空手と柔術の隆盛の差を検証しよう

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1名無しさん@お腹いっぱい。:04/03/02 22:07 ID:raOpZH3H
琉球で生まれた空手は、時代に見合った多様な進化をしながら、現代人のニーズに答えて来た。
それは健康維持、空手競技、総合格闘技、護身術としてなど、様々な形で愛好されている。
それでいて、どんなに変化しようとも、空手の名前を捨てる事は無かった。
しかし、日本で生まれた柔術は、古流の範疇のまま、いつまでも時代に合った変化を見せる事が無い。
柔道として普及をしたものの、それは一つの確立された競技種目であり、そこからの多様な進化は望めない。
また、サンボ、BJJは柔道から派生したものであるが、海外から逆輸入されたものであり、日本の武術ではない。
空手と柔術、共に日本武術でありながら、何故現代に於いて両者に大きな隆盛の差が生まれたのか、検証してみたい。




2名無しさん@お腹いっぱい。:04/03/02 22:13 ID:d7jPj+Pr
柔術の健康維持担当は合氣道ということで。
3名無しさん@お腹いっぱい。:04/03/02 22:14 ID:aSR7XNEL
(=゚ω゚)ノぃょぅ
4名無しさん@お腹いっぱい。:04/03/02 22:21 ID:tDLrhzgz
2get
5名無しさん@お腹いっぱい。:04/03/02 22:52 ID:q4qR0/yO
どうでもいいことだな
6名無しさん@お腹いっぱい。:04/03/03 00:48 ID:sNeYXjqW
空手バカ一代とベストキッドの影響は大きい。
姿三四郎は・・・古すぎる。
7名無しさん@お腹いっぱい。:04/03/03 00:50 ID:Co2HPPSS
多分、マス大山が自分の空手に「空道」と名づけていたら、
柔術と柔道の関係のようになっていたんじゃないか?
もうちょっと軽いかもしれないが。
8名無しさん@お腹いっぱい。:04/03/03 01:09 ID:sNeYXjqW

唐手→空手→フルコン(極真)空手→多種多様空手。

柔術→柔道。

つまり、昔の極真空手家達が引退後それぞれ自流派を作っていった事が、
その後の多様性を生み出し現在の空手全盛につながるんじゃないかと思う。

その点柔道家は引退後に自流派を作る人がいなかったと。

9名無しさん@お腹いっぱい。:04/03/03 14:21 ID:07Xqfh88
>>8
吉田秀彦が次世代の柔道を提示してくれそうだ。
10名無しさん@お腹いっぱい。:04/03/03 18:00 ID:lY8jtEYz
J−DOはどうよ?
11名無しさん@お腹いっぱい。:04/03/03 21:57 ID:9Gp3rGdb
インスタント空手
12名無しさん@お腹いっぱい。:04/03/03 23:06 ID:S1no6X4q
ちょっと気になったんだが短絡的に流派が多い=多様性を生み出し技術の向上に繋がる
とはならなくないか?それと現在の空手全盛といっても競技人口で言えば遥かに柔道の方が多い
わけだし。
13名無しさん@お腹いっぱい。:04/03/03 23:23 ID:3mBWxeAe
柔道は明治維新後に、元の平民にも解放された武道として、また、スポーツとして、
無理のないルールによって、より広く受け入れられやすい地盤があったと思われる。
大して空手は、本土では後発の、やや邪道の用に見られる可能性の多い武術だったろう。
物語の多くでも悪役にされていた。また、拳で打ち合う戦術もストレートの突きも
当時の日本人に不慣れであったろう事も関係がありそうに思える。
大戦後、大山空手が生まれた時には、まさに野蛮性がクローズアップされ、実際、
スポーツとしてのルール面も、当時まだ、多くの人に受け入れがたい物だったろう。
自流が最強であるという広報活動をよくしたのは、ルールの過酷さに見合う成果があると
アピールしたかったのではないだろうか。
14名無しさん@お腹いっぱい。:04/03/03 23:46 ID:3mBWxeAe
>12
少林寺拳法では、多様性を否定してえらい事になってる気がする。
そこは一長一短あって難しい所もあるんだろうけど。
15名無しさん@お腹いっぱい。:04/03/03 23:53 ID:S1no6X4q
>>14
少林寺は…あれは強さの向上から目を背けた感あるからな。
排他的というかなんというか。
16名無しさん@お腹いっぱい。:04/03/04 00:07 ID:1Um+2R2E
>15
ややスレ違いですが、参考に。
少林寺も、本部でローの受け崩しとか、乱捕りの方法とか研究はしてるんですが、
それ以外の各道場での勝手な研究というのはややタブー的な節があるのです。
それではいかに本部の師範がそれはそれなりに良く研究していても、
「競技人口の底辺が低いから頂点のレベルも低い」という柔道の逆を行く形に
なると思うんですが、、、。
17名無しさん@お腹いっぱい。:04/03/04 00:17 ID:EyWaHHsi
>>16
おお!本山でロー対策してるのはほんとだったのか。是非広めて欲しい。
少林寺の強化は競技人口以前に乱捕りの地区予選→全国大会を整備する事が
必要だと思う。まあ勝ち負けは重要じゃないって言ってる時点で…
同じくスレ違いスマン。

