1 :
名無しさん@お腹いっぱい。:
人知れず上空を仰ぎ見てしまう一冊から、号泣の一冊まで。
泣きたい気分を満足させてくれる珠玉の一冊を、この季節、眼球が乾燥して困っている私に教えてください。
2 :
グラディエーター:2000/12/16(土) 00:30
やっぱ、「鉄道員」浅田次郎でしょう。
あと、「塩狩峠」曽野綾子ぐらいかな。
3 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/12/16(土) 01:33
4 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/12/16(土) 01:35
人間失格。
無償に泣ける俺は若い。
5 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/12/16(土) 02:00
水を差して失礼ですが・・・
本を読んで涙してしまう人は
知能指数が低い
と聞いたことがあります。。
6 :
チャーリー:2000/12/16(土) 02:08
『アルジャーノンに花束を』
最後の1ページで泣くために、そこまでの長く読みづらい文章を
辛抱し続ける本。
7 :
>5:2000/12/16(土) 02:16
そーなの?
誰か、真偽の程を教えてぷりーず。
8 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/12/16(土) 02:20
マンガなんですが。なぜか上村一夫「同棲時代」に号泣。
感動の涙ではなくて、ただひたすら暗くて悲しい気持ちに。
9 :
さくら:2000/12/16(土) 02:42
γ∞γ~ \
人w/ 从从) ) / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ヽ | | l l |〃 < んな知能指数イラネーヨ
`wハ~ ーノ) \__________________
/ \`「
10 :
>>5:2000/12/16(土) 02:47
本を読んでその情景を想像できないような阿保にはなりたくないですな。
11 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/12/16(土) 02:49
知能指数が高い人でも、泣いてしまう本はないのでしょうか?
薄井ゆうじの「星の感触」で泣きました。
12 :
さくら:2000/12/16(土) 03:13
γ∞γ~ \
人w/ 从从) ) / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ヽ | | l l |〃 < 聖の青春
`wハ~ ーノ) \__________________
/ \`「
13 :
名無しさん:2000/12/16(土) 05:45
今も昔も泣けるのは「ごんぎつね」
山田花子が描いたバージョンでさえ泣ける。
ちょっと軽いけど、姫野カオルコの「卒業式」でも泣きました。
14 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/12/17(日) 02:41
「ぼくと彼が幸せだった頃」クリストファー・デイヴィス
AIDSが世間の脅威になってる頃に読んだ。
訳文だが、とにかく映画を観てるように生き生きした文体で。
15 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/12/17(日) 03:25
>5
そーすっと、週刊ストーリーランドを見て泣ける俺はもっとアフォですか?
16 :
かぷりこ:2000/12/17(日) 03:39
最近のだと「永遠の仔」。
読み終わるまで辛かったうえ、引きずった。爽快感ゼロ。
野坂の「火垂るの墓」は原作を読んだ時は泣かなかったんだが
その後にアニメを見たときは、オープニングのドロップで既に泣いてた。
18 :
ささやか:2000/12/17(日) 13:20
ささやかだけれど、役に立つこと
19 :
食わず嫌い王:2000/12/17(日) 13:58
「火垂るの墓」は高校の教科書に載っていた。
授業中に暇だったので読んでみたら泣けてきてやばかった。
アニメはやばすぎるのでいまだに見てません。
20 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/12/18(月) 01:12
>>12
おお!私も同じです。
将棋は詳しくないけど。
21 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/12/18(月) 01:32
安本末子「にあんちゃん」
22 :
ドキュン書店員:2000/12/18(月) 01:49
>聖の青春
これ先週、アクセスって言う深夜ラジオ番組の後にある、
本を朗読する番組で読まれてたよ。
閉店直後に客をほっといて聞いた(ワラ
23 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/12/18(月) 18:20
>聖の青春
詳しく覚えていませんが、著者が初めて聖と会ったとき、聖の博徒師匠が「触ってもらい」と言って、何とかいう病気で浮腫んだ頬っぺたを著者に触らせるというエピソード。
何か、ほろ苦かったです。
「君が壊れてしまう前に」島田雅彦
日記スタイルの小説だった気がします。
中高生くらいにありがちな、気ままで、ある意味で残酷な日常。
好き嫌いはあると思いますが…。
24 :
さくら:2000/12/19(火) 01:05
_ )
γ´γ~ \
|∞/ 从从) ) / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ヽ | | l l |〃< 立ち読みで読んじゃったけど本屋で涙止まらなくて大変だったよぉ
`wハ~ ーノ) \____________________
/ \`「
25 :
無名草子さん:2000/12/19(火) 01:41
リトルトリー。がいしゅつだったらスマソ。
>17・19
著者の現在の醜態を見ると涙も引っ込むね。
27 :
19:2000/12/19(火) 03:37
しかし野坂の酔っ払いぶりは見てて面白いのでOK
実際の妹はちゃんと生きてるし。
というか野坂も死んじゃいねえしな。
28 :
無名草子さん:2000/12/20(水) 07:11
有名すぎるんでなんだが、司馬遼太郎「燃えよ剣」。
終盤ちかく新政府側に投降しようとする近藤を土方が止めるあたり。
29 :
ななしやねん:2000/12/21(木) 21:21
西川のりお「おかん」は感動するぞ。
30 :
無名草子さん:2000/12/22(金) 17:06
鈴木こうじの短編集「仄暗い水の底から」にはいってる
「海の森」は何度読んでも泣ける。
短編であれだけ泣けるのって初めてだな。
私的には「ライフイズビューティフル」を見た時の
感動に似た感動が得られました。
31 :
名無しさん@お腹いっぱい:2000/12/23(土) 04:34
三島由紀夫の「金閣寺」の後半の主人公の台詞
「金閣を焼かねばならぬ。」
で思わず男泣きしてしまった・・・
どうも俺の感覚は人とずれているらしい。
カミュの小説も泣ける。
「追放と王国」とかいう短編集は特に。
32 :
無名草子さん:2000/12/23(土) 11:15
飯塚訓さんの「墜落遺体」
例のJAL123便墜落事故を扱ったものです。
ノンフィクションだけに・・・ちょっとツライです。
33 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/12/24(日) 23:13
私は「敵対水域」で不覚にも涙腺が……
34 :
無名草子さん:2000/12/25(月) 01:23
「かわいそうなぞう」
じゃがいも〜食ってくれよ〜
35 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/12/25(月) 04:03
「火垂るの墓」「かわいそうなぞう」と来たら……「マヤの一生」。
戦争・子供・動物のトリプル攻撃で涙腺決壊!
36 :
山犬。:2000/12/25(月) 15:20
「ごんぎつね」<既出
「百万回生きたねこ」
「最後の恐竜ティラン」
「のぼるはがんばる」
……基本的に絵本や児童書に弱いらしい。
37 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/12/25(月) 18:27
「つずりかたきょうだい」
「すこし昔の話」
「どろぼうっこ」
「青葉学園物語」<ライトノベル板で既出
貧困と子供の純粋な心が組み合わさってたまらない
38 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/12/26(火) 03:48
>32 「墜落遺体」良い本ですよね。
泣けてしまう場面が何箇所もありました。
39 :
無名草子さん:2000/12/29(金) 14:04
武者小路実篤 「夏子の死」だったっけ…(新潮文庫 『友情』に掲載分の)
楽しい話なのに、ラストが意外にも悲劇で
気が付いたら滝のような涙が出ていました。
40 :
無名草子さん:2000/12/29(金) 15:20
カフカの「変身」
41 :
無名草子さん:2000/12/30(土) 22:37
42 :
無名草子さん:2000/12/31(日) 02:59
三浦綾子の「泥流地帯」は泣ける。
真面目でひたむきなのに報われない若者の物語。
43 :
無名草子さん:2001/01/01(月) 03:15
おかあさん
44 :
無名草子さん:2001/01/01(月) 17:24
五味川純平「人間の條件」。
銃後を守る女性達は美しい。
45 :
現行シグマ:2001/01/02(火) 21:59
宮沢賢治「土神ときつね」
46 :
無名草子さん:2001/01/03(水) 02:22
島村洋子「ポルノ」で号泣。今までで一番泣けた恋愛小説。
間違っているでしょうか。
47 :
ふむふむ:2001/01/03(水) 03:59
浅田次郎の「蒼穹の昴」は泣けない人はいないでしょ。
がいしゅつかもだけど
「アルジャーノンに花束を」
電車の中でラストを読んでしまい号泣。
49 :
無名草子さん:2001/01/04(木) 00:09
ミヒャエル・エンデ「はてしない物語」
後半アッハライの項あたりマジ泣きしまくり。
寝っ転がったベッドのシーツつかんで涙ふいてしまった。
50 :
無名草子さん:2001/01/04(木) 01:05
筒井康隆「北極王」
51 :
無名草子さん:2001/01/04(木) 03:11
青春デンデケデケデケ。最後の一言で号泣したっす。
52 :
無名草子さん:2001/01/05(金) 02:34
age
53 :
shu-saku zuki:2001/01/06(土) 16:07
遠藤周作の「おばかさん」
私の読んだ遠藤周作の本の中ではダントツよかった。なみだなみだ
54 :
無名草子さん:2001/01/06(土) 17:54
”スリーパーズ”ロレンゾ・カルカテラ
無視して結構。でも映画の8倍はいいですよ。
>50
お、同士発見。
55 :
無名草子さん:2001/01/06(土) 18:16
吉本ばななの「つぐみ」だか「キッチン」、どっちかと一緒に入ってる
「ムーンライト●●←忘れた」というタイトルの話。
死んだ恋人がお盆に会いにやってくるという話。
幻想的で、綺麗で悲しくて号泣。当時中学生。
56 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/01/06(土) 22:40
菅浩江「子供の領分」(異形コレクションU『侵略!』収録)
アンソロジーの中の1編だが、この話のために1冊買う価値がある。
(この巻は、異形コレクションの中でも一番出来がいいと思うけどね)
57 :
無名草子さん:2001/01/06(土) 23:47
「アルジャーノン」は泣けた。
最近だったら「秘密」広末で映画なったやつだけど泣ける。嫁も娘もおらんが
男だったら泣かにゃーならん。。
58 :
無名草子さん:2001/01/07(日) 00:53
CW二コルの「風を見た少年」で泣いた時
自分の中にも綺麗な部分があったか…と思った。
59 :
無名草子さん:2001/01/08(月) 01:23
age
60 :
無名草子さん:2001/01/09(火) 23:56
アルジャーノン、ロボットと帝国(かな?ベイリが死ぬ作品)、
月は無慈悲な夜の女王、戦闘妖精・雪風、シルマリルリオン。
61 :
無名草子さん:2001/01/10(水) 00:01
ヘッセはどれも泣ける。
有名な「車輪の下」は不朽の名作。
ヘッセの作品は太宰よりもいっそう自分に対する罪が深い。
太宰はお笑い芸人が向いている。
62 :
無名草子さん:2001/01/10(水) 00:07
大原まり子『ハイブリッドチャイルド』。最後の方なんか、涙でページがくしゃくしゃになっちゃったよぉ。
63 :
無名草子さん:2001/01/10(水) 01:50
武者小路実篤『友情』
評 うーん。フラれた方の人がかわいそう。泣ける。
64 :
無名草子さん:2001/01/10(水) 01:58
M・ムアコック
『エルリック・サーガ』1〜6巻。
65 :
↓ やっぱこれっしょ!:2001/01/10(水) 02:01
島崎藤村「破戒」
部落差別について考えさせられた。
66 :
無名草子さん:2001/01/10(水) 02:27
バイセンテニアル・マン
うぉーんぉーんぉーんぉん
67 :
無名草子さん:2001/01/10(水) 03:29
俺は『アルジャーノン〜』読んでも泣けなかったんだけど、
そういう俺って人間的にダメなんだろうか‥‥。
68 :
無名草子さん:2001/01/10(水) 12:53
ま、単純でナイーブな左翼を作るには反戦小説が最適やね。
戦争の政策的意味を忘れて戦争反対だけ叫ぶのは滑稽だからね
69 :
泣け末世:2001/01/10(水) 13:00
遠藤周作「深い河」。プロローグから涙が止まらない。
遠藤の作家人生の集大成。ダマされたと思って読んでみそ。
>>67 アルジャーノンの読後感は悪かった。
私にとってはホラーなんですけど、あれ。
そういう私って人間的にダメなんだろうか・…。
71 :
無名草子さん:2001/01/10(水) 23:32
宮本輝「青が散る」
主人公が泣くシーンで一緒に泣いた。
72 :
無名草子さん:2001/01/11(木) 00:24
73 :
70:2001/01/11(木) 11:04
72さん、ありがとう。
なるほど、「切なさ故に泣く」ってのはわかります。
でも、当時16歳だった私には、怖くて重くて、
その恐怖心が切なさを凌駕してしまったのかもしれません……。
今読むと、また違った感慨が得られるかも。再読してみようかな。
逆に思春期の頃泣けたのは、新井素子の「緑幻想」。
今も泣けるかどうかわからないので、再読するのが怖いです。
素子さんのは「おしまいの日」も泣けた。
「今はもういないあたしへ……」は救いようが無くて気持ち悪くて泣いた。
74 :
無名草子さん:2001/01/11(木) 18:11
佐々木丸美
忘れな草
75 :
無名草子さん:2001/01/11(木) 22:22
>>55さん
「ムーンライトシャドウ」ですね、キッチンに収録されてる。
私も読んだ当時厨房だったんですがボロ泣きでしたよ。
吉本ばななの中で唯一好きなお話です。
76 :
無名草子さん:2001/01/12(金) 00:39
つまんねー、
つまんねー、
つうか、なんでそんなくさい作品ばっか紹介してんの?
77 :
トリスガリ:2001/01/12(金) 02:16
78 :
無名草子さん:2001/01/12(金) 06:01
ヴォネガットはどれ読んでも泣ける。茶碗3倍くらい。おかずいらない。
本読んで泣いたことないけど、萌えみたいなかんじで。
79 :
無名草子さん:2001/01/12(金) 12:04
帚木 蓬生
閉鎖病棟
80 :
無名草子さん:2001/01/12(金) 13:11
隆 慶一郎「吉原御免状」「かくれさと苦界行」
男泣き。
81 :
無名草子さん:2001/01/12(金) 14:46
芥川龍之介「杜子春」。
……そんな目で見るなよ。ついジワッと来ちまったんだから仕方ないだろ。
それも電車の中で。
82 :
無名草子さん:2001/01/12(金) 20:40
[おしまいの日」は私も泣けた。
友人に貸したら「怖すぎて泣けない」と言ってたが。
「燃えよ剣」も泣けたなー
最後の方の恋人が尋ねてきた所。
女の人ってすごい…とか思っちゃった。
ベタだけど「百万回生きた猫」も。
83 :
無名草子さん:2001/01/12(金) 22:56
私も「アルジャーノンに花束を」に一票。
高校の時に授業の課題で読んだ、
三浦綾子の「塩狩峠」のラストも泣けた。
あと、自分でも悔しいんだが、
童貞少年のバイブル「電影少女」(桂正和)のラスト。
(これは漫画だな。スマソ。)
あの展開に辟易していて、買うのが嫌で立ち読みしたんだけど
涙おさえるのに苦労した。
84 :
無名草子さん:2001/01/13(土) 00:42
>>79 あれって泣けるような本だったっけ?
火曜サスペンスみたいとか思ったんだけど。
85 :
無名草子さん:2001/01/13(土) 01:14
村山由佳の「天使の卵」。
高校の時読んだけど結構キタ。
まだ青臭いもんで・・・。
86 :
無名草子さん:2001/01/13(土) 11:06
藤沢周平「蝉しぐれ」。
親父の死に際しての文四郎の心情が・・・
87 :
だれでも良いだろ!:2001/01/13(土) 15:02
>84
読んだ?
僕は何度もグッときたけど。
涙が出たかどうかはわかんないけど。
純粋な心を描かれると、弱い。
88 :
戦艦大和の最期:2001/01/13(土) 16:30
じゃない?
89 :
エリート街道さん:2001/01/13(土) 17:37
>65 『破戒』、いい!
バイトで休憩中に読んでたんだけど、告白のシーンで突然涙がボロボロ出て
きて、自分でもびっくりするくらい大泣きしてしまった。ちなみに、
映画にもなってるけど、同じところで泣いた。
90 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/01/13(土) 19:00
智恵子抄
私は、あの詩集を
病んだ妻と、「だんだんきれいになる」妻の幻想に溺れる
病んだ男の純愛として読んでいる。
より病んでいるのは光太郎の方。
「レモン哀歌」はその病と愛のクライマックスだ。泣ける。
91 :
無名草子さん:2001/01/13(土) 20:06
・『フランダースの犬』ウィーダ
・『スノーグース』ポール・ギャリコ
92 :
だれでも良いだろ!:2001/01/13(土) 22:06
日経文庫
「ビジネスマンのための話し方入門」
自分がいかにダメ人間か、思い知らされて
泣きそうになった。
93 :
無名草子さん:2001/01/15(月) 01:50
島田荘司「異邦の騎士」
泣ける本とは知らずに読み進んで
ラスト近くで不意をつかれて泣かされました。
有名な感動モノって期待が大きすぎて失望するケースが多くないですか?
94 :
無名草子さん:2001/01/15(月) 02:34
グリムウッド「リプレイ」
巻の中ほどの「オモイダシタ」の電報に滂沱の涙・・・。
95 :
名著さん23:2001/01/15(月) 02:39
山本文緒「眠れるラプンツェル」
最近ではコレかな。つーても一年近く前か。
勿論、傑作とは言わないが。
96 :
無名草子さん:2001/01/15(月) 10:54
角田房子『満州武装移民の妻』(徳間文庫)
97 :
無名草子さん:2001/01/15(月) 11:45
>>2-3で既出だけど「塩狩峠」だな。
やっぱりあれはみんな泣いてるんだな。
98 :
無名草子さん:2001/01/15(月) 13:08
「やさしさの精神病理」大平健
いじめられっ子とその子が飼っていた犬の話で泣いた。
99 :
無名草子さん:2001/01/15(月) 16:24
マンガでごめん。
「うしおととら」(作者…あれ?どわすれ。ごめん)の中の「鎮魂海峡」。
何度読んでも滂沱。
100 :
無名草子さん:2001/01/16(火) 21:56
浅田次郎で好きなのは「蒼穹の昴」だけど泣けるという点では「壬生義士伝」が一番。
101 :
無明草子さん:2001/01/16(火) 23:42
>>99 そりゃあ反則技でしょぉ〜。自分だって、マンガを
入れていよいなら、うしとらは挙げますぞ。
でもま、許しちゃうぞ、同士よ。
102 :
無名草子さん:2001/01/17(水) 01:39
花村萬月の「2進法の犬」
103 :
無名草子さん:2001/01/17(水) 13:36
>100
僕はその2作品よかプリズンホテル秋&春のほうが
妙な小技を駆使してないぶん泣けると思うよん
104 :
無名草子さん :2001/01/17(水) 13:46
既出だったらスマソ。江戸川乱歩の「芋虫」だったかな?戦争かなんかで四肢断絶、目も耳も口も不自由になった人とその妻の話。超短編だけど最後はめちゃくちゃ泣けたっす。ただ人によってはグロいだけかも、、、。
105 :
無名草子さん:2001/01/18(木) 20:06
文学ではないが。
「野口シカが息子に送った手紙」
俺はこいつでボロ泣きする。
106 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/01/18(木) 20:32
泣けるよね。
年をとってからカタカナ頑張って覚えて手紙を書くんだよね。
ある意味文学だと思う。
107 :
無明草子さん:2001/01/18(木) 21:17
記念館で実物をみたときに、カナ釘流の書体をみただけで
涙が出そうになった。世の書道家気取ってるヤツらにこの字を
見せたいと思ったくらいだ。
108 :
無名草子さん:2001/01/19(金) 01:37
>>105 するどいところを持ってくるなぁ。思い出して泣けちゃったよ。
109 :
無名草子さん:2001/01/19(金) 02:10
>>105 文学も書も表現行為だからな。
いかに書いたヤツの魂が入ってるかが問題。
そういう意味であれは一流だよな。
俺も記念館で実物を見たけど
何だか圧倒されてしまったよ。
110 :
ガンガン:2001/01/19(金) 09:44
山本周五郎の作品が多いな
「樅の木は残った」その他多数
志賀直哉
「和解」
などなど、不意をつかれて込み上げてきて
声まででそうになり電車から降りる羽目に
なる。困ったもんだ。
そんなとき皆様はどうしています。
111 :
無名草子さん:2001/01/19(金) 14:35
谷崎潤一郎『春琴抄』
フォレスト・カーター(リトル・トリーの著者)『ジェロニモ』
春琴抄は同意者いないかも。
ジェロニモは”三戦士の谷”って章に激涙。
リトル・トリーにいけた人はぜひ。
112 :
無名草子さん:2001/01/19(金) 14:59
「介助犬シンシア」
無性に泣けて来た。
くっ。
113 :
無名草子さん:2001/01/19(金) 15:07
がいしゅつだが百万回生きたネコは泣ける。
女性には申し訳ないが、あれは泣ける。
それと不覚にも優駿で涙を流してしまったのだが…変?
114 :
無名草子さん:2001/01/19(金) 20:12
絵本なら
「アンジュール」ガブリエル・バンサン
文字が一つもない絵本。けど泣ける。
115 :
無名草子さん:2001/01/20(土) 09:50
116 :
無名草子さん:2001/01/20(土) 18:29
夏目漱石の「こころ」はどうよ。
117 :
無名草子さん:2001/01/20(土) 21:48
重松清の「ナイフ」
短編集だけど、特に「エビスくん」は何度読んでも泣いてしまう。
118 :
無名草子さん:2001/01/20(土) 22:06
中坊公平氏の「中坊公平・私の事件簿」(集英社新書)
電車の中で読んでいて、あとがきのところでやられた。
しばらく涙がとまらなかった。
119 :
無名草子さん:2001/01/22(月) 23:42
ただマイヨ・ジョーヌのためでなく/ランス・アームストロング
難病を克服した自転車乗りのお話。
自伝ということもあって、多少鼻につくところもありますが、
既出の将棋指しのお話然り、真実のストーリーは強いのだと思わされます。
120 :
無名草子さん:2001/01/23(火) 21:49
湯本香樹実『ポプラの秋』(新潮文庫)=子供、老人、未亡人の3点セットに号泣。
川上弘美『神様』(中央公論)=「星の光は昔の光」の、えび男君。
ミラン・クンデラ『存在の耐えられない軽さ』(集英社文庫)=犬の臨終場面。。。
谷崎潤一郎『猫と庄造と二人のおんな』(新潮文庫)=品子さん哀れ、女三界に家なし。
子供、動物、寡婦に弱いです。その順番に。
121 :
無名草子さん:2001/01/25(木) 16:52
誰も知らないかもしれませんが、「妖雲大内太平記」。
時代小説スレにも書きましたけど、切な過ぎます。
戦国時代の中国地方を背景に、その時代の人間の生き様が
よく描かれていると思います。
てゆーか、ラスト号泣でした。ある人物に感情移入して
読んでいただけに・・。
122 :
無名草子さん:2001/01/26(金) 23:20
浅田次郎の壬生儀士伝。一章が終わるごとにボロボロ。
「ちあき、ちあき・・・」のくだりでは文字が、かすんで見えなかった。
123 :
無名草子さん:2001/01/26(金) 23:33
船戸与一「砂のクロニクル」。
ハジがサミルの遺体を抱きかかえ、「おお、アッラーよ〜」と絶叫するシーン。
124 :
無名草子さん:2001/01/26(金) 23:44
東野圭吾「変身」
アルジャーノンのパクリと云われてますが、自分は
全然そうは思いません。
「変身」の方を先に読んでしまった事もあるけど
ぼくはこちらの方が泣けたナァ。
125 :
無名草子さん:2001/01/27(土) 02:00
「星の王子さま」は泣けました。
やなことがあったときとか、つい読んでしまう。
「アルケミスト」が泣けると聞いたのですが、読んだことある人、どうですか?
