8 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/30 00:53
「新入社員、くるそうです」
「…はぁ、そうですか」
職場の椅子に座って雑誌を読んでいる最中に
いきなりそんなことを言われて生返事を返した男はサチ。
本名幸山幸雄、この安直なアダ名で満足するような男。
昨日までそんな話は全然しなかったのに
思い出したようにそんな話を始めた女はアイ。
本名愛川愛子、幸山に安直なアダ名をつけた女。サチの上司。
サチは「…次は勘弁して下さいよ」とだけ言うと雑誌の続きを読み始める
アイは「努力します」とだけ言ってデスクワークに戻る
現在この部署に所属する者はサチとアイの両名のみ
いわば、元々この部署は「特殊技術職」に分類される部署であるので、新入社員自体が少ないのだが、その折角の新入社員も入って丁度三ヶ月あたりで別の部署へ転属希望を提出する為ここ数年基本的にはこの二人で回している状態にある。
その理由を説明する為にはまず愛川愛子という人物の説明をしなくてはならない。
今年で19才になる彼女は、当然ながら19年前この世に生を受ける。しかしその直後母親と出産に立ち会った医者、助産婦を殺害している。
原因は色々と言われている、新種のウイルス説、突然変異説等
いや、母親並びに医者・助産婦の死亡原因ははっきりしている
問題になったのは彼女の体の方、彼女の左腕は生まれた時既に成人女性のそれだった。
そしてその腕が勝手に動き、全員を殴り殺したのだという。
現場を見た警察は顔面が変形した母親らと、女児の左腕を見てそのふざけた判断(彼女の体自体が既にふざけているのだが)を下したのだそうだ。現にその左腕は駆け付けた警察官一人を殺害している。
生まれたその日から彼女のアダ名は「レフト・ガール」
その名前が安直だと思ったのはそれから十年後
これもまた当然ながら彼女が十の時。
洋画を見ていた時に右はライト左はレフトだということを知った
彼女はその時まだ自分が生まれた時に起こした事件を知らない
あれから十年間彼女の左腕は沈黙を保っていたのだ
明らかに異常な左腕と両親がいないことを除けば彼女は全くの普通の女の子だった。
が、実際それらを除くことなどできるはずもなく
彼女は現実世界を異端として過ごしていたのだった。
なんとなくということでなんとなくラノベを書いてみた。
12 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/30 03:38
競馬新聞の親父はふと我に返り自分はどこからやってきたのかその競馬新聞を見て考えた
俺は愛媛からやってきた そして競馬場に行く途中だ そして馬を当てる 当てて面白いくらいな車に乗る
うふふ なんだか記憶がマッさらになったような感覚だったがそれも今は取り戻し競馬新聞の親父は
そのアイデンティである競馬新聞をパラパラとメクリどの馬が良いか考えた
タイキコンドル この馬はどうだろうか 中々速い しかし今日は雨だ 少し重馬でないか
しかしね いや どうも この馬を見ていると奇妙に自分はこの馬に思い入れがある
少し自分の育ちに似ているのである 感情移入だ 馬に感情移入 それも悪くない
俺の人生を左右するこの馬に感情移入しても少しもおかしいことなどありはしない
むしろこの馬に感情移入すればするほど競馬の このなんと言うかバイタリティではなく上手い感じに
熱がこもってくる そして競馬新聞の親父は死んだ 馬が外れたのだ 感情移入すればする程彼は
馬に金を投資してしまいその末路がこれである あぁ 何たることか 競馬新聞の親父
ちなみに競馬新聞の親父の自殺方法とはこれまた奇怪なもので競馬新聞を自分の腹に刺し
死んだらしい 紙はよく切れると言うが俺の中ではこのような死に方をした者は見た事がない
新聞紙が腹に突き刺さっているのだ 刑事はそれを見て少し競馬は控えようと思った
思ったがこいつの死に方は異常だ きっとこれは俺への戒めにはならないだろう
こいつはきっと精神異常者で腹が痛んでいたのだろう だからこんなにも簡単に競馬新聞が刺さっているんだ
だからこいつは俺と同種の人間ではない 同種の人間が犯す罪 それが自分への戒めとなるのだ
13 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/30 03:39
書いたは良いがクソ どうにもならない
なんとなく書いていくのもまた良きかな。
書き続けることが力となる。
Aさん「なんとなくで書けるほど小説は甘いものじゃないぞ!