18名無しさん@お腹いっぱい。:04/03/06 21:04 ID:+tnI9lON
あげ
19名無しさん@お腹いっぱい:04/03/06 21:30 ID:nGHOcqpk
それと現在の空手全盛といっても競技人口で言えば遥かに柔道の方が多い
わけだし。
>そんな多いか?部活に必ずあるだけだろ!
20名無しさん@お腹いっぱい。:04/03/07 01:34 ID:E5S12oWL
柔道も空手界みたいに分裂と流派乱立したら面白いな。
21名無しさん@お腹いっぱい。:04/03/07 01:36 ID:r/fKm+JU
柔道は基盤がしっかりしているから空手のようにはならないよ。
せいぜい、サンボとBJJが別のスポーツとして生まれたぐらいだろ。
22GSL ◆C41eDzGMf6 :04/03/07 01:39 ID:7L17OleZ
それは、無いでしょう。
空手界の嘉納さん的な存在に成れる唯一の人が船越さんの訳ですけど、
まあ、この方がそれをやらなかったから今の空手界が在るのでしょうね。
23名無しさん@お腹いっぱい。:04/03/07 01:42 ID:r/fKm+JU
その船越先生の空手をも取り込もうとしたのが嘉納先生の講道館だからな。
24GSL ◆C41eDzGMf6 :04/03/07 01:44 ID:7L17OleZ
つまり、スタートの時点から柔道>空手という図式が出来上がっていたという事ですな………ん?
柔術は何処にいった?W
25名無しさん@お腹いっぱい。:04/03/07 01:53 ID:r/fKm+JU
柔術は柔道に取りこまれたと思う。
合気道や八光流派のように別物に生まれ変わった柔術は生き残れたが
宣伝などの努力を怠った流派は時代とともに風化して消えるしかない。
26名無しさん@お腹いっぱい。:04/03/14 16:41 ID:ZSSp/28V
柔術諸流派は、昔通りのスタイルで脈々と受け継がれてるんじゃない?
柔道や空手みたいに巨大組織作るって観点でやるものじゃないだろうし
27名無しさん@お腹いっぱい。:04/03/27 02:33 ID:me7Srj0x
伝承が無い地域はできない
28名無しさん@お腹いっぱい。:04/04/08 01:37 ID:zftvhbP4
 良きにつけ悪しきにつけ明治の柔術諸師範は講道館に
伝書を差し出したりして自派柔術を柔道に託した面もあ
ったし、柔道と自派柔術の両方を教伝していたところも
多い。現関口流でも柔道の側らに教伝している。体育と
してとりいれられたのも大きいだろうね。
29名無しさん@お腹いっぱい。:04/04/26 12:35 ID:w3CGr+9M
保守
30名無しさん@お腹いっぱい。:04/05/02 02:18 ID:FgFdTs54
制定柔術キボンヌ
31:04/05/02 05:37 ID:rcsXBlYK
制定柔術は柔道だと思いますけど…
合気道も制定柔術になるでしょう。
ただ、合気道より統一された団体でもありますから、やはり制定は柔道のように思いますね。
32名無しさん@お腹いっぱい。:04/05/02 05:42 ID:NTvk1Qcw
まあ、現状では高専柔道が唯一のバリエーションか。
いまだに六大学大会が行われてるみたいだし、(レベルがいまいちな点が
残念だが)もっと競技人口に広がりがあれば面白くなるかも。
33名無しさん@お腹いっぱい。:04/05/02 06:57 ID:8IDPicgx
>26
昔ってのが江戸時代頃を指すんなら、明らかに衰退しているが…。
また明治頃には古流柔術流派と講道館柔道は実力を競い合う程だったが、現在の古流柔術流派で講道館を比べうる流派なんてありえない。
34:04/05/02 15:37 ID:STA/pGUo
実力者は圧倒的に講道館柔道でしょうね。
ただし、投げ方、崩し方といった技術面だけ比較するとそんなに変化したようにも思えませんが。

