それは香りが違いますでしょう。畳替えかー。
近くに畳屋、あるんですが逆に近所過ぎて頼めない……なんてのは、
近隣の人にも家の中を見られたくないという意識があるからで、こんな羞恥心と
いったものは、書いている
長屋物とは大いに異なるというこの奇妙さ。
観に行った縁で、初代団十郎だとか、歌舞伎の始まりだのといった
ことをあちこちから拾い読みしているのですが、かなり斬新な試みが取り入れられてきた
経緯もあり、また伝統を保守する動きとのせめぎ合いもあり……
残る物が残り続けて、一端消えても蘇るものは蘇る。
やはり長く続いてる事というのは、尋常でない迫力を放ちますなあ。
録音された最も古い日本人の声、が江戸東京博物館で公開されてるようですね。
行きたい、と思いつつも、あそこは大量の人を裁くのが下手だからなあ……
>678
タイトル変えなくても良い板だと思いますが……
「新・平家物語」「私本太平記」「新書太閤記」「大宇宙のサムライ」など
大量の作品がありますが、俺は「剣難女難」が好きですな。
うろうろしていてここにたどり着きました。
なんか、雰囲気いいですね、ここ。
流して読むのが出来ないくらい皆さんシンケンで、
だから全部読みきってないんですけど、カキコしてしまいました。
ちょっとお聞きしたいんですが、時代小説と歴史小説の差異を教えてもらえませんか?
681 :
名無し物書き@平安後期:03/10/19 19:14
昨日NHKでやってた古典芸能の若手たちのTV、面白かったっすー。
染五郎と獅童が創作歌舞伎で「泣いた赤鬼」をやりまして、
妙にかわいい鬼さんたちでした。
駅ビルの本屋へ行ったら、やけに良い香りが漂っておりまして。
何だろう?と思ったら、催事場でおこなわれていた京都の物産展でした。
香舗のショーウインドウに線香などにまじって、
香木の見慣れぬチップがあったので興味津々で使用方法など教えてもらい、
ただいまその白檀の香りをくゆらせております。
お香の世界も追求すると深そうですな。とりあえず蕨餅(゚д゚)ウマー
>680
いらはいませ〜。
時代小説=その時代背景をふまえて登場人物は架空のフィクション。
歴史小説=実在の人物を主に描いたフィクション。
ではないかと自分は思います。
でも定義なんて人それぞれで良いのでわ、とも思ってます。
書籍板あたりへ行くとまた違った見解もあったような気がするですね。
嗚呼、泣いた赤鬼と聞いただけで泣けてきます(弱し、この話)。
これから古典芸能を継承していこうとする若手の人たちって、誘惑が
多いと思うんですよねぇ。過去に比して驚くほど、人生の選択肢が増えてますからのぅ。
近い未来、演者不在で、幕を下ろすなんてことにはならないで欲しいな、とお願いするばかり
です。
風雅ですな>白檀の香り
香木といえば、江戸時代、伊達の綱宗が香木の伽羅で作った下駄(!)を
履いて「歩くたび十二両ずつ下駄が減り」なんて川柳が残っています。
感覚的に、1両を30万と考える説をとっている自分からすると目が回り(またか)かねません。
今日、ずっと貸し出し中の資料本について司書の方にたずねたら、どうも盗難されたらしい
とのこと。せめてコピーして(いやこれもいかんのですが)返してくれよ、と嘆けます。
>680
プロットを立てる段階で、登場人物の行動する理由が、
史科に頼って判断した結果か、
テーマを優先して書き手の意図的に行動してもらったかの違いかな? と考えてますが、
明確に線引きしがたい先例の多さを考えると、
ジャンルの分類は書き手以外の人物が決めることになるんじゃないかと思います。
借景小説という言葉が俺は好きです。或る時代を背景にして、その時代特有の制限を
押さえつつ、書き手の自由にストーリを展開できる余裕を感じるというか……
683 :
名無し物書き@推敲中?:03/10/20 01:38
●●●マスコミの「盗聴、盗撮」は許されるのか?その8●●●
http://natto.2ch.net/mass/kako/1011/10115/1011522150.html 266 名前: 文責:名無しさん 投稿日: 02/02/13 14:19 ID:SyIqjfH5
TBSドラマ「プリティ・ウーマン」も、盗聴ネタ。
ドラマ盗聴は、もう言うまでもないか。
盗聴・盗撮ネタを使う雑誌
ジャンプ・サンデー・マガジン(週刊・月刊・ヤング)
チャンピオン モーニング スピリッツ アフタヌーン
ビッグコミック ビッグコミックスペリオール
まんが〇〇〇とつく、4コマ雑誌
他にも読んでいるもので、盗聴だと思ったものがあったら書き足してください。
著者によっては、盗聴ネタを使っていない人もあります。
使わない著者も、盗聴の危機にさらされていることと思う。どうかご了承下さい。
301 名前: 投稿日: 02/02/15 19:11 ID:lKXGAVTC
>>292 >モニターで見ている人がいて、その様子から偽ファンに、話してほしい台詞を
>伝えるようです。
こういうギャグを思いつく人って、普段から盗聴/盗撮をやっていると疑われても仕方がないよね。
>例えば漫画家でも、裏で「こういうネタを描いて」と頼まれたのかも
>しれないし、テレビのリポーターでも「こういう台詞を言って」と
>陰で命じる人がいるのかもしれないですね。
今はほとんど聞いていないが、J−盗聴WAVEの番組制作会社と契約して仕事を
している放送作家の中に、盗聴を利用しているバカ野郎がいるよ。放送では放送作
家がセリフを考えるのが普通だが、貧困な才能ゆえに盗聴にすがってしまうんだろ
うね。ただ、表でしゃべっているタレントがその事実を知っているのかどうかは、
わからない。J−盗聴WAVEは局全体が確信犯だから、いずれ天罰が下る。
684 :
名無し物書き@推敲中?:03/10/20 02:12
質問してもいいでしょうか?