あと、「泣いた赤鬼」。青鬼くんは、いいヤツだぁ・・・。
全部児童書ですね・・・。
126 :
海女:2001/01/27(土) 02:17
山本有三「路傍の石」
127 :
無名草子さん:2001/01/27(土) 15:01
私も「変身」は「アルジャーノン」より良いと思ってます
パクリっていわれてる事とか全然知らずに後から「アルジャーノン」を読んだときも
特に似てるとは思わなかったし
(翻訳の程度の問題なのかもしれないし、断言できないけど
東野圭吾の方が説得力のある緻密な話しを書いていたと思う)
>>128 ですよね!!ミステリ板だとアルジャーノン派が多くて
そんなものかと感じていたのですが。
アルジャーノンって創作にも関わらず、素材が医学っぽ
すぎてドキュメンタリーちっくに感じてしまうのですね。
(道徳的な見地で考えられさせることがこちらの方が多
いのは確かですが、それと泣きとは別次元)
変身の方はより小説的というか。断然こっちのほうが感
情移入し易かったし(アルジャーノンって感情移入しに
くいキャラだと思う)だからラストが効きました。ボロ
泣きです。
他にもこの2作品を読んだ方の意見が聞きたいですね。
130 :
無名草子さん:2001/01/28(日) 01:35
まだ出てないようなので北村薫「スキップ」
オチがない、どこがいいの?という意見もあるので注意。
あと新書では乙一の「失踪ホリデイ」に収録「しあわせは子猫のかたち」
131 :
やめられない名無しさん:2001/01/28(日) 02:34
湯本香樹美「夏の庭」
中学校の頃、この本で、感想文を書いてくれ、って先生に頼まれて
読んだんだけど、号泣してしまった・・・。
ひとりぐらしのおじいさんと、少年3人の交流の話。
ある程度、結末は予想できるものかもしれないけど、
それでも、これは泣けました。いま、思い出しても涙が浮かんできます。
132 :
無名草子さん:2001/01/28(日) 02:59
>>130 「スキップ」「ターン」ともに好きです。
泣きはしなかったけど。
133 :
無名草子さん:2001/01/28(日) 14:15
"IT"と呼ばれた子(字、間違ってるかも・・・。)
かなり、泣きました。ママが、この子に優しくしてくれたのは、警察につかまりたくなかったから見たいな場面ありましたよね?あまりにも、虐待がすごくて泣いたところもいくつか・・・。うろ覚えですいません。
134 :
無名草子さん:2001/01/28(日) 14:42
片岡鉄哉「日本永久占領」
小説ではないんだけど、途中から泣けた。
作り話ではなくて現実なんだな〜と思うと
ショックだった。
タイトル通りの衝撃的な内容です。
戦後日本が如何にして「永久占領」されるにいたったかを
追った作品です。
135 :
無名草子さん:2001/01/28(日) 14:57
今年のセンター試験国語Tの小説『デューク』がいい
136 :
無名草子さん:2001/01/28(日) 18:02
>>27 実際に死んだのは野坂昭如が養子に行ったときに貰ってきた女の子らしい。ミルク
を生のままで与えたりしてなんでもかんでも食べさせたら胃腸を壊して死んだそう
です。それを野坂昭如はずっとくやんでたそうです。
今東光が毒舌身の上相談(だったはず)で言ってました。
137 :
無名草子さん:2001/01/28(日) 20:01
小学生の頃に赤川次郎の「ふたり」で泣いた。
氏の膨大な作品の半分は読んだが唯一泣けた本。
漫画ならば手塚治虫の「ブラックジャック」。
猫を奥さんに間違える回は何度読んでも泣ける。
あと、かなりマイナーだと思うんだけど、「アルファケンタウリの恋人」。
作者の名前も覚えていないけど、これは泣けた。
138 :
無名草子さん:2001/01/30(火) 17:39
ノンフィクションだけどユン・チアンの「ワイルドスワン」
中盤、救いがないようにみえて最後にはそれを乗り越えるってところで
泣きはしなかったけど感動した。
しかし今まで本、映像含めて実際に涙流したのって子供の頃TVでやってた
ドラえもんのエセ最終回だけだな(藁
139 :
無名草子さん:2001/01/31(水) 00:37
どっかに泣けた本ランキングとかないかな?
140 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/01/31(水) 01:13
>>139 ここで挙がったののなかから投票で選んだら面白いかもね。
SF板でも同じようなことやってます。
http://natto.2ch.net/test/read.cgi?bbs=sf&key=953565980 わたしはD・R・クーンツの『ウォッチャーズ』を挙げます。
犬のアインシュタインの「僕もさびしくて死んでしまう」
「バイオリンがこわれた。・・・こわい、こわい」
ってセリフは涙なくして読めなかったです。
そしてアウトサイダーの最期のセリフも。
もう一冊。浅田次郎の『天国への100マイル』。
「昴」も「ホテル」も良かったけど、浅田次郎はやっぱりこれ。
息子の母への愛(こう書くと安っぽくていやなんだけど)、無償の、
純粋な心情はなんつーか読んでて泣かないとどうにかなってしまいそうです。
141 :
無名草子さん:2001/01/31(水) 02:16
中島らも『お父さんのバックドロップ』(短編集)
「僕はお父さんを尊敬できない」といわれた
プロレスラーの父親が、子供と家族の為に
無敵のカラテチャンピオンに挑戦状を叩き付ける
お話。試合開始前のマイクアピールが最高に泣けた。。。
142 :
大発見だよ!:2001/01/31(水) 02:50
泣いていたら文字が見えないじゃん!
深い河、来ました!
良い本上げてくれてさんきゅう。
インド行く予定だったので、この点でもありがたかったっす。
遅レスなので、sage
144 :
無名草子さん:2001/01/31(水) 09:06
内田百閨uノラや」
ネコが行方不明になって、そのネコの心配を延々としてる。
それだけだけど、ネコ好きには絶対泣けるよ。
145 :
無名草子さん:2001/01/31(水) 12:58
スーザン・ケイ「ファントム」は泣けた。
「オペラ座の怪人」の生涯を書いたものだけど、愛されることを
望むあまりに、愛の否定・憎悪に向かってしまう主人公が切なくて
切なくて・・・
146 :
無名草子さん:2001/01/31(水) 22:33
ポール・ギャリコの「雪のひとひら」で泣いた。
葉っぱのフレディより良い。
最近、思いだし泣きが多く、勤務中も油断するとつい涙声に…。
147 :
無名草子さん:2001/02/02(金) 10:08
>>143 私も『深い河』は泣けました。
で、期待を込めて映画を見たのですが、、、、、
ありゃ〜サイテーでしたね。
あと遠藤周作で言えば、転びバテレンを扱った『沈黙』もかなり泣けます。
148 :
名無し:2001/02/02(金) 20:50
新田次郎の『孤高の人』最後ジーンときた。
149 :
無名草子さん:2001/02/02(金) 21:34
小学生の国語の教科書にも入っていた、「スーホのしろいうま」。
今年のお正月に泊まったペンションのダイニングに置いてあった。
朝食前にそれを見つけ「懐かしい〜」なんて思いながら
何気なくページを繰っていたら途中から涙が止まらなくなった。
ぼろぼろ泣きながらごはんを食べている私を見て
ダンナは笑っていたけれど、朝食後に読ませたら
彼も目を真っ赤にしてた。
絵本って意外とあなどれない。
150 :
無名草子さん:2001/02/03(土) 02:54
山本周五郎『さぶ』ですね。
久々に爽やかな涙でした。友情っていいよね。
151 :
無名草子さん:2001/02/03(土) 02:54
152 :
無名草子さん:2001/02/03(土) 05:16
>>149 馬頭琴、ね。一発変換できた。
教科書で読んで、泣けたけど、楽器を作る、というのはコワかった。
153 :
無名草子さん:2001/02/04(日) 06:11
浅田次郎「天国への100マイル」はホント泣けるわ
154 :
無名草子さん:2001/02/04(日) 06:43
>>153 天国までの100マイル。テレビドラマ化希望!
マリ役は勿論「森公美子」でね(笑
155 :
153:2001/02/04(日) 08:29
X天国への 天国までの でしたね
>>154 映画はどうなんですか?
マリ役 大竹しのぶ
156 :
無名草子さん:2001/02/04(日) 12:51
川本三郎『マイ・バック・ページ』(河出文庫)
本文を読み終わったあと「あとがき」を読んで、涙が止まらなくなった。
それまで、この著者は映画等の軽めのカルチャー評論専門の人だという
印象があり、こんな重い過去を引きずり、ずっと悩んでいたとは知らなかった。
157 :
舞:2001/02/04(日) 20:55
岡田斗司夫『二十世紀の最後の夜に』
涙をこらえるのに必死だった。
詩集のような内容だと侮っていた自分が情けなくなった。
まさに二十世紀最高の一冊。
158 :
佐伯林造:2001/02/05(月) 05:38
「サヨナライツカ」著・辻仁成 世界文化社
これを読んで目頭が熱くならない人はもう逝ってるね。
159 :
無名草子さん:2001/02/06(火) 00:10
160 :
名盤さん:2001/02/06(火) 00:59
なぜかハリーポッターで泣いた・・・賢者、秘密の両方で
なぜだなぜなんだーー??
ハリー最高。ダンブルドア校長も。
161 :
無名草子さん:2001/02/06(火) 06:53
グスコーブドリの伝記。
最後の1文で涙腺壊れた。
162 :
無名草子さん:2001/02/09(金) 01:16
>>93 同意。
ミステリーとしてだけでなく青春小説としても傑作です。
163 :
無名草子さん:2001/02/09(金) 02:56
海軍主計大尉小泉信吉
ボロ・・
ボロ・・
ボト・・ボト・・
164 :
:2001/02/10(土) 04:19
このスレであがってた、
浅田次郎「天国までの100マイル」
東野圭吾「変身」
を読んでみたが、「天国〜」はなかなか良かった。何て言うか、登場人物
みんないい人ばっかだったのが、ちょっと・・・だったけど(特にマリとか)。
「変身」は上の方では、「アルジャーノン〜」よりこっちがいい!って意見
だったけど、はっきり言って、「アルジャーノン〜」の方が面白かったし
泣けた。特にラストまでの、疾走感(というと変かも?)が。「変身」は
もう読んでる途中で、結末が予想できてしまった。
パクリかどうかは、微妙だけど、多分に影響は受けただろうなという感じ。
湯本香樹実「夏の庭」もスティーブン・キング「スタンドバイミー」の
影響モロに受けてるのがわかって、逆に面白かった。
真保裕一「奇跡の人」はもう出た?個人的にはあれが1番おすすめなんだけど。
165 :
名盤さん:2001/02/11(日) 01:32
>164
奇跡の人はなんか・・・
主人公が自己中すぎないか?
感動はしたけど
166 :
無名草子さん:2001/02/11(日) 10:45
『奇跡の人』は主人公がただのドキュン。頭ワルスギで性格ジコチュー。
読んだ後やたら不快だった。なんかマガジンやチャンピオンに連載
されそうな漫画とかぶった。
167 :
無名草子さん:2001/02/11(日) 23:31
太宰治の「津軽」なんかどうよ。
当時東京に住んでいた太宰が津軽半島の先っぽまで旅して乳母に会いに行く。
数十年ぶりにタケさんと会えて、一緒に小学校の運動会を見物。で、そのあと
タケさんが「会えるかな、会えないかな、と思っていた」と、とうとうと語り
出すシーン。
小泊のタケさん、確か平成に入った頃に亡くなったんだっけ?
168 :
無名草子さん:2001/02/12(月) 00:06
>>167 俺小泊まで行ったことあるよ。太宰がタケと運動会見ながら
もう何も言わなくてもいい、といった感慨を抱くあのシーンもいいよなぁ。
>小泊のタケさん、確か平成に入った頃に亡くなったんだっけ?
どうだったかな? 調べてみよ。
169 :
無名草子さん:2001/02/13(火) 04:21
山椒太夫
ラスト、目の見えなくなった安寿に厨子王が出会うところ(うろおぼえ)
ひたすら泣いた。
170 :
無名草子さん:2001/02/13(火) 08:21
>169
安寿じゃなくてお母さんだと思います。
ほら、安寿は厨子王が逃げる時間を稼ぐために自分は捕まるじゃない。
あそこかわいそうで読めないー。
171 :
無名草子さん:2001/02/13(火) 12:54
172 :
無名草子さん:2001/02/13(火) 14:16
水滸伝の「徽宗帝は夢に梁山泊に遊ぶ」は泣ける
173 :
無名草子さん:2001/02/14(水) 02:40
>170
そうだったかも!
ウロ覚えでスマンです。
174 :
ナナスケ:2001/02/14(水) 03:24
え〜みなさん。
お勧めの本の元ネタバラシは、可能な限りお控えください。
ちなみに私は、最近では、ベタ&既出ですが、東野圭吾「秘密」。
過去ベストでは「クオレ」です。
175 :
無名草子さん:2001/02/14(水) 03:39
江國香織の「デューク」。
犬と暮らしたことのある人なら
きっと泣くと思う。
176 :
無名草子さん:2001/02/14(水) 14:09
既出ですが
「聖の青春」
この前 「知ってるつもり」でも取り上げてたけど、それは駄目だった。
私は本を読む時は入り込まず、たんたんと読む方なんで泣いた事なかったんですが
これは、途中で何回も切なくなり、そして最後の10ページくらいはずっと泣きながら読んでました。
涙が止まらない、ブワーって感じで尋常じゃなく溢れてきました。
本を濡らさないようにするのが大変だった。
それから、この人の事が色々しりたくって、かなり引きずってました。
177 :
無名草子さん:2001/02/14(水) 23:15
178 :
無名草子さん:2001/02/15(木) 01:54
幸田文の「おとうと」
私は涙もろいんで泣ける系の話なら大概泣きますが
あれは泣けた、とすぐ思い出したもので。
179 :
無名草子さん:2001/02/15(木) 17:26
>144
猫好きなら、村松友視「アブサン物語」
飼ってた猫が死んで間がなかったので、大泣き。
アブサンが死ぬところは、今思い出しても涙が出る。
180 :
無名草子さん:2001/02/15(木) 22:07
塩狩峠 で おうおうおう
宮本輝のなんかトマトの話とかいうやつ、
アルバイト先の道路工事の現場で顔見知った日雇いのおっさんが臨終間際に、
頼む送ってくれと渡されたクシャクシャの手紙を落としてしまい
工事現場のアスファルトの下に埋まってしまった、送れぬまま・・・とかいう話
181 :
仕様書無しさん:2001/02/16(金) 16:11
182 :
無名草子さん:2001/02/16(金) 19:02
金城一紀の「GO」。
所謂「在日」を主人公とした本と聞いていたので若干構えて
読みましたが、そんなのは関係なく泣けました。
テンポもいいし短いので時間のある方は是非。おすすめします。
183 :
無名草子さん:2001/02/17(土) 02:04
スティーブン・キングの「刑務所のリタ・ヘイワース」。
「ショーシャンクの空に」という題名で映画化されたもの。
映画は映画で好きですが、原作には更に深い味わいがあって
じーんとココロに染みとおってくる。
読み終わってじっと余韻に浸り、3分後にじわーっと泣けます。
184 :
ひよなな:2001/02/17(土) 11:43
前にも別スレにカキコしたが、
「ハプスブルグの宝剣」で、
声をあげて泣いちゃいました。
185 :
無名草子さん:2001/02/18(日) 00:05
遠藤周作『女の一生』
第一部:キクの場合
第二部:サチ子の場合
バイトの休憩時間に読んでて、涙が止まらなくなった。
遠藤周作物だと、『沈黙』や『イエスの生涯』も泣けたが
この2冊が一番だった。
既出の『私が・棄てた・女』や『深い川』等はまだ読んだことがない。
あと、三浦綾子の『塩狩峠』も。読んでみたい。
186 :
無名草子さん:2001/02/18(日) 02:05
そうそう! って本が出てきてて、うれしいなあ。
>>79の「閉鎖病棟」
まったく泣ける本だなどと思わずに読み進んでいったのだけど、
最後のほうのあるシーンで、
だー
と涙出てしまったなあ。
「いつでも会える」なんかはもう最初から
泣くぞー、泣くぞー、と思って読んでいるけど、「閉鎖病棟」みたいに、
え、なんで私泣いてるんだろ? ってのは新鮮だったー。
>>32の「墜落遺体」は、事故のあった日には読み返しています。
何度もでてきてるけど、アルジャーノンも、よいよね。
江國香織「デューク」は、ペット亡くしたことのある人には泣ける。
>>185 自分の場合、「女の一生」第一部のラストは、とてもあとあじわるかったです。
ごめんなさい。
188 :
無名草子さん:2001/02/18(日) 02:43
スティーブン・キング「シャイニング」。
お父さんが一瞬正気に戻って息子を逃がそうとするシーンと、最後にジャック(?)
おじさんがダニーに語りかける場面、何度読んでも鼻水出るほど泣ける。
189 :
無名草子さん:2001/02/18(日) 03:57
190 :
名無しさん:2001/02/18(日) 04:00
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ns.nickel.co.jp:80
ns.unicom-am.co.jp:80
ns.uti.co.jp:80
ns.micropac.co.jp:80
191 :
185:2001/02/18(日) 13:29
>>187 うーん。確かにラストは意見の分かれるところだろうね。
一番泣けたのは、死の前にキクがマリア像に語りかけ、
そして死んでゆくキクにマリア像が語りかけるシーンだった。
俺の場合。
192 :
憶測でものを言う人:2001/02/19(月) 00:02
独断による泣ける度数
三浦綾子「塩狩峠」77「氷点」79・宮本輝「錦繍」95・東野東吾「秘密」73
辺見庸「もの食う人々」70・住居すゑ「橋のない川」89・宮尾登美子「蔵」82
池波正太郎「おせん」76・曽野綾子「砂糖菓子が壊れる時」80
ジェフリー・アーチャー「クリスティーナ・ローゼンタール」100
「ケインとアベル」99
ダニエル・キース「アルジャーノンに花束を」90
グリムウッド「リプレイ」85
ハインリヒ・ハラー「センブンイヤーズ・イン・チベット」79
193 :
無名草子さん:2001/02/19(月) 11:31
>>185 >>191 俺はキクを食い物にした悪代官が罪を告白した後、
さらにキリストに帰依したことを告白するシーンで涙が止まらなくなった
194 :
無名草子さん:2001/02/19(月) 19:06
ヒューバート・セルビー Jr.「ブルックリン最終出口」の”クイーン死す”
僕も主人公の彼と似たような人間なのでヒトゴトとはとても思えなかった
195 :
無名草子さん:2001/02/20(火) 00:59
三浦綾子、「母」も泣けたっす。
196 :
憶測でものを言う人:2001/02/20(火) 12:04
「小林ハル 盲目の旅人」も泣けたよー。
ところで、映画「ペイ・フォワード」の原作って出てないんですかね。
読みたいなぁ。眼球が乾いてるかたは映画館にいきましょう。
タオルを持って。
197 :
ごまふ♪:2001/02/20(火) 21:07
浅田次朗『地下鉄にのって』
198 :
無名草子さん:2001/02/21(水) 23:01
>>197 それ、俺もです。
最近読んだけど泣けたあ。浅田次郎には負けっぱなしです。
がいしゅつですが島田荘司 異邦の騎士
とてもせつなかった。
200 :
とっておき:2001/02/24(土) 00:22
「アンジュール」 by ガブリエル・バンサン
絵本です。これは泣けます。
本屋で鳥肌が立ちました。
201 :
無名草子さん:2001/02/24(土) 02:49
『スクール・ウォーズ 落ちこぼれ軍団の奇跡』 は泣いた
202 :
無名草子さん:2001/02/24(土) 03:51
「ベント」悲しく、強く。
203 :
憲法:2001/02/24(土) 09:47
スティーブン・レベンクロン
「鏡の中の少女」「鏡の中の孤独」
中流家庭の少女の話。
拒食症になり、カウンセラーと共に闘病する少女の成長を描く。
著者は作家ではなく本職の心理カウンセラー
フィクション
204 :
無名草子さん:2001/02/26(月) 10:08
>>201 あの監督この間も「プロジェクトX」に出てきて
相変わらず泣いてたよ(笑)
205 :
無名草子さん:2001/02/27(火) 00:09
『花さき山』絵本です。「やさしくすれば花がさく、いのちをかけてすれば、山がうまれる。うそではない。ほんとうの、ことだ…」
206 :
QED:2001/02/27(火) 00:13
「ダックコール」稲見一良著(早川書房、単行本・文庫とも)
もう書き込みあったらすみません。
でも、ほんとに泣く。
短編集なんだけど、特に最後の話「デコイとブンタ」
あまりに美しいラストに・・・
207 :
無名草子さん:2001/02/27(火) 05:31
>>159 何度読んでもいつでも泣けるよね。
あと僕はフラニーとゾーイの『フラニー』
太ったオバサンのためにきちんとするんだ。
208 :
無名草子さん:2001/02/27(火) 05:57
スレに関係ないけど
「プロジェクトX」には毎回、感涙してます。
南極観測隊の話はよかった。ロマンがある。
男のロマン。もちたいなあ。
女のロマンっていわないのは何故?
ロマンって日本語でいうとなに?
209 :
無名草子さん:2001/02/27(火) 15:00
>>204 昨日は、慎吾&鶴瓶の何とかの夜明けにも出てて泣いてた(^^
210 :
無名草子さん:2001/02/27(火) 18:18
久しぶりにここに来て、俺が書きたいのは全部書かれてた。
でも書いちゃう。
山本周五郎 「さぶ」
遠藤周作 「女の一生・一部キクの場合」
帚木蓬生 「閉鎖病棟」
特に三浦綾子の 「泥流地帯」は号泣。
せっかく生活に余裕が出て来て、正月らしい正月を迎えることが出来たのに・・・
211 :
無名草子さん:2001/02/27(火) 19:13
ジャック・フィニイの「ゲイルズバーグの春を愛す」に入っている、
「愛の手紙」が泣けました。
212 :
憶測さん:2001/03/04(日) 15:25
>211さん
どこの書店からでてるか 教えていらだきたし!おねがいしまふ
213 :
無名草子さん:2001/03/04(日) 20:08
佐藤愛子「鎮魂歌」
泣くような小説ではないけれど、読後なぜか涙がジンワリ出てきました。
ロバート・ハインラインの『夏への扉』ケン・グリムウッドの『リプレイ』
どちらも、読み終わってジワリときました。
215 :
無名草子さん:2001/03/06(火) 01:46
正統派の作品ばかり並んでる中恥ずかしいんだけど
ピーコの「片目を失って見えてきたもの」
周りの人間が愛情深い人ばかりで
ピーコ自身もとても可愛らしい人で。
良い本だった。
216 :
無名草子さん:2001/03/06(火) 02:37
>>212 211さんではないですが
うちにあるのはハヤカワ文庫です。
217 :
ひよこ名無しさん:2001/03/06(火) 03:02
だれか後味が良くて泣ける本を教えてください!!
218 :
無名草子さん:2001/03/06(火) 03:36
昔、灰谷健次郎の「兎の眼」とか読んで泣いた記憶があるなぁ。
出ていないもので言うなら、
ヴォネガット「母なる夜」。切ない切ない話・・・泣ける。
ブラウン「天の光はすべて星」これまた泣ける名作だ。
復刻してくれよ〜〜〜〜〜!
あとは、カポーティの「クリスマスの思い出」は何度読んでも泣く(笑)
219 :
無名草子さん:2001/03/06(火) 03:37
ブラッドベリの短編「霧笛」。
これはいいよ〜泣けるよ。
ブラッドベリは全部おすすめだけどね。
220 :
無名草子さん:2001/03/06(火) 04:10
ブラッドベリの「何かが道をやってくる」もオススメ
221 :
無名草子さん:2001/03/06(火) 04:14
業田善家 「自虐の詩」
1.既出です、それ。
スマソ。
2.それって漫画でしょ?
文庫だから許して。
222 :
無名草子さん:2001/03/07(水) 10:22
スティーブン・キングの「デッド・ゾーン」
最後の手紙のとこ。
223 :
無名草子さん:2001/03/07(水) 11:00
内田百閨uノラや」
年取って涙もろくなった百閧ィじいちゃんにつられてホロリ。
帰ってきてやれよ、ノラ…。
224 :
無名草子さん:2001/03/07(水) 12:49
辻仁成「ミラクル」
青かったな・・・、当時は。
最近では、有島武郎「一房の葡萄」あと、新見南吉全般。
宮沢賢治も泣けると思った。「グスコーブドリの伝記」とか。
225 :
無名草子さん:2001/03/07(水) 23:05
故・津田恒美の奥さんが書いた
「最後のストライク」。
野球好きな人なら余計泣ける事間違いなし。
226 :
油谷:2001/03/08(木) 20:45
あげ
227 :
無名草子さん:2001/03/08(木) 22:58
「指輪物語」のラストかな。
これまでの場面が本当に走馬灯のように流れて涙。
単に、読み終えた感慨なのかも知れないが…。
228 :
無名草子さん:2001/03/08(木) 23:31
>>225 また、坊やがお父さんそっくりなんだよね〜。
余計泣ける。。。。。。
229 :
油谷:2001/03/09(金) 15:09
あげ
230 :
無名草子さん:2001/03/09(金) 15:28
泣いた赤鬼のはなしにきまってる。
きまってる。
231 :
油谷:2001/03/10(土) 21:34
あげ
232 :
無名草子さん:2001/03/10(土) 23:40
永倉万治 ”ラストワルツ”なんてのはどう?
