古流空手って?

このエントリーをはてなブックマークに追加
368古流空手:02/02/03 10:30 ID:/gkfh+QQ
>>367ナハナハさん
>そういえば、村上勝美先生の「空手の心と技」に、そんな記載がありましたね。
そうですか。
ナハナハさんは、色々な著書を読まれている様ですね。
私も両先生の著書を読んで観みたいと思います。(´o`)

私の師は先師・先達より数種の「ク−サンク−」を教授されていますが、
良く言うのが、型の後半にある「しゃがみ込み」の前後の挙動の事で、
この部分を特に良く観ている様です。

遠山先生の「知花公相君」に関しては御門下の方々により色々ある様で、
私の師も一定の見解を持っている様です。

ちなみに知花朝信先生の「ク−サンク−」は「大」と「小」がある様ですが、
「大」の方は御門下の仲里周五郎先生が最も得意にされているそうで、
御門下の中でも知花先生に最も近い型をされているそうです。

「大」の方は松村先生の型のはずですから、これと他の「ク−サンク−」を
比較してみると良いのかも知れませんが・・・
ナハナハさんの首里手の恩師は、この点に関して何か仰っていませんでしたでしょうか?
369ナハナハ:02/02/03 22:22 ID:9YBck0yY
古流空手さん、早速のレス、ありがとうございます。

私の道場では公相君は知花公相君しかやっておりませんでしたので、他のクーサン
クーについてはあまり存じ上げません。

私が師に付いて習っていたのは大学に入った頃までで、当時は遠山寛賢先生のこと
などはまったく知りませんでした。遠山先生のことを知ったのは、師が亡くなった
後に「空手道大宝鑑」を入手してからのことで、最後の方にある師範名簿に師の名
前が掲載されているのを見てから急に興味が湧いてきて、いろいろと調べるように
なったのです。師が元気であった頃に、もっといろいろな事を聞いておけばよかっ
たと、本当に後悔しています。
370古流空手 :02/02/03 23:22 ID:JtWQR7Pc
>>369ナハナハさん
私は一つの「ク−サンク−」も教授されていません。(ToT)
私の所では「ク−サンク−」は五段以上で教授される様です。(ToT)
ナハナハさん羨ましいです。(ToT)

>師が元気であった頃に、もっといろいろな事を聞いておけばよかっ
>たと、本当に後悔しています。
お気持ち、お察します。
私と兄弟子も話す事が有りますが、師の存命中に少しでも教授して貰う為にも
「からて」の修行に励もうと言う意見で一致しています。

ナハナハさんの最初の恩師の道場は閉鎖されたと言う事ですが、
やはり後継者の方が居られなかったのでしょうか?
私の所には3人兄弟子がいますが、誰も師範免状は頂いて無いそうです・・・(ToT)
371ナハナハ:02/02/04 04:56 ID:Th9zsorq
>>370古流空手さん
私の所では五段以上で師範ということになっており、約10名程度の師範がおりま
した。師は空手以外にも居合道と剣道の範師・師範であり、剣道の月刊誌にも居
合道の連載が掲載されていたような方でした。

師が亡くなった後は、正式には「甥」にあたる人が帰郷して館長となったのです
が、古参の師範会メンバーと意見が合わず、また、技術的にも劣っていたことも
あり「もう僕、いやだもんね」ということでやめてしまいました。

その後はなんとか道場を維持すべく師範会のメンバーで交代で指導に出ておりま
したが、皆、他の仕事をしながらの「二足のわらじ状態」で、上級者が誰も練習
に来てなかったり、ということもあったようです。

私は、師が亡くなった後の「甥館長」の時期に五段を頂きましたが、そういうこ
とで自分的には認めておらず、師から頂いた四段免状のほうを額に入れて飾って
おります。

それ以外に新たに自分の道場を開設したものは四名程おりますが、途中からフル
コンに転向したり太極拳を導入してみたりで、師の空手を正式に伝えているもの
は熊本県に一名いるのみです。

「空手の心と技」の中で、遠山先生から村上先生への手紙で「遠山の空手は遠山
で始まり遠山で終わる」というくだりがありましたが、まさにそのようなことを
実感しております。余程の師を思慕し尊敬する気持ちがなければ、師の精神とそ
の技術を正確に受け継ぎ伝承していくことは本当に難しいものだと思います。
372名無しさん@お腹いっぱい。:02/02/04 05:24 ID:ULzcD/se
373古流空手:02/02/05 01:15 ID:zzjyu/Fb
>>371ナハナハさん
何とも切ないお話ですね・・・