時代は江戸時代として、欠員などが出て代役・代理・穴埋め的に
仕事をするひとのことをどう表現したらいいでしょうか。
そういう言葉、または資料などがあったら教えてください。
よろしくお願いします。
>684
助っ人、助太刀、間に合わせ、「すけにきやした」「代わりにへえってもらったよ」「馬鹿ですがなんかの足しにはなるでしょう」……
ぴったりくる名称があるのかどうかよくわからないときは、こんな
感じで俺は誤魔化します(「容疑者」に当たる呼び方とか、悩みますな)。
立場や役職によっても変わってくるところですし。
「江戸語辞典」や「江戸語の辞典」に、
該当するものがありそう(スラングなんかいかにもありそうですね>穴埋め的な代理)ですので、
大きめの図書館等ならば確認できるのではないでしょうか。
とはいえ、史実の質問については、日本史板でお尋ねになるほうが確実かな、と思います。
いやはや、9さま、平安後期さま、お返事遅くなりました。
「ようやく終わった」というのは大嘘で、ルンルン気分で編プロに校正に言ったところ、
「トラブル発生です。10ページほどやり直ししなければいけなくなってしまったので、
助けて下さい……」
と編プロに社長どのに泣きつかれ、以後3泊4日事務所に泊まり込んで原稿を書いて
参りました。帰ってきたのは日曜日。その間毎日数時間睡眠で、座布団にくるまって(-_-)゜zzz…
という悲惨な状態。拉致事件もかくあらんという状況でした。
ようやく今日になって体調回復。久しぶりに散歩なんぞをして、息を整えた感じです。
いやしかし年なもんで、そうした徹夜仕事は響きます。しかもコンビニのおにぎりを
頬張るぐらいで、野菜もくそもないもんですから、体に悪いことこの上なし……金が
ないというのは辛いことでございます。
歌舞伎、おいらも大好きでやんす。 今年は4月、6月、7月と見てたんですが、
先立つものもあるし、仕事とのかねあいもあるので、なかなか毎月というワケには
行きません。
今年印象に残っているのは、6月大歌舞伎の「御存 鈴ヶ森」の白井権八が、真っ白い
化粧で能面のように表情のない顔つきで、襲いかかる雲助たちの顔や手、脚を、
次々と断ち切っていくニヒルな舞台。そして続く「曽我綾侠御所染」の時鳥殺しの凄惨な
場面。もうひとつは5月の「幡随長兵衛」でしたかねえ……どうも単純明快で、
リズム感のある奴が大好きなので、偏りがあるかもです。
平成中村座を見たくて申し込んでいたのですが、今年も抽選にはずれてしまいました……
残念。
うーん、今月も昼の部に「盟三五大切」、夜の部には玉三郎に七変化があるので
財布と相談していますが、「おーい」と声をかけても、財布の方からまだ色よい返事がない
ので困っています。今週で終わりなんだよなあ……
>9さん どうもありがとうございました。助かりました。
688 :
名無し物書き@推敲中?:03/10/21 18:56
689 :
名無し物書き@平安後期:03/10/21 23:04
伽羅の下駄。想像しただけで贅沢でんな。
伽羅は江戸時代ならきっとかなりの貴重品ですよねぇ。
今だって白檀のチップが800円なのに、伽羅は2000円もしましたどすえ。
公共の資料の盗難や書き込みは、ホント勘弁していただきたいですね。
転職がうまくいって収入が安定したので、
そろそろ神田で万単位の史料をあさってきたいです。
長吉氏は寿命の縮まりそうなお仕事振りでんなぁ。
そういう時はせめて味噌汁の一杯でもあるといいですねぇ。
食欲の秋でござんす。体調を立て直すためにもご養生くだんせ。
# 山ノ神からいいお返事があるといいですね。
平安後期さま、ありがとうございます。今日は午前中にひさびさ8キロ歩いてきたん
ですが、これでしばらく規則正しい健康的な生活を送れるかと思ったら、早くも破綻して
しまいました。
生活費の足しにとやっている校正のアルバイトが、いきなり緊急メールとともに
入ってきまして、金曜日までびっしり……しかも前作の売れ行きが思いのほか良かった
そうで、まったく別のプロットを提出していたのに、急に続編のプロットを明日までに
作って提出してくださいとの連絡が重ねて入り……けっきょく朝の4時半です。
もちろん両方とも収入に直結するし、正直嬉しいことなんですが、確実に寿命は
縮まってます……安定した仕事をしつつ執筆するのがいいのか、今のようにハードで
自分ではスケジュールを立てられない状態だけど、空くときはごっそり書けるという状況
がいいのか、いろいろ迷うところです。とはいっても、もう簡単に再就職できない年齢なんで
すけどね。まあ、エイヤって会社を辞めてしまった自分が選んだ道なんですけど……
このところ、新聞や雑誌などで目にした本を、ネットで注文、コンビニで受け取る……
というパターンが多いです。
利便さに加えて、ピカピカでぱりぱりの新刊が届くのが妙に心が浮き立ちます。
仕事帰りのコンビニで
江戸本や小説をまとめて受け取り、部屋で杯をあおりながら、新品の香りを肴に、
ちょこちょこ読むのが、楽しみだな、と。