233 :
無名草子さん@:2001/03/12(月) 04:11
灰谷健次郎の「子供の隣」
虐待されても、突き放されても、貧乏でも
子供たちの清らかな心に泣けた。くう。って、これ小説じゃないか。
いいスレじゃ。
234 :
油谷:2001/03/13(火) 21:01
あげ
235 :
無名草子さん:2001/03/13(火) 21:59
灰谷健次郎なら「ろくべえまってろよ」も泣ける。グス。
236 :
無名草子さん:2001/03/14(水) 01:22
>>197、
>>198に同意。
「地下鉄に乗って」本を読んで初めて泣きました。
浅田次郎は「鉄道員」の「ラブレター」も泣かされました。
でも1番好きなのは「蒼穹の昴」
237 :
無名草子さん:2001/03/14(水) 02:39
曽野綾子の「地球のかぐわしい部分」が印象に残っています。
主人公の女の子の心映えの美しさが涙を誘います。
「愛」という短篇集のなかの一篇です。
「古事記」
239 :
無名草子さん:2001/03/14(水) 12:46
松谷みよ子「ふたりのイーダ」
作者忘れた「出家とその弟子」
今まで泣いたことのある本はこの2冊です。
240 :
のの:2001/03/14(水) 15:33
ちょっとでも泣かせ所のある本ならすぐに泣いてしまう私。
これまで数限りなく泣かせられてきました。
思い出しただけでもなく。新聞読んでもニュースみても泣く。
最近では救急車のサイレン聞いただけで泣く。
自分でちょっと心配になってきた。
241 :
無名草子さん:2001/03/15(木) 13:01
たしかに浅田次郎は泣かせ上手な作家やね
242 :
草むしり:2001/03/15(木) 13:19
ブリッグズの絵本で、アニメにもなった
「風が吹くとき」。
年とった主婦が、核戦争が起きたあとも
お茶の準備をしたりして、「日常」を一所懸命に
維持しようとする。
なんか、故郷の老母を思い出した。
核のリアリティがないとか叩かれたけど、
いいんだよ、人の心がちゃんと描かれていれば。
243 :
デューク:2001/03/15(木) 16:53
「古代インドはずっと夏だった気がする」
244 :
無名草子さん:2001/03/16(金) 01:06
ヴォネガットの「ローズウォーターさん、あなたに神のお恵みを」
キルゴア・トラウトの台詞に感動してしまった。
>>214さん
ハインラインなら「月を売った男」もいいですね。
245 :
無名草子さん:2001/03/16(金) 02:09
>>244 いや、「泣ける」なら、月を売った男よりも、絶対にその続編の「鎮魂曲」だと思う。
# さ、おこられないうちにSF版にかえろーっと(笑)
246 :
無名草子さん:2001/03/16(金) 04:30
愛と死
247 :
無名草子さん:2001/03/16(金) 23:54
三つの瑪瑙
248 :
無名草子さん:2001/03/17(土) 05:12
『旅路の果て』寺山修司
競馬好きなら初めの数頁で泣く。
「さらばテンポイント」なんていう詩があるからなあ・・・。
249 :
これだね:2001/03/18(日) 00:31
250 :
無名草子さん :2001/03/18(日) 01:03
251 :
油谷:2001/03/19(月) 20:21
age
252 :
無名草子さん:2001/03/20(火) 00:36
「勇気凛凛ルリの色」浅田次郎
ちがう意味で涙なしには読めない。
電車の中でお試しあれ。(藁
>>250 アニメ化した。ストーリーはほぼ原作どおり。
ただやはり、あの淡々とした悲しさは動画では再現できない。
254 :
無名草子さん:2001/03/20(火) 02:44
パトリシア・ネル・ウォーレンの
「フロント・ランナー」
ゲイ小説なんだけど、ラスト辺り涙とまらなかった。
何か、この本で泣けない人はヤバいかも?と書評にあった
が納得。
あと木下順二の「夕鶴」も泣けた。
255 :
油谷:2001/03/21(水) 20:20
age
筆者は誰かもう覚えていないけど、
『ひとりぼっちの青春』
筆者自身の壮絶な半生を綴っているのだけど
涙で滲んで読むのにすごく時間がかかった。
当時学生だった私は、筆者の壮絶な青春時代と
自分の現状を比べて、改めて両親に感謝したものだった。
257 :
油谷:2001/03/22(木) 21:36
age
258 :
無名草子さん:2001/03/23(金) 21:17
山崎豊子「沈まぬ太陽」(三)泣けました。
あと既出だけど浅田次郎の「ラブレター」
感動とは違う意味で涙、なんだけど・・・
『墜落遺体』(ごめんなさい、作者忘れてしまいました)
日航機123便の遺体回収を担当した方の書いた本です。
258さんと同じで『沈まぬ太陽』に感動して、その流れで
読んだのですが・・・涙が止まりませんでした。
260 :
油谷:2001/03/24(土) 20:44
age
261 :
遅レス失敬:2001/03/24(土) 22:06
>>176 自分は将棋好きなんだけど、村山九段には、「もしこの人が生きていたら」と思わせられる。
詮無いことと解っていながら、彼が健康なままでいたらと思うと無念で仕方が無い。
タイトルを奪取できたと信じている。
ラストの、
「今年の目標は?
土に還る
行ってみたい場所は?
宇宙以前」
はこうして書いているだけで涙が滲む。
262 :
就職戦線異状名無しさん:2001/03/24(土) 23:48
小松左京「果てしなき流れの果てに」
あまりの壮大さに涙が出た。
263 :
スリムななし(仮)さん:2001/03/25(日) 01:25
山崎豊子著「二つの祖国」
ジ〜ンと来た。ナギコのような女性と巡りあいたい。
あと、この本のおかげで東京裁判に興味が出てきた。
264 :
名無し:2001/03/25(日) 01:33
ダニエル キイスの「アルジャーノンに花束を」は、良かったですよ。
265 :
ボンレス:2001/03/25(日) 01:54
ルナール「にんじん」
泣けるというのとは違うかもしれないが、
にんじんが哀れというか、哀れでないというか。
中島敦「山月記」
高校で、先生の解説付きで読んだ。
堅くていい涙が出る。
266 :
油谷:2001/03/25(日) 20:31
age
267 :
無名草子さん:2001/03/25(日) 21:54
幸福の王子
ガキの頃読んで王子なんていいやつだと思って泣いた
大きくなって読むとむしろツバメの一途さに泣ける
王子に言われ泣く泣く王子の目ん玉エグり、
「もうあなたは目が見えないじゃないですか」
「ずっと、そばにいます」
だって。死ぬのわかってんのに・・・
つばめ最高。
268 :
無名草子さん:2001/03/25(日) 22:27
269 :
無名草子さん:2001/03/26(月) 02:24
平中悠一の「僕とみづきとせつない宇宙」
後半になって涙ぐしゅぐしゅ。10代の頃を思い出して思いっきり泣けます。
270 :
油谷:2001/03/26(月) 20:30
age
271 :
名無し:2001/03/26(月) 23:06
ロバート ハリスの「エグザイルス」
272 :
無名草子さん:2001/03/27(火) 00:55
浅田次郎の「壬生義士伝」
これでもか!これでもか!って感じでもう・・・・
正直言って、あまりに「これでもか!」なのでもうあの人の作品は
読まないと思います(笑)
実家に泊まってる時に父の本棚から抜いて読んだんですけどね。
一晩中読んで泣いているんで飼い猫が驚いたらしくオロオロしていた。
エイミ・タンの「キッチンゴッズワイフ」も泣けました。
273 :
無名草子さん:2001/03/27(火) 01:20
ハコちゃん…色のついた水をイチゴ水だといって飲むんだよ。
それで死んじゃうんだよ、泣かせるぜ。
274 :
犬好き:2001/03/28(水) 18:55
>>206稲見一良にもう一票。
「セントメリーのリボン」電車の中で
号泣しそうになったよ…。
275 :
無名草子さん:2001/03/28(水) 20:17
「クリスマス・キャロル」で泣いちゃうのって
涙腺緩過ぎですかね…。
スクルージさんが皆に親切にするところ。
276 :
無名草子さん:2001/03/28(水) 22:25
良い感じのスレですね。
読みたい本がなかったので、参考にさせていただきます。
実際に涙が出たことはないけど、前出の書籍のうちの数冊に関しての
コメントにはシンパシーを感じます。
277 :
無名草子さん:2001/03/28(水) 23:09
筒井康隆の「旅のラゴス」でしみじみと。
最後に主人公を引き留めようとする爺さんが泣かせるんだよ。
278 :
ボンレス:2001/03/29(木) 00:39
筒井康隆の「敵」。
死んだ奥さんを思うところ。
279 :
無名草子さん:2001/03/29(木) 15:50
「女王陛下のユリシーズ号」(マクリーン)
女がひとりもでない海洋戦争小説でボロ泣きするとは…。女だが。
艦長の巡回とユリシーズ号の最後のあたりでは文字通り滂沱の涙。
「むかし・あけぼの<小説枕草子>」(田辺聖子)
本来泣くような小説じゃないと思うんだけど。
延々と物語ってきたあげく最後のページで、老いさらばえた清少納言が、
おお、中宮さま、と独白する場面では思いもかけず涙があふれた。
280 :
遅レスですが:2001/03/29(木) 19:50
>>249 昨年末、外国に嫁に行った叔母が亡くなって引き取った遺品を思い出した。
半世紀近く大事にしまってあった日本からの書簡は、殆どが達筆な父親の
叱咤激励や近況報告だったのだが、中に一通だけ母親の直筆のものがあった。
「ゲンキデスカ。 ワタシハアナタニアイタイバカリデス」
たったそれだけが、便箋いっぱいに大きく拙い文字で書かれてあった。
両親が亡くなるまでに、一度も日本を訪問出来なかった叔母が、どんな気持ちで
この手紙を読み返していただろうと思うと、とても切なくなった。思い出し泣き。
本では、最近、安部公房の「砂の女」を読んで泣きました。
学生の頃読んだ時はピンと来なかったけど、色んな人の生き方に触れて再度読むと…
281 :
無名草子さん:2001/03/29(木) 21:57
>>280 絵本なのですが、「ラブ・ユー・フォーエヴァー」という
話を思い出してしまった。
子供がいくつ年を重ねても、どんな状況になっても、
「あなたは私のかわいい赤ちゃん(だった)」と唄う
……そんな、母親の深い愛情を描いた話。
読むたび涙が出てきます。
灰谷健次郎「ガリバーの船出」
貧困からの脱出,自由な世界を望むが,家族への責任の放棄に悩む少年。
まだ子どもなのに,そんなに……。
主人公の少年ガリバーは,純真では決してない。
しかしその「ひたむきさ」は間違いなく一途な美しさと強さがあった。
そして何より哀しかった。
この少年やその家族,そして出会った人々は,最後にどこへ
たどり着いたのだろう。
283 :
油谷:2001/03/30(金) 20:20
age
沼正三の「家畜人ヤプー」はお薦めです。
涙なしには読めません。
285 :
↑:2001/03/31(土) 21:48
あれ、最期まで読んだの?
俺は途中で挫折したよ。つまらない訳じゃないんだけど
注釈が多すぎて飽きてきちゃった。
286 :
油谷:2001/04/04(水) 20:16
age
「日輪の遺産」浅田次郎くん
288 :
999:2001/04/05(木) 13:06
筒井康隆の「我が良きウルフ」。
289 :
油谷:2001/04/06(金) 19:58
age
290 :
無名草子さん:2001/04/06(金) 20:30
浅田次郎「蒼穹の昴」
梁文秀、王逸、順桂の3人が好き。
教室で読んでたら、涙が止まらなくて困った。
宮城谷昌光「楽毅」
「いいえ、主は見事に生きてこられた。私がその目撃者であり、証人です」
このセリフで泣いた。滅多に言えることじゃないと思う。
291 :
無名草子さん:2001/04/06(金) 20:34
浅田次郎の「プリズンホテル」冬
最初の東京のシーンを本屋で立ち読みしていたら
泣いてしまったので買ってしまった。
292 :
酒士小波:2001/04/06(金) 21:41
山崎豊子「大地の子」
293 :
無名草子さん:2001/04/06(金) 22:18
村上春樹の「羊をめぐる冒険」。
終盤、ネズミとの再会シーンでは号泣!
読んでから、羊が恐くなりました。
294 :
無名草子さん:2001/04/06(金) 22:43
絵本です.片足ダチョウのえるふ、とか
そんな名前だったと思います。
いとこの本棚から盗み読みして、ずっと、胸が
苦しかったのを覚えています。
295 :
無名草子さん:2001/04/07(土) 00:26
「ファンタスティックサイレント」(だったと思う)という絵本
296 :
無名草子さん:2001/04/07(土) 00:43
他のスレにも書いたが「ショージ君の青春記」。
泣かされるなんて夢にも思わず読んでいたら、
最後の「ぼくも漫画を描こう。漫画を描いて牛乳をとろう。
牛乳をとって、ぼくも生活者の仲間入りをさせてもらおう。」
で号泣。
297 :
無名草子さん:2001/04/07(土) 20:10
J・ケッチャム『隣の家の少女』
298 :
無名草子さん:2001/04/08(日) 20:03
ナイフ
299 :
無名草子さん:2001/04/09(月) 20:04
早く昔になればいい
300 :
無名草子さん:2001/04/10(火) 17:01
中島敦の「悟浄出世」。
301 :
無名草子さん:2001/04/10(火) 20:11
この部屋に友達はいますか?
302 :
無名草子さん:2001/04/11(水) 20:07
彼岸先生
303 :
無名草子さん:2001/04/11(水) 22:02
>>293 そのシーンの元ネタ知ってる?
有名かもしれないけど。
304 :
無名草子さん:2001/04/12(木) 11:30
>303さん、
知らない、教えて!
305 :
無名草子さん:2001/04/12(木) 20:01
牡牛の柔かな肉
306 :
無名草子さん:2001/04/13(金) 20:14
見えない暗闇
307 :
無名草子さん:2001/04/13(金) 23:14
「ジョニーは戦場へ行った」ドルトン=トランボ
がいしゅつ?
308 :
無名草子さん:2001/04/13(金) 23:25
「ライスシャワー物語」柴田哲孝(経済界)
309 :
無名草子さん:2001/04/14(土) 12:18
森村 誠一 『エンドレス ピーク』
最高。ボロボロないた。
小説の描写を離れて冷静な著者の意見などもぐっとくる。
これよんだあと靖匡神社お参りしたよ。
310 :
無名草子さん:2001/04/14(土) 20:14
唐獅子株式会社
311 :
無名草子さん:2001/04/14(土) 20:45
「シンプル・プラン」
主人公と自分の境遇があまりに似ているので、読むのが本当に辛かった。
実話物ならもっと救いもあるだろうに。
312 :
無名草子さん:2001/04/15(日) 00:24
「凍土の共和国」 北朝鮮ものは悲しい。なんとかならんのか、と思う。
313 :
無名草子さん:2001/04/15(日) 00:41
多分、もう出ていると思うけど
新美南吉作のごんぎつね
小坊の時に読んで、ごんのいじさらしさに泣けて泣けて
314 :
無名草子さん:2001/04/15(日) 15:36
新美南吉といえば
でんでんむしのかなしみ という話も泣いた
たったの2ページしかないのに
生きていくことの悲しさと強さが描写されてる
これ読んでむしろ新美南吉の才能や精神に泣けた
315 :
無名草子さん:2001/04/15(日) 20:05
小野不由美「魔性の子」
316 :
↑:2001/04/15(日) 23:34
泣きはしないけど、天才に生まれてしまったが故の不幸というのも
可哀相だな。バカでよかった。
317 :
無名草子さん:2001/04/16(月) 00:43
ガイシュツかなぁ
絵本「いつでも会える」には泣きました。
本なんか読んで泣いたことなかったのに〜
長いやつは「あ、作者がここで感動させようとしてるな」とか
いらんことが見えてしまって子供の頃から全然ダメ。
318 :
泣けるんだモン。:2001/04/16(月) 01:52
ダニエル・スティールで泣いちゃう俺って厨房?
319 :
無名草子さん:2001/04/16(月) 12:39
ago
320 :
無名草子さん:2001/04/16(月) 15:35
>>317 >「あ、作者がここで感動させようとしてるな」
「いつでも会える」なんてもろにそうじゃないの?
最近そういうことを考えつつ、それはそれとして
泣けるようになった
…けど「いつでも会える」はダメだなぁ
そうなんだ。
ここで感動をねらってるな!というのがわかりつつ
作者のされるがままになってる。ま、いいかって。
これは退行してるのかなー。
322 :
無名草子さん:2001/04/16(月) 18:37
ミステリで泣けるといったら、P.D.ジェイムスの「女には向かない職業」がシブい。
事件解決後の女探偵と敏腕警察官僚とのやりとりが…。
この小説全体でみても、事件解決後のこのシーンが一番のヤマ場といってよいかも。
323 :
無名草子さん:2001/04/16(月) 20:26
高樹のぶ子「光抱く友よ」
324 :
無名草子さん:2001/04/17(火) 01:16
>320
そっかぁ,面白いね。最後のページで無茶苦茶泣けたんだけど。
わしが見えてないだけなんだろね。
わしの場合短いものは多少技巧が入っていても泣けること多いっす。
「蜻蛉つり」の俳句とか。
325 :
無名草子さん:2001/04/17(火) 01:37
なんか最近年のせいか涙もろくなっちゃって…
WEB小説みたいのでも結構泣けるのねん。
326 :
無名草子さん:2001/04/17(火) 02:29
>>279 御意。私も女ですけど泣きました。ボロ泣きです。
「赤目四十八瀧心中未遂」車谷長吉
「心臓を貫かれて」マイケル・ギルモア
「うつろな男」ダン・シモンズ
あと…
「きけわだつみのこえ」日本戦没学生の手記
327 :
無名草子さん:2001/04/17(火) 06:23
連城三紀彦「桔梗の宿」
涙ナシとはすこしずれるかもしれないが・・・・。
328 :
無名草子さん:2001/04/17(火) 20:21
藤原伊織「テロリストのパラソル」
329 :
無名草子さん:2001/04/17(火) 20:52
すげーマイナーかもしれないけど、
「最後の野性インディアン イシ」ル・グウィンの両親〈名前忘れた〉
「ミュータントメッセージ」マルロ・モーガン
「リトルトリー」
当時泣いたような気がする。
「遺書」なんとかって編集グループ
自殺した子供の経緯と親の話が載ってる。死んだ子供への手紙ってのが
泣けた。子供は親よりも先に逝ってはいけないです。
既出だけど、最近のもので
「聖の青春」と「ただマイヨ・ジューヌのためでなく」
やっぱり、戦う男は、かっこいいぜ。
331 :
エリート街道さん:2001/04/18(水) 02:26
本じゃないけど、僕が小学生のときの実話で。
うちの母がガンで死んで数ヵ月後、偶然父の日記を見るとき(もちろん父には内緒)があって、その中
の母が死ぬ数日前からの日記は涙なしでは読めなかった。うる覚えだけど、
「○○○(ここに母の名前が入る)、がんばれ。家でみんながお前が帰ってくるのを待っている。」
という下りには、これを書いた1週間後にはもう母はこの世にいなくて、絶望的な状況になっているにも
関わらず、「あきらめきれない」という父の心境が伝わってきていたたまれなくなった。
332 :
無名草子さん:2001/04/18(水) 02:27
>>329 「リトル・トリー」
評判になった後に、作者がKKKの一員だったことを知って
別の意味で涙。
333 :
無名草子さん:2001/04/18(水) 02:28
>>331 ねえ、どおして「うる覚え」って書くの?イライラする。
334 :
無名草子さん:2001/04/18(水) 03:03
「プロレス少女伝説」
目が溶けるほど泣いた。
335 :
無名草子さん:2001/04/18(水) 15:58
太宰治『駆け込み訴え』
BGMにはバッハの『マタイ受難曲』EMBARME DICH MEIN GOTT
をどうぞ(…話がばらばらで失礼)
>>333 まあまあ。
ほら、この小魚食べなさい。
337 :
無名草子さん:2001/04/18(水) 17:04
"A prayer for Owen Meany" J・アーヴィング
ベッドの中で泣きつかれた。
338 :
:2001/04/18(水) 17:14
339 :
まくら:2001/04/18(水) 17:17
「嵐の中の灯台」明成社刊が最高!
子供むけだけど、おじいちゃんおばあちゃんに受けてるらしい。
じっくり感動を味わい人におすすめ。
書店で立ち読みしてもないてしまう。
340 :
無名草子さん:2001/04/18(水) 18:19
マンガでは一日二回泣く私だが……、活字だと……。
記憶で確かに涙が出てたのは『塩狩峠』、『竜馬がゆく』くらいかなあ。
あと、「江夏の21球」の入った『スローカーブをもう一球』(山際淳司)も
どこかで涙が出たな。『アルジャーノン』は映画を先に見るとお腹一杯になっ
ちゃって。
『ソラリスの陽のもとに』とか『エンダーのゲーム』とか……。うーん、活字っ
てやっぱり、「ダーッ」と泣くより、「ジワーッ」て感じなんだよな。
341 :
無名草子さん:2001/04/18(水) 20:06
黒井千次「群棲」
342 :
おぼん:2001/04/19(木) 15:54
ここで知った、三浦綾子の「泥流地帯」読みました。
泣けて泣けて、電車でやばかった。鼻がツーンとしちゃって。
なぜ、報われないんだろうと思うとまた、涙。
NHKあたりでドラマ化してほしいな。
343 :
無名草子さん:2001/04/19(木) 20:13
津島佑子「寵児」
344 :
無名草子さん:2001/04/20(金) 08:34
「むくどりのゆめ」 椋鳩十
「よだかの星」 宮沢賢治
「たったひとり」 宮部みゆき
「羊たちの沈黙」 トマス・ハリス
動物もの、けなげなヒロインによわい。
345 :
無名草子さん:2001/04/20(金) 13:37
三浦綾子「塩狩峠」
346 :
スリムななし(仮)さん:2001/04/20(金) 17:04
忠犬ハチ公
347 :
無名草子さん:2001/04/20(金) 19:46
北方謙三「棒の哀しみ」
348 :
無名草子さん:2001/04/21(土) 03:05
三谷幸喜「オンリー・ミー 私だけを」
泣けないこともない、ある意味…。
349 :
ひげなし猫:2001/04/21(土) 11:44
秋山瑞人「猫の地球儀」
ドーブツモノはひきょーだ。
でもこの人の本は泣ける。
本棚に取ってあるけど見ないように気を付けている。
350 :
無名草子さん:2001/04/21(土) 17:03
山田太一『異人たちとの夏』(新潮文庫)
若い頃の父親に会ってみたいという感情は
他の人にもあるんでしょうか?
『フィールド・オブ・ドリームス』じゃないけど
もう一回キャッチボールしたいな。
351 :
無名草子さん:2001/04/21(土) 20:12
小川洋子「妊娠カレンダー」
352 :
無名草子さん:2001/04/22(日) 10:52
ずいぶん前に読んだ
落合恵子「白い女」。
白血病で死んでいく恋人の話。
最初の方から最後までぐずぐず泣きっぱなしでした。
内容を思い出すと今でもじわっときます。
353 :
無名草子さん:2001/04/22(日) 20:02
斎藤綾子「愛より速く」
354 :
名無し:2001/04/22(日) 23:26
唯川恵「刹那より切なく」
355 :
17:2001/04/22(日) 23:42
よく本の帯で、他の作家からの賛辞に「私は思わず声を上げて泣いてしまった」とかあるよな。
冗談はよせって言いたくなる。確かテロリストのパラソルにもそんな帯付いてなかったか?
まあ、一般読者が読んで泣くのは勝手だが、宣伝文句にそんなのがあると、おめえはは武田鉄也かよって思ってしまう。
356 :
17:2001/04/22(日) 23:43
あ、失礼。私は別スレの17です。
357 :
無名草子さん:2001/04/22(日) 23:43
>337
それ映画で見ただけだけど、ウルっときたな。
J・アーヴィン原作なら、有名こっちの方が泣けない?
「ガープの世界」&「ホテル・ニューハンプシャー」
どちらも、読んでる途中と、読み終わった後にしみじみ泣けた。
358 :
無名草子さん:2001/04/23(月) 19:53
三島由紀夫「金閣寺」
359 :
無名草子さん:2001/04/23(月) 20:30
飯嶋和一の本には泣くツボ押される。
特に「始祖鳥記」は後味良く泣けた。
360 :
無名草子さん:2001/04/24(火) 20:03
山田正紀「ナース」
361 :
無名草子さん:2001/04/25(水) 20:00
倉橋由美子「パルタイ」
362 :
無名草子さん:2001/04/26(木) 19:58
天童荒太「孤独の歌声」
363 :
無名草子さん:2001/04/27(金) 19:59
河野多恵子「不意の声」
364 :
無名草子さん:2001/04/27(金) 21:04
火浦功の短編で「ウラシマ」(「丸太の鷹」角川文庫に収録)
BOOKOFFなんかに割とあるから騙されたと思ってよんでみそ
365 :
だれでも良いだろ!:2001/04/27(金) 23:54
佐々木丸美の
“花嫁人形”
366 :
無名草子さん:2001/04/28(土) 13:37
最後に主人公か目立つ人が死ぬ本
無条件泣ける
でも糞本は泣けない
367 :
無名草子さん:2001/04/28(土) 19:59
高村薫「黄金を抱いて翔べ」
368 :
無名草子さん:2001/04/28(土) 20:32
天童荒太「永遠の仔」。彼女がイイ!イイ!ってんで読んだけど、
あまりのつまらなさに涙が…
369 :
無名草子さん:2001/04/28(土) 20:53
文句なしの一冊。
「居酒屋」(E・ゾラ著 新潮文庫)
最後にヒロインのジェルヴェーズ・マッカールがのたれ死ぬ
ところは滂沱。
あと、映画「居酒屋」では完全にカットされてたけど、
「ラリーのエピソード」(これは実話らしい)
も涙を誘う。
酔っぱらいの父親になぶり殺されるんだけど、自分の死後の幼い弟妹の
行く末を心配しながら死んでゆく。思わず泣きそうになった。
370 :
無名草子さん:2001/04/28(土) 23:02
>>366 おれは人が死ぬと逆に萎えるなあ
「ここが泣きどころ?」とか思っちゃって
ノンフィクションもしくは事実を元にしたフィクションなら
人死にものもOKだけど。
展開とかセリフでじわっとさせるのが好み
371 :
無名草子さん:2001/04/29(日) 18:47
死にそうになったけど、死ななかった人の話し。
「僕は、これほどまで生きたかった」萩原正人 扶桑社
余命半年と医師に宣告されてから、無事生還するまでの記録。
事実の積み重ねが、涙を誘う。
372 :
無名草子さん:2001/04/29(日) 20:20
青野聡「母よ」
373 :
可愛い奥様:2001/04/29(日) 21:57
「泣いた赤鬼」ってだめ?
