1 :
文責:名無しさん:
おせーて
池波正太郎禁止で。
3 :
名無しさん:2001/05/09(水) 23:13
筒井康隆「薬菜飯店」(新潮文庫)。行ってみたい。
4 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/05/09(水) 23:47
岡本かの子「お寿司の話」?
短編です。『老妓抄』という本に入っていました。
偏食の息子にお寿司を食べさせる母の話です。
5 :
無名草子さん:2001/05/09(水) 23:52
林真理子の”美食倶楽部”とかいうタイトルの小説の
ふぐの白子をたべるところ。
レバーとか白子とかだいっ嫌いなんだけど
思わず食べてみたい気持ちになった。
7 :
無名草子さん:2001/05/10(木) 00:16
宮部みゆきの「初ものがたり」。
もうたまらん。
8 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/05/10(木) 00:36
「豚の死なない日」
チョコレートケーキを焼くために栗鼠を撃ってくる
というところがなんとも強烈ですがおいしそうでした。
9 :
こけか:2001/05/10(木) 00:48
ローラ・インガルス・ワイルダーの自伝的小説群
アメリカ開拓民の食事が旨いわけないんだけど・・・
描写の上手さで食べたくなる。
豚のしっぽ
10 :
無名草子さん:2001/05/10(木) 00:52
↑激しく同意b!!!
雪の上に垂らしたメイプルシロップのキャンディーとかも。
11 :
無名草子さん:2001/05/10(木) 01:37
ぐりぐら ぐりぐら
大きなたまごでケーキを作る
ぐりぐら ぐりぐら
12 :
無名草子さん:2001/05/10(木) 02:06
ドラえもん
13 :
文責:名無しさん:2001/05/10(木) 02:45
「メリー・ポピンズ」が子供たちに与えていたシロップがおいしそ〜だった。
お兄ちゃんと妹では感じる味が違うらしいんだけど、どっちも極上、って感じで。
14 :
無名草子さん:2001/05/10(木) 11:52
>>3 私も一票。
あれ読むと、カラダん中キレイになった気がすんだよな。
15 :
無名草子さん:2001/05/10(木) 12:22
江国香織の「ホリー・ガーデン」。果歩が作る
鳥と長ねぎの生姜煮、かつお節をからめた入り卵
トマトとグリーアスパラのサラダ、豆腐と絹さやの
おつゆ、グリンピースごはん…食べてみたい。
16 :
ちゅん:2001/05/10(木) 12:45
「ハンニバル」。あれを読むとさいごに脳味噌喰いたくなる。
あとはグラス「ひらめ」。
>>3に同意。
ほんとにこんな店があったら行ってみたい。
18 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/05/10(木) 23:33
「宝さがしの子供たち」
貧しいインディアン(と子供たちが信じてしまった)紳士をもてなすために
乏しいお小遣いをかき集めて宴会を開いてあげるんです。
19 :
無名草子さん:2001/05/11(金) 00:02
「ちびくろさんぼ」
虎のホットケーキがすごくうまそうで、よく家で焼いてもらった。
でも絵本のと違うんだよね。
頭の中では見た目から香りから味までバッチリあるんだけど、
一生口にすることはないんだろうな。
トラのバターを使わないとあの風味はでないと思われ
21 :
名無し:2001/05/11(金) 00:15
『焼肉定食が、運ばれてきた。
ゆっくりと、景色を楽しみながら、食べる。
窓の外に見える景色は、もう秋の気配である。
食べ終わっても、すぐには席を立たず、煙草に火をつけた』
23 :
禁止といわれても無視:2001/05/11(金) 01:11
鬼平犯科帳に決まってるだろ。
24 :
無名草子さん:2001/05/12(土) 10:14
「星の牧場」
山の中で出会ったジプシーたちの食べ物がなにもかもおいしそう
ミネラルという七色のジュース、天然ハチミツなど
25 :
無名草子さん:2001/05/13(日) 00:00
いわゆる「食に関するアンソロジー」なんかでは定番だけど、吉田健一の「饗宴」。
ともかく圧倒的な食の妄想力。
美食に関する妄想だと谷崎潤一郎の「美食倶楽部」も凄いけど、あれはあまりおいし
そうじゃないからなあ(というか読んでいて吐きそうになる)。
26 :
無名草子さん:2001/05/13(日) 12:22
アーロン・エルキンスのスケルトン探偵シリーズはどれもいいけど
「暗い森」
アウトドアに不慣れな探偵がリュックにパンと葡萄を詰めて
夜の山に登るんだけど、大雨に遭ってパンは溶けてしまうし
葡萄はつぶれてしまうしで困っていたら
美人の国立公園レンジャーが後を追ってきて、
ササッとビーフシチューを作ってくれるんだよね。
地獄で仏!そのありがたみときたら。
27 :
無名草子さん:2001/05/13(日) 14:14
>>23 激しく同意!池波エッセイも良いよ。んまそーなの
28 :
ししまる:2001/05/13(日) 17:26
むかし読んだ童話集のなかで、
自分の食べたいものが何でもでてくるテーブルクロスのはなしがあって、
挿絵の絵がうまかったのもあるが、すっごーーーーっくこども心に
くいてぇーーーーーーって
おもった
29 :
無名草子さん:2001/05/16(水) 23:36
昆虫記を読んで羊のふんをおいしそうと思ってしまったのって俺だけだろうか……。
30 :
無名草子さん:2001/05/17(木) 23:16
ヘンゼルとグレーテル
お菓子の家!子供の頃本気で信じてたよ。
んで、お菓子の家に入ったら第1にパンケーキの座布団を
食べて、2番目に観葉植物の幹(チョコレート製)をかじる、
という具合に脳内シュミレーションしてました。
31 :
無名草子さん:2001/05/17(木) 23:35
32 :
呑気な愚者:2001/05/17(木) 23:47
>23と>27へ。
「剣客商売」を忘れてませんか?
33 :
無名草子さん:2001/05/22(火) 12:08
吉本ばなな「キッチン」のカツ丼。
タクシーで運んで食べさせてあげたいくらい美味いカツ丼って・・・。
34 :
無名草子さん:2001/05/22(火) 20:09
>32
藤枝梅安が一番オイシそうに食べてると思う
村上春樹のノルウェイの森で
緑の父親がきゅうりを食べるヤツ。
きゅうりなんかアレなのにすごい食べたくなる。
アゲ
37 :
通りすがり:2001/07/19(木) 01:32
ヘミングウェイ「老人と海」
老人が赤身の魚をナマで食べるシーンがあって「さぁ食って力をつけなければな…
おお! まるで血の固まりのようじゃないか」とやる。野粗ではあるが素朴な生命
讃歌の名場面だと子供心にとても印象に残り、この頃からだったか、それまで食べ
られなかったマグロの刺身などが食べられるようになった。小説で偏食が治った
わけだ。
38 :
無名草子さん:2001/07/19(木) 01:34
チビ太のおでん。
39 :
無名草子さん:2001/07/19(木) 02:40
ノルウェイの森、の、緑ちゃんが作った和食。
「からすのパンやさん」「11匹のねことアホウドリ」
夕飯までの耐えがたい空腹の時間を、この絵本で癒した。
41 :
無名草子さん:2001/07/20(金) 00:19
半七捕物帖のどの話だったか...
