★こうなったら読書マラソンしません?★第五'戦目

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1無名草子さん
【 公式レース規則 】
書き込みは名前の欄にハンドルと総読破ページ数を記入して下さい。

例) 名前:マラソン次朗(5963)[sage] 投稿日:92/13/32 24:28

本文に読んだ本と読んだページ総数を書きましょう。
★漫画はカウントしないでください。
★一冊読み終えた後の書き込みが基本ですが、
読破に時間がかかる本であれば、途中で書き込んで構いません。
★読んだページ数は、大体で構いません。
とりあえずゴールは10000nということでスタート。

10000nのゴールテープを切ったら、総読破ページ数欄に☆を一つ加えて、
ぜひ、もう一度、1nからゴールの10000nをめざして参加して下さい。

☆の使用例) 名前:パンダパン(☆864)[sage] 投稿日:02/10/20 00:27

<推奨>
200前後に下がったら、レース参戦を歓迎する意味を込めて、
マラソンの書き込み時に(『空あげ』はしないで)アゲ書き込みでお願いします。

>>2 読んだ本の『寸評用・評価基準 ABCDEF 』の例。
>>3 過去スレなど。

前スレ
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/books/1116901880/
2無名草子さん:2006/11/20(月) 20:24:05
ページ数を加算するだけでは味気ないので、
ちょっとした感想と、その本に対しての評価を書き添えてみて下さい。

☆読んだ本の『寸評用・評価基準 ABCDEF 』の例。

第一回戦『★こうなったら読書マラソンしません? スレッド』より。

A > A「明けの明星の如き作品」(特別な感情を覚える様な傑作)
B > B「抜群。当該分類類書では必読」
C > C「幸せな気分。まあ、読んで良かった」
D > D「どうして、面白そうだと考えて読んだのか?」
E > E「えらいモノをつかまされた。時間を返せ!」

F > F「古本屋でも持て余す産業廃棄物」

↑という様な感じで、実質的な五段階評価と思ってください。
AとかEに該当する作品はそれほど多くないと思うので、特別な作品用にキープ。
実質的にCが中央で、そこからBとDに振り分ける。

Fは、心底頭に来たとか、許し難い構成の小説など、何年に一度のすごい奴、
傾いた家具の下に入れて、高さ合わせに使用するのが相当であるモノ用。

他人に対する読書の目安としての寸評ですので、
多少厳しめぐらいが良いのではないでしょうか。
・・・という事で、楽しんで読書をしましょう。


☆の使用例は、最初の10000p完走者の『パンダパン さん』に敬意を表して、
使用いたしました。
3無名草子さん:2006/11/20(月) 20:26:35
☆★★第一戦・第二戦・第三戦レースリザルト(過去スレ)★★☆

★こうなったら読書マラソンしません?(※DAT落ち中) 
http://book.2ch.net/test/read.cgi/books/1026838198/
★こうなったら読書マラソンしません? 第二戦目

<復帰したいけど、ページ数を忘れてしまった方へ>

まとめサイトの『総走破ページ数』のページをご覧下さい

「こうなったら読書マラソンしません?」まとめサイト
http://dokusyomarason.blog76.fc2.com/

http://book3.2ch.net/test/read.cgi/books/1061672377/
http://f32.aaa.livedoor.jp/~sumakoba/1061672377.html(html化)
★★こうなったら読書マラソンしません? 第三戦目
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/books/1086568199/
★★こうなったら読書マラソンしません? 第四戦目
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/books/1116901880/
4無名草子さん:2006/11/20(月) 21:08:39
新スレ立ててみました。

3はちょっと失敗。
5ですな:2006/11/21(火) 01:03:52


こんどこそ保守
6HANA(22☆2064):2006/11/21(火) 06:13:02
あ、気がつかないでもう一つ立ててしまった。
削除依頼ってどうやって出すんでしたっけ?

無名草子さん、新スレありがとうございます。
('A`) さん、集計ありがとうございます。
水無月さん、完走おめでとうございます。

『宮田登日本を語る8 ユートピアとウマレキヨマリ』 宮田登 吉川弘文館 243p
ユートピアとウマレキヨマリ、被差別部落に関する論考を集めたもの。
面白かったのは冒頭のユートピア論。隠れ里の話は大好きなので非常に興味深く読めた。
ウマレキヨマリも様々な再生譚を収録していて興味深い。【C】

『黒いユーモア選集(上・下)』 アンドレ・ブルトン 国文社 282+268p
シュールレアリスムの観点からそれまでの文学史を再編集した一冊。
そのため様々な作家が集められているが、今日の目から見たらどこが黒いユーモアなのか首をかしげるのも多い。
名高いスウィフトの「アイルランドの貧民の子供たちがその両親あるいは郷国に重荷とならず、公衆にたいして有益なものとなるためのつつましい提案」が読めたのが一番の収穫であった。
やっぱ黒くていいわ。【C】

『阿房列車物語 百鬼園回想』 平山三郎 論創社 287p
阿房列車に同行したヒマラヤ山系が百鬼園先生を語っている。
最初の百鬼園先生に著者が出会うまでは随筆等でお馴染みなのでいまいちだが、出会ってからは俄然面白くなる。
一番面白いのは阿房列車に同乗したエピソードだが、それ以外にも著者の目を通して見た百鬼園先生が面白い。
最後の何篇かは読みながら「漱石先生臨終記」を思い出した。【B】
7HANA(22☆3261):2006/11/21(火) 06:31:37
『子守り首』 福谷修 幻冬社 338p
歌をテーマにした都市伝説ホラー。
その手のには「アルーマ」が有名なのでつい対比してしまう。
土俗ホラーとの融合を狙ったのかもしれないけど、老婆の声と狼の声とか理が勝ちすぎている感じ。
ラストもどうかなというイメージでした。【D】

『日本人の異界観』 小松和彦・編 せりか書房 493p
題名通り日本人の異界観をテーマにした論文集。異界とはあまり関係がなさそうな論文もかなり入ってるけど。
現代・近世・民俗・アジアと細分化されていてわかりやすい。
興味深かったのは「ケータイ化する異界」「明治期の新聞に見る怪異記事の動向と諸相」等。
「戦死者の亡霊と異界」は集めた資料を特定のイデオロギーを通したらこうなりましたよ。という実例として逆の意味で興味深かった。【C】

『黒い海岸の女王』 ロバート・E・ハワード 創元推理文庫 366p
アトランティスが海に没した後、現代までにハイボリア時代が存在した。
名のみ高いコナンをはっきりと読むのは今回が初めてだけど、名が高い理由が納得。
最近のヒロイックファンタジーみたいに、正義だとか愛だとかいうお題目の元に行動しないのが素晴らしい。
資料や未完の短編も収録されているのは嬉しい。【B】
8テタ(☆☆☆☆☆8196):2006/11/21(火) 21:12:47
新スレおめでとうございます。

『フランス7つの謎』小田中直樹 文春新書 197p
学校へのヘジャブ着用を禁止したフランスの政教分離の考え方など、
フランスについての7つの疑問に対する考察。【C】
9水無月(14☆9274):2006/11/22(水) 13:24:01
すぐには新スレに気が付かないでしばらく泣いていました。
新スレ立てて下さった方、お疲れ様でした、どうも有難うございます。

HANAさん有難うございます。

「室町少年倶楽部」 山田風太郎 文藝春秋 p242 【C】 
 山田風太郎の時代小説って言うと奇想天外・破天荒のイメージがあったんですが、
 こんな普通っぽい時代小説も書いているんですね。知らなかった。室町時代って面白い。
「戦国奇譚吸血鬼」 河村朋子 新風舎 p152 【C】
 戦国時代に吸血鬼を出現させてみました、それだけ。薄味。
「骸の爪」 道尾秀介 幻冬舎 p386 【D】
 「背の眼」に続く霊現象探求所所長もの。聞き間違いと見間違いを連発したミステリ。
 連発されても説得力が出るより空々しくなっただけでした。
「誰もわたしを倒せない」 伯方雪日 創元推理文庫 p262 【C】
 プロレス業界で起こる殺人事件。プロレスと格闘技の違いが始めてわかりました。
「とせい」 今野敏 実業之日本社 p309 【C】
 古いタイプのヤクザが出版社稼業に乗り込むというおじさん向きメルヘン話。
 でも途中で今の世相へのお説教挟むのは止めてもらいたいです。
 
10無名草子さん:2006/11/23(木) 08:10:25
はり忘れていたので、遅ればせながらはっておきます。

<読書マラソンスレッド簡易年表>

・02年7月17日 大学生活板の勉強マラソンの姉妹編として設立
・02年9月10日(一戦目242)でA〜Fの評価が確立される
・02年10月14日(一戦目340)パンダパンさんが初めての完走者に
・03年1月21日(一戦目545)祝♪こえびさんが完走し完走者は10名に
・03年2月19日(一戦目600)パンダパンさんが20000ページを突破
・03年3月20日(一戦目663)ですなさんの走破ページが☆9999とぞろ目になる
・03年5月2日(一戦目742)りーすさんが30000ページを突破
・03年6月7日(一戦目797)Karimonoさんの参加で参加者が50名に
・03年7月27日(一戦目913)りーすさんが40000ページを突破
・03年8月24日 本スレッドが第二戦目に移行する
・03年10月21日(二戦目106)りーすさんが50000ページを突破
・04年1月2日(二戦目252)HANAさんの完走で、完走者累計20名に
・04年2月24日(二戦目448)りーすさんが60000ページを突破
・04年5月29日(二戦目779)りーすさんが70000ページを突破
・04年6月3日(二戦目802)えりさんの完走で、完走者累計30名に
・04年6月7日 本スレッドが第三戦目に移行する
・04年8月5日 $男さんの参戦で参加者が100名に達する
・04年10月29日 りーすさんの累計ページ数が10万ページに
・05年2月3日 HANAさん、二人目の累計10万ページ突破
・05年5月24日 本スレッドが第四戦目に
11かえるくん(☆×I 4385):2006/11/23(木) 10:13:08
「捩れ屋敷の利鈍」森博嗣 267P【C】
「朽ちる散る落ちる」同上 479P【C】
「ナ・バ・テア」同上 353P【B】
「二四〇九階の彼女」西村悠 323P【C】
「百鬼夜行 陰」京極夏彦 617P【C】
「彼女は存在しない」浦賀和宏 446P【C】
「六歌仙の暗号」高田崇史 587P【C】
12かえるくん(☆×I 4385):2006/11/23(木) 10:16:23
言い忘れてしまいましたが、新スレ乙です
13('A`):2006/11/23(木) 10:19:49
>>無名草子さん
新スレ立てて頂いてありがとうございます

>>走者の皆様
前スレのデータはコピーしてメモ帳に張っています
14('A`):2006/11/23(木) 10:27:44
>>10の続きです

・05年 6月17日:かえるくんが50000ページを突破
・05年10月23日:りーすさんの累計ページ数が15万ページに
・05年11月 4日:HANAさん、二人目の累計15万ページ突破
・05年11月 8日:(・Д。)さん、三人目の累計10万ページ突破
・05年12月26日:水無月さんが50000ページを突破
・06年 5月29日:テタさんが50000ページを突破
・06年 6月11日:りーすさんの累計ページ数が20万ページに
・06年 7月29日:HANAさん、二人目の累計20万ページ突破
・06年 8月29日:水無月さん、四人目の累計10万ページ突破
・06年10月14日:かえるくん、五人目の累計10万ページ突破
・06年11月20日:本スレッドが第五戦目に移行する
15テタ(☆☆☆☆☆8801):2006/11/23(木) 11:21:57
('A`)さん、いつもありがとうございます。

『素数の音楽』マーカス・デュ・ソートイ 新潮社 478p
未解決のリーマン予想をめぐる天才、秀才たちの苦闘の歴史。【B】

『イギリスの小さな村を訪れる歓び』木島タイヴァース由美子 インデックス・コミュニケーションズ 127p
イギリスの村の紹介。写真が美しい。【C】
16水無月(15☆344):2006/11/24(金) 16:26:52
落っこちてしまうのが心配なので。

「報復」 ジリアン・ホフマン ヴィレッジ・ブックス p597 【C】
「報復ふたたび」 ジリアン・ホフマン ヴィレッジ・ブックス p473 【C】
この本の「フェアプレイ」と「官僚主義」の区別の仕方ってちょっと変だと思います。
同じく「責任を果たす」「自己満足を追う」の間の区別もちょっと変です。
17水無月(15☆954):2006/11/26(日) 13:41:31
続 落っこちてしまうのが心配なので。

「数学的にありえない」上下 アダム・ファウアー 文藝春秋 p306+p304 【B】
現代的なサスペンスと古典的なコミカルさがいい塩梅に配合されていて大当たりの本でした。

18テタ(☆☆☆☆☆9101):2006/11/26(日) 17:08:13
水無月さん、完走おめでとうございます。

『死の同心円』J・ロンドン 国書刊行会 159p
短編集。あまり楽しめなかった。【D】

『夜叉ヶ池・天守物語』泉鏡花 岩波文庫 141p
戯曲。以前「天守物語」を読んだときよりもしっくりきた。
【C】
19目薬(☆☆☆8071):2006/11/26(日) 23:46:15
いえーい復活おめでとう!関係諸氏に乙!
水無月さん完走オメ!

「新潮日本文学63」開高健(新潮社)P327【B】
 「パニック」が読みたくて借りたのですが、他収録作品も面白かったです。
20真空(☆☆☆2842):2006/11/27(月) 23:40:20
水無月さん、完走おめでとうございます。
テタさん、ひつじさん、HANAさん、水無月さん、りーすさん、目薬さん、
どうもありがとうございます。

『モロー博士の島』H・G・ウェルズ 創元SF文庫 238p【B】
百年以上前の傑作。

『ガラスの麒麟』加納朋子 講談社文庫 365p【B】
現代女子高生の心の闇を解くミステリ。

『パズラー 謎と論理のエンタテインメント』西澤保彦 集英社 300p【B】
パターンはマンネリ気味ですが、どれも水準以上で完成度の高い短編集。
「贋作『退職刑事』」は都筑道夫への愛が感じられる見事なパスティーシュ。

『夜の終る時』結城昌治 260p【B】
警察小説がこんなに面白かったとは、不覚でした。

『角の三等分』矢野健太郎、一松信解説 ちくま文芸文庫 222p【C】
前半は三等分不可能な具体例を挙げて説明。
後半の解説は代数学の基礎とガロア理論への準備ですが、簡潔すぎて分かりにくい。
道具等を用いた数々の解決法や近似法もなかなか興味深いです。

『顔のない博物館』フィリップ・K・ディック  北宋社 254p【C】
わりとオーソドックスなSF短編集。
後の長編の様な幻惑的陶酔感はありません。
21ですな(8☆0877):2006/11/27(月) 23:48:08
ヤマグチノボル『ゼロの使い魔』MF文庫
1巻263p 2巻263p 3巻263p 4巻263p 5巻263p
若い方には楽しいのでしょうな【C】
22りーす(23☆2131):2006/11/29(水) 03:39:26
新スレ有難うございます。

HANAさん、目薬さん、テタさん、紅の静香さん、水無月さん、ありがとうございます。水無月さん、おめでとうございます。

『浮世でランチ』山崎ナオコーラ(著)(河出書房新社)192p【C】
ナオコーラ二作目。前回より良くなった気がするが、平坦で尻切れトンボな結末。

『刺繍天国』松井雪子(著)(文藝春秋)169p【C】
恋愛小説だけど、イマイチ。第133回芥川賞候補作収録。

『踊ろう、マヤ』有爲エンジェル(著)(講談社)156p【C】
全編が事故で死んだ娘の回想で暗い。

『ぐるぐるまわるすべり台』中村航(著)(文藝春秋)185p【C】
バンドを始める話だが、仲間を集めるだけで終わってしまい、非常に中途半端。他作品のほうが断然良い。

『水晶の涙』ジェイン・ヨーレン(著)(ハヤカワ文庫)156p【C】
『悪の愛情論』小池真理子(著)(角川文庫)251p【C】
『シフォンの風』唯川恵(著)(集英社文庫)252p【C】
『あなたが欲しい』唯川恵(著)(新潮社文庫)230p【C】
『超魔妖殺徨』早坂律子(著)(集英社スーパーファンタジー文庫)231p【C】
『舞え水仙花』尾鮭あさみ(著)(角川スニーカー文庫)309p【C】
23りーす(23☆4202):2006/11/29(水) 03:55:03
『新化』石黒達昌(著)(ベネッセ)170p【C】
横書きでウソ論文っぽいサイエンス・フィクション。ハネネズミとカミラ蜂について。

『肉食屋敷』小林泰三(著)(角川書房)220p【C】
文章は普通だが、話のヒネリ具合が良い。

『世界音痴』穂村弘(著)(小学館)189p【B】
穂村さんの、ちょっとだけ世界からズレている感性が面白い。

『現実入門』穂村弘(著)(光文社)242p【B】
「世界音痴」で挙げた未経験リストから、人生の経験値を増やしていこうという試み。

『Tiny,Tiny』濱田順子(著)(河出書房新社)103p【D】
芥川賞候補だけど、話が薄っぺらすぎ。

『図書館戦争』有川浩(著)(メディアワークス)345p【C】
言論弾圧に対し、図書館が武装して戦うという設定が面白い。

『押入れのちよ』荻原浩(著)(新潮社)293p【C】
ぞくりとせつない物語とキャッチついているけど、怖くもせつなくも無く、後味が悪い話が多い。

『恋愛できない食物群』姫野カオルコ(著)(毎日新聞社)207p【C】
『図説 心理おもしろ事典』樺旦純(著)(三笠書房文庫)302p【C】
24水無月(15☆3973):2006/11/30(木) 10:17:14
テタさん、目薬さん、真空さん、りーすさん、ありがとうございます。

「炎の秘密」 ヘニング・マイケル 講談社 p196 【C】
 「殺人者の顔」「リガの犬たち」のヘニングの児童書。ミステリじゃなかった。
 地雷で両足を失った少女の話で、お涙頂戴ものではないけれど、泣かずに読めなかったです。
「レオンと魔法の人形遣い」上下 アレン・カーズワイル 東京創元社 p224+p195 【B】
 この手のファンタジーならまだまだ読める。世界を救うために闘ったりしないところが良。
「チャーリー・ボーンは真夜中に」 ジェニー・ニモ 徳間書店 p340 【C】
 ファンタジーなんだけど主人公の能力的にはSFにした方がよかったんでは?
「剥がされた皮膚」 クリス・シムズ 小学館文庫 p511 【B】
「殺意の清算」 ジョン・T・レスクワ ハヤカワ文庫 p513 【C】
「物的証拠」上下 ジョン・T・レスクワ 早川書房 p258+p240 【C】
「十三人目の審判」上下 ジョン・T・レスクワ 早川書房 p271+p271 【C】

25ドローイングヴュー(☆1272) :2006/11/30(木) 20:16:01
『城 カフカ全集T』カフカ/364P【B】
はじめから不穏な空気が漂っていた。こういう作品好きです。
未完でありながら、あとがきでカフカの親友マックス・ブロートが
この作品の結末をたずねたところ、カフカの答えた結末はなるほどと唸ってしまう様な結末だった。

『人間失格』太宰治/160P【C】
一回目読んだときよりも受けた衝撃が強く感じた。
人間は悩みを抱えながら生きていく動物なんだなあ、と思うと悲しくなってしまう。
仕方の無いことだけれども。

『記憶がウソをつく!』養老孟子×古館一郎/285P【C】
お二人の知識に圧倒されてしまった。
最後の方の人は変わり続けるといった内容のところは
読んでいてゾクゾクするほど素晴らしさが伝わってきた。

『最悪』奥田英朗/397P【C】
三人の視点で書かれた話。三人の人生が交わっていくところからスピード感が増し、一気に面白くなっていく
26HANA(22☆4442):2006/11/30(木) 21:37:23
水無月さん、ですなさん、完走おめでとうございます。

『新輯内田百闡S集 第二十一巻』 内田百閨@福武書店 422p
収録作は「麗らかや」「夜明けの稲妻」。
作者晩年の作品のせいか、知人の死、昔の思い出が中心となってきつつある。
それでも飄々としたユーモアが失われていないのは流石。
「イヤダカライヤダ」事件の顛末を綴ったのも収録されている。【C】

『ライヴ・ガールズ』 レイ・ガートン 文春文庫 443p
吸血鬼物のホラー。
文春文庫の翻訳はたまにこういったキワモノのホラーを翻訳してくれるのでありがたい。
内容はスプラッターパンク+吸血鬼。
やっぱ吸血鬼は浪漫派の描くような方が好きだな。【C】

『都市民俗論の課題』 宮田登 未来社 316p
二部構成で前半は都市民俗学全体を考察している。
筆者がこの分野と民俗学について、常に危機感を抱いていたのがわかる。
後半は前半部分を現代や江戸時代の都市伝説、七不思議といった個々の事例に当てはめている。
門外漢としては全体の総括より、こっちの方がわかりやすくていいな。【C】
27HANA(22☆5277):2006/11/30(木) 21:49:46
『クトゥルー1』 H・P・ラヴクラフト・他 青心社文庫 338p
クトゥルー神話集。
「クトゥルーの呼び声」といった根本聖典から、
ダーレス、ブロックの作品まで一巻は基本をそうまとめにした感じですな。
並べてみると「クトゥルーの呼び声」の凄みがよくわかる。【B】

『稲垣足穂全集9』 稲垣足穂 筑摩書房 497p
京都に移住してからの作品群を収録。
東京での生活を描いた「東京遁走曲」もいいが、やはり京都に落ち着いて書いた「双ヶ丘」「宇治桃山はわたしの里」の方が個人的には趣味にあう。
一番素晴らしいのは「東洋の幻想」。仏教の宇宙観はこれほどだったのかと再認識さしてもらった。【C】
28りーす(23☆5980):2006/11/30(木) 23:53:14
ですなさん、おめでとうございます。

『エンド・ゲーム』恩田陸(著)(集英社)324p【C】
やはり淡々としすぎ。正体不明の何かを相手にひっくり返したり、ひっくり返されたり。
オセロ・ゲームのような戦いを続ける一族。面白くなりそうなのに、雰囲気だけで終わっている。

『デモナータ1幕 ロード・ロス』ダレン・シャン(著)(小学館)370p【B】
ダレン・シャン・シリーズよりも、さらにダーク。いきなり一家が惨殺されてしまう。
しかも、犯人は人間ではなく異世界から召喚された悪魔。
唯一生き残った少年が、その敵と対峙する。

『流れ星が消えないうちに』橋本紡(著)(新潮社)281p【C】
すでに故人となった青年を含む、三人の物語。

『アース・リバース』三雲岳斗(著)(角川スニーカー文庫)262p【C】
灼熱の地表に覆われた世界の正体が、意表をついていて良かった。

『天使を誘惑』高橋三千綱(著)(新潮文庫)218p【C】
『国際私法入門』澤木敬郎、道垣内正人(著)(有斐閣)323p【C】
29PIPIKu :2006/12/01(金) 09:42:12
こんな良スレがあったんだ。知らなかった〜。
今は時間がなくてなかなか読めないけどアゲておきます。
そのうち読書マラソンに参加するぞ〜!
30ひつじ(☆2592):2006/12/01(金) 20:28:36
水無月さん、ですなさん、おめでとうございます。
テタさん、水無月さん、りーすさん、目薬さん、HANAさん、ありがとうございます。
('A`) さん、いつも集計ありがとうございます。
そして、申し訳ないのですが、宜しければこの書き込みを11月分としてカウントして頂けないでしょうか?
わがまま言ってすみませんorz


ロリータ ナボコフ 新潮社 P623
主人公のハンバートが勘弁してくれと思うほど気持ちが悪い。
けれど、全く同情しないという訳でもなかった。
それはやはり、彼のロリータへの思いというのは、ある種の純粋性を保ち続けていたからだと思う。【C】

提婆達多 中勘助 岩波書店 P203
主人公の提婆達多は欲に執着したとても人間的な人物であり、彼の視点を通すことによって、
仏陀である釈迦の崇高さがよく伝わり、そういった者にはなれない人間の悲哀さが身に染みる。
提婆達多の最期は惨めなもののように感じた。
けれども、「提婆達多が救われずば、我々の誰が救われるであろうか」という一文には思わず深く頷いた。【A】

死刑囚最後の日 ユーゴー 岩波書店 P169
ユーゴーは死刑反対という考えでこの話を書いたようであるが、
個人的には人殺しが罪の意識も大して持たずに、自分の死を恐れ好き勝手言っているようにしか受け取れなかった。
しかしながら、主人公の死に対する恐怖というのはとても伝わる作品ではあった。【C】

精神病 笠原嘉 岩波書店 P232【B】
羅生門 芥川龍之介 岩波書店 P182【B】
歯車 芥川龍之介 岩波書店 P112【B】
世界史の中から考える 高坂正尭 新潮社 P213【C】
不連続殺人事件 坂口安吾 角川書店 P329【C】
月魚 三浦しをん 角川書店 P232【D】
31テタ(☆☆☆☆☆9710):2006/12/08(金) 18:58:15
ですなさん、完走おめでとうございます。

『妻と帽子をまちがえた男』オリバー・サックス 晶文社 408p
脳に障害を持つ24人の患者の病歴。「もの」としての病歴ではなく、一人の人間としての
病歴を語る。病気になるとはどういうことなのか考えさせられる。【B】

『数のエッセイ』一松信 中央公論社 201p
オリジナルな内容を含んで面白い。【C】
32無名草子さん:2006/12/08(金) 21:45:58
友達が色んなとこで広めろってうるさいからここに紹介する。

ttp://blog.livedoor.jp/book_book1/

見に行ってあげて。
33('A`):2006/12/09(土) 15:26:54
11月1日〜11月30日までの集計です(ひつじさんは12月1日のレスまで)

1位…水無月選手(15350P)【3/35位】
2位…りーす選手(5980P)【1/35位】
3位…HANA選手(4293P)【2/35位】
4位…かえるくん選手(3072P)【5/35位】
5位…ひつじ選手(2292P)【21/35位】
6位…真空選手(1639P)【15/35位】
7位…ですな選手(1355P)【6/35位】
8位…テタ選手(1321P)【9/35位】
9位…ドローイングヴュー選手(1206P)【23/35位】
10位…目薬選手(998P)【13/35位】
11位…千の天使がバスケする選手(922P)【19/35位】
12位…夜香木選手(904P)【33/35位】
13位…紅の静香選手(749P)【29/35位】

今月で2006年も終わりですね('A`)
34(*'A`)<こちらは実況です!:2006/12/09(土) 15:27:38
(*'A`)<水無月選手が15回目の完走です!(※史上3人目!)
(*'A`)<ですな選手が8回目の完走です!

(*'A`)<千の天使がバスケする選手が、20位から19位に順位を上げました!
(*'A`)<ひつじ選手が、22位から21位に順位を上げました!
(*'A`)<ドローイングヴュー選手が、24位から23位に順位を上げました!


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35水無月(15☆8371):2006/12/13(水) 10:20:21
('A`) いつも有難うございます。 励みになってます。
ですなさん、完走おめでとうございます。
HANAさん、ひつじさん、難うございます。

「スコルピア」 アンソニー・ホロヴィッツ 集英社 p296 【B】
 ますます面白くなってきた「女王陛下の少年スパイ!」のシリーズ。次作はまだか。
「クレージー・マギーの伝説」 ジェリー・スピネッリ 偕成社 p295 【C】
「ひねり屋」 ジェリー・スピネッリ 理論社 p263 【C】
 スピネッリを今まで喰わず嫌いしてたみたい。意外とライトな作風じゃなかった。
「魔術師マーリンの夢」 ピーター・ディキンスン 原書房 p249 【C】
 アーサー王伝説物語とはかなり違ったけど、面白かったので良し。
「血族の物語」上下 ピーター・ディキンスン ポプラ社 p468+p493 【C】
 二十万年前のアフリカで必死に生き延びようとする人類の祖先の物語。
 歴史小説ではないよね?やっぱりファンタジーだよね?って気がするほどリアル。
「34丁目の奇跡」 ヴァレンタイン・ディヴィス あすなろ書房 p156 【C】
 グッド・オールド・デイズな雰囲気が楽しめます。
「クリスマスの思い出」 トルーマン・カポーティ 文藝春秋 p69 【B】
 イノセント・ストーリーとは名付けたものです。クリスマス・ストーリーの白眉。
「ブラックストーン・クロニクル」上下 ジョン・ソール 求龍堂 p360+p349 【C】
終章に到るまでは申し分ないホラーなんだけど、ラストがいまいち軽くない?
「ドリーム・キャッチャー」1・2・3・4 スティーヴン・キング 新潮文庫 p329+p316+p403+p352 【C】
 凡俗の作家が書いたら馬鹿っぽいだけのお話になっていたのでは?さすがキング読ませます。

36千の天使がバスケする☆7447:2006/12/16(土) 08:56:09
白い巨塔 山崎豊子 (966)【A】
医学部の闇を描いた言わずとしれた名作。40年も前にここまで、リアルに医学部を描いた作品があったのにはおどろきました。
今度は田宮バージョンの白い巨塔も見ようと思います。
37ドローイングヴュー(☆3147) :2006/12/16(土) 23:47:48
『審判 アメリカ カフカ全集U』カフカ/486P【A】
審判:大きな組織には欠陥がいくらでもある。その欠陥のある中で下される決定というものはやはり間違ったものである。
そんな間違いの決定に振り回されてしまった男の話。
やるせない気持ちになる。
アメリカ:青年の旅の話。冒険作品のように楽しく読めた。

『ドン・キホーテ』セルバンテス/410P【B】
僕が読んだ本は訳者が結構省略してしまっているそうだ。あとがきにそう書いてあった。今度は原典に忠実な訳で読みたい。

『バベルの謎 ヤハウィストの冒険』長谷川三千子/458P【B】
バベルの塔から始まり旧約聖書の「律法」の部分を解き明かしていくというもの。
非常に興味深く、前から気になっていた聖書が少しでも読めてよかった。

『異邦人』カミュ/126P【C】

『図書館の死体』ジェフ・アボット/395P【C】
38千の天使がバスケする☆8557:2006/12/18(月) 12:00:31
偉いぞ!立ち食いそば 東海林さだお 文芸春秋 (271)【C】
立ち食いそば全メニュー制覇等 食をメインにしたコラム集
自分としては、立ち食いそばは、飲んだ後のしめに
食う事が多いが山梨にきてから
夜やってる店が見当らないなと思う今日この頃。
酒とサイコロの日々 鷺沢萠 双葉社 (260)【C】
おけら先生並の血みどろギャンブルエッセー
ヘタな人生論より徒然草 荻野文子 河出書房新社(225)【C】
徒然草は今の世の中で忘れてる物を伝えてくれていると、思いました。
TRICK 3 小説版 角川書店 (354)【C】
エロパロで粗チンと美乳ってありましたが
やっぱり巨根と貧乳じゃなきゃ面白くないです。(w
39千の天使がバスケする☆8826:2006/12/18(月) 13:38:54
帰らざる日々 小暮俊作 幻冬舎 (269)【F】
組長襲撃に失敗した女を元ヤクザの男が助けに行く話
ダラダラとしたSM小説のような拷問シーンで最後の方はどうでもよくなりました。
新堂冬樹並にセンスのいい拷問であればまだ読めたかも?
(拷問にセンスを求めるのも変だが…)
40HANA(22☆6334):2006/12/18(月) 13:42:31
('A`)さん、いつもありがとうございます。
PIPIKuさん、参加お待ちしております。

『クトゥルー2』 オーガスト・ダーレス 青心社文庫 343p
「永劫の探求」全編を収録。
五つの部分よりなる連作ですが、一言で印象をいうなら金太郎飴。
話の内容がほとんど同じでした。
もう少し捻ろうよ。【D】

『恐怖の歴史』 ポール・ニューマン 三交社 383p
古代から近代までの恐怖観の変遷を時代ごとにまとめています。
第一章の悪霊、吸血鬼といった概論から始まって、カタリ派・魔女狩り・反キリストの中世。
サドやロマン派、そして近代といった各時代毎に読みでがありました。【C】

『クトゥルー3』 H・P・ラヴクラフト・他 青心社文庫 331p
ビアスの「カルコサの住民」ブロックの「暗黒のファラオの神殿」スミスの「妖術師の帰還」等、いい短編が多い一冊。
白眉は名前のみ高くてまだ読んだことのなかったチェンバースの「黄の印」。これ一編のためだけでも買う価値はあります。
実にいい短編がそろった一冊でありました。【B】
41HANA(22☆7372):2006/12/18(月) 14:02:32
『廣末保著作集第七巻 西鶴の小説・ぬけ穴の首』 廣末保 影書房 420p
論文「西鶴の小説」と創作集「ぬけ穴の首」を収録。
「西鶴の小説」読んでいて改めて小説の定義の難しさというものを感じました。
それにしても現代の小説のテクニックや作法を江戸時代に当てはめるのはどうかと思うのですが。
「ぬけ穴の首」は妙に叙情的な作品が揃っていて、結構気に入りました。【C】

『馬込の家 室生犀星断章』 伊藤人誉 亀鳴屋 287p
作者と室生犀星の関りを、主に戦中を中心に描いています。
とはいえ犀星のことをあまり知らないので、ここだけ抜粋されてもよくわからない部分が多々あります。
むしろ犀星周囲の人々の方がよく書けていると思いました。【C】

『クトゥルー4』 H・P・ラヴクラフト・他 青心社文庫 331p
ラヴクラフトの「魔犬」「魔宴」を始め、スミスの「ウボ・サスラ」「七つの呪い」といい短編が揃っています。
「アーカムそして星の世界へ」は、読んでいて思わずにやりとさせられますね。
しかしダーレスの作品は相変わらずワンパターンなわけですが。【C】
42テタ(☆☆☆☆☆☆107):2006/12/18(月) 19:43:18
『消えた装身具』コリン・デクスター ハヤカワ文庫 397p
ミステリー。イギリスのテレビシリーズ「モース主任警部」のためのオリジナル脚本を
原型にしたものだとか。【C】
43水無月(16☆1615):2006/12/22(金) 14:39:35
今年もいよいよ終わりです。
明日明後日の連休には図書館に行って年末年始用の本を借り込む!(他に予定なし)。

「神様ゲーム」 麻耶雄嵩 講談社 p272 【D】
 ホームズならぬワトソン並の推理の証明でも、
 神様(著者)が犯人だって言うのなら犯人なんだから仕方がない。
 でもこの本の犯人については。神様がいるなら悪魔だっている。犯人=悪魔だったんだろうな。
 でなきゃ成り立たないお話だってことは「初歩的な推理だよ、ワトソン君」
「九杯目には早すぎる」 蒼井上鷹 双葉社 p275 【C】
 短編集なんだけど、一つ一つのアイデアとか筋自体とかは悪くない。
 でも登場人物全てに全く共感を覚えられないので後口がよくない短編が多い。
 書きようによってはもっと面白く読めただろうと思うので残念。
「怪盗グリフィン、絶体絶命」 法月綸太郎  講談社 p349 【C】
「ステーションの奥の奥」 山口雅也  講談社 p416 【C】
「ザ・チーム」 井上夢人 集英社 p311 【C】
「贄の夜会」 香納諒一 文藝春秋 p576 【C】
「一応の推定」 広川純 文藝春秋 p277 【C】
「刑事の墓場」 首藤瓜於 講談社 p329 【C】 
「海の底」 有川浩 メディアワークス p439 【B】
44ひつじ(☆4399):2006/12/22(金) 23:37:51
テタさん、完走おめでとうございます。
('A`) さん、お手数お掛けしてすみません、ありがとうございました。
今年はこんな良いスレに出会えて良かったです。
みなさん、来年もよろしくお願いします。

『山椒大夫・高瀬舟』 森鴎外 岩波書店 P174【B】
『刺繍する少女』 小川洋子 角川書店 P229【C】
『カント入門』 石川文康 筑摩書房 P238【C】
『少女地獄』 夢野久作 角川書店 P274【B】
『ハムレット』シェイクスピア 新潮社 P246【C】
『ネジ式ザゼツキー』 島田荘司 講談社 P646【C】
45千の天使がバスケする☆9197:2006/12/23(土) 08:44:22
〉〉33 ‐34 遅ればせながら、ありがとうございます。(携帯だと文字化けするのでアンカーで失礼)
チームバチスタの栄光 海堂尊 宝島社 (375)【B】
話題どうりの面白さでした。白鳥最高!!(w
実写だったら、絶対阿部寛さんに白鳥をやってほしい。
続編のナイチンゲールの沈黙も楽しみ。
46かえるくん(☆×I 6408):2006/12/24(日) 00:06:19
「アンノウン」古処誠二 226P【C】
「零崎軋識の人間ノック」西尾維新 329P【B】
「クビツリハイスクール 戯言遣いの弟子」同上 197P【C】
「百器徒然袋−雨」京極夏彦 744P【B】
「ノルウェイの森 上・下」村上春樹 合わせて527P【A】

おそらく今年最後の書き込み
少し早い気もしますが、皆様良いお年を
そして、来年も宜しくお願いします
47テタ(☆☆☆☆☆☆669):2006/12/24(日) 18:50:16
『「有限群」村の冒険』宮本雅彦 日本評論社 268p
数学ファンタジー小説。なかなかおもしろい。
ただ、終盤急激に難しくなる。【B】

『放浪の天才数学者エルデシュ』ポール・ホフマン 草思社 294p
エルデシュの紹介。まとまりがない。【C】
48りーす(23☆9226):2006/12/24(日) 18:59:52
テタさん、水無月さん、おめでとうございます。

『ロマンス小説の七日間』三浦しをん(著)(角川文庫)283p【C】
冒頭からいきなり女領主と騎士が出てくるが、実は翻訳家が中世風のラブロマンスを翻訳するという入れ子式。

『本格推理委員会』日向まさみち(著)(産業編集センター)380p【D】
題名と違って、ちっとも本格推理じゃありません。

『ムジカ・マキーナ』高野史緒(著)(新潮社)356p【C】
近代と音楽の不思議な融合、SFなのかファンタジーなのか微妙。

『天涯の砦』小川一水(著)(早川書房)285p【C】
軌道ステーションが大破して大気圏へと落下を始める。生存者の壮絶なサバイバルを描いた近未来SF。

『僕たちの戦争』荻原浩(著)(双葉社)428p【C】
現代から戦時下へ行くフリーターと戦時下から未来へ来た飛行兵。二人の入れ替わりタイムスリップ小説。

『水銀虫』朱川湊人(著)(集英社)261p【C】
『狐狸庵うちあけばなし』遠藤周作(著)(集英社文庫)195p【C】
『イヤリング』森瑶子(著)(角川文庫)237p【C】
『空に住む飛行機』姫野カオル子(著)(講談社文庫)227p【C】
『女社長に乾杯! 上』赤川次郎(著)(新潮社文庫)302p【C】
『女社長に乾杯! 下』赤川次郎(著)(新潮社文庫)292p【C】
49ドローイングヴュー(☆3564) :2006/12/25(月) 00:17:00
『ローマの哲人 セネカの言葉』中野 孝次/240P【D】
最初から最後までセネカ様万歳という雰囲気だった。
自分の好きなものを誰かに伝えたい気持ちはわかるが、
いまいち伝わってこなかった。

『人生の短さについて』セネカ/177P【C】
表題作以外に「心の平静について」、「幸福な人生について」
が収録されていたが「幸福な人生について」は自分の生活について言い訳しすぎだと思った。
すばらしい言葉もあったが、なんだか心は晴れていないようです。
50水無月(16☆6543):2006/12/25(月) 14:49:57
テタさんおめでとうございます。
りーすさん有難うございます。

高田崇史に嵌まりました。
「鬼神伝」鬼の巻・神の巻 高田崇史  講談社 p326+p280 【C】
「QED 百人一首の呪い」 高田崇史  講談社文庫 p490 【C】
「QED 六歌仙の暗号」 高田崇史  講談社 p373 【B】
「QED ベーカー街の問題」 高田崇史  講談社 p255 【B】
「QED 東照宮の怨」 高田崇史  講談社 p302 【B】
「QED 式の密室」 高田崇史  講談社 p129 【C】
「QED 竹取伝説」 高田崇史  講談社 p301 【C】
「QED 龍馬暗殺」 高田崇史  講談社 p318 【C】
「QED ventus  鎌倉の闇」 高田崇史  講談社 p184 【C】
「QED 鬼の城伝説」 高田崇史  講談社 p274 【C】
「QED ventus  熊野の残照」 高田崇史  講談社 p215 【C】
事件の謎の推理部分はちょっと強弁ぽいけど、歴史の謎の推理部分が面白いです。
「QED」はまだ後2作残ってますが、頭がぐるぐるしてきたのでここでちょっと一休み。
「麿の酩酊事件簿 花に舞」 高田崇史 講談社 p212 【C】
「麿の酩酊事件簿 月に酔」 高田崇史 講談社 p233 【C】
「試験に出るパズル」 高田崇史 講談社 p298 【C】
「試験に負けない密室」 高田崇史 講談社 p199 【C】
「試験に出ないパズル」 高田崇史 講談社 p259 【C】
「パズル自由自在」 高田崇史 講談社 p280 【C】
51水無月(16☆9391):2006/12/27(水) 11:04:39
ピーター・ディキンスンにも嵌まりかけたけど、入手困難本が多いなあ。図書館にもないし。
「キングとジョーカー」は年末年始のお楽しみ用にストックすることにして。
「ザ・ロープメイカー伝説を継ぐ者」 ピーター・ディキンスン ポプラ社 p525 【C】
「ガラス箱の蟻」 ピーター・ディキンスン 早川書房 p164 【C】
「封印の島」 ピーター・ディキンスン 評論社 p278 【C】
「毒の神託」 ピーター・ディキンスン 原書房 p260 【C】

「奇術師の密室」 リチャード・マシスン 扶桑社 p333 【C】
「12番目のカード」 ジェフリー・ディヴァー 文藝春秋 p515 【C】
「パズル・パレス」上下 ダン・ブラウン 角川書店 p296+p277 【D】
「名探偵カマキリと5つの怪事件」 ウイリアム・コツウインクル 早川書房 p200 【C】
52千の天使がバスケする☆9980:2006/12/29(金) 09:22:40
愛はむずかしい 花村萬月 角川書店 【C】(209)
エロスと女についてつづったエッセー。
水の中の蛍 池永陽 集英社【C】(301)
少女からダイナマイト心中を持ち掛けられる…
という導入には、荒唐無稽すぎないか?と思ったがきれいにまとまるのはさすが池永さんだなと思いました。
最近は長編が多いですが「コンビニララバイ」のような短編連作のほうが脇役の背景もじっくり読めるので
個人的には短編連作物をまた出して欲しいな思います。
ゴーでいこうぜ ヒキタクニオ 講談社【B】(273)
凶気の桜でデビューし、ナショリストや鳶から文芸編集者までと
ユニークなキャラクターの小説を描くヒキタクニオの初エッセー。
作品の裏話から、故郷福岡の話など作品を読んだ人もそうでない人も十分楽しめるエッセーだと思います。
53テタ(☆☆☆☆☆☆939):2006/12/29(金) 17:08:44
『アソーレス、孤独の群島』杉田敦 彩流社 270p
大西洋の真ん中にあるポルトガル領アソーレス諸島への旅。
ちょっと感傷的。【C】

今年はこれが最後。
みなさん、良いお年を。
54HANA(22☆8380):2006/12/30(土) 08:57:16
テタさん、完走おめでとうございます。

『オカルトの帝国』 一柳廣孝・編 青弓社 294p
1970年代の日本におけるオカルトの位置を論じている。
ノストラダムス、エクソシスト、心霊写真等今では想像もつかないほど、
社会とオカルトが密着していた時代もあったんだな。
物心つく前の話ばかりだが、妙にノスタルジーをかきたてられる部分も多かった。【C】

『しぐさの民俗学』 常光徹 ミネルヴァ書房 330p
「息を吹く」「親指を隠す」「クシャミ」「エンガチョ」等、しぐさを民俗学的に読み解いていく。
日頃何気なくしている行動にも、それぞれ隠された意味のあることがわかって面白く感じた。
皆さんも、霊柩車が通ったら指を隠したり、「ハッピーアイスクリーム」といった経験はお持ちでしょうか?【C】

『幽vol.6』 メディアファクトリー 384p
特集は江戸の怪。
それにしても回を追うごとに特集ページが小さくなっていく。
メインは小説類と実話怪談。実話怪談の類は第一線で活躍中の人ばかりで流石の出来栄え。
京極夏彦の新連載はどうってことない話だが、それを読ませる筆力は流石だと思った。【C】
55HANA(22☆9648):2006/12/30(土) 09:13:28
『甲陽軍鑑』 佐藤正英・校訂 ちくま学芸文庫 401p
高坂昌信が書いたとされる軍記。
武士の心構えから甲州法度や典厩九十九ヶ条。川中島や長篠の戦まで書かれている。
やはり一つ一つのエピソードが面白い。川中島、山本勘助の話は中でも白眉。【C】

『国枝史郎伝奇短編小説集成 第二巻』 国枝史郎 作品社 532p
昭和三年から十二年までの短編を収録。
「ムッソリニ」「薫る南風」などが時代を感じさせる。
それにしても「まっとう」な時代小説が多い。長編みたいな破天荒なのはやはり少ないのかと思った。
「手紙」とか「新舞子の杜甫」とか変わった作品も多いけど。【C】

『クトゥルー5』 ラヴクラフト&ダーレス他 青心社 335p
クトゥルー神話集もいよいよ五巻。
今回は「魔道師エイボン」「アタマウスの遺言」が白眉。やはりスミスはいい。
後は「ティンダロスの猟犬」「無貌の神」等が面白い。
ダーレスの作品はいつもどおり。【C】

今年はこれが読み納め。
それでは皆さん、いいお年を。
56千の天使がバスケする☆☆455:2006/12/31(日) 09:21:44
今年最後です。
県庁の星 桂望実 小学館【C】
映画では柴咲コウがパート社員役でしたが、原作を読んだら
室井滋さんのほうが合ってる気がしました。
東京DOLL 石田衣良【C】
チラ裏
前スレで酷評した、ぼくだけの☆アイドルがドラマ化されるそうです。
アイドル役の星野亜紀(女優の時は漢字なんだね)はハマり役だけど
オタク青年が永井大てゆうのは絶対ミスキャストだと思う。
それではよいお年を
57千の天使がバスケする:2006/12/31(日) 09:24:36
ページ数は255と220です。
58真空(☆☆☆4588):2006/12/31(日) 21:32:50
『持駒使用の謎 日本将棋の起源』木村義徳 日本将棋連盟 310p【B】
いかにして現行将棋が完成したかを資料などをもとに論考検証。
証拠不足かと思われるところもやや勇み足だったり、循環論法ではと思われる部分も
多々ありますが、明快な口調は心地良いです。
流布する一般説からはかなり外れた大胆な推論ですが、面白い評論です。

『夢野久作全集6』ちくま文庫 521p【C】
海外が舞台の作品を主に収録。
「焦点を合わせる」等の長期航海船内の描写が生々しい。
ベストはラストが幻想的な「氷の淵」でしょうか。

『動く家の殺人』歌野晶午 講談社文庫 318p【C】
現在に至るまでの、良くも悪くも、習作の一つ。
印象的なトリック二つを後に他の作者が講談社ノベルスで(多分偶然)使っていますが、
どちらも本作の方が巧妙。

『楽しい詰め将棋入門 3手詰・5手詰』米長邦雄 マンツーマンブックス 200p【C】
ルールを知っているだけの超初心者なので、5手詰めは半分ほどしか解けませんでした。

『ムー大陸の謎』金子史朗 講談社現代新書 188p【C】
大陸という形ではなく、諸島全体で一つのムー文化が発達したのではないか、
と言う発想は意外でした。

『図解ソフトウェア業界ハンドブック』岩田昭男 東洋経済新報社 209p【C】
35歳定年説は過去のものですが、努力なくしては生きていけないと。

今年はこれで読み納めです。
皆様、良いお年を(゚∀゚)
59HANA(22☆9978):2007/01/01(月) 14:22:58
新年一番乗りww
皆さん、今年もよろしくお願いします。
千の天使がバスケするさん、完走おめでとうございます。

『新輯内田百闡S集 第二十二巻』 内田百閨@福武書店 330p
「残夢三昧」「日没閉門」を収録。
「日没閉門」は百闕ナ後の随筆集だけあり、故郷のこと家族のことなど自分のルーツが中心として描かれている。
最後の作品「猫が口を利いた」はそう思って読むと、ひどく薄気味悪い短編のような気がする。
百鬼園先生は最後までは百鬼園先生だったなと思った。【C】
60千の天使がバスケする☆☆727:2007/01/02(火) 09:52:33
あけましておめでとうごさいます。
相変らず文章力がないですがよろしくお願いします。
下北サンデーズ 石田衣良 幻冬舎(272)【B】
ドラマではあまり評判は良くなかったですが
劇団員キャラクターも下北沢の描写も引き込まれました。
今度、下北沢まで演劇を見にいこうかな?とゆう気持ちになりました。
61千の天使がバスケする☆☆1157:2007/01/02(火) 14:48:07
TRICK劇場版2 角川書店(195)【C】
君はこの国を好きか 鷺沢萠 新潮社 (233)【C】
62('A`):2007/01/03(水) 17:11:16
12月1日〜12月31日までの集計です

1位…水無月選手(15418P)【3/35位】
2位…HANA選手(4371P)【2/35位】
3位…千の天使がバスケする選手(3974P)【17/35位】
4位…りーす選手(3246P)【1/35位】
5位…ドローイングヴュー選手(2292P)【22/35位】
6位…かえるくん選手(2023P)【5/35位】
7位…テタ選手(1838P)【9/35位】
8位…ひつじ選手(1807P)【21/35位】
9位…真空選手(1746P)【15/35位】

あけましておめでとうございます('A`)
63(*'A`)<こちらは実況です!:2007/01/03(水) 17:13:45
(*'A`)<水無月選手が16回目の完走です!
(*'A`)<テタ選手が6回目の完走です!
(*'A`)<千の天使がバスケする選手が2回目の完走です!

(*'A`)<千の天使がバスケする選手が、19位から17位に順位を上げました!
(*'A`)<ドローイングヴュー選手が、23位から22位に順位を上げました!


