古流空手って?

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1古流空手
 フルコンや伝統空手はよく見かけますが、古流空手はあまり見かけないのでたててみました。
 沖縄四大流派(小林、剛柔、上地、松林)以外に古流空手を知らないのですが、それ以外に本土に伝わった古流空手はあるのでしょうか?
 あれば系統、特色など教えて下さい。よろしくお願いします。
2名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/04 00:52 ID:O4j96ddr
3古流空手:01/12/04 01:03 ID:SwenehNF
すみません。
陪劭流空手。
読めないです。
4名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/04 01:06 ID:rYTL8MyS
>>3
URL見てみ。
5名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/04 01:22 ID:jeoYlVHX
>>4
うお!すみません。
HP見てみました。かなり独特の系統・特色をもった空手みたいですね。
身辺警護を請け負うあたり、正直度肝を抜かれてしまいました。
4さんは陪劭流空手をされてるんですか? 
6名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/04 01:44 ID:rYTL8MyS
>>5
してません。総合系の空手やってますんで現代派ですね。

古流じゃないです。
7名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/04 01:50 ID:UvK5eLNp
よかった。
危ない人じゃなくて。
他に沖縄から伝わった古流からてはないのかな?
8名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/04 19:46 ID:leVirNIN

また四国のインチキ空手の宣伝だよ。
見てろ、また自作自演やりはじめるから。
こりないやつらだ。
9古流空手:01/12/05 23:22 ID:ETHiyKaV
 四国のインチキ空手?
 儂は九州だでのう。人違いだなもし。
 しかし、インチキには興味があるぞなもし。
 教えてくれぞなもし。
10名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/05 23:39 ID:HUSiZKgW
小学生の時、剛柔流陪劭派ってとこで空手習ってたけど陪劭流空手と
関係があるのだろうか?先生が転勤になって道場はつぶれたけど。
11名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/06 11:54 ID:5aVWHeCZ
谷派糸東流の一部に古流空手の流れがあると聞いたことがある。
12古流空手:01/12/08 01:48 ID:na/fK7Lu
>>11
谷派糸東流の一部。
糸東流と言えば摩文仁先生。
と言えば、糸洲・東恩納両門下の末席。
???
どういう系統なんでしょうか。
教えて下さい。って、もういないでしょうね。
13名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/08 03:37 ID:Gt7wr38f
>古流空手さん
本土には昔の唐手を教えてくれる所はまず無いと思いますよ。
もしあったとしても大っぴらに道場を開いているか疑問です。沖縄にも僅かにあ
るとは思いますが、殆どは昔風なやり方では生徒が集まらない為にやり方を変え
ているのが現状だと思います。
14古流空手:01/12/08 03:43 ID:HL2WoOsj
>>13
駄スレにご協力頂き有り難う御座います。
やはり、それが現状なんですか?
13さんは古流なんですか? 
15名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/08 09:39 ID:0onlrKgY
13さんではありませんが、古流空手をやっていますよ。

あるレベルになると空手はむちゃくちゃ面白くものなんです。
こんなに面白くていいの?と感じるくらいです。

体を動かす快感から一日中練習してもぜんぜん飽きない感じですよ。
実際はしたことないけど。(笑)
軽い動きだから、自分の体じゃないみたいでパカパカパカ動いちゃう感じです。

ちょっと技術的な話をしてみます。空手の戦闘スタイルの話です。ピンと来ないと思いますので。
戦い方は見た目は、いろいろ変えられますが、スタスタスタと何気に歩いて相手に近づく中で
軽く前に出した手をわずかに左右に動かす感じで行っても、本人はカッチリした空手の型の一部を演武
したような実感があります。見た目、ヌーとしてますが体内はカクン・カクンと動いています。

動きがまったく違うはずなのに最近、合気道に面白さを感じますよ。
相手の意識の変化に、こちらの体の変化をどうにかついていける動きが
空手の角張った動きのなかでも可能になれば、動きの質だけ残して、外見は、遊びで
合気道そっくりにもできるものなんです。

でも13さんがおっしゃるように昔風なやり方では生徒が集まらないし、
宣伝してまでは・・となってしまったんじゃないですか。
今となっては最初の単調な練習に耐えられないじゃないかな。辛さじゃなくて、
言葉が欲しくなってしまって。
16名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/08 10:53 ID:UYA2cKK7
本気で古流の空手の練習をすると、柔道選手の耳がカリフラワーになるように
体の変形が激しく、えらいことになります。
全身凶器というより、悪の改造人間みたいで、海水浴にもいけません。
剣術で切り覚えよというのがありますが、現代社会でするのは、不可能です。
17名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/08 12:44 ID:Al1Y4ZTL
>16
どんな風に変形するんですか?
18桧垣源之助:01/12/08 13:19 ID:unTe1F/7
私の師は船越義珍先生の高弟で、摩文仁賢和先生にも指導を
受けた方でした。
私も松涛館を子供の頃から習っていましたが、型の解釈が全く
違い実用に耐えるものでした。
また、型どうりに組手ができたのには驚きました。
残念なことに数年前に他界されましたが。
19古流空手:01/12/08 21:47 ID:sU7qrNjD
>>15見た目、ヌーとしてますが体内はカクン・カクンと動いています。
という事ですが、いまだ未熟者故か正直どういう動きなのかよくわかりません。
最初の単調な練習に耐えられないじゃないかな。辛さじゃなくて、言葉が欲しくなってしまって。
という事ですが、かつて悩んだ経験がありますのでよくわかります。
ところで、古流空手をやられてるそうですが沖縄四大流派ですか?

>>16全身凶器というより、悪の改造人間みたいで、海水浴にもいけません。
油谷山人先生はそれそのものだったらしいですけど、あなたも沖縄系?

>>桧垣源之助さん
ひょっとして儀間先生でしょうか?
20桧垣源之助:01/12/08 22:02 ID:WJiN43Su
>>19
久保田招山先生です。
21古流空手:01/12/08 22:42 ID:itF/Ltm+
>>桧垣源之助さん
失礼しました。
お恥ずかしい話ですが、久保田招山先生のことは全く存じません。
申し訳有りません。

 ところで、もしよろしければ久保田先生・桧垣さんの型の解釈について質問したいのですが、
よろしいでしょうか?
22桧垣源之助:01/12/08 23:11 ID:ktvXH6A8
>古流空手さん
久保田先生については、「空手と武術」1985年2月号、4月号
5月号、6月号、7月号、1986年2月号に特集記事が載っています。
私も相手役として出ています。
昭和10年4月に東京商大(現一橋大学)に入学と同時に船越門下に
となり、昭和16年卒業のときに船越氏より3段を授与される。
(当時は五段制)
昭和19年陸軍少尉時代、格闘術を部下に教えていた研究成果を
船越氏に披露し、4段を授与される。
昭和22年から25年まで中央大学、専修大学空手部を指導。
鹿島神流の国井善弥氏と知遇を得、同流継承の懇望を受けたが辞退する。
昭和26年大坂に転勤。糸東流の摩文仁賢和氏より5段を許される。
27年船越氏を長とする空手指導団員として米軍航空体育指導官らに
空手を指導。
日本空手協会の設立を援助。
昭和29年東京体育館で初の紅白試合を公開。このとき紅組の主将として
出場。
昭和32年名古屋に転勤。愛知学院大学で指導。
昭和48年空手道世界大会が武道館で開催されるに際し、大会相談役を受ける。
23名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/08 23:17 ID:qkGuilIj
古流空手っていってもフルコンの試合では通用しないんでしょ。
極真や正道の大会に出ても所詮1回戦負けでしょ。
24名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/08 23:21 ID:pMZ+qPyu
>>23
まあ、フルコンの選手が古流の試合に出てもそうなると思うけど
25桧垣源之助:01/12/08 23:22 ID:ktvXH6A8
まず、ルールの設定が違うのがあげられるでしょう。
状況の設定が違えば、練習する内容も変わってしまいます。
2623:01/12/08 23:32 ID:pMZ+qPyu
自分で23のレスしててなんですが、こういう古流とフルコンどっちが強いなんて
スレッドの荒れの原因になるので止めましょう。
ここは良スレなんだし。
2724:01/12/08 23:33 ID:pMZ+qPyu
>>26
ごめん間違えた23じゃなく24です。
28古流空手:01/12/08 23:44 ID:v4KyNty9
>>桧垣源之助さん
久保田招山先生のご経歴をわざわざ書き込んで頂き有り難うございます。
素晴らしい経歴をお持ちの高名なお方だったようですね。
また僅か6年余りで三段位を授与されるなど武才のみならず心血を惜しまず
空手の修行に励まれておられたお方だったんでしょうね。
昭和10年入門というと古流空手の流祖がまだ多くご存命の時代。
その時代に空手に入門されたとは全く羨ましい限りです。

ところで、かつて桧垣源之助さんが松濤館でご教授を受けた型の解釈についてですが
鉄騎初段もやはり実用に耐えうる型だったのでしょうか?
29桧垣源之助:01/12/09 00:00 ID:ox5CkoNf
はい、久保田先生にならった方法であれば実用化できます。
実技を説明する前に、空手が本土に伝わったときの問題について
説明が必要でしょう。以下久保田先生が私に言われた内容です。
船越(富名越)氏らが沖縄から本土に空手を伝えるにあたって
沖縄の空手家の間で流派に関係なく秘密協定があったようです。
空手は大学を中心に発展してきましたが、久保田先生が大学で
ならった型解釈は今と殆ど同じでしたが、夜船越先生のところで
教えてくれるものは全く違ったそうです。
なぜ、違うことを教えるのかという問いかけに、船越先生は
本当は教えてはいけないんだ。ということを言われたそうです。
要するに、型は使えないようにして本土の人に教えるという
秘密協定があったために、一般で教えるときには使えないように
改変したものを教えていたと言うことです。
ただし、全く使えないのではなく、それを解く鍵(キーワード)
があれば復元できるようになっています。
30http://www5.nkansai.ne.jp/users/mitani-sys/:01/12/09 00:00 ID:2xUF1hlG
31古流空手:01/12/09 00:52 ID:ursb7Wu1
>>桧垣源之助さん
非常に貴重なお話有り難うございます。

私は首里手を修行していますので、ナイハンチン(ナイハンチ・ナイファンチ)
関して師の教授や研究の過程で、異常なまでの拘りがあります。
と言っても未だ全容は朧気で在りますし、ナイハンチンを体得するには到って居りません。
しかし、朧気ながらも判明した部分と用法をもとに松濤館の鉄騎を考えると、
どうしても納得できない点が在りましたが、秘密協定の話をお聞きして少し納得できました。

ところで桧垣さんは型を解く鍵は公開されないと思いますし、
また私も師以外の方から教授を受ける事はできませんからお聞き致しませんが、
そういった鍵は現在の松濤館関係団体でも教授過程で師から弟子へ受け継がれているのでしょうか?
もしくは公開されてるのでしょうか?
32桧垣源之助:01/12/09 01:30 ID:awvfpG5S
ナイハンチの型解釈については、糸東流の摩文仁賢和氏に
「久保田さん、ナイハンチを教えてあげよう」といって習われた
そうです。そのお返しに、松涛館の横蹴り及その防御を教えたそうです。

鉄騎には初段から3段までありますが、昔は一つの型だったようです。
長いので三つに分けたと聞いたことがあります。

私も鉄騎については、何でこんな型があるのか理解に苦しんで
いましたので久保田先生に聞きました。

キーワードその1:相手は一人で正面である。
もちろん、右をやったら左を練習するというのはありますが
原則として、相手は一人で正面ということになります。
したがって、鉄騎の型では最初に右に背刀、次に左猿臂となりますが
これは、右側面の敵ではなくて、正面の敵の右中段突きに対して右手刀受
け、左猿臂ということになります。次の左下段払いも正面の敵の
腕を叩き落し、次に右フック(鍵突き)という流れになります。

私もこの説明を聞いたときは、目から鱗でした。
まぁ、正面の敵でなく、右、左の敵と思って練習しても
仕えるようにはならんわな。

私はいつか、全て公開するつもりです。
先人の英知が失伝するよりはましでしょうから。





鍵(キーワード)については、伝承されていないようです。
私の兄弟子にフランスで空手を教えている人がいますが、どうも
習っていないようです。
33名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/09 02:43 ID:u2CR/jtc
>>32
僭越ながら、今がその時とは考えられないでしょうか?

言うまでもなく、現在は世界も日本も大きな歴史の転換期に差し掛かり
明日何が起こるか分からないと言った状態です。まだ世の中が、不要不急?
なモノに関心を向けていられる余裕が多少なりともあるうちに取り掛かかり
段階的な発展を目指すのが良いのでは、と愚考します。

勝手な事を言うようですが、日本の古流や中国拳法のように蜃気楼(失礼!)
のごとき実態不明な状況だけにはなって欲しくない、と考える次第です。
34名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/09 03:21 ID:m3qcgifJ
良スレだ。
古流ならいてえ。
35古流空手:01/12/09 04:23 ID:iKr/M4X5
>>桧垣源之助さん
「鉄騎には初段から3段までありますが、昔は一つの型だったようです。」
首里手ナイハンチンにも初段から三段までありますが、初段は首里に古くからあった手で
佐久川寛賀先生が北京の国術館から持ち帰ったものだと考えられて居ります。
松村宗根先生も師・佐久川先生と同じ国術館で教授を受けて居りますので、
佐久川・松村両先生の時代まで首里ナイハンチンは変化していなっかったと考えられております。
その後、安里・糸洲先生にナイハンチンは教授されたのですが、
安里先生は富名腰先生に、糸洲先生は私の知る限り七人の弟子に教授しました。
糸洲先生は松村先生から教授されたナイハンチンからナイハンチン二段・三段を作られ、
松村先生から教授されたナイハンチンをナイハンチン初段として七人の弟子に教授されました。
糸洲先生はナイハンチンが修得できれば「からて」の七割はできたと考えられていられた事や
弟子達にナイハンチン初段はすぐれた手であるからよくよく研究して、決して変化させずに残す様に
厳しく仰られていらした事等を師より聞き及んでおります。

ただ松村先生が本部朝基先生に「糸洲の歩幅(立ち幅)では狭すぎる。」と一時期仰られたと言う話(或る流派)があり少し気になりましたが、
これは一時期、糸洲先生が長浜先生より那覇手の教授をうけて昭霊の傾向が強すぎたので、これを松村先生が良く注意
されていたのではないか、また後年糸洲先生がナイハンチンの蟹歩きについて良く、こればかりは誰にも負けないといった様な事を公言し、
当時の武士の大家の方々が誰も異を唱えなかった事などから、個人的には一時期のお話だったのでは無いかと考えています。

かなり話が逸れてしまいました。申し訳ありません。

それにしても摩文仁賢和先生が「教えてあげよう」と仰られた事等から久保田招山先生のお人柄等が分かる様な気がします。
ところで>>キーワードその1:相手は一人で正面である。
「もちろん、右をやったら左を練習するというのはありますが
原則として、相手は一人で正面ということになります。
したがって、鉄騎の型では最初に右に背刀、次に左猿臂となりますが
これは、右側面の敵ではなくて、正面の敵の右中段突きに対して右手刀受
け、左猿臂ということになります。次の左下段払いも正面の敵の
腕を叩き落し、次に右フック(鍵突き)という流れになります。」

キ−ワ−ド、用法について詳細に書いて頂き何と言って良いか、申し訳有りません。基本的用法はそれほど変わらないと思いますが、
もし宜しければナイハンチン初段の気になる部分についてのご意見をお聞かせ頂けないでしょうか?

鉄騎初段の左向き右中段鉤突き後の三挙動なのですが、鉄騎初段には隠し手があるのでしょうか?
また摩文仁先生のナイハンチ初段にも同じ三挙動に隠し手はあるのでしょうか?

細かい術技は決してお聞き致しませんので、隠し手が有るか無いかをお教え頂ければ幸いなのですが。
36 :01/12/09 09:25 ID:08ayPi8s
基本練習や組み手だけでは実戦で不足してるイメージを補うのが型だよ。
37桧垣源之助:01/12/09 10:54 ID:i0q3Jdt9
>古流空手さん
私もいろいろ勉強になります。ありがとうございます。
久保田先生は隠し手という表現ではなくて、表演型と臨闘型とに
分けていました。
内受け、下段払い+あげ受け、裏拳の三挙動のことだと思いますが、
表演型は一般的な鉄騎と変わりませんが、臨闘型の挙動は少し違います。
接近戦としてより実用的な動作になっています。
表演型はカモフラージュ用の型なのでしょう。

>>32
私も久保田先生から教えを受けてから約20年近くが経ち、ずっと今がその
時とは思っています。(苦笑)
数年前に先生が亡くなられてからさらに意を強くしていますが、武道で
生計を立てているわけではないので、中々実現できていません。
38桧垣源之助:01/12/09 11:08 ID:i0q3Jdt9
昔は技術を盗まれない為に、いろいろな工夫があったのでしょう。
私の考えは、大きく分けて2つです。
1つには、人に見せるときは動作を変えて、本当の技術をみせない。
中国や東南アジアでは、練習をしているところを覗くと止めて
しまう人たちが多く見受けられます。

2つめは、修得する為の練習体系を秘密にする。
技術を見られても修得するのに年月がかかっては意味がありません
のでこれも一部の人にしか伝わっていないと思います。
これは古流の研究をしていたときに気づきました。
これも武道技術上達論としてまとめてありますので、いつか発表
しようと思っています。
平成5年頃、教育論として一部発表したことがあります。
39桧垣源之助:01/12/09 11:20 ID:i0q3Jdt9
空手の空手たる所以は、空手の技が存在するからだと思います。
突きと蹴りを使う武道、格闘技ということであれば、中国拳法も
ムエタイも空手も一緒ですが、その差は何かというです。
型が実用にならないのであれば、それは存在価値がありません。

柔道の場合と同じように、空手も急速に普及したために指導者不足
になったまま広まってしまったのでしょう。
師から教わったものは大切ですが、何の検証もされないまま、伝統
という言葉にすりかえるのは問題があると思います。
40名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/09 11:37 ID:08ayPi8s
型を教えるっていうのは効率の悪い作業だから商売にならんのよ。
41桧垣源之助:01/12/09 11:40 ID:3PodRdwt
>古流空手さんへ鉄騎の続き
内受け、下段払い+あげ受け、裏拳の3挙動について
内受けまでは同じですが、下段払い+あげ受けのところが少し
違います。内受けの後、両手首を十字に重ね、両手で上段まで
一気に上げて、すぐに両手交差のまま打ち下ろし、裏拳につなげます。
左手は裏拳の手の肘に添えます。これを一挙動で行います。
相手の攻撃が両手のどこかに引っかかればよいという感じです。
大雑把なようですが、接近戦ではより実用的だと思います。
42桧垣源之助:01/12/09 12:15 ID:h/jLpZKg
キーワードその2:相手を掴むということです。
久保田先生は、船越先生が「陶物にして打て」ということを良くおっしゃって
いたということを話していました。「空手と武術」に掲載された船越先生の
写真も相手を掴んでいます。
この掴むという動作を把握しないと型の解釈はできません。
本土に輸入されて、組手が盛んに行われるようになったため、
空手とは突き蹴りの技術の武道という認識が出来あがってしまい、
時代が下るにつれて本来の空手からずれていったのではないでしょうか。
43古流空手:01/12/10 00:59 ID:khDC7pld
>>桧垣源之助さん
隠し手についてお答え頂き有り難う御座います。
表演型と臨闘型というのですか。
非常に興味深いお話だと思います。
糸洲先生は入門後、ナイハンチンのみを五、六年やらせていましたが、
そのナイハンチンが現在各流派で行われているどのナイハンチンとも幾つかの手や特徴が異なっています。
特に前述のナイハンチン初段の三挙動について現在一般的に裏拳突きを行う部分が異なっている点が特徴ですが、
昭和四十年前後までその部分の手は継承されていた様です。
しかし何故、変化してしまったのかは分かりません。

私の知るナイハンチン初段の型自体の手は、桧垣さんの鉄騎初段臨闘型の手とは異なりますが、
隠し手(型自体に含まれる意図的に隠された用法)には共通する部分が在るのかも知れません。
前述の三挙動はその型に隠し手が在るか無いか(共通する部分の有無に関わらず)が判りやすい部分でしたので、
お聞きした次第です。詳細にご説明頂き、有り難う御座いました。

恥ずかしながら正直に申しますと、私は松濤館関連の試合や著書等からどの型も実用は不可能(もしくは不可能に近い)な型で有り
松濤館空手には隠し手の概念すら存在せず、在るのは応用と言う名のこじつけのみであると考えていました。
また流祖・富名腰義珍先生に関しても当時の写真など見るに、安里先生(松村先生門下・糸洲先生の兄弟子)には師事されたものの
未だ道半ばにて本土(内地)・東京に移ってしまい、また講道館柔道や旧武徳会剣道ほか日本古武道など影響を受けて
「空手」なる琉球武術とは似て非なるものを移入してしまったのではないだろうか?
その為に後年、船越義英先生(義豪先生?)を沖縄の古老の方々のもとへ訪ねさせ無ければならなかったのではないか?
などと個人的に考えて居りました。

しかし今は、桧垣さんのお話を通して秘密協定(当時の沖縄の教授形態を考えて可能性は高いと考えています)のお話や
臨闘型(隠し手)の存在、久保田先生の教授形態(古流空手の教授形態に近いと考えます)を知り、
また私の師の「松濤館の第一世代の空手と現在の松濤館の空手とは異なっている部分が多々有る」と言う言葉などから、
現在も松濤館空手の一部の方々には「古流」と呼べる手が残っているのではないのだろうかと考えられる様になりました。
有り難う御座います。(文章に失礼なくだりが在りました事をお詫び致します。)

ところで隠し手として「掴む」手は、私も確かに在ると考えて居ります。
「陶物にして打て」とは相手の動きを物理的(肉体的)に封じると同時に心も封じる事が最良である事は言うまでもありませんが、
なるほど巧い言い方だとおもいます。
旧武徳会の認定の為、講道館柔道との明確な相違点を打ち出す必要があったにしろ本土空手にとって「掴み」「極め」「投げ」
の表向きの放棄は現在の本土空手を考える時、大きな損失であったと考えています。
首里手の富名腰先生も随分悩まれたと思いますが、那覇手の宮城先生もさぞや悩まれた事だとおもいます。
私の修行している首里手は沖縄にとどまっていましたので、そう言うジレンマには遭遇せずにすみましたが、
現代になり型・組み手の試合の弊害(他流との必要以上の親交、交流を含め)に悩まされて居ります。
古流が古流として存続するには全く難しい時代です。

桧垣さんにお尋ねしたいのですが、桧垣さんはご自分の空手を教授される場合、かつてご久保田先生より受けた教授形態(教え方)を
踏襲しますか?
私の場合は自らの師より受けた教授形態を変えたくありません。と言うより変えられないと思われるのですが。
44桧垣源之助:01/12/10 01:20 ID:XcUfnWgl
>古流空手さんへ
いろいろ教えてくださりありがとうございます。
私が自分の修得した物を後輩に教えるとしたら、久保田先生とは
違った教え方になると思います。
ただ、技術としては、出来るだけ原型を留めたいと思いますので
久保田先生の教えを踏襲したいと思いますが、先生が私に対して
教えてくれた方法は、殆ど禅問答に近いやり方だったので、この方法
では多くの時間がかかり、また本人が気が付かなければそれまで
になってしまうこともありえるため、技術は残すとしても、教授方法
は変えようと思っています。
私は、大学時代に武道技術上達論として纏めた教育法がありますので、
それに沿って教えることになります。
アウトラインは、基礎と基本を分けることです。
柔道と剣道で実験しましたが、非常に短期間で上達することが
可能です。
この上達論は、講道館の嘉納治五郎先生がアウトラインを見つけ
たようですが、残念ながら現代の柔道では、理論体系化されて
いません。私のは再発見ということになるのでしょうか。
過去の名人達人は概ね5〜6年くらいしか修行をしていなくて
免許皆伝という事実が多く、その共通項を拾っていった結果、
上記の基礎と基本を分解して練習することに気が付きました。
これも、大枠は文書になっていますので、その内公開したいと
思っています。
45桧垣源之助:01/12/10 01:30 ID:cARE/Q/d
>41
「左手は裏拳の手の肘に添えます」は間違いでした。
「右手は裏拳の手の肘に添えます」に訂正します。
46桧垣源之助:01/12/10 01:53 ID:j+FOS1ZX
キーワードその2:掴み手
突きの反対側の引き手についてですが、腰の位置から突くのではなくて
相手を掴んで、腰の位置に引き付けるという意味です。
引きながら突けば速度は倍であり、相手が逃げない為、確実に
仕留められるということになります。
空手の理想的な勝ち方は、相手の腕などを掴み引き付けて、相手の
体制を崩して、反撃できないようにしてから突くということなのです。
最初に習う「その場突き」が極意とでも呼べる究極の手なのでしょう。
多くの人は、腰から突きを出すと勘違いしていますが、「突くときは
何処からでもよい、最短距離を突きなさい」先生に言われました。

蹴りの場合も、捕まえながら蹴るのであれば、不安定な短所を
補えます。平安4段の後屈立ち両手中段構え+前げりは、相手の突きを
両手で捕まえて、蹴るという動作と解釈できます。

また、自分の経験ですが、初心者の頃、組手で突きを出したところ
相手の体にヒットしたのですが、自分の手首が当たったとたんクニャ
と曲がってしまった経験があります。
腰から突くと、手が視界に入っていないために、目での軌道修正ができず
視界に入ってからでは距離が足りず、ミスヒットしてしまったようです。
正確にヒットさせるには、手が最初から視界に入っていた方が良いのです。
夫婦手のように肘に添えている状態から突いた方が良いのでしょう。
47古流空手:01/12/10 03:50 ID:79sSLj8a
>>桧垣源之助さん
早速レス頂き有り難うございます。

「久保田先生の教えを踏襲したいと思いますが、先生が私に対して
教えてくれた方法は、殆ど禅問答に近いやり方だったので、この方法
では多くの時間がかかり、また本人が気が付かなければそれまで
になってしまうこともありえる」

やはり、そうですか。
私の師も全く禅問答みたいな教え方です。
入門直後に外受け(松濤館内受け)について質問したところ「それは、こうです。」と外受けを一回見せて終わり。
その時はこれといって疑問には感じませんでしたが、一年位すると「何で教えてくれない?質問のしかたがわるいのか?」
「この爺さん、教える気あるんだろうか?」などと思う様になりました。
しかし、師との組み手と兄弟子達との組み手との違い(師−予測不能・目で追えない/兄弟子達−時々予測可能・目で追える)や
師の型と兄弟子達の型の違い(師−少し気持ち悪い・瞬間的な動きが速すぎる/兄弟子達−格好いい・終始素早いが瞬間的な動きは師に劣る)
また、兄弟子達の師に対する信頼や愛情や尊敬の態度などから、少し悩みましたが諦めず質問のしかたを変えながら師に質問ばかりしていました。
そんな悩みを察していたのか、兄弟子の一人が稽古後いつも自主稽古に付き合ってくれて細かい点を注意してくれてました。
その兄弟子からある時「先生は昔の人だから、聞いてもなかなか教えてもらえないよ。私達もそうだったんだから。」
          「だからたまに先生がいう話しは忘れない方がいいよ。同じ事は言わないからね。」
          「型や組み手も直接にこれはこう、あれはこうっていわないから。」
          「そういう疑問を持って色々研究してる人じゃないと聞いても解らない様に言うからね。」
などと言う様な話を聞かされました。色々考えては師に質問ばかりしていたので、この話を聞いた時「やはり、そうだったんだ!」と思いました。
その話を聞いた次の稽古から師の一挙手一挙手一投足を見逃さず、一言一句を聞き逃さない日々が始まりました。
この時点で入門後三年が経過していました。

しかし、その三年は無駄ではありませんでした。
三年間、「何でこの型のこの部分はこうするんだろう?」と考えては組み手、考えては組み手の繰り返し、
    「この型のこの部分は本当にこれでいいんだろうか?」と考えては型を行い、型を行いの繰り返し、
    「何で先生はこんな話をするんだろう?」と考えては古本屋巡り、考えては古本屋巡りの繰り返し、
等、兄弟子に呆れられる様な空手に関する「何でだろう?」とその解決の為にやっていた事が、
結果的に私にとって最良の修行方法を修得させてくれたからです。
また師には組み手でかなりやられていましたが、今になって考えてみると隠し手と思われる術技が数多く在り、
非常に有意義な三年間でしたし、現在も師の教授形態に満足しています。


「過去の名人達人は概ね5〜6年くらいしか修行をしていなくて
免許皆伝という事実が多く、その共通項を拾っていった結果、
上記の基礎と基本を分解して練習することに気が付きました。 」

ただ、このお話に非常に興味が有る事も事実です。
師曰く「師範とは全ての術技を知っておかなければなりません。」と言う事ですから僅か五〜六年程度で師範免状が降りるのであれば、
失伝のおそれがなくなりますね。公開を楽しみにしています。
48古流空手:01/12/10 04:22 ID:XTA2rmRY
>>45桧垣源太郎さん

45の用法に関するコメントは差し控えます。
具体的な用法になりますと師の教授形態の関係上、コメントできないので申し訳有りません。
49桧垣源之助:01/12/10 07:02 ID:ECmAM7lz
>>48古流空手さん
了解しました。
私の師も「師弟関係を結ばなければ教えられない」といって技術の公開
の雑誌取材を断ったことがありますので理解できます。
私の方は失伝するよりか、残す為には公開して誰かが伝えてくれれば
いいと思っています。
50桧垣源之助:01/12/10 07:13 ID:ECmAM7lz
古流空手さんは、師も兄弟子も居ていいですね。
兄弟子がいるのですが、どうもほとんど習っていないようです。
「いないようです」というのは兄弟子とは面識がないのです。
しかし、兄弟子は職業として空手を教えていて、著書も書いていますが
型の部分は書かれていませんので。
51桧垣源之助:01/12/10 11:37 ID:0fB1ntp6
>>古流空手さん
久保田先生は、過去において大学での指導もしていましたが、
「若い人は試合に使えない技は練習したがらない。」といっていました。
折角教えても練習をしないのでは意味がありません。
同じ土俵でないと言う意味では、古流空手さんが他流と交流するときに
悩む問題も似たようなものかもしれません。

最初に久保田先生に型を見せてもらったのが平安初段でした。
最初は何の型かわからず、しかもゆっくりと途切れの無い動作でしたので
私は思わず「それは太極拳ですか。」と聞いてしまいました。
今から思えば大変失礼な言い方だったかもしれません。
先生「平安初段です」
私 「私が習ったのとは違います。流派はどこですか。」
先生「松涛館流です。」
私 「私も松涛館ですが、どうしてそんなに違うのですか」
先生「元々、作り変えて教えたのです。貴方のは体操化された型です。
なぜなら型を組手に使えますか?」
私 「いいえ・・・。先生どこで習ったのですか?」
先生「私は船越義珍先生の直門です。」
私 「えっ」(改めてびっくり)
それから、平安初段の解釈をされたのを覚えています。
説明を受けた私の印象は「これは柔術と一緒だ」ということでした。
私は大東流合気柔術もやっていましたので、解説された技の意味が
理解できました。
ただ、型試合では通用しないでしょう。(苦笑)
52名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/11 19:07 ID:/ojJzQhm
Sanchi dachi to Seisan dachi wa dokoga chigaunodesuka? In English, we call Sanchin as hour-glass stance and Seisan as wide hour-glass stance.
53古流空手:01/12/11 20:59 ID:CnwFhTOA
>>49桧垣源之助さん
 ご理解頂き有り難うございます。
 師や先師より継承された心と技(術技)が失伝の憂き目を見る事は、
弟子の不徳故といわざるをえません。
 私の師はかなりの高齢ですから、5年後・10年後の事を考えると
どうしても失伝の二文字が頭に浮かんでしまいます。
 しかし、師の心と技を微塵でも我が身にと思い修行している次第です。


>>50
 幸運にも師は高齢にも関わらずすこぶる健康で、兄弟子達も心技共に尊敬
できる方ばかりです。ただ私の知る限り、誰も師範免状を授与されていませんので
この点が少し気懸かりではありますが、それは我々弟子の不徳故と考えています。

