地方文学賞スレ 3 <織田作、北日本……>

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小説を書いて公募文学賞に出す人たちの、情報交換の場です。

できるだけsage進行でお願いします。

狙え、地方文学賞! (03/05/24〜10/11)
http://book.2ch.net/test/read.cgi/bun/1053702597/

【短篇】秋は北日本文学【腕試し】(03/06/13〜12/7?)
http://book.2ch.net/test/read.cgi/bun/1055491748/

過去スレの日付が重なっているのは、
北日本スレが途中で地方文学スレと統合されたからです。

「主な地方文学賞」を 2 以下に載せています。
主な(在住者以外でも応募できる)地方文学賞:

自由都市文学賞(堺市/50〜100枚/1月15日/テーマ:都市)
http://www.city.sakai.osaka.jp/city/info/_koho/pub0307/31_2.pdf

長塚節文学賞(茨城県石下町/21〜50枚/2月8日)
http://www.town.ishige.ibaraki.jp/event/t_n_bungaku.pdf

らいらっく文学賞(朝日新聞北海道支社/70枚/3月15日/女性限定)
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news02.asp?c=11&kiji=121

織田作之助賞(大阪文学振興会/50〜100枚/5月31日)

鳥羽マリン(三重県鳥羽市/30〜100枚/5月31日/テーマ:海)
http://www.city.toba.mie.jp/marinbungaku/marinbungaku.htm

てんぷす文芸大賞(沖縄県宜野座村/50〜60枚/5月31日)
http://www.vill.ginoza.okinawa.jp/

大阪女性文芸賞(大阪女性文芸協会/〜100枚/5月31日/女性限定)
http://www2.odn.ne.jp/~ojb/ojbFiles/oubo.html

日本海文学大賞(中日新聞北陸本社/40〜150枚/6月30日/テーマ:日本海)
http://w2272.nsk.ne.jp/~watarino/nihonkai.html

さきがけ文学賞(秋田魁新報社/100〜150枚/6月30日)
http://www.sakigake.co.jp/kikaku/bungaku03/bungaku.jsp

坊っちゃん文学賞(松山市/80〜100枚/05年6月30日隔年/テーマ:青春)
http://www.bocchan.matsuyama.ehime.jp/
舟橋聖一顕彰青年文学賞(彦根市/〜50枚/9月10日/18〜30歳限定)
http://longlife.city.hikone.shiga.jp/library/

関西文學新人賞(関西文學会/30〜80枚/9月30日)
http://members.at.infoseek.co.jp/kansaibungaku/kanbunshou.html

北日本文学賞(北日本新聞社/30枚/9月30日)
http://www.kitanippon.co.jp/pub/hensyu/bungaku/36_2002/boshu.html

やまなし文学賞(実行委員会/80〜120枚/11月30日)
http://www.bungakukan.pref.yamanashi.jp/bungaku/main.html

太宰治賞(三鷹市・筑摩書房/50〜300枚/12月10日)
http://www.chikumashobo.co.jp/dazai02.html

浦安文学賞(千葉県浦安市/〜30枚/12月20日)
http://www.urayasu-news.jp/bungaku/bungaku.htm


各賞の過去の受賞者は以下のHPで。

「e-hon 注目の文学賞」
http://www1.e-hon.ne.jp/content/sp_0030.html
祝!地方文学賞総合スレ誕生!! スレ主さんお疲れ様でした。
北日本、そして様々な地方文学賞に応募しながら各自の作品をレベルアップしていきましょう。
鴎さーん
>>1
乙です!
テンプレも素晴らしいですね。
これからも盛り上がっていきましょう!
うわ〜情報盛りだくさんだ、こりゃ、乙です。
賞も住人もしょぼそうですね。
今まで話題になった賞をまとめてくださってありがとうございます。
後は「てんぷす」と「小島信夫」くらいでしょうか?
児童文学関係はたくさんありすぎて載せなくてもいいと思います。
とにかくお疲れ様でした。せっかくの情報ですからできるだけ応募
したいものです。
あと、ボチャーンがありましたっけ。でも2年後ですからね。
無粋な質問します。
みなさんは地方文学賞だけを狙っているんですか?
(鴎さんは中央文壇の賞も地方文学賞も関係なく応募されているようですが)
地方の文学賞に応募する目的は何ですか?
単なる腕試しなんでしょうか? 
織田作や坊ちゃんなどは作家になる道が開けていますが、それ以外に応募する目的は?
12かもめ:03/12/07 22:44
立ち上げ、ご苦労様です。引き続き、仲間にしていてください。今日、当地は
初雪。いまは降ってないけど、寒いっす。初雪とは言えないか、積もってないし。とにかく、
宜しく。
才能がないから、懸賞小説で自己満足ですが何か?
>>11
自分は文學界などのメジャー文学賞にも
応募してるよ。というか、一応そちらが本命。
あなたの言うとおり、中央へとつながる賞
にもできるだけ出してるし、北日本のように
腕試しになるものも面白い。

自分は先日ある賞を受賞して自分の小説が本に
なった。プロとか印税とかとは関係のないレベルだけど、
それでも嬉しかったよ。とりあえず一歩前進できた気が
してね。
>>8
盛岡にお住まいなんですか?
>>11
あなたは良い作品を書きたいのですか?それともとにかく作家になりたいのですか?
とにかく作家として成功したいのだとすると、存命中に評価されなかった、カフカや
宮沢賢治、中原中也、その他多くの文学者は意味がないことになりますね。
そのへんはどう考えてますか?
17かもめ:03/12/07 22:57
そうだよ。中央に絞るのもいいけど、どこのどんなのにだって挑戦してもいいと
思うよ。振り返ってみても、上手くなっているかどうかはわからないけど、
賞をとれば自信にはなると思うもの。ところで、北日本はもう、決まっている
んじゃないのかな。選奨とったのはずっと昔だけど、そのときは、たしか、
十二月二日だかに、電話があり、取材されたことを思うと、もう決まっている
んじゃないかと思ってしまう。あれって、一席入賞者には当地まで出向いて
取材してるんだよね。俺のときの「電車」で入賞した人と、時々、葉書などで
交流しても、その人は以前、東京に住んでんだけど、ちゃんと取材しにきて、
選者である井上靖宅まで記者とともに行って、会ってきたって言ってたから、
そんなことを考えると、もう、決まっているような気がはないでもない。
18かもめ:03/12/07 23:00
誤字だらけ。ごめん。
おお、鴎氏が登場しましたね。お仕事お疲れさんでした。やはりこの後、
深夜まで書くのでしょうね。
20かもめ:03/12/07 23:07
今日は書かない。ディスカッションでもしようか。
>>17
薄々わかってたさ……そんなことは。でもカウントダウン祭りは継続中だ!!
11です。
>>14>>17 ありがとうございました。
>>16 こんな単純な悪意のない質問にそこまで攻撃されねばならないのかな?
23かもめ:03/12/07 23:16
攻撃したつもりはないよ。単に、どんなとこに出すのも自由じゃないかな、
と思うだけ。それだけだよ。
すみません。誤解があるようです。
鴎さんの>>17に対しては「ありがとうございました」と書いただけです。
攻撃については>>16の人に対して書きました。
でも、もっと有意義な話題に入りましょう。
ごちゃごちゃ言って申し訳ありません。
>>22
最近は荒らし煽りがまったくと言っていいほど来てなかったのに
前スレの最後や>8にいきなり悪意ある煽りがあった。
一連の流れから同一人物の煽りと思われても仕方がないと言える。
私も>>11は煽りと思ってスルーしていた。
26かもめ:03/12/07 23:23
いいねぇ。前向きにいこう。俺は新参者だけど、ここの十人は好きだよ。みんな一生懸命
頑張ってるし、何よりも、あかるい感じがするから。さっき、店のこと書いてあった
けど、検索したのかな。ちなみに、「漁師のせか゜れ」っつうんだけど。
27かもめ:03/12/07 23:25
住人の間違い。今日は変だ。
2816:03/12/07 23:37
なんだか混濁してきてる。私も攻撃したつもりはなく、逆に質問したのだが、
その前のいくつかのレスを読んでたので嫌な言い方になってしまったようだ。
申し訳ない。ただ、大手のスレなどを見ると、真摯に創作に取り組まず、ただ
作家になりたいだけなのでは、と思ってしまう書き込みを見受けるので、
誤解してしまったようだ。繰り返すけど悪意は無かったので謝罪したい。
2911:03/12/07 23:41
謝罪だなんてとんでもありません。
面と向かって話せば起こり得ない誤解が、このような顔の見えない会話では
よくあることですね。
当方も書き方に気をつけます。
>>26
誰かが紹介していた文庫本のところで鴎氏のことが紹介されてました。
「漁師のせがれ」ですか?海鮮料理の料理屋さんといったかんじでしょうか?
そちらの海を訪れたら、ぜひお店にも寄らせてもらいます。もし、創作談義でも
できたら楽しい旅になりそうですからね。
31かもめ:03/12/08 00:05
これって、立ち上げからずっと住人であり続けている人が殆どなのかな。それとも
何人も旅に出て、入れ替わっているんだろうか。どっちにしろ、面白いよね。書いて
みようかな。
書いてみるってスレの展開についてですか?
だとするともっとさかのぼらないと地方文学賞スレの全貌はつかめないでしょう。
初めて地方文学賞の話題が登場したのは、どこかに消えてしまった朝日文学賞スレ1
でした。まあ「狙え地方文学賞」と「北日本」スレでも十分面白いかもしれないですが…。
33かもめ:03/12/08 00:13
<<14
その本、読みたいな。どうすれば手に入るのだろう。
34かもめ:03/12/08 00:19
スレの展開というよりも、それぞれの会話じたいが小説のような気がする。
地の文を挿入して整理するだけで、様々な情景が浮かび上がりそうな気がする。
ま、すぐには無理だけど。
35名無し物書き@推敲中?:03/12/08 03:30
こんばんわ
36名無し物書き@推敲中?:03/12/08 05:01
こんばんは。初めて書き込みします。
1さん、まとめてくださってありがとうございました。
きょう、太宰治賞に出してきました。とにかく「ほっ」。
太宰に出す人ってここにも居るのかしらん。
どうだろうね?
と、誰にでもレスを返す奴を「応答鬼」と言う(嘘…プゲラ)
>>36
おはようございます。太宰は前回受賞作が単行本化されていない
ことから人気が下がった感があるけど、自分は出したよ。

あと、このスレはsage推奨スレなので、書き込むとき「E-mail(省略化):」と
書いてある右横の空欄に、小文字の半角で「sage」といれてもらえると助かります。
>>36
俺も出してきたよ。
単行本化するかしないかよりも、どこまで自分の力が通じるかが知りたい。
ただどうせ自作を送るなら、賞はたくさんあるんだし、
三月〆切のどれかでもいいような気がする。
てんぷす文芸大賞はちゃんと貼ってありましたね。1さん、失礼しました。
坊っちゃんもだ。俺はどこを見てたのだろう…。
>>33
全国の一般書店に並ぶほどのものじゃないんで、なかなか
手には入らないと思います。それにどの文学賞か言っちゃったら
自分の個人情報が分かっちゃうのですいません。情けないけど、
いつまでも「名無し」でいたいんですよ。
かもめさんはお店の情報まで出してるに申し訳ないです。
44かもめ:03/12/08 21:07
>>43  それじゃ、もし43さんが、北日本で入賞しても、自分だと
名乗らないのかな。わかるけど、ちょっと、寂しい。    
>>44
第三者ですが、なかなか2CHで名乗るのは難しいのです。
鴎さんのように実績もあり、最初から名乗った方は特異な例で、
このまま穏やかにいけばいいと思っています。しかし、様々な
人間が入ってきますから、名乗れなくてもしかたないと思います。
もしその辺の事情を知りたかったら、朝日文学賞スレか、今上の方にある
「ストーカーで織田作」スレをご覧になれば良いと思います。
まあ、知らなくてもいいと思いますけど…。
4743:03/12/08 21:57
>>44
それは創作文芸板永遠のジレンマかもしれません。他の
スレでは某文学賞の最終に残った方が自ら名乗りを上げ
たこともありましたが、私にはできません。すいません。
2ちゃんねるだからって必要以上に身分を隠す必要は
ないかもしれませんが、文学界受賞者のイトヤマさんや
群像の森健さんが本人と関係のないところでネタに
されてるのをみたりすると、やっぱりちょっと…ですね。
本当に消えたければ、その話題はもうやめたら?
う〜ん、たしかに古いことを鴎氏に知らせてもしかたないとも思う。
一抹の不安を感じてしまったためによけいなことを書いてしまった。
鴎氏の場合はだいじょうぶだろう。
ちらっと見たんだけどてんぷすって80編しか集まってなかったの?
51かもめ:03/12/08 23:06
この中で揶揄されるってことかな?ストーカー織田作見ようとしたら、出てこない。
俺、こっちの新聞に時々過激なこと書いてるけど、紙上での攻撃はあるが
店の名前出しているのに、直接は来ないな。文責は俺にあるから、腹、括ってる。
>>51
新聞紙上での攻撃などという常識的なものではないのです。
時に異常な書き込みによって荒らされます。でも鴎氏の人柄から
大丈夫ではないかと思ってます。個人がはっきりしてる場合は
却って中傷しづらいかも知れないです。
ストーカー織田作を見るには、
「掲示板に戻る」をクリックして上からなめていってください。
結構、上の方にあります。
54かもめ:03/12/09 00:11
ストーカー織田作見た。大したことないよ。新聞の攻撃も凄いよ。でも、攻撃する
人は匿名なんだね。紙上で何度かバトル繰り返したな。面白かったよ。ところで、
北日本二次、今日かと思ったらまだだったね。明日ごろかな。それと、新スレに
なってから、気のせいか、みんな、おとなしくなったんじゃないかな。
北日本の二次落ちを戦々恐々として待っているのである
>>54
それは良かった。北日本、そしてその後の応募に向けて気持ちを切り替えよう。
57かもめ:03/12/09 00:34
せめて二次ぐらいまでは通ってくれ、と思いながら、正直なところ、今回だけは駄目
だろうと思ってる。二つを一ヶ月ぐらいで仕上げて、同人に出すのも書いてので、ろ
くな推敲してなかったんだ。募集する側に失礼なことをしたと思い、反省してる。
58かもめ:03/12/09 00:40
今日から、長いの書き始めてる。300枚ぐらいの。まだ出す宛はないが、
出来た時点で、応募先を探そうと思う。タイトル・・・「天津からきた女」。
余りにも俗っぽい、かな。
よくわからないけど中国の天津かな?
それにしてもかもめ氏はすごい物量だ。私ももっと書かなければ・・・
かもめさんは、本当に頑張ってるんですね。
私も北日本には二作投稿しまして、二つとも通ってました。
でも名前を変えてるので、リストを見てもわからないです。
昨年は三次までいけたけど、今年はどうなるか。二次も不安です。
文学界はお約束ということで、今100枚を書いてます。
「関西文學新人賞」(9月末〆切)に応募した者です。
前スレでその後の経過を書くよと言っておきながら、今になったのは、
途中何の情報もなかったからです。今月発売の「関西文學(隔月発行)」に、
中間発表が載るとHPにアナウンスされたので、さっそく書店へ買いに行きました。

結論から先に言うと、一次通過、二次敗退です。

エントリー料1000円が必要なのですが、そのせいか小説部門の応募総数は、
181編、一次通過80編、二次通過30編でした。
中間発表が載る雑誌の発行にあわせて発送したと思われる封書が、
きょう届いていました。

「一次選考を通過したことを正式に報告……」と書かれ、
さらに中間発表、受賞作発表が載る雑誌の購入を勧める内容が続いていました。

何とも言えない感じがしています。二次敗退はどう評価すべきなのか?
でもこの感じを何とか次の作品へのエネルギーに変えないと。
北日本も一次に引っかかっているの、ダブル一次止まりにならなければいいのですが。

北日本の二次発表はあしただと思います(一次からちょうど一週間なので)。

>>58
300枚ですか。かもめさんなら1ヶ月足らずで書き上げてしまうのだろうな。
俺も文學界向けのが書けたら、次は長篇に挑もうと思っています。
同時に短篇も書くつもりですが。
>>61
お疲れ様。どうしたら最終候補に残るのか、もちろん受賞することができるのか。
本当に難しいですね。私もいろいろと考えています。お互い次の作品での
レベルアップを期して頑張りましょう。
>>61
お疲れ様でした。自分が応募した賞の(その年の)受賞作は
気になりますね。そこで、自分の作品とどう違うのかが
研究できるので。どうせなら二次通過作品とか、
最終までいったものとかも読んでみたいですけど。

北日本は何時くらいに更新されるんでしょうね。明日は
朝早いので夜更かしはできませんが、AM1時くらいまでは
チェックしてみますw
64名無し物書き@推敲中?:03/12/09 20:25
実はこのスレで北日本のことを知り、初めて応募してみました。
一次は通過してました。でも、かもめさんの経験によると、
すでに受賞者は決まっているようですね。残念。。。
自分がどこまで残れたのか、それを楽しむことにします。
みなさんの書き込みを読んで、勇気付けられました。
どうもありがとうございます。
>>63
更新は昼くらいではないでしょうか。
社員の人が勤務時間中にしているのだと思います。
>>64
あしたが楽しみですね。
どんな結果でも、これからも頑張りましょう。

(それから、書き込むときは、
E-mail(省略可):の右に、sage と入れてくださいね。よろしく)
>>66
すみません。初めて書き込んだので。これからは、ちゃんとsageを入れますね。
文字だけですが、励ましの声が伝わってきて、嬉しくなりました。
ありがとうございます。
>>67
sage のことは気にしなくていいですよ。
たまに上げることも必要ですから。

それよりも、これからもいろいろ書き込んでくださいな。
創作は本質的に孤独な作業だけど、こうしてみんなであれこれ言いあうのも、
励みになっていいですよ。
6964:03/12/09 21:07
>>68
お言葉に甘えて、早速書き込んでます。(笑)

一次通過のページで、千葉の荒川さんという方の名前だけが、
なぜか太文字になっているのですが、これってもしかして、
この方が入選されたってことなのでしょうか?
私を含めて、そのほか全員の名前は普通に書かれていたので、
なぜ一人だけ違うのかな、と思ってしまいました。
考えすぎですよね。
たしかにね。情報もさることながら、思わぬ発見があったり、
自分もがんばろうと思ったりできる。たぶん北日本に応募した人は
受賞しなくても得るものが少なからずあったことでしょう。
関係ないでしょうね。
まさか体重が100キロ以上の人だけ太字ってこともないでしょうし。
>>69
本当だ? なんでだろう?
まあHPを更新しているときのミスだと思うけど。
ちなみに、ブラウザの「表示→文字のサイズ」を最大にすると、
逆に小さな文字になるので、表示しているフォントが違うのかな?

でもこれで荒川さんが入選したら、きみの大発見だね。
あまり個人の話をしていると……
だてってこのスレは噂をしていたら本人が来てくれたという素晴らしい実績があるから。

かもめさんきょうもお仕事かな?
74かもめ:03/12/09 22:50
ただいま。いま帰ってきた。あの一人だけ太字のは、俺も気になっていた。
ま、ミスだと思うけど。もう決まっているはずだと、先日書いたけど、それは
昔のことだから、わかせないよ。応募数も少なかったし。ただ、一昨年だったか、
新聞を取り寄せたとき、記憶違いて゜なければ、十日あたりに輝さんのところ
に持っていった、と書いてあったような気がする。二次は明日、か。俺は今回は
半分あきらめてる。昨日書き始めたのは、まだ、二十枚しか書けない。用紙に
書きなぐりだから、上がってからが大変なんだ。いす゜れにしても、応募した
みんなが二次、通ればいいな。あ、俺も昔、関西に応募したことがある。二次どまり
だった。まだそのときのコピーがあるよ。「犬の抵抗」ってタイトルの。
鴎氏はおしげもなくご自分の過去のことを書き込んでくれて爽快です。
7664:03/12/09 23:08
かもめさん、お帰りなさい。
太字、かもめさんも気付いてらしたんですね。
ご自分の貴重な経験にもとづいた情報、ありがとうございます。

私も皆さんとともに二次通過ができれば、本当に嬉しいです。
今は文学界の締め切りに向けて書いています。
私は去年から小説を書き始めたのですが、最初は各賞の特徴や
傾向もまったく分からないまま、応募していました。
最近になって、やっと作品の個性と賞との相性が、なんとなく
分かり始めたところです。
今回の北日本を除けば、オール読物一次通過が一番いい結果でした。
道は険しそうですが、私も皆さんのように前向きに頑張っていきたいです。

寒くなってきたので、皆様、お体を大切に。
77かもめ:03/12/09 23:09
一つ、募集を見つけたので、記します。興味のある方は。

  湯河原文学賞
締め切り・・・十二月三十一日
発表・・・・・三月下旬予定
最優秀賞・・・五十万円 副賞・・祥伝社小説nonに掲載
内容・・・・・エンターティメント
規定・・・・・未発表のもの。枚数・・・四十から八十枚
応募先・・・259-0392 神奈川県足柄下郡湯河原町中央二の二の一
           湯河原町企画観光部政策課内
            湯河原文学賞実行委員会事務局

  こんなのがありました。知ってるかもね。悪しからず。
千葉の荒川さんは、下の名前が珍しい漢字だから拾えなかったんだと思いますよ。
これは伊豆・湯河原とは関係ない内容でも良かったでしょうか?
それとも少し関連した内容を求められるんでしたっけ…。
>>76
オール読物一次通過って、11月15日締め切りだったものの話ですか?
もう発表あったんですか?
8176:03/12/09 23:30
>>80
去年締切り、今年発表の分です(今回も応募しましたが)。

オール読物も一次発表の時点で最終選考対象作品まで決まっていたと
伺いました。どこも同じような状況のようです。
82かもめ:03/12/09 23:33
湯河原が関係するものを歓迎はしているけれど、そうでなくてもいいとのこと。
>>76
ありがとうございました。
私は先月締め切りのオール読物に応募したので焦りました。
8476:03/12/09 23:42
>>83
紛らわしい書き方してごめんなさい。
お互い、来年の発表を楽しみにしながら、がんばりましょうね!
新潮R-18の一次通過発表も待ってるんですよ。
12月初旬発表らしいんですが、まだ発表がなくて。
86かもめ:03/12/09 23:51
さっき、どなたか、北日本の二次、三次通過した作品を読んでみたいって
言ってたけど、もし機会があれば、拙著「緑色の異邦人」を読んでみてください。
収録した半分以上が、北日本に出したもので、選奨だった「春蘭」以外は、最高で四次、あと
は三次どまりのものです。読んで、感想などを書いていただければ、転げ回るほど、
嬉しいです。
>>82
どうもです。湯河原に関係した内容ではちょっと難しいですよね。
>>86
宣伝だ〜〜くそぅ。俺は買わないぞ。
かもめさんは、ご自分が「短編向き」か「長編向き」か。
そういう感覚ってありますか?
90かもめ:03/12/10 00:07
絶対的に長編向き。ただ、最近、短編ばかりなので、いま書いてる長いのも、短編調
な文章になっている。書き出しと最後の二、三行は決まってるから、あとはどう繋いで
いくか、それが愉しみなんだよね。短編は自分なりには切り口だと思う。
例えば、広い風景の一番いいところを、敢えて窓枠を額縁にして切り取るような。
かもめさん、「緑色の異邦人」、もう注文しているので、
そのうち感想を書きますね。ぜひ転げ回ってください。

それでは、北日本2次待ちのみんさん(と自分に)、
あしたがよい知らせの日でありますように!
住人が増えたのはいいが、少し幼稚化してきている気がするのは俺だけか?
93かもめ:03/12/10 01:14
幼稚化?ごめんよ。
幼稚化というより、当り障りのない文章になりつつある。
      ∩∩   ∩∩  ∩∩   ∩∩    ∩∩   ∩∩   ∩∩
キタ━━ヽ(゚∀゚)ノ━( ゚∀)ノ━(  ゚)ノ━ヽ(  )ノ━ヽ(゚  )━ヽ(∀゚ )ノ━ヽ(゚∀゚)ノ ━━!!
キタ━━  へ ) ━ (  ノ━ (  )ノ━ (  ) ━ へ  )━  へ ) ━ へ  ) ━━!!
キタ━━    > ━  >  ━ <  ━  <  ━    < ━    > ━    > ━━!!

二次発表!俺は通過してたよぉぉーー!
俺も二次通過キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
一覧表を見ていて思ったんだけど、
各県の最後に名前がのってる人って、残ってる人多いような。
気のせいかな。ギリギリまで粘った成果か。
197編が残ってるのか。
まずは、2次通過の人、おめでとう!

>>92
そうかな?
俺はむしろ話題がより豊富に内容があるものになったと思っているが。

>>93
ましてかもめさんが謝ることじゃないよ。
俺なんかすっかりかもめさんに鼓舞されちまった。
千葉の荒川さん、また太字だね。
もしかしたらそういうペンネームなのかも。
いや、マジで。
荒川さんに関しては、>>78 の言うのが正しいです。
日+令 は漢字コードにありません。
というよりそういう漢字が存在するかも怪しいです。
誰か大きな漢和辞典を持っていたら、引いてみてください。

そこで新聞社の人はこの漢字をグラフィックで作って、
表に貼り付けたのです。その証拠に、
この箇所の前後をメモ帳などのエディターにコピーしてみください。
グラフィックなので荒川さんのところだけ消えます。
ブラウザの表示を大きくすると、かえって字が小さくなる謎も解けました。

荒川さん、ずっと残っていくといいですね。
最後の一文の意味不明。
鴎氏は豊富な経験と貴重な情報をもたらしてくれた。
ありがたいし、これからもよろしくお願いしたい。
ただ、みんなで頑張ろう、というような定型レスが増えた気がするのだ。
互いの作品を批評しあうことができないから、仕方ないとは思うけどな。
>>102
荒川さん、がんばって! と書きたかったんだけど、
本人には届かないので、ずっと選考に残るように願う、という意味だよ。

>>103
その気持ちは分かるな。北日本がケリ着いたら、
「どうすればさらに良い作品が書けるか」といったテーマで合同反省会でもしようか?
い、いきなり男になるなよ。不気味だよ。
鴎氏、おめでとう!!
2作とも二次通過ですね!
報告が夜になってしまいましが、
2次通過しました。
次はいよいよ、100以下に絞られる3次です。
また来週の水曜日かな?

こうなったら、かもめさんの後ろについて、どこまでも行くぞ!
かなり二次を通過した人がいるようですね。成果が(経過?)上がってるじゃ
ないですか。少なくとも30枚の短篇修行の意義は大きいはずです。輝氏も
30枚が書ければ…と述べてますからね。たとえ受賞しなくても今後に生かせ〜!!
二次通過したけど長編書けない…致命的だけど描写が苦手です。書いてて途中で飽きるし。
仕方が無いから聞いた事のあるフレーズで誤魔化してますが。
ぅぅぅ〜才能ないよ〜。
110かもめ:03/12/10 22:41
俺についていくたって、俺は二次が通っただけで、今回はラッキーみたいなものだ。
でも、みんな通ったみたいでよかったね。いま、帰宅途中、狸が三匹、道を横切り、
危うく轢きそうになって焦った。こりゃ駄目かなと思い、覗いたら、二次までは通っ
ってた。いろんなこと考えるよね。それにしても、二十三回から出しているんだから
、北日本も呆れているんじゃないかな。そんときの入賞の人は、芥川賞候補になったものね。
それだけ差があるってことなんだ、と思い、いまは遙か前方のその人の背中を必至で
追いかけてる、ってところだな。
芥川賞候補か。北日本はレベルが高いよね。
今回まだ望みが残っているけど、
短篇の書き方についてもっと本格的に学びたくなってきた。

前スレで話題になった「戦後短編小説再発見」を揃えて、
脈絡もなく幾つかを読んでいたが、どれも完成しすぎていて、
感心はするけど、自分の創作の役に立つのかどうかは分からなかった。

とりあえず「北日本文学賞入賞作品集 II」を発注したので、
それらの作品と、来週か再来週で自分に返ってくる今回の応募作を比べて、
何が足りないのかを考えることから始めようと思っている。
あ、かもめさんの作品も参考にさせてもらうね。

>>109
描写が苦手で二次を通ったというのは、叙述(語り)が魅力的なんだろうな。
俺は逆にすべてを描写でやってしまう癖がある。
しばらく前までは会話もうまく書けなかったから、その分も描写で場面を埋めていた。
このあいだ谷崎の初期の短篇を(カセットで)聞いて、
ああ、小説の語りってこうなんだとちょっと納得したところ。

長文の書き込み、お許しを!
112かもめ:03/12/10 23:39
俺のは北日本の新聞には載ったけど、本には載ってないから参考にならないよ。
あ、俺の本のことかな。それなら、参考になるかどうかは保証出来ないけど、
読んでみてください。北日本新聞社で刊行した本は、二冊とも持ってる。志向は
別にして、みんな凄い人たちばかりだよ。経歴みると、驚く。打か言ってけど、
この選考が終わったら、どうすればもっといいものが書けるのか、議論してみた
いね。結局は、持ち合わせているセンスを、自分なりに磨くしかないのかも知れ
ないけど。でも、議論しあえば、参考にはなると思う。
>>>111
今回はまだ望みが残っているとおっしゃるが、
もう決まってるんですよね?
北日本って、受賞された方々にいつごろ連絡がいくんだろ。
>>112
かもめさんの文庫本、発注しています。
前に、転げ回ってください、と書いた者です。
選奨の作品等、ぜひ読みたいです。

>>113
望みと言うのは、さらに上の選考に残る望みですよ。
さすがにもう最終選考は終わっているんだろうな。(ともに涙)
>>114
さらに上の選考か。
受賞者が出た段階で連絡がいくのですよね?
四次くらいまでは夢を見てていいわけか。まだ二次だけど。
>>115
そうだね。4次ぐらいまでは、夢を見たいよね。
117かもめ:03/12/11 00:22
連絡が来る時間は、十時から十一時の間。俺の場合はそうだった。三十分ぐらい電話
取材される。入賞者には出向いて直接取材。選者との対面も計ってくれるらしい。
いまは選奨にも賞金があるけど、俺のときは賞状だけ。余り、嬉しくなかったな。
悔しさだけが残った。はじめての応募なのに厚かましいと思いながら、嬉しいよれ
も悔しい、だったな。でも、入賞作品を見て、納得したよ。腕が違いすぎてた。
あの井上靖が、「見事だ」という言葉を三度も使って褒め称えているんだから、
とても敵わないと思った。言葉の選び方、描写、まいりましたって感じだったな。
十時から十一時というのがミソだね。
きょうのHPの更新もその時間だった(職場でこっそり覗き見した)。
来週の水曜日もその時間に更新かな?
去年は2次から3次までが3日間しかなかったけど、
今年は去年より1週間早く発表が始まったからな。

こんなこと気にするより、次の作品に集中しなければいけないのだが……
まあ、きょうは、もう寝よう。
考えてみれば197二次通過のうち、5、6作くらいはこのスレから出ているのか。
すごい事だね。
120かもめ:03/12/11 14:39
昨日遅く書いたの、どこへ行ったんだろう。ここに書いてどっかへ行くことって
あるのかな?というわけで、昨日書いたことを繰り返します。
何次通過以上かはわからないけど、これまでのを参考にすると、ある日、北日本
から封書がきて、「貴殿の作品は・・次を通過したのでお知らせします。尚、
・・次選考の結果は、追ってお知らせ致します」と記されている。が、それ以降は
連絡がない。ということは、封書の報せがきた時点で、最初に書かれていた・・次
どまりだったので、お知らせします、ということなんだね、きっと。
・・次通過のお知らせというのは、四次ということ?
去年三次ではそんな葉書はこなかったから。
最近は応募数が多いから、そういう対応もしてないのかな。
>>121
かもめさんは、昨年は三次通過だったと思いますから、
四次ではなく、三次通過の知らせなのでは?
でも、同じ年に三次を通過した121さんに同様の知らせがなかったのは、
どうしてでしょう?うーん、なんか選考過程が良く分からない。
ちなみに、私も二次、通過してました。でも、この時点で、最終候補までは
行けないことが分かっているってことですよね。
入選が決まっているのに、こんなに細かい結果発表なんて、
ちょっと不思議。
123122:03/12/11 20:27
すみません、かもめさんは、昨年のことを話していたわけではないのですね。
勘違いしてしまいました。ごめんなさい。
織田作が未だに発表されないのはどうしてかしら。
今年は遅いな。
受賞者が出なかったから。
>>122
>入選が決まっているのに、こんなに細かい結果発表なんて、
>ちょっと不思議。

そこが他の賞にはない北日本の特徴だよね。
どこまで行けるか楽しみながらやりましょう。

12月は恐ろしい月だね。時間が進んでいくのがとても速く感じる。
例えば一日中どこかに遊びに行くとして、
最後の1時間があっという間に過ぎるのと同じようなものなのか。

みんなは文學界とか投稿するのかな?
127かもめ:03/12/11 22:35
前年は封書はなかったが、一昨年はあった。もしかしたら、社内異動などで、スタッフ
の顔ぶれが違うと、方法もおのずと違ってくるのかも知れない。いまさっき、何気なく宮城
を見ていたら、最後に名前がある人は、たしか、前年も四次か最終までいってた人だな。
もうすでに来年の応募のこと考えているんだけど、輝さんになってから、傾向がよめなく
て、困ってる。と言うよりは、輝さんになってからの受賞作品を読んで、俺には書けな
い傾向の作品なので困っている、と言ったほうが妥当かも知れない。
128かもめ:03/12/11 22:40
>>126
面白いこと言うね。俺の歳になると、一日は普通に過ぎるんだけど、一ヶ月はあっと
いう間に過ぎる。さらに早いのは一年という時間。何なんだろうね。与えられている
時間が見えはじめる年代だからだろうか。年月の経過速度に怯えているよ。
かもめさんの話によると前は井上靖さんが選考委員だったんだよね。
すごいなぁ。井上さんに読んでもらえるっていう事だけで嬉しいだろうな。
個人的にはやまなしで最終に残って三浦哲郎さんに読んでもらいたいな。
最も尊敬する作家の一人だから。
130かもめ:03/12/11 23:15
やまなし、も出してるんだ?ずっと昔、俺も出したことあるけど、かすりもしなかった。
そのときも三浦哲郎だったかな。安岡章太郎も記憶にあるけど。選者は三人だったかな。
あそこはレベル高いね。あと、坊ちゃんもかすりもしなかったな。なにしろ、あちこち
出してるよ。週刊誌の俳句にも二度応募して、二つとも載って、五千円ずつもらった
ことがある。メチャクチャだね、俺は。
>>129
やまなしは安岡章太郎氏だな。三浦氏は今は個人的な(高齢で健康上の問題がある)
評価しかできないと思う。「ハリガネムシ」は今の私には…という芥川賞の選評には
がっかりさせられた。しかたのないことなのかも知れないけどね。輝氏も同様。
だから北日本には応募しなかった。
132かもめ:03/12/11 23:24
今日は何か、俺ばかりだね。ま、いいか、などと一人納得している。みんなは純文
を目指しているんだよね。俺はいまは死語になったかも知れないけど、目指している
のは、純文とエンタメの間の中間小説。最初に本つくったとき、これも厚かましく、
五木寛之に送って、感想を書いてほしい、とお願いしたら、葉書が来たよ。
あの独特な書体で、「百枚前後のをいっぱい書け。そうすることにより、おのずと
欠点が見えてくる」と書いてあった。その葉書は以降、宝物となり、小さな額縁に
おさめられて、俺の机の上にある。何作も書いたけど、まだ何も見えて来ないけどね。
133名無し物書き@推敲中?:03/12/11 23:33
>坊ちゃんもかすりもしなかったな。