2006年、総読書ページ数は【551250ページ】です
今年も読書を楽しみましょう

http://dokusyomarason.blog76.fc2.com/
64水無月(水無月(17☆342)):2007/01/05(金) 08:55:52
皆様あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
('A`)さんいつもありがとうございます。
千の天使がバスケするさん、完走おめでとうございます。

結局年末年始はばたばたしていて全然本が読めなかったなあ。

「闇に葬れ」 ジョン・ブラックバーン 論創社 p243 【C】
B級グルメ御用達みたいな本。ミステリっぽく始まったと思ったらホラーでそして。
「骨董屋征次郎手控」 火坂雅志 実業之日本 p370 【C】
美術ものミステリとしては薄味。時代小説としては幕末の京都という設定が私的には珍しかった。
「骨董屋征次郎京暦」 火坂雅志 実業之日本 p338 【C】
明治初頭の京都という設定が珍しかった。ミステリとしてはますます薄味。
65りーす(24☆1121):2007/01/06(土) 07:17:44
皆様、明けましておめでとうございます。
千の天使がバスケするさん、おめでとうございます。

『ステーシー』大槻ケンヂ(著)(角川書店)195p【C】
ゾンビ物のスプラッターホラーで恋愛小説? グロ描写だらけ。

『ヘンリエッタ』中山咲(著)(河出書房新社)189p【C】
第43回文藝賞受賞作。ヘンリエッタは人間じゃなかった。

『公園』荻世いをら(著)(河出書房新社)144p【C】
早送りのように時間を進め、ぶつ切れるエピソードが、ある意味斬新。

『海を失った男』シオドア・スタージョン(著)(晶文社)366p【C】
近年ようやく再評価されつつあるスタージョン。
SFの範疇に入りきらない難解さがネックとなっているのかもしれない。

『コスチューム!』将吉(著)(産業編集センター)231p【D】
サブカルチャー系の小道具で釣っているだけで内容薄すぎ。
第3回ボイルドエッグ新人賞。

『生協の白石さん』白石昌則(著)(講談社)149p【B】
話題になりすぎでなかなか借りられなかった。白石さんの回答が素晴らしい。

『中庭の出来事』恩田陸(著)(新潮社)382p【C】
事件が起こるのだが、殺人か自殺か曖昧なまま、次第に事実か虚構なのかすら怪しくなってくる。

『ぼくだけのアイドル』新堂冬樹(光文社)239p【C】
帯にあるショコタンの応援に騙されたけど、ヲタではなくて、ただのキモメンが主人公。
電波な主人公がひたすらキモイ。こんなんでは電車男の足元にも及ばない。
66りーす(24☆3508):2007/01/06(土) 07:27:57
『図書館内乱』有川浩(著)(メディアワークス)355p【C】
児童文学とラノベを混ぜた感じになってきた。
作中に登場する「レインツリーの国」を実際に書いてしまう商売上手。

『家に棲むもの』小林泰三(著)(角川ホラー文庫)251p【C】
人間の怖さが良く出ているホラー短編集。

『試作品神話』西村大介、大塚栄志(著)(角川書店)44p【B】
西村大介の絵が非常に美しい。絵だけで価値あり。

『はうはう』蕪木統文(著)(GA文庫)256p【D】
ドタバタしているだけで内容薄すぎ。

『ハノン〜君の目指す明日へ〜』織田兄弟(著)(GA文庫)329p【C】
SF風ラノベ。粗悪品の多いGA文庫中では良いほう。

『あなただけ』島村洋子(著)(大和書房)185p【C】
『好きで、たまらない』島村洋子(著)(大和書房)188p【C】
『国際化を前提とする個性化の条件』松尾欣治(著)(日本教育新聞社)198p【C】
『ハプスブルク歴史物語』倉田稔(著)(日本放送出版協会)238p【C】
『重力波天文学への招待』藤本真克(著)(日本放送出版協会)213p【C】
『重力が生まれる瞬間』二宮正夫(著)(岩波書店)130p【C】
67テタ(☆☆☆☆☆☆1806):2007/01/08(月) 09:01:37
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
千の天使がバスケするさん、水無月さん、完走おめでとうございます。
('A`)さん、いつも集計ありがとうございます。

『盗まれた手紙』E・A・ポー 国書刊行会 153p
短編集。【C】

『フロスト日和』R・D・ウィングフィールド 創元推理文庫 714p
ミステリー。空き巣から殺人まで次々に起きる事件で警察署は
てんてこ舞い。フロスト警部のいきあたりばったりの捜査は続く。
混迷を極めながらも、無関係に思えたものが関連していく。
【B】
68かえるくん(☆×I 8876):2007/01/09(火) 20:09:58
明けましておめでとうございます

>>('A`)さん
いつも集計ありがとうございます

「四季 春」森博嗣 295P【B】
「四季 夏」同上  290P【B】
「四季 秋」同上  299P【B】
「四季 冬」同上  269P【C】
四季シリーズ
S&M、Vシリーズを読破している人には堪らない
つまり、四季シリーズは前述の2つのシリーズを読んでいないと面白さは半減
後、「冬」はそんなに面白くない

「フリクリ 1〜3」榎戸洋司 合わせて469P【C】
ガイナックスから出てるOVAのノベライズ版
確実にアニメの方が面白い
しかし、アニメ版を楽しめると小説版も違和感なく楽しめる
絶版

「化物語 上・下」西尾維新 合わせて846P【B】
100%趣味で書かれた小説
それ故に、ツボにハマると大変なことにw
“神原駿河”というキャラが強烈
69りーす(24☆6699):2007/01/10(水) 05:54:01
『墨攻』酒見賢一(著)(新潮社)195p【C】
映画化記念で読んでみた。中国の戦国期が舞台なので、漢字だらけで一見とっつきにくいが、話は単純明快。

『金春屋ゴメス』西條奈加(著)(新潮社)268p【C】
300倍の難関を抜けて日本から江戸国に入国を許された主人公。ちょっと有り得ない設定の近未来物。

『縫製人間ヌイグルマー』大槻ケンヂ(著)(メディアファクトリー)464p【C】
レトロ風な特撮ヒーロー物っぽいが、あまりにも馬鹿っぽい内容で、主役が熊のヌイグルミなのが笑える。

『鴨川ホルモー』万城目学(著)(産業編集センター)283p【C】
京都市内で密かに戦われているホルモー。ホルモンじゃなくてホルモー。
ホルモーとは式神を飛ばして4チームが戦うもので、自分の式神が全滅すると……。

『影との戦い ゲド戦記T』アーシュラ・K・ル=グウィン(著)(岩波書店)278p【A】
ブームに乗って妙なファンタジーが増えているから、硬質な文体が心地良い。
映画はどうしようもない駄作らしいが……。

『マイ・ディア―親愛なる物語』氷室冴子(著)(角川文庫)277p【C】
『ハイスクール・ミッション』岡村流生(著)(富士見ミステリー文庫)263p【C】
『幽霊には微笑みを、生者には花束を』飛田甲(著)(ファミ通文庫)285p【C】
『少女のようにキララかに』山下定(著)(朝日ソノラマ)286p【C】
『長い長い夜の魔法』相原真理子(著)(講談社X文庫)217p【C】
『まいご町の海賊』古世古和子(著)(童心社)138p【C】
『ジョークのたのしみ』松田道弘(著)(筑摩文庫)237p【C】
70ドローイングヴュー(☆4809) :2007/01/13(土) 16:49:17
『ビッグ4』アガサ・クリスティー/335p【C】
『ゴルフ場殺人事件』アガサ・クリスティー/411p【A】
『ハムレット』シェイクスピア/197p【A】
『沈まぬ太陽(一)アフリカ篇・上』/302p【C】

勉強しなくてはいけないのに本を読んでしまいます。
そろそろ、勉強の中に身を投じねばいかん・・・
71千の天使がバスケする☆2331:2007/01/14(日) 10:27:12
>>62
いつもありがとうございます。
やめたくても やめられない!依存症の愉快な人たち
漆田公一 +あらゆる依存を愛でる会 日本文芸社 (191)【B】
人間みな○×依存症!?アルコールから2ちゃんねるまでいろんな依存症の博覧会
自分は大丈夫と思っても何か一つは依存してるのかも?
螺鈿迷宮 海堂尊 角川書店 (389)【B】
チームバチスタシリーズ最新作。今度は人が死に過ぎる病院を舞台に、白鳥を凌ぐ強烈な部下姫宮が登場。
かわいいイメージを想像してたら、痛い目にあいます。(w
ワーホリ仁侠伝  ヴァシィ章絵 講談社 (221)【C】
気持ちいいぐらいぶっ飛んでて面白かったです。
こなれたガキの新人よりも、こうゆうぶっ飛んだ作品書ける新人が好きです。
よしわら 鈴木弘樹 新潮社 (152)【C】
残虐記 桐生夏生 新潮社(221)【C】
72りーす(24☆9065):2007/01/14(日) 13:57:50
『三月は深き紅の淵を』恩田陸(著)(講談社)353p【C】
作中で「三月は深き紅の淵を」が登場するが独立した4編から成る。
物語の構造を複雑にしすぎで後半は煙にまかれたままに。

『麦の海に沈む果実』恩田陸(著)(講談社)416p【C】
「三月は深き紅の淵を」の最後に出てくる少女の本編。

『月の裏側』恩田陸(著)(幻冬舎)377p【C】
「盗まれた街」から怖い部分を無くした感じ。オリジナルを読んだほうがいいと思う。

『硝子のハンマー』貴志祐介(著)(角川書店)493p【B】
絶対に侵入不可能と思われるビルの高層階で起こった密室殺人事件の真実に迫る。

『ファンタジーのDNA』荻原規子(著)(理論社)237p【C】
『人生勉強』群ようこ(著)(幻冬舎文庫)243p【C】
『モモヨ、まだ九十歳』群ようこ(著)(ちくま文庫)247p【C】
73テタ(☆☆☆☆☆☆2180):2007/01/14(日) 19:06:40
『巡礼たちが消えていく』ジョン・フラー 国書刊行会 152p
中世の修道院を舞台に、巡礼者たちが姿を消していくことをめぐる話。
よくわからない話だった。【D】

『わたしのオックスフォード』川上あかね 晶文社 222p
イギリス人といっしょに正規の学生としてオックスフォード大学で過ごした記録。
【C】
74千の天使がバスケする☆☆3494:2007/01/19(金) 08:51:14
ボクシング珍談奇談 ジョー小泉 星雲社 (842)【C】
亀も首を引っ込める、世界の珍試合スキャンダルをつづった作品
あのジョー小泉氏の独特のギャグは落語からきているのはおどろきました。
センス的には菊蔵なみですが…(w
リカ 五十嵐貴久 幻冬舎(321)【C】
75りーす(25☆1681):2007/01/21(日) 18:08:35
『夜市』恒川光太郎(著)(角川書店)179p【C】
子供の頃に夜市へと紛れ込み、弟と引き換えに才能を得た少年。

『エンドレス・ワールド』佐伯紅緒(著)(世界文化社)333p【C】
社内の大規模な不正を暴く機密文書を手にしてしまった派遣社員が奮闘。

『Noam Chomsky』ノーム・チョムスキー(著)(リトル・モア)162p【C】
本当のテロ国家はどこか見えてくる。こんなの書いて大丈夫か?
チョムスキーが国家安全保障局に暗殺されないか心配になる。

『パパとムスメの7日間』五十嵐貴久(著)(朝日新聞社)368p【C】
父親と娘の中身入れ替わり物。

『ハリガネムシ』吉村萬壱(著)(文藝春秋)137p【D】
普通だけど、芥川賞受賞だから、あえてD評価。
こんなエロバイオレンス小説が受賞したら、生涯望んで貰えなかった太宰が可哀想だ。

『フェッセンデンの宇宙』エドモンド・ハミルトン(著)(河出書房新社)357p【C】
キャプテン・フューチャーで有名なハミルトンの短編集。SFっぽくないSFが多い。

『ニート』絲山秋子(著)(角川書店)169p【E】
表題作も表層的。何より最後のスカトロエロ小説が許し難い。

『イッツ・オンリー・トーク』絲山秋子(著)(文藝春秋)181p【C】
『袋小路の男』絲山秋子(著)(講談社)165p【C】
『エスケイプ/アブセント』絲山秋子(著)(新潮社)140p【C】
『彼女のピクニック宣言』法月ゆり(著)(集英社)211p【C】
『他人を見下す若者たち』速水敏彦(著)(講談社現代新書)214p【D】
76HANA(23☆939):2007/01/22(月) 09:37:02
('A`)さん、いつもありがとうございます。
水無月さん、りーすさん、完走おめでとうございます。

『蒼ざめた馬・漆黒の馬』 ロープシン 未知谷 318p
帝政ロシア末期からソ連初期のテロリストの半自叙伝。
読んでいるうちに内面の虚無性に愕然とする場が多々ある。
両作とも、最後に何も残らず旅立つ場面がひどく印象的。【C】

『吉屋信子集 生霊』 吉屋信子 ちくま文庫 430p
少女小説で有名な作者の怪談をまとめた一冊。
怪談らしい怪談は少なく、怪異が起こるのは「宴会」「茶碗」くらいなもの。
あとはすべて人生の不思議といったものばかりである。
どうも自分の予想している怪談とは異なるため、読んでいて戸惑う。【C】

『贋物漫遊記』 種村季弘 ちくま文庫 213p
一村まるまる騙した偽帝大生。青森のキリストの墓。東京のマダムタッソー蝋人形館。
贋物をテーマにしたエッセイ集。
博覧強記の作者だけあって、一つの贋物から別の贋物へ話題が次々と…それがえらく楽しい。
面白かったのは偽帝大生、キリストの墓、生き残った鼠小僧等。【B】
77HANA(23☆1914):2007/01/22(月) 09:56:11
『悪魔の収穫祭』 トマス・トライオン 角川書店 358p
都会生活に疲れ、田舎に引っ越してきた一家を襲う共同体の悪夢を描く。
金枝篇と文化人類学をある程度読んでいればオチがわかる…。
序盤で平和な田舎暮らしを書き、それが後半一気に変化するといった体裁を取りたかったようだが、
平和な部分が長すぎ…全体三分の二くらいあるのではないか?
昔の本らしく後半部が袋とじになっていて、開けずに送り返せば料金返還という変なシステムをとっているが、
事件らしい事件が起きずに袋とじになるのはどうかと思った。【C】

『生田耕作評論集成U』 生田耕作 奢覇都館 285p
前半部は上田秋成、鏡花等、文人について、中程は本について、後半部は鴨川についての評論・エッセイを収録。
それにしてもこの人のは文句が多い。良く言えば孤高を守る、悪く言えば世に容れられなくなったすね者とでもいうべきか。
愛書狂についての一編は、僕も状態等が気になるタイプなためひどく納得させられた。【C】

『クトゥルー6』 ラヴクラフト&ダーレス 青心社文庫 332p
ダーレスのものが三篇収録。
例によって「先祖から屋敷を引き継ぎ住む」>「いらんことする」>「怪異起こる」のパターンが守られている。
もはや様式美だな。
「暗黒の儀式」中の「ウィンフィールド・フィリップスの物語」クトゥルー神話読みながら寝たのは初めてである。【D】
78HANA(23☆2953):2007/01/22(月) 10:20:50
『魔女誕生』 ロバート・E・ハワード 創元推理文庫 392p
コナン全集の二巻目。
コナンが指揮官となる「黒い怪獣」都市伝説を思い出させる「ザムボウラの影」等今回もバラエティに富んでいる。
巻末のラヴクラフトによるハワード讃も貴重。【C】

『憑かれた鏡』 E・ゴーリー・編 河出書房新社 308p
12篇の怪談を収録。
古今の名作であるハーヴィ「八月の炎暑」、ジェイコブズ「猿の手」から
幽霊屋敷物のブラックウッド「空家」ストーカー「判事の家」。犯罪物ではスティーヴンスン「死体泥棒」ハートリー「豪州からの客」と名作が揃っている。
難を言えば有名すぎて読んだことのあるのが何篇も収録されていることぐらいか。
「八月の炎暑」読んだことのない人は一度は読むべきな一冊。【B】

『遠野物語の誕生』 石井正己 ちくま学芸文庫 339p
遠野物語を民俗的にではなく文献的に考察した一冊。
柳田國男の書き込みから書かれた順番を調べたのは目新しい試みだと思った。
個人的に面白かったのは、その後の鏡花や芥川とのつながりの方だけど。
中ほどは「石神問答」読んでないんでよくわからない。【C】
79紅の静香(8289):2007/01/23(火) 00:40:46
『万葉集』 角川書店編 角川ソフィア文庫 254P
万葉集の入門書。詳しく現代約されているし、背景の豆知識も説明されているので、確かに入門書という感じ。
当然万葉集の全和歌はのっていないが、有名な歌は結構押さえていると思う。
日本最古の歌集で、当時の感覚と素朴なロマンを感じる。
防人の歌や東歌があるのはやっぱり万葉集のも魅力。 【C】

『ダイエットただいま全敗中!! 』 室山まゆみ 小学館文庫 173p
「ざしきぶた」という言葉はまさに作者の「あさりちゃん」シリーズでもお馴染み。
今まで朝鮮した数々のダイオエットが一部漫画付きで紹介されているが、あるわあるわ、
なんだか本当にダイエット失敗のデパート状態。でも読んでるこちらはイライラしないので不思議。
「あさりちゃん」が小学生まんがなのにどうしてああもダイエットネタが尽きないのかが判った気がする。 【C】

『人は何処まで残酷になれるのか』 桐生操 中公新書ラクレ 237p
中世の残酷拷問から現代の凶悪犯罪者など、残酷なものを一通り集めたというかんじ。
特に拷問のところはあれこれ知恵を絞って苦痛を与えることばかり考えていたり、公開処刑で民衆が歓喜したりと、
人間の業の深さみたいなものを感じとったような気がする。
犯罪者紹介のところはメアリ・スチュアートやベアトリーチェ・チェンチといったヨーロッパの犯罪者のほうが興味深かった。 【C】
80紅の静香(8289):2007/01/23(火) 00:41:47
『刑法の楽しい読み方』 近藤康二 KAWADE夢文庫 221p
刑法の場合、教科書で条文を学ぶよりも判例集を読むほうが面白い。
法律を一般人がわかりやすく読むにはやはり事例で説明がベストなのだと思った。
色々な用語の違いも出ていて、このシリーズのなかでも特に楽しく読めるのではないかと思った。 【C】

『話を、聞いてください 少年犯罪被害者当事者手記集』 少年犯罪被害者当事者の会 サンマーク出版 254p
少年犯罪によって家族の命を奪われた遺族の手記が中心。事実も載っているが、どこまで客観的かは
さておき少年とは思えないほどの凶悪さも散見される(一例として、海で泳いでいた親戚の子に6キロの意思を投げつけて
特に理由も無く殺害など)。
犯罪によって傷つくのは勿論であるが、それ以上に加害者とのその後の関係で二重に傷ついているような印象も受けた。
少年法についてもかなり辛辣に批判しているものも見受けられたが、当然の感情だろうと思う。(それが適切なものかは置いて) 【B】
81水無月(18☆1714):2007/01/23(火) 18:10:54
りーすさん、HANAさん、完走おめでとうございます。
テタさん、HANAさん、ありがとうございます。

「天才ネコモーリスとその仲間たち」 テリー・プラチェット あすなろ書房 p341 【B】
 この本でディスクワールドシリーズの存在を知りました。
「ぼく、ネズミだったの!」 フィリップ・ブルマン 偕成社 p245 【B】
 この小説の結末にはディーヴァーよりも「してやられた」と思いました。
「クリスマスの猫」 ロバート・ウェストール 徳間書店 p116 【B】
 ウェストールの切り取る歴史には虚飾もご都合主義もありません。しかし季節を外してしまった。

「ガンプ 魔法の扉」 エヴァ・イボットソン 偕成社 p261 【C】
「アレックスとゆうれいたち」 エヴァ・イボットソン 徳間書店 p248 【C】
「時をこえる七色の玉」 ジェニー・ニモ 徳間書店 p333 【C】
「空色のへびのひみつ」 ジェニー・ニモ 徳間書店 p341 【C】
「エルフギフト」上下 スーザン・プライス ポプラ社 p293+p381 【C】
「レオンとポテトチップ選手権」上下 アレン・カーズワイル 東京創元社 p241+p234 【C】
「形見函と王妃の時計」 アレン・カーズワイル 東京創元社 p354 【B】
82水無月(18☆1714):2007/01/23(火) 18:12:26
「異人館」 レジナルド・ヒル 早川書房 p480 【B】
「血と薔薇」 ジェ−ムズ・パターソン 講談社文庫 p465 【D】
「シャーロック・ホームズ メアリ女王の個人秘書殺人事件」 ケイレブ・カー 学研 p289 【C】
「エイリアニスト 精神科医」上下 ケイレブ・カー 早川書房 p356+p348 【C】
「キリング・タイム」 ケイレブ・カー 早川書房 p274 【C】
「魔王の足跡」 ノーマン・ベロウ 国書刊行会 p346 【C】
「クライム・マシン」 ジャック・リッチー 晶文社 p313 【B】
「10ドルだって大金だ」 ジャック・リッチー 河出書房新社 p276 【B】
「絞首人の一ダース」 ディヴィッド・アリグザンダー 論創社 p270 【B】
「まさかの結末」 E・W・ハイネ 扶桑社ミステリー p231 【C】
「子どもの王様」 殊能将之 講談社 p227 【C】
「まほろ駅前多田便利軒」 三浦しをん 文藝春秋 p326 【C】
「ハートブレイク・レストラン」 松尾由美 光文社 p266 【C】
「第4の神話」 篠田節子 角川書店 p383 【C】 
「モダン東京の検屍官」 川田弥一郎 双葉社 p371 【C】
「昼は雲の柱」 石黒耀 講談社 p476 【C】
「ベルカ、吠えないのか?」 古川日出男 文藝春秋 p339 【C】
「聚楽 太閤の錬金窟」 宇月原清明 新潮社 p562 【C】
「安徳天皇漂海記」 宇月原清明 中央公論社 p329 【C】
「きつねのはなし」 森見登美彦 新潮社 p262 【B】
「雷の季節の終わりに」 恒川光太郎 角川書店 p303 【B】
「死神の精度」 伊坂幸太郎 文藝春秋 p267 【C】
「死小説」 福澤徹三 幻冬舎 p225 【C】

83千の天使がバスケする☆☆4267:2007/01/24(水) 06:53:08
それがどうした
静と理恵子の血みどろ絵日記 伊集院静 西原理恵子 双葉社(261)【C】
相変らず派手に負けてますおけら先生。(w 注目は西原・鴨志田元夫妻と
小島武夫プロとの煮え煮え麻雀座談会。
影の季節 文芸春秋 (227)【C】
顔 徳間書店(285)【B】 2作共に横山秀夫
D県警を舞台とした、警察小説の名作。顔は、ドラマも個人的に名作だと思います。
84千の天使がバスケする☆☆5559:2007/01/24(水) 07:41:07
バンギャル ア ゴーゴー 講談社 雨宮処凜 (上下902)【D】
個人的にはただの、痛い女の話でした。関係ないがビジュアル系バンドの観客の真似で
頭を振ってたら、電動コケシみたいだと言われました。(w 『不満だーぁー』とかとわめいている馬鹿女よりは面白いけど。 脱線失礼。
慟哭のリング 葉青 読売新聞社 (390)【C】
女子プロレスに情熱を捧げる少女たちの青春小説。八百長やマッチメイクといったイメージを打ち壊す試合描写が秀逸。
85千の天使がバスケする☆☆5998:2007/01/25(木) 11:12:02
悪の華 新堂冬樹 光文社(439)【A】
何度も読み返したくなるそれが名作だと思う。 仲間の裏切りにあい家族を皆殺しにされたシチリアマフィア ガルシア
復讐の準備に向けて渡った日本でアジアマフィアの抗争に巻き込まれていく。愛と裏切り、まさに和製ゴットファーザーと言える作品です。
個人的には余り他の作品みたいに実写化はしないで欲しいです。
86テタ(☆☆☆☆☆☆2618):2007/01/26(金) 21:50:57
りーすさん、HANAさん、完走おめでとうございます。

『科学を計る』窪田輝蔵 インターメディカル 220p
科学論文を引用・被引用の視点からデータベース化した人の紹介。
【C】

『無名なるイギリス人の日記』ジョージ&ウィードン グロウスミス 王国社 218p
ユーモア小説。【C】
87ですな(8☆1972):2007/01/27(土) 15:26:22
スタンダール「赤と黒」新潮文庫上354P下521p
どちらの女性にも関心が持てず
私にはツンデレ萌えが欠落している模様【c】

梨木香歩「村田エフェンディ滞土録」角川書店220p
書きたいことを書かないのが巧みになりました
「裏庭」の頃からの成長振りが頼もしく感じられます【B】
88水無月(18☆5132):2007/01/30(火) 08:49:56
「シャルビューク夫人の肖像」 ジェフリー・フォード ランダムハウス講談社 p433 【C】
 面白かったけれど評判の割りには。怪奇幻想小説としては可もなければ不可もなし。
「日暮らし」上下 宮部みゆき 講談社 p361+p368 【C】
 ミステリとしては弱いです。人情もの時代小説としては抜群だけど。
「モノレール猫」 加納朋子 文藝春秋 p260 【C】
 「ハートウォーミング」をあざとく狙い過ぎでやや気持ち悪い。
「冬の砦」 神納諒一 祥伝社 p446 【D】 
 ハードボイルドってのは吉本新喜劇調に絶叫してやるもんじゃないでしょう。
「殺意は砂糖の右側に」 柄刀一 祥伝社 p235 【C】
「幽霊船が消えるまで」 柄刀一 祥伝社 p286 【C】
 コミカルでライト。でもミステリとしては正統派の本格。凄いです。
「不思議の穴に落ちて」 ピーター・エイブラハムズ ソフトバンククリエイティブ p378 【C】
「カーテンの影の悪魔」 ピーター・エイブラハムズ ソフトバンククリエイティブ p347 【C】
 「スティーヴン・キング絶賛」もたまには本当に面白いこともあるんだなあ。拾い物。
「ぬいぐるみ団オドキンズ」 ディーン・R・クーンツ 早川書房 p304 【C】
 クリスマス・ストーリーにすればもっとよかったのに。
89千の天使がバスケする☆☆7171:2007/01/31(水) 18:59:58
ラストスパートかけさせていただきます。
たまりませんな 静と理恵子の血みどろ絵日記
伊集院静・西原理恵子 双葉社(285)【C】
たまには、まともなコメントでも。(w 競輪は人間の心理的な要素がレースに影響してくるってゆう事がよくわかりたした。
西原先生 絵本関係の狙い目はチビギラ系あたりが狙い目かと…(w
ねむりねこ 伊集院静 講談社 (268)【C】
おけらもとい、伊集院先生による生と出会いに関するエッセー。
慟哭 小説 ・林郁夫 裁判【C】
林受刑囚の心境の変化や、刑事の本心を引き出させようとする、
心理戦がまさにノンフィクションの領域を超えたノンフィクション小説だと思いました。
フォーティー 翼ふたたび 石田衣良 講談社 (310)【C】
90ドローイングヴュー(☆5833) :2007/02/04(日) 14:38:00
『ツァラトゥストラはこう言った上・下』ニーチェ/275・365p【B】
惰性で何とか読みきりました。「古い石の板と新しい石の板」なんかはニヒリズムの蔓延する社会に強い影響を与えたんだろうな、と思った。
鬱でやる気が出ない人が読んでも力がわいてくると思う。あとは理解できないところが多かった。

『カフカ短篇集』フランツ・カフカ/276p【A】
「父の気がかり」がなんだか切なくて好きです。

『変身 断食芸人』フランツ・カフカ/108p【A】
すごい作品書くなあ。だって毒虫からはもう元に戻らないんだなと読者にそれとなくわからせザムザの人生を説いているんだもの。
ほかの人がこのアイデアで書いたら、いかにして元の姿に戻るかを書いてしまうと思う。

91ぴかり(1223):2007/02/04(日) 17:46:20
初めまして。
今月から参加させていただきます。よろしくお願いします。

昨日までに読んだ3冊です。

『不信のとき〈下〉』 有吉 佐和子 新潮文庫  409ページ 【C】
女の恐ろしさより、男の身勝手さにイライラ。ドラマでは、もうちょっと人間関係が複雑だったような。

『神様ゲーム』 麻耶 雄嵩 講談社ミステリーランド 279ページ 【C】
ミステリーランドはあんまりハズレがなくて読みやすいですね。

『サウス・バウンド』  奥田 英朗 角川書店 535ページ 【C】
家族小説は暖かい気持ちになれる。ぐいぐい読めた。
92千の天使がバスケする☆☆7597:2007/02/06(火) 09:20:46
ぴかりさんよろしくです。
ミステリーファンのための日本の犯罪捜査
北芝健 監修 相楽総一 取材・文 双葉社(223)【C】
実際の犯罪発生から、捜査の舞台裏の話までミステリーをさらに面白くしてくれる作品。
通天閣 西加奈子 築摩書房(203)【C】
93ドローイングヴュー(☆6836) :2007/02/07(水) 15:39:23
『進化しすぎた脳』池谷裕二/361p【C】
『脳はなにかと言い訳する』池谷裕二/337p【B】
『心脳問題』山本貴光+吉川浩満/305p【B】

脳の本を読んでみるとなかなか面白い。
94りーす(25☆4740):2007/02/07(水) 23:30:50
HANAさん、水無月さん、ありがとうございます。
HANAさん、水無月さん、完走おめでとうございます。
ぴかりさん、よろしくお願いします。

『サンドキングズ』ジョージ・R・R・マーティン(著)(ハヤカワ文庫)430p【B】
マーティンのSF短編集。表題のサンドキングズが最高。

『オートフィクション』金原ひとみ(著)(集英社)262p【C】
相変わらず下品路線は変わらず。

『言いまつがい』糸井重里(監)(東京糸井重里事務所)346p【B】
『銀の言いまつがい』ほぼ日刊イトイ新聞(監)(東京糸井重里事務所)346p【B】
『金の言いまつがい』ほぼ日刊イトイ新聞(監)(東京糸井重里事務所)346p【B】
全国から集まった言いまつがい。これは面白い! 本の形も変だ!!

『アメリカの夜』阿部和重(著)(講談社)166p【C】
『レバレッジ・リーディング』本田直之(著)(東洋経済新報社)171p【C】
『風物語』森瑶子(著)(角川文庫)246p【C】
『嫉妬』森瑶子(著)(集英社文庫)241p【C】
『プレップ 法と法学』倉沢康一郎(著)(弘文堂)194p【C】
『素直な戦士たち』城山三郎(著)(新潮社文庫)311p【C】
95('A`):2007/02/10(土) 00:51:21
1月1日〜1月31日までの集計です

1位…水無月選手(15741P)【3/35位】
2位…りーす選手(12455P)【1/35位】
3位…千の天使がバスケする選手(6716P)【17/35位】
4位…HANA選手(3305P)【2/35位】
5位…かえるくん選手(2468P)【5/35位】
6位…テタ選手(1679P)【9/35位】
7位…ドローイングヴュー選手(1245P)【21/35位】
8位…紅の静香選手(1139P)【26/35位】
9位…ですな選手(1095P)【6/35位】

暖冬ですね('A`)
96(*'A`)<こちらは実況です!:2007/02/10(土) 00:52:55
(*'A`)<りーす選手が25回目の完走です!(※史上初!)
(*'A`)<HANA選手が23回目の完走です!
(*'A`)<水無月選手が18回目の完走です!

(*'A`)<ドローイングヴュー選手が、22位から21位に順位を上げました!
(*'A`)<紅の静香選手が、29位から26位に順位を上げました!

http://dokusyomarason.blog76.fc2.com/
97HANA(23☆3906):2007/02/10(土) 08:53:20
('A`)さん、毎月ありがとうございます。
水無月さん、テタさん、りーすさん、ありがとうございます。
水無月さん、完走おめでとうございます。
ぴかりさん、これからよろしくです。

『井戸端婢子』 平山夢明 竹書房文庫 221p
「超」怖い話の手法で江戸時代の怪談を描いている。
舞台が江戸ということからか、いつものような強烈な描写は控えめ。その点がいささか物足りない。
中には「賽銭髪」「肉豆腐」などもあるけど。【C】

『新輯内田百闡S集 第二十三巻』 内田百閨@福武書店 398p
「東京焼尽」「戦後日記」を収録。
「東京焼尽」は初めての空襲から終戦までの日記。戦時下での日常を坦々と描いている。
その分あらゆることを客観的に見ており、資料としても第一級ではないかと思う。
「戦後日記」も同様に終戦後の混乱振りを余すことなく描いている。
そんな中、酒に関する記述だけが妙に可笑しい。【B】

『クトゥルー7』 H・P・ラヴクラフト・他 青心社文庫 334p
巻頭からロバート・ブロックがラヴクラフトを殺した「星から訪れたもの」。殺し返した「闇をさまようもの」。
その続編である「尖塔の影」と濃い作品から始まっている。
他にもハワードの面目躍如の冒険物「アッシューバニパルの焔」など、いい作品が多かった。
ダーレスはいつものパターン。【C】
98HANA(23☆5287):2007/02/10(土) 09:25:58
『未来の歴史』 ジョルジュ・ミノワ 筑摩書房 763p
古代の神託から最新の未来予測まで、人間がいかにして未来を知ろうとしてきたかを考察した大著。
ヨーロッパ限定だけど預言と占星術の占める立場の大きさに驚かされた。
教会の預言に対する立場の変化と、懐疑主義と占いのところが特に興味深く読めた。【B】

『東北の聖と賎』 内藤正敏 法政大学出版局 332p
オシラサマや竈神、鉱山といった東北の民俗関連の論文集。
面白く読めたのは佐々木喜善がエスペラントを学んでいたという点で、その時代の岩手の空気を感じ取れるような気になる。
オシラサマや竈神という神格も、いろいろ新しいことを教えられ興味深い。【C】

『猫に関する恐怖小説』 フレドリック・ブラウン他 徳間書房 230p
題名通り「猫に関する恐怖小説」を集めたもの。
名高いものとしては、ラヴクラフト「ウルタルの猫」、ブラックウッド「古代の魔法」等から
パジェット「著者謹呈」やブラウン「猫ぎらい」等、初めて目にするものも多い。
クィーンのミステリからSFまで非常に幅広く集められている。【B】

『ポムレー路地』 マンディアルグ 奢覇都館 56p
短編一つで一冊を形成している珍しい本。
ポムレー路地はナント市に実在するらしい。実際の写真が多数収録されている。
始めは散策風の作品かと思っていたが、中盤以降畳み掛けるように話が進行し、
素敵なラストが待っているという作品。結構意表をつかれた。【C】
99テタ(☆☆☆☆☆☆3103):2007/02/10(土) 18:42:39
('A`)さん、いつもありがとうございます。

『金融工学者フィッシャー・ブラック』ペリー・メーリング 日経BP社 485p
ファイナンス理論に変革を起こしたブラックの評伝。経済や金融の知識がないと
しんどい。【C】
100千の天使がバスケする☆☆9330:2007/02/12(月) 08:35:16
ぼくらの七日間戦争 宗田理 ポプラ社(343)【B】
中学生の頃読んだんですが、今読んでも、あの痛快さが変わらず面白かったです。
ぜひ全シリーズ読んでみたいです。
DEEPLOVE ホスト スターツ出版 (252)【D】
やっぱり、yoshiは好きになれない。感動の押し売りみたいがヤダ。
クライマーズ・ハイ 横山秀夫 文芸春秋(421)【B】
出口のない海 横山秀夫 講談社 (301)【C】
後ろ傷 東直己 双葉社(416)【C】
101千の天使がバスケする☆☆9330:2007/02/12(月) 08:36:20
ぼくらの七日間戦争 宗田理 ポプラ社(343)【B】
中学生の頃読んだんですが、今読んでも、あの痛快さが変わらず面白かったです。
ぜひ全シリーズ読んでみたいです。
DEEPLOVE ホスト スターツ出版 (252)【D】
やっぱり、yoshiは好きになれない。感動の押し売りみたいがヤダ。
クライマーズ・ハイ 横山秀夫 文芸春秋(421)【B】
出口のない海 横山秀夫 講談社 (301)【C】
後ろ傷 東直己 双葉社(416)【C】
102千の天使がバスケする:2007/02/12(月) 08:38:04
二重失礼。
103バカハツ五郎(239):2007/02/12(月) 15:11:07
はじめまして、今日から参加させていただきたいと
思います。
「悪夢のサイクル」内橋克人 文芸春秋【A】(239)
 米国の真似をした規制緩和社会は、やっぱり悪夢だったんですね。
104千の天使がバスケする☆☆9893:2007/02/13(火) 10:25:39
ぼくらの天使ゲーム ポプラ社 宗田理(311)【B】
廃工場での立て籠もり事件を起した、仲間たちが始めた「一日一善」運動。
彼等の善意の行動に、大人たちは唖然呆然。
そのさなかに、先輩の転落死や地上げトラブルに巻き込まれていく…
波のうえの魔術師 石田衣良 文芸春秋 (252)【B】
就職浪人の青年と手を組んだ謎の老人が変額保険でうまい汁を吸い尽くした銀行を罠にはめて行く。
経済の知識に乏しくても、IWGPシリーズのようにはまれる経済小説。
105ニート1号(1604):2007/02/13(火) 20:16:55
はじめまして!ご一緒させて下さいませ

北京大学超エリート達の日本論 工藤俊一 講談社+α新書 238P 【C】
中国12億人の頂点に立つ北京大学日本語学科の生徒の作文が
出ているが文は日本の高校生並み

中国名将の条件 陳舜臣、田中芳樹 徳間書店 156P 【D】
本の薄さも著者の頭髪並

ブランディング・イン・チャイナ 山下裕子+一橋大学BICプロジェクトチーム 東洋経済 329P 【C】
中国に進出した日本企業の現状と欧米の巨大企業との競争の中で
如何にしてブランドを構築しシェアを拡大していくかを述べた本
中国の急速な発展を実感しました

若き数学者のアメリカ 藤原正彦 新潮社 248P 【C】
国家の品格の藤原先生のデビュー作?
著者のアメリカ留学中の滞在記
藤原先生がストリーキングをしたとはビックリ

遥かなるケンブリッジ 藤原正彦 新潮社 273P 【B】
家族でケンブリッジ大学に研究留学した際の記録
次男がいじめられる場面はとてもかわいそう
著者の他人を見つめる優しいまなざしに感動しました

新書365冊 宮崎哲弥 朝日新書 360P 【D】
「諸君!」に連載していた新書評ををまとめたもの
テレビで一緒になる人への評価が甘いような気が・・・

106千の天使がバスケする☆☆☆113:2007/02/13(火) 20:55:15
集計乙です。&新人2名さまよろしくです。
日向に咲く 劇団ひとり 幻冬舎 (220)【A】
芸能人が書いた作品となると色眼鏡で見てしまうが、これはほんとに直木賞物だと思う。
ホームレスに憧れる男の「道草」とオレオレ詐欺を働く男の「overrun」が特にお勧め。
舞台のネタとは思えない!!
107水無月(19☆5928) :2007/02/14(水) 08:50:46
('A`)さん、毎月ありがとうございます。
テタさん、りーすさん、HANAさん、有難うございます。
ひかりさん、バカハツ五郎さん、ニート1号さん、始めまして、こちらこそよろしくお願いします。

「魔女になりたいティファニーと奇妙な仲間たち」 テリー・プラチェット あすなろ書房 p359 【C】
「死神の館」 テリー・プラチェット 三友社 p322 【B】
「魔道士エスカリナ」 テリー・プラチェット 三友社 p301 【B】
「三人の魔女」 テリー・プラチェット 三友社 p388 【B】
 4作ともディスクワールドシリーズもの。このシリーズは欧米では30作以上出ている人気のシリーズだそうですが、
 日本でももっとどんどん翻訳して欲しい。

「母なる大地父なる空」上下 スー・ハリソン 晶文社 p216+p233 【B】
「姉なる月」 上下 スー・ハリソン 晶文社 p323+p287 【B】
「兄なる風」 上下 スー・ハリソン 晶文社 p402+p387 【B】
 紀元前七千年、氷河時代のアリューシャン列島が舞台の古代ロマン、アリューシャン黙示録3部作。
 まさしく大河と呼ぶにふさわしい小説でした。

「フィラデルフィアで殺されて」 ギリアン・ロバーツ 早川文庫 p316 【C】
「じゃじゃ馬ならしに気をつけて」 ギリアン・ロバーツ 早川文庫 p230 【C】
「毒入りタルトを召し上がれ」 ギリアン・ロバーツ 早川文庫 p263 【C】
 私立高校教諭、30歳独身のアマンダが主役のお笑い系(たぶん)のミステリ。
 海外もの、かえって庶民的レベルのユーモアがわかりにくいような気がする。
108水無月(19☆5928) :2007/02/14(水) 08:51:28
「海駆ける騎士の伝説」 ダイアナ・ウィン・ジョーンズ 徳間書店 p270 【C】 
「ジャッコ・グリーンの伝説」 ジェラルディン・マコーリアン 偕成社 p333 【C】 
「かかしと召し使い」 フィリップ・ブルマン 理論者 p320 【C】 
「風神秘抄」 荻原規子 徳間書店 p577 【B】
「かはたれ 散在ガ池の河童猫」 朽木洋 福音館書店 p260 【C】
「白狐魔記 源平の嵐」 斉藤洋 偕成社 p214 【C】
「精霊の木」 上橋菜穂子 偕成社 p274 【C】
「精霊の守り人」 上橋菜穂子 偕成社 p320 【C】
「鬼の橋」 伊藤遊 福音館書店 p329 【C】
「日高見戦記」 小野裕康 理論社 p335 【C】
「カルチェ・ラタン」 佐藤賢一 集英社 p421 【C】
「風が強く吹いている」 三浦しをん 新潮社 p502 【C】
「太陽の塔」 森見登美彦 新潮社 p203 【C】
「透明人間の納屋」 島田庄司 講談社 p319 【C】
「時を巡る肖像」 柄刀一 実業之日本社 p324 【C】
「殺しはエレキテル 曇斎先生事件帳」 芦辺拓 光文社 p296 【C】
「吸血の家」 二階堂黎人 立風書房 p389 【C】
「聖アウスラ修道院の惨劇」 二階堂黎人 講談社 p595 【C】
「人間は考えるFになる」 土屋賢二×森博嗣 講談社 p218 【C】
「さらに、ああでもなくこうでもなく 1999/10-2001/1」 橋本治 マドラ出版 p270 【C】

109ですな(8☆2580):2007/02/15(木) 01:05:38
梨木香歩「家守綺譚」新潮社155p【C】
擬古的ですな

岡本綺堂「半七捕物帳1」光文社文庫453p【B】
仮名遣いと漢字制限の所為でしょうか
ハードカヴァーより軽快な文章に見えます
読み易いのですがなんとなしに風味に乏しいような
110テタ(☆☆☆☆☆☆3517):2007/02/16(金) 20:45:42
千の天使がバスケするさん、水無月さん、完走おめでとうございます。

『理科をアートしよう』高木隆司 岩波ジュニア新書 208p
簡単にできる理科実験の楽しみ。【C】

『本当はちがうんだ日記』穂村弘 集英社 206p
エッセイ。みえないスタンプなど。【B】
111ぴかり(3751):2007/02/17(土) 04:11:11
千の天使がバスケするさん、水無月さん、完走おめでとうございます。
バカハツ五郎さん、ニート1号さん、よろしくお願いします。

『クビシメロマンチスト―人間失格・零崎人識』 西尾 維新 講談社NOVELS 381ページ 【D】
やっぱり西尾維新はダメだった。全てが感に触る。ミステリーになっていない以前の問題。

『インストール』 綿矢 りさ 河出書房新社 119ページ 【C】
もう評価が出ている作品なので、そのフィルターを通しての感想。
「騒ぐほど良いとは思わない」純文学は守備範囲外ですけどね。

『綺譚集』 津原 泰水 集英社 253ページ 【C】
幻想怪奇小説。文体や装丁の凝り方が好きだー。

『最後の一球』 島田荘司 原書房 265ページ 【C】
島田荘司はこういう人情話が、本当に上手い。ドラフト制度が一部間違っていたのが気になった。

『八十日間世界一周』 ジュール・ヴェルヌ 角川書店 364ページ 【C】
英国目線での当時の世界の有り様が新鮮でした。訳の問題なのか、原文の問題なのか、回りくどかった。

『鴨川ホルモー』 万城目 学 産業編集センター 283ページ 【C】
夜中に思わず「ツンデレキタコレwwww」と呟いてしまった。軽いと言えば軽いけど、気にするほどでもないかな。

『紙魚家崩壊 九つの謎』 北村 薫 講談社 253ページ 【C】
作者は楽しんで書いてるんでしょうけど、読者が共感するような作品群でもない気がする。

『ブラバン』 津原 泰水 バジリコ 352ページ 【C】
音楽に疎いので、薀蓄はわからなかったけど、それ以外の人間ドラマが好きだ。主人公と同世代なら、もっと楽しめたかも。

『町長選挙』 奥田 英朗 文藝春秋 258ページ 【C】
伊良部シリーズ3作目。実在の人物や事柄をモデルにフィクションを作るのが好きではないことを実感。
112千の天使がバスケする☆☆☆696:2007/02/17(土) 09:35:31
皆さんありがとうございます。
>>106
お気付きの方もいらっしゃるかと思いますが
「陰日向に咲く」の間違えです。編集途中で一文字消してしまいました。
ドロップ 品川ヒロシ リトルモア(278)【C】
正直可も無く不可もなく。今の印象からはヤンキー姿のイメージが想像出来ない。
ぼくらの大冒険 宗田理 角川文庫 【C】
ブックオフで買ったが表紙のセーラー服姿の宮沢りえが印象的でした。
113かえるくん(☆×J 4109):2007/02/17(土) 12:53:24
「今昔続百鬼―雲」京極夏彦 761P【C】
「陰摩羅鬼の瑕」同上 1221P【B】
「DDD1」奈須きのこ 321P【B】
「刀語 絶刀・鉋」西尾維新 229P【C】
「九十九十九」舞城王太郎 612P【C】
「痾」麻耶雄嵩 407P【C】
「記憶の果て」浦賀和宏 594P【B】
「海辺のカフカ 上・下」村上春樹 合わせて826P【B】
「暗いところで待ち合わせ」乙一 262P【B】
114バカハツ五郎(580):2007/02/18(日) 10:44:19
「水滸伝−6」北方 謙三 集英社【B】341p
登場人物が多すぎて、わけわかんねえ。けど、全部読むつもり。
115りーす(25☆7974):2007/02/18(日) 11:56:03
バカハツ五郎さん、ニート1号さん、よろしくお願いします。
千の天使がバスケするさん、おめでとうございます。

『遮光』中村文則(著)(新潮社)157p【C】
第129回芥川賞候補作。この回受賞のハリガネムシより出来が良いと思うのだが……。

『アメリカ 非道の大陸』多和田葉子(著)(青土社)187p【C】
二人称小説なので珍しいが、心理テストの設問を読まされている感じで話に入り込めない。

『夢を与える』綿矢りさ(著)(河出書房新社)305p【C】
大分良くなって来たと思う。芥川賞系統は一発屋が多いけど、河出書房新社にしては高レベル。
内容面では、題名と裏腹に夢を奪われてしまいますが。

『太陽の塔』森見登美彦(著)(新潮社)205p【C】
ちっともファンタジーノベル大賞っぽくない内容でガッカリだ。文章力だけはあるけど。

『招かれなかった女たち』森瑶子(著)(集英社文庫)237p【C】
『情事』森瑶子(著)(集英社文庫)235p【C】
『海』小川洋子(著)(新潮社)189p【C】
『サラエボ日記―〈戦場〉からの脱出』ライモンド・レヒニツァー(著)(平凡社)205p【C】
『ユーゴ紛争―多民族・モザイク国家の悲劇』千田善(著)(講談社現代新書)270p【C】
『バルカン歴史と現在―民族主義の政治文化』ジョルジュ・カステラン(著)(サイマル出版会)491p【C】
『バルカンを行く―民族問題を考える』津守滋(著)(サイマル出版会)264p【C】
『ユーゴスラヴィアの実験―自主管理と民族問題と』柴宜弘(著)(岩波書店)62p【C】
『ユーゴ社会主義の実像』暉峻衆三(著)(リベルタ出版)427p【C】
116バカハツ五郎(819):2007/02/20(火) 05:40:15
「細木数子、地獄への道」細木数子被害者の会 著 鹿砦社 239P

 たしかに、細木さんはいつの間にか占い師ではなくなっていましたね。
 内容的には強烈な細木叩きの本です【B】

 ご挨拶が遅れてしまいました。皆さん、よろしくお願いします。
117千の天使がバスケする☆☆☆1881:2007/02/20(火) 09:45:28
RUN!RUN!RUN! 桂望実 文芸春秋 (300)【C】
最初は、陸上選手の青春物だと思って読んでたんですが
遺伝子ドーピングの話が絡んできた時には実際にも
行われていると考えると、少しゾッとしました。
八月のマルクス 新野剛志 講談社(324)【C】
ぼくらのデスマッチ(275)【C】
ぼくらの『危』(や)バイト大作戦(286)【C】 角川文庫 宗田理
118ドローイングヴュー(☆8374):2007/02/21(水) 01:42:50
『海辺のカフカ 上・下』/397+429p【C】
可もなく不可もなく。カフカが好きなので読んでみたがそれほど良くはなかった。

『デザインのデザイン』原研哉/224p【A】
いい。デザインの存在意義のようなものを考えさせられた。

『なぜ、これがアートなの?』アメリア・アレナス/199p【B】
気になったアーティスト何人かいた。ただこの人の芸術の見方はひとつの見方としては勉強になる。
けど、自分の見方とは違うのも当然ながらあった。それはそれで面白かった。

『デザインの輪郭』深澤直人/289p【B】
しおりが2本ついているのがよかった、デザイナーならではの本。
119ニート1号(3198):2007/02/21(水) 16:40:46
千の天使がバスケするさん、水無月さん、ですなさん、テタさん、ぴかりさん、かえるくんさん、
バカハツ五郎さん、りーすさん、ドローイングヴューさん、改めてよろしくお願いします。
ご挨拶が遅れ大変失礼しました。

暴かれた9,11疑惑の真相 ベンジャミン・フルフォード 扶桑社 223p 【D】
9,11事件はブッシュ政権の自作自演というスタンスから書かれた本
陰謀論の根拠とされる人物やサイトが次々と語れていきます
まあこういう見方もあるのかと

さらば小泉グッバイ・ゾンビーズ ベンジャミン・フルフォード 光文社 329p 【B】
著者の持論、政、官、業、ヤクザ、いわゆる鉄の四角関係の癒着と
小泉前首相の対米追従を激しく批判しています
著者の取材を通じた大手マスコミでは語られない話はリアリティがあります

1冊で1000冊読めるスーパーガイドブック 宮崎哲弥 新潮社 300p 【C】
2001年から2006年までの話題や事件を関連した書籍を参照しながら読み解いていく
週刊文春の連載をまとめたもの
1つのテーマに対して様々な角度の本が紹介されています
1冊当たりの本の紹介は簡潔ながら要点はよく纏めてあると思います
週刊文春の連載なのに新潮社から本が出ているのは謎

新マーケットの魔術師 ジャック・D・シュワッガー パンローリング 520p 【B】
成功したトレーダーが自分の投資哲学や犯した失敗を赤裸々に語った
インタビュー集とその教訓をまとめたもの
投資の本として参考になり読み物としても面白かったです

個人投資家のための穀物取引入門 渡邊勝方、陳晃熙 パンローリング 222p 【C】

120水無月(20☆2624) :2007/02/21(水) 18:43:26
千の天使がバスケするさん、完走おめでとうございます。
てたさん、ひかりさん、ありがとうございます。
バカハツ五郎さん「水滸伝」がんばってくださいね。私は過去に2回挫折しちゃってます。

「アーサー王と円卓の騎士」 ローズマリ・サトクリフ 原書房 p413 【C】
「アーサー王と聖杯の物語」 ローズマリ・サトクリフ 原書房 p257 【C】
「アーサー王最後の戦い」 ローズマリ・サトクリフ 原書房 p259 【C】
  ジュブナイルでないアーサー王伝説物語で、
  その誕生から死まで通しでまとめて読んだのはたぶん始めて。
「ソング・オブ・ザ・リバー」上下 スー・ハリソン 晶文社 p479+p385 【B】
  古代ロマン「アリューシャン黙示録」第2部(また3部作の予定らしい)の1作目。
  第2部はミステリの要素が入ってきました。
「目くらましの道」上下 ヘニング・マンケル 創元推理文庫 p370+p354 【B】
  ヴァランダー警部シリーズ5作目。もしかしたらシリーズ最高作かも。
「キングとジョーカー」 ピーター・ディキンスン 扶桑社 p404 【C】
  パラレルワールドの英王室はディキンスンらしく背徳的でした。
「金の言いまつがい」 ほぼ日刊イトイ新聞 東京糸井重里事務所 p334 【B】
「銀の言いまつがい」 ほぼ日刊イトイ新聞 東京糸井重里事務所 p334 【B】
  これって言いまつがいだったんだ。この本読んで始めて気が付きました。
  しかし何故我が家では今まで誰も突っ込んでくれなかったんだー。
121水無月(20☆2624) :2007/02/21(水) 18:44:05
「えんの松原」 伊藤遊 福音館「書店 p393 【B】
「つくも神」 伊藤遊 ポプラ社 p258 【C】
「白狐魔記 洛中の火」 斉藤洋 偕成社 p262 【C】
「白狐魔記 蒙古の波」 斉藤洋 偕成社 p228 【C】
「白狐魔記 戦国の雲」 斉藤洋 偕成社 p345 【C】
「闇の守り人」 上橋菜穂子 偕成社 p350 【C】
「夢の守り人」 上橋菜穂子 偕成社 p304 【C】
「夜市」 常川光太郎 角川書店 p173 【C】
「七姫幻想」 森谷明子 双葉社 p334 【C】
「ああでもなくこうでもなく5 このストレスな社会!」 橋本治 マドラ出版 p460 【B】
122千の天使がバスケする☆☆☆3223:2007/02/23(金) 12:07:23
LAST 石田衣良 講談社 (254)【D】
追い込まれた人間達の最後の行動を描いた作品。
あまりにきれい事が多すぎてつまらなかった。
黒い太陽 新堂冬樹 祥伝社(552)【C】
作者が前インタビューで語っていた、「純粋な人ほど黒い世界に染まりやすい」
と言う言葉を主人公の立花で実感しました。
銀行籠城 新堂冬樹 幻冬舎(266)【C】
ぼくらの秘島探検隊 宗田理 (270)【C】
123千の天使がバスケする☆☆☆4004:2007/02/23(金) 20:19:08
クラッシュ 馳星周 徳間書店(298)【E】
池袋ウエストゲートパークの暴力シーンと
黒新堂を中華風に味付けしたインスパイヤ短編集。
レイミ 戸梶圭太 祥伝社(310)【C】
爆笑夫婦問題 太田光代大和出版 (172)【C】
124バカハツ五郎(1104):2007/02/24(土) 06:34:05
北方領土特命交渉 鈴木宗男 佐藤優 著 講談社 285P【B】
 外交交渉が大変なことがよくわったんだけど、鈴木センセイが
これだけの見識があるのに、潰されたことが不思議に思われてなりません。
125テタ(☆☆☆☆☆☆4245):2007/02/24(土) 20:35:18
『幻想展覧会I』パトリック・マグラア&ブラッドフォード・モロー編 福武書店 226p
短編集。現代のゴシック小説に相当するものを集めた。ミルハウザーがおもしろい。【C】

『ネクタイの数学』トマス・フィンク ヨン・マオ 新潮OH!文庫 251p
ネクタイの結び方は理論上85通りある。【C】

『頼むから静かにしてくれ I』レイモンド・カーヴァー 中央公論新社 251p
短編集。【B】
126ですな(8☆3874):2007/02/24(土) 20:59:33
山崎豊子「華麗なる一族」新潮文庫上657p中637p
古くとも適度なエロと激しい展開で面白く読めます
人生のたった三ヶ月ですが神戸に住んでいた頃を思い出しました
誤って上・中・中と購入してしまい臍を噛んでおります【c】
127水無月(20☆2990) :2007/02/25(日) 08:11:00
ですなさん、私も以前誤って上・上と購入してしまったことがあります。
レシートも無くしてしまったのですが、購入した本屋に上巻2冊持参しまして、
間違えたことを話しましたら下巻と交換してくれましたよ。

「ホラーセレクション1 牡丹灯篭」 赤木かん子編 ポプラ社 p178 【B】
「ホラーセレクション8 サイコ」 赤木かん子編 ポプラ社 p188 【B】

128HANA(23☆6213):2007/02/26(月) 15:52:35
ニート1号さん、バカハツ五郎さん、これからよろしくです。
千の天使がバスケするさん、水無月さん、完走おめでとうございます。

『クトゥルー8』 H・P・ラヴクラフト・他 青心社文庫 331p
この巻でようやくラヴクラフトの「インスマスを覆う影」収録。
他にもC・A・スミスの「名もなき末裔」とか、カストロの「電気処刑機」など面白いのが多いけど、
やはりラヴクラフトの作品が群を抜いております。
ダーレスはいつもどおりのパターン。【C】

『ナチズムの歴史思想』 フランク=ロタール・クロル 柏書房 359p
ナチスの歴史認識を幹部事に分けて分析している。
ここであげられているのはヒトラー、ローゼンベルク、ダレー、ヒムラー、ゲッベルス。
ヒトラーのユダヤ人とゲルマン民族、ローゼンベルクのゲルマン民族とローマ・キリスト等、
各自の思想を対立した要素で捉えているのが目立った。【C】

