めない。
ただ若いだけで採用されると、年齢を理由に追い出される。
やたらに学歴が高い。立派な仕事についている。
何かあると偉そうに出しゃばってくる。
278名無し物書き@推敲中?:2007/10/06(土) 14:03:00
うんこぶりぶり
279名無し物書き@推敲中?:2007/10/07(日) 07:19:47
いとやんおもしろいやん
280名無し物書き@推敲中?:2007/12/02(日) 02:52:32
興味深いスレだな
281佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/02(日) 03:14:23
現代の純文学が何故面白くないか。今更こんなことを問題にしたがる人も
稀有であるはずだ。問題意識があるだけ増しなだけで、決してその本論に
入ろうとしないのもここ二十年来些かも変わり映えしない、何とも不甲斐
ない志の低さと言わねばならない。言葉の力というものを考える時、まず
問題にしなければならないのは、その伝達の仕組みである。何故言葉は伝
わるのか。簡単に言えば人が言葉を信じるからである。その言葉が信じら
れない、もしくは信じることが困難であると感じざるを得ないのは現代社
会が学歴社会という表面的な知識階級を作り上げてしまったことに起因する。
誰でも孔子の『論語』を読めばその気になるのである。もともと『論語』や
『聖書』はそのように書かれている。共感を呼ばないわけが無い。従って
共感できたからといって即立派な人物であるという保証はどこにも無い。学問も
同様である。日頃の言行にその一致が見られない人が如何に多いかを考えてみた
まえ。偽善と人間不信の高まりが支配的になって当然である。そんな中で純文学は
いやでも衰退せざるを得ない。飽食社会で楽にばかり流れようとする若者たち。
どこに目をつけている。作者の苦悩を君たちは見ているか。原稿に向かい涙を流している
作家の表情が見えているか。それに共感しようという気迫は君たちには無いのか。
282名無し物書き@推敲中?:2007/12/02(日) 03:45:36
>>279
>いとやんおもしろいやん

絲山?
あれは、それほど大したことがないね。
他人への感謝を忘れない方がイイよ。
そのためにもちょっと芸風をいじった方がいいかもね。
まぁ、これからの人が読んで参考に出来る代物じゃないね。
絲山秋子。
283佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/02(日) 04:51:37
戦後文学は趣向に尽きるという。
あれほどの苦境に立っていた文学の担い手が趣向にのみ耽溺したのだ。
戦中戦後の混乱期、貧窮に喘いだ時代。ではその苦しさとやらは古代ローマほどであったのか。
セネカのストイシズムを読んでみれば解る。戦後派の虚妄が今問題とすべき重要な課題だ。
284名無し物書き@推敲中?:2007/12/03(月) 10:35:05
映画のほうがおもしろいというのなら、
それはそれが音と映像で語るに適した表現と内容だからだ。
逆に文章的におもしろい文学は映画の形をとっても、
少しもその良さは伝わらない。
オレの認識では、文学という定義は主に海外の古典のことを指しているんだが、
その点から言うと確かに西欧人独特の回り道が付き物の文章は難解な思想、
背景と相まって、読者に求めすぎる傾向が強く、苦痛さえ感じかねない。
読み取る側はただもてなしを受ける客ではなく、
その催しがスムーズに成功するようにあらかじめ加勢する義務を課される。
ゴミの分別に協力する姿勢という例えでもいい。
煩わしさが十分なくつろぎ、爽快な気分を欠いてしまうんだから、
おもしろくないという気持ちはどこかある。
しかし、参加することによってその精神的不充足を補うのはときとして、
それ(文学)なような気がする。
285名無し物書き@推敲中?:2007/12/03(月) 13:34:56
イイ線いってるな。
アンタがサハラかい? アチコチでキチガイ呼ばわりされているようだが。
俺は「文学」だなんてイヤらしい言葉を使わないが、色も音もないことが小説の最大の魅力だと考えている。
昨日、本屋にいってきた。行きつけの店だ。季節の移ろいに関係なく平台の一郭に常設されるのがミステリーコーナーだが、俺はまた見つけてしまった。
今度の帯には北野武の顔写真が入っている。手にとって開いてみると、少し字が大きくて、読み易くなったのか。
清張になら対価を払う。三冊目の『点と線』
286佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/03(月) 16:32:53
如何にも私が佐原である。
岩波文庫『ツァラトゥストラはこう言った』ニーチェ著 氷上英降廣訳

上巻、第一部、目次に 
 
 ツァラトゥストラの序説 ――超人と「おしまいの人間たち」――

と記されている。本編に超人と「おしまいの人間たち」という見出しは掲げられていない。

 私は四十一になるまで、今まで何度となく本書を手に取った。しかし読む気になれなかった。
ピンと来なかったからである。それが今はニーチェの苦悩と孤独が手に取るように分かる。ツァ
ラトゥストラも三十で山にこもり、四十歳になったとき、山を降りる。私の今の心境に合うわけだ。
ニーチェが没したのは1900年である。この著作は晩年の作品であるが、この時代にあってさえ
「おしまいの人間たち」とニーチェは嘆きと絶望の中で呟かざるを得なかった。それが今や人心は明らかに
当時より堕落している今日、絶望しないほうが無理というものだ。
287佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/03(月) 16:35:48
役者のお名前をミスタイプしてしまった。氷上英廣氏である。
288佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/03(月) 16:40:11
役者ではなく訳者。
パソコンではどうしてもこうなってしまう。くだらないと思う。
289佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/03(月) 18:42:27
読書をするとき、人は孤独である。それが読書を楽しむための第一条件である。
次に読者は密室を必要とする。それが電車の中であれ、喫茶店の片隅であれ
何かしら密室に代わる物が読者の頭の中にイメージとしてなければならない。

シャッフルしたトランプを台の上に指先を器用に使って横に滑らせ、一列に並べるテクニックがある。
あれをどんなに水際だったテクニシャンが用いようと、それは単なる技術にしか過ぎない。それを見せる為には
演出が必要である。トランプを持つディーラーはタキシードを着、普段から煙草を日に百本は吸うヘビースモーカー。
加えて凄まじい酒量である。女にも大層もてる。高い車を乗り回し、豪邸に住む。

場所はカジノ。ルーレットが回り、その周囲でやはりタキシードやイブニングドレスに身を包んだ男女がそれを見守る。
さらに忘れてはならないのがカメラの存在であり、アングルの持つ意味である。ただその場面をその場に居合わせて見ていたのでは
つまらない。カメラマンが趣向を凝らしてアングルを工夫する。ディーラーの動きを監督が指示する。

以上の手続きを経た後に映画は完成する。小説も同じである。
290名無し物書き@推敲中?:2007/12/03(月) 18:58:36
>>286
>『ツァラトゥストラはこう言った』

それは『ツァラトゥストラはかく語りき』と同じ本か?
アンタの持ってるニーチェはそれほど在り難いニーチェではないな。
291佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/03(月) 21:44:39
文学、殊にハードボイルド冒険小説に関して該博な知識を持つ五十代になる
喫茶店のマスターにアドバイスを受けた。今の文壇、世相は不条理が七十年代に
出てからその様相を一変させざるを得なかった。
その不条理を超えてハードボイルドを書かなければ意味が無い、面白くない。
マスターが薦めてきたのは安部公房であり、不条理の作家はベケットであるという。
大藪春彦は確かに古い。フレミングも然りである。既存のハードボイルドに今の私は可能性の萌芽すら
感じることが出来ない。自らそれを書き、世に問わねばならないのだ。
292名無し物書き@推敲中?:2007/12/03(月) 21:49:18
>>291
>大藪春彦は確かに古い。

それを踏まえて、時代小説が「古い」と云われないのはナゼだろう?
古すぎるからか?
293佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/03(月) 21:56:49
御承知の通り時代小説は現代のドラマをそっくりそのまま時代考証を下敷きとして
過去に移し変えたものだからだ。そこに現代人の苦悩や悲哀が活写される。しかし、
それだけであるなら最初から現代を舞台にしても結局は同じであることにはなる。
ただ道具立てが違うだけであり、視覚的な効果が異なるだけである。
現代を舞台に乱闘の場面は確かに書きにくいし、しかもリアリティーに著しく欠ける。
しかしそれでもハードボイルドは復活させるだけの内実を持った文学形式であることに変わりは無い。
294名無し物書き@推敲中?:2007/12/03(月) 22:14:23
>>293
>しかしそれでもハードボイルドは復活させるだけの内実を持った文学形式であることに変わりは無い。

キーワードはアナクロニズムだろ。
295佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/03(月) 22:25:03
1930年代に勃興したハードボイルド派は中世の騎士道精神を現代に蘇らせた。
そもそもの初めからそれは時代錯誤であったのだ。男たちが忘れ去ってしまったかに見える
ロマンティシズムがチャンドラー、ハメットらを中心として不死鳥のごとく忽然とその姿を現した。
読者はそれを歓迎した。彼らの業績は今も輝きを失っていない。
296名無し物書き@推敲中?:2007/12/03(月) 23:27:10
>アナクロニズムだろ。

残飯のツラよりもか?
 
297名無し物書き@推敲中?:2007/12/03(月) 23:28:38
>>295
>1930年代に勃興したハードボイルド派は中世の騎士道精神を現代に蘇らせた。

俺が興味を持つのは高村薫だ。女性作家の。
まるで突然変異のように、あの人から突然始まった。
……俺の読書不足か?
298雑兵:2007/12/04(火) 05:04:01
最近の純文学と呼ばれる作品は、確かにつまらない。
しかも作品の出版量も、読者も、作家も全体的に減り続けるという悪循環に陥っていると思う。

でも、不思議なんだよね。昔の文学と呼ばれるようなものには、面白いものが沢山あるのに。

自分は海外物を多く読むんだけど、ドストエフスキーやヘミングェイはひどくやるせない感情を呼び起こされるほど衝撃的だった。
もちろん文学だけじゃなくてエンタメも読む。ジョン・ル・カレやフレデリック・フォーサイス、ロバート・ラドラムなんかが書くものは
完全な娯楽作品なのに、文学といえるほどの地位を築いている。

この日本の純文と、海外の文学、両者のどこら辺が違うかって考えれば、やっぱ「面白いか否か」ってことだと思うのよ。
日本の純文はあまりにも自分たち自身の定義を弄くりすぎて、さらに差別化の極地に達してしまったあまり
作品から「面白さ」を極力排除する方向に行っちゃってるのね。そりゃ読者に見放されて当然だよ。

あと、純文の作家は「面白い」ということをどこか低俗的に見ている節がある。
これなんかも勘違いだと思うんだけどなあ。「面白さ」と「文学性」って決して排他の関係じゃないよ?
双方を融合させつつ作品を書くってことは十分可能だし、むしろ「面白さ」に「文学性」が内包されている可能性だってあるのにね。
そして、この両者による相乗作用で、読者に対してさらに深くテーマを伝えることもできるだろうに。
299名無し物書き@推敲中?:2007/12/04(火) 07:19:48
>>298
>作品から「面白さ」を極力排除する方向に行っちゃってるのね。そりゃ読者に見放されて当然だよ。

俺は先ず高橋源一郎を殺ることを考えた。キミ達はどうだ?
これからの住人は一人一殺だ。下らない連中をすべて消せ。
300佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/04(火) 11:54:23
人間性の矛盾というものは多くの場合、目に見えない。
例えばの話、セックスに関係したことどもについて、人生の恥部であるがゆえに
普通、人はおおっぴらに話すことをしないので余計目に見えにくくならざるを得ない。
そうしたことを解決に導くのに、純文学だけで済むのかといったら決してそうではない。
ポルノグラフィーも必要であるし、暴力性を前面に出したハードボイルドも当然必要になってくる。
殊に青春期においてそれは必要である。難しく考えればいいというものではない。
人それぞれの環境も考えに入れると、純文学に向くタイプとそうではないタイプとがある。
少なくともその出発点においてどちらが適しているかは議論の余地があるだろう。
私がもし、純文学に向いているとしても、私自身はどうも純文学に馴染めない。
言葉では説明できない。しかし何よりも私には十分な語彙も無く、純文学を書くのに必要不可欠と思われる
教養が不足している。今からそれを得ようとしても不可能とは言わないまでもかなり困難であるし
第一、そんな教養主義が私は嫌いである。一にも二にも女々しく卑怯なものとしか思えないからだ。
そんなものがなんの役に立つか。現実に私の人生では一度として役に立たなかった。
結局は自分の判断でやりたいようにやるしか方法がない。
ただでさえノイローゼで20年以上苦労して金も地位も何も無いのだ。
失うものなど何も無い。
301佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/04(火) 12:25:03
上のことに付け加えて言うと、ノイローゼであるとか精神病であるとか、そうした精神疾患に罹る人たちは
欠点があるから罹患するという考え方がある。それが根強くあるために精神医療がなかなか進まないのだ。
精神医療そのものというよりは人間社会の構造にその問題の根があると見てよい。
ノイローゼや精神病の患者はそこまで欠点の塊ではなく、むしろ人間的に褒められる人が圧倒的に多い。
それが正直者が馬鹿を見る世の中であるために損ばかりする。騙されてばかりいる結果になる。
文明が進むにつれ、精神疾患は増えるという。
それは文明の中で人間が孤独になり、経済的に豊かになる反面で暇がどうしてもできるために
観念的な世界に陥りやすくなるためだ。
では、ただ働けばそれでよいのかといえば決してそうではない。
人間には単純でありながら単純でなく、複雑でありながら複雑ではないといった心の深奥にある
解きほぐしがたい矛盾が常にとぐろを巻いているものだからだ。
302佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/04(火) 17:36:17
私は高校に入学する直前か、入ったと同時だったように記憶するがカントの『純粋理性批判』を上中下三巻まとめて買い、
他にも『経済原論』という題名のハードカバーの本を買った。無論15、6歳では理解できないのが普通である。しかし
高校へ上がったとき、私は学問に対してそうした志を持っていた。ところが実際の高校の授業はどうだったか。先生が授業を
進めて質問も一切されず、一方的な先生の演説で終わり、先生は授業が終わって話し終えるとさっさと帰ってしまう。イメージが余りに
違いすぎた。こんなところが学問を学ぶ場所であるのか。大学も似たようなものであるのは行かなくても分かった。
日本人は学歴偏重社会の中で重要な価値観を見失った。おかしい社会であるのは無理も無い。
303佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/04(火) 18:33:20
親父は国立大学の出であり、学業成績は優秀だったらしい。それはそれでよいとする。
しかし、親父が嘗て一度でも哲学用語を口にしたことが無く、複雑な論理を開陳したことも無い。道徳論に熱中したことなど尚更無い。
単なる学歴と本当の意味での学問は違うのではないのか。それは能力の有無より先に姿勢の問題ではなかったのか。
やる気があるとはどういうことか。誠実さとはどういうことか。今、私は人々に問うてみたい気持ちに駆られている。
304名無し物書き@推敲中?:2007/12/04(火) 19:07:55
>>298
面白いことが書けない奴が純文学で油売ってるだけ。
才能がある奴は、金が稼げない純文にはいかない。
305名無し物書き@推敲中?:2007/12/04(火) 19:34:27
14 :名無しさん@八周年:2007/12/04(火) 19:22:58 ID:seXTNQXI0
804 名前:名無し物書き@推敲中? 投稿日:2007/12/04(火) 16:39:16
話は変るが、最近編集者の友人からショッキングな話を聞いた。
優れた小説を書いても、今は作家になれないらしい。
そいつの話だと、文学的素養が非常に豊かで、確かな技術を持っている本格派の
書き手は思いのほか沢山いるそうだ。具体的にいえば古井、金井レベルの作品を
仕上げてくる人間は毎年かなりいて、ことによるとそれ以上のレベルのものも
散見されるが、そういうものは二次、三次で落としているとのこと。
最終選考まで行くと通ってしまうからだそうだ。
業界としては本格派は十年に二、三人出ればいいと考えていて、そのための調節らしい。
そういうものは固定読者がついてしまうわりに部数が出ないし、日の目を当てると
全体的なレベルの底上げにつながって、業界を圧迫する。
いちばんありがたいのはヘタでアホでもちょっと変わっていて、せいぜい二、三作で
潰れそうな書き手なんだそうだ。そういうのを使い捨てにして新陳代謝を活性化
させていくことが、業界の利につながるという思考らしい。
つまり良いタイミングでポストが空いてないと、いくら優れたものを書いてもだめなんだってさ。
うんじゃ、そういうのを書けばいいのか? と聞いたら、
こればかりは狙って書ける類のものではないから無理だろう、とのこと。
そいつのお薦めは、レベルの高いものを目指し、いま売れている二流作家の
ちょい下くらいのレベルに調整してから送り、首尾良く作家になれたら
そこで本性を現すようにすればいいとのこと。
306名無し物書き@推敲中?:2007/12/04(火) 22:32:02
言葉では説明できない。しかし何よりも私には十分な語彙も無く、純文学を書くのに必要不可欠と思われる
教養が不足している。今からそれを得ようとしても不可能とは言わないまでもかなり困難であるし
第一、そんな教養主義が私は嫌いである。一にも二にも女々しく卑怯なものとしか思えないからだ。
そんなものがなんの役に立つか。現実に私の人生では一度として役に立たなかった。
307佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/04(火) 23:33:49
今、私が執筆だけでなく日常生活そのものに虚脱感のようなものを感じているのは
世間というものにとにかく呆れたからである。41になるとそうした世の中のいい加減さに
気付くものだ。今までの人生をひたすら真面目にしか生きてこなかった者にとっては当然のことだ。
真面目にやる張り合いが無い。一生懸命やっても全く報われないし、他の誰一人として真面目にやっていないのだから
一人だけ真面目にやっても何になるのかわからないのだ。そんな狡猾な世間などもう関わりたくないというのが本当のところだ。
誰一人として信じる気になれない。少しゆっくり休んで考えることにした。
308佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/05(水) 02:35:36
『簡単な殺人法』でレイモンド・チャンドラーは次のように書いている。


「ハメットは最初から(そして、ほとんど最後まで)、
人生に対して鋭い積極的な態度を取った人たちのために書いた。
そうした人たちは物事の暗黒面を恐れることなく、そこで生活した。
暴力に出会って臆することはなかった。暴力は彼らの住む街に溢れて
いたのだ」

恐らくこの態度を私は維持するしかないのだろう。人に言われるまでもなく
私は若いと思う。大藪春彦は「体験したことしか書けない作家の悲哀」をしばしば
口にしたという。彼はモーターレースやハンティングにのめりこんで行く。その執念が
今の私には痛いほどわかる。頑張れ大藪さん、そう在りし日の大藪春彦に向かって声援を送っている自分がいる。
私も同様の道を行くしかないのだ。
309佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/08(土) 02:34:18
新宿のポルノ映画を上映している映画館で三本立てのポルノ映画を観てきた。
オールナイトで見ることも出来たのだが、さすがに疲れていて駄目だった。
最近の特に若手の純文学より遥かに純文学のエッセンスを感じさせた。
ストーリー構成は低予算であるし、雑で単純には違いない。女優の演技も
洗練されているとは言い難い。しかし、その動きや表情の中に彼女たちが
味わってきたであろう苦労や葛藤が滲み出ていた。
ボクシングをやめると言い出したボクサー崩れの恋人に向かって
「返してよ。夢を返してよ!」
と詰め寄る女優の演技は迫真という言葉も当たらない。そのままのリアルさだ。
若手の作家は彼女たちを見習うといい。
310佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/09(日) 07:04:55
私が高校時代、二十代に入ってからもそうだったが、両親は私がハードボイルド作家を志望していることに
反対ばかりしていた。ミステリをノイローゼがきつくなって全て古本屋さんに売ってしまったことがあるが
そのとき、親父は純文学だけを読めといった。しかし私が言いたいのはそんなことではない。
普通、純文学を愛好したり、単に文学を趣味として読む人は多い。
しかし親父やお袋も含めてそうした人たち全てが面白く、人を感動させる上質のミステリが書けるかというと
断言して構わないが、絶対に書けないのだ。
ミステリ作家志望はだからこそ後を絶たない。
純文学ファンや純文学作家を貶めたり否定するつもりは一切ない。
311佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/09(日) 08:44:43
絲山秋子のホームページの日記に「テーマと設定が難しすぎて登場人物が動かない」
とあった。
それは私も前回書いていたハードボイルドでも経験している。とっくの昔に
経験していそうなものだが、三十四になるまで満足に書けなかったのである。
何故登場人物が動かないのか。結局は作者の感情移入の仕方が中途半端に終わっているか
単にやる気が不足しているかのどちらかである。
そこにいるのはわかっているというのなら徹底的にその人物になりきってみるしかない。
312佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/12(水) 03:04:06
佐原敏剛は深夜三時、ビーフ・イーターをロックで飲みながらエアロスミスを
ヘッドホンで聴いていた。腹が減ったのでピーマンを炒めて食った。こんなときに間違っても
かっぱえびせんなどコンビニで買って食えるかっていうんだ。
ラッキー・ストライクを吸い、百円ショップで買った蝶番の壊れた鏡を電気スタンドに立てかけ
オフ・シーズンで安かったので三つ千円で買ったサングラスをかけて鏡に映してみる。
自分の顔は決して二枚目でもハンサムでもないが、サングラスをかけると殺気が漲るのだ。
彼の目は優しすぎる。
純文学なんてやわい小説をお前は本当にやりたいってのか? 未だに美しい女の一人もモノに出来ない
ってのに。くだらねえ世の中にこれ以上付き合ってる義理はねえ。やりたいようにやれよ。
313名無し物書き@推敲中?:2007/12/12(水) 03:09:46
自堕落な若者
まともに働く気はない
モラルもない
未来になんの希望もない
でも明るくかげりのないキャラ

最近こんなんばっかだよな
314佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/12(水) 08:54:15
>まともに働く気はない
>モラルもない
>未来に何の希望もない
>でも明るくかげりのないキャラ


では

自堕落を助長させる現代社会の構造はどこの誰が造り上げてきたのか。そしてそれはどんな理由からか。
まともに働く為に必要な条件とは何だったのか。
未来に希望が持てるような努力を果たして我々大人はしてきたのか?
明るくかげりのないキャラでせめて大人たちを励ましてあげよう。

最近、こういう感心な若者ばかりである。大人のほうはなめられている。
315名無し物書き@推敲中?:2007/12/12(水) 09:15:33
>自堕落を助長させる現代社会の構造はどこの誰が造り上げてきたのか。
国民がみずから招いた結果だと思うけどね。

316佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/12(水) 09:35:48
通俗文学を例としてあげると、大藪春彦の作品群は未だに他の追随を許さない。
原りょう、大沢在昌、北方謙三らが最近では気を吐いているが、その後続には最早希望はない。
大藪と同世代の作家には結城昌治、生島治郎らがいた。この二人は日本では稀有な政党はハードボイルドの担い手であった。
時代が時代だといって、それで済ませてよいのか。事実書こうと思えば書けるのである。
報酬も貰わず、二年近くを費やし、取材費用も殆ど無く、健康状態も万全ではなかったが
『風の描く虎狼』はハードボイルドの条件を軽くクリアしたのだ。
317佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/12(水) 10:54:34
>国民自ら招いた結果

1.その「国民」という主語は具体的には何を指しているのかね?
2.「自ら」とは他者との関係性を見失ってはいないのか。
3.「招いた」何故招きたくも無いのに招いた?
4.「結果」その結果のことを今問題にしているのだ論点を外さないで貰いたい。
5.「だと」「思う」「けどね」この三つの文節は「結果」という状況を示す名刺をとどのつまりは否定しているのではないのかね。
だったら最初から言わなければいい。
318佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/12(水) 11:54:50
無気力、無感動、無責任、三無主義。
我々の世代は五無主義と呼ばれた。
しかしそれは要するに前の世代から有難く頂戴した呼称である。
それはそれでよしとしよう。

さて、じゃあどうするんだ?え?
319佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/12(水) 12:18:04
一つ言えることがある。
真面目に何もやろうとしない人間の言うことを
真に受けても仕方がないということだ。
純文学であろうとエンターテインメントであろうとだ。
それはどこの世界へ行っても同じだ。
教育、学校も教師も同じことだ。
320名無し物書き@推敲中?:2007/12/12(水) 12:41:18
三無主義世代というと、昭和39年あたりからどこまでにあたるんでしょうか。
五無主義世代というと、エヴァンゲリオン世代? 三無主義の子供の世代ですかね。

1980年代に年功序列を否定し盛んに実力主義を肯定する意見がテレビのコメンテーターやら
新聞でも取上げられていました。
それから国債を出せ出せと騒いだのは当時の経団連だったと思います。
世論もそれを迎合していました。
転職雑誌が沢山でてくるにようになったのも80年代以降です。
当時の新聞等は図書館で見ることが出来ます。
そうそう今年の経団連の政府への「要望書」の「労働・雇用」項目は
ご覧になりましたか?

>さて、じゃあどうするんだ?
>え?
と凄まれても困りますね。 
それをどうにかしなければならないという業務に就いていませんから。
しかし選挙には行きますよ。
321名無し物書き@推敲中?:2007/12/12(水) 13:04:27
純はくだらないが、純じゃない文学はくだらなくないのか?
322佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/12(水) 13:50:59
解説をありがとうございます。
経団連の政府への「要望書」の「労働・雇用」項目は見ていません。

私は昭和41年生まれの41歳ですが私たちの世代辺りから五無主義という呼び方がされました。

上に記していただいた世論、社会の動向、または趨勢といったものは確かにその通りだと思います。
しかし遺憾ながらそのどれもが、それほどの工夫も決断も見られない議論であるのは一目瞭然であると思います。

今の若者たちはそうしたことに無関心です。それ以外のことについても同様であるといえそうです。
先ほどもマクドナルドで見ていると、迷える子羊が一人また一人と現れる。
それが若さの特権であるので、その純粋さを生かしてあげなければならないということです。
323名無し物書き@推敲中?:2007/12/12(水) 16:21:37
漢字が多いから読みづらいわ
324佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/12(水) 18:18:56
ウィキペディアを見ると、鶴田浩二が亡くなってから今年でちょうど二十年である。
『傷だらけの人生』を私が子供の頃、テレビで歌っているのをよく観ていた。
私が二十一歳のとき、亡くなっているのだが、硬派で頼りになる人であると思っていた。
『傷だらけの人生』は子供の頃、聴いていて「大人の世界は厳しいんだな」というくらいにしか感じなかったように思う。
暗いとも思った。大人の世界は当時『Gメン75』でも大層暗く描かれていた。戦後の爪あとが人々の心からまだ消えていなかった時代である。
今の若い人には実感されないだろうが、そうした時代があったのである。
しかしあの『傷だらけの人生』をステージで歌いきるには今考えると相当な胆力、度胸が要る。
下手をすれば街で喧嘩を吹っかけられる。事実吹っかけられたのかもしれない。
NHKのドラマで、少年たちが暴走族で暴れているのを鶴田浩二ともう一人の俳優さんが話題にしている場面があった。

「私から見れば、途方も無い甘ったれにしか思えないが……」

極めて正論である。そうしたことをテレビドラマの脚本を棒読みするのでは勿論無い。
実感を込めて訥々とした寡黙な演技で演じきるのである。あれはそうそう出来ない芸当だ。
ああした俳優さんも今はいないのだ。諸君。
325名無し物書き@推敲中?:2007/12/12(水) 20:20:58
なんだこの中二病・・・
326佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/12(水) 23:09:03
私は苦労したことでは人後に落ちないどころか恐らく想像もつかないであろう苦しさを体験し
味わい尽くしてきた。従って世の中の大抵のことに関しては驚かなくなっている。というより
驚くのもつまらない。興味ある出来事や好奇心を引く事柄ならあるが、いちいち
人の陰険な企みや感情に付き合っていられる暇は無い。
レイモンド・チャンドラーの世界の管理人さんが
「最近は世の中がよくわからなくなってきました」
とレスを下さったことが何年か前にあった。彼は実社会で働いた経験や稼いだ金で遊んだ経験も
私より豊富である。なるほど、私も残業をこなし、社員の仕事も出来るようになるまで回復し、金も得られるようになって
金を使って遊びにも出かけることが出来るようになった。そこで気付かされたのが
やくざの存在と警察の存在だ。その両者の緊張というものが世の中にはある。
あまり穏やかなことではない。こういうことをあまり書き込まないほうがいいが、世間はそうしたことを
抜きに理解できない仕組みになっている。そうした視点がバーなどに出入りしていると自然に出来る。
極端な場合だととばっちりを食う。世間の人々が何を考え、警戒し、疑心暗鬼になったり、或いは人を騙しているのか。
そうした事が納得が行きもし、理解も出来るようになってくる。無論41にならなければそこまで整理整頓はつかない筈だ。
従って風俗店へ遊びに行って初めて解ることはある。頻繁に行っても仕方がないのだが、それは社会勉強である。
風俗など私は35歳になるまで一切行ったことがなかった。週刊誌が何故ああいったことを書き立てるのか、
世の中全体の世論というものがどう動いているのか。やはり私は真面目な性格なのである。他のそこまで真面目ではない人々が
何を考えていたか、真面目なるがゆえに人を信頼するから疑いの目で見たことは無かった。しかし日本人の世の中が相互不信で満たされるのは無理のないことだ。
そうした状態を馴れ合いというのだが、信頼をかちえるためには勇気ある決断が必要である。日本人にはそれが無いと言われても仕方がない。
327佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/13(木) 08:23:11
犯罪者の心理は変わりようというものが本来ないものであって、単純であるが
世の中というものは歴史の積み重なりの中で複雑になっていく。二十世紀以降が
特に甚だしく現実の世界が複雑になって行った。言うまでもなく兵器が核にまで
発達し、大量殺戮どころではなく地球そのものが危機に晒されたからである。
従って古典の小説を読んでもにんしきできることには自ずと限界がある。

しかし、人間の本質は地球上に人が生まれて以来変わってはいないのだ。21世紀の今日
生まれてくる子供たちは、この世界を目の前にして戸惑うだろう。よく聴きたまえ。
君たちが何を信じたらいいか。それは親でも先生でもない。よく自分の心を見詰めて考えるが良い。
答えは自ずと出るはずである。
328名無し物書き@推敲中?:2007/12/13(木) 09:24:11
>>322
>私は昭和41年生まれの41歳ですが私たちの世代辺りから五無主義という呼び方がされました。

団塊の世代に対しては「そんなにムキにならんくてもいいじゃないか」と敵対し、
そのジュニアに向かっては「オマエら、それじゃ適当すぎるだろ」と軽蔑する、そんな灰色世代のことだな?
329名無し物書き@推敲中?:2007/12/13(木) 09:54:36
>>328
ありていに言えばそういうことになるかと思います。
団塊の世代といえば今五十七歳くらいの人たちで、私の世代より
16歳年上である。私が五歳の頃は21歳だったことになる。
学生運動が散々荒れ狂っていた。
そうした時期に『仮面ライダー』が出たのであります。

主題歌が流れるオープニング、同じく副主題歌が流れるクロージングは
当たり前ですが何度も見ることになるので番組製作者はそれを蔑ろにしたはずがありません。
オープニングもさることながら、クロージングのほうに私は思いいれがあります。

吊橋の上、仮面ライダーがショッカーの戦闘員と格闘を演じている。
次々に襲い掛かる戦闘員、それを倒す仮面ライダーがロングショットで映されている。
吊橋の上から戦闘員が次々に落ちていく。それをスローモーションで撮っていたのです。

嵐と共にやってきた
誰だ誰だ
陰謀暴く叫びの男

もう説明は省かせてもらいます。
330佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/13(木) 10:58:04
敵とは何だろう。

戦いには普通、敵の存在が欠かせない。
戦いが目的であって、敵の存在は二の次であるのだが
それでも尚、敵は必要である。
記憶に従って綴るが
英語ではENEMY
精神的な戦い、格闘はSTRUGGLE
で、この二つを合わせてハードボイルドは出来上がる。
結局は自分の中に最大の敵が潜んでいるのである。
探すまでもなく、そこにいるのだ諸君。
331名無し物書き@推敲中?:2007/12/13(木) 11:10:20
>>329
>クロージングのほうに私は思いいれがあります。

団塊世代のジーサン連中はこうしたオマージュというかプラティカル・ジョークというか、自分たちの世代以降のパンタレイにまるで興味を示さないようだ。
いつでも自分たちの価値観だけが絶対だと思い込んでいるから、川上未映子みたいなのを持ち上げて見せたりする。自分らは次の世代に何ひとつ残せなかったくせに。
順番からいったら沼野や高山らジジィ共が先に死ぬ。だがそれまで待っていたらコッチがジジィになっちまう。
結局、連中が旧態依然とした価値観と戦ったように、次の世代は乗り越えるべく憎悪の対象としか団塊をみていないというワケだ。
歴史は巡る。
俺が好きな『仮面ライダー』は最初期のもので、藤岡弘が怪我で役を降板する1〜13話まで。
コスチュームにラインがなく、ブーツとグローブがグリーンのライダー。歌の素人である藤岡自身がオープニングテーマを唄ってた、あのエポックかつチープなシリーズだ。
エンディングも変わったでしょう。自分にとって印象深いのは最初のバージョンで、薄が茂った野っ原で撮影されたやつ。
当時の東京にはああいったロケーションが到るところにあったんだろうが、遠景の街並みとのコントラストがヨカッタ。
まるでライダーが「彼岸」で戦っているような。
もっとも、いまにして思えばそんな風に見えるのであり、また、俺はそのすべてを再放送と後年発売されたDVDで再認識するわけだが。

♪嵐とともにやって来た
 誰だ 誰だ
 悪を蹴散らす嵐の男
 仮面ライダー 正義のマスク
 (回せ ふかせ エンジンふかせ スピード全開 サイクロン)
 怒りをこめて ぶちあたれ
 ショッカーどもをぶちのめせ
 ライダー ライダー
 仮面ライダー

仮面ライダー旧1号オープニング/ Mask rider 1 opening
http://jp.youtube.com/watch?v=SfSJgKbKkLU
仮面ライダー 登場!
http://jp.youtube.com/watch?v=_1FxaPWrtzM
仮面ライダー1号&2号入場
http://jp.youtube.com/watch?v=W5FQq2crCJs
332名無し物書き@推敲中?:2007/12/13(木) 11:46:45
>>329
>もう説明は省かせてもらいます。

仮面ライダーBLACK RXから仮面ライダーシリーズを見始めたものです。
http://jp.youtube.com/watch?v=Nm3GVM-WuUk
これですか。
ライダーも一緒に橋から落ちて、最後には誰も残ってませんが?
333名無し物書き@推敲中?:2007/12/13(木) 11:48:40
>>332
>仮面ライダーBLACK RX
なにそれ?
敢えてシリーズと呼ぶのであれば、「ウルトラマンシリーズ」が「レオ」で終ってるのと同様「仮面ライダーシリーズ」は「ストロンガー」で終ってんの。
分ったかい、坊や。
334名無し物書き@推敲中?:2007/12/13(木) 12:48:50
>純文学がくだらないのはなぜか。
まずくだらないと称される純文学作品をあげてもらいたいものである。
335名無し物書き@推敲中?:2007/12/13(木) 13:08:00
一連の高橋源一郎作品。
「面白い」と評価することで株が上がったかの幻想を壊してみたらば、
湯を張らない湯船の傍らにて冷たい濡れタオルで背中を擦るが如し。
336佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/13(木) 13:39:13
うむ。懐かしいですな。

