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あなたが書いた文章を真面目に読み、感想・添削・批評を行ないます。基本的な投稿は
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投稿する前に読みかえしましょう。痛い間違いは投稿後に修正できません。
もしも文章を無視されてしまったら、もう一度批評をもらえるように頼んでみましょう。
目についたものから批評していくので、見落としもあります。
辛辣なことを言われても落ち込みすぎないように。批評をした人とあなたの傾向の相性が
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ことを心にとめておいてください。
■批評する人へ
批評への参加は自由です。
当スレは投稿者を育てるのが目的なので、良い所と悪い所を具体的に挙げて、できるだけ
投稿者が納得する形で批評してあげてください。
4 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/24 18:33
☆
/ ̄| ☆
| |彡 ビシィ
| | / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
,― \ |
| ___) | ∠ Good Job!
| ___) | ∧_∧ \______
| ___) |\___(´Д` )_____
ヽ__)_/ \___ _____, )__
〃 . / / / / 〃⌒i
| / ./ / / .i::::::::::i
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| LLLLLL./ __)L_| |LLLLLLLLLLLLLLLL. | ||_____」
| || (_/ / i .| || | ||
|_|| / .ノ |_|| |_||
(_/
5 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/24 20:07
誰か晒せや
せっかく新スレ立てたんだからよ
6 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/24 20:10
おまえが晒せよ。
ぐだぐだ言わずによ。
7 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/24 20:12
8 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/24 21:20
終了
9 :
オリジナルノイズ ◆KJQVF4h9Ug :03/05/24 21:25
誰かいねーのかYO!
10 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/24 21:26
───日没と夜明けには気をつけろ───
亡き祖父、明が死の床で何の気なく私に言った言葉。その重さを噛み締めることになるのに、さほどの時間は要らなかった。
日が落ちる前に、人気の無い所を抜けることができなかった。
迂闊と言えばそれまでだが、どうせこの定めからは逃れられぬのなら何時までもあがいても仕方が無い。
祖父が死んだあの日から、現実などはとうに融解している。
人気が無く、しかも暗い場所など探せばいくらでもあるものだ
無機質なコンクリートの群れ。その狭間にある闇はあまりにも濃く深く、そして………暗い
──────彼女の周りで闇が渦巻いた
白々と辺りを照らすのは、紅き月光。何者にも邪魔されること無く万物に染みとおっていく。
周りに有ったはずのコンクリートの檻は、今や不確かな陽炎と化している
──────ユラユラと揺れる。影の円舞曲
不確かな、有り得ない物に囲まれて、なおも彼女は平静であった。
つまらなそうにを見つめ、歩調をゆるめることなく歩く。
彼女が歩くたびに影が揺れ、形を変え、声なき声を轟かす。
恐れげもなく進む彼女。───何故なのだろう?
確かに話には聞いていた。備えもしてある。限りなく実践に近い訓練も
だからとは言え、初めての一人きりの実践の割には緊張感が無いというか なんというか
暫く進んでいくと、明るい場所に着く
広場だ。まるでスポットライトでも当てているかのように皓々と辺りの地面が光っている
そこに踊り回る影。時計台の歯車。その他諸々の部品が動いている様子が克明に解る
しかし、時計台などは見えない。本来それがあるべき場所には、陽炎が揺らめくのみ。
──────ここは、影の街。全ては夢幻にすぎない
晒してみます
11 :
オリジナルノイズ ◆KJQVF4h9Ug :03/05/24 21:30
アラ?一分で!…つか、たまたまか。。
12 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/24 21:32
>緊張感が無いというか なんというか
晒された文章全体が、緊張感が無いというか、なんというか。
部分なのだろうけれど、なにを伝えたいのか、なにを描こうと
しているのか読みとれない。
もちろんそれは私の読解力不足のせいですとも。ええ。
13 :
オリジナルノイズ ◆KJQVF4h9Ug :03/05/24 21:39
10は、オンライン作家の流儀なのかね?行の空け方とかさ、
普通の書き方とずれてるね。
…なんとも言いようがないなー。
なにか、独自のこだわりを持ってるというのは伝わってくるが、
作品の一部を切り取ってきているようだし。
たださー…
『だからとは言え、初めての一人きりの実践の割には緊張感が無いというか なんというか
暫く進んでいくと、明るい場所に着く広場だ。』
…ここのところは未整理じゃないのかね?なんか読んでいて引っかかるぞw
14 :
オリジナルノイズ ◆KJQVF4h9Ug :03/05/24 21:42
晒す香具師はいねーのか?
寝たのか?
15 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/24 21:43
>>10 ───日没と夜明けには気をつけろ───
の、終わり方が尻つぼみだな。あっけない。
16 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/24 21:45
ストレス解消したがってるやつがいるみてえだから、
晒すのは少し待ったほうがいいぞ。
17 :
オリジナルノイズ ◆KJQVF4h9Ug :03/05/24 21:48
早く晒せw
無料で文章鑑定してやっからw
こんなチャンス滅多にねーんだからよwww
18 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/24 21:51
>>16 ストレス解消だろうとなんであろうと、
要は批評なり批判が的を射ていれば
どうでもいいだろ。
そら違う、と思うなら晒したヤツがきちんと反論すりゃいいんだし。
19 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/24 21:55
僕は泣いた。たぶん、僕自身に。
20 :
オリジナルノイズ ◆KJQVF4h9Ug :03/05/24 22:04
タイムアウトww
オリジナルノイズさんの作品(?)を読んで、
救いようの無い駄作書きだと感じました。
22 :
鑑定してみろ:03/05/24 22:16
仔猫A「にゃんにゃん」
仔猫B「ふんぎゃー」
公園を散歩していた田中夫妻は、その冴えない容貌とは裏腹に世界を股にかける
スーパー・クリエイターだった。
仔猫A「なーおなーおなーお」
仔猫B「ぎゅっ、ぎぎぎぎぎー」
彼らの創作法はいつも決まっている。夫の田中が先ず咄嗟のイメージを言葉にする。
それは大抵このようなものだ。
「あー、我は思うのである。小さきものがアレな感じでベンチにおる。
大層アレである気がする」
妻の田中はデジタルなインスピレーションを駆使して夫の田中の芸術的ひらめきを
数値化する能力を持つ。どうやら彼女の脳は精密な集積回路の如き構造になっている
らしく、その処理速度は実に100万語/秒だった。
「5103453041111444501435111155414435000」(0.0000000025秒)
精密な機械の割には何故か6進法という非効率的な算出形態を採用しているが、
夫の田中にはこれが最も分かり易いのだという。言い忘れたが、夫の田中は妻が
数値化した自分の言語を再び日本語に変換することが可能だ。
「二匹の仔猫が公園のベンチで威嚇し合っている。多分、血みどろの死闘になること
だろう。私はとても羨ましい」こんな具合。
「わあ、おじさん、すごいや!! もっと聞かせてよ。もっと聞かせてよ」
屋外で創作活動をすると、田中夫妻の溢れるような才能に感化された子供たちが
このようによく群がってくる。田中夫妻は優しいから、いつだって子供たちの味方だ。
「そういったものは浮き足差し足忍び足、ではなく、要約するとアレのようにお受け
するのがあそこから授かった天命だと日頃から思っているのである」
「0245551042030243335214034」(0.0000012秒)
23 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/24 22:19
彼女を救ってやりたかった。まだ遅くない。そう信じたかった。
涙で視界がぼやけた。彼女の7年間の苦痛、悲しみ、嘆き、そういったものがすべて伝わってきた。
今、彼女の小柄な肩に僕の手が置かれようとしている。
-the end
24 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/24 22:19
滲み出るおかしさはあるけど、衒いすぎだろ。
外連だ。
25 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/24 22:21
26 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/24 22:23
>>25 「衒いすぎ」の意味か?
「外連」の意味か?
27 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/24 22:25
>>26 後者。
しかし、批評にそのような漢字、用語を使うのは、それこそ衒いすぎな感があるぞ。
平易な文章を心がけよ
28 :
更に鑑定してみろ:03/05/24 22:27
四月四十三日、午後
伊豆諸島から遠く離れた無人島に向けて四発の巡航ミサイルが同時発射された。
千葉県佐倉市に駐屯していた陸自が軌道を逆算して割り出した発射地点は以下の
通りである。
●政令指定都市さいたま市役所 <サム>
●中央大学多摩キャンパス6号館 <カロゴン>
●USJ内飲食店 <ドモイ>
●小池栄子宅 <サマンサ>
目標地の無人島は、実は無人島ではなかった。田中とその妻が自給自足で慎ましく
暮らしている土地だったのだ。
陸自の予測ではまず最も近距離から放たれた<サマンサ>が直撃するはずだった。
しかしサマンサは無人島の上空に差し掛かると旋廻を始めた。
10分後、四発が顔を合わせ、一斉に降下する。
巡航ミサイルはゲバルト火炎瓶1兆本に相当する火力を搭載していた。
田中はその時もいつもの様に妻を相手にDVにふけっていた。
田中(大手ゼネコン勤務、享年34歳)が薄ら笑いを浮かべながら妻に振り上げた
右拳にまず<ドモイ>がジャスト・ミートした。予期せぬ激痛に悲鳴を上げた大口に
<サム>が命中した。あとの二発もそれに続いた。一秒後に起こった惨状の描写は
個人的わがままにより割愛させていただきたい。
恐ろしい陰謀が渦巻いているのは想像に難くないだろうが、本当に想像を絶する
恐ろしさである。特に小池栄子宅にまつわる事情には言語に尽くしがたいものがあるが、
紙面の関係で省略する。
29 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/24 22:29
オリジナルノイズって、実は芥川賞作家の某氏ってホント?
仕事がなくて、このスレで鬱憤晴らしてるらしい
30 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/24 22:30
>>27 「ケレン味」って言葉しらんのか?
>批評にそのような漢字、用語を使うのは、それこそ衒いすぎな感
って術語とも言えないような言葉使って、どこが衒ってんだよ。
31 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/24 22:32
>>30 なぜ、「てらう」「ケレン」を不特定多数が目にするみんなのための掲示板で
漢字表記する必要があるのかと言うことだ。これで意味が通じなければ、
それでもよい
32 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/24 22:32
>>28 やっぱ衒いすぎだと思う。
でもおもしれえんだよ。個人的にはこういうの好きだからな。
外連味たっぷりでよい。
33 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/24 22:35
>>31 不特定多数の全員に理解できるような平易な言葉で語れってか?
悪平等主義者か?
知らない言葉に出会ったら、自分で調べる。こんなの当たり前の
ことだろ。仮にもこの板に来てんのは「作家志望」なり、
「小説を書きたい」という人間なんだからよ。
それともナニか? 小中学生扱いしてやれってのか?
>>33 ソウイウコトばっかり言ってるから、純文餓鬼は、全員餓死するんだよ
35 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/24 22:37
>>33 別に批判するわけではないので悪しからず。
「外連」「衒う」は文豪の小説上で出てきても先ず間違いなくふりがなが
振られる。「外連」に至っては、このPCでは変換すらできない。
その漢字を使うことに自己満足以外の何かがあるのかと聞いているわけだ。
そもそも、「わからなければ調べろ」とは、無責任極まりない発言だと思うが。
誰でも覚えたての言葉は使いたいものだ
37 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/24 22:42
「まこちゃん、ちょっと来なさい」
まこちゃんと呼ばれたのは小学3年生の女の子。
「なに〜、ママー」
ママはにこりと微笑んでテーブルの上を指差した。
「ママねぇ。今いいこと思いついたの。今からまこちゃん改造してあげる」
「ええー。嫌だよー」
「とにかく、この台に横になって」
ママは無理やりまこちゃんを抱き上げてテーブルにのせた。
「さぁ、ねむくなーる。ねむくなーる」
全然眠くならないが、まこちゃんは眠ったふりをした。
「いってー」
まこちゃんが飛び起きるとママがでっかい注射器を腕に突きさしていた。
意識が飛んでいったまこちゃんは、次の日の朝まで目を覚まさなかった。
チュンチュン。
「朝ですよー、まこちゃん起きなさーい」
まこちゃんはむくっとベッドの上で体を起こし伸びをした。
階段をとんとんと降りてから、トイレに入ったまこちゃんはギャーと叫んだ。
「なにこれー。お、お、おちんちんが付いてる〜」
ママがうれしそうにトイレの前に立っていた。
「まこちゃん。今日からあなたは女の子じゃなくて男の子よ。いいわね」
「ばばあ、殺すぞこら、勝手なことしてんじゃねー」
ママはくすくす笑ってキッチンの方に戻っていった。
「言葉まで男になっちゃって、ふふふ」
38 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/24 22:43
>>34 それでいいんじゃないの?
餓死するのが純文学の背負ってる運命なら。
>>35 あのね、「文豪の小説」にルビが振ってるかと言えば、
それは高い確率で「出版社の内部規定」で振ってるわけよね。
わからなければ調べる。そういう事、しないの?
小説でもなんでも、読むときにわからない言葉出てこないの?
著者に文句言う前に調べたりしないのかなあ。
で、オレに文句ばかり言ってないで、ついでに晒された文章への
批評なり感想なりも述べたらどうよ。
39 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/24 22:43
ていうか、33の書いた小説は読みたくないな。
40 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/24 22:43
>>37 そこまで緊張感がなくなると、もはや純文学でもライトノベルでもなくなってしまう
41 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/24 22:44
42 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/24 22:45
>>38 自分の発言が調べてまで解読される価値があって初めてそういうことを口にしてよい。
ただ純粋に「俺のがキッカケで調べて勉強になったろ?」では、掲示板に
書き込む資格も危うい。
43 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/24 22:47
>>41 どこかで読んだものの断片を張り合わせただけじゃん。よくないよ
44 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/24 22:47
>>37 書き慣れてるようだけど、田中夫妻のを書いたヤツと同じヤツか?
なんてことないオチになってるが、オレは好きだね。
46 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/24 22:51
>>42 うぜえわ、キミ。
資格云々ってオレに粘着するばかりで、せっかく晒してる連中を
無視してるキミに言われたくないわ。
>>45 おお、違うんか。こりゃ一緒にしてすまんかった。
47 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/24 22:53
――「ねぇ、君は僕のことをちゃんと理解してない。
僕は君が思うほど完璧な男じゃないよ。」
――「知ってるわ。だからこそあなたは私の中で完璧なのよ。」
48 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/24 22:54
49 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/24 22:54
「何を言っても聞こえない」系の人だから言われてるんじゃないのだろうか・・・
50 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/24 22:54
51 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/24 22:56
雨が、世の中のものをすべて洗い流してくれそうな雨が降っていた。
しかし、それは実際には世の中に苛立ちを残し、すべての憎悪を拡大するだけだった。
52 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/24 22:57
>>51 そもそも、たった2行だけで巧拙や味を判断しろと言う方が無理がある。
出直し。
53 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/24 22:59
誰か、短文批評スレみたいなの立ててくれ。
54 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/24 23:00
>>53 短文(この場合は100字以内)を批評して、何のメリットがあるのかを提示
できれば立つかもしれない。が、可能性は絶望的だ。
55 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/24 23:04
>>54 小説書くときに、文章の断片断片が頭に浮かんでいるとき、
それをいかに上手くひとつの文章として表せるか悩んでいるときとか、
短文を批評してくれるスレがあると便利。
ひとつひとつの文章内容を、いかに深く表現できるか。
56 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/24 23:12
57 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/24 23:12
>>55 言いたいこと、実現したいこと、言葉にはできないが頭に渦巻いていること、
よくわかる。
しかし、断片が魅力的だからといって、それ即ちその人物に力があるとは
言い切れない。小説はいわば「森」、断片は「木」だ。そもそも、切り取られた
部分では、言いも悪いも判断すらできないのが普通。格言などなら話は別だが
おそらく文豪の傑作から一部を抜粋してみても「??」という印象しかない
だろう。
映画でもそうだが、その部分の映像がきれいだとか、カメラワークが凄いだとか、
そんなものは殆ど作品の質には反映されないのだ。
58 :
( ^×^)モネー ◆w4UQawu3aM :03/05/24 23:17
>>57 端から見て「上手い」と思える文が思いついたらスレに書きこみ、
よりその文を磨くために細かい部分を訂正してもらえるような
スレがあってもいいのでは?
いきなりしゃしゃり出てスマソ。
59 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/24 23:18
>>57 春樹は一文を取り出してみただけでも「上手い!」と感じるぞ。うん。
60 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/24 23:20
61 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/24 23:22
>>60 いや、ホント。ホント。あれは上手いなー。
62 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/24 23:25
「森」を評価するとき、「木」を評価するとき、思考は完全に切り替わる。
前者なら、木と木の感覚がどうであるとか、自然動物は生き生きと暮らせて
いるかとか、そういったパノラマな視点が要求される。
後者はその「木」自体の堅さ、しなやかさなどだけ見ればよい。
「木」を評価するのは主に詩だ。この板の人間は「森」を創りたいと
思っているはず。両者は同じようで、全く違う存在。「木」をほじくり
返して加工してみたところで、時間の無駄、むしろ悪影響すら出かねない。
上質の「木」があれば上質な「森」となる
>「木」を評価するのは主に詩だ。
どういう理屈?
65 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/24 23:30
ここで言う「木」と同様「詩」は評価されるものじゃないのか?
66 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/24 23:32
>>64 そうだな、書き終わったあと気付いた。
詩も全体の調和が最も重要だ。疑いようもない。
経験から言うと、文章技術を鍛錬して得るものはないよ。
「調和」を考えると、自然と全ての力が身につく。
教科書的に、「この文のここはよくて、ここはこうしたほうがいい」
なんてのを繰り返していると、碌なことはない。
67 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/24 23:37
ノルウェイの森
68 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/24 23:38
>>66 その理屈でいくとさー、このスレでも同様のことが言えるんじゃない?
全体を晒すのは少ないんだし。
70 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/24 23:39
俺もこういう掲示板に晒すときは短文派だなー
71 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/24 23:40
>>69 そういう疑問も勿論出るとは思った。
ただ、「一文」と「一応物語の形式をもち、完結しているもの」とでは
性質が全く違う。
たまにこのスレでも、「長編のほんの一部分」を晒し、更に「ここはよい。
ここはよくない」的批評(感想)をしているのを見かけることがあるが、
それは上記の理屈で全くと言って良いほど無意味なやり取りだと思う。
74 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/24 23:44
>>72 あまりきつく絞るとこのスレから良い文章がなくなってしまう
>>72 その「無意味なやりとり」がほとんどじゃん。
具体的にはどうあるべきだと考えてるの?
>>74 なくなると困る?
例えば、私がある一文を晒したとする。
そして、ラリーなりクラムだかなりも同時に晒したとする。
私は分かるが、この板的にはおそらく後者の二名が評価されるだろう。
だが、はっきりこの両者は私にとって問題にならないくらいの存在だ。
文章修行期間、生きてきた期間、間違いなく彼らが上だろうが、
個々の文章を磨いたとして、所詮待っているのは「今」の延長線上に
過ぎない。というより、方向性を見失うものの方が圧倒的に多い。
77 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/24 23:47
>>75 ないよりは、あったほうが、いいと、思わない、、ですか?
78 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/24 23:50
>>75 どう評価すればよいかという答えはわからないけれど、
自分が小説を読むとき、どのような観点から「良し悪し」を判断しているか
思い出せば自ずと見えてくるかもしれない。
79 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/24 23:51
>>76 個人の「文章に対する見解」はそれぞれみんな違う。
この板で無意味だとかそんなことは関係ないんじゃないか?
みなそれぞれ自分の書いた文を晒す、
それを、見た人がそれぞれの見解で評価する。それだけでいいんじゃないか?
>私は分かるが、この板的にはおそらく後者の二名が評価されるだろう。
>だが、はっきりこの両者は私にとって問題にならないくらいの存在だ。
詳しく説明して欲しいだす。
>>77 どっちでもいいと思うけど。あっても、なくても。
あなたはあった方がいいんだよね?
どして?
81 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/24 23:53
>>79 だからこのスレが存在し続けているのだと思う。
今ここで問題となっているのは、「一文を晒し、評価してもらう事」の
意義、もしくは本当にそんなことが可能なのかと言うことだ。
「人それぞれ違う」ものは確かに多いが、何でもかんでもその一言で
片付けれらない「答え」もまた存在すると思う。私はこれがそうだと
確信する。
82 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/24 23:54
83 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/24 23:54
あぁースマン。落ちる。
>>80 別に深い意味はなく、あの二人はまったく凄くないという程のこと。
そして、それにもかかわらず、文章を一つ切り取って晒すと、仕様もない
技巧が多く紛れ込んでいる分、あの二人の方がここでは評価されるだろう
ということ。
>>81 評価してもらう事の意義を持ち出したら、
それこそこの無名の匿名諸氏がなんの権威もなく
適当に、または真面目に批評している事自体に意義があるのか
って話になるんでない?
意義は各々が見いだすべきであるってんなら「人それぞれ」だし。
>>82 良い文章なら、ここでなくてもいいと思うけど?
>>85 「評価してもらうことの意義」と「一文だけを評価してもらうことの意義」
の大きな相違について先程から述べているわけなのだが・・・
>>86 いや、だからさあ。
このスレで晒されるのは「部分」であることが多いし、
評価自体も結局はこまぎれの一文ずつについて、「ここがどうだ」
とやっている現状があるじゃん?
状況としちゃほとんど変わらないからさー。
88 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/25 00:06
>>87 では、現状の「部分を晒し、部分を批評する」ことに疑問はないの?
それならば「一文批評スレ推進」も一貫していて、私が口を挟むことではなくなる
89 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/25 00:10
沸騰する太陽。跳ねる大気。夏を割いて私は近くの公園へとゆっくりと
足を運ぶ。運命に抗えず進む私の短い足は、落ちる滝の汗に液体と化して、
それは公園の周りのビルの無機質が光を浴びて神聖な自然物と見分けが
つかなくなったのと不思議によく似ていた。
公園のベンチに腰掛ける。熱さが私への非難を意味していた。既に私に
残された反逆の自覚のほとんどは失われつつあったが、木製ベンチの熱と、
あるいは雲から顔を出したり引っ込めたりする、暑さの輪郭が自虐的に
見とめられる日には、私は深いところから何かを思い出す。けれども
それこそが反逆の本質なのかもしれない。
90 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/25 00:10
いつものように幼い子供が走り回っていた。今日は一人だったが、彼が
私のお気に入りの子だったので(その理由の一つに彼がいつもそこにいる
から、というものもあった)、何の問題も無い、はっきりと何の問題も無
かった。ベンチに座って、私は彼をしばらく眺めた。彼は楽しそうだった。
ただ走り回るだけで彼は楽しめるのだ。そして私を楽しませるのだ。
私はチャックを開け、中に右手を突っ込み、私の快楽の先だけを少しだけ
外界へ触れさせた。常の怠惰を抜け出して、それは流れる記憶を体現させ、
熱い空気を苦しげに割いた。急がずに右手を動かす。滑るように、縛るように、
慈しむように、苦しめるように。思い出すように。
彼は相変わらず可愛らしい笑顔と、半ズボンから淫らに露出した足をもって
私に奉仕した。彼のあられもない姿がそこにあった。私は何も想像する必要は
無かった。私と彼がここに存在していることが、光の屑が星座をなす新月の夜
のように、大切な私の官能なのだ。
91 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/25 00:11
右手の動きが勝手に早まった。私はできるだけ冷たい瞳で彼を見つめた。
私は来るべき喜びに震えだした。高く空を見えない鳥が飛んで、私は黒。
彼が滑り台からブランコまで駆けた。息をしながら、駆けた。私はその息を
吸った。数字を知らない、風に揺れる花。私の息も少し乱れた。恍惚はここに
あった。どうして私と彼は二つなのだろう? 今この時、私は彼であったはずだ!
ふと気づくと、いつの間にか彼が目の前にいた。彼がそのままこちらへ
走ってきていたのだ。恐怖と共に。彼が大きく笑う、果実が落ちるような気配がして、
ついに耐えることが出来ず、また私は顔をそむけた。彼は知的障害者なのだった。
92 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/25 00:12
89-91です。
批評お願いします。
>>88 オレ、推進派じゃないよ。さっきそんなスレ立てたいとか言っていた
ヒトは落ちたんじゃない?
オレはこのスレについちゃ「(ほぼ)無意味だなぁ」って感じ。
ただ「創作文芸」としての無意味さと言ったら、ほとんどのスレが
無意味だと思うのね。
だから、あるがままにやりたいようにやりゃいいな、と思ってる。
>>92 先ずはこの微妙な流れで晒した度胸に乾杯です。
なにやら「80年代文体 + リベラルな三島由紀夫」チックで、なかなかに
心地よく読み進めることができる。技巧も技巧のための技巧ではなく、
変にあざとくはない。体言止めが多すぎるのはいかがなものかと。
ピンポイントで使用すると、効果は倍増するだろう。
このタイプの文章は、私にはこれ以上批評することはできない。
批評ありがとう。
体言止めを多用したいんです。駄目かな。
やっぱピンポイントじゃないと許されませんか?
っていうか自分、空気読めなさ過ぎですか?(苦笑)
>>92 ああ、それと言い忘れたが、やはり突飛な展開は「話を進めるため」だけに
用意されたことがありありと分かってしまうので、もう二工夫が必要。
97 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/25 00:23
>彼は知的障害者なのだった。
最後のこれにはどういう意味がこめられているの?
98 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/25 00:24
>>89-91 重厚さを感じさせる文だが、
比喩の際に抽象的な言葉を多用する事によって生まれる、
誤魔化しにも似た重厚さ。
抽象的な語彙のどれもが安易に想像できる単語なのも、
問題の一端を担っているように感じる。
一目見て重厚に感じる文。読めば、薄さを感じる。
比喩のそれぞれがその場限りの飾りで、
次の文に対してはおろか、全体のカラーにもなっていない。
言い方はきついかも知れないけど、
無理に捏ね繰り回した文章。そんな感じを受けた。
>>92 コテコテの表現が多いんだけど、それが随所でオレをシビレさせるね。
「反逆」「神聖」「運命」等の重い言葉が出てくるけど、
それらが消化されてるようには見えないから、まだ続きがあんの
かなあ。
と結局全員で文章批評だし(笑
101 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/25 00:30
そういうスレだろ
>>66 この文章はこのスレのための一発ものなんです。
さっきナイナイ見るのやめて書きました。だから突飛。
>>97 表面的にはそのまま。
内面的には背徳みたいなもの。
>>98 そうですよね。どうしたらいいでしょうか…?
で、さっさと誰か短文批評スレ立ててくだサイ。
皆さん本当に批評ありがとうございます。
>>99 いまのところ続きは無いです。
自分は文章で悩んでるんです。
巧いと言ってくれる人もいるんですが、
この文体でやっていくのがいいものか疑問ではあるのですよね。
自分の文体なので仕方ないと言えば仕方ないけど、
皆さんがどう感じるか分からないので不安だし、
一度ここに書き込んでみた次第であります。
>>102 どういう文にしたい?
体言止めを多用したいって時点でなんとなくわかるけど、
読みやすさを重視したいのか、
比喩の魅力を持ったものにしたいのか。
なんとなくの方向性が分かればコメントしやすい。
>>98 読みやすさはある程度欲しい。
比喩はやりたい、ばれていると思うけれど比喩大好きなんで。
こんな自分の文体が、この雰囲気のままで、もっと
よくなればいいなと思うのです。
これと今すぐ全く違う文体というのはまず無理だと思うので。
>>98であった弱点は、自分でも凄く同意なので、
何かいい方法があれば……
我侭と思いつつも
>>106 一つずつ確認していこう。
ただ、俺の意見が必ずしも正しいなんてことはあり得ないから、
納得できない部分はなんで納得できないのか。
相手はなんであそこを問題だと思ったのか。
そこを見てもらえると助かる。
>沸騰する太陽。
沸騰、はどうしてもお湯や水を連想する。
溶岩のどろっとした熱。その塊の太陽みたいな意味合いなら、
<滾る太陽 でもいいと思う。たぎる、でもいい。
単に、安易な比喩が嫌なだけなら、
選択できる単語の幅はもっと広がる。
>跳ねる大気。
これも同様。ただ、前の太陽の比喩をどうしても引きずる場所だから、
滞びるとか鬱蒼とか、絡みつくような意味合いのものがいいかしれない。
正直なところ、跳ねるにした意味がよく分からない。
意図があるなら、教えてくれると助かる。
こんな感じで一つずつ分解していくと、結構ためになるよ。
めんどくさいかもしれないけど。
>>107 もっと量をこなしていきゃぁ
少しは薄まるんじゃない?
あとは本人のバランス感覚だと思うね。
これいいかどうかなんて、自分で決めればいいし。
>>108 そうだね。
比喩の際の単語を選ぶセンス、そこに限るな。
長文レスだったけど、その点を注意していけばってな意味だとおもってちょ。
量は、語彙の量って意味もあるな。
手持ちの語彙が多いほど、選択肢も増えるしね。
>>98 お願いします。
ただ、私が思う問題点をぴたっと言い当てていらっしゃったので
そういう意味で安心しています。
「滾る」が読めません(涙)
自分は普通の形容が嫌いなんです。
「なんとなく言いたいことが分かる、でも嘘」の比喩が好きなんです。
「跳ねる」も、なんとなく雰囲気は分かるのではないのでしょうか?
太陽が沸騰しているかのようにギラギラしていて、
空気が熱さにまるで「跳ねて」いるようだ。
そういう不思議な比喩が自分の味だと思っている、
というよりそれを書くために書いているところがあります……
>比喩の際に抽象的な言葉を多用する事によって生まれる、
>誤魔化しにも似た重厚さ。
>抽象的な語彙のどれもが安易に想像できる単語なのも、
>問題の一端を担っているように感じる。
>一目見て重厚に感じる文。読めば、薄さを感じる。
これが自分の文章の一番の問題だと思うんです。
>>108 >>109 語彙ですよねーうん、語彙!
単語を選ぶセンスがいいってこの前褒められたんですが、
やっぱり分かりにくいという意見もあるんですよね。
まあ、語彙で。語彙で。語彙。
112 :
フジバヤシ:03/05/25 01:11
語彙をどうやって増やすかは一生のテーマ。
単に増やすんじゃだめ。
血肉になる語彙を増やすには…
マンセーの作家の全集買って、そいつの語彙を全部
取り込む。まずはここからスタート!
これマジお奨め!!!
滾るは、あまり読めないかもなあ(笑)。
無関係なオレがレスするのもなんだけどさー、
比喩は凝るほどに通じる相手を限定するし、
そうでなくとも読者がある程度の感覚共有を覚えないと
通じにくいわな。
その読者との距離を測るってのもバランスだと思う。
>>112 ああ、それやってみよう!
でも、それじゃあ特定の作家と語彙が一緒になってしまいませんか?
>>110 「滾る」は「たぎる」。
液体の熱さに使うけど、特に水じゃないからこの場合も使えるかと。
>太陽が沸騰しているかのようにギラギラしていて、
>空気が熱さにまるで「跳ねて」いるようだ。
跳ねる場合は大地が関係する。大地の熱さに対してなら、おかしくない。
「焼ける大地」が間に入っただけでも、読みやすさは上がるはず。
焼ける、じゃなくて他の単語でもちろんいいけど。
跳ねるは大地が関係すると言ったけど、
整合性が大事というわけじゃない。
>「なんとなく言いたいことが分かる、でも嘘」
これをやる場合は、嘘の分だけ整合性を裏で整えておく方がいい。
整えてから、自分で崩す。嘘にしていく。
このパターンで一度やってみると、気づく部分もあるかも。
あ、いいレスが付いてた。
>>113の
>比喩は凝るほどに通じる相手を限定するし、
これね。
比喩を凝って限定した分、見えない整合性「なんとなく」で、限定解除。
そんなとこかなぁ。
>>114 おいおい。
そんなワケねえし。
一緒になっても取り扱う感覚が違うんだから問題ねえだろ。
118 :
フジバヤシ:03/05/25 01:18
いいのそれで。
まずは開き直ってみて!
絶対「独自性」みたいのが出てくるから。
あと注意点は、単語で覚えず文章で身につけてね。
抜書きするのがいいんです。ほんとはね。
文章の流れの中で身につけないと、使うべきところで
浮かんでこないのです。憶えた語彙が。
それと、書き込み等で、本が汚れても平気だという
習慣を身につけてください。
>>113 そうなんですよね。
よく「個人的に好きじゃない」って言われます。
自分は三島とかの「そんな表現おかしいだろ!」ってのを
読むのが大好きなんですが……
まあ、本当に、ある程度の妥協は要りますよねえ
滾る。あ、本当に出ました。
>>98 整合性のところ、実はよく分からないんですが……
できれば具体的に教えてもらいたいです。
>>フジバヤシ
そうっすか!それやってみます、マジで。
本当にそれ、よさそう。
121 :
フジバヤシ:03/05/25 01:25
俺もやってますから。
>>119 いいと思うけどね。読者はそれぞれ個人なんだし。
好き嫌いに統一された基準なんてねえしよ。
なにしろ「不特定多数が見る」やつにゃぁ、フリガナ振らないと
読めないような漢字使っちゃダメってのもいるしな。
滾(たぎ)る、なんて、そういう感覚の人間には「読めない。理解不能、
読者おいてけぼり!」だろ(笑)。
>>122 大丈夫っすよね! うおーっ!
でも、嫌いってよく言われるからちょっと凹む。
けどこれが自分だから、いいんですよ。うん。
>>122 興味深い話題が出てますね。
俺、ごはんかまたりにUPするときは、ルビ付ルビ無し二つ並べて
UPしようと思ってる。
ていうか、マジ悩んでいる。
「読み難い漢字を使うのはNGなのか?」と…
>>122 だからそれを考慮して開く事も書いてあるじゃないかw
<滾る太陽 でもいいと思う。たぎる、でもいい。
>>120 整合性っていうのは……
>太陽が沸騰しているかのようにギラギラしていて、
>空気が熱さにまるで「跳ねて」いるようだ。
まさにこれだよ。
これを削って、比喩に置き換えて、それであの二文が出来たわけだ。
削りすぎじゃ無いか。削ってもこの比喩なら大丈夫なのか。
そういった部分を考えに入れて書くのが整合性を残した文。
>沸騰する太陽。跳ねる大気。
どこまで残すかは個人の好みにもよるけど、
俺は削りすぎだと思った。
>沸騰する太陽を受け、跳ねる大気。
ここまでの削りで抑える。
これなら「なんとなく(整合性)」が残るかなぁと、
そういった事を考える。
>>124 難読と言われるような漢字を嫌う年代だの趣味だのって
読者層を睨んでおいて、そういう漢字を使うなら、
「ちょっとそれじゃ読まれないんじゃなぁい?」じゃない?
つかどうでもいいことじゃないのか、これは。
>>125 あなたは別にいいのよ(笑)。
とは言え、「滾る」と「たぎる」ではやはり語感は違うし、
視覚的なイメージも変わってくるし、文体全体との調和って
のもあるからね。
本質的には、そこんとこをコマゴマとやっていくもんだと
思ってるけど。
>>125 なるほど、分かりました。
整合性、そのアップダウンをよく見とく必要ありますね。
参考になりました、ありがとう
>>98
>>126 俺的には重大問題だと思っているが。
マジ自作を文芸誌掲載させたいと思ってるから。
で、実際、流通し難いスタイルで書いているという自覚が
あるからね。
70年代に世に出た作家のスタイルが読み難いものだったり
ってのはあるだろうが、これから世に出る者が、そういう
スタイルで臨んで果たして通用するのかと思ってるわけ。
まあまだ具体的な行動も起こしてないんで、言いずらいこと
ではあるんだけどね。
>>やなぎ
わかるわかる
>>129 お悩みにつきあってもいいけど、スレ変えた方がいいだろうね。
>>130 多分、近いうち、多分一ヶ月くらいで、おそらくごはんにUP
すると思うんだ。俺としてはMAX作で、それをルビ付、ルビ無
でUPすることになると思う。俺は今の書き込みの内容を、皆に
問うてみたい。応募するとかは、そのあと決める。
できれば見てほしいね。
自作UPしたあとでここに書き込むとか、宣伝みたいなことをする
つもりはない。
悪いね。落ちるわ。
>>やなぎ
まあ、どこにアップしようと読まないだろうが、
応援だけはしとくよ。
135 :
96t209―1:03/05/25 12:15
「僕の身体に触れないで 」
私は火照る想いから、彼に口付けしようとして、その言葉にピクリとした。
ひんやりした空気が私のおでこを下から浚って、揃えた前髪をバラバラに
した。
他の恋人たちがしているように、台場の岸辺で等間隔に座っている私達。
とても気まずくなって水面に浮かぶ船を私は見つめている。黄色の光は闇
に眩し過ぎて瞳の中に溶け残り、じんわりと光がダイヤの側面のように細
かくひしめいた頃、彼は私の髪を撫でた。
「君に二度と触れられなくなるかもよ 」私は彼の特異な体質も、全部大
好きだ。今日はこうやって手を繋いで彼の自宅に向かっている。もう二度
と触れられなくなる彼の左手をぎゅっと動かないように握り締めて、夕暮
れを歩いている。零れそうなくらい汗が溜まっていて、きっとペイズリー
柄のような模様が動き回り、掌に痒さも覚えた。
私は誤って右手を滑らすと、彼はもう一度握り返した。短く顔をしかめた。
私はそれが恐ろしくて右手を引っ込めた。すると、彼の左手の指の間は真
っ赤に爛れていた。
「ごめん、ごめんね 」私は手持ち無沙汰に、彼の様子を覗うしかない。
彼を大きな夕日が包み込んでそのまま焼いてしまいそうだった。
彼には左手には二度と触れられない。彼は一度免疫をつけた体温をもう一
度同じ部位に感じると、アレルギー体質になって火傷を起す。彼には一
度しか触れられない。彼の部屋で何十分も服の上から抱き合っても、彼
を何時間見つめても、私はトクトク血の流れに順応なだけでは満ち足り
なくなっていた。その指で肌を逆撫でて、頬のチークをなぞって、その
下の素肌が冷たい事を知って欲しい。私は自ら服を下着を外した。
彼は慄き混じって私の行動を、間隔空けた傍で見守っている。それから
不意に俯き、シャツのボタンに手を掛けた。
136 :
96t209―2:03/05/25 12:16
私たちは全裸のまま、ベッドの上でお互いに目を凝らしている。彼の脇
腹辺りには、掌の形がくっきりとやや黒ずんで浮かんでいた。きっと、
たぶん、お母さん? きっと、たぶん、誰もこの体質予測していなった。
「ねぇ、抱きしめられた事ってある? 」彼は自分の素肌を摩りながら
「ううん 」と左手に包帯を巻いている。背を向け始めた彼に私は膝すり
ながら一歩二歩近づいて、頬を寄せた。そして表向きに抱きしめた。
「動かないで。離さないで 」彼の肩、鎖骨、首筋、左頬、二度と触れら
れない皮膚が増えてゆく。甘栗を砕いた匂いがした。私の体温を拒絶す
る作業がもう彼の中で始まっているのが聞こえてきて、咽いっぱいに彼が
詰まる気がした。
「スキ、スキ、スキ 」私は言葉を吐き出して身体を冷やし、そのまま息
絶えてゆきたい。それなのに心は工場の流れ作業で、泡のように浮いた恋
をぷちぷちと次々弾き、身体の中を熱さが露呈する。最最に背中を抱きか
かえると、彼は悲鳴を上げた。
慌てて身体を離すと、私の右手が彼の皮膚を奪っていた。赤い赤いぐちゅ
ぐちゅした生傷が彼に痛みを与えてしまう。私は涙まで溢していた。
「君の指紋がくっきり浮かび上がるよ、ね 」眉間に皺を刻みながら目を閉
じて食いしばる彼に、私は何故か二度口付けした。
137 :
96t209:03/05/25 12:17
おねがいします。
138 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/25 12:34
>>135 >>136 「特異体質」とか「アレルギー」って、どうなんですかね。
散々使い古されて、既視感を作っちゃって損じゃないの?
文章は雑じゃないけど「スキ・スキ・スキ」は鳥肌モノw
139 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/25 12:39
>>135-136 題材のアレルギーの不可触性や、それにともなう哀しさとか
情愛の遣り場のない辛さとかはおもろいねー。
表現はところどころ感傷に流れて掴みにくい部分や、
ぬるい描き方になっているところがあるかな。
漢字の使い方や開き方が、もしかしたら変換任せにしちゃって
んのかと思えるような部分が多いから、気をつけると
いいかもねー。
いちいちあげつらわなくてもいいよね?
140 :
96t209:03/05/25 12:52
>>138-139 意見ありがとうございます。
テーマ、ありふれてましたでしょうか?(汗
まだ十分に距離をおいて客観的に書ききれていないと自分でも
思います。あと漢字とかも十分使いこなせてないと思います(汗
これから特にその2点に気をつけていきたいと思います。
改めて、どうもありがとうございました(ペコリ
141 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/25 13:07
体言止めってなあに?
142 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/25 17:35
>>141 ある日の正午。
その日は雨。
季節は夏。
蒸し暑さがとても苦痛。
傍には大好きな彼女。
気持ちは幸福。
143 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/25 17:37
ネタにマジレスか。えらいひとだ。
144 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/25 17:40
まだ、「滾る」とかを文芸的だと思ってる阿呆がいるの? 「たぎる」でいいじゃん。
つーか、「たぎる」って言葉自体、安易に使うと滅茶苦茶安っぽくなるよ。
145 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/25 17:42
>>144 気をつけて発言しねえと、たかが知れちまうぞ。
146 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/25 17:43
147 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/25 17:44
>>144 過去ログ読んで、そんなこと言ってんの?
ドタマ腐っとんちゃうか・・・
150 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/25 17:46
151 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/25 17:46
>>145 あほか。おまえなんぞ相手にしとらんわ。
さようなら
153 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/25 17:46
自分の価値観を否定されそうになると熱狂的に吼える。これは悲しい現実です
154 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/25 17:47
>>150 必死に見えんの?
観察力を鍛えるか、独自の煽り文句でも考えな。
155 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/25 17:49
>>154 いや、充分必死に見えますね。叩き甲斐がありますよ。
多分、このレスのあとにも怒りをこらえた発言が返ってくるでしょう
156 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/25 17:50
>>155 叩くのは勝手だけどさ。
なんでそんなに粘着質なの?
157 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/25 17:51
暇つぶし。で、このあとに帰ってくるレスももう予想できるからいちいち言わなくていい
もう飽きたから、レスしなくていいぞ。
159 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/25 17:52
160 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/25 17:54
>>145 あちこちのスレで145のまま書き込んでんな。
言って欲しかった。
どうもありがとう。
これで悔いはない。
162 :
本当の話です!読んでください。お願いします!!!:03/05/25 18:00
「東京足立区綾瀬女子高生コンクリート詰め殺人事件」 ss
我が国史上最も凶悪かつ残酷な事件 dfs
1989年、女の子が41日間渡って監禁され、計100人ぐらい に強姦、朝から晩まで超暴力と超陵辱された。
(主犯格は5,6人)ヤクザ顔負けのリンチで、天井に血が飛び散っていた。
キックボクシング用スタンドに縛り付けサンドバック代わりに殴ったこともあるという。
「なんでもするから家に帰して」という女の子に、自慰(オナニー)を強制され、真冬に裸でベランダに出され、踊らされ、
尻の穴に花火を入れ爆発させ、膣に3センチの 鉄の棒を何度も強引に突っこみ、
性器や尻穴を完全に破壊する。膣をタバコの灰皿代わりにされる。
重い鉄アレイを顔面や身体に投げ落とされ、瞼(まぶた)に熱いろうそくをたらされ、陰毛を剃り、ライターで手足を焼き
(全身にオイルをかけ、点火し火だるまになったこともあるという。)
肛門に瓶を挿入し蹴った、膣にライターを入れられ、点火し、火あぶり、苦しさのあまり何度も気絶する。
(この時ストレスと恐怖のあまり髪が全部抜け落ちていく) しかし、犯人どもは哀れみの情など一切見せず、 大勢の男に大量の精液を飲まされ、大量の尿を飲まされた。ゴキブリも食わされた、
女の子の悲鳴(絶叫)はとても人間とは思えぬものだった。
恐ろしいことに、監禁されていることを知ってた人は計100以上いるが、 誰も通報しない。そして最後の日は2時間にも及ぶリンチ後絶命した。(殺された)
死体の顔は目の位置がわからないほど変形し頬は鼻の高さまで腫れており、親でも誰かわからず、
原型をとどめてないほどで、性器のほうは顔よりもっとひどく完全に破壊
されていた。死体には髪がなくなっていた。死体の陰部にはオロナミンC2
本、入っていた。なお、死体は手足を縛られた状態であった。
被害者は殺害される前、助けてではなく、殺して!と哀願した。
みなさんもこの他人事ではない事件を見つめ直してはいかがでしょうか>
「たぎる」という言葉を開くか否かでここまで熱くなれる人々に乾杯w
>>96 書きたいこと、著者の狙いみたいなものは感じられるけど
如何せん文章力・語彙力が追いつていませんね。がんばって。
164 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/25 18:01
わー145、大暴れだねー
165 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/25 18:03
如何せん(w
166 :
オリジナルノイズ ◆KJQVF4h9Ug :03/05/25 18:06
さえずってんじゃねっつーの
はよUPしろやwwwww。
人間にとって大切なものは、人間はとっくにわかっているのに、一時の気の迷いやはした利益に
目がくらんでそれを見失って、汚れたまま子供を産んで育てて、死んで、子はその魂を受け継いだまま
生き始める。
こんなことを人間はもう何百年、何千年と繰り返してきたんだ。いまさらどんな革命が起こったって、
人の腐敗を止めることなんてできやしない。きっとこのまま安定した生活を営めて、たまにちょっと
刺激的な事件が起きる、それも自分とは関係の無い遠いところで起きるのなら、人は永遠にこのままで
いいと思っているんだ。そしてそれに飽きたら戦争を始める。
人は刺激が欲しいのさ。絶対に自分の生命に被害が及ばない程度の安全な刺激を求めている。
マゾヒスティックな快感を求めているんだよ。SMってやつだね。あれは攻める側が相手を殺す事は
ないだろう。まぁあるにはあるが、例外さ。
人はみんな変態性を持っている。平静な日常をおくるその裏側に、汚い便所色の感情を抱いて、
それをリフレッシュさせる術を求めるために生きているんだ。
それがなきゃ人間なんてものは単なる雑食性の野蛮で狡猾な猿だよ。人と猿との違いは、
服を着ているかそうでないか、ぐらいじゃないか。
あと何年、人という種が生き残るか知らないけど、愚鈍な感情を捨てられない限りは、生きていても
永遠に充実や満足を感じることはないだろうね。
168 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/25 22:44
日記だね。
はいはい、よく書けてますよ。
169 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/26 00:26
>>145 ちょっと質問。
「たかが知れちまうぞ」
ってなんのこと?
「お里が知れる」?
バカでごめんね。教えてください。
170 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/26 00:32
高(嵩・多寡の場合も)が知れる
程度がわかる。たいしたことはない(のがわかる)。
高を括る
程度をあらかじめ予測する。見くびる。あなどる。
お里が知れる
出自がわかる。田舎者である。物知らずを揶揄している。
おけ?
「〜では高が知れる」とは言うが
「たかが知れちゃうよ」ってのは、はじめてみました
172 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/26 00:37
口語体なんだから目くじら立てるなって。
「高の知れる話だ」とかも見たことない?
173 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/26 00:38
「たかが知れる」というのは
評価が分かっていることについて
使うのだと思っていました
「たかが知れる」or「たかが知れている」
174 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/26 00:44
>>173 予断、もしくは評価する人の価値基準なり評価体系から見て、
とゆーことでしょう。<たかが知れる、たかが知れている
175 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/26 00:51
>>174 そうですね。
感覚的なことかも知れませんが
「たかが知れる」「たかが知れている」って例えば
「お前の書く小説なんぞ、たかが知れとる」みたいな感じで使うものだと思ってたので、
(つまり、発言時点ですでに評価基準が決まっている)
145の
「気をつけて発言しねえと、たかが知れちまうぞ」
に、ものすごく違和感を感じてしまうのです。
(批評してもらいたくて公開した文章じゃない、とか言わないでね)
これだと
「気をつけて発言しねえと、お里が知れちまうぞ」
がふさわしいのでは?