>五段を頂きましたが、そういうことで自分的には認めておらず、
>師から頂いた四段免状のほうを額に入れて飾っております。
以前、段位について兄弟子と話している時に「誰に何を教授されて、
何をどれだけ修行し、何を追い求めているかといった事が大事で、
段位は一つの目安でしかない。」と言われました。
お気持ち、お察し致します。

>師の精神とその技術を正確に受け継ぎ伝承していくことは本当に難しいものだと思います。
私は受け継ぐ事で精一杯なのですが、ナハナハさんの仰る通りだと思います。
師・先師・先達を思う時、自分自身の未熟さを痛感してしまいます。
374古流空手:02/02/06 23:53 ID:czsIpfqP
「武道の原点」が読み終わりましたので、続きを。

読み終わって、まず思ったのは座波先生・宇城先生ともに非常に素晴らしい方々だ
という事でした。
特に巻末の座波対談には座波先生の人柄が滲み出ている様で、なんだかニンマリして
しまいました。(座波先生にはご勘弁を)

私は、この本に一貫している宇城先生の精神に非常に共感を覚えると共に、
座波先生の言う古い「からて」を紹介してくれた宇城先生に感謝しています。

ただ、この本に掲載されている写真には若干の疑問がわいてしまった事も事実です。
私が疑問に思った点は立ち方・歩法です。

「武道と原点」を読まれた方で、この点に疑問えおお持ちになった方は
いらっしゃらないのでしょうか?
375首里手:02/02/06 23:58 ID:czsIpfqP
忘れていましたが、「古流」には少し違和感をお持ちの方も居られるかも
知れませんので、HMを「首里手」に変更しました。

宜しくお願い致します。
376名無しさん@お腹いっぱい。:02/02/07 02:53 ID:a4uSG6U5
大東流の方が宇城氏は下半身が硬いと言ってたな。
それはそうと、首里手の方が首里手と那覇手の合わさったような心道流の
立ち方・歩法に違和感があるのは当然ではなかろうか?
それとも、そこまで考慮してもまだ疑問があるということだろうか?
377首里手:02/02/07 03:11 ID:DDpvqPgs
>>376さん
そうなってしまいますね。
私個人は那覇手の教授を受けていませんが、師は那覇手も修めているので
那覇手「型」と首里手「型」の違いを概略として見聞きしています。
その上で疑問がわいてしまったのですが。
378名無しさん@お腹いっぱい。:02/02/07 13:48 ID:Zy69xQTU
>374
あの本は少々がっかりしました。
力学、運動生理学で説明できることを、神秘化しすぎです。
本人の力量は知りませんが、彼が実施していることを自分で説明しきっていないと思われます。
まあ、できることとそれを説明できることは別ですが。
座波氏との対談は、面白い。
379名無しさん@お腹いっぱい。:02/02/07 14:27 ID:VaP0dD0j
説明できたら苦労はいらんわな。
380首里手:02/02/08 21:14 ID:uFgQlJsS
>>376さん
下半身が硬いと言う事についてですが、個人的には硬いと言うより歩幅が広い事から
重心が落ち「固定化」されたと言う印象を持ってしまいました。
単純に歩幅が広ければ、足捌きに難が出てしまうと思うのですが、同時に金的も怖く
なってしまいますし、重心を崩されやすくなってしまうと個人的には思ってしまいました。
組み手に顕著に現れている様に思いましたが、写真を観る限り座波先生のそれとは違う様です。

この点に関して、どの様に思われましたでしょうか?
381サンチン:02/02/09 02:46 ID:pzuxTpSX
しばらく見ぬ間に私のレスは遠い彼方ですね。ともあれスレの盛況なによりです。
ナイファンチについて首里手さんに質問があるんです。
那覇手をやっておりますが、ナイファンチに興味がありここ1年ほどビデオと書籍で独習しております。
>宇城先生も内八分・外二分の型と書いていますが、これにも全く同感です。
とありますが、内八分で注意する点は何ですか?答えられる範囲で結構なんですが。
382首里手:02/02/09 03:27 ID:yC/V+IgJ
>>381サンチンさん
お久しぶりです。(´o`)
>内八分で注意する点は何ですか?
ナイハンチンの場合、他の型とは違い型の術技が解りにくいので、
内の割合が大きくなってくると思いますが、型を振る時の注意点は
皆同じだと思います。

