で五寸釘を叩き切っても
刃零れしないナイフ
ドアのチェーンを一瞬で切断。
「全開で飛ばせ」の第十話、ランボルギーニ・ミウラP400。
"点灯時にはフェンダーから突きあがっているヘッドライトの空気抵抗のために、
どうやっても実速は二百七十五(km/h)以上は出なかった"注:カッコ内筆者
角川文庫刊で読んだ当時、バイクは乗ってたけど車は未だ免許持ってなかった。
来為度、その細かい描写、リアリティに感銘しました。
まるで、自分が運転してるみたい、と云ったら大袈裟かな?
>>873 > まるで、自分が運転してるみたい、と云ったら大袈裟かな?
いや、それこそが大藪小説の魅力のひとつだろ。厨房の頃に読んで高性能の車の
激しい加速感が伝わってくるような描写にしびれたよ。
>>873 やっぱり大藪作品には魂が籠もってますから。
自分もその作品や「自爆」、あるいは
「唇に微笑み、、」等の自動車の描写に胸を躍らせてました。
軽自動車を購入して物凄いチュ−ニングを施したりトカ。
実際に免許を取得して初めて購入した車は
トヨペット・コロナ2000GTでした。
18R−Gをソレックスのツイン・キャブで武装した型でしたが
惜しむらくは排ガス規制の影響をもろに被ってました。
それでも気持ちよく廻るツインカム・エンジンでした。
今でも再購入したい車です(o^-')b
>>876 >軽自動車を購入して物凄いチュ−ニングを施したりトカ。
私は同じ改造車でも、現在よりも排気量的にさらに非力な軽自動車を改造して
豪快に飛ばすシーンが好きですね。それだけシビアな運転が要求されて、あの
伊達邦彦ですらエンストさせたりとか。
ミステリ板のスレ、落ちちゃいましたね。
ここ使い切ってから立てればいいさ
そうですね。個人的にはスレはひとつの方が話が分散せずに良いと思っています。
冬場には「ヘッドハンター」や「アスファルトの虎」のモンゴル猟など、寒いシーンを
読んで雰囲気にひたるんですが、今年は暖冬なのでイマイチです。
芯まで凍ったリンゴ
雪で冷やしたウイスキー
雪の別荘で上半身裸で薪割り
息子と仲良く風呂に入る。
882 :
無名草子さん:2007/02/14(水) 09:44:31
肉を平均七キロ食う男たちアゲ
昼飯はいつもラーメン。
みんな、全部が大藪ネタだとわかっているかな?
わかる人にはわかる。
殺したばかりの熊の肉を生で食う。
886 :
無名草子さん:2007/02/16(金) 07:55:03
冷徹にして非情
誰か名作 『汚れた肛門』 を保存しておいた人いますか?
途中で終わっちゃったと思ったんですが。
>>887 8/26〜9/2までの分なら保存してます。その後も続けた人がいたような気もしますが、
何事にも潮時というのがあるから、私は自分で終わらせた部分で完結したことにしてます。
889 :
無名草子さん:2007/02/17(土) 14:03:33
前の大藪の子の書いた文ジョジョの7巻だった
ありがとう。でも一瞬意味不明だったw
すぐシャワーを浴びる前にもかかわらず
リンスキンLで肛門部を拭う高見沢。
892 :
無名草子さん:2007/02/18(日) 21:03:42
中期の作品では抗生物質の軟膏(フルコートF)も
やたらと使っていたが耐性菌が増えてくるとかなり危ない。
野獣死すべし
男の掟
処刑軍団
テラナツカシス(:_;)
実家の本棚にマック・ボランシリーズと一緒に並んでる…また読みたくなった。
最近何作か読み返したが、読み返して気付いたのは、野崎六助の「大藪春彦伝説」
に結構誤りがある点。野崎氏はどうやら自分の思いこみが先行して、冷静な批評が
出来ないタイプのようだ。
斎藤暴策首相
ファック・ジャクソン大統領
久し振りに笑えた
昨日の夜、池袋でやってた古本市にふらりと立ち寄ったら、
徳間書店問題小説増刊号・大藪春彦追悼特集「蘇える野獣」
というのがあった。うおおと思ったけどちょっと事情で買えなかった。
今日の昼、仕事を抜け出して行ったらまんまと売れた後だったorz
ちなみに800円でした。ああ〜買えばよかった〜。後の祭り。
古本は見つけたらその瞬間に買わないとダメだね。でなければ最初から行かないか。
買った人あるいは持ってる人、どんな感じか教えて下さい。
主人公が使う偽名で「三船裕次郎」が殺伐した作風の中で馬鹿馬鹿しくて何か印象に残ってる。
大藪の冗談だったんだろか
>>896 発売当時は980円でした。
内容は大藪氏のエッセイ
単行本未収録作品(1996年時点)
他の作家から見た大藪論
大藪夫人による寄稿文
『野獣死すべし』
作家による対談集
ハンティングのグラビア
著書リスト
年譜
大藪氏の私物グラビア(モノクロ)
こんな感じです。
次に見掛けた時は是非購入してください。
>>896 大薮とは仲の悪かった西村寿行の追悼エッセイも載ってるよん
ちょっと喧嘩したけどそんなに仲が悪かったってわけでもないみたいだけどな
つーか、二人が喧嘩した理由が馬鹿馬鹿しくて笑った
日本型ハンターの西村氏は大藪氏のヨーロッパの富豪みたいな大名ハンティングに激しい反発を覚えたと
でもなんか良い話だと思いますよ
902 :
無名草子さん:2007/02/22(木) 07:32:34
親父の書棚にあった大藪、寿行、風太郎は、
若き日の俺のズリネタだったなあ。
最近心配だからな、保守
徒手空拳
冷水と温水を交互に浴びるのは実際カラダの毒素を出すらしいから健康に良いらしいよ。
ほんとですか?