当時私はサラリーマン家庭の社宅アパートでこれを観たのでした。
当たり前ですが非常に狭く、照明も今のようにやたらに明るくはなかった。
周囲は社宅アパートが立ち並ぶ一種のコンクリートジャングルであり
近くには工場があった。
現場の人たちが青い作業服で歩いていた。
タイヤ工場だったのでもろに感情移入したわけです。
そういう恵まれているといえば恵まれている環境で
『仮面ライダー』を観ていた。
とにかくみんな腕白でありましたな。
337名無し物書き@推敲中?:2007/12/13(木) 14:06:17
ウィキでみてきた。
純文学はどうもこれが土台のようだ。
「人生に相渉るとは何の謂ぞ」
物語性がある、耽美主義形式であっても浪漫主義形式であっても
これがあればいいわけだ。
物語性がない、自然主義文学形式であっても「人生に相渉るとは何の謂ぞ」
という命題が入っていれば純文学ということだ。

では小説に「人生に相渉るとは何の謂ぞ」というものが入っている作品
とは「面白くない」のだろうか。


338佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/13(木) 14:08:41
ところでジェームズ・ボンドに話を戻すと
私は映画の中であっても何故か主人公になりきるのが下手であったように思う。
プライドが高くていつも脇役にしか回らないのである。
であるからボンドよりもCIAの男フェリックス・ライターに密かに感情移入したのだと思う。
ライターは『ゴールド・フィンガー』『ドクター・ノオ』どちらにも出てきたと思うが
あの頃の役者さんは実に巧く演じていた。いかにもCIAという風格と雰囲気とがあった。
アメリカびいきはどうしようもないらしい。サングラスをかけて登場するのだが、ぴったりである!
ボンドは女にもてすぎる上にやたらに女に対して甘いのが玉に瑕だった。
339悪い太郎 ◆LziSwFxVAU :2007/12/13(木) 15:21:44
>>337
>ウィキでみてきた。

だから俺は「文体」だといっとるんだ!
教養を求めて落語を聴くヤツはいない。
小説はまず、興味的な文体でなければならない。
なぜなら小説とは「読むために読む娯楽」に他ないからだ。
いくら物語的に優れていても、リズムに乗れない小説はキツイね。
難しい漢字などなんのその、そんなものは読み仮名で乗り切れる。
小説の神髄は文体にある。
340悪い太郎 ◆LziSwFxVAU :2007/12/13(木) 15:25:33
>>336
>『仮面ライダー』を観ていた。
>とにかくみんな腕白でありましたな。

アンタ、今日は何を食べたか報告し合うスレの人じゃないのか?
341名無し物書き@推敲中?:2007/12/13(木) 15:53:26
>>339
「人生に相渉るとは何の謂ぞ」が重要。

小説神髄は坪内逍遥。
342悪い太郎 ◆LziSwFxVAU :2007/12/13(木) 15:59:48
>>341
>「人生に相渉るとは何の謂ぞ」が重要。

いいや文体だ。
343名無し物書き@推敲中?:2007/12/13(木) 16:02:52
>>342
>なぜなら小説とは「読むために読む娯楽」
これを追求するのがエンターテイメントかと思われる。
344名無し物書き@推敲中?:2007/12/13(木) 16:02:51
これが後に語られる平成の芥川谷崎論争
とは程遠いものである
345佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/13(木) 16:04:37
>>331

確かに最初期が一番印象が強いですね。私は初回から見た覚えがないのですが
車かオートバイで走っている、その後ろにロープか何かで摑まり、猛スピードで雪の中を引き摺られる
シーンがありました。怪人が引き摺られていたのか、ライダーが引き摺られていたのかよく憶えていないのですが
恐かったのを憶えています。本当にあの頃の『仮面ライダー』は恐かった。
と同時に背筋が凍るほどかっこよかった。
首領とは何者なのか。それだけでも十分恐かった。
346悪い太郎 ◆LziSwFxVAU :2007/12/13(木) 16:05:57
>>343
>これを追求するのがエンターテイメントかと思われる。

ってかさ、娯楽性を追求しないものを読者に問うなって。
そんなものに誰が金を払うんだ。
347悪い太郎 ◆LziSwFxVAU :2007/12/13(木) 16:09:49
>>345
>首領とは何者なのか。それだけでも十分恐かった。

「偉大なる首領様」

隣のハリボテ国家の領導者サンだけど、みんなこの言葉に吹き出したでしょう。
ある種オウム真理教の胡散臭さをも絡めた奇妙な懐かしさ。
アレを連想した人は、みんな同じ世代じゃないか?
348名無し物書き@推敲中?:2007/12/13(木) 16:18:19
いま整理しようとしているのは
>娯楽性を追求しないものを読者に問うか問わないか。
>誰が金を払うか、払わないか。
ではなく純文学とは何か、である。
娯楽性の追及、対価としての金銭価値はエンターテイメントに
求められているものなので、同じものを追求するならば純文学で
ある必要はないと思われる。

どうも現代の純文学の衰退の一因にはこの商品価値があるようだ。



349名無し物書き@推敲中?:2007/12/13(木) 16:23:13
読むために読む娯楽に他ならなくはない
350佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/13(木) 16:30:10
>>348

面白い面白くないは別の問題として、まず手応えがないことには読む価値はないでしょうね。
最近はテレビドラマといい映画といい純文学もエンターテイメントも全てが手ごたえを感じ
させないものばかりである。カツンと来る感じ、そこに何かあるな、という感じです。
何だこれは。というような新鮮さが今の文学には無い。
351悪い太郎 ◆LziSwFxVAU :2007/12/13(木) 16:45:13
>>348
>どうも現代の純文学の衰退の一因にはこの商品価値があるようだ。

そんな七面倒クセェ純文学なら「純」を斬っちまえっての。クダラネェ。

   チョッキン チョッキン チョッキンナー

                純、、、   プツン    、、、文学

 \ ̄\                 / ̄/
/l  \  \             /  / lヽ 
| ヽ  ヽ   |             |   /  / |
\ ` ‐ヽ  ヽ   ●      ●  /  / ‐  /
  \ __ l  |  ||___|| /  l __ /
     \  \/       \  /
      /\|    ー     |/\
    //\|          |/\\ 
    //\|          |/\\
    /   /\_____/\   \
352佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/13(木) 16:47:22
不死身のヒーローが生死をかけた冒険の末に美女を救い出す。
これがエンターテイメントの醍醐味であり文学であるという。
しかし何故、美女でなくてはならないのか。そこに私は大いなる不満を感じていたのだ。
『風の描く虎狼』17歳になる資産家の息子を探し出すのを頼まれた探偵が活躍する物語だが
美女を救い出す、というより女は特に美女とは断っていないのである。
結局、探偵は女を「救う」ことは出来なかったのだが、その救えなかったというところにこそ
メッセージをこめた。
353悪い太郎 ◆LziSwFxVAU :2007/12/13(木) 16:49:25
>>350
>そこに何かあるな、という感じです。

エボラだのナンだのって怖いウイルスが流行ったけどさ、
専門家に云わせると、「未開のジャングルの奥地に潜んでいた菌が
森林伐採等でヒトを媒介して蔓延したから」なんてやってたぞ。
354悪い太郎 ◆LziSwFxVAU :2007/12/13(木) 16:51:39
>>350
>そこに何かあるな、という感じです。
>何だこれは。というような新鮮さが今の文学には無い。

いま一番新しいのは西村ケンタだな。
355悪い太郎 ◆LziSwFxVAU :2007/12/13(木) 16:52:55
山田詠美だの村上龍だのは、そのベースとなるものは80年代で終ってるでしょう。
356佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/13(木) 16:59:13
もう一つ、ハードボイルド小説では高額の調査料金を請求するのが
定石となっている。しかしこの作品の中で私は調査料について一切触れなかった。
江戸川乱歩がそうであったように(明智小五郎は周知の通り素人探偵である)
金目当ての人助けなどやりたくなかったからである。それでは夢が無い。
子供が読むとして金は無視すべきである。そういう意識で書いた。
357佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/13(木) 17:10:41
とは言いながら私はやはり美女には弱い。
女のほうでも同じであるはずで、
じゃあ、美女なんてものは無理に決まってるな、
という結論に落着くのだが、
しかしそれでも困ったことに誘惑には弱い。いや弱すぎる。
それも絲山さんじゃあないがダメ女に対して激しく惹かれる。
馬鹿なことだとは思うのだし、考えても仕方が無いのだが。
358悪い太郎 ◆LziSwFxVAU :2007/12/13(木) 17:11:37
>>356
>もう一つ、ハードボイルド小説では高額の調査料金を請求するのが
>定石となっている。

「こんなに必要ありません、これだけで結構ですから」
「そんなぁ、あなた……」

金田一耕助だが、彼と明智は趣味で探偵をしていた。
島田雅彦みたいにバカ売れしなくても、マニアの心をくすぐる
ユーモア小説で細々やってゆきます。趣味だから。
359佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/13(木) 17:17:30
>>358

逆説的な論理になるが、ジェイムズ・ボンドもフィリップ・マーロウも
商品価値が出て、完成度が認められると同時に、生身の人間として
接することの出来ない、何か冷たい存在になっていく。それをどうにかしたかった。
小説家なんてものは、傑作を一つか二つ残したらさっさと死ぬべきなのだと思っている。
360佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/13(木) 17:32:39
今も乱歩の声が聞こえる。

これは私が大人のために書いた作品を少年向けに書き直したものです。
大人になったらぜひ、大人向けの小説も読んでみてください。

と。
361悪い太郎 ◆LziSwFxVAU :2007/12/13(木) 17:44:45
>>359
>商品価値が出て、完成度が認められると同時に、生身の人間として
>接することの出来ない、何か冷たい存在になっていく。


そんなこたぁねぇよ。
http://jp.youtube.com/watch?v=kKkgxZsflGM
もしこれがユニオンジャックではなく日の丸でも、
俺はのっけからたった一人でスタンディングオベーションする用意がある。
イギリス人が嫉ましい。
素晴らしい!
362佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/13(木) 17:46:44
山田風太郎さんが乱歩の小説に解説を書いていらして


「乱歩が誰それに『○○君、△×に書いてくれないかね』と言われると、即座に直立不動の――姿勢になったかどうか知らないが
――『書きます!』と言ってしまうのである」


とエピソードを紹介されていた。
高校時代にそれを読んで、深く頷かされたものだ。
363名無し物書き@推敲中?:2007/12/13(木) 17:53:32
>>361
>素晴らしい!

スタントさんに乾杯!
364佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/13(木) 18:22:23
崖からパラシュートで飛び降りたときのパラシュートのユニオン・ジャック
のことですか? 都筑道夫さんが褒めていらっしゃいましたね。
365名無し物書き@推敲中?:2007/12/13(木) 18:26:59
>>364
>都筑道夫さんが褒めていらっしゃいましたね。

都筑道夫がぁ? ほうぅ。
高橋源一郎は死ねばいいコトに変わりないが。
366佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/13(木) 20:39:25
>>361

日本版ジェームズ・ボンドという意味ですか?
そう言ってはごろが悪いですが、やる気はあります。
367名無し物書き@推敲中?:2007/12/13(木) 20:46:39
おれも昭和40年代だけどよ、やっぱゴム主義。
ナマだめよ。いやきもちいーんだけどよ。
外出し?
あれもけっこう当たりでちゃうんだよ。
やっぱゴムだよ。ゴムつけようぜ。
368佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/13(木) 21:04:22
言うと思った。
しかし、セックスは死ぬほどしたいくせに
ソープランドは金がかかるし、病気が嫌だし
かといって女の子の友達はいないし出来ないし、
たとい、女の子の友達がいたとしてもいざというときになって思いっきり引くのだ。
それがわかっているので声もかけにくいじゃないか。
369佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/13(木) 21:18:52
といおうか、最近私が小説を書いているのを知っている(らしい)人が身近に増えて
それを面白いと思ってくれているらしい、少なくとも小説であることは認めてくださっている
ので、その気になれば女のこの友達の一人も出来そうなんだが。
よくわからないがね。
とにかく、女の子の友達がいないと精神的にまいってしまうのだ。
何故かはわからないが。
370佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/13(木) 21:32:15
純文学50枚は書きあがって、後は推敲と直しがあるだけである。
『新潮』へ送る。
後は、ハードボイルドをとにかく書きまくるしかない。
書いて書いて書きまくるのだ。
出来るのかどうかわからないが、とにかくやるのだ。
371佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/13(木) 22:10:59
「君の稼業は明るみに出せる稼業ではない。どんなに上べを取り繕っても僕には隠せない。
あの名刺はただの名刺じゃないんだ。君のいうように、誰だって、あの名刺は手に入れるこ
とは出来る。麻薬のことじゃない。そんなケチなことに手を出すような君じゃない。あの名刺
の裏には何も書かれていない。その何も書かれていないところに、眼に見えない文字が隠され
ているんだ!」



『さらば愛しき女よ』


372佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/14(金) 01:15:35
ロマンチシズムというものがあるが、小説は全てロマンだろう。
いわゆる日本の純文学はロマンと呼ぶには余りに遠いが
それでも基本はロマンなのだ。
ロマンスといえば恋物語だが、私は何だかんだと結構ロマンスを書く人間である。
だからといって女に何故もてないのか。いや、最近は振り向いてくれる女の子も増えてはいる(らしいのであるが
ただ単に好意を抱いてくれているだけなのかも知れない。多分そうだろう)
つくづく思うのは小説というものは真実真面目でなければ書けないものだ。
信じるという文字は人の言葉と書く。嘘を言わない、人の言葉を信じる。そうした人しか
小説を書き、世に問うということをしない。ただ、信じればよいのだろう。
373名無し物書き@推敲中?:2007/12/14(金) 01:21:47
アンタは同情されているだけなんだ。
374佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/14(金) 01:46:13
それはどうなのかね。
私にもよくわからないが、小説というものは何故読まれるのだろうと思うこの頃である。
375佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/14(金) 01:53:53
同情されてもそれが恥だとは思わない。
恥だとしても、悪いことはしていない。
そこまで私は子供ではないつもりだ。
小説家は子供でありながら大人という性質を皆備えているように思う。
376佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/14(金) 02:31:05
世界的な作家の作品でもドストエフスキーが自身の作品の滑稽さを自ら認識していたという
ことからも、小説というものは書くのが気後れする、恥ずかしいものなのである。
それでも何故か作家は書く。確かにスランプはあるし、ハメットも私ぐらいの年齢になって
一語もタイプできなかったといわれる。物書きにとっては地獄よりも恐ろしい。
それは今の私と同じ心境だったのだと思う。ウエストレイクも突然書けなくなり、最近になって
漸く復帰した。小説とはそういうものだ。
377名無し物書き@推敲中?:2007/12/14(金) 02:40:10
>>376
>漸く復帰した。小説とはそういうものだ。

そりゃ大変結構な話だ。
ところで審査員及び書評家が読者の代表ズラこいてる件についてアンタはどう思う?
378佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/14(金) 02:39:26
出禁になったバーの常連さんに「鈴木さんは目立つんだよ。スターなんだよ」
と言われたことがある。そのときは「そうなのかもしれない」と思った。
何しろ悲願だった完成度を持ったネット小説がついに書けたからである。
どうもスターとかカリスマとか天才といった作家は今、考えると余りに悲しい気がする。
三島も太宰も乱歩もそうであった。
379名無し物書き@推敲中?:2007/12/14(金) 02:43:14
>>378
>余りに悲しい気がする。

なぜだ?
380佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/14(金) 02:45:27
>>377

少なくとも一番良い読み手であるからだろうと思う。
読者というものは第一、そこまで小説を信じているのかどうかわからない。
書いていても、どこまで信じているのか疑わしい。プロなら取り敢えずは信じてよい。
そんなところだろう。
381佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/14(金) 02:50:50
>>379
「純粋だから」
と言ってしまっては真実を言い当てているかどうか判らない。
余りに真剣だから、或いは馬鹿だから?
小説の神様に訊くしかないだろうと思う。
382名無し物書き@推敲中?:2007/12/14(金) 02:52:49
>>380
>プロなら取り敢えずは信じてよい。
>そんなところだろう。

「プロ」だから信じられるのか?
その根拠は何だ? 読書量か?
だが、たとえば高橋源一郎あたりは本の読み過ぎで頭がオカシクナッタのじゃないか?
383名無し物書き@推敲中?:2007/12/14(金) 02:53:22
>>381
>「純粋だから」
>と言ってしまっては真実を言い当てているかどうか判らない。
>余りに真剣だから、或いは馬鹿だから?

よく分からんな。
384佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/14(金) 03:02:16
>>382
プロは生活がかかっている。それだけなのかもしれないが
中には本物がいることは確かだろう。
私は読書量が多くはない。沢山読む人はなるほど好きなのだろう。
しかし、それだけでは十分ではない気がする。

>>383
ただ、「純粋だから」では余りに失敬だからである。
385名無し物書き@推敲中?:2007/12/14(金) 03:07:49
>>384
>プロは生活がかかっている。それだけなのかもしれないが

アマが生活を書けてはいけないのか? 
プロとアマの境界は曖昧だ。

>ただ、「純粋だから」では余りに失敬だからである。

そうか、高橋源一郎のバカの素は、その純粋性にあるんだな。
あいつの目は犬や猫といった動物のソレに似ている。
386佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/14(金) 03:08:13
ロック・バーの、役者をしている年上の店長さんに
「片っ端から女の子に声かけろよ」
と二年前か三年前に言われた。
それしかないかも知れないと思うようになった。
387名無し物書き@推敲中?:2007/12/14(金) 03:10:58
女に声をかけてどうするんだ?
388佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/14(金) 03:14:21
どうするって友達になるのだが。
389佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/14(金) 03:16:22
赤穂浪士討ち入りの日だな。
390名無し物書き@推敲中?:2007/12/14(金) 03:19:57
だから、女と友達になってどうするんだ?
ソイツはヤラセ女かも知れないぞ。
391佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/14(金) 03:24:13
それがまあ、気にはなるな。
本物はなかなかいないのは確かなようだ。
392名無し物書き@推敲中?:2007/12/14(金) 03:28:19
俺が気に入らないのは、あのヤラセ糞豚共にナンのカンのと小理屈をつけて
持ち上げる書評家、審査員の嘘臭さだ。
393佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/14(金) 03:37:11
最近の若手新人のことかね?
確かにとてもじゃあないが信じられんね。
だれも真面目にやっていない。
しっかりしろと言いたくなる。
いや、あんな連中を何故相手にしなくてはならないんだ?
394佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/14(金) 03:48:20
とむらいうた。

そうした気迫が今の若い作家には無い。
どうした。君たちには先輩たちの目に何が映っていたか
それが見えていないのか。
395名無し物書き@推敲中?:2007/12/14(金) 03:53:08
まあとにかくサハラがんばれ。がんばれサハラ。
無駄だけどがんばれ。
396佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/14(金) 04:03:27
女か。女に精神を求めるほうが馬鹿なのかもしれない。
そこまで言っては気の毒だが。
397佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/14(金) 06:22:54
しかし、断るまでもなくどう考えても最近女にもてているとしか思えないのだが。
よくわからないがとにかくもてている。
どういうもてかたなのかというと、ちょっと普通と違うのだが。
398名無し物書き@推敲中?:2007/12/14(金) 09:40:11
具体的に書け。「女にもてている」で流すから素人作家なんだよ。
399佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/14(金) 11:10:34
よく尊敬するのは恋の終わりというから、
小説家って言うのは一般には尊敬される仕事ということにはなろうから
そういう意味でもてているのではないが。
真面目な話しかしないし。
400佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/14(金) 11:33:17
「スター」っていっても小説家は歌手とか映画俳優じゃないしね。
何かこう、わざわざもてたくないから一生懸命に勉強しているイメージがある。
401佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/14(金) 12:06:14
生島治郎『追いつめる』で主人公である同僚を誤射した責任をとって辞職した
もと刑事志田四郎がその妻に詰られる

「あなたは仕事の為に家庭を売ったの?」
「そうだ。そういわれても仕方がない」

小説家はその仕事すらも擲ってしまうものであるらしい。
ただ投げ出さないものといったらそれは…
402佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/14(金) 14:14:46
ゴールデン街のママさんがもう三年近く前になると思うのだが
落着かない私を見て
「何が突破口になるかわからないけど」
と仰っていた。
その突破口は恐らくママさんが考えていらしたほど簡単には見付からないものだった。
殊に私の場合は他の作家より余程きつかったに違いないのだ。
一種の職業病であり、他の仕事をしている人には絶対にわからない苦しみだった。
しかし、見えてきたと思う。
403佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/14(金) 14:31:29
孤高のロックギタリストといえば誰が思い当たるだろう。
ロック・ヴォーカルであってもいい。
スティーブン・タイラー、ジミー・ペイジ、エリック・クラプトン……

彼らが追うものと基本的には同じなのだ。ロックは死んだかといわれて久しい。
若者たちは沈黙を守り続けている。
404佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/14(金) 14:44:17
エアロスミスは「男性的なバンド」と言われる。
確かにそうだと思う。いつまでも同じパターンを頑なに守り続ける依怙地さもいい。
ファースト・アルバムで既に老成を嘲笑う不敵な連中だ。
「おっと、そうはいかないぜ」
彼らの行く道は果てがないようだ。
405名無し物書き@推敲中?:2007/12/14(金) 15:55:41
アシタカ「ロックは死なない。生と死そのものだから。」
406名無し物書き@推敲中?:2007/12/14(金) 16:03:52
標題と無関係
407佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/18(火) 09:05:43
少し文学を離れて一般的な話になるが、エアロスミスがファースト・アルバム『野獣生誕』
を発表したのは七十年代初頭だった。私があの『ドリーム・オン』に接したのは十六歳のときだった。
あの歌詞が謎だった。そのはずだ。普通、誰からも知識を授けられることなくああした歌詞を書けるものではないからだ。
それも学校では教えない知識であろうからである。しかしそれはたしかに物事の一面の真理を言い当てていた。
一つにはアメリカの教育環境がそうした進んだ段階にあったことが考えられる。今はどうなのか。
『野獣生誕』は小説家がスランプに陥ったときに聴くべき傑作である。
408佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/18(火) 14:06:48
 
  
 やわはだの 熱き血潮も触れもみで 寂しからずや 道を説く君

上の詩が誰のものなのか、有名なのは確かなのだがよく知らない。
与謝野晶子だったろうか。高校に上がって最初の年に私は国語の授業で
男性の三十一くらいになる先生に授業中に朗読して聴かされた。

先生はこう仰った。

「女の人にはこういうことを男に対して言うっていうのは勇気がいることだと思うのね。
女の肌に触れてみることもしないで道徳ばかりに熱心なあなたはそれでさびしくはないのですか。
というんです」

テレビのコマーシャルで少し前にこの詩が使われていた。

そのとき私は声に出して「ああ」といった。
409佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/18(火) 15:28:48
ニューヨークの娯楽センター。皆さんがブロードウェイと呼んでいる街の雑踏の中で
私は背中にちりちりするような視線を感じた。

上はミッキー・スピレーンのスパイ小説、タイガー・マンを主人公とする作品の第二作目か三作目の冒頭である。
例によって手元に本が無く、記憶で書いている。尾行されているのをタイガーは察知したのだ。

北方謙三の『過去』にこれをそのまま借用したと見られる描写がやはり冒頭に配されている。
こちらも手元に無い。北方の場合は、イメージの巨大さというものが感じられない反面、日本的な情緒があって好感はもてた。
しかし、いつになったら日本の冒険ハードボイルドはアメリカ、イギリスを越えられるのか。

純文学にしても同様であることは言うまでもない。
410名無し物書き@推敲中?:2007/12/18(火) 15:40:53
世界最古の長編小説は「源氏物語」です。
411佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/19(水) 01:07:16
日本人という民族の伝統を否定してはいない。
飽くまでも比較、或いは歴史上での位置の問題である。
そうして見た場合、どうなのか。遅れを取っているのは誰の目にも明らかだ。
だが、いつまでも海外の模倣ばかりやっていても埒が開かないだろう。
それを承知してか、最近、文学がその方向性を完全といっていいほどに見失ったように思われる。
それをどう修正するかを問題にしたいのである。
さんざん試みがあったのは知っているが、今の状況は見ていられないほどひどい。
方法論的なものでは恐らくどうにもならないのはずっと前から解っていた筈だ。
日本人の人間性そのものを見直すときにきているのである。
412佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/19(水) 01:39:36
色んな意味での改革が今必要とされている。
文体、テーマはいうに及ばず、根底にある作家自身の存在そのものが今問われ
なければならないところまで来ている。小説論、作品論よりは作家論、本質論
の方が重要である。時代の流れの中で文学はどう変遷してきたか。海外でのそれは
どうであったのか。今なすべきことは何であるのか。
413佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/19(水) 02:41:23
アントニー・バージェス『時計仕掛けのオレンジ』では
近未来が舞台である。主人公である15歳の少年アレックス
は不良少年で、ベートーベンを聴きながら女を強姦するのを思い浮かべ
セックスを何の情緒も愛情も感ぜず、機械的に行う。
今の社会も徐々にバージェスが警鐘を鳴らした世界に近づいているのである。
文章から情緒が失せ、若者の言葉に敬語が見当たらなくなり、その場限りの造語が
無造作に量産されては消えてゆく。キング・クリムゾンの歌にあるように
セックスして食べて寝て夢見る、という生活が究極のところ現代人の生活の全てといっても
言い過ぎではないのかもしれない。そんな中で文学は明らかに萎えている。生活がスピード化し
そのスピードと無機質さに言葉がついていかず、それに当てはめるべき語彙も見当たらない。
そうした時代になっている。生活と言葉との乖離をどう修復するのか。
人間そのものが文明に侵されてその本性を枯れさせていく。
それをどうにかするのが文学の役割であるというべきである。
414佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/19(水) 03:38:20
嘗ては世代から世代へと受け継がれた文学、精神があった。
丁度私たち昭和四十年以降の世代辺りからそれが希薄になった。
世代間の橋渡しがいつの間にかなくなっていた。
前世代は後世代へと伝えるべき精神も文学もあったにも拘らず、
それを阻害するものが介在したのである。
というよりは親世代から受け継いだところで今の社会には役に立つものが殆どなかった
というほうが正しいだろう。文明が爛熟していく中で旧世代の常識やモラルは通用しなくなったのだ。
そうはいうものの私たちの世代が独自にそれを打ち立てたのかといえば、全くといっていいほど
出来ていない。何故橋渡しに失敗したのであったか。本来滞りなく行われるはずの儀式は混乱の極に達し、
私たちの世代は標的を見失った。世代共通の目的、掲げた理想、そうしたものが果たして我々にあったであろうか。
無かったはずである。では私たちの後の世代をどうすればよいのか。だらだらとこの悪循環を続けていくつもりなのか。
415佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/19(水) 14:16:10
視点を変えて、私の容姿について少し述べておく。
顔は平面的で、余り特徴を備えていない。美しいとはお世辞にも言えず、男性的で精悍でもない。
洒落ても勿論いない。石川忠司さんが先日の講座の飲み会の席で
「顔がぱっとしない」と私の容貌についていっていらしたが、保坂和志さんの
小説のタイトル『プレーンソング』に匹敵するような平面的な顔である。恐らく間違っても女にもてない。
ただ、体格はしっかりしている。かなりがっしりとして筋肉もついている。
運動能力にかけてはそこまで劣ってはいない。

高校時代、私の親父に言われたことで
「見栄坊なんだ」ということがある。
しかし、こちらから言わせてもらえば親父のほうがよっぽど見栄坊である。
私はそんな気障な服装もしないし、お洒落にも興味関心がない。
ただ、こと文章や小説、それ以前に生き方そのものにそのお洒落や気障なかっこよさを
追求したがるところがあったし、実際にそれをした来た。だが、それは一般的な意味での見栄やかっこつけでないことは
明らかであると思う。第一、そんな顔でいくら見栄を張ってみたところで虚しいだけで何の意味もありはしない。
飽くまで生き方の問題だったのである。私は人からナルシストだと言われることがたまにある。
自分でもそれを否定はしないし、却って肯定したいくらいその傾向は強いのである。
自己愛が強い。ハードボイルドは一面において自己愛の文学であることからもそれは確かなことのように思われる。
そうしてやたらに性欲が強い。その割りに女性との交渉が全くといっていいほど無い。
それが何故なのかといっても単に内気なのだという答えしかないのであろう。
好みの女性のタイプとしては「すれっからし」な女性である。
NHKの午前中の番組で「いっと6県」というのがある。あの司会を務めている女性アナウンサーがいるが
あのタイプだ。間違っても七時のニュースには抜擢されそうも無い。
あの年になって「あー私にはやっぱり駄目だったな」みたいな女だ。
416名無し物書き@推敲中?:2007/12/19(水) 14:20:34













ようやく分かったようだな
他人を害するな

そのまま更生の道を歩め

できるもんならな
417名無し物書き@推敲中?:2007/12/19(水) 14:29:53
人は見た目が九割ってそんな本が売れてましたね。
あと金持ち父さんとか、頭の良い人の話し方とか。
日本中が実は「見栄坊」なんじゃないかと思いますね。
実際の収入以上の生活をしているでしょう。カードやローンでやりくりして。
そして物欲だけを肥大させて損得欲を判断基準にしてますよね。
文学の衰退も結局は「文学」も「商品」として考えるようになったからだと
思います。
その証拠に絶版になることの早いこと早いこと。

418佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/19(水) 14:32:29
そう偉そうな態度を取られても気分がよくは無い。
第一、人は外見ではない。
そうでないといえばいえるし、或いはそれが真実である可能性もある。
だが基本的にいって、どこからどう見たところでそこに妥当性や
真実の意味での説得力は無い。
私がいやだったのは親父やお袋や世間一般のそうした「やる気の無さ」である。
外見に限っての考え方はとにかく昔からそうだったといえる。
そんなものに責任が持てるか。
419名無し物書き@推敲中?:2007/12/19(水) 14:35:08













おまえがどう動いても俺には手に取るように分かる
このまま負け惜しみを止めて更生するなら
元の自演王国の復活を許可してやる

もともと俺はおまえの一人チャットに興味は無い
どうせ砂漠だ。誰も来ないし、たまに来て騙されるのはそいつの勝手だし
 
420佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/19(水) 14:42:52
何故、そこまで外見に拘らずして拘ったのか。
言うまでも無く私の世代はテレビ第一世代であったからだ。
親父の世代から映画が隆盛を極め、そうした外見への信仰が(馬鹿馬鹿しくも)
高まっていった。本当に付き合っていられはしない。
例えばアレクサンドル・デュマの『ダルタニアン物語』が書かれた頃はどうだったのか。
そこまで変な時代ではなかったのではないだろうか。
421名無し物書き@推敲中?:2007/12/19(水) 14:48:53
佐原さんのお父様の世代は学生運動に燃えた世代でしょう?
中卒なども金の卵と持て囃された世代では?
オーッモーレツ!とか滅私奉公とか言われた世代ではないの?
小田実とかの世代でしょう?
やる気満々だったんじゃないのかなぁ?
422佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/19(水) 14:49:46
>自演王国の復活
>一人チャットに興味は無い。

私の自演や一人チャットに興味関心を抱いてくれと頼んだ覚えは無い。
私にとってそれが必要であったからそうしたまでである。
423名無し物書き@推敲中?:2007/12/19(水) 14:53:16
急に伸びてると思ったら、キチガイが紛れ込んでいたのか。
424佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/19(水) 14:54:44
そうした意味でのやる気ではないのだ。
私が言いたかったのはそんな(私の世代の言葉で言えばせこい)
事ではない。

繰り返すがもっともっと根源的な余りに高い理想であったように思う。
425名無し物書き@推敲中?:2007/12/19(水) 14:55:36


 
     それでいい











アスペルのは自由だ
だがバレるよ
おまえは時間の概念が無い
塹壕から飛び出して弾に当たる愚か者だ
426佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/19(水) 15:04:45
時間の観念が無いというのはどういうことなのか
そもそもわかっていない御仁が多い。ただなんとなくあてずっぽうでそういってみているに過ぎないのだ。
三島由紀夫の『青の時代』をこの間拾い読みしていてそう確信した。
第一、時間の観念、概念がなかったら、どうやって長編小説を書くことが出来るか。
辻原登さんが「小説は時間の芸術である」とインタビューで仰っていたが、その通りであると思う。
427佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/19(水) 15:12:03
私は世間の大人たちはもう少し立派で頭がいいはずだと思い込んでいた。
決してそうではないことに41の今になって漸く気づいた。
大人たちの判断や認識というものは、その多くが思わせぶりでいい加減なものであったに過ぎないのではないか。
事実、そこまで学識が豊かな人など滅多に存在しないのにそれこそ見栄で偉そうな理屈を言って悦に入っている。
もう少し基本的な勉強をすべきなのだ。
学歴社会で身につけた知識ばかり振り回しても何にもならない。
本気で真面目にやらない限り見えてくるものは無いはずなのである。
428佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/19(水) 15:22:47
エアロスミスを聴いている。
レッド・ツェッペリンの二枚組みベスト盤を近くのブックオフで
買おうと思う。あれ二十四歳のときだったか、出ると同時に飛びついて買った。
懐かしい。金が無いからといって出し惜しみしていたらそれこそ何にも出来なくなってしまう。
時間が無いのだ。
では、諸君。頑張ってくれたまえ。
429名無し物書き@推敲中?:2007/12/19(水) 15:29:43
 

     逃げるのに挨拶はいらない

さっさと キ エ ロ
うすのろ

 
 
430佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/19(水) 17:49:10
>>417

無論、それが正論である。
『一億総白痴化』に始まって
とかく日本人は『一億総○○化』が好きな国民である。
勇断であるとか、決断力に富む行動とか、或いは努力とか
そうしたものを蔑ろにし、冷笑さえ浴びせようとする、無気力の温床は
何なのか。


『天国への階段』が今、かかった。無限に上昇したかと思えばとめどもなく墜落する。
そうした限界をものともしない冒険をやろうとしない人々が殆どを占める。


若者たちよ。君たちは一度しかない人生をどこまで燃やしつくせるのか、それに賭けてみる気はないか。
己の美学を全て投入し、命懸けで戦ってみる気はないか。
431名無し物書き@推敲中?:2007/12/19(水) 20:46:00
>>430
人に言うんじゃなくて、自分はどうなの?
432佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/19(水) 22:20:42
一度しかない人生、その一度しかない青春を私は文学に賭けた。
ぼろぼろになって、真っ白に燃え尽きたのだ。
金も女も得られずじまいだった。それでも後悔などしてはいない。
何も得られず、何も返っては来ない。それを期待せずにぶつかるしかなかったのだ。
人生設計などというちんけな計算などしている暇はなかったぜ。
発狂寸前まで行って持ちこたえる。そのぎりぎりの世界で戦った。
433名無し物書き@推敲中?:2007/12/19(水) 22:35:46
>>432
>金も女も得られずじまいだった。それでも後悔などしてはいない。

「金も女もいらないさ。そしてまだ、終っちゃいない。オレの文学は、国家を転覆させる文学だ。
爆弾はオレが用意する。アンタは同志を募ってくれ。あと、三人必要だ」
434名無し物書き@推敲中?:2007/12/19(水) 22:36:16
次の乱歩賞、太郎にとって欲しい!
435佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/19(水) 22:55:12
無論、まだ終わっちゃいない。レッド・ツェッペリン・ベストを聴いていると若い時代の
獣のような覇気を思い出す。さあ、地獄を見せてやる。これが俺の本当のパワーだ。
ようく見ておけ。ついて来れるかな。
436残飯:2007/12/19(水) 23:01:01
>さあ、地獄を見せてやる。

