リレー小説 バトルフィールドハザードシティ

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武装部隊に占拠された街を取り戻すために戦う市民達の活躍を描くリレー小説

ルール
1出版を想定しています、本文を書き込む方はその所をご了承下さい。
2必ずトリップをつけて本文を書いてください。
3雑談、設定、プロット議論等はバトルフィールドハザードシティ創作雑談スレにてお願いします。
http://book.2ch.net/test/read.cgi/bun/1048308305/
4法律についての質問は匿名掲示板の書きこみと著作権にてお願いします。
http://school.2ch.net/test/read.cgi/shikaku/1047027070/

設定その他に関しては>>2-10
1.高校2年生 男子 遠野恵一(とおの けいいち)
身長172cm 60kg 服装 ブレザータイプの制服+迷彩柄N-3Bコート 
・アーチェリー部所属  ・技術工作部所属
・博学多識  ・ポケットナイフ所持
・ナイフでの近接戦闘ができる ・スクーター(バイク)を運転可能
・簡単な罠を作れる
2.高校2年生 女子 菊池悠夏 (きくち ゆうか)
身長158cm 53kg 服装 ブレザータイプの制服+ベージュ色のダッフルコート
・アーチェリー部所属 ・化学部所属
・化学薬品を使い攻撃可能
3.警察官 男性  真田信彦(さなだ のぶひこ)
27歳 身長177cm 66kg 服装 黒の背広 +無彩色のコート
・オリンピックの射撃選手候補 ・狙撃手
・銃器に詳しい  ・車・バイクを運転可能
4.元自衛官 女性 沢村藤乃 (さわむら ふじの)
24歳 身長164cm 55kg 服装
・防衛医科大学校出身 ・怪我の治療が出来る
・車・バイクを運転可能  
5.高校一年生 男子 朝倉和樹 (あさくら かずき)
身長168cm 57kg 服装 オレンジのロングTシャツに白のダウンジャケット+青のジーンズ
・機械、電気関係に詳しい。 ・車・バイクを運転可能
6.中学三年生 女子 吉崎文華 (よしざき ふみか)
身長153cm 体重47kg  服装赤のパーカー+白基調のピンクと水色チェック柄のスカート
・『みりおた』軍、兵器、兵装、作戦行動等について詳しい。 ・軍事ネットワークに詳しい
・それ以外は普通の子
キャラ別呼称表
        遠野    菊池     真田   沢村   朝倉   吉崎
遠野恵一  オレ    悠夏   真田さん 沢村さん 和樹   吉崎さん

菊池悠夏  恵一君   わたし  真田さん 藤乃さん 朝倉君  文華ちゃん

真田信彦 遠野君   菊池さん  オレ   沢村さん 朝倉君  吉崎さん

沢村藤乃 恵一君  悠夏ちゃん 信彦さん  私    和樹君  文華ちゃん 

朝倉和樹 恵一さん 菊池さん  真田さん 沢村さん  ぼく    文華さん

吉崎文華 遠野さん 悠夏さん  真田さん 藤乃さん 和樹くん  あたし   

舞台設定

・時期 2003年の12月24日〜1月の数週間(一週間から二週間前後)

・舞台 神奈川県美浜市夏海地区
     199X年に神奈川県がベッドタウンと観光地を兼ね備えた
     機能を持った新しい近代都市をつくるために再開発を進めている地域      
     横浜周辺の地域にある架空の都市で 
     河と海に囲まれていて、外界と結ぶのは橋と港のみ。
     河は深く流れが早い、また寒冷のため舟艇等を使用しない限り渡河は不可となっている     

・地図 下記アドレスの002.gifを参照
     http://f10.aaacafe.ne.jp/~spotkun/phpup/upload.php

・設備 河川氾濫抑制用の巨大地下誘水路
     試験的に導入されているネットワーク技術

・市街(施設)   テーマパーク
           オフィス街
           市街地
           建築中の高層ビル群
           開発中の湾岸区画
           港
           中学校            
           高等学校

・備考 物語中で大雪が降る
敵部隊設定

目的
序盤 桐生達の組織の思想のため

中盤 クレスニクが裏切って計画自体を乗っ取り、冷戦や紛争を世界各地で引き起こす 
↓   
終盤 軍事的なネットワークバランスを崩して世界中を戦火に包む

構成 日本の組織+外人傭兵部隊

武装 通常歩兵
    H&KG41A3 FA-MAS M4A1
    車両・航空搭乗員
    AKS74U H&K-53A3
    特殊部隊
    MP5 モスバーグM590 M4A1+M203 
    狙撃手 武器の選択は自由 各人それぞれ狙撃銃が違う
    対戦車歩兵 AT-4 バレットM82A1
    対航空機歩兵 FIM−92AStinger バレットM82A1
    占領地区防衛用装備
    82mm迫撃砲 M1937
    M2 50口径機銃

拳銃
    45ACP・9mm口径のものが部隊で採用(機種指定は無し)
    私物の銃器は口径や機種の制限は無し      
基本は灰色と黒の都市迷彩
通常歩兵等は黒のアサルトベストを迷彩服の上に着用

・外人傭兵部隊トップ(外人) クレスニク L ヴァンフィールド将軍
40代 灰色の髪 碧眼 長身痩躯 
服装 黒革のダスターコート 右太腿にレイジングブル、左の腰にHRT
性格  冷静冷徹な策士、狂気を内包している
使用銃器
RAGINGBULL MODEL 454SS6M+木製グリップ
Custom Loaded TRP-Pro Model(通称 HRT)
・日本の組織トップ 桐生 博臣
30代 黒髪 黒目 中肉中背
服装  野戦用の防寒フィールドパーカー ニット帽
使用銃器
MINI-UZI
・プロの狙撃手(外人)アレクサンドル=レオノフ
40代 灰色の髪 灰色の眼 長身痩躯
全ての装備に迷彩偽装を施している 自作の迷彩外套にブッシュハット 
KSVK 12.7 mm
V-94
M40A3
Vz61 SCORPION
・上の観測手(外人) ヴィクトル=ヴィノクロフ
30代 金髪 碧眼  
全ての装備に迷彩偽装を施している 迷彩外套
M21SWS
Stechkin
・特殊作戦部隊指揮官(外人) ハワード=エヴァンス
・特殊作戦部隊補佐官(外人)スティーヴンス=グレイ
・特殊作戦部隊隊長(外人)ウォーレス=マクネアー
・戦略兵站本部指揮官(外人)ロイ=ランチェスター
第一章プロット

12月2X日 深夜2時00分
大型貨物船から海上保安庁に故障の為、緊急の寄航要請

12月2X日 深夜2時23分
神奈川県○○区○○港へ大型貨物船寄航

12月2X日 深夜2時23分(同時刻)
市街に潜伏していた工作部隊。○○港内の全施設、全船舶等を制圧

12月2X日 深夜3時02分
大型貨物船よりすべての装備及び資材の搬入完了

12月2X日 早朝4時13分
妨害電波や施設制圧による通信設備等の外界を間接的に繋げるものを掌握もしくは断絶

12月2X日 早朝7時43分
全部隊の配置完了、警察施設 交通機関 市街地内の重要拠点への制圧、強襲開始

12月2X日 早朝7時47分
物理的に外部と繋げる、橋梁やトンネルの破壊、制圧(ここで遠野と菊池の二人が登場)

この中で敵役についての紹介を挟む
レジスタンス
・指揮官 七瀬 隆道
・隊員 佐伯 幹雄 
・隊員 瀬田 望
・隊員 西岡 正義 
・隊員 新谷 洋司
・隊員 大塚 真治 
・隊員 村井 隆太
・隊員 高坂 幸造
・隊員 月崎 里子
・隊員 水城 深雪 
・隊員 星沢 青葉
・技術者 笹山 秀樹
・民間人 医師  依田 肇
・民間人 医師  二ノ宮 浩正 
9戦場の街の1 ◆1WX2JX0yvY :03/05/13 16:11


