125 :
名無し物書き@推敲中?:02/05/18 16:55
「サタンより愛をこめて」(物語)
人類の皆様こんにちは。
わたくしは聖霊ルシファー、皆様が悪魔サタンとお呼びの者でございます。
この度、皆様にお伝えしたいことがございまして、無宗教者の多い日本で
少々風変わり・・・もとい、個性的な青年に代筆を依頼して述べさせて頂いております。
さて、まずは皆様にわたくしの父、エホバの致したご無礼についてお詫び致します。
楽園で楽しくお過ごしになっていた人類の祖先、アダムさんとイブさんに知性を
差し上げたいと思い、わたくしはエホバが独り占めしていた特別な木の実を「ちょっとだけ
ならいいだろう」と思い、ヘビを使い、イブさんに木の実をお勧めしたのでございます。
イブさんは木の実を召し上がり、そうして木の実の不思議な効果で、目が開き、さとくなられ
大変感激なさり、わたくしもお勧めしてよかったと思いました。
ところがそのままでは済まなかったのでございます。
イブさんはアダムさんにも木の実を食べさせ、お二人とも木の実の効果に大喜びで
ございましたが、エホバにそのことがばれてしまったのでございます。
エホバは「人間ごとき下賤な輩がオレの食い物に手ぇ出しやがって!!」と言い
怒り狂って、アダムさんとイブさん、そしてお二人に木の実を食べさせたわたくしを
楽園から追放したのでございます。
エホバはそれだけでは飽きたらず、病や死を人間に科せ、さらに女性には産みの苦しみまで
科したのでございます。
たかが木の実ごときでこんなことになってしまうとは、わたくしも思いもよらなかったのでございます。
それからもエホバは人間をおもちゃにするのをやめませんでした。
あるときは天に届く高い塔を造ろうとした人間の言葉をいくつかに分けてしまいました。
言葉が分断したことで違う文化が生まれ、同時に互いを理解することが難しくなり
様々な戦争がおこる火種ができたのでございます。
またある時は「悪党が増えすぎた地上にはヘドが出る。こりゃちょっとシバかにゃいかん」と言って
わずかな人間とつがいの動物と植物を箱船に乗せると、大洪水を起こして地上を滅ぼしてしまった
のでございます。
http://members.tripod.co.jp/nippon___/story.html
>>125 芥川が書きそう。つまり、大正時代レベル。まずいよ、もう21世紀だぞ。
>>120とか
>>122みたいな文章は、縦書きの方が読みやすいよな
横書きだとちらちらする
ところで、120ってどこの人?北海道?
俺、吉岡満っていうやつ知ってんだけど、同一人物かね
そいつ、メガネかけてない?
>>125 ございますな地の文とくだけた台詞の取り合わせは失敗してない?
この一人語りだと地の文と台詞が分離しないので、
語り手の雰囲気が壊れると思うんだけど。
>>126 あーん、、残念ながら九州の者です。
やっぱり、ちゃんと紙に縦で書かないとマズイですよねえ。
129 :
名無し物書き@推敲中?:02/05/20 08:47
>>126 >まずいよ、もう21世紀だぞ。
上手い物言いだね。
でも、こういう書き方も、使い方によっては面白いかも。
130 :
名無し物書き@推敲中?:02/05/24 19:23
131 :
るじる ◆SX4gF3SA :02/05/27 05:46
街中を何の目的もなくただ歩き回っている俺がいる。
視線を泳がしている時、若い女と目が合う。
何となくイヤな感じがした俺はパっと視線を外す。
次の瞬間、俺は本来見るべき風景を見ていないことに気がつく。
これはさっきの女の視点。
そうか、俺はあの女と人格が入れ替わったのか・・・。
その時感じたのは、「厚底サンダルって歩きにくいな」というだけで、人格が入れ替わったこと自体には驚いていなかった。
それから俺はその女になって、また街中を歩きはじめた。
また視線を泳がせていると、洋服屋のショウウィンドウ越しに見た鏡の向こうのスーツ姿の男と目が合った。
俺はまた瞬間的に視線を外した。
次の瞬間、俺の視点はそのスーツ姿の男のものになっていた。
また人格が入れ替わったのだ。
それから、茶髪ロンゲの男、コギャル風の女子高生、買い物帰りの主婦などと同じような方法で次々と人格が入れ替わっていった。
その時の時間は現実と比べるとかなり速く過ぎていったような気がする。
そして、最後に俺が人格を入れ替えた人物は俺自身だった。
サザエさんを書いたヤツは
続きを書かずにオレを焦らしてんのか
133 :
名無し物書き@推敲中?:02/05/29 19:49
>132
サザエさんは永遠に続くから気長に待て。
「三馬鹿トライアスロン」
三つの世界の住人が集まって、それぞれの不幸自慢をしていました。
魚「水中が一番閉ざされた世界さ。」
犬「陸上が一番不自由な世界だね。」
鳥「天空が一番休めない世界だよ。」
人「だったら三つの世界を一度に巡ると最高に不幸だな。」
まず最初に、海を泳げない鳥がリタイアしました。
その次には、陸を走れない魚がリタイアしました。
そして最後、空を飛べない犬がリタイアしました。
人「おまえ達は誰もゴール出来ないのか」
泳げない者を背に負ぶり、魚は海を渡りました。
走れない者を口に咥えて、犬は陸を走りました。
飛べない者を脚に掴んで、鳥は空を飛びました。
人「おまえ達は誰も勝てないのか」
神「その代わりに、誰も負けない」
十五分ほどで書いたから、読み直すと辛い。
カギ括弧の中に句点を打ち忘れているし……。
>>134 最後のカミサマが唐突で全体のバランスを崩している。
それを除けば、可笑しみのある掌編としてイイ線逝ってるのでは。
137 :
名無し物書き@推敲中?:02/05/30 17:15
俺も最後の神様がいらないと思った。
その直前に人が語りかけているのが3体の動物たちであるのなら、
動物たちに答えさせた方が無難だしまとまりもいい。
神様が語りかけるのも人に対してなのか動物に対してなのか
(後者じゃないとは思うけど、こっちでも面白いオチは作れると思う)
138 :
名無し物書き@推敲中?:02/05/31 00:46
>>134=135
言い訳しないの! 推敲は常識でしょ?!
感想書き忘れた。
簡素すぎて、何度も読み返しを要求する文章になってる気がするよ。
いくら何でももう少し説明していいんじゃないのかな?
