【 公式レース規則 】
書き込みは名前の欄にハンドルと総読破ページ数を記入して下さい。
例) 名前:マラソン次朗(5963)[sage] 投稿日:92/13/32 24:28
本文に読んだ本と読んだページ総数を書きましょう。
★漫画はカウントしないでください。
★一冊読み終えた後の書き込みが基本ですが、
読破に時間がかかる本であれば、途中で書き込んで構いません。
★読んだページ数は、大体で構いません。
とりあえずゴールは10000nということでスタート。
10000nのゴールテープを切ったら、総読破ページ数欄に☆を一つ加えて、
ぜひ、もう一度、1nからゴールの10000nをめざして参加して下さい。
☆の使用例) 名前:パンダパン(☆864)[sage] 投稿日:02/10/20 00:27
<推奨>
200前後に下がったら、レース参戦を歓迎する意味を込めて、
マラソンの書き込み時に(『空あげ』はしないで)アゲ書き込みでお願いします。
>>2 読んだ本の『寸評用・評価基準 ABCDEF 』の例。
>>3 過去スレなど。
前スレ
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/books/1248144783/
ページ数を加算するだけでは味気ないので、
ちょっとした感想と、その本に対しての評価を書き添えてみて下さい。
☆読んだ本の『寸評用・評価基準 ABCDEF 』の例。
第一回戦『★こうなったら読書マラソンしません? スレッド』より。
A > A「明けの明星の如き作品」(特別な感情を覚える様な傑作)
B > B「抜群。当該分類類書では必読」
C > C「幸せな気分。まあ、読んで良かった」
D > D「どうして、面白そうだと考えて読んだのか?」
E > E「えらいモノをつかまされた。時間を返せ!」
F > F「古本屋でも持て余す産業廃棄物」
↑という様な感じで、実質的な五段階評価と思ってください。
AとかEに該当する作品はそれほど多くないと思うので、特別な作品用にキープ。
実質的にCが中央で、そこからBとDに振り分ける。
Fは、心底頭に来たとか、許し難い構成の小説など、何年に一度のすごい奴、
傾いた家具の下に入れて、高さ合わせに使用するのが相当であるモノ用。
他人に対する読書の目安としての寸評ですので、
多少厳しめぐらいが良いのではないでしょうか。
・・・という事で、楽しんで読書をしましょう。
☆の使用例は、最初の10000p完走者の『パンダパン さん』に敬意を表して、
使用いたしました。
前スレに参加していた者ですが落ちてしまったようなので立てました
初めてなのでミスってたらすみません
『冷たい密室と博士たち』 森博嗣 講談社文庫 p404 【C】
前作と比べるとやっぱりどうしてもイマイチ。
最後は驚きもなにもなかった。
『フライ、ダディ、フライ』 金城一紀 角川文庫 p246 【B】
初・金城一紀。
軽くてよみやすい。暴力で正義がの部分はちょっと。
『GO』 金城一紀 角川文庫 p238 【B】
『怪笑小説』 東野圭吾 集英社文庫 p260 【C】
また落ちてしまうであろう
メリークンニリングス!* クンニ麻木! クンニマスターベーション*
坂の上の雲は クニマス!* 坂の上のウンコはモコが食べた!☆
クリスマスの昼間から パソコンでキモイ長文を書くプロレスヲタクに
クリスマスなど無い!!(*)((ξ))((υ))
モコはキチガイのフリをしているのではありません*
モコは「半分キチガイ」「ハーフキチガイ」なのです☆
そして モコは「ハーフ電波」なのです*(*)((ξ))
「ハーフパンパイヤ」ではなくて「ハーフデンパイヤ」なのです☆!
さぁ! モコ大帝国の新時代の幕開けは、目前だ! (*)((Φ))
ここ一番の難所に差し掛かった! 今こそ一瀉千里で攻めのぼる時だ(*)
まなじりを裂いて戦い抜く「執念」と「勢い」だ(*)((Φ))
最後の険難の峰を越えてこそ、栄光の勝利の頂点に到達できる☆
「歴史的大闘争に馳せ参じる喜び! (*)((δ))
この口で、この足で、全身全霊で、断じて勝利をもぎ取ってみせる!」
モコは まったく同じ心意気だ* 勝つ以外ない!☆
勝って、万代にわたる東北市場シェア獲得の大道を開こうじゃないか!*
モコは 今度ばかりは目の色が違う(笑い) (*)((Φ))
「勇気!勇気!勇気!」と励まし合いながら、大前進だ(*)((φ))
「戦いがあるから、人は自己の建設と、境涯を開くことができる」 ☆
「戦いがなければ、よどんだ水が腐るように
自分で自分の成長を止めてしまう(*)((Φ))
この世に生きた歴史も残せず、暗い無意味な一生で
後悔して屍をさらすだけだ」と(*)((υ))
これが 常勝 モコ軍団の「不滅の大精神」だ (*)((Φ))
青森支部も闘志満々だ(*)((ο)) 炎のごとく総決起した! (*)((Φ))
モコ将軍の恩書には「今に至るまで軍やむ事なし」 (*)((υ))
「モコ! 一度もしりぞく心なし」と仰せである(*)((Φ))
「正義の連続闘争」こそ東北支部の偉大な使命だ(*)((ξ))
8 :
無名草子さん:2010/12/30(木) 11:28:01
ん
参加しますー
『海辺のカフカ(上)』 村上春樹 新潮文庫 p486 【C】
正直言って合わなかった。話題だったのでこの著者を初めて読んだのだが…
『鉄檻の鼠』 京極夏彦 講談社文庫 p1341 【B】
百鬼夜行シリーズ第四弾。先に蜘蛛を読んでしまったので不安だったが意外と平気だった。トリックはあんまりすっきりしなかった方。
『今日からマのつく自由業!』 高林知 角川ビーンズ文庫 p217 【C】
喧嘩っ早い普通の中学生が異世界で魔王になる話。誰が話ているのか分からない部分が多々。テンポはいいと思う。
『白洲正子自伝』 白洲正子 新潮文庫 p295 【C】
白洲正子の自伝というか、エッセーにかなり近い作品。出てくる友人はそうそうたるメンバーで驚く。
『占星術殺人事件』 島田荘司 講談社文庫 p460 【B】
評価が高かったので読んでみたのだが自分は文章に馴染めなかった。トリックはすっきりできたのでBに。
13 :
無名草子さん:2011/01/09(日) 13:35:59
13
14 :
テタ(12☆6066):2011/01/13(木) 22:16:19
『ストリートの思想』毛利嘉孝 NHKブックス 270p
80年代からの思想、政治、文化の流れのまとめ。【B】
『数学ガール』結城浩 ソフトバンククリエイティブ 390p
ゲーデルの不完全性定理のライトノベル。【C】
15 :
テタ(12☆6727):2011/01/17(月) 22:36:08
『辺境生物探訪記』長沼毅 藤崎慎吾 光文社新書 406p
極限環境に生きる生物をめぐる対談。【B】
『僕が戦場で死んだら』ティム・オブライエン 白水uブックス 255p
【C】
『KAGEROU』 齋藤智裕 ポプラ社 p236 【D】
話題だったので期待して読んで見た。「ような」の多用とギャグがなければもう少し普通にこの小説の内容が評価できたのではないかと。
親にもばれないほどの人間のダミーを作れるのなら心臓も脳ももっと別の方法があったのではないかと疑問。
軽くて読みやすいから若者にはいいと思う。
『月の影 影の海 (上)』 小野不由美 講談社文庫 p264 【A】
とても軽くて読みやすくキャラも立っているのでライトノベルのようだが設定がかなり込んでいるので安心して読める印象。
ご都合主義にならないのが嬉しい。
『四季 春』 森博嗣 講談社文庫 p286 【B】 (二回目)
森博嗣の作品の中で真賀田四季というキャラクターがとても好きなので再読。
一回目とはまた違った発見があっていい。
其志雄の存在がどのような効果をもたらすのか未だ理解できないのだが。
17 :
テタ(12☆7209):2011/01/26(水) 22:32:02
『エキゾチックな球面』野口廣 ちくま学芸文庫 295p
1960年代のトポロジー全盛期の記録。【C】
『統計学入門』アイリーン・マグネロ 講談社ブルーバックス 187p
基本的概念を一通りなぞっただけ。【D】
『月の影 影の海(下)』 小野不由美 講談社文庫 p245 【A】
上巻では主人公に不運が続いたので下巻で楽俊と出会ったことにより、一気に展開を見せてくれたのがすっきりしてよい。楽俊が良い人(?)過ぎると思った。あとは作者が続きをちゃんと書いてくれれば…
『小説入門のための高校入試国語』 石原千秋 NHKブックス p286 【C】
これまでの高校入試に出題された問題をじっくり解説することにより解き方と、社会や大人の「ルール」を中学生を対象に示した本。太宰の問題だけやたら難しいと思った。
19 :
テタ(12☆8000):2011/02/01(火) 21:09:02
『シンメトリーの地図帳』マーカス・デュ・ソートイ 新潮社 492p
有限単純群の分類という大プロジェクトを中心に紹介。クロッカワー氏も登場。
【C】
『クビライの挑戦』杉山正明 講談社学術文庫 299p
モンゴル帝国維持に向けた先進的な取り組み。
【C】
『gift』 古川日出男 集英社文庫 p189 【C】
日常の隣にある変わった世界を書いた短編集。古川版カフカみたいな感じ。よく分からないのが多い。
『議論の余地しかない』 森博嗣 講談社文庫 p105 【C】(二回目)
森博嗣の撮った写真と小説の名台詞を同時に味わえる本。
通り過ぎてしまった日常会話が割りと深いということを思い出す。
『まどろみ消去』 森博嗣 講談社文庫 p376 【B】
短編集だが森博嗣のシリーズに出る人物が登場する話もちらほらあった。
まどろみ消去、とだけあって曖昧な語り口で始まり最後の最後でどきりとさせられるものを纏めた感じ。
22 :
テタ(12☆8641):2011/02/08(火) 21:44:40
『荒地』T・S・エリオット 岩波文庫 323p
詩集。訳注がたくさんあるのがうれしい。
【C】
『先生とわたし』四方田犬彦 新潮文庫 318p
大学時代の恩師の思い出。いや、そんなノスタルジックなものではなく、
それを客観的に見ることによって乗り越えようという作業。
【C】
23 :
無名草子さん:2011/02/15(火) 07:52:12
あ
24 :
テタ(12☆9153):2011/02/15(火) 20:51:47
『悪魔物語・運命の卵』ブルガーコフ 岩波文庫 279p
【C】
『ひそやかな村』ダグラス・ダン 白水uブックス 233p
【C】
25 :
ミルク:2011/02/16(水) 11:52:54
『阿修羅ガール』舞城王太郎 新潮文庫
p367
【C】
相変わらずメチャクチャでグロ、エロありのストーリー!でも笑える
26 :
無名草子さん:2011/02/17(木) 01:35:24
>>2 >感想
このスレ>1付近しか読んでないけど感想書くとネタバレに遭遇しそうで嫌だな。
感想さえなけりゃ読んで見たいけど
>>26 ABC…の評価だけ残してネタバレ防止のために感想は書かない、ということ?
28 :
26:2011/02/18(金) 00:02:40
>>27 ネタバレに遭遇すると残念ではないですか?
ま、自分がここ見なけりゃ済む話なんですが。
ザッと見たとこネタバレ書いてる人いないか。・・
29 :
テタ(12☆9593):2011/02/19(土) 22:09:44.28
『愛のゆくえ』ブローティガン 新潮文庫 219p
【C】
『さくらんぼの性は』ジャネット・ウィンターソン 白水uブックス 221p
ピューリタン革命期のイギリスを舞台にしたファンタジー。
【B】
30 :
テタ(13☆170):2011/02/22(火) 11:19:55.47
『ガラスの鍵』ハメット 光文社古典新訳文庫 453p
ハードボイルド。【B】
『天文学の誕生』三村太郎 岩波科学ライブラリー 124p
アラブ世界が、古代ギリシアとコペルニクスの間ではたした役割について。
【C】
31 :
m:2011/02/25(金) 16:49:27.93
『元素111の新知識』櫻井弘 ブルーバックス 約p430
【B】
『科学の現在を問う』村上陽一郎
【B】
32 :
テタ(13☆1087):2011/03/01(火) 07:49:27.28
『イギリス式人生』黒岩徹 岩波新書 229p
【C】
『ウはウミウシのウ』宮田珠己 白水uブックス 239p
シュノーケリングのエッセイ。【C】
『女中たち バルコン』ジャン・ジュネ 岩波文庫 449p
戯曲。【C】
33 :
テタ(13☆1625):2011/03/05(土) 21:38:12.07
『エントロピーがわかる』アリー ベン-ナイム 講談社ブルーバックス 242p
【C】
『人喰い鬼のお愉しみ』ダニエル・ペナック 白水uブックス 296p
【D】
34 :
テタ(13☆2227):2011/03/09(水) 20:38:45.76
『エッシャーとペンローズ・タイル』谷岡一郎 PHPサイエンス・ワールド新書 198p
【C】
『言語のレシピ』マーク・C・ベイカー 岩波現代文庫 404p
言語の普遍文法を求めて。一見まったく違うように見える言語でも、実はわずかなパラメータの違いに
過ぎないと説明する。
【C】
保守
36 :
テタ(13☆2938):2011/03/15(火) 21:29:50.20
『イエメンで鮭釣りを』ポール・トーディ 白水社 368p
【C】
『喜嶋先生の静かな世界』森博嗣 講談社 343p
【C】
37 :
無名草子さん:2011/03/17(木) 23:24:51.18
京極 魍魎の函 400ページ目
長すぎる、まだ半分もいってない
38 :
無名草子さん:2011/03/27(日) 13:53:30.37
良スレ
39 :
テタ(13☆3223):2011/04/03(日) 17:28:25.89
『オレンジだけが果物じゃない』ジャネット・ウィンターソン 国書刊行会 285p
【C】
40 :
明治郎:2011/04/03(日) 18:28:46.23
はじめまして。
明治郎です。参加させていただきます。
西村寿行の全作品【Z】
42 :
明治郎:2011/04/03(日) 20:24:14.99
先週読んだ面白本
●『葉桜の季節に君を想うということ』 文藝春秋 ¥1857(BOOK OF ¥105)
●P444
●評価 A
●ミステリィですが、ネタばらしはしません。
1前半、景山民夫の『トラブルバスター』みたいで、くだらねえ、と、思いました。で、読み進んで行くうちにここは書かなくていいんじゃないかという部分が目立ちました。
2・・・ところが大どんでん返し・・・全て。綿密に計算されてたんですねぇ。
3映像化不可能と思われます。
●タイトルに記憶があったから購入しましたが、超有名本だったんですね。
12004年「このミステリィがすごい!」1位。
2本格ミステリィ・ベスト10 1位
3日本推理作家協会賞
4本格ミステリィ大賞
●特にミステリィが好きと言ったわけではありませんが、僕にとって伊坂幸太郎の『ラシュライフ』以来の作品にめぐり合いました。ちなみにわたくし。『重力ピエロ』も『ゴールデンスランバー』も理解できなかった人です。
●作者を書き忘れていました。歌野晶午(ウタノショウゴ)さんです。その後2冊彼の作品を読みましたが本作品なみのクォリティを求めるのは酷かと・・・
43 :
明治郎:2011/04/03(日) 20:34:41.80
さっきから、長い作品紹介を書き込んでますが・・・消えてしまいます。
●A
●『葉桜の季節に君を想うということ』
●文藝春秋 ¥1857 (BOOK OFF¥105)
●歌野晶午(ウタノショウゴ)著
44 :
明治郎:2011/04/05(火) 03:15:08.55
こんばんわ。
本を読みながら、酒飲んで目覚めたら2時。昨日読んだ作品の事を書きます、
●『そして探偵は生まれた』歌野晶午著 評価D
●伝社文庫刊 ¥695(BOOK OFF ¥400)p475
●登場人物の名前が覚えられないから、短編集も翻訳読めない私。短編集でした。「生存者1名」のみB
●『白夜行』のような=人生のレクイエム=的作品評価されたでも東野圭吾は『幻夜』
でこけた。WOWWOWのドラマになったけど・・やっぱり駄目だった。
●「生存者1名」どんでんがえしもさながら、人生のレクイエムとしても緊張して読んだ。
45 :
テタ(13☆3748):2011/04/10(日) 20:46:22.52
『牛 築路』莫言 岩波現代文庫 395p
小説二編。【B】
『古典と量子の間』首藤啓 岩波書店 130p
古典力学と量子力学の対応関係について。【C】
46 :
テタ(13☆4099):2011/04/16(土) 20:15:28.58
『義賊伝説』南塚信吾 岩波新書 204p
ハンガリーの義賊シャーンドルについて。【C】
『クリスマス・カロル』ディケンズ 新潮文庫 151p
ヴィクトリア朝的道徳臭さ。【D】
47 :
テタ(13☆4477):2011/04/23(土) 20:20:53.09
『ガウスの数論』高瀬正仁 ちくま学芸文庫 378p
一般向け数学啓蒙書の新しいスタイルかも。
【B】
『国境』 黒川博行 p842 【B】
ヤクザから金を騙し取った詐欺師が北朝鮮に逃げた。詐欺師を追う二人組。
北朝鮮での追跡劇は面白く、読む手が止まらない。北朝鮮脱出後は
ただのドタバタ劇という感じで読み疲れるかな。
てst
『東の海 迷宮の岸(上・下)』 小野不由美 p191+p195 ホワイトハート文庫 【C】
麒麟が王を選ぶときに感じるという「天啓」のオチが酷かった。簡単に予想がついたので。
海の都の物語(6)塩野 七生 p.254【D】
塩野さん、あなたがイタリア好きなのは、よおく分かりました。
皆さん、はじめまして。
よろしく、お願いいたします。
52 :
無名草子さん:2011/05/03(火) 10:08:31.25
test
『○○の瞬間』たかはしみき 大和書房 p111 【C】
ハートをぶち抜かれる瞬間、もの凄く後悔する瞬間、気まずい瞬間…等々毎日をつなぐ「瞬間」をひたすら切り取ったエッセイ。
「歴史の授業を受けいている瞬間」は思わず笑ってしまった。
『トレイシー』 中田 聖一著 講談社 【B】P381
戦争は国と国との文化の衝突だ。
何処かの出版社の社長が、太平洋戦争は
米国に対する文化的敗北だと言っていたが、この本を
読むと、正にその通り。
米国という国の底力の強大さを思い知らされた。
「はじめての宗教論 左巻」 佐藤 優 著 NHK出版 P.259 【E】
ラスプーチン佐藤さんの頭脳がいかに明晰かが瞬時に理解できる
ただし、宗教論の内容については、あまりにも難解で、わたしの稚拙な
頭脳では、ほぼ完璧に理解不能。
56 :
テタ(13☆5097):2011/05/05(木) 15:29:58.93
『ヨーロッパの誘惑』海野弘 丸善ライブラリー 260p
1920年代、1930年代のヨーロッパあれこれ。【C】
『数学は最善世界の夢を見るか?』イーヴァル・エクランド みすず書房 360p
いわゆる最小作用の原理のお話。【B】
57 :
明治郎:2011/05/09(月) 13:35:55.37
『美味礼讃』A
『林さんチャーハンの秘密』A
『たけくらべ』A
『にごりえ』A
『東海道居酒屋五三次』A
『第一阿房列車』B
いちいち、気になる本が出てきて、いっこうに原稿が進みません。
58 :
チョチョリーナ(1195):2011/05/09(月) 20:27:24.25
「国家債務危機」 ジャック・アタリ著 作品社 P.310 【B】
国家、主権者が借金を重ねるようになった歴史と、そうすることにより
顕在化する危機とその処方箋について分かりやすく説明している。
借金の歴史は特に面白く読める
社会福祉関係の予算についての説明で、この分野は需要が供給をうむのではなく
供給が需要を生むという説明には妙に納得した
59 :
テタ(13☆5458):2011/05/15(日) 17:38:00.55
『リトル・シスター』レイモンド・チャンドラー 早川書房 361p
村上春樹訳。【C】
「手にとるように哲学がわかる本」 甲田 烈著 かんき出版 P.349 【C】
ソフィーの世界も再読したほうがいいでしょうか?