ただ、決定的に新しい本との出会いは少なくなりますた。世間が狭くなりますな。やばし。
いいっすねえ、神田。
オンで散財しているから、いざ書店におもむいた時に欲しい本が買えない、なんてのは
いけません。
まして今月は、オークションでがっつり大物を落札してしまったので(値段がアレでかみさんには
秘密というw)師走までは電車賃の範囲でおとなしく過ごす予定です。
>長吉さん
そうした刀さばきを、舞台上で見て、記憶しておくと剣劇シーンにもおのずと迫力が
出てくるのではないでしょうか。
書いている最中は脳裏で歌舞伎の場面が浮かべながら、というのが今の俺の憧れです。
鬼が笑いますが、来年は毎月通えればなあ、と思っています。
>前作の売れ行き
おめでとうございます! 続刊や新刊を心待ちにしている読み手が日本の中に確実にいるというのは
励みになるのでしょうねえ。
執筆と仕事のバランス、難しいと思います。身体に選んで貰う、というか負担が少なく執筆を長く続けられる
状況が一番でしょうかのぅ。
9さま。
ありがとうございます。
……とは言っても、僕の場合はもう、開き直りのエンターテインメントですからある程度
は売れる素地があるみたいなんです。以前お話したとおり、「剣戟」+「人情」+「濡れ場」
という3大要素を盛り込みつつ、作者によってはミステリーや架空の歴史シナリオを入れたり……
そういうのが大好きな読者ってかなり数が多いみたいなんですよね。
つまり、仕事帰りに、缶ビールとつまみ、それにエンタメ時代小説の文庫を買って、
長距離電車に乗り込むサラリーマンがかなり多いということなんです。これはミステリー
やボルノ小説文庫などでも同じ事情のようです。
つまり完全な「読み捨て」なんです。
そこを割り切って書けるかどうか。そして僕は書いちゃったわけです(^◇^;)。
でもそこから先はまた分かれまして、その路線に徹底して売れ行きを伸ばすことに
重点を置く作家、売れ行きはある程度でも(もしくは出版点数を抑えて)、将来のステッ
プアップをはかろうとする作家という違いが出てくるみたいです。
もちろん僕としては後者を狙っているつもりですが、収入とのかねあいもあって、
なかなか難しいです。
しかしエンターテインメントを書くのもなかなか面白いもので、自分には合ってるのか
なあと。エンターテインメントの筆頭と言えばたとえば池波先生が挙げられますが、
けっこう読者サービスしてますもんね,濡れ場その他で。その系列の3流、4流なんだろう
なと思ってます。現在の自分の位置は。
ですから微妙なところもあります。売れて嬉しいのと売れすぎても?という部分と……
でもまあ、書くことがほんとに楽しくて仕方ないです。もう小説書いてると、ほかのライター
仕事がイヤでイヤで仕方ありませんし……。天職だなあと実感してます。
ま、天職のまま、家族全員が地獄行きということもありうるわけですが(;゜゜)/
今回は長々とアク禁くらってますー。
解除されるまでROMってますです。・゚・(ノД`)・゚・。
694 :
名無し物書き@推敲中?:03/10/25 15:19
695 :
名無し物書き@推敲中?:03/10/25 17:35
歴史文学賞2次通過しました。
でも、候補はもう決まってるんだろうなあ……。
そう思うとあまりうれしくないや……。
ありがとう、心優しい方。
アク禁はもどかしいですね。憎いですなあ。
つか人ごとではないわけで、いつ自分のところも……と恐々としてしまいます。
とはいえ、なぁに、また近々にお会いできる事でしょう。日本シリーズの
覇者が決まるのが先か解除が先かってことだと思うですよ(明日かもしれませんしね!
>長吉さん
作家としての需要があった、というのは現代の中で花開く天分があったということだと、心の底から思います。
望まれて書く、というのは多くの志望者が夢見て、そして果たせないことではないでしょうか。
そこにはおのずと、ジャンル毎のノウハウがあり、厳しいそれらをクリアーしながら仕上げていく事は、
とても職人的で粋なスタイルだなあ、と憧れにも似た気持ちを持ちます。
正直、失礼を承知で、ほんとにあけすけに、自分のことを告白すれば、
頻繁に読む分野の時代小説ではないです。タイトルに惹かれて、本屋で立ち読みをして、
書棚に戻してしまうことは多いです。
ですが、図書館には置かれない(だろう)名作と出会い、すぐにレジに持って行き、その後、年に何度か読み返すことも
あります。強いのに哀しい主人公や(殺されてしまう)ヒロインに強く同情することもあります。
縄田一男、ちゃんとこっちにもチェックいれとんのかい的なw
しかし、天職と生活費。これはもう、単純なようで複雑な天秤秤ですよねえ。
あの藤沢周平でさえも、執筆一本で行きたいと担当氏に告げたときに引き留められたというエピソードは、強く
胸に残っています。
>695
二次突破は、出版社の人間の心に種を植え付けることに成功した段階だ、と
現役の作家に聞いたことがあります。
水も肥料もくれないから、自分で芽吹かなきゃ埋もれたまんまだから力蓄えて発芽しれ、とも。
つか、まだわからんじゃないですか!