『江戸百鬼夜行』 野口武彦 ぺりかん社 236p
江戸の怪異について触れられていると思って買ったら、普通の国文学の本であった。
定九朗の変貌過程とか興味深く読めたが、古文辞学派などは知識が0に等しいためほとんどわからず。
柳亭種彦、梁川紅蘭等の評伝も面白い。【C】
129HANA(23☆7101):2007/02/26(月) 16:08:38
『ファンタジーブックガイド』 石堂藍 国書刊行会 255p
指輪を始め、ゲド、ナルニア有名どころから、ほとんど知られていない作品まで133編を紹介している。
ファンタジーにはあまり食指が動かないけど、それでもいくらかは読んでみたいと思わせられた。
ちなみに読んだことのあるのは「指輪」と「アラビアの夜の種族」「風車祭」あと宮沢賢治と稲垣足穂くらい。
ハリポタの解説は正直すぎ。【C】

『青白き裸女群像』 橘外男 桃源社 315p
「青白き裸女群像」「陰獣トリステサ」「妖花イレーネ」の三篇を収録。
「青白き」は地下の洞窟に女性が連れ込まれるという点で、香山の「馬霊教」を思い出した。エログロ度がまるで違うが。
「トリステサ」も空想の動物を作り出しているという点やネーミングで香山を連想させられる。
関係ないが大学時代、獣姦ビデオを間違えて見せられ吐いたM君、元気ですか?
「イレーネ」はエーヴェルスの「アルラウネ」を連想させられる。あらすじ知っているだけだけど。
最近の医療技術やマッドサイエンティストを扱うという点で異なってるみたいだけど。
特定の病気や身体を扱っているため、絶対に再刊されないであろう小説群でした。【B】

『クトゥルー9』 H・P・ラヴクラフト・他 青心社文庫 324p
冒頭のダーレス「謎の浅浮彫り」は今までのパターンから脱して面白い。やれば出来るじゃないの。
ブロックのエジプト趣味が前面に押し出された「セベクの秘密」カットナーの「ヒュドラ」等面白いのが多いが、
ラヴクラフト「闇に囁くもの」は、やはり抜きん出ていると思った。【C】
130HANA(23☆8147):2007/02/26(月) 17:35:38
『韓VS日「偽史ワールド」』 水野俊平 小学館 285p
「大百済帝国」「侍韓国語起源説」「ボシタ」等と韓国のトンデモ内容を紹介している。
日本で言えば「キリストの墓青森版」とか「義経ジンギスカン説」を全国民が総出で信じているようなもんですね。
ハングル板で紹介されたものも結構多かったが、日帝の埋蔵金なんかは目新しくて面白い。
偽史とその成立を、極めて公平な目で見ているのが面白かった。【B】

『ディカーニカ近郷夜話(前・後)』 ゴーゴリ 岩波文庫 224+268p
ウクライナを舞台にした民話風味の作品。
悪魔が一杯食わされる陽気な話から復讐譚まで、バラエティに富んでいる。
好みでは「降誕祭の前夜」といった明るいのもいいけど、
死者が起き上がろうとして果たせず地震が起きるというイマージが素晴らしい「恐ろしき復讐」、
悪魔に望みをかなえてもらった男の末路「イワン・クバーラの前夜」といった恐怖譚の方が見るものが多かった気がする。【C】

『新聞の時代錯誤』 大塚将司 東洋経済 269p
題名から今だ新左翼にしがみついている新聞のイデオロギー批判かと思ったが、
株の売買や譲渡に関する話など、制度上の問題点をついたものだった。
それでも誤報に社長賞を出したアレっぷりや、現在の新聞社の体制が戦中に作られてそれを引きずっていること。
改革の難しさ等、興味深く読めた。
そういえば最近新聞どころかTVも見てないなあ。【C】
131りーす(26☆0269):2007/02/27(火) 04:07:55
水無月さん、おめでとうございます。

同じものを買ってしまうのは本読みの宿命かと。
整理していて同じ本が三冊も出てきた日にはもうOrz
絶版、品切れが多すぎるので、見つけたらとりあえず買ってしまうからですが……。

『マジック・キングダムで落ちぶれて』コリィ・ドクトロウ(著)(ハヤカワ文庫)275p【C】
不老不死が実現した世界設定で、ディズニーのホーンテッドマンションを守るという
非常にスケールの小さな戦いをしている主人公。何やってんだか(笑)。

『アイランド』葉月堅(著)(新潮社)244p【C】
ロビンソン・クルーソーの二次創作みたいでつまらない。

『100回泣くこと』中村航(著)(小学館)189p【C】
恋人が死んでしまう話だけど、やはりセカチューと比べたら数段良い。

『窓の灯』青山七恵(著)(河出書房新社)120p【C】
ミカド姉さんと私。雰囲気は良いのだが……。

『オーストリア=ハンガリーと少数民族問題―クロアティア人・セルビア人連合成立史』月村太郎(著)(東京大学出版会)226p【C】
『ユーゴの民族対立―平和の創成を求めて』中村義博(著)(サイマル出版会)237p【C】
『アルバニア現代史』中津孝司(著)(晃洋書房)130p【C】
『科学と幸福』佐藤文隆(著)(岩波書店)216p【C】
『世界の遺跡探検術』吉村作治(著)(集英社)271p【C】
『ハピネス』嶽本野ばら(著)(小学館)158p【C】
『ゾウを倒すアリ』廣川州伸(著)(講談社)229p【C】
132ニート1号(4745):2007/02/28(水) 02:54:21
水無月さん、りーすさん、完走おめでとうございます。

アメリカの終わり フランシス・フクシマ 講談社 255p 【C】
イラクに武力で居丈高に民主化を押し付けたのは失敗したがしかし民主主義は正しいので
次からは温和に民主主義を広めていきましょうというような主張でした
民主主義は現状ではベストな制度だとは思いますがしかし民主主義を望まない地域の人々はいると思いますし
協調性があり謙虚なアメリカというのはないものねだりのように感じました

米中冷戦の始まりを知らない日本人 日高義樹 徳間書店 246p 【D】
仮に中国がアメリカに向けて核ミサイルを発射しようとしても偵察衛星で監視しているので発射前に破壊できるし
そんなことをすればSLBMで攻撃しちゃうよ〜というような中国はアメリカに勝てないというような過激な意見が満載です
アメリカ軍とタカ派の代弁のように感じました

クルーグマン教授の経済入門 ポール・クルーグマン メディアワークス 391p 【B】
貿易赤字、インフレはたいした問題ではないなど通念に反した刺激的な主張が冷静に展開されます
通説に捉われない新しい物の見方を得たような気になりました

世にも美しい数学入門 藤原正彦、小川洋子 ちくまプリマー新書 173p 【C】

日本人と中国人どちらが残酷で狡猾か 渡部昇一、孔健 徳間書店 253p 【C】

拒否できない日本 関岡英之 文春新書 229p 【C】
アメリカの価値観は普遍的なものでなくアングロサクソン特有の歴史的、文化的価値観に基づいていることを論証し
アメリカの押し付けがましい態度を批判しています
アメリカがエラソーなのはいつものことなので、日本が主体性を持って日米構造協議、年次改革要望書を通じての要求で妥当なものは取り入れ
そうでないものは、やり過ごすのでいいのではないかと思います。




133水無月(20☆7108) :2007/02/28(水) 08:49:09
りーすさん、完走おめでとうございます。
HANAさん、りーすさん、ニート1号さん、有難うございます。
2月は28日までしかなかったんでした。あたふた。

「虚空の旅人」 上橋菜穂子 偕成社 p350 【B】
「神の守り人 来訪編」 上橋菜穂子 偕成社 p281 【C】
「神の守り人 帰還編」 上橋菜穂子 偕成社 p309 【C】
「蒼路の旅人」 上橋菜穂子 偕成社 p353 【B】
  守り人シリーズ、無理っぽいと思うけど、文庫にならないかな。出来れば手元に欲しい。
  異世界ファンタジーですが、宮廷の駆け引きが児童書ならぬ面白さ。
「親切なおばけ」 若竹七海 光文社 p60 【C】
  うーん。若竹さんはやっぱりミステリがいいです。
「双頭の鷲」 佐藤賢一 新潮社 p610 【C】
  百年戦争を引っ繰り返したベルトラン・デュ・ゲクランが主役という嬉しいお話でした。
「完四郎広目手控え」 高橋克彦 集英社文庫 p331 【C】
「完四郎広目手控え 天狗殺し」 高橋克彦 集英社文庫 p314 【C】
「完四郎広目手控え いじん幽霊」 高橋克彦 集英社文庫 p346 【C】
  「いじん幽霊」が文庫化したので購入、ついでに完四郎シリーズまとめて再読。
  1作目は江戸編・2作目が京都編・3作目が横浜編と趣向が凝らされてます。次は海外?
「隠居の日向ぼっこ」 新潮社 杉浦日向子 p160 【C】
  杉浦日向子さん、もう新作が読めないのは悲しいです。
「先達の御意見」 酒井順子 文藝春秋 p215 【C】
  酒井順子さん対談相手に軒並み気合で負けてますね。     

「幸福論」 小倉千加子×中村うさぎ 岩波書店 p253 【C】
「上司は思いつきでものを言う」 橋本治 集英社新書 p212 【B】
「発掘!子どもの古本」 北原尚彦 ちくま文庫 p324 【C】           

134真空(☆☆☆7427):2007/02/28(水) 22:43:19
お久しぶりです。間が空いてしまいました。

『邪魅の雫』京極夏彦 講談社ノベルス 817p【B】
一見複雑ですが、実際の構図は非常に単純。
『塗仏』以降は色物と言うか、普通のミステリを解体する方向に進んでいますね。
個人的には関口君の登場が多かったのが嬉しかった、ような。

『世にも奇妙な物語 映画の特別編』鈴木勝秀他 角川ホラー文庫 318p【D】
話も文章も、期待以上のB級っぷりでした。
昔のノベライズ本は再刊されないものでしょうか。

『緋色の記憶』トマス・H・クック 文春文庫 396p【C】
『死の記憶』の方が面白かったです。
何が起こったかを先延ばしにして読ませるカットバックの巧さに感心しました。

『赤と白の賭け』仁木悦子 講談社文庫 245p【C】
ミステリ短編集。「霧のむこうに」のシリアス路線は好きです。

『Rubyプログラミング基礎講座』技術評論社 311p【B】
簡潔で分かりやすい。まったくのプログラミング初心者向け。

『算私語録』安野光雅 朝日文庫 260p【B】
『算私語録 そのIII』270p【C】
短い雑学エッセイが345本ほど入ったエッセイ集。
「数学セミナー」連載だったので最初は数学関連の話が多いですが、
著者の知識欲の広さに圧倒されました。面白い事を拾って、面白く書いています。
今更ですが、安野光雅……、恐ろしい子……!!

『くもの巣の小道』イタロ・カルヴィーノ 福武書店 222p【D】
パルチザン戦争を題材としたネオ・リアリズム文学。
135ぴかり(7080):2007/03/01(木) 00:51:14
2月最後の1冊!と思って読んでたら0時回っちゃいました。

『ボーイズ・ビー』 桂 望実 小学館 223ページ 【C】
爽やかで面白かった。偏屈な爺さんが心を開いたり、聡明な子供が成長したりするのに弱いんだ。

『悪童日記』 アゴタ・クリストフ ハヤカワepi文庫 301ページ【B】
中学時のトラウマ本を再読。記憶と内容が違っていて、それを追うのに気を取られる。内容はやはり圧倒的。

『クジラの彼』 有川浩 角川書店 245ページ【C】
サイン会行ってきました。6割男性、3割女子中高生で意外だった。
恋愛物にしては甘すぎるんだけど、作者がわかって書いてるなら、それで良いかとも思います。

『レインツリーの国』 有川浩 新潮社 208ページ【C】
有川さんは、未熟さを指摘したくなる部分も多いのですが、
それを上回る「読ませる勢い」に魅了されて毎回一気読みしてしまいます。
引き出しと手数をもっと増やして欲しいですね。

『ピカルディの薔薇』 津原泰水 集英社 245ページ【C】
猿渡シリーズ2作目。シリーズものとして楽しめる部分が少し減ってしまって残念だったり。好みの問題か。
136ぴかり(7080):2007/03/01(木) 00:52:39
『赤い羊は肉を喰う』 五條瑛 幻冬舎 369ページ 【C】
五條さんの作品は同工異曲になってきていて、ずっと読んでいるとやや食傷してしまう。いつも面白いんだけどね。

『水滸伝<4>道蛇の章』 北方謙三 集英社文庫 390ページ 【C】
登場人物や戦況の流れの忘れ方が激しいので、読書メモにあらすじを書いているのですが、
読んだ直後なのに、その時点で忘れかけていて鬱になる。再読のはずなのに。

『オトナ語の謎。』 糸井重里 新潮文庫 397ページ 【C】
いや、オトナ語って便利だと思いますよ。例え日本語が少々おかしかろうとも!

『陰日向に咲く』 劇団ひとり 幻冬舎 220ページ 【C】
前評判やら芸能人の小説ってことで、フィルターかかってます。
重複した登場人物の絡ませ方や、全く立場が違う語り手たちの書き分けは見事。

『雷の季節の終わりに』 恒川 光太郎 角川書店 305ページ 【C】
雰囲気はすごく好き。端々の言葉の使い方が気になるんですけど、わざとなんだろうか。

『だれも猫には気づかない』 アン・マキャフリー 142ページ 【C】
初マキャフリーでした。この長さにしては、登場人物が多くてこんがらがった。

『ジョッキー』 松樹 剛史 集英社 284ページ 【C】
丁寧で的確な描写力、競馬に詳しくない私でもわかる説明、新人とは思えなかったです。
137('A`):2007/03/03(土) 01:48:17
2月1日〜2月28日までの集計です

1位…水無月選手(21976P)【3/38位】
2位…りーす選手(8588P)【1/38位】
3位…千の天使がバスケする選手(6833P)【16/38位】
4位…かえるくん選手(5233P)【4/38位】
5位…HANA選手(5194P)【2/38位】
6位…ニート1号選手(4745P)【32/38位】
7位…ぴかり選手(3751P)【33/38位】
8位…ドローイングヴュー選手(3565P)【19/38位】
9位…真空選手(2839P)【15/38位】
10位…ですな選手(1902P)【6/38位】
11位…テタ選手(1627P)【9/38位】
12位…バカハツ五郎選手(1104P)【36/38位】

もうすぐ春ですね('A`)
138(*'A`)<こちらは実況です!:2007/03/03(土) 01:49:14
(*'A`)<りーす選手が26回目の完走です!
(*'A`)<水無月選手が20回目の完走です!(※史上3人目!)
(*'A`)<かえるくん選手が11回目の完走です!
(*'A`)<千の天使がバスケする選手が3回目の完走です!

(*'A`)<かえるくん選手が、5位から4位に順位を上げました!
(*'A`)<真空選手が、15位から14位に順位を上げました!
(*'A`)<ドローイングヴュー選手が、21位から19位に順位を上げました!
(*'A`)<ニート1号選手が、圏外から32位に順位を上げました!
(*'A`)<ぴかり選手が、圏外から33位に順位を上げました!
(*'A`)<バカハツ五郎選手が、圏外から36位に順位を上げました!

http://dokusyomarason.blog76.fc2.com/
139テタ(☆☆☆☆☆☆4530):2007/03/03(土) 21:36:38
('A`)さん、いつもありがとうございます。

『チベット語になった『坊ちゃん』』中村吉広 山と渓谷社 285p
チベット語を学びに中国に留学し、ひょんなことからチベット人に日本語を教える
ことになった?末記。中国におけるチベット語、民族教育の現状がわかる。
【B】
140バカハツ五郎(2250):2007/03/04(日) 09:53:53
「凡人の野望」平 秀信著 インデックスコミュニュケーションズ P.209【C】
 二人の平凡な男が大金持ちになった経験談。
「冤罪の構図」江川 紹子著 新風舎 P.325【A】
 ジャーナリスト江川紹子のデビュー作。
 裁判員制度はやっぱり必要なんだと感じさせられた。
「そこまでやるか!」日本経済新聞社編 日経ビジネス文庫 P.251 【A】
 まああ、世の中には凄い人たちがたくさんいるものなんですね。感心しました。
「疑う技術」藤沢 晃冶著 PHP P.201 【B】
 とにかく、何でも疑え。その疑い方を対象別に書いた本。広告は小さな文字に書かれている内容に注目しろ、とか良いことが結構書いてある。
「世界を変えるお金の使い方」山本 良一編 ダイヤモンド社 P.160 【B】
 コンナニ小額の寄付でも継続すれば世の中を変えることができるかも知れないと思わされてくれる、魅惑的な1冊。
141りーす(26☆3286):2007/03/07(水) 16:57:35
ニート1号さん、水無月さん、ありがとうございます。
('A`)さん、集計ご苦労様です。

『空とタマ』鈴木大輔(著)(富士見ミステリー文庫)252p【C】
ミステリー文庫なのに、ちっともミステリーじゃない。
タマに過酷な運命を背負わせる必要があったのか疑問。

『火星 人面岩はなぜできたか』ヴァルター・ハイン(著)(文藝春秋)278p【C】
資料を基にそれらしく書いているけど、内容以前にフィルターがかかっているからトンデモ本の雰囲気が。
ローウェルやデニケンの話が出てくるし。

『昔、火星のあった場所』北野勇作(著)(新潮社)234p【C】
二社の対立で分裂してしまった火星で、狸が跋扈する、ちょっと意味不明系のファンタジー。

『芥子の花 金春屋ゴメス』西條奈加(著)(新潮社)267p【C】
江戸国内での麻薬栽培疑惑。最後のほうで江戸国を潰そうとする黒幕の話が出るので、さらに続きそう。

『王妃カトリーヌ・ド・メディチ』桐生操(著)(ベネッセ)341p【C】
『王妃マルグリット』桐生操(著)(ベネッセ)255p【C】
『永遠の君へ 隣の妹』わかつきひかる(著)(美少女文庫)254p【C】
『福音の少年』加地尚武(著)(ぺんぎん書房)533p【C】
『図書館のキス』加地尚武(著)(ぺんぎん書房)254p【C】
『歌う錬金術師』加地尚武(著)(ぺんぎん書房)349p【C】
142ニート1号(5783):2007/03/09(金) 02:56:06
(*'A`)さん、はじめまして 集計お疲れ様です。 
これからよろしくお願いします。

『上海雑談』 陳舜臣 NHK出版 205P 【D】
中国についての語りおろし。写真が多く内容が薄い。

『中国人の愛国心』 王敏 PHP新書 202p 【C】
中国人の歴史観と思考様式が語られています。
冷静な語り口に好感を持ちました。

『三国志の迷宮』 山口久和 文春新書 190p 【C】

『竹島は日韓どちらのものか』 下條正男 文春新書 188p 【C】

『ヒルズな人たち』 佐々木俊尚 小学館 253p 【C】
有名IT企業家の列伝。調子に乗った人たちばかりかと
おもいきや、それぞれ経営的長所を備えているのに
意外な感じがしました。



143水無月(21☆3632) :2007/03/09(金) 08:39:49
('A`)さんいつも集計有難うございます。

「不思議を売る男」 ジェラルティン・マコーリアン 偕成社 p328 【B】
  ある正体不明の青年が古道具屋に居候を始め、客に由来話を語ってうまうまと品物を売りつけます。
  この由来話がホラーありミステリありポエムありどれも一筋縄ではいかない凝った短編なんですね。
「砂漠の王子とクローンの少年」 ナンシー・ファーマー DHC p495 【B】
  クローンが家畜と見なされる近未来。麻薬王の王国で育てられる麻薬王御大のクローンの少年。
  ツボを心得た著者のストーリーテリングについ読みふけり曙を見ました。
「わたしを離さないで」 カズオ・イシグロ 早川書房 p338 【B】
  ミステリの要素もあるけれど、基本は感傷を廃したイノセンス・ストーリーではないかと。
「獣の奏者 闘蛇編」 上橋菜穂子 講談社 p312 【C】 
「獣の奏者 王獣編」 上橋菜穂子 講談社 p404 【C】 
  前半闘蛇編はよかったんだけど、後半王獣編話の進め方が詰め込み過ぎで急ぎ過ぎ。
  前半に意味有り気に出てきた精霊獣がこの後半の展開では存在意義不明だし。
  上下巻ではないので続編がありそうだから、そちらで解消されるのかもしれない。
「図書館戦争」 有川浩 メディアワークス p333 【B】
  ザリガニも何も出ませんがちょっとSFしてる設定のラブ・コメデイですね。
「オランダ水牛の謎 安楽椅子探偵アーチー」 松尾由美 東京創元社 p255 【C】
  安楽椅子探偵アーチー第2弾。でも1作目と違って別に探偵役が安楽椅子じゃなくても成り立つ話ばかり。
「びいどろの筆 夢裡庵先生捕物帳」 泡坂妻夫 p276 【C】
  短編集。夢裡庵先生一応全編に登場しますが探偵役は毎回変わる趣向です。
「八丁堀喰い物草紙・江戸前でもなし 卵のふわふわ」 宇江佐真理 講談社 p256 【C】
  ロマンスを絡めたお話は面白いのですが、時代考証が甘いという感じがして時々白けます。

144水無月(21☆3632) :2007/03/09(金) 08:40:25
「泣きの銀次」 宇江佐真理 講談社文庫 p293 【C】
「あやめ横丁の人々」 宇江佐真理 講談社文庫 p447 【C】
「御書物同心」 出久根達郎 講談社 p259 【C】
「御書物同心 秘画」 出久根達郎 講談社 p262 【B】
「御書物同心 虫姫」 出久根達郎 講談社 p259 【B】
「猫も杓子も猫かぶり」 出久根達郎 文藝春秋 p360 【C】
「猫にマタタビの旅」 出久根達郎 文藝春秋 p247 【C】
「花のお江戸のミステリー」 赤木かん子編 ポプラ社 p147 【C】
「お江戸でござる」 杉浦日向子 新潮文庫 p273 【C】
「杉浦日向子の江戸塾」 杉浦日向子 PHP文庫 p249 【C】 
「江戸の笑い話」 高野澄編訳 人文書院 p216 【C】 
「ようこそ魔界伯爵」 斉藤浩 偕成社 p162 【C】
「地獄堂霊界通信 ワルガキ、幽霊にびびる」 香月日輪 ポプラ社 p172 【C】 
「地獄堂霊界通信 ワルガキ、生霊を追って走る」 香月日輪 ポプラ社 p181 【C】  
145テタ(☆☆☆☆☆☆4913):2007/03/11(日) 08:27:54
『準結晶』竹内伸 産業図書 138p
結晶でもなく、ガラスのような無秩序でもない準結晶と呼ばれる物質のはなし。
【B】

『「複雑ネットワーク」とは何か』増田直紀 今野紀雄 講談社ブルーバックス 245p
内容が薄い。【D】
146EmiyaS(343):2007/03/15(木) 14:22:56
初めまして、参戦させてもらいます。EmiyaSです。
よろしくお願い致します。

「ベーオウルフ」忍足欣四郎訳 岩波文庫 p343 【C】
 舞台は5,6世紀ですが、当時の「風」とでも言うものを感じられてよかったです。
 が、当たり前の話ですが、物語展開的には現代ファンタジーの原典の一つである為、
 目新しいものは皆無です。また、訳文は、訳者の古文教養をうかがわせます。
 教養を高める為には、良いのではないかと思います。
147ですな(8☆5458):2007/03/18(日) 11:08:48
>>124
少し遠い本屋でしたので交換に赴くのが億劫でして
近所で山崎豊子「華麗なる一族」新潮文庫下423p購入しました
楽しく読めました【C】

岡本綺堂「半七捕物帳(二)」光文社文庫367p
やや動物ネタに偏り気味ですな【B】

鮎川哲也「クイーンの色紙」創元推理文庫250p
現代に近すぎて風味に欠けます【C】

イタロ・カルヴィーノ「見えない都市」河出文庫215p
まさに宝玉糸線細工【B】

菅浩江「永遠の森」早川書房329p
人工甘味料的【D】
148りーす(26☆7525):2007/03/18(日) 18:56:06
水無月さん、おめでとうございます。
EmiyaSさん、よろしくお願いします。

『ブラバン』津原泰水(緒)(バジリコ)388p【C】
表紙が高校生だから騙されるけど、実際の登場人物は中年で、過去を振り返ったシーンの80年代が高校生。
本格的なブラスバンドを主軸にした音楽小説ではないけれども、面白い。

『蝶か蛾か』大道珠貴(緒)(文藝春秋)285p【D】
主役が夜中のキャベツ畑でアリにおしっこかけて溺死させる中年電波女なのは……。
癌になりたくてワクワクしているのも非常に不愉快だ。登場人物に対しても作者に対しても。

『削除ボーイズ0326』方波見大志(著)(ポプラ社)342p【C】
アイデアは良いのだけど、賞金2000万円の大賞にしては、他のラノベ受賞作レベルなのが……。

『夢食い魚のブルー・グッドバイ』玉岡かおる(著)(新潮社)238p【C】
『異文化に学ぶ』上岡 一嘉(著)(東京書籍)201p【C】
『アクアリウムの鯨』谷村志穂(著)(八曜社)205p【C】
『誘拐ツアー』宗田理(著)(角川文庫)374p【C】
『武田信玄怨霊ツアー』宗田理(著)(角川文庫)274p【C】
『愛の予感』森瑶子(著)(角川文庫)198p【C】
『上役のいない月曜日』赤川次郎(著)(文春文庫)258p【C】
『最新刊』中野翠(著)(毎日新聞社)264p【C】
『迷走熱』中野翠(著)(文春文庫)355p【C】
『ウテナさん祝電です』中野翠(著)(新潮文庫)196p【C】
『ビル・ゲイツの読み方』飛岡健(著)(ごま書房)214p【C】
『東ゴート興亡史―東西ローマのはざまにて』松谷健二(著)(白水社)197p【C】
『恐怖 戦慄の収集』怪奇ゾーン特報班(編)(青春出版社)250p【C】
149りーす(26☆9614):2007/03/18(日) 19:11:08
『僕たちは歩かない』古川日出男(著)(角川書店)110p【C】
『イルカの恋、カンガルーの友情』景山民夫(著)(角川文庫)244p【C】
『孤独な夜のココア』田辺聖子(著)(新潮文庫)268p【C】
『マルチメディア入門』土屋晴仁(著)(日本実業出版社)238p【C】
『目標管理の手引き』金津健治(著)(日本経済新聞社)186p【C】
『ニューハード革命』石井威望 (著) (PHP研究所)245p【C】
『ソシオテクノ』牧野昇、谷明良(著) (PHP研究所) 222p【C】
『アモルファス金属のおはなし』増本健(著)(日本規格協会)118p【C】
『エミリー』嶽本野ばら(著)(集英社)196p【C】
『ハーバードで教える企業倫理―MBA教育におけるカリキュラム』
トーマス・R. パイパー、シャロン・ダロッツ パークス、メアリー・C. ジェンタイル(著) (生産性出版)262p【C】
150水無月(21☆9763) :2007/03/20(火) 09:01:41
EmiyaSさん始めまして。こちらこそよろしくお願いします。
りーすさん、有難うございます。

「図書館内乱」 有川浩 メディアワークス p344 【B】
  シリーズ化に伴い単線のラブコメから話の筋が複線化。でもラブコメ路線も忘れないで。
「チーム・バチスタの栄光」 海堂尊 宝島社 p357 【C】
  スポーツミステリかと思ったら医療ミステリだった。厚生労働省の役人のキャラがいまいち。
「配達あかずきん 威風堂書店事件メモ」 大崎梢 東京創元社 p232 【C】
  北村薫っぽい日常の謎系ミステリ。舞台が本屋さんなのが楽しい。
「晩夏に捧ぐ 威風堂書店事件メモ(出張編)」 大崎梢 東京創元社 p242 【C】
  この著者は日常の謎系の短編の方が向いているんじゃないかなあ。
「銃とチョコレート」 乙一 講談社 p369 【C】
  展開も結末も予想しやすい。でも登場人物の性格の悪さが読み応えあり。
「天と地の守り人・第一部」 上橋菜穂子 偕成社 p339 【B】
「天と地の守り人・第二部」 上橋菜穂子 偕成社 p299 【B】
  「天と地」の巻もいよいよ第三部で10年越しの「守り人」シリーズ大団円。盛り上がって来てます。
「月神の統べる森で」 たつみや章 講談社 p285 【D】
  シリーズものを1冊目で投げるのは久し振り。今時こんなステレオタイプな勧善懲悪は止めてくれ。
151水無月(21☆9763) :2007/03/20(火) 09:02:12
「テーオバルトの騎士道入門」 斉藤洋 理論社 p185 【C】
「ドローセルマイアーの人形劇場」 斉藤洋 あかね書房 p139 【C】
「銀の雨 堪忍旦那為後勘八郎」 宇江佐真理 幻冬社文庫 p308 【C】
「巴之丞鹿の子 猿若町捕物帳」 近藤史恵 幻冬舎 p210 【C】
「ほおずき地獄 猿若町捕物帳」 近藤史恵 幻冬舎 p206 【C】
「にわか大根 猿若町捕物帳」 近藤史恵 光文社 p278 【C】
「物書同心居眠り紋蔵」 佐藤雅美 講談社文庫 p352 【C】
「隼小僧異聞 物書同心居眠り紋蔵」 佐藤雅美 講談社文庫 p341 【C】
「密約 物書同心居眠り紋蔵」 佐藤雅美 講談社 p325 【C】
「お尋者 物書同心居眠り紋蔵」 佐藤雅美 講談社 p317 【C】
「老博打打ち 物書同心居眠り紋蔵」 佐藤雅美 講談社 p312 【C】
「四両二部の女 物書同心居眠り紋蔵」 佐藤雅美 講談社 p315 【C】
「白い息 物書同心居眠り紋蔵」 佐藤雅美 講談社 p304 【C】
「鬼女の鱗 宝引の辰捕物帳」 泡坂妻夫 文春文庫 p245 【C】
「お江戸風流さんぽ道」 杉浦日向子 小学館文庫 p227 【C】
152バカハツ五郎(3947):2007/03/21(水) 16:44:15
「オール1の落ちこぼれ、教師になる」宮本 延春著 角川書店 P.223 【A】
 読み易い。月並みな言い方だけど、目標を決め、それに向かって弛まず努力を
すれば、たいがいのものは達成できるということを語っている。
 周囲の人間の影響の影響は大きいな。僕たちもいい友達をたくさんつくろう。
「ヒラリーとライス アメリカを動かす女たちの素顔」岸本 裕紀子著
PHP新書 P.229 【C】
 いま、米国で最も有名な女性たちのはなし。同じようなエピソードが
何度も繰り返されて、読んでる途中で嫌になってしまいました。
 中身はあまり濃くありません。
「きまぐれ古書店紀行」岡崎 武志著 工作舎 P407 【B】
 著者が日本全国の古書店を廻った記録。
 神田や京都に古書店がたくさんあることは知っていたが、それ以外の地方都市にも相当な数の古書店があることを知った。
 うちの近所にも以外に大きな古書店があることをしったので、近々行ってみよう。
「セックスボランティア」河合 香織著 新潮社 P.251 【B】
 身体障害者の性のに関する問題を取り上げた本。本のタイトルを替えたほうが、もっと売れるかも。
「金融広告を読め」吉本 佳生著 光文社文庫 P.501 【B】
 現在発売されている金融商品の殆どが、いかに一般投資家に不利に設計されているかを
商品広告のモデルをつかって内容を分析する形で説明している本。

「競艇GP3連単」 江田 幹著 三恵書房 P.209 【C】
 なんか、こういう本が好きで買っちゃうのよ。

「こぐこぐ自転車」伊藤 礼著 平凡社 P.306 【A】
 70歳近くになって自転車旅行に没頭すようになった人の
自転車旅行記。
 日本の道路というのは自転車とか歩行者をいかに無視した設計に
なっているかを感じさせられた。

153千の天使がバスケする☆☆☆4947:2007/03/22(木) 14:22:10
地獄のババぬき 上甲宣之 宝島社 (381)【B】
カイジの限定ジャンケン並に、スリリングで面白かったです。
前作「そのケイタイはXXで」との絡みも、ざわ…ざわ…(w
人殺しパラダイス ヒキタクニオ 新潮社 (231)【C】
ヒキタワールドで殺しと言えば、凶気の桜の「消し屋」の印象が強い分
タイトルの割に、物足りない作品でした。
2ちゃんねる宣言 挑発するメディア 井上トシユキ+神宮前.org 文芸春秋 (331)【C】
154パンダパン@再スタート(470):2007/03/24(土) 19:37:25
「ワイルド・サイドを歩け」東山彰良 宝島社 470p 【B】
登場人物がクールでかっこいい!
会話が絶妙!
ストーリーも次の展開が読めなくてドキドキ。
ただ時々略されすぎて状況がつかめなくなるときがある。
読後感もすっきりするし、この人の小説はいい!
155りーす(27☆1812):2007/03/26(月) 05:25:57
『紗央里ちゃんの家』矢部嵩(著)(角川書店)174p【C】
ちょっと気味は悪いけど、想定範囲内だったので期待ハズレ。
もう少し捻りのある結末が用意されているかと思っていたのだが……。

『スカイハイ』小川智子(著)(集英社)300p【C】
ノベライズだが、後半部分はオリジナル。

『蒲公英草紙』恩田陸(著)(集英社)252p【C】
常野物語系統。第134回直木賞候補作。

『カクレカラクリ』森博嗣(著)(メディアファクトリー)301p【C】
コカ・コーラとのコラボだからといって、登場人物がコーラ飲みまくりなのは……。

『ピーナツバター作戦』ロバート・F・ヤング(著)(青心社)222p【C】
SFとファンタジーが未分化だった頃の作家なので、両方を兼ね備えた作品が多い。

『子供たちの午後』R・A・ラファティ(著)(青心社)250p【C】
短編集だがやはりラファティ、意味不明な話が多い。

『天帝妖狐』乙一(著)(集英社文庫)223p【C】
『ルンルン症候群』林真理子(著)(角川文庫)238p【C】
『ルンルンを買っておうちに帰ろう』林真理子(著)(角川文庫)238p【C】
156りーす(27☆1812):2007/03/26(月) 05:34:26
書き込んでから気づきましたが、パンダパンさんがいるし!
お帰りなさい。
157テタ(☆☆☆☆☆☆5654):2007/03/26(月) 19:34:55
『ドングリの謎』盛口満 どうぶつ社 222p
拾ったドングリからわく疑問のかずかず。ドングリを拾って、食べて、考える。
【B】

『バビロンへ帰る』スコット・フィッツジェラルド 中央公論社 251p
短編集。【C】

『カフェ・ビエンチャン大作戦』黒田信一 本の雑誌社 268p
何もかも投げ出して、ラオスの首都ビエンチャンにカフェを作ろう。
無謀な思いつきを行動に移してみたら・・・。
【B】
158無名草子さん:2007/03/27(火) 00:39:38
パンダパンさんへ。

以前の総読破ページ数は43675ページでした。
159千の天使がバスケする☆☆☆5704:2007/03/27(火) 09:43:45
まず最初に、先日亡くなられた鴨志田穣さんのご冥福をお祈りします。
自分は、西原のマンガで酔っ払って煮え煮えの鴨ちゃんしか知らなかったんですが、
もし、西原と結婚してなかったら「ぼくんち」も「毎日かあさん」も
生まれ無かったんだろうなと思います。合掌

日本はじっこ自滅旅 鴨志田穣 講談社(258) 【C】
日本の南端、北端の町を渡り歩いた旅行記。
酔いがさめたら、うちに帰ろう 鴨志田穣 スターツ出版 (228)【B】
アルコール依存症で入院した精神病院での事をつづったエッセー。
煮え煮えアジアパー伝 鴨志田穣 西原理恵子 講談社(271)【C】
160HANA(23☆9091):2007/03/29(木) 06:09:47
('A`) さん、いつもありがとうございます。
EmiyaSさん、これからよろしくです。
水無月さん、りーすさん、完走おめでとうございます。
ぱんだぱんさん、改めてよろしくです。
それにしても規制長かった・・・

『銀河英雄伝説1』 田中芳樹 創元SF文庫 376p
中学の郷愁に誘われて、新しい版を購入。
後年の田中芳樹臭は若干あるものの、まだ鼻につくほどではない。
後年の作品とは異なり、人を読ませるパワーを持った作品だと思う。腐女子が騒ぐわけだ。
才能が枯れる前の作家はいいものを書ける、と思った。【B】

『娘たちの学校』 M・ミオー&J・ランジェ ペヨトル工房 188p
17世紀のポルノ。娘二人の対話形式によるHOWTO物。
現在の目から見るとまるで大したものではないが、当時は発禁にまでなり作者は絞首刑に処されたらしい。(ただし本人行方不明のため人形が)
過去の人間には猥褻な物だっただろうけど、今の目では割と退屈な内容。【C】

『バルカン・クリーゲ』 ウィルヘルム・マイテル 河出文庫 380p
こっちは20世紀のポルノ。
上記の作品と比べて、直接的な表現や行為のバリエーションなどは比べものにならない。
解説の梅原北明の評伝は異常に面白い。【B】
161HANA(24☆145):2007/03/29(木) 06:23:33
『クトゥルー10』 H・P・ラヴクラフト・他 青心社文庫 322p
大部分を「チャールズ・デクスター・ウォード事件」が占めている。
久しぶりに読み返すがやはり名作であるな。主人公の変容などは鬼気迫る勢い。
他には「アルハザードのランプ」が実にいい出来。
ダーレスは「淋しい場所」とかこういった叙情的なものにはいい出来のが多いように思う。【B】

『反世界の夢』 真杉秀樹 沖積社 313p
幻想文学評論集。漱石、鏡花、潤一郎といった大御所の分析が中心。
この辺りはもう掘り尽くされた感があるな。
いくつか読んでいない作品もあり、そういう部分はわからず。まあ自己責任ですけど。【C】

『下北半島の民間信仰』 高松敬吉 伝統と現代社 419p
イタコ・恐山・葬送儀礼の三部で構成されている。
今までイタコはホトケオロシが中心だと思っていたので、カミオロシや占いの方が主だと知らされ驚く。
恐山についても地元の信仰との関連は知らなかったので、教えられる部分が多い。
いろいろ教えられることの多かった一冊であった。【B】
162HANA(24☆693):2007/03/29(木) 07:56:18
『都市と日本人』 上田篤 岩波新書 230p
吉備の穴海、東寺の塔、京町家等都市や景観に纏わる様々な事柄を考察。
甲子園に人の集まる理由とか、京都の小学校に火の見櫓がある理由とか、
都市と歴史に関する部分がわかりやすくてよい。【C】

『もう一つの遠野物語』 岩本由輝 刀水書房 275p
柳田の遠野物語と、佐々木喜善、水野葉舟との対比が中心。
今でこそ水野葉舟とかの役割は明らかになっているけど、当時は認識されることが少なかったんだろうな。
常民の概念と国際連盟との繋がりは、他では指摘されていなかったと思う。【B】

『怪獣神話論』 八本正幸 青弓社 188p
ゴジラの変遷等を中心に、怪獣映画の移り変わりなどが中心。
怪獣映画のガイドとしても読める。
それにしてもハリウッド版ゴジラは酷かった事などを思い出しつつ読む。【C】
163ドローイングヴュー(☆9495) :2007/03/30(金) 23:37:00
『八つの日本の美意識』黒川雅之/189p【C】
『ツーアート』ビートたけし、村上隆/199p【D】
『ヒトはなぜ戦争をするのか?―アインシュタインとフロイトの往復書簡』アルバート・アインシュタイン、ジグムント・フロイト/119p【B】
『第三の女』アガサ・クリスティー/417p【C】
『世界一わかりやすいマーケティングの本』山下貴史/197p【C】
164水無月(22☆2798) :2007/03/31(土) 14:16:38
りーすさんHANAさん完走おめでとうございます。
HANAさんありがとうございます。

「ダークエルフ物語T故郷、メンゾベランソン」 R・A・サルバトーレ アスキー p472 【C】
  善と悪がきっちり分離されていて悪玉は100%悪玉だから殲滅OKのファンタジー。
  これだけ実にゲームっぽくシンプルで浅い世界観で主人公に大仰に悩まれても。
「ST 警視庁科学特捜班」 今野敏 講談社 p248 【C】
「ST 警視庁科学特捜班 毒物殺人」 今野敏 講談社 p240 【C】
  海外TVドラマのCSI・科学捜査班のシリーズを連想したくなるタイトルなのに、
  全然科学捜査ものじゃなくて、超能力捜査ものでがっかり。全く面白くない、わけじゃないんだけど。
「ピース」 樋口有介 中央公論社 p282 【C】
  性格が狷介で底意地の悪い人が人の情に触れる小説を書こうとした、最近の樋口有介ってこんな感じ。
「容疑者Xの献身」 東野圭吾 文藝春秋 p359 【C】
  今一つだったのは期待し過ぎて読んだせいだけでもないと思う。小説中の警察捜査にやや疑問あり。

「闇の中の赤い馬」 竹本健治 講談社 p225 【C】
「安楽椅子の探偵たち」 赤木かん子編 ポプラ社 p170 【C】
「時空の旅」 赤木かん子編 ポプラ社 p170 【C】
「ロボットVS.人類」 赤木かん子編 ポプラ社 p185 【C】
「悪女の物語」 藤本ひとみ 中央公論新社 p178 【C】
「古本・貸本・気になる本」 出久根達郎 中央公論新社 p229 【C】
「夏日 小論集」 橋本治 中央公論新社 p277 【C】
165千の天使がバスケする☆☆☆6975:2007/03/31(土) 21:52:31
マフィアのドンになった日本人 モンタナジョー
村上早人 小学館 (253)【B】
一言で言うと カッコいい!! 日本人でアルカポネ見たいな人がいるとは思わなかったです。
AV女優 永沢光雄 文春文庫 (655)【C】
昔のきれいな思い出だけにしとけばよかった。
インタビューを読んでてそうゆう気持ちでいっぱいになりました。
ドクターハンナ 戸梶圭太 (385)【C】
166HANA(24☆1582):2007/04/01(日) 07:39:11
水無月さん、ありがとうございます。
すいませんが、今回は三月にカウントしていただけますか?

『季刊幻想文学 創刊号』 幻想文学出版局 128p
特集は「幻想文学研究の現在」。
一回目からこんな特集するところがこの雑誌らしい。
中井英夫の原稿や、澁澤龍彦のインタビューが時代を感じさせる。
全てはここから始まった。【B】

『美食倶楽部』 谷崎潤一郎 ちくま文庫 447p
谷崎潤一郎の大正時代作品のアンソロジー。
「白昼鬼語」あらすじだけは知っていたものの、全体を読むのは今回が初めて。
「美食倶楽部」はあいかわらずいい出来だと思った。
粒ぞろいの短編がそろっている。【B】

『かなしき女王』 フィオナ・マクラオド 沖積社 314p
訳者は松村みね子。
ケルト独特の哀愁に満ちたストーリーが、訳文によって一段と輝きを増している。
寂しい短編ばかりだが、中でも「精」「最後の晩餐」が特に素晴らしい。【B】
167('A`):2007/04/01(日) 15:43:15
3月1日〜3月31日までの集計です(※HANA選手は4月1日まで)

1位…水無月選手(15690P)【3/40位】
2位…りーす選手(11543P)【1/40位】
3位…HANA選手(3435P)【2/40位】
4位…ぴかり選手(3329P)【30/40位】
5位…千の天使がバスケする選手(2971P)【15/40位】
6位…バカハツ五郎選手(2843P)【34/40位】
7位…ですな選手(1584P)【6/40位】
8位…テタ選手(1409P)【9/40位】
9位…ドローイングヴュー選手(1121P)【18/40位】
10位…ニート1号選手(1038P)【31/40位】
11位…パンダパン@再スタート選手(470P)【39/40位】
12位…EmiyaS選手(343P)【40/40位】

お花見シーズンですね('A`)
168(*'A`)<こちらは実況です!:2007/04/01(日) 15:44:19
(*'A`)<りーす選手が27回目の完走です!
(*'A`)<HANA選手が24回目の完走です!
(*'A`)<水無月選手が22回目の完走です!

(*'A`)<千の天使がバスケする選手が、16位から15位に順位を上げました!
(*'A`)<ドローイングヴュー選手が、19位から18位に順位を上げました!
(*'A`)<ぴかり選手が、33位から30位に順位を上げました!
(*'A`)<ニート1号選手が、32位から31位に順位を上げました!
(*'A`)<バカハツ五郎選手が、36位から34位に順位を上げました!
(*'A`)<パンダパン@再スタート選手が、圏外から39位に順位を上げました!
(*'A`)<EmiyaS選手が、圏外から40位に順位を上げました!

http://dokusyomarason.blog76.fc2.com/
169ニート1号(7137):2007/04/02(月) 23:03:39
EmiyaSさん、パンダパンさん、始めまして。これからよろしくお願いします。
りーすさん、HANAさん、水無月さん完走おめでとうございます。
(*'A`)さん、集計ありがとうございます。

『最新行動ファイナンス入門』 ジョン・ノフシンガー ピアソン・エデュケーション 113p 【C】

『ほんとうは日本に憧れる中国人』 王敏 PHP新書 212p 【C】
日本人と中国人の思考パターンの違いが解り易く書かれていて
いいと思いました。

『テレビはインターネットがなぜ嫌いか』 吉野次郎 日経BP 207p 【C】
テレビ局が語りたがらない収益の構造が取材されていて興味深く読みました。

『タートルズの秘密』 ラッセル・サンズ パンローリング 377p 【C】
この本は、でかい、重い、そして何より高い20790円也。
書かれている技法の通り、投資すれば多分プラスになると思いますが
しかし、このやり方は心理的負担が大きいので実践できる人は少ないのでは
ないかと思いました。

『マーケットの魔術師』 ジャック・D・シュワッガー 日本経済新聞社 445p 【B】
成功した投資家へのインタビュー集です。インタビューを通して勤勉、自己規律の大切さを感じました。
書かれたのは1980年代後半ですが、投資本ではピカイチの出来だと思います。







170りーす(27☆4827):2007/04/03(火) 23:47:43
('A`) さん、いつもありがとうございます。
HANAさん、水無月さん、ニート1号さん、ありがとうございます。
HANAさん、おめでとうございます。

『僕僕先生』仁木英之(著)(新潮社)266p【B】
唐が中国を治めていた時代。美少女仙人と出会ったニート青年が、弟子となり旅をする。
名前からは想像も出来ない内容だった。僕僕が女の子だなんて……。

『信長の野望』童門冬二(著)(光栄)300p【C】
中身はともかく、童門冬二が歴史IF小説を書いているのが笑える。

『まぶた』小川洋子(著)(新潮社)194p【C】
ちょっと気味悪い話が多い短編集。

『頭蓋骨のホーリーグレイル』杉原智則(著)(電撃文庫)331p【D】
『頭蓋骨のホーリーグレイルU』杉原智則(著)(電撃文庫)325p【D】
『頭蓋骨のホーリーグレイルV』杉原智則(著)(電撃文庫)331p【D】
『頭蓋骨のホーリーグレイルW』杉原智則(著)(電撃文庫)385p【D】
最後、完結しないままで放置プレイ……。未完なので評価一段階下げます。C→D

『瀬戸内ハイスクールグラフィティ』不動敏(著)(桐原書店)249p【C】
『決定版 十一ぴきのネコ』井上ひさし(著)(新潮社)195p【C】
『迷宮のラプンツェル』井出千昌(著)(角川スニーカー文庫)192p【C】
『ふぞろいの林檎たちへ』山田太一(著)(岩波ブックレット)54p【C】
『勉強人』ハイブロー武蔵(著)(総合法令)193p【C】
171千の天使がバスケする☆☆☆7556:2007/04/05(木) 07:07:50
>>167
いつもありがとうございます。
ビッグタイム ハセベバクシンオー 宝島社 (283)【A】
文句無しでAです!! ビッグボーナスよりもさらに
各キャラのろくでなしっぷりも、怪しさも、パワーアップしてて最高でした。
アジアパー伝 鴨志田穣 西原理恵子 講談社(298)【B】
師匠である。戦場カメラマンの故橋田氏の事や、アジアでの出会いを
つづったエッセー。西原が鴨ちゃんがなくなる直前の
毎日かあさんのなかで「もう少し子育てがしたかった。」と書いてたけど、
巻頭の西原のマンガを見てさらにしんみりした気持ちになりました。
172かえるくん(☆×J 6849):2007/04/05(木) 16:39:17
>>('A`)さん
集計乙です

「超人計画」滝本竜彦 260P【C】
「世界の中心、針山さん2」成田良悟 419P【B】
「“文学少女”と死にたがりの道化」野村美月 255P【C】
「QED―ベイカー街の問題」高田崇史 389P【C】
「QED―東照宮の怨」同上 472P【C】
「GO」金城一紀 252【A】
「回転木馬のデッド・ヒート」村上春樹 194P【B】
「黄色い目をした猫の幸せ」高里椎奈 499P【C】
173ニート1号(8758):2007/04/07(土) 06:11:45
『日本に挑む中国』 古森義久 PHP 232p 【C】

『苛立つ中国』 富坂聰 文藝春秋 253p 【C】
反日活動の現場や反日活動家のインタビューを通して反日の論理を明らかにしていきます。
中国人民の過激化する反日運動を取り締まる共産党が日本の手先として糾弾される故に日本に強硬に出る
すると日本で反発が起こる悪循環が良く書けていると思いました
中国共産党が一党独裁が続かないことを見越して自民党史を研究しているというエピソードには苦笑しました。

『会社は誰のものか』 吉田望 新潮新書 191p 【C】

『押しの中国・引きの日本』 王敏 インターワーク 211p 【D】
新聞の連載コラムをまとめたものですので、内容が薄く感じられました。

『数学を使わない数学の講義』 小室直樹 WAC 278p 【C】
日本の常識と歴史に根ざした西洋の論理の乖離を平易に語る
小室氏の真骨頂が発揮されています。

『野村ノート』 野村克也 小学館 218p 【B】
プロ野球のプレー、選手、組織論を具体的に挙げながら野村流の判断する際の基準を示し
いかにして確率の高いセオリーを見つけていくのかを明らかにした好著。

『オシムの言葉』 木村元彦 集英社インターナショナル 238p 【B】
174ですな(8☆7029):2007/04/08(日) 14:30:00
山田風太郎「眼中の悪魔」光文社文庫618P【B】
素晴らしき粘着力
珠玉の短編集

スタンダール「パルムの僧院」岩波文庫上348P下398P【C】
敬虔なカソリックのはずの登場人物の倫理観が理解しがたい

田中芳樹「東京ナイトメア」207P【C】
もう少しクールなほうが好みであります
175千の天使がバスケする☆☆☆8138:2007/04/08(日) 19:00:22
訂正人語 おわびスペシャル (214)【C】
噂の真相の「おわびアラカルト」全集。朝日の捏造っぷりも、芸能スキャンダルへの謝罪にも
容赦なく突っ込みが入ってます。
ハゲタカ 上 真山仁 ダイヤモンド社 (368)【C】
176バカハツ五郎(6440):2007/04/09(月) 20:43:58
「寝ても覚めても本の虫」児玉 清著 新潮社 P.376 【A】
 児玉さんが紹介しておられる本をこれからどんどん読んでいこう。分厚い本が多いみたいですが。
「オカマだけどOLやっています」能町 みね子著 竹書房 P.129 【B】
 まあ、なんというか、性同一障害ねええ。
「武富士 サラ金の帝王」溝口 敦著 講談社 P.335 【B】
 一番怖いのは、やっぱり大銀行ですか?
「白夜行」東野 圭吾著 集英社 P.854 【A】
 長い。途中で犯人は分かります。分かっても最後まで読ませる作家のうでは、さすが。
「指揮者の名盤」本間ひろむ著 平凡社 P.216 【C】             
 偏ってる。クラシック音楽の初心者は読むな。
 「至福の長距離バス自由自在」加藤 佳一著 講談社 P.205 【B】
 マイカー、鉄道、飛行機をつかうのは止めにして、バス旅行はどうですか?
 「5日間のパリ」スティール著 アカデミー出版 P.378 【C】
 これが、米国でベストセラー・・・・。うむ。
177水無月(22☆7682) :2007/04/11(水) 09:14:32
(*'A`)さん集計いつもいつも有難うございます。
ニート1号さん有難うございます。
サーバー移転で迷子になりかけました。

「殺人作家同盟」 ピーター・ラヴゼイ 早川書房 p348 【B】
 ユーモアがあってダイアモンド警視シリーズより面白い。シリーズ化待望。
「文学刑事サーズディ・ネクスト3」上下 ジャスパー・フォード ヴィレッジブックス p285+p331 【B】
 「嵐が丘」ファンと「不思議の国のアリス」ファンは是非一読して下さい。
 1・2とのバランスを考えると、このページ数で3だけ何故上下に分冊するのか疑問。
「狼花 新宿鮫\」 大沢在昌 光文社 p553 【C】
 長く続いているシリーズものだけど安定して高品質を保っているのはさすがベテラン大沢在昌。
「螺鈿迷宮」 海堂尊 角川書店 p386 【C】
 「バチスタ」の方がよかった。医療行政告発姿勢に大時代的因縁話と安易なお耽美はミスマッチ。
「インディゴの夜」 加藤実秋 東京創元社 p269 【C】
「インディゴの夜 チョコレートビースト」 加藤実秋 東京創元社 p274 【C】
  リアリテイにこだわっちゃいけないお笑い系ミステリ。
「れんげ野原のまんなかで」 森谷明子 東京創元社 p246 【C】
  図書館員ミステリという設定は嬉しいけど、どうしても見過ごせない穴が一つあるんだなあ。
「首七つ」 ひろのみずえ 大日本図書 p159 【C】
  ホラー短編集。「首七つ」「ボクの神様」「河童」「怖かったの」が冷え冷えしててよろし。
178水無月(22☆7682) :2007/04/11(水) 09:15:12
「ぼくらは月夜に鬼と舞う」 藤沢呼字 岩崎書店 p151 【C】
「ビルの中の恐怖」 赤木かん子編 ポプラ社 p173 【C】
「ロマンスにはホラーを」 赤木かん子編 ポプラ社 p226 【C】
「英米ホラーの恐怖」 赤木かん子編 ポプラ社 p193 【C】
「宇宙の孤独」 赤木かん子編 ポプラ社 p204 【C】
「科学者たちの陰謀」 赤木かん子編 ポプラ社 p189 【C】
「笑う大英帝国」 富山太佳夫 岩波新書 p228 【C】
「イギリス式人生」 黒岩徹 岩波新書 p222 【C】
「翻訳はいかにすべきか」 柳瀬尚紀 岩波新書 p209 【C】
「古本屋サバイバル」 田村和典・河野高孝・小田光雄 編書房 p238 【C】
179ドローイングヴュー(☆☆167) :2007/04/12(木) 21:15:50
『だまされない〈議論力〉』吉岡友治/237p【B】
この手の本は納得できても、自分の力にならないような本が多い中
この本は実践においても使える本だと思った。何より理解しやすい。