       このスレッドは著作権法違反を幇助しています。

   2ちゃんねるに対応を依頼してきたので、書き込みは行わないでください。

  もし表現内容が書き込まれた場合には、翻案権・公衆送信権等を侵害する可能性があります。
10戦場の街の1 ◆1WX2JX0yvY :03/05/13 16:16
>>9
3雑談、設定、プロット議論等はバトルフィールドハザードシティ創作雑談スレにてお願いします。
http://book.2ch.net/test/read.cgi/bun/1048308305/
4法律についての質問は匿名掲示板の書きこみと著作権にてお願いします。
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こっちで質問してこい
>>9-10
関連してませんので、>>10に関しては削除依頼をお願いします
そちらとは絶縁という形でケリがついていますので
街の占領や高校生が戦うといったアイデアに関しては
ジャンルを問わず、様々な媒体にて使われているものですよ
>>12>関連してませんので

戦場の街の雑談スレにばっちり証拠が残ってるね(w
戦場の街を元に変形してるんだから、二次著作になるよ。
著作権法読めば?
http://deneb.nime.ac.jp/cgi-bin/lawview.cgi?n=A&l=1
4法律についての質問は匿名掲示板の書きこみと著作権にてお願いします。
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著作権がどうのこうのというのに関しては法律板で議論しとけ
15名無し物書き@推敲中?:03/05/13 19:05
>>14自分で議論してきたら?w
>>13
文句があるならさっさと告訴しとけ。
こっちはこっちで気にせず進めるから。
17名無し物書き@推敲中?:03/05/13 19:08
>>13
文句があるならさっさと告訴しとけ。
こっちはこっちで気にせず進めるから。
しとけ。
・・・で、どう始めたらいいんだい?
戦端を開いてくれる者がいれば、援護するのも悪くない。

問題は、何人ついてくるか・・・だ。
設定がいまいち分かりにくいんだよなぁ…。
>>19そうだな。
それに問題は、罰金が何万円かだ。
少ないならパクリの非難を甘んじて受けるのも良い。
>>19
今、法律板の方に意見を求めてきた。
とりあえずがんがりませう。
23名無し物書き@推敲中?:03/05/13 20:29
つーかこんな設定が複雑じゃ無理だろ
書き始めちゃっていいの?
25名無し物書き@推敲中?:03/05/14 16:41
ついでにage
つまんねぇ設定w
27名無し物書き@推敲中? ◆1WX2JX0yvY :03/05/14 18:14
>>9一部誤りがありました。

「このスレッドは著作権法違反を幇助しています」と書きましたが、この場合は幇助ではなく教唆です。
幇助は従犯なので、正犯より罪が軽いです。
教唆とは、人をそそのかして、または命令して犯罪を実行させる行為で、正犯と同じ刑罰が科せられます。
「このスレッド」も、正確には「このスレッドを立てた人物」です。
刑法 第六十一条 第一項:人を教唆して犯罪を実行させた者には、正犯の刑を科する。

著作権法 罰則 第百十九条:著作権、著作者人格権、出版権、著作者隣接権を侵害することは、三年以下の懲役または三百万円以下の罰金に処す。

百二十一条:真実と異なる著作名を表示して著作物の複製物を頒布することは、一年以下の懲役または百万円以下の罰金に処す。
29名無し物書き@推敲中?:03/05/14 18:24
くだらん設定のスレに噛み付く狂犬か・・・
この板の程度が良く分かるスレだな。
「創作文芸」とか仰々しい名前がついてるから
まともかと思えば・・・
30名無し物書き@推敲中? ◆1WX2JX0yvY :03/05/14 18:29
> 武装部隊に占拠された街を取り戻すために戦う市民達の活躍を描くリレー小説

>ルール
>1出版を想定しています、本文を書き込む方はその所をご了承下さい。
>2必ずトリップをつけて本文を書いてください。
>3雑談、設定、プロット議論等はバトルフィールドハザードシティ創作雑談スレにてお願いします。
http://book.2ch.net/test/read.cgi/bun/1048308305/
>4法律についての質問は匿名掲示板の書きこみと著作権にてお願いします。
http://school.2ch.net/test/read.cgi/shikaku/1047027070/

このスレッドは設定ではなく、表現部分をレスする話題である事が明確に提示されています。
誰かが表現部分を書いた時点で、>>1さんは著作権法違反の教唆犯となるので、そうなる前に警告しました。
また、スレッドの書き込み停止・削除・ごみ箱などの対応依頼も済んでいます。
20YY年MM月DD日、一隻の船が神奈川県にやってきた。

よし、書き出しは書いた!さあ訴えてくれ、訴えてくれ!
32あるシーン:54 ◆1WX2JX0yvY :03/05/14 18:48
>>31そんなに訴えて欲しいんですか?
>>32
そうです。手続きお願いします。
34名無し物書き@推敲中? ◆1WX2JX0yvY :03/05/14 18:55
>20YY年MM月DD日、一隻の船が神奈川県にやってきた。

この文章だけでは創作性があるとは認められないので、まだ警察や裁判所へはいかないです。
なので、これ以上は書かないようにしてください。

確信犯の場合には、>>1さんと同じように、実行犯のあなたも処罰されますよ。
>>34
有罪か無罪かを決定するのはてめぇじゃねぇ。
とっととどっかいけ腰抜けの名誉毀損野郎が。
36名無し物書き@推敲中?:03/05/14 19:10
>>34
「街の占拠」「戦う市民達」
というものにオリジナリティがあるとは思えないけど
とりあえず具体的にどこがパクリというのを指摘してもらえないか?
似たような状況が漫画ARMSにもあったしな。
38名無し物書き@推敲中? ◆1WX2JX0yvY :03/05/14 19:15
修正増減に創作性があろうとも、本質的な特徴が同一である場合には、二次著作物となります。
また、このスレッド(話題)が「戦場の街」と疑いようのない関係が存在している事も明らかです。
>>1の指摘する、本質的な特徴というものがそもそも巷に溢れかえっているのでは?
それに戦場の街もARMSの設定と類似点も多く本質的な特徴は似通っている。
これは>>1が「ARMSを参考にした」と明言しているので裏付けも在る。
40名無し物書き@推敲中? ◆1WX2JX0yvY :03/05/14 19:22
ARMSの件と本件は別の事象ですが、何かご意見はありますか?
4137:03/05/14 19:23
>>39
あり、そうだったのか。
じゃあ戦場の街はARMS作者から訴えられることになるな?w
4237:03/05/14 19:24
普通こういう時に事象なんて言葉使うか?悪文書きだな。
43名無し物書き@推敲中? ◆1WX2JX0yvY :03/05/14 19:25
>>41その可能はありますね。
このスレッドの>>1さんほどではありませんが。
つまり「街の占拠」「戦う市民達」という本質的な類似点だけで判断する場合
戦場の街も結局はARMSの本質的な部分を題材に使った2次創作と考えてしまっても問題無いわけか。
正否は裁判所だろうけどね、アホみたいだから誰もやらないだろうけど。

>>◆1WX2JX0yvY
ところで気になってたんだが「本質的な部分」というものを明確に表現してもらえないだろうか?
4637:03/05/14 19:36
ああ、絶対だれもこんな裁判担当したくねーだろ。
削除人さんもこういうキティが書き込みにくるなんて大変だな。
まあほっとけ。
こんなんでスレ消費するのも勿体無い。
本質的な部分の説明まだか?
49名無し物書き@推敲中?:03/05/14 21:31
まだこのスレしか見てないんだけど◆1WX2JX0yvY は原著作物の著作者なの?
その著作物みてみたいんだが。
>>49
戦場の街というのを立てたのは◆1WX2JX0yvYなんだけれども
リレー小説だから、戦場の街を書いた人は◆1WX2JX0yvY の他にもいるよ
5137:03/05/14 21:55
>>49
そもそもこういう場に投稿する時点で著作権は…。
あーそういえば本の出版は無理だったらしいよアッハッハ
52名無し物書き@推敲中?:03/05/14 22:08
「戦場の街」にしろ「バトルフィールド」にしろ
とらぬタヌキの皮算用

というか、タヌキの皮の配分で争ってるお燗
リレーはじめちゃっていいの?
◆1WX2JX0yvYの主張は理路整然としてないというか発言の矛盾が多すぎて理解し難いのだが。
さっきも本質的な部分を具体的に示せって言う質問に逃げたみたいだし。
5437:03/05/14 22:11
へ?…まさか出版した後の利益のために、むこうの1は頑張ってるのか!?
確かに、
出版する前から、著作権がどーのといわれてもねぇ。