私のナイハンチンに限って言えば、身体の使い方と力の出し方と或る部分に
注意を払っている感じでしょうか。
身体の使い方は股関節や腰骨の動きと言った見えにくい部分、
力の出し方は身体の外→内→外へ瞬間的に出す部分です。
或る部分は師が他の門下生にいっているのを聞いた事が無いので
伏せさせて下さい。

ただ、この注意点は外形を修得してからの話で、最初は外形(師の型の動き)を
真似て比較し、また真似て比較しの繰り返しでした。
今でも時折見せる師のナイハンチンには「ハッ!」っとさせられてしまう事もあります。
383さんぴんちゃ:02/02/09 03:44 ID:ES49T7um
こんにちは、リネームおめでとう(?)ございます。
私も武道の原点は読ませていただきまして、非常におもしろく感じていました。
特に感じたのは良い師に巡り合うことは非常に大切でまれなことだから
巡り合えた人はその出会いを大事にしなきゃならないということでした。
自らも襟を正して精進せねばと思いました。

ただ、確かに疑問点もあって那覇手をいったいだれに習ったのだろう
と言うのがちょっと疑問なのです。確か武道の原点には書いてなかった
気がします。写真を見た限り、私の知ってる古い那覇手の三戦とも
違うので首里手との混合による影響があるのかどうかが知りたいですね。
384首里手:02/02/09 05:19 ID:yC/V+IgJ
>>383さんびんちゃさん
「古流」では何かと問題が有るかなと邪推してしまい、首里手にしました。

座波先生の首里手型は先生の兄上からだと思いますが、那覇手型に関しては
確かに記載されていませんね。
宇城先生の著書から判るのは、空慎流空手始祖・金城兼盛先生の門徒である
柔剛自然流空手始祖・崎浜盛次郎先生の指導補助をされていた事と一時、
「剛柔流心道会」の名称を使われていた事でしょうか。
金城先生は糸東流始祖・摩文仁賢和先生に師事されていたらしいので、
摩文仁先生→金城先生→崎浜先生→座波先生なのかも知れませんし、
または兄上のご友人のどなたかも知れませんし、その両方なのかも知れませんね。
どちらにしても座波先生の那覇手型が、どなたから教授されたのかは判りませんね。

那覇手型に関しては判りませんが「ナイハンチ」やその他の首里手型は、
若干立ち幅が異なりますが私の師の型とかなり近い様に感じました。
385さんぴんちゃ:02/02/09 23:10 ID:aBFi/xKv
>>384 首里手さん
>「古流」では何かと問題が有るかなと邪推してしまい、首里手にしました。
そうですか、沖縄では古流という言葉そのものがあまり聞かないから
その方が通りはいいかもしれませんね。

>摩文仁先生→金城先生→崎浜先生→座波先生なのかも知れませんし、
なるほど、その可能性があるのですね。ありがとうございます。

那覇手の型は私の指導されたものとは結構違いがありましたので
興味を持った次第です。引き続きどなたかご存じのことがございましたら
教えてもらえるとありがたいです。
386名無しさん@お腹いっぱい。:02/02/09 23:14 ID:FGoVGz7j
東恩納先生→守衛さん→座波先生
2冊目はよ読みなっせ
387さんぴんちゃ:02/02/09 23:18 ID:aBFi/xKv
>>386
ありがとうございます。
忙しくて2冊めはまだ入手もしてないんですよ。
連休ですから、入手しにいこうかなと思います。
388首里手:02/02/09 23:38 ID:cc3um0kR
>>386
有り難うございます。
今から2冊目も読んでみます。
386さんの感想もお聞かせ願えたら有り難いのですが・・・
389首里手:02/02/10 01:01 ID:G+wFkw5p
>>386さん
ご指摘の箇所を読ませて戴きました。
那覇手はお父上の勤められていた製糖会社の守衛をされていた方からお父上が習われ
それを座波先生が習われたという事でしたね。
この守衛をされていた方は東恩納先生時代の弟子(?)であられたという事と座波先生のお年から
考えられるのは新垣世璋先生系統か、湖城家系統か、もう一つの東恩納先生系統か、もう一つの宮城先生系統か
と考えられますが、もっとも考えられる系統は、やはり新垣先生系統でしょうか。

新垣世璋先生系統(ご本人、もしくは門下の方)→守衛の方→お父上→座波先生
この様な感じでしょうか?
首里手に関してはほぼ判りました。
390名無しさん@お腹いっぱい。:02/02/11 02:27 ID:owEM69bk
突きを肩の前方に出すのが新鮮だった。
普通は正中線の前だと思うがあれが古流の常識?
自分で試してみたらいい感じだった。

クーサンクーがみたことない型だった。
屈伸を使った突きが気になる。動いてる映像を見たい。

全体的には糸東流っぽいかな?