『自殺について 他四篇』ショウペンハウエル/107p【B】
なかなか鋭い考察。

『模造世界』ダニエル・F. ガロイ/328p【C】
180千の天使がバスケする☆☆☆8851:2007/04/14(土) 06:30:38
ハゲタカ下巻 (317)真山仁 ダイヤモンド社【C】
ドラマでは、タイムリーな話題にこだわり過ぎてた感じがしたんですが、
原作は老舗ホテルの再建をメインにハゲタカファンドと、どう向き合っていくか
という日本経済の課題について、考えさせられました。
だめ連宣言! だめ連編 作品社(396)【C】
世知辛い世の中、こうゆう行き方もありかな?と思いました。
181ですな(8☆7659):2007/04/15(日) 01:25:11
ジャスパー・フォード「文学刑事サーズデイ・ネクスト3」上292p下338p
常に新しいネタ満載ですな
ユライア・ヒープ誕生の秘密には笑わされました
「ハイ・ポタニューズの大地主」が読んでみたい【B】
182りーす(27☆7885):2007/04/15(日) 12:01:28
『泣かない女はいない』長嶋有(著)(河出書房新社)171p【C】
アットホームだけど赤字垂れ流しの会社に再就職した女性。

『オニが来た』大道珠貴(著)(光文社)253p【D】
会社を辞めて旅に出た旦那の願いで、旦那の親と同居しての介護日記……。
という設定だが、ちっとも介護していない。またしても痛い系主人公。

『シルバーチャイルドU 怪物ロアの襲来』クリフ・マクニッシュ(著)(理論社)355p【C】
『シルバーチャイルドV 目覚めよ!小さき戦士たち』クリフ・マクニッシュ(著)(理論社)349p【C】
続けて読んだが、ファンタジーを下手なクトゥルー神話にした感じで微妙だった。

『脳はなにかと言い訳する』池谷裕二(著)(祥伝社)353p【C】
『うりずん』吉田修一(著)(光文社)262p【C】
『風恋記』六道慧(著)(富士見ファンタジア文庫)256p【C】
『時の光、時の影』六道慧(著)(富士見ファンタジア文庫)273p【C】
『闇の中のイノセント』六道慧(著)(富士見ファンタジア文庫)256p【C】
『迷い道』阿刀田高(著)(講談社文庫)257p【C】
『わが心のフラッシュマン』中島梓(著)(ちくま文庫)273p【C】
183ニート1号(☆158):2007/04/15(日) 16:17:22
ドローイングヴューさん、完走おめでとうございます。

『バブルの物語』 ジョン・K・ガルブレイス ダイアモンド社 173p 【C】

『商品先物の実話と神話』 ゲイリー・ゴートン+K・ゲールト・ルーヴェンホルスト 日経BP 110p 【C】
株・先物・債権の値動きの関連性を約50年に渡り調べたものです。以前、私も同じものに興味を持ち
調べたのですが適当なデータが見つかりませんでしたので非常に参考になりました。

『図説イングランド海軍の歴史』 小林幸雄 原書房 516p 【C】
アルマダ海戦からトラファルガーの戦いまでの約200年間のイギリス海軍の海戦を丁寧に綴っています。
地図や海戦図が豊富で戦いをイメージし易かったです。

『博士の愛した数式』 小川洋子 新潮社 253P 【C】

『風は山河より』 宮城谷昌光 新潮社 348p 【C】
著者初の日本が舞台の小説ですが、結局日本でも中国でも雰囲気は変らないのですね
184テタ(☆☆☆☆☆☆6079):2007/04/15(日) 17:17:28
ドローイングヴューさん、ニート1号さん、完走おめでとうございます。

『ぼくたち、Hを勉強しています』鹿島茂 井上章一 朝日新聞社 182p
対談。モテるとは、について好事家が話し合っているような雰囲気。【C】

『おもちゃと金米糖』戸田盛和 岩波書店 243p
エッセイ集。【C】
185水無月(23☆3652) :2007/04/20(金) 10:17:59
ドローイングヴューさん、ニート1号さん、完走おめでとうございます。

「漱石先生ぞな、もし」 半藤一利 文春文庫 p291 【C】
 半藤氏は「夢十夜」があまりお好きではない?「夢十夜」には殆ど触れていないから。

「小論集 冬暁」 橋本治 中央公論社 p239 【C】
 夏は陽光でも冬はやっぱり暁光ですか? きらめく感性平成版枕草子的エッセイ。

「マンボウ哀愁のヨーロッパ再訪記」 北杜夫 青春出版社 p188 【D】
 ポルトガル編は編集者とカメラマン3人の取材の見聞をだらだらと書き綴っているだけでまるで素人の旅行記。
 名作「航海記」と比較すると哀愁の一語。ポルトガル編以外はただのエッセイとして読めばまあまあ。

「特盛!SF翻訳講座」 大森望 研究社 p248 【C】
「ニセモノ師たち」 中島誠之助 講談社文庫 p321 【C】
 海外SF好きが高じて原書に手を伸ばしたファンがついにはSF翻訳家になるのが王道で、
 つまり、SF翻訳が趣味でなければ仕事にするなと大森氏は言います。
 ところが中島氏は骨董が趣味なら趣味に留めて仕事にはしないのが幸せというんですね。
 この違いが骨董を趣味にもしたくない理由の二つ目なんだなあ(一つ目はお金がないから)。

「超激暗爆笑鼎談・何だ難だ!児童文学」 さねとうあきら・中島信子・長谷川知子 編書房 p156 【C】
 母親や教師が子供に成り代わって「ためになる」児童書を読ませようとするのに異議ありはわかる。
 けど自分たちだって「ためになる」児童書読ませようとしてるんだってことわかってないのかなあ。

186水無月(23☆3652) :2007/04/20(金) 10:18:29
「寝ても覚めても本の虫」 児玉清 新潮文庫 p365 【C】
「先生はえらい」 内田樹 ちくまプリマー新書 p169 【B】
「だまされない〈議論力〉」 吉岡友治 講談社現代新書 p212 【C】
「グーグル Google 既存のビジネスを破壊する」 佐々木俊尚 文春新書 p234 【C】
「オカマだけどOLやってます。」 能町みね子 竹書房 p125 【C】
「変わり者の天国 イギリス」 ピーター・ミルワード 秀英書房 p242 【C】
「はなにあらず」 井上祐美子 中央公論社 p213 【C】
「やまんば娘、街へゆく」 村山早紀 理論社 p168 【C】
「はるかな空の東 クリスタライアの伝説」 村山早紀 小峰書店 p373 【C】
「弁護」 G・W・バッファ 文藝春秋 p440 【C】
「応酬」 ポール・リンゼイ 講談社文庫 p549 【B】
「わたしが殺された理由」 アン・アーギュラ ハヤカワ文庫 p297 【C】
「堕ちた天使 アザゼル」 ボリス・アクーニン 作品社 p271 【C】
「外科医」 テス・ジェリッツェン 文春文庫 p468 【C】
「5時30分の目撃者」 W・リンク R・レビンソン 二見文庫 p245 【C】
「地球最後の日」 赤木かん子編 ポプラ社 p261 【C】
「変身願望 〜メタモルフォーゼ」 赤木かん子編 ポプラ社 p165 【C】
187ニート1号(☆2130):2007/04/22(日) 08:05:35
テタさん、水無月さん、ありがとうございます。
水無月さん完走おめでとうございます。

『アジアの億万長者』 ジェフ・ヒスコック 廣済堂 413p 【C】

『素晴らしき!メジャーリーガー人生』 長谷川滋利 日経BP 213p 【C】
元メジャーリーガーがアメリカでの生活を通して見たこと感じたことを綴ったエッセイ

『M2:思考のロバストネス』 宮台真司、宮崎哲弥 インフォバーン 341p 【C】

『相場ヒーロー伝説』 鍋島高明 河出書房新社 340P 【C】

『この国のけじめ』 藤原正彦 文藝春秋 251p 【B】
日本のアメリカ追随に対する著者の怒りに共感します。ユーモアを交えたエッセイは読後感が爽やかでした。

『自壊する帝国』 佐藤優 新潮社 414p 【B】
佐藤氏が外交官時代にソビエトで行った情報収集の記録。目星をつけた対象者へのアプローチ、
情報の引き出し方を見るとラスプーチンの異名は伊達ではないのだと感じました。
188ですな(8☆8036):2007/04/22(日) 10:18:02
シオドア・スタージョン「輝く断片」河出書房新社377p
苦い短編集
読まずにいられない力を持っています【C】
189かえるくん(☆×J 9981):2007/04/22(日) 21:20:28
「試験に出るパズル」高田崇史 454P【C】
「僕のなかの壊れていない部分」白石一文 376P【D】
「嗤う伊右衛門」京極夏彦 374P【B】
「山ん中の獅見朋成雄」舞城王太郎 230P【C】
「ダウン・ツ・ヘヴン」森博嗣 354P【C】
「マンガをもっと読みなさい」養老 孟司、牧野 圭一 184P【C】
「小生物語」乙一 264P【C】
「新本格魔法少女りすか3」西尾維新 183P【C】
「1000の小説とバックベアード」佐藤友哉 254P【C】

「フリッカー式−鏡公彦にうってつけの殺人」佐藤友哉 459P【A】
<祝>脱・文庫化童貞
A評価なんですけど、まぁ…思いっ切り欲目です
190無名草子さん:2007/04/23(月) 23:50:48
Amazon の書籍から、レビュー数が 20 以上で平均評価が 5 の本を抽出しました。
http://nicebook.syuriken.jp/
191HANA(24☆2584):2007/04/25(水) 19:37:16
('A`) さん、いつもありがとうございます。
ニート一号さん、りーすさん、ありがとうございます。
水無月さん、ドローイングヴューさん、ニート1号さん、完走おめでとうございます。

『幻影城の時代』 「幻影城の時代」の会・編 318p
推理雑誌幻影城のあれこれ。
回顧編と資料編とに分かれており、回顧編には当時の編集長始め泡坂妻夫とかこれに関係深い作家が思い出を寄せている。
資料編は編集長の仕事一覧、論攷、当時のイラストなどがある。
熱い時代もあったものだと、生まれてもない時代を回顧。【B】

『北極の神秘主義』 ジョスリン・ゴドウィン 工作舎 377p
黄金時代、アーリア人の元郷、スワスティカ、地球空洞説、ナチスの残党、アガルタとシャンバラ…
北極と神秘主義がどのように結びついたのか、またそれが西洋に与えた影響を扱っている。
興味深いのはナチとの関連で、以前読んだ「聖別された肉体」もそうだが神秘思想と人種が絡んだら手に負えなくなるなあ。【B】

『クトゥルー11』 ロバート・ブロック他 青心社文庫 307p
流石にこれだけ神話を立て続けに読むと、多少もたれてくる。
本巻の半分を占める「恐怖の山」なんだか最後アクション映画みたいになって、邪神が妙に弱い。
ブロックも初期作品らしくHPLの亜流から抜け出せてない作品だし。
「狩りたてるもの」のラストはちょっと新しかった。【C】
192HANA(24☆3580):2007/04/25(水) 19:54:11
『ヒトラーとオカルト伝説』 ケン・アンダーソン 荒地出版社 287p
最初の部分はヒトラーと聖槍の批判だけど、元になった本がうさんくさくて…
ヒトラーとオカルティズムの関係はよく言われるが、ほとんどが後世の創作であることを教えられた。
聖槍をテーマにした前半より、ノストラダムスや占星術をテーマにした後半が面白い。【C】

『「弩」怖い話4』 加藤一 竹書房文庫 217p
このシリーズは心霊関係が中心。
「VS母」「蔵王」とかのちょっと捻りの効いた話が面白い。
こっちのシリーズはグロ描写が少ないな。【C】

『噂』 萩原浩 新潮文庫 492p
都市伝説をテーマにしたミステリ。
このテーマ扱ったのは破綻するのが多いのだが、上手くまとめていて関心した。
何となく犯人はわかったけど、オチが効いていていい感じ。考えオチだな、これは。【B】
193HANA(24☆4711):2007/04/25(水) 20:15:54
『鬼と修験のフォークロア』 内藤正敏 法政大学出版局 351p
東北の鬼と修験道に関する論文集。
出羽三山、即身仏は旅行で行った事があるため、興味深く読めた。
一番面白かったのが漫遊仙人に関する章。奇人はいい。【C】

『夜光虫』 横溝正史 徳間文庫 283p
隠された財宝、時計塔、謎めいた美少年という風に戦前の探偵小説の空気を満喫させてくれる。
「八つ墓村」みたいに探偵の活躍する場所はあまりないが、その分伝奇の部分をしっかりと楽しめる。
やっぱり横溝は本格もいいけどこういうのもいいなあ、と再確認。【B】

『ゴーチェ幻想作品集』 ゴーチェ 創土社 497p
前半に収録されているのは、名高い「死女の恋」始め異界との恋愛を綴った物が中心。
「ミイラの足」子供の頃読んだ事があるが、ゴーチェの作品だったのね。他にも「コーヒー沸し」「アッリヤ・マルケッラ」等いい物が多い。
他には「阿片パイプ」「ハシッシュ吸引者倶楽部」等の幻覚を描いたものに惹かれた。【B】
194ムツ(5322):2007/04/25(水) 23:35:47
初めまして。ムツと申します。参加させていただきます!

「クビキリサイクル―青色サヴァンと戯言遣い」西尾 維新 講談社 379p【C】
「クビシメロマンチスト―人間失格・零崎人識」西尾 維新 講談社 381p【C】
「クビツリハイスクール―戯言遣いの弟子」西尾 維新 講談社 197p【C】
「サイコロジカル〈上〉兎吊木垓輔の戯言殺し」西尾 維新 講談社 242p【C】
「サイコロジカル〈下〉曳かれ者の小唄」西尾 維新 講談社 292p【C】
「ヒトクイマジカル―殺戮奇術の匂宮兄妹」西尾 維新 講談社 477p【C】
「ネコソギラジカル (上) 十三階段」西尾 維新 講談社 371p【C】
「ネコソギラジカル (中) 赤き征裁VS.橙なる種」西尾 維新 講談社 373p【C】
「ネコソギラジカル(下)青色サヴァンと戯言遣い」西尾 維新 講談社 373p【C】
「零崎双識の人間試験」西尾 維新 講談社 288p【C】
「零崎軋識の人間ノック」西尾 維新 講談社 329p【C】
「×××HOLiC アナザーホリック ランドルト環エアロゾル」西尾 維新 講談社 180p【C】
「きみとぼくの壊れた世界」西尾 維新 講談社 295p【D】

「蒼の風景」中上 紀 アートン 292p【E】
短編集です。かなり持て余しました。読み始めて直ぐに購入したことを後悔。

「時の風に吹かれて」梶尾 真治 光文社 306p【D】
短編集。最初の2編はタイムマシンに乗って過去に行ったりする話。
あとの話はコメディぽかったりシリアスなのかギャグなのかわからない話ばかり。

「死神の精度」伊坂 幸太郎 文藝春秋 275p【C】
短編集。死神が主人公の話。全て同一人物なのであんまり短編という感じはしない。
出てくる人物も何処かでリンクしている。

「きつねのはなし」森見 登美彦 新潮社 272p【C】
なんか不思議なはなしだった。
微妙に話がリンクしているのかと思ったらしていなかったり。
話自体も謎は謎のまま、曖昧なまま終わる。
195HANA(24☆6073):2007/04/26(木) 06:27:20
ムツさん、これからよろしくです。

『永遠回帰の神話』 エリアーデ 未来社 237+39p
古代人の歴史観が、現在とは違って循環する物であることを明らかにしている。
古代の都市やら神殿が天上にその祖型を持つというのは新しく教えられた。
後半ではもう少しニーチェに絡むかと思ったけど、そうでもないのね。【C】

『漆黒の霊魂』 オーガスト・ダーレス編 論創社 357p
ホラー・アンソロジー。
ブロック、ラヴクラフトといった有名どころから、日本ではあまり聞いたことのない作家までバラエティに富んでいる。
怪異の正体がわからない「ミドル諸島に棲むものは」、古典的ホラー「緑の花瓶」等が気に入った。【C】

『前巷説百物語』 京極夏彦 角川書店 729p
シリーズ最新作。
今回は又市がいかにして御行になったか、を描いている。
前作までを読んでいるとこの部分のここがあそこに繋がるのか、と楽しみながら読める。
しかし又市が直接主人公だと随分勝手が変わる物だと思った。【B】
196千の天使がバスケする☆☆☆9353:2007/04/27(金) 09:09:59
麻雀人国記 懲りない面子77人 灘麻太郎 学研(243)【C】
阿佐田哲也から萩原聖人まで雀豪有名人のエピソード集
意外だったのは、アガサクリスティーもかなりの打ち手であった事には
おどろきました。
続 ばらっちからカモメール 最後のラブレター 鴨志田穣 スターツ出版(259)【C】
197テタ(☆☆☆☆☆☆6665):2007/04/28(土) 19:59:42
『アメリカへ博士号をとりにいく』鎌谷朝之 化学同人 213p
アメリカの大学院で博士号を取った人の体験談。【C】

『月曜日は最悪だとみんなは言うけれど』村上春樹 編訳 中央公論新社 373p
エッセイと短編。【B】
198ムツ(6242):2007/04/29(日) 02:28:31

「風林火山」井上靖 新潮文庫 337p【C】
「キノの旅]」時雨沢恵一 電撃文庫 268p【C】
「シフト‐世界はクリアを待っている‐」うえお久光 メディアワークス 315p【C】
ファンタジー。主人公が眠ると異世界へシフトして、異形のとかげ男として生活する。
という設定に惹かれた。
199千の天使がバスケする☆☆☆9831:2007/04/29(日) 06:59:18
ばらっちからカモメール 鴨志田穣 西原理恵子 ゲッツ板谷 スターツ出版 (287)【C】
図書館の予約の関係で読む順序が逆になりました。
家族の事、札幌での煮え煮えのカンヅメ生活などを書いてたエッセー。
ガッツ伝説を超えた、ゲッツ板谷のあほうりずむも必見。
二階堂姉妹の麻雀入門 日本文芸社 (191)【B】
約10年ぶりにリアルで打つことになったので、読んでみました。
この手の入門本では一番解りやすかったです。
200バカハツ五郎(8332):2007/04/29(日) 16:48:25
「道は開ける」D・カーネギー著 創元社 P.442 【A】
 これは、偉大な人類の遺産となる書である。
「誘拐」パーカー著 ハヤカワ文庫 P.276【A】
 スペンサーシリーズ。面白いね。
「将軍の娘(上)」デミル 著 文春文庫 P.387【c】
 なんで最近の外国ミステリは長いのばかりなの。しょうがねえから(下)も読むつもりだけど。
「新書365冊」宮崎 哲弥著 朝日新書 P.360【B】
 面白そうな新書を探すための参考に購入。近所にデカイ本屋さんがあれば、こういう類の本は買わなくてもいいんだけど。
「デセプション・ポイント(上)」ダン・ブラウン著 角川書店 P.427 【A】
 ダビンチ・コードより面白い。

201ですな(8☆8359):2007/04/29(日) 20:46:04
スキ・キム「通訳/インタープリター」集英社323p
子供の頃韓国からアメリカに移住した主人公は1.5世と呼ばれる話題の世代
発火しやすい民族的情緒を描いて読み応えがありました【C】
202ニート1号(☆3363):2007/04/30(月) 00:44:19
『風は山河より(二)』 宮城谷昌光 新潮社 349p 【C】

『ナポレオンに選ばれた男たち』 藤本ひとみ 新潮社 324p 【C】
ナポレオン配下10人の元帥の伝記。歴史的背景、登場人物の描写が簡潔によくまとまっています。

『ニューリッチの世界』 臼井宥文 光文社ペーパーバックス 319p 【D】
お金持ちが新しい文化や社会をして牽引していくので金持ちが暮らしやすい国にしていきましょうという内容です。
一つの仮説としてはありかもしれませんが、今の日本では到底受けいれられない主張だと思います。

『一流になる人二流でおわる人』 野村克也、米長邦雄 致知出版社 241p 【C】
203千の天使がバスケする☆☆☆☆533:2007/04/30(月) 06:00:53
どうにかなるか 静と理恵子の血みどろ絵日誌 伊集院静 西原理恵子(278)【C】
もうコムントするのも疲れます。(w
勝つ麻雀負けない麻雀 小島武夫 日本文芸社 (191)【C】
鴨ちゃんの今日も煮え煮え 鴨志田穣 西原理恵子(233)寿郎社【C】
204水無月(23☆8760) :2007/04/30(月) 21:25:39
ムツさん始めまして、こちらこそよろしく。
ニート一号さん、HANAさん、ありがとうございます。
千の天使がバスケするさん、完走おめでとうございます。

「シャナラの剣」上下 テリー・ブルックス 扶桑社 p375+p369 【C】
 「指輪物語」そっくりのファンタジー。1988年に上巻だけ出たものがやっと2004年に上下巻で出ました。
 続いて出される予定の第二部がまだ出てないのだけれど大丈夫なんでしょうか?
「白い首の誘惑」 テス・ジェリッツェン 文春文庫 p435 【C】
 前作の副主人公が主人公に出世しましたが「外科医」に続くシリーズもの。
 1作目に劣らず事件は猟奇だし長さを感じさせずに一気に読ませる。
「白い沈黙」 シャスティン・エークマン 講談社文庫 p668 【B】 講談社文庫 
 最初と最後以外はミステリ読んでる気が殆どしないです。普通小説部分が面白いけど。
「眼を閉じて」 ジャンリーコ・カロフィーリオ 文春文庫 p255 【C】
 リーガルサスペンスだけどイタリアものは一味違います。
「クルシェンド」 竹本健治 角川書店 p378 【E】
 薀蓄未満の付け焼刃の知ったかぶりで粉飾した大風呂敷、
 広げるだけ広げてたたみきれずのホラー。竜頭蛇尾以下蛇頭蚯蚓尾。
「暗い日曜日」 朔立木 角川書店 p216 【C】
  画家の人物像が男女とも作り過ぎじゃないかしら。いかにも嘘っぽい。

 
205水無月(23☆8760) :2007/04/30(月) 21:26:36
「震度0」 横山秀夫 朝日新聞社 p406 【C】
「愛闇殺」 笹倉明 早川書房 p347 【C】
「密室の鎮魂歌(レクイエム)」 岸田るり子 東京創元社 p257 【C】
「おとうさんがいっぱい」 三田村信行 理論社 p199 【C】
「人魚亭夢物語」 村山早紀 小峰書店 p131 【C】
「影の迷宮 シャドーラビリンス」 斉藤洋 小峰書店 p170 【C】
「未来世界へようこそ」 赤木かん子編 ポプラ社 p178 【C】
「語られると怖い話」 赤木かん子編 ポプラ社 p216 【C】
「猫」 赤木かん子編 ポプラ社 p218 【C】
「マザー」 赤木かん子編 ポプラ社 p154 【C】
「おいしい話」 赤木かん子編 ポプラ社 p136 【C】
206ムツ(8476):2007/04/30(月) 22:02:37
千の天使がバスケするさん、完走おめでとうございます。

「夜のピクニック」恩田陸 新潮文庫 455p【B】
「一瞬の風になれ1〜3」佐藤多佳子 講談社 〈1〉228p〈2〉273p〈3〉383p【A】
「バッテリー」あさの あつこ 角川書店 262p【C】
「バッテリーU」あさの あつこ 角川書店 350p 【B】
「檸檬のころ」豊島 ミホ 幻冬舎 283p【C】
207真空(☆☆☆9429):2007/04/30(月) 23:41:25
『風が吹いたら桶屋がもうかる』井上夢人 集英社文庫 325p【B】
本格ミステリのパロディ。超能力者が狂言回しというのは
榎木津礼二郎からヒントを得たものでしょうか。

『天使の囀り』貴志祐介 角川文庫 526p【A】
ホラー。傑作。ジャンル的に『黒い家』よりも好きです。貴志祐介は良いハゲです。

『視えずの魚』明石散人 講談社ノベルス 279p【D】
何が何だか、中途半端なコラージュ小説に見えますが。

『レタス・フライ』森博嗣 講談社ノベルス 269p【C】
ファンは必読。それ以外の方にはお勧めしません……。

『森の死神』ブリジット・オベール ハヤカワミステリ文庫 402p【B】
サイコサスペンスですが、語り手が全身麻痺というところがユニーク。
208ドローイングヴュー(☆☆900):2007/05/01(火) 21:37:29
ニート1号さん、テタさん、水無月さん、HANAさん、どうもありがとうございます。

『読書について 他二篇』ショウペンハウエル/158p【B】
『ジョン・ハートフィールド フォトモンタージュとその時代』
ヴィーラント・ヘルツフェルド/193p【C】
『ゼロ時間へ』アガサ・クリスティー/382p【B】
209('A`):2007/05/02(水) 20:56:37
4月1日〜4月30日までの集計です

1位…水無月選手(15962P)【3/41位】
2位…ムツ選手(8476P)【27/41位】
3位…ニート1号選手(7580P)【23/41位】
4位…りーす選手(6073P)【1/41位】
5位…かえるくん選手(5872P)【4/41位】
6位…HANA選手(4491P)【2/41位】
7位…バカハツ五郎選手(4385P)【28/41位】
8位…千の天使がバスケする選手(3558P)【13/41位】
9位…ですな選手(2874P)【6/41位】
10位…真空選手(2002P)【14/41位】
11位…テタ選手(1011P)【9/41位】
12位…ドローイングヴュー選手(672P)【18/41位】

GWは、行楽地も良いけど読書も良いですよ('A`)
210(*'A`)<こちらは実況です!:2007/05/02(水) 20:58:15
(*'A`)<水無月選手が23回目の完走です!
(*'A`)<千の天使がバスケする選手が4回目の完走です!
(*'A`)<ドローイングヴュー選手が2回目の完走です!
(*'A`)<ニート1号選手が1回目の完走です!

(*'A`)<千の天使がバスケする選手が、15位から13位に順位を上げました!
(*'A`)<ニート1号選手が、31位から23位に順位を上げました!
(*'A`)<ムツ選手が、圏外から27位に順位を上げました!
(*'A`)<バカハツ五郎選手が、34位から28位に順位を上げました!

http://dokusyomarason.blog76.fc2.com/
211テタ(☆☆☆☆☆☆7155):2007/05/04(金) 18:44:38
('A`) さん、いつも集計ありがとうございます。

千の天使がバスケするさん、完走おめでとうございます。

『読んだ、飲んだ、論じた』鹿島茂 福田和也 松原隆一郎 飛鳥新社 349p
三人による鼎談書評集。【B】

『にょっ記』穂村弘 文藝春秋 141p
日記形式のおはなし。【C】
212ニート1号(☆7245):2007/05/08(火) 06:17:14
('A`) さん、集計ありがとうございます。

『フラット化する世界(上)(下)』 トーマス・フリードマン 日本経済新聞社 393p+425P 【B】
グローバリゼーションによる世界的な競争の激化は不可避であるが、デメリットよりメリットの方が大きいので
グローバリゼーションを避けるのではなく、積極的に取り組むことにより国家や個人は繁栄を手にすることができるという
グローバリズムのススメです。グローバリズムの成功例として挙げられるインドのIT産業や中国の工業の事例の選択、
反グローバリズムの主張に対する反論には説得力があります。やはり、グローバリゼーションは避けられないのかなと感じました。

『恐ろしい日本の未来』 副島隆彦 ビジネス社 261p 【D】

『中国人の歴史観』 劉傑 文春新書 230p 【B】
冷静に歴史資料を駆使し日中双方のナショナリズムに批判的な落ちついた記述は好感が持てます。

『中国を取るアメリカ見捨てられる日本』 矢部武 光文社ペーパーバックス 252p 【C】
まず中国の発展ありきの結論があり、それを補強する中国に都合の良い記事やインタビューばかりが取り上げられていて
少々客観性に欠ける印象を持ちました。

『嗤う日本のナショナリズム』 北田暁大 日本放送出版協会 269p 【C】

『世界の宗教と戦争講座』 井沢元彦 徳間書店 311p 【C】

『蒋介石』 保坂正康 文春新書 286p 【C】

『占領を背負った男 白州次郎』 北康利 講談社 404p 【C】

『三国志(三)(四)(五)』 宮城谷昌光 文藝春秋 346p+350p+354p
213ですな(8☆8952):2007/05/11(金) 22:45:49
集計ありがとうございます

E・S・ガードナー「レスター・リースの冒険」ハヤカワ文庫290p
鼻持ちならない気障野郎ですな【D】


機本伸司「神様のパズル」角川春樹事務所303p
小説としては不満がありますがシャーロキアン補正込みです【B】
214ムツ(☆124):2007/05/12(土) 12:42:14
('A`) さん、集計ありがとうございます。

「姑獲鳥の夏」京極 夏彦 講談社 630p【C】
「東京タワー」リリー・フランキー 扶桑社 450p【A】
「気のせい?−あなたが恋愛・結婚をしていないのは・・・」須田 友善 青月社 208p【C】
「ささら さや」加納 朋子 幻冬舎 360p【B】
215テタ(☆☆☆☆☆☆7699):2007/05/13(日) 09:07:46
ムツさん、完走おめでとうございます。

『ジェリコ街の女』コリン・デクスター ハヤカワ文庫 345p
ミステリー。今回はあっさりしている。【C】

『日本の個人主義』小田中直樹 ちくま新書 199p
「自己責任」を言われる世の中にあって、自律した個人とは何かを考察している。
【C】
216ニート1号(☆8470):2007/05/13(日) 16:41:24
ムツさん、完走おめでとうございます。

『右翼と左翼』 浅羽通明 幻冬舎新書 253p 【C】
右翼と左翼の西欧、日本での歴史的意味と変遷が平易に書かれていて手堅い仕上がりです。

『動物化するポストモダン』 東浩紀 講談社現代新書 193p 【C】

『傭兵の二千年史』 菊池良生 講談社現代新書 229p 【C】
古代から中世ヨーロッパまで、なぜ傭兵が戦闘部隊のの中核であったのか、
社会の中で傭兵はどういう位置づけにあったのかが非常に丁寧に描かれています。

『イケダ先生の世界』 ベンジャミン・フルフォード 宝島社 202p 【C】
日本とアメリカで創価学会から脱会した人達、又は、学会に批判的な人々からの取材を通して
創価学会の特異な体質、池田氏の野望を浮かび上がらせることに成功したのではないかと感じました。

『風は山河より(三)』 宮城谷昌光 新潮社 348p 【C】
217水無月(24☆6362) :2007/05/15(火) 14:46:06
('A`) さん、いつも集計ありがとうございます。
ムツさん、完走おめでとうございます。

「デッドライン」 建倉圭介 角川書店 p478 【B】
 極上の冒険小説。タイム・リミットは原爆投下。
 1945年。男は投下を阻止するために、女は奪われた息子を探すために。
 二人は米軍の暗殺チームに追われながらサンタフェからアリューシャン列島を経由して日本に向かう。
 
「銀輪の覇者」 斉藤純 早川書房 p429 【B】
 昭和九年本州縦断自転車レースが開催された。
 競技用自転車じゃなくて実用自転車使用という前代未聞の大レース。
 そこに、時代が時代だから自転車の軍事利用がレースの裏に絡んだり。怪しげな宗教団体がちらほらしたり。
 その上登場人物が、挫折した天才チェロ奏者とか博徒の親分とか皆一癖ある者ばっかりで。
 ロードレースの戦略や駆け引きも楽しめます。

「無意識の証人」 ジャンリーコ・カロフィーリオ 文春文庫 p313 【C】
 青年よ理想を語れ。さわやかなリーガル・ミステリってちょっと違うか。
 主人公の弁護士は捜査も推理もしませんし。冤罪とは闘うけど。でもやっぱりミステリなんですね。

「出口のない部屋」 岸田るり子 東京創元社 p234 【C】
「天使の眠り」 岸田るり子 徳間書店 p309 【C】
「びっくり箱の殺人」 綾辻行人 講談社 p347 【C】
「書物狩人 ル・シャスール」 赤城毅 講談社 p218 【C】
「東京バンドワゴン」 小路幸也 集英社 p271 【C】
「瞽女の啼く家」 岩井志麻子 集英社 p145 【C】
「勝利」 ディック・フランシス 早川書房 p269 【C】
「烈風」 ディック・フランシス 早川書房 p287 【C】
「影に潜む」 ロバート・B・パーカー 早川書房 p337 【C】
「訣別の海」 ロバート・B・パーカー 早川書房 p316 【C】
「不良少年」 赤木かん子編 ポプラ社 p200 【C】
218水無月(24☆6362) :2007/05/15(火) 14:46:46
「クロイヌ家具店」 大海赫 ブッキング p175 【C】
「ぼくらの妖怪封じ」 香西美保 岩崎書店 p199 【C】
「ジーク 月のしずく日のしずく」 斉藤洋 偕成社 p286 【C】
「ジークU ゴルドニア戦記」 斉藤洋 偕成社 p228 【C】
「魔神の指輪」 村山早紀 童心社 p141 【C】
「春宵 小論集」 橋本治 中央公論社 p303 【C】
「秋夜 小論集」 橋本治 中央公論社 p277 【C】
「牛への道」 宮沢章夫 新潮文庫 p266 【C】
「コララインとボタンの魔女」 ニール・ゲイマン 角川書店 p216 【C】
「グッド・オーメンズ」上下 ニール・ゲイマン テリー・プラチェット 角川書店 p312+p280 【B】
「トラッカーズ 遠い星からきたノーム1」 テリー・プラチェット 講談社 p292 【C】
「ディガーズ 遠い星からきたノーム2」 テリー・プラチェット 講談社 p227 【C】
「ウィングズ 遠い星からきたノーム3」 テリー・プラチェット 講談社 p247 【C】
219ドローイングヴュー(☆☆1643) :2007/05/15(火) 15:26:20
('A`) さん、集計ありがとうございます。

『世界一読みたかった お金の聖書 幸せで豊かになる力が、絶対身につく本』
ザビエル、ラーニングエッジ株式会社/240p【B】

『世界が完全に思考停止する前に』森達也/215p【B】

『金持ち父さん貧乏父さん』ロバート・キヨサキ/288p【C】
220ニート1号(☆☆392):2007/05/19(土) 03:02:00
水無月さん、完走おめでとうございます。

『テレビの罠』 香山リカ ちくま新書 206p 【C】
『歴史に観る日本の行く末』 小室直樹 青春出版社 294p 【B】
『日・中・韓のナショナリズム』 松本健一 第三文明社 213p 【D】
『次世代ウェブ』 佐々木俊尚 光文社新書 278p 【C】
『史記の人間学』 渡部昇一、小室直樹ほか プレジデント社 293p 【C】
『ウルトラダラー』 手嶋龍一 新潮社 336p 【B】
『北方領土「特命」交渉』 鈴木宗男、佐藤優 講談社 302p 【C】
221かえるくん(☆×K 2778):2007/05/19(土) 21:27:55
「アフターダーク」村上春樹 288P【C】
「風の歌を聴け」同上 155P【C】
「1973年のピンボール」同上 175P【C】
「羊をめぐる冒険 上・下」同上 476P【B】
「ダンス・ダンス・ダンス 上・下」同上 738【A】
「パン屋再襲撃」同上 221P【C】
「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 上・下」同上 744P【C】
222真空(☆☆☆☆892):2007/05/21(月) 00:33:55
('A`)さん、いつも集計ありがとうございます。

『熾天使の夏』笠井潔 講談社文庫 236p【C】
思想小説、テロ小説、青春小説、ギャンブル小説。

『神狩り』山田正紀 ハルキ文庫 263p【B】
面白いですが、古代文字をもっと掘り下げてほしかったです。
というか、そこさえもっと注力していればもう小説の形じゃなくていいです、個人的に。

『ミス・オイスター・ブラウンの犯罪』ピーター・ラヴゼイ ハヤカワ・ミステリ文庫 499p【C】
ミステリ短編集。さりげなくひねりの利いた短編が上手いです。
ベストはシンプルですが、「ポメラニアン毒殺事件」。

『月曜日の水玉模様』加納朋子 268p【C】
作者のOL時代の経験が生かされたとおぼしきミステリ短編集。
若干社会派寄りなのが異色でしょうか。
ベストはミステリ的なけれん味の効いた「金曜日の目撃証人」。

『中二階』ニコルソン・ベイカー 白水社 197p【B】
主人公の会社員のある1日の昼休みの行動と、その間に考えたとりとめのない
ありとあらゆる日常的な観察と分析だけを、延々と細密に、
ユーモアを交えて描いた技巧的な小説。なかなか得難い面白い読書体験でした。

4週目完走です(゚∀゚)
223HANA(24☆7067):2007/05/21(月) 13:45:39
('A`) さん、いつもありがとうございます。
水無月さん、ムツさん、ニート一号さん、真空さん、完走おめでとうございます。

『銀河英雄伝説2』 田中芳樹 創元SF文庫 373p
二巻目。
敵さんが無能すぎるような気もしないでもないが、主人公を引き立たせるためか。
未だ序章の域を出ていないような気もする。【C】

『「陰謀」大全』 別冊宝島編集部・編 宝島社文庫 383p
ユダヤ、UFO、フリーメーソン…
どのような陰謀があるか、人々が何故陰謀を受け入れるのか、を分析している。
こうみてみると陰謀はわかりやすく、その故にそれを求める人々がいるということがよくわかる。
フリーメーソンインタビューは必読。【B】

『世界の日本人ジョーク集』 早野隆 中公新書ラクレ 238p
世界で日本人がどのようにネタにされているか、をまとめている。
日本人のステレオタイプが揃っているが、我々が他の国の人間を見るときも概ねステレオタイプ。
2ちゃんで既出のも多少あるな。【C】
224HANA(24☆8271):2007/05/21(月) 14:31:34
『幻想と怪奇の時代』 紀田順一郎 松籟社 257p
前半は雑誌「幻想と怪奇」成立を中心に、当時の事情とかが語られている。
この時の事情は講演で聞いたことがあるので、その時のことも思い出しながら読めた。
後半は当時の批評等。ゴシックロマンスの紹介が中心。
基本図書の紹介だが、当時は入手自体が難しかったからか。【B】

『團十郎切腹事件』 戸板康二 創元推理文庫 663p
歌舞伎の世界を舞台としたミステリ。
表題作もそうだけど、安楽椅子探偵型の作品が多い。
今までこれほどの探偵を知らなかったのが迂闊。
表題作の「團十郎切腹事件」「立女形失踪事件」「ほくろの男」「加納座実説」と名品が多かった。【B】

『偽史と奇書の日本史』 佐伯修 現代書館 284p
古代から近代に至るまで、日本史の中に現れた偽史と奇書の紹介。
偽史は有名すぎる竹内文献から成吉思汗ハ源義経、知らなかった南淵書まで多数。
奇書のほうも鼠小僧実記、三国探検実記まで興味深いのが揃っている。
原著から参考文献まで、詳細に書かれているので読みたい場合も入手方法がすぐにわかる。
こういった紹介した本ではこれは重要だと思った。【C】
225ニート1号(☆☆1828):2007/05/22(火) 23:55:37
かえるくんさん、真空さん、完走おめでとうございます。
HANAさん、ありがとうございます。

『風は山河より(四)(五)』 宮城谷昌光 新潮社 330p+285P 【C】

『爆笑問題の戦争論』 爆笑問題 幻冬舎 195p 【C】

『ぼくらの「侵略」戦争』 宮崎哲弥編著 洋泉社 372p 【B】
太平洋戦争に関する複数の識者の論考、エッセイ、とインタビューから成り立っています。
侵略戦争と自衛戦争の区別、他の植民地を持っていた国々と較べてなぜ日本の植民地支配は強く非難されるのか
何故、賠償が終わっていて国際法上は解決済みなのに韓国、中国から不満をいわれるのか等
日本の戦争責任を考えるうえで参考になりました。

『対論 日本人と中国人』 保阪正康、陳澤禎 光人社 254p 【B】
226バカハツ五郎(☆844)):2007/05/24(木) 05:34:24
「武器よさらば」ヘミングウエイ著 新潮文庫 P.543 【A】
 アメリカ人がイタリア軍に従軍するという設定が良く理解できなかったけど、面白かった。
「指揮台の神々」シュトレ著 P.461 音楽之友社 【B】
 偉大な芸術家たちを紹介する一冊。クラシック音楽業界って大変なところなのですねえ。
「ポイント・アンド・フィギュア」で外貨投資に勝つ 松本 鉄郎著 P.225
実業の日本社 【B】
うおう、見えた。
「市民ヴィンス」ウオルター著 P.463 早川書房【C】
 悪人が主人公の小説だったら、もっと面白いのがたくさんあるね。
「ゴッドウルフの行方」パーカー著 P.253 ハヤカワミステリ 【A】
 短いところがいい。
「将軍の娘(下)デミル著 P.329 文芸春秋【B】
 将軍の娘さんずいぶんと苦労されたんですね。わたしも読了するのにずいぶん苦労しました。
「朝2時起きでなんでもできる」枝広 淳子著 P.238 サンマーク文庫 【C】
 朝2時に起きることの効用があまり詳しく書かれていません。

227ですな(8☆9177):2007/05/24(木) 21:57:33
エミール・ハビービー「悲楽観屋サイードの失踪にまつわる奇妙な出来事」
作品社225p
不条理なエピソードが色々と語られますが
奇妙なことにどうやらイスラエルでは
こういうことが実際に起きるらしいのです【C】
228テタ(☆☆☆☆☆☆8264):2007/05/26(土) 19:13:23
ニート一号さん、かえるくんさん、真空さん、バカハツ五郎さん、完走おめでとうございます。

『パリからの旅 1989-1991』海老坂武 中公新書 185p
通貨統合直前のヨーロッパの様子。【C】

『心脳問題』山本貴光 吉川浩満 朝日出版社 380p
心と脳の関係についての問題点を整理している。哲学寄りというより、哲学に甘い。
なんだかんだ言っても、脳科学は哲学の領域をどんどん侵食していくことになると思う。
【B】
229ムツ(☆2098):2007/05/27(日) 14:38:02
テタさん、ニート1号さん、水無月さん、HANAさん、ありがとうございます。
真空さん、水無月さん、バカハツ五郎さん、かえるくんさん、完走おめでとうございます。

「男が大切にしたいと思う女性50のルール」潮凪洋介 三笠書房 219p【C】
「人は「話し方」で9割変わる」福田 健 経済界 221p【C】
「バッテリーV W X Y」あさの あつこ 角川書店 270p+238p+251+298p【C】
「流星ワゴン」重松 清 講談社 477p【B】
230水無月(25☆4205) :2007/05/28(月) 08:41:08
ニート1号さん、かえるくんさん、真空さん完走おめでとうございます。
ニート1号さん、HANAさん、ムツさん有難うございます。

「死のチェックメイト」 E・C・R・ラロック 長崎出版 p255 【C】
 第二次世界大戦中、灯火管制が敷かれるロンドンの霧深い夜、守銭奴の老人が殺される。
 店子である画家姉弟は成り行きで応援を呼ぶまでの容疑者の見張りを警官から委託されてしまう。
 でも容疑者より警官の方が挙動不審。出てくる人みんな怪しい黄金時代の本格ミステリ。
「再起」 ディック・フランシス 早川書房 p382 【C】
 6年ぶりの新作。隻腕の調査員シッド・ハレー4度目の登場。訳者が変わったけれど今度の人の方がいい。
「時間のない国で」上下 ケイト・トンプソン 東京創元社 p216+p208 【B】
 時間泥棒と戦う系のファンタジーなんだけど、なんかほのぼのしてる。
 アイルランドの伝承が下敷きになっているのが嬉しい。
「ポイズン」上下 クリス・ウッディング 東京創元社 p288+p256 【C】の上
 妹を妖精にさらわれたヒロインのポイズンが妹を取り返すために妖精の世界へ行く。
 でも下巻に入って単純なヒロイックファンタジーじゃないとわかる。
「アバラット」 クライブ・パーカー ソニー・マガジンズ p468 【C】
 全4巻の予定のファンタジーの1巻目。まだ登場人物紹介が終わっただけみたいな感じ。
「アルテミス・ファウル 妖精の身代金」 オーエン・コルファー 角川書店 p318 【C】の上
「アルテミス・ファウル 北極の事件簿」 オーエン・コルファー 角川書店 p333 【C】の上
 科学装備した妖精ってアイデアが秀逸。主人公の悪キャラも魅力的。次巻が楽しみ。
231水無月(25☆4205) :2007/05/28(月) 08:42:00
「修羅の夏 江戸冴富蔵捕物暦」 新庄節美 東京創元社 p312 【C】
 ちゃんと謎解きミステリになってる捕物帳。江戸情緒も満喫できる。解説が若竹七海とは嬉しい。
「ゴースト通りの怪人」 新庄節美 小峰書店 p235 【C】の下
 こちらは100%お子様対象。それにしてもミステリ的にちょっと粗雑な感が無きにしも非ず。
「コーリング 闇からの声」 柳原慧 宝島社 p284 【C】の上
 御飯食べながら読んでは駄目。食べる前にも読まない方がよろしい。
 主人公の仕事は特殊清掃つまり発見の遅れた遺体のあった部屋の清掃業。
「警察庁から来た男」 佐々木譲 角川春樹事務所 p267 【C】
 今、警察ミステリ書かせたら佐々木譲が一番かも。「うたう警官」のメンツ再び。
「リドルロマンス 迷宮浪漫」 西澤保彦 集英社 p277 【C】
 読み始めてから既読であることに気が付いたけど、殆ど忘れているから、ま、いいやで再読。
「片眼の猿」 道尾秀介 新潮社 p262 【C】の下
 この手の仕掛けは知って後、物語のもう一つの読み方が視界に開ける、というのでないと、
 詰まらないのだけれど。そうならなければただのパーティジョークな言葉遊びで終わる。
「マグレと都市伝説」 鯨統一郎 小学館文庫 p346 【C】の下
 どうせあんな感じのお話だろうなあと予測しつつもたいてい読んでしまうのが鯨統一郎。
「図書館危機」 有川浩 メディア・ワークス p330 【B】
 主役が誰だかスポットライトが分散されてラブコメディ色がやや薄まったような。
「新撰組捕物帖 源さんの事件簿」 秋山香乃 河出書房新社 p302 【B】
 主要登場人物のメンツが新撰組で捕物帖が読めるなんて♪
「重蔵始末」 逢坂剛 講談社 p297 【C】
 話は面白いんですけど、主役の近藤重蔵のキャラクターに魅力が無いのよね。

232水無月(25☆4205) :2007/05/28(月) 08:42:48
「寝ながら学べる構造主義」 内田樹 文春新書 p192 【B】
「街場の現代思想」 内田樹 NTT出版 p234 【C】
「「おじさん」的思考」 内田樹 晶文社 p251 【C】
 著者は○○について、つまり人の考えたことについて解説している時はとても面白い。
 でも自分の考えたことについて語り始めるととたんに詰まらなくなってしまうんだなー。
「棚から哲学」 土屋賢二 文藝春秋 p250 【C】
「ツチヤ学部長の弁明」 土屋賢二 講談社 p256 【C】
「たまには時事ネタ」 斎藤美奈子 中央公論新社 p289 【B】
「夢枕獏の外道的教養文庫」 夢枕獏 小学館 p257 【C】
「迷宮美術館」 河出書房新社 p89 【C】
「迷宮美術館第2集」 河出書房新社 p89 【C】
233ニート1号(☆☆3673):2007/05/29(火) 21:24:17
バカハツ五郎さん、水無月さん、完走おめでとうございます。
テタさん、水無月さん、ありがとうございます。

『現代思想入門』 仲正昌樹他 PHP 233p 【C】
『波状言論S改』 東浩紀編著 青土社 347p 【C】
『相場の心理学』 ラース・トゥヴェーデ ダイヤモンド社 416p 【B】
『プロ野球 成功するスカウト術』 牛込惟浩 宝島新書 186p 【C】
『アメリカ・ユダヤ人の経済力』 佐藤唯行 PHP新書 211p 【C】
『アキハバラ@DEEP』 石田衣良 文藝春秋 452p 【C】
234('A`):2007/06/02(土) 00:27:44
5月1日〜5月31日までの集計です。

1位…水無月選手(15445P)【2/41位】
2位…ニート1号選手(10310P)【17/41位】
3位…ムツ選手(3622P)【24/41位】
4位…かえるくん選手(2792P)【4/41位】
5位…バカハツ五郎選手(2512P)【26/41位】
6位…HANA選手(2198P)【3/41位】
7位…テタ選手(1599P)【9/41位】
8位…ドローイングヴュー選手(1476P)【18/41位】
9位…真空選手(1463P)【13/41位】
10位…ですな(818P)【6/41位】

もうすぐ梅雨入りですね('A`)
235(*'A`)<こちらは実況です!:2007/06/02(土) 00:34:32
(*'A`)<水無月選手が25回目の完走です!(※史上、2人目!)
(*'A`)<かえるくん選手が12回目の完走です!
(*'A`)<真空選手が4回目の完走です!
(*'A`)<ニート1号選手が2回目の完走です!
(*'A`)<ムツ選手が1回目の完走です!
(*'A`)<バカハツ五郎選手が1回目の完走です!