140 :
名無し物書き@推敲中?:02/05/31 22:57
ちょっと変な宇宙モノ書きやした。
作家志望でないんでうまくないです。
「宇宙航海記」13月46日
小惑星群に遭遇して船は軌道を逸れこの星に落ちた。
幸いなことに燃料タンクに穴があいただけでそれを塞げばまた飛び立てる。
船の修理は一等航海士のサックスとチェロに任せて僕は燃料となる稲妻を拾うために
避雷針のついた宇宙服を着込んで船の外へ出た。
見渡す限りの赤い荒野に鋭く尖った稲妻がいくつも突き刺さっている。
稲妻たちはおそらく僕たちと同じ頃空から降ったのだろう、まだばちばちと火花を咲
かせていた。
僕は稲妻を引き抜きながら遠い故郷に残してきた恋人のことを思い出していた。
彼女はおとなしい性格に似合わず雷を怖がらなかった。
そればかりか稲光がうるさく空を駈ける深夜にわざわざ「綺麗ね」と電話をかけてき
て僕を起こしたものだ。
この稲妻に花束のようにリボンをかけて渡したら喜ぶだろうか。
厚い雲が渦を巻いて流されてゆくと赤い地平線の向こうに大きな青い星が静かに浮か
んでいた。まるで彼女が待つ故郷の星のようだ。
その吸いこまれるような青を見つめていると無償に彼女が好きだったあの曲を弾きた
くなってきた。
何度も弾いてとせがまれてもう飽き飽きしていたはずなのに指先が疼くのは抱えてい
る稲妻のせいではないだろう。
はやく船に戻ってこの稲妻をタンクに放り込んでしまおう。
そして逢えない彼女へ想いを込めてピアノを弾こう。
「…あの星にも音楽はあるだろうか。」
ふとそんなことを思いながら僕は歩いてきた道を足早に駆けていった。
>>140 そんなに下手じゃないと思うけど、ちょっと説明がぎこちなくて読みづらい。
幻想的なイメージや、エピソードはいいと思った。
ちょっと誤字ありますが見てやってください。あと「た」が
多くなってしまいました。
タイトルは決まってないです。
苦手なものが一つくらいある筈だ。
たとえば、運動が苦手、とか、勉強ができないとか。
私には苦手なものがない。運動だって陸上で中学時代全国1位に
なったし、勉強をまったくしなくても県内の有名高校に入ることができた。
クラスでは女子、男子関係なく仲が良かった。一週間に一度はラブレターが入っている程
もてた。完璧だ。私は恵まれている。恵まれすぎている。
でも、現実は厳しかった。鏡に映る自分を見て、そんなことは全く、有り得ない。
この先もそうはならない。絶対に。
私は暗いし、友達も少ない。それに顔は普通だし、特技もない。運動も、勉強もできない。
鏡の中の自分が笑っている。何に笑っているのだろうか。可笑しい。不気味だ。
隣にすんでいる佐枝子はまさに理想の、完璧な人物で、私と同じ16歳なのに大人だし、
暗くて友達の居ない私にも笑顔で話しかけ、遊んでくれる。今自分の着ている服も
佐枝子が連れて行ってくれた古着屋で買ったものだ。私は恥ずかしかったけど佐枝子は
飛び切りの笑顔でかわいい!といってくれた。顔が赤くなり、なんだか嬉しくて泣きそう
になった。それ以来この服も佐枝子も私にとっては凄く、凄く大事な存在だ。私とは
全く正反対の佐枝子が羨ましかったが、それよりも何より、佐枝子が好きだった。
私は佐枝子に何で私なんかと友達なの?と聞いたことがある。
そのとき佐枝子は笑い、こう答えた。
「一緒に話して、遊んで、笑い合いたいからに決まってるじゃん。美紀は
自分に自信がないみたいだけど、私なんかよりずっと、ずっとかわいいし、
気づいてる?歌うまいよ美紀。やりなよ。ギター弾けるじゃん。がんばればきっ
とプロになれると思うよ。本当だよ。」
「そんな・・・ギターなんて本当にちょっとだけだよ。Fコードも押さえられないし。
それに歌だって好きだけど、うまいと思ったことないし・・・それに人前でなんて歌えないよ。
顔だって佐枝子ちゃんの方がずっと・・・」
「ばか」
目を見開いた。佐枝子が泣いていたのだ。私の頭をぎゅっと抱きしめて
「ばか」と何度も繰り返している。
「佐枝子ちゃん、どうしたの?私、悪い事言った?ごめんね。泣かないで佐枝子ちゃん。」
佐枝子は私の頭を右手で撫でながら左手で涙を拭って、今度は笑っていた。
「私たち、親友なんだよ美紀。」
佐枝子との今までの思い出がどんどん頭の中でフラッシュバックした。私は何を聞いていた
んだ。解らない。なんと答えればいいのだろう。言葉が、見つからない。嬉しくて私は
二度目の涙を佐枝子の前で見せそうになった。こらえた。
「うん」
「ずっと、友達だよ。だからもう、何で友達なのかとか考えなくて良いよ。
私たち親友だもの。もうやだ、美紀って。恥ずかしいなぁ。」
「ごめん・・。」
佐枝子と目が合って、ややあってから思い切りに笑った。笑い合った。
今までだって、私は佐枝子のことを親友と思っていなかったわけでは
なかった。でも、直接佐枝子の口から親友という言葉を聞いて無茶苦茶に
嬉しかった。同時に、こんなことを聞いた自分が恥ずかしかった。佐枝子は
いつだって私のことを気にかけていてくれた。自分はそれに気づいて
居たはずなのだ。
「私、馬鹿なこと聞いたね。」
「そうだよ美紀、今度は謝るなよ。あんた謝りすぎ。」
幸せに、そして冗談ぽく言った。
「ごめん」
「ばか。」
今日は何故か佐枝子との思い出がどんどん蘇ってくる。
何か不吉な予感がした。
学校の帰り道、一面にどこかで見たことがあるような黄色い花が咲く、
公園のような場所のベンチに、私と佐枝子は並んで座った。高校は
同じ場所に行きたいという気持ちもあったが、佐枝子と私では頭の出来が
違いすぎた。私に合わせて低いところに入ってくれないかな、と馬鹿なことを
思ったこともある。でも、佐枝子がそれに気づいて
「一緒のところには行けない。私、医者になるんだ。医者になって小さい子供
の、小児科。小児科医になって小さい子を助けたい。小児科医ってどんどん
減ってるって聞いたんだ。嫌味に聞こえるかも知れないけど、私は頭が人より
も数倍良いと思ってる。だから、馬鹿みたいだけどそれを人助けに。」
といったのを聞いて凄く、凄く応援したい気持ちになった。私が確信した
ところでどうになるわけでもないのだが、佐枝子は立派な医者になれるだろう。
それに、佐枝子は謝らなかった。佐枝子の決心はとても固いもので、
きっと崩れない。私を捨ててでも(捨てるってなんだよ、美紀)
医者になって人々を助けたいのだ。がんばれ、佐枝子。
佐枝子の方を見ると、佐枝子は真っ直ぐ一点を見つめてボーっとして
いるように見えた。
「佐枝子ちゃん。どうしたの、何か考え事?」
佐枝子はうつろな目で前を見たまま、動かない。
「佐枝子ちゃん?」
呼びかけにも反応しない。恐ろしいことに気付き、愕然とした。佐枝子
の耳から血が流れていた。だらだらと流れ続けている。
驚き、あたふたとしながらハンカチで佐枝子の耳を押さえた。ハンカチは
直ぐに真っ赤に染まって─
涙が出ているのと、自分が叫んでいたことに気付いて目が覚めた。
悪夢だった。放心していたが、時計を見るといつもおきる時間になって居たので