391首里手:02/02/12 02:06 ID:TLDVeyiG
>>390
私の師も「ク−サンク−」は1/3位の半身姿勢から肩の前方に突きだします。
今の処、私の習った型にはこの「突き」はありません。
「ク−サンク−」特有の突きなのかも知れませんね・・・。
ところで屈伸を使った突きというものは気付きませんでした。
宜しければ、箇所を教えて戴けますか?
392名無しさん@お腹いっぱい。:02/02/21 16:03 ID:7aPguKZM
ageuke
393桧垣源之助:02/02/21 20:00 ID:d/4y0Ckp
あさって宇城先生の出版記念講演に行ってきます。
394一暇人:02/02/23 16:11 ID:KpZxuo7a
一応、いってらっしゃいage
395ナハナハ:02/02/23 21:02 ID:dXkSuBYE
>391
右手刀、右前蹴りの後、しゃがんで左下段受け。その後の立ち上がりながら
の右逆突きのことでしょうか?
うーん、「屈伸」を使っているとは言えないような気がしますが・・・。
396桧垣源之助:02/02/24 01:08 ID:64x9Kfdc
本日、いや昨日宇城先生の出版記念講演に行って来ました。
約600名くらいの参加者でした。
午後2時から4時20分まで講演演武及び質疑応答ということでしたが、
実際は演武と参加者を入れての実演といったところでしょうか。

内容は今回出版した、本の内容における「ゼロの力」と「呼吸力」の部分
が殆どでした。

実技内容としては、「打たれる前に打つ」にはということで、姿勢を正して
居付かない状態にして観の目を使い先の先を打つというものでした。
正しい姿勢として、前屈立ちや撞木立ち(剣道)ではなく八の字立ちのような
立ち方でした。
徒手だけではなく、竹刀、木刀、真剣において、呼吸力(気)で対応する実演
を何度も行っていました。
私の解釈では間合いと見切りの技術の説明として受け取りました。

「ゼロの力」の説明では、これはまるで合気道の説明と同じといった方が
良いくらいに、調和、融合、調和、敵を作らない心と力抜きについて強調
していました。実技としては小手返し、小手ひねり、腕返し等の合気道と
ほぼ同様の技でしたので、空手の説明というよりは、合気の説明を聞いて
いるようでした。

型では「三戦」と「ナイハンチン初段」の演武を見ることができました。
分解については、本に載っている範囲での解説しかみれませんでした。

一般参加者から質問を受けるということでしたが、質問用紙で質問は受け
ましたが、実際は、一般参加者に技をかけてみせるという場になってしま
いました。言葉ではわかりずらいので、かけてもらうのが一番なのはわかり
ますが、ツボを使った技では、体質的に掛からない人がいて往生している
場面もありました。

宇城先生のレベルが思ったよりも高くて喜んだ半面、型と間合いの技術の
間の説明がなく、ちょっと私的には物足りなかったかなというところでしょうか。

その後の懇親会にも申し込みをしてあったのですが、急な仕事が入り
参加できませんでした。(残念無念)


397斬奸:02/02/24 02:43 ID:EvgoAmTY
初めて書き込みます。私はフルコン出身ですが、現在はそれをベースに
古流の研究を10余年独学に近い形でやっております。
宇城先生の<武道の原点>を拝見して、不明な点が二つほどありました。
一つには、型を掘り下げて稽古していくところから、宇城先生の現在の技術、
桧垣源之助様も書かれております<合気道的な技術>への
中間というか過渡的な部分が無いように思えることです。
私見では、居合道との競合で中間をすっ飛ばして一気にそこへ行かれたのかな?
とも思うのですが、古流修行者の皆様はどう感じられるのでしょうか?
もう一つは、先にも出されておりましたが、クーサンクーの屈伸突きです。
<原点>ではクーサンクーの要諦の一つがこの屈伸突きであると解説されており、
初動の内受け→追い突き以降、座波先生の演武写真を見る限り、
一見後ろ足の伸展力で地面を蹴って、
その反動を突きに伝えているようにも見えます。
これも私見ですが、技の始動は脱力=重心落下が一つの法則と考えていましたが、
クーサンクーでは異なるのでしょうか?
しかし単純に後ろ足で地面を蹴る突きならフルコンでもよく見られるものですが、
そういう筋力に依存する突きとはどこか異なるようにも思われるのですが?
どなたか解説していただければ幸いです。
398首里手:02/02/25 17:52 ID:/szKgM6K
ご無沙汰しておりました。
最近、年甲斐も無くFF10にはまってまして・・・。(´o`)