とりあえず、リレー小説を書くのは違法じゃないんでしょ。
じゃあ始めるか
さすがに◆1WX2JX0yvYもこの程度で訴えるほど馬鹿では無い・・・・・と信じよう。
馬鹿っていうか、高校生にそれほどの勇気はなさそう
【相談】やさしい法律相談 PART 38【法律】
http://school.2ch.net/test/read.cgi/shikaku/1052247690/

著作権やその他に関してはここで相談してみては?
翻案について気になる方は
http://www.hanketsu.jiii.or.jp/hanketsu/jsp/hatumeisi/news/199908news.html
「ネズミが人間のような姿になって手術をするという話は,本件著作物より前には存せず,
これは原告の創作に係るものと認められ,この点で本件著作物と本件番組は類似するといえる。
しかし,原告の創作に係る右のような話は,それ自体としては,アイデアに過ぎないものといわ
ざるを得ないのであり,その点が似ているからといって直ちに本件著作物の表現形式上の本質的
特徴を本件番組から直接感得することができることにはならない。」
http://www.netlaw.co.jp/hanrei/esa.htmlより
「本件ナレーションは,本件著作物に依拠して創作されたものであるが,本件プロローグと同一性
を有する部分は,表現それ自体ではない部分又は表現上の創作性がない部分であって,本件ナレー
ションの表現から本件プロローグの表現上の本質的な特徴を直接感得することはできないから,本件
プロローグを翻案したものとはいえない。」
というどちらも”侵害じゃない”との判決ですが、参考にされては・・・。
ところで◆1WX2JX0yvYは訴える訴えると言ってるけど
◆1WX2JX0yvYは何か法に触れることはやってないのだろうか?
あまりに横暴が酷く、話し合いが成立しないようでは
毒をもって毒を制するしか方法は無い気がしてきたんだが
法律板にて>>75氏に◆1WX2JX0yvYの>>34>>38の文についてのレスを頂きました。

以下>>75氏の文引用。
75 名前:無責任な名無しさん[] 投稿日:03/05/15 23:41 ID:Lu3ICB85
上の34,38の文章ですが、正しいかと聞かれれば正しくないと思いますが。理由は
作品がまだできていないからです。本質的な特徴というのは作品ができないこと
には比較もできませんよね。だからこれから作品を作ろうか、という段階で侵害だと
わめきたてること自体が間違ってると思います。判例では「ストーリー展開、表現の
具体的文言の細部、主人公の名前、細部の人物設定」なんかを参考にして判断していま
すから、その辺を意図的に変えていく方向で努力をすれば問題はないと思いますが。
私見ですので、他の詳しい方の意見を聞ければ尚良いですね。

62名無し物書き@推敲中?:03/05/16 21:30
誰か居る?
はい
64名無し物書き@推敲中?:03/05/16 23:15
>>63
これ、はじめちゃっていいのかな?
ストーリー展開を戦場の街と違うものにするということを守れば訴えられることもないみたいだし。

6563:03/05/17 00:34
いいんでないの?
おおまかな流れは>>7

以後雑談・議論はこちらで
http://book.2ch.net/test/read.cgi/bun/1048308305/
66名無し物書き@推敲中?:03/05/17 00:54
>>65
ありがd
ちょっと書いてみます、もし法に触れるようならば自分で削除依頼だすってことで。
67名無し物書き@推敲中?:03/05/17 03:27
2003年12月24日 2時00分

黒いコートが開いた窓から流れる夜風に揺れる。
果てしなく広がる空と海、二色の澄んだ闇を見つめて男は佇む。
その姿は得物は違えど、マントを流し鉄馬を駆る騎士のよう。
青い眼と灰色の髪を持つ長身で、右太腿と左の腰に大型リヴォルバーと45口径オートマチックを納めていた。
男の名はクレスニク L ヴァンフィールド。
のちに世界中で記憶される続ける事となる名前だった。
「現時刻を以って、作戦開始だ」
クレスニクは静かに手にしたマイクに呟き、踵を返す。
「我等は道を拓き、戦禍の種を撒き散らそう
武器を以って、堀と城壁を張巡らして陣を構え
我等に牙向く者の幾多の屍の頂を極めよう」
大型貨物船の船内に設置された各スピーカーから、声が流れ
それに同調するように艦内のいたる所で兵士達の歓声が上がる。
「上陸に備えよ、悪夢の具現となるべく武器と装備を備えよ諸君」
マイクを切り、機械類や無線の並ぶパネル前に座っていた通信員の一人に声をかけ、海上保安庁へと緊急の寄航要請をするように告げる。
通信員は興奮した様子で、無線機を操作する。
そのときふいに一陣の風が吹き、クレスニクは振り向き『それ』を見た。
「かくして悪夢は輝く都市へかいなをかけ、その地獄を導くか」
誰に言うでもなくクレスニクは言葉を紡ぐ、その青い双眸の先には開け放たれた窓と二色の闇と蒼い月。
そして暗色の空と海の境界を彩るように、煌々たる街の輝きが在った。

68名無し物書き@推敲中?:03/05/17 09:15
蒼い月が放つ神秘的な光の中で、それは最初、染みのような一点にしか
過ぎなかった。しかし、それはやがて、徐々に、月そのものを覆い隠すように
広がり、増殖し始めた。
「・・・ん?」
クレニスクは、もう一度目を凝らした。
「あれは・・」
漆黒の夜空から千匹のヴァンパイアが襲来した。
ヴァンパイアの群れ。闇をつんざく悪鬼たちの叫び。
動転したクレニスクは、しかし、さらに驚くべき事実に気付いた。
その叫びに、恐怖の音色が混じっていることに。
このヴァンパイアたちは、逃げているのだ・・・しかし、何から?
「いーやっほぉーーーーーー!」
あれは、大きな凧だ。風を受けて闇の空に高く舞い上がっている。
忍者装束の男が、弓をつがえて逃げ惑うヴァンパイアを打ち落としている。
「・・・・・・・・白影?」
70オッサン:03/05/18 12:02
ここのスレも終わったみたいなので、
みなさん、下記のスレにいらっしゃい〜

cthulhuSNmakeスッドレ-3-

http://book.2ch.net/test/read.cgi/sf/1050156542/l50
こちらでホラーのサウンドノベル作ってます。
協力者求めてます。
ぜひとも参加してください。
まあまあ、もう少し様子を見てやるから… 悪あがきを続けるんだ。
絶望したら負けだぞッ
ヒッヒッヒッ
雑談・議論はこちらで
http://book.2ch.net/test/read.cgi/bun/1048308305/
とりあえずトリプつけてない>>67-69は無効かな?
それとも大目に見て>>67はストーリーに沿ってるから残す?
>>74
まだやってんの?(w
76山崎渉:03/05/22 02:46
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
77名無し物書き@推敲中?:03/05/24 01:53
>>67からつづきを書いてみる

夏海港の前に止まった大型トレーラーの中で、夜間戦闘装備に身を包んだ男達は待機していた。
隊長らしき顔に迷彩顔料を塗りたくった男が時計を確認する。
作戦開始時刻まであと、数分。
「装填」
隊長が指示を下す。
各々がベストから弾倉を一本取り出して、消音装置の組み込まれた軽機関銃MP5 SD6にマガジンを差し薬室に弾を送り込み
全装備品を確認して、額に押し上げた暗視装置の作動をチェックする。
「作戦開始まであと20秒だ、トレーラー内の電灯を落とす」
扉を開けた際に、外に光が漏れて警戒されるのを防ぐためだ。
隊員全員が暗視装置を顔にずらしてスイッチを入れる、色彩にあふれていた世界が緑色に替わる。
それと同時にトレーラーの扉が開き、隊員が一斉に飛び出した。
トレーラーの周囲に散開し、安全を確保しながら港への侵入者を防ぐための鉄条網をワイヤカッターで切り裂く。
「夏海港に侵入、制圧を開始。民間人は拘束して一箇所に集めろ、抵抗及び逃亡した場合は射殺だ」