374 :
無名草子さん:2001/04/30(月) 00:30
>371
「強がり」のところがいっちばん泣けた。
あんなに泣きながら読む本って初めて。
375 :
無名草子さん:2001/04/30(月) 04:51
灰谷健次郎のなら
「わたしの出会った子どもたち」が、最強なのではないかと…。
灰谷さん本人の話だし。
灰谷さんの一連の作品がどうして書かれたのか、非常に良くわかると思う。
和田慎二「ピグマリオ」、厨房のとき途中で詠まなくなって、
最近漫画喫茶で全巻読んだ。
正統派大団円もここまでやったら立派。番外編では思わずじーん。
大風呂敷を広げるばかりでたためない作品、作者がこのごろ目立つから
頑張ったなーと素直に感動しました。
377 :
奈津子:2001/04/30(月) 16:24
「不良少年とキリスト」坂口安吾
友達への限りない哀惜。
378 :
無名草子さん:2001/04/30(月) 19:55
柴田よしき「少女達がいた街」
379 :
ちこりーた:2001/05/01(火) 00:34
福永令三 「クレヨン王国月のたまごpart1」
小学5年で読んで以来、これ以上泣いた小説はないです。
男友達も泣いたと言っていました。
あとプイグの「赤い唇」
380 :
無名草子さん:2001/05/01(火) 00:53
「影武者 徳川家康」
終盤の花見は涙なしでは読めない。
381 :
無名草子さん:2001/05/01(火) 01:22
平野啓一郎の『新潮』先月号?に載っていた『葬送』前編のラストに滂沱。
来年はじめに後編を書き下ろして、上下巻で刊行らしいけど、
以前のものより読みやすい文体で、トーマス・マン?て感じの作風。
孤独な芸術家の姿が、オジサン好きにとっては、なんか、泣けます。
382 :
無名草子さん:2001/05/01(火) 01:58
浅田次郎「ぽっぽや」
模試中にボロボロ泣いた。恥。
383 :
無名草子さん:2001/05/01(火) 12:53
つかこうへい「銀ちゃんが、逝く」
個人的トラウマで、新井素子「ひとめあなたに・・・」
384 :
無名草子さん:2001/05/01(火) 14:21
図書館で借りた平沢貞道の「われ死すも瞑目せず」って本。題名あってたかな?
せつなくなりました。あまりの警察のむごさに。帝銀事件の犯人に仕立てられ
95歳で獄中死だなんて。哀しすぎる。機会があったら読んで見てください。
385 :
無名草子さん:2001/05/01(火) 17:54
age
386 :
エリート街道さん:2001/05/01(火) 19:03
小川 竜夫
黄金の魂。
387 :
無名草子さん:2001/05/01(火) 20:03
佐藤洋二郎「夏至祭」
388 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/01(火) 22:37
カポーティの短編「クリスマスの思い出」
新潮文庫の「ティファニーで朝食を」に載ってる。
二十歳すぎてんのに号泣した。
389 :
無名草子さん:2001/05/02(水) 20:16
阿刀田高「他人同士」
390 :
無名草子さん:2001/05/03(木) 19:58
湯本香樹実「夏の庭」
391 :
無名草子さん:2001/05/03(木) 23:51
平中悠一『僕とみづきとせつない宇宙』
392 :
可愛い奥様:2001/05/04(金) 00:11
ベタベタだけど、ワンパターンだけど、
書いてる本人の顔を思い浮かべるとふいちゃうけど、
浅田次郎
393 :
無名草子さん:2001/05/04(金) 00:14
三島由紀夫「春の雪」
394 :
ななし(仮)さん:2001/05/04(金) 01:45
小学校の頃、「ビルマの竪琴」で泣いた。
映画も見に行っちゃったよ。中井貴一。
ドフトエフスキー「罪と罰」これは来た。
梨木香歩「西の魔女が死んだ」
からだのなかを風がかけぬける。自然になみだがあふれる。
396 :
無名草子さん:2001/05/04(金) 20:26
横森理香「ぼぎちん」
397 :
実は岡ファン:2001/05/05(土) 01:27
佐々木丸美「崖の館」シリーズ。
何度読んでも泣いています。
アルジャーノンもたまーに読むとやっぱり、ほろり。
398 :
無名草子さん:2001/05/05(土) 02:18
ヴォネガットの「ローズウォーターさん、あなたに神のお恵みを」
エリオットの台詞「おとうさんは、みんながなんになっても、みんなを愛してる」にぐっときた。
399 :
無名草子さん:2001/05/05(土) 15:27
宮城谷昌光「孟嘗君」
400 :
無名草子さん:2001/05/05(土) 15:29
タイトル忘れたけど、灰谷健次郎の短編で
お母さんのことを「チャア」って呼ぶ男の子の話。
中学の時の塾の国語のテキストに載ってて、授業中に泣きそうになった。
401 :
無名草子さん:2001/05/05(土) 20:25
阿川弘之「雲の墓標」
402 :
無名草子さん:2001/05/05(土) 21:07
太宰治『駆け込み訴え』
403 :
無名草子さん:2001/05/05(土) 21:23
「たったひとつの冴えたやりかた」 J・ティプトリー・ジュニア。
404 :
無名草子さん:2001/05/07(月) 03:59
>>397 佐々木丸美、私も泣きました。
そのシリーズ以外の作品は、つまらなくて読了に至りませんでしたが・・・。
405 :
無名草子さん:2001/05/07(月) 06:09
大槻ケンヂ「くるぐる使い」
オーケンにダマされてる!しかも映画のパクリじゃねえかっ!
…と、思ってても、こっくりさんの場面でホロリとさせられた。
幼少期の思い出では
椋鳩十「しろいおうむ」
406 :
無名草子さん:2001/05/07(月) 20:05
高橋克彦「緋い記憶」
407 :
無名草子さん:2001/05/07(月) 20:27
「隣の家の少女」で泣いた。
しかし、とてつもなく嫌な気分になる。
これ読んだ人いない?
たぶん作者が置いた符牒の一割も理解出来てないのに何故か、
ミルチャ・エリアーデ「19本の薔薇」の最後で涙が。
409 :
すず:2001/05/08(火) 18:29
『愛と死を見つめて』
マーコ〜って歌のイメージしかなくて、馬鹿にしてたんだけど、読んだら
滂沱の涙でした。涙ぐむくらいなら他にもあったけど、
あんなにぼろぼろ泣いてしまった本ははじめて。でも、TVで現在の“マコ”
を見たら、ちょっと萎えちゃった(笑)
410 :
無名草子さん:2001/05/08(火) 20:00
川上弘美「神様」
411 :
無名草子さん:2001/05/09(水) 21:15
南条あや「卒業式まで死にません」
412 :
無名草子さん:2001/05/09(水) 22:23
柳美里「ゴールドラッシュ」
413 :
無名草子さん:2001/05/10(木) 03:02
白川道「天国への階段」
414 :
無名草子さん:2001/05/10(木) 20:41
age
415 :
無名草子さん:2001/05/10(木) 20:54
ガラスのうさぎ
416 :
無名草子さん:2001/05/10(木) 22:08
407さん。読んだよー、こわかったー。どこまでいくの〜〜??って
身をすくめていたわ。いつのまにか…。
アメリカの小説には、両親の交通事故→孤児になる、あるいは親の入院、
リハビリ中、遠縁にあずけらる、ではじまる話がすごく多いって
あとがきにあって、膝を打ったです。ケッチャムはほかのもすごいよねー。
417 :
無名草子さん:2001/05/11(金) 02:51
418 :
無名草子さん:2001/05/11(金) 02:53
419 :
就職戦線異状名無しさん:2001/05/11(金) 05:37
浅田次郎が結構出てるみたいですが、
『姫椿』のなかの『シエ』は?
山手線の中で泣いてしまったのですが・・・・。
号(┳◇┳)泣
420 :
無名草子さん:2001/05/11(金) 19:50
武者小路実篤「友情」
>420
同意
422 :
無名草子さん:2001/05/12(土) 19:57
age
423 :
無名草子さん:2001/05/13(日) 01:09
>419
「シエ」良かったす。私も泣いた。
あの中では「マダムの喉仏」も良かった。
424 :
無名草子さん:2001/05/13(日) 20:22
島田そーじ「異邦の騎士」
425 :
無名草子さん:2001/05/13(日) 21:51
釈迦とその弟子。
無心論者ですが、お釈迦さんが死ぬとき涙が止まりませんでした。
本当に感動もの。
426 :
無名草子さん:2001/05/14(月) 16:34
反論あるかとは思うけど、子どもを持ってから
青木和雄の「ハッピー・バースディ」
作者忘れたけど、「ぬいぐるみを檻に入れられて」暮らしの手帳社
家族のまえでもうるうる。
427 :
無名草子さん:2001/05/14(月) 19:43
age
428 :
竜馬ファン:2001/05/15(火) 10:53
自分は司馬遼太郎氏の「竜馬が行く」が感動しました。
竜馬の人柄が非常ににじみ出ていて、この人が死ぬのかと思うと
正直7巻以降は読めませんでした。それなのでこの本を自分は
推薦します。
429 :
無名草子さん:2001/05/15(火) 13:40
リブロポートから出た「アンドリュー・ワイエス クリスチーナの世界」という画集
の、モデルであるクリスチーナとその弟の姉弟二人だけの家族と画家ワイエス夫妻
の交流ぶりの説明、そして二人の最期が、もう涙なくしては見られない。画集なのに。
子供のとき生まれて初めて本で泣いたのは「猫の童話」とかいう短編集に
入っていた、おかあさん猫が死んだ子猫の声がきこえたような気がして必死になって
家じゅう探すという話。
430 :
日本アメリカ化計画:2001/05/15(火) 13:57
A型は徒党を組んで国民を操ろうとする。注意せよ!
431 :
無名草子さん:2001/05/15(火) 14:03
灰谷健次郎さんの「太陽の子」
不覚にも 通勤途中で大泣きしてしまった。
以来、灰谷さんの作品は 自宅でしか読めない。
あと 小説じゃなくてゴメン
「バハティ 鼻のない小象物語」
432 :
無名草子さん:2001/05/15(火) 20:04
村山由佳「天使の卵」
433 :
無名草子さん:2001/05/15(火) 20:14
434 :
無名草子さん:2001/05/16(水) 16:43
ロバート・フルガム「人生に必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ」。
特に人魚の話はボロ泣きした覚えあり。
でも既出じゃないということは、もしかして異端ていうか厨房ですか?<俺
「童話物語」
これは泣けます。電車の中で何度も泣きました(恥)
ハッピーエンドとか、人のやさしさで泣いてしまう。
不幸のどん底みたいな話は全然泣けないんだけど、、、
436 :
無名草子さん:2001/05/16(水) 20:09
age
437 :
無名草子さん:2001/05/17(木) 20:07
ははきぎほーせい「閉鎖病棟」
438 :
無名草子さん:2001/05/17(木) 23:58
秋山鉄
ころがる石のゆくえ
439 :
無名草子さん:2001/05/18(金) 10:45
恩田陸「光の帝国」
ツル先生…(泣)
440 :
無名草子さん:2001/05/18(金) 11:06
江國香織さんの『デューク』。
いまだに題名を聞いただけで思い出して泣いてしまう。
ペットを飼ったことのある人に是非読んで欲しい。
441 :
無名草子さん:2001/05/18(金) 21:55
宮部みゆき「火車」 今日読みました。確かに面白い。
教えてくれた人 ありがと
442 :
無名草子さん :2001/05/19(土) 03:18
朝日新聞社社会部編「日航ジャンボ機墜落」(朝日文庫)
特に、亡くなった人が家族に宛てて書いた遺書は何度読んでも心にぐっときます。
443 :
無名草子さん:2001/05/19(土) 20:24
age
444 :
無名草子さん:2001/05/20(日) 03:54
水上勉「五番町夕霧楼」、じわっときました。
自分的には「金閣寺」より良かった。
445 :
無名草子さん:2001/05/20(日) 04:14
>>442 『墜落遺体』(講談社+α文庫)。
日航ジャンボ墜落事故の身元確認の模様を描いたノンフィクション。
あまりの惨状に愕然とする。
>片手にのるくらいの遺体を放心状態で見つめていた遺族が
>まだあきらめきれないように「生きている可能性はありませんか」
>…と問う。
…合掌。
446 :
無名草子さん:2001/05/20(日) 20:14
星新一「人民は弱し 官吏は強し」
447 :
無名草子さん:2001/05/20(日) 20:27
>>445 墜落遺体マジ泣けるで。
オカルト板で出てたんで買ったが、マジ泣ける。
448 :
無名草子さん:2001/05/21(月) 12:48
>>194 「ブルックリン最終出口」!ヘテロの私でも「クイーン死す」は泣いた。
「トゥラララ」も。映画は救いがありすぎて、逆に何だか。
あと、
・「チップス先生さようなら」
・「バックパッカーパラダイス」(さいとう夫婦)<特に2
・「キース・ヘリング」(キース・ヘリング他)<生まれてから最後までを本人を交えて語ってる。
残念ながらリブロポート廃業とともに、たぶん、、
・「シューレス・ジョー」
・「痴呆系」(データハウス)<笑えるがやがて悲しい
449 :
無名草子さん:2001/05/21(月) 17:20
「グインサーガ」の何巻だか忘れたけど、グインがトーラスのオロの家族と会うシーン。
巻数にして60数巻、時間にして10数年かけた複線のエピソードにもう圧倒されました。
大粒の涙がボロボロこぼれてきて、何度も本を閉じながら一行一行読み進みました。
第一巻を読んだ中学生時代を思い出したりして、読み続けた年数の分泣き度もアップするのでは。
オッサンのカミングアウトでした。
450 :
無名草子さん:2001/05/21(月) 17:52
ベロ出しチョンマっていう絵本で泣いた記憶あり。
451 :
無名草子さん:2001/05/21(月) 20:06
age
452 :
無名草子さん:2001/05/22(火) 21:00
age
453 :
無名草子さん:2001/05/22(火) 21:15
西村寿光
でもタイトル忘れた。キツネ付きの少女のお話。
すごく泣いたし、彼の作品の中ではとにかく読み応えがある。
「滅びの笛」「滅びの宴」よりもこっちを勧める。
454 :
無名草子さん:2001/05/23(水) 20:40
age
455 :
無名草子さん:2001/05/24(木) 08:22
神坂次郎「今日われ生きてあり」新潮文庫
神風特別攻撃隊のさまざまな隊員たちの記録。
遺書、日記、関係者の証言などで構成したもの。
これほど泣けた本はなかった。家で読むことをおすすめ。
456 :
無名草子さん:2001/05/24(木) 20:31
新井素子「おしまいの日」
457 :
無名草子さん:2001/05/24(木) 22:16
志水辰夫の短編集 「いまひとたびの」
表題は特に泣けた。
458 :
無名草子さん:2001/05/25(金) 00:34
459 :
無名草子さん:2001/05/25(金) 18:00
>>450 それなんか一揆のはなしじゃないですか?
最期は磔にされてしまうんだけど、弟を笑わせようとしてあっかんべーするやつ。
消防のとき給食タイムの放送でいきなり流れてみんな泣きそうになってた・・・
460 :
無名草子さん:2001/05/25(金) 20:27
age
461 :
むかしばなし:2001/05/26(土) 00:25
>>459 そのとおりです。
「よだかの星」と「べろだしチョンマ」は私のなかで双璧です。
最後の一文までクリアーな目で読んだためしがありません。
号泣ものです、かんべんしてくださいってかんじです。
462 :
無名草子さん:2001/05/26(土) 01:13
>>461 かんべんしてくれよ…「べろだしチョンマ」なんてタイトル見ただけで泣けて来た。
463 :
無名草子さん:2001/05/26(土) 16:15
このスレの影響で「塩狩峠」読みました。
泣けました。なぜ泣けるのか考えていて
また泣けてきました。
紹介してくれた方々、どうもありがとう。
464 :
無名草子さん:2001/05/26(土) 20:49
芦原すなお「青春デンデケデケデケ」
465 :
無名草子さん:2001/05/26(土) 22:28
一般書籍じゃないんですみませんなんですが、
自殺者の遺族の手記。
そんなに自分を責めないで、毎日一緒に生活していれば、
家族だからこそきつい事のひとつぐらい口に出るし、
自殺するかもなんて、わかんないよ。
466 :
無名草子さん:2001/05/26(土) 23:10
朗読者
かなり感動して泣いた。しかし友だちには泣けないといわれた
秘密
映画は最悪だが原作涙ですぎ
467 :
無名草子さん:2001/05/27(日) 20:25
age
468 :
名無しさん:2001/05/28(月) 14:52
川上健一の「雨鱒の川」にはジーンときたなあ。
めぐまれない境遇の人間が報われるというシチュエーションに弱い人向け。
同じ著者の「ららのいた夏」にもちょっち涙。
469 :
村雨04:2001/05/28(月) 15:38
「本当に大事なものは目には見えないんだよ」
どこでお伺いすれば良いのかわからずにこちらに辿り着きました。
↑の出典を知りたいのですが、どなたかご教授願えませんでしょうか。。。
470 :
くま:2001/05/28(月) 16:23
>>469 村雨04 様
これは『星の王子様』のなかで王子様が飛行機乗りにさばくの美しさを語るシーンででてきたセリフだと思われます。
私は大学生のときに読み直して大泣きしました。
471 :
村雨04:2001/05/28(月) 16:39
>>470 くま 様
ありがとうございます。m(_ _)m
言葉があまりに有名で、それそのものを検索にかけてもページは出てくるのですが、一人歩きをしているみたいで出典が全く付記されていませんでした。
告白するならエンデと勘違いしていたのですが。。。もしかしてサン=テグジュペリ?と思ったらレスを頂戴いたしておりました。
会社がハネたら書店に寄って帰ります(^^;
472 :
無名草子さん:2001/05/28(月) 17:05
浅田次郎の地下鉄に乗って
これがいしゅつ?
473 :
472:2001/05/28(月) 17:11
やっぱりがいしゅつだった。
それにしても、みちこたん、
かわいそう。
474 :
無名草子さん:2001/05/28(月) 23:07
下がりすぎage
475 :
無名草子さん:2001/05/28(月) 23:37
90年か91年のセンター試験の英語 本・追試験どっちかわからない
数年来のつきあいのアメリカ人女性ペンパルが事故死して、
お婆さんと判明して・・・って話、思いっきり泣いた
476 :
無名草子さん:2001/05/29(火) 00:09
>>475 それは91年。私も受けたから知ってる。
あれ泣いた?
夢中で試験やってて、感動も何もなかった。
「ババアが年ごまかして文通するなヴォケ!」と思っただけ。
ちなみに一問間違えた。
477 :
475:2001/05/29(火) 00:14
>>476 私は過去問で解いただけなので、感動できた
数年の世代差が明暗を分けた形になったようだ
ごまかしてないよ 黙っていただけ あ、それが誤魔化しか・・
478 :
:2001/05/29(火) 01:55
話題の「新しい歴史教科書」が六月四日に市販されます。
定価は千円だそうです。
韓国、中国などの外交ルートによる非常識な圧力に屈することなく、
この日本人による日本人のための、そして未来のための教科書を熱く
支持しようではありませんか。
そして、いっそ、この「新しい歴史教科書」を一人一冊、身銭をきって
購入し、派手にベストセラーに押し上げようではありませんか。
「新しい歴史教科書をつくる会」の公式HPは下記の通りです。
http://www.tsukurukai.com/
479 :
無名草子さん:2001/05/29(火) 19:06
多和田葉子「聖女伝説」。
480 :
無名草子さん:2001/05/29(火) 20:27
軽いかもしれないけど、江国香織の「香ばしい日々」かな?
「デューク」で不覚にも落涙。
既出だったらゴメソ。
>>470-471
あまりにも素晴らしい言葉が多すぎて。
子供の頃読んだ時にはあの良さは判りませんでした。
中学生で読んで本当になんて素晴らしい本かと。
でも、訳が内藤あろうさんのものでなければ、あんなに
素晴らしいものにはならなかったでしょうね。
言い尽くされてますが。
481 :
無名草子さん:2001/05/29(火) 20:58
レスを全部読んでたら涙出て来た。
過去に読んだ本の泣ける部分とか色んな事思い出して。
自分の身を犠牲にしてってゆうパターンに弱いんだな。きっと。
482 :
無名草子さん:2001/05/29(火) 21:00
ttttttttttttttt=========
ttttttytttttttttttttttttttt=======
ttttt _ _ tttttttttt ______
tt( @ @ ) ttttttttt 「
( , , )クチャックチャ!! < シャイニングフィンガー!!
( 汚∀汚 )ttttttt L______
( 糞U糞糞 )=============
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483 :
無名草子さん:2001/05/29(火) 21:12
連城三紀彦「恋文」の中の「私の叔父さん」
五枚の写真のあ・い・し・て・るの部分で号泣。
484 :
無名草子さん:2001/05/30(水) 00:16
宮本輝「ここに地終わり海始まる」
485 :
無名草子さん:2001/05/30(水) 00:27
末森健の「食える女拒まず」
486 :
無名草子さん:2001/05/30(水) 19:13
激しくがいしゅつだけど、やっぱり浅田次郎。
「ラブレター」「うらぼんえ」(鉄道員に収録)
「地下鉄に乗って」
あと、「勇気凛々ルリの色」のどれに載っていたか忘れたけど、
<浅田さんの先輩Nさん>の話のラストはボロボロ泣いた。
487 :
無名草子さん:2001/05/30(水) 20:46
あげ
488 :
むむむ:2001/05/30(水) 22:26
もう出たかもしれませんが、『朗読者』はとても良かったです。
こーふんのあまり、読後、すべてを友人にしゃべり倒してしまいました。
489 :
無名草子さん:2001/05/31(木) 00:06
今日、なかにし礼の『長崎ぶらぶら節』を初めて読みました。
通勤の往復の電車のなかで思わず涙が出そうになってしまいました。
とくに主人公の愛八とお雪との心の触合いがたまらなく切ない気持にさせます。
490 :
無名草子さん:2001/05/31(木) 00:11
誰も書いてないけど、
ロバート・B・パーカーの「初秋」。
491 :
無名草子さん:2001/06/01(金) 13:04
>>490 書いてなかった?さすがに500近いレスを読む気がしなかった。
パーカーの中で唯一認める作品だー。
492 :
無名草子さん:2001/06/01(金) 20:11
東野圭吾「変身」
493 :
無名草子さん:2001/06/01(金) 23:30
残念ながら「変身」は思いっきり!!!!!!!
がいしゅつです。
494 :
無名草子さん:2001/06/02(土) 00:38
ビクトル・ユーゴー『レ・ミゼラブル』
495 :
無名草子さん:2001/06/02(土) 00:58
感動の涙で
「敗れざる者」沢木耕太郎
輪島功一さんの所ではまります
496 :
無名草子さん:2001/06/02(土) 18:28
ジャック・ヒギンズ「鷲は舞い降りた」
「おじさんはどうしてドイツ人なの?どうしてぼくたちの側につかないの?」
くぅ〜カッコ良すぎます。
497 :
無名草子さん:2001/06/02(土) 18:38
ジャック・ヒギンズだと「死に行く者への祈り」
なんかも好き。
短編だけどサリンジャー「やさしい軍曹」泣ける。
498 :
無名草子さん:2001/06/03(日) 02:38
『レディ・ジョーカー』(上)
物井の回想シーンで泣いた。
娘(再婚相手の連れ子)に、遠足の弁当を作ってやったり、
成人式の着物を用意してやったりするんだけど、娘は……、ていう場面で。
499 :
無名草子さん:2001/06/05(火) 21:19
age
500 :
無名草子さん:2001/06/06(水) 00:57
サリンジャーの「ナイン・ストーリーズ」は泣きそうになるな。
501 :
無名草子さん:2001/06/07(木) 08:03
「山月記」「レモン哀歌」
国語の授業中に不覚にも泣いてしまった。
502 :
無名草子さん:2001/06/07(木) 18:22
既出かも
フィリップKディック「流れよわが涙、と警官は言った」
読んで、なかなかったけど、
ラストで考えさせられた
503 :
就職戦線異状名無しさん:2001/06/07(木) 20:42
石川達三「古き泉のほとり」
知ってる人いる?
自分の奥さんをミーニャって呼ぶ旦那。
ぐっときた。
504 :
無名草子さん:2001/06/07(木) 21:04
児童文学で読んだ「ああ無情」泣いた。
505 :
泣き虫:2001/06/07(木) 22:45
『壬生義士伝』(浅田次郎)
『墜落遺体』(飯塚 訓)
『椿と花水木』(津本 陽)
何度読んでも涙が止まらない・・・
506 :
無名草子さん:2001/06/07(木) 23:25
野菊の墓です。
宮本輝の「錦繍」。
学生時代、恋愛未経験だったときにはなんの感動もなかったけど
かなり辛い恋愛をした後に読んだらまったく違う世界が開けた。
オススメの一冊です。
508 :
無名草子さん:2001/06/07(木) 23:50
先月末に出た 飯塚訓著 「墜落現場 遺された人たち」
「墜落遺体」の続編って感じかな。
内容は遺族や事件に関わった自衛官や医師や地元住民達に
著者が訪ねて、当時の事を振り返り、現在の心境を書き綴ってます。
いきなり第1章から大泣きしたけど、ちょっと淡々としていて後半はダレるかも。
509 :
教えてください:2001/06/09(土) 02:11
申し訳無いんですが、
私の感動のツボでもある子供が出てくる本で良いの無いでしょうか。
過去ログ見ればいいんでしょうが、多いし、判らないし・・・。
できれば現代+国内のが良いんですが・・・。
教えてください。
510 :
無名草子さん:2001/06/09(土) 15:55
>>509 既出だと思うけど
「レ・ミゼラブル」前半のコゼット
「フランダースの犬」少年ネルロ
「黒い兄弟」(世界名作劇場で「ロミオの青い空」でアニメ化)のロミオ
なんか世界名作文学ばっかり
あと、タイトル忘れちゃったけど、
少年が雪国で両親を訪ねていく話。
↑これでタイトル分かったらすごいね
教科書に載っていました
ぱっと思いつくのはこんなとこかな
多分既出。
「かわいそうなぞう」
512 :
475:2001/06/12(火) 03:01
『冷たい方程式』
泣かないか・・
513 :
無名草子さん:2001/06/12(火) 07:04
そういえば『ドゥームズデイ・ブック』も泣いた。
514 :
無名草子さん:2001/06/13(水) 10:43
既出かな?