だって最終選考からいきなり発表ですからね。
北日本みたいに四次まで発表する方が珍しいように思います。
よい話が聞けました。
100枚くらいのをいっぱい、ですか。
マジで文学界やんないと。
>>131
価値観の違いってのは納得できるんんだ。もし、尊敬する作家が
お前の作品は受け入れられないって言ったとしてもそれは応募する賞を間違っただけだと思うから。
理想の物が書けて三浦さんに褒められたら最高だな。
>>132
しかし、すげぇな…かもめさん。俺も最高の一作が出来たら尊敬する作家に送ってみたい。
最近じゃ誰かな。辻原登さんくらいしか思いつかないけど。
「純文学」しか、という強い意識はないけれども、
広い意味での「自分」との繋がりがない小説は、俺には書けないみたいだ。
書けないことはないだろうが、これは違うぞと思ってしまい、きっと書く興味を失う。

もちろん「私小説」を書くということじゃないよ。
「自分」の何かを描きながら、それを越えて、登場人物が生き生きと動いている、
そんな小説を書きたいものだ。
>>135
嬉しいな。辻原ファンを発見! あの世界いいよね。
>>137
うん。尊敬する作家誰かいるかなって本棚探したら、
生きてるのは辻原さんしかいなかった。
辻原さんって芥川賞とってるんだね。さっき初めて知ったよw
139かもめ:03/12/12 00:01
何も凄いことなんか一つもない。俺は出来るかぎり行動はすべきだと思う確信犯だか
ら、ごく普通だと思ってる。種明かしをすれば、長いこと川崎に住んでいて、そのと
き、川崎文学賞ってのがあり、三回入賞したことがある。そんなことから、神奈川の
作家の年鑑みたいな分厚い本が新聞社から送られてきて、それに作家の住所や電話
などがすべて書いてあった。それを利用しただけ。恥ずかしいことに、俺の筆名も
載っていた。神奈川は結構、創作に対して熱心なんだよね。とくに神奈川新聞が、
ちなみに、川崎文学賞の選者は、亡くなったけど、八木義徳という、ずっと昔、
芥川賞と読売文学賞かなんかとっている、八十歳ぐらいのやさしいが、眼の鋭い
先生だった。振り返ってみると、俺、いろんなことしてたんだなぁ、と、しばし、
追憶に浸ってる。
>>132
おっと、今日は話が盛り上がってて少し乗り遅れちゃったけど。
「中間小説」は死語じゃないんじゃないかな。言葉としては
使われなくなってきてるかもしれないけど、最近のメジャー
文学賞の受賞作品はどれも中間小説的な要素がたっぷり
含まれてるように思えるから。
自分も最近は書けば書くほど純文学から離れていってる
ような気がする。それがいいことなのかどうかは分からないけど。
八木義徳って「早稲田文学」系の人だったっけ?
それにしても、かもめさんは筋金入りだな。
>>139
すごいのは五木寛之さんから感想もらえるレベルの物が書けるということかな。
少なくとも今の自分は人に見せられないような物ばかり書いてる。
公募なんて本当は口に出すのもおこがましいんだ。
少しでも納得のいく物を書いてみたい、と半人前は今日も泣きながら原稿用紙に向かうのであった。
良かったらハンカチどうぞ。
144かもめ:03/12/12 00:32
>>142
それは違うんじゃないかな。俺の最初の本なんて、いま読み返せばろくなもんじゃ
ないよ。ただ、見せて欠点を他人の口から指摘されることに意味があるんじゃない
かな。前にも書いたけど、これは駄目だ、と思うものが、意外に評価されて、これ
は、と思うものはかすりもしないもの。自分では自分の作品の善し悪しはわからない
と俺は思う。

>>141
そう。八木さんは早稲田文学系。
>自分では自分の作品の善し悪しはわからないと俺は思う。

そうなんだろうか。そう言われると途方に暮れてしまう。
北日本みたいに四次選考まであるような賞に応募しない限り
自分がどれほどのものかわからないということか。
北日本は盛り上がってるなあ。織田作ちゃんはどうした!
突然へんなことを伺いますが、たとえば締め切りが12/31だとすると
それ以前に届いている作品は順次読んでいっているものなのですか?
それとも締め切り後にいっせいに下読みさんに回して読み始める
ものなのですか?
で、一次のときにも何か印をつけて二次の見込みありとか一次ぎりぎり
のように次に目を通すひとへのメッセージ的なものはあるのですか?
>>147
すばる文学賞は原稿が来た順に一年中次々と下読みに出しているそうだ。
文藝賞は下読みに梗概を作らせて、採点表を書かせるが、
一次通過の選考自体は編集部員がするどうだ。
149名無し物書き@推敲中?:03/12/12 19:15
織田作の受賞者がなかなか発表されないのは……
織田作はそろそろ大噴火を起こしそうじゃ。
つっぱることが男のたった一つの勲章 by 織田作之助
>>147
それぞれの賞で、いろいろあるのではないか。
北日本は、すべての応募原稿を机の上に並べて整理している写真があったな。
締切までは手をつけていない様子だったよ。
今夜は静かな夜だったね。
みんな執筆に勤しんでいたのかな?
154147:03/12/13 10:25
>>148,152
情報ありがとうございました。
>>153
いいえ、朝まで飲んでました。午後は書きますよ。
坊ちゃん文学賞のアンケート葉書を出してきたよ。
一応、行を斜線で消して御中にしておいた。
157155:03/12/14 10:24
個人的なことを書くのはふさわしくないかもしれないが、昨夜親父が倒れた。
適切な処置を受けて助かったが、予断は許さない。文学好きで本を買い集めていた
親父の影響から俺は創作を始めたと言ってもいい。ある地方文学賞に入選した時、
親父は喜んでくれた。俺は親父が生きている間に、必ず自分にとって最高の作品を
書こうと思っていた。織田作の三次通過程度ではどうにもならない。
残された時間は長くはない。これから死にものぐるいで取り組まなければならない。
親父だけの問題ではなく、俺自身だっていつ死ぬ瞬間が訪れるかわからないのだから。
おそらくこうした掲示板にふさわしくない書き込みだろう。申し訳ない。
幸運を祈る。
余計なお節介に聞こえたら申し訳ないけど、文学以外でも
お父様を喜ばせてあげられることがあるなら、そちらも
頑張ってほしいです。例えば、これまで以上に実家に顔を
出すとか、そんな些細なことでもいいと思うので。
>>159
私もそう思います。
息子が安定した生活をしているということが、親にとっての最大の喜びだと思いますよ。
生意気なことを言うようですが、私には子供がいますので、そう思います。
もちろん執筆にも力を入れて下さい。
ただ、今日応募すれば明日結果が出るという世界じゃないですし、
今の焦りは作品にとって良い方向に向かうようには思いますが。
後悔のないように。余計なお世話でごめんなさい。
わたしの父は時代劇とかが好きで、忠臣蔵とかは何度見ても
泣いたりするほどなのだけど、わたしが創作を始めた動機の
ひとつは父に読んでもらいたいからっていうのがあるのです。
父はガンを宣告されてしまってて、でも手術は拒否しました。
ほんの真似事程度なのだけど、時代ものっぽい小説を書いて
見せたら、下手くそなのにとても喜んでくれてうれしかったです。
いま長編を書いてるのだけど、早く完成させたいなあぁぁ
162かもめ:03/12/14 14:36
>>157
大変だね。俺は結果はどうでも、決めた道を進むことが、孝行だと思うよ。異論はある
だろうが、結局は、自分が死ぬとき、後悔しないことが、親孝行のような気がしないで
もない。かく言う俺も、中一のときおふくろを亡くし、三年前に親父に逝かれたけど、
いまさら自身を変えられないし、このまま突き進み、たとえメジャーにはなれなくても
、死んだ時、(作家)となれば、本望だと思い、せっせと升目を埋めている。おふくろ
のときは土葬で座棺だったので、膝の骨を折って納棺するんだけど、その音がいまも
耳に残っていて、ついにはそれを小説にしたことがある。業と言えばそうなのだろうが、
感じ、消えないことを書く。それも一つの供養と思うことにして、今日に到っている。
あなたの場合、倒れたとはいえ、ご存命なのだから、精一杯看て、併せて、自分を貫き、
眼に見える一切を記憶に書き留めることが、あなたに限らず、俺たち同じ目標を抱いて
いる者の、覚悟じゃないのかな。むろん、それぞれの相違は否定しないけど。
>>157
かもめさんじゃないけど、奇しくも俺が北日本に応募しているのやつも祖父の死についてだからな。
頭蓋骨を外して頭が凹んでいた祖父の状態とその後の葬式を書いた。
初応募の作文小説だったんだけど、実際に衝撃を感じたり深く悩んだ体験は
いい物になるのかもしれない。
勝手なこと言ってごめんね。
164155:03/12/14 15:28
みなさん、レスをどうもありがとう。今、病院から帰ってきたのだけど、
命に別状はないようでした。(もちろん年寄りだから楽観はできないが…)
病名は「心筋梗塞」でした。カテーテルというのかな?それを体内に入れて
詰まってる血管を開いたらしいです。うまくいけば数週間の治療とリハビリで
退院できると聞いて安心しました。これで最近の放蕩無頼生活から足を洗い、
全身全霊を打ち込んで創作に向かう決意が固まりました。鴎氏がおっしゃるとおりで、
病院では光景や親父の表情をすべて記憶にとどめようとしている自分に気づきました。
これもまた一種の宿命なのでしょうね。親父も若い頃同人的な活動をしていた人間なので、
俺がいい作品を書ければきっと喜んでくれると思ってます。がんばります。
>>155
がんばってください。
>>155
静かな夜だと思ったら、大変なことがあったんだね。

きみとはこのスレでずっと励ましあってきたから
(児童文学への浮気もいっしょにした)、
他人事とは思えないのだけれども、
父上の容態も急を要するものではないようなので、
まずは安心したよ。

みんなも書いているように、きみが良い作品を書くことも、
それとは別の手段で親孝行をすることも、
どれもが父上を喜ばすと思うので、
あらゆる手段で孝行してあげてください。

それにしてもその作家根性はいいぞ。告白してしまえば、
俺も今回の北日本には「父」をテーマに書いている。
実父のことを直接書いたわけではないのだが、
俺の父は胃も肺もほとんど切除していて、
そのときどきの病院でのできごとは、ちゃんと作品に生かすことができた。

「全身全霊を打ち込んで創作に向かう」とのこと、
俺も負けずにやるよ。まずは今月末の文學界は必ず出す。
きみもがんばれよ!!
167155:03/12/14 22:25
君だったか、ありがとう。俺が前に地方文学賞に入選した作品も父の存在が
重要なファクターだった。織田作応募作は全然ちがう作風に挑戦したのだが、
結果は上記の通り。しかし、誰かが三浦哲郎氏を尊敬していると書いていたが
父を題材としたもので『恥の譜』(だったと思う)以上の作品は書けないと思う。
それにしても文學界、応募したいものだ。しかし、納得がいかなかったら応募しない。
織田作も時間に追われながら書き上げ、やはり突き抜けることはできなかった。
やはり自分の甘さとの戦いだと思う。おたがい自分に厳しく、頑張って書いていこう。
168155:03/12/14 22:28
なんだか文章が変だな。やはり〜やはり〜になってるし…。すまない。
169かもめ:03/12/14 23:22
どなたか、今月か来月締め切りの、200枚から300枚で募集している文学賞
があったら、条件等、教えてください。
>>169
松本賞なんていいんじゃないかな?300枚からだけど。
あと、↓に月別の主だった文学賞がついてるよ。参考にして下さい。

http://www5a.biglobe.ne.jp/~bunyoko/syou/syou-index.html
かもめさん、小島信夫文学賞、12月31日末〆切、なんてどうでしょう。

100〜200枚程度なので、少しオーバーしても大丈夫でしょう。
選考委員は、小島信夫、古井由吉、吉増剛造
詳しくは、http://compe.japandesign.ne.jp/ap/01/lite/kojima/
173かもめ:03/12/15 00:20
ありがとう。検討してみる。この前書き始めたのが、いま、60枚。それが上がり
次第、どこかに出そうと思ってる。どうもありがとう。

そろそろ燃えてきたぜ
>>166
君が「父」をテーマにした作品を書いたというのに、『恥の譜』以上のものは書けないなんて、
読んでもいないのに失礼というか、的はずれなレスをしてしまった。やっぱり父のことで冷静さを
失ってたようだ。うちよりも君のお父さんの方がよっぽど大変な状況だったわけだね。
君の作品を読んでみたいが(かつて君も俺のを読んでみたいと言ってくれたっけ)本当にジレンマだな。
鴎氏のようにオープンだと読ませてもらうことも可能だが…。他の人間はなかなか難しい。
>>175
そんなことぜんぜん気にしなくていいのに。
きみが内省している真意が強く伝わってくるから、
そんなふうには読まなかったし、
いま言われてみて初めて、そうも読めるかなと思ったくらいだよ。
それより『恥の譜』はまだ未読なので、ぜひ読んでみるね。

俺がごく最近読んで感銘を受けたのは、
河野多恵子の「小説の秘密をめぐる十二章」(文藝春秋)、
一昨年の文學界に一年間連載していたものを再録したものだけど、
読み進むうちに、自分の創作行為をもう一度問い直していたよ。
きみはもう読んだかな?
このスレの人なら誰にでも薦めたい本でした。

そうそう、きみが「納得がいかなかったら応募しない」と書いたことは、
いろいろ考えさせられた。とにかくいまは自分で〆切を作って、
がむしゃらに前に進むべきだと思っていたのだけれども、
そうではなくて、一作を丹念に作り上げるべきなのかもしれないな。
>>176
理解してもらえて良かった。河野多恵子の本、探してみるよ。
といっても、今は保坂の「書きあぐねている〜」を読んでるので、
その後になると思うけどね。では。
178かもめ:03/12/16 01:03
方法としては、どちらも正しいのだろうね。俺は176同様、がむしゃらに書いて、
仕上がった時点で募集していれば無節操に応募する、というスタイルだけど、本来
は納得しなければ出さないが、正しいのかな。でも、今更変えられないから、俺は
これまで通りを貫くけど、納得しないと出さない、という考えには信念を感じて、
考えさせられるね。みんな、頑張っているんだな。そろそろ北日本も三次発表。ひっか
かっていれば、と願いつつ・・・・。
>>178
また水曜日でしょうね。今度はちょっとドキドキしています。
自分のいまの実力がこのあたりだと思っているから。
自分は、176さん、かもめさん、タイプです。
とにかく書きまくる。
「小説の秘密をめぐる十二章」読みましたよ。
河野さんって歳だけど、ぜんぜんえらぶってなくて好感もてた。
芥川賞とって、河野さんと会いたいな。
明日あたり三次発表なのかな。ひっかかってるといいけど。
落ちてるとテンションざかりそうだ。文学界に向けて書いてるのに。
>>179
水曜日なのか。そうか。
ドキドキだよ。確かに。
>>181
またみんなで盛り上がれるといいですね。
ただここで90編くらいに絞られるので……
俺の作文小説はいよいよ次で終わりだ。
あれを書いた頃より上達してるからミスが目立つ。
数字は英数字と漢字がごちゃまぜだし、?とかの後ろも空白にするって
知ったのも出す直前だったからな。行く、見る、言った。とか単文ばっかりだったって今は恥ずかしい。
皆さんはかなりの数を書いておられると思うんですが、
今でも前に書いた物と比べて上達してるな〜って感じますか?
184かもめ:03/12/16 02:15
俺は今回は二次で上等だと思っていたから、万が一ひっかかってたら、おまけ、だと
思い、素直に喜ぶ。ま、それは別として、最近思ったことは、男女のことを書いたり、
死とか病気のこととか書くのは、正月元旦の新聞に載せるには拙いかな、などと思い
はじめている。けれど、そうは言っても、過去の受賞作品を見ても、病気などを書いて
いる人もいるので、上手に表現すればいいのだろうが、いずれにしても、過去の受賞
作の水準が目安となるわけだから、大変だよね。ステージは違うけど、こんな倍率の
受験はないからね。なにしろ、選奨を含めて、800分の3なんだから。
185かもめ:03/12/16 02:18
>>183
過去の自分の作品を見て、書き直したいと思った時点で、上達してるってことじゃないのかな。
>>185
それは変化ではなく、上達なんでしょうか?
だとすれば数十年書き続けてデビューがやはり一般的ですよね。
若くして有名な賞を取っておられる方は相当に傑出しているんでしょうか。

物事に対する考え方も変わってしまうと、以前の考えが酷く幼稚に思えるものですが、
小説もそうなんでしょうか。
何となく、小説は技術的にはある程度までいけば、一定の水準までいくんじゃないかなって思うんです。
名文じゃなくても、普遍的な主張や深い思索、独創的な発想のどれかがあれば、認められるのではないかと。
何というか、今の自分は書きたい物を書ける技術があれば、大きい賞も夢じゃないって信じているんです。
落選するのはその辺に投稿している結構上手い人の技術も無いからだって。
皆さんはどうなんでしょう。すごく失礼とは思いますがどうして評価されないと思いますか?
ご自分の技術不足って思いますか?それとも発想や思索自体だと思いますか?
筆の技術が上がればデビュー出来る、と思い込んでいる自分はとても自惚れ屋で楽観的だとも思いますが。
疑問ばかりですいません。気を悪くされた方がおられましたら無視してください。
>>184
同じことを考えていた。正月から暗い話はむかないかなと。
送った二作とも、めちゃくちゃ暗い話だった。
来年は少し明るくしようかと思う。

>>186
筆力のようなものは上がっているけど、
それに頼りすぎた作品ばかりになってると仲間からは言われる。
自分の場合、文章力ではなくて、書きたいものがチャチなのでダメらしい。
>>186
下読みの人は作者の年齢も考慮に入れるのではないでしょうか?
作者が若い人であれば、文章技術的はまだまだでも独創性があれば
評価されるように思います。きらりと光る原石に新人賞を与える方針ですね。
文章技術はあとからついてくるものですからデビューさせたあとに
指導していくという出版社側の計画だと思うんですが。
特に最近は高校生がデビューすることが多くて溜息をつく日々。
しかしある程度年をとった作者(30歳以上?)の場合は、独創性プラス
完成度も厳しく要求されるように思うのですが、いかがでしょう。
ちなみに自分はとっくに30歳を超えています。
エンタメやミステリーの場合は賞の傾向と対策を研究し、賞を取るための策を
じっくり練ることによって受賞する人が多いように思います。
しかし純文学となると、そうはいかないように思うのです。
じゃあどうすればいいのか。。。それがわかりません。
エンタメとミステリーは努力の甲斐があり、純文は「才能」だと思ってしまう自分は
間違っているでしょうか? 
ご指導ください。
190かもめ:03/12/16 09:55
よくわからないけど、エンタメの選評を見ると、やはり、テクニック云々より、
勢いとか、発想、を重視しているような気がする。そこには純文も何もないんじゃ
ないかな。いずれにしても、人を書けているかどうか。それに尽きると思う。
少なくとも俺のは、まだ人を書けていないんだね。出発も遅すぎた。三十代後半
からだったからね。でも、いまとなっては、遅かったぶん、遅くまで続けるしかない、
と思い、書いている。
>>190
ありがとうございました。

今、以下の本を読み終えたばかりです。
 「小説家(直木賞作家になれるかもしれない秘訣)」
  高橋克彦著  講談社文庫 420円

かもめさんの仰る通り、人物が書けているかどうかが重要であると書いてありました。
人物設定の方法など役立つことも書いてありましたので
みなさんも読んでみられてはいかがでしょうか。
文庫になっていて安いですし(笑)

>>176
河野多恵子の「小説の秘密をめぐる十二章」、早速図書館で予約してきました。
明日には近所の図書館に届くようです。楽しみです。
作家としてデビューをするには、自分自身の得意分野を見つけ、
ひたすらそこを攻めるしかないと思う。
そうでないと、ちょうど陸上の選手が、自分の適正が分からずに、短距離も、
マラソンも、砲丸投げも、棒高跳びをも、そのときどきで練習しているようなもので、
実際にどれをやっても、大会で記録を出せるまでにはならないと思う。

ただ問題は、それでは自分の適正がどこにあるのか、
どんなジャンルの小説が自分に合っているのか、
短篇向きなのか、長篇向きなのか、それらが普通は自分では分からないことだ。
自分にはこれしかないというテーマが、実は自分には合っていないことだってあるだろう。

その人に合ったモチーフで書いている新人作家は、まわりも驚くくらい小説がうまくなる、
とは河野多恵子氏の例の本の中に書いてあったことだ。
が、やはりしばらくはがむしゃら書き続けるしかないのかもしれない。
その中から自分に合った「小説」が見えてくるまで。
なるほどね。
私自身、未だにジャンルが決まらない。
ホラー以外は何でも書けてしまう(もちろん出来は別として)
青春小説なんかとっても無理だと思っていたが、書けてしまったので坊ちゃんに応募した。
官能小説なんて逆立ちしても無理だと思ったが、書けてしまったので新潮R-18に応募した。
純文学はもちろんミステリーまで応募している。
応募しまくっているうちに、どうやら「長編向き」ということだけがわかってきた。
というか単に短編が苦手かもしれないが。
まだまだ修行が足りない。
来年からは、量産するよりもじっくりと書き上げる方針に変えました。
ジャンルに囚われず、自分の書きたいもの、書きやすいもの、ノれるものを
書いてみるという出発点に戻るべきだろうか・・・。
>>194
それでいいとは思うのだが、新人賞応募作の大半は「自己発見物語」
「自己満足小説」であるらしい。社会性や読者を意識した視点が欠落
していないかを考える必要があると思うのだ。(自己反省)
>>195
なるほど、難しい。
自分の書く小説については、テーマからしていつも社会性はあるように思うのだけれど、
「読者を意識した視点」と言われると・・・
だいたい読者って誰? 
年齢層や男か女かによって意識が変わってくるよね。
そのターゲットを絞ってもいいものだろうか?
それとも、年齢層や男か女かによって意識が変わってくると思っていること自体、
間違ってるんだろうか? 
年齢にかかわらず面白いものを目指さなきゃいけないんだろうか?
誰か教えてください。
197196:03/12/16 21:00
最後の2行が変でした。
読者の年齢層や男女別にかかわらず、どんな読者でも面白いと思う作品を目指さなくては
いけないのか? そしてそれは果たして可能か? と問うています。
この場合、当然存在する個人の好みの差を除いて一般的に、という意味です。
198195:03/12/16 21:14
特定の読者層を意識して書くという意味ではないのだが、では具体的に
どう考えて創作していくのかと言われると難しい。理想としては、
自分が書くものが自然と他者、社会から見て興味深い作品になればいい
と思うけどね。どれだけ社会の本質的な問題を見つめ、人間について
洞察できているか、そして表現できているかが問題なんだろうな。
それが、その人間の資質、才能ということなのかも知れない。
関係があるかどうかは分からないが、以前、詩人の谷川俊太郎氏の講演を
聞いた時、氏の口から「マーケット」という言葉が飛び出したのに驚いた。
文脈は忘れたが、そんな意識はまったくない詩人だと思ってたからね。
>>197
どんな読者にもおもしろい作品というのは、やはりありえないと思う。
ベストセラーと呼ばれる小説だって、その小説を否定する人はきっといるのだから。
ただエンターテイメントを書こうと思ったら、
「誰にでもおもしろいこと」を、方向としては目指すべきだろうね。
結果としてそうした小説にはならないとしても。

ところでエンタメは俺には書けそうもない。
技術だけじゃなくて、覚悟がないのかな?
それとも俺の性には合っていないのかな?
きっとどっちもだ。
谷川俊太郎の「マーケット」で思い出したことがある。

小林秀雄が講演の際、言ったらしい。
「僕の文章は難解です。1行を理解するのに3回は読まなくちゃならない。
この本は○○円ですが、そういう意味ではお買い得になっております」
小林秀雄の妹の書いたエッセイに載っており、私は笑った。
>>200
笑える、笑える。小林秀雄が言うからおもしろいんだね。
吉本隆明なら、さらに2倍お得だ。
小林秀雄といえば、講演で語ってた逸話だが(もちろん録音テープで聞いた)
「私は若い頃、女を養うために文章を書いて売ってました」
そんな内容だったかな。結局、その女(例の中也との三角関係で有名な女性)
から逃げて関西へ行き、奈良で志賀直哉の世話になったんだ。
話は変わるけど、小林秀雄の「様々なる意匠」は次点だったし、太宰も
芥川賞をもらえなかったわけだ。まあ、春樹の芥川賞ってのもあるけどね。
>>199
>ところでエンタメは俺には書けそうもない。
>技術だけじゃなくて、覚悟がないのかな?

私は今、長編ミステリーを書いているのだが、
最近の私は、純文学の方が技術的に難しいと感じるようになってきた。
にもかかわらず、これを書き終わったら新潮長編新人賞という純文学に
応募する作品を書き始めようかと思っている支離滅裂な私です。

そこで質問です。
かもめさんは、ミステリー、ホラーを除いて、どんなジャンルでも書いて
いらっしゃるようですが、ご自分にとっての「向き不向き」感を教えていただけませんか?
「マーケット」の文脈を思い出した。氏の名誉のために書いておくが、
マーケットを意識して詩を書いているという話ではなかった。
氏は童話や翻訳など、詩以外のマーケットをもっているというような
文脈だったと思う。
昨夜皆さんに質問した作文野郎です。
やっぱり皆さん、技術的にはある程度ご自分でも満足出来る物を持っておられるのですね。
後は何をどう書くかってことですか。
今の私はプロット作りに長時間かけて、書き始めると文章が拙いので違和感が無くなるまで
書いてと非常に時間がかかっていまいます。早く自然に書けるようになりたいです。
参考になりました。
私は30なのですが、半年前から書き始めました。まだ、仕上げた作品は3作だけで、
20枚以上の作品を書いたのも今回が初めてです。
皆さんのように他の賞に応募できるくらいの長さと質を持った作品を頑張って書きます。
ありがとうございました。
ちなみにここには純文学を書いておられる方が多いと勝手に勘違いしていましたが、
エンタメやミステリ書いておられる方も多いのですね。
206203:03/12/16 23:30
>>205
 >エンタメやミステリ書いておられる方も多いのですね。

スレ違いかも知れないと思いながら書いてしまいました。
しかし鴎さんも、どんなジャンルでも書いておられるようなので、いいかなと(笑)
しかし、鴎オヤジは今夜は遅いですね。
飲んだくれてるのでしょうか。
>>206
仕事から帰って、ゆっくりする前に、
まずは数枚書いているところじゃないでしょうか?
そのくらいじゃないと、あれだけは書けないだろうから。
見習わないとな、俺がまっさきに。
>>207
まったくです。来ないってことは書いてるってことだと思うからいい事ですよね。
いよいよきょうが北日本の3次発表ですね。
あしたはどのような書き込みで賑わうのでしょうか?
210かもめ:03/12/17 00:39
ただいま。今日は疲れて書けない。とは言っても、五、六枚は書こうと思っている
けど。203の質問だけど、俺のテーマは、一貫して男と女。たまにエンタメが書き
たくなり、浮気するが、男女の物語への興味は尽きないな。純文ではないと思う。
文学界の同人誌批評で、松本道介先生から手紙をもらい、純文とかエンタメとか
考えないで読ませてもらった、と書いてあったのは、とても嬉しかった。俺はみんなの
ように難しいことはわからない。思い、書きたいのを書くだけだ。読むのは苦痛だが、
書くのは愉しい。だから、書く。そして、何とか認められよう、と足掻き、それには
どうすればいいのか考えて、思い切って行動する。出版社へのメールも、批評で取り上げ
てくれた先生に本を送ったり手紙を出すのも、本当は足掻きの一つ。けれど、後々後悔し
たくないから、いま、出来るかぎりのことをする。それだけだね。
211かもめ:03/12/17 00:47
パロディ。掌握。童話。冒険。出来はどうあれ、何でも書くけど、ミステリーというか、
推理小説だけは一行も書けない。まったく資質がないね。推理は計算しなければ
ならないからかな。俺には絶対に書けない分野だ。
北日本のHP覗きまくってるの俺だけじゃないよな?
三次が発表になってるみたいなんですが、
一ページ目しかみれない。
東京とか、みたいんだけど。
>>213
上と下に→の矢印あるでしょ?上の方が三次通過
俺の作文小説はオチタ━━━━━('A`)━━━━━!!!!
東京
乳房 江角岳志
水垢離 中嶋庸子
とんぼの背中 長谷川直志
放熱 小里直哉
深夜の雪  難波田節子
ミラーダ 山口悠
モグラたち 今井恭子
かぶと虫 木杉教
霧、立ち上る 飛田一歩
金魚 喜島美由紀
夜道 小野宏行
金曜日の家族 川谷珠子
六番目の会 佐々木増博
岩瀬浜 湯浅良子
無色 小泉久子
草履 海野美香
棚田の夕暮れ 田村加寿子
今はどっちでも見られるようになった。
やっぱりちゃんと読んでるんだな。作文…○| ̄|_
214さん、215さん、ありがとうございます。
 .\           三次通過キタ―――――ッッッッッ            /
   \.                                    /
      (゚∀゚) (゚∀゚) (゚∀゚) (゚∀゚) (゚∀゚) (゚∀゚) (゚∀゚) (゚∀゚) (゚∀゚) (゚∀゚)
     (゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)
    (゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚) (゚∀゚) (゚∀゚) (゚∀゚) (゚∀゚) (゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)
   (゚∀゚) (゚∀゚) (゚∀゚) (゚∀゚) (゚∀゚) (゚∀゚) (゚∀゚) (゚∀゚) (゚∀゚) (゚∀゚)
 ( ゚∀゚)( ゚∀゚)( ゚∀゚ )( ゚∀゚ )( ゚∀゚ )( ゚∀゚ )( ゚∀゚ )( ゚∀゚ )(゚∀゚ )(゚∀゚ )
.( ゚∀゚)( ゚∀゚ )( ゚∀゚ )( ゚∀゚ )( ゚∀゚ ) ( ゚∀゚ )( ゚∀゚ )( ゚∀゚ )( ゚∀゚ )(゚∀゚ )
( ゚∀゚ )( ゚∀゚ )( ゚∀゚ )( ゚∀゚ )( ゚∀゚ ) ( ゚∀゚ )( ゚∀゚ )( ゚∀゚ )( ゚∀゚ )( ゚∀゚ )
────────────────────────────────



個人目標到達!。嬉しいよぉ゚(゚´Д`゚)゜。
219218:03/12/17 10:57
あっ、ところどころ微妙にずれちゃった。

かもめさんも通過シテルーー!
>>219
おめでと〜〜。
かもめさんも行ったね。一作は落ちてるけど、さすがだ。
私は落ちた作品を見直しています。酷い!こんな酷いのはあんまりだ!
やっぱり落ちて当然だなって安心しました。
一応、意味は無いでしょうが完璧に仕上げてみたいと思います。
四次に残ったりする人って、別の文学賞を受賞してる人が結構いるんだね。

11月下旬に選考会があったはずの織田作ちゃんはどうなったやら
223かもめ:03/12/17 15:21
あきらめてはいたから、一作残っていたので、嬉しいことは間違いないけど、こうなると、
あと一つも三次までは残ってほしかった、と勝手なことを思ってる。俺としては落ちた
作品のほうが形になってると思っていたのに、やはり、人の評価と自分のとでは違う
らしい。ま、時間的なことから推測するに、受賞者にはもう、連絡がいってるんだろうな。
さっき店に電話があり、市外局番が富山なので、緊張して出てみたら、毎年二回来る、
富山の薬やが、北日本新聞に三次通過で名前が出てたことを報せる電話だった。
がっかりしたよ。紙上に発表すると同時に、HPに載せるんだね。

「敗軍の将は兵を談ぜず」ではないが、いまは何も言うまい。
まだ今年は終わっていないのだから。あと2週間悔いのないように過ごして、
それから今年の総括をすることにする。

かもめさんを初め、3次通った人、おめでとう。
まじに羨ましいよ!!
通過した人、おめでとう。だめだった人は次の創作に生かせばいいさ。
応募しなかった俺は傍観者だけど、みんなの気持ちは伝わってくるよ。
226かもめ:03/12/17 22:23
今夜は集まりが悪いね。執筆中かな。俺もはじめるかな。
三次通過したみなさん、おめでとうございます!
ちなみに、私も通過しました。入選と選奨は決まっているとしても、
やはり、残れたのは素直に嬉しいです。
これをバネに、文学界に送る作品を仕上げます!!
228かもめ:03/12/17 23:28
太字の荒川さん、残念だったね。来年は物語性のあるものを書こうと思う。併せて、
正月に似合うような内容のを、と思う昨今です。
>>227
自分も文学界に向け書いてます。
文学界の一次通過はなかなか難しいです。
自分も毎週北日本の経過を楽しみにしつつ、文學界向けに
書いてます。あとは最終推敲だけだし、北日本も四次通過は
厳しいだろうから、来週には年内の予定全て終了かな?
231名無し物書き@推敲中?:03/12/18 12:29

織田作之助賞の受賞作は1/7発売の文學界2月号に掲載される。

それにしても11月下旬予定だった新聞発表がないのはなぜ?

