日本ボクシングコミッション(JBC)が、国際ボクシング連盟(IBF)など、
これまで非加盟だった団体に加盟する動きを見せていることが22日、分かった。
そのさきがけとして、パンアジアボクシング協会(PABA)に加盟する方針。
早ければ、9月に日本で開かれる世界ボクシング協会(WBA)の総会で、
同協会下部組織のPABAへの加盟が認められる見込み。
日本のプロボクシングを統括するJBCは、これまでWBAと、世界ボクシング評議会
(WBC)、東洋太平洋ボクシング連盟(OPBF)の3団体に加盟し、運営を続けてきた。
しかし、このところ、WBAとWBCに加えて、IBFや世界ボクシング機構(WBO)が
メジャー4団体として世界のボクシング界をリード。東洋圏でもPABAが勢力を広げ、
OPBFとの2大団体の様相を呈している。
JBCはWBCの下部組織であるOPBFに加盟しながらWBA傘下のPABAには
加盟しておらず、今回のPABA加盟の動きはこの矛盾を解消することにもつながる。
JBCの関係者も「PABA加盟は避けられない状況になっている」としている。
JBCはPABAに加盟した後、IBF、WBOなどと将来的な加盟も視野に入れた
交渉を続ける、としている。今後、日本の世界王者誕生の可能性が、
WBA、WBCだけでなく、IBFやWBOにまで広がることになりそうだ。
ソース:
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060723-00000005-jij-spo