ところで桧垣さんの兄弟子(フランス在住)の方とはK・T氏でしょうか?
少し気になりましたので差し支えなければ、教えて下さい。


>>51
 現在、沖縄四大流派(小林流、剛柔流、上地流、松林流)も様々な
大会・講習会等を通じて互いに交流・親交を深め、それぞれ沖縄空手の発展に
尽力しています。
 しかし型の試合化は先師・先達の遺産である型を確実に変容させています。
 ある沖縄首里手七段の方のビデオでは型の重要性を語り、首里手の代表的な型を
幾つか演武していましたが、その型に武術性を見つける事はできませんでした。
通常、同じ流派であっても、演武者の隠し手に関する解釈から少なからず型に差異が
でてくる事は確かにありますが、その方は演武で引き手を自らの胴着(胸部)に
素早く当て、擦り、音(パシュ!)をだしていました。
また立ち幅も広く、姿勢も低い(同じ沖縄首里手他流派の様な)のにも驚きました。
しかし最も驚いてしまったのは、その方の演武中の表情(良く他流派で見掛ける)でした。
「華拳」を得意気に演武するその方に、正直ショックを受けてしました。
 また無形文化財である「型」の保存の為、沖縄県教育会が編纂した或る本には、
数種の型が分解写真のかたちで掲載されていましたが、その内容にもショックを
受けてしまいました。
 この方達はその流派において師範と呼ばれる方ばかりです。
 様々な政治的・経済的要因があるにしても、師の教えをないがしろに
してしまっている事は非常に残念な事だといわざるをえません。

ところで平安初段ですが、私はピンアン二段として習いました。
理由は教えて貰えませんでしたが、「三挙動目の下段受け」の姿勢について
師は「前屈では有りません。」と再三注意していました。
最近、兄弟子の一人から「先生はあの部分の手がずっと解らなかったと、以前
話してたよ。ただの下段払いじゃないんだろうね。」という話を聞き、
「あぁ自分は駄目だなぁ」と思いました。
初心者にも適したピンアンでさえ、こんな感じですから全く先の見えない話です。
師はナイハンチン・ピンアンに関して、「首里手に適した体を作る(ぶぢから)だけで
なく、すぐれた術技の宝庫です。」といっていましたので、ピンアン二段は再度研究
していかなければならないと考えています。
ただ構成が単純そうなのはかえって難しいです。(w
54桧垣源之助:01/12/11 21:38 ID:rTNQMvvy
古流から手さんへ
フランス住在の兄弟子とはK・T氏です。

師の型を見ると現在の一般的なものより歩幅が狭いです。
特に松涛館は意識的に広くしているのではないでしょうか。
船越先生の写真とは異なります。
久保田先生も平安初段を最も大切にていました。
「鉄騎や平安は初心者用の型ではない。技術の宝庫だ」といわれました。

平安初段の3,4、5の動作も一般で見られるのとはまったく違います。
最後は極め技です。

今はビデオがあるので、残すのであればこれで残すべきでしょう。
久保田先生は「一部を止めた形を写真に取っても技術は残せない。連続する動き
のなかに技術がある。技から技に移行する動作を研究しなさい」といわれました。
55桧垣源之助:01/12/11 21:56 ID:rTNQMvvy
>古流空手さん
古流空手さんはとても良い師につかれているようですね。

ところで、一般的に型について思うのは、隠して教えたというのもあるのでしょうが
あまりにも分解しすぎているのではないでしょうか。
要するに1拍子で行うものを1,2と分けていたりしているように思えます。
分解しすぎて、意味がわからなくなっているのと、足さばきのような術が
消えてしまった動きになってしまい、本来の空手の動きとは違うんではないでしょうか。
武器法(サイ、棒)等の重いものを扱うときにこれでいいんだろうかと思っていました。
この部分は新陰流(剣術)を習ったときに足さばきに気づきいて解決しました。
新陰流も空手と同じく歩き足(足を交互にだす)なのです。継ぎ足ではありません。
その足さばきで空手の型を見るとまったく別のものに見えてきます。
その成果を久保田先生の前で行って見たところ、「それで良し」といわれました。

足さばきについて古流空手さんはどのように思われますか。
56古流空手:01/12/11 22:34 ID:Ohfg4ILW
>>52
返信が遅くなり、申し訳ありません。

サンチンの立ち方とセイサンの立ち方の違いを知りたいのですか?
サンチンは砂時計立ち、セイサンは幅広・砂時計立ちですか。
なるほど。

残念ながら、私はあなたの質問にお答えする事ができません。
理由は下記の通りです。
1.私はセイサンを習得しておりませんので、立ち方は分かりません。
2.私は首里手修行者ですので、那覇手の術技に関する質問にお答えできません。
3.万一、サンチン・セイサンを習得していても、双方の師の同意なしにお答えする事はできません。

誠に申し訳ありません。

桧垣さんは、どうですか?
57桧垣源之助:01/12/11 23:09 ID:nq67HhA3
>>56
私も那覇手の技術を習得していませんので答えられません。
58古流空手:01/12/12 00:20 ID:hqeerIWu
>>54桧垣源之助さん
そうですか。
その方は私が入門するずっと以前(その方が大学時代)に、
私の師の元へ数日来られたそうです。
師が人の批判や悪口等を言った事は殆どありませんが、
出版物に関しても「はぁ、そうですか。」といった反応で
師の話方や兄弟子の話から察するに余り良い印象を得ませんでした。

平安臨闘型に関して存じませんので、よく分かりませんが
ピンアンには掴み・極め・投げに対する術技が多く含まれていると
個人的には考えていますが、未だ習得中です。

「連続する動きの中に技術がある。技から技へ移行する動作を研究しなさい。」
久保田先生の仰る通りだとおもいます。
特に極めや投げに関する隠し手は、例えば「受け」「移動」「突き」と
個別に考えていては、まず発見できないと思います。
また、前述のナイハンチン初段三挙動は投げや極めではありませんが、
右中段外受け・左中段外受け+右下段払い・左OX+右拳添えなどは、
流れで幾つかの隠し手を構成していると考えています。

>>55
仰る通り、型を盗み見られてもその場だけでは何の技か解らない様に
している部分もあると思われます。
現代でも何の覚悟もしないで、「殺す」とか「殺せ」とか血気に任せて
言う人達がいますが幕末、明治期、大正、昭和と現代よりも物騒な時代に
沖縄の武士が民人に危害を加えさせない為の手段であり、当然の責任だった
と思われます。

分解しすぎでわないか?との質問ですが、確かに本来の術技を解りにくく
していると思います。
その為、修得に時間もかかり型自体が変容していく一つの要素になって
います。
しかし、個人的には「best」ではないが「better」だと考えています。

足捌きについてですが、久保田先生に「これで良し。」と言われた桧垣さんに
質問されると、なんだか緊張してしまいます。(w
 「継ぎ足」というものを知らないので、比較しにくいのですが
師の教えでは歩法に限らず型での動作は全て(蟹歩きも?)組み手に用いる事が
できなければ、その型はまだ錬磨されていないという事ですので、これといって
研究していません。
ただ入門後、まず兄弟子に言われたのは立ち方と歩法で、極真の四方立ち、
松濤館の前屈・後屈・騎馬立ち、和道流の猫足・組み手時の立ち方、剛柔のサンチン立ち、
泊手の四股立ち・ナイファンチ立ち、小林流の猫足・ナイハンチン立ち、
松林流の猫足・ナイハンチ立ち等、師の立ち方や歩法の違い等を
よく注意されていました。
現在は、師の動きの秘密は歩法(言葉にするのは難しいです。姿勢・重心・踏み込み?)
だと確信し鵜の目でみている感じです。
ちなみに組み手時も演武時もほぼ同一(組みやや手狭い)の歩法です。
5952:01/12/12 02:46 ID:E1/LhldR
Arigatogozaimasu.
I understand what you mean. By the way, more likely my style is Shuri-Te
60名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/12 04:04 ID:W2JXSnZL
御殿手も古流空手に入るのかな・・・?
61桧垣源之助:01/12/12 08:12 ID:Tj1rdHuw
古流空手さんへ
私の説明不足でした。すいません。
継ぎ足とは、現代剣道の足さばきを想像してもらえるとわかりやすいと思います。
前足を進め、後ろ足は前足の踵まで進め、また前足を進める方法です。

ところで、古流空手さんのところでは、武器法はやられるのでしょうか。
62名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/13 00:03 ID:wJ3u53pf
>>59
I understand what you mean.って書いてあるから日本語読めるんですね。
なら、なぜに英語でレスを?まあ、意味わかるから構いませんが。
これがマジレスならすごいな。2ちゃんねるって、外人さんも見てるんだ。
63古流空手:01/12/13 01:02 ID:IA1TTeCk
>>59
申し訳有りません。
ところでお国はどこですか?

>>60
琉球王家秘伝・本部流御殿手。
ノ−コメント。
というよりご存知でしょう?

>>61桧垣源之助さん
解りました。
私の首里手では、知る限り型のごく一部を除いて継ぎ足は在りません。
武器術は未だ初心者ですが、棒とサイをやっています。
師は他の琉球古武術等も錬磨されていますが、私達には棒とサイのみを教授しています。

>>62
2ちゃんねる。
畏るべし!
6460(:01/12/13 02:05 ID:eftRDfRN
申し訳ありません。よくは知りません。
御殿手は空手とはだいぶ違う武術だと思ってましたが、このスレを読んで、
本当にそうなのか?と疑問に感じました。
空手=打撃、御殿手=柔の武術
と思っていたので、私の中では空手≠御殿手だったのですが、
このスレを読んでその認識が間違っている事が分かりました。
で、ふと、60のように呟いてしまった次第です。
65J:01/12/13 05:08 ID:mO0W73GN
Yes, I understand Japanese a little bit. But I need a dictionary to read this chat.
Sometimes, my Japanese friend help me out.
By the way, Please forgive me writing in English because my computer is not able to
translate English into Japanese.
>古流空手さん
I'm in America.
66名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/13 10:27 ID:3NbY8ieg
>>65
webpage無料翻訳サービスサイトです。English→Japanese(和訳) or
Japanese→English(英訳)が出来ます。使えそうだったら使ってください。
ttp://www.excite.co.jp/world/url/
こちらはtext無料翻訳サービスサイトです。
ttp://www.excite.co.jp/world/text/
67桧垣源之助:01/12/13 13:45 ID:Bk6x/6Bw
>>古流から手さん
「松濤館の第一世代の空手と現在の松濤館の空手とは異なっている部分が多々有る」

中学生の頃、小林流の演武会を最初の空手の師に連れられて、見に行ったことが
ありますが抜塞の型を、大正、昭和初期、現代と三種類に分けて演武していたの
を見たことがあります。
68桧垣源之助:01/12/13 14:20 ID:Bk6x/6Bw
>>古流空手さん
「師の教えでは歩法に限らず型での動作は全て(蟹歩きも?)組み手に用いる事が
できなければ、その型はまだ錬磨されていないという事ですので」
私の師も同じことを言っていました。

「(蟹歩きも?)」
蟹歩きについては、基礎の部分であり、用法とは別にして考えるべきであると
思っています。術を習得するには蟹歩きは良い方法であると思っています。
術を初心者が習得するには最初から前屈立ちや後屈立ちでは難しいでしょう。
69名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/13 14:51 ID:Bl3OtQ+P
古流空手やってる人から見て拳道会の中村先生や極真のロウヤマ師範をどうおもいますか
70古流空手:01/12/13 16:22 ID:hcDIrbnz
>>64
本来、「からて」(手・唐手・空手)には多種多様な術技が内包されています。
私の好きなナイハンチン(良く鍛錬型と呼ばれる)にも多くの術技が内包され、
その用法は打撃(カウンタ−)だけでなく、掴み、極め、投げ、と多彩です。
また、型を修めればそこから様々な術技が派生できます。
しかし、これは「基」となる型があっての話であって、その「基」である
型を一代で生み出す事ができるのは「極一部の天才のみ」だといえます。
そういう意味で考えれば、一流を興した上原清吉先生は天才であるのかも知れません。


>>65Jさん
申し訳ありません。私は英語を話す事ができません。
ですから英語で書く事もできません。
ですからJさんの書かれた文章も翻訳ソフトで読んでいる次第です。


>>66
有り難うございます。
ところで、やはりsageですか?(w


>>67-68桧垣源之助さん
小林流パッサイには小林流パッサイ大(松村派多和田のパッサイ)、小林流パッサイ小(糸洲のパッサイ)
が在る様ですが、知花朝信先生はパッサイ大を得意にされていた様です。
首里手パッサイの型には他に、喜屋武のパッサイ、石嶺のパッサイがあるそうですが
糸洲のパッサイには、もう一種ある様です。
大正、昭和初期、現代の三種類のパッサイを演武していたのはパッサイが数種存在し、
そのパッサイごとに得意とされた先生方の時代が明治、大正、昭和に分類できた事から
だと思われますが推測の域をでません。

師は先師のお話や懇意にして頂いていた松濤館の先生との交流等から、
「松濤館の第一世代の空手と現在の松濤館の空手とは異なっている部分が多々有る」
と言われたのだと思います。ただし、その是非に関しては聞き及んでいません。

松濤館の蟹歩きに関しては解りませんが、私見として糸洲の蟹歩きは用法と
考えています。
この部分の隠し手は、ナイハンチンの出自等から考えても恐らく同一の用法と
して初めから変化していないと考えています。
しかし、師に見てもらってないので未だ確信を持てていないのも事実ですが。
近いうちに見てもらおうと考えています。

前屈に関してですが、入門後初めて習ったのが太極初段から三段でした。
今考えると当時は、立ち方・歩法共に稚拙極まりないものでしたので、
不安定になり良く組み手で師や兄弟子に転かされていました。(w
現在も前屈のみの型や組み手の一部で前屈を用いる事は有りますが、
個人的には師の猫足が好きです。
71名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/13 16:33 ID:gwIhftTu
>>65
No doubt!!You're not an American.Your words are English,
but that's Japanese useally use.
You're Japanese being in the States!!
72古流空手:01/12/13 17:05 ID:p2+pWKL0
>>69
あくまで個人的な意見ですが、素晴らしい方々だと思います。
持って生まれた天賦の才のみならず誰にも負けないその道一筋の
努力がなければ空手に限らずどの分野でも一流一派を興す事はできません。
そういった意味で尊敬できる方々だとおもいます。

しかし、いわゆる古流と呼ばれる武術が発生した時代を考える時、
ある疑問が浮かぶ事も事実です。
それは生と死が第一義として掲げられ、現代からは想像もつかない
様な物理的・精神的圧力を常時背負って生きていた先師・先達が創始した
武術を、果たして現代に生きる我々が真に理解しこれを改良する様な事が
可能なのだろうかという疑問です。
そう言った意味で考えると、新たに一流一派を興す事は真に是であるのか
といった疑問が浮かんでしまうのも事実なのですが。
7360=64:01/12/13 17:24 ID:zDJrd7TU
>70
やはり、琉球王家に秘密伝承されてきたというのはファンタジーですか・・・。
ところで、古流空手をやられる方からみて、御殿手というのはいかがなもの
なのでしょうか?
私が知っている限りの御殿手の術技は古流空手さんや桧垣源之助さんの
書かれておられる古流空手に近いものに思えるのですが。
古流空手に若干のアレンジとファンタジーが加わったものが
御殿手だと理解してよいでしょうか?
74J:01/12/13 19:43 ID:kQ/m2P10
>66 san
Arigatogozaimasu.I'll try that as soon as possible.
>71 san
I'm not Japanese, but I'm not an American either.
Of course, I'm not a native English speaker either.
I just want to use proper English to communicate about karate with people.
>古流空手 san
Gomennasai
75名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/13 19:49 ID:UoaEPpMu
>>71
アメリカにいるとは書いてるけど、アメリカ人とは書いてないよ。
76名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/13 20:19 ID:hvdIvV+N
うちの流派の宗家は上原清吉に負けたらしい。
背後を取ろうとしたら逆に取られたって。
古流空手かどうかは知らないけど相当強いらしい。
77名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/13 21:08 ID:ZINFQ/71
私は、フルコンですが、なんかこう〜古伝の空手大好きなんですよー
うちは,型も自流なんで・・平安も三戦も知らないんですよおぉ〜
今、本土では習う事は出来無いんでしょうか?
78桧垣源之助:01/12/13 21:55 ID:TYSl2vyL
>>古流空手さん
「小林流パッサイには小林流パッサイ大(松村派多和田のパッサイ)、小林流パッサイ小(糸洲のパッサイ)
が在る様ですが、知花朝信先生はパッサイ大を得意にされていた様です。
首里手パッサイの型には他に、喜屋武のパッサイ、石嶺のパッサイがあるそうですが
糸洲のパッサイには、もう一種ある様です。
大正、昭和初期、現代の三種類のパッサイを演武していたのはパッサイが数種存在し、
そのパッサイごとに得意とされた先生方の時代が明治、大正、昭和に分類できた事から
だと思われますが推測の域をでません。」
それなら問題ないのでしょうが、この演武会の時の司会者の説明では「変化した」
といういい方だったんで、「なんでかな〜」と思っていました。

「前屈に関してですが、入門後初めて習ったのが太極初段から三段でした。」
私は最初に習ったのは平安2段でした。最初の師は「これが最も松涛館らしい
型だ」といっていましたが、私はこの型が今でも好きです。

「個人的には師の猫足が好きです。」
私の師も猫足立ちではないですが、歩幅の狭い後屈立ちのような形でした。
79宮口一徳:01/12/13 22:13 ID:kChcLEb1
和道流やってる。ネコ足は電車の中でゆれた時に安定するかと思った
けど.恥ずかしくてできないよ
80桧垣源之助:01/12/13 22:23 ID:fQe40XtB
上原清吉氏は本部朝勇(本部ウメ−、本部朝基の兄)の弟子で
沖縄で30年くらい前までは、「古伝武術本部流取り手」と
言っていたそうです。

本部朝勇氏は、許田重発氏、宮城長順氏、摩文仁賢和氏、城間恒貴氏
呉賢貴氏らと那覇の若狭町で空手(唐手)クラブを作って研究して
いたそうですが、その頃は御殿手とは言っていません。

実態はよくわかりませんが。
81桧垣源之助:01/12/13 22:28 ID:fQe40XtB
>>宮口一徳さん
和道流ですか。ちょっと前の世界チャンピオン鈴木雄一氏とは知り合いです。(w
8260=64=73:01/12/14 01:58 ID:9GNs9IfM
いろいろと返答して頂きありがとうございます。
歴史のあるものであれ上原師の創作であれ、
自分の信じた道を師に従って行こうと思います。
では。
83古流空手:01/12/14 07:54 ID:XCk6PitW
思いっきり風邪を惹いてしまいました。
激しい腹痛と下痢で、昨日は散々な目にあいました。
お恥ずかしい話です。
今日は各地、冷え込むようですからみなさんもお気をつけて。
では、まったりと。

>>73-82
上原先生と面識はありませんし、型をみた事もありません。
また76の宗家の方の様に組み手をした事もないので術技に関しては判りません。
しかし、上原先生の師である「本部のウメ−」に関しては、私の師が先師より聞き及んでいます。
「本部のウメ−は蛇皮線の名手でしたが<からて>はしませんでした。」
「本部のウメ−は唐手倶楽部の管理人をやってくれていました。」という事です。
また糸洲先生のお弟子の方々の中にも「本部のウメ−(本部朝勇氏)」の名はありません。
ですから、「本部のウメ−」に師も弟子もいる話しは存命当時ですら誰も知りませんでした。

「自分の信じた道を師に従って行こうとおもいます。」
良い師をお持ちのようですね。私も同感です。


>>74Jさん
あなたがどこの国の方でも、私は何も気にしません。
お国を聞いたのは、あなたに興味があったので聞いただけです。
ですからお気になさらないで下さいね。
私の師のもとにも時折、海外で空手を修行されている方がお見えになりますが、
その熱意には常に頭が下がる思いです。
私の書き込みは余りお役に立てないと思いますが、桧垣さんの書き込みには
勉強になる部分が多々ありますので、お互い勉強してゆきましょう。


>>76
自ら上原先生に負けたと明言できる宗家の先生を尊敬しますが、
その言葉を聞いてもなお、その流派を修行されている方も尊敬できます。
ビデオは観ましたが、私より巧いのは確かだと思います。(w
84古流空手:01/12/14 07:55 ID:XCk6PitW
>>77
フルコンの方ですか。ようこそいらっしゃいました。
正直言って、私もそれ程多くの型は習っていません。
型は自流という事ですが、自流の型ではやはり限界があると思います。

私も古伝の型を教授している本土の流派を知りたくて、駄スレとは思いつつ
この様なスレをたてた次第ですので、よろしければ、またおいで下さい。


>>78桧垣源之助さん
昨日、「ナイハンチンの出自等から考えても恐らく同一の用法として初めから
変化していないと考えています。」に関して思い切って師に訊ねたところ、
全く私の考え違いでした。お恥ずかしい限りです。

ところで「変化した」という事ですが、「変化した」と認識している事から意図的に
変化させたと思うのですが、どうも私の考えた理由にはあてはまらない様ですね。
もしご記憶であれば、演武会の場所と日時、演武された方のお名前等お教え頂ければ
幸いなのですが。
「変化した」という事であれば、誰が、何故変化させたのか、どうしても気になってしまいます。
よろしくお願いします。


>>79宮口一徳さん
私は以前、電車の中や徒歩での信号待ちや仕事の合間等、暇さえあれば
猫足やナイハンチン立ちの練習をしていました。
今考えると少し恥ずかしいのですが、好奇心や兄弟子の武勇伝
(若い頃、船乗りだった兄弟子は非番時よく甲板で稽古に励んでいたらしい。         )
(ある日あまりにも稽古に熱中していた為、甲板が徐々に陽光で焼けていた事に気が付かず、  )
(足の裏の皮がズルムケになっていた。しかし稽古が終わるまでこれに気が付かなかったという話)
等から常に鍛錬しておかなければと思っていました。
今では意識的にする事はありませんが、気が付くとやってる事があり
その時は少し恥ずかしいというか照れくさいというか。(w
電車の中でも集中してできるなら、やってみるのも良いと思いますよ。
85ふざけるな:01/12/14 08:39 ID:AQ+pfGjN
 だれだか知らないが、俺の名前を勝手にカタるのはやめろ。殺すぞ、クソが。
オレが和道流やってたのを知っているヤツは、かなり限られてくるからあまり
刺激的な言い方したくないが、俺の名前で俺が考えていないようなことを言うな。
「ネコ足立ちはかっこ悪い」とか、現象的なことで価値判断はしない。俺の名前で
単細胞なこと言うな。だれだ?G大のヤツか??
8685:01/12/14 09:05 ID:AQ+pfGjN
このスレのほかの方々には申し訳ございませんが、今後、私の名前を
カタった人物(動物?)の意見にはレスをしないよう、
よろしくお願いいたします。失礼しました。
87名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/14 10:21 ID:PVjPNIqf
【結論】古流空手も人間のできてない奴ばっか。
88名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/14 17:53 ID:NFjtPgfT
85-87
せっかくの良いスレなんだから、頼むから荒らさないでくれ。
89名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/14 18:31 ID:iyCud3Lw
日本本土にいる空手家で、古流と主張する人間はなにかしら日本古流柔術に行き着くし、
柔術のような技法があるから古流だと主張しがちだ。

本来の沖縄の空手からすればそんなことはありえないだろうが、どうしてもその流れ
に話が行ってしまう気がする。
柔術のような関節技や投げがあるからとか、崩しがあるからということで古流空手
と主張することは問題があるのではないかと思いますが。
沖縄古来の手は古流柔術とは別の方向から簡素に単純に技の威力を求めていると思う
のだが・・・・・。
90桧垣源之助:01/12/15 00:28 ID:7ZN2kRT4
>>古流空手さん
「ところで「変化した」という事ですが、「変化した」と認識している事から意図的に
変化させたと思うのですが、どうも私の考えた理由にはあてはまらない様ですね。
もしご記憶であれば、演武会の場所と日時、演武された方のお名前等お教え頂ければ
幸いなのですが。
「変化した」という事であれば、誰が、何故変化させたのか、どうしても気になってしまいます。
よろしくお願いします。」

残念ながら、小林流の演武会だったことは覚えていますが。随分昔のこと
なので詳細はわかりません。
ただ、武器法の型試合の合間に、時代別の型の比較の演武があったのを覚えています。
また、ブルースリーの映画が出てくる前でしたが、組手試合(防具付)では
後ろ回しげりが使われていました。
91名無しさん@お腹いっぱい。 :01/12/15 00:31 ID:7ZN2kRT4
>>85>>86
あんた誰?
92名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/15 01:36 ID:9aFUaCai
>>89
沖縄の元々の空手やってる人からすると、自分のやってるのが普通で特別でも何でもない
と思ってる人が多いような気がするです。
関節技や崩しがあるから古流空手(っていう呼び方も沖縄じゃあまり聞かない)
であるというわけじゃなくて、関節技や崩しがあるのが普通というところは多い。
関節技や崩しは空手として特別な技術だと思ってる人は少ないですよ。
あと、「単純に技の威力を求めている」という単純な表現でくくるのもまたどうかと・・。
93名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/15 01:59 ID:zdpDkAnm
>>92

古流空手という言い方は最近ですね。昔手とか言う人もいるけど、それも最近
からの呼び方だし。
関節技や崩しがあるというのは何処の空手もあることはある。
しかし、最近から取り入れているところがほとんどだし、
昔はそんな練習してないですよ。ここ五十年以内の話ですよ、それ。
剛柔流などは昔から関節技もあったけど、メインじゃなかった事は確かだし。
沖縄のどの流派も近年から関節技のアピールが始まってる。
中国拳法や柔術の存在に影響を受けてるとは確かだと思います。

>単純な表現で括るのも・・・

自衛のためにであろうが、昔は身を守る為には瞬間的に勝負を決め
ないといけなかったのだから技の威力を求めていることが単純
な表現とは思えないのですが・・・。
競技でもないのだから、手っ取り早く相手を倒す威力が重要ではない
でしょうか?

今の解釈の違いがすごいとか、あの技のやり方がどのようなやりかただという
空手本来の鍛錬の思想を忘れるようなことよりはよほど大事なことだと
思います<単純に技の威力を求める
94age:01/12/15 02:39 ID:Ntw84Qdn
東京・目黒の「修道館」の遠山寛賢先生って如何?元は沖縄の人で首里手か?
95そうだ。:01/12/15 03:00 ID:Tvi+Im/U
心道流の宇城先生についてのお二方の見解が聞きたいです。
9692:01/12/15 09:14 ID:3WSUCgji
>>93
>関節技や崩しがあるというのは何処の空手もあることはある。
>しかし、最近から取り入れているところがほとんどだし、
>昔はそんな練習してないですよ。ここ五十年以内の話ですよ、それ。

五十年以上前のことは見たことないですからそこまでさかのぼると知りません。
しかし、
>剛柔流などは昔から関節技もあったけど、メインじゃなかった事は確かだし。

メインというのじゃなくて、技の組み立てが打撃、関節、投げ、崩しが合わさって
ひとつの技として成り立ってるのが多いので何がメインとかくくれないと思いますね。
これは剛柔流の大変古くからの先生の技を見て思ったことですが・・・。
これは型の技だよといって、
崩してつかんで打撃->極めて打撃->投げて打撃
というのを普通にやってるのを見ると、どれかがないと成り立ちませんから、
きっと昔から普通に全部を稽古してたのだと思います。
(この方は手は昔のままだといってましたから。)
そういう意味では剛柔流の影響というのはあったかも知れませんね。

>空手本来の鍛錬の思想を忘れるようなことよりはよほど大事なことだと
>思います<単純に技の威力を求める

これは同意します。鍛錬の結果としての技の威力や効果が上昇することが
大事なのだと思います。解釈や技のやり方がすごいのじゃなくて
その解釈や技の通りにやれる鍛錬こそが大切なんでしょう。
鍛錬してない人が技だけを真似しようとすると、
すごくうそ臭い技になるのだなこれが。解釈や技だけ教えようったって無理ですよね。
私がどうかと思ったのは、あの文章だけだと絶対勘違いする人がでると
思ったからです、わかる人はなんとなくわかるんですがね。
97桧垣源之助:01/12/15 10:23 ID:5nbn16MG
だいぶ参加者が増えてきましたね。歓迎します。
出来ればコテハンで出てきていただきたいと思っています。

古流の定義は難しいと思いますが、空手は技術を型で伝承してきた経緯が
あるので、型の解釈が出来るか出来ないかが分かれ目だと思います。
武術である以上、「相手の反撃をさけて、一方的に攻撃をしたい」という
命題があるのですが、それを実現させる為には、「陶物にして打て」と
いう表現でよく言われました。

要するに、掴む、崩す、投げる、極めるというのは当たり前のことであり
その前提条件となる「受け技」の重要性をいつも言われていました。
受け技は、試合などではポイントにならないため、おろそかになってしまう傾向
があります。これは寸止め、フルコンとも同様の現象がおきています。
ルールに技が作られてしまっているのでしょう。
空手も柔道と同じような経緯をたどってるのではないでしょうか。
競技で使われる技だけを練習し、その他の武術的な技は練習されなくなって
しまっているようです。
その反省から、古流を見直そうという意識がだんだんに表れているような
気がしています。

寸止め組手、フルコン組手および試合については、私の師はそれなりに意義
を認めていました。師は真剣組手という表現でフルコン形式の練習をして
いたようです。
両者の違いは、「一撃で倒せる」「一撃では倒れない」という前提が違うのであり
現実的には、フルコンの方に分があるといっていました。
ただ、金的や目など安全に練習できないものは寸止めも必要でしょうということ
でしたので、両者ともにメリット、デメリットを認めていました。

遠山先生や宇垣先生について批評できるほどの人間ではありませんので、
コメントは差し控えさせていただきますが、すばらしい先生がただと
思っています。
98桧垣源之助:01/12/15 10:50 ID:SuAL/jP8
>>古流空手さん
「しかし、いわゆる古流と呼ばれる武術が発生した時代を考える時、
ある疑問が浮かぶ事も事実です。
それは生と死が第一義として掲げられ、現代からは想像もつかない
様な物理的・精神的圧力を常時背負って生きていた先師・先達が創始した
武術を、果たして現代に生きる我々が真に理解しこれを改良する様な事が
可能なのだろうかという疑問です。
そう言った意味で考えると、新たに一流一派を興す事は真に是であるのか
といった疑問が浮かんでしまうのも事実なのですが」

私も同様に思った時期がありますが、時代が変わるに連れて求められる
物も変わってくるのではないでしょうか。
古伝を残すことの意義は大きいですが、それとは別に新しいものが発生するもの
必要だと考えています。
私達が今習える武術も一代で出来たものではないでしょう。何代にも渡って
改良されてきたものでしょうから。
ただ、正確に習った人が改良するのと、そうでない場合とは若干意味が違いますが。
修得するのに余り長い時間がかかるようでは、改良ではなく変質する可能性が
高くなると考えています。
99古流空手:01/12/15 18:11 ID:s8cpKfuT
>>85-86
わかりました。
今後、あなた名前を騙る方へのレスは行いません。


>>87
そうかも知れませんね。
私も気を付けます。


>>88
有り難うございます。
しかしsage?