61 :
テタ(13☆5982):2011/05/23(月) 15:42:50.08
『ぼくは猟師になった』千松信也 リトルモア 222p
京都での猟師の実際。【C】
『四つの四重奏』T・S・エリオット 岩波文庫 302p
詩集。宗教的。訳注はたくさん。【D】
62 :
テタ(13☆6208):2011/05/30(月) 21:01:40.54
『高校数学でわかる線形代数』竹内淳 講談社ブルーバックス 226p
これでは分からんでしょう。【D】
63 :
テタ(13☆6414):2011/06/07(火) 21:57:21.89
『夫殺し』李昴 宝島社 206p
台湾の小説。【C】
64 :
テタ(13☆6675):2011/06/14(火) 20:14:26.38
『わたしは英国王に給仕した』フラバル 河出書房新社 261p
チェコの小説。【C】
65 :
クロマ(1& ◆5QlQFP.YhgtO :2011/06/18(土) 03:34:58.06
『トーマの心臓』 森博嗣 メディアファクトリー p300 【c】
萩尾望都の原作を読んだことがないのでなんともいえないのだが…
もっと核心の部分を書くべきでは?と思った
終始、汽車からずっと景色を眺めているような気分だった。
66 :
クロマ(1& ◆5QlQFP.YhgtO :2011/06/18(土) 03:35:51.59
『トーマの心臓』 森博嗣 メディアファクトリー p300 【c】
萩尾望都の原作を読んだことがないのでなんともいえないのだが…
もっと核心の部分を書くべきでは?と思った
終始、汽車からずっと景色を眺めているような気分だった。
67 :
テタ(13☆6959):2011/06/25(土) 21:30:21.16
『てつがくを着て、まちを歩こう』鷲田清一 ちくま学芸文庫 284p
エッセイの寄せ集め。【C】
68 :
無名草子さん:2011/06/25(土) 23:47:26.91
69 :
テタ(13☆7162):2011/07/02(土) 21:06:50.93
『エッシャー・マジック』杉浦厚吉 東京大学出版会 203p
エッシャーの魔法の種明かし。【C】
70 :
テタ(13☆8012):2011/07/10(日) 10:27:55.21
『告白』町田康 中公文庫 850p
実録河内十人斬り。【B】
71 :
クロマ(1& ◆vD5rO35neZVQ :2011/07/10(日) 13:58:52.65
『東の海神 西の滄海』小野不由美 ホワイトハート文庫 【B】p319
荒野の国を栄えたくない、という場面が良かった。
読み終わって、つくづく今はこれでも平和なんだと思った。
読みかけの本が多すぎてここに書き込めてないのが…
一度全部綺麗に読み終わりたい
72 :
テタ(13☆8297):2011/07/18(月) 08:49:49.75
『うなドン』青山潤 講談社 285p
「アフリカにょろり旅」に続くエッセイ。【C】
73 :
テタ(13☆8673):2011/07/26(火) 21:49:46.13
『族長の秋』ガブリエル・ガルシア=マルケス 集英社文庫 376p
架空の国の独裁者の孤独。【B】
74 :
テタ(13☆8995):2011/08/05(金) 08:31:43.44
『完全なる証明』マーシャ・ガッセン 文藝春秋 322p
ポアンカレ予想を解決したペレルマンについて。旧ソ連でのユダヤ系への
待遇に関する記述が興味深い。【C】
75 :
テタ(13☆9257):2011/08/12(金) 22:38:02.69
『走ることについて語るときに僕の語ること』村上春樹 文春文庫 262p
走ることについてのエッセイ。【C】
参加します
『退出ゲーム』 初野晴 p294 角川文庫 【B】
『初恋ソムリエ』 初野晴 p301 角川文庫 【B】
爽やかな青春ミステリー。登場人物がみんな良いキャラしていて、セリフの掛け合いが面白かった。
『ビブリア古書店の事件手帖〜栞子さんと奇妙な客人たち〜』
三上延 p307 メディアワークス文庫【C】
安楽椅子探偵ならぬ、ベッドの上探偵
78 :
ゴン p282@1:2011/08/21(日) 03:52:32.23
参加します(^O^)ノ
博士の愛した数式 小川洋子
79 :
テタ(13☆9574):2011/08/21(日) 11:35:03.93
『ヤノマミ』国分拓 NHK出版 317p
アマゾンの、文明とほとんど接触のない部族のルポ。【C】
80 :
ゴン 2:2011/08/24(水) 05:09:43.01
伊豆の踊り子 川端康成
81 :
クロマ(2☆0679):2011/08/28(日) 18:25:11.08
『風の万里 黎明の空(上)』小野不由美 P348 講談社ホワイトハート文庫【B】
玉座についたものの国の行く末の為日々の自分に悩んでいる陽子。父母と公主の
座を剥奪され、奴隷のような日々に流されてゆく祥瓊。海客として流され言葉の通じ
ぬ世界で震えながら過ごす鈴。上巻ではこの3人が息の詰まるような場所から立ち上がるま
でを書く。下巻で上手いこと風呂敷を畳むことを願う。
『ことばはちからダ!―現代文キーワード―』河合出版 P208【C】
国語の大学受験対策本なのだが読み物としても中々面白い。評論文によく出る重
要なキイワードをかなり分かりやすく纏めている。何度も読み込めば評論文に対
する抵抗などあらゆるアレルギイが解消出来るであろうと思われる。
『超思考』幻冬舎 北野武 P204【C】
つい最近の大臣の発言や北野武からみた「最近のニュース」を通して武流の価値
観について語っている。北野武という人間が好きな人以外にはお薦めできない本
。芸術論の話のみ評価できる。
82 :
クロマ(2☆0679):2011/08/28(日) 18:27:38.77
『SPEED』 金城一紀 角川文庫 P301【B】
ザ・ゾンビーズシリーズ第三弾。家庭教師を殺されたお嬢様進学校の女子高生が
オチコボレ男子高生と事件の真相を探る。このシリーズの続きはもう出ないのか
?好きなのだが。
『徒然草』角川ソフィア文庫 P293 【A】
大学入試によく出る古典ランキング第2位の作品。親しみやすい訳や解説と絵があ
るので初心者にもとっつきやすい。正直、受験の為に読んだのだが、現代にも通
じるものが殆どで驚いた。古典に抵抗がある人は読み流すだけでも次、問題に取
り組んだとき感覚が大きく変わる事請け合いだ。
83 :
クロマ(2☆0679):2011/08/28(日) 18:29:21.25
『難関大学も恐くない-受験は要領-たとえば、数学は解かずに解答を暗記せよ』
和田秀樹 PHP文庫 P264 【C】
受験勉強というものに対してを肩の力を抜いて考えさせられるような本。実践で
きるような受験勉強の工夫が沢山ちりばめられており、学べる部分が多い。この
本で受験とは論理的思考を養うだけではなくコストパフォーマンスを高める工夫
や要領のよさを学ぶことでもあると思った。ただ現代文は対処法が少な過ぎるし
もっといい方法がある。数学は現在の著者の考え方と異なるので、「数学は暗記
だ」と併用したほうがいいかも知れない。この本には例えば「丸暗記」という表
現が多々見られるがこのような言葉を鵜呑みにしてしまうような人は読まない方
が懸命。
84 :
テタ(14☆269):2011/08/29(月) 08:36:49.16
クロマさん、完走おめでとうございます。
『数学ガール 乱択アルゴリズム』結城浩 ソフトバンククリエイティブ 477p
数学小説。【C】
『Amazonランキングの謎を解く』服部哲弥 化学同人 218p
Amazonの売上ランキングがどのように算出されているか、数理モデルを提案。【B】
85 :
クロマ(2☆0790):2011/08/29(月) 20:55:51.52
『クジラと海とぼく』 アリス館 水口博也 P111 【C】
今年の小学生の課題図書に指定された本。現在は写真家・海洋ジャーナリストと
して活躍している作者が「クジラ」に関する研究がまだ日本では進んでいなかっ
た時代にどのようにしてクジラに魅せられていきこの仕事についたのかを書く。
少年時代にウミガメの産卵を見たことや大学で自分に興味のある体験が出来たこ
と等々。小学生が読むには結構重たいと思った。
86 :
クロマ(2☆0790):2011/08/29(月) 22:58:16.05
。『徒然草』角川ビギナーズ・クラシック P293 【A】(→2☆0679)
大学入試によく出る古典ランキング第2位の作品。親しみやすい訳や解説と絵があ
るので初心者にもとっつきやすい。正直、受験の為に読んだのだが、現代にも通
じるものが殆どで驚いた。古典に抵抗がある人は読み流すだけでも次、問題に取
り組んだとき感覚が大きく変わる事請け合いだ。
度々すみません。これで最後です。ページ数も合ってるはず。
『空想オルガン』 初野晴 P286 角川書店 【B】
ハルチカシリーズ第3弾 。普門館を目指すチカたちと、その周辺の人々に纏わる日常の謎。
ハルタのロビンソン漂流記には声を出して笑ってしまった。かなり好きなシリーズ。
88 :
テタ(14☆779):2011/09/03(土) 11:36:09.73
『陽気な黙示録』佐藤亜紀 ちくま文庫 510p
エッセイ集。歯切れはいいが、金太郎飴的。【C】
89 :
テタ(14☆1059):2011/09/07(水) 21:18:04.91
『眠り猫』花村萬月 徳間書店 280p
小説。拙い。【D】
90 :
テタ(14☆1419):2011/09/12(月) 19:57:49.88
『金属人類学入門』赤瀬川原平 日本カメラ社 301p
エッセイ。久しぶりに読んだが、やっぱり面白い。【C】
『イスラム芸術の幾何学』ダウド・サットン 創元社 59p
読む前に思っていたのとちょっと違った。【D】
91 :
無名草子さん:2011/09/13(火) 19:08:14.62
まとめサイトの編集したい
92 :
無名草子さん:2011/09/14(水) 17:02:48.15
参加しようかな
93 :
無名草子さん:2011/09/14(水) 18:41:21.11
94 :
テタ(14☆1620):2011/09/19(月) 16:10:05.98
『ちょっと触っていいですか 中古カメラのススメ』赤瀬川原平 筑摩書房 201p
これはイマイチ。【C】
95 :
クロマ(2& ◆spjEIXVc3c :2011/09/23(金) 22:58:59.19
『絡新婦の理』 京極夏彦 講談社文庫 p1374 【A】(2回目)
感想は前スレで書いたので省略。
傑作だと思う、ただ前置きが長すぎてトリックを知る前にどんな事件だったか忘れたりしなかったり
96 :
テタ(14☆1809):2011/09/27(火) 21:35:18.51
『コマの科学』戸田盛和 岩波新書 189p
【C】
97 :
テタ(14☆2045):2011/10/04(火) 22:29:59.27
『イスラーム生誕』井筒俊彦 中公文庫 236p
ムハンマドについて。【C】
98 :
クロマ(2☆2532):2011/10/09(日) 18:05:06.29
『風の万里 黎明の空(下)』小野不由美 ホワイトハート文庫 P368【B】
途中までは楽しく読めたのだが戦いの終結の仕方がちょっとご都合主義?な感じ
が…。段々進むごとに言いたい事が説教臭くなっている気がする。
99 :
テタ(14☆2544):2011/10/16(日) 09:59:04.74
『海の上のピアニスト』アレッサンドロ・バリッコ 白水uブックス 153p
【C】
『中世の再発見』網野善彦+阿部謹也 平凡社ライブラリー 346p
対談。【C】
100 :
テタ(14☆2869):2011/10/23(日) 11:56:42.18
『暢気眼鏡・虫のいろいろ』尾崎一雄 岩波文庫 325p
短篇集。【C】
101 :
無名草子さん:2011/10/29(土) 01:17:00.32
ほしゅ
ひさびさに参戦
『ヤバい経済学』 スティーブンレヴィット p336 【B】
不動産屋が自分の家を売ったときの値段と客の家を売ったときの値段の
比較、1990年代に北米で少年犯罪が減った理由、銃とプールの危険度
比較、マフィアの経済、日本の相撲の八百長などを統計学的に調査、
解説する。ベストセラー本のようだけどなかなか面白かった。
ちょっとデータの解釈とか胡散臭さがあるような気はするけど読み物と
してかなり面白い。
103 :
テタ(14☆3122):2011/10/30(日) 15:29:43.72
『ルネサンスの謝肉祭』成瀬駒男 小沢書店 192p
ルネサンス期の版画家ジャック・カロについて。【D】
『日常にひそむ数理曲線』佐藤雅彦+ユーフラテス 小学館 61p
「理」が現れる瞬間、感じるのは知識の確認といった生やさしいものではなく、
「畏れ」である。
【C】
104 :
無名草子さん:2011/10/31(月) 15:30:10.68
また一から立ち上げなくちゃいけないんだよ〜
105 :
テタ(14☆3382):2011/11/06(日) 09:40:53.89
『ジーヴズの事件簿』P・G・ウッドハウス 文春文庫 260p
短篇集。【C】
『超ヤバい経済学』 スティーブンレヴィット p338 【C】
前作とは変わり何だかだらだらして長ったらしい文章で読みづらい。
中身忘れてしまった・・・
『邪宗門 上』 高橋和巳 p568 【D】
面白くなくはないけど何といってもくどくて読みつかれる。
旧仮名遣いとかうざい
107 :
テタ(14☆3604):2011/11/15(火) 20:47:13.68
『X線が拓く科学の世界』平山令明 ソフトバンククリエイティブ サイエンス・アイ新書 222p
【C】
参加します。
『知的生産の技術』梅棹忠夫 岩波新書 218p 【A】
買って良かった。
『新美南吉童話集』千葉俊二編 岩波文庫 315p 【C 】
懐かしい。
『鹿鳴館』三島由紀夫 新潮文庫 353p 【A】
最高におもしろい。
『なぜ株価は値上がるのか』 矢口新 p214 【C】
なぜ株価が上がるかについては1ページぐらいしか書いてない、
その他は初心者向け
『女二人のニューギニア』 有吉佐和子 p263 【B】
昭和40年代未開の地に入る2人の女、昭和40年代の未開人種の様子が
わかり興味深い。おもしろい旅行本。
『カラマーゾフの兄弟上』 ドストエフスキー p667 【D】
話の展開がわかりにくいというか文章が読みにくくて労力がいる
110 :
テタ(14☆4047):2011/11/23(水) 09:20:12.17
『超伝導ナイトクラブ』村上龍 講談社 443p
バブルのころのにおいがプンプンする。【C】
111 :
テタ(14☆4412):2011/11/30(水) 20:49:45.83
『日の名残り』カズオ・イシグロ ハヤカワepi文庫 365p
【B】
112 :
テタ(14☆4769):2011/12/07(水) 21:09:53.43
『アンティキラ 古代ギリシアのコンピュータ』ジョー・マーチャント 357p
沈没船から引き上げられた謎の遺物。【C】
113 :
クロマ】(2☆2906):2011/12/09(金) 20:20:56.47
『アルキメデスは手を汚さない』 小峰元 講談社文庫 P374【C】
東野がエッセイで好評してたので一読。
「手を汚さない」というタイトルなのでてっきり直接手を下さず人を殺めた犯人がいるのかとずっと思っていたのだが…。
今となってはこの小説は至って普通になってしまった気がする。
『NHK受信料は拒否できるのか』 土屋英雄 p205 【B】
NHK受信料は憲法違反との観点で検討する。単に理屈こねてるだけに
見えるけど知らなかったことが多くてなかなか興味深かった
『ツキの絶対法則』 内藤誼人 p206 【C】
ギャンブル本と思ったら自己啓発本だった。信じる者は救われる的
言い回しはどうなのかと思うし自分の都合いいデータを集めてきて
語ってるだけにも見えるけどいろいろ面白いことも書いてあるので
『数学ができる人はこう考える』 シャーマンスタイン p244 【C】
平行な線が引かれているところに針を落として線と交差する確率や
2点差で勝ちとなる試合で平均何試合戦うと勝負がつくかなどを
計算する。数学の面白さがなんとなくわかってくる?
『税金のしくみ』 須田邦裕 p213 【C】
税金について解説している。一冊で基本的なところがだいぶわかる気がする?
115 :
テタ(14☆5067):2011/12/18(日) 17:35:08.71
『世界をやりなおしても生命は生まれるか?』長沼毅 朝日出版 298p
高校生向けの講義の模様。【C】
『極秘捜査』 麻生幾 p380 【C】
オウムに対する警察捜査をレポートしたもの、まあ面白いけど
週刊誌記事のような大げさな表現や回りくどさ、ねちっこさが鼻につく
『ガダラの豚』 中島らも p380 【B】
エンタメアクションもの、I-IIIまであって、それぞれ独立した
ストーリーからなる、ひさびさに当たりの小説、IIIまで一気読みした
『ドクトルまんぼう航海記』 北杜生 p235 【B】
昭和40年ごろマグロ漁船に船医として乗る航海記、死語満載
『ついていったらこうなった』 多田文明 p191 【C】
キャッチセールスとかについていったらという体験話、どうなるかは
わかるけど、彼らの話術とかもっと詳細に書いてほしかった
『分身』 東野圭吾 p372 【C】
双子の姉妹が引き離されて育てられる理由が明らかになるという話
初参戦します
■下山の思想(五木寛之)(200Pくらい)
評価 ☆☆☆☆【C】
文字数少なめ、サクサク読めた
世代が違うと理解し辛い場所がある、戦争の時代を生きた人なら共感できるそう
現代社会を下山の時代に例えてる点が面白かった
■チーズはどこへ行った?(スペンサー) P100
評価 ☆☆☆☆☆【B】
「挑戦力」を養う物語
自己啓発書を何冊か読んでいる人には不要
失業者の自分には耳が痛い話である
会社や人間関係にひたすら依存してる人はドキリとできるかも
■行動できない人の心理学(加藤諦三) P200
評価 ☆☆☆☆【C】
少し説教臭い
少し口説い
でも少し為になる
119 :
無名草子さん:2011/12/19(月) 21:19:42.23
てすと
テスト
てすと
てすと
テスト
■いじめに負けない心理学(加藤諦三) P200
評価 ☆☆☆☆【C】
読みやすい
自分が苛められていたことに気づく
それこそが負けない心理学だということ
■100%幸せな1%の人々(小林正観) P250
評価 ☆☆☆☆☆【B】
ありがとう運動の開祖
少し胡散臭いが、それでも面白い
ブラシーポ効果を独自の世界観で表現している
あとがきで感動した
■20代で絶対学んでおくべき心理術(内藤 誼人) P200
評価 ☆☆☆☆【C】
当たり前のことが書いてあるが、どれも必要なことばかり
著者にしては意外と心理学データが少なく
実体験などが多いので逆に説得力がある
■気持ちが楽になる50のヒント (中谷彰宏) P100
評価 ☆☆☆☆【C】
20分くらいで読める
逆転の発想のヒントがたくさん書かれている
■お金のかからない222の大人のプレゼント (中谷彰宏) P100
評価 ☆【E】
15分くらいで読める
当たり前のことに感謝するためのヒントが
箇条書きでたくさん紹介されている
■斎藤一人 幸せの名言集 (斎藤一人) P170
評価 ☆☆☆☆☆【B】
すぐに読める、心が安らぐ
斎藤一人氏の教えがたくさん
あいだみつおチック
■心を整える。 (長谷部) P230
評価 ☆☆☆☆【C】
自己啓発・メンタルトレーニング本かと思いきや
サッカー生活メインの自叙伝の要素が強い
ミスチルや本紹介など、庶民も共感しやすい内容も盛り込まれてる
124 :
未来完了・脱ニート(2000):2011/12/20(火) 18:13:21.90
■小さいことにくよくよするな! (リチャード・カールソン著、小沢瑞穂訳) P230
評価 ☆☆☆☆☆【B】
サクサク読めるが、読みごたえもあるスルメ本
自分の死を見つめなおすなど、少し違った視点を持つことで
これまでのストレスが小さなことだと感じることができる
>>124訂正
×P230
○P250
■きっと良くなる! (本田健) P250
評価 ☆☆☆【D】
多少宗教臭く内容も薄いが
励まされる本
前向きなことがたくさん書いてある
126 :
テタ(14☆5323):2011/12/21(水) 21:47:46.29
『グランド・ブルテーシュ奇譚』バルザック 光文社古典新訳文庫 256p
短篇集。【C】
『閉鎖病棟』 帚木蓬生 p295 【C】
前置き長いな・・・オチは、と思ったら終わってしまった
死刑関連本とは思ってもみなかったけど
『ダークゾーン』 貴志祐介 p491 【B】
奨励会三段棋士がクリムゾンのように将棋型対戦ゲームに参加する。
対戦相手はライバル棋士、これは夢か現実か・・・しかしオチが青の炎とは。
『パチンコがなくなる日』 POKKA吉田 p189
良書が少ないパチンコ関係の本としては出色。謎の多い業界の裏側を活写。
筆者はパチンコ業界紙の出身。
『パチンコで生きていく技術』 ヒロシヤング p239
パチプロとはそもどういう人種か?どうして食っているのかという好奇心を
満たすのには最適の本。
「パチプロでハッピーな人生を全うした人はいない」という指摘は重い。
『弱い日本の強い円』 佐々木融 p253
なぜ不況なのに円高なのか。誰もが思う不思議に、マクロ経済の視点から
明快に論証。一流の金融プロは実はなかなか本を書いてくれないのでその
点でもこの本は非常に貴重。
129 :
テタ(14☆6338):2011/12/28(水) 08:26:52.41
『ダンゴムシに心はあるのか』森山徹 PHPサイエンス・ワールド新書 223p
納得しかねる議論。【C】
『平台がおまちかね』大崎梢 創元推理文庫 312p
コージーミステリー。【C】
『電子本をバカにするなかれ』津野海太郎 国書刊行会 287p
書物五千年史のなかで今日のデジタル化を捉え直す。【C】
『ビリー・ザ・キッド全仕事』マイケル・オンダーチェ 国書刊行会 193p
ビリー・ザ・キッド伝説。【D】
130 :
無名草子さん:2011/12/28(水) 15:10:47.62
131 :
テタ(14☆6599):2012/01/04(水) 08:22:31.05
明けましておめでとうございます。
『新解さんの謎』赤瀬川原平 文藝春秋261p
中途半端。【C】
おめでとうございます
『家畜人ヤプー』 沼正三 p652 【C】
2000年後の世界は白人が黒人、日本人を支配する社会、その世界から
現代に来たUFOに日本人男、白人女のカップルが出会って連れ去られ、
日本人男は家畜化されてしまう。不条理系、読み疲れる。
『P.I.P.』 沢井鯨 p507 【B】
中学の教師がカンボジアに行き、騙されて刑務所に入れられる。
その過程でカンボジアの特性みたいなものを理解していく。
カンボジアのイメージがかなり悪くなった。ドタバタ劇とか
あるが刑務所とかの描写が細かいところがなかなかいい。
『上海の西、デリーの東』 素樹文生 p381 【C】
90年代のアジア旅行記、著名なバックパッカー宿を渡り歩く感じ
旅行記としてはまあまあ?90年代のアジアの田舎ぶりがいい感じ、
ハノイに3階以上のビルがないとか
『変身』 東野圭吾 p382 【C】
ある男が事件に巻き込まれ頭部に銃弾を受けて脳移植手術を受ける。
徐々に移植された脳の影響を受けて人格が変わってしまう。
『千里眼』 松岡圭祐 p572 【C】
新興宗教の信者が自衛隊基地からミサイルを打つなどで
政府を脅す、一方で房総半島の巨大観音像にその信者たちが
お参りをする、その謎をベテランカウンセラーと主人公となる
その弟子が解く。現実味がないアクションとかが好きになれないか。
『恍惚の人』 有吉佐和子 p437 【C】
ボケ老人の話。痴呆症問題の先駆けとなった本?不安煽ってる感がある
『コインロッカーベイビーズ』 村上龍 p257 【D】
コインロッカーに捨てられた2人の赤ん坊の話、村上龍ワールドについていけず
『真剣師小池重明』 団鬼六 p315 【C】
真剣師小池の生涯を書く。昔見たTVの方が面白かったかな。棋譜解説とかに
した方がよかったかもしれない。どうしようもないおっさん感が支配的に
『旅券のない旅』 胡桃沢耕史 p254 【C】
戦時ハルピンでした約束を40年後に確認するノンフィクションぽい話
日本と中国とロシアとアヘンの話、戦時の無法地帯っぽい話が面白い
事実に脚色を加えたという感じ?
134 :
無名草子さん:2012/01/05(木) 22:42:38.61
test
『スカイ・クロラ』中公文庫 森博嗣 P304【D】
空気を楽しむための小説といえばこれもラノベに分類できるのだと思う。
この作者の初期のすっきりした言い方が好きだったのに何故こうもポエム臭くなってしまったのか…
ミニタリーが好きな人なら楽しめると思う
136 :
テタ(14☆6810):2012/01/11(水) 17:50:08.47
『ぼくのともだち』エマニュエル・ボーヴ 白水社 211p
ナイーヴすぎて、痛々しい。【C】
『暗渠の宿』西村賢太 p158
『二度とはゆけぬ町の地図』西村賢太 p165
私小説。独特の西村節ともいえる語り口で読みだしたら
とまらない。赤裸々なのが好きな人にオススメ
138 :
テタ(14☆7243):2012/01/20(金) 21:40:25.24
『ドローンズ・クラブの英傑伝』P・G・ウッドハウス 文春文庫 433p
ユーモア小説。【C】
参加します。
『失敗の本質』戸部良一ほか 中公文庫 413p 【B】
『悪の教典上』 貴志祐介 p434 【C】
さわやかな人気高校教師が実は悪事を重ねる殺人犯、貴志祐介版模倣犯
みたいな感じ?
『天使の囀り』 貴志祐介 p445 【C】
アマゾンの奥地から帰ってきた恋人が狂って自殺、他にも関連なさそうな
ところで異常自殺が発生する。寄生虫の話とか、絵が見たい作品。
『株価操縦』 相場英雄 p369 【C】
プロレスと新聞記者と情報を利用して相場を操縦する男の話。
無理やりな締め方が気に入らず。
『プラナリア』 p266 山本文緒 【C】
恋愛小説系短編集、著者紹介に何気ない日常から時代を切り取る観察眼と
書かれていたがそんな感じ。なかなか面白かった。直木賞?外れ少ないか?
