武道家だけど幽霊が怖い【ブルブル】

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1
いよいよ幽霊の出る季節だ。武道家らしい体験談を語ろう。
また種類別の対処方も考察しよう!

バ〜〜〜〜〜〜〜〜〜カ!

■ にわとりが、中2の時

  お家で、親戚の子供の面倒を見ながら・・
  勉強をしてますタ!

  何か子供の様子がおかしいので、注視していたら、
  「ガあ嗚呼!!ガあ嗚呼!!」との大絶叫♪ と共に、
  「大首♪」が現れますタ!(本当

  ビックラこいた!

  以上(ww
4名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/26 23:34 ID:YIV21n8N
足のない幽霊にローキックは有効か?
5名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/26 23:35 ID:YmLdzPp8
幽霊なんか気合ですぐおわる
6名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/26 23:38 ID:JiMmC+dw
死ぬのが、こわいよう!
えーん、えーん。
数え上げるとキリが無い位、
「霊魂♪」との遭遇が有るのですが・・

とりあえず、最新版!

ジョギングをしていて(夕方)、
林道を抜けかけた時・・・・
(川沿いのジョギングコース、周りには人っ子一人いない)

「ウ・ソ・つ・き 〜〜〜・・・・・・」(男の声)

声が聞こえた真上には、「墓地」がありますタ♪

はぁ・・・っぁ、はぁ・・・っぁ GET♪ GET♪
8名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/26 23:54 ID:YIV21n8N
↑HNかえたのか?
>>8 ???

  うんにゃ!
 
  コレは、「あくび」さんの・・マネ♪
  私も前から良く「顔文字」を使ってますタ!
10踏み込みの鬼:03/05/26 23:56 ID:tZ9wmj5C
大首てどんなんですか?
>>10

そいつ = 大首!

は、音を出してたせいか?(絶叫!)
全部、「黒い粒子」で出来ていますタ♪
12三好 ◆0HJqMni0dc :03/05/27 00:53 ID:vAKI0wb2
 ドッペルゲンガーなら2回見たことがありまつ。

 あと中学時代は、誰もいない道を一人きりで歩いている時に後ろから肩を叩かれたり、
耳元で名前を呼ばれたりしたので、パッと振り向いたら誰もいなかった、なんて事が
良くありました。
 まぁ、思春期にありがちなノイローゼみたいなものだと思うのですが。
13ライア:03/05/27 00:54 ID:ckaxDKKu
霊も神秘系格闘技も信じてなかたが、占師に手相見せただけで全てを当てられ、神秘系格闘技を信じるようになった。今は占師が副業(笑)
14名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/27 00:57 ID:TYO6FPUW
>>13
漏れをうならってみてくさい
15名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/27 00:58 ID:sx6yY11q
大首かぁ…音を出すと黒い粒子になる?
恐すぎ
聞いたり読んだりすると、見ちゃう人はかなり危険って話とか貼り付けると、
スレストのように止まっちゃいそうでつね(w

題して武道家でも怖いと思う話(w
1713:03/05/27 03:00 ID:kdqEfCHb
>>14 俺は手相しかできませんw
信じてないんでしょうけど・・・
手相ってものすごく当たりますよ。
オカルトトかとは全然違います。
怒ったり泣いたりすると表情が変わるように
手相も体調で変わるんです。激しくいた違い
18名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/27 08:32 ID:4ASF93Ri
>17
手相では現在までの事しか判りません。
19:03/05/28 00:05 ID:YNlEjHxn
以前、骨髄ドナーで○赤に入院したんだが、深夜に携帯出会い系で
遊んでいた。当然個室だ。
変態じみたカキコでハアハアしていると「痛いよー痛いよー」
と聞こえてくる。うるせぃ!気がちるわいボケッ!看護婦よべよと腹がたったが
部屋の天井からラップ音が・・・・。
しかしなんとしてもヤリ友GETしたかったので必死のボタン操作。
無事に手術の終わり、そこの会計が(男)友達で遊びにきた。
「この5皆はあまりいい話をきかない」とつぶやいていたが詳細を
教えてくれない。たしか聞こえたのは廊下の向こうでそこは外のはず・・・。
20山崎渉:03/05/28 16:41 ID:EOrbovmi
     ∧_∧
ピュ.ー (  ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  =〔~∪ ̄ ̄〕
  = ◎――◎                      山崎渉
21名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/28 20:07 ID:DVzGJP1p
以前、藁人形ではなく紙人形が林の木に木ネジで刺されていたのを発見。
その古ボケ変色した紙に生年月日、名前、そして髪型が書かれていた。
関係ないだろうけど付近で不倫の末の殺人、死体遺棄の現場がある。。。
22名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/29 21:52 ID:dCqvarSE
鬼太郎と戦うにはどんな技がいいのかな?まずサミングかな?
23名無しさん@お腹いっぱい。:03/06/07 17:30 ID:Yi8BH84G
まず、目玉オヤジを倒す。司令官を先に倒すのが基本。
昔から大の怪談好きで、J稲川が出る番組は欠かせません。
ですが、相当お化け苦手のヘタレです。

形意拳をやってるオタクから聞いたのですが、心意をやってた人(コイツもオタク)が自分の部屋に幽霊が出たときに、気迫を込めて一撃したら消えたらしいです(笑)ちなみにその技は頭突きだったとか。
ですのでまぁ、気迫でなんとかなるのではないかと(笑)
25本部指導員@お腹いっぱい。 ◆/0eN/quXXQ :03/06/09 11:51 ID:FCdaSD77
ほしゅ。
26名無しさん@お腹いっぱい。:03/06/09 12:03 ID:YrtZ+L3Q
以前、別スレで打った内容だけど
俺の友達で国体の選手に選ばれた奴がいるんだけど、
大会の為にホテルにチェックインした瞬間に、その部屋の空気が
べったりとまとわりつくような感じがしたという。
部屋割りは、そいつだけ一人部屋だったので、最初の頃は自分が、
ナーバスになっているのかと思っていたらしいが、
どうにも身体の緊張感が抜けない。

で、何下に掛け軸の裏側とかチェックしてみたら、
びっしりとお札が張ってあったそうな・・・
流石に部屋は変えてもらったらしい。


愛知の在るホテルで体験した友人の話でした。
27名無しさん@お腹いっぱい。:03/06/09 12:17 ID:iipMPbw2
霊は頭突きで消えるのかなぁ。
俺なら前蹴りでぶっ飛ばすかな
28名無しさん@お腹いっぱい。:03/06/09 13:16 ID:DcDrJ3bs
>>27
幽霊は足がなくて蹴りだせない...鬱
29名無しさん@お腹いっぱい。:03/06/09 13:24 ID:AEa2bPtb
武力の効果は疑問。
霊退治にはやっぱし変態行為がいいんと違うだろうか。
霊がでる ⇒ 寝巻きパッとめくって、立ってるチンコ見せ、ニタニタする
それで効かなけりゃ、
霊がでる ⇒ 寝巻きパッとめくって、立ってるチンコ見せ、チン毛ポリポリ掻いたり、引っこ抜いてプッと飛ばしたりし、ニタニタする
それでもダメなら、
寝巻きパッとめくって、赤いリボン巻いた立ってるチンコ見せ、チン毛ポリポリ掻いたり、引っこ抜いてプッと飛ばしたりし、ニタニタする

30名無しさん@お腹いっぱい。:03/06/09 13:54 ID:t9WCaBa4
>>29
あとでかぶれたり腐って真っ黒になるかもよ?
31本部指導員@お腹いっぱい。 ◆/0eN/quXXQ :03/06/09 20:27 ID:FCdaSD77
24の補足です・・。
なんでもそのオタクいわく、気迫を込めたっていうのは単純に気合入れてやったというわけではなく、
内三合と外三合を一致させ(?うろ覚え)、
呼吸法をもって気を生じさせて、それをケイに換えてうちだした。
「気」をこめた打撃は霊にも効果があるのだ。うんうん。
中国拳法まんせー。

……といいたかったみたいです(ため息)

ちなみに彼らは、そこから発展して、
「ハッケイとは、霊体に直接ダメージを与えるものだ。
だから生身の人間に打撃する時は、肉体より高次元にあるアストラル体(?)
に直接ダメージを与えることにより、より低次元の肉体へ干渉して(略)
だから体格が劣っていても強い打撃がうてる(略)」
という理論に到達していたようですので、妄想君であることは推して知るべしですね。
幽霊映っとるゾ♪(マジ

http://www.geocities.jp/niwatori847/index.html

33名無しさん@お腹いっぱい。:03/06/10 07:24 ID:MC9hNBfv
上げてみよう。
34本部指導員@お腹いっぱい。 ◆/0eN/quXXQ :03/06/10 12:15 ID:e0lK9yIj
先ほど、かつて大学の道場であったちょっと不思議な話しを思い出したので
眠い目を擦りながらひとつカキコを。すでに文章は完成してますので、
一気にコピペします。

うちの大学のクラブハウス(全クラブの部室の入った長屋)は、
昔精神科の隔離病棟だったものを改造して作られたものです。
立ち腐れ寸前の白い木造2階建て。
ヒビの目立つ壁には一面にツタが絡まり、
いまだ使用されてない空き部屋には、「主食庫」なんて毛筆の看板(しかも旧字体)が
かかったままになってると言う、いかにも「出そう」な建物です。
昔まだ病院として機能していた頃は、
地元では『武●川のキ●ガイ病院』と呼ばれて恐れられていたそうです
(地元民である某コテハン氏の情報)。

でね、結構あるんですよ、目撃談。ちらほらと。
ぼくも一回だけ、おかしなことがあったんです。
全然こわくないんだけど、なんか不思議な話し。そして実話。
35本部指導員@お腹いっぱい。 ◆/0eN/quXXQ :03/06/10 12:15 ID:e0lK9yIj

僕はウチの大学の合気道部の指導をしてます。
演武大会を目前に控えたある夏の午前。
ぼくは例によって道場に早く来すぎて、部員どもが来るのを待ってました。

何もせずに待ってるだけってのは、中々手持ち無沙汰です。
僕はそう言う時大抵道場の掃除をひとりでやっていて、
その日もホウキを片手にせかせかと動き回っていました。

ウチの道場は、前述のクラブハウスの一番奥にある、プレハブの離れになっていて、
誰かが道場に近づいて来ると、建物の構造上、歩いてくる一部始終が道場の窓から見えます。

だもんで、僕は誰かが近づいてくればすぐ見えるとおもい、
とくに窓の外には気を配ってませんでした。
36本部指導員@お腹いっぱい。 ◆/0eN/quXXQ :03/06/10 12:16 ID:e0lK9yIj

ホウキで掃いたゴミをあつめてちりとりで拾う。
すると視界の端。そこにはちょうど入り口に一番近い窓があったのですが、
誰かがその窓を、入り口に向かって歩く方向で横切った。
「ん?」とそっちを見ると、白い道着にショートカットの頭が丁度窓枠のそとに消えるところ。

「あれ?近づいてくるの見落としてたか」
掃除に熱中しすぎていたのかな、おれは。

ですがまぁ、さっきのは髪型から推測するに後輩の●●さん。
窓と僕の距離は2mくらい。そして窓は入り口のすぐ横ですから、
あと三秒もすれば●●さんは道場に入ってくるはずです。

「……ちょっとおどかしてやるか……」
おとなしく見ておればよいものを、ここで山東笑覇王の血が騒いだ(by 松田留置)
37本部指導員@お腹いっぱい。 ◆/0eN/quXXQ :03/06/10 12:17 ID:e0lK9yIj

ホウキを構えて入り口の脇にササッと隠れ、●●さんがガラス戸を空けるのを待ちます。
入ってきた瞬間に、こないだ教えた太刀取りの要領でホウキで切りかかってやろうという魂胆です。
当たったら危ないから、ゆっくりとね。
気合はオーソドックスに「えいっ!」かな。
うまくサバけたら、ご褒美にかき氷でもおごってあげよう。
そんな事を考えながら待っていました。ところが…。
五秒立とうが十秒立とうが彼女は道場に入ってきません。

「???」

位置的に、彼女と僕は薄いプレハブの壁を隔てたところにいるはず。
外の音も非常に良く聞こえてくるので、歩いていれば絶対に音が聞こえるはずです。
ところが音は聞こえない。
歩いている音が聞こえないと言うコトは、●●さんはその場に立ち止まってる……?
38本部指導員@お腹いっぱい。 ◆/0eN/quXXQ :03/06/10 12:18 ID:e0lK9yIj

おかしいなぁ、何しとんねん。それとも気付かれた?

さらに十秒ほど待ったものの、プレハブの壁の向こうにいるはずの彼女には、
一向に動きがありません。
しかし、息遣いと言うかなんというか、そこにいる音、気配はしている。
しびれを切らした僕は彼女に何かあったのかと思い、構えていたホウキを収めて、
入り口からそとに向かって顔をだしました。

「●●さん、どうかしたの?」
なんで立ち止まってるの?と聞こうとしたぼくは、

いるはずの人がそこにいないことに気付きました。
いえ、正確には、そこには誰もいませんでした。もちろん母屋までの道にも、だーれもいない。
39本部指導員@お腹いっぱい。 ◆/0eN/quXXQ :03/06/10 12:20 ID:e0lK9yIj

「え??」

僕が人影を見てから入り口の脇に隠れるまで、せいぜい2秒。
隠れる場所などどこにもない狭いところで、さっき窓を通りすぎた人物はいなくなりました。
ぼくは間抜けにも1人で待ってたわけです。

「……」

僕は結局状況が理解できないまま首をひねっていました。
二十分ほどして部員がちらほらと集まってきましたが、
とてもその事を話す気にはなりませんでした。
ちなみに●●さんは、その日は寝坊したと言って三十分遅れて道場にやってきました。
「一回寝ぼけて道場きた?」と聞きましたが、「いいえ」と言われて怪訝な顔をされました。


以上です。あんまり怖くなくてすんません。
この道場では他にも目撃談があるんで、ご要望があれば書き込みます。
40名無しさん@お腹いっぱい。:03/06/10 12:26 ID:uPVgkgUM
>>34-39
これ系な話ですね。

不可解な体験、謎な話〜enigma〜 Part13
http://hobby3.2ch.net/test/read.cgi/occult/1053493853/l50
自分では「ほんのりと怖い話しスレ」のつもりで書きますた。
実はエニグマスレは読んだこと無いや。

他の方の体験談や聞いた話も読みたひ
42名無しさん@お腹いっぱい。:03/06/10 12:48 ID:ropFr9A8
>本部指導員さん
もっとキボーン
43名無しさん@お腹いっぱい。:03/06/10 13:28 ID:imiABfeD
うちの道場はふるーい雑居ビルの地下1Fにあって、うち以外は
だれもテナント入ってないから、夜最後の1人になって帰るとき
けっこうこわい。
霊体験なんてのはないんだが。
44マスク(゚王゚)ド(・王・)日拳 ◆NIkKENeO/M :03/06/10 13:47 ID:Px7PUSRi
漏れの体験では無い上、怖くない話ですが・・・

ある夏の夜、夜中の3時頃女の子の友達から電話がかかってきました。
出ると泣いています。
その女友達は学生時代に他の女友達とで色々心霊云々言われてる所で肝試しなどして写真を
取ったりしていたせいか、電話かけてきた子は見えるように、一緒に行ってた子は写真取るたびに
変なモノが写るようになってしまっている…ような子ですた。

漏れ「どうしたの?彼氏とでも別れたか?」

友達「いや…、今寝てたら金縛りにあって、中年のオジサンの声で『もう氏んじゃおうよ』って
   言われたの…最近色々落ち込んでたからメチャクチャ怖くって…家中の電気つけて友達に
   電話してたの」
( 中  略 )
漏れ「そうか〜。俺はそうゆうの見えないからわかん無いけど、災難だったねぇ…あ、そうだ!」
漏れ「よく怖い話の再現VTRとかだと、幽霊って布団の上とか天井にいるよね?だから、うつ伏せ
   に眠れば、出てこられても見なくて済むんじゃない?」

(すると・・・逆ギレされますた(w)
45マスク(゚王゚)ド(・王・)日拳 ◆NIkKENeO/M :03/06/10 13:48 ID:Px7PUSRi
( 続  き )
友達「そんなんで済むならとっくにやってんだよ!」

漏れ「え!?じゃあ、何でだめだったの?うつ伏せ。」

友達「前にうつ伏せで寝たら、深夜に目が冷めて、ふと下見たら自分の体が有ったの…幽体離脱して
   たの!んで、体の中に戻らないと氏んじゃう!って必死に戻ったの。」
友達「それで、死ぬかもしれない恐怖味わうくらいなら、まだ見た方が良い…と」

漏れ「なるほど〜!!だから幽霊見ちゃう人はいつも仰向けで寝てんだ!(感心」

・・・という、豆知識の話です(w
46名無しさん@お腹いっぱい。:03/06/10 13:49 ID:uPVgkgUM
みなさん色々な体験談を持ってるんですね。
漏れは何もないです。
47本部指導員@お腹いっぱい。 ◆/0eN/quXXQ :03/06/10 14:09 ID:e0lK9yIj

1.空手部の先輩ふたりが遅くまで残って稽古していたとき、
窓の外を白く光るものがフワ〜っと何度も横切った。
ビビって道場の電気も消さずに飛んで帰った。

2.同じく空手部の女子部員が稽古のあと部室に向かっていた。
疲れていたので下を向いて歩いていたが、足音がしたのでチラッと前を見ると、
ちょっと前の曲がり角を誰かが曲がった。部員だとおもって追いかけて角を曲がると、誰もいなかった。ていうかその角の先は行き止まりだった。

3.集合写真で心霊写真が撮れたクラブがあった(らしい)

4.上岡龍太郎が『探偵!ナイトスクープ』の収録で大人気無くマジギレ。
VTRのあと自分のコメントがつまらなくてCMに入ったのを、
「言論封鎖」と言い張って収録を無視して帰ったという、
例の『医学生の下宿に幽霊事件』の依頼人の医学生は、
何をかくそうウチの大学の先輩。

クラブハウス&道場にまつわる話は、これくらいですわ。(四番は違うか。)
また思い出したら書きます。
48マスク(゚王゚)ド(・王・)日拳 ◆NIkKENeO/M :03/06/10 21:08 ID:Px7PUSRi
仰向け・うつ伏せの寝方の怖い話があったので、一緒にどぞ!

(以下転載)
友達の体験談

俺の友達は金縛りにしょっちゅうあう人でその日も金縛りに会ったそうです。
1回目、2回目とも金縛り中に肩をたたかれ、「母親が俺をおこそうとしたのかなー」
と思い母親のところにいったのですが深夜なので母親は寝ていました。
それと同じ事がその晩数回続いて彼はあることに気がつきました・・・
「いつもあおむけに寝ているからかなしばりにあうのかなー」
そう考えて横向きに寝転がった瞬間
「君もそう思うかね」
彼以外にその部屋の中に誰もいなかったのに誰かがそう言ったのです。
「えっ!?何!?」
わけがわからずあっけにとられていると。
「今夜で君も終わりだな」
かれはその晩眠れなかったそうです・・あたりまえか
49名無しさん@お腹いっぱい。:03/06/11 08:58 ID:Yh/4y+VA
ブルッ!!
50喧嘩無敵:03/06/17 11:23 ID:r87+tzDU
上げ
51本部指導員@お腹いっぱい。 ◆/0eN/quXXQ :03/06/21 10:32 ID:wBQ2LrrX
保守。
やっぱりオカ板にリンク張るべきか……。
52名無しさん@お腹いっぱい。:03/06/22 02:00 ID:zgWQO5PB
俺、カナシバリにあったこと結構あります。
といってもたしなむ程度ですがね。

カナシバリにあうといつも面白いので
無理矢理おきようとします。
勿論目もばっちりあけます。
別段アナザーワールドと接触するわけではないんですが
目をあけて仰向けから体を横にしようとすると、
目の前の景色が、・・・あああああ
5352:03/06/22 02:20 ID:G0i7jLb/
落ち着いて!落ち着いて!まーくん!平気だから!