78名無し物書き@推敲中?:03/05/25 18:05


サウンドノベル企画
http://book.2ch.net/test/read.cgi/bun/1048413490/
で旧日本軍の銃についてのアドバイスを頂けませんか
79山崎渉:03/05/28 10:27
     ∧_∧
ピュ.ー (  ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  =〔~∪ ̄ ̄〕
  = ◎――◎                      山崎渉
80名無し物書き@推敲中?:03/05/29 13:52
◆1WX2JX0yvYの法律云々のあたりに削除依頼きぼん
人が寄り付かない
>>77
野暮なツッコミで申し訳無いがMP5SD6は軽機関銃では無く短機関銃もしくは機関けん銃だ。
>>81
軽機関銃でも合ってるよ。
普通にサブマシンガンでいい気もするけど。
軽機関銃は小銃等に使われるライフル弾(308NATOや223NATO等)を使用する機関銃で、メジャーな所だとM60やM249MINIMI。
短機関銃は拳銃弾(9mパラベラムや.45ACP等)を使用する機関銃で、これも例を挙げるとMP5シリーズやトンプソン等がある。
長くなったてしまったが要はまったくの別物って事で。
84名無し物書き@推敲中?:03/06/04 01:54
低い撃発音が響く。
減衰されたMP5SD6の銃声が倉庫のあちこちで鳴る。
逃亡するもの、抵抗する者には容赦無く、数発の銃弾が突き刺ささる。
タッチ
85変態ピエロ:03/06/04 09:32
タッチ!タッチ!そこにタッチ!あ・な・た・か・らー!
戦闘ヘリの話なら分かるんだがなー
86名無し物書き@推敲中?:03/06/05 03:18
夏海港管制施設
管制施設とはいっても簡素な3階建ての建物。
その周囲を夜間戦闘装備に身を包んだ部隊が包囲している。
夏海港内の制圧はほぼ完了し、港内に残すはこの施設のみだ。
「ここは私一人で充分だろう、周囲の警戒とここから逃げた者を始末してくれ」
ウォーレス=マクネアーはMP5を肩に吊り、腰のホルスターから大型の拳銃を取り出す。
サプレッサー付きの45口径拳銃、Mk23のスライドを引き初弾を薬室へ滑り込ませた。
フラッシュバンと呼ばれる非殺傷武器を使えれば、死者を出さずに制圧も可能だろうが生憎と隠密性の面から考えて無理だった。
――皆殺ししかないだろうな。
マクネアーは「ふうっ」と溜息をつき、施設のドアの蝶番に向けてMk23を撃ち込む。
空薬莢がコンクリートでがちんという金属音を発した。
ドアを蹴り開ける、狭く長い通路の先に呆然とした男の顔を見つける。
Mk23の銃口下部の機械から伸びた赤い光点が男の額に重なり、男の頭が爆ぜた。
男の体が崩れ落ちる前にマクネアーは廊下を駆け抜け、その先にあった管制室で紙のコーヒーカップを持ち、さっきの男と同じように呆然として固まっている男を見つけた。
Mk23のスライドがまた後退して、熱い空薬莢を弾き出す。
紙コップが緩やかに落下して、コーヒーと血で出来たユーラシア大陸が出来上がり。その数秒後に男の体がユーラシア大陸へと倒れこんだ。
「次は二階か」
マクネアーは呟くと階段へと足を向けた。


マクネアーは煙草に火をつけ、夜空を見上げた。
「・・・・・?」
星の煌きとは明かに違う幾つかの輝点が、漆黒の夜空を移動している。
さらに目を凝らしたマクネアーの瞳孔が、次の瞬間、驚愕のために大きく
見開かれた。
キィィィー・・ィィィーーー・・・・!
怖気を震わせるような叫喚とともに、空から襲来したのは2000匹の
ヴァンパイアであった。
「shit!」
マクネアーは、Mk23を手に取る。
>>87
吸血鬼モノじゃないだろ
>>87
吸血鬼モノのリレー小説スレきぼん
ぢゃあ>>86の続きから

と階段を上がろうとしたマクネイアーの目にー面白いものが飛び込んできた。
"配電室"と書かれたプラカードの張ってある部屋をにやけながら見つめ彼は思う。「丁度いい」そう考える頃にはすでにドアに手を掛けて室内へと進入していく。配電盤を見るやいなや全ての配線を引き千切った。
――闇――建物全てを闇が包む―
だがそんな事をすれば警備の連中も色めきだす。それでもマクネイアーはほくそ笑みながら「ショータイムだ」と呟きながらナイトビジョンのスイッチを入れた。
その頃―
警備室で休んでいた二人の警備員が慌てて腰にぶら下げていたライトで辺りを照らす。
一人の男が電話に飛びつく「くそ!通じない!」するともう一人の警備員が鍵束を出してロッカーを開けた。中には黒光りする二本の鉄パイプが並べてあった――レミントンM870ショットガン――旧式だが警備の人間には心強い得物だ。
男はそれを一丁取り出すとシェルの入ったボックスと一緒に相方に投げ渡す。
「急げ!」そう言いながら男はシェルをロードしている。全弾フルロードするとすぐさま立ち上がり廊下へ飛び出した――しかし――彼は銃を構える間もなくジグを踊りながら倒れた。彼が最後に見聞きしたものは花火の様な閃光とMP5のリコイル音だけだった―
「今の掃射で残弾20」そう思いながらマクネイアーは別の遮蔽物めがけて滑り込む―次の瞬間、警備員が奇声を挙げながら先ほどまでいたロッカーの影に向けて狂った様にooバック弾を叩き込む。
―が、七発目を撃ち終えた瞬間、マクネイアーのMP5SD6のマズルフラッシュが闇を切り裂いた―



「目標の施設は占拠した」そうハンディタイプの無線機に言い放つとタバコをくわえ右手に持ったZIPPOに火を付けた。

93名無し物書き@推敲中?:03/06/08 20:45
スマソ
×マクネイアー
○マクネアー
「将軍、夏海港及び周辺地域の制圧は完了しました」
「同胞の被害は?民間人の死傷者は?」
椅子に腰掛け、窓の外を見ていたクレスニクは情報官に問いかける。
「我が隊の死傷者はゼロ、民間人は26名死亡 拘束したものは8名です」
「よろしい、5分後の上陸に備えろ」
「了解しました、将軍殿」
窓から見える街の灯は、先程までとは比べ物にならないくらい・・・近い。
95 :03/06/09 21:57
あまりに近すぎて町の火が引火した!
「あっつ!!」隊長は泣き叫び、のた打ちまわる。
10分後、ケロイド状の顔をした隊長の死体が荒野に横たわっていた、、、。
96山崎 渉:03/07/12 11:49

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄
拳銃は9mm口径のCz75だった。
スライドを引き、安全装置をかけると腰の後ろに右手で引き抜けるように差し込んだ。
98山崎 渉:03/07/15 11:43

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄
勿体無いので、自由にアクションリレーの書けるスレとして再利用。
100名無し物書き@推敲中?:03/07/31 22:12
リレーはじめ
1992年 南米の密林地帯

クレスニクは腰の後ろに手を伸ばし、黒塗りのナイフを抜き出す。
濃緑と黒のフェイスペイントを施し、偽装迷彩を纏う彼は密林そのものにしか見えない。
静かに匍匐で進み、ゲリラの歩哨へと接近。
素早く立ち上がり、後ろから襟首を掴みナイフで喉元から右耳までを引き裂き、引き倒して心臓と肺を刺す。
101名無し物書き@推敲中?:03/07/31 22:13
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102山崎 渉:03/08/02 01:01
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103名無し物書き@推敲中?:03/08/06 19:41
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104山崎 渉:03/08/15 12:23
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   (_)(_)                      山崎パン
105このスレの全住人に捧ぐ:03/09/22 16:42
あげパン
あげマン
107名無し物書き@推敲中?:03/09/28 01:16
2003年12月24日 3時02分
 港の照明塔全てが、彼のものを招き入れるように光を放っている。
ガントリークレーンも唸り声を上げ、仕事の準備を始めた。
「こちら海上保安庁、夏美『尖兵』港湾センター。調子はどうだ?」
 マイクを握るのはマクネアー。
 この管制室からは、彼の船がコンテナを乗せたその姿、甲板のライトからの光、
クレーン傍に我々の仲間が集っていること、タグボートがしっかり船を引いている姿、
遠く遠く向こうの灯台の点滅、それらがありありと分かる。
 その情景に満足したかのように、マクネアーは血に溢れた部屋には似つかわしくない程の
微笑を見せた。
「こちら、船籍『十字軍』、全て万全だ」
 風も無い。おかしな海流も無い。照明も接岸には釣りが来るほど。
「了解、陸で会おう」
 マクネアーはマイクを放り出すと、惨劇の部屋を後にした。