勘弁してください。ブタ殴りされて毎日が地獄です。
437名無し物書き@推敲中?:2007/12/19(水) 23:26:19
>>435
>レッド・ツェッペリン

多くのミュージッシャンがフェーバリットとして名を揚げるビッグネームだ。
最近は模範的なバンドが少ないね。機材に頼ってるからだ。
438佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/20(木) 08:03:10
今の社会には言葉はあるが責任ある行動と決断が見られない。
そうしたことを敢然と行うことが出来る人間がいない。
何故なのか。人々が戦うことを放棄したからだ。
若者たちよ、黙っている必要はない。諸君のエネルギーを全てぶつけるのだ。
金も女も知ったことでない。諸君らが男として生きるためにそんなものが何になる。
さあ、行くんだ。
439名無し物書き@推敲中?:2007/12/20(木) 09:06:30
どこへ?
440名無し物書き@推敲中?:2007/12/20(木) 10:22:16
高橋源一郎はコーマン文学に逃げた卑怯者だけどね。
審査員で誤魔化すアイツの行為は万死に値する。
後進にとって邪魔なだけ。
441名無し物書き@推敲中?:2007/12/20(木) 10:35:23
コーマン文学って何ですか?
442名無し物書き@推敲中?:2007/12/20(木) 11:45:17
コーマンのコーマンによるコーマンのための文学だ。最近では『わたくし率イン歯ー、または世界』
の川上未映子あたりが話題となっているようだが、川上の奇天烈さを理解したフリの老人たちによって
祭り上げられたフェイク・ヒロインのひとりに過ぎない。
443名無し物書き@推敲中?:2007/12/20(木) 12:04:10
>>435
はよ見せて
444佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/20(木) 12:53:56
>>443

見せたいものがあるにはあるのだ。もう少しだけ待って欲しい。

生まれてからのこと、或いはそれ以前の人間社会、人間性そのもの、自己と他者、等々について
今、考えを巡らせている。来年の二月末で42歳になるが、そうしたことを考えて当然の年齢であり
また、考えなくてはならないのである。蛙の子は蛙という諺の通り、人間の性格、能力、容姿などは
外見はこの際どうでもいいが、とにかく受け継がれて行くものであるようだ。
だが、悪いことをする親には善い事をする子供が生まれないとは限らない。
いずれにせよ、それは子供本人の自覚と心がけで決まるのである。
そうした人間社会にあって、個々人の間には当然のことながら認識の違いが出てこざるを得ない。
一般には常識というものがあると信じられているし、それに誰もが納得し、従っているように見える。
しかし世の中には偽善というものがあり、卑怯さというものもあるのだ。
こうした社会で何故フィリップ・マーロウや、サム・スペード、明智小五郎が小説中のヒーローとして
認められ、共感を得、人々に勇気を与え、そして何故読み継がれていくのだろうか。
人と話していて、「警察は事後処理でしょ?」といわれてなるほどと同意した。
金というものが間に挟まっている限りはそうであるといえるのだ。
445佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/20(木) 13:08:01
所変われば品変わる。十人十色。
常識というものも、アメリカの常識と日本のそれとでは大いに違うことは言うまでもない。
我々の世代、昭和四十年以降に生まれた人間は恐らく前世代よりも海外文化の影響を
受けるのに適した環境にあったといってよい。語学研究も進み、翻訳が徐々に正確で
ニュアンスまでを伝えうるものになって行った。国際化と情報化社会。
そうした情報が入り乱れる中でその情報を処理しなければならなかった。
余りに複雑な世界。それを前にして15歳の私は立ちすくむしかなかった。
446名無し物書き@推敲中?:2007/12/20(木) 13:16:58
んん?
いま41歳なら15歳の時はまだまだ国際化情報化社会の恩恵も脅威も
受けてないんじゃないですか? お父様が商社マンだとしてもまだまだ
テレックスの時代でしょう? 
447名無し物書き@推敲中?:2007/12/20(木) 13:26:06
>>442
ごめんなさい。より一層分りません。
リトルショップ・オブ・ホラーズのロージャー・コーマンのことですか?
448佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/20(木) 13:28:22
物事の達成能力というものがる。その度合いを測るのがアチーブメント・テスト
というものであるらしい。近頃余り聞かない言葉だ。
私の親父やお袋、世間の大人たちが果たしてどの程度の達成度に達していたのか。
今考えると私は相当に彼らを買いかぶっていたといわざるを得ない。
449佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/20(木) 13:41:16
>>446

1980年という年が私が15歳だった時代である。
今から27年前だ。
ほぼ30年前ということになるだろう。
その頃、世界で何がどう動いていたのか。
日本では何が動いていたのか。
私はいわゆる事実というものに関心がない。
飽くまでその行動なり、その原因なり、理由なりに関心が向く性質である。
分析すること。それにしか生き甲斐がないかのようでもある。
世界情勢、その現象的なことに関しては一切情報価値といったものを認めなかった。
ただ、芸術や小説、映画の世界ならどんなものにでも興味関心が湧いた。
1981年、北方謙三がデビューをとげ、日本の冒険小説界が俄かに活気を帯びる。
そうした時代だった。
450名無し物書き@推敲中?:2007/12/20(木) 14:03:28
なんとなくクリスタルが流行っていたでしょう?
ノルウェイの森とか。

15歳だったとすると校内暴力世代じゃないですか。
451佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/20(木) 14:03:29
悪いことをして人を騙して金を稼いでも、善い事をして真面目一本槍で稼いでも
金額は同じであり、時としては人を騙したほうが金が多く手に入る。そうしたくだらない世の中だ。
親にも愛想が尽き果て、もうノイローゼでくたくたである。少しでいいから休みたい。
それでも頑張って小説は書いているのだ。こんな中においてさえ。
452佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/20(木) 14:18:25
人をだまくらかし、嘘に嘘を重ね、のうのうと生き、
そんな人生で一体何が得られ、何が出来るか。
真面目な真剣勝負でやったらどちらが強いのか。
言わなくても解ることを人は理解できないのだ。
453佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/20(木) 15:00:49
ひとつ、最近私が救いだと思ったことがある。

解体の現場で職長である同年輩の男と話した。



「ハードボイルドは読んだなあ。何だっけ。あの髯生やしたおっさん、いるじゃん」

「北方ですか」

「そうそう」



高校時代からさんざん悪さをして、警察とおっかけっこをやってきた男が
そう言うのだ。何故、男たちはそうした世界に惹かれるのであろう。
454名無し物書き@推敲中?:2007/12/20(木) 15:04:37
 
 














その調子だ
みんな見守っている
更正と治療の道はハードボイルドだど
455佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/20(木) 18:59:45
前に書いたことをもう一度書くが
私の先輩でポルノ映画の監督を昔していた人が
食堂か喫茶店で私と二人で話していた。
そのとき、彼はこういった。

「小説を読むとか、書くとかっていうのは……楽なんだよ」

その当時、強迫観念で言葉の荒れ狂う症状に苦しんでいた私は
それはちょっと違う、と思ったものだ。確かに読書は娯楽である。
アメリカでは英語など乞食でも話せる、といってはホームレスに対して失礼だが
特に何の努力も勉強もしなくても小説は読んで面白い人には面白い。
しかし、書く段になるとこれが違うのだった。
何度書いてみても、書けない。石川忠司の小説の講座で知り合った若い人たちは
みんなそれを痛感している。無論、そこまで不勉強ではない彼らが、である。
そこまで骨折って小説を書き続けてきた。先輩は上のことを私にいった時、既に40を超えていただろう。
そうした醒めた視線からものを言ったのだろうとは思う。
しかし、にも拘らず私には小説を書くことがどう考えても辛く、超人ででもなければ
書けないもののように、少なくとも若い頃には思われていた。
多分、15歳という若い時分から神経を病んだために、私は普通の小説家より
遥かに小説を真剣に書いていたのだ。
456佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/20(木) 19:28:46
人間の偉大さ、崇高さ。美しさ、気高さ。

そうした諸々の美徳。英雄というもの。

ありとあらゆる夢。真実。強さと優しさ。愛。


そうしたものを私は信じてきた。







今も間違っていたとは思っていない。
457佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/20(木) 20:12:51
上に世代間の橋渡しに我々の世代は失敗したと書いた。
橋渡しが巧くいった分野も勿論ある。テクノロジーや科学、
そうした、物質文明に寄与するものがそうである。
機械仕掛けといえばマニュアル世代という呼び方からもそれが定着したと見てよい。
何もマニュアルで働くことを否定しているのではない。それも合理化という点から見れば
もっともなことで、アメリカがその先鞭をつけた。学歴でさえマニュアル化されている。
しかし、一方で精神的なものを伝える努力は殆どなされなくなった。
哲学、思想、文学、全てが崩壊の危機にある。
そうした状況を今の若者たちはどう捉えているのか。それが知りたい。
458佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/21(金) 08:44:11
五年前、もと文藝春秋編集者である清水雅洋氏が私の『風の描く虎狼』に目を通されて
「この作品は佐原さんが世に問う第一作となるでしょう」
と賛辞を下さった。

それから後、二年前に書いていた『滝の煌くとき』と題していたハードボイルドは
九十枚で頓挫を余儀なくされたものの、そのストーリー構成の緻密さ、人物のリアリティー
等々に於いて完全に前作を上回っていた。そして今回の作品に於いても私は前進をやめてはいない。
技術は着々と向上している。
この間、同人誌の会合で世の中に出るべきだということを同人諸氏に言われた。
私もそろそろそうすべき頃合であり、打って出なければならないと決意を固めている。
売れる自信はある。期待して待っていて欲しい。
459名無し物書き@推敲中?:2007/12/21(金) 08:48:30
こんどこそ……















そう思っていたんだろう?
だがおまえは踊る
なぜか?
それがアスペルガーという業病なんだよ
可哀想だが慈悲は見せない
460名無し物書き@推敲中?:2007/12/21(金) 09:27:46
期待して待ってますよ。佐原さん。
461佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/21(金) 10:24:53
>>460

ありがとう。


レイモンド・チャンドラーの『大いなる眠り』は喜劇である。41になるとそれがはっきりと解るようになる。
小鷹信光氏も1980年に『EQ』に連載中だった『ハードボイルド・アメリカ』で
そう述べている。小鷹氏もその頃四十代半ばだった。小鷹氏はジョン・ヒューストン監督
ハンフリー・ボガート主演『マルタの鷹』を観たのがハードボイルドとの出遭いだったと言い、
その少年時代を回想しながら筆を進めている。当時それを読んでいた私は中学三年生だった。
小鷹氏のいわんとされていたことは、14歳の少年に殆ど伝わっていなかったのである。
それが小説、或いは人生の不思議なところだ。
462名無し物書き@推敲中?:2007/12/21(金) 11:07:47
ジャック・ヒギンズの作品もいいですよ。
463名無し物書き@推敲中?:2007/12/21(金) 11:24:53


















「田中京子」が一番だな
464佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/21(金) 12:22:24
稲垣純一『クリスマスキャロルの頃には』がラジオから流れている。
我々の世代にとっては思い出深い曲であるはずだ。
あの頃…あの頃見た夢、あの感動はどこへ失せてしまったのだろうか。
465佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/21(金) 12:24:23
稲垣純一『クリスマスキャロルの頃には』がラジオから流れている。
我々の世代にとっては思い出深い曲であるはずだ。
あの頃…あの頃見た夢、あの感動はどこへ失せてしまったのだろうか。
466佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/21(金) 12:24:49
稲垣純一『クリスマスキャロルの頃には』がラジオから流れている。
我々の世代にとっては思い出深い曲であるはずだ。
あの頃…あの頃見た夢、あの感動はどこへ失せてしまったのだろうか。
467佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/21(金) 12:35:59
レッド・ツェッペリンでもエアロスミスでもキッスでも
親や、御近所の反応といったものを気にしながら
それを吹き飛ばそうと懸命なのが歌詞に、歌いっぷりに、叫びに現れている。
彼らは究極の目立ちたがり屋か、さもなければ追いつめられた野獣なのだ。
さあ、派手にやってやろうぜ、という彼らのポーズに共感する若者は後を絶たない。
468名無し物書き@推敲中?:2007/12/21(金) 13:34:05
>>467
>さあ、派手にやってやろうぜ、という彼らのポーズに共感する若者は後を絶たない。

それがスリップノット辺りになると突き抜けすぎてしまって、観て、聴いて、疲れてくるんだ。
音楽的に大したことない、ワケじゃないが、どうせ底が割れた時代に出てきたグループだからね……。
オレは彼らに影響を与えた音楽群に直接触れたいね。
469佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/21(金) 17:10:03
私が中学二年のとき、「モンキー・マジック」などのヒットを出したゴダイゴのタケカワユキヒデが
「四十を過ぎると世の中のことも分かって来て、音楽に対するアプローチも違ってくる」
と昔を振り返って最近、言っていた。

確かにそうしたものだろう。四十五十は分別盛りというが、
四十を過ぎてから小説を書くのは若い頃から世の中に出て活躍するのとは
全く違うアプローチにならざるを得ないであろう。
漱石がそうであったし、他にも同様の作家は大勢いる。
八十を過ぎてもアマチュアで書いている人がかなりの数いるのである。
470名無し物書き@推敲中?:2007/12/21(金) 17:49:35
長谷川和彦の『青春の殺人者』でゴダイゴの音楽が使われているんだが、
アーティストを伏せられるとまるで洋楽に聴こえるよ。
国内のヒットチャートを意識しないで自分たちの憧れのサウンドを追求した結果だろうか。
憧れのサウンドとは英米のそれに決っているけど。
オレはもう若い奴の小説なんか読みたくないんだ。
アンタ、B’zの影響でバンドを始めた連中を聴きたいと思うか?
471佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/21(金) 17:49:27
悪いことが平気で出来る人間、嘘が平気でつける人間、そうした人がこの世の中の
大半を占める。程度の差こそあれ、似たようなものだ。悪いことをして暴力に訴えれば
当然のように仕返しが来る。そうした馴れ合いの中で事は紛糾していかざるを得ない。
私は暴力から逃げなかったどころかそれにたった一人で立ち向かってきた。
どうもそういう人は驚いたことに、今になって気付いたが本当に少ないのだ。
472名無し物書き@推敲中?:2007/12/21(金) 17:55:47
>悪いことが平気で出来る人間、嘘が平気でつける人間、そうした人がこの世の中の
>大半を占める。

いやいや創作板ではご存じ残飯ただ一人www
473佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/21(金) 18:06:35
>>470

B’zの影響でバンドを始めた連中
聴きたくない。

単なる女の子にもてたいだけのミーハーだろう。そうした餓鬼は。
アイドル歌手と少しも変わらないロックなんてやってどうするんだ。
私が聴きたいのは若者たちの怒りであり、叫びなのだ。最近の若者は
ずるく立ち回るようになったのだ。
474佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/21(金) 18:18:31
国会議員の醜態を毎日のようにテレビや新聞で見ていて
これだけふざけた、いい加減な世間で世渡りなど真面目にやるほうが
馬鹿げていると思わざるを得ない。付き合っちゃいられない。
若い頃は純粋で一生懸命だった。40過ぎると人生なんてまったくもって
くだらなさ過ぎる。もう誰の言うことも真に受けたくはなくなった。
信じて来た私が馬鹿だった。勝手にしてくれ。
475佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/21(金) 21:08:58
忘れてはならないことがもう一つあった。
中学時代、不良中学であったことは何度も言った。
ところで大抵の場合がそうであるが「金に困って盗みをするのは
特に子供の場合仕方がない」という考え方だ。「徒然草」にさえ
そんなことが書かれている。前にも書いたように私の家庭は
十分すぎるほど貧しかったが、中学時代に転向した地域は更に
裕福とは縁遠かった。私はそこで友達を作り、決して疑ったことなどない。
しかし、不良化が中学に入ると始まり、もう手がつけられなくなるのだ。
そういう土地柄だったのだが、親父は同様に貧しい少年時代を経てきている。
じゃあ、親父は連中の肩を持つだろう。そう思った。家庭の中で孤立したのは
そうした理由があったからだ。どいつもこいつも卑怯を正当化する連中だ。
滅多に骨のあるやつがいない。

言いたいことがあるんなら今のうちだ。堂々と正面から言って来い。
476佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/22(土) 00:36:50
親父やお袋がやってきたことは全て己の責任回避だ。
逃げの一手だ。
闘う姿勢も耐える姿勢も何もない。
477悪い太郎 ◆LziSwFxVAU :2007/12/22(土) 00:40:52
>>476
>耐える姿勢も何もない。

いや、耐えていたはずだ。
おそらく世の全ての親がそうであるように。
478佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/22(土) 01:21:42
どちらでもいい。

とにかくいい加減な殆どの世間の人々の皺寄せが真面目な人間に集中するのだ。
周囲のお荷物を担がされてもうくたくたなのだ。甘えるのも程ほどにして欲しい。
479佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/22(土) 12:07:03
都筑道夫さんに「孤立のハードボイルド」という小論がある。
私は41年の人生で、常に常に孤立してきた。
仕事は健康状態が万全であればいくらでもこなすことができるし
勉強のほうも非常に優れている。
こんな奴が周囲から叩かれなかったら不思議というもので
しかも私は真面目一本槍で人を信じてきた。
だから今呆れに呆れている。
480佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/22(土) 12:32:07
現代は絶望の時代である。

そう都筑道夫さんは仰っている。
高校時代だったかにこの文章に初めて触れたときは、やはり
「大人の世界なんだな」くらいの感想しか持たなかったものだ。
しかし41になった今、はっきりと正確にそれが判る。
現代は絶望の時代であり、その絶望に耐え、自らは決して絶望しない
男たちの物語、それがハードボイルドだ。
481佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/22(土) 18:34:55
二葉亭四迷『平凡』は二葉亭最晩年の作品である。
自然主義文学を痛烈に批判したといわれる。


この作品は作品の主人公が、作家であり、『平凡』という
作品の中で自然主義の手法で書かれた私小説を書く、という
設定になっている。一人称であるために、まるで二葉亭自身の
自己批判にも見えないことはない。しかし二葉亭の意図はそんなところにはないのだ。
実生活でも小説から政治へと傾斜して行った二葉亭であるが、それでも『平凡』において
言いたかったことは、そんな表面的なことではない。あれほどの碩学がそんな軽薄な
主題を追うなどと考えるほうが間違いである。
では、二葉亭は何を追っていたのか。
482佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/22(土) 18:43:15
この『平凡』で主人公である作家は最早積極的な生き方を諦め、惰性のみで生きている。
しかし、基本的に前向きに生きる限り、倦怠などということはありえないのではないか。
私は振り返るということをしなかった。常に何かにトライし続けた。結果、夢見たのだろう。
その私が立ち往生しているとはそれこそ滑稽な図なのかもしれない。
483名無し物書き@推敲中?:2007/12/22(土) 18:54:54
純・文学はくだらいないのはなざかー?
マンコ風俗にかまけて、純じゃないからであーる。
純文学と呼べるのは、文学100パーの文学だけー。
484名無し物書き@推敲中?:2007/12/22(土) 19:03:46
そう、そこで濃縮文学、還元小説の時代到来ですよ。クリ中
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/bun/1198304002/l50
485名無し物書き@推敲中?:2007/12/22(土) 19:15:16
社会人が純文学を面白いと思ったら、もう日本の社会体制はあぼーん
486名無し物書き@推敲中?:2007/12/22(土) 19:16:38

           _ .. ... _} }               \ヽ| !_
         , ::' .: ::::::::::::ノノ\             r― v',"‐ X,ノ‐ `_丶 、_
     _ _  / '^:, ::/ ::::::::::::i:::;;;;ヽ         | / / //i| i   \‐く  ̄ `ヽ、
  /'⌒ヾv',':, :,'/,':,i l i!:} : i:i|!::i;i;;i;ム       〃 , / ,' iw| ', ', 、 ヽ \   /
 <<  ,. =i l.:l|:l|:l、!:i| | !:| : l|l|レ!;|;i|il}、      ,',' /,' i  il |  ト、', ! i 、', ヾ/´\
  >ヾ、....イ:!:l|:l|:|:!ト|、!ル ノイノ}ノリソ))     !| i l | i`|ト|、  ヽ-‐i1"', !  i|<´
  〈(^ ̄フノ〃ヾ!` ┬‐  ' ┬ リiリソ〃     i| |i  ! i| ‐┬   ‐┬ ', i | !iト、 `r'
  ヾ_,ノイ//l|::i:l|{ .::::.   、 ::/:i|l|_ノノ      リi|i i| !,  '_    リ !i| リ、 ヽ!
    〃//i:l|::i:l|iゝ    (フ イ|:l|;i|        'ー1i j',!i iト、 ヽ__)  , イ!ルリノハ \
    {{//ゞ!:lNi、レト、 `__- 'レ!リソリ         j_|.」 ! i|! tt` - '" |ノリノ'"  ', /
    ヾヽ,   /`丶、 (t)ヽトv'ハヽ          _,. <(´(‐'  _,>)- 、  '
    { {V  /    ヽ./::i}ヽ, } }         /i  ∧ i | `´ /_,. -‐ ' ゝ、
    ______∧_______________∧_____
   /
  |  できることをした人が天才であり、できないことを望むのが凡人
   \____________________________
487佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/22(土) 19:47:28
太宰は『人間失格』で主人公の葉蔵が子供の頃鉄道の跨線橋を、その実用的な目的でではなく、
そこを上ったり降りたりして遊ぶものだと思っていた。と一人称で綴っている。

葉蔵の「葉」は太宰の処女作品集『晩年』冒頭に配せられた短篇の題名である。

私にも多分に葉蔵のような傾向があったのだろう。物事の実用的な面より、それを
何かに活用する方面にやたらにアイディアを考え出そうとしていた幼年期であった。
マットレスを縦に置いて迷路を作ってみたり、カーテンをひっぱってその屋根にしたりして
遊んでいた。

だから今世の中が解らなくなっているのかもしれない。多分そうだ。
488佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/22(土) 20:00:44
であるから、都会のコンクリートジャングルを使ってそこで冒険を繰り広げてみたい
という願望が湧いても当然であった。無味乾燥な街並みを一挙に宝石箱に錬金してみせる。
そうした無謀といえば無謀、滑稽といえば滑稽な夢を抱いたのが私の高校時代だった。
489佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/22(土) 20:14:17
そういう奇抜なアイディアや着想、奇想天外なトリックというものに魅せられていた。
空想していると時間を忘れた。いや、そうではない。時間など無視して無限に拡がっていく夢の空間を彷徨いたがる性格であったのだ。
一晩中ロックのレコードとサウンドトラックをリピートさせて引きこもり、
「ロックンロール・オールナイト」を散々やっていたのだ。
学業に挫折していた分、そのエネルギーは凄まじかった。絶望の中で必死だったのだ。
490佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/22(土) 20:41:57
>>442

確かに昨今の若手による「文学」は何かといえばセックスである。
私はそういったものにもたれかかった作品を書かない。
題材にはするが、そもそもソープにすら一度しか行かず、彼女とも
一度もセックスをしなかった。生まれてこの方一度だけ、それも素股の可能性がある。
文学とはもっと繊細で美的なものであるべきだ。
491佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/22(土) 21:15:54
三島由紀夫が『もーれつア太郎』のファンだったことは知る人ぞ知るエピソードだ。
映画出演でチンピラに扮してみたり、とにかく変わっている。

江戸川乱歩に『猟奇の果』という作品がある。完成度は高くないが
推理小説ファンの嗜好に訴える好編である。
土屋隆夫氏が14歳のときに図書館でこの作品を借りたとき
司書に「こういう小説はまだ読まないほうがいいよ」
と言われて「その恥ずかしかったこと」
と述懐していた。私が14歳の頃それを読んだ。
都筑道夫さんの「ショート・ショート・コンテスト」
が同じ号に載っていた。『ルパン』という雑誌である。
それを読んで私は『EQ』の投稿ハガキに散々意見をした。
後で生意気だったと反省して次の号についていた投稿ハガキで謝った。
ところが都筑道夫さんはその雑誌の編集長ではなく遥か昔の
『エラリイ・クイーンズ・ミステリマガジン』の編集長であった。
当時の『EQ』編集長は谷口さんと仰った。
それに後で気付いて私は恐縮を通り越して谷口さんに対して泣きたいほど悪いことをしてしまった
と思ったものだ。
492名無し物書き@推敲中?:2007/12/22(土) 21:31:38
セックスの繊細さや美しさを知らないオジサンに何が書けるのか疑問だ。
コミュニケーション能力がおかしい可能性がある。
もちろんそれによって特殊な観点、特異な文体を持つことができるかもしれないが、人間観察があまりなされていないようだから、自家中毒のような作品になる可能性の方が高いだろう。
女を知らず、また男としても機能していない人間の書くもの。
フリークスかイミテーションになりそうだ。
とりあえずソープへ行け!
493名無し物書き@推敲中?:2007/12/22(土) 21:37:00
>自由に書かせてやればいいのにwww


掲示板は自由な場所だからね

     俺はサハラ砂漠を歓迎する

みっともない成りすましや陰湿な個人攻撃より遙かにマシ
  
494佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/22(土) 21:49:11
セックスの繊細さや美しさというものは確かにあるのだろうが
それこそ、チャンドラーの『長いお別れ』におけるテリー・レノックスの台詞


「常に工夫が凝らされなければならないね
セックスを華やかなものにするのには何十
億とかかる事業で、一セントも手を抜くことは出来ないんだ」


というのが私の実感というのか信じている、セックスのイメージである。
セックスをして「ああ、こんなもんか」では一向に面白くない。
だから三十五歳で十万をぼったくられてはじめて行ったソープで
一回やった後でソープランド譲が「帰る」というのを約束では二時間の予定だったので
ひきとめ、引き止めるには引き止めたのだが、その後、一時間近くにわたって
ベッドに並んで腰掛けて小説の話をした。話しながら女の子には指一本触れなかった。それぐらい禁欲的である。
495名無し物書き@推敲中?:2007/12/22(土) 22:29:13
それを「禁欲的」と自己評価するのはかまわないが、
おそらく一般的には「女慣れしていない男性」でしかないだろう。
ソープ嬢にすら好かれてしまう、それほどの男であったなら
あえて指一本触れずにいれば禁欲的とも言えようが。
496名無し物書き@推敲中?:2007/12/22(土) 23:12:30
それなりに作家として名がある人でも、初版数百部だからなぁ
それを門下生や内輪が買って終わり、の世界になってる
何をどう言おうと、これが実情
497佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/23(日) 00:09:56
いや、妄想の世界ならともかく、現実の世界でならどんなグラマー美女に迫られようと
禁欲を貫くと私は思う。

嘗ては想像の世界への入口がいたるところに口をあけていたように思う。
入院していたとき、二階の配膳室で食事の皿が載っているワゴンをエレベーターで上げるときに
モーターが唸る音がした。それがディープ・パープルの『ブラック・ナイト24カラット』に入っている
『ファイアーボール』のイントロに使われる効果音にそっくりだった。そういう時である。
そこへ入っていくというよりは、落とし穴に落ちていくといったほうがより的確だ。
若い時代にはしょっちゅうそんな落とし穴に落っこちていた。
今考えてみると、小説を書く動機というものはそうした落とし穴に近いものなのだろう。
498佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/23(日) 00:34:03
大橋順子(純子だったでしょうか)がラジオに出ている。
テレビ番組で聴いていた『たそがれマイラブ』。涙が出るほど懐かしいのだが、
さびの部分「しびれた指ー」が中学時代はどうしても「ちぎれた指ー」
に聴こえていた。その方が凄まじい恋の歌に聴こえたからかもしれないし
大橋順子の歌い方がそれに近かったのだろう。
499佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/23(日) 00:46:49
それにおっ被せるように『ミッドナイト・クッキング』が始まるのだが。
この中里点といったと思うが「・」を表記したところに
どういう意味があるか、若い人なら解るはずである。馬鹿馬鹿しいから聴いて御覧なさい。
500佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/23(日) 01:18:02
     告別

 佐原敏剛

「街娼なんて今時流行らないよ」
 二十一になる智子が言った。新宿アルタ前の喫煙所で鷹男が声を掛けた娘だ。夜の十時
半だった。
「金が無いんだろう」
「無いからって…そこまで堕ちちゃいないよ、あたし」
 両脚をまっすぐに揃えていた智子はデニムのミニスカートからしなやかに伸びた褐色に
日焼けしているそれを交差させると、ケントをくわえ、プリクラの写真が貼ってあるライ
ターで火をつけた。一目で好色と判るコスチュームだった。色の薄いサングラスの奥から
覗く眼は、好奇心を隠すことが出来なかった。
「ここはどこだ?」
「新宿」
「最近流行っていないのが却って面白いと思わないか」
「まあね」
「ただし、この場合は宿無しでいればという条件付きだ」
「宿無しみたいなもんだね。ここにたむろってる女は、みんなどこにもいられないんだ」
「居場所なんてものは無いさ。どこかに居座ろうと探すだけ時間の無駄だ」
 智子は腕を組み、俯いて銀色に鈍く光るハイヒールの鋭く尖ったつま先を見詰めていた。
「ヤバいに決ってるじゃない。あたし達二人だけで勝手にそんなことしたら、ここいらじゃ
ヤクザも警察も黙っちゃいないよ」
「君はそんなにヤワい女じゃあないだろう」
「その仕事、金目当てじゃないって言ったわね。冒険が目的だって」
 智子は顔を上げるとサングラスを優雅な身振りではずした。
501佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/23(日) 01:22:04
全くの御伽噺だが、『新潮』へ送る。
五十枚の作品である。
推敲と直しに入ったばかりで、その決定稿とした書き出しの部分だ。
智子の台詞を昔風のものから現代調に直した。
502佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/23(日) 01:50:14
題名の『告別』はマーラーの遺作からとった。
色々な意味での告別である。
題名がシリアスな割には大した内容ではない。
もう、この作品の智子をただただ抱き締めたい一心で書いた作品である。
503佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/23(日) 02:07:34
絲山の今日の日記はミッドナイトクッキングそのものだが
女に基本的にロマンチストは存在しないことの証明だ。
504佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/23(日) 03:40:38
小説に飽きてしまったのだろうか、どうも乗れない。
しばらくの間はともかくニーチェの『善悪の彼岸』アリストテレス『形而上学』
等々の哲学書を読み漁ったほうが良いような気がする。
…女の子にもう少しもてれば問題はないのだろうが。
505254:2007/12/23(日) 06:35:27
「街娼なんて今時流行らないよ」
 今年で二十一になるらしい智子が言った。新宿アルタ前の喫煙所で、鷹男が声を掛けた娘だ。時刻は夜の十時
半を回っていた。
「金が無いんだろう」
「無いからって……そこまで堕ちちゃいないよ、あたし」
 しなやかな褐色の両脚をまっすぐに揃えていた智子は、そう言いながら脚を交差させた。デニムのスカートに吸い
込まれるようにして消えていく太ももが、静脈を透かせるほどに白い。智子はケントをくわえ、プリクラが貼ってある
ライターで火をつけた。
 一目で好色と判るようなコスチュームだった。或いは、わざとそう装っているのかもしれない。色の薄いサングラス
の奥から覗く眼は、好奇心を隠すことが出来ずにきらきらと輝いていた。
「ここはどこだ?」
「新宿」
「最近流行っていないのが却って面白いと思わないか」
「まあね」
「ただし、この場合は宿無しでいればという条件付きだ」
「宿無しみたいなもんだね。ここにたむろってる女は、みんなどこにもいられないんだ」
「居場所なんてものは無いさ。どこかに居座ろうと、探すだけ時間の無駄だ」
 智子は腕を組み、小さく俯いて、鈍い銀色に光るハイヒールの爪先を見つめていた。
「ヤバいに決ってるじゃない。あたし達二人だけで勝手にそんなことしたら、ここいらじゃ
ヤクザも警察も黙っちゃいないよ」
「君はそんなにヤワい女じゃあないだろう」
「その仕事、金目当てじゃないって言ったわね。冒険が目的だって」
 智子は顔を上げると、サングラスを外した。その仕草は、優雅といっていいほどに完成されていた。
506名無し物書き@推敲中?:2007/12/23(日) 09:03:22
>>491
アンタ、小林信彦の影響を受けてるんじゃないか?
507佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/23(日) 09:56:34
描写の細部を変えてくださいましたね。ありがとうございます。会話は直されていませんが
概ね良いということでしょうか。

ただただ懸命に黙々と、こつこつと努力に努力を積み重ねてきた。
今考えると周囲が目に入らなかったのは確かであるのかもしれない。
そんなことを考える暇もないほど打ち込んでいたというべきだろう。
小説家はそんな風にして書き続けるしかない。
508佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/23(日) 10:13:54
34歳で小説を書く技術は完成させることが出来たのだろう。
それまでの私の作品に目を通してくださっていた先輩でも
ここまでの進歩は予想できなかったに違いないのだ。
自分でその成果に驚くぐらいの計画は企てるべきではない、とセネカは言う。
しかしそもそも小説は人を驚かせなければ小説と呼ばれることはなかろう。
そうした意味で苛酷な道のりであったことになる。
509佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/23(日) 10:30:06
思えば私の人生は最初から何か運命のようなものを感じさせるようなところがあった。
小説を書く人間の素質とは生まれつきなのだ。
客観的に見て、私は少年時代からもっと自分の意思を尊重すべきであった。
親の言うことになど耳を傾けてはならなかったのだ。
そこまで立派な両親であるわけもない。
外に出ない限り自分の位置はわからない。
510佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/23(日) 10:38:19
客観的に見て私は要するにしっかりし過ぎていたのだろう。
親や先生より余程しっかりしていたはずだ。
そんな中で哲学の話をしようとしたり、道徳論をぶったりしようとすれば
浮くに決まっている。若い頃はそこまで完成された教養がないから
ただ浮くばかりで散々痛い目にあった。
もうそういったものの分かっていない人は相手にすべきではない。
まず親は駄目である。旧弊な考え方で今の世界に通用すると考えるほうが
おかしいのである。
511佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/23(日) 11:25:37
極端な例を挙げるとアメリカの幼児虐待という現実がある。
日本でも見られる現象だがアメリカほど深刻ではないようだ。
31歳のとき、夜間のYMCAへ通ったとき、担任の先生が
教材にスザンヌ・ヴェガの『孤独』というアルバムに入っている
『トムズ・ダイナー』を取り上げた。そのアルバムの中に『ルカ』が入っている。
幼児虐待の実態を訴えた歌詞になっている。
アメリカではそうした現実の中で育っていく子供が居り、その現実の中で夢を育むのである。
512名無し物書き@推敲中?:2007/12/23(日) 11:45:42
>極端な例
残飯のツラよりもか?
513佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/23(日) 12:06:29
戦中戦後の混乱期を私の世代の親たちは生きたことになる。
そこで培った処世訓やモラルもあったことだろう。
確かに厳しい時代だったに違いない。
しかし、いずれにせよ、それを引き継いでいかねばならないのは我々であり
我々の世代は旧世代から独立しなければならない。
何故なら旧世代とは大きく違って、国際化の波が押し寄せ、もう日本古来
の常識は通用しない時代になっているからである。
514佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/23(日) 12:17:16
我々の世代が接したアメリカ、イギリスの風俗、文化は一体どのようなものであったのか。
それをもう一度検証しなおしておく必要がある。
アメリカナイズという言葉が示すようにこと日本に限っていうならアメリカの影響は絶対であった。
更に真珠湾攻撃その他の歴史的事実も考慮に入れなければならないであろう。
映画『トラ・トラ・トラ』を観てそれを同時代の雰囲気を感じつつ吸収できたのは我々の世代が最後であったとも言える。
それをどう後から来る世代に伝えるのか。
平和ボケといわれる今日、それは重要な課題であるはずだ。
515名無し物書き@推敲中?:2007/12/23(日) 13:23:48
ここまでログ報告完了

自治スレ その4
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/bun/1183154635/l50
516佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/23(日) 14:53:54
瀬戸内寂聴が、『放浪について』のなかで
女流作家になる条件について書いている。
その中の一つに