あああ、う、ウン
なんかね、目の前の景色だけ移動するの。
だけど、すぐに天井が見えるもとの視界にもどるの。でやっぱり体動いてないの

なんか全然怖くないよ?
思いだしたの、強烈なのイッコあ ああ ああああ

まーくん!どうしたのまーくん!
昔、「このお金は呪われている」とお布施を大量にださせ、その大金を燻製にした
カルト宗教が騒がれたことありますたね。以下はそのバックボーンに使われてる可能性
のある話です。


皆さんは、呪われたお札と言う噂を聞いたことがあるだろうか。
私の祖母は、田舎で雑貨屋をやっていて、いろんなお客さんや
問屋さんからさまざまな話を聞いているらしいのだが
その中で最近多い話がこの呪われたお札の話である。

例えば、パチンコに馬鹿勝ちした人が、両替し帰る途中に
強盗に合い、よせば良いの争い、ナイフで刺され命を落とし
お金を奪った強盗も巡回中の御巡りさんに追われ、
道路に飛び出し、車にはねられ奪ったお金を握り締めながら
亡くなったとか・・・。
例えば、車を買うためコツコツお金を貯めてちょうど100万になったので
明日、車を買いに行くとお金を銀行から下ろしたが、
100万と言うお金を始めて纏めてもったので、
以前よりやりたかった、お金を枕に寝る。ということをやってみた。
その100万の内ほとんどが呪われたお札だった所為なのか
次の日彼は、そのお金を握り締め、物凄い形相で亡くなっているところを
家族に見つけられたとか。

例えば、宝くじで数百万あたり家族で何に使おうか
話し合っているときに、それまで中の良かった家族だったはずなのに
争いだし、みんなで包丁やナイフ、鋏などを持ち出し
みんなが亡くなるという惨劇になった話だとか。
こういった話が全て呪われたお札が絡んでいるらしいと言うのである。
呪われていなくてもこういった話の中に出てくるお札はそれだけで
人の恨みを受けているとは思うのだけど、祖母が言うには
諸説はいろいろあるらしいのだが、
借金を抱えた女霊能者が自殺するときに持っていたお金に
呪詛の言葉を唱えたとか
ある有名な新興宗教が最後の最後にみんなであるだけのお金に
呪いをこめたとか
とにかくお金に恨みを持っている人は多いらしい。
さらに最初の呪いを篭められたお札と一緒に上記の事件などに
関わったお札にも呪いがうつり、増えていくらしいのだ。

そのお札は、一枚や二枚ではさほど大きな力は無いらしいのだか、
5枚、10枚とたまるとかなりの力を持ち、
それ以上たまると遅くても2,3日の内に不幸な目に会うらしい。
また、一枚以上そのお札を持っているとそのお札が他の
不幸のお札を呼び増えていくらしいのだ。

さて、そのお札の特長は、最初の呪いがかかっているものは
右隅に血のような赤黒い染みがついているのだが
呪いが移っていったものは、透かしの顔が微妙に変化してしているのだ。
光に透かしてみると口が少し開き、目が光ったようにあなたを睨んでいたら
多分それは呪われたお札だからすぐに使った方が良い。
5枚、10枚貯まる前に。

(転載終了)
  γ⌒⌒⌒"'-^~〜、   
  ζ  ,,, ,, , , ,,, ,, , ,  ヽ  
   ノ シ'"        ゙'ミ i  
  (彡           ミミ )  興奮しすぎてずれちゃったんだ!
  トシ┏━━ノヽ━━┓トヾ)
   ミ| < ● >  ;;< ● >、|ヽ)
  | ノ ゙ - ' | l ヽ - '  |トiミ
  ヽ_ヽ   、_ ,ィ   / |ノν
     | iii■■ ■■iii /| ν  
     l `ヘ三三ヲ^ l    
      ト  ~""~  /    
       ヽ__ ノ      

いやいやいや、あたし稲川淳二って者ですけどねぇ、ふーらふーらふーらふーら
してるうちに2getっていうんですか?しちゃったんですよ、ええ。

>>3 あたしも嫌いじゃないもんだから、あーでもねーこーでもねーってやってたわけですよ。
>>4 あれ?おかしいなー、変だなーって思ったんだ、うん。
>>5 イィィィィバッタン!イィィィバッタン!
>>6 あり得ない!あり得ないんだ、こんなこと!だってそうでしょう!?
>>7 もう汗がブワァァァって噴き出してきましたよ、ブワァァァって。
>>8 あなた キュルキュルキュル でしょ?
>>9 うわー悲惨だな悲惨だな悲惨だなぁー!
>>10 …こういうことって…あるんですねぇ…。
58本部指導員@お腹いっぱい。 ◆/0eN/quXXQ :03/06/24 11:55 ID:R/ZRLfmR
じゅ、じゅんじ!
オカ板から出張してきたのかい!?
59名無しさん@お腹いっぱい。:03/06/24 11:58 ID:kH1gLdJ5
そもそも、そんなお札が存在する時点で日本経済はおわっとるな。
銀行はどうなる?(笑

は!今の不況もまさかそのお札のせい?!
60ハゲキモイ:03/06/24 12:11 ID:2n+dmGf5
ハゲ-
61ショート劇場:03/06/24 13:16 ID:jv/ca2rd
  ズンダカダッズンズン♪ ズンダカダッズンズン♪
   ショ――トげぇーきぃじょ――お、お――お、お―― (^○^)♪


 ビデオ係は液晶画面から目を離して、顔をあげた。
「もうやめましょうよ、姐さん。これ、まずいっスよ」
「え? なんで?」
 彼は俯いた。答えようともせず、顔じゅう小刻みに震わせている。
「ねえ、なんだってば」
 彼は下を向いたままだ。そして無言でこわばる手をあげた。その指先は画面を指していたが、忌むように目を背けていた。代わりに彼女の顔を泣きそうにのぞき込むのだった。ようやく彼が口を開いた。
「う、写ってるんですよ」彼は目を見開いて彼女を見る。


           ま――た、あーた――♪ じゃんじゃん
62よっちゃんの子分:03/06/25 00:16 ID:Vl+zR0u0
鏡でフォームチェックしてる皆様へ・・・
名前:謎 投稿日:02/09/18 20:37
高3のとき、オレ夜一人で留守番をしていたのヨ。

その時は丁度10月頃。「秋」って感じの静かな夜。
虫の声が外から聴こえてきてて、リビングでマターリ。
リビングの隣は両親の寝室になっていて、
そこには古いドレッサーが置いてある。
鏡台ってやつかな。大きな鏡がついてる机。
何を思ったのか、オレはその鏡の前に立って
「なんとか拳の構え」みたいなポーズをとりつづけた。
…他人に見られてたら多分恥ずかしさで死ぬ。

その部屋はさっき書いたようにリビングの隣。
襖で区切られた部屋だったけど、いつも襖は全開。
リビングの照明つけていたから、その部屋の明かりはつけてなかった。
ちょっと薄暗がりの中鏡に向かって怪しいポーズをするオレ。
と、目を閉じて瞑想→ゆっくり目を開くことをした時。

鏡の奥。薄暗い部屋の奥の押入れの前に、誰か人が立ってる。
?? 洗濯物かなとはじめは思った。
でも違う。ちゃんと足がある。体格からして男。
リビングから届くわずかな光で肩から下は確認できたが、
ただ、暗くて顔がどうしてもわからない。でも結構若かったと思う。
微動だにしない鏡の中の男。

続く
名前:謎 投稿日:02/09/18 20:38
俺の頭の中で、「泥棒」とかの外部侵入者の推測は一切吹っ飛んだ。
何か「ヤバイ」ものだと頭が理解(認識)した瞬間。
オレは足を肩幅に開き両手を前に突き出した「瞑想の構え」のまま硬直した。
鏡の中のそいつから目が離せなくなる。
虫の声と、時計の「チッチッ」という音がいやによく聴こえる。
「動いたらマズイ」とか、「振り向いたらヤバイ」だの勝手な解釈で
オレには鏡の男を見据えたまま動くことができなかった。
と、男の体が僅かに動いた。肩を上下に揺らしている。

…こいつ、笑ってるんだ!
なのに、「クックック」とかの笑い声も何も聴こえない。
初めて体中がゾクッ! と恐怖に包まれた。
歯を食いしばってるオレ。
ただ肩を上下させ笑い続けるそいつ。嘲笑してる感じがした。

と、男が突然歩き出した。
「こっちに来るな!」と思った矢先、
そいつはリビングの方に消えていった。
鏡からそいつが消えてから、「うわぁ!」と意味の無い声を張り上げたオレは
全速力で自分の部屋に戻って布団にくるまり震えた。

家族に言っても誰も信じちゃくれないし、そんな男には心当たりは無いと。
以来、そいつには会ってない。
よくわからない体験だった。
65本部指導員@お腹いっぱい。 ◆/0eN/quXXQ :03/07/11 08:41 ID:tWv3AEep
>日拳タソ
こ、こわ!!
家の鏡どころか、道場の鏡でフォームチェックするのもためらわれますわ(ーー;
66名無しさん@お腹いっぱい。:03/07/11 09:55 ID:GugJBK9u
俺の、じいちゃんの話なんだけど
じいちゃんは昔剣道をやってて、道場を開いていた、高校生や大人を中心に教えていた
ある日じいちゃんがいつものように道場に行くと一人の道場生が走りよってきて
「先生!昨日夜に道場で残って練習をしていたら変なものを見てしまいました」
っと言ってきた、じいちゃんは訳がわからず、そのまま話を聞いていくとどうやら
「幽霊」が出たという話、じいちゃんはそんなアホみたいな話を信じることもなく
何週間が過ぎた、ある日の事、またいつものように道場に行くと、今度は道場生全員が
よってきて、「幽霊が出るんです、どうにかしてください」
っという話だった、道場生の半数が目撃しており じいちゃんも今度ばかりは
信じるしかなっかった、じいちゃんは俺が何とかしようと思い、ある日のこと
練習が終わってじいちゃんは道場に残ることにした、しかしいつまでたっても
幽霊は出てこない、そこでじいちゃんはその日の夜道場に泊まることにした
じいちゃんが布団を引いて寝ていると、どこからともなく誰かの喋り声が聞こえてきた
じいちゃんは道場生が忘れ物でもしたのかなと思い無視して寝ていると
その声はどんどん大きくなっていく、明らかに大勢の人が話しているような感じ
これは何かおかしいと思い、枕もとにあった木刀を持って立ち上がった
しかしそこには誰もいなかった、大勢の話し声もぴたりと止まった・・・
じいちゃんは首をかしげながらも、また眠ろうとしたその時!じいちゃんの
後ろから声が聞こえた、「誰だ!!!」振り向くとそこには人の形をした青白い
霧のような物があった!じいちゃんが木刀を構えると、今度は大勢の話し声が
聞こえてきた、じいちゃんはビックリしてあたりを見渡すと道場の床の間という
間から無数の人の形をした青白い霧のようなものがにょきにょき出てきてくるではないか
それは百とも二百ともいう数だったらしい、さすがのじいちゃんも腰を抜かしそうになったが
すごい形相でにらみ返し、「お前らなんかには負けん!今度出てきたらタダじゃおかんぞ!!」
っと木刀を上段の構えに持ちなおすと、その幽霊たちは煙のように消えていったという
それ以来道場に幽霊が出ることはなかったそうだ・・・
恐るべし俺のじいちゃん・・・。
67名無しさん@お腹いっぱい。:03/07/11 09:56 ID:GugJBK9u
俺の、じいちゃんの話なんだけど
じいちゃんは昔剣道をやってて、道場を開いていた、高校生や大人を中心に教えていた
ある日じいちゃんがいつものように道場に行くと一人の道場生が走りよってきて
「先生!昨日夜に道場で残って練習をしていたら変なものを見てしまいました」
っと言ってきた、じいちゃんは訳がわからず、そのまま話を聞いていくとどうやら
「幽霊」が出たという話、じいちゃんはそんなアホみたいな話を信じることもなく
何週間が過ぎた、ある日の事、またいつものように道場に行くと、今度は道場生全員が
よってきて、「幽霊が出るんです、どうにかしてください」
っという話だった、   続く
68名無しさん@お腹いっぱい。:03/07/11 09:59 ID:GugJBK9u
>>67
あぁぁぁ〜 間違えた!!>>66が全文です、重複ごめんなさい・・・
怪我の理由
(全2ページ)
--------------------------------------------------------------------------------
俺の三つ上の兄貴は気合の入った硬派で鳴らしていた。市内の工業高校では柔道部の主将を務め、
学校でも一目置かれる存在だった。そんなある日、夜十時くらいに病院から電話があった。

兄貴がボコボコにされて病院に担ぎ込まれたらしい。
両親と俺は病院に駆けつけた。兄貴は全身打撲でうんうん唸っていた。
医者は傷害事件かもしれないから、警察に連絡した方がいいと言ったが、
兄貴は朦朧としながらも拒否したそうだ。
親も翌年に大学の推薦が決まっていたので、それは止めた。
兄貴は一週間ほど入院して、自宅に戻ってきた。
なぜ怪我したのか、誰にやられたのか、兄貴は一切話そうとしなかった。

それから数年たち、俺は兄貴の住む東京へ遊びに行った。
夜、六畳一間の部屋で布団を並べて寝ながら、俺と兄貴は話をした。
思い出話から、あの夜の出来事に及んで、兄貴は初めて口を開いた。
それは信じられない話だった。
あの日兄貴は部活をサボって、体育館の放送室で寝ていたそうだ。
すっかり寝入ってしまい、目が覚めたのは夜だったという。
当たりは真っ暗で、体育館の照明もブレーカーが切ってあった。
それでも手探りでなんとか螺旋階段を下り、ステージの方に出た。

体育館の出入り口には誘導灯があり、そこを目指して歩いていると、何かの気配を感じたらしい。
しかし周囲を見回しても、暗闇で何も見えない。兄貴は大声で誰かいるのかと話し掛けたという。
すると、背後からバスケットボールが飛んできたそうだ。
俺ならそこで怖くなって逃げると思う。

兄貴は違った。
ボールが飛んできた方に向かって、この野郎とか喚きながら突進した。
そこから先は無我夢中であまり覚えていないそうだ。
感覚としては、相手は一人じゃなかったらしい。
四方八方から、1個のボールが兄貴に向かって投げつけられた。
逃げようとすると顔面にボールがぶつけられ、しゃがみ込むとまた飛んでくる。
ほとんどリンチだった。どうにかドアの方まで辿り着くと、背後で笑い声がしたそうだ。そして拍手も。

兄貴は当時のことを思い出したらしく、話し声が震えているようだった。
俺は寝たふりをして、わざとイビキをかいた。
で?で?わくわく…
おぉ〜。
これもまたコワ・・・・・・
霊が自分を酷い目に合わせて尚且つ嘲笑ってるのって、こわいですね〜。
73名無しさん@お腹いっぱい。:03/07/11 11:09 ID:GugJBK9u
あげ
74モバイルからマスクド日拳:03/07/14 14:53 ID:NbSHAL4n
くねくね?

 \( )/
((  ))))
  ((

http://bq.ws34.arena.ne.jp/img-box/img20030714112833.jpg
75モバイルからマスクド日拳:03/07/14 14:59 ID:NbSHAL4n
分からない方が
--------------------------------------------------------------------------------
わたしの弟から聞いた本当の話です。弟の友達のA君の実体験だそうです。

A君が、子供の頃A君のお兄さんとお母さんの田舎へ遊びに行きました。
外は、晴れていて田んぼが緑に生い茂っている頃でした。
せっかくの良い天気なのに、なぜか2人は外で遊ぶ気がしなくて、家の中で遊んでいました。

ふと、お兄さんが立ち上がり窓のところへ行きました。A君も続いて、窓へ進みました。
お兄さんの視線の方向を追いかけてみると、人が見えました。
真っ白な服を着た人、(男なのか女なのか、その窓からの距離ではよく分からなかったそうです)が1人立っています。
(あんな所で何をしているのかな)と思い、続けて見るとその白い服の人は、くねくねと動き始めました。
(踊りかな?)そう思ったのもつかの間、その白い人は不自然な方向に体を曲げるのです。
とても、人間とは思えない間接の曲げ方をするそうです。くねくねくねくねと。
A君は、気味が悪くなり、お兄さんに話しかけました。
「ねえ。あれ、何だろ?お兄ちゃん、見える?」すると、お兄さんも「分からない。」と答えたそうです。
ですが、答えた直後、お兄さんはあの白い人が何なのか、分かったようです。

「お兄ちゃん、分かったの?教えて?」とA君が、聞いたのですが、お兄さんは「分かった。でも、分からない方がいい。」
と、答えてくれませんでした。

あれは、一体なんだったのでしょうか?今でも、A君は、分からないそうです。
「お兄さんに、もう一度聞けばいいじゃない?」と、私は弟に言ってみました。これだけでは、私も何だか消化不良ですから。

すると、弟がこう言ったのです。「A君のお兄さん、今、知的障害になっちゃってるんだよ。」
76モバイルからマスクド日拳:03/07/14 15:01 ID:NbSHAL4n
くねくね
--------------------------------------------------------------------------------
これは小さい頃、秋田にある祖母の実家に帰省した時の事である。
年に一度のお盆にしか訪れる事のない祖母の家に着いた僕は、早速大はしゃぎで兄と外に遊びに行った。
都会とは違い、空気が断然うまい。僕は、爽やかな風を浴びながら、兄と田んぼの周りを駆け回った。
そして、日が登りきり、真昼に差し掛かった頃、ピタリと風か止んだ。
と思ったら、気持ち悪いぐらいの生緩い風が吹いてきた。
僕は、『ただでさえ暑いのに、何でこんな暖かい風が吹いてくるんだよ!』と、
さっきの爽快感を奪われた事で少し機嫌悪そうに言い放った。
すると、兄は、さっきから別な方向を見ている。その方向には案山子(かかし)がある。
77モバイルからマスクド日拳:03/07/14 15:04 ID:NbSHAL4n
『あの案山子がどうしたの?』と兄に聞くと、兄は『いや、その向こうだ』と言って、ますます目を凝らして見ている。
僕も気になり、田んぼのずっと向こうをジーッと見た。

すると、確かに見える。何だ…あれは。遠くからだからよく分からないが、人ぐらいの大きさの白い物体が、くねくねと動いている。
しかも周りには田んぼがあるだけ。近くに人がいるわけでもない。
僕は一瞬奇妙に感じたが、ひとまずこう解釈した。
『あれ、新種の案山子(かかし)じゃない?きっと!今まで動く案山子なんか無かったから、農家の人か誰かが考えたんだ!
多分さっきから吹いてる風で動いてるんだよ!』
兄は、僕のズバリ的確な解釈に納得した表情だったが、その表情は一瞬で消えた。
風がピタリと止んだのだ。しかし例の白い物体は相変わらずくねくねと動いている。
兄は『おい…まだ動いてるぞ…あれは一体何なんだ?』と驚いた口調で言い、気になってしょうがなかったのか、
兄は家に戻り、双眼鏡を持って再び現場にきた。
78モバイルからマスクド日拳:03/07/14 15:07 ID:NbSHAL4n
兄は、少々ワクワクした様子で、『最初俺が見てみるから、お前は少し待ってろよー!』と言い、はりきって双眼鏡を覗いた。
すると、急に兄の顔に変化が生じた。
みるみる真っ青になっていき、冷や汗をだくだく流して、ついには持ってる双眼鏡を落とした。
僕は、兄の変貌ぶりを恐れながらも、兄に聞いてみた。『何だったの?』兄はゆっくり答えた。

『わカらナいホうガいイ……』すでに兄の声では無かった。

兄はそのままヒタヒタと家に戻っていった。
僕は、すぐさま兄を真っ青にしたあの白い物体を見てやろうと、落ちてる双眼鏡を取ろうとしたが、
兄の言葉を聞いたせいか、見る勇気が無い。しかし気になる。
遠くから見たら、ただ白い物体が奇妙にくねくねと動いているだけだ。
少し奇妙だが、それ以上の恐怖感は起こらない。しかし、兄は…。

よし、見るしかない。どんな物が兄に恐怖を与えたのか、自分の目で確かめてやる!
僕は、落ちてる双眼鏡を取って覗こうとした。
79モバイルからマスクド日拳:03/07/14 15:11 ID:NbSHAL4n
その時、祖父がすごいあせった様子でこっちに走ってきた。
僕が『どうしたの?』と尋ねる前に、すごい勢いで祖父が、『あの白い物体を見てはならん!見たのか!
お前、その双眼鏡で見たのか!』と迫ってきた。
僕は『いや…まだ…』と少しキョドった感じで答えたら、祖父は『よかった…』と言い、
安心した様子でその場に泣き崩れた。

僕は、わけの分からないまま、家に戻された。
帰ると、みんな泣いている。僕の事で?いや、違う。
よく見ると、兄だけ狂ったように笑いながら、まるであの白い物体のようにくねくね、くねくねと乱舞している。
僕は、その兄の姿に、あの白い物体よりもすごい恐怖感を覚えた。

そして家に帰る日、祖母がこう言った。
『兄はここに置いといた方が暮らしやすいだろう。
あっちだと、狭いし、世間の事を考えたら数日も持たん…うちに置いといて、何年か経ってから、
田んぼに放してやるのが一番だ…。』
僕はその言葉を聞き、大声で泣き叫んだ。以前の兄の姿は、もう、無い。
80モバイルからマスクド日拳:03/07/14 15:12 ID:NbSHAL4n
また来年実家に行った時に会ったとしても、それはもう兄ではない。
何でこんな事に…ついこの前まで仲良く遊んでたのに、何で…。
僕は、必死に涙を拭い、車に乗って、実家を離れた。
祖父たちが手を振ってる中で、変わり果てた兄が、一瞬、僕に手を振ったように見えた。

僕は、遠ざかってゆく中、兄の表情を見ようと、双眼鏡で覗いたら、兄は、確かに泣いていた。
表情は笑っていたが、今まで兄が一度も見せなかったような、最初で最後の悲しい笑顔だった。
そして、すぐ曲がり角を曲がったときにもう兄の姿は見えなくなったが、僕は涙を流しながらずっと双眼鏡を覗き続けた。
『いつか…元に戻るよね…』そう思って、兄の元の姿を懐かしみながら、緑が一面に広がる田んぼを見晴らしていた。
そして、兄との思い出を回想しながら、ただ双眼鏡を覗いていた。

…その時だった。見てはいけないと分かっている物を、間近で見てしまったのだ。『くねくね』
81モバイルからマスクド日拳:03/07/14 15:22 ID:NbSHAL4n
「くねくねしたモノ」に関する情報
http://www.currymania.info/log/kunekune.txt
82山崎 渉:03/07/15 11:56 ID:5fHDO77O

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄
83名無しさん@お腹いっぱい。:03/07/15 14:53 ID:k59FzGDT
こわ!!あげ!!
84本部指導員@お腹いっぱい。 ◆/0eN/quXXQ :03/07/15 17:25 ID:NSK3vuS8
>くねくね
こっ!!!!!こわぁあああー!!!
泣きそう…。
85モバイルからマスクド日拳:03/07/15 17:29 ID:Px+KCRtU
夏に田園風景の見れるトコに合宿など行かれる方は、楽しみが増えたはずです(w
86本部指導員@お腹いっぱい。 ◆/0eN/quXXQ :03/07/15 17:36 ID:NSK3vuS8
>日拳タソ

しょ、小豆島に合宿いくのに!
海も山もあるのに!
こえぇー!こわすぎる!(TT)
87須加バカ1:03/07/15 17:40 ID:9S6aEsGF
くねくねってネーミングもなんか怖いですな。
ぐにょぐにょとかふにゃふにゃではあんまり怖くないのに。
日本語の妙。
88モバイルからマスクド日拳:03/07/15 18:25 ID:Px+KCRtU
渡辺真智子『迷い道』
ひとつ曲がり角ひとつまちがえて、迷い道くねくね〜♪

を思い出しますた(w
89モバイルからマスクド日拳:03/07/15 18:29 ID:Px+KCRtU
>本部指導員さそ
う、うらやますぃ・・・うらやますぃので海の話も貼りますよ。(w
90モバイルからマスクド日拳:03/07/18 23:40 ID:PESoHKNZ
http://bq.ws34.arena.ne.jp/img-box/img20030718020152.jpg

こ、これは・・・左の奴は・・・
91名無しさん@お腹いっぱい。:03/07/19 06:44 ID:onnw1NYl
>>90

ワロタ
92モバイルからマスクド日拳:03/07/19 11:40 ID:h1L4d4EO
>>90の左のヤシってなんですか?
カカシ?
93烏骨鶏:03/07/20 01:20 ID:3Gab3XNM
何年か経って田んぼに放したら、彼もくねくねになるんでしょうか?
94モバイルからマスクド日拳:03/07/21 00:53 ID:RgK7Ojny
写真もう無いですが、90の写真の左に写ってたのが何かわかっちゃった>>91さんは今頃
・・・・・・くねくねですか?(w
95内股:03/07/28 02:55 ID:GvcIDq2w
武道とは全然関係ない話ですいません。
自分が社会人2年目で、昼も夜もなく仕事をしていた頃の話です。

その晩自分は、くたくたに疲れて窓を背にして横を向いて寝ていました。
ふと目が覚めると体が全く動きません。
「またか・・・。」
それまでにも金縛りに遭ったことはあって、それらしきものに乗っかられたりとか、
顔を覗き込まれたりとかした事もあったんですが、その時はめちゃくちゃ疲れてたんで、
いつもの普通の金縛りだと思い、
「きっとでないだろう・・・」
と、たかをくくって金縛りをときにかかりました。
96内股:03/07/28 02:56 ID:GvcIDq2w
すると、後ろの窓のほうでなんか気配を感じます。
それに続いて、なんか黒い人のようなものが窓を開けて入ってくるのが
頭の中に映像として浮かび、それは次の瞬間には自分の頭の後ろに
しゃがみこみました。
そして自分の耳に口を近づけてこう言いました。





「おまえもこっちにこい」

97内股:03/07/28 02:58 ID:GvcIDq2w
この時点で自分は意識を失ったらしく、その後のことは全く覚えていません。

このときはアパートの1階に住んでいて窓もおそらく開けっ放しで寝ていたんで、
誰かのいたずらじゃねーのと突っ込まれると、そうかもとしかいえません。
もちろん落ちもありません。

ただ、今夜はなんか眠れなかったというだけの理由で、
オカ板ちっくな語り口で書いてみました。
スレ汚しスマソ。
98モバイルからマスクド日拳:03/08/01 03:16 ID:7lwsUvOJ
あれは俺が10歳の頃だっただろうか…お盆で凄く暑かった。福井って雪国のイメージがあるが夏は半端じゃなく暑い。
おじさんが奥さんと一緒に遊びに来てて…暑いからってんで川に泳ぎに行こうってなって、ハタオリって淵に泳ぎにいった。
昼でも薄ぐらーい所で(まあ淵ってのはそういう場所の事を指してるから当たり前なんだけども)夏でも水温は驚くほど冷たい。
でもまたそれが気持ちいい。