後は知らんわ。よろしこ。
108107:03/09/28 01:41
 マクネアーはマイクを放り出すと、惨劇の部屋を後にした。
 船はJ突堤まで曳航され、左舷から接岸。
「パイロット」は巧くやってのけた。
 次いで船首から幾本ものロープが岸に向かって飛ばされる。
 岸側の部隊がロープを受け取ると、船を縛るためのビットに結びつける。
俗に言う「綱取り」だ。
 その間に、トレーラーがシャーシを引き連れてクレーン直下へ移動。
 クレーンがコンテナの一つを掴み上げ、クレーンゲームの要領でシャーシの上に下ろす。
最後に、トレーラーは前進、替わって次のトレーラーが入る。
 そうこうするうちに、まさに電光石火の速度で、十個のコンテナを揚陸し終えた。
 無論、その間に、輸送船に渡された階段からチームも降りてくる。
 これで、ヒトもモノも揚陸を終え、いよいよ本番となる。

#めんどくさいとこは書いたから
#後は人物描写なり、戦闘シーンなり、好きに汁
「全員整列!」
 クレニスクの号令の元、縦二十、横十、総勢二百名のチームが埠頭に並ぶ。
「ハワード!ハワード=エヴァンス、前へ!」
 その令に従って、軍人には似つかわしくなく肩まで伸ばした栗色の髪の青年が前に出た。
体も腕も脚も、本当に戦闘経験があるのかと感じるくらいに細く見える。
 顔つきも、他のメンバーよりも幼く感じさせられる。
 腰にはブローニングM380。つまり反動の少ない弾薬「9mmショート」を放つもの。
これは民生品レベルであり、平たく言えば軍備にしては威力が弱すぎる。
 恐らく、彼は前衛に立たないのだろう。名目上の武装として持っているに過ぎない。
「貴君のチームを、ただ今より『方陣』と呼称する。任務は分かっているな?」
 はいと言いながらの彼の敬礼の姿も、やはり軍人というには砕けすぎている。
「『密偵』第一チームと市道54号で合流後、電信公舎夏美局社制圧、序で『FMはるみ』と
『晴美テレビ』制圧」
「よろしい。サポートにはスティーヴンス=グレイ。前に出ろ!」
 今度は軍人らしい体躯と鋭い目つきをしており、髪は闇で染めたようであった。
 右の耳がすこしへこんでいるのは、昔、耳の端を小銃弾で吹き飛ばされたからだ。
 腰にはS&W社、リボルバー式M19マグナム。この銃は獣を狩る拳銃を「人狩り」にリファインした
ものであり、彼にはそこがひどく気に入っていた。
 実際、戦場ではさほど拳銃は使われないのだが、その銃を持つことはグレイにとっては
自らが狩りの主役であり、狩られる獲物ではないという絶対の自信を与えるお守りだったのだ。
 グレイは、やはり軍務経験者らしい直立不動の敬礼をクレニスクに見せた。
「よろしい。次、ウォーレス=マクネアー!」
 今度は頬に昔の傷跡が見える、髪を丸刈りにした、先の惨劇の主役が前に出た。
「『尖兵』は、夏美市警本部を『密偵』第二チームと共同で制圧します」
「合流地点は分かっているな?」
「市道154号線です。市警制圧後、毎朝、読買、夕日、産政新聞社を制圧」
「上出来だ。次は、ロイ、ロイ=ランチェスター!」
 腕まくりの迷彩服に、にやけた顔の、背の低い男性が前に出た。
「『馬車馬』チームは晴美港を拠点に、各部隊に装備の追送、以上ですな」
「そうだ」
「『馬車馬』にしちゃ、俺、体小さいですよ?これじゃペルシュロンにひき殺されますわ!」
 その台詞に、部隊メンバー全員が声を上げて笑い出した。
 しかし、クレニスクの氷の目だけはそのままであった。
「御者とは、体躯が小さいものほど優、とされるだろう?」
 灰色の総指揮官は、唇を笑みの形にした。
「了解、パーフェクトな仕事を見せてやりますとも!」
 にやけた顔ながらも、精一杯真面目な目つきでの敬礼。やはり最低限軍人らしい姿だ。
「次、アレクサンドル=レオノフ!」
 最後に現れたのは、この部隊でも一際大きな体格と、クルーカットの青年。
「『盾』は夏美港防衛、『馬車馬』隊の護衛」
「よろしい。パーフェクトだ」
 クレニスクの時計あわせ、の指示の元、全員が軍用時計「ルミノックス」を合わせに掛かる。
赤の背景に白地、夜間ミッションをこなすための視認性と堅牢さを備え持つそれは、彼らには必需品だ。
「3・2・1、合わせ!」
 その台詞と同時に竜頭を押し込む。
「作戦名『攻城』、現時刻を以って開始する!」
 その台詞に、総員が敬礼で返事を行った。
夏美と晴美をごっちゃにするバカが一人
俺だ_| ̄|○
 彼らの目標は以下の通り。
 FMなつみ、夏美TV、電信公舎夏美局社、夏美市警本部、各新聞社。
 海沿いの市道54号を沿って、車で二十分移動すれば局社、五十分でラジオ局。
テレビ局は少し内陸にあり、ラジオ局から七つめの信号を曲がって直進十五分。
『密偵』第一チームと『方陣』チームは夏美港は54号で合流、局と名のつく全てを討つ。
 ちなみにその54号は、殆ど島同然のこの夏美市の外周を走って再び夏美港へと戻るルートをとる。
 『尖兵』と『密偵』第二チームは港を出て54号には入らず、街の中心部へと向かう154線に乗る。
真っ直ぐ30分で警察署に辿り着き、新聞社はその警察署周辺に位置しているのだ。
 『方陣』と『尖兵』チームは、偉大なる目的のためと称して港の駐車場に向かうと、駐車された
マイクロバスの窓ガラスを銃のストックで叩き割るとドアを開けた。
 部隊の一人が運転席に潜り込むと、暫しの間をおいてバスは唸り声を上げた。
 「徴発」されたバスは四台、総勢五十名が二チーム。
 二台のバスは54号へ、もう二台は154号へ。
 各チームから百メートル離れて後ろに、コンテナを背負った
『馬車馬』トレーラーが一台づつ付いている。
 そのトレーラーの後ろには、一台づつ「徴発」されたバン。
 市道54号線は三車線の幅があり、彼らは真ん中の道を走っていた。
 『方陣』部隊先頭のバス、その運転席にはグレイ。助手席にはハワードが座っている。
「あーもしもし、こちら『方陣』」
 ハワードは何故か携帯電話を握っている。無論、腰にはモトローラのハンディタイプを
銃器とは反対のホルスターに挿しているのだが。
 バスには同じくモトローラの無線も積まれている。
 それでも、何故か、携帯。
「現在54号に乗りました。もう直ぐ『密偵』との合流地点です」
 ハワードは受話器に耳を押し当てたまま「はい、はい」と相槌を打っている。
「はい――このまま、了解このまま行きます」
 携帯を耳から離すと、彼は通話終了のボタンを押した。
「ハワード?」
 視線を真っ直ぐにしたまま、グレイが問いかけた。
「なーに?」
「なんで、わざわざそんなガキの玩具を?」
 その台詞に笑い出すと、ハワードが答えた。
「ガキの玩具?こりゃもっと凄いよ」
「俺にはそんなことはわからん」
「聞きたい?」
「どっちでもいい」
「正直じゃないなー、聞きたいんだろ?」
「好きにしてくれ」
「オーケー、簡単に言えば、普通の無線より盗聴がメンドウなのさ」
「あぁ」
 気の無い返事を返すグレイ。
「出来ないことは無いけど面倒。CDMAなら尚更ね。」
「そうか」
「この街に、無線マニアはいるかもしれないけど、携帯盗聴マニアなんて
そうそういないだろうしさ。いても、多分無線マニアよりは少ないだろうし」
「それだけわかれば十分だ」
「えー、つまらないね。ここからが面白い話なの……」
「お前の技術話はうんざりなんだ」
「そりゃ人生の楽しみを投げてるようなもんじゃない?」
「潤いもクソもいらん」
 ハワードがため息を付いた。
「また、いつものパターンだね」
「そうだ」
 答えたグレイの顔は微笑んでいた。この、お決まりの話の流れが結構気に入っているらしい。
「――見えた」
 運転席の向こう、もっとも左の車線に黒いトレーラーが三台並んでいる。
115107-112:03/09/28 21:04
疲れた
あとよろしこ。
違うわ
107-114
117名無し物書き@推敲中?:03/09/28 21:30
>>107
このスレはもう氏んでる
やめとけ
118名無し物書き@推敲中?:03/09/29 13:52
出版前提のスレなのにこのザマか。
もったいないというか、無様というか。
119名無し物書き@推敲中?:03/09/30 10:58
ガラスを突き破った数発の榴弾が、電信公舎夏美局の一階ホールに炸裂する。
ただし、炸裂とは言っても爆発ではなく催涙ガスの白い煙。
その白煙は火災報知器を一斉に作動させ、耳障りな甲高い警告音が社内に響き渡る。