半七が子分を蕎麦屋に連れて行ってあられ蕎麦を食わせてやるのよ。
貝柱の蕎麦なんだって。
実物を見たことがない私の想像では、
ざる蕎麦の上にホタテの刺身が乗っていて、わさび醤油で食べるもの。贅沢だ。
42 :
無名草子さん:2001/07/20(金) 00:59
ヘミングウェイの「ニックアダムズ」シリーズの料理。
ベーコンとかパンケーキとか、野外の食事がおいしそう。
童話は松谷みよ子の「おばけちゃん」に出てくる
虹色のジュース。一口飲むごとに味が変わるんだよね。
あこがれてました。
43 :
無名草子さん:2001/07/21(土) 09:31
「ナルニア国物語」シリーズで出てくる、海で捕った魚の焼いたのでごはんするシーン。
44 :
無名草子さん :2001/07/21(土) 11:20
「ナルニア国物語」シリーズで出てくるプリン。
45 :
名無し人間第一号:2001/07/21(土) 16:41
007シリーズはいかが?
作者が食道楽だったせいか(日本人向きじゃないかもしれないけど)食べ物
描写は詳しくかかれています。
「ゴールドフィンガー」ででかいカニの足を溶かしたバターにつけてかぶりつく
とか、「ムーンレイカー」ではクラブの食事シーンとかが印象深いです。
46 :
無名草子さん:2001/07/21(土) 17:00
内田百閧フ『御馳走帖』(中公文庫)が出てないみたいだけど、
空腹時には読まないほうが身のためだよ。
47 :
無名草子さん:2001/07/21(土) 19:46
>>45 賛成。食べ物じゃないんだけどドライ・マティーニについて
ボンドが細かく指示するところ、
「イモ類じゃなくて穀物のジンで」
「スライスしたレモンの皮」
「シェイクしないで氷より冷たくなるまでステアする」
味が試したくて試したくて二十歳になるのが待ち遠しかった。
48 :
無名草子さん:2001/07/21(土) 20:41
>>47 今でも本気にしてるの?
それ全部ネタだよ。
得意になってBarで披露すると人気者になれるよ。
49 :
無名草子さん:2001/07/21(土) 22:32
田中啓文の小説の食事の描写はかなり旨そうです。
問題は大抵ゲテモノ食いだということですが…
50 :
無名草子さん:2001/07/21(土) 23:49
春樹の食事シーンはどれも読んでてお腹が空きます。
食べ物の描写はかなり上手いと思う…。
おちゃめなふたごシリーズには、子供の私が知らないお菓子がたくさんでてきていた。
ジンジャーエールやミントチョコなんか見たこともなかったもの。
こっそり食料を買い込んでやる真夜中のパーティーが羨ましかったなぁ
それから小公女でセーラの屋根裏部屋が一日のうちに素敵に変貌して、テーブルの上
にはごちそうが並んでいたところ。
長靴下のピッピに出てくる食べ物も美味しそう。
ああいったのって、きっと子供の夢の味がするんだろうな。
52 :
無名草子さん:2001/07/22(日) 00:30
児童文学では、なんてったって「チョコレート工場の秘密」でしょう。
53 :
無名草子さん:2001/07/22(日) 01:35
吉田健一「私の食物誌」は?
54 :
無名草子さん:2001/07/22(日) 04:03
だるまちゃんシリーズでだるまちゃんがカミナリの子の家に遊びに行ったときの
食卓。ぜーんぶカミナリの顔の形(角つきの輪郭)
料理自体はなんだか分からんが、カナッペとかもカミナリの輪郭。
あの食卓に着きたい!
筒井で「最高有機質肥料」次点「俗物図鑑」
56 :
無名草子さん:2001/07/22(日) 04:19
>>54 加古里子の絵本はパンにつやがあってがおいしそう〜ジュルジュル
「カラスのパン屋さん」とか
57 :
無名草子さん:2001/07/22(日) 04:37
54>56
ああ〜そうだね。つや,あるかも。
ほっぺにもつやあるね。
58 :
無名草子さん:2001/07/22(日) 12:06
絵本「チップとデール」のパイもツヤツヤで超美味しそう
59 :
無名草子さん:2001/07/22(日) 12:58
レイモンド・カーヴァーの短編集にあるレモネード。
今日みたいな夏の日にぴったりだね。
りんごの木の上のおばあさんで
アンディとおばあさんが遊園地で食べるソーセージ。
ぷるるんでたまらん。
62 :
時代に逆行してみる:2001/07/22(日) 15:20
63 :
無名草子さん:2001/07/23(月) 00:01
「ももちゃんとあかねちゃん」
あかねちゃんが夢の中で遊ぶ雲がなにやら甘くておいしいらしい
これを読んだころ、もし自分がその雲に行けたら
どうやって持って帰ろうか、ポッケか?バケツか?とか
真剣に悩んだ。
64 :
無名草子さん:2001/07/23(月) 01:46
長野まゆみ「天体議会」
この人の本に出てくる食べ物はどれも実際無いのにありそうで
そのうえ美味そう(藁
この本夜中読むとお腹すく…
65 :
sage:2001/07/23(月) 06:59
「いやいやえん」の遠足で行く5色の山のうち
桃色の山で桃が食べ放題だったのはマジに憧れた。
66 :
無名草子さん:2001/07/23(月) 10:14
東海林さだおが出てないねえ。
つーわけで丸かじりシリーズを挙げます。
67 :
無名草子さん:2001/07/23(月) 14:34
>>64 同意!
「夜間飛行」で飲んでいたアーモンドの香りのミルクだっけ? とか。
ホットレモネードのシロップの割合や砂糖のメーカーを確認したり
するとことかもうヨダレでまくり。
「天体議会」では鉱石倶楽部の角パンかなあ。
かぎばあさんシリーズでかぎばあさんがつくるのはどれもこれもうまそうだった。
うまそう、というイメージだけが強烈に残っていて、何をつくっていたのかはもう
覚えてないのに。
69 :
無名草子さん:2001/07/24(火) 03:57
>>68 読んだの八歳頃かなあ、ポークソテーって料理初めて知ったよ。
確かデザートにイチゴを出して来たような・・・・
>>65 食べ過ぎて出られなくなるんだっけ?