ちんちんにはそうやってるけど…
908 :
無名草子さん:2007/02/26(月) 02:21:06
命日age
>>907 チンコに良いと身体に良いは別かと・・・・^^
910 :
無名草子さん:2007/02/26(月) 14:16:00
女が主人公ということで、邪道扱いされている向きもあるが「非情の女豹」は
結構好きだな。「ちきしょ〜 女のくせにやたら強ぇ〜な。調子ん乗ってると犯
すど〜」なんて感情移入してたら、ラストで見事に伊達の邦ちゃんにズッポシは
められて悶え狂ってやがんの。(笑)あのシ−ンは文脈からして、エクスタシ−
に達したと同時に絞殺されたのかなって解釈してたんだけど、これって続編ある
の?あと、もしこれを映画化するんだったら、チェ・ジゥくらいのタッパか小池
栄子くらいのボディが欲しいね。知花くららなんかもいいかな。Vシネあたりで
やらねえかな〜
>>910 っ「女豹の掟」
こっちも伊達邦彦が出ると思ったが、劣化は否めない印象がある
>>910 っ「蘇える女豹」
最終的には3部作になりました。
今日は先生の命日ですね。
合掌。
命日さげ。
あらゆるセンチメンタルを流し去り鋼鉄たる人ならん?
命日ですか…早い。
今も最初に読んだ作品「野獣死すべし」の衝撃は忘れられません。
読後しばし茫然としていました。
これほど人を中毒にさせる作家は彼をおいて他に見当たらない。
合掌。
書店の棚に並ぶ数も少なくなってきましたが、光文社文庫ではけっこう洒落た表紙で
旧作が出ていますね。「戦士の挽歌」に続き、「探偵事務所23」あたりを購入予定。
みな殺しの歌も出てるよね
20年程以前は書店の棚にびっしり並んでたんですがね。
角川のあずき色の背表紙を眺めては悦に入ってました。
今じゃ、BOOKOFFでもあまり見掛けませんねぇ(´Д`;)
>>917 角川文庫版は、言葉狩り以前の内容なので何とかコンプリートしたいと思っています。
私の住む地域の大型古書店にはかなりの数のストックがありますが、やはり発行部数の少ない
作品はなかなか見つかりません。
絶望には慣れている。
そうそう「青春は屍を越えて」がお気に入りなんだけど
角川版初期短編集はコレと同じテイストかなぁ?
同じなら買おうかな、と思いまして。
前々から思ってたが角川版の非情の掟と処刑の掟の表紙の人物が似てるなw
青春は屍をこえて
>>918 言葉狩り情報、新しいのありましたら、また教えてください。
ふてぶてしいほどの筋肉を保つ為に
咀嚼を多くしています。
>>924 了解です。まあ新しく文庫化された昔の作品は、ほとんどが言葉狩りの影響を受けていると
考えた方が良いです。少しずつチェックしてまとめてみます。
>>925 大前春子さんですか?(違っ
春子は好きで食ってるけど、あの主人公は無理矢理なわけで。
「非情の標的」で変更になった部分を書いておきます。
◯“もう少しで不具になるほど痛めつけてやった”→“もう少しで殺してしまうほど痛めつけてやった”
◯“三国人系の新港暴力団町田一家”→“韓国人系の新港暴力団町田一家”
“新港”は“新興”のミスです。失礼。
基本的に障害者、人種、同和問題に引っかかりそうな部分は削除あるいは変更ですね。
ふはは、まったく21世紀にもなって大薮春彦か!自嘲せずにはいられない
汚れた英雄は失われた日本の情緒があるなぁ
大薮氏の再評価を・・・
>>928 乙です。
三国人系→韓国人系
よりピンポイントになってるのは気のせいですかw
しかし、あまりに神経質になると、時代背景とか雰囲気が損なわれてしまいますね。
孤独に耐えられない奴に何が出来るのか?