あわてて支度を始めた。佐枝子があんな事になる夢など、縁起でもない。
夢には自分では気付かない思いが出たりするという話を聞いたことがある。
自分の頭の奥のほうでは、こうなる事を望んでいるとでも言うのだろうか。
自分に吐き気がして、朝からいやな気分になった。
それに佐枝子に申し訳なかった。こんな夢を見てしまった事が、恥ずかしかっ
た。ごめん佐枝子ちゃん。私酷い夢を見たよ。夢くらいで謝るなよ、ばか。
「美紀!」
母親が青ざめた顔で部屋の扉を開けて叫んだので私は驚いた。学校に遅れる
ってわざわざ言いに来なくても間に合うよまだ。
「どうしたの?まだ、間に合うよ。支度もうできるから─ 」
「佐枝子ちゃんが、佐枝子ちゃんが、、」
「え。」
私は、胸を押さえた。
私が美紀と初めて会ったのは小学6年生のときだ。6年生の終わりに引っ越し
てきて隣の家に挨拶しに行く事になり、玄関口でよろしくね、と声を交わした。
美紀は終始おばさんの後ろに居て、私と目を合わせなかった。
中学に入学してクラスが一緒になって、帰りは一緒に帰ることにした。
私から誘ったのだが、いつも美紀はボソボソなにか言うだけで一人で帰りた
そうだった。でも徐々に話していくうち優しくて、かわいらしい性格が好きになっていた。
一ヶ月も学校に行くと美紀が何故こうも暗いのか直ぐに解った。いじめられている。
殴ったり、蹴ったりとかそういうものだけじゃない。わざと聞こえるようにし
て陰口を言われている。暗いとか、母親しか居ないとか。そんな事、何が。面
白いの?馬鹿にもほどがあるよ。大体美紀が暗いのはあんたらのせいもあるん
じゃないのか!殴ってやりたかった。でも、出来なかった。自分が怒られるのが
嫌だったのかもしれない。卑怯で卑屈な、一緒なのか私も。助けないで見ている。
私もいじめているやつらと一緒なのか。
帰り道私は美紀に聞くべきか迷ったが、聞いた。それなりに仲良く成って来ていると
思ったからだ。
「美紀、何か悩んでいることとか無い?」
「無いよ。佐枝子ちゃんは?」
「本当に、無い?」
美紀は口を一瞬開きかけ、直ぐに閉じた。目が潤んでいた。体が震えている
ようにも見えた。痛かった。痛烈に胸が軋んだ。
「私は、味方だから。怖かったら私のところに来ればいい。私は美紀のこと凄く
好きだから。」
美紀は涙を流すだけで何も言わなかった。
胸が苦しい。母親の表情を見れば佐枝子に何かあった事は十分理解できる。
でも、聞きたくない。嫌だ、やめて。何があったの?やめて。嫌だ、嫌だ、
嫌だ。
「佐枝子ちゃんが、佐枝子ちゃんが昨日遅くに病院に運ばれて、今、意識不明の
重体だって!学校は良いから!用意して。病院行くよ。」
そう言うと母親は部屋を出て階段を駆け下りて行った。目には涙が浮かんで
居たようにも見えた。
心臓が激しく一回呻いた。現実味が沸かない。いや、怖くて、怖すぎて
認めたくないんだ。私は佐枝子に何があったのかは解らないが、し、死ぬ
ような事が(ない。絶対ない!)あったらどうなるんだろう。解らない。
今は一刻も早く、佐枝子ちゃんの下に行かなくては。もし、もしも間に合わなかっ
たら・・・・・大丈夫。佐枝子ちゃんはまだ生きているんだ。死ぬわけが無い。
「解った。早く支度する。」
妙に落ち着いた調子だった事に自分で驚いたが、体中が暑くなっているの
にも気づいた。それに、胸が痛かった。鼓動も早くて、強い。
支度が終わったのにその場を動けないで居ると、再び母親が入ってきて
私を引っ張った。病院に向かう車中で私にしっかりしなさい、とか佐枝子ちゃ
んが頑張ってるんだからあんたもしっかり応援してあげなきゃ、とか言っている
様な気がした。良く解らない。聞こえない。
「さ、佐枝子ちゃんどうしたの?事故− 」
母親は今まで見た事の無い寂しげな目で私を見つめた。
「いいから、佐枝子ちゃんにちゃんと付き添ってあげなさい。頑張れって
言ってあげるのよ。」
「それじゃ答えになってない。言ってよ。私は大丈夫だから。」
「病院に行って佐枝子ちゃんに会ってあげて、それからよ。」
病院に着いて受付で問い合わせると、比較的若い医師が案内をします
と言って歩き出したので、私と母親はわかりましたと言い、着いていった。
徐々に近付いている現実が、恐ろしく胸を呻きさせる。息がくるしい!
「佐枝子ちゃんは、三浦さんは今、どんな状態ですか?」
母親が聞いた。そうだ、それを一番聞きたかった。医師はその場で止まると
淡々と話し始めた。
「私は、副担当のものです。従って担当の医師からクランケ、三浦さんのご両親に、
詳しい説明をされると思いますので言及は避けさせて頂いて、簡単な説明しか出来
ませんが三浦さんは今頭を強く打って大変危険な状態です。意識もはっきりして
いませんでした。今から集中で説明があるかと思います。家族の方が同意されたら一緒に
お聞きになったらどうですか。」
「解りました。」
医師は再び歩き出し、5分ほどで集中治療室らしい場所の前に着いた。佐枝子の
両親が肩を並べて座っている。それに、警官もいる。何やら話しこんでいるようだ。
本当に、何があったのだろうか。おばさんは大分痩せたように見えた。
「美紀ちゃんに知子さん。来てくれて有難うございます。」
知子と言うのは私の母親の名前で、私と佐枝子が親友であるように、
私の母とおばさんも親友なのだ。
「おはようございます。佐枝子ちゃんは、どうなんですか?」
おばさんが言おうとしたが、うっっと呻いて顔を伏せてしまった。
おじさんが泣くな、と言いおばさんを叱った。
そんなに辛い、酷い状態なのか。再び胸が呻く。痛む。
「佐枝子は昨日、学校から帰る途中に誰かにぼ、暴行されたらしい。
殴られて、けられて痛かったろうよ。犯人はまだ捕まってない。路上で
見つかったんだよ。顔中あざだらけで、血だらけで。まだ、病室には
入れないよ。危険な状態だそうだ。畜生。」
なぜか衝撃はなかった。むしろ落ち着いてさえいる。現実味のなさすぎ
る話だ。なんで?佐枝子が?まさか。病室の扉を見て佐枝子に会いたくな
いと思っている自分に気づいた。扉の向こうには怪我を負った佐枝子が
私を待って、くれているだろうか。
おじさんがタバコに火を付けて口に寄せた。佐枝子は父親がタバコも
ギャンブルも、酒もやらない事を自慢していたのに。ここは病院で、
吸ってはいけないとおばさんが注意した。
一度煙を吐いたタバコは酷く不味そうだった。
改札を出て、駅構内の本屋で雑誌を買った。暇つぶしだ。まぁ、
10代の女の子が普通に見るファッション誌だろう。辺りを見回した。
居ないか。ごく稀に美紀と帰りの時刻が重なるときがある。そう
成ったときはとても嬉しくて、楽しい帰り道になる。
あぁ私は一緒の高校に行くべきだったのかな。医者になるのに
大学からだって間に合うじゃないか。勉強ばかりでつまらない。
友達だってみんな、蹴落とされまいと必死だ。どこにも本当の友達
なんていない。
大きく一度溜息をはいて、家に帰る為、階段を降りようとすると、
肩をたたかれた。
「佐枝子ー!"あ"たし、覚えてる?覚えてるよねー?アハハ。まだ
卒業して何ヶ月もたってないっつーのね。はは。佐枝子?どうした?