思い出しちゃったよ。
70 :
無名草子さん:2001/07/24(火) 09:59
「ロッタちゃんの家出」だっけ?
隣の家の屋根裏かなんかに居候する話。
初めてきいた冷たいポークチョップは夢のようにうまそうだった。
そしてチーズのオープンサンドウィッチ。子供の頃って外国の絵本や
童話の食べ物にやられるよね・・・。
堀田あけみ「声が聞きたい」には大食い姉妹(でも超! ナイスバディ)が
出てくるが、たべっぷりが気持ちいーい。フライパンいっぱいにタネ流し込んで
焼くホットケーキとか、いろんなパンをかごに持ってモリモリ食う朝食とか。
ついついつられて大食いしてしまう。
>>70 「ロッタちゃんのひっこし」が正しいと思われ。
2階にいるロッタちゃんが部屋から縄につないだカゴをたらして
そこにジュースとオープンサンドを入れてもらうところは
子供心に垂涎の的でした。
あと食べ物じゃないけど、おねえさんの引き出しにはいってた
着せ替え人形のドレス、本当にうらやましかったです。
あとブタはバムセね。
「少女パレアナ」の「いちじくのファッジ」!
73 :
無名草子さん:2001/07/24(火) 22:34
「モチモチの木」に出てくる餅を食ってみたい。素朴な味がしそうだ。
74 :
無名草子さん:2001/07/24(火) 22:53
「小公女」「秘密の花園」
たいしたことない食べ物なのに、物語の中では
ものすごくおいしそうでした。こどもの頃の思い出。
>>69 そうそう、一人ひとつの山ときまっているのに
4つ全部制覇していまったため、お腹が膨れてしまい
黒い山で木か茨に体がひっかかってしまったはず。
そこで鬼の子の足跡が背中についたんじゃなかったっけ?
76 :
無名草子さん:2001/07/25(水) 00:10
「かぎばあさん」は確かにどれもおいしそうだったねー。
にせもののかぎばあさんのグラタンだって、十分に美味しそうな気がした。
ベストはアメリカで振舞ったお寿司かな(笑)。
77 :
無名草子さん:2001/07/25(水) 07:02
>>63 モモちゃんとアカネちゃんは、さりげなくおいしそうなんだよねー。
ジャムっていう猫のもともとの姿、「おばあさんがふかふかの白パンに
あんずのジャムをぬったもの」もおいしそうだったし、
何より「おいしいもののすきなくまさん」が作る料理の数々!
たまご入りのおかゆとか。今でもうっとりする。
78 :
無名草子さん:2001/07/26(木) 04:06
スタインベックの「朝めし」
79 :
無名草子さん:2001/07/28(土) 09:12
『大草原の小さな家』シリーズに出てくる料理の数々もいいですね。
80 :
無名草子さん:2001/07/28(土) 17:58
ガイシュツだけど、豚のシッポを焼いたのと、雪の上にメープルシロップを
垂らして好きな形に固めるキャンディ、おいしそう。
81 :
無名草子さん:2001/07/30(月) 23:27
>>65 食べ放題じゃないよ、一山一個ずつだよ。
で、約束を破った主人公は・・・
82 :
70:2001/07/31(火) 14:16
>>71 ありがとう、そうでした。子供のころ繰り返し読んだなー・・・。
村上春樹の小説に出てくる料理レシピ本でたね。
昔、友人が自主制作で、友達からかかってきた電話を
「悪いけど、今スパゲティゆでてるから」って切っちゃう映画とった。
村上春樹はあんまり好きじゃないけど、あのセリフにはちょっと笑った。
83 :
無名草子さん:2001/07/31(火) 14:41
「おばけのアッチ」シリーズ知ってる?主人公がレストランに居候するオバケで、
シリーズの途中からはコックさんになるの。幼稚園児でも読める絵本だけど。
あれに出てくるお子様ランチ、スパゲティ、ハンバーグ、グラタン、など、
絵が綺麗で美味しそうだったなあ。
84 :
無名草子さん:2001/07/31(火) 14:51
85 :
無名草子さん:2001/07/31(火) 15:02
ラーメン板じゃないけど、久住昌之『小説中華そば江ぐち』。
読んで速攻自転車に乗って喰いに行った。
86 :
無名草子さん:2001/07/31(火) 15:05
ジャック・ケルアックの「オン・ザ・ロード」か「ダルマ・バム
ズ」か、若いころ読んで無性に缶詰めのポーク&ビーンズが食べた
くなった。で、実際手に入れて食べたら、マズ〜。
87 :
無名草子さん:2001/07/31(火) 15:13
林望さんの『音の晩餐』はどう?
88 :
無名草子さん:2001/07/31(火) 19:20
三島「天人五衰」
主人公が中学生くらいのある雪の日を回想する。
母が焙烙でホットケーキを作ってくれて、
新聞につつんだそれを雪を見ながら食べたことがあった。
山田詠美のエッセイにでてくるんだけど、
ゆでたロブスターを溶かしバターにつけて、
次にわさび醤油につけてからかぶりつくってやつ、
一度やってみたい。
>>81 ひとり一個、そうでした、ありがとう。
そして黒い山へは行っていけないのでしたね。
だんだん思い出してきた!
91 :
無名草子さん:2001/07/31(火) 21:15
開高健の越前がに
92 :
無名草子さん:2001/07/31(火) 21:58
子供の頃読んだ童話で、詳細ほとんど忘れたんだけど、
ある博士がとにかく色んな用途に使えるとんでもない物を発見(発明?)する話。
それは燃料とかにもなるんだけど、なぜか食べてみるともんの凄く美味い。
その美味い描写に萌えた。なんのこっちゃなカキコですまそ。
93 :
無名草子さん:2001/07/31(火) 22:00
「小さな家」シリーズの豚の尻尾とシロップの飴は、やはり印象に残る個所だったのね。
私もそこだけは鮮明に覚えているよ。
後、童話で言うとアンシリーズ。マリラやアンの作る(一部除く)食べ物の美味しそうな事。
94 :
無名草子さん:2001/07/31(火) 22:01
「アンナ・カレーニナ」
イチゴのジャムを煮るシーンだったか、薔薇色の蜜が・・・というよーな描写がウマソー!
後、最初の方で生牡蠣頼むところとか、なぜか印象に残っている。
95 :
無名草子さん:2001/07/31(火) 22:30
>>92 アンに出てくるもので、どんなものが美味しそうだった?