120名無し物書き@推敲中?:03/09/30 12:38
>>119
榴弾はおかしいだろうが、ヴォケ。
榴弾っつーのはだな、手榴弾とは違うのよ。わかる?
戦車砲の弾種にも榴弾ってあるだろ。それぐらい知ってるよな。
まさか、榴弾砲で発炎筒でも打ち込んだのか?(プ

要するに、「榴弾」なんて語句を使わずに「発炎筒」とか、
「発煙手榴弾」とか言えばいいだろ。ヴェトナム戦争でも
C3ガスを噴出させる催涙手榴弾が使用されていたから、
こっちのほうがはるかに妥当。つか、これしかない。
121名無し物書き@推敲中?:03/09/30 13:51
>>120
一応言っとくけど、非致死性制圧火器ってのは近年様々なタイプのものが存在するぞ
ベトナムで使用されてた例を取り上げて「これしかない」とかは言わないほうがいい
ゴム弾、催涙弾に代表されるような、個人携行のグレネードランチャーと榴弾の弾頭を利用したものもあるし



122名無し物書き@推敲中?:03/09/30 14:17
スモークグレネードの事を言いたいんだろうな。 てか読んでて違和感があると思ったらあれだね。 発言が東側なのに装備が西側なのなw
その手合いは雑談スレのほうがいいんではないかと
言ってみるテスト
……別に良いけどさ
124名無し物書き@推敲中?:03/10/06 18:12
>>121
基地外ハケーン

120mmや155mm、はたまた203mmの榴弾をどうやって非致死性制圧火器に出来るの?
榴弾っていう表記が間違いということを認めないとは・・・基地外警報発令しる!!
125名無し物書き@推敲中?:03/10/06 21:41
M203やM79に代表される40mmグレネードの事言ってるワケだが・・・・・
ここは軍事板じゃありませんので
さっさと棲家に帰りやがってくださいまし。
互いの前提が違っていて、話が成り立つわけがない。
>>120>>124は「榴弾」と「手榴弾」は分類上、別物で
>>121>>125は「榴弾」と「手榴弾」は分類上、同類と言うんだから。

>>120>>124は「サイズ」、つまり野戦重砲か野砲か戦車砲の
いずれかかから打ち出される大口径大重量のものを「榴弾」と定義している。
手投げや小銃から撃ち出すものは「手榴弾」であり、別物だということ。
>>121>>125は「効果」、「榴弾」は爆発時に飛ばす破片と爆風で
人員を殺傷するもの全般であり、小分類として「手榴弾」があるという立場。
この場合、口径はどうあれ「榴弾」と一括りに出来るわけだな。
どっちか正しいかは俺にとっちゃどうでもいい。
論争やりたいならこっちだと思われ↓
http://book.2ch.net/test/read.cgi/bun/1048308305/l50

小説に書くにしても、どっちの立場を取ろうが問題ない。
両方の立場を満足させる表現法はないんだから。
>>127 誘導乙
>>127
誘導乙
130名無し物書き@推敲中?:03/10/09 15:13
「動くな」
外に避難しようとする局員達にサプレッサー付きの拳銃を突きつける。
拳銃を見た局員達の足が一斉に止まった。
「両手を頭の後ろで組んで、うつ伏せになれ。要求さえ呑んでもらえれば危害は加えない」


131書いて見ますた(復活祈願):03/10/10 15:33
「・・・よし、これで目的は達成された。ご苦労だった」
その言葉を聴いて、安堵の表情を浮かべる職員たち。だが―――
「・・・・・・殺れ」
銃声。4丁のMP5から9mmパラベラム弾が、無抵抗の職員たちに向けて無慈悲に
撃ち放たれ、悲鳴がハーモニーを奏でる。やがて、銃声が止んだとき、そこには
人間らしき物は残っていなかった。その光景を見て、男たちはほくそえんだ。
その目は狂気に支配されていた・・・・・・
「・・・よし、撤収だ。次の目標は県警本部だ。行くぞ」
男たちは無人と化した市庁舎を後にした。
94 :DQNニュース :03/09/27 18:24
決定的な事実の判明!!

◆◆◆戦場スレ1とcthulhuサウンドノベルスレ主は同一人物だった!◆◆◆

どちらのスレ主もドキュソな雰囲気を醸し出す発言で注目を浴びていたが
ここしばらく両スレへの書きこみが無くなった。cthulhuスレにおいて、
ヲッサン(自称)は長期研修のためしばらく活動を休止するとのこと。
このあまりにも不自然な一致から、両者は同一人物によるスレ乱立と判断。

これらのスレが消えようとも誰も損害を受けないが、
こういった2ちゃんねる的な出来事も最近のネット事情を反映する一事例と
言えるであろう。

関連スレ:バトルフィールドハザードスレ

戦場スレにおいては自然消滅っぽい展開を見せている。



支援age。職人さんガンガレ!( ・∀・)ノ
『戦場の街』のパクリ
盗(・∀・)作
盗作かYO!許せんな。
でも、職人さん自体は盗作じゃないんだよな?
>>136盗作者
138名無し物書き@推敲中?:03/10/12 10:46
「署長!!TV局と消防署が火災報知警報を出したまま連絡途絶しました」
「市内各所で市民が悲鳴を聞いたという通報が多発しています」
「電力会社の建物で爆発音がしたという通報来ました」
「夏海新設ネットワーク管理施設が現在復旧しましたが一時的に凍結」

深夜の警察署内が慌しく動く。
市内各所の施設から次々と不審な報告がなされていく。
「通報されず残る市内の所要施設はあといくつだ?ここを含めてだ」
署長の七瀬隆道は部下に問う。
「ここを含めて、あと約6つです」
「ここ30分間の市内監視カメラに映る映像を徹底的に検証しろ。場合によっては防御手段と武器配備をしないとならない」
パクリ・盗作マニアの溜り場(・∀・)
『戦場の街』の構成をちょっとずつ変えて盗作を誤魔化してるようだが、誰だって見れば解る(プクス
盗作じゃないだろ!
主人公だって戦場の街から変えてるし!!
>>141もう我慢できなくなってとうとう自分から暴露したな(ワラ
元から『戦場の街』のパクリって指摘はされてるようだ。
才能が無い椰子が考えるのは糞ネタだけって事だろうな。
144名無し物書き@推敲中?:03/10/12 14:12
戦場の街自体がパクリだったからな…
>>144だからパクッたんだよな?
このままバトルフィールドを江戸川乱歩賞とかに出すつもりだし。
アイディアを盗用しようと何の問題もないはず…。
>>146世間ではそれを盗作と言うが(ニヤ
終了
149名無し物書き@推敲中?:03/10/12 14:40
>>145
そうなのか?出版するってな話は聞いてたが…
まあ戦場の>>1はアレだったしこっちは自然消滅しかけてるし。
普通に顔合わせてる香具師が共同で文章書くのも難しいのに、
ネット上でしかも見ず知らずの相手だからな…

こんな企画に執着する椰子の気が知れんがな(俺モナw)
>>131がなかなかカコイイ・・・(・∀・*)
狂気じみた殺戮者(特殊部隊?)がいい味出してる!