「自分を天才だと思いこむ狂気」

を挙げている。

自分を天才であるなどという天啓を得るとしたら統合失調症を
疑うべきであると言っている一方で、こう書くのであるから矛盾していよう。

私は自分を天才だと自任してはいない。無論、誰しも「ひょっとしたら」
と思うことはあるだろう。その程度の思いならあるが、どちらにしても普通天才は
自覚がないのではないのか。そこまでの能力、才能があったら合理的に考えて
その才能に自分では決して気付かないものなのではなかろうか。

余り深く考えても仕方が無い。
とにかくある水準以上のものは書けるのだ。
それだけは自信を持っていい。いわゆる天才は確率的に常に生まれてくる。
しかし、どの分野でそれが花開くのかは解らないし、私はそういう意味での
天才では少なくともないと思うのだ。というか、41になった今は天才の仕事といわれるものを
読んでみても、却って滑稽に思われてしまう。その辺が不思議なのだ。
517佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/23(日) 15:06:15
ゲーテ全集3 潮出版社 を図書館で借りた。
『ファウスト』が入っているからである。
今の私にとっては最も切実な問題がこの作品のテーマだからだ。
創価学会と関連のある出版社だからといって敬遠している場合ではない。
本当は学会員の人たちは人間性はいいのだけれど何が迷惑だといって
しつこいのである。遊びにおいでといわれて喜び勇んで行くと
半日以上そういった話を延々とされて仏壇の前でごんげとやらを
唱えさせられる。疲れるんだよな。いい人たちなんだけど。
518名無し物書き@推敲中?:2007/12/23(日) 15:20:49
>とにかくある水準以上のものは書けるのだ。

( ゚д゚)
519佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/23(日) 15:29:42
『天才バカボン』を思い出すとバカボンのパパが主役でバカボンは普通の男の子だ。
はじめちゃんが天才児で、ということになっているが、赤塚不二夫はまあそういう
発想の仕方だった。
520佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/23(日) 16:57:49
子供心にアメリカと聞いて即座にマクドナルドを思い浮かべる御同輩は多いことと思う。
マクドナルドの出現はちょっとしたカルチャーショックであったと思う。
子供時代には滅多なことで食べられなかった。都会に住んでいなかったせいもあるが
大体が贅沢品であった。そういう感想を持つ人が多分私の世代には少なくとも半数はいるに違いない。
ついでのことにガラス工場の次に行った二件目のアルバイトもハンバーガーショップだったのである。
「森永ラブ」という今はなくなってしまったか、とにかくそこへ行って、症状の余りのきつさに
三日ほどで辞めさせられてしまった。そのときの懸命さときたら自分ながら褒めても褒めても足りないくらいである。
521佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/23(日) 17:09:19
控えめな性格であるせいか、最初のうちは接客業に関心があった。
ラブを首になって次に行ったのがデニーズの洗い場だった。
接客は殆どしないのだが、たまに表に出て簡単な仕事をする。
それがまたきつかった。週日のアルバイトでは必ず洗っていないお皿が
シンクに残ってしまい、それを片付けるまでは帰らせてくれなかった。
お陰で一時間は残業するのが当たり前であった。
正確にはペナルティなのだろうが。
522佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/23(日) 17:21:03
大いに気に入らなかったのは接客業という奴は容姿がいい人間が表に立つという
学歴社会より不公平な事実だった。洗い場には美形とはお世辞にも言えない男と
50過ぎのおばさんばかりで、表には可愛い女の子やイケメンが揃っている。
暗黙の了解というものがあったように思う。客商売だから仕方がないが、
まあ、可愛い女の子に接することが出来たのだからそれでよしとするべきか。
523名無し物書き@推敲中?:2007/12/23(日) 17:46:41
性犯罪は語る。 社会常識を失った裁判官たち 

夕方帰宅中の女子高校生が、東京都足立区綾瀬の路上で少年(18歳と16歳)
に誘拐され、少年の両親も同居する家に40日間監禁され、暴行殺害された。
少年らは、監禁中、被害者の陰毛を剃り全裸で踊らせたり、体に揮発性油を塗り
ライターで火をつけ、熱がる様子を見て笑い転げた。遺体の性器及び肛門には
スポーツドリンクの瓶が押し込まれていた。少年法が適用されるため、監禁場所の
強制家宅捜索はできなかった。
 少年らの刑期から未決勾留期間が差引かれるうえ、刑期満了前の仮保釈があるため
主犯以外は全て6年程度しか服役していない。主犯は平成19年2月には仮出所した。
 服役中は給料(作業報奨金)が支払われ土日休業、平日は毎日3時間の自由時間がある。
受刑者1人当たり月20万円の税金が使われ、被害者側の税金(消費税を含む)で
賄われている。一方、被害者の遺族は検死場所から遺体を引き取るための自動車代まで
支払わねばならなかった。 「女子高生コンクリート詰め殺人事件」
524いちご:2007/12/23(日) 19:27:37
鈴木さん
新年会やるかもしれないので、連絡先教えてくだい。

いちご村の住人より
525佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/23(日) 19:30:14
事件については当時私は二十二歳だったが、よく憶えていない。
確かにこうした凶悪な犯罪を小説を書く人間が、問題にしなければ
誰がその任に当たるであろうかと思う。上の経緯が正確を期しているかどうか
解らないのだが、概ね事実であるようだ。犯罪の質も明らかに変質している。
それを考えてもやはり今の社会の混迷は致し方ないところがある。
都会生活者は特にそうであろうと思う。少年犯罪を扱った『風の描く虎狼』で
果たしてどこまでその核心に迫れたか。週刊誌や新聞にも目を通すべきなのだろう。
『犯罪学入門』『少年非行の社会学』『ドラッグ社会への挑戦』を資料として読んだが
不十分だったと思う。現実の把握はここまでで完璧ということがない。複雑を極める現代社会。
それを文学の立場から描く。難しい仕事だ。
526佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/23(日) 21:42:47
例えばこうした陰湿且つ凶悪な少年犯罪を小説の題材として取り上げ、問題にする場合
どういった点に留意すべきか。桐野夏生『グロテスク』は東電OL殺人事件に材を取っている。
何より必要なのは事実を直視する冷徹な視線である。加害者と被害者、犯罪学では加害者学が
被害者学に比較して不当に重視されているのは現在では周知の事実であろう。
恐らく犯罪そのものの撲滅に思いを及ぼせば加害者側に与せざるを得ないといった
事情が嘗てはあったのだが、被害者側に責任を押し付ければ済むという問題ではそもそもないのである。
いじめにしてもいじめられるほうも悪いという論理が何故かまかり通っていた時代がある。
今でもそうなのかもしれない。どんなに理屈をつけようが許されないことである。
人間社会の愚かしさは現実を直視しない、責任を常に回避しようとする個々人の独立性のなさに起因するのだ。
何とかしなければこのままずるずると行くだけである。誰もそれを何とかしようとはしない。
無関心な傍観者たち。自分の首を絞めるのはそうした無関心なのである。
527名無し物書き@推敲中?:2007/12/23(日) 21:46:49
恐ろしい話だ・・・


















     おまえは根っからのワルごっこで忘れても被害者は忘れない

そういうことだな、残飯
528名無し物書き@推敲中?:2007/12/24(月) 01:40:36
こんなとこでコテつけてダラダラ書くヒマあるんなら、とっとと小説を書くべきだな
529佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/24(月) 06:58:52
それは分かっているのだが、小説を読むことが出来なくなり、書くほうも今ひとつのれない。
それでこうしたエッセイ調の文章を書いているのだ。そこにしか突破口が無いように思う。
乱歩も書けないときはエッセイばかり書いていて、むしろエッセイのほうが多いくらいらしい。
であれば決して見当違いな事ではない。自己満足で書いているつもりはない。
れっきとした作品であるという意識がある。それくらい気合が入っているのだ。
530佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/24(月) 07:58:20
少年時代から私は登場人物にいつの間にか感情移入して、読後もかなり長い間、
というのかずっと生活している時間全てを小説の中を生きているかのような気分で
生きてきたような気がする。それは要するに青春期の特権であった。三島も太宰も
それが不可能であると自覚したとき、死んだのだ。登場人物にそのまま感情移入せずに
小説を読んだり書いたりする年齢になったのだが、これが今の私には難しいのだ。
531佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/24(月) 08:26:00
ということは、昔から私は周囲のあらゆる人が今何を考え
何をどう感じているかを敏感に感じ取り、考えていたことになるだろう。
つまり思い遣りだが、そうした思いやりの気持ちを表に出せない性格だった。
そうすると必ず照れるからだ。それがおおっぴらに出来るのが小説を書くという手段であった。
532佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/24(月) 08:48:01
だから思うのだ。親や大人などというものはただただ金のために働き
子供に食べさせ、養えばそれで済むと思い込んでいる大馬鹿者だと。
生きるということはそんな生易しいことではないことにまだ気付かないのかと。
533佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/24(月) 09:25:44
処女作である『風の描く虎狼』を読んでみれば、やる気が段違いどころの
騒ぎではないことが分かるだろう。命懸けなのだ。
534名無し物書き@推敲中?:2007/12/24(月) 10:09:30
できることを警告したのがジジイで、できないピンポンダッシュをはじめたのがアスペルガー
535佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/24(月) 12:36:15
金が無くなって、辛うじて食える野菜を確保して日当たりのいい外を歩くと
実にせいせいした気分になる。二三時間、街道沿いに歩き、神社に入ってみたり
地下鉄のトイレを借りたり、服屋や道具屋をひやかしたり、ブック・オフで
ヘミングウェイのつい最近買った原書を十円で売って、そのお金で「うまい棒」を買い、
気晴らしのために食べた。色々考えることがあった。見えてくることはある。
536佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/24(月) 12:50:03
世の中なんて実にもってくだらない。
何回も言うがそういうことだ。
537:2007/12/24(月) 12:50:53
この人、乱歩賞スレも荒らしてる

538佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/24(月) 13:05:59
ここ一年ばかりろくに食ってもいないし満足に眠れもしなかった。
これで馬鹿馬鹿しくならなかったら本当の馬鹿だろう。
539佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/24(月) 13:13:21
同人雑誌は定価が千円である。
手元にあるそれを全部売ればかなりな額になる。
「風花」には一部買ってもらった。
540佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/24(月) 13:30:35
それでなくともこのスレッドのレスだって、金は取れないかもしれないが
そこまで遊びで書いてはいないのだ。諸君と一緒にされては困る。
541佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/24(月) 13:42:29
タクシー・ドライバーで食いながらジャズを演奏し続けた
デューク・ジョーダン。
精神病院に出たり入ったりしながら活動した
バド・パウエル。
芸術家の生涯は数奇を極める。
542名無し物書き@推敲中?:2007/12/24(月) 14:13:51
一緒にするなと言うが、間違いなく一緒じゃないだろ。
あちこち荒らしてるおまえのほうが下。
543佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/24(月) 14:55:18
ソフトバンクへ苦情の電話をかけた。
説明を聞くと「ダブルホワイトプラン」にしておくと
基本料金の980円が丁度二倍かかって、その分通話料の全体が
半額になるのだという。
そういう大事なことは社員教育を徹底させて
若い店員にもよく相手に伝わるようにして欲しい。
そんなやりかたでしか金儲けが出来ないのかと思う。
それを忠告してくれない友達も駄目である。
世の中そんなもんだなどと甘ったれたことを考えているのだろう。
しっかりして欲しい。
544佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/24(月) 15:01:38
類似の詐欺まがいのやり方で商売をやる人が殆どなのだろう。
真面目にやれば確かに馬鹿を見る。
やってられやしない。
少し楽にやることにした。
焦っても仕方がない。
545佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/24(月) 15:08:55
仕事場では社長も社員もアルバイトも
みんな私の仕事や経験を買ってくれているのだが
余りにも苦労のしすぎでうまくいかないのだ。
だから少し休む。
546佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/24(月) 15:18:54
上のソフトバンクの契約時の説明が基本料金が二倍で「ダブルホワイトプラン」にすると
半額、もしくは二分の一、ということだから紛らわしいことこの上ないのだ。
それをまだ二十代半ばくらいの青二才に説明させてみたまえ。
547佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/24(月) 17:10:40
働いて稼いで結婚して子供も出来、家も建て、といった生活を送れないまま
42になろうとしている。もう余生に入ってしまうのである。
今更力んだってしかたがないだろう。苦労した割にはあまりよいことはなかった。
548佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/25(火) 01:26:59
男が男でありそしてヒーローであるために
女が女でありそしてヒロインであるために
書く書かないは関係なく、小説を読むということで
初めてそれが可能になるのかもしれない。
そうした意味で今やたらにもてるような気がするのだろうか。
549佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/25(火) 01:34:17
セックスとかSMとかいったものも無視できないのは無論だが
そうした考え方で行くと遊郭、風俗というものが粋だとか風流だとか
言われるのも確かにそうなのだろう。
作家の中に永井荷風のような遊郭通いで有名な人は多い。
生島治郎のようにソープランド譲と結婚する作家もいる。
そうしたことは今まで考えたことがなかった。
そもそも男と女なんて事をそこまで追求して考えたことがなかった。
それにしては何故小説を書き、作家を目指したのか。
よく分からない。
550佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/25(火) 01:45:33
ロリータ・コンプレックスは極端な場合は別として
案外正常な心理であり、本能であるのかもしれない。
女性の身体は17歳で完成されるし、法的に結婚も許されるのだからだ。
だからといって、私が根っからのロリコンだといっているのではないが。
若い女の子というものは中年の男から見ると余りに純粋で美しく穢れがない。
聖性さえ帯びて見え、天使にも見える。宇宙人と呼ぶのが一番相応しい。
551名無し物書き@推敲中?:2007/12/25(火) 01:50:21
わかったから早く消えて
552佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/25(火) 02:08:34
STRANGE 奇妙
STAR スター

ENGAGE 婚約

などという言葉遊びも信憑性がなくはない。
553名無し物書き@推敲中?:2007/12/25(火) 02:10:06
農民弾圧  中国共産党の命令で ヤクザ集団をやとい 鉄パイプで(女、子供も容赦なく)農民を殴り殺す
http://dolby.dyndns.org/foo/foo/movie/china_riot_at_suburb.wmv 

こんな残虐な事件が常に起こるのが中国っ!!!
1つのデモや暴動で最低1000人以上参加っ!
そのデモや暴動が一年間で11万件以上あるという国 それが中国っ!!!

中国政府にレイプや拷問された多くの女性(画像)
http://photo.minghui.org/photo/images/persecution_evidence/E_wuju_300_1.htm
生きた人間から臓器を取り出し 移植させる
激ヤバ 中国の真の実態っ!!!
http://hemohemo.web.infoseek.co.jp/category/china01/
(おっぱいと乳首を破壊)女性を裸にして拷問
中国刑務所で行われている法輪功学習者への迫害実態(画像)
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/10/html/d67889.html
554佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/25(火) 02:19:06
41にもなるとリアルな恋は余り出来ない代わりに
若い人たちの恋が夢物語に思えてそれこそ夢がある。
それを書きたい気持ちはある。
555佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/25(火) 02:32:55
不倫って本当にやってる人がいるんだろうか。
不倫ブームというのがあったが。
556佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/25(火) 12:42:08
私が今思うのは人間の歴史が積み重なり、その矛盾が多層化し、錯綜するようになるにつれ、
思想や小説、文学、または夢といったものが確実に変化していったのではないかということである。
現実の把握をまず第一に考えなければならないのかもしれない。この間助言してくださった知り合いの喫茶店のマスターは
そういうことを言いたかったのかもしれない。頼りになる先輩だ。
557名無し物書き@推敲中?:2007/12/25(火) 12:50:50
いいから原稿用紙なりに書けよ
こんなとこで吠えたところで、文字通り負け犬の遠吠えだ
558名無し物書き@推敲中?:2007/12/25(火) 12:52:10
二十歳の若者たちが「私達はもう夢なんてものはとっくの昔になくしていますよ」
と言い切るのは何故なのか。

私はそれどころの苦労ではなかったんだぞ諸君。甘ったれるのも程ほどにしたまえ。
若い人の歩いている道にロープをひっぱっていっぺんに転ばせよう。それしかない。
559名無し物書き@推敲中?:2007/12/25(火) 13:05:19
足に縄なんて…













もったいない

   キッチリ 残飯の首 にかけて差し上げる。必ずね
 
560佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/25(火) 16:11:12
現代社会の諸相を日常生活の些事より類推してみる。

先程八百屋で野菜を買い込み、百円ショップで買ったミルクパンで
大根の味噌汁を作っていた。具を沢山入れるのでミルクパンの
上端まで大根がてんこ盛りの状態で水はそれに比べて少なくなっている。
いつもこういう具沢山の味噌汁しか作らないのは、時間がもったいない
、手間がかる、その二つの理由と、無論沢山食べたいからである。
さて、具の入ったミルクパンを水が一杯にたまっているために味噌を
溶かすことが出来ない。そこで流しへもって行き、そこへ水を少し捨てようとしたら、
見事に柄が抜けてしまった。ミルクパンの鍋の部分が流しに落ちる。
それでもめげずにミルクパンの鍋の部分を再びコンロにかけ、流しに散らばっている
大根を流しから取って、それに入れ、薬缶でお湯を沸かして鍋にいれ、今度は確実に
味噌を溶かすのに成功した。

ところが、チンゲン菜の炒めと百円ショップの即席白米を一緒に食べながら
味噌汁を飲んでいると洗剤の味がする。これは駄目だと思い、味噌汁は捨てた。
もっとしっかりした鍋を買うことにした。

以上のようなことを人類は繰り返してきたのだ。

現代社会は便利であるから何事も滞りなく進んでしまう。そこが落とし穴であることは
みんな気付いている。何かしらうまくいかないことがあって痛い目に遭い、「コツン」という
手ごたえがないと物事や思考は一歩も前に進まないのだ。文学の停滞はその辺に理由があると見ていいと思う。


ゲーテの『ファウスト』を読み始めた。これを高校生のときに理解できるわけがない。
経験と、何よりも齢を重ね、且つ文学好きでなければ恐らく理解できないし、
何よりも不必要である。希望が見えてきたと思う。
561名無し物書き@推敲中?:2007/12/25(火) 16:37:29
ここまでログ報告完了

自治スレ その4
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/bun/1183154635/l50
562佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/25(火) 16:42:00
とにかく、中学時代に私は見たのだ。
そしてその声をはっきりと聴いたのだ。
何が何でもやらねばならぬその目的と
偉大なヒーローたちの声を。
563佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/25(火) 16:44:51
その自治スレって何だ?
564佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/26(水) 00:48:09
ハードボイルドに向いていない、という奴は
一人残らず弱いものいじめをする連中と一緒であった。
否、お坊ちゃま以下のチンピラだった。事実チンピラだ。
親父もお袋もどうしようもないチンピラだ。
565佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/26(水) 01:01:18
「甘く見られた」から腹が立ったということではない。
ただただ、そういう相手の卑怯さが我慢ならなかった
だけのことである。男気のかけらもない、やる気の無さ。
女々しさ。側へ寄るな!というくらいに汚らわしかった。
566名無し物書き@推敲中?:2007/12/26(水) 01:02:26
確かに残飯はチンピラwww
567佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/26(水) 04:43:20
先の戦争は真珠湾攻撃によってその幕をあげた。
戦争に参戦したのはアメリカの責任でも日本の責任でもない。
どこへも責任の押し付けようがない。
唯一の解決手段は諸国民が確固たる独立性を持って戦後の生活を立て直して行くことであったはずだ。
事実はどうだったであろう。日本は敗戦し、原爆を投下され、その責任を自国を差し置いて連合国へ
押し付け、怨念の塊となり、挙句の果に土下座外交があったのではなかったか。
強きに弱く弱きに強い。そんな旧世代を我々の世代が無条件に信じられたであろうか。
信じられなかった筈である。否、憎悪し、不審の目を向けたはずである。
戦争という歴史上の事実から現代社会の諸矛盾は生まれたといえる。
我々の世代はその清算を任されているのだ。
568名無し物書き@推敲中?:2007/12/26(水) 08:32:20
2ちゃんねるから個人のブログやHPを襲うのは言論の自由だとおまえは書いた
いいだろう

なら俺はここに乗り込んで未来永劫おまえのアスペルガー発作を誘発してさしあげる
それもまた言論の自由のはずだ

おまえは俺の反撃を掻き集めて泣いて管理人にすがる海峡冬景色らしい
いいだろう

どのくらいこのコピーを蓄積すれば管理が、朝鮮人ネタ、有名人誹謗中傷ネタ専門のおまえを哀れに思って救うか楽しみだ
それまでは全国3万人アスペルガーファンの前で残飯サンバを踊って見せろ
残飯
 
569名無し物書き@推敲中?:2007/12/26(水) 09:41:12
小説の文学的価値ってなんなんでしょう?
570名無し物書き@推敲中?:2007/12/26(水) 09:49:18
正直に言えば、何をもって純文学とするのか、例えば芥川賞選考なら
芥川賞選考委員の方々にも純文学の理念が統一が成されていないんじゃないかと
思う。
他にも例えば同じ純文学でも三島賞は芥川賞に対抗して設立された賞なのだから
本当なら審査員が被ってしまうのはおかしいのではないだろうか。

「小説」だから小説家が選ぶ、という考え方もあるとは思うが、やはり学術的な
評論家が選考委員に入っていても良いのではないだろうか。

571名無し物書き@推敲中?:2007/12/26(水) 12:20:50
>何をもって純文学とするのか、

文学に限らず、芸術には明確な基準なんて付けられないだろ、
印象派の絵は「見ればわかる」が、何が印象派か明確には言えない。
クラシック音楽は「聞けばわかる」が何がクラシック音楽かも明確には言えない。
それと同じ、純文学は「読めばわかる」が、何が純文学かは明確には言えない。
最近、純文学と大衆文学の差がなくなりつつあるという意見もあるけど、
そんなこと言ってる奴は「読む力」が足りないだけだ。
572名無し物書き@推敲中?:2007/12/26(水) 13:33:50
いや。「文学」は「学」である。また文学史も存在する。

誰でもクラシック音楽を鑑賞することは出来るが誰もが演奏家に
なれるわけではないように、純文学にも賞を設けるに当っては明確な
理念は必要だと思う。
573名無し物書き@推敲中?:2007/12/26(水) 13:46:44
作家のほうがいい悪いのカンがいいから、本当に作家なら選考委員は作家のみでいい。
編集者もどきの自由業者が作家として選考委員になるのはあれだけどな。

しかし学者が入るくらいなら編集者が入ったほうがマシ。
選考委員をしたいなら、文部科学省芸術なんたらの選考委員にでもしてもらえばよい。


574名無し物書き@推敲中?:2007/12/26(水) 14:23:07
「勘」なのか「感性」なのか何のカンだか分らないが、江藤淳のような
論客がいてしかるべきだと思う。
小説家が選ぶ「芥川賞」になってから「出版社の意向」(売上)が反映
しているのではないか? または小説家同士の力関係が反映しているの
ではないか? とそれこそ勘繰りたくなるような「芥川賞作品」だ。
575名無し物書き@推敲中?:2007/12/26(水) 15:41:26
池澤夏樹(61) 石原慎太郎(74) 小川洋子(45)
川上弘美(49) 黒井千次(74)
高樹のぶ子(61) 宮本輝(60) 村上龍(55) 山田詠美(48)

純文学がわかっている奴は確かに一人もいないなw



576名無し物書き@推敲中?:2007/12/26(水) 15:57:59
糞だめのお祭り騒ぎだな
577佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/26(水) 16:35:58
私個人の見方では、上記の選考委員のうち、黒井千次のみは
別格であると思う。他は確かにそこまで純文学がわかっていないと
言われても仕方がないのではないか。
大体、黒井千次の内向の世代までが純文学を語りうる最後の世代ではないか。
諸君にも異論はないだろう。
何故こんな危機的状況なのか。
世の中全体が何かおかしい。
それをどうにかするのが文学である。
578名無し物書き@推敲中?:2007/12/26(水) 16:39:26
おやおや かんじょの局の仲間入り?
魂消たわw
579名無し物書き@推敲中?:2007/12/26(水) 17:11:45
かんじょて漢書 官女?
580名無し物書き@推敲中?:2007/12/26(水) 17:19:32
便所の局wwww
581佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/26(水) 18:44:00
15歳の時から神経症で登校拒否となり、20代はアルバイトを必死でやりはしたが
貯蓄など到底できる訳もなかった。それでも勉強は怠らず、仕事もさぼったことはない。
最近、漸く気持ちにゆとりが出てきた。症状も軽くなった。そこで金は無論ないが
それでも神経を休めるために喫茶店で180円のコーヒーを飲むぐらいのことは
精神衛生上必要である。神経が参っているために休んでいるのだが、それを働いていない
と言ってその僅かな金さえ使うな、というのは親がどうかしているのだ。馬鹿としか言いようがない。
苦労の苦の字も知らない大馬鹿者だ。しっかりしろ。
働こうと思えば今の私はいくらでも働く事が出来る。当たり前だ。
神経症患者が働けないと思い込んでいる諸君は、何かごまかしている。
世の中のほうが神経症や精神病患者よりも遥かにおかしいではないか。
相次ぐ政治家の汚職、週刊誌が書き立てる品位のかけらもない記事、見たまえ。
ニーチェを読んでみようと思う。確かに愛想が尽きるはずだ。
582佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/26(水) 19:19:35
岩波書店の『広辞苑』第六版がそろそろ出る。
小学校の国語教科書がサブテキストと見まがうほどに
薄っぺらくなる。
この現象をどう見ればいいのか。
単に国民が勉強をしなくなり向学心を失ったからなのか。
どう考えてもおかしいではないか。
このままでは日本の国民は発言力を失い、マスコミ、ジャーナリズム、作家は堕落し、
政治参加どころか日常のコミュニケーションすら出来なくなる。
私が言うのは軽薄なだけのくっちゃべりではない。
真の意味でのコミュニケーションのことだ。
諸君、どうにかしようとは思わないのか。
583佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/26(水) 22:46:42
議論のための議論をいくらやっても埒は開かない。
各々の論客が自分の立場を明確にし、問題意識を共有し、
揚げ足取りに陥ることなく議論を発展させなければ意味が無いのだ。
そうした場合に必要となるのがコミュニケーション能力というものなのだ諸君。
そもそも問題意識が希薄な人はそうした議論に加わるべきではないし、また参加できないはずである。
論理性にたけ、誠実に議論を進める意思のある人のみが参加できる。
そうしたコミュニケーションが国会議員にすら見られないのは何故か。
仮初にも言論の府である。東大出のエリートが揃ってもいる。
彼らだけに任せてはいられないのだ。現場をよく知り、その上に立脚した議論でなければ
空転するのは当然である。学歴社会はそうした状況を日本中いたるところに生み出したのだ。
584佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/27(木) 06:26:23
若者から若者らしさが無くなったと言われるようになって久しい。
我々の世代には既にそれが当たり前になっていた。
言葉は乱れ、クラスメイトは不気味な沈黙を守り、生きているのかどうかさえ
定かではなかった。そんな若者らしさの無い若者が何故こうまで増えたのかは
言うまでも無く歴史の体積によって生まれてきた矛盾が生む人間不信がこの世の中の
隅々まで行き渡ってしまったからだ。最早教師も精神科医勿論親などもっての外で
頼りにしたり信用したりできる人はこの世にまったくと言っていいほど存在しないのではないか。
ニーチェや漱石や太宰の気持ちがわかる。苦悩の末に自殺したくなるのも無理はない。
それほどまでに無気力でやる気の無い、駄目な世の中だ。見たまえ、現代文学の惨めさを。
どうしたらいい。若い人よ、君たちにはもう純粋さのかけらもないのか。それを期待する大人は
君たちから見て嘲笑う対象でしかないのか。
585佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/27(木) 06:52:25
私が15歳のとき、職業作家になると親父に言ったとき
親父は即座に甘いと言った。私はその言葉を字義通りに解釈した。
だが、親父が言う甘さとは別のことを意味していたのだ。
甘いのはどちらだ馬鹿め。私が一度でも良心に背いた行いをしたか。
人を欺いたか。仕事をいい加減にやったか。馴れ合いもいい加減にしろ。
586佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/27(木) 07:37:35
同じく15歳の頃、世の大人たちは私たちの世代を指して短絡的思考に陥り易いと言った。
その当時は正直に言って何のことなのか分からなかった。
確かに我々の世代かにはカップ・ヌードルが生まれ、マクドナルドを初めとする
ファストフードが全盛となった。そのこと自体は経済を活性化させ、合理的な試行錯誤の結果と
見て差し支えはない。しかし、そこで基本が蔑ろにされ始めたことは否めない事実であろう。
お湯を注げば即座にラーメンが出来上がる。そこに思考する過程や手間というものは一切ない。
基本をすっ飛ばして応用へ飛びつくことが出来る安易さが当たり前の時代になった。
何でもそうである。自動販売機然り、自動券売機然り、自動ドア然り、最近のワープロなど
ついに行き着くところまできたなという感じである。ワープロを子供時代から使っていると
文章作成の基礎が身に着かない。最初から辞書を引く手間が省け、書き取りをする際の思考の過程も
容赦なくカットされてしまう。どんどん頭が悪くなっていかざるを得ない。現代人は既に
そうした退化現象を起こしているのだ。それにみんなが気付かぬはずがない。
せめて文学だけでも何とかしなかったらこの世の中をどうやって救うのか。
諸君、古典を読みたまえ。ただ読むだけではなく、作者の粒粒辛苦を身をもって味わいたまえ。
587名無し物書き@推敲中?:2007/12/27(木) 08:52:26
漱石は自殺してません。
588名無し物書き@推敲中?:2007/12/27(木) 09:03:48
ニーチェよりまずカントを。近代哲学を確立させたのはカント。
そして思想はカント以降実は進化していない。細分化されただけである。
589名無し物書き@推敲中?:2007/12/27(木) 10:27:45
作家の賞なんて所詮お祭り事に過ぎない
590佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/27(木) 10:34:59
一つ確実にいえる事は、内向の世代より後の作家たちが中上健次あたりを別にすれば
悉くやる気を失っている、もしくは勉強も苦労も放棄しているということだ。
そうでなかったら今の状況をどう説明することが出来るか。




ゲーテの『ファウスト』を読み始め、「夜」の序盤を読み進めている。


成程、こういうやり方があったのかと驚いた。遥か昔にこの方法を編み出したゲーテは
流石というのか、とにかく凄い。これを中学時代や高校時代に読んで理解出来ると言い張る
子供がいたら、それは何かの勘違いにしか過ぎない。ゲーテは五十歳前後にこの本を書いているとされる
からだ。五十歳の作家が書いた古典文学をそうそう若い文学青年に理解できるわけがない。
ゲーテはメフィストフェレスをいわば道化役として登場させてゲーテ自身の本音を吐かせているようだ。
私の母親が「否定からは何も生まれない」と言い、その割りに私のことは殆ど全て否定し、
自分では何一つ積極的な勉強をしないのに比べると遥かに人間的に立派な態度であると言えるだろう。
こうした工夫によってゲーテは見事に突破口を開いて見せるのである。
591佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/27(木) 11:13:34
保坂和志さんのホームページでは保坂さんとがぶんさんが
メフィストフェレスの役を買って出ているらしい。
何も買って出てくれと言ってはいない。
それを作品でやって欲しいのだ。
2ちゃんねるも同じである。諸君に道化役を買って出てくれと頼んだ覚えはない。
592佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/27(木) 12:33:55
私の幼年時代を今思い出してみているところだ。
父母がまだ若く、働き盛りであった時代。
若い諸君には恐らく想像しがたい昔だ。
昭和四十五年、私が四歳の頃から記憶がおぼろげに蘇って来るようになる。
三島が自決した年であるが、私はそのときのニュースを直接見聞きしたり人から教えてもらった覚えがない。
あの頃…テレビの画像はまだ鮮明ではなかった。白黒のテレビがまだ残っていた時代だ。
白黒テレビなど今はもう絶滅に近いのではないか。
何か、今に比べて物が少なかったように思う。
当たり前かもしれないが。
あの頃の私たちと今の子供たちとではどこがどう違うのであろう。
願わくは彼らに絶望させるような現代社会ではあって欲しくない。
593名無し物書き@推敲中?:2007/12/27(木) 12:45:00
>諸君に道化役を買って出てくれと頼んだ覚えはない。

買って出たと言うより単なるアスペルガーやね、残飯はwww

594佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/27(木) 13:13:59
今手元にない本だが『行動学入門』で三島は確か次のように書いている。

「行動はそれ自体、論理を持っている。行動はその論理が終わるまで止むことがない。
いわゆるインテリにはこの行動が恐いのである。ひとたび行動を始めるとどこまで行ってしまうか
自分でもわからなくなる」
595名無し物書き@推敲中?:2007/12/27(木) 13:21:03
俺は分かっていた
だから何度も何度も何度もウブ毛をカミソリで剃った

    毛 濃 く し た 

596佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/27(木) 13:32:39
警告した。
何をだ。
597佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/27(木) 15:58:45
私が2ちゃんねるで『諸君』という呼びかけを好んで使うのは
高校へ上がったとき、担任の数学の先生が最初の授業のとき



「都立高の受験を突破してくる諸君ですから…」



と言ってから授業に入ったからである。そのときにはグッと緊張し
張り合いと自尊心を掻きたてられたのをよく憶えている。
都立高とはいっても、偏差値で言うと一番下に近いランクであったのだが。
それでも授業のスピードにはとてもじゃないがついていけなかった。
598名無し物書き@推敲中?:2007/12/27(木) 16:21:29
>私が一度でも良心に背いた行いをしたか。
>人を欺いたか。仕事をいい加減にやったか。

でも勉強はいい加減だったのですか?
599名無し物書き@推敲中?:2007/12/27(木) 16:30:44
残飯はツラがいい加減www
600佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/27(木) 16:33:59
いい加減に勉強して小説が書けるとお思いですか。

毎日重い鞄を自転車の籠に入れて通学し、必死で授業を聴いた。
しかし、全然解らなかったのだ。
どこでどう間違えたのか自分でも未だに分からない。
601無名草子さん :2007/12/27(木) 18:32:23
若いのは表現力が付いていない。
それを持ち上げていて大丈夫か?
そんなことしても、携帯小説に勝てないだろう。
602名無し物書き@推敲中?:2007/12/27(木) 18:42:10
一番の間違いは被害者選びだな
ぶははは!
603名無し物書き@推敲中?:2007/12/27(木) 18:51:19
>毎日重い鞄を自転車の籠に入れて通学し、必死で授業を聴いた。
>しかし、全然解らなかったのだ。

つまり頭が悪かったんですね?
必死に「都立高とはいっても、偏差値で言うと一番下に近いランク」の学校で勉強していたけれど、理解力や応用力が足りなかった、と。

そんな頭の悪い人が小説を書けるとお思いか?
おそらくあなたは今まで一度も小説を社会的に評価されたことがないのでは?
それは「社会(出版社なり読者)の頭が悪いから」ではなく、
あなたの頭が悪いからでは?
604名無し物書き@推敲中?:2007/12/27(木) 19:56:16
>続かないねwww

書けない者にこういう形式はそもそも無理なんだな
一時的に鬱憤を晴らしてそれでオシマイ

だから残飯のように、マルチで反応してレスを稼ぐようになる

その点、残飯のツラネタなんかは無限に重ねていける
楽でいい
605名無し物書き@推敲中?:2007/12/27(木) 19:57:29
age
606名無し物書き@推敲中?:2007/12/27(木) 20:04:30
>作家志望なのに書けない残飯さんwww

いや残飯に限らず書けないからここ来る
スランプとか気分転換とか言い訳しながらね

だが、教えてあげようか、関口クン、せっかく上げてくれたんだから
 

    書ける者はこういうクソ場に来ない

 
これは事実なんだ。結局残飯と同程度の愛情乞食だけがオナニー肛門鬼畜ネタで盛り上がることになる
  
    みんな飽きているんだが言い出せないんだな
    話題を求めているわけではなく相互尺八目当てだから
 
不潔な作家志望がたまにチンポネタをリードするのに必死だがきたならしいだけだね。残飯のツラ同様
607名無し物書き@推敲中?:2007/12/27(木) 20:10:21
>いや残飯に限らず書けないからここ来る
>スランプとか気分転換とか言い訳しながらね

>書ける者はこういうクソ場に来ない

そうそうまったく持ってその通り。
書けないから来てるんだね、あんたも。
同じ仲間だ。
クソ場で吠えて、ウジ虫のささやきとか言われようぜ。
608名無し物書き@推敲中?:2007/12/27(木) 20:14:36
>踊ったねwww

ああ
書いただけなのに


      たかがゲームじゃないか
      残飯
 
      スルーしろよ

ぶははは!