俺が気付かなかっただけかな。誰かご存知ですか。
もうとっくに決まったけど緘口令が敷かれているので御免。
ageるな!
>>231
最終に残れなかった私ですが、注意して新聞を見てました。まだ発表されては
いないでしょう。何かの都合で遅れてるのだと思いますよ。
235かもめ:03/12/18 16:59
>>231
新聞に載ったのは気づかなかったが、織田作之助賞で検索すると、岐阜新聞ニュース
の中に、受賞者の顔や、インタビュー記事が載ってるね。
>>235
それは以前の受賞者ではないのかな。
今回は第20回だよ。
あっ、でもわざわざありがとうね。
237かもめ:03/12/19 00:16
帰宅して、十枚書いた。やっと百枚ってところかな。一服しながら覗いてみたけど、
最近、盛り上がらないね。疲れてんのかな。それとも、執筆に没頭しているのだろうか。
238かもめ:03/12/19 00:17
帰宅して、十枚書いた。やっと百枚ってところかな。一服しながら覗いてみたけど、
最近、盛り上がらないね。疲れてんのかな。それとも、執筆に没頭しているのだろうか。
239かもめ:03/12/19 00:19
何で二つ行ってんだろう。ごめん。
>>237
執筆で……と言いたいところですが、
年も押してきて、
最後の気力をふりしぼり仕事(本業)に勤しんでいるところです。
かもめ氏を見習って、少しずつでも書き進めないといけない、
と意を新たにしております。
241かもめ:03/12/19 00:35
仕事納めは二十八日かな。俺のような超零細店は、貧乏暇なしで、休みなし。
正月なんて、三十年ぐらい実感してないな。今年は不景気だから、大晦日だけは
休んで、格闘技でも見ようかなと思ってるけど、行き当たりばったりだから、
それもどうなるかわからない。いずれにしろ、今年はさっさと終わってくれ、という
感じだね。ろくな年じゃなかった。
北日本カウントダウンが終われば、このスレも静かになってしまうだろう。
とりあえず書くしかないか!
243かもめ:03/12/19 01:12
正月の松のとれないうちに、みんなで二、三句ずつ、句会でもやるか。北日本が終わって、
シュンとなるのも厭だから。
今日は、家族の病気のこともあり、仕事を休んでいる。だから昼間の時間も
レスを交換できるが、みんなはそんな暇ではないかな?鴎氏のお店は昼食時は
忙しいのだろうか?シーズンオフだから、というようなことを前に書いておられた
気がするが…。書く方は、以前書いて寝かしてあったものに手を入れている。
だが、納得がいく出来にならなければ文學界には応募しない。とりあえず年末まで
全力を尽くしてみるよ。
北日本の次に発表がある賞は何だろう?>このスレ的に。
2月下旬の太宰かな?
たぶんそうじゃないかな?小さな童話の賞とかならあるけど。(笑
後は「自由都市」の応募とか、しばらく話題が少ない時期に入るね。
地方文学賞に限らず、(地方文学賞スレの住人が語るということで)
いろいろ話題を取り上げていこう。大手の文学賞のことでも、
作法についてでも、かもめさん主催?の句会でも良いし……

織田作の受賞者はどうやらトップシークレット体制らしい。
来月発売の文學界を買わせたいんだな。
今、北日本新聞のhpをみたら、二次選考結果と表示されていた。
どうしたんだろ。
明日四次発表になるのかな。

来月七日に文學界を本屋で見る。
……受賞作なしだ!この野郎。川上弘美、おまんまん洗っとけ。
辻原登、玉袋洗っとけ。もう一人、皮を剥いて洗っとけ。
よく分からないけれど、織田作は受賞作なし?
ソースはちゃんとあるのかい?
と言っても3次通過どまりの俺には関係ないが。なんか悔しいな。
まあ、女子高生が受賞とかよりはいいか…。(涙
来年織田作だそうかと思ってたんだけど、
選考に焦らされるのはやだな。
>>252
それもまた楽しいもんだよ。
とりたてて焦らされることなく
終わった漏れは…。
本当に織田作は発表にならないな。受賞作なしというのが
信憑性を帯びてきた。それじゃあ記事にもならないだろう。
>>245
太宰の締め切りは12月10ではないでしょうか?
もう終わっている?

織田作に当選して文學界掲載、あわよくば芥川賞なんて虫のいい話だ

文學界新人賞に応募だよ
自由都市文学賞は来月締め切りだが、50枚から100枚だったら
書けそうな気がする。
しかし、「自由都市」ってどういうことを書けばいいのか見当もつかない。
ググってもみたがわからなかった。
誰がご存知の人、教えてください。
やはり大阪に住んでいる人が有利なんだろうか。
会話も大阪弁の方がいいんだろうな。どうでせう?
>>257
こんにちは作文野郎です。
私は応募しようかと思っています。自由都市は都市小説であれば何でもいいそうです。
ちなみに私は関西ですが、北日本でも東京の方に出す作品でも全部、関西弁で書いています。
>>258
舞台が都市であればいいということでしょうか?
審査員がすべて大阪人のように思います。
大阪の人って、トーキョー弁、嫌いだよね。
>>259
>舞台が都市であればいいということでしょうか?
そうだと思います。堺にも限定しませんし。
標準語についてですが、あまり色眼鏡で見ない方がいいと思います。
田辺さん、眉村さんを始め、小説では標準語使う事が多いですし、仮にも審査員なんですから。
関西主催のものでも、標準語で平気だよ。
俺は、関西主催の地方文学賞で佳作を取ったけど、標準語だったし。
そのときにも自由都市の審査員の難波さんがいたし。
むしろ、無理に関西弁にする方が嫌みになるかもよ。関西の人なら平気かもだけど。
>>260
ありがとうございました。
もう一度ググってみました。
受賞者は関西の都市部に住んでいる人が圧倒的に多いですが、
東京の人もチラホラいました。
受賞者の年齢層が高いですね。50代、60代の人が多い。
検討してみます。
>>262
受賞者の年齢層が高いと妙に嬉しい。
未来があるように思えるからだ。
逆に受賞者が女子高生だと、年齢差別を受けている気になって
しまうのはヒネクレタ俺だけか・・・?
差別っていうか、商業の事を考えてるのかなって思ってしまう。
天才作家現る、とか宣伝したら売れそうだもんな。
でも、十代で書く事なんかあるんだろうか?
俺も十代の頃から小説書きたかったけど、小さな世界しか知らなかったしな。
哀愁とか滲み出るような色気なんかとは無縁だった。
女子高生とか、一作目は書けても、次からは難しいと思う。
>>263
コマーシャリズムだよ。今ではクラッシックの演奏家でもビジュアル的な要素が
求められる。(もちろん傑出した演奏者は別だが)
新人賞受賞者も中年男よりは若い女性(できれば魅力的な容貌の持ち主)の方が
ニーズがあるのだろう。誰かが「先生の鞄」について、川上女史の容貌と作品の評価
の問題を書いてたな。(川上女史は上記の条件に合致するわけではないが、お嬢さん的容貌が
けっこう人気があるらしい。特に中高年男性の絶大な支持を受けているそうだ)
266265:03/12/20 12:01
264と少し内容がかぶったかな。
だからこそ、傑出した作品を書くしかないのだ、と決意を新たにする。
>>255
発表が2月下旬ということです。
たしか北日本と同じでHP上で発表だったはず。
>>262
俺もググってみたが、関東人は不利だとしか思えない。
どんな地方文学賞でも東京千葉埼玉からの応募は地元住人よりも多数である。
応募数から単純に想定すると、半分は関東方面受賞者がいてもいいはず。
応募者がどこに住んでいるかというよりも、どの都市を想定したかが
関係するかも知れないが。
>>268
関東人が不利って・・・
そんな事があれば、選考委員の恥。
大阪の人口も相当いるし、そういう邪推をするのは全ての人に失礼じゃないかな?
北日本も地元の人が多かったけど、地元有利とかは思わなかった。
前にも話題になった「地域文化の振興」というのもあるけど、
全国公募してる賞の場合、途中経過はともかく、最終的には作品の質だろう。
織田作だって主催は「大阪文学振興会」だからなあ。
自由都市、初期はともかく、最近の結果は関東の入選者が多いよ。
そんな心配よりも作品に集中した方が良さそうだ。
かもめさんの「春蘭」読みました。
「春蘭」は、井上靖が選考委員をしていた頃の「北日本」選奨受賞作で、
同人誌などに書かれた他の短篇と併せてかもめさんの文庫本に収録されています。
きょうその文庫本が近くの書店に届き、まず最初に「春蘭」を読んでみました。
他の作品はまだ未読なので、それらと比較して言うことができませんが、
自分になりに思ったことを書いてみます。

どこかでかもめさんが「短篇は状況を切り取ることだ」と書いましたが、
まさに「春蘭」はそのような作品でした。40歳になろうという主人公が、
浜辺の実家に帰省し、若くして亡くなった実母の墓参りをする話です。

三人称の一元描写で書かれ、読みやすい叙述に、
短いがピントのあった描写(例えばしばしば出てくる海の描写)、
そこに方言(宮城県の?)の会話が絡んでいきます。
まだ元気だが歳を取った実父と、父と幸せに暮らす義理の母が、他の登場人物です。
主人公は妻との関係がうまいってなく、そのことを郷里の海の景色の中で考えたい、
というのも帰省の動機のひとつです。(続く)
(続き)父は義母のことを思いやり、元妻の墓へ参るのにも気を遣う。義母は義母で、
夫の元妻の墓に密かに通っては春蘭の木を植えている。それらの意味するものを、
母の墓を見た主人公が気づき、妻とのわだかまりを前向きに考えるようになる。
父と義母と(土の中の)母との、主人公の心の中での「三角関係」が、
春蘭の花を仲立ちにして、昇華されるという構造に短篇はなっています。

また幾つかの仕掛けがあります。「帰省に先立って父宛に書かれた妻の手紙」
「母の写真」「墓のすみにある石」これらが最初は一種の「謎」として。
そこから始まるさらに「大きな物語」の入口のように置かれています。
ところが30枚ですから、「謎」はあっさりと説明されてしまいますが……
すべての登場人物にまったく「悪意」がないこともこの短篇の特徴です。
そのことがこの短篇にさわやかな読後感を与えています。

出だしは、二段落目の「吾嬬はこの夏を迎えて四〇歳になる」からの方が良いと思えるのと、
短篇全体を春蘭の花のところで終えた方が効果的ではないかと思いました。
しかし春蘭の花の場面で終えるためには、
「墓のすみの石」のこと(義母が自分だけ少し離れたところに埋めてもらおうと、
目印にしていたもの)を省かねばならず、そこが書きたかったかもめさんにとっては、
削れなかったのでしょう。ただ「石」のことがなくても、
短篇の主題は十分に成立していたと思います。

引き続き他の作品も読んでみたくなりました。
かもめさんの作品を、批評してみましたが、
一方で自分の書くものはどうしても客観的に見られないし、
まだまだ自分の小説修行の足りなさを実感しました。

かもめさん、文中生意気に思えるところがあったら、お許しを!
かもめさんはやはりレベル高そうだな。う〜ん。
>>272
報告お疲れ様。俺も鴎さんの作品を読んでみたくなったよ。
抜粋された内容だけでも鴎さんの世界の一端が感じられた。
しかも最初の応募だったということだから驚嘆に値する。
おそらく現在の鴎さんならばいくつかのエピソードを削って
作品の象徴性、含蓄を深めるのではないか。書くことよりも
削ること、そして残した部分を磨き上げることが難しいと
思う今日この頃である。実は俺も40枚以上のはずの話を
無理矢理30枚に書いて応募したことがある。入選はしたけど
今読むとやはり無理があり、未熟だったと反省しきり。
>>276
>書くことよりも削ること、そして残した部分を磨き上げることが難しい

うう、まさに至言だな。
俺、今回の北日本、2次止まりだったけど、それだよ、それ!
278かもめ:03/12/21 14:49
嬉しいが、照れるね。批評、感想が立派すぎる。俺はそんな大層な考えのもとに
書いたわけじゃないから、照れるね。構成も何も考えなかった。募集を知り、三日
間ぐらいで書き、清書に一日費やしただけだよ。いまでもわからないが、当時は尚、
小説の何たるかなどはわからなかったし、勢いだけだったような気がする。また、
逆にそれがよかったのかな。この「緑色の異邦人」は、出してすぐ、横浜のあるHPに
取り上げられて、結構、評判がよかった。春蘭は大したことなかったけれど、「水商売」
「南武線」「日射病」が、比較的、好評だったような気がする。日射病以外の二作品は、
北日本にだしたもので、三次か四次までだったかな。いす゜れにしても、そうして、
読んでもらい、感想をいただけるのは、書き手としては嬉しいね。収録それている、
すべてを批評してほしい。
>>278
批評、喜んでもらえて光栄です。続けて読んでいきます。
みんなに参考になるような形で、感想もアップしていきますね。

そうそう、訊きたいことあるのですが、
10編の収録作品はどのような順番で並べているのですか?
あと一番新しい作品はどれで、いつ頃書かれたものですか?
280かもめ:03/12/21 16:33
順番はいい加減。内容がかぶっているのもあるから、それらは同時期だと思う。
もっとも新しいのは、「十二月二十一日」かな。見てみると、初期から現在まで、
殆ど、成長してないね。愕然とするよ。
281276:03/12/21 22:51
>>277
偉そうなことを書いたけど、俺にしても進歩がないわけで、とにかく難しい。
前にも書いたけど、輝氏が30枚が一番難しいと言ってるからね。でも参考に
なったなら今後に生かしてくれ。俺も努力する。
282かもめ:03/12/21 23:17
祥伝社から、来年掲載される作品のファイルを送ったから見てくれと言われたけど、
ダウンロードまではわかるけど、そのファイルを開けて読む手順がわからないよ。
ちょっとややこしいと、機会に弱いから、駄目だね。呆然としてる。
ファイルをパソコンのどこにダウンロードしたか分かれば、
後はファイル押すだけでいいんじゃないの?
284かもめ:03/12/21 23:57
それなんだよね。あちこちいじってたら、わかんなくなっちゃった。周囲からは、
年齢のわりには、パソコンだ゜何だって田舎じや珍しい親爺だって言われるけど、
本当はまるで駄目なんだよ。ま、また、ぼちぼちいじり回してみるよ。

織田作はとっくの昔に選考会があったはずじゃがトップシークレットじゃ。

文學界が来月発売されるまで待たれい。
織田作は受賞者が出なかったから。今のうちに伝えとく。
279さんの批評を見ているうちにすごく読みたくなってきたので、
自分も「緑色の異邦人」注文しました。正月を挟んだら、到着が
遅れるかも、とのことですが、かなり楽しみです。

最近、少しずつだけど力がついてきたと感じているので、
先を走るかもめさんの作品を読んで勉強したいです。
読んだら自分も感想書きますね。
288かもめ:03/12/23 00:53
>>287
ありがとう。感想、愉しみにしている。それから、俺は先なんて行ってないぞ。見る
ところ、みんな、同レベルだと思う。読んでもらえたら、ここへの感想と同時に、
採図社のHPにも感想を送ってもらえるなら、尚、嬉しい。ちょっと、厚かましいかな。
289かもめ:03/12/23 01:14
やっとファイル開くことが出来た。官能物とはいえ、ちょいと感動だった。
書き下ろし、と記され、作者紹介もされていた。一月十五日正式掲載だから、
稿料もその日に発生するのかな。メチャクチャ安いだろうけど、それでもきっと、
感動すると思う。前に五、六回新風小説という官能本に書いたときは、一枚、千円
だった。それでも嬉しかったな。新聞に300枚連載したときも同額。無名だと
この程度なんだろうね。
今年もあと九日か。文學界に応募できるかどうか。全力で取り組んでみるよ。
>>290
俺も同じ状況だ。
今年を気持ちよく終えるためにも力をふりしぼろう!

まさかこんな年末になってまで織田作の結果がわからないとは。

地方文学賞ゆえ期待していただけになあ。
>>292
候補になった連絡はあったのですか?
いくらなんでも受賞か佳作に入ってれば、メディア発表用にプロフィール等を
訊かれれはずだ。連絡がないならば次の作品に取りかかった方が得策だと思う。
俺は3次通過止まりの作品のいいと思う部分を生かして、全体を再構築し、磨き上げている。
何とか納得のいくものに仕上げたいものだ。
基本的な質問で申し訳ないのですが、
当スレの始めに書かれている数多くの地方文学賞は、
すべて純文学と思って良いのでしょうか?
>>295
そうです。
>>295
純文学の正確な定義はよくわかりませんが、基本的には
そうなのではないでしょうか。ただ太宰賞はややエンタメ
寄り、てんぷすは戯曲もあり、など賞によってそれぞれ
性格は違うので応募の際はよく調べたほうがいいですよ。
298295:03/12/24 09:53
>>296-297
ありがとうございました。
北日本出たよ!
俺はすでに落ちてるけど、みんなどうだった?
300かもめ:03/12/24 10:16
落ちた。また来年だな。
自分も落ちました…・゚・(つД`)・゚・

とりあえず個人目標は達成できたからいいけど、
やっぱりちょっと落ち込むね。
来年もがんばろう。

このスレでまだ残ってる人はいるかな?
落ちました。
四次の壁は厚い。
全滅かぁ。厳しいな。
イブに落とすなんて残酷だよ。
うちにサンタは来なかったということか…。
おいおいおい、スランプスレに書いたのはあなた?
今夜はケーキを食べて乗り切ろう!
・・・・・今日一日だけはクリスチャンの日本人より。
306304:03/12/24 12:19
>>305
スランプスレの人とは別人ですよ。というか、あんなスレが
あるなんて知らなかった。
しかしまあ、文學界に出す予定なんで落ち込んでるヒマもないですね。
がんばらないと!
307かもめ:03/12/24 14:15
今回はあきらめていたから、余りショックはないけど、四次に二十人残ったことに
関しては、考えさせられたね。二十一番目か九十番目かは知る術もないけれど、いずれにしても、
僅差なのか、大差なのか、が問題なんだと思った。僅差ならば救われる。まだ、追いつけ
る。けれど、差がかなりあっての落選ならば、残った二十という数は、絶望的になる
ほどに高い山だと思った。落ちることは仕方がないが、一番知りたいのは、当落にどれ
ほどの差があるかだね。とは言いながら、来年も挑戦するけど、今度は一作品に絞り、
必至になってみる。もうながいこと挑戦しているし、それで駄目なら、もう駄目。
そう思い、断念するつもりで、来年、挑む決心でいる。
>>306
大変失礼しました。
自分もスランプスレは初めて見たのですが、
当スレに対する書き込みとほぼ同時刻だったもので。
大きなお世話してしまいました。
北日本はカウントダウンが楽しめるのにな。
だけど、かもめさんはあらゆる賞に出したのかな?
勝手な事を言うようだけど、実績的に他の地方文学賞なら
当落線上にいるような気もしそうだけど。
カウントダウンがわかる賞でないと
自分がどれくらいの位置にいるのか皆目見当もつかない。
そういう意味で北日本はいいね。
311かもめ:03/12/24 16:55
>>
309
地方文学賞は北日本だけ。意地になって出し続けてきたけど、意地だけじゃ、ここは
難しいな。来年はきっちり考えて、渾身の力で書いてみよう。それにしても、北日本
は難しい。
かもめさんはもう名を知られてるから、地方文学賞とかに出すのはかえってマイナスになるのかな。
他のそれほどメジャーではない賞を取っても、
「お、あいつがこっちに来たか」
くらいに思われるのかなぁ。それとも、かもめさんはもう、規定によってはプロ扱いなのか。
俺だったら地方の文学賞片っ端から取っていって、いつの間にかデビューするけど。
実力と実績があると、逆に色々と難しい事もあるのかもね。
と、勝手なこと言いました。
北日本の結果が出て、このスレにも厳しい冬到来というところか。
文學界、自由都市、その他、自分に合った賞に挑戦すべし。
常連さんは一次は「顔パス」で二次から審査対象という噂を
よく聞くのですが、かもめさんは北日本で一次を落ちたことは
ありますか?
といっても、もともと「顔パス」などなくても一次をパスする
ちゃんとしたものを書いていらっしゃるんでしょうから
聞いても意味ないのか・・・。
21番目か90番目かだけど、
常時三次に残れてれば90番目ということはないんいじゃないかな。
なので、かもめさんは21番目により近いのではないかと推測する。

常連って、何回くらい通過すればシード権もらえるのかな。
朝日の時評が文芸誌と短編について論じていたね。
317かもめ:03/12/24 23:33
一次で落ちたことはないな。シートなんてないよ。俺は十五年出したてんだけど、
選奨の後は、最高で四次までだもの。何かが違うんだな。今度は徹底的に、傾向を
探る。
318かもめ:03/12/25 00:16
この前、批評してくれた人、あれから少しは読んでくれたのかな。とても参考になる
批評をしてくれるので、愉しみにしているんだけど。
批評って言うか感想書くのも大変だよね。
適当な事や馬鹿な事もかけないだろうし、確実に力量が問われる。
作者としては、非常に頭が下がる行為であるけど、読者が感想を書きたくなるような作品を書いてみたいものだ。
320かもめ:03/12/25 01:06
たったいま、155枚までたどり着いた。出来上がったら、小説すばる新人賞
に出そうかと思ってる。だけど、ここは一回目と萬月が受賞したとき、一次が精一杯
だったんだよな。ま、あと出すとこがないから、挑戦してみるか。内容もエンタメ
だし。
>>320
中央文壇の厳しさが思い知らされる感じがしました。
応募数が多い中で、一次に残る数の少なさもありますが。
保坂の書き方本は少しためになったよ。小説よりも売れたらしい。
倉橋由美子の本は探してるけど見つからない。まあ年末まで
書く方が忙しいからいいけどね。
>一回目と萬月が受賞したとき、一次が精一杯
>だったんだよな。

歴史を感じる・・・
俺が結構好きな萬月のデビュー時と同じとは。
高橋三千綱さんも好きなんだが、かもめさん同い年くらいなのかな。
とてもじゃないが俺なんかまだまだ無理って気がしてきた。
織田作の佳作受賞者のインタビューが毎日新聞朝刊に載ってるよ。
今回、若い人の応募が増えたらしい。
2chのせいかな。藁
>>324
では受賞作なしというのは本当だったんですね。
326324:03/12/25 22:36
記事はこんな感じ。

佳作受賞者は東京都の会社役員(55)。
織田作は、今回が2回目の応募。
執筆歴10年。カルチャースクールに通い、
その講師や仲間に批評を受け、推敲を重ねた。
作品のテーマは「叔母とおいの禁断の愛」。
>>324
サンクス。何だか悔しいが、佳作だからね。まあ自分たち他の応募者は
それ以下の評価しか得られなかったわけだが…。やるしかないな。
今年の織田作と北日本も終わったね。
329かもめ:03/12/26 00:08
いま書いてるのは、生意気にも実験してる。「俺」「私」とか、なるべく使わず、
それでも通じるようにと思い、書きすすめている。もう、165枚ぐらい書いた
けど、まだ、五、六回しか使っていない。それでも結構、わかるものだな。以前、
開口健が試みていたような気がする。難しいけど、面白いね。人と違うことを、と
思ったのがきっかけだけど、どう思う?
価値観って違うからね。その試みが面白いかどうかわからない。
例えば、俺は心理描写を一切排した文学作品を書きたい。
仕草や会話だけで心の動きを表現するようなね。
かもめさん自身が面白ければいいんじゃないかな?
331かもめ:03/12/26 00:26
>>330
仕草や会話だけで心の動きを表現する・・・。理想的だと思うね。これを読んで、
ふと、死んじゃったけど、宇野重吉という役者を思いだしたよ。まさしく、それで、
大好きな役者だったな。
332330:03/12/26 00:39
まだまだ未熟だから全然だけど、
それぞれがお互いを微妙に誤解しながら生活している家族の日常を今は書いている。
完成すれば面白いんだけど、何せ筆力が追いついていないからねぇ。
せっかくのいいプロットも台無しってのが多い。
333かもめ:03/12/26 01:56
筆力ったって、自分じゃ、まだまだだと思っても、他人の目を惹きつける場合だって
あるからね。狙いっつうか、スポットの当て方は上手そうだし、自分が思うほど、
筆力を過小評価することはないと思うよ。物書きはプロもアマも、反省する気持ち
と同量の、傲慢さというか、うぬぼれがなきゃ、書き続けられないから、多少は、
自分が一番だと思って書くしかないね。もっとも、それが誰にでもあるから、自分の
欠点が見えるってことがあるのかも知れないけど。
>心理描写を一切排した文学作品を書きたい。

上記に対してちょっと教えてもらえますか?
文章の中に、「圭子は嬉しく思った」
      「明彦は悲しく思った」などという直接的な表現はもちろん書いてはいないですが、
「圭子は頬を緩めた」だとか、
「明彦は目に涙を溜めた」だとか、そういう心理バレバレのわかりやすい表現を、私は書いてしまっています。
>>330さんは、そういう表現をも排除するという高度なテクニックを目指しておられるのでしょうか?

それは例えば、
圭子は嬉しい→前向きの次なる行動に出る。
明彦は悲しい→ニ、三日家に閉じこもる。 などという行動で表すということですか?

そうなると、自分の筆力では厳しいなあと思ったものですから。
その行動がどういう心理を表しているかを読者に伝えるには、今の自分には
まだまだ刻苦研鑚が必要だなあと思ったりする。
335名無し物書き@推敲中?:03/12/26 11:50
説明と描写について考えよう
すまない!うっかり上げてしまった〜。
織田作情報サンクス!
新聞発表がなかったのはやっぱり受賞者がなしで佳作だけだったんだ。
毎日新聞も佳作を記事にするとは偉い。
これで俺の織田作も漸く年を越せます。
年内にけりがついてよかった。
ageてあって、びっくりした。
自分の書いた文章が「さゆみスレ」にコピーされたのかと思ったよ。
339334:03/12/26 11:57
>>338=334です。
早くsageたい。
他のスレ上げてくれ。協力頼む。連投ERRORになってしまうし。
でもなあ、地方文学賞である織田作が該当作なしとは
寂しい次第だ
しかしカルチャースクール通いの会社役員(55)が佳作とはなあ。
推敲を重ねたそうなので、よくまとまっていたが、受賞させる内容では
なかったということか。そこまではスクールでは教えられないだろう。
選考委員が一流だとハードルも高くなってしまうのか
自分が応募したしょうが受賞作なしだと寂しいね。
こんなことなら女子中学生にもとってほしかった。
>>かもめさんに質問です。

失礼な内容だったらごめんなさい。
鴎さんは何冊か自費出版されているわけですよね。
その本を作家や評論家に送って批評してもらったという経験もお持ちですよね。
そういう積極的な方向性もあるのだなと自分は初めて知りました。
文庫の自費出版は最近は安くできますし、自分はふと心を動かされました。
鴎さんは、自費出版した本をほかにどのようなことに役立てられたのか、
そしてそのときの満足感などを教えていただけないでしょうか。
自費出版とはいえ、お金をかけるとなるとかなり真剣に推敲などされたんでしょうか?
>>334
俺はまだまだ未熟だし、334さん以上のテクニックは無いと思うよ。
心理描写を一切排するというのはあくまで、理想だし、今は普通にありふれた言葉も使ってる。
笑うって表現はいいんだけど、面白がって笑ったり、照れながら笑ったり、余裕を見せようと笑ったり、
愛想笑いだったりと色々ある。その違いを仕草で表現できたらな、って思っている。他の感情も同じ。
会話している相手の銜えた煙草が少し曲がっている事で不意に苛立ちを読み取ったりね。
日常って何気ない動作の積み重ねだと思うから全ての動作に拘りたい。
試みが成功すれば、一生読んでも退屈しない作品になるかもって思いながら続けてる。
348334:03/12/26 22:12
>>347
お返事ありがとうございました。

笑う(嗤う)表現と驚きの表現が難しいと日々思っているところです。
349かもめ:03/12/26 23:13
>>346
推敲は余りしなかった。いまでも本をつくりたい、という気持ちは強いけど、一つ
仕上がり、応募して、結果が出ないと、何か、どうしても形にして残したい、とい
うのが動機だった。子供もいないし、大げさにいえば、このままじゃ、生きた証も
ないからね。死んでから、そんなもの残ったって、何にもならないことは知っている
けど、それでも、遺したいという気持ちのほうが強かったんだよね。それにより、役
立ったことって、何だろう。あるのかな。満足感だって自慰的なものだろうし、けれど、
それを同人誌批評している人に送ったときには、「これが同人誌に収められているの
なら、当方が見落としたことになる。申し訳ない」という返事がきたときには、いさ
か、感激した。それからだよ。年に二回発刊の誌だけど、取り上げてくれるように
なったのは。役だったといえば、それぐらいかな。ちなみに、今回の文庫本は、千冊で、
四〇万もかかんなかった。あとの二つは結構な道楽だったけどね。
>>349
ありがとうございました。
参考になりました。
心理描写についての話題が続いているが、ちょうど鴎氏の「南武線」が心理描写の
ひとつのありようを示していると思えるので、みんなに紹介することにする。

かつてそこで暮らしたことのある場所は、誰にでも思い入れがあるものだ。
そこを何十年ぶりかで訪れれば、変わってしまったものと、何も変わらないものとが、
様々な思いとなって襲ってくるだろう。鴎氏にとって、その場所は川崎だった。

この強いモチーフを小説の形にするときに、まず鴎氏がしたことは、
思いきって主人公に、老いを迎える女性を据えることだった。
三人称の主人公八重子の心理から、語り手は最後までひとときも目を離さない。
異性を主人公にし、その内面を追っていくという、技量のない者が書けば、
すぐにぼろが出る設定だが、鴎氏はそれを難なくこなしていく。

三十枚強の短篇は八重子が娘(と言っても四十歳)の友子に連れられて、
川崎行きの南武線に乗っているところから始まる。夫は資産を残していまは亡く、
娘夫婦ともうまく暮らしている。電車の中での二人の会話と、
車窓からの眺めが、過去へ向かう八重子の心理を描いていく。
そうしたあとに南武線が着くのは、現在の川崎ではなく、八重子が青春時代を過ごした、
終戦後の混乱がまだ残る川崎だった。

この短篇はいわゆる「枠小説」になっている。まん中の部分が過去の話になっていて、
最後にまた書き出しの「現在」に戻る。「枠小説」は、短い話の中に、
どんな長い時間をも印象的に閉じ込めることができるので便利な構造だが、
かなり以前から使われている手法であるため、安直な印象を与えることもある。
論者はこれを使って、かつて手痛い思いをしたことがある。
仙台から伯母夫婦を頼って川崎に出てきた八重子は、やがてデパートに勤め独立する。
昭和二十年代の中頃だろうか、ここでの街の描写は、この短篇中もっとも輝いている。
八重子はある公園で沢木という男と出会う。
出会いが深い仲へと進む過程にかなりの枚数が費やされる。
その際に沢木が南武線に異様に詳しいことが会話の中で示される。

二人はまだ「その言葉自体がめずらしかった」同棲を始めるが、
おきまりのように沢木はだめな男になっていく。何と彼は作家志望だったのだ。
八重子に頼み込んで小説に専念するのだが、うまくいくはずもなく、酒に溺れ、
やがて八重子は去る。この同棲から別れまでが、
たった一頁で早足に語られているのは惜しい気がした。

今の川崎を八重子は友子に連れられて歩く。そこには変わってしまったものと、
変わらないものがある。八重子は変わらないものに惹かれて、ついには、
昔通っていた居酒屋にまで足を踏み入れる。八重子の過去を何も知らない友子が、
偶然連れて行った形になっているが、八重子の心は書き出しから一貫して過去へ向かっている。
その流れを止めるのは、居酒屋で自分と酒を飲みながら話す娘の言葉だった。
娘のつき合っている男が南武線に詳しい。八重子はその偶然のユーモアに驚く。

「春蘭」と比べると、論者には「春蘭」の方が良かった。
「南武線」は南武線のイメージを強調しすぎているように思えた。
が読後感はこれも悪くはない。読後に何か「良いもの」を残せるのは、
作家として大切なことだ。論者のなかに「鴎ワールド」ができかけてきた。
続きを書くと言いながら、(かもめさんからはリクエストまでもらいながら)
遅くなってしまいました。

きょうで今年の仕事は終わり。ちょっと身体が楽になったので、
題名が気になっていた「南武線」を批評してみました。なぜ気になっていたかと言えば、
南武線の逆の終点の街の近くに長く住んでいたからです。

さてと、久しぶりのまとまった休みだ。とりあえず31日までは、
前に書いたものが、文學界に投稿できるほどに書き直せるか、
あがいてみることにするよ。
千冊で40万か。思ったよりも安い。
怪しげな共同出版がいかに高いかわかるな。
ところで、今日はアンデルセンの童話集に入ってる「モミの木」って短編童話文学を
読んだ。翻訳物だけど鳥肌が立ったよ。
今年は坂東眞砂子の山妣とこれが当たりだった。
来年も書くのは勿論の事、いい作品に巡り合えるといいな。
>>かもめさん
その千冊はどうされたんですか?
知人に配ったとしても千冊は多いですよね?
・・・とんちんかんな質問ならごめんなさい。
356かもめ:03/12/27 00:40
200冊は送ってもらい、店に積んで完売した。あと、50ほど、気仙沼市の本屋に
掛け合って、出版社から直接引いてもらい、コーナーを設けてもらい、これも完売した。
その際、以前連載していた当地の新聞社に頼み、紹介記事を書いてもらった。残は、
出版社にあるはず。まだ在庫あり、となっているから、万が一、注文があったとき、
だしてくれるんだと思う。あ、北日本新聞社にも本を送り、電話取材させて、新聞で
紹介してもらったよ。毎年二作応募するものだから、名前だけは覚えていてくれて、
二つ返事で載せてくれた。その紹介記事も俺のもとへ送ってくれたよ。結構、面倒みて
くれる。そのときだよ。北日本は傾向がかわったと言ってのは。
357かもめ:03/12/27 00:40
200冊は送ってもらい、店に積んで完売した。あと、50ほど、気仙沼市の本屋に
掛け合って、出版社から直接引いてもらい、コーナーを設けてもらい、これも完売した。
その際、以前連載していた当地の新聞社に頼み、紹介記事を書いてもらった。残は、
出版社にあるはず。まだ在庫あり、となっているから、万が一、注文があったとき、
だしてくれるんだと思う。あ、北日本新聞社にも本を送り、電話取材させて、新聞で
紹介してもらったよ。毎年二作応募するものだから、名前だけは覚えていてくれて、
二つ返事で載せてくれた。その紹介記事も俺のもとへ送ってくれたよ。結構、面倒みて
くれる。そのときだよ。北日本は傾向がかわったと言ってのは。
>>かもめさん
ありがとうございました。
勉強になりました。営業力も必要ですね。
完売したってことは、儲からなくても印税でモトは取れたんですね?
359かもめ:03/12/27 00:48
追伸  ごめん。何で二度送信なってんだろう。ところで、自費出版とはいえ、
千冊全部筆者が引き受けるんじゃないよ。もらえるのは十冊ぐらい。他はほしい
冊数を半値ぐらいで引き取るって形。だから、本当に千冊刷ったかどうかは不明
だね。在庫あり、だから、少なくとも、三百以上はつくったってことだろうけど。本当
かな、って気持ちがあったから、俺、その200冊分、まだ支払ってない。
>>359
ん? よくわからなくなってきました。
最初に40万を支払った?それなのに半値で引き取るんですか?
361かもめ:03/12/27 01:01
そう。だから俺も、疑問に思った。完売して増刷すれば印税が発生するってことだけど、
考えてみると、自費出版させて、出版社あずかりだから、売ったぶんは出版社の利益に
なるってことだよな。だから、二百冊分は完売したけど、その半値も払わず、完売した
ぶんは、全部自分の収入にした。催促も来なくなったから、まぁ、いいか、と思って
んじゃないかな。
>>361
あっそうですか・・・
なんだかめちゃくちゃ腑に落ちない感じですが、そういうもんなんですね。
きっと千冊も刷ってないんでしょうね。
その方式は、彩図社でも新風社でも同じでしたか?
なんか俺の書いた評論はスルーされているな?
まあいいか、寝よう。
365かもめ:03/12/27 01:16
批評には本心から感心する。俺は構成も何も考えず、思いつくままに書くだけだから、
自分の作品の結構など見えないし、わからないけど、こうして批評してくれる人がいると、
はじめて自分の作品がわかったようで、妙な気分になる。実際、構成していないからね。
ちょっとしたヒントから、都合良く頭の中に映像を浮かべて、それを書くだけだから。
それにしても、ありがたい、と思う。貴重な財産だよ。三分の二ぐらいは、北日本で
落ちたものを、そのまま同人誌に載せたものなんだ。「天国への土産」「狸と双眸」
「南武線」「水商売」「春蘭」「十二月二十一日」「緑色の異邦人」以上が、
北日本に応募した作品です。次の批評を愉しみにしています。
>>364
読ませていただきました。
「枠小説」という言葉を始めて知りました。
私はこの手法をよく(ほぼ毎回)使っています。