(*'A`)<水無月選手が、3位から2位に順位を上げました!
(*'A`)<真空選手が、14位から13位に順位を上げました!
(*'A`)<ニート1号選手が、23位から17位に順位を上げました!
(*'A`)<ムツ選手が、27位から24位に順位を上げました!
(*'A`)<バカハツ五郎選手が、28位から26位に順位を上げました!

http://dokusyomarason.blog76.fc2.com/
236ニート1号(☆☆4953):2007/06/05(火) 03:55:29
('A`)さん、いつも集計ありがとうございます。

『2ちゃんねるで学ぶ著作権』 牧野和夫、西村博之 アスキー 191p 【C】
2chと訴訟、2chのスレッドを書籍化する際の著作権など2chに関連する権利について
ひろゆきが質問し弁護士の先生が答える体裁をとった本です。弁護士の先生の解説を読むと
2chの位置付けは黒に近いグレーなので危い印象を持ちました。

『雨の降る日曜は幸福について考えよう』 橘玲 幻冬舎 239p 【B】
年金、生命保険、不動産について冷徹な視点で通説や思い込みを剥ぎ取っていきます。
思考実験としておもしろいと思いました。

『一目均衡表の研究』 佐々木英信 投資レーダー 185p 【C】

『信用恐慌の謎』 ラース・トゥヴェーデ ダイヤモンド社 382p 【C】
原題は、BUSINESS CYCLESとなっているので景気循環について書かれた本だと思います。
前半は、アダム・スミスやJ・S・ミルが景気循環についてどう考えていたかが書かれていますが
後半はカオス理論と相場本になっていてまとまりが悪いように感じました。

『定跡からビジョンへ』 羽生善治、今北純一 文藝春秋 283p 【C】
237ですな(8☆9598):2007/06/08(金) 00:49:28
岡本 綺堂「半七捕物帳〈3〉」光文社文庫421P
種を明かしてみればなんのことはないという話が多い【C】

いつも集計ありがとうございます>>234−235
238九夜草(216):2007/06/08(金) 22:55:09
はじめまして。今日から参戦します。

「刀語 第三話 千刀・?」 西尾維新 講談社 216ページ 【D】
内容がやや希薄


えーと、書き方はこんな感じでいいのかな(。-`ω´-)ンー
239ですな(9☆0126):2007/06/10(日) 11:08:42
北杜夫「消えさりゆく物語」新潮文庫197P
ユーモアも詩情も乏しく痛々しい【D】

赤川次郎「霧の夜の戦慄」角川書店331P
錯綜させればよいというものではない【C】
240水無月(26☆3056) :2007/06/13(水) 11:17:32
('A`)さんいつも集計有難うございます。
九夜草さん始めまして。よろしくお願いします。
ニート1号さん、有難うございます。

「いろは双六屋 明烏」 六道慧 徳間文庫 p342 【C】
「いろは双六屋 千両花」 六道慧 徳間文庫 p371 【C】
 いろは双六屋シリーズ、登場人物のキャラクターはいいんですが、
 伏線にすべきところまで全部解決編に詰め込もうとしてますね。
「情報新撰組 風の宿り 源さんの事件簿」 秋山香乃 河出書房新社 p258 【C】
「漢方医・有安 忘れ形見」 秋山香乃 冬幻社 p347 【B】
 これは最近の時代物の掘り出し物。続編切望。
「風冴ゆる からくり文左江戸夢奇談」 秋山香乃 双葉文庫 p332 【C】
「黄昏に泣く からくり文左江戸夢奇談」 秋山香乃 双葉文庫 p304 【C】
 同著者でも文庫本は単行本より質が落ちているような気がするのは単なる気のせい?
「小袖日記」 柴田よしき 文藝春秋 p267 【B】 
 これからは源氏物語がもっと楽しく読めるようになりそう。

「ひなの市」 三谷亮子 教育画劇 p61 【C】
「楽語・すばる寄席」 夢枕獏・SWA5人衆 集英社 p309 【C】
「とうせいわかいもの川柳」 小林桂三郎編 文英堂 p174 【C】
「イデアの洞窟」 ホセ・カルロス・ソモサ 文藝春秋 p376 【B】 
「ファティマ第三の予言」 スティーブ・ベリー エンターブレイン p421 【B】 
「テンプル騎士団の遺産」上下 スティーブ・ベリー エンターブレイン p336+p321 【B】 
「アルテミス・ファウル 永遠の暗号」 オーエン・コルファー 角川書店 p374 【B】 
「アルテミス・ファウル オパールの策略」 オーエン・コルファー 角川書店 p376 【B】 
「ふたりのアーサーT予言の石」 ケビン・クロスリー=ホランド ソニー・マガジンズ p480 【B】

241水無月(26☆3056) :2007/06/13(水) 11:18:33
「キル・ゾーン ジャングル戦線異常あり」 須賀しのぶ 集英社 p194 【C】
「キル・ゾーン 戦場のネメシス」 須賀しのぶ 集英社 p217 【C】
「キル・ゾーン 破壊天使」 須賀しのぶ 集英社 p240 【C】
「キル・ゾーン 密林」 須賀しのぶ 集英社 p214 【C】
「キル・ゾーン 嘘」 須賀しのぶ 集英社 p233 【C】
「キル・ゾーン 赤と黒」 須賀しのぶ 集英社 p210 【C】
「キル・ゾーン 罠」 須賀しのぶ 集英社 p226 【C】
「キル・ゾーン 罪」 須賀しのぶ 集英社 p200 【C】
「キル・ゾーン 別れの日」 須賀しのぶ 集英社 p250 【C】
「キル・ゾーン グッド・モーニング・ボルネオ」 須賀しのぶ 集英社 p194 【C】
「キル・ゾーン 異分子」 須賀しのぶ 集英社 p196 【C】
「キル・ゾーン 激突」 須賀しのぶ 集英社 p268 【C】
「キル・ゾーン 宴」 須賀しのぶ 集英社 p234 【C】
「キル・ゾーン 来たれ、壊滅の夜よ」 須賀しのぶ 集英社 p276 【C】
「キル・ゾーン 虜囚」 須賀しのぶ 集英社 p250 【C】


242りーす(28☆1642):2007/06/16(土) 00:42:35
『みぃつけた』畠中恵(著)(新潮社)58p【C】
『ハイドラ』金原ひとみ(著)(新潮社)137p【D】
『猛スピードで母は』長嶋有(著)(文藝春秋)160p【C】
『ジャージの二人』長嶋有(著)(集英社)204p【C】
『熱帯安楽椅子』山田詠美(著)(集英社文庫)173p【C】
『ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー』山田詠美(著)(幻冬舎文庫)213p【C】
『ほんとうの私を求めて』遠藤周作(著)(海竜社)259p【C】
『1980アイコ十六歳』堀田あけみ(著)(河出書房文庫)187p【C】
『さくら日記』堀田あけみ(著)(河出書房文庫)211p【C】
『過ぎ去ろうとしない近代―ヨーロッパ再考』遅塚忠躬、近藤和彦 (編) (山川出版社)215p【C】
『べるとりる☆べる』秋史恭(著)(集英社スーパーダッシュ文庫)221p【C】
『いもうとレッスン』山口昇一(著)(美少女文庫)266p【C】
『ブギー・ポップは笑わない』上遠野浩平(著)(電撃文庫)283p【C】
『見えない誰かと』瀬尾まいこ(著)(祥伝社)163p【C】
『フォア・フォーズの素数』竹本建治(著)(角川書店)352p【C】
『きつねのはなし』森見登美彦(著)(新潮社)268p【C】
『ロッキン・ホース・バレリーナ』大槻ケンヂ(著)(メディアファクトリー)387p【C】
243ムツ(☆3017):2007/06/16(土) 16:17:32
('A`)さん、いつも集計ありがとうございます。
九夜草さん、よろしくお願いします。
ですなさん、完走おめでとうございます。

「月の影 影の海〈上〉〈下〉十二国記」小野 不由美 講談社 272p+255p【C】
「風の海 迷宮の岸〈上〉〈下〉十二国記」小野 不由美 講談社 193p+199p【C】
244ですな(9☆0896):2007/06/16(土) 22:11:33
P・G・ウッドハウス「ウースター家の掟」国書刊行会378p
1クール同じ旅籠に滞在して悪代官と戦い続ける水戸黄門のようでした
無論印籠は最終話まで出ないのです【C】

ブレンダ・リックマン・ヴァントリース「聖書の絵師」新潮社392p【D】
245九夜草(838):2007/06/16(土) 23:32:13
「刀語 第四話 薄刀・針」 西尾維新 講談社 184ページ 【D】
「刀語 第五話 賊刀・鎧」 西尾維新 講談社 215ページ 【D】
「刀語 第六話 双刀・鎚」 西尾維新 講談社 223ページ 【D】
もはや惰性で読んでいるにすぎない(;^ω^)
246半魚鳥(276):2007/06/18(月) 13:47:17
初めまして。今日からお邪魔します。
早速、昨日読み終えた分を…

「でかい月だな」水森サトリ/集英社/276P【B】
247ニート1号(☆☆6426):2007/06/19(火) 08:31:03
九夜草さん、半魚鳥さん、はじめまして。これからよろしくお願いします。
ですなさん、水無月さん、りーすさん、完走おめでとうございます。

『マネーロンダリング』 平尾武史、村井正美 講談社 261p 【C】
山口組傘下五菱会がヤミ金で稼いだ金を香港に持ち出して行った資金洗浄を警察側の記録を基にして解明したもの。

『ぼくの血となり肉となった500冊そして血にも肉にもならなかった100冊』 立花隆 文藝春秋 541p 【C】
前半は文藝春秋を退社しフリーの雑誌記者時代から「田中角栄研究」を発表した直後までの仕事とそれに関連した読書の記録
後半は週刊文春に連載している書評をまとめたものです。

『中国人は落日の日本をどう見ているか』 莫邦富 草思社 238p 【C】
中国本土、香港、台湾で日本研究者や日本で働いたり教育を受けた人達に日本観を尋ねたものです。
日本は嫌いだが日本人の勤勉性や秩序を重んじる姿勢は認めるという人がほとんどでした。

『もし、日本が中国に勝っていたら』 趙無眠 文春新書 182p 【C】

『反日ナショナリズムを超えて』 朴裕河 河出書房新社 251p 【C】
韓国は絶対的に正しく日本は邪悪で劣等であるという韓国人の固定観念を豊富な事例を挙げながら反証していきます。
どうもお隣の国とは冷静な議論ができないなとは思っていましたが、この本を読んでその理由がよくわかりました。
248ですな(9☆2373):2007/06/23(土) 21:47:42
マーガレット・アトウッド「昏き目の暗殺者」早川書房678p
アトウッドの回りくどさが愛しい【C】

岡本綺堂「半七捕物帳4」光文社文庫447p
ちょうど渋谷の爆発事件の起きた日に江戸の爆発事件を描いた
作品「正雪の絵馬」を読んでいたため【B】

デイヴィッド・バルダッチ「クリスマス・トレイン」小学館352p
チューインガムのような甘さと固さ
これが映画クオリティというものか【D】
249テタ(☆☆☆☆☆☆9707):2007/06/25(月) 20:16:53
『現実入門』穂村弘 光文社 245p
エッセイ。今まで経験したことのないものに挑戦。
【C】

『イスラム文様事典』高橋由為子 岩永修一 河出書房新社 127p
無限の広がりを埋め尽くす文様たち。【C】

『半身』さら・ウォーターズ 創元推理文庫 494p
ミステリー。地味な展開だけれど最後に打ちのめされてしまった。【B】

『ケ・マンボ食堂の午後』松崎新三 本の雑誌社 237p
スペイン道中記という感じだが、唐突に始まり唐突に終わってよくわからない。
【D】

『修羅維新牢』山田風太郎 角川文庫 340p
【C】
250半魚鳥(1066):2007/06/25(月) 21:56:55
「陰日向に咲く」劇団ひとり 集英社 220P【B】
 短編同士のちょっとした繋がりが面白い。こういうの好き。

「包帯クラブ」天童荒太 筑摩書房 191P【B】
 青春だなぁ。中盤少しどきどきした。

「生き地獄天国」雨宮処凛 太田出版 269P【C】
 客観視してみる分にはいいと思う。

「僕たちは歩かない」古川日出男 角川書店 110P【C】
 不思議な空間が好き。きちんと読んでいかないと途中でわからくなる。
251バカハツ五郎:2007/06/26(火) 06:19:01
最近、人大杉状態に遭遇し続けて書き込みが全く出来ませんでした。
復活します。
252バカハツ五郎(☆2961):2007/06/26(火) 19:51:07
「オカマだけどOLやっています」能町 みね子著 竹書房 P.129 【B】
 まあ、なんというか、性同一障害の方っていっぱいいらっしゃるんですね。
「武富士 サラ金の帝王」溝口 敦著 講談社 P.335 【B】
 改めて経済的に苦しんでいる庶民が多いことを再認識した。
 それを救う?のがサラ金しかないというのは情けない。
「白夜行」東野 圭吾著 集英社 P.854 【A】
 長い。途中で犯人は分かります。分かっても最後まで読ませる作家のうでは、さすが。
「指揮者の名盤」本間ひろむ著 平凡社 P.216 【C】             
 偏ってる。クラシック音楽の初心者は読むな。
 「至福の長距離バス自由自在」加藤 佳一著 講談社 P.205 【B】
 マイカー、鉄道、飛行機をつかうのは止めにして、バス旅行はどうですか?
 「5日間のパリ」スティール著 アカデミー出版 P.378 【C】
 これが、米国でベストセラー・・・・。うむ。
253ですな(9☆3111):2007/06/27(水) 00:48:00
コリン・ジョイス「「ニッポン社会」入門」日本放送出版協会222p
読みやすく楽しい
神戸牛にはビール飲ませて育てるというのは嘘だったのでしょうか【C】

ロバート・チャールズ ウィルスン「時に架ける橋」東京創元社516p
長いわりに薄味ですな【C】
254バカハツ五郎(☆4128):2007/06/27(水) 05:30:45
「思想なんかいらない生活」勢古 浩爾著 ちくま新書 P.295 【B】
 思想家と哲学者ってどこが違うのよ?
「ペスト」カミュ著 新潮文庫 P.382 【B】
 昔の文庫は字が小さいね。
「ナイン・ストーリーズ」サリンジャー著 新潮文庫 P.302 【C】
 外国の短編はいまひとつピンときません。
「野垂れ死に」藤沢 秀行著 新潮新書 P188 【B】
 壮絶な方。
 身内にこんな人がいたら楽しいかも。
255ニート1号(☆☆8319):2007/06/27(水) 20:26:58
『昭和という国家』 司馬遼太郎 日本放送出版協会 315p 【C】
NHK教育で司馬氏が昭和の戦争について批判的に語ったことを書籍化したものです。
出征していた人の言葉だけに重みがあるように感じました。
口述筆記なので司馬氏の文章の魅力がないのは残念な点です。

『ナショナリズムという迷宮』 佐藤優、魚住昭 朝日新聞社 253p 【B】
佐藤氏がナショナリズム、共産主義、他なんでもズバッと解説。
ホントかなと思う点もありますが、佐藤氏の論評は相変わらず鋭いです。

『相場錬金術発想法』 彦谷直児 同友館 239p 【C】

『東京裁判を裁判する』 渡部昇一 致知出版社 257p 【D】
右派の論客の日本無罪論。自説に都合の良い主張を並べるだけでは
事実を検証したことにはならないと思います。

『最後の相場師』 津本陽 角川文庫 327p 【C】
80才台で200億稼いだといわれる是川銀蔵氏をモデルにした小説です。
仕手戦の描写に臨場感があり、以前に読んだ津本氏の歴史小説より読み易かったです。

『裁判官が日本を滅ぼす』 門田隆将 新潮社 293p 【C】
特殊な例なのか一般的な例なのかはわかりませんが、大銀行や大学病院に有利な判決を下す強者に寄り添う裁判所、
被害者の感情を配慮せずに判例で量刑を機械的に決める裁判官のひどい話が山盛りに並べられています。

『日中相互理解のための中国ナショナリズムとメディア分析』 高井潔司編著 明石書店 209p 【C】
256かえるくん(☆×K 5605):2007/06/28(木) 13:22:27
「ルー=ガルー ―忌避すべき狼」京極夏彦 753P【C】
「それでも、警官は微笑う」日明恩 568P【C】
「空を見上げる古い歌を口ずさむ」小路幸也 311P【B】
「試験に敗けない密室」高田崇史 358P【C】
「ファントムの夜明け」浦賀和宏 394P【C】
「99%の誘拐」岡嶋二人 443P【C】
257HANA(25☆2581):2007/06/29(金) 20:02:53
モデムが壊れたり、人大杉で一ヶ月近く書き込めなかった・・・
完走者の方々おめでとうございます。
初めての方、これからよろしくです。
とりあえず読んだ分一気に・・・

『英国心霊主義の抬頭』 ジャネット・オッペンハイム 工作舎 611p【C】
『首無の如き祟るもの』 三津田信三 原書房 447p【B】
『国枝史郎探偵小説全集』 国枝史郎 作品社 446p【B】
『青い蛇』 トーマス・オーウェン 創元推理文庫 248p【C】
『新輯内田百闡S集 第二十四巻』 内田百閨@福武書店 366p【C】
『ヴィンテージ・エロチカ』 秋田昌美 青弓社 161p【C】
『独断流「読書」必勝法』 清水義範・西原理恵子 講談社 374p【C】
『グリーン車の子供』 戸板康二 創元推理文庫 698p【B】
『蔦葛木曽桟上・中・下』 国枝史郎 国枝史郎伝奇文庫 211+218+228p【A】
『広島の公教育はなぜ崩壊したか』 鴨野守 世界日報社 302p【C】
258HANA(25☆5816):2007/06/29(金) 20:17:29
『憑神』 浅田次郎 新潮文庫 257p【C】
『宗教地獄絵残虐地獄絵』 吉田八岑・田中雅志 大和書房 206p【C】
『アナル・バロック』 秋田昌美 青弓社 185p【C】
『「八つ墓村」は実在する』 蜂巣敦 ミリオン出版 253p【C】
『吉野裕子全集 第一巻』 吉野裕子 人文出版 415p【C】
『霊魂の民俗学』 宮田登 洋泉社 247p【C】
『野ざらし百鬼行』 赤江瀑 文春文庫 282p【B】
『澁澤龍彦全集20』 澁澤龍彦 河出書房新社 518p【B】
『怪狂譚』 蜂巣敦 パロル社 205p【C】
『スラッシャー 廃園の殺人』 三津田信三 講談社ノベルズ 250p【C】
『緑の顔』 グスタフ・マイリンク 創土社 417p【C】
259バカハツ五郎(☆5123):2007/06/30(土) 06:40:18
「レイモンド・カーヴァー傑作選」村上 春樹訳 P.351 【C】
 なんか、オチが良く分からない。
「超入門日本国債」千代田 圭之著 平凡社 P.213 【B】
 ちょっと前に出た本。内容が古い。けど分かりやすい。
「父、宮脇俊三への旅」 グラフ社 宮脇 灯子著 P.204 【B】
 宮脇さんが晩年アル中になってしまったこと、作家という職業のストレスの凄さなど、宮脇さんの淡々とした紀行文からは知ることが出来ない事実を知ることが出来ました。
「デタラメ・あきらめ・いい加減」 ひろさちや著 ソニーマガジンズ P.227【A】
 仏教思想を分かりやすく、現代にも通じるように説明した本。タイトルは非常にネガティブな表現ですが、この本で語られているこれらの言葉の持つ意味は実に深いものがあります。
260水無月(26☆8951) :2007/06/30(土) 09:21:46
ですなさん、りーすさん、HANAさん、完走おめでとうございます。
ニート1号さん有難うございます。
半魚鳥さん始めまして。

「無痛」 久坂部羊 幻冬社 p502 【C】
 精神年齢ローティーンのヒロインで脱力。
「審査せず」 井野上裕伸 文藝春秋 p294 【C】
 保険金詐欺、社内抗争、汚職との関連と盛り沢山なのに地味でした。
「秋と黄昏の殺人」 司崎志郎 講談社 p339 【C】
 人殺しまでするなら普通もっと疑惑を確かめてからにしますよ。
「ホラー映画ベスト10殺人事件」 友成純一 扶桑社 p201 【C】
 ホラーは好き。でもスプラッタは好きじゃない。
「風信子の家」 篠田真由美 東京創元社 p302 【C】
 建築探偵番外編の短編集。建築探偵ファンの方向き。
「ロズウェルなんか知らない」 篠田節子 講談社 p484 【B】
 篠田節子は常に面白いです。
「天空のミラクル―タロットカードは死の歌をうたう 」 村山早紀 ポプラ社 p184 【C】
 乙女チックゴースト談です。続編も出てるなんて♪ 読まなくちゃ。
「SFバカ本」 大原まり子・岬兄梧編 ジャストシステム p276 【C】
 バカ話ってしばしばHネタなのね。
261水無月(26☆8951) :2007/06/30(土) 09:22:49
「擬態 カモフラージュ」 ジョー・ホードマン 早川書房 p337 【C】
 読み易いし面白くないわけではないんだけれど。味が薄くて物足りない。
「過ちなき裁き」 ウィリアム・バーンハート TBSブリタニカ p301 【C】
 有色人種差別を題材にしてますが、著者が自身の中にある差別感覚に無自覚っぽいところが怖い。
「シカゴより好きな町」 リチャード・ペック 東京創元社 p171 【B】
 「シカゴよりこわい町」続編。「こわい町」より面白かった。
「村の生きものたち」 ワシーリイ・ベローフ 成文社 p140 【B】
 ロシア(ソ連時代の)の村の生活。政治体制に関りがないところで鳥や獣は生きている。

「小さな本の数奇な運命」 アンドレーア・ケルバーケル 晶文社 p63 【C】
「水晶玉と伝説の剣」 ヴィクトリア・ハンリー 徳間書店 p402 【C】
「闇の城、風の魔法」 メアリアン・カーリー BFT p336 【C】
「メディエータ ゴースト好きになっちゃった」 メグ・キャボット 理論社 P369 【B】
「天才数学者たちが挑んだ最大の難関」 アミール・デ・アクゼル ハヤカワ文庫 p226 【C】
「Jポップとは何か」 鳥賀陽弘道 岩波新書 p235 【C】
「一億三千万人のための小説教室」 高橋源一郎 岩波新書 p206 【C】
「裁判官の爆笑お言葉集」 長嶺超輝 幻冬舎新書 p213 【C】
「金田一です」 石坂浩二 角川メディアハウス p122 【D】
「本を読む前に」 荒川洋治 新書館 p192 【B】

「本を読む兄、読まぬ兄」 吉野朔実 本の雑誌社 【B】
漫画なのでページ数はカウントに入れてません。本の紹介エッセイ漫画の5作目です。
1作目から愛読してます。紹介されている本をいつも5〜6冊は買ってしまいます。
262ドローイングヴュー(☆☆4308):2007/06/30(土) 15:14:46
『心脳問題』山本 貴光 , 吉川 浩満 /361p【B】
『デイトレード入門』廣重 勝彦/184p【C】
『最後の家族』村上 龍/324p【C】
『デートの心理学』富田 たかし /212p【D】
『「勝負強さ」を鍛える本』ジョン・C. マクスウェル /206p【C】
『どこにでもある場所とどこにもいない私』村上 龍/216p【C】
『月曜日、駅のホームで会社に行きたくなくなったとき読む本』菅野 泰蔵 /209p【C】
『海がきこえる』氷室 冴子 /271p【B】
『ファンタジア』ブルーノ ムナーリ /221p【B】
『この世の悩みがゼロになる 』小林 正観 /224p【B】

『エコロジカル・マインド―知性と環境をつなぐ心理学』三嶋 博之/237p【A】
還元主義的立場とは明らかに対立した学問。
環境に対して動物が能動的に生きているといった、
ジェームズ・ギブソンの見方には納得させられる。
263九夜草(1670):2007/06/30(土) 21:30:40
バカハツ五郎さん、HANAさん
人大杉は、2ちゃんねる専用ブラウザを使うと回避できますよ。

海辺のカフカ〈上〉 村上 春樹 新潮社 400ページ 【C】
海辺のカフカ〈下〉 村上 春樹 新潮社 432ページ 【C】
264りーす(28☆5725):2007/06/30(土) 22:13:24
新規の方、よろしくお願いします。
完走者の方、おめでとうございます。
ニート1号さん、水無月さん、ありがとうございます。
しばらく書き込みに来られなかったのでスレ追いきれてません。
コメントは復帰以降とさせて下さい。すみません……。

『ダスト』チャールズ・ペレグリーノ(著)(ソニーマガジンズ)668p【B】
『ザ・青木雄二』青木雄二(著)(マガジンハウス)205p【C】
『ぜったいに飼ってはいけないアライグマ』さとうまきこ(著)(理論社)149p【C】
『火車』宮部みゆき(著)(新潮文庫)590p【B】
『美人を愛した遺伝子たち』蔵琢也(著)(ワニブックス)285p【C】
『ジェスの契約(前)』前田珠子 (著) (コバルト文庫)261p【C】
『ジェスの契約(後)』前田珠子 (著) (コバルト文庫)267p【C】
『つかぬことをうかがいますが…』ニューサイエンティスト編集部 (編)(ハヤカワ文庫)339p【C】
『愛する幸福愛される幸福』斎藤茂太(著)(PHP文庫)252p【C】
『まだやってんの』邱永漢(著)(中経出版)255p【C】
『生の円環運動』丸山圭三郎(著)(紀伊国屋書店) 237p【C】
『悟りの現象学』星川啓慈(著)(法臧館)205p【C】
『将の器 参謀の器』童門冬二(著)(青春出版社)221p【C】
『本棚が見たい!』川本武(著)(ダイヤモンド社)149p【C】
265りーす(29☆0333):2007/06/30(土) 22:24:15
『催眠―Hypnosis』松岡圭祐(著)(小学館文庫)509p【C】
『いざとなりゃ本ぐらい読むわよ』高橋源一郎(著)(朝日新聞社)253p【C】
『ペンギン村に陽は落ちて』高橋源一郎(著)(集英社)237p【C】
『ちょっとコハレタひと』石坂啓(著)(読売新聞社)246p【C】
『ぼくは勉強ができない』山田詠美(著)(新潮文庫)249p【C】
『あの時好きだと言えなかったオレ』高橋三千綱(著)(角川文庫)223p【C】
『まち子の夜景』高橋三千綱(著)(講談社文庫)209p【C】
『タイル』柳美里(著)(文藝春秋)181p【C】
『忘レナ草』雑賀匡(著)(パラダイム)224p【D】
『読書からはじまる』長田弘(著)(日本放送出版協会)200p【C】
『墓地を見おろす家』小池真理子(著)(角川ホラー文庫)330p【D】
『アルザス大好き!』山口れい(著)(文化出版局)87p【C】
『私のブルゴーニュ』山口れい(著)(文化出版局)87p【C】
『サプライチェーン経営革命』福島美明 (著)(日本経済新聞社)246p【C】
『幻色江戸ごよみ』宮部みゆき(著)(新人物往来社)305p【C】
『こっそり読んで強くなる イントラネットのしくみ』大勝文仁、根本佳子 (著)(ダイヤモンド社)175p【C】
『シュークリアの海』谷村志穂 (著)(集英社)212p【C】
『東京奇譚集』村上春樹(著)(新潮社)210p【C】
『タンノイのエジンバラ』長嶋有(著)(文藝春秋)208p【C】
『パラレル』長嶋有(著)(文藝春秋)217p【C】
266りーす(29☆7142):2007/06/30(土) 22:40:07
『ハルカ・エイティ』姫野カオルコ(著)(文藝春秋)469p【C】
『風に舞いあがるビニールシート』森絵都(著)(文藝春秋)313p【B】
『星間旅行への誘い』ジュディス・ハーブスト(著)(晶文社)190p【C】
『下妻物語 ヤンキーちゃんとロリータちゃん』嶽野ばら(著)(小学館)301p【C】
『クビキリサイクル』西尾維新(著)(講談社)379p【C】
『クビシメロマンチスト』西尾維新(著)(講談社)381p【C】
『クビツリハイスクール』西尾維新(著)(講談社)197p【C】
『恋愛真空パック』山川健一(著)(角川文庫)219p【C】
『セルフ・ポートレイト』山川健一(著)(角川文庫)351p【C】
『サンタのいる空』山川健一(著)(角川文庫)232p【C】
『僕のハッピー・デイズ』山川健一(著)(角川文庫)240p【C】
『蜂の王様』山川健一(著)(角川文庫)202p【C】
『吸血鬼のおしごと』鈴木鈴(著)(電撃文庫)311p【D】
『吸血鬼のおしごと2』鈴木鈴(著)(電撃文庫)377p【D】
『吸血鬼のおしごと3』鈴木鈴(著)(電撃文庫)370p【D】
『吸血鬼のおしごと4』鈴木鈴(著)(電撃文庫)285p【C】
『吸血鬼のおしごと5』鈴木鈴(著)(電撃文庫)311p【C】
『吸血鬼のおしごと6』鈴木鈴(著)(電撃文庫)387p【C】
『吸血鬼のおしごと7』鈴木鈴(著)(電撃文庫)333p【D】
『吸血鬼のおしごとSP』鈴木鈴(著)(電撃文庫)258p【C】
『二階の妖怪王女』あらいりゅうじ(著)(電撃文庫)229p【C】
『絶対、最強の恋のうた』中村航(著)(小学館)221p【C】
『ガチャピン日記』ガチャピン(著)(メディアファクトリー)128p【C】
『知っているようで知らないものの順序』ことば探偵団(著)(幻冬舎)125p【C】
267バカハツ五郎(☆5123):2007/07/02(月) 20:31:10
>263
どうすれば、いいのですか?
268('A`):2007/07/02(月) 21:21:34
6月1日〜6月30日までの集計です。

1位…りーす選手(19257P)【1/43位】
2位…水無月選手(14746P)【2/43位】
3位…HANA選手(7545P)【3/43位】
4位…ニート1号選手(4646P)【17/43位】
5位…バカハツ五郎選手(4279P)【23/43位】
6位…ですな選手(3934P)【6/43位】
7位…かえるくん選手(2827P)【4/43位】
8位…ドローイングヴュー選手(2665P)【18/43位】
9位…九夜草選手(1670P)【38/43位】
10位…テタ選手(1443P)【8/43位】
11位…半魚鳥選手(1066P)【39/43位】
12位…ムツ選手(919P)【24/43位】

梅雨明けが待たれますね('A`)
269(*'A`)<こちらは実況です!:2007/07/02(月) 21:23:56
(*'A`)<りーす選手が29回目の完走です!
(*'A`)<水無月選手が26回目の完走です!
(*'A`)<HANA選手が25回目の完走です!(※史上3人目!)
(*'A`)<ですな選手が9回目の完走です!


(*'A`)<テタ選手が、9位から8位に順位を上げました!
(*'A`)<バカハツ五郎選手が、26位から23位に順位を上げました!
(*'A`)<九夜草選手が、圏外から38位に順位を上げました!
(*'A`)<半魚鳥選手が、圏外から39位に順位を上げました!

http://dokusyomarason.blog76.fc2.com/
270無名草子さん:2007/07/02(月) 23:06:36
うんこ漏れそうなんですけど…
271九夜草(1670):2007/07/03(火) 01:45:43
>>267
2ch専用ブラウザにはいろいろありますが、個人的にはJane Styleがオススメです。

Jane Styleのページ
http://janestyle.s11.xrea.com/
272バカハツ五郎(☆5123):2007/07/03(火) 06:00:40
>271
ありがとう。
インストールしてみました。
273バカハツ五郎(☆5123):2007/07/03(火) 06:37:40
板一覧が表示されないんだけど、どうしてかな?
274九夜草(1670):2007/07/03(火) 08:38:07
>>273
板覧(B) → 板一覧の更新(U) とかやってみてください。
275バカハツ五郎(☆5123):2007/07/03(火) 21:29:56
だめでした。
>274
276半魚鳥(2220):2007/07/03(火) 23:38:29
('A`)さん、有難うございます。宜しくお願いします。
りーすさん、完走おめでとうございます。

>>271 インストールさせて頂きました。
>>273 最初に板一覧を取り込むかの選択肢がでましたけど…それですかね?

「森の奥のりくり」 光本忍 新風社 126P 【C】
「ラクガキ」 宗広あいか 新風社 126P 【C】
「由奈THE19」 生内弘樹 新風社 127P 【B】
「小説 のだめカンタービレ」 高里椎奈 講談社 285P 【B】
「メルカトル」 長野まゆみ 大和書社 189P 【C】
「終末のフール」 伊坂幸太郎 集英社 301P 【B】
277テタ(7☆275):2007/07/04(水) 19:48:57
('A`)さん、いつもありがとうございます。

『夢見る尖塔のある甘美な街で暮らした一年』藤原正幸 文芸社 142p
オックスフォード滞在記。【D】

『義民が駆ける』藤沢周平 中公文庫 426p
時代小説。【C】
278無名草子さん:2007/07/04(水) 22:26:16
http://midnightwalker.x0.to/
暇つぶしにどうぞ
279ですな(9☆4368):2007/07/07(土) 00:48:08
>>268集計有難うございます

ユーディット・ヘルマン「夏の家、その後」河出書房新書197p
高揚の果ての寒々とした現実【D】

粕谷知世「ひなのころ」中央公論新社219p
ごく普通の家族をありありと【D】

カルロス・ルイス・サフォン「風の影」集英社文庫上414p下427p
ディケンズ的な大ロマン
ミステリでは無かろうと思います
主人公の影が薄くともまったく気にならない面白さ【B】
280ニート1号(☆☆☆146):2007/07/07(土) 02:24:58
('A`)さん、いつも集計ありがとうございます。
HANAさん、りーすさん、テタさん、完走おめでとうございます。

『立花隆「嘘八百」の研究』 別冊宝島Real 223p 【C】
『ライブドア資本論』 佐々木俊尚 日本評論社 311p 【B】
『ウェブ進化論』 梅田望夫 ちくま新書 249p 【C】
『強い中国は「清華」が作る』 一柳哲央 ぶんか社 196p 【D】
『ローマから日本が見える』 塩野七生 集英社インターナショナル 366p 【C】
『ウェブ2.0は夢か現実か?』 佐々木俊尚 宝島社新書 253p 【C】
『臆病者のための株入門』 橘玲 文春新書 229p 【C】
281バカハツ五郎(☆5542):2007/07/08(日) 06:14:02
「心が雨漏りする日には」 中島らも著 青春出版社 P.220 【A】
 アル中、躁うつ病との作家中島らもの壮絶な闘病記。
 宮脇俊三氏のときと同様、作家という職業の壮絶なストレスを感じさせられる。そうまでしても続けたいクリエーターという職業は余程魅力があるんでしょうね。
「夫婦で行く豪華寝台列車の旅」 川島 令三著 角川書店 P.200【B】
 一度は個室寝台列車で旅がしたくなる本。
 東京から九州方面への豪華寝台列車の本数が少ないという現実は何を物語っているのでしょう。
 ちょっと、そんなことが気になりました。
282りーす(29☆9958):2007/07/09(月) 06:11:11
('A`)さん、集計有難うございます。
半魚鳥さん、ニート1号さん、有難うございます。

『こわれた腕環 ゲド戦記U』アーシュラ・K・ル=グウィン(著)(岩波書店)227p【B】
ゲドも出てくるが、この巻での主人公は闇に使える巫女アルハ。

『さいはての島へ ゲド戦記V』アーシュラ・K・ル=グウィン(著)(岩波書店)319p【B】
王となる運命を背負う若者とともに、ゲドは世界で起こる変化の原因を突き止めるべく旅立つ。

『帰還 ゲド戦記W』アーシュラ・K・ル=グウィン(著)(岩波書店)347p【B】
少しフェミニズムに傾倒しすぎなのが残念。三部作のままで良かったのに。

『アースシーの風 ゲド戦記X』アーシュラ・K・ル=グウィン(著)(岩波書店)346p【B】
これは後日譚といった感じ。完結っぽいけど続編出した前例があるから明記はされず。
余力があれば、まだ続くのかもしれない。

『ゲド戦記外伝』アーシュラ・K・ル=グウィン(著)(岩波書店)458p【B】
時期的にはW巻とX巻の間に発表されたらしい。
W→外伝→Vの順番で読んだほうが良いと思う。

『ひかりのまち』長谷川昌史(著)(電撃文庫)302p【D】
文章力はあるのに、致命的なまでに話が面白くない。
ファンタジー設定なのに、つまらない日常が続いても萎える。後半の展開も力業だし。

『1303号室』大石圭(著)(河出書房新社)280p【C】
登場人物が次から次へと死者に殺されていく典型的なB級ホラーで救いが無い。

『不思議じゃない国のアリス』沙藤一樹(著)(講談社)256p【D】
意味不明系の話ばかりで困った。

『朝日のようにさわやかに』恩田陸(著)(新潮社)281p【C】
最新短編集。ダラダラと煙に巻く長編よりも、短編のほうが良いのでは?
283ムツ(☆4058):2007/07/09(月) 21:36:35
('A`)さん、いつも集計ありがとうございます。
りーすさん、テタさん、ニート1号さん、水無月さん、完走おめでとうございます。
半魚鳥さん、初めまして。これから、よろしくおねがいします。

「東の海神 西の滄海 十二国記」小野 不由美 講談社 321p【C】
「風の万里 黎明の空〈上〉〈下〉十二国記」小野 不由美 講談社 350p+370p【C】
284ムツ(☆8104):2007/07/10(火) 12:33:30
「レンタルマギカ 魔法使い、貸します!」三田 誠 角川書店 287p【C】
「レンタルマギカ 魔法使いVS錬金術師! 」三田 誠 角川書店 347p【C】
「レンタルマギカ 魔法使い、集う! 」三田 誠 角川書店 268p【C】
「レンタルマギカ 竜と魔法使い」三田 誠 角川書店 319p【C】
「レンタルマギカ 魔法使いの宿命! 」三田 誠 角川書店 235p【C】
「レンタルマギカ 魔法使い、修行中! 」三田 誠 角川書店 286p【C】
「レンタルマギカ 鬼の祭りと魔法使い (上)(下)」三田 誠 角川書店 255p+367p【C】
「レンタルマギカ 魔法使いのクラスメイト」三田 誠 角川書店 254p【C】
「レンタルマギカ 吸血鬼VS魔法使い! 」三田 誠 角川書店 319p【C】
「ガールズ・ブルー」あさのさつこ 文藝春秋 231p【D】
「青が散る」宮本 輝 文芸春秋 478p【C】
「都会(まち)の詩(ポエム)〈上〉〈下〉」野梨原 花南 集英社 201p+199P【C】
285かえるくん(☆×K 7358):2007/07/11(水) 18:25:49
「QED 竹取伝説」高田崇史 510P【D】
退屈だった。インパクトに欠ける。

「巷説百物語」京極夏彦 518P【B】
性質は“京極堂シリーズ”とは逆で、こちらも中々面白い。

「灰色のダイエットコカコーラ」佐藤友哉 224P【B】
延期につぐ延期で、待ちに待った本書。
自身の結婚って、やっぱ影響あるのかなぁ、と思ったw

「人類は衰退しました」田中ロミオ 259P【B】
某ゲーム以来だな、ロミオの文章を読むのは。
やっぱすげぇわ、この人。
“ガガガ文庫”というレーベルに何の期待もしてなかったけど、ロミオをもってくるとは中々。

「奥様はネットワーカ」森博嗣 242P【C】
締めくくり方とか、物語の構成の仕方が面白い。
286バカハツ五郎(☆5984):2007/07/13(金) 05:58:27
「ブラック・サンデー」 ハリス著 新潮社 P.442 【B】
 話の運び方が上手ですね。
 9,11のテロを予告していたかのような内容の作品です。
287テタ(7☆737):2007/07/15(日) 20:23:10
ニート1号さん、完走おめでとうございます。

『渋滞学』西成克裕 新潮選書 251p
車の渋滞だけでなく、あらゆるものの混雑、停滞の研究を呼びかけている。
【C】

『どうで死ぬ身の一踊り』西村賢太 講談社 211p
【C】
288半魚鳥(3910):2007/07/16(月) 00:16:34
テタさん、ニート1号さん、完走おめでとうございます。

「裁判官の爆笑お言葉集」 長嶺超輝 幻冬舎 217P
「ぼくのだいじなボブ」 トム・コーウィン 講談社 268P
「ジャニヲタ 女のケモノ道」 松本美香 双葉社 277P
「バンギャル ア ゴーゴー」 雨宮処凛 講談社 上巻443P、下巻461P
「終末のフール」 伊坂幸太郎 集英社 301P
289半魚鳥(3910):2007/07/16(月) 00:20:27
>>288
評価つけるの忘れてました…
「終末もフール」【B】、それ以外は【C】で。
290ニート1号(☆☆☆3189):2007/07/16(月) 01:51:45
ムツさん、テタさん、半魚鳥さん、ありがとうございます。
テタさん完走おめでとうございます。

『バーンスタインのデイトレード実践』 ジェイク・バーンスタイン パンローリング 296p 【C】
『トコトンやさしい石油の本』 藤田和雄監修 日刊工業新聞社 159p 【C】
『蹴る群れ』 木村元彦 講談社 341p 【B】
『天才のヒラメキを見つけた!』 日垣隆 WAC 251p 【C】 
『ウェブ人間論』 梅田望夫/平野啓一郎 新潮新書 203p 【C】 
『日本は世界で一番夢も希望もある国です!』 金美齢 PHP研究所 253p 【C】
『明日の発想学』 岡野雅行 リヨン社 239p 【C】
『BRICs 新興する大国と日本』 門倉貴史 平凡社新書 234p 【C】
『華僑烈々』 樋泉克夫 新潮社 314p 【C】

『渡邉恒雄 メディアと権力』 魚住昭 講談社文庫 503p 【B】
旺盛な闘争心、上昇志向、強烈なエゴで敵対するものを策略と人脈を駆使しながら蹴散らし
政治家と巨大新聞を牛耳っていく渡邉恒雄氏の半生が描かれたドキュメンタリーです。 
山崎豊子さんの小説に出てくる主人公のように
野心家のエリートが現実で激しい権力闘争を繰り広げていたとは驚きました。

『「マンガ嫌韓流」のここがデタラメ』 朴一/太田修 コモンズ 250p 【C】 
韓国人の考え方がわかるのは評価できると思います。若干聞くべきところもあるのかなと感じました。
ただ日本のナショナリズムは偏狭だと批難しますが、韓国のナショナリズムに言及がないのは疑問です。
291水無月(27☆6856) :2007/07/17(火) 08:45:48
('A`)さんいつも集計有難うございます。
りーすさん、ニート1号さん、テタさん完走おめでとうございます。
ムツさん有難うございます。

「神隠し三人娘 怪異名所巡り」 赤川次郎 集英社 p295 【C】
「その女の名は魔女 怪異名所巡り2」 赤川次郎 集英社 p231 【C】
「哀しみの終着駅 怪異名所巡り3」 赤川次郎 集英社 p204 【C】
 明るくてあまり怖くないホラー連作短編集。霊感バスガイドが本物の幽霊を見るツァーにご案内します。
「首切り坂」 相原大輔 光文社 p221 【C】
明治時代の雰囲気が良く出ています。本格ミステリだけどこれだけ雰囲気が良ければトリックはどうでもいい。
「人柱はミイラと出会う」 石持浅海 新潮社 p237 【C】
 山口雅也「日本殺人事件」みたいな、もう一つの現代日本を舞台にした連作短編集。
「密室の鍵貸します」 東川篤哉 光文社 p257 【C】
 烏賊川市シリーズ1作目。バカミスすれすれコミカルな本格ミステリ。
「密室に向かって撃て!」 東川篤哉 光文社 p257 【C】
 烏賊川市シリーズ2作目。ギャク度は1作目よりパワーアップ。
「完全犯罪に猫は何匹必要か?」 東川篤哉 光文社 p333 【C】
 烏賊川市シリーズ3作目。 このシリーズ、トリックは意外とまともなんです。
「館島」 東川篤哉 東京創元社 p336 【C】
 天才建築家設計の外観が六角形、内部に巨大螺旋階段の館で起こる不可能殺人。バカミスですけど。
「小森課長の優雅な日々」 室積光 双葉社 p334 【C】
 クライムノベルなのかな?面白いんだけど面白がっちゃいけないような気がする小説。
292水無月(27☆6856) :2007/07/17(火) 08:46:34
「インコは戻ってきたか」 篠田節子 集英社 p392 【C】
「道連れ彦輔」 逢坂剛 文藝春秋 p293 【C】
「天空のミラクル 月は迷宮の鏡」 村山早紀 ポプラ社 p281 【C】
「待ち望まれし者」上下 キャスリン・マゴーワン ソフトバンク・クリエイティヴ p304+p290 【C】
「ペギー・スー ドラゴンの涙と永遠の魔法」 セルジュ・ブリュソロ 角川書店 p312 【C】
「ドラゴンキーパー 最後の宮廷龍」 キャロル・ウィルキンシン 金の星社 p417 【C】
「石の海航海記」 雨宮雨彦 鳥影社 p164 【C】
「童話作家はいかが」 斎藤洋 講談社 p230 【C】
「徹底抗戦!文士の森」 笙野頼子 河出書房新社 p413 【B】
「忘れられる過去」 荒川洋治 みすず書房 p252 【C】
「文藝ガーリッシュ」 千野帽子 河出書房新社 p189 【C】
「ぼくらが惚れた時代小説」 山本一力・縄田一男・児玉清 朝日新書 p199 【C】
「独断流「読書」必勝法」 清水義範・西原理恵子 講談社 p377 【C】
「ライトのベル☆めった切り!」 大森望・三村美衣 大田出版 p247 【B】
「ファンタジー・ブックガイド」 石堂藍 国書刊行会 p238  【B】
「大学の話をしましょうか」 森博嗣 中公新書クラレ p185 【C】
「オタク女子研究 腐女子思想体系」 杉浦由美子 原書房 p214 【C】
「日本語はおもしろい」 柴田武 岩波新書 p203 【C】
293グラスホッパー(426):2007/07/18(水) 02:02:32
みなさん始めまして。遅読派ですが参戦させてください。
『100文字でわかる世界のニュース』橋本五郎 ベスト新書 P189 【C】
簡単に読めるイミダスといったところでしょうか。
『臨機応答・変問自在』森博嗣 集英社新書 P237 【C】
294グラスホッパー(805):2007/07/20(金) 17:38:04
『抄訳 ギリシア神話』 ロバート・グレイヴズ 椋田直子訳 PHP新書 P205【B】
簡潔に要点のまとめられたギリシア神話だと思った。古典文学などに必要なギリシア神話の知識はこれくらいで充分なのかな、と。
『スーパー鉄道模型 わが生涯道楽』原信太郎 講談社+α新書 P174【D】
ホビ−を論じたものとしても、自叙伝としてもいまひとつ。
295グラスホッパー(1217):2007/07/22(日) 01:30:38
連投になりましたね…。
『夫と妻』岩波新書 永六輔著 P207 【C】
夫婦に関する文よりも淡谷のり子にまつわるエピソードが面白かった。
『ドラえもん学』PHP新書 横山泰行著 P205 【E】
ドラえもん好きなら面白いかもしれないが…。
296ニート1号(☆☆☆4604):2007/07/24(火) 04:01:30
グラスホッパーさんはじめまして。これからよろしくお願いします。
水無月さん完走おめでとうございます。

『宗教と現代がわかる本2007』 渡邉直樹責任編集 平凡社 334p 【C】

『コンテンツの思想』 東浩紀 青土社 199p 【C】

『ヤバい経済学[増補改訂版]』 スティーブン・D・レヴィット/スティーブン・J・ダブナー 東洋経済 407p 【B】
統計上の数字から常識や社会通念上良いと思われていることが必ずしも良い結果を生む要因とは限らない
ということを経済的な分析を駆使して示したある意味身も蓋もない本です。まあ、私は好きですが。

『ウォール街のランダムウォーカー』 バートン・マルキール 日本経済新聞出版社 475p 【B】
主旨は「明日の株価は正確に予測できないし、株式の価値も計る事はできない。しかし株は歴史的に見れば必ず
値上がりしているのでインデックッスファンドを買い長期間保持していれば儲かる。」といったところでしょうか。
ポートフォリオ理論、行動ファイナンスについて丁寧に解説しているところは高く評価できると思います。
297バカハツ五郎(☆6819):2007/07/24(火) 05:34:46
「日本はなぜ敗れるのか」山本 七平著 角川書店 P.312 【B】
 かなり強烈な日本人批判。
 太平洋戦争答辞と現在の日本人の基本的な性格が殆ど変化していないことが再確認できた。
「マザー・テレサの真実」五十嵐 薫著 PHP P.244 【A】
 イエスは偉大である。
 イエスの教えは偉大である。
「大いなる眠り」チャンドラー著 東京創元社 P.279 【B】
 推理小説の歴史を変えた一冊。次はハメットを。
298りーす(30☆3340):2007/07/24(火) 08:06:55
ムツさん、水無月さん、有難うございます。
グラスホッパーさん、よろしくお願いします。
水無月さん完走おめでとうございます。

『オロロ畑でつかまえて』荻原浩(著)(集英社)225p【C】
デビュー作だからか、他作品と比べて拙いが、重いテーマじゃないので軽く読み流せる。

『なかよし小鳩組』荻原浩(著)(集英社)318p【C】
オロロ畑の続編。今回は暴力団小鳩組の仕事を請け負う羽目になる。

『ハードボイルドエッグ』荻原浩(著)(双葉社)393p【C】
ちょっとドジなハードボイルド男と婆さんの探偵物。ラストは驚愕の真実が。

『独白するユニバーサル横メルカトル』平山夢明(著)(光文社)294p【D】
救いの無い話と意味不明な話だらけ。ミステリーじゃないのに、
このミステリーがすごい! 第1位なのが謎。表紙だけが面白い。

『ミステリアスセッティング』阿部和重(著)(朝日新聞社)245p【B】
最新作にして、最高傑作な気がする。過酷な運命を背負わされた少女の物語。

『Mr.サイレント 仮想世界の優しい奇跡』早見裕司(著)(富士見ミステリー文庫)226p【C】
『Mr.サイレント2 自律世界の愛しい未来』早見裕司(著)(富士見ミステリー文庫)233p【C】
『Mr.サイレント3 夢現世界の熱い予感』早見裕司(著)(富士見ミステリー文庫)236p【C】
『Mr.サイレント4 心象世界の幸せな景色』早見裕司(著)(富士見ミステリー文庫)247p【C】
『Mr.サイレント5 愛情世界の聖なる希望』早見裕司(著)(富士見ミステリー文庫)252p【C】
引き篭もり少年とフリーター少女がネット上の些細な事件を解決する。

『チョコレートコスモス』恩田陸(著)(毎日新聞社)516p【C】
演劇を舞台にした物語。最近の恩田陸作品中では、かなり出来が良いのでは?