水の色(川の色って言ったほうがいいのかも)なんかも深―い緑で…昔の人は淵には主が住むっていってそんな感じ…
何かが潜んでいそうな雰囲気…その淵には言い伝えがあって…(おじいちゃんからきいたんだけど)昔機(ハタ)を織る事を
生業としていた娘がいて、とても綺麗な娘で評判だった。
それでお殿様がめかけにしようとしたんだけど…その娘そんなの嫌だって言って拒んだらしい。
するとお殿様が怒ってその娘に無実の罪をきせて、生きたまま川の底に沈めてその上から大きな岩を乗っけて殺してしまったと…。
99モバイルからマスクド日拳:03/08/01 03:21 ID:7lwsUvOJ
それからというもの夜な夜なその岩の下からハタを織る音と共に女の声が聞こえるらしい。
ヒヒヒ…とかギャアァァァ…とか…。
さぞかし無念だったんだろう…。その娘が機織りを生業にしてたからだからハタオリって
地名になったんだって。
深い淵の真中辺りに大きな岩が顔を出してるその下で、まだ機を織り続けているんだって。
もちろん言い伝えだからそんな話信じちゃいなかった…俺とおじさんと奥さんと兄ちゃんの4人でいったんだけど、
河原で西瓜割したり釣りしたりいわくつきの岩の上から川にダイブしたりして…。
楽しい時間ってのは本当にすぐ過ぎちゃうもんで、夕方になってヒグラシがカナカナカナ…って鳴き始めてきた。
この頃になるともう水の中は寒くて…楽しかったね、もう帰ろうかって事になった。
おじさんと兄ちゃんはちょっとした荷物を崖の上に止めてある車に手分けして運びにいった。
俺と奥さんはゴミを落としてないかチェックしてた…崖といってもほんの5メートル位の高さだから
おじさんと兄ちゃんが往復して帰ってくるまで5分位のもんだったか…その間に起こったあの出来事………。
100モバイルからマスクド日拳:03/08/01 03:24 ID:7lwsUvOJ
ゴミ拾いしてた俺はもう大体終わりかなと思って奥さんに声かけようとして奥さんに目をやったんだけど、顔が真っ青なんだ。
ぶるぶる震えてる…。んである一箇所をじっと見てるんだ。
あの岩の方…なんだろうって俺もそっちを見たんだ。すると、薄暗い川から何か出てる…?黒いペッタリした物…人間の頭!?
髪の長い女が水で濡れた髪の毛をペターってさせて頭半分だけ水面にだして向こうを見てる!!その下にあるはずの体は…無い…。
おいおいなんだよこれ〜やばいやばいやばい見つかったらやばい!!
俺はそーっと奥さんの近くにいくと手で「静かに逃げよう」と合図をしようと思い肩をポンと叩いた。
「キャッ!!」極度の緊張状態にあった奥さんは俺の不用意な行動で思わず声をあげてしまった。
しまった!!と思った瞬間ぐりんっ!!って頭がこっちをむいた。
思い出すだけで吐き気がして頭痛がしてくるあの顔…どす黒い肌がぱんぱんに膨れあがっている…。
皮膚が所々めくれている…。目だけが真っ赤に充血してカッと見開いてる…。その目がギョロっと動いてオイラ達の方を向いたんだ…。
101モバイルからマスクド日拳:03/08/01 03:26 ID:7lwsUvOJ
ニターっとその女は笑うとスーっと生首が宙に浮いた…所々はげた頭長い髪の毛はちりちりで水に濡れて垂れ下がっている。
「みつけた…うらの代わりんなっとぉけの(私の代わりになってよぉ)…」そう言った恨めしそうなしゃがれた低い声…

「ぎゃあぁぁぁ…」奥さんが悲鳴をあげる「うわあぁぁぁん…」オイラは泣き叫ぶ。
女の生首はヒヒヒヒヒと笑いながらゆっくり近づいてくる…。
生首は奥さんの近くまで来ると物凄い形相になりカーっと口をひらいた。お歯黒とどす黒い血で真っ黒な口…。

「にげてー!!」俺がそう叫ぶと奥さんはハッとして踵を返した…が…ブリッと音を立てて生首は奥さんの腕にかぶりついた。
「あああぁぁ!!ぎゃああぁ!!うおうぉーーー!!」奥さんはあらん限りの悲鳴を上げている。
生首はニタニタ笑いながら腕に喰らいついて離れない。
俺はフーっと意識が遠ざかっていった。遠のいていく意識の片隅でおじさんと兄ちゃんの叫び声を聞いた…。
102モバイルからマスクド日拳:03/08/01 03:28 ID:7lwsUvOJ
俺が気づいた時は家の座敷で布団に寝かされていた…おじさんは奥さんを連れて病院に行っていた。
兄ちゃんは青白い顔で震えていた…。
あの後どうなったか聞いたけど教えてくれなかった。奥さんは即入院…。
数日後見舞いに行ったけど、左手に包帯を巻き「来ないで…」とか「何みてるのよ…」とか呟いていた。
精神に異常をきたした奥さんは数年後首吊り自殺してしまった。遺書とかは無かった…。
一度4人で霊感の強いという方(親父の知り合い)にみてもらったのだが、あまりこの事は他人に喋らない方が良いと言われた。
でももう辛いから誰かに喋りたかった。
もう嫌だ疲れた…あの女が今でも時々見てる…なに笑ってるんだよ…誰でもいい誰かのところに行ってしまって欲しい…。
103モバイルからマスクド日拳:03/08/01 03:29 ID:7lwsUvOJ
以上引用
104モバイルからマスクド日拳:03/08/01 22:56 ID:7lwsUvOJ
「自己責任で」読む場合、本当に自己責任でおねがします。

5年前、私が中学だった頃、一人の友達を亡くしました。
表向きの原因は精神病でしたが、実際はある奴等に憑依されたからです私にとっては忘れてしまいたい記憶の一つですが、
先日古い友人と話す機会があり、あのときのことをまざまざと思い出してしまいました。
ここで、文章にすることで少し客観的になり恐怖を忘れられると思いますので、綴ります。
私たち、(A・B・C・D・私)は、皆家業を継ぐことになっていて、高校受験組を横目に暇を持て余していました。
学校も、私たちがサボったりするのは、受験組の邪魔にならなくていいと考えていたので、体育祭後は朝学校に出て来さえすれば
後は抜け出しても滅多に怒られることはありませんでした。
ある日、友人A&Bが、近所の屋敷の話を聞いてきました。
改築したばかりの家が、持ち主が首を吊って自殺して一家は離散、空き家になってるというのです。
105モバイルからマスクド日拳:03/08/01 22:58 ID:7lwsUvOJ
サボった後のたまり場の確保に苦労していた私たちは、そこなら酒タバコが思う存分できると考え、
翌日すぐに昼から学校を抜けて行きました。
外から様子のわからないような、とても立派なお屋敷で、こんなところに入っていいのか、少しびびりましたが、
ABは「大丈夫」を連発しながらどんどん中に入って行きます。
既に調べを付けていたのか、勝手口が空いていました。
書斎のような所に入り、窓から顔を出さないようにして、こそこそ酒盛りを始めました。
でも大声が出せないのですぐに飽きてきて、5人で家捜しを始めました。
すぐCが「あれ何や」と、今いる部屋の壁の上の方に気が付きました。
壁の上部に、学校の音楽室や体育館の放送室のような感じの小さな窓が二つついているのです。
「こっちも部屋か」よく見ると壁のこちら側にはドアがあって、ドアは、こちら側からは本棚で
塞がれていました。肩車すると、左上の方の窓は手で開きました。
今思うと、その窓から若干悪臭が漂っていることにそのとき疑問を持つべきでした。
106モバイルからマスクド日拳:03/08/01 23:00 ID:7lwsUvOJ
それでもそのときの、こっそり酒を飲みたいという願望には勝てず、無理矢理窓から部屋に入りました。
部屋はカビホコリと饐えたような臭いが漂っています。雨漏りしているのかじめっとしていました。
部屋は音楽室と言えるようなものではありませんでしたが、壁に手作りで防音材のようなものが貼ってあり、
その上から壁紙が貼ってあることはわかりました。
湿気で壁紙はカピカピになっていました。部屋の中はとりたてて調度品もなく、質素なつくりでしたが、
小さな机が隅に置かれており、その上に、真っ黒に塗りつぶされた写真が、大きな枠の写真入れに入ってました。

「なんやこれ、気持ち悪い」と言って友人Aが写真入れを手にとって、持ち上げた瞬間、額裏から一枚の紙が落ち、
その中から束になった髪の毛がバサバサ出てきました。
紙は御札でした。みんな、ヤバと思って声も出せませんでした。
顔面蒼白のAを見てBが急いで出ようと言い、逃げるようにBが窓によじ登ったとき、そっちの壁紙全部がフワッとはがれました。
107モバイルからマスクド日拳:03/08/01 23:02 ID:7lwsUvOJ
壁紙の下には、写真の裏から出てきたのと同じ御札が、壁一面に貼ってありました。
「何やこれ」酒に弱いCはその場でウッと反吐しそうになりました。
「やばいてやばいて」「吐いてる場合か急げ」よじのぼるBの尻を私とDでぐいぐい押し上げました。
何がなんだかわけがわかりませんでした。後ろではだれかが「いーーー、いーーー」と声を出しています。
きっとAです。祟られたのです。恐ろしくて振り返ることもできませんでした。
無我夢中でよじのぼって、反対側の部屋に飛び降りました。
Dも出てきて、部屋側から鈍いCを引っ張り出そうとすると、「イタイタ」Cが叫びます
「引っ張んな足!」部屋の向こうではAらしき声がわんわん変な音で呻いています。
Cはよほどすごい勢いでもがいているのか、Cの足がこっちの壁を蹴る音がずんずんしました。
108モバイルからマスクド日拳:03/08/01 23:07 ID:7lwsUvOJ
「B!かんぬっさん連れて来い!」後ろ向きにDが叫びました。
「なんかAに憑いとる、裏行って神社のかんぬっさん連れて来いて!」
Bが縁側から裸足でダッシュしていき、私たちは窓からCを引き抜きました。
「足!足!」「痛いか?」「痛うはないけどなんか噛まれた」
見るとCの靴下のかかとの部分は丸ごと何かに食いつかれたように、丸く歯形がついて唾液で濡れています。
相変わらず中からはAの声がしますが、怖くて私たちは窓から中を見ることができませんでした。
「あいつ俺に祟らんかなぁ」「祟るてなんやAはまだ生きとるんぞ」「出てくるときめちゃくちゃ蹴ってきた」
109モバイルからマスクド日拳:03/08/01 23:08 ID:7lwsUvOJ
しばらくして、「しらー!」縁側からトレーナー姿の神主さんが真青な顔して入ってきました。
「ぬしら何か! 何しよるんか! 馬鹿者が!」一緒に入ってきたBはもう涙と鼻水でぐじょぐじょの顔になっていました。
「ええからお前らは帰れ、こっちから出て神社の裏から社務所入ってヨリエさんに見てもらえ、あとおい!」といきなり私を捕まえ、
後ろ手にひねり上げられました。後ろで何かザキっと音がしました。
「よし行け」そのままドンと背中を押されて私たちは、わけのわからないまま走りました。
それから裏の山に上がって、神社の社務所に行くと、中年の小さいおばさんが、白い服を着て待っていました。
めちゃめちゃ怒られたような気もしますが、それから後は逃げた安堵感でよく覚えていません。
110モバイルからマスクド日拳:03/08/01 23:09 ID:7lwsUvOJ
それから、Aが学校に来なくなりました。
私の家の親が神社から呼ばれたことも何回かありましたが、詳しい話は何もしてくれませんでした。
ただ山の裏には絶対行くなとは、言われました。
私たちも、あんな恐ろしい目に遭ったので、山など行くはずもなく、学校の中でも小さくなって過ごしていました。
期末試験が終わった日、生活指導の先生から呼ばれました。
今までの積み重ねまとめて大目玉かな、殴られるなこら、と覚悟して進路室に行くと、私の他にもBとDが座っています。
神主さんも来ていました。生活指導の先生などいません。
私が入ってくるなり神主さんが言いました。「あんなぁ、Cが死んだんよ」信じられませんでした。
Cが昨日学校に来ていなかったこともそのとき知りました。
111モバイルからマスクド日拳:03/08/01 23:11 ID:7lwsUvOJ
「学校さぼってこっちにかくまっとるAの様子を見にきよったんよ。
病院の見舞いじゃないとやけん危ないってわかりそうなもんやけどね。
裏の格子から座敷のぞいた瞬間にものすごい声出して、倒れよった。
駆けつけたときには白目むいて虫の息だった」Cが死んだのにそんな言い方ないだろうと思って
ちょっと口答えしそうになりましたが、神主さんは真剣な目で私たちの方を見ていました。
「ええか、Aはもうおらんと思え。Cのことも絶対今から忘れろ。アレは目が見えんけん、
自分の事を知らん奴の所には憑きには来ん。アレのことを覚えとる奴がおったら、何年かかってもアレはそいつのところに来る。
来たら憑かれて死ぬんぞ。それと後ろ髪は伸ばすなよ。もしアレに会って逃げたとき、アレは最初に髪を引っ張るけんな」
それだけ聞かされると、私たちは重い気持ちで進路室を出ました。
112モバイルからマスクド日拳:03/08/01 23:12 ID:7lwsUvOJ
あのとき神主さんは私の伸ばしていた後ろ毛をハサミで切ったのです。
何かのまじない程度に思っていましたが、まじないどころではありませんでした。
帰るその足で床屋に行き、丸坊主にしてもらいました。
えーと、もう少し続きます。読むのがきついひとはオシッコいって毒気を抜いてください。
だいぶん、違うと思います。

*自己責任で読んでください。卒業して家業を継ぐという話は、その時から諦めなければいけませんでした。
その後私たちはバラバラの県で進路につき、絶対に顔を合わせないようにしよう、もし会っても他人のふりを
することにしなければなりませんでした。
私は、1年遅れて隣県の高校に入ることができ、過去を忘れて自分の生活に没頭しました。髪は短く刈りました。
しかし、床屋で「坊主」を頼むたび、私は神主さんの話を思い出していました。
今日来るか、明日来るか、と思いながら、長い3年が過ぎました。
その後、さらに浪人して、他県の大学に入ることができました。
しかし、少し気を許して盆に帰省したのがいけませんでした。
もともと私はおじいちゃん子で、祖父はその年の正月に亡くなっていました。
急のことだったのですが、せめて初盆くらいは帰ってこんか、と、電話で両親も言っていました。
それがいけませんでした。
113モバイルからマスクド日拳:03/08/01 23:16 ID:7lwsUvOJ
それから3日、私は9度以上の熱が続き、実家で寝込まなければなりませんでした。このとき、私は死を覚悟しました。
仏間に布団を敷き、なるだけ白い服を着て、水を飲みながら寝ていました。
3日目の夜明けの晩、夢にAが立ちました。
Aは骨と皮の姿になり、黒ずんで、白目でした。
「お前一人やな」
「うん」
「お前もこっち来てくれよ」
「いやじゃ」
「Cが会いたがっとるぞ」
「いやじゃ」
「おまえ来んとCは毎日リンチじゃ。逆さ吊りで口に靴下詰めて蹴り上げられよるぞ、かわいそうやろ」
「うそつけ。地獄がそんな甘いわけないやろ」
「ははは地獄か地獄ちゅうのはなぁ」
そこで目を覚ましました。
自分の息の音で喉がヒイヒイ音を立てていました。
枕元を見ると、祖父の位牌にヒビが入っていました。

私は、考えました。アレの話を私と同じように多くの人に話せば、アレが私を探し当て、
私が憑依される確率は下がるのではないか。
ここまでの長文たいへん失礼しましたが、おおざっぱな書き方では読んだ方の記憶に残らないと思ったのです。
読んだ方は、申し訳ないのですが犬に噛まれたとでも思ってください。
ご自分の生存確率を上げたければこの文章を少しでも多くの方の目に晒すことをおすすめします。
114モバイルからマスクド日拳:03/08/01 23:17 ID:7lwsUvOJ
そして呪いは続いてゆく…。同じモノに呪われたと見られる体験談「山の測量」へ・・・
115モバイルからマスクド日拳:03/08/01 23:23 ID:7lwsUvOJ
先月のことです。Aと俺は山へ測量に入りました。
山の測量に行く時は、最低3人で行くようにしていたんですけど行くハズだった奴がインフルエンザで倒れて、
他に手の空いてる人も居なかったんでしょうがなく2人で行くことになったわけです。
でもやっぱり不安だったんで、境界を案内してくれる地元のおっさんについでに測量も手伝ってくれるように頼みました。
おっさんは賃金くれればOKという事で、俺たちは3人で山に入りました。前日からの雪で山は真っ白でした。
でも、ポールがよく見えるので、測量は意外にサクサク進みました。午前中一杯かかって尾根の所まで測ったところで、
おっさんの携帯が鳴りました。
おっさんはしばらく話をしていましたが、通話を終えると、急に用事ができたので下りると言い出したのです。
おいおいって思ったんですけど、あとは小径に沿って土地の境界やから、そこを測っていけばイイからって言われて
小径沿いだったら大丈夫かもな、まぁしゃーないかみたいなムードで、結局Aと俺の二人で続きをやることになりました。
116モバイルからマスクド日拳:03/08/01 23:24 ID:7lwsUvOJ
ところがおっさんと別れてすぐ、急に空が曇ってきて天候が怪しくなってきました。
このまま雪になるとヤバイよな、なんて言いながら、Aと俺は早く済まそうと思ってペースを上げました。
ところで、俺らの会社では山の測量するのにポケットコンパスって呼ばれている器具を使っています。
方位磁石の上に小さな望遠鏡が付いていて、それを向けた方向の方位や高低角が判るようになっています。
軽くて丈夫で扱いが簡単なので、山の測量にはもってこいなんです。
俺はコンパスを水平に据え、ポールを持って立っているAの方に望遠鏡を向けて覗きました。
雪に覆われた地面と枝葉に雪をかかえた木立が見えますが、ポールもAの姿も見えません。
少し望遠鏡を動かすと、ロン毛の頭が見えたので、次に、ポールを探して目盛りを読むためにピントを合わせました。
(あれ?)ピントが合うと、俺はおかしなことに気付きました。
俺たちはヘルメットを被って測量をしていたのですが、Aはなぜかメットを脱いでいて、後ろを向いています。
117モバイルからマスクド日拳:03/08/01 23:26 ID:7lwsUvOJ
それにAの髪の毛は茶髪だったはずなのに、今見えているのは真っ黒な髪です。
(おかしいな)望遠鏡から目を上げると、Aがメットを被り、こっちを向いて立っているのが見えました。
が、そのすぐ後ろの木立の隙間に人の姿が見えます。
もう一度望遠鏡を覗いて少し動かしてみました。女がいました。
立木に寄りかかるように後ろ向きで立っています。
白っぽい服を着ていて、黒い髪が肩を覆っていました。
(こんな雪山に…なんで女?)俺はゾッとして望遠鏡から目を離しました。
「おーい!」Aが俺の方に声を掛けてきました。
すると、それが合図だったかのように、女は斜面を下って木立の中に消えてしまいました。
「なにやってんスかー。はよして下さいよー。」Aのその声で、俺はわれに返りました。
コンパスを読んで野帳に記入した後、俺は小走りでAのそばに行って尋ねました。
「今、お前の後ろに女立っとったぞ、気ぃついてたか?」「またそんなこと言うて、止めてくださいよー。」
笑いながら、そんなことを言っていたAも、俺が真剣だとわかると「…マジっすか?イヤ、全然わかりませんでしたわ。」と、
表情を強ばらせました。
118モバイルからマスクド日拳:03/08/01 23:28 ID:7lwsUvOJ
Aと俺は、あらためて木立の方を探りましたが、木と雪が見えるばかりで女の姿はありません。
「登山してるヤツとちゃうんですか?」「いや、そんな風には見えんかった…」そこで俺は気付きました。
あの女は、この雪山で一人で荷物も持たず、おまけに半袖の服を着ていたんです。
「それ、ほんまにヤバイじゃないっスか。気狂い女とか…」Aはかなり怯えてました。
俺もビビってしまい、居ても立ってもいられない心持ちでした。そんなことをしているうちに、周囲はだんだん暗くなって、
とうとう雪が降ってきました。
「はよ終わらして山下ろ。こらヤバイわ。」俺たちは慌てて測量作業を再開しました。
天候はドンドン悪化して、吹雪のようになってきました。
ポールを持って立っているAの姿も見にくいしアッという間に降り積もる雪で、小径もわかりづらくなってきました。
携帯も圏外になっていました。
俺は焦ってきて、一刻も早く山を下りたい一心でコンパスを据え付けました。
レベルもろくに取らずに、Aの方に望遠鏡を向けようとしてそっちを見ました。
119モバイルからマスクド日拳:03/08/01 23:29 ID:7lwsUvOJ
すると、さっきの女がAのすぐ後ろに立っていました。
今度は前を向いているようですが、吹雪のせいで良く見えません。
Aは気付いていないのかじっと立っていました。
「おーい!」俺が声をかけてもAは動こうとしません。
すると、女のほうが動くのが見えました。
慌てて望遠鏡をそっちに向けてビビリながら覗くと女は目を閉じてAの後ろ髪を掴み、
後ろから耳元に口を寄せていました。
何事か囁いているような感じです。Aは逃げようともしないで、じっと俯いていました。
女は、そんなAに囁き続けています。
俺は恐ろしくなって、ガクガク震えながらその場に立ち尽くしていました。
やがて、女はAの側を離れ、雪の斜面を下り始めました。
すると、Aもその後を追うように立木の中へ入って行きます。
「おーい!A!何してるんや!戻れー!はよ戻ってこい!」しかし、Aはそんな俺の声を無視して、
吹雪の中、女の後を追いかけて行きました。俺は、測量の道具を放り出して後を追いました。
120モバイルからマスクド日拳:03/08/01 23:31 ID:7lwsUvOJ
Aはヨロヨロと木立の中を進んでいます。「ヤバイって!マジで遭難するぞ!」このままでは、自分もヤバイ。
本気でそう思いました。逃げ出したいっていう気持ちが爆発しそうでした。
周囲は吹雪で真っ白です。それでも、何とかAに近づきました。
「A!A!しっかりせえ!死んでまうぞ!」すると、Aがこっちを振り向きました。
Aは虚ろな目で、あらぬ方向を見ていました。そして、全く意味のわからない言葉で叫びました。
「*******!***!」口が見たこともないくらい思いっきり開いていました。
ホンキで下あごが胸に付くくらい。舌が垂れ下がり、口の端が裂けて血が出ていました。
あれは、完全にアゴが外れていたと思います。
そんな格好で、今度は俺の方に向かってきました。
「…****!***!」それが限界でした。俺は、Aも測量の道具も、何もかも放り出して、無我夢中で山を下りました。
車の所まで戻ると、携帯の電波が届く所まで走って、会社と警察に電話しました。やがて、捜索隊が山に入り、俺は事情聴取されました。
121モバイルからマスクド日拳:03/08/01 23:33 ID:7lwsUvOJ
最初は、あの女のことを、どう説明したらよいのか悩みましたが結局見たままのことを話しました。
警察は淡々と調書を取っていました。
ただ、Aに女が何かを囁いていた、というところは繰り返し質問されました。
翌々日、遺体が一つ見つかりました。白い夏服に黒髪。
俺が見た、あの女の特徴に一致していました。
俺は警察に呼ばれて、あの時の状況についてまた説明させられました。
その時に、警察の人から、その遺体についていろいろと聞かされました。
女の身元はすぐにわかったそうです。去年の夏に、何十キロも離れた町で行方不明になっていた女の人でした。
ただ、なぜあんな山の中に居たのかはわからない、と言うことでした。
俺は、あの時のことはもう忘れたい、と思っていたのでそんなことはどうでもエエ、と思って聞いていました。
けれど、一つ気になることがありました。
女の遺体を調べたところ、両眼に酷い損傷があったそうです。
俺は、Aのヤツそんなことをしたのか、と思いましたがどうも違ったみたいで、その傷は随分古いものだったようです。
122モバイルからマスクド日拳:03/08/01 23:34 ID:7lwsUvOJ
「目はぜんぜん見えんかったはずや。」警察の人はそう言いました。
結局、Aの行方は、今でもわかっていません。
残された家族のことを考えると、Aには生きていて欲しい、とは思いますが、
あの時のことを思い出すと、正直なところ、もう俺はAに会いたくありません。
ただ、何となく嫌な予感がするので、先週、髪を切って坊主にしました。
終わりです。
123モバイルからマスクド日拳:03/08/01 23:39 ID:7lwsUvOJ
476 名前:ヤマニシさん 1 投稿日:02/05/01 06:33
怪談じゃないのでここに書くつもりなかったんだけど…
似た話かどうか判断しれ>>452