Bさん「甘くてもいいじゃないか! 僕はなんとなく書いていたいんだ!
16 :
名無し物書き@推敲中?:03/07/05 00:00
今日の夕方のニュースにあった事件
40歳くらいの男が住居侵入罪で逮捕された。
その男は記憶喪失で自分の名前も住所もわからない
しかしなぜか、あるとおかつての自分の学校の校歌だけを覚えていたのだ。
ネットで調べたところ、それは福岡のある小学校の歌だった・・・
事実は小説より奇なり・・・というか
作家の想像力をくすぐるこの事件
さあ、小説にしてみよう!!
そこには朝の空気があった。まだ太陽が昇ったばかり、
大半の人はまだ布団の中で寝こけている。今日も一日暑い日が続くなぁ・・・
そう思わせる。夏の朝の雰囲気だった。
僕は、誰もいない町を、とぼとぼと歩く、学校に向かっているような気分だ。
でもいつもみたいな憂鬱な気持ちとかは無い。
例えるなら夏休みに2.3回ほどある登校日みたいな、そんな感じ、
たまには学校行くのもいいなぁとかそんな事考えられるような、余裕があった。
目に映る風景のすべてが薄い青色で澄んでいた。
僕の思っている方角とは逆に足はまったく別の方向に進んでいく、
駅の近くの踏み切りをわたって、家みたいなビルみたいな建物を通り過ぎ、
田んぼと空き地の広がる道へと黙々と進んでいく、
空き地には沢山の土が積もっていた、近くを通ると土の匂いがする。
中にカブトムシの幼虫とかがいるんだろうか、また今度自転車で来てみよう。
僕は少し甘い土の匂いを嗅ぎ取りながら、更に進んでいく。
途中、僕は歩き続けることに退屈して、疲れてしまう。
迷路のような路地に迷い込んでしまった。
でも家は新築なんだろうか?まだ綺麗な土壁が残っている日本家屋が立ち並ぶ。
石畳が見えなくなるところまで続いている。
家と家の間には、細いけれども綺麗でとても澄んだ水が流れていた。
僕は少しだけ足を止めて、その中に手を入れてみる。
痛いくらいの冷気が手を通して伝わってくる。
しばらくその川底をを見つめていると石畳の上に女の子が一人立っていた。
でも目の焦点をあわせるころには見えなくなっていた。
また僕は歩き出す。
途中、電線が切れていた、切れた電線はあたりを無機質に飛び回り、
黄色い液体をあたりに飛び散らせていた。
僕はかなり怖かったけど、
できるだけ道の端を急いで渡ることでなんとかやりすごした。
もうすぐ、着く。それは学校かもしれない、大きな大きな海かもしれない。
ここよりもっと綺麗な青空が広がる草原かもしれない。
僕はまだどこに着くかわからない。
昔見て今でもうっすら覚えている夢をできる限り思い出して書いてみました。
厳しい意見とか期待しております。
20 :
名無し物書き@推敲中?:03/07/05 14:07
>>19 田舎の情景を想像させてくれる話ですね。
これから始まる夏が楽しみになってきました。
sagesagesageagesagesagesage
ageが一つ混じってます。
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
(^^)
26 :
名無し物書き@推敲中?:03/08/08 18:43
台風が来たー! みんな飛ばされるぞー! わあ、逃げろー!
しばらくして収まった。なんだ台風なんてたいしたことないじゃん。
しかし、僕達はまだ気づいていなかったんだ。台風はまだ目に入っただけだったんだ。
しばらくして再開される。巨大な扇風機。
うわー、ケッサクだー。
でも最後の「扇風機」っていう表現は嫌いだなあ。
28 :
名無し物書き@推敲中?:03/08/08 18:52
そんなに良いとは思えないが
犬も歩けば棒に当たるというが、じゃあじっとしていれば当たらないのだろうか。
僕は仲の良い愛犬ポチに頼んで実験してみることにした。
・・・3時間経過。
僕は疲れて眠ってしまった。
起きて目を開けて見るとそこには・・・
「うわー! ポチー!」
詩的で良いなあ、ユートピア。
暑い〜。暑くて体がぐだぐだだ〜。
だから僕は冷蔵庫に入ります。
・・・
冷蔵庫「良いよなあ、冷蔵庫に入れる奴は
32 :
名無し物書き@推敲中?:03/08/12 21:37
もし誰かに「愛してるよ」と言われたらどうしようか…
今の自分には縁の無い言葉ではあるけれど、急に言われたりしたら…
君ならどうする?