   
609名無し物書き@推敲中?:2007/12/27(木) 20:27:54
>このちゃぶ台返しがキマると面白いねwww

スルーとか報告とか騒いでいる間は何度でもこの手にひっかかるだろうね
本当にスルーできれば決まらない技だがおかげで何年も使える
アスペルガー様々だよ、関口クン
610名無し物書き@推敲中?:2007/12/27(木) 20:43:13
おや大喜びですね。
こっちが1つ書き込むと、2つレスをつけるのか。
それが「踊る」ってやつかな?
ずいぶんピチピチしたウジ虫ですね。
がんばってください。
611名無し物書き@推敲中?:2007/12/27(木) 21:30:58
その調子だ
踊れ
残飯
レスの数は気にするな
おまえが書けないだけだから

たかがゲームじゃないか
ばかやろうwww
612名無し物書き@推敲中?:2007/12/27(木) 22:45:02
純文学は人間を描く。エンタメは筋で引き込む。ハリウッドはエンタメ。比べ
てもしょうがない。エンタメは読む側の能力に関係なく誰でも楽しめるから
一般ウケしやすいが、一度筋がわかれば十分だから作品のもつ寿命は短い。
純文学は主人公に共感することで感情の動きを疑似体験し、精神の成長を得ら
れるところに醍醐味がある。共感がハンパだとラストに得られる感動も薄い。
最近の純文学は低年齢化やエンタメ要素が混ざってるせいか精神の満足が得ら
れにくい。1はだからくだらないと言うのかもしれないけど、ヘッセや夏目漱石
なんかも読んでみた? 彼らに共感するにはあるていどの人生経験を必要とする
けど、疑似体験が成功した読後感は最高だよ。魂が成長できた喜びでぞくぞく
する。でもまあ、若い人やゲーム脳に侵されてる人が刺激を求めてエンタメに
群がるのはしょうがない。
613名無し物書き@推敲中?:2007/12/27(木) 22:48:05
2レスを笑われたからって1レスにしなくてもいいですよ。
羞恥心なんか持ってないでしょう?
好きなように書いていいんですよ。
クソ場でクソ発言するのがあなたのアイデンティティでしょうから。
614名無し物書き@推敲中?:2007/12/27(木) 22:52:45
↑最下級犬のクソ
615名無し物書き@推敲中?:2007/12/27(木) 23:03:45
食いつきがいいですね。
犬のクソに食いつくなんて、スカトロ趣味もかなり高じているようですなあ。
異常者なんですなあ。
616名無し物書き@推敲中?:2007/12/27(木) 23:18:15
↑異常者
617佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/28(金) 12:39:13
老人大国への道を進む日本。
今年を象徴する漢字は『偽』であった。
若さがこの国から消えていくその兆候であると私には見える。
国民全体からやる気と活気が失せ、何のために生きているのか
皆目わからぬ、生き甲斐喪失の時代になっていくはずだ。
馬鹿馬鹿しさの極致とも言える昨今の政治家や実業家の汚職。
もうそうしたゴシップにすら諸君は何の反応も示さなくなっているはずである。
このままではずるずる行ってしまい、本当に解らない時代が来るに違いない。
618佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/28(金) 14:03:30
ここで私が言っている若さとは単に年齢の若さを意味しているのではないことは
文脈から明らかに読み取れるはずである。特に意識して書いたわけではないが
そうしたニュアンスを込めつつ上の文章を書いた。
要するに積極的なやる気の問題である。一体この現実をどうしたらいいのか。
誰もこれでいいとは思ってはいないはずだ。否、そう思えるわけがないのである。
浅田彰が書いたように現代の若者達は大学に入っても、授業を終えるとそそくさと
私生活へ逃避していく。そんな消極的な、奇妙な老成をとげた若者が遙か昔に生まれ散るのだ。
619佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/29(土) 03:58:52
基本的な事から考えて行こうと思う。順を追って慎重に考えを進めないと筋道が通らない考え方に陥ってしまうし
そうなると意思の疎通に差し障りが生まれることになる。まず、ネット上であるからネットでのコミュニケーションについて。
ネット上に限ったことではないのだが、私はよく「空気が読めない」と言われることがある。
新聞などで最近、「決して美しくない日本語」だとか「空気が読めないといってのけ者にするのは弱いものいじめだ」
という意見が多く見られる。もっともな事だ。

私はあまり軽い話が出来ない。打ち解けるのが苦手である。話す内容はそのほとんどが真面目で
遊びが少ない。それが悪いことだといわれてもこちらは返す言葉がないであろう。
純粋に善悪の尺度を当てはめてみるなら、何も悪いことはしていないのにそれを悪いなどと
言われる筋合いがない。

かといって、私は遊びを否定してはいないのだ。ただ、あまりに限度を超えた悪ふざけは嫌いなだけだ。
夏目漱石の『吾輩は猫である』やテレビやラジオの落語は好きである。最近の若手の漫才は好きではないが。
ビートたけしの悪ふざけに近いギャグも好きではない。たけしの場合も全部が全部嫌いなわけではない。

高校時代、学業に挫折したためと中学時代にいじめにあったことで私は完全に一人の世界に引きこもってしまった。それを無気力と片付けられては敵わない。
懸命に努力はしていたからである。昔から勉強はよく出来たし、人から頭がいいとよく言われる。
真面目だとも言われる。それにしてはうまくいかないことが多い。
いや、多すぎるのである。特に悪いことはしていない。それどころか
真面目一本槍で生きているといえるのだ。真面目な話に付き合ってくれる人が少ないということがある。
これは確かに困るのである。だから2ちゃんねるで発散するしかなくなる。
何かレスをつける人、いますか?
ここまでで。
単なる独り言ではないので、つけてくれるほうが嬉しいのは無論ですが、あまり
せっかちにレスを返せと迫らないで下さい。私はそこまで柄が悪いわけでも人が悪いわけでもありません。
ちゃんと読みますから。こうしたことはブログや日記では出来ないと思います。



620名無し物書き@推敲中?:2007/12/29(土) 04:26:46
 
















人を害するな
そうすればおまえも害されない
621名無し物書き@推敲中?:2007/12/29(土) 09:44:32
>>620さん

それは、違うぞ
自分に悪意がないからといって、相手に悪意がないとはかぎらない

622佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/29(土) 12:17:25
俗に「地獄の沙汰も金次第」という。
私の親世代にはそれが至るところでまかり通っていたと思われもする。
江戸川乱歩や高木彰光の小説にはそんな世界が描かれている。
しかし、今はそういった現実に変わりはないが、事情が異なっていると思われる。
ニートやフリーター問題がそれを端的に示している。
日本は経済大国と呼ばれるようになり、バブルの時期、ジャパン・マネーなる言葉も生まれた。
保坂和志は、今は働かなくても生きていける時代だということを文芸誌で書いている。
それは無論事実の一面しか見ない極端な意見に過ぎないが、確かに働いていなくても即座に社会から追放される
といったことまでは無いであろう。
実はそれが今問題なのかもしれない。生き甲斐の喪失というキーワードがある。
どう生き甲斐を産み出して行くかにこれからの日本の未来はかかっているように見える。
623佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/29(土) 12:32:30
今の社会はそこまで金で動く人ばかりであろうか。
基本的な認識はそうしたものであるのは間違いがないだろう。
日本には資源がないから尚更である。
しかし、過去に代々の先祖が培ってきた知的財産や技術力等々によって
その恩恵に浴することで何もかも金だという考え方は社会から一掃されたと見ていいのではないか。
金よりは生き甲斐の追求がより大切である。
いつの間にかそうした価値観に世の中全体が傾いている。
624名無し物書き@推敲中?:2007/12/29(土) 12:33:21
書いただけだ
気にするな
625佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/29(土) 12:45:02
何故今こんな考えを2ちゃんねるで示しているかというと、まず
それが今の社会に暗黙の了解として現にあるらしいということがあると思う。
何度も断っているが、私自身は神経症で働けなかったのであって、何も不真面目だったり
怠けていたのでもない。否、あまりに頑張りすぎていたし、理想を追って自分に厳しすぎた。
ゲーテの『ファウスト』を読んでいるとそんなことを考えさせられる。
ファウストは中年に達して生き甲斐を喪失する。そこでメフィストフェレスの誘惑を受ける
という筋であるらしいことは多くの人が知っているだろうと思う。
そこまで長い作品ではないので読んでおくべき作品だと思う。
626名無し物書き@推敲中?:2007/12/29(土) 12:53:15
>連投規制にかからないように協力しようかwww

ああ
こういう投稿は歓迎だからな

しかしここも変わったね
こういう投稿には必ず残飯が嫌がらせしていた。AAを貼ったりね

俺様が来てやったぜwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwっっっっっっっっっっっっっっw
もくたばったようだし
 
 
       そもそも残飯キャラの「ハンドル・トリップいじり」が影を潜めた
 
 
まああれだけ露骨にクッキー処理ミスをごまかすとさすがに客は逃げてしまうから当然だが

これで残飯が消えて大人だけになればまたこの掲示板も二桁参加者を見込めるかも知れないね、関口クン
 
 
627名無し物書き@推敲中?:2007/12/29(土) 13:14:15
佐原敏剛って松本スレに書いてる書斎魔人?
628佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/29(土) 13:14:58
夏目漱石の小説に現れる登場人物は漱石自身によって高等遊民と名付けられる。
漱石が生きた明治の世の中にはそうした人たちが現にいたのかもしれない。
漱石は言うまでもなく育ちのいい、資産家の息子であるから、そうした境遇で生活に追われるという
苦労はなかったと思われる。島崎藤村などの作品も同様の雰囲気を感じさせるものがある。
では庶民の生活はどうだったのかといえば、それは厳しかったに違いないのだが。
しかし、漱石が作品の中で示す考え方や感情に多くの人々は何故共感してきたのか。
或いは何故共感し得たのであるか。
そんなことを問題にしても意味が無い、と言われるかもしれない。
自明のことではないかと。しかし今の現実はそうしたことを当然取り上げなければ
ならない状況であるように私には思われる。何故漱石の作品中の主人公たちは
精神的にああまで追いつめられるのであろうか。
629佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/29(土) 13:28:31
漱石が格闘していたのは人間存在の根本にかかわってくる場所であった。
いわゆる浮世にはそうした苦悩を理解する素地というものが存在しない。
それを作るのは作家の仕事であったし、今でもそうであるはずだ。
世の中の一般的な認識では埋められない空隙をカバーし、そこから落ちそうになる
存在の危うさを示し、それを救おうとするのが純文学である。
630名無し物書き@推敲中?:2007/12/29(土) 13:35:40
>問題は残飯キャラだけだしwww

ああ
負け惜しみのパワーが落ち始めたね
一挙に退くとサーカス観客に負けを悟られる、だから犯罪行為を漸減していくテだね
大人のスレッドで人を害さないなら 許 可 してやろうかと考えている

慈悲ではなくてね

善人キャラで溜まりに溜まったストレスが爆発するときのアスペルガー発作はまた盛大だろうからね


楽しみだよ。どんな人もビョーキには勝てない。運命には逆らえない

     残飯が俺を襲って俺が「慈悲は見せない」と宣言したときにヤツは死んだのさ
 
 本人だけが気づいてない。ジェイコブズ・ラダーみたいなものだよ、関口クン
 
 
631佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/29(土) 16:42:11
とにかく、今の私に必要なのは少しでも小説の話、哲学や思想、芸術の話が出来る相手である。
前に書いた、もと集英社の編集者である57歳の男性はただ話が出来るだけではなく
根っからの文学好きであることが明らかに判る。そういう人物でないと出来ない話がある。
同じ穴の狢といおうか、そのもと編集者に言わせると、石川忠司の朝日カルチャーセンターでの
小説の講座は「助け合い」だということになる。その通りなのだ。どうも正直で人間の尊厳を
追求したがる人は決まって馬鹿を見てしまうものらしい。一方、そうした馬鹿な目にあっても
そもそもが真面目で正直だから怒る気にもなれない。だから世の中なんてものはくだらないといっているのである。
632佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/29(土) 17:06:32
ここまで世の中が取るにたらぬものに思われてくると、今までのように
頑張りに頑張ってやろうという気持ちが持てなくなる。というよりは
そこまで自分を追いつめてはいけないと思うようになる。
身体を壊してしまっては元も子もないからだ。
世間は狭い、ということにも思い当たる。
こんなに狭い世界でいくら勢力を誇っても偉そうに振舞っても何の意味も無い。
ただ、真実偉い人物というのが存在するのは確かである。
後は全てが偽物なのかもしれない。ただ地位があったり金があったりしたところで
考えてみても大したことなど無い。真面目にやる、本気でやる気があるのかどうか。
それが全てであり、その度合いによってその人の価値が決まる。
633佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/29(土) 17:36:05
私の親の世代の置かれていた状況、現実について考えてみると
田中角栄の日本列島改造論や、誰なのか勉強不足で忘れたが
所得倍増計画を掲げて「みなさん、働きましょう」と訴えた首相がいた。

それは正しかったのだし、文句をつける理由も何も無い。
しかし、その当時の価値観というものが、人間性を無視してでも利潤追求に明け暮れる
というものであり、そこに明らかな矛盾が生じていたのも確かである。

人間が追求すべき理想とはその程度の水準にあるのではないことぐらい分かりきった事である。
では、これから我々の世代はどう生きるべきなのか。何をなすべきなのか。諸君。
634佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/29(土) 18:35:19
働くのは立派なことだし、十分に価値あることである。
誰がそれを否定するだろうか。否定のしようがない。
ただ、角栄の時代は働きすぎという事実が問題になり始めていた。
馬車馬のように働くのも決して悪いこととはいえない。
しかし、私の送ってきた人生の苛酷さは断るまでも無く
そんな次元の厳しさではなかった。そこまで単純でもありはしなかった。
635名無し物書き@推敲中?:2007/12/29(土) 19:02:49
>完全に残飯さんのジエン帝国は崩壊したねwww

別にソレ目的ではなかったんだけどね
行きがけの駄賃というか
残飯がアリスレに逃げ込んだ以上避けられない事態だった

残飯が半死半生で掲示板全体の焦土化に走ったのも仇になったね
慈悲は見せないと明言しておいたのに

地雷というのは一度仕掛けると尾を引くね、関口クン
 
 
636佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/29(土) 19:19:44
高度経済成長による経済的基盤の上に立ち
親世代の努力の結果、私達はその成果の恩恵に浴し、
必然的にというのか客観的に見て甘やかされて育った
弱々しい人材というような見方が旧世代にしてみれば
妥当であろうし、事実そうなのかもしれない。
しかし、よく見てみるとその親世代もそこまで何も無いところから
今の社会を作り、経済を活性化させたのではない。そこまで立派だったのかといえば
決してそうではないのである。
人間が生きるということはどういうことか。真実の生き甲斐や
やる気や、道徳や、正しさとは一体何なのか。
今の社会では生活苦にあえぐというような苦労が、しようと思っても
出来ない人が多いのではないかと思う。国民全体が安逸をむさぼって
矛盾を抱えながらも何とか平和に生活している。大藪春彦が言うように
或いは見せかけの平和であったとしても。
637連投規制解除上げ:2007/12/29(土) 19:24:37
>しかし過疎だよねwww

こういうときに残飯は

あちこちのアーカイブを漁ってはうんこ祭り用盗作を書いているらしい
638佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/30(日) 08:45:42
ここまで、自分が神経症の為に働く事が出来なかったことの単なる言い訳を
長々と書いてきてしまったように思う。本当に言いたかったのはそんなことではないのだ。
神経症患者が何故、「働けない」のか。その理由について、或いは原因についてである。
どう考えても神経症患者は感じやすく、控えめなタイプの人間だろう。強迫神経症の患者は
至るところで自分の意見や立場を引っ込めるのが常であるという。私の神経症を持つものとしての
実感を言わせて貰うと、世間の人は実に図々しいとしか見えないということだ。
図々しく、そして図太く、恥知らずである。違うであろうか。政治家に限らぬではないか。
そうした連中と普通、やっていけると思いますか。というのが本音なのだ。
働かないなどと言っていない。真剣に生きる人が増えてくれればそれで問題はないのだ。
639佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/30(日) 08:54:21
というよりは、私が頭が良すぎるのかもしれない。
通常の意味でも、また人間性の面においても。
世間の人たちは鈍感すぎるのだ。「鈍感力」などという
馬鹿な本が売れる時代だ。
やめて欲しい。これ以上ふざけた世の中にするな。
640佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/30(日) 09:20:57
図太さが必要なこともあるだろう。
しかしそれは本当に必要なのだろうか。
無駄にそれを使うだけで畢竟何の役にも立っていないのではないか。
そう疑うのには理由がある。図太さと強さとを一緒にするな。
どこからどう見ても明らかな理由というものがある。
世の中はおかしいと誰しも言うが、なるほど、確かにおかしいと思う。
641佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/30(日) 09:24:35
今の私はそうした図太さを寛容に受け入れるだけの
余裕と強さとを身につけた。
だから何とかやっていけると思うだけである。
呆れながらも仕事は出来る。
仕事そのものはけちをつける筋合いのものではない。
それをやる人間たちのほうが問題なのだ。
642佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/30(日) 10:09:06
諸君自身の記憶のアルバムなり、手元にある新聞なりをざっと見てみたまえ。
これだけいい加減で愚かしく、呆れた暴力的な世の中で、普通にやっていけるほうが
おかしくはないのか。
643佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/30(日) 10:20:09
上のレスで偶然気付いたが、暴力団という呼び方は
かっこよくて、勇ましい。まあ、中途半端ではないという意味に於いてである。
しかし飽くまで基本は呆力団であるべきだし、そう呼ばれても仕方がないのだ諸君。
644名無し物書き@推敲中?:2007/12/30(日) 11:48:12
>佐原敏剛

世の中は蟻とアリクイの世界だ。
蟻には蟻の強さがあるだろうけど。蟻の強さがアリクイの強さにも繋がる。
蟻はアリクイの為に存在するわけでもないが。アリクイは蟻に依存する。
蟻がいなければアリクイは生きられないが。そもそも蟻がいなけばアリクイは蟻を食べる事もなかったろう。

蟻はアリクイにとって必要不可欠でありながら。その強さからアリクイに喰われ続ける存在だ。
弱いから喰われるのでなく。強いから喰われるのだ。
蟻がいなくなれば、アリクイは死ぬ。
だけど蟻はアリクイより強い。いなくなるのはアリクイが先だろう。
アリクイの世界は、蟻より複雑なのだ。


アリクイは弱い。
蟻は強い。
蟻の強さは、アリクイを強くする。

何とも微妙なバランスだ。
645名無し物書き@推敲中?:2007/12/30(日) 11:49:29




















許可する
ここは続けていい
646佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/30(日) 13:50:46
今、オリンピックの増田明美さんが出ているラジオ番組を聴いている。
増田さんは私より確か一歳年下だ。
41になって思うのだが、オリンピックのスタジアムというものは
人間社会での共通認識の元に最高位にあるべき人材を選び出し、その上で
競技を行う場である。

本来はオリンピックスタジアムは世界中どこにでもあるのだ。
ただ、そこから適任者が選ばれ、死力を尽くしてトップを目指す。
それに共感するのは人間として当たり前のことだ。
647佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/30(日) 13:53:37
いらいらしていてミスタイプがあった。
「共通認識の元に」
は「共通認識のもとに」
と平仮名で書くつもりだった。
認識の下にと表記するのが普通か、さもなければ平仮名による表記が一般的であろう。

648佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/30(日) 14:09:34
何故こうまで真面目なのかというと、それはやはり読書で培った
教養のせいだとしか少なくとも現時点では言いようがない。
親や教師のお陰ではなかったはずだ。
649佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/30(日) 16:25:44
現代社会は誰が見ても戦前、あるいは戦後とは明らかに異なった構造を持ち
複雑な仕組みによって動いているということになるだろう。
私は評論家を志したのではないからそうした分析や洞察はその方面に詳しい人に
任せるとする。
ただ、納得がいかないことだらけなので、仕方が無くこうしたエッセイを書いている。
現代を形作っている諸要素を纏めてみようと思う。
すぐに出来ることではない。
650名無し物書き@推敲中?:2007/12/30(日) 16:48:20
面白いですね。楽しみにしています。

















     他 人 を 害 す る な 

 
651名無し物書き@推敲中?:2007/12/30(日) 17:06:31
>>649
こんなものがエッセイか
エッセイとは下らないものだな
652佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/30(日) 19:12:59
堺屋太一『大変な時代』に、現代社会にはハードはあってもソフトが無い、と書かれていた。

確かに我々の親世代からの、言い換えれば戦後日本を支えてきたのは主に物質的な文化に寄与する
生き方であった。モラルは二の次で、人間性などくそ食らえ、金がものを言う社会、であったと言われても
一言も返せないはずなのだ。

しかし、そんなやり方ではいちいち言うまでもなくいずれはうまく行かなくなる。
ソフトはハードより遙かに難しいのだ。それだけでなく時間もかかり、骨も折れる。
諸君、身の回りを見渡してみたまえ。諸君の部屋に『論語』は目につく場所に置いてあるか。
653佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/30(日) 19:28:37
「モラル喪失の時代」
という呼び方をいつの頃からかよく目にするようになった。
受験戦争、灰色の学生生活、それは既に十代から始まっていた。
諸君、十代からである。
654佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/30(日) 20:35:29
身辺に食べるものがなくなるとする。
何を食うか。雑草を食う。
そういった極限状況が戦中にはあったらしい。
戦後にも無かったとは限らない。
だがどちらにせよ十年経たぬ間に見事に復興したのは何故か。
そもそも極限状況と呼べるほど差し迫っていなかったのだ。
それに比べて私の神経症との戦いは優に十八年は続いた。フロイトによると
十五年から二十年は苦しむのが当たり前であるという。

ワープロで、文法の誤りを指摘する機能が付いている。
翻訳のソフトを使っても碌に翻訳できないのにそんなものが信用できるか。
人間性への洞察を怠った世代、それが戦後の日本社会だ。
655佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/31(月) 08:05:40
要はまさか日本国民すべてが雑草を食っていたわけではないという事実があるということだ。
ほとんどの国民は略奪によって生き延びたのである。
馴れ合いが生まれ、そこでの生活はモラルなどという悠長なものと無縁となった。
しかし、それで果たしてよかったのか。
よくはあるまい。
656佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/31(月) 09:18:32
つまり戦後の生活の基盤は既に豊かさへの可能性を大いに予見させる
展望の下にあったといえる。戦争の恩恵とは何だったのか。兵器を大量生産し
、それを片っ端から破壊し合う。作っては破壊する。「戦争論」というのを
読んだことがないが、まあ、基本的には作るものを片っ端から壊せば需要は絶えないことになるから
金は儲かる。どうもその辺からしておかしいもののようだ。
657名無し物書き@推敲中?:2007/12/31(月) 13:07:15
>>656
何がおかしい?
人は欲を満たす為に争いを起こし、略奪や殺戮、搾取、そして世界にとって都合の良い様な「調整」を繰り返してきたじゃないか。

君だって、直接ではなくても、その歯車の一つになっている。
もちろん俺も例外なくにな……
658佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/31(月) 14:14:36
>>657

その辺の調整の具合がどうも難しいものであるらしい。
古くは百姓一揆、米騒動、等々が日本の歴史上にもあった。
海外はもっと厳しかったと言うことは世界史をみれば解る。
あるいは海外の古典を読めば、『徒然草』や『枕草子』などと比較にならない
厳しさを感じさせる文献に事欠かないことになろう。
『徒然草』の時代、海外では何が起きていたか、まだ確かめていないのだが
海外文学のドラマチックな筋立てをみると、それだけでただごとではなかったのは
明らかにわかろうというものだ。

さて、以上のことを念頭に置いて文学を考え直してみよう。
殊に現代文学のあるべき姿はどのようなものなのかを考えてみる。
659佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/31(月) 14:20:27
戦時中は一握りの権力者が日本全国を支配したとみてよいのだろう。
財閥であったり、財閥であったり財閥であったり、所詮はそういう
下らないことに落ち着くのであろうが、日本人には根性が足りない。
何故か、ガッツが足りない。
660佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/31(月) 14:23:07
そんなところに小さく纏まるな、と叫んでいたのが
ローリング・ストーンズやエアロスミスや、レッド・ツェッペリンだった。
661名無し物書き@推敲中?:2007/12/31(月) 14:39:34
だけど本人たちも踊らされていたんだよな…
662佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/31(月) 14:40:55
踊ってるだろ。ノリが違うところを見せつけてやってるんだ。
663佐原敏剛 ◆VF/OQz0FCE :2007/12/31(月) 18:09:18
自分に厳しすぎるということは確かにあったように思う。
自分では意識していなかったが、理想が高かった。
理想が高いだけではなく、やる気が満々だった。
夢があった。
もう一つ忘れてはならないことは、完全主義だったことだろう。
そこまで頑張る少年が、周囲とのかかわりを無意識に断ち切って修行に励む
ということはあっただろうと思う。
その無理が祟ったのだと言える。
664佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/31(月) 18:10:00
トリップが違った。
665佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2007/12/31(月) 19:29:57
根本的に言って、何が食い違うのだろう。
神経症で働くことが出来なかった時代をどうこういわれても
私にはその責任が取れないことは常識で判断できることだ。

昔からフリーターのようなことをしながらそうした夢を追う人は多かった。
だが、私の場合は高校時代からすでに神経症に罹っており、その後ずっと
苦しんだのである。それさえなければ、最初から働いていたかも知れない。
少なくともアルバイトで生活費を稼いで独り立ちするくらいは造作もなかったろう。
確かにモラトリアムというものはあったろうが、そこまで極端ではなかっただろう。
何故なら二十一の時に病院に入院中、独学で一日五時間英語の勉強を始めたし
それを一日も休まなかった事からみて、決して怠けていたわけではない。
その勉強は最初二時間で初めて半年続け、五時間に増やして更に半年続けたのである。
34歳の時、ようやく症状が好転した。とたんにネット小説を書き始め、同人誌に参加し
就職もした。完璧である。これ以上のことは病気を持つ身では不可能だ。
666名無し物書き@推敲中?:2008/01/01(火) 01:44:52
どっかのスレで うちの会社の悪口が書いてあった。




「○○という会社に再就職の面接に行ったら、『将来の夢』ってタイトルで作文書いて下さいと言われた。むかつく。
25歳にもなって、将来の夢もクソも無いだろ。25歳にもなったら現実を見る年齢だろ。他人を馬鹿にしやがって!
小学生じゃあるまいし。しかも原稿用紙2枚も。何を書くわけ?ありえない。
ここで働いてる奴は、こんなくだらない作文を一生懸命、原稿用紙2枚分も書いた、幼稚な人間なんだね。気持ち悪い。だいたい何でホテルのフロントの仕事で将来の夢の作文なんか書かなきゃいけないわけ?意味わかんない。
作文があるんだったらちゃんと求人に書いとけ!『面接』しか書いてなかっただろ!
むかつくからその場で辞退してやった。」

みたいな事が書いてあった。

このレスを見てかなりむかついた。
ホテルのフロントだろうが、面接で作文を書かされるのは当たり前じゃない?25歳で「将来の夢」の何が悪いわけ?私はちゃんと作文を(原稿用紙2枚分)書いたから採用されたんだよ。
それを幼稚な人間なんて言い方はむかつく。
ひがむな!
667佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/01(火) 10:39:03
>>666

夢などと書かずに「将来の理想」とか「将来へのビジョン」とかいった言葉に直せば
文句はなかったのかも知れない。一般にはそんな質問に答えようとするぐらいの真実のやる気を
持った人材は少ないに違いない。どう考えてみたところでそうではないか。政治家汚職は今に始まったことではない。
一般庶民の生活も昔に比べて物質的、金銭的に豊かになった分、精神的にも豊かになれたのかといえば
全くの逆であることになる。何故か。我々の世代の責任ではあるのだが、人類史を全体に広く見渡してみる必要がある。
どこかおかしいのだ。それをどうすればいいのか。どうすべきか。現代における文学の役割とは何か。
668佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/01(火) 11:21:17
古井由吉さんが文芸誌のインタビューで
「何かになりたいと思ってなったのに、卑しいといわなかったら嘘になる」
と率直に述べられていた。
二年近く前になると思うがその時はピンと来なかった。
今思い返しているのだが、確かに至言であると思う。
殆どの人にとって文学を読むことが救いであり、それを書いた、その世界を作り上げた努力や
才能、業績に圧倒され、その地位なり、職業なりにつこうと意欲と志を持つのは人間として
正しいことである筈だ。
669佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/01(火) 11:50:48
認識とは、ある知識の上に立って得られた判断のことをいう。
その認識だが、例を精神医療にとって見ると
古くは、といってもせいぜいがフロイトに突き当たるわけである。
二十世紀初頭に出現したこの偉大な先達によって精神分析は確立された。
『精神分析入門』を読んでみると、そこに神経症の症例がこれでもかというくらい
精密に解説されている。その認識は非常に的を射ていると神経症患者である私は思う。
当事者がそう思うのであるから、まず間違いはない。
しかし、それを杓子定規に患者の症状の解釈に使われては困るのである。
フロイトは臨床医であったのでそのことを充分認識していた。
従って『精神分析入門』は学術書という趣ではないので、むしろ小説に近いのだ。
その結論はその著書の中で完結しているのではなく、単なる資料価値を超えて
読者に手渡され、検討を迫る性質のものであるはずだ。
670佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/01(火) 12:14:09
昼のニュースを観ている。
今に始まったことではない若者の無気力、無関心、無感動。
確かにそう言える。
というより、旧世代にしたところで自らの青春を顧みて
それを痛切に感じなかったらそもそもそんなことを若い者に対して言わないはずである。
15歳にもなると私は「何かやらなければならない」と焦りを感ずるようになった。
若い人間の感受性としては当たり前のことだった。
傍観者でいることが出来ない、その積極的な心組みがあった。
親は既にそうした感情を持つ年齢ではなかったし、そもそもそこまで青春を燃焼し尽くしては
いなかったのではないかと思われる。
671佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/01(火) 12:49:45
お幾つになるのか知らないが樋口可南子さんは巧い女優さんだと思う。
昔からそうだったように思うが、年齢とともに更にすごくなってきた。
役者なんぞという職業も孤独であるはずなのだがそこを役になりきることで
振り切ってしまう。根っからの女優さんなのだと思う。
672佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/01(火) 14:26:09
何かと世代間の違いを比較検討する内容の文章になっているのは、私自身や私自身を含んだ客観的現実を
更に客観的に理解しようとしているからである。殊に親とこの関係に焦点が当たっているのは、家庭が社会の
最小単位である以上は避けて通れない問題であり、内と外から充分に考えてみる必要を感じているからである。
41歳になって、そろそろ42歳になるが、ようやくそういった客観的な視野というものを得ることが出来た。
言うまでもなく経験の積み重ねによってであるし、もう一つは若い世代が今青春を謳歌する姿が私や私の世代を
理解するのにこの上もない助けとなってくれるからである。
673佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/01(火) 17:04:31
障害者年金というものがある。一般に、二級以上の障害を持つという医師の診断が
無ければ受給することは出来ない。私は何とか働けるために診断ではまさか二級にはならない。
それは結構なことだが、しかし普通一般の人々より比べものにならないほど不利な健康条件と
経済状態の中で懸命に働かなければならないことになる。これで親が無理解だと更にややこしくなる。
どう考えても割に合わず、不公平極まりない話なのである。この問題は私だけの問題ではない。
是非、国会でも論議して貰いたい。
674佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/01(火) 17:20:51
貯蓄が一切無いために、休もうと言っても休めない。
単に物理的にゆとりがないというのではなく
健康そのものへの心配が常にある。
そんな中で無理してでも働かなければならない。
無理なら働くなというだろうが、そこまでして自立を阻まれても不愉快だ。
そうした難しい問題が今私の眼前にある。
675佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/01(火) 17:34:31
どちらにしても、あと少し休めば回復すると思う。
頭の中の複雑に絡まった様々な疑問も最近は
一つずつ、確実に解けていくのが解る。
とにかく少し休む。
676佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/03(木) 10:09:55
人間は誰もがその思春期の初期段階でいわゆる反抗期なるものを体験するように
なっている。人間性の矛盾に初めて逢着するのが十五、六歳であるというのは
人間社会の現実とその歴史、またその構図から見て当然といわねばならない。
誰しも真面目に生きたいと願い、完全であろうとする。しかしそこに人間性の矛盾というものが
どうにもならない壁として立ちはだかる。それに向かって足掻くのが反抗期の人間であろう。
人間はモラルによって己を厳しく律しつつ行動しなければならない。にも拘らず現実にはそんな
ことが出来る人間は皆無に近い。それこそ小説の中にしか存在しない。そう思ったとき、最良の
生き方は小説の主人公になろうと努力することだ。作者ですらなりきれないヒーローを
自分自身がなりきってしまうことだ。

それがモラリストの生き方である。単純明快で難しいことは一つもない。
思春期を通過してもその戦いは続く。この世から人間性の矛盾が消え去らない限り。
677佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/03(木) 10:29:52
42歳になり、不惑と呼ばれる心境に達した私はゲーテの『ファウスト』そっくりの
思いに駆られている。若さを取り戻したいと思うのはそれが人間の当たり前の願いである。
ゲーテの最期の言葉が『もっと光を』であると伝えられているのはなるほど尤もだ。
678佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/03(木) 23:12:20
私は無口で大人しい性格であるせいか家庭の中で殆ど会話らしい会話を子供の頃にしなかった。
そのせいか、親離れをする機会を逸してしまったらしい。一方で親のほうも同様であったようだ。
今頃になって親離れをしようとしている自分に呆れるのだが、もう42になろうという男がいちいち
親のご機嫌を伺ったり、遠慮して自分のしたい仕事も出来なかったりなどというのは一人前の大人の資格が無い
と見做されて仕方がない。もう親とは縁を切るつもりで仕事に励むことにした。
今の社会では親の子供に対する過保護や過干渉が当たり前になっている。それがニートやフリーター問題の
根にあることは言うまでもないだろう。子供や若者たちは葛藤しているのである。なまじ苦労をしてきた親を労わり
尊敬もするのが仇となって、自立がスムースに行かない。その上過保護と過干渉がおっ被さってきたら善良な子供や青年は
悩むであろう。親の支配欲とエゴというものもある。旧世代の猛省を促したい。
旧世代の諸君は何か認識の基盤にとんでもない勘違いをしている。子供の自由を奪うな。
現代の飽食世界で若者は行くべき道を探しあぐね、迷路にはまり込んでいる。彼らを救わなければならない。
679名無し物書き@推敲中?:2008/01/03(木) 23:22:11
もう少し見方を変えてみないか?
すべてを非とするのではなく、すべてを是とするのだ。