小学館から出てる写真絵本「ばっちゃん」
犬の繁殖場で、打ち捨てられていた繁殖犬たちを救出する
ノンフィクションなんだけど、
子犬を100匹以上産まされて、目も見えなくなった、
年取った「ばっちゃん」の姿には、泣けた・・・。
515 :
無名草子さん:2001/06/13(水) 21:03
>>188 遅レスですが、激しく同意。
父の愛といえば
『病院で死ぬということ』山崎章郎 主婦の友社
ガンで死んだお父さんが息子に宛てて書いた手紙が、
涙なくしては読めません。
516 :
無名草子さん:2001/06/15(金) 10:31
517 :
無名草子さん:2001/06/15(金) 15:07
アラーキーの写真集で愛人(妻じゃなかったんだっけ?)の「陽子」を撮ったやつ。
「東京日和」だったか「陽子」だったかタイトル忘れちゃったんだけど
いちばん最後の「陽子」の写真に本屋で泣きそうになった。
518 :
無名草子さん:2001/06/16(土) 20:16
>>71「青が散る」は俺はないていないがイイぞ!
宮本輝作品の中でも一番好きだ!
519 :
無名草子さん:2001/06/16(土) 22:02
城山三郎「落日燃ゆ」
第2次世界大戦の頃に外相や首相をやった広田弘毅の話。
悔し涙がでた。
520 :
無名草子さん:2001/06/17(日) 07:10
三浦 綾子 「塩狩峠」
テーマは差別と宗教で中身は恋愛ものっていうことでいいのかな。
初めて本で泣いたよ。
521 :
520:2001/06/17(日) 07:15
激しく既出だったね、スマソ・・・誤ることはないか。
でも このスレ読んでて題名知ってたら泣けそうにないので途中で読むのやめました。
522 :
みか:2001/06/17(日) 14:18
ちょっとごめん・・注目してよ!すべてが丸見え、完全ウ○のVCD。
憂木瞳、白石ひとみ、飯島愛、女子高生援助交際白書、冴島奈緒等々200点
宅配コギャルシリーズもあるよ!
きっといいのがあるのでは?
1本1500円より。10本10000円。本数に応じて細かい値引きあり。
騙されるといやでしょ? 信用できないでしょ? だから後払い。
だから支払いは商品到着後でOK!OKOKOKOKPKノックアウト!
まずは資料請求を
[email protected] 資料請求は住所を書く必要はないです。
届くなら仮名でもいいし・・。
もしどうしてもというなら、発送はかなり遅れますが、局ドメでいいです。
523 :
無名草子さん:2001/06/17(日) 14:42
柳美里「男」、「命」。
山田太一「恋の姿勢で」
現在、恋愛中なので、ここらへんに涙、涙。
恋愛もの以外は
「燃えよ剣」「夜と霧」「フランダースの犬」「罪と罰」「沈黙」
などでおお泣きした!
524 :
無名草子さん:2001/06/17(日) 15:13
W・ゴールディング 「蝿の王」
(映画もあるらしいけど観ていない。)
無人島に飛行船が不時着して14歳が殺し合うヤツです。
ガッコで孤立した時を思い出すよ。
525 :
無名草子さん:2001/06/17(日) 21:24
「冷静と情熱のあいだ」
だめ?
526 :
無名草子さん:2001/06/17(日) 23:00
柏葉幸子「霧のむこうのふしぎな町」
いぬいとみこ「ゆうびんサクタ山へいく」
実家にある子供の頃の本の中で、この二冊は
帰る度に読んで必ず泣きます。
最近は、ねじめ正一の「青春ぐんぐん書店」
でかなり泣きました…。
527 :
無名草子さん:2001/06/23(土) 06:55
>>525 誰著?
調べりゃ良いんだが、アゲついでに…。
528 :
無名草子さん:2001/06/23(土) 17:10
金色のライオン。著者わからず。哀しくもなく、感動!でもない。
ただ、いまはもう感じることのない、子供の時の「あの感じ」を
一瞬だけ、思いだします。大人になった自分に涙。著者わかるひと、
教えて。
529 :
無名草子さん:2001/06/23(土) 18:34
『朗読者』読んだけど、泣けませんでした・・・。
どのヘンが泣けましたか?
530 :
無名草子さん:2001/06/23(土) 19:02
>512
「冷たい方程式」をパロって「タヌキの方程式」を
書いた筒井康隆を嫌いになりました。
531 :
475:2001/06/23(土) 19:03
>>530 読んでみよう
どの短編集にあるのかしら?
532 :
無名草子さん:2001/06/23(土) 19:52
志水辰夫『尋ねて雪か』(徳間文庫)
最終ページの10行で
泣かざるをえなかった・・・。
533 :
無名草子さん:2001/06/23(土) 20:40
『二十歳の原点』
高野悦子(新潮文庫)
高校の時読んで未だに影響受けてる。
学園紛争の時代に生きた彼女の苦悩が
繊細な文章でつづられている日記です。
彼女がよく通っていた「しあんくれーる」という喫茶店は、
一時は名物になっていて、私も行きました。
暗いジャズ喫茶で、マスターが
「修学旅行の学生がよく来るよ」と言って
くれたマッチの棒先が真っ黒だったことを忘れられません。
534 :
無名草子さん:2001/06/23(土) 20:57
二十日鼠と人間・・・、ラストに大泣きしました。
535 :
無名草子さん:2001/06/23(土) 21:12
533から連想すんな(暖藁
536 :
530:2001/06/23(土) 23:42
>531
どの短編集に入っているか分かりません。
何しろ「SFマガジン」で読んだもので…。(年が分かる)
それでは、SF板に転送!
537 :
無名草子さん:2001/06/23(土) 23:58
>>532 そんなこと言われると
買って、最後の10行だけ見て終わりそうな俺。
538 :
無名草子さん:2001/06/24(日) 00:37
井上靖「しろばんば」めっちゃいい。以下続くコウサク
シリーズ全部良し。おぬい婆ちゃに会いたい。余分なものが
一切ない!
芦原すなお「官能日記」なぜか、きた。
めっちゃ出てるけどハハキギホウセイ「閉鎖病棟」
たまらなく良い!
539 :
無名草子さん:2001/06/24(日) 00:48
絵本だけど、「いつでも会える」
必ず泣いちゃう・・・・・。
>>538 泣かないけど、すごくいいよね。大好き。>しろばんば
540 :
無名草子さん:2001/06/24(日) 16:48
>>538 洪作シリーズ全部イイ!
泣きはしなかったけど、夢中になって読んだ。
すがすがしい気分になるな、この作品。
541 :
無名草子さん:2001/06/24(日) 21:08
>ALL
「がいしゅつかもしれないけど」じゃなくて、
レスを読んでから書き込みましょう。うざいから。
「がいしゅつ だけど」だったら違う視点があるから
いいのかとも思うけど。
542 :
無名草子さん:2001/06/24(日) 21:19
>>537 いや、そうしたら前を読みたくなるハズ。
543 :
無名草子さん:2001/06/24(日) 23:55
メトロポリス!
545 :
539:2001/06/25(月) 00:17
546 :
無名草子さん:2001/06/25(月) 00:59
『されど われらが日々』柴田翔
『その言葉を』奥泉光
屈折せざるをえなかった全共闘時代の生きかた。
547 :
無名草子さん:2001/06/25(月) 01:45
『バガージマヌパナス』わが島のはなし
池上 永一
どのスレか忘れたけど2ちゃんで知って読んだ。
やばいくらい泣く。
548 :
無名草子さん:2001/06/25(月) 07:09
「ちいちゃんのかげおくり」「スーホーの白い馬」「よだかの星」
泣くのを堪えきれなくて国語の時間が鬱だった。
泣いたら先生に怒られるし。虎馬だニョ。
549 :
無名草子さん:2001/06/25(月) 10:41
「12番目の天使」
妻と息子を事故で亡くした男がリトルリーグの監督になって
生きる希望を与えられる話。
泣けるよホント。
551 :
無名草子さん:2001/06/25(月) 19:08
「いちご同盟」三田誠広
中学生のときに読んで涙。映画(岡本綾が良かった!)も見ました。
ありきたりな設定だし、ここで泣かそうというのが解るけれども良かった。
子供だったんでしょうね。(作者は好きではないけれど。)
「アルジャーノンに花束を」D.キイス
既に何度も出てきているけれど、さらに推薦。
チャーリーの知能が最高になったあと、ずっと泣きながら読んでいました。
最後の「ついしん」を読んだあと、しばらく静かに泣いていました。
「罪と罰」ドストエーフスキー
不朽の名作。
読み終わったあと、あまりの物語の壮大さに感動の涙が。
「命」「魂」柳美里
最近読んだもので一番良かった。「魂」の後書きでじわりときた。
「兎」<愛の生活・森のメリュジーヌより>金井美恵子
感動ではないけれど、恐ろしくて涙。
しばらく夢でうなされました(馬鹿かもしれない)。
皆さんの意見を参考にいろいろ読んでみます。
三浦綾子「塩狩峠」に期待!
552 :
無名草子さん:2001/06/25(月) 20:33
宮尾登美子の綾子シリーズ(?)
『櫂』
『春燈』
『朱夏』
『仁淀川』
どれも泣ける・・・・個人的には喜和(母)には号泣。
朱夏には喜和はほとんど出て来ないが、作品としては最高だな。
553 :
無名草子さん:2001/06/25(月) 20:35
↑初めて読む人は上の順番で読んでみて下さい。
話繋がってますから・・・。
554 :
無名草子さん:2001/06/27(水) 16:08
>551
柳美里の作品は確かにどれも泣けますね。
作者への怒りで。許せない。この人の本はほとんど全て
個人にむけた社会的な暴力です。
この作者の次の犠牲者は誰かな。
あと何人の人を苦しめるつもりかな。恐ろしい。
555 :
無名草子さん:2001/06/28(木) 18:14
556 :
無名草子さん:2001/06/29(金) 00:34
ヤバかったよぉ、「泥流地帯」・・・鳴咽。
そして「続 泥流地帯」へ突入です。
557 :
無名草子さん:2001/06/29(金) 00:38
童話の「スカンクプイプイ」
あれは泣ける。
558 :
無名草子さん:2001/06/29(金) 12:30
「大地の子」
はほんとに涙がとまらない。
陸徳志マンセー!
559 :
無名草子さん:2001/07/01(日) 04:06
服部哲丈の「ファイア・トルネード――ボクは何も望まない」を今日買ってきて読んだ。
なかなか、イイ話だった。
560 :
無名草子さん:2001/07/01(日) 12:17
561 :
無名草子さん:2001/07/02(月) 12:45
「ブルース」以上
562 :
無名草子さん:2001/07/02(月) 14:00
かなりガイシュツだけど、柳美里「命」「魂」電車の中で読んで泣いた。
えぐい描写が嫌われるのかもしれないけれど、
それでもやはり書かずにいられないのは作家の宿命。
563 :
無名草子さん:2001/07/02(月) 20:31
ガイシュツだけど「ウォッチャーズ」D・R・クーンツ。
それとヒッキーのクリスマス。
後者は号泣です。
564 :
無名草子さん:2001/07/03(火) 18:13
age
565 :
フロント・ランナー:2001/07/03(火) 23:39
ゲイの話だったと思うけど、泣けた。
566 :
無名草子さん:2001/07/04(水) 02:42
森絵都「カラフル」「つきのふね」
ヤングアダルト向けだけど、どうですか。爆涙しました。
567 :
無名草子さん:2001/07/04(水) 13:49
568 :
サッカーファンではないけれど:2001/07/04(水) 15:14
木村元彦「悪者見参」「誇り」は単なるミーハー本ではなく、
セルビアがいかにアメリカを含めた西側諸国によって(捻じ曲げられた情報が元で)
一方的に虐げられてきたかがわかります。日本のマスコミ(特にTBSや朝日)は
いかに現地取材もろくにせず、共同通信のソースを鵜呑みにするコピペ集団であるかが
(アメリカの広告塔、批判能力のかけらもない)読み取れます。メディアリテラシーの
重要性がわかる本ですね。
569 :
無名草子さん:2001/07/05(木) 13:36
全レス見たけど出ていない。なぜだ??
『流れる星は生きている』 藤原てい。
実話です。泣けました。嗚咽級でした・・・・。
570 :
無名草子さん:2001/07/06(金) 03:15
T・ケイの
「白い犬とワルツを」が最近読んだ中で感動しました。
なんか悲しくなりました。
ロバート・パーカーの 「初秋」。
10回読んで10回同じところで泣いちゃう。
>>569 確かに良い本だけど、私は泣かなかったし…
でもカッパ親父に忘れがたい印象を受けました。
573 :
無名草子さん:2001/07/06(金) 14:43
谷甲州「星の墓標」
第二話のジョーイ・オルカで涙が溢れそうになった。
電車の中なのでちょっと困って、
欠伸をして涙が出たふりをしてみたり…バレバレだったかな。
574 :
もも:2001/07/06(金) 19:52
>>42 >>210 私も三浦綾子の「泥流地帯」「続泥流地帯」で涙。
家にあった文庫本を何気に読んではまりました。
その後何度読んでも泣いてしまいます。
「塩狩峠」や「氷点」などよりこちらの方がお薦めです。
これを代表作にしてほしいな。
既出ならすんませんが「二十日鼠と人間」電車の中で読んでいて
まじで泣いた。
あとキングが意外と泣ける。「グリーンマイル」「デスペレーション」
576 :
無名草子さん:2001/07/08(日) 21:32
バージニア・リー・バートンの絵本「せいめいのれきし」
太陽系の誕生から、地球に生命が発生し、恐竜が栄え、アメリカが発見され、、、
そして終章。
春の日がうららかに過ぎて、夜を迎え、星がかがやき、子羊が生まれ、
そしてまた新しい一日が始まる。この終章にいつも涙がこぼれてしまう。
577 :
無名草子さん:2001/07/09(月) 00:16
:
578 :
無名草子さん:2001/07/09(月) 21:12
このスレいいねー。単純に「他人が泣いた本」ってだけでも興味わくから。
ちなみに私の泣いた本。既出だけどそれだけ涙腺にくるって事で。損はしないと思う。
浅田次郎「壬生義士伝」「天切り松闇がたり」「プリズンホテル」
島田荘司「異邦の騎士」
東野圭吾「秘密」「パラレルワールド・ラブストーリー」
SFかもしんないが、タニス・リーの「銀色の恋人」も泣いた。
579 :
無名草子さん:2001/07/09(月) 22:06
がいしゅつだけど私は湯本香樹実『夏の庭』。
10代の主人公の話で、切なくて泣ける本ってあります?
580 :
無名草子さん:2001/07/09(月) 23:21
>>579 「69」村上龍 「春の完成」大鋸一正
泣けないけどしみじみとしたいい本だと思う。
581 :
無名草子さん:2001/07/09(月) 23:29
>>579 コリン・ヒギンズ「ハロルドとモード」
美しい話だけど絶版。
582 :
無名草子さん:2001/07/10(火) 11:01
須賀敦子「トリエステの坂道」
この著者のは、ほかの本もすばらしいのでおすすめ。
早すぎた死去にも涙。
583 :
無名草子さん :2001/07/12(木) 01:05
泣いた、泣いたトリエステ・・・
他のもいいよね。
584 :
無名草子さん:2001/07/12(木) 12:42
>>582,
>>583 早速帰りに本屋に寄らねば。
私が最近読んで泣いたのは、加納朋子の「いちばんはじめにあった海」。
ちょっとミステリー仕立て。大泣きするほどじゃないけど、読んでる間は
切なくて、さらに最後の「ええねん」っていう一言で涙がドーっとでた。
2本立てのストーリーで、2本目もいい。
読み終えた後、気分が軽くなった。
585 :
無名草子さん:2001/07/12(木) 20:48
中谷宇吉郎随筆集?だったっけ、岩波から出てるやつ。
電車の中で2回ほど泣けてきて困った。
586 :
無名草子さん:2001/07/13(金) 12:58
既出ですが、浅田次郎「鉄道員」の中の「ラブレター」。
初めて読んで滂沱、数日後ダンナにあらすじを話してあげてたら
またまた思い出して号泣。
この本の中では「うらぼんえ」「角筈にて」にも泣かされた。
どの話しもお伽話しっぽいんだけど、まんまと泣かされてしまう。
587 :
名無し:2001/07/13(金) 18:05
↑そういうあなたは、地下鉄(メトロ)に乗ってを読んで
早く大泣きしなさい。
>>587 了解、今度読んでみます。すごく泣けますか?
なんかいい年して、おいおい泣くのは恥ずかしくて
いつもすっごくこらえちゃうんだけど、
そうすると心臓が痛くて痛くて...
身体に悪いので泣ける話はやめようと思うんだけど
でも読んじゃうんだろうな〜
589 :
ななし:2001/07/13(金) 22:58
泣いた赤鬼・・・。つらいよ読んでて
590 :
無名草子さん:2001/07/14(土) 01:27
「花咲き山」も結構いいかも・・・って知ってるかな?
小学生のとき良く見せられた。
591 :
無名草子さん:2001/07/14(土) 01:33
>586
「角筈にて」はボロ泣きしました
あたしはおじいちゃん子だったし
うらぼんえがいっちゃん良かったです。おじいちゃん思い出して
泣きたくなりました。
(涙)
>>586
593 :
無名草子さん:2001/07/14(土) 02:34
谷崎の春琴抄泣けるっしょ。
594 :
無名草子さん:2001/07/14(土) 16:51
小泉吉宏の「戦争で死んだ兵士のこと」
一人の兵士の生い立ちを語っている絵本。
読んでてじわ〜っと涙が出てくる。
595 :
無名草子さん :2001/07/14(土) 17:25
がいしゅつ大いに歓迎です。
自分が読んで涙した本が先に書き込まれていただけ。
灰谷健次郎「海になみだはいらない」の
「きみはダックス先生がきらいか」これは泣けるな〜。
597 :
無名草子さん:2001/07/15(日) 00:28
童話ですが。
ワイルドの「幸福な王子」
こんな簡単な話で泣けるとは思わなかった。
598 :
無名草子さん:2001/07/15(日) 00:43
「スターガール」
お子様用っぽいんだけど、最後のほう
ちょっとせつなくて涙してしまいました。
599 :
無名草子さん:2001/07/15(日) 00:47
>>597 人が感動したって物にいちゃもんをつけるようでなんなんですが。
あの話はすごく残酷な話だと思いません?
幸福な王子の残酷さに私はすごーく暗いものを感じました。
ワイルドの童話は基本的にグリムとはまた違う残酷さがありますね。
狙いなんでしょうが・・・・。
「一杯のかけそば」(藁
キャロル・オコンネル「クリスマスに少女は還る」
ミステリーだけどラストに号泣。
再読するといろんな箇所で泣けてくる。
602 :
無名草子さん:2001/07/15(日) 23:49
重松清「口笛吹いて」
登場人物も、自分と同じ年代なんで感情移入してしまう
最後の徘徊老人とのシーンに(涙
あっ、賛同ありがとうございます。
>>591さん、
>>592さん。
「角筈にて」は優しすぎる周りの人々が泣けました。
最後の部下に怒るシーンも涙...
「うらぼんえ」のおじいちゃんは最高ですよね。
あんなおじいちゃんが欲しいとおもってしまいました。
「地下鉄に乗って」を昨日買ってきました。
ダンナの居ないときに読んで、ひっそりと泣こう...
604 :
無名草子さん:2001/07/17(火) 20:54
スティーヴン・キングの「シャイニング」で、黒人のコックが自分の死を予知
していながら、1度会っただけの少年を救うためにホテルに向かうところ。
こういう自己犠牲的行為に弱い。
他にも感動的な場面があるけど、映画ではまったく生かされてなかった。
605 :
無名草子さん:2001/07/18(水) 13:10
フランダースの犬
606 :
無名草子さん:2001/07/18(水) 23:21
ガイシュツですが、井上靖の「しろばんば」
両親の都合で幼い頃私もおばあちゃんちに
預けられてたことがあって主人公の気持ちが
痛いほどよくわかったからね。
読むと泣き出して止まらないので過去2回しか
読んでません。
607 :
無名草子さん:2001/07/20(金) 14:24
>>605 本当に読んだ?アニメ見ただけじゃないの?
あの小説は泣けないよ。というかアニメがひどすぎ。
フランダースの犬とロミオとジュリエットこのふたつは主人公の年齢設定に
違和感を感じる。
608 :
無名草子さん:2001/07/20(金) 16:17
「イシ-北米最後の野生インディアン」および子供向けの
「イシ-二つの世界に生きたインディアンの物語」
夏休みの読書感想文にしてもいいかモナー
609 :
無名草子さん:2001/07/20(金) 18:45
>>607 あの時代はそんなもんよ。
つーか、普通本読むでしょ。アニメは私も見てないし、カルピス提供の
あのアニメ枠は原作とは全く別と考えないと。小公女たまたま見たら最悪
だった。
610 :
無名草子さん:2001/07/20(金) 18:51
別れた彼女に誕生日に貰った本。
611 :
無名草子さん:2001/07/22(日) 05:15
「NTTふれあいトーク大賞」
質が高いのが多く、結構じーんとくる。
612 :
無名草子さん:2001/07/24(火) 22:31
メトロ読んだ〜これからぽっぽや読む〜
やや泣き。ちょっと蒲生邸を思い出した
リトルツリー泣いた。
613 :
無名草子さん:2001/07/25(水) 00:02
「鉄道員」は、「ラブレター」も泣いたが「うらぼんえ」も泣くね。
前、ドラマでやってたのをビデオに撮って見たけど滂沱の涙。
一人で見て良かった・・・。
>612さん
「リトルトリー」じゃない?違う?(いい話だが)
大谷 昭宏「事件記者』(幻冬舎文庫)
あとがきでとても泣けた部分があったのだ。
615 :
名無し587:2001/07/25(水) 10:17
586さん
地下鉄に乗って、読み終えましたか?
ラスト、大泣きしましたか?
616 :
無名草子さん:2001/07/25(水) 19:22
遠藤周作『沈黙』
「私を踏め。」のくだりでブワッときちまいました。
ぐうたらシリーズから入ったもんで感動もひとしおでした。(w
あと、絵本ですが『かたあしだちょうのエルフ』
ガキの頃は「暗い話だな〜」程度の印象しかなかったんですが、
大人になって二十年ぶりに読み返したら泣いちまいました。
617 :
泣いてないけど:2001/07/25(水) 23:30
絵本?ですが「かわいそうな象」
私は泣けなかったが弟がボロボロ泣いていた
618 :
既出だけど:2001/07/26(木) 01:54
「ぬいぐるみを檻に入れられて」
読んでる間に2〜3回泣いた。実話らしい・・・・辛かった(涙)
「たったひとつの冴えたやり方」
短い話しなんだけど、ラスト近くの台詞で号泣。
「アルジャーノンに花束を」
たった2行程の台詞であれだけ泣いたのは、これだけかも。
映画は泣けなかった・・・・。
あと最近泣いたのは、新井素子「チグリスとユーフラテス」
ラストで泣かされるのって悔しいけど、爽快。
619 :
無名草子さん :2001/07/26(木) 10:22
この前TVでやってたけど
船山馨「お登勢」
TVでやってない「続お登勢」まで読み終えて
涙ぼろぼろ。
ハッピーエンドで泣いたのはこれが初めてでした。
620 :
無名草子さん:2001/07/26(木) 16:33
『十二番目の天使』 こんな話先が見えてる、と読み進んだけど
思いもよらない展開に号泣。
読み返すたびに号泣。
悲しいだけの涙ではないのが救い。
『いつでも会える』 本屋で立ち読みするたび涙。
犬を飼ってるので特にかもしれません。
どちらも既出でゴメンなさい。
621 :
ななしちゃん:2001/07/26(木) 19:23
赤川次郎の「告別」(角川ホラー文庫)に
入ってる「長距離電話」。
まさか、ブックオフで100円で買った、
赤川次郎を読んで、通勤バスで泣くとは...。不覚。
622 :
無名草子さん:2001/07/26(木) 20:55
ネビル・シュート「渚にて」
623 :
無名草子さん:2001/07/26(木) 23:53
>>597、
>>599 私もワイルド好き。「ナイチンゲールとばら」が一番。
小学生の時に読んだ時は衝撃!だけでしたが
大人になって恋を知ってから読んで泣きました。
乾いたラストが、現実的で好き。
「幸福の王子」のほうがまだ少し童話っぽくてロマンチックですよね。
624 :
無名草子さん:2001/07/26(木) 23:54
>>622 私も不覚にも赤川で涙。
「午前0時の忘れ物」
625 :
無名草子さん:2001/07/27(金) 00:27
かぶりだけど
山崎豊子「大地の子」「白い巨塔」
遠藤周作「深い河」「私が・棄てた・女」
特におすすめは「私が〜」。読みやすいし、
ごく普通に平凡に生きている人間の
人を思う心、踏みにじる心、を描いていていい。
私的には、気取った文学とかよりこういう地味で
かっこわるい人間のかっこわるい生き方を書いた
「大衆小説」のほうがぐっとくる。
626 :
無名草子さん:2001/07/27(金) 13:16
ヾ
, )_
/ 'つ
∧∧ / / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(゚Д゚ )' < 下がってるぞゴルァ!
∪ ∪ \_______
ノノノ ノノノ
∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
( フ´∀`)フ < あげ!