>>89
「日本本土にいる空手家で、古流と主張する人間はなにかしら日本古流柔術に行き着くし、
柔術のような技法があるから古流だと主張しがちだ。」
私見として、一概にはそう言い切れない部分もあると思います。
しかし、そういった「古流空手」も確かにあると思いますので、
仰りたい事は良く解ります。

「沖縄古来の手は古流柔術とは別の方向から簡素に単純に技の威力を求めていると思う
のだが・・・・・。」
琉球古来の「手」と、真に求めるべき技に関してのご意見だと思いますが、
私は師範ではないので「手」の全容は判りません。
技に関しては私の師も「本当に鍛え抜かれた(錬磨された)一技が最も恐ろしい技ですね。」
と言っていました。


>>90桧垣源之助さん
有り難う御座います。
おそらく昭和40年代だと思われますが、
その会に知花先生は出席されていましたでしょうか?
知花先生は型にとてもうるさいお方だったと聞いています。
何度も申し訳有りません。よろしくお願いします。


>>92
ご指摘有り難う御座います。
確かに沖縄の方は「古流」とは言いません。(その言葉を使うと・・・)
特に古老の先生方は、その継統をよくご存知ですから。
只、よく「伝統空手」、「競技空手」、「フルコン空手」等と括られて
いますので、解りやすく沖縄四大流派を「古流空手」として括らせて貰いました。
これといって深い意味はありません。
100古流空手:01/12/15 18:15 ID:s8cpKfuT
>>93
「古流空手という言い方は最近ですね。昔手とか言う人もいるけど、それも最近
からの呼び方だし。」
おなじく解りやすいように「古流空手」と書いています。
呼び方に、こだわりは有りません。

「昔はそんな練習してないですよ。ここ五十年以内の話ですよ、それ。
剛柔流などは昔から関節技もあったけど、メインじゃなかった事は確かだし。」
そうですか。
私の知る限り昔(50年以内)の沖縄では師が弟子に直接手を取って指導するのは
ごく一部の人だけで、この時は何でもしていたみたいです。
しかし、それ以外の人は道場で教えて「終わり」でした。
私のところでは今でもその様ですが。

「沖縄のどの流派も近年から関節技のアピールが始まってる。
中国拳法や柔術の存在に影響を受けてるとは確かだと思います。」
確かに、そう取れる点はありますね。
「関節技のアピ−ル」は「型競技」の普及に対する反動だと思います。
かつて或る流派が全国組織に加盟する時、一部の古老は反対しました。
教授形態を崩さない限り、本来の手が盗まれる事はありませんが「試合」に対して
非常に違和感を感じていたからです。
しかし、彼らの師は「名前だけ貸してあげれば良い。」として加盟の判断をしました。
それから年月が下り現代。
名前だけの加盟が実質的な加盟になり「型」の競技化の結果、型は変容してしまいました。
また「組み手」の競技化により「隠し手」はル−ル違反の為、昔ほど研究されなくなってしまいました。
一方で、全国組織に加盟した事もあり全国的に普及し当然、修行者も増えていきました。
しかし、ここで師範や古老達は「隠し手」の失伝を危惧し始めました。
「普及の為」組織や競技の必要性がある事は確かだが、「隠し手」を継承していかなければならない。
そこで「隠し手」の基礎の部分を公開し、本来の「型」が変容する事を防ぎ、本来の「型」が継承されるように行動を起こしました。

上記の様な理由から最近アピ−ルされ始めたのだと思います。

「昔は身を守る為には瞬間的に勝負を決め
ないといけなかったのだから技の威力を求めている」
仰る事、ごもっともだと思います。
沖縄の或る流祖の師は毎日巻き藁を千本余り突き、「突き」「蹴り」を極限まで錬磨されていたと聞き及んでいます。
「巻き藁を突かない突きなど空鉄砲みたいなもので、痛くも痒くも有りません。」と良く仰っていたそうです。
また本部朝基先生に師事され、傾倒されていたそうで若い時はかなりの乱暴者だったそうですが
よく「かきだみし」をなされていたので、断言されていたのでしょうね。(w

>>94ageさん
「東京・目黒の「修道館」の遠山寛賢先生って如何?元は沖縄の人で首里手か?」
はい、沖縄の方で首里手です。(w
正直言うと、「如何?」と聞かれても困ってしまいます。
二代目の鳩山寛先生先生はご健勝でしょうから、一度、見学に行かれてはいかがでしょう?


>>95そうだ。さん
「心道流の宇城先生についてのお二方の見解が聞きたいです。」
宇城先生(師範)に私の「型」や「組み手」を観て貰い、見解を聞きたいくらいです。(w
ただ、以前「月刊・空手道」で型の一部を拝見しましたが、その部分に関しては師の手とは違っていました。
機会があれば、著書を読んでみたいと思っています。
101名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/15 18:18 ID:i29It19f
山岡「今日は『最強の牛丼』を食べさせてやるよ」

栗田「ここは吉野家ね。わぁ、すごい人。全然座れそうにないわ」

客「よーしパパ、特盛頼んじゃうぞー!」

富井副部長「ワシは大盛つゆだくで」

山岡「まったく、情けない連中だ。150円引き如きで普段来てない吉野家とは」

富井副部長「何だと!? し、失敬な!」

山岡「150円やるから、その席空けてくれないか」

栗田「山岡さん!」

富井副部長「ワシは大盛つゆだくを頼んだんだぞ」

山岡「富井副部長、アンタはそれを本当に食べたいのかい?」

富井副部長「うっ・・・」

山岡「単につゆだくって言いたいだけじゃないのか」

富井副部長「な、ならお前は何を注文するつもりだ」

山岡「まぁ見ててください。親父、大盛りねぎだくギョクだ」

栗田「えぇ!?」

山岡「ねぎだくというのは、ねぎが多めに入ってる。そのかわり肉が少なめなんだ」

客「バカな・・・そんなものがうまいハズがない!」

富井副部長「山岡君!牛丼の主役はあくまで牛肉、ねぎは脇役に過ぎないということを知らないのか!」

栗田(富井副部長やお客さんの言う通りだわ。それも大盛りギョクだなんて。。。山岡さん、どうしてしまったの?)

山岡「ご高説は十分です。まずは食べてもらいましょう。」

富井副部長「まったくバカバカしい。。。(もぐもぐ)。。。こ、これは!!」

栗田「山岡さん、おいしいわ! これが最強の、、吉野家の牛丼なのね!」

客「おどろいた。。。これが同じ吉野家の牛丼なのか?!」

山岡「最強だが、これを頼むと店員にマークされる危険も伴う諸刃の剣だ。まぁ素人にはお薦め出来ないね」

雄山「これが最強の牛丼だと? 士郎、お前はどこまで情けないやつなんだ」

山岡&栗田「海原雄山!!」
102古流空手:01/12/15 18:23 ID:s8cpKfuT
>>96
「メインというのじゃなくて、技の組み立てが打撃、関節、投げ、崩しが合わさって
ひとつの技として成り立ってるのが多いので何がメインとかくくれないと思いますね。」
一つの術技や隠し手を考えるとき一連の動きが必要な訳ですから、まさに仰る通りだと思います。

「きっと昔から普通に全部を稽古してたのだと思います。」
そういった稽古は私の先師の場合、弟子の中でも数人にしか行わなかったそうです。


>>97-98桧垣源之助さん
「古流」の定義ですか。
改めて考えると、難しいですね。
私見ですが、「古流」とは「連綿と続く先師・先達の心と技を保存・継承しているか否か」かと考えます。
私の先師は日頃から温和なお方だったそうですが、自らの師のお話になるとより柔和なお顔になり、
それだけで私の師は心穏やかな気持ちになったそうですが、私の師も先師の話をする時は柔和な笑顔になり
私も心穏やかな気持ちになります。
師は先師に対して、尊敬の念を超え敬愛の念を持たれているのだと思います。
師弟関係とはそういった愛情の中で育まれていくものだと思いますし、そういった師弟関係でなければ一生を費やして保存・継承した
「心と技」は師から弟子へと継承される事はありません。
桧垣さんは久保田先生から、久保田先生は船越・摩文仁両先生からその「心」を認められたからこそ「心と技」を継承されたのだと思います。

「その前提条件となる「受け技」の重要性をいつも言われていました。」
師は「突けば突き殺す、蹴れば蹴り殺すでなければなりません。受けも同じです。」
と言って先師のもとに道場破りの乱暴者がきた時の話をしてくれた事がありました。
その方は本土の柔道大会に何度も優勝し、「柔道で敵う者無し」と言われた方だったそうですが、
先師のところに来ると最初は武道としての柔道に疑問があると言い、先師にあれこれ質問していたそうですが
その内に組み手をして欲しいと言い出したそうです。
先師は弟子でもない方が組み手等と言い出したもので内心少しムッとしたそうですが、
あくまでお客さんとして丁重にお断りしたところ、しつこく何度も言うので「ちょっとトイレに」
と中座しようとしたそうです。
その時、その方が先師の腕(部位は不明)をいきなり掴んだので、先師はつい反射的に内受け(松濤館外受け)を
してしまったそうです。反射的にやってしまったので加減ができず、その方は腕を折ってしまったそうです。
先師曰く「よく鍛えておけば、受けも立派な攻撃です。」という事です。

「ただ、正確に習った人が改良するのと、そうでない場合とは若干意味が違いますが。
修得するのに余り長い時間がかかるようでは、改良ではなく変質する可能性が
高くなると考えています。」
その問題は現実問題として起こっています。
10年後を考えると正直言って不安になりますが、それまでに兄弟子か私が受け継ぎたいと考えています。
103名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/15 18:41 ID:5PtRTOD+
ところで点穴の技術は誰も研究してないんでしょうか?
104名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/15 18:49 ID:mmA5lQ/x
アゲ
105名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/15 18:50 ID:txFzw9Q+
上地流は北海道にないのかなあ?
106名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/15 18:52 ID:LGTI9LiO
オイシンボおもしろい
107名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/15 18:53 ID:Djc65U/w
ワロタ
10877:01/12/15 19:18 ID:6DyE+knB
やっぱり、本土では古流は、習えないんですかねぇ〜 サビシイす。
109 :01/12/15 19:28 ID:Ccw0bwR0
突然、関係のない質問をして申し訳ないのですが
私には手・唐手・空手の違いがよくわかりません。
どなたか、簡単に説明していただけないでしょうか?
110名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/15 21:52 ID:VwTnm7xo
遠山寛賢先生の得意とされた「古流五十四歩」の型とは、「五十四歩」の型とどのように異なっていますか?
111古流空手:01/12/15 22:16 ID:gbMtLjX3
>>103
点穴ですか?
すいません、よく知りません。
宜しければ、教えて頂けまか?

>>105
上地流。
正直言って、怖いですね。
北海道の方ですか?

>>108
お久しぶりですね。
沖縄四大流派はお嫌いですか?

>>109
「手」と「唐手」の違い。
私も知りたいです。

簡単な歴史の概要として。
「空手」−松濤館・富名腰義珍先生により昭和初期「唐手」から改名された。
     改名された理由や特徴等は桧垣さんの方がお詳しいと思いますので。

「唐手」−首里手大家・糸洲安恒先生が明治38年「唐手」と命名される。
     お弟子のお二方が兵役検査の結果「甲」であった事等から、
     師範学校、中学校での採用が決定され、古来からの「手」を
     体育的見地に立って改変し創り直したもの。
     体育的要素を重要視したものではあったが、武術性は高かったと考えられる。
    
「手」−−起源は遠く三山時代(1400年代)に遡る。
     古来、大陸から渡ってきた武術・武器術を戦場で用いたのが始まりと言われる。
     (文字を用いていなかった為、名文化された資料は残っていない。)
     時代の変遷の中、「手」(首里手)は薩摩の琉球侵攻や
     「唐手・佐久川」こと佐久川寛賀先生、「武士松村」こと松村宗根先生の
     渡清等を経てより完成されてゆく。
     松村先生に師事された糸洲先生は、師範学校での「空手」の他に
     数人の弟子に「唐手」のもとになった「手」を教授する。

簡単に言えば「手」「唐手」「空手」は時代の変遷の中(特に廃藩置県後)上記の様に
その名称、術技が「何を主眼に置くか」によって変化していきました。
術技の「違い」があれば、私も知りたいです。
ちなみに私の首里手は、「空手」という名称を先師から用いていますが、
他の首里手の空手とはかなり違っています。
特徴は秘密です。(w


        
        
11292:01/12/15 22:55 ID:ilC9np/2
>>102
>そういった稽古は私の先師の場合、弟子の中でも数人にしか行わなかったそうです

そうかもしれません。私の先生もその先生に教わるときは、自宅の道場に早朝呼ばれて
他の人がいない状態で教えられるのが多かったと伺っています。
よく先生が言うのは、「全員がすべてを知っているわけではない。」
ということでした。私の先生は大和人ですからそこまで教わるのは
なかなか大変だったようです。でも一旦教えてもらえるようになると
まさに肉親のように親切にしてもらったと、沖縄の人はひとたび
懐に入るとすごく暖かいよ、と先生はよくおっしゃってます。

>>103
点穴ってツボとか急所とかのことですか、中医の知識は一通り
私の先生は沖縄で教わったそうです。先生は空手の技術は人を殺す技術と
人を治す技術を同じく覚えなさい、特に師範と呼ばれる人には
必要だとおっしゃってますね。
113桧垣源之助:01/12/15 23:25 ID:ofjuBGDE
>>古流空手さん
「おそらく昭和40年代だと思われますが、
その会に知花先生は出席されていましたでしょうか?
知花先生は型にとてもうるさいお方だったと聞いています。
何度も申し訳有りません。よろしくお願いします。」

いやー申し訳ない。覚えていません。
空手をはじめてすぐの頃であり、武器法の型を見るのも初めてでしたので、
演武を見るのが一生懸命でしたのでその他のことは余り覚えていません。

武器法は、釵、棒、トンファ、スルチン(縄を使用)が行われていました。
この演武会は私が空手を修行する上で大きな影響を受けたと思っています。

>>112
私の師は、掴み手のときにツボを瞬時に押さえるような方法でしたので、
痛いというかしびれたというか、全く動けなくなってしまう方法でした。

「先生は空手の技術は人を殺す技術と人を治す技術を同じく覚えなさい」
まったく同感です。私も整体と指圧は仕込まれました。
武術の技より、こっちの方が実生活には役に立っていますが(w
114古流空手:01/12/16 00:39 ID:5wEyKQIl
>>112
ツボとか急所の事ですか。
そういえば以前、組み手の時にやられた事があります。
師の手首を思い切り掴んだら簡単にはずされて、
直ぐに師が私の手の平を上から掴んで手の甲のツボ
(どこかは忘れましたが)に指を差し込む様な事。
しかし師から点穴の話は聞いた事は有りません。
兄弟子にも入門まもない頃やられたと思いますが良く覚えていません。

「空手の技術は人を殺す技術と人を治す技術を同じく覚えなさい、
特に師範と呼ばれる人には必要だとおっしゃってますね。」
なるほど、仰る通りだと思います。
しかし、私は教わっていません。何か少し寂しいです(ToT


>>113桧垣源之助さん
しつこく質問してしまい、申し訳有りませんでした。
どうしても気になるので折を見て一度、師に聞いてみます。
有り難う御座いました。


ところで、お二方は師範なのでしょうか?
私は未だ師範などには、程遠い者ですが。
非常に勉強になってますので、差し支えなければ。
115桧垣源之助:01/12/16 08:31 ID:3GwO0RFj
>>古流空手さん
師範かというご質問ですが、誰にも教えていませんし、どっかの団体にも
所属していませんので・・・。まだまだ私自身は修行途中のものです。
11692:01/12/16 08:40 ID:ypq6n8VV
>>114
師範なんてとんでもない。
いまだ修行中で自分の先生の名前を汚さないようにするのが精一杯です。
こちらこそ、いろいろお話が聞けて勉強になってます。
117桧垣源之助:01/12/16 13:52 ID:5630LOEr
>>92さん
流派はどこでしょうか?
118古流空手:01/12/16 14:33 ID:JQI6MjUT
>>115桧垣源之助さん
「まだまだ私自身は修行途中のものです。」
まさに道一生のお考えだと思います。
「まだ足らぬ からて空手で あの世まで」(小西康裕先生)
の心をお持ちの事かと思います。
よころで桧垣さんの武器術は何ですか?
やはり琉球古武術でしょうか?

>>92さん
全く同感です。
ところで、92さんは沖縄の空手をなされていると思いますが、
もし宜しければ首里手か那覇手か泊手かだけでもお教え
いただけないでしょうか?
私は糸洲先生系統の首里手です。ってもうお判りだと思いますが(w
119名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/16 14:47 ID:+0gpLUBR
Hey,J!
Do you like 2channel?
What do you think about this?
http://www.bionicsonics.com/guestbook2.html
We 2channneler think "アメ公逝ってよし!!".
120名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/16 15:14 ID:+badjHzL
よく極真のかたが大気拳などを研究していらっしゃいますが
つぼや経絡を研究すればもっと直接的に生かせるのではと思いました。
121桧垣源之助:01/12/16 15:15 ID:DHRr18NT
>>古流空手さん
私のところでは武器術といわずに武器法といっています。
最初の師に釵(浜比嘉の釵、平安初段)、棒(周氏の棍、平安初段、2段)を
習いました。釵は土手に向って投げるのも練習させられました。
トンファは鍛錬用として我流です。
型をより理解するにも武器法は不可欠であると考えています。
また、このような器具を使うと飽きずに練習ができます。

空手ではありませんが、新陰流兵法(剣術)も少々やりました。
新陰流を試したくて、スポーツチャンバラをやったことがあります。
どこを当ててもOKということなので古流の人たちが腕試しに来て
いるようです。
このルールですと古流の型がそのまま使えるので練習にはちょうど
良かったです。(得物が軽いので結構スピードがあります)
随分前になりますが東京で上位入賞したことがあります。
(長剣、小太刀、短刀、二刀、棒、槍、小太刀居合の総合得点)
琉球古武術もこのような方法を採用して、武器の試合ができるよう
にすべきでしょう。
12292:01/12/16 17:47 ID:hmDjWPqN
私は、那覇手を稽古しております。
逆に首里手のほうはよく知りませんので、よろしくお願いします。
123名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/16 17:55 ID:SLMnrGqo
>>113 >>114
空手が本土に伝わった当時は
当身の急所という概念は比較的希薄でした。
それは空手が外部からの破壊を得意とした一撃必殺の拳
であったからだと思われます。

本土に伝わった空手が当身の急所について意識しだすのは
講道館とのつながりで古流柔術の当身を知ってからのことです。

現在、多くの空手の流派で採用されている急所図は天神真楊流系
のものです。
124名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/16 18:43 ID:8HS/AxAr
>>123
一武さん。あなたはこっちに来ないでください。
こちらはあなたが空想を語るスレではありません。
125名無しさん:01/12/16 22:09 ID:1aa/llyY
>>119
これはどういった祭りよ?
126名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/16 22:35 ID:327JwAvN
ところで、「手」は何と読むのでしょうか?
「ティー」とか「ディー」とか読むと昔聞いたような気がしますが。
127名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/16 23:48 ID:KZXnCQWH
このスレ、目立たないけど凄い・・・ ヽ(´ー`)ノ
128桧垣源之助:01/12/17 22:11 ID:1e+FsBxv
このスレ見てた、昔の友人から今日電話がかかってきました。
それも10年ぶりくらいたつのかなぁ。
書いてある内容で、私だと判ってしまったようで(w
昔の友人久々に武術談義に花がさきました。
何年ブランクがあっても換わらなくて友人とはいいですね。
129桧垣源之助:01/12/17 22:34 ID:fjsVhIkv
友人の話その1
ある流派の師範の息子(友人の友人)が、父親である師範から空手を習っていた。
しかし、その師範がやっている道場では稽古をしたことがなかった。
初めて道場へ行ったら、まったく違う動作をやっていたのでびっくりしたらしい。

やっぱりそうか。(w
130桧垣源之助:01/12/17 23:11 ID:LI+6/3QI
>>古流空手さん
「師の手首を思い切り掴んだら簡単にはずされて、
直ぐに師が私の手の平を上から掴んで手の甲のツボ
(どこかは忘れましたが)に指を差し込む様な事。」

掴まれた時に、それを外す技術はとても重要です。
若いときに、数人を相手に立ち回りをしたことがありますが、
同時に掴みかかられてえらい目にあったことがあります。(ToT
この時以来、突き蹴りだけではいざという時に役に立たないのでは
と思うようになりました。
そこで、大東流合気柔術の門を叩くことになりました。
そこに久保田先生が客分としていらしていたので、面識を得て教えてもらう
ことができるようになったのです。
大東流も出発点を探っていくと、居合の裏技としての技術のようです。
要するに、侍であれば室内でも脇差は差しているので、いざというときは
それを抜けば良いのですが、抜かせないように手を掴まれたときにどうするか
というのが出発点なのです。
これも、帯刀して技を使うことを習えば理解できます。
よく、合気道のスレを見ていると、実践に役に立つかどうかということが
論じられていますが、基本的に突き蹴りに対する技術とは違うと思います。
131名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/17 23:43 ID:qV4oWfSW
良スレ故にage
古流空手さんへ。
初めまして。宇城憲治氏の師匠の話を宇城スレで見かけましたが、どこから仕入れた話でしょうか?
少しでいいので教えてください。
ちなみに私はヘタレ合気道やってます。
合気ニュースで宇城氏の連載をたまに読んだりするもので興味がありまして・・・。
132名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/18 00:04 ID:Ma/njT47
遠山寛賢という方について、皆さんはどう思われますか?
133名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/18 00:31 ID:e/mArbdK
それって誰ですか?
134age:01/12/18 00:38 ID:X0XdrsNs
遠山寛賢さんは現在の泊親会の源流ですよね。知花朝信と共に糸州安恒の師範代
を勤めたという実力者らしい。残念ながら流派を称えなかったためか、有力な後
継者が出なかった?
135古流空手:01/12/18 03:18 ID:sATJKTxS
うわっ!
びっくりしてしまいました。
みなさん、レス有り難う御座います。
それでは・・・

>>120
そうですね。
勉強してゆきたいと思います。
有り難う御座います。


>>121桧垣源之助さん
おかげさまで、レスがついてきました。
これからも宜しくお願いします。(w

サイ術として平安初段を挙げられた事は興味深いです。
師に以前「空手の動きは、そのまま古武道(琉球古武道)の動きになります。」
と言われて色々と空手型を試してみましたが、ピンアンはかなりしっくり
いけました。
「投げ」は師に聞いて自分で練習しましただけですが、かなり難しいですね。
あと棒を空手型で試した事はありませんが、イメ−ジしてみると確かにいけますね。
一度、試してみます。有り難う御座いました。
ところで質問なんですが松濤館に武器術はなかったと思いますが、
桧垣さんの最初の恩師はどちらで「平安二段のサイ術」を習われたのでしょうか?
もし差し支えなければ、お教えていただけないでしょうか。(ToTお願いします。

>>「琉球古武術もこのような方法を採用して、武器の試合ができるよう
にすべきでしょう。」
将来的にはそういった方向に進んで行くのかも知れませんが、
個人的には反対です。
勝ち負けを持ち込んでしまうと、どうしてもその場の「勝ち負け」を
重要視する方が増えてきそうで・・・。
しかし、正直言うと少しやってみたい気もします。
136古流空手:01/12/18 03:20 ID:sATJKTxS
>>92さん
有り難う御座います。
那覇手ですか。
私も那覇手に関して、無知といっても良いくらい知らないので、(首里手も?)
宜しくお願いします。

>>123
勉強になりました。
有り難う御座います。
また、お越し下さいね。
お待ちして居ります。

>>126
確か「テ−ィ・ディ−」だったと思います。
でも個人的には「て」と読んでいます。
沖縄の空手をなされてる方ですか?

>>127
有り難う御座います。ヽ(´ー`)ノ
ところでsageた方がよろしいのでしょうか?
宜しければ、ご意見下さい。

>>128-129桧垣源之助さん
土器っ!
もしかして・・・。
137古流空手:01/12/18 03:22 ID:sATJKTxS
>>130桧垣源之助さん
「合気道のスレを見ていると、実践に役に立つかどうかということが
論じられていますが、基本的に突き蹴りに対する技術とは違うと思います。」
そうですね。確かに対多数になると「戦い」の状況がありますし、
同時に掴みかかられると、難しいですね。
状況によってより効果の高い術・技はあるでしょうが、
私の場合「突き・蹴り」に思い入れがあるのも事実です。(w
とはいっても幻想はもっていませんが。
私は師の勧めもあり空手と並行して「北派」の拳法を少しやっていますが、
首里手に似通ったところがかなりあります。
合気道とも術技の点で通っているそうで、掴みに対する術技が豊富にある様です。
また歩法や体の捻りなど、空手と比較するとかなり面白いです。
合気道も対突き・蹴りに不利な点があると思いますが(個人的な独断と偏見)、
あくまでその人の力量ですからね。

>>131
あくまで頭の片隅に置いてくだされれば幸いです。
申し訳有りません。

>>134
泊親会というと前進は空手道研究会でしたでしょうか?
以前、古本屋で空手道研究会の本を買いましたが、勉強になりました。
泊親というと遠山先生の旧姓からとられたのでしょうか?
ところで「知花朝信と共に糸州安恒の師範代を勤めたという実力者らしい。」
という事ですが、初めて知りました。
138名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/18 07:36 ID:kvSMftRe
いわゆる、コツカケ(睾丸を体内に引き上げる)や、肋骨を閉める技術などの話
がでてこないのは、キワモノという認識からなのでしょうか。

男同士で激痛に耐えながら睾丸を体内に押し込みあったりするのは、美しくない
光景ではありますが、古流空手というからにはさけては通れない道かと。
139sage:01/12/18 16:37 ID:yPuQIViJ
なつかしいお名前が・・

>>134
泊親会は浅学にて存じあげませんが、遠山さんの修道館は、全日本空手道連盟(旧)の重鎮でした。
加来耕三さんが「正統空手の鬼才 遠山寛賢」という短文を書かれています。以下そこから抜粋です。
・・糸洲の示した条件を見事に、満たしえた空手家は、なお少なかったであろう。が、その糸洲門下の高弟で、師範代をつとめた遠山のみは、早くから沖縄の空手界で天才の名をほしいままにしていた・・
・・その公開された技を見たものは、“絶対不敗”を確信したという・・

>>100
息子さんは音楽家だったような・・ 古流空手さん、ご存知ですか?
140桧垣源之助:01/12/18 18:57 ID:vzSQFAPY
>>古流空手さん
「ところで質問なんですが松濤館に武器術はなかったと思いますが、
桧垣さんの最初の恩師はどちらで「平安二段のサイ術」を習われたのでしょうか?
もし差し支えなければ、お教えていただけないでしょうか。(ToTお願いします。」

最初の師は、中学校の担任の先生でした。
師の先生は誰だか聞いていませんが、武器法は一緒に習ったようです。
141古流空手:01/12/18 20:04 ID:4wZx2mTr
>>138
「男同士で激痛に耐えながら睾丸を体内に押し込みあったりするのは、美しくない
光景ではありますが、古流空手というからにはさけては通れない道かと。」
私自身そういった鍛錬を行った事は有りませんので良く判りませんが、
なるほど那覇手(南拳系)本来の鍛錬を考える時、仰られる事ごもっともだと思います。

基本的に私のしている首里手には「コツカケ(睾丸を体内に引き上げる)や、
肋骨を閉める技術」は有りません。
首里手では身体を「締める」事は強く戒められていますが、これは所謂「ぶぢから」の
観点からも「放つ」事が強く求められるからだと思います。
しかし昭霊(糸洲先生)・昭林(安里先生)の観点から考えると、体躯により鍛錬されて
然るべきだと思います。
個人的にコツカケをされてる方とは立ち合いたくないです。(w
ところで、138さんはコツカケの鍛錬をなされてるのですか?


>>139sageさん
申し訳ありませんが、加来耕三さんの事は存知あげません。
糸洲先生に師事されたといわれる方々は多くおられます。
これは糸洲先生が首里一中や師範学校に於いて屋部憲通先生と共に
多くの生徒に「唐手」を教授されていた為です。
糸洲先生はこれとは別に自宅にて秘密裏に数人の方々に教授を行っていましたが、
現在の様な教授形態ではなく、所謂「個別指導」の様なものでしたので
一同に会する事は少なかったのではないかと思います。

遠山先生に関して良くは知りませんが、台湾より南拳を持ち帰った様です。
また県知事から「空手大師範」の敬称で呼ばれた事や旧全日本空手道連盟会長等を
されていた様で、個人的には優れた大家であったのではないかと思っています。

二代目・鳩山寛先生ですがアメリカにて音楽を学び、優れたバイオリニストとして
内外に名のある方である様ですが、良くは知りません。
遠山先生は生前「修道館は遠山に始まって遠山で終わる事が君子の武道空手である」
といった様な事を仰っておられた様ですので、継承よりも普及を重視されていたのかも
知れません。
142名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/18 20:50 ID:OFr7RGf/
剛柔流スレでも多少話題になっていましたが、東恩名盛男先生の沖縄剛柔流には
古流のような技術は継承されているのでしょうか?誰かご存知の方がいれば教えて
いただきたいのですが。よろしくお願いします。
143古流空手:01/12/18 23:42 ID:OHqje0zg
>>140桧垣源之助さん
そうですか。
私の師も教員をしていましたので、ひょっとすると桧垣さんの師と
知り合いかも知れませんね。

質問ばかりで申し訳ありませんが、桧垣さんの師が棒・サイを教授された時
「棒・サイの型」として教授されたのでしょうか?
それとも「棒・サイにも使える型」として教授されたのでしょうか?
糸洲先生がク−サンク−・パッサイ・ナイハンチン等を参考にしてつくられた
というピンアンの型は、最初「チャンナン」という型で手も違っていたそうですが、
この「チャンナン」は「禅安(泊武士・松茂良興作先生の師)と関係があるのでは?」
等と個人的に考えた事があったので「棒・サイの型」として平安の型を教授されて
いたのであれば、非常に興味があります。


>>142
名前を聞いた事しかありませんので、お役にたてません。
92さんは那覇手でしたよね。
ご存知であれば、宜しくおねがいします。
144桧垣源之助:01/12/18 23:56 ID:f3UIMOyn
>>古流空手さん
「ところで質問なんですが松濤館に武器術はなかったと思いますが、」

よく言われるんですよ(苦笑
私は空手と武器法はセットだと思っていますので、自分では当たり前なの
ですが、船越先生が武器法(琉球古武道)を全く知らなかったなんて思えないのです。
沖縄では、「素手には素手で、武器には武器で」という言葉があると聞いたことが
あります。この言葉を最初に来たときは、妙に納得してしまいました。
だから、素手の型がそのまま武器法の型とリンクするんだなぁと思っていました。

久保田先生の釵を持たせてもらったことがありますが、特注で普通の釵の
倍ぐらいの重さでした。
145桧垣源之助:01/12/19 00:04 ID:tcGSQGTz
>>143古流空手さん
浜比嘉の釵は釵の型、周氏の棍は棒の型として習いましたが、
平安の型は釵でも棒でも何でも使えるということでした。
「チャンナン」という言葉は、私は聞いたことがありません。
146古流空手:01/12/19 00:23 ID:YuyefsO5
>>144桧垣源之助さん
質問のしかたが悪かった様ですみません。

私も船越先生が武器法(琉球古武道)を全く知らなかったなんて思えません。
実際、琉球古武道の大家・屋比久孟伝先生に師事された平信賢先生も船越先生
に空手の教授を受けられている事から、船越先生も当然されていたと思います。
ただ松濤館で武器術をされている事は聞いた事が無かったものですから。

空手と琉球古武道の関係は仰る通りだと思います。
良く車輪の両輪に喩えられますが、空手の為の武器術・武器術の為の空手であり
一心同体のものだと思います。
147古流空手:01/12/19 00:29 ID:YuyefsO5
>>145桧垣源之助さん
有り難う御座います。
ピンアン畏るべし!
148桧垣源之助:01/12/19 00:46 ID:TrW0iX5c
>>古流空手さん
それにしても古流空手さんは博識だなぁ。
私もそれくらい探究心があれば、もっと違っていたかも。
14992:01/12/19 01:45 ID:3CJ6HZII
>138
コツカケは上地流ですね。
那覇手としていえば、「睾丸を隠すことをコツカケという」というのは
よくある勘違いです。上地流の方が「こつをかける」のことだと
いってた記憶があります。チンクチかけるとか、かけるというのは沖縄の
空手やってるとわりあい聞く言葉です。

しかし、
>男同士で激痛に耐えながら睾丸を体内に押し込みあったりするのは、美しくない
>光景ではありますが、古流空手というからにはさけては通れない道かと。

これはさすがにねたでしょ?
こんな稽古してるところがあるわけないですよね。上地流の人が聞いたら笑いますよ。

>142
どういった技術を古流といってるのかがわからないのでなんとも答えようがないですが
沖縄の剛柔流としてはそんなに古いものではないはずです。宮里先生の
お弟子さんだったので基本的な技術は宮里先生系列と共通ではないかと思います。
ちなみに東恩納寛量先生の手を残してるのか?という意味であるのなら、
たぶんむずかしいだろう、という感じがします。
150桧垣源之助:01/12/19 08:15 ID:vfwzS4uj
>>149
「こんな稽古してるところがあるわけないですよね。上地流の人が聞いたら笑いますよ。」