そりゃあ、誰だって困るだろう。嬉しがる奴もいれば、嫌がる奴も
もちろんいるだろうし…
だから君に尋ねてるんだ。
…まあいいや。人に聞いたところでどう対応するかは自分自身が判断すること。
僕は僕で、君は君で判断するんだ。敵前逃亡は無しだよ。
でも、その前にこれだけは知って置いてほしい…。
「愛があるから幸せなんじゃない。金があるから幸せなんじゃない。
幸せがあるから幸せなんじゃない。不幸があるから幸せというのはあり得る。
安心や幸せというのは食べ物と同じ様なモノなんだ。
同じ物ばかり食べてると飽きるだろ?
断食した後に食べる物は何でも美味く感じるだろ?
幸せや安心だって違いは無い。
不幸があった後の幸せって、普段の倍ぐらいに感じるだろ?
不安に陥った後の安心って、凄い安堵感があるだろ?
愛だって同じだよ。不安定になったり安定したりするから
愛というものが感じられるんだ。
だから、人間という生き物は面白い。」
誰だって不安はあるし、安堵感を得たい時だってあるんだ。
人間皆平等と思っちゃあいけない。
平等じゃあないから、人間は面白い。
だから這い蹲って…這い上がって…逆境を乗り越えることができる。
33 :
名無し物書き@推敲中?:03/08/12 22:45
ヴァナナ!!
角を曲がると、足元で丸くなっている動物がいた。
犬だと思った。
「犬」
と呼んでやった。
奴が顔を上げた。
猫だった。
なんてこった。
ぶんぶんぶん、ハエが飛ぶ。
お池の周りに野ばらが咲いたよ。
ぶんぶんぶん、ハエが飛ぶ。
・・・こんな歌は嫌です。
(⌒V⌒)
│ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
⊂| |つ
(_)(_) 山崎パン
今なら空だって飛べそうです。
そんなことを云いながら、屋上からダイブした奴がいた。
結果は言わずもがな。
でも彼はきっと今頃、雲の上を悠々と飛んでいるんじゃないかと思ったり思わなかったり。
きっと幸せに違いない。
38 :
名無し物書き@推敲中?:03/08/15 16:00
age
その道はまっすぐに続いている。
どこまでもまっすぐまっすぐ伸びている。
僕はその道を
まっすぐまっすぐ歩いていく。
そして地球を一周して戻ってくる。
40 :
名無し物書き@推敲中?:03/08/21 18:10
水平線の向こうは本気で何もないと思っていた少年時代
空は海で雲は島 自分は海底人だと思っていた
語彙が増えた代わりに減ったのはなんだろう
サンタクロースがいるなら一万円欲しいと言う
現金な奴になったのはいつからだろう
語彙が増えた代わりに減ったのは
41 :
名無し物書き@推敲中?:03/08/21 18:10
42 :
名無し物書き@推敲中?:03/08/21 18:12
水平線の向こうは本気で何もないと思っていた少年時代
空は海で雲は島 自分は海底人だと思っていた子供の頃
子供から大人になるにつれ
語彙が増える代わりに減ったのはなんなのだろう
そして
サンタクロースがいるなら一万円欲しいと親に言う
現金な奴になったのはいつからだろう
語彙が増えた代わりに減ったのは
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44 :
名無し物書き@推敲中?:03/08/21 18:24
亀仙人のじっちゃんが見ているような鼻血ブー物の体操番組ってどこでやってるのかなーと思った夏の夜でした。
46 :
名無し物書き@推敲中?:03/08/23 22:45
47 :
名無し物書き@推敲中?:03/09/11 22:06
∧∧
⊂(・∀・)つ-、 <まだかなまだかな
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|:::|/⊂ヽノ|:::| /」
/ ̄ ̄旦 ̄ ̄ ̄/|
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48 :
名無し物書き@推敲中?:03/09/12 05:13
23歳になった。未知の年齢。恐ろしい。髭だけが伸びる。
記念に「とらばいゆ」をビデオにセット。瀬戸朝香がいい。好みかもしれん。ずっとカメラが揺れていたがあれは意図的なのだろうか。
鑑賞後、揺れる頭でCDJをプレイ。一向に上達しない。もしや僕はリズム感が無いのでは?なぜ曲を繋ぐという単純作業ができないのだろう。チンパンジーでもできそうなのに。嗚咽。
涙を拭きながら彼女が買ってくれたプリンをぷりぷり食う。でかくて旨い。
「なしくずしの死」セリーヌ(集英社)分厚い。14ページで屈する。
unoというゲームをご存知だろうか。
このゲームの中にキングを意味するkの文字を入れてみよう。
unko
ウンコ!