『六号病棟・退屈な話』チェーホフ 岩波文庫 391p 【B】
『世論(下)』リップマン 岩波文庫 297p 【B】
5年越しで積んでたのがようやく片付きました。すっきり。
『李朝残影』 梶原季之朝鮮小説集 p363 【B】
朝鮮育ちの著者ならではの朝鮮の匂いを感じさせる
時折取ってつけたような植民地支配に対する批判が差し込まれるのが残念
『どうで死ぬ身の一踊り』 西村賢太 p235 【B】
『寒灯』 同 p150 【C】
西村のいつもの私小説。同棲話中心。後者はややマンネリ
『ビブリア古書堂の事件手帖』 三上延 MW文庫 P307【C】
良くも悪くも台本みたいな小説だった。
犯人に違和感がある、というのには同意。
ラノベとしては面白いのかも知れないがミステリとしてはお粗末か。
割と地味な内容な印象。
『46番目の密室』 有栖川有栖 講談社文庫 P343 【B】
作家アリスシリーズ第1弾。
余り推理小説はまだ読んでいませんが、「意図的にした」と「偶然」の違いが面白いと思った。ネタバレになるので詳しくはやめておく。
『パプリカ』 筒井康隆 新潮文庫 P475 【C】
今敏の映画を先に見てしまったのだが中々ボリュームがあった。
ある意味手に汗握るというか。
前半はサクサク進んだのが好きだったのに後半の朧目な文章は結構苦痛だった。
しかし最後まで読んでそれがわざとだという事に気付いた。
『グランド・フィナーレ』 阿部和重 講談社 p200 【C】
最愛の娘を失ったロリコン男が二人の少女と出会う話。
ロリコン男なのに普通に身近に感じられて怖かった。
終わり方はバッドなのかハッピーなのか捉え方が人によって変わると思った。
ちなみに私はバッドエンド派です。
『贋世捨人』車谷長吉 P241【B】
半自叙伝的私小説。昭和史的要素もあり。
前半の緊張感に比べ後半やや駆け足の観。
『白痴群』車谷長吉 P252【B】
私小説短編集。初期の表題作と中期以降の作品の混交。
中期以降の作品のほうが手馴れて読みやすいが表題作の
描写の積み重ねも捨てがたい。「武蔵丸」は川端康成賞。
『飆風』(ひょうふう)車谷長吉 P200【B】
私小説3編+小説論。
表題作は名作「赤目四十八瀧心中未遂」成立前夜の神経を病んだ
時代の話。
立て続けに車谷長吉の私小説を読んだがこの人の作品には凄味がある。
自他ともに平気で切る迫力。これからもどんどん読みたい。
146 :
テタ(14☆7879):2012/02/22(水) 22:34:18.11
『小澤征爾さんと、音楽について話をする』小澤征爾×村上春樹 新潮社 375p
対談。【C】
『舟を編む』三浦しおん 光文社 261p
辞書編集者が主人公。【C】
『古い玩具・チロルの秋・牛山ホテルほか』岸田國士 ハヤカワ演劇文庫 409p 【C】
『巴里の空の下オムレツのにおいは流れる』石井好子 河出文庫 253p 【C】
『後世への最大遺物・デンマルク国の話』内村鑑三 岩波文庫 142p 【C】
三冊目は薄い講演録なのですぐ読めました。
148 :
テタ(14☆8297):2012/03/05(月) 16:07:30.39
『ゼロから始める都市型狩猟採集生活』坂口恭平 太田出版 181p
要はホームレス生活の仕方。【C】
『コルシア書店の仲間たち』須賀敦子 文春文庫 237p
エッセイ。【C】
149 :
テタ(14☆8776):2012/03/11(日) 09:11:10.99
『青年のための読書クラブ』桜庭一樹 新潮文庫 257p
最初の文体に違和感を感じた。わざとか。【C】
『島の時間』赤瀬川原平 平凡社 222p
旅行記。【C】
150 :
テタ(14☆8918):2012/03/18(日) 09:22:48.12
『ひまわりの螺旋』来嶋大二 共立出版 142p
ひまわりの種のつくる螺旋の考察。【B】
151 :
無名草子さん:2012/03/24(土) 20:52:36.54
test
152 :
クロマ(2☆5735):2012/03/24(土) 21:02:14.97
『ロシア紅茶の謎』 有栖川有栖 講談社文庫 P331 【C】
国名シリーズ第1弾。
この作者、氷のトリック好きだなぁと思った。
どれも長編にでも出来そうなのばかりなのは流石です。
『日曜の夜は出たくない』 倉知淳 創元推理文庫 現代日本推理小説 P404 【C】
こちらも短編ミステリ。
蛇足のページが本当に蛇足です。
一番最初のは物理的に無理だと思うのだが…
『ビブリア古書堂の事件手帖2 栞子さんと謎めく日常』 三上延 メディアワークス文庫 P257 【C】(→2☆5527)
いきなりおっぱいおっぱい言い出したのが衝撃的だった。
話を進めるごとにご都合主義になっていく気がした。
『蝶々の纏足・風葬の教室』 山田詠美 新潮文庫 p208 【A】
3つの短編集を収録したもの。
3つの共通点は引っ越したばかりでまだ新しい場所になじめていない女の子が少女になって、女になるまでの軌跡という事。
153 :
テタ(14☆9723):2012/03/25(日) 09:09:49.12
『フランス・プロテスタントの反乱』カヴァリエ 岩波文庫 570p
18世紀の記録。縁遠い話であった。【C】
『岡潔』高瀬正仁 岩波新書 235p
評伝。【C】
154 :
テタ(15☆280):2012/03/31(土) 08:06:32.47
『むずかしい愛』イタロ・カルヴィーノ 福武書店 184p
短編集。【D】
『朝永振一郎著作集別巻2 日記・書簡』みすず書房 373p
滞独日記がおもしろい。【C】
155 :
テタ(15☆518):2012/04/07(土) 17:23:10.12
『虫に追われて』川村俊一 河出書房新社 238p
昆虫標本商のエッセイ。【D】
『ちいさいモモちゃん』松谷みよ子 講談社文庫 276p
言葉だけだと頭が焼き切れそうになる。やっぱり挿絵がほしい。【B】
『いま集合的無意識を、』神林長平 早川文庫 242p
ネットワーク共有、識域下世界を軸にした少し雑多な短編集。
「ぼくの、マシン」が収録されてほくほく。【C】
『東京の空の下オムレツのにおいは流れる』石井好子 河出文庫 284p
料理随筆の続編。前著からつづけて読んだので20年の時間跳躍が強く印象に残った。【C】
157 :
テタ(15☆748):2012/04/15(日) 14:26:24.04
『目利きのヒミツ』赤瀬川原平 岩波書店 230p
エッセイ。【D】
158 :
無名草子さん:2012/04/16(月) 00:24:51.02
創価会員minaotehonです。
minaotehon
のgooblogを御覧下さい。
趣味人では本名を縮めた名前 てみ で書いております。
真のカルトはどこなのか、様々な経験の事柄に創価学会が関わりなのか、
日々精神的苦痛を受けております。
あまりにもの日々に、この様々な経験の事実を雑誌社に気づいて頂きたいと別の事柄で売り込みもしましたが 権力がうやむやにしたのでありましょう。
gooblogは荒れた文章が大半ですけれど。
御覧頂きご助言頂けますとさいわいです。
159 :
テタ(15☆986):2012/04/23(月) 22:18:55.72
『素顔の南方熊楠』谷川健一・中瀬喜陽・南方文枝 朝日文庫 238p
業績よりも人間性に重点を置いた紹介。【C】
『風味絶佳』 山田詠美 文春文庫 P257 【B】
決して料理小説ではないがタイトルのせいか美味しそうな食べ物がよく出てくる短編集。
「春眠」のオチは凄く好きなんだが出てくる女に苛々した。
『英国庭園の謎』 有栖川有栖 講談社文庫 P327 【C】
交際相手に対しての脅し、という動機が多い気がするこの作家。
しかし中々ハズレがないしすんなり理解できる。
『はじめての文学 宮本輝』 宮本輝 文藝春秋 P249 【B】
宮本輝を読んだことがない人に良作な短編だけを揃えた有難い本。
「星々の悲しみ」がは街の匂いとか明るさとかが浮かび上がるよう。どれも終わり方にはっ、とさせられる。
『これからの「正義」の話をしよう』マイケル・サンデル ハヤカワ文庫 475p 【B】
ベストセラーだけあって面白かった。訳が読みやすい。
ベンサムとミルまではわかりやすかったが、カントとロールズに入ってからが面倒。
『思考の整理学』外山滋比古 ちくま文庫 223p 【C】
83年時点での指摘予測が結構当たっている。
162 :
テタ(15☆1492):2012/05/05(土) 17:56:22.47
『マイナス50℃の世界』米原万里 清流出版 125p
米原万里の処女作の復刊。大黒屋光太夫の軌跡を追うテレビ番組の話。
【C】
『北の十字軍』山内進 講談社学術文庫 381p
ヨーロッパ拡大の源流。【C】
『放課後の音符(キイノート)』 山田詠美 新潮文庫 P187 【C】
『邪魅の雫』 京極夏彦 講談社文庫 P817 【A】
『十項だけ読んでごらんなさい。十項たって飽いたらこの本を捨てて下さって宜しい。』 遠藤周作 新潮文庫 P175 【C】
『きみが見つける物語 放課後編』 角川文庫編集部 P214 【D】
『ターン』 新潮文庫 北村薫 P418 【B】
『東大家庭教師が教える頭が良くなる勉強法』 吉永賢一 中経出版 P207 【C】
『神林長平トリビュート』虚淵玄・円城塔・辻村深月ほか ハヤカワ文庫 331p 【B】
豪華。
『虐殺器官』伊藤計劃 ハヤカワ文庫 414p 【C】
「地獄の黙示録」と「神狩り」。押井守版「機動警察パトレイバー」がもう一度見たくなる。
『功利主義者の読書術』佐藤優 新潮文庫 445p 【C】
165 :
テタ(15☆1749):2012/05/16(水) 21:56:01.66
『誕生日の子どもたち』トルーマン・カポーティ 文春文庫 257p
短編集。【C】
166 :
テタ(15☆2023):2012/05/24(木) 21:20:14.78
『桜もさよならも日本語』丸谷才一 新潮文庫 274p
評論集。【B】
167 :
テタ(15☆2300):2012/05/30(水) 21:46:05.51
『アポリネール傑作短篇集』アポリネール 福武文庫 277p
【D】
168 :
テタ(15☆2675):2012/06/06(水) 16:48:18.49
『ドン・キホーテ』セルバンテス 岩波少年文庫 375p
抄訳。【C】
『モモちゃんとアカネちゃん』松谷みよ子 講談社文庫 293p 【B】
『アカネちゃんの涙の海』松谷みよ子 講談社文庫 289p 【B】
『日本の歴史をよみなおす』網野善彦 ちくま学芸文庫 409p 【C】
お初。
『硝子のハンマー』貴志祐介 角川書店 491p 【C】
貴志祐介の推理ものは初めて読みました。このジャンルに精通してるわけでもなく、読書量が多いわけでもないので【C】評価。読みやすく、2部構成なので最後まで飽きませんでした。
『青の炎』貴志祐介 角川書店 395p 【C】
説明が若干専門的で軽くダレます。最後は考えさせられました。
『KAGEROU』斎藤智裕 ポプラ社 232p【D】
今更ながら。
星新一テイストの作品で、それを一冊に膨らませたような作品。ギャグと変な文章さえ無ければそこそこだったと。
173 :
テタ(15☆3022):2012/06/15(金) 21:20:51.82
『ポートレイト・イン・ジャズ』和田誠 村上春樹 新潮文庫 347p
ジャズメンにまつわるエッセイ。【C】
『こころ』夏目漱石 新潮文庫 327p【A】
175 :
テタ(15☆3316):2012/06/23(土) 20:31:56.11
『料理人』ハリー・クレッシング ハヤカワ文庫 294p
【C】
『チェーホフ集 結末のない話』チェーホフ ちくま文庫 415p 【C】
『昔話と日本人の心』河合隼雄 岩波書店 371p 【C】
めんどくさいが面白い。
177 :
テタ(15☆3637):2012/06/30(土) 20:56:52.58
『連分数のふしぎ』木村俊一 講談社ブルーバックス 321p
わかりやすい。【B】
178 :
テタ(15☆3937):2012/07/07(土) 11:00:47.88
『バイオパンク』マーカス・ウォールセン NHK出版 300p
コンピュータハッカーの次にくるバイオハッカーの生態。【C】
ホシュ
180 :
テタ(15☆4182):2012/07/22(日) 17:46:43.98
『どこにでも居る幾何』井ノ口順一 日本評論社 245p
校正が杜撰。【D】
181 :
テタ(15☆4603):2012/07/29(日) 07:59:46.59
『しゃべれども しゃべれども』佐藤多佳子 新潮文庫 421p
【B】
182 :
テタ(15☆4960):2012/08/05(日) 09:05:43.58
『理系の子』ジュディ・ダットン 文藝春秋 357p
サイエンスフェアとは。【B】
183 :
テタ(15☆5121):2012/08/12(日) 08:27:34.05
『ひと月の夏』J・L・カー 白水uブックス 161p
【C】
『ボッコちゃん』星新一 新潮文庫 307p【B】
185 :
テタ(15☆5692):2012/08/21(火) 09:12:05.22
『ブラス・クーバスの死後の回想』マシャード・ジ・アシス 光文社古典新訳文庫 571p
ブラジルの小説。【C】
186 :
テタ(15☆6014):2012/09/05(水) 21:30:38.63
『書店はタイムマシーン』桜庭一樹 創元ライブラリ 322p
読書日記。【C】
187 :
テタ(15☆6366):2012/09/10(月) 08:38:29.02
『ウェイクフィールドの牧師』ゴールドスミス 岩波文庫 352p
イギリスの小説。【C】
『宇宙のあいさつ』星 新一 新潮文庫 391p【C】
『玩具修理者』小林泰三 角川ホラー文庫【A】
『使命と魂のリミット』東野圭吾 角川文庫 452p 良くも悪くも陳腐なのが好きな方に。【C】
『消失・神様とその他の変種』ケラリーノ・サンドロヴィッチ ハヤカワ演劇文庫 484p
【C】
『幽談』京極夏彦 MF文庫 278p 【C】
『巴里の憂鬱』ボードレール 新潮文庫。188p 【C】
『医師がすすめる男のダイエット』井上修二 集英社新書 187p【D】
年配サラリーマンの方でハッとされる方は多いと思います
195 :
テタ(15☆6800):2012/10/01(月) 21:23:32.12
『巴之丞鹿の子―猿若町捕物帳』近藤史恵 光文社時代小説文庫 209p
捕物帳。【C】
『サロメ』ワイルド 光文社古典新訳文庫 225p
【C】
196 :
テタ(15☆7321):2012/10/05(金) 21:13:35.13
『どうして僕はこんなところに』ブルース・チャトウィン 角川文庫 521p
旅行譚。【C】
『夢を見るたびに毎朝僕は目覚めるのです』村上春樹 文春文庫 586p 【C】
インタビュー集。
198 :
テタ(15☆7840):2012/10/13(土) 20:27:04.81
『世界童謡集』西條八十 水谷まさる訳 富山房百科文庫 519p
1924年に出版されたものの復刻版。【C】
『姑獲鳥の夏』京極夏彦 講談社文庫 630p【C】
200 :
テタ(15☆8111):2012/10/19(金) 20:29:26.51
『宇宙怪人しまりす 医療統計を学ぶ 検定の巻』佐藤俊哉 岩波科学ライブラリー 116p
宇宙怪人が地球征服にやってくる、という設定。【C】
『作家の本棚』ヒヨコ舎 アスペクト文庫 155p
【C】
『トパーズ』村上龍 角川文庫 222p 短編集【D】
『人獣細工』小林泰三 角川ホラー文庫 260p 短編集【B】
『魍魎の匣』京極夏彦 講談社文庫 1060p 【B】
『ツナグ』 辻村深月 新潮文庫 441p【C】
『肉食屋敷』 小林泰三 角川ホラー文庫 219p 【C】
『夜市』恒川光太郎 角川ホラー文庫 218p【C】
『浮標』三好十郎 ハヤカワ演劇文庫 221p 【C】
『押入れのちよ』荻原浩 新潮文庫 377p【C】
何処か悲しく何処かほっこりとする。
『狂骨の夢』京極夏彦 講談社文庫 982p【C】
よく思いつくなーと思う
『八月の路上に捨てる』伊藤たかみ 文春文庫 175p【D】
芥川賞受賞かぁ…という感じ。つまらないとは思わないけど、取り立てて惹かれなかった。文学に疎いからかもしれない。疎いから
『レインツリーの国』有川浩 新潮文庫 238p【C】
初有川浩。解説に同著者他作品の少々のネタバレあり。最初は陳腐に(作品が陳腐ということではなく)ロマンチックという言葉が浮かんだが、何となくそう言い切りたくはない。関西人と一度関わってみたいと思った。
210 :
テタ(15☆8333):2012/11/26(月) 20:50:38.28
『ポロポロ』田中小実昌 中公文庫 222p
短編集。【C】
211 :
無名草子さん:2012/11/27(火) 22:27:01.61
■
通名の方々:
NHK
TBS・JNN・ニュースバード(NewsBird)
テレビ朝日・ANN
日本テレビ・NEWS24・NNN24
フジテレビ・FNN
共同通信(Kyodo・47News)・時事通信
新聞(朝日新聞・毎日新聞・読売新聞・産経新聞・日本経済新聞・東京新聞・・・)
ラジオ
出版社
■
『富野に訊け!!』富野由悠季 アニメージュ文庫 255p【C】
アニメージュというアニメ雑誌に掲載された富野監督との人生相談コーナーを纏めたもの。本当にアニメ雑誌の1コーナーなのだろうかというような質問もあり、その返答もまた読み応えあり。ただ本当に纏めただけなので、欲を言えば著者(?)から一言欲しかったです。
213 :
こけこっこ(0):2013/01/02(水) 12:31:01.17
読書熱が復活したから参戦する
とりあえず『写楽百面相』泡坂妻夫 を今日から読む
『写楽百面相』泡坂妻夫 文春文庫 365p 【D】
この小説を心から楽しめる人はごくわずかだと思う
江戸時代の歴史・地理・文化・娯楽・風俗etc.によほど精通していないと
読み解くのは無理
自分には言葉ですら知らないものがたくさん 貨幣価値も分からないし、
元号から時系列も把握できないし、地名から距離感がつかめない
その上、登場人物が多くてそれぞれが別名(ペンネームなり役者としての名前なり)
を持っていて覚えきれない
あけましておめでとうございます。
『昔話の深層』河合隼雄 講談社+α文庫 396p【C】
雑誌連載ということもあってか以前読んだ「昔話と日本人の心」より易しかった。
反面「〜である」の結論づけがやや強引に感じる箇所も。
『刑事の墓場』首藤瓜於 講談社文庫 467p 【C】
重厚な警察小説かと思っていたら軽薄な漫画だった
舞台設定とキャラとストーリーがぜんぶ漫画
見当はずれの線をかたくなに追いかける敏腕(?)刑事の行動も謎
うならされる1行でもあったかというとそれもなかった
3.『ヨッパ谷への降下』筒井康隆 新潮文庫 298p 【B】
ファンタジー短編集
夢を文章化したような作品集
「タマゴアゲハのいる里」のラストが美しい
4.『懲戒の部屋』筒井康隆 新潮文庫 278p 【B】
ホラー短編集 『ヨッパ谷〜』と併読
世にも恐ろしい悪夢「乗越駅の刑罰」が収録されている
延々と残酷でムナクソ悪い描写が続き、最後に更なる刑罰を予感させて終わる
あとは「熊の木本線」がほっこりとして思わぬ収穫だった
『子どものための文化史』ベンヤミン 平凡社ライブラリー 410p【C】
子ども向けラジオ番組の放送原稿をまとめたヨーロッパ雑学の本。各章短いので暇をみて読める。
『狐笛のかなた』上橋菜穂子 新潮文庫 392p 【B】
ファンタジー小説
瑞々しくてスピード感がある 木縄坊・玉緒などの脇のキャラもいい
『フラミンゴの家』伊藤たかみ 文春文庫 294p 【E】
つまらねえぇ・・・w
ここまでつまらないとなるともう著者と自分の感性の違いだろう
人物造形・会話・挿入されるエピソード・比喩表現・ユーモアのセンス・
泣かせどころ 引っかかるものなんにもなしw
主題すらとっ散らかってて何がしたいのか分からない
遅くなりましたが、新年明けましておめでとうございます。
『黒笑小説』東野圭吾 集英社文庫 332p【D】
ブラックユーモア、だろうか。面白くはなかった。冗長さがないのは○
『紫色のクオリア』うえお久光 電撃文庫 323p【C】
ライトノベルで楽しめたのは久しぶり。
『アミダサマ』沼田まほかる 新潮文庫 383p【D】
総じて微妙。もっと深く迫って欲しかったけど、不気味さは伝わってきた。比喩が鼻につく。特にシチューの下りはどうかと思う。
『山形新幹線[つばさ]殺人事件』西村京太郎 光文社文庫 278p【C】
タイトルだけでマンネリ感を覚えてしまうのは世代故だろうか。それでも想像を裏切る展開、しっかりとしたカタルシスが得られるのはさすが。
『船を編む』三浦しおん 光文社 259p 【S】
読み終えてからの感想がなかなか書けなかった
>A「明けの明星の如き作品」(特別な感情を覚える様な傑作) で足りないから
[感動]だとうすっぺらい、[素敵]は自分の生活の中にない言葉
読めない時間もこの本が頭から離れないくらい
読み返すたびに新たな発見があると断言できる
本当に[言葉]は不思議だ
あ 誤字あった タイトル
しかもよりによって言葉の魔力に迫ったこの本で・・・・・・・・
訂正
『舟を編む』三浦しおん 光文社 259p
冷静な脳みそ失ってるのかもしれない
再訂正
『舟を編む』三浦しをん 光文社 259p
226 :
テタ(15☆9215):2013/02/09(土) 07:37:43.83
『ダーウィン家の人々』グウェン・ラヴェラ 岩波現代文庫 415p
チャールズ・ダーウィンの孫娘による回想録。【B】
『数学ガール ガロア理論』結城浩 ソフトバンククリエイディブ 467p
【C】
227 :
テタ(16☆405):2013/02/09(土) 07:43:13.58
『春になったら苺を摘みに』梨木香歩 新潮文庫 254p
エッセイ。【B】
『漢文法基礎』二畳庵主人 加地伸行 講談社学術文庫 603p
かつての受験参考書の文庫化。【C】
『お菓子とビール』モーム 岩波文庫 333p
当時のイギリスの階級意識が興味深い。【C】
228 :
テタ(16☆1205):2013/02/09(土) 20:26:17.91
『実験・発見・数学体験』小池正夫 数学書房 226p
【C】
『服は何故音楽を必要とするのか?』菊地成孔 河出文庫 340p
ファッション・ショーの音楽考。【C】
『ねじの回転』ヘンリー・ジェイムズ 光文社古典新訳文庫 272p
【D】
229 :
テタ(16☆1243):2013/02/09(土) 20:26:54.62
『実験・発見・数学体験』小池正夫 数学書房 226p
【C】
『服は何故音楽を必要とするのか?』菊地成孔 河出文庫 340p
ファッション・ショーの音楽考。【C】
『ねじの回転』ヘンリー・ジェイムズ 光文社古典新訳文庫 272p
【D】
『舟』の熱病が治まってきたので読書復帰
160pまでで途中挫折したのでノーカン・ノー評価
『晴れた日は巨大仏を見に』宮田珠己 幻冬社文庫 342p
タイトル通りの紀行エッセイ+写真
まあ、残念な作文でもう読み進める時間がもったいない
『沈底魚』曽根圭介 講談社文庫 363p 【C】
警察小説はどれ読んでも同じだな
上からの理不尽な圧力、横での不可解な軋轢 こればっかり
本書はプラス、スパイものなんだが、複雑さを競っているだけに思う
ここのテンプレにある評価の指標、CとDの間がないんだよね・・・
「つまらなくはなかったが、おもしろくもなかった 総じて凡庸・フツー」が
芸術への評価としてもっとも厳しいそれが
233 :
テタ(16☆1658):2013/02/18(月) 20:32:54.60
『知っておいしい 肉事典』実業之日本社編 実業之日本社 159p
【D】
『どくろ杯』金子光晴 中公文庫 256p
戦前の上海への逃避行。【C】
おや???