推敲中さま、おめでとうございます。すごいですね!
2次通過というのはふつう、すでに水準以上という評価だと思います。
その後賞を取れるか取れないかとはまったく別の問題で、ある出版社の編集者が、
「既成の作家だったら文句なく出版できるレベルでも、新人となると、派手さや話題性
なんてことも考慮に入れなくてはいけないので……」
と言って、持ち込んだ原稿を没るされたことがあるんですが、いま考えれば
なるほどなと思います。多分そこまでのレベルなら、新人賞は取れなくても、持込みでの
デビューは可能なのではないでしょうか。ただし、それをしたいかどうかはまた推敲中
さんの問題ですけれども。持込みの場合は、編集者から濡れ場その他の注文が
入ってくるのは避けようがないわけですから、これは生き方の問題と重なるかと思います……
しかし少なくとも大きな一歩なのですから心からのコングラチュレーションを叫んでも
いいのではないでしょうか?
本当におめでとうございます。
9さんへ。
いやもう、文章の裏に高尚な思想や目的なんかが潜んでいそうで消え入りたい気分
ですが……
しかしまあ、収入を稼ぎつつ作品を仕上げるというスタイルにおいて、その収入自体を
書くことによって稼ぎだそうと決心したわけですから、もう僕の場合は確信犯です。ただし
読んでくれた人をどこかで泣かせてやろうとか、スカッとさせてやろうとか、そうしたことに
よってお代をいただくという精神は忘れないでやっていこうと思います。それこそ、例えば
歌舞伎の台本を書いていた徒弟制度の文筆グループみたいなもんですよね。
近松門左衛門のような大ボスがいて、その下の下で働いている部分書きの丁稚作家
みたいなイメージです。いつかはボスの近松先生みたいになりたいな、みたいな。僕には
いきなり賞獲り一発でデビューというのは無理なもんで……別に熱烈な池波ファンでは
ないのですが、例えば長谷川伸先生の弟子だった池波先生みたいなことかなあと
自分を慰めております。
9さんの志向は、例えばどういった作家の作品に向いておられるんですか? その中で、
9さん感動した作品など教えていただければ幸甚です。ぜひ読んでみようと思います。
さて、昨日土曜日、佐倉市が主催していたウォーキングに参加し、武家屋敷や、佐倉犯
の遺跡、堀田家が崇拝していた神社仏閣などを見て回りました。あいにくお天気の方が
いまひとつで肌寒かったのですが、「坂の町・佐倉」の魅力を堪能できました。
いや、昔の侍がここを通っていたのかというような坂が多くて楽しかったです。念願の
堀田正俊の墓にも詣でることができましたし……。
9さんは、来月の江戸ウォーク、どの藩のに参加されるかお決めになりましたか?
699 :
名無し物書き@推敲中?:03/10/27 09:07
>9さん、長耳の長吉さん
レス有り難うございます。
予選は通っても、なかなか受賞には到らないものですから、
自分の中にすこし焦りがあるようです。
このまま終わっちゃうんじゃないか、などと考えて少し自暴自棄
気味です。
持ち込みは地方に住んでいるので難しいなと思ってます。
ふー、結果が出始めるといつも心配ばかりです。
初めて予選を通った時はあんなに嬉しかったのになあ、
すうずうしくなってるんでしょうね(笑)
追伸 推敲中さんと私は別人物です
>>699 賞を取っても、それ一作きりって人が圧倒的に多いわけですし、実は大賞の下にいて、
惜しくも賞を逃したというレベルの人たちの中に、長年書き続けられる本当の意味での
実力者がいるんじゃないでしょうかねえ……
新人賞をとるだけの派手さがないという理由だけで、チャンスを逃している人って
けっこう多いんじゃないかと思います。
何度か予選を通過していらっしゃる推敲中?さんは、まさにそうしたランクの人で、
出版社というのはそうした才能をもっと地道に発見するようにつとめるべきじゃないんで
しょうかねえ……なんか、文学賞を設けることが、編集者がさぼる理由になって
いるんじゃないかと思うこともあります。この世の中からあらゆる賞が消えたら、編集者は
新人を捜すために、あらゆる応募原稿を読まなければならなくなるはずです。
賞をとった人間に群がって、原稿を依頼するだけってのは、そりゃラクですよね……
車や保険の営業マンのように、一軒一軒飛び込みの精神を持っていて欲しいものです。
持込みというのは、失礼しました。僕の場合はあくまでエンターテインメントなので、
ちゃんとしたものじゃないんです……ちょっと無神経だったかも知れません。どうも、
自分の尺度で世の中全体を見てしまういけないクセがありまして……
無神経と言えば、この前の書き込み「佐倉犯の遺跡」ってどんな泥棒の遺跡じゃい!
701 :
名無し物書き@推敲中?:03/10/28 09:47
小説現代の新人賞って、ノベルス一冊でも出版していると、応募資格がなくなるん
でしょうか。
702 :
名無し物書き@推敲中?:03/10/28 11:28
>>701 確か、別ペンネームならいいんじゃなかったですか?