わたしも、そういう印象があるけど、具体的に思い出せないの〜
96 :
無名草子さん:2001/07/31(火) 22:56
野生リンゴの砂糖漬け「赤毛のアン」
つぶされたレモンパイ「アンの青春」
ピクウィッククラブを読んでお腹をすかすフイリッパ「アンの愛情」
赤牛のしぼりたてのミルク「アンの幸福」
97 :
無名草子さん:2001/07/31(火) 23:03
村上龍「限りなく透明に近いブルー」
乱交パーチーのシーンだけど、
皆でラリってせくーすしながら食べてる料理がめちゃくちゃ美味そう。
ペパーミントワイン…飲みてー!飲ませろ!
98 :
無名草子さん:2001/07/31(火) 23:23
姫野カオルコ「喪失記」
これを読むと無性に天ぷらを食べたくなる。
一回の食事に2時間かけると豪語していたカオルコだけあって、
こだわりが感じられて良し。
99 :
無名草子さん:2001/07/31(火) 23:42
「赤毛のアン」の、マリラがつくる『いちご水』が飲みて〜〜〜っ!(叫
100 :
無名草子さん:2001/08/01(水) 21:20
マリラ自慢の砂糖漬け・・・
えっと何だっけ。すももだっけ。
あれが食べたい。
後、確かハリソンさん怒らせたときに
ご機嫌伺いに持っていくお菓子。
101 :
無名草子さん:2001/08/02(木) 09:55
江国香織だな。
「冷静と情熱のあいだ」で生ハムをサイコロ状にカットして
もらうシーンがあるんだけど(買物に行ったマーケットか何かで)、
薄切りじゃなくてサイコロ・・・! と口じゅうにヨダレがあふれた。
「こうばしい日々」のバナナスプリットとかも食いてー!
「綿菓子」のラストで飲ませてもらうコーヒーも、おばあちゃんと
食べに行く餡蜜も。
102 :
無名草子さん:2001/08/02(木) 20:39
ガイシュツかもしれんが田辺聖子。
どの本のどのシーンがと言うのではなく、食べるシーンすべてが
愛情に満ち満ちてるんだよなー。
103 :
無名草子さん:2001/08/02(木) 20:44
アンが初めてグリン・ゲイブルスに着いた日に食べるのがりんごの砂糖
漬け。そんなおやつのような夕食に外国小説の真骨頂を見た。
それからダイアナを招いてのお茶会シーンもすごくおいしそうなものば
かりです。アンっていつも美味しそうなものばかり食べてる。
104 :
無名草子さん:2001/08/02(木) 20:49
>>102 田辺聖子のお気に入りは『姥シリーズ』(新潮)です。
歌子さんの朝食が、真っ白いパンにキウイのジャム、薔薇を浮かべた
お紅茶などなど。洋服のあれこれについても読んでて楽しい。
それから『私本・源氏物語』だったかな?源氏のパロディ小説に出て
くる花散里と源氏のお食事談義は、めっちゃくっちゃ美味しそうで
たまりません。「とろーり舌が焼けるような白粥」とか、雉のたきも
のとか、山海の珍味が山盛りで・・・
105 :
無名草子さん:2001/08/02(木) 22:21
アンがピクニックに持っていくランチボックスの中味にも憧れたような・・
でも悲しいかな、詳細が思い出せない。。
アンに出てくるお料理のレシピ本ってあるよね。
106 :
無名草子さん:2001/08/02(木) 22:31
長靴下のピッピが床で型を抜くジンジャークッキー。
ジンジャークッキーという語感が新鮮でひどく憧れ、
母親に意味を尋ねたところ「生姜」だと教えられた。
味が想像できなかった(今でもできない)。
日本人は生姜といえば冷奴だもんな。
107 :
無名草子さん:2001/08/03(金) 22:21
森村桂の本に、アメリカでケーキミックス(ケーキを焼くための粉ね)を
山ほど買って日本に帰ろうとする話があった。
「キャトルカール」とかいう、材料を4分の1ずつ混ぜて焼くケーキだったかな。
日本じゃ手に入らないからと周りの人達が皆びっくりするぐらい、山のように
買って帰国したんだよね。
当時は外国製のケーキミックスもほとんど輸入されてなかっただろうけれど、
今なら名前が分かれば(何て名前なんだろう(^^;)見つかる物なのかもね。
おいしそうだった、、、。
カトルカールってパウンドケーキの事では?
宮部みゆき氏の「初ものがたり」
110 :
無名草子さん:2001/08/04(土) 00:04
パウンドケーキとは違うレシピですよ
>>108 味や触感からいえば仲間ですけどね。
111 :
:2001/08/04(土) 00:06
綾辻行人の「眼球綺譚」です。
そのなかで、人肉の焼肉とか自分の小指を切断して食べたりすけど・・・
モチロン気持ち悪いんだけど何かすごく美味そう。
一口でいいから食べてみたいと思ってしまいました。
これ読んで同じ気持ちになった人いますか?
いないかな〜
気持ち悪いこと書いてすいませんでした。
112 :
無名草子さん:2001/08/04(土) 02:30
>>106 ピッピの、ピクニック前にパンケーキを焼くのもおいしそうでしたよね♪
パンケーキって言葉にあこがれました。
113 :
無名草子さん:2001/08/04(土) 02:37
>>112 そうだねえ。
で、結局のところ、ホットケーキだったような気が・・・する。
ホットケーキ、好きだったけどね(最近は食べる機会がない)。
114 :
れいこ:2001/08/04(土) 02:47
なんてったって、姫野薫子の「喪失記」。本の半分くらいが、食事のシーン。ついでに「私は男に飢えておいた」ってキャッチコピーからは想像がつかないような、ピュアで病んだ乙女心も必見☆
115 :
無名草子さん:2001/08/04(土) 08:04
池波あげ。
116 :
無名草子さん:2001/08/04(土) 08:05
>68
激しく同意!
かぎばあさんの料理、今でも食べてみたい。
挿絵がまた、おいしそうに描いてあるんだよ。
117 :
無名草子さん:2001/08/05(日) 22:48
>>112パンケーキって薄いのをいっぱい重ねて食べるんじゃない?
スティーヴン・キング「クリスティーン」
骨折で入院している主人公の所へ、親友が差し入れてくれる
復活祭のご馳走(ターキーと白パンとその他色々)。泣ける場面です。
118 :
無名草子さん:2001/08/05(日) 22:56
「大泥棒ホッツェンプロッツ三たびあらわる」
玉ねぎをたっぷり入れたシチュー(だっけ?)