( )ノ \_______
/ / /
(_)_)
627 :
無名草子さん:2001/07/27(金) 17:48
文学じゃないんですが、一般書籍だからいっか。
村上春樹「アンダーグラウンド」
よしりん「戦争論」
プチ・ナショナリストなのよ〜、スマソ
628 :
無名草子さん:2001/07/27(金) 17:51
宮尾登美子「蔵」
烈ちゃんが小学校に行かないと決めた理由を語る場面、
もう涙、涙で字が滲みました。
新潟弁が、またいいんだ。
629 :
612:2001/07/27(金) 22:33
>>613 リトルトリーでした。(てへ
指摘ありがちゅう。
この本、はじめ原本で読んでて、四苦八苦してたんだけど
日本語訳読んで、こんなにいい話しだったのか…と
さっくり感動した…。・・・。
630 :
無名草子さん:2001/07/28(土) 00:06
有島武郎「火事とポチ」
631 :
無名草子さん:2001/07/28(土) 00:49
オスカー・ワイルドで泣いたってのは、うわっつらしか
読んでないんだろうなぁ・・・・。
632 :
無名草子さん:2001/07/28(土) 00:52
>>631 なんで?美談として読んでるわけじゃないよ
もちろん。
633 :
無名草子さん:2001/07/28(土) 01:05
大学生のころ色川武大「怪しい来客簿」を読んで泣いてたけど、社会人10年過ぎた今読み返すと「小説家って結局、大人になれなかった未熟者だな」と思う。太宰読み返してもそう思う。
今はむしろ、小説ではなく、ウォルフレンとかの本で、「日本の庶民は権力について何も知らされないままひたすら働かされてきた」といった部分に泣く。ホントに泣く。
634 :
無名草子さん:2001/07/28(土) 03:00
「奇跡のラブちゃん」「五体不満足」
みなさんと違う意味で泣きました。
羨ましくてしょうがない。都会の人はあんなに親切なのが普通なの?
>>607 亀レススマソだけど、「フランダースの犬」は泣けるよ。
私は
>>605じゃないけど、立ち読みして泣きそうになって、買って帰って号泣したよ。
ネロはたしかにもっと前向きに生きろよと思うけど、パトラシエの心情描写はすごい。
・・・・なんて健気な犬なんだ。
636 :
無名草子さん:2001/07/29(日) 22:15
age
637 :
586:2001/07/30(月) 12:30
>>615(
>>587)さん、遅レスすいません。
先日「地下鉄に乗って」読み終えました。
なんていうか、号泣というのではなく、しみじみと切ない感じでした。
あのおにぎりを食べるシーンは、今思い出しても潤んできます...
良い本教えていただき、ありがとうございました。
638 :
無名草子さん:2001/07/30(月) 19:06
age
639 :
無名草子さん:2001/07/30(月) 19:22
>>635 私も小学五年生のとき、それを読んで泣いた。
でも作者がイギリス人?だそうで、ベルギーでは余り知られて
ない物語らしいけれど。
640 :
無名草子さん:2001/07/31(火) 12:39
古い本で恐縮ですが、津山紘一「架空の街の物語」
(恥ずかしながら、コバルト文庫)
本読んで泣いたのはこれが初めてという記憶が。
短編集ですが、泣ける話が多いです。
20年以上前に買って、いまだに持ってる。
そしていまだに泣ける。読んだ人いるかな〜?
このスレ読んでるだけで涙がでてきた。
642 :
無名草子さん:2001/08/02(木) 03:29
優良スレage
643 :
無名草子さん:2001/08/02(木) 04:11
>>640 津山紘一「架空の街の物語」って超なつかしーなー。もう20年くらい前じゃないかな。内容はもう覚えてないけど、かわいた文体の、無邪気なメルヘンみたいな話。一見無邪気だけど、抑制がきいたハードボイルドみたいなメルヘンで、不思議な魅力があった。
瓦職人かなんかでしたよね、あの作者。いまも元気に屋根にのぼってますかねー。
644 :
無名草子さん:2001/08/02(木) 08:30
紙が目にしみる本ってあるんだよね。
645 :
640:2001/08/02(木) 10:02
>>643 わっ、ご存じの方がいてくれて嬉しいな〜。
>一見無邪気だけど、抑制がきいたハードボイルドみたいなメルヘンで、不思議な魅力があった。
そうそう、「SFハードメルヘン」ってサブタイトルが付いてるんですよね。
瓦職人さんだったとは知りませんでした。もう書いてないんでしょうかね?
2冊目の短編集はあまり面白くなかった記憶が...
646 :
無名草子さん:2001/08/03(金) 23:06
age
647 :
れいこ:2001/08/04(土) 03:01
既出だったらごめんね。
「百万回生きたねこ」
絵本で泣いたのは、これだけです。
ねこは、もう2度といきかえりませんでした。
648 :
無名草子さん:2001/08/04(土) 07:58
あげ
649 :
無名草子さん:2001/08/04(土) 23:47
村山由佳「青のフェルマータ」
村山作品の中ではファンが少なそう?なのですが
読む度、登場人物一人ずつに感情移入して読んでます。
老いることの虚しさを初めて考えました。
650 :
無名草子さん:2001/08/10(金) 00:59
既出だったらごめん
かわいそうなぞう
もー、ダメ
651 :
無名草子さん:2001/08/13(月) 00:00
君の知らないところで世界は動く / 片山恭一
残念ながら廃刊。
652 :
名無草子さん:2001/08/14(火) 02:09
かわいそうなぞう...聞くだけで涙
653 :
ななしです:2001/08/16(木) 05:28
クオレ物語。
特に不良少年が強盗からおばあさんをかばって…っていう劇中話が。
654 :
無名草子さん:2001/08/16(木) 13:14
宮本輝「優駿」。ただの馬の話じゃないです。
宮本輝はどうしてあんなに人の心を書くのが上手い
のでしょう。
655 :
無名草子さん:2001/08/18(土) 01:22
長寿スレッドage
656 :
無名草子さん:2001/08/18(土) 05:42
>>647 れいこ様!
私も100万回生きたねこ、泣きました。
本屋の立ち読みで泣いたのは今のところ
この本だけです。
速攻レジに向かい、購入しました。
何度読み返しても涙目になりまする……。
657 :
無名草子さん:2001/08/18(土) 06:16
「片足だちょうのエルフ」
小学校のとき図書館で借り、寝る前に母に読んでもらって弟とわんわん泣きました。
私が泣いた本第一号だと思う。
誰か作者(翻訳だった)と出版者名教えて下さい。
658 :
無名草子さん:2001/08/18(土) 13:01
大平光代は?
659 :
無名草子さん:2001/08/18(土) 19:19
筒井康隆のショートショート「わかれ」
660 :
無名草子さん:2001/08/18(土) 23:58
「光草(ストラリスコ)」
661 :
無名草子さん:2001/08/19(日) 02:34
「秘密」東野圭吾
泣き所たっぷりです。
アルジャーノンは好きな作品だけど、
泣けなかったなぁ。
でも、好きなのよ。
662 :
無名草子さん:2001/08/19(日) 02:42
>>657 「かたあしダチョウのエルフ」
小野木 学・文と絵 ポプラ社
です。タイトルで検索したらすぐ見つかったよ。
切り絵がすごく印象的だったのだけど、それもそのはず
作者は絵の方が本業だった方のようです。
>>657 幼稚園の卒園アルバムに貼ってあった図書室の貸し出しリストの1番目が、
「片足ダチョウのエルフ」なんですが、ストーリーは全く憶えてません。
でも、きっと自分の人生の黎明期に読んだんだ、と思うと感慨深いものがあります。
まだ、出版しているんでしょうか。再読してみたいです。
664 :
無名草子さん:2001/08/21(火) 06:18
>>662-663
ありがとうございます。そうですね。検索すればいいんですよね。
翻訳物だと思っていたのですが、日本の絵本だったんですね。
アフリカが舞台だったのでてっきり外国の絵本だと思っていました。
今だに出版されているなんて驚きです。読んだのは25年くらい前なのに。
私と同じように覚えている人がいて感激です。
665 :
無名草子さん:2001/08/21(火) 08:02
柳美里の水辺のゆりかご
レイプシーンで泣きました
666 :
無名草子さん:2001/08/21(火) 10:41
ノンフィクションだが
ジョン・トーランド/大日本帝国の興亡(ハヤカワ)
絶望的な経済封鎖、悲痛な覚悟で譲歩、交渉を繰り返し請願する日本政府
に対して米が問答無用、冷徹に突きつけた最後通牒ハル・ノートのくだり。
当時唯一の有色人種先進国である日本に対する国際社会の無理解、という
より蔑視。
でも、一番泣けたのは、当時の状況を知らされずに、一方的な罪悪感を
教育され、漫然としていたことに対する申し訳なさ。
最近になって、ハル・ノートの草稿は旧ソKGBが作成したものであること
が公になったことを知る。
667 :
無名草子さん:2001/08/23(木) 16:56
『妻と私』江藤淳(文春文庫)
妻の死のショックで自殺しことが背景にあるので、
そんじゃそこらの手記とは違う。
668 :
無名草子さん:2001/08/23(木) 17:55
アニプニレッツサニー
669 :
無名草子さん:2001/08/23(木) 21:40
「やさしいライオン」 やなせたかし
670 :
無名草子さん:2001/08/23(木) 21:48
川上健一「翼はいつまでも」
新刊コーナーで見つけて買ってきた。
泣いた。明日からがんばります。
671 :
ぐの付く人:2001/08/25(土) 05:26
著者は忘れちゃったけど、「サンダカン八番娼館」「あめゆきさんの歌」「サンダカンの墓」
672 :
無名草子さん:2001/08/25(土) 16:48
小学生の時に読んだ「荒野に猫は生きぬいて」
ボロボロ泣いた。
673 :
無名草子さん:01/08/26 20:28 ID:yYk1Uw7I
『白い犬とワルツを』
泣ける泣けるというので読んでみたら、ほんとに泣けた。
家族を看取ったことがある人はたまんないかもしんないけど、泣けるというより
感動するのが強いかなー
このスレを最初からみて、興味を持った本を某ネット書店で注文しながらここま
できた。
見ると、かなりの冊数になっていて、支払う金もすごいことになってるが、これ
だけの「泣ける本」を一気読みしたら自分はどうなってしまうんだろうと思うと
ちょっと怖い気も。
脱水症状になるか、かえって麻痺して泣けない人になって人格かわったりしたら
どうしようとか・・・。
674 :
無名草子さん:01/08/26 22:21 ID:NQM9H9yw
>>633 知ろうとしなかったし、今もそうでしょう?
675 :
無名草子さん:01/08/27 01:58 ID:/CjucJ.I
「小さいももちゃん」・ほかももちゃん、あかねちゃんシリーズはだいすき
おかーさんたちの離婚のエピソードなどは、実際子供によませてもわかりやすくてよいと
思う。大人になって読み返したけど、ジーンときた。
676 :
無名草子さん:01/08/27 03:36 ID:SdQQinHk
雲の墓標
あと、同じく阿川弘之で、山本五十六。
山本五十六は、別に泣くような本じゃないんだけど、
ラスト、ほんとに最後の一文。
不覚にも目頭が熱くなったよ。
「ママでなくてよかったよ」比良出版 8歳の子供に病気のことを告げたら、
その子がママに言うのよ。ガキがいる人は泣く確率高し。
678 :
Tango:01/08/27 05:15 ID:39d3b0/I
加納朋子 『魔法飛行』
「ハロー エンデバー」で泣きました、はい。
679 :
無名草子さん:01/08/27 06:50 ID:/zReDuI.
竜馬がゆく
680 :
無名草子さん:01/08/27 15:01 ID:k6oX19fc
激しくがいしゅつ「いつでも会える」
もう、こんな「ほれ、感動しろ」と見え見えのあざとい本にのせられてたまるか
と思うが泣く。何回読んでも泣く。
681 :
無名草子さん:01/08/27 15:32 ID:YOVI8GdM
682 :
無名草子さん:01/08/28 00:07 ID:vlymmrRg
日本の古典ってあまり出てきてないですよね。
『平家物語』の「忠度都落」。高校の授業中に泣きそうになり。
それから10年以上経った今も、「さざなみや志賀のみやこは
荒れにしを・・・」の歌を思い出すたび、じわじわと。
号泣というほどではないですけどね。
向田邦子の短編で、疎開する妹に父が毎日ハガキを送るようにと、
自宅の宛名を書いたハガキをたんと持たせる話があります。
妹はまだ字がかけないので「元気」という印にマルを書くという
約束。しかしそのマルがだんだん小さくなって、ついには×が
ついてきたのにたまりかね?呼び戻した妹に父が抱きついて
おいおい泣いた、という話もじんときます。
683 :
無名草子さん:01/08/28 00:21 ID:BrhUZdbg
このスレすてき!
私はレイモンド・カーヴァーの
「ささやかだけれど、役に立つこと」
「大聖堂」
684 :
無名草子さん:01/08/28 00:32 ID:OfZEXH5Q
私も、682さんと同じ箇所て泣きました。
向田邦子さんの父親って、いつもは凄く厳格なのに、妹が疎開先から帰って来たら、裸足で飛び出して抱きしめ、号泣したんですよね・・・
私は電車の中で読んでたので、必死で涙を堪えましたが、家だったら鼻水垂らして泣いてましたね。
685 :
無名草子さん:01/08/28 00:48 ID:qqwofZPE
その荒らしは 100万回板を荒らした
Yahoo板 ニュース速報板 日本史板 ロビー...
何度も何度も様々な板を荒らしたが 満足することはできなかった
ある時 荒らしはどの板も荒らしていなかった
多くの厨房が弟子になりたがった
「おれは100万回も荒らしたんだぜ。いまさらおかしくって。」
と相手にしなかった
荒らしは、誰よりも2ちゃんねるが好きだったのだ
ある日、2ちゃんねるは閉鎖されていた
荒らしは100万回リロードをしたが画面は変わらなかった
荒らしは、はじめて泣いた 夜になって朝になって 夜になって朝になって
荒らしは100万回も泣いた
ある日の昼 荒らしはディスプレイの前で静かに動かなくなっていた
荒らしは もう けっして 荒らさなかった
ご存じ、「百万回生きた猫」です。
2ch閉鎖騒動のさなか、ラウンジの
【2ちゃんねる】 〜 今までありがとう 〜
に有りました。
もしかして、ココのひと?
686 :
名無し草:01/08/28 00:52 ID:8wtG4IyU
お月さんももいろ
ごんぎつね
小学校低学年の時ぼろぼろに泣いた
687 :
ぐの付く人:01/08/28 01:32 ID:lTJm8NZ2
>682&684
それって、父の詫び状ですね!!
私は、NHKのドラマで見てファンになりました(邦子さん役の長谷川真弓さんが、いとこの由美ちゃんに似てたのと淋しい話だったから)
小学生の時の国語の教科書にも、父の詫び状は載っていました。
でも、その教科書の著者近況の欄で向田さんが飛行機事故で、亡くなられてこの世の人では無い事を知り、悲しくなった思い出があります。
もっと長生きしてほしかったし、昭和51年生まれの私としては、リアルタイムで寺内貫太郎一家やムー一族を、見てみたかったなって思います。
688 :
無名草子さん:01/08/28 21:37 ID:HcRHKr12
荒野に猫は生きぬいて
泣け過ぎて20年以上ったった今もトラウマ状態
689 :
無名草子さん:01/08/29 11:04 ID:qva673lQ
東野圭吾の『魔球』
野球好きにはたまらん一冊。
私は殺された北岡くんになりたい・・・と思った。
690 :
無名草子さん:01/08/29 17:43 ID:IPJvASqM
スレ違いかもしれないが『ブラック・ジャック』って
結構マジで泣ける話多いよね。
特に印象に残っているのは
「女手一人で息子を育てた母が、年老いてその息子夫婦と同居しているんだけど
いつもケチくさくお金をせびって、奥さんから疎まれる。けど実はその
使いお金の使い道は…」という話。
あと他に医者のいない村で一人開業して村人に信頼されている先生の話とか…
書いてるだけで涙ぐむ。
691 :
無名草子さん:01/08/29 21:05 ID:Peq5X256
マンガでいやー‘どおくまん’の「嗚呼、花の応援団」にも単行本に一回
の割で‘泣かせる’はなしがあったな。
・薬師寺先輩の額裏の300万円
・ストリッパーと駆け落ちした元団員、とか
692 :
無名草子さん:01/08/29 22:38 ID:9qAWMlMM
>>600 受けねらいでカキコしよとオモタが・・(w
693 :
無名草子さん:01/08/31 21:25 ID:8qlWY1l.
アシモフ&シルヴァーバーグ「夜来る」
文明がまさに終わらんとする恐怖の夜。
あくまで理性的に夜を待とうとする少数の人々に
おそいかかる群集の狂気!そして破滅…
694 :
無名草子さん:01/08/31 21:41 ID:6qj5aogs
早乙女勝元『ねこは生きている』
絵本です。
敗戦直前の広島を舞台とした母子と猫の交流の話。
小さいとき図書館で借りて読んで、ひたすら泣きました。
ほれぼれとするような魅力ある猫が登場します。
別のスレにあるけど自分の子供に読ませたい本でもあります。
>693
書名的には「夜来たる」だと思います。
創元から出ている長篇版が、アシモフ&シルヴァーバーグ『夜来たる』
ハヤカワSF文庫の短編集が、アシモフ(単独)『夜来たる』、こちらは
表題作として短編の「夜来たる」が収録。
696 :
ミカミカ:01/08/31 22:37 ID:hH/GDgSE
『さち子の赤いビー玉』小学校の図書室で借りて、
悲しくなった記憶がある。さち子の境遇が不幸だったワ。
697 :
無名草子さん:01/09/01 02:30 ID:FzJLVBUc
既出だと「閉鎖病棟」「鉄道員」「夏への扉」ですね、泣けたのは。
あと、泣いた記憶があるのは つかこうへい「二代目はクリスチャン」、山田詠美
「トラッシュ」です。どちらも読んだのがかなり前なので、泣いたという記憶しか
残っていませんが・・・
>673 「白い犬と…」読みました。泣かなかったけれど、私も感動しました。
何て言うか、切なくも、あの矜持が清々しい。
漫画だと 清水玲子「竜の眠る星」。あの大階段のシーンでは泣かずにはいら
れない。・・・つくづく昔の方が泣いてるなあ。やっぱスレてきたのかしら?
698 :
無名草子さん:01/09/01 09:44 ID:TXWdKbGg
「ずっとずっとだいすきだよ」
小児科の待合室で子どもに読み聞かせながら
号泣。
ちなみに国語の教科書にも載っています。(小1)
「ほたるの墓」は西原理恵子いわくホラーアニメ言うてたな…。
700 :
無名草子さん:01/09/07 00:38
既出かもしんないけど天童荒太の「永遠の仔」
なんか身につまされるっていうか切ない場面が多いんだよな。
701 :
無名草子さん:01/09/07 00:42
あんずと寿司王
702 :
無名草子さん:01/09/07 01:44
>>699 カナーリ同意
小さい頃見たんだけど包帯ぐるぐる巻きの人見て怖かったの
覚えてる。そこで見るのやめたし。
ついでに書くけど、そのあとどんな話だったのかいっこうえの人に
聞いたんだよ、気になったからさ、そしたら
「ほたるが死んでその死体を兄がドロップの缶の中に詰めて
目玉とか食べる話だ」って教えるしさー。鬱(゚д゚)マズー
>27
妹は死んでいますが、何か?
「ミーのいない朝」稲葉真弓
文庫化されたので、とりあえず・・・。
猫好きなら読んで泣いてください。
705 :
無名草子さん:01/09/08 01:48
『ホームレス作家』松井計 幻冬舎
たった今読み終えたのだけど身につまされる。
つぶしの利かない職業に就いてる自分をリアルに意識させてくる。
あと、作者は今もホームレスのままなのかとか。。。
706 :
無名草子さん:01/09/08 01:53
>>685 ビバップですか?
今まで本とか作品で泣いたことないがとても鳥肌が立ったのが「鉄道員」。
あの方言が良かった。
なんで映画作ったんだろうね。あんなに長い話ではないし、広末の言葉使いに違和感があった。
707 :
無名草子さん:01/09/08 11:50
チェーホフの「子犬を連れた奥さん」
樋口一葉の「十三夜」
まったく脈絡はないけど、夫との不仲に
悩む人妻の話で、結婚していた当時の
自分の状況と重ねあわせてしまった。
708 :
無名草子さん:01/09/09 04:02
永井路子「執念の家譜」
短編だが、兄貴、カッコ良すぎるぜ。
709 :
無名草子さん:01/09/09 16:13
『亡国のイージス』
711 :
無名草子さん :01/09/09 20:42
泣きたがりではないし、そもそも闘病ものは好きではないのですが、
「ではまた明日」はほんとに胸が痛んだ。
すごく頭のいい将来のありそうな高校3年生の男の子が、脳腫瘍になって
死ぬまで自分で書いた日記。まっすぐで、まじめで、最後まで受験勉強して、
言葉がないです。
712 :
無名草子さん:01/09/09 23:03
真保裕一「ホワイトアウト」
主人公が救助されたとき、昔助けられなかった友人のことを「頼む」と
言っていたという場面でグッときた。
あと、浅田次郎は「プリズンホテル」が
一番泣けます。
713 :
無名草子さん:01/09/11 00:08
そいうえば柳田国男「雪国の春」宮本常一「土佐源氏」で涙が出ちゃったことが。
『ハイペリオン』『エンディミオンの覚醒』には泣かされる。
714 :
無名草子さん:01/09/11 02:36
ドラえもん「のび太の大魔境」
ジャイアンが、クライマックスで自ら責任をとろうとするところが好き。
不覚にもワラタ
age?
717 :
無名草子さん:01/09/13 00:16
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ミ
/ ,――――-ミ
/ / / \ |
| / ,(・) (・) |
(6 つ |
| ___ | / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| /__/ / < 本読んで泣けるわけねぇだろ!
/| /\ \____________
718 :
無名草子さん:01/09/14 15:20
>>712 どちらも激しく同意。
「ホワイトアウト」のラストは涙で読めません。
浅田も超大好き。どれ読んでも号泣。「日輪」でも泣いた。
「異邦の騎士」のラスト、良子からの手紙を読んで
泣かない人っているんだろうか・・・。泣くよ、あれは。
719 :
無名草子さん:01/09/14 16:03
誰も上げていないので、
「天使の骨」中山可穂
何気ないシーンや、台詞に泣く。
あとモーリス・ルブランのアールセーヌ・ルパンシリーズで
ルパンの息子が出てくる話があって、ものすごく泣いたんだけど
タイトル忘れたなぁ。
結構、ルパンシリーズで小さい頃泣いたです。
720 :
無名草子さん:01/09/14 17:20
変かもしれないけど。
「ロバのパン屋物語」。木曽馬に関する話のところで泣けてきた。
「新解さんの読み方」。最後の方で、著者が新解さんの「親玉」にお礼を言うあたりで涙が。
721 :
無名草子さん:01/09/14 22:06
ノンフィクションなんだけど「麻衣ね死ぬのがこわいの」←漢字違うかも
前ドラマでやってて原作読んでみたら涙止まらなくて止まらなくて・・・
麻衣ちゃんの健気さと母親の愛に子供がいる人ならきっと泣けてしまいます。
722 :
無名草子さん:01/09/14 23:13
>719カリオストロの復讐?
723 :
無名草子さん:01/09/15 00:32
マイクル・ゴールディング『春を忘れた島』
中世イタリアの小さな島に暮らす個性的な人々。
なぜか春が来なかった年。そして人々のささやかな祈り。
724 :
無名草子さん:01/09/17 11:20
「クレヨン王国パトロール隊長」
ごめん、泣けた。
age
726 :
無名草子さん:01/09/25 05:39
遠藤周作があれだけ出ていて、『悲しみの歌』が、なぜ出ていない??
軽いノリの中間小説というスタイルながら、キャストは『海と毒薬』の勝呂医師と
『おバカさん』のガストン=ボナパルトの競演という豪華版。
だが、もう一人、遠藤小説に欠かすことのできないキャラ(笑)が意外なところで
とーとつに登場し、そこで涙腺ブチ壊された。わっはっは。
遠藤周作の「私の捨てた女」は泣けましたよ。もう、ずいぶん前に読んだけれどいまだに人に薦めてしまうのねん(#^.^#)
728 :
無名草子さん:01/09/25 10:48
出ていないみたいなので城山三郎の「男子の本懐」
ラスト1行でマジ泣きした。
それと「硫黄島に死す」収録の、タイトルは忘れたが
殺人罪で死刑になる元特攻隊員の話。
井上靖「天平の甍」も泣けた。
で、できれば・・・
他ジャンル〈絵本とか漫画本)を書き込むときは
絵本なんだけど・漫画なんだけど 見たいな感じで書いてもらえると
購入するのに助かります お願いします!
浅田次郎の小説は良くみんな薦めてるけどなぜこの本の
名前が挙がらないのか不思議です。
「霞町物語」 これが一番泣いた。
自伝的小説ですが、祖父母の話がかなりヤバイです。
騙されたと思って一度読んでみてくれませんか。
号泣です。読み終わるのがもったいなくてちょっとずつ読んだ思い出が。
表紙とかも切なくて、いい感じ。
最初のほうとかはつまんないかもしれないけど
とにかく読み進めばわかってもらえると思います。
732 :
無名草子さん:01/09/26 22:48
中島らも
「今夜、すべてのバーで」
733 :
無名草子さん:01/09/26 23:51
>732「今夜、すべてのバーで」
私も泣きました。
「中島らもで泣く日が来るなんて…」と不覚にも思いつつ(笑)
アル中にはならんよう、気をつけてます
734 :
無名草子さん:01/09/27 13:40
あげ
735 :
無名草子さん:01/09/27 13:45
斎藤茂吉?の「ベロ出しチョンマ」小学校の道徳の副読本に載ってた。
年貢の軽減を直訴したために、見せしめで磔にされる名主一家の話。
あまりに悲惨な話だったので・・
736 :
無名草子さん:01/09/27 17:08
「野口シカが息子に送った手紙」っていうのは本になってるの?