『エロマンガ島の三人』長嶋有(著)(エンターブレイン)197p【C】
エロマンガ島でエロマンガを読もうという馬鹿な企画で、三人は南の島へ。
299ですな(9☆5309):2007/07/25(水) 00:10:13
ダイアナ・ウィン・ジョーンズ「ダークホルムの闇の君」創元推理文庫496p
多世界の設定を説明せずに分からせるのが達者ですな【B】

ロバート・チャールズ・ウィルソン「世界の秘密の扉」創元SF文庫445p
陰鬱な雰囲気【C】
300一年生(581):2007/07/25(水) 11:24:12
はじめまして。今日から参加させていただきます
とりあえず、最近読んだ本を

【C】「まともな男になりたい」里中哲彦 (ちくま新書) 221p
【C】「こういう男になりたい」勢古浩爾 (ちくま新書) 202p
どちらも中庸をわきまえた男の魅力を説く
【B】「読書について 他2篇」 (岩波文庫) 158p
読書だけでなく、思索が必要。やたらな乱読は無意味
301ムツ(2☆254):2007/07/25(水) 20:59:02
グラスホッパーさん、1年生さん、よろしくお願いします。

「きみが魔法使い」花衣 沙久羅 集英社 252p【C】
「逃げちまえ!」野梨原 花南 集英社 242p【C】
「あきらめろ!」野梨原 花南 集英社 217p【C】
「アリソン1」時雨沢 恵一 メディアワークス 363p【C】
「アリソン2」時雨沢 恵一 メディアワークス 361p【C】
「アリソン3」時雨沢 恵一 メディアワークス 221p+214p【C】
「バイトでウィザード1」椎野 美由貴 角川書店 280p【C】
302グラスホッパー(1666):2007/07/25(水) 22:57:10
ニート1号様、りーす様、皆様どうぞご指導下さい。一年生様はじめまして。そしてムツ様、完走ですね、おめでとうございます。
『頭のいい人の習慣術』小泉十三著 カワデ夢新書 P219 【C】
ベストセラーを今頃読みましたw
『遺伝子で診断する』中村祐輔著 PHP新書 P230 【D】
いかんせん情報が古くなってますね。面白かったんですが…。
303一年生(835):2007/07/27(金) 20:27:33
みなさん、宜しくお願いします
ここは、とても有意義なスレですね。どうか色々教えてください

【B】『マリア様がみてる フレームオブマインド』今野緒雪 (コバルト文庫) 254p
本筋から離れて、短編で息抜きはアリです
304一年生(1194):2007/07/28(土) 11:13:35
【D】『荒野の恋』 桜庭一樹 (ファミ通文庫) 約150p
【D】『アーモンド入りチョコレートのワルツ』 森絵都 (角川文庫) 209p
どちらも、どうも好みではない
305HANA(25☆8884):2007/07/29(日) 07:36:51
九夜草さん>貴重な情報感謝です。
('A`) さん>いつもありがとうございます。
水無月さん、ニート1号さん>ありがとうございます。
水無月さん、りーすさん、ニート1号さん、テタさん、完走おめでとうございます。
グラスホッパーさん、一年生さん>これからよろしくです。

『銀河英雄伝説3 雌伏編』 田中芳樹 創元SF文庫 344p【C】
『膨張中国』 読売新聞中国取材団 中公新書 223p【C】
『動物妖怪譚(上・下)』 日野巌 中公文庫 327+331【B】
『幽vol.7』 メディアワークス 384p【B】
『モンスター映画の誕生』 児玉数夫 青弓社 243p【C】
『殺人狂時代の幕開け』 コリン・ウィルソン 青弓社 195p【C】
『情熱の殺人』 コリン・ウィルソン 青弓社 213p【C】
『超怖い話Κ(カッパ)』 平山夢明 竹書房文庫 223p【C】
『建築探偵の冒険』 藤森照信 ちくま文庫 362p【B】
『東京伝説 溺れる街の怖い話』 平山夢明 竹書房文庫 223p【C】
306HANA(26☆1365):2007/07/29(日) 07:49:13
『電気女』 立花種久 パロル社 599p【D】
『ふりむいてはいけない』 平山夢明 ハルキ・ホラー文庫 221p【C】
『怖い本7』 平山夢明 ハルキ・ホラー文庫 206p【C】
『百物語怪談会』 東雅夫・編 ちくま文庫 346p【B】
『隣之怪 木守り』 木原浩勝 メディアワークス 247p【C】
『なまなりさん』 中山市朗 メディアワークス 187p【D】
『怖い人1』 平山夢明 ハルキ・ホラー文庫 204p【C】
『日本の殺人者』 蜂巣敦 青林工藝社 257p【C】
『中国「反日」の虚妄』 古森義久 文春文庫 214p【C】
307テタ(7☆1391):2007/07/29(日) 17:52:25
水無月さん、りーすさん、ムツさん、完走おめでとうございます。

『スーパーコンピューターを20万円で創る』伊藤智義 集英社新書 235p
昔少し話題になった、コンピューターの専門家でない四人が天文計算に特化した
スーパーコンピューターを自前で作り上げたときの記録。著者はその四人のひとり。
【B】

『オイディプス王』ソポクレス 岩波文庫 134p
ギリシア悲劇。【B】

『生物と無生物のあいだ』福岡伸一 講談社現代新書 285p
分子生物学の歴史をたどりつつ、生命とは何かを考察する。
自己複製するシステムと捉えるだけでよいのだろうか、と。【B】
308ニート1号(☆☆☆6840):2007/07/31(火) 12:32:09
一年生さんはじめまして。これからよろしくお願いします。
りーすさん、ムツさん、HANAさん、完走おめでとうございます。
HANAさんありがとうございます。

『欲望と幻想の市場』 エドウィン・ルフェーブル 東洋経済新報社 341p 【B】
『統計数字を疑う』 門倉貴史 光文社新書 275p 【C】
『M2:ナショナリズムの作法』 宮台真司/宮崎哲弥 インフォバーン 345p 【C】
『ゲーム的リアリズムの誕生』 東浩紀 講談社現代新書 339p 【C】
『不撓不屈』 高杉良 新潮社 390p 【C】
『大地の咆哮』 杉本信行 PHP研究所 【B】
『世界征服は可能か?』 岡田斗司夫 ちくまプリマー新書 190p 【B】
309一年生(1413):2007/07/31(火) 12:53:43
【D】『図解雑学 倫理』 鷲田 小弥太 (ナツメ社) 219p
入門書だからか、どうもすっきりしない
分かりやすさでは劣るが、高校生の教科書のほうがためになるかも?
310HANA(26☆2598):2007/07/31(火) 14:05:41
ムツさん、完走おめでとうございます。
ニート1号さん、ありがとうございます。

『江戸・王権のコスモロジー』 内藤正敏 法政大学出版局 344p
徳川幕府がいかにして呪的に王権を維持しようとしたかを、日光を中心に論じている。
それにしても徳川家康神格化に、天海がこれほど関わってるとは思わなかった。
日光の地理や行事に隠された意味を読み解いているのはなかなか興味深い。【C】

『逝きし世の面影』 渡辺京二 平凡社ライブラリー 604p
江戸・明治に来日した外国人を手がかりに「滅び去った文明」を論じている。
手の届かなくなったものに対するノスタルジーのような気もするが、それを差し引いても十分に面白く読める。
著者の目的が現状に対する異議申し立てだとすると、十分に成功してると思った。【B】

『「人」を食う中国人、割を食う日本人』 五十嵐らん ワニブックス 285p
中国で働いている人のブログの著作化。
中国人のアレな面が実体験として綴られていて面白い。しかし中国人よりアレな韓国人も凄いな。
個人的には例の反日暴動の状況をもっと書いて欲しかった。
北京オリンピック、今から楽しみである。(斜め上を期待して)【B】
311水無月(28☆3359) :2007/07/31(火) 19:02:29
グラスホッパーさん、一年生さん、はじめまして。よろしくお願いします。
りーすさん、ムツさん、HANAさん、完走おめでとうございます(りーすさん30周目ですね!)。
ニート1号さん、りーすさん、テタさん、ありがとうございます。

「ハリー・ポッターと賢者の石」 J・K・ローリング 静山社 p450 【B】
「ハリー・ポッターと秘密の部屋」 J・K・ローリング 静山社 p497 【B】
「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」 J・K・ローリング 静山社 p563 【B】
「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」上下 J・K・ローリング 静山社 p552+p568 【B】
「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」上下 J・K・ローリング 静山社 p456+p693 【B】
「ハリー・ポッターと謎のプリンス」上下 J・K・ローリング 静山社 p458+p500 【B】
ハリー・ポッター再読しました。「謎のプリンス」の終わりまで一度は読了した後の全巻通読なので、
1巻目から、全巻通しての伏線が引いてあることがよくわかります。全世界で3億部も納得。
ただやっぱり訳はよくない。一人称にダンブルドア校長には「わし」の爺語、スネイプ先生には「我輩」の書生語、
ヴォルデモート卿に至っては「俺様」の悪者語を使わせるとは。日本語のセンスは最低だし、登場人物の性格無視だし。

312水無月(28☆3359) :2007/07/31(火) 19:03:46
「ヒラーズキープ」上下 ヴィクトリア・ハンリー あかね書房 p308+p299 【C】
 「水晶玉と伝説の剣」の続編。でも前作ではヒロインに先き見の力があるくらいだったのに、
 続編では、いきなり超能力者たちのスピリチュアルバトル全開になってます。
 この超能力者たち、これだけ能力があるのに、前作では隠れ過ぎ何もしなさ過ぎ不自然。
 世界観が全然違うのだから、繋げて続編にしないで別の話にした方がよかったのに。
「サイン会はいかが? 成風堂書店事件メモ」 大崎梢 東京創元社 p251 【C】
 日常の謎系のミステリ。書店日常業務の描写が本好きにはちゃちい謎解きより楽しいです。
「江戸川乱歩賞と日本のミステリ」 関口苑生 マガジンハウス p398 【C】
 第45回平成11年までの乱歩賞についての評論。自分が思ったより乱歩賞を網羅していたんだと知りました。
「かんたん短歌の作り方 ますの短歌教を信じますの?」 枡野浩一 筑摩書房 p242 【C】
「かなしーおもちゃ あるある短歌1」 枡野浩一 インフォバーン p168 【C】
「ハッピーロンリーウォーリーソング」 枡野浩一 角川文庫 p186 【C】
「だます心 だまされる心」 安斎育郎 岩波新書 p184 【C】


313りーす(30☆5609):2007/07/31(火) 23:32:09
一年生さん、よろしくお願いします。
ムツさん、HANAさん、おめでとうございます。
HANAさん、テタさん、ニート1号さん、水無月さん、ありがとうございます。

『エンデュミオンエンデュミオン』平谷美樹(著)(角川春樹事務所)411p【C】
エリエリ・シリーズの最初にして長編デビュー作。集合無意識を描いたSF。

『ダーティ・ワーク』絲山秋子(著)(集英社)188p【C】
最新作の連作短編。この作者の作品ではそれなりに良い。
混乱させる様な視点変更と主人公の一人語りがちょっとウザイ。

『エンジェル』石田衣良(著)(集英社)286p【C】
幽霊となった男が、自らの死の秘密を解く。文章は上手いけど中身は薄味。

『密告』真保裕一(著)(講談社文庫)581p【C】
『夏の災厄』篠田節子(著)(文春文庫)602p【B】
『家族の絆』鈴木光司(著)(PHP研究所)201p【C】
314りーす(30☆9759):2007/07/31(火) 23:45:18
『クロノス・ジョウンターの伝説』梶尾真治(著)(朝日ソノラマ)221p【C】
図書館に初版しかなかったので、最初の二話しか読めず……。

『きみがいた時間 ぼくのいく時間―タイムトラベル・ロマンスの奇跡―』梶尾真治(著)(朝日ソノラマ)237p【C】
タイムスリップを題材にした四篇。過去改変のパラドックスが解消されていない部分もあるけど、
ハードなSFではなくサブタイトルにもある通りロマンス重視ですから。

『ららのいた夏』川上健一(著)(集英社文庫)367p【C】
驚異的な速さで走るららは爽快だが、ご都合主義な展開が多すぎでリアリティに欠ける。
『幸福らしきもの』原田宗典(著)(集英社文庫)290p【B】
『少年のオキテ』原田宗典(著)(集英社文庫)221p【B】
やはり原田宗典は小説よりもエッセイのほうが面白い。

『パンドラの選択』景山民夫(著)(中公文庫)391p【C】
『ゴールドラッシュ』柳美里(著)(新潮文庫)398p【C】
『男』柳美里(著)(新潮文庫)234p【C】
『ネットで勝つ』中谷彰宏(著)(ダイヤモンド社)263p【C】
『クリムゾンの迷宮』貴志祐介(著)(角川ホラー文庫)393p【C】
『思考スピードの経営』ビル・ゲイツ(著)(日経ビジネス人文庫) 658p【C】
『海の向こうで戦争が始まる』村上龍(著)(講談社)221p【C】
『リトルMyメイド』布施はるか(著)(パラダイム)256p【D】
315真空(☆☆☆☆2616):2007/07/31(火) 23:54:03
HANAさん、ニート1号さん、テタさん、ムツさん、水無月さん、どうもありがとうございます。
('A`)さん、いつも集計ありがとうございます。

『ミステリー倶楽部へ行こう』山口雅也 講談社文庫 516p【B】
雑誌に寄稿したものや解説をまとめたミステリのエッセイ集。
博覧強記と凄まじい熱意を感じました。

『迷宮学事件』秋月涼介 講談社ノベルス 192p【D】
題材は悪くないと思いますが、生かしきれていません。

『悪夢のカーニバル』レイ・ブラットベリ 徳間文庫 379p【C】
初期短編集。ブラッドベリのミステリはあんまり面白くないです……。

『三つの小さな王国』スティーヴン・ミルハウザー 白水Uブックス 288p【B】
中編小説集。偏執狂的なこだわりを持った天才肌の芸術家、職人の描写は
相変わらずおそろしく緻密でいて幻想的。素晴らしい。

『失踪症候群』貫井徳郎 双葉文庫 349p【C】
サスペンス。前半は遅いものの後半はまあまあ。
316りーす(31☆1044):2007/08/01(水) 11:29:02
水無月さん、おめでとうございます。

いよいよ八月。「たなぞう」という読書コミュニティの企画で、スタッフの方が
集英社のナツイチ全冊読破(102冊)に挑戦されてますが、残り一ヶ月で読みきれるのか!?
ちょっと心配しつつ、こっそり覗いてます。ひと夏で100冊以上というのは凄い。

『こどもの一生』中島らも(著)(集英社文庫)420p【C】
中島らもは傑作が書けたと自賛しているが、どうも微妙。
ホラーだと聞いていたのに怖くないし、大人が催眠術でこどもになるから
話し言葉がひらがなだらけで非常に読みにくい。

『建てて、いい?』中島たい子(著)(講談社)177p【C】
またしても中年ギリギリな三十路半ば女性が主人公。
読ませる力量はあるけど、毎度同じパターンだと飽きてくる。

『新釈 走れメロス』森見登美彦(著)(祥伝社)219p【C】
他人の褌で相撲取ってる感じで微妙だけど、一作だけならこういうのも良いのでは?

『ラッシュライフ』伊坂幸太郎(著)(新潮社)469p【B】
バラバラな5つの物語が、最後でひとつに収束するのは見事!
317グラスホッパー(2368):2007/08/02(木) 02:08:26
HANAさん完走ですね、おめでとうございます。
『大往生』永六輔著 岩波新書 P199 【D】
またもベストセラーを今頃…。でも105円で読めるのがいいところ。
『悠悠おもちゃライフ』 森博嗣著 講談社文庫 P237 【B】
おもちゃに対するコラムが、森節で面白かった。写真を眺めるだけでも楽しい本です。
『臨機応答・変問自在2』 森博嗣著 集英社新書 P266 【D】
前作からのパワーダウンは否めない。
318バカハツ五郎(☆8214):2007/08/02(木) 06:16:59
「なぜ、通販で買うのですか」斉藤 駿著 集英社新書 P.271【C】
 何故なんでしょうね、ほんとうに。
「山本周五郎のことば」 清原 康正著 P.189 【A】
 これから、山本周五郎の小説を読みたいと思います。これまで全く読んだことがありませんでしたので。
「成功はゴミ箱の中に」クロック著 プレジデント社 P.386 【B】
 52歳で転職して大金持ちになったマクドナルドの創業者の自伝。
「ジャッカルの日」フォーサイス著 角川文庫 P549 【A】
 この作品が発表されて、何年になるのかな。今頃になって読みました。構成が面白い。フランスの戦後の植民地政策も勉強になります。
319('A`):2007/08/03(金) 02:59:07
7月1日〜7月31日までの集計です。

1位…水無月選手(14408P)【2/45位】
2位…りーす選手(12617P)【1/45位】
3位…ニート1号選手(8521P)【16/45位】
4位…ムツ選手(7237P)【20/45位】
5位…HANA選手(6782P)【3/45位】
6位…半魚鳥選手(2844P)【36/45位】
7位…ですな選手(2198P)【6/45位】
8位…かえるくん選手(1753P)【4/45位】
9位…真空選手(1724P)【13/45位】
10位…バカハツ五郎選手(1696P)【23/45位】
11位…テタ選手(1684P)【8/45位】
12位…グラスホッパー選手(1666P)【40/45位】
13位…一年生選手(1413P)【41/45位】

夏は図書館で涼みながらの読書が好き('A`)
320(*'A`)<こちらは実況です!:2007/08/03(金) 03:00:21
(*'A`)<りーす選手が30回目の完走です!(※史上初!)
(*'A`)<水無月選手が28回目の完走です!
(*'A`)<HANA選手が26回目の完走です!
(*'A`)<テタ選手が7回目の完走です!
(*'A`)<ニート1号選手が3回目の完走です!
(*'A`)<ムツ選手が2回目の完走です!


(*'A`)<ニート1号選手が、17位から16位に順位を上げました!
(*'A`)<ムツ選手が、25位から20位に順位を上げました!
(*'A`)<半魚鳥選手が、39位から36位に順位を上げました!
(*'A`)<グラスホッパー選手が、圏外から40位に順位を上げました!
(*'A`)<一年生選手が、圏外から41位に順位を上げました!

http://dokusyomarason.blog76.fc2.com/
321半魚鳥(5571):2007/08/03(金) 23:40:24
グラスホッパーさん、一年生さん、これから宜しくお願いします。
水無月さん、HANAさん、完走おめでとうございます。
('A`)さん、ありがとうございます。

「鴨川ホルモー」 万城目学 産業編集センター 281P 【C】
もっとコメディというかそんな感じを期待していたが…。

「花宵道中」 宮木あや子 新潮社 251P 【B】
R18だとは知らず。人物が多すぎる。でも好きな類の話。

「みずうみ」 いしいしんじ 河出書房新社 280P 【E】
まったく入り込めずに読み終わった。わかりにくい。

「新食べやせ革命」 伊達友美 大和出版 157P 【C】
そんな都合よくいくわけがない。でも理想のダイエットだわな。

「となりの姉妹」 長野まゆみ 講談社 219P 【C】
謎解きがおもしろかった。姉妹にも惹かれる。

「EXIT」 雨宮処凛 新潮社 220P 【C】
痛い。けど生臭い。そこが逆に良かったのかも。

「博士の愛した数式」 小川洋子 新潮社 253P 【A】
号泣した。無邪気な博士が愛しくなった。
322グラスホッパー(2796):2007/08/04(土) 02:26:02
水無月さん、リースさん完走おめでとうございます。
(*'A`)さん集計お疲れ様です。僕は初めて集計されたので励みになります。
『親と子』永六輔著 岩波新書 P192 【D】
書名とは離れて、平和、戦争の罪についての記述のほうが印象的。まあ、子供たちに残してあげたいんだけどさ、平和。
『新語死語流行語 −こんな言葉を生きてきた』 大塚明子著 イミダス編 集英社新書 P236 【C】
時代というのは大きな流れや小さな伏線ががあるにしろ、断続的に発生しているものなんだなーという感慨を…。
323バカハツ五郎(☆9735):2007/08/04(土) 06:48:08
「敗者のゲーム」エリス著 P.229 日本経済新聞社 【A】
 せめて、今から15年前に読んでおきたかった。これから、株式投資とか債券に投資したい人は是非お読みください。
「売文生活」日垣 隆著 P.266 ちくま新書 【A】
 筆一本であえ畏敬を立てるというのは非常に困難を伴うということが書いてある。サラリーマンが楽でいいか。食うだけなら。
「鉄道ひとつばなし」原 武史著 講談社現代新書 P.271 【B】
 鉄道を色々な角度から見ている。
 幅が広すぎて中身が薄い感じ。新書だからしかたないのか。
「知的ストレッチ入門」 日垣 隆著 大和書房 P.221 【C】
 で、知的ストレッチとは?
「深夜特急 1 香港・マカオ」 沢木 耕太郎著 P.238 【A】
 マカオでの大小博打の描写は圧巻。久しぶりで香港へ行きたくなってきた。
「危機管理最前線」 佐々 敦行著 文春文庫 P.296【B】
 国家の危機管理に関する本。
 僕たちのような普通の国民の危機管理はどうすれば良いのか?佐々さん教えて。


リースさん、快挙達成おめでとうございます。
324バカハツ五郎(☆☆133):2007/08/04(土) 16:14:48
「透明人間の告白」(上)セイント著 新潮文庫 P.398【B】
 令によってプロローグの部分が長い。
 食物の消化に要する時間についての説明が詳細。
325テタ(7☆1867):2007/08/05(日) 07:54:30
('A`)さん、いつも集計ありがとうございます。
バカハツ五郎さん、完走おめでとうございます。

『論より詭弁』香西秀信 光文社新書 193p
論理的思考は対等でない人間関係では機能しにくい。
そこで、レトリックを。【C】

『生き物屋図鑑』盛口満 木魂社 283p
一線を越えた生き物好きの生態。【C】
326バカハツ五郎(☆☆337):2007/08/05(日) 10:09:56
テタさん、ありがとうございます。

「タバコは百害あって一利なしのウソ」洋泉社 武田 良夫著 P.204 【A】

 タバコの害についてもっと広い観点から論ずるべきだと論じている。
327ムツ(2☆1541):2007/08/05(日) 21:49:07
グラスホッパーさん、テタさん、ニート1号さん、HANAさん、水無月さん、りーすさん、ありがとうございます。
HANAさん、水無月さん、りーすさん、バカハツ五郎さん、完走おめでとうございます。
('A`)さん、いつも集計ありがとうございます。

「図南の翼 十二国記」小野 不由美 講談社 425p【C】
「黄昏の岸 暁の天〈上〉〈下〉十二国記」小野 不由美 講談社 242p+255p【C】
「華胥の幽夢 十二国記」小野 不由美 講談社 365p【C】
328バカハツ五郎(☆☆626):2007/08/06(月) 06:13:52
「郵便局を訪ねて1万局」 佐滝 剛弘著 光文社文庫 P287【C】

 世の中には色々とコレクションする対象があるんだね。
 郵便局の風景印。その存在sすら知りませんでした。
329バカハツ五郎(☆☆893):2007/08/07(火) 05:55:24
「なんでそーなるの」萩本 欽一著 日本文芸社 P.267【A】

  コント55号欽ちゃんの自伝
330グラスホッパー(3727):2007/08/07(火) 12:27:56
バカハツ五郎さん、完走おめでとうございます。
『児童虐待 −現場からの提言』川崎二三彦著 岩波新書 P226【B】
児童虐待問題の現場と法律の乖離が問題点。頑張れ児童相談所!
『MORI LOG ACADEMY5 なんとなくクリスマス』森博嗣著 
メディアファクトリー P355【C】
『MORI LOG ACADEMY6 指揮者必衰のおことわり』森博嗣著
メディアファクトリー P350【C】
趣味道に邁進できる人っていいなー、という感想だけが残る日記。
331ニート1号(☆☆☆9259):2007/08/07(火) 14:37:44
('A`)さん、いつも集計ありがとうございます。
水無月さん、りーすさん、バカハツ五郎さん、完走おめでとうございます。

『特捜検察の闇』 魚住昭 文春文庫 290p 【C】
『昭和史入門』 保阪正康 文春新書 244p 【C】
『真説光クラブ事件』 保阪正康 角川書店 308p 【C】
『野中広務 差別と権力』 魚住昭 講談社文庫 435p 【B】
『硫黄島栗林忠道大将の教訓』 小室直樹 WAC 222p 【C】
『中国がうまくいくはずがない30の理由』 福井義高 徳間書店 202p 【C】
『日本を滅ぼす経済学の錯覚』 堂免信義 光文社ペーパーバックス 264p 【B】
『数式を使わないデータマイニング入門』 岡嶋裕史 光文社新書 211p 【C】
『続中国人と日本人』 林思雲+金谷譲 日中出版 243p 【B】
332一年生(1813):2007/08/07(火) 21:12:12
('A`)さん、いつも無償での集計、お疲れさまです、ありがとうござます

【B】『カレン坂高校 可憐放送部』 鈴本紅/ひびき玲音 (コバルト文庫) 205p
以前から楽しみにしていたものなので、ちょっと贔屓目にみてB
【C】『人間嫌いのルール』 中島義道 (PHP新書) 195p
以前から中島先生の著作を読んでいれば、特に読む必要はないかなあ

お盆からはバイトが休みになるので、古典を中心に読書したいと思います
333テタ(7☆2225):2007/08/10(金) 10:08:12
『数理解析のパイオニアたち』V・I・アーノルド シュプリンガー・フェアラーク東京 151p
ニュートンやそのライバルたちが、現代の目から見てどこまで到達してたのか。
その時代を超えた凄さを伝える。【C】

『猫のベンジャミンのイギリスだより』関谷里美 集英社be文庫 207p
【C】
334一年生(2525):2007/08/10(金) 18:18:41
【C】『ヘッセの読書術』ヘッセ 訳:岡田朝雄 (草思社) 238p
良い本の敵は、本を軽蔑する人や字の読めない人でなくて、乱読者
【D】『公立炎上』上田小次郎 (光文社) 230p
公立学校は監獄だ、子供を公立に通わせるのは虐待だ
【C】『学歴社会のローカルトラック』 吉川徹 (世界思想社) 244p
山陰の田舎の進学校、卒業生たちのその後を追う
335HANA(26☆3323):2007/08/11(土) 08:52:29
('A`) さん、いつも集計ありがとうございます。
水無月さん、りーすさん、グラスホッパーさん、半魚鳥さん、ムツさん、ありがとうございます。
水無月さん、りーすさん、バカハツ五郎さん、完走おめでとうございます。

『禍家』 三津田信三 光文社文庫 324p
少年が引っ越してきた家に起る怪奇譚。
これだけ書けばよくあるホラーであるが、ミステリとしての罠を張り巡らしているため油断が出来ない。
途中まで怪異の中心と目されていたものが、ひっくり返る快感を味わった。
しかしこの作者、本当にミステリとホラー絡ませるのが上手いな。【B】

『祭られた人々』 普遊社 147p
2ちゃんで騒ぎになった騒動とその主役を紹介している。
明らかにちゃんねらーもやり過ぎだけど、祭られてる主役もあまりに痛い人が多い。
店員を殴りつける浦安鉄拳家族、在日医師RED、極めつけは中国人釣り。
どっちもなんだかなあ^^;【C】

『タブーに挑む民俗学』 中山太郎 河出書房新社 254p
人柱、差別、憑物といった分野に関する論文集。
柳田国男が切り捨てて来た、性に関する民俗などが語られる部分が特に興味深い。
「田植えに女を殺す土俗」などは論理が飛躍しているような気もするけど・・・
知らなかった習俗などが、多く収録されていて教えられる事が多かった。【B】
336りーす(31☆4751):2007/08/11(土) 14:31:13
('A`)さん、集計ありがとうございます。
バカハツ五郎さん、おめでとうございます。
グラスホッパーさん、バカハツ五郎さん、ムツさん、ニート1号さん、HANAさん、ありがとうございます。

『灰色のアイリス』岩田洋季(著)(電撃文庫)325p【D】
『灰色のアイリスU』岩田洋季(著)(電撃文庫)287p【D】
『灰色のアイリスV』岩田洋季(著)(電撃文庫)355p【D】
『灰色のアイリスW』岩田洋季(著)(電撃文庫)355p【D】
『灰色のアイリスX』岩田洋季(著)(電撃文庫)339p【C】
異空眼を持つ者の戦い。最後は上達して読めるようになったが、出だしのほうは相当酷い。
片目に特殊能力があるという設定なので、キャラがオッドアイだらけのインフレ状態。

『密航者、月へ行く。―ベーカー・マティジュの繁盛記』都築由浩(著)(角川スニーカー文庫)284p【C】
『学院衛星を救え!―ベーカー・マティジュの繁盛記』都築由浩(著)(角川スニーカー文庫)254p【C】
SF風ラノベだが、非常に中途半端なままでシリーズが終わっている。多分、打ち切りかと……。

『イルカの島』アーサー・C・クラーク(著)(創元SF文庫)229p【C】
イルカと少年のふれあいを描いた海洋SF小説。あまりSFっぽくない。

『時の風に吹かれて』梶尾真治(著)(光文社)306p【C】
表題作はともかく、ちょっと馬鹿っぽい短編が多くて微妙。

『大きな熊が来る前に、おやすみ。』島本理生(著)(新潮社)201p【C】
だいぶ上手くなってきたけど、芥川賞にはまだ届かない。

『ヤバイ経済学』スティーヴン・D・レヴィット、スティーヴン・J・ダブナー(著)(東洋経済新報社)296p【C】
『ひとり旅は楽し』池内紀(著)(中公新書)207p【C】
『ふしぎの国のアリス』はやのみちよ、ぽっぷ(著)(ポプラ社)39p【C】
『JR脱線事故からの生還』内藤友子(著)(本の泉社)230p【C】
337無名草子さん:2007/08/11(土) 17:07:16
HANA(26さん ニート一号さん グラスホッパーさん リースさん
ありがとうございます

「世界の半分が飢えるのはなぜ?」 ジグレール著 合同出版 P.182 【A】

 飢えをテーマにして世界の国々の力関係をとても分かりやすく説明しています。
338バカハツ五郎(☆☆1075):2007/08/11(土) 17:09:33
HANA(26さん ニート一号さん グラスホッパーさん リースさん
ありがとうございます

「世界の半分が飢えるのはなぜ?」 ジグレール著 合同出版 P.182 【A】

 飢えをテーマにして世界の国々の力関係をとても分かりやすく説明しています。

名前を書くのを忘れちゃいました。

339一年生(2980):2007/08/11(土) 19:43:07
【C】『ひらきこもりのすすめ2.0』 渡部浩弐 (講談社BOX) 241p
とっても面白いのですが、やや楽観的?
【D】『他人を見下す若者たち』 速水敏彦 (講談社現代新書) 214p
2ちゃんねらーは仮想的有能感が高いそうです
340グラスホッパー(4163):2007/08/12(日) 02:24:18
暑いですね。皆さん健康を損ないませんよう。
『いま始めるクラシック通への10の扉』山本一太著 講談社+α新書 (P237)【B】
定石や定番の曲目を押さえるというよりは、聴き心地のいいメロディアスなクラシックを紹介するといったもの。
『「多動性障害」児 −「落ち着きのない子」は病気か?』榊原洋一著 講談社+α新書 (P199)【B】
多動性障害の症状、治療法を扱ったもの。
341一年生(3223):2007/08/12(日) 19:18:32
【A】『チップス先生さようなら』 ヒルトン (新潮文庫) 119p
淡々としているけれど、心に残るお話
チップス先生のようになりたい……
【B】『老人と海』 ヘミングウェイ (新潮文庫) 134p
342ムツ(2☆2043):2007/08/13(月) 19:41:38
「水上のパッサカリア」海野 碧 光文社 345p【C】
「国のない男」カート・ヴォネガット 日本放送出版協会 157p【C】
343ニート1号(☆☆☆☆533):2007/08/15(水) 02:47:47
『ニッポン・サバイバル』 姜尚中 集英社新書 237p 【C】
ネットユーザーからの幸せとは、仕事とは、など10の身近な問題について姜氏が答える体裁をとっています。
左翼的な観点から語られているのかと思ったら、意外に地に足が着いている語り口でした。

『学ぶ人オシムに学ぶ』 週刊サッカーマガジン編集部編著 ベースボール・マガジン社 207p 【C】 
オシム監督は「トータル・フットボール」を目指しているとこの本には書かれていますが
アジアカップを見ると完成は遠そうですね。

「イビチャ・オシムの真実』 ゲラルト・エンツィンガー/トム・ホーファー エンターブレイン 219p 【C】
オーストリアの記者が書いたオシム監督の評伝。

『インテリジェンス 武器なき戦争』 手嶋龍一/佐藤優 幻冬舎新書 230p 【B】
日本が行ってきた情報収集や各国の情報機関の活動が語られていて興味深く読みました。

『最高支配層だけが知っている日本の真実』 副島隆彦編著 成甲書房 381p 【D】
ロックフェラー、ロスチャイルドなど欧米の金融資本が世界を支配していて歴史的にも日本はその下請けに過ぎないという観点を土台に主張が
組み立てられています。日露戦争時の日本海海戦もイギリスの観戦武官が指揮していたし、明治維新もイギリスの指図で行われたそうです。
陰謀論の本ですが、ある意味突き抜けていますね。
344テタ(7☆2585):2007/08/15(水) 08:21:09
ニート1号さん、完走おめでとうございます。

『ネコジャラシのポップコーン』盛口満 木魂社 246p
ネコジャラシはあわの祖先種。ならばネコジャラシも食べられるはず。
というように、植物とその作物化を食べてみることによって考える。
【C】

『ブックガイド 文庫で読む科学』岩波編集部 岩波科学ライブラリー 114p
【D】
345一年生(3796):2007/08/16(木) 20:36:17
【C】『問題のない私たち』 牛田麻希 (コバルト文庫) 311p
【B】『グレート・ギャッツビー』 フィッツジェラルド 訳:野崎孝 (新潮文庫) 262p
346ムツ(2☆2688):2007/08/16(木) 22:27:06
ニート1号さん、完走おめでとうございます。

「真乗」奈良 康明 中央公論新社 393P【C】
「子どもと歩く子どもと生きる」岡村 遼司 駒草出版 252p【C】
347HANA(26☆4319):2007/08/17(金) 06:22:43
ニート1号さん、完走おめでとうございます。

『クトゥルー12』 H・P・ラヴクラフト他 青心社文庫 324p
シリーズ12作目。
「湖底の恐怖」「首切り入り江の恐怖」がB級っぽくて好み。
ダーレスの「イタカ」は完全に同じパターンのが他にあったように思う。
H・P・Lの初期の作品は流石。【C】

『性の猟奇モダン』 秋田昌美 青弓社 204p
大正から戦後までの「エロ・グロ・ナンセンス」を検証した一冊。
一番面白い部分はやっぱ大正の梅原北明が活躍した部分かなあ。
異常に読んでみたい本が多数紹介されてるけど、手に入れるのが難しそうである。【C】

『京都異界の旅』 志村有弘・編 勉誠出版 267p
京都を異界、怨霊、呪術者のテーマ別に紹介している。
紹介されているのも異界だと一条戻橋、羅城門。怨霊も道真、早良親王といった有名どころが多い。
入門書として適当だと思われる。【C】

『黒本 平成怪談実録』 福澤徹三 新潮文庫 201p
実録怪談集。
実話怪談も書いた人によって、それぞれの好みがわかるのが面白い。
この人の場合、幽霊に端を発する怖いより奇妙な話が多いように思われる。
安いので、実話怪談に興味がある人はこれから読んでみたらいいと思う。【C】
348HANA(26☆5207):2007/08/17(金) 06:44:34
『野村胡堂探偵小説全集』 野村胡堂 作品社 486p
銭形平次の作者が書いた探偵小説を収録。
宝探し、未知の機械、といったジャンル分離以前の探偵小説ならではの小道具が面白く感じた。
全編「です・ます」調なのが多少気になるけど、子供向けの方ではそれが逆になる。
長編二作が中絶なのが惜しまれる。「九つの鍵」気になるよ〜。【C】

『99年の滅亡を夢見て』 許光俊・編 青弓社 178p
1999年、人類が滅亡するという話が流れた時期がかつてあった。
執筆者それぞれの立場から、滅亡というモノについて述べている。
個人的には宮崎哲弥、堀切直人といった大上段から構えたものより五島勉、映画といった些事の方が面白かった。【C】

『ホラー映画ベスト10殺人事件』 友成純一 光文社文庫 224p
所謂見立て殺人である。
それも子守歌、民謡といったありきたりの見立て殺人ではない、「悪魔のいけにえ」「2000人の狂人」「ハロウィン」といった名作の名シーンを見立てているのである。
五寸釘を打った樽の中に詰め込んで坂から転がすとか、スキャナーズの例のシーン(見てないけど知ってる)とか。
惜しらむは「スキャナーズ」「地獄のモーテル」を未見のまま読んだ事と、「悪魔のはらわた」が見立てになってない事かな。
主人公が他人とは思えない・・・。【B】
349水無月(29☆52) :2007/08/17(金) 09:18:21
('A`)さん、いつも集計ありがとうございます。
りーすさん、バカハツ五郎さん、ニート1号さん、完走おめでとうございます。
りーすさん、半魚鳥さん、グラスホッパーさん、ムツさん、ニート1号さん、ありがとうございます。

>集英社のナツイチ全冊読破(102冊)に挑戦
1ヶ月で100冊でしたら相当厳しいですが、一夏ということで2ヶ月あれば、
頑張れば100冊くらいならいけそうとも思いますけど、けど、
この100冊は出版社のセレクトで自分で選んだ100冊じゃないですものね。
確かに一夏で他者セレクト本で100冊は凄いです。私には到底無理。

「双生児」 クリストファー・プリースト 早川書房 p488 【B】
 Bランクを付けますけど、実は解説を読まなかったら面白さ半分だった小説。
「カルーソーという悲劇」 アンネ・シャプレ 創元推理文庫 p366 【B】
 ドイツミステリ。絶叫調にではなくささやくように語られている人生の悲劇。
「大鴉の啼く冬」 アン・クリーヴス 創元推理文庫 p423 【B】 
 ミステリ的技法を駆使した小説。最後まで全く気が付きませんでした。脱帽。
「ロマノフの血脈」上下 スティーブ・ペリー エンターブレイン p280+285 【C】
 テンプル騎士団もファチマも面白かったのだけれど。21世紀のロシアを帝政に戻してどうする?
 たとえ帝政に戻しても皇帝が米国育ちなら民主的って米国人はそう思えるらしい。
350水無月(29☆52) :2007/08/17(金) 09:19:02
「黒猫ネロの帰郷」 エルケ・ハイデンライヒ 文藝春秋 p84 【B】
「妖精ディックのたたかい」 K・M・ブリッグズ 岩波書店 p288 【B】
「犬のウィリーとその他おおぜい」 ペネロピ・ライヴリー 理論社 p181 【B】
「我輩はシャーロック・ホームズである」 柳広司 小学館 p246 【C】
「首無の如き祟るもの」 三津田信三 原書房 p441 【C】
「ア・ハッピー・ラッキー・マン」 福田栄一 光文社 p410 【C】
「風の墓碑銘(エピタフ)」 乃南アサ 新潮社 p488 【B】
「EDGE〜エッジ〜」 とみなが貴和 講談社 p268 【C】
「EDGE2〜三月の誘拐者〜」 とみなが貴和 講談社 p270 【C】
「時計坂の家」 高楼方子 リブリオ出版 p335 【B】
「菊葉荘の幽霊たち」 角田光代 角川春樹事務所 p180 【C】
「鴻池小町事件帳」 築山圭 ハルキ文庫 p236 【C】
「大江戸猫三昧」 澤田瞳子編 徳間文庫 p316 【C】
「にっちもさっちも 人生は五十一から」 小林信彦 文藝春秋 p252 【C】
「一人で始める短歌入門」 枡野浩一 ちくま文庫 p248 【C】
「君の鳥は歌を歌える」 枡野浩一 角川文庫 p261 【C】
「ドイツ史10講」 坂井榮八郎 岩波新書 p226 【C】
「ちゃんと話すための敬語の本」 橋本治 ちくまプリマー新書 p121 【C】
351グラスホッパー(5021:2007/08/18(土) 03:32:04
…誰か僕に夏休みを下さい!
それはさておき、水無月さん完走おめでとうございます。
次の目標は30万ページ目のゴールですね。数字とともに読書傾向の広範なことにも驚いています。
『新書365冊』宮崎哲弥著 朝日新書(P360)【B】
【B】評価には異論もあろうかと思いますが、僕自身色々な刺激を受けたもので…。
『奥様はネットワーカ』森博嗣著 メディアファクトリー(P242)【D】
著者の他のシリーズに比べるとこのくらいの評価かな、と。
『ジャズと生きる』穐吉敏子著 岩波新書(P236)【C】
ジャズについて語られてるのかと思ったら、ジャズ・プレイヤーの自叙伝。
352りーす(31☆7012):2007/08/18(土) 08:55:55
ニート1号さん、水無月さん、完走おめでとうございます。
水無月さん、ありがとうございます。

『植物診断室』星野智幸(著)(文藝春秋)125p【D】
芥川賞候補作らしい、程良くツマラナイ作品だった。

『図書準備室』田中慎弥(著)(新潮社)184p【D】
これも、駄目男の独白が延々と続く、芥川賞候補作らしいツマラナイ話だった。

『漢方小説』中島たい子(著)(集英社)138p【C】
『そろそろくる』中島たい子(著)(集英社)135p【C】
どちらも体調不良な三十路女が主人公でパターンが似ている。
純文学にしては、ちゃんと物語として成立しているから意外に読めた。
「漢方小説」は、題名で損しているんじゃなかろうか?

『アナスタシア』ジェイムズ・B・ラヴェル(著)(角川文庫)568p【B】
皇女アナスタシアを名乗る女性の生涯を追う20世紀最大のミステリー。

『これから10年本物の発見』船井幸雄(著)(サンマーク出版)236p【E】
オカルトコンサルタントのトンデモ本。

『最終エージェント☆チカル』大迫純一(著)(メディアファクトリー)246p【C】
ドジっ娘が実は超強いというありがち設定だが、そこそこ読める。

『ドキュメント情報戦争』出頭忠次(著)(バーディ出版)199p【C】
『政治学の新局面』チャールズ・E・メリアム(著)(三嶺書房)242p【C】
『危機に立つ世界貿易体制』ジャグディシュ・バグワティ(著)(オータス研究所)188p【C】
353一年生(4028):2007/08/19(日) 15:43:59
スレ違いですが、コミケというものに参加してきました。すごかった……

【B】『美しい国へ』 安倍晋三 (文春新書) 232p
もっと早いうちに読んでいれば良かった
354半魚鳥(7148):2007/08/20(月) 00:07:45
ニート1号さん、水無月さん、バカハツ五郎さん、りーすさん、完走おめでとうございます。

「そのままの光」 関口尚 光文社 245P 【C】
「雷の季節の終わりに」 恒川光太郎 角川書店 305P 【B】

「八木剛 史上最大の事件」 浦賀和宏 講談社 313P 【D】
→主人公が情けなさ過ぎて、少しイライラする。

「バカをあやつれ!」 戸梶圭太 文芸春秋 269P 【D】
→描写が気持ち悪い。グロイ。もうこの人の読もうと思わない。

「永遠の0」 百田尚樹 太田出版 445P 【A】
→男として、人間として、格好いい。神風特攻隊の事を勉強したくなった。
355りーす(31☆8612):2007/08/20(月) 01:15:06
半魚鳥さん、有難うございます。
中村文則イッキ読み。

『銃』中村文則(著)(新潮社)187p【C】
銃を拾ってしまい、日常が狂っていく男を描いた芥川賞候補作。

『土の中の子供』中村文則(著)(新潮社)140p【C】
芥川賞受賞作。この著者の中ではイマイチだと思う。

『悪意の手記』中村文則(著)(新潮社)170p【C】
難病で死に囚われた少年の狂気。

『最後の命』中村文則(著)(講談社)207p【C】
幼少の頃に体験した事件が原因で人生が狂っていく二人。

『ハミザベス』栗田有起(著)(集英社)172p【C】
ある日、いないはずの父から遺産が入ってくる。第26回すばる文学賞受賞。

『どれくらいの愛情』白石一文(著)(文藝春秋)443p【C】
第136回直木賞候補作。

『空色ヒッチハイカー』橋本紡(著)(新潮社)281p【C】
兄が残した車で九州へと向かう、無免許運転の高校生と、謎の美女ヒッチハイカー。
356バカハツ五郎(☆☆2472):2007/08/22(水) 19:30:26
水無月さん、完走おめでとうございます。


「酒・タバコって本当に悪いの」橋内 章著 真興交易医書出版部 P.194 【A】
 タバコにもいいとこがあったんですね。
「D列車でいこう」阿川 大樹著 徳間書店 P.363 【A】
 廃線寸前のローカル線の再起に賭けた3人の幸福な男女の物語。何か本気で打ち込めるモノが欲しくなる一冊。
「ひと月百冊読み、三百枚書く私の方法」福田 和也著【C】P.229
 色々と、このテの本を読みましたが、書いてあることは殆ど同じ。時間とお金が無駄になるので読むのは終わりにしました。
「文盲」アゴタ・クリストフ著 白水社 P.110 【A】
 社会主義国に自由はないのね、資本主義の国ほどは。
「深夜特急2」沢木耕太郎著 新潮文庫 P.223 【A】
 香港って、そんなに刺激的な町だったんですね、この頃は。
「酒飲みの社会学」清水 新二著 新潮文庫 P.278 【A】
 アルコール依存症になってしまう原因は飲酒の量だけでは決まらない。生活環境にも大きく影響される。気をつけます。

357りーす(32☆0693):2007/08/23(木) 07:27:02
『夕子ちゃんの近道』長嶋有(著)(新潮社)229p【C】
短編集かと思ったら、同一の設定で繋がっていた。夕子ちゃんは脇役だった。

『人獣細工』小林泰三(著)(角川書店)254p【C】
気味悪い話ばかり三篇。

『怪笑小説』東野圭吾(著)(集英社)237p【C】
ブラックユーモアだらけの短編集。

『ANGEL 天国?へのトビラ』南房秀久(著)(富士見ミステリー文庫)284p【C】
『ANGEL2 オールルームズ ロックアウト!』1南房秀久(著)(富士見ミステリー文庫)315p【D】
『悠久展望台のカイ』早矢塚かつや(著)(メディアファクトリー)261p【C】
『黒の騎士』榎木洋子(著)(角川ビーンズ文庫)185p【C】
『さいごの恐竜ティラン』村山由佳(著)(ホーム社)62p【C】
『超老伝 カポエラをする人』中島らも(著)(角川書店)254p【C】
358ニート1号(☆☆☆☆1483):2007/08/23(木) 21:28:52
テタさん、ムツさん、HANAさん、水無月さん、りーすさん、半魚鳥さん、ありがとうございます。
水無月さん、りーすさん、完走おめでとうございます。

『直伝藤巻流「私の個人資産」運用方』 藤巻健史 講談社 270p 【C】
『大人のための読書法』 和田秀樹 角川oneテーマ21 179p 【C】
『出口汪の頭が良くなるスーパー読書術』 出口汪 青春出版社 217p 【C】
『オタク論!』 唐沢俊一/岡田斗司夫 創出版 284p 【C】
359かえるくん(☆×K 9675):2007/08/24(金) 11:57:37
「みんな元気。」舞城王太郎 216P【C】
「スクールアタック・シンドローム」同上 251P【B】
「真夜中の五分前 side-A」本多孝好 227P【C】
「真夜中の五分前 side-B」同上 189P【C】
「GO」金城一紀 252P【A】
「ねじまき鳥クロニクル 第1部〜第3部」村上春樹 合わせて1182P【C】 
360水無月(29☆2708) :2007/08/24(金) 14:53:15
グラスホッパーさん畏れ入ります。
グラスホッパーさん、りーすさん、半魚鳥さん、バカハツ五郎さん、ニート1号さん、有難うございます。
りーすさん完走おめでとうございます。

夏バテ中です。読書も思うように進みません。皆様は暑さに負けぬようご自愛くださいませ。

「ウィッシュリスト」 オーエン・コルファー 理論社 p350 【C】
 コルファーはアルテミス・ファウル・シリーズの著者だから期待して読みました。まあまあでした。
「アークエンジェル」 アンソニー・ホロヴィッツ 集英社 p286 【B】
 女王陛下の少年スパイ!アレックスシリーズ最終巻。シリーズ1作目「ストームブレイカー」が映画化されました。
 著者本人が脚本を担当しているとのこと。邦題「アレックス・ライダー」で10月に日本でも公開されます。やった!
「捜査官ガラーノ」 パトリシア・コーンウェル  講談社文庫 p242 【C】
 コーンウェルは検屍官シリーズ以外でも話の展開が速くてもどこか鬱陶しい作風変わらず。
「漫画嫌い 枡野浩一の漫画評」 二見書房 p145 【C】
 殆ど知らない漫画家ばっかり並んでいました。
 しかしこの著者のベタ誉め書評読んでも食指が動かないのは何故?

「ブロックルハースト・グローブの謎の屋敷―メニム一家の物語」 シルヴィア・ウォー 講談社 p328 【B】
「荒野のコーマス屋敷―メニム一家の物語」 シルヴィア・ウォー 講談社 p371 【B】
「屋敷の中のとらわれびと―メニム一家の物語」 シルヴィア・ウォー 講談社 p317 【B】
「北岸通りの骨董屋―メニム一家の物語」 シルヴィア・ウォー 講談社 p296 【B】
「丘の上の牧師館―メニム一家の物語 」 シルヴィア・ウォー 講談社 p321 【B】

361HANA(26☆5826):2007/08/25(土) 06:55:34
水無月さん、りーすさん、完走おめでとうございます。
100冊、自分で選んだ物ならともかく、あのラインナップで102冊はきついですね。
「呪われた町」とか、分厚いし・・・

『大衆運動』 エリック・ホッファー 紀伊國屋書店 194p
「あらゆる運動はどのような主義を説こうと、どのような綱領を打ち出そうと、狂信、熱狂、熱烈な希望、憎悪、そして不寛容を育てる」
社会運動をその魅力からそれに魅せられる人々、などの特色を説いている。
プロ市民をイメージしながら読むと、実にわかりやすかった。
笑ったのは言論人の部分、権威の失墜や彼を突き動かしている理由の部分。
某新聞やノーベル賞作家の心の動きを探り当てているよう。
これを読んで何故に彼らがああなのか実に得心いった。
しかし彼らの計画、狂信者を生み出すまでには至ってるけど、これ以上運動は広がりようが無いと思う。
わかりやすいので日本のサヨクを例に出しましたが、本書はナチズムからコミュニズムまで広く扱った一冊です。【A】

『笑犬樓の逆襲』 筒井康隆 新潮文庫 425p
断筆解除後のエッセー集。時期的にはアフガンとか酒鬼薔薇に当たりますな。
前作に比べて毒が薄いような気がするのは、俳優の面が全面に出てきているせいか。
酒鬼薔薇事件では、マスコミの態度と戦時中の報道管制を論じた部分が秀逸。
古層の中から表れるように、スプラスティックな部分が出てくるとうれしくなる。【B】
362HANA(26☆7588):2007/08/25(土) 07:16:58
『ゴーレム100』 アルフレッド・ベクター 国書刊行会 498p
22世紀の巨大都市で召還された悪魔と、それを追う人々の対決。
こう書くと古典的な冒険物みたいだけど、心理学やら言語実験が混ざって来、それがこの話を難解なものにしている。
絵を話に絡ませている部分はともかく、「フィネガンズ・ウェイク」を思わせる部分はお手上げ。
ラスト部分の流れがよくわからない…【D】

『怪談実話集』 志村有弘・編 河出文庫 230p
主に明治大正の実話怪談を収録。
「怪談実話揃」「日本怪奇物語」から話を採っているのだが、
「揃」は幽霊を中心にした因果物、「物語」は奇妙な動物や出来事が多いように思う。
それにしても幽霊がタクシーに乗る話、随分根が深いなあ。【C】

『京都の寺社505を歩く(上・下)』 山折哲夫 監修・槇野修 著 PHP新書 397+433p
京都の寺社505ヶ所を収録。
京都小さいのも含めるとこれだけあるんだ…法然院これだけ近かったら一度行っておけばよかったな。
京都に六年半住んでましたが、有名どころを除けばほとんど知らないところばかり。
町の小さい所まで収録しているのは流石、
僕の住んでいた近所の神社は収録されてなかったので、実際はもっと多いかも。【B】

『殺人の迷宮』 コリン・ウィルソン 青弓社 204p
今巻では迷宮入りの殺人を収録。
ポーで有名なマリー・ロジャーズ事件やリジー・ボーデン、ケネディ暗殺からマリリン・モンローまで名高い物が揃っている。
50年後に解決された事件もあり、科学捜査って本当に大切ですね。【C】
363deer(683):2007/08/25(土) 17:56:35
はじめまして。皆さんすごいですね!
私は最近読書離れ気味だったのですが、このスレへの参加を機に、また読書生活に復帰したいと思います。
とはいえマイペースで・・・
どうぞよろしくお願いいたします。

「DDD2」奈須きのこ (講談社BOX) P.411 【C】
1巻で感じた斬新さも、2巻では食傷気味に・・・でも続きはきっと買ってしまう。

「月光とアムネジア」牧野修 (早川書房)P.272 【C】
途中、中だるみを感じてしまった。ラストの余韻は好き。
364グラスホッパー(6249):2007/08/26(日) 02:07:38
りーすさん、32回目の(!)完走おめでとうございます。32万ページって!?
ペリー・ローダンシリーズだって1巻300ページとしても200巻で6万ページ、大雑把過ぎますが。
そんだけ凄い!ってことですよね。祝福させてください。
deerさん、はじめまして。よろしくお願いします。
『夢みるクラシック交響曲入門』吉松隆著 ちくまプリマー新書(P187)【C】
プリマーって大人向けの岩波ジュニアだったんですね・・・。
『しゃばけ』畠中恵著 新潮文庫(P342)【B】
『ぬしさまへ』畠中恵著 新潮文庫(P318)【C】
『ねこのばば』畠中恵著 新潮文庫(P321)【C】
この一連のシリーズは面白かったです。続編2巻は短編集でもう一つな感じ。
是非『しゃばけ』並みの長編で続きが読みたいです。
365テタ(7☆3407):2007/08/26(日) 08:52:15
水無月さん、りーすさん、完走おめでとうございます。

『博士と狂人』サイモン・ウィンチェスター ハヤカワ文庫 358p
『オックスフォード英語大辞典』編纂の物語。意外な人物と、それにまつわる
伝説と真実。【C】

『物理学者、ウォール街を往く。』エマニュエル・ダーマン 東洋経済新聞社 474p
物理の世界から金融実務の世界へ転進した人の自伝。
とにかく誤字、名前の表記の不統一、索引ページのまちがいなどが多すぎる。数ページにひとつの
割合で見つかる。
【C】
366deer(1066):2007/08/27(月) 02:23:45
「姉飼」 遠藤徹 (角川ホラー文庫) P.165 【B】
第10回日本ホラー小説大賞受賞を含む短編集。ホラーというよりは官能系。

「泳ぐのに、安全でも適切でもありません」 江國香織 (集英社文庫) P.218 【B】
短編集。江國香織の小説は、どれもものすごく印象に残ることはないのだけど、
読んでいる間の空気感みたいなものが好き。
367りーす(32☆2974):2007/08/27(月) 04:26:40
ニート1号さん、水無月さん、HANAさん、グラスホッパーさん、テタさん、ありがとうございます。
deerさん、よろしくお願いします。
ローダンは2400話を超えてますから、1冊300pだとすると、32万pでは全部読めてない事に……。

『とっても不幸な幸運』畠中恵(著)(双葉社)277p【C】
100円ショップで売っている「とっても不幸な幸運」という缶詰がもたらす騒動。

『三四郎はそれから門を出た』三浦しをん(著)(ポプラ社)305p【C】
しをんのエッセイ。アクセル全開で暴走気味な部分が無くなって、良くなってきたと思う。

『変身』嶽本野ばら(著)(小学館)269p【C】
ある日目覚めると、超不細工男がイケメンになっていたという、カフカのパロディ。

『ウォー・ジェネレーション 放課後防衛隊』柿沼秀樹(著)(GA文庫)273p【D】
学校帰りの放課後に宇宙人と戦争するという嘘臭い設定で、しかも主人公が参戦するの遅すぎ。
それまで延々と悩んで、ようやく234ページから戦争なのはどうかと思う。

『四畳半神話大系』森見登美彦(著)(太田出版)290p【B】
良く似た四つのパラレルワールドが四畳半を基軸として奇妙に融合する。
暗躍する人間ぬらりひょんがいい味出している。

『水の棲む場所』原田梨花(著)(講談社X文庫)201p【C】
『八月の博物館』瀬名秀明(著)(新潮文庫)666p【C】
368ムツ(2☆2889):2007/08/27(月) 13:36:50
水無月さん、りーすさん、完走おめでとうございます。
deerさん、はじめまして。よろしくお願いします。

「ハル、ハル、ハル」古川 日出男 河出書房新社 201p【C】
369HANA(26☆8442):2007/08/29(水) 06:45:05
deerさん、これからよろしくです。
今回は友成純一でまとめてみましたw

『覚醒者』 友成純一 光文社文庫 327p
某神話だとわかってから、展開が一気に読めるようになった。
全体が大長編のプロローグみたいな感じ。そのため尻切れとんぼみたいな感がある。
アル中の幻覚シーンは作者の実体験らしく、妙にリアル。【C】

『ストーカーズ』 友成純一 ハルキホラー文庫 281p
出てくる男性のほとんどが、ストーカーとか痴漢とかそんなのばかり。
この作者こういう心理書かせると上手いなあ。
グロテスクも突き抜けると、聖性を感じさせる。【C】

『黒魔館の惨劇』 友成純一 天山出版 246p
古本で買ったら、その直後に文庫で出た・・・。
幽霊屋敷物かと思ったら、いろいろバラエティ豊かな内容。
その分散漫なイメージがあるので、幽霊屋敷一本で行って欲しかった。
呪怨を思い出させるなあ。【C】
370ニート1号(☆☆☆☆2752):2007/08/30(木) 21:44:04
deerさん、はじめまして。これからよろしくお願いします。

『検証・昭和史の焦点』 保阪正康 文藝春秋 245p 【C】
『オシムが語る』 シュテファン・シュナッハ/エルンスト・ドラクスル 集英社インターナショナル 253p 【C】
『すばる望遠鏡の宇宙』 海部宣男/宮下暁彦 岩波新書 196p 【C】
『増補 想像の共同体』 ベネディクト・アンダーソン NTT出版 348p 【C】
『ベネディクト・アンダーソン グローバリゼーションを語る』 梅森直之編著 光文社新書 227p 【C】
371グラスホッパー(6440):2007/08/31(金) 02:45:01
>ローダンは2400話を超えてますから、1冊300pだとすると、32万pでは全部読めてない事に……。
原書のドイツ語版まで読むつもりかい!?ってツッコミたくなりましたが、りーすさんの奥床しさなのですね。
2400話なら日本語版で1200巻。1冊300Pだと36万P、大半は読んだ換算ですね。
日本語版の刊行は相当先になるでしょうし、りーすさんの偉業を何かと比較したかったので、ローダンを持ち出してみました。
ウザかったらすみません。

『SF魂』小松左京著 新潮新書 (P191)【C】
著者小松左京の自叙伝。SFという方法に対する解釈が面白かった。
『バカのための読書術』小谷野敦著 ちくま新書(P189)【B】
この本の評価は読み手によって分かれるだろうし、その主張を真に受けられない部分もあるが刺激的。
372HANA(26☆9562):2007/08/31(金) 17:59:53
『グランダンの怪奇事件簿』 シーバリー・クイン 論創社 430p
オカルト探偵物。
猿人、獣人、幽霊、呪い、吸血鬼、と一冊にしてはえらくバラエティ豊か。
お勧めは「ウォルバーグ・タンタヴァルの悪戯」「眠れぬ魂」。
三冊の全集、どこか翻訳してくれないかなあ。【B】

『銀河英雄伝説4』 田中芳樹 創元SF文庫 343p
シリーズ四冊目。
だんだんと、作者の政治姿勢が鼻につくようになってきた。
重要人物の敵はみんな状況判断が出来ない愚者というのもどうしたものか。
高校時代はこんなこと気にならなかったのになあ・・・【C】

『小栗虫太郎全作品1 紅殻駱駝の秘密』 小栗虫太郎 沖積社 347p
収録作は「紅殻駱駝の秘密」「女人果」。
紅殻駱駝は「完全犯罪」以前に書かれた初期の初期作品。それでも切支丹とか洋館とか後年の作品に通底するモチーフは揃っている。
「女人果」、完全に「完全犯罪」が使われてる。地名もトリックも。
巻末の息子による小伝が意外と面白い。【B】
373水無月(29☆5867):2007/08/31(金) 18:17:14
deerさん始めまして、よろしくお願いします。
HANAさん、テタさん、ムツさん、有難うございます。

「プリンセス・ダイアリー」 メグ・キャボット 河出書房新社 p286 【B】
「プリンセス・ダイアリー2 ラブレター騒動篇」 メグ・キャボット 河出書房新社 p275 【C】
「プリンセス・ダイアリー3 恋するプリンセス篇」 メグ・キャボット 河出書房新社 p273 【C】
「プリンセス・ダイアリー4 ときめき初デート篇」 メグ・キャボット 河出書房新社 p252 【C】
「プリンセス・ダイアリー4.5 どきどきキャンプ篇」 メグ・キャボット 河出書房新社 p56 【C】
「プリンセス・ダイアリー5 ピンクのドレス篇」 メグ・キャボット 河出書房新社 p286 【C】
 映画「プリティ・プリンセス」原作本です。映画は未見ですが、巻末解説を読むと、
 映画は原作から一番面白いところを引いて作ってある感じですね。
 1作目が面白かったので、一気に6作読んじゃいましたが、
 2作目以降は大同小異な話が続いていて。6作目は慣性の法則で読んだようなもの。
「アヴァロン」 メグ・キャボット 理論社 p380 【C】
 アーサー王伝説好きとしては小説のこの先の展開を推理する楽しみがあったけど。
 シリーズ外作品でもメグ・キャボットはやっぱり基本的に大同小異です。  

「ヌレエフの犬」 エルケ・ハイデンライヒ 三修社 p49 【B】
 ミヒャエル・ゾーヴァの挿し絵が素敵。
 あ。もちろんエルケ・ハイデンライヒのちょっと滑稽で物哀しいお話もいいですけど。
「窓際の死神(アンクー)」 柴田よしき 双葉社 p275 【C】
 ミステリでもホラーでもなかった。さほどブラックでもないしサスペンスとしても中途半端。
「毒草師」 高田祟史 幻冬舎 p317 【C】
「ナイチンゲールの沈黙」 海堂尊 宝島社 p406 【C】
「ぐるぐる猿と歌う鳥」 加納朋子 講談社 p304 【C】

374りーす(32☆5465):2007/08/31(金) 23:36:33
ムツさん、有難うございます。

『イン・ザ・プール』奥田英朗(著)(文藝春秋)269p【B】
『空中ブランコ』奥田英朗(著)(文藝春秋)265p【B】
『町長選挙』奥田英朗(著)(文藝春秋)258p【C】
医学博士の伊良部が変すぎで面白い。上からシリーズ発行順。
最新作だけは、実在の著名人がモデルで萎える。有罪判決出た人も混ざってるし。

『街の灯』北村薫(著)(文藝春秋)303p【C】
昭和初期、女子学習院に通うお嬢様英子と運転手ベッキーが些細な事件を謎解く。

『玻璃の天』北村薫(著)(文藝春秋)303p【C】
「街の灯」の続編。ベッキーさんの過去が明らかになる。
直木賞候補作となるが今回も選ばれず。残念。

『少し変わった子あります』森博嗣(著)(文藝春秋)246p【C】
出てくる女性はそんなに変わってないが、変わった料亭が出てくる少し変わった話。
最終話で作者にやられた! 何が起こったのか語られないのが不気味。

『歌詠川物語』平谷美樹(著)(つり人社)255p【C】
SF作家が趣味で書いた釣り小説。

『月は無慈悲な夜の女王』ロバート・A・ハインライン(著)(ハヤカワ文庫)592p【B】
月世界の人工知能を味方につけ、世界政府に反乱を起こす。近未来で語るアメリカ独立戦争的SF。
物語は申し分ないが、翻訳が下手な外国人の片言日本語会話みたいで残念。
375deer(1462):2007/09/01(土) 01:48:06
「密やかな結晶」 小川洋子 (講談社文庫) P.396 【B】
記憶狩りによって消滅が進む島の物語。
ラスト、解放の力を感じる人もいれば、消滅のはかなさを感じる人もいると思う。
私は後者。切なさに泣いた。
376バカハツ五郎(☆☆3342):2007/09/01(土) 15:19:25
「オンリー・イエスタデイ」アレン著 筑摩書房 P.367【B】
 1920年代の米国史。
 面白い。もう一度じっくり読んでみよう。
「男らしさの神話・変貌するハードボイルド」小野 俊太郎著 P.226 【c】
 つまり、探偵小説やスパイ小説の主人公が屈強な白人男性からゲイ、レズビアン、有色人種の女性へと代わって行く過程を社会状況の変化に絡めて説明している。
「巡礼 日本超老伝」都築 響一著 双葉社 P.287 【c】
 元気な老人が一杯出てきます。
 安田さんは凄い。

deerさん、よろしく。
377半魚鳥(8987):2007/09/03(月) 00:52:03
りーすさん完走おめでとうございます。deerさん宜しくお願いします。

「酔いがさめたら、うちに帰ろう。」 鴨志田穣 スターツ出版 P228
「「処女同盟」第三号」 吉川トリコ 集英社 P173
「正義のミカタ」 本多孝好 双葉社 P413

「ラストワンマイル」 楡周平 新潮社 P365
「ビア・ボーイ」 吉村喜彦 新潮社 P251
→両方、ビジネスが舞台だが面白かった。
 「ビア・ボーイ」は四国のせいか、映画の「UDON」を思い出しながら読んだ。

「ふしぎの国の安兵衛」 荒木源 小学館 P238
→現代ファンタジーものは元々好きなので楽しく読めた。

「一人二役」 河本準一 ワニブックス P171
→次長課長・河本の自伝。最後には不覚にもホロリときた。
378半魚鳥(8987):2007/09/03(月) 00:54:19
>>377
また評価忘れました…。
「ふしぎの国の安兵衛」【B】、それ以外は【C】で。
379('A`):2007/09/03(月) 22:25:46
8月1日〜8月31日までの集計です。

1位…りーす選手(15706P)【1/46位】
2位…水無月選手(12508P)【2/46位】
3位…HANA選手(6964P)【3/46位】
4位…ニート1号選手(5885P)【13/46位】
5位…バカハツ五郎選手(5653P)【20/46位】
6位…グラスホッパー選手(4774P)【35/46位】
7位…半魚鳥選手(3238P)【33/46位】
8位…ムツ選手(2635P)【19/46位】
9位…一年生選手(2615P)【38/46位】
10位…かえるくん選手(2317P)【4/46位】
11位…テタ選手(2016P)【8/46位】
12位…deer選手(1066P)【42/46位】

雨の少ない8月でした('A`)
380(*'A`)<こちらは実況です!:2007/09/03(月) 22:27:26
(*'A`)<りーす選手が32回目の完走です!
(*'A`)<水無月選手が29回目の完走です!
(*'A`)<ニート1号選手が4回目の完走です!
(*'A`)<バカハツ五郎選手が2回目の完走です!