がしがし乱捕りやって科学的トレーニングやっている『実践』柔道に、伝統墨守な『学問』柔術では勝ち目はひじょーに低いのです(笑
でもいるでしょ? 学者でもフィールドワークとかしててやたらと元気な人も。
そういった元気な学者は、少しはマシな芸をみせてくれますよ。
35名無しさん@お腹いっぱい。:04/05/15 11:40 ID:/kXfslIR
古流には試合で勝つといったような具体的な目標がないから柔道みたいにがむしゃらな稽古にならないのかな?
36名無しさん@お腹いっぱい。:04/05/15 15:19 ID:7dJUvoq/
近代武道としての空手と古流武術としての柔術を比べるのはおかしい。
スポーツとしてのボクシングと武道としての空手が比べられないように
分野がちがい、源流がちがえば比較にはならない。
同根の柔道と柔術を比べるならわかるが。
37名無しさん@お腹いっぱい。:04/05/15 20:51 ID:xGRVIb1o
昭和三十年代以降「ムラ」の解体とともにそこに根付いていた「やわら」も自然消滅さ。
武士はその前に(一部の偏屈を除いて)「柔道」に乗り換えていたしね。
「空手」は柔道に比べりゃ少ないけど、それでも学校をその基盤としていたから残ったって訳。

で、今古流をやっている連中はよほどの変わり者なわけだが…まあ文化の伝承は悪いことじゃない
から、ヲタも役には立つってこと。…と、自己弁護。
38名無しさん@お腹いっぱい。:04/05/22 12:34 ID:cPxgwuJ0
BJJなら隆盛をきわめてるぞ。
39名無しさん@お腹いっぱい。:04/05/22 20:30 ID:ZwadRiI5
>>8
フルコン(極真)空手も多種多様に空手を名乗る一派の一つに過ぎない。
決して本流になってはいない。
40名無しさん@お腹いっぱい。:04/05/30 22:52 ID:zNGHBIHy
おうふ
41名無しさん@お腹いっぱい。:04/06/09 16:41 ID:Lt4vWxAm
>>39
フルコンの嚆矢
42名無しさん@お腹いっぱい。:04/06/23 15:42 ID:3ltIAmEp
押忍!!
43マスク・ザ・レッド:04/06/30 20:33 ID:204kQYaR
このスレッド、初めて気づきました(^^;)
自分も柔術ではないですが古流武術もやってますし、空手もやっているので...
で、確かに柔術にはもっと隆盛してほしいですね。
ただ、難しいとは思います。

 剣道が良い例で、明治中葉、いよいよ隆盛してきた講道館柔道と、やっと明治維新の波をくぐり抜けた各流柔術は試合で戦った事も数多かったですが、結果的にそれが柔道と(一時的に)柔術の隆盛につながったわけです。
 一方、剣道は明治初頭に廃れはしましたが柔道・柔術と同じく明治中葉から再び少しずつ復興の兆しが見えました。
 そのころ、講道館柔道の隆盛を知った各流剣術流派は、「各流がバラバラではいけない。一致団結して『大日本剣道』というものを作ろう」という感じで各流古流の団体が集まって「剣道」が生まれました。
 まずは必要なのは試合制度。柔道が試合制度があるために隆盛をしたのは知っていましたから、試合制度のある古流・ない古流を問わず、
共通の竹刀・防具などの制定(長さ・重さなど。竹刀のある流派でも長さ・重さはまちまちでしたから、制定時点は相当に揉めたはず)
 さらに「形」の制定ではさらに大揉めに揉め(どの流派であろうと、自分の流派の形を制定形に入れて欲しいのは当然)
結局、形はどの流派にも属さない、かなりレベルの低い義務教育的な形を統一形として制定し、それ以上の形は各道場・流派に伝わる形を指導する、という形で落ち着きました。
(これが『大日本剣道形』、現在の『日本剣道形』です)
(続く)