>>395ナハナハさん
>>397斬妖さん
私は「ク−サンク−」のどの型も習っていませんので、何も解りません。
ですから「屈伸突き」も何の事やらといった感じで残念ながら参加できません。
「武道の原点」は師に暫く貸してますので、戻り次第また読んでみます。

>>396桧垣源之助さん
失礼な事だと思いつつも、桧垣さんの感想お待ちしていました。
>実技内容としては、「打たれる前に打つ」にはということで、姿勢を正して
>居付かない状態にして観の目を使い先の先を打つというものでした。
>正しい姿勢として、前屈立ちや撞木立ち(剣道)ではなく八の字立ちのような
>立ち方でした。
本を読んでみて、この部分が非常に気になったのですが・・・。
「先の先」には身体が「動ける」状態でないと難しいでしょうし、
「観の目」も物理的な裏付けのある「コツ」でしょうから当然、
立ち方や姿勢の要点は限定されてくると思います。
例えばあの立ち方・構え方の場合、膝が締められてないので簡単に「金的」を
入れられてしまうと思うのですが・・・。

この点に関して桧垣さんはどの様な印象を持たれましたか?
399斬奸:02/02/25 19:32 ID:D97uhJyU
>首里手様
ご丁寧にありがとうございます^^
いつかご覧になられましたらお教えください。
私もFF10ははまりました〜。40代ですけど^^;
400名無しさん@お腹いっぱい。:02/02/25 20:23 ID:aAXYL7v4
 こんにちは。
 近所に古流剛柔流空手道ってのがあるのですが、剛柔流って古流なのですか?
どなたか詳細を教えていただけませんか?
401首里手:02/02/25 22:07 ID:zCeLIJHB
>>399斬妖さん
こちらこそ斬妖さんのお話を聞きたいくらいですから恐縮です。

>>400さん
大雑把に分類した場合、剛柔流は古流空手ですね。
古流剛柔流空手道に関しては全く知りません。
私も興味がありますので剛柔流スレに逝ってきます。
402桧垣源之助:02/02/25 23:48 ID:ydD/FRMt
>>398 首里手さん
私が見た感想を誤解を恐れずに言わしていただけるのであれば、宇城先生の
公開した技術の殆どが、6感の術なのです。
姿勢も表面上は形をいいますが、宇城先生は「芯をつくる」をいう表現をつ
かっていました。私の言葉で言えば「丹田に中心を収める」ということなのだ
と思います。要するに、体の状態をそのように持っていけば、外見上の問題で
はなくなってきます。まさしく内外の比率が8:2のように逆転するのでしょう。
いつでもこの状態を保つことができれば居着くことはありません。
宇城先生は、自転車の例を出して説明していました。「乗れるという状態を乗
れない人に説明しても参考にしかならない。」
乗れるという状態は、常にバランスを取っているということで形ではなくな
ります。もっとも、早く走ったり、長距離を走るためには、効率的な形がある
ことも事実ですが。

宇城先生は、「芯ができれば気がでる」ということを言っていましたが、要
するに自分の気の範囲を増やして、相手がその範囲に入ってきたら反応する
ということだと思います。
動作そのものに速さはそれほど感じませんでしたが、相手が突きを出す前に
突きを入れることができました。
型→形→術の術までいくと無形になるのだと思います。

受けも同じ要領で、相手が攻撃してきても、攻撃範囲外に身をおいてしまう
ために当たらないという演武をしていました。したがって金的蹴りに対しても
同様に考えられます。

型→形→術の形の解説であれば、また別の結果になると思われますが、宇城
先生が術を基に説明する為にこのようになるのでしょう。
403首里手:02/02/26 00:48 ID:I5j3cu75
>>402 桧垣源之助さん
詳細な感想を書いて貰い有り難う御座いました。
私には難しい内容でしたが、桧垣さんのレスはおおよそ理解できたと思います。