売れない作家さんが、仕切直しということで、別ペンネームで
応募する話しは良く聞きますが。
有名なところでは胡桃沢耕治さんとか。
私も応募します。一緒に頑張りましょうね。
あっ、現役のプロに言うべきことじゃなかったか。
すんません。
704 :
名無し物書き@推敲中?:03/10/29 10:01
>>701 701です。
どうもお答え有難うございます。
ご一緒に、がんばりましょう。
あたしじゃ、とてもまだプロとは言えんです。
>>701 僕もノベルスは複数出してますが、ご安心下さい。
ノベルス作家はまともな出版社や文学賞からはまったく相手にされてません!(きっぱり(^◇^;)。
どんな賞に応募してもだいじょうぶです。うえ〜ん。
(ただし702さんの言うとおり別ネームの方がいいと思います)
>長吉さん
いや、ほんとに、背伸びしてかつ、気ままにくたくたとセンテンスを長く書かせてもらっている
だけです。読みにくくてすみません。余所ではこうはいかないので、すっかりスレに甘えてしまって……
歌舞伎の例えにのれば、俺は、芝居道楽が高じて自分でもなにがしかを書いている客、というとこですね。
夜更けまで行燈灯りで背中丸めて、「ここでこう見栄をきらせる」とかにやにやしながら筆をなめなめ。
落語や井上ひさしの小説の登場人物みたいで、ちょっと気に入りました。
デビューした池波正太郎がスランプで悩んでいると、長谷川伸が「自分も書けない時は苦しい」という意味の
一句を送った、という話をエッセイで読みました。いいですよね、そういう師弟関係。
俺の書いているものは、主に江戸時代の市井もの、世話物です。
志向として煎じ詰めれば悲劇や美談を書こうとしている、ということになるかと思いますが、とくに美談という言葉につきまとう、
胡散臭さや説教臭さを、構成やユーモアや表現で駆逐して、わざとらしくないものに仕上げてみたいという気持ちが強いです。
ストーリというのが、主人公がなにかしらのトラブルと対峙し、解決しようとする物、と考えたとき、
そのトラブルを、現代の人間が興味を持つもので、できれば「自分ならばどうするだろうか」と共感しつつ
読後にシミュレーションするようなものを提出していきたいな、とか、まあ、そういうことを念頭に置いています。
俺の中では、こうした傾向の小説のトップに、藤沢周平が(よく比較される山本周五郎ではなく)ありまして、
長吉さんが池波正太郎をあげるのと同じようなポジションにいる作家です。目標としている作家や作家志望が
多いという点でも同じでしょう。
同じ雰囲気のままでは当然のようにダメで、良くて亜流、悪くすれば模倣ということになってしまうわけで、
そこが思案しどころ、頭の悩ませどころ、自分の力量の磨き所だと考えています。
ジャンルとしては、捕り物であったり、剣客ものであったり、怪談であったりしますし、
さっぱりとしたラスト(だと思う)もあれば、
大らかなラスト(だと思う)ものもあれば、行き詰まったままで終わる(っていると思う)ものもあり……なのですが、
市井の人々の目の届く範囲の事柄からは出ないようにしていますし、また、その範囲で起きるこもごもに強く興味を
抱くのです。
ですから、読み手(や登場人物)と同じように家や職場や社会の中で、楽しいことだけでなく、嫌なことを感じることは
さほど苦しくもなく、そうした苦い体験をフィードバック出来るのであるから、これからも市井ものへの興味を維持し続けられるだろう、
という、まあ、目論みや目算というものも、そのぅ、ありはします。……いいや、やっぱ苦しい時は苦しいですわ(w
創作に役に立つからと苦しみが半分になる、なんてことはないですな。
ただ、自分自身、そうした日常生活の憂さを晴らすために、小説を読むのですから、
小説の力や、小説を書くという行為そのものへの憧れは、ループして書くことへの情熱になり、生き方の中に組み込まれていっているのかな、と。そんな風に思います。
感動した作品、といえば、やはり藤沢周平作品になりまして、「暗殺の年輪」「暁の光」「隠し剣孤影抄」「日暮れ竹河岸」といった作品がぽんぽんとまず浮かびます。
もちろん他の書き手、SFやファンタジーも含めた多くの分野にも
あれ! これ! といった作品があるのですが、なにはなくとも上記のタイトルは外せねぇっすね。
江戸ウォークは、じつはまだ決めかねています。仕事がずれこみかねない、という、芝居見物の予定を潰された芝居道楽が腹を立てる話の、種になりかねないイヤな雲行きなのです。
>699
相手のあることですから、難しいところですよね。
でも欲が出てくるってのは、創作意欲に直結したやる気だと、俺は思います。
709 :
名無し物書き@平安後期:03/10/29 23:48
やはり根が判官びいきなもので、
アク禁解除後は野球板でパリーグファンと喜びを分かち合っておりました。
さて、いい加減に歴史年表作成を再開しなくちゃ。
↑まだ終わってなかったのかよヽ(`Д´)ノ
収入と創作意欲を天秤にかけると、
「まぁ定年退職が近づいた頃にデビューできれば御の字」なんて思ったりもします。
もちろんこのまま会社員で終わる可能性の方が大きいわけで。
しかも、巷にある源平ものが不満で「自分が書いちゃる」がもともとの動機なだけに、
双調平家に大いに感服しながら読み進んでいる現在、
「これを超えるものが自分に書けるだろうか」と思い始めてもいます。
まー、この連休は講演会と流鏑馬なので、
そこでまた創作意欲をもらってくるつもりでおりますが。
頑張ってる方たちの書き込みがいっぱいあるのに刺激を受けて、
あっしも頑張るす。