玉ねぎ大嫌いなんだけど、よだれが出てしまった。
119 :
無名草子さん:2001/08/07(火) 03:05
村上龍の「村上龍料理小説集」!!
料理がこんなに官能的に描かれる作品って、ないと思いますよ。
120 :
無名草子さん:2001/08/07(火) 06:58
>>119 龍ちゃんは問題多いけど、この本は好きだよ。
エルク、ショコラムース、ブイヤベース!!!
>>120 それなら林真理子の「食べるたびに悲しくって」も。
叩かれまくってるので書けなかったけど、この本はいいよ。
手作りの白玉、日本ではじめてのケンタッキーフライドチキンを
食べた時の驚き、とかね。
手の届かない食べ物ばかりではないのでイイ。
122 :
無名草子さん:2001/08/07(火) 20:29
>>121 120です。読んだよ。「食べるたびに・・・」
白玉のくぼみの描写が妙に美味しそうだよね。
あとね、老婆があめ玉かなんかを嘗める描写なかったっけ。
ちょっときもかった。
123 :
無名草子さん:2001/08/08(水) 19:04
age
124 :
無名草子さん:2001/08/08(水) 20:32
林真理子のその本、ずっっとタイトルからダイエットの本だと思ってた。
違うじゃん…。
125 :
無名草子さん:2001/08/08(水) 22:37
花村萬月の「笑う萬月」っていうエッセ−集の日本海最北端ツーリングでの
林道でカニとウニ、イクラを黙々と食べる様子がなんともうまそう。
ウニ大っ嫌いな俺が読後猛烈にウニが食べたくなった!
結局実際に食べてもうまくなかったけど、
自分の味覚はその文章に完璧に負けたと思った。
126 :
無名草子さん:2001/08/08(水) 22:55
筒井康隆のマンコの刺身に一票!
あと、阿刀田高の「ネコなべ」もうまそーだった!
127 :
無名草子さん:2001/08/08(水) 23:00
宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」のなかのサギを食べるところ。
足を引っ張るとスーッと抜けてチョコレートみたいな味が
するんだよね・・・
リアル消防の時に読んで以来、サギを見るとお菓子のような
食べ物を想像しちゃいます。
実在の食べ物じゃなくてスマソ
128 :
無名草子さん:2001/08/09(木) 00:19
おやすみage
129 :
無名草子さん:2001/08/10(金) 00:50
宮脇俊三の旅行作品の食べ物は美味しそう
130 :
無名草子さん:2001/08/10(金) 01:45
スティーブン・キングの暗黒の塔シリーズの2巻「ザ・スリー」で異世界人のローランドがコーラを飲む場面。
本当に旨そうだった。
131 :
無名草子さん:2001/08/10(金) 02:43
池波氏の「剣客商売」1巻冒頭、大治郎が夕食をとるシーン。
炊きたての麦飯と、根深汁(ネギのみそ汁)、大根の漬け物
ただそれだけなんだけど
めちゃくちゃ美味しそうなのよ〜。
132 :
山師さん:2001/08/10(金) 02:48
食べ物のシーンは池波さん定評だな。彼自身かなりの食通だったらしいからな。
133 :
無名草子さん:2001/08/10(金) 02:55
目黒にある幾つかの池波正太郎行きつけの店はイイッスヨ。
134 :
無名草子さん:2001/08/12(日) 21:58
絵本の「とんかちスープ」のすーぷ。
あと名前は忘れたけど、児童書の「銀の孔雀」に一緒に収録
されてた話に出てくる小さな人形?が作るスープ。
銀の孔雀のほうのスープは魚のスープでサフランで風味が
つけられてるの。ほんのひとくちふたくちしか味わえないけど
とても懐かしい味がするの。
135 :
無名草子さん:2001/08/12(日) 22:35
果物や蜂蜜を食べて育ったクマの肉でリンゴを包み、
焚き火であぶって食べる>「カスピアン王子のつのぶえ」
136 :
無名草子さん:2001/08/13(月) 19:25
小林信彦。書名は失念。
137 :
無名草子さん:2001/08/13(月) 22:12
阿刀田高の「わたしたべる人」。たしか「冷蔵庫より愛をこめて」にはいってた
138 :
無名草子さん:2001/08/13(月) 22:29
姫野カオルコ激しく同意。
あと、栗本薫「グルメを料理する十の方法」かな。
昔はよかったんだ、この方。。。
139 :
無名草子さん:2001/08/14(火) 00:16
シーナのビールは無茶苦茶うまそう。
なんか心から幸せを感じると言う感じの描写で飲みたくなる。
ビール嫌いなんだけどね。
140 :
無名草子さん:2001/08/14(火) 11:40
題名失念。レイモンド・カーヴァー
悲しい時に食べる、焼きたてのパン。
141 :
無名草子さん:2001/08/14(火) 14:07
『風と共に去りぬ』でのバーベキュー・パーティーは忘れられない。
直前にスカーレットがマミーに食べさせられる食事がめちゃくちゃおいしそう。
お肉の焼けるにおいとバターたっぷりのホコホコなじゃがいもが目に浮かぶ。
142 :
無名草子さん:2001/08/16(木) 01:20
「アルプスの少女ハイジ」のチーズが溶けたのをパンにのっけて食べるやつ。本ではないが。
子供のときすごく食べてみたかった。
森瑶子のエッセーや小説にでてくる数々の料理。ラムレッグローストとかスコーンとかね。
143 :
無名草子さん:2001/08/16(木) 09:56
原作の「ハイジ」にも、溶けたチーズをパンに載せるシーンはちゃんとあるぞ
読んでみ
「乾酪を麺包に載せ」るという表現の
野上弥生子訳「ハイヂ」で読むのもまた一興
144 :
無名草子さん:2001/08/16(木) 11:03
ハイジといえばあの盗んだ白パンがおいしそうで。
145 :
無名草子さん:2001/08/16(木) 14:01
>>141 料理自体はうまそうかもしれんが、スカーレットは
めちゃめちゃ無理して食べてんのに・・・
146 :
無名草子さん:2001/08/16(木) 14:05
>>89 山田詠美のエッセイにはたまにおいしそうなもの
出てくるね。
ロブスターのほかにも、中華のスパイスを使った
料理とか。黒糖が秘訣ってのもあった。あと八角
っていう中華のスパイスとか。
147 :
無名草子さん:2001/08/16(木) 14:12
がいしゅつだけど田辺聖子!