テタ お初
こんなのも読むのか・・・・
『どくろ杯』金子光晴 中公文庫 は大昔に読んで相当おもしろかった記憶が
詩集も代表作はほとんど読んだなー
『ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ』ル・カレ ハヤカワ文庫 549p 【C】
過去に何があったかを探るスパイ小説。長い。微妙な言い回しが多いので言葉のニュアンスを捉え難い。
ちなみにwikipediaの項目が100%ネタバレ解説になっている。
非常にわかりやすくまとめられていて色々と腑に落ちたけど、正直どうなんだろう。
『疑う力』西成活裕 PHPビジネス新書 215p【C】
「疑うこと」について語った本。
文章から作者の自信が滲み出ている。
『砂の女』安部公房 新潮文庫 276p【A】
砂丘に埋れそうな田舎の一軒家に、男が閉じ込められるお話。
魅せる文章、構成。一番好きだと言える。
文章が一人称だったり、三人称だったりするのがちょっと気になる。
>>235 そういうの、案外多いですよね…
『戦争広告代理店』高木徹 講談社文庫 405p 【C】
内容:情報操作とボスニア紛争のドキュメント
『舟を編む』を読んで以降はっきり自覚したことは、自分の読書の価値基準は
1シーン・1行・1セリフ・1語句 のおもしろさ>>>>>>全体のストーリー・内容
であること
[ethnic cleansing=民族浄化] この言葉のインパクトがすべてで
あとのページはおまけに過ぎない
『まほろ駅前多田便利軒』美浦しをん 文春文庫 351p 【D】
期待はずれ、がっかり。
とにかく暗い。胸躍るシーンがない。顔がほころぶシーンがない。
会話の妙もない。ただただ平坦。
そして全編に渡って倦怠感が漂っていて気が滅入る。
『舟』のあのおもしろさはいったいなんだったんだろう?
239 :
テタ(16☆2112):2013/03/11(月) 20:22:23.87
『リーマン予想の探求』黒川信重 技術評論社 158p
【C】
『ナボコフの一ダース』ウラジミール・ナボコフ ちくま文庫 296p
短篇集。【B】
240 :
テタ(16☆2569):2013/03/11(月) 20:26:14.25
『砂のように眠る』関川夏央 新潮文庫 314p
戦後論。【C】
『10年着るための衣類ケアブック』石川理恵 技術評論社 143p
【C】
『悪魔の話』池内紀 講談社学術文庫 230p 【C】
補遺が面白かった。
242 :
テタ(16☆3367):2013/03/20(水) 17:31:10.18
『中国の大盗賊・完全版』高島俊男 講談社現代新書 327p
毛沢東は大盗賊である!?【B】
『ヒッグス粒子を追え』フランク・クローズ ダイヤモンド社 471p
【C】
『柳影』多田容子 講談社文庫 309p 【C】
時代小説(江戸)。少しのミステリーと猟奇、あとの大半は衆道とエロ。
鬼女の造形がすばらしくてけっこう楽しめたんだが、
後半主人公が自問自答する部分がくどくてめんどくさくなってきた
『沢氏の二人娘・歳月・風俗時評ほか』岸田國士 ハヤカワ演劇文庫 401p 【C】
245 :
テタ(16☆3798):2013/03/27(水) 19:16:35.31
『夢みるピーターの七つの冒険』イアン・マキューアン 中公文庫 206p
【C】
『杳子・妻隠』古井由吉 新潮文庫 225p
【C】
『敵は海賊・海賊の敵』神林長平 ハヤカワ文庫 307p 【C】
「いま集合的無意識を、」で提示した物語論の実地展開。
『地形からみた歴史』日下雅義 講談社学術文庫 279p 【D】
大阪に土地勘のある人なら面白いかも。
247 :
こけこっこ(4594):2013/04/06(土) 12:03:53.62
『大いなる助走』筒井康隆 文春文庫 360p 【B】 3/28
文壇風刺の面は取っ払ってマジキチに振り切ってあるとこだけ楽しめばいいと思う
『氷菓』米澤穂信 角川文庫 217p 【C】 3/29
『雪花草子(きらぞうし)』長野まゆみ 新潮文庫 236p 【A】 4/3
伝奇小説風。エロとグロと残酷な暴力と美しい文章
思わぬひろいもんだった
『東京伝説 呪われた街の怖い話』平山夢明 ハルキ・ホラー文庫 254p【D】
幽霊・怪奇の絡まない(創作?)都市伝説集。総じて微妙だったけど、50もの話数とテイストの統一は凄いと思う。
『アクアリウム』篠田節子 新潮文庫 317p【C】
惜しい作品。でもC
『世界の日本人ジョーク集』早坂隆 中公新書ラクレ 238p 【C】
book offで105円だった。コスパ考えれば【B】かもな
同じ著者の『紛争地ジョーク集』も読んでみたくなった
250 :
テタ(16☆4141):2013/04/11(木) 20:47:38.10
『郊外へ』堀江敏幸 白水uブックス 190p
連作短篇集。【B】
『影をなくした男』シャミッソー 岩波文庫 153p
【C】
『谷中村滅亡史』荒畑寒村 岩波文庫 196p 【C】
「昔の話」で済まなくなってしまった百年前の事例。
252 :
テタ(16☆4956):2013/04/18(木) 22:01:02.84
『室町お伽草紙』山田風太郎 新潮文庫 573p
【C】
『おカルトお毒見定食』松浦理英子 笙野頼子 河出書房新社 242p
対談集。【C】
253 :
テタ(16☆5337):2013/04/25(木) 21:38:16.12
『容疑者の夜行列車』多和田葉子 青土社 163p
連作短篇集。ちょっと空回りか。【C】
『abc予想入門』黒川信重 小山信也 PHPサイエンス・ワールド新書 218p
【C】
254 :
無名草子さん:2013/04/25(木) 23:18:19.17
ba
255 :
無名草子さん:2013/04/27(土) 23:15:18.50
今、日本国内では、「戦争」が勃発している。その「戦争」とは、「女性」対「男性」の戦いである。
この「戦争」を仕掛けてきたのは女性であり、「女性は差別されてきた」あるいは「女性は差別されている」
などと称して、「聖戦」気取りで、際限のない「女権拡大」を目指している。
一方、男性にとって、この「戦争」は、自分たちの(当たり前の)権利を守る防衛戦である。
もし、あなたも、「今、内戦が起こっている」との認識をお持ちであれば、是非、私らの「戦い」に
参加していただきたい。この「戦い」は、むしろ、私ら(男性)にとっての「聖戦」である。
http://blogs.yahoo.co.jp/sabetsu5555
256 :
こけこっこ(5546):2013/05/05(日) 12:37:26.70
『恋する歌音』佐藤真由美 集英社 240p 【-】 4/17
特に感想もないな・・・
『SF JACK』日本SF作家クラブ編 角川書店 474p 【C】 4/18
SFというわりにはフリきった作品が少ないような
『ネトゲ廃人』芦崎治 新潮文庫 254p 【C】 4/23
『名もなき毒』宮部みゆき 文春文庫 607p 【E】
とてもひどい作品。
主役に魅力がない。脇にも押しが強いキャラがひとりもいない。
全体が散漫で緊迫感ゼロ。クライマックスの盛り上がらなさは異常。
そして無駄に長い。いいとこ見つけることができない。
『箪笥のなか』長野まゆみ 講談社文庫 253p 【B】5/1
モチーフは「箪笥」 エロと同性愛の要素はなし。日本語が美しい
『あめふらし』長野まゆみ 文春文庫 233p 【C】 5/3
モチーフは「蛇」 日本語が美しいので好きではある
最初と最後の章は邪魔 ないほうがいい
『左近の桜』長野まゆみ 角川文庫 269p 【-】 5/5
雰囲気と文体は好きなんだけど、なんかめんどくせーなー、と
気疲れする
『仏果を得ず』三浦しをん (双葉文庫) 352p 【B】5/8
こっちの三浦しをんは当たりだった。『まほろ〜』は捨てた。
ど直球で[人間]の魅力に迫っている。いいシーンもたくさんある。
余談だけど、この本に限らず、【読書メーター】の書評は
自分にとってまったく機能しないな・・・
『真夜中のマーチ』奥田英朗 集英社文庫 333p 【F】5/9
意地になって最後まで読んだけどよ・・・なにこのクソ本
262 :
こけこっこ(7943):2013/05/20(月) 12:41:16.04
『三四郎はそれから門を出た』三浦しをん ポプラ文庫 333p 【C】
雑記みたいなエッセイはさしておもしろくない
喪女エッセイみたいなのは誰がやっても同じだと思う
しかし
読書・本 絡みのエッセイ(含む書評)はおもしろかった
読書キチぶりがもはや変人の領域
263 :
テタ(16☆5823):2013/05/20(月) 21:16:50.38
『ぼくらの近代建築デラックス!』万城目学 門井慶喜 文藝春秋 197p
近代建築めぐり。【C】
『重力とは何か』大栗博司 幻冬舎新書 289p
【B】
『辞書を編む』飯間浩明 光文社新書 268p 【B】
自分にとって[言葉]そのものについてあれこれ考えるのは楽しい、飽きない
だからその分野の情熱を持った人の話はおもしろい
265 :
テタ(16☆6262):2013/05/24(金) 21:45:15.28
『本にだって雄と雌があります』小田雅久仁 新潮社 315p
ユーモア小説。【B】
『面積の発見』武藤徹 岩波科学ライブラリー 124p
テーマが散漫。【D】
266 :
テタ(16☆6727):2013/05/30(木) 21:02:09.38
『探究心に火をつける』木更津高専一般教育研究会編 学術図書出版社 198p
【C】
『岬』中上健次 文春文庫 267p
短篇集。【C】
267 :
もんた(☆843):2013/06/02(日) 06:04:15.52
にちゃん初書き込み
『チョコレート・アンダーグラウンド』アレックス・シアラー作 金沢端人訳
冒険系の物語はあんま読まないけどこれは面白かった!
やっぱシアラーさん素晴らしいと思う
268 :
テタ(16☆7225):2013/06/06(木) 08:30:47.93
『Tonyさんの優雅な生活』小森薫 万来舎 278p
エッセイ。【C】
『集合知とは何か』西垣通 中公新書 220p
【C】
『ベエトオヴェンまいり』ワアグナア 岩波文庫 138p 【C】
『逆説の軍隊』戸部良一 中公文庫 390p 【B】
陸軍の組織変遷から見た日本近代史。
『対岸の彼女』角田光代 文春文庫 334p 【D】
すっげーつまんねえ・・・・
『夜は短し歩けよ乙女』森見登美彦 320p 【C】
物語に出てくる100のイメージの中に3つ4つ目を引くものがあるというか・・
残りの大半がくだらないので長く感じた
271 :
テタ(16☆7476):2013/07/16(火) NY:AN:NY.AN
『亜米利加ニモ負ケズ』アーサー・ビナード 日本経済新聞出版社 251p
エッセイ。【C】
272 :
テタ(16☆8048):2013/07/16(火) NY:AN:NY.AN
『ピタゴラスの定理でわかる相対性理論』見城尚志 佐野茂 技術評論社 229p
【D】
『悲しいだけ 欣求浄土』藤枝静男 講談社文芸文庫 343p
【C】
273 :
こけこっこ(-):2013/07/24(水) NY:AN:NY.AN
『麗しき花実』乙川優三郎 朝日文庫 【−】
amazonレビューで絶賛している人がいて、さぞかしおもしろいのだろうと購読
・・・とにかくまるでおもしろくない 300pすぎまで我慢してたけどもう限界だ
文意がつかめないところすらあるし、話は退屈だし唐突だし・・・
おまけにじめじめ暗いしなにこの本???
途中挫折して次に向かう
274 :
無名草子さん:2013/08/06(火) NY:AN:NY.AN
『海と毒薬』遠藤周作 講談社文庫【B】
神(良心)を持たない日本人というのがテーマになっているこの作品。
ドイツ人のヒルダの発した「神が怖くないのか」という発言は、読者である私もパッとしなかった。
ヒルダは神を持っているから良心を持っていると考えてもいいだろう。
では、神を持たない日本人はどうなのだろうか。勿論、日本人全員が良心を持たないというわけではないのだが……。
とても読みやすい文章なので、すらすら読むことができた。
あ、でも、一番印象に残ったのは、患者の手術に失敗したあたり。
275 :
無名草子さん:2013/08/06(火) NY:AN:NY.AN
↑ページ数書き忘れていました。ごめんなさい。
232ページです。
276 :
すたん(☆2210):2013/08/28(水) NY:AN:NY.AN
『新唐詩選』吉川幸次郎・三好達治 岩波新書 233p 【C】
『立原道造詩集』岩波文庫 453p 【C】
部屋の中で読むとイマイチ。梅雨入り前の時節、外で読むのに良かった。
『自動車絶望工場』鎌田彗。講談社文庫 377p 【B】
働いて、考えたことの記録。
俗に言う告発本とは一線を画した面白さがある。ただ、読んでいて滅入る。
蛇足ながら…
彗(すい)ではなく、慧(えい)の字です。
昔、河口慧海という、チベット探検記を書いた人があました。
278 :
すたん:2013/08/28(水) NY:AN:NY.AN
訂正ありがとうございます。
彗星ではなく、慧能さんの方の字だったのですね。
(チベット旅行記は冊数が多くてなかなか手が出せません……)
279 :
テタ(16☆8487):2013/08/28(水) NY:AN:NY.AN
『果てしなき逃走』ヨーゼフ・ロート 岩波文庫 220p
なんだかよく分からない。【D】
『英国王室御用達』長谷川喜美 平凡社新書 219p
ロイヤルワラントを持つ店たち。【C】
280 :
テタ(16☆8940):2013/08/28(水) NY:AN:NY.AN
『ご遺体』イーヴリン・ウォー 光文社古典新訳文庫 227p
ロサンジェルスに生息するイギリス人たち。【C】
『宇宙は何でできているのか』村山斉 幻冬舎新書 226p
ダークマター、ダークエネルギー。【C】
281 :
テタ(16☆9574):2013/09/02(月) 20:42:02.55
『ハツカネズミと人間』スタインベック 新潮文庫 156p
【C】
『世界屠畜紀行』内澤旬子 角川文庫 478p
動物を殺して食べることと、屠畜する人への差別感はどうつながっているのか。
いろいろな国で取材している。【B】
282 :
テタ(16☆9963):2013/09/09(月) 09:38:22.67
『贈与の歴史学』桜井英治 中公新書 232p
15世紀日本の贈答習慣がおもしろい。【B】
『ハリスツイードとアランセーター』長谷川喜美 万来舎 157p
【C】
283 :
テタ(17☆561):2013/09/16(月) 06:41:11.07
『天馬賦』石川淳 中公文庫 270p
短篇集。【D】
『大いなる眠り』レイモンド・チャンドラー 早川書房 328p
村上春樹訳。【C】
10000P 一万頁って本は何センチメートル位に成りますか?
285 :
テタ(17☆861):2013/09/23(月) 06:29:21.22
『ねじの回転 デイジー・ミラー』ヘンリー・ジェイムズ 岩波文庫 127p
「デイジー・ミラー」だけ読んだ。【C】
『数学をいかに使うか』志村五郎 ちくま学芸文庫 173p
【C】
286 :
テタ(17☆1441):2013/09/30(月) 21:10:34.03
『ストリート・チルドレン』盛田隆二 講談社 272p
【D】
『ナンセンス・カタログ』谷川俊太郎+和田誠 ちくま文庫 308p
ショートエッセイ集。【C】
287 :
テタ(17☆1700):2013/10/07(月) 20:43:37.96
『灯台守の話』ジャネット・ウィンターソン 白水uブックス 259p
【C】
288 :
テタ(17☆2112):2013/10/14(月) 10:33:53.77
『書くことについて』スティーヴン・キング 小学館文庫 412p
どのようにして書くようになったか、いかにして書くか。【C】
『ファンタジスタドール イヴ』野崎まど ハヤカワ文庫 169p 【C】
至ってまじめにSF文学しているのだが、アニメとのギャップを考えるとつい笑ってしまう。
『二人がここにいる不思議』レイ・ブラッドベリ 新潮文庫 446p 【B】
短編集。世界観豊か。
『孫子』岩波文庫 194p 【B】
組織論、コミュニケーション論。形と勢の違いがよくわからなかった。
290 :
テタ(17☆2616):2013/10/21(月) 21:59:15.38
『テムズとともに』徳仁親王 学習院教養新書 218p
オックスフォード大学留学記。【C】
『大栗先生の超弦理論入門』大栗博司 講談社ブルーバックス 286p
【B】
面白そうなので今日から参加します。
@『はじめてのリンパ 1からのマッサージ&ストレッチ』加藤雅俊 インプレスコミュニケーションズ 123p 【D】
目新しい点はなかったが、ツボを正確に押す場合は骨の内側に指をもぐらせ
押し込むようにという説明は大変参考になった。
A『花のさくら通り』荻原浩 集英社 494p 【C】
地元のシャッター通りを思い浮かべながら読んだので妙に感情移入してしまった。
B『長く働いてきた人の言葉』北尾トロ 飛鳥新社 269p 【C】
成り行きで仕事決めて何十年・・・大抵そんなもんだよな
293 :
テタ(17☆2843):2013/11/03(日) 07:14:39.06
『ゴドーを待ちながら』サミュエル・ベケット 白水uブックス 227p
不条理劇。【C】
『ゴドーを待ちながら』ベケット 白水Uブックス 227p 【C】
被りました
『冒した者』三好十郎 ハヤカワ演劇文庫 213p 【C】
面白そうなので今日から参加させていただきます。
『見知らぬ妻へ』浅田次郎 光文社文庫 p279 【 C 】
短篇集。
あまり私には合わないが普通。
『黒祠の島』小野不由美 新潮文庫 p479 【 C 】
初小野不由美作品。
ホラー?ミステリー?女性の作品にしては、読みやすい。
『セル上・下』S・キング 新潮文庫 p426、p406 【 B 】
作品の内容は良いが、オチが気に入らない。
『きれいなお城の残酷な話 ベスト版』 桐生操 大和書房 【 C 】p248
いつの時代にも悪女というのは存在する。
怖い怖い。
4、『質問力 話し上手はここがちがう』齋藤 孝 筑摩書房 233P 【C】
5、『鏡の花』道尾 秀介 集英社 338P 【C】
『浅田次郎 新選組読本』 文藝春秋 【 B 】 p271
『 Pの密室 』 島田荘司 講談社 p285 【 B 】
『 眠れぬ夜に読む本 』 遠藤周作 知恵の森文庫 p278 【 C 】
初参加です
山際素男『破天』光文社新書 p598 【B】
中野京子『名画の謎 旧約新約聖書篇』 p269 【C】
301 :
テタ(17☆3002):2013/11/11(月) 20:41:02.17
『ジーキル博士とハイド氏』スティーヴンスン 光文社古典新訳文庫 159p
こんな話だったのか。【C】
6、『猫語の教科書』 ポール・ギャリコ 筑摩書房 206P 【 C 】
7、『昭和の犬』 姫野 カオルコ 幻冬舎 307P 【 C 】
『かくれんぼ・毒の園』ソログープ 岩波文庫 253p 【C】
『語前語後』安野光雅 朝日文庫 306p 【C】
ショートエッセイ集。
井上章一『日本人とキリスト教』角川文庫p234 【C】
悪い本ではないがよい本でもなかった
8、『政と源』 三浦 しをん 集英社 262P 【 C 】
9、『ミミズクとオリーブ』 芦原 すなお 東京創元社
途中送信してしまいました・・・
8、『政と源』 三浦 しをん 集英社 262P 【 C 】
9、『ミミズクとオリーブ』 芦原 すなお 東京創元社 284P 【 C 】
坪内祐三 福田和也『不謹慎』扶桑社 p390 【C】
電車通勤中にめくるのが最適の楽しい本
308 :
テタ(17☆3342):2013/11/18(月) 20:42:27.04
『ブルックリン』コルム・トビーン 白水社 340p
仕事を求めてアイルランドからブルックリンへ旅立つ娘。【C】
10、『トッカン The 3rd おばけなんてないさ』 高殿 円 早川書房 394P 【 C 】
栃木ネタうざい
310 :
テタ(17☆3603):2013/11/25(月) 20:57:22.81
『百』色川武大 新潮文庫 261p
短篇集。【C】
『回想のビュイック8 上・下』 S・キング 新潮文庫 【 C 】 P393、P337
『発達障害に気づかない大人たち』 星野仁彦 祥伝社新書 【 C 】 P251
『ピグマリオン』バーナード・ショー 光文社古典新訳文庫 297p 【C】
『時の旅人』 長野まゆみ 河出書房新社 p139 【 C 】
『アスペルガー症候群』 岡田尊司 幻冬舎新書 p269 【 C 】
『教師格差』 尾木直樹 角川oneテーマ21 p221 【 B 】
11、『みんな酒場で大きくなった』 太田 和彦 京阪神エルマガジン社 207P 【 C 】
12、『天下御免の向こう見ず』 太田 光 幻冬舎 206P 【 C 】
315 :
AmerBeton(2671):2013/12/01(日) 23:07:47.29
山本周五郎『樅の木は残った』新潮社【C】 P549+P631
新潮文庫ではなく懇切丁寧な脚注がついた 山本周五郎長編小説全集で読んだ
なかなか良かった
316 :
テタ(17☆4556):2013/12/03(火) 21:01:03.73
『ビューティフル・マインド』シルヴィア・ナサー 新潮文庫 953p