>型→形→術の術までいくと無形になるのだと思います。
だとすると、あの立ち方(武術空手の知と実戦P52)は「誘い」と観るべきなのでしょうか?
私があの立ち方からとれる歩法だと相手はどうしても金的を打ちたくなるでしょうし、
私があの立ち方からとれる歩法だと相手の動きは殺せないと思った次第です。
やはり純粋にレベルの違いなのでしょうね。

桧垣さんのレスを読んでみて、ますます宇城先生にはお会いしたいと思いました。
有り難う御座いました。
404空拳:02/02/26 01:03 ID:2WOK5BsW
>首里手さん

はじめまして。
本部朝基のファンチも膝を開いて金的ががら空きになってますけど、
それも金的の心配をしていないということだと思われるのですか?

私が知ってる沖縄の先生の行なっていたナイファンチも膝を開いていましたが
金的を守るとかは既に考え尽くしての事だと仰ってましたよ。

膝を開いていても相手の動きを殺し、先も取れる方でした。
私も過去に「膝の開きは金的の誘いか?」と思いましたが、そうでもないようです。
実際、簡単には当たりませんでした。

膝を締める締めないの問題では無いと思いますが、いかがでしょうか?
405首里手:02/02/26 02:01 ID:Bv6gs5qc
>>404空拳さん
初めまして。
説明が抜けてましたが、403は型では無く組み手の写真に関しての事です。
申し訳有りませんでした。

膝を締めるという件ですが「開くか、閉めるか」では無く「弛めるか、締めるか」と
思って戴ければ幸いです。
本部朝基先生のナイファンチの写真は観た事がありますが、膝は締められていました。
これは巻き藁突きから組み手型に到るまで全てに言える事だったと記憶しています。

403は膝の角度から空間的な「隙」があるというよりも、膝の締め具合から「動き」が
制限されるのではないかという事だと思って下さい。
解りやすく書けば初動が遅れる分、金的に隙が生まれてしまうという事です。
そういう意味で「誘い」なのかなと思った次第です。

空拳さんの観られたナイファンチに関しては判りませんが、私のナイハンチンでは
膝の締め具合もありますが、間合いの関係上から金的は打てない様になっています。
406空拳:02/02/26 02:13 ID:2WOK5BsW
>首里手さん

丁寧なお返事ありがとうございます。
>弛めるか、締めるか

その点は私が見たナイファンチも一緒だと思います。
私が勘違いしてしまったのが、内股気味になるかという意味かと思いまして。
勘違いでご迷惑お掛けしました。申し訳ありません。
宇城氏のナイファンチは膝の締めよりも先を求める事を重要視したものだという結果
型に誘いなどを包含していないのでしょう。

先を取る動きを身につけた人は隙を作っても関係ないようですから。

本部朝基のナイファンチについて見識をもたれているようですね。
私が指導を受けた先生のナイファンチも本部先生に似ていました。
まきわら突きの姿もまさにそのままで驚きましたが、あの姿はどのように思われたか
是非首里手さんにもお聞きしてみたいと思いました。

あの、近代的な発想から見ると全く腰も体も入ってないように見える突きに
ついて、首里手さんはどのようにお考えでしょうか?
407400:02/02/26 02:28 ID:MHyIZVM1
 剛柔流スレってあるんですね!でもどこかわかりません。
 申し訳ないんですが、こちらに貼っていただけませんか?
408桧垣源之助:02/02/26 07:10 ID:T/oo6jWS
409首里手:02/02/26 19:11 ID:evK9oL1p
>>406 空拳さん
>私が勘違いしてしまったのが、内股気味になるかという意味かと思いまして。
この部分は空拳さんの勘違いでありません。
私のナイハンチンでは若干ですが内股気味になります。

>宇城氏のナイファンチは膝の締めよりも先を求める事を重要視したもの。
403は型ではなく組み手に関しての事ですので、誘いなのかなと思った次第です。

>本部朝基のナイファンチについて見識をもたれているようですね。
本部先生は私の先師にあたる方の師になりますので、私の師も良く研究されていた様です。
本部先生のナイファンチは泊の松茂良先生のナイファンチですが、私のナイハンチンは
糸洲先生のナイハンチンですから細かい点が若干異なります。
これは私見ですが、私のナイハンチンよりも本部先生のナイファンチの方が難易度が高い型に
なっている様です。