(*'A`)<ニート1号選手が、16位から13位に順位を上げました!
(*'A`)<ムツ選手が、20位から19位に順位を上げました!
(*'A`)<バカハツ五郎選手が、23位から20位に順位を上げました!
(*'A`)<半魚鳥選手が、36位から33位に順位を上げました!
(*'A`)<グラスホッパー選手が、40位から35位に順位を上げました!
(*'A`)<一年生選手が、41位から38位に順位を上げました!
(*'A`)<deer選手が、圏外から42位に順位を上げました!

http://dokusyomarason.blog76.fc2.com/
381グラスホッパー(7195):2007/09/06(木) 01:36:29
('A`)さん、今月も集計ありがとうございます。いつもお疲れ様です。

『機動戦士ガンダムSEED ASTRAY@』千葉智宏著 角川スニーカー文庫(P243)【E】
『機動戦士ガンダムSEED ASTRAYA』千葉智宏著 角川スニーカー文庫(P223)【E】
最近、またガンダムが気になりだしたもので・・・。しかし、今月の一発目にラノベを持ってきてしまった・・・。
『豆腐づくりは夢づくり―月給10万円への挑戦』武田元著 萌文社(P61)【C】
障害者作業所の設立・運営を語ったブックレット。
『東北ことば』読売新聞地方部編 中公新書ラクレ(P228)【D】
東北方言について取材されたもの。私も東北弁諸一派のネイティブスピーカーwですが、方言には全面的に肯定する気にはなれない。 
382ムツ(2☆3891):2007/09/06(木) 23:54:22
('A`)さん、いつも集計ありがとうございます。

「ギリシャ神話」エディス・ハミルトン 偕成社 514p【B】
「暮らしの哲学」池田 晶子 毎日新聞社 243p【C】
「ハッピーアワー」松崎 運之助 ひとなる書房 245p【C】
383deer(1849):2007/09/07(金) 01:09:24
('A`)さん、集計ありがとうございます!

「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」 本谷有希子 (講談社文庫) P.206 【B】
過剰な自意識、自己憐憫・・・鬱屈した人々の描写がうまいのは、著者にもその傾向があって、
と同時にそれらに対する嫌悪感も強く持っているからだと思う。
本谷の芝居、立ち上げから何度か観ているけど、こんなに伸びるとは思わなかった。

「なぜADHDのある人が成功するのか」 トム・ハートン (明石書店) P.181 【C】
かなり起業家よりの内容。
384バカハツ五郎(☆☆4700):2007/09/09(日) 10:14:23
「DSJ 消える街」ふかわりょう著 宝島社 P.204 【B】
 まあ、面白かった。

「センチメンタルダイエット」高橋 秀実著 P.218 【B】
 減量にもいろいろな方法があるんですね。まあ、無理して痩せなくてもいいじゃない。因みにダイエットには減量という意味はないそうです。
 規則正しいとか、そういったニュアンスの意味だそうで、イスラム教の教典「コーラン」は究極のダイエット本だとか。

「透明人間の告白(下)」セイント著 新潮文庫 P.381 【B】
 透明人間になれたら便利だろうなあ。
 いいえいいえ、とても困難な生活が延々と続きます。

「低賃金で働くということ・ハードワーク」トインビー著 東洋経済 P.304 【A】
 イギリスのジャーナリストが最低賃金以下の報酬しか支払わない職場を渡り歩いた記録。
労働に対する対価の決定の方法に疑問を感じた。何故、肉体労働を蔑むのか、経済的格差よりも、そちらのほうに疑問を感じさせられた。

「ひとり暮らしの女たち」バクシー 山下著 大田出版 p.251 【C】
 著者がAV女優の部屋に泊まりセックスをする話。途中で飽きちゃった。


('A`)さん、集計ありがとうございます!
りーすさん完走おめでとうございます

385一年生(4688):2007/09/09(日) 23:31:57
('A`)さん、今月もありがとうございます

【C】『日本語のうまい人は英語もうまい』角 行之 (講談社α新書) 231p
口下手な自分にも少し希望が……
【C】『いつまでもデブと思うなよ』 岡田斗司夫 (新潮新書) 223p
痩せられてよほど嬉しいのか、なんか興奮ぎみの本
【C】『かわいい論』 四方田犬彦 (ちくま新書) 206p
ファッション誌にも色々あるんだなあ、って焦点が違うか^^;
386水無月(30☆2831) :2007/09/11(火) 08:23:28
('A`)さん、いつも集計ありがとうございます。

「バーティミアス ゴーレムの眼」 ジョナサン・ストラウド 理論社 p671 【B】
 意表を突く展開で1巻目「サマルカンドの秘宝」より面白さぐんとパワーアップ。
 魔術師の支配する大英帝国というアナザーワールド描写が素晴しい。
 小説の語り手、齢5000歳の妖霊バーティミアスのキャラクターが楽しい。
「天と地の守り人 第3部」 上橋菜穂子 偕成社 p353 【B】
 「精霊の守り人」のアニメ化のせいか図書館でずっと貸し出し中。やっと読めた♪
「だから読まずにいられない」 神宮輝夫監修 原書房 p236 【C】
 児童書書評本。メアリー・ポピンズの挿絵を描いたメアリ・ノックスが、
 クマのプーさんの挿絵を描いたアーネスト・H・シェパードの娘さんだったとは。
「落下する花ー月読−」 大田忠司 文藝春秋 p272 【C】
 「月読」続編。シリーズ化?今度は短編集。SF的設定のダイイング・メッセージものミステリ。
「厭魅の如き憑くもの」 三津田信三 原書房 p452 【D】  
 「横溝正史+京極夏彦」の小説世界。でも因習はこけおどし的だし薀蓄はトリビア的だし。
「静かな黄昏の国」 篠田節子 角川書店 p343 【C】
 怖いというよりちょっと気持ち悪い感じのホラー短編集。
「女という病」 中村うさぎ 新潮社 p221 【C】
 女が加害者・または被害者である21世紀日本の13の事件を中村うさぎさんが解読してます。
387水無月(30☆2831) :2007/09/11(火) 08:24:07
「漢方小説」 中島たい子 集英社 p134 【C】
 結構深刻でもある話なんだけど、からっとした描写。漂うそこはかとないユーモア。
「そろそろくる」 中島たい子 集英社 p133 【C】
 今度はPMS(月経前症候群)に悩む30代独身イラストレーターのお話。
「建てて、いい?」 中島たい子 集英社 p171 【B】
 確かに独身女が家を建ててはいけないと建築基準法に書いてあるわけはないですね。
「踊るナマズ」 高瀬ちひろ 集英社 p133 【C】
 「踊るナマズ」「上海テレイド」2編を収録した中篇集。鯰、テレイドスコープという小道具が利いています。
「図書館の神様」 瀬尾まいこ マガジンハウス p163 【C】
 この著者自己愛が強くありませんか?そんな印象があります。
「僕たちは歩かない」 古川日出男 角川書店 p106 【C】
 少し切ない童話風の中篇。著者には「ベルカ、吠えないのか?」のイメージしか持っていなかったから意外。
388水無月(30☆2831) :2007/09/11(火) 08:24:39
「うらなり」 小林信彦 文藝春秋 p194 【B】
「恋愛オデパン」 藤本ひとみ 文藝春秋 p199 【B】
「青春俳句講座 初桜」 水原佐保 角川書店 p247 【C】
「ヴィズ・ゼロ」 福田和代  青心社 p376 【C】
「果断 隠蔽操作2」 今野敏 新潮社 p315 【C】
「まんまこと」 畠中恵 文藝春秋 p309 【C】
「生きのびるために笑う ドン★キホーテのピアス11」 鴻上尚史 扶桑社 p263 【C】
「”祖国なき独立戦争”を楽しむために ドン★キホーテのピアス10」 鴻上尚史 扶桑社 p263 【C】
「ドンキホーテは眠らない ドン★キホーテのピアス8」 鴻上尚史 扶桑社 p253 【C】
「サカタ荘221号室」 坂田靖子 PHP p205 【C】 
「大人のための児童文学講座」 ひこ・田中 徳間書店 p206 【C】
「翻訳家じゃなくてカレー屋になるはずだった」 金原瑞人 牧野出版 p206 【B】
「若者言葉に耳をすませば」 山口仲美 講談社 p268 【C】
「政・官・財の国語塾」 イアン・アーシー 中央公論社 p272 【C】
389テタ(7☆3953):2007/09/11(火) 22:27:14
('A`)さん、いつも集計ありがとうございます。

『フィールドワークへの挑戦』菅原和孝 世界思想社 323p
大学の授業での実践とそのレポートをたたき台に、フィールドワークとは
何かを語る。【C】

『自分の体で実験したい』レスリー・デンディ メル・ボーリング 223p
自分の体を実験台にした科学者たちの話。原書が子供向けであるらしく、
今ひとつ掘り下げ方が甘い。【C】
390クゥ(262):2007/09/12(水) 00:32:57
初めまして。週に1冊程度のスローペースを目標に本を読もうと思います。
10000ページまで頑張ってみよう。

暗いところで待ち合わせ/乙一 P262【C】
乙一独特の世界観が味わえて、乙一ファンとしては安心して読める作品だっと思う。
意外な結末だった。
391ムツ(2☆4638):2007/09/12(水) 02:03:21
水無月さん、完走おめでとうございます。
クゥさん、始めまして、よろしくお願いします。

「アサッテの人」諏訪 哲史 講談社 189p【B】
「川の光」松浦 寿輝 中央公論新社 389【B】
「ひとり日和」青山 七恵 河出書房新社 169【C】
392deer(2588):2007/09/13(木) 00:30:43
水無月さん、完走おめでとうございます!
クゥさん、はじめまして。
私も先日から参加し始めたばかりで、最初の10000ページを目指しているところです。
お互い頑張りましょう。よろしくお願いします。

「熊の場所」 舞城 王太郎 (講談社文庫) P.185 【B】
3つの短編。
人生の「勝ち」と「負け」の対比が根底にあって、「負け組」には入りたくないと足掻く話。
タイトルと文体から想像するよりは重い話だった。

「心の旅路」 阿刀田 高 (角川文庫) P.300 【C】
13のホラー短編集。良くも悪くも「昭和」な雰囲気。

「1000の小説とバックベアード」 佐藤 友哉 P.254 【B】
三島由紀夫賞 受賞作。
佐藤友哉の佐藤友哉による佐藤友哉のための小説に感じたけど、私は好きだ。
講談社から出しているライトノベルテイストのミステリより、
彼にはこういう鬱屈した若者のちょい不条理入った話が向いているかも。
393グラスホッパー(9574):2007/09/13(木) 02:04:23
水無月さん、大台のゴールおめでとうございます。
クゥさんはじめまして。

『機動戦士ガンダムSEED@すれ違う翼』角川スニーカー文庫【E】(P315)
『機動戦士ガンダムSEEDA砂漠の虎』角川スニーカー文庫【E】(P283)
『機動戦士ガンダムSEEDB平和の国』角川スニーカー文庫【E】(P302)
『機動戦士ガンダムSEEDC舞い降りる剣』角川スニーカー文庫【E】(P415)
『機動戦士ガンダムSEEDD終わらない明日へ』角川スニーカー文庫【E】(P431)
(5冊とも原作矢立肇・富野由悠季 著後藤リウ)
『本気で言いたいことがある』さだまさし著 新潮新書【C】(P222)
『妻に捧げた1778話』眉村卓著 新潮新書【D】(P207)
『日本を創った12人 前編』境屋太一著 PHP新書【B】(P204) 
394りーす(32☆7543):2007/09/14(金) 07:12:56
('A`)さん、集計ありがとうございます。
半魚鳥さん、バカハツ五郎さん、ありがとうございます。
水無月さん、完走おめでとうございます。
クゥさん、よろしくお願いします。

『真夏の犬』宮本輝(著)(文春文庫)237p【B】
『避暑地の猫』宮本輝(著)(講談社)251p【B】
どちらも夏で似たような雰囲気だけど、猫派としては猫のほうが好き。

『星々の悲しみ』宮本輝(著)(文藝春秋)230p【B】
初期の短編集。表題作が切なく悲しい。

『おんみつ蜜姫』米村圭伍(著)(新潮社)392p【C】
豊後温水藩の蜜姫が、父である藩主に刺客を放ったのが将軍吉宗だと早合点して大暴れ。
旅の途中で見えてくる意外な黒幕。

『エレキ源内殺しからくり』米村圭伍(著)(集英社)284p【C】
幕府中枢の権力争い。将軍暗殺に使われたのは源内秘宝?

『紅無威おとめ組 かるわざ小蝶』米村圭伍(著)(幻冬舎)236p【C】
チャーリーズ・エンジェル大江戸版?

『こらっ』中島らも(著)(集英社文庫)253p【C】
『西方冗土―カンサイ帝国の栄光と衰退』中島らも(著)(集英社文庫)195p【C】
395ニート1号(☆☆☆☆5912):2007/09/14(金) 12:32:16
('A`)さんいつも集計ありがとうございます。
クゥさんはじめまして。これからよろしくお願いします。
水無月さん完走おめでとうございます。

『北朝鮮はなぜ潰れないのか』 重村智計 ベスト新書 191p 【B】
表題の北朝鮮はなぜ崩壊しないのか、なぜ核開発をするのかの理由がわかりやすく説明されていて参考になりました。

『自由と繁栄の弧』 麻生太郎 幻冬舎 389p 【C】
民主主義、市場経済、人権の尊重が繁栄のためには欠かせないと外国や記者クラブで述べた麻生前外相のスピーチ集。

『ライブドアに物申す!!』 トランスワールドジャパン 230p 【C】
ライブドア事件について44人の論者が語ったもの。ライブドア事件は日本に多大な影響を与えたという論者が多かったのですが
去年の10月に発売されたこの本を今読むと、もう過去の事件として消費し尽されたのではないかという感想を持ちました。

『欲望国家中国の没落』 大竹愼一/入倉敬太 ビジネス社 223p 【D】
中国を分析するうえで政治や経済ではなく歴史は繰り返すという視点が重要と述べています。
論理の展開として憶測や伝聞を断定するのと、やたらと偉そうな語り口は不快でした。
396ニート1号(☆☆☆☆5912):2007/09/14(金) 12:33:51
『地政学入門』 曽村保信 中公新書 219p 【C】
地政学の代表的論者、マッキンダー、ハウスホーファー、マハンの主張を平易に解説。

『地球を斬る』 佐藤優 角川学芸出版 283p 【C】
新聞連載をまとめた日本と近隣諸国についての外交評論集。こちらのサイトで読めます。
ttp://www.business-i.jp/news/sato-page/rasputin/index.nwc

『日本の防衛戦略』 江畑謙介 ダイヤモンド社 405p 【C】
自衛隊の装備と運用についての問題点が厳しく指摘されています。

『中国株式市場の真実』 張志雄/高田勝巳 ダイヤモンド社 508p 【C】
何件もの大株主が行う仕手に粉飾、会社の資産の横領が500ページにわたり繰り返し展開されています。
政治権力に近いものが、不正をしても摘発されないものが勝つという状況はある意味清々しいです。

『日本人よ』 イビチャ・オシム 新潮社 188p 【C】
オシム監督が監督として指導するうえで重視していること、日本代表の社会的意味、
メディアへの苦言が述べられています。

『元の面子と市場の意思』 竹内実/大竹愼一 フォレスト出版 293p 【C】
『貿易と為替の基本がわかる本』 屋野功一 かんき出版 231p 【C】
397ですな(9☆7082):2007/09/15(土) 00:22:50
パウロ・コエーリョ「ベロニカは死ぬことにした」角川文庫260p
翻訳が生硬でストーリーが安直【D】

ダンセイニ卿「ヤン川の舟唄」国書刊行会160p
ひと時の幻想を【B】

レオニー・スヴァン「ひつじ探偵団」早川書房414p
模糊模糊ですな【C】

ロン・マクラーティ「奇跡の自転車」新潮社492p
このような話に全米が泣くのでしょうな【C】

アリス・シーボルド「ラブリー・ボーン」アーティストハウス447p
性交の描写と斉藤由貴の解説なかりせば良からまし【C】

8月はご無沙汰してしまいましたがまた走ります
398ムツ(2☆5985):2007/09/15(土) 20:06:27
「幼な子われらに生まれ」重松 清 幻冬舎 326p【C】
「重力ピエロ」伊坂 幸太郎 新潮社 485p【C】
「魔王」伊坂 幸太郎 講談社 285p【B】
「日本人のこころとかたち」中西 輝政 PHP研究所 251p【C】
399半魚鳥(☆612):2007/09/16(日) 02:02:52
水無月さん、完走おめでとうございます。クゥさん、これから宜しくお願いします。
('A`)さん、いつも有難うございます。お疲れ様です。

「悪戯王子と猫の物語」 森博嗣&ささきすばる 講談社 P86 【C】
「世界一くだらない法律集」 デヴィッド・クロンビー ブルース・インターアクションズ P189 【C】
「導火線」 松浪和夫 徳間書店 P332 【C】

「夏の魔法」 北国浩二 東京創元社 P313 【C】
→前に読んだことあったかも…。

「図鑑に載ってない虫」 三木聡 幻冬舎 P233 【C】
→映画ノベライズ。内容は面白かったが、文体がなぁ。

「愛でしか作ってません」 後藤田ゆ花 講談社 P237 【C】
→そうとう、マニアック。

「小説 男たちの大和」 辺見じゅん 角川春樹事務所 P235 【B】
→映画ノベライズ。軍記物好きなので、これは良かった。映画もみたい。
400クゥ(734):2007/09/16(日) 23:07:58
蜘蛛の糸・地獄変/芥川龍之介/角川文庫 P213【C】
読み慣れない純文学で内容の理解あまり出来なかった。
短い話ならなかなか楽しめた感じ。

クリスマス上等。/三浦勇雄/MF文庫 P261【C】
初めの方のラノベでしか出来ないようなおかしなテンションは上手いと思った。
女の人の描写が苦手ではあったけど嫌いじゃない。
401グラスホッパー(☆348):2007/09/17(月) 01:05:53
半魚鳥さん、完走おめでとうございます。

『精霊の守り人』上橋菜穂子 新潮文庫 【C】(P360)
程よく和製ファンタジーだと思う。解説2編が面白かった。新潮文庫のこういうところが好き。
解説の無いものも多くなりましたが。
『職人』永六輔 岩波新書 【D】(P210)
職人肯定役人否定の視点が疑問であり痛快。伝統工芸に絞られているが、町工場や工業機械の世界に職人気質は生き残っているのではないか?
『哲学の謎』野矢茂樹 【D】(P204)
哲学的手法を演じてみせている。結局、僕には哲学は謎でした。
402一年生(5116):2007/09/17(月) 08:29:50
【B】『男の作法』 池波正太郎 (新潮文庫) 216p
【B】『ル・パスタン』池波正太郎 (文芸春秋) 222p

鬼平や真田太平記は読んだことはありませんが、池田さんは魅力的な方ですね
403HANA(27☆920):2007/09/17(月) 18:04:21
('A`)さん、いつもありがとうございます。
水無月さん、300000ページおめでとうございます。
グラスホッパーさん、完走おめでとうございます。
クゥさん、これからよろしくです。

『わが推理小説零年』 山田風太郎 筑摩書房 318p
単行本未収録エッセイ集。
全体が推理小説、自作、作家という風に、三部に分かれている。
一番面白く読めたのは一部の推理小説論。当時の推理小説の風景が垣間見えるようなエッセイ。
作家に関する部分は、それぞれの作家の思わぬ一面が書かれていて興味深かった。【B】

『目黒の狂女』 戸板康二 創元推理文庫 666p
中村雅楽探偵全集の三巻。
殺人は影を潜め、日常の謎が主題となっている。これほどの厚さにも拘わらず、一件も殺人は起きていない。
そのせいか、ほっとするような話が多い。探偵のキャラクターのせいでもあるだろうけど。【B】

『新宗教と巨大建築』 五十嵐太郎 ちくま学芸文庫 374p
天理教、大本教といった新宗教がどのような建築物を造っているのか、を論じた一冊。
天理教が特に顕著だけど、建築物もそれぞれの教義に沿って建てられているのであるな。
小学生の頃、学校の側で天理教がやたら「おぢばがえり」とかいうパンフレットを配っていたが、
これを読んでようやく何のことか合点がいった。【C】
404HANA(27☆2005):2007/09/17(月) 18:25:23
『SF奇書天外』 北原尚彦 東京創元社 325p
SFはあまり読まないけど、古書に関するエッセイか、と軽い気持ちで買ってみた。
冒頭の「発酵人間」がいきなり欲しくなる。読んだ感じ手に入らないだろうなあ(涙)
他にも評論家平岡正明が書いた「皇帝円舞曲」、五島勉の「危機の数は13」
等アレな本が一杯。前者微妙に読みたいな…
後、このスレ的にはローダン訳者のが紹介されてました。【C】

『小栗虫太郎全作品2 完全犯罪』 小栗虫太郎 沖積社 313p
あまりに名高い処女作を含む初期短編を収録。
六編収録されているが、既読は「完全犯罪」「白蟻」だけなので妙に得した気分に。
「完全犯罪」は相変わらず無理がありすぎるトリックが楽しめた。
「魔童子」「海峡天地会」が未読では面白かったかな。【B】

『明治奇談』 清水谷漫歩 成学館 193p
明治の風物が割と漫然と書かれている。
高橋お伝とかの有名どころから、切手をまとめ買いすると割引になったという日常まで渾然一体となって書かれている。
有名どころより日常のどうでも良いことの方が、明治の空気を感じる気がする。【C】

『もう日本を気にしなくなった韓国人』 伊東順子 洋泉社新書 254p
韓国のニュースを見ていると、そんなことは無いように思えるのだが…
タイトルにもなって一番興味深い部分の韓国人の対日感情だけど、作者周囲の体験だけで語られているように思える。
反米とかはもうデフォなんでどうでもいいが、この部分をもっと膨らませて欲しかった。
特に例の反日法の評価とか…。
以前出した本がやたら引用されているため、火消しのために出したような気がしないでもない。【C】
405水無月(30☆9856) :2007/09/18(火) 14:05:25
ムツさん、deerさん、グラスホッパーさん、りーすさん、
ニート1号さん、半魚鳥さん、HANAさん、有難うございます。
半魚鳥さん、グラスホッパーさん、HANAさん、完走おめでとうございます。
クゥさん始めまして。よろしくお願いします。

「ダストビン・ベイビー」 ジャクリーン・ウィルソン 偕成社 p214 【B】
  生まれて数分後にゴミバケツに捨てられていたエイプリルの家族探しの物語。ラストで大泣きしました。
「カモメに飛ぶことを教えた猫」 ルイス・セプルベタ 白水社 p159 【B】
  涙あり笑いあり感動あり時事性あり。ベタにしないでお洒落にまとめてあります。
「メイの天使」 メルヴィン・バージェス 東京創元社 p158 【C】
  戦時下にタイムスリップした少年が出会った奇妙な少女メイ。これほどビターなタイムスリップものは始めて。
「忘れ川をこえた子どもたち」 マリア・グリーペ 富山房 p211 【B】
  神話的な奥行きがあり筋の運びは動的であり、なおかつ端正で静謐な趣のファンタジー。
「その猫がきた日から」 アラン・アルバーグ 講談社 p118 【C】 
  「猫みたいなもの」の正体が明確じゃないのでSFみたいなホラーみたいな。曖昧感が良。
「うちの一階には鬼がいる!」 ダイアナ・ウィン・ジョーンズ 東京創元社 p290 【B】
  D・W・Jの面目躍如のエブリディ・マジック・ファンタジー。鬼とは怒鳴ってばかりの義父のことです。
「魔使いの弟子」 ジョゼフ・ディレイニー 東京創元社 p285 【B】
  魔法使いじゃなくて魔使いの弟子というところがミソ。異世界の構築が歴史もの読んでいるみたいに堅実です。
「ペギー・スー 赤いジャングルと秘密の学校」 セルジュ・ブリュソロ p329 角川書店 【C】
  出てくるモンスターたちの奔放ぶり。ほとばしりいで渦巻き流れるイマジネーションに圧倒されてしまいます。
406水無月(30☆9856) :2007/09/18(火) 14:06:38
「ヴィッキー・エンジェル」 ジャクリーン・ウィルソン 理論社 p294 【C】 
「アイスワークス 赤き王女の剣」 スチュアート・ヒル ヴィレッジブックス p551 【B】
「ストーンハート」 チャーリー・フレッチャー 理論社 p455 【D】 
「ゴーストハウス」 クリフ・マクニッシュ 理論社 p313 【C】 
「空の中」 有川浩 メディアワークス p465 【C】
「不正侵入」 笹本稜平 光文社 p474 【B】
「影十手活殺帖」 宮本昌孝 講談社 p257 【C】
「大人になれないまま成熟するために」 金原瑞人 洋泉社 p210 【C】
「これでいいのか、子どもの本!!」 舟崎克彦 風濤社 p197 【C】
「言葉はいつも思いに足りない ドン★キホーテのピアス9」 鴻上尚史 扶桑社 p256 【C】
「ドン★キホーテの休日 ドン★キホーテのピアス7」 鴻上尚史 扶桑社 p256 【C】
「ドン★キホーテのステップ  ドン★キホーテのピアス6」 鴻上尚史 扶桑社 p256 【C】
「ドン★キホーテのペディキュア ドン★キホーテのピアス2」 鴻上尚史 扶桑社 p222 【C】
「ドン★キホーテのピアス」 鴻上尚史 扶桑社 p324 【C】
「マンガに人生を学んで何が悪い?」 夏目房之介 ランダムハウス講談社 p242 【C】
「空想哲学読本」 富増章成 洋泉社 p242 【B】
「空想哲学講義」 富増章成 洋泉社 p247 【B】
407deer(3165):2007/09/18(火) 23:09:46
「生贄」 佐藤 亜有子 (河出文庫) 167p 【B】
現実から乖離した微妙な浮遊感漂う話。最後まで謎は謎なまま。余韻はあるけどすっきりしない感もある。

「あなたの町の生きてるか死んでるかわからない店探訪します」 菅野彰×立花実枝子 
(新書館) 123p 【B】
外観からでは営業しているのか閉業しているのか不明なあやしい飲食店を探訪する
ノンフィクション@都内近郊。めちゃめちゃ笑えた。

「キラレ×キラレ」 森 博嗣 (講談社ノベルス) 287p 【B】
また謎のすべては解明されないのではないかとドキドキしながら読んだ。
一応解決はしているけれど、すべてはスッキリとはしない感じも・・・
そして今までのシリーズとのクロスポイントも見えてきた。



408テタ(7☆4593):2007/09/20(木) 21:37:05
半魚鳥さん、グラスホッパーさん、完走おめでとうございます。

『事象の地平』川原泉 白泉社文庫 215p
エッセイ。【D】

『水曜日は狐の書評』狐 ちくま文庫 425p
書評集。いろいろおもしろそうな本が見つかった。
【B】
409かえるくん(☆×L 2212):2007/09/21(金) 04:07:14
「ドグラ・マグラ 上・下」夢野久作 上下合わせて706P【D】
「冷たい校舎の時は止まる 上・下」辻村深月 上下合わせて1172P【B】
「69 sixty nine」村上龍 246P【B】
「覘き小平次」京極夏彦 413P【C】
410クゥ(1238):2007/09/22(土) 00:48:14
イチゴミルク ビターデイズ/壁井ユカコ/メディアワークス P217【D】
壁井さんには珍しくファンタジー要素が無くてちょっと物足りなかったかなw

怪笑小説/東野圭吾/集英社 P287【C】
短編集でサクサク読めて良かった。
世にも奇妙な物語のような雰囲気でオチがナイス。
411ムツ(2☆7391):2007/09/22(土) 01:03:38
半魚鳥さん、グラスホッパーさん、HANAさん、完走おめでとうございます。

「ジハード1」定金 伸治 集英社 273p【C】
「ジハード2」定金 伸治 集英社 240p【C】
「ジハード3」定金 伸治 集英社 233p【C】
「ジハード4」定金 伸治 集英社 224p【C】
「ジハード5」定金 伸治 集英社 220p【C】
「ジハード6」定金 伸治 集英社 216p【C】
412無名草子さん:2007/09/24(月) 02:11:12
半魚鳥さん、グラスホッパーさん、HANAさん、完走おめでとうございます。

「ドラキュラ公〜ヴラド・ツェペシュの肖像」 篠田 真由美 (講談社文庫) 342p 【B】
ドラキュラのモデルとなった人物の史実に迫る・・・と見せかけて、後半はかなりファンタジックに。
最後まで硬派な史実もので貫いた方が良かったのでは・・・な印象。

「王刀・鋸」 西尾 維新 (講談社BOX) 209p 【B】
刀語、第九話

「池袋ウエストゲートパーク」 石田 衣良 (文藝春秋文庫) 359p 【B】
少年達の熱さが夢物語のよう。
きっと現実にはこんなに熱くはないのだろうと思いつつも、少し目頭が熱くなるシーンもあった。
413deer(4075):2007/09/24(月) 02:12:56
>>412
名前入れ忘れちゃいました。すみません。。
414グラスホッパー(☆1418):2007/09/25(火) 01:19:18
HANAさん、かえるくんさん、完走おめでとうございます。
HANAさん、水無月さん、テタさん、ムツさん、deerさん、ありがとうございます。

『機動戦士ガンダムSEED DESTINY@怒れる瞳』後藤リウ著 角川スニーカー文庫(P457)【E】
『二度目の大往生』永六輔著 岩波新書(P200)【C】
『偽装国家〜日本を覆う利権談合共産主義』勝谷誠彦著 扶桑社新書(P189)【C】
『日本を創った12人 後編』境屋太一著 PHP新書(P224)【B】

ところで、僕が書き込むときにいつもこのスレが200よりも下回っているのでレギュレーション通りageているんですが、迷惑ですか?
415HANA(27☆3191):2007/09/25(火) 11:42:27
水無月さん、ムツさん、deerさん、グラスホッパーさん、ありがとうございます。
かえるくんさん、完走おめでとうございます。

『柳田國男集 幽冥談』 柳田國男 ちくま文庫 393p
柳田國男の著作中から、怪談等に関連するものを集めている。
はやり遠野物語は全編中の白眉。その他にも「一目小僧」「魚王行乞譚」等が面白い。
初期の詩人としてのものは読む機会が無かったので、「草もみじ」「夢がたり」は興味深かった。【B】

『日本ばちかん巡り』 山口文憲 ちくま文庫 413p
「天理」「金光」「大本」といった新宗教を巡るルポ。
新宗教の信者といえば怪しげなイメージもあるけど、実際本部があるところではすっかり生活に密着しておりますな。
教団のトップと信者の距離の近さが、伝統宗教との違いとなってるような気がする。【C】

『クトゥルー13』 オーガスト・ダーレス他 青心社文庫 380p
シリーズ最終刊。思えば限定BOXセットに惹かれて大人買いしたこのシリーズとも長いつきあいであった。
ダーレス「彼方からあらわれたもの」はいつものパターン。
面白かったのはロバート・ジョンスン「遙かな地底で」ホール・トムスン「緑の深淵の落とし子」。
巻末の資料はいつも以上に充実していた。【C】
416HANA(27☆5317):2007/09/25(火) 11:57:00
『ふるえて眠れない』 ミステリー文学資料館・編 光文社文庫 454p
ホラーアンソロジー。
アンソロジーは玉石混淆が普通だが、これは水準以上を取っていて満足。
筒井康隆、半村良はこの手のからは外せないとして倉阪鬼一郎、平山夢明等をアンソロジーに入れているのは珍しい。
水準以上の作品なので入っても不思議はないけど。【C】

『群雲、関ヶ原へ(上・下)』 岳宏一郎 光文社文庫 673+665p
武将各々の視点から関ヶ原を描くのは、司馬遼太郎以来当たり前になった手法であるな。
様々な関ヶ原ものを読み比べてみると、作家の武将に対する評価みたいなのが読み取れて面白い。
この作者の場合も武将観察が行き届いていて面白く読めた。【C】

『新刊!古本文庫』 北原尚彦 ちくま文庫 334p
古本としてしか入手できなくなった文庫を紹介している。
第一部が稀書の紹介、第二部が歴史となっているが、妙な本が多くて面白いのは第一部。
「縄跳び運動」とかいう縄跳び指南の本があるかと思えば、スケバン文庫「スケバン」とかいう時代を感じさせる本もある。
ブックオフで文庫の所覗いてこようかなあ。【C】
417水無月(31☆6288) :2007/09/26(水) 10:12:18
かえるくんさん、完走おめでとうございます。

「ラブ・ストーリーを読む老人」 ルイス・セプルベダ 新潮社 p153 【B】
  「センチメンタルな殺し屋 」「カモメに飛ぶことを教えた猫 」の都会的で軽妙洒脱なスタイルとは、
  がらりと変わって血と汗の匂いする、神話的で土俗的で密林的な物語でした。
「ホイール・トーク」 クリス・クラッチャー 青山出版 p278 【B】
  人種差別や児童虐待が絡んだりしてシリアスといえばシリアス。でも青空のように青春している小説。
「バーティミアス プトレマイオスの門」 ジョナサン・ストラウド 理論社 p623 【B】
  ファンタジーの定型にとらわれない、大人向き(だと思います)のラストが圧巻でした。
「魔女とふたりのケイト」 K・M・ブリッグズ 岩波書店 p349 【B】
  ティンカーベルのような羽のある小さな女の子という妖精のイメージは19世紀の文学の産物。
  K・M・ブリッグズが描くのは、19世紀以前のオリジナルな土着的な荒々しい姿です。
「終結者たち」上下 マイクル・コナリー 講談社文庫 p340+p356 【C】 
  ハリー・ボッシュシリーズ11作目。ボッシュはロス市警に復帰。
  女子高校生の心理と生態についていくらなんでも著者無知過ぎ。
「ひとつ灯せ」 宇江佐真理 徳間書店 p294 【C】 
  設定を現代に直した方がむしろしっくり行く気がする時代物ホラー連作短編集。。
「五つの星が列なる時」 マイケル・ホワイト 早川書房 p314 【D】
  RPGで勇者が村人から情報を得る時のような筋の運び方は小説では止めて欲しい。
「月とスッポンと日本語」 明石散人 講談社 p186 【C】
  でもやっぱり秀吉の金の茶室はどうしても幽玄というよりも俗悪にしか見えないです。
                                                       
418水無月(31☆6288) :2007/09/26(水) 10:13:22
「トリックの教科書 イカサマ超能力を暴く!!」 ゆうむはじめ データハウス p228 【C】
  TVドラマシリーズ「トリック」の基礎資料になった本とのこと。
「トンデモ超常現象99の真相」 と学会 洋泉社 p341 【C】
「新トンデモ超常現象56の真相」 皆神龍太郎・志水一夫・加門正一 大田出版 p386 【C】
  「99の真相」より「56の真相」の方が面白かった。マリーセレスト号の謎の真相が特に。
  え。救命ボートが無くなっていたって。テーブルの上に飲みかけのコーヒーカップなんて無かったって。   
  それじゃこれは単なる・・・・・・・・。
                                                           
「バスにのらないひとたち」 ジャン マーク パロル社 p196 【C】
「トーマス・ケンプの幽霊 」 ペネロピ・ライヴリィ 評論社 p251 【B】
「空からおちてきた男 」 ジェラルディン・マコックラン 偕成社 p124  【C】
「男の子おことわり、魔女オンリー1 きのうの敵は今日も敵?」 トーマス・ブレツィナ さ・え・ら書房 p183 【C】
「男の子おことわり、魔女オンリー2 兄貴をカエルにかえる?」 トーマス・ブレツィナ さ・え・ら書房 p183 【C】
「越境捜査」 笹本稜平 双葉社 p473 【C】
「ロンドン・デイズ」 鴻上尚史 小学館 p282 【B】
「鴻上夕日堂の逆上」 鴻上尚史 朝日新聞社 p210 【C】
「鴻上夕日堂の逆上 完結篇」 鴻上尚史 朝日新聞社 p202 【C】
「鴻上の知恵」 鴻上尚史 朝日新聞社 p223 【C】
「ドン☆キホーテのキッス ドン★キホーテのピアス5」 鴻上尚史 扶桑社 p257 【C】

>>200前後に下がったら、レース参戦を歓迎する意味を込めて、
マラソンの書き込み時に(『空あげ』はしないで)アゲ書き込みでお願いします。

↑とスレの1にあるのは重々わかってはいるのですけれど、
自分が書き込みする時はいつもうっかりしているので、
気を使ってくださる方がいらっしゃってとても有難く思っております。
419一年生(5353):2007/09/27(木) 00:13:47
【C】『英文快読術』 行方昭夫 247p
retold版の本があるというのは初めてしりました
420ムツ(2☆9622):2007/09/27(木) 20:26:45
かえるくんさん、水無月さん、完走おめでとうございます。

「教師格差」尾木 直樹 角川書店 221p【C】
「ロッキン・ホース・バレリーナ」大槻 ケンヂ 角川書店 397p【C】
「無心ということ」鈴木 大拙 角川学芸出版 239p【C】
「最高学府はバカだらけ」石渡 嶺司 光文社 254p【C】
「自由とは何か」大屋 雄裕 筑摩書房 214p【C】
「もう日本を気にしなくなった韓国人」伊東 順子 洋泉社 254p【C】
「ジハード7」定金 伸治 集英社 216p【C】
「ジハード8」定金 伸治 集英社 216p【C】
「ジハード9」定金 伸治 集英社 220p【C】
421テタ(7☆4918):2007/09/27(木) 21:32:07
『謎まで三マイル』コリン・デクスター ハヤカワ文庫 325p
ミステリー。【C】
422半魚鳥(☆2998):2007/09/27(木) 23:57:56
グラスホッパーさん、水無月さん、テタさん、ムツさん、deerさん、有難うございます。
水無月さん、HANAさん、グラスホッパーさん、かえるくんさん、完走おめでとうございます。

『瞬』 川原れん 幻冬舎 P212 【C】
『神田川デイズ』 豊島ミホ 角川書店 P275 【C】
『ブックショップはワンダーランンド』 永江朗 六耀社 P287 【D】
『有害連鎖』 末吉竹二郎 幻冬舎 P118 【C】
『Fragile こわれもの』 石崎洋司・長崎夏海・令丈ヒロ子・花形みつる ポプラ社 P293 【C】
『水銀奇譚』 牧野修 理論社 P363 【B】

『配達あかずきん』 大崎梢 東京創元者 P224 【C】
→書店が舞台ということで、まぁ、面白かった。
『ルート350』 古川日出男 講談社 P233 【D】
→文章の脈絡・展開がわかりずらくて、読み難かった。
『ハル、ハル、ハル』 古川日出男 河出書房新社 P201 【C】
→短編集。表題の「ハル、ハル、ハル」は良かった。
『遊女の江戸』 下山弘 中央公論社(中公新書) P180 【B】
→いらん解説ではなく、ひたすら例を挙げて続けているのが良い。
423ニート1号(☆☆☆☆6972):2007/09/28(金) 22:53:17
半魚鳥さん、グラスホッパーさん、HANAさん、かえるくんさん、水無月さん、完走おめでとうございます。

『憲法九条を世界遺産に』 太田光/中沢新一 集英社新書 170p 【D】
不戦を謳った憲法を保持し続けることが日本の独自性を輝かせることになる
と言うような主張でした。ちょっと空想的過ぎるかなと感じました。

『史記・貨殖列伝を読み解く』 林田慎之介 講談社 281p 【C】
富豪の列伝を読み解くというよりも、なぜ史記には、政治とは関係のない、貨殖、遊侠、刺客などの列伝が
収録されているのかを検証する方に重点が置かれています。王侯だけでなく、遊侠、刺客など社会を広く
見ようとする司馬遷は、やはり偉大な歴史家だと強く思いました。

『名将名城伝』 津本陽 PHP 280p 【C】
戦国武将と居城の関係よりも、当該武将の略伝という色彩が強いように感じました。
知らないことが多く参考になりました。

『せどり男爵数奇譚』 梶山季之 夏目書房 329p 【C】
古書を転売してビルを建てた話やレアな本をめぐる殺人事件など古書にまつわる短編小説集。
ほとんど実話をもとにしているとの現役古書店の店主の解説には驚きました。
424ニート1号(☆☆☆☆7860):2007/09/28(金) 22:55:05
『海上権力史論』 アルフレッド・T・マハン 原書房 330p 【C】
英蘭戦争からアメリカ独立戦争までの主に英仏の抗争を通してイギリスがヨーロッパの覇権を握る過程を
論証したものです。イギリスは海外の植民地獲得を目指し、フランスはヨーロッパの制覇を目指した
目標の選択の違いが結果としてイギリスの経済力を高めることになり、優勢な海軍を配備することを
可能にした、経済力と海軍力の優越がイギリスに覇権をもたらしたというような内容でした。

『海の政治学』 曽村保信 中公新書 266p 【C】
海が日本の歴史に与えた影響と200海里、排他的経済水域など海洋法の成立について述べられたものです。

『忘却された視点』 保阪正康 中央公論社 292p【B】
核廃絶運動などで反論できない大義を振りかざし、正義を主張することにより自らを安全地帯に置き批判を
封じ、他者に責任を転嫁する主に戦後の左翼知識人や運動家の欺瞞が厳しく糾弾されています。
別に左翼に限られるわけではないと思いますが、大義を掲げることにより、行動の卑しさを糊塗するというな
ことは、結構あるような気がします。
425ですな(9☆9064):2007/09/28(金) 23:34:54
カレン・ハーパー「毒の庭」The Mysterious Press 375p
後のシェークスピアである
という展開を希望します【C】

クリス ラースガード「エア・ハンター―相続人を探せ」集英社474p
スピーディで結構ですな【C】

モーピン アーミステッド「バーバリー・レーン28番地」
ソニーマガジンズ 480p
風俗描写がよくわからないのが辛い【C】

キャサリン・サンソム「東京に暮す―1928~1936」岩波文庫269p
意外と平穏 【B】

ピーター・タスカ「カミの震撼する日」講談社インターナショナル 384p
それはもしかしてギャグで言っているのか【D】
426バカハツ五郎(☆☆1669):2007/09/30(日) 06:38:51
「深夜急行3」沢木 耕太郎著 新潮文庫 P。226 【A】
 いいね。若いって事は。

「寒い国から帰ってきたスパイ」 ジョン・ル・カレ著 早川書房 P.330【B】
 スパイ小説の歴史を変えた一冊。
 イギリスのスパイがいつの間にか東ドイツの・・・・。複雑な内容です。

「裁判長!ここは懲役4年でどうすか」北尾 トロ著 文春文庫 P.333 【A】
 タイトルは思いっきり軽くて入りやすい感じで中を覗いてみたら、おおっと、ヘヴィイ。人生の重さをずしりと感じさせてくれる。

「職業欄はエスパー」森 達也著 角川文庫 P.396 【B】
 超能力。
 俺は肯定する。否定する根拠がないので。

「花宵道中」宮木 あや子著 新潮社 P.251 【B】
 暗い、陰湿、どうしようもない。
 でも、筋立ては巧み。この作家、案外注目株かも。

半魚鳥さん、グラスホッパーさん、HANAさん、かえるくんさん、水無月さん、完走おめでとうございます
427HANA(27☆6234):2007/09/30(日) 21:34:35
バカハツ五郎さん、ありがとうです。

『怖いこわい京都、教えます』 入江敦彦 新潮社 237p
京都の怖い場所に関するエッセー。
例によって寺社の紹介かと思ったら、花園マンション跡地とかいうマニアックな場所まで紹介されていた。
単なる紹介より、こういったエッセー形式の方が場所を身近に感じることが出来る。
つくづく、住んでる時にもう少し回っておけば良かった。【C】

『蜘蛛の糸は必ず切れる』 諸星大二郎 講談社 300p
恐怖小説集。
前作の寺の話(題名は失念)があまりに印象深かったので、今度も期待して読む。
悪くはないんだけど、あれほどのインパクトがある話はなかった。
前作よりも、不条理な話が多くなったように思う。【C】

『雪崩連太郎全集』 都筑道夫 出版芸術社 380p
トラベルライター雪崩連太郎が遭遇した事件が一冊にまとまった。
「白蝋牡丹」「色瑠璃なみだ壺」といった一部を除いて、人間の業が原因となる事件が多い。
大体に於いて主人公は傍観者であり、事件の顛末を見届ける役になっている。全体を見渡すにはこのスタイルの方がいいのか。
「人形責め」「色瑠璃なみだ壺」が傑作。特に後者はブラックウッドの某短編を思い出させる。【C】
428かえるくん(☆×L 3933):2007/09/30(日) 23:23:28
>>グラスホッパーさん、HANAさん、水無月さん、ムツさん
>>半魚鳥さん、ニート1号さん、バカハツ五郎さん
ありがとうございます。
「かえるくん」と呼んで頂いて結構ですよw

『キノの旅(1)』時雨沢恵一 238P【C】
『キノの旅(2)』同上 246P【C】
『ノルウェイの森 上・下』村上春樹 上下合わせて527P【A】
『嘘猫』浅暮三文 206P【B】
『エナメルを塗った魂の比重』佐藤友哉 504P【B】
429りーす(32☆9909):2007/09/30(日) 23:33:39
半魚鳥さん、グラスホッパーさん、HANAさん、かえるくんさん、水無月さん、おめでとうございます。

『たったひとつの冴えたやりかた』ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア(著)(ハヤカワ文庫)387p【B】
お勧めのSF名作としてよく挙げられるので読んでみた。
宇宙旅行へ出かける少女の冒険譚なだけかと思ったら、衝撃の結末だった。

『輝くもの天より墜ち』ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア(著)(ハヤカワ文庫)586p【C】
今頃になって長編が出るとは思わなかった。執筆時期は「たったひとつの冴えたやりかた」の少し前。
他作品でも言及されている悲劇の星が舞台。

『鱗姫』嶽本野ばら(著)(小学館)189p【C】
身体に鱗が広がって行く奇病を患った少女の物語。他の作品と違って、ちょっと気味悪い。

『アンクレット・タワー』真田コジマ(著)(ポプラ社)227p【C】
大賞を取れなかったのは、賞の趣向からズレているからではないのか? 
これが文藝賞あたりなら全く問題無いと思う。
登場人物が多いのに接点があまり無いので纏まりが悪いけど。

『だれが「本」を殺すのか 上』佐野眞一(著)(新潮文庫)510p【B】
『だれが「本」を殺すのか 下』佐野眞一(著)(新潮文庫)467p【B】
綿密な取材と構成で、現在の出版事情を論じる力作。
430りーす(33☆2563):2007/09/30(日) 23:35:40
『憲法が変わっても戦争にならないと思っている人のための本』高橋哲哉、斎藤貴男(編・著)(日本評論社)216p【D】
視点が公平ではなく左側に思想が偏りすぎているし、感情論が多すぎる。

『バガージマヌパナス』池上永一(著)(新潮社)262p【C】
舞台は石垣島。遊んで暮らす怠け者美少女に神託があり、ユタ(巫女)になれと言われてしまう。

『私のKnightになってよネ!』佐藤了(著)(ファミ通文庫)316p【C】
ツンデレなラブコメかと思ったら、後半で急展開するバランスの悪さ。

『8万文字の絵』日比野克彦(著)(PHP新書)184p【C】
『メイド・インプリンセス』わかつきひかる(著)(美少女文庫)264p【C】
『カラシニコフ』松本仁一(著)(朝日新聞社)269p【C】
『生きづらい<私>たち』香山リカ(著)(講談社現代新書)202p【C】
『ホッグ連続殺人』ウィリアム・L・デアンドリア(著)(ハヤカワ文庫)361p【B】
『空で逢うとき』川西蘭(著)(河出書房文庫)246p【C】
『不死販売株式会社』ロバート・シェクリィ(著)(ハヤカワ文庫)334p【C】
431真空(☆☆☆☆5559):2007/09/30(日) 23:57:44
『陀吉尼の紡ぐ糸』藤木凛 徳間文庫 460p【C】
なかなか複雑に練られていて面白いですが、
人物、雰囲気、方向性にいちいち京極夏彦の影響が。

『症例A』多島斗志之 角川文庫 574p【A】
非常にリアリティの高い医学サスペンス。傑作。
あからさまにミステリ的なパートはなくても良かったかもしれません。

『マルヴェッツィ館の殺人』ケイト・ロス 講談社文庫 (上)454p(下)453p【C】
中世イタリアの雰囲気は良いのですが、ちょっと無駄に長過ぎ。
ラストの急展開はなかなか。

『容疑者Xの献身』東野圭吾 文藝春秋 352p【B】
数学者の描写も動機も取って付けたようなラストも納得出来るものではありませんが、
これが直木賞というものなのですか……。東野圭吾は他にもっと面白いのが……。
ミステリとしてはそこそこ楽しめました。

『偽書百撰』垣芝折多著 松山巖編 文春文庫 342p【C】
明治七年から昭和四十七年までの様々な書物を紹介しています。
すべて架空のものです。著者と言うか編者の妄想博物館。
私も選書したくなってきました。

『歪んだ創世記』積木鏡介 講談社ノベルス 308p【C】
キワモノメタミステリ、メタフィクション。
癖のある文体、猟奇的シーンなど部分的にはかなり好みなのですが、
ぶっ飛び過ぎた部分はいまいち意図が不明。
当時のメフィスト編集部の熱に浮かされた様子は何となく分かりますが。
432一年生(6459):2007/10/01(月) 14:07:49
【B】『なぜ人間には宗教が必要なのか』 ひろさちや (講談社) 251p
【B】『人生の価値 それとも 無価値』 ひろさちや (講談社) 222p
【B】『仏教「死後の世界」入門』 ひろさちや (講談社+α新書) 197p
【B】『仏教に学ぶ老い方・死に方』 ひろさちや (新潮社) 219p
【B】『仏教 はじめの一歩』 ひろさちや (春秋社) 217p

『「狂い」のすすめ』で好きになったひろさちや先生の本をまとめて読んでみました
内容はかなり重複しますが、平易な言葉で書かれているのですらすら楽しく読めました
433ムツ(3☆584):2007/10/01(月) 15:03:51
「てるてるあした」加納 朋子 幻冬舎 349p【C】
「いちばん初めにあった海」加納 朋子 角川書店 277p【C】
「夜明けの街で」東野 圭吾 角川書店 336p【C】
434一年生(6668):2007/10/03(水) 12:41:09
【A】『14歳からの哲学』 池田晶子 (トランスビュー) 209p
大学生が読んでも全く問題ありませんね
入り口として大変すぐれた本だと思いました。読んでよかった
435('A`):2007/10/04(木) 04:51:42
9月1日〜9月30日までの集計です。

1位…水無月選手(20421P)【2/47位】
2位…りーす選手(7098P)【1/47位】
3位…ムツ選手(6733P)【18/47位】
4位…HANA選手(6672P)【3/47位】
5位…半魚鳥選手(5850P)【26/47位】
6位…ニート1号選手(5108P)【10/47位】
7位…グラスホッパー選手(4978P)【28/47位】
8位…かえるくん選手(4258P)【4/47位】
9位…バカハツ五郎選手(3764P)【19/47位】
10位…deer選手(3009P)【39/47位】
11位…真空選手(2943P)【12/47位】
12位…テタ選手(1511P)【8/47位】
13位…一年生選手(1325P)【37/47位】
14位…クゥ選手(1238P)【43/47位】
15位…ですな選手(755P)【6/47位】

過ごし易い季節になりました('A`)
436(*'A`)<こちらは実況です!:2007/10/04(木) 04:53:24
(*'A`)<りーす選手が33回目の完走です!
(*'A`)<水無月選手が31回目の完走です!
(*'A`)<HANA選手が27回目の完走です!
(*'A`)<かえるくん選手が13回目の完走です!
(*'A`)<半魚鳥選手が1回目の完走です!
(*'A`)<グラスホッパー選手が1回目の完走です!