>論者はこれを使って、かつて手痛い思いをしたことがある。
「手痛い思い」とは、よかったら教えてもらえませんか?
>>364 でちょっと拗ねてみました。

かもめさん、引き続き読んでいきますね。

>>366
外国文学に詳しい友人から、
お前のは、19世紀にヨーロッパで使い古された手法だ、
何も考えずに使っているだろう、構造なんかに気を遣わずに、
どんとまん中を突け、と言われて、反論できなかったんです。
2003年もあと数日を残すのみになりました。みんなにとってはどんな1年だったのかな?
おいらは、ともかく数年ぶりに投稿を再開して、北日本の2次にも残り、来年に希望を繋ぐことができる1年でした。
自分の持っている全ての力を結集して残された五日で書き上げる。
結果はともかく、そうやって今年の最後の時間を過ごしたいと思う。
>>369
そうだね、今年の最後はそうやって過ごそう。
それがいいね。
かもめさんは批評してもらえるのをすごく喜んでいるが、
同人誌では、お互いに批評しあったりはしないんですか?
ただ、それぞれが持ち寄った作品を載せるだけ?
>>367
評論乙です。自分もかもめさんの著書を注文してるから、
後で読ませてもらおう、と思いつつ全部レス読んでしまいましたw

枠小説、という言葉は私も知りませんでした。しかし言われてみれば、
けっこうその書き方の作品も多いですね。

>>368
今年は作品を出しまくった年でしたが、一次落ち2つ(坊っちゃん含む)、
一次以上4つ(うち1つ受賞)でした。あとは、結果待ち3つです。
来年の大目標はメジャー系文学賞で二次突破と、てんぷす受賞で
沖縄旅行(゚д゚)ウマーですw
後五日だが、やっと少しは手応えのある作品で文學界に応募できそうだよ。
「風の歌」の春樹氏ではないが、今の自分のベストだ、と言い切れるものにしたい。
>>371
いまは活動していないのかもしれないね。
それに同人誌にもよるけど、例会に出てくるメンバーと、
執筆するメンバーが微妙にずれていたり、人間関係が複雑だったりで、
俺もある有名?同人誌に誘われているんだけど、二の足踏んでいる。
会費が高いことも原因だけどね。

>>372
今年は頑張ったんだね。9作投稿か。しかも1つは受賞!
きみを今年の「地方文学賞スレ−MVP」に推挙しておくよ。

>>373
うう、負けそうだ。がんばろ。
375かもめ:03/12/27 15:57
会員が全国だから、なかなか集まって批評会は出来ない、というのが現実だね。
年に一度、東京で総会があるんだけど、俺は遠いから滅多に出られないし。いま
のところ、同人誌に載る、会員の便りなどで批評、感想を書く人がいるから、それを見る
ぐらいだね。応募しても、最終に残らなければ、批評してもらえないし、だから、
ここでそうしてもらうのは、とても新鮮で、嬉しいね。
>>375
そういうことですか。
私はずいぶんと時代遅れの人間のようです。
同人誌のイメージとして、わら半紙、ガリ版刷り、ホッチキス止め・・・参加者10人くらい。
そんな大正時代?のようなイメージを持ちつづけていました。(笑)
なるほどね。
「同人誌に掲載したものは不可」という文学賞の募集要項の理由が
今やっと判ったという感じです。

>最終に残らなければ、批評してもらえないし
どこも厳しい世界ですね。
来年から心機一転頑張ろうと思います。
もう少し、それぞれの賞の傾向と対策を練ろうと思っています。
この場でも、傾向と対策について意見交換ができればいいなあと思いますので
来年もよろしくお願いします。(私は子持ち主婦です・・・と今更ながら自己紹介)
ここに女性がいるとは思わなかった。主婦の方の受賞も多いですから頑張ってください。

文學界、何とか推敲に入れる段階にきた。これでも早い方だ。織田作3次作品も
やっと間に合わせて応募だったからね。今日を入れて5日間、自分の全てを注ぎ込むよ。
378376:03/12/27 20:54
>>377
当スレに、女性はふたり(私を含む)いると思いますよ。
あと5日かあ。頑張って下さい。
R-18を出したと書いていた人がいたから、
女性が一人はいると分かっていたけど、
それにしてもこのスレは年齢も10代から50代までいて、
ヴァラエティーに富んで頼もしいな。
うっかり上げてしまったが、みんなの協力もあり、適度な位置に下がって良かった。
ベテランの鴎氏を筆頭に、みんなちゃんと書き続けて予選を突破したり、小さな賞とはいえ
受賞したりしてるのだから立派なものだ。女性陣にも健闘してほしいね。
ところで、北日本から同じ30枚の浦安に応募した人はいないのかい?
ちょっと魅力的なのは自由都市だろうなあ。
>>376さん
あ、私は377です。せっかく応援してくれたのに、お礼も言わず失礼しました。
お互いに頑張りましょう。
382かもめ:03/12/27 23:29
R−18って、何だい?
>>379
十代いるんですか?
自分が最年少かと思ってた…。
ちなみに自分は二十代。
ここにも女が一人……。ちょっと若めかもしれません。
浦安も出しましたよ。それ以外にも結果待ちが6本。
浦安文学賞は地元なので、地の利を生かしてがんばったつもりです。
どこまで残るのやら……
>>382
女性読者を対象にした官能小説で、応募資格は女性のみです。
新潮社です。
>>382
若い女性だけを対象にした少し性的な内容の小説賞だったと思います。
>>384
浦安、いたんですね。ねらい目なような気がしてたんですが、応募出来ませんでした。
良い結果になるといいですね。
文學界向けは今日はもうやめときます。新年を迎えたら自由都市を目指しますよ。
>>382
「R−18文学賞」は、新潮社がやっている、
「女性の、女性による、女性のための」文学賞で、
応募できるのは女性のみ、選考委員も全員女性です。

ちなみに30〜50枚で「性全般をテーマにした小説」という規定があります。
参照URLは、http://www.shinchosha.co.jp/r18/

残念ながらかもめさんは応募できません。あしからず。
結構住人がいるんだな。この被り方はすごい。
389386:03/12/27 23:44
年齢制限はないのか?間違った情報を書いちゃったな。U−18と勘違いした。
>>389
「10代の熟女から80代の乙女まで応募はOK」というのが、
毎回の募集要項ですね。
じゃあ90歳を過ぎてれば駄目なのかという突っ込みはやめてください。(笑)
>>383
十代はいないかもしれないな。
きみが二十代前半なら、きっと最年少かもしれない。

>>386
年齢制限はないみたいだよ。

ところでおいらが女性ペンネームでR-18に応募して、
まんまと入賞してばれたら、やっぱ入賞は取り消しかな?
>>391
入賞取り消しの上に、新潮社出入り禁止じゃないかな?(笑)
393かもめ:03/12/27 23:55
U-18ってのもあるの?官能か。結構、難しいんだよな。ま、それはともかく、住人、
何人ぐらいいるんだろう。女性もいるとは今日はじめて知ったけど、みんな、あちこち
に顔出してんのかな。たまに、いろんなとこ覗いてみるけど、どこも何か書こうとは
思わなかった。ここだけだな。合うのは。文面を見て判断するまでもなく、年齢的には
俺が最長老かな。歳、とりたくないね。今日は、同人からゲラが来て、朱入れてた。
今度のはおとなしい作品。朱入れって、わりと愉しいんだよね。
U-18なんてある?
18歳未満が応募資格ってこと?
「U−18」ってのは、サッカーとの勘違いでした。
つまらないこと書いてしまってすまない。
さあ、一日が始まる。31日は予備日として、今日から3日で仕上げる。
これは今年最後の闘争だ。ちょっと力が入りすぎてるような気もするが…。(笑
文学界はあきらめちゃったので、今年の活動は終了。
来年は自由都市、そして海洋文学賞だ。

>>396 力が入りすぎなのではなく、気合いが入りまくってるんだ! と思って、がんがれ!
>>397
ありがとう!!
目を覚まそうと朝日を読んでたら、読書特集が載ってた。
三島賞の選考委員、輝、「阿修羅ガール」について「下品で不潔な文章と会話」
と全面否定だったそうだ。「ハリガネムシ」の時もそんなこと言ってたっけ。
北日本はきっと「上品で清潔な」作品が選ばれることだろう。
気合いを入れまくって書き上げるぞ!!(しかし冷静かつ客観的な視点も大切、笑)
一次から三次、四次くらいまで丁寧に段階を追って発表のあるのは
北日本以外にもある?
太宰が割と丁寧と誰かが書いてた。しかし一年先の話になる。
それと、織田作も細かく段階的に選考するよ。
会員になる方がやきもきしなくてすむ。
>>400
ありがとう。

>会員になる方がやきもきしなくてすむ。
どういう意味? 選考通過が早めにわかるってこと?
>>401
横レスします。

「織田作」は、「北日本」みたいにHPを持っていないから、
各予選通過は、まず主催者である大阪文学振興会の会報「書斎の窓」に載せられ。
これは書店では手に入らないから会員になるしかないんだ。

応募者にも文書で送られるけど、時差があるし、
すべての段階で送られるわけじゃないので、それできもきするわけ。
>>402 ですが、昼間なのに惚けているのか、脱字がひどく、
あんまりなので、訂正します。

「書斎の窓」に載せられ。 → 「書斎の窓」に載せられます。
それできもきするわけ。 → それでやきもきするわけ。

わずか6行でこの有様だ。俺の応募原稿は誤字脱字だらけなんだろうな。
みんな推敲・最終チェックで誤字をあぶり出すとき、どんなふうにしている?
織田作の佳作受賞作「ひまわりの彼方へ」?
三次通過作品にこんな題名の作品あったかなと思って確認してみた。
元の題名は「佳世子と生きる」だった。題名を見ただけでノーマーク
だと思っていた俺が甘かった。最終に残った後で改題したんだなあ。
405401:03/12/28 11:35
>>402
親切にどうもありがとう。
>>401を書いてから「自分で調べたらどうだ?」と自分を叱っていたもので・・・。
でも助かりました。わかりやすくて。
>>403
それ用のソフトがかなり出回っているらしい。
自分はあまり詳しくないので、知っている人、お願いします。

しかしソフトにも限界があるから、国語力のある人に読んでもらうのが一番ではないかと思うよ。
但し、自分が「作家を目指している」ということを他人に言う勇気?のある人だけ。
自分は普段は快活でおしゃべりなのだが、「作家志望」だけは、
恥かしくて人に言えないタイプです。(笑)
>>404
最終選考の過程で、タイトルを変えたり、
一部手直しをさせられるという話は、他の賞でもよく聞くね。

ところで佳作だと文學界には載せてもらえないのかな、知ってる?
>>406
俺が校閲・推敲ソフトで唯一良いと思ったのはこれ、

http://www.junglejapan.com/products/ruigo/ver3/index.html

前から購入を考えているんだけど、\15,800 のだと、
原稿用紙3枚しか一度に推敲できない。
かといって \98,000 のプロフェッショナル版を買う勇気はなくて……
>>407
文學界も予定しているはずだから、掲載されるのではないか?
急遽他の原稿で穴埋めするのは難しいと思うけどね。以上推測。
いかん、ここをのぞいたり、万一に備えてインクを買いに行ったりしてたら
午後になってしまった。時間が過ぎていく…。
>>408
\98,000は高すぎるね。
自分はワードについているチェック機能と「読み直し」だけで対応している。
>>410
大変そう。自分は文学界には応募しないので今日は読書です。
俺は今回の文學界、ここであきらめました。
前に書いていたのを書き直すつもりだったけど、
どうも気が乗らないのと、やはり時間が足りません。

結局「北日本」以後は予定していた投稿が、どれもできませんでした。
仕事が忙しいのは事実ですが、
創作に対する態度を根本的に変えなければと反省しています。
今年の残りは、かもめさんの作品の続きを読むのと(また感想書きます)、
次の新しい作品への準備と、クラシックのCDを聴くのと、
年賀状と大掃除と、身体を休めるために使います。

12月末で書いているみんな、ガンバレ!
413かもめ:03/12/28 15:16
いま書いてるのが、あと30枚ほどで終わりだから、次には、これまでに書いたものを
順々に書き直そうと思っている。結構な量だから、大変だけど、もう一度見直しながら、
自分がつくりあげたものだから、何とかリフォームして、せめてすきま風ぐらい入らない体裁
にしないと可哀想だから。あとは、来年の北日本について熟考する。このままじゃ、
最初の選奨が、単なる幸運になっちまうからね。今度は背水の陣で臨む。
第一回目の推敲が終わり、現在プリントアウト中。90枚程度。
しばらく頭を休めて、夜更けに読み返そうと思う。
明日と明後日、二回推敲し、31日に一度だけ読み返して郵便局へ向かうつもりだ。
坊っちゃん以後、10枚の童話しか書いてなかったていたらく。年末にきて
やっと汚名返上というところかな。でも調子が出てきたから「自由都市」も
アンデルセンもなんでもかんでも応募してやろうかと思ってるんだ。ウォッホッホーイ!
http://www.kyoto-np.co.jp/kp/topics/2003dec/24/K20031224MKG1O100000024.html
文学界にのるのは3月号なんだね。
該当なしとは応募者すべてが無になった気分だ。
>>415
URLは直接行くと、「Forbidden」になって開かないようです。
上のページからリンクをたどると開くようですが、
短い記事なので全文引用させてもらいます。

(引用:Kyoto Shimbun 2003.12.24 News)
織田作之助賞、該当作なし
大阪文学振興会発表

大阪文学振興会は24日、第20回織田作之助賞は該当作がなかったと発表した。
佳作は上原徹さん(55)の「ひまわりの彼方へ」。
来年2月14日に行われる。入賞作は「文学界」(2004年3月号)に掲載される。 
(引用終わり)
おはよう。また一日が始まる。戦闘開始。言葉は味方にもなれば敵にもなるな。
午前の部終了。なんだ人がいなくなってしまったなあ。
まだ文學界に向けて粘ってる人はいないのか?
もっとも文學界スレに行けばいいと言われそうだが…。
地方文学賞に応募しているやつは、もっとスキルを上げてから、
文学界スレに来てね! レベルが下がるから。
>>418
文學界ネタ、大歓迎だよ。
頑張ってください!
>>419

 笑えることを書いてくれるじゃないか
>>421
ほんと、微笑ましいね。
北日本なんて甲子園の地区予選の第一試合みたいなもんだろ?
お前らが文学界スレに行くのは、十年ぐらい早いと思うよ。
>>423
北日本で選ばれてから言いなよ。
地方の賞に出す勇気がないんだろう?わかるわかる。希望を持ちたいんだよね?
文学界を速攻で落ちても地方の賞なら余裕で受かってるって言えるもんなw
あれだな。プロ野球の一軍選手の球がまったく見えないくせに、
二軍ならホームラン量産できると思いたい香具師なんだな。
お前から夢を奪う権利なんて誰にもないよな?
一人ぼっちで、結果が出ないのは辛いだろうけど、挫けずに夢を追い続けろよ!応援しているからな!
北日本なんかで経歴を汚したくないだけだよ。
受賞式でTV局の少ないド田舎に出かけたりしたくないもん。
おれの都会的センスが濁ったらどうするんだ。
ラジオをつけても、中韓ロの放送ばっかじゃんか。
立山連峰の冷たい風に晒されて凍え死んでしまうよ。
〆切まぎわで気が立っているのは分かるけど、
こんな下がったスレにまでわざわざやって来て、
喧嘩を売ることはないだろう。

自分のスレに帰ってください!
すみません、書き込みが少なくなり、寂しくなったもんでつい・・・。
もちろん、このスレの書き込みのことです。ハイ
430かもめ:03/12/29 16:12
>>426
文章見るかぎり、都会的センスも何も感じないけどな。北日本に出してみな。おそらく、
二次どまりだから。大体、そんな了見じゃ、文学界は無理だろう。他を見下げる奴なんか、
それか゜そのまま文章にあらわれるものだよ。自信がないんだろう。北日本、受賞して、
芥川賞候補になった人だっているんだぜ。オール読物新人賞受賞後に、北日本に応募した
人もいる。様々なんだよ。ここは誰も、他を見下げたりしないよ。そういうエリート意識は、
受賞してから言いな。それと、テレビ局が少ないから厭だって?唯一の見所は、そうい
う俗物的なところだな。
431かもめ:03/12/29 16:17
何だ、洒落だったのか。それじゃ、俺のも洒落とするか。
二次どまり?
こりゃまた高い評価で。
>>419以降の流れは2ちゃん的に「釣られる」って奴ですね。
ついでなんで、自分も釣られときましょうw

あそこの前スレくらいで、「このスレ内で(文學界の)二次まで
いった人いますか?」ってレスがあったけど、手を上げたの
自分だけなんだよね。もちろん、二次通過経験者で名乗り上げなかった
だけの人もいるだろうけど、少なくとも>>419が通過したことが
ないのは明らかだね。他人や他の賞を罵る前に自分の腕を磨こうね、冬厨坊や。
じゃあ、俺は微妙にずらしておこう。
俺はどこの賞がいいとかあんまり考えた事無いな。
文学界取れば安定供給出来ると思うから一応は狙ってるけど、
自分の理想とする小説が書けて、尊敬する作家に読んでもらえればそれで充分。
一年に一作書ければそれでいいや。
ずらしついでに、おいらの意見。

大切なのは小説を書きたい動機(モチーフ)があって、
それを自分のベストの状況で書いていくことだ。
できあがったものは、多くの人に読んでもらいたいし、
評価もしてもらいたいので、それで賞に投稿する。

おいらは文學界にも出すけど、
作家として有名になるのが目的じゃないから、
そのときどきのいろいろな賞に出していくよ。
>>433
最初は本気で煽っていたのが、形勢が不利になりそうなので、
「釣り」を装って逃げたというのが、真相じゃないかな?
まあ「逝って」くれたら、それでいいけどさ。
437かもめ:03/12/29 16:49
426と428って、同じ人なのかな?
>>437
難しいところですね。
誰が誰なのか分からないのは、匿名掲示板の宿命ですから。
426=428=438だったらおもろい
このスレとしては珍しい展開もなってますね。
今日は場所を変えて推敲を続けてました。
この後、プリントアウトして今日の作業は終わり。明日もう一度繰り返す。
自分として納得のいくものに近づきつつある喜び!

ところで鴎さんが2CHに興味がおありならいろいろ覗いてみてもいいでしょうが、
あまり意味はないと思いますよ。
丸山健二の新作についての批評が新聞に載ってました。千枚。買うのはちょっと躊躇。
いや、何だか流れをストップさせてしまったようで申し訳ない。
それともみなさん食事等で忙しいだけかな?
私の応募作は88枚。(末広がり!)何とか応募できそうで、ふう〜って感じです。
じゃあおれも改行を増やして88枚にしたるわ。
>>441,442
間違っても97枚(来んな)や103枚(通さん)にしなようにな。

枚数が増えたら、当確(109枚)にするように。
「109→当確」はちょっときびいしいんじゃない?
などと書いたら、4のぞろ目だ!
失礼。今読み返してさらに直したら、89枚になっちゃった。末広がりじゃないな。
447かもめ:03/12/29 23:59
丸山健二は初期のほうが面白いような気がする。最近のは俺には長すぎるな。
大江も初期のころのほうが断然面白いと思うけど、どうかな?みんなは、純文、エンタメで、
好きっていうか、憧れている作家ってどんな人なのかな。それと、好きな作品は?
俺は年代的なこともあるけど、純文では色川武大、作品き「狂人日記」「百」。
エンタメでは、五木の「蒼醒めた馬を見よ」と、北方の「檻」、半村良の「雨やどり」、
なんかが好きで、中でも、狂人日記と蒼醒めた馬を見よ、は、その分野の最高峰と思っている
んだけど。
丸健、大江が初期の方が面白いというのは同感です。色川武大は読んでません。
麻雀小説の方は読みましたが…。エンタメと呼ばれるものはあまり語れるほど
読んでないですね。直木賞を取った原寮のハードボイルド系作品は好きでしたが。
あの人のは全部読みましたが、新作がまったく出ません。後はチャンドラー、
ディック・フランシスというような海外のものは好きです。あまり鴎さんと接点が
ないかなあ。
>>447
マルケン(2chではそう言うらしい)は絶対、初期だよ。
丸山健二自選短編集・中編集というのを揃えて、
かつてバイブルにしていました。
大江も昔のなら長篇も好きです。「万延元年のフットボール」とか。
中上健次にいかれていたこともありました。
最近は谷崎潤一郎の凄さが分かってきました。

かもめさんは外国のは読まないのですか?
俺は日本のと半々で読んでいます。
影響を受けたのは、やはり若い頃に読んだロシア文学です。
>>449
以前、「夏の流れ」「正午なり」を読もうとして探すのに苦労しました。
図書館で自選集を借りて読みました。
ロシア文学はやはりドスト氏ですか?それともチェーホフ?
>>450
ドストエフスキーは全部読みましたが、
その前にトルストイに凝っていて、
自分の書く文章のルーツはトルストイにあるなと思います。
物語るのではなくて、
場面描写ですべてを処理してしまおうとするところとか。
腕がついていかないので、
かえって纏まりのない小説になってしまうのですが……
452かもめ:03/12/30 00:42
ドストエフスキーは高校時代に罪と罰しか読んでないなぁ。それも途中で駄目だった。
外国人では、ヘミングウェイが一番読みやすかった。あと、傾向は違うけど、カミュ、か。
でも、ロシア文学に影響されたって物書きは多いよね。俺は駄目だけど。日本ではあと、公房
と吉行ぐらいかな。山田詠美のデビュー作は凄いと思ったけど、いまのは読む気もしない。
山田詠美『ベッドタイムアイズ』だね。
あれ、受賞した「文藝」で読んで(年がばれるな)、俺も凄いと思った。
もう寝ちゃったんですかね。せっかく少し高い年齢層でレス交換を
しようと思ったのになあ。
俺はトルストイの戦争と平和の世界に圧倒されたな。
例えは悪いけど、小さな村の住人全員の一生を読んでいるような気がした。
長編歴史読み物で世界が主役みたいなのも結構あるけど、トルストイは登場人物全てが
主役って感じだった。今はこじんまりとしたトルストイ風のを書いてます。
>>454
起きてるよ。
>>455
おお、分かってくれる人がいた。
それとトルストイはどんな小さな出来事を書いても、
それがその人の人生のたった一度のこととして書けるんだよね。
だからどんなちょい役でも(今の言葉で言うと)キャラが立っている。
俺は「アンナ・カレーニナ」が一番好き。
458かもめ:03/12/30 01:02
意味合いは違うけど、開口健に「闇」シリーズがあったよね。あれも面白いと思ったな。
あと、今読み直せばどう思うか知らないけれど、高校時代に「徳川家康」を読んだ
ときには感動したね。どうも、俺は古すぎるな。顰蹙かいそうだ。それにしても、才能ってのは凄い
よな。物書きでも他の分野でも、才能のある人たちが第一線にいるんだろうけど、
本当の才能って、興味のない人をも惹きこむような、物語ー文章を書く人が持っているものなんだろうな。
もっとも、才能には様々な種類があって、赤川次郎のように超多作も一つの大きな才能だろうし、
一発で終わるひとは、才能があるとは言わないんだろうな。ともあれ、持続することも
一つの才能と信じ、歩き続けるしかないんだね。メジャーになれるなれないは別にして、
もう、みんなも俺も、書くことが「業」になっているんだから。
「輝ける闇」良かったよ。戦後文学の傑作の一つだね。
吉行淳之介といい、安部公房といい、
かもめさんと良いと思う作品、俺との共通点が多いな。

いや単に歳が近いだけかもしないが……
なんだ、みなさん起きてたんですね…
トルストイでしたか。保坂の書き方本にトルストイの凄さが紹介されてました。
実はあまり読んでないのではずしたんです。
文學界の応募が済んだら読んでみようかなと思います。
最近はサリンジャーやオースターなどアメリカ文学ばかり読んでたので…。
「罪と罰」と「白痴」は高校生の時に二回ずつ読んだなあ。懐かしい。
>>457
すごいな。俺は戦争と平和読むのに疲れて、他のは読めなかった。
アンナ・カレーニナはお勧めとは聞いていたんだけど。
代わりに他の作家を読もうとそれからはアメリカ作家の作品が多くなった。
その次に日本の作品。それからは日本の物中心だな。
日本の読み物を読んで、今まであった違和感が無くなったよ。
訳者の関係か、頭の構造が外人と違うのか会話についていけないところがあった。
なんか私だけかみ合わないみたいなので、もう寝ます。
明日も集中して推敲に励まなければならないので…。それでは。
>>461
その感覚はよく分かる。
日本人の会話では「間」が重要だけど(そのあいだに相手のことをおもんばかる)、
その「間」が小説の会話にもあるんだよね。俺もそれが書けなかった。
外国の小説にかぶれていたからかな。

日本の小説の会話は、
「え?」
「そうだよ」
「やはり」
で成り立ってしまう。

ドストエフスキーの登場人物なんて、平気で30ページくらい話しているもんね。
464かもめ:03/12/30 01:44
小説の中での会話っていうか、科白づくりは難しいな。よく考えないで会話ばかり多用
すると、全体が軽くなるような気がするし、地の文が多すぎると重く感じるし、
どっちにしろ難しいんだけど、会話を並べるのって、なかなか骨だよ。誰か忘れたけど、
以前、地の文なしの、会話ばかりで仕立てた小説を書いた作家がいたな。あまり、感心
しなかったけど。ようするに、全体のバランスなんだろうね。ただ、最近の編集者の話
を聴くと、会話だ地の文だ云々より、改行を多くして、読みやすく書けと言うんだよ
ね。こっちはそんなこと知らないから、きっちり升目埋めようとするんだけど、
それじゃ、駄目らしい。極端に言えば、。を打った時点で改行って感じ。そんな癖が
ないから、この前の官能物のときも、結構、書き直しが大変だった。急激に体裁が
変わってるんだね。
ページを開いてみて白い部分が少ないと、
それだけで避けてしまう読者が多いからね。
今度書く作品は思い切って改行してみよう。
>>463
俺は全然勉強とかしてないせいか、うまく言えないんだけど、
カラマーゾフの兄弟の会話とか読んでると奇妙な感覚に陥る。
沼の底へ渦を巻くようにぐるぐると引っ張られて行って、
さすがにそろそろ底に着くのではと思ったところに引き上げられる。
それの繰り返し。天声人語の反対みたいな感じかな。
非常に抽象的な喩えですいません。
>>466
うまい喩えだよ。よく分かる。
実際そんな感じだよね、飛翔感と墜落感の繰り返し。

「天声人語の反対」というのはよく分からないけど?
468かもめ:03/12/30 02:02
たまにはこういった話し合いもいいね。一人、先に寝るって人がいたけど、若い人かな?
俺もそろそろ寝る。明日は仕事納め。とはいっても、31日だけの休み。まだ店の
掃除もしてないし、困ったもんだ。そんなことより、書く方に重点をおいているから、
仕方ないんだけど、それでも、一応、店の仕事もしなきゃならないし、二足のわらじは
履きづらいね。
469466:03/12/30 02:12
>>467
カラマーゾフの会話は人間の本質を描いて、違う人物が
否定しているのか、周辺を回ってるのか、自分でもよくわかっていないって今になって気づいた。

天声人語は感覚的にくっつけちゃった。人間の本質とは関係ないかもしれないけど、
あれは一面の事実を捉えてうまく結論づけていると思う。
読んだ後、世間ってこうなってるのかって妙に賢くなった気になる。
あ、それじゃ、俺もそろそろ寝る。失笑物の話ばっかりでごめん。
>>468
あしたも仕事ですか、ごくろうさま。

先に寝た人は、文學界に出すと頑張っている人なんで、
最後の追い込みで疲れているんでしょう。
俺は今回は諦めてしまったから、彼と、
もう一人出すと言っている人には、ぜひ良い作品を書き上げてほしい。
俺もすぐあとを追うから。
午前3時半を回って、静けさの中に独り取り残されている。
さっきかもめ氏が書いていた、書くことが「業」になっている、
という言葉が頭から離れない。

来年は自分の人生での、ラストチャンスの年だと思う。
ともかく何があっても毎日書き続けよう。
それが一番大切なことだ。元日からといわず、
あしたから始めよう。
書くことを生活の中で何よりも優先させよう。
472先に寝た男:03/12/30 08:51
起きました。というか既に朝食を済ませ、これからいよいよ最後の推敲に取りかかります。
正直言って、今まで小さな賞で多少の成果はありましたが、仕上げ方が安直でした。
でも今度の作品は違います。たとえ文學界ですぐ落ちても、自分はこの作品に対する
自信を失うことはないでしょう。ようやく自分が納得のいくレベルに近づいてきたということです。
今日一日、頑張ります。それから、私はけっして若くはありませんよ。
応募が済んだらドスト氏、トルストイ、バルザックもいいかな?とにかく読書の正月を迎えるつもりです。
473先に寝た男2:03/12/30 10:39
まだみなさん寝てるか年末の忙しさのために来てないようですね。
90分続けて一休みです。有名な春樹氏の逸話。「ビートルのラヂエーター」
のような誤りを発見しました。今日中に到達したいのだけど、なかなか難しい。
>>473
「ビートルのラヂエーター」も確信犯的に使えばいいのでは。
(「確信犯」の本当の意味は違うけど)

それにしても乗っているな。その調子であと1日、走りぬけてください。
475先に寝た男3:03/12/30 11:58
しつこいかな?非常に難しい。郵便局に電話して明日何時まで窓口が
開いてるか確認することにした。
>>475
電話しなくても郵政公社のHPで調べられるよ。
http://www.post.yusei.go.jp/office_search/jikan/index.html

あしたは平日だから、
「配達をする郵便局」なら24時までいけるんじゃないかな?
いいかげんなこと言ってはいけないので、
HPで自分の近くの局を探して確かめてくれ。
>>476
ありがとう。電話したら午後7時までの窓口に来るように言われたよ。
もっと大都市に住んでれば夜中でも大丈夫だったんだなあ。
昼食休憩も済んだので、午後の部に取りかかる。スティーブン・キングが
午前中の2時間くらいしか執筆できないと述べてた気がする。応募者は
そんなことを言ってられる身分じゃないからね。でもこれだけ時間を取れるのは
恵まれた方なのかもしれない。頑張らなくちゃね。
大掃除していたら間違って重複して買ってしまった本が2冊も出てきた。
「北日本」の参考書的な役割をしていた例の「戦後短篇小説再発見」、
第二期の14巻「自然と人間」と15巻「笑いの源泉」。あらら。
「こち亀」や「美味しんぼ」ならばともかく。
480かもめ:03/12/30 14:47
230枚ぐらいで終わろうとしたら、終われない。300枚まで書くことにした。
あと50枚。小説すばる、は三月だったかな。まだ時間があるから、終われたら、
ゆっくり読み直そうと思ってる。今日は五時まで休憩で、その後は店をやりながら、
掃除。帰りは何時になるかわからないが、帰宅して、みんなの話を見るのが愉しみ
になっている。正月は週刊誌もないから辛いよな。熱中して読まないまでも、なんか、
読む物がないと、活字中毒者としては過ごしにくい時期ではある。みんな頑張ってるね。
文学界に出す人、明日の消印有効なら、とことん、推敲してください。
今日の昼間の部終了。現在プリントアウト中です。インクや用紙を買い置きしておいて
良かった。後、封筒と綴じ紐も必要だ。
中途半端な織田作と坊っちゃん応募だけでは今年を終わりにできません。
(他にも応募した童話はあったけどね)今回は本当にとことんやります。
封筒と紐も買ってきた。(笑
皆さん、お疲れ様です。
私も北日本、三次通過まででした。
初投稿だったので、まあ、こんなものかな、と思っています。
今は、文学界に向けて書いているところです、とは言っても、あと
一日しかありませんが、締切りまで。
自分は都心に住んでいるので、日付が変わるぎりぎりまで
頑張って、郵便局にタクシーで行くつもりです。
とりあえず、23時45分までに玄関を出れば、滑り込み
セーフです。(笑)
今年の後半、ここに来ている皆さんには、本当に
元気付けられました。ありがとうございます。
2004年が、皆さんにとって素晴らしい一年になりますように!
>>483
俺も出すのはいつも23時45分過ぎです。
出し終えたあとの開放感が何とも言えませんね。
まして大晦日ったら……

あそうだ、大晦日の深夜は窓口が混むかもしれませんよ。
少し余裕を持って行った方が良いかもしれません。
ちなみに6月30日の大阪中央郵便局は、23時45分でも、
長い列ができていて十分以上待ちました。

初投稿=三次はかなりの実力の持ち主ですから、文學界も期待できますね。
あと一日頑張ってください。
どうせ頑張るのならば、
前日最寄の郵便局に徒歩で行けるように頑張ればいいのに。
(ごめんよ)
〆切ギリギリにならないと底力がでないのが物書きの習いでして……
明日の午後7時まで、一日を切ってしまった。最善を尽くす。
しかし、納得がいくものにならなかったら出さない。こればっかりだな…。
とんだアクシデントがあり、これから最後の推敲だ〜。たぶん徹夜。
>>485
いつ出すにしても、皆さん、頑張ってるのには変わりないと思いますよ。
ちょっと、いじわるに感じました。

>>486
同感です。
>>485
ご心配、ありがとう。でも、最寄りの郵便局(丸の内)まで、
タクシーで660円なんです。歩くと、15分ですけど。。。
それに半日でも、かなり推敲できることもありますしね。
文學界の要項では用紙サイズを指定してないけど、常識的にはA4だろうな。
今更こんな事書いて笑われそうだけど…。本当はB5で出したいんだよね。
>>491
A4横向きに、縦書き、は外せないだろうね。
きょうは批評ではなく、思ったことを感想の形で書いてみます。
とりあげるのは「雪」と「緑色の異邦人」の3作です。

かもめさんの書く短篇には、ひとつの決まったモチーフがあります。
それは40を過ぎた男が都会(東京)から、海辺の故郷(宮城)へ帰ってくる、
というもので、そのパターンが様々に変奏して物語が作られていきます。

「雪」は15枚もない短い作品です。
主人公の浅井は都会の生活に見切りをつけて、故郷の島に帰ってくる。
そのとき島では大雪が降っていて、浅井はその雪景色に、
自分の身の上を重ねていきます。
浅井には「鳴り砂」が雪の重みで鳴いているように聞こえる。
雪の風景描写が浅井の心理描写にもなっているのです。
夢の中で、そして朝には実際に、庭先に現れる狸。唐突に現れるこの狸が、
都会に置いてきた忘れ物である宏子という女と繋がところはユーモアを感じます。

「雪」の宏子とはすぐまた会う予感で短篇が終わっていますが、
次の「緑色の異邦人」の謝虹(シェンホン)とは辛い別れが待っています。
この作品は、そのままドラマの脚本に使えそうなくらい完成度の高い短篇です。
文庫本全体の表題にこの「緑色の異邦人」を選んだのは、
かもめさんがこの作品を自分の代表作の一つと見なしているからでしょう。
島を出て20数年が過ぎた一人称の主人公は、
「もう東京には帰らない覚悟で帰島」します。ところが帰ってみると、
今度はすぐに都会の雑踏を懐かしんでいるしまつです。旧友の小野寺が、
そんな「私」を島の観光地にもなっている山に誘ってくれます。
そこには緑の花を咲かせる桜が咲いていて、「私」はその桜を、
他の桜の中に一本だけ浮いた存在である異邦人だと感じます。
けれども「私」もまた故郷の中では異邦人なのです。

もう独りの本当の異邦人は「私」の恋人謝虹です。
彼女は国に子供を置いて日本に働きに来ている中国人で、
「私」は彼女ほど自分が愛おしく思う女はいないと思っています。
ビザが切れて日本を離れなければならない謝虹を救うには、
自分の気持ちに忠実になり結婚をすればいいのですが、
「私」には二十歳の時の女性とのトラウマとも言える厭な出来事があり、
それが言えないでいます。切ない最後の夜と、別れの日の空港へ向かう場面。
かもめさんはこんなドラマも書けるのだと感心しました。

謝虹の片言の日本語が最高です。ぜひみんなにも読んでもらいたい作品です。
かもめさんは、きょうは大掃除で店じまいが遅いみたいですね。
読んでいて「島」に興味を持ちました。
「島」を舞台にした長篇とかはもう書いているのですか?