親離れせずともいいんだよ。
大人の資格がないと思われてもいいんだよ。
親の支配欲、エゴもいいじゃないか。

勘違いしているのは君だ。
自由であることに価値をおくんじゃない。
他人を救うことより、己の魂を救済したまえ。

いいかね、君は君の抱えている問題を今すぐ君自身の手で解決するんだ。
話はそれからだ。

以上
680名無し物書き@推敲中?:2008/01/03(木) 23:27:02
>>679

なるほど、佐原敏剛より説得力があるな
681名無し物書き@推敲中?:2008/01/03(木) 23:29:59
佐原敏剛の書き込みは、受け売りばかりだからなw
682佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/03(木) 23:49:50
もう少し見方を変えてみないかというのであれば
概ね私の意見には賛成ということですね。
まあ、受容体勢は整っているので、親と喧嘩するつもりもないですね。
ただ、親離れはした方が、少なくとも古い価値観とは違い、今の時代に即した
より妥当なやり方といえます。欧米の社会が遥か昔からそうであり、日本もそれを負う運命にある以上
それは必要なことです。第一、これからの文化を形作るのに因習に従ってばかりいたらポシャッてしまいかねない。
古風であるにしてもそれが全てであっては駄目なことぐらいご承知でしょう。
不条理を超えて文学を世に問わねばならない時代なのです。
683名無し物書き@推敲中?:2008/01/04(金) 00:01:55
>>682
>もう少し見方を変えてみないかというのであれば
>概ね私の意見には賛成ということですね。

ちがうな。見方など少し変えるだけで白も黒に見える。それだけのこと。
のんきに賛成などとゆーてくれるな。

欧米がどうであろうと日本がそれを負う運命だろうと関係ないのだよ。
おまえ自身の問題なんだ。おまえ個人を問うているときに周りは関係ない。
ま、しかし君の論理から君が精神的に未熟なことはわかった。
まるで「クラスのみんなが持っている」を理由に親に物をねだる子供だな。

文学を世に問う必要はない。文学は常に人間と共にある。
文学は空気のようなものだ。人間が言葉を得た瞬間に生まれ、
日々、刻々と成長し続けている。
文学の心配はしなくていよい。文学は不滅なのだから。
684佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/04(金) 00:05:34
成る程、前向きに考えろという意味ですね。
変にコンプレックスをもつ必要はない、と。
それはもうこの年で人一倍苦労はしてきているので
コンプレックスを持つのもナンセンスなくらいに思います。
自分をジレンマから解き放てば楽になる。そういうことですか。
それをアウフヘーベンとでもいうのでしょうかね。
685佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/04(金) 00:18:36
とにかく、私にはやりたい仕事があり、小説を書いて世に出たい志も変わっていません。
それを阻むことは何人にも出来ないのであり、それは人権の侵害に他ならない。
自己の責任に於いて自由を享受するのは極めて当たり前の道理であり、モラルでもあります。
何も欧米がそうだからというのではない。その方が今の社会では圧倒的に有利であるといいたいだけです。
686佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/04(金) 00:26:30
受け売りだと賢しらに仰るが、そこまで受け売りで『群像』の第一次は通過できないでしょう。
24歳のときにNHKのラジオ番組への投稿で大学の先生の投稿と比較されて、褒められたりもしないでしょう。
687名無し物書き@推敲中?:2008/01/04(金) 00:27:45
どこかで聞いたような御託ばかり並べやがって恥知らずめが
688佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/04(金) 00:30:15
そちらの方こそご自身の受け売りを散々指摘されているのではありませんか。
そこまで緻密な論理には思えない。単なる意見では正確に的を射るのは不可能です。
689名無し物書き@推敲中?:2008/01/04(金) 00:33:05
>『群像』の第一次は通過

ずいぶん小さいなwww
そんな屁の突っ張りにしがみついてるから
いつまでたってもおまえはダメなんだよ
690名無し物書き@推敲中?:2008/01/04(金) 00:36:50
>『群像』の第一次は通過できないでしょう。
>24歳のときにNHKのラジオ番組への投稿で大学の先生の投稿と比較されて、褒められたりもしないでしょう。

その程度で自分は書けると勘違いして、人生を棒に振る。
凡人が陥りやすいパターンだよ、佐原君。

691名無し物書き@推敲中?:2008/01/04(金) 00:39:18
  
    おはようからおやすみまで一人口論で盛り上げる残飯
 
  
692名無し物書き@推敲中?:2008/01/04(金) 00:39:19
佐原よ、
おまえは2ちゃんねるに居座ってる時点で負け犬だ。

自分を誤魔化すのはやめて、前だけを向いて生きろ。
そうすればコラムニストくらいにはなれるだろう。
693佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/04(金) 02:08:53
絲山さんがああいうレスを下さったり、そのせいなのか2ちゃんねるでスレッドが連続して立ったり
どんな形であったにせよプレッシャーであったことに変わりはない。
しかし、そのプレッシャーも吹っ切れてきた。
自分自身の、佐原文学を打ち立てて見せよう。
見ていてくれたまえ諸君。
694佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/04(金) 02:20:02
古典文学を読むことと同様に現代社会の複雑極まりない構造を読み解くことに
今、関心が向いている。曖昧で不定形な現代社会の実相に迫り、それを批判する
文学を書く。安部公房、大江健三郎、開高健、遠藤周作、古井由吉、アリストテレス、ニーチェ、カント……やることは無数にある。
695佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/04(金) 02:30:54
集中力とやる気とが回復してきた。
標的を射抜くのは時間の問題だろう。
倦怠ともおさらばだ。
こうなれば向かうところ敵なしだ。
696名無し物書き@推敲中?:2008/01/04(金) 11:17:13
何が佐原文学だ
オナニー野郎

おまえはスレッドを私物化している哀れなチンピラおやじ
強制入院させられる前に目を覚ませ
697名無し物書き@推敲中?:2008/01/04(金) 11:36:07
躁鬱病なんだろうサハラ砂漠は
698佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/04(金) 11:39:20
誰しも孤独であり、地位や名誉などといったものも人間の存在を根本から支えるわけではない。
それぞれの個人は独立して生き、協力し合うことでしか生きられないのだ。
親父やお袋の考えや認識は古すぎる。どう考えても今の世界にはその感性も古い。
私より年輩のベテランの書き手たちはそれぞれの世代の文学を追うので、それは確固たる価値を持つが
何もしていない人の話を聴いても仕方がない。
699佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/04(金) 16:06:11
昨日は知り合いの三人の友達と一人はお宅にお邪魔をして色々な話をした。
一日経ってそのとき話した内容を振り返ってみている。
実家でくすぶっていたらとても望めないことである。
今のアパートは私が働いて礼金敷金を全て払っている
ここを手放したら元の木阿弥なのだ。
小説『告別』の清書も二日で六枚進めた。
友達というのは一人は年下であり一人は同い年であり一人は年上である。
同じ悩みを抱えて生きている人たちだから遠慮なく話すことができる。
暫くこういったことをしているのが賢明というものなのだ。
それを親が馬鹿で愚かであるためにうまくいかない。
700佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/04(金) 16:15:07
お袋が2ちゃんねるに書いていることを
「馬鹿にされているんだよ」
と言う。
そんな軽薄なことを平気で言っているお袋のほうはどうだ。
上の台詞のどこに慎み深さや聡明さが見て取れるかね?
人間として立派な言動と言えるのかね?
相手にしていられないのはそうしたいい加減さなのだ。
甘ったれるな。
701佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/04(金) 16:35:04
42歳近くになって思うのは偉い人というものは
若いときに理想とする、目標とするような偉業を成し遂げたり
神聖な行いをしたりした人のことなのだろう。
42になろうとする今、そこまで偉い人はその辺に滅多に転がっていない
ことが理解できるようになる。そんなことくらい最初から解っていそうなものだが
それがどうしたことか私は小説の理想の人間像を固く信じていたからだろう
いっかな理想を捨てようとせず、苦しく険しい道ばかり突き進んできた。
だからといって、偉いからと言ってそれがどうなんだとふざけた事を言われたらそれでおしまいともいえなくはない。
それ位いい加減な世の中だということだ。
702佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/04(金) 16:44:37
何故みんなそういう風に人を信じないのであろう。
偉い人を見習わないのであろう。
そんな人間不信だけで生きていたら一人では生きられないのが当たり前で
ある。というよりは一人では何にも出来ないことになるだろう。
いつの頃からなのか。ニーチェに時代から既にそうだったのかもしれない。
だとしたら実におかしな、困った問題であろう。
703佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/04(金) 17:34:28
私はそうしたいい加減さに調子を合わせられないのである。
お調子者にはお調子者のいい所があるが、基本的に合わないのだ。
いわゆる協調性なる言葉がいつ頃生まれたのかは知らない。
それこそ調子のいい言葉ではないか。
古い言葉であるにしても、そんなものに重きを置く最近の風潮はどうかしてはいないのか。
704名無し物書き@推敲中?:2008/01/04(金) 18:14:10
おっさんよ、

おまえは創作板の笑い者だよ
705名無し物書き@推敲中?:2008/01/04(金) 18:14:55
クズといってもいい

まずは人間になることだよ、サハラ君
706佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/04(金) 18:39:03
親父もお袋も私に帰ってきてもらって一緒に少しの間でも
暮らしたいであろうことは分かる。
それは誰でもそう思うのだ。
しかし私の場合はどうだろうか。
15歳になって精神の均衡を乱し、その後の人生、青春を丸ごと棒に振った私が
今家庭に帰ってどうせよというのか。
それでなくとも今厳しい生活であり、病状が好転してからも
親は一向に協力的ではなかった。反省して欲しい。謝罪して欲しい。
707佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/04(金) 18:57:37
区役所の就労相談へ行ってそこの女性のカウンセラーに
「もう暫く今のように身体を休めて仲間同士のコミュニケーションをしたほうが
いいと思います。無理をするとまた同じことの繰り返しになると思います」
といわれた。それが三ヶ月ほど前だ。
そこで福祉作業所に不定期で行き、アルバイトを出来るときにはしているのだ。
ここまで頑張っていて文句が出るほうがおかしい。
708佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/04(金) 19:47:44
40を過ぎ、それまで実社会での経験が極端に不足していた私は
世間というものを初めて認識したようだ。
いわゆる世間通と違い、私の苦労はそれどころの生易しいものではなかった。
だから今やる気を失っている。
何のための苦労だったのかが解らないと言えば解らない。
しかし後悔なんぞはしていないのだ。
人生、まっとうすることだけが目的だと思っている。
時代というものもある。
御同輩の諸君。昔と違ってあわただしい世の中になったとは思わないか。
709佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/04(金) 20:59:53
三十歳以上の大人が言うことを信じるな、とは団塊の世代の合言葉だったろうか。
今、我が青春を振り返り、全く同様の感慨に沈むことが多くなった。
710名無し物書き@推敲中?:2008/01/04(金) 21:07:50
例えば、営業なんかを例に取りますとですね、

(相手の目を見ながら)
「良いですか、我々は職業上、『絶対』という言葉は使いません」
(手元に目を移し)
「もちろんねえ、裁判のことですから、何年も長引いたり、
 思わぬ結果が出ることだってありえます」
(一歩身を乗り出し、相手のネクタイ当たりを見て)
「しかしながらですね、このケースで言いますと、少なくとも
 当事務所におきましては、敗訴した、という例はありません」
(ひと呼吸置き、窓の外に目をやって)
「最終的な決断を下すのは、結局、○○さん次第なんです」
(再び相手の目を見て)
「で、どうなさいます?」 

みたいな感じになるわけですよ。
711名無し物書き@推敲中?:2008/01/04(金) 21:08:44
これがですね、例えば、

(相手の目を見ながら)
「良いですか、我々は職業上、『絶対』という言葉は使いません」
(相手の目を見ながら)
「もちろんねえ、裁判のことですから、何年も長引いたり、
 思わぬ結果が出ることだってありえます」
(相手の目を見ながら)
「しかしながらですね、このケースで言いますと、少なくとも
 当事務所におきましては、敗訴した、という例はありません」
(相手の目を見ながら)
「最終的な決断を下すのは、結局、○○さん次第なんです」
(相手の目を見ながら)
「で、どうなさいます?」

だったらどうでしょう。
なんかあれですね。プレッシャーですね。
かえって「ちょ、ちょっと考えさせて下さい」みたいに
なっちゃいますね。
712佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/05(土) 11:22:29
暗黙の了解という厄介なものが人の世にはある。
それがたとえ悪いこと、ずるいことであっても、世の習いとして
大目に見る。

或いは男女の間に起こるトラブル、殊に性的な事柄、親子関係のトラブル
なども理屈では説明しがたいために、また不可能であるためか。誰もそれを
問題にしない。というのか問題にしたがらないものであるように私には見える。

42歳に近くなると確かに人の世は虚しく、悟りに至ったかのような心境で
今、世の中を眺め渡してはいるが、それにしても「本当にそれでいいのか」
という疑問は完全には消えない。
713佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/05(土) 11:50:15
この間、今私に必要なのは少しでも文学や哲学、思想のことを話すことができる
友人、知人だという風に書いた。

石川忠司さんの『現代小説塾〜実作と思考』で昨年一緒に講義を受けた若い人がいて
その人のブログにコメントをしている。自ら変人と名乗るだけあって、孤独な若者らしい。
こうした読書家、芸術愛好家同士でないと話が合わないのだ。噛み合わないのだ。
身近にも数はそれほど多くはないが、何人かそうした人たちがいる。ところが年が少し離れている
し、文学を同じ場所で勉強した仲ではないので、彼らがどんな文学を頭の中に理想として
思い浮かべているかということが、想像しにくいのである。同人誌の先輩方ならそれがわかる。
何しろ同じ雑誌を作っている仲間だからだ。そうした共同体なしに生きようとしても小説家は
辛いに違いない。
714佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/05(土) 12:49:30
ただひたすら真面目に勉強し、あらゆることに対して真面目に努力を続けてきた。
それで精神的に疲弊し、身体を壊している。誰の責任にすることも出来ないのは
要するに世間や親がいい加減だからだ。働けないのをいいことに無理を言ってくる
親は子供に甘えているに過ぎない。単に揚げ足を取って自分たちは楽をしようとしているだけだ。
当たり前のことにまだ気付こうとしないのは何故なのか。親が臆病だからかもしれない。
世間もやわいからなのかもしれない。
715名無し物書き@推敲中?:2008/01/05(土) 13:02:29
これってさ、幼い子供が書いたらどうなるんだろ。
馬鹿認定される? それともスルー?
こんなと聞くのも馬鹿らしいけどさ。
716名無し物書き@推敲中?:2008/01/05(土) 13:04:40

ジブリはそれをやって大ゴケしたな
717名無し物書き@推敲中?:2008/01/05(土) 13:08:07
少女売春とかじゃなくてマニア系のエロ動画とかを見てる人についてなんだけど
一部は激しく後悔することがあるらしいわね。
人に誘われてとかいろいろあるみたいだけど、興味本位で見てはみたものの、
自分の人間の尊厳が傷つけられたみたいな妙な気分になるらしいわよ。
私一人、それで暴走してる人知ってる。自分がちょっと眼をかけてた女の子
そっくりの子がそういうマニア系の動画でいろんなことやってたんだって。で、相手の
男優(?)が自分そっくりだったんだって。
トラウマだよね。そういうの。
何言いたいかって言うと、基本自己責任だから、ああいうのは。
それに責任が持てない人はキッパリスッキリ見ないようにするしか
ないよね、って話です。
これって説教とかそういうのじゃなくて、自分自身に対するデリカシーの
問題ってこと。
エロ動画の女の子も相手の男も、別に個人を傷つけたかったわけじゃないでしょ。
718名無し物書き@推敲中?:2008/01/05(土) 13:10:36
西暦2008年の現代社会では前にも書いたが金で動くような人は減っているとしか私には思えない。
例を挙げると六本木ヒルズに象徴される富裕層の存在がある。その実態もマスコミその他で
喧伝され『ヒルズ族』などという流行語も生まれた。
その一方でネットカフェ難民が現れて深刻な問題となり、ワーキング・プアという
アメリカから始まった現象が日本にも現れ始めている。アメリカほどではないにせよ、
格差という問題が浮上してきたのが昨今の日本である。
こんな社会でいちいち一万円札一枚がどうこうで揉める事のほうが滑稽であろうし
ナンセンスではなかろうか。
719名無し物書き@推敲中?:2008/01/06(日) 00:15:13
>>714
ヘッセの原書を店に10円で売って、その金でうまい棒を買って空腹をしのいだ。

この文がなければ、アンタを信じた
720名無し物書き@推敲中?:2008/01/06(日) 00:58:15
>>714
俺はワンピース全巻売って豪遊した。

この文がなくても、アンタは腐れ豚だ
721佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/07(月) 07:55:19
この一年、苛酷な肉体労働が合わなかったためかまず神経が参ってしまい、ついで身体が
立っていられないかと思うようなといえば大袈裟だがたびたび脱力感を感ずるほどまでに
疲弊してしまった。この一年は録に働けず、従って録に食っていなかった。そんな中で無理をして
金が多くはいる夜勤を続けていた。観念して転職することにした。
無念という気持ちがなくはない。しかし私は基本的に物事から決して逃げないタイプの男だ。
やるべきことはやりつくしたと考えている。
722佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/07(月) 09:06:26
正面からぶつかり過ぎるということはある。それで失敗するとは考えていないし
事実失敗に終わってはいないのだ。真剣勝負で行く限り敗北というものはありえない。
何故か世の中はそうしたひとが多くはないような気がする。テレビ番組のギャグは
下らなさ過ぎるし、普段の人間関係も一様に軽いものだ。それが人間関係を円滑に
運ぶコツであることぐらい分かっているが、そうした軽さが不得手である糞真面目な私は
家庭内においてさえ孤立してきた。本当にいやになる世の中だ。孤独だという意識はない。
もっぱら呆れているだけである。
723佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/07(月) 09:30:52
一昨夜は同じ病気を持つ年上の友人と一晩中文学を語りあった。
昼まで話は続いた。ようやっと世の中が見えてきたように思う。
思う存分文学を語った。なかなかそうした話が出来る人がいない。
例えばNHKのごく普通のアナウンサーが『仮面の告白』の原稿に向かって
同じ内容を書いているという図をイメージしてくれたまえ。そんなものが
滑稽と言わずしてなんだ?
三島だから、真剣勝負の人だからこそイメージがぴったり来るのである。
724佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/07(月) 09:44:29
極度に繊細で真面目で、真剣勝負で生きる人間は必然的に孤立するのだ。
誰とも妥協することが出来ない。どうにも理想が高すぎる。頑張りすぎる。
こうなれば勝手にやる。絶対にやり遂げてみせる。
725佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/07(月) 14:10:43
近所のドトールで『告別』のラストを直した。
恐らくこれで完璧に近いと思う。
あとは徐々に推敲しつつ清書をして『新潮』新人賞へ出す。
『新潮』は何故か新人を育ててくれないということがあるようだ。
青木淳悟が例外であるくらいであろう。
『四十日と四十夜のメルヘン』は確かに面白かった。
726佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/07(月) 15:21:24
一昨夜、徹夜で文学の話をした友人というのか先輩から旧約聖書を戴いた。
薦めて下さった三浦綾子『氷点』上下巻を角川文庫版で買った。
『新潮』今月号も無論買った。たまっていた公共料金を纏めて支払った。

『新潮』今月号『大討論 高橋源一郎+田中和生+東浩紀「小説と評論の環境問題」』
は「大」討論というのであるから幾分肩の力を抜いた砕けた話し合いなのだろう。
どちらにしても今私が必要としているのはこうした「大討論」である。出来れば数人でやりあってみたい。
文学通の人達でなければ勿論意味がない。文学に拘ることなくあらゆる社会現象や政治についても
議論を戦わせてみたい。一月十日からある石川忠司さんの講座へは出られないのだが、出きれば行きたいのだ。
前回は若い人たちと思う存分話し合い、討論することが出来た。なかなか勉強している諸君だ。
第一に小説を読んで救われ、更に小説を書いて自分を救い、読者をも救おうという志、心がけが立派という他はない。
727佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/07(月) 15:47:22
時間というものは止めようがない。時代も然りである。
それは着々と進行する。
その流れの中でずるずるといってしまうのか、踏ん張って努力を重ねるのか。
人間社会はその歴史を振り返れば複雑であり、新聞を読んでも週刊誌を読んでも
同じ感想を持たざるを得ない。例えその殆どがデマゴーグであったとした所で、
火のないところに煙は立たない。その現実社会の構造というものに今は関心が傾いている。
外に出て働く意欲もありすぎるほどある。
728名無し物書き@推敲中?:2008/01/07(月) 17:42:44
>>723
>一昨夜は同じ病気を持つ年上の友人と一晩中文学を語りあった。

アンタ、なんでそんなことが出来るんだ?
で、どんな結論が出るってんだ?
文学を語ってる自分(たち)が好きなだけじゃないのか?
729名無し物書き@推敲中?:2008/01/07(月) 19:10:59
>>727なんか味気ない人だ。書くものも知れてるなこれじゃ。
主張があるならその一部でも小話で伝えてみろ。
愚痴ばっかりで作品の一つも示しもしない奴が、文学者気分で語るなって。
730佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/08(火) 13:08:31
 香坂省吾は給与明細を受け取ってそれにボールペンでサインした。事務所には前夜から事務所に泊まって
今朝一緒に現場へ行ったアルバイト仲間が一人、テーブルの上で携帯のゲームを黙々とやっていた。
「明日出れるか」
「ええ」
「頼むぜ、今繁忙期なんだ」
 省吾は内勤を勤める河田の目を見ながら煙草に火をつけた。携帯のゲームをやっていた須黒が振り返り
「俺は今日も泊まりだけど、一緒に練るか」
「遠慮しとくわ」
 省吾は河田の身内の事情を知っていた。同情はしてもプライバシーには立ち入らなかった。
731佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/08(火) 13:11:57
最後の行で河田とあるのは須黒の間違いである。
ゲームをしている須黒の家庭事情を慮っている主人公と
アルバイト仲間との交情が物語の核だ。
「一緒に練るか」

「一緒に寝るか」
の間違い。
732佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/08(火) 13:17:59
即興で上の場面を書いてみた。
何かいいたいことは。
733佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/08(火) 13:54:51
この間大橋順子が出たNHKのラジオ番組で年輩のアナウンサーの方が

「アナウンサーっていうのも堅気とは違うというような職業ですけれども。
自分でやっててそんな事を言っちゃいけませんねぇ」

と話していた。

よく考えてみればその通りで、人様の不幸を飯の種にしているという
陰口がいつ如何なるときにも聴こえてきそうなのがマスコミというものだ。
小説家も基本的にはそうなのであろう。
しかし世の中というものは隅から隅まで矛盾に満ちている。割り切れたら世の中はきっとつまらない。
恋も何も出来なくなるだろう。
734佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/08(火) 14:47:24
さて、絲山秋子が『新潮』で連載を始めた『ばかもの』である。

「やりゃーいーんだろ、やりゃー」

という額子の台詞で始まる一種のフェティシズムを前面に出した青春ポルノグラフィーである。
今月号はまだ読んでいない。   


  あまりに馬鹿馬鹿しいからだ。


第一に、こうした台詞を登場人物に言わせる神経の無さ。
第二にリアリティーの無さ。
第三に題名の馬鹿らしさ。
第四に動機の明らかな不純さ。
第五に……もういいだろう。勘弁してくれ。もっとマシな奴を頼む。
735佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/08(火) 15:57:20
>>588

>思想はカント以降は実は進歩していない。細分化されただけ。

そう言われるのも尤もであると思う。柄谷行人の『探求』にせよ浅田彰の『構造と力』にせよ
こうも引用で埋め尽くされてしまっては本人の思想が一体何なのかが解らないであろう。
否、それ以前に思想的立場が明確にされずじまいで終わっているのが現代思想というものである。
大概の素人は柄谷や浅田を読んでも皆目解らない筈だ。それが当然である。
細分化の前提として先人の引用が多くなされる。従ってその歴史的著作全てに目を通していない限り
理解できないことになる。一体何のために読むのか。金を払う価値があるのかどうかということさえ分からなくなってくる。
読者が期待するのは真実独創性のある本然の思索者の言葉である筈だ。
736(・∀・)ノ♪ :2008/01/08(火) 15:59:59
下らない小説なんかねぇよ。
クダラナイのは営利を優先させる出版社だ! ゴラァ!!
737名無し物書き@推敲中?:2008/01/08(火) 16:32:21
営利企業なんだからアタリマエー
738無名草子さん :2008/01/08(火) 18:24:18
もっと増しな作品を増やさないと、どこかの出版社みたいに潰れるぞ。
739佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/08(火) 18:52:31
島田雅彦が今面白いのは老人文学だと何年か前に文芸誌の対談で述べていた。
島田氏は私より幾つか年長だが、まだ四十代である。
その島田氏が、あの『僕は模造人間』で高い評価を得、私が二十代のときにも
感動させられた青春文学を世に問うていた島田氏が何故、今老人文学なのか。
ゲーテの『ファウスト』は老人文学ではなく青春文学であろう。それでも今の私には
切実に読みたい気を起こさせる本である。


その上で思うのだが、同人誌の先輩方がお書きになるいわゆる老人文学は
確かに中年に達して後に読むとその奥深さに驚かされる。三十代の頃にはそれに
思い当たらなかった。島田氏の指摘は成る程時宜を得ているといわねばなるまい。
高齢化社会、今の時代だからこその老人文学の面白さ。若い作家たちは苦労をしなさ過ぎる。
若いにも拘らずやる気が全く見受けられない。
740佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/08(火) 18:59:29
時宜を得る、は
時宜にかなっている、というのが正しいようだ。
辞書を引きたまえ若い諸君。
741名無し物書き@推敲中?:2008/01/08(火) 19:50:35
>>732お疲れさんです。せっかく書いてもらって悪いんですが、
率直に言うと、基本すらなってないように思いました。
最初に、事務所に主人公らしき人物と同僚のバイトだけがいるような情景を与え、
いきなり「出れるか?」「ええ。」
どちらが何を言ってるかわかりません。
後付けによる、内勤の男の存在で意味を察することはできるが、
これだと冒頭の矛盾が浮き彫りになるわけです。
ご自身が自覚されてる二ヶ所のミスも、意味合いが変わるほどの致命傷ですね。
短い話でやる気なかったのかどうか知りませんが
散々、文学の講釈をしてきたあなたの実力はこれでよろしいですか?
742佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/08(火) 21:10:58
>>741
ありがとうございます。


仰ることは御尤もですが、それを容認した上で
私なりの反論を試みてみましょう。
小説の描写には必要最小限の状況説明によって場面を構成し
余剰の描写が示す状況は読者の想像力に任せるという原則、不文律があります。
この場合ですと唐突に発せられた如き台詞によって読者の注意をまず惹きとめ、
おもむろにその場にある情景の描写に移っていくという手法になっている訳です。
それで充分通じるのはあなた御自身が読んでおわかりになったはずです。
すぐに情景がピンと来るだけでは身も蓋もない、情緒に乏しい描写となってしまいます。
それは喩えて言うならヌードモデルが何の恥じらいもなく、破廉恥なポーズをとって挑発するのに似ています。
正統派のヌードはそうではありません。
743佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/08(火) 21:36:49
読者の立場に立ってその想像力がどのように働くかに思いを及ばせてみると

「明日出れるか」
「ええ」
「頼むぜ、今繁忙期なんだ」

上の会話を目にしたとき、読者はいきなり登場人物の存在を台詞によって
直截的に思い浮かべることになります。これが情景描写を先に配した場合、
その場の雰囲気がまず頭に浮かぶのですが、この状況でその方法で行くと
どうなるか。事務所にいるのは現時点の描写では三人だけです。そこで
会話が二人の間に交わされる。読んで行けばすぐさま香坂と河田、そして須黒の
台詞がどれなのか、その区分は明快すぎるほど明快です。
雰囲気より先に登場人物を先に印象付けたかったのには理由があります。
そのシチュエーションが須黒の身内のトラブルを軸として成り立っているからです。
その場の雰囲気はその後に付け足せば事足りるのです。
744佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/08(火) 21:50:51
このようなシチュエーションを頭の隅に置いて描写を行うことが出来ないと
まず、小説を書くことは出来ません。修練が必要とされる所以です。
石川忠司さんの講座に出られていた若い書き手にはまだそうした操作が頭の中で出来ていない
らしく思われました。雰囲気の描写が出来ていない。従って主人公や登場人物が生かせていない。
何度も何度もめげずに練習に励まなければ技術の向上は望めません。
745名無し物書き@推敲中?:2008/01/08(火) 22:18:56

佐原の自作自演にゃ

もー飽きた
746名無し物書き@推敲中?:2008/01/08(火) 23:14:47
>>744あなたの都合で考えてはいけません。
明細を誰かに受け取りながら、事務所にはバイトが一人〜いた。とあります。
よい小説には、多少読みにくい表現であっても、破綻なく相互関係がとれています。
しかし、それ以前にあなたは文章に対する注意がいい加減な気がします。
ほんの少しのさじ加減とスパイスの選びで、文章は如何様にも、その作品を変え、全体に飛び火するんです。
プライドは高いんでしょうが、力量不足は認めたほうがいいでしょうね。
それにその書いてもらった小話ですが、どうもあなたの過去レスを見るかぎり、実体験に基づく日記のような印象をもちました。
理解を委ね、一人よがりになりがちな文章はそこから端を発してるんでしょうか。
自分を鳥瞰的における本当の創作をしてみることで、過ちもよくわかってくるんじゃないかと思います。
747佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/09(水) 00:16:39
>>746

実体験に基づく日記のような印象ですか。あなたは明らかに実作の経験がおありのようです。それもかなり熟達している。
昨年の石川忠司先生の講座で石川先生が私の作品を
「私小説の色合いが濃厚である」という意味の講評を下さいました。
私の場合、私小説を目指しているわけではないのですが、講座に提出した作品に限っては
私小説そのものであったので、特に異論はありませんでした。ただ先生が現代文学の理想として掲げられているのは
筋立てが波乱に満ち、ストーリーテリングで読ませる娯楽性の高い文学であるということから
幾分否定的な評でありました。

ほんの少しのさじ加減とスパイスの選びで、文章は如何様にも、その作品を変え、全体に飛び火するという御意見には
全く反論する気はありません。その通りだからです。私自身がそれを今までの創作に於いて実感しています。

しかしながら、理解を委ね、一人よがりになりがちな文章という箇所は首肯いたしかねます。
理解を委ねるということはイメージをいわば行間に漂わせることで読者の心に自由にイメージを膨らませる
余地を与えるという意味で一人よがりという結果を招くことにはならないと考えます。
鳥瞰的な描写ということに関して言うと、無論、二行目のレスにあるとおり、破綻のない相互関係即ち整合性を
作品に持たせるという観点から重要であることは確かです。
では俯瞰的イメージとは何を意味するのか。
それは小説世界に作者が入っていかないという前提に於いて初めて俯瞰的描写が可能となり
そこに臨場感が生まれ、登場人物が生きてくるということになるでしょう。

絲山秋子氏の『ばかもの』にはそれが不十分であるとしか私には思えません。
用語や描写についてもあまりに大雑把であり、やっつけ仕事のような感じであり
やる気が伝わってこない。それこそ作者に対して「ばかもの」と叱責したくなるような出来であります。
絲山秋子氏に限らず、昨今の若手はどれもこれも付き合っていられないほど、作品に苦心の跡が見られない。
作品を書く以前にどれ位苦労したかが問題になってくるものと思われます。
748佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/09(水) 00:34:30
作品を書く以前の苦労がどの程度かによってそのモチベーションに歴然たる差が生じます。
先輩作家の皆さんの作品をご覧になれば一目瞭然であることはお分かりになるはずでしょう。
そこには迷いというものがありません。「これを私は言いたいのだ」という
テーマが徹底的に絞り込まれ、それを表現するに当たっての描写、用語についても一切の妥協を許していない。
その迫力はとても現代の若手には感じ取ることが不可能なのです。
若い諸君に言っておきたいことは楽をしようとするな、禁欲に徹せよ、という一言に尽きます。
749名無し物書き@推敲中?:2008/01/09(水) 01:02:12
>>747不躾な物言いですいません。あなたの小話を俺なりに書いてみました。
脚色もしてますし、自分の趣向も違いますが、
あなたの世界観から汲み取って、それに沿う形に仕上げてます。

その夜、現場仕事を終え、事務所に戻った香坂省吾は
給与明細を受け取りサインした。
テーブルにはもう一人、昨夜からここに泊まって、今日ともに汗を流し、
仕事をしたアルバイトが携帯を片手にくつろいでる。

煙草に火をつけると、内勤の男が目に信頼をたずさえて言った。
「省吾、明日も頼めるかい?」
彼は不満なく答える。
「ええ、かまいません。」「悪いな、今繁忙期でさ。人出が足りないんだ。でも、稼げるときは稼いどかなきゃ、デートの時にお金がないなんて目もあてれねえ。
俺も昔、今の女房に……ん?そういやあ、おまえさん彼女なんかいたっけ?」
香坂は煙に目を細め、上司の機嫌どりを煙ともに流した。
河田は書類をめくりながら、己の問いもその返答にも無関心だった。
アルバイトが遊んでいた携帯をいったん止め、振り向いた。
「オレ今日もここに寝るけど、省吾さんはどうする?」
香坂は須黒という、この同僚の内情をよく知っていた。
その思うところを彼が気付いているかどうか定かではなかったが、
そのために踏み込めない理由があったのだ。
「遠慮しとくよ。」
こう答えるのが香坂なりの礼儀だった。
750佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/09(水) 01:25:35
>>748
丁寧に脚色してくださって恐縮です。
少しく私なりの注文をつけさせてもらうなら以下のような点が挙げられます。

1.この会社はアルバイトの人材派遣業であり、従って内勤の河田は雇用者ではありません。
上司というよりは年齢の差が殆どないためにむしろ仲間といってよく、同僚というのはそぐわない言葉です。

2.同じような理由から河田が「うちの女房」という妙に世慣れた言葉つきで喋るのも不自然極まりないという
ことになります。第一、こんな中年サラリーマンじみた話し方を現場にいる若者は絶対にしません。
もっと荒削りで大声で、すぱーんという感じの物言いをするものです。遠慮しいしい話すことはしないものです。

3.その他の描写、河田の無関心な様子なども2に準ずる理由から不自然であり、今時の若者らしさを伝えていません。
尤も現代の若者の会話を小説の会話として使う場合は慎重を期す必要があります。
現場のアルバイト事務所というところは

「あの組はシノギでやってるから」

という台詞が三十代の管理をしている人物から飛び出したりする
いわば何でもありの場所です。マナーよりは勢いのほうが優先されます。現場ではその方が
重宝がられるということを念頭に置かなければなりません。
751佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/09(水) 01:40:52
何故、今時の若者の会話をそのまま写すのに慎重であるべきかといいますと、
無論言葉を伝える書き手が言葉として未完成な会話を書いてはいけないという点が
筆頭に来るのですが、その他に今の若い人々自身が語彙に乏しく、年配者にそれを補ってほしいという
期待が仄見えるからであり、甘えといえば確かに甘えですが、その甘えを断ち切らせる責任が我々の世代の書き手に
要求されるからです。絲山秋子氏に苦言を呈したい理由もそこにあります。
752名無し物書き@推敲中?:2008/01/09(水) 03:39:14
>>750記述のない事例を挙げ足にして、反論してるように思います。
先に書いてあるように、脚色を前提としています。
ハードボイルドがお好きということなので、独断的判断により昭和の寡黙で強い男をイメージして書いたわけですが、
その他の人物も含め人格とは、時代、場所により人それぞれじゃないでしょうか。
人材派遣会社といっても、雇われてるのは就業先ではなく、その派遣会社のはずです。
ゆえに、経営者でなくとも、管理者は上司であると考えて差し支えありません。
無関心と描写したのも、上の立場にいる者は下の者に対して、業務遂行上の円滑さを促しながらも、
内実はどこか一線を引いているといった、嘘臭さを表したかったからです。
例えば現実に、ある上役に、もののはずみで礼をわきまえず苦い経験をしたことはお有りですか?
同僚を指しているのも内勤の河田ではなく、バイトの須黒のことだと書いてますし、
この同僚という捉え方も同じ身分、立場ならおかしいとは思いません。