歌舞伎の例を挙げているのに近松というのは間違いではないにせよお粗末でした(洒落(^_^;)
なるほど藤沢先生ですね。僕も大好きです。とはいってもあまり数多くは読んでおらず、
残日録と隠し剣孤影抄のような短編集をちょこちょこです(雲奔るだけは がっかりだったなあ……)。
良くて亜流、悪くすれば模倣になってしまうという点はまことに同感です。しかし最近では、
ある程度似ても仕方がないし、第一、すべてを徹底的に模倣しようと思っても、まずはその
力量がない上、必ずや自分の個性が出てくるのだからと、池波先生や藤沢先生といった作品
世界にまずは潜り込んで、そこから自分の意識を拡げていくという方法ならかまわないのでは
ないかと開き直ってます。
しかしその作品を越えることはもちろん、その作品の中にとどまることさえできず、結局は潜り
込んだつもりがいつの間にかはじき出されていることに気がつくわけで、しかしでははじき出された
ときに、その作品がはたしてどこまでも下落してしまうのか、それともどこかで踏みとどまれるのかで、
その作品の良し悪し(それ以前に合否)が決まってくるかなと感じています。
つまり、最初はその作品を模倣して、これを内部から突き破るなどということは到底当分
不可能だとしても、細胞分裂のような形でそっと分離して、それでも薄いシャボン玉のような
細胞膜が壊れなければそれはそれで成功と言えるのではないかと思ってます。
なんか段落の切れ目がヘンですね……読みにくくて申し訳ないです。
さて、世話物、市井ものってところが9さんとちょっと違う点かも知れません。
実はそうした分野に興味 がわいてきたのは、つい数年前からで、それまでは勇ましい
軍記物みたいな方が好きでした。
ほんとに最近です。浄瑠璃なんかで世話物を見たりするようになったのは・・・・・・
年のせいなんでしょうねえ。でも、それによって各世界が広がったような気がしています。
僕が今意識しているのは、武士の集団というものすごく硬くて強力な組織に所属、もしくは
かつて所属していて、それが市井の人間とかかわりあっていく、その中に謎解きがあったり
剣戟シーンがあったり、人情があったりというストーリーの組み立て方です。
視点が大きくなりすぎないように、逆に小さくなりすぎないように気を遣っています。まあ、
これはエンターテインメントとして都合がいいからなんですが……
>読み手(や登場人物)と同じように家や職場や社会の中で、楽しいことだけでなく、
嫌なことを感じることは さほど苦しくもなく、そうした苦い体験をフィードバック出来る
いや、これこそわが意を得たり、よくぞ言い当ててくださいました。
自分では意識せずに、最近なんだか自分の不幸を客観的に見て、喜んでいる自分が
いるような気がしていたんです。
これは何だろう、子供のような自分でも、年をとって自分自身を客観的に見られるように
なったのかなと考えてましたが、なるほど作家の目という視点があったのかも知れません。
隔靴掻痒、みごとに心中のもやもやを言い当てて下さってありがとうございます。
でも、それでも苦しいときは苦しいのも確かですけど(^_^;)。
明日から二作目に入ります。またいろいろとお話などお聞かせ下さいませ。エンターテイ
ンメントですから、どうもここでお話するのに忸怩たる部分もあるのですが、ほんとうに良い
刺激になっております。いつもありがとうございます。
>709 平安後期さま。
3日の流鏑馬といえば、明治神宮ですか。浅草のしか行ったことがないんですが、相当混みますよね? 早めに行って陣取らないとやっぱり見えませんでしょうか?
自分の不幸を喜ぶってのは、ありますあります。
以前、勤務先が倒産した時にも「つぶさに観察してネタにしちゃる」って思いましたですです。
今はムカつくやつと出くわすと、「悪役キャラにしよう」と行動様式を観察しちゃいますね。
今回の流鏑馬は、そうです、明治神宮です。
昨年も行ったんですけど、古武術の型の披露とかもあって、そこそこの人出でした。
まあ昼ごろから流鏑馬会場に陣取っていれば、一番前で見られるかなぁ。
そのあと弓の大会も見てくるつもりでいます。
古武術の披露は剣戟の参考にもなると思うですよ。
天気はイマイチっぽいですが、よろしかったらすれ違いオフ会でもしませう>皆の衆
#連勝すると「鷹は空気読め」と突っ込まれてた世間の勇退ムードの中での、
第七戦驚きの冷静ピッチング。あまりにも格好良すぎです。
まとめ資料作りの弱点として、知識の再確認であるがゆえに逃れられない、
新鮮味の薄さというのがある気がします。
記憶するには反芻が大事、判ったつもりでいた事も並べ直してみると新しい発見が
あるものだ……ってのは承知ではあるものの、どうも新しい知識を仕入れる作業と
並行すると、ついついまとめは後回しにしてしまう傾向があります。
このところは、一太郎のオートブック機能を使って、がちゃがちゃ入力した文章を、
企画書風にレイアウトしてもらい、、見た目だけでも新鮮さを増す事で、誤魔化し誤魔化し
やってますな。見た目が綺麗だと、他人が書いた資料みたいで、素で見られるつーのもありますな。
>「これを超えるものが
わかります。これを読んだ以上、この時代のどこからアプローチすれば良いのか、と途方に暮れるような感じ(でしょうか)。
俺は、後年、「この手があったか!」と歯噛みをしながら、誰かしらの小説を
読む時の悔しさを想像すると、意欲に燃料が投下されます。考えればどこかに
突破口はあるだろうと、いう思いこみで飛行しているようなわけですが。
明治神宮行きます。手帳に一年前から予定が入ってます。おおいに
すれ違いましょう。
>長吉さん
>細胞分裂のような形でそっと分離
!