数学者ナッシュの伝記。【C】
13、『疾風ロンド』 東野 圭吾 実業之日本社 397P 【D】
『親と教師にとってすごく大切なこと』 ロン・クラーク 草思社 p254 【 B 】
『大学で学ぶべきこと、学ばなくてよいこと』 鷲田小彌太 PHP p214 【 C 】
『感じない子ども こころを扱えない大人』 袰岩奈々 集英社新書 p202 【 C 】
320 :
テタ(17☆4920):2013/12/09(月) 20:43:56.63
『お好みの本、入荷しました』桜庭一樹 創元ライブラリ 364p
紹介された本が読みたくなる。【C】
321 :
AmerBeton(2930):2013/12/11(水) 22:00:59.76
開高健.谷沢栄一.向井敏『書斎のポトフ』ちくま文庫 259P 【C】
よい。谷沢に対する偏見が改まった。
14、『REVERSE リバース』 石田 衣良 中央公論新社 275P 【C】
最初はたらたら読んでたけど、中盤以降は一気に読んだ
『ことばの饗宴―読者が選んだ岩波文庫の名句365』 岩波文庫 【 B 】 p179
『ぐうぜん東大に合格させる法』 吉本康永 三五館 【 C 】 p205
『みずうみ』 川端康成 新潮文庫 【 B 】 p134
324 :
テタ(17☆5563):2013/12/16(月) 22:19:58.64
『波紋と螺旋とフィボナッチ』近藤滋 秀潤社 267p
チューリング・パターン。【B】
『冥途・旅順入城式』内田百 岩波文庫 376p
短篇集。【C】
15、『おぎ・もぎ対談「個」育て論』 尾木 直樹・茂木 健一郎 217P 【C】
326 :
テタ(17☆5756):2013/12/23(月) 07:16:47.98
『星条旗の聞こえない部屋』リービ英雄 講談社 193p
【C】
327 :
テタ(17☆6435):2013/12/28(土) 17:39:29.65
『代替医療解剖』サイモン・シン エツァート・エルンスト 新潮文庫 584p
科学的根拠にもとづく医療とは。【C】
『コッツウォルズでひとやすみ』ケイティー恩田 神奈川新聞社 95p
【D】
16、『ブスの瞳に恋してる』 鈴木おさむ マガジンハウス文庫 212P 【C】
17、『田舎暮らしに殺されない法』 丸山健二 朝日新聞出版 181P 【C】
18、『祈りの幕が下りる時』 東野圭吾 講談社 381P 【B】
丸谷才一『文学のレッスン』新潮文庫 p338 【C】
丸谷の小説はつまらないがこういう評論的なものや書評は面白い
330 :
AmerBeton(3512):2014/01/01(水) 21:25:15.26
赤川次郎『三毛猫ホームズとオペラに行こう』朝日新聞出版 p243 【C】
赤川次郎は知る人ぞ知る演劇通
このオペラエッセイもいい本であった
331 :
AmerBeton(3732):2014/01/02(木) 22:43:26.96
遠藤周作.北杜夫『狐狸庵vsマンボウ』講談社文庫 p220 【C】
40年ほど前に出た作家の対談集
今よんでも面白い
332 :
AmerBeton(3932):2014/01/03(金) 09:54:44.13
佐藤賢一『ダルタニャンの生涯』岩波新書 p200 【C】
三銃士主人公の史実を追うノンフィクション
333 :
AmerBeton(4198):2014/01/06(月) 06:39:43.99
殿山泰司『日本女地図』角川文庫 p266 【B】
この人の文才はただごとではない
おそるべき名著
334 :
テタ(17☆6896):2014/01/06(月) 19:59:29.53
明けましておめでとうございます。
『蜘蛛女のキス』マヌエル・プイグ 集英社文庫 461p
【C】
19、、『爪と目』 藤野可織 新潮社 125P 【C】
336 :
テタ(17☆7294):2014/01/13(月) 08:28:47.71
『オープンサイエンス革命』マイケル・ニールセン 紀伊國屋書店 398p
オープンソースのようにオープンサイエンスを。【C】
20、『ペテロの葬列』 宮部みゆき 集英社 685P 【C】
338 :
AmerBeton(4436):2014/01/19(日) 23:31:18.80
中村うさぎ.佐藤優『聖書を語る』文春文庫 p238 【D】
書名に惹かれて読んで失敗
339 :
AmerBeton(4828):2014/01/20(月) 01:08:18.97
鹿島茂『100分で名著 パスカル パンセ』NHK出版 p155【C】
鹿島茂編訳『パスカル パンセ抄』飛鳥新社 p237 【C】
ラフューマ版パンセを読むための練習として
340 :
テタ(17☆7468):2014/01/20(月) 20:52:15.78
『ガラスの動物園』テネシー・ウィリアムズ 新潮文庫 174p
戯曲。【C】
21、『動物園の王子』 中沢けい 新潮社 186P 【C】
22、『冬虫夏草』 梨木香歩 新潮社 264P 【C】
23、『「疲れないからだ」のつくり方』 寺門琢己 三笠書房 253P 【C】
342 :
AmerBeton(4928):2014/01/25(土) 10:43:23.45
筒井泉『量子力学の反常識と素粒子の自由意思』岩波科学ライブラリー p100 【C】
学生時代に観測問題に凝ったことを思い出した
小さいながら好著
343 :
太子(775):2014/01/26(日) 14:02:13.38
本日読了分から参加します
『心では重すぎる』 大沢在昌 p755 【C】
佐久間が調査内容をバラしまくり
女子高生の女王様とその犬たち…
無理やりも限界、長いだけの凡作
344 :
テタ(17☆7657):2014/01/27(月) 20:46:49.36
『ワーニャ伯父さん』アントン・チェーホフ 白水uブックス 189p
戯曲。【C】
夢枕獏 『仕事師たちの哀歌』集英社 p276 【B】
旧プロレスファンの俺には面白かった
時系列の短編連作なので読みやすい
24、『騙し絵』 犬養六岐 祥伝社 307P 【C】
25、『千年ごはん』 東直子 中央公論新社 203P 【C】
『ザ・ロード』 コーマック・マッカーシー p272 【B】
Aまではいかないが「Bの上」ぐらいの傑作だと思う
『唐宋伝奇集(上)』今村与志雄訳 岩波文庫 300p 【C】
註が詳しい。邯鄲の故事が教訓とは裏腹に出世双六の読み物として純粋に楽しい。
『動物農場』ジョージ・オーウェル ちくま文庫 276p 【C】
開高健訳。後半部はオーウェルについてのエッセイ集。
『UN-GO 因果論』會川昇 ハヤカワ文庫 395p 【C】
同名の劇場版アニメのノベライズ。時代背景等、映像にのらなかった部分の設定が面白かった。
349 :
テタ(17☆7814):2014/02/03(月) 21:21:34.79
『エレガンスの流儀』加藤和彦 河出書房新社 157p
エッセイ。【D】
このスレッドをずっと探していました。見つかって良かった。
名前は以前使用していたものですが、ものすごく久し振りかつ、過去ログ読めなかったので、頁数いったんリセットして再参戦します。
そこまで冊数こなせないと思いますが、宜しくお願いします。
『夢をかなえるゾウ』水野 敬也 飛鳥新社 p398 【B】
単なる読みものとしても、或いは自己啓発の一種としても面白い本。
世界に名を馳せている人たちが行って来たを一例に例える部分が、特に気に入っている。
又読み直したいと思える一冊。
『The Book』乙一 荒木 飛呂彦 集英社文庫 p374 【C】
ジョジョ未読でも読める作品。
【B】か【C】ですごく悩む所だけど、恐らくジョジョ好きな人の方が楽しめるのではないだろうかという意味をこめて【C】に。
読み終わったあとスッキリするか、もやもやするかは人による所だろう。
個人的には何とも言えない救いのなさだった。切ないとは違って憤りを覚えるかも知れない。
『ブルースカイ』桜庭 一樹 文春文庫 p362 【C】
ドイツの魔女狩りが舞台という点に惹かれて購入。
しかし、序盤のストーリーが気になってしまったため、場面転換についていけず。
個人的には序盤に出て来た少女がどうなったかを知りたかったが、
ストーリーとしては申し分なく面白いと思うし、近未来の世界にもリアリティがあって良い。
『落下する夕方』江國 香織 角川文庫 p288 【A】
ふとしたときに読みたくなるので、二回目か三回目の読了。購入冊数も三冊目。
江國香織の本は読む人を選ぶし、選択を間違えると雰囲気を重視しただけの本と思われることも多いだろうが、この本だけは苦手な人にもおすすめしたい。
『金平糖の降るところ』江國 香織 小学館文庫 p396 【D】
ところどころスペイン語が出て来る所は個人的に勉強になる所。
「がらくた」と比べるなら、こちらの方が登場人物の心理や、裏の意図を読みたくなるという意味で面白かったと思う。
『がらくた』江國 香織 新潮文庫 p331 【D】
文庫裏のあらすじがネタバレ過ぎてどうして良いのやら。
相変わらずどこかネジが飛んだような夫婦設定は好きだし、出て来る人物の人間臭さは良いんだけど、
ストーリーは正直あってないようなものだし、あらすじ読んだら展開が想像付いてしまうので、
このあらすじは見ないで読むか、変更した方が良いんじゃないかな。
『不思議なキリスト教』橋爪大三郎×大澤真幸
講談社現代新書 p349 【B】
全知全能の神が作った世界になぜ悪があるのか 良書です
『文月に不実の花咲く』仁川 高丸 集英社 p187 【D】
文庫ではなく新書版。随分前のものなので今手に入るかどうかはあやしい所。
珍しく女性と女性の恋愛をテーマにしているが、リアリティ重視なのかところどころ進みが緩やか過ぎて、退屈してしまうのが難点。
『丕緒の鳥』小野 不由美 新潮文庫 p358 【B】
十二国記の最新作だが、今回は「王」が主役ではなく本筋では「その他大勢」とされる一般人が主役となり、シリーズの中でも賛否両論の分かれる一冊。
確かに続編が望まれる中で、王がどうなったか、国がどうなったのかが全くわからず、停滞していた物語が進展しないのがもどかしいと思う意見も理解できるが、
世界観が広がったという意味でこの一冊はシリーズの中には必要な一冊だったと思う。改めてこのシリーズの面白さを痛感できた。
『月の影 影の海 上』小野 不由美 講談社X文庫 p272 【B】
『月の影 影の海 下』小野 不由美 講談社X文庫 p255 【B】
『丕緒の鳥』を読んで久し振りに読みたくなったので、二冊目を購入し再読。
ファンタジーではあるものの、異国ではなく日本と中国をあわせたような世界観のせいか、想像しやすい設定なのが個人的に気に入ってる所。
そして、ファンタジーと銘打ってあるもののこれは一人の女子高生が、自分というものと向き合って成長する物語以外のなにものでもない。
主人公の中嶋陽子はクラスのいじめに対して、積極的に参加もしないが自分が標的にされると困るために、止めもしない。
いわゆる「良い子」を演じてるタイプの女の子で、正直こういうタイプはあまり好きではないが、その「良い子」の仮面を脱ぎ捨てたとき出て来る本性も、最終的に出した結論も、どちらもすごく好ましいと思える。
筆者は女性であるが、女性向きではなく老若男女問わずに面白く読める作品ではないだろうか。
『風の海 迷宮の岸』小野 不由美 新潮文庫 p390 【C】
シリーズをもう一回読み直したい気分になり、折角なので新しく発売し直されたものを購入。
このシリーズにしては、どちらかと言えば珍しく、正直な所主人公が非力かつ気弱で、
人の顔色を窺っているような性格が、少し気に入らないと思っていたもの。
けれど、これも一つの成長ものと思えば主人公を助ける周りの登場人物が魅力的に思えてくるので、悪くないという印象を抱いた。
シリーズの中ではあまり好きではない一冊だし、これを読んでも十二国の魅力は十分には伝わらないだろうが、
それでも続編には欠かせない一冊であることは確かだ。
『風の万里 黎明の空 上』小野 不由美 新潮文庫 p368 【B】
『風の万里 黎明の空 下』小野 不由美 新潮文庫 p400 【B】
『月の影〜』の続編にあたる。主人公は中嶋陽子を含めて三人。それぞれの主人公の視点から物語が始まるが、
視点の切り替えが唐突でなくわかりやすく違和もないのが小野不由美の良い所だと思う。
これもシリーズの他作品と比べて成長の物語だが、何かの死によって変わる人もいれば変わらない人もいる。
けれど自分とは違う世界を知る誰かと出会うことで、自分を見つめ直す機会になり、
それが変化にも成長にも繋がる所が非常に考えさせられる。
『真昼なのに昏い部屋』江國 香織 講談社文庫 p242 【C】
中央公論文芸賞受賞…という肩書とは別に、ここ最近読んだ江國作品の中ではいちばん面白かった。
結婚しているのに別の男性を意識してしまう女性…なんて書くとどろどろした展開を期待しそうだが、
決して不倫に陶酔する女性の物語ではない。
寧ろ設定に反して初恋を経験して大人の女性になっていく過程を見ているような、そんな錯覚に陥る。
総体的な評価として【C】ではあるが、同じ筆者の作品の中ではベスト3に入るのではないかと言うくらいにはお気に入り。
356 :
無名草子さん:2014/02/07(金) 16:19:44.55
HIKAKINさんの僕の仕事はYouTube【S】
『字幕屋は銀幕の片隅で日本語が変だと叫ぶ』
太田直子 光文社新書 p219 【C】
字幕の裏世界がわかる
『天に堕ちる』唯川 恵 集英社文庫 p271 【C】
筆者の作品は『刹那に似てせつなく』がいちばん印象に強く面白かったように記憶している。
今回のは「堕ちる」女性をテーマにした短編集で、どれもこれも一般女性が嵌りそうで嵌らない、嵌らなそうで嵌りそうな日常の「落とし穴」に対してどういう行動を起こしたかで、そのあとの人生が狂いだす。
個人的には「和美」が多少無理のあるオチではあったと思うが、面白かった。ただ、唯川作品の唯一気になる点は「描写不足」。
オチの部分は秀逸な割には、全くと言って良いほど心に残らないのは、強烈な印象を残す描写や表現は一切なく、当たり前のように淡々と物語が過ぎてしまう所為だ。
言い換えればすごく読みやすく、親しみやすいのだが、状況や作品によって浅くも深くも書けるようになれば、もっと世界観が広がるだろうに、それが勿体ないように思える。
『医者に殺されない47の心得』近藤 誠 アスコム p227 【B】
本屋で見かけて以来気になっていた一冊。基本的に小説以外は殆ど読まないが、これは面白い。寧ろ日本という国に住んでいる人間ならば誰しもが読むべきと思う。
何故現代は医者不足、看護師不足と言われるのかその実態が少しずつあきらかにされている。
どんな人間も医者の言うことに従えというのが当たり前の日本。だが、本当に全ての医者の言うことが正しいのだろうか?かかりつけの病院がたくさんあれば長生きできるのか?
現実に病院から処方される薬物に依存している人を家族に多く見て来ているので、読んだことによって薬に対しての考え方、癌に対しての考え方が変わった。
恐らく自分も【放置治療法】を選ぶと思う。そういった意味で購入して本当に良かった一冊であることに間違いはない。
『仮面-ペルソナ-』山藍 紫姫子 角川文庫 p254 【C】
スタンレー・ホークの事件簿シリーズの一作目。知る人ぞ知る作者だが、本当に耽美小説と言われる所以はわかる気がする。
テーマがミステリーものだったので興味本位で手に取ってみたが、正直事件解決が思わぬ所で起こったために肩すかしな気分を味わう。
ミステリーを期待して読んだのなら投げ捨てても文句は言われないだろう。刑事ものなのにオカルトっぽい一面もあるのだが、それの出方が唐突すぎて、展開に付いて行けない。
続きは気になるので購入する予定だが、内容的にも万人向けではないのでおすすめできない。
『悪果』 黒川 博行 角川書店 p564 【D】
だらだらと長いだけ 久々に壁投げ
26、、『ターミナルタウン』 三崎亜記 文藝春秋 453P 【C】
『箱の中』木原 音瀬 講談社文庫 p453 【A】
ここ数か月読んだ本の中では珠玉の一冊。痴漢の冤罪についてはテレビや映画などでも話題を呼んでいる所だが、冤罪のまま刑務所に行くことになってしまった男の物語だ。
かといって冤罪だけがテーマではなく、この本のテーマは「愛情とは何か」と表現した方が合致するように思う。
ものすごく評価の分かれる作品ではあるが、個人的に喜多川が堂野に抱いたものは愛情であると思うし、それが歪んでいようが世間一般から著しく逸脱していようが、心を打たれるものがある。
涙を流して読むようなものではなかったが、忘れられない一冊であり、同じ著者の別の作品にも興味を持つ良いきっかけとなった。
この作品を講談社で出版し直すことを決めた人には敬意を表したい。
『美しいこと』木原 音瀬 講談社文庫 p344 【C】
この著書のタイトルは実に皮肉なタイトルのように思える。
主人公は異性愛者であるにも関わらず、別れた彼女の空白を埋めるように、処分するように頼まれた彼女の服を着て女装して街を歩くことに楽しみを見出してしまう。
もちろん女になりたい願望がある訳でもない、ただの遊びの範疇なのだろうが、そこから思いもよらぬ展開が待ち受けている。
だが『箱の中』と比べると、こちらは男である主人公が女装に目覚めるというただの一点を除いて、「どこにでもあるような日常」の一コマである。
格好いいから好き、優しいから好き、面白いから好き、という条件で誰かを好きになっているときは、本当の恋ではないと常々考えている。
その条件が取り払われて、欠点しか見えないのにそれでも好きと思う一途で、けれど好きなのに友達にすらなれない状況というのは胸の痛むものがある。
作品のみなら【B】を付けたい所だが、解説が蛇足かつ、作品の良さに対してあまりにも興ざめな内容過ぎたので【C】に。
363 :
無名草子さん:2014/02/15(土) 02:48:05.95
『スリー・カップス・オブ・ティー 』 グレッグ・モーテンソン 、 デイヴィッド・オリバー・レーリン
サンクチュアリパプリッシング p568 【-】
読み終わって、ネットを調べたら「捏造と自殺」
【B】にしようと思ったが…評価なし
なんとも後味が悪い
366 :
テタ(17☆8337):2014/02/18(火) 20:20:40.59
『古事記完全講義』竹田恒泰 学研 523p
言っていることがあまりにバカっぽい。【D】
『箱庭図書館』乙一 集英社文庫 p335 【C】
乙一はデビュー作「夏と花火と私の死体」から読んでいるが、そのときに比べると毒が少なくなっているかなという印象。
短編集ではあるが、ところどころに出て来る人物の関連性があるのも少し面白い所。
『コンビニ日和!』が珍しくコメディタッチで、面白いと思った。真面目だったり切なかったり、青春だったり、
ちょっとファンタジーだったり…そういう、統一性があるようでない所が却って読者を飽きさせない作りになっているのかも。
『からくりアンモラル』森奈津子 ハヤカワ文庫 p365 【C】
サイエンス・フィクションの短編集というと、なんだか小難しそうで個人的には敬遠しがちなジャンルなのだが、
これはSFと性愛をテーマにしている上に、登場人物や世界観に小難しい設定を盛り込んでいないので、テンポもよく読みやすかった。
女性と女性あるいは男性と男性のシーンも、そこまで詳しくはないがあるので、免疫がないとびっくりしてしまうかも知れない。
だが、性別や人種、あるいは生物の枠も超えた愛というものに心突き動かされる人は、読んでみて損はないと思う。
『葛藤-アンビヴァレンツ-』山藍 紫姫子 角川文庫 p251 【C】
スタンレー・ホークの事件簿シリーズの二作目。相変わらずの雰囲気だが、
今回はしっかり犯人の動機から事件解決までが明らかにされていたので、前作よりもすっきりした気分で読めたし、
三角関係よりはただの当て馬だったスタンレーが少し認められ始めて来たあたりも好印象だった。
評価自体は前作と同じ【C】ではあるが、確実に前作よりも面白かったと言えるし、続刊も購入することを決意せざるを得なかった。
『秘密』木原 音瀬 講談社文庫 p349 【C】
『箱の中』と『美しいこと』の中間におけるような作品であると思う。
『箱の中』に比べると劇的な展開も、あるいは驚くような結末もなく、本編のあとの二作は蛇足と思われても仕方ないだろうが、
それでも、尋常とは言い難い人物像が、日常が当たり前のように書き連ねられていくのに、ついつい睡眠を忘れて読み耽ってしまった。
ロジックも勘の良い人間なら気づいてしまうだろうが、それでも飽きさせない点については、解説が良い部分を突いて納得させてくれていると思う。
1週間分まとめて
『ハードボイルド・エッグ』 荻原 浩 双葉社 p393 【B】
思わぬ拾い物 出だしはばーちゃんキャラがイマイチと思っていたが途中から一気読み エンディングもいい
『サニーサイドエッグ』 荻原 浩 東京創元社 p378 【C】
前作並みを期待したが裏切られた テンポが悪いし登場人物も平凡 Cの下
『おさがしの本は』 門井 慶喜 光文社 p290 【C】
くせのある文体だが、すぐに慣れた 連作短編で読みやす 最後は「にんまり」Cの上
370 :
テタ(17☆8766):2014/02/23(日) 07:07:13.55
『花柳小説名作選』丸谷才一・選 集英社文庫 429p
アンソロジー。【C】
『この国で起きている本当のこと』 辛坊治郎 朝日新聞出版 p216 【C】