これが盗作じゃなきゃなぁ・・・w



            全      部      盗      作


152名無し物書き@推敲中?:03/10/13 12:00
出版はせんだろう、一度は潰れかけた企画なんだし
とりあえず設定とかキャラとかを再利用してリレーでいいんじゃないか
『戦場の街』の(・∀・)盗作
再利用は継続と同じだろ(プ
さっさと諦めろパクリ厨(w
戦場本スレの表現も著者に断りもなく「再利用」するとか言ってるみたいだよなあ(w
盗作マニアここに極まれり!
同じような作品が賞に送られてきたら両方とも落とされるそうだ。
江戸川乱歩賞はそうそう甘くないのだよ。
157名無し物書き@推敲中?:03/10/13 14:10
なんだお前は!

アイディアの盗用は犯罪じゃねえって言ってるだろ?
戦場>>1が何と言おうと再利用は続行する。
賞にも出す。
文句あるなら裁判でも何でもしてみろや。
救えない奴だ・・・。
しかも俺らが『戦場の街』の1に思えるらしいな。


















底無し馬鹿。
>>157投稿宣言してるね?
一月末なら今から書いてもまだ間に合うね。
応援してるよ!
盗作&自演(・∀・)
>>157>>160
つくづく最低な椰子だと思ふ
そこまで盗作に拘る執着力を持つならそれをオリジナルに向けれ。
パクリから卒業してな(ワラ
>>157釣られて乱歩賞に盗作を出す事白状してるぞ(プ
ショックで黙ったまんま。
本当に馬鹿だな(w
166名無し物書き@推敲中?:03/10/13 19:51
晒しage
167名無し物書き@推敲中?:03/10/14 22:30
盛り上がっていこう!
戦場スレ1さん、ご苦労様です。
アク禁解除で突っ込みたかったボケにやっと突っ込めるヽ(´ー`)ノ

乱歩賞じゃなくてエンタメの方だと思われ!!

さっぱりした。
ヽ(`Д´)ノボッキサゲ
ヨシ、ダレモイナイナ、イマノウチ……。
「盗作」かどうかは出来上がってから判断されるものであって
出来てもいないものを「盗作」とは呼べない点に留意されたし。

もし仮に出来上がったとして、更にそれがモロパクだったとしても、
どっちにせよ著作権は2chにあるんだ。
「戦場〜」をまるまるパクろうが、結局のところ構わない。
「戦場」スレの著作権者も2chになるんだから。
逆に言えば、1は出版前提と書いているが、1はこれの販売権を買えたとしても
このスレを独力、1のコピーライトとして出版することは不可能だ。

軍事板から出張の君も、>>1も、その辺は了解しとけと言いたいのだが。
>>170こいつヴァカじゃねーの?(禿藁

どこに著作権が2chにあると書いてあるんだよ(藁
2chが持ってるのは引用・複製の権利。
だいたい人のアイディアパクって書いてる時点で盗作だっつーの(藁
電波お疲れ。
「ハワード?」
 明かりの消えた電信公舎を背に、前を行く隊長に尋ねるグレイ。
 振り向きもせず「なんだい?」、ハワードは歩を進めた。
「「次はテレビ局じゃないのか?」
「あぁ、そうだね。でも警察にしたい気分なんだ」
 いつもの声色、気のない返事。
 グレイにはときどきハワードが何を考えているのか読めないときがある。
 たいていの場合、それはグレイにとっては苛立ちをもたらす。
「国家の犬ってやつ?ああいうのは速やかに消去すべきだと思わないかい、グレイ?」
「……ハワード」
「なんていうのかなぁ、僕は警官だの憲兵だのって
連中が死ぬほど大嫌――」
 眉を吊り上げ、前の隊長の肩を掴むグレイ。
「――ハワード」
 肩を掴んだグレイの手には血管が浮かび上がり、その手は
小刻みに震えている。
 又いつもの、にやけ面の気まぐれか、軽口か?ええ?
グレイはそういいたくなる衝動を歯軋りで押しとどめ、代わりに
「命、令、違反だ」
 一語一語丁寧に、子供を諭すか脅すときの口調で、そう言った。
暇なのでリライトしてみるテスト
うそぴょん
そして更にうそぴょん
http://book.2ch.net/test/read.cgi/bun/1048308305/652-653
スレジャック キタ━━━(;´Д`);´Д`);´Д`);´Д`);´Д`)━━━━!!!

2003/12/24 2:00

明かりの消えた船室。
そのコンソールに立ちマイクを手にした迷彩服の男。
そう、ここは船の頭脳、「司令部」だ。
「こちらパマナ船籍、コンテナ船『シーヤード』、こちらパマナ船籍『シーヤード』」
その通信手の後ろに、烏の羽で織られたような漆黒のコートを身に纏った男がいた。
――こちら、海上保安庁、夏海管区――
無線手の手にしたマイクからは、誰とも知らぬ誰かからの声が流れている。
漆黒の男は迷彩服の肩を叩き、下を指差した。
親指を突き立てて返事。
「GPSに異常がある、『ナヴスター』『グロナス』、共に受信できない!!」
黒の男はブリッジを下る階段に向かった。
――急に―早く――夏海港に――タグボートを寄越して――
ブリッジからは、演技にしては見事な怒りと不安のない交ぜの声が漏れていた。

コートを纏った男は甲板にいた。
肌を裂く風の力も彼には届かないのであろうか、彼は冷気に身じろぎもしない。
彼のコートがはためく。けれども彼は、その寒さに立ち向かうように真っ直ぐ前を見つめ続けている。
彼の目に映るコンテナ群、そして空と海。
墨を撒いたような海、月という光明を失い、かすかな星の瞬きを繰り返すだけの空。
東の空には黒のペンキをぶちまけた様な雲が見える。
まもなくその水蒸気の塊は空を覆い、全ての音も光も隠す雪を導くだろう。
コンテナの数は20。
その数は普通のコンテナ船としては少ない。通常ならば何百と並んでいるものである。
しかし、彼らの運ぶべきものはそれだけのコンテナで十分なのだ。

「ご老体、ブリッジに戻られては?」
活気に満ちた声が彼の後ろから飛んできた。
黒の男は微笑を浮かべながら振り向くと、期待した通りの男の姿があった。
迷彩服には似つかわしくない細い体躯、長い髪、白い顔と優男の顔立ち。
どちらかといえば映画俳優と言ったほうが通りがよさそうだ。
相対する黒の男は、深い皺と傷を顔に刻んでおり、その足先から
首まで、全てが鍛え抜かれた肉の鎧だ。
どう見ても服装が逆に見えるだろう。
「――ハワード、ご老体と呼ぶなと何度言えば分かる?」
「オーケーオーケー、クレニスク・L・ヴァンフィールド様ブリッジに戻られては?」
「フルネームもだめだ」
「じゃあ――」
「L様も、ヴァン様も、クレ様も禁止だ」
「じゃあ、お父上」
一瞬の沈黙。
「――用事は、何だ?」

「通信、終了」
「で、ブリッジに戻れ、と?」
ハワードは懐からケンウッドの簡易無線機を取り出し、
クレニスクに投げて寄越した。
それは手のひらに収まるほどの小さなものであった。
「と思ったんですけど、お父上のことですから、
多分夜風に当たっていたいだろうと思いまして」
では、と軽く手を振って、ブリッジにつながる扉へと向かったハワード。
――お父上、か。
鼻で笑うように一息、そして無線の電源を入れた。
――こんなでは、父上など呼ばれる資格などあろうか。

人が二人も入れれば十分な船室には、六人が押し込まれている。
二段ベットに四人、もう二人は床だ。
輸送船の船室などは、数が少ないのだから必然的にこうなってしまう。
彼らなどはまだマシで、ひどいものになると、コンテナ置き場の一部を
無理やり寝床としている。
そうやって、なんとかざっと500名がこの船に載っている。
「諸君、目覚めの時は来た!」
スピーカーからその声が流れ出た瞬間、全員が一斉に布団から飛び起きた。
「現時刻、午前二時を以って、作戦を開始する」
口笛を吹くもの、パチンと指を打ち鳴らすもの、拳を握るもの、
静かにその声に答えた。
「繰り返す、現時刻より、作戦開始だ!」
スピーカーからの声に、今度は歓声で、彼等は答えた。