あまぞんで検索したけどでてこなかった・・・
737 :
無名草子さん:01/09/27 19:38
ベロ出しチョンマ。僕は小学校のとき青空文庫とかいう絵本的なもので読んだけど、今考えると凄い話だよね。漢を見たね
738 :
無名草子さん:01/09/27 21:31
ジェフリーアーチャーの老夫婦が出てくる短編
「12〜」シリーズのどこかに載ってるはず。
最近では新井素子の「チグリスとユーフラテス」
どうも自分はお年寄りに弱いらしい。
あと吉本直志郎の青葉学園シリーズ(ポプラ社)
739 :
無名草子さん:01/09/28 07:20
カーバーの「ささやかだけれど、役にたつこと」あげてる方、
どの辺りが泣きポイントだったか教えてほしいな。
740 :
無名草子さん:01/09/28 12:15
氷室冴子「なんて素敵にジャパネスク」文庫本
何が良くて悪いのか、わからなくなるほど
とにかく悲しくて、泣けました。
>>740
私の場合、療養中の瑠璃さんが吉野君や他の人々を
思うシーンを読んで泣けた。
742 :
無名草子さん:01/09/28 14:24
>>741 コミックス版でも泣けたね。
着物を交換するシーンとか、雪を見に行くシーンとか。
うわ〜〜っ、思い出しただけでも泣けてくる・・・。
743 :
無名草子さん:01/09/28 20:58
「エリアンダーMの犯罪」作者忘れた。
第二次世界大戦を未然に防いだある女性Mの話。(もちろんフィクション)
そのMが処刑されるシーンは、忘れられない。
銃殺隊の前を、軽やかに進んでゆく白いパラソルを
持って白いドレスを着たM・・・・
744 :
無名草子さん:01/09/28 23:34
重松清の短編とか、30代半ばの人はクルものがあると思う。
age
746 :
無名草子さん :01/09/30 03:52
>>731 同意。
前に書き込んだような気もするけど・・・。
思い出すだけで泣ける。
747 :
無名草子さん:01/09/30 07:16
たかだか50弱のレスも読まずに「がいしゅつかもだけど」などとほざく
>>48はクリトリス吊って死にさらせ
748 :
無名草子さん:01/09/30 07:31
749 :
無名草子さん:01/09/30 07:33
750 :
無名草子さん:01/09/30 07:35
751 :
無名草子さん:01/09/30 07:37
>>700 知るか。馬鹿はくだらんレスつけてないでさっさと死ね
>746
よかった、読んでる人いて。
俺だけそんなに感動してるのかと思っちゃったよ。
753 :
美しすぎて涙が・・・:01/09/30 14:11
754 :
33434:01/09/30 14:14
松岡圭祐の「後催眠」なんかどうでしょうか。
男ですけど泣けました。
755 :
無名草子さん:01/09/30 14:24
>>753 神々しいね
モムスとは思えん
っつーかモ板逝け
756 :
無名草子さん:01/09/30 14:33
>>747-751
わはは、おまえいいぞ。マジ応援しちゃう。がんばれ!
あ、あと『悪魔と身元不明死体陳列所の監督官とライプチヒ大学の学生がカトリックの尼寺を目指して一緒に旅したという信じ難い幻想譚』は泣けた。
757 :
あのねのね。:01/09/30 14:44
横尾忠則の「私と直感と宇宙人」はぐっときた。
758 :
無名草子さん:01/10/01 05:34
SFだけど
梶尾真治「美亜に贈る真珠」(地球はプレイン・ヨーグルト)
759 :
無名草子さん:01/10/02 00:02
かたあしだちょうのエルフ・・・なつかしいです。今30代半ばの人は読んでる人多いかも。
たしか、課題図書だったよ。
760 :
無名草子さん:01/10/02 09:49
>731
同感です!「霞町物語」は泣けました。どこにも、「霞町〜」が出ないので不思議に思っていました。
ほんとに、いいですね。祖父母の粋さにも感動するけれど、そう感じる主人公の心のきれいさにも感動!どうして、こうもきれいに、いとおしく、家族を見ることが見る目をもっているのだろう。それが、浅田次郎なんだろうかって、おもわず、大好きになりました。
ティーンズハートの文庫本だけど
倉橋曜子の「風を道しるべに」
中学の時何度も読んだけど、毎回涙した思い出の本です。
762 :
無名草子さん:01/10/03 01:20
井上靖、あすなろ物語の第一章。奔放な性格とは裏腹に清楚で可憐で、静寂な雰囲気を持つ美少女が若くして雪山で心中する話。トオイトオイヤマオクデ フカイフカイユキニウモレテ ネムッテシマウノ…イツカ は感動ものでした
763 :
無名草子さん:01/10/03 07:54
フライパンで焼かれた少女の物語
「ローラ叫んでごらん」
ラストのローラと先生との別れで号泣
山崎豊子の「沈まぬ太陽」はぐっときました。
エリート街道からはずされてまで、自分の
信念を貫いた主人公に団塊の世代感を
痛烈に感じました。
765 :
無名草子さん:01/10/03 23:13
沢木耕太郎「檀」
「火宅の人」檀一雄とその妻の愛情をルポした
ノンフィクション。全編を通して語られる、檀
への妻の思いには胸が熱くなります。
既出かもしれないけれど、
「土佐源氏」って、お話し。
歳をとって、盲目になって、橋の下で乞食同然の
暮らしをしている男の人の、若い頃の女性遍歴を
書いた物語。
この泥臭い、だけれどもリアリティがあるお話に、
あえて「源氏」のタイトルをつけたところがなんともニクい。
すごく感動した。ある意味、源氏物語なんかより、はるかに。
767 :
無名草子さん:01/10/05 00:28
浅田次郎だったら「歩兵の本領」で泣きました。
もしかして浅田作品の中でも人気ないのかな…。
自衛隊に対する見方が変わります。号泣。
768 :
無名草子さん:01/10/05 14:11
『火よう日のごちそうはひきがえる』
泣いたよう〜。
児童文学だが、最近読んで泣けちゃった。
ひきがえるはいいヤツだ。
769 :
無名草子さん:01/10/05 16:18
「女たちのジハード」
康子(特にマンションを買う章のラスト)とか、
沙織(アメリカ篇)の話は泣けたなー。
>769
「女たちのジハード」は、確かに
面白かったけれど、泣けるかな−?
でも、このタイトル、時節柄物騒。
作者の篠田節子?はすごく綺麗な人だよ。
手足が長くって。
チェロ抱えた写真が雑誌に載っていたけれど、
とても格好良かった。
771 :
無名草子さん:01/10/06 00:19
今更だけど、浅田次郎はどれも涙腺にくる。
「霞町物語」いいよね。「卒業写真」にだだ泣き。
772 :
無名草子さん:01/10/06 01:00
浅田次郎は泣かせよう本だからなぁ・・・。
泣いてもさ・・・。
773 :
無名草子さん:01/10/06 01:36
やられたよ 油断してたよ
本屋で100万回生きた猫を立ち読みしてボロボロ大泣き
ちくしょう
774 :
無名草子さん:01/10/06 17:45
終戦記念日に何となく特攻に関する本が読んでみたくて買った
「特攻基地知覧:角川文庫」で泣いた。
775 :
無名草子さん:01/10/06 21:53
氷室冴子の「さようならアルルカン」中学生の時に読んで泣きました。
思い出の一冊です。
776 :
名無草子さん:01/10/06 22:58
角川文庫刊「少女パレアナ」
健気すぎる主人公にage
777 :
無名草子さん:01/10/07 22:55
宮尾登美子の、「仁淀川」でお母さんが死んだところ。
塩田丸男「天からやって来た猫」たまたま猫と一緒に暮す様になってから
読んだのですが、猫を飼ってる勤め人なら頷けるシーンは多い筈。ラスト
の「俺は今、そんなに・・・」以下で、不覚にも目頭が熱くなりました。
吉田 満「戦艦大和ノ最後」 初めて読んだ時、「傾斜復旧ノ見込ナシ」
の台詞の所に来て、何だか急に時間の流れが止ったと云うか、辺りが
静まり返った様な気持ちになりました。叙事詩とはこういう物かと感じ
入った次第です。
所で、
779 :
無名草子さん:01/10/08 00:27
「かたあしだちょうのエルフ」は、わたしも人生で初めて「泣けた本」でした。
泣けてくるのが何か恥ずかしくて、涙を必死で我慢していた記憶が・・・。
多分、小学1年生ぐらいの頃だったように記憶しています。
あと泣いた本といえば
「天上の青」曽野綾子
「翼」村山由佳(犬が死んでしまうシーンで)
「高安犬物語」(作者名失念。高校時代の課題図書)
あたりかな・・・。
780 :
無名草子さん:01/10/08 18:30
小池真理子の最後にホームで再会するやつ・・・本名忘れた・・・。
小池ファンにはたまらん!!!泣いた・・・。
あとは激しくガイシュツだけど秘密 と ムーンライトシャドウ。
「ほんめい」という読みもあるんだな<本名
勉強になった。
782 :
無名草子さん:01/10/08 20:42
堤千代「小指」
783 :
無名草子さん:01/10/14 01:44
784 :
無名草子さん:01/10/15 00:27
乃南アサの「凍える牙」
文庫本になっていたので、読んでみた。
犬を飼いはじめたばかりだったので、泣けてきた。
リンドバーグ婦人の「海からの贈り物」
ほっとして泣ける。今でも時々読む。
福永武彦のも私にとって涙腺がゆるむ本
785 :
無名草子さん:01/10/15 16:44
「かわいそうなぞう」
読んでくれたお祖母ちゃん、カミまくりだったけど泣けた、小3の冬。
786 :
無名草子さん:01/10/16 01:42
同じく「かわいそうなぞう」
この間娘に読んであげたら泣きじゃくっていました。
787 :
痔郎 ◆F7ZKAORI :01/10/19 01:10
宮部みゆき「龍は眠る」は泣けるね。
しかしこのタイトルはいかがなものか・・・
788 :
無名草子さん:01/10/19 05:46
「百万回生きたネコ」読んだけど、泣けなかったよ。
むしろ「百万回生きたギコネコ」の方がジーンときた。
789 :
無名草子さん:01/10/20 03:37
「サラダ記念日」俵万智
自分が虚しくなって号泣した。
790 :
無名草子さん:01/10/20 04:02
既出かな? 『戦艦大和ノ最期』。
出撃前夜の宴会に涙。最後に食べる朝飯に涙。遺書書く場面に涙。日系兵士に涙。もちろん臼淵大尉に涙。
夜食の汁粉を楽しみにする少年兵に涙。船と共に沈もうとする艦長にビスケットを渡す兵士に涙。そのビスケットを囓って見せる艦長に涙。
妹の写真を持っていた左隣の士官に涙。溺れる瞬間に他愛ないこと思い出す描写に涙・・・。
・・・電車の中で読んでいたので、大変でした。
文章が簡潔なだけに、想像をかき立てられて泣かされます。
791 :
無名草子さん:01/10/20 04:03
ガープの世界。
さいっこう!!
792 :
名無しさん:01/10/20 04:15
ロバート・パーカーの「初秋」。
何回読んでも毎度同じところで肩が震え出す。
793 :
涙・涙そしてまた涙・・・:01/10/21 07:44
前出ですが西田英史さんの「ではまた明日」草思社。
18歳でガンで亡くなった西田さんの日記です。本来、人が何十年かけて味わう
人生の春夏秋冬をがん告知からの一年で味わい、その試練に真っ向から立ち向かい
乗り越えて行く過程を見ると人間の凄さを感じ、試練に立ち向かうことでしか人は、
成長しないんだと教えてくれました。
西田さんは日記の中で「よくわからないが、今の俺にできることは、受験勉強、
家族への感謝そして闘病ではないか、直る見込みなんかわからない、でもやる事に
価値があるんだ、それでだめならしょうがない、やれることを全力を尽くして
やってみよう」と書いています。この文を読んだとき西田さんは試練に打ち勝った
んだなと思いました。
本当に自分が生きていることの贅沢さを実感する一冊でした。
けど、このレス本当にいいですね、ひとに伝えようとする気持ちが伝わってきます。
漫画なんですが、
集英社から出てる、えんどコイチの「死神くん」
795 :
名無しさん:01/10/21 19:12
レ・ミゼラブル、アルジャーノンに花束を、泣いた赤鬼でないたのを覚えてる。
アルジャーノンは泣いたのは最後の所だけど、だんだんまともな文章になっていくのも切なかった
泣いた赤鬼は未読の人にはお勧め。絵本だからすぐ泣けるところまでいけます。
796 :
無名草子さん:01/10/21 20:25
読書で初めて泣いたのって、いつだったかなって思い出していた。
もう30年以上も昔、小学1年生の時「大きい1年生と小さな2年生」
主人公に感情移入したのも初めての経験だったよ。
「八月が来るたびに」という原爆の話しでもエンエン泣いちゃった。
797 :
無名草子さん:01/10/27 19:58
>503
読んだ〜〜!
浅田次郎の爆笑エッセイ「勇気凛凛ルリの色」の中の
「理不尽について」。朝鮮王家の人とその人に仕えた中佐の話。
短いのに号泣した。
799 :
無名草子さん:01/10/29 15:44
「ピーターパン」でトラウマを作ってしまい、
「トムは真夜中の庭で」で、大号泣するはめになった。
800 :
無名草子さん:01/10/29 22:16
既出だけど、「女の一生」は学校の読書感想文に出て、
一時期 学年でブーム(と言ったら変だけど)を巻き起こしていた。
『女の一生 読んでないから宿題出さなくていいや〜』などと
言った日には、本気で白い目で見られてたよ。
これって第一部と第二部とで好みが分かれる。
801 :
無名草子さん:01/10/31 17:14
タニス・リー「銀色の恋人」
オースン・スコット・カード「消えた少年達」
最近ではハリーポッター三巻のクライマックスで泣いた…
802 :
無名草子さん:01/10/31 21:04
スターガールで昨日泣きそうになった私。いや泣くよあれは。
803 :
無名草子さん:01/10/31 21:18
岩井志麻子さんの「ぼっけえ、きょうてえ」で
泣ける私はへんですか?
私にとってはホラーというより切ない話です。
804 :
無名草子さん:01/10/31 22:52
ナゼ誰も書かない?
スティーブン・キングの「ペット・セマタリー」
そう、恐ろしい結果になるとわかっていても
万にひとつの望みをつないで、死んだ家族を
『死者が生き返る』という伝説の墓地に埋めてしまう男の話。
映画だけ見てわかった気になってる人は読むべし!
805 :
無名草子さん:01/11/01 11:53
「ペット・セマタリー」
藁にもすがる想いで、超えてはいけない一線を超えてしまう
心理描写の絶妙さは、映画では表現されてませんでしたね。
恐怖より、悲しみが印象的でした。
文字ならではの快楽にもう一票。
806 :
無名草子さん:01/11/01 15:55
鈴木光司の「ほの暗い水のそこから」
エピローグの前の最後の話し。
絶望の縁でもがんばった父に泣けました。
807 :
無名草子さん:01/11/01 16:53
>806
海の森だっけ?
私もあれは号泣した。
でも、日航機墜落の遺書に似たようなのが
あったよね。
当時2歳の息子に向けて書き残したメッセージが
泣泣けた。
808 :
無名草子さん:01/11/01 17:01
「いつでも会える」の作者は、
中高の同級生だったよ。
こんな感性が秘められてたとは当時は
まったくきずかなかった。
809 :
無名草子さん:01/11/07 17:54
じゃ、俺もがいしゅつじゃない奴で。
井上ひさしのモッキンポット師シリーズ
青春小説に弱い人には是非。
810 :
無名草子さん:01/11/12 02:38
age
811 :
無名草子さん:01/11/12 04:45
柳美里「ルージュ」
良かったのにドラマで今井絵理子が主演したのには萎。
桜井亜美はどうですか?彼女の本は甲乙つけがたいです。
812 :
無名草子さん:01/11/12 19:58
良スレていきあげ
813 :
無名草子さん:01/11/12 21:42
>>803 確かに哀れな話だ。分かる。しかし男の俺はやはり怖い。
814 :
無名草子さん:01/11/12 22:24
絵本「アイラブユー・フォーエバー」
臭い話なんだけど。不覚にも泣いてしまった…
815 :
無名草子さん:01/11/14 02:39
谷川俊太郎『はだか』。
子供の頃の視線に戻って泣ける。
816 :
無名草子さん:01/11/14 22:02
age
817 :
無名草子さん :01/11/15 02:03
『世界の中心で、愛をさけぶ』片山恭一
透明感のある純粋なラヴストーリー!絶対映画化希望
818 :
無名草子さん:01/11/15 18:18
既出含め
トルーマン・カポーティ「最後の扉を閉めて」(短編集「夜の樹」収録)
業田良家「自虐の詩」
アラーキー「センチメンタルな旅・冬の旅」
この3つはやばい。
819 :
無名草子さん:01/11/15 18:22
既出だけど「ジョニーは戦場へ行った」
映画もあります。そっちも号泣。
ダメダメ
晴れ時々豚
822 :
無名草子さん:01/11/16 07:07
ゲーテの『若きウェルテルの悩み』
情緒不安定の時にどうぞ
823 :
ほせ・レマンド:01/11/16 07:09
プラトセクスにないたみんなごめん。
824 :
無名草子さん:01/11/19 11:23
>>137 あと、かなりマイナーだと思うんだけど、「アルファケンタウリの恋人」。
作者の名前も覚えていないけど、これは泣けた。
1月の書き込みに返事つけるのもあれだけど。
『アルファケンタウリからの客』新潮文庫 筒井広志
絶版だけど、古本屋さんを探せばあるかもです。
また音楽座でミュージカル上演されています。
「しゃぼんだまとんだ、宙(そら)までとんだ」
というタイトルだったと思います。
本でも芝居でも泣きました。
825 :
無名草子さん:01/11/23 16:02
保全
826 :
無名草子さん:01/11/23 16:44
「世界の中心で、愛をさけぶ」はいい!!
表紙を見ただけでもう買おうと決めてしまったよ。おじいちゃんと朔太郎の会話が好きだなぁ
827 :
無名草子さん:01/11/23 16:48
「かたあしだちょうのエルフ」
小さいころ影絵見て泣いた。今も本棚に入っている。
「きっと明日は」
学校で借りた本。闘病記。
「わたしのいもうと」
自分の境遇と重ねて泣いた絵本。
まだ色々あるけど・・・
828 :
無名草子さん:01/11/27 09:31
>>731 「霞町物語」
泣いた泣いた。「おおなりこま!」で号泣。
浅田次郎、お涙頂戴だと普段は思っていて
手にとらないのに、
何かのきっかけで読むとやはり泣いてしまう。
829 :
無名草子さん:01/11/27 12:26
小説ではないが、白血病の女の子(23歳になったばかり)
のリアルタイム闘病サイトはその子の強さとけなげさに打たれて
涙なしには読めない。毎日泣きながらよんでるよ。
糞小説なんて現実の前には糞だ。
830 :
無名草子さん:01/12/01 22:44
東野圭吾「眠りの森」
これは何回読んでも泣ける!ミステリーで
これだけ切なくて美しいラストってあんまり無い。
831 :
無名草子さん:01/12/02 01:36
『パチプロ日記]』 田山幸憲
著者は東大を中退してパチプロになったという経歴の持ち主。
1巻から読み続けていた者にとっては、
癌で歩くのも難儀なほどボロボロになった身体でも読者のためにパチンコを
打ちにいく10巻最後の二日間の日記は涙なしでは読めない。
ごめん板違いかも・・・。
832 :
無名草子さん:01/12/02 01:59
絵本「おおきな木」
別に哀しいとかいう話ではないが、木がウチの母親とたぶって見えた。
本屋で立ち読みしてて泣きそうになったよ…
833 :
無名草子さん:01/12/06 15:15
アルジャーノンに花束を読んでもぴくりとも感情の波が来なかったYO!
834 :
無名草子さん:01/12/08 10:47
「豚の死なない日」
835 :
無名草子さん:01/12/08 11:01
新潮文庫 「異人たちとの夏」 山田太一
836 :
無名草子さん:01/12/09 00:36
パトリシア・マクラクラン「のっぽのサラ」
けなげな子供に弱いから...
837 :
無名草子さん:01/12/13 23:07
景山民夫「遠い海からきたクー」
ちょっと古いかもしれませんが、本であまり泣かない私にとっては印象深いです。
ラストで号泣。18歳くらいのとき。
838 :
無名草子さん:01/12/15 11:54
「さとこの日記」
「最後のYサイン」
子供の闘病日記。やっぱり子供は親より先に逝ってはいけないです。
「僕にできないこと僕にしかできないこと」 / 春山 満
筋ジストロフィで顔から下が動けない社長の自伝。どんどん病気が
進行していくくだりが泣けた。
「顔面漂流記」
自分もアザあるので悔しさが共感出来て泣けた。
あと、落語で「たちきり」「紺屋高尾」「文七元結」
歌舞伎で「お夏狂乱」
スレ違いゴメン。でも「たちきり」はあまりに泣けて一日涙が
止まらなかった。
スレを立ててから1周年を迎えました。
感涙。
今年は眼が乾燥することもなさそうです。
840 :
無名草子さん:01/12/16 00:34
冒険者たち、の忠太が死ぬところ。セトロの海、のラストシーン。そして、やっぱり赤毛のアン。あー。
841 :
無名草子さん:01/12/16 01:05
アンネの日記 完全版
途中で終わってしまうところが、胸が張り裂けたわ。
842 :
無名草子さん:01/12/16 02:30
既出だが、「フランダースの犬」新潮文庫
当時愛犬の死を迎えていたので、滂沱した。
恐怖に涙ってんだったら
「ストーカーと闘い続けた女」扶桑社ノンフィクション
マジで怖かった…。
843 :
無名草子さん:01/12/16 09:30
狼の紋章
844 :
無名草子さん:01/12/16 10:54
浅田次郎 イイ!
いっぱい出てるけど、鉄道員ではいまい泣けなった私が
ボロ無きして、浅田次郎にはまった作品「月のしずく」が出て無いので。
ダメです。
短編集なんだけど、全部の作品で泣いた。
845 :
無名草子さん:01/12/16 20:08
宮沢賢治「永訣の朝」。20年以上前、高校の授業中、教科書にのっていたのを
読んで涙がとまらなかった作品。
これと「松の針」「無声慟哭」は暗記するぐらい読み返して、今でも思い出すと
ぐっときます。
846 :
無名草子さん:01/12/17 00:20
>>845 永訣の朝いいですね。
忘れられない詩です。
酒飲みながら宮沢賢治の詩集など見ていると不思議な感覚にとらわれますけれど。
永訣の朝では決まって涙腺にきます。
847 :
無名草子さん:01/12/17 00:26
ガイシュツ?
村上春樹「ノルウェイの森」。
一度目読んだときは、なんだこのセンチメンタルな小説は。と思ってちょっと萎えたんだけど
二度目に冒頭部分を読んだ時、どうしようもなく涙が溢れてきた。
848 :
無名草子さん:01/12/21 20:16
age
849 :
無名草子さん:01/12/27 01:28
age
850 :
無名草子さん:01/12/27 19:36
三浦綾子
塩狩峠
泣いた。こういう話は弱いよ。
主人公の死を婚約者が知る所が一番悲しかった。
851 :
無名草子さん:01/12/30 00:40
良いスレですね。
既出かもしれませんが
灰谷健次郎の「私が出会った子ども達」(だっけか?
彼の童話(?)は今一つだったのですが
この実話集は泣けた…
852 :
無名草子さん:01/12/31 23:19
age
>>850 お願い。あらすじはあんまり言わないで。それ読もうと思ってたの。
>>853 スマソ。
ただ、言い訳なんだけど裏表紙に結末が書かれてたんで
いいかなって・・・。ゴメソ
855 :
無名草子さん:02/01/05 00:18
イ・ユンボギの日記
856 :
無名草子さん:02/01/05 00:24
村山由佳のすべての雲は銀の・・・。
全編ある意味泣けてくる
リアルに痛い
857 :
無名草子さん:02/01/05 00:31
一応ライトノベルでホラー作家なんだけど
乙一のコーリングユーに入ってる猫の話
小説の2度目読みで泣けるのこの作家だけ
858 :
無名草子さん:02/01/05 04:25
ひとりぼっちの宇宙戦争 小説版
時間がほとんど止まった世界で、主人公とその偽者が闘うのだが、
闘いに勝利したとき実は、自分は偽者だったという事に主人公が
気づくところが泣ける。
859 :
無名草子さん:02/01/05 15:20
ミステリ系から2冊。
志水辰夫「裂けて海峡」(講談社だったかな)
テリー・ホワイト「真夜中の相棒」(文春文庫)
どっちも泣かせ話と思わないで読んだら、泣いちゃったよ。
>>858 わざと?もう二度とその本を読む事はなくなったよ。
861 :
無名草子さん:02/01/05 16:10
age
862 :
無名草子さん :02/01/05 21:44
東野圭吾「秘密」
広末嫌いだったので興味なかったが、本当に泣けた
もし自分があの境遇ならと考えると・・・
漏れはあんな喪失感は耐えられないと思う
浅野妙子「神様、もう少し」
ドラマに興味なかったので知らなかったが、これも泣ける
でも、巻末にあるドラマでのキャスティングは見なければ良かった
真生役は深田恭子だったんだね、ゲンナリ・・・
浅田次郎「蒼穹の昴」
これについては、もはや言う事はあるまい
863 :
無名草子さん:02/01/05 22:38
>>780 超亀レスですが、題名は「冬の伽藍」ですね
私も読みました
自分の場合、小池真理子の「恋」を読んだのが最初です
あの独特の世界が気に入ってしまったのですが
その後、何冊か読みましたがどうも・・・
「美神」「蜜月」「欲望」
どれもイマイチでした
この人の本って、読んでて思うにどれも一緒に感じる
背徳、禁忌、禁断がテーマにして恋愛を語る所が面白いのでしょうが、正直もういいです
漏れは「冬の伽藍」のラストは泣けませんでした
864 :
無名草子さん:02/01/06 01:07
「愛と死をみつめて」
読んだその時に泣ける本はいろいろとありましたが、「愛と死」は
読んだ後、一週間ほどひきずってしまいました。
書簡集のため感動のラストなどありませんが、その分、とてつもない
やるせなさで胸がいっぱいになります。 やはり、事実は重いです。
1960年代の「愛と死」ブームを知らない若い人(私もですが)も、
一度読んでみては?
