蘇昱彰八極蟷螂拳（東高円寺）
59 ：可愛い☆本屋さん ◆rOtHdocM ：
>57さん＆58さん。
一撃必倒は幻想じゃなくて「武術の理想」でしょう。武術というのは、何より
「術者の生命維持」を最優先にするものです。その目的に於いては、立ち会いの
時間を長引かせるのは決して良い事ではありませんね。相手に反撃のチャンスを
与えてはいけません。武術はそういう目的でひたすら練習するものです。
この辺りを、「ルールを厳守し、グローブや防具でダメージを最小限にした上で、
ある一定の時間、攻防の技術を競い合い、時にはエンターテインメント性をも考慮
する『スポーツ』」と混同するのはどうでしょう。
一撃必倒は今でも実在しますよ。そういう場面を実際に何度か目撃しました。
これは現代スポーツの世界に於いてさえも、防具を介さない直接打撃の場合に
散見します。「沢村忠の真空飛び膝蹴り（古いか）」だの、返しが研究される
以前の「フグの踵落とし」なんてのはこのいい例でしょう。
「スポ－ツ化されている＝進んでいる、スポ－ツ化されていない＝遅れている」
というのはやや早計では？。ルールで縛られると意味を失ってしまう技術という
ものも確実にあると思いますよ.....。
一撃必倒は幻想じゃなくて「武術の理想」でしょう。武術というのは、何より
「術者の生命維持」を最優先にするものです。その目的に於いては、立ち会いの
時間を長引かせるのは決して良い事ではありませんね。相手に反撃のチャンスを
与えてはいけません。武術はそういう目的でひたすら練習するものです。
この辺りを、「ルールを厳守し、グローブや防具でダメージを最小限にした上で、
ある一定の時間、攻防の技術を競い合い、時にはエンターテインメント性をも考慮
する『スポーツ』」と混同するのはどうでしょう。
一撃必倒は今でも実在しますよ。そういう場面を実際に何度か目撃しました。
これは現代スポーツの世界に於いてさえも、防具を介さない直接打撃の場合に
散見します。「沢村忠の真空飛び膝蹴り（古いか）」だの、返しが研究される
以前の「フグの踵落とし」なんてのはこのいい例でしょう。
「スポ－ツ化されている＝進んでいる、スポ－ツ化されていない＝遅れている」
というのはやや早計では？。ルールで縛られると意味を失ってしまう技術という
ものも確実にあると思いますよ.....。
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60 ：可愛い☆本屋さん ◆rOtHdocM ：02/01/05 02:01 ID:ahf53lFj
>59の補足ね。
一概には言い切れませんが、武術に於いては立ち会いの所用時間は術者双方の
技術が高くなればなる程短くなる傾向はあると思います。
一概には言い切れませんが、武術に於いては立ち会いの所用時間は術者双方の
技術が高くなればなる程短くなる傾向はあると思います。
61 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：02/01/05 09:35 ID:vTeWKB0D
＞＞５９、６０
すばらしい。
すばらしい。
62 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：02/01/05 10:06 ID:6x8lwTFa
>59
あなたの言っている一撃必倒は手数の中の不意の一発を
事を言ってるの。
沢村忠にしてもフグにしても手数の中にその技を混ぜて使ってたよね
そうしたら全てのＫＯシーンは一撃必倒になるね。
あなたの言っている一撃必倒は手数の中の不意の一発を
事を言ってるの。
沢村忠にしてもフグにしても手数の中にその技を混ぜて使ってたよね
そうしたら全てのＫＯシーンは一撃必倒になるね。
63 ：長レス☆本屋さん ◆rOtHdocM ：02/01/05 15:44 ID:ahf53lFj