さてと、あしたは今年最後の忙しい一日になりそうなので
(残念ながら執筆じゃなくて、雑用で)、
きょうは風呂に入ってもう寝よう。
>>493
訂正2行目:とりあげるのは「雪」と「緑色の異邦人」の3作です。

もう1作読んでいるのですが、途中で次の回に回そうと思って題名だけ削って、
「3作」の部分はそのままにしてしまいました。「2作」に訂正です。
なんとか脱稿しました。寝ます。明日の昼間読み返して応募するがどうかを
決めるつもりです。時間をおいて読んでみないと、自分でも分からないのです。
今の自分のベストだ!と思えると良いのですが…。それでは、おやすみなさい。
読んだ!読んだ!読んだ! 出す!出す!出す! 
以上、町田康風に報告してみました。
は〜、今年も終わりですね。自分にとっては
充実した一年でしたが、みなさんはどうでしたか?

って、シミジミしてる場合じゃないんだよな。新潮向け
作品が山場なので曙対ボブ・サップを我慢してでも
一気に書き上げなきゃ!
それが終わればてんぷす・織田作にとりかかれるので。
このスレも予想外の速いテンポで折り返し点に辿り着きましたね。
後半もこのペースで行きましょう。

そして新年は良い小説をたくさんたくさん書きましょう。
みなさまの筆運がますます高まることを祈りつつ。
501かもめ:03/12/31 18:06
またまた感想ありがとう。本人にはわからないことが浮き上がってきて、面白く
見ています。俺は上手な読み手じゃないので、自分の作品すらわからないので、
非常に助かります。次を愉しみにしています。
文學界、出してきました。ベストを尽くしました。来年もそれぞれ頑張りましょう。
503かもめ:03/12/31 23:54
曙にはがっかり。一ヶ月く゛らいのトレーニングでは、所詮、無理だよね。まず、
体重を絞ってフットワークがなきゃ、何度やっても駄目だね。贅肉が多すぎる。
これは小説にも言えること。下地があったって、一ヶ月ぐらいでメジャーになられたんでは
たまらない。文章の贅肉を削るのもそれに似て、いずれも精進が大事ってことだね。
曙が勝つと信じていた人など殆どいないだろう。
それでも、やはり人々の心には相撲最強説が残っていたのか。
あそこまではっきりとした結果が出れば仕方がない。
それに比べて小説ってのは他者が評価をつけるから不透明でもある。
最終選考に残った作品と受賞作の違いなど、選考委員の匙加減一つだし、
宣伝用に女子高生などが不意にデビューすることもある。
一つだけ言える事は、執筆することが俺の心の支えになっているという事だ。
生きている限り、時間は無限にある。俺は焦らない。
505かもめ:04/01/01 00:41
まずは、新年おめでとう。相変わらず、マイペースで今日も書いてます。おそらく、
みんなもそうなんだろうな。文学界間に合ったひとは、ほっとしてるだろうね。
また新たな挑戦。決意ってほどじゃないけど、今年は大切に一つ一つを書こうと思う。
こっちはどんよりとして、いまにも雪が降りそうな元旦。
  元旦や  君万人に  公平か・・・・新年早々、愚痴みたいなのを、一句。おそまつ。
あけましておめでとう。文学界組のみなさん、乙です!!
>>504
女子高生のデビューを宣伝用と言い切るのはちょっと……
「若いやつは小説を書くな、応募するな」と言われているようで、あまりいい気はしないな。
>>507
そうだね。中には圧倒的な才能を持った人間もいるだろう。
エンタメなどは関係がないのかもしれない。
しかし、商業的に考えて17歳と50歳が質は違えど同じレベルの物を書いたとしたら、
17歳の小説を選ぶ。ずば抜けていい作品を書いていれば問題は無いだろうけど。
数少ない例外はあれど、経験を積んだ人間の方が総合的に勝っているのは当然。
小説は絶対的な評価が出来ないのは残念だけどね。
新年おめでとうございます!今年私が最初にやった仕事は、
キッチンでの洗い物でした。(妻がやらずに寝てしまったので)
しかし、年末、何もしないで文學界応募作の推敲に没頭していたので
正月は少し家のことをやろうと思っています。でも書く方も頑張りますよ。
昨日の夕方まで悪戦苦闘した中で、自分なりに発見がありましたからね。
みんなも書いてるとおり、苦労して書き続けることでしかレベルアップは
できないなと痛感しました。毎日書いて、鴎氏の言のとおり、とことん推敲して
いろいろな賞に応募しましょう。
明けましておめでとう! 今年もがんばって書きましょう!

いま初詣から戻ったところです。おみくじは大吉でした。
努力をすれば願いことがかなうとありました。
書くことに精進せよということなのでしょう。
さて一眠りしたら、500Km ほど東の実家に車で帰ります。
道のりの 99% は高速道路なので楽なのですが、一人では退屈なので、
いつも朗読のテープやCDを聞きながら行きます。
今回は荷風の「墨東綺譚」を買っているので楽しみです。

(かもめさんをまねて、一句) 

初春に 道は一つに なりにけり
おはようございます。元旦の太陽は眩しいほど輝いています。
庭の枯れ木にあまり見たことのない野鳥がとまってました。
くちばしがオレンジがかった中型の鳥です。
犬はテラスでひなたぼっこをして幸せそうです。
この穏やかな陽の光が世界中を暖かく照らすことを祈るばかりです。
(イランの地震は大変な被害をもたらしたようですね)
512かもめ:04/01/01 09:41
北日本、発表されたね。全員が高齢者には驚いた。選評、選考過程を読むと、
なんとなく傾向がわかるような気がする。悔しいが、今年、もう一度だけ、
北日本に挑もうと再認識した。
選評、読みました。やはり私の描こうとする題材とは傾向が異なり、
応募しなかったのが誤りではなかったと思いました。
ただ、候補にまで残ると批評を受けられるので、確かに修行の場
として良い賞だなと思いました。
受賞者の夏芽さん、カルチャースクール歴が長いとはいえ、
初投稿で初受賞はすごいね。できることなら読んでみたいものだ。
北日本新聞は手に入らないから、いつか出るであろう作品集待ちか…。
「北日本」、輝氏と文化部記者との2つの選評があって、
俺には記者の選評の方がためになった。特に次の言葉。

<以下引用*>
3次選考まででとどまった作品で気になったのは、
不倫であれ、愛する者との別れであれ、独りよがりな
〈自己弁護〉や〈感傷〉に筆が流されている点である。
自分の胸の内を見つめることと、
己の胸の内から出られないのとでは意味が違う。
人に読ませるには狭い観念に目隠しをされず、
自分より人間を見る目が必要なはずだ。
<引用終わり>

今年一年肝に銘じたい言葉だ。


http://www.kitanippon.co.jp/pub/hensyu/bungaku/38_2004/prize03.html
織田作佳作に続いて、またカルチャースクール出身なんですか…
カルチャースクールで勉強して、地方文学賞へ。
これも一つの流れになるのでしょうか。特に高年齢の方が多いようです。
私は女子高生でも高齢の方でも良い作品なら選ばれて当然と考えます。
もちろん作品以外の要因で受賞が左右されては困りますが…。
517かもめ:04/01/01 14:16
北日本新聞は、代金を払えば、メール注文で送ってくれるはず。以前、俺も
取り寄せたことがあるから。
正月の読書は中止して、自由都市に向けて書くことにしました。
15日〆切だから忙しいけど、文學界応募で掴んだ感じを忘れたくないので、
今日から書いて応募するつもりです。最低一日5枚は書かないといけないなあ。
北日本の受賞作はまだ読んでいないけど、やはり、とことん拘っている人が取るんだな。
大賞を取られた方は5年かけて渾身の一作を書き上げたのだろう。
彼女に比べて自分の応募作がいかにいい加減なものだったかわかる。猛省した。
結局、わかっていたことだけど、どこにでも応募しまくる姿勢は節操が無かった。
様々な賞の審査員、受賞者談話を聞いていると、
一つの賞に絞って何年間も応募し続けた人が受賞している事が多い。
今年からはやまなし文学賞のために全精力を注ぐと決めた。
選考委員は辞退されたかもしれないけど、尊敬する三浦さんが生きているうちに読んでいただきたい。
今年がダメなら、3年かけて一作を仕上げ、再びやまなしに挑む。
やまなし、今年の募集要項には三浦哲郎氏の名前があったが…。
病状はだいぶ回復されたと思うが、3年後となると選考委員を
続けておられるか分からない。昨年募集された上林暁文学賞は
三浦哲郎氏の単独選考だった。一回限りだったのか今後もあるかは
分からない。
上林暁文学賞を検索してみたが、昨年は開催されていないようだ。
一回限りなのか、隔年で開催されるのかはわからないが、やまなしに絞ったほうがいいと思う。
ともあれ、情報ありがとう。燃えてきたよ。
織田作、坊っちゃんの時は、応募した後に読み返してがっかりしたが、
昨日発送した文學界応募作は、小さなキズはあったが納得のいく出来に
なっていた。これですぐ落ちるようならしかたない。
ベストを尽くしたのだからね。とにかく毎日書くと宣言している人が
いたが、自分も書き続ける気持ちが強く持てた。いい元日になったよ。
島田雅彦が出演した番組(再放送)を見たが、9時から龍がNHKに出るね。
作家もいろいろな活動をするものだ。龍の子供が職業について考える本も
売れてるそうだ。おそらくデビュー作を除けば小説よりも売れるのだろう。
龍の「13歳のハローワーク」はいい本だよ。
あれは是非今の中学生に読ませたい。
よくぞやってくれた! という感じ。一度見てみるとホント感心するよ。
>>524
そうか…。龍のアンテナの感度はするどいからなあ。最もリアルと対峙して
行動している作家かもしれないね。彼流に言えば他の作家はポップじゃない
ということになるかな。
526かもめ:04/01/02 00:45
いま、萬月のHPで、小説の書き方ってのを見てた。面白いね。プロになるまでは、
原稿用紙に手書きがいい、と書いてある。ワープロやパソコンは、すぐに書き直しが
出来るから駄目だという。原稿用紙に一度書いたものは、絶対に消さないこと。
それには書く前に、集中し、頭から最後の「了」までを完璧に構築し、書く。書く前に最低
六時間ぐらいは集中しろ、とある。書き直ししないことにより、自分の文体というもの
が確立できるのだから、修行中は絶対に、手書きにすべし、ということだった。
異論はあるだろうが、面白いと思った。二、三時間の集中しか出来ない人は、並の
能力だから、助言として、いますぐ、やめろ、とも書いてある。
527お早うございます:04/01/02 08:53
>>526
いろいろなタイプがあるようですね。輝氏は原稿用紙に向かって書き出すまで
自分が何を書こうとしてるか分からないと述べてる。小林秀雄は書くことが考えることだ
と言ってたと思う。前述したスティーブン・キングは午前中二時間ほどしか書かない
ということだしね。保坂の書き方本でも最後まで構想することを否定してる。
まあ彼の場合は物語性とは縁遠いからそうなるのかもしれない。
丸山健二はどんな文章でも、たとえメモ程度でもいいから、とにかく最後まで書き通す
ことが最も重要で、それを7回書き直せと述べている。
でもPCよりも原稿用紙の方がいいというのは一理あると思いました。
PCをやめて原稿用紙に戻ったというのは井上ひさしでしたっけ?
原稿用紙の方が一語、一文についてよく考えるだろうなあ。
529始めまして:04/01/02 23:45
北日本で少し上の方に入った“きらら”と申します。
前回は自分流で1次落選だったので、
今回は賞に合わせて書いてみました。
まあまあの結果だとは思いますが、
「高齢者の私小説にはかなわない」
と、いうのが率直な感想です。
もう、北日本は終りにします。
>>529
勝手にすればいいじゃん。
531かもめ:04/01/02 23:54
>>529
二度目でいいところまでいったんなら、もう一度挑戦してみたら、どうかな。
俺ははじめて応募して選奨だったので、何が何でも賞をとろうと思って、十五年
ぐらい続けているけど、まったく歯が立たない。けれど、今年だけ、もう一度
トライしようと決めている。他を目指すんならそれもいいけど、俺としては、二度
ぐらいでは、あまりにもあきらめが早いような気がする。高齢者も何もないよ。
いいものが選ばれる。そう思わなければ、どこにも出せないのじゃないのかな。
かく言う俺も、すでに高齢者だけど。ちなみに、どこまでいったの
>>529
賞(選考委員)による評価の傾向は厳然と存在すると思う。北日本の地元選考委員と
宮本輝氏の選考を信用する気にならないなら、他の自分にあった賞に応募すればいいと思う。
ただ、謙虚に自分の作品に足りなかったのは何かと考えてみる方が作品レベルの向上につながる
のではないかな?
533名無し物書き@推敲中?:04/01/03 01:11
>>529
2年で「北日本」を「卒業」するのは早いような気がするけど、
きっと2度の応募で何かをつかんことだし、
ほかにも公募新人賞はたくさんあるのだから、
それはそれで良いのかもしれません。
若い人のようなので、いまのうちにいい小説をいっぱい読んで、
すそ野を広げてくださいな。
ごめん、いつもと違うPCで書いたので、上げてしまった。
かんべんよ。
前に俺も上げてしまったことがあるからなあ。一日たてば下がってると思うよ。
織田作之助賞のような地方文学賞が該当作無しって寂しいな。
文學界新人賞ちゃうやん。
川上先生のこと嫌いになってもうた。
女神ちゃうやん。
3月号の選評なんて見たないわ。
ずるずるでんがな。
>>536
その気持ちは分かるよ。

織田作と太宰は、中央に直結する数少ない地方賞だけに、
ちゃんと発掘して送りだしてもらわないとね。
538名無し物書き@推敲中?:04/01/03 03:14
質問なんですが、同人誌発表作も応募可
とあるのは、太宰、織田作、小島のみだったでしょうか?
同人誌に作品を発表してる時点で凄いな。
作品が溜まってきたら自分ひとりの同人誌を作ってみるか。ってうそうそ。
カルチャースクールで仲間を発掘なのか。どうなのか。
元々ある同人に参加したいとは思わんね。
540名無し物書き@推敲中?:04/01/03 03:26
実際、やってる奴いるけどね(w
>一人同人誌

たまに文學界の同人誌評に出てるよ
かもめさん、文庫本最後まで読みました。
ひとりの作品を10編も読むと、何かすこく親近感を持ってしまうものですね。
最後の「メロドラマ」最高でした。かもめさんは前に、少しも上達しないと、
嘆いていましたが、そんなことはないですね。
「春欄」や「狸と双眸」と比べると、「メロドラマ」は、格別に良くできていますよ。

きょうはもう遅いので、近いうちにまた批評の続きとして感想を書きます。
>>540
一人同人か。凄いな。でも同人誌っていうくらいだから、
文學界と同じような装丁を作らなきゃいけないんだろうな。
まさか新人賞応募原稿と同じように紐かクリップで綴っただけの
作品集を同人誌ですって出すわけにはいかんだろう。
>かもめさん
一応、選考経過に名前と批評がでました。
(結構うれしかったです)
>532さん
私の文章は傲慢に見えるようです。
(そんなつもりはないのですが...反省)
>533さん
私は厄年ですから若くはありません。(泣)

北日本は力試しのつもりで出しました。
もちろん、出し続けられればいいのですが、
毎日2時間も机に向かっているのに、
3日で1枚くらいしか書けない遅筆なので、
これから挑戦する賞を絞っていきたいと思います。

PS:
「北日本は終りにします」の発言が、
皆さんの気に触ったのなら謝ります。
>>539
カルチャースクールでは、無理やり人数(作品)集めの
ために同人に参加させられるようなケースもありますんで、
よく見極めないといけませんね。まあ、どこでもしがらみは
あるんでしょうけど

>>543
直後に煽った人以外は誰も気に障ったりしてないと
思いますので、気になさらずに。
朝日の文春元編集者のところがええべ。予約待ちが半年くらいでちょうど良い。
カルチャースクールって、行けば上手くなるんでしょうか。
同人に参加させられるっていうのは無理やりってことですか。
通って上達するなら行ってみようかな。
同人もやったことないし。
一人で書いているよりはいいんでしょうか。
>>543
批評が載ったということは、直前まで残ったということですね。
おめでとうございます。というよりは、すごいですね。
前の書き込みでは、「まだ若いようなので」と言いましたが、
文章が若々しいので、そう判断してしまい、失礼しました。
(ああ、それでも俺よりは少し若い!)

それと少しも気に障っていませんから、
これからもいろいろと情報なり、文学観なりを書き込んでくださいな。
頑張りましょう。
>>546
一般的に言えばカルチャースクールに通えば力はつくでしょう。
いろんな人から批評もらえるし、他人の作品を読むことで刺激にも
なるし。でも、先生との相性とかもあるだろうし、興味ないものも
ちゃんと読まなきゃいけないから、時間がとられる、という面もあります。

「同人を○月に出す予定だけど、作品が少ないから今回はあなたも出してね」
みたいなことはあるようです。誌の性格によってはそれなりに
費用もかかりますしね。
543さんは、特にそこまで残ったのなら別の賞に挑戦してもいいのではないかと思ってしまいます。
もちろん、かもめさんのように北日本に対して特別な思いがおありの方はぜひ頑張って頂きたいですが。
↑ 一行目の「特に」は削除してください。
551かもめ:04/01/03 16:24
いまの俺は、北日本を落ちた作品に手を入れて、同人に載せるというパターンだね。
それが最近(とはいっても、年二冊刊行だけど)殆ど、文学界の同人誌批評に
取り上げられるから、それだけ、北日本は難しい、ということだと思う。何か、悔しい
んだよね。だから、意地になっているのかも知れない。意地になっているから、
力が入り過ぎて駄目なんだろうと思う。必用以上に感情移入をしすぎてしまう。
それらを創造的に猛省して、今年に賭けてみる。きららさんは凄いね。厄年なら、
まだ若い。俺なんか、小説をはじめて書いたのが、三十六、七歳だから。いまは、
もっと早くからはじめればよかったと、悔やむことしきり。
552かもめ:04/01/03 16:26
創造的ー総合的の間違い。
553かもめ:04/01/03 16:38
何か、きららさんを女性だと思っていたけど、勘違いかも知れないね。33歳の
厄年かな、と思っていた。読み直してみたら、男性で、42歳の厄年だろうと思うに到った。
きらら、という名は、作品名からとったのかな?
554538:04/01/03 17:06
ええと、回答いただけてないってことは、
とりあえずあの三つで間違いないってことでよろしいですかね?
ちなみに僕は中央の賞で駄目だったのを同人掲載、それを同人掲載作可の地方文学賞にまわすという作戦です。
現在25です。
皆さん、お互い頑張りましょう。
555きらら:04/01/03 17:30
さすが、かもめさん。ずばりです。
名乗る勇気もなければ、匿名を通す気概もなかったので、
なんだか、もったいぶった書き込みになってしまいましたが、
きっと、分かって頂けると思っていました。
もっとも、小説の主人公は33歳頃の女性ですが...

「雨が降ったら、雨が降ったとお書きなさい」
「平明なことを難しく書くことは簡単だが、難しいことを
平明に書くのは難しい」

思い入れたっぷりに書き上げた第一作を
一次選考で落とされて、メールで抗議した時に、
編集部から頂いた、宮本輝先生の言葉です。
今回はこの言葉を自分に言い聞かせて書き上げました。

この2ヶ月間ほど、みなさんに楽しませて頂いたので、
これだけは、書き込みしておこうと思っていました。
僭越な物言いですが、文章に自信がついてくると、
表現が複雑に過ぎる傾向になりませんか?

私は今「山椒魚は悲しんだ」という、井伏鱒二の有名な書き出しを、
実感として噛みしめています。
レベル、低いね。ここは。
>>548
どうもありがとう。
>>555
きららが言っている事は一番大切な事だと思う。
読者に伝えたい事柄を過不足なく書き上げるのは難しい。
平易な文章を組み合わせて一つの物語を形成するのがどれほど大変なことか。
作者が自分の作品を一歩引いた視点で見なければならないね。
ちなみに俺は三浦綾子さんの作品を参考にしている。
心理や情景の描写を書き過ぎず、それでいて力強く迫ってくる。
虚飾無しの人間自身が等身大で書かれているんだよな。
(((;;;:: ;: ;;          ;; ;:;::)) ::)
   ( ::: (;;   ∧_,∧   );:;;;)) )::: :; :))
    ((:: :;;  (´・ω・)っ旦;;;; ; :))
     ((;;;  (っ ,r どどどどど・・・・・
          i_ノ┘

 ((;;;;゜;;:::(;;:  ∧__,∧ '';:;;;):;:::))゜))  ::)))
 (((; ;;:: ;:::;;⊂(´・ω・`)  ;:;;;,,))...)))))) ::::)
  ((;;;:;;;:,,,." ヽ旦⊂ ) ;:;;))):...,),)):;:::::))))
   ("((;:;;;  (⌒) |どどどどど・・・・・
         三 `J
        
         .∧__,,∧   ;。・
       ⊂(´・ω・`)⊃旦
    ☆   ノ   丿 キキーッ
      ヽ .ノ  (⌒) 彡
       と_丿=.⌒

         .∧__,,∧ゼェゼェ
        (´・ω・;)
         ( o旦o ))) このスレのために大急ぎでお湯持ってきました、ドゾー
         `u―u´ 
560かもめ:04/01/03 23:24
一作目の評価が不満で、メールで抗議したってのは面白いね。なかなか行動には
移せないけど、それって、物書きを志す者は誰しもがしたいことじゃないのかな。
俺はそのことだけでも評価する。また、輝さんにコメントもらって伝える編集部
も大したものだよ。いつも思うんだけど、アピールは大事だと思う。そうしたからって
評価が覆るわけもないけど、それでも、コメントをもらったことは、大いに意義があり、
一つの成果だと思う。俺もいろんなとこに送りつけてきているから、共感出来るもの
がある。それにしても、大したもの。きららさんも編集部も。
文學界の同人誌評って言うのも興味深いね。
562かもめ:04/01/04 00:02
>>561
あれは毎回、ベスト5を選び、一年を通し、その中で一番よかったと思われる
ものを選び、文学界に転載してくれるんだよね。その場合、奨励金として、稿料、
十万円。載るけど、残念ながら、まだ一度もベスト5には選ばれたことがない。
見てると、ある程度枚数の多いのが選ばれているね。俺のは殆ど、三十枚だから。
12月号に、短い批評だけど、一応、取り上げられている。
563きらら:04/01/04 00:05
コメントは宮本先生が私のためにくださったものではなく、
編集部の方が以前の著作からの引用したものです。
しかしながら、本来タブーである通常選考についての問い合わせに、
わざわざ読み返した上、コメントを頂けたことは
大いに感謝するところです。

大学のときも大学主催の文学賞に落選して、
見知らぬ選考委員の文学部教授ところへ、
落選の理由を聞きに行ったことがあります。
自惚れが強いんですね。きっと。
私としては、抗議はあまりお勧めしたくありません。

北日本文学賞は、素直に書くことが重要なようです。
「山椒魚は、前足をがっくりと折ると、
大きな頭を冷たい岩盤に横たえた」
では、通らないと思います。
小説はまだ、4作しかものしていないのに偉そうですが...

みなさんの実力なら、充分上位を狙える筈です。
ご健闘をお祈りしています。
564538:04/01/04 00:30
凄いですね、かもめさん
僕は初めて同人に掲載してもらったやつ
積み残しにされました(´・ω・`)
今度2度目の掲載なんですが
今度こそ評がほしいな
こないだ某新聞では褒められたので期待してまつ
565かもめ:04/01/04 00:31
>>563
いいんじゃないの。自己顕示欲が強くなきゃ、自分の書いたものを人に読ませたい
、なんて思うはずないんだから。異論はあるかも知れないけれど、評価されたい、認められたい
、と思わなければ、次を書けないよ。少なくとも、俺は。
566538:04/01/04 00:33
ちなみに調べた結果、
織田作賞に挑戦することにしました(`・ω・´)
567かもめ:04/01/04 00:45
>>564
もう同人も14,5年になる。五年ほど前までは、年に四冊だったけど、いまは
いろんな事情から、年二度、二月と八月に刊行している。批評に取り上げられる
ようになったのは、二、三年前からだね。俺も、きららさん同様、批評家に自費
出版の本を送ったり、かなり強引なことをしてきたけど、迷惑なはずなのに、
感想を書いてくれたりする。偶然でも何でも、一度取り上げてもらうと、以降、
一応は、目を通してみようか、と思うのかも知れないね。
568538:04/01/04 01:11
うちも年2冊です。
14、5年かあ
2、3年の僕はヒョッコですね。
とりあえず諸費用が安くて助かってます。
>>538 さん
遅レスでゴメンだけど(正月で帰省していました)、
要項に同人誌掲載でも可とか不可とか、
はっきり書いてあるのは少ないですね。
織田作は可と明記してありますが、どっちも書いてない場合、
問い合わせてみるのも良いと思いますが、
あ、もう織田作に決めたんだったね。

さて「てんぷす」の今年度の要項が出ているようなので貼っておきます。
http://www.vill.ginoza.okinawa.jp/bungei/bungei04.htm
(もしかしてこれもダブりかな?)
570538:04/01/04 01:47
>>569
お気遣いありがとうございます。
はい、決めちゃいました、織田作に。
カップル板に長居しちまいましたが、これから投稿する作を読み返します。
では。ノシ
>>569
今年、てんぷすを狙ってみようと思ってる者です。
情報ありがとうございます。
他の応募作が片付き次第、こちらにとりかかります。
そのうち、詳しい情報や過去作品のことなどを問い
合わせてみるつもりなので、分かったらここにカキコしますね。
かもめさん、文學界12月号の「同人雑誌評」読みました。
文庫の方は少し前の作品なので、最新作も読んでみたいです。
前から思っていて、今回の同人評でもそうなので訊いてみたいのですが、
かもめさんはなぜ主人公を四〇歳に設定することがほとんどなのですか?
何か特別な理由があるのでしょうか? 
もし答えにくかったらスルーしてください。
このスレでときどき名前が出てくるので、
保坂和志の「書きあぐんでいる人のための小説入門」読んでみました。

内容は、現代において小説を志す人には「正統派」のアドバイスですが、
公募新人賞から作家になろうとする者には、ちょっと辛い内容です。
保坂自身、自分の書き方が周りに分かってもらえるまで10年かかったと、
本の中で言っています。その彼のやり方を、うんそうだ、と真似しても、
果たしてうまくいくものか?
公募新人賞からのデビューは思っている以上に大変なことなんだと、
本を読み終えたときには、そう思いました。

おもしろかったのは、保坂がデビュー作を、
群像の新人賞に回すように編集者に言われたとき、それを断った逸話です。
前後の文脈は違うのですが、それで分かるのは、彼がデビューしたのは、
編集者との繋がりがあったためで、もし彼がコネも何もない、
公募新人賞を狙う「一般的な作家志望」だったら世に出られただろうか、
とやはり作家になることの難しさに思いが至ってしまうのでした。

ただ現代文学をどう書くべきなのか(また読むべきなのか)、
ということに純粋に興味がある人には推薦の一冊ですが……
同人になるにはどのくらいお金かかるの。
知っている人いたら、言える範囲でいいから、教えてください。
保坂は最終候補を断ったんだね。
ってことは逆に言うと同じようなコネ待遇で最終に残る人が多いわけだ。
そう言うわけだね。他にもよく聞く話だし。
それとともに新人賞を経ないで作家になった人も多いよね。

それでも俺は出し続けるけどねさ。
577かもめ:04/01/04 17:12
>>572
言われてみれば、そうだね。自分でもよくわからないが、四十ぐらいのときが、
もっともドラマがあったからかな?
>>574
俺の場合、年会費、5000円だけだよ。他は、掲載料、一枚、600円。ただ、
俺の所属しているところは、40歳以上ってのが、唯一の会則だけど。
578538:04/01/04 17:29
>>574
うちんとこは年会費6000円で、印刷が400字詰原稿用紙1枚分につき約370円です。

他は、年会費3万くらいで印刷が1枚1000円なんてとこも。
こっちにも誘われたことあったけど、
さすがに断ったな。
>>577, 578
レス、ありがとうです。
そんなもんなのか。
文學界に送られてくる同人誌は85冊(2003年12月)だそうです。
平均して小説が2〜3編として、月に約200編。年間では2400編。
文學界新人賞の応募は半年で2万弱だから……

うう、俺はなんのための計算をしているのだ!
創作板だから、こういう世界も必要だね。
確かにコネでデビューする人も多いし、そちらの方が多数派かもしれないけど、
コネなしでもありなんじゃないかな。

去年の懸賞小説受賞者を省みると

文學界→「ハンゴンタン」由真直人…福島在住。文壇と無縁。
文學界→「イッツ・オンリー・トーク」絲山秋子。文壇と無縁。
すばる→「ダンボールボートで海岸」千頭ひなた。四国在住。文壇と無縁。
新潮→「家畜の朝」名古屋在住。
群像→「火薬と愛の星」森健。名古屋在住。文壇と無縁。

と中央と無縁の人が多い。逆に文藝って縁がないと難しいのかもね。
582かもめ:04/01/05 00:55
コネだって、あるに越したことはないね。文壇や出版社系の人々と縁故関係にある
人が、偶然、物書き志望で、その引きによってデビューなんていうなら胸くそ悪い
けど、それとは別に、応募などで編集者などの眼にとまり、それによりコネが出来るって場合も
あるからね。俺はそのようにして出来るコネが理想だと思う。ただ、そんなことは
考えずに、雑念を捨てて、ひたすら書き、上位に残る力がついたとき、コネは向こうから、
近づいてくると信じて、書き続けるしかないね。現時点の俺としては。
俺も基本的にはそうですよ。保坂の本を読んで少し暗くなってしまったけど、
だからといって投稿を止めるつもりはないし、今以上に頑張って出していきます。
根は楽観主義者です。書き続けることが大切で、
そうすればいつかは運も顔を見せてくれるでしょう。
そのときは機を逃さずに中央を突破する、その心づもりだけはしておくつもりです。
保坂の書き方本を読んでそれほど落ち込むこともだいだろう。
割と役立つことが書いてあると思ったよ。あまた出版されている
作家以外が書いた「小説家になる方法」的な本よりはずっとましだった。
585名無し物書き@推敲中?:04/01/05 13:03
北日本は丁寧な賞だと感じた。
理由は一次から入選まで、ずっと選考指名を公表しているから。
短編の賞としてレベルが高いのも、こうした書き手を尊重する
社の文字への姿勢にあると感じた。二次落ちですた。
586中年紳士:04/01/05 14:17
北日本の応募者内容を見ると
文筆、出版関係者      28人
ライター、文学賞入選者   119人
同人誌構成者        61人
これだけで208人になる。

このメンバーでは僕が一次に入れないのも
よくよくうなずけました。
ちなみに一次は
小説として成り立っているか否かを審査する段階ね。
どうしてこれほど北日本は人気があるんだろう?
数少ない短篇の賞であることを除いて考えると、
上で誰かが書いてるように、選考の丁寧さが理由なのか。
それとも宮本輝という作家が支持を集めているのか?
俺にはよく分からないのだ。
589名無し物書き@推敲中?:04/01/05 15:35
<<587
あなたが何ものかは知らないが、3分の2は一次で落ちてる
のだから「小説として成り立っているか否かの選別・・」は
当たっているとは思えない。勿論その類いは何編かあろう。
が、落ちた文を読ませて頂いた経験があるが違うぞ。
レベルの低い者どうしで傷を舐めあってろや。
できたらsageでいこう。>>590は粘着だからしょうがないけど、
他にも変なのがくるから。
>>588
輝さんには興味なくて選考の丁寧さに惚れました。
年配の方が受賞されているのも支持している理由です。
十代の子供さんが入選したら私は投稿しなくなると思います。
いつもと違った新しいメンバーが書き込んでくれているようで、とても嬉しいです。

で、591さんも言ってくれていますが、どうか、sage進行でお願いしますね。
書き込み欄の、E-mail (省略可)の右枠に、半角小文字で sage と入れてください。
そうすると、板の一覧表で上にあがらないで済みますから。

それから1次落ちですが、俺も中には多くのちゃんとした小説があると思います。
北日本では実験的な小説は1次落ちしそうですし、
今回このスレに住人で、文學界の1次に通った人が1次落ちしています。
常用しているプロバイダが「アクセス規制中」で書き込めない。
もう一つ契約しているほうに接続を変えて、いま593をアップしました。

また誰かが荒らしまくっているんだろうな。
本人は自分のせいで、2chから規制されていること、
みんなが迷惑してることを、自覚しているのだろうか?