44マスク・ザ・レッド:04/06/30 20:34 ID:204kQYaR
ですが。
 若者は退屈な形稽古を好まず、自由な動きの出来る試合ばかりを稽古するようになり、試合制度としての剣道は発達しました。
昇段審査も「日本剣道形」さえ覚えていれば問題はないので、結局、本来の稽古である「古流形」はどんどん廃れていきました。
 さて、ここまで書けばおわかりかと思いますが、現在、「古武道」として伝わる各流古流剣術の多くは、、本来的にこれらの古流形を消さずに伝承している「本来の日本剣道」という事になります。
(当然、試合となれば現在の剣道の道具を使います。)
(もっとも、明治のころに「大日本剣道」のグループには全く加入せず、江戸時代からの形稽古を中心とした稽古を続けている古武道流派も多く存在します)
とはいえ。
剣道人口全体からみれば、「古流形を伝承し、剣道連盟とは無関係な流派」や、「古流形を伝承しつつ、剣道連盟にも加入している流派」の何れも極めて少数であり、現在の剣道はほぼ「試合制度と初歩である日本剣道形のみ」のグループが占めている、ということになります。

柔術も結果的に、
「講道館柔道とは別個に存在し、形稽古を中心とした稽古をしている流派」「試合制度は講道館柔道のものを用い、形稽古は古流の稽古をしている流派」
の二種がありますが、いずれも「柔道(術)」人口全体からすれば極めて少数です。
(続く)
45マスク・ザ・レッド:04/06/30 20:35 ID:204kQYaR
さて、空手はというと。
これは今更説明の必要はないでしょうが、試合制度については「寸止め」「防具」「フルコンタクト」とありますが、本来は形(型)稽古を中心とした武術でありましたが、剣道・柔道と同じく、現在では試合制度を取り入れているところがほとんどです。
型をまったく排してしまったフルコンタクト団体も多いですが、型稽古にそれなりに時間をかける道場も非常に多いのが特徴といえなくもありません。

長々書きましたが要するに....
「柔術」と「空手」を隆盛の度合いとして比較するのは、上記の意味で間違っています。
「一般的な空手」と比較すべきは「柔道」であり、強いて「柔術」と比較するなら、試合制度を取り入れていない古流沖縄空手(松林流など)を比較すべきです。
(36さんが同様の事を述べておられますね)

37さんが悲しい現実を書いていますが確かにそうでしょうね。
明治初頭までは、「一つの村で一つの古流武術を伝承していた」ということも珍しくなかったようです。
それらの流派ですら、現在では恐らく一流につき、稽古されている方は多くても数十名しょうし....
「文化の保存」という面から、もっと稽古する人口が増えてくれればよいのですが....
46名無しさん@お腹いっぱい。:04/06/30 22:29 ID:25YeqZJ9
そのためには制定柔術を作って柔道とは違う形で、(例えば杖術における杖道のように)普及させる事が望ましいかと。
こういう話は話はこっちでやってるけど・・

日本柔術のスタンダードの再編を考察してみる場所
http://sports7.2ch.net/test/read.cgi/budou/1075656226/l50


47名無しさん@お腹いっぱい。:04/07/12 00:19 ID:hETN/55r
統合団体がないからしょうがない
48名無しさん@お腹いっぱい。:04/07/25 22:03 ID:Yw1/DXsE
時代の流れには逆らえない
49名無しさん@お腹いっぱい。:04/08/13 22:10 ID:dCG+oQGQ
柔術は時代に取り残された
50名無しさん@お腹いっぱい。
戦後の武徳会解散と関係あるんじゃないか?