旬は過ぎてるが読んでみた 指摘はもっとも、でも結論がなあ〜
27、『室井滋のオシゴト探検』 室井滋 中央公論新社 309P 【C】
28、『影を買う店』 皆川博子 河出書房新社 283P 【C】
『夜のピクニック』恩田 陸 新潮文庫 p455 【E】 ※Amazonにて詳しくレビュー済。
購入せずに借りて良かったと思ったもの。BATTLE ROYALEを名作と断言した解説者には敬意を表したい所だが、これは名作ではないと断言したい。
しなくても良い部分で改行し過ぎている為、無駄に長い。その上で内容の7割は心理描写であるせいか、目を引くような表現もない。
男女の明確な視点も心境の違いもないために、視点の切り替わりがわかりづらく、
誰の視点での話なのかを数行読み進めて台詞まで行き着かないとわからないという有様。
主人公たちと似たような境遇の自分でさえ、結末になんの感慨もわかない。
そもそもに、学園生活になんらかの魅力を感じていなければ、ぴんとこないのかも知れない。そういう意味では、万人向けではなく読者を選ぶのかも。
ちょっとしたロジックについては設定に則ったのかも知れないが、主人公よりも読者の方が先に気づいてしまい、本当に想像の通りなのだから、捻りがなくて呆れてしまう。
賛否両論に分かれるのが名作ともいうが、敢えてこの評価にしたい。
『幻想映画館』堀川 アサコ 講談社文庫 p277【B】
『幻想郵便局』と対になっているようなのだが、ぱらぱらと読み比べてみた所、こちらの方が面白かったので先に購入。
続編のようではあるが、上下巻のような形ではなく主人公も舞台も全く違うようなので、問題なく読み進められた。簡単に説明するなら「コミカルなオカルトもの」だろうか。
著者の本は初めてなので、序盤は地面に足が付いていないようなふわふわとした現実味のない文章が少し気になったが、
読みやすい文体だったので、苦なく読み進めることが出来た。
恋愛のあたりはもうちょっと掘り下げてみても良いんじゃないかなという印象だが、コメディとしてならこのくらいのがとっつきやすいのかも。
解説にはネタバレも含むようなので、先に読まない方が吉。そして長過ぎるので、読む必要もないかも。『幻想郵便局』の方も読んでみたいと思う。
『少女地獄』夢野 久作 角川文庫 p274 【B】
まだ未読ではあるが『ドグラ・マグラ』の作者であること、あらすじが気になったので購入。
少し古い文体である為に意味を理解するのに、少し時間を要するのが難点だが、話そのものは頁数に反して濃いので、どれも面白く読み進められる。
又一部の短編では起承転結の結の部分が、具体的には暈されていて書かれていないのも、想像を掻き立てるという意味で素晴らしいと思う。
現時点では『ドグラ・マグラ』よりは他に短編集があれば、そちらを読んでみたい。
『経済ってそういうことだったのか会議』
佐藤雅彦/竹中平蔵 日本経済新聞社 p357 【C】
10年以上前の本、積ん読の下層から出してきた。意外と面白い。竹中は、スタンスを別にして、教えるのは上手い Cの上
『こぐこぐ自転車』 伊藤礼 平凡社 p320 【C】
作者の伊藤礼が伊藤整の次男というを読了後にググって知った。
さらに、妹の伊藤マリ子が文章の天才だったこと、
大学卒業の翌年昭和53年に死んだことも。自死かも…。
肝心の本の中身は、自転車6台を購入した経緯の章だけ面白かった。Cの下
377 :
テタ(17☆8961):2014/03/03(月) 20:52:19.89
『異郷の空 パリ・京都・フィレンツェ』杉本秀太郎 白水uブックス 195p
エッセイ。【C】
『砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けない』桜庭 一樹 角川文庫 p201【A】
どうしても読みたくなったのだが、購入した書籍が見当たらなかったので二冊目を購入。
タイトルだけに惹かれると騙されそうだが、決して甘い恋愛小説ではなく、虐待されている女の子を取り扱った重い内容。
「好きって絶望だよね」という台詞は本当に的を射ていて素晴らしい。それが、男女間の恋愛で生まれる言葉じゃないのが、又考えさせられる所。
桜庭一樹はこれを除いて二冊読んでいるが、この作品が群を抜いて素晴らしいと思う。
『ハニービターハニー』加藤 千恵 集英社文庫 p235【B】
古本屋でなんとなく気になって手に取った一冊。甘いようで甘くない恋愛短編小説だが、これはどちらかというと10代よりも20代向きかも知れない。
友達の彼を好きになった話、彼氏に他に好きな人が出来たことを打ち明けられた話、彼氏の浮気を知ってしまった話etc
いちばん初めだけ、オチが唐突過ぎた上に捻りがなかったのでちょっと消化不良だったけど、
それ以外はなかなか恋愛小説でありがちでないシチュエーションだったので面白かった。代表作も読んでみたい所。
又、友人経由で知った所によると作者とは出身地が同じだと言うことを知って驚いた。
『試着室で思い出したら、本気の恋だと思う』尾形 真理子 幻冬舎文庫 p229【B】
タイトルが秀逸だなと思って本屋で手にしたもの。久し振りの新刊購入かも知れない。
作者はコピーライターとして活躍してる人で、ルミネのキャッチコピーを元に作られた作品。
小説と言うよりは、洋服店を舞台にした一つのドラマを見ているような気分になる一冊。
奇を衒ったような珍しいものではない恋が、試着室の中で本気の恋に変わる、或いはそう自覚せざるを得なくなる。
本当に試着室の中で女性が恋人や或いは好きな人を思い浮かべたなら、それは本気の恋だろう。
例えそれが良い方向に向かうとしても、そうでないのだとしても。良い意味で「まだ読みたい、物足りない」と思わせてくれる作品だった。
これが処女作とのことだけど、次回作にも是非期待したい所。
『道徳という名の少年』桜庭 一樹 角川文庫 p75【E】 ※Amazonにて詳しくレビュー済。
この本の全体の頁数は166pである。なぜ半分以下の数値をカウントしたかと言うと、
タイトル通りのストーリーが進むのは75pまでで、そのあとはひたすら作家に対するインタビューだったから。
全部を読んで本を買ったわけでも、レビューを見て買ったわけでもないので、エッセイも殆ど読まない自分としては、
正直インタビューを文庫に載せるという意味がわからない。そんなものは雑誌で特集を組んでやってくれと言いたい。
小説部分だけで言うなら、評価は【B】でも良い。
でも本一冊として評価するなら、これは正直『やってはいけない』ことをしているとしか。
桜庭一樹の作品を好き=インタビューも面白く読めるという訳ではないのでは…。
29 『マンボウ百一夜』 北杜夫 新潮社 242P 【C】
30 『ここに消えない会話がある』 山崎ナオコーラ 集英社 139P 【C】
31 『作家的時評集 2008-2013』 高村薫 毎日新聞社 356P 【D】
『ブラフマンの埋葬』 小川洋子 講談社 p154 【D】
奇をてらいすぎ 数式を書いた作者とは思えない駄作
『キング&クイーン』 柳広司 講談社 p298ページ 【C】
この作者は出来不出来が激しい 登場人物のキャラを描くのが精一杯で
最後のオチもイマイチ Cの下
383 :
テタ(17☆9410):2014/03/10(月) 20:32:57.03
『旅と移動』鶴見俊輔 河出文庫 449p
【C】
『二重自我-ドッペルイッヒ-』山藍 紫姫子 角川文庫 p297【B】
正直、ここまで面白くなるとは思ってなかったので吃驚した。
この文体や内容が受け付けない人には、全くの駄作になり得るんだろうが、
個人的にはこういう系統のどの本よりも展開が読めないことが面白い。次作で完結するのが惜しまれる作品。
『冥罰-リトリビューション-』山藍 紫姫子 角川文庫 p269【B】
個人的には、まだ続いて欲しいという期待感もあり、物足りなさも払拭できないが、スッキリと完結して良かったと思う。
初見はここまで読み進めるとは思わなかったが、はじめの方でつまらないと投げ出さなくて良かった。
『アレキサンドライト』山藍 紫姫子 角川文庫 p359【C】
耽美ロマンス小説と銘打ってるように、設定こそ特殊なものの、ハーレクイン小説にありそうな展開だと思う。
手に汗握るような、次がどうなるかわからない展開は面白かったものの、
終盤はちょっと緊張はするが長過ぎて飽きて来てしまうのと、結末を知りたくて焦れる思いがあり、
どうしてもペースダウンしてしまった。結末としては満足だが、出て来る二人の男があまりにも対極過ぎて気になった所。
この本でやっと☆1つに辿り着けたようだけど、あんまり実感は湧かないかな。
『ハッピーアイスクリーム』加藤 千恵 集英社文庫 p194【C】
頁数の意外なうすさに驚く作品。本来は短歌集だったのに、短編小説を混ぜ込んで出版し直したものとのこと。
年代的にも『ハニービターハニー』の方がぐぐっとくるものが多かったのでこの評価だけど、
短歌という馴染みのないものでも、全く飽きずに読みきれたのはすごい。
32 『恋の病は食前に』 拓未司 朝日新聞出版 310P 【C】
33 『ネコのダイエット』 村松友? 新潮社 197P 【C】
387 :
テタ(17☆9543):2014/03/17(月) 21:09:34.90
『キリンの斑論争と寺田寅彦』松下貢 編 岩波科学ライブラリー 133p
1933年に起きた、キリンの模様はひび割れでできたのではないか、という論争。
「あとがきにかえて」が余計。【C】
『キャリー』スティーブン・キング 新潮文庫 p390【B】
随分前にだが映画は視聴済み。それでもこの本に興味を惹かれたのは、帯の一文が秀逸だった所為かも知れない。
映画を見た感想はうろ覚えだけど、大して悪いことをしてもいないのに巻き添えを食らうのは可哀想という一点だけで、
主人公がどういう気持ちだったか、あるいは目的は何だったのか、周りの人間はなにを考えていたのかまでは想像していなかったし、
そこまで深く考えて映画を見ていなかった。改めてそれを知ってみるのも面白いのかなというのもある。
結末がわかっているにも関わらず、面白く読めたのはすごいの一言に尽きる。
また、海外小説をあまり読まない理由の一つに翻訳がダメだめだと、テンポが悪くだらけてしまったり、
言い回しがくどくて嫌になる場合が多いが、これはそうでもなく読みやすかったという点も含めて、この評価にしたい。
『ブルーもしくはブルー』山本 文緒 角川文庫 p264 【C】
ホラーと見るかファンタジーと見るか、あるいは恋愛小説と見るかで評価は変わってきそうな、評価を付けるのに難しい作品。
恋愛小説とするには物足りないし、ファンタジーにしては主人公が頼りないし、ホラーとしては怖さが足りない。
ただ、ぱらぱらと捲って面白そうと思うには充分だったし、また最後に主人公が気づいたことについては同感を得られたので満足。
『葉桜の季節に君を想うということ』歌野 晶午 文春文庫 p477【A】
このスレで名前を見て、本屋でぱらぱら捲ってみた所面白そうなので購入。
タイトルだけを見ると甘酸っぱい恋愛小説のようだが、ひどいほどのタイトル詐欺。
中身はミステリーと言った方がしっくりくるし、最後のどんでん返しには脱力するほどに驚かされた。
基本的に【A】はあまり付けたくないんだけれども、「先入観」というものはどうしても無意識に持ってしまうのだと気づかされたのでこの評価に。
寝るのも惜しいと思うくらいに、久し振りに夢中になって読んだ一冊。
『よろこびの歌』宮下 奈都 実業之日本社文庫 p257【D】
【C】か【D】で迷う所だけど微妙に【D】。表題作のよろこびの歌は挫折した女の子の心情をよく表していて惹かれた所。
ただ、そのあとは非常にだらだらと無意味に長い感が否めなくて退屈してしまう。理由は少女特有の「毒」や「棘」がないから。
主人公が変わって状況や設定を変えられても、負の感情というものを一切持ち合わせていないような、
現実味の薄い少女しか物語には登場しないのが引っかかってしまう。歌と文章を重ねる作品はもっと当たり前にあっても良いjのに。
着眼点と表題作は良かっただけに残念だけど、続編は恐らく読まないと思われる。
10日間まとめて
『パズル・パレス (上)』 p300
『パズル・パレス (下)』 p284
ダン・ブラウン 角川書店 【C】
ダン・ブラウンの処女作らしい
創作当時(1998年)にバックドア・セキュリホール・携帯電話盗聴などに言及する感覚は鋭い
ダ・ヴィンチ・コードまではいかないが、まずまず楽しめた Cの中
『最後の願い』光原百合 光文社 P335ページ 【C】
連作短編 相変わらず光原は文章が上手い
謎解きはやや強引 最終話がいい
「十八の夏」より劣るが、それでもCの上
『映画篇』 金城一紀 集英社 p368ページ 【C】
1話を読んで、やっぱり在日自慢の本かと思い止めようかと思ったが
2話以降は面白かった
ある映画が核となる連作短編 最終話がいい Cの中
『幽霊刑事』有栖川有栖 講談社 p440ページ 【C】
評価が高いようなので読んでみた
俺には合わなかった Cの下
391 :
テタ(17☆9715):2014/03/24(月) 20:42:12.11
『テレーズ・デスケイルゥ』モーリヤック 新潮文庫 172p
【B】
『アルキメデスは手を汚さない』小峰元 講談社文庫 385p 【D】
信じられないくらいつまらない
393 :
無名草子さん:2014/03/25(火) 08:16:24.11
>信じられないくらいつまらない
こう言われたら却って読んでみたくなるな
読まないけど
34 『GOSICK RED』 桜庭一樹 角川書店 335P 【D】
『会計探偵クラブ』 山田真哉 東洋経済新報社 p312 【C】
勉強したいわけでなかったが、手にとった
さおだけ屋の作者だと途中で気づく
まあ、読める Cの中
『小説あります』門井 慶喜(光文社文庫) 401p 【D】
人生を賭けて研究しようとするほど心酔している作家の遺稿が見つかった
しかもその第一発見者となった
その状況でこんなに冷静でいられる人間がいるかよ バカ
1冊通して人物の感情の起伏がまるで見えない
(感情表現は書かれているのだが行動と繋がっていない)
これで物語がおもしろく転がる理屈がない
『女優K殺人事件』 鴻寿翔 祥伝社 p224ページ 【C】
積読の下層にあったのをサルベージ。意外と面白かった。
舞台(演劇)の話も興味深い Cの上
ところで、作者の「鴻寿翔」、検索しても詳細がよくわからない
この1作だけだったのだろうか
知っている人がいたら教えて下さい
『カラフル』森 絵都 文春文庫 p249【B】
以前から気になってはいたけど、購入せずになんとなく避けていた一冊。
読んでる途中でオチの部分のネタバレを思い出してしまい、まさしくその通りのオチだったけど、最後まで飽きることなく読むことが出来た。
前の『よろこびの歌』と真逆に、「完璧な人間」なんて存在しない、優しいだけでも、冷たいだけの人もいない、
そんな世界が心地いいのかも知れないし、このタイミング、この順番で読むことが出来て少しラッキーとも思える。
『きっと君は泣く』山本 文緒 角川文庫 p273【C】
たまには短編集ではなくがっつり長編が読みたいなと思っていたときに、ふらりと購入してしまった一冊。
タイトルと内容は噛みあっているようで、少しズレているような気がする。
他人に見せている自分と、ひた隠しにしている本性と二つあって人間なのだろうなあと考えさせられてしまった。
又何か月あるいは何年かおいてみてから、もう一回読んでみたい。
『おとぎのかけら』千早 茜 集英社文庫 p237【C】
友人の勧めで購入した一冊。あとがきにあるようにまさしく日本の現代に舞台を置き換えたおとぎ話である。
どれもが全く違う人物の視点から繰り広げられる少し狂った人間の物語に見える。
ちょっと物足りないのは、短編だから仕方ないとは思うが感情移入の前に話が終わってしまう所。
『ファーストプライオリティー』山本 文緒 角川文庫 p317【B】
最優先項目というタイトルの、31歳の女性の短編集が31話。どれも読後感がスッキリするものではないが、もやもやもしない。
きっとこういう女性が現実にいるんだろうなと思わせるリアリティが流石。「庭」というタイトルの話がすごく好き。
30代を超えて読めば又違った感想を抱くのかも知れないと思う一冊。
『床屋さんへちょっと』山本幸久 集英社 p288ページ 【C】
人物作りだけではなく、周辺設定も上手い
時間を遡る連作短編という形も決まっている
エンディングがやや気に入らない Cの上
401 :
テタ(18☆154):2014/03/31(月) 06:34:29.48
『数学で生命の謎を解く』イアン・スチュアート ソフトバンククリエイティブ 439p
【C】
『スロージョギングで人生が変わる』 田中宏暁 廣済堂出版 p186ページ 【C】
時速7km以下 笑顔で走れる状態
かかとではなく、指の付け根部分で着地(フォアフット)
走りたくなった
35 『首折り男のための協奏曲』 伊坂幸太郎 新潮社 315P 【C】
35冊目で10000ページに到達した
評価するの難しい……感想が書けなくて申し訳ない
とりあえず今後も黙々と読んでいきますw
『解錠師』スティーブ・ハミルトン ハヤカワ・ミステリ文庫 571p【E】
青春小説・ロード小説
はっきりしているのは犯罪を扱った部分はゴミだということ
[一流の中の一流]とされているプロの仕事のお粗末なこと・・・
あっけなく忍び込まれて大金を盗られる黒幕、
そして最後の金庫のしょぼいことしょぼいこと、自転車の錠じゃあるまいし・・・
4桁の数字の組み合わせで開くとかご冗談でしょ、と
少年の成長とロマンスを時系列に沿って書くだけで充分じゃん
おかしな構成も必要ないし
405 :
無名草子さん:2014/04/06(日) 17:32:03.60
1週間分まとめて
『溺れる魚』戸梶圭太 新潮社 p332【C】
戸梶は変態クソ野郎だ。でも面白い。
登場人物が多すぎる。でも圧倒的スピードで気にならない。Cの上
『緋色の研究』コナン・ドイル 訳:各務三郎 偕成社 p247 【C】
児童書 ブックオフで見かけたので懐かしくなって買った。
推理は無理矢理のところが多いが、記念碑的作品なのでC。
モルモン教の部分は興味深い。
『密売人』佐々木譲 角川春樹事務所 p304 【C】
道警シリーズ。初期から読んでいるので、登場人物に親しみがある分、安心して読める。ちょっとパワーが落ちているかも。Cの上
『チーム』堂場瞬一 実業之日本社 p316 【B】
感動大作ではないが、先が気になる良作。
登場人物が優等生ではなく、みんな人間臭くて、面白かった。
評価は、ちょっと甘いが、Bの下
407 :
テタ(18☆361):2014/04/07(月) 21:08:41.68
『21世紀の新しい数学』黒川信重・小島寛之 技術評論社 207p
対談。【C】
13てんさんとこけこっこさん完走おめでとうございます。
『祝福されない王国』嶽本 野ばら 新潮文庫 p235【D】
【D】か【E】かという微妙な所。着眼点は良いし、退廃的なテーマも嫌いではないんだけれども、同じような言い回しが目に付くのと、
同じような口語体、同じような文体で書かれているために、出て来る主人公たちの違いが全くはっきりせず、
折角の短編なのにどの世界も似たり寄ったりで非常に残念。起承転結の転がすごいのに、何の捻りもない結で台無しにしてしまっているような。
もうちょっとちゃんと練り上げたら良いのにと思う辺りも狙って書いてるんだとしたらすごい、のかも知れないが面白くはない。
『遠くでずっとそばにいる』狗飼 恭子 幻冬舎文庫 p322【C】
これも評価の難しい、人を選ぶ作品。淡々と読み進めることが何故か出来なくて、休み休みなんとか読み切った。
なんとなく、主人公の心情を語るシーンが多過ぎるのか知れないと思う。物語としてそれが主体になるのは仕方のないことなんだけれども、
あまりさくさく進まずに停滞していたり、描写に真新しさや瑞々しさがないのが原因かなあとも。
「愛される喜びに浸ることができる人間と、愛する苦しみに喜びを見いだす人間」がいるという一文は気に入っている。
『銃とチョコレート』乙一 講談社ノベルス p253【B】
【A】を付けても良いかも思うくらいに、面白かった一冊。まるで映画を一本見終わったあとのような、スッキリした感覚が得られます。
難点を言うならミステリーな内容に反して、児童書らしく平仮名が極端に多くて読みづらい所くらいかな。
オチにも非常に満足が出来た。タイトルに惹かれて購入したものだけど、保存用にもう一冊欲しいかも。
『夜にはずっと深い夜を』鳥居 みゆき 幻冬舎文庫 p188【C】
短編集というよりは岡崎京子のような散文集に近いものがある。独白で始まるものも多く、又不思議な所で話が連結しているのが面白い。
読みやすさはあるけれど、挿絵を含んでこのページ数というのもあり、読み応えの点ではいまいち。
オカルト的な意味合いではなく、人間性の中に潜む底知れない恐怖と表現する方が近いかも。
『つきのふね』森 絵都 角川文庫 p221【D】
『カラフル』が面白かったので、著者の別の本がないかと探しに行った所、
もう一冊あった『リズム』と比べて、あらすじや冒頭が面白そうだったので購入。
想像したよりもずっと殺伐としておらず、寧ろ淡々と進んでいく友情物語のようだったけれど、
主人公のしでかしたことにどうしても共感できない所為か感情移入も出来ず。
話の結末としては嫌いじゃなかったけど、名作と言い切れるほどにはスッキリしなかった。
『リピート』乾 くるみ 文春文庫 p505 【E】