それが「不意」かどうか、「決定打がコンビネーションに含まれる動作」であるか
は問題ではないのでは。要は「時間を掛けたダメージの蓄積」ではなくして、「一撃で
人間を倒す技術と、それを目指す修業の過程」というのは確かに存在するということ
でしょう。スポーツに於けるKOには前者のケースも多いですよ。
大陸武術には確かに敵の意表を突く技が多い（ex.蟷螂門の穿弓腿etc.）ですが、
これは兵法の基本ですね。武術の目的は>59で述べました。そこには「不意打ちは
卑怯」とかいう概念はありません。また一方で「それが来ると分かっていても避けられ
ないタイプの一撃必倒技」（ex.形意門の崩拳etc.）も沢山ありますよね。
コンビネーションの必要性と、その技術の優秀性を否定する意見は一つも
出ていませんよ。例えば八極の猛虎硬爬山て、連続技でしょ。でもそこに
含まれる一発一発は相手を倒すに足る密度を持っていると。
結局、格闘技をやる目的というのは色々で、その目的の数だけ「強さ」が存在するの
ではないかと思います。「試合での強さ」と「武術で目指す強さ」は往々にして一致
しません。武術は「ルールや防具の存在を前提にした強さ」を追求・発達してきた
技術ではないからです。もちろん伝統的な武術も最低限の安全を確保した上での試合
を行う場合があります。しかしそれは「武術の最終目標」ではなくて、「修業者の練習
の過程として勤しむべきもの」だと僕は思います。試合形式の立ち会いから学ぶ物は
多いですよね。でもそこでの勝ち「のみ」を目標にしてしまうと、その流儀本来の真面目が
変質してしまいますよ。
蛇足ですが、沢村選手の膝は何の前触れもなくいきなり飛び出すものでしたよ。
それ故試合が開始直後の一瞬で終わってしまうケースが多々あり、「プロ興業上の
見せ物」としては??な面がありましたよね。あの方って今は伝統派空手の先生を
されているんじゃなかったでしたっけ。彼の目指した強さとは、本来そういう性質の
物だったのかも知れません。
は問題ではないのでは。要は「時間を掛けたダメージの蓄積」ではなくして、「一撃で
人間を倒す技術と、それを目指す修業の過程」というのは確かに存在するということ
でしょう。スポーツに於けるKOには前者のケースも多いですよ。
大陸武術には確かに敵の意表を突く技が多い（ex.蟷螂門の穿弓腿etc.）ですが、
これは兵法の基本ですね。武術の目的は>59で述べました。そこには「不意打ちは
卑怯」とかいう概念はありません。また一方で「それが来ると分かっていても避けられ
ないタイプの一撃必倒技」（ex.形意門の崩拳etc.）も沢山ありますよね。
コンビネーションの必要性と、その技術の優秀性を否定する意見は一つも
出ていませんよ。例えば八極の猛虎硬爬山て、連続技でしょ。でもそこに
含まれる一発一発は相手を倒すに足る密度を持っていると。
結局、格闘技をやる目的というのは色々で、その目的の数だけ「強さ」が存在するの
ではないかと思います。「試合での強さ」と「武術で目指す強さ」は往々にして一致
しません。武術は「ルールや防具の存在を前提にした強さ」を追求・発達してきた
技術ではないからです。もちろん伝統的な武術も最低限の安全を確保した上での試合
を行う場合があります。しかしそれは「武術の最終目標」ではなくて、「修業者の練習
の過程として勤しむべきもの」だと僕は思います。試合形式の立ち会いから学ぶ物は
多いですよね。でもそこでの勝ち「のみ」を目標にしてしまうと、その流儀本来の真面目が
変質してしまいますよ。
蛇足ですが、沢村選手の膝は何の前触れもなくいきなり飛び出すものでしたよ。
それ故試合が開始直後の一瞬で終わってしまうケースが多々あり、「プロ興業上の
見せ物」としては??な面がありましたよね。あの方って今は伝統派空手の先生を
されているんじゃなかったでしたっけ。彼の目指した強さとは、本来そういう性質の
物だったのかも知れません。