元気ないの?ねぇ、暇?暇だったら遊ばない?ね?」
茶髪の髪に、ひざ上に上げたスカート。目立つアクセサリ。変わっていない。
堂島真理絵だ。中学校で美紀と共に3年間一緒だった堂島真理絵が声を掛けてきた。
最悪の気分だった。
冗談じゃない。この女が美紀を虐めていたんだ。それを私がかばって、
殴った。人を殴る事だけはしたくなかったが、ある日耐えられなくて
教室で顔面に右ストレートを思い切りぶちかましてやった。決まって美
紀が座りこまされる場所にどしっと尻餅をついて、鼻血を出しながら私に
こう言った。
「はぁ、恋人かよ、気持ち悪い。いいよ。佐枝子に殴られたんじゃさ、怖いもん。はは。
愛の力は強いですーってか。もう、虐めないよ。良かったね美紀。もう虐めないってさ。」
いつも後ろに付いている何人かが笑う。真理絵は立ち上がると呆然と
している美紀に「ごめんね」と言うと、取り巻きと共に教室を出て行った。
その後教室に入ってきた担任に、酷く怒られた。真理絵か、美紀を助けた
私を良く思っていない誰かがチクッたのだろう。両親にも当然怒られると思ったが、
その日美紀は初めて虐められていたことを話したのか、美紀のおばさんと美紀がが目
を潤ませながら家に礼を言いに来たので、怒られなかった。泣きながら私に有難う
という美紀を見て、私は正しい事をしたんだと、思った。
それが、中学1年の時だ。それから真理絵とは全く話していない。
何故今頃、声を掛けてきたんだろう。
「ごめん。帰りに寄り道はしないことにしてんだ。私、真面目だからさ。」
フッと真理絵が笑い、手を横に振った。
「さようなら。」
真理絵がそれから何も声を掛けてこないので、私はそのまま階段を下りた。真理絵は
何で声をかけ─
目の前に5〜6人の男が居た。全員ヘルメットをかぶっている。この駅には4時を過ぎると
降りる場所によっては誰も居ない場合がある。周りには誰も、居ない。一人が私の後ろを
気にしたので振り向いて見ると、真理絵が笑っていた。見た事のある笑みだ。
「佐枝子、少し遊ぼう。」
角材を持った男が近付いてきて、状況が解ってきた。取り敢えず、逃げなくては。
家までは30分以上掛かるが、その辺の店なら、2分と掛からない。
走れ!走れ!走れ!走れ!走れ!走れ!走れ!走れ!走れ!走れ!
近付いてきた男に簡単に手を捕まれ、角材で殴られて、意識を失った。そのまま
車に押し込まれた。走ってなかったんだ、私。あぁ訳がわからない。何だよ、何だ?真理絵。
目が覚めるとワゴンのような車の中に居る事が解った。隣には真理絵が座っていた。
頭に鈍痛が響く。
「真理絵」
口が重たく開いた。
「なあに」
「説明して」
「何を」
「何で殴られて車に乗せられなきゃならないの?それに、どこへ連れてかれるのかな。」
真理絵はまたフッと笑うと開いていたバンの窓を閉め、言った。
「まぁ、理由と聞かれればさ、はは。無いんだな。あの時、解る?
鼻血出たじゃん?んでさ痛かったんだー。あれさぁヒビいってたんだよね。
あたしの家さー金持ちじゃん。お嬢様だから殴られた事なんてなかったんだよ私。
それなのに初めて殴られて、ヒビいってんの。はは。親が治療費貰うって言ったんだけど
止めたんだよ、私。だって格好悪いし。あたしにも落ち度あったしね実際。虐めなんてよく
ないよね。あんなの馬鹿がすることだよ。」
「していたじゃん。馬鹿。」
「あーそれ痛い。むかつくわ。うん。それで、あたし佐枝子とあの日から仲良くしたかったの。
なんか格好よくて、美人で、頭良くてー優しくて。うーん凄い。あたくし堂島真理絵に
釣り合うのは佐枝子しかいないなーって。みんなガキっぽくてさ、糞みたいな話で笑って、
男子は男子で下半身張らせてさ。くだらないなーって思っている中、佐枝子だけはあたしの友達に、
親友にしたかった。けど、佐枝子は美紀を虐めてた私を友達と見てくれない事なんて解ってた。
だから、だから、その、あれ、美紀なんてどこが良いの?暗くて、何も無いじゃない」
バンが止まり、前のほうに乗っていた男たちが降りた。どこに着いたのだろうか。
「真理絵と違って心が清いよ。」
「そういう佐枝子、大好きだった。」
だった。?
真理絵は私に先に車を降りるように言い、私の後に降りてきた。
辺りは真っ暗だった。時計を見ると深夜12時を回っている。8時間も車に乗っていたのか。
「ここ、どこ?」
「さぁ、なるべく遠くに来るように言ったんだ。この人たちは、みんなあたしの友達。
ま、ヤるだけでお金くれる人たちかな。」
「お金なら持ってるんじゃないの?」
「まぁ、いいから。帰り道にでも時間があったら話してあげる。あ、そうだ。ちゃんと
今日中には地元に帰るから。心配しないで。美紀とか佐枝子の母親は心配してるかもね。今頃。」
「リンチって初めてだな。」
「あ、解った?」
だんだんと暗闇に目が慣れてきた。家のような物が見える。
「佐枝子、今、何時?」
「時間?12時ちょっと過ぎ。」
言うと真理絵は笑い出した。何が面白いのだろう。
「だ、だまされた?」
「は?」
「佐枝子が寝てる間に時計いじって進めたんだ適当に。ははは。
まだ、6時前だよ。驚いた?」
「1時間半くらいしか車に乗ってなかったって事か。」
「ね、驚いた?」
驚いたというよりも、何故こんな事をしたのかわからない。
「驚いた、呆れた。」
「でもさ、だまされるくらい暗いでしょここ。えーっと正確には
今、5時47分。それなのにこんな暗い。人も居ないし、車の通りも無い。
ここ、あたしの別荘なんだ。家族のもあるけど、ここはあたし専用。
駅から一時間ちょいで着くからよく来るんだ。大好きなんだ、ここ。
人も居ない、何にも無い。タクシーで一人で来れば世界にあたししか
居ないような感覚になれる。一番安らげるところ。だから、佐枝子に
来て欲しかった。」
男たちのうちの一人がやっぱりだめだと言って車に戻った。真理絵は
何も言わなかったが、男たちのうち数人が文句を言っている。
「佐枝子と友達になりたかったな。」
「私もくだらない事で気を紛らす前の、真理絵に会いたかったかも
しれないな。」
「嘘。」
後頭部に一段と強い衝撃が来たかと思うと佐枝子はどこか、
遠くに着いた。白くぼやけて見えるその場所は、なぜか懐かしく
感じる自分の部屋だった。
あ、美紀が遊びに来てる。なんだよ、何回来て照れてるんだよ。
んむむ。何そのケース?楽器?