自由都市に出す人は順調にいっていますか?
あと10日ですね。
若い人の修行にはいいが、ある程度年齢がいっていると、
受賞してもすぐに本を出せるわけでもない北日本ではなく、
大手の新人賞を目指そうと思うだろう。
たぶん、多くの人はその両方に応募してるわけだな。
だったら30枚で選考と結果発表が丁寧なこの賞の人気を理解できる。
>>594
あ、たぶんそれ私のことだと思うのですが、文學界への応募によって予想以上に
疲れてしまったのと、「都市」について考えてたら、壮大な話になって
しまいそうな気配が漂い、簡単に書ける感じではなくなりました。
よって応募できないでしょう。なんでもかんでも応募してやるなどとホラをふいて
すいませんでした。3月末のどれかに応募できるように3ヶ月かけて質の高いものを
仕上げたいというのが今の考えです。
どうでもいいけど、上げるなよ。
ムード壊す奴が来るだけだ。
このスレは沈んでもいい感じかんだからさ。
598名無し物書き@推敲中?:04/01/05 20:01
敗退者のムードage
暇をもてあましている中学生にはかなわんな。
中学二年生くらいのときが一番女の子が可愛く見えた
>一次は小説として成り立っているか否かを審査する

それはラノベのコンテスト。ほとんど独り言みたいな文章も送られてくる
そうだから。
北日本は、送ってみたことはないけど違うと思う。
602かもめ:04/01/06 00:59
一次も何も、傾向じゃないのかな。井上靖のときとはあきらかに違うもの。
よほど卓越したものなら、傾向が違っても遺すだろうけど、拮抗している場合、
輝さんの選ぶ傾向に合わせて、下読み作業しているんじゃないか、と言ったら、
言い過ぎだろうか。先にも書いたけど、北日本で三次まて゜しかいかない作品を、
同人に載せて、批評に取り上げられるところをみると、うぬぼれ半分ではあっても、
傾向さえ読みとれば、北日本でも、いいとこまでいくんじゃないか、と思ってしまう
のは、俺の歪んだ見方だろうか。
>>602
そうでしょうね。だからこそ公募新人賞に出すときは、
「傾向と対策」が必要になるのだと思います。
もちろん内容を磨くのが先ですが、
「己と敵を知れば百戦戦うも……」ですよね。
もう坊っちゃんには応募しない…あと文藝か?
北日本なあ
輝って、エッセイとか読んでると編集者を悉く非人扱いしてるじゃん
殴るわ蹴るわで。
たぶん下読みは編集の連中だろ?
選考は自分一人だし
案外、奴の嗜好に合わせればいいとこまでいったりして(w
誰か実行してみてよ
俺はそんなんやだけど
鴎氏の短編集には10の作品が収められていますが、
そのうち6編は「島もの」とでも呼ぶべき「故郷の島」を舞台にした作品です。
具体的には「狸と双眸」「雪」「春欄」「緑の異邦人」「十二月二十一日
(島は出てこないが一連の流れでここに入れる)」「メロドラマ」の6編で、
この順番に読むと、一つの中編として読むことも可能です。
うち「雪」と「春欄」はすでに取り上げていますので、
今回は残りの3作品を紹介することにします。

島には、鳴き砂の浜と、リフトで登れる展望台と、春欄と、
緑の花を咲かせる桜とがあり、主人公の父と義理の母、
そして35歳の若さで亡くなった実の母が、主人公を待っています。
そうした土地が呼び起こすイマジネーションが、
おそらく実際のモデルと折り重なるようにして、
鴎ワールドを作っていきます。「島もの」のテーマは「故郷と異郷」です。
異境は(ほとんどが40歳の)主人公が人生の半分の過ごした首都圏の街で、
多くの場合そこには主人公に絡む女性の存在があります。
「狸と双眸」の場合、小学生の女の子を持ち主人公白須と恋人関係ある法子が、
その女性にあたります。

白須は帰省した島で狸と交感します。
このあたりの叙述は、「雪」にも見られたことですが、
幻想的・象徴的な手法でおこなわれ、鴎氏の文体の一つ特徴になっています。
狸に射竦められた白須は、その不安な気持ちを抱いたまま都会に戻ります。
法子の娘、水穂の態度に白須はそれまでにない、
自分を拒否するようなものを感じ、その目を故郷で見た狸のそれと重ね合わせます。
故郷にも異境にも受け容れられない魂を点描した作品です。
鴎氏の作品で初めて人が死ぬ「十二月二十一日」は多くの問題を孕んだ短篇です。
死ぬのは、「私」の元の妻、妙子の父で、二人は離婚後数年でまた再会し、
その後同居をしています。離婚のこともあり、
妙子の両親は「私」に恨みを持っています。妙子は「私」の運転で病院に行き、
危篤状態にある父の看病をしますが、その甲斐もなく12月21日に死んでしまいます。
その日は「私」の誕生日で、妙子の父はその日を狙って死ぬだろうなと、
「私」は考えていました。それが「私」に対する彼の「復讐」なのだと、
「私」はそんなふうに考えます。

妙子の父が死ぬ夜、部屋の闇のなかで「私」は恐怖にとらわれます。
妙子の父が「私」のところへやってくる、そう思うと実際に彼が立っているのです。
精神的な窮地に陥った「私」を救ったのは、35歳で死んだ「私」の実母の幻影でした。
現実に戻った「私」がフォトスタンドの実母の写真を確認すると、
そこには見たことのない疵がついていました。
1週間後に妙子が戻ってきて、「私」はその写真と誕生日のことを話します。
妙子は、一人になった自分の母のために、「私」のもとを去ることを、
「私」に告げるところで話は終わります。

この作品は主人公に対する客観的な作者の視点がなければ、
「私」の「甘えの構造(妙子にも死んだ母にも自分にも甘え、それを自覚しない!)」が
浮かびあがらずに、小説として失敗していたでしょう。そういう意味でも、
この短篇は問題作だと言えます。この「十二月二十一日」の続編が、「メロドラマ」です。
「島もの」全体のとりあえずの終着点でもあります。この比較的長い(60枚ほど)短篇には、
それまでの「島もの」のエピソードが次々と出てきます。
主人公は四十五歳、それまでの「四十歳」の主人公たちから五つ歳を取っています。
このことは作品の内容にも、その書き方にも影響を与えています。
小説としての完成度さえ、その分だけ先に進んでいるように思えるのです。
主人公の歳が実際の作者のそれに近づき、本当なら作品世界と作者の距離が縮まるはずなのに、
小説はより客観的に語られています。そのことが読む者に安心感を与えます。

ふたたび「私」と離れて都会に暮らす妙子。「私」は島に戻って生活している。
妙子は毎年、「私」の実母の命日に墓参りにやってきてくれる。歓迎する「私」の父と義母。
「私」が妙子と向かいあう島での3日間と、そこに挟まれる離婚の原因となった出来事の回想が、
この短篇の内容になっています。女を家に連れてくるなど、やり放題の「私」に賢くふるまう妙子、そんな彼女にやりきれなくなる「私」、この離婚への過程はとてもうまく書けていています。
二人のあいだを流れた多くの時間が、この島での3日間に流れこみ、二人を変えようとしている。
二人の新たな関係の可能性がほのかに見えるところで、文庫の最後に置かれたこの短篇は終わります。
毎回一人で長文の書き込みをしてしまい、すいません。
かもめさんの作品を読んでいると、いろいろと考えてしまって、
ついつい文章が長くなってしまいます。

自分が小説を書くうえで、
様々なことをかもめさんの短編集が教えてくれます。
心酔してるんだね、きっと。
君が解説するたびにかもめさんの短編集を読んでみたくなる。
罠にかかりつつあるということか!
それはともかく、かもめさんが羨ましいね。こんな風に真剣に読んでくれる読者がいて。
>>610
>>611
読んでくれて、ありがとう。
「心酔」というのとはちょっと違う感じだよ。
う〜ん「共感」と言ったほうがまだあっているかな。

既成作家の「既製品」と違って、かもめさんの短篇は、
小説が成立する過程がよく見える気がするんだ。
工房で作者がロクロを回しているのを横から見せてもらっているような、
そんな気がする。確かに俺と感性が似ている部分があって、
そこにも惹かれているんだろうけど。

もっともかもめさんのほうが(作品で判断するだけだけど)、
俺よりずっと「純」な人だと思うよ。
今頃くしゃみしているかな?
>>612
なるほど。なんとなく分かったような気がする。
614かもめ:04/01/06 23:17
ありがとう。最後まで読んでくれて。しかも、批評、感想をももらえるのだから、
冥利に尽きるよ。俺の書く物の最大の欠点は、仇役がいないことだと思う。無理に
言えば、主人公が仇役なんだけど、認められるには、登場人物の役割分担を鮮明
にしたほうがいいのかも知れない、と思うに到っている。いまもう少しで終わる
ところまで来ている中編、「天津から来た女」も、文庫に登場させた中国の女を、
準主人公に設定して、書き進めている。違うのは、手法だろうか。極端に言葉を
省いている。極端すぎて下読み段階ではずされるかも知れないけれど、たまには
変わったことをしてみようかなと思い、あと少しを貫くつもり。それにしても、
批評、感想を眼にして、俺自身が気付かないことを指摘され、眼を洗われる。
俺は読み手としてのレベルがとても低いだけに、羨ましく思うと同時に、繰り返し
になるけど、とても、嬉しい。ありがとう。
>>614
喜んでいただけて、こちらも嬉しいです。
批評の方はまだ3編分残っているので、
次回それを含めて「まとめ」を書こうと思っています。

「天津から来た女」はきっと良い作品になりますよ。
「緑色の異邦人」の謝虹は、魅力的に書けていましたから。

極端に言葉を削るのは恐いですね。俺も経験があります。
何年か前に書いた作品は、
丸山健二の文体が最高だと思っていた頃のものだったので、
いま読み返すと、削りすぎて意味があやふやなところが何ヶ所もあります。
これじゃ1次にも通らないはずだ(「新潮」に出しました)と思いました。
その作品はリライトもできず、可愛そうに宙に浮いたまま手許にあります。
616かもめ:04/01/07 02:04
小説の魅力って何だろう、っていつも思う。それで気づいたのは、虚構の世界を
現実と錯覚させるおもしろさ、というところだろうか。「緑色の異邦人」を、中学
のときの恩師(女性)に送り、手紙で感想をいただいたけど、その中に、あなたがこん
な体験をしているとは思わなかった。一度墓の周りの春蘭を見たい、って書いて
あり、思わず苦笑したことがあったけど、内心、嬉しかった。構築した世界に浸って
くれた。信じてくれた。そう感じたからだ。あの文庫にある墓の周囲の春蘭など、
あるわけがない。島には野生のそれはあるらしい。けれど、俺が見たのは、庭にある
一、二本だけ。事実と事実をながい嘘でつなぐ。そこに一つの、小説の醍醐味が
あるような気がする。だから、創作なんだもの。先生がすべてが俺の実体験だと信じ、
真剣に心配してくれたとき、俺の書く物も、どうにか小説らしくなってきたのかな、
と思い、ある種の快感を得たことを、昨日のことのように覚えている。自分がつくりあげた
世界に、誰かが訪ねてきて、浸ってくれる。それが恩師だっただけに、格別だった。
遠い昔、「流人島の王」という長編を出したときも、新聞で知ったらしく、川崎の
女性二人が店まできて、買い求めてくれた。その人たちとはいまでも交流があり、
今年も年賀状がきていたけど、これも同様に嬉しいことだね。プロでもないのに、
二人と恩師、少なくとも三人はすべて読んでくれている。ここで批評してくれた
人も含めて、書き手にとって、読んでもらえるというのは、何にも勝る、勲章だと
思う。心から、嬉しいと思う。
そうだよなぁ。自分の作品を誰かが楽しみにしているって最高だろうな。
ましてや、新聞で見てわざわざ会いに来るって余程の事が無ければ出来ない。
少し論点がずれるかも知れないけど、子供の頃を思い出した。
今でもあるけど、テレビの懐メロ番組でどうして過去の芸能人が大手を振って
出てるのかって疑問に思ってた。
でも、大人になってやっとわかった。たった一曲でも誰かの心に残れば偉大な事だって。
芥川賞も谷崎賞も何もいらないから、誰かの心にいつまでも残る物を書きたいね。
直接作品を読んでなくて、ここに書かれたレスの内容だけからの判断だが、
鴎氏にはぜひ「オール読み物」か「小説現代」あたりを狙って欲しい気がする。
良い題材で味わい深い作品を作り上げることができれば受賞の可能性があるのではないか。
大手の純文系の新人賞には向かないと言っては失礼だが、上記の賞の方がきっと良い結果
につながるのではと思った。もちろんご本人が理解されていていろいろな賞に応募されて
いることも知っているが…。一層のご活躍を期待します。
どなたかが畏敬されている三浦哲郎氏が群像で新連載を開始したね。
お元気になられたようだ。
自由都市文学賞の傾向を知っている人、いませんか?
過去の受賞作が単行本になっていないので
今ひとつ雰囲気がつかめないのですが。
がちがちの純文学かエンタメよりか・・・の程度でも良いのですが。
>>620
選考委員の顔ぶれと過去の受賞者の年齢から
推し量ることくらいしかできないなあ。
>>620
第12回(平成12年)の受賞作、小林義彦さんの「日月山水図屏風異聞 」
のことを取り上げているページです。
http://www.ican.zaq.ne.jp/suzukake/002yume/020500/020511.htm

これでみると、どうもコテコテの「純文学」でないような気がしますが、
「純文学」でもいけるでしょう。
なお次のページは第14回までの応募総数とかも載っています。
http://www.city.sakai.osaka.jp/city/info/_bunka/syou.html

さらに面白いのは、第9回の大西功さんで検索すると、
次の本が出てくるのですが、これが織田作の受賞作なんです。
http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000019661809
同一人物ならこの人は大阪の2つの文学賞を取っているのですね。
>>622
同一人物なのでしょうね。しかし、この二つの賞を取っても作者が
全く知られていないという現実を知りました。やはり厳しい!
624かもめ:04/01/08 00:06
書き終えた。258枚。半端な数だけど、終わりにした。もう一度読み直し、
小説すばるに出そうと思う。あとは海洋文学賞50枚を書く予定。出すかどうか
未定だけど、一応、書く。それが終わったら、織田作も挑戦してみようかな。
傾向、対策等、詳しい人がいれば、教えて。
>>623
私は、自由都市賞の受賞者と佳作のなかに、ライラックの佳作や坊ちゃんの
受賞者と同姓同名の女性を二人見つけました。
岡田京子サンと奥村理英サンです。他にもいるんだろうなあ。
>>622
いろいろと情報ありがとうございました。
小林義彦さんの「日月山水図屏風異聞 」が、「都市」や「自由」と
どういう風に結びついているのか、想像もつかない。
時代物でもよいとは思いもしなかった。
芥川、直木、両賞の候補作が発表になったね。
628名無し物書き@推敲中?:04/01/08 19:30
おまいらには関係ない賞だろうが。
おまいら! ここの厨房共をどうにかしてください。

http://book.2ch.net/test/read.cgi/bun/1008515906/
年末にかもめさんの著書「緑色の異邦人」を注文してた者です。
ようやく入手することができました!
先に批評を書かれている方のようにうまく書くことはできませんが、
自分もちょくちょく感想書かせていただきますね。
おそらく自分はこのスレ最年少タイなので(スレ的には結構
古参だったりしますが)、そんな視点から書かせていただこうと
思っています。

実はひそかに期待してたんですけど、著者紹介欄に
顔写真は載ってませんでしたね(笑)
>>630
その批評を書いている者ですが、期待していますよ。
若い感性があの作品群をどう読むか、とても興味があります。
まったく違うふうに読むこともできるのではないかなどと思っています。
このスレとしては、話題が途切れた時期にかもめさんが登場して下さったので
助かりましたね。芥川賞についてここでも語りたいけど、読んでないからな。
633630:04/01/08 22:21
さっそく「春蘭」を読みました。では、感想を。

まず一番に感じたのは、30枚の作品によくこれだけ
いろいろな話が入っているな、ということです。
>>631さんも>>272あたりで書かれてますが、「妻からの手紙」、
「母の写真」、「墓のすみの石」が謎として出されており、
内容も妻との不和や義母との関係などが描かれています。
たしか、かもめさんは構成はあまり考えない」と言っておられた
ように記憶していますが、それできちんと収められるのは
すごいとしかいいようがないですね。私だったら、70枚くらいに
なりそう(笑)
ただ、母の手紙に関してはもう少し簡単に出してもよかったのでは、
と思います。
                       続く
634630:04/01/08 22:26
風景描写や方言などのおかげで、土地の雰囲気はすごく
よく出ています。特に、おびただしい数の春蘭に囲まれた墓の
描写は素晴らしかったです。
ただ、墓に関してはどれくらいの規模のものだかイマイチ
よく分かりませんでした。「墓」というと、ごく一般的な霊園に
立ち並ぶ墓石をイメージしてしまうのですが、ここにでてくるものは
かなり広い場所に立てられているように感じました。自分が
読み逃しているだけだったらすいません…。

私は25歳なのですが、今はまだ「家族」をテーマに書くことが
できません。かもめさんのようにわざとらしさや嫌味を感じさせず
上手に家族を書けるようになりたいですね。
635630:04/01/08 22:30
なんだか所々日本語が変ですね…。

私はどうも批評がうまくできないので、あくまで
感想として受け取ってください。今後も「自分と比べて〜」
といったような感想が多いかもしれませんが、
まあ若造の戯言とでも思って聞き流してください。
636かもめ:04/01/08 22:54
>>635
ありがとう。期待している。25歳の人が読めば、古い文体に映るかも知れないね。
我慢して、読み続けてください。
637かもめ:04/01/08 23:00
墓は都会のと比べれば、大きいし、広いと思う。囲む塀などは蒼苔に覆われて
いて、風情はある。ただ、先にも書いたけど、周囲に春蘭なんて、一本もないよ。
すべて創作。あの作品の真実は、二十lぐらいだね。あとは嘘。
今回の芥川賞候補に上がったやつらっていったい何?
絶望的な気分になったので寝ます。
639630:04/01/08 23:14
我慢だなんてとんでもないです。すごく楽しく読ませてもらっています。
これからもじっくり読ませていただきますね。

友人(私は勝手にライバルと目してますが)に地方文学賞受賞及び
文學界掲載経験のある人間がいます。その人の作品は評論などで
よく「構成がしっかりしている。緻密に計算されている」などと
評されていますが、本人は「構成なんて意識せずにバァーッと書いてる」
らしいです(笑)。でもそれは評論が間違っていたのではなくて、
友人に無意識のうちにきちんと作品を構成する才能があるんじゃないか。
かもめさんの作品を読みながらそんなことを考えました。
>>638
気持ち、なんとなくわかる。
641かもめ:04/01/08 23:54
>>639
俺に対しては、褒めすぎ。
>>640
今度の芥川賞直木賞、まだ見てないけど、誰?
<芥川賞候補>
絲山秋子 「海の仙人」(新潮12月号)
金原ひとみ 「蛇にピアス」(すばる11月号)
島本理生 「生まれる森」(群像10月号)
中村 航 「ぐるぐるまわるすべり台」(文學界12月号)
綿矢りさ 「蹴りたい背中」(文藝秋号)


<直木賞候補>
江國香織 「号泣する準備はできていた」 (新潮社)
京極夏彦 「後巷説百物語」 (角川書店)
朱川湊人 「都市伝説セピア」 (文藝春秋)
馳 星周 「生誕祭」 (文藝春秋)
姫野カオルコ 「ツ、イ、ラ、ク」 (角川書店)

だそうです。上の方で粘着テープが「おまいらには関係ない賞だろうが」とほざいていますが、
確かに関心ありません、はい。
自分の小説を書くのと、興味がある本を読むので手一杯です。
643かもめ:04/01/09 00:21
金原ってのは他の板で時折見かける名前だけど、勉強不足だな、俺は。その人も
含めて、芥川賞のほうは誰一人知らないよ。直木賞候補者はある意味、常連さんかな。
関係ない賞って言われればそうかも知れないけれど、書き手なら、誰しも頭の片隅に
ある賞だからね。これだけはわからないよ。この候補者たちだって、何年か前までは、
おまえらには関係ない賞だろうって、言われていたのかも知れないんだから。
絲山秋子は二度目の候補だね。島本理央と綿矢りさか……若いな。
わざわざありがとう。

>>634
芥川賞は新人に与えられる賞だから、知らない人が多いのも勉強不足だけとは言えないかも。
直木賞の方はキャリアのある人への賞だからね。
今度の芥川賞は、大手文芸出版社連合による談合の臭いがプンプンするな。
文芸5誌すべてから候補を選んでいるし、20歳前後の女性を3人並べて、
話題を作ろうとしている。
さっそくきょうの関西ローカルのラジオでとりあげられていた。
普段文学の話なってまったくしないパーソナリティーたちが、
盛んに「若い才能は素晴らしい」って言いあっていた。
あんたらいつも本なんて読んでないし、文学なんて嫌いだろう、
て通勤の車の中で俺は一人ぼやいたよ。
これで芥川賞最年少受賞者が出たら一般のマスコミも大騒ぎをするんだろうな。

「純文学」はこうして中身が何もなくなったあとに、
空騒ぎだけが残りましたとさ。
646名無し物書き@推敲中?:04/01/09 05:19
失礼な想像だね。
いくら手が届きそうにないからといっても。
>>645
本が売れない世の中だから、普段は本を読まないような人を
市場のターゲットにしているのではないかと思う。
商売としては正しい方向かも知れないが、賞の権威失墜は明らか。
648名無し物書き@推敲中?:04/01/09 08:30
読んだ上で評価してるのか?
とてもそうとは思えないが。

一生浮かび上がれないお前らには、こんなちんけなスレで
他人の悪口に耽っているのがお似合いだな。
649名無し物書き@推敲中?:04/01/09 08:57
「視聴率の結果がおかしい!」と噛みつくNHK会長並みの知性がここにはある。
http://www.chugoku-np.co.jp/Ad/bunka/index.html

中国地方在住が条件なんですと。
>>650
君も住人だったのかい?
自分は無理だが、君は応募できるじゃないか。
ぜひ挑戦してみてください。
>>650
情報ありがとう。
残念ながら俺には応募資格がないけど、
こうした賞がたくさん出てくるといいな。
きょう北日本新聞社から分厚い封筒が届いた。
何かなと思って開いたら、応募のお礼と選考結果の通知だった。
こんな丁寧な文学賞もあるんだなと感心した。
内容はHP上のものと同じだったけど、
一つだけ新しい情報があった。

予選通過者の名前の順番は、都道府県ごとの受付順だった。
俺は9月の30日に出して、あとの方にあるので、
届いた順番に受け付け番号を打っているのかな?
それで一人で複数出している人のは連続しているのかな?
かもめさんはかなり早く出したのでしょ? 先頭だから。
>>653
うちにはまだきてないなぁ。まあ、いまさら
急いで見たいものでもないけど。でも、本当に
丁寧な賞だね。

受付順ってHPに書いてなかったっけ?
>>654
書いてありました。俺が忘れていただけです。ゴメン!
653さんは、最後まで残られたんですか?
そういう郵便がくるまでになりたいものだ。
>>656
いえ、いえ、2次通過までですよ。
だから応募者全員に来るのではないですか?
>>657
あの、マジで質問しますが今年からなんですか。
郵送のお返事は。
通過してるけど去年ももらってないし。
今年はどうだろ。今からポスト見に行くかな。
>>658
去年は応募していないので、今年からかは分かりません。
切手の位置には「富山中央局/料金別納郵便」のスタンプが押してあって、
消印がないのでいつ投函されたかは分かりません。
あれ、俺以外はまだだれも来てないのかな?

新聞社の封筒に、宛名は手書きです。
660かもめ:04/01/09 23:47
最近はなかったが、二、三年前までは、封書で結果がきていた。でも、今年はまだ、
受け取ってないなぁ。
レスありがとうございます。
わざわざ結果を送ってくれるとなると
ますます北日本にはまりそう。
今日、北日本からの封書が届きました。
たぶん、これはインターネットをしない人のために
郵送してくれてるんでしょうね。
次回は最後の頁(もしくは別紙)に自分の名前が載るよう
頑張りたいものです。
毎日新聞の童話は10枚以内のくせに賞金100万円で、
「受賞するやつ、うらやましい」と思った。
下世話な話だが、時給に換算すると1時間50万円になるということか。
新美南吉賞といい勝負だなあ
童話は難しいよ。
ジャンルが違うとはこういうことかと思い知る。

<第15回新美南吉童話賞落選者より
難しいね。俺のグリムはどうしたことか。入賞者は今月末に連絡があるらしいが…。
>>667
あ、きみか。自由都市はパスしたんだったね。
次は何に狙いを定めている?

俺は3〆のどれか、または複数に出すつもり。
こんどは真剣に(けれども肩の力は抜いて)書くよ。
そのあとは織田作かな。これから半年は気が抜けないや。
実際にグリム、アンデルセン等の有名な童話を大人ってから読んだけど、桁違いにすごい。
670668:04/01/11 00:12
おっと、人違えかな。
グリムに出した人がもう一人いたのかな?
スマン。きょうはもう寝よう。
671667:04/01/11 03:18
>>668
いや、俺だよ。自由都市はやはり無理だった。三月末の三つの賞は、
選考委員等を考えると悩むね。それと上記の毎日新聞の童話賞は
応募してみる価値がありそうだ。君もまた挑戦してみないか?
>>663
でも、文學界の二倍くらい応募があるんだね…。
こんにちは。昨年の織田作に応募した者です。
こちらの掲示板はこの1ヶ月ほど訪問させていただいています。
皆さん、真摯に頑張っていらしゃるんだなあと、自分も意欲をもらいました。
1次通過も難しいような筆力ですが、今年も地道に書いていこうと思います。
また来ます。よろしくお願いします。
>>673
あなたのような人が書き込んでくれると、
このスレも意外に多くの人に読まれているんだなと、
いつも嬉しいような、気の引き締まるような気がしています。
頑張って書き続けていきましょう。
こちらこそよろしく。
ここには織田作の一次・二次通過者数人、三次通過一人、もしかすると別に候補に残った人が
一人いる。(すべてレスの内容からの勝手な推測だけどね)
しかし、結局該当作なしということで、なんとも侘びしい結果に終わった。
ところで毎日の童話賞だが、文學界の二倍?
3〜4千くらいかな。その中から選ばれる10枚の童話って…。すごいな。
677かもめ:04/01/11 15:42
織田作って、傾向は完璧な純文なの?
>>676
第18回が約3700人だって。しかも、受賞者は8歳!
↓のリンク先で受賞作も読めるよ。

http://www.mainichi.co.jp/info/douwa/yamazaki.html
>>677
全くのエンターテイメントではだめなのではないか。
受賞作が文學界に載せてもらえることを考えると、
ふだんの文學界に載るような作品とまったく別の傾向だと問題ありかもしれない。

ただ純文学風なものなら、時代物や推理者でもいけるかもしれない。
山本周五郎や初期の松本清張のような作品なら良いのではないか?
推測ですが……
>>677
途中まで残った者ですが、自分の応募作にはエンターテインメント的要素は
ゼロでした。それでも途中まではいける、とも言えるし、だから最後まで
残れなかったとも言えるので…。結論としては比較的許容範囲が広い賞だと
思います。
現在の選考委員から考えて純文学的傾向が強くなっているのではないか。
また、毎日の童話だが、前回受賞者が8歳では、中途半端な年齢の応募者は
厳しいように思われる。もちろんずば抜けた作品なら受賞すると信じたいが、
8歳以下か80歳以上が望ましいのではないか。
5歳の娘に書かせてみるか。
8歳っていうと、小学二年生くらいかな。
書けなくはないだろうけど。
プロフ伏せて審査してくれればいいけど。
オレはその前に奥さんでも探そう。
>>678が貼り付けてくれたHPを見てみました。
なかなか面白そう。
大手企業が協賛しているために賞金が多いのかもね。
HPの中にあった過去の受賞作の作品集、早速取り寄せることにしましたよ。
ちなみに応募資格は女性のみですね。
童話なんて書いたこともないし、苦手意識もあるけど、
今年は何でもかんでも挑戦してみるつもり。
書いてみなきゃあ、苦手なのか得意なのかわかんないしね。
686かもめ:04/01/12 01:09
童話と官能物は難しいよ。でも、頑張って挑戦してほしいね。俺はこの前終えた作品
に続き、たったいま、海のことを書いた作品、50枚、書き終えた。海洋文学賞に
出そうか、と思いながら、迷っている。あと、今年ははじめて、織田作にも挑戦して
みようかと思ってる。
講談社主催のX文庫新人賞ってのが、今週の公募ガイドに載ってたんだけど、
かなり本格的。
編集者自らがこれはと思う、才能をマンツーマンで育てて、
出版可能と判断した時点で随時デビューさせるってある。
ジャンルは不問だけど、ライトノベル向けっぽいかな。
688かもめ:04/01/12 02:21
講談社のHP見ると、投稿可能な賞一覧ってところに、その文庫も含めた
いろんなのが載ってるね。結構、数があるんでびっくりした。
鴎氏参戦で今年の織田作はまた盛り上がりそうだな。
去年は出し損ねて悔しい思いをしたから、今年はいまからいろいろ考えておこう。
でもかもめさんは書くの速いな。このあいだ前の長篇を上げたばかりだったじゃない。

きょうが祝日ということもあって、あれこれしていたら寝そびれてしまったので、
今月の講談社文芸文庫刊行の島村利正を少し読んだ。
「端正な文体で作り出される純度の高い叙情的世界の魅力を凝縮した名作集」
とのコピーに釣られて買ったのだが、「北日本」が求めている短篇とは、
こんな作品なんだなと思った。手に取るまで、作者の名前さえ知らなかったんだけど。

今なら少し大きな本屋に行けば手にはいるので、皆さんも立ち読みしてごらん?
文芸文庫はすぐ店先からなくなるからね。買っておいても損はないよ。

>>685
本当だ。女性のみの賞だったんだね。
もっとも去年は童話にも浮気をして手痛い思いをしたから、
今年は「大人の小説」一筋で行きます。
あなたは頑張ってください。ほんと、「書いて見なきゃあ」何も分からないからね。

さてと、酒でも飲まんともう眠れないな……
毎日新聞の小さな童話は、少なくとも今回は性別不問です。
http://www.mainichi.co.jp/info/douwa/
691685:04/01/12 09:39
>>690
あれっ? 本当だ。性別不問になってますね。
夕べ見たのは何だったのだろう?
間違ったことを書いてごめんなさい。
>>686
かもめさんは本当に筆が早いですね。毎晩遅くまでお仕事を
頑張っておられるのに、驚くばかりです。自分も見習わないと。
>>689
なぬっ、島村利正出てたのか
一冊一万する全集を買おうかどうか悩んでたんだよな
文芸文庫にリクエスト出しておいて良かった
いいこと知ったよ、ありがとうノシ
694かもめ:04/01/13 16:40
何か変だね。書き込めないんだけど。
695かもめ:04/01/13 16:45
あ、いまなおった。さて、今日、取り寄せていた北日本新聞が届いた。入賞作と
選奨作品。まだちらっとしか見てないけど、一目でわかることは、超写実的だね。
迷っていて、道をはずしていたみたいで、過去に選奨に選ばれた作品と同傾向だった。
変わっているのかと誤解していたようだ。これからじっくり読み、もう一度、原点を
思いだし、じっくりと取り組もうと思う。
>>695
前にも書いていただいたかもしれませんが、
北日本新聞は、どうしたら取りよせることができるのですか?

受賞作を読んだらぜひ詳しい感想をお願いします。
697かもめ:04/01/13 22:04
北日本のHPに出ているメールアドレスに送ってくれと書き込めば、新聞代記入の
振り込み用紙とともに送ってくれるよ。まだ読んでないけど、読み終えたら、感想を
書きます。
698かもめ:04/01/13 22:44
いま受賞作を斜め読みしてみた。「花畳」というタイトルは何を意味するのだろう、と
気になっていたが、読んでみた驚いた。俺の「春蘭」は義母が生みの母が眠る墓の周囲
を春蘭で埋め尽くす話だけど、この受賞作は、妻を亡くした男が、仏壇のある三畳ほどの
部屋の畳の上に、土を敷き詰め、花を植え、その部屋全体を花で埋め尽くす、という
ものだった。何か似たような発想に、唖然とした。感想としては、細やかなところまで、
写実しているってことだと思う。そういう意味では、先に書いたけど、選者が変わって
どうのこうのじゃなく、基準というか、傾向は、以前と変わっていないということを
再認識した。俺自身、勝手に誤解していたのかも知れない。書き出しが、ーー昨夜は、
抱えきれなくなったものを一気に吐き出したような風が吹いた、ではじまる。時間をかけて、
とても丁寧に書いている。いい作品だと思う。受賞を納得した。北日本、レベルが
高いね。俺は読み手としての力はないから、的確なことは書けない。みんなも取り寄せて
読んでみたらいいんじゃないかな、と思う。
突拍子もないネタを思いつくもんですね。
家の中に花壇を作ってしまったわけか。
今日は雪を心配して、久しぶりに電車で職場に向かった。
キオスクに「ダカーポ」が並んでいた。
背表紙に「坊っちゃん文学賞発表」とあるので、さっそく買った。

18歳の女子高校生の受賞作を読みだして眩暈がしてきた。
直前まで島村利正を読んでいたのがいけない。
これが同じく文学と呼ぶものなのだろうか?
作者は高校の文芸部員だそうだ。
これはコピーで作った文芸部誌に載せべき作品じゃないのか?