64 ：脱線☆本屋さん ◆rOtHdocM ：02/01/05 16:01 ID:ahf53lFj
フグの踵もコンボの一環というよりは、インファイトの後一旦間合いが空いた
ような瞬間にスパ！と入る場合が多かったのでは。上手に「間を外す」とでも言い
ましょうか。あれっていかにも武道・武術的だと思いません？。そんな訳で沢村・
フグ両氏は例に使わせて頂いたと。
ような瞬間にスパ！と入る場合が多かったのでは。上手に「間を外す」とでも言い
ましょうか。あれっていかにも武道・武術的だと思いません？。そんな訳で沢村・
フグ両氏は例に使わせて頂いたと。
65 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：02/01/06 01:16 ID:5daqyFQX
66 ：可愛い☆本屋さん ◆rOtHdocM ：02/01/06 02:43 ID:rR5SSuZy
>65さん。
「どんな試合に出ても無敵」な技はそうそう無いと思いますよ。ルールや
防具等の環境によって、勝ちを収める為に効果的な技法はまちまちだからです。
どんな基本技でも、気の遠くなるような反復練習の末に、その人にとっての
必殺技になります。高手がいつも同じ技で勝ちを収めていたというのはこの事
でしょう。こういった逸話は競技格闘技の世界でも散見しますよ。（沢村選手
の膝しかり。膝が来る事は試合前から周知なんですから。）
「来る。」と分かっていながら相手が防御出来ない理由は、その技により様々
です。例えば前述の「形意の崩拳」は、相手の初動を捕らえて出鼻を挫き、交叉
を用いて防御を難しくする理屈です。
「見せてくれ。」ですか。伝統武術でも、近代格闘技でも、とにかく一生懸命
練習することをお勧めします。そうしている限り、それはいつか必ず見る事が
出来ます。頑張って下さい。
「どんな試合に出ても無敵」な技はそうそう無いと思いますよ。ルールや
防具等の環境によって、勝ちを収める為に効果的な技法はまちまちだからです。
どんな基本技でも、気の遠くなるような反復練習の末に、その人にとっての
必殺技になります。高手がいつも同じ技で勝ちを収めていたというのはこの事
でしょう。こういった逸話は競技格闘技の世界でも散見しますよ。（沢村選手
の膝しかり。膝が来る事は試合前から周知なんですから。）
「来る。」と分かっていながら相手が防御出来ない理由は、その技により様々
です。例えば前述の「形意の崩拳」は、相手の初動を捕らえて出鼻を挫き、交叉
を用いて防御を難しくする理屈です。
「見せてくれ。」ですか。伝統武術でも、近代格闘技でも、とにかく一生懸命
練習することをお勧めします。そうしている限り、それはいつか必ず見る事が
出来ます。頑張って下さい。
67 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：02/01/06 12:43 ID:KmE3dS32
>66さん
＞こういった逸話は競技格闘技の世界でも散見しますよ。（沢村選手
＞の膝しかり。膝が来る事は試合前から周知なんですから。）
これは６２が言っている手数の中にその技を混ぜて使ってるじゃないですか。
「それが来ると分かっていても避けられないタイプの一撃必倒技」ってのと
違う意味だけど・・・。
形意の崩拳っだったらどんな試合でも使えるとおもいます。
一撃必倒が幻想ではないんならボクシングの試合にでも出たらどうですか。
＞こういった逸話は競技格闘技の世界でも散見しますよ。（沢村選手
＞の膝しかり。膝が来る事は試合前から周知なんですから。）
これは６２が言っている手数の中にその技を混ぜて使ってるじゃないですか。
「それが来ると分かっていても避けられないタイプの一撃必倒技」ってのと
違う意味だけど・・・。
形意の崩拳っだったらどんな試合でも使えるとおもいます。
一撃必倒が幻想ではないんならボクシングの試合にでも出たらどうですか。