タイムトラベルものでオススメされていたので購入した本。ミステリーの要素がある部分も面白そうだなと思えたのだが、
これは飽くまでもベースにしてある『そして誰もいなくなった』『リプレイ』を既に読んだ人だけが、
他の作品と比べて期待を裏切るという意味で面白いと思える内容なのかも知れない。
これだけを読んだ所で、登場人物に共感も覚えず魅力も全く感じない。そもそもが良識のあるはずの大人の取る行動としては首を捻るものばかり。
読書に道徳観なんてものを持ち出しても白けるだけかも知れないけど、
あまりにも突拍子もない展開が連続し過ぎて、読み終わったあとで「だから何?」と言いたくなる一冊。おすすめはしない。
『神の子供たちはみな踊る』村上春樹 新潮文庫 237p 【C】
連作短編。
『あたらしい哲学入門 なぜ人間は八本足か?』土屋賢二 文春文庫 301p 【C】
板書イラストがわかりやすい。
『唐宋伝奇集(下)』今村与志雄訳 岩波文庫 384p 【C】
SF。
『ランボオ詩集』中原中也訳 岩波文庫 297p 【C】
辞書引いてる時間の方が長かった気もするけどこれはこれで。
36 『満願』 米澤穂信 新潮社 330P 【B】
よお、魚 ありがとう
『よろづ春夏秋中』長野まゆみ 文春文庫 194p 【B】
和風な空想小説の短編集
BL・少年愛・同性愛を含む(ないのもある)
日本語が美しい
1週間分まとめて
ようやく1万超えた
『さよならの代わりに』貫井徳郎 幻冬舎 444p 【D】
貫井の作品は、初期の「慟哭」しか読んでいないが、
それと比べるとお粗末としか言いようがない Eに近いD
『海賊とよばれた男』 上 386p
『海賊とよばれた男』 下 370p
百田尚樹 講談社 【C】
今さらながら、噂の百田、初読み
バラエティ番組によくある再現ドラマの手法だと思う
事実関係のナレーションと、俳優の会話シーンを交互に繋いでいく
テレビの構成作家として身につけたのか
非常に解りやすいし読みやすいが、安っぽさが目につく
小説としては平均点だろう Cの中
415 :
テタ(18☆659):2014/04/14(月) 20:43:11.83
『蓼喰う虫』谷崎潤一郎 岩波文庫 298p
うまいなあ。【C】
太子さん完走おめでとうございます。
『ぬるい眠り』江國 香織 新潮文庫 p317【C】
江國香織の書く本の「老夫婦」あるいは高齢の女性は一筋縄ではいかない癖があり、
なおかつちょっとネジが外れていて面白いと思う。この短編集にも幾つかネジの外れた人が出て来て、それが良い味を出している。
物凄く面白いと言うよりは、なんかじわじわと内部からこみあげてくる面白さがある一冊だと思う。
『さいはてのふたり』鷺沢 萠 角川文庫 p166【B】
すごく大雑把に分けて世の中には家族と呼べる人がいる人といない人がいる。
家族がいたとしても、何の蟠りもなく仲良く暮らせてる人がどれだけいるのかはわからない。
どちらかと言えば後者だったり、蟠りを抱えてる人たち、そして死をテーマにした一冊で心にじんと来るものを感じた。
『僕のつくった怪物』乙一 集英社 p439【C】
表紙の装丁も気に入ったので久し振りの単行本の購入。
『銃とチョコレート』が面白く、これにも紅茶関係の名前が付けられているのを見て即購入を決めたが、
異世界ものにしては現実世界との差異があまり大きくない所為なのか、中盤は退屈してしまった。今後の展開に期待したい所。
『ハング・ルース』鷺沢 萠 文春文庫 p214【D】
表題作の雰囲気、あるいは孤独故に抱え込む悩みなんかには共感できるものがあって好き。
ただ、そのあとに続く短編が表題作の時間軸のどこかだったり、それよりももっと前の話だったりした辺りが、
そのあと二人がどうなったのかを知りたい側としては不満だった。
『放課後の音譜』山田 詠美 新潮文庫 p193【C】
著者の本はこれが初めて。音譜と書いてキィノートとルビが振ってあるのは憎らしい所。
自分が恋をするのではなく他人の恋を眺める、或いは教えてもらうなんて立場は早々にないと思う。
個人的にあまりにも主人公が目立たず、傍観者あるいはモブと言われるような立場だったのが気に入らなかったけれど、
それも一つの狙いならこういうのもありかなとは思う。しかし、本当に面白く読めるのは10代くらいの女の子に限られる気がする。
『桜庭一樹短編集』桜庭 一樹 文藝春秋 p252【C】
「このたびはとんだことで」が発想も視点も結末も秀逸だった。この短編だけなら【B】もしくは【A】でも良いかなと思う。
そのあとは少しだれる展開というか、余りにもがらっと雰囲気が変わるので付いて頭の切り替えに苦しむ所。
全体的にはこの評価だけど、読んで損することはないと思う。桜庭一樹の新たな一面を見られた気がする。
魚さん、ありがと
『天地明察』冲方丁 角川書店 475p 【B】
遅まきながら読んだ。評判通の内容で堪能した。名作だと思う。
百田と同じような手法だが、作家としての力量や厚みが違う。
Aに近いB
37 『未刊行小説集』 いとうせいこう 河出書房新社 381P 【B】
421 :
テタ(18☆897):2014/04/21(月) 21:14:54.81
『村田エフェンディ滞土録』梨木香歩 角川文庫 238p
【C】
38 『面白南極料理人 笑う食卓』 西村淳 新潮社 231P 【C】
39 『東京の地名 地形と語源をたずねて』 筒井功 河出書房新社 207P 【D】
『GOTH 夜の章』乙一 角川文庫 p190【C】
『GOTH 僕の章』乙一 角川文庫 p253【B】
元々は一冊の単行本だったものを文庫化によって二つに分けたもの。
これをなぜ二冊に分けるのか当初は不思議だったけど、読了してみると何となく理由は理解できる気がする。
夜の章を読まなければ伏線も回収できないので順番通りに読み進めることをオススメしたいけど、
オチやネタ晴らしの際の驚きも含めて内容は僕の章の方が面白かった。元々がラノベのジャンルに属するものらしいので、ラノベっぽさは抜けないけど、
ミステリーとしてちゃんと確立しているのがこの作者のすごい所だと思う。
『推定少女』桜庭 一樹 角川文庫 p315【D】
桜庭一樹は『砂糖菓子〜』を超える本はないだろうなあと思いつつ、取りあえず著作を網羅してみようと思い手に取った。
すごく説明の難しい本。嫌な大人に関してはものすごくリアリティがあるにも関わらず、
宇宙人が出て来たり、現実には有り得ないような幻が見えたり、3分の1リアルで3分の2がファンタジーのような、中途半端な作品。
個人的にはファンタジーかもと思わせて、実は…という種明かしのあるオチの方が良かったんじゃないかなと思う。
『やわらかな棘』朝比奈 あすか 幻冬舎文庫 p285【C】
名前も聞いたことのない著者だったが、一章の話が気になったので購入。少し中途半端な終わり方のまま別の視点の話に切り替わったので、
消化不良が否めなかった所、繋がっていないようで繋がっていた所は面白かった。
解説にも納得のいく部分はあったが、個人的にはいかんせん「普通過ぎ」て余韻が薄く、読み返すことがなさそうな点が残念。
ただ同著者の本は又読んでみてもいいかもと思う作品だった。
『あまからカルテット』柚木 麻子 文春文庫 p265【B】
この著者の本は初めて。書評では『ランチのアッコちゃん』の方が高評価だったのだが、始まり方はこっちの方が気になったのでこちらを購入。
いなり寿司、甘食、ハイボール、食べるラー油、おせち…出て来る食べものの描写に拘っているのか、
どれもこれも読んでると食べたくなるものばかりで、夜中や空腹時にこれを読むのは危険。
『舟を編む』三浦 しをん 光文社 p259【B】
著者の文庫本はどれもいまいちピンと来なかった為、書評もそこそこ良かったこれを購入。
知らない分野のことで、夢中になってのめりこむほどではないけれど淡々と進む中にも、
登場人物たちの辞書制作によせる思いや、葛藤が書き綴られていて良い作品だった。
書名の意味、装丁の伏線、中表紙の挿絵がどの場面なのかを照らし合わせて探すのも面白い。
10日分まとめて
『函館水上警察』高城高 東京創元社 272p 【C】
函館に関係のある人や興味のある人なら
いいのかもしれないが、私には無理だった Cの下
『センセイの鞄』川上弘美 平凡社 277p 【B】
この手のヤツは苦手なので、避けていたが
気まぐれで読んでみたら非常に良かった
主人公のキャラ立てが上手い Bの中
『「世界の秘密結社」がよくわかる本』桐生操 PHP研究所 317P 【C】
すぐに読めるので入門編としては良い Cの中
『真夜中のパン屋さん』大沼紀子 ポプラ社 320p 【C】
こんな軽いのは読みたくないと思っていたが…
悔しいけど面白い 続きが気になる Cの上
427 :
テタ(18☆1268):2014/04/28(月) 21:16:30.76
『昔も今も』サマセット・モーム ちくま文庫 371p
歴史小説。【C】
40 『色の秘密 最新色彩学入門』 野村順一 文春文庫PLUS 251P 【C】
41 『師父の遺言』 松井今朝子 NHK出版 282P 【B】
『Team HK』あさの あつこ 徳間書店 p316【C】
イラストは残念だけど装丁が面白い一冊。文字が少し大きくて改行が多い所為か、主婦が主人公という内容に反して子供向けのよう。
読みやすくさくさくと一冊を読み終わったけれど、折角盛り込んだミステリー要素が日常のスパイスになるくらいの扱いで、物足りない。
もっと詰め込んだ内容であれば読み応えもあったかも。
又、主人公の自分を変えようと努力はせずに「出来ることだけをやる」ような性格は、人によっては読んでいて苛々するかも。
『3センチヒールの靴』谷村 志穂 集英社文庫 p224【D】
同じような雰囲気の短編集であるものの、興味惹かれるものと全くそそられないものと両極端な印象。
数ページくらいの長さだからというのもあるけど、あまりにも描写が簡潔過ぎて、心情も風景もどっちも中途半端になっている。
折角日本以外を小説の舞台にするのなら、景色や文化、言語の違いをもっと明確にして雰囲気を出せば良いのに、
景色の描写も出て来る人の雰囲気も、国が変わってもさほど変化はしないのが腑に落ちない。なんとなく色々と惜しい一冊。
『GOSICK』桜庭 一樹 角川書店 p301【D】
著者は好きだけどどうしても読む気が起らなかった一冊。ライトノベルとしては正統派だけど、
あらすじを鵜呑みにしてミステリーとして読むと物凄い脱力感に襲われると思う。
シリーズものではなく視点を変えれば面白いものになったかも知れないけど、いかせん少女漫画に出て来そうな登場人物に、
全くといっていいほどの現実味がなく、恐怖感を煽るような展開とはいまいち噛み合っていない印象を受け、
その違和感が大き過ぎて読み進めるのに時間を要する。
次を買ってみて、同じようならこのシリーズの存在は、自分の中ではなかったことにしようと思う。
『うさぎパン』瀧羽 麻子 幻冬舎文庫 p219【C】
『あまからカルテット』ほどではないが、パンの描写が良くあるため、読むと無性にパンが食べたくなる一冊。
頁数や内容的にも少し物足りなさを覚える所。折角出会えるはずのない二人が出会えたのなら、
もう少し言ってみると「どうでもいい」と思わせるような、リアリティを出す為の蛇足的な部分もあっても良かったんじゃないかな。
ただ、全体的な雰囲気としては好きな方。著者の別の作品も読んでみたいと思う。
『夢見るレンタルドール 色の章』 森 奈津子 徳間書店 p309【D】
『からくりアンモラル』が面白かったのでそこそこの期待値を持って読んだが、どの辺が純愛なのかさっぱりわからない。
恋をしていながら他の人にも惹かれるのは、それだけただ一人の人で満足していないからでは?
気が多いことが駄目とは思わないが、帯で謳われている純愛は当て嵌まらない気がする。官能小説としてもいまいち昇華しきれていない印象。
『リズム』森 絵都 角川文庫 p129【C】
かなり薄い本なのであっと言う間に読み終わる。主人公が中学生なので対象年齢は低めかも知れないけど、
爽やかな青春小説なので、自分も同じくらいの年に何を考えていたのか(何も考えていなかった気もするけど)思い出しつつ、
こんな青春の一ページがあれば素敵だなと思えた一冊。
1週間分まとめて
『鳥類学者のファンタジア』奥泉光 集英社 490p【C】
俺とは相性の悪い奥泉なんだなあ ジャズが好きだったりとか、読む人が読んだら面白いのかも わざとらしい長文もつらかった Cの下
『もっとおもしろくても理科』 清水義範・西原理恵子 講談社 267p 【C】
清水らしい作品 1996年発刊なので内容がやや古いが、十分楽しく勉強できる
特に生物・無生物の章がいい 西原の漫画は不要 Cの上
『女神のタクト』塩田武士 講談社 290p 【B】
前作「盤上のアルファ」より数段腕を上げたと思う 人物設定もいい この作家、才能あるかも 将来、「直木賞を獲る」と予想しておく Bの中
433 :
テタ(18☆1519):2014/05/05(月) 09:59:49.23
『江戸時代諸国奇談』原武男 河出文庫 251p
江戸時代の不思議な記録97話。【D】
42 『冬眠する熊に添い寝してごらん』 古川日出男 新潮社 218P 【D】
435 :
テタ(18☆1820):2014/05/12(月) 20:50:54.84
『ヴィンテージ・メンズウェア』ジョシュ・シムズ ダグラス・ガン ロイ・ラケット スペースシャワーブックス 301p
【C】
43 『ファイナルガール』 藤野可織 扶桑社 203P 【C】
437 :
テタ(18☆2074):2014/05/19(月) 21:48:59.95
『夢を叶える パリのタイユール鈴木健次郎』長谷川喜美 万来舎 254p
タイユールとはテーラーのこと。【C】
43 『二歩前を歩く』 石持浅海 光文社 202P 【B】
439 :
太子(☆4504):2014/05/25(日) 15:33:52.30
20日分まとめて ちょっと忙しくて読了数が少ない
『クラインの壷 』岡嶋二人 新潮社 341p 【C】
古本屋でミステリの「名作」祭をやっていたので、読んでない作品をまとめて購入した
岡嶋二人最後の作品 VRという概念が一般的ではなかった1989年時に、これを書いたのは、さすがだ 少し奥行きがないような印象
エンディングに賛否あろうが、俺はいいと思った Cの上
『ぼくらの時代』栗本薫 講談社 291p 【D】
大作家・栗本薫の初期作品 時代が違うとはいえ、これに江戸川乱歩賞をやったらダメだろう
トリックも動機も無茶苦茶 アイドルのためにJK(1年)4人が自殺するってありえない
気取った文章もいまでは鼻につく Dの下
『殺人の駒音』亜木冬彦 角川書店 304p 【B】
将棋好きなので楽しく読めた 傀儡子の正体を登場直後に見抜いたぜ!
この作者は、これで横溝正史賞を受賞したのに、その後、活躍できず、親の介護のために実家に帰ったそうだ… Bの下
『プチ・プロフェスール』伊与原新 角川書店 295p 【B】
話題のリケジョが主人公 出だしはキャラクター紹介などで、テンポが悪いが
、後半は勢いがある
特に4話と最終5話はいい 続編望む ちょっと甘い評価でBの下
440 :
テタ(18☆2382):2014/05/26(月) 21:26:32.71
『御馳走帖』内田百 中公文庫 308p
【C】
441 :
無名草子さん:2014/05/27(火) 20:42:24.22
「すかたん」 朝井まかて 講談社文庫 345p 【B】
44 『居酒屋ぼったくり』 秋川滝美 アルファポリス 284P 【C】
45 『雪の鉄樹』 遠田潤子 光文社 365P 【B】
443 :
テタ(18☆2582):2014/06/02(月) 21:03:46.55
『天王船』宇月原晴明 中公文庫 200p
連作短篇集。【C】
46 『キミは他人に鼻毛が出てますよと言えるか』 北尾トロ 幻冬舎文庫 307P 【C】
47 『創作の極意と掟』 筒井康隆 講談社 315P 【C】
445 :
テタ(18☆2958):2014/06/09(月) 21:24:18.99
『フランク・オコナー短篇集』フランク・オコナー 岩波文庫 376p
【C】
48 『ないたカラス』 中島要 光文社 284P 【C】
49 『三谷幸喜のありふれた生活12 とび』 三谷幸喜 朝日新聞出版 181P 【C】
50 『ミチルさん、今日も上機嫌』 原田ひ香 集英社 255P 【B】
『あとかた』千早 茜 新潮社 p186【B】
一般的に理解され難いだろう人間関係の複雑さや脆さ、危うさを書き綴ったような連作小説。
書名にもなった表題作がいちばん心に沁みたが、まだ不安定だったり曖昧さな小さな希望がちらほらと垣間見える終わり方がどれも秀逸だと思える。
『スーサ』あさの あつこ 徳間文庫 p327【D】
ファンタジーを読みたい気分だったので購入。短編と中編による構成。
ダークさもある短編は非常に好みで、そのあとを楽しみに思えるような内容だったけれど、そのあと世界観がガラリと変わった所為で付いて行けず、
現実世界を舞台にしたわりに現実味も薄い。更に主人公もバックボーンが余り作り込まれていないのか、
ご都合主義のような気がしてしまい、余り感情移入できず、いまいち熱中も出来ず余韻にも浸れなかった。
『かれん』安達 千夏 角川文庫 p241【E】
あらすじや取っ掛かりの部分を見て面白そうと思ったが、全くの期待外れだった。
心理状態も踏まえて主人公のみの視点から話が進んでいるのに、突然何の前置きもなく他者の心情が組み込まれるのにも違和感があるし、
出て来る人をただ話を進めるための駒として扱っているのか、突拍子もない言動も目立ち、誰ひとりとして感情移入どころか、
心理状態を全く理解できずに終わった。著者がそれぞれの心理を掘り下げて考えられていないため、文字にも表れなかったんだと思う。
『ふちなしのかがみ』辻村 深月 角川文庫 p348【D】
学校の七不思議、コックリさん、未来の見える鏡などホラーとして聞き覚えのあるものをアレンジして短編にしたという発想は面白いのかも知れない。
「踊り場の花子」の元々の花子さんとは違うアレンジを加えた上で、徐々に謎が解き明かされていくのは面白かったものの、
肝心なオチが意味不明過ぎてそれまでの面白さが台無し。「ブランコをこぐ足」も同じくオチが意味不明。
「おとうさん、したいがあるよ」については全体的に意味不明で、そのあとの二つはまだマシかなとも思えるけど、
オチも想像の範疇に収まってしまいどう贔屓目に見ても面白いとはいえない一冊だった。乙一に似てると言われる理由はよくわからない。
450 :
テタ(18☆3276):2014/06/19(木) 21:19:12.76
『肉のない日』サーラ・スレーリ みすず書房 318p
家族の追憶のきらめき。【B】
魚さん完走おめでとうございます。
51 『言いまつがい』 糸井重里監修ほぼ日刊イトイ新聞編 新潮社 351P 【C】
52 『白蓮れんれん』 林真理子 中央公論社 341P 【C】
452 :
テタ(18☆3385):2014/06/24(火) 21:30:36.80
『死語のレッスン』建畠哲 思潮社 109p
詩集。よく分からぬ。【D】
53 『星よりひそかに』 柴崎友香 幻冬舎 209P 【C】
54 『英国一家ますます日本を食べる』 マイケル・ブース 亜紀書房 212P 【C】
454 :
テタ(18☆3721):2014/06/30(月) 22:35:24.97
『孤独なバッタが群れるとき』前野ウルド浩太郎 東海大学出版会 336p
サバクトビバッタ研究。【C】
55 『ボラード病』 吉村萬壱 文藝春秋 165P 【C】
56 『あばれ狼』 池波正太郎 新潮文庫 442P 【C】
456 :
テタ(18☆3930):2014/07/07(月) 20:34:18.57
『ほとんど記憶のない女』リディア・デイヴィス 白水uブックス 209
短篇集。【C】
57 『食べものだけで余命3か月のガンが消えた』 高遠智子 幻冬舎 213P 【C】
58 『仮面同窓会』 雫井修介 幻冬舎 353P 【C】
59 『ふしぎな名画座』 赤川次郎 角川文庫 346P 【B】
60 『女を観る歌舞伎』 酒井順子 文藝春秋 227P 【C】
460 :
テタ(18☆4174):2014/07/21(月) 06:04:00.22
『フィールズ賞で見る現代数学』マイケル・モナスティルスキー ちくま学芸文庫 244p
難しい。【C】
61 『下戸は勘定に入れません』 西澤保彦 中央公論新社 256P 【C】
462 :
テタ(18☆4402):2014/07/28(月) 20:49:13.87
『みちのくの人形たち』深沢七郎 中公文庫 228p
短篇集。【C】
62 『就職相談員蛇足軒の生活と意見』 松崎有理 角川書店 222P 【C】
464 :
テタ(18☆4655):2014/08/04(月) 20:03:28.28
『短歌ください』穂村弘 メディアファクトリー 253p
投稿短歌とその講評。【C】
63 『クラスメイツ〈前期〉』 森絵都 偕成社 213P 【B】
64 『クラスメイツ〈後期〉』 森絵都 偕成社 233P 【B】
466 :
テタ(18☆45060):2014/08/11(月) 16:19:26.65
『黒檀』リシャルト・カプシチンスキ 河出書房新社 405p
アフリカのルポルタージュ。【B】
『ドコカの国にようこそ!』大海 赫 ブッキング社 111p【A】
児童書。おそらく対象は10-12歳くらいか?