それができないから作品の面白さがある。
それらを目にしてるはず。
レイバンのシューティンググラス。
935 :
無名草子さん:2007/03/23(金) 07:29:41
血生臭いスポーツを好んだ。
拷問から脱出するところと
食事の場面が好き。
金で買えない物にろくな物は無い
>>936 >拷問から脱出するところと
>食事の場面が好き。
関節を外して手錠を抜く。見張りを油断させて倒し、鍵を奪う。隠してあったヘアピンや
工具などで鍵を開ける。敵の敵が主人公の力を利用するために助けに来る等々。主人公が
捕らえた敵の反撃を防ぐために手足の腱を切断するのに比べれば、やはり主人公の
戦闘能力を甘く見る傾向が敵側にはあるようです。お約束なわけですが。
耐えて耐え抜くストイシズム。
外面の繊細さと内面のしぶとさ
朝鮮料理店で大量に食べた割には値段は思ったよりずっと安かった、という
記述を何度も見たけど実際そんなに安くてうまい店に当たったことないな
作品が書かれた時代を考えような。
当然当時の物価基準で安い、と書かれたんだろうから。
輸入品使うから為替のことかな?
>当時の物価基準で安い、
のは何も朝鮮料理店に限ったことじゃないと思うけど
当時は今と違って朝鮮料理を食べる日本人客が少なかったってことじゃないのかな?
元々が日本人向けの店じゃないということ、臓物料理系に関してはモツブームとかの前だから
材料が安いということもあったんじゃないかな。今なら韓国料理なんて逆に高い店が多い。
生命の充実感
ドアミラーは見にくいからフェンダーミラーにしろよ。
とりあえず、腹軽くしておこうかw
949 :
無名草子さん:2007/03/31(土) 15:53:22
950 :
無名草子さん:2007/04/01(日) 18:09:19
サラミソーセージ
951 :
名のない男 ◆bjgqCApaa. :2007/04/01(日) 23:35:28
ボロニア・ソーセージ
レバー・ステーキや自分で作ったソーセージが食べたいという理由で、獲物を倒しに行く杉田淳。
サラダ用のキャリブー苔を手に入れるためだけに獲物を倒す杉田淳。
自分たちの昼食用に獲物を倒し、一部の肉とレバーだけ取ってくる杉田淳。
中途半端なグルメ顔負けの贅沢さ。
タンをとるためだけのプロハンターまで出てきたのだから、たまったものではない。
ピータースターヴィサントのエクストラマイルド。
リップバンウィンクル
馬一頭分のリヴァーを生でたいらげる。
おぉ、モーレツ!
「非情の掟」だね。
表面は丸焦げだが中は生焼けのサツマイモをむさぼり喰う。
960 :
無名草子さん:2007/04/09(月) 13:51:09
カビの生えた味噌をつけるんだよな。
962 :
無名草子さん:2007/04/10(火) 16:38:04
失ったニキロの体重を明日までに取り戻さねばならぬ。
963 :
無名草子さん:2007/04/12(木) 10:03:54
絶食で十キロも体重が減ったのを体が取り戻そうとしている。
負傷で一番体重が落ちた主人公は誰?
文章ど下手だよなあ。
特にカタカナの擬態語、たとえば「プリプリ」みたいなの平気で使うでしょ。
それにどの作品にも大抵ある尋問というか拷問詰問のシーン。
あそこで繰り広げられる説明口調丸出しの陳腐な会話のやりとりは
不自然を通り越して笑うしかないレベル。
>>965 そうだよな。だけどあの下手なはずの文体の影響を受けた作家はかなりいるんだよ。
それに簡単に真似できるはずなのに、いまだに再現できた作家はいない。
>>963 そんなマニアックな質問に答えられる奴はこのスレにいない。
>>964 おそらく「非情の掟」の島津浩と「アスファルトの虎」の高見沢優のどちらかではないかと
思います。島津はクライマックスの山中サヴァイバルで19貫(約71kg)から13貫(約49kg)へと
22kgも体重が落ちていますし、高見沢もベトナム戦争で捕虜になった時に少なくとも80kgから
60kgへと20kgは落ちています。
高見沢の場合、ベトナム戦争で負傷する前の正確な体重は分かっていませんが、ボディビルの
大会にライト・ヘヴィ級で出場しています。通常、ライト・ヘヴィ級は80〜90kgという設定
だったと思いますので、大事故からリハビリを経て(アンバランスさはあるとはいえ)以前と
同じ筋肉を取り戻していれば、最低でも80kgはあったはずです。ただ、ボディビルの試合に
出場する時は他の体重別スポーツと同様に減量するのが普通ですので、オフ・シーズンの体重は
85kgはあったのではないでしょうか。従って、高見沢の減量体重予想は20〜25kgと幅があります。
もっとも80〜85kgから60kgへ落ちるよりも、71kgから49kgへ減量する方が負担が大きいですし、
島津の場合は負傷に加えて餓死寸前の状況での体重減少ですから、肉体的なダメージは彼の方が
大きかったのではないでしょうか。
20キロはすげぇな。普通は死ぬだろ。特に島津。