今、言葉は実際の会話にて簡略化が主流です。
感覚においても、過去の文学の定型には当てはまらないでしょう。
時代と相反する表現は今後、どのような切り口をみつけるのか?
それは作家のみぞ知る、といったところです。
753佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/09(水) 05:28:54
私の好みに合わせてくださったとの事で、御好意に感謝します。
現場の代表である人物に、現場ではサラリーマン社会のような上下関係はないと
教わったことがあったと思います。職人の集まりですから腕が勝負であるのです。
親方にはみんななつきますが、人間関係を支配するものは縦の繋がりではない。
そもそも学歴でランク付けなどされませんからね。あなたはサラリーマンの御経験が
ありそうですが、現場の作業員に普通同僚などと言わないでしょう。

最後の段落では何が仰りたいのか解らず、文意を曖昧にぼかされていますが
観念的な文章でもっともらしさを演出しようとしたなら逆効果です。
馬脚を現したとみられて仕方がない。昨今の作家、若ければ若いほど
その文章や会話に勉強が足りないのは誰の目にも明らかでありそれは書き手たる
作家自身の責任であり、他に言葉を後世に伝える適任者が存在しない限りその責任は思いと
認識なさってください。
754佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/09(水) 05:31:06
「責任は思い」は「責任は重い」の間違いです。
755佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/09(水) 05:51:58
上に書いたことに付随することを言うと日本の社会は全体としてみた場合、縦社会であり
何かといえば地位や権力を持ち出してそれにすがる悪しき傾向が根強くあるということは
百も御承知でしょうし、それが成熟した大人の社会とは懸け離れた社会構造であることは
内外で散々指摘されてきました。上や下への責任のなすり合いによって日本人特有の甘えの構造が
浮き彫りになり、そこには人間としての誇りもへったくれもなく、民族のプライドもありません。
嘗てトイレットペーパーの買占めをした主婦に見られるようにエコノミックアニマルというありがたい蔑称
を戴い女々しい国民性はいじめ問題に通じます。放送大学で昨日か一昨日に見た講義でアメリカでもいじめはあり
自殺に至るケースも昔からあったので、日本人社会のみが集団心理に支配されていると見るのは間違いであると
言っている先生がありました。しかしそれでは何も言っていないのと同じであることがこの先生には認識されていない。
そんなデータを見せてみたところで、講義の目的とするところは何なのか、そこが明瞭ではない。判断の如何が示されていないのであります。
そこが日本人の主体性のなさといわれても仕方がない。出る杭は打たれる社会であることに間違いは無さそうです。
756名無し物書き@推敲中?:2008/01/09(水) 09:10:47
批判だけなら誰でも出来るんですよ。

>しかしそれでは何も言っていないのと同じであることがこの先生には
認識されていない。
というけれど佐原さんの認識は具体的にどうなのかってことも全然語られて
いないですよ。

757佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/09(水) 14:08:24
私の親世代は戦時中の生まれが多く、まだその頃日本は国際社会には程遠い極東の国であるに過ぎませんでした。
高度経済成長期の日本になって初めて本格的に貿易が始まり、翻訳も盛んになったのは周知のことです。
戦前の翻訳と今の翻訳を比較してみればその差は歴然としているはずです。ことに
現代風俗に関しては日本は諸外国の文化に到底追いつけないほど後れを取っていました。

その事実を踏まえた上での立論です。日本社会の特殊性は早くから指摘されてきました。
特に専門的な勉強をせずとも諸外国に比較して単一民族の度合いが遥かに強く、
排他的な国際感覚を持ち、民族紛争にもまれた経験も持たない。そこでは個人主義にまで
達するほどの人間的成長は望めなかった。アメリカやイギリス、ドイツやフランスなどは
そこが全く違うのです。大陸は地続きですからいつ如何なるときにも外的に対して備えなければ
国家は滅亡の危機に陥ってしまう。そうした厳しい環境下に諸外国は置かれていた。
そうした中で最終的に頼りになるのは自分しかいない。そこで生まれ成熟を遂げたのが個人主義です。
日本人の自我構造はアメリカやイギリスに比べて確かに幼いに違いない。
たとえいじめがアメリカで日本より多発したとしてもそれは物理的に見た場合のデータに過ぎないのです。
私がアメリカを擁護するのは単に強国であるという以前にそうした歴史の必然性があるからです。
ハードボイルドが私は非常に好きですが、あの世界は何故生まれたのでしょう。
イギリスはそこまでハードボイルドが盛んではない。紳士のお国柄です。
そこへ行くとアメリカはどうでしょうか。紳士でありながらどこか超然とした風格がある。
少なくとも第二次大戦後、世界をリードした頃のアメリカにはそれだけのプレッシャーと同時に
責任があったからです。それを日本と同じに見てはいけないのです。
758佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/09(水) 20:53:05
例えば紀行文というものがある。
今、例によってNHKで歌番組を聴いている。年とともに演歌なんぞも聴くようになった。
その歌番組に出ている有名な、といっても私は演歌に詳しくないから漢字が出てこないのだが
その有名な実力派演歌歌手が温泉紀行を今度本で出すという。
出すのはいいのだが、これが沢木耕太郎の『深夜特急』と比較してどうか、という問題があろう。
文章とはそこまで簡単に売れはしない。失敬な言い方かもしれないのだが歌手が片手間に書いて
文章が売れたりしたら作家の書くものは何の価値も持たない。
今私が言いたいことは作家にとって、或いはエッセイストにとって書くことが生きることであるということだ。
759佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/09(水) 21:14:37
どうでもいいが、『ばかもの』第二話も同じ調子のフェティシズムで押して来る。
確かに私はこうしたものに弱い。絲山はサディストの気でもあるのか?
どっちにしてもだ、絲山の顔がどこかに浮かんでしまってうまくイメージが湧かないのだが。
主人公を突き放していない。それはだね、絲山秋子が作品の為に命懸けになっていないからだ。
作品として世に問う以上、覚悟を決めたまえ。
760佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/09(水) 21:24:58
変な例を持ち出すようだが、私の先輩が元ポルノ映画の監督だったし今付き合っている
年上の友達もポルノ漫画を描いていた。何故かそっち関係にしか縁がない。だってソープにも
いっぺん行ったきりなのだぜ。

櫻木充というポルノ小説家がいます(態度が急に小さくなるが)。この人が書くフェティシズムは凄い。
櫻木さんの描写に勝てたら認めてもいいのだが。
761名無し物書き@推敲中?:2008/01/09(水) 21:28:19
どっかのスレで うちの会社の悪口が書いてあった。


「○○という会社に再就職の面接に行ったら、『将来の夢』ってタイトルで作文書いて下さいと言われた。むかつく。
25歳にもなって、将来の夢もクソも無いだろ。25歳にもなったら現実を見る年齢だろ。他人を馬鹿にしやがって!
小学生じゃあるまいし。しかも原稿用紙2枚も。何を書くわけ?ありえない。
ここで働いてる奴は、こんなくだらない作文を一生懸命、原稿用紙2枚分も書いた、幼稚な人間なんだね。気持ち悪い。だいたい何でホテルのフロントの仕事で将来の夢の作文なんか書かなきゃいけないわけ?意味わかんない。
作文があるんだったらちゃんと求人に書いとけ!『面接』しか書いてなかっただろ!
むかつくからその場で辞退してやった。」

みたいな事が書いてあった。
762名無し物書き@推敲中?:2008/01/09(水) 21:30:00
>>761
ジャンル別だ

あんまり多くの人に特定されたくない
今三番目
763佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/09(水) 23:15:41
女がポルノを書くというのが私にはよく解らない。
無論、性欲は男性と同じようにあるのだろうが、
かといって、古来女は洋の東西を問わず恥じらいをその特質としていたはずなのである。
風俗嬢であっても同様であろう。
それがポルノ小説となると破廉恥そのものとなって、女が書くと違和感がある。
ポルノ女優ですら恥らうのだ。私は女流ポルノを余り読まない。拒絶反応とまで行かないが
男が書くポルノのほうが、面白いのは否めない事実である。女性読者はいざ知らず。
絲山秋子がポルノを書くとした場合、もう少し恥じらいを含ませたほうが読者は確実に増えるだろう。
764佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/09(水) 23:30:37
『イッツ・オンリー・トーク』も島田雅彦氏が「やりマン女」と主人公を評していたのだが
絲山秋子自身は多分そうではなく、これはフロイトが言うところの「夢の願望充足」なのだろう。
男にもてたいが、もてない。仕方がないから積極的にアタックしたい。しかしそれも出来ない。

「じゃあ、小説でやってみよう」

というわけだ。実際にサイン会で会う絲山さんは
そこまでさばけた女性には見えない。もっと地味な女性であると思うのだが。
765名無し物書き@推敲中?:2008/01/09(水) 23:43:15
経営判断のミスを認め謝罪したものの、社長はじめ経営陣は辞任せず
会社は存続させ、借金はチャラにしてもらおうとする手前勝手さ。

キャバクラやSMクラブで湯水のごとく金を使ったんだろ。
766名無し物書き@推敲中?:2008/01/09(水) 23:50:37
はした金じゃんw
767名無し物書き@推敲中?:2008/01/10(木) 00:13:56
純文と同じだね
768佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/10(木) 00:31:41
三浦綾子が『氷点』を書いたとき、既に作者は四十二歳になっていた。
この作品では主人公夏枝は二十六歳という設定で冒頭の場面に登場する。
書いている者として、そのときの心境がよく解らないのである。
何故かと言えば恥ずかしくて私だったら書けないと思うからだ。
四十二歳の作者から見れば二十六歳など幼稚園児と同じに見える。
それをいっぱし女らしい、セックスの欲望を持った「一人前」の女として一応は
描かなければならないのだ。無論、私自身が二十六歳の時には夏枝はリアルな女性像として
イメージされたはずだ。そこが不思議なのである。今読めばまるっきりの漫画なのだ。
これが恥ずかしくなくてどうしよう。けったいな職業もあったものである。
実際に街で見る二十六歳くらいの女の子はもう悲しいくらい子供であるのに。
769佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/10(木) 00:41:04
私が『氷点』を初めて書店で手に取ったのは二十代の半ばであったと思う。
そのときの真剣さと来たら凄まじかった。作者が四十過ぎであることも
貫禄を感じさせたものである。丁度チャンドラーが五十一歳で『大いなる眠り』を
書いたように、若い頃の私にとってはそれは少しも違和感を感じさせなかった。

   と  こ    ろ      が

この十数年の間に世界が百八十度回転した。だって、あの純情可憐で神聖な美しく可愛い二十六歳の女の子を恋愛の対象として
見られるか? 動物園のパンダみたいな彼女たちをか??
770佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/10(木) 00:47:02
そんな彼女たち、或いは同い年の彼氏たちが『氷点』を読んで涙し、感動する。
ああ! 何て可愛らしい。何て美しい。何て滑稽な。
771名無し物書き@推敲中?:2008/01/10(木) 00:50:22
サハラさんは年齢にかかわらず女性とは無縁だし、
そもそも交際したこともないわけでしょう?
42歳精神病オヤジから見て26歳女性がひよこに見えると
いくら力んで語ってもですね、
26歳女性から見て、42歳素人DTガイキチオヤジだって
性的観点からならいつまでもひよこだと思いますけど。
772佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/10(木) 01:00:06
そうですかね。私が二十六歳のときは四十二歳は立派な大人でした。
それこそ恋愛の対象には…余程の美人は別でしたが。
逆もまた真なりと言えば言えますが、それにしたって今度は大人気ない。
自分の子供にしたいとは思っても恋の対象にはならないですね。
足長おじさんみたいになって一緒に遊んでみたいくらいが関の山です。
773名無し物書き@推敲中?:2008/01/10(木) 01:07:11
佐原さんの実力は>>730で証明されてます。
最後の会話といい、若手芸人のノリツッコミですか?
これは本当に物書きが書いた文章とは思えませんね。
もはや何を語ろうと説得力は皆無。
【眼高手低】、佐原さんのためにある言葉です。
774名無し物書き@推敲中?:2008/01/10(木) 01:07:57
26歳女性からすると、42歳で収入もろくにないオヤジに
「足ながおじさんみたいになって一緒に遊んでみたい」
って言われても困ると思いますよ。
だってサハラさんは遊び場所も知らなければ、
エスコートするだけの財力もないでしょう?
26歳の小娘にすら「足ながおじさん」にもなれないわけです。
まして30代女性など成熟した大人が相手になったら
ますます男性として何もできませんよね?
つまりサハラさんは「あのブドウは酸っぱいに違いない」って
言ってるだけだと思います。
775佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/10(木) 01:11:58
そんな彼と彼女が街で会って小さな胸をどきどきさせる図というものは
もう想像もつかない世界といってもいい。あんまりにも素直で清らかである。
二十六歳同士がセックスしようが喧嘩しようが可愛いものは可愛い。
本当に御伽噺の王子とお姫様です。
776名無し物書き@推敲中?:2008/01/10(木) 01:15:37
こんだけここに書くなら、なんで原稿用紙に書かないのか
煽りぬきで不思議でしょうがない
777名無し物書き@推敲中?:2008/01/10(木) 01:21:38
セックス経験がほぼなくて、色恋沙汰で喧嘩どころか交際経験すら
ないのに、どうして可愛いなんて言葉が出てくるのでしょう?
経験すらなく、想像のよすがとすることもできないのに
面白いことを言いますね。
どれほど42歳という年齢を盾に取ろうとしても、サハラさんの人生は
ほとんど何もしていないに等しいではありませんか。
そんな年齢になっても愚かな抗弁をしているあたりが可愛いものです。
778佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/10(木) 01:41:59
経験はあります。セックスはしませんでしたが。
どうもそれだけは不純な気がしたようです。
といいますか、無論妊娠を警戒しましたし。
そこまで無責任なことは出来なかった。
それだけ大人だったと思います。
779佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/10(木) 01:46:53
普通あれですがね。
女の子は恋に積極的でも男は基本的に硬派ですからね。
恋なんぞしたら男が廃るのが普通でしょうね。
780名無し物書き@推敲中?:2008/01/10(木) 01:48:03
それは怖くなってやめてしまったってことだから
大人としての責任を持てない子供だったということだと思います。
自己正当化しないと心が不安定になるのでしょうけれど
もう少しご自分のことを客観視すべきではありませんか?
それとも世間一般での42歳男性とサハラさんは同じくらいの経験値
だと思いますか?
著しく劣っていることを自覚すべきでしょう。
781名無し物書き@推敲中?:2008/01/10(木) 01:49:42
サハラさんの場合は「硬派」ではなく、女性と
うまくコミュニケーションできないだけでしょう?
巧みな話術で女性を楽しませることができ、
その上で「私は硬派である」と言うのなら聞く耳も持ちますが、
できもしないからって硬派だなんて。
みっともない言い訳です。
782名無し物書き@推敲中?:2008/01/10(木) 01:51:42
いや、「硬派」というものは案外そういうものだ。
日本人の硬派というのは特に、不器用だから「硬派」と称していただけだよ。
783佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/10(木) 01:53:53
女にべたべたするのは嫌いだし、
それ以前に恥ずかしくて駄目ですが
まあ、優しすぎるかな。
デリヘル嬢を一度だけ五年前に呼んだときも23歳だと言っていたので、実際可愛くて
「まだ子供だ。抱いちゃいけないような年頃だ」
と、ハードボイルドに決めてしまいました。で、抱き締めてキスして終わりです。後は殆ど何もしなかった。
馬鹿だったな。
784名無し物書き@推敲中?:2008/01/10(木) 01:55:30
不器用でも硬派でもいいんですけど、結局それって
雄としてはダメって感じですよね。
サハラさんは一所懸命に高みに立とうとしているみたいだけど、
仕事もない、金もない、肝心の小説は人生経験が薄くてろくな
ものが書けない、そして精神病でしょ。
治らないんだから仕方ないですけど、精神病であることに
逃げているだけにしか見えないです。
それをちゃんと自覚したら、作家になんてなれないだろうけど
もう少しマシなものが書けるようになるんじゃないでしょうか。
785名無し物書き@推敲中?:2008/01/10(木) 01:58:17
デリヘルを呼んだって、なぜ呼んだんですか?
セックスしたかったんでしょう?
それなのに怖じ気づいてw
恥ずかしい経験ですね、それ。
小用を足すことにしか使えないペニスも哀れですね。
性器として使わないことを「硬派」だの「ハードボイルド」だの
笑わせてくれます。
言い訳がましい童貞オヤジですね。
そんなのは硬派じゃなくて「女々しい」って表現するって知ってます?
786佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/10(木) 02:04:01
いえ、いざ、女の子が来て見るとびっくりするほど
本当に純粋で可愛かったんです。
だからセックスする気になれなかった。
優しく抱き締めてあげたい気持ちだけだった。
あとはお話ししただけです。
787名無し物書き@推敲中?:2008/01/10(木) 02:05:35
それと「五年前」なら37歳ってことですよね。
37の男と23の女だったら、年齢的にもおかしくない大人の男女
だと思いますけどw
サハラさんは「大人の女性」っていくつくらいからだと思っているんですか?
30代ですか? 40代ですか?
そのどちらからも相手にされない自分をどう思いますか?
788佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/10(木) 02:13:28
37歳あたりからようやっと射程内ですね。
40を過ぎてからぐっと射程が短くなりました。
相手にされないというか。
相手にされても本気にしませんからな。
789名無し物書き@推敲中?:2008/01/10(木) 02:17:01
「相手にされても」なんて仮定の話はどうでもいいんです。
だって「相手にされてない」でしょう?
風俗嬢以外で、サハラさんに好意的に対応してくれる女性って
いないのではないですか?
もちろん「愛想」や「社交辞令」なんて数に入りませんよ。
37歳以上の女性から、相手にされてるんですか?
そもそも個人的な知り合いにそんな女性いないのではないでしょうか。
790佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/10(木) 02:24:31
NHKでやっている有吉佐和子原作の朗読を若手のアナウンサーが
やっていて非常に巧いので聴き入っている。

さて、どうでもいい問題ですが、絲山さんは?
そんな段階じゃあないやな。
791名無し物書き@推敲中?:2008/01/10(木) 02:27:27
やれやれ。
答えに窮して話題転換ですか。
射程が長かろうと短かろうと関係ないんですよ。
サハラさんの射程圏内には女性はひとりもいないんですから。
愛されることを知らない、愛することもできない、自己愛だけの
人間であるのに何が小説ですか。
ハードボイルドって「負け犬の文学」だって知ってますか?
その意味ではサハラさんにお似合いですけど。
792佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/10(木) 02:38:51
禁欲的とは理性に絶対の信頼を置く哲学上、もしくは道徳的立場のことですが
確かに愛というのはハードボイルドに無縁です。
非情の街を独り行く主人公は決して結婚しない。

何故なのだろう。こういうとき、決まって『長いお別れ』のマーロウとリンダのやり取りが
思い出されるのだ。さよならをいうのはわずかのあいだ死ぬことだ。
793名無し物書き@推敲中?:2008/01/10(木) 02:43:14
ぬるい考察ですね。
「なぜハードボイルドな生き方を選ぶことになったのか」
を追究しないで何がわかるのでしょう。
そこにある悲哀はわかりませんか?
悲哀の末にハードボイルドにならざるを得なかったということを
サハラさんはわかってますか?
泣かないこと、愛さないことが「禁欲的だからやる」のではなく
禁欲的に生きねばならないほどの人生経験が根底にあるのです。
サハラさんのように人生経験がほぼ無い人には
難しいかもしれないですね。
サハラさんの「禁欲」なんて「ビビって勃起しませんでした」だしw
794佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/10(木) 02:53:55
ヘレン・メリルの『わが恋人の黒髪』をかけて最後の煙草に火をつける。
『告別』のなかで使った曲だ。智子が去ったとき、やはり髪の毛を残して行く。
若々しく生命が脈打つような黒髪。それを見詰める41歳の主人公。
795名無し物書き@推敲中?:2008/01/10(木) 03:15:46
あw
自分の世界に逃げちゃったw
796佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/10(木) 03:15:52
智子は仕事を終え、仕事場で睡眠をとって朝八時迄にはアパートを出るという約束を守っていた。
一緒にいる時間はなるべく短くするべきだった。鷹尾は部屋へ入ると、そのまま畳の上へごろりと
横になった。マクドナルドで仮眠をとっただけの身体は神経ともども疲れていた。
畳の上に黒く、長い髪の毛が落ちていた。朝日の中でくっきりと見える髪には命の息吹が脈打っていた。
鷹尾は暫くゆるい曲線を描いた髪の毛に見入っていた。この部屋で昨日の夜繰り広げられたであろう情事が
ちょうどこの部屋が鷹尾の空虚な心であるかのようにその中を夢で満たした。
鷹尾は智子がどこにいて何をしていても一緒にいる。別れとはいつもそうしたものだった。

797佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/10(木) 03:25:30
鷹尾は鷹男の間違いです。
798佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/10(木) 03:46:12
歌舞伎町にある二十四時間営業の喫茶店で二つ向こうの席に座っているキャバクラ嬢と思しき
女の子に時々目をやりながら深夜三時に書き終えた。
799佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/10(木) 03:56:16
君たちはその目に何を見ているのだろう。あまりに澄んだその瞳で。
800佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/10(木) 13:06:58
二葉亭は漱石と同時代に生き、ともに朝日新聞社に招かれ、その社員となった。
晩年、彼は文学への情熱を失い、もしくは失ったかに見せかけて政治の世界へ傾いていったといわれる。
絲山さんもお父さんが政治関係の先生らしく、国会中継を見るのが好きだという。
親子揃って、と思うのだが、まあそれはいい。今私も政治を題材にした小説を書けないかと
思っているところなのである。三島由紀夫『宴のあと』は政治状況を文学として扱った海外で評価された作品であるという。
未読である。
801佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/10(木) 13:18:12
『宴のあと』の英訳されたものは確かその題名を

"AFTER THE PARTY"

といったように憶えている。スペルも文法も自信がないが
パーティーとは『宴』の他にもうひとつ、『政党』の意味を持つ。
意識して題名にメッセージをこめたのである。何かしらの政治にまつわる空虚さ。
そらぞらしさを彼は描いた。得意のシニカルな筆致によって。
802佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/10(木) 18:29:19
『宴のあと』は私小説ではない。日本で私小説が盛んに書かれたのは明治、大正、昭和初期であるといえる。
私小説は作家の私生活を忠実になぞり、その生活をそのまま描写するという形式を持つ。虚構による物語を
作り物として敬遠もしくは蔑視し、もっぱら私生活をどんな形であれ作品化しようと試みてきたのが近代日本文学である。
三島あたりから構成の妙というものが文壇の主流となってくる。構成即ち登場人物の描き分け、個性重視、人間関係の追及といった
ものが軸になってくるのである。その虚構を作り出す構造を小説に持ち込んだのが現代文学の主な仕事であった。

今の社会は劇場型犯罪、やらせ報道に象徴されるように虚像に縛られた現実が一般の社会に蔓延している。
マスコミの規模が拡大し、インターネットが発達し、通信技術が革新を遂げた。交通機関もスピード化した。
今の社会を一言で言うなら何でもかんでもありあわせの安易さで済ます社会ということになるだろう。
全ての分野で人間が試みてきた仕事は頭打ちとなり、時代の逼塞は誰の目にも明らかである。
現代社会の若者たちはオタクと呼ばれる。それをステータスとしている若者もいる。
細分化されたカルチャーを貪欲に吸収するのはいつの世にも若者の特権であり新しい文学はそこからしか
生まれては来ないであろう。しかし、それだけでは困るのだ。細分化されたカルチャーは何故生まれたのかを
よく考えて欲しい。その根には何があるかをよく見極めて欲しい。
私はたまに「小説オタク」と評されるが、それは一向構わない。漱石だって同様だからだ。今の社会はいわば金銭オタクである。
803佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/10(木) 18:45:41
世界の現代文学が構造を主軸に据えることによって虚構の精華を極めた後、それがジャーナリズムを
発信源として全世界に流布していった。様々な流行、ファッション、技巧が生まれてはあるものは消えてゆき
あるものはスタンダードとなって行った。そうした過程を経て世界の文化は平坦にならされて行ったのである。
今の世界、殊に西洋文明の影響の下に文化を発展させて来た日本の文化はその平坦にならされた基盤の上に
何ものをも打ち立てることが出来ていないのである。海外はいざ知らず、日本は完全に空虚な文化がただ流通の機構に
乗って売れ、経済の歯車をなしている。芸術は消えたのである。
804佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/10(木) 19:07:40
現代の文学に於いては描写が力を失っているといわれる。
それは上に述べたような類型化があらゆる文化にまで及び、
人々の生活、ファッションがマスコミを中心として画一化され
行動にさえもマニュアルが幅を利かせ、類型化が全てに行き渡った結果である。
描写するだけの価値がある個性を現代社会の人間は喪失したのである。
嘗ての小説には個性豊かな登場人物が限りなく現れたが、今のそれはどれも似たようなものでしかない。
現実がそうだからといって、それは飽くまで表面上の現象にしか過ぎない以上、その根本を支配する人間性を
何とかして表現しなければならない。必ずしも描写による必要はないが、人間を描いた作品が現代の文学には存在しないのだ。
805名無し物書き@推敲中?:2008/01/10(木) 21:28:16
帽子を脱いであたしは言った。
「ジョバンニさま、牛乳をお持ちしました」
 勝手口を入ったところの小部屋は、あたしの声が響くとほこりが舞った。ほかの
部屋も大同小異――、朽ちたごみが転がっているばかりだ。積み上げられた書
物のあいだを避けて、あたしは罐を引きずりつつ奥へと進んだ。

 やがて、アルコールの臭いが鼻にくる。ぱちぱちと弾ける音と熱風が廊下の奥
から伝わってきた。
 そこがお屋敷でいちばん大きい部屋、ジョバンニの実験室だからだ。
 迫力だったら蒸気機関車にも負けないもの。ほんと、見た目の怪奇さだけで、
物見高い議会の視察団が来かねないくらい。

 梁がむき出しの薄暗い部屋に、天井に先が届かんばかりのガラスフラスコが
立っているのだ。

 どうやって造ったかも分からないその巨大な容器に、白濁した液体が満たさ
れている。
 フラスコの周囲には導管が張りめぐらされ、薬液を流すたびに色とりどりに色
が変わる。いくつかの銅線は電気、というものを通しているので、触れると危ない
らしい。
 蒸気を送る炉の音、滑車がからからと回る音もすごい。

 そのうえ見ているうちに、ガラスフラスコがゆっくりこちらへ傾いてきた。
806名無し物書き@推敲中?:2008/01/10(木) 21:35:44
冒頭の入り方はいいんじゃないかな。
>お屋敷へ続く登り道はまだ半分もある。
までは合格点だと思う。

ただ、その後の説明が分かり難い。
>行く先は夏の草で埋まっていて、刻まれた石段は角がすりきれていた。
あまり人が通らないから、道の両脇から夏草が生い茂っているんだよね?
こういう部分は捨てカットなんだから、普通に書いたほうがいい。
刻まれた石段というのはよくわからない。
岩場なら草はそんなに生えないだろうからね。

ということで、不要な部分を整理したものがこれ。
807名無し物書き@推敲中?:2008/01/11(金) 02:23:21
純文でありがちのヘタな抽象的描写はいらない。
いつも思うぞ。国内のだが。薄ら寒い。
こじつけにしか見えないてかね。
そのへん西欧人にはかないません。
ほんと欧文学って凄いです。
808佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/11(金) 11:26:15
私が猟奇趣味のミステリを好んで読んでいた少年時代、その嗜好は何を元に醸成されたのかを
考えてみようと思う。私の育った環境はいわゆる呪物崇拝、フェティシズムなどというものと
特に密接に関わりを持たないものであったように思う。風俗の店は周辺に見当たらず、田舎だから
特にけばけばしい身なりをした人が外を歩いていたりといったことはなかった。
好奇心が強いのは生まれつきではあっても何かしら猟奇を呼び起こす何かがあったはずではないのか。
手品をデパートで観るのが好きだった。おもちゃ売り場に行くのも無論好きだった。
昔は本と、そうしたおもちゃ好きの子供で、しかもそのおもちゃに対する思い入れが
空想の扉を開かせてくれたのだと思う。ミニカーが好きでトミカをせっせとコレクションしていた
時代がある。グリコのおまけを集めていたのは七歳ころだったろうか。しかし、工作が下手で
プラモデルや雑誌についている付録は作りたくても作れないのだった。それが悔しくて仕方がなかった。
その悔しさがバネになって小説の創作へ傾いたと見ていいようだ。
809佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/11(金) 11:45:32
変わっていたのは、単におもちゃ好きだったのではなく、それが徹底していたことだろうと思う。
完全主義だったのだ。「仮面ライダー変身ベルト」を買ってもらったとき、夢中になって遊びながらも
物足りない。いうまでもなくコスチュームが完璧ではないからだ。肝心のマスクがない!
コンバトラーラングもマフラーさえもない。マフラーといってもそんじょそこらにある
マフラーでは決して満足しないのだった。
810佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/11(金) 11:54:56
そのうちショッカーのアジトに行ってみたくなる。実際にはそんなものがないのは
承知の上でとにもかくにも自分で無理に作ってでも行ってみたくなる。
そこで怪人が現れて、本気で格闘を演じるのである。ところが私は暴力が嫌いだった。
811佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/11(金) 12:08:25
少しく穿った見方をするならコスチュームプレイと最近は呼ぶらしいこうした趣味は
マゾヒズムに相通ずるのであるのかもしれない。視点を変えて怪人を女にしてみよう。
或いは暴力の場面における装置を女、特にそのセックスに置き換えてみる。
そうするとマゾヒスティックな戦いの構図が浮かび上がっては来ないだろうか。
812名無し物書き@推敲中?:2008/01/11(金) 13:21:30
先日見たできごと。
小さい男の子を連れた母親と、和服を着た楚々としたおばあさんが駅のホームで話していた。
会話内容からして、息子夫婦のところに姑が久しぶりに尋ねてきたらしい。
子供は照れているのか母親のかげに隠れ、ドラゴンボールの悟空のぬいぐるみをいじってばかりで
おばあさんが話しかけても恥ずかしそうにするだけだった。
そしたらおばあさん、何を思ったか突然シャドウボクシングみたいな動きをしつつ
子供のまわりを軽快に回りながら「オッス!オラババア!よろしくな!」と叫んだ。
その瞬間、私の横でベンチに座っていたリーマンが勢いよく鼻からコーヒーを吹き、
目の前に置いてあったおばあさんのトランクをコーヒーと鼻水まみれにした。
おばあさんの突然の行動と、鼻水とコーヒーを垂らし咳き込みつつ謝りまくっている
リーマンの姿に、母子含めた周囲は爆笑。おばあさんは孫が笑っているのを見て
嬉しかったのか快くリーマンを許し、なんか和やかな雰囲気で三人連れ立って去っていった。
813名無し物書き@推敲中?:2008/01/11(金) 13:25:33
ほほえましいのう
814佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/11(金) 14:33:51
芸術家のつもりは少しもなかったが、小さい頃から本がとにかく好きで仕方がなった。
作文も自然に好きになった。しかし、そもそも作り話は自分では書けないものと諦めていた。





難しいからである。




素直な文章ならいくらでも書くのだが、嘘がつけない性格だから、嘘のお話を
書くことなど、到底無理だな、と思っていたものだ…
815佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/11(金) 14:55:56
光文社文庫で出ている『江戸川乱歩全集 第2巻 パノラマ島綺譚』を新刊の本屋さんで買った。
光文社のこのシリーズは何年か前に新聞か何かの書評欄で評者が「志が違う」と褒めていたが、その通りだと思う。

「一寸法師雑記」という自作の解説がついている。
乱歩曰く「私のように芸術のほかにこの世の何物にも興味を持たぬ男は、書くか読むかしているほかに
生甲斐はない。せめて一生に一篇でも、これこそ俺の作だというようなものを書きたいと思っている。
こんなことを云うのは通俗作家のくせに生意気でしょうか」

いえ、そんなに卑屈にならないで下さい乱歩先生。あなたは偉大な作家です。
816佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/11(金) 21:21:48
『パノラマ島綺譚』の自作解説を全て読んだ。この第二巻には他に『闇に蠢く』『湖畔亭事件』『空気男』『一寸法師』が収録されている。
どの解説でも乱歩は一様に自作の不完全さを嘆いている。自作に対して非常に厳しい人だったとは角川文庫版の解説でだったろうか、読んで知ってはいたが
こうまで自信が無かったとは意外である。
中でも私が気になるのは作品の「幼稚さに自己嫌悪に陥って」とある部分だ。
なるほど気持ちはわかるのだ。では、何故乱歩はああまでして書いたのだ。
先日、私はアルバイトの現場へ行く山手線の電車の中でアルバイト仲間に話した。池袋に電車が停まったからだ。
乱歩が終の棲家とした家がそこにあった。

「一体何の必要があって乱歩さんは。情けないです。書けない自分が情けないです」

涙が流れた。
817悪い太郎 ◆LziSwFxVAU :2008/01/11(金) 22:21:16
光文社は乱歩先生に足を向けて寝られないだろう。
あの腐れた新人賞をどうにかしろバカ野郎!
角田テメェ!
タカミコラ!
818名無し物書き@推敲中?:2008/01/11(金) 22:25:17
悪い太郎よ

ここは数年後の芥川賞作家、高野光三郎こと私のスレッドである
さっさと消えていただこう
819名無し物書き@推敲中?:2008/01/11(金) 22:52:21
書き手を制限してるのか?
オマエに訊く。
文学がクダラナイのはナゼだ?
820名無し物書き@推敲中?:2008/01/11(金) 22:55:10
純文学がクダラナイのは、伊藤たかみが嫁の政治力で芥川賞をもらっちゃって
頭が上がらないからです。
821名無し物書き@推敲中?:2008/01/11(金) 23:29:58
????
822名無し物書き@推敲中?:2008/01/12(土) 00:58:08