176 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/26 00:58
>>175 「お里が知れる」は主に慣習や儀礼についての無知を揶揄する
場合に使われるのですね。
>>144-145の流れでは、
「気をつけて発言しないと、144の程度がみんなにばればれに
なっちゃうよ?(くすくす)」
といったようなニュアンスだと思いますから、「たかが知れちまう」
と書いたのだと思いますよ。
177 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/26 01:08
>>176 うーーん。
違和感を感じませんか…
いやいや、それならそれで結構です。
お騒がせしました。
178 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/26 01:11
はい。了解しました。
179 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/26 01:17
>>177 違和感はあんまり感じなかったです。
意味合いとしてはどちらでも構わないように思いますけどね。
お疲れさまでした。
きっと私は夢を見る。
きっと今夜も夢を見る。
嬉しかったら笑えばいいのさ。
悲しかったら泣けばいいのさ。
明日が来る事を祈り、願い、望み、信じて。
今日という名の夢を見る。
私はいつでも夢を見る。
流れ続ける時の中。
哀しい時には泣けばいいのか。
嬉しい時には笑っていいのか。
やむことのない時間の流れ。
永遠という名の夢を見る。
181 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/26 02:11
182 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/26 10:43
「いや〜、おれ、死んじゃってさ〜」
久しぶりにあった中学時代の友人には足がなかった。
>>182 足がないとはまた、クラシカルな表現パターンだな。4コマ漫画みたいだ。
184 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/26 14:39
>>180 そういう作品には読点「、」 句点「。」を使用しないほうが良いと思う。
185 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/26 15:45
抜粋しました。
よろしくお願いします。
仲間とはぐれてお腹を空かせた蚊が、真夏のオーストラリアから上昇気流に乗って、
奇跡的にこのポンコツに迷い込んでくれればどんなに素晴らしいだろう。その蚊は、
僕と啓三には見向きもせず、羽をひた向きにパタつかせ、奈美の口元に快音を残して
向かうのだ。そして、奈美に気付かれるように血を吸ってしまい、平手打ちを浴びた後、
僕の車に骨をうずめる。奈美は、自分の顔をはたいた拍子に、指に触れたメロンパン
に気付き、腕利きの暗殺者のように、ささっと、何から何まで後始末を付けるだろう。
そうなれば、啓二のたくらみは空振りに終わるし、奈美のプライドは保たれる。も
ちろん、僕は、奈美のヘマなど見て見ぬフリをする。
などと、こんな夢物語を頭に思い浮かべてしまったばかりに、僕は、窓をほんの
ちょっぴり開けてしまっていた。じわりじわりと雪音が届き始める十二月に、そんな
天使のような蚊が舞い込んでくるはずはないのに、「暖房が効きすぎだな」などとく
さい芝居を打ってまで。
186 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/26 16:08
「あの・・・せ、センパイっ!すきですっ!」
って、あたしは普段の563倍くらいの勇気をふりしぼって
センパイに、言いました。。
全身がカッカと火照ってちゃって、胸が早鐘のように
鳴っちゃって、息が上がって、頭がのぼせてクラクラ
しちゃったんです。
あたしは汗ばんだ両手を、高鳴る胸の上に当てて、
ちょっとうつむいて、目をギュッとつぶって、
思い切って言いました。
「あ、あのあの、んと、あたしと、
お付き合いしてくださいっ!」
その声は緊張のせいで震えていました。
あたしの心臓は爆発しそうなくらいに激しく鳴っていました。
あたしはおそるおそる目を開けて泣きそうになりながら言いました。
「あ、あの、あのあの、せ、センパイは
あたしみたいな女の子は・・・・・・お嫌いですか?」
するとセンパイはニコッとほほえんで「告白してくれてありがとう。
僕も君が好きだったんだ。」っていってくれたんです。
あたしの胸は緊張のドキドキから、いっぺんに嬉しさの
ドキドキになりました。胸に熱いものがこみ上げてきて
嬉しいのに涙がポロポロこぼれおちたんです。
センパイったら、そんなあたしを見てオロオロしてました。
あたしはなんかほっとして、嬉しくて、もっとわんわん
泣いちゃいました。
「おいっ、伸哉オマエまたふられただろう」
「あっ?何のことだよ」
「3年の沙耶先輩に告って笑われただろう」
「うっ」
「先輩には彼氏がいるのを知らなかったのかよバカだなぁ」
「う、うるさい!オマエには関係ないだろう」
「そんなに女に不自由してんならオイラが付き合ってやろうか?ん?どうだい」
「いらねえよ。オマエみたいな男女なんか」
「イトコ同士は具合がいいらしぞ。試してみねぇか」
「大丈夫か、オマエ。どこでそんなくだらん知識を吹き込まれてきたんだよ」
「ジャーン!チミの部屋にあった官能小説だぁ」
「わっ、いつのまに!返せバカ」
「いぇーい。取ってみなぁー。ほれほれ。」
数ヵ月後、僕と沙耶に起こること、そしてそのために派生する様々な問題を
このときの僕は知る由もなかった。
あれはおととし、中2の頃のことでした。
わたしはいつものように塾から家へと帰っていました。
途中、コンビニでお弁当を買いました。
コンビニから出たところで、見るからにオタクっぽくって
怪しい感じの太った男の人と、背が高くて怖そうなヤンキー風の
男の人の二人組が、わたしに声をかけてきたのです。
太った男の人は額に汗をかいてハァハァと息を荒くしながら
わたしに「かわいいねぇ」と言って気持ち悪く笑いかけてきました。
わたしは気持ち悪いのと怖いのとで、背筋がゾッとして、
身動きができなくなってしまいました。
そんなわたしを見て、もう一人の背の高い男の人が、ニヤニヤ笑いながら
「なあ、オレたちと遊びに行こうや?」と言ってきました。
あたしはもう怖くて怖くて、半分泣きそうになりながら
ごめんなさいごめんなさいって断ったのに、しつこく
誘ってきたのです。
そのとき、後ろのコンビニのドアが開いて一人の男の人がでてきました。
わたしはとっさにその人の背中に隠れて、あの二人にからまれてるんです
助けて下さいと、半ベソと悲鳴の混ざったような感じで、
その男の人に頼みました。
その男の人は振り返って、わたしの頭にポンっと手を置いて、
優しくほほえんで「大丈夫だよ」と言いました。
そうしてその男の人が、わたしにからんで来た二人の男の人に
振り向くと、さっきまで優しかった顔が、キッと鋭い目つきになって
わたしにからんできた二人の男に人に「さっさと消えろ!」と怒鳴ったのです。
でもわたしは正直不安でした。だって、わたしをかばってくれた
その男の人は痩せていて、とてもあの二人とケンカして勝てるとは
(太ってる男の人になら鈍そうだし、なんとか勝てるかもしれないけど)
思えなかったからです。
わたしにからんできた二人の男の人は、顔を見合わせて
吹き出すように笑いながら「なに言ってんだ、へなちょこ野郎が。」と
言って嘲笑しました。
ところが次の瞬間、わたしは一瞬自分の目を疑いました。
わたしをかばってくれた痩せた男の人が、ヤンキー風の男の人に
まるで豹のように飛び掛かって、相手のおなかに膝蹴りを、二、
三回すると、ヤンキー風の男の人はその場にうずくまってしまったのです。
それを見た太った男の人はあわてて(途中でつまずきながら)
逃げて行きました。
痩せた男の人は、ヤンキー風の男の人の髪の毛をつかんで頭を
持ち上げて「まだ何か言うことがあるか?」と言いました。
ヤンキー風の男の人は怯えたような顔で「すいませんすいません」と
なんども謝りました。
そしてわたしを助けてくれた男の人は、わたしのほうを見て
ふたたびほほえんで「さあ、もう大丈夫だよ」と言いました。
わたしは目の前で起こった映画のワンシーンのような出来事に
胸がドキドキして、顔も体も熱くほてっていました。
そして「(きっと、この人がわたしの運命の人だよ)」って
心の中で思いました。
そうしてその男の人が家まで送ってくれると言うので
わたしは車にのせてもらいました。
「あ、あの、わたし河下エリ(仮名)って言います。」
って胸をドキドキさせながら自己紹介をして、
そして思い切って彼のケータイの番号とメールアドレスを聞きました。
彼は「僕は山野一郎。困ったことがあったら、いつでも相談してね。」
そういってケータイの番号とメールアドレスを教えてくれました。
それからわたしはメールや電話で彼と話すようになりました。
友達とケンカしたことや、生徒をえこひいきする先生への不満や
わたしを束縛するパパへの不満など、なんでも話しました。
その度に彼は優しくわたしをなぐさめたり、励ましたりしてくれました。
そして、彼と出会ってから三ヶ月たったある日曜日、わたしは
彼のお家に行くことにしました。
メールで教わった住所に、バスを乗り継ぎながら向かいました。
久しぶりに会えることでわたしは地に足がつかないくらいに
舞い上がって、ほんとうにうれしくてうれしくてたまりませんでした。
秋の街路樹の枝枝は、真紅に染まった紅葉でいっぱいでした。
ふわっと風が吹いて、一杯の葉っぱが、わたしの肩に乗りました。
その葉っぱは、まるでその時のわたしの胸の熱い思いを映したかように
奇麗に紅く紅く染まっていました。
ようやく彼のアパートに着いて、そして建物を見て、ちょっと驚きました。
築40年以上は経ってるんじゃないかってくらいのボロボロのアパートでした。
わたしは階段をのぼり、二階にある彼の部屋の前までいきました。
インタホンを押すと、彼がドアを開けて出迎えてくれました。
彼の顔を見てうれしくなり、顔がほころんでいくのがわかりました。
そして、玄関に足を踏み入れた次の瞬間、あれっと思いました。
彼の後ろ、六畳一間の部屋の中に物がなくガランとしているのです。
「ずいぶん、寂しい部屋ですねぇ」というと彼はガラリと
形相が変わって、わたしを畳の上に突き飛ばしました。
それとほぼ同時に、後ろの押入から物音がしました。
わたしは振り向いて我が目を疑いました。
・・・男の人が二人、そう、あのコンビニの前でわたしにからんできた
ヤンキー風の男の人と、太ったオタクっぽい男の人が、
そこにいたのです。
「なに!?これどういうこと!?」
わたしはわけがわからなくなって、わめきちらしました。
そしていきなり太った男の人が、わたしを後ろから
羽交い締めにして、ヤンキー風の男の人がわたしの服を
脱がせ始めました。
わたしは泣き叫んで彼に助けを求めました。
ところが「いいから静かにしろ!」彼は人が変わったように
怖い顔をして怒鳴り、さらに「ほら、おまえらさっさと
脱がせろ!」と、言いました。
その言葉を聞いてわたしは考えるよりも先に、全身に
恐怖が駆けめぐりました。
ヤンキー風の男の人は、わたしのブラウスを脱がせブラジャーを
引きちぎりました。むきだしになったわたしのおっぱいを見て
ヤンキー風の男の人は「うほぉっ!」と愉しそうに喜んで
いました。するとそれを見ていた彼が服を脱ぎながら
「さっさと脱がせろ、俺がさきにヤルからな。手間か
かってんだぞ」と信じられないことをいったのです。
わたしは涙がどんどんあふれ出てきました。
頭の中は真っ白です。でも怖くて、悲しくて、涙ばかりが
溢れ出るのです。
ヤンキー風の男の人がわたしのスカートとパンツを脱がせると、
押しのけるようにして、彼がわたしに抱きつきました。
わたしの肌が・・・おっぱいが・・・彼の肌に触れました・・・。
彼は自分のアレをわたしのアソコに押し当てました。
大きくなった彼のアレが、わたしのアソコの割れ目に
じわりじわりと入ってきました。
わたしは泣きながら「どうして・・・?わたし、あなたのこと
大好きだったのに・・・・・・?」といいました。
彼はケタケタと笑いながら「そりゃしくじった。
惚れてたんなら無理矢理じゃなくてもよかったなぁ。」といいました。
そのときヤンキー風の男が「おい!こいつバージンだぜ?
いいなぁ、お前」と彼にいいました。
わたしは、股にヌルリとしたものがついていることに気づきました。
そしてわたしは自分が女になってしまったことを同時に悟りました。
「わりぃな先にいただいて」と言いながら彼は腰を動かして
自分のアレをわたしの割れ目に押し込んだり、少し抜いたりを
繰り返していました。彼がわたしの中に入っている彼の一部を
動かすたびに、グッチュ グッチュ グッチュと音がしました。
その音をきいたヤンキー風の男の人は「もうオレ待てねぇよ」と
いいました。わたしを羽交い締めにしている太った男の人も
「早くしてくれよぉ」と言いました。
彼は「口でやらせりゃいいだろ」とヤンキー風の男の人に言いました。
わたしはもうショックを通りこして何も考えられませんでした。
でも涙だけは止めどなく流れ続けていたのです。
「そうか口か」というとヤンキー風の男の人はチャックを下ろしました。
そしてヤンキー風の男の人の社会の窓から凄いモノがでてきました。
そしてヤンキー風の男の人は「噛んだら殺すぞ」といって、わたしの
口をむりやり開けて、わたしの口の中に凄いモノを押し込みました。
「んぐぅん゛ん゛」(凄いモノがわたしの口いっぱいに・・・!
舌の上に・・・・・・!)
そしてヤンキー風の男の人は「ほらじゃぶれ!舌を動かせ!さっさと
やれ!殴るぞ!」といいました。
わたしは怖くて必死にしゃぶり始めましたました。
わたしの口からヤンキー風の男の人の凄いモノを舐める音がこぼれて
聞こえてきました。
<ピッチャ ピッチャ チャップ チュップ ピッチャ>
わたしが口を動かしているときもずっと、わたしのアソコの
割れ目には、彼のアレが音を立てながら暴れていました。
口で<チャップ チュップ チュップ ピッチャ ピッチャ
ピッチャ チュップ チュップ ピッチャ ピッチャ
(舌には凄いモノの感触が・・・感触が・・・凄いんです・・・!)
ピッチャ チュップ ピッチャ>、
アソコで<クッチュ クッチュ クッチュ クッチュ
グッチュ ピッチョ クッチュ クッチュ クッチュ
クッチュ (痛いのに・・・嫌なのに・・・恐いのに・・・
わたしのアソコの割れ目から入ったアレが、
わたしのいちばん恥ずかしいトコロのお肉をこすりながら
暴れているんです・・・!)クッチュ クッチュ グッチュ
ピッチョ ピッチョ クッチュ >、
口で<ピッチャ チャップ ピッチャ チャップ ピッチャ
チュップ ピッチャ ピッチャ ピッチャ チャップ
(舌に触れる凄いモノは、先っぽのほうはツルツルで、
スッポンの皮と同じような舌触りの皮が、皮があるんです・・・!
そんなモンスターを、わたしが舐め回しているのです・・・!
モンスターが、わたしの口の中にいることが、怖くて、怖くて
嫌で嫌で嫌で嫌で・・・・・・。)ピッチャ チャップ
ピッチャ チャップ ピッチャ チュップ>、
その時、わたしをはがいじめにしている太った男の人が
「オレはまだかよぉ」といいました。
それをきいたヤンキー風の男の人が「うっせなぁ・・・ハァハァ・・・
今・・・ハァハァ・・・イイとこなんだ。アアッ!お、お前は手で
やらせりゃいいだろ?」と言いました。
太った男の人は「そうか手か」といって続けて、わたしに
「おい!手を後ろにまわしてオレのモノをしごけ!」と言いました。
わたしは口で凄いモノを舐め回しながら、アソコの割れ目の奥を
かき回されながら、それらの感触と、怖さと、変なキモチにから
体を震わせ、体をよじらせつつ、背中に手をまわして、
右手で太った男の人のズボンのチャックを開けて、中に手を入れ、
太った男の人のアレをしごき始めました。
クンニュクンニュっと変な感触が、わたしの右手から伝わりました。
そしてふとった男の人のアレも大きくなりました。
でも、太った男の人のアレは、わたしが舐め回しているヤンキー
風の男の人の凄いモノの半分ぐらいのモノでした。
そうして三人同時に相手をさせられることになってしまいました。
アソコで<グッチュ クッチュ グッチュ クッチュ グッチュ
クッチュ クッチュ クッチュ クッチュ クッチュ クッチュ
ピッチョ(変だよ・・・彼のアレがわたしの中で暴れると、怖いのに、
嫌なのに、なんか変だよ・・・胸の中が苦しいような、キモチい・・・
・・・ううん!ちがう!こ、こんな、こんな恥ずかしいことされてるのに!)
クッチュ グッチュ ピッチョ>、
口で<チャップ チャップ チャップ チャップ ピッチャ
ゲブッ!ゴボッ!(ああ・・・のどちんこに、ちんちんが当たった・・・)
チャップ ピッチャ チャップ ピッチャ>、
手で<クンニュ クンニュ クンニュ クンニュ クンニュ クンニュ
(・・・パパご免なさい。・・・大切に育ててもらったのに・・・ちんちん
くわえさせられて、入れられて、揉まされてます・・・・・・。)クンニュ
クンニュ クンニュ クンニュ>
アソコで<グッチュ クッチュ クッチュ クッチュ ピッチョ
(キモチい・・・ち、ちがう、ちがう、この感じはキモチいいんじゃない!
ちがう、まだ心まで汚されてないっ!)グッチュ ピッチョ グッチュ
ピッチョ クッチュ ピッチョ>、
口で<ピッチャ チャップ ピッチャ ピッチャ チャップ ピッチャ
ピッチャ ピッチャ(ああ、アゴがだるい・・・舌も疲れた・・・もういや、
早く出して終わって・・・あっ!!!いけない、わたし、なんてこと
考えたんだろう・・・出されたら・・・けがれちゃうのに・・・ああ、でも
逃げられない・・・パパ・・・ママ・・・)ピッチャ チャップ ピッチャ
ピッチャ ピッチャ ピッチャ>
手で<クンニュ クンニュ クンニュ クンニュ クンニュ
(・・・この感触・・・ああ、魚肉ソーセージに似てるんだ・・・)クンニュ
クンニュ クンニュ クンニュ クンニュ >
アソコで<クッチュ クッチュ クッチュ クッチュ グッチュ
ピッチョ クッチュ クッチュ (・・・なんか危機感が薄れてきた
・・・それどころが、キモチ・・・キモチ・・・気持ちいい!もう、自分を
ごまかし切れない・・・!キモチいいよぉ・・・!汚された・・・!心まで
乙女でなくなっちゃったぁ・・・!パパごめんなさい・・・!
くやしい・・・くやしいよぉ、汚されてるのに、犯されてるのに
気持ちいいよぉ、わたしメスブタだぁ・・・!)グッチュ クッチュ
ピッチョ グッチュ クッチュ クッチュ クッチュ>。
「あふんっ」と、わたしはついにメスブダのような卑しい
汚らわしい声を出してしまいました。
それを聞いた男の人たちは、征服者のような優越感に
満ちた表情を浮かべました。
「はははっ、中坊のくせしてしっかり感じてやがる・・・ハァハァ」
と、ヤンキー風の男の人が言いました。
「ハァハァ・・・こいつちんぽのしごき方もプロ並みだよお・・・ハァハァ」
と、太った男の人が言いました。
「こいつも女なんだよ・・・ハァハァ・・・こんなあどけない顔しててもさ
はははっ・・・・・・ハァハァ・ハァハァ・・・」と、彼が言いました。
わたしはずっと泣き続けていました。でも今の涙は怖さよりも
くやしさのための涙でした。・・・そして、ほんのちょっと・・・
・・・1%くらい、わたしの中のメスブタが、わたしの恥ずかしい
部分のお肉をかき回されていることによる快感に喜んで
気持ちよさのために泣いているのでした・・・。
わたしはその間も休むことなく、ヤンキー風の男の人の
凄いモノを舐め回し、太ったオタクっぽい男の人のアレをしごき、
彼のアレを割れ目の奥に受け入れているのでした。
口で<ピッチャ チャップ チャップ チュッパ チュッパ>。
「ああ、イッちまいそう・・・ハァハァ」とヤンキー風の男の人が言いました。
手で<クンニュ クンニュ クンニュ クンニュ クンニュ>。
「お、オレもでそう・・・ハァハァ」と、太った男の人が言いました。
アソコで<グッチュ ピッチョ クッチュ クッチュ クッチュ>。
「お、お前らが、がんばれよ・・・ハァハァ・・・まだ本番やってねえだろ。」
と、彼が言いました。
口で<チュッパ チュッパ ピッチャ チャップ チャップ>。
「そんなこといったって・・・ハァハァ・・・うますぎるよコイツ・・・」
と、ヤンキー風の男の人が言いました。
手で<クンニュ クンニュ クンニュ クンニュ クンニュ>。
「オレなんか・・・ハァハァハァ・・・一番最後に始めたのに・・・」
と、太った男の人がいいました。
アソコで<クッチュ クッチュ クッチュ グッチュ ピッチョ>。
「しょうがねぇなぁ・・・ハァハァ・・・でも確かにうまいこ、のオンナ」
と、彼がいいました。
とてもくやしいのに、気持ちいいのです・・・。
汚されたのに、彼の棒をグッチュって押し込まれると、
ゾクゾクってして、胸の中にくすぐったいような変なモヤッ
とした感じが、こみ上げてきて、気持ちいいのです・・・。
そんな自分が・・・許せなくて・・・くやしくて・・・恥ずかしくて
・・・・なのに、なのに、棒が・・・棒が・・・体の中で・・・
・・・気持ちいいのです・・・。
わたしは口を動かし続けていました。
<チュッパ チュッパ ピッチャ チャップ チャップ>。
「ああっ、イクっ、イクぅー・・・・・・ハァッ、ア、ア、アアッ・・・
アッ・・・・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハァーーーーーー・・・」と、
ヤンキー風の男の人が身悶えしながら気持ちよさそうな声で言いました。
その時、ヤンキー風の男の人の凄いモノから、液体が
わたしの口の中にどっと流れてきました。
液体が気管に入って、わたしは思い切りむせてしまいました。
そして、口の中の液体を吐きだそうとしましたが
「俺の上に吐くなよ」と彼が言ったのでしかたなく飲み込みました。
食道から胃へと液体が流れて行くのが分かりました。
わたしの食道も胃も、ヤンキー風の男の人の液体で汚れてしまいました。
わたしは手を動かし続けていました。
<クンニュ クンニュ クンニュ クンニュ クンニュ>。
「も、もうだめだあ、出るよぉ出るぅ・・・ハァハァハァ・・・
ハァ・・・ガッ・・・ハァーーーーーーーー・・・・・・」と、言って
太った男の人が気持ちよさそうに大きく息を吐き出しました。
わたしの右手に太った男の人の液体が、べっとりと着きました
手を太った男の人のズボンから抜いて、見てみました。
白濁の液体が、指の間にまでべっとりと着いていました。
パパが子供の頃モミジのようだと言ってくれた、わたしの手・・・。
最近パパと手をつないでお散歩したときには、白魚のようだと
言ってくれたわたしの手・・・。
(ああ、パパ。わたしの手は男の人の液が、こんなにべったり
着いて、よごれちゃったよぉ)
わたしは割れ目の奥に、彼のアレを押し込まれ続けていました。
<クッチュ クッチュ クッチュ クッチュ クッチュ クッチュ>。
「ああ・・・ハァハァハァ・・・俺も出る・・・ハァハァハァ・・・出る・・・
・・・ハァハァハァ・・・出るでるーーーーーーハァーーーー・・・」と
言って彼は腰をいっそう速く動かしたかと思うと、ぴたりと
腰の動きを止めて、恍惚の表情をして、大きく息を吐きました。
彼が息を吐き出すとほぼ同時に、わたしのアソコの割れ目の奥に、
なま暖かい液体が流れ込みました。
(パパ、言ってたよね。「お前を一生かけて命がけで愛してくれる
男があらわれるまで、自分を大切にしなさい」って。
パパ、ごめんなさい。わたし、もう、身も心も汚れちゃった・・・。)
・・・・・・もう涙も出ませんでした。
三人の男の人たちはやっとわたしを離してくれました。
わたしは力が抜けて、その場でアヒル座りでペタッと
座り込んでしまいました。
「お前うまいぜソープ嬢になれよ」と、彼がいいました。
そして「おっと証拠を残していくとマズイ」といって
わたしのケータイを取って、自分のポケットに入れました。
そして、三人は服を着るとさっさと部屋を出ていきました。
わたしは手や股間をハンカチで拭きました。
男の人たちの臭い液体と、わたしが女になってしまったことの
証拠がハンカチを染めました。
それから服を着て、まるで幽霊のように、力無く家路に向かいました。
来るとき、あんなに奇麗だった街路樹の紅葉の色が、わたしの
股間から流れ出た血の色に見えました。
冷たい向かい風が、まるで幾千本の針のように、わたしの肌に
冷たく刺さりました。
家に帰り着いて、パパとママの顔を見た途端、枯れたと思った
涙がどっと溢れ出て止まらなくなりました。
そして泣きながら今日あったことをパパとママにうち明けました。
パパは必死に平静を装おうとしていましたが、声は、震えていて
泣いているみたいな声でした。
ママはよろめいて、隣の部屋に行きました。
それから、わたしたち家族は、警察に被害届をだしに行きました。
それから数日して、経過を聞いたところ、「山野一郎」という名前で
犯人と年齢や特徴が合う人はおらず、偽名だろうと言っていました。
あのアパートの部屋は空き部屋で、鍵が壊されていて、
コンビニの店員も覚えておらず、監視カメラもビデオに録画して
いないとのことで、まったく足取りがつかめないと言っていました。
あの男の人たちは今もきっとどこかでわたしにしたように
女の子をもてあそんでいるのでしょう。
ひょっとしたら今これを読んでいるのかもしれません。
・・・レイプ願望のある男の人にいいます。
わたしはあのとき、確かに気持ちいいと思ってしまいました。
でも、地獄でした。汚されたというくやしさ
犯されているのに気持ちいいと思ってしまった自分への
自己嫌悪。そのつらさくやしさがあなた方にわかりますか?
もし、わたしの投稿をよんで、少しでもレイプ被害者の
気持ちを分かって下さったなら、絶対にレイプはしないで下さい。
201 :
188-199:03/05/26 18:11
202 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/26 18:23
エロくないけど、ところどころ笑えるね。
どこのティーン向け告白捏造記事かと思っちゃった。
そういう雑誌の仕事でならいいんでないの。
203 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/26 18:26
今夜の「爆笑問題のススメ」(テレビ東京系列で放送)に
平野敬一郎が出るよー。
204 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/26 18:30
205 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/26 18:32
>>185〜187
君たち不運だね〜
運命に邪魔されちゃって。
206 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/26 18:34
207 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/26 19:36
今日、注文した本が届いた。
「作家養成講座」って本。
受賞するための書き方のコツがかいてあった。
読んで納得した。
んで、このスレは実に無意味だと思った。
ここの連中ときたら比喩をえらく嫌うが
「作家養成講座」にはここの連中が嫌うような
比喩を使うように指導してあった。
著者は実際教え子を何人もデビューさせてる実績がある。
ここの連中に喜ばれるものかいたって、一生デビューできねぇよ。
本気で作家目指す気があるなら、こんな連中に迎合しちゃいかんよ。
こいつら読書力が無いんだからさ。
210 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/26 20:03
>>208 俺もその本買って読んで、
このスレ無意味だと思ったよ。
だからこんなとこに書くのやめた。
バカばっかだからねコイツら。
まーえ、芥川賞作家の小説が
コピペしてあったのを読んで
平気でケチつけてんだからさ
あきれるよ
受賞作家の作品をを否定して
賞がとれるかっての(ワラ
おやおや権威主義のパスティシュ作家志望が。
212 :
10=208:03/05/26 20:12
>>210 そうだろう。
ここの連中は、少しでもライバル蹴落とそうとして
わざと「受賞できない書き方」を教えてるのかもな。
213 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/26 20:13
おやおや陰謀説大好きっ子が。
215 :
188-199:03/05/26 21:10
「作家養成講座」ってのは、あれか。若桜木じゃねえだろうな?
もしそうなら、デビューさせてる教え子の作品に少し目を通してみてからにしろよ。
なんとか賞受賞作家の文章が完璧なんて思ってるうちは、絶対に審美眼は養われない。
写経でもしてろ(w
218 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/26 21:32
どこの誰とも知れない一介の2ちゃんねらーに
批評眼・審美眼を求めるのは愚。
そんな事すらわからないで作品を晒し、あとから暴言を
吐く10らは低能(w
219 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/26 22:41
どっちもどっちだろ。
220 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/26 23:40
>>215 最初はシリアスだったが、強姦されてからコミカルへと路線変更している。
エロが目的なのか、強姦の悲惨を世に訴えるのが目的なのか、どちらかに
統一した方がいいと思う。
エロを表現したいなら、少女の初体験の挿入描写を詳しく書いたほうがいい。
ここが最大の見せ場だから。擬音を減らして、もっといやらしい表現を使うといい。
あと、バージンなら初体験で感じないのでは? セックス後2〜3日間は、
あそこにモノが挟まったみたいでヒリヒリ痛むそうだよ。
221 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/26 23:46
処女でも最初から感じる子は感じるよ。
ケースバイケース。
だが強姦というきっつい心理環境では感じるどころじゃない
って方がリアルに感じられるだろうね。
ま、どうでもいいけど。
平野センセのご高説
2ちゃんねる批判してましたな
223 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/27 01:33
>>221 普段からオナニーでバイブ使ったり、それがエスカレートして、
極太の大人のオモチャを挿入したりして、マムコを鍛えていれば、
処女でも感じるだろうね。まあそういう処女は少ないだろうけど。
最近タンポンのCM見かけない、あれも膣内で結構膨張するんだろう。
膨張したタンポンは、中学生のチンポを挿入した状態に近いだろう。
その状態で一日を過ごしている女性って、結構卑猥だな。
膣から出てるヒモを持って膨張したタンポンを引き抜くときに、女性は緊張するそうだ。
その情景を思い浮かべると……。
224 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/27 01:52
補足
>タンポンを引き抜くときに、女性は緊張するそうだ。
もしも、ヒモが切れてタンポンが引き抜けなくなったらどうしよう……。
そう思って緊張する。それで慎重に引き抜くそうです。
あと、タンポンだけでは漏れる場合があるので、ナプキンも併用する女
性が多いそうです。何かの参考に……。
第壱夜
あれはそう、ツキノミエナイ夜の事でございましょうか。
アア、ミナサマ。ゴショウランクダサイ。
空に向かい慟哭するヒトリ。
ハエテ、ハエテ、ハエテ、ハエテ...
くるり、くるーりとなりました故、
「 きえゆくさくらとともに踊りましょう。 」
耳をふさいでも消えない嫌いな音、永久にそれは病まない。
仔犬は静かに目を閉じていました。
まるで、もうこの世界には存在しないかの様に。
ほら。
我が子をイトシク抱きしめて御覧よ、ねえ人形さん。
「 アハハハハハ ... 」
オワリヲツゲタアカイハネ
227 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/27 02:17
>耳をふさいでも消えない嫌いな音、永久にそれは病まない。
リズムと音がよくない。
と、思う。
どうでもいいことなんだろうけどね。
>>227 >耳をふさいでも消えない、嫌な音。永久にそれは、病まない。
ですかねえ。
あ、一駄作書きの言う事なんで、気にしないで……。
229 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/27 02:31
そこまで書くのは余計なお世話だと思うよ。
231 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/27 04:43
悲しみは駆け足でやってくる
アン真理子 作詞
中川克彦 作曲
明日という字は明るい日と書くのね
あなたとわたしの明日は明るい日ね
それでもときどき悲しい日もあるけど
だけどそれは気にしないでね
二人は若い 小さな星さ
悲しい歌は知らない
若いという字は苦しい字に似てるわ
涙が出るのは若いというしるしね
それでもときどき楽しい日も来るけど
またいつかは涙をふくのね
二人は若い 小さな星さ
悲しい歌は知らない
>>186 シャレで書いたので気軽に批評してください。
234 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/27 13:43
>>220 悲惨な強姦にハァハァするS野郎対象じゃないのか?
235 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/27 13:48
>>223 関係ないが、タンポンでマク破れないのか?
236 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/27 14:24
ウン!
238 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/27 14:34
>>188-199 >最近パパと手をつないで散歩・・・白魚のような手だと・・・
中学生にもなってパパと手をつなぐのが不自然だと思った。
あと、来るときにだいぶ時間かかったはずなのに、帰りは
歩きかよ、意外と丈夫にできてる女だな、と思った。
それと、長さの割にエロさが足りないなあ、と思った。
パパが参加してくるぐらいしてもいいかなあ、と思った。
240 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/27 16:12
185〜187もよろしくお願いします。
241 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/27 16:16
>>233 告白する場所って結構重要なんだ。それが省かれているので
臨場感にイマイチ欠ける。
女の子の緊張感は伝わるが、告白された先輩があっさりしすぎ。
>あたしは普段の563倍くらいの勇気をふりしぼって
563倍は違和感ある。茶化しているようで全体にマイナスイメージを与える。
242 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/27 16:27
パンツな中に手を突っ込み、多摩ちゃんをモミモミしておもつた。
「マス、かかなきゃ」
がんばろう、がんばろう。
僕はそうおもつたので、たいへん一所懸命にこすつた。
どうよ
243 :
bloom:03/05/27 16:28
244 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/27 16:45
>>187 イトコの性別がイマイチわからない。男っぽい女、それともオカマ?
なぜ伸哉がふられた事をイトコは知っていたか。問い詰めるシーンが欲しい。
>「ジャーン!チミの部屋にあった官能小説だぁ」
イトコの部屋での会話だったか。「イトコ同士は具合がいい」とは男女の関係だと
思うが、ホモでも同様なのか? やっぱりよくわからない。
245 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/27 16:50
おとこ-おんな【男女】
男でありながら女のような、
また女でありながら男のような性徴・性質をもつ者。半陰陽の人間。
246 :
188-199:03/05/27 16:54
>>188-199です。お返事ありがと。
>>202 エロくないですか・・・。
>そういう雑誌の仕事でならいいんでないの。
ありがと。
>>220 >統一した方がいいと思う。
うーん、レイプはだめですから、
でもでも、面白いの書いたらみんな注目してくれて
レイプ被害者の気持ちもわかってもらえるから。
>エロを表現したいなら、少女の初体験の挿入描写を詳しく書いたほうがいい。
嫌がっているから心理描写をそこに入れると暗すぎて萎えちゃいません?
>擬音を減らして、もっといやらしい表現を使うといい。
そうですね。ご指摘ありがと。
>バージンなら初体験で感じないのでは?
そうとは限らないんです。
アソコの広さって個人差があるんです。
男の人だって大きさ個人差あるでしょ?
>>238 エッチィ、レイプはダメですよ?
でもほめてくれてありがと。
>>239 帰りも電車つかったんです。
書くの忘れてました。
>それと、長さの割にエロさが足りないなあ、と思った。
心理描写はどうでした?
>パパが参加してくるぐらいしてもいいかなあ、と思った。
わたしのパパはヘンタイじゃないもん。
まだまだご意見、ご感想、聞きたいです。
247 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/27 16:55
248 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/27 17:03
>>246 うんうん、立ち直ったんだね。よかったよかった。
249 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/27 17:04
あくまでも告白体験で通すつもりなのか。
250 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/27 17:06
251 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/27 17:09
253 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/27 17:11
254 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/27 17:13
だから、ということもなく、当然のように、彼は――
おい、もう便所の落書きみたいな投稿の批評はいいだろ。
次、次!
257 :
春樹チックになってしまった。:03/05/27 19:09
「人は行動のすべてが後々に運命と称される。」
―僕が昔(と言ってもほんの数年前だが)、学生時代にコンビニエンスストアで
アルバイトをしていた頃、店長は口癖のようにこんなことをいつも呟いていた。
僕はこの言葉がなかなか頭から離れなかった。
別にこの言葉が魅力的だったとか、信仰心なんてものは全然なかった。
ただ、単に頭から離れないのだ。
そして、僕がアルバイトを辞める少し前に店長は交通事故で死んだ。
詳しいことは分からないが、明らかに相手側のミスということらしかった。
もし、人は死んだ後、魂だけ抜け出してこの世を漂うものだとしたら、
店長は最期まで口癖のように呟いていたあの言葉をまだ信仰しているだろうか。
運命として処理できただろうか。
―その言葉を、呪ってはいないだろうか。
アルバイト員の中でも古顔だった僕は店長の葬式に出席した。
葬式はとても静かに行われた。
身内の方達に頭を下げ、御香をあげ終わったら、
食事には顔を出さず早めに引き上げた。
その後、僕はアルバイトを辞め、
事は僕の記憶の中でだんだん薄れていったのだが、
何故か店長の口癖だけが、まるで貯水池に何個もの空き缶を投げ込むように
頭の中で鳴り響いていた。
258 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/27 20:28
>>257 うーん。まぁ、悪くはないが言い回しがちとおかしい。
259 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/27 20:45
次の方どうぞ。
>貯水池に何個もの空き缶を投げ込むように
>頭の中で鳴り響いていた
パチャンパチャンって?
巨大な石組に囲まれた街をあてどもなく彷徨い歩いていた。
疲れると、石段に腰をおろし、あたりに目を遣る。
目の前をおびただしい数の人々が通り過ぎてゆく。
誰ひとりとして、ぼくに気づくものはいない。
ふいに、薄暗い景色のなかからひとりの少女が現れ、石段に腰をおろす。
小さな吐息が聞こえる。
売れ残った花包みを膝の上にのせると、少女はじっと動かない。空が赤く染まっている。
少女の瞳を見た。
炎のランプが揺れる。
いましも消え入りそうな光が瞬くとき、少女は一本の花を取りだして髪に差し込む。
そして微笑む。
山の影が石畳に消えるころ、女はそっと立ち上がり、家路につく。
その後ろ姿に、ぼくも消えてゆく。
263 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/27 21:49
>>246 >>バージンなら初体験で感じないのでは?
>そうとは限らないんです。
>アソコの広さって個人差があるんです。
わかってないな。女性のサイズとかそういう問題じゃないよ。
合意してHしてる女性は、たえず愛液が出てペニスの潤滑をスムーズにする。
反対に女性を無理やり犯すと愛液も出ない。その結果、膣内の粘膜に傷がつく。
女性は感じるどころかアソコがヒリヒリ痛む。
あと、合意して濡れていても初心者は、ある程度回数を重ねてHに慣れる
までは、膣粘膜をペニスで激しく摩擦されると痛いんだよ。
本都郊外和久井沢の街ではその日、早朝から雪が止めどもなく降り続いていて、
彼女は家族の為のブロッコリを取りに庭へと向かい、雪に埋められたみすぼらしい
その庭の片隅で、あまりにも退屈な自分の人生を恨むようにして一日中泣いた。
しかし、この日作ったクリーム・シチューが息子の魂を救った事を、彼女は一生
知る事がない。
靖治14年の冬は、12月15日に起きた反皇族派の暴動事件のニュース・フィ
ルムが伝えるように、本都でも実に20年ぶりとなる寒波が街を襲い、碁盤状の道
路は全て雪で覆われてしまった。
暴動事件を取材していたテレビ・クルーのカメラマンは、マイクがONになって
いる事にも気付かずに、アントニオ・カルロス・ジョビンの“ESTRADA BRANCA”
を調子の外れた声で歌い、上司から減給を言い渡された。
その日の太陽は古いビデオフィルムのようにぼやけていて、まるで真白な月のよ
うだった。
西村は困っていた。困り果てていた。どうすれば自動販売機が個人購入できるかを。
それは3年前の夏の夕暮れ。西村は短パンだった。
彼は小学校時代からのスプリンターで毎日10kmのランニングは欠かせない。欠いたら死ぬ。
そんな彼も来年で23歳。無職だ。無色無臭だ。ラベンダーの香りなんぞ全くしない。そんな22歳だ。
その時だ。彼が自動販売機購入を決意したのは。彼はトラクターで運ばれていく一つのコカコーラの自動販売機を発見した。
とても美しい。そう感じた。少なくとも西村自身に。
それからの彼の人生は自動販売機まみれだ。まみれだ。毎日自動販売機を百回見るのは欠かさず、
自動販売機に持たれかかり昼寝をするのは3時間以上で、自動販売機を模写するのは週一。
そんな彼にも転機は訪れた。就職だ。
そんな彼も今や40歳。すでに中年と呼ばれる歳だ。いや、彼は老顔だからもう10年も前にそう呼ばれていたかもしれない。
それも毎日だ。西村もやっと自動販売機を30台買うことができた。
既に昨日から自動販売機に行列ができている。彼はやっと自分に自信が持てた。地震だ。今これを書いている最中地震が起きた。震度6弱。怖かった。なかなか怖かった。
とりあえず私は一階の居間へ階段を急ぎ下り、象使いの安否確認を急いだ。なかなか上質の象が家には居るのだが、それを扱える上質の象使いはなかなかいない。
彼を失ったらもう後継ぎしか象使いが居ない。上質の象に上質の象使い。ベストカップルだ。フレンド。Friend。ようやく西村の人生も更年期に入ったところであるがそれと同時に人生のがけっぷちでもあった。自動販売機回収運動だ。
政府が「自動販売機からスカラー波が出ている」と訳の分からん言葉に騙され自動販売機回収運動を始めたのだ。全く訳の分からん。私、西村は必死に抵抗した。
「何故私の親友である自動販売機を奪おうとするのですか。私個人のものなのに奪おうとするのですか。この国は人権という物が無いのですか。」
「五月蝿いバーヤ。お前の事なぞ誰も心配しねえよ。」西村は60歳にしてこの世を去った。しかし彼のフロンティアスプリッツをたたえ様。
この歌を西村に捧ぐ。
柿食えば 鐘が鳴るなり 法隆寺芭蕉
西村の名字は西村だ。西村の名前は正平だ。覚えておくよう。
266 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/28 00:06
>257
>262
>264
>265
俺の慧眼が正しければ、このうち3つは、同一作者であろう。
268 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/28 00:08
そう突っつくなよ。
きっと洒落た事を書いたつもりなんだから。
ここに晒そうと思ったけどコワイからやめたw
第弐夜
「 ネガイマシテハ 」
御縁がありますよう。
雨は現在も泣きつづけております。
アア、今夜も一枚……
暖かい脆弱な羽が腐り落ちていくのかと
間奏
あたらしいおかあさまがきました。
でもぼくはずっととおくをみています。
ありさんありさんどこいくの。
きょうはてをつないでいっしょにあるきました。
おおきなさくらのきのしたで
ぼくはいっしょにねむります。
せんせい、あのね。
とんぼのはねをこわしちゃったの
だからこれはばつなのかなあ
独唱
おおきなへやのなかで
ぼくのからだはとけていきました。
真面目に批評しろや
272 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/28 02:23
273 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/28 02:29
他人(ヨコ)見て走ったんじゃ
100%(ホントの力)は、出せないから
ブカブカの靴(らしさ)は捨てました。
自分が見つけたゴール(こたえ)
そこだけを……
僕のために生きてクダサイ。
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
277 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/28 11:26
あげ
278 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/28 13:12
279 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/28 18:57
>>276 山崎渉、正体不明。自己紹介がないと応援できないよ。
>>264 地道に書き続けてるなあ。がんばれ。
>> 本都郊外和久井沢の街ではその日、早朝から雪が止めどもなく降り続いていて、
彼女は家族の為のブロッコリを取りに庭へと向かい、雪に埋められたみすぼらしい
その庭の片隅で、あまりにも退屈な自分の人生を恨むようにして一日中泣いた。
みっつの文章を無理にひとつにまとめるより、あっさりわけた方がスマートで読み易いと思う。
ちょっと脈略がなくて、他は言い難いな。
第参夜
ゆら、ゆら、ゆら、ゆら、ゆら、ゆら、ゆら、ゆら
ゆら、ゆら、ゆら、ゆら、ゆら、ゆら、ゆら、ゆら
ぶらんこは風をのせて、楽しそうに遊んでいました。
月は欠けていく姿で私達を見守っている。
草木もねむる、うしみつどき、彼方を見ているのは自分一つだ。
繭を捨てたおとなは叫ぶ、限りなく小さい声で
「 お月様 …… 」
翼を亡くした鳥に意味はありません。
魂を殺した人の形に価値はありません。
現世に生まれた赤子にそれはありません。
私はきらきら光る羽根を持って、
お月様に向かってその身体を投げました。
白く穢れたツミトバツ
>>281 懲りすぎてるせいか、文章が崩れてるよ。
多分、自覚してると思うけど。
283 :
親しみやすさを意識してみた:03/05/29 13:17
俺は泣く子もぶちキレる大嘘付きだ。先天性かと疑うほどの。
ああ、そりゃ考えたよ。なんでいつもいつもこんなに自然に嘘を付くんだろうってね。
やっぱり思い当たることはあった。
幼稚園の頃、母親に「中曽根さんみたいに立派なそうじ大臣になりたい」って言ったら
もの凄いほめてもらってな。年子の妹ばかりに構っている親を振り向かせるには、
親が感動するようなことを言えばいいんだ。嘘でもいいからとにかく喜んでもらうんだ。
そしてたくさん褒めてもらうんだ。いつの間にかそんなことばかり考えるようになっていたんだ。
「転んだけど泣かなかったよ」「向かいの大きい犬にさわれたよ」「かけっこで一等賞だったよ」
それからというもの、気に入られたい人間に対してはするすると嘘を付くようになった。
自分で自分の首を締め付けて身動き出来なくなることなどとうに把握しているというのに、
俺のこの口はスプリンクラーのように嘘を撒き散らし続けた。
そうしてその粒はある時はいじめとなって、ある時は女子共の陰口となって、
ある時は友人との絶交となって、ある時はあの子の涙となって、代償として俺に返って来た。
俺は絶望した。己を、周囲を、世界を呪った。
それでも嘘を付き続けた。「そこに人が居るから嘘を付くのだ」。完全に病気だ。
もう人とコミュニケートするのはやめよう。自分も他人も傷付くだけだ。俺は徐々に自閉的になっていった。
最低限必要な会話以外は避けた。ジョークにもツッコまずに笑いで返した。
そんなときに、彼女が現れてしまった。
飼育小屋のうさぎのように無垢なその瞳に、俺は一撃でノックアウトされた。アンビリーバボー。
こんな気分は厨房の時の初めての夢精以来だぜ。これが本当の恋か。恐るべしホモサピエンス。
ああ、そりゃ理性なんて吹っ飛ぶよ。俺の理性君は彼女と付き合った場合のキャンパスライフを
具体的に克明に思い描く仕事だけでフル稼働してしまってるんだ。他のやっかいごとには出る幕無しだ。
俺の中で眠っていた『ジョーカー』が再び覚醒したときでさえ。
284 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/29 14:10
>>281 ぶらんこは、ゆら、ゆら、ゆら、ゆら、というより、
現実のぶらんこは風雨に晒されて上部の軸受けが錆びて、揺れる度に
「キィ〜、キィ〜、キィ〜、キィ〜」と鳴る。
自分は公園の隣に住んでるので、ぶらんこのその甲高い摩擦音が聞こえて
気になるよ。あなたの作品のような風情も糞もないね。
消音のため、管理者は軸受けをベアリングに取り換えるとか、定期的にグ
リース差すとか対策行って欲しいよ。いや、やっぱりグリースは鎖に垂れて
そこにホコリが付着して真っ黒になって汚いか。←実は、やってみた感想。
288 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/29 17:31
>>283 文章のリズムはいいと思う。
内容でたいした嘘を吐いていないので、自意識過剰なしょぼい
ガキという人物像としか捉えられませんでした。
魅力がないので読めません。
どこがリズムが良いんだ。
何も考えてない「乱文」と「リズムがいい」をゴッチャにしてるんじゃないのか。
ってか、ネタでもこんな文章かけんわ、俺。
書いてる途中で吐き気がしてくる
291 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/29 17:38
ネタでも書けないなら、単におまえにセンスねえだけだよ……
293 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/29 17:45
また妄想か。
すっかり2ちゃんねらだな。
はやくデビューして「2ちゃん作家」って呼ばれてくれよ。
>>293 暴れるなよ。
おまえの気持ちもわかる。
俺も貶されて暴れた経験あるからさw
でも、乱文は取り下げないよ。
295 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/29 17:55
いや、暴れてるのはおまえだよ。
「乱文」でもかまわねーの。
俺が指摘してんのは「ネタでも〜吐き気してくる」の点だよ?
そういう物言いしかできないのか、と。
296 :
親しみやすさを意識してみた:03/05/29 17:58
>>293>>294 まぁまぁ、俺の駄文で喧嘩しないで下さいまし。批評ありがd
ホントはこっから嘘のオンパレード&意外な結末が待ってるんだけど
もーちょっと背景を具体的にした方がいいみたいですね。
>>288 なんせ俺自体が子供なもんで。。。w
>>290 確かにあんまり何も考えてないですね。
とにかく硬い文章になるのは避けようと思いました。
「吐き気がしてくる」も取り下げないよ。
だって、本当のことだもん。
これを、何の躊躇も逡巡もなく書けちゃう感性ってどーよ?
298 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/29 18:03
それしか表しようがないならええわ。
感性どーよって、感性じゃなくて未熟なのはわかってんじゃん。
/ヽ /ヽ _____________
/::::::::ヽ___/:::::::ヽ |
/:::::::: ..,... ..... .\ | あっははははははははは。
/:::::: ,ノ''″ '''\ ヽ | ずいぶんタイミングよく出て来るねえ
. |:::: ''′ '' ヽ < そろそろ幕引き図りたいのかな
|:: :::::. /ーーーーヽ.. :.::::::::| | うんうん。わかるよ、その気持ち。
|::::: !|ヽニ⊃| ::::::|. |
|::. ||::::T:::|. | :::::::|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
. _丿:::: ヽ---/ ∧ :/ ∧
/:::::::::::::::::::: ../ ::ヽ \ / ヽ
:::::::::::::::::::: / ::::ヽ⌒ヾ⌒ヽ ::::ヽ
:::::::::::::::::::: ガシッ/ ..(.....ノ(....ノ ::::/ ヽ
:::::::::: | ∪ .:(....ノノ ))
:::::::::: / ̄ ̄ヽ ∪ .:::::::::::::/`ヽ
:::::::::: (( (___..ノ ::::::::::::::(....ノ )))
ヽ ノノ ::∪:::::::::::::ノ ̄ ←
>>296
/ヽ /ヽ )⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒
/::::::::ヽ___/::::::ヽ. ) てめえ、やっぱりかばってる奴と同一人物だろ
/::. _ ::::::::::::: _ \. )
;・ /:::::: /. ヽ_ヽv/:/ ゜ヽ ヽ < このガキ〜〜〜〜〜〜〜〜!
;:;・.|::::  ̄ ̄/___丶 ̄ ̄:::::::ヽ )
;;:::∴;.:; ;:::/∨ーーー∨ヽ.. ::::::::::| .:;⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒
;;・|;;・.:;;:::!||⊂ニニ⊃|| .::::::::|.:;;:∴;・
;∴;・;;.:;・∴:||:::::::T:::::|. || ::::::::| ;;・ ブシュー
. _丿;∴;・;:;∧::|:::∧/ ∧ :/ .;:・ ∧ ;;:::;.:∴;.:;
/:::::::::::::::::::: .:;;・:---/. ./ ::ヽ\ ;: / ヽ :;;∴;・ ∴;::;
:::::::::::::::::::: ;:・ / :::::ヽ⌒ヾ⌒ヽ:::::);: ピュー ;:::;
::::::::::::::::::::.ブシュー :;/::::::: ..(.....ノ(....ノ::::/ ヽ ;・
:::::::::: (::::::::: ミシッ.:(....ノノ =― -
:::::::::: - ―= / ̄ ̄ヽ ベキ :::::::::::/`ヽ =― - -
:::::::;.:∴;.:; - ―=(___..ノ ::::::::::::::(....ノノ =-
∴;;.:;・∴・;;.:;・(::::::::::::: バキバキ::::::::::) ←
>>296
301 :
親しみやすさを意識してみた:03/05/29 18:07
>>298 そうですねw感性以前の問題だと俺も思います。ど素人ですから。
文章に対する何の研究も考察も見解も無しに書き連ねてるだけっすからw
>>299 2ちゃんにハマるとどーしても疑り深くなるよねw
302 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/29 18:09
イカレポンチが入り込んできたな。
かばっているように読めるのか?