4年前? 先輩と彼女と、彼女の知り合いの男女と4人でデートすること
があった。で、帰りにメシ食ってたら、知り合いの女の子が
「ヤマニシさん見に行きたい」って言い出したんだって。

あ、先輩と、その男女ってのは面識なくて、
その日が初対面だった。先輩の彼女が、男女の男の方と同じ中学
だったとかの仲で、男の方は大人しい感じだったらしい。

もう夜も遅いし先輩も彼女もヘロヘロだったから帰りたかったし、
その女の子が勘違い爆発な奴で、途中から先輩もキレ気味だったんだけど、
その女の子がけっこう可愛くて、もう一人の男のほうがヘラヘラ機嫌
取ってるような感じだったんで、こいつらつきあってるわけじゃねー
のかよ、なんだかなー思ったんだけど、まこの場はこいつの
顔立ててやっとこか、みたいなノリで、
行くことにしたんだって。
124モバイルからマスクド日拳:03/08/01 23:39 ID:7lwsUvOJ
477 名前:ヤマニシさん 2 投稿日:02/05/01 06:36
そのゴキゲンくんと勘違い女って(気の毒なのでX男とY子にしとく)、
今珍しくないけど、ネットの掲示板か何かで知り合ったらしかったのね。
まぁようするに、ちょっとインドアーな感じのカップルだった、
ってことです。

そのころ地元でちょっと有名になった話で、ラブホ山の裏の廃屋に
「ヤマニシさん」がいて、こちらから「ヤマニシさんヤマニシさん」
て呼ぶと
「もーすもーす」とか何かいう声で応えるらしい。
Y子はその話をどっかから聞いてきたらしくって、車あるんなら
いきましょーよー、って言ってたそうな。

町中から車でちょっと行ったところに、ラブホがバンバン立ってる山が
あって、その裏の方にお屋敷通りがあるんだけど、そこは、
基本的に表から車でぐるっと上って、降りていかないとそっちに行けない
ようなふうになってるから、確かに車じゃないと、裏から歩いて
上るしかない。まぁ車があればこれ幸い、というのはわかるんだけど、
なんかとことんまで図々しい奴だなぁ、と先輩も思ったらしい。

でなんだかんだで行くことにした。
まぁ帰りに適当なこと言ってホテル行くか? とは先輩思ってたんだろうけど。(笑)
先輩の彼女は、相当嫌がってたんだけど、なんとか言い含めた。

Y子はそうとうはしゃいでいたらしい。だーれもオマエの話なんて聞きたくないっちゅうのに、自分の知ってる怪談話をペラペラしゃべりだしたりして、まぁ後になって考えるとおかしい状態に入ってたのかもしれんとは、先輩言っていた。
125モバイルからマスクド日拳:03/08/01 23:40 ID:7lwsUvOJ
478 名前:ヤマニシさん 3 投稿日:02/05/01 06:41
結局夜中だし、車で乗り付けるわけにもいかないので、
山頂から少し下った駐車場に車を止めて、Y子が教わったっ
ていう廃屋の場所まで歩いて行った。

その廃屋っていうのが、元華族の家だったのをバブルの時に全部つぶして
2件並びに家を建てたんだけど、持ち主が借金か何かでいな
くなったんで放置されてる家らしい。1件は貸家にするつもりだった
らしいけど、それもそのまま。

屠殺場とか、精肉工場とか、外から見えないようにやたら高い生け垣に
なってるでしょ。
あれに近いような感じの屋敷が、ちゃんと2件並んで建っている。

Y子は誰に聞いてたのか、どんどん歩いていって、一方の屋敷に入っていく。
先輩と彼女もだんだん、まずかったかな、という気になってきて、
一応年上だし(先輩は高校浪人かつ大学も浪人)
止めとこうかな、と思ったんだけど、Y子がどんどん歩いていくので、
仕方なかったらしい。Y子やたら髪が長かったんだけど、
もうそれが肩に付かないくらいの早足だったそうです。
126モバイルからマスクド日拳:03/08/01 23:41 ID:7lwsUvOJ
479 名前:ヤマニシさん 4 投稿日:02/05/01 06:45

表は草ぼうぼうなんだけど、屋敷そのものは案外きれいで、建物は
暗かったけど、街灯はけっこう明るかったらしい。
なんだか思ったほど凶悪な雰囲気でもなかったし、門扉も開いていたので、そのまま中に入っていった。

後ろからX男が黙って歩いてきているので、
先輩が「君大丈夫?」って聞くと、
「すいません、僕がこの話教えたんですよ…」って、
ものすごくすまなそうにしてる。

「ああ、別に暇だし、気にせんでね。ヤマニシさんの話ならけっこう知ってるし」
って先輩が言うと、X男がブルブル震えだして
「すいません、すいません、すいません」
なんでかやたら謝るんですよ。

で、そっからよくわからないんですけど、
(肝心なところなのにスマンけど先輩はその場面をよく見てなかった。
ここは先輩の彼女の記憶)
玄関先にいたY子が、いきなり庭の方にダーって走って回りこんで行って、
縁側のサッシを開けると、そっから顔だけ差し入れて
「おおねたたまつり、もーすもーす」(?)ってでかい声で
わめきはじめたらしいんです。
127モバイルからマスクド日拳:03/08/01 23:41 ID:7lwsUvOJ
480 名前:ヤマニシさん 5 投稿日:02/05/01 06:51
声が聞こえたんで先輩が血相変えて走って行って、Y子に追いついた時、
Y子は縁側から靴脱いで上がろうとしてたらしい。

こう、足を4の字にして右足のスニーカーを左手で脱がすためにつかんで、もう上がる寸前だったんです。
スニーカーの裏が妙に白かったんで覚えているらしい
(我ながらヘタな表現、どーゆー体勢だったか伝わるかな?)

これはヤバイ、って思って、慌ててX男と二人がかりで引き留めて
押さえたんですけど、けっこう強い力だったみたいです
(憑き物だったかどうかは不明)。
放っておくと何回も「もーすもーす」って言うので、
彼女にハンカチ借りて、自分のとあわせて、Y子の口の中に押し込んで、
両脇から抱えて連れて帰ったったらしいです。

その後は、特に事件も起きずに、なんとか車のところまでたどりつけたそうです。
Y子はばたばたしっぱなしでしたが、車に入ると落ち着きました。

反対側で抱えてるX男も、ぼろぼろ泣きながら「もうす…」って言ってたのが、なんか気味悪かったそうです。

それからすぐ、散会するのは気味が悪いので、4人で同じラブホに入ったそうですが、もちろんなんにもできなかったそうです(笑)。
X男とY子は、朝が来ても放心状態のままだったそうです。
128モバイルからマスクド日拳:03/08/01 23:42 ID:7lwsUvOJ
481 名前:ヤマニシさん 6 投稿日:02/05/01 06:55
その後、X男とY子は別れたということでした(元からつきあってなかったという話もある)。
やっぱりY子はちょっとおかしくなったみたいで、半年大学を休学
したらしい。けっこう地元では通りのいい大学の、理系の学部に
入ってたんだけど、そのまま退学して、芸術系の専門学校に入り直した
そうな。先輩の彼女が会ったときには、髪はぐりぐりに短くしてたらしい
です。ちょっとお茶飲んだらしいのですが、やたら後ろ髪を気にして、
しゃべりながら自分の手で引っ張ってたのが怖かったとか。

その会ったっていうのも、これ見に行った翌年だったらしいから、
それからどうなったのかは先輩も知らないそうです。
X男とは全然会ってないそうです。

この話聞いたのは、先輩が部活の合宿に差入れに来た時で、
3こ上で直接面識もなかったし、うさんくーさい人だったし、
この人担いでるんやろと思ってたけど、免許取った後実際友達と行ったら、
それっぽい家はあった。
(「ヤマギシ」っていう表札じゃないからね、念のため。
廃墟つっても普通の家だしこの書き込みで荒れるのイヤだから
地元の人は行かないように)

確かに気味悪かったですが、友達が馬鹿だから、ダーって走って入って、玄関のベル押して戻ってきた。
俺はビビリなんで入ってないけど。
129モバイルからマスクド日拳:03/08/01 23:43 ID:7lwsUvOJ
676 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/02/05 00:52
なんか集計サイトの掲示板にも自己責任と他の話の関連が書かれてたね。

転載------

すいません…投稿じゃないんですけど…
誰も言ってないと思ってたら、投票のところでどなたかが
感想に書かれてるので、前から気になっていることを
ちょっと書いてみます。

【仮説】
「ヤマニシさん(13)」って、「自己責任(13)」と同じことを言っている話じゃないですか?

<似ている点>
・普通の民家のような廃屋
・山の上に神社
・怖い神主
・口にものをつめこむ
・後ろ髪
・封印された奥座敷(?)

<推測>
Y子はネットでX男と知り合った
Y子はネットで呪い怪談「ヤマニシ」の話を聞いた(?)
Y子は現地に行っておかしくなった(呪われた?)
Y子に「ヤマニシ」を教えたX男もおかしくなった

<推測2>
「ヤマニシ」を読むとおかしくなる
130モバイルからマスクド日拳:03/08/01 23:44 ID:7lwsUvOJ
677 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/02/05 00:53
転載続き

<推測3>
「ヤマニシさん(13)」の事件が起きたのは、記述を信用するなら1998年
「ヤマニシさん(13)」の最後に言われている「ヤマニシ=実体のない呪いの話」が、実は「自己責任(13)」(BBSのヘッダを信用するなら1997年ごろ流通)だと考えてもおかしくない

<推測4>
むしろそうだったからY子は後ろ髪をばっさり切ったのでは?

<推測5>
「自己責任(13)」を読んだわたしたちも、そのトリガーがひかれていない(現地に出向くようなことはしていない)だけで、実は呪われているのでは?

<推測6>
「ヤマニシさん(13)」が実話なら、神社の奥座敷にまだ「A」がいるのでは?

以上です。

夜一人でこれを考えついたときには、めちゃめちゃ怖かったです。

http://www1.ocn.ne.jp/~jet-web/kowai/
無断転載スマソ
131断 ◆417iLoveLc :03/08/01 23:45 ID:5eJWGs/7
つーかメチャ怖いんですけど・・・
今晩は刀を抱いて寝ます
132名無しさん@お腹いっぱい。:03/08/02 00:09 ID:DYSpuWyW
刀を抱く事のほうが恐いと思います。
133断 ◆417iLoveLc :03/08/02 00:10 ID:1jPJucjX
刀抱いてると落ちつきます
自分を守ってくれる頼れる相棒ですから
霊的な意味も込めてね
134モバイルからマスクド日拳:03/08/02 00:26 ID:3Rfh2uqH
フタ
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大阪のABCラジオで大賞をとった話。

これはOLとして働きながら、ひとり暮らしをしていた数年前の夏の夜の話です。
私が当時住んでいた1DKは、トイレと浴槽が一緒になったユニットバスでした。
ある夜、沸いた頃を見計らって、お風呂に入ろうと浴槽のフタを開くと、人の頭のような影が見えました。
頭部の上半分が浴槽の真ん中にポッコリと浮き、鼻の付け根から下は沈んでいました。
それは女の人でした。見開いた両目は正面の浴槽の壁を見つめ、長い髪が海藻のように揺れて広がり、
浮力でふわりと持ちあげられた白く細い両腕が、黒髪の間に見え隠れしてました。
どんな姿勢をとっても、狭い浴槽にこんなふうに入れるはずがありません。
人間でないことは、あきらかでした。突然の出来事に、私はフタを手にしたまま、裸で立ちつくしてしまいました。
女の人は、呆然とする私に気づいたようでした。
目だけを動かして私を見すえると、ニタっと笑った口元は、お湯の中、黒く長い髪の合間で、真っ赤に開きました。(あっ、だめだっ!)
次の瞬間、私は浴槽にフタをしました。フタの下からゴボゴボという音に混ざって笑い声が聞こえてきました。
135モバイルからマスクド日拳:03/08/02 00:27 ID:3Rfh2uqH
と同時に、閉じたフタを下から引っ掻くような音が…。
私は洗面器やブラシやシャンプーやら、そのあたりにあるものを、わざと大きな音を立てながら
手当たり次第にフタの上へ乗せ、慌てて浴室を飛び出ました。
浴室の扉の向こうでは、フタの下から聞こえる引っ掻く音が掌で叩く音に変わっていました。
私は脱いだばかりのTシャツとGパンを身につけ、部屋を飛び出るとタクシーを拾い、
一番近くに住む女友達のところへ逃げ込んだのです。
数時間後……深夜十二時を回っていたと思います。
カギもかけず、また何も持たず飛び出たこともあり、友人に付き添ってもらい部屋へ戻りました。
友人は、今回のような話を笑い飛ばすタイプで、好奇心旺盛な彼女が、浴室の扉を開けてくれる事になりました。
浴室は、とても静かでした。フタの上に載せたいろんなものは全部、床に落ちていました。
お湯の中からの笑い声も、フタを叩く音もしていません。

友人が浴槽のフタを開きました。
136モバイルからマスクド日拳:03/08/02 00:29 ID:3Rfh2uqH
しかし、湯気が立つだけで、女の人どころか髪の毛の一本もありません。
お湯もキレイなものでした。それでも気味が悪いので、友人に頼んで、お湯を落としてもらいました。
その時、まったく別のところで嫌なものを見つけたのです。
私の身体は固まりました。洋式便器の、閉じたフタと便座の間から、長い髪がゾロリとはみ出ているのです。
友人も、それに気付きました。
剛胆な友人は、私が止めるのも聞かず、便器のフタを開きました。
その中には、女の人の顔だけが上を向いて入っていました。
まるでお面のようなその女の人は、目だけを動かすと、竦んでいる友人を見、次に私を見ました。
わたしと視線が合った途端、女の人はまた口をぱっくりと開き、今度はハッキリと聞こえる甲高い声で笑い始めました。

はははははは…ははははははは…。

笑い声にあわせて、女の人の顔がゼンマイ仕掛けのように小刻みに震え、はみ出た黒髪がぞぞぞぞっ…っと便器の中に
引き込まれました。
顔を引きつらせた友人は、叩きつけるように便器のフタを閉じました。
そしてそのまま片手でフタを押さえ、もう片方の手で水洗のレバーをひねりました。
耳障りな笑い声が、水の流れる音と、無理矢理飲み込もうとする吸引音にかき消されました。
137モバイルからマスクド日拳:03/08/02 00:30 ID:3Rfh2uqH
その後は無我夢中だったせいか、よく覚えていません。
気が付くと、簡単な着替えと貴重品だけを持って、私と友人は友人の部屋の前にいました。
部屋に入った友人は、まず最初にトイレと浴槽のフタを開き、「絶対に閉じないでね」と言いました。
翌日の早朝、嫌がる友人に頼み込んでもう一度付き添ってもらい、自分の部屋へ戻りました。
しかしそこにはもう何もありませんでした。
それでも私はアパートを引き払い、実家に帰ることにしました。
通勤時間は長くなるなどと言っていられません。
今でもお風呂に入るときは母か妹が入っているタイミングを見計らって入るようにしています。
トイレのフタは、家族に了解をもらって、ずっと外したままにしてあります。
138モバイルからマスクド日拳:03/08/02 00:33 ID:3Rfh2uqH
コレで今のうちにトイレ行っておく事もできなくなりましたね・・・(w
139断 ◆417iLoveLc :03/08/02 00:34 ID:1jPJucjX
日建さんを恨みます
140モバイルからマスクド日拳:03/08/02 00:37 ID:3Rfh2uqH
もけけけけけけ・・・(w
141名無しさん@お腹いっぱい。:03/08/02 00:39 ID:q18vifUd
おい、もまいらちょっと聞け、このスレに関係ある話だ。
数年前、漏れが吉原で体験したこと。 
入店して待合室に通されると、オバサンが数人の客と話をしていた。
スポーツ新聞を読みつつ聞き耳をたてていると、全盲の息子が筆下ろしをしたいと言うので
付き添いで来たらしい。
オバサン(以下母)は色々心配事を口にしていたが、話し相手の客数人は「大丈夫」「心配しなくていいよ」
となだめていた。
暫くたって奥から白杖持った青年と姫が待合室にやってきた。
革靴はピカピカで結構いい服をきている。この日のために揃えてあげたのだろう。
母はソファから飛び出して姫と軽く会釈したあと、「どうだった?いいこと出来た?」
青年「うん。よかったよ。このお姉さんのおかげで」
実は姫を指差すつもりが別の方向だったので、姫が素早く指した方向に移動。
母は顔をくしゃくしゃにして泣きながら「あんたよかったね〜!!」と背中を何度もさすっていた。
客も拍手したり「よかったなあ」と激励していて、今まで無口だった893風の客まで立ち上がって
青年の肩をポンポン叩きながら「あんたも一人前の男になったぞ」と祝福していた。
姫も感動して泣いていた。実に素晴らしい光景。
涙腺の弱い漏れは新聞で顔を隠しながら泣いた。




142烏骨鶏 ◆rIdeRv3c96 :03/08/02 00:41 ID:QigRejn0
うんうん、君も怖かったんだねw
143断 ◆417iLoveLc :03/08/02 00:48 ID:1jPJucjX
し方がないので解剖学の本読んでから寝ます

医療系の知人が多いと、このての本が手に入りやすくて良いです
144あぼーん:あぼーん
あぼーん
145モバイルからマスクド日拳:03/08/05 11:19 ID:nR0YJpU3
小学校の頃の話です。
おいらが行ってた小学校の側に竹林があって、 そこには怪しい人が出るから行っちゃ駄目ですって言われてたのね。
俺は結局行かずじまいやったんやけど 結構周りは行ってる人が多くて、みんな「変な小屋があって浮浪者が住んでる」とか
「小屋があって扉がどうしても開かない」とかまあ要は木造の古い小屋が一つぽつんとあるってみんな共通して言ってました。

何時の間にかその小屋に行った、という事実は「勇気のある奴」のステータスみたいな感じになって
悪ガキ連中はみんな行こうとしてた記憶があるっす。
んである日、Oって奴とUって奴が二人で「行こう」って話になったらしいのね。
両方一応友達だったんだけど。まあ行く奴はもうみんな行ってて、今更行くのは言わば遅れ馳せながらって感じやったんやけど。
放課後やったかなぁ?記憶あいまいでスマン。
とにかく放課後二人して行ったらしいです。つーか行きました。
146モバイルからマスクド日拳:03/08/05 11:21 ID:nR0YJpU3
この辺は後で人づてに聞いた話と俺の想像。
とにかく小屋に向かった二人は、深い竹林の中を例の小屋捜して歩きます。
遠目には小さい竹林やったのに、ちょっと入ったらすごい暗かった記憶があります。あれは不思議やった。
そんで二人、小屋は例のごとく発見したらしいです。んですぐ入ってみようって話になったんやと。

木造の扉を開けて中に入ったんですが、先に入ったUが「うわ、やべ!」って思ったらしいです。
中で人が首吊って死んでたんやと。
そんでどうしよとか思ってたら、突然後から入ってきたOがすごい声で叫び出したらしいです。
「お母さん!!」って。

叫び続けるOを置いてUはダッシュで逃げたらしいです。
そん時俺は学校のグラウンドでみんなとドッチボールか何かやってて、そこへUがダッシュでやって来たんすよ。
グラウンド越しに見える竹林の方角から。めっちゃでかい声で「Oのおかんが死んでる!」って言いながら。
あん時は凍りました。
147モバイルからマスクド日拳:03/08/05 11:23 ID:nR0YJpU3
その日はすごい騒ぎになったと思いますがよく覚えてないっす。
とにかくOはその日から学校来なくなってそんで結局一度も顔出さないまま転校していきました。
ここまでは記憶の限りマジ話。多少の間違いはあると思うけど。
問題はここから。

ありがちな話っす。「あの小屋に幽霊が出る」って話になるんすよ。
その自殺以来本当に行く奴はめっきり減って、みんな行きもしないのにキャーキャー言ってました。
まあ俺もそうか…。当時物知りの方だった俺は首吊り死体がすさまじい状態になるって何かで知ってたので
それを詳しくみんなに話してました。おもしろ半分に。
みんなまたそれを聞いて騒ぐわけですよ。
「首吊り女の霊が出る」って。

そんである日、また別の友人Sに誘われたんすよ。
「お前、そんなに霊に詳しいんやったら見に行かん?」て。
俺はビビリだったんで速攻断ったんですが、後で話を聞かせてもらう約束はしました。
Sは結構仲間内でも悪い方で、奴なら本当に行くと思ったので。
そんで何人かで本当に放課後例の小屋を見に行ったらしいです。
148モバイルからマスクド日拳:03/08/05 11:26 ID:nR0YJpU3
次の日
学校に行った頃には俺はもうそんな話すっかり忘れてたんですが、Sがその日すんげー暗かったのね。
いつも騒いでばかりの問題児が。
それで俺も昨日の事思い出して「本当に行ったの?」って聞いたんすよ。そしたら「うん」ってそれだけ。
いつもなら自分から、がーって喋るはずのSがすごい大人しかったんで「これはマジで出たか!?」って思って
その日一日Sにべったりくっついて根掘り葉掘り聞いてたんですよ。「昨日小屋で何があったか」を。
今考えると嫌なガキだな(W

ところが何聞いても教えてくれない。
「何か見たの?」には「うん」って言うけど「何を見たの?」は答えてくれない。例えハッタリでも
「すごい顔した女の幽霊見た」とか言うじゃないですか?
俺はもう「Sは本当に幽霊を見たんだ」って思って興奮して「どんな幽霊か、どんな感じしたのか」って結局
放課後まで ずっと聞いてました。
そしたら遂にSが「誰にも言うなよ、そんであそこには絶対行くな」って言い出しまして。
そん時俺がどんなに嬉しかったかはわかると思います。