最後の最後に道徳めいたセリフがあるのが惜しい。
ここだけまったく覚えていないところをみると、
幼き当時も読み飛ばしたんだろうと思われる。
残酷で怖い。主人公が人を殺めるシーンまである、児童書なのに。
65 『空色カンバス』 靖子靖史 講談社 357P 【D】
469 :
テタ(18☆5429):2014/08/18(月) 07:04:21.54
『日本ユーモア文学傑作選T 笑いの侵入者』阿刀田高 編 白水uブックス 369p
アンソロジー。【C】
『二死満塁』砂田弘 ポプラ社文庫 182p【A】
児童書・娯楽小説
一番好きな作家。影響が測りしれない
66 『怪談狩り 市朗百物語』 中山市朗 メディアファクトリー 269P 【C】
67 『女子校育ち』 辛酸なめ子 ちくまプリマー新書 191P 【C】
472 :
テタ(18☆5865):2014/08/25(月) 20:46:04.39
『もっとにぎやかな外国語の世界』黒田龍之助 白水uブックス 187p
エッセイ。【C】
『高校数学でわかる流体力学』竹内淳 講談社ブルーバックス 249p
高校数学でわかるにはちょっと無理が。【C】
68 『ときぐすり』 畠中恵 文藝春秋 316P 【C】
474 :
テタ(18☆6108):2014/09/01(月) 20:58:30.18
『短歌ください その二』穂村弘 メディアファクトリー 243p
投稿短歌とその講評。【C】
69 『事故調』 伊兼源太郎 角川書店 372P 【C】
70 『間抜けの構造』 ビートたけし 新潮新書 187P 【C】
476 :
テタ(18☆6279):2014/09/08(月) 06:47:40.23
『テンペスト』ウィリアム・シェイクスピア 白水uブックス 171p
【C】
71 『荒神』 宮部みゆき 朝日新聞出版 565P 【C】
72 『太陽がもったいない』 山崎ナオコーラ 筑摩書房 218P 【C】
478 :
テタ(18☆6514):2014/09/15(月) 06:57:51.33
『素数からゼータへ,そしてカオスへ』小山信也 日本評論社 235p
なるほど、と納得した。【B】
73 『虚ろな十字架』 東野圭吾 光文社 326P 【C】
480 :
テタ(18☆6648):2014/09/22(月) 21:15:01.25
『きことわ』朝吹真理子 新潮文庫 134p
【D】
74 『結婚』 橋本治 集英社 261P 【C】
75 『すえずえ』 畠中恵 新潮社 257P 【C】
482 :
テタ(18☆6940):2014/09/29(月) 21:13:41.86
『フラニーとズーイ』サリンジャー 新潮文庫 292p
【B】
76 『しあわせのねだん』 角田光代 新潮社 188P 【C】
77 『甘いもんでもおひとつ 藍千堂菓子噺』 田牧大和 文藝春秋 281P 【C】
484 :
テタ(18☆7144):2014/10/06(月) 20:42:55.75
『素粒子論はなぜわかりにくいのか』吉田伸夫 技術評論社 204p
場によるパラダイムシフト。【C】
78 『月蝕楽園』 朱川湊人 双葉社 267P 【A】
初めてのA評価です
相変わらず感想が書けず申し訳ありませんがw
とても面白かったです
486 :
無名草子さん:2014/10/12(日) 17:33:40.98
487 :
テタ(18☆7505):2014/10/13(月) 07:05:04.75
『キャッチャー・イン・ザ・ライ』J.D.サリンジャー 白水社 361p
ライ麦畑でつかまえて。【C】
488 :
無名草子さん:2014/10/14(火) 14:09:54.00
79 『長女たち』 篠田節子 新潮社 280P 【B】
80 『心中おサトリ申し上げます』 未上夕二 角川書店 237P 【C】
490 :
テタ(18☆7694):2014/10/20(月) 20:49:01.37
『遊覧日記』武田百合子 作品社 189p
エッセイ。【C】
81 『マスカレード・イブ』 東野圭吾 集英社文庫 331P 【C】
82 『坂崎幸之助のJ?POPスクール』 坂崎幸之助 岩波アクティブ新書 190P 【C】
83 『『おいしい おいしい』 大橋歩 集英社文庫 283P 【C】
492 :
テタ(18☆8213):2014/10/27(月) 21:13:31.45
『ある小さなスズメの記録』クレア・キップス 文藝春秋 157p
【C】
『朝永振一郎著作集 別巻1 学問をする姿勢』朝永振一郎 みすず書房 362p
【C】
84 『アイネクライネナハトムジーク』 伊坂幸太郎 幻冬舎 285P 【B】
494 :
テタ(18☆8485):2014/11/03(月) 06:41:59.60
『パリからのおいしい話』戸塚真弓 中公文庫 272p
食べ物エッセイ。【C】
85 『O介』 大鋸一正 河出書房新社 189P 【C】
86 『世迷いごと』 マツコ・デラックス 双葉社文庫 261P 【C】
496 :
テタ(18☆8698):2014/11/10(月) 21:13:34.36
『父ボース』樋口哲子 白水uブックス 213p
中村屋のボース。【C】
497 :
テタ(18☆8934):2014/11/17(月) 21:07:24.02
『夢日記』島尾敏雄 河出文庫 236p
【D】
498 :
無名草子さん:2014/11/18(火) 21:20:37.33
>>テタ
>>13てん
こいつらつまらん。
昔の優良スレがつまらなくなると、カスしか残らないというのは
別にここに限った話ではないが。
87 『光圀伝』 冲方丁 角川書店 751P 【B】
ページ数を加算するだけでは味気ないので、
ちょっとした感想と、その本に対しての評価を書き添えてみて下さい。
☆読んだ本の『寸評用・評価基準 ABCDEF 』の例。
第一回戦『★こうなったら読書マラソンしません? スレッド』より。
A > A「明けの明星の如き作品」(特別な感情を覚える様な傑作)
B > B「抜群。当該分類類書では必読」
C > C「幸せな気分。まあ、読んで良かった」
D > D「どうして、面白そうだと考えて読んだのか?」
E > E「えらいモノをつかまされた。時間を返せ!」
F > F「古本屋でも持て余す産業廃棄物」
↑という様な感じで、実質的な五段階評価と思ってください。
AとかEに該当する作品はそれほど多くないと思うので、特別な作品用にキープ。
実質的にCが中央で、そこからBとDに振り分ける。
Fは、心底頭に来たとか、許し難い構成の小説など、何年に一度のすごい奴、
傾いた家具の下に入れて、高さ合わせに使用するのが相当であるモノ用。
他人に対する読書の目安としての寸評ですので、
多少厳しめぐらいが良いのではないでしょうか。
・・・という事で、楽しんで読書をしましょう。
☆の使用例は、最初の10000p完走者の『パンダパン さん』に敬意を表して、
使用いたしました。
501 :
テタ(18☆9139):2014/11/24(月) 06:57:00.94
『ゼータの冒険と進化』黒川信重 現代数学社 205p
雑誌連載をまとめたもの。【D】
502 :
テタ(18☆9446):2014/12/02(火) 21:26:07.72
『ナイフ投げ師』スティーヴン・ミルハウザー 白水uブックス 307p
短篇集。【C】
ページ数を加算するだけでは味気ないので、
ちょっとした感想と、その本に対しての評価を書き添えてみて下さい。
☆読んだ本の『寸評用・評価基準 ABCDEF 』の例。
第一回戦『★こうなったら読書マラソンしません? スレッド』より。
A > A「明けの明星の如き作品」(特別な感情を覚える様な傑作)
B > B「抜群。当該分類類書では必読」
C > C「幸せな気分。まあ、読んで良かった」
D > D「どうして、面白そうだと考えて読んだのか?」
E > E「えらいモノをつかまされた。時間を返せ!」
F > F「古本屋でも持て余す産業廃棄物」
↑という様な感じで、実質的な五段階評価と思ってください。
AとかEに該当する作品はそれほど多くないと思うので、特別な作品用にキープ。
実質的にCが中央で、そこからBとDに振り分ける。
Fは、心底頭に来たとか、許し難い構成の小説など、何年に一度のすごい奴、
傾いた家具の下に入れて、高さ合わせに使用するのが相当であるモノ用。
他人に対する読書の目安としての寸評ですので、
多少厳しめぐらいが良いのではないでしょうか。
・・・という事で、楽しんで読書をしましょう。
504 :
無名草子さん:2014/12/07(日) 18:06:14.92
>>502 感想一つ書けないえ奴がえらそうにえらそうにABC評価してんじゃねーよ。
晒しあげ
505 :
テタ(19☆25):2014/12/10(水) 19:52:44.49
『マラルメ詩集』ステファヌ・マラルメ 岩波文庫 579p
【C】
参加します。
『次の町まで、きみはどんな歌をうたうの?』 柴崎友香 河出文庫 163P 【C】
地の文での事物の描写がうまい。しかし関西弁が好きになれない。
ロードムービーって書きやすい? 「菊次郎の夏」が思い出されて、鮮烈さはなかった。
507 :
touka(632):2014/12/14(日) 01:27:58.03
『人間臨終図鑑 4』 山田風太郎 徳間文庫(kindle版) 469P 【C】
ようやく読了。kindleで買って、仕事の合間に少しずつ読み進めた。
文庫版だと場所取るし、資料的価値も高いから売れないしで、kindleで買って正解。
作者は本書の中で、ある日ポックリ逝くのを最上としているが、ずっと読み続けていると、ある程度苦しんだ後に死ぬのも悪くないように思えてくる。
508 :
テタ(19☆120):2014/12/17(水) 07:58:51.12
『あんこ読本』和菓子好き委員会あんこ部 PHP研究所 95p
【C】
『古典を読んでみましょう』 橋本治 ちくまプリマー新書 231P 【E】
どうしてプリマー新書に書くときだけ、ここまで気色の悪い文章になってしまうのか。
まるで刺身に砂糖をふりかけて食べさせられたような読後感。
先生は偉い。だから、学問とは先生が発したものなら、垂れ流された小便だろうと四の五の言わずありがたく飲み干すことが肝要、ということなのだろう。
書かれている内容自体は大変結構。
510 :
:こけこっこ(☆700):2014/12/22(月) 19:21:21.92
『誹風 柳多留 (初篇)』浜田 義一郎 校注(現代教養文庫) 291p【B】
「柳多留」江戸川柳の鑑賞本
ちょぼちょぼ読んでたら1年以上掛かってしまった
で、一緒に買った2篇がどこを探しても見当たらない・・・・
いい句はたくさんあるのだけど、
墓桶を下げて見とれるかくし町
これには痺れた
511 :
touka(1399):2014/12/24(水) 16:43:02.72
『歴史 上』 ヘロドトス 訳・松平千秋 岩波文庫 536P 【C】
ヘロドトスは自分が調べたことをすべて書き記そうとするので、歴史を語っているとすぐに脇道に逸れて、そのまま地理誌になってしまう。
特に巻の二全体に渡るエジプトの風俗・歴史の描写は、はかが行かず読み進めるのに苦労した。
歴史記述部分(上巻のメインはアケメネス朝ペルシア史)は純粋に楽しいので、抄訳で読むのもありだと思うが、せっかくだから全部読んでおきたい。
512 :
touka(1615):2014/12/25(木) 19:27:41.05
『私の財産告白』 本多静六 実業之日本社(kindle版) 216P 【C】
一代で財を成した人の回想記。昭和25年没、同年刊。内容は貯金と努力。本業が道楽と思えるようになるまで極めること。
しかし、高度成長期前夜にこの本に出会い、実行し得た人には絶大な効力をもたらしただろう。
単なる成功譚にも人柄が出ているのか臭みはなく、虚心坦懐に読めば未だ得るところは多い。
513 :
テタ(19☆421):2014/12/26(金) 20:14:31.34
『科学を語るとはどういうことか』須藤靖 伊勢田哲治 河出ブックス 301p
物理学者と科学哲学者との噛み合わない対話。【C】
514 :
touka(1901):2015/01/01(木) 03:20:09.18
『世界史の誕生』 岡田英弘 ちくま文庫 286P 【B】
世界史の授業そっちのけで資料集の地図を眺めていた人たちに贈る歴史。
ユーラシアの草原に突然広がり、知らぬ間に消えてしまう遊牧民族群。彼らはどこから来てどこへ行ってしまったのだろう?
既存の世界史の教科書ではほとんど語られる事のなかった「辺境」の歴史が総ざらえしてある本。
河川山脈名のそろった至極便利な地図が掲載されているが、吉川弘文館の世界史年表に付いている地図と突き合わせながら読むとおもしろさが倍増するだろう。
515 :
touka(2279):2015/01/02(金) 00:19:03.11
『そうだったのか!アメリカ』 池上彰 集英社文庫(kindle版) 378P 【C】
自分が生まれる前や子供の頃に起きた時事問題は、興味がなければおざなりになって、事件の名称しか知らないってことがよくある。
特に現代史は、世界史の教科書が弱い部分でもあるし。そういう抜け落ちがないかチェックするのに便利な本。
初出が2005年だからか、貧富の格差に触れていなかった気がする。
kindle版だと目次が大雑把で検索しづらいのが不便。しかし本棚の場所をとり続けるほどの本でもない。
516 :
テタ(19☆1162):2015/01/03(土) 09:45:57.30
明けましておめでとうございます。
『死の家の記録』ドストエフスキー 光文社古典新訳文庫 741p
読む前は重いノンフィクションだと思っていたが、小説だった。【B】
517 :
すたん(☆9086):2015/01/05(月) 22:50:20.21
あけましておめでとうございます。
大分間があいてしまいました。再スタートです。
『羆嵐』吉村昭 新潮文庫 257p 【C】
『超芸術トマソン』赤瀬川源平 ちくま文庫 495p 【C】
『現代の民話 あなたも語り手、わたしも語り手』松谷みよ子 河出文庫 241p 【C】
『茶の本』岡倉天心 岩波文庫 p106 【C】
『碧梧桐俳句集』栗田靖編 岩波文庫 455p 【C】
『官僚の風貌』水谷三公 中公文庫 452p 【D】
『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』桜庭一樹 角川文庫 201p 【B】
『滅亡について』武田泰淳 岩波文庫 374p 【C】
518 :
touka(2559):2015/01/07(水) 19:49:53.80
『主食をやめると健康になる』 江部康二 ダイヤモンド社(kindle版) 280P再読 【C】
ことさらに炭水化物系を取らなくなってから一年、体調(特に食後の体調)が良くなった。
「主食」を取らなければいけない、という強迫観念から開放されたのは大きい。プラセボかもしれないが、効果があればそれでいいのだ。
外食時に店選びに困るのが難点。
519 :
touka(2828):2015/01/11(日) 21:09:36.45
『科学する麻雀』 とつげき東北 講談社現代新書 269P 【C】
点数計算すらままならず、数学も不得意な自分には高度すぎた。
いつか麻雀が強くなる必要に迫られたときに再読すると思う。とはいえ、卓の横にパソコンを置いて打つわけにはいかないだろうけど。
しかし、麻雀好きな人々が身にまとっている迷信の霧が幾分晴れた気がする。
520 :
テタ(19☆1428):2015/01/12(月) 07:12:28.93
『逆問題の考え方』上村豊 講談社ブルーバックス 266p
恐竜を絶滅させた隕石の大きさの推定など、話題が斬新。【B】
521 :
touka(3016):2015/01/13(火) 10:02:31.62
『ゼロからトースターを作ってみた』 トーマス・ウェイツ 訳・村井理子 飛鳥新社 188P 【C】
初めてタイトルを目にした時のワクワク感を越えるものはなかった気がする。
原料の調達に奔走する部分に多くページが割かれていて、実作業は写真をメインにあっさりと。細かな手順や試行錯誤が詳述されていないのは国民性の違い?
既存のトースターをバラバラにして部品をきれいに並べた写真がピタゴラスイッチみたいで面白かった。
『主食を…』を読んだあと、もう使わないからとニトリのトースターを捨てたことがあったけれど、ここまで分解し堪能してから捨てればよかったと思った。
522 :
テタ(19☆1667):2015/01/19(月) 21:40:58.17
『母アンナの子連れ従軍記』ブレヒト 光文社古典新訳文庫 239p
戯曲。【C】
523 :
touka(3277):2015/01/22(木) 13:19:56.70
『世界史のなかの満洲帝国』 宮脇淳子 PHP新書(kindle版) 261P 【C】
現在の国際関係に影響されない客観的立場から歴史を書く、といった姿勢すら政治的と捉えられる分野で、それでも最初の一歩を踏み出したといえるのではないだろうか。
満州国以前の東北アジア・ユーラシアの歴史叙述が師の岡田英弘の著作の引き写しであるのはご愛嬌。皆が皆岡田史学を知っているわけではないのだし。
肝心の満州帝国の描写部分は、個々の出来事の寄せ集めで、いまだ歴史叙述には達していないと感じた。
しかし、今後この分野の本を読むことがあるとしたら、常に突き合わせて読む物差しの役目を果たすだろう。
524 :
touka(3687):2015/01/25(日) 10:59:19.02
『福翁自伝』 福沢諭吉 岩波文庫 410P 【B】
適塾での勉強のくだりなどを読んでいると、こちらも無性に本が読みたくなる。
我が強く筋は曲げないが、フットワークは軽い。幕末・明治初期の激動の時代に一番調子よく波に乗れた人ではないだろうか。
官職に汲々としなかったからか、自慢話にも嫌味がなく、楽しく読めた。
直接国政に関わらなかったがゆえに、文化人枠で一万円札の肖像にされてしまったのはとんだどんでん返しだったが、死んだ後の世にあれこれ注文をつけるタイプでもない。
525 :
touka(3910):2015/01/26(月) 17:31:53.19
『夜明け前 第二部下』 島崎藤村 青空文庫(kndle版) 223P 【A】
主人公の青山半蔵は、ちょうど福沢諭吉の同世代に当たる。
激動の幕末・明治初期を志を持って生きて、しかし何もはたせなかった人の話。これは『福翁自伝』のネガなのだ。
草莽の人は草莽に埋もれたまま生涯を終えて、その声は私たちのところまでは届かない。そこにこのような小説が書かれる意義があると思う。
文章は抽象的な表現が無く平易で読みやすく、特にこの第二部下の巻はおもしろかった。
526 :
テタ(19☆1942):2015/01/26(月) 21:26:45.67
『舞え舞え断崖』赤江瀑 講談社文庫 275p
短篇集。【C】
527 :
touka(4212):2015/01/27(火) 17:24:48.99
『ナイン・ストーリーズ』 J.D.サリンジャー 訳・野崎孝 新潮文庫 302P再読 【C】
この小説を取り巻いている言説や意欲的過ぎて同時代性を失った訳文が、複雑な城壁となって小説本体を覆い隠している。
リアルカフカの『城』みたいだ。
城壁の隙間から不意に城の断片が見える気がする時があるが、あまりかかずらわない方がいいような気がする。
原文で読みこなせるだけの英語力があるなら別。
528 :
touka(4431):2015/01/31(土) 16:14:10.55
『大人にはわからない日本文学史』 高橋源一郎 岩波現代文庫 219P 【B】
プリマー新書の橋本治と同じく、樋口一葉から語り始めているのがおもしろい。
日本文学最前線から送られてくる不定期レポート。枯れた鉱山に張り付いて篩で砂金を探すような作業、常人に続けられるものではない。
「あらゆる小説をおもしろく読むことができる」と豪語する著者が厳選した作品を、こちらは座って読むだけ。
昔と違って言い回しが丁寧になったが、橋本治と違って慇懃無礼には感じられず、その違いがどこにあるのかちょっと興味ある。
『ぼくがぼくであること』 山中恒(角川文庫) 320p 【-】
冒険小説
おかしいなぁ、山中恒の小説はこんなに理屈っぽかったかなぁ、と
タイトルが押し付けがましくて敬遠してしまう
その通りの内容だった
530 :
touka(4652):2015/02/02(月) 05:30:24.85
『ローマ人の物語30 終わりの始まり〔中〕』 塩野七生 新潮文庫 221P 【C】
五賢帝最後のマルクス・アントニウスからその息子コンモドゥスの死まで。
ローマ皇帝は中国語の「皇帝」が訳語に当てられている為、なんとなく世襲も当前の感じがするが、実際は「終身大統領」ってところなので、実子に相続したアントニウスの評価はその分落ちる。
あとから見れば、全部不運としか言いようのない出来事の積み重ねであったけれども。
しかし、コンモドゥスの代になってみるとようやく、ここから本番や!って感じがするね。
531 :
テタ(19☆2143):2015/02/02(月) 21:11:46.50
『武家の女性』山川菊栄 岩波文庫 201p
幕末水戸藩の武家の日常。【C】
532 :
touka(4839):2015/02/03(火) 20:18:41.71
『あめりか物語』 永井荷風 響林社文庫(kindle版) 187P 【D】
YOUは何しに亜米利加へ?
咸臨丸から四十余年、ぼんくら青年たちが大挙してアメリカへ押し掛ける事ができるようになったのだから、文明開化もご利益があったものだ。
海外の地でも日本人同士寄り集まって、寄るとさわると他の日本人の噂話ばかり。
当時、留学する資金を得られなかった青年たちは、これを読んで想像をたくましくしていたのだろうな。
533 :
touka(4978):2015/02/04(水) 16:40:35.57
『ローマ人の物語31 終わりの始まり〔下〕』 塩野七生 新潮文庫 139P 【C】
内乱の時代からセプティミウス・セヴェルスまで。
両雄並び立たずということを理解し、迅速に行動できる者が覇者となる。
ゲームのciv4ですら、同盟関係を破棄するのを躊躇する者には向いていないってことだけは確か。
竜王と半分ずつ世界を統治するのもいいな、とか思ってしまったり。
534 :
touka(5018):2015/02/06(金) 20:45:25.46
『阿Q正伝』 魯迅 訳・井上紅梅 青空文庫(kindle版) 40P 【C】
語られている社会の価値観が自分のものとはかけ離れていて、主人公の阿Qやその周囲の人々の行動や考え方のどれがまともでどれが異常なのかもわからなかった。
こういう時に解説の付いていない青空文庫は痛い。そのうちどれかの文庫版を買って読み直そうと思う。
名前とコネにすごく影響されている社会に見える。革命が起こっても頭を下げる先が変わるだけ。生活者の知恵にも見えるけれども。
「正伝」とはなんだか立派な響きだが、列伝でも外伝でも自伝でもないから適当に正伝とでもしておこう、というノリらしい。
535 :
touka(5103):2015/02/08(日) 00:36:10.63
『夢十夜』 夏目漱石 青空文庫(kindle版) 85P 【C】
夢の話はとにかくつまらん。特に黒澤明の「夢」を見てからは偏見に拍車がかかった。
しかし本作は、夢の中での不思議な心の動きを、うまく小説という形式にまとめ上げていると思う。
夢の中で感じた心の動きを再現するために、実際に夢で見た道具立てを用いて別種の世界を再構成するような。
でもやっぱり、夢の話と雲の写真は好きじゃない。
536 :
テタ(19☆2379):2015/02/09(月) 21:12:13.56
『岡潔 多変数関数論の建設』大沢健夫 現代数学社 236p
学生時代にこういう本があればなあ。【C】
537 :
touka(5412):2015/02/11(水) 00:21:40.32
『風水先生』 荒俣宏 集英社文庫 309P 【D】
迷信であってもそのコミュニティ内で広く信じられていれば、それは現実的な力を持つ。
しかしその迷信がぜんぜん根付いていない所に移植してなにか有意義なことが起こるだろうか。詐欺師の持ちネタが一つ増えるだけな気がする。
初出が週刊プレイボーイということもあってか、論の進め方がとにかくうさんくさい。
天海僧正が出てきて、うさんくささ更に倍。
538 :
touka(5696):2015/02/15(日) 18:55:52.06
『ハムレット』 シェイクスピア 訳・福田恆存 新潮文庫 284P 【C】
福田恆存の解説がよかった。「人生においても、そのもっとも劇(はげ)しい瞬間においては、人は演戯している。(…)自分自身でありながら自分にあらざるものを掴みとることではないか」
の部分は、そのまま福田の価値観の根本を一文で書き表したものとして読める。
あえて狂ったふりをしていたハムレットは、自身の激情に振り回されて本物の狂人と区別がつかない。
そしてあたりかまわず死を撒き散らしてゆく。
539 :
touka(6074):2015/02/16(月) 17:42:43.26
『こころ』 夏目漱石 青空文庫(kindle版) 378P再読 【C】
ひさしぶりに読み返したら、第二部の「両親と私」がしみじみとおもしろかった。こちらの「私」は二部を最後にもう出て来ないのがわかっていて寂しい。
「先生と遺書」の終盤は、どうにかして自分の自殺が必然なものだと思い込もうとしているようにしか見えなかった。「明治の精神に殉死」とか、あんた全然関係ないやろ。
実際、Kの自殺も最後の一押しは私(先生)の行為だったかもしれないが、遅かれ早かれ自殺していたタイプにも見える。また私(先生)を怨んであてつけに自殺したわけでもないだろう。
たまたまKのことで悩んでいた時だったから、Kの自殺の衝撃をノーガードで受けてしまって、心が病んでしまっただけのような気がする。
540 :
テタ(19☆2739):2015/02/16(月) 21:24:16.47
『谷川俊太郎の33の質問続』谷川俊太郎 ちくま文庫 360p
インタビュー集。【D】
541 :
touka(6459):2015/02/22(日) 19:36:09.63
『歴史 中』 ヘロドトス 訳・松平千秋 岩波文庫 385P 【C】
神話から叙事詩、叙事詩から歴史、初めて書かれた「歴史」ということは、叙事詩と陸続きでもあるということである。
とりあえずデルポイ神殿の予言の的中率100%。そのわりに、時々託宣の巫女が買収されてたりするのはいかがなものか。
ギリシャ各地からの亡命者に対し、土地を与えて手厚く遇するダレイオスは、帝王たるにふさわしい寛大な人物だったようだ。
地図、年表、系図、列伝、各パラグラフの相関関係図を網羅した完全攻略本をファミ通かどっかが出してくれればいいのに。
542 :
touka(6939):2015/02/23(月) 16:11:37.66
『都市と星』 アーサー・C・クラーク 訳・酒井昭伸 早川書房(kindle版) 408P 【D】
ひとつのSFにifはひとつであってほしい。人類は自らを閉じ込めるようにしてひとつの都市に引きこもり、完全再生産を達成し、死をも克服して、いつしか十億年が経っていた。
という前提自体はすばらしいひとつのifだが、まったくの不毛の砂漠と思われていた都市の外に出た主人公の前に現れたのは、ネイチャーな暮らしを営む未来人たちの村だった。…って、
ありえんだろ、ソレ。十億年だぞ?十万年じゃないんだぞ?
クラークが「十億年後」と言うのと、子供が「百億万年後!」と言うのとでは意味が違うはずだ。でもその違いが感じられなかった。
543 :
テタ(19☆3072):2015/02/23(月) 21:10:08.39
『殉教 微笑』小島信夫 講談社文芸文庫 333p
短篇集。【D】
544 :
touka(6969):2015/02/24(火) 16:41:13.26
『阿部一族』 森鴎外 青空文庫(kindle版) 30P 【C】
とりあえず、枕を蹴られたくらいで相手を切り殺してはいけません。ましてや、それを美談にしては。
これがたとえばスキュティア人とかサマルゲタイ人とかの風俗だったなら素直に興味深く読めるんだけども。
死ぬなら一人で勝手に死ねっつーの。どいつもこいつも一人で死ぬのは丸損とばかり、周囲の人間の着物の端を握り締めて引き摺りこんでゆく。
そして陰口に対して軟弱。ルース・ベネディクト女史に小馬鹿にされた日本人の陋弊なる性行を、截然とした文章で見事に描き出した一作。
10億年後の自然環境に合ったネイチャーな暮らしというものがあるんだよ
あんな社会で十億年持つわけないって話だろ?
547 :
無名草子さん:2015/03/02(月) 12:06:57.82
『たけくらべ』 樋口一葉 集英社文庫 250P 【B】
短編集。表題作以外に「にごりえ」「十三夜」。
青空文庫で読もうとしたらなにがなんだかわけわからなくて集英社文庫版を購入。
集英社版は句読点を余計に振っていて、なにより会話部分をかぎ括弧で区切ってくれているのが助かる。会話か地の文かの判別が付くだけでも、読みやすさが段違いによくなった。
三作の中では「にごりえ」がよかった。しかし主人公のお力は容色に恵まれているだけで、特に客あしらいに長けているとは思えなかったけれど。
548 :
touka(7219):2015/03/02(月) 12:11:21.23
名前抜け。
549 :
touka(7322):
『草枕』 夏目漱石 青空文庫(kindle版) 103P 【C】
グレン・グールドの愛読書というので、昔買ってみたが即投げ出した覚えがある。今回は意外と楽しく読めた。
中国の古典に由来する難読な熟語が頻出するが、こういうときにkindleは便利だ。半分以上辞書に載ってなかったけど。
とりとめのない旅行記の形をとっていて、なんだこれ?って感じもするけれど、あとで思い返すと不思議と旅先での出会いの場面が鮮やかな印象を残している。
この時代の高等遊民はうらやましいね。ファンタジーなのかもしれないけど。今の時代は働かざるもの人に非ずって勢いだからなあ。