どうしようもねえな、てめえの読解力 / 俺の文章力 は。
>>301 あのねえ、「素人だから」「俺、ガキだから」とか、そういう最初に言い訳ありきな
文章晒さないでくれる? 一応読んでやるこっちはバカみたいじゃん。
だいたい、素人だからって、このスレの連中はみんな素人。アンタだけじゃない。
304 :
親しみやすさを意識してみた:03/05/29 18:14
>>303 そー言われてみるとなるほどそうですね。スマソ。
305 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/29 21:53
>>283=304
突っ込まれて気にするなよ。きみの文章は悪くないよ。
物語の中身はともかく、テンポ良く切れ味があって読みやすい。
306 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/29 23:46
>>283 大人し過ぎるなア。もっと枠をはみ出るんだ。
意外と年齢は高い人かもしれないな。三十は軽く超えていると思うが。
307 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/29 23:54
>>281 何でブランコは、「ゆら、ゆら」と動くのかな。
短い作のなかで、この動作じゃ、誰も気づいてうなずいてはくれないよ。
もう一つ、「きらきら光る」ときたんではねえ。
308 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/29 23:56
私も読みやすいと思ったよ。前半の方が好きだな。後半はちょっと軽薄っぽいかな〜。
でもそういう表現もありかな。
>>305 ありがd
このテンポで情景描写もオモシロ視点で描けるようにがんがります。
>>306 そうですね。もっと発狂していきたいと思います。24歳です
殺人事件より恐ろしいミステリーを目指しますっ
>>308 ありがdございます。
後半ですかー。確かに後半の方はパンクに合わせてヘッドバッキングしながら
書いてましたね。ノリで書いてしまうとこーなっちゃうんです。気を付けます。
第四夜
観覧車はまわります。
ひとーつ、ふたーつ、みーっつ……
「 何れ菖蒲か杜若 」
狂狂狂狂、在りましょう。
ある日、父様が私にくれました。
それはそれは儚い紙飛行機でありました。
そしてひたすらに走ったのです、
おおきな天に向かいながら。
祈りながら。
……泪を流しながら。
そこには命が沢山ありました。
でも、心は一つしかありません。
私に何が残されていますか
青の空に白一滴がおちました。
311 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/30 05:22
,,----、,,,,,,,,,、、
/ ,,-‐―、ヽヽヽヽ
〔/ ))))ヾヽヽ
/.,,,,、、 ,ヽξ\Ξ/
/ ==/ .,==- レi!
〔、 ,(_,、ノ( "",,ノ:: 6) じゃあまず
λ:" ‐=‐^ン ...::::: |/ お前が書いて手本を見せろよ
λ:::::. .::.. ::...::::::/ λ
\::::::::::::::// . λ、
 ̄| ̄ /~~ ̄⌒\
313 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/30 10:29
/ヽ____ゝヽ /
| } ニ ニ | | / ,.-'" ̄ ̄ヽ、○
ヽ_| /」 |_ノ / /ヽ____ゝヽ\
___ ゝ、-==‐ / / | } ニ ニ | | |
/ .__  ̄\ / ○ヽ_| /」 |_ノ /
/ / |) Y / ̄) ) / \ ヽ、-==‐ / /
⊂_/ ) i / / ) / ( ノ ソ
/ 彡 / 〈iii !〕〉 / ヽ ・ ・ ヽ
( =ヨ / . \ \
\_ .) ∧∧∧∧∧∧ \ 満 \
/ / / < は > _ / .\ _
/ // < の ら > /ミ (⌒Y. / ̄.\ .\ ミヽ
/ ( / < 予 た >――――――――――――――
―――――――――――― < 感 い > ,.-'" ̄ ̄ヽ、
,.-'" ̄ ̄ヽ、 ,.-'" ̄ ̄< ?! ら >/ヽ____ゝヽ
/ヽ____ゝヽ /ヽ____<. > | } ニ ニ | |
| } ニ ニ | | | } ニ ニ | ∨∨∨∨∨ ヽ_| /」 |_ノ
ヽ_| /」 |_ノ ヽ_| /」 |_ノ/ ヽ、-==‐ /
ヽ、-==‐ / ヽ、-==‐ / / _}ー‐‐‐'〉、_
..\ 丶 \ / _,.-'< ヽ、 / ゝ ``‐、
314 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/30 14:38
315 :
向こうの森:03/05/30 16:21
今日も歩いて来た。誰からも見られずに。
夏の騒がしい森のなか。まむしが優雅に泳ぐ沼のほとりに。
「ごめん。また、遅れた・・・」
少女の湿った脇の下の上で甲虫が交尾している。
彼は、かすかに笑みを浮かべて眠る少女を起こさない様に、
少し離れた場所に腰を下ろした。
沼の面を撫ぜて吹いてくる風が心地好い。
セミ達は途切れる事なく鳴き続け、
鳥達はヒステリックに囀り合っている。
そんな喧燥の中で、少女のかすかな寝息を耳にした彼は、
くすぐったい様な、誇らしい様な気持ちになり微笑した。
少女のまつげと蝶の触覚が触れ合っている。結ばれそうな激しさで。
「起きた?まだ眠むそうだね。そのまま、半分眠ったまま
聞いてて。うん、そのまま寝ちゃっても怒らないよ。
君は信じなかったけど、君に逢う前のぼくは、本当に駄目なヤツ
だったんだ。イジメられてた。生まれてからずっとね。
親からも同級生からも汚い物でも見る様な目で見られて来た。
彫刻刀で頬を抉られた事もあるし、階段から突き落とされて
気絶した事もある。
でも、親からやさしい言葉をかけられた事なんて一度もなかった。
治療にも行かせてもらえなかった。もちろん怨んだよ。
でも、なぜ自分の息子にこんな仕打ちをするのか、その事ばかり
考えてた。その理由が知りたいと思った。
絶対に理由があるはずだってね。13歳の時だった。
やっとその理由が判ったのは。でもね、それからが大変だった。
毎月22日には、善の猫の死体を捧げなくちゃいけないし。
それにね・・・」
少女の口のから夥しい数の蝿が溢れ出した。
316 :
広島工業大:03/05/30 20:57
おまえら大学どこ?
当然ですよね
次の方どうぞ
319 :
オリジナルノイズ ◆KJQVF4h9Ug :03/05/30 22:57
いねーのか誰かwwwww
貼れよ早くww
マジメーに見てやっからよw
320 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/30 23:00
>>315 セミと甲虫の活動時間は違うだろ。
甲虫といっても種類が多いが、この場合の甲虫は兜虫のことだろう。
セミが盛んに鳴いているから朝か夕方だな(昼間は殆ど鳴かない)
甲虫は、日中物陰に隠れていて、夜間出てきて活動する。
322 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/30 23:01
めんどくさ
323 :
オリジナルノイズ ◆KJQVF4h9Ug :03/05/30 23:03
バーカw
その本物がどれかを言えっつんだよ。
はよ岩ねーと絶対損するぞw
マジ落ちる前にはよ言えよw
324 :
オリジナルノイズ ◆KJQVF4h9Ug :03/05/30 23:09
あとどーでもいいけどよ、こないだアリに「お子様ランチ」
デリバリしたんだけど反応がほとんどなくて凹んだよwwwww
気合が足りなかったか?
「忘れられない出来事」つんだよww笑えるだろ?w
腕に覚えのある香具師はリライトしてくれよ。
まじレクチャーしてくれwwww
325 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/30 23:12
甲虫=カブトムシ?
まあそうも読めるけど、この場合は「コウチュウ」と
読んで、シデムシだのゴミムシをあらわしてるんじゃ
ないのかなあ……
326 :
オリジナルノイズ ◆KJQVF4h9Ug :03/05/30 23:16
315はちょっとなあ…
おっと、これ以上は家ねえ!
アラシになっちまうwww
327 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/30 23:16
うぁ、ドロドロ・・・。出しすぎだよぅ^^;
すごいね・・・いっぱい溢れてくる。めちゃくちゃ恥ずかしいよ・・・。
じゃあ、あんまりしたことないけどおくちでくわえるね。あ〜ん☆
>>320 冷静なご指摘ありがとうございます。
脇の下の上で兜虫が交尾しているっていう
突然、降って湧いたイメージから
強引にストーリーをでっち上げたんで、
今読み返すと、ベッキーがおはスタ時代に
書き溜めていたポエム・・みたいで猛烈に恥かしいです。
物凄く落ち込んできました。
暗い週末になりそうです。 ありがとうございました。
329 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/30 23:20
カブトムシだったのか。
よく読んでないのがバレちゃった。
>>オリジナルノイズ
荒らしてみろや。
ノイズとやらを撒き散らしてみろや!
オリヂナルノイズも馬鹿な奴だな。
本物が当たったら簡素一つゲットできたのに。
332 :
オリジナルノイズ ◆KJQVF4h9Ug :03/05/30 23:24
おまえ、ちょっとオモロイぞww
酔ってんのかよw
悪いけどそろそろ落ちるんだよ。
ここはネット喫茶なんだからよwww
333 :
オリジナルノイズ ◆KJQVF4h9Ug :03/05/30 23:26
ちょっと峰あいだに。
また静かにナっちまったな。
サバクか?ここはwwwwww
334 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/30 23:29
夢の島だよ。
335 :
オリジナルノイズ ◆KJQVF4h9Ug :03/05/30 23:30
原ねーのか?
クロトカゲとか、どこ行った?
336 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/30 23:39
クロトカゲってなんだ?
うぁーーーーーーーーーーーーー。
このスレ飛ばたしくなって来た。
板ごと飛ばしたくなって来たーーーー。
まじ耐えられねー。
何であんなこっぱ恥かしい文章はっちまったんだ。
イタイ。痛すぎる。ベッキーにも謝りたい。ごめん。
ごめんね。このスレのみんなも。ごめんなさい。
もう二度とこのスレに足を踏み入れませんから。
今夜あった事は全て忘れて下さい。お願いします。
338 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/30 23:40
インパクトのある撤退宣言だ
339 :
オリジナルノイズ ◆KJQVF4h9Ug :03/05/30 23:42
315
アンタ見こみあるよ(キッパリ)
痛いと思うのは正常感覚!
痛みを亡くして再度貼ればインジャネ〜ノ?
じゃ落ちるわwwwバイバイww
340 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/30 23:43
315 :向こうの森 :03/05/30 16:21
今日も歩いて来た。誰からも見られずに。
夏の騒がしい森のなか。まむしが優雅に泳ぐ沼のほとりに。
「ごめん。また、遅れた・・・」
少女の湿った脇の下の上で甲虫が交尾している。
彼は、かすかに笑みを浮かべて眠る少女を起こさない様に、
少し離れた場所に腰を下ろした。
沼の面を撫ぜて吹いてくる風が心地好い。
セミ達は途切れる事なく鳴き続け、
鳥達はヒステリックに囀り合っている。
そんな喧燥の中で、少女のかすかな寝息を耳にした彼は、
くすぐったい様な、誇らしい様な気持ちになり微笑した。
少女のまつげと蝶の触覚が触れ合っている。結ばれそうな激しさで。
「起きた?まだ眠むそうだね。そのまま、半分眠ったまま
聞いてて。うん、そのまま寝ちゃっても怒らないよ。
君は信じなかったけど、君に逢う前のぼくは、本当に駄目なヤツ
だったんだ。イジメられてた。生まれてからずっとね。
親からも同級生からも汚い物でも見る様な目で見られて来た。
彫刻刀で頬を抉られた事もあるし、階段から突き落とされて
気絶した事もある。
でも、親からやさしい言葉をかけられた事なんて一度もなかった。
治療にも行かせてもらえなかった。もちろん怨んだよ。
でも、なぜ自分の息子にこんな仕打ちをするのか、その事ばかり
考えてた。その理由が知りたいと思った。
絶対に理由があるはずだってね。13歳の時だった。
やっとその理由が判ったのは。でもね、それからが大変だった。
毎月22日には、善の猫の死体を捧げなくちゃいけないし。
それにね・・・」
少女の口のから夥しい数の蝿が溢れ出した。
ありがとうございます。
しかし、ペンで飯を食っていく夢は、
これできっぱり諦めがつきました。
これからは、田舎に帰って家業の酒屋
を継ぎたいと思います。
おやすみなさい。
342 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/30 23:51
たんなるウソツキとはんめい
>>340 やめて下さい。
もう、そっとしておいて下さい。
344 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/31 00:08
>>315 もう少し文脈を明瞭にして、話を先に進むべし。
あとのつながりによっては読んでくれる。
見込みゼロということは決してない。
「亜弥ちゃん、背中流してあげるよ」
「うん、じゃあお願い」
松浦亜弥と藤本美貴は休みにプライベートでも仲が良かった。
今日も美貴が亜弥の家に遊びに来て、一緒に料理を作り、食べ終わったところで
美貴が亜弥に「お風呂に入ろう」と提案したのだった。
美貴はボディソープで泡立てたスポンジで亜弥の背中を洗っていく。
「ありがとう、今度は私が・・・」
背中を流してもらい、亜弥が振り返ろうとした直前
美貴の両手が亜弥の華奢な身体には似つかわしくない大きな胸を掴んだ。
346 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/31 00:10
>>315 >今日も歩いて来た。誰からも見られずに。
>夏の騒がしい森のなか。まむしが優雅に泳ぐ沼のほとりに。
ここ、ちょっとどーよ。短い切れ切れの文章は、確かに「文章力のなさを誤魔化し、
表現的に見せる」効果があると思うけど、俺、こういうの大っ嫌いなんだよな。
しつこいし、ポエムになりすぎの観があるし。
せめて、
今日も、誰にも見られずに歩いて来た。夏の騒がしい森の中にある、マムシが優雅に泳ぐ
沼のほとりに。
ぐらいにしてほしいと思うのは、俺だけ?
347 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/31 00:12
なんで同意を求めるんだ?
オマエがそう思うんなら、それでいいじゃんか。
348 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/31 00:16
>>310 なんか、中原中也か寺山修二?
あまりよく知らんが、そうした先人の影響が匂いすぎるなあ。
自分の言葉でないみたいだ。
騒音より上手い
350 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/31 01:15
351 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/31 01:36
>>345 うーむ。美貴がタチで亜弥ネコだな。漢字が多くて堅いイメージう
ける。漢字とカナのバランス考えて、見た目もやわらかくすること。
第伍夜
秒針がほんの僅かふれる前かと存じます。
かごめやかごめ うしろのしょうめんみてはだめ
私は光を失いました。
時は決して戻る事のない砂の様、
カエルコトハデキマセン。
「 帷は必要なのでしょうか? 」
ためいきをつきながら……煩わしき蟲の声。
明日が来ない事を想像してみました。
皆私と同じ。
「 平等だね 」
「 (笑)平等だな 」
いっしょ。いっしょ。
吐きそうになりました。
あーしたてんきになーれ。
353 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/31 02:13
晒す場所、間違えてる
354 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/31 02:31
解説を伝達するって言葉、おかしい?
朝っぱらから風呂に入るのは何年ぶりだろ。とゆーより朝起きたこと自体が1ヶ月ぶりだな。
大学中退して居酒屋のバイト始めてかれこれ、2年・・・2年半かな、そんくらいになる。
友達とも疎遠になって全然連絡取り合って無いし、遠距離恋愛してた彼女にも大分前に見限られた。
映画の『グーニーズ』の宣伝ポスターでさ、七人ぐらいの子供達が縦一列になってさ、
鍾乳洞の中にあるつららみたいなヤツにぶら下がってるヤツがあったじゃん、
もう一番上のヤツとか必死でさ、右手で掴んでたつららが折れて半泣きしてんの。
そうそうそれ。そーそー何故か高度4000メートルぐらいにつらら出来てんの。へ?怪獣?
ま、それはいいとしてさ、それの一番下のオーバーオールが似合ってる眼鏡ボーイがまさしく今の俺。
かろうじてこの世界と繋がってる。俺最凶だろ?
わざわざ遠くから駆け付けてきたオーディーンも斬るのやめて説教しだすぜ。刀の錆以下。はは。
そう、こーやって自虐的になって自分を嘲笑することで快感得るようになってきたんだよ。
このままうまくいくとあと1年で妖精になれるぜ。でも多分そうはならないんだなー。
昨日な、久しぶりに友達の一人から電話かかって来てさ。相談したいことがあるって、俺に。
半分廃人のこの俺にだよ?久しぶりに友達ってーのと会う約束したんだ。それでこんなに
イソイソしてんの。甲斐甲斐しいでしょ。歯もちゃんと磨くし、髭も剃る。
洋服だってヤフオクで今風のシャツ落としたし、赤い靴下も用意してる。ふっふ〜ん♪
どんな相談かなぁ。金の相談はねーよな。親父からして無職だし。
へーい、ドナルドぉ、ちょっと聞いてる?
お風呂タイムの友、ドナルドは水かきを動かすのを止めて風呂桶の隅に水死体のように横たわっていた。
都市開発計画が順調に進んでいるはずの、福岡市天神。
その天神は親不孝通り沿いの、二階に追いやられた陰翳礼賛喫茶店「獏」で俺達は再会した。
窓の外では強い陽射しに脳をやられた大量のDQN共が大声で絶叫している。
やっぱり真夏に外で飲む生ビールは最高にうまい。「アメとムチ」効果ってヤツか。
しかも友達と飲んでるもんだからたまんない。毛穴開きっぱなしだぜ。
丸テーブルを挟んだ俺の前で俺と同じようにビールの美味さを再確認してるヤツの名前は、鈴木浩介。
あだ名はスズ。高校の時の同級。奇跡的に学年内に鈴木はこの男一人だったからあだ名も付けやすかった。
あの頃は気にも止めなかったけど、目の下のほくろが結構目立つ。いや、あの頃より随分白くなったからか?
「電話じゃ長くなる相談、ココでならゆっくり話せるだろ?俺なりに精一杯助言するつもりだよ。」
と俺が言ってからビールをゆっくり3口飲んで、スズは意を決したように言った。
「こんな世界はいやだ。もうこれ以上こんな世界にいたくない。見たくないよ。」
アイター。こりゃまた観念的で哲学的な話になりそーだなー。昼間っからかよ。しかも俺にこんなこと
相談されてもな。俺だっておんなじこと何度も考えて固まってるんだもんなぁ。近頃は逃避ってるけど。
「うーん、でもさ、この世界にしか居られないんだぜ?おまえの好きなように変えてやりゃ・・・
いや、変わんないかもな。でも・・・それでも変えるっつー気構えっての?そうじゃなきゃおまえさ・・・」
「変わらないよ。60億分の一だもん。うまくいけば20億分の一ぐらい変えれるかもしれないけどね。
だから僕はあきらめたんだ。この世界は変わらない――なら、僕はどうする?問題は次の段階なんだ。」
ヤベー。ヤベー方向に話が行っちまう。
「だからって、おまえ、自殺なんてしてくれんなよ。親の気持ちになっ――」
「自殺なんかするわけ無いよ。親の気持ちがどーのってのに、束縛はされたく無いけどね。
自殺なんかしたって楽しくない。バラバラに分解されて、思考回路が分断されて、僕自身の時間が止まるだけだもの。」
セイフティー。セィフティー&セィフティー。最悪のシナリオからは外れたな。でも・・・
「・・・我慢して金稼いで、土地買って自給自足するとかどうかな?」
「いや、だからこの世界に居たくないんだよ。僕は、『よりよい世界』に旅立ちたいんだ。」
「・・・おまえ、『ムー』を購読して何年になるんだ?」俺のジョークにスズは笑わなかった。
世界を変えることより、気の遠くなる話だぜ。
359 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/31 11:32
ホントに真面目に、批評してくれるんですか?
それでは(おずおず)
こんな物を、見つけて参りましてので・・・
パンツな中に手を突っ込み、多摩ちゃんをモミモミしておもつた。
「マス、かかなきゃ」
がんばろう、がんばろう。
僕はそうおもつたので、たいへん一所懸命にこすつた。
いかがなものでしょうか・・・・?
360 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/31 11:36
(おずおず)がダメだ。
そういう恐縮してためらっている自分をもっとちゃんと描写
して伝えるようにしなさい。
361 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/31 11:47
>>359 >パンツな中に
言葉の感性はいろいろあるだろうが、
「パンツの中に」にすることを勧める。
362 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/31 11:53
>>359に釣られたい気持ちは分かる。
>>355が酷過ぎるからな。
これじゃ2ちゃんの他板でレス流してる香具師のほうが読ませるよ。
吉野家より退化してどうするんだ?
しかもここ、創作文芸板なんだぜ?
だぜ? だぜ? だぜ? (烏賊
363 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/31 11:55
>>362 いや、もういいだろ。
コテとそれに群がる名無しのためのコミューンだし。
投稿サイトだけが頼みの綱だし。
で、烏賊ってなに?
364 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/31 12:04
烏賊知らないの?
それより、俺は投稿サイトとコテハンなんか目当てで来てないよ。
プロしか相手にしてないし。
今はホラーで50枚の短編を書き始めている。
ホラーなんて書いたことないから困ってるよ。
だけど可能性を狭めたくないからね。
やってみるのさ。
△
□
…
365 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/31 12:06
うん、知らない。<烏賊
プロ相手にすんなら、こんなとこにきて
ボヤかなくてもいいんじゃないの?
それともホラーの取材ですか?
366 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/31 12:16
>>355-357 字面だけ読むと鈴木が『ムー』を購読していたのは事実ではなく
主人公のジョークだと読める。
ただ、そう解釈すると話の流れに無理が生じる。
367 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/31 12:23
>>365 烏賊ってのは いか イカ 以下……
文末に来ているから、以下略の意だと思ふ。
368 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/31 12:23
>>365 ボヤいてないけど。
俺は基本的には遊びにきてんだよ。
プロ作家になろうとしてる
真面目な香具師と雑談して、
なにか得るものがないかなと。
そういう意味でプロしか相手にしてない。
書けるコテとかいうのはどうでもいい。
程度が知れてるし。
あんたは?
369 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/31 12:27
>>367 ありがとー。(以下略)の略か。なるほど。
>>368 俺も遊びに来ているね。
動機は君と同じようなもんかな。
ただねえ、会話にならんしね、ほとんど。
レベルがどうしたとかではなくて、
荒れるからね。
ま、こんなのはスレ違いだから、ここまでにしとこーや。
370 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/31 13:22
次の方どうぞ。
直也は夢を見ていた。夢の中で恋人の依子が犯されていた。
「依子!!」
目を覚ます直也。前日飲み過ぎたせいで頭がガンガンする。
夢のことが気になった直也は、依子の携帯に電話した。しかし依子は電話に出ない。
直也は一人暮らしをしている依子のアパートに向かった。
そこで直也が見たのは、ベッドの上で惨殺された依子の死体だった。
372 :
アダルトDVD:03/05/31 14:50
「残念ながらこれは強姦殺人ですね。」
警察に通報した直也に、警官の一人が言った。
「被害者に性行の跡があり、証拠物質も見つかりました。」
証拠物質というのは、精液のことだった。
精液はDNA鑑定に回されるそうで、直也も血液の採取を求められた。
直也に対しても疑いがかけられていたのである。
血液の採取を受けながら、直也は依子を殺した奴への復讐心を燃やしていた。
仕事が無い日に、直也は街を散策した。自分の手で犯人を見つけたかったのである。
科学的根拠は無いが、あの日の夢が手がかりになる気がした。
あの夢で、依子は茶髪ロン毛の目の細い男に犯されていた。
街を散々散策した後、直也は依子のアパートの近くの崖で、軽い既視感を感じた。
「この崖あの夢で見たような・・・」
崖の下に回った直也は、そこで夢の茶髪ロン毛の男の死体を発見した。
警察に通報した直也の意見で、その男の血液が依子殺しの犯人が残した精液とのDNA鑑定にかけられることになった。
かくして、鑑定の結果は完全に一致した。
事件も一段落着き、直也はこの街を離れることにした。
依子との思い出が残るこの街を早く去りたかった。
引越しの準備をしていた直也は、一本の包丁を発見した。
これは依子の家の物ではなかったかな・・と考えていた時に、すべてを思い出した。
あの日の夢は、夢ではなかったのだ。
あの夢を見た前日、直也は遅くまで居酒屋で飲んでいた。
帰りがけに、依子のアパートに寄ることを思いつき、依子のアパートへ向かった。
ビックリさせようとチャイムもせず依子の部屋のドアを開けた直也が見たものは・・・
茶髪ロン毛の男と浮気する依子の姿だった。
「な、直也・・!」
依子は何か言おうとしていたが、逆上した直也は台所にあった包丁で依子をメッタ刺しにした。
ロン毛の男は逃げ出したが、直也は男を例の崖に追い込み、突き落としたのだった。
(終わり)
377 :
ミルドラースですが(゜∀。)さん:03/05/31 15:49
祠の中は井戸の底のように湿り気を含んでいて、息苦しさと、不安を募らせる暗闇があった。
やっぱり暗闇を先に持ってきた方がいいんですか
378 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/31 15:53
>>373 証拠物質ってなあに? 明らかにおかしいと思うが。
もうそこで読む気が失せた。
>>378
証拠物資だといいのか。
途中まででも読んでくれてありがとう。
380 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/31 16:10
僕が「ハッ」と息を呑んだ瞬間、
女は僕の脇腹をナイフで深く突き刺していた。
崩れ落ちていく僕の身体に、女はなおもナイフを振り下ろしてきた。
意識がなくなる瞬間、僕は女の顔に大粒の涙を流した哀しげな表情を見た。
−END
381 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/31 17:41
>>368 それはプロを相手にしてるとは言わないんじゃ・・・・・。
382 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/31 17:44
>>373 >「被害者に性行の跡があり
「性行」は「性質とおこない」の意味。
「性交」が正しい。
あと「跡」より「痕跡」のほうがよいのではないか?
383 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/31 17:58
「こいつはひでえな」
>>373の遺体を見て刑事は呟いた。
性行為、とかね。
被害者に〜 ってきたら「乱暴」とか「陵辱」とか「情交」とかもあり。
性交、って言い方よりいいと思う。
あと、証拠物質って言い方するの?
385 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/31 18:00
>事件も一段落着き、直也はこの街を離れることにした。
仮に警察が依子が「強姦殺人」で殺されたのだと見なしていたとしよう。
それでも、警察はロン毛の男が崖から落ちた理由を考えるだろう。
すると、直也が容疑者として浮かびあがってくる。
理由は以下の通り。
・ 恋人が強姦されたことで、ロン毛の男を殺したいほど憎む動機がある
・ 直也は≪既視感≫でロン毛の男の死体を最初に発見している
・ 直也の言うとおり、ロン毛の男が精液の主だった。
(傍から見ても直也の言動は不思議ですね。警察は疑わないんでしょうか?)
386 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/31 18:15
まぁ、あれだ。
文章を投稿するときは比較的レベルの低い小説投稿サイトに投稿するわけだ。
絶対叩かれないし。
387 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/31 18:16
>>384 なるほど。
あるいはすべて書き換えて
「被害者から精液が検出されました。」と
単純に事実を述べるだけのも良いかもしれない。
それにしても、ツッコミどころ満載の文章だな。
373よ、白状しろ。ネタだろう。
389 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/31 18:19
390 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/31 18:20
>>389 要するに、度胸がないってことか。
別にいいよ。言わなくても。気の毒だし。
391 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/31 18:23
>>387 いちばん良いのは自分でHPを作成することだな。
>>386 自分で激しく叩いておいてこんなこと言うのもなんですが、
2ちゃんの批評も相当レベル低いと思います(w
393 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/31 18:31
いいよ出てこなくって
394 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/31 19:09
395 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/31 19:10
ん?
397 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/31 21:12
>>382
「性交」については、おっしゃる通りです。
確かに「痕跡」の方が、ムードがありますね。
>>383
一応読んで下さったみたいで感謝します。
>>384
「乱暴」がいいですね。でもそれだと落ちとの整合性がとれないかな。
「証拠物質」については、読み手が何となくわかればいい程度の認識でした。
>>385
詳しい検証感謝します。
はじめは、ロン毛の男は罪の呵責に耐えられず自殺した、もしくは精神的にまいっていて自殺した、と警察が納得するという説明があったのですが、しっくりこなくてやめました。
「強姦殺人」という忌み嫌われる犯罪については、警察も理性が働かなくなることもあるという見解です。
>>388
確かに「証拠物質」というわけのわからない言葉を使わなくても書き方は色々あるものですね。勉強になりました。
ネタというわけではないのですが、昔1ヶ月くらいかかって作り上げた青春の残骸です。
こんな話でも1ヶ月かかるんだから、やはりプロの作家さんはすごいんでしょう。
ご指摘本当にありがとうございました。
399 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/31 22:32
>>398 あんた、ネタじゃなく天然でこの文章書いてたんなら、
色々なことを諦めなきゃ駄目だぞ。
400 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/31 23:50
>>398 >詳しい検証感謝します。
決して詳しくはない。
ネタでないみたいだし、もう少し詳しくやろうか。
>警察に通報した直也の意見で、その男の血液が依子殺しの犯人が残した精液との
>DNA鑑定にかけられることになった。
警察は直也の既視感を信じてDNA鑑定したのか。
ずいぶんおめでたい警察だな。
あと、念のために指摘しておくと。
・ 男の転落死と依子の殺人は別の事件とみなされ、担当する刑事も別になる。
・ 通常の死体の身元確認のためにDNA鑑定はしない。
(DNA鑑定をしても身元が分かるわけではありません)
以上のことから、ロン毛の男がDNA鑑定されるまでには、
かなり面倒くさい手続きがあると思います。
>依子は何か言おうとしていたが、逆上した直也は台所にあった包丁で
>依子をメッタ刺しにした。
いくら酔っ払っていても、そういうことにはならんでしょ。
何度もその場面を想像したけど、女から殺すってのは奇妙。
ロン毛の男を先に殺すほうが自然。
401 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/31 23:57
まぁ、批判だけしていてもしかたがないので、似たような筋のプロットを考えました。
ある朝、直也が依子の部屋に行くと、そこには血まみれになったロン毛の男と、全裸になって気絶している依子がいた。
依子は意識をとりもどすが、ロン毛の男のことを何も覚えていない。
2人は、依子を犯そうとしたロン毛の男に対して依子が抵抗し、そのはずみで男を殺してしまったものと思う。
「お前が悪いんじゃない。この男が悪いんだ」
直也は依子に言った。
直也はロン毛の男を山中に埋める。
それでもいつかは発覚する時が来ると思い、2人は遠くに逃げる。
2人は逃走先で、自分たちの正体が気づかれないようひっそりと暮らす。
そして時が流れ、事件は時効を迎える。
時効を迎えたことで、ふと2人はもとの街に戻りたくなる。
もとの街にもどり、かつて依子の部屋だった場所に行く。
そこで2人は記憶を取り戻す。
部屋で殺されていたロン毛の男は、依子が出会い系サイトで調達した男だった。
男のことを覚えていなかったのは、その日会ったばかりだったから──。
そして、ロン毛の男を殺したのは、激昂した直也だった。
泣き崩れる依子に、直也は言った。
「俺は、ずっとあの男が悪いと思っていた。
でも、ホントの悪は俺ら2人だったんだな──。」
402 :
「blue-black」:03/06/01 01:21
x月x日
最近だんだんと暑くなってきた。なんというか、ムシムシした暑さ。
夏は好きだがこの湿気は嫌いだ。いまにでもシャワーあびて寝たい
明日は部活の試合。
今日はこの辺で寝よう。
x月x日
試合に出してもらえなかった。あのハゲ監督め。
なんで俺の代わりに西山を入れたんだ。
悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい
悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい
悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい
x月x日
西山の右足に大きなあざができていた。
部活も休んで医者に行くそうだ。
403 :
「blue-black」2:03/06/01 01:22
x月x日
監督に思いっきりひざを蹴られた。
パスミスが多すぎたせいらしい。左ひざがじんじんする
x月x日
今日は何やら騒がしかった。西山が死んだ。足の病気だったらしい。
みんな泣いていた。監督も恐らく西山の家にいってて部活もなかった。
x月x日
誰かにスパイクを隠された。スパイクがないんじゃ始まらない。
部活もでないで今日はおとなしく家に帰ることにした。
x月x日
スパイクが教室のごみ箱につっこまれていた。つっこまれたごみ箱を
見ていたら後ろから声が聞こえた。鈴木と上野だ。よく西山とつるんでた奴だ。
そのあと何故かそいつらにボコボコにされた。
404 :
「blue-black」3:03/06/01 01:22
x月x日
久しぶりに部活に顔をだした。
監督がいない。なにやら左ひざに大きなあざができ激痛が走ってるらしい。
あざ?
x月x日
段々クラスの連中にもいじめられるようになってきた。
鈴木と上野に目をつけられたのがいけなかった。
飛んでくる消しゴムのカスでひとつの消しゴムが作れそうだ。
今日も靴がない。三時間目の体育から帰ったら弁当がない。
机に刻まれる文字。リンチ。 何をした、僕が。
みんな 嫌いだ
x月x日
今日は鈴木と上野がいない。
405 :
「blue-black」3:03/06/01 01:22
休んだ理由は
体中にあざ
x月x日
監督が他界した。左ひじのあざのがっぺいしょうだ。よくわかんないけど。
最近そういうびょうきがはやってるみたいね。
ぼくもきおつけようとおもいました
x月x日
クラス みんないない ぼく いがい みんな いない
うえの すずき しんだ あざ あざ あざ のせい
406 :
「blue-black」3:03/06/01 01:23
x月x日
みんな しんだ あざ あざ あざ のせい
こわいこわいこわいこわいこわいこわいこわい
こわいこわいこわいこわいこわいこわいこわい
怖い。もう気づいている。僕が・・
x月x日
自分の部屋にひきこもって何日経っただろう。
ただ自分の思考を抑えるので終わる毎日。
407 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/01 01:23
げっ…ぷ
408 :
「blue-black」4:03/06/01 01:26
クリトリスを中心にして、お互いを愛撫していた二人は絶頂が近付きつつあった。
「美貴ちゃん、私もう・・・」
「私もだよ、亜弥ちゃん・・・」
二人は数瞬、見つめあうと足を大きく開き、お互いの秘所をぴったりと密着させた。
「ああっん!!気持ち良いよ、美貴ちゃん!!」
「はあんん!!変になっちゃいそうだよ、亜弥ちゃん!!」
恥ずかしい部分を擦り合わせるように腰を使いながら
お互いの名前を呼ぶ亜弥と美貴。
「もう駄目、イッチャウよ、亜弥ちゃん!!」
「ああ、私も!!私もイッチャウよ、美貴ちゃん!!」
ビンビンになっていたお互いのクリトリスが激しく交わった瞬間
二人の頭の中が真っ白になり、二人は同時に絶頂を迎えていた。
足を大きく開き、あられもない姿で仰向けで半ば失神している二人の
秘部から、黄金色の液体が放物線を描いて、互いの下腹部に降り注いだ。
オシッコで身体を汚しながら、しかし二人は自分の身体を貫いた強い快感の
余韻にしばらく浸っていた。
409 :
「blue-black」:03/06/01 01:27
x月x日
部屋に食事をもってきた親がつまづき
僕の服にスープがかかった。
次の日に横たわる母の前でただただ泣いた。
また失ってしまった。
ただひたすら 自分を 憎んだ
自分を
そうして僕の全身も青黒く染まっていった。
410 :
「blue-black」5:03/06/01 01:30
「ああっ!!」
それが合図であったかのように、栄子の大きく開いた秘部から
黄金色の液体が勢いよく放物線を描いて流れ出した。
奔流となってバケツに注がれるオシッコを食い入るように見つめる慎吾と武志。
最初は我慢していたものをやっと出せたという得も知れぬ開放感があったが
二人の男に放尿を見られている、という事に気付き、激しい汚辱感が襲ってきた。
しかし、それと同時に体内に甘美な戦慄が湧き上がってきていた。
それは、露出度の高い水着を着せられ、手首を拘束されたまま放置されていた時に
感じたものの数倍は強かった。
(何でこんなに屈辱的な事をされてるのに感じちゃうんだろう・・・?)
戸惑いを覚えながらも、やがて栄子の頭の中で小さな閃光が走り
最後の1滴が放出されるとほぼ同時にイッテしまった。
411 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/01 02:18
>>373〜
夢の話は、初心者は極力使用せぬようにしよう。主人公が夢を見るのと物語の本筋に有機的関連性がないですな。
412 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/01 02:19
古いレスを持ち出して・・・
しかも偉そうに・・・
第六夜
夏の映像
満天の空、笛の音、太鼓の音
まつりだまつりだ
虫も魚もさわげやさわげ
眠い目こすり、はしゃぐ子供達。
光の輪
いずれ泡沫
ひとのゆめ
ひとつのしあわせ消しましょう。
確かに私はここにある
事実 現実 真実 実景
やまないあめはふりません。
>>400
現実の警察とは確かにそういうものかもしれませんね。
>>401
こちらの方が今風ですね。いやうまいと思います。
416 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/01 15:06
キチガイ増えたね。もうだめかな、ここ。
417 :
オリジナルノイズ ◆KJQVF4h9Ug :03/06/01 16:23
ありゃ?
またサバク化現象か?
418 :
オリジナルノイズ ◆KJQVF4h9Ug :03/06/01 16:26
おーい
誰かいねーのか?
晒せYO ww
残業を終え帰途に着く。長女が居間でテレビを観ていた。
「母さんは?」
娘は何も言わず私の顔も見ずに自分の部屋にこもってしまった。
父親と娘はどこでもこんな感じなんだろうか、だからといって中学生を笑わせる
ような面白い話なんてできるわけがない。
縦しんば、それができたとしても、そんな子供の顔色を伺って接することなんてできない。
ニュースにチャンネルを変えた。遺体、まただ、ほとんど毎日のように殺人が起きている。
にしてもアイツどこに、歌のサークル活動をやっているとは言っていたが、あれは
確か火曜日で社交ダンスが木曜日、今日は水曜だから家にいるはずだが、外出する時は逐一
前もって報告するのが常だったので今回はどうしたのだろう。なんだか妙だ。
翌日、台所に女房の姿はなかった。長女と長男がテーブルについている。
「環那、母さんから何か聞いてないか?」
テレビを漫然と観ながら首を横に振る長女。傍らの直純が今にも泣き出しそうな
顔で下を向いている。無理もない、まだ小学4年生だ。
最近女房とは喧嘩をした覚えもないんだが、とりあえず彼女の実家に電話をしてみた。
もちろん、この前の贈り物のお礼ということで探りをいれたのだ。子供達は元気にやって
るかいとか言っている。どうやら実家にはいないらしい。
直純がポロポロと涙を流し始めた。私は居たたまれなくなる。とりあえず2人を
学校にやった。会社、こういうことは前例のないことなので休むべきかどうか判断に
迷ったが定時には帰ろうと思い家を出た。
夜、女房はいない、居間で私はソファーにもたれていた。子供達はそれぞれ部屋にいる。
女房の友達や昔のパート先にも問い合わせたがさっぱりわからない。
翌朝、やはり帰ってこなかった。私は小刻みに震える手で警察に捜索願いを出した。
学生の頃、友人が話していたことが脳裏をよぎる。
「なァ、斎藤。知ってるかい。今、日本では毎年3万人もの人が行方不明になるんだとよ」
「うそつけ。3万っていやお前、野球場の客が全部消えちまう事になるぞ」
「そうだよな、いくらなんでも多すぎるよな。」
「しかし、人が1人消えちまうってのは不気味だよな」
これから3人で生きてゆくことになる。子供達と私の生活はこれまでとなんら変わらないだろう。
毎日彼女の帰りを待ち一日一日をかみしめながら生きてゆくのだ。
会話の頭に
「おい、斎藤知ってるか、日本では毎年3万人ほどが行方不明になってるということをよ」
が抜けていました。失礼。
422 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/01 18:41
家庭の一大事に子供を学校へやったり、出社したり。
妻の消息よりも自分の事を優先させる。家族のきずなとは何だろう。
飼っている猫や犬が消えても家族総出で探しまくるのに……。
そう思わせる作品。
事故か家出か、先ず妻の衣服、バッグ、装飾品、現金をチエック。
>>419-420 チョト展開がスピーディーに過ぎますですね。
センテンスそのものも、句点・読点それぞれの間も極めて短い上に、
時間の流れまでも早いと来てる。
何というか……モレみたいなアフォにはですね、
内容如何を理解する前に終わっちゃうって感じなんですが。
理解してもらわなくて良い。そうですか。
424 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/01 21:33
>>423 いや、君がアフォなんじゃなく、作者に文才がないんだよ。
君は正しい。文と文の間に、もう二つぐらいシーン挟まないと
繋がらないだろうっていうの多すぎ。もうね、この文章本当に繋がり悪い。
こういう系統の文だと、「あらすじみたいですね(w」っていう感想が付くんだけど、
そう言うのが付かないのは、あらすじにすらなっていない文章の繋がりの悪さ。
冒頭の
>残業を終え帰途に着く。長女が居間でテレビを観ていた。
>「母さんは?」
>娘は何も言わず私の顔も見ずに自分の部屋にこもってしまった。
繋がってないでしょ、初っ端からw あらすじにすらなってないとはこのこと。
■■■ 楽器の弾き方 ■■■
1.一筋の弦の付け根の突起物に触れるか触れないかの力で弦にそわせ
て突起物の方向に触れ上げます。親指を除く4本指を波の様なリズム
で突起物めがけて弦にそって繰返します。
2.弦の音色を整えるために、先ず、唇の外側で突起物を甘噛みします。
突起物を甘噛みした状態のまま、唇を前へ押し出します。このとき唇は
弦の方向と平行に置いたほうがいいでしょう。このとき楽器が軽く振動
し、僅かな音を発しますので、音色の調整のため、唇の運動を小刻みに
早くします。連続して音が出るようになったのを確認したのち、甘噛み
したまま、舌先を突起物に触れさせ、左右に振動させます。それが終わ
たら、今度は、甘噛みしたまま、首に振動を加え、唇を強く突起物にお
しあてます。このときの音のレベルを確認し、調律はおわりです。
3.弓は太ければ、低い音が、細ければ、高い音がでます。また硬さによって
音の大きさが決定します、太くて、硬い弓は、低音大音量を期待できます。
引き方のコツは、最初はゆっくりと楽器の音色を確かめるように移動させま
す。やがて、楽器の響きと弓のリズムがあってきますので、時に小刻みに
時に激しく弓を操作します。弓も弦もある数値にたっすると、急激に音色が
悪くなる特性がありますので、曲のどの部分をピークにもっていくかを慎重
に割り振らなくてはいけません。ピークのときの音色は、誰もが陶酔する様
なすばらしい音色を楽しんでいただけます。注意すべきは、ピークを過ぎた
ときに、無理に引き続けると、楽器を壊す可能性がありますので、一度ピーク
を迎えたら、楽器が、元にもどるまで休むことが大切です。弦のピークと弓
のピークと絶妙な合致をみたときにわれわれは名演奏の称号を与えること
ができます。
尚、1.と2.の前段階の調整は3.に達するまでに必ず必要なことですから
毎回必ずやってください。それでは、すばらしい演奏を行ってください。
427 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/01 22:25
明治時代からは、間引きをはっきりと殺人罪として厳しく法律で取り締まるようになったので、産婆が直接手をかけて、生まれたばかりの子を殺すことはさすがに少なくなった。
けれども病死という名ももとに、やはり多くの幼児の命は奪われていたのである。
この場合、命を奪うものは人間ではなく、貧困や無知であったが、人々は死んだ子は弱かったのだからしかたがないとあきらめるのであった。
長女と次女を病気でなくしたある母親は「今から三十年も前の話でがんすども……」と、三十年前の記憶を涙にむせぴながら語った。あらましはこうである。
十七になったとき、使用人をふくめて二十一人家族の村の地主の家に、オジヨメ(弟嫁)としてとついだ。そして長女と次女をどちらも三歳のとき死なせたのである。
長女のときはひどい苦しみようで、藁ぶとんから三尺もとびあがったそうだ。困りはてて兄嫁にみてくれとたのんだが、
「苦しくてだんべね」
といったきり、相手にしてくれない。
そのうちにじぶんも日ごろのひどい疲れで、うとうとして、深夜目がさめてみると、寝ていたはずの子がひとり起きだして、水がめから大びしゃくで水を飲んでいた。
「よほどよくなったんだな……」と安心してまた寝入ったが、あくる朝は子どもの顔はすっかり
土色に変わり、あえぐような呼吸をしていた。
428 :
427つづき:03/06/01 22:26
なぜこんなになるまで‥かまわずにいた」
と、どなる姑の声をあとに、四里の雪道を医者に走った。
途中までくると背の子が、
「アッパ(母ちゃん)、おらァ目がみえなくなった」
といいだした。またしばらくすると、
「水っコのみたい」
といった。雪をつまんでやったら、
「水っコでねえば嫌んだ」
というので、道端の家で水をもらってまた走った。医者の門近くなって子がのけぞるような感
じがした。
「どうぞ助けてくなんせ」
と玄関にしゃがみこんだが、
「もう死んでる」
という医者の宣告である。その医者に無理をいって、死んだといわれた子に高い注射を打って
もらったが、子どものからだはしだいに冷たくなってしまった。
(つづく)
429 :
428つづき:03/06/01 22:27
次女のときは姑にはツラが悪かったけれど、さとから金を出してもらって病院に入れた。オ
ジヨメにそんな金があるはずはない。次女にはこうして手をつくしたのだが、こんども助から
なかった。つらいのはつらかったけれど、死んでくれてよかったとも思ったものだ。もし病気
がよくなって家に帰ったら、
「なァに、病院に入れねでもなおったんべに、この忙しいときに、ながなが暇だれして」
と姑からしかられるのがわかっていたからである。
430 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/01 23:24
>>344 >>346 大変遅くなりましたが、兄に代わりお礼申し上げます。
本来ならば兄本人が迅速にお礼のレスポンスをすべき処なの
ですが、あの恥かしい文章を貼った日を最後に行方が分かりません。
いえ、大体の見当はついていますのでご心配には及びません。
兄の机の上に夥しい数の付箋が挟み込まれた瀬戸内寂聴先生の
御本と京都の地図が置いてありました。
おそらく兄は、寂庵にいるのだと思います。
ご意見ご指摘ありがとうございました。
第七夜
身体の芯が冷えている宵の口。
御覧あれ 御覧あれ
空を彩る炎
真上からでも真下でも
我の画く空は変わりません。
文 綾 彩 あや
美しく舞うその下で
自分も踊りに参りましょう。
それは刹那のツミナガラ……
美しく書こうとしてるのは分かるけど、
正直、ネタ? と思うくらい文章が崩れてる。
崩れ方によっては個性になりうるだろうけど、
どうやら、意図的でもないみたい。
って、前にも同じようなこと書いたけど、今回も返事は無いんでしょ?
433 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/02 03:17
434 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/02 03:26
どうにもならん。
435 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/02 03:58
436 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/02 07:42
437 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/02 15:49
>>263 セックスが気持ちいいのは生理現象。
むりやりでもなんでも感じてしまうもの。
性的虐待を受けた人の話とか聞いたことある?
そういう人たちは相手が親なのに気持ちいいと
思ってしまったことで自己嫌悪に陥っているよ。
438 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/02 15:50
>>207 教えてくれてありがとう。
今日届いたよ。
参考になった。
439 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/02 15:50
無理するな
440 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/02 16:58
ハア?
441 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/02 17:34
無理するなって
442 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/02 17:39
443 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/02 17:41
444 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/02 17:45
釣れたのはいいけど、訳分からん。
一体、何が図星なんだ……
445 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/02 17:46
無理するなってw
446 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/02 17:47
もういいって……
勝手にやってくれ。
クソレス増殖中!!!!
448 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/02 17:54
釣り釣られ・・・
450 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/02 17:58
>>448 どったの?
作文すらできなくなっちった?
451 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/02 18:00
見事に図星だったらしい・・・
>>427-429 これは、批評して良いんでしょうか。委員でしょうね。
では。
どうしました? これは長〜〜〜〜〜〜〜いレポートのアタマでつか?
レポートではない(小説だ)という前提で下記を参照ください。
少なくともモレはですが、
「●●というのは、□□なモノである。つまり、□□は、■■といえるのだ」
みたいな始まりは、飛ばします。
人は、一部の素直な方を除いて、他者から言い含められたり諭されたりするのを嫌がるものですよ。
>>452さん、ありがとう。じつはこの文章は、「日本残酷物語」という本のなかにあるものです。
私が何でここに、こんな悲惨な真実を貼り付けたのかはですね(以下、略)
455 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/02 22:23
また同じ事繰り返すのかよ。
456 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/02 22:28
誰か春香具師いないのかよ。
ポエム以外を。
頭と魂と下半身を直撃する様なヤツをさ。
457 :
動画直リン:03/06/02 22:28
458 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/02 22:29
そんなの実証にもなんにもなんねーし。
前提としてここはクズ率9割なんだからさあ、
ちまちましたことしてんなよ。
>>454 (427)
459 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/02 22:29
>>437 処女は痛いだけ。
複数の男からに暴力振るわれて死の恐怖の中で輪姦されて感じる訳ない。
試しに、あんたの肛門を3人の男から無理やり犯してもらってみな。
460 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/02 22:31
もうよかんべ、このスレ。要らないだろ?
必要な奴はいるのか?
なんのために必要なんだ?
461 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/02 22:36
くず1000に一つの、今わの際に叫ぶ☆が、このスレにはありうる(かも)。
ほかの投稿サイトは、くず100に、一つの「ましなくず」。
462 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/02 22:41
女性を犯して局部から出血したら、暴行・傷害罪を適用される。
性器に傷まで付けられて女が気持ちいいわけないだろう。
強姦されて感じたというのは作者の妄想。
463 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/02 22:42
ふむふむ?