(*'A`)<ニート1号選手が、13位から10位に順位を上げました!(トップ10入り!)
(*'A`)<真空選手が、14位から12位に順位を上げました!
(*'A`)<ムツ選手が、19位から18位に順位を上げました!
(*'A`)<バカハツ五郎選手が、20位から19位に順位を上げました!
(*'A`)<半魚鳥選手が、33位から26位に順位を上げました!
(*'A`)<グラスホッパー選手が、35位から28位に順位を上げました!
(*'A`)<一年生選手が、38位から37位に順位を上げました!
(*'A`)<deer選手が、42位から39位に順位を上げました!
(*'A`)<クゥ選手が、圏外から43位に順位を上げました!

http://dokusyomarason.blog76.fc2.com/
437('A`):2007/10/04(木) 05:02:17
>>バカハツ五郎さん
>>426で21699Pとありますが、>>384では24700Pとなっているんですよね。
なので、>>384の24700Pから、>>426での書き込み分である1536Pを足した「26236P」で集計しました。
もし間違っていたら、このスレでも、まとめサイトの方でも、どちらでもいいので報告してください。
438りーす(33☆4200):2007/10/04(木) 14:17:40
ムツさん、完走おめでとうございます。
('A`)さん、集計ありがとうございます。

『まほろ駅前多田便利軒』三浦しをん(著)(文藝春秋)334p【C】
無難に面白いけど、これで直木賞受賞はどうかと思う。
こんなので受賞されては、もっと実力あるのに貰えてない人々が浮かばれまい。

『むかしのはなし』三浦しをん(著)(幻冬舎)267p【C】
昔話があまりにも変貌しすぎで、途中からなんとなく背景がSFっぽく。
しかし作者の理解度不足で相対性理論に関して間違いがある。

『三ヶ月の魔法』上島拓海(著)(ファミ通文庫)214p【E】
文章下手とか言うレベルじゃない。明らかに日本語がおかしい。
これは内容以前にE評価しかつけようが無い。
ラノベって、編集者がちゃんと読んでチェックしてあげないのだろうか?

『シュガーな俺』平山瑞穂(著)(世界文化社)238p【C】
世界初、糖尿病小説? 著者が自らの体験を踏まえ小説に。

『つばき、時跳び』梶尾真治(著)(平凡社)315p【C】
カジシンだけに、時代考証等甘い部分は多々あるけど、素直にタイムトラベル物として読めばいいと思う。

『憂鬱アンドロイド』真嶋磨言(著)(電撃文庫)269p【D】
薄口すぎでページの下半分が白すぎる。
439無名草子さん:2007/10/05(金) 15:39:47
りーすさん、ムツさん、完走おめでとうございます。
('A`)さん、いつも集計ありがとうございます。

『世宗大王の生涯』 板倉聖宣 仮説社 128p 【C】
農業や出版、ハングルの作成に力を入れた李氏朝鮮の啓蒙君主の伝記。

『世界を動かす石油戦略』 石井彰/藤和彦 ちくま新書 222p 【B】
石油を戦略物資というよりも、金を払えば買える市況商品という観点を重視して、アメリカ、ロシア、中国などの
石油についての考え方を論じたものです。私が読んだイラク戦争に対するアメリカの考え方の説明としては
最も説得力があると感じました。

『沈黙のファイル』 共同通信社社会部編 共同通信社 382p 【C】
先日亡くなられた大本営参謀から伊藤忠商事の会長を務めた瀬島龍三氏の事績を関係者の証言から浮かび上がらせた
ノンフィクションです。大本営参謀の無責任さ、戦後賠償を基に日本企業がアジア諸国に進出していく様子、
シベリア抑留時の旧軍派と親ソ派の対立など簡潔ながら大変よく書けていると思いました。

『反省』 鈴木宗男/佐藤優 アスコム 293p 【C】
440ニート1号(☆☆☆☆8885):2007/10/05(金) 15:42:41
名前とページ数が抜けました。上はニート1号です。
441水無月(32☆2936) :2007/10/06(土) 09:53:23
('A`)さん、いつも集計ありがとうございます。
りーすさん、ムツさん、完走おめでとうございます。
ムツさん、半魚鳥さん、バカハツ五郎さん、りーすさん有難うございます。

「墓石の伝説」 逢坂剛 毎日新聞社 p519 【C】
  西部劇ファンなら感涙ものの小説だと思うんだけど。西部劇殆ど見たことない。
「太平洋の薔薇」上下 笹本稜平 中央公論新社 p305+p314 【C】
  荒れ狂う大海原対老練の船長+国家のエゴ対個人のヒューマニズム
  +国際的なテロリズム対家族の情と盛り沢山。
「文明怪化」 高橋克彦 集英社 p305 【C】
   完四郎広目手控シリーズの4作目。このシリーズもついに明治になっちゃいましたか。
「前巷説百物語」 京極夏彦 角川書店 p724 【B】
   巷説百物語シリーズ第4弾にしてプロローグ編。御行姿になる前の駆け出し時代の又市の話。
「兄弟の血」 マイケル・C・ホワイト 文藝春秋 p375 【B】
  降雪数十センチの僻村に生きる人々の暮らしが鮮烈な印象を残すミステリ。  
442水無月(32☆2936) :2007/10/06(土) 09:54:54
「アクセラレイション-シリアルキラーの手帖-」 グラム・マクナミー MAG Garden  p309 【B】
  「アクセラレイション」というタイトルわけわからないし、著者名聞いたことないし、
  だったけど優れもののミステリ。ビターな青春を描いて読後感さわやか。
「CLOW 爪」 ケン・ユーロ&ジョー・マック ハヤカワ文庫 p436 【D】
  動物園の虎が飼育員を襲って食い殺す。この時点ではまだ折の中にいるからともかくも、
  園脱走後は人を食いつつ逃げる虎は射殺も当然なのでは。虎を守ると意気込むヒロインに全然共感できなかった。

「本泥棒」 マークース・ズーサック 早川書房 p679 【B】
「アイアンマン」 クリス・クラッチャー ポプラ社 p298 【B】
「ビースト」 アリー・ケネン 早川書房 p294 【C】
「エア・ハンター 相続人を探せ」 クリス・ラースガード 集英社 p463 【B】
「ハッカー」 マロリー・ブラックマン 偕成社 p281 【C】
「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」 リック・リオーダン ぽるぷ出版 p517 【C】
「グレイ・アーサー1 おばけの友だち」 ルイーズ・アーノルド ヴィレッジ・ブックス p360 【C】
「ゆきあたりばったり文学談義」 森毅 ハルキ文庫 p198 【C】
「ドン・キホーテのリボン」 鴻上尚史 扶桑社 p271 【C】
443半魚鳥(☆5744):2007/10/08(月) 00:46:24
ニート1号さん、バカハツ五郎さん、りーすさん、有難うございます。
りーすさん、ムツさん、完走おめでとうございます。
('A`)さん、いつも集計有難うございます。お疲れ様です。

『リロイ アンド スティッチ』 橘高弓枝 偕成社 P190 【C】
『ZOKU』 森博嗣 光文社 P316 【C】
『ZOKUDAM』 森博嗣 光文社 P309 【C】
『6時間後に君は死ぬ』 高野和明 講談社 P347 【C】
『祇園のうら道、おもて道』 岩崎究香 幻冬舎 P259 【C】
『問題な日本語』 北原保雄 大修館書店 P164 【C】

『被害妄想彼氏』 アポロ スターツ出版 P271 【B】
→携帯小説。良作…とは言い難いが、笑えた。面白かった。
『憑神』 浅田次郎 新潮社 P283 【B】
→映画原作。久々の時代小説だったが、すんなり読めた。
『人間失格』 太宰治 新潮社 P139 【A】
→読むのは4回目。今回は言葉をじっくり噛締めながら。
『ロック・フェスティバル』 西田浩 新潮社 P203 【C】
→ロック好きにはたまらん1冊。フェスというより、洋ロック史が中心な感じもしたが…。
『その思い出いただきます』 山本成美 新風社 P106 【C】
→大人のための童話。癒される。
『松本の兄』 松本隆博 秋田書店 P159 【C】
→ダウンタウン・松本人志の兄の自伝。松本本人の本も読んでみたくなった。
444バカハツ五郎(☆☆7248):2007/10/08(月) 13:15:57
「トウモロコシから読む世界経済」江崎 隆司著 P.195 光文社新書【C】
 穀物増産の必要性、価格決定のメカニズムを解説。
 
「それぞれの芥川賞 直木賞」豊田 健次著 P.245 文春新書 【C】
 巻末の受賞者一覧は眺めていて楽しい。
 野呂 邦楊、山口 瞳、向田 邦子の受賞当時のエピソードが中心。

「日の名残り」カズオ・イシグロ著 P.358 早川書房 【B】
 執事という職業がもうひとつ、よく理解できません。

「ベストセラーだけが本である」 永江 朗著 p.214 筑摩書房 【B】
 日本の書籍販売システムのさわりの部分が分かりました。

:('A`):さん。ありがとうございました。

りーすさん、ムツさん、完走おめでとうございます



445りーす(33☆7232):2007/10/09(火) 02:37:49
ニート1号さん、水無月さん、半魚鳥さん、バカハツ五郎さん、有難うございます。
水無月さん、おめでとうございます。

『少女には向かない職業』桜庭一樹(著)(東京創元社)231p【C】
確かに殺人者は少女には向かない職業だ。いかにも中高生受けしそうな内容ではある。

『青年のための読書クラブ』桜庭一樹(著)(新潮社)231p【C】
題名は青年だが、お嬢様女子高が舞台で女ばかり出てくる。

『少女七竈と七人の可愛そうな大人』桜庭一樹(著)(角川書店)273p【C】
普通だったら少女小説にしかならないような素材で、よくここまで料理したものだと感心。

『赤朽葉家の伝説』桜庭一樹(著)(東京創元社)309p【C】
名門一族の女性三代に亘る力作。

『書店繁盛記』田口久美子(著)(ポプラ社)307p【C】
書店業界裏事情。

『レンテンローズ 笑う月』太田忠司(著)(富士見ミステリー文庫)216p【C】
シリーズ2作目。童謡の歌詞になぞらえて起こる連続殺人。ラストが微妙。

『レンテンローズ 囁く百合』太田忠司(著)(富士見ミステリー文庫)226p【D】
シリーズ3作目。またしても連続殺人事件が起こるが、謎解きも無くてさらに劣化。
シリーズが進むにつれて、どんどん完成度が悪くなる気がする。

『サハラに死す―上温湯隆の一生』長尾三郎 (編)(講談社文庫) 242p【B】
『サハラに賭けた青春―上温湯隆の手記』上温湯隆(著)(時事通信社)272p【B】
『現代小説のレッスン』石川忠司(著)(講談社現代新書)231p【C】
『植物性恋愛』松本侑子(著)(集英社文庫) 214p【C】
『偽天国』中野翠 (著)(文春文庫)280p【C】
446ムツ(3☆2380):2007/10/09(火) 18:21:25
('A`)さん、いつも集計ありがとうございます。
りーすさん、水無月さん、完走おめでとうございます。
りーすさん、ニート1号さん、水無月さん、半魚鳥さん、バカハツ五郎さん、ありがとうございます。

「ジハード10」定金 伸治 集英社 210p【C】
「ジハード11」定金 伸治 集英社 210p【C】
「ジハード外伝」定金 伸治 集英社 220p【C】
「私の嫌いな10の人びと」中島 義道 新潮社 208p【C】
「ひとを“嫌う”ということ」中島 義道 角川書店 238p【C】
「世界のとんでも法律集」盛田 則夫 中央公論新社 190p【C】
「深紅の月のしずく」レベッカ・ヨーク ランダムハウス講談社 520p【C】
447テタ(7☆5413):2007/10/09(火) 21:41:11
りーすさん、ムツさん、完走おめでとうございます。

『大転落』イーヴリン・ウォー 岩波文庫 325p
ユーモア小説。【C】

『墨攻』酒見賢一 新潮文庫 170p
古代中国において、非戦論を説き、実際面では守城の戦闘集団でもあった
謎の教団の話。語りの雰囲気がよい。【B】
448一年生(7505):2007/10/10(水) 17:11:33
('A`)さん、集計お疲れ様でした

【A】『青い光が見えたから 16歳のフィンランド留学記』高橋 絵里香 (講談社) 286p
良い本に出会いました。著者とフィンランド人の人柄がうかがい知ることが出来て、読後感が清清しかったです。
【C】『ウェブログの心理学』 山下 清美 ほか (NTT出版) 209p
ちょっとしたインターネットの歴史教科書としても読めて、面白かったです
【C】『捨てる哲学』 佐藤 康行 (日新報道) 192p
言っていることはすばらしいけど、読み物としてはちょっと退屈
【C】『100文字でわかる心理学』 渋谷昌三 (ベスト新書) 150pくらい?
ぱぱっと読むには最適です
449一年生(7505):2007/10/10(水) 17:14:12
【C】『1日30分を続けなさい』 古市幸雄 (マガジンハウス) 224p
自己啓発・勉強法系の本を読んだことがある人なら、読む必要はありません
Amazonのレビューで大学を貶されているのが悲しかった……
450一年生(7729):2007/10/10(水) 17:14:48
何度もごめんなさい、ページ数追加です
451ニート1号(5☆696):2007/10/11(木) 02:49:14
水無月さん完走おめでとうございます。

『ライオンと蜘蛛の巣』 手嶋龍一 幻冬舎 237p 【C】
海外を舞台にしたスノッブなエッセイ集。

『憲法学校』 福島みずほ編 明石書店 219p 【D】
「日本は軍国主義化している」『平和憲法を守れ!」といった相変わらずな内容です。

『隣りのチャイナ』 橋爪大三郎 夏目書房 357p 【C】
中国の学者との対談や著者の論稿をまとめたものです。10年以上前の記事が
含まれていますが、中国の発展と問題点を当時から指摘している点は
高く評価できると思います。

『司馬遼太郎 歴史のなかの邂逅(4)』 司馬遼太郎 中央公論新社 394p 【C】
歴史上の人物や組織を題材にしたエッセイ集。鎌倉幕府の成立を論じたものや
日本と中国の比較論はなるほどと思いました。

『「戦争学」概論』 黒野耐 講談社現代新書 301p 【C】

『天皇・反戦・日本』 浅羽通明 幻冬舎 303p 【C】
452一年生(8572):2007/10/11(木) 18:37:24
【C】『親より稼ぐネオニート―「脱・雇用」時代の若者たち』今一生 (扶桑社新書) 255p
ひらきこもりのすすめのほうは、クリエイティブに特化
こっちは、アファリエイトとか株について。ひらきこもりのほうがいい
【C】『教員をめざす人の本 2008』八尾坂修 (成美堂出版) 239p
わかりやすい
【A】『インターネット中毒』 キンバリー・ヤング (毎日新聞社) 349p
98年の本。9年経っても、本質は全く変わらないものです
ネット依存の教科書
453木の葉(1070):2007/10/12(金) 00:44:36
はじめまして。参加したいと思います。

「灰色のダイエット・コカコーラ」佐藤友哉 224p【C】
  作者の出身地に在住してる身として作者の気持ちはよくわかる
「きらきらひかる」       江國香織 201p【C】
  登場人物がみんなちょっとおかしい
「ゲルマニウムの夜」      花村萬月 247p【B】
  エログロ。キックガッツのシーンやばい。今度本屋で続き探してきます
「エナメルを塗った魂の比重」  佐藤友哉 398p【C】
  現実にはありえないこと起こりすぎだがそこがチャームポイントなんだろうな
454ですな(10☆1062):2007/10/13(土) 00:10:03
ジョルジュ・サンド「笛師のむれ」岩波文庫上303p下318p
なぜ上巻に解説がついているのか【B】

コリン・ホルト・ソーヤー「氷の女王が死んだ」創元推理文庫363p
金持ちは優雅なものです【C】

谷川流「涼宮ハルヒの憂鬱」角川スニーカー文庫307p
谷川流「涼宮ハルヒの溜息」角川スニーカー文庫278p
馬鹿にできません特に長門嬢【C】

ジェフリー・フォード「ガラスのなかの少女」早川書房429p
敵がこんなにくだらない奴でなければ良いのに【C】


>>435(*'A`)殿
いつも集計ありがとうございます
文句をつけて申し訳ないのですが
私のページ数は3755pではないでしょうか


455ですな(10☆1062):2007/10/13(土) 00:11:47
さらに申し訳ない
('A`)殿とお呼びするべきでした
失礼しました
456('A`;)@改訂版:2007/10/13(土) 01:20:12
>>ですなさん
すいません!確かに3755Pでした!
まとめサイトの方も直しておきます><
指摘ありがとうございました。以後、気を付けます。

9月1日〜9月30日までの集計です。 (改訂版)

1位…水無月選手(20421P)【2/47位】
2位…りーす選手(7098P)【1/47位】
3位…ムツ選手(6733P)【18/47位】
4位…HANA選手(6672P)【3/47位】
5位…半魚鳥選手(5850P)【26/47位】
6位…ニート1号選手(5108P)【10/47位】
7位…グラスホッパー選手(4978P)【28/47位】
8位…かえるくん選手(4258P)【4/47位】
9位…バカハツ五郎選手(3764P)【19/47位】
10位…ですな選手(3755P)【6/47位】
11位…deer選手(3009P)【39/47位】
12位…真空選手(2943P)【12/47位】
13位…テタ選手(1511P)【8/47位】
14位…一年生選手(1325P)【37/47位】
15位…クゥ選手(1238P)【43/47位】
457HANA(27☆6983):2007/10/14(日) 18:57:06
('A`)さん、いつもありがとうございます。
りーすさん、ニート1号さん、半魚鳥さん、ありがとうございます。
ニート1号さん、水無月さん、ですなさん、完走おめでとうございます。
木の葉さん、これからよろしくです。

『器怪の祝祭日』 種村季弘 沖積社 259p
文芸評論集。
読んでいるものは理解しやすいものの、それ以外に関しては内容に触れている部分が少ない為、多少理解に困る部分がある。
短歌等に関しては全文がある為にわかりやすいかな。
それよりも種村節を存分に楽しむことが出来たことの方が大きいかな。【C】

『アムネジア』 稲生平太郎 角川書店 246p
幻想ミステリ。
前作の導入がカメラ・オブ・スキュラという風雅なものだったが、今回は闇金という割と即物的なもの。
それでも何とも言えぬ雰囲気が全体を覆っていて、好きな人にはたまらない。
ラスト多少理解に苦しむ部分があったが、附記の部分で謎が解け、そこの怖さは又格別。【B】

『赤い水泳着』 横溝正史 出版芸術社 254p
単行本未収録作品が多数。
戦後のような重厚な作品は望むべくもないが、それでも横溝らしさはあちこちに出ている。
好みは伝奇ロマンの香り漂う髑髏鬼と紫の道化師。
表題作はよく似たトリックがクリスティにあったなあ。【C】
458HANA(27☆8145):2007/10/14(日) 19:07:44
『三島由紀夫集 雛の宿』 三島由紀夫 ちくま文庫 382p
三島由紀夫を読むのはほとんど初めてなので、ガイドブックとしても重宝した。
「仲間」以外は全て未読なので、得した気分。中でも「英霊の聲」と「小説とは何か」を読めたのは大きい。
「切符」とか「鴉」といった人間の錯覚じみたものを扱った方が好みではあったが。【C】

『銀河の道虹の架け橋』 大林太良 小学館 813p
世界各地の銀河伝承、虹伝承を集大成したもの。
膨大な資料にただただ圧倒され、細かい部分まで読み込めなかった。
それでも巻末のまとめに教えられること多し。【C】

『宮田登日本を語る14 海と山の民俗』 宮田登 吉川弘文館 237p
海と山に関する民俗の論考。
海は文化の伝播が中心となっている。「海上の道」以来の民俗学のセオリーかもしれない。
個人的には信仰を扱った山の部分が興味深い。
具体的な例を出している「岩木山信仰」、
わかりやすくまとめられた「潜在意識に潜むもの」が面白く読めた。【C】
459水無月(33☆1148):2007/10/16(火) 08:22:14
木の葉さん、始めまして。よろしくお願いします。
ニート1号さん、完走おめでとうございます。
りーすさん、ニート1号さん、HANAさん有難うございます。

「魔海の冒険 パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々2」 リック・リオーダン ぽるぷ出版 p381 【C】
  2に入って調子が出て来ました。やっぱりシリーズものは2冊目から、かな。
「夜中に犬に起こった奇妙な事件」 マーク・八ッドン 早川書房 p368 【C】
  親視点で読めばかなり重たい小説かもしれない。
「異界」 鳥飼否宇 角川書店 p259 【D】
  仲人口と帯は信用出来ない。南方熊楠は出てくるけど、全然伝奇してないじゃん。怒。
「牙をむく都会」 逢坂剛 中央公論新社 p607 【C】
  筋とは関係無しの古いハリウッド映画の薀蓄が内容の三分の一は占めてる。
  邪魔な人には邪魔だろうけど嬉しい人にはメチャ嬉しいだろうと思う。
「オデパン」 藤本ひとみ 文藝春秋 p361 【D】
  しまった。「恋愛オデパン」先に読んじゃった。「オデパン」の方が1作目だったか。
「クジラの彼」 有川浩 角川書店 p236 【C】
  「空の中」「海の底」読んでから読むべき。ベタ甘ロマンス小説集。
「きみはポラリス」 三浦しをん 新潮社 p294 【D】
  三浦しをんさんは小説は当たり外れの幅が大きいなあ。これは殆ど駄目だった。恋愛短編小説集。
「この人と結婚するかも」 中島たい子 集英社 p162 【C】
  2編収録の中編集。案外ありえる(心当たりもなくもない)妄想を取り扱っているので微苦笑。

460水無月(33☆1148):2007/10/16(火) 08:23:37
「紅珊瑚の簪 一文字屋お紅実事件帳」 築山桂 廣済堂文庫 p282 【D】
「御堂筋の幻 一文字屋お紅実事件帳」 築山桂 廣済堂文庫 p250 【D】
「蔵屋敷の遣い 甲次郎浪華始末」 築山桂 双葉文庫 p294 【D】
「おねだり女房 影十手活殺帖」 宮本昌孝 講談社 p231 【C】
「瓦版屋佐吉綴込帳」 古荘多聞 文藝春秋 p247 【C】
「町医北村宗哲」 佐藤雅美 角川書店 p330 【C】
「安政大変」 出久根達郎 文藝春秋 p263 【C】
「帝都幻談」上下 荒俣宏 文藝春秋 p374+p443 【C】
「凶鳥の如き忌むもの」 三津田信三 講談社 p378 【D】
「誰か」 宮部みゆき 実業之日本社 p375 【C】
「名もなき毒」 宮部みゆき 幻冬社 p487 【C】
「黒魔館の惨劇」 友成純一 光文社文庫 p303 【C】
「裁判長!これで執行猶予は甘くないすか」 北尾トロ 文藝春秋 p225 【C】
「ドリームハンター 虹のオペラ」 エリザベス・ノックス NHK出版 p479 【A】
「ドリームハンター 震える大地」 エリザベス・ノックス NHK出版 p583 【A】
461ムツ(3☆3770):2007/10/17(水) 22:11:46
ニート1号さん、水無月さん、ですなさん、完走おめでとうございます。
テタさん、ありがとうございます。

「ヴェネツィアの悪魔 上下」デヴィッド・ヒューソン ランダムハウス講談社 393p+381p
「人に優しくされる技術」にらさわ あきこ 中経出版 189p
「不気味で素朴な囲われた世界」西尾 維新 講談社 239p
「時間はどこで生まれるのか」橋元 淳一郎 集英社 188p
462かえるくん(☆×L 6686):2007/10/18(木) 03:33:21
『スプートニクの恋人』村上春樹 318P【C】
『国境の南、太陽の西』同上 299P【C】
『村上ラヂオ』 同上 217P【C】
『イリヤの空、UFOの夏 1〜4巻』 秋山瑞人 合わせて1262P【A】
『DDD2』奈須きのこ 413P【B】
『世界は密室でできている』舞城王太郎 244P【C】
463グラスホッパー(☆2605):2007/10/19(金) 01:56:57
10月初参戦です。
半魚鳥さん、ニート1号さん、バカハツ五郎さん、りーすさん、お礼も言わず申し訳ありませんでした。
↑もうなんのこったか判らないくらいの話ですが・・・。
ムツさん、りーすさん、水無月さん、ニート1号さん、ですなさん、もう1回水無月さん(!)、完走おめでとうございます。
('A`;)さん、集計ありがとうございます。
木の葉さん、はじめまして、よろしく。

『新書百冊』坪内祐三 新潮新書 P252 【B】
『美しい国へ』安倍晋三 文春新書 P232 【B】
『機動戦士ガンダムUC @ユニコーンの日(上)』福井晴敏 角川書店 P234 【C】
『機動戦士ガンダムUC Aユニコーンの日(下)』福井晴敏 角川書店 P222 【C】
『ガンダム・モデル進化論』今柊二 祥伝社新書 P247 【E】
464deer(6343):2007/10/20(土) 00:55:59
私も約一ヶ月振りの参戦です。
('A`)さん、集計ありがとうございます。

「パーフェクト・ワールド 5 Five-star」 清涼院流水 (講談社BOX) 171P 【C】
「パーフェクト・ワールド 6 Sixth Sense」 清涼院流水 (講談社BOX) 166P 【C】
「少年計算機」 石田 衣良 (文集文庫) 345P 【B】
「骨音」 石田 衣良 (文集文庫) 364P 【B】
「うつ・ストレス・不安には『軽い運動』」 生田 哲 (PHP) 131P 【B】
「誠刀・銓」 西尾 維新 (講談社BOX) 206P 【B】
「黒娘-アウトサイダーフィメール」 牧野 修 (講談社ノベルス) 275P 【C】
「プルトニウムと半月」 沙藤 一樹 (角川ホラー文庫) 393P 【B】
「精神科にできること」 野村 総一郎 (講談社現代新書) 217P 【B】

465ニート1号(5☆1986):2007/10/20(土) 01:33:15
木の葉さんはじめまして。よろしくお願いします。
ですなさん、水無月さん、完走おめでとうございます。
HANAさん、水無月さん、ムツさん、グラスホッパーさん、ありがとうございます。

『悪人志願(上)(下)』 梶山季之 講談社 236p+229p 【D】
気に入った女性は手込めにし、手付金詐欺と乗っ取りで事業を拡大していく西武グループ創業者堤 康次郎を
モデルにして描いた小説。モデルに対する悪意があり、リアリティが感じられません。

『見切り千両』 梶山季之 パンローリング 292p 【D】
相場を題材にした復讐劇。主人公の復讐の動機がイマイチ理解できませんでした。

『李朝残影』 梶山季之 インパクト出版会 363p 【C】
終戦間際の大日本帝国統治下のソウルを舞台にした短編小説を集めたものです。
大日本帝国の大義を信じきれず良心に苛まれる支配者としての日本人の苦悩が
よく書けていると思います。

『墨攻』 酒見賢一 新潮文庫 170p 【C】
大国の侵略を防ぐには、武力による抵抗もやむなしとする墨子の教えを報じる若き戦闘技術者の物語。
報じる思想が理にかなうものであって、リーダーが無私で公平であったとしても全員が
納得するわけではないという組織として意思を徹底することの難しさを感じました。
466ニート1号(5☆4111):2007/10/20(土) 01:35:15
『戦後責任論』 高橋哲也 講談社 258p 【C】
ホロコースト否定論と南京、慰安婦否定論の論理構成の類似性を指摘している点はなるほどと思いました。
議論の筋は通っているのではと思いました。

『周公旦』 酒見賢一 文藝春秋 200p 【C】
古代中国周王朝の成立に貢献した周公旦を描いた小説。

『三国志(六)』 宮城谷昌光 文藝春秋 350p 【C】
赤壁の戦いと魏と呉の荊州争奪戦までのお話。三国志演義とは異なる宮城谷氏の人物評価は
なかなか興味深いです。

『平成三十年』 堺屋太一 朝日新聞社 381p+400p 【D】
キャリア官僚を主人公にして今から10年後の平成三十年をシュミレーションした小説です。
為替は円安、貿易収支は赤字、財政は今より一層悪化した状態が描かれていますが主人公が
キャリア官僚だからなのでしょうか、あまり困窮しているようには感じられません。
堺屋氏が描く10年後に普及している電子機器や庶民の生活もなにか違うような気がします。

『権力社会中国と文化社会日本』 王雲海 集英社新書 189p 【C】

『戦争観なき平和論』 保阪正康 中央公論新社 347p 【C】
467バカハツ五郎(☆☆8636):2007/10/20(土) 15:02:09
「平壌ハイ」 石丸 元章著 文春文庫 P.383 【A】
 北朝鮮のいい加減な部分が浮き彫りにされている。笑える。
 庶民の暮らしぶりは殆ど紹介されていない。
「となりの宇宙人」 半村 良著 河出文庫 P.360 【A】
 1970年代の日本の世相を垣間見ることが出来る。半村さんは自動車がかなり
お嫌いだったようですね。
「100億円はゴミ同然」 坪井 信行著 幻冬社文庫 P.198 【B】
 証券会社のアナリストやトレーダーの日常を描いている。本のタイトルは相当インチキ臭いが内容は至ってまとも。
「暴走老人」 藤原 智美著 文芸春秋 P.212 【A】
 ネットワーク社会の進展と、少子高齢化社会の進行による独居者の増加は暴走する老人を生む。
 なんか、納得してしまった。
「漂泊の人々」緒方 修著 リヨン社 P.245 【B】
 祖国をはなれ異国にしがみついて生きていかなければならない人々のルポ。

木の葉さんはじめまして。
ニート1号さん,水無月さん、完走おめでとうございます。

468りーす(34☆0175):2007/10/21(日) 15:08:20
ムツさん、テタさん、グラスホッパーさん、ありがとうございます。
ニート1号さん、ですなさん、水無月さん、おめでとうございます。
木の葉さん、よろしくお願いします。

『透きとおった糸をのばして』草野たき(著)(講談社)210p【C】
第40回講談社児童文学新人賞受賞作。

『さよならの空』朱川湊人(著)(角川書店)356p【C】
オゾンホールを塞ぐ物質の副作用で、夕焼けが失われた近未来世界の寓話。

『超魔球スッポぬけ!』朱川湊人(著)(幻冬舎)242p【C】
なんかいつもと違うタイプの題名だと思ったら、小説ではなくてエッセイだった。

『デモナータ2幕 悪魔の盗人』ダレン・シャン(著)(小学館)382p【B】
1巻が非常に気になるシーンで終わっているのに、その続きじゃなくて別の主人公が出てきた。
全部でメインになる主人公が三人いるらしい。時系列としては、前作以前となる。
今回は悪魔の世界デモナータ内部での戦い。

『わたくし率、イン 歯ー、または世界』川上未映子(著)(講談社)133p【E】
わたくしわたくしキチガイ女の妄想盛り沢山で、口の中が気持ち悪くなって来る。
最近の芥川賞関連はこんなのばかりで最悪だ。

『消費不況の経済学』武藤博道(著)(日本経済新聞社)251p【C】
『だから僕は旅に出る』景山民夫(著)(海竜社)189p【C】
『てのひらの闇』藤原伊織(著)(文春文庫)459p【C】
『エキゾティカ』中島らも(著)(双葉社)269p【C】
『白いメリーさん』中島らも(著)(講談社)270p【C】
『微笑家族』中島らも(著)(大阪ビレッジプレス)182p【C】
469一年生(8901):2007/10/21(日) 21:02:54
【C】『かもめのジョナサン』 リチャード・バック (新潮文庫) 140p
【C】『小学生日記』 hanae* (プレビジョン) 189p
470ですな(10☆1633):2007/10/21(日) 21:55:28
>>456('A`)殿
早速のご対応ありがとうございました



クリスティアン・ミュラー「謎のヴァイオリン」新潮社203p
謎というほどでもない【D】

セバスチャン・フィツェック「治療島」柏書房368p
不安と切迫感の表現がよい【C】

もう一冊読んだ本のタイトルがわかりません
聞いてきます
471テタ(7☆6043):2007/10/21(日) 22:11:18
ニート1号さん、ですなさん、水無月さん、完走おめでとうございます。

『それゆけ、ジーヴス』P・G・ウッドハウス 国書刊行会 364p
ユーモア小説。ちょっと抜けた若主人と明敏なる執事のコンビ。
【C】

『アントニーとクレオパトラ』ウィリアム・シェイクスピア 白水uブックス 266p
ジュリアス・シーザー亡きあとの権力争い。【B】
472水無月(33☆5736):2007/10/22(月) 08:38:07
ですなさん、リースさん、完走おめでとうございます。
ムツさん、グラスホッパーさん、ニート1号さん、りーすさん、テタさん有難うございます。

「豚の死なない日」 ロバート・ニュートン・ペッグ 白水社 p165 【B】
  「神様、聞いてください。貧しいってことは地獄です。」 この祈りのなんと痛切なことか。
「マッチメイク」 不知火京介 講談社 p372 【B】
  プロレスに全く関心無くても面白く読めました。プロレス業界が舞台のミステリ。
「女形」 不知火京介 講談社 p317 【B】
  今度は歌舞伎業界が舞台のミステリ。プロレスのマッチョな世界の次は、
  歌舞伎の優雅な世界。どちらもなかなか雰囲気が出てます。
「町長選挙」 奥田英朗 文藝春秋 p252 【C】
  「イン・ザ・プール」「空中ブランコ」に続く伊良部シリーズパート3。伊良部はもういい、みたいな。
「でかい月だな」 水森サトリ 集英社 p274 【B】
  ラノベっぽい材料を上手に調理して一般的な青春小説に仕立てた感じ。第19回小説すばる新人賞。
「カレーライフ」 竹内真 集英社 p457 【C】
  この長さ使っても盛り込みすぎた伏線を予定調和的に畳むだけで精一杯的な感じ。
「ブギーポップは笑わない」 上遠野浩平 電撃文庫 p269 【C】
  基本の筋は陳腐だし荒唐無稽だし。でも小説の組み立て方が重層的で実に巧み。うなっちゃいました。
「酸素は鏡に映らない」 上遠野浩平 講談社 p311 【C】
  日常風世界、冒険活劇風世界、SFアニメ風世界、いろんな世界が同時に存在するような味わい。
473水無月(33☆5736):2007/10/22(月) 08:39:18
「爆笑問題のニッポンの教養 生命のかたちお見せします」 爆笑問題+朝島誠 講談社 p142 【C】
  朝島教授の発生生物学の話は面白かったけど。
  大田っていう人、インタビューそっちのけで自分の意見への同意に執心。どうにかして。
「裁判狂時代 喜劇の法廷★傍聴記」 阿蘇山大噴火 河出文庫 p264 【C】
「被告人前へ 法廷で初めて話せることもある」 阿蘇山大噴火 河出書房新社 p212 【C】
  やっぱり裁判員はやりたくない。でも傍聴だけなら面白そう。
「名セリフ!」 鴻上尚史 文藝春秋 p270 【B】
  ちょいとは戯曲も読んでみようかという気になります。特にアラン・エイクボーン。
「宙飛ぶ教室」 小倉千加子 朝日新聞社 p223 【C】
  エッセイなのに書き手がぼやけて短編小説っぽく感じられる章があるのがなあ。
「本音を申せば」 小林信彦 文藝春秋 p252 【C】
  「人生は五十一から」タイトルのエッセイのシリーズの改題続編シリーズ。2004年版。
「まぼろしの昭和」 小林信彦 文藝春秋 p255 【C】
  「本音を申せば2」です。エッセイは書き手の個性が表に出てこないと面白くない。
「わが推理小説零年」 山田風太郎 筑摩書房 p301 【C】
 単行本未収録エッセイからミステリ関係分を拾ったもの。自伝風の話が特に興味深かった。
「文学賞メッタ斬り! 受賞作はありません編」 大森望・豊崎由美 PARKO出版 p252 【C】
  大森望・豊崎由美お二方の評価は私とはズレがあるんですが、
  ズレに法則性があるので、読む本探すのに大いに参考になります。
474半魚鳥(☆7341):2007/10/23(火) 14:12:16
ニート1号さん、りーすさん、ですなさん、水無月さん、完走おめでとうございます。
木の葉さん、これから宜しくお願いします。

『REVERSE』 石田衣良 中央公論社 P275 【C】
『サイン会はいかが?』 大崎梢 東京創元社 P263 【B】
『かもめ食堂』 群ようこ 幻冬舎 P204 【C】
『山下バッティングセンター』 曽我部敦史 メディアファクトリー P183 【C】

『晩夏に捧ぐ』 大崎梢 東京創元社 P244 【C】
→成風堂書店シリーズ。長編になると話がなかなか進まず、読むのに時間がかかった。

『四畳半神話大系』 森見登美彦 太田出版 P290 【B】
→主人公の4パターンの人生。自分だったらどれが良いだろうと考えてしまった。

『クワイエットルームにようこそ』 松尾スズキ 文芸春秋 P138 【C】
→映画原作。舞台が舞台だけに、一人一人のキャラクターが濃い。
475一年生(9044):2007/10/23(火) 18:53:27
【C】禅の世界 (世界文化社) 143p
良寛さんについて調べていたのでよみました
写真が多く、分かりやすいです
476一年生(9458):2007/10/24(水) 19:32:13
【B】『脳が冴える15の習慣―記憶・集中・思考力を高める』 築山節 (nhk出版) 197p
【B】『フリーズする脳』築山節 (nhk出版) 217p
平易な言葉と、例をたくさんあげて書かれているので、すらすら読めます
ギクリとするところが多かった……
477HANA(27☆8992):2007/10/26(金) 09:05:34
水無月さん、ニート1号さん、りーすさん、完走おめでとうございます。
水無月さんと読んでる本が被ることが多い今日この頃。評価の違いが妙に気になるw

『千の脚を持つ男』 スタージョン、デイヴィッドスン他 創元推理文庫 379p
怪物ホラー傑作選。
現在の小説では、なかなか純粋な怪物というものは登場しないから、懐かしいような作品が多い。
「沼の怪」「千の脚を持つ男」等はB級ホラーの外連味たっぷりで読んでいて楽しい。【B】

『江戸の怪奇譚』 氏家幹人 講談社 246p
江戸の怪奇というと超現実的な話が多いように思われるが、紹介されているのはあくまで人間が中心。
「嫉妬」「イジメ」「老人怪護」という章を見ていくと、現代も昔も問題は変わらないという気がする。
それにしても「ひとつ家」の怖さは別格。【B】

『新しい神の国』 古田博司 ちくま新書 222p
今までの特アを客観的に見たものとは違い、著者の思想が全面的に押し出されて来た感じがする。
ちゃんねらーと茶化しの文化の対比は、所謂サヨクの方々の否定だけのものと比べ実に味わい深い。
というかサヨクに思想の深化と克己は無理だと思うけど。
欲を言えば、もう少し特アの事を書いて欲しかった。【C】
478HANA(28☆288):2007/10/26(金) 09:17:33
『小栗虫太郎全作品3 黒死館殺人事件』 小栗虫太郎 沖積社 309p
作品集三巻目にして大伽藍に到達。
読むのは三回目だけど、読むたびに頭がぐらぐらして変なトリップしそうになる。
読み終わった今になっても、何で犯人があの人なのかわからないまま。
とにかく内容に圧倒されるだけでした。【A】

『坂の町・江戸東京を歩く』 大石学 PHP新書 432p
東京にある坂を紹介。
地名一つにしても、それが定着するまでには様々な因縁があるなあ。道玄坂の由来とか知ってました?
エピソードも豊富でガイドブックとしても楽しめる。
もう一度東京行きたいなあ。【C】

『灯籠爛死行』 赤江瀑 光文社文庫 555p
恐怖編だというけど、「忍夜恋曲者」「原生花の森の司」というしみじみした作品も入っている。
傑作「海贄考」は別格として、「七夜の火」「灯籠爛死行」と怖いものも多い。
幸い、ほとんど初めて読むものばかりで楽しめた。この人の作品なかなか手に入らないんだよなあ・・・【B】
479HANA(28☆833):2007/10/26(金) 09:26:43
『山名耕作の不思議な生活』 横溝正史 徳間文庫 332p
ほとんど再読だけど、ついつい買っちゃう不思議。
作者のナンセンス時代の作品を集めた一冊。後期の因縁に満ちた世界とは違い、都会風であっさりした不思議を描いた作品が多い。
一番好きなのは「鬼火」とかの浪漫時代だけど、こういうのはこういうので好き。【B】

『バラバラ殺人の系譜』 龍田恵子 青弓社 213p
大正から平成に至るまで、日本で起きたバラバラ殺人を解説した一冊。
これを見ているとバラバラにした理由が、悪魔払いとかを例外にしたら運搬を楽にするのが主だとわかる。
しかし、知っていたのは「野口男三郎事件」「玉の井バラバラ殺人」「練馬の一家五人」だけだった。
思ったより頻繁に起っているわけですな。
ちなみにバラバラ殺人という名称は、昭和七年玉の井バラバラ殺人で東京朝日新聞が使ったのが嚆矢。
480無名草子さん:2007/10/26(金) 09:58:11
水無月ってアニオタっぽい名前だな。
481テタ(7☆6613):2007/10/28(日) 20:43:56
HANAさん、完走おめでとうございます。

『裁判長!ここは懲役4年でどうすか』北尾トロ 文春文庫 333p
素人の裁判傍聴記。【C】

『太陽の塔』森見登美彦 新潮文庫 237p
さえない大学生の妄想モノローグ。【C】
482水無月(34☆401) :2007/10/29(月) 14:39:13
HANAさん完走おめでとうございます。
半魚鳥さん、HANAさん、ありがとうございます。
読んでいる本が被るのは、このスレを参考にして読む本を探すことが最近多いから。

>>480さん
本だけで手一杯でアニメまで趣味を広げる余裕はもうないです。
アニメは世界に誇れる日本文化の一つとは思っているのですけれど。

「かかし」 ロバート・ウェストール 福武書店 p302 【B】
  別に邪悪ではない普通の人の心のささくれやありがちな家族の気持ちの行き違いが、
  少しずつのっぴきならない孤独と絶望へ少年を追いつめていく、その怖さ。
  むしろ怪奇要素があるのが息抜きかもと思わせるほど。
「病める狐」上下 ミネット・ウォルターズ 創元推理文庫 p314+p299 【A】
  今年読んだミステリ、マイ・ベスト・ワン決定。前作「蛇の形」より断然よかった。
「聖なる罪びと」 テス・ジェリッツェン 文春文庫 p432 【B】
  「外科医」「白い首の誘惑」に続くリゾーリ警部もの(と言ってよいのかどうか)3作目。ロマンス要素が私のツボ。
「骨の島」 アーロン・エルキンズ ハヤカワ文庫 p399 【C】
「水底の骨」 アーロン・エルキンズ ハヤカワ文庫 p398 【C】
  久し振りにスケルトン探偵ものを読みました。こんなにコミカルでコージーなシリーズだったっけ?
「五匹の子豚」 アガサ・クリスティー ハヤカワ文庫 p317 【B】
  何年ぶりの再読になるのか。冗長な印象だったけど一新。こんなに面白かったとは。
「海にきらめく鏡の城 チャーリー・ボーンの冒険4」 ジェニー・ニモ 徳間書店 p338 【C】
  この小説世界に存在するのは魔法というよりは超能力じゃないかと思うんですが。でもファンタジー。

483水無月(34☆401) :2007/10/29(月) 14:40:02
「道具屋殺人事件 神田紅梅亭寄席物帳」 愛川晶 原書房 p298 【C】
  落語ミステリ。落語入門書にもなってます。ミステリとしては良。ただワトソン役のヒロインにどうしても好感を持てない。
「田舎の刑事の趣味とお仕事」 滝田務雄 東京創元社 p231 【C】
  楽しく読めるバカミス。ただ後半黒川刑事の壊れ具合と黒川夫人の不気味さが行き過ぎでホラーっぽくなっちゃった気が。
「大久保町の決闘」 田中哲弥 電撃文庫 p277 【C】
「大久保町は燃えているか」 田中哲弥 電撃文庫 p306 【C】
「さらば愛しき大久保町」 田中哲弥 電撃文庫 p329 【C】
  ハヤカワ文庫版(新刊)と電撃文庫版(古本)、カバーイラストはハヤカワの方が断然いい。
  でも値段に負けてしまった。お宮の心境がわかったような気がする。寛一さん御免なさい。
「悪魔の国からこっちに丁稚」上下 L・スプレイグ・ディ・キャンプ 電撃文庫 p212+p213 【B】
  翻訳というより翻案ですね、面白いですけど。訳者(田中哲弥氏)後書きによれば
  「今回の翻訳にあたっては、わからないところはばんばんとばすか、
  あるいは適当に想像して書くという手法に徹した。
  調子のいいときなど勝手に話を増やしたりまでした。」だそうです。
484ムツ(3☆7000):2007/10/30(火) 02:50:27
グラスホッパーさん、ありがとうございます。
りーすさん、HANAさん、水無月さん、完走おめでとうございます。
木の葉さん、よろしくお願いします。

「有閑倶楽部1〜10」一条 ゆかり 集英社文庫【C】
321p+331p+333p+333p+311p+321p+325p+324p+305p+326p
485無名草子さん:2007/10/30(火) 09:57:36
>>484
違っていたら悪いのですが、ちょっと気になるので
集英社文庫「有閑倶楽部」10巻は、
ノベライズ版ではなくて、コミック版では?
486ムツ(3☆7000):2007/10/30(火) 18:38:09
487無名草子さん:2007/10/30(火) 18:50:21
ノベルズ(新書)版か、文庫版かと本のサイズを聞いたつもりじゃなくて、
ノベライズされているか(小説か)、コミックか(漫画か)ということを聞いたつもりでした。

【 公式レース規則 】
書き込みは名前の欄にハンドルと総読破ページ数を記入して下さい。
例) 名前:マラソン次朗(5963)[sage] 投稿日:92/13/32 24:28
本文に読んだ本と読んだページ総数を書きましょう。
★漫画はカウントしないでください。
★一冊読み終えた後の書き込みが基本ですが、
読破に時間がかかる本であれば、途中で書き込んで構いません。
★読んだページ数は、大体で構いません。
とりあえずゴールは10000nということでスタート。
488ムツ(3☆7000:2007/10/30(火) 18:56:55
すみません。
どうやら勘違いしていたようです。
489ムツ(3☆7483):2007/10/30(火) 20:06:28
「I love you 」伊坂 幸太郎、石田 衣良、市川 拓司、 中田 永一 祥伝社 322p【C】
「アヒルと鴨のコインロッカー 」伊坂 幸太郎 東京創元社 384p【C】
「オーデュボンの祈り」伊坂 幸太郎 新潮社 464p【C】
「フィッシュストーリー 」伊坂 幸太郎 新潮社 258p【C】
「グラスホッパー」伊坂 幸太郎 角川書店 345p【C】
「チルドレン」伊坂 幸太郎 講談社 347p【C】
「朝日のようにさわやかに」恩田 陸 新潮社 281p【C】
「チョコレートコスモス」恩田 陸 毎日新聞社 516p【B】
「悪意」東野 圭吾 講談社 365p【C】
「まひるの月を追いかけて」恩田 陸 文藝春秋 431p【C】
490ですな(10☆2360):2007/10/31(水) 00:27:07
A.A.ミルン「四日間の不思議」原書房331p
ミステリを装ったユーモア小説
脇役のナンシー嬢の才知が光っています【C】

J.R.ヒメーネス「プラテーロとわたし」岩波文庫396p
ジャムに近い
訳注の多さには辟易させられました【B】

>>483水無月殿
奇遇ですな
私も「大久保町は燃えているか」を購入したところです
旧版では「決闘」しか入手できなかったのですが
本棚に並べると実にアンバランスであります
491バカハツ五郎(☆☆☆359):2007/10/31(水) 06:01:53
「マイルス・デイヴィスとは誰か」小川 隆夫・平野啓一郎著 平凡社新書 p.235 【c】
 マイルスの音楽づくりの変貌の過程が分かりにくく説明してある。
 お勧めCDも紹介されていて、これは楽しい。
『勝利』ディック・フランシス著 ハヤカワ文庫 P.365 【c】
 お馴染み競馬シリーズ。

『外貨で3000万円儲ける法』田平 雅哉著 日本実業出版社 P.221【B】
 いま、流行のFXに関する入門書。取引の仕組みはちょっと複雑。わたしは、やりません。
『私の履歴書〜女優の運命』日経ビジネス人文庫 P.487 【B】
 日本経済新聞で連載されているコラム「私の履歴書」からハイライト。ミヤコ蝶々さんの項ではちょっと、ジーンと来たな。
『老後は銀座で』山崎 武也著 PHP文庫 P.211 【c】
 老後は生活の便が良い銀座のような場所で過ごすのがベストなチョイス。身軽に、食べ過ぎないで、海外旅行はやめて、投資をしないで、ゆったりやれば、いい老後を遅れる。
一部同意する。
『深夜特急 4』沢木 耕太郎著 新潮文庫 P.204 【B】
この時代のアフガニスタンやイランは現在より遥かに平和だったことが分かる。
         
水無月さん、ニート1号さん、りーすさん HANAさん完走おめでとうございます。
492りーす(34☆4443):2007/10/31(水) 06:29:44
水無月さん、半魚鳥さん、HANAさん、ムツさん、バカハツ五郎さん、有難うございます。
HANAさん、水無月さん、バカハツ五郎さん、完走おめでとうございます。
大久保町読みたいのですが、何故か図書館蔵書は歯抜け状態で読めない。
1巻だけ無いとか、誰かが借りたまま紛失してるんでしょうか……。

『深い河』遠藤周作(著)(講談社文庫)