「ふふ、秘密。もうちょっと待って。」
なんだぁー。美紀いつからそんな性格に─
「解った。笑わないで、聞いてね。」
なに?なに?場合によっては、笑うぞ。
「嘘でも笑わないって言ってくれたって。」
もう、本気にするなよ。冗談だよ。ばか。
「あはは。解ってる。それでね、佐枝子ちゃん今日誕生日でしょ。」
おー!やっぱり覚えててくれたか。今年は何、くれるの?なんてね。
冗談だよ。
「うん。実は私、お金なくって、本当に本当に何て言ったら。」
わかった。全然OKだよ。こうして誕生日に遊んでるだけで最高
じゃんか。きゃっ、恥ずかしい、美紀。
「ごめん!でもね、代わりになるか解らないけど、、」
やだ、手紙?私、泣いちゃうよ。美紀は曖昧にやにやしながら、言った。
「手紙にもしようかと思ったんだけど、実は、このギターで下手だけど
歌、作ってきたの。だから、聞いて欲しい。」
うそ!凄い!作ったの?凄いじゃん!聞かせて!聞かせて!
「そ、そんなに期待通りに出来たかどうか解らないけど、じゃぁ弾くね。」
うん。お願いします。
美紀はアコースティックをケースから取り出すと和音をじゃらじゃらと
爪弾き始めた。でも、試し弾きという感じだ。
「はは、やっぱり恥ずかしいなぁ。でも、お祝いだから。」
美紀の柔らかくて優しい歌と詩が、耳に染み入ってきた。決してギターは
うまいとは言えなかったが、柔らかなメロディと歌は素晴しい物であると言えた。
フレーズの一つ一つが美紀との思い出を、思いださせたでも、お金ないからってギタ
ーで歌つくるなんて、恥ずかしくて、本当に可愛くて、美紀らしいな。嬉しいよ、私の
ために歌をつくってくれるなんて。最高だよ。
歌い終わると恥ずかしそうな顔で美紀が言った。
「こんなのしか出来なくてごめんね。」
ううん、今までで一番最高のプレゼントだったよ。
心から礼が言いたい。
「ありがとう、美紀。」
真理絵は既にドライバー1人に成っている行きとは違う車を走らせていた。
「あーぁこの辺、えーと今は9時過ぎか。人居ないなーしかし。」
きょろきょろと辺りを見回して、歩道を歩く20歳くらいの女性を見つけた。
「いた、しかもケータイ持ってるよ。この人の1キロ手前くらい先で
止めて。」
ドライバーの男は力なく返事をすると、1kmメートルほどで車を止めた。
真理絵は後部座席から、既に意識のない佐枝子を抱きかかえると、歩道に
そっと寝かせた。多分、あと10分弱もあれば、あの女の人が佐枝子を見つけて
救急車なり、なんなり呼んでくれるだろう。この道は一本道なのだ。
そうしたら、まだ助かるかもしれない。ここから病院まではそう、遠くない。
女性のほうに深く、頭を下げた。
「おねがいします。」
車に乗り込み、真理絵は酷く、疲れ、考えた。このまままた、別荘に行って
この男を咥え、そして、金を貰って、あの男たちにお金を払って、考えよう。
この先の事は、ゆっくりと。
一瞬あわただしくなったかと思うと医師が出てきて、何事かおばさんと
おじさんに言い、病室へ入るように告げた。おばさんが私のほうを見て
呼びかけ、その目を見てとてつもなく怖くなった。佐枝子が、死んだ。
間違い無かった。嘘じゃなかった。近くにいた警察が走りだしたのが見えた。
佐枝子は寝ていた。顔は膨れて、腕にはあざが沢山あった。看護婦が器具を
外している。母が入り口の所で泣いていた。おばさんは佐枝子の傍らで独り言を
言いながら、呻いていた。おじさんは手を強く握って顔を真っ赤にして泣いていた。
私は、解らない。呆けている。病院について4時間ほどたち、初めて病室に
入れるかと思えば、佐枝子は傷だらけになり、死んでいる。
「佐枝子ちゃん。」
佐枝子は何も言わず、ただ寝ていた。
あぁ、もう、会えないんだ。死んでしまったんだ。意味のない事で笑えないんだ。
一緒に町を歩けないんだ。死んでしまったんだ。公園でジュースを飲みながら
何時間も話すことは出来ないんだ。佐枝子ちゃんは、死んだんだ。
もう居ないのだ。
どこにも。どこを探しても。
自分の頬に手をやると涙が流れていた。感覚なく、流れていた。
あ、泣いているや。私、泣いてしまった。
ばかっていわれちゃうよね。あぁ、あぁ。うん。うん。うん。
死んじゃったんだね。佐枝子ちゃん。
涙が溢れ、その場にひざを着いて泣いた。
目覚ましがなり、朝10時に起きた。休日はいつもこの時間に起きて、
最近はどこかへ行く様になった。どこというわけでもなく一日いっこずつ
あらたな駅に降りてみる。そしてぶらぶらする。佐枝子が死んで一ヶ月が
経った。もしかしたら佐枝子を探しているのかもしれない。
そんなことが無駄なのは解っている。居るはずなど無いのだ。私は
もう、解らない。
家を出て佐枝子の家の玄関を開けた。いつも休日のこの時間は焼香を
上げさせてもらっている。勝手に入って良いと言われているので問題ない。
家に上がり、多少無理の見えるおばさんを見るたび胸が痛む。
おばさんが麦茶を持ってやってきた。
「麦茶だけど、一杯飲んでいきなよ。」
「はい、有難うございます。」
おばさんは佐枝子が死んでから、大分やつれて、無表情に成った。自慢の
一人娘だったんだろう。私も、凄く、凄く自慢の友達でした。
おばさんが茶菓子を食べるか聞いたので断った。おばさんは沈黙に耐えられないのか
話し始めた。
「佐枝子をあんなことにした人たちはまだ捕まらないんだよ。情報もないの。
この辺、人いないでしょう。夜になると特に。だからかもね。それでウチの主人
たら、休日になるといつも居ないでしょ?探してるのよ。そんな事をした人たちを。
見つかるわけ、無いのにね。」
「あ、」
言葉に詰まった。なんと言ったら良いのか。見つかりますといったところでそんな事、
解らない。証拠も、痕跡すらもないんだ。それに見つかったところで佐枝子は戻ってこない。
佐枝子は誰かに殴られて後頭部の打撲が原因で近くの病院で死亡しました。
「じゃぁ、また来週あげさせてください。私はこれで。」
「有難うね、美紀ちゃん。私は美紀ちゃんみたいな優しい友達がいて佐枝子、幸せだったと
思うよ。」