たとえば、過去ログの中で☆はドレなのよ?
ぜんぜん見あたらないんだけど。
464 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/02 22:45
君たちは、本当においしいスパゲティを食べたことがあるか。
私は、今日、おいしいスパゲティを食べた。トマトがとろけるように柔らかく、そっと上に添えられたそのジューシーな感覚は、私の舌がまるでアルデンテにされたようだった。
そこは癒しの空間であった。
だいたい、そのように看板に書かれてあったのだ。
君たちは、アジアンテイストなお店を好むだろうか。
どうしてもコーヒーが飲みたくなる時はあるだろうか。
その二つが同時に起こりうる時、私は場末の小さな喫茶店に入るのであった。
そこでは、端整な顔のつくりのウエイターが一風変わった客の来着に応対した。
彼の丁寧な対応は快いものであった。
だいたい、そういう店で出される料理はまずくないものである、と私は経験上学んでいる。
予想にたがわず、出された料理は実においしく、ある種の観点によっては獣のいやらしさである幾分かのよだれを飲み込みながら、それらを食べた。
そして、清涼な満腹感にひたった。沈み込むような闇の感覚と安逸のひと時を楽しむことが出来た。
たまにはこういうストレス解消もいいだろう。
それは、テーブルの表面に積もり積もった埃を、ふうっと息で掃いた後の平面のようであった。
465 :
夏の終わりのプロトコル:03/06/02 22:49
深夜に水泳部の合宿から帰ると、兄が想像妊娠していた。
いつもの短パンに上半身裸のカッコウで居間で
映画を観ていた。
張り出したお腹に軽く手を添え、ソファーに埋まるように
して座っている。
466 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/02 22:53
>>466 ありがとー。
まだ、ここまでしか出来てない。
半端してスマンです。
468 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/02 23:01
最高の批評が出ました。
つまりさ、
>>427の文章なんざ、出るとこでたらこういう評価されないってことさ。
どうも、
>>427を批評した奴が暴れているようだが。別に出版化されているものに
難癖つけることが、取り立てて不健全なこととも思えん。
470 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/02 23:07
このスレはね、缶コーヒーなの。
471 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/02 23:08
自分の文章に自信が無い人が著作権も気にならない程度の物を
投稿してくるスレに君等は何を求めてるのかな。
472 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/02 23:09
うるせえ、この馬鹿が
473 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/02 23:15
ひょっとして、深沢七郎タイプの天才が、わけもわからず投稿するとも限らん。
474 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/02 23:34
冷静になれや。
世に認められない天才くんたちよ。
475 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/02 23:37
君たちキモいよ。
他人の煽りに過剰反応しちゃって。
476 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/02 23:42
いやマジなハナシ、このスレは遊び80%くらいのものなんだろ?
477 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/02 23:48
>>476 そりゃそーだ。
投稿する方も煽る方も本気だったら怖いね。
478 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/02 23:51
>>477 だよね。そんで年齢層も10代から40代くらいまでいそうだから、
質のバラツキも激しいよね。
ただ見せたくて貼るだけってのも多いだろうしさ。
期待値20%くらいなのに、なんでこんな荒れちゃうんだろ。
479 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/02 23:56
>>478 ヒマな粘着煽り野郎が一人居るのと
たまに本気な人間が投稿するのが原因だろうね。
そもそも批評する人間からして(ry
480 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/02 23:59
>>479 粘着は2ちゃんの付き物だからしょうがないけど
本気な人間までが荒れる原因ってのはなんか淋しい話だね。
批評と言っても、どんな炯眼が潜んでいようとなんの権威も
ないし、参考程度になるかどうかってとこじゃん?
気にしすぎじゃないかと思う。
481 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/02 23:59
このスレを密かに覗いてる編集者がいる
に違いない。
そして、オレの才能に驚愕し、ひろゆきに
頼み込んでコンタクトをとって来る。
そして、見事デビュー。
半年後、作家の、人生の先輩として駄文に
寛大な批評をするオレ。
まあ、こんな感じだな。
482 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/03 00:04
>>481 うん、まあありがちな妄想のアレはいいんだけど
マジでそんなこと信じている人はさすがにいないでしょ?
なのにヤケに荒れるからさあ、根が真面目過ぎるのかもね。
483 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/03 00:15
>>482 ・・・・・・真面目ね。
まあ、ここもそこそこ長寿のスレだからね。
ある程度はしょうがないんだろうね。
キモイの通り越して呆れるよ。
このスレ荒れさしてる奴、はっきり言って一人だろ。
わからないとでも思ってるのか?自作自演のこと言ってるんだよ!
485 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/03 00:18
>>483 「真面目」は言葉を選んで良く言いすぎたけどさ。
でもまあ、これが2ちゃん、これが創作文芸板なんだろうね。
俺の方が期待しすぎてることに気づいたよ。
486 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/03 00:23
「たとえば、過去ログの中で☆はドレなのよ? 」
私も知りたいです
487 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/03 00:25
>>484 自演て、ドレとドレを指してるの?
ホントに自演ならちょっと知りたい。
488 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/03 00:42
なかなか指摘しないけど、デマなのかな?<自演説
>>486 それ、俺の発言だけど、マジにお勧めあるなら
誰か教えて欲しいね。
489 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/03 03:08
>>427=429を「批評」した
>>452でつが。
そうですか。モレは釣られたのでしょうか。
でもチョト自信出ました。つまらない書き出しでも、
出版はできるんだってことが分かりましたから。
道理でつまらない本ばかりです。この世には。
そうですか。モレは釣られたんですか……(傷
491 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/03 11:25
>>490 天性の馬鹿だなw
つまらない書き出しなわけではなく
己の論理の方こそが崩壊してるのだということに気付きもしないとは・・・
熱帯魚
その町で偶然彼女を目にした。僕は5年振りほどで彼女の姿を見ることにる。
こういうとき、自分から近づいてゆき声をかけ喫茶店でお互いのその後の境遇
などを話す奴なんているのだろうか。
僕の本心は、多分そうすることが理想なんだが、とてもじゃないがそんな勇気
はない、なぜなら今の自分に自信がないからだ。
第一、3歳ほどの女の子を連れているから、話さずとも彼女の毎日が分かると
いうものじゃないか。平凡だが最上の安心感を得られる生き方、僕にも選択の
余地があった世界。
このときの僕は客観的にみると不幸な側なんだろうか、いや幸不幸は個人の満
足感の問題なのだ、そう自分に言い聞かせるように帰途に着いた。
ワンルームにあるのは、パソコンとその周辺機器、壁一面の本棚には様々な
ジャンルの本が並んでいる。それらは「僕」というへそまがりを創った諸悪の
根源なのだ。自虐的な気分で靴箱の上にある水槽に近づき熱帯魚に餌さをやる。
彼女と暮らしていた頃も熱帯魚を飼っていた。
彼女はどうなんだろう、今でも僕と同じように熱帯魚を飼っているのだろうか。
ふと思う、僕が彼女を忘れられないのは、この熱帯魚のせいではないかと。
毎日のようにお魚さんを眺めることを通して彼女の思い出に浸っていたと……。
「そんなバカな」
無意識に口をついて出た言葉に我にかえった。
そして、そんな自分がなんだか面白おかしくなり一人苦笑した。
494 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/04 00:15
俺は何を言いたいのかだがな、創作するんなら、日本人なら、民俗学関連の有名な本ぐらいには、眼を通せということだ。
495 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/04 00:20
>>494 日本人が創作するなら
民俗学関連の有名な本には目を通せ?
えーと…
496 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/04 00:20
497 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/04 00:27
>>492 >ワンルームにあるのは、パソコンとその周辺機器、壁一面の本棚には様々な
>ジャンルの本が並んでいる。
もっと独創的な視点で捉えるといいかも。
>彼女と暮らしていた頃も熱帯魚を飼っていた。
って部分にもうちょっと時期やそのときのスタンスや時代を含ませた方が
スムーズに感情移入できるような気がする。
などと文句言ってみたものの全体的に
ボーっとしたとりとめない思考をうまく表現出来てるのに感心。
情景描写と心情描写の織り交ぜ具合もいいと思う。
情景描写が心情描写に負けないようにもっと個性的かつスキルフルに。
499 :
女の価値は地球で決まる:03/06/04 03:58
■■■女の価値は地球できまる■■■
女の価値は地球の形で決まる。山が高く、谷が深いほどよい。樹木はなくてもよ
いが、丘陵がみえる程度がいい。河岸の色はうすいほどいい。地球の奥には赤々
と燃え盛る炎と、それを鎮めるこんこんと湧き出る黄金の泉と白金の泉がある。
一気に燃えさかった炎は、両方の泉によって鎮められる。
地球は時の流れとともに、風化と侵食によって襞ができる。噴火の熱と灰による
着色は地球の生命体としての歴史を物語っている。稀に噴火を免れた火山は創世記
に隆起したまま、色と形をそのままに、異様な臭気を放っている。地溝と呼ばれるそ
の匂いは噴火をすることによって解消する。
地球は丘陵と背後の湿地帯で構成されており、丘陵の頂から急峻な溝ができる
溝の奥には核と呼ばれる地球の生命の根源と言うべき突起物がある。この突起
物は宇宙全体を制御する司令塔の役割を果たす。いくら宇宙が自らの意志で行動
しようとしても、司令塔からの命令が優先される。この司令塔はその奥の洞窟の
神である爺とともに宇宙を支配している。この両者は絶えず覇権争いをしている
が、時には共存して、絶頂を迎えることがある。このとき宇宙は失神状態に陥り、
宇宙の神の権限は爺と核に禅譲される。一度禅譲を受けた神の権限は終生宇宙
の神の元に返されることはない。これを恩名になると称して、解脱の証しとなる。
地球、それは細胞分裂の瞬間を模した形。まさに生命が誕生する瞬間を象徴する
その形状は何者も本能的に吸いつける。水の世界と大地の世界をつなぐ凱旋門。
勝者のみが潜り抜け、脳裏に残る用水の世界を大地の一部が回帰する世界。敗者
に対しては、極めて冷酷に拒絶する大いなる門。誰しもがこの門を叩くが、爺と
核の門前払いをに会い、仕方なく井戸を掘ることもある。
500 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/04 18:44
「はあう!!」
慎吾が律動を開始すると、栄子が歓喜の悲鳴を高らかにあげた。
栄子は自らも身体を動かし、さらに強い快感を求めた。
「おい、こっちも頼むぜ」
目の前に出された武志のものを栄子は何の躊躇いもなく口に含み、舌を使い始めた。
自ら望んで上と下の口を同時に使い奉仕する・・・
今まで体の奥深くに秘め、抑圧してきた欲望が一気に解放されるのを感じ
栄子は絶頂に近付いた。
「ああ、もうイッチャウぅぅぅぅ!!!お願い、顔に思いっきりかけてぇぇ!!」
武志と慎吾の男性器に手を添え、軽くしごいただけで、熱い白濁の液体が放出された。
決して避ける事なく、栄子は降り注ぐ精子を全て顔に浴びた。
その瞬間、栄子の中に強い電撃が走り、頭の中が真っ白になった。
豊満な胸まで飛び散った精子に彩られた栄子の顔はしかし、陶然と輝いていた。
501 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/04 19:16
>豊満な胸まで飛び散った精子に彩られた栄子の顔はしかし、陶然と輝いていた。
わけわかめ。
502 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/04 19:16
エロティシズムのカケラもないな。
純文学の出来損ないかい?
ごはんでも食べるか
504 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/04 22:02
三語スレみたいに貼るのと批評とスレを分けたらいいかも。
505 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/04 22:29
今の俺には、心臓が二つだ。
ひとつはもちろん、俺が死ぬまで単調なポンプ作業を続ける運命にある、
あばら骨に囚われたこの心臓のこと。こいつのことは、今はどうでもいい。
問題なのは、生まれたばかりのもうひとつの心臓のほうだ。
呆れるほど素晴らしいリズム---血液のパラディドル!---を打ちはじめている、
こっちの、この、これ、要するに競泳用パンツの中の俺のスペシャルなもの!
無謀な片目の熱入道よ、俺を困らせる脈打ちよ!
しかたなく、泳ぎたくもないプールに再び飛び込む。口腔には、めいっぱいの空気。
やる気の無いふざけたイルカになり、しばしプールの底をいとおしむ。
リゾートのプールは青くなければならない。
それは、迷いの無い青であればあるほど、浮かれたブルーであればあるほど、いい。
息を吐き出し、浮上する。くるりと反転、背泳ぎ。
飛沫越しの太陽のゆらめきと、遠いセミが、俺からリズムを奪い取る。
小さな熱い心臓を、消し去ってゆく。
ああ、夏だ。
こうした夏のとぼけた時間は、例えばアメリカ製のB級青春映画では、
何かのハプニングの前段として用意されることが多い。ファンダンゴの予感だ。
しかし、主役が誰かといえばこの俺の、つまりC級青春現実ではそれはどうだろう。
迷いアザラシのような緩慢な動きで俺はプールから上がり、
濡れたプールサイドで仰向けになり、その辺りに置いておいたサングラスをかける。
再び妄想のつづきをはじめ、それなりに夏を深めてゆく。
とりあえずの夏だ。しかたがない。
506 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/04 23:02
語彙が貧弱だが嫌いじゃないね。
脈打ちよりは、脈動や鼓動なんかの方がいいんじゃないかな。
507 :
習作を投稿しちゃうもんね♪(恥):03/06/05 00:47
その日、ぼくは中学で同クラスだった友人Aを、いくつもの電車の駅をへだてた街の総合病院にたずねた。
内向的だったぼくにとって、クラスでは気軽な会話をかわし合える、数すくない友人のひとりだった。あらか
じめ病院に電話を入れて、見舞のことは本人に告げておいた。
病室のドアを開けると、六人部屋の奥の窓側に、Aはいた。ベッドに半身を起して、文庫本をサイドテーブル
に伏せ笑いながらぼくを見上げた。
「なんだ、案外げんきそうじゃない」
ぼくはいったが、その顔色と全身をつつむ憔悴の気配は驚くほどの変り様だった。
Aは察したように、笑って首を振った。
「無理していうなよ。ずいぶん痩せたろ、病院食まずくてさ、もうヘロヘロ。慢性腎炎なんて、たいした病気
じゃないけどな」
Aは、年配の患者が寝息をたてている静かな室内に、眼を左右へ動かしながらいった。
「ここじゃ満足に話ができないだろ。屋上へ行こうか」
腰を上げたAとぼくは、エレベーターで、屋上まで上がった。(つづく)
508 :
習作を投稿しちゃうもんね♪(恥):03/06/05 00:48
白い屋上は、五月のあたたかな日ざしに溢れていた。晴れ渡った空に、遠い景色がどこまでも見とおせた。
急にAは、以前教室で喝采を浴びた、ある芸能人の物真似を始めた。ガウン姿が、意想外の演出効果となって、
ぼくはおもわず無心な笑い声をたてた。
少し息をきらして、Aは手摺へ歩いた。両肘を手摺に置いてもたれながら、遠くを見る眼つきになった。遥か
向こうの丘陵が、鮮かな緑色を煙らせていた。
「F高校は、面白いだろうな……」
Aは急に、声を落した。中学三年の受験期まえに、発病し、そのまま入院したのだが、親友と呼べる遊び仲間
の全員がF高に行った。進学校だが、ぼくなどよりも優秀だった彼は、苦もなく合格できるはずだった。
「……来年入ればいいじゃないの」
うろたえてぼくは、余りにも蕪雑な言葉を吐いた。
「でも、歳下の奴らと一緒じゃあな……」
前を向いたまま、Aは唇を尖らせた。常から、愛すべき軽い仕草で相手の瑕を無心にかばう利発さがあった。
「英会話やって、外国にホームステイ留年したことにすれば」
こんどは慎重に戯言をえらんだ。しかしAはいつになく、表情をくずさなかった。
「今年中に治ればいいけどさあ……」
その声の気弱さに、ぼくは衝撃をうけた。もはや、装う余裕などなかった。
「長びく、のか……」
「ああ……。医者がはっきりしなくてな、おれも簡単な医学書はよむだろ、どうもなあ……」
その時、背後のドアが烈しく開く音がした。(つづく)
509 :
習作を投稿しちゃうもんね♪(恥):03/06/05 00:49
「ちょっと、なにしてるの、こんなところで」
年配の、小柄な看護婦が、慌てた顔で駆け寄ってきた。やさしそうな眉に、つよく困惑した皺がよっていた。
「戸外は、具合のいい時だけって、あれほどいったじゃないの。お友達と会うのだって特別ゆるしたのに」
Aは頭を掻いて、ドアの方へ歩きかけた。その背中に腕を回しながら、看護婦は足を止め、ぼくを振り返った。
「ごめんなさい、お見舞にきてくださったのに。でもあなた、もうお帰りになってね」
能面のような無表情で、そういった。
Aも振り向いて、
「どうも日が悪かったなあ。懲りずにまた来てくれよ」
と、気まずい別れに顔を曇らせていた。
二人の姿がドアの奥に消えた。残されて、ぼくはしばらくの間、その場に立ち尽した。
Aは、それから二箇月も経ずに他界した。見舞の日から程なく、面会謝絶になったのであった。葬儀の日、すすり
泣く声に交じってぼくの知らなかったいろいろの事実が囁かれ、喪主の言葉であきらかになった。死因は重い腎臓の
不全症だが、ぼくが訪ねた時期はすでに余命が限られていて、Aが不味いと洩らしていた食餌療法というのは、単に
延命をはかるための処置にすぎなかった。家族や親類、一部の親友たちは、無念さを堪えて死の間近まで、恢復を望
むAを静かに見守っていた。(おわり)
510 :
習作を投稿しちゃうもんね♪(恥):03/06/05 00:49
(批評)起承転結、首尾結構をととのえるのに躍起で、大人っぽい抽象的操作がまるで見受けられません。文章も平
板すぎますし、リズムや言い回しの乱れが露呈する部分があります。だいたい、主人公が高校生という少年なのです
から、せめて作者が捉えるアングルはもっと拡げる必要がありました。主人公との距離は一定ながら、あまりにも接
近しすぎています。一言でいえば「稚拙」の二文字ですね。
――うるっせーなぁー、人が一所懸命、時間つぶして書いたってのに。批評はラクでいいゼ、まったくよぉー、好
きなこと高見でホザきやがって、ボケェー、コノォー。
(やさしくおながいします)
511 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/05 02:32
>>507-510 似たような話を金城一紀の「レボリューションNo.3」で読んだ。
つーか、ありがちなんじゃないかな。
勢いにまかせて書くんじゃなくて自分のレトリックスタイルを確立しないと。
512 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/05 02:59
513 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/05 12:03
>>507-510 最後は水臭いな、命のはかなさとか亡くなった友人への心境が語ら
れていない。 禁止されている戸外でふざけたり、屋上ではなくて
総合病院なら各階毎に面会室が設けてあるだろう。そのせいで友人
の死期を早めた原因は自分にもあると反省の色がない。
514 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/05 13:32
>>507-510 幼稚な感傷をレトリック抜きの村上春樹的な一人称の
文体で垂れ流したに過ぎない。
読みやすく、読み手に負荷をかけない文章で好感は持てる。
お上品なオナニー。
515 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/05 14:24
>>505 小品だが、なかなかの完成度だと思う。
言葉と言葉のつなげかたにも独特の工夫があって。
難点は、「俺」という人物をイメージする際の年齢が不詳すぎるということ。
ハードボイルドなシックスティーン? なわけ?
516 :
動画直リン:03/06/05 14:29
517 :
おれも初心者です:03/06/05 21:34
● 下記、表現が類型的な気がしまスタ、綺麗だけどね。
白い屋上は、五月のあたたかな日ざしに溢れていた。晴れ渡った空に、遠い景色がどこまでも見とおせた。
● 他の人には分かるのかな、引っかかります。ある芸能人って
ある芸能人の物真似を始めた。ガウン姿が、意想外の演出効果となって、
ぼくはおもわず無心な笑い声をたてた。
● 死んだAの話の最後が、
「無念さを堪えて死の間近まで、恢復を望むAを静かに見守っていた。」
ではおかしくないですか。望むを過去形にして
「無念さを堪えて死の間近まで、恢復を望んでいたAを静かに見守っていた。」
ではどうでしょうか。あと死んだAの姿を描写した方がいいと思います。
もったいない気がします。
文章に癖がなく読みやすいと思いました。それが良いことか分かりませんが。
内容は新鮮味がないと思います。
518 :
おれも初心者です。:03/06/05 21:40
作文の基本が出来てる人と思いました。
面白いテーマがあれば「インストール」くらい書けるかも。
それが難しいのかな。
インストールってなんだ?
520 :
オリジナルノイズ ◆KJQVF4h9Ug :03/06/05 21:54
オメーラ、読め!!wwww
アリに駄文さらしたからよ!!!
笑っとけよwwww
ちんこをまんこにいれることだよ。
522 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/05 23:29
>>507-509 >ぼくはおもわず無心な笑い声をたてた。
「おもわず」はいりません。
>遥か向こうの丘陵が、鮮かな緑色を煙らせていた。
「鮮やかに」「煙る」?なんか変でしょう。
>やさしそうな眉
わかったようで不思議な表現でしょう。
>泣く声に交じってぼくの知らなかったいろいろの事実が囁かれ
痛切な事情を吾人は葬儀の日にべらべらしゃべれるもんでしょうか。
文章自体は、読みやすいです。
あと、そのほかのコメントは、才ある人ゆえ必要ないです。
524 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/06 00:46
(初出は哲板です)
言葉は、はじめ一音だった。「葉、歯、端」「木」「芽、目、女」「日、火」「男、尾」みたいに。
それを組み合わせて心を通わせる術を見つけたのは、とある日の少年と少女だった。昔の話だ。
少年は夢中になって物に名前をつけていった。少女はその後についていって、時々口を挟んで笑った。
二人は動作や行動にも名前をつけていった。その時、少女はもう真似がうまくなっていて、少年よりも
法則的に正しい名前の付け方を学んでいた。少女は論理的だった。少年はそろそろそういう真面目な
名前の付け方に飽きてきていて、ふざけた名前の付け方をしはじめていた。俺が言葉を生み出したんだから、
お前がそれに従わなきゃいけないんだ、とでもいわんばかりに。それは違うわ、と少女は言った。どう違う、
と少年は言った。すると少女はその理由をよどみなく圧倒的な力強さで整然と述べ始めた。瞳は輝き、
頬は紅潮し、握られたこぶしは汗ばんでいた。少年は、少女に近づいた。うるさいんだよ、お前は。という言葉は
まだなかったし、まだ喋りつづける少女を黙らせるにはどうするか頭の中で考えられるほど、少年は思索という
行為に慣れていなかった。
その時、風がふと、少年の鼻に届いた。女の匂いがした。
あとは自動的に。機械仕掛けのように。少年の唇は少女の唇に重ねられていた。
そう、つまりこれが世界最初のキスというわけで。
527 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/06 02:56
>>522 >>遥か向こうの丘陵が、鮮かな緑色を煙らせていた。
>「鮮やかに」「煙る」?なんか変でしょう。
5月の鮮やかな新緑の時期だが、遥か遠くに望む小山は折角の新緑が
かすんで見える……ってことでは?
528 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/06 03:25
>>522 >>ぼくはおもわず無心な笑い声をたてた。
>「おもわず」はいりません。
本来ならこちらが和ませるべきところを、逆に見舞った病人から
笑わせてもらうことになったわけで、これはつまり、心してなかった笑い。
「おもわず」がいらないと、クールに切り捨てるなら、その理由も書いたほうがいいと思いますよ。
>>遥か向こうの丘陵が、鮮かな緑色を煙らせていた。
>「鮮やかに」「煙る」?なんか変でしょう。
これは何をか言わんや。
>>527さんが書いた通りでしょう。
>>やさしそうな眉
>わかったようで不思議な表現でしょう。
無理してつっこみどころを探してないですか?
>>泣く声に交じってぼくの知らなかったいろいろの事実が囁かれ
>痛切な事情を吾人は葬儀の日にべらべらしゃべれるもんでしょうか。
「べらべらしゃべれる」は、明らかにあなたのニュアンスのすり替え。
葬儀の当日に「いろいろの事実が囁かれ」ることは、さして珍しいことではありません。
あなた、もしかしてかなりお若い?
批評のための批評になっていませんか?
少々気になったので、レスさせていただきました。
傘
銀行で用をすまし、帰ろうとするとひどい雨なっていた。梅雨時なので
もちろん傘は持ってきている、だから濡れる心配はない、はずなのだが。
なんということだろう、ロビーの傘立てに置いてあった私の傘を誰かが持
っていってしまったらしいのだ。若い頃なら足早に駆けて帰っていったこ
とだろうが、もう、腰も曲がり始めた私のような老人がそんなことをする
のは命がけの行為だ。
もし転んでしまったら、骨折ぐらいあたりまえに起こりうる事だ。だから
頭に自然と浮かぶ事は決まっている。今、ここには誰もいないし誰かが出
てくる様子もない。やろうと思えばたやすくできること。7つほどの傘が
そこにはある。もちろん、名前なんて書かれていない、物のあふれている
時代、今時そんなことをする人はいないのだ。
しかし他人の物を黙って持ってゆくこと、つまり泥棒、そんなことは人の
道にはずれた行為だ。常識ある普通の人としてやってはいけないことなの
だと言い聞かせる反面、単にそこまでする度胸がないだけかもなと、自分
のことを情けなく思う私もいた。
度胸、そう、私は、そのへんに溢れている小心者の一人なのだ。社会人で
いたころもずっとうだつのあがらない人生だった。
必要以上にまわりに気を使ったり他人の価値観に振り回され、誰かに都合
のいいことを吹き込まれたりといつも自分を押し殺して生きてきた。
こんなときぐらい、いいだろう。クソ真面目な人生を送ってきたんだ。
たまには自分のことだけを考えた行動をとっても神様は見逃してくれるは
ずだ。そう勝手に思い込み、黒い傘を引っこ抜き、銀行を出た。誰の物か
わからぬ傘を差して街道を歩き始めると心臓がドキドキと激しく鼓動を打
つのがわかった。今の私の顔は頬が赤らんでいるはずだ。私は、心の中で
「やった、やったぞ!」
と何度も叫んでいた。その達成感は、ここ数十年感じたことがないような
心地よいものであった。
さっき聞こえてきた電波を聞き取れる範囲で書きとどめたが
俺がバロウズになれるかどうか判断してくれ
煙立ち伸び送り
トイレにサニポンかたまらないおいしくまろやかしめらない
バターが切れたときの感無量
我が心のままに車はひっくり返り
その奥から今度やったら絶対勝てるんだ今畜生
そうだ、火が燃えて頭痛が痛く馬から落馬した
スーパーマンとゴキジェットが地面に潜り
マーガリンが増殖する
ファックスがそれおいしい
そこはかとなくうんこ
ナイアガラの火山が首都のイタリアに流れて
大きな下の栗の利く鼻水
幅がマイクロビーム佐々木が木を切る
1光年ほど硬くああそれは日常の
獅子の如く50年間海に寝て爪を切る麦藁帽子
531 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/06 04:51
>>529 読みやすっ
素晴らしい。宮部みゆきより、吉本ばななより、読みやすい。
こんなトコに投稿せずにアリとかごはんに行ってみなされ。刺激になるだろうから。
532 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/06 12:39
>>529 ある小市民のさもしい感情が表現してありとてもよいとおもいました。
老人のささやかな冒険って感じですね。タイトルもいいね。
俺が気になった点、
●かなが続くと読みにくいので
「社会人でいたころもずっとうだつのあがらない人生だった。」
「社会人でいた頃もずっとうだつの上がらない人生だった。」
●好みですが、体言止めと倒置法(中止形?)が少し多いような気がします。
今、時代、つまり泥棒、反面、度胸、
533 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/06 12:56
>>530 すばらしい、でも、二回は読みたくない。
534 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/06 12:59
535 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/06 13:16
536 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/06 13:21
534だけど
自演じゃないよ、欠点を一つ、少し古いかも。
537 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/06 13:41
泥棒はいけないと思います。
538 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/06 13:50
539 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/06 15:02
>>529 文章は、本当に読み易い。
地方の文芸誌や健康雑誌のコラム等に載っていて
もなんら遜色のないレベルだと思う。
これだけ引っ掛かりなく読める文章だと、どうしても
その内容に目が行ってしまう。
老人の述懐、自分を納得させる理屈が朝日新聞的と云うか、
中学生の作文(教師のお誂え向き)
みたいで、つまらないですね。
540 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/06 15:07
541 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/06 15:10
これが導入部であじを締めた老人は銀行強盗をする。
542 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/06 18:32
ベッドに寝転がりながら、彼はその手紙を眺めていた。小さな、丁寧な字が、初めて見た
ときと全く変わらず手紙の主の意思を伝えている。そんなことは当たり前のことだ。ただ、
この手紙の主、芦沢恵美の意思がそれだけ堅いのだということを示しているような、そんな
気がしただけだ。ただの手紙からそこまで読み取れたと考えるのは、深読みしようとしすぎ
だろう。それだけ、彼は警戒しているのかもしれない。
他人と話すことが、嫌いなわけではない。姉と話していたときなどは、楽しくてしょうが
なかった。ただ、その姉はもう彼の前には居はしないが。
舌打ちする。思い出したくもないことを思い出してしまったからだ。しかし、これで自分
がなぜ相手のことを考えようとしていたのかが分かったような気がした。自分には、あの姉
のイメージがあるから、他人と関わること、特に女の子と関わることに、神経質になってし
まっているのだろう。
部分的ですいませんが……お願いします。
543 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/06 18:53
「ただ」が多過ぎ。
>初めて見たときと全く変わらず手紙の主の意思を伝えている。
意味がちょっと…。
全体的になにがなんだか分かりません。
544 :
名無す物書き@推敲中?:03/06/06 20:50
物音一つしなかった。静寂があたりを支配していた。
僕は、無音状態の世界を一歩一歩、着実に、ただ前へと歩いた。
何処がはじまりで、何処が終わりなのか。
僕は何年この世界を歩んでいるのだろう。
気づいたときには、既に僕の中に意識というものが存在していた。
いつはじまったのか。思い出せなかった。
そしていつ終わるのか。僕には分からないことが多すぎた。
あるいわ、知ってどうなる問題じゃないのだろう。
ただ、僕に選択岐はないのだ。それだけは分かっている。―僕に選択岐はない。
この意識が消えるまで、僕は歩みつづけるのだ。
―そして相変わらず、あたりは巨大な静寂に包まれていた。
545 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/06 20:58
真実の文学を問う前に、
文学がなんであるかを知りたいのだ。
「君、夢を持つのも良いがね、もうマルクス主義じゃ
真面目にからかってももらえないんだよ」
テーゼが必要なわけではない。
センテンスに生きるということは、字を書いて腹が
膨れる、を実現するということだ…誇張はするが…。
「死と、それに関わる詩と、その使途
帰途に向かう企図
意図
シ…キ…イ
綺麗にならんだでしょ?」
言葉に向かう君はいつだって綺麗だ。
>>543 一度(それ以上?)読んだ手紙を読み返しているということが表現できてないから、その部分が
わかりにくいんだよな。俺もその部分の意味を少し考えた。書き手はわかってるが読み手が
わからない典型的な文章だな。
「書いてないことは伝わらない」と、言い聞かせよう。「行間を読ませる」とはまた別のことだよ。
547 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/06 21:24
>>542 そんな気がしただけだ。
のかもしれない。
気がした
るのだろう。
主人公の気持ちがすごく曖昧、意志薄弱という設定かもしれないが
それにしては、文体がハードボイルド風。
でも言っている内容が引きこもり風の小さな世界の話だったりしてる。
548 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/06 21:28
>>544 詩ですか。
あり得ない世界を描くときは、リアリズムが必要では。
空想の世界を抽象的な言葉で表現しても、読者は雲をつかむようです。
549 :
新説 こぶとりじいさん1:03/06/07 01:15
今は昔、あるところに「こぶとりじいさん」と呼ばれる者がおりました。
なかなかの剽軽者で、踊りなどが達者なこともあり、村の人気者でしたが、
彼にはひとには言えない悩みがありました。
ジツはこぶとりじいさんにも夢があります。こんな年齢になって夢を語る
と笑われるので誰にも話しはしませんでしたが、昔から「カリスマ・ダン
サー」を目指していたのです。その為に日夜、影の努力を惜しまず、踊り
の為に人生を捧げ、おかげで嫁ももらえず、一族郎党からは見捨てられて、
いまはひとりきり。もちろん就職だってしたことがありません。
いまでこそ「こぶとりじいさん」などと屈辱的な綽名で呼ばれてはいます
が、若かりし頃は「ファットマン・ジョン」などと横文字で呼ばれ、近辺
の娘ッ子と流した浮き名は数知れずでした。
550 :
新説 こぶとりじいさん2:03/06/07 01:17
しかし、村一番のダンサーではあっても、世界は広いもので、
メジャーデビューを目指して行った「朱雀大路ゲリラライブ」は
大失敗に終わり、検非違使から手ひどく痛めつけられた上に、
「京中出入り禁止」になってしまいました。
もちろんそれで諦めるわけもなく、洛外のそこかしこ、果ては
江口などの歓楽地において流しのダンサーとして、頑張ってい
ましたが、いっこうに芽がでませんでした。
「いったいどうなっちまったんだホワーイ。このオレのダンス
がわからねえのかよ」
やけ酒に少々涙が混じりはじめた頃、後ろで笑い声がするのを
聞きました。
「ねえねえ、ちょっと見てよ、あのデブ。泣いてるわよぅ」
「ダメよ、デブなんていっちゃ。せめて『ひどくこぶとりの人』
くらいにしておきなさいよぅ」
「あの、こぶとり、いつもこの辺で踊ってるヤツだよねぇ。なんで
あんなに毎日踊って痩せないのかしらね」
「まあねえ、自分でイケてると思ってるらしいから、仕方ないわよ。
それより、見て、あっちの彼。いいわねえ、スレンダーで。彼ね、
どうもやんごとなき方らしいわよ。ちょっと声かけてみようよ」
遠く離れていく遊女達の黄色い声が若いこぶとりじいさんを絶望の
淵へと追いやりました。
551 :
新説 こぶとりじいさん3:03/06/07 01:20
その日からこぶとりじいさんのダイエット作戦は始まりました。
林檎ダイエットから、大豆サポニン、サウナ、コンニャク、ラッ
プ巻き。
40年ほど続けましたが一向に痩せません。そのウチ、こぶとり
じいさんの踊りは流行からはずれてしまい、今や路上で踊ってい
ても稼ぎはほとんどありません。深夜、都のはずれで踊っていて、
集まりくるのは野犬やタヌキばかり。チビTからはみ出た下腹と、
薄くなりかけたアフロがより悲しく衛士の焚く火に照らされるば
かりです。
ところがある日、貧困にあえぐこぶとりじいさんにビッグニュー
スが風の噂で耳にはいりました。
なんと大江山に住むという鬼の一団が、芸達者には望みをなんで
も叶えてくれる、とのことです。
噂の真相を確かめるまでもなく、一縷の望みをそれに託して、じ
いさんは大江山にソッコー向かいました。
山の裾野には同じ噂を聞いた欲深い連中がたむろしていました。
みな目つきが尋常ではありません。
山の中腹ではさも嬉しそうに駆け下りてくる少年を見ました。片
手にはスーパーヨーヨーを持っています。
「やったぁ、幻のポケモン、『十二神将』ゲットだぜ!」
など意味不明の発言を宣いながらやってきます。少年が後の安倍
清明だとはもちろんじいさんは気付きません。
552 :
新説 こぶとりじいさん4:03/06/07 01:21
もう少し登るとジターリングを手にした屍がありました。あまり芸達者
ではなかったのでしょう。噂では鬼は下手な芸を披露する者は喰い殺
すそうです。そういえばこの屍にはところどころ欠損があるようです。
しかしダンス歴50年を越えるこぶとりじいさんの自信はすこしも揺
らぎませんでした。とうぜん「カリスマ・ダンサー」となるだけの技
術は見に付けているつもりです。これで後は鬼を唸らせてルックスを
イカスロンゲの痩せたにいちゃんにしてもらうだけです。
と、山頂近辺で、こぶとりじいさんに声を掛けてくる者がありました。
「へい、め〜ん。君、イイからだしてんじゃん。ナニやってる人〜?」
553 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/07 01:23
貼りながら気づいたが長すぎるので、ここでやめときますわ。
554 :
真治 ◆fyboshULqE :03/06/07 01:25
「冷蔵庫のエビアン飲んでもいいですか?」
台所から聞こえてきたのは、昨日新宿で知り合ったばかりの桃子だった。友人と
歌舞伎町で酒を飲んで、タクシー待ちをしているとき。男に絡まれているのを見
かけて、助けたのがきっかけだった。しらふならそんな事はするはずもなかった
が、たぶん酔っていて気が大きくなっていたのだろう。相手もサラリーマンらし
く、襟首をつかんで少し凄んだだけで、すごすごと退散してしまった。帰ろうと
すると、なぜか後を付いてくる。訳を聞くと、家出して来て泊まるところがない
という。警察に行って事情を説明するのもめんどうだ。「仕方がない、朝までな
らいいぞ」そう言って連れてきた。しかし、もう正午をまわっている。
おまけに、おれのシャツをパジャマ代わりに来ている。
「わたし、ご飯作ってあげようか?」
「二日酔いで気分が悪いからいらないよ、それから、勝手に人のシャツきるな!」
「だって服全部洗濯したから着るものないんだもん」
「朝帰る約束だぞ、洗濯なんかしたら乾くまで帰れないじゃないか」
桃子は首を傾げ困ったような表情で突っ立ている。顔を見ると、涙が頬を濡らし
ている。(つづく)
556 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/07 05:07
>>555 朝っぱらから悪いけど、こんな話は犬も食わないと思うよ。
桃子はしばしうつむいていたが、やおらにキッっと顔を上げ
「じゃあ、涙が乾くまでならいてもいいでしょう」と言い放った。
気丈な語意ではあるが顔は涙でくしゃくしゃだ。
不覚にも胸が締め付けられ、この見知らぬ娘をギュッと抱きしめたく
なった。そんなに悪くはない、では、なぜ私が躊躇しているかというと
理由は明白。家出少女だからだ。手が後ろに回っちまう。そんな不安感
のほうが邪な気持を凌駕しているのだ。
あぁ、やりてえ。今すぐ、コイツを押し倒して泣こうがわめこうが私の
いきり立ったペニスをぶち込みたい。モーニング娘の加護ちゃんが高校生に
なればこうなるだろうなという感じだ。あぁ、畜生め。朝っぱらからなんて
もどかしいことになってんだ。コイツは行くところがないから、私の家に
転がり込もうとしてるんだ。そんな魂胆は見え見栄さ、この大都会で何度も
性悪女に騙されてるんだ。しかし、この子なら、いや、やめとこう。
でも、こんなチャンスはそうあるもんではない。いやしかし、とか考えていると
「ねぇ、ハムあるー?」とすっとんきょうな声を出す。
「下のほうだよ、下あー」と面倒くさそうにこたえた。
冷蔵庫を開けながらかがみこんだ時、シャツの下のスキャンティーが見えた。
「太いね、コレ」と笑いながら頬っぺたにハムをくっっける。
な、なんの意味があるんだ?今のアクションに。コイツ頭弱いのかな。
それなら、うまく言いくるめたら好きなことがいたせるというもんではないか。
今日は、日曜日だし、時間もたっぷりある。
私の腹の底から淫靡なわだかまりがフツフツと込み上げてきた。(つづく)
>>553 そんな殺生な!
最後まで読ませてほしいぞ。
560 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/07 09:36
「クウちゃん、死んじゃった」
そう電話がかかってきたのは、午前七時47分だった。
クウというのは小三のころ俺が連れてきて買い始めた雑種の茶色い中型犬のことだ。
アイフル犬とは関係ない。
それにしてもなんと唐突なことだ。最近の雑種はもっと長生きするらしいし、昨日まではとくにぐったりとはしていなかったらしい。
誰もが、とくに俺は、死に至るまでのプロセスという物がまったく抜け落ちてそれを伝えられた。ただ死という残酷なまでに
わかりやすすぎる結果だけが、一つの遺骸だけをのこして明示されているのだ。「死」という何者かに
その記憶、感情、意識を奪われてしまい遺骸だけがのこさされた・・・・そんな印象すら受ける。
死刑囚に刑が執行されようと、カリフォルニアで地震が起ころうと、いまほど・・・・たった一匹の犬の死ほど、この非知覚対象でいながら
この絶対的な概念をじっかんしたことはない。
クウはもううごかない。昨日まではぴょこぴょこ走って、一生懸命しっぽをふって、とびついてきたあの犬は、もういない。遺骸になってしまったのだ。
そしてあしたにはその遺骸もなくなってしまうだろう。
幸い明日は日曜だ。一度栃木の実家にかえってみたい。いろいろな処理もあるし、なにより自分の目でそれをみなけあれば実感がわかない。
実感がわかなければ、単なる家出としかおもえない。
・・・・いや、ちがうな。家出であってほしい。ただ、そう願っているだけのことだ。ばからしいと言えばばからしい。そんな子供じみた願望も、主を失った空っぽの犬小屋も、平然と訃報の電話に対応した自分も、
そして本当は呆然とこんな文をつづっていることも、なにもかも。
とにかく自分でいろいろかたずけたい。そうしなければ、本当になっとくがいかないままだ。思い出の品をかたずけること、思い出の場所にいくこと。そうして、心の整理をつけよう。おたおたしても
、時間はそういった輩をどんどんおきざりにしていくだけだからだ。
でも、そのまえにすこしだけ、ほんのすこしだけでいいから、眠りたい。あかるいけれど、たぶんねむれるだろう。そんな気がする。少し疲れてしまったから。そして夢のなかで、クウにあえる、そんな気もする。
それがもしかなったら一言いおう。
東京なんかにいて、ごめん。
561 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/07 10:26
562 :
無料動画直リン:03/06/07 10:29
ワンちゃんの死は事実で、なおかつリアルタイムの心情なんだね・・・。
564 :
じゃ続き 新説こぶとりじいさん5:03/06/07 10:43
鎧甲に身を包んだおっさんが尋ねてきます。まわりの三人も同じく武装して
いるところを見ると、この4人はコスチュームプレイヤーであると知れました。
「ああ、オレはダンサーなんすよ」
「へえ。マジ? で、なに? 鬼んとこ行くワケ? もし良かったらオレたち
とレッツゴウ、トゥゲザー。オッケー?」
半端なカタカナ混じりの言葉に田舎者のこぶとりじいさんは反論できず、共に
山頂を目指すことになってしまいました。
山頂にはこれでもかッ、というほどデカイ門が聳えています。さて、お伺いを
立てようか、とじいさんが門を叩こうとすると、武士姿の中のリーダーがその
手を制しました。
「へい、ユー、ダメダメ、なんでここで叩くかなぁ。さ、コレ持って、オレ達
の後に続きなさい。アーユーレディ? オッケイ、レッツ、退治!」
それから後の事は記憶があいまいでよくわかりません。
じいさんを含む黒光りする日本刀を掲げた5人は山門をブチ破ると、キョトン
とした顔つきの鬼たちを次々となますに切り刻んでいきます。
美しい花々や、木々の若葉の生い茂る庭で惨劇は続きました。
小鳥たちの囀りは鬼の恐怖の絶叫に変わり、庭の白い玉砂利は緋毛氈のごとく
染め上がりました。
565 :
新説 こぶとりじいさん6:03/06/07 10:47
何時間たったのでしょう。我に返った時、すべては終わっていました。
「やるじゃん、自分。なんなら、オレらと一緒に都でスターにならな
い? 自分、素質あるぜ〜。刀を振る時の腰のキレなんて、も、サイ
コー」
「い、いや、オレは……オレは……ダンスを……」
「なーにいってんの。もったいないって。いこうぜ、ブラザー。オレ
は頼光ってんだけど、ユーの名前は、プリーズ」
「ささささ、坂田っす……」
それから視界が真っ赤に染まりじいさんの気は遠くなっていきました。
都に入るのは何年ぶりでしょうか。大路を沢山の人々がじいさんたち
の出迎えの為に埋め尽くしています。じいさんは声援にこたえ、鬼の
首を高々と掲げながらも、深い絶望に囚われていました。もう、一生
「こぶとり」を直してもらえないのだ、と。
そうそう。こぶとりじいさんの悩みはもう、「こぶとり」であること
ではありません。その悩みはすっかり影を潜めてしまいました。
いまのところ、悩みといえば手についた血の匂いがいくら洗っても洗
ってもとれないことぐらいです。その他は「カリスマ・ダンサー」に
はなれなかったけど、「マサカリ・サンダー」と呼ばれるようになり
ましたし、老後の安定も得ましたし、まあ、万々歳というところで。
……今は昔の物語。
3年くらい前に書いたけれど、どうしようもなくPCの中で塩漬けに
なってたので、この場を借りて。読みやすいと自分では思うんだけ
ど、どうっすか?
566 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/07 11:12
>>555 名前と同時に年齢も訊くだろう。住所や家出の理由も。
容姿にも触れてないところを見ると……
まさか、オチが >桃子は40過ぎのおばちゃん?w
桃子は14才でした、私は32才でした。桃子はその後、家に帰りました。
内容は事実だからしょうがないのですが、文章をチェックしてほしかったので。
>563
そろそろ立ち直りました。駅に行きます。
570 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/07 12:09
そうだ!
どうせ聞こえるなら、聞かせてやるさ!
>>1!
最悪だァー! >>1! 憎んでいるんだ! >>1!
むしろスレが立つ前から
嫌いだったんだ!
嫌いなんてもんじゃない!
>>1の事はガキの頃から嫌いだった!
>>1の事はみんな、ぜーんぶが嫌いだ!
>>1をぶちのめしたいんだァ!
顔がクリンゴン人になるくらい鉄拳を浴びせたい!
糞スレなんてものは
削除依頼でかき消してやる! >>1! 氏んで!
>>1ーーーっ! 憎んでいるんだよ!
ぼくのこの心のうちの叫びを
きいてくれー! >>1さーん!
>>1が生まれた瞬間から、>>1を知ってから、僕は背後から君をずっと睨んでいたんだ!
殺意を覚えてるってこと! 本気でうざいって! 回線切って、LANケーブルで首吊れ!
>>1が自分で削除依頼出してくれば、ぼくはこんなに苦しまなくってすむんです。
頭が弱すぎる君だから、ぼくの心のうちを予測出来るはずも無く、ぼくの期待に応えてくれる事は無いでしょう
ぼくは君をアクセス禁止にしたいんだ! 君が使用した串も含んですべてを!
ひろゆきが邪魔をしようともアク禁にしてみせる!
反対する者がいるなら、今すぐ出てこい! 相手になってやる!
きっと>>1さんがぼくの要望に応えてくれる訳はありません。
ぼくは>>1の個人情報をハッキングします! 君の交友関係を暴きます!
個人情報をどこにもここにも晒してみせます!
晒すだけじゃない! 友達のとび職に家を
>>1の家を壊してもらいます! 起きた時には更地です!
それでも応えないのなら、ノイローゼになるまで、どこまでも、どこまでも、嫌がらせをさせてもらいます!
>>1! 君がfusianasanを名前蘭に書き込めるというのなら、見逃してやる!
>>567 おばちゃんは悪かったが、読者の立場で批評したぞ。
実話なら尚、女の子の年齢など肝心な部分を省けば臨場感も薄れるだろ。
女の子の容姿に関しても一言も触れていない。デブスなら読者も萌えないからな。
まあ、ブスなら男に絡まれることもないか。
>>567 桃子とのその後、興味津々れす。おい等の妄想なんてリアルには
到底及びませぬ。せば、ぜひ続編をばお願いしますでごんす。
うん、ここは創作文芸だから「創作」ね。大義名分があるから
大丈夫でごんす。正直にさらすでごんすよ。
中学のころ、たしかに苛めがあったよ。僕の地元はすごい田舎でさ、
一学年に一クラスしかないようなところだったんだけど、それがもう見事にブスばっかりだった。
彼女たちの顔を正視するぐらいなら、まだ男の顔見つめてた方がましだったし、
中にはブスというよりも奇形と表現すべき子までいたんだ。
いま思い返すと、あれは立派な風土病だった。
もっとも、彼女たちもそのことは分かっていたみたいで、開き直った連中ばかりだった。
どいつも男勝りの性格でさ、全員が和田アキ子や光浦みたいな人間だったよ。
もちろん、あんなに整った顔はしていないけどね。
そんなところに、ある日彼女が現われた。
親父の事業が失敗して東京から来た、典型的な都落ちの家族だった。
親父は大したことないんだけど、彼女と母親はすごく美人だった。
はじめてその子がクラスの前に立ったとき、
男子も女子もあっけにとられて彼女のことを見ていたよ。
肌なんて初雪みたいに白くてさ、ときおり不安げに動く黒目がちの目は、
あんみつの中に入れて食べたくなるほど透き通っていてきれいだった
当然、あっという間に男子のアイドルになった。
そのときの授業が終わると、男子全員が彼女の席に集まってさ、
親の失敗で落ち込んでいた彼女を男子総出で笑わせてあげていた。
ただ、あのとき、教室はすでに異常な雰囲気に包まれていた。
教室の後ろに並んで彼女を見る、醜い女子たちの殺気だった目。
あれはまさに、魑魅魍魎という言葉がふさわしい光景だった。
次の日から、彼女の地獄がはじまった。
朝、学校に来ると、彼女震えながら服を脱ぎ始めたんだ。
とは言っても、学校ではジャージに着替えることになっていたから、
制服を脱ぐこと自体は異常なことではない。
ただ、それでもジャージのズボンに履き替えるときは、スカートの上から、
パンツが見えないように履くものだろ?彼女、ブレザーもスカートも同時に脱いじゃってさ、
ブラジャーとパンツだけの姿になってしまったんだ。
真っ赤に染まった顔はずっと下を向きながら震えていた。
それでも急ぎながら、ジャージに履き替えたのだけど、
新品のはずのジャージのお尻のところが四角形に切り取られていた。
下から布をあてて縫ってあったけど、それでも場所が場所なだけにすごく目立っていた。
そんな彼女の醜態をクスクス笑って見届けている女子たちを見て、ようやく気が付いた。
彼女、脅されてるんだって。当然、俺は憤ったよ。何てひどいことするんだって。
でも同時に、激しい勃起を覚えた。俺だけじゃない。クラスの男子全員が、
腰をかがめた状態でその場から動けなくなっていたんだ。
それぐらいに、彼女の裸体は美しかった。
あのとき、女子はすごく賢かったよ。男子が性的興奮を覚えるような苛めを、
わざと男子の前でするんだ。そんなことされたら、怒りで頭に血が上るよりも先に、
下半身の方に全部血が行ってしまう。だから、男子は苛めに対して何も言わなかったんだ。
ノーパンノーブラでいることを命じたり、授業中、下半身すっぽんぽんのままいさせたり。
ひどいときは、教室の後ろで彼女を囲んで、排泄を命じていたときもあった。
拷問執行人と呼ばれる特に醜い女子が、ティッシュの上に生暖かいウンコを持って、
「くっせー。いくら外見が綺麗でも中はこんな汚ねえじゃん!」とか言って、
それを男子の前にもってきたりするんだ。中には逃げ出すやつもいたけど、
ほとんどの男子があっけにとられてそのウンコを見ていた。
褐色に黄土色が混じったそのウンコは、とても彼女のものとは思えないぐらい汚らしかった。
後ろから彼女のすすり泣く声が聞こえてきた。すぐに拷問執行人がそこへ駆けつけ、
しばらくしてから、彼女の悲鳴が聞こえた。
その日、教室の放っていた異臭に気が付いた先生が、
「おい誰かうんこもらしただろ?」と笑いながら言っていた。
でもそれは、排泄物をべっとりと塗りつけられた彼女の顔の匂いだったんだ。
可哀想に、必死に洗っても、完全には匂いがとれなかったんだろう。
他にも、もっとむごい苛めがたくさんあった。
今でも、なぜあのとき止めなかったのだろう、と後悔ばかりしている。
でも、マスタベーションをするときは、未だにあのときの映像を思い浮かべてしまう。
醜い姿を晒され続けた彼女は、今では金持ちの男と結婚し、幸せに暮らしているらしい。
そのことだけが、僕たちの唯一の救いだ。
ちょっとディープな官能小説です。よろしくお願いします!