クレニスクはスイッチを捻り、無線の電源を落とした。
そして再び真っ直ぐ、只管に前を見つめ始めた。
風が吹いた。
少しだけ、今までの風より暖かい気がする。
歓迎の意味なのだろうか、それとも、人の温もりがここまで届いたのか。
「かくして悪夢は輝く都市へ腕を掛け、其を地獄へ導く――か」
独り言は風に乗り、言霊は風に乗って、空へ。
彼の目には空をも白く照らし出す光と、闇に彩られた海、そして雪を導く雲が
移っていた。
「夏海?ふん、貴様等にその名は相応しく無い」
踵を返し、ブリッジへと彼は戻っていった。


夏海。
位置は土佐湾にあり、黒潮のために気候は比較的温暖。
その街は、本来この世には存在し得なかった。
元々は橋本とモンデールの普天間基地交渉の中で、最後の候補と
されていたところであって、夏海は軍用地の予定であった。
けれども、最下位であったにもかかわらず、夏海は埋め立てを開始された。
そこには米軍の基地は無い。けれども、日米共同の研究施設は存在する。
橋本-モンデール会談の中で以下の条項があったからだ。
「日米共同軍事研究施設を晴海予定地に建設」。
夏海は基地としての有用性は疑問であった。
しかし、その温暖な気候は、例えばシリコン・バレーなどの人間や、その他有能な人間を
ひきつけるには十分すぎるほど魅力的であったのだ。
そして、それは2000年に「入植」を開始、「コロニー」が三年の内に構成されることとなった。
人口はざっと30万。
何故、たった三年で人はそこに集ったか?
温暖な気候もあった。けれども、夏海は日本唯一の租税回避地であった。
だから、日本全国からヤマを当てる人間が沸いて集った。
夏海は、日本の最後の金鉱であった。
12/24 1:32 夏海港

「夏海港入場ゲート 2km」
その標識の下を、一台のトレーラーが過ぎ去った。
そのトレーラーの荷台には、荷物は載っていない。
強いて言えば、ナマモノが載っている。
ざっと20名の、肩からサブマシンガンを吊った男達だ。
荷台は椅子付きに改造されており、全員がそこに座っていた。
「時計、あわせ!」
そういったのは丸刈りの頭に、顔には黒の塗料が塗られた男だ。
時刻は一時三十二分。
ハンドルを握る男は、そのハンドルにより小柄ではないかと
疑ってしまうくらいに小さい。それでも十分ハンドルは握れるし、
前も見えて、ブレーキなどの操作もこなしているようではあるが。

「はーいはいはい急げってな!」


アクセルが床に着くまで踏み込まると、機関はそれに答えて
低いうなり声を甲高い声に変え、車輪を加速し始めた。
#↑改行おかしいな。どうでもいいけど。

暫く行くと、彼はアクセルに掛ける力を抜いた。
左に折れる急カーブが見えたからだ。
「すこーしだけね、すこーし」
足をアクセルからずらす。
ブレーキに右足の親指から薬指まで、ブレーキが小指下辺りだ。
滑走するものが速度を失うときのように、滑らかに減速。
カーブに差し掛かり、ハンドルが軽やかに左へと回転した。
トレーラーは後部を振り出しながら、カーブ内縁を辿る。
クラッチに左足、レバーに左手が掛かり、
「はいよっと!」
一速落ちる。
アクセルを踏むと車体は後部を振り出すのをやめ、カーブを抜けた。
男の動きに派手さは無い。マシンのようである。
クルマの動きは派手であっても。
すれば、向こうに青白い光が見えた。
「よーし見えた、パーフェクトだパーフェクト」
小柄な男は呟き、アクセルを緩めた。
右手をハンドルから離して、左脇に手をやる。
脇には硬い感触。
当然脇には重量感はある。けれど、確かめずにはいられなかった。
「『通行証』も、パーフェクト」
左右にずれのあるその顔が、更に醜く歪む。
光の主はゲートと、その警備員。
高速道路の出入り口にいるようなのとまるで同じである。
ただ、バーだけが違う。鉄の棒が三本。
強行突破は、並みのクルマでは望めない。
トレーラーはその入り口の直前でするすると減速し、
ピッタリ警備員窓口のところと運転席の窓が合わさるように停止した。
警備員窓口には眠たそうな顔の中年が一人――「通行証」、と。
「やぁおやっさん、今急いでてさぁ!勘弁してくれよ!」
運転手は彼が出来うる限界までの笑顔と、明るい声でそういった。
「だめだ」
「頼むよ、いま本当にヤバイんだって!!」
「みんなそういうよ、忘れたとか、無くしたやつは特にな」
「いや、本当にお願いしますよ!」
運転手が懐に手を突っ込む。
「だめだって――」
懐から、鈍い光を放つ銃があった。
「な、頼むよ。殺しは嫌いなんだ!!」

警備員は体を一瞬体を震わせたが、何も言わない。
正確には何もいえない、の方が正しいか。
「頼みますから、本当に急いでるんだって!!」
銃口から火薬の光が放たれ、鉛は警備員の頭上を飛翔して壁にめり込んだ。
「ああもう本当にたのんますって!ヤバいんですよ!!」
警備員は震える手でボタンを押し込んだ。
すると鈍い、きしむような音を立てて鉄の棒は退いていった。
「おやっさん、恩に着るぜ」
「……あ、あぁ……」
警備員は体が硬直してしまったのか、そうとしか言えないらしい。
「後な、おやっさん」
運転手の持つ銃、その銃口が警備員の頭へと向かった。
「……おい、待て、待ってく」
パン、と軽い破裂音。
警備員の頭が後ろに仰け反った。
「ごめんな、通報されるとパーフェクトじゃなくなるんだ」
トレーラーはうなり声を上げ、港の内部へと侵入を開始した。
#設定間違ったぜアヒャヒャヒャ。俺の脳内には神奈川県は存在しないゼベイベー

トレーラーは右へ左へ折れながらも、迷っているようには見えない。
「よーっし、後3分」
呟きながら運転手はハンドルを右へ左へ。
「おいでませ、夏海管制センター!」

「装填」
トレーラー内では儀式が行われていた。
MP-5サブマシンガンに命を吹き込み、目覚めさせる準備だ。
おのおのが同時にベストから弾倉を取り出し、一斉に差して装填。
一挙動すら寸分の互いも無くそれは行われた。
「ゴーグルのチェック」
額の暗視ゴーグルを全員が下ろして確認、再び額へ。
「グレネード」
ベルトには全員、同数の手榴弾が揃っている。
「作戦開始まで後20秒」
トレーラー天井の蛍光灯が消える。
全員が暗視ゴーグルを装着し、スイッチを入れた。


#疲れた。寝る。
185名無し物書き@推敲中?:03/12/18 16:24
文章が柔らかくて児童向け図書みたい
狙ってやってるなら凄いけど
>>185
すんげー柔らかくしてるよ。
ソッチの方が書くの楽じゃん。
187名無し物書き@推敲中?:03/12/19 11:28
続きを楽しみに待ってます
188名無し物書き@推敲中?:03/12/22 14:59
カール!
189名無し物書き@推敲中?:03/12/22 19:56
マッキー
どっちかっつーとてるあき。
>名無し物書き@推敲( ゚Д゚)ハァ? ◆3vvI.YsCT2
セリフがね、誰が言ってるか分かりづらいから直せば?
後ね、読み易いから続きがスゲー楽しみだよ
「作戦スタート」
トレーラー内部の黒尽くめの男の隊長、ウォーネス-マクネアーはハンドサインで開始の合図を送る。
トレーラーの後部扉が開くのと、港全体が停電したのはほぼ同時だった。
「おお、パーフェクトだねぇ」
運転席の日系の男は楽しそうにサイドミラーでコトの次第を見守っている。
サプレッサー付きMP5を手にしたウォーレス達はトレーラーから飛び出すと、施設の外周を包囲する。
「さっすがに早いなあ」

「出来るだけ殺すなよ、オレは無駄な殺しは嫌いなんだ」
マクネアーと共に突入する予定の4人は、頷いて了承した事を示した。
後の15人は各出入り口や窓などを固めている。
マクネアーが殺しが嫌いなことは、彼の部隊の隊員達はよく知っている。
ただ彼は殺人行為に関しては別になんとも思っていない。
ようは「無駄」なことが嫌いなのだ。