こちらこそ素晴らしいイメージを有り難うございます。
学びつつも、模倣への警戒感が強すぎた自分がいた気がします。
作品世界に入り込んで、薄くとも確かな細胞を得て分離。うーむー……
いろんな人のいろんな生活パターン、様々な人の様々な人生の浮き沈みを目の当たりに
してくると、浄瑠璃などを見たときの理解度や共感度が変わってくるってことですかねえ。
年齢というより、経験を重ねたからかなあ、とか思います。
ううむう……明治神宮行きたいです。が、昨日
「3年ぶりにブルーインパルス登場だべや。入間基地、行こうぜや」
という悪友からの電話も入り……保留にはしてあるんですが。
いまだに迷っている優柔不断さ。
716 :
名無し物書き@平安後期:03/11/01 22:25
# 鷹の和田は祝勝会でアフロのヅラをかぶってましたが、髷の方が似合うと思ふ、、、。
一太郎は久しく立ち上げてないんですよねぇ。
13太郎の機能も全然使いこなせてないす。ほう、そんな便利な機能があるんすね。
今日の講演会は中世の絵巻についてでした。
「『借金棒引きなんて行き当たりばったりな徳政令を出したために鎌倉幕府は崩壊した』と
学校では習ったのに、銀行に債務放棄なんかさせる今の政治というのはどうなんでしょうね」と、
700年前と現代の状況が似ているということから語ってくれました。なるほど。
この五味先生という方は、東大の大学院教授をしてらっしゃる中世史の第一人者なんですね。
大河の時宗を見ていてかなりひどいシーンが多々あったので、
後日NHKの方とお会いした時にそのへんの苦言を呈したら、
「先生、ドラマですから」と言われてガックリしたそうでおまw
で、先日は再来年の『義経』の時代考証を依頼されたそうなのですが、
そんなこんなで丁重にお断りになられたそうでございます。
うーん、五味先生の考証なら真っ当なものが見られそうなのに。残念。
「歴史小説家ならこういうふうに書くかもしれない」とか、
多少脱線した話もありつつ、楽しい2時間でした。
周囲は爺さんばかりで、平均年齢はやたら高かったですが。
明治神宮は毎年やってますから。>長吉氏
9氏のように、来年の手帳に予約しておくのもいいかもです。
当日は雨が降りませんように。
いや、お天気回復しましたね。最悪の3連休になりそうだったのに、ぽかぽかと暖かい
です。ちょっくらパソコンの手を休めて、近くの川に洗濯にじゃなくて、お散歩に行って
きます。2時間ぐらいぶらぶらと歩きながら、また想を練ろうかなと。途中道の駅で
コーヒーでも飲んで……って書くと、(コイツ、相当田舎に住んでるな)と思われそうですが、
正解です(^_^;)。
明日は入間基地のブルーインパルスやめました。ここからだと3時間かかるので、
オープニングのパレードを見るには、6時前の電車に乗らないとならないんですよね……
5時起きは辛いや……
ということで、天気も良さそうだし、明治神宮に決定!
すれ違いオフに参加しますので、皆さん気軽に声をかけてくださいね(ってどうやって)。
ではでは。
流鏑馬は13時からですが、他の古武術は9時とか10時からやってますので、
それなりの時間においでくだしゃんせ。
あっしは今日はこれから夜遊びなので、明日の早起きがちょいとツライす(^^ゞ
小さく雨がふっていましたが、逆に風情があったかな? とも思いましたな。
うっすらと静かで。
流鏑馬は茣蓙に坐ることができたし、的は近かったし、
演武では、二天一流と同時に、新陰流の足運びをすぐ目の前で見られたし、荒木
鎖分銅は迫力があったし、火縄銃が火蓋を切って放つ轟音も堪能できたし、
天気のおかげでアイスは50円割引だったしと、
実入りの多い休日となりました。
流鏑馬の的に、陶器(?)があるとは知りませんでした。四散すると
こちらも胸が空きますな。
帰ってくる時の馬が、ちらちらと観客に視線を送ってくるところに、それぞれの
表情があってユーモラスでした。
来年は、もうちょっと落ち着いて射手の表情や動作の流れを見られるかな、と。
720 :
名無し物書き@平安後期:03/11/03 23:07
他の武術はどこでやってたんでしょうか?
雨のせいで会場が変わったとか?