Sが言ったのは一言だけです。
「扉開けたら中にすげー声で叫んでるOがいた」って。

オチらしいオチはありません。
Sはその後二度とその話はしてくれないし、俺もおもしろ半分で人に怖い話をする事は減りました。
小屋のあった竹林は潰されて今は筆ペンを作る工場が建ってます。
転校していったOがその後どうしてるかは誰も知らないし、俺は一回だけ見せてもらったOの妹の顔を時々思い出すだけです。
149モバイルからマスクド日拳:03/08/05 11:27 ID:nR0YJpU3
「非常階段」

 数年前、職場で体験した出来事です。
 そのころ、ぼくの職場はトラブルつづきで、大変に荒れた雰囲気でした。普通
では考えられない発注ミスや、工場での人身事故があいつぎ、クレーム処理に追
われていました。朝出社して、夜中に退社するまで、電話に向かって頭を下げつ
づける日々です。当然、ぼくだけでなく、他の同僚のストレスも溜まりまくって
いました。

 その日も、事務所のカギを閉めて、廊下に出たときには午前三時を回っていま
した。O所長とN係長、二人の同僚とぼくをあわせて五人です。みな疲労で青ざ
めた顔をして、黙りこくっていました。
 ところが、その日は、さらに気を滅入らせるような出来事が待っていました。
廊下のエレベーターのボタンをいくら押しても、エレベーターが上がってこない
のです。なんでも、その夜だけエレベーターのメンテナンスのために、通電が止
められたらしく、ビル管理会社の手違いで、その通知がうちの事務所にだけ来て
いなかったのでした。
 これには、ぼくも含めて、全員が切れました。ドアを叩く、蹴る、怒鳴り声を
あげる。まったく大人らしからぬ狼藉のあとで、みんなさらに疲弊してしまい、
同僚のSなど、床に座りこむ始末でした。
「しょうがない、非常階段から、おりよう」
 O所長が、やがて意を決したように口を開きました。
 うちのビルは、基本的にエレベーター以外の移動手段がありません。防災の目的
でつくられた外付けの非常階段があるにはあるのですが、浮浪者が侵入するのを防
ぐため、内部から厳重にカギがかけられ、滅多なことでは開けられることはありま
せん。ぼくもそのとき、はじめて階段につづく扉を開けることになったのです。
150モバイルからマスクド日拳:03/08/05 11:27 ID:nR0YJpU3
 廊下のつきあたり、蛍光灯の明かりも届かない、薄暗さの極まった
あたりに、その扉はありました。非常口を表す緑の明かりが、ぼうっ
と輝いています。
 オフィス街で働いたことのある方ならおわかりだと思いますが、ど
んなに雑居ビルが密集して立っているような場所でも、表路地からは
見えない、「死角」のような空間があるものです。
 ビルの壁と壁に囲まれた谷間のようなその場所は、昼間でも薄暗く、
街灯の明かりも届かず、鳩と鴉のねどこになっていました。
 うちの事務所は、ビルの7Fにあります。
 気乗りしない気分で、ぼくがまず、扉を開きました。
 重い扉が開いたとたん、なんともいえない異臭が鼻をつき、ぼくは
思わず咳き込みました。階段の手すりや、スチールの踊り場が、まる
で溶けた蝋のようなもので覆われていました。そしてそこから凄まじ
くイヤな匂いが立ち上っているのです。
「鳩の糞だよ、これ……」
 N女史が泣きそうな声でいいました。ビルの裏側は、鳩の糞で覆い
尽くされていました。まともに鼻で呼吸をしていると、肺がつぶされ
そうです。もはや、暗闇への恐怖も後回しで、ぼくはスチールの階段
を降り始めました。

 すぐ数メートル向こうには隣のビルの壁がある、まさに「谷間」の
ような場所です。足元が暗いのももちろんですが、手すりが腰のあた
りまでの高さしかなく、ものすごく危ない。足を踏み外したら、落ち
るならまだしも、壁にはさまって、宙吊りになるかもしれない……。
 振り返って同僚たちをみると、みんな一様に暗い顔をしていました。
こんなついていないときに、微笑んでいられるヤツなんていないでし
ょう。自分も同じ顔をしているのかと思うと、悲しくなりました。
 かん、かん、かん……。
 靴底が金属に当たる、乾いた靴音を響かせながら、ぼくたちは階段を
下り始めました。
151モバイルからマスクド日拳:03/08/05 11:28 ID:nR0YJpU3
 ぼくが先頭になって階段をおりました。すぐ後ろにN女史、S、
O所長、N係長の順番です。
 足元にまったく光がないだけに、ゆっくりした足取りになりま
す。みんな疲れきって言葉もないまま、六階の踊り場を過ぎたあ
たりでした。
 突然、背後からささやき声が聞こえたのです。
 唸り声とか、うめき声とか、そんなものではありません。
よく、映画館なんかで隣の席の知り合いに話し掛けるときに、話
しかけるときのような、押し殺した小声で、ぼそぼそと誰かが喋
っている。
 そのときは、後ろの誰か――所長と係長あたり――が会話して
いるのかと思いました。ですが、どうも様子がへんなのです。
 ささやき声は一方的につづき、ぼくらが階段を降りているあい
だもやむことがありません。ところが、その呟きに対して、誰も
返事をかえす様子がないのです。そして……その声に耳を傾けて
いるうちに、ぼくはだんだん背筋が寒くなるような感じになりま
した。
 この声をぼくは知っている。係長や所長やSの声ではない。
 でも、それが誰の声か思い出せないのです。その声の、まるで
念仏をとなえているかのような一定のリズム。ぼそぼそとした陰
気な中年男の声。確かに、よく知っている相手のような気がする。
でも……それは決して、夜の三時に暗い非常階段で会って楽しい
人物でないことは確かです。ぼくの心臓の鼓動はだんだん早くなっ
てきました。
 いちどだけ、足を止めて、うしろを振り返りました。
 すぐ後ろにいるN女史が、きょとんとした顔をしています。その
すぐ後ろにS。所長と係長の姿は、暗闇にまぎれて見えません。
152モバイルからマスクド日拳:03/08/05 11:29 ID:nR0YJpU3
 ふたたび、階段を下りはじめたぼくは、知らないうちに足をはやめていま
した。何度か、鳩の糞で足をすべらせ、あわてて手すりにしがみつくという
危うい場面もありました。が、とてもあの状況で、のんびり落ち着いていら
れるものではありません……。
 五階を過ぎ、四階を過ぎました。そのあたりで……背後から、信じられな
い物音が聞こえてきたのです。
 笑い声。

 さっきの人物の声ではありません。さっきまで一緒にいた、N係長の声な
のです。超常現象とか、そういったものではありません。
 なのに、その笑い声を聞いたとたん、まるでバケツで水をかぶったように、
どっと背中に汗が吹き出るのを感じました。
 N係長は、こわもてで鳴る人物です。すごく弁がたつし、切れ者の営業マ
ンでなる人物なのですが、事務所ではいつもぶすっとしていて、笑った顔な
んて見たことがありません。その係長が笑っている。それも……すごくニュ
アンスが伝えにくいのですが……子供が笑っているような無邪気な笑い声な
のです。その合間に、さきほどの中年男が、ぼそぼそと語りかける声が聞こ
えました。中年男の声はほそぼそとして、陰気で、とても楽しいことを喋っ
ている雰囲気ではありません。なのに、それに答える係長の声は、とても楽
しそうなのです。
 係長の笑い声と、中年男の囁き声がそのとき不意に途切れ、ぼくは思わず
足を止めました。
 笑いを含んだN係長の声が、暗闇の中で異様なほどはっきり聞こえました。
「所長……」
153モバイルからマスクド日拳:03/08/05 11:29 ID:nR0YJpU3
「何?……さっきから、誰と話してるんだ?」
 所長の声が答えます。その呑気な声に、ぼくは歯噛みしたいほ
ど悔しい思いをしました。所長は状況をわかっていない。答えて
はいけない。振り返ってもいけない。強く、そう思ったのです。
 所長と、N係長はなにごとかぼそぼそと話し合いはじめました。
 すぐうしろで、N女史がいらだって手すりをカンカンと叩くの
が、やけにはっきりと聞こえました。彼女もいらだっているので
しょう、ですが、ぼくと同じような恐怖を感じている雰囲気はあ
りませんでした。

 しばらく、ぼくらは階段の真ん中で、立ち止まっていました。
 そして、震えながらわずかな時間を過ごしたあと、ぼくはいち
ばん聞きたくない物音を耳にすることになったのです。
 所長の笑い声。
 なにか、楽しくて楽しくて仕方のないものを必死でこらえてい
る、子供のような華やいだ笑い声。
「なぁ、Sくん……」
 所長の明るい声が響きます。
「Nさんも、Tくんも、ちょっと……」
 Tくんというのはぼくのことです。背後で、N女史が躊躇する
気配がしました。振り返ってはいけない。警告の言葉は、乾いた
喉の奥からどうしてもでてきません。
(振り返っちゃいけない、振り返っちゃいけない……)
 胸の中でくりかえしながら、ぼくはゆっくりと足を踏み出しま
した。甲高く響く靴音を、これほど恨めしく思ったことはありま
せん。背後で、N女史とSが何か相談しあっている気配がありま
す。もはやそちらに耳を傾ける余裕もなく、ぼくは階段をおりる
ことに意識を集中しました。
154モバイルからマスクド日拳:03/08/05 11:30 ID:nR0YJpU3
ぼくの身体は隠しようがないほど震えていました。
 同僚たちの……そして得体の知れない中年男のささやく声は
背後に遠ざかっていきます。四階を通り過ぎました……三階へ
……足のすすみは劇的に遅い。もはや、笑う膝をごまかしなが
ら前へすすむことすら、やっとです。

 三階を通り過ぎ、眼下に、真っ暗な闇の底……地面の気配が
ありました。ほっとしたぼくは、さらに足をはやめました。同
僚たちを気遣う気持ちよりも、恐怖の方が先でした。
 背後から近づいてくる気配に気づいたのはそのときでした。
 複数の足音が……四人、五人?……足早に階段を降りてくる。
 彼らは無口でした。何も言わず、ぼくの背中めがけて、一直
線に階段をおりてくる。
 ぼくは、悲鳴をあげるのをこらえながら、あわてて階段をおり
ました。階段のつきあたりには、鉄柵で囲われたゴミの持ち出し
口があり、そこには簡単なナンバー鍵がかかっています。
 気配は、すぐ真後ろにありました。振り返るのを必死でこらえ
ながら、ぼくは暗闇の中、わずかな指先の気配を頼りに、鍵をあ
けようとしました。
155モバイルからマスクド日拳:03/08/05 11:31 ID:nR0YJpU3
 そのときです。
 背後で、かすかな空気を流れを感じました。
 すぅぅ……。
(何の音だろう?)
 必死で、指先だけで鍵をあけようとしながら、ぼくは音の
正体を頭の中でさぐりました(とても背後を振り返る度胸は
ありませんでした)。
 空気が、かすかに流れる音。
 呼吸。
 背後で、何人かの人間が、いっせいに、息を吸い込んだ。
 そして……。
 次の瞬間、ぼくのすぐ耳のうしろで、同僚たちが一斉に息
を吐き出しました……思いっきり明るい声とともに!
「なぁ、T、こっちむけよ! いいもんあるから」
「楽しいわよ、ね、Tくん、これがね……」
「Tくん、Tくん、Tくん、Tくん……」
「なぁ、悪いこといわんて、こっち向いてみ。楽しい」
「ふふふ……ねぇ、これ、これ、ほら」
 悲鳴をこらえるのがやっとでした。
 声は、どれもこれも、耳たぶのうしろ数センチのところか
ら聞こえてきます。なのに、誰もぼくの身体には触ろうとし
ないのです! ただ言葉だけで……圧倒的に明るい、楽しそ
うな声だけで、必死でぼくを振り向かせようとするのです。
156モバイルからマスクド日拳:03/08/05 11:32 ID:nR0YJpU3
 悲鳴が聞こえました。
 誰が叫んでいるのかとよく耳をすませば、ぼくが叫んでいる
のです。背後の声は、だんだんと狂躁的になってきて、ほとん
ど意味のない、笑い声だけです。
 そのときてのひらに、がちゃんと何かが落ちてきました。
 重くて、冷たいものでした。
 鍵です。ぼくは、知らないうちに鍵をあけていたのでした。
 うれしいよりも先に、鳥肌のたつような気分でした。やっと
出られる。闇の中に手を伸ばし、鉄格子を押します。ここをく
ぐれば、本の数メートル歩くだけで、表の道に出られる……。

 一歩、足を踏み出した、そのとき。
 背後の笑い声がぴたりと止まりました。
 そして……最初に聞こえた中年男の声が、低い、はっきり通る
声で、ただ一声。


         「 お  い 」
157モバイルからマスクド日拳:03/08/05 11:43 ID:nR0YJpU3
武道家を怖がらせるスレになってきてますな(w

合宿に行く人などに向けて色々うpしよっと。(w
158断 ◆417iLoveLc :03/08/05 11:46 ID:lzYhusJN
コワイヨー

夏合宿言ったら、絶対道場生に話し茶る
159本部指導員@お腹いっぱい。 ◆/0eN/quXXQ :03/08/05 11:57 ID:MnmrxWBt
>非常階段のささやき声&竹林のあばら家
ぎゃぁああああー!!!!(@∀@)

おひさしぶりです日拳タン。あまりの忙しさに、このスレも殆どチェックできてませんでしたw
合宿にむけて怪談ネタくってたんですけど、遊ぶ時間が殆ど無くて
結局ホラートークライブはできませんでした(TT)
「くねくね」話してやろうとおもってたのになァ…。
160烏骨鶏 ◆rIdeRv3c96 :03/08/05 12:05 ID:uUyy27WI
>>145-148
怖いというより、やりきれない話だ…
161モバイルからマスクド日拳:03/08/05 12:17 ID:nR0YJpU3
「カンカン」

幼い頃に体験した、とても恐ろしい出来事について話します。

その当時私は小学生で、妹、姉、母親と一緒に、どこにでもあるような小さい
アパートに住んでいました。夜になったらいつも畳の部屋で、家族揃って枕を並べて
寝ていました。ある夜、母親が体調を崩し、母に頼まれて私が消灯をすることになったのです。
洗面所と居間の電気を消し、テレビ等も消して、それから畳の部屋に行き、母に家中の電気を
全て消した事を伝えてから、自分も布団に潜りました。横では既に妹が寝ています。
普段よりずっと早い就寝だったので、その時私はなかなか眠れず、
しばらくの間ぼーっと天井を眺めていました。
すると突然、静まり返った部屋で、「カン、カン」という変な音が響いだのです。
私は布団からガバッと起き、暗い部屋を見回しました。しかし、そこには何もない。
「カン、カン」
少しして、さっきと同じ音がまた聞こえました。どうやら居間の方から鳴ったようです。
隣にいた姉が「今の聞こえた?」と訊いてきました。空耳などではなかったようです。
もう一度部屋の中を見渡してみましたが、妹と母が寝ているだけで、部屋には何もありません。
162モバイルからマスクド日拳:03/08/05 12:18 ID:nR0YJpU3
おかしい・・・確かに金属のような音で、それもかなり近くで聞こえた。
姉もさっきの音が気になったらしく、「居間を見てみる」と言いました。私も姉と一緒に寝室から出て、
真っ暗な居間の中に入りました。そしてキッチンの近くからそっと居間を見ました。
そこで私達は見てしまったのです。
居間の中央にあるテーブル。いつも私達が食事を取ったり団欒したりするところ。
そのテーブルの上に人が座っているのです。こちらに背を向けているので
顔までは判りません。でも、腰の辺りまで伸びている長い髪の毛、ほっそりとした体格、
身につけている白い浴衣のような着物から、女であるということは判りました。
私はぞっとして姉の方を見ました。姉は私の視線には少しも気付かず、その女に見入っていました。
その女は真っ暗な居間の中で、背筋をまっすぐに伸ばしたままテーブルの上で正座をしているようで、
ぴくりとも動きません。私は恐ろしさのあまり、足をガクガク震わせていました。
声を出してはいけない、もし出せば恐ろしい事になる。その女はこちらには全く振り向く気配もなく、
ただ正座をしながら私達にその白い背中を向けているだけだった。
私はとうとう耐え切れず、「わぁーーーーーっ!!」と大声で何か叫びながら寝室に飛び込んだ。
母を叩き起こし、「居間に人がいる!」と泣き喚いた。
「どうしたの、こんな夜中に」そういう母を引っ張って、居間に連れていった。居間の明りを付けると、
姉がテーブルの側に立っていた。さっきの女はどこにも居ません。テーブルの上もきちんと
片付けられていて何もありません。しかしそこにいた姉の目は虚ろでした。今でもはっきりと
その時の姉の表情を覚えています。私と違って、彼女は何かに怯えている様子は微塵もなく、
テーブルの上だけをじっと見ていたのです。
163モバイルからマスクド日拳:03/08/05 12:19 ID:nR0YJpU3
母が姉に何があったのか尋ねてみたところ、「あそこに女の人がいた」とだけ言いました。
母は不思議そうな顔をしてテーブルを見ていましたが、「早く寝なさい」と言って3人で寝室に
戻りました。私は布団の中で考えました。アレを見て叫び、寝室に行って母を起こして居間に
連れてきたちょっとの間、姉は居間でずっとアレを見ていたんだろうか?
姉の様子は普通じゃなかった。何か恐ろしいものを見たのでは?そう思っていました。
そして次の日、姉に尋ねてみたのです。「お姉ちゃん、昨日のことなんだけど・・・」
そう訊いても姉は何も答えません。下を向いて、沈黙するばかり。私はしつこく質問しました。
すると姉は小さな声でぼそっとつぶやきました。
「あんたが大きな声を出したから・・・」

それ以来、姉は私に対して冷たくなりました。話し掛ければいつも明るく反応してくれていたのに、
無視される事が多くなりました。そして、あの時の事を再び口にすることはありませんでした。
あの時私の発した大声で、あの女はたぶん、姉の方を振り向いたのです。
姉は女と目が合ってしまったんだ。きっと、想像出来ない程恐ろしいものを見てしまったのだ。
そう確信していましたが、時が経つにつれて次第にそのことも忘れていきました。
164モバイルからマスクド日拳:03/08/05 12:20 ID:nR0YJpU3
中学校に上がって受験生になった私は、毎日決まって自分の部屋で勉強するようになりました。
姉は県外の高校に進学し、寮で生活して、家に帰ってくることは滅多にありませんでした。
ある夜、遅くまで机に向かっていると、扉の方からノックとは違う、何かの音が聞こえました。
「カン、カン」
かなり微かな音です。金属っぽい音。それが何なのか思い出した私は、全身にどっと冷や汗が
吹き出ました。これはアレだ。小さい頃、母が風邪をひいて、私が代わって消灯をした時の・・・
「カン、カン」
また鳴りました。扉の向こうから、さっきと全く同じ金属音。
私はいよいよ怖くなり、妹の部屋の壁を叩いて、「ちょっと、起きて!」と叫びました。
しかし妹はもう寝てしまっているのか、何の反応もありません。母は最近ずっと早寝している。
とすれば、家の中でこの音に気付いているのは私だけ・・・。独りだけ取り残されたような
気分になりました。そしてもう1度あの音が。「カン、カン」
私はついにその音がどこで鳴っているのか分かってしまいました。
そっと部屋の扉を開けました。真っ暗な短い廊下の向こう側にある居間。そこはカーテンから漏れる
青白い外の光でぼんやりと照らし出されていた。
165モバイルからマスクド日拳:03/08/05 12:21 ID:nR0YJpU3
キッチンの側から居間を覗くと、テーブルの上にあの女がいた。幼い頃、姉と共に見た記憶が
急速に蘇ってきました。あの時と同じ姿で、女は白い着物を着て、すらっとした背筋をピンと立て、
テーブルの上できちんと正座し、その後姿だけを私に見せていました。
「カン、カン」
今度は、はっきりとその女から聞こえました。
その時私は声を出してしまいました。何と言ったかは覚えていませんが、またも声を出して
しまったのです。すると、女は私を振り返りました。女の顔と向き合った瞬間、私はもう
気がおかしくなりそうでした。
その女の両目には、ちょうど目の中にぴったり収まる大きさの鉄釘が刺さっていた。
よく見ると、両手には鈍器のようなものが握られている。そして口だけで笑いながらこう言った。
「あなたも・・・あなた達家族もお終いね。ふふふ」

次の日、気がつくと私は自分の部屋のベッドで寝ていました。私は少しして昨日何があったのか
思い出し、母に居間で寝ていた私を部屋まで運んでくれたのか、と聞いてみましたが、
何のことだと言うのです。妹に聞いても同じで、「どーせ寝ぼけてたんでしょーが」とけらけら笑われた。
しかも私が部屋の壁を叩いた時には妹は既に熟睡してたとのことでした。そんなはずない。
私は確かに居間でアレを見て、そこで意識を失ったはずです。誰かが居間で倒れてる私を見つけて、
ベッドに運んだとしか考えられない。でも改めて思い出そうとしても頭がモヤモヤしていました。
ただ、最後のあのおぞましい表情と、ニヤリと笑った口から出た言葉ははっきり覚えていた。
私と、家族がお終いだと。
166モバイルからマスクド日拳:03/08/05 12:21 ID:nR0YJpU3
異変はその日のうちに起こりました。
私が夕方頃、学校から帰ってきて、玄関のドアを開けた時です。いつもなら居間には母がいて、
キッチンで夕食を作っているはずであるのに、居間の方は真っ暗でした。電気が消えています。
「お母さん、どこにいるのー?」
私は玄関からそう言いましたが、家の中はしんと静まりかえって、まるで人の気配がしません。
カギは開いているのに・・・掛け忘れて買い物にでも行ったのだろうか。のんきな母なので、
たまにこういう事もあるのです。やれやれと思いながら、靴を脱いで家に上がろうとしたその瞬間。
「カン、カン」
居間の方で何かの音がしました。
私は全身の血という血が、一気に凍りついたような気がしました。数年前と、そして昨日と
全く同じあの音。ダメだ。これ以上ここに居てはいけない。恐怖への本能が理性をかき消しました。
ドアを乱暴に開け、無我夢中でアパートの階段を駆け下りました。
一体、何があったのだろうか?お母さんは何処にいるの?妹は?
家族の事を考えて、さっきの音を何とかして忘れようとしました。これ以上アレの事を考えていると
気が狂ってしまいそうだったのです。すっかり暗くなった路地を走りに走った挙句、私は近くのスーパーに
来ていました。「お母さん、きっと買い物してるよね」一人で呟き、切れた息を取り戻しながら中に入りました。
時間帯が時間帯なので、店の中に人はあまりいなかった。私と同じくらいの中学生らしき人もいれば、
夕食の材料を調達しに来たと見える、主婦っぽい人もいた。その至って通常の光景を見て、
少しだけ気分が落ち着いてきたので、私は先ほど家で起こった事を考えました。
167モバイルからマスクド日拳:03/08/05 12:22 ID:nR0YJpU3
真っ暗な居間、開いていたカギ、そしてあの金属音。家の中には誰もいなかったはず。アレ以外は。
私が玄関先で母を呼んだ時の、あの家の異様な静けさ。あの状態で人なんかいるはずがない・・・。
でも、もし居たら?私は玄関までしか入っていないので、ちゃんと中を見ていない。ただ電気が消えていただけ。
もしかすると母はどこかの部屋で寝ていて、私の声に気付かなかっただけかもしれない。
何とかして確かめたい。そう思い、私は家に電話を掛けてみることにしたのです。
スーパーの脇にある公衆電話。お金を入れて、震える指で慎重に番号を押していきました。
受話器を持つ手の震えが止まりません。1回、2回、3回・・・・コール音が頭の奥まで響いてきます。
「ガチャ」誰かが電話を取りました。私は息を呑んだ。耐え難い瞬間。
「もしもし、どなたですか」
その声は母だった。その穏やかな声を聞いて私は少しほっとしました・・・が、この時、一瞬でも
安心してしまった私は愚かでした。
「もしもし、お母さん?」
「あら、どうしたの。今日は随分と遅いじゃない。何かあったの?」
私の手は再び震え始めました。手だけじゃない。足もガクガク震え出して、立っているのがやっとだった。
あまりにもおかしいです。いくら冷静さを失っていた私でも、この異常には気付きました。
「なんで・・・お母さ・・・」
「え?なんでって何が・・・ちょっと、大丈夫?本当にどうしたの?」
お母さんが、今、こうやって電話に出れるはずはない。私の家には居間にしか電話がないのです。
さっき居間にいたのはお母さんではなく、あのバケモノだったのに。なのにどうして、この人は平然と
電話に出ているのだろう。それに。今日は随分と遅いじゃない、と。まるで最初から
今までずっと家にいたかのような言い方。私は、電話の向こうで何気なく私と話をしている人物が、
得体の知れないもののようにしか思えなかった。
そして、乾ききった口から、何とかしぼって出した声がこれだった。
「あなたは、誰なの?」