なんでこんなにうまそうなものばかり出てくるのだ。
最近の作品で言えば『鏡をみてはいけません』。
特に鍋物の描写はすごい。下仁田ネギ食べたい。
あと『春情蛸の足』は、安いものばかりだけど
食欲そそられる。
山田詠美の、
彼氏がカニだかエビだかを食べながら指の匂いをかいで
「Smell like yours」(きみのみたいだ)
というのが忘れられん!えっち!!
149 :
無名草子さん:2001/08/16(木) 17:44
えっち・・・ダサ。
150 :
無名草子さん:2001/08/16(木) 18:09
風と共に去りぬ、読んだ時たしかに食欲そそられた。
肉汁がたっぷりしみたライス(だっけ?何十年も前だからうろおぼえ)
どんな味なんだろう?とにかくすごく旨そうだって思った。
151 :
150:2001/08/16(木) 18:10
何十年じゃなく十何年だ…(笑
152 :
>147:2001/08/16(木) 18:13
春情蛸私も好きv
153 :
ぶす:2001/08/16(木) 18:42
元朝日記者の中国語の出来る人なんてったっけ?
ああ、名前忘れた。
ああとものろうだ。あの人の中華料理シーンはうまそうだなあ
154 :
無名草子さん:2001/08/16(木) 21:54
>>99 私はアンがダイアナに飲ませた「いちご水」が飲みたい(^^)
155 :
無名草子さん:2001/08/17(金) 00:19
ペリーヌ物語の原作…タイトル失念しましたが
確かペリーヌが自分の小屋?を作るところがあって
自給自足を始めるんです。で、魚を釣ったりチーズとかバターとか
集めてきたり、それがすごくおいしそうに思えました。
>>154 そのいちご水、確かペリーヌにも出てきたような?
私も飲みたい〜。まねっこして、いちごカルピスをサイダーで割って
作ってみようかな。ちょっと違うけど…。
「家なき娘」岩波文庫>ペリーヌ物語原作
ながらく在庫切れでしたが、最近重版されたところ。
いまなら本屋さんにありますぞ。さあ買った!
でもいちご水は登場しません。
157 :
無名草子さん:2001/08/17(金) 02:40
>>155 いちご水は『ペリーヌ』ではなく『ラスカル』では?
158 :
無名草子さん:2001/08/17(金) 05:58
「すこぶる美味しいいちご水」、いいな〜。
「赤毛のアンお料理ノート」文化出版局(だったと思う。実家にあるので)に作り方がでています。
プリンスエドワーズ島の風景写真が夢のように美しい本。20年以上前に出た本なのに今だに
本屋で手に入りますよ。私が手にした最初の料理本です。作ったものみんな美味しかったです。
でもダイアナが飲んだのは、ぶどう酒だったのよね。
159 :
無名草子さん:2001/08/18(土) 21:45
「親指小僧ニルス・カールソン」
親指小僧と一緒に食事すると肉団子は頭ほどもあって
パンのかけらにバターをぽっちり、デザートには干しぶどう一粒で
腹いっぱいなのだ。
160 :
無名草子さん:2001/08/18(土) 22:28
森茉莉。エッセイでも小説でも、食事のシーンが・・たまらん。
洋食が多い。
あと集英社文庫から出ている「クッキング・ママ」シリーズ。
推理ものだけど、主人公が料理のケータリング業をしているので、
食べ物や、食事のシーンが魅力的に描かれている。
161 :
無名草子さん:2001/08/18(土) 23:22
子供の頃読んだ、大石真の「チョコレート戦争」
金泉堂(だったかな)のシュークリームやエクレアの描写がもうもう
ほんっとに美味しそうで、生つばものだったなあ。
162 :
無名草子さん:2001/08/18(土) 23:24
「ハンニバル」
163 :
無名草子さん:2001/08/19(日) 01:14
>>148を見て食欲が減退しました。
食欲と性欲まぜないでね。
164 :
無名草子さん:2001/08/19(日) 01:20
>>160 森茉莉はいいよね。
子供時代の思い出の料理の話が特に好き。
165 :
無名草子さん:2001/08/19(日) 01:21
166 :
154:2001/08/24(金) 01:11
>>158さん
そうそうダイアナが酔っ払って
私は「呑みすけ」なのでぶどう酒のほうがいいです。
その本私も持っています。
家が火事になって表紙はボロボロなのですが
捨てれなくて今にいたります〜
しまってあるので懐かしくなりました。
167 :
無名草子さん:2001/08/24(金) 01:28
山田正紀「宝石泥棒」の干し肉料理はうまそうだった。
視肉は……うまいんだろうが、ああいう描写をされちゃうとな……。
「もの食う人々」のフィリピンの残飯・・・
著者ど忘れ。
169 :
無名草子さん:01/08/31 18:26 ID:T5pyIerI
清水義範「十二皿の特別料理」
食事の描写があんまりないからダメ?
170 :
無名草子さん:01/08/31 20:46 ID:kQEYwvpo
東海林さだお氏ってのはダメ?
ラーメン・かつ丼・白いごはん等など、むしょ〜に食べたくなる!
>>168 辺見庸さんです。
ちなみに漏れは「ゆで卵」が大好きです。(藁
辺見庸ってたしか本名秀逸とか言うんだよね。
すげーペンネームだと思った。
173 :
無名草子さん:01/09/09 23:05
ミュリエル・バルベリ「至福の味」
出てたかしら?
174 :
無名草子さん:01/09/10 00:14
酒井順子「食欲の奴隷」
描写はあまりないのだけれど
空腹時は読めない感じ
「大草原の小さな家」シリーズ
素朴な自給自足グルメが、もうとてもおいしそうで!
ふにゃふにゃなかえで糖キャンディー、かりかりと口の中で溶けてなくなる
バニティケーキ、ぶたのしっぽのあぶり焼き、木苺のレリーフが彫ってあるバター、
アルマンゾの家のちょうじが刺してあるアップルパイ、
つかめるだけつかんで外に遊びに行く・・・ドーナツ、
ピンクのレモネード
きりがないなぁ・・・。
176 :
無名草子さん:01/09/11 21:09
アンシリーズ(確か大学編)のどっかに、ディケンズかな?の『ピクウィック・
クラブ』は空腹時には読めないって書いてあった。
むかし筑摩文庫で見つけたんだけどなあ。買っておけばよかった、今探しても
どこにもないんだ。
177 :
無名草子さん:01/09/11 21:18
>175
TVでしか見たことなかったけど、
そんなにおいしいなら小説を買ってくることにしよう。
文庫であるよね?
>177
あります。
青い鳥文庫とか、新潮文庫で。
青い鳥文庫の方が、なんとなく食欲増進!