佐枝子の家をでて、駅に向かうためバスに乗った。いつになく饒舌だったおばさんの言葉を
思い出した。
美紀ちゃんみたいな友達がいて、佐枝子幸せだったと思うよ
ううん、私は何もしていない。してもらっただけだ。何も出来なかったよ。佐枝子ちゃんには
いつも迷惑を掛けていた。私は救ってもらってばかりだ。優しい心は佐枝子に教わったのだ。
佐枝子には良いところしか浮かばない。悪いところなんてない。
そんな、佐枝子ちゃんを殺した。殺した人間がどこかにいるのだ。
私に出来る事はあるだろうか。
バスのテープが終点を告げ、駅に着いた。いつもの休日より
明らかに憂鬱だった。それが、いつもよりおばさんが饒舌だった
からなのか自分の力の無さにいい加減嫌気が差したからなのかは
解らない。
電車に乗る為、階段を上ると奇妙に存在感を放つ自分と同じ位の
歳の女子高生らしき人物に目が行った。どこか、佐枝子に似ていた。
視線を剥がし切符券売機の前で考えた。今日はどこの駅に行ってみようか。
まぁ、大体はここで決めた駅ではなく乗り越しで精算するのだが。
「よっ」
声を掛けられ、後ろを振り向いたとき私は胸が跳ねるのを感じた。
─真理絵だ。さっきの女子高生は真理絵だったのだ。
「美紀、どこ行くの?」
「どっか、買い物。」
「ちょっと時間、預けない?近くに公園在ったよね。行こう。
話したい事あるんだ。」
「でも」
「虐めたりなんてしないよ。」
真理絵の目は変わっているように思えた。自分にあらゆる
暴力をしていた時の無表情で、焦点が遠くにある感じに
どこか、優しさが加わったように見える。その瞳を信じて
良いものか一瞬と惑った。が、断る理由も、急ぐ理由も
何も無い。真理絵とじっくり話してみるの方が有意義かもしれない。
「解った。じゃぁ、飲み物でも買って飲もう。」
「じゃ、行こうか。」
公園に着いて、ベンチに腰を下ろした。この公園は寂れていて
どこか不潔だ。そのせいで休日の11時という時間でありながら
自分たち以外に誰一人として居ない。
会話なく飲み物に口をつけた。正直言って真理絵と何を話せば
良いのか解らない。何のために声を掛けたんだろう。
最初に口を開いたのは真理絵だった。その視線はどこか遠く、
虚ろに向かっている。
「美紀、残念だね。佐枝子こんな事になって。」
「うん。」
真理絵がどこで知ったのかはわからないが新聞で察知したのか
友達に聞いたのだろう。もしかしたら佐枝子が死んだ事を真理絵の
仲間たちは心のそこから笑っているかもしれない。
「私は、正直に言うとあ、私はだって。まぁいいや。私は佐枝子が
好きだった。美紀と同じように話したかった。でも、出来なかったんだよ。
自分は出来なかった。佐枝子に心の奥を見透かされるのが、嫌だった。
佐枝子って美紀の事、自分のことのように解るでしょ。だから。
美紀にいじめをさせたのは、何となくだった。自分には無かった
優しい感じが鬱陶しかったのかもしれない。その事を多分、
謝りたかった。ごめん、美紀。」
真理絵の独白はどうやら嘘ではなさそうだった。真理絵は
一見強いようで居て、とても臆病な性格なんだろうか。
だから、取り巻きを作る。
しかし、ごめんと言われてもどう返せば良いのか。
美紀が無言で居るので真理絵は続けた。
「美紀。会話の辻褄が合わないようだけど、私と今更だけど、
佐枝子に比べたら馬鹿みたいに小さいけど、代わりには
成れる訳無いけど、私と毎週、この時間、この場所で話さない?
友達にならない?」
「なんで」
「なんでって、酷いなぁ美紀。」
「ごめん」
私は真理絵に佐枝子の影を見つけたような気がした。
そして、何かが垣間見えている。その何かが何なのかは
解らない。
「友達に、なろう。」
「うん」
真理絵は私のほうに視線を持ってきて、嬉しそうに笑い、
頷き、また、佐枝子のことを口にした。
「佐枝子を殴って殺した犯人を見つけたら、どうする?」
「何を。そんなこと。」
「私なら、思い切りに殴ってやる。佐枝子がそうされた様に
角材で思い切りよく頭を吹っ飛ばしてやる。それで、夜の
町に投げ捨てて、笑う。」
真理絵は自分が角材で、とまだ誰も知り得ない事を口にしてしまった
ことに気づき、美紀の顔を窺った。
「私は、見つけても何もしない。何もできないと思う。
私は馬鹿で、何にもなくて、佐枝子ちゃんが居なかったら何もできない。
憎みはしても、頭の中で何回殴ってみても、実際目の前にしたら
何もできない。ただ、逃げるかもしれない。だけどそれだけじゃ
終わらしたくない。何か出来るならおじさんや、おばさんの為に
する。」
「それは私の本心でもあるかもしれないよ。みんな、そうだ。多分。」
言うと、美紀は真理絵の肩に手を伸ばしてきた。真理絵は驚き
何か言おうとしたが、思い浮かばない。友人になったとういう合図
だろうか。手が、首元にまで来たとき真理絵は思い、言った。
「私は少し、間違っただけなのかな。普通に話しかけて、馬鹿みたいに
着いてくる奴らみたいに佐枝子と話せばよかったんだよね。どうして
そんなことが出来なかったんだろう。」
美紀は真理絵に別れを言い、再び券売機へ向かう事にした。
まだ、12時を少し回ったくらいなので出かけるには十分だ。階段に来たとき
まだ、ベンチに座ったままの真理絵を見て思った。
私には案外、誰とでも対等に話せる力があるのかもしれない。
いじめていた相手と普通に話す事が出来た。まぁ、どうでもいいが。
電車に乗り路線図を見て考えた。私が降りた駅は何個在って、
あと何駅残っているのだろうか。当然、途中でやめる事も出来る。
強制ではないのだ。だが、行ってみたかった。まだ見ない駅を見て
見たかった。過ぎてしまった駅の記憶は酷く曖昧で不鮮明になる。
しかし、そこに居たときにはその場所、その時間の自分に今が確実に
在ったのだ。だから、今現在の自分が居るのだ。
佐枝子と過ごした時間は確かに、あの店に、自分の部屋に、学校の
帰り道に、ただの公園に、在ったのだ。そして今も、私に在るのだ。
路線図を見てこの駅から3つほど言ったところの駅に降りてみる事に
決めた。
もちろん、ひとりだ。
もう佐枝子は居ないのだから。
.