「え?誰って・・・」
少しの間を置いて、返事が聞こえた。
「あなたのお母さんよ。ふふふ」
168柔道やってたよ ◆R2LGpzfFlw :03/08/05 13:58 ID:+HEPK5dq
このスレ読んでたら近くで落雷がありました・・・

変な汗たっぷりかきました・・・
169弐百九拾 ◆jraikI.daY :03/08/06 15:21 ID:HFRyD588
僕も携帯が鳴ってえらいビビリました。
170滝川 川 ´∀`)ノ クリステル ACT.3:03/08/06 15:22 ID:i2CGBSmy
この夏一番の良スレ。
171名無しさん@お腹いっぱい。:03/08/06 15:23 ID:mjY4i5tf
長すぎて読む気もせん
172弐百九拾 ◆jraikI.daY :03/08/06 15:32 ID:HFRyD588
ぬうう、マスクド日拳はなんでこんな怖い話をストックしてるんだ・・・。
怖いじゃないか。
173弐百九拾 ◆jraikI.daY :03/08/06 15:32 ID:HFRyD588
「さん」が抜けてた。これも怖い話が悪いんだ。
174滝川 川 ´∀`)ノ クリステル ACT.3:03/08/06 15:34 ID:i2CGBSmy
>>173
決して自分を責めない姿勢が(・∀・)イイ!!
175断 ◆417iLoveLc :03/08/06 15:50 ID:uYRlH9Mh
『もしもし、あたし』

「……あ」
 ようやく仕事が終わり、携帯に着信があるのに気付いた。履歴を見ると彼からだった……
そういえば今日は彼と会う約束があったんだっけ。時間を見ると既に約束の時間は過ぎていた。
とりあえず電話しとこかなと思ったけど、待ち合わせ場所はここから歩いて5分。走った方が早いやと思い、
あたしは慌てて帰り支度を始めた。

「ごめーん。待ったでしょ? 会議が長引いちゃってさァ。ホントごめん」
 会社を出た時には約束の6時を1時間以上過ぎていた。まずいなァと思いつつ、
あたしはなるべく低姿勢で彼に話し掛ける事にした。
「ん? いや、さっき来たところだよ? 電話したのもさっきだし」
「あら、そう? やさしいのね」
 うへへへ怒ってない儲け儲けと思いつつ、あたしは低姿勢モードを解除した。

「あ、もうこんな時間。終電なくなっちゃうよ」
 携帯を見て立ち上がりかけたあたしの腕を彼が掴んだ。
「何言ってんの。まだ1時間もあるでしょ?」
「え? だってホラ」
 と、液晶画面を見せると、彼はあはははと笑って膝を叩いた。
「何それ? すっごい進んでるじゃん?」
 彼の腕時計とお店の時計を見て、彼がさっき怒ってなかった理由がやっと分かった。
「いや、それよりさ、携帯を時計代りに使うのやめたら?」
「うるさいわね。そんなの勝手でしょ」
 あたしは時刻を設定し直そうと思ったけど、酔っていて上手く操作できず、
結局目茶目茶にいじっただけでやめてしまった
176断 ◆417iLoveLc :03/08/06 15:51 ID:uYRlH9Mh
 夜中に突然携帯が鳴って目が覚めた。こんな時間にどこの馬鹿よ……と思いながらあたしは布団を被ったまま手探りで電話に出た。
「もしもし?」
 あたしが面倒くさそうに言うと、「えっ?」という声が返って来た。どこか聞き覚えがある、とても困惑したような声だった。
「そんな……どうして……?」
「誰? もォ、明日にしてよォ」
 電話の主はあたしの質問に答えずにそのまま電話を切った。あたしは携帯の電源を切って放り投げた。

 朝、目が覚めて夜中の電話の事を思い出した。誰だったんだろ? 聞き覚えがある声なのに、それが誰なのか思い浮かばなかった。
あたしはなにげなく着信履歴を見てみた。発信元の欄にはあたしの自宅、つまりこの部屋の番号が表示されていた。
「何これ? 壊れたのかなァ? 買ったばっかなのにやめてよもォ」
 シャレにならないよ、と思いながら部屋の方の電話から自分の携帯にかけてみる。発信中……そして呼び出し音。
でも、携帯は鳴っていない。繋げたまま携帯を調べようと思ったその時、誰かが電話に出た。
「もしもし?」
177断 ◆417iLoveLc :03/08/06 15:52 ID:uYRlH9Mh
 その声は夜中の電話と同じ声だった。あたしは思わず「えっ?」と口走り、そしてそれが誰の声かやっと思い出した。あたし自身のだ。
「そんな……どうして……?」
「誰? もォ、明日にしてよォ」
 あたしは震える手で電話を切った。
「あたし……? かけたのもあたしで、出たのもあたし……?」
 あたしはもう一度着信履歴を見た。着信時刻は午前9時24分、そして今の正確な時間は……やはり9時24分だ。
「と、時計が進んでるから未来の電話を拾ったっていうの……?」
 そんな馬鹿なとは思ったけど、また未来のあたしから電話がかかって来るかもしれないと思うと恐ろしくなり、
あたしは電源を切りかけた。ところが、その恐怖心に打ち勝つほどの好奇心があたしの中にふと、湧き起こった。
「ところで、この携帯からかけたらどうなるのかなァ……?」
 ついにそれを実行に移すまでそう長くはなかった。
178名無しさん@お腹いっぱい。:03/08/06 15:52 ID:mjY4i5tf
こっちは幽霊限定なのねん
179断 ◆417iLoveLc :03/08/06 15:53 ID:uYRlH9Mh
ツー、ツー、ツー……。自分の携帯から自分の携帯にかければ、当たり前だが話し中になっている。
あたしは妙な期待をしていた事に恥ずかしくなった。
「やっぱり故障と何かの偶然が重なったのよ、うん。新しいの買わなきゃ、うん。今日は休みだし、買いに行こうかな、
うん……やっぱりなんかムカつくわ。ホントに壊れてるのコレ? もっかい……」
 今度は自分の部屋の電話にかけてみる。呼び出し中……でも、電話は鳴ってない。あたしの中で再び恐怖心が膨らみ始めた。
「もしもし、あたし」
 同じ声。あたしの声。
「あたしって……あたし?」
 あたしは思わず間抜けな質問をしてしまった。受話器の向こうで失笑が漏れた。
「そう、あたし。まァ、あなたと言ってもいいかなァ? ともかく、あたしの予想はバッチシ当たってたってわけ。
すっごい物手に入れちゃったわね、あたしって」

 それからあたしは未来のあたしに度々電話した。初めは恐る恐るだったけどすぐに慣れて、終いには毎日電話するようになっていた。
実験の結果、時間の設定さえ変えれば何時のあたしにもかけられる事も分かった。
そして新しい携帯を買い、この不思議な携帯はあたし専用になった。
「彼と喧嘩しちゃってさァ……」
「大丈夫、そのうち向こうから謝りに……」
「今日の仕事は……」
「ちょっとしたクレームがあるけど、それだけね……」
 あたしにとって未来のあたしは信頼出来る占い師だった。もちろん、時が経てば過去のあたしがあたしに電話をかけ、
そしてあたしが占い師になった。この、あたしにすがる過去のあたしに優しくアドバイスをする時が一番気分が良かった。
180断 ◆417iLoveLc :03/08/06 15:54 ID:uYRlH9Mh
 ところが、過去のあたしへの優越感が増大していく一方で、未来のあたしへの劣等感もまた増大していった。
常に一歩先を進んでるあたし。決して追いつく事は出来ないあたし。少しでも不安があれば
未来のあたしに助言を求めない訳にはいかなかったし、助言を聞けばそれに従わない訳にはいかなかった。
もはや彼女たちは未来の自分ではなく、あたしより優れ、あたしを支配する「誰か」でしかなかった。
しばらくして、あたしは未来のあたしに電話するのをキッパリと止めた。

 会社帰りの駅のホーム、突然携帯が鳴った。使うのを止めたあの携帯……つまりあたしからだった。
当然ながら、あの携帯を押し入れに放り込んだ後もしばしば過去のあたしから電話はあった。
忘れたい記憶ではあるけど、あたし自身のツケみたいなものだから出ないわけにはいかない……通話ボタンを押す。
「もしもし……」というあたしの声に被せるように受話器の向こうのあたしが言う。
「もしもし、あたし」
181断 ◆417iLoveLc :03/08/06 15:55 ID:uYRlH9Mh
 違う。今まで、このセリフは受けた側が言うのがあたしの中でルールになっていた。過去のあたしじゃない。
「もしもし? 聞いてるの? あたしよ、あたし」
「……いつのあたしよ?」
「え? えーとねェ、あなたから見て1年後かな? いやねェ、押し入れ掃除したら懐かしい物見つけちゃってさァ。ちょっと電話してみたの」
「……何の用?」
「ちょっと何よォ。1年前のあたしってそんなに暗かったっけ? ま、いいや。とうとう彼と結婚する事になってさァ、その報告をね。
あたし今すっごく幸せだからあなたも明るく生なさいよ。あ、あなたっていうかあたしか。あはははは」
 目眩がした。受話器の向こうでは「誰か」の馬鹿笑いが続いている。彼と結婚?
 結婚するのはあたしよ。あなたじゃないわ。あなた一体誰なのよ? あなたなんかに彼は渡さない……渡さない。絶対に。

 ちょうど通過電車が目に入り、あたしは線路に飛び降りた。悲鳴があがった。電車が近づいてくる。




 フン、いい気味。

おわり
182名無しさん@お腹いっぱい。:03/08/06 15:58 ID:mjY4i5tf
しかし、なげー
183弐百九拾 ◆jraikI.daY :03/08/06 15:58 ID:HFRyD588
未来から死ぬ直前の電話がかかってくるのかと思ってたら違った。
怖くない。良かった。
184断 ◆417iLoveLc :03/08/06 15:59 ID:uYRlH9Mh
私が怖いの苦手だから、怖いの貼れません
185断 ◆417iLoveLc :03/08/06 16:02 ID:uYRlH9Mh
『クレヨン』

私が大学を卒業し、今の事務所に勤めるようになってから7年ほどの歳月がたちました。
当時、好景気のまっただ中で 数ある求人情報から何気なく選んだ就職先でしたが、
バブルがはじけた後でも何とかやってけるような状況です。

この不景気の中、
なかなかいい物件に当たらないとお嘆きのあなたに
私から物件選びのアドバイスを一つ...
噂のある部屋を選んでは?

よく、やすい物件には必ず何かうらがある。
たとえば、その部屋で自殺者がでたとかお化けが出るとかって...
うわさでよくいってますよね。

でも、これは本当のことなんですよ!!

この話は、私が直接体験した話ではなく
入社当時 非常にお世話になったTさんから聞いた話です。

Tさんは 私より3歳年上何ですが、
おしゃべりが好きで、いつも冗談を言って私を楽しませてくれます。
そんなTさんが珍しくまじめな顔で、私に話してくれました。
186断 ◆417iLoveLc :03/08/06 16:03 ID:uYRlH9Mh
Tさんが不動産業に就職して、友人から結構 頼まれたそうです。
安くて いい物件があったら教えてくれって...
Tさんもなるべく友人の希望にこたえていました。
ところが、友人の一人にこんな予算じゃとても一軒家なんて借りれないよ
と言うような無理な注文をされて、さすがに断ったそうです。
その人も、そうだよなといって引き下がったそうですが、
しばらくしてTさんに電話がありました。
『あの値段で一軒家を借りたよ!!』って
郊外ならともかく、
都内のあの場所では考えられないような家賃だったそうです。
普通の家では....

その友人から連絡がありました。
その友人の第一声は
『おかしいんだよ...』
187断 ◆417iLoveLc :03/08/06 16:03 ID:uYRlH9Mh
を聞いてみると、こういうことだった。
引っ越しの荷物を運び終え、
とりあえず生活に支障がでないものだけ運び終えたとき
電話のわきに青いクレヨンがおいてあるのに気づいた。
特に気にもとめず、引っ越しを手伝ってくれた仲間と
一緒に飲んで、そのまま雑魚寝したそうだ。
その家に泊まった人間がみんなおかしな事を言う。
夜中に誰かが壁をたたいてうるさくて眠れなかったとか、
子供が騒いでいたとか。
昼間ならともかく真夜中にそんなことは...

その家に駆けつけたTさんは、家の中に入ってから訳の分からない違和感を覚えたそうだ。
そして、すぐに気づいた。
外から見た間取りだと、一部屋足りない。
どう考えても、奥に一部屋あるはずだ。
188断 ◆417iLoveLc :03/08/06 16:03 ID:uYRlH9Mh
友人と二人で、真新しい壁を崩してみたところ
思っていたとおり奥にはもう一つ部屋があった。
中に入ってみると
壁じゅうに

だして だして おとうさんだして おとうさんだして おとうさんだして おとうさんだして

青いクレヨンで書いてあったそうだ。
189断 ◆417iLoveLc :03/08/06 16:10 ID:uYRlH9Mh
『ツーリング』

山本さんは 高校の時に免許を取り、
オートバイとつきあい始めて10年以上たつというバイク好きな人です。
普段は一人で峠を走らせる事が多く、
会社でも特につるむということもあまりない。
そんな彼に、後輩が出来た。
その高橋と言う男は人なつこく、
もともと面倒見のいい山本さんは 彼をかわいがるようになった。
ある日 昼食をとりながらバイクの話になった。

『ぼく、バイクって乗ったことないんですよ。
乗ってみたいなあ』

と、高橋が言うので
琵琶湖の方へツーリングにつれていくことにした。
190名無しさん@お腹いっぱい。:03/08/06 16:10 ID:mjY4i5tf
なんかさ、実体験モノきぼん
191断 ◆417iLoveLc :03/08/06 16:10 ID:uYRlH9Mh
『ひえー』

カーブの度に高橋は妙な悲鳴をあげる。
初めてバイクにのる高橋はしがみつくように山本さんの
腰にしがみついた。
琵琶湖を1周するうちに、
いつの間にか日が暮れていた。
ライトをつけて、右に左に続くカーブをクリアしていく。
高橋のしがみつく手にも力が入る。
車が一台しか通れないようなトンネルにさしかかり、
対向車を気にしつつ中にはいると、向こうから対向車のライトが!!
ハンドルを取られそうになりながらも、
何とか体勢を立て直した。
高橋の腰にかかる手に力が入る。
しばらく走っていると高橋が不意に言う。
192断 ◆417iLoveLc :03/08/06 16:10 ID:uYRlH9Mh
『大切な物を落としちゃいました。
さっきのトンネルまで戻ってください。』

トンネルの入り口にたどり着くと、
ヘルメットが転がっている。
ああ、ヘルメットが脱げたのか。
近くまで行くと
後ろの高橋が言う。

『おいてかないでくださいよ』
193断 ◆417iLoveLc :03/08/06 16:11 ID:uYRlH9Mh
変な感じだったそうです。
そして、気づいたんです。
道路の上のヘルメットから聞こえるんです。
目を凝らして見ました。

『ぎゃあ!!』

山本さんは瞬間悲鳴を上げた。
ヘルメットの中には首だけになった高橋が、
悲しそうな目でこちらを見上げていた。

おいてかないで...

肩越しに振り返ると、
首のない胴体だけが必死にしがみついていた。

終わり
194ミ,, ゚Д゚ ,彡y――┛~~~~:03/08/06 16:17 ID:ZYkPh1zu
ク・クレヨンの話,怖い・・・。実話?
195断 ◆417iLoveLc :03/08/06 16:20 ID:uYRlH9Mh
実話系は・・・実体験ものもありますよ
あと、クレヨンとかは、住宅業界では良く有る話し
実話としてもね
怖くないけど
196断 ◆417iLoveLc :03/08/06 16:22 ID:uYRlH9Mh
【怪談が】武道家はunchi【怖い】13階段
http://sports.2ch.net/test/read.cgi/budou/1059637546/l50

>>387-389までにもはっときました
197木造校舎の女の子  :03/08/06 17:57 ID:+1bQiuAQ
私(男)が行ってた高校はかなり歴史が古くて、今は男女共学なんですが、
かなり昔(何年前かは忘れた)はちっと恥ずかしいんですが女子高だったらしいんですね。
そんで私が入った時から、先輩とかにこの高校で昔、女子高だった時に首吊り自殺した女子生徒が
一人いた
という話しを聞いていたんです。その時は私もおきまりの後輩をこわがらすための先輩の捏造話しだと
思っていました。先輩に、『そんじゃ、どこで首つったんですか?』と聞くと『それはオレもわからん。
先生も誰も教えてくれんし。でも新聞にもその時、載ったらしいぞ。』と真顔で答えてくれました。
私のその時の気持ちは内心ふーんというような感じで『事実でもどっちでもいいや』という、どっちか
というとさして興味のない学校の噂話しでした。話しは少し逸れますが、その時私は美術部に入っていて
のちに出会う武道やら格闘技なんてものにはてんで興味がなく、ひたすら部室で絵を描く毎日でした。
その美術部の部室なんですが、実はその学校で一番古い校舎になっていて、他は全部コンクリートなのに
全木造でそこだけ本校舎群より少し離れた校庭の角にひっそりと建っていました。2階建てでたしか下2クラスの上2クラス分の広さだったと思います。クラスとはいっても実際にはもう授業は行われておらず、
つまり全部部室として使用されていました。下が珠算部と何かの部で、2階1クラス分が丸まる美術部として使用されていました。美術部の横のクラスは何も入っていませんでした。
さて、ここでおわかりと思いますが、本校舎から離れているのでほとんど誰も絵を描きにきません。めんどく
さいのと校舎が汚いせいで女子からは敬遠されていました。つまり、夕方とかになると、下に珠算部が入って
いる時はいいですが、ほとんど毎日私一人です。古い木造校舎で夜一人で絵を描くというのはかなりビビリが入り
ますが、当時は周りが静かなのと絵にかなりのめり込んでいたせいで、まるで自分のアトリエをもてたようで
毎日そこへゆくのが楽しかったのです。
198木造校舎の女の子:03/08/06 17:59 ID:+1bQiuAQ
ある日、その木造校舎が近く取り壊されるということで、生徒の一人がその木造校舎の写真を外からカメラで
撮影したのですが、その校舎の2階上の開いた窓におかっぱらしき女の子がぼんやり写っていたのです。
これは誰かということで大変な騒ぎになりました。なにしろ、その窓があるところは、美術部の隣なんですが、
部屋がなかったんです。(という風にみんな認識してた)部屋がないというのは、階段2階の部分より上
(つまり3階へ続く高さ部分)に位置する窓だったんです。中2階というのは、あとでわかったんですが、2階よりさらに
3階へ上がるような階段がもともとあって、
どういう理由でか今は3階はなく2階の部分でそれは全部遮断するように板を打ち付けて壁としてつぶされていたんです。
つまり、実際の3階はその時ないんですが、階段だけが壁の向こう側に歴然と当時のまま残っていたんです。
(これは生徒が集まって、壁の木を一部剥がしてみてわかりました。覗くと
目の前に上に続く階段がありました。そして女の子が立っていた場所に開いた窓があり外から光が差していました。
)これにはかなり一同ゾッとしました。

で、その子は自殺したという子ではないかと先生方が生徒に問いつめられたんですが、先生方は笑うことも
なく目を逸らしノーコメント。生徒同士のカップルが入りこんでということでかたずけられてしまいました。
(そこに
入るには窓へ外から登るか、壁をはがすしかないんですが)そういうわけでこの一件はムヤムヤのままそのまま
一度終わってしまいました。(噂も少しずつ消えていった)その時、私も実際に自殺した子がいたかどうか先生の
一人に聞いたんですが、
それは認めましたが、場所まではどうしても言及してくれませんでした。


この写真以後も木造校舎取り壊しの話しは続いていたんですが、この間にも美術部の先輩の右腕がバイト中に事故で切断される大事故になったり、2階の美術部廊下の窓ガラスが何枚も内側から割れるなど変なことが続けて起きました。(これは誰かが割ったのかも
しれませんが)だが、霊を信じない私はこの時も頭の中では女の子とまったく別の出来事としてそれらを自然にとらえていたのです。〜そうです。その後、自分自身が体験するまでは。
199木造校舎の女の子:03/08/06 18:01 ID:+1bQiuAQ
それは近く体育祭があるということで、入場門の看板の絵を頼まれた私は一人部室に残って、いつもより
遅い時間まで作業していたんです。あまりに入り込んで集中していたせいか、かなり夜がふけているのに
気がつきませんでした。それというのも、いつも夕方になると野球部の練習のために野外照明が点灯されるんですが、
その明かりがかなり強いので、絵に集中するあまり、美術部の室内蛍光灯をつけないことが多々あったのです。
そしてその日は、その野外照明さえ野球部の練習が終わり消灯されて、
まわりがいきなり真っ暗となりあわてて立ちあがって室内灯をつけにいきました。
通常ならここで帰宅するのですが、その日はかなりペースがよく、体育祭に締めきりも近かったので
続けて作業をすることに決めました。(先生が注意しにくるようで
あれば終了しようという腹ずもりで)ところが、先生も事情を察していたのか、帰宅しなさいというような連絡もなく
、私はそのまままた作業に没頭しはじめました。〜どれぐらいたったでしょうか?
ふと耳元に人の話し声が聞こえてきました。何を話しているのかは聞き取れませんが、
それは美術部の下の階から聞こえてきました。かなりの?人数がボソボソとしゃべったり笑っている声が
小さく聞こえてきます。『ああ、珠算部まだ残ってんだな。こんな夜遅くまでめずらしいな。』
私は何も疑うこともなくそのまま作業を続けていました。
やがてその声はいつのまにか消え去るように聞こえなくなり、私はてっきりその時全員帰ったんだなと思いました
。と、その時です。何やら空耳のように『お米が食べたい。。。』と
後ろから1人の女の子の声でボソリと聞こえました。私はびっくりしてうしろをすぐ振り返ったのですが、
そこにはもちろん誰おらず、いつも通り過去の部員が描いた絵がたくさん立てかけてあるだけでした。
『。。。お米が食べたいってなんだ?』私は意味がわからないのと、なんだか少しこわくなり、
疲れたせいだろうと自分にいいきかせてその日はそれで作業を中断しました。2階の電気を消灯して1階に降りると、
珠算部も授業を終わったようで部屋の中は全部暗くなっていました。そして、
200木造校舎の女の子:03/08/06 18:03 ID:+1bQiuAQ
そして、
次の日にその話しを周囲のクラスメートにしてさらにびっくりしました。昨日は珠算部の授業が
ひとクラスもその校舎でなかったのです。職員室までいって、確認をとり、珠算部の連中に話しを聞いても
授業がなったのがわかりました。では、私が昨日聞いた、床下から聞こえてきた女子生徒たちの笑い声や
話し声はいったいなんだったのでしょうか?疲れからくる幻聴だったのでしょうか?一人の声から聞こえてきた
『お米が食べたい』という言葉の意味もまったくもって不明です。〜それ以降、私は急にこわくなり、
看板を制作する作業を本校舎に移すことにしました。やがて、体育際も無事終了し、
その木造校舎も完全に取り壊されました。校舎の取り壊し中にも、工事現場で何かがあったらしく、
しばしば工事を中断してるのを私は端から見ていました。一応、自分の身を案じ、
私はお米をビニールにひとにぎり程入れてこっそり工事現場周囲にまき、
自己流ながらその場でお祈りをしました。そして、霊現象というようなものもこれと
いった事故もなく、私は無事学校を卒業することとなったのですが、
卒業時に私が通いはじめたまったく学校とは関係のない場所にある自動車学校でそれは起こりました。