上地流でないけど笑えた。
151名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/19 17:10 ID:REg689pS
古流空手をやっています。個人的な意見で申し訳ないのだけど、
型として「サンチン」を練功に向いた型と考えていません。
もし行うんであれば、開手の「サンチン」をお勧めします。

個人的にはリュウエイ流の白鶴の型が優れた練功を秘めているように思います。
そしてやはり、那覇手系ではテンショウ・セイサンがいいように思っています。

泊手系の型に古伝空手の源流を感じてしまいます。
チントウ・ワンシュウなんかいいですね。
152名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/19 23:38 ID:vJUcqDy9
<151
テンショウって宮城長順が作った型じゃなかったっけ?なら那覇手に入らないと
思うんだが・・・。
153名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/20 14:39 ID:c0WGByht
確かに古伝という意味では、「テンショウ」自体は古くないですね。
もともと中国で「ロッキシュ」と呼ばれていたものを型に整えた
そうですね。古伝伝承的にはあやふやでなんとも言えないのですが、個人的には
「テンショウ」の動きに学ぶことが多いというか、動いていて気持ちいいのですよ。

一瞬の動きの中に、いろんな方向からの攻撃を「同時」そして「柔らかく対応」
させる想定が、いろんな間の膨らみや流れを教えてくれるように思うのです。
154古流空手:01/12/20 15:10 ID:JX12V4lC
かすかに下げつつ・・・。

>>148桧垣源之助さん
とんでもありません。
私の知るのは「古い首里手の一部分」と「その歴史的概要」で、
あとは、「ちょっとした裏話」だけです。
桧垣さんの修行歴や見識に比べれば、私のは「青二才の戯言」です。(w


>>92さん
なるほど。
「コツカケ」とは那覇手では無く、上地流なのですか。
知りませんでした。


>>151
開手サンチンですか。
サンチンに関しては全くの無知ですが、東恩納寛量先生は
初め「開手」のサンチンを教授されていた様です。
理由は存知ませんが存命中に「開手」から「握拳」に変更された様です。
ところで151さんの開手サンチンは東恩納寛量先生、または新垣世璋先生の手でしょうか?
それともそれ以前の「久米村」「広東」「福建」の手でしょうか?
また「サンチン」だけでなく「セイサン」「サンセ−ル」も開手で行っているのでしょうか?
差し支えなければ、教えて下さい。
私は以前或る流派の「首里サンチン」なる型をみた事がありますが、
その「首里サンチン」はあくまで「亜流」だと思います。
他に「首里サンチン」は「有る」もしくは「有った」と思いますが
現在伝える流派を知りませんので「開手サンチン」には興味があります。


>>152
那覇手に関してご見解をお持ちだと思います。
私は首里手ですから那覇手に関して全くの無知です。
152さんの考える「那覇手」を教えて頂けると助かるのですが。
ちなみに門外漢ながら私の考える「那覇手」は宮城先生を含んでいます。
155名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/20 17:13 ID:rsMKz0hp
私の習った「開手サンチン」は松村系に伝わったサンチンではないかと思いますが、
その伝承者がたとえ松村直系の「首里サンチン」であったとしても、本当に松村翁が
サンチンを教えたのかどうかについては個人的に疑問もあります。

私の知る「開手サンチン」は所謂サンチン立ちではなく、つま先を開くハノ字立ちで、
型の最後の方に正面に対して横になって低く構えを取る形が出てきます。

私はただ、開手の方が肩や脇に力が入らないのでいいのではないかと
言う意味だけです。
156名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/20 19:55 ID:MElgFFIM
92さん、ありがとうございます。古流の技術というのは私自身よくわかっていない
のですが、今話題の宇城先生の使うような、歩法や呼吸、沖縄空手独特の突きや蹴り、
そして型の解釈といったようなものだと考えています。スポーツ空手とは別の技術と
いったらよいのでしょうか・・・。そうした技術は学べるのでしょうか?また、他
にも東京でそういった技術を学べるところはご存知でしょうか?
15792:01/12/21 00:20 ID:HusNX6yS
>156
うーん、宇城先生と東恩納盛男先生が同様の技術を教えてるかどうかはよく知りません、
ごめんなさい。私は首都圏じゃないですし、那覇手ですから首里手系の方は知らないのですが、
東京で、沖縄のたとえば剛柔流の最高レベルの技術を習えるかどうかというと
さすがに難しいといわざるを得ないでしょう。でも、東京で沖縄剛柔流を習うというのなら
東恩納盛男先生のところは悪くない選択ではないかとも思います。
でも、私のつたない知識のなかで、沖縄剛柔流で最高と思う方はやはり沖縄なのです。
で、那覇手(剛柔流)であれば三戦での体の使い方(コツカケの類似技法)が
きちんと残っていて、鍛錬法の豊富な所がよいと思います。あとは初段やそこらの
黒帯がクルルンファやスーパーリンペイをやってたりしたらまず怪しいです。
間違っても高校生がやってたりしたらアウトと思って間違いありません。
15892:01/12/21 00:32 ID:HusNX6yS
>>151
興味深い意見ですね。なかなかおもしろいです。
で、私の個人的意見からすると逆に
「三戦で練った人でなければ白鶴はこなせない。」
なのですよ。また、開手でも拳でも三戦の肩、脇の使い方は同じでなきゃ
いけないはずです(少なくとも私はそう習ってますね)。
でも、劉衛流の白鶴を見たことがあるとはいいですね、
劉衛流は古武術は見たことありますが白鶴は生で見たことはないのですよ、
うらやましい。
159ナハナハ:01/12/21 00:34 ID:ArQDysFw
先日の全空連の型試合で行われていたスーパーリンペーは剛柔流の特徴である
「円の動き」が切り捨てられており、首里手系統の直線に近い動きで構成され
ていたように思います。沖縄剛柔流のペッチューリン(スーパーリンペー)と
は異なるもののように感じました。
160古流空手:01/12/21 01:37 ID:VPbXKEG7
>>155=151さん?
「私の習った「開手サンチン」は松村系に伝わったサンチンではないかと思いますが、
その伝承者がたとえ松村直系の「首里サンチン」であったとしても、本当に松村翁が
サンチンを教えたのかどうかについては個人的に疑問もあります。」
以前、八の字立ちの「サンチン」に関して師より聞いた事がありますが
その時は詳しく話されませんでした。
もし宜しければ、「松村系に伝わったサンチン」の歴史と「疑問」を
お聞かせ願えないでしょうか?


>>157-158=92さん
「あとは初段やそこらの黒帯がクルルンファやスーパーリンペイを
やってたりしたらまず怪しいです。
間違っても高校生がやってたりしたらアウトと思って間違いありません。」
全く同感です。(w
私のところでは五段で初めてク−サンク−を演武できます。
92さんのところは教授形態が昔の沖縄の様ですね。


>>159ナハナハさん
初心者的質問を。
沖縄剛柔流では「ス−パ−リンペ−」ではなく
「ベッチュ−リン」というのですか?
161ナハナハ:01/12/21 11:33 ID:5NRd2jM7
>>160
「百技連」と書いて「ペッチューリン」と発音するようです。許田重発先生によると「東恩納寛量は
スーパーリンペーとは言わず、ペッチューリンとのみ称していた」とのことでっす。
162桧垣源之助:01/12/21 21:17 ID:aP+AQz+w
『武術空手の知と実践』出版記念講演会
講演 著者・沖縄古伝空手心道流 宇城憲治師範
日時:平成14年2月23日(土)   14:00〜16:00(13:30開場)
場所:野口英世記念会館 メインホール
定員:200名
受付締切 平成14年1月31日
http://www2.gol.com/users/aikinews/

申し込んだら、OKだったので行ってこようと思います。
163名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/21 21:47 ID:xNwW02Fb
フロリダに祖堅方範と植芝盛平の両方の内弟子だったスエナカという日系人の先生がいるよ。
164古流空手:01/12/22 00:13 ID:tVq5MH7P
>>161ナハナハさん
確かに東恩流・許田重発先生は東恩納寛量先生のベッチュ−リン(百歩連)を
そのまま保存・継承しておられた様ですが、沖縄剛柔流も同様なのでしょうか?
ところで許田先生にはお弟子の方々が数人おられたと思いますが、
現在教授をされているのはお一人だけだったと思います。(間違いでしたら申し訳ありません)
ひょっとしてナハナハさんは、その方のお弟子さんですか?


>>162桧垣源之助さん
講演会の後、懇親会があるようですね。
差し支えなければ感想をお聞きしたいので、
その時は宜しくお願いします。


>>163
祖堅方範先生といえば「祖堅の鎌」に関して聞いた事があります。
「歴史的概要」と「特徴」に関しては何も知りませんが、
色んな方が足を運んでいたらしいので非常に興味があります。
祖堅先生に関して何かご存知であれば教えて頂けないでしょうか?
165ナハナハ:01/12/22 00:37 ID:auavVygs
>>164古流空手さん、

私はこれまで首里手を習っておりましたが、先生が亡くなって道場が閉鎖されたため、現在は
剛柔流の道場へ通っております。本当に首里手と那覇手は間合いや動き方が異なっています。

しかも一方が他方を完全否定するような教授内容もあり、古流空手は本当に奥が深いものだと
痛感しております。因みに全日本空手道連盟剛柔会の道場で、東恩流ではありません。
166名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/22 11:55 ID:7+ZAvNQq
163さんではありませんが、わたしもソケン先生の技をその直伝者から
習ったことがあります。
その中で、部分的な話ですが受けと突きを一挙動に続けて行う部分が
あるのですが、その時受けが見えないように行うといったご説明が
ありました。
167桧垣源之助:01/12/22 14:42 ID:p6G/2hmh
>>166
コテハンでお願いできないでしょうか?
>受けと突きを一挙動に続けて行う
同感ですね。
168名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/22 16:56 ID:zykXI/jZ
166ですが、少し誤解させてしまう書き方なので
訂正させていただきますが、
「その直伝者」と言う言い方は163さんが書かれている方を
指しての意味ではありません。
ソケン先生の直伝という意味だけです。

突きと受けを一つに使う部分の多くは手刀の形で現れることが
多いようです。手の形は首里手であまり見られないものですが、
やはり立ち方や姿勢は首里のキリッとしたものです。
169古流空手:01/12/22 23:37 ID:1K5DFjQa
>>ナハナハさん
会派までお知らせしていただき申し訳ありません。
剛柔会ですか、失礼しました。
師は首里手以外も修めていますが、首里手・那覇手に関わらず「武術」といわれる
ものは、最終的には極めて近い術技になるといっていました。
しかし体躯により適不適がありますし、それぞれ術技の特徴があるでしょうから
首里手から那覇手への転向は大変でしょうね。


>>166=168さん
受け即攻ですか。
私も同感ですが、「手刀の形で現れることが多いようです。」とは型のお話ですか?
また私の好きな型の中に受け手でそのままカウンタ−をいれる技と受け手=攻め手で
カウンタ−をいれる技がありますが、「突きと受けを一つに使う部分」とは
そういう事でしょうか?
差し支えなければ、よろしくお願いします。
あっ、それと宜しければコテハンでいきませんか?
現在コテハンは桧垣さん、92さん、ナハナハさんの三人だけですから。
170桧垣源之助:01/12/23 00:03 ID:SlTcV2OJ
92さんも別のコテハンにしません?
171サンチン:01/12/23 02:45 ID:zw0Wc5bg
>>160古流空手さん
私は国際沖縄剛柔流空手道連盟で学んでいる者ですが、「スーパーリンペー」と呼んでいますよ。

首里手にも興味があるんですが、大阪で本部朝基の息子さんが本部流をやっておられるようですが
クエストから出ているビデオで見た感じではかなり入り身に徹した相手の懐に入る空手のようですが、沖縄古流の要素がかなり
あるんでしょうか?古流をやっておられる方の見解をお聞きしたいです。
ナイファンチの用法や約束組手がビデオで紹介されていて参考になりました。
17292改め、さんぴんちゃ:01/12/23 09:55 ID:PG6FDpux
>>160
出かけてましたので返事が遅れましたが、
そうですね、うちの先生は古い沖縄の先生から教わったもんだから
やれもしない型を教えるのを非常に嫌いますね。
というか、ある程度になれば、今の自分がそんな高度な型をこなせないのは自然に
わかるし、またわからないといけないのだと思います。
スーパーリンペイは5段以上で教わる型だし、人前で演武できるともなると練士以上
でもないとなかなか難しいと思いますね。

ちなみに、厳密にはスーパーリンペイ(壱百零八手)とペッチューリン(百歩連)は
違う型だと聞いたことがありますが、酒を飲みながら聞いていたんで、よっぱらって
よく覚えてません(W

ハンドル変えましたYO >桧垣源之助さん
173名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/23 13:25 ID:kgVkgN3o
168ですが、
受け即攻撃の話を実地に当てはめると全然別なことに
なりますので、やはり空手における共通な指針として「型」で
お話するものだと思っておりましたので。

実地について少し書かせていただけば、受け即攻めが
カウンター的であったり、ずれ込む形であったり、先を取る形で
あったとしても実践ではやはり応用範囲は狭いように思います。
もっと「型」を信じてあまり目的を持たない方が、
本当に応用が利く受け即攻撃の形が生まれるように思います。

古伝空手の実地には、その地味さとその中から生まれる
派手な部分にどうしてもギャップ感じて、確かな言葉なり
理論を求めがちだと思うのですが、個人的にはそれが最も
危険なことの一つであるように思います。

具体的な技の面では、相手の動きを追ってるようではどうしても、
受けに回らざるを得ないと思います。受けが無いとは
突こうを思ってる所が受けが完了した様子なので、突くのを
止めてしまうところがあるのではないでしょうか。

そういう動きの切れ味を「型」でどれだけ練れるかだと思いますし、
その切れ味を「型」の中で明確に要求する部分に面白みを感じております。
174古流空手:01/12/23 18:55 ID:trDTrWiO
>>171サンチンさん
コテハン有り難う御座います。
剛柔流諸会派の違いについて余り良くは判りませんが、
一般的に宮城先生のつけられた「ス−パ−リンペ−」と
いう呼称で呼ばれているという事ですね。
有り難う御座いました。
ところで本部流についてですが、ナイハンチンを観ると首里手というより
泊手に近い様ですね。
ナイハンチンは首里手の根幹をなす型で首里手の特徴が非常に良くでますが、
本部先生は泊武士・松茂良先生より教授を受けていますのでその為だと思います。
組み手型は古い首里手と特徴が異なっていますが、本部先生の変手とはこういったもの
だったのかもしれないと思わせるものがあり「凄味」を感じました。
糸洲先生系統であれば明確な特徴がありますので良く判るのですが、
お役に立てず、申し訳ありません。

>>172さんびんちゃさん
コテハン有り難う御座います。
全く同感です。
ス−パ−リンペ−とベッチュ−リンのお話ですが、
さんびんちゃさんところは両方されてるのですか?
また私のところは様々な理由から大会には出ませんが、
さんびんちゃさんのところはどうですか?


>>173=168さん
「実地」と「型」についてご意見いただきありがとうございます。
お恥ずかしい話ですが、正直言って仰られている事が良く解りません。
恐らくご忠告をして頂いてると思うのですが、理解力の乏しい私の為に
宜しければ忌憚の無いレスを頂きたいのですが。
宜しくお願いします。
175名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/23 20:49 ID:lUaE22TP
上地流スレで聞きそびれたんだが東京の早稲田で上原(三郎だっけ?)先生系統の道場があるらしいんだけど
詳しい住所とか知っている人いない?
ぜひやってみたいんで。
176>>175:01/12/23 20:55 ID:X7DMCuNW
あ、今日たまたまバスでそこの前通りました。
お寺に看板が出ていたけど、詳しく説明できないんで誰かお願いします。
早大より高田馬場寄りだったのは確かなんですが。
177名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/23 21:35 ID:gba2q+JN
フルコンタクトKARATE2月号に上地流なのに下地先生が出てる。
178桧垣源之助:01/12/23 21:54 ID:dseyJV17
>>171 サンチンさん
クエストの本部流のビデオ私も見ました。私のところとは随分趣が違いました。
ナイハンチ2段の演武もありましたが、こちらは用法について解説がありません
でしたのでちょっとがっかりです。
やはり同じ型についてもそれぞれ違っているのだと感じたしだいです。

また、宇城先生の本も読みましたが、やはり随分違うもんだなという感想です。
ただし、宇城先生の上達論は単語が違いますが私のものと非常に似通っていて
ちっとニヤリとしてしまいました。
本を読む限りでは術のレベルは相当なものであると思います。
17992改め、さんぴんちゃ:01/12/23 21:55 ID:SUNTVV4N
>>174
アルコールで薄められた記憶によれば、本来ペッチューリンはすごく長い型で
寛量先生が指導するときに分割したらしいという話だったような気がします。
その分割された一つがスーパーリンペイであるらしいと。
きちんとすべてが伝わってるのはスーパーリンペイだけですね、うちは。
(私が知らないだけかもしれないですけど)

それから大会ですが、そうですね、少年の部は大会参加ありです。でも
大人の部では大会に出るという話はないですね。
古い先生だと、極端に技を見せるのを嫌がる先生がいらっしゃいますしね。
(それだけが理由ではないでしょうけど)
180 :01/12/23 22:23 ID:CqKpLw3z
>>176
早稲田通り沿い、早稲田大学文学部正門の反対側。
住所で言うと西早稲田2−1あたり。
交番の角んとこ。
穴八幡宮か放生寺の境内になるのかな。駅で言う東西線早稲田駅。
181175:01/12/23 23:08 ID:WrrnM3a9
>>176、180 ありがとうございます。上地流はまさに南少林拳のような趣きでやってみたいので
年明け探しに行ってきます。
182古流空手:01/12/23 23:14 ID:jn0BTR7w
>>179さんびんちゃさん
なるほど。
別々では無く一つの型を分割した訳ですか。
私も一度、聞いてみようと思います。
大会に関してですが大人の方の大会出場はないのですか。
さんびんちゃさんのところの大会を観てみたかったのですが
残念です。

ところで出発点に戻ってみたいのですが、本土に渡った古流空手は
1.松濤館空手の一部
2.本部流空手
3.祖堅方範先生の空手
という事でしょうか?
ちなみに「古流空手」とは本土渡来以前の「からて」もしくは
「手」の一部または全部を指し、かつ現代まで先師の教伝を
変化させずに残している空手とします。
183サンチン:01/12/23 23:44 ID:cG3AcV7d
>>174古流空手さん
ありがとうございます。本部流の術技(ナイファンチ)はかなり異質な感じがしたのですが泊手系統
に近い感じですか。
参考になりました。朝基組手12本は本部先生が掛け試しの実戦で練り上げた感じがしますね。

>>178桧垣源之助さん
わたしもナイファンチ2段の分解が見たかったんですよ。

>>さんびんちゃさん
那覇手(剛柔流)系統でも師系が違うと当然保存している型でも違いが出てくるんですね。
比嘉世障師系の剛柔流をやっておられる方は、スーパーリンペーが最後に習う型ではなくてさらに白鶴(鶴の手)
が最後に習う型なんだそうです。
184無銘  ◆7TkmABis :01/12/23 23:46 ID:dQsdvQ0A
宇城先生の本はもうでたのですか?
185桧垣源之助:01/12/23 23:49 ID:L/SfLdDt
>>184
出てますよ。
186名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/23 23:52 ID:RyAoVTmB
一言で古流とは喧嘩!
187無銘  ◆7TkmABis :01/12/23 23:52 ID:dQsdvQ0A
明日さがしに逝ってきます。ありがとうございます。
188ナハナハ:01/12/24 12:48 ID:DOG3dUar
金城昭夫先生著の「空手伝真録」によりますと、現在のスーパーリンぺーは手数が36種類あるのみで
これは一段のみ。伝わっていない残りの二段と三段を併せて108の手数になるとのこと。
189名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/24 12:53 ID:cTHhijRP
173です
このスレのどこかで書かれていた「絶対不敗」という形容を使ってしまいたくなる
ような古伝空手の世界が存在するのは、わかるのですが、
個人的にはまさにそこが空手における伝承の最大の弱点であるように思います。

それというのは、古伝空手をやっていく中で、自分のレベル、実力、居場所を
理解するというか評価することが想像以上に難しいものだと思うのです。
そして、正直どこまで奥があるのか、どこまで迫っているのかが
わかりにくいところが空手の体系にあるように思います。

このように書くとどんなものでも奥深いものだとおっしゃるかも
しれませんが、ことは具体的に大きな問題を孕んでいます。
どんな状況でも必ず「先」を取る突きを身に付けたとしましょう。
そしてその構造が手に取るようにわかったとしましょう。
そしてそれを組み手に応用すれば圧倒的に有利に組み手が出来た
とします。今まで苦労が、まったく別次元で解決された喜びは
「絶対不敗」という言葉で表現しても可笑しくないことかもしれません。

ただここで困ったことが起きるのです。その飛躍的な上達をも
借りのものとして捨てないと次の上達の大きな壁になってしまうところ
があるように思います。そして今までまったく無理に思われていた
次のレベルが本当は凄く近くて、気づけば1日のものだったり、
借りものだと思えなければ永遠に不可能だったりする面があります。
そしてその全容を把握して隠さず示してくれることを師や他人に
期待することは無理なことなのだと言うことです。

そういう意味では今後、いろんな形の解釈で古伝空手の側面が紹介され、
確かに現象面での解釈の進化は継続されていくとは思うのですが、
どこかで沖縄に静かに眠っているように、「熟成」の期間に静かに向き合うことこそが
もっとも難しいことのように思えます。

私もそのような熟成を待てなかった人間の一人としての恥ずかしい反省です。
190名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/24 13:10 ID:OJhsrpeI
サンチンさんへ

剛柔流に伝わる白鶴と糸東流そしてリュウエイ流に伝わる白鶴とは
型の違いというものがあるのですか。

基本的はことをあまり理解していないので、変な質問になってしまうと
思うのですが、ニーパイポやパープーレンといわれるものも白鶴というのですか。
191メリケン擦苦:01/12/24 13:15 ID:BAxqizy5
どう考えても剛柔と似てるはずですが・・・・。<リュウエイの型
192名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/24 13:56 ID:+yL5aArv
だいたいの型の流れがリュウエイ流と剛柔流のものが同じということですか?。
193メリケン擦苦:01/12/24 18:33 ID:BAxqizy5
>192

リュウエイの「主張」している継承の流れを調べれば一発でわかりますよ。
ルールーコーがキーワードです。
194メリケン擦苦:01/12/24 18:39 ID:BAxqizy5
ついでに・・・・・。
金城氏の著作は見事に調べられているという反面、その裏で巧みな情報操作が行われ
ているので私はもっと疑ってかかったほうがいいと思うよ。
結構彼の意向、または誰かの意向が働いてますよ。

わかる人はわかってると思うけど。分からないなら少し調べてみてください。
結構マジで意味がありますよ。
195さんぴんちゃ:01/12/24 18:46 ID:5iMlUKgd
>>182
いやー、演武会もめったにやらないのをこないだ終わっちゃったから
あとはいつになるやら・・・まあいろいろあってオープンにはなかなか
ならないもんです。

>>183
ほえー、比嘉世幸先生系統って沖縄のあそこっすか、知り合いがおいでですか
そりゃすごい。どういう白鶴なのかは興味深いですね。
196サンチン:01/12/24 18:51 ID:Sn1hNHib
>>190
白鶴という型はレギオンというHNの方の師匠である横山先生という剛柔流の師範が
得意にしているのだそうです。
東恩納寛量−宮城長順−比嘉世幸−泉川(下の名は失念)−市川素水−横山先生という系譜の剛柔流だそうです。
レギオンさんの道というホームページで問い合わせをおねがいします。ここの系統の剛柔流はかなり趣の異なる
ようで正拳を握る時もうずらの卵を握るような形で握るのだそうです。
古流の趣きがあるのかもしれませんね。
197サンチン:01/12/24 19:02 ID:Sn1hNHib
アドレス書きそびれました

http://members.tripod.co.jp/legion2000/
198サンチン:01/12/24 19:15 ID:Sn1hNHib
>>さんびんちゃさん

比嘉先生は東恩納寛量先生の晩年の弟子のようですね。寛量先生の死後、宮城先生に師事したようです。
東恩納盛男先生の書かれた「剛柔流空手道史」で長順先生が比嘉世幸先生を評して「三戦は難儀(苦行)している
から完成しているが、開手型はまだまだ」というような記述があったように記憶しています。

>>190
どこで白鶴の型が入ったんでしょうね?福建人の呉賢喜からであれば糸東流と同じ型であると思います。

たしか泉川先生系統の泉武館は川崎市川崎区、市川先生の素水館は上野の方にあるようです。
199名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/24 22:53 ID:ILn5F+Vz
初めまして他武道をやっているものです。

先生の系統ですとか技の正統性等は、私にはわからないのですが
先日見た沖縄空手のビデオに出ている小林流、神人武館の翁長先生の
手は凄いなあと他武道の人間ながら感銘を受けました。

でもいかんせん空手に関しては全くの無知ですのでこちらの皆さん
意見を聞きたく書き込みをしました。リンクは↓の通りです。
http://www.karate-ti.com

あと、これも個人的な感想ですが、柳生心眼流の吉田朗先生に
非常に沖縄空手的な印象を受けました。

入り身の際の角度や深さ踏み込みのタイミングなどは、宇城先生より
上ではないかと・・・皆さまの意見などを聞かせていただけたら嬉しいです。
200古流空手:01/12/24 23:13 ID:skWMhqPI
さんびんちゃさん、サンチンさん、ナハナハさん、名無しさんと
那覇手が盛況ですね。
私は門外漢なのでさっぱりですが、宮城先生はお弟子が多かったぶん
色々違いが有るようですね。
メリケン擦苦さんも那覇手ですか?

>>189=173
忌憚のないレス、有り難う御座います。
朧気ながら仰りたいことが解りました。
行間の深読みかも知れませんが、あなたの仰りたい事と全く同じ様な事を
師が言っていた事が有ります。
また私自身、今までにない「壁」にあたっている事も事実です。
師や桧垣さんにもそうでしたが、あなたにも心を見透かされている様で
正直言ってお恥ずかしい限りです。


ところで祖堅先生の空手ですが、現在183さんはされていないのですか?
201さんぴんちゃ:01/12/25 00:29 ID:2OSWfEB+
>198
沖縄で、古くからの剛柔流の方であれば比嘉先生のことを知ってる人は多いと思います。
なにしろ、宮城先生生存中に剛柔流を名乗って道場を出して弟子を取ることを
許可されていた唯一の方らしいですから。ただ、あまり表には出てないですね。

>190
素水館系統であれば、沖縄剛柔流とは結構変わっている可能性が高いみたいです。
なんか市川素水先生が剛柔流だけでなく結構独自にいろいろやってらしたみたいですから。
白鶴も、もしかして独自にどこかから習得されたのかもしれませんね。
202サンチン:01/12/25 01:04 ID:6WuRXTQO
>>201 さんびんちゃさん
そうですね。かなり沖縄剛柔流とは術技が異なっていると思います。

劉衛流のことが出てましたが、仲井間憲里がルールーコーに師事したというのは確実なことなんでしょうか。
東恩納寛量先生と仲井間憲里とはかなり年齢が離れているように思ったんですが(不確かですが)
寛量先生が師事したルールーコーと同一人物であれば、劉衛流のアーナンなどの型はなぜ剛柔流に流伝しなかった
んでしょうね。
 
203メリケン擦苦:01/12/25 01:26 ID:Pkzo5JCC
>古流さん

ども。宜しくお願いします。私は那覇手のものではないです。
いつもは意見させてもらってますが、なかなか面白いです。
でも、皆さんの会話は納得できる点も多いですが、疑問も多いですね。

>サンチンさん

仲井間憲里はルールーコーに師事したかどうか、一度沖縄に行ったときに
剛柔流の先生にでも聞いてみてください。いろいろ教えてもらえますよ。
内地の先生じゃ分からないかもしれません。

ちなみに、人様のHPを簡単にこういう場所にリンクするのは駄目ですよ。
画像じゃないんだから、もう少し考えて張ったほうがいいですよ。
真面目な方みたいですね。つい忘れていたかもしれませんが、注意してください。
204名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/25 01:50 ID:orshCSSK
首里手といえば名人喜屋武朝徳の流れで少林寺流というのがあったと思うが、
古流と考えていいのかな?
205丹田貴族:01/12/25 12:07 ID:l/eqLBUr
>サンチンさん
どうも。私は以前、東恩納盛男先生の国際沖縄剛柔流(IOGKF)で学んでおったのですが。
最近は東恩納先生もなかなか来日されないようでさびしく思います。
ところで、サンチンさんはいまどちらのほうで学ばれておられますか?
東京の琉武館は確か今ないはずなので、首都圏にあればお伺いしたいのですが。。。

しかし、空手というのは文献資料が少ないため、その系統は非常にわかりにくくなってますね。
口伝ですとどうしても、その気はなくても自分に都合の良い様に伝えてしまいますしね。
206サンチン:01/12/25 13:31 ID:zh7Ta918
>>メリケン摺苦さん
すみません。つい張ってしまいました。慎重さが足りなかったです。以後気をつけます。
HPの管理人の方にはご迷惑を掛けました。

>>205 丹田貴族さん
只野師範の修練会(川崎市多摩区生田、渋谷区)で練習しています。
207名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/25 13:59 ID:SPhq4Ux3
合気道関係の海外文献をあさっておるものですが、
183さんのかかれているロイ・スエナカ氏はComplete Aikidoという本を書かれており
洋書店で容易に入手できますのでよろしかったらご覧下さい。
「松村正統うんぬん」とかかれた看板の前で若い頃の著者と祖堅師が並んだ写真や
著者の子供を抱いてにこにこする珍しいスナップ写真も載ってます。
逸話は多数収録されてますが、弟子入りを求めて日参し(現在高名な師範である)某氏は
拒絶された話、思い切り木剣で打ち込ませて鎌で受け、もう一度打ち込ませると
鎌が完全に同じ傷に食い込んでいたという話、いろいろ書いてあります。

著者は沖縄に派遣された3人目の合気道指導者で、毎日のように来襲する空手家の
道場破りに堪えて継続的に道場を運営することに成功した最初の人物でもあります。
同時に米軍基地勤務の傍ら著名な空手師範を巡り、
本書は60−70年代の沖縄空手界の貴重な一断面の記録でもあります。
208名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/25 15:02 ID:YHQ3nKLY
>祖堅
は、レスを読んでいけばソケンと分かりますが、方範はナンとよむのでしょうか?
聞くのは恥ずかしいのですが、この方(カタ)はナンで有名なのでしょうか?
今まで聞いたことの無い先生のお名前なので……、そしてなぜ、いま急に有名に
なられたのですか?
以上、もし出来ましたら、どなたのお答えでも宜しいので、お願いします。
209丹田貴族:01/12/25 15:35 ID:BUUw5uFK
サンチンさん>
先日の忘年会にはいけませんでしたが、いずれご挨拶に伺います。
では失礼します。
210207:01/12/25 22:00 ID:SPhq4Ux3
>>208
空手のことはよく知りませんが上記の本には
「そけんほうはん」は松村ソウコン・ナビータンメーに続く正統嫡流とかかれてます。
著者はここで白鶴の型を伝えられたと。私の訳はおかしいかもしれませんが。
211古流空手:01/12/26 00:14 ID:U1Jzwzct
>>203メリケン擦苦さん
こちらこそ宜しくお願いします。
メリケン擦苦さんは空手にお詳しい様ですね。
宜しければ古い空手(特に首里手)に関するご意見の
方も宜しくお願いします。


>>204
少林流・少林寺流・松林流は喜屋武先生の系統ですね。
喜屋武先生のされていた「からて」は間違い無く古い首里手だと思います。
師より喜屋武先生とご門下の先生方のお話を聞いた事がありますが、
人間味溢れる方々だった様です。
また「からて」を第一に術として考えておられたようで相当な鍛錬を課されて
いた様ですが、現在も同じだと思います。


>>207=210
貴重な情報有り難う御座います。
私は古い首里手に非常に興味があり以前色々と調べた事が有りますが
合気道までは手がまわりませんでしたのでレス感謝しています。
祖堅先生が松村先生の手を継承されているという話は私も聞いた事があります。
そういった意味では真の「古流」と言えるかもしれませんが、「松村の手」というものが
どういったものなのか全く知りませんので何か情報があれば宜しくお願いします。
212 :01/12/26 00:27 ID:Lzgrppao
>>199さん