俺の感性が古いのだろうか?
選評に当たれば、それなりのことを言っているが、
どう読んでも佳作の方が面白そうだ。

それにしても早坂暁氏はひどい。
今回女性応募者ばかりを推した言い訳で選評を結んでいるのだが。
「こうしてみると、なんだか私は女性ばかりに肩入れする好色審査員のようだが、
なに時には孤軍の男性作品のために、奮闘したこともあるのです。アハハ。」

「アハハ」はないだろう。多くの人が真剣に書いて送っているのに!
まあまあ
 ∧∧
(,,・∀・)つ―{}@{}@{}- <>>700 焼き鳥ドゾー

気を取り直してがむばれ
賞は他にもある。
>>701
ありがと。いただくよ。
>>699
そういう突拍子もないようなものを写実的に書くのが
面白いのかもしれませんね。

>>700
そうか。ボチャーンの受賞作出てたんだね。出した以上は
一応読まないといけないかな。あの図書カードで買おう。
CDレンタルには著作権保護があるのに、貸し本屋にはないって
ニュースで見た。
ニュースで見たけど巨大なレンタル本屋があるんだね。
うちの近所では見たことない。(東京在住です)
単行本を一冊借りるのって幾らするんだろう?
自分が作家になれるかどうかはかなりあやしいが、
作家が儲からないっていうのは、やはり嫌だ。

>>700
そういうの、多すぎるよね。
日本語の美しさを追求するよりも、「女子高生ことば」の方が
中年オヤジ審査員をわくわくさせるのだろうか?
おばさんは気分が沈むぞ!
まだまだ外見は若いのだが・・・と独りごちてみるのだった。
夏目漱石の作品の名を借りて、やりたい放題のようですね。
テスト
709708:04/01/14 21:12
書き込もうと思ったら
「あなた騙されてますよ」のERRORが出た。
これって、何?
>>709
運用情報板の次のスレをみてごらん、俺もよく分からないけど。
http://qb3.2ch.net/test/read.cgi/operate/1063013163/
>>708
そんなことよりも、あなたが何を書き込もうとしたのかが、とても気になる。
長野文学賞の皆さんの評価キボーン
713708:04/01/14 22:04
>>711
「坊ちゃんの下読みは松山市役所の人なんだろうか?」の
一行を書いただけ。
>>712
へー、そんなのあるんだ、知らなかった。

要項を見たら、県在住者、出身者しか応募できないようだね。
でも前回の受賞作もネットで読めるようだし、
(Javaアプレットでちゃんと縦書き表示されるのが面白い)
該当者なら健闘しても良いのでは?
http://www.nagano-np.co.jp/nb/nb2002top.html
715714:04/01/14 22:13
意味通じちゃったね。でも正しくは、
健闘 → 検討
>>714
感謝。
早速見てみます。
3月末の賞だが、文藝の選考委員に源一郎氏が入った。
坊っちゃんで女子高生に可能性を見い出した氏の加入で、
文藝の路線はさらに加速するのだろうか?
>>717
どうだろうね。源ちゃんは、女子高生の書くものも読めば、
超難解な現代文学も読むわで、受け容れる幅が広いから、
あまり心配してないけど(「坊っちゃん」の選評も一番ましだった)、
あそこは会社の方針がね。
文芸御三家に対して変なコンプレックスというか対抗意識というか、
まあ「すばる」にもそれはあるけど。

なんてこんな文壇通を気どることが、一番いけないね。
自戒しよう。大切なのは黙って書くことだね。
719かもめ:04/01/14 23:52
長野文学賞、読んだ。佳品ではあるけど、正直なところ、北日本のような、入賞を
納得させるものが薄いような気がする。贔屓目かな?北日本の入賞作のほうが、
濃いんだよね。あきらかに。ステーキ喰った後のデザートのような気がする。
気を悪くする人がいたら、恐縮。
それは仕方が無いでしょう。失礼な言い方になりますが、長野在住者限定で、
二百そこそこの応募作しか集まらない文学賞を北日本と比べる方が無謀です。
北日本は短編の最高峰文学賞の一つではないでしょうか。
721かもめ:04/01/15 00:42
織田作のことについて、どなたか、二次、三次までいった人が数人いるって
書いてあったけど、あれは北日本のように、二次、三次と途中がネットでわかるの?
それとも、結果がわからないって言ってた人もいたけど、入賞者が新聞などに載る
まではわからないのかな。
>>721
それを書き込んだのは私です。三次通過までいきましたが、その後は連絡が
なかったので候補には残らなかったと判断しました。

織田作の途中経過はネットでも新聞でも発表されません。大阪文学振興会の
会報に掲載されるだけです。応募すると受領通知とともに会員になりませんか、
という案内が届けられます。また、会員にならなくても結果だけコピーで知らせて
もらう方法もあるようでした。どちらかに申し込めば一次から最終までの結果を
知ることができます。
なんとなくですが、織田作は鴎氏に向いている賞かもしれませんよ。

グリム、文學界の結果が待ち遠しいのですが、三月末に向けて気持ちを切り替えようと思います。
自分も三次まで残りました。
大阪文学振興会は葉書で随時知らせてくれるところが親切ですが、通過作コピー希望に500円かかります。
三次通過の一覧コピーはB5サイズ一枚でしたが、二度とない記念だと思って小為替で振りこみました。
このたび佳作入選した「ひまわりの彼方へ」は、三次段階では違うタイトルです。
佳作入選でタイトルを変えたのかと思いました。
>>723
そうですね。前にも書いたのですが、以前の題名は「佳世子と生きる」だったと思います。
題名よりも本文という実例ですね。
725かもめ:04/01/15 10:11
ありがとう。いま、織田作に向けたものを書いています。まだ、はじめたばかりだけど。
ところで、今日、祥伝社の電子小説に掲載されました。夢見一途、というペンネーム
です。官能物なのですが、頭にプロフィール紹介がありました。興味のある方は、
ご覧ください。でも、内容が内容なので、軽蔑しないでください。それなりに一生懸命、
書きました。あ、これって、一応、デビューなんだろうか?
いつもは官能物を書きまくりながら、
売れない文学を書くって設定は小説でもあるよな。
かもめさんは店があるからまだいいんだろうけど、他に職が無ければ、
官能物を量産して他に何も書けない位に消耗しちゃうんだろうな。
かもめさん、おめでとうございます。
原稿料をもらえば(夢見一途は)立派なプロですね。
探すのにちょっと苦労しましたが、WEB-NON というやつですね。
軽蔑なんてとんでもないけど、覗いてみるのは、恐いような、
照れくさいような、ネットでの紹介の文だけで、もう……
「春欄」の作者がどんな官能物をものしたのか興味津々ですが。
芥川賞、決定したね。
NHKニュースで二人の少女を見たけど、小学生かと思ったよ。
小学生はもっと若いと思います。
二人によって丸山健二の最年少受賞者の記録が三年以上更新されたとは…
あれはあれでいいんじゃないかと思った。
功利を求める人は何処の世界にもいるわけで、商売として成り立つならばそれでいいし、
作品が本当に他の応募作に比べて優れているのかもしれない。
ただ、自分の目指している物とは違うし、彼女たちに対して自分の精神世界が劣っているとも
思えない。俺は自分の苦悩や人生を刻むような小説を書くだけ。
龍はともかく、三浦哲郎、宮本輝、都知事は推したのだろうか?
エイミーの選評がどんな内容かも興味深いな。
三浦さんが推したなら読んでみたいね。宮本輝と都知事はどうでもいいけど。
審査員云々よりも、「候補作」として選ぶ段階が問題では?
「候補作」を選ぶ人って誰よ?
>>735
文藝春秋編集部なんじゃないかな。
自信はないけど。
>>735
文藝春秋社の人間じゃないか?
「該当作なし」として欲しかった。
龍曰く若い男がだらしないということらしい。
未読なんだけど、今回の芥川賞受賞作の蹴りたい背中は、
主人公の女の子と同級生の男の子の、ずれた関係のおかしさみたいなものが
売りらしい。俺が今、書いてるのは、家族間のずれた関係のおかしさ・・・
二番煎じって言われるのかな。死にたい・・・
>>741
心配するな。
きみにしか書けない作品になるまで、推敲して磨き上げれば大丈夫だよ。
742740:04/01/16 02:58
>>741
ありがとう。
しかも、今度の文学界に送るつもりだった。物真似野郎って思われたら最悪だったな。
今まで、北日本以外の所に出した事がなくて、本格的に頑張ろうと思って、何とか
50枚くらい書き上げた矢先の出来事だったから、ショックだったんだ。よくあることなんだろうけど。
30枚以上書いたことなかったんだけど、初めてまともに書いた小説がこのスタートか。
死に物狂いで推敲していくしかないな。
新聞によると、「最年少効果? ないだろう。彼女達が60歳になったときにどんなものが書けるだろうか」と言った関係者のコメントが載っていた。
確かに、作家というのは年齢と共に熟成される仕事のうちの一つだと思う。芸術はほとんどそうなんだろう。
自分は今40代だが、20代に書いていたものと比べると、失ったものもあるけど、得たものもある。
失ったもの→勢い、発想
得たもの→表現力、構成力

もちろん、自分の筆力構成力など文学賞レベルには達しないんだけど、これからも地道に書いていこうと思っている。
横レスですが、私も12月の文學界用に作品を書き上げ、
その後「ハンゴンタン」を読んだらおもいっきりかぶってたので、
急遽応募作を差し替えました。さすがに前回受賞作と
似てるっていうのはねぇ(苦笑)。

>>740さんのは賞も違うし、目線も違いそうだから、
まったく問題ないでしょう。がんばってください。
小説の多様性というのが大切なんだと思う。
人生のそれまでのことがすべて流れこんで豊かな世界を作る小説もあれば、
未熟だけど人と違った才能が光る若い人の小説もあるだろう。
それらすべてを許すのが小説というジャンルの魅力だと思う。

また本当の小説とはその人にしか書けない小説のことなんだと思う。
人それぞれが、かけがえなくその人自身であるように、
この世に一つしかない小説、それを書くことが作家になることだと思う。

>>743
新人文学賞の受賞平均年齢は40代ですよ。いままさに適齢期!
>>745
その受賞平均年齢は本当かい?
>>745
ありがとう!

唐突に思い出しましたが、宮本輝氏が大きな賞を獲得したとき、担当編集者から贈られた言葉が「人を見る目、さらに深く冷たくあたたかく」と、どこかで読んだ記憶があります。
「今までは幸運だった。コレからが実力だ」とも。 

芥川賞の彼女たち、今はお祭り、これからが勝負、といったところですね。
>>746
地方も含めたすべての新人文学賞を平均したらそうなると、
どこかで聞いたけど……
ダ・カーポ買ってきた。
まだ選評くらいしか読んでないけど、
「ちゃんと一次、二次審査したならそれも発表してくれよー」
と言いたい。小一時間言い続けたい。
>>748
地方文学賞を含めて平均を取ったのか。
そのせいで平均年齢が跳ね上がっているんだろ。
糠喜びしてしまったよ。
中央文壇の賞では圧倒的に10代と20代では?
>>749
確かに変だね。
受け取りの連絡を封書で郵送してくれたり、
全員に図書カードまで郵送する割には・・・
>>749
坊っちゃんは前に一度応募したけど、作品受領通知もなかったし、途中経過もなくて、いきなり受賞発表だった。
全国公募はこんなものかなと、当時はくさったものだった。。。
気持ち分かるよ。
坊っちゃんにはもう応募しないと思う。織田作は再挑戦するかもしれない。
でもその時は会員になるかもしれない。
>>750
すばる、文藝はそうだけど、
新潮、群像、文學界だと、
30代後半位じゃないか、平均は?
何だか芥川賞取るよりも、文學界を取る方が難しく思えてしまうのは俺だけだろうか。
芥川賞を取るよりも北日本の四次に残る方が難しいと、
おばさんは思いますよ。
今回坊っちゃんに応募しました。
受領封筒は届いたけれど、
結果(もちろん落選だけど)を知らせる手紙、来てないよ・・・。
なんでかなあ。
読むに値しなかったのだろうか。鬱
中央文壇の新人賞はオーディション的な難しさがあるし、
北日本には職人技能検定的な難しさがある。
どっちも難しいよ。

3〆のどれかに出すつもりだけど、
でも、すばる、文藝にはちょっと引けるな。
>>757
図書カード、届かなかったの?
もしそうだとしたら、読むに値しないんじゃなくて
応募総数が多すぎて手違いがあっただけだと思うよ。
芥川賞の騒ぎはまだ続いているね。
でもなんか淋しいな。久しぶりに24時間レスがなかったし。
みんな小説を書くのに忙しいのかな? それとも……

俺は9年前の震災のことを考えていた。
神戸にいた俺は、前に震災体験を小説にしたが、
虚構化するには時期が早すぎたのか失敗作だった。
いまならもっと良いものが書けるだろうか?
いまこそ書くべきかと、などどあれこれ考えていた。
島村利正が関東大震災や東京大空襲のことを書いたのは、
20年も30年も経ってからなんだよね。大きな体験を小説にするには、
それだけの時間が必要なのかもしれない。

さて、久しぶりの休みだ。
あしたの日曜日は執筆だけに時間を使うことにしよう。
今回の芥川賞の選考結果は相当な衝撃を与えたね。候補作の選考段階から考えて、
本当に他にふさわしい作品が無かったのかな。だとしたら現代の小説の意味って
どこにあるのかと考えてしまったよ。TVや映画や漫画には表現できない小説の
存在意義があるはずなんだが…。
衝撃的ではあったけど、
芥川賞も商売なのだということを思い出させてくれた。
本は売れなければ意味がないし。
今度の文学界新人賞が楽しみになってきたよ。
芥川賞の大モトジメがどんなの選ぶのか。
久しぶりに文藝・夏号を取り出して、『蹴りたい背中』を読もうとした。
なぜか栞がふたつも挟んであった。

そうか。
こんなに面白い小説を読み終えるのが辛くて、
一回目を読み終える前に、二回目に取りかかったんだろう。
いや、実はもっと読み返したはずだけど。
>>763
どういう意味?
読みづらい日本語だったっていう豚肉?じゃなくて皮肉?
意味のわからぬ文章だったか。。。
だからおれは一次で敗退するんだ。
いやいや、私が鈍いのかも知れません。
今度の文学界新人賞、できれば60代以上の人に与えてもらいたい。
人生経験もあり、定年退職後に時間的余裕もあり、深い洞察力があり、
第二の人生として花開くっていうやつ。
>>767
60代はすでに「ハンバーガー」が受賞しているので、もっと高齢か、
または年齢的には平凡だが(売りにはならないが)傑出した作品が
受賞するのがいいと思う。
文学界はまとまった作品は選ばれて欲しくない。
放縦で破綻しかけているくらいの作品がいい。
中央と地方文学賞とは棲み分けすればいいと思う。
767の言っているような、人生の集大成的な作品が地方賞から上がってきて、
実験的要素のあるものを中央で。今の時代、実験的な物も出にくいのかもしれないけどなぁ。
770630:04/01/18 12:07
かもめさんの「緑色の異邦人」すべて読ませていただきました。
個人的に一番好きだった作品は表題作「緑色の異邦人」でしょうか。
他の作品を読んでいなければ「メロドラマ」かもしれません。

上のほうで「(かもめさんの)恩師が作中の出来事を事実と
勘違いしていた」と書かれていたように思いますが、
いくつかの作品に共通の題材が扱われていたので、自分も
「かもめさんの心の中に原風景のようなものがあって、それに対して
いろんな角度からアプローチしてるのかな?」と感じました。
                        
                            続く
771630:04/01/18 12:16
自分は、一度書いてしまった題材はあえてもう書かないように
しています。同じことを書いていたら同じところをぐるぐる回るだけで
成長できないんじゃないか、という不安があるからです。
文章表現も似たり寄ったりになりそうですし。
しかし、かもめさんの作品を読んでいると、「あえて似た題材で書くのも
勉強になるかな」とも思えてきました。

かもめさんの作品は読点(、)の打ち方が独特だな、と感じました。あと、
改行も極端に少ないですね。このふたつは意識的に行っているのでしょうか?
改行に関しては枚数制限の問題なのかな、とも思いましたが。

以上、長々と生意気なことばかり言ってすいませんでした。
いろいろと考えさせられて、ずいぶん勉強になりました。
織田作には私も出すつもりですので、負けないよう頑張りますね。
>>770
ご苦労さん。二人目の読了者ですね。

最初の読了者の鴎氏ベスト3は「日射病、メロドラマ、春蘭」です。
最後のまとめを書くと言いながら、さぼっていてまだですが……

織田作は、北日本のときのように、皆で盛り上がりそうですね。
俺ももちろん参戦します。
773かもめ:04/01/18 14:13
読了、ご苦労様です。大変だったでしょう。題材が同じなので混乱するかも知れません
が、書き進むうちに、当初とは異なってきて、修正するのですが、その異なったもの
も捨てがたく、結局は何作も書く、という、馬鹿なことをしてしまいます。自分としては、
「水商売」が好きです。この前も書きましたが、感想、批評は有り難いことです。
一人目の方の総括も愉しみです。「日射病」「水商売」の感想はまだ、いただいて
おりません。愉しみにしています。それと、(、)の打ち方は、独特というよりは、
知らないのです。だから、感覚だけで打っています。いま、織田作に出そうとする
作品は、半分ぐらいまできています。ただ、まだ傾向が完全に掴めないので、テーマ
がそぐわないかも、と思いながら、それでも、完成したら、出そうと決めています。
774630:04/01/18 15:44
>書き進むうちに、当初とは異なってきて〜〜

この異なってくる部分が大切なんだろうな、と思います。今の
自分だとそれがあまり出てこないような気がして、同じ題材を
描くのを避けているのかもしれません。

織田作は文學界の来月号くらいに佳作が載ると思いますので、それを
参考にされたらどうでしょうか?かもめさんのペースだと、そのころには
もう書き終わってらっしゃるかもしれませんが(笑)
織田作でまた盛り上がりそうだな。
自分も出そうかな。
出さないと一緒に楽しめないし。
織田作は地方文学賞といっても他の賞とは少し格がちがうからね。
やはり文學界に掲載されるという点が大きいな。
受賞作なしとできるところも、ある意味では好感が持てる。

あ、777だ。良いことあるかな?
777ゲトズサー
 ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  ∧∧
⊂(゚Д゚⊂⌒^つ≡3
・・・・・・・・・
 ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  ∧w∧
⊂(゚Д゚⊂⌒^つ≡3
780かもめ:04/01/18 22:51
きららさんはどうしたかな。最近、ご無沙汰だね。
こんな良スレがあったんだね。2時間かけて一気に読んだよ。
気が向いたらまた来るよ。
>>781
おお、嬉しい書き込み。また来てくださいな。
>>781
これが創作文藝板かと思うような幼稚なスレもたくさん立ってるからね。
ここはひっそりと上げずに情報を交換したり激励したりできている希有な
スレかもしれない。一人でも真摯な住人が増えることを望んでるので、
大歓迎だよ。ぜひいろいろと書き込んでくださいな。
784かもめ:04/01/20 00:39
今日は休みだったので、一気に二十枚書いて、仕上げた。全部で94枚。
「緑色の異邦人」とはまったく違う。文体も内容も。かすりもしないかも
知れないが、これを織田作に出すことに決めた。タイトルは「双眸の傷」
俺のパソコンって、「傷」は一つだけしか出ないな。本当はこの字は使わないんだけど。
みんなも書いてるんだろうね。最近、ここへの書き込みが少ないから、応募に
向けて没頭しているんだと、推察している。
>>784
「瑕」か「疵」でしょうか。それだったら「かし」と打てば
両方でてくると思いますよ。それよりさらに難しい漢字だったら
お手上げですがw
786かもめ:04/01/20 14:43
>>785
ありがとう。冠かヘンで調べれば何てことないんだね。ボゥーッとしてるから、
気が回らなかった。ま、それはともかく、最近、書き込みが少ないね。俺も
二、三日、模様眺めするかな。
これといった話題もないし、こんな時期もあるでしょう。
私も織田作に向けて始動しています。
ボチャーン受賞作「三度目の正直」読了しました。
文章ヘタヘタだし、内容もなんだかねぇ〜、だったけど、
不思議と途中で止める気にはなりませんでした。
よくも悪くも「若さ」は感じましたね。

しかし、年々(隔年だけど)受賞作がライトな感じになってるなぁ。
(どちらかというと)硬派な文体の自分にはもう厳しいかも…。
多様な読者がいるのに、硬派な文体だからダメってのは納得できないな。
書き始めた今となっては、自分にとって価値がある物は
他人にとっても価値があると信じるしかない。
>>789
俺は「三度目の正直」、出だしで放っちゃった。
頭固いのかな?
本当に頭痛がするんだよ、あんな文体だと。
ボチャーンの場合、
応募締め切り後に都道府県別応募人数や年齢別応募人数がNET公開された。
その中の一文に
 「応募全体に占める割合を見ると、20歳代は4分の1を確保できませんでした。
  一方、四十代、五十代の応募は増えて云々・・・」

これを読んだ途端に、自分の作品はダメだなと思ったよ。
「二十代以下に限る」と応募要綱に書きゃいいじゃんよお。
まるで四十代以上の申込みが多くて迷惑みたいな書き方に受け取った人、
自分以外にもいると思うよ。まあ、自分は人より僻みっぽいとしてもよ。
>>792
「確保できませんでした」と本当に書いてあったとすると、
その部分には「確保したかった」って気持ちが現れてるよね。
あんまりいい印象は与えないだろうと思う。
坊ちゃん応募結果ホムペ

http://bocchan.matsuyama.ehime.jp/bosyu.html
>>792-793
つい本音が出ちゃったんだろうねぇ。

>>794
ホムペの「回を重ねるたびに着実にグレードアップしており…」に、思わずのけぞった(w。
「つい本音」かあ。
上手いこと言うね。
一次通過、二次通過の発表もないし、
四十歳代以上の作品を本当に読んだんですか?
応募者年齢を見た途端、即ゴミ箱行きじゃなかったんでしょうね?
なあんて聞いてみたくなっちゃうよ。

これから先、どういうところに応募すればいいのだろう?
「直球勝負の青春文学小説!」って謳い文句だから、頭から「ご年配お断り」ってわけじゃなかろうね?
ハローワークの求人票じゃねーんだから。
「経験不問。年齢18〜30歳位迄」。。。
地方文学賞って、その市の宣伝もある程度かねているんだろうし、
不透明な選考や年齢制限に対する不信感が
市のイメージを下げるんじゃないかと思うよ。
都会育ちで田舎のない自分は、
地方文学賞に作品を送るとその地域に親近感が沸くんだよね。
単純なのかな。
論者は先に「十二月二十一日」を取り上げたとき、
それが鴎氏の「最初に人が死ぬ」作品だと書いた。
しかしこれから取り上げる「天国への土産」は、主人公、
工藤の妻が徐々に死に向かう話だ。
論者は先に読んだはずのこの作品をなぜ忘れていたのだろう?
そのことを考えるうちに、
この作品の特徴が浮かび上がってきた。

「天国への土産」は、工藤が会社に出す
「配置換えのお願い」から始まる。出世を諦め、
空いた時間で余命の短いことを宣告された妻、
千夏を看病し、少しでも同じ時間を共有しようとする。
中学生以下の三人の子どもたちも工藤に協力し、
千夏の死に至るまでの静かな家庭生活が続く。短篇は、
千夏がいなくなってから四年が経ち、
千夏が工藤の心の中に生き続けていることを描くところで終わる。

不思議な短篇だ。人が死んでいくのに、その実感がない。
淡い霧の中に消えていくように千夏がいなくなる。
もっと様々な葛藤が家族にあったのではと思うのは、
無粋なのだろう。病気の妻と向かいあうことは、
工藤にとって自分自身と向かいあうことだった。
自分を見つめると、そこには静かに流れている時間があった。
「天国への土産」は、鴎氏の短篇では他に類例のない作品だ。
「水商売」は、「天国への土産」と一見同じ構造をしている。
平凡で幸せな日常生活が、パートナーの病によって揺さぶられる。
ホステスをしていた僚子は、夫と店を構え、
夫の人柄もあり店は順調にいっていた。そこで一転、
夫が入院し、僚子は一人で店をやらなければいけなくなる。
10年以上僚子に思いを寄せている客の沢野が僚子に近づく。
看病と店とに疲れていた僚子は、沢野の誘いを受け容れてしまう。

この短篇で面白いのは、僚子と夫の心理描写だ。
最初は沢野とのことをけしかけてもいた夫は、
妻が本当に行動を起こすと(実際は何も知らないのに)、
激しい嫉妬の感情を示す。僚子はそんな夫に失望する。
最後の印象的な場面では、僚子の方から積極的に沢野を誘う。

鴎氏は時々「物語性」という言葉を使うが、
この「水商売」には「物語性」がある。
短篇小説における「物語性」とは、
おそらく作品の中に物語が語られているのではなく
(それは量的に困難だ)、作品が終わったあとに続く物語が
感じられるということだろう。
僚子はこのあとどんな人生を送ることになるのか、
その物語がこの「水商売」の外に広がっている。
論者が最も感銘を受けた「日射病」が最後に残った。
これは二十歳前後の主人公「私」を描いた「青春小説」だ。
同郷の幼なじみ耀子との若くて性急で狂おしい性愛を描く。
濃厚な描写なのだが、鴎氏の特徴である「さわやかさ」
が失われていない。話は30年後の故郷での再会になり、
山上の草の中で、二人は30年前と同じように抱き合う。
20枚ほどの短い作品だが、ここには「一つの感情」が
凝縮されている。50歳の青春小説なのだ。
こういう短篇は誰にでもすぐ書けるというものではない。

さて、鴎氏の短篇集を五回にわたり長々と批評してきたが、
論者はここで様々なことを学ばせてもらった。
例えば土地が喚起するものが小説にとっては
とても大事だということ。または直前に述べた「物語性」。
さらに人物を動かすには、熟知している人間関係の中に
人物を置くこと(「水商売」の世界は鴎氏にとって
馴染み深いものに違いない)。等々。

しかし一番強く論者の心に残ったのは、
鴎氏の飽くことなき小説へのモチベーションだ。
書かずにはいられない思いがあってこそ、
初めて小説にかかわるその他の色々なことが問題になるのだ。
鴎氏には健康に気をつけて、
自分の世界をさらに豊にすべく書いていってほしい。
負けずに論者も書き続けたいと思う。
お疲れ様。
同人誌とかに所属した事が無い俺には、このスレが励みになる。
今年こそはどこかに掠ってみんなに報告したいものだ。
かもめさんとの約束を果たして、ほっとしています。

一人でたくさんのスペースを使ってしまって、お許しを。
さあ、俺も書くぞ、書くぞ!
その前にきょうは美味しいチーズを買ってきたのでワインを開けよう。
これがいけないんだな、きっと。
804かもめ:04/01/22 14:21
今朝、朝帰りだったので、たったいま、批評を見ました。繰り返しになるけど、
凄い批評だと思う。俺にはどこを探しても持ち合わせていない才能を感じ、妬みさえ
抱きます。まだ評者の小説を読む機会には恵まれないけど、思うに、評論の道に進んでも、
面白いんじゃんないか、と思います。書き手と読み手があり、その資質は似たようで
いて別なもの、という印象を持つ者としては、評者の才能を羨望してやみません。
私としては、先に触れたように、「水商売」を気に入っているのですが、横浜などの
ホームページに取り上げてもらえた際、もっとも評価を得たのは、「日射病」でした。
その意味からも、評者の目を感じます。ともあれ、ご苦労様でした。ありがとう。
>>804
喜んでもらえて嬉しいです。
俺のことはちょっと誉めすぎで、気恥ずかしくもありますが。
ともに頑張りましょう。今年は気合いを入れて書きます。
いつか思いもかけないところで実際に出会うこともあるかもしれませんね。
そんな気がします。
806かもめ:04/01/23 14:56
織田作の募集要項見ても、選者の名がないけど、誰か、わかってる人がいたら、
教えてください。
>>806
平成14年度の募集では、川上弘美・杉山平一・辻原登、でした。
去年は誰だったのかな? 出した人なら知っているはず。
今年のは文學界の2月号に載っているんだったけ?
頼りない回答で、すいません。
808かもめ:04/01/23 17:02
>>807

ありがとう。以前は藤本義一もいたような気がしたけど、この顔ぶれじゃ、
純文だね。
こんばんは!
純文じゃない地方文学賞ってあるんでしたっけ?
>>809
うーん、難しい質問だな。
最近は「純文学」の定義自体が崩れてきているからね。

まあ、「坊っちゃ」んは純文の賞じゃないとも言えるし、
もう締め切ってしまったけど「自由都市」の受賞作は時代物だったよね。
>>810
ありがdです。
「時代物」かあ。
坊ちゃんはやっぱ瑞々しさや勢いが大事なんですかね。
自主制作映画の話書こうと思ったら、過去にそういうのが大賞であってがっくり…
>>812
同じテーマでも視点や書き方が違っていれば大丈夫だよ。
でもさすがに「坊っちゃん」では無理だろうね。
>>812
坊っちゃんは隔年開催ってのがちょっと、ね。
毎年あれば締め切りに向けて計画立てられるんだけど、
隔年だとなかなか難しいものがあるからね。
遅ればせながら文學界12月見てきました。
かもめさん、しっかりと批評されてますね。羨ましい…。
下がったのは良いが、書き込みまですっかり冷えてしまった。

アマゾンに注文していた「北日本文学賞入賞作品集〈2〉」
1ヶ月以上かかってやっと送られてきた。
これを読んでネタでも作ろうかな?
でも「秋は北日本」じゃないけど、話題としては早過ぎるな。

いまは「春は、3(月)〆3賞(新潮、文藝、すばる)」ですね?
みんな書いているか〜???
817かもめ:04/01/26 01:33
>>815
短いけどね。六月号の「夢の番人」は、かなりのスペースで取り上げられていた。
いまは織田作へのが終わり、また、新しいのを書きはじめている。明日は休みだから、
芥川賞受賞作でも買って読もうかな、などと思いながらも、迷っています。
>>816
地方文学賞スレとしては、一番話題が乏しい時期だからね。
こんな時は創作論議ができるといいね。
創作談義になるかどうかわかりませんが。。。

実在の人物をモデルにした場合、名前は変え団体名もあやふやにする。
しかし、基本的な設定は変わらないので、読む人が読めばそれとわかる。
それでクレームが来たり、「事実と違うから修正して欲しい」などと指示される。
小説はもともと架空ストーリーだから、事実と違えて書く場合もあるが、それが相手には気に入らない。
(例:相手は美しいストーリーを望んでいたが、こちらは複雑な人間心理を描きたかった等)

どなたか、このような経験をされたことはないでしょうか。

web同人らしい

ttp://uonome.omega-zz.com/
821かもめ:04/01/26 16:24
>>816
23回の「電車」読んでみて。俺はこの、原口真智子って作家に感服している。
後に芥川賞候補にもなった人。読んだら、是非、感想、欲しい。
>>819
まったく参考にはならないでしょうが、今自分が書いている
作品がまさにそんな感じです。過去にあった実際の出来事を
モチーフにしていて、所々ぼかしてはいますが、関係者や
記憶力のいいかたはすぐに気がつくでしょう。
三月〆切りの賞に出す予定ですが、どういう結果になるか
想像もつきません。

そういえば、柳美里さんが一度それで訴えられてましたね。
あれはかなり露骨に個人が特定できたらしいですが。
モデル問題というと、古くは三島、最近はたしかに柳美里が話題になったね。
俺はルポルタージュなどでも、残された家族が苦しむようなものを書くことは
したくない。前にスキャンダラスな事件で亡くなった人についてのルポを読んで、
遺族は苦悩したに違いないと感じたことがある。
>>820
情報ありがとう。
恐る恐る開けてみたら、まともなページだった。
少しでも疑って、ごめんなさい、820 さん。

web同人誌か。文学賞まで儲けているじゃないか。
時代は進んでいるのう。
ちょっと読ませてもらうことにしようか。
>>821
原口真智子さんですね、読んでみます。

それより、かもめさん、地震大丈夫でしたか?
震度3と出てたので大したことはなかったと思いますが……
このスレが冷え込んだ理由は時期的なことだけではないようだな。難しいものだ。
827かもめ:04/01/26 22:00
web同人誌って?
地震は大したことない。でも、偶然とはいえ、26日だね。五月、七月、九月、
十一月だけなくて、一月。何なのだろう。
「北日本」23回は、鴎ではなく、岬三郎だった。もう、十五年になるんだな。
  冷え込んだ理由・・・何でもそうだけど、誰かが進んで問題提起していけば、
すぐに温まるんじゃないのかな。
てんぷす無理ぽ…。
沖縄旅行&受賞作の舞台化は魅力だけど、
「母と子の絆」「愛される子どもと家族」
「安心して子育てができる社会」「健全な世代構成」
っていう100%前向きなテーマが書けない…。
まだ時間はあるけど、5,6月は他の文学賞も重複してるから、
いいかげん書き始めないといけないんだが…。
唯一書けそうなのは「母と子の絆」くらいかなぁ。
>>826
ほんと、難しいもんだね。

>>828
てんぷすは、前向きなテーマじゃないといけないの?
それだと書きづらいそうだな。時期的にも織田作と重なるし。
でもずっと作品のことを考え続けていると、突然すべてが明らかになって、
すらすらと書けることもあるから、諦めるのはまだ早いんじゃないか?
モデル問題から少しそれるけど、作品と作者を同一視されることが、ままある。
不倫ものを書いたら経験だろうとか、暴力ものを書けば危ない奴なんだとか。

831かもめ:04/01/26 23:31
>>830
ものは考えようだよ。経験だろうとか、危ない奴とか、そう思われたら書き手としては
万々歳だと思う。上手く書けなかったなら、そう思わせることなんか出来ないんだ
から、むしろ、喜ぶべき。モデル問題も、俺もいくつか書いたことあるけど、職場設定
を変えたり、男女を入れ替えたり、視点をとんでもない奴に見させて書いたりすると、
似ているけど、違うと思わせることも出来ると思う。そっくりそのまま書くのは、
ちょっと拙いとは思うけど。
832かもめ:04/01/26 23:42
北日本文学賞の授賞式の様子が、HPに出てるね。悔しいし、羨ましい。
今年はその場所に出るつもりで没頭しなきゃ。
北日本のHP見たら怖くなった。あんなに立派な物だったのか。
社長の言葉といい、選者といい、相当に気合の入った賞なんだなって実感した。
応募者全員に選考結果を知らせたりする所も素晴らしいので、今年も出そう。
授賞式のHPを見た。
北日本がなんぼのもんじゃ、と言ってみても、はやり羨ましい。
今年は密かに様々な準備をしている。3編くらいは送るつもりだ。

それにしても、受賞作の新聞を読みたいとメールしたのに、
梨の礫というのはどういうわけ、北日本新聞さん!
835かもめ:04/01/27 01:39
俺にはすぐに郵送されてきたけどな。どうしたんだろう。
みんな執筆していて肩凝らない? 俺、頭が痛くなるくらい肩が凝る。
眼精疲労? 考慮してPCも液晶でデジタル接続にしている。
まったくちらつかないから、紙の上の文字のように読めるんだけど、
それでも眼が痛くなる。

きのうナショナルの「ハンドマッサージャー、タタキチョッパー」というのを買ってきた。
本当はマッサージチェアーが欲しいんだけど、金も置く場所もないから、
8千円のそれで妥協した。でも効くよ。これでまたPCに向かえる。
>>836
笑えた。俺も買おうかな。
838628:04/01/27 15:30
>>829
沖縄の新聞に載った過去の受賞作のあらすじや
公式HPに載っている上演された戯曲を見る限りですが、
なんだか暗い話は受け入れられなさそうです。
村おこし的な意味合いの強い賞ですので、やはり
温かい気持ちになれるようなものがいいのではないでしょうか。
憶測ばかりですが…。

先に織田作か文學界向けのを書きながら頭を捻ってみますw


×628
○828

です。すいません。
グリム、だめだった〜。童話の難しさを思い知ったよ。
こころのどこかで軽く考えていた気がする。恥ずかしい。
童話は難しいですもんね、ドンマイ。
自分もたまに書いてみるのですが、
子供向けに書いてるつもりが、いつのまにか
「大人が読む童話」風になったりします。
>>840
ダメだったか。ごくろうさん。残念だったけど、
児童文学と大人の小説ではジャンルが違うよな。
俺も小川未明、新美南吉と連敗して、そのことを思い知った。
そこで、気合いを入れて、もう一度童話にチャレンジするか、
それとももう浮気はよすか、きみはどっちにする?
俺は児童文学は封印した。いまは3月〆切に照準を置いている。
>>842
書き直して保存するか、どこかにまた応募するかもしれない。なんか捨てがたいきがするのだ。
しかし、3月〆切の小説の方に力を傾けるつもりだよ。既に書いてあるものがあるので、徹底的に
推敲して応募しようと思う。互いに納得のいく作品を送れるようにやってみよう。
844843:04/01/29 07:56
>>841
ありがとう。確かに急に童話を書いても普段書いている文章から
完全には切り替えられず、童話には適さない部分があった気がします。
女性のみ応募ができるらいらっく文学賞の過去の受賞作を読んだが
どれも面白くない。
こんなに面白くないものしかない、というのが不思議なほど面白くない。
大抵が、閉塞感に陥っている女の鬱々とした気持ちを描いている話ばかり。
「らいらっく」という洒落た名前とはかけ離れている。
他の新人賞で、女の小説を読んでもここまでつまらんものは読んだ事がない。
朝日新聞北海道支社の下読みの人間が陰気な話ばかりを選んでいるようだ。
選考委員に林真理子とかがいるが、彼女の小説のテイストのようなライトな
小説なんて一切ない。
同じく選考委員の渡辺淳一の小説のような、この不景気にそんな金もってる
やつどこにいるんだよ、的な、趣味に金をかけるような登場人物も出てこない。

本選の先生達は毎年、「らいらっくはつまんないなー。この中から何を選べと」
と愚痴っているのではないかと。
らいらっくの予選の下読みは変えた方がいいのでは、と思った。
>>845
そうなんだ。「らいらっく文学賞」に限らず、
読んでいて暗くなるような作品が受賞するのはいやだよね。
あなたは「らいらっく」に応募するのかな、3月15日だったよね。
もしも男だったらゴメンだけど……
「もしも男だったらゴメンだけど……」の意味は、
「もしもあなたが男性なら、こんな質問してごめんなさい」ということで、
「もしもあんたが男なら、レスなんか欲しくないよ」ということじゃないので。

日本語は難しい。冷や汗もんだね。
>>845
禿同、じゃなくて同意です。
つまんない以前に小説として成り立っていないと思います。
あれを受賞したところで作家にはなれないようですけどね。
>>848さん
やっぱり、あなたもそう思いますか?
らいらっくの過去の受賞作って首ひねりたくなりますよね。
賞の名前が
「冬ごもり賞……雪に埋もれたように暗い貴女の心を物語に」
てな感じだったら納得ですが。
あれの予選選考委員は、50過ぎのおっさんなんでしょうか?
下読みの人々の感性には理解に苦しみます。
しかし、林真理子も最終選考に残った作品についてはボロクソに
言ってましたね。
まだネットで見られるよ。
うっ・・・今見てみたが、その部分は削除されていた・・・
みなさんの酷評を見て、らいらっくに挑戦してみようかと思いました。
>>851
あれで賞をとるの難しいよ。
だって、とてつもなくつまんない小説を書かないといけないんだから。

>つまんない以前に小説として成り立っていないと思います。

そうだよねー。他の賞を受賞した作品って、「漏れは面白いと思わないが
こういうのを好きなやつっているだろうなー」、と、半ば納得できるところもある。
が、あれは、あんなつまんないのを書いて応募する方もする方だし、
評価する人間がいるのも理解に苦しむ。

>あれを受賞したところで作家にはなれないようですけどね。

だよな。らいらっくの下読み以外には評価する人間がいないんだから
他の出版社で本を出せるはずがない。
あれの下読みは朝日北海道支社の定年間近の窓際のおじさん、
おばさんがやっているんじゃなかろうか。
女性限定で応募数が300だったら、全体の質が低いんじゃないか?
いくらなんでも、小説として成り立っていない作品をわざわざ選ぶとは考えにくい。
枚数が70枚くらいだったら、わざわざ、らいらっくに応募しなくても、
他のメジャー系に応募する女性も多そうだし、狙い目なのかもしれない。
「らいらっく」→2002年、知人の作品が最終選考に残っていた。
中年主婦の揺れ動く心、みたいなテーマだった。

…その路線で書けばいいってコトかな。
>>852
>あれの下読みは朝日北海道支社の定年間近の窓際のおじさん、
 おばさんがやっているんじゃなかろうか。

なんで、「おじさん、おばさん」って言葉が出てくるのさ?
あんた、若い人なの? なんで最近の若い人は年取っている人をバカにすんの?
自分が若いとき、年取ってるって理由で年配者をバカにしたこと、おれはないぜ。
確かにライラックの下読みは相当変だけど、
あれは、「変わった内容」を選ぶ向きがあり、小説としての完成度や文書力は全く問われていない。
自分には年配者があれらを選ぶようには思えない。
小説にはかかわっていない人、本をあまり読んだことのない人が選んでいるような気がする。
確かに狙い目かもしれない。
ネットで過去の受賞作をすべて読めるが・・・いまいち。
作家にはなれないが、この際、賞金目当てでもいいのでは?
女性限定の「らいらっく」の下読みを定年間際のおじさんがするのは
いかがなものかと。
「らいらっく」なんて、ポエムな感じの名前をつける賞なら
それ相応の年頃、それ相応のセンスの人が下読みをした方がいいな。
100万だっけ、地方賞にしては多額だよね。
859名無し物書き@推敲中?:04/01/30 04:07
はじめまして。初めて投稿します。私もここ2年小説を書いていますが、全然良い成績が残せません。
(去年北日本文学賞は1次まで)ただ、同じ志を持つ方々がここにはいて、私は嬉しく思います。
いろんな情報を欲しく思います。ただ今三月締めを目指して書いていますが、仕事の兼ね合いもあって
すべては難しいものです。どれか一つに絞るとしたら、皆さんはどれですか?(文芸、すばる、新潮)
一番初心者向きは?よかったら教えて下さい。
>なんで最近の若い人は年取っている人をバカにすんの?