はじめて霊を見たのです。
201断 ◆417iLoveLc :03/08/06 21:38 ID:uYRlH9Mh
私の手持ちの話し、コピペとかじゃなくて
聞いた話とか書きたいんだけど
怖いかどうかイマイチ自信ないんだよね

どうしたら良いかな?
202モバイルからマスクド日拳:03/08/06 21:47 ID:JM7ReRTx
全然OKだと思いもーす。
203柔道やってたよ ◆R2LGpzfFlw :03/08/06 21:53 ID:55J6/ZF4
じゃあ私のあまり怖くない実話を・・・

数年前(いや数十年前かな)の夏、自分の実家の居間
で夜、何もないのにポルターガイストみたいに蛍光灯が
グワングワン揺れて、あせった母親が妹を呼びに行きました
妹が来てみるとやはりグワングワン揺れてて、部屋の中が
異様に寒かったそうです。しばらくして治まって、別に何も
なかったのですが、その日の内に北海道(函館だったかな?)
で大地震が起こりました。
204モバイルからマスクド日拳:03/08/06 22:26 ID:JM7ReRTx
>>172
もっふっふ・・・

>>203
柔道やってたよさんの家にはなまずの霊が・・・(w
205モバイルからマスクド日拳:03/08/06 22:30 ID:JM7ReRTx
時は第二次世界大戦の日本敗戦直後、日本はアメリカ軍の支配下に置かれ各都市では多くの米兵が行き交う時代でした。
ある夜、地元でも有名な美女(23歳の方)が一人、加古川駅付近を歩いていた時不幸にも数人の米兵にレイプされ
その後殺すにも苦しみながら死んでいくのを楽しむため体の両腕両足の付け根の部分に銃弾を叩き込み
道路上に放置したまま立ち去りました。
瀕死の状態をさまよっていた時、運良くその場を通りがかった地元でも有名な医者に発見され
腐敗していた両腕両足を切り落とすことを代償に一命を取りとめました。
しかし、自分の美しさにプライドを持っていた女は生きることに希望が持てず国鉄(当時)加古川線の
鉄橋上へ車椅子で散歩につれられているスキをみて車椅子を倒し、両腕両足のない体で体をよじらせ
鉄橋の上から走ってきた列車へ身投げし自殺しました。
警察、国鉄から多くの方が線路中で肉片の収集をしましたが、不思議なことに首から上の部分の肉片は
全くみつからなっかたとのことです。
しかし時代が時代だったもので数日経過すると、その事件を覚えている者はほとんど居なくなりました。
206モバイルからマスクド日拳:03/08/06 22:34 ID:JM7ReRTx
事件が起こったのは、数ヶ月後のある日です。朝は元気だった者がなぜか変死を遂げるようになってきました。
それも一軒の家庭で起こるとその近所で事件が起こるといった具合です。警察も本格的に動き出し、
事件が起こった家庭への聞き込みではなぜか共通点がありました。
それは死亡者は必ず、死亡日の朝に「昨日、夜におかしな光を見た」というのです。
実際に当時の新聞にも記載された事件であり加古川市では皆がパニックになりました。
加古川所では事件対策本部がおかれ事件解決に本腰が入りました。そこである警察官が
事件が起こった家庭を地図上で結んでみると、あることに気がつきました。
なんとその曲線は手足のない、しかも首もない胴体の形になりつつあったのです。
こうなると当然次はどのあたりの者が事件に遭うか予測がつきます。そこで前例にあった
「光」を見た者は警察に届け出るように住民に知らせました。
やはり、曲線上の家庭では「光」を見たといい死んでいきました。しかし、実は「光」ではなかったのです。
207モバイルからマスクド日拳:03/08/06 22:38 ID:JM7ReRTx
死者の死亡日の朝の告白はこうでした「夜、なぜか突然目が覚めました。
するとかすかな光が見え、見ているとそれはますます大きな光となります。
目を凝らしてみると何かが光の中で動いているのが見えます。
物体はだんだん大きくなりこちらへ近づいてきます。その物体とはなんと、首もない両腕両足のない血塗れの胴体が
肩を左右に動かしながら這ってくる肉片だった。
ますます近づいてくるので怖くて目を閉じました」というのです。次からも、その同じ肉片を見た者は必ず死にました。
そこで次は自分だと予想した者が恐ろしさのあまり加古川市と高砂市(隣の市)の間にある鹿島神社(地元では受験前など
多くの人が参拝する)でお払いをしてもらいました。
すると「暗闇のむこうに恐ろしい恨みがあなたを狙っているのが見えます。
お払いで拭いきれない恨みです。どうしようもありません。唯一貴方を守る手段があるとするならば、夜、肉片が這ってきても
絶対目を閉じずに口で鹿島さん、鹿島さん、鹿島さんと3回叫んでこの神社の神を呼びなさい」と言われました。
208モバイルからマスクド日拳:03/08/06 22:41 ID:JM7ReRTx
その夜、やはり肉片は這ってきましたが恐怖に耐え必死に目を開いて「鹿島さん」を3回唱えました。
すると肉片はその男の周りをぐるぐる這った後、消えてしまいました。
通常、話はこれで終わりますが、やはり恨みは非常に強く、その男が旅へ出てもその先にて現れました。
その後、その方がどうなったかは知りません。
ただ非常にやっかいなことにこの話は、もし知ってしまうと肉片がいつかはその話を
知ってしまった人のところにも現れるということです。
私(兵庫県出身)が知ったのは、高校時代ですが私の高校ではこの話は人に恐怖を与えるためか、
迷信を恐れるためか口に出すことが校則で禁止されました。
皆さんはインターネットで知ったので鹿島さん(地元では幽霊の肉片を鹿島さんと呼ぶ)を見ないことに期待します。
もし現れたら必ず目を閉じず「鹿島さん」を3回唱えてください…。
209断 ◆417iLoveLc :03/08/06 22:52 ID:uYRlH9Mh
ついに貼っちまったか・・・
210断 ◆417iLoveLc :03/08/06 22:52 ID:uYRlH9Mh
「鼻を飲む話し」

明治の始め春の盛り、まだ日本が米国と戦う前の話し

春の香に誘われて、若者数人が花見をしつつ酒を飲んでいた
若者達その若者達の中に、一人の剣の道を志す若者がいた
名前を仮にEとしよう、彼は若く非常に優秀な剣士でありまた人柄も優れていたと言う

真赤な桜の花の下、昼から始めた酒の席であったが
楽しい時間は早く過ぎてしまうもの、気付くと辺りは徐々に暗くなってきていた
兆度その頃、Eは一杯の杯を友人から進められた
Eは杯を手に取り手元に近付け、一気にその酒を煽ろうと
杯に目を移した・・・
その瞬間、Eは明らかに目を見開くと、その場で止まった
211断 ◆417iLoveLc :03/08/06 22:52 ID:uYRlH9Mh
Eの杯の酒に、人の鼻が映っていた
Eは誰かがイタズラで自分の背後に立っているのかと思い
後を見たが、後には満開の桜が咲いているだけであった
その時誰かが声をかけてきた「どうした飲まないのか?」
Eは酒が飲めないと思われるのが嫌であったこともあり
杯を口に近付ける、が、やはり鼻が気になって飲む気がしない
「どうした臆したのか?」せせら笑うような声が又も聞こえる
Eは目をつぶると一気にその杯を飲み干した
と、その瞬間である「ウガ!」っと短いうめき声が聞こえ
先ほどまでざわめいていた桜の樹が、急に静かになった

Eは無気味に思うと
夜が近付いていることを理由に、その花見を解散させた
帰り道、Eは鼻の事が気になりながらも
「臆病者」と罵られるのが怖く、鼻の事を話せず
家が近所である、2人の若者とともに帰路に付いた
家の近くになったところで、若者の一人が急に鼻を押さえてその場にうずくまった
212断 ◆417iLoveLc :03/08/06 22:53 ID:uYRlH9Mh
「鼻が!」「鼻が!」すると暗闇から声が聞こえてきた
「ああ、間違えた、お前ではなかったな」
「Eお前が悪いのだぞ、仲間が悪ふざけをしたからと言って鼻を飲んでしまうとは
 あ奴はお前に飲まれた鼻が痛むと言って、床で臥せっておるわ」
「これで仲間が死にでもしたら、E、お前も死んでもらうぞ」
Eとその仲間は恐怖におびえ、素早くEの自宅に駆け込むと
鼻を失った仲間の手当てをし、何者かの強襲に備えることとした

2人は恐ろしさにおびえ、一人は傷の痛みに唸りながら
その晩を過ごすこととなった
が、Eの友人の一人は急に眠気に襲われた
春の日差しの中のような麗らかな眠気である
見ると、鼻を切られた友人も既に眠っていた
Eの友人は眠っては行けないと思いつつも・・・
その意識を無くした
213断 ◆417iLoveLc :03/08/06 22:53 ID:uYRlH9Mh
朝が来て、Eの友人二人は、変わり果てたEの姿を見た
全身を嬲られたような傷で、鼻は当然のようにえぐられていた
Eの剣には、桜の木のものと思われる木片が付いており
Eの体には真赤な桜の花が付着していた

Eの友人二人は、昨日酒を飲んだ桜の咲く場所へと向かった
昨日まで美しかった桜がどこと無く花が散り、枝が減っていた
そしてなんと言っても、昨日まで花をつけていた桜の木の1本が
腐ったように枯れていた
鼻を無くした友人がフト足元を見る、一個の杯が転がっていた
さらにその杯の中を良く見ると、ニヤニヤと笑う男の顔が合った
鼻を無くしたEの友人が、もう一人のEの友人に声をかけようとした瞬間・・・
知ってか知らずか・・・
花のある友人はその杯を蹴飛ばしてしまった・・・
「ギャ!」と言う短い悲鳴が聞こえ、1本の桜の枝が折れた
他の桜の木が急に静まり返った
214断 ◆417iLoveLc :03/08/06 22:58 ID:uYRlH9Mh
カシマサンマジコエー

でも私の聞いたのとビミョーに違う
215断 ◆417iLoveLc :03/08/06 23:12 ID:uYRlH9Mh
あなたは赤い部屋好きですか?
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley/4358/red_room1.html
216断 ◆417iLoveLc :03/08/06 23:15 ID:uYRlH9Mh
  _____________________
  |                            | _ | ロ | X |
  | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|;  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
  |                  ,:ノ                  |
  |  あ  な た  は 赤,;( 好 き で す か ?   |
  |;,.                 ')                   |
  |;;;;,,,..             ./'                |
  └────────┴───────────┘
217弐百九拾 ◆jraikI.daY :03/08/07 10:52 ID:KFajrIqt
>>214
そのカシマさんはこういう感じじゃなかったですか。
http://sports.2ch.net/test/read.cgi/budou/1059911580/64
218名無しさん@お腹いっぱい。:03/08/07 10:57 ID:+Raij6qe
怖いどころか。 幽霊に会えるなら死んでもいいぞ。
死後の世界が確認できたって事じゃないか。
219名無しさん@お腹いっぱい。:03/08/07 11:08 ID:OVWXoX49
朝に道を聞かば夕べに死すとも可なり、の体現ですな
220弐百九拾 ◆jraikI.daY :03/08/07 11:24 ID:KFajrIqt
>>218
              〃〃〃  /
〃〃〃 フワフワ〜 (″ω゛) < 人間の中の人などいない!
(゚ Д゚) 〜     (U U    \___________
/へへ         /ノ
 オカ板の住人ならば「田中河内助」をご存知の方も多いと思う。
 以下は、この「田中河内助」の物語を彷彿とさせる話である。


 俺が高校2年生のとき、クラスメートのM子が他界した。原因は
白血病と言われていた。彼女の家は千葉の市川であり、電車で1時
間以上もかけて葬式に出向いた。俺はM子とは、大して仲が良くな
かったこともあり、焼香を済ませると早々と家路についたが、仲が
良かった生徒たちの何人かはしばらく残っていたようであった。
 クラスは深い悲しみに包まれたが、次第に元の明るさを取り戻し、
一女生徒の死はいつの間にか忘れ去られていった。そして今振り返
れば、瞬く間の3年間は過ぎ、俺は高校を卒業した。
 最早、俺の頭からは、若くして一生を終えた女性のことはすっか
り無くなっていた。
俺はその後、大学生活を経て就職し、それなりに忙しい日々を送っ
ていたが、あるとき、高校時代のクラスメートと偶然再開した。
 彼女の方から声をかけてきたのであるが、彼女は高校時代からの
ぽっちゃりした顔からは、想像もできないほど痩せており、声をか
けられなければ、たぶん分からなかっただろう。いや、痩せたとい
うより、やつれたというのが正直な感想であった。
 懐かしいね、と軽い挨拶を済ませたあと、せっかくだから少し話
そうということになり、近くの喫茶店へ入った。
 現在の状況など、お約束の話を一通り済ませると、
「ねえ、M子のこと覚えている?」
 と彼女は訊いてきた。
「M子?ああ、白血病で亡くなったM子ね」
「そうそう」
 同時に彼女がM子と仲が良かった生徒であることも思い出した。
「かわいそうだったよね」
「うん、実はね・・・」
 彼女は顔を深刻そうにしかめた。「実は、彼女は白血病じゃなかっ
たのよ」
「へー、違う病気だったの?」
 俺は、彼女の話に特に興味を示さなかった。正直に本当の死因を
知られたくないようなことは、ままあるからだ。
 しかし、俺の気持ちとは裏腹に彼女は顔をよりいっそう深刻そう
にして言った。
「ちょっと聞いて欲しいのよ」
「うん、別にかまわないよ」今日は既に仕事は終っている。俺は彼
女の只ならぬ雰囲気を感じ取った。
 彼女の話した内容は、およそ次の通りであった。

 一昨年の暮れ、突然M子の母親から連絡があって、M子の七回忌
に来て欲しいと言われた。是非にというので、仲も良かったことだ
し法事へ参加した。この法事はM子の七回忌だけでなく、M子の父
親の一回忌でもあった。
 法事が一段落すると、M子の母親に折り入って話があると言われ、
2人だけで家の一室に入った。そこは、かつてM子の部屋であった。
少しばかりM子の思い出を語ったあと、母親が意外なことを言い出
した。
 曰く、M子の死の真相を聞いて欲しいと。
 そして、母親は話し始めたが、二言三言話したとき、緊急の電話
が入ったと親族から呼ばれ、母親は話を中断せざるを得なかった。
 再び部屋に戻ってきた母親は、詫びを言ってから話を始めようと
したが、親族の子供が突然ひきつけを起こしてしまい、またもや続
きを話すことができなくなった。
 結局、その日は時間切れで、話は後日改めてということになった。
 彼女はここまで話すと、フッと息をついた。
「時間は大丈夫?」
 俺には、いつの間にかM子について興味が湧き上がっていた。
「大丈夫だよ」
「それから暫くはM子のお母さんから連絡がなかったの。こっちか
ら連絡するのも何か気が引けて」
「うん」俺は相槌を打つのみであった。
「私もそのことは忘れていたんだけど、去年、連絡が来たの。1年
ぶりくらいにね。それで、またM子の家に行こうとしたのよ」
「それで」
 その後、彼女は次のようなことを話した。
 約束した日に彼女は急用が入り、M子の家に行けなくなってしまっ
た。彼女は電話で話せないかと聞いてみたが、どうしても会って話
したいという。
 日を改めて彼女はM子の家に向かった。
 そしてM子の母親は、まずこの話から聞いてくれと、口を開いた。
 実はM子の死は、予想外のことで母親は看取ることができなかっ
たという。亡くなった旦那さんがM子を看取ったのだが、しばらく
して、旦那さんからM子の死因を知って欲しいと言われた。しかし
旦那さんがそれを話そうとすると、ことごとく邪魔が入り、中々聞
くことが出来なかった。ついに死因を聞いたのは、旦那さんがそれ
をしゃべろうとしてから実に半年以上も経ったあとだという。
 旦那さんはその翌日に急死した。
 そして、いよいよ本題に移ろうかというとき、来客があった。無
視できない人らしく、母親は暫く応対して、彼女の元に戻ってきた。
 このときには彼女も「何かある」と思い始めていた。
 母親は彼女の前に座ると、どこまで話ましたっけ?と聞いた。
 旦那さんがお亡くなりになったところまでです、と答えると、母
親は、あら、そんなところまでお話しましたかしら、と意外な顔を
したのである。

「もう、気味が悪くなっちゃってね・・・」
「それで、話は聞けたの」
 彼女は首を振った。「あの後、何故かM子の思い出話になっちゃっ
たのよ。自分でも訳が分からない。気がついたら夜になっていて、
家に帰ったわ」
「結局、聞けず終い?」
 彼女はしばらく沈黙した。
 俺は、すっかり冷めたコーヒーを飲み干すと、
「場所変えたほうがいいかな。時間が経ってるし」
と言った。
 彼女も賛成し、腹も減ったのでファーストフード店に行くことと
なった。席を立ち会計を済ませ、店を出る。
 移動中に俺の携帯が鳴った。友達が事故に巻き込まれたので至急
来て欲しいという連絡であった。
 彼女の話には後ろ髪を引かれたが、現場へと向かうしかない。彼
女は絶対連絡すると言ってくれ、その場を後にした。
 友達の事故は大したことはなかった。
 2日後、家に彼女から連絡がきた。
「実はね、あのときは言い出せなかったけど、M子のお母さん、あの
日の数日前に亡くなったのよ」
「えっ、俺と話したあの日の?」
「そう、そして亡くなる前の日に、私、M子の死因を聞いたの。つい
に」
「・・・」
「で、その話、やっぱり聞きたいよね?」
 俺は少しばかり躊躇したが、
「確かに聞きたい気持ちはある。でも話すな」
と、きっぱり言った。「いいか、誰にも話すんじゃない。忘れるんだ」
「ありがとう」彼女の声は少し安堵したようであった。「でも、M子
の弟には話さなくてはいけないと思う」
「やめておけ、忘れろ」
「でも、たった一人残ったM子の家族よ」
「知らないほうがいいこともある。今度ばかりはそのほうがいい」
「うん・・・」
 彼女との会話はそれで終った。
 俺は一抹の不安を隠せなかった。
 M子の弟は既に成人であるし、家族の死について疑問を抱いていて
もおかしくない。俺は彼女に電話をしてみた。
 彼女はM子の弟に会ってはいるが、その話はいていないと言った。
 俺はくどいほど念を押して電話を切った。
 その後も彼女と連絡を取ろうとしたが、携帯を持っていなかった彼
女とは連絡が取れなかった。
 それから、1ヶ月ほどしてからのことである。
 彼女の死の知らせが来た。

 彼女がM子の弟に何を伝えたのかは分からない。
おかしぃ・・・田中河内助の話がみつからん・・・
田中河内介の最期


 大正時代の始め頃、東京の京橋に「画博堂」という書画屋があって、
そこの3階には同好の志が集まって持ち寄った怪談話をかわるがわる話し合うということがよく行われていた。


 ある日、その画博堂に見なれない男がやってきて、自分にも話をさせてくれと言う。
どんな話かと聞くと、田中河内介の話だという。
田中河内介は明治維新時の知られざる尊皇志士のひとりである。
その男は、「田中河内介が寺田屋事件のあとどうなってしまったかということは話せばよくないことがその身にふりかかって来ると言われていて、誰もその話をしない。
知っている人はその名前さえ口外しない程だ。
そんなわけで、本当のことを知っている人が、だんだん少なくなってしまって、自分がとうとうそれを知っている最後の人になってしまったから話しておきたいのだ」と言う。


 始めは、よした方がいいなどと、懸念してとめる者もいたが、大半の人々が面白がってうながすので、その男が話を始めた。
前置きを言って、いよいよ本題にはいるかと思うと、話はいつの間にかまた元へもどってしまった。
河内介の末路を知っている者は、自分一人になってしまったし、それにこの文明開化の世の中に、話せば悪いことがあるなどということがあるはずもない。
だから今日は思い切って話すから、是非聞いてもらいたい。
というところまで来ると、またいつのまにか始めに返ってしまって、田中河内介の末路を知っている者は、と話し出す。
なかなか本題にはいらない。
その間に、一座の人が一人立ち、二人立ちしはじめた。
別に飽きたから抜けていくというわけではなくて、用で立ったり、呼ばれたりして立ったのだそうだが、私の父も自宅から電話がかかってきて下に呼ばれた。


 下におりたついでに帳場で煙草をつけていると、又あとから一人おりて来て、まだ「文明開花」をやってますぜ、どうかしてるんじゃないかと笑っていると、あわただしく人がおりてきた。
偶然誰もまわりにいなくなったその部屋で、前の小机にうつぶせになったまま、彼が死んでしまったというのだ。
とうとう、河内介の最期はその人は話さずじまいであった、というのである。
「日本人形」