>>574-577 こういう話は、作り話に見えるかどうかが分かれ目だと思うよ。
で、権助が見た限りでは、これは作り話くささが充満しているかんじだな。
どうしてだろうな。それは思春期の女の心理を上手く掴めていないからじゃないか。
一般に自意識の強くなるこの時期では、都会育ちの可愛い女の子が転校してきたら、
女は我先にお友達になって都会の風を知ろうとするだろうし、おしゃれにも
関心を寄せるだろうね。で、そんなふうに女の子たちが取り巻いていると
男子生徒は近づけない。「かわいいなあ」くらいに思っていても、牽制しあって
あまり露骨な態度を出せないものだと思う。
また、そこを目をつぶって女子生徒たちが彼女を苛めるとしても、彼女らの中には
彼女らなりに、男子生徒に好きな子がいる可能性だってあるだろう。
自分が、異性の目を気にした醜い苛めに参加している姿を好きな男の前で
見られたいと思うだろうか。
今回の文章は、トンデモ話の域を出ない。だから、あなたの言うところの
「ちょっとディープな官能小説」とするには届かない気がする。
も少し頑張れ。
>>批評するんだったら全部批評しろよ。
544から飛んでるぞ!
>>579 むむ?権助は、通りがかりだ。過去レスまではみていなかったよ。
今ざっと見たが、荒れているな。
時間の無駄なので、寸評でよければ書く。もう少しコメントが欲しい場合は
レス番号をピックアップしてくれ。
じゃ、寸評。
>>544 自意識の垂れ流し。内容の薄さを水増ししているように読めた。物語を書け。
>>545 気取りが見える上に青い。読者を意識する前にナルシシズムに陥っている。
>>549-552.>>564-
>>565 パラレル言語と世界構築は成功している。坂田金時(金太郎)の話に繋げたのはやや無理があるが。
>>555(青山一郎)
14歳という桃子のイメージが浮かんでこないよ。よくある話を単純にレポートした感じ。
>>557(青山二郎)
語彙が古くさい。カビが生えているようだ。慣用表現が目立つ。
>>560 文章が流れていってしまってるだけのような気がする。核を明確に、的確に表現すべし。
>>570 こんなコピペは利用したくないなw
>>582 了解。
>>545詳細。
あまりに短すぎて、一体どんな場面なのかよくわからないが、こんな文章が
何万字も羅列しているのなら、折はニーチェの末期の著作でも読んでいたほうが
なんぼかましだと思った。
この文章において語られているのは文学を如何に理解するかだと思うが、
これをドラマの存在する小説に挿入するには無理がある。
なお、同等の理屈を既存の作家によって語りつくされているし、
オリジナリティがあるとも言えない。
なお、文章そのもののレベルを判断してもらいたいのなら、
この短文ではよくわからないし、短文で何か人目を引くほどの何かがあるかというと
残念ながら、そうではないと付け加えておく。
きつくてゴメン。
>>581 よくまあだらだら長かったのに読んでくれたな。
駄洒落に結びつけて、「くだらねえ話」にしようと
したんだが、ややクドすぎるかな。確かに。
>>584 つか、最後はやりすぎだったよ。
書き込みすぎて、わやくちゃになった感じ。
学生同士で見せ合うバカ話としてなら受けたかもしれないなあ。
>>585 それに近い感じでの発表だったからな。
文章としてではなく、朗読だったし。
塩漬けになっていたけど、これで供養になった(笑
587 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/07 21:32
荒野をさらに突き進むと、そこにはスクラップの山がありました。
所謂「欠陥品」でした。役にたたない機械は総て、人間に捨てられたのです。
勿論、彼の知るところではありません。
彼は言いました。
「可哀想・・・」
何故こう言ったのか、私にはわかりません。機械の事を知ってるハズが無いのです。
突然、旋律は唄を歌い始めました。涙を流しながら。
それはとても、綺麗な音色で荒野に響く、とても綺麗な声でした。
何時しか回りには、壊れているハズの機械達が、旋律を中心に囲んでいました。
「綺麗だね」
「うわっ」
彼は驚きました。今、目の前で動かなかったものが急に動いたのです。
「僕達は君に従う事にしたよ・・・。することが無いんだ」
「何ですることが無いの?」
「それはね、僕達は欠陥品だからさ」
「欠陥品?」
――――――――――自作小説「風車」から一部抜粋
>>587 詩的な作品。もう少し言葉選びのセンスを磨くといい。
今のままではバランスが悪くて、情景が眼に浮かびにくい。
「欠陥品」「旋律」「綺麗」皆、端的に表現するにはインパクトある言葉だ。
それがこの文章では、言葉本来のもつ、強い力に振り回されてしまっている気がする。
「風車」という作品、全体を読んでみないことには総評はできないので
よければ投稿サイトにアップして欲しい。
589 :
石井ファン:03/06/07 22:54
>574さん
子供特有の潜在的な嫌らしさが、ストレート
に描写されて、読み応えありますね。
いじめっ子の親を見てみたいと、思いましたし、
陰湿な想いに、ひとしきりの希望が、金持ち男と
結婚というとこが、ナイスなタッチですね。
(^-^)
590 :
水先案内人:03/06/07 23:12
591 :
うっじー大好き:03/06/07 23:41
題名。うっじーの冒険
第一章 うっじーの資金集め
「ヤッター」
うっじーは大声の雄たけびをあげた。なんと、夢にまでみた某有名K大学に受かったのだ。
それは、長い道のりだった。三浪して、友達を見捨てて、蝋燭の火の元で勉強に明け暮れた毎日。水道代節約のために公園の水飲み場で水を飲みほどだった。
来るべき入学金の納入日、うっじーは気がついた。なんと入学金が払えなかったのだ。うっじーは絶望した。と同時にうっじーはストッキングを被ってペーパーナイフ片手に銀行へと走っていったのだ。
「いらっしゃいませ、どういったご用件でしょうか。」
うっじーは言った。
「お金が少々欲しいんですが・・・。」
「ご融資のご用件でしょうか?」
うっじーはこの物分りの悪い店員にぶちぎれた。顔にはストッキング、手にはペーパーナイフ、どっからどうみたって銀行強盗に来ているのだからだ。
うっじーは怒りに任せて、ペーパーナイフで店員に襲いかかった。
「ぐぎゃぁぁ」
店員は、この世のものとは思えないような声を出してその場に倒れこみ、息をひきとった。
異常事態に気付いた他の店員が、うっじーに尋ねた。
「どういったご用件でしょうか?」と。
「お金が欲しいんですが・・・。」
うっじーは、今さっきペーパーナイフで店員を切り裂いたことを思わせないような感じで堂々と答えた。店員は血だらけで横たわっている店員を横目で見ながら了解した。
権助さん、石井ファンさん、ご批評ありがとうございました。
蛇足ですが、ディープというのは、スカトロって意味でした。
誤解されやすい発言でしたね。すいません。
593 :
名無す物書き@推敲中?:03/06/08 00:42
気がつくと僕は見知らぬ街の中心に立っていた。
今まで生きてきた中で、一度たりとも見たことのない街だった。
しかし僕にはこの街のありとあらゆる建物の所在地が鮮明に分っていた。
なぜ分かるのかは分からない。ただ分かるのだ。
―そして、おまけにこの街には人が一人もいなかった。
僕は近くの家に入り込み、その家の中を徹底的に調べて回った。
その結果、街には電気がとおってないのか、テレビもラジオも、おまけに時計ですら動いていないということが分かった。
僕は何軒か他の家にも入ってみたが、何処の家もみな最初に入った家と同じような感じだったので、
諦めて最後に入った家の中で僕は一日を過ごすことにした。
不思議と何時間経っても空腹に苛まれることはなかった。
とは言っても、時計が動いていないのだから、自分の時間感覚に任せてものを言うしかない。
あるいわ、人が一人もいないこの街では時間なんて意味のないものなのかもしれない。
この分だと疲労感でさえも存在しないのだろうな、と僕は思っていた。
そして僕はわりかし上等なカーペットの轢いてある床に横になって、そのまま眠ってしまった。
次に目を覚ましたときも、状態は相変わらずのものだった。
そして僕はまた一つこの街のことについて知ることができた。
この街には夜が存在しないのだ。
―――電気。夜。時間。空腹感。満腹感。疲労感。悲しみ。喜び。怒り。―人間。
僕はこれらのものが存在しなくてもとりあえず生きていくことができると思った。
そして実際のところ、とりあえず僕は生きていた。
※創作中の文章より一部抜粋してみました。
>>593 わ=は を間違えてるのは、まあいいとしまして
あるいわ=あるいは
全体的に文章的な批判を一々取り上げなくてもいい程に
表現的レベルでは完成されていますが
ただ、(恐らく)村上春樹氏が593さんは好きだと思いますが
それに依存し過ぎた表現が目立ち
話の流れ的にも抜粋らしいのですが
村上春樹氏のコピーということでしか
楽しめませんでした
春樹氏の現実問題を空想=第三世界というものへと持ち込むということは
ある意味それ自体で、脚本からの逃避と受け止められがちなので
(春樹氏に関しては、私その先任者的特権としていいと思いますが)
私見ながら、そこからの脱却を計ったほうが、これからの創作活動を思うとよかれと思います
目が醒めてすぐに、隣で女の子が寝ていることに気が付いた。
彼女は僕に背を向けて寝ていて、細くて艶のあるまっすぐな髪が、
少しだけ僕の顔にかかっていた。僕は起きたときの姿勢のまま、
昨夜のことを思い返してみたが、女の子を連れ込んだ覚えはなかったし、
飲んだ記憶もない。
布団を出て回り込んでから、彼女の顔を覗き込んでみた。寝ていても、
すぐに美人だと分かるぐらいに、端整な顔をしている。動悸を覚えながら、
少しだけ布団をめくってみると、真っ白な肌に包まれた乳房が見えた。
朝だったし、起きたときから勃起していたのだけど、僕は下半身が熱くなるのを感じた。
にわかに彼女のお尻を見たくなり、今度は彼女の背後に回り込んで、
布団をそうっとめくってみる。もうすぐ割れ目が見えそうになったそのとき、
彼女が目を覚ました。夢の中で忘れ物でも思い出したみたいに出し抜けに起き上がり、
周りをきょろきょろと見ていた。
「おはよう。」できるだけ自然な笑顔を作って、挨拶をしてみた。
もしかすると、彼女は僕のことを知っているかもしれない、と思ったからだ。
だが、彼女は僕に気が付くや否や目を剥き、さらけ出していた胸を慌てて両手で隠した。
「ちょっと何よ?武くんはどこ?」
それを聞いてすぐに、三日前までここで住んでいた人間の名前が思い浮かんだ。
古沢武。大学の部活の先輩で、家具を全て僕に讓って東京に引っ越した、
お金持ちの先輩だ。顔もよかったし、彼ならこんな美人とも簡単に付き合えるのだろう。
なるほど、家具もそのままだったので、彼が引っ越したということに気が付かずに、
暗がりの中で寝ている僕のとなりで寝てしまったというわけか。
僕は彼女に服を着せ、すべて事情を話した。みるみる彼女の顔が青くなっていた。
はじめは、彼が何も知らせずに引っ越してしまったのがショックだったのかな、
と思ったけど、どうもそれだけではないみたいだった。
(オチは続きで!)
趣味で官能小説を書いているのですが、さすがに知人に添削を
頼むのは恥ずかしいのでこちらにカキコさせていただきます。
もし気が向いたらで結構ですので何かご教示いただければ幸いです。
モノは途中でボツにしたヤラシーンの導入部分。
設定は貴族の家に引き取られた薄幸の母娘。
母 30歳前後。館の当主にクスリ漬けにされて精神崩壊状態。
娘 ローティーン。母の代わりに夜伽に出ることを当主に申し出る。
昼間は使用人に混じって働き、心ない陰口に涙をこらえ、
夜はひたすら真性加虐嗜好者のエジキに。
そのわずかな合間を縫って母を看病。
母さまがご飯をたくさん食べてくれた日はちょっぴり幸せだったりする。
以下本文。
部屋に近づくと衣擦れの音が僅かに耳に入った。
(母さまが起きてる?)
足の運びを早め、扉に手をかけたとき背筋で血が凍った。
鍵が開いていた。慌てて室内に華奢な体を滑り込ませるとベッドに
横たわる母の上に若い男が上半身を覆い被せていた。出がけに丁寧に
しつらえた掛け布団は床に落とされ、薄い夜具がはだけられ、
母の豊かな胸は半ば以上露わになっていた。
怒りがアリエラの全身を灼いた。
「何をしているんですか!」
理性も思慮もなく大声で叫んでいた。桜色の薄い唇が自分でも分かるほど
激しく震えていた。
その声に驚いた男が振り返った。馬丁頭の下で馬を世話してる男の一人だ。
触れていた母の身体が突然熱鉄にでも変わったかのように両手を引っ込め、
身体ごとアリエラの方に向き直る。
「い、いや、アリエラちゃん。これは違うんだ。部屋を通りかかったら
お母さんのうめき声が聞こえてね……それで鍵があいてたから……」
胸をはだけられた母の姿をアリエラの視線から隠すように立ち位置をずらしながら、
しどろもどろに言い訳する男。
その姿を見ていてアリエラは心底情けなくなった。
もしも母さまが本当にうめいていたらアリエラは隣の建物からだって
聞き分けられる。鍵はおそらく馬丁頭の詰め所からマスターキーを
持ち出してきて開けたのだろう。
見え透いた言い訳、だがその言い訳を受け入れて事を納めるしか
自分には選択肢がないという現実。
「そうですか。それは失礼しました。母を気にかけてくださってありがとうございます。
あとは私がやりますから……もう……出ていってください……」
悲しげに睫毛を伏せて固い声を絞り出すと男が出てゆき易いようにそのままの姿勢を保つ。
が、男が動く気配はいっこうに無かった。服を脱がされかけたままの母が心配で、
つい上を向こうとしたその瞬間、自分の薄いなで肩に粘り着くような視線が
絡んでいることに気がつき、アリエラは愕然として細い顎を上げた。
男が自分を見ていた。奇妙にねじれた笑いを唇の端に浮かべ目をぎらつかせながら。
「このことを誰かに言いつけるだろ?」
アリエラは唇をかんだ。この男は自分自身にも言い訳をしようとしている。これから
やろうとすることを「必要なことだ」と自分を言いくるめようとしている。
「……いいつけたりしません」
無駄と分かっていながらも言葉がこぼれる。
「いや、いいつけるつもりだ」
「だから口止めをしないとなぁ」
母さまを守れるだろうか?
数百通りの状況展開を瞬時に頭に浮かべそれを同時になぞっていく。
自分が念入りに犠牲になれば大丈夫だ。これまでそうしてきたように。
そしてこれからもそうであるように。
「一度妖精ってのとやってみるのもおもしろそうだからな」
もう取り繕う態度すら捨て露骨に情欲をむき出しにする男。
「わかりました。ですが……」
大きな瞳に戸惑いの色を滲ませながらベッドの方を見る。
「大丈夫だよ。ずっと眠ったままでピクリとも反応しやがらねぇ」
もはや嘘を連ねる努力すら放棄した男がじわじわと迫ってくる。
以上であります。
>>593 一部だけ見て、こんな事言うのもなんだけど、
>今まで生きてきた中で、一度たりとも見たことのない街だった。
>しかし僕にはこの街のありとあらゆる建物の所在地が鮮明に分っていた。
>なぜ分かるのかは分からない。ただ分かるのだ。
こういうのどうなん? 分かるかは分からない。ただ分かるってさ・・・
説明する気はあるの?そしてこの文章に違和感は感じないのか?
夢オチか、高次の自意識モノか知らないけど、気持ち悪いんだよね・・・
全く考えずに、感覚だけで書いてると、醒める読者もいるよ・・・
>>595-597 ひょっとして、朝起きたらひとり身の僕の部屋にいきなり女の子が寝てた、って
シチュエイションが流行っているのかね?
文章はそれなりに読みやすい。若干大人しめな雰囲気はあるが、悪くはない。
#オチは続きで、とあるが、ここは短文を批評して欠点や長所をみつける
というスレであって、自分のショートショートを晒して読者に喝采を貰う
ところじゃないんだよ。
時々何レスにもわたって全文を晒す調子のいい香具師がいるが、それはここの批評者にとって
本来あまり気持ちのいいものではない、ということを知っておいたほうがいい。
そんなことをやるくらいなら、MBC、虎Xあたりに上げて板で告知したほうが
百倍マシというもの。苦言ながら。
>>598-601 まず、
>>598の人物紹介は不要である。なぜならば文章内で人物の大まかな
キャラクターを見せる事が作者としての力となるからだ。
大人しいというか、設定を気にしすぎてエロシーンが小粒となってしまっているのか。
もう少しダイナミックさが欲しい気はする。母親が陵辱されているシーンは
残酷で淫猥に描けるものだと思うし、結局この馬丁はまだ善良としか見えない。
ローティーンでありながら少女のコケティッシュな魅力(有体に言えばメスの匂い)を
漂わせるのであれば、もう少し違った部分に男の視線を持ってくるはずだが。
思うに、雑な仕上がりを恐れ、細部に目をやりすぎるあまりに、物語の勢いを
弱めてしまっているのではないだろうか。
なんとなく作者は女性のような気がするが、エロを書くにはやはり一皮向けるのが
肝要だと思う。
605 :
無料動画直リン:03/06/08 10:28
今日は自分の文章を晒しに来た。
よかったら一言でもいいので批評おながいしますm(_ _)m。
開門の儀式には、多くの参列者を予測して警備に余念がない。今回の貴賓には、
地元の名士だけでなく、王族のヴァルヌ卿が参列するせいもあった。
警備見習いのベン・オーシャンダーは、打ち合わせの際に居眠りをして、
ヴァルヌ卿が王族の何の身分に当たるのかを利き損ねていた。そんなことは
開門警備の端にある自分には関係のないものだと思っていたし、事実その通り
だったのだが、先輩警備のエドはそれを仲間の前で叱責した。だから今のベンは
少々不機嫌な面持ちで任についていた。
いい天気だった。雲ひとつない蒼穹に、最近見かけるようになった白い鷲の
つがいが舞っている。猛禽はあまり二羽で飛ぶことはないと田舎の父親から
聞いたが、かれらにはその様子は全く見られなかった。
「けいいびぃいいい、はじめえええええ」
誰かの声が、遠くに聞こえる。すると、少しだけ自分に近い者の声が続く。
「けいいびぃいいい、はじめえええええ、第三十五警備隊いいいいい」
鋲を打った警備隊の靴音が、規則正しい足踏みをして応じる。見習いの
ベンの長靴には鋲はなかったので、スカスカと間の抜けた靴音にとどまる。
ベンの隣に立っている警備士が叫んだ。
「けいいびぃいいい、はじめえええええ、第三十五警備隊いいいいい、
任務開始いい」
ぴたり、と、靴音が止んだ。警備士総勢六十名は、長剣を刃を下にし、
柄を両手で添える恰好で背を伸ばした。これから交代時間の正午まで、
直立不動なのだ。見習いのベンは半分の時間で交代することになって
いるが、この間、虫が鼻に止まっても動く事を許されない。警備士は
集中力の必要な、面倒な仕事なのだった。
作家になりたいんですよ。作家に。
609 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/08 11:27
610 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/08 11:38
>>607 >先輩警備のエドはそれを仲間の前で叱責した。だから今のベンは
少々不機嫌な面持ちで任についていた。
>中略
>誰かの声が、遠くに聞こえる。すると、少しだけ自分に近い者の声が続く。
ベンが主人公なのか、だが中段から「自分」になってる、一人称なのか
神視点なのかハッキリしないな。
脈絡のない鷲のつがいの話より、「門」の正体が知りたい。
皇族まで参列する開門の儀式とは何ぞや、新たに門が完成して
盛大に落成式を取り行うのかと思ったが、時間になって兵士が
交代するので、単に毎日繰り返されている交代のセレモニーで
あったか。当日の開門の儀式というのは特別な日の閲兵の式典か?
警備士?近衛兵では?それにしても、門番に60人は多いな。
>>598-601 とりあえず文章は抜群に上手いと思う。
情景描写も過不足ないし登場人物の印象の付け方も巧み
(後半の妖精云々はこれだけでは意味わからんが)。
ただ他の人もいってるが官能小説にしてはおとなしめ。
まあエロシーンとのギャップを狙ってるのかもしれないが、
肝心のエロシーン抜きでは批評不可能。
612 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/08 14:57
妖精がでてくるって、そういう小説のスレか
613 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/08 16:17
>>598-601 設定は多分夜だろう、母は消灯して寝ないのか。部屋の状況が
確認できるということは、部屋の灯をつけて堂々と間男か?
しかも、計画的なら扉の鍵くらい掛けるだろう。
男は娘とやりたいなら最初から娘の部屋に向かうだろうし、
何かイマイチ筋書きに説得性のない物語だな。
615 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/08 17:43
>>595-597 いいと思う。
素人にありがちな堅苦しさがないし、
短い文章なのに物語がしっかりしてる。
616 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/08 18:34
>>616 群像あたりの編集部を騙すしかないな。
「これ、今ナウなんですよ!」
618 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/08 20:25
星がよく見える夜だった。
当然、故郷の空に比べると、その美しさはどうしても格段に落ちる。だけど都会にしてはよく見える夜だった。
信号待ちをしていた事をすっかり忘れて、その空に見入っていたら、後ろの車からクラクションを浴びせられた。
僕は急いでアクセルを踏む。オートマ車はどうもアクセルが利きすぎる。
僕は誰もいない自宅へと急ぎながらも、時々さっきみたいにぼんやりと空を眺めた。
どれがどの星座で、何という名前の星かなんて当然わからない。ただ眺めている。それだけで神秘的な気持ちになれる気がした。
それがもし、全ての星の名前を暗記してしまっていたらどうだろうか。多分その時、僕は、今の10分の1も神秘的な気持ちにはなれないと思う。そしていつかは飽きると思う。その時、興味はおそらく、新刊雑誌にでも移るのだろう。
こんな事を考えているうちに、星に対する興味はなくなっていた。
>>618 支離滅裂。こんなムカつく文章ないわ。
もしこれが冒頭だったら、もう後読まないよ
P.S.
脇見運転イクナイ
>>618 >当然、故郷の空に比べると、
この場合の比較対象である「都会の空」→ここは都会であるという
記述がこの文の前の段階で欲しい。「当然」とまで言い切るのだから
作者にとっては自明の理。でも読者にとっては意味不明な状況はまずい。
強調するポイント的な部分であるならまだしも、まだ流し描写のはずだから。
>その美しさはどうしても格段に落ちる。だけど都会にしてはよく見える
「だけど」で比較されている対象が「美しさ」VS「見え易さ」でやや曖昧。
>オートマ車はどうもアクセルが利きすぎる。
これだけでは無意味な描写。だからどうしたという感じ。
独白者がなぜこう思ったかという補足が欲しい。
もし、後々、伏線(独白者の性格付け、オートマ車自体の仕掛け)として
絡んでくるならかなり巧妙な描写になってマル。
>僕は誰もいない自宅へと急ぎながらも、時々さっきみたいにぼんやりと空を眺めた。
自宅へ急いだ→でも空をながめた→どうやって?
→急いでいるなら停車中じゃないよな→脇見運転カヨ!
となってまずい。「信号で止まるたびに」とか入れるとイイかも。
>どれがどの星座で、何という名前の星かなんて当然わからない。
どういう読者を想定しているかは分からないけど、星に詳しい読者も
中にはいるかもしれない。その読者はちと違和感を覚えるだろう。
「僕には当然わからない」なら可。ひょっとしたらその人達の優越感を
くすぐれるかもしれない。
>なれる気がした。
>それがもし、
接続の語感では「これがもし」の方がいい。
なぜなら指示しているものがより近くにある感じがするから。
今、現に考えている「星を見て神秘的な気持ち云々」という感情は
ほとんど自分と同じ場所にあるくらい近い存在であるはず。
>暗記してしまっていたらどうだろうか。多分その時、僕は、今の10分の1も
時制的に現在完了で「暗記してしまっていたら」と仮定しているのに
「多分その時」という過去や未来の時制の一点を指す表現で受けるのは
違和感がある。「今」と比べている点もマズイ。
試案だが「暗記してしまったら」と未来形で仮定するとしっくりくる気がする。
>新刊雑誌にでも移るのだろう。
意図的に読者に転調を仕掛けている部分だと思うがこれも単独では意味不明。
「新刊雑誌」ではイメージが拡散しすぎている
(「世俗的なつまらないもの」というニュアンスか)。
後の展開の伏線だったりするならマル。
もっとイメージの集中したブツを持ってくるなら個性が出てイイかも。
村上春樹風にちょっとマニアックなホビーとか。
>こんな事を考えているうちに、星に対する興味はなくなっていた。
この一文だけでは判断が付かないのだが
・回想シーンのまとめ
・このシーンの区切り
の二通りに解釈できる。二通りに解釈できる時点で既にやばい。
後、単独の文章なら「締め」的な一文(長くなるので説明省略)が
末尾にあることが望ましい。この一文では不適。
二通りに解釈出来る点も理由のひとつ
また、全体の中での一シーンであるならその場面自体の必然性が必要。
例えば、「よく知らないから神秘的に見えるモノもある」
というメッセージを語りたかったなら、それが全体の構成要素として
どうして必要か? という問に答えられるものでなくてはいけない。
色々偉そうに語ってスマソ。まあ、あくまで参考意見のひとつくらいに
気楽に考えていただければと思う。
1990年ごろ。髪の黒い女の子がいた。その子は高校生。いつもつまんな
そうな顔をしていた。転校生の男の子が、その子に一目ぼれをする。
「どうしていつもそんな顔をしているの?」
「あなたに関係あるの?」
それが始めの言葉だった。
男の子は、噂で女の子が生活指導の教師と大戦争を起こしたことがあると知る。
それは、髪の色が問題になったのだった。教師は、この子は髪を染めている、
と言ったらしい。その真偽は、噂では判らなかった。
「髪、茶色いんだって?」
「あなたに関係あるの?」
女の子は心を開かなかった。男の子は、考えた。考えに考えに考えた。
血筋…。男の子は、何か閃いたと思った。男の子は、女の子のルーツを
辿った。探偵まがいのちょっとずるい手も使って。女の子の母親は、
秋田育ちだった。女の子は、そこで生まれていた。男の子は、夏休みに
その実家を訪れた。門前払いを食らわされた。蔵があった。夜、忍び込んだ。
その奥に、古びた桑折があった。開けると…。
二学期、男の子は女の子に声をかけた。何?女の子は相変わらずだった。
みんな、聞いてくれ!男の子は教壇から大声で言った。
「ロマノフ王朝の落人なんだ。ソ連の共産党軍に追われて落ち延びてきたんだ。
これが、証拠だ」
手には色あせた白のウェディングドレスと王冠があった。
そこに縫い付けられたダイヤモンド。そこに埋め込まれたダイヤモンド。
誰かが、プリンセスプリンセスの歌を思い出して歌詞を口ずさんだ。半ば
呆れたように。
「だから、髪が茶色いんだ!」
女の子は、黙っていた。ただ、じっと男の子を見ていた。
次の年、ソ連は崩壊した。
女の子は、もう黒髪ではなかった。女の子たち、いや男の子たちまで髪を
染め始めたが、教師はもう何も言わなかった。
卒業する時、女の子は男の子に近づいて言った。
「あなたがソ連を崩壊させたの?」
「そうさ」
女の子は笑った。初めての笑顔だった。
「つきあってよ」
「…いいわ」
蛇足。十年後。
「私たちが別れたら茶髪って流行り終わるのかな?」
「どっちでもいいよ」
そんな恋が、今も生きてる。
>>623-624 あのー個人的な感想ですが
隠していた自分のルーツを勝手に調べて
勝手に発表するような男に女は惚れたりするんでしょうか?
ソ連をぶっ潰したから?
マジだとしたら相当リアリティ(細部のリアリティね)に欠けるし
そもそもそれで感激する女の子の心理がわからん。
ジョークだとしたら女の子が惚れた原因がこの文章の
何処を探してもみあたらね。
このエピソード全体が実は単なる狂言、という可能性もあって
それなら面白いかもしれないけど、それを匂わせる伏線は皆無。
まあ白のウェディングドレスなんて当時、本当にロマノフ家で
使っていたのか? とかその辺を工夫すれば面白いかもしれんけど。
全体的にデリカシーのかけらもない思春期厨房の妄想臭が
プンプンして萎えます。
いや、隠してたんじゃなくておそらく女の子も知らなかったんですね…
そこらへんは説明不足だったかも
白くないウェディングドレスって考えにくいんですが…
デリカシーが無いのは髪を一律に黒くさせようとしていた昔の教育の
やりかたです。それが伝わればおk
>白くないウェディングドレスって考えにくいんですが…
せめて「ウェディングドレスの歴史」でググるくらいやってよ……
ロマノフ家が白のウェディングドレスを使ってたらそれは十分ネタに
なるエピソードだと思うよ。
>>613-624 内容はどうでもいいけど、あらすじ紹介臭い文章で
読む気力が削がれるね。
>>623-624 生活指導の教師を『ソ連』に例えたんだろけど
>「あなたがソ連を崩壊させたの?」
この一文。
女の子は目の前で男の子が、ソ連を崩壊させるところを見てた訳だろ?
生活指導の教師が嘘つきだってことを暴いて見せた。
だったら何故、疑問文なのか?
それともう一つ。
>大戦争を起こした
ということは女の子は茶髪は地毛だと、生活指導の教師に主張したのだろうが
なぜそのとき切り札である王冠(とウェディングドレス)を使わなかったのか?
または使えなかったのか?
その表記がまったくないのは不透明な感じが強くて
話の整合性に疑問を覚える
>>623=626
ああ。女の子は知らなかったのか・・・
>>630で書いた二つ目は脳内あぼーん宜しく。
>>630 それは深読みのしすぎです^^
俺ソ連シンパだし、別にソ連を悪の象徴として使ったわけじゃないです
繰り返し書くけど、おそらく女の子は何も知らされていないのです
なぜ自分が茶色の髪なのかも知らない
ロマノフ王朝系の人達が秋田に入ってきてるらしいってことは
最近になってDNA調べてわかったことだし、地元の人達は実に日本的に
「なかったこと」にしようとしていたのでしょう
でも秋田に背の高い子供が多くてバスケにちょうどよかったとか、
この話の茶色の髪の女の子とか、隠しても隠しきれない部分があるわけで、
それを日の光にさらそうとした男の子の生き方に心を動かされた
女の子であるわけです…とか書いた俺は思っています
ソ連シンパではあっても、だからロマノフ王朝ゆかりの人は罰するべきだ
とは思いませんし、今同じ時を生きてる彼らと、いかに分かり合うことが
できるのか?そんなことを考えたいです
くどいけど、男の子がソ連を崩壊させたってのはふざけて聞いてるんですよね
で、ふざけて答えてる
幼い頃のそういうやり取りって俺好きなんですけど
ただ、推敲したら十分感動的なエピソードになると思う。
・女の子は自分のルーツをしらない
・秋田県と血筋について閃く箇所を入れ替えてルーツを伏線化する
・DNAネタは十分本文に挿入する価値のあるトピック
・男の子が真実を発表する場をもっと盛り上げる
・ソ連と教師の弾圧は十分暗喩として使える美味しいネタ
この辺りに留意してリライトしたら相当なものになるかもしんない。
635 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/08 23:43
なんだよ子供向けスレか
残念。他をあたってください。
>・秋田県と血筋について閃く箇所を入れ替えてルーツを伏線化する
ここがちょっと?わからないです^^;俺伏線なんてあまり
考えられないので
よかったらもちょい詳しく
ご指導ありがとう
>>623 だからそれはソ連と生活指導の教師を結び付けてるから出てくるやり取りじゃないのか?
あと、酷なようだけど
>ソ連を崩壊させたってのはふざけて聞いてる
この部分。情景が伝わり辛い
二行ずつ会話文連ねて巧く書いたつもりかもしれないが
間の取り方が悪い。というかテンポが早過ぎる
よろしくお願いします。
実は以前『平成と平安』書いていた物です。新作です。
「じゃあ行って来ます。お父様」
私はヴァイオリンをケースに入れながら言った。
窓の外では、小鳥が鳴いているようだ。
庭に植えていた桜もニューヨークではなんとなく色褪せて見えるのはどうしてなのだろう?
そろそろ2時になる位だろうか……。
「では送っていくよ。由希」
父親はそう言いながら今朝の新聞を折りたたみながら言った。
由希は少し驚きながらぼそぼそと言った。
「大丈夫だわ!ニューヨークに来てもう2年……いいえ2年と半年になるんだわ」
窓辺には小鳥が集まっている。
由希がパンくずを毎日窓辺にまいているのをこの小鳥たちは忘れたりはしないのである。
ニューヨークはステイツらしい!そう言う人もいれば、周りにはエイズやマフィア、失業者で溢れているニューヨークもあるのだ。
由希と由希の父親の貴彬(たかあき)はニューヨークに住んでいる。
割と高級住宅街で、日曜日の朝はとてつもないほどの優しさを垣間見るような気持ちにさせてくれる時でもある。
ニューヨークは危険だ。
レイプ・引ったくり・殺人……きりのないこの不安はなんなのだろう?
次は誰だ?私か?それともおまえか?果ては名も知らぬ者か?
「早く乗りなさい遅刻するだろう?」
貴彬はそういいながら車のドアを由希のために開けた。
小鳥は過敏に反応する。
美しい空に白い小さな小鳥はかんしゃくダマのようにはじけて飛んでいった。
「今日は何だか騒がしいと思わない?」
由希はなんだか怖いと思いながらヴァイオリンを後の座席に置きながら言った。
後部座席に誰かいるのではないかと思ってしまう。
ずっと前からニューヨークに来てからはずっとそうだ。
私はニューヨークを良く知っている。
1時間に1人殺されるという計算になる……。
私はその1人になりますか?
あなたは私を殺したいんですか?
由希はそんなことをもう2年半も考えつづけてきた。
たまたま、人が殺される所見てしまったことが一度だけある。
とあるお店でショッピングをしていると銃を持った男が押しかけてきたのだ。
店員は抵抗した。やめろと叫ぶ声。自分に何が出来たと言うのか。
あの時、店員がスローモーションのように倒れていくのを私には凝視するしかすべはなかった。
警察に尋問されたのをよく覚えている。
どんな人相だったんだ?」
思い出すのも怖いことだ。
「どうしたんだ?気分が悪いのか?」
父親はそう言ってから、ヴァイオリンを後から取り出して元気を出せとでも言うように背中をぽんと叩いた。
641 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/08 23:56
マンハッタンの一角にあるビルの3階と4階はいわゆる良家の子供達が通う音楽教室である。
ピアノ・ヴァイオリンが主であるが、他の楽器も幅広く受け付けているのが人気の一つでもある。
そしてまた、そのビルあたりは治安が非常に良いのもそうであることに違いはなかっただろう。
由希はヴァイオリンのケースを大事に抱えるように持った。
自分にとってヴァイオリンはなくてはならないモノだった。
由希はヴァイオリンがとても上手い少女なのだ。
ニューヨークでの国際ジュニアヴァイオリンコンテストでは最優秀賞には及ばなかったが準優勝を獲得した。
日本での地位は高く、その優雅さは右にはでない。
技術的には高いとはいえないが、彼女のかもしだす雰囲気は何とも言えない。
>>638 >>ソ連を崩壊させたってのはふざけて聞いてる
>この部分。情景が伝わり辛い
うーん、そうなのか…思春期特有の妄想を共有できる特権みたいな
ノリで分かってもらえるかと思ったけど…
テンポが早すぎるのは2ch向けに書いたからと、長く書くと
みんなをひきつけ続けられない力不足によるものです
>>637 つまり
1 男の子が秋田県=白系ロシア人の亡命先、という知識をもっている(でも読者には秘密)
2 女の子のルーツが秋田にあると知る
3 血筋というキーワードでピンとくる
こういう流れだと美しいかと。
男の子が秋田に行くという意外な行動を十分意味ありげに演出できて
読者をひっぱれるというか。
つーか、もう寝る。
あとウェディングドレスは調べとくと絶対いいネタになると思う
いじょ。
644 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/08 23:58
南国に咲く、真っ赤な花のように強い印象を受けるわけではないが、その優しい音色はまるでかすみ草のごとく甘く、
なぜか切ない気持ちにさせるのだ。
権威ある批評家達は「表現力は素晴らしくプロの中でも数少ない者の一人であります。
技術的にはまだまだ発展途上というところですけれど……技術は後からいくらでもついてくるでしょう。
彼女の将来が楽しみだと思いますよ。気付いている方も要ると思いますが、彼女は去年より今年、
そして今年より来年の方が上手くなっているでしょう」と皆が言うのであった。
「じゃあ、頑張るわ」
由希は車のドアを元気なく閉めた。
車がビルの前から立ち去っていった。
由希はビルを上った。
二年半前にアメリカ―ニューヨークに来て、それから半年後にこの音楽教室に来たのだ。
二年前……まだ16だったんだ…。
遥か遠い所―日本ではいったい何が起こっているのだろうか。
誰かが私のことを思い出したり、見守ってくれたりするのだろうか?
時々、由希にはこのように日本のことを想う。
ニューヨークはいいと思う。
でも、日本のことが頭から離れはしないのである。
ビルは赤レンガでヨーロッパのようなモダンな感じの建物だ。
新しいおろしたてのピンクのパンプスが真っ白のスカートをより優しく包んでいる。そして上からはカシミヤのカーディガンをそっと羽織っている。
どこから見ても一目でお嬢様とみえるその姿は彼女の父親が金持ちである事を否応もなしに知らせているというものだ。
そして身のこなしもそれとすぐにわかるのだ。
645 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/08 23:59
ビルの階段を上り、1階の本屋に差し掛かった辺りで声がした。
……いや声だけではなく人の手も由希の目の前に現れたのである。
恐くて後ろを振り向く事が出来なかった。
「わりぃな、お嬢様ヨォ。こちとらしかたがねぇんだからさ」
口を覆っているその男は、タオルか何かを取り出した。
「何をするんですか?離して!」
しかしながら、そのタオルで顔を覆われたと同時に目の前が真っ暗になった。
きっと睡眠薬でも仕込んだんだわ……とは思いながら、意識は遠くに遠ざかっていった。
まるで意識だけ日本に行ってしまったかのような感覚におそわれた。
646 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/08 23:59
―痛っ……。
痛みで目が覚めた。
「気がついたか?まぁオレ達に感謝していただきてぇぜ」
目の近くで擦り傷をしたようで思うように見えない。
「その真っ白なお顔に傷をつけちまって残念だな。汚点みたいなもんだからな」
「私に何の用があるの!誘拐でもする気?」
目をそっと開けると、部屋はがらんとした殺風景な所である。
薄汚れていてあまり衛生的とはいえない。
由希の向かいの壁には男がいた。
男といっても、まだ由希と同じ18かそれ位にしか見えない。
金髪が方にかかるほど長くはないが、靡いている様は美しい。
目の色はブルーグレイ。
身長は座っているのでよくはわからないが、足が長く、体つきがいいのは一目でわかる。
顔立ちも、同じく鋭いほど整っている。
美しいというよりは冴えた顔とった方が適切のように思えるほどである。
「あんた青木……だな。外交官青木貴彬の娘だろ?」
相手の男……少年はそう言いながらあざ笑った。
ブルーグレイの瞳はまだ夜明けではあるが春の光さんさんとしている空の色とは似ても似つかなかった。
「何で……知っているの?」
相手の少年はおや、と言うように少し驚いて見せた。
「君もグルかと思ったけど……違うみたいだな」
そう言いながらブツブツと言っている。
由希は夜明けという現在の状況をどのように解釈すればいいのかわからなかった。
647 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/08 23:59
以前見た、あの恐ろしい殺人事件を思い出した。
今度は傍観者ではなく当事者なのだ……!
由希は涙がポロポロ出てきた。
少年はそれにも気付かずまだブツブツとやっている。
「ボスゥ、もう起きたんすかぁ?」
寝ぼけ眼をこすりながら言う男……いやこれもまだ少年だが……がいた。
「ああ、でもこの女はシロだぜ。結局、親父だけみたいだな」
「でっ、でもボスゥ……縁組くんだつー話もあるみてぇじゃねえですか」
「わかってる、でもずいぶん平和ボケしてるぜ。この女。コップ(警察)が来たらまた、面倒になるからな」
由希は不安にかられた……。
お父様が何をしたって言うのこのチンピラの不良ども。
由希はニューヨークがほどほど嫌いになった。
日本の極道の方がまだマシだわ。
日本の極道がどんなものかしらないながらも、いまやニューヨークを知り尽くしてしまった感もある由希にとってそう感じる事は自然の摂理だったのかもしれない……。
つづく
>>643 色々ありがとうございました!
^^)ノシ
649 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/09 00:04
>>えり姫
では、わたしが一言。
改行しすぎで、逆に読みにくいです。
改行しすぎで、文の一つ一つが、読者の思考に残らない気がします。
改行をガマンして、読者にイメージを伝える訓練をしましょ。
650 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/09 01:18
>>591 某有名K大学に受かったのなら、そいつは頭良いんだろ、
日本は貧乏学生にも道を開くべく、奨学金制度もあるんだから、
いくら物語といえども強盗殺人までやることない、方法は色々ある。
言いたいことは、無理のある展開は読者も引くということ。
何も言えずにその場に立ち尽くしていると、
ベッドの上で腰をかけていた彼女の顔に不安の色が浮かんだ。
「先生、私…重い病気なの?」
応えようとしたが、口の周りの筋肉が固まってしまっていて、上手くそれができなかった。
そのとき出来た精一杯のことは、ただ首をぎこちなく縱に振ることだった。
たちまち彼女の顔がくしゃくしゃになって、真っ白な肌を夕焼けに染めて、
彼女はしくしくと泣きつづけた。
僕は何も言ってやることができず、ただ黙ってそこに立っていた。
どれぐらい時間が経ったのだろう。気が付いたら、彼女は泣くのをやめていて、
ベッドの上で寝そべったまま、僕に背中を向けていた。
「…それじゃ。」
そう言って踵を返したとき、彼女が小さな声で僕に言った。
ありがとう、と。
まだ研修をはじめたばかりだった僕は、それが何に対しての言葉だったのか、よく分からなかった。
あれから十年、さまざまな患者たちに出会い、
そのときの彼女の気持ちが、少しだけ理解できるようになったと思う。
彼女はもうこの世にいないけど、あのときを思い出すといつも小さく呟いてしまう。
ありがとう、と。
652 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/09 01:41
>>652 ゴメ、ぱっとみて業者かとオモタ、ほんとゴメ
俺は002の左1、上2がいいなぁ
関連レス、ありがとね(だよね?)
654 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/09 06:43
文章が拙いのは自分でもわかるので、ちょこちょこ直していたのですが、
直しているうちにどこが悪いのか、わからなくなってきてしまいました。
是非皆様の批評お願いします。
私の好きなものの一つに飛行機雲がある。
特に夏の広く青い空にあるやつは殊の外、胸がしびれる様な感覚を与えてくれる。
あの広い空に飛行機が懸命に自分の存在を残そうとしている様で、切なくもあるけど、私に勇気をくれる。がんばろう。そう思わせてくれるのだ。
去年、私はひとつの失恋をした。
今まで何度か失恋をしたハズだったのに、あれから一年が過ぎた今も、あの人は私の胸をこんなにもドキドキさせる。
そう、あの人から教えてもらった事のひとつにこれがある。どうやら私は悲しすぎても、寂しすぎても胸がドキドキするらしい。
そんな日は決まって、心臓をえぐりだしたくなる。
胸が締め付けられる様な、この状況から逃げ出したくて。
655 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/09 06:46
でも、そんな勇気もない私は一人で空を見る事にしている。
別に空を見上げたって気持ちが楽になる訳でもないし、空が慰めてくれる訳でもない。飛行機雲だって、そんなにめったに見つからない。
冬の夜空なんてあの人がただひとつだけ知っていた星座、オリオンを見つけてはドキドキしてしまうし。
それでも何故だろう。私は空を見上げている。
ふとあの人にとって私は飛行機だったのかと思う。
飛行機雲を好きな理由は本当は自分を重ねていただけなのかもしれない。
あの人の空に必死に自分を残そうとしていた私。
あの人の空からいつか消えてしまう私の存在。
まるで飛行機と消えてしまう飛行機雲そのままだ。
また空を見上げる。
音量を小さく絞ったラジオから小さな歌声が耳に届いた。
「あぁ言葉にできないほど好きでした。そして、日々はただ過ぎて行く。(YOGURT-pooh)」
完
この僕の昨日の行動が聞きたいだって?僕が殺人犯だとでも?
いいだろう。君が僕を疑うと言うのなら、気の済むまで答えてやろうじゃあないか……。
いいかい、昨日僕はまず朝いちで図書館に向かった。
なぜかって?黙って聞いてろこのスカポンタンが!!!
持ち出し禁止の書架に興味深い資料があったからに決まってるだろうが!!!
…そして図書館の20m手前で、僕は図書館が休みであるとこに気づいて落胆し、
となりにあった広報用の掲示板に27回ほど蹴りを入れてガラスを粉砕し根元をヘシ折ってやった。
ざまあみろってんだクソが。気が晴れた僕は渇いた喉を潤すため、すぐ近くのコンビニに向かった。
あの店員ときたらどいつもこいつもイケスカナイ野郎でね。信じられるかい?
紙パックジュースを買うたびに毎回ストローを入れ忘れるんだ。見てて気づいたんだが、女性に対しては
一度もストローを入れ忘れたことが無い。だからいつも努めて入らないように気を付けてはいるんだけど、
立地が奇怪なまでに素晴らしくてね、吸い込まれるように入ってしまうんだ。
だから余計にムカツクね。本当にムカッときたよ。今君に疑われているのと
同じくらいにね…。ああ、次はどうしたのかってことだね。
僕はそこでアップルジュースと梅オニギリを買った。レシートもちゃあんと取ってあるよ。ほら、これさ。
まったく君みたいな人がいつ訪ねてくるかわかったもんじゃないからね…なんて、冗談だよ。
もちろん経費として落とすためさ。それで、僕はそいつを食べるために公園に行った。
いつも来ている親子に軽く挨拶をしたあと、この僕は僕が座ると決めている
ベンチに座って昼メシにパクついたってわけさ。それからは簡単だ。
この僕は映画の試写会に行き、近々公開される映画を見る予定になっていたからだ。
内容は安っぽい特撮ものだったが、まあ話題になっているようだからテキトーに
付き合って帰って来た。君の前でその内容を事細かに喋ればアリバイとやらになるのかもしれないが、
まあ君の楽しみを壊すのはやめておくよ。試写会の後、ネタばれを含む記事を書いた。
それが番組表雑誌に載ると思う。それをもって僕が試写会に出向いた証拠にしといてくれると
ありがたいな。おや、もう帰るのかい?せっかく来たんだ、ゆっくりしていけよ。
あ、そうだ。今まで話に夢中になってて忘れていたんだが、君の肩にでっかい毒蛾が止まってるぜ。
>>654-655 情景描写は一人称より客観的な視点から行う方が良い気もする。
そこに感情を散りばめる感じで、読者の共感を呼ぼうとするのが・・・
まぁこれは俺のスタイルだから参考にならないか。
>>656-657 文章が弾んでますな。テンポが良い
掴み所の無い落ちをどう捕らえたらいいのか分かんないけど・・・
>>654-655 あー、ごめん。情景ではないね。
ただ、飛行機雲を好きな理由、表現として理屈が過ぎる気が。
660 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/09 11:38
オレとノリ(波野の愛称)は、同時に一人の女性を好きになってしまった。
お互い一歩も引くことなく、時にはこっそり抜け駆けのスリルを味わいながら、
それでも、錆びの浮き出たカルマンギアを飛ばして、3人仲良くビーチに通ったもんさ。
オレはグーフィー、ノリはレギュラーだった。
ピークからほぼ同時にテイクオフしたオレたちは、それぞれのボトムターンを決め、
左右に分かれるように波をメイクした。
先にプルアウトしたオレは、ビーチでひとり待っていた女性の視線が、
はるか左をいくノリに釘付けになっていることに気がついたんだ。オレじゃなくてね。
いや、実際のところ、すでに2人の心がオレの頭越しに通じ合っていることくらい知っていたよ。
ただ、その日の波が、おれにタイ子を諦めるきっかけを与えてくれたってことかな。
661 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/09 11:42
このスカポンタンが!!!