>178
ご親切に、ありがとお。
180 :
無名草子さん:01/09/12 12:42
>176私もほしいんだけど、ないねぇ。
図書館で読んだ。各地を旅行しながら、食べまくるピクウィック氏。
閲兵式を見ながらピクニックしていたらとんでもない目にあうシーンがいい。
原著読もうかな…
「クリスマス・カロル」や「大いなる遺産」もうまそうだ。
ディケンズの小説に出てくる食事の解説書が出てるみたいだよ。
イギリスっておいしいの?
182 :
トリカブト:01/09/12 15:24
何食ってもゲロまず。
一週間で五キロもやせた
183 :
無名草子さん:01/09/12 17:36
>175に追加。夫のアルマンゾの少年時代を描いた「農場の少年」が一番ウマー
でした。飢餓一歩前みたいなインガルス家と違い、富農のワイルダー家は
食料が溢れてて、これを読むと食が進む…
逆に食べられなくなる本っていうか映画だけど「ブリキの太鼓」見て、交尾シーン
のえげつなさにもうんざりしたが、海辺のウナギにょろにょろで3日間絶食、
5キロ痩せました。
184 :
無名草子さん:01/09/23 14:27
『Yの悲劇』
毒殺物なんだけど、妙にうまそう。
・犯人は被害者のベッドサイドに用意されていた果物駕籠の梨に毒を注射
・犯人はなぜかバニラの香りを漂わせている
・探偵は家中の菓子を提出させてバニラの香りがするものを探す
・続いて玉子酒(エッグノッグ?)に毒が盛られる
・探偵は犯人に罠をかけるため、ゼリーをはさんだパンと牛乳を用意する
・
185 :
無名草子さん:01/09/23 16:30
北森鴻「メイン・ディッシュ」「屋上物語」
前者は出てくる料理の作り方を教えて欲しかった・・・
後者はうどんを食べたくなった・・・
トーマス・マン
『魔の山』
高校生の時、これを読んで「病気になりたい」と思った・・・。
188 :
無名草子さん:01/09/23 21:57
「銀の匙 補遺」
虚弱な子供時代を描いた銀の匙本編は食べ物にいい思い出がないのだが、
やや成長してからの補遺では人並みに食べられるようになっている。
子供の頃かわいがってくれた伯母さんを訪ねると、
魚屋中の平目を買い取って食べさせてくれるという逸話と
友達の姉がご馳走してくれたとき、食後に梨と水蜜桃が出て
ほとほとと汁が落ちるのを白い手で剥いて皿に載せて下さる
っていう場面が印象的だ。
>184
ネタバレ危険!
190 :
無名草子さん:01/09/24 23:18
がいしゅつながら、ヘミングウェイ著、
”心が二つある大きな川”
缶詰を開けたり、パスタを煮込んだり、滓だらけのコーヒー
だとか、蕎麦粉のクレープとか・・・・・
全部ためしましたよ。
姫野カオルコ「喪失記」
192 :
無名草子さん:01/09/25 00:15
「老人と海」の、船に乗る前に飲むコーヒー
193 :
無名草子さん:01/09/25 00:50
>>185 激同意。あの不思議な揚げ物、種明かしはあったが実際に自分が
再現できるかどうかは疑問。
同じ作者の『花の下にて春死なむ』も、おいしそうなものが
ずらずら出てくる…。ううう…。
194 :
無名草子さん:01/09/25 01:23
既出ですが椎名誠の「わしらは怪しい探検隊」
浜辺での鍋や鉄板焼きが読んでいてうまそうでした。
東海林さだおの一連の食べ物エッセイは不思議と
読んでも食欲がわかない。なんでだろう?
195 :
無名草子さん:01/09/25 16:05
絵本だけど「ぐりとぐら」
黄色くてまんまるなカステラが美味しそう!
>>175 「大きな森の小さな家」買ってきました、ありがとう!(177です)
ホントにおいしそうです こんな生活ができたら
狂牛病とかダイオキシンとか全然気にしないでいられますね。夢物語だけど。
でも二巻目以降が入手できるかどうか…
198 :
無名草子さん:01/10/02 23:40
「しろばんば」
洪ちゃがおぬいばあさんと沼津に旅行する場面。
旅館の食卓には一面にご馳走が並んで、洪ちゃはびっくり。
卵焼きを大事に残してほかのおかずから食べてゆく。
おかずはご飯に添えて食べないといけないと思っているので、
なんどもなんどもお代わりする。
卵焼きを目前にしておぬいばあさんが
「もうお代わりはやめろ」という。
「でもまだ卵が残っている。」無念の洪ちゃ。
「それはそれだけ食えばよい」といわれて、
ごはん抜きに卵焼きだけを食べる感動。
199 :
無名草子さん:01/10/03 00:07
わたしも井上靖の「しろばんば」賛成だなー。すごくおいしそう。
読んでると、すごいおなかすいてきて、何回も白いご飯炊いて食べた。
200 :
無名草子さん:01/10/08 07:40
「海へ出るつもりじゃなかった」
帆船に泊まっていたら錨を失って、
嵐の夜に子供だけでイギリスからオランダまで子供だけで航海するお話。
船の備蓄を、船主に申し訳なく思いながら食べるのが旨そうだ。
ゆで卵と缶詰のキノコスープ、挽肉入りロールパンの組み合わせ
パイはどうしよう?食べないと悪くなるよね。
夜中のココア。チョコレート。
オランダで食べさせてもらった笑い出しそうに長いパンと
舌を火傷するほど熱いスープ。アイスクリーム。
201 :
無名草子さん:01/10/10 10:29
村上春樹「はいほ〜」のなかの、うさぎ亭のコロッケ。
主人が厳選して仕入れた肉を包丁でたたいたものと
おもわず大地に頬擦りしたくなるほどの、匂い立つジャガイモだけでつくり
箸を入れると油がしみこんで、「はふはふ あつい」やつ。
(記憶で書いてるので、表現がちがってたらスマソ)
村上春樹の本は、私にとってダイエットの敵です。
202 :
無名草子さん:01/10/10 20:58
>201
ああ、わけありの主人が奥さんと二人でやってたんだよね>うさぎ亭
名前はフィクションだけど実在するんだよね?どこだろ。
あそこの賄い、どれもこれも美味しそうだったあ。
羊達の冒険で鼠を待つ主人公が作る食事もじゅるじゅる〜
確かにダイエットの敵かも。
203 :
無名草子さん:01/10/10 22:05
南條竹則の「満漢全席」。
この人の本はほとんど中華料理。しかも書き方が下品でないので、
ただ純粋に惹かれる。
>177
読みましたか!
子供たちが大きくなるにつれて、いろいろ大変な事が巻き起こりますが、
おいしそうなものはふえていくのよねぇ。(w
和物では、
シーナの友達の林さんのチャーハンが食べたい!!