友人のコウが体験した本当にあった話。

コウ一行が、長期休暇を利用して、静岡だか神奈川に遊びに行ったときのことなんだけどね、朝早く出発して、昼頃に現地に到着した彼らまぁ、時間もまだ余っていたので温泉巡りなどをして、宿にチェックインしたらしいのよ,んで、人数は8人くらいだったけな?
結構な大所帯だったから、部屋は二つ、4人づずつに別れたのね。その時コウの泊まった部屋はトイレが壊れていて使用不能なので、廊下にある共用トイレ
を使用するようになっていた。コウは部屋に案内されると同時に悪寒を感じたらしいんだけど、まぁ、折角の楽しい旅行だし
ここで、変な事言ってみんなを怖がらせるのもナンだしそのときは、だまってたんだってさ。
その日は長期に渡るドライブ&温泉巡りでコウを含みみんなヘトヘトだったもんだからみんなして一気に爆睡!!でも、コウはちがったようで、夜中に目が覚めてしまったらしいんだわ
なんか、イヤーな予感がするなー、なんて思ってると
カリッ、カリッ、カリッ、カリッ
何者かが隣の居間で何かをカリカリひっかいている音がしたらしいのよ。
コウも疲れていたので必死に眠ろうと努力はしていたらしいんだけど、
いかんせんその音がどうも気になる。
そんなこんなしているうちに、コウ以外の一人
(仮名Aさん)が
A「ねぇ、コウ、、起きてる?」
「ん?ああ起きてるよ」
A「さっきから変な音が聞こえるんだけどコウもそう?」
「ああ、、なんだろうね、、。」
などと二人で会話している最中もカリッ・・カリッ・・カリッ・・カリッ・・カリッ・・カリッ・・変な音は鳴り続ける・・・
二人はその音を聞き入るように聞いていた。
どれくらいの時間が経っただろうか・・・カリッ、、カリッ、、、ガチャガチャッ、、ガチャ、、ガチャガチャガチャ・・・音が変わった、、、。
息をのむ二人、、、
A「なんか、、気持ち悪いね、、、。」
「うん、、なんだろうね、、。」
と、、またその音に聞き入る二人、、長距離旅行の疲れもあってか、二人ともその音に聞き入っている内に
眠ってしまった、、、。
その日は朝から観光巡り。
その地の名産品に舌鼓を打ち、
景色に見とれ、宿へ帰っていったコウご一行。
そして、部屋にはいると例によってまたしても
悪寒がコウを襲う。
しかし、、昨日とはなんか違う、、、ふと悪寒のする方に目をやるコウ・・・
「ウオッ!?」なんと、、そこには・・・・棚の上にガラスケースが置いてあり
ガラスケースには日本人形が飾られていたらしいのよ。そりゃぁ、コウもビックリしたみたいだよ。
昨日は気が付かなかったのに何故今日になって気が付いたのか?
ガラスケースをよく見ると、人形を出し入れ出来るように取っ手が付き、ドアのようになっている。
・・・・・そして、コウは想像しちゃったんだよ、、
昨日のあの出来事は、その日本人形がガラスケースから出ようとしてケースをひっかいたり・・・・ケースを押したりしていたんじゃぁないか?ってね、、、。
フト視線を感じそっちを見てみるとAさんがコウを見ている、、、。
そして、見つめ合うAさんとコウ・・すると、ひそひそ声でAさんが話しかけてきた、、
A「ねぇ、、昨日の音、、アレってコレじゃぁ!?」
コウ「ああ、やっぱり?俺もそんな気がする」
しかし、Aさんもコウも、他の人の気分を害するのも何だし、
音こそすれ、他にはなにもなかったので
今日もそのまま同じ部屋で寝ることにした。
飯を食べ、風呂に行き、トランプ、、UNOなどをして遊び飽きると、別部屋の4人は部屋に引き上げていき、コウたちも布団を敷き、就寝。はじめはぐっすり眠っていたコウだが
やはり、目が覚めてしまったようだ、、時間を見ると時計は丁度2時を指していた。
「ねぇ、、起きてる?」
Aさんの声だ、、
コウ「ん、、ああ、、Aさんも目が覚めたんだ、、」
A「うん、、、コウもやっぱり目が覚めてたのね。」
コウ「なんか、変だね、、昨日音を聞いた俺とAだけが聞いて、、そして、今起きているのは、俺とAだけ、、、」
A「うん、、変だよね、、、」
なんて二人してひそひそ声で話していると・・・
カリッ、、カリッ、、、カリッ、、、、ガチャガチャ、、ガチャガチャ、、、
カリッカリッ、、ガチャガチャ、、コウ「始まったよ、、昨日と同じだ、、、。」
A「イヤ、、怖い、、、」
そしてまた、二人でその音に聞き耳を立てる・・・
その時の二人の脳裏には
先ほど見た日本人形がガラスケースのドアを開けようとしている様が鮮明に思い描かれる、、、。
コウ「、、、、、、」
A「、、、、、、」
ガチャガチャ、、ガチャガチャ、、、ガチャ、、ガチャガチャガチャ、、ガチャガチャ、、、ガチャ、、ガチャガチャガチャ、、ガチャガチャ、、、ガチャ、、ガチャガチャガチャ、、ガチャガチャ、、、ガチャ、、ガチャガチャガチャ、、ガチャガチャ、、、ガチャ、、ガチャ
コウ「、、、、、、、、」
A「、、、、、、、、」
ガチャ、、、、、ガチャ、、、、キィィィィィ〜〜〜カッチャ・・・
ボタッ、、、、、、、
カサッ、、、、カサッ、、。
コウ「!!!!!」
A「!?!?!」
コウ「ねぇ、、やばいよ、、出てきた!!」
A「う、、うん、、怖いよう、、」
カサッ、、、カサッ、、カサッ、、カサッねぇ、、、ドコ?、、ねぇ、、ドコ???
コウ「や、、やばい!!こっちに来る!取りあえず、電気を付けて他の人を起こそう
Aは電気を付けて、、俺が他の人起こすから。」
A「うん解った」
コウは、他の人の体を揺さぶり起こそうとするが
一向に起きる気配のない他の人、、、深い眠りについているためだろうか、、、?コウは思い切って、ビンタしたり
両手で肩を押さえて、思いっきり揺さぶったり
してみたが、、他の人たちは起きない、、、
AはAで電気を付けるために蛍光灯から伸びているヒモを引っ張るが、、電気は一向につかない、、、。
コウ「や、、やばい、、、起きないよ、、」
A「ど、、どうしよう!?電気付かないよ!!」
思い切って外に出ようとも考えたがそのためには、その人形の居る部屋を通過しなければならない。
電気もつかず、他の人も起きてくれない、、、コウたちは、その部屋の一番隅まで行き、身を縮めるようにしながら二人で寄り添っていた。
カサッ、、カサッ、、、カサッ、、カサッ
ねぇ、、、ドコ?、、カサッ、、カサッ
ねぇ、、、ドコ?、、ねぇ、、ドコ??
カサッ、、、カサッ、、カサッ、、、、、
コウ「たのむぅ、こないでくれ!たのむから、、見つからないでくれ!!」
A「・・・・・・・・」
カサッ、、カサッ、、、ねぇ、、ドコ?
その音は段々遠ざかり、お風呂の前ぐらいまで行っただろうか?カサッ、、ねぇ、、ドコ??ねぇ、、ココ??ココ???
キィィィ、、カチャッ、、ちがう、、、、、、
カサッ、カサッ、カサッ、
ねぇ、、どこ?、
、、ねぇ、、、どこ??
今度はその音がコウたちの居る部屋の方に向かって
歩き出した、、、、
カサッ、、カサッ、、、ねぇ、、、どこ???
カサッ、、、カサッ、、、ねぇ、、どこ?
迫り来る恐怖にコウとAさんはただ黙って心の中で、、頼む!来ないでくれ、、たのむから、、と、念じながら身を震わせているだけ、、、、
ねぇ、、どこ??
カサッ、、カサッ、、、カサッ、、カサッ、、、カサッ、、カサッ、、、
ねぇ、、どこ?、、ねぇ、、、、、ど、、、こ?
その音はとうとうコウたちの居る部屋の前まで来た、、、。
ねぇ、、ココ??ねぇ、、ココ?
その恐怖に耐えかねたコウは、大声で
「違う!!ココじゃない!入ってくるな!!!!」
ココ?ココだね、、、、、
カサッ、、、、、、シャー、、、、
襖を開く音と共に、人形の歩く音は
どんどんこっちに近づいてくる、、、。
しかし、辺りは真っ暗、
コウたちの目には何も見えないが確実にその音は近づいてきた、、、
ねぇ、ドコ??ねぇ、、、
カサッ、、、カサッカサッ、、カサッ、、、カサッ、、カサッ、、、
そして、、コウたちの目の前で音が止まると同時に、、、
みぃ〜〜つけた、、、、
、ドサッ、、、、、、、、
いきなり日本人形がコウたちの目の前に降ってきたのだ。
コウ「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
A「・・・・・・・・・・・・・・・・」
コウ「おい!逃げるぞ!!!」
コウは腰が抜け呆然としているAさんを抱きかかえ
その日本人形を回り込み、出口へとダッシュ!
ドアを開け、廊下へ出たコウとAさん、、、すると、、さっきまでの恐怖は嘘のように
廊下には明かりがともり、落ち着いた雰囲気だ。
取りあえず近くにあった自動販売機でジュースを買い
落ち着く二人、、しかし部屋へ戻ればさっきのような目に逢う、、、かといって、もう一つの部屋に戻っても寝るスペースは無いし、他の人を起こしてしまう。仕方なく二人は、廊下で話をしながら朝がくるのを待った。
昨日と同じようにコウ一行は観光巡り、、、しかし、、コウとAさんは、昨日寝ていないため、車の中で爆睡。そしてまた宿にもどる、、、
流石に昨日のような目には遭いたくないコウとAさん
しかし昨日逢った出来事を話すとみんな引いてしまうだろうと、、コウは
それとなく、部屋を移らせてくれるように
他の部屋の4人に相談したところ、OKが出た。
そんでまた、昨日のように飯喰って風呂入って
トランプゲームなどを楽しみ、就寝。
夜中の二時・・・・・
コウは、、また目を覚ましてしまう、、
例によってAさんもコウと同時刻に目を覚ます。
コウ「、、、、部屋かわったのにね、、、」
A「、、きっと昼間車のなかで寝ていたからだよ」
コウ「そうだね、、、」
コウ「部屋変わったから大丈夫!きっとAの言うとおりだよ!
今日、昼間寝過ぎたからだね。」
しかし、、、その思いとは裏腹に、昨日、、いや
昨日よりも大きい恐怖がコウたちに忍び寄ってきていた、、、、。
キーーーー、、カッチャ、、、、
隣の部屋でドアを開ける音がした、、、
コウたちもそれを聞いて少しビックリしたが隣の部屋は、トイレが壊れているため廊下の共用トイレを使わなければならない。
きっと、隣の部屋の人がトイレに行くために開けたんだろうと無理矢理に思いこんでいた。
でもね、、、聞こえて来ちゃったんだよね、、
また、、アノ音、、アノ声が、、
カサッ、、カサッ、、、カサッ、、カサッ、、、カサッ、、カサッ、、、
ねぇ、、、ドコ?ネェ、、、、、どこ??
その音はコウたちが居る部屋の前までもう、、来ている、、しかし、、、ドアには鍵が掛かっている。
コウは、鍵が掛かっているから大丈夫、入ってこれないだろう、、、と思ってたらしいんだけど
そんなことはお構いなしに、ドアは何の抵抗もなく開く、、
カサッ、、カサッ、、、カサッ、、カサッ、、、
どこ??ねぇ、、どこ??カサッ、、カサッ、、、
カサッ、、カサッ、、、カサッ、、カサッ、、、
コウ「や、、やばい、、、部屋替えたのに、、、」
A「、、、、」
コウたちは昨日と同じように、部屋の隅で
その音に聞き耳を立て、こっちに来ないように
念じながら、小さくよりそっていた。
カサッ、、カサッ、、、カサッ、、カサッ、、、カサッ、、カサッ、、、
カサッ、、カサッ、、、カサッ、、カサッ、、、
ねぇ、、どこ?、どこ??
ココ???ねぇ、ココ?
シャーーッ、、、、、
音は隣の居間まで来ている、、、
カサッ、、カサッ、、、カサッ、、カサッ、、、カサッ、、カサッ、、、
、、ねぇ、、どこ?、、ねぇ、、、どこ??
ここ?、、、、ここ???
そして、、昨日と同じようにコウたちが居る部屋の前まで音はきていた、、、
コウ「、、、、、、、、、」
A「、、、、、、、」
ねぇ、、、どこ??、、ねぇ、、
シャーーーッ、、、、
そして、コウたちのいる部屋の襖が開く、、、  
ねぇ、、、ここ?、、ここでしょ???  
カサッ、、カサッ、、、カサッ、、カサッ、、、カサッ、、カサッ、、、
カサッ、、カサッ、、、カサッ、、カサッ、、、カサッ、、カサッ、、、
どこ??、、。、、どこ、、???     
ここ???ここ???
コウは、昨日の反省点を生かし、黙っていたが
無情にも音はどんどんどんどん近づいてくる!!!
カサッ、、カサッ、、、カサッ、、カサッ、、、カサッ、、カサッ、、、
カサッ、、カサッ、、、カサッ、、カサッ、、、カサッ、、カサッ、、、
ねぇ、、どこ???
ねぇ、、、、、
恐怖に耐えかねたコウは
コウ「おいっ、、いいか、、思いっきり走って
この部屋から出るぞ!!」
A「うん、解った、、、」
そして、コウたちは一目散に、走り出し出口へと走っていった、、、
出口に到着し、ドアを開けようとするコウ、、、
しかし、、、、、、あかないんだよね、、ドア、、
ノブを左に回しても右に回しても
押しても引いても、一向に開かないんだよね、、、
コウがフト、横に目をやると、トイレがある、、
仕方なく、Aさんを引っ張り
トイレに入り鍵を閉めるコウ。
トイレは狭い、、、コウが便座に座り
Aさんは、コウの膝の上に手多く形になった。
二人とも体を振るわせ、恐怖に耐える、、、
カサッ、、カサッ、、、カサッ、、カサッ、、、
カサッ、、カサッ、、、カサッ、、カサッ、、、
ねぇ、、どこ??どこにいったの??
ねぇ、、、ここ?、、ここ?
シャーーッ、、、カサッ、、カサッ、、、カサッ、、カサッ、、、
カサッ、、カサッ、、、カサッ、、カサッ、、、
カサッ、、カサッ、、、カサッ、、カサッ、、、
ねぇ、、どこ?、、どこ??
ここ、、、??ここ、、、??
とうとうトイレの前まで音はやってきた、、、
そして、、
ねぇ、、、ココ???
ココだよね??、、、ねぇ、、、、ねぇ、、
コウ「うるせぇ!!!鍵締めてあるんだ!入って来るんじゃねぇ!!」
、、、、、、、、、、、、、、はいった、、、、、、
焦るコウ!
ココ、、ココだよ、、、、ねぇ、、ココ、、、
コウが辺りを見回しても、、その姿はない、、、
ねぇ、、、ココ、、ここだよ、、、、
もしや、、、と思い、Aさんの顔を見ようとコウが
のぞき込むと、、、、
Aさんの顔は、、日本人形のようになっていた、、、、、。
その瞬間!!、、Aさんは手を伸ばし笑いながらコウの首を絞め始めた!!
アハハハハハハハハハハハ・・・
コウは必死に抵抗し、その手を振り払い
Aさんを突き飛ばした、、、
するとAさんは、まるでビデオを巻き戻ししたかのように元の体制にもどり、コウの首を絞め始めた、、。
そして、、その日本人形の様な顔をコウの顔に近づけてくる、、
アハハハハハハハ・・・・・・・
これにはコウもたまらず、、失神してしまった。
5分ぐらいしただろうか、、、、。誰かがコウの足を揺さぶっている
Aさんだった、、
A「ねぇ、、どうしたの??ねぇ、、起きてよ、、、ねぇ」
泣きながらコウの足を揺さぶっている。
我に返ったコウは、恐る恐るAの顔を見る、、、
ほっと、、一安心、、Aの顔は日本人形ではなかった。  
A「あ、、よかった、、気が付いた、、、、、!!!
あ、、、、アレ、、、キャァァァ!」
Aさんはトイレの窓を指し、叫んだ!
つられるようにコウも、トイレの窓を見ると
そこには、、女性の顔がハッキリと写っていた、、、
コウ「う、、うわぁぁぁぁ!!!」
二人はトイレの鍵を開け、ドアを開け
部屋のドアを開ける!
今回は、、驚くほど素直に開くドア・・・
そして、二人は宿のフロントまで行き今起こったことを宿の人に説明する。
すると、、、
宿の人「そうですか、、、起こりましたか、、、
解りました、、、今日はこの奥の管理人室で過ごして下さい。」
と、、宿の人も、起こった事を否定せずに
二人を管理人室に通し、
コウとAはこうして恐怖から逃れることが出来たのだが、、、、、
その後、このことを一緒に来ていた他の人にコウが話したところ
え!?まじ??またまたーー!驚かそうとしてぇ〜
俺たちにそんなこと言っても無駄だなどと、聞く耳持たない、、、
その日、コウとAさんは特別に
その部屋の正反対アーンド、最上階という
その部屋からもっとも遠い部屋に
止めさせて貰い、
コウの忠告を聞かなかった他の人たちは
その夜コウと同じ目にあったのか、目をひんむいて
管理人室に飛び込んできたらしい(笑)
249モバイルからマスクド日拳:03/08/14 09:12 ID:QpRAKrOx
なんで「自己責任」「もーすもーす」の話の後に「田中河内介の最期」系列の話を載せたかというと・・・

250名無しさん@お腹いっぱい。:03/08/14 09:14 ID:z2jb9bp1
なぁ、なんでコテハンはこっちのすれに書き込んでんの?
やっぱ、近所付き合いが大事だから?
251モバイルからマスクド日拳:03/08/14 09:15 ID:QpRAKrOx
「毟られる髪」

怖い話というか、意味不明なんですが、自分にとっては洒落にならないことがありそうなので。

中学時代、怪談ゲームを通して怪談話が好きになり、よく自分に構ってくれる母方従兄弟に怪談をせびってました。
従兄弟は新しいもの好きで、ロンゲメッシュと当時では珍しい格好、友達も多く色々な話を聞かせてくれました。
そんな従兄弟も就職し、じいちゃんも祝いではしゃいでいました。
じいちゃんは真っ白で背中の真中くらいまで伸ばした髪の毛を後ろで縛るという変わったファッション(?)をしていたのを良く覚えてします。
従兄弟が就職し、じいちゃんは釣り、ばあちゃんは畑仕事、伯母さんは仕事、従兄弟の姉は学校で、昼間誰もおらず遊びに行くことも減りました。
伯父はずっと前に火事で亡くなっていたそうです。
しばらくして、ポケベルを持つと従兄弟から連絡がありました。
「お前怪談好きだっただろ?爺が釣り仲間に聞いた話があるから今度聞かせてやるぞ」
そんな内容だった気がします。
しかしそれからすぐにじいちゃんが亡くなり、聞く事をすっかり忘れてしまいました。
棺おけの中でじいちゃんは長かった髪の毛をすっかり無くし、坊主にしていました。
252モバイルからマスクド日拳:03/08/14 09:17 ID:QpRAKrOx
高校に入り、携帯電話を持つと従兄弟と電話する機会が増えました。
某大手百貨店に就職した従兄弟の話は仕事の話が多く、面白かったです。
高校二年頃、学校から帰ると従兄弟が家に来てました。実際に会うのは葬儀以来ですっかり社会人らしく髪の毛を黒くし、短くなっていました。
丁度祖父の言っていたという怪談話を聞こうと思っていたので聞こうとしたのですが、母の制止に掛かり止められました。
その日の夜、今度ファミレスかどっかに行って話してくれるとメールが入り、楽しみにしてました。
が、数日後に従兄弟は心臓麻痺で亡くなりました。
業務中にいきなりだったらしく大騒ぎだったらしいです、ストレスか何かでなったんではないかと言ってました。
葬儀には大手百貨店から大きな花が贈られており、大手会社から花を送られてくるほどの従兄弟を誇りに思ったのと同時に、その花が大好きな従兄弟の死を実感させてきて悲しくなりました。
母は実家で49日まで居るとのことでした。
従兄弟の仕事仲間とそこで知り合い、従兄弟の話を聞いてました。
253モバイルからマスクド日拳:03/08/14 09:17 ID:QpRAKrOx
「あいつ結構怪談とか好きでさ、こんな話をしてきたんだ」
「あいつの爺ちゃんが聞いた話らしいんだけど、戦時中の話だ」
「元華族、裕福な家で成績良く、運動も出来る、さぁこれから国のために戦うぞって時に、肺結核になって兵隊になれなかった男がおったらしい。」
「そいつは村に残った女子供に病気だと忌み嫌われ、果ては恋人や友人にまで見つかれば石を投げられる始末だった」
「怒ったそいつは村人を見返そうとするが、病気は一向に良くならず、体力がどんどん落ちていった」
「死期を知ったそいつは恋人だった女を山に誘って襲い、事が済むと女は逃げて、山に残されたそいつは体力衰弱とで降りることもままならなくなった。」
「翌日男がいない女は心配になり、襲われた現場に向かった。男は女を見ると追いかけた。なにやら恨み言を叫んびながらだったらしい」
「怖くなった女は再びそこから逃げようとするが、男に後ろ髪を掴まれ毟られたそうだ」
「それからその女は子供を産むが、狂い死にしたらしい。そしてこの話を聞いたヤツはそいつに呪われると」
「そこで終わりじゃない、呪いの内容はだ」
「夢の中で、真っ暗、多分部屋の中で朝を探すんだ。」
「待てば良いってもんじゃない、光を探してつかまなきゃいけない。」
「でもそれはあるモノから逃げながらやらないといけない。」
「逃げてると暗闇の中からグワっと音がして、頭を捕まれる。みしっと音がして髪の毛を毟られる」
「だいたいいつもそこでぎりぎり、光を掴んで目が覚める」
「そこでみんな髪の毛を毟られずに襲われたらどうなるかと怖くなって、髪の毛を短くするんだ。」
254モバイルからマスクド日拳:03/08/14 09:18 ID:QpRAKrOx
そのときは話を聞いて戦時中て怖いなぁくらいにしか考えなかった。
が、しばらくして、お骨を墓に入れるとかなんとかで再び母の実家へ。母は髪を短くしていました。
わたしは夢を見てません。母も健在です。が、日に日に母の髪が白くなって行きます。
怖くなり従兄弟の仕事仲間に聞くと、「大丈夫だろ、なんかその話ちゃんと神社で呪を封じてるとか聞いたし、俺そんな夢見てないから」とのこと。
それでも気になったわたしはどこの神社か調べようとしました。ですが話の元となる祖父に話した釣り仲間が見つかりません。
この話を学校の友人に相談すると、「なんつー話を言ってくるんだよ、それ知ってる」とのこと。
もうすぐ来る夏休みを利用して神社を尋ねることにしました。
神社へは交通の便が悪く(というか免許なかったので電車+タクシー+徒歩)つく頃には夕方になりました。
神社に着き、そこに居た神社の人らしいおっさんを訪ねると凄まじい勢いで追い返されました。「どうせまた噂を聞いて来たんだろ、帰れ」と
結局話をすることも出来ず、わたしと友人は今でもその夢を見ていません。
が、わたしの知る限り今までずっと長いままだった母の髪はあれから3年経っているのにまだ短いままです。
母から話を聞くと母があぶないような気がしてきて、聞けません。
従兄弟の仕事仲間と連絡がつかなくなり、手掛かりがなくなりました。

いつか自分も夢をみて頭を毟られるのかと思うと・・・
255モバイルからマスクド日拳:03/08/14 09:27 ID:QpRAKrOx
>>250
いや、向こうのスレにも何人か書き込んでますし、あんま関係ないかと・・・。
文章長くても怖いのが好きな人いれば、文章長いの嫌って人もいるし、好みじゃないですかね?
このスレに書き込んでないコテハンさんや名無しさんにも、他スレでこのスレの話振ってこられる方
いますしね。
256山崎 渉:03/08/15 21:37 ID:X3pPLlxN
    (⌒V⌒)
   │ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  ⊂|    |つ
   (_)(_)                      山崎パン
257モバイルからマスクド日拳
あげ