662 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/09 12:04
とりあえずさ。技術がどうこう言い出すんならどういった
言葉の使いまわしがベターと思えるか、とか、文法の訂正
くらいしろよな。批評家気取りの皆さんよ。
このスレで一番技術が無いのは自分の批評だって気づけよ。
(全員に言ってる訳ではないが。)
663 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/09 13:53
>>662 1.「とか」の使いかたがおかしい。きちんと2回繰り返しすべき。
例)ビタミンCを摂取したいなら柑橘類がいいよ。みかんとかオレンジとか。
2.最後の二行が誰に呼びかけているのか分かり辛い。
そもそもこの程度の文章で括弧書きの補足など不要。直せ。
「ああ、腹ぁ減った。帰ろう。」
畑仕事を終えた儂は、先に帰った婆さんが
こさえて待っておるじゃろうタヌキ汁を楽しみに
家路に足を進めた。
今日になって、やっと捕まえたタヌキは
この村のあちこちの田畑を荒らしとった儂ら村の
百姓のにっくき天敵じゃった。
年貢におさめるはずの、野菜や米をタヌキに
食われたことが続いて、お役人に何度ぶたれたことか・・・。
「タヌキの奴め。罠に足を獲られて、すっかり怯えきった
様子で、必死な顔をして命乞いをしておったが、そうはいくか。
ずる賢くてなかなか捕まらなかったタヌキのことじゃ。
逃がしたが最後、捕まった恨みを晴らさんとばかりに
荒らし回るに決まっておる」
儂は長い間の悩みの種をつぶしてやったことで、胸がすく
思いがした。そしてにっくきタヌキを絞めてこさえた
タヌキ汁の味を思い浮かべて、口の中にツバが溢れてきた。
そして、小さな茅葺きの我が家へやっと帰り着いた。
儂は戸口の横にクワを置いて、戸を引いた。
家の中から漂ってくる肉の煮えた良い香りを嗅いで、
一仕事して腹を空かせておった儂は、ごくりとツバを飲んだ。
「婆さん、ただいま」と、土間で汁の入った鍋をかき
回しておる婆さんに声をかけた。
「爺さん、おかえりなさい。タヌキ汁煮えとるよ」
そういって鍋を持ち上げ、いろりへと運ぶ婆さんの姿が
心なしかいつもより小さく見える。
「婆さん、背が縮んでおらんか?」
婆さんはいろりの上に鍋を吊しながら
「畑仕事のせいで、また腰が曲がったんでしょうかねぇ」と
笑いながら言った。
「そうか、苦労かけるのぅ」わらじを脱いで家に上がり、
いろりの前に腰を下ろしながら、儂はいつも苦労をかけておる
ことを申し訳なく思った。
「いいんですよ。さあ、タヌキ汁をどうぞ。
たくさんこさえましたんで、たんと食いなされ」
婆さんはそういって、椀に肉のたっぷり入っれた汁を
注いで渡してくれた。
暖かい椀を手に取って臭いを嗅いだ。
ならわしのために、獣の肉は病のときでもなけりゃ
おおっぴらに口にはできん為、久しぶりの肉の香りは
たまらなく鼻を喜ばせた。
箸を手に取り、肉を一切れ口へと運んだ。
筋ばって堅い肉じゃが、油がのっておる。
それでいて淡泊ないい味が、口いっぱいに広がった。
「うん、少し堅いがうまいぞ」
喜んで旨い肉をほおばりながら婆さんにそう言った。
「そうですか。どんどん、おかわりしてくださいな」
と、婆さんは嬉しそうに言った。
儂は一杯、二杯といっきに食って、三杯目をすすった。
さすがに腹が膨れてきたが、まだ食える。
明日からはまたヒエや粟の堅い飯と、クズ野菜でつくった
おしんこが続くのじゃから、旨いもんは食えるときに
食っておかねばと思いながら、儂は三杯目の椀に残った
肉を口に押し込み、汁をすすった。
「ああ、旨かった、旨かった」
腹一杯になった儂はごろりと仰向けに寝ころんで、
ぱんぱんになった腹をさすった。腹がふくれたせいで
まぶたが重くなっておった。
ふと、婆さんを見ると、様子がおかしいことに気づいた。
うつむいてくっくっくっと妙な笑い声を出しておる。
「婆さん、どうしたんじゃ?」
心配になって声をかけたが、婆さんは妙な笑い声を出しながら
「汁は旨かったかい?」と言った。
すると今度はひっひっひと大声で狂ったように笑い出した。
儂は「おいおい!婆さん大丈夫か!?」と叫んだ。
「おいらは婆さんじゃねぇよ」
婆さんがそう言ったその時、儂は我が目を疑った。
婆さんの体が潰れた紙風船のようにしぼんだかと思うと
しぼんだ婆さんの中で小さな何かがもぞもぞと動き、
飛び出て来た。
「お、おまえ!」それを見て儂は仰天した。
タヌキじゃ!?今、食ったはずのタヌキがそこにおるのじゃ!?
「ど、どういうことじゃ!婆さんに化けておったのか!?
どこじゃ!婆さんをどこに隠した!?」
タヌキは腹を抱えて笑い転げながら、前よりもっと大きな
声で笑い始めた。
儂は怒りながら「何がおかしい!」と言った。
するとタヌキは笑いを抑えるようにしながら言った。
「おまえの腹の中さ」
儂はちょっとの間、その言葉の意味が解らなかったが
はっとして血の気が引いていくのを感じた。
「ま、まさか」額に脂汗がにじみ出るのがわかった。
タヌキは笑いながらぴょんぴょんと土間へと飛ぶと
土間にあった瓶(かめ)を押して倒した。
瓶は大きな音をたてて割れた。その中から白いものが
見えておる。よく見るとそれは人の骨じゃった・・・。
それを見て一瞬で何が起こったのかを確信した途端、
気分が悪くなり、食ったものをどばっと吐き出した。
ドロリとしたものが床に落ちた。ぐじゃぐじゃに
なった肉片が出ておった・・・。
そんな儂を見てタヌキは愉快そうに笑いながら
「じじぃがばばぁを食った。三杯も食った三杯もくったぁー」
と言って、外に出て行った。
遠ざかっていくタヌキを睨み、狂いそうな気持ちで
涙を流しながら、吐いた。
胸が引き裂かれるような思いがした。
必死に腹の中のものを吐いた。じゃが、いくらか吐くと
なかなか出てこなくなった・・・。
腹の中にはまだ残っておるのがわかる・・・。
じゃが吐こうとしても、口からはツバしか出てこず
頭から滝のように脂汗だけが溢れ出ておった。
「婆さん・・・婆さん・・・婆さん・・・婆さん・・・」
そういいながら、声をあげて泣いた・・・。
狂いそうな気持ちで泣いた。泣いても泣いても
涙がとまらん・・・。「わしゃあ畜生じゃぁ・・・
食うてしもうた・・・食うてしもうたぁ・・・!」
そう言って頭を床に打ち付けながら泣いた。
脂汗と涙が床を濡らした。
―どのくらい泣いたじゃろうか・・・。
戸口はタヌキが出ていったときのまま、開けっ放しになっておった。
外ではスズメが鳴き、夜が明けはじめておった。
涙は枯れてしもうたのか、いつのまにか止まっておった。
そして惚けたように外を眺めておった。すると、何やら白いものが
跳ねながら、こっちへ近づいて来る。
よく見ると、それはいつも儂と婆さんが、売り物にならん野菜を
食わせてやっておったウサギじゃった。
ウサギは戸口にちょこんと座ると、「お爺さん、おはよう
ございます」と、いつものように言って、お辞儀をした。
儂はウサギをかまってやる気力などなかった。
ウサギは儂の側へぴょんぴょんと跳んでくると
何かあったと察したのか、ウサギは心配そうに
「どうしたのですか?」と言った。
そのとき、儂は昨日食った汁のにおいと味を思い出して
激しく苦しい嗚咽した。
ウサギはいよいよ驚いた顔をした。
儂の目からはまた涙があふれ出した。儂は泣きながら昨日の事件の
一部始終をウサギに話した。
ウサギは儂の話を聞いて一緒に泣いてくれた。
しばらく泣くとウサギは「優しいお二人に、こんなひどいことを
するなんて赦せない!私がタヌキをやっつける!」
力強くそういって、外へ飛び出した。
そして振り返り、「ぜったいに私がかたきを取りますから」と言って
優しく微笑みかけてくれた。
儂にはそのウサギの背中に後光が輝いているように思えた。
そして背を向けて遠ざかっていくウサギの背中に手を合わせて拝んだ。
670 :
665-669:03/06/09 15:23
>>658 理屈すぎましたか・・
次はそこのところも意識してみますね。
貴重なご意見ありがとうございました。
672 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/09 17:52
>>665-669 かちかち山ですね。
日本のおとぎ話のうちでは復讐話であり、かなり残酷な話ですよね。
タヌキは、ばあさんの死体を切り刻んで汁ものにしてじいさんに食わせるのだが
子供に残酷すぎると、今はその部分をカットして出版してるね。
じいさんに捕獲され手足を縛られたタヌキは、タヌキ汁の準備している
ばあさんに「大変でしょう、私が料理手伝ってあげましょう」と
巧みにばあさんを騙して手足をほどいてもらうわけだが、そのやり取り
が見せ場なんだけど、それを省いたのは一人称の立場からでしょうね。
673 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/09 18:01
>タヌキは笑いながらぴょんぴょんと土間へと飛ぶと
>土間にあった瓶(かめ)を押して倒した。
>瓶は大きな音をたてて割れた。その中から白いものが
>見えておる。よく見るとそれは人の骨じゃった・・・。
>それを見て一瞬で何が起こったのかを確信した途端、
>気分が悪くなり、食ったものをどばっと吐き出した。
上記部分は迫力満点!情景が目に浮かぶ。夢に出てきそう。
675 :
医者もどき:03/06/09 18:41
676 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/09 19:23
>>651 細かい点を除けば悪くないのでは。
細かい点とは描写が些か諄い所。例えば、
>ベッドの上で
は、単純に「ベッドに」にで良いのでは。わざわざと「上」と謳うことで
リズムを壊している様に思われ。
>首をぎこちなく縱に振ることだった
も、「ぎこちなく頷いただけだった」で良いのでは。
>いないけど
は、きちんと「いないけれども」と書くべきだと思われ。
突然、文章が稚拙になった印象を受けてしまう。
しかし最初に書いた様に決して悪く無い。もっと長い奴読みたし。
677 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/09 19:42
678 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/09 20:38
>>651 医者はメンタルな面も考慮して、例え重病であっても、例え死に直面していても、
患者に希望を与える言葉をかけてあげるものじゃないの?
「あ、これは大変だ! すぐ手術しなくちゃ!」なんて患者に言う医者はダメ。
679 :
アダルトDVD:03/06/09 20:38
>>679 「見たい」で一度区切るべきだ。
でもまあ、結果的にではあるけれど、
焦っている様子はとてもよく伝わってくる。
681 :
医者もどき:03/06/09 21:58
ん(;¬_¬) 女性だってエッチなDVDが見たい (-.-)y-~~~そうか
┌(・_・)┘└(・o・)┐蔦谷へGO!
683 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/09 22:22
愛の秘訣 ― How can we love this one?
第一部
母の死を知ったのは、昨日の深夜だった。
16和音のハッペルベルのカノンが三回繰り返されたところで携帯を取った。
照明の完全に遮断された世界に、パネルから発せられる緑の明かりが、
闇を色濃くしていた。何より、睡眠から引きずり出されたことが
苦痛でならなかった。
「もしもし?」
「あ、おねえちゃん?」
妹の声だとすぐに分かった。ドライで、低い声だ。
照明を手探りで探しながら言った。
「なに、恭ちゃん、こんな夜中に?何かあった?」
「うん、ちょっと、お母さんの具合が良くないの。」
照明が点いた。部屋が認識できる広さに視界に収まった。
携帯を持ち替える。まだ意識がボンヤリとしていて、目が痛かった。
ベッドを降りた。キッチンへ行こうと思った。
「良くないって?…どこか悪いの?」
「夜中に急に苦しみだして、救急車で搬送されたの。○○大学病院。」
「私も行ったほうがいいの?」
言いながらダイニングの壁に掛けてある時計を見た。3時だった。
仕事のことを考えるともう少し寝たいという気持ちが強く起こった。
ミネラルウォータをグラスに注いで一口飲んだ。
火照った内臓を冷えた液体が通り抜けていく感覚が小気味良かった。
「ううん、仕事あるんでしょ?ただ、一応知らせておこうと思って。」
妹の、心の内を見透かしたような言葉に、後ろめたを感じた。
「今から行くわ。心配だもの。」よっぽど言おうと思った。
しかし、私は言わなかった。とにかく疲れていたし、
仕事のことを考えると一分でも多く寝ておきたかった。
しばらく妹は無言で受話器の向こうに佇んでいた。
そして、ためらうように空気を吐き出す唇の摩擦音が聞こえた。
私は妹のこの癖が嫌いなのだ。
「何かあったら、また電話するわ。それじゃ切るね。」
「うん、分かった。それじゃ。」
先に切ったのは妹の方だった。
グラスの残りをシンクに流して、私はまたベッドに戻った。
すぐに眠れると思ったけれど、冷えた内臓がそれを妨げた。
そして、母の病状のことを考えた。
どんな症状なのか、訊いていなかった。
何度か寝返りをうった。
そして、いつの間にか眠っていたらしい。カノンの着信音でまた目が覚めた。
今度は二回目で電話に出た。
「もしもし?」
「おねえちゃん、私。」
「どうしたの?」
「お母さんが死んだの。今すぐこれる?」
「あ…うん。分かった。」
私はずっと目を瞑っていた。照明をつけ、瞼に明かりを感じて、
ようやく目を開ける事が出来た。
「何か必要なものはある?」
第二部
棺の中の母は生きていた頃より若々しかった。
化粧が上手に施されていたかただろうか?
人品骨柄卑しからぬ親族たちが、喪服の上にエプロンをかけ、
忙しそうに働いている。酒の用意。食事の用意。
忙しいことこの上ない。
私も手伝おうとしたが
「ああ、いいわよ。包丁も握ったことないんでしょ。」
とのけ者にされた。
詮方なく、母の棺を眺めているばかりだったが、じきに酔った父が
さめさめと泣き始め、私は妹といっしょに父を連れて二階に上がった。
上着とネクタイを取ってやりながら、これからこの人はどうやって生きて行く
のだろうと虚しさを感じた。
疲れたのか、布団に横にしてやるとすぐにすやすやと寝息を立てた。
私と妹は隣の部屋に移動した。
一時間ほど妹と話をした。
妹は近くの私立の大学に通っていたので、父の面倒は見れると言った。
父は去年、会社を退職したばかりだった。
家計は切羽詰っているというわけでわない。
ただ、母の死がショックで、父がおかしくなりはしないかと、
それが心配だった。そうなると、妹だけでは面倒を見切れない。
「叔父さんか伯母さんにでも来てもらえればね。」
「だめよ、伯母さんがくると大変なんだから。
それにお父さん、近所の集まりなんかに参加してて、
あれでけっこう楽しくやってるのよ。」
妹はまだ何か言いたげに口を開けたが、次の言葉を発する前に
その口は閉ざされた。
七時を過ぎた頃、ようやく親戚たちも重い腰を上げ始めた。
新幹線の時間。明日の仕事。理由はそれぞれ。
後かたずけは本家の仕事だと決め込んでいる人たちだ。
車で帰る従姉たちを見送ったのが最後だった。
あとは閑古鳥の鳴いたような静けさと、
嵐の後のようなゴミの山が残っていた。
「掃除、大変だね。」
妹が言った。レポートが云々という愚痴が聞こえたが、
それはどうでも良いことだと思った。
「綺麗にしましょう。」
「汚くして置けないわ。」
妹が言う。
「そうじゃなくて、全部綺麗にしましょ。
台所も、お風呂場も、お母さんの寝室も、死んだ弟の部屋も。
そうよ、いい機会じゃない。全部やりましょう。」
「今からするの?」
「善は急げって言うでしょ。」
私は何だか急に楽しくなってきた。
突然思いついたことだったけれど、
掃除用具を片っ端から掻き集めていると、不思議と心が躍動するようだった。
それは、分別をしたり、掃除機を掛けたり、雑巾をかけたりと
一つ一つのプロセスを踏んでいく段階で強く意識したことだった。
悲しみを払拭しているというよりは、整理している…
いや、認識し始めているというほうが的確だろうか。
私も、妹、淡々と作業を続けた。
トイレを磨いた。洗面所の隅の石鹸汚れをブラシを落した。
玄関の泥をお湯で落した。カーペットの染みをアイロンスチームで落した。
全ての作業が終わる頃、もう空は白み始めていた。
妹がゴミを詰めたポリ袋を両手に持って出てきた。
「結構あるわね。寒くない、おねえちゃん?」
一晩中動いた身体は火照っていた。それでも、肌寒いと感じた。
「そうね。中に入ってコーヒーでも飲みましょう。
あとは何が残ってるかしら?」
窓ガラス、網戸が全て外されていた。障子戸も張り替えるつもりで全部破かれていた。
外から見ると、意外と空間の広さが感じられた。今、この家の中には、
父しかいないのだと思うと、なんだか建物が大きな張りぼてのように思えた。
「後は障子を張り替えて、窓を填め込むだけよ。」
妹は楽しそうに答えた。
「ねぇ、これでいいわよね」
妹は何かを言おうとするように口を開けた。
私は待った。口は閉じられなかった。
「仕方が無いのよ。」
私は、彼女の言葉に安心した。
彼女の身体を寄せ、抱きしめ、少し泣いた。
妹は何も言わず、私の背中に静かに手を置いた。
彼女の口が多くを語らないことを、私は始めて在り難いと思った。
690 :
医者もどき:03/06/10 00:22
長いんで、684だけ。
>母の死を知ったのは、昨日の深夜だった。
母の具合がよくないことを知ったのは、昨日の深夜だった。
>16和音のハッペルベルのカノンが三回繰り返されたところで携帯を取った。
語り手が「私」であるならば、寝ている間にベル音の回数を数えられないはず。
語り手によって、客観性の基準が変わることをまるで理解してない様子。
>照明の完全に遮断された世界に、パネルから発せられる緑の明かりが、
闇を色濃くしていた。
意味不明。
>照明が点いた。部屋が認識できる広さに視界に収まった。
言葉の響きだけに醉ってる。ちょっと読み返してみそ。意味不明だから。
>仕事のことを考えるともう少し寝たいという気持ちが強く起こった。
「強く」と表現すると、主人公がどうしようもない不肖娘という印象。
せめて、「少しだけ」と表現すべき。
この辺は、作者の人間性の問題でもある。
691 :
医者もどき:03/06/10 00:23
>火照った内臓を冷えた液体が通り抜けていく感覚が小気味良かった。
火照った内臓とは?辛いものでも食べたわけ?
せめて「乾いた内臓」と表現してほしかった。
総評)全体的にひどく下手糞な表現が目立つ。
また、言葉の響きに振り回されていて、ちぐはぐな表現が目立つ。
この手の文章を書くやつは、とかく速読多読にこだわる輩が多い。
プロの小説を、じっくり考えながら読むことを御勧めする。
また、人生経験をもう少しつむべし。
超辛口でスマソ
>>639-641 >>644-647 改善したらいい箇所が山ほどあります。
つまり有望かもしれないということです。
まず第一に
・有名都市を舞台に小説を書くなら地図で調べるなりして最低限、
通りや建物の名前くらいを描写にいれましょう。
わずかな労力でリアリティが大幅にアップしてお得です。
・権威ある批評家の批評文を実際に読んで盗作にならない程度に
参考にしましょう。
>>644のそれは単なる社交辞令です。
・見知らぬ男に拉致されてる女性が相手の風貌を延々(しかも好意的に)
描写するのはなんとも不自然です。男がちょっとした気遣いを見せて
それで初めて相手の容姿に気づく、とかそういう工夫が欲しい所です。
あと文章自体ですが、いちいち添削箇所を上げていたらとても追いつかな
いほどガタピシしています。とりあえず
>>640内の文章のみ添削しますが
全編に渡ってそれくらいの濃度でやばいと思ってください。
あと誤字や脱字については省略します(自分もあんまり他人のこといえね)。
>ニューヨークはステイツらしい!そう言う人もいれば、
感嘆符の後は一字空けましょう。原則です。
>由希と由希の父親の貴彬(たかあき)はニューヨークに住んでいる。
二つ目の由希はいりません。特別に強調したい部分なら別ですが。
>割と高級住宅街で、日曜日の朝はとてつもないほどの優しさを垣間見るような気持ちにさせてくれる時で
>もある。
この一文に限り、全面改稿します。
試案
割と高級な住宅街で、日曜の朝などは、とてつもないほどの優しさを
垣間見せてくれる場所でもある。
上の文と比べて見てください。下の文の方が読みやすいと感じますか?
もしそうならどうしてそうなのかを考えてみる価値は十分あります。
>ニューヨークは危険だ。
文頭に逆説の表現(『だが』等)を入れないと唐突すぎます。
>それともおまえか?果ては名も知らぬ者か?
語り手(由希)が「おまえ」という表現を使っているとしたら
なんとも違和感があるのですが(敢えてそうしたのでしたらごめんなさい)?
もし作者自身の言葉であるなら、一人称小説でそれをやるのは
難易度の高い技法であることを知っておくべきです。
>小鳥は過敏に反応する。
直前に小鳥についての記述がないなら小鳥『が』でなくてはいけません。
最初に小鳥が登場してから既に間が空きすぎてます。
>美しい空に白い小さな小鳥はかんしゃくダマのようにはじけて飛んでいった。
この場合は小鳥の「数」が問題になるので「小鳥たち」でしょう。
また、前の文と併せて「小鳥は」、「小鳥は」とくるのはやや冗長です。
思い切って暗喩表現にすると格好いいかもしれません。
>由希はなんだか怖いと思いながらヴァイオリンを後の座席に置きながら言った。
「ながら」、「ながら」と続くのは対句表現を意図していないなら
違和感ありまくりです。
ヴァイオリンを後ろの席に置き、そう言った。これで十分。
>ずっと前からニューヨークに来てからはずっとそうだ。
「から」と「ずっと」のダブりが凄まじく読みにくいです。
「ずっと前から、ニューヨークに来てからはずっとそうだ」なら
ちょっとはマシですが、これとて変調です。
>私はニューヨークを良く知っている。
>1時間に1人殺されるという計算になる……。
ここ、続けて読むとニューヨーク=計算、になってしまいます。
どうすればいいか、自分で考えて見ましょう。
>とあるお店でショッピングをしていると銃を持った男が押しかけてきたのだ。
ここは「押し入って」だと思います。クレームをつけにきた、とかでなく、
ストレートに強盗なら断然こちらを推します。
>あの時、店員がスローモーションのように倒れていくのを私には凝視するしかすべはなかった。
「私には」の位置が決定的にマズいです。これは主語にあたります。
述語の直前か文頭(「あの時」の後ろ)に置くべき語です。
>父親はそう言ってから、ヴァイオリンを後から取り出して
車はいつの間に目的地に到着したのでしょうか?
唐突過ぎます。一人称なら語り手のコメントが欲しい箇所です。
色々偉そうに語ってスマソ。まあ、あくまで参考意見のひとつくらいに
気楽に考えていただければと思う。
696 :
医者もどき:03/06/10 00:34
いま最後まで読んだ。
なるほど、主人公は不肖娘という設定でしたか。
ならば、そこの部分の批判は見当違いでした。スマソ。
全体的に、??????という印象でした。
主人公は、アンドロイドですか?
あまりにも感情に乏しい。
小説というのは、読者の共感があってはじめて、
オナニー作品の域を越えることができる。
あなたは、読者の共感の公約数が見えていない。
これでは、いくら書いても無駄だ。
とりあえず、いろいろと苦労してみることを御勧めする。
人がいるみたいなので 貼ってみようかな?
(ドキドキ)
『銀河帝国物語@十一夜分』
書き始めたのは 030607
人類が宇宙へ活躍の場を移し、そこで
数百年に及ぶ戦争をしている時代の話。
○第一話 辺境の司令官(片棒)
一兵卒から幾多の戦場で功を立て立身
出世で中佐までのぼりつめた所謂ノンキ
ャリアの司令官がおりました。
軍は20年かけて中佐を作る、と言われ
るほどでして、退役間直とはいえ司令官
にまでなったこの人は相当な武運と武勲
に恵まれた、といってよいでしょう。
さて、めでたく任官したはよいのですが
そこは辺境も辺境、一つの惑星に例えれ
ば「国境」ともいえる場所で毎日、難民や
ら他勢力の工作隊との小競り合いが絶え
ない場所でありました。
頼れる副官もおらず、部下の器量も知
れません。
そこで司令官、一計を案じます。
任官の手続きのために同行した中央の
文官にソッと耳打を致しました…。
(続き)
「司令官の乗った巡洋艦が道中ゲリラの
襲撃を受けて拿捕された。現在、護衛
の駆逐艦2隻が追跡しているが今後の
対策を立てて欲しい」
基地に入港するなり文官は作戦会議室
でこう叫びました。
司令官の命令です。護衛艦と駆逐艦を
アステロイドに隠して部下の力量を測る
ために打った芝居でありました。当の司
令官は、文官の船に隠れて部下となる人
材の提案を盗聴しておりました。
ある部下は
「対策も何も具体的な情報がもたらされる
まで迂闊な事はできません。駆逐艦から
の連絡が入り次第、中央へ報告しましょう」
などと悠長なことを言っております。
またある部下は
「司令官殿の弔い合戦です 国境警備隊
全勢力をを挙げて捜索、殲滅すべし」
どうにも物騒な発言。
他の部下も大同小異、ろくな作戦がでて
きません。半分諦めた状態でおりました、
(最後)
「ゲリラが護衛艦を奪取したとなれば電装
品に細工をした上での外部操作でしょう
有効範囲はせいぜい短距離レーダーと
同程度と仮定して敵が身を隠していると
思える場所を探索し、そこから護衛艦の
予想航路を算出してみましょう」
司令官の予想をはるかに上回る理論的
な提案をする者がでてきました。
しかし喜んだのもつかの間、この軍人、
渋い顔をして言葉を続けます。
「ただし、基地の守りを手薄にするわけに
はいきません。救出部隊は私が少数を
率いるとして、ほかに敵のアジトを強襲
する部隊がぜひとも欲しいのですが…」
喜んだ司令官、思わず艦のマイクを握り
「心配するな、強襲部隊は俺が率いる!」
--------------------------------------
こーゆうのを11本書こうと思っているんですが
(現在 3本できました。4本目かいてます)
どうでしょうか?
700 :
医者もどき:03/06/10 00:42
>>699 強引な流れだとは思うが、文章はうまい。
続ければ?
>700
m( )m頑張ります〜
702 :
医者もどき:03/06/10 00:44
全体の雰囲気と照らし合わせて、
強引とは言えなかったかな。スマソ
とーりあえず頑張ってみますーm( )m
あと8本ですからm( )m
(書いたとてナニするアテも無いのですけどね)
軍事ヲタは、ホントに趣味の世界だな。
一般人には分からん。言い換えれば、媒体を限定されると言うことだ。
それにしても、医者もどきの批評は、少し私意が入りすぎてるな。
>704
そか わかり難かったっすか?
スマンです。
目指すは「スターウォーズ」
(おじぃちゃんから子供まで
楽しめるホラ話)だったんすけど
精進します。えぇ。
706 :
医者もどき:03/06/10 01:08
専門的な言葉が入るのは仕方ないとは思うけど。
とりあえず、文章力は上で批評した奴の比べ物にならないと思う。
(NOIEさん、ゴメン、本当に。オレもヘボいから許して)
おそらく、きたさんもそのことをはっきりと自覚しているだろう。
読者に読ませるユーモアももっているし、
あとは構成力さえあれば、プロとしても通じると思うよ。
批評に私意が入るのは、オレも素人だから仕方ないでしょう。
さんざん辛口発言しておいて、身勝手な発言かもしれないが。
>>706 別にあんたが辛口とは思わん。
そのキタという奴に、そこまでの輝きを見出せるならな。
そこまで肩持つような文章か? 本人にすら見えるよ。
あんたが「辛口」した文章は、おおむね同意したけど、
なんでこの特定の趣味グループに向けた文章は褒める?
708 :
医者もどき:03/06/10 01:22
いや、この小説がウケるとは一言も言ってないよ。
オレはあくまで彼の底力を感じただけ。
逆に聞くが、きたさんの文章でどこか批判すべきところが見当たるか?
「知らない言葉がある」というただそれぐらいではないか?
>707
あーすみません。批評の批評しないでください。
ヘンなもののっけて申し訳ない。
自分のものを誉められれば嬉しいし、
けなされればグッと堪えて精進する次第ですが、
他人の審美眼にまで話が及ぶと どうにも。
まぁ SFっぽい体裁だし
それに 戦争っぽい題材だけど
ベースは落語の小噺なんで。
(だからなんだ というワケでもないが)
710 :
医者もどき:03/06/10 01:23
それに、決して特定の趣味グループに向けた文章ではないよ。
軍事のことなどさっぱり知らないオレでも、十分楽しめて読めたよ。
711 :
吾輩は名無しである:03/06/10 01:38
>>684-689 文章やプロット以上に大事なことを書きます。
これを読むかぎり、主人公に共感や好意をほとんど持つことができません。
これが現実とすれば、同情心がなにより先に立つでしょう。でも、文章はもっと
冷淡に対象化されます。主人公に良心の呵責、自己嫌悪の意識が潜んでいるとして
も、それが何らかのかたちで一般的に処理されなければ読み手は感情移入できず、
母親の死と主人公の感情との間にある隙間に不快な後味をのこしたまま読み流され
ます。主人公を見つめる作者の視線がまだ一定のレベルに達していないという気が
しました。
あえて突き放せば、それは文章以前の問題かもしれない。作者がどれほど年若く、
この話が全て実話であろうと、距離を置いた読み手にとっては関係のない事柄ですから。
>>711 それは、おまえにとって、だろ?
ユウメイ批評家さんじゃないんだからさ、おまえの印象を、あたかも万人の
印象のように語るな。節々に自分に酔ってる箇所が散見されて笑える。
つーか、このスレ当てにならん。俺も、
>>711みたいな奴にゴチャゴチャ言われたが、
最終選考に残ったことがある。どこの馬の骨とも分からん「批評家さん」の言うことよりも
自分に自身を持ったほうが良い。
713 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/10 01:51
>>711 禿同。なんとなく読んで感じていたことが理屈でわかったよ。
プロの評論家ですか?
>>654-655もう見てないかもしれませんが。
>特に夏の広く青い空にあるやつは殊の外、胸がしびれる様な感覚を与えてくれる。
「特に」と「殊の外」はニュアンスが似ているので強調表現としてクドいようです。
片方外すか、「殊の外」→「とりわけ」等に換えるのがよいでしょう。
>あの広い空に飛行機が懸命に自分の存在を残そうとしている様で、切なくもあるけど、私に勇気をくれる。
この文、後半部分のバランスが悪いのがわかりますか?
「切なくもあるけど」とわざわざ強調しておきながら、
ただ「勇気をくれる」と軽く受けているからです。
例えば「強い勇気をくれる」等、もっと重い表現で受けるべきです。
もしくは「切なくもあるけど」を削るのも一案です。
>そう、あの人から教えてもらった事のひとつにこれがある。
教えてもらった「これ」がちょっと分かりにくいです。
飛行機雲の見方かそれとも自分の心臓がいつでもドキドキすることでしょうか
?
後者なら「教えてもらった事のひとつがこれだ」というストレートな
表現にしたら直前の文章を受けている意味合いが強くなり、分かり易く
なると思います。
>冬の夜空なんてあの人がただひとつだけ知っていた星座、オリオンを見つけてはドキドキしてしまうし。
この文章が唐突すぎます。空ではなく、空にみえる飛行機雲に
拘っていたはずなのに、飛行機雲も見えない夜の空がいきなりでてくるのは
不自然です。
あくまで試案ですが直前に「夜だって空を見る」という一文をいれると
流れ的にいいカンジかと(「私」は要は「彼女」に拘っているわけですから)。
後の部分はとくに問題ないように思われます。
色々偉そうに語ってスマソ。まあ、あくまで参考意見のひとつくらいに
気楽に考えていただければと思います。
おお、批評が出てる。
医者サン、吾輩サン、ありがとうね。
碌に推敲しないで勢いで書いたから
まァ、そんなもんかなって思ってます。
あと、
着信に気づいてからしばらく出ないって経験、無いですか?
面倒くさくてしらばっくれてるんだけど、
どうにもうるさくて出ちゃうってやつ。
>>712 サンクス!漏れも結構残ることは残るほう。
ただ受賞に結びつかない。
推敲あるのみだね。
レイ・カーヴァーも三十回は推敲したって言うしね。
718 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/10 02:16
>>684 >16和音のハッペルベルのカノンが三回繰り返されたところで携帯を取った。
ちょっと変?と思って念のため調べてみました。
パッヘルベル (Pachelbel) のカノンが正解ですね。名曲中の名曲ですよね。
本当に偉そうに見えるよ。
新人賞にいくつか投稿してみて思うんだけど、
こんな狭い範囲の文章を、
>>714が如くアラ探ししてかき回してもしょうがないと思う。
長い文章書いてると、プロでも気が緩んでくるわけで、こんな一部分だけ
切り取ってみて、ゴチャゴチャ言ってもしょうがない。「長く書けるか」が問題だと思う。
特に
>>714の最初の二つの批評。アラ探しだろ、別にどっちでもいい。
どっちでもいいと
>>714が思わないのは、この短い部分だけ切り出して見せられているからで、
数百ページの中のこの部分だったら、こんなとこ放置するだろう。無理に批評しようとすると、
>>714みたいに
なる。「批評家になろう」とするベクトルと、たかが文章の一切れ端を見せただけで「批評して欲しい」
と思うベクトルの、危うい合致の上に成り立ってるね、このスレは。
何度も言うけどさ。長編の場合、一ベージ目から最終ページまでで大きく一つなわけで、
晒されたごく一部の断片の描写をこねくり回してもしょうがないんだよ。
>>718 わーい
ハズイーーー!!!
\(∀`;)ノ
なんか凹んでしまいました。
批評の批判よりも。
誉めるでもけなすでもいいから
コメントください。
なんか ちゅうぶらりん で
寝られなくなったでス。
>>697-699です。
ひとつm( )m
>>719 あれは当人が
>文章が拙いのは自分でもわかるので、ちょこちょこ直していたのですが、
>直しているうちにどこが悪いのか、わからなくなってきてしまいました。
と書いていたので、まあ参考意見としてこういう見方もある、という感じ
で書いたんです。
さらにいえばあの文章はあれで一応完結していますよ。
ちなみに長かろうが短かろうが悪文というものは普通に存在します。
気が緩んだから、などという言い訳はプロにはありえません。
より多くの人に読んでもらいたいなら悪文は修正するべきです。
ま、ネタ割っちゃうと私がやっているのは批評ではなく添削です。
というか、このスレの形態では添削しか成立しないと思ってますので
(これも個人的な意見ですが)。
>>721 私で良ければやりますが。
>>721 あなたの文章に食いつきが悪いことが、あなたの文章の全てを物語っています。
つまり、好きなやつは好きだけど、入っていけない奴は絶対に入っていけない文章
ということです。医者もどきのように、熱烈なレスをつける奴もいれば、私のように
全く興味をもてない人間もいる、と。
>>722 コメントいただく方を選ぶ
ような文章は書いていませんので
是非もなくm( )m
725 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/10 02:41
歳を重ね渋みを増し、男として熟成していた。
中年男性の容姿をとにかく褒めたいのですが、
どうにもこうにもなりません。
↑の文でいい男だ!という雰囲気だけでも伝わりますか?
>>722 添削? おいおい。とても、そうは思えない。
悪文と言うのは、そもそも意味が通じない、通じ辛い、ある種、問題外の文章のこと。
あなたの
>>714の「批評」は、ただこねくり回しているということになぜ気付かない?
あんまり、素人を苛めて、表現することを萎縮させないでくれよ。
思うんだが、エンタメ系の新人賞は、細かい断片の文章よりも、作品全体を見る傾向にあると思う。
あくまで、自分の投稿遍歴と照らし合わせてみて思うことだけど。
純文みたいな、一行読んでまた三行戻るみたいな読み方だったら、こねくり回し批評も
あるんだろうが。
>>697-699 全体的な文体が非常に独特です。
講談、と言うか笑い話に近い。
普通の文章にこのような変化球を混ぜてアクセントにすると
文章に奥行きが出ます(要は芸風が広く見えます)。
ただ頭から終わりまでこの文体で行くとなると話は別です。
多分読んでて疲れます。
短期決戦の短編形態なら異色作として十分あり得ますが。
ちなみに内容は面白い、というか文体にあっていると思います。
新任司令の微笑ましい計略や、それに対してバリエーション豊かな
反応を返す部下、など戯画化された人物達が生き生きと動いています。
あとは洒落た落ちでも付ければ十分読者を楽しませる作品になると思います。
ま、あくまで異色作という前提つきですが。
色々偉そうに語ってスマソ。まあ、あくまで参考意見のひとつくらいに
気楽に考えていただければと思います。
>あんまり、素人を苛めて、表現することを萎縮させないでくれよ。
ハッキリいいますがそれで萎縮するようなら最初から書かない、あるいは
人に見せない方がましです。
>思うんだが、エンタメ系の新人賞は、細かい断片の文章よりも、作品全体を見る傾向にあると思う。
それは全くその通り。
でも、ステキなプロットを思いついたとして、それを作品に仕上げる前に
不特定多数に晒す、というのもあまり有り得ない話かと。
>>723 内容以前に文体からして客を選ぶ
って感想ですね?
頑張っても少し受けのいい方向も
模索しますm( )m
>>727 コメント感謝m( )m
えーと 1つだけ
>あとは洒落た落ちでも付ければ十分読者を楽しませる作品になると思います。
実は『捕まってしまっているハズの司令官』が「その役目は俺がやる!」
と名乗りをあげてしまった部分でオチのつもりなんです。m( )m
体裁としてSFを採用していたり舞台を宇宙戦争真っ只中
にしていますがベースは落語の小噺なんです。
古典+未来という方法でもって 落語の小噺をSFとして
再生してみようかな?という試みです。
現在4本目。アラビアンナイトの千一夜を目指すのは
あまりにシンドイので「十一夜」で11本作ってみようと
思っていたですm( )m
>>725 その中年がどういうタイプかによるかと。
例えば武闘派なら
くぐって来たであろう修羅場を匂わせるような部分をこしらえてそこを褒めるとか。
例えば完成された暖かい人柄の中年なら
思わずホッとさせるような部分をこしらえてそこを褒めるとか。
例えば無茶苦茶ハンサムなら
単に美男子を褒めるようなカンジでいいかと。
多分若い頃は想像もできないほどの美男子だったのではないか、云々とか。
731 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/10 03:06
歳をとってからますますかっこよくなった…
って文にしたいのですが熟成で大丈夫でしょうか…?
自分で書いてて果物みたいで萎えました。
バナナジャネーカウワァァァンヽ(`Д´)ノ
だから年をとるとフツー男はかっこ悪くなるんだYO!
それでも格好いいとしたら何らかの付加価値があるはずなんだYO!
そこを褒めろっつってんだYO!
>>731 大丈夫では?
ボクも「屍(シカバネ)」と夜中に書いていて
鹿の首にバネがついてビョーンビョーンって
飛び跳ねる様子を創造して萎えたり
鞭打ちを受けている罪人の悲鳴で
「ひぎぃ!」とか連発していたら
夜中の大通りをシタタタ…と走る忍者が
「秘技! ナントカカントカ」と言って抜刀
する場面が 勝手に浮かんんできて
激しくやる気が無くなった経験がありますから
頑張ってくだたい
>>732 引退後の彼は、有り余る報酬で南国の
リゾート地につましい一軒家と日々の糧を
得るためのボートを買って生活していた。
最盛期の瞬発力や危険から身を守るた
めの体力は劣ったに違いない。
しかし、実際に私の目の前に現れた彼
は荒波に鍛え上げられ、経験ととともに
一層深く刻み込まれた皺の一つ一つが
「歳を重ね渋みを増し、男として熟成して」
いる事を物語っていた。
みたいな 感じ? どうすか?
十分カコイイ。
後は文章のよりいっそうの洗練でつ。
>>731 こんな感じでいいみたいよ?
ただ「歳を重ね渋みを増し」てのと
「男として熟成して」というのは
中年を誉める定型句みたいなトコが
あるからボクだったら続けては書か
ないような気がします。
それにしたって その時の気分も
あったりするんで とにかく言葉の
イメージを自分で固定しないで
「バナナじゃないやい!」と唱えつつ
頑張ってくださいm( )m
(
>>735 コメント感謝)
>>732 なんでかっこ悪くなると言えるんだyo!
年取って渋み増した方が漏れ的にカコイイんだよ!
って本気で切れてる漏れは老け専……?
しかもレス遅いよ!スマソ…。
いろいろとありがとうございました。
インフォシークの国語辞典と睨みあって勉強します。
漏れの萌え文への道のりは遠い…。・゜・(ノД`)・゚ ・
部屋のなかは、静かだ。窓の外にも、あるいは、廊下に面したドアの外にも、
物音は聞こえない。ときたま、廊下の遠くから、客の声が、輪郭あいまいに、届
いてくるだけだ。
ふたつ接しあっているベッドの、むこう側の壁とのあいだにあるナイト・テーブル
のランプが、ほんのりと灯っている。そのほかに、明かりはない。そのひと
つの明かりによって、部屋のなかぜんたいが、ぼんやりと明るい。
彼女は、ベッドのうえにすわっている。ヘッドボードに背をもたせかけ、なかば
あぐらをかいた姿勢でいる。裸だ。そのかたわらに、彼は、体の左側を下にし
て、横たわっている。彼女の腰に対して顔をむけた位置にあり、彼女の絶妙な丸
みのある膝を、片手で撫でている。彼も、裸だ。
740 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/10 04:45
>>738=725
>いい男だ!
短くてズバリの言葉があるよ。粋(いき)で鯔背(いなせ)
少々古いかな?
>>739 もっと推敲したほうがいい。読点が大杉。
>>714 ありがとうございました。
参考になりました。注意された点と見比べて、もう一度考えたいと思います。
批評は1人の他人様の意見なので非常に有難いと思っています。
どんな批評でも良いのでまたの機会にはよろしくお願いします。
742 :
アダルトDVD:03/06/10 07:31
743 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/10 09:02
>>727 オチも読み取れないような頓珍漢に批評されてもねえ、
という気がするよ。
>>743 でも当人がやりたかったことをほぼ的確に見抜いてるぞ。
他の人につけてるレスも横から読んでてスゲー参考になる。
745 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/10 23:10
少し肥満気味で父親似の上の子が鉄棒から落ちて――運動神経の鈍いところがに
ているし、妙にイコジなところも似ている、と夏実は子供に対して腹が立つと思
うのだ――骨折にまでは幸いいたらなかったものの、頭から逆さまに落ちたもの
だから、顔を庇おうとして手を地につき、肉づきがいいのに骨は細いから体重の
重さで、手首がぐにゃと思わぬ方向に曲がって捻挫し、手首が笑っちゃう程脹れ
あがり、近くの外科・整形外科病院に通院することになったのだが、病院に行っ
たら待合室で、と息子は、帰ってくるなり、眼をまん丸にして、ママ、ママ、
このマンションでさあ、ほら、でっかい白い猫飼ってるチョー派手なおばさんい
るでしょ、声でわかったんだけど、ぼく、おバケかとおもったよ、スゲエんだぜ、
顔の半分が紫色に脹れあがっちゃって、SFXみたいなんぜ、と言った。
746 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/11 00:34
>>745 大江か舞城か真似してるのかわかりませんけども、
なるべく文体でオリジナリティを出そうとせずに、
内容で差別化を計ったほうがいいと思う。
>>697-699 の続きです。
ドキドキしながら貼り付けてみますm( )m
○第二話 エース・パイロット(試し酒)
『エース』の称号を拝するパイロットは、
戦史を紐解けばいくらもおりますが、帝国
の領土拡大に伴った侵略戦争ではとびき
りの豪傑が輩出されたものです。
辺境から徴兵された兵士の中には、生
れた時から操縦桿を握っていた者も珍し
くはありまくせん。父親の家業をよく手伝
い、飛行艇の操縦に長けた者、という事
であります。
しかしながら空戦は別物。今回、配属
された田舎者は、実家がハンターで素早
い獲物を仕留めては、町で換金しては家
を助けておった者でした。
「おい 親父の代わりに徴兵されたそうだ
が、貴様の腕は確かなのか?」
起立の姿勢もパッとしない田舎者に編隊
長が呆れ顔で尋ねます。
「はぁ。クニで最後に獲物を仕損じたのは
数えで七つの時ですわ。その後は獲物の
数で他人に負けた事はありませわな」
(続き)
「馬鹿! 敵は貴様がクニで追いかけて
いたケモノとは違うんだ。訓練の行き届
いた兵士だぞ。実戦に慣れるまでは生
き延びる事だけ考えていればよろしい」
親心もあって編隊長の言葉は続きます。
「俺も初陣ではガタガタ震えていたものだ
いやさ 今では一度の戦闘で四機や五
機は落とすエースパイロットだがな」
田舎者、最後は自慢話になった編隊長
の訓示に要領を得ないまま頷くばかり。
「よしそれでは、定時パトロールに向かう
発進準備にかかれ」
気楽なパトロールと思いきや、敵の奇
襲部隊の斥候と鉢合わせ。その数なん
と十五機の戦闘飛行艇。
「本隊に緊急連絡!敵の数が多すぎる
各個に包囲を突破して転進しろ!」
要は、急に出てきた敵の数があまりにも
多いので適当に逃げろという編隊長のお
言葉であります。
不意を突かれたのは敵も同じ、こうなる
と場数を踏んだものに天は多くの利を授
けるものであります。
(最後)
乱戦の中、5機を撃墜して帰艦した編隊
長、続いて田舎者が戻ってきて驚きます。
田舎者の操縦する艇のガンカメラには
爆煙をあげる敵また敵。公式な数字とし
て6機撃墜と表示されていました。
「この嘘つきめ あの乱戦、しかも初陣で
このような活躍ができるわけがない。
貴様以前はどこの部隊にいた!!」
田舎者、編隊長の怒っている理由が理
解出来ずにこう答えました。
「本当に初めてです。右も左も敵ばかりで
撃てば敵に当たったものですから」
「うむむ…まぁいい。貴様大した手柄だぞ
おそらく会戦以来の快挙であろう」
「いやぁ、そんな大層なものじゃないです
わ。訓練中に脱走したときは味方に追
い回されて、結局七機落としましたな。
獲物は撃てば逃げますが敵は向かって
くるもんで、追いかける手間が省けるっ
てくらいだわね」
--------------------------------------
こーゆうのを11本書こうと思っているんですが
(現在 4本できました。5本目考えてます)
どうでしょうか?
とりあえず原稿用紙200枚買いてから考えてみよう。
しかし漢字が多くて画面が黒くなりまッタ
751 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/11 03:04
幼稚園の頃好きだった近所の女の子がこんど結婚する。
就職の報告に久しぶりに実家に帰ってきて、最初に聞いた噂話がこれだ
った。あの子とはいわゆる幼なじみってやつだけれど、他に彼女もいる
し、今もスキだとか、そういうことはない。最後に口をきいたのはもう
十年ぐらい前のような気がする。小学校にあがってからはグループも違
ったしほとんど話さえしなかったのだ。あのこの結婚は漏れに、自分も
もうそんな歳か…と実感させただけだった。
翌日、実家から下宿先に帰ろうと駅で電車を待っていた漏れがふと階段
の方を見ると、ちょうどその子とその子の母親がつれだって上ってきた
ところだった。昔と変わりなく、すぐにその子だとわかった。幸せそう
に、笑っていた。
「久しぶり。結婚するんだって?おめでとう…」
こんな一言ぐらい、なんの気後れも無しに言えるはずだった。しかし漏
れは2人を呼び止めることさえできなかった。
あの子が漏れを忘れるわけは無いと思う。お母さんとも顔見知りだ。声
をかけない理由なんて無い。でも、漏れにはできなかった。今更何を話
す?もう何年も思い出すことだってなかったのに…。漏れと彼女の人生
の交差点はもうずっと昔に終わっていて、もう交わることはないんだな、
と漠然と思った。ひょっとしたらラブコメマンガみたいな展開やTVドラ
マみたいな関係になる可能性もあったのかもしれない。でももう漏れと
彼女の人生が交差することはない。
漏れは、唇をかみしめて肩をすくめた。悲しくて仕方がなかった。たま
らなく孤独だった。漏れはポケットに手を突っ込み、少し離れた車両に
乗った。そうする以外、何ができたっていうんだ。
752 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/11 07:18
「後藤さん、後藤さん。」
振り返るとそこには、まだ20にも満たない女がいるのでした。
何故、私の名前を知っているのだろうか?