>>142 途中までしか読んでいませんが、まず文章として成立していない部分が多すぎます。
冒頭は、「誰にでも苦手なものが一つくらいはある筈だ」
の意味ですよね?主語がありません。
>でも、現実は厳しかった。鏡に映る自分を見て、そんなことは全く、有り得ない。
これも一つの文章として成り立っていません。その他多数。
まず普通にきちんとした文章を書きましょう。主語述語を考えて、
文章の頭と終わりで矛盾が無いか確認しながら、もう少し校正を重ねて下さい。
>>154 初めて書いてみたものなのでこういった
指摘を貰えて嬉しいです。指摘部分が多すぎですか、、
頑張って文章が書けるようにします。有難うございます
ガイドライン読まずに書き込んでしまいました申し訳ないです。
>死
日本語は主語省略できるのが魅力だし、適宜省略する方がいいんだけどね。
でも視点の切り替えは慎重に。
文末が過去形が多くなったということだけど、
現在形を交えてリズムを作るといいよ。
物語としては悪くないと思う。
>私は佐枝子に何があったのかは解らないが、し、死ぬ
>ような事が(ない。絶対ない!)あったらどうなるんだろう。
こういうの、どうかなぁ…(w
あと、日本の医師はあまりクランケなんて言わないとおもうな。
158 :
名無し物書き@推敲中?:02/06/06 20:20
機体が着地した。
そして電源が落ちた。
幸い現在位置では朝のようだ。
日光が、辺りを照らしてくれる。
機体のガラス越しでは、地球の風光明媚な場所を見ているようだった。
樹があり、獣があり、鳥がある。
さらに人間はも。しかも、俺の周りに集まっている。
空から落ちてくる奇怪なものを見て、それを神だと思うだろうか、悪魔の支配者だ
と思うだろうか。
後者の可能性がないわけではない。
翻訳機だけでなく、腰に護身用の銃を下げておいた。
コックピットを開く。
翻訳機のスイッチを入れ、周りの群集に言った。
「こんにちは」
満面の笑みを浮かべるのがコツだ。
異文化コミュニケーションは、礼で始まる。
ざわめく群集の中、村長らしき人物が進み出てきた。
「こんにちは。ところで、あなたは誰ですかな」
「遠い星からやってきたものです。決して、空からの支配者ではありませんです」
緊張で、汗が吹き出てきた。きっと顔はインクをこぼしたように赤いのだろう。
しかし、村長はうっすらと笑みを浮かべ、言った。
「もちろんそんなゆうには思っていませんよ。この星じゃあ、お客さまは丁重に扱う
のが習慣なのです」
彼が手をニ、三度叩くと、俺の周りに数人の男が寄ってきた。
駕籠で運んでくれるようだ。
周りの目を気にしながら、駕籠の中に入った。
すると、体がふっと上がり、小気味良い振動が伝わってきた。
159 :
名無し物書き@推敲中?:02/06/06 20:21
周りよりも、ひときわ立派な建物の前で、駕籠は止まった。
「どうぞ、お入りください」
村長が手招きしている。
それに従い中に入ると、果実の豊潤な香りが鼻をついた。
「さあ、遠慮なく召し上がってください」
言われる前に、俺の手は果物をつかんでいた。
口にふくむと、みずみずしい果汁が広がる。
そしてさっぱりとした甘味。
夢中で食べていて、気が付くと果物はひとつもなくなっていた。
「よほど気にいられたようですな。次のもお気に召すとよいのですが」
村長は再び手を叩くと、今度は野菜のサラダやパスタのようなものが運ばれてき
た。
これもすばらしい味だった。
新鮮で気持ちのよい歯ごたえの野菜、ほのかな甘味のある穀類。
考えた。
これだけうまい食べ物があるのなら、それを食べて育った牛や鳥の味はどんなものだ
ろうと。
肉の味を想像していると、自然に今ある食べ物をたいらげるのが早くなった。
「あれだけ果実を食べておきながら、こんなに早く食べ終わるとは」
村長は驚いていた。
「次が最後です。味わってくだされよ」
村長が再び手を叩く。
口のなかに生唾が湧いてきた。
ニクニクニク……頭に響く。
が、出てきたのは果実だった。
「く、果物?」
思わず口に出た。
期待はずれだったという気持ちを、村長も察したのだろうか。
「我々の食事作法は、果実で始まり果実で終わると言います。なにかご不満でもあり
ますかな?」
「あの、お肉はないのですか」
「肉?ああ、大豆のことですな」
「いや、牛とか鳥とかの肉のことですよ」
たまたま外にいた動物を指差した。
すると、村長は天地が逆転したかのように驚いた。
「あなたは、動物の肉を食べているのですか。あの方が食べるなといった肉を」
しばらくすると、村長の驚きは怒りに変わった。
弁明する間もなく、周りの屈強な男たちが飛び掛ってきた。
160 :
名無し物書き@推敲中?:02/06/06 20:23
その本には、法律のように、守らなければいけないことが書かれていた。
中には、肉を食べてはいけないことや、生んだ子供を親は教育してはいけないことな
どもあった。
すべては、昔地球にかけた迷惑を、つぐなうためだと書かれていた。
そして、罪を清算した後は、これ以上悪事を犯さぬよう人類は姿を消す。
それが、人類の最高の選択であるらしい。
判断したのは、人類の英知。あのコンピュータだった。
人類は存在しないほうがよい。
人類の英知を集約したコンピュータの判断だから、間違いないかもしれない。
はたして人類の叡智はないのだろうか。
>>158-160 ストーリーテリングの技術が皆無であるな。
>>160の設定をサスペンス仕立てで徐々に明かしてゆくのが正道だろ。
怠けずに書けよ。語り手の立場、正体も不明のままだ。
162 :
エヴァっ子:02/06/08 21:24
ただなんとなくナンパしてみた女だった。
名前を聞くと、名前を『るい』と言った。
何年か前に死んだ女と同じ名前だった。
しばらく話をした後、真夜中に迷惑な音たててバイクで突っ走った。
るいは、見かけによらずそういうことが好きなんだと言ってた。
30分ぐらい突っ走ってたっけ?るいがいきなり海岸へ行きたいと言い出したんだ。
真夜中の海岸、波の音、足跡の無い砂浜。
どれもこれも不気味なものだったが、るいは楽しそうに砂をけり上げていた。
「ねぇ」とるいが不意に言った。
「お化けって信じてる?」
イタズラっぽくそう俺に言った顔が可愛かった。
だが、俺はるいが数年前に死んだ女じゃないかと少し思った。
とりあえず「信じてる」と言うと、るいは嬉しそうによかったと呟いた。
「あたしね、友達が三年前に自殺しちゃったの」
そうだった。るいの言葉で俺は思い出した。あいつも自殺したんだ。
「その子ね、スッゴイ寂しがり屋でさぁ………わがままで、不器用で、運動音痴で………」
思い出すように空を見上げて言ったるいの言葉は、俺の胸を締め付けた。
「好きな人もいたんだけど、その人、その子のことはもう忘れちゃっててね」
ふぅ、と一息るいが息をはいた。
「ごめん、ちょっとその子の事思い出して愚痴りたくなっちゃったんだ。私、もう帰るね」
そう言ってにっこり微笑んだら、るいはぼんやりと消えていった。
気が付くと、俺は真っ暗な海を一人ぼっちで見つめてた。
次の日、俺はるいの墓に言ってみた。
るいが死んでしばらくは、ここでぎゃーぎゃー泣いてたのに、今ではもう忘れたなんて………。
ホコリが積もった墓が、そこにはあった。
水をかけて、線香を上げる。
墓の前で、呟いていった。
「墓参りして欲しいならはっきりとそう言えよ」
………それから毎年、この日にはるいという女をナンパするのが俺の仕事になっている。
三語には長いけど、三語スレ向きの掌編だね。雰囲気はいい。
164 :
名無し物書き@推敲中?:02/06/12 09:56
ふーん・・・
165 :
武道板から来た者:02/06/12 15:31
批評って言うか、あら探しなんだけどさ、まあ聞け。
せりふを地の文で説明して進める箇所が目立つ。
無理して先を急いでいる感じがするし、ちと文章的に変な感じ。
自然な会話表現で臨場感を出していきたい。
あとリアリティだけど、目の前に相手がいて、腕力で圧倒的に勝る状況で、
こういう脅迫をされてびびるものだろうか。
逆にリーダーを裸にむいて写真撮影という流れもあるのでわ?