         ,;‐''‐;.
         ';’e.’i
          ; `、;´
           '、`、`、`、`、`:.、
           `、`、`、`、`、`:`、
           ヽ:、`、`、`、`:、'
             `_7``〕´
823名無し物書き@推敲中?:2008/01/12(土) 00:59:38
くだらない純文学読んでるからだろ
824佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/12(土) 02:05:38
『パノラマ島綺譚』は題名が好きになれず、未読だった。テレビ朝日で私が高校に上がるか上がらないかに
テレビドラマ化され、明智小五郎は勿論天地茂、この作品の主要登場人物である人見廣介は伊東四郎(伊藤でしたでしょうか)
が演じていた。人見は極度の夢想家で世の中に飽き飽きしている。乱歩の探偵小説に出てくる主人公は大概がこのタイプであることは
ミステリファンであれば誰もが知っているだろう。
私も人見廣介に似通ったところがある。まさか島を丸ごとパノラマにしたいとまで思わなかったが、
映画の世界には憧れたからだ。実際に俳優さんになってやろうとは思わなかったが、そのセットを覗いて見たいとは
しょっちゅう思っていたものだ。いや、やはりセットでは物足りなかったかも知れない。
夢想だけなら確かにそんな夢想はしたように思う。
テレビドラマの出来栄えは必ずしも良くはなかった。乱歩作品を映像化すると極端に白けてしまうのは
俳優さんが悪いのでは恐らくない。だが、明智小五郎を演じて本当にあの雰囲気を伝えることが出来る
俳優さんは私が知る限りではいない。昔の乱歩の映画は観ていないが、乱歩のあの世界はむしろラジオドラマに向いているのだ。
広岡太一郎さんがラジオドラマで明智を演じた『人間豹』これも確か広岡さんで『押し絵と旅する男』は全部聴きはしなかったが
凄かった。広岡さんの理性的で知性を感じさせる声がぴたりとはまっていたのだ。
825佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/12(土) 02:25:23
作家の朗読というものが上手いと思うかもしれないが、必ずしも、というか
あんまり上手くないのが普通であるような気がする。「風花」でいつも朗読会を
聴きに行くのだが、書くのが本業であるからむしろ声は細い人が多いのだ。
私もそうなので、朗読は趣味で好きなのだが、何度かテープに録音してみて
がっかりして以来、絶対に人前ではやりたくないと思うようになった。もっとも
作家同士や小説のファンの集まりで朗読会をするのは大いに賛成だ。大抵のファンは
作者の声で聴いてみたいと思うはずだからだ。乱歩の声でそれがあったらいいのだが。
826佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/12(土) 03:05:04
人は変に思うかもしれないが私が所属している文芸同人誌の先輩方の作品や自作について
滑稽さを感じたことは幸か不幸か無い。
何故と言って、何故なのか解らない。
自作を読み返してもよく出来た作品はおこがましいとは思うが「感動」するのだから
いい気なものだ。
827佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/12(土) 03:15:54
一年ほど前のこと神田神保町近くで同人会をやり、さあ、二次会というその途次、古本屋に寄って本を素見し、
同人の一人が確か古本を買った。その古本屋の顔馴染みであるらしいもう七十くらいの主人と同人の一人が
何かからかった言葉を投げた。主人が返すに











「何言ってんの、あんた達はプロなんだから」




ここまで行を空けたのは、まあ分かるだろう。そういうことである。
828名無し物書き@推敲中?:2008/01/12(土) 11:22:12
つまんねー
         ,;‐''‐;.
         ';’e.’i
          ; `、;´
           '、`、`、`、`、`:.、
           `、`、`、`、`、`:`、
           ヽ:、`、`、`、`:、'
             `_7``〕´
829名無し物書き@推敲中?:2008/01/12(土) 14:52:59
相変わらずおかしな日本語だ
論理が文に、正しく変換できないのか
それとも、
それ以前に、思考が理論の構築を成してないのか
830名無し物書き@推敲中?:2008/01/12(土) 21:40:50
古くて申し訳ないが、よしもとばななの、つぐみ、村上龍の、限りなく透明に
近いブルー、宮本輝の初期作品など、昔の作品はそれなりに面白かったと思う。

ただ、最近の若い人の作品は面白いとは思えない。
蹴りたい背中、蛇にピアス、サイドカーに犬、糸山のデビュー作など、
楽しめなかった。
俺がおっさんになったせいもあると思う。たぶん、その理由が大きいんだろうな。
831名無し物書き@推敲中?:2008/01/12(土) 23:33:15
それはおまいの個人的問題じゃないのか。
おっさんは関係ないだろ。
全国のおっさんに謝れ。
832佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/13(日) 02:17:14
>>830
一様に表面の風俗のみを追っているという点で一致していると思われる。
中村光夫の名著とされる『風俗小説論』だったか、読んでいないのだが
『小説入門』は読んだ。その中で中村は風俗小説を全面的に否定する。
当時の風俗小説はともかくとして、今はサブカルチャーが氾濫し、物が過剰にあり
適当にそれらを組み合わせてインスタントで料理すればそれなりのものが出来上がる。
ありあわせの張りぼてであることは言うまでもない。張りぼてとは江藤淳が使った言葉だ。
それも私が二十二歳頃のことだ。今はどうかといったら悲惨そのものである。
生きた文学の書き手がいなくなった。文学を蘇らせよ。これ以上後に延ばすことは許されない。
833名無し物書き@推敲中?:2008/01/13(日) 03:23:34
まあ、インスタントとか、つぎはぎの張りぼてっていうのは否定せんがね……。
それでも、サブカルチャーには文学にはないパワーがある。少なくとも生命感に溢れ、エネルギッシュだ。

それに比べて、日本の文壇のなんと活力に乏しいことよ。まるで老衰した老人のようじゃないか。
新しいものを生み出して、己の意を世の中に問おうという意気込みも何も感じられない。あんなもん、面白いとは到底いえない。
日本の文壇に巣食う、自称小説家どもは己を恥じるべきだ。百年経っても先人を超えられない不甲斐なさをな。
834佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/13(日) 17:02:15
人間にとってその人生とはちょうどオーケストラが音楽を奏でるようなものだ。
運命という指揮者に従って演奏を続け、最期になって聴衆の拍手喝采で幕を閉じる。
あらゆる文学もそうしたものである。
835佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/13(日) 17:55:55
『パノラマ島綺譚』の自作解説を読んでいると乱歩がいかに苦心して作品を書いていたかが
解る。休筆して伊豆に逃げ出したり、放浪の旅に出たり。あんな絵巻物を描いていると
さぞ世間の注目やプレッシャーがきつかっただろう。ことに少年物を書き出してからは責任を感じていたに違いない。
836ソゾロ ◆tUDNjUDfr2 :2008/01/13(日) 18:02:20
あんたも無職なの?
837佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/13(日) 18:22:58
「読書は恋に似ている」と加藤周一氏はその著書『読書術』で述べている。
文学とは何か。孤独でなければ味わうことが不可能な芸術であり、しかも
それは恋と似通っている。
838佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/13(日) 18:34:13
確かに『パノラマ島綺譚』の主人公人見廣介も殆ど仕事らしい仕事をしていない。
乱歩に言わせるとこうした人間は唯一の安息として芸術を求めるという。
人見は極端な夢想家だ。乱歩自身が恐らくはそうだったのだろうが
何とか仕事は出来た人であったようである。それもかなり器用だったと自分では書いている。
その反面、飽き性だった。すぐに仕事を覚えてしまうからだといえるのだろう。
私はむしろ不器用だから乱歩のような生活は送れないと思う。
839佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/13(日) 18:46:04
『一寸法師』はその内容を大体知っていて、そのあまりの恐さに
未だに一ページ目しか読んでいない。
あの出だしの何ともいえない恐さ。
高校時代だったかに角川文庫版でその書き出しを立ち読みしただけで
もう限界だった。
840ソゾロ ◆tUDNjUDfr2 :2008/01/13(日) 18:47:48
いつから無職なの?
841佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/13(日) 19:02:42
随分前のこと、Jウェーヴだったと思うがラジオのふざけた番組で
海外のホラー小説を好きで読んでいる人がスティーブン・キングなどを
指して、
「恐くて恐くて仕方がありません。あんな小説を無理して書かないで下さい」
という投書をしていた。それにパーソナリティーが
「あれは無理して書いてるんですか? 好きで書いているんじゃあないんですか?」
と、笑っていた。
私には投書した人がふざけているのかどうかがよく解らなかった。
本当にそう思っているのなら仲間だが、そうでない人は解らないのだ。
842名無し物書き@推敲中?:2008/01/13(日) 21:00:50
町田の小説って最後まで読めば面白いの?
俺が頭悪いのが最大の原因だろうが、三ページぐらいで
いつも最後まで読むのを断念してしまう。
アサッテでも同様だったのだが、最後まで読めば面白いのかを教えてもらいたい。
もし面白ければアホなりに頑張って読んでみる。
843ソゾロ ◆tUDNjUDfr2 :2008/01/13(日) 21:08:43
砂の女でも読めば?
844佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/13(日) 21:46:40
最近、瀬戸内寂聴のエッセイを読むのが好きになった。『寂聴浄福』『無常を生ききる』を古本屋さんで買った。
何故、寂聴なのかといえば、源氏物語を訳し、未だに現役で
その作品の数も若い頃から多く、文壇でも実力と才能を兼ね備えた
作家であり、エッセイも多く、信頼できるからだが
出家しているということも理由の一つだ。
小説を書くために出家したというが、その気持ちはよく解る。
この作家の書く文章はいちいち説得力に富んでいる。
絲山ももう少し真面目にやって欲しいものだ。
あんな馬鹿なエッセイは少なくとも私のように書いている人間にとって
面白くても少しも役には立たない。
845佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/13(日) 21:57:22
町田康は最近テレビの番組で宮沢賢治、中原中也などの作品を扱った
硬派な内容の紀行みたようなものをしきりとやっている。
そこまでの志があるのならもう少し真面目に書いて欲しい。
下らない内容の小説で売ってばかりいても読者はいずれ離れていくし
とにかく私は読む気になれない。
846ソゾロ ◆tUDNjUDfr2 :2008/01/13(日) 22:13:49
あんたポモかぶれ?
847佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/13(日) 22:22:30
鈴木三重吉『小鳥の巣』



 長い間苦しんで来た神経衰弱が、最早、自分で自分を殺すより外には堪へ切れなくなった十吉
は、たうとう學校を休學して、十月十幾日といふ日の夜、自分の都市へ帰ってきた。すべての抵
抗の力がいよいよ尽きたのである。
 何にもしないでいても、頭の中は、絶えず全面を毛虫に刺されているやうに苛々して、一瞬間
の安息も得られない。


こうした文学が今どこにも見あたらない。古井由吉が「風花」のママに言わせると
「古井先生の作品は静かに狂ってますよ」
ということで、確かにそう思う。古井先生ぐらいが救いになるだけで、もう全滅に近い。
真剣さが足りない。いや、全然真面目にやっていない。
848佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/13(日) 22:50:05
私の青春は上の三重吉の作品における主人公そのままだった。
今、ふざけた文学など読む気になれない。
漱石や乱歩ぐらいだ。心に訴えるのは。
849佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/13(日) 22:54:14
若い君たち、君たちの青春を何かにぶつけろ。
木っ端微塵に吹っ飛んで初めて何かがつかめる。
恐がる必要も遠慮する必要もない。
850名無し物書き@推敲中?:2008/01/13(日) 22:56:19
若者にいうまえに、まずおまえがやれ。
死ぬまで生きろ。
いいな、わかったな。
851名無し物書き@推敲中?:2008/01/13(日) 22:57:50
老いを理由に逃げるな。
恐がるな。
むしろ老いてこそ、捨て身になれるはずだ。
852名無し物書き@推敲中?:2008/01/13(日) 23:00:20
漱石と乱歩か
すげえ組み合わせ。でもこのスレはただ今愛読中
853名無し物書き@推敲中?:2008/01/13(日) 23:44:36
佐原は逃げてるからダメだな
根本から間違ってる
854名無し物書き@推敲中?:2008/01/13(日) 23:45:45
佐原

おまえは創作板の笑いものだよ
855名無し物書き@推敲中?:2008/01/13(日) 23:46:54
            /) 
           ///)
          /,.=゙''"/
   /     i f ,.r='"-‐'つ____   サハラ、細けぇ事はいいんだよ!!
  /      /   _,.-‐'~/⌒  ⌒\
    /   ,i   ,二ニ⊃( ●). (●)\
   /    ノ    il゙フ::::::⌒(__人__)⌒::::: \
      ,イ「ト、  ,!,!|     |r┬-|     |
     / iトヾヽ_/ィ"\      `ー'´     /
856名無し物書き@推敲中?:2008/01/13(日) 23:51:18
>>855
ワロタw
857佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/14(月) 02:27:49
日本人はよく真面目だと言われる。
四十一になり、そろそろ四十二だが、確かにそうは思うものの
真実真面目だといえる人はあまりいないと
思うようになった。真面目なだけでは不十分だ。
もっと根本からしっかりしていなくてはならないと思う。
858佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/14(月) 02:33:48
最近の例を見ても赤福や農林水産省の不祥事から
ただ単に仕事を表面上こなしていても
明らかに信用できないのは誰が見ても分かる。
文学をやるものがそうであってはならない。
859佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/14(月) 02:57:43
2ちゃんねるを見たり、そこに書き込んだりしていて
プロになれるとは思っていない。
その為に書き込んでいるのではない。
普通の掲示板ではこうしたことが書けないことが多い。
保坂和志さんの掲示板でもどうも合わないらしい。
保坂さん御自身が書き込むなという態度をとられるのだから
仕方がない。その癖その理由がまったくはっきりしない。
そこが私はおかしいと思う。いい加減だ。
860名無し物書き@推敲中?:2008/01/14(月) 11:05:40
今年のKYサハラは新人賞を受賞して
芥川賞の最終選考まで残るがブルーの猛反対により受賞を逃す。
間違いない。
861佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/14(月) 14:01:17
NHKのラジオで今、学校裏サイトを問題にした番組をやっている。子供たちがラジオの生放送に出て発言する。
専門家の分析が出るがそもそもこれを放送している公共放送が
根本的にマスコミという「噂」を基底とした「メディア」であ
る。噂好きな口から生まれた人々がマスコミを形作っている。
筒井康隆に『俺に関する噂』という作品がある。読んでいないが
最近関心があって読もうかと思っている。
無責任な噂というものはまずい。しかしゴシップという奴は
今、いやもうかなりの昔から
世界の出来事が一瞬にして伝わるの世の中なの
だから甘く見ること
が出来ない。
世の中が解らないのはそうしたゴシップがある
せいなのかもしれない。
862佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/14(月) 14:25:31
私が小学生の頃、ポケットに入る大きさの
ゲームがあって、トミーが出していたと思うが
そのゲームの中に「スキャンダルゲーム」
というのがあって、そのプラスチックのゲーム本体を
振ると、「いつ」「だれが」「どこで」「何をした」
という組み合わせが出来て笑わせるのがあった。
ばらばらの組み合わせなので何が出るのか解らない。
しかし、それを何故、スキャンダルゲームというのか
言葉の意味を調べても私はよく解らなかった。
悪口を言う人間の心理は解らない。
週刊誌は嫌いだ。充分暗い世の中をわざわざもっと
暗くしないで欲しい。
863佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/14(月) 14:58:36
同じ番組で携帯小説を取り上げていた。
中学三年生の携帯小説の作者である女の子が
ラジオに出ていた。
声と態度のはっきっりした、折り目正しいしっかりした女の子だ。
感心なことに読者からの意見を聴いてしっかり「直して」いる。
こういう子が沢山いるのだから救われるのだが。
私なども年上からみれば単なる生意気な小僧なのだろう。
864佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/14(月) 15:28:03
私は人と実際に会って話すことがうまく出来ない。
だから、そのコミュニケーションの不備を補うために
インターネットの掲示板に書き込んでいる。
小説を書く人は大抵が内気であるから、私のような人は
作家志望者には極めて多いと思う。
絲山秋子もそうだ。
そもそも会話やゴシップが得意ではないので
この年になると世の中というものがよく解らなくなる。
上の鈴木三重吉の作品もそうした内気さによって追いつめられる
主人公が書き綴ったものなのだ。作家はそうした善良さを
必ずといっていいほど持っていて、それが為に世の中が解らない人間であるはずだ。
865微小なパワープラント:2008/01/14(月) 15:39:45
>>862
>そのゲームの中に「スキャンダルゲーム」
>というのがあって、そのプラスチックのゲーム本体を
>振ると、「いつ」「だれが」「どこで」「何をした」
>という組み合わせが出来て笑わせるのがあった。

面白かったか?
俺も欲しかったけど、買ってもらえなかったよ。
866名無し物書き@推敲中?:2008/01/14(月) 15:47:46
なにそのコテ?
867悪い太郎 ◆LziSwFxVAU :2008/01/14(月) 15:48:37
よくワカらんが、谷川だかいう死に損ないが臭い言葉でその気になってるらしい。
868名無し物書き@推敲中?:2008/01/14(月) 15:49:14
あれ? パワープラントじゃなかった?
869名無し物書き@推敲中?:2008/01/14(月) 17:09:25
俺のは「悪口」なんてもんじゃねぇ。
出来るなら呪い殺してやりたいぐらいだ。
870小 ◆PBtykf5sPQ :2008/01/14(月) 17:19:28
お前は糸山さんにストーカーすんのマジでやめろバカ。
あれは本気で嫌がってるだろうが。
暖かい読者でいてやれよ。距離とって。
871名無し物書き@推敲中?:2008/01/14(月) 18:24:26
そうだな
距離とれ距離
872名無し物書き@推敲中?:2008/01/14(月) 18:29:50
絲山より佐原のほうが面白いぞ。
873佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/14(月) 18:38:32
>>865

御同輩か。
懐かしいな。面白かった。

今の私はこうしたエッセイか、小説を書いて
2ちゃんねるにアップしていないと
いわば自分の内部の圧力と外界の圧力とが釣り合わず、
立っているのもきついくらいになる。
これは大袈裟に言っているのではない。
表現する人間はそうしたものなのだ。
あとは少しでも休む。そうしないとだめだ。
874佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/14(月) 18:41:03
よく、作家になるのに「書きたいことがある」
から書く、という人がいる。
そんな生易しいことでは作家になれない。
「書かねば死んでしまう」
といえなかったら駄目なのだ。
875名無し物書き@推敲中?:2008/01/14(月) 18:59:19
うるせえ、じじい
876名無し物書き@推敲中?:2008/01/14(月) 19:01:22
サハラよ

晩飯を消化してからボヤけ
877名無し物書き@推敲中?:2008/01/14(月) 19:10:03
書店の店先に並んだ いろんな雑誌を見ていた
代わり映えしない表紙画に 伸ばす手を止め 嘆息は重く
応募者の中で誰が一番だなんて政治的バックグラウンド言うなればコネが解決してくれる問題に過ぎないわけで文学界の現状に対する悲観をその先端で突き上げた作風が下読みを通過する事などあり得ない夢のまた夢
バケツの中にブチ込まれた生原稿
濡れネズミの冬 オレ二十歳まえ
それなのにアイツら審査員は どうしてこうも比べたがる?
一人一人違うのにその中で 一番を決めたがる?
都会 裏窓 袋小路
夢を消された他人街
いっそ泣こうか 笑おうか
胸のすきまに 霧が降る
878名無し物書き@推敲中?:2008/01/14(月) 19:14:15
>>877
>応募者の中で誰が一番だなんて政治的バックグラウンド言うなればコネが解決してくれる問題に過ぎないわけで文学界の現状に対する悲観をその先端で突き上げた作風が下読みを通過する事などあり得ない夢のまた夢

替え歌か? そこだけノリが悪いな。
879名無し物書き@推敲中?:2008/01/14(月) 19:21:03
ひとり
作詞 水木かおる
作曲 遠藤実
唄  渡哲也
――――――――――――――――
都会 裏街 袋小路
夢を消された 他人街
いっそ泣こうか 笑おうか
胸のすきまに 霧が降る
ひとり ひとり 俺もひとり

出逢い ゆきずり 別れ花
しんは酔えない 忘れ酒
うすい幸せ 細い肩
胸のすきまに 雨が降る
ひとり ひとり あいつもひとり

夜更け 靴音 石だたみ
ひとりたたずむ ガード下
背中ぬくめる 灯もうすく
胸のすきまに 風が吹く
ひとり ひとり みんなひとり
――――――――――――――――
880名無し物書き@推敲中?:2008/01/14(月) 19:23:50
佐原はモソモソ晩飯食ってるが、
オマエは喰い終えたのか>?

おまえらウザイから代り番こに出てくんなって。
881佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/14(月) 19:23:17
くだらない。
ぶっ飛ばせそんなもん。
882名無し物書き@推敲中?:2008/01/14(月) 19:36:27
じじいはすっこんでろ
883佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/14(月) 19:52:36
『ファウスト』第一部』書斎  

最期のほうまで読んだ。あと少しで
第一部を読み終える。あまり熟読せず、楽しめるところだけ
注意して読んでいる。

例えばこんな箇所だ。



ファウスト 私も同じ思いだよ、いたずらに私は
人間精神のありとあらゆる財宝をかき集めたあげく、
結局こうして思案投げ首、
何の新しい力も内部から湧いてこない始末だ、
髪の毛一本ほども背たけが高くなるわけでなし、
無間の境に一歩も近づいていやしない。

メフィスト 先生ともあろうお方が、それでは
どこの馬の骨とも変わりのない、ものの見方というも
のですよ。
だいじな生の喜びが足元から逃げちまわないうちに、
もちっと気のきいた手を打たなくちゃあ。
じれったいねえ、言いたかないが、それその手だの足
だの、
頭だってケツ×××だって、みんなあなたのもの。
ですがね、およそ私がどんどん味わい楽しむものは、
だから、何だって私のものだと言えませんかね。
私が馬六頭分の代金を払えるものなら、
つまりそれだけの馬力が私のものということでしょう。


長いので後略。
884名無し物書き@推敲中?:2008/01/14(月) 19:59:36
ちっとも面白くないな。
文芸板でいつもふざけてるおもしろカキコの人に似ている。
885名無し物書き@推敲中?:2008/01/14(月) 20:27:14
「ケータイ小説は新しい小説の可能性がある」と講談社文芸局長、内藤裕之氏は語る。
また同社の唐木厚文庫出版部長も「まったく新しい活字表現ではないか」と誉めている。

さあ、おまえらどうするの?w
886名無し物書き@推敲中?:2008/01/14(月) 20:38:38
>>885
>唐木厚文庫出版部長

群像をセールスで地獄に導いておきながらトンズラこいたオヤジだな?
887佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/14(月) 20:50:26
上の『ファウスト』 書斎 の引用箇所にある伏字はそのまま
本から写した。

ちなみに私は最初、「ケツメイシ」だと思った。
そんな言葉かロックバンドだったかがあったと思う。
888佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/14(月) 20:54:52
ウィキペディアで見ると、やっぱりバンドの名前だった。
889水戸コーマン:2008/01/14(月) 21:10:02
>>887
>上の『ファウスト』 書斎 の引用箇所にある伏字はそのまま
>本から写した。

なんで伏せ字になってんだよ。
「ケツノアナ」だからか?
890水戸コーマン:2008/01/14(月) 21:11:03
俺はケツノアナでキュウリを食べる女を知ってるぜ。
ただ知ってるだけだがな。
891名無し物書き@推敲中?:2008/01/14(月) 22:15:50
俺はケツノアナでしかSEXしない女を知ってるぜ。
892水戸コーマン:2008/01/14(月) 22:55:26
アナルセックスが好きな女流作家がいたら読んでみたいな。
893名無し物書き@推敲中?:2008/01/14(月) 23:24:26
佐原はアナルの経験ある?
894佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/14(月) 23:37:43
絲山さんじゃないし、そこまでは。
漸くやる気が蘇ってきた。
テーマは未定だが『文學界』新人賞へ向けて書く。

書き始めてみないと乗れるかどうか分からない。
『ファウスト』は第一部 魔女の厨 まで来た。
ゲーテは無類の美女好みだったらしい。
私も無論美人好みではあるが、奥さんに美女は選びたくない。
文学の話が出来るのが第一条件で、容姿は二の次だ。
美女で文学の話が出来る女でも奥さんにはしない。
895水戸コーマン:2008/01/14(月) 23:44:48
>>894
>絲山さんじゃないし、そこまでは。
>漸くやる気が蘇ってきた。
>テーマは未定だが『文學界』新人賞へ向けて書く。

絲山は三穴同時OKだからな。
文學界ねぇ。
896名無し物書き@推敲中?:2008/01/14(月) 23:45:31
>>893
アナルは危険
897佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/14(月) 23:58:21
今の私がリアルな小説を書くとするなら
恋愛はまず、未婚の女性かもしくは漱石の作品のように
不倫の関係ということになろう。
大抵の作家が不倫関係を描く。
青春小説はもう書けないかもしれない。
『告別』が最後ではないかと思う。

一方、未婚で不美人との恋愛というのは、確かにリアリティー
がある。
もてない男ともてない女の恋の行方を
ユーモアタッチで書いてみる。
898佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/15(火) 00:05:08
ユーモアタッチとはいっても
私はロマンティックなので
思いっきりロマンスにする。
絲山も『袋小路の男』のような
作品をもっと書けばいい。
最近はもう読んでいられない作品ばかりだ。
899名無し物書き@推敲中?:2008/01/15(火) 00:19:14
いまいち盛り上がってないよね。
900名無し物書き@推敲中?:2008/01/15(火) 00:20:42
メールが来たけど
今までと全然違うやり方が指示されている。
友達の悪戯かもorz
901佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/15(火) 01:20:41
神経症から回復しつつあるものの、就職に失敗してばかりいる
主人公の男と、三十代初めに精神病にかかった女。女は職を
失ってアルバイト暮らし。二人とも結婚した経験はない。
電車を下りると雨が降っている。
冬の雨が静かに降る。
やがてそれは雪に変わる。
男は雪の中をジャンパーのフードをかけて近くのコンビニへ
傘を買いに歩いて行く。
ラジオのイヤホンから深夜の音楽が流れていた。
「外は雪が降り始めましたが番組はこのままホットでいきますよ。
さて次は…」
ラジオのパーソナリティーが威勢のいい声を張り上げている。
男はクラブなど行ったことがない。
本ばかり読んでいた青春だった。
アパートへ帰ったらインスタントラーメンでも作ろう。キャベツを入れて。
コンビニでウイスキーも買っていこう。
BGMにジャズのCDをかければ完璧だ。
煙草の煙を見詰めながらジャズに耳を傾け、ウイスキーをロックで飲む。
至福の時だ。
アパートへ帰りラーメンを作って食べ、ウイスキーを飲む。
食べ終わって時計を見ると午前一時だ。
突然電話が鳴る。
「はい、小坂ですが」
「小坂さんですか。私、さっきあなたがコンビニで手帳を落としたのを
見たんですけど、つい雪の中で見失って、まだ起きてると思ったものですから」
902佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/15(火) 01:25:56
さっきマクドナルドで書いてきた。モデルは絲山さんと私。
903佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/15(火) 01:31:55
「いやだあ、照れちゃう」
みたいなことを言うかもしれないが勝手にやる・
904佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/15(火) 01:32:23
「いやだあ、照れちゃう」
みたいなことを言うかもしれないが勝手にやる。
905佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/15(火) 09:06:44
絲山さんが選考委員になったことだし『群像』に送るか。
906佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/15(火) 12:49:05
三浦綾子『氷点』を読み始めた。
第一章 敵 を読み終え、第二章 誘拐へ入った。

この作品は作者四十二歳の発表であり、昭和三十九年に
朝日新聞誌上に連載された新聞小説であった。

そのことを念頭に置き、今私自身が四十二歳になろうとしている
ことをあわせて考えるとき、心中に浮かび上がってくるのは
「時代」である。
当時の風俗、世相を反映しつつ三浦綾子は四十二歳という自分の
年齢を意識しつつ筆を進めた。
それと基本的には同じ立場であることになる。
時代というものの客観的独自性、独立性を感じさせずには置かない
独特の文体というものが『氷点』の隅々まで行き渡っている。
この文体を今の時代に生きる私はどう捉え、どう超えるのか。
テーマ性、その難題をどう克服するのか。
現代文学における主題の貧困さを如何にして蘇らせ、活気を取り戻させるのか。
今私は、大人としての視点に立ち、己の信条に一切の妥協を
許さない覚悟だ。
907名無し物書き@推敲中?:2008/01/15(火) 12:58:54
仲間内だけで誉めちぎられて勘違いして、内輪ネタやら仲間内で流行ってる2ch発のネタやら詰め込んだのを公開した挙げ句
ちょっと貶されたらキレて、バカは読むな、とか言い出すステキな奴とかいるし
そういうのよりは、ずーっとましな、いい環境じゃないのかな


908佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/15(火) 14:16:02
『氷点』は驚異的なベストセラーとなった。
私が生まれる前のことである。
三浦綾子はそれまで無名の作家であった。
その筆力を見るにその無名だった時代が如何に苦しい下積みであったかが
しのばれる。何故、主人公夏枝を二十六歳と設定したのか。
三浦綾子自身の恋愛の葛藤が最も激しかった年齢であったからだ
としか私には考えられない。
私の場合はどうなのかといえば、確かに青春時代のそれは真剣だったからだ。
だが、今それを書く気はしない。書く機会は後に訪れるはずだ。
今は、今の生活が全てである。そこまで客観的に青春時代を
振り返るほどの余裕が今の私にはなく、結局現在を足掻きながら
生き、そこか何かを生み出す以外にないと考えている。
書くための技術が私にはまだまだ未熟であるからだ。
909佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/15(火) 15:59:56
小説を書く者には必ずスランプがある。
アンドレ・ジイドの場合も五年か六年の間
その恐怖を味わった期間があったという。
そんな時、小説家は自分にしかわからない
芸術的イメージなり感性なりの欠乏に喘いでいるのだ。
それを何としてでも補給しなければならない。
補給するためのタンクが壊れた場合はそれを修復しなければならない。
私はこの二年の間、殆ど書くことが出来なかった。
その恐怖は凄まじかった。小説を書くもの以外には決して解らない苦しみであり、恐怖であり、孤独であった。
心身を休めながら、あと少しのイメージの補給が必要である。
どこでそれを行うのかは自分でもわからない。
910名無し物書き@推敲中?:2008/01/15(火) 16:26:05
ここに長いこと入り浸っている女の子の文章は
掲示板や出版界はおろか世間一般でも通用しにくいと思う
911名無し物書き@推敲中?:2008/01/15(火) 16:34:36
「違う!違う!ちがう!」
頭を掻きむしって、かぶりを振る。
「チガう!」
駄目だ。
「オレは…」
もう、
「こんなの…」
見てらんない。

そして、
私は目を閉じた。
912佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/15(火) 18:58:23
「通りすがりに見かけたんですか」
「ええ…でも何度かお会いした事はあるんです。病院の待合室で」
「話したこともあるんですか」
「一、二回ですけど」
「お名前は? 私に名前を教えられましたか」
「いいえ、まだお教えしていません。だから今言っても分からないと思います」
「困るな。外見上の特徴はないんですか」
「あなたより大分背が高くて、ついこの間、あなたが
『また会いましたね』って。それだけですけど、
確かによくお会いするので」
 あの女か。小坂は思い当たった。ここ数年、クリニックでよく顔を合わせる。
913佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/15(火) 19:06:40
都会的な小説を書くつもりである。
どちらかと言えば私は街を描くのが好きなタイプである。
自然描写は慣れていない。それなりに都会寄りの
町で育っているからだろう。
滅多に旅行にも行かない。
宿泊の準備が面倒で、交通機関を使うのが
あまり好きではないからだろう。
いつも近場で用を済ませてしまうし、それで困ったこともない。
914名無し物書き@推敲中?:2008/01/15(火) 19:15:11
>>911の続き


私は目を開けた。どうやら、長いこと眠っていたみたいだ。
ここは……見慣れた光景、そうだ、私の住んでいるアパートの部屋。
私は……高校生じゃない。あれは、とうの昔に過ぎた話。
まだ寝惚けてるみたいだ。なんだか、頭がふわふわする。
何でだろう?ずっと忘れていたのに。
今更、あの日のことが夢に出るなんて。
しかも……。
「あんなに……鮮明に……」
915名無し物書き@推敲中?:2008/01/15(火) 19:18:32
○⌒ヽ
  ;'"==="';
  (・∀・)
  (∩∩) 純文だな。また飲んでるのか?
916佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/15(火) 19:21:11
KY(空気が読めない)という言葉はあまり大人の社会では耳にしないが
子供たちや若者の間ではかなりの頻度で使われるもののようだ。
その字面からしてなっていないし、常識ある大人が使う言葉ではない。
場の空気を読むという言葉も最近知ったのだが、それはまだしも
やはり仲間はずれか弱いものいじめに過ぎないものを妙に正当化している。
真面目にやってこういう仕打ちを受けては敵わない。
若い人たちはもっと社会性とか、常識とか、或いは良識とかいった
ものに目を向けるべきだ。
917名無し物書き@推敲中?:2008/01/15(火) 19:31:23
>>915
毎晩呑んでますよ。
酒は百薬の長。
私は純文学です。
918名無し物書き@推敲中?:2008/01/15(火) 19:33:10
過日はえろう寒うござったな!
今宵の晩酌は一ノ蔵の上燗二合と蛍烏賊の沖漬、若布と大根卸
 の和え物、牛蒡の佃煮、ウヰスキー、トゥワイスアップWを二杯にカマンベール
チーズを一切れいただき、堪能しもうした!
919名無し物書き@推敲中?:2008/01/15(火) 19:52:43
日本の未来を危惧する前に、サハラは先にやるべきことがあると思う。
こんなスレにくだらないこと書く前に、まずは新作の小説を一ヶ月以内に書く。
新人賞に応募する。結果を詳細に報告する。なぜ落ちたのかを検証する。
920名無し物書き@推敲中?:2008/01/15(火) 20:01:37
佐原のことなんてどうでもいいじゃん
しょせん2ちゃんねる引きこもりオヤジだろう
921名無し物書き@推敲中?:2008/01/15(火) 20:07:59
佐原さんごめんなさい。KYなんて発言しまって
反省してます
922小 ◆PBtykf5sPQ :2008/01/15(火) 20:09:26
>若い人たちはもっと社会性とか、常識とか、或いは良識とかいった
>ものに目を向けるべきだ。

若者にえらそうに言う前に、お前が社会性身に着けて、
人の嫌がるストーカーをやめろっつうの
923佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/15(火) 21:03:03
一ヶ月以内に新作の小説を書く、ですか。
なるほど、それくらいのやる気がなければ
今はともかくプロでは通用しません。
そうすると、
新潮、群像、すばる、海燕、文學界、太宰治賞などに
全て応募することになるでしょうね。
勿論そうすべきです。
924名無し物書き@推敲中?:2008/01/15(火) 21:14:59
>勿論そうすべきです

他人事かよwwww
925名無し物書き@推敲中?:2008/01/15(火) 21:18:45
>>6
今更だけど、これにレスして善いのかな???
926名無し物書き@推敲中?:2008/01/15(火) 21:41:46
やめとけ
927名無し物書き@推敲中?:2008/01/15(火) 22:04:38
>>921
ワロタw
928佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/16(水) 00:53:36
袋入りのインスタントラーメンを、今までは
野菜も何も入れないで食べていた。
せいぜい生卵が入るくらいだった。
ラーメン屋さんで何故具が上に乗せられるのだろうと
不思議だった。難しそうだった。
ところが、鍋にキャベツなり白菜なりを少なめに切って
入れ、煮てからラーメンを入れてほぐすと、丼に入れるときに
単純に麺を菜ばしで先に入れることが出来るのだ。
野菜のほうが嵩張って重いからである。
一週間ほど前に初めて上手くいった。
小説が三十四歳になって漸くまともに書けるようになったときも
同じ気持ちだった。そういったものなのだが。
929佐原敏剛 ◆hRJ9Ya./t. :2008/01/16(水) 01:37:02
書けて見るとそんなものなのだが
そこまで来るのにどんなに長い修練と
苦悩があったか知れない。神経症で
言葉による錯乱があった。それでも耐えられたのは
文学と心中する覚悟がとうに出来ていたからだと思う。

絲山秋子はその点、才に溺れている節がある。
才能は必要だし、大切なものだが、
余りに文学をなめていないか。
鬱から脱出するために「一発逆転」を狙ったとか、
「天職ではなく転職だと思っている」とか
それでは命懸けで書いてきた者が浮かばれない。
三島も太宰も怒り狂うはずだ。
930名無し物書き@推敲中?
どうでも良いけど、ラーメン屋さんって、スープと麺と具を分けて、バラバラに丼に入れるよね。何が言いたいか分かる?