そう思い女に聞いてみた。
「なぜ、私の名前を知っているのですか?」
女は、フフフと笑いながら、
「なにを言うのかと思ったら、そんなことですか。」
この女は自分のことを知っているのだろうか。さも当たり前に話す
ところお見ると、どこかであったのだろう。そう思い半ばあきらめ
て、「私に何か用ですか?」
女は、驚いた顔して
「あら、もう忘れてしまったの貴方と一緒に今日は過ごすという約
束をしたでしょう。忘れてしまったの?」
ああ、そうだった。私はやっと思い出したのである。昨日、宿で夕
食を食べた後、突然外の風に吹かれたいと思いふっと外に出たとき
だった。
753 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/11 07:19
つづき
なにぶん見知らぬ土地でありあまり土地勘のない私は、暗
い夜道を歩いているうち道に迷ってしまったのです。仕方なく、人
に道を聞こうと思い歩いていましたが、あまり人通りのないせいか、
まったくといって良いほど人がいないのでした。しばらく歩いている
と17,8位の女が二人歩いてくるのが見えました。私は、声を掛け
ようとしましたが一瞬躊躇しました。不審者に見られて大きな声を出
されないだろうか?そう、思いましたが宿に帰りたいという一心で優
しい口調で尋ねました。
「すいません、古滝という宿にはどう行けばいいのでしょう?」
女は、突然声を掛けられたことに驚いたらしく少しの間黙っていまし
たが、「私たちも今そこに行こうと思っていたんです。一緒に行きま
しょう。」
そう言われてふっとしたもの二人の女が私の両脇に来て手を組んでき
たのです。普段、女と話すこともない私ですからどうしたら言いのか
わからないのでした。しかし、ほとんど通行人がいないのがせめても
の救いでした。
「私たちが襲われたら助けてくださいね。」
そう言われると何故腕を組んだわけがわかった。自分たちが襲われな
いよう私の腕をつかんでいるという訳だ。しかし、私とて男であるか
ら女に腕をつかまれたくらいすぐ振り解くことができる。それをしな
かったのは、彼女たちを安心させるためと何故だか居心地が良いから
でもありました。そんなことはさておき、彼女たちは私にいろいろ質
問します。初めて会ったとは思えないほど・・・
754 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/11 10:55
>>751 冒頭でインパクト与えて読者を引き込む手法、にくいね。
他人の子供は成長が早い、世の中の変化に戸惑う主人公。うまいね。
>>752に続いてるのかと思って読んでいたら途中から違うと気付いた。
>>752-753 主人公は痴呆が入ってるのか?記憶力悪いねー。展開が大胆で先が気になる。
「批評について」 Would you like to say something?
私は、およそ文学などを含めてありとあらゆる芸術に対し、
倫理的共感を求めることはないという点で、オスカー・ワイルドに
賛成するのである。
芸術は上手であるか否かであり、また、多様な価値が湧出する
カオスの泉においては、基準などはなく、ただメタフォリックである
感性と、頑迷なまでに透徹した客観性が求められる。それは文章
においても例外ではなく、作品に感情移入する必要はなく、
技巧、ストーリ・テイリング、コンポジションこそ見られるべき
ファクタであり、非道徳的であるとか、作者の人間性について疑問
を持つ必要など些かも無いのである。
『批評』という作業は『最後の一葉』である。
ある意味、優れた作品を世に出すのも、多くの無駄な
資源ゴミに埋もれさせてしまうのも、批評という
書き手の手の及ばない所で決定するものだ。
世に言われる優れた作品というものは、ある意味
優れた編者、批評家の手によってなされたと言っても
良い。
『あの最後の一葉が落ちたとき、きっと私は死ぬだろう』。
しかし、その『一葉』を書く力が、優れた作品を世に出す
偉大なる介在なのである。
>>755、756
評論です。批評してください。
『最後の一葉』は言わずと知れたオー・ヘンリの名作です。
758 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/11 17:42
―雨が、世の中のもの総てを洗い流すかのような雨が降り続いていた。
しかし、それは実際には世の中に苛立ちを残し、すべての憎悪を拡大するだけだった。
降り続く雨の中、私は傘も持たずに家を飛び出した。
そして、既に事態は取り返しのつかない状態にまで陥っていた。
それを暗示するかのごとく雨は薄暗い都会の地上を隅から隅まで黒く濡らしていた。
>>758 ー雨が、 た。
、 、 た。
、 た。
、 た。
た。
あたたたたたたた。おまえは、もう死んた。
>>755-757 ワイルドに賛同し、その旨を語るくだりはいいんだけどさ、
「最後の一葉」の使い方が変じゃないかなあ。
ちゃんとO.ヘンリ読んだ?
761 :
名無し物書き@推敲中? :03/06/11 20:35
>>755 この文章の論旨の乱れは、そのまま書き手の意識の乱れ
と解釈していいでしょう。書く前に、考えを煮詰めてください。
>>756 『批評』という作業は『最初の一葉』である。
ある意味、優れた作品が世に出るのも、多くの無駄な
ゴミとして埋もれてしまうのも、批評という書き手の
手が及ぶ以前に決定するものだ。
世に言われる優れた作品にとって、編者、批評家は最初の
無力な称賛者にすぎないと言ってよい。
『あの最後の一葉が落ちたとき、きっと私は死ぬだろう』。
その『一葉』を書く力は、作者自身の力、すなわち独立自尊の信念こそ、
優れた作品が世に出る偉大なる介在なのである。
>>757 悪いけど、二つとも批評に値しない内容でした。でも
>>716 の
「碌に推敲しないで勢いで書いたからまァ、
そんなもんかなって思ってます。」というレスに、これを
書く気になりました。書き手の甘ったれた精神構造は文章の部分や
全体に確実に反映することをNOIEさんはまず思い知るべきです。
文章に手を抜くことは韜晦でなく、逆に未熟な内面の露呈になります。
文章を人目にさらす怖さについてもっと考えるべきです。
762 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/11 20:55
NOIEさん、あんた書き方変えない限り絶対成功しないよ。
言っておくけど推敲したしてないの問題じゃないよ。
文章というのは、人に伝えるものだということを認識すべし。
あまり責めてはいけませんよ。
去勢なんだろうから。<推敲してない
「虚勢」の間違いだったが、あまり変わらないからどっちでもいいや。
765 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/11 23:59
ー雨が、
、 、 、 、 、 、
、
、 、 、 、 、 、
λ....た。
、 、 λ....た。 、 、
、
λ....た。 λ....た。 λ.... λ.... た。
λ....
λ....
λ.... λ... た。
λ.... λ.....
>>747-749 『試し酒』は人口に膾炙した小話です。
そしてその構造は凄まじくシンプルです。
つまり「予行演習のつもりが単に自己ハンデをしょってるだけ」
という勘違いの面白さとそれを天然でクリアする異能者に対する憧憬です。
で、何が言いたいかというと
「オリジナルの分かり易さに負けてはいけない」ということです。
・田舎者のパイロットが初陣で大活躍。
・その理由が「味方に追われる場合の方が楽だ→追わなくてすむから」
つまり「訓練中の逃亡」というクッションが挟まって
「田舎者である」という設定がフレーバーとしてしか
機能してないのです。勿体ない使い方です。
あくまで試案ですが
味方離脱→田舎者取り残される→編隊長が母艦で号泣する中、
田舎者が敵を全滅させて帰ってくる。
で、
「ウチの田舎で狩りをする時はまず味方を全員戦闘不能にしておいて、
それから獲物をゆっくり独り占めにするのが習わしですじゃ。
それがハァ先に逃げてくれたんで楽なモンです」
なら、
「田舎にはそんな凄腕がゴロゴロいるのかガ━━(;゚д゚)━━ン !!」
とか「味方を撃つ気だったのかYO!」
となって一応「田舎のハンター出身」という設定が生きます。
・予行演習のつもりが単に自己ハンデをしょってるだけ
についてはまた別のアプローチがあると思いますが。
あと
>>747-749の語り口自体は面白いと思います。
767 :
ワータ ◆yDB/O8kZAc :03/06/12 00:23
「まー、聞いてくれよ。」
真は言った。
「最近の日本の歴史観の見直しは、確かに、戦後の自虐史観からの反動だろう。
しかし、大江などの左翼の批判は要するに、「国粋主義はならず者たちの最後の砦だ」ということを繰り返しているに過ぎないんだ。
批判するくせに、彼らは代案を示すことをしない。」
「確かに、」まりは答えた。
「大江の意見はあまりに偽善的で、理想的過ぎるわね。
でも、そこにはまだ、進歩の可能性があるわ。国と国のエゴの争いに精を出したところで、戦争による人口調整と経済摩擦を引き起こすだけじゃない。」
「君は大人なんだな。」真は言う。
「君の観点は、お高くとまって、世界を上から眺めてる。で、オレがたつのは、ちっぽけな「ならず者」たちの場所ってわけだ。
でも、この日本に、ならず者が何人いると思ってるんだい?1人や2人じゃないんだよ。もう、1億2000万総ならず物さ。(真はいやらしく笑った)
ならず者は自分で自分を救えない。流行の自分探しをしたり、こせこせとアイデンティティを守ろうと立ち回るだけだ。
そんな奴らに君の崇高な理念を教えたところで何の意味がある?興味がある?そんなもん、窓から投げ捨てちまえよ。」
真はまた笑った。そして、ゆっくりと間をおいて、まりは答えた。
「あなたの現実主義的というか・・・、それも違うわね。厭世主義というか・・・。
まぁとにかく、あなたは、自己批評を怠っているのよ。あなたの論法でいくと、そんな「ならず者たちの論理」さえも、「そんなもの窓から投げ捨てちまえ」ってことになるでしょ?
それに気づかないの?あなたは絶対的なものを求めているのよ。足を地に付けて、「これは絶対正しい!」って言葉を捜している。でも、見つかりっこないわ、そんなもの。
あったとしても、それに近づくにはもっとがんばらなきゃ。強くならなきゃ。」
いや結局オレは、何をいいたいんだろうか。と、思う。
うーん。でも、まー、批評お願いします。
あふぉっぽいなー、オレ。(汗
>>767 その文章は、思想的な方面でしか批評できないので、多分
スレ違いになっちまうと思う。ここはどっちかっていうと
描写などを見てもらうスレやろ。
とりあえず地の文増やしてみてください。あと『「 』の
中の『「 』には気をつけてね。
すいません。(汗
なんか、思想とかそれ以前に文章として基本的なとこは大丈夫かなーと、おもったので。
読めないくもないですか?
>(真はいやらしく笑った)
こういうの書くなら小説仕立てにしなくていいじゃん。
脚本か、もしくはそのまま論説にしたほうがいいね。
確かにエンターテイメント系の小説だと、こういう場面は
出てくるかもしれませんね。一応セリフの流れとして筋は
それなりに通っていると思います。
ちょっと気になったところは、「真は言った」「まりは答えた」
の反復が多いと思います。例えば、真の性格について読者の想像を
喚起させるような小道具や描写を地の文で出してみるのもいいし、
地の文の長さをまとめたり小刻みにしてリズムを出してみるのも
いいと思います。でもあなたの文体を変えてしまうことになるかも
しれないのでその辺は話しついでで聞いておいてください。
あとセリフの長さって、小説の印刷が一段のみか上下二段組みかで
ちょっと変わって来ますから、その辺も少し参考にしてください
大声で怒鳴る
って重ね言葉?
774 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/12 00:59
>>773 大声で励ます時の声の抑揚と、大声で怒鳴った時の
声の抑揚違うしいいんじゃないの?
>>767 作中の人物に「政治的主張」を語らせる場合、
以下の意図があります。
・キャラクターの口を借りて筆者自身の意見を主張する
・浅薄な空論を述べさせ、つまりそういうキャラであることを暗示させる
・単純なパスティーシュとして、文章を装飾する
ちなみに「作中で論破させることを前提に述べる政治的主張」というのも
ありますがこれは「作者の主張」の一種です。
あくまでも真面目に考えた主張でないと論破が八百長くさくなって萎えますから。
で、前置きが長くなりましたが
>>767は明らかに登場人物の性格の暗示でしょう。
偽悪的で刹那主義の男と綺麗事が好きで論理的な女、となるのだと
思いますが(読みとりミスってる可能性もなきにしもあらず)、ハッキリ言って
性格描写に政治的主張を使うのはチト難しいと思います。
キャラに対する感情移入の敷居が確実に高くなりますから
(つまり反射的に嫌悪感を抱く読者の割合が上がるということです)。
例えば、露悪的で刹那主義のキャラクターを描写したいなら
もっと身近な「いるいる、そういうひといる」というようなネタから
迫ってみた方が効果は高いのではないでしょうか。
あー、ちなみに科白自体はすこぶる読みやすいです。
読み易すぎて地の文が必要なくなっているのが逆に問題なくらい。
777 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/12 01:10
あと、女性に「○○だわ」を使わせないほうがいいと思う。
>>777 てか、ちょっと古臭いんだよね。767全体が古いって話もあるけど。
>778
うっ。そうですか。。。
確かに、読書傾向が偏ってるしなー。
>772
>775
どうも!
勉強になりました。
780 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/12 02:20
相対主義の蔓延が思想の停滞を招いているのは言えるな
絶対を口にするとすぐに独裁に繋がるとかいう反応が来るのは
2chでもそうだったし
まあ思想哲学の権化が国を成したみたいなソビエトがぶっこわれたのは
ねらーにも影を落としてるみたい
考えることがいけないことだみたいなことは割と言われることでも
あるしね 俺はそうは思わないけど
つうか 誰かが考えなければならないんだな 正しいことを
それも新しいことを
そういう向きにもっていきたいと言いたいんなら
>>767には
そのままでいってくれと願う
ああ、ただ「地に足をつける」とかいう物言いな
地に足つけたまんまじゃ空は飛べない
そこんとこ考えてな 新しい事言うつもりならな
>>766 コメント、ありがとうございましたm( )m
修行してみます〜m( )m
783 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/12 12:39
少なくとも人間において存在価値など持っていないのだ。人間は悪だから。
眠りは深く、現実逃避をする。そう誰も僕とはしゃべらない。
しゃべることがそもそもおろかなる行為に他ならない。
だから喋るな!!! 市ね。人間は死ぬためだけに生まれてきたのだ。
生まれることに意味はない。単なる肥やしに過ぎないんだ。
M的な人間環境において、S的における精神状態を求めても、それは意図的なものではない。
市ね。そうだ、死ねばいいんだ。悶絶的な場合において、僕らは死ぬべきなんだ。
ほら1236年4月、あの日僕らが一番最初に出会ったころを覚えているかい?
生まれ変わっても、一緒になろうと誓ったあの花園を記憶していないのかい?
いったいなんのために、お互いの手首を切ったのだ? これじゃ意味がないね。
あー、人間なんて所詮こんなものなのか? 自分が悲しくなるよ。もう死のうか?
再度死ねば、きっと新しい自分も見えてくるだろうね。きっと、もう僕は君なんだよ。
784 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/12 12:59
>>783 がんばって電波を演じているように見える。
なぜなら語彙が非常に多く、意味の連続性がほとんど欠けておらず、
文脈の崩壊がほとんど無いためだ。かろうじて最後の一文が
サイコ気味だが、全体的にイカレっぷりが不足している。
ありがとう!でも手厳しい
||
∧||∧ コワイ
( ⌒ ヽ
∪ ノ
∪∪ 鬱にナチャウヨ
>>760 O.ヘンリの「最後の一葉」、
読んだことあるよね?
なぜ「最後の一葉」が落ちなかったか?
そして、ルームメイトが気持ちを盛り返したか?
その辺のバックグラウンドをしっかり意識して欲しい
と思いました。
>>761 ううん、手直ししてくれたのはいいけど
僕が意図した意味が崩れている。
>>762 うん、そだね。気をつけます。
ここで偉そうに批評したり、頼みもしないのに、文章を「改善」してくれちゃってる
人って、せめて新人賞の最終選考ぐらいは残ったことある人だよね?
こういうこと言うと、批評と創作は別だって虚しい反論する人いるけど、
リライトまでしてくれちゃってるってことは、それなりの人じゃないとねえ。
787 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/12 17:27
>>783 じゃあまず「お前が市んで手本をみせろよ」と
>>786 おれはリライト屋じゃないし、やっても不得意だけど、
リライトをやる人はある程度の覚悟はできてるって思うよ。
或いは出来てなくとも、そんなクソリライトを自分の眼力で見抜けないようじゃ、
駄目じゃないか?
>>761 >>757 悪いけど、二つとも批評に値しない内容でした。でも
>>716 の
「碌に推敲しないで勢いで書いたからまァ、
そんなもんかなって思ってます。」というレスに、これを
書く気になりました。書き手の甘ったれた精神構造は文章の部分や
全体に確実に反映することをNOIEさんはまず思い知るべきです。
文章に手を抜くことは韜晦でなく、逆に未熟な内面の露呈になります。
文章を人目にさらす怖さについてもっと考えるべきです。
↑オマエのは「批評」してるっていうより「不評」かってんのなww
>>785 あのね、何度も読んでますよ。「最後の一葉」は。
先行作品を出してきてさあ、自分の理屈につなげるのは
かまわんけどね、誰もが君と同じ読み方してると思ったら
大間違いよ。
同じ読み方をして欲しいのなら、もっと言葉を尽くすんだね。
>>786 あたりまえだろ。
791 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/12 17:39
なんだ、NOIEと批評者が喧嘩してるのか。
このスレ、喧嘩多いな。
厨房が集まりやすいとこだから仕方ないけど。
>>785 名無しなったけど僕です。ごめんなさい。
>>788 リライトをやる人はある程度の覚悟はできてるって思うよ。
或いは出来てなくとも、そんなクソリライトを自分の眼力で見抜けないようじゃ、
駄目じゃないか?
リライトってプロットの再構成、センテンスの校正が目的ですよね?
「オマエのユテルことチガウヨ!」
って啓蒙するがごとくのリライトってどうなんでしょ?
僕は嫌なんですけど。
>>790 先行作品を出してきてさあ、自分の理屈につなげるのは
かまわんけどね、誰もが君と同じ読み方してると思ったら
大間違いよ。
そういう問題ではないかと…。
作品構成の引用なんだから自分の理屈なんてほじくり返す
必要はないのでは?
というかな、NOIEはさしあたって、落ち着いてここを利用すれば?
自分の文章に自信はあったほうがいいとは思うけど、
そこにこだわりすぎる余り、人の意見を全否定してしまっていて、
そこを厨房が面白がってつついてることに気が付くべきなんじゃないの?
このまま行くと、キミ、このスレのいい玩具だよ。
>>792 このスレ、喧嘩多いな。
厨房が集まりやすいとこだから仕方ないけど。
オマエもなーーー!!!ww
コメントおねがいしますm( )m
○第三話 傭兵家業(時蕎麦)
正規軍ばかりが軍隊ではありません。
己の技量一つで金を稼ぐ傭兵だって立派
な軍組織の一部です。
「やれやれ今日も生き残れたな。会計で
今日のギャラを頂いて兵器の補充をし
なけりゃあな」
今日を生き抜いた武運に恵まれたる傭
兵たちが次々と会計室の門をくぐります。
「生き残って何よりだ。しかしこのシステム
は、どうにかならないものか? 係員に
申請しなくったって、コンピュータで処理
すれば済む事じゃあないか」
会計室の外にまで溢れた列の後方でそ
んなボヤキが聞こえます
「おいおい何てことを言うんだ。俺たち傭
兵が信じられるのは、自分と現金だけ
と昔から決まっているぜ」
古参の傭兵が返します。
頬に傷のあるこの傭兵、この部隊では
結構な顔らしく、不平を唱える者は静か
になりました。
(続き)
さて、気長に待っていれば順番というも
のはまわってくるものです。古参の番とな
り主会計課の軍人と向き合います。
「今日も八面六臂の活躍だったみたいで
すね。お受け取りください」
相手が傭兵とはいえ、主会計のスタッフ
も軍人。大きな戦果を挙げた者には敬意
を払います。
「しかし、報酬金額も大きいが補給の額も
随分とかかりましたな。しめて1600帝国
マルクです。現金でお支払いに?」
「当然だ。現金のやり取り以外に俺は信
用せんからな。所で、ものは相談だが、
1000と600帝国マルクを2000マルク紙幣
で支払っても良いのだが、細かい金が
増えると不便だ。逆に細かい金で丁度
支払いたいが、不都合は無いだろう?」
「勿論です。お金に違いはありません」
「ようし、では支払うぞ。間違いがあっては
面倒だから、よくよく君も見ておいてくれ」
主会計に念を押して傭兵が小額紙幣を
机の上に重ねて並べます。
「ひぃ、ふぅ、みぃ、よぅ、いつ、むぅ、なな、
やぁ」
と来た時にその傭兵、
「今、何時だ」
と尋ね、主会計員が壁の時計を見て
「えーっと、九つです」
(最後)
と答えると、男はそのまま数を数え
「十、十一、十二、十三、十四、十五、十
六」
と払って、行ってしまいます。
それを列の後ろで見ていた別の傭兵、
自分の番がきたらマネてやろうと紙幣の
確認をしています。
「お待たせしました。おや、こちらもかなり
の活躍ですな。戦場での武勲、羨ましい
限りです」
「俺っちは武勲よりも現金が嬉しいがね。
さて俺も現金で支払うよ。ちょいと細か
いが、しっかり見といてくれ」
傭兵は喜々として数え始めます。
「ひぃ、ふぅ、みぃ、よぅ、いつ、むぅ、なな、
やぁ」
と数えて、
「今、何時だ」
と尋ねると、別の職員が、
「おい あの時計、だいぶ遅れているぜ」
と言うものですから、腕時計と見比べ、
「あぁ、六つですよ」
と返してきたので、
「なな、やぁ、ここのつ……」
支払う顔は、泣き笑いだったとか。
---------------------------------------------
>>747-749とか
>>697-699です
こーゆうのを11本書こうと思っているんですが
(現在 4本できました。5本目考えてます)
どうでしょうか?
>>796 いや、否定してるわけじゃないよ。
医者さんとかの批評、確かにキツイけどさ、
けど次回作の励みにしてるし、ありがたい
と思ってるよ。
ただ、中には意味不明の批判する香具師が
いるから、そこは釣られてるんかなって反
省してるけど。
>767の続き
「いや、いやもういい。こんな話は終わりにしよう。全部、何から何まで君が正しいよ。」
真は顔をあさっての方向にむけ、煙たがるように手を振り、話は終わった。
彼らは混雑する食堂で、食後の会話に、こんなことを話し合ったのだったが、数学科で
こんなことを話し合うのは当然彼らだけであり、彼らの会話が耳に入った近くの人たちは、
その話題の純心さに、好奇と優しい軽蔑で細められた目をちらちらと二人に向けていた。
その視線の中、真は1つため息をついた後、まりは真に一瞥を与えた後、空の食器をおいた
プラスチック製の盆をもって立ち上がり、それを台所に出して、別々に食堂から去っていった。
彼らの立った席はすぐに埋まった。
804 :
医者もどき:03/06/12 19:49
昔の彼女の名前を、あちこちで聞くようになった。
彼女は、才色兼備の若手作家として、世の中の注目を浴びていた。
たまたまつけたテレビで、彼女の特集が組まれていて、
それを見ているうちに、昔のことを想い返していた。
「秀ちゃん、最近冷たいよ。」
四畳半のこの部屋で、小さな頭を俺の腕に乗せて、彼女は呟いた。
俺は何も言い返さず、電気の消えた、暗い部屋の天井を眺めていた。
あのとき、俺は自分の仕事に夢中で、二人で会う時間も、たしかに短くなっていたのだ。
だが、そこで話し合って、彼女のために仕事を控えることになるのが、俺は嫌だった。
だから、俺は目をつぶり、そのまま寝たふりをしたのだ。
翌朝、彼女は部屋にいなかった。
ちゃぶ台の上に、書置きが一枚。
「さようなら、秀ちゃん。私も夢を見つけました。」
あどけなさの残る文字を見て、俺はあざ笑ったっけ。
お前に何ができる?って。
805 :
医者もどき:03/06/12 19:50
いつの間にか、俺は嗚咽を上げていた。
仕事に失敗し、その日暮らしの生活を続けていた俺は、
今さらになって、彼女のことをいとおしく感じてしまう。
両手を見つめながら、隣で寝ている彼女の温もりを思い出した。
上気した白い肌。俺の手に合わせて形を変える、柔らかい乳房。
今でも電話ひとつすれば、この部屋に彼女が来て、俺に抱きついてくれそうなのに、
現実には、彼女はずっと遠いところに行ってしまった。
今夜はひどく冷える。
いつもより早めだが、俺は布団に入り、電気を消した。
806 :
医者もどき:03/06/12 19:51
食堂に台所て……家庭的なのね。
。。。。
うーん。なんていうんでしょうか、あれ。
あの、水につけとくとこ。
まーいーかなーとか思ったんですが、やっぱ変ですかね?
嗚呼、僕らはもう、後には引けないのだろうか?
長く、それでいてつかむことの出来ない後悔の念をたぐり寄せようと試みても、
こちらにたぐり寄せられるのは、断片的で、どこか自分に都合の良いような過去の遺像だけだった。
自分が感じているよりも確実に、一定の速度、方向、感覚でどこか自分のあずかり知らないところへ
前進していっているのだと実感し、少し胸の辺りに電気が走ったように痛みを感じた。
実際、時がたっているのは認めざるを得なかった。もうあれから6年が過ぎていた。そして
死んでも忘れることのない____いや、忘れてはいけないと言うのが妥当だろう______
と思っていたあの過去は、取り返しのつかないくらい色褪せ、人々から忘れ去られ、葬られようとして
いた。
何だか、吐き気がした。
ある回想シーンのさわりです。未熟な文ですが、御批評よろしくお願いします
>808
変というより、読んでて?になった。
>あの、水につけとくとこ。
シンクのことを言いたいのかな。
「まあいいかな」と思って他人に読ませるような姿勢なんでしょ?
だったらそれでいーんじゃなーい。
812 :
ゴーストライター:03/06/12 21:27
>>804-806 内容が禿しく陳腐。リライトのみにて、よろ。
昔の彼女の名前が、あちこちで聞かれるようになった。
彼女は、チャーミングな若手作家として、世の中の注目を浴びている。
たまたまつけたテレビで彼女の特集番組が組まれており、
それを見るうちに俺は、昔のことを想い返していた。
「秀ちゃん、最近冷たいよ。」
四畳半のこの部屋で、俺の腕に小さな頭を乗せた彼女は、呟いた。
俺は何も言い返さず、電気を消した部屋の暗い天井を眺めていた。
あのとき、俺は自分の仕事に夢中だった。二人で会う時間も、たしかに短くなっていたのだ。
だが、そこで話し合って、彼女のために仕事を控えることになるのが、俺は嫌だった。
そのまま俺は目をつぶり、寝たふりをした。
あくる朝、彼女は部屋にいなかった。
ちゃぶ台の上に、書置きが一枚。
「さようなら、秀ちゃん。私も夢を見つけました。」
あどけなさの残る文字を見て、俺はあざ笑ったっけ。
お前に何ができる?って。
・・・いつの間にか、俺は嗚咽していた。
仕事に失敗し、その日暮らしの生活を続けていた俺は、
今さらになって、彼女のことをいとおしく感じてしまう。
両手を見つめながら、隣で寝ている彼女の温もりを思い出した。
上気した白い肌。俺の手に合わせて形を変える、やわらかい乳房。
今でも電話ひとつすれば、この部屋に彼女が来て、俺に抱きついてくれそうなのに、
現実には、彼女はずっと遠いところに行ってしまった。
>>786 この手の意見ちょくちょく見るけど全く無意味な発言だと思う。
相手がいかに偉そうだろうと無礼だろうと、その発言内容が
自分の文章修行にほんのわずかでも価値があるなら貪欲に
吸収するべきで、逆に「上手いですね! 以上!」みたいな
意見にはハッキリ言って何の価値もない(まあ、自分の文章
を褒めてくれたんだから謝意を表すのは人として当然の礼儀だが)。
つーか批評されたら相手がどの程度のレベルか自分で見抜け。
的はずれな批評なら「あ、そ」で済まして忘れてしまえ。
さらに言えばアフォで的はずれな批評には
「ほうほう、世間の水準の低いヤシはこの文章を読んでこう考えるのか」
とか、なんでもいいから貪欲にとりこめ。
そして小説教室もある、文章同好サイトもあるこの御時世において
わざわざ匿名掲示板で自分の文章を晒して「どんなもんよ?」
と言った以上酷評は覚悟するべし。
>それなりの人じゃないとねえ。
というのは滑稽の極みだ。
それなりの人は何処にでもいるし飛び込める環境もある。
それもせずに「自分匿名、批評はそれなりの人プリーズ」
という発言がどれだけ厨臭い意見であるかよくよく考えてみるべし
(客観性を養うことは文章修行において必須項目だ)。
ただ、反論はありだと思う。あまりにも的はずれな事を言われたなら
相手の意図を改めて訊ねてみるとか(喧嘩は時間の無駄だからおだてるのが利口)。
それで単なるDQNだと判明すれば後は無視するよろし。
スルーしろよ、わかってんなら。
815 :
医者もどき:03/06/12 21:52
>>812 ども!
自分は理系なんで、文章がいつのまにか説明調になってしまい困ることもしばしば。
小説風に書き直してもらうのはありがたい。
内容が陳腐なのは、まあ承知の上ですw
>>813 あんた、自分が客観性を持つ、「優等生」であることを自認しているようだけど、
いい加減、自分のいい子ちゃん振りに酔うのやめたら?
なんか気持ち悪いんだよ。目がキラキラ輝いててさ。
>>804、805
あのとき、俺は自分の仕事に夢中で、二人で会う時間も、たしかに短くなっていたのだ。
だが、そこで話し合って、彼女のために仕事を控えることになるのが、俺は嫌だった。
せっかく行間を置いたのだから、プロット全体を現在進行の形にしたほうがすんなりストーリ
に組み込まれると思いました。「たまたまつけたテレビ…」も他のプロットに編みこんで
再構成したほうが、文章にメリハリがつくと思う。
あと、落ちが物足りないです。
一人称なのですから、主人公の心理描写で
あと30字は引っ張ってもいいのではないでしょうか?
818 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/12 22:28
665ですが、批評おねがいします。
819 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/12 22:28
820 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/12 22:33
448って・・・
「大根畑でつかまえて」― We know It was my life.
私は大根です。言われるまでもなく根菜類です。
生まれも育ちも畑で、そこでは夢と希望に満ちた
大根十色の人生があるのです。
皆さんは「大根リョウリ」を知っていますか?
それは大根のためのお祭のようなものなのです。
実際に見たことがあるわけではないのですが、畑
の手入れをしてくれる気さくなおじいさんが、よく
「こどすもながながええぐあいだでなァ(今年も良い
具合に育ったようだ)。ええだいごんになりんでね
(質のよい大根を収穫できそうだ)。」と、頭上で話
てるのをよく聞きます。褒められて悪い気はしません。
だから、きっと私たちに晴れ姿に相応しいお祭でも企画
しているのではないかと想像を膨らませているのです。
晴れ姿というのは、私たちももう年頃なのです。
体つきも良くなりましたし、色艶もこの上ないほど白く
艶やかです。土が美味しいく、嫌いなモグラや雑草ども
の少ないおかげです。
>>821(続き)
ある日、隣近所の畝に住んでいる大根友達から
妙な噂を聞きました。それは、遠くの畝に住ん
でいる大根友だちからの又聞きらしいのですが、
どうも最近、行方不明になる大根がいるらしい
のです。詳しいことは分からないのですが。
なんでも一日に数百本もの大根友だちが、忽然
と畝から姿を消したという怪談じみた話も、伝
わってきたのです。私は、そういった非科学的
なことは信用しないので、いつも笑い飛ばして
お仕舞いでした。
でも、ある日のことです。
いつものように気さくなおじいさんが畑にやっ
て来たのですが。どうも様子が変でした。
妙に気合が入っているし、もっとおかしいこと
には、見知らぬ人間が沢山いることでした。
「いつもより丁寧に仕事をするのだろう」
ぐらいに悠長に考えていたのですが、これが
恐ろしいことに、一本一本仲間たちが抜き
さらわれていくのです。
823 :
名無し物書き@推敲中? :03/06/12 23:02
786=814=816
だとしたら、とんでもない粘着厨房だな。
文章書くのを人に知られたくない理由は、こういう基地害が多いせいもある。
篩がけやってる人に聞いたんだが応募者1000人のうち、900人以上はおなじみの
デンパ、キティ野郎で、棒にも箸にもかからない真性病人だとキッパリ言ってた。
煽るなら、自分が「この場において正常」である符牒を一言でいいから挿んでくれ。
文章書くのは自己の神経とのたたかいで、タレ流しは愚の骨頂とわかっていて
も、感受性は鋭敏を心がけるあまり些事にも揺れたりする。書くほうはギリギリ
の神経戦をやっていて、内面が荒れるのはある意味当然なんだ。ここはそういうスレ
だろ。放言したいなら他にふさわしいスレがごまんと有るだろうに。
(786=814=816でなかったら非常にスマソw)
1000人のうち、900人以上は多すぎやしないか?
100人のうち、90人以上とすべき。
おれは814だけだな。
つーか最後にスマソなんて書くくらいなら、妄想直前の予断は
やめとけよ。おまえがキティのように見えるからよ。
826 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/12 23:09
時代や雰囲気を考慮して文体を変えるのはアリだと思う。
>>822(続き)
それからはもう惨憺たるものでした。地獄と
いうものがあるとすれば、それはまさにこの
ことだろうと奥歯が震えて止まりません。
ぶちぶちと音をたてて千切れる毛細根。美し
い濃緑の葉は有無を言わさず鷲掴みにされる。
想像するだけ恐怖に失禁しそうでした。
あの気のやさしいおじいさんも、今日ばかり
は人が違ったようで、悪鬼が乗りうつったが
ごとくの立ち振る舞い。
この畝までその恐怖が及ばないことを神に祈
るばかり…無神論者のこの私が!…でした。
しかし、無常にも私も、地獄の苦しみを味あ
わなくてはならなかったのです。
それからはもう、まるで家畜奴隷のごとき扱
いで、あまりの苦痛とレイプの恥辱に耐える
のに精一杯でした。
私たちはトラックというものの荷台に重ねて
積まれました。私はまだ上部でしたが、それ
でも相当苦しかったのです。下の大根はさぞ
辛いことでしょう。
私は、こんな残忍にして非道な仕打ちが、い
つまでも野放しにされてなるものか、といつ
しかメシアの存在を強く欲していました。今
ほど敬虔な気持ちになったことはありません
でした。
>>827(続き)
しかし、友と別離の後、私の辿りついた先
は「飯屋」でした。
ここでは先ほどの地獄など、まだまだ一丁目
と言わんばかりの地獄が待っておりました。
タワシで擦られ、挙句の果てには皮膚を剥かれ
、身体を切断され、沸々と煮えたぎる熱湯の中
へ放りこまれたのです。
あまりにひどい。これが大根への仕打ちなのです。
これが私の人生だったのです。
>>821.822.827.828
ちょっと長くてごめんなさい。
批評お願いします。
>>809 「__」→「――」
文章自体は上手いと思います。
長い一文が引っかかることなく読めます。
ただこの独特の文体は、「とりとめもない回想」を表現するには
ピッタリですが、全てこの文体だとするとそれはまた別のシーン
を読んでみないことには何とも言えません。
「自分の文章で一番まともそうに見える部分をより抜いて書き込んだ」
なら、ちとヤバイです。
「回想シーンをちょっと崩した文体で書いてみたが感覚がよく分からない」
なら、全然オッケィかと。
831 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/12 23:32
>>824 新人賞の応募者数、100人て事あるのか。
>>825 スルーしろよ、わかってんなら。w(
>>814 )
(だから、823の最後が符牒なんだって。ギラギラやめて、これスルーできまつ?)
>>829 こんなこと書くとまた無用な荒れを呼ぶかもしれませんが敢えて書きます。
ハッキリ言って貴方文章上手いです(だから私は今までスルーでした)。
こんなところでチンピラ批評家(スマン、俺もだ)に細切れの文章を
投げてる暇があったら三十枚でも四十枚でも作品をまとめて
しかるべき人に読んでもらうのがいいでしょう。
貴方について、内容が気にくわねー、という意見はありましたが
文の構成自体を貶す意見は全然少なかったことに気づいていますか?
833 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/12 23:44
>>829 確かにレベルはここに投稿される中では高いと思う。
ちょっとケチつけるなら、数多く作品書けるように再生産の
効くような文章書くように心がけたほうがいいかな
834 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/13 00:01
NOIEはガチンコが伝わって好感もてるし、文章と構成力は逝けてる。
でも、短くても大人の(せめて二十歳以上の)視点で書いたものを
まとめきれるかどうか・・・唯一最大の課題じゃないの。もすこし
晒してみれば?
835 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/13 00:15
>>821 以前、ここのスレで「私はビンの中の乳液です」ってのがあった、
あの物語は奇抜で、少しお色気もあって、とても面白かった。
どうせなら、大根も楽しい話に展開すると面白かったのに。
私はさとう大根です、私からグラニュー糖が精製されます。
工場でグラニュー糖になった私は、ある喫茶店に配送されました。
私はそこで透明の器に小分けされ、テーブルの上で客の来店を待つのです。
若いアベックが私の席につきました……。
836 :
医者もどき:03/06/13 00:23
>NOIE
批評ありがとうです。
大根の話は、今までよりも丁寧な印象を受けました。
どうせ長くするなら、もうちょっと面白いオチをつけてほしかったのですが、
それでもまあ楽しめました。
少し丁寧に書けば、ソフトなタッチが好印象な文体だし。
さんざんけなして申し訳なかったです。
自分が駄文を晒した後だけにお恥ずかしいw
面白い落ちもなにもこの実しやかな書き口が最大の魅力でしょ
無理に面白がらせようとしてない終始淡々とした調子がぐっと生の感じを引き出してると感じた
838 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/13 00:33
自作自演の悪寒。
839 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/13 01:34
840 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/13 02:10
841 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/13 02:19
843 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/13 07:24
844 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/13 12:16
>843
もっと途中で行間開けるとか、バックの色取るとかしなければ
誰も読んではくれんぞ。
みなさま、コメントありがとうございますm(__)m
>>832 そうですね、なるべく賞などで晒していきたいと思ってます。
文の構成を褒めていただけたのは凄く嬉しいです。
>>833 「再生産の効くような文章…」というのはシリーズもの
のことでしょうか?やっぱり枚数は多いほうが良いです
よね。
>>834 ううむ、大人の視点ですね?
まだまだ社会経験不足なせいでしょうか。
がんばってみます。
>>835 その話、おもしろげですね(藁)
考えてみます。
>>836(医者もどきさん)
いやいや、全然ですよ〜(*゚∀゚)つ
ってか今回は医者さんにも褒めてもらえて嬉しいです♪
落ちはつけようかつけまいか悩んだところでした。
でも、全体の構成をこのまま淡々ともっていった
方が、綺麗に収まると思って…。
でも、まだまだ力量不足ですね、僕はΣ( ̄□ ̄;)
>>837 最高の褒め言葉を頂いた気分です。
書くとき、センテンスの妙味を大切にしている
だけに、このような批評をいただけたのは幸いと
いうか、とても嬉しいです。
批評頂けたら幸せです。
梅雨の前触れなのか、ふけゆく闇の中にシトシトと降り注ぐ雨の音が聞こえる。窓越しに闇夜を覗くと、爽やかな風が冷たい雨に濡れた小枝を揺さぶり、淡い靄が街灯の明かりに薄い膜を作ったかのように白く光っていた。
午前三時、人々は深い眠りについたのか、狭い路地に人影は見えない。雨の音だけが規則正しい音を奏で、遠くに原色のネオンが横や縦に流れを創り、見つめる人のいない街に主張を繰り返していた。
星の無い夜とは何と無味な世界なのであろうか。月の光が見えない
夜とは何と侘びしいものであろうか。
人工の光では決して補いきれない輝き、自然界から降り注ぐ緩やかな
光を失った夜、こんな夜はやけに寂しい。灰皿には吸い殻が山盛りに
なりながら、依頼された代筆文はほとんど進んでいない。いらつきと
焦りを重ねながら、僕は小麦色の液体をグラスに注ぎ水割りを作る。
喉元に流し込むと深い溜息をついた。
僕があの人と出会ったのはほんの数日前のことだった。小さな街の
一角に古びたビルが建ち、その三階に二十坪程の店があった。重厚な
木製のドアに守られた店内は所狭しとソファーが並べられ、十人ほど
の若いホステスが働いている。今、流行のキャバクラである。最近、
この手の店がほとんどである。「大人が行く店が無くなったなァ」し
きりにぼやく紳士諸氏も多いのだが、時代の流れなのだろうか、遊技
料金を時間で区切る正に島国日本的な発想なのである。だが、若者に
は受けているシステムなのに違い無い。沢山の若者たちがここで遊ん
でいた。
「いらっしゃいませ。今日は混んでおりまして、ご指名は?」
見るからにスマートで知的な感じがする若い店長が僕に訊ねた。
「ああ、その辺の娘でいいよ。願わくばお酒が飲める年上の娘なら有り難いね」
僕は隣の集団の席を指差してそう応えた。店長は優し気な笑顔を作り、
「かしこまりました」
そう言った。 どことなく気配りの利く青年のように感じられた。
それから長い時間ホステスは現れなかったが、連れの知人にはいつも
の娘が席に着き、和やかに時は流れた。知人に着いた娘は純子と言い
、おとなし気に優雅な漂いが感じられる人である。口数が少なく客の
聞き役に回れる娘に見えた。
850 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/13 15:29
しばらくして、僕の横に肩を並べたのが 真弓と言う娘だった。僕
の好きな白いスーツで身を包み「お呼び頂いてありがとうございます」
と丁寧な挨拶を告げた。瞳の奥に涙を感じさせる娘だった。そう感じ
たのが僕の主観だったのか、それとも彼女の心の芯に涙もろい感情の
起伏が潜んでいたのか解らなかったのだが、目の創りは涙を連想させ
ていた。だが、その反面、気丈で気高い人のようにも見えた。ハッキ
リした性格で一歩を引かないとした強気の面を備えた娘ではなかろう
かとさえ思った。
歳は二十八だと言う。いや、知人が聞き出したのだが、屈託が無く、
酒に酔える器量とを兼ね備えていたから、僕は久々に大人の女に出会
い、心楽しい気分になったのである。(この娘なら一緒に飲める)そう
密かに自覚していた。一気に酒のピッチが上がった。取り留めのない
会話さえ飲める相手とは楽しいものだ。一瞬、恋人と飲んでいるかの
ような錯角さえ感じたのである。
「君は店内彼女だね」
852 :
?Z?O`5:03/06/13 15:39
↑とりあえずここまでにて。
紹介が遅れました。最近、短編を書きはじめました。
メールの批評もうれしく拝見致します。
学んで行きたいと存じます。宜しくお願い致します。
854 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/13 17:19
描写が細かいでつね。
それ故かどうか分からないけど、くどい感を与えてしまうかもしれませんね。
あとほんの少し、あと一歩、引いてみてはどでしょ。
855 :
医者もどき:03/06/13 17:19
>梅雨の前触れなのか、ふけゆく闇の中にシトシトと降り注ぐ雨の音が聞こえる。
冒頭の文章としては最悪。
>見つめる人のいない街に主張を繰り返していた
押し付けがましい文章。何を「主張」するのか?
意味もないのに、こういう文章を挿入すべきではない。ましては冒頭なのだ。
>>846 風景描写に力を感じないし、分かりにくい。
始めは、形にこだわることよりも、読者を引き込むことに主眼を置く。
>>847 しつこい。押し付けがましい。
>>848 こんな店「ばかり」?そんな異常な街は、日本にあるのか?
よく意味を考えてから書くように。
それに、キャバクラの平均年齢層は比較的高いだろう?
全体的に描写が多すぎ。しかも、感心した描写がひとつもない。
どれも押し付けがましく、挿入意義を感じない描写だ。
結構な量なのに、中身はからっぽ。といった印象。
春樹を意識しているのかな?投げやりなところだけ、似ている個所がいくつか。
テンポもよくない。声に出して、滑らかに読めるかどうか、試してみるといいだろう。
>854>855様
ご批評ありがとうございます。
勉強してみます。
押しつけがましいとのご指摘や声に出して読めるか、など
再度、書き直してみます。
ありがとうございます。
また医者もどきがアホなこといってるな。
おまえ、ちょっと黙ってろw
赤坂の街にネオンが点りはじめると、料亭や倶楽部の裏玄関に黒塗りの車
が集まりだす。そこを必死に張り込むマスコミ。フラッシュをたかないシャ
ッター音が静かにカチッと鳴る。
午後の九時だった。料亭「ふじ」の裏玄関に黒塗りの車が停まった。素早く
番頭が駆け寄り後部座席のドアを開ける。降りてきたのは外務大臣の大黒宗
男と局長の樫谷裕一だった。大黒宗男といえば与党の大派閥「憲政会」の事
務総長で外務委員長も勤めた男である。永く外務を専門としていて、中東や
アフリカ支援に熱心な男として知られていた。この大黒に付かず離れずにい
るのが局長の樫谷裕一である。東大の法科を主席で卒業。そのまま外務省に
入り上り詰めていた。
丸正商事の社長山村脩と専務の柳沢は大黒と樫谷を上座に座らせると深々と
頭を下げ時候の挨拶を重ねた。程よく料理が運ばれ女将の挨拶が終わると、
店の者はシャットアウトになった。
「さあ大臣おひとつ・・・今夜はごゆっくりなさって下さい」
そう山村は言いながら日本酒を勧めると専務の柳沢がこれに続いた。
すかさず大黒が言った。
「ほう山村さん。今夜は恐い話はないんですね」
「いえいえ、何もございません。今夜は大臣と局長先生の慰安が目的
でありまして、ゆっくり中東情勢などをお聞きできれば有り難いもの
と存じております」
山村に目的が無かった訳ではない。政治家や官僚に重大な事を頼む
時は、事前接待が基本である。主要の狙いはふせたまま、ただひたす
ら持てなし、後日、御馳走の味が忘れられない内に本題を頼みに行く。
それが山村のやり方だった。その為にも例のお土産も複数の前で渡す
ことはしない。常に相対が基本なのである。秘密が漏洩するのは複数
を同時に相手にした場合である。大臣の大黒には山村が、局長の樫谷
には柳沢が渡す手はずになっていた。
恐らく目的のない献金行為など有るはずもなかった。企業が政治家
や行政マンに結びつく狙いはビジネスである。大きな国家予算の中に
位置する六兆円余りの対外援助予算は魅力である。これらの予算がど
のような名目と目的を以てどこに配分されるか、その行方を探ること
は商社として重要なことなのである。
今夜の目的はもう一つあった。いずれ外務省を通じ二人の拉致を公
にしなくてはならない。すでに独自に開始している解放への折衝を極
秘にしてもらう必要もある。現地警察との穏便な折衝もあった。
特に中東にあって日本の援助は大きな魅力だから、その事を臭わすだ
けでも効果は大きいのである。
↑中途の箇所なのですが、駄文かな…
861 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/13 19:46
印象という点から見ると、文がぶつぶつ切れすぎてるなーっと思った。
ダラダラ長いのもあれだけど、テンポっていうか、リズムも大事。
説明にいやらしさが見えないのは良いと思う。
がんばって。
862 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/13 19:48
863 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/13 19:57
>>855 医者もどきさん、批評するのはいいんだけど、あまりにも雑な読み方はどうかと思うよ。
>>押し付けがましい文章。何を「主張」するのか?
街の「ネオン」広告たちが何を主張しているのかは、詰問するまでもないと思う。
>>こんな店「ばかり」?そんな異常な街は、日本にあるのか?
カギカッコで「ばかり」を引用しているが、どこにもそのような表記はないです。
「この手の店がほとんどである」のニュアンスを変えてしまっていませんか?
あと、これは蛇足だけど、
歌舞伎町に山ほどあるカジュアルなキャバクラは、若いやつで賑わっているよん!
864 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/13 20:25
おれも「ばかり」がどこに書かれてんのか探したのに!