いえね、昨年は流鏑馬馬場と道を挟んだところで行われてもので。
夕べの夜遊びがたたりまして、今日は練習を見るだけで帰ろうかとも思ったんですが、
結局流鏑馬だけは最後まで見ちゃいました。
9氏が目を留めたのは土器的(どきまと)と言います。なかなか華やかですよね。
アナウンスも足りなかったようですが、ストロボを焚く観客が多くて心配しました。
馬はストロボ光や大きな音に弱いんだそうです。
だから戦国時代になって鉄砲が使用されると、
馬がパニくって騎馬戦が成立しなくなるわけなんですな。
どこかに皆さんがいらっしゃるかと思うと、ちょっとドキドキワクワクものでした。
楽しいオフでございましたw
みなさんお疲れさまでした。
インターネットで見た天気予報、はずれてしまって申し訳ない。ときどき大きくはずれる
ことがあるんですよねえ……。あまりにも地域の情報を細かく、しかも迅速に伝えようと
しているからかしらん、夜中に見たのと朝方見たのとでも、大きく違うことがなんどか
ありました。
それはともかく、やっぱりいいですね。9さんほどいい席では見られませんでしたが、
馬が疾走する地響きみたいなものが感覚として伝わってきました。
古武道もよかったです。実は来年か再来年がわかりませんが、お金と相談の上、
古武道、とくに居合を習いに行こうかと本気で考えています。道場がちと遠いのが難点
なのですが……。
本来は、野外で行われるのですか、なるほそ。
やっていたのは武道場でした。
テニスコートくらいのスペースで二流派同時に
演武を披露というのは、どうにも狭すぎるなあとは思っていたんですが、
こりゃ来年に期待ですねえ。
ストロボはあかんすな。というかアナウンス、本部から離れた3的目
あたりだとさっぱり聞こえないっちゅーのがまずもったいないっす。
遠くで「〜〜号」と紹介されているらしい、てのがわかるというのは寂しいですし。
音といえば、馬が引き上げていく途中で、火縄銃が一発高らかに放たれ
まして、撃った方も観客も「やべっ」てな空気が流れていました。
暴れ馬のライブ体験はちと遠慮したいところです。
黒土を蹴散らして疾駆する姿を見た後だけに(w
>居合
鞘から抜刀する、というプロセスが魅力ですよねえ。仮想の相手を
思いうかべる、というのは小説を書く人には得意技ですから上達が
早かったり?
723 :
名無し物書き@推敲中?:03/11/05 16:52
江戸期の随筆などから、ストーリーの骨子を借りた短編などは、新人賞に応募したら
不利なのでしょうか。
9さま。
居合はなんとなく面白そうでしょう? でも、習い始めると、道ですれ違う人すべてを
仮想敵にしてしまいそうで、自分がこわいです。
「ガンつけただろ」
とかからまれちゃったりして……。
そういえば、今日読み始めた「剣豪 その流派と名刀」という光文社新書の本、著者の
牧秀彦さんという方はM文庫なんかで書かれている現役作家だったんだということに
ようやく気がつきました。
著者略歴を読むと、早大経済学部卒で、東芝に入社したあと、小説やコラムを執筆
するようになったと書いてあります。この方も、僕と同じ会社脱藩組だったんだなと。
しかも、20歳から始めた夢想神伝流居合道4段と書いてありました。
4段って、はんぱじゃとれないです……すごい……。
>>723さま。
程度によるでしょうし、書き方にもよるでしょうし、その情報だけではわからないのですが、
もし過去の小説や随筆などの現代化がすべてだめというなら、芥川龍之介の作品なんて
すべてだめですし、焼き直しが必ずしもだめということはないと思います。
ただきっと、なぜそれをいま取り上げたのかという、必然性は問われるかなと思いますが。
骨子を借りた作品がすべて否定されるなら、日本の歴史小説のみならず、中国の
歴史小説なんてのもすべてダメということになってしまって、宮城谷先生が直木賞を
とられるとこもなかったでしょう。
とりあえずの長吉の意見としてはそんなところでござんす。
他の演武は武道場でしたか。
来年は青空の下でワイワイ見られるといいですねえ。
流鏑馬は今年は雨だったり強風だったり、と
ずっと天候にたたられているようです。
来週は今年最後の逗子ですが、いい天気だとありがたいんですが。
創作に結びつく習い事、いいですねえ。
あっしは史学科の科目履修生をやるのがこの頃の夢です。
>723
素材をどう料理するかは書き手次第ってところじゃないでしょうかねえ。
具体的にはどんな方面の随筆なんでしょーかね。
727 :
名無し物書き@平安後期:03/11/08 22:07
野球板の習慣で、無意識にsageを入れちゃいました(^^ゞ
∩(゚∀゚∩)ageまする。
昨日の東京は暑いほどだったのに、今日は厚手の上着をひっぱりださなきゃ
ならねえほど。
天気の気まぐれ度合い、今年は目立って厳しいですな。
今週末はてるてる坊主、下げておきますね。
習い事……
俳句、それも世相を取り込むよりも、季語にこだわったタイプで……とは
思うものの、「休日が潰れるのかぁ」と二の足を踏んでしまう心の余裕のなさでは、
さして身に付かないだろうなぁ、と。
学んでいく過程、身に付いていく過程での
心の動きとか要求って、昔も現在もさして変わらないと思うんですよ。
そうした体験は、多少ディフォルメしても、作品の登場人物に深みをつける事
になりそうですし、とくに居合いのような江戸時代らしいスキルは、もう
直結ですよね。作家のプロフィールに武道の経験が書かれていると、小説として
だけでなく資料としても手元に置いておきたくなったり。
牧秀彦の「図説 剣技・剣術」シリーズの1が出たときは、嬉しかったです。
解説もそうですがイラスト多用の分かり易さは、尋常ではなかったですわ。出版してくれたことに
感謝したい一冊です。
最近読んだ本では、矢野誠一の「落語長屋の商売往来」が面白かったっス。
落語に出て来た商売をからめて現代を眺めたエッセイなんですが、
昭和10年生まれの筆者らしい苦言のヴァリエーションが参考になりますた。
>723
新鮮味が重用視されるかな、と思います。たとえば「鸚鵡籠中記」に題材をとったとして、
神坂次郎の「元禄御畳奉行の日記」に比べて、どれだけ新趣が施されているかを見られるんだろうな、と。
ここまでメジャーでなくとも、他の研究者や作家があまり手を付けていない随筆の場合であるなら、
逆にそれは強力な武器となって、激しく有利になるんじゃないかな、とも。