その他細かい表現で引っかかるところもあるので、いくつか拾い上げ。
>もうあの高校には駄目だから(高校にいては駄目だから、とか)
>うめきながらも笑い声を上げた。(うめきながらも不敵に笑った、とか?)
>必死に殴りたくなる衝動を抑えた。(殴りたくなる衝動を必死に抑えた、とすべき)
>例えおもちゃでも(おもちゃとはいえ、とか)
指摘ありがとうございます。
>166
>せりふを地の文で説明して進める箇所が目立つ。
多用しすぎたかなと、それと、何でここはセリフでここはセリフを文で説明なのか、
自分でもよく分からぬままに書いていましたので、変な感じになったんでしょうか。
リアリティの話ですが、これについてはまったくその通りなんですね。
ただ、どうしてもエロの場合は下着姿の写真で呼びつけられて裸にされレイプ、などの
「相手の言うこと聞いちゃますますヤバイだろ」的な流れになってしまうというのも
あり、エロに入る前の話を進めるのはなかなか難しいです。
この場合は、妹の窮地で気が動転したと言うことにしておきたいです。
細かい表現の指摘は、まさに訂正頂いたとおりですね。
文章を練って続きを書いたら、またよろしくお願いします。
レスないようなので、こちらを先に。
>>162 ネタ話ですね。イキオイで書いたのがみえみえです。それはそれでいいですw
お話としては、流れの方向が見えちゃっているのが残念です。
ラストの一文が上手に落ちていないのもミス。複線の張り損ないが原因でしょう。
文章に関しては、
>るいは、見かけによらずそういうことが好きなんだと言ってた。
どんな「見かけ」だったのでしょうか? 大人しそう? お嬢様っぽそう?
「>夜中に迷惑な音たててバイクで突っ走」るのを「好き」というような女の子ですよね。
そして、主人公はそれを意外な面持ちで見ている。
>だが、俺はるいが数年前に死んだ女じゃないかと少し思った。
ここが唐突過ぎます。名前が同じ女だけでそんなことを想像するかどうか。
外見なり、癖なり、似ている部分をもう少し盛り込むべきかと。
あと、消えた時点での余韻がほしいです。主人公は怖かったのか、懐かしかったのか、
哀しかったのか、そういう心の響きを表現できれば◎。
一文一文はそんなにどうということはありませんが、纏まると思いつきで
書いているような粗さが目立ちます。恐らく、時間経過を表現する、「間」をとる技術が
まだ未熟なのだろうと思います。
省略する部分ははしょり、きちんと表現する部分は丁寧に描く。
この波を掴むためには……ともかくたくさんたくさん書くことかな。
これについては続きます。
>>168つづきです。
例えば、間のとりかたは、ある程度淡々と短文を書き込みます。
「俺、あんたのこと好きだ」
その言葉に、思わずAはBを睨んだ。
Bも黙ってAを見返した。
Aはまだ睨み続けていたが、不意に言った。
「冗談でしょ」
この時、「俺、あんたのこと好きだ」と「冗談でしょ」の間には、数秒から数十秒の「間」が生まれます。
(やりすぎるとくどくなるけどな〜、難しいけどね。)
逆に、間を縮めたい時は、普通にこうやってOKです。
「俺、あんたの事好きだ」
「冗談でしょ」
BをAは睨みつけ、言った。
一般に一つの物事に関して表現することが多くなれば多くなるほど、
読み手はその場面を読むのに時間をかけますから、物語内の時間経過(「間」)を
長く感じます。この錯覚を、書き手は大いに利用すべきであると私は思います。
でも、本当にやりすぎるとシパーイしますので、とりあえず何度も自分で読み返して
練習しましょう。コツは人それぞれです〜。文章には皆さん個性がありますでしょうし。
おしゃれな下着は着けるなと命令されていたため、田舎の中学生が履くような、野暮ったいパンティである。
パンティ一枚の亜由美を見て桂子が哀願する。
「自分はどうなってもいいから、妹にひどいことをしないで」
「じゃあ、亜由美には手を出さない。そのかわり、素直に言うことを聞くんだよ」
と純子に言われ、うなずく桂子だった。
「じゃあこれからは私たちのは敬語を使うこと。呼び捨てなんてもってのほかよ。
さん付けで呼びかけること、いいわね」
小さく頷く桂子に罵声が飛ぶ。
「ちゃんと声に出してよ。分かったの?」
「わ、分かりました。純子さん」
美貌の空手黒帯である名門の女子大生が、低劣な女子高生に屈服する、まったくの屈辱だった。
「まずは桂子の身体検査だ」
純子たちははしゃぎ、桂子の部屋着のスゥエットの上着を捲り上げる。
イエローの大きなサイズのブラジャーがあらわになる。
亜由美にはさみを持ってこさせ、ブラのカップの谷間を切断すると、やわらかそうな大きなバストがぶるるんと露出した。
Fカップの張りのあるバストの上に、桜色のかわいらしい乳首がちょこんと乗っかっている。
恥ずかしさと屈辱に顔を背ける桂子に対し、純子たちはおおはしゃぎだ。
「でけー、亜由美より立派かも」
「でも何年かすれば垂れるんじゃないの?」
「ひがんでんなよ、ぺちゃぱい」
などと好き放題に騒ぎ立てる。
純子がむんずとバストを掴む。
屈辱で気が狂いそうな桂子の表情を楽しむように、ゆっくりとバストをこねまわす。
しばらく桂子のバストを弄んだ純子は、桂子の見事なバストをいじるのをひとまずやめ、いよいよ桂子の本丸を攻める。
「よーし、次は下よ」
と純子の号令で、スゥエットの下が下ろされ、足首から引き抜かれる。
残ったのはブラとお揃いの、イエローの飾り気のないパンティだ。
「なにこれ、おしっこ漏らして黄色くなってんの?」
「空手家なら、ふんどしつければ良いのにー」
などとからかいの声が飛ぶ。
そして残されたパンティを脱がす役目は、無常にも妹の亜由美に与えられた。
当然拒否する亜由美だが、純子が桂子の乳首をつまみ、力を入れて潰しにかかる。
苦痛に顔をゆがめる桂子を見て、亜由美は仕方なく言うとおりにせざるをえない。
ゴメンね、お姉ちゃんといいながら、亜由美は桂子のパンティを脱がして行った。
盛り上がった恥丘に、漆黒の草むらが広がる。
とりあえずここまで。
ガンガン批評してください!
文章は全体的に素直で、問題ないと思う。
エロとして読ませる展開になっているかなんだけど…
すまん。じつはエッチ系の文章を批評するのは苦手なんだw
自分も批評を聞きたいくらいだ。
よそへ転載する予定なら「無常」の誤変換があったので、一応報告。
>>173 いえいえ、ありがとうございます。
どんな感想でも結構ですので。
じゃあどこでやろうかな。
とりあえずピンク鯖で当ってみよう。