やはり脳内補完文だったのか。
医者もどきは山奥に住んでいるんだろうな……
でも短編くんの文章は味気ないよね。文句も言いたくなるわな。
865 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/13 20:25
>>857に同意。
独善的な批評を加える前に自分の文章を読み直せ。
>ましては
って何だ?ましてや、だろ?あーぁ、こんな奴に色々言われたくないな。
わはは、ソレ見落としてた。>ましては
867 :
ゴーストライター:03/06/13 20:34
>>846 (短編1)
美文調の文章に古風さを感じましたが、このレトリックに耐えるには、厳しい語句の選択
や語り口の注意深さなど、通俗に傾かない工夫が大事かとおもいます。
1.書き出しの「ふけゆく闇」は熟していない。また過去形にしないと文意が落ち着かない
2.このスタイルに、ありふれたオノマトベは避けたい
3.漢字は吟味したい
4.仮名を使い分けたい
5.美文は所々簡潔さでカバーしたい
6.「淡い靄」は痛いほどの美文
7.擬人法が適宜に必要か
8.形容詞、修飾句の多用に注意
9.読点を強弱の道具に使いたい
10.「てにをは」にもっと注意深く
・・・以下、リライトで
梅雨の前触れなのか、深けゆく闇の中に降り注ぐ雨の音が聞こえた。窓ごしに覗くと、
爽やかな風が冷たい雨に濡れた小枝を揺さぶり、薄靄が街灯の明かりを包むように乳色に
光らせていた。
午前三時、人々は深い眠りについたのか、路地に人影は見えない。雨音だけが規則立っ
た音を奏で、遠くに原色のネオンが華やぎを作り、見つめる人もいない街に明滅する光の
主張を繰り返していた。
868 :
ゴーストライター:03/06/13 20:34
>>847 (短編2)
星の無い夜とは何と無味なものであろうか。月の光が見えない夜とは何と侘しいもので
あろうか。
人工の光では決して補えない、自然界のゆるやかな光を失った夜、こんな夜は矢鱈に寂
しい。灰皿は吸い殻で山盛りになっているのに、依頼された代筆文はほとんど進まない。
僕は苛つきと焦りを重ねながら、小麦色の液体をグラスに注いで水割りを作る。喉元に流
し込んでから深い溜息をついた。
869 :
ゴーストライター:03/06/13 20:35
>>848 (短編3)
僕があの人と出会ったのはほんの数日前のことだ。小さな街の一角に古びたビルがあり
、その三階に二十坪ぐらいの店があった。重そうな木製のドアが閉ざした店内は所狭しと
ソファーが並び、十人ほどの若いホステスが働いている。今流行のキャバクラである。最
近、この手の店ばかりが多くなっている。「大人が行く店が無くなったなァ」しきりにぼ
やく紳士たちも多いのだが、時代の流れなのだろう、遊技料金を時間で区切るというのは、
まさに島国日本の発想だ。でも、若者に受けているシステムには違い無い。沢山の若者た
ちがここで遊んでいた。
870 :
ゴーストライター:03/06/13 20:36
>>849 (短編4)
「いらっしゃいませ。今日は混んでおりまして、ご指名は?」
見るからにスマートで知的な感じがする若い店長が、僕に訊ねた。
「ああ、その辺の娘でいいよ。願わくばお酒が飲める年上の娘なら有り難いね」
僕は隣の集団の席を指差してそう応えた。店長は優し気な笑顔を作り、
「かしこまりました」
そう言った。 どことなく気配りの利く青年に感じられた。
それから長い時間ホステスは現れなかったが、連れの知人にはいつもの娘が横に着き、和
やかに時は流れた。知人に着いた娘は純子と言い、おとなしくて優雅さの漂う印象の相手
である。口数が寡なく、客の聞き役に回れる娘に見えた。
871 :
ゴーストライター:03/06/13 20:36
>>851 (短編5)
しばらくして、僕の横に肩を並べたのが 真弓という娘だった。僕の好きな白いスーツで
身を包み「お呼び頂いてありがとうございます」と丁寧に挨拶言葉を告げた。瞳の奥に涙を
感じさせる娘だった。そう感じたのが僕の主観なのか、それとも実際彼女の心に涙もろい感
情の起伏が潜んでいたのか解らなかったが、目の深い所に涙を連想させる不思議な気配を感
じた。だが、その反面、気丈で強腰の人にも見えた。毅然とした性格で一歩も引かないとい
った、強気の面を持った娘ではなかろうか、とさえ思った。
歳は二十八だという。知人が聞き出したのだが、屈託が無くて酒に酔える器量を兼ね備え
ていたから、僕は久々に大人の女に出会い、小気味よい気分になったのである。(この相手
なら一緒に飲める)そう密かに目論んだ。一気に酒のピッチが上がった。取り留めのない会
話さえ相手によっては楽しいものだ。一瞬、恋人と飲んでいるかのような錯角すら起したの
である。
「君は店内彼女だね」
後半は僕も息が切れますたw
リライトはあくまで参考の領域。勝手にいじくり回してスマソ。
文章以外では、書き出しと中盤以降で筆致が割れている感じ。それに「僕」の年齢が一体い
くつ位なのか、読後とても悩んだです。。。
誰かさんと違って丁寧な添削だ。
勉強になる。
結局リライトスレになってんじゃん……文章添削だからしょうがねえか
>>863様
ご批評ありがとうございました。注意深く再考します。
べんめいさえしていただき恐縮しています。
ありがとうございました。
ゴーストライター様
すごい。さすがだと思いました。がらっと変わりました。
ありがとうございました。死んだものに生命を帯びました。
コピーさせて頂きじっくり学びます。
こんな私の作文に手を入れて頂き、誠に恐縮に存じます。
(短編1-5と短編Aはまったく別の作文です。)
ありがとうございました。心より感謝申し上げます。
875 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/13 21:16
>>874 >べんめいさえ
べんめいまで、でしょ?もう!
医者もどき、と一緒にもう少し日本語を勉強しなさい。
「さえ」で、少しも間違っていないと思うけど???
間違ってはいないだろうけど、古臭サー。
878 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/13 21:51
どちらも副助詞だが、「さえ」の場合は口語では係助詞になるな。
その辺で違和感を感じることは確かだね。
僕はひどく喉が乾いていた。
おそらく僕の隣に座っている彼女も喉が乾いているだろう。
そして僕はこう思った。
ここは砂漠の真中で、僕達は今この砂漠をあてもなくさ迷っているのだ。
どうしてさ迷うことになったのか。
理由はなんでもいい。とりあえず僕達はさ迷っている。
そしてひどく喉が乾いている。
あと小一時間でもしたら脱水症状になって死んでしまうかもしれないくらい喉が乾いている。
しかし僕は水を持っていない。
ここにいたるまでに既に飲み干してしまったのだ。
そこで僕は彼女にたずねてみた。
「ねぇ、君の水はまだ残ってるかい?」
彼女はちらと僕を一瞥してこう言った。
「まだ少しだけ残っているわ。ちょうど一口くらいよ。あなたは?」
「もう全部飲み干してしまったんだ。」
彼女は立ち止り、僕を見つめてこう言った。
「あなたは私を助ける自信がある?私が途中で倒れたら街までおぶって行ってくれる?」
「あるよ。君が途中で倒れたら僕が君をおぶって街まで歩く。」
正直僕にはそんな自信なんてなかった。
「分かったわ。ありがとう。じゃあこの水はあなたが飲んで。」
「いいのかい?」
彼女は微笑んだ。
(続く)
しばらく経って、遂に彼女は脱水症状で倒れてしまった。
僕は彼女から貰った水を飲み、倒れた彼女を前にこれからのことを考えてみた。
僕に彼女をおぶって街まで行く自信はない。
かといって彼女をここに置いて行ってしまうわけにもいかない。
約束したのだ。僕が街まで君をおぶってい行くと。
そして彼女は僕を信用して自分の水を僕にくれた。
どうするべきか。僕はまた数分考えた。
―数分後、僕の決心は決まったいた。
いや、既に彼女が倒れた時点で僕の決心はついていたのかもしれない。
くだらない約束なんかで自分の命を捨てるわけにはいかない、と。
僕は彼女を見捨て、一人で歩きつづけた。
そしてしばらくして僕は運良く街に辿り着いた。
―彼女のことは黙っていた。
ここで僕の思考は中断された。彼女が僕に話し掛けてきたからだ。
「ねぇ、喉乾かない?」
僕は黙っていた。僕はこの女に何もしてやることができないだろう。
少なくとも、彼女のために命を捨てるなんてことはできないだろう。
そして僕はこのデートが終ったら、彼女に別れを言い出そうと決心した。
end.
>>879-880 この文章は単独で上手いと思います。
引っかかるところなく読めます。
ただ、問題は、全体の中での位置づけだと思います。
要は
「こんな女、やっぱ萎え」という語り手の心境を寓話表現を
使って描写しているわけですが、この場合、文章の他の部分で
「何でこの女に萎えるのか」をキチンと暗示しておく必要があります。
この寓話表現から逆算して考えると、彼女は
「計算高くて、相手の感情を支配しつつ保身を計るタイプ」
で、それが語り手にとって萎える部分、という所でしょうか。
しかしこれとて相当悪意に満ちた解釈です。
この彼女は本当に心から男を信頼していて、そのために全てを賭ける
勇気も十分に持ち合わせているステキな娘なのかもしれません。
あるいは単に男がサイテーなだけかもしれません。
そして、それを決定するのは文章の他の部分とのコンビネーションです。
つまり「読者にどのように感情移入してもらいたいか」という疑問を
常に念頭に置いて、そこに読者を導くような工夫が必要です。
つまり、この文章は、単独では「精巧なパーツ」に過ぎません。
パーツの性能を十分に発揮するのはやはり全体との調和にかかっていると思います。
まあこんな凝った表現を使える以上、上記のような意見は
百も承知の可能性が高いですが。
>>876 たしかに間違いではないと思われ。(「まで」の方が無難じゃー)
だけど、「さえ」は、
「…さえ…ない」(否定)
「…さえ…できる・してくれる」(可能)
などがふつうの用法。なぜなら「さえ」は、
「10円さえない」(まして100円、500円は)といった、《それを含めて全体を類推させ
るニュアンス》がある。単なる強調でないもんで、「べんめいさえしていただき恐縮」はGIRIGIRI
でやんす。「(それどころか)べんめえさえ(も)してくれて」ならカチッとハマりまつけど。
ちなみに「すら」も否定、可能形とシックリきまつが、こちらは強調といっても、《常識的には
当然だろうという予想に反して実は(何と) 》ってゆうアキレタネーのニュアンス。
「財布の中には10円すらない」ってのは「まったくねーよ!」って強調ですの。
「笑うことすらまれになり…」となると単純強調ながら、「さえ」でも悪かぁないけど、「ヘェ
ー」ってゆうアキレタ調子をぶっこきますなァ。
「さえも」「すらも」の「も」は、マタークノ強調にすぎましぇん。
実は、こうした基本語を正確に知るだけで、いわゆるプロさん(飯食ってる)的文章の風格をミ
ョ〜に帯びてしまうのです。助詞、助動詞、接続詞(けれど、でも、ところが etc...)、基本
副詞、基本動詞(くる、いく、する、ない、でる etc...)など200語くらいで充分。
想像力のない僕にかわって若い皆さんにはドンドン作家になって欲すい。
冬までに無料サイトを完成させましゅ。ウゼ〜といわれなければ、こういう基本語、リズム、そ
の他文章の裏テク講座をこのスレでやって行き鯛のですが、参考なんなけりゃ虫してね!!
2冊の類語辞典を手元に置いて
まだなお、色々あやふやな表現が残る自分としては
夢のようなお話です。
884 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/14 00:11
>>879-880 読みやすかった。
ただ、
>僕は彼女を見捨て、一人で歩きつづけた。
>そしてしばらくして僕は運良く街に辿り着いた。
>―彼女のことは黙っていた。
この部分はなんとなくぎこちないので、
「そしてしばらくして僕は運良く街に辿り着くことができた。」
に変えたほうがよいかも。
885 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/14 00:21
ゴーストライターさんは、本当に書き直すのが上手いね。
ほんとにライターなの?
ライターさんからみて、アホ(医者もどき)の文章のレベルはどうなの?
さんざん偉そうに言ってるから気になる。
886 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/14 00:23
>>886 2の1、2の2というのを意図的に誤読して、読者から
笑いを得ようという趣旨のレスだと思いますが、もし
そうならばあなたの読みは間違っています。
888 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/14 00:27
>>887 それならば2-1 2-2と書くべきで、スラッシュは「〜分の」と言う意味でしかありえない
889 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/14 00:33
>>887 スラッシュの意味を意図的に誤読して、読者から
笑いを得ようという趣旨のレスだと思いますが、もし
そうならばあなたの読みは的中しています。
ゲラゲラ
890 :
gohst:03/06/14 00:54
いまいち作品に厚みを感じない。少し伏線を張るといいと思う。
表現も、平坦なものが多かったので、ちょっと書き直してみた。前半だけ。
ひどく喉が乾いていた。
隣で座っている彼女も、僕と同じように、口渇感を覚えているのだと思う。
気を遣わせて、ジュースでも買ってこようか、と思ったが、すぐに心の中で首を振った。
今回の彼女とは、今までになく順調に関係が続いている。
安易な行動をとって、彼女の機嫌を損ねるわけにもいかないのだ。
想像を張りめぐらし、何をするのが一番いいのか、じっくり考えることが重要だ。
そう。僕は常に先を読んで行動するタイプの人間だった。
僕は目を瞑り、まったく別の場所にいる二人を想像した。
二人は砂漠の真中で、あてもなくさ迷っていた。
どうしてさ迷うことになったのか。
理由なんてどうでもいい。とりあえず僕達はさ迷っている。
そしてひどく喉が乾いているのだ。
あと一時間もすれば、脱水症状になり、死んでしまうかもしれないくらいだ。
しかし僕にはもう、水が残っていない。
ここにいたるまでに既に飲み干してしまった。
そこで、彼女にたずねてみた。
「ねぇ、君の水はまだ残ってるかい?」
彼女はちらりと僕を見て、少し考えてからこう言った。
「まだ少しだけ残っているわ。ちょうど一口くらいよ。あなたは?」
「もう全部飲み干してしまったんだ。」
彼女は立ち止り、僕の目をまっすぐに見て言った。
「あなたは私を助ける自信がある?私が途中で倒れたら街までおぶって行ってくれる?」
「あるよ。君が途中で倒れたら僕が君をおぶって街まで歩く。」
あまり自信はなかったけど、そう答えた。
「分かったわ。ありがとう。じゃあこの水はあなたが飲んで。」
「いいのかい?」
疲れきった彼女の顔に、薄く笑顔が浮かんだ。
891 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/14 00:55
「さえ」とは、そればかりではなく、さらにつけ加わる意を表す。
これが「さえ」本来の用法であるが、現代語ではこの用法は少なくなっている。
すなわち添加の意には「まで」が用いられることが多くなった。
892 :
gohst:03/06/14 00:55
ああ、これでゴーストとか言う馬鹿が、単に褒められて調子に乗ってるだけの
厨房と言うことが露見したなw リライトなんぞに何の意味がある。
さっさと自分の文章を書けよ。元作家志望からのアドバイスだ。
894 :
ghost:03/06/14 01:02
>>893 オレは、ゴーストライターさんとは別人ですよw
895 :
ghost:03/06/14 01:02
綴り間違えたんで書き直しました。汗
896 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/14 01:08
>>888 リトグラフとか数量限定商品の場合は300/1とか表示してないか?
300/158 ←このばあい限定300の中の158作品目とか。
>>879-880の2/1をみて、2投稿限定と即わかる。
897 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/14 01:12
>>885 さんの後段賛同。
医者もどきさんの文読み返し、批評できる
文だろうか。批評の言葉使いもライターさんとは
人柄が違う。乱暴過ぎないだろうか??
898 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/14 01:28
他人のお礼文にケチつけてはまずいんでは。
まして、875宛ではないすから。
899 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/14 01:38
>>890 >気を遣わせて、ジュースでも買ってこようか、と思ったが、すぐに心の中で首を振った。
>今回の彼女とは、今までになく順調に関係が続いている。
>安易な行動をとって、彼女の機嫌を損ねるわけにもいかないのだ。
理解不能。
>>893 個人宛のレスだから他の人はスルーしてたもれ。
ヘッダの名前欄が違うにも関わらずなぜに
>>890をあなたの言うところの「ゴーストとか言う馬鹿」と判断しまして?
調子に乗っているなら敢えて名前を変える必要は無いと思いますが?
さらに言えばレスの内容、というかクセも全然違います
(分かる人はみんな分かってるはず)。
だのに貴方は同一人物だと判断した。
ハッキリ言って貴方はアフォです。
>元作家志望からのアドバイスだ。
これが事実であるとしたら私は大いなる納得と安堵を感じざるを得ません。
つまりまあ、世の中は割とまともに機能していると。
ちなみに私はゴーストライター氏と別人です
(つーか、これも文体見れば一目瞭然)。
901 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/14 01:54
>>900 オレはあんたの歪曲された精神状態が心配だよ。本気で。
902 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/14 01:56
>>899 それが分からないのは、あんたの読解力のなさだと思うが。
彼の言っているとおり、伏線だろう?
903 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/14 01:58
>>890 個人的に、890の書き直しは結構上手いと思うけどね。
>>902 彼は彼女と別れる決心をしているのに、彼女と順調な関係を続けようと
気を遣う必要もない。冒頭と結末が矛盾している。
>>890のリライトミス。
普通なら、彼の咽の渇きを彼女が察して、彼女が黙って飲み物を買って来る。
気の利かない鈍感な女は結婚の対象にならないってこと。そういう事を男に
考えさせる間を与えるだけで、この女は逝ってよしだな。
905 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/14 08:12
批評する人は事前に自分の素晴らしい文を
さらしてみい。それもせずに能書きたれるな。
授業は、まだ始まったばかりだったけれど、
すでにクラスの3分1は、机に突っ伏して寝ていた。
しかし、この蒸し暑さの中で眠れる人間などそういるわけがない。
ぼくは片肘を付き、汗で制服が張り付いた股をだらしなく開いて
イライラしながらノートをとっていた。
廊下から生温かい風が吹いてきて、いつもの様に便所の臭いを運ん
で来た。反射的に息を止めて、窓の方に顔を向けると、7月の強い
日差しを受けて辻本さんがノートをとっていた。カーテンとシャツの
照り返しで曖昧になった輪郭が光の中に溶けてとても美しかった。
ぼくは腕時計をはずし、机に顔を伏せた。
目を閉じると黄緑色の模様がゆっくりと浮かび上って来て、しばらくの
あいだ漂っていた。
窓の外からは、水泳の準備体操の掛け声と笛の音が聞こえた。
誰かが語尾の声をわざと裏返して笑いを取っていた。
ぼくはそっと目を開いて、また辻本さんを見た。
窓の方に体を捻って外を眺めていた。ずいぶんと長い事そうして
た。ぼくはその間ずっと辻本さんを見ていた。
窓の下のプールから、水に体を浸した喚声とハシャギ声が聞こえて来た。
5時間目の体育が待ちどうしかった。汗が背中を伝って流れ落ち、
腰の辺りでズボンに染み込むのが分かった。
辻本さんが立ち上って何か呟いた。
窓の外で銃声が響いた。
しばらくすると、プールから怒号と悲鳴が聞こえて来た。
(つづく)
907 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/14 09:39
もどきの話、つまんねー。
ありふれた男と女のひとときよ。
こんなのにお前が、よく言ってる、中身あんのか。
>>904 だから、
>今回の彼女とは、今までになく順調に関係が続いている。
この文章より、主人公が今までに恋愛に失敗していることがわかる。
>想像を張りめぐらし、何をするのが一番いいのか、じっくり考えることが重要だ。
>そう。僕は常に先を読んで行動するタイプの人間だった。
たかだか喉の乾きを訴えているだけなのに、ずいぶん大げさ。
考え過ぎ?と印象を与える。
そして、結果的に「考え過ぎ」で別れることになる。
おそらく、今までも同じようなことを続けて別れてきたのだろう。
それは、
>そう。僕は常に先を読んで行動するタイプの人間だった。
が示唆している。
小説を書く人間なら、これぐらい読み取れよ(汗
>小説を書く人間なら、これぐらい読み取れよ
作家志望による作家志望のための文章なのか……
>>909 ここはそういう場所でもあると思うが。
というより、
>小説を書く人間なら、これぐらい読み取れよ(汗
から、なぜ
>作家志望による作家志望のための文章なのか……
という結論になるのか。論理構造の勉強も少しすれば?
オレも忙しいからここまで。じゃね。
俺は「今回の彼女」とか言われた時点でもうアウトだな
912 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/14 12:15
ここまで見てくると、人格的にも内容的にも、
ゴーストライターさんの指導がトップだな。
彼は、ここに様々なレベルの人が来てるという
前提で指導してる。頭が下がる。配慮も深い。
913 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/14 12:30
医者もどきも悪くはないと思うけどなー
文章も読みやすいし、それでいてしょぼさを感じさせないし。
読みやすさって重要だよ。
なんでもかんでも評価するスレだな。
915 :
モジョポン:03/06/14 13:54
モジョポン降臨。
頭が高い、平に平に。
916 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/14 13:56
誰だ、おまえは
917 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/14 14:05
降臨時点でショボイ椰子だな。
918 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/14 15:16
さぁ、宇宙を見に行こうよ。そうやって自分が自分らしくあるためにも、自分を殺そうよ。
夢なんか追いかけちゃだめだよ。さぁ、希望を捨てて、自分の国に行こうよ。
もう一度あのときに、戻りたくて、もう二度と自分にはなれなくて、
そうだ。僕はきっと自分を見失ったんだよね。自分を忘れたんだよね。
もう一度自分を呼び覚ませば、きっとやさしさを忘れることはもうないよ。
あの幻想の果てに自分の夢を見つけるんだ。そうやって、僕は詩を読んできたんだ。
自分らしく、そう自分らしく生きることのすばらしさ。誰もがまねできない生き方をしようよ。
きっと、僕らはみんなの希望に振り回されていただけなんだね。
そうだよ。きっとそうだよ。きっと自分は自分らしく、自分なんかいなくなればいいんだ。
そんなネガティブさがまた自分を愛してゆくよ。助けてよ。自分の声なんて、聞きたくないよ。
自分なんてもう知らないよ。もう何も見たくないよ。もう何も見たくないよ。
もう一度自分らしく生きても、もう誰も知らないからさ。そうだ、すべて忘却しようよ。
こんな日本はきっと汚れているだけなんだよ。誰か助けてよ。きれいにしてよ。
誰かに大好きだって言われてみたいけど、そんな希望はもうかなわないんだからさ。
もう一度死ねばいいのかな? お願い、愛されてみたいんだ。この気持ちをわかってよ?
ねぇ、心が可笑しくなりそうだよ。ドキドキが止まらないよ。
いつも気の無いフリしてるけど、本当は、大好きで大好きで壊れそうなんだ。さよなら
919 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/14 16:55
>>905 あんたの意見でいくと、
映画評論家は事前に素晴らしい映画を創ってみろ。
それもせずに能書きたれるな、ってことだな。
だが、名選手は名監督にあらず、ともいうしな。
ゴルフは下手だがレッスンを指導するのはプロより上手いって者も居る。
(え〜、いちおう然るべき文献にもとづいておりまつし、アッシはちゃんと専門家?でやんすよ)
今回のヤヤコシ言葉は、以下のグループね。語源や「偉大なる文法」ちゃんは邪魔なのでここで
は最低限にしか取り上げましぇん。
原因(理由)→結果をあらわす、アノ言葉たち・・
ため…「黙っていたため損をした」
※被益・被害としてうけとめる。原因により近い場合は対象は受身的。
から…「金があるから遊びに行ったのだろう」「秀才だろうから合格したに違いない」
※理由と結果を(本来別個の事柄を話し手が順々に認識して)主観的に結びつける。
「…と決意したのだから。」など「から」で文脈がはっきり切れるのも主観的だから。
ので…「金があるので遊びに行ったらしい」
※「のだ」の断定から。原因(理由)→結果を客観的にとらえる叙述。
せい…「雨が多かったせいか腰が痛む」
※原因(理由)→結果を相手や対象とする事物に押しつける意識、責任転嫁気分。
これらは、オーバーにわかりやすく書いているので説明にとらわれちゃダメ。逆に暗喩っぽく
ズラして使うのも表現をカコヨクする鍵かな?ナンチャッテ。でも、メタファにかぎらず基本語って
のは無意識から発生しやすいので、推敲のさいこれら基本語を変えるより、他の部分をなおす
ほうがコンガラなくてすむ場合もあるよ。最初に浮んだ表現における基本語の役割って大きい。
へたに直すと趣意が崩れちゃう。用法さえ知悉してれば言葉から意識が解放され、自由になる。
上記とは反対にベンリな用語「…によって」。この表現の多用さを知ってるのと知らないのと
じゃ大違いでつ。「で」の置き替えや、リズムを整えるのにも重宝。
@(本義)身を寄せる。「城による」「その仕事によって生計を立てる」
A手段。「辞書によって調べる」※前面依存できるもの、という意識。
B根拠、依拠。「その法則によって解く」「セオリーによって動く」(←従って)
C由来、原因。「性格の明るさによって人気を博した」「不注意による事故」(←ため、せい)
D対応。「方針による」「時と場合による」
「よる」(因る・依るなど)で国語辞典もよく読んでねー。
922 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/14 17:50
てののののは春に繁殖します。そう、春は彼らの発情期なのです。
おや、てのののの(♂)がてのののの(♀)に興味を示したようですよ。
ちょっと観察してみましょう。
てのののの(♂)「ぴくぱく……ピー」
(春だね。日差しが、春って感じ、だよね)
てのののの(♀)「ポッピいパクピポ、ぷー!」
(まあ。性交しましょう!)
微笑ましい光景ですね。
でも、こんな風にして生まれるてののののの赤ちゃんも、その九割は厳しい夏の
暑さと天敵たちによって命を奪われてしまうんです。君たちみたいな温室育ちには
到底わからないでしょうね!!
>>905 つーかこのスレで批評つけてるヤシのレベルはもうあからさまに明白で、
ゴミはゴミ、出来るヤシは出来るヤシ、で一目瞭然だろうに。
ゴミのレスは軽やかに捨て去れ。
出来るヤシにいまいち納得のいかないレスをつけられたなら改めて訊ねてみれ。
是非がどうであろうとその辺にチミの文章のポイントが潜んでいることは明白。
(906のつづき)です。御批評お願いします。
「廊下から生温かい風が吹いてきて、いつもの様に便所の臭いを
運んで来た。反射的に息を止めて、窓の方へ顔を向けると、七月の強い
日差しを受けて、えー、辻本さんがノートを……」
現国の西村が、オレのルーズリーフを手に取り読み上げた。
教室の中に爆笑が湧き起こった。
ほとんどのヤツが廊下側の一番後ろの席に座るオレの方を振り向き、
「辻本って、ぜってー辻村の事だろ。つーか、オメー、百年はえーよ!」
「先生っ!辻村さんが保健室に行きたいそうです」
「オレは、今とてつもない感動に震えているっ。ありがとう!村田!」
などと囃し立て、笑っていた。
オレは一瞬、両手を挙げて立ち上り「ありがとぅー」と猪木のマネをして
今までの負の遺産を一挙に返上してみようか?などと考えたが、
そんな事をすれば今度は、チンコにタバスコーク(タバスコ+コーラ)じゃ
すまないと思い直し、ただ俯いて唇を噛んでいた。
心の中でもうダメだ、もうダメだ≠ニ繰り返しながら。
西村がオレの机の上にノートを投げて教壇へ戻って行った。
オレは窓辺に座る辻村さんをそっと見た。
辻村さんは、俯いて腿のあたりをじっと見ていた。
真剣な表情で携帯のメールをしていた。
オレの前の席に座っている、水泳部の主将の長谷川が
振り返り「気にすんな。明後日から夏休みだし。
夏期講習、一緒のクラスだったよな」と声を掛けてくれた。
オレは、エッ、あっ、うん、などと間抜けな返事しか出来なかった
けれど、嬉しかった。
長谷川が前を向いた。そして、ポケットの中から携帯を取り出し
窓の方に目をやった。
廊下から生温かい風が吹いてきて、いつもの様に便所の臭いを
運んで来た。
(おわり)
批評は個人の自由であり、またそれは批評された側の財産。
個人の持つ批評は、一個人の意見であり、贈られるもの。
批評は多くされた方が良い。良し悪し関わらず、得るものが多いのだから。
故に誰の批評でも至極大切なのだ。
批評され、罵倒され育っていく作家達に栄光を
926 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/14 19:53
その置屋には鎖で繋がれた少女が3人ほど裸のまま木の板に座らされていたのです。
俺は正直言ってロリコンでもないし、幼女趣味もないので12〜13才ほどの少女を
抱く気にはなれずに置屋を出ようとしたんですが、女主人にしつこく止められて仕方
なく一人の子を注文しました。
ベンガルに似た女主人が言うには「ボンベイ出身のまだ誰も相手をした事のない処女」
だと言うので、よくよく姿を見ると膨らみかけの胸はまだピンクでアソコの方もスジが
真っ直ぐに引かれていて本当に未貫通品のようでした、俺は知らないうちにペニスが膨
張し、主人にかまわずに少女の身体を舐めました。
その後、少女のスジを親指と人差し指で広げて、下で嘗め回しいかせようとしたんです
が、初めてのSEXで緊張をしているのか、マグロ状態なのではじめはあまり判のしな
かったんですが、俺は少女を感じさせる為に少し膨らみかけたクリトリスを中心に少々
強めに愛撫を
そろそろ新スレ立てるわ
929 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/15 08:20
>>665-669 上手な書き方だと思います。
素人目ですがほとんど完成しているのではと思います。
賞を狙ってみてはいかがでしょうか。
930 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/15 11:42
読者は貴重な時間を使って、文章を読んで、あれこれ考えてレス入れた訳だろ。
たとえそれがゴミレスでも
>>925さんのいってる様に財産にすべきとおもうよ。
>>927 よろしこ
つーかスレ移行を機に漏れは去ります。
さようなら。
エラソに添削したり、したり顔で批評したり色々しましたが
不愉快に思われた方には謝っておきます。
ごめんなさい。
933 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/16 01:21
>>932 そういうスレなんだから、そこまで卑屈になることないだろ。
本当は、文章晒して無視されるのが一番辛いよ。
934 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/16 02:00
確かにな。
おれのも無視されてるし。
まあ、慣れてるからいいけどね。
935 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/16 02:38
>>932 「謝っておく」の「おく」を辞書ひくと「何かの前段階(用意)として、する。」
ってことだから本当に去るなら矛盾しないか。
キテレツさんが言うように基本語が無意識に出るとしたら、七誌だし未練ありそ。
理由を書かないのもネタ臭いw
>>932 あなたが去ったせいか誰も新スレで批評しません;;
新スレ、酷評になってるしw
ええ、酷評されましたとも!^^;容赦ないっすよ;;
939 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/16 20:47
>>935 読みが深いな、心理学者か。
>理由を書かないのもネタ臭いw
つーか流れから見て、ゴミレス云々に対する容認レスへの当てつけだろ。
941 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/16 23:31
ちゃんと使い切りましょう。
942 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/16 23:33
そですね
943 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/16 23:39
もうこっちに作品を晒すやつはいないだろうから、いっそ文章批評
そのものについて語って埋めてしまってもいいだろうか。
944 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/16 23:40
いや、俺晒してもいいけど
長いけど
945 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/16 23:41
だってスレタイ変わって酷評になったらその通りなんだもん
涙出そうになる;;
すみません、今から5、6レス使います。長くて申し訳ありませんが
>>932さんの餞別を兼ねておながいします。
947 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/16 23:43
がんがって^^
948 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/16 23:43
長いって50レスくらい使うなら、むしろいいかも。
酷評っつーか、レスの反応もやけに早い「精髄反射批評」だよな(笑)。
アレはアレでおもろいけど。見ている分には。
「なあ、ハンス」ある日、牧場で牛飼いのロイが言った。「お前、『リンディアの木』で
文士の連中とつきあってるんだって?」
嫌なことを訊いてきたな、と、ハンスは一瞬眉を潜めた。ロイは片手に持った黄色い帽子を
くるくる回しながら、もう片方の手でハンスの肩をはたいた。
「詩、とかさ、読んでるんだって?」
「……ああ、そうだけど」
ロイは大きく口を開けて笑った。
「おま、お前、何になるつもりなんだよ? 詩なんて読んだって、何も食えねえんだぞ。
文士どもみたいな夢食って生きてる連中に、どうやって騙されたんだ? え?
ハンス、お前みたいなしっかりした奴がさ」
そのままロイの笑いが止まらなくなったので、ハンスは少し気分を害してロイに背を向けた。
ロイは、笑い涙を拭きながら自分の横にある牝牛の一頭の鼻筋を叩く。
「おい、あのさ。連中をからかうものいいけど、俺達には俺達の遊びやつきあいが
あるんだからさ。この間ルースの親父の家に自動車が来た時、お前一人来なかっただろ。
あの親父、村のガキの数を数えてて、お前一人来なかったから嫌な顔してたぞ。
金持ちの見栄っ張りって奴はいやらしいから、今度会った時にでも機嫌の一つでも
とっとくんだな」
ルースの親父、と聞いて、ハンスは振り返った。その男は村一番の金持ちで、
今度村に来たばかりの「自動車」という乗り物を自慢したくて仕方ないのだった。
馬車に代わる自動車という乗り物は、都会ではもうかなりの数が走っていたが、
この片田舎のエイル村には、ルースの親父が仕入れてきたのが初めてだった。
「あーあ、自動車って奴はいいよな。馬みたいに馬糞もたれないし、機嫌が悪くても
御者を蹴ったりしないしな。その辺を褒めたらさ、親父嬉しがってキャンディをくれたぜ」
ほら、と言ってロイは手のひらに小さな戦利品を取り出し、ハンスが見ている前で
口に頬張った。
喩え子供騙しのキャンディ一つであっても、甘いものを普段食べつけないハンスには
心を動かされるものだった。小さく喉を鳴らしたハンスに、ロイはにやっと笑った。
文学はキャンディをくれるのだろうか。否、残念だが神の供え物すら盗み食いする連中の好む
ものにそれは期待できない。文士たちは清貧だ。富にも名誉欲にもあの場所にいる限りは無縁だし、
彼らが文学を愛し、文の神に祈るのは、少なくともルースの親父が自動車を見せびらかしたような
軽薄な自尊心からくるものではないだろう。……けれど、それでも現実には、文士たちより
ルースの親父のような人物が“立派に”見える。
多分それは、牛飼いのロイは勿論、村長も、牛乳を買ってくれる街のお客さんも、郵便配達も、
今向こうの川で洗い物をしている小母さんたちもそう思うだろう。
文士なんて、社会の中では役立たずなんだ。詩人にしたって、小説家にしたって、
絵空事ばかり綴っているだけじゃないか。そんな連中を大事にする必要なんかない。
村でも、彼らはお荷物なんだし。
――ハンスは、重い足取りで家路をたどった。文学を教えてくれる文士は善良で、
ハンスに優しく文学の話を聞かせてくれる。有名な詩も幾つか覚え、外国の立派な小説家の
名前と代表作も知った。しかし、それは確かに今の自分の生活には関係のないものだった。
明日の朝になれば、自分はまだ陽が昇る前からロイのいる牧場に行き、牛乳を仕入れ、
「リンディアの木」の前の道を辿り、街に売りに行く。売り切れたら村に戻る。
その、単純な単純な暮らしを、多分自分は早く死んだ父親と同じように
一生続ける事だろう。途中には、老いた母の死もあるかもしれないし、
気の合った娘との結婚もあるかもしれない。病気も、不慮の怪我もあるだろう。
でも、それだけだ。そんな生き方に大きな変化なんてないんだ。
思えば思うほど、ハンスの心は重くなった。軽くなるはずの気分は逆に沈み、
明るくなるはずの顔つきは暗くなった。理由の解らないむしゃくしゃした気分だけが
残った。
一体、自分は何のために生きているんだろう。
そんな言葉がふと、口をついて出た。
「仕事をサボっていて、大丈夫?」
「今日は直帰だから、問題ないわよ。これでも主任だから、時間の自由が利くの」
「へぇ〜主任か、順調に出世しているんだね」
深い感慨を込めて。
「貴もすごいじゃない。夢をかなえられて、さすが!部長ね」
「まぁね。頑張りましたよ〜先輩!!」
「ふふっ 変わって無くてよかった」
「愛だって変わってないよ。」
大学時代の取り留めの無い話をして、時間が過ぎる。
休憩が終わる10、『禿ピカ』いや……田中は会社の上役と電話をしている。
「でも……突然、大学を辞めちゃうんだもの」
私的には触れてほしくない話題に変わる。
「あれ?貴さん。高卒でなかったんですか?」
気が付くと電話を終えていた田中が話しに割り込んでくる。
「大学中退だから、高卒と同じだよ」
「どこの大学だったんですか?」
矢継ぎばやに質問をしてくる。
「それはちょっと勘弁してください。学歴で人間を評価されたくないので」
眉間にしわを寄せ、不機嫌な顔を作る。――もともと不機嫌そうな顔だが。
自分一人は大して価値のあるものに思えない。牛乳売りの家に生まれた自分は、
何の疑問も持たずに牛乳売りとして生きて、死んでいけばいい。
けれど、ただそれだけでいいんだろうか。キャンディ一つの価値も生み出せない
文士達の、あのどこか満ちた穏やかさはどこからくるんだろう。彼らの穏やかさは
自分には絶対にない。そうだとも、絶対にない。
もう、夜の闇が迫っていた。夕の鐘はとうに終わり、晩鐘を待つばかりとなっていたが、
突然ハンスは「リンディアの木」に足を向けた。
こんなことは、かつてなかった。家に帰って貧しい食事を母と摂り、夜の祈りを捧げて
眠りに就くそんな生活を父の死後にずっと続けていた少年の、初めての夜の散歩だった。
「リンディアの木」はもう闇に溶け込む寸前だったが、うっすらとその偉大な姿をハンスに見せた。
近くに野宿している文士たちの焚き火が、あちこちで小さく見える。
さっぱりと掃除された木の周りを何度かめぐった後、ハンスは例の文学を教えてくれる男を見つけた。
「こんばんは」
ハンスは声をかけた。
男はぼんやりと小さな焚き火を見つめていたが、やがてゆっくりと首をめぐらして
茶の瞳でハンスを見た。
「珍しい時間に来たね。そんなとこにいないで、こっちにおいで」
うん、とハンスは言うと、男の横に座った。
「どうしたんだい? 何か質問でもあるのかい?」
男がゆっくりと訊く。ハンスは暫く黙っていたが、男に向き直ると言った。
「あんた、なんでこんなとこに来たんだい? 生活のことなんて考えたこと
なかったのかい?」
「……」
「あんただって、家族がいるんだろう? 俺は、家族を捨ててまでこんなとこに来ている
あんたが解らない。どうしてこんな村まで来たんだい? ……何か、確信でもあったのかい?
神のお告げとか、そんなものが」
――男は、無言だった。
少し腹立たしくなったハンスは声を荒げた。
「何の確信もなく、家族を捨ててこんな村に一人でやってきたっていうのかい?
俺には出来ないよ、そんな真似。そんな夢ばかり追いかけている真似は」
「……」男は、手近な小枝を焚き火に投げ込んだ。「訊いてどうする」
「知りたいからだよ。あんたの、あんたたちのやってることにキャンディ以上の
価値があるかどうかを」
ハンスの抑えた声に、また男は黙り込んだ。ハンスもそれ以上、続けなかった。
随分長い事、二人は沈黙したまま熾火を見つめていた。乾いた小枝は瞬く間に燃え上がり、
ぱちぱちと爆ぜながら火の粉を虚空に振りまく。
火の向こうに、別の男がのっそりと座ってきた。
難しい顔をしている二人をじっと見つめていたが、やがて低い早口で言った。
「文筆家になろうという奴には、事情の絡んだ奴が多いもんだ。普通の生活と較べる事が
間違っている」
ハンスは上目遣いで、炎の向こうを見た。
「でも、同じ人間なのに。俺は四年も前から牛乳売りをやって生計を立ててる。
あんたたちは、牛乳を売らずに何をやって生きようとしてるんだ」
火の向こうの男は、見たところもう中年に差し掛かっていた。黒い顎鬚は白いものが
ちらほら混じり、日焼けした顔には皺が薄く刻まれ始めていた。ただ、その眼差しだけは
まるで若者のように鋭く、そして厳しく炎の向こうのハンスをとらえていた。
「――それが、夢、というものだ」
炎の向こうの声は、ハンスにそう答えた。
「夢」
「そうだ。人間は猿じゃない。人生の殆どが苦しい事を知っている。それでも生きて
神から賜った寿命を全うするまで、希望を持って生きなくてはならない。
そのために、いつからか人間は夢を持つことを覚えた。
一人一人の夢は些細でつまらないものだ。だが、時に多くの人により希望を持たせることの出来る
夢を与える事の出来る人間が存在する。それが、絵を描いたり、音楽を作ったり、
詩や小説を書いたりする連中だ。……なるほど、俺たちは、確かに自分でキャンディを作る事は
出来ない。だが、他人に夢を与えることは出来る。ハンス、お前はお前の隣にいる奴に
牛乳一滴でどれだけの知識を得た? お前の心に、どれだけ豊かな風が吹いた?
よく考えるがいい。お前がそんなことも解らないほどのバカとは、俺は思っちゃいないがね」
ハンスは押し黙った。
ずっと下を向いていた隣の男が、おもむろにハンスを見た。いつもと変わらない、
純朴な、穏やかな茶の瞳だった。
「いつか、誰かにそう言われると思っていたよ、ハンス」
「……」
ごめん、と言いかけたハンスを手まねで押し止め、男は笑んで大きく息をついた。
「巡礼は、終わりだ。僕はパリに戻る」
驚いて目を見開いたハンスと、立ち上がりかけた火の向こうの男に、彼は静かに続けた。
「誰かに言われたら、帰る気でいたんだ。最初から決めてた事だった。まさか、文学を
教えた相手から言われるとは思っていなかったけどね」
「パリにって……あんた、あんな遠くから来てたのか」ハンスは口を挟んだ。「それで、
あんな遠くに帰っちゃうんだ」
「ああ、パリで勉強をしてる途中でここに来たから、親はまた別のところにいるんだけど」
男は尻ポケットから手帳を取り出し、一枚を破いてハンスに渡した。
「住所はここだ。何かあったら手紙でもくれ。カール、という宛名で届くから」
「……」ハンスは不安定な色を青い瞳に浮かべながら言った。「俺、俺、その……」
気にするな、と、カールと名乗った男はハンスの肩を抱いた。
「『リンディアの木』に宿った神は、僕にこんないい生徒を賜った。
僕は先生としては多分至ってなかったけど、君はとても覚えがよかった。
ハンス、君さえよければ……、いや、本当の所、きょうここで君の言葉を聞くまでは、
きりがついたときにパリに一緒に行こうと誘うつもりだった。
君はこんな片田舎にいる子ではないと、僕は思う。是非街に出て力を試すべきだ。
でも、それは君の意思があればこそだ。お父さんの仕事をついで、地に足のついた
生き方が高い評価を受ける事も、僕は知っている。今まで本当に有難う」
「……」
カールは、ハンスの頭を撫でた。ハンスは何か言おうと思って口を開いたが、
言葉がどこからも湧き出てこなかった。カールは微笑んだまま小さく首を振り、
「リンディアの木」を仰いだ。
宵闇の中で黒々とした枝葉を晒している神の坐す古樹から、風もないのに葉ずれの音が
響いた。神のお言葉だ、とカールはひそやかに呟いた。
ハンスも樹を見上げた。
――神などいない。神などいないけれど、この人々はそれを感じようとしている。
なんと愚かで尊いことなんだろうか、と思うハンスの向こうで、黒い髭の男が木に向かい頭を垂れた。
以上です。
listさん、お邪魔してしまったようで申し訳ありません。
959 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/16 23:53
>>946 いいですね!身につまされます
物語を書いたことある人ならそうそうって思うんじゃないですか?
今まで2chで読んだ物語の中で一番頭の中にすんなり入ってきました
960 :
オリジナルノイズ ◆KJQVF4h9Ug :03/06/17 00:01
アラ?
…人、ふえた?w
>>959 ありがとうございます。
以前、この板のどこかのスレで書かせてもらってた作品の一部を
アップしました。
推敲なしで、直接打ち込んでいたので、おかしな部分もかなり見られると
思いますが、自分の文体のよくない癖なんかを知りたいなと思っています。
962 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/17 00:18
横レスすみません、質問なんですが。
アリの穴に投稿した作品が消える
までにかかる時間は、どれぐらいなの
でしょうか?
どなたかご存知ないでしょうか?
963 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/17 00:19
964 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/17 00:19
>>961 いや、お世辞じゃなく俺はいいと思いますよ
読み始めハンスの友達の台詞回しで違和感覚えたところあったから
今読み返してみましたけどそしたら気になんなくなってたし
でも批評者としては俺は素人ですから誰にも受ける話かどうかの判断は
つきません でも俺は癒されました ありがとう^^
つーか946氏は受けるネタを一個つかまえて
それで一本でっち上げてどこかに売りこむべし。
風さえあれば飛べる位置におらっしゃる。
うーむまたエラソになってしまた。
今度こそ本当にさよならです。
>>964 はっ、冒頭部分。気がつきませんでした。見直してみます。
お褒めくださってありがとうございま。
>>965 ありがとうございます。
受けるネタを掴まえる事が肝要ですね、上記のは需要がないのでどこにも
もっていきようがないですし。
長い間の批評、お疲れ様でした。
>>963 どうも有難う御座います。
もう諦めました。
>>946タソ
スムーズに主人公に同化できる展開、違和感の無い構成は並みの作家さんが書かれたもの
ではないな、と。
何ていうのか……ライターではなく職業小説家が執筆した文章という感じで「作者の自信」
「作品の力強さ」が感じられます。
格下のlistが言うのもなんですが……
運とタイミングさえ合えば
>>946さんは間違いなくプロの小説家として純文系でデビューで
きる実力をお持ちの方だと思います。(と言うか、文章の落ち着き方がプロが書いたように見えるのは俺だけ?
がんがってください! 応援してます。
970 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/19 11:03
>>459 わかってないねぇ・・・。
セックスの快感ってのは生理現象なの。
肛門には性感帯はないけど、性器をしばらく刺激されたら
男でも女でも相手が誰でも無理やりでも快感を感じてしまうもの。
だから、むりやりだと余計に屈辱なんだよ。
NHKの児童虐待の特集で、親にレイプされた人をとりあげていたけど
相手が親なのに気持ちいいと思ってしまったことに苦悩していたよ。
お医者さんがその人をカウンセリングするときに「気持ちいいのは
生理現象だから」と言っていた。
971 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/19 12:01
970
非常に納得した。大人だね。
あと、緊張感や恐怖心で精神が高ぶっている場合、
大脳がそれを生理的興奮として認識してしまうらすぃね。
不倫や人前で燃えてしまう、という場合、
それが原因のひとつとしてあるかもしれない。
逆に精神がとことん白けきっていたら相手が誰であろうと
何にも感じないとか。
973 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/19 14:22
な ん の 話 だ
974 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/19 19:39
>逆に精神がとことん白けきっていたら相手が誰であろうと
生理現象だって言ってるだろ。セックスの快感は。
しらけるとかそういうのは関係ない。
レイプでもなんでも性器を刺激されたら快感を感じるようになっている。
975 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/19 20:48
毎日同じ生活にうんざりしていた。
現実世界では物足りなく、ネット上は限りない。
毎日のようにパソコンを起動する。
毎日のようにネットを開く。
いつも行きつけのサイトに行く。
こういう事を【運命】というのだろう。最近になってつくづく思う。
976 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/19 20:51
いや、生理現象だよ。<運命
そういう人のために「人という事」スレ!
お一人様ごあんなーい!
>生理現象だって言ってるだろ。セックスの快感は。
>しらけるとかそういうのは関係ない。
じゃあ、なんで不感症の人がこの世に存在するんだ?
え、このお利口さん?
>>974 >レイプでもなんでも性器を刺激されたら快感を感じるようになっている。
大好きな女相手に初めてHしたとき、めちゃくちゃ緊張して勃起しなかった経験ある。
焦って、いつもやってるオナニーの要領で性器を刺激しても勃起しない。何故だ?
あと、泥酔したとき、幾ら性器を刺激してもなかなか行けないのは何故だ。
両者とも脳が関係していないのか?
>>974 はNHKの特番一本みたくらいで自分は全てが分かった
気になるバカチンなので追求しても無駄。
こういう単線野郎は、自分が仕入れた知識がひょっとしたら
間違っているかも知れない、自分が誤解しているかもしれない、
という発想が皆無なのでまず他人の異議を受け入れない。
すり込みされたトリのヒナみたいに最初に聞いた話にしがみつく。
それがある程度権威ある媒体を経由した知識ならなおさら。
どこにでもいる愚鈍の一典型。
つーか、童貞クンってことだろ?
982 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/21 14:04
>>978 だから病気なんだよ不干渉は。
>>979 まあ、なかにはそういう人もいるだろうねぇ。
>>980 なにムキになって否定してんのさ?
セックスの快楽なんて生理現象に過ぎないの。
レイプだって快感を感じてしまうもの。
生体反応。ただそれだけのこと。
なにかセックスに夢でももってるの?
愛の証とか?夢こわれちゃった?
入れて性器を刺激しあって快感を感じて
(子供ができる)ってだけの行為だよ。
983 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/21 14:20
童貞がムキになってるし……
984 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/21 14:25
985 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/21 14:35
ただの生理現象に夢みたいな妄想をくっつけてムキになって否定しているのはおたくらでしょうが。
>>982 なんだ、スルーを選択したから少しは大人かと
思ったが真性のおガキ様でしたか。
藻前に必要なことは説得力の薄い主張を芸もなく繰り返す前に
正しい知識をきちんと学ぶことだ。
無知は罪ではないがそれに無自覚であることはどうしようもない罪ですヨ。
987 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/21 14:44
>>986 無知はあんたのほうだよ。
生理的な反応を愛と錯覚しているのかい?
勉強しなさいな。
988 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/21 14:46
987ってやられたことあるんじゃ・・・?
>生理的な反応を愛と錯覚しているのかい?
お前、読解力がほとほと無いようだから説明してやる。
愛なんて関係ないんだよバ〜カ。
単に性感は精神の振る舞いと密接な関係があると言っているだけ。
他のレスも大体そう。
一体、どう曲解したら「愛」なんて言葉が出てくるのか不思議でしょうがなかったが、
ひょっとしてなんかトラウマ持ち?
だとしたらそこだけ綾マット鍬。
あとそれから「精神だって生理現象の一種だ」などと情けない屁理屈だけはこねるなよ。
藻前の厨っぷりがさらにあからさまになるから。
990 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/21 15:19
ここの粘着、
>>188-199 ←この文章を批評されたことから始まる。
1ヶ月近く前に投降した文章を批判された件で、まだ反論し続けている。
992 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/21 15:40
男はとりあえず射精すりゃいやでも気持ちよくなる。
993 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/21 15:45
殴られりゃ痛い。
だが、痛みを快感だと解釈する趣味の人もいる。
994 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/21 17:14
言葉攻めされて気持ちよくなる人にとっては2チェンネルって天国だね
995 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/21 18:16
気持ちよくて気持ち悪いんだろう。
996 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/21 18:20
>>989 性器いう器官は外部からの刺激をうけるとそれに対して反応をする。
第二の脳とも言われる。刺激を受けるとドーパミンの分泌が増し、
快感を覚える。性交とはそれだけのこと。
997 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/21 18:21
1000get!
998 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/21 18:33
999 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/21 18:34
1000ごち
1000 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/21 18:34
いただき
1001 :
1001:
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