>近代的な発想から全く腰も体も入ってないように見える突きについて、首里手さんはどのようにお考えでしょうか?
近代的な発想というものが良く判りませんが、腰も体も全く入ったような突きだったと記憶しています。
410桧垣源之助:02/02/27 21:49 ID:1No4pdOI
>>403 首里手さん
>>型→形→術の術までいくと無形になるのだと思います。
>だとすると、あの立ち方(武術空手の知と実戦P52)は「誘い」と観るべきなのでしょうか?
>私があの立ち方からとれる歩法だと相手はどうしても金的を打ちたくなるでしょうし、
>私があの立ち方からとれる歩法だと相手の動きは殺せないと思った次第です。
>やはり純粋にレベルの違いなのでしょうね。

武術空手の知と実戦(P52)の立ちかたは、明らかに「誘い」をかけています。
宇城先生がちゃんと構えたら、相手は攻撃できないでしょう。
演武会でも、完全に構えてしまうと相手は入ってこれなくなってしまいました。

私には剣を使っての説明の方が解りやすかったです。
誘いをかけ相手が剣を振り上げようとしたときには、小手に剣が乗っている
という状態です。宇城先生の居合は英信流のようですが、演武で見た内容は
新陰流をみているようでした。
411首里手:02/02/27 22:42 ID:A5ybKjOV
>>410 桧垣源之助さん
>武術空手の知と実戦(P52)の立ちかたは、明らかに「誘い」をかけています。
だとすると、明らかにレベルの違いから来る誤認ですね。
私が誘う場合に用いる方法では立ち方・歩法の要点は崩さないのが絶対条件になりますので、
あの立ち方(特に後ろ足)では「誘い」ではなく「隙」になってしまいます。
単純に私の知らない身体の使い方を取られているだけなのかも知れませんね。

>誘いをかけ相手が剣を振り上げようとしたときには、小手に剣が乗っているという状態です。
私が用いる「誘い」は、基本的にこれです。
ピンアン二段にある「誘い」です。
ただ私がこの「誘い」の態勢をとるには、膝は締める必要があります。
この辺の疑問は、やはり実際に観て触れない事には判らないのでしょうね。

あぁ、実際に動く姿を拝見された桧垣さんが羨ましい・・・。
って、何かスト−カ−みたいですね。失礼しました。
412桧垣源之助:02/02/27 23:38 ID:Ti/GZ0Zf
>>411
私の方こそ、M先生やF先生に習われている首里手さんの方が
羨ましいのですが(w

413首里手:02/02/27 23:46 ID:A5ybKjOV
>>412
M先生やF先生・・・?
私の師は一人しかいませんが、とりあえずノ−コメントにしておきますね。(´o`)
414桧垣源之助 :02/02/27 23:56 ID:Ti/GZ0Zf
>>413
私も同様にスト−カ−みたいですね。失礼しました。
415首里手:02/02/28 00:23 ID:Nh9z80Qz
師が以前言っていた言葉を、ふと思い出してしまいした。
師曰く「空手は人からキ○ガイと思われるくらい没頭しないとダメですね。」

ある意味、スト−カ−以上を必要とされる様です。(´o`)
416桧垣源之助:02/03/02 20:03 ID:JOhZ//KY
首里手さんへ
武術空手の知と実践の23Pの写真の感想を聞きたいのですがどうでしょうか
417首里手
>>416 桧垣源之助さん
書き込みに気付かず遅レスになってしまい、申し訳有りません。

ご指摘の箇所ですが、心道流パッサイの中にある一挙動を写したものですよね。
感想と言えるものではありませんが、やはり膝が気になってしまいました。

私は師より、どのパッサイも教授されていませんので術技に関しては何一つ判りませんが、
師が良くふるパッサイの一つを思い出してみると立ち方・姿勢・手の位置が異なっていると思います。
可能な限り書き出せば、立ち方は後ろ足の膝、姿勢は腰と半身具合、手の位置は右手の高さ・
左手の水平方向の位置と指先の向きになります。

宇城先生は型を非常に研究されている方でしょうから、何らかの理由があるのでしょうが、
やはり立ち方と姿勢は気になってしまいました。

私の師もそうですが、私が他流の型を観る時は立ち方や姿勢を主に観ますので、
どうしても気になってしまうだけなのかも知れませんが。