目上の人を尊敬しなさい、という躾を受けていないからだと思う。
私が子供のころと比べると、表面的には価値観が変わってしまったように思う。

若い=頭いい、行動力ある、仕事できる、勉強できる
年寄り=行動力ない、仕事できない

というイメージが出来上がりつつある。幾つぐらいを若い、年寄りの
分水嶺とするかは人により違うみたいだが。

仕事の機械化が大きいように思う。経験と職人魂で能力を広げていける
仕事が減ってきたり、そういう仕事は儲からなくなったりしてきつつある。
コンピュータで処理できる仕事が増えたら、それは、回路を単純化させ
やすい頭脳のほうが有利になるのは当然。

若さが全てと考えるアメリカの価値観が輸入されたんじゃないかな。
このあたり、小説に書くと面白いのではと思う今日このごろ……。
>>860
説得力のある整然とした意見ですね。
思わず納得してしまった。
>>859
こんにちは。三月〆の賞はどれが初心者向きということはないと
思います。それぞれの傾向と御自分の作品を照らし合わせて
考えてみてはどうでしょうか。ちなみに、個人的なイメージとしては
文藝=ライトな作風、新潮=硬派な作風、すばる=中間、幅広く
受け入れている、という感じです。あと、新潮は一次に残るのが
10人程度だったと思うので、名前が残るのが難しいですね。
ちなみに、私はすばるに出します。
863ハルミ:04/01/30 13:00
初めて書き込みさせて頂きます。
ここを覗いている知人からこのスレは良スレだと聞きました。
覗くと皆さん、ライラック文学賞についての討論をされていて。
それから最近の若者はどうして年を重ねた者をバカにする?と。
そうかな、と思います。
それより、年を重ねた方が今の若者をバカにしていません?
芥川をとった綿矢さんや金原さんだって、まるで若くて可愛いから
とったみたいな書かれ方をされていますが、それこそ問題だと思います。
らいらっくだってそう。
どうしてそんな風に書くのかなあ、と疑問があります。
・・・なんだか初めてなのに偉そうな書き込みしてごめんなさい。
ただ読んでいて悲しくなったので。


>>859 >>863
スレが少し停滞していたところに、
新しい人が書きこんでくれて、とても嬉しいです。
これからもよろしくお願いしますね。

ところで、書き込みは、ぜひとも「下げ進行」でお願いします。
<E-mail (省略可)>の右空欄に、半角小文字で「sage」と入れてください。
そうすると書き込みのたびに上にあがらずに済みます。
前に何度か心ない書き込みをされたので、目立たぬよう下の方でやっています。
それでも新しい人は来てくれるので……
>>859
3月〆切の3賞は、例えば去年の受賞作で言えば、
それほど違いがないような気がします。

新潮の、浅尾さん33歳(120枚)、青木さん24歳(250枚)、
すばるの、金原さん20歳(約150枚)、千頭さん31歳(約250枚)、
文藝の、羽田さん17歳(400枚)、生田さん22歳(197枚)、伏見さん40歳(195枚)

と、1年だけでは言えないかもしれませんが、年齢も、枚数も、あまり違いがありません。
そこでどんな基準で応募先を決めるかですが、ずばり選考委員で決めるのが良いと思います。
青木さんの作品「四十日と四十夜のメルヘン」は、若書きの実験小説だという他の意見を、
保坂和志一人が「ピンチョンの再来だ」とねじ伏せて入賞させています。
保坂がいなければ受賞はあり得なかったでしょう。

選考委員のところまで行くのが大変ですが、下読みも編集部員も、
この選者にはこれを読ませたいという意識が働くものです。
だから自分の作品をこの人なら分かったもらえると思う選考委員がいる賞が良いでしょう。

すばる、文藝は、受賞作をすぐに単行本にしてくれます。
ということは、短篇は選ばれにくい傾向があります。文藝は100枚からですが。
その点新潮は短篇でも不利にはなりません。
それ以外にも新潮は受賞後も新人を甘やかさない傾向があるようです。

というわけで、俺は作品が上がってからどこに出すか決めようと思っています。
>>863
小説の世界に歳の差はあまり意味がない、実力の世界だ、
ほんとうにそう思います。

老いも若きも(どっちも相対的に言ってですが)勝手なことを言いあい、
けれども目的においては真摯なこのスレの書き込みを、
前の方から順に読んでいただければ、それが分かると思います。

ハルミさんも、自分の小説世界を何とか人に認めてもらえるよう、
ともに頑張りましょう。
867かもめ:04/01/30 14:37
この二日、見るだけで書かなかったけど、いろんな人が来てくれているね。停滞
していただけに、刺激になっていいと思う。様々な意見が出ているようだけど、
年寄りとか若いとか関係なく、いいものが取り上げられると信じなきゃ、応募なんて
出来ないよ。らいらっくはどうしたら見られるのかわからないから読んでないけど、
俺としては、賞を与えられた作品がある以上、何か見るべきものがあるからだろう
、と信じたい。批評はとても大事だけど、否定しちゃいけないと思う。何度も書いてきたけど、
自分がいい、と思うものって、評価されないものが多いしね。ま、そんなことは
ともかくとして、今日、織田作、小説すばる、海洋文学賞、に出してきた。一次も
おぼつかないかも知れないけれど、出来上がったから、一応、出した。あと、文藝賞
にも出すつもり。数撃ちゃ当たるってものじゃないけど、発表までの愉しみは、
確実にあるからね。
>>867
かもめさん、久しぶりだと思ったら、凄い!!
3つもいっぺんに出したなんて、絶句。
ともかくご苦労さんです。

自分も自分にむち打たなきゃな。

らいらっくのHPです。読んでみてください。
http://mytown.asahi.com/hokkaido/newslist.asp?k=11
869かもめ:04/01/30 15:13
>>868
らいらっくHPありがとう。追々読んでみます。
新しい人たちが、ここは良スレだから覗いてみたって書いてあったけど、嬉しい
ことだね。
初心者です。初めて書いた短編を浦安文学賞に応募しました。
この賞についてはどなたも触れられていませんが、応募された
方いませんか
>>870
前に応募したという人がいましたよ
>>870 さんは、うまく行くと良いですね。
もう知っているとは思いますが、

前回の「浦安文学賞」選考過程、渡辺淳一氏による講評。
http://www.urayasu-news.jp/bungaku/14bungaku/14utumi/
受賞作品の全文
http://www.urayasu-news.jp/bungaku/14bungaku/14utumi/14utsumi.htm
(スレ人がこの作品をどう読むか聞いてみたいな)

HPを見る限り、リトル北日本と言ってよいほど丁寧な文学賞ですね。
873名無し物書き@推敲中?:04/01/30 20:26
じじばばは先がない
ただし、高卒の■本●力センセイの
ような方は、知らないことだらけだから、
イマジネーションが膨らんで、創作可
874名無し物書き@推敲中?:04/01/30 20:30
日本一、犬の糞のマナーのわるい富山県の北日本新聞が、
数ヶ月前の一面コラムで、よそからきた人に犬の糞について指摘された
ことを書いていた。
文学賞云々の前に、犬の糞をなんとかするキャンペーンを張れよw
875名無し物書き@推敲中?:04/01/30 20:32
土人新聞犬糞まつりw
11月に舗道になされた立派な犬のウンチが雪に隠れ、
それが冷凍保存され翌年の3月に再び現れた時の感動を、
>>874はきっと知らないのだ。
富山を馬鹿にしていると立山連峰から吹きつける冷たい風と、
ホタルイカの眩い明かりとで、とんでもないことになる。
877名無し物書き@推敲中?:04/01/30 20:36
おまえは馬鹿か
犬の糞を路面に放置すること自体、犯罪だろが。
馬鹿につける薬はなし。
深く反省汁
878名無し物書き@推敲中?:04/01/30 20:41
富山県人は土人とケテーイ
土人に文学賞といわれてもな
ただの落書きも数百年も経てば味が出るもの。
犬のうんこも半年を経て、そのみずみずしさを保っていれば、
「おれはこの前、ここで同じうんこを見た時、何を考えていたんだろう」
などと様々な文学的感慨に耽ることが出来るのだ。

馬鹿につける薬、きっと富山の薬売りは持っている。
880名無し物書き@推敲中?:04/01/30 20:43
だから、藻前は馬鹿なのさw
881名無し物書き@推敲中?:04/01/30 20:44
ひょっとして、コテハン
土人か
まあ、せいぜいガムバレや
つまんないお利口よりも、おもろい馬鹿。
と田中真紀子も言いました。
883名無し物書き@推敲中?:04/01/30 20:46
つられんなよな馬鹿
では引き続きsage進行で地方文学賞の話を続けましょう。
885名無し物書き@推敲中?:04/01/30 20:51

自尊心を保つための悪あがき
これが、創作というものだw
君が勝ったことはみんなが認めてる。
私ごときが楯突いて本当にすみませんでした。
以後、気をつけます。では、さようなら。
本当にさようなら。
スレ汚し、すみませんでした。
888名無し物書き@推敲中?:04/01/30 20:58
さみしいぞ、そんな台詞はヤメレ
889名無し物書き@推敲中?:04/01/30 21:01
人はこのような場でも、
いつ何時か、戦いに巻き込まれるやも知れぬ。
常住戦場、
戦い抜かねば生きてゆけぬものなのじゃ。
>>889
盛岡からレスご苦労。
nyはもうやめとけ。
浦安は経過もでるしいいですね。
来年送ってみようかな。
892859です。:04/01/31 02:04
ご指摘のとおり、sageしてみました。皆様、いかがでしょう?
私は文芸に出すつもりです。目標400枚。内容は今までに書いたことも無い位
軽いものです。ちょっと登場人物が多いのでキャラクター付けするのに悩んでいます。
漫画スラムダンクの作者はキャラクターをつくる際、「弱点を与える事が大切」と
言っていました。どうしても人と人の関わりの苦しさを出来るだけ客観的にライトに
描きたいと思います。
最近どうして小説を書くのか?って冷静に考えます。たった一人でも
「君の書いた文章は良いよ」って言ってくれる人が過去にいました。
結局きっかけってそんな些細なもの。今でも理由もなく書く事を辞められない私です。
>>870
遅レスで申し訳ないけれど、漏れは浦安文学賞に出したよ。
地元の賞だから、出さねばなるまい! と思って。
と言っても、今年初めて出したから、選考過程とか細かいことはよくわからないけど……
お互い、いいところまで残ってるといいね。
894かもめ:04/01/31 02:21
きっかけなんてそんなものだな。俺も似たようなものだった。長い時間生きてきた
けど、振り返ってみれば、何もなかった。背筋が寒くなったね。これじゃ、いけないと思い、
気障に言えば、その何もない過去を何とか埋めようとして、書き始めたようなものだ。
だけど、埋まらないね。時々、認められて、途中から目的がプロになりたいに変わった。
そうすると、スタートが遅かっただけに、時間の経過が焦りを生み、内容も悪くなる。
自分の才能の足りなさにも気づいてくる。でも、もう書くことが癖になっていて、
やめられないんだよね。だから、書く。日々、その繰り返しだね、俺は。
かもめさん、らいらっくの感想を聞かせてください。
896870:04/01/31 13:44
レスくださった皆さんありがとうございます。
>>893さん、応募された方がいてなんだか嬉しいです。いい結果を願ってます。
創作を始めてから、このスレが好きでずっと読んでました。初心者丸出しの
質問とかしてしまいそうですが、またちょくちょくお邪魔させてください

897かもめ:04/01/31 14:54
>>895
一行あけが激しい、特異な文体だね。所謂、純文学私小説じゃないのかな。
俺の好みではないけれど、きっちり、写実していると思う。評価はわかれる
だろうけど、俺は、北日本でもいいとこまでいくと思うね。心理描写が、描写
ではなく、説明になってるような気がするけれど。
>>かもめさん
ふと思ったのですが、織田作之助賞はもう募集かけてるんでしょうか?
自分は去年応募したけど、公募ガイドか何かに応募要綱が載ってから
出したような気がします。早い分には問題ないんでしょうか?
まあ、要綱の内容は去年と変わらないでしょうけど、ちょっと気になったので。

ちなみに、自分はようやく三月締め分が終わり、昨日から織田作向けに
とりかかったばかりなのでまだまだかかりそうです。
899かもめ:04/01/31 17:07
>>898
大丈夫だろう。まさか、捨てるようなことはないだろうし。北日本も三月ごろに
出す人もいるって、昨年だか、緑色の異邦人の新聞紹介記事を依頼した際、
担当者が言ってたから。   頑張っているようだね。俺も今度は出す宛もなく、
百枚ぐらいのに挑戦し、半分ぐらい進んでいる。
お久しぶりです。子持ち主婦です。
「小さな童話大賞」の入選作品集が本日届きました。
早速読んでみます。

直感的に、子供のいない人の方が童話は巧く書けるような気がして
しょうがないのは、どうしてだろう・・・と思いつつ。
でも、試しに挑戦してみますよ〜。
>>900
子どもがいない方が現実としての子どもを知らない分だけ、
創作の対象として描きやすいということなのかな?

でも我が子に読み聞かせたいために書いたら、
素晴らしい作品ができたという話はよく聞きますよ。
(ハリーポッターがそうだったのでは?)
頑張ってください。
902898:04/01/31 22:39
>>899
そうですね。けっこう親切な賞なので、きちんと取り扱って
くれるでしょう。あと、締め切り後には受領通知が来ますので、
それで確認ができますね。

>俺も今度は出す宛もなく、百枚ぐらいのに挑戦し〜
百枚程度といえばやはり文學界ではないでしょうか? もちろん
自分もチャレンジする予定です。
903900:04/02/01 00:23
>>901
ありがとうございます。

童話集を早速読んでみました。
原稿用紙たったの10枚というのに、こんなにも盛りだくさんの内容が書けるのかと
驚きました。
賞を取った作品はそれぞれバラエティに富んでおり、偏った傾向はないようです。
904あぼーん:あぼーん
あぼーん
削除依頼しといたから。
>>905
削除以来のところ、レスが904じゃなくて940になってましたよ。
自分が改めて出してもよかったのですが、なんだか悪いので、
そのままにしています。
創作文芸板ってすげーな、わずか1レスで削除依頼か。
削除人は消しゴムじゃないぞ。
ここのみんなが死んでもいいってことか?
>>907
その言いがかりの方がすげーや。
すげー馬鹿っぽいって意味だぞ? とっとと死ね。
この程度だと削除されないみたいだな。ケッ!
せっかくだから、7つ貼り付けて来る。
ここまでこのスレ住人がバカだとは思いもよらず_| ̄|○

http://qb2.2ch.net/test/read.cgi/saku/1030643973/100-103


   どうしたんだ。北日本と織田作で一次落ちでもしたのか?
あの…おせっかいかもしれませんが、
2ちゃんではこんなぐらいで削除以来出す方が恥晒しになりますよ
1日ぶりで覗いたら、変な具合になっているな。
削除願いを出してくれた人には、まずありがとう。
色々言われているけど、気にすることはないよ。

その他関連のレスをくれた人も、まあ、まあ、ということで、
またいつものスレに戻りましょう!
>>914
長い物には巻かれろってか? 大人の意見だねえ。w
死ねや。
917あぼーん:あぼーん
あぼーん
「小さな童話大賞」ですが・・・
奨励賞や佳作に至るまで、ほぼすべての作品に感心してしまいましたよ。
こんなことは初めてです。
「これぐらい私にだって書けるよ」とは、全然思えなかった。(涙)
ほぼ全作品に通じていえることは、ワクワクドキドキさせるのがうまくて、
結末に喜びを感じてしまう。
結末を読んで「なあんだ、つまんない」と思う作品が皆無だった。
童話と言いながらも、大人向けという感じがしました。

北日本って、封書がくるのですか?
うちはきていないのですが・・・
920かもめ:04/02/01 23:32
仕事から帰って覗いてみたら、えらいことになってんな。誰が住人でどれが
遊び人か訳わかんないけど、普通に戻ろうぜ。顔をさらさないでの喧嘩?なんか、
物足りないよ。あの変な画に起因しているのだろうが、気にする価値もない、何の
変哲もない画じゃないか。俺なんか、毎夜癖の悪い酔っぱらいをつまみ出したりして
悪戦苦闘しているから、逆に、あんな下手な画にも和ませてもらってるよ。
荒らしとは闘わないと、住み着くんだよ。
だから、わずか1レスを荒らしと呼ぶのは純粋培養の極みだぞ。
だったら、何レスから荒らしになるんだ?w
仮にお前が5レスで怒ったとするが、
世の中にはそれを全然気にしないやつもいるだろうよ。糞が。
糞ぐらいは平気だよな、お前は?
純粋培養のぼくちゃんとは違って。w
>・荒らしは触れず、煽らず、冷静な対処を。無視・放置が基本です。

ローカルルールくらい読めよ。
削除依頼するのはまだしも、削除人も言ってるようにそれをここで報告してどうすんだ。
>>926
荒らしの開き直りかよ。荒らしの味方かよ。w
要するに何が言いたいのか冷静に書いてみ。
929大言壮語おじさん:04/02/02 00:03
まあまあ、みんな仲良く野郎じゃないか!
俺たちの敵は文学だ、新人賞だ、大賞だ。

「盗まれた方が悪い」というのはダメだ。
やっぱり「盗んだ方が悪い」のだ。

ところでおめーら、今目指している直近の賞は何だ?
つかおまえら、文学でメシ食ってく自信、あんのけ?
>>918
感想ありがとう。
良い作品を良いと思える感性があって、
初めて自分の書くものが良くなるわけですから、
ぜひ頑張って自分の世界を作ってみてください。

>>920
「毎夜癖の悪い酔っぱらいをつまみ出したりして」
目に浮かぶような情景ですね。
いつかかもめさんの作品にそれらの酔っぱらいが登場するのかな?

>>929
何か懐かしい名前(すっかり忘れていました)を語っていますね。
いま俺が書いている分は3月末のどれかに出そうと思っています。
地方文学賞ではありませんが……

今すぐ小説を書くことで飯が食えるとは思いませんが、
今すぐでも小説を書くことは飯を食うことより好きです。

おじさんはどうなのかな?
931再び859です。:04/02/02 00:44
今日、友人の結婚式に行ってきた。幸せそうで、羨ましかった。
「普通の仕事なんかしたくない」って言う若い人たちに言いたい。
普通に結婚して普通に会社に務める人たちはすごく立派だ。普通こそ生きる極みだ。
世の中には頑張っている人がいっぱいいる。その人たちから学ぶ事がある。
この掲示板もそうだ。
けなすことよりも、自分が魅力ある人間であるためには、謙虚に聞く勇気を持つ事だと思う。
表現する事にこだわって、ここまで生きてきた。今私があるのは、人との繋がりの中で築いたもの。
改めて普通に、そして紳士に、かつ情熱的に文章を書こうと思う。
三月まで時間がない。絶対400枚書き上げてみせる。
世の中の人たちから「無駄なことだ」と笑われても全く構わない。これが私の意思だ。
表現することに疲れたら、もうクリエーターとしては終わりだ。
きっと400枚書き終わった頃、今までと同様、またひとつ違うものが見えると思う。
こんな幸せな気持ち、けなしているだけじゃ絶対理解できない贅沢なものだよ。
>>931
その通りですね。頑張りましょう。
933かもめ:04/02/02 01:14
>>931
身に染みる。突き刺さる言葉だ。16歳から家を離れ、つねに異端だったからね。
43歳で家に戻り、今度は小説なんか書いているから、ど田舎では異端の王道。
けれど、このままを歩くしかないんだね。小さな島に店を出し、普通にと心していながら、
つねに普通じゃないことを探し、さらにそれを誇張して、升目に色づけしているだけに、
普通こそが生きる極み、だという言葉には感じ入る。
それぞれが、それぞれの道を行くしかないのだろう。
普通に生きている人は「普通」に徹底すればいいのだし、
異端に生きている人は「異端」に徹底すればいい。
大切なのは、自分の生き方から何かを学ぶ姿勢を忘れないことだ。
そして書き続けることだ。
その意味で、931さんも、かもめさんも、立派だと思う。
こっちも負けていられないぞ、というものを感じさせる。
バカな質問します。
煙草を吸っている人、執筆中は異常に煙草の量が増えるってことない?
936かもめ:04/02/02 13:12
一日、二箱半。瞬く間に灰皿がいっぱいになる。
喫煙派はますます肩身が狭くなるご時世だけど、
紫煙はミューズに好まれているのだろうな。
芸術と煙草はよく似合う。

俺はぜんぜん吸わないけどね(その分飲むけどさ)。
>>929
その名前だと、たいていの町にいる少し変わったおじさんというイメージが思い浮かんでしまう。
どうなっちゃったのかな?
なんだ書き込めたのか、さっきはだめだったのだが。
941かもめ:04/02/03 01:51
>>939
>>940
どういうこと?
最近、英語が気になる。
政治家なんかが、やたらと使ってるけど、英語力って個人差があるよね。
小説に出てくる英単語も、作者がどれだけ使いこなせてるのかわからないけど、
嫌な気持ちになる。
>>942
言葉が浮くってやつだね。
タイトルも英語をそのままカタカナにしたやつ、あれ厭だね。

俺も会話ではすぐ外来語を使う癖があると指摘されるので、
気をつけないといけないが……
>>941
一時、うちのPCから書き込めなかったもので…。それだけです。
明後日発売の文學界3月号に、
「第20回織田作之助賞発表」とアナウンスされているね。
http://www.bunshun.co.jp/mag/bungakukai/index.htm

次回の募集要項も載るはずだから、これは買わなくては。
吉村萬壱の新作も載る。これも楽しみ。あと、
金原ひとみ×村上龍/綿矢りさ×藤沢周/江國香織×川上弘美、
の対談もあるようです、って俺は文春の宣伝マンか!

みんな執筆で忙しいのかな?
俺もちょっと残っている仕事(本業)に戻ろう。
ビールはそれからだ。
>>945
吉村萬壱の新作か〜。龍は金原を推したんだろうなあ。
なんだか文學界、買いたくなってしまったよ。
ひまわりの彼方へ〔佳作〕上原徹
って奴か。佳作だもの、渋いねえ。川上先生も辻原先生も。
織田作応募作は途中で落選して良かったと思っている。
おかげで、自分なりに納得のいくものに書き直すことができたからね。
さて、3月末に向けて本腰を入れて行かなくちゃなあ。
織田作、佳作とはいえ、あしたは買って読んでみます。
どのくらいのレベルの作品が佳作になって、
どこをどうすれば受賞作になるのか、
選考委員の選評も併せて読んで、自分なりに研究してみます。
あしたまたレスしますね。
950名無し物書き@推敲中?:04/02/05 23:27
>>824
で、どうだった?
いや、発売は明後日じゃ。
明日じゃまだ東京や関東地区しか本屋においてないよ。
新宿の紀伊国屋にはもう今日置いてあったけど。
公式には6日発売だよ。ところが日本は広くて、
雑誌の発売は最大4日ほどのズレがあるんだったかな。
前にどこかのスレで、「全国雑誌発売時刻表」みたいな地図を載せている
HPへリンクしてくれたいたのを見たけど、いまはそのHP探せないや。
>>953
おお、そこだ! ありがとさん。
いよいよ織田作之助の結果が発表される号が発売となった。
選評は気になる。
公式の応募要項も掲載される。
佳作しかでなかったのは残念だが、ここは一つ読みたい。
956名無し物書き@推敲中?:04/02/06 09:21
>>929
久しぶりに大言壮語の登場だなw
本物か偽物かは知らんがノウナシそのものの話し方は
まさしく大言壮語に相応しいぞw

        / /        ./      ,,-" / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ____/ /_____./     ,,-"   | ・・・まもなく新スレ行き列車が参ります。
      / /       /     ,,-"      | 黄色い線の内側までお下がり下さい。
 ───/ /────./    ,,-"       \_______________
 ──. / /─── /    ,,-"      ,, - "       Turrrrrr......
 二二/.「 二二二/   ,,-"     ,, - "       ,,,, -
 三 .//.| |三三/   ,,-"    ,, - "     ,,,, -- ""
 ≡// | |≡/  ,,-"  ,, - "    ,,,, -- "         ______
  .//  .| |/  ,,-" ,, - "  ,,,, -- ""            |______
 //   | | ,,-"- ",,,, -- ""                         | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
.// ./ | |                    .┌―――┐ .| 「「 「「
.//   | |                           ||      ||  | | l  | l
      | |             _______.||_____.l|_|
 ̄\  | |             |  --,,,__   ||      ||  ""''''-- ,,,,__
   \ | |             |     "''''-、,,,__     ||         ""''
      | |              "''- ,,      "''''-、,,,_
      |_|.∧_∧             "''-,,        "''''-、,,,__
      (   )               "''- ,,         "''''-、,,,__
      /   i  ≡≡≡ヽ     ゙-、≡≡≡≡ "''- ,,
      i o U  ..\三三三三ヽ     ゙-、三三三三三 "'' - ,,_
       し'| ̄ ̄|  .\ニニニニニニニヽ     ゙-、ニニニニニニニニ   "''
       .|__|   ..\二二二二二ヽ     ゙-、二二二二二二二
       .. ゜ ゜
心和むAAだな。こんなのばかりだと良いのだが……
スレが上がっています。
変な煽りで1000まで行っちゃわないうちに
新すれ希望します。
自分はやったことないし・・・ごめん。
=== 新スレ立てました ===

誘導します。
http://book.2ch.net/test/read.cgi/bun/1076038041/l50

それでは、よろしく!!
いつもは970位まで行ってから立てるのですが、
>>959 さんのお言葉に従って、少しだけ早めに立てました。

このスレは、僅か2ヶ月で1000まで辿り着きました。
皆さんのおかげです。

それでは、残りの30ほどは、
日頃書けないようなネタ?で埋めていきましょう。
実は「あいつ」死んだらええねん、と思うてんねん。
こんな話題?
次は4スレ目になるわけだけど、回を重ねるごとに良スレになってるね。
あまりに良スレになりすぎて、一回くらいの煽りで削除以来が出るほどにw
まあ、2ちゃんって事を踏まえて、過度に馴れ合わずにマターリといこう。
>>962
また物騒なネタやね。
そやなくて、やっぱ創作談義でいこや。
そういや、何かの雑誌で読んだけど、
ミステリってのは書き手が少ないらしいな。
>>965
小説家に一番知性が求められるのがミステリーだからね。
膨大な資料と緻密な構成が求められる。

純文の書き手が、ミステリーを違うペンネームで書くこともある。
やはり挑戦したんだろうな。ドストエフスキーもいま生きていたら、
ミステリーに分類されてしまうかもしれないな。
膨大な資料と緻密な構成か。
緻密な構成は必要なんだろうけど、
なんとなく、膨大な資料って聞くと、エンタメを思い浮かべてしまう。
ミステリはアイデアと構成じゃないのかな。
広く捉えれば、エンタメの一部もミステリだけど、本格って違うような気がする。
巷のミステリってのはまず始めに謎があって、それを解かせるために
物語を逆から構成していくような気がするな。
クリスティのような古典は舞台に謎を投げ込む感じだけど、
今は謎に舞台をはめ込むのが主流になってるような気がする。
ところでドストエフスキーって・・・どの作品?
968かもめ:04/02/06 14:15
今日、碧天舎ってところから、「碧天文芸大賞」締め切り迫る!とか書いてある、
葉書が舞い込んだけど、こんなとこ、一度も出したことがないのに、不思議なもの
だ。これって、どこかから、個人情報が流出してるってことなんだろうな。説明を
読むと、最近流行の、企画出版とか共同出版をメインにする出版社が募集している
文学賞なんだね。ちなみに、大賞賞金は、100万だと。
>>968
それは気持ち悪いですね。
賞そのものは公募ガイドで見たような気がするけど。
970かもめ:04/02/06 14:47
今日、「文藝賞」に出してきた。女性や若い人有利と言われているけど、
年寄りでも駄目ってことはないだろう。もっとも、傾向がわからないから、
自信はまったくないけどね。あと、どなたか教えてほしいんだけど、
文学界新人賞ってのは、真面目な純文じゃないと駄目なのかな。たとえば、
空想小説なんてのは相手にされないかな。内容には人の機微や心象などは
含むつもりではいるけど。
>>968
余計なお世話ですが、関わるのはやめた方がいいんじゃないでしょうか?
協力出版系の会社、碧天社や新風社はあまりいい噂を聞きません。
かもめさんは文學界で取り上げられたり、執筆料も貰われたりもしているわけですから、
受賞したとしても評判が落ちるだけのような気がします。
972かもめ:04/02/06 15:02
>>971
出さないよ。ただ、今日ポストに入ってたから、不思議に思っただけ。
>>970
吉村萬壱の「クチュクチュバーン」はSFぽかったとのこと。
読んでないから何とも言えませんが。
探せば書評なんぞも見つかりますよ。
974かもめ:04/02/06 15:11
>>973
ありがとう。形はどうあれ、あがったものを出すしかないね。
>>967
遅レスでごめんだけど、どれもミステリー調なストーリーの運びをするけど、
最も当てはまるのは「カラマーゾフの兄弟」かな。

「クチュクチュバーン」はSFというより、近未来を舞台にした「実験小説」。
核大戦後の完全管理社会で、人間は、突然変異を起こし、
身体と精神が奇々怪々に変形していく。
その描写が凄いのと、も親子の情とか、不倫するカップルとかの心情とかが、
まだ人間に残っている、その対比が面白い。

文學界は、いわゆる「真面目な小説」よりも、「新しいもの」が好まれる傾向があります。
かもめさんもチャレンジしてみては。それにしてもまた出したのですか。凄いな。
このところ絶好調ですね。平均すると一日何枚くらい書いているのですか?
織田作、新しい要項が出ているので、次スレの方に書いています。
http://book.2ch.net/test/read.cgi/bun/1076038041/l50
977名無し物書き@推敲中?:04/02/06 18:38
もう終わりだから上げてしまえホトトギス
まさか群像スレを埋め立てた時みたいに、AVネタはまずいだろうな。
979名無し物書き@推敲中?:04/02/06 19:26
高樹マリアの話で盛り上がったもんだ。
擬似反対。
980名無し物書き@推敲中?:04/02/06 19:29
でも擬似でいいからこそ、可愛い女の子が出演してくれるわけだ。
どう考えても激しくセックスしているだけなのだが
あれは違うと本人が思い込むならまあいいか。
981名無し物書き@推敲中?:04/02/06 19:40
あれだけ揉みくちゃにされて擬似ですって言われても
じゃあ何が本番なんだって話だよ。
半年間AVを見てないと嘆いていた私も、
今ではDVDプレイヤー持ってます。

AVソフトは少なくても、
洋画で吹き替えや字幕の言語が選べるのは凄い。
英語でも字幕を見ながらの聞き取りは楽。
英語が得意になったような錯覚に溺れますね。
おまいら、おもしろいから読んでみ。

「自分」を紛れ込ませる
幻冬舎・石原正康の作家掌握術(2)……よしもとばなな
http://www.be.asahi.com/20040131/W14/0026.html
984名無し物書き@推敲中?:04/02/06 21:41
>>983
読んだよ。
ちゃんと編集者が世話をしてセックスも恋愛もしてあげてるから
ばななみたいなブスでも恋を描けるんだね。
普通そう読むよな、あの記事は。
朝日の記者はそこまで気づいていないのかな?
それともそう読まれるようにわざと書いたのかな?
986名無し物書き@推敲中?:04/02/06 21:49
よしもとばななをまんぐり返す度胸がなきゃ編集なんてできないんだな。
987名無し物書き@推敲中?:04/02/06 21:50
ばななが行けるなら、どの女でも可能だな。
ああいう身障顔だけは苦手だ。
>>983
私はこういう話を読むと気持ち悪く感じます。
>>988
それが普通です。それに文壇のすべてがそうではないでしょう。
でも、朝日の記者は好意で書いたのに、
とんだ記事を書いてしまいましたね。
>>989
また曖昧な文章を書いてしまった。

「それが普通です」→「そう思うのが普通です」
991名無し物書き@推敲中?:04/02/06 22:02
平野が女性編集者とセックスした話を書いたのも
担当の編集者の手ほどきあっての作品なんだね。
大変だ。
992名無し物書き@推敲中?:04/02/06 22:04
俺も作家になればお色気女性編集者がなんでもしてくれて
私小説を書けばいいんだな。
やる気が出てきました。
>>992
正直でよろしい。
群像スレの人がこの話題を持っていってくれたので、
続きはあっちでやりましょ。このスレは間もなく終点です。
992さん、そういうの面白いですね。
男性編集者に相手にしてもらわなければならないほど、
男には不自由してませんけど。
出版社勤務の男性ってイケメン揃いなのかしら。
だったら少しはヤル気になるかも。
あらら、頼もしい人の登場だ。
話の途中ですが、

=== 再度、次スレへの誘導です ===

「地方文学賞スレ4」
http://book.2ch.net/test/read.cgi/bun/1076038041/l50

それでは、みなさんの筆運が上がりますように!
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