865 :
無名草子さん:02/01/06 01:29
小池真理子は「恋」がピークで
冬の伽藍も美神も蜜月も欲望も、最近出たのも、
「恋」のイメージをなぞっているだけとしか思えん。
期待して読むけどいつもガカーリ
866 :
無名草子さん:02/01/06 18:38
>>865 863です
同じ考えの人が嬉しい
自分の書き込みを読み返してみて恥ずかしくなった
酩酊していたとはいえ、文章が破綻しているなぁ・・・
私が自分になって、最後は漏れになっている
しかも助詞の使い方まで滅茶苦茶(赤面
867 :
無名草子さん:02/01/06 19:45
既出かもしれんが「山猫の夏」。
本読んで初めて泣いた。
そんな自分にビクーリしたよ。
>>863レスありがとうございます!
確かに新作の薔薇色のメランコリアもいまいち・・・
今後に期待!ショートショートのミステリー(初期)
もなかなかいいと思いますよ。
869 :
無名草子さん :02/01/06 20:43
筒井康隆「霊長類 南へ」
おバカな発端で全面核戦争が勃発しちゃうんだけど、
主人公がふたまたかけていた恋人と、残り少ない時間を夫婦として生きようとして
近くの役所に婚姻届を出しにいく場面。
役所の職員とのやりとりに涙した高校生の頃のワタシ
870 :
無名草子さん:02/01/06 23:31
>>857 猫の話はコーリングユーには収録されてないぞ。
収録されてるのは失踪HOLIDAYの方だ。
ちなみに猫の話の正式なタイトルは「しあわせは子猫のかたち」な。
871 :
無名草子さん:02/01/06 23:33
浅田で泣けたら楽ですよね。
872 :
無名草子さん:02/01/06 23:50
「いつでも会える」(絵本)
これ以外の本で泣いたことは、ないです。
874 :
無名草子さん:02/01/07 14:00
ポール・ギャリコのジェニィ。
相当泣いた。今少し思い出しただけで胸が詰まる。
875 :
無名草子さん:02/01/07 15:00
浅田次郎のラブレターは泣けるかぁ〜・・・?
サパーリ理解できん
だって不法入国者の気持ちを、日本人が理解しようとするのが無理ってもんじゃネーノ?
ましてや浦ビデオ屋あがりで、戸籍売り飛ばす奴なんぞ糞!
いくら改心しようとも、そんな奴に感情移入できる人が羨ましい
876 :
無名草子さん:02/01/07 15:15
「聖の青春」かな、最近では。
村山にはタイトル奪取して欲しかったし、もし健康体ならと何度思ったことか。
でも、病身となったからこそ将棋と出会えたんだよな……
もういちどタイトル戦に出て欲しかった。羽生に挑んで欲しかったよ。
877 :
無名草子さん :02/01/07 15:27
>875
ラブレターや鉄道員は泣けなかったが
祖父が死んだばかりだったせいか角筈にてと盂蘭盆会は泣けた
878 :
無名草子さん:02/01/07 16:05
三島由紀夫「英霊の声」
879 :
無名草子さん:02/01/07 23:04
>>877 題名は忘れたが、自分は京都の映画館のお話が良いかと・・・
勿論、鉄道員の短編はひとつも泣けませんでしたが
880 :
無名草子さん:02/01/08 01:40
>879
> 題名は忘れたが、自分は京都の映画館のお話が良いかと・・・
「活動写真の女」ですね。
自分は京大卒なので京大の周囲の描写が懐かしかったです。
NHKのドラマにもなってました。。
浅田といえばエッセイのどれか(勇気凛々シリーズ?)で
広島で被爆した朝鮮王族とそれを守り抜こうとした日本の
将校という話に思わず泣いてしまった。
このベタベタな書き方、卑怯極まりない・・・
882 :
無名草子さん:02/01/08 06:44
児童文学「闇の守り人」(守り人シリーズ・2)。
30過ぎの女用心棒である主人公の、壮絶な過去の清算にたまらなくなり、
涙がボロボロと…
子供より大人に読んでもらいたいなあ、これ。
883 :
無名草子さん:02/01/08 19:50
豊浦志朗(船戸与一)の「叛アメリカ史」。
これのインディオの章で震えた。
特にインディオの少年が殺されると分かっていながら、戦いに赴くときに母親に
言うセリフ。
「羽をもがれた蝶を見たことあるかい?・・・」
怒りとでも涙って出るのな。
884 :
無名草子さん:02/01/10 00:25
帚木 蓬生の『閉鎖病棟』
人生色々だなぁとシミジミ思いました
堕胎した女の子、精神障害を抱えた人、殺人を犯した人、小指を詰めた人
耳の不自由な人、足の不自由な人
僕も頑張って生きねばと素直に思った
「ゲゲゲゲッ」
885 :
無名草子さん:02/01/10 00:50
山崎豊子「沈まぬ太陽」
当初、全部で5冊もあるなんて知りませんでしたが、あっという間でした
御巣鷹山(3巻)は読んでいて辛かった
30分以上も死の恐怖に曝されて時速500`で
山に衝突した時のことを思うと胸が張り裂けそうでした
そして残された遺族の悲痛な思いを考えるとただ涙
会社を食い物にする輩が横行し裏金で私服を肥やす
かたや遺族は安い賠償金でウヤムヤ
世の中のなんと不条理な事よ
どこまでが事実かわかりませんがショックでした
これを読んだら小泉さんの特殊法人改革なんて実行できるのか不安になった
利権が渦巻く闇の世界の現実を見せつけられると暗澹とした気持ちになる
それにしても官房機密費についてあの時点で言及している点に驚いた
この後、飯塚訓「墜落遺体」を読もうか悩む
しかし「沈まぬ太陽」の最後がどうも釈然としない
あんまりだぁ〜
恩地さん、あんたは男だ
もし僕なら使命感と処世術、どっちを取るのだろう・・・
886 :
無名草子さん:02/01/10 01:20
一度しか出てないみたいだけど、漱石の「こころ」はどうよ?
これ読んだ人は多いはずだと思うけど。
887 :
無名草子さん:02/01/10 02:46
>>841 はげどう
完全版は未読の方にはぜひ読んでほしいですね。
888 :
無名草子さん:02/01/10 06:21
ひとっつも出てないところで言うと、
色川武大『狂人日記』 澁澤龍彦『高岡親王航海記』
なんかね、作者の人生とかぶるところがあると泣いてしまいます。
詩 とかはさすがに無いでしょうか?わたしは最近辛いことがあって、
中原中也の「春日狂想」を読み返しました。グスグス泣けます。
889 :
無名草子さん:02/01/10 11:28
>>854 あ、そうなんですね。今度読んでみます。わざわざありがとう!
891 :
無名草子さん:02/01/10 21:23
age
892 :
無名草子さん:02/01/11 22:13
もっと聞きたいage
893 :
無名草子さん:02/01/12 18:46
柳田邦男の「犠牲」を読んでみて。まじ泣けるって。
号泣したやつ多いんじゃないか。
894 :
無名草子さん:02/01/12 18:47
895 :
無名草子さん:02/01/15 03:46
もう出尽くしたのかな。もっと聞きたいのでage
sage
897 :
無名草子さん:02/01/16 13:45
「翼はいつまでも」川上健一
で、今年の初泣きしてしまいました。
不器用なティーンエージャー(地方
在住)厨房男子の初恋と野球の
青春小説の傑作です。
あと、東野圭吾の「白夜行」が
なんかやるせなくてなけました。
少女小説だと
氷室冴子の、童話の国に
トリップする話が切なくて
なけました。タイトルが出ない…。
氷室冴子「シンデレラ迷宮」でした。
続編もあったと思います。
899 :
無名草子さん:02/01/16 14:15
ある漫画の中で
「オスのひよこが海に大量に投棄され、島の浜辺一面が黄色で埋め尽くされていて
その中で、打ち上げられただ1羽生きているひよこがそっとタンポポの花に寄り添っている写真」
について言及されていたのですが、泣けました。
その写真が実在するものなのかもわからないけどなんか泣けて泣けて忘れられない。
ちなみにノンフィクション動物系には滅法弱い。
「かわいそうなぞう」は2度とまともに読めないと思う。
900 :
無名草子さん:02/01/16 16:38
>859
テリー・ホワイトはいいね。
私は結構涙腺が弱いんだけど、
サリンジャーの短編「やさしい軍曹」もかなり来た。
901 :
無名草子さん:02/01/16 18:44
>898
「シンデレラ・ミステリー」だね。懐かしいなぁ・・・。
私は確か「クッキーを食べる前に、一瞬だけ自分達の事を思い出してほしい」って
台詞に泣いたよ。うぅ。
902 :
無名草子さん:02/01/16 22:34
>899
題名キボンヌ・・・
903 :
無名草子さん:02/01/16 22:42
899さんのレスだけで泣いた・・・
904 :
無名草子さん:02/01/16 23:00
帚木 蓬生「逃亡」が泣けた。分厚い本だけど。欠点は戦争物だけど悪人があんまり
登場しないところかな。
905 :
無名草子さん:02/01/17 02:54
三浦綾子好きです。
細川ガラシャ夫人は最強。
塩狩峠、ひつじが丘もいいなあ。
>901
ありがとうございます、レス。
私もクッキーを食べる前に…というところ、泣け
ました。(オディールのセリフだっけ)
あと、ヒロインがこじれた親友となんとか現実世界で
なかよくやっていきたいという決意表明
みたいなところで「でも万里(親友)も
あんがいしたたかで、コショウ入りの
クッキーなんかもってきてたりしてね」
なんて言うところも泣けた。
「迷宮」のラストの「今は手がちぎれるまで
振らせて」というリネちゃんの言葉にもないた。
907 :
無名草子さん:02/01/17 15:50
トマス・ハーディ「テス」
電車の中で読んでて目が潤んだ。
908 :
無名草子さん:02/01/17 18:17
909 :
無名草子さん:02/01/17 18:40
戦争前のアフガニスタンのことを描いた絵本。
『世界でいちばん美しい村』だったかな。
あれを児童書のコーナーでちょっと立ち読みして
涙があふれたよ。
910 :
TRICK:02/01/17 19:05
『麦畑』っていう絵本もいいっすよ。絵が綺麗で、殺伐とした現代からちょっとはなれることの出来る名作でした。
911 :
無名草子さん:02/01/17 21:55
一人もあげていないのを見る限りかなりマイナーなのだろうが、
新井素子の『チグリスとユーフラテス』。
自然不妊多発により人類が滅亡に向かう移民星で、既に年老いた最後の生き残りの老婆が、
冷凍睡眠で時を止められていた過去の偉人を次々に呼び起こしてしまう…。
衰退と滅亡を背景にした生きる価値を探る長編連作。
初めはあまりにも怖くなって、二章を読み終えたところで続き読むの止めようとマジで思った。
結局感動よりも恐怖の涙の方が勝っていたのかもしれないし、もうあんな怖いの二度と読みたくないと思っても、
それでもあの本を見る度手にとって開いてしまう辺り、いつかまた読み直してしまうのだろうと思う。
衰退と滅亡の中で、自らが生まれた事を憎みながら生きていた最後の子供、
最初にこの星に移民した惑星ナインの母。生殖と仕事と芸術に其々の命を賭けた各章のヒロイン達。
一度読んだら絶対忘れられない。もっと強くなれたら、もう一度読みたい。
> 566
おそレスだが、激しく同意。森絵都は良い。
軽いノリで読めるが最後は絶対泣ける…美しさも醜さもありのままを描写している文章に共感が持てる。
少し古いですが、「邪宗門」高橋和己 はどうでしょう?
個人的には泣けたなぁ。
913 :
無名草子さん:02/01/19 13:34
既出だけど、指輪物語。
後半、フロドがあんまり哀れで泣けてきた。
914 :
無名草子さん:02/01/19 16:28
嶽本 野バラの「ミシン」てガイシュツ?
915 :
無名草子さん:02/01/19 20:21
ジェボーダンの獣(Le Pacte Des Loups) ピエール・ペロー
ずれてる気もするが(w
泣けたところ書いたらネタばれになっちまうな
とりあえず面白かったし
ラストがロ〜〜〜〜〜〜〜〜〜っぽいところで予想できてしまったが
上よりハッピーだったから良し
916 :
無名草子さん:02/01/20 20:46
ここであんまり紹介されてるもんだから、昨日読んでみた『アルジャーノンに花束を』
泣きまではしなかったがいい本だった。このスレに感謝。
917 :
無名草子さん:02/01/20 22:59
キングで結構泣かされます。
「骨の袋」で、主人公が亡くなった奥さんの水着の写真を見て勃起するところ、
なんだか悲しくなって泣いてしまった。
「デスペレーション」「IT」でも泣いた。
あとは、筒井康隆「七瀬ふたたび」とか。
918 :
無名草子さん:02/01/20 23:48
秋山瑞人 電撃文庫
猫の地球儀全2巻
鉄コミュニケイション全2巻
ライトノベル(プ オタクの読み物だろ?
という偏見を無視して読んでくれ
時代や社会に置き去りにされた人間の悲しみがこの小説にはある
919 :
無名草子さん:02/01/21 00:36
>時代や社会に置き去りにされた人間の悲しみ
わたしもそういうのがツボです。それでも頑張る健気さ、
なんかに泣かされます。最近泣かされたーのは、
ジェイムス・ティプトリー・ジュニアの「たおやかな狂える手に」
上記の理由により、カミュの「異邦人」も、昔読んだ時泣きました。
同意、得られそうにないけど...
920 :
無名草子さん:02/01/21 02:17
死刑囚最後の瞬間。泣いた。
921 :
レスキュー:02/01/26 23:53
川上健一の「翼はいつまでも」最高だった・・・
922 :
無名草子さん:02/01/27 00:19
「聖の青春」で感動した人には同じ作者の「将棋の子」がおすすめ。
プロ棋士になる夢を年齢制限で絶たれた男達を描いた話なんだけど、
主人公が癌末期の母親に、自分が実は奨励会を退会したことを涙ながらに
打ち明けるシーンは泣けるよ。息子がプロ棋士になることを夢見て北海道から
上京してきて、働きながら息子を育て、癌になってもそれだけを楽しみにして
いた母親が、「そうだったの。お母さんはいいのよ、そんなこと全然平気。
それで英二が英二でなくなるわけじゃないんだから」と語るシーンは秀逸。
923 :
無名草子さん:02/01/27 03:50
おもいっきり感情移入してるときにシッコが漏れそうになると、一気に萎える。
924 :
無名草子さん:02/01/28 11:01
>>922 あなたの紹介文だけで泣けてきました。
読んでみる事にします。
925 :
無名草子さん:02/01/30 08:59
良スレなのであげ
926 :
無名草子さん :02/01/30 14:37
高村薫「神の火」
思い出したら泣きそうです
既出ですが「なんて素敵にジャパネスク」
吉野で静養してるとことか京都に帰る決意をするとことか
最近読んだ中では小林エリカ「ネバーソープランド」
927 :
無名草子さん:02/02/03 22:27
クレヨン王国「涙物語」の中の『赤信号の涙』
あと、「たったひとつの思い出」
両方児童書だけど、かなり泣きました。
928 :
無名草子さん:02/02/04 00:02
真保裕一「奇跡の人」のごく一部…
リハビリのとこでべそべそ泣いた私は看護婦…
929 :
無名草子さん:02/02/04 00:12
絵本ですが、「泣いた赤鬼」です。
今日、思い出したら泣いてしまいました。
それで、読んだことある人に質問なんですが、赤鬼はどうして
青鬼が自分のためにやってくれたと知ったのでしょう。
自分の記憶では置き手紙だったと思うんですが・・・
930 :
無名草子さん:02/02/04 01:29
蒲生邸事件
泣いた、というかトリ肌がたったくらい。
読んだのはずいぶん昔(高校1年生くらい)だったんだけど、
ラスト近くの主人公の「あなたたちは死んでしまうのに」っていう思いに、
当時痛いほどに共感した。
なんで誰も戦争を止めようって言わないんだよって。
その理不尽さと、それを上手く言葉にできない思いで泣いた。
昔はホントにそう思ってたんだよな…
931 :
無名草子さん:02/02/04 03:50
浅田次郎は確かに泣かせる作者ですけど、最近食傷気味です、マンネリだし・・・
最初は良く泣かされましたが、最近は「ええかげんにせえ!」って思います。
キンピカ=プリズンホテル冬=勇気凛々瑠璃の色、と同じキャラとエピソードを使いまわすのは反則だと思います。
ネタも幽霊やドメスティックバイオレンスと全作ほぼワンパターンだし。
もっともその頃は問題になるほど自分が売れるなんて思ってなかったでしょうが。
ガイシュツじゃない漏れのオススメは
高橋三千綱「カムバック」
小松左京「復活の日」
マンガでスマソが西原理恵子の「ぼくんち」
「ぼくんち」の全3巻は寺山修司と宮本輝と太宰治と林芙美子の小説全部と同じくらい深いと思う。
932 :
無名草子さん:02/02/04 16:20
赤毛のアン!!
933 :
無名草子さん:02/02/04 18:50
>929
というか、最初に2人で相談して決めたから知ってて当然では?
>>933
違ったと思う。そうしたら、あんまり「泣いた赤鬼」じゃないと思う。
村人と仲良くなった後に知ったからこそ泣けるんじゃないの?
ごめんなさい。どうにも質問の意図が掴めてません。
そもそも、村人と仲良くなりたい赤鬼のために、友人である青鬼が
悪い鬼のふりをして村を襲い、赤鬼がいい鬼である事をアピールしますよね。
無事村人と仲良くなれたあと、赤鬼が青鬼の元を訪れると
彼は不在で、扉に手紙が貼ってあり、「僕と仲良くしていると
君がまた疑われてしまうから、僕は旅に出ます」と記されているんです。
で、それを読んだ赤鬼が泣き出す・・・という展開。
どこに不明な点が・・・?
すみません。わかりづらかったですね。
俺の記憶だと、青鬼が赤鬼に相談しないで村をおそっているふりをして
赤鬼がそれを止めて(何やってんだ、やめろと)その後に真実を知って、
泣くという内容だったと思うのです。
つまり、相談しないで青鬼がやったから泣けるんじゃないかなと。
そもそも相談してやってたら赤鬼もそれに賛成はしないんでは?
自分だけいい人になってしまうわけだから。
ともあれ、やっぱり置き手紙のようですね。どうもです。
>929さん
あぁ、そういうことですか。納得。
あれは元々、2人で示し合わせて演技するんですよ。
(勿論、赤鬼も最初は反対するんですがね)
泣けるのは、自分が身を隠してまで赤鬼の幸せを守ろうとした
青鬼の自己犠牲の精神に対して・・・かと思います。
これ以上言ってもうざいかと思いますので、名無しに戻ります。失礼。
>>931 おおっ!『カムバック』!いいねえ。もう絶版だけど…
中でも、「遊撃」が好き。
ついでだから、高橋三千綱『涙』(講談社文庫/文庫化前は『オンザティ』)も。
前者は野球、後者はゴルフもの。ガイシュツだったらスマソ。
しっかし、なぜに徳チャンのとこから出馬?
ガイシュツだが「泣いた赤鬼」。
本で泣いたのは今のところこれのみ。
と書いてたら、なにか大事なのを忘れてる気がしてきた、、、まあいいや。
文学ではありませんが
//www.geocities.co.jp/WallStreet-Bull/5410/index.html
のコテンツの”隊員達の遺書 ”
滅多に泣かない私が、ここでは涙が止まらなかった・・・
これを読んで靖国に参拝に行こうと思いました。
>940氏、ありがとう。
「私がやらなければ父様母様が死んでしまふ。」
と書き残して出撃されている富澤中尉。
靖國神社に来て下さるでせうね。と母を心遣い書き残している。
靖国とはそんなところだったと改めて知らされました。感涙。
山本文緒『群青色の羽毛布』
どこに感動したのか分からないんだけど
ものすごく泣いた…
誰かこれで泣いた人いるかなぁ?
943 :
無名草子さん:02/02/06 20:51
良いスレだ・・・小説系の本でいくつか俺も書こう♪
トールキン「シルマリルの物語」。神話系ファンタジー(注;読むなら指輪物語が先が良いかと)。
ノルドオルというエルフの民が奪われた宝石の奪還をめざし魔王と戦う物語が中核だが、
やがて敗色濃厚になり、物語は悲劇の連続の様相を呈する。
一例。捕まった英雄が呪いで数十年にわたり魔王の椅子に座り続け、近親者の運命を見続ける話がある。
その子供たちの物語が単独で悲劇なのだが、解放された英雄が子供たちの墓の前で
老いた女と出会い、その女から「来てくれるのが遅すぎました。あの子達はもういません。」と言われ、
「あの子(妹)はどうやって兄を見つけたのですか」と聞かれる場面は本当に涙なしでは読めない。
ダニエル・キイスは「アルジャーノンに花束を」が一押し。でも「五番目のサリー」も
挙げられていいと思う。「その悲鳴は、一転あたしの笑い声になったの。」この文章で泣いたよ。
梶尾真治「時尼に関する覚え書」、シモンズ「ハイペリオン」中のさまよえるユダヤ人の物語
もおすすめ。これらは、泣きという点ではアルジャーノンとテイストが似ているかも。
あと、ドストエフスキー「貧しき人々」(ラスト数頁は凄い。泣きでは最強クラスと思う)「罪と罰」、
上野瞭「ひげよさらば」、灰谷健次郎「兎の眼」「太陽の子」、宮本輝「星々の悲しみ」などなど・・・
感動はするけど泣けない、鬱。
945 :
無名草子さん:02/02/06 23:16
『魔法物語』って誰か知ってる人いる?
2巻あるんだが、一巻目の『黒い風のトーフェ』は泣いた。
ラストで今までのトーフェはなんだったんだよ…と悔しさのあまり号泣。
そのせいで2巻目の主人公ルクセにはあまり感情移入できなかった。
946 :
サラリーマン:02/02/08 21:36
通勤電車の中で灰谷健次郎読んでて、涙が止まらなかったことがある。
947 :
無名草子さん:02/02/09 19:13
正直本で泣いた事が無い。ここであげられてるの結構読んだけどなけない。
すげ−泣きたい。映画とかでも泣いた事がないんだけど、誰かこんな自分でも
泣けるような本ないですか?
学生物とか弱いと思ってたんだけど・・・。
948 :
無名草子さん:02/02/09 22:36
沈まぬ太陽
胃に穴が空くようなむかつきの時はクヤシ涙
なんかいい感じだとウレシ涙
等、ハマリの度合いでいろんな泣きを求められる
949 :
ナナシちゃん:02/02/11 06:59
世界の中心で愛を叫ぶ by片山恭一
泣けるつーか、良い。
『十数年前。高校時代。恋人の死。
「喪失感」から始まる魂の彷徨の物語。
落ち葉の匂いのするファーストキスではじまり、
死を予感させる無菌状態の中でのキスで終わる。』
950 :
無名草子さん:02/02/11 18:14
そろそろ新スレの予感。。。
出てないようなんで
「北の国から」 倉本創 シナリオ全集が理論社から出ていたが・・
「拝啓おふくろ様」もいけるよ。
「いつでもあえる」は号泣だな、おい。
ひど過ぎるだろゴラァ
953 :
無名草子さん:02/02/12 03:51
sage
955 :
無名草子さん:02/02/14 23:50
「泥流地帯」はたしかに泣ける。でも「塩狩峠」は自分には、
ちょっと・・でした。
956 :
無名草子さん:02/02/28 22:08
出版社は忘れたがすでに絶版の本で「神風特別攻撃隊の遺書」2ページ位
読むたびに涙が出たので途中で読めなくなった。今どこ探しても売ってない。
また欲しい。
957 :
無名草子さん:02/03/26 11:57
落ち回避age
958 :
無名草子さん:02/03/26 12:41
宮本輝 「彗星物語」、「優駿」、「私達が好きだったこと」
宮本輝を読んだ後は心がひりひりしてやがてしゃくりあげる感じです。
つらいことや苦しい事が流され癒されていく感じかな?
武者小路実篤「友情」、「愛と死」
↓3作品は娘の教科書に載っていたんだけど泣きました。
ハンス・ウィリアム・ヘルム?「ずっとずっと好きだよ」
作者失念「あの頃はフリードリッヒがいた」
同上 「象のいない動物園」