205 :
無名草子さん:01/10/13 02:36
なんて名前か忘れたけど、関西地区の中学に通ってた頃、国語の教科書に
エビフライについての小説があった。少し貧しい時代の話で
お父さんがエビを買ってくるって話だった気がするんだけどな。
もう25歳なのに、未だにあの小説のエビフライ
が忘れられません。覚えてる人、います?
立てた自分が言うのもなんですが、
このスレまだあったんですね・・・・・・
やる気のない立て方なのに色々書き込んで下さった方
ありがとうございます。
>1
別にあなたの為に書いたわけじゃないんですが。
こういう事話したかっただけ。
私物化するなよ。
ゴメン、ちょっとイライラしてるかも。
209 :
無名草子さん:01/10/14 21:49
210 :
無名草子さん:01/10/16 22:26
既出なら済まないけど
東海林さだおさんの丸かじりシリーズ他
佐川芳枝さんの寿司屋のかみさんシリーズ
小泉武夫さんの本
212 :
無名草子さん:01/10/17 17:26
>209
スマソ。
でも自分で立てておいてその言い方はないだろ、と。
豪快に牛を一頭丸ごと焼いて、あます事なく食べるって描写が
何かの本にあって憧れたけど、
まさに夢物語になりつつありますね。嫌な世の中だ。
213 :
無名草子さん:01/10/17 17:56
エミール・ゾラの「居酒屋」。
女主人公の誕生祝に、みんながむさぼり食うご馳走が
とてつもなくおいしそうだった。
特に肉汁たっぷりの鵞鳥の丸焼きとか。
その飽食のシーンと、後半の落ちぶれていく姿とのギャップが
またよかった。
214 :
とりかぶと:01/10/17 18:11
ぱ−ルバック・大地
正月のおかし、色とりどりの乾燥果物で飾り付けられた
げっぺいがおいシソーでした。
215 :
無名草子さん:01/10/18 01:30
「喪失期」姫野カオルコ
食べているシーンが多い。しかも上手そうだ。
料理とそしゃくの描写がうまいよ。
216 :
無名草子さん:01/10/18 18:16
妹尾河童の少年Hのなかの
親子丼、美味しそうじゃなかった?
次の日、親子丼を銀座の街中探しまくったよ。
217 :
無名草子さん:01/10/21 00:12
そういえば「たんぽぽのお酒」
おばあちゃんの謎の料理。「レリッシュ」とか入ってる。
市電廃止の日のピクニック。
いろいろな名前のアイスクリーム。
熱病の特効薬。
そしてたんぽぽのお酒。
218 :
無名草子さん:01/10/21 23:09
庄野英二「アルファベット群島」
大食い島…成人の資格を得るために自分と同じ体重の豚一頭を食べるという風習がある。
腹ぺこ島…断食道場。なぜか大食い島の隣にある。
キャンディ島…名産のキャンディのため、虫歯の人が多い。
ダイヤモンド島…地盤がダイヤモンドなので農業はきわめて不振。島民を食事に招こう。
サフラン島…海抜の高さを利用したサフラン栽培が盛ん。豪華なディナーが楽しめる
219 :
無名草子さん:01/10/21 23:10
220 :
無名草子さん:01/10/28 23:19
『モンテ・クリスト伯爵』
わざわざ黒海とイタリアから魚を取り寄せて仇たちに食べさせるの。
でも自分は緑色のジャムを金の容器から一匙すくって食べるだけ。
食べてみたいな、麻薬ジャム。
221 :
無名草子さん:01/11/11 12:19
子供の本で「オレンジ色のメヌエット」
パリに暮らす犬が主人公で、まあ「吾輩は猫である」の犬版なんだけど
彼が夢想する理想のフレンチ・レストラン。
フルコースの中にはチーズの一皿があるっていうのはこの本で知った。
222 :
無名草子さん:01/11/13 19:32
小川洋子も食べ物の描写いいぞ!食べる描写が特にいいぞ!
どの作品も食事のシーン秀逸。グロいくらい美しいぞ!
「シュガータイム」
過食症の女子大生の話。最初から最後まで食べ物尽くし。圧巻。
火を付けるアイスクリームのウエディングケーキ。熊の手も売ってる完璧なマーケット。
夜中に作りだした表面が焼けてさっくり膨らんだパウンドケーキ。その他盛り沢山。
「妊娠カレンダー」
妊婦の姉が要求する食べ物。
・やまぶき色の果肉がガラスの破片みたいに何枚も何枚も薄く重なり合って
シャリシャリ音のする枇杷のシャーベット
・砂糖と果肉の小片と細切りの皮が黄金色に溶け合いぷつぷつと弾ける
鍋で煮ているあつあつのアメリカ産グレープフルーツジャム
「完璧な病室」
・チョコレート嚢胞(のうほう)
>>222 チョコレート膿腫って食べ物じゃない…
それ食べたの?どんな話なんだー
224 :
無名草子さん:01/11/13 22:30
>>215はげしく同意!!
たしか、焼肉→寿司→てんぷら→パスタでしたっけ。
読むといつもてんぷらが食べたくなります。
あと、本に載ってたトマトとベーコンのスパゲティは、作ったらおいしかったよ。
225 :
無名草子さん:01/11/13 22:31
あ、あと、「モモ」の金色のはちみつを塗ったトーストっておいしそうじゃ
なかったですか??
226 :
無名草子さん:01/11/14 01:55
筒井康隆「敵」
粗食がほんとーにおいしそう。
鮭の半身を炙るくだりとかね。
227 :
無名草子さん:01/11/14 22:58
空腹あげ。
228 :
無名草子さん:01/11/15 16:17
椎名誠全般
「食えばわかる図鑑」はバイブル
「地球どこでも不思議旅」さぬきうどんの回がお気に入り。
229 :
無名草子さん:01/11/15 16:52
>>222 >>表面が焼けてさっくり膨らんだパウンドケーキ
文章としては変じゃない?「さっくり」は「膨らんだ」にかかるんだろうけど、
「さっくりふくらんだ」ってパウンドケーキの描写にしては変だよね?
パイならともかく。「表面が焼けて」から「さっくり」に行くのは凄く
繋がりがいいから、全体としては、それでもとても美味しそうなところが
凄いけど。
うーん、美味しそうなんだけど、文章としては変だ。
最近パウンドケーキ作ったから、気になったんです。
>>229 表面がさっくりと焼けて膨らんだパウンドケーキ、ならおかしくないよね。
さっくりとかこんがりって言葉をつけるとちょっと変でも
おいしそうに思ってしまうね。