心眼流の吉田師範は沖縄剛柔流の渡口政吉先生の門下生でした(三段)
影響はあるかもしれません。現在でも高弟には剛柔流の型を特別講習して
いるみたいです。
213ねちみ:01/12/26 01:22 ID:HtgIj83Y
国際沖縄剛柔流ですが、東京王子に新しい琉武館がOPENしたそうです。
どんな道場でしょうか?
ちなみに旧琉武館に知り合いが行っていました。
彼曰く、基本から組手そして応用まで丁寧に教えてくれるそうです。
でも、それが身につくかは、個人の努力しだいだそうです。
214名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/26 15:41 ID:bWXoT7DY
>>211
少林流といえば琉球少林流月心会があるけどここは中国拳法や棒術などの古武術なんか
結構幅広くやっているみたいだけどホームページ見ると岡田宗家は名人キャン直流の少林流の正統継承者
みたいです。

ここは古流の空手は学べるんでしょうか?
215古流空手:01/12/26 23:48 ID:fTEsuC6Y
>>214
HP観てみました。
正直言って経歴は凄いですね。驚きました。
仲里常延先生は喜屋武先生が師範をされていた農林学校時代の生徒でした。
島袋太郎先生と新垣安吉先生は喜屋武先生の愛弟子で、術として「からて」を生涯
研鑽されておられた方々でした。
喜屋武先生も島袋先生も「からて」を何より「術」として考えておられ
「見せ物」を極端に嫌っていましたし、また何よりも「突き・蹴り」を
極限まで錬磨される必要性を説いていたそうで、その鍛錬は壮絶なものだった様です。
島袋先生は若い頃の事もあってか、余りお弟子はおられなかった様ですが、
島袋太郎先生のお弟子であれば系統として「喜屋武直流」は間違いは無いはずです。

HP上の岡田先生の構えはア−ナンク−の一部であれば仲里先生の教えに近いと思います。
ただ少年部の足刀は島袋先生の足刀とは異なっている様です。
個人的に喜屋武先生の「からて」は松林流が最も近いのではないかと考えています。
216名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/28 18:36 ID:c89BQEQ4
月心会というと、最近ではキックボクシングに進出してきてますね…
そういった道場で、本当に古流としての空手が学べるかどうかは少し疑問です
217いちカラテ家:01/12/28 23:31 ID:MvB0ygdM
私は沖縄系とは違った空手を学んできた者ですが、最近、沖縄古伝の空手を意識
するようになっています。目にする本やこの様なスレを読む限り、自分の知っている
空手との違いに驚くと同時に、色々な疑問が出てまいりました。
突き蹴りの破壊力については、沖縄古流空手の本物を実際に見、体験するしか方
法はないと感じています。
ただ、そのような破壊力をもった突き蹴りを、適切に、動く相手に当てる技術につ
いて、古流ではどのように捉えておられるのか非常に興味があるのです。
間合いや読みといった観点で、さしさわりのない範囲で、この点について古流の方
の御意見を伺うことができれば幸いです。
218古流空手:01/12/29 01:19 ID:zzjvCSaY
最近HNの変更を考えています・・・。

>>217いちカラテ家さん
初めまして。
お尋ねの件ですが、私も知りたいですね。(w
冗談はさておき、私の師は良く形意拳の郭雲深先生の話をします。
あくまで個人的な意見ですが「突き蹴りを、適切に、動く相手に当てる技術」
はかなり難しいと思いますが「発想の転換」があれば可能だと思います。
しかし「からて」は型が命ですから、まずは型を良く考えながら最低一万回
行ってみましょう。高度な「間合いや読み」は型の中に在るそうですから。

>突き蹴りの破壊力については、沖縄古流空手の本物を実際に見、体験するしか方
法はないと感じています。
あくまで個人的意見ですが物理的な力としての「破壊力」は
さほどでもないと思います。
良く「ぶぢから」と言いますが、要は瞬間的な力と突き方だと思います。
これも型で習得できると思います。

お役に立てず申し訳ありません。
219緑帯中年:01/12/29 04:57 ID:CBmufjWJ
高度な話で、勉強になるスレですね。
私は若い頃にちょっとフルコンをかじったんですが、社会に出てからやめてしま
い、去年からまた始めた者です。
仕事に余裕ができて、しかも体質的に歳の割に若さを保っていられたため、「こ
のまま老けるよりは何かまた武術をやってみたい」と思い立ったのがきっかけで
した。
別スレにも書きましたが「空手は高齢者にはきつい」という思い込みがあったん
で、最初は中拳か合気道をやろうと思っていましたが、いい先生と出会えたのと、
ブランク中も思い出しては基本をやっていて身体が慣れていた事もあり、結局ま
た空手を選びました。
基本だけは続けていたおかげか、なんとか一年で緑帯を頂けました。
以前は軽視していた型について、ブランク中に色々な本を読んで興味を持ってい
たんですけど、今の先生は古流の型をかなり研究している方で、昔は気づかなか
った空手の面白さ、奥深さにハマってます。まだ、平安とナイファンチしか習っ
てませんけど。
あちこちの流派の本やビデオを見たんですが、私が習っている平安はどこのもの
ともちょっと違っているようです。先生は沖縄の古老を訪ね歩き、少しでも原型
に近い型を復活させようと研究されたそうです。
以前、別のスレで「平安は近年に体操用として作られた比較的新しい型だ」とい
う意見を読んだ事があったんですが、ここの書き込みを読んで平安の大切さを再
認識しました。
というわけで、各派に伝わっている平安の比較考究をしてみたいと思いました。
たとえばベースボールマガジン社の「ベスト空手」あたりを基準に、「うちの
型はここが違う」みたいな感じで語り合ってみませんか? どういう形で変化し
ていったか、その理由はなんなのかなど、考えてみるのは面白いと思います。
私はまだヒヨッコ(歳ですが(^^;))なんであまり詳しい事は語れませんけど、
この話題に乗ってくださる方がいらっしゃれば幸いです。
220名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/29 06:55 ID:vysSjFoj
平安は初段だけ古い型だと聞きました。(本土では二段ですか?)
221名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/29 07:09 ID:Qq0yL50C
>>220

本土でも色々です。
うちは最初に内受けと上段受けを同時にやるみたいなから始まる奴が初段ですが、本とか見ると二段と書かれてたりします。どう考えても二段の方が簡単だし。
私の師は「先に難しいのを教える事によって、次が楽に感じられて修行意欲がつくと昔の人が考えてあえて初段を難しくしていたのを、近年に『簡単な順』に改変されたのではないか?」という説を唱えてます。
分解教わっても、初段(蹴りがある方ね)は確かに奥深く感じます。
うちでは、二段(よそでは初段?)の最後の手刀下段払いは関節技として習いました。
私はまだ分解については三段までしか教わってないんですけど(^^;)。
222名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/29 09:10 ID:Yqm9ZRRu
誰しもこれが古流の型だ!と言いつつ、それぞれ微妙に異なるのが不思議だ。
それぞれを尊重するという立場ではなく、はっきりあそこのは間違っていると
指摘して欲しい。
223名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/29 10:52 ID:3jJBow5v
中国拳法でよく、勁道が同じなら見た目が多少違ってもよい、というのと
同じではなかろうか?動作の些細な違いなどは気にしなくても良いのでは?
224桧垣源之助:01/12/29 11:05 ID:fzjgYiaA
>>221
もともと2段(松涛館)が最初だったようですが、近年になって初段と2段を
入れ替えたようです。

>>222
型が少しずつ違うのはある程度仕方がないと思います。
同じ流派でも師伝によっても違うことはあるようです。
要は型の原型の用法を伝えているかいないかが大事なのであって、表面に見える
形の違いではないと思います。
用法を伝えないことによって、勝手な解釈がされ改変されることの方が、変わり
やすいのではないでしょうか。
また、演武用にわざと大きな動作に置き換えてある箇所もあるようです。
分解も一つの用法だけではないので、好みによって解釈の片よりはでてくると
思います。

>>218 古流空手さん久しぶりです。
>あくまで個人的な意見ですが「突き蹴りを、適切に、動く相手に当てる技術」
>はかなり難しいと思いますが「発想の転換」があれば可能だと思います。
私もそう思います。
以前にも書きましたが師によれば船越義珍先生は「陶物にして打て」とよく
言われていたそうです。
225三一:01/12/29 11:27 ID:/Spbaliv
桧垣さんはすごく大事な事を書いてくださっていると思います。
だからこそ、こういう場所ではあんまりだと思います。

 最低限、初対面だとしても、人を見て教えるべき部分というのがあるでしょう。

 啓蒙にしろ売名にしろ、これだけ重要な遺産の核です。
最低限ご自分のHPを持たれるか、メアドを出して
流出の責任の所在を明らかにして言うべきでは。
226三一:01/12/29 11:37 ID:/Spbaliv
 なんでもかんでもハードコア(核心)部分を売名移民達が出してしまって
低劣な物と高級なものがバラバラに混在する50〜60年代を経て
そこからどんどんパクリまくった連中が得体の知れないアンバランスで危険なシステムを
造り出す、といったことが、アメリカのヨガなんかで沢山ありました。
人間の人格エネルギーを破壊したり導師のおもうがままに再構築するシステム。
こういったものが世界中のカルトに流れ出していった。
言うまでもなくオウムがその一つです。
その出典すら知らない連中でも、刃物は悪事に使えるのです。

 危険なものを世に出すときには、責任が伴うと思われるのですが如何でしょうか。
227桧垣源之助:01/12/29 11:58 ID:i9x1alcx
>>225 三一さんこんにちは

>桧垣さんはすごく大事な事を書いてくださっていると思います。
>だからこそ、こういう場所ではあんまりだと思います。

2chではよくないということでしょうか。
確かに2chはゴミの山のようではありますが、書く人それぞれの問題意識
でどうとでもなると思っています。
私自身もこのスレに多くを書くつもりはありませんでしたが、古流空手さんを
はじめ真摯な方が集まっているスレなので、書く回数が増えてしまっています。(w

>最低限、初対面だとしても、人を見て教えるべき部分というのがあるでしょう。
言われることはわかります。私の師も「師弟の関係がなければ教えられない」と
いっていました。
しかし、師が世を去った今、私の考えとしては失伝するよりは公開すべきと思っています。
したがって、本に書くとかして世に公開しようと思っています。(いつになるやら)

本屋やビデオ屋では中国拳法関係の方が多く、空手の型についてものは殆ど見かけません。
あっても指定型などの順番を書いたものでしかありません。
また、出来るかぎり資料は集めていますが、納得したものは見当たりません。

>啓蒙にしろ売名にしろ、これだけ重要な遺産の核です。
>最低限ご自分のHPを持たれるか、メアドを出して
>流出の責任の所在を明らかにして言うべきでは。

私の師の名前を出すことによって最低限の出所は明らかにしています。
私自身は、まだ全てが整理できているわけではありませんので、しばらくは
ご容赦をお願いいたします。
228桧垣源之助:01/12/29 12:13 ID:wyMNbtzG
>>221
>分解教わっても、初段(蹴りがある方ね)は確かに奥深く感じます。

そうですね。
私も平安2段(松涛館呼称)は、一番最初に習った型でもあり、好きな型です。
師より分解を教えてもらった時には感動してしまいました。
自分のものにつるにはまだまだですが。
229138:01/12/29 14:00 ID:p/1d080D
「コツカケ」の練習風景(?)は見たことがありますが、私の美学に反していた
ので、私はパスです。

上地流の一道場での話ですが、男同士でのた打ち回りながら、睾丸を弄っている
光景はなんともいえないものがありました。
この練習法が正しいものかどうかは知りませんが、どうも自分達で独自に行って
いたようです。

片側は引き上げることができるが、もう半分がうまく上がらないとか、そういう
会話が交わされておりました。

空手だからといって、素手にこだわらず、色々試しているのには、恐ろしいもの
がありましたが。
230名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/29 14:03 ID:I2VeKVQg
コツカケしてる間に顔面殴ればいいのだよ。
231138:01/12/29 14:15 ID:p/1d080D
>>230
> コツカケしてる間に顔面殴ればいいのだよ。

その通りなのですが、「してる間」がある時点で、すでに「負け」な
のでは。
そういう状態をつくらないことが、もっとも重要なのです。
232実は本物:01/12/29 14:17 ID:fNefczwg
>古流空手
>要は素早く・的確に・深く打撃を与えないと人は死んでくれないと考えられていますし、
また「ぶちから」といわれる瞬間的な力を用いずに急所を突く事は非常に危険だと考えられています。
本来、首里手は中国北派の影響を強く受けていますが、「巻き藁突き」と同様な鍛錬を行っていました。
「武」の精神を考える時、合気道の「活殺」には非常に共感を覚えますが、
合気道が「殺せる術」である限り何らかの鍛錬を行っていると思うのですが。

【回 答】
合気道の鍛錬についてお答えします。
 @素早く⇒入り身というのは、わかり易く言えばカウンター攻撃みたいなものです。
      合気道の究極は、モーションがゼロになることです。
      相手の動きに合わせるスピードの鍛錬は、ケタ違いの数だと思います。
 A的確に⇒人間の体の構造や急所を徹底的に研究しています。
 B深 く⇒相手のスピード×自分のスピード×相手の力×自分の力で決まります。
      例えば相手のスピードが2倍なら相手の受けるダメージは、2倍です。

その他:当て身による急所への攻撃は、拳によるものだけではなく、突き(あばら下腹部等)
    も有ります。(ちなみに剣術では、あばらの下腹部へ剣を横向きに差すってのが
    有ります。)それから力って単なる筋肉の緊張だけだと思われていませんか?
   
確かに当て身だけで殺すというのは、不可能かもしれませんね(笑)。
233実は本物:01/12/29 14:29 ID:fNefczwg
合気道の入り身による当て身じゃない急所(戦闘不能)への攻撃としては
例えば脚の内側<脚四教>)への膝やの足の踵による破壊、頚動脈の切断、
投げ技(四方投げ)による後頭部(延髄)の破壊…他、数百種類は有ります。
234コツカケは:01/12/29 14:31 ID:eIKa0wnW
それはそれですばらしい伝統ですが、
目はどうするのですか?刃物出さされたらどうなのです?
235桧垣源之助:01/12/29 14:40 ID:TgpIXER5
私が習った合気系の当身では、掌底による当身で「殺せる術」がありました。
もちろん試してはいませんが(w
236さんぴんちゃ:01/12/29 14:56 ID:JzkPdnXq
>>229-231
むー、それはやっぱりきちんとした練習方法ではなく、お遊びみたいなものとしか
思えませんね。見聞きした範囲でそのような練習をしている上地流は知りませんでしたね。
あと、やってる間に顔を殴れば、というのはそうなのでしょうが、上級者は瞬時にコツを
かけられるようなので、やはりその辺はきちんと稽古してるようです。

>>234
目を狙われたら、受けるなりかわすなりするでしょう、刃物もさばくなり、かわすなりするでしょう
当たり前のことですよね。人間の体の能力を上げる技術はあっても、無限大まで
上げることができる技術はないですよ、当然ですよね。
237138:01/12/29 14:56 ID:p/1d080D
>>234
> それはそれですばらしい伝統ですが、
> 目はどうするのですか?刃物出さされたらどうなのです?

コツカケは、急所を減らすことが有利になると考えて生み出された技術だと思い
ますし、体系に組み込まれているのでしょう。

目や刃物などへの対策もそうですが、流派というものは、さまざまな取捨選択の
なかから生み出されているわけで、その技術があるからどうのこうのというもの
ではないと思います。

上地流門下というわけではありませんが、それなりの技術体系は、上地流も含め
てさまざまな流派にあると思いますけど<目や刃物への対策
238名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/29 15:34 ID:p/1d080D
>>236
はたから見ると、とんでもない光景でしたが、どこの部位(筋)に意識
を集中するのかとか、補助(?)のつもりもあったようです。

師範代ではあったので、それほど無茶苦茶な練習法ではないのではと思
っていますが、なにぶん全裸の男達というインパクトが強すぎて。
239名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/29 15:38 ID:PkGKavlt
>>237
コツカケですが、
私の先生は、足を三戦の形にササッと踏み変えるだけで一瞬にして玉を上げてしまいますよ。
240名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/29 17:43 ID:z+L7sMil
もう少し具体的にリュウエイ流と剛柔流の「白鶴」における関係を
教えていただければ助かります。

リュウリュウコウとはどのような方なのですか。
241名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/29 19:03 ID:iyKXD97d
>>239
>足を三戦の形にササッと踏み変えるだけで一瞬にして玉を上げてしまいますよ
とのことですが、玉が上がっているかどうかというのは、貴殿はどのようにしてわかったのですか?
玉が上がったかどうかというのは、どこかで見てわかるものなのでしょうか?
それとも蹴りを入れて確かめたのでしょうか?
242ろぼこっく ◆88RoboSM :01/12/29 19:08 ID:j/l9k/pE
玉は上げて格納したのを下ろすほうが大変なんだってよ。
僕はまだまだ玉を失いたくないんで・・・。

あとね体内に隠したからってダメージがないわけでもないそうです。
243横山横彦:01/12/29 19:34 ID:tL55kCld
>>240
東恩納カンリョウが福州で習ったのは
リューリューコ
であるとする説(長嶺将真説)と
ワイ振山
であるという説(島袋光裕説)
があります。

以下、宮城長順より佐久田繁(元・沖縄毎日新聞記者、沖縄ヘラルド記者)
が聞き書きしたものより。

宮城長順が直接聞いたのは、
福州の「梁某(リュー?)」という左官屋の棟梁だったという。
この人の道場は十坪程度でこじんまりしていた。
道場の正面に武神をまつり、道場の出入りには必ず一礼し、
入門にあたっては、師や兄弟子の前で
「みだりに粗暴の振る舞いはいたしません」「恭謙・不戦」の誓いを立て、
血の杯で師弟の義を結んだ。

東恩納カンリョウはこの人の内弟子になり、その世話で竹細工屋に勤めるように紹介された。
梁師は、古武士的な面影を持った人で修行は厳格を極め、カンリョウはこれに耐えた。
入門当初は運歩法と、呼吸法だけの稽古で、1日4時間から5時間これだけをさせられた。
これに耐え、基本の三戦を教えてもらい、さらに開手のセイユンチン、シーソウシンなどの稽古に移り、
足腰が立たなくなるまで鍛えられた。
それからの進歩はめざましく、
中国の武器、チーシー、鉄輪、握りガメ、差し石、石下駄を扱えるようになったのに
2年もかからなかったという。

この梁師の同系統の「黄某」が主宰する道場の高弟に「陳某」なる男がいて、
同系統の門派で宴会があったおり、この男とカンリョウがケンカになった。
カンリョウが、陳の腕を抑え、振りほどこうとしたところを肘と手首をS字に極め、
足がらみで組み伏せてしまった。ほんの一瞬の瞬きする間の早業だったという。
244海ゆかば:01/12/30 00:15 ID:kmbmV7zV
本土に伝わった古流空手として金城裕氏に関連する組織はどうですか?
金城氏は大城朝恕氏、真栄城朝徳氏、花城長茂氏に師事されています。

また千唐流開祖も沖縄で色々な師に学んだ後本土に来られた方だったと思います。
245古流空手:01/12/30 00:33 ID:0akVS9sv
少し他スレにお邪魔してましたので、遅レスになってしまいましたが。

>>219緑帯中年さん
初めまして。
私は古い首里手ですが、宜しくお願いします。
平安ですが私の所ではピンアンという呼称です。
平安初段がピンアン二段、平安二段がピンアン初段に対照しています。
一般的に型の順序・技はどちらも大同小異ですが、型の核になる部分は
かなり相違が在るようです。
「からて」のどの型も必ずそれぞれ或る術技(隠し手)のためにありますが、
私の首里手ではこれを他人に明かすことはありません。
型の比較は「この上段受けは、実はこう使う為にこう動く」という様な事に
なりますから残念ながら参加できません。
あぁ興味はあるんだけどなぁ・・・(ToT
と言う訳で、陰ながら応援してます。

>>222
私の先師は人の道というものをよく仰っておられたようです。
先師曰く「人間は正当の事であったら、そして道理にかなえば
     悪い事は悪いと言って直させるのが当たり前で、
人間は第一誠の心を持って人に尽くす事が必要です。
これは人道の教えだと思います。
     ただ闇雲に人を悪く言ったり、または誹ったりする事は
道理にかなわない事です。」
私の好きな言葉の一つです。(w

>>223
そうですね。
ただ「からて」の型は枝葉の部分が非常に重要になる場合がある事も事実です。
「型は潤色を加えずに保存するように。」と厳命されてますしね。

>>224桧垣源之助さん
お久しぶりですね。
私が師にヒントをもらった非常に単純な事が三つ有りますが、
未だ一つしか認めてもらっていません。
私にはどれも難しいですが諦めません。(w
246古流空手:01/12/30 00:35 ID:0akVS9sv
>>232実は本物さん
私の書き込みが勘違いを招いた様で申し訳有りません。
合気道スレで「からて」の話ばかりになると合気道修行者の方々のご迷惑に
なるのではないかと思いまして、「からて」の話はこちらでと考えた次第です。
合気道に関しては、またお邪魔しますので宜しくお願いします。

>【回 答】1・2・3
解りやすい様に箇条書きしていただき有り難う御座います。
3の部分は若干異なりますが、概ね古い首里手の「突き」の一部と同じです。
ところで1・2・3を対人で鍛錬するのは・・・・・。

>それから力って単なる筋肉の緊張だけだと思われていませんか?
あくまで私個人に対する質問としてお答えします。
これはネタですか?
私の勘違いでしたら申し訳有りません。
他意は有りませんが、私がもし師に同じ質問をしたら「は?」を
延々聞かされるなと思うと思わず・・・。
合気道に関してはまたお邪魔しますね。
有り難う御座いました。

>>238
コツカケ畏るべし・・・(ToT

>>243横山横彦さん
「劉某」「黄某」ですか。
フムフム(w
247古流空手:01/12/30 00:45 ID:0akVS9sv
>>244海ゆかばさん
以前どこかのスレで、海ゆかばさんのレスを拝見して「この人は!」
と思った事がありましたが、何処でどんな内容だったか・・・。

金城裕先生と千歳剛直先生ですよね。
失礼ですが、海ゆかばさんの方が良くご存じなのでは?
248名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/30 05:35 ID:xy2k5OOn
>>241
触ったから、という答が欲しくて聞いてるだけでしょ?

それができないと金的のコツカケしたことにならないって言われた。
249名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/30 05:41 ID:xy2k5OOn
お、俺のIDかっこいい。
250名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/30 05:54 ID:xy2k5OOn
>>243
横山さん
東恩納先生が関節技と投げで極めたというのは
アドバンスド(アーリー?)唐手・中国拳法の戦い方を伝えるエピソードですね。
これは宮城長順先生が東恩納先生から聞いた話を語った、ということでしょうか?
251名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/30 23:51 ID:7bN7nCuL
昔、大正時代り沖縄の古老が東恩納の空手は良い、糸州の空手はだめだといっているのを
本で大分前に読みましたがどういうことでしょうか。現代化したことからそういわれたのかどうか。
252古流空手:01/12/31 00:31 ID:FZ+Stsk/
>>251
糸洲安恒先生の「からて」に是非を言えたのは、師の松村先生と
先師佐久川先生の門下の二・三人の先生方だけだと思います。
その本自体の存在を知りませんし、内容も解らないのでコメントの
しようがないですね。
差し支えなければ、その本に関する情報を下さい。
宜しくお願いします。
253名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/31 02:13 ID:KPBvtIjZ
たしか藤原リョウゾウという人のかなり分厚い辞書みたいな本ですが
254古流空手:01/12/31 02:15 ID:IswwASxu
有り難う御座います。
是非、読んでみたいので探してみます。
ところで、あなたの感想をお聞きできますか?
255古流空手:01/12/31 02:40 ID:GQORW1T1
その人の本を見つけましたよ。
儀間先生との共著(?)ですか?
256古流空手:01/12/31 02:43 ID:GQORW1T1
神道揚流柔術の先生ですよね。
257ナハナハ:01/12/31 12:23 ID:aLMMZVKn
ベースボールマガジン社の「近代空手道の歴史を語る」でしょうか。ところで
金城裕先生は遠山寛賢先生の修道館にも出入りしてましたよね?
258実は本物:01/12/31 20:44 ID:P7//g2SJ
>古流空手
気に障ることを言ってしまったようですね。私は、古流空手に関して全く無知です。
お詫びします。すみません。
『◆◆◆合気道技術交換スレッド◆◆◆Part2』 というスレッドで343以降に
書き込みしています。違う話ですが参考になれば…。
259古流空手:01/12/31 22:16 ID:PcCWWAf1
>>257ナハナハさん
お久しぶりです。
読んだ感想はどうでしたか?
よろしければお願いします。

>>258実は本物さん
とんでもありません。
私の先師はかつて弟子の一人に「先生は随分修行されましたが先師を越えられたと思いますか?」
という様な事を聞かれた時「私は先師と自分を比較した事など一度もありません。」とだけ答えられたそうです。
自らの師に対してであってもこの様な感じのお方だったそうです。
私は先師を心から尊敬し敬愛していますが、その「心」には未だ程遠い未熟者ですので
どうかお気遣いなく。

ところで「巻き藁突き」ですが「からて」各派色々在りますし、その主眼も様々です。
「当て身」も各派色々在る様ですので、色んなご意見をお聞きしてみたく思っていますので
またお願いします。
260桧垣源之助:01/12/31 23:48 ID:s2eGjRfL
古流空手さん、皆さん
本年はカキコにおいていろいろお世話になりました。
大変勉強になり、良いスレに育ってきましたね。
来年もよろしくお願いいたします。
皆様にとってよい年になりますよう祈念いたしております。
261古流空手:02/01/01 00:02 ID:g7QfdC8Q
昨年は2chにおいて大変楽しい時間を過ごさせて戴きました。
皆さんのお陰です。有り難う御座いました。
今年も懲りずに続けていきますので、どうぞ宜しくお願いします。
262桧垣源之助:02/01/01 20:37 ID:/YUEmGsC
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

初稽古で鉄騎初段100回やってみました。古流空手さんに影響されて
ますます型が気になってきました(w

最近、自分の型が変化してきたようです。
鉄騎も歩幅が狭くなりました。意識してそうしているのではなく
分解の動きを意識して動くとそうなってくるのです。
また、重心の取り方も変わってきました。
何よりも変わったのは師に習った用法だけでなく、新しい用法が
次々とイメージとして出てくるのです。
最近は楽しんで型の練習ができるようになりなました。
263古流空手:02/01/01 23:05 ID:hlvo4xts
鉄騎初段100回ですか。(w
他にも稽古された事と思いますが桧垣さんには本当に頭が下がります。
私は日課のナイハンチン初段10回と巻き藁鍛錬、あとは先師・先達に奉納の
気持ちを込めて、今まで習った精一杯の空手・古武術の型を演武させていただきました。

鉄騎に照応するナイハンチンですが、師は先師より特別に教授して貰ったそうです。
先師は「これは古いまま潤色を加えていません。」と言っていたそうですが、
師は歩幅と運足、手技の一部分に関して特に厳しく指導を受けたそうです。
師のナイハンチンの歩幅・運足は独特のものがあり一見「泰山の如き」感がありますが、
組み手では「疾風の如き」感を抱かせます。

>何よりも変わったのは師に習った用法だけでなく、新しい用法が
>次々とイメージとして出てくるのです。
>最近は楽しんで型の練習ができるようになりなました。
今は型の習得に精一杯で桧垣さんの言われるような「楽しみ」には程遠いですが、
いつか私も桧垣さんの様に型を楽しみたいものです。(w
264桧垣源之助:02/01/02 13:38 ID:Mw2MtX8L
古流空手さんへ
「首里手の理念とは何か」について書いていただけないでしょうか。
265古流空手:02/01/02 15:59 ID:aidJi9j/
今日は実家に帰りますので、また後日。
266緑帯中年:02/01/03 05:51 ID:4va+I+uc
明けましておめでとうございます。
なんか新年早々仕事に追われてますが(^^;)

>>古流空手さん

遅くなりましたが、今後ともよろしくお願いします。
私のところでも「ピンアン」です。剛柔流三段だった亡き父も「ピンアン」と言っていたような。
型の用法に関する話題は、確かにデリケートですね。2ちゃんねるでは、確かにふさわしくないかもしれません。
ただ、私の師は従来の伝統派に疑問を感じ、沖縄の古老を訪ね歩いてより源流に近い型を発掘・考究しつつ、「自分の学んだ事を少しでも多くの人に伝え、それを後世に残して欲しい」と考えておられるようです。
また、「教える立場になってみると、先師に教わったり自分で研究してきた以外の型の用法とかが次々にわかってきて、眼から鱗が落ちる思いだった。他人に教わるだけでなく、教える事によって得られる事も多いとつくづく感じた」と常々おっしゃられています。
そのため、真剣な意見交換は得るところがあるのではないかと思い立ち、あのような提案をしてみました。
私も詳しくは語りませんが、私の学んだピンアンの特徴は、後屈立ちではなく猫足立ちを多用する事、他派では内受けの時に前屈立ちになっている部分が蟷螂拳で言うところの「半座盤式」になっているところなどです。
用法については「体さばきだけでかわすのが理想。受け手は添えるだけか、できれば相手をつかんで崩す」「フルコン等の感覚で不自然に見える受け技は、実は逆技や武器法を含んでいる」といった感じです。
たとえば初段の始めに出てくる内受けと上段受けを同時にやるような動作は、四通りの解釈を教わりましたが、中には「今の世の中では使い物にならない、しかし当時の沖縄の文化を考えると頷ける」というものもあります。
また、私は中拳の型や合気道も研究しているので、他に数種類の用法を考えつきました。主に投げ技や逆技ですが。
ナイファンチに関しては、私の師もかなり重視しているようです。残念ながら、私はまだ分解を五手ほど教わっただけですが、師の模範組手を見ていると無限の可能性を感じます。
昔、梶原一騎原作・貝塚ひろし(石井いさみやあだち充の師匠格の漫画家)画による「父の魂」という野球漫画に空手使いの教師が登場し、鉄騎を「最も実戦的な型」と紹介しているのを読んだことがあります。
その後本で鉄騎の型を目にして「どこが実戦的なんだ?」と思ったんですが、その疑問が最近になって解けました。
「型」は色々な技が出てきますが、コンビネーション的な要素を念頭に見ていたのでは本質がわからないと思いました。
267名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/03 22:33 ID:EGQ7TAtK
ageeeieoeee
268メリケン擦苦:02/01/03 22:47 ID:EGQ7TAtK
>古流空手さん

あけましておめでとうございます。
首里手についてとの話ですが、あまりに広範囲な質問なので簡単に
論じられるものではないと思います。話題が出たらチョコチョコ書いて
行きます。

このスレを見て思うのですが、型をどうこうということは良く分かりましたが、
それで突きのことはどうなるのでしょうか?
ナイハンチにしろ、サンチンにしろ結局は突きに回帰するでしょうから、
それが語られてないのは意図的なのか、それとも・・・・と思うと
少し寂しいですね。

このスレの方々はもしかして突き、受け、蹴りが全て別の事だと
思われてるのでしょうか?それとも、あえて別々に論じてるのですか?
全て同じことをやってるだけだと、昔の空手をなさってる方ならわかると
思います。
ナイハンチを重要だというなら、突きを語らずして何も分かってるとは
いえないと思いますよ。
技を以って実践的と語るのは昔の空手からは外れた発想です。

皆様の突きへのお考えなどが是非ともお聞きしたいです。

ついでにリュウエイは古流ではありません。
知ってる方々は沢山居ると思います。
269名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/04 01:21 ID:Iqfux3nF
横からすいませんが、ナイハンチについてですが。

立ち方が足を内側に締めた立ち方と船越系のどちらかというと四股立ではないが、足の
外側に力をいれた立ち方がありますがどちらが原形でしょうか。
270古流空手:02/01/04 05:07 ID:ak3Bkfrk
実家が近くなもので、ちょっと帰ってきました。