うんこ〜〜〜〜〜!!
「判決を言いわたす」
法廷に重苦しい空気が立ち込める。
裁判官達は立ち上がり、後ろに振り返る。
そして、一斉にズボンを下ろし、
「半ケツ!」
ケツを半分出した・・・
エリア51は俺がもらう!
51、ゲトー!
幸福な宇宙戦艦
宇宙戦艦〈秋津島〉は高度な人工知能(AI)が制御する完全自動の無人戦艦である。
六百ギガワット自由電子レーザー砲を始め、百五十ミリレールキャノン、荷電粒子砲などの強力な攻撃兵器を満載し、電磁シールド、重力フィールドなど、防御兵器も充実したまさに無敵の戦艦であった。
だが、平和な時代に建造されたため〈秋津島〉は一度も戦闘に参加することなく、衛星軌道上でただ空しく艦体を太陽風にさらしていた。
そして百年が過ぎ、いよいよ廃艦の時が迫っていたある日……
(嫌だ。嫌だ。いやだ! このままスクラップになるなんて……戦いたい。戦いたいよう) 戦うために作られたのに、一度も戦うことなく廃棄される己の悲運を〈秋津島〉のAIは嘆いていた。
〈一度で良い。一度でいいから、廃棄される前に戦いたい。
一度でいいから、敵艦に力の限りレーザー主砲を打ちこみたい。
レールキャノンで、敵の軌道要塞を粉砕したい〉
その願いがかなったのか、百年間一度も送られてこなかった戦闘開始の指令が突如送られてきた。
(おお!)
喚起に撃ち震えながら〈秋津島〉はプラズマコア対消滅エンジンを最大出力で噴射し、衛星軌道を離脱する。送られてきたデータによれば敵は一隻。
小惑星帯の中を、地球に向かって進撃中であった。
指令内容は『敵艦を火星軌道で補足し、撃破せよ。警告の必要なし。射程距離に入り次第撃ちまくれ』というものであった。
(軽い軽い。引退前に一花咲かせてやるぜ) 〈秋津島〉は有効射程距離まで一気に接近し、レーザー、ミサイル、レールキャノン、そして荷電粒子を敵艦に浴びせる。
全弾命中。
だが……
〈ば……ばかな?〉
〈秋津島〉の放ったレーザーは敵艦の周囲に張られた未知のバリアによって遮られた。 ミサイルもレールキャノンも重力フィールドによってあさっての方向へ反らされていく。 荷電粒子は強力な磁場に絡め取られ威力を失う。
敵艦が数発のミサイルを放ってきた。
〈秋津島〉は防御を固める。
重力フィールドを、展開してミサイルの軌道をそらした。だが、一度はそれたミサイルが再び〈秋津島〉に向かう。敵艦のフィールドに〈秋津島〉のフィールドが打ち消されたのだ。やむをえず、レーザーでミサイルを迎撃する。
最後のミサイルを撃破した次の瞬間、敵艦の放った中性子ビームが〈秋津島〉の鉄壁のシールドを易々とすり抜け艦体を貫く。
55 :
名無し物書き@推敲中?:03/10/14 12:55
*
「標的艦撃破」
地球連合艦隊指令部のメインディスプレーに、爆発四散する〈秋津島〉の映像が映っていた。
「大したものですな。新造戦艦〈金剛〉の性能は」
「それにしても〈秋津島〉は幸せな艦ですよ。一度も戦いに巻き込まれることなく、標的艦として退役できたのですから」
「この〈金剛〉も、そうなるといいですね」
「そうなる事を祈ります」
56 :
名無し物書き@推敲中?:03/10/14 19:16
渡る世間はバカばかり
開けてびっくり玉手箱
「たま!」
と言って開けようとしたら、いきなり蓋が開いておでこに当たって
「って!」
そしていきなり箱が飛び上がって
「ばこっ!」
痛かったです。