>>264桧垣源之助さん
「首里手の理念」ですか。
少し漠とした質問で解らないのですが、「理念」を「何の為に在るのか」と
解釈すれば「首里手」は「からて」ですから、当然「武道」をその理念に
していると考えています。
「武」とは「矛を止める」の意ですが、私は先師の好きな言葉であった「武徳」を
その本質だと考えています。
「武徳」とは所謂「武の七徳」で言われる「武は暴を禁じ、兵を治め、人を保ち、
功を定め、民を安じ、衆を和し、財を豊かにす」の事で「武道」とは「徳」の
修養手段であると考えています。
「徳」とは「人の道」であり「人道」は「天道・人道・地道」に通じ「天命」に
通じていると考えます。
言い換えれば「天命」の為の「天道・人道・地道」であり「人道」の為の「徳」、
「徳」の為の「武」であり「武」の為の「武道」、「武道」の為の「からて」だと
考えます。
ですから「からて」とは「天命」を全うする為の一手段であり、それ以上でも
それ以下でもないものだと考えます。
また術としての「からて」と言う意味で考えれば、その術は当然「武術」である
といえます。
「武術」とは「武道」を体言する「術(すべ)」ですから「武道」と同様に
「天命」を本質にしていると考えます。
私は道家ではありませんし、道教の本を読んだ事もありませんので言葉が違っている
部分があるかも知れませんが、この様に考えている次第です。

もし「理念」を「その術技の置き処」と解釈すれば、本来「首里手」とは本土に
「からて」を紹介した時に便宜上付けられた名称ですから一概に言う事は難しいです。
ただ首里手を代表する大家・松村宗根先生は「体(武の力)」「用(武の技)」ともに
優れた方で、これは安里・糸洲両先生に受け継がれました。
安里先生は身が軽く「用」に重きを置く人でした。糸洲先生は体躯が良く相当な偉丈夫で
「体」に重きを置く人でした。
両先生共、己の利を生かしそれぞれの「手」を身につけましたが、「安里先生は用六分」
「糸洲先生は体六分」だったそうです。
もちろん両先生共「体・用」を研究しつくされ、弟子の方々には利に合った「手」を
教授されました。
私は糸洲先生の古い首里手ですが、それほど良い体躯では有りません。
師も先師も同じでどちらかというと小柄な方です。
その為「師・先師の首里手」は「用」において非常に類似している様です。
「体」は糸洲先生には劣るでしょうが、先師の晩年・師の現在の「体」は
相当なもので、私などが突いても到底歯が立ちません。
糸洲先生の首里手に限って言えば、「体」は生まれつきによる処が大きく
その「利」をもてば生半可な「用」は手も足も出ないとして「体」に優れる者に
対しての「用」を厳しく指導された様です。
まさに安里先生のいわれる「突き・蹴りは刀剣と同じで、少しでも身体に受けて
はならない。」「常にこれを外すよう努めると共に、敵に向かって素早く突入し
進撃して、その戦闘力を失わなければならない。」といった「用」に重きを置く
指導だったと思われます。
私の師は、私にそう指導します。先師も師にそう指導されたそうです。
また糸洲先生も先師にそう指導されたそうです。
あくまで推測ですが、安里先生も糸洲先生も共に互いの「利」を認めた上で、
「糸洲と立ち合ったら・・・」「安里と立ち合ったら・・・」という事を
やはり考えられていたのではないか思います。
そして互いに重視したのは「用」だったと思います。
糸洲先生のピンアンはこの点を非常に重視されたものだと考えています。
特にピンアン二段は体躯の差を十分補えるものだと思います。

いかかでしょうか。
271古流空手:02/01/04 05:08 ID:ak3Bkfrk
>>266緑帯中年さん
お久しぶりです。
私の師は元々、「全国組織の空手」をしていました。
師は父親が「拳法」の達人であった事等がきっかけで空手を始めた様です。
父親の職業柄その「拳法」を何度か実戦で観る事があったらしく、
そういった事等もあり「全国組織の空手」に疑問を感じたのかも知れません。
師は就職後、同僚の沖縄出身の方と親しくする機会があり、この時「沖縄の空手」
を実際に経験したそうです。
その後、沖縄出身の或る大家(先師)に指導して戴く機会に恵まれ、「那覇手」の
教授を受ける事ができたそうですが、その当時ですら他の那覇手と手が異なって
いたそうです。
その方の没後、沖縄に渡りその方と交流のあった沖縄の或る大家(先師)に
「首里手」の教授を受ける事ができたそうですが、その方の自宅で道場の
兄弟子達とは別の手を教授されたそうです。
師は両先師の没後も研究を重ねると共に、その当時の大家や兄弟子達の指導も
受けていました。
その後、私の師も「自分の学んだ事を少しでも多くの人に伝え、それを後世に残したい」
と思い、沖縄空手に限らずフルコン・伝統空手の方々とも交流していました。
その結果、一子相伝の宗家制度の様な場合は剰り分派が発生しないが、その流儀の術技に
乱れが生じないのに対して、広く門戸を開いた場合は多くの師範を輩出し広く普及はするが、
その流儀の術技に乱れが生じるという結論を出された様です。
いずれの場合も要は弟子次第ですが、師の存命中は分派が発生しにくいのに対して、
師の没後にどうなるかという事もあると思われます。
また最初から最後まで懇切丁寧な指導を受けた弟子と、最低限必要な事だけを言われ
それ以外は師を良く観て自ら鍛錬する弟子には差が出てきてしまうのも事実です。
以前、師に師弟の話を聞いた事があります。
「師とは弟子を親鳥が雛鳥を育てるかの様に慈しみながら導くものです。」
「初めは目も見えず、ただ鳴くだけしかできない雛鳥に只々餌を与え続けます。」
「やがて産毛が抜け身体も大きくなり、巣を離れ歩ける様になります。」
「親鳥はただ雛鳥が誤った道を歩まぬように優しく見守り、危険な時には歩く方向を変えさせます。」
「やがて雛鳥は立派な羽をもつ様になり、親鳥と見間違うようになります。」
「ある日、親鳥は空を飛ぶのに適した崖まで行くと立ち止まり、いきなり空を飛んで見せます。」
「今では親鳥と変わらない姿に育った雛鳥達も恐る恐る崖に近寄りますが、怖くて飛べません。」
「しかし一羽の雛鳥が勇気をだして飛んでみると、皆次々に飛び立ちました。」
「雛鳥達はただ親鳥に付き従い育っただけで、空を飛ぶ事は教わりませんでした。」
「師とは弟子を親鳥が雛鳥を育てるかの様に慈しみながら導くものです。」
現在、師の教授方法は両先師に倣っている次第です。

ピンアンに関してですが、私の処でも後屈がなく至極自然な猫足です。
また前屈の部分は上体が違うだけで、ほとんど同じです。
上体が違う理由は術技に関わりますので、ご勘弁を。
ただよくよく修行されている方は一目で判る位の術技です。
ピンアンには多分に「対掴み・対投げ・対極め」の術技が含まれていますが、
非常に単純な術(言うに易し、行うに難し)の錬成のためにあると思っています。
272古流空手:02/01/04 05:09 ID:ak3Bkfrk
>>268メリケン擦苦さん
申し訳有りませんが、質問を確認させて下さい。

「型」は結局の処「突き」に行き着くものであり、「型」を語って「突き」を
語らないのは片手落ちである。
本来「突き・受け・蹴り」は同じ原理であり、同様に語られて然るべきもの
であるのに、これを語らないのも片手落ちである。
何事もまず「本質」を語るべきではないのか?

こんな感じでしょうか?
273古流空手:02/01/04 06:32 ID:wa5brOuS
>>268メリケン擦苦さん
あっ、もしかして「突きは突きにあらず、受けは受けにあらず」って
いうのですか?

ん〜?違いますか?
また夕方きますね。
274名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/04 23:21 ID:8Z2utYJQ
横レスですみません。
新垣清氏の著作「沖縄武道空手の極意」および「沖縄武道空手の極意part2」でムチをしならせるように突く突きが首里手の突き
であるように書かれていますが、古流空手さんそこのところはどのように思われますか?
沖縄でも失伝の危機にあるようなことが書かれていましたが…

また那覇手のチンクチがかかった突きについても本土には伝承されていないが、大山倍達は自得したとありますがどうなんで
しょうね。那覇手の方にも突きについて語ってもらいたいのでお願いします。
275名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/04 23:52 ID:hhfjdYw9
チンクチ、ククチ、ゆすりこれらは同じ意味なのでしょうか。
276古流空手:02/01/05 19:16 ID:tyfelbbu
>>274
新垣清先生の著作は読んでいませんが、私の友人が読んでその感想は聞きました。
友人曰く「意味が良く解らなかった。」そうです。
以前、私の師のもとに新垣先生と親交のある沖縄空手研究家の方が来られた事がありました。
沖縄古来の「突き」を長年研究し、或る持論をお持ちの方でしたが、その方は「突き」に関して
様々な質問をした後、自分の「突き」を是非観てくれという事で、正拳「突き」と持論の細かい
説明をされ、私の師に是非を問われたそうです。
師は我々弟子にも細かい指摘をする事は殆どありませんが、組み手でその答えを教えてくれます。
その方は持論の「突き」を師に放ち、師は組み手でその是非を答えられたそうです。
海外の方々は「からて」の研究に非常に熱心ですが、物事をひどく難しく考える方が多い様です。

>ムチをしならせるように突く突きが首里手の突き
確かにそういった表現ができなくもありませんが、表現が漠然すぎて何とも言えません。
ただ新垣先生の「突き」の写真を何かでみた記憶がありますが、私の知る限りあの様な「突き」は
首里手に限らず観たことがありません。
「からて」に限らず、どの武術でも相手に気付かれる様な攻撃は厳に戒められていると思います。

大山先生は沖縄の空手を良く研究されていた様ですが、その成果は継承されなかった様で非常に残念です。
277古流空手:02/01/05 19:17 ID:tyfelbbu
>>275
ククチだけは「ぶちから」の話の時に師に聞いた事があります。
「ぶちから」とは「筋力の力」では無く「身体の使い方で発生する力」
といった話だったと思います。
「突き」に「ぶちから」が無いと本当の「突き」では無いそうですが、
それ以上の事は知りません。

お役に立てず申し訳有りません。(ToT)
278274:02/01/06 01:16 ID:KfbL+9nW
古流空手さん
>ムチをしならせるように突く突きが首里手の突き
新垣先生の著書は現在手元にありませんがこんな感じでした。(うろ覚えです)
「首里手の突き」をマスターする基本練習として両手の拳を顔の横から裏拳で前に放り投げるように打ち出し、肘関節が
しなるような感覚をつかむ。また突く際は拳を握りこまず拳が人体に接触した点で正拳の形に握りこむことで人体
への浸透力を高める。そのため首里手の突きは速さがあり、顔面への攻撃に強みがある。(空手道大観のグスクマ
シンパン先生の写真が引用されていました)
逆にチンクチを利用した那覇手の突きは首里手の突きに比べ、速さに欠けるが胴体部への攻撃に強みがある。
浮き身を掛けたナイファンチンにおいても首里手の突きはできなければならず、これができるのは世界でも片手
の指の数である。part1を刊行した際、沖縄の古老から本当の事を書き過ぎだとお叱りを受けたが失伝の危機
にある首里手の突きを広く公開したい。

というものでした。また蹴りについても古伝の空手は腰から上は蹴らず、倒地法による前蹴りしかなかったという
ような記述もありました。(この際にも空手道大観のグスクマ先生の写真が引用されていました)
私は空手は門外漢なので誰か新垣先生の著作を読まれた方の補足をお願いします。
首里手におけるグスクマシンパン先生がどういう立場におられた方は存じませんがかなりの大家とお見受けしました。
たしかに突きと蹴りは現代における空手道のそれとは異質な武術的な感じを写真からは感じられました。
かといってムチのようにしなる突きを放っているようにも見えませんでしたが。

>師は我々弟子にも細かい指摘をする事は殆どありませんが、組み手でその答えを教えてくれます。
私は大東流合気柔術を学んでいます。稽古において細かい指摘はほとんどなく師に掛けられた技の感触
をつかむというようなことをやっております。
279メリケン擦苦:02/01/06 01:44 ID:ETbHA/7g
>古流空手さん
「型」は結局の処「突き」に行き着くものであり、「型」を語って「突き」を
語らないのは片手落ちである。
本来「突き・受け・蹴り」は同じ原理であり、同様に語られて然るべきもの
であるのに、これを語らないのも片手落ちである。
何事もまず「本質」を語るべきではないのか?

こんな感じでしょうか?

こんな感じです。分かりにくい表現してしまいました。
古流空手さんのところは突き、受けの力を受けと突きだけで養う稽古なのですか?
新垣氏の首里手の突き解釈は偏りすぎです。
首里手って言ってもたくさんあるんですが、考えてないようです。
古伝の空手は倒置法による蹴りしか???そんなことはないでしょう。
きっとあの人の持論でしょう。
きっと本当に古伝の前蹴りを見たことが無いのでしょう。古伝の前蹴りは腰の緩みを使った
その場に居ながらも体当たりのような威力であるものです。あんな倒れこみながら蹴れば当然、
相手に前に横から崩されます。
280大袈裟な話ですが:02/01/06 05:10 ID:qycWVg91
「一撃必殺の突き」といったものはある種の「ロマン」です。
実際にその境地に辿り着いた先達も、少なからずおられると思います。
ただ、そういう類のものが、現代社会で必要か否か?
指導の立場にある方なら、後世に守り伝えるというある種の義務というか、使命をもって修行する必要があるのかもしれません。
しかし、一般の道場生の場合、そういった技術を学ぶ事にどんな意義があるのか、疑問です。
空手は突きに始まり、突きに終わる。私もそう思います。
しかし、一撃必殺の威力を追求するあまり、他のこと?b?bたとえば敵の攻撃を受け流す練習などがおろそかになったり、社会生活に支障をきたすような事があっては、空手の未来はあるんでしょうか?
突きの威力は、あるに越したことはないでしょう。けど、それは相手の体勢を崩してから余裕を持って急所を突き、戦意を奪うくらいの力があれば充分ではないのかという気がします。
いちいち相手を突き殺す事を目指して修行する事が、どんなに殺伐とした心を育ててしまうか……
何を目標に修行するかで、人間の精神は多大な影響を受けます。「相手を殴り殺す事しか考えてない人間」を育てる事に疑問を持たないような人に、ついて行きたいは私は思いません。
私の師匠は「突きの威力にこだわるのは、突かずに相手を制する技術を身につけた後に、暇だったらやってみる程度にしておけ」という方針です。
拳を切ったり手首を挫いたりしているようでは論外ですけどね。
281すいませ〜ん:02/01/06 07:16 ID:K790QXqv
南拳・古流空手の掲示板を作りました。まだできたばかりですがよろしく
お願いします。
http://bbs11.otd.co.jp/1118203/bbs_tree
282名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/06 13:55 ID:QR/fIgTn
>>281
2ちゃんにURL載せるってことは荒らしてくれって言っているようなもんだぞ
それとも荒らし依頼?
283そうなんですか?:02/01/06 16:51 ID:E/UIRsSG
いえ、まじめなお誘いだったんですが…
そんなにヤバイとは思わなかったので…
現在のところ荒らされておりません。
284桧垣源之助:02/01/06 21:01 ID:vBCLG9vW
>>270 古流空手さん
長文のレスありがとうございます。
しばらく出かけていましたので遅くなりました。
私の質問が漠然としていて申し訳ありません。

>まさに安里先生のいわれる「突き・蹴りは刀剣と同じで、少しでも身体に受けて
>はならない。」「常にこれを外すよう努めると共に、敵に向かって素早く突入し
>進撃して、その戦闘力を失わなければならない。」といった「用」に重きを置く
>指導だったと思われます。

この辺の話が聞きたかったわけです。
ただ、本当はナイハンチのコンセプトが聞きたかったのですが、どうでしょうか。
285名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/07 01:27 ID:ftg6xFpd
>>282

2ちゃんにリンク貼られても、荒れないところは荒れないですよ。
私のHPも何度か無断でリンク貼られたけど(好意的に紹介された事と、叩かれた時と両方あります)、全く荒らされた事はないです。
286にゃんにゃん先生:02/01/07 10:08 ID:g45W8bJg
>>274
新垣さんの書いている本って信憑性薄い…
287桧垣源之助:02/01/07 22:44 ID:UQSMQt/r
>>269
>立ち方が足を内側に締めた立ち方と船越系のどちらかというと四股立ではないが、足の
>外側に力をいれた立ち方がありますがどちらが原形でしょうか。

足の外側に力をいれた立ち方では、居着いてしまうと思います。
表演用に動作を大きくする為に改変しているところがあるようです。
分解理解していると崩れを防げると思うのですが、力強さを形に求めると
動作が変わってきてしまうのではないかと思っています。
288古流空手:02/01/08 00:07 ID:nS0l6ItH
実家より、やっと脱出できました。

>>278
丁寧に説明してもらい、有り難う御座います。
新垣先生の「首里手の突き」に関してですが、やはり何とも言えません。
私のしている首里手と近い部分が有る様にも思えますし、近くない様にも
思えますし・・・。
ただ私の場合、「突き」の威力・拳速は五割が股関節から下で三割が腰背部、
二割が肩から拳で発生させている感じです。
ですから部分的な鍛錬での「突き」の修得はかなり難しいと思います。
ちなみに私の処では先師の残した「歩法」と「逆突き」の練習から段階を踏んで
修得していきますが、この「逆突き」をみれば「突き」の修得度が良く判るそうです。

蹴りに関してですが、確かに腰から上は通常蹴りません。
ただし、「城間のジオン」は腰から上を蹴る様です。
新垣先生の著書は表紙の写真で倦厭してしまったのですが、
近い内に購入して読んでみます。

城間真繁先生ですが、糸洲安恒先生のお弟子で首里手大家です。
城間先生は「ジオン」を得意とされていた様で、私のところでは
「城間のジオン」として伝わっています。
また「蹴り」が得意で「蹴れば蹴り殺す」蹴りを修得されていた様です。
289古流空手:02/01/08 00:09 ID:nS0l6ItH
>>279メリケン擦苦さん
「突きは突きにあらず、受けは受けにあらず」ですが、私見を。
「突き」をただ「突き」と考えた場合、それは術として通用しません。
「受け」もただ「受け」と考えた場合、それも術として通用しません。
突きが受けであり、受けが突きであるといった場合、それは術に成り得ると
思います。
私見ですが「ナイハンチン」には「攻撃である防御」「防御である攻撃」が
在ると思っていますが、如何せん未だ習得中のため、良く判っていません。
私のしている首里手では、「突き」「打ち」「受け」の動きが或る時点まで
殆ど変わりませんが、「体用」の概念からも肯けるものだと思っています。

突き・受け・蹴りの力を養う稽古。
正直言って行っているかどうか判りません。
師の前で行う稽古は「型と組み手」ですが、所謂「ぶちから」は
「良く型を練れば、自然に備わります。」と聞いています。
自宅での鍛錬は武器術・巻き藁・型のみです。
所謂チ−シ−・サ−シ−・サンチン瓶等は用いませんが、三種類の
少し変わった「拳立て」をしています。
正直これで養われているか判りませんが、これ以外には行っていません。
290古流空手:02/01/08 00:10 ID:nS0l6ItH
>>280
「一撃必殺」ですか。
「からて」に限らず「武」の名が付くモノは皆、「道」に反する行為者に
対する術です。
現代では言葉だけの「人道」も当然その対象でしょう。
また「武」である限り、避けては通れないものもあるでしょう。
ですから貴方と私の考えは少し異なっています。

指導の立場にある方々であればこそ「からて」の心をお持ちの事だと思いますが、
一般の道場生の方々が「からて」の心を我が物にしているとは思えません。
ですから一般の道場生の方々にこそ「生と死」に直面する機会を与えた方が良いと
考えます。
また現代社会に「一撃必殺」が必要ないのであれば、およそ「武」の名のつくものは、
すべからく必要の無い「モノ」なのかも知れません。
一般に「一撃必殺」といえば、ただ単純に一撃の威力を向上させる事でこれを可能に
するあるかの様な考えがありますが、「術」ではない「一撃必殺」などありません。
本来「一撃必殺」とは相手を「殺す」意識をもった瞬間の話ですが、「殺せる突き」と
「殺せない突き」の明確な相違点は「殺さない突き」と「殺してしまう突き」にあります。
言い換えば「殺さない」為に「殺せる突き」が必要だとも言えます。
また「殺せる突き」は例え「殺さない突き」であっても受ければ「心」に効きます。
一方「殺せない突き」は受ければ痛みはしますが、「心」には効きません。
「からて」は古来「君子の武術」と呼ばれていましたが、現代の「からて」を観るに
その観は無くなりつつあるのかも知れません。
ちなみに棒術・サイ術は「殺せる術」であります。
武の付くモノは皆そうだと思います。
291古流空手:02/01/08 00:10 ID:nS0l6ItH
>>281
時々、見に行きますね。

>>284桧垣源之助さん
ナイハンチンのコンセプトですか。
ナイハンチン自体、習得中ですから正直言って難しいです。
師は段階を追って少しずつしか教授しませんので確証はありませんが、
経験則として私見でよろしければ。
先にも書きましたが、師の稽古ではまず「歩法」と「逆突き」から始まります。
これは「からて」に適した身体の使い方を学ぶ為だと考えていますが、
ナイハンチンも同様な身体の使い方を学ぶのに大変適していると思います。
逆突きは股関節の動きが必要ですが、ナイハンチンは逆突き以上に股関節の動きを
要求されます。これは歩法と相まって組み手で非常に効果的な「移動」(これ以上は・・・)
を可能にします。
次ぎに手技ですが「突きであって、突きにあらず」の術技で、これはナイハンチンの
受け・蹴りに関してもいえます。
また横一直線に移動する事も或る構えと密接な関係をもち、接近戦で非常に強力な威力を
発揮します。
補足として正面部の術技に関してですが、一般的な裏拳突きの他に「隠し手」として
或る術技がありますが、これは「攻撃であって攻撃にあらず、攻撃」といった解りにくい
部分です。ピンアンにも同じ様な用法があると考えています。

結論
ナイハンチンは初心者にはナイハンチン立ちによる下半身の強化、
歩法と手技・足技による腰背部の強化・股関節の柔軟性の向上といった
「ぶちから」の習得(「からて」に適した身体の使い方の習得)と、
それに適した身体を創る事を促進させる。
或る程度の習得者にはナイハンチン立ち・歩法による接近戦に適した構えと
移動法の習得、手技による接近戦攻防の術技の習得、足技による回避と
移動・攻撃の習得、といった術技に重点が移行する。
但し「ぶちから」の向上は常に念頭におかれ、これを最も良く観られている様です。
と、こんな感じですが。
292名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/08 01:12 ID:FQ2dTh1X
最近、首里手と泊手の違いがよくわからなくなってきました。
パッサイが泊に伝わる古い型だとどこかで読んだのですが、
個人的直感が大半ですが、泊の型にに首里手の源流的な動きを
感じます。
チントウなんかいい型だと思いますしね。クウサンクウは個人的には
あまりいい型だとは感じられないのです。
泊と首里を伝承的に区分などできるのでしょうか。教えていただきたい。
293桧垣源之助:02/01/08 01:18 ID:rcilZIXk
古流空手さん
>新垣先生の著書は表紙の写真で倦厭してしまったのですが、
>近い内に購入して読んでみます。

新垣先生の本では術(内的動作)を表現する為に動作を極端にオーバーに
してあるようです。ただ写真に取っただけではその違いを説明するのが
難しいのだと思います。
私としては内容はよく理解できます。術レベルを表現してある本ということで
私は評価しています。
空手をパワーでやろうとしているとわからないと思います。
ただ、型については良くわかりません。

>>291
さすが古流空手さん。
大枠としては私が考えているのと非常に近いものです。
ちょっとホッとしました。(w
ナイハンチ立ちによる身体の使い方及び威力の強化と用法による接近戦
技術の修得ということでしょう。
「ぶちから」とは「不力」のことでしょうか。もしそうだとすれば私の
ところでは「術」という言葉に含まれます。

ところで、ナイハンチで正拳を使うのは初段では鍵手突き、諸手突き、
2段では鍵手突き、で3段で初めて正面に対する正拳突きがでてきますが
ここのところなんですよ。
要するに基本であるところの正拳突きが後の方にで出てくるのです。
ナイハンチの全体的なコンセプトにおける正拳突きの位置付けという
表現でニュアンスは理解してもらえると思います。
このことについてコメントしていただけますでしょうか。

>次ぎに手技ですが「突きであって、突きにあらず」の術技で、これはナイハンチンの
>受け・蹴りに関してもいえます。

これはその通りですね。沖縄では元々動作の固有名詞は無かったそうですから。
少人数で稽古するときは、動作を示し「こうやれ」ですんでいたのでしょう。
団体で練習するときに、動作に固有名称をつけてしまったのがそもそもの
間違いで、それ以降、突きは突き、受けは受けとなったのだと思います。
私の師もよく手刀受けを例にしてそのことを言っていました。
294古流空手:02/01/08 03:34 ID:8DjxhoOq
泊手の伝承はある意味複雑ですよね。
私の先師にあたる方で二〜三人の泊手の大家に師事された方がいます。
その方は明治期・大正期の二十人以上の大家に師事されたそうですが、
その当時は口碑の為、断片的な部分もあり、師に聞いても私には到底
把握できません。
その二〜三人の泊手大家の方々も生涯に様々な方に師事(技術交換)
されてますし、はっきり言って型の伝承はお手上げです。

仲宗根正侑先生か長嶺将真先生の系統の師範の先生方だったら
知ってると思いますが。
お役に立てません。(ToT

ところで首里手の源流というと松村先生ですか?
295海ゆかば:02/01/08 16:26 ID:jvIOq4da
新垣清さんの著書に空手道大観から引用されている写真は、
城間真繁先生ではなく花城長茂先生のものです。
新垣さんの演武写真と花城先生の演武写真にはやはり違いがあります。

新垣さんの本には、知花朝信先生が本部朝基先生のナイハンチを見て、
「これこそ(武道だ)・・・・・・これこそ・・・・・・」とただ感心するばかりだった、
とか興味深いエピソードも書いてあります。
(このエピソードには古流空手さんは異論があるのでは?)

ところで、「ぶちから」とは漢字で書けば「武力」ですよね?
296古流空手:02/01/09 00:23 ID:iXrJvOhJ
>>293桧垣源之助さん
>「ぶちから」とは「不力」のことでしょうか。
「ぶちから」「ぶぢから」は「武力」と書きます。
「ぶちから」とは身体の使い方で出る力ですが、よく鍛えれていれば通常の
5〜6倍の力は出せるそうです。
「ぶちから」には筋力も必要ですが、筋力は年齢と共に衰えるのに対して
「ぶちから」は50代位まで伸びて、それから衰える事は殆どないそうです。

>ナイハンチの全体的なコンセプトにおける正拳突きの位置付け
ナイハンチン三段の正面突きは、直前の挙動と関連した術技と考えていますが、
この術技が「ナイハンチの全体的なコンセプトにおける正拳突きの位置付け」
に対して、どういった意味合いがあるのか正直言って解りません。
そもそも「ナイハンチンのコンセプト」自体が解ってないのかも知れません。
297古流空手:02/01/09 00:26 ID:iXrJvOhJ
>>295海ゆかばさん
お久しぶりです。
花城先生も「ジオン」が得意で「花城のジオン」として残っているようです。
他に屋部憲通先生の「ジオン」もある様ですが、どの様な特徴を持つのかは
知りません。
糸洲先生門下の大家の方々は「ジオン」を良く研究され、ご自分の「手」の
一部にされていた様ですね。

ところで「エピソ−ド」に関してですが、異論はありませんよ。
前述の先師にあたる方も本部先生に師事されています。
知花先生も糸洲先生から徹底的にナイハンチンの指導を受けられ、
良く研究されていたでしょうから、本部先生のナイハンチを
一目観ただけで、その武威を理解されたのだと思います。
ところで「ぶちから」は「武力」です。
読みにくいのではないだろうかと思いまして平仮名で書いています。
298海ゆかば:02/01/10 18:20 ID:7AvLAEBa
花城のジオン!?
他スレで恐れ多くも花城先生の名をかたりジオン解説したことが・・・(汗

ジオンも泊手の型だと言われていますね。
いつごろ首里手に伝わったんでしょう、松村先生の頃か糸洲先生の頃か?
299名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/10 23:36 ID:dmh5fAHM
やはり首里手に伝わる型とされるのは松村先生からなのですか。
そうなると松村先生以前は首里手と泊手を分ける根拠も存在せず、
松村先生が型を伝えればすべて首里手の型になるのですか。
パッサイは泊に伝わるといわれる場合、それでも首里手に分類される
わけなのですか。ますますわからないです。教えてください。
300古流空手:02/01/11 11:44 ID:ECDOOTE+
>>298海ゆかばさん
「花城のジオン」は構え・突き・立ち幅・平拳・歩法・打ちに特徴が
ある様で、糸洲先生門下の系統であれば、ご存じの方も多いと思います。
花城先生は接近戦を得意にされていた様ですが、詳細は知りません。

私の知る範囲内の「ジオン」と「泊手」はジイン・ジッテと一連の型で
もとは一つの型であった可能性が高いという事、型の冠名が糸洲先生以降の
首里大家しかいないという事、先師にあたる方が泊手の古い型として
ワンス−・ワンカン・ロ−ハイ・チント−を挙げている事くらいです。
ですから、ジオンが泊手の型という話は知りません。
301古流空手:02/01/11 11:50 ID:ECDOOTE+
>>299
口碑として残っていた記録では佐久川・松村先生くらいからですから
それ以前になると解りません。
本来、首里手に限らず琉球の「手」は「各地域ごとに分類された流派」という
より「個人ごとに分類された武術」という概念の方が適切だと思います。

廃藩置県以前、琉球の首都であった首里には多くの大名や有力な士族が居住して
いました。
士族階級の者は当然「武芸」を磨いていましたが、その内容は日本の「武芸十八般」
とさほど変わらなかった様で、主軸は剣術・槍術・弓術・馬術だった様です。
ただ古くから琉球自体の政治的・地域的特色から中国大陸の武術が多く移入され
その内、幾つかの武術が琉球化され琉球武術となり少数の士族が修行していた様です。
いわゆる「手」もその一つでしょう。
首里手は「武士手」とも呼ばれていましたが、これは「唐手・佐久川」こと
佐久川寛賀先生、「武士・松村」こと松村宗根先生の「手」を指した呼称で、
本来、首里手とは「佐久川の手」「松村の手」だと言えます。
佐久川先生以前の真壁朝顕先生も首里士族でしたが、この三人に共通する事は
有力な首里士族であった為、留学生や護衛武官として北京に赴き中国北派武術を
学んでいる事です。

泊手は泊士族・照屋規蔵、宗久嘉隆・両先生が「山東省漂着人・禅南」から
教授を受けた事が始まりと言われていますが、両先生とも松村先生と同時代の方です。
照屋先生はパッサイ・ワンシュウを松茂良興作先生に教授しましたが、
このパッサイが佐久川先生と同時代の「禅南」から教授されたものであれば、
歴史的に琉球で最も古いパッサイかも知れません。

ただ前述の私の先師にあたる方は照屋先生からパッサイの教授を受けているのですが、
そのパッサイを「照屋のパッサイ・パッサイの旧型」と言っていたそうです。
また、その方は松村先生の弟子からもパッサイの教授を受けているのですが、
そのパッサイを「パッサイの原型」といっていたそうです。
首里手の古老の方か泊手の古老の方であれば、詳細をご存知の方がいらっしゃると思うのですが、
私が知っている話はこれくらいです。
302名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/11 13:50 ID:ESPRh2bH
古流空手さん
大変丁寧に説明していただきありがとうございました。
泊手との関係がなんとなくですが、見えてきたようにおもいます。

お話の中にありました、パッサイ・ワンシュウですが、
個人的にはワンシュウの型をもっとも好きなので、
名前が出てきてうれしかったです。

私が目標とする方もワンシュウをよく練っておられたと聞いたことも
その一つではありますが。
なんかシンプルで受けの連続のところが好きです。

今回のご説明本当にありがとうございました。
303古流空手:02/01/13 20:58 ID:Tf0gqlP9
>>302
いえ、あまりお役にたてずに申し訳有りません。
302さんは本土の方ですか?

>桧垣源之助さん
ここ数日ナイハンチンの「コンセプト」を理解する為、
巻き藁相手にナイハンチンばかりやっていました。
結果、或る結論を得ましたので、今日、同期の兄弟弟子と
組み手をしたところ確信を得ました。
ただ「ナイハンチの全体的なコンセプトにおける正拳突きの位置付け」
と言う部分を私の得た結論を基準に考えてみると、やはり船越先生の
言うところの「陶物にして打て」という事になってしまいます。
これは入門以来ずっとやってきた事ですので、当たり前過ぎて戸惑ってます。

桧垣さんの言う「ナイハンチの全体的なコンセプトにおける正拳突きの位置付け」
とは「陶物にして打つ」という事で良いのでしょうか?
304名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/14 13:02 ID:rWwvwTnO
>268
ついでにリュウエイは古流ではありません。
知ってる方々は沢山居ると思います。

劉衛流が古流ではない?知っている方ぜひ教えてください。
305名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/14 13:58 ID:GYp3ToQt
302です

本土ですっていう気分はなんか変な気がするもんですね。
内地とかヤマトンチュウというでしょうか。
本土生まれの本土育ちです。

伝承がさっぱりわからない空手をこつこつやったり、
沖縄空手の長老の方から古い伝承の型を近年ご教授いただき、練ったりしています。
古い伝承のものには松村直伝の手の珍しい型もありましたが、
伝承がさっぱりわからない空手の世界で伝え聞く、泊手系の型を
個人的には練っていきたいと考えています。

だいたい技に関しては、当破であれ、受けであれ、一区切りできて
きたなと最近思うのですが、歴史がさっぱり見えてきません。
なんかすごくルーツが気になるこのごろです。

個人的には、リュウエイ流の白鶴の胎動は、すごく良くできている
と思うことがありました。三戦などよりはるかに良い面もあるかと
思うのですが、古流ではないとはどう言う意味か私も知りたいですね。
306桧垣源之助:02/01/14 14:40 ID:RrS6Qmd3
>>303
古流空手さん
2度もレスして頂いてありがとうございます。
仕事が忙しくてしばらくかけませんでした。m(_ _)m

>ここ数日ナイハンチンの「コンセプト」を理解する為、
>巻き藁相手にナイハンチンばかりやっていました。
>結果、或る結論を得ましたので、今日、同期の兄弟弟子と
>組み手をしたところ確信を得ました。
>ただ「ナイハンチの全体的なコンセプトにおける正拳突きの位置付け」
>と言う部分を私の得た結論を基準に考えてみると、やはり船越先生の
>言うところの「陶物にして打て」という事になってしまいます。
>これは入門以来ずっとやってきた事ですので、当たり前過ぎて戸惑ってます。

>桧垣さんの言う「ナイハンチの全体的なコンセプトにおける正拳突きの位置付け」
>とは「陶物にして打つ」という事で良いのでしょうか?

私の些細な質問にまじめに取り組んで頂いてありがとうございます。
結論から言うとそういうことになると思っていました。
古流空手さんの流派とは技術的には細部が異なるかとは思いますが
基本のコンセプトがほぼ一緒だったので、一人ニヤリとしています。
私のところは首里手から派生し、本土用に改変されたということが
解っていますので、やはり元がどうだったのか気になるのですよ。
変な質問でしたが気を悪くしないでください。
私にとってはここでのカキコを通じていろいろな気づきがあります。
古流空手さん、ありがとうございました。
307古流空手:02/01/16 21:27 ID:XU4RhFzB
ここ数日、また巻き藁相手にナイハンチンばかりやっていました。

最近、「型」に対する認識が以前に比べ、僅かばかり変わってきました。
以前の「型」に対する認識とは「原型」、もしくは「隠し手を持つ型」の
錬磨なくして、その目的を達する事は不可能、もしくは不可能に近いと
いう認識でした。
現在も基本的に同様な認識を持っていることに変わりはありませんが、
最近は「型」の研究・錬磨を修行者が真に弛まず行っていけば、「型」の
純粋さは、その目的達成の一義的条件から二義的条件にも成り得るという
認識を持ち始めました。

>>305
そうですね。
沖縄の方は本土の人をヤマトゥンチュウ(大和人)と言いますね。

ところで305さんにお聞きしたいのですが、「松村直伝の手」とは
俗に言う「松村の手」でしょうか?
もし宜しければ教えて下さい。
308古流空手:02/01/16 21:29 ID:XU4RhFzB
>>306桧垣源之助さん
いえいえ、こちらこそ何度も申し訳ありません(w
おかげで技の「型」から術の「型」へ僅かばかりですが進歩できた様です。
明日、また師に観て貰おうと思ってます。

ところで最近、私の兄弟子の一人が「型」に関して面白い話しをしてくれました。
その兄弟子は他県の方で、私の師より古武術(武器術)の教授だけを受けに
来ているのですが、空手の方は初め沖縄出身の始祖を持つ或る流派で始祖より
教授を受け、始祖の没後は全空連所属でやっているという方です。
面白い話というのは、その或る流派の始祖がその兄弟子に
「この型の手はこの手だけではない。型を錬磨すれば必ず悟得できるから、
よく錬磨する様に。」と言ったそうです。
後日、その兄弟子は自分の兄弟子にこの話しをしたところ
「20年前から同じ事を言ってるよ。でもあの手以外、見た事も聞いた事もないよ。
多分あの型はあの手以外ないんだよ。勿体ぶってるだけだよ。」と言ったそうです。
現在、その兄弟子は全空連に所属している事もあり指定型とその解釈はすでに
公開され解っていると言います。
そしてその始祖の言っていた事は「勿体ぶっていただけの話」と言います。
要するに昔から伝わる「型」とその「解釈」はすでに公開されているし、
本来「型」には「隠し手」の概念も存在せず、また過去の大家と呼ばれる方々の
「型」や「術技」も現代の比ではないという事です。

私は個人的にその始祖の話を師より聞いた事がありましたので、兄弟子の言う事が
解らない事もないのですが、正直いって「んな、アホな・・・」と思ってしまいました。

桧垣さんは、どう思います?・・・この話
309名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/16 23:23 ID:GiqG98To
305です

俗に言うものをあまり知らないので、解りませんが
松村宗棍直伝の手と言われるものです。

首里手の型といわれるものの中には名前が登場することのないと思われる
型名です。那覇手的ですね。わたしが習った直伝の手と言われるものは。
310古流空手:02/01/16 23:29 ID:v9Q53Adi
>>309
解りにくい表現だったようで、すみませんでした。
「松村の手」とは祖堅方範先生が仰っていた手です。

ところで305さんの仰っているのは「松村のセ−シャン」ですか?
311メリケン擦苦:02/01/17 00:01 ID:7Gg9yWd8
>私見ですが「ナイハンチン」には「攻撃である防御」「防御である攻撃」が
>在ると思っていますが、如何せん未だ習得中のため、良く判っていません。
>私のしている首里手では、「突き」「打ち」「受け」の動きが或る時点まで
>殆ど変わりませんが、「体用」の概念からも肯けるものだと思っています。
私には難しい表現が多いですが、大体古流空手さんの目指すところは分かりました。
大変、真面目で熱心に実際に練習なさってる方のようですね。
ナイハンチン、サンチン、パッサイなどに見られるような動きを積むことは
一貫した力の使い方を覚えることになるのです。
体の伸びと体の縮が相互に作用した力を覚えることになるでしょう。
それは“技”と言う枠を超え、根本的な動きとして突きでも受けでも作用するでしょう。
ところで、リュウエイが古流ではないと言うことについて、本当に知ってる人は
いないのですか。古流空手さんや桧垣さんは空手の歴史に詳しそうなので知ってるでしょうね。
こういう場で説明すると混乱を生じるので、一応事実だけ伝えておきます。
リュウエイは古流ではなく、近代・・・正確には1969年ごろ以降の作であるものです。
それまでは流派名を語ってなかった・・・という問題ではありません。
これ以上はいずれ別の機会にでも書きます。
312古流空手:02/01/17 00:32 ID:x/T9Nrbw
>>311
私は劉衛流に関して、全くと言っていいほど何も知りません。
師から昔の「一子相伝」の考え方を聞いたときに劉衛流の話を聞きましたが、
正直言うと余り興味がありませんでしたので、内容は忘れました。

私の知る事といえば、流祖は劉龍公で基本的に一子相伝を旨とし、
少なくとも1970年までは弟子をとっていなかった事くらいです。
ですから古流でないという理由は私には解りません。

ただ思うのは「一子相伝」というものは、やはり「一子相伝」だと思います。
313名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/17 00:39 ID:b+37OLmx
アメリカには祖堅師を慕う弟子は多いよ。米軍軍人が持ち帰ったんだ。
このサイトの写真は参考になりますか?
http://www.geocities.com/tokyo/bay/7285/
314古流空手:02/01/17 00:41 ID:x/T9Nrbw
ちょっと行ってきます。
315両刀使い ◆DIuuYAIU :02/01/17 00:48 ID:qh0x+Zeg
横スレ失礼します。
リーマン武道家スレにて練習を含めたオフ(ビールを美味しく飲むために練習をします)を行い予定です。
お互いの技術・型などを交換しお互いの目を広げるオフにしたいと思います。どなたか参加を頂けれたらと思っております。
明細はリーマン武道家スレまでお願いをします(参加表明はオフスレ)。
316さんぴんちゃ:02/01/17 00:57 ID:mM1UFqMe
>>311
劉衛流は通り一遍のことしか知らないのですが、そのような話は初めてで、
ちょっと驚いてます。と言うことは劉衛流の古武道と空手のルーツは
どこなのだろうかという点が気になるところではありますね。
今度、先生にでも聞いてみようかな。
317名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/17 01:05 ID:/fsmSvpX
セーシャンではありません。白鶴です。
318海栗:02/01/17 01:28 ID:MzJGw91p
>メリケン擦苦さん
リュウ衛流の話は色々聞いてます。
沖縄では結構有名みたいですね。
319古流空手:02/01/17 01:29 ID:aegaSAEM
>>313
遅らばせながら、有り難う御座いました。
なるほどと思う部分もあり、大変勉強になりました。
特に「ナイハンチ初段」と祖堅先生の「握り」の部分は
興味深く拝見させていただきました。
313さんも祖堅先生の「からて」ですか?

>>317
なるほど。
やはり317さんも祖堅先生の「からて」ですか?
私の首里手は糸洲先生の首里手ですので白鶴はありません。
320名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/17 02:32 ID:EtniSAou
>>311 >>318

俺も聞いたことがある。リュウエイは古流でもなければ一子相伝
でもないそうだ。弟子は初期、中期、後期、現在全員がやってる内容が
違うらしい。弟子の人に聞いたから確か。
ある日突然「今日からこの突き方で・・・」って感じらしい。
一貫しない指導内容のせいで、先輩は後輩に指導が出来ないといってた。
ちなみに、俺沖縄在住。
321名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/17 14:46 ID:GWU6/p00
でもね、わたしが習ったものは、ナカイマケンコウ直伝なものですが、
型自体が非常にすぐれていると感じましたよ。白鶴しか知りませんが。
322桧垣源之助:02/01/17 21:47 ID:jXLbSG+2
>>308 古流空手さん
その僅かな進歩に気づくことが最も大切なことだと思います。
稽古とはその積み重ねでしょう。精進なによりです。

型に関してですが、「指定型でもって全て解釈が全て公開されている」というのは
何も習っていないのではないでしょうか。ちょっと口が悪いですが。


323古流空手:02/01/18 01:43 ID:Db7DT8ph
>>311メリケン擦苦さん
ついリュウエイの話に気がいってました。
>一貫した力の使い方。
>体の伸びと体の縮が相互に作用した力。
この辺を言葉にするのは難しいですね。
ナイハンチンに関しては、理由が解らなくても「馬鹿みたい」にずっと
やってれば、それなりに必要とする身体の使い方が身につけられる型なんだ
と思います。
「最低一万回必要」らしいですけど、私は二万回位やって身に付いたと思います。

ところでリュウエイですが、今日、師に聞いてみたんですが余り話したくない様な
感じで、二・三気になる話をしてくれました。
ただ初代の先生は福建で拳法を習っていた事は間違いない様でしたが。
324古流空手:02/01/18 01:45 ID:Db7DT8ph
>>322桧垣源之助さん
僅かばかりでも進歩できた様に思っていたら、「実は勘違い」と言う事も
良くありますので、その点を気を付けて稽古しています。(w
ナイハンチンの術技に関する概念ですが、師に尋ねたところ「大筋はそうですね。」
と言う事でした。
「大筋」というところが気になりますが・・・
ただ「突きの位置づけ」に関しては、未だ良く解りませんので尋ねませんでした。
追々解ってくる事を信じて稽古に励んで行こうと思っています。

型の件ですが、空手の方は確か四段か五段だったと思いますので、
何も習ってない事もないと思います。
ただ自分の道場をもってますので、道場内の話だったのかもしれません。
>本来「型」には「隠し手」の概念も存在せず、また過去の大家と呼ばれる方々の
>「型」や「術技」も現代の比ではないという事です。
個人的にはこの部分が「んな、アホな・・・」と思ってしまったんですが・・・
325原野真一郎:02/01/18 06:22 ID:ye4Kbmtp
私はとある文士。原野真一郎といいます。

これは青年マンガ誌の原作として書き下ろした空手家を主人公にした小説です。
ご感想、ご批判。なんなりと一言掲示板か、メールでお送りください。

http://profile.lycos.co.jp/pView.asp?member=neokoyata

326メリケン擦苦:02/01/18 17:22 ID:H6ZX2t+W
>>318海栗さん
>>320さん
沖縄では有名な話ですね。知らない人は今の三十代より下の方でしょう。
指導内容の話は私も耳にしています。人様のやり方ばかり真似てもしょうがないと
分からないのでしょう。
>>321さん
優れていると感じるのは貴方の自由です。前に誰か書いていましたが、三戦より
優れていると言うことはありえないと私は思っています。代々、多くの方々に
支持され、積み重ねられてきた三戦がまさか劣るはずはありません。
>>323古流空手さん
>ナイハンチンに関しては、理由が解らなくても「馬鹿みたい」にずっと
>やってれば、それなりに必要とする身体の使い方が身につけられる型なんだ
>と思います。
>「最低一万回必要」らしいですけど、私は二万回位やって身に付いたと思います。
馬鹿みたいにというせりふは愚直なまでに熱心に迷わずにという意味で取って
よろしいでしょうか。それは素晴らしき姿勢だと思います。
ただ、一万回、二万回で身につくようなものではありません。
道徳じみた表現ではなく、本当に一生かかるものです。
私はとうの昔に十万回を越えていますが、まだまだ得られるものを理解しきれて
いるとは思えません。実際、私の師匠たちに比べると差が歴然としています。
それは腕力、脚力、速度、姿勢、すべてにおいて顕著に出てきます。こうしたら
こう受けるなどという、限定された条件でしか動けないようなことにはなりません。
私は立場的には裏の意味などを求める理由が理解できません。面に現れた
意味さえ、理解できている人間が居ない状況ですから。
>ところでリュウエイですが、今日、師に聞いてみたんですが余り話したくない様な
>感じで、二・三気になる話をしてくれました。
>ただ初代の先生は福建で拳法を習っていた事は間違いない様でしたが。
それは月刊空手道、または沖縄の空手史家が書いたものの中の話でしょう。
初代は福建に渡っていません。知ってる人は知っています。
いや、むしろ知りすぎていえないのかもしれません。この私もかなりためらいを持って
書き込んでいます。

ひとつお聞きしたいのですが、古流空手さんのところのナイハンチンはどのような
速さで行われるのでしょうか。よろしければ教えてください。
327古流空手:02/01/18 18:58 ID:3kdzahiH
>>326メリケン擦苦さん
>馬鹿みたいにというせりふは愚直なまでに熱心に迷わずにという意味で取って
>よろしいでしょうか。
そう取って貰えれば幸いです。(w

>ただ、一万回、二万回で身につくようなものではありません。
そうでしょうね。
これは「それなりに必要とされる身体の使い方」の話と思って貰えれば
幸いですが、私の勘違いかも知れませんね。(w

>それは月刊空手道、または沖縄の空手史家が書いたものの中の話でしょう。
>初代は福建に渡っていません。知ってる人は知っています。
そうですか・・・
正直言うとリュウエイには余り興味がありません・・・
ただ、気になるのは確かですが・・・

>古流空手さんのところのナイハンチンはどのような
>速さで行われるのでしょうか。
難しいですね。
運足と手技の間の「挙動」は緩やかな感じですが、
手技自体の「挙動」はそれよりも速いですね。
今、計ってみたんですが、ナイハンチ初段の演武時間はちょうど1分位です。
328328:02/01/19 06:07 ID:L/ysi9em
リュウエイ流にちょっと興味あります。
差し支えない範囲でいいので何か教えてもらえませんか?
329古流空手:02/01/20 17:59 ID:TNYcSy7H
>>313
祖堅先生に関して二・三、気になっている件があったので、
過去ログを検索していたところ、国内にも祖堅先生の系統の方が
いらっしゃる様ですね。
将来、是非訪ねて行きたいと思っています。

新垣先生の著書に関するスレも検索に掛かっていたので読んでみました。
首肯できる点も幾つかありましたが、幾つか疑問もありますので、
その内に一読してみます。
330名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/27 10:54 ID:3uLmDe8q
age
331名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/30 13:36 ID:OeJuFrC4
age
332古流空手:02/01/30 20:07 ID:Veo7C+A0
倉庫に沈めても良いかなとも考えていましたが、宇城先生の著書が届きましたので、
僭越ながらも私のレベルから観た感想等を・ ・ ・

「武道の原点」「武道を学ぶということ」に於ける宇城先生のお話は共感できる部分が多く、
少し嬉しくなってしまいました。
また、同章「上達する秘訣」には非常に良い事が書かれていました。
宇城先生と座波先生の師弟関係が良く判り、僭越ながら微笑ましく思いました。
私は師以外の方から「からて」の教授を受けた経験がないので、宇城先生の様な苦労は
せずにすみましたが、なるほど「良師を得るには三年を要せ」とは良く言ったものだと
思います。

「型から 形 術 へ」は型についての考察ですが、この章は他流の「からて」の話に
なりますので、感想は差し控えたいのですが、「ナイファンチン」がありましたので
これに限って私の「ナイハンチン」との相違点を挙げておきたいと思います。

私のところでは、この型を「ナイハンチン」と呼び、型の挙動は大筋で同じです。
宇城先生も内八分・外二分の型と書いていますが、これにも全く同感です。
ただ分解写真の「立ち方」と「立ち幅」それと「裏拳打ち」には相違点があります。
また型の分解にも「表・裏」を考慮した上で相違点がありましたが、これは「立ち方」
「立ち幅」に相違点がある為だと思います。
逆に言えば「立ち方」や「立ち幅」から可能になる術技が限定されてくるものだと言えます。
内を観るには肩や腰や膝を観れば良い訳ですが、これを観るに私の「ナイハンチン」の目指す
内とは明らかに異なる部分があります。
私の未熟故の相違であれば幸いなのですが、分解を観るにその感は得られませんでした。

型やその分解を断定する事は様々な問題を生みますので、此処での明言は控えますが、
宇城先生には将来、是非一度お会いしてこの相違点を観て戴ければと考えています。

まだ途中までしか読んでいませんので、残りの感想は、また追々。
333名無しさん@お腹いっぱい:02/01/31 00:05 ID:h3Xm3gmu
は〜い質問!質問! 古流空手さんに質問!

このスレで事あるごとに「ぶぢから」「ぶぢから」と連発していますが、
これはそもそも古流空手さんのお師匠さんもお使いになってる言葉ですか?

それとも只あなたが本部朝基の著作「日本伝流兵法本部拳法」(壮神社:刊)
を読んで影響されてマネして使っちゃってる言葉ですか? ハッキリ言って
この本以外では古流の唐手で「ぶぢから」なんて表現してる書物は見かけた
ことがありませんし、また昔の唐手家の先生たちの口伝や語録、エピソード
などにも今のところ、そんな言い回しは出てこなかったと思います。

今までの発言を見るにつけ、さも古流の共通語みたいに使ってるように見受け
られますが、実際のところどうなのでしょうか?お返事お待ちしてますね!★
334古流空手:02/01/31 01:03 ID:9LHuGDxU
>>>333さん
色々な著作を読まれている様ですね。
正直な話、本部朝基先生の著作「日本伝流兵法本部拳法」(壮神社:刊)を
読んだ事はありません。

さて、お尋ねの件ですが「ぶぢから」とは師・先師の言葉そのままです。
また私の使っている言葉の大半は師・先師の言葉の中で理解できたものだけです。
「ぶぢから」を連発しているとのご指摘ですが、文章構成が稚拙な事もあり
しつこい感を抱かせたやも知れませんね。

実を言いますと師の「からて」の教授形態の関係上、弟子によって教える内容の
違いがある事等から、師亡き後の話として「型・名称・分解」に関して幾つか
師に訊ねた事があります。
訊ねた内容と言うのは、万一師より教授された「からて」を人前で行う時には、
一般的な「からて」を行えば良いのか、それとも師より教授されたままの「からて」を
行えば良いのかというもので(今考えると失礼千万なのですが)、師の答えは
「そのまま潤色を加えず、変化させてはいけませんね。」と言うものでした。
師も先師より厳命をうけたそうです。
ですから、その言葉も極力潤色を加えず書いている次第です。
判りにくいと思われる言葉に関しては、可能な限り説明してはいますが、
わざと判りにくく書いている部分もあります。

ちなみに「ぶぢから」は本部先生以前の首里手大家も使われていた言葉です。
かつての教授形態では手取足取り、懇切丁寧な言葉で教授を受ける方は皆無で
師に認められない限り「言葉」を貰う事すらなかった訳ですから、余り著作物などに
出ていないのかも知れませんね。
335海ゆかば:02/01/31 01:33 ID:yTr2Vem6
>>333
「ぶぢから」は「武力」と書かれる事がありますから
「ぶりょく」と読み間違えてる事があるかもしれません。
私がそうでした。首里手の文献ではたまにみかけますよ。
336333:02/01/31 03:14 ID:h3Xm3gmu
なるほど、分かりました。丁重なお答えありがとうございました。
また、失礼な聞き方をしてしまった事をお詫びいたします。
申し訳ありませんでした。

言わずもがな。皆さん、古流空手さんは中々の良識者であり、また忍耐力
及び常識をわきまえた人物ですね。文章を読んで、そう感じましたよ(w
337名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/31 17:56 ID:4noa19O8
タイチホウって型知ってる人いますか?
338古流空手:02/02/01 00:40 ID:z0Pq4Of5
>>335海ゆかばさん
そうですか。
私は初めて聞いたときに文字も聞いたのですが、武力では読みづらいので
「ぶぢから」と書くようにしてます。

>>336さん
いえ、とんでもないです。
世の中には色々な方々がいらっしゃいますから、お気持ちは良く判ります。

あなたの文面にも人柄が良く出ておられる様で、真っ直ぐな正義感のある方なのだろうと
勝手に想像させて貰っています。
いや、失礼しました。(´o`)

>>337さん
タイチホウという型ですか。

聞いた事がありません。
古い型なのでしょうか?

差し支えなければお聞かせ願えないでしょうか?
339(∵)ノ☆本屋さん ◆rOtHdocM :02/02/02 16:45 ID:nc5zc5AW
お邪魔します。

>古流空手さん。
 某スレでお話した、今月のフルコンKに登場されている、少林流の池田奉秀氏に
ついてなんですが。彼の動きはかなりショッキングでした。

 今日は出たり入ったりしてますので、お声をお掛け下さい。
340 (∵)ノ☆本屋さん ◆rOtHdocM :02/02/02 16:53 ID:nc5zc5AW
>古流空手さん。
 まずですね。相手も見る目線ですね。相手を「睨んでない」んですよ。
この方は全体というか、相手を包む空気をボンヤリと見てらっしゃる。
これが大陸で用いられる眼法と同じなんですね。まあこれは剣法など、
他武道でも散見するんですが。これじゃないと、交叉法みたいな相手の
動きを読みながら合わせて動く技法はムリなんですよね。

これって、伝統系はみんなそうなのでしょうか。
341 (∵)ノ☆本屋さん ◆rOtHdocM :02/02/02 17:14 ID:nc5zc5AW
あ、この方鹿島神道流と、棒術もやってらっしゃいますね。道理で。
342古流空手:02/02/02 19:33 ID:RQ316UKF
>>340本屋さん
フルコンKは立ち読み程度でしか観ませんので、話が若干噛み合わないかも知れません。
あとで本屋に行ってみます。

「目つけ」についてのお話だと思いますが、相手を睨まず、空気を観るという事は、
いわゆる「観の目」の事だと思います。
私の好きな術技(と言っても未だ修得中)にも「観の目」は絶対不可欠なものですが、
同時に姿勢(立ち方・立ち幅)や歩法にも向き・不向きがあります。

以前、池田先生の「基本連絡動作(約束組み手)」を月刊・空手道の誌面で拝見させて
戴きました。
その中の文面で「移行」の中にこそ「動作」の真の意味があるといった事が書かれて
いましたが、姿勢や歩法が「観の目」を生かせないものだったので、疑問に思った事が
有ります。
池田先生の姿勢や歩法は喜屋武先生系統と言うよりも「本土の空手」に近い様に思いますが、
とりあえず、フルコンKを一読してみます。
343名無しさん@お腹いっぱい。:02/02/02 19:41 ID:gn+7FqWS
 突然ですが、個人的びっくりこぼれ話。
 ・・・ウチから徒歩10分、超近所の古道具屋の店頭で、
 「空手道大宝鑑(遠山寛賢:著)」が500円で売っていた!!
 早速買って読んだけど、本がハンディすぎて図版が小さい(泣)
 「知花公相君」の分解写真、1コマが切手なみで、動作がわからない(涙)
 でも、思わぬ発見にびっくりの1日でした。
344名無しさん@お腹いっぱい。:02/02/02 20:09 ID:ATwuKZ6M
>>343
( ゚д゚)ウラヤマスィ…
345メリケン擦苦:02/02/02 20:12 ID:TBFtoe6+
スレッドが見つけられませんでした。上にあがってきたので、見つけることが出来ましたが、
返事が遅くなりました。申し訳ありません。
>運足と手技の間の「挙動」は緩やかな感じですが、
>手技自体の「挙動」はそれよりも速いですね。
>今、計ってみたんですが、ナイハンチ初段の演武時間はちょうど1分位です。
そうですか。昔の空手のようですね。今の空手は緩急をつけるとか、気迫をこめるとか考えすぎて
なんとも不思議な動きをしているように感じます。
激しく動けば力を出すというように思われがちですが、私は少しもそうは思いません。
古流空手さんの所ではどのように力を出すことを心がけているのか、よろしければ教えていただけないでしょうか。


346 (∵)ノ☆本屋さん ◆rOtHdocM :02/02/02 21:24 ID:nc5zc5AW
>342:古流空手さん。
 あの方の立ち方と歩法はあの眼法とマッチしないと。ふーむ.........。そうすると、
彼は喜屋武朝徳先生の技法もモディファイされていると。しかし....あれは本土の空手の
立ち方なんでしょうか?。

 この方のは、三戦とか猫足とかいうのとは違いますね。もっと自然に両足が体軸を
スッと支えていて.......これニュアンスとして、形意拳の基本になる姿勢「三体式」と
よく似てますよ。
347桧垣源之助:02/02/02 21:47 ID:OJCe+iZ2
>>343
>「知花公相君」の分解写真、1コマが切手なみで、動作がわからない(涙)
> でも、思わぬ発見にびっくりの1日でした。

知花クーサンクー小の写真は、成美堂出版、空手と琉球古武道、村上勝美著に出ています。
私の持っているのは昭和55年発行のものです。
参考になれば幸いです。
348343:02/02/02 21:51 ID:gn+7FqWS
>>347桧垣源之助様
以前に地元図書館で、その本の「ナイハンチ」をコピーしたのを思い出しました。
今度、もう一度当たって来ます。
ご教示に感謝!!!
349(∵)ノ☆本屋さん ◆rOtHdocM :02/02/02 21:55 ID:nc5zc5AW
>342:古流空手さん。
 古流空手さんの仰るものと同一かは分かりませんが、競技空手の立ち方は、
恐らく機動性を重視した結果ムエタイのそれと近似した、かなり高い姿勢に
なっていますよね。今回の写真はああじゃないんですよ。もうちょっと膝を
曲げて、重心を落としてらっしゃるんですが、三戦みたいに内股で骨盤を....
とかでもないんですよね。
350桧垣源之助:02/02/02 22:03 ID:OJCe+iZ2
343さんへ
どういたしまして
351古流空手:02/02/02 22:41 ID:BsfC0+u6
>>343さん
500円とは・・・羨ましいです。

>>345メリケン擦苦さん
お久しぶりです。
>どのように力を出すことを心がけているのか。
難しいですね。
私個人の話で言えば、「力を出す」という事よりも身体をどの様に
「動かす」か「使う」かという事に気を付けています。
身体を適切に使い動かせば、力は自然と出てくるといった感じでしょうか。
「突き」を例に出すと、相手の身体に接触する瞬間まで「力」は出さず、
接触した瞬間に一気に捻り出すといったじ感じですかね。

観て貰うのが一番解りやすいと思うのですが、言葉にするのは難しいですね。
352古流空手:02/02/02 22:42 ID:BsfC0+u6
>>346本屋さん
本屋に行ったのですが、フルコンKは売り切れでした(ToT)

喜屋武先生と御門下の二人の先生の稽古は、喜屋武先生の自宅の庭で行っていたそうですが、
庭には水をまき足場を悪くして、明かりは決して灯さずに行っていたそうです。
これは御門下の両先生が組み手をする時も同じだったそうで、立ち方・立ち幅・歩法といった
「姿勢」と「観の目」の修得の為にも行っていた稽古だと思います。

私の観た池田先生の立ち方は、低い前屈立ちで「本土空手」のそれでしたが、
首里手には元々「本土空手」の様な低い前屈立ちはなかったと思います。
私の「からて」にも前屈立ちの様な立ち方はありますが、いわゆる「八の字立ち」で
立ち幅も腰の位置も自然なものです。

「三体式」の事は知りませんが、どの様な武術でも相手に即応できない姿勢や歩法は
取らないはずですし、「観の目」を用いるのであれば、必ず相手を術にはめ即応できる
姿勢や歩法を取るはずだと思った次第です。
353古流空手:02/02/02 22:54 ID:BsfC0+u6
>>347桧垣源之助さん
お久しぶりです!

「知花ク−サンク−」は、知花朝章先生(松村先生御門下)の使った型で、
遠山先生が知花朝章先生より教授されたと言われる型だと思います。
知花朝章先生は知花朝信先生の叔父上にあたる方です。

「ク−サンク−小」の方は松村先生の「ク−サンク−」から糸洲先生が創られたもので、
桧垣さんのお話の型は、この糸洲先生の創られた「ク−サンク−小」の事だと思います。
354(∵)ノ☆本屋さん ◆rOtHdocM :02/02/02 23:11 ID:nc5zc5AW
>古流空手さん。
うーん、恐らく御覧になった姿勢と今回のは違うんでしょうね。
「低い前屈立ち」ではありませんもの。

>「観の目」を用いるのであれば、必ず相手を術にはめ即応できる
>姿勢や歩法を取るはずだと思った次第です。

これをやられてるんですよ。ですが、それが形意拳のやり方によく似てるんですね。
同じ内家拳でも八卦掌なんかは入り方が違うんですが。やはり古流さんが本を
ゲトされてからの方がお話しやすいかもですね。あとはかなり細かいお話になりますし。
355古流空手:02/02/02 23:21 ID:BsfC0+u6
>>354本屋さん
そうですか。
では認識を新たに、先入観を持たずに(?)観る必要が有りそうですね。
何はともあれフルコンKを入手してみます。
356名無しさん@お腹いっぱい。:02/02/02 23:35 ID:i3Hx8IpZ
遠山寛賢先生の修道館は、全空連の連合会の中の泊親会へと受け継がれています。
私の師匠も遠山先生のお弟子さんでしたが、公相君はもっぱら「知花公相君」ばか
りをやっておりました。非常に華やかで美しい型だと思います。
357(∵)ノ☆本屋さん ◆rOtHdocM :02/02/02 23:41 ID:nc5zc5AW
>古流空手さん。
申し訳ないです.........。web上で事が足りればとあちこちあたってみたんですが、
やはり画像を見つける事が出来ませんでした。そういえばフルコンKも最近部数が
あんまり出ていないようですね。各書店に一部しか入らなかったり。
358桧垣源之助:02/02/02 23:58 ID:clHSq4FI
>>353
古流空手さん、お久しぶりです。
しばらくは、仕事が忙しかったこともありROMに専念しておりました。

359古流空手:02/02/03 00:12 ID:akXqGPUv
>>356さん
遠山先生は「知花公相君」でしたね。
失礼しました。

>>357本屋さん
わざわざ探して下さったのですか・・・
申し訳ありませんでした。

同期の友人が「フルコン指向」ですので、おそらく持っていると思います。
二、三日あれば観られると思います。
360古流空手:02/02/03 00:17 ID:akXqGPUv
>>358桧垣源之助さん
お忙しい中、有り難う御座います。

ところで以前お話だった宇城先生の懇談会には、
やはり行かれるのでしょうか?
361桧垣源之助:02/02/03 00:34 ID:IzltWu2s
>>360
合気ニュースからチケットが送られてきました。
宇城先生の出版記念講演会&懇談会には出席する予定です。
え〜と、20日までに振込みがないとキャンセルだって!(w
楽しみにしています。
362古流空手:02/02/03 00:39 ID:akXqGPUv
>>361桧垣源之助さん
そうですか。
正直言って、羨ましいです。(ToT)
私は地方ですので、懇談会(懇親会)には行けません。

ところで懇談会では宇城先生の著書に対する質問も可能なのでしょうか?
363桧垣源之助:02/02/03 00:53 ID:IzltWu2s
>>362 古流空手さん
質問ができるかどうかわかりませんが、チケットには「出版記念講演会(実演会)
および懇親会」とあるので、実演を見れるのが楽しみです。

364古流空手:02/02/03 01:05 ID:akXqGPUv
>>363桧垣源之助さん
くぁ〜・・・
やっぱり行きたい・・・

実を言いますと、宇城先生の立ち方に少し疑問があったので、質問が可能で
あれば、桧垣さんにお願いできないかな等と失礼な事を考えていました。
申し訳ありません。(ToT)

やはり宇城先生のもとに、直接伺わせて戴く以外有りませんね・・・

差し支えなければ、桧垣さんの感想を楽しみにしています。
365ナハナハ:02/02/03 01:19 ID:5KxtjaZ7
「知花公相君」の型の解説は、大西栄三先生の「拳道学」に記載されております。
が、私が習ったのとはちょっと型が違うんですよね。
366古流空手:02/02/03 01:30 ID:akXqGPUv
>>365ナハナハさん
お久しぶりです。

大西先生以外にも遠山先生御門下の先生で「知花公相君」を
教授されている方がいらっしゃる様ですが、やはり微妙に違う様ですね。
367ナハナハ:02/02/03 09:00 ID:eI4H6hnt
古流空手さん、ご無沙汰しております。

そういえば、村上勝美先生の「空手の心と技」に、そんな記載がありましたね。
368古流空手:02/02/03 10:30 ID:/gkfh+QQ
>>367ナハナハさん
>そういえば、村上勝美先生の「空手の心と技」に、そんな記載がありましたね。
そうですか。
ナハナハさんは、色々な著書を読まれている様ですね。
私も両先生の著書を読んで観みたいと思います。(´o`)

私の師は先師・先達より数種の「ク−サンク−」を教授されていますが、
良く言うのが、型の後半にある「しゃがみ込み」の前後の挙動の事で、
この部分を特に良く観ている様です。

遠山先生の「知花公相君」に関しては御門下の方々により色々ある様で、
私の師も一定の見解を持っている様です。

ちなみに知花朝信先生の「ク−サンク−」は「大」と「小」がある様ですが、
「大」の方は御門下の仲里周五郎先生が最も得意にされているそうで、
御門下の中でも知花先生に最も近い型をされているそうです。

「大」の方は松村先生の型のはずですから、これと他の「ク−サンク−」を
比較してみると良いのかも知れませんが・・・
ナハナハさんの首里手の恩師は、この点に関して何か仰っていませんでしたでしょうか?
369ナハナハ:02/02/03 22:22 ID:9YBck0yY
古流空手さん、早速のレス、ありがとうございます。

私の道場では公相君は知花公相君しかやっておりませんでしたので、他のクーサン
クーについてはあまり存じ上げません。

私が師に付いて習っていたのは大学に入った頃までで、当時は遠山寛賢先生のこと
などはまったく知りませんでした。遠山先生のことを知ったのは、師が亡くなった
後に「空手道大宝鑑」を入手してからのことで、最後の方にある師範名簿に師の名
前が掲載されているのを見てから急に興味が湧いてきて、いろいろと調べるように
なったのです。師が元気であった頃に、もっといろいろな事を聞いておけばよかっ
たと、本当に後悔しています。
370古流空手 :02/02/03 23:22 ID:JtWQR7Pc
>>369ナハナハさん
私は一つの「ク−サンク−」も教授されていません。(ToT)
私の所では「ク−サンク−」は五段以上で教授される様です。(ToT)
ナハナハさん羨ましいです。(ToT)

>師が元気であった頃に、もっといろいろな事を聞いておけばよかっ
>たと、本当に後悔しています。
お気持ち、お察します。
私と兄弟子も話す事が有りますが、師の存命中に少しでも教授して貰う為にも
「からて」の修行に励もうと言う意見で一致しています。

ナハナハさんの最初の恩師の道場は閉鎖されたと言う事ですが、
やはり後継者の方が居られなかったのでしょうか?
私の所には3人兄弟子がいますが、誰も師範免状は頂いて無いそうです・・・(ToT)
371ナハナハ:02/02/04 04:56 ID:Th9zsorq
>>370古流空手さん
私の所では五段以上で師範ということになっており、約10名程度の師範がおりま
した。師は空手以外にも居合道と剣道の範師・師範であり、剣道の月刊誌にも居
合道の連載が掲載されていたような方でした。

師が亡くなった後は、正式には「甥」にあたる人が帰郷して館長となったのです
が、古参の師範会メンバーと意見が合わず、また、技術的にも劣っていたことも
あり「もう僕、いやだもんね」ということでやめてしまいました。

その後はなんとか道場を維持すべく師範会のメンバーで交代で指導に出ておりま
したが、皆、他の仕事をしながらの「二足のわらじ状態」で、上級者が誰も練習
に来てなかったり、ということもあったようです。

私は、師が亡くなった後の「甥館長」の時期に五段を頂きましたが、そういうこ
とで自分的には認めておらず、師から頂いた四段免状のほうを額に入れて飾って
おります。

それ以外に新たに自分の道場を開設したものは四名程おりますが、途中からフル
コンに転向したり太極拳を導入してみたりで、師の空手を正式に伝えているもの
は熊本県に一名いるのみです。

「空手の心と技」の中で、遠山先生から村上先生への手紙で「遠山の空手は遠山
で始まり遠山で終わる」というくだりがありましたが、まさにそのようなことを
実感しております。余程の師を思慕し尊敬する気持ちがなければ、師の精神とそ
の技術を正確に受け継ぎ伝承していくことは本当に難しいものだと思います。
372名無しさん@お腹いっぱい。:02/02/04 05:24 ID:ULzcD/se
373古流空手:02/02/05 01:15 ID:zzjyu/Fb
>>371ナハナハさん
何とも切ないお話ですね・・・

>五段を頂きましたが、そういうことで自分的には認めておらず、
>師から頂いた四段免状のほうを額に入れて飾っております。
以前、段位について兄弟子と話している時に「誰に何を教授されて、
何をどれだけ修行し、何を追い求めているかといった事が大事で、
段位は一つの目安でしかない。」と言われました。
お気持ち、お察し致します。

>師の精神とその技術を正確に受け継ぎ伝承していくことは本当に難しいものだと思います。
私は受け継ぐ事で精一杯なのですが、ナハナハさんの仰る通りだと思います。
師・先師・先達を思う時、自分自身の未熟さを痛感してしまいます。
374古流空手:02/02/06 23:53 ID:czsIpfqP
「武道の原点」が読み終わりましたので、続きを。

読み終わって、まず思ったのは座波先生・宇城先生ともに非常に素晴らしい方々だ
という事でした。
特に巻末の座波対談には座波先生の人柄が滲み出ている様で、なんだかニンマリして
しまいました。(座波先生にはご勘弁を)

私は、この本に一貫している宇城先生の精神に非常に共感を覚えると共に、
座波先生の言う古い「からて」を紹介してくれた宇城先生に感謝しています。

ただ、この本に掲載されている写真には若干の疑問がわいてしまった事も事実です。
私が疑問に思った点は立ち方・歩法です。

「武道と原点」を読まれた方で、この点に疑問えおお持ちになった方は
いらっしゃらないのでしょうか?
375首里手:02/02/06 23:58 ID:czsIpfqP
忘れていましたが、「古流」には少し違和感をお持ちの方も居られるかも
知れませんので、HMを「首里手」に変更しました。

宜しくお願い致します。
376名無しさん@お腹いっぱい。:02/02/07 02:53 ID:a4uSG6U5
大東流の方が宇城氏は下半身が硬いと言ってたな。
それはそうと、首里手の方が首里手と那覇手の合わさったような心道流の
立ち方・歩法に違和感があるのは当然ではなかろうか?
それとも、そこまで考慮してもまだ疑問があるということだろうか?
377首里手:02/02/07 03:11 ID:DDpvqPgs
>>376さん
そうなってしまいますね。
私個人は那覇手の教授を受けていませんが、師は那覇手も修めているので
那覇手「型」と首里手「型」の違いを概略として見聞きしています。
その上で疑問がわいてしまったのですが。
378名無しさん@お腹いっぱい。:02/02/07 13:48 ID:Zy69xQTU
>374
あの本は少々がっかりしました。
力学、運動生理学で説明できることを、神秘化しすぎです。
本人の力量は知りませんが、彼が実施していることを自分で説明しきっていないと思われます。
まあ、できることとそれを説明できることは別ですが。
座波氏との対談は、面白い。
379名無しさん@お腹いっぱい。:02/02/07 14:27 ID:VaP0dD0j
説明できたら苦労はいらんわな。
380首里手:02/02/08 21:14 ID:uFgQlJsS
>>376さん
下半身が硬いと言う事についてですが、個人的には硬いと言うより歩幅が広い事から
重心が落ち「固定化」されたと言う印象を持ってしまいました。
単純に歩幅が広ければ、足捌きに難が出てしまうと思うのですが、同時に金的も怖く
なってしまいますし、重心を崩されやすくなってしまうと個人的には思ってしまいました。
組み手に顕著に現れている様に思いましたが、写真を観る限り座波先生のそれとは違う様です。

この点に関して、どの様に思われましたでしょうか?
381サンチン:02/02/09 02:46 ID:pzuxTpSX
しばらく見ぬ間に私のレスは遠い彼方ですね。ともあれスレの盛況なによりです。
ナイファンチについて首里手さんに質問があるんです。
那覇手をやっておりますが、ナイファンチに興味がありここ1年ほどビデオと書籍で独習しております。
>宇城先生も内八分・外二分の型と書いていますが、これにも全く同感です。
とありますが、内八分で注意する点は何ですか?答えられる範囲で結構なんですが。
382首里手:02/02/09 03:27 ID:yC/V+IgJ
>>381サンチンさん
お久しぶりです。(´o`)
>内八分で注意する点は何ですか?
ナイハンチンの場合、他の型とは違い型の術技が解りにくいので、
内の割合が大きくなってくると思いますが、型を振る時の注意点は
皆同じだと思います。

私のナイハンチンに限って言えば、身体の使い方と力の出し方と或る部分に
注意を払っている感じでしょうか。
身体の使い方は股関節や腰骨の動きと言った見えにくい部分、
力の出し方は身体の外→内→外へ瞬間的に出す部分です。
或る部分は師が他の門下生にいっているのを聞いた事が無いので
伏せさせて下さい。

ただ、この注意点は外形を修得してからの話で、最初は外形(師の型の動き)を
真似て比較し、また真似て比較しの繰り返しでした。
今でも時折見せる師のナイハンチンには「ハッ!」っとさせられてしまう事もあります。
383さんぴんちゃ:02/02/09 03:44 ID:ES49T7um
こんにちは、リネームおめでとう(?)ございます。
私も武道の原点は読ませていただきまして、非常におもしろく感じていました。
特に感じたのは良い師に巡り合うことは非常に大切でまれなことだから
巡り合えた人はその出会いを大事にしなきゃならないということでした。
自らも襟を正して精進せねばと思いました。

ただ、確かに疑問点もあって那覇手をいったいだれに習ったのだろう
と言うのがちょっと疑問なのです。確か武道の原点には書いてなかった
気がします。写真を見た限り、私の知ってる古い那覇手の三戦とも
違うので首里手との混合による影響があるのかどうかが知りたいですね。
384首里手:02/02/09 05:19 ID:yC/V+IgJ
>>383さんびんちゃさん
「古流」では何かと問題が有るかなと邪推してしまい、首里手にしました。

座波先生の首里手型は先生の兄上からだと思いますが、那覇手型に関しては
確かに記載されていませんね。
宇城先生の著書から判るのは、空慎流空手始祖・金城兼盛先生の門徒である
柔剛自然流空手始祖・崎浜盛次郎先生の指導補助をされていた事と一時、
「剛柔流心道会」の名称を使われていた事でしょうか。
金城先生は糸東流始祖・摩文仁賢和先生に師事されていたらしいので、
摩文仁先生→金城先生→崎浜先生→座波先生なのかも知れませんし、
または兄上のご友人のどなたかも知れませんし、その両方なのかも知れませんね。
どちらにしても座波先生の那覇手型が、どなたから教授されたのかは判りませんね。

那覇手型に関しては判りませんが「ナイハンチ」やその他の首里手型は、
若干立ち幅が異なりますが私の師の型とかなり近い様に感じました。
385さんぴんちゃ:02/02/09 23:10 ID:aBFi/xKv
>>384 首里手さん
>「古流」では何かと問題が有るかなと邪推してしまい、首里手にしました。
そうですか、沖縄では古流という言葉そのものがあまり聞かないから
その方が通りはいいかもしれませんね。

>摩文仁先生→金城先生→崎浜先生→座波先生なのかも知れませんし、
なるほど、その可能性があるのですね。ありがとうございます。

那覇手の型は私の指導されたものとは結構違いがありましたので
興味を持った次第です。引き続きどなたかご存じのことがございましたら
教えてもらえるとありがたいです。
386名無しさん@お腹いっぱい。:02/02/09 23:14 ID:FGoVGz7j
東恩納先生→守衛さん→座波先生
2冊目はよ読みなっせ
387さんぴんちゃ:02/02/09 23:18 ID:aBFi/xKv
>>386
ありがとうございます。
忙しくて2冊めはまだ入手もしてないんですよ。
連休ですから、入手しにいこうかなと思います。
388首里手:02/02/09 23:38 ID:cc3um0kR
>>386
有り難うございます。
今から2冊目も読んでみます。
386さんの感想もお聞かせ願えたら有り難いのですが・・・
389首里手:02/02/10 01:01 ID:G+wFkw5p
>>386さん
ご指摘の箇所を読ませて戴きました。
那覇手はお父上の勤められていた製糖会社の守衛をされていた方からお父上が習われ
それを座波先生が習われたという事でしたね。
この守衛をされていた方は東恩納先生時代の弟子(?)であられたという事と座波先生のお年から
考えられるのは新垣世璋先生系統か、湖城家系統か、もう一つの東恩納先生系統か、もう一つの宮城先生系統か
と考えられますが、もっとも考えられる系統は、やはり新垣先生系統でしょうか。

新垣世璋先生系統(ご本人、もしくは門下の方)→守衛の方→お父上→座波先生
この様な感じでしょうか?
首里手に関してはほぼ判りました。
390名無しさん@お腹いっぱい。:02/02/11 02:27 ID:owEM69bk
突きを肩の前方に出すのが新鮮だった。
普通は正中線の前だと思うがあれが古流の常識?
自分で試してみたらいい感じだった。

クーサンクーがみたことない型だった。
屈伸を使った突きが気になる。動いてる映像を見たい。

全体的には糸東流っぽいかな?

391首里手:02/02/12 02:06 ID:TLDVeyiG
>>390
私の師も「ク−サンク−」は1/3位の半身姿勢から肩の前方に突きだします。
今の処、私の習った型にはこの「突き」はありません。
「ク−サンク−」特有の突きなのかも知れませんね・・・。
ところで屈伸を使った突きというものは気付きませんでした。
宜しければ、箇所を教えて戴けますか?
392名無しさん@お腹いっぱい。:02/02/21 16:03 ID:7aPguKZM
ageuke
393桧垣源之助:02/02/21 20:00 ID:d/4y0Ckp
あさって宇城先生の出版記念講演に行ってきます。
394一暇人:02/02/23 16:11 ID:KpZxuo7a
一応、いってらっしゃいage
395ナハナハ:02/02/23 21:02 ID:dXkSuBYE
>391
右手刀、右前蹴りの後、しゃがんで左下段受け。その後の立ち上がりながら
の右逆突きのことでしょうか?
うーん、「屈伸」を使っているとは言えないような気がしますが・・・。
396桧垣源之助:02/02/24 01:08 ID:64x9Kfdc
本日、いや昨日宇城先生の出版記念講演に行って来ました。
約600名くらいの参加者でした。
午後2時から4時20分まで講演演武及び質疑応答ということでしたが、
実際は演武と参加者を入れての実演といったところでしょうか。

内容は今回出版した、本の内容における「ゼロの力」と「呼吸力」の部分
が殆どでした。

実技内容としては、「打たれる前に打つ」にはということで、姿勢を正して
居付かない状態にして観の目を使い先の先を打つというものでした。
正しい姿勢として、前屈立ちや撞木立ち(剣道)ではなく八の字立ちのような
立ち方でした。
徒手だけではなく、竹刀、木刀、真剣において、呼吸力(気)で対応する実演
を何度も行っていました。
私の解釈では間合いと見切りの技術の説明として受け取りました。

「ゼロの力」の説明では、これはまるで合気道の説明と同じといった方が
良いくらいに、調和、融合、調和、敵を作らない心と力抜きについて強調
していました。実技としては小手返し、小手ひねり、腕返し等の合気道と
ほぼ同様の技でしたので、空手の説明というよりは、合気の説明を聞いて
いるようでした。

型では「三戦」と「ナイハンチン初段」の演武を見ることができました。
分解については、本に載っている範囲での解説しかみれませんでした。

一般参加者から質問を受けるということでしたが、質問用紙で質問は受け
ましたが、実際は、一般参加者に技をかけてみせるという場になってしま
いました。言葉ではわかりずらいので、かけてもらうのが一番なのはわかり
ますが、ツボを使った技では、体質的に掛からない人がいて往生している
場面もありました。

宇城先生のレベルが思ったよりも高くて喜んだ半面、型と間合いの技術の
間の説明がなく、ちょっと私的には物足りなかったかなというところでしょうか。

その後の懇親会にも申し込みをしてあったのですが、急な仕事が入り
参加できませんでした。(残念無念)


397斬奸:02/02/24 02:43 ID:EvgoAmTY
初めて書き込みます。私はフルコン出身ですが、現在はそれをベースに
古流の研究を10余年独学に近い形でやっております。
宇城先生の<武道の原点>を拝見して、不明な点が二つほどありました。
一つには、型を掘り下げて稽古していくところから、宇城先生の現在の技術、
桧垣源之助様も書かれております<合気道的な技術>への
中間というか過渡的な部分が無いように思えることです。
私見では、居合道との競合で中間をすっ飛ばして一気にそこへ行かれたのかな?
とも思うのですが、古流修行者の皆様はどう感じられるのでしょうか?
もう一つは、先にも出されておりましたが、クーサンクーの屈伸突きです。
<原点>ではクーサンクーの要諦の一つがこの屈伸突きであると解説されており、
初動の内受け→追い突き以降、座波先生の演武写真を見る限り、
一見後ろ足の伸展力で地面を蹴って、
その反動を突きに伝えているようにも見えます。
これも私見ですが、技の始動は脱力=重心落下が一つの法則と考えていましたが、
クーサンクーでは異なるのでしょうか?
しかし単純に後ろ足で地面を蹴る突きならフルコンでもよく見られるものですが、
そういう筋力に依存する突きとはどこか異なるようにも思われるのですが?
どなたか解説していただければ幸いです。
398首里手:02/02/25 17:52 ID:/szKgM6K
ご無沙汰しておりました。
最近、年甲斐も無くFF10にはまってまして・・・。(´o`)

>>395ナハナハさん
>>397斬妖さん
私は「ク−サンク−」のどの型も習っていませんので、何も解りません。
ですから「屈伸突き」も何の事やらといった感じで残念ながら参加できません。
「武道の原点」は師に暫く貸してますので、戻り次第また読んでみます。

>>396桧垣源之助さん
失礼な事だと思いつつも、桧垣さんの感想お待ちしていました。
>実技内容としては、「打たれる前に打つ」にはということで、姿勢を正して
>居付かない状態にして観の目を使い先の先を打つというものでした。
>正しい姿勢として、前屈立ちや撞木立ち(剣道)ではなく八の字立ちのような
>立ち方でした。
本を読んでみて、この部分が非常に気になったのですが・・・。
「先の先」には身体が「動ける」状態でないと難しいでしょうし、
「観の目」も物理的な裏付けのある「コツ」でしょうから当然、
立ち方や姿勢の要点は限定されてくると思います。
例えばあの立ち方・構え方の場合、膝が締められてないので簡単に「金的」を
入れられてしまうと思うのですが・・・。

この点に関して桧垣さんはどの様な印象を持たれましたか?
399斬奸:02/02/25 19:32 ID:D97uhJyU
>首里手様
ご丁寧にありがとうございます^^
いつかご覧になられましたらお教えください。
私もFF10ははまりました〜。40代ですけど^^;
400名無しさん@お腹いっぱい。:02/02/25 20:23 ID:aAXYL7v4
 こんにちは。
 近所に古流剛柔流空手道ってのがあるのですが、剛柔流って古流なのですか?
どなたか詳細を教えていただけませんか?
401首里手:02/02/25 22:07 ID:zCeLIJHB
>>399斬妖さん
こちらこそ斬妖さんのお話を聞きたいくらいですから恐縮です。

>>400さん
大雑把に分類した場合、剛柔流は古流空手ですね。
古流剛柔流空手道に関しては全く知りません。
私も興味がありますので剛柔流スレに逝ってきます。
402桧垣源之助:02/02/25 23:48 ID:ydD/FRMt
>>398 首里手さん
私が見た感想を誤解を恐れずに言わしていただけるのであれば、宇城先生の
公開した技術の殆どが、6感の術なのです。
姿勢も表面上は形をいいますが、宇城先生は「芯をつくる」をいう表現をつ
かっていました。私の言葉で言えば「丹田に中心を収める」ということなのだ
と思います。要するに、体の状態をそのように持っていけば、外見上の問題で
はなくなってきます。まさしく内外の比率が8:2のように逆転するのでしょう。
いつでもこの状態を保つことができれば居着くことはありません。
宇城先生は、自転車の例を出して説明していました。「乗れるという状態を乗
れない人に説明しても参考にしかならない。」
乗れるという状態は、常にバランスを取っているということで形ではなくな
ります。もっとも、早く走ったり、長距離を走るためには、効率的な形がある
ことも事実ですが。

宇城先生は、「芯ができれば気がでる」ということを言っていましたが、要
するに自分の気の範囲を増やして、相手がその範囲に入ってきたら反応する
ということだと思います。
動作そのものに速さはそれほど感じませんでしたが、相手が突きを出す前に
突きを入れることができました。
型→形→術の術までいくと無形になるのだと思います。

受けも同じ要領で、相手が攻撃してきても、攻撃範囲外に身をおいてしまう
ために当たらないという演武をしていました。したがって金的蹴りに対しても
同様に考えられます。

型→形→術の形の解説であれば、また別の結果になると思われますが、宇城
先生が術を基に説明する為にこのようになるのでしょう。
403首里手:02/02/26 00:48 ID:I5j3cu75
>>402 桧垣源之助さん
詳細な感想を書いて貰い有り難う御座いました。
私には難しい内容でしたが、桧垣さんのレスはおおよそ理解できたと思います。

>型→形→術の術までいくと無形になるのだと思います。
だとすると、あの立ち方(武術空手の知と実戦P52)は「誘い」と観るべきなのでしょうか?
私があの立ち方からとれる歩法だと相手はどうしても金的を打ちたくなるでしょうし、
私があの立ち方からとれる歩法だと相手の動きは殺せないと思った次第です。
やはり純粋にレベルの違いなのでしょうね。

桧垣さんのレスを読んでみて、ますます宇城先生にはお会いしたいと思いました。
有り難う御座いました。
404空拳:02/02/26 01:03 ID:2WOK5BsW
>首里手さん

はじめまして。
本部朝基のファンチも膝を開いて金的ががら空きになってますけど、
それも金的の心配をしていないということだと思われるのですか?

私が知ってる沖縄の先生の行なっていたナイファンチも膝を開いていましたが
金的を守るとかは既に考え尽くしての事だと仰ってましたよ。

膝を開いていても相手の動きを殺し、先も取れる方でした。
私も過去に「膝の開きは金的の誘いか?」と思いましたが、そうでもないようです。
実際、簡単には当たりませんでした。

膝を締める締めないの問題では無いと思いますが、いかがでしょうか?
405首里手:02/02/26 02:01 ID:Bv6gs5qc
>>404空拳さん
初めまして。
説明が抜けてましたが、403は型では無く組み手の写真に関しての事です。
申し訳有りませんでした。

膝を締めるという件ですが「開くか、閉めるか」では無く「弛めるか、締めるか」と
思って戴ければ幸いです。
本部朝基先生のナイファンチの写真は観た事がありますが、膝は締められていました。
これは巻き藁突きから組み手型に到るまで全てに言える事だったと記憶しています。

403は膝の角度から空間的な「隙」があるというよりも、膝の締め具合から「動き」が
制限されるのではないかという事だと思って下さい。
解りやすく書けば初動が遅れる分、金的に隙が生まれてしまうという事です。
そういう意味で「誘い」なのかなと思った次第です。

空拳さんの観られたナイファンチに関しては判りませんが、私のナイハンチンでは
膝の締め具合もありますが、間合いの関係上から金的は打てない様になっています。
406空拳:02/02/26 02:13 ID:2WOK5BsW
>首里手さん

丁寧なお返事ありがとうございます。
>弛めるか、締めるか

その点は私が見たナイファンチも一緒だと思います。
私が勘違いしてしまったのが、内股気味になるかという意味かと思いまして。
勘違いでご迷惑お掛けしました。申し訳ありません。
宇城氏のナイファンチは膝の締めよりも先を求める事を重要視したものだという結果
型に誘いなどを包含していないのでしょう。

先を取る動きを身につけた人は隙を作っても関係ないようですから。

本部朝基のナイファンチについて見識をもたれているようですね。
私が指導を受けた先生のナイファンチも本部先生に似ていました。
まきわら突きの姿もまさにそのままで驚きましたが、あの姿はどのように思われたか
是非首里手さんにもお聞きしてみたいと思いました。

あの、近代的な発想から見ると全く腰も体も入ってないように見える突きに
ついて、首里手さんはどのようにお考えでしょうか?
407400:02/02/26 02:28 ID:MHyIZVM1
 剛柔流スレってあるんですね!でもどこかわかりません。
 申し訳ないんですが、こちらに貼っていただけませんか?
408桧垣源之助:02/02/26 07:10 ID:T/oo6jWS
409首里手:02/02/26 19:11 ID:evK9oL1p
>>406 空拳さん
>私が勘違いしてしまったのが、内股気味になるかという意味かと思いまして。
この部分は空拳さんの勘違いでありません。
私のナイハンチンでは若干ですが内股気味になります。

>宇城氏のナイファンチは膝の締めよりも先を求める事を重要視したもの。
403は型ではなく組み手に関しての事ですので、誘いなのかなと思った次第です。

>本部朝基のナイファンチについて見識をもたれているようですね。
本部先生は私の先師にあたる方の師になりますので、私の師も良く研究されていた様です。
本部先生のナイファンチは泊の松茂良先生のナイファンチですが、私のナイハンチンは
糸洲先生のナイハンチンですから細かい点が若干異なります。
これは私見ですが、私のナイハンチンよりも本部先生のナイファンチの方が難易度が高い型に
なっている様です。

>近代的な発想から全く腰も体も入ってないように見える突きについて、首里手さんはどのようにお考えでしょうか?
近代的な発想というものが良く判りませんが、腰も体も全く入ったような突きだったと記憶しています。
410桧垣源之助:02/02/27 21:49 ID:1No4pdOI
>>403 首里手さん
>>型→形→術の術までいくと無形になるのだと思います。
>だとすると、あの立ち方(武術空手の知と実戦P52)は「誘い」と観るべきなのでしょうか?
>私があの立ち方からとれる歩法だと相手はどうしても金的を打ちたくなるでしょうし、
>私があの立ち方からとれる歩法だと相手の動きは殺せないと思った次第です。
>やはり純粋にレベルの違いなのでしょうね。

武術空手の知と実戦(P52)の立ちかたは、明らかに「誘い」をかけています。
宇城先生がちゃんと構えたら、相手は攻撃できないでしょう。
演武会でも、完全に構えてしまうと相手は入ってこれなくなってしまいました。

私には剣を使っての説明の方が解りやすかったです。
誘いをかけ相手が剣を振り上げようとしたときには、小手に剣が乗っている
という状態です。宇城先生の居合は英信流のようですが、演武で見た内容は
新陰流をみているようでした。
411首里手:02/02/27 22:42 ID:A5ybKjOV
>>410 桧垣源之助さん
>武術空手の知と実戦(P52)の立ちかたは、明らかに「誘い」をかけています。
だとすると、明らかにレベルの違いから来る誤認ですね。
私が誘う場合に用いる方法では立ち方・歩法の要点は崩さないのが絶対条件になりますので、
あの立ち方(特に後ろ足)では「誘い」ではなく「隙」になってしまいます。
単純に私の知らない身体の使い方を取られているだけなのかも知れませんね。

>誘いをかけ相手が剣を振り上げようとしたときには、小手に剣が乗っているという状態です。
私が用いる「誘い」は、基本的にこれです。
ピンアン二段にある「誘い」です。
ただ私がこの「誘い」の態勢をとるには、膝は締める必要があります。
この辺の疑問は、やはり実際に観て触れない事には判らないのでしょうね。

あぁ、実際に動く姿を拝見された桧垣さんが羨ましい・・・。
って、何かスト−カ−みたいですね。失礼しました。
412桧垣源之助:02/02/27 23:38 ID:Ti/GZ0Zf
>>411
私の方こそ、M先生やF先生に習われている首里手さんの方が
羨ましいのですが(w

413首里手:02/02/27 23:46 ID:A5ybKjOV
>>412
M先生やF先生・・・?
私の師は一人しかいませんが、とりあえずノ−コメントにしておきますね。(´o`)
414桧垣源之助 :02/02/27 23:56 ID:Ti/GZ0Zf
>>413
私も同様にスト−カ−みたいですね。失礼しました。
415首里手:02/02/28 00:23 ID:Nh9z80Qz
師が以前言っていた言葉を、ふと思い出してしまいした。
師曰く「空手は人からキ○ガイと思われるくらい没頭しないとダメですね。」

ある意味、スト−カ−以上を必要とされる様です。(´o`)
416桧垣源之助:02/03/02 20:03 ID:JOhZ//KY
首里手さんへ
武術空手の知と実践の23Pの写真の感想を聞きたいのですがどうでしょうか
417首里手
>>416 桧垣源之助さん
書き込みに気付かず遅レスになってしまい、申し訳有りません。

ご指摘の箇所ですが、心道流パッサイの中にある一挙動を写したものですよね。
感想と言えるものではありませんが、やはり膝が気になってしまいました。

私は師より、どのパッサイも教授されていませんので術技に関しては何一つ判りませんが、
師が良くふるパッサイの一つを思い出してみると立ち方・姿勢・手の位置が異なっていると思います。
可能な限り書き出せば、立ち方は後ろ足の膝、姿勢は腰と半身具合、手の位置は右手の高さ・
左手の水平方向の位置と指先の向きになります。

宇城先生は型を非常に研究されている方でしょうから、何らかの理由があるのでしょうが、
やはり立ち方と姿勢は気になってしまいました。

私の師もそうですが、私が他流の型を観る時は立ち方や姿勢を主に観ますので、
どうしても気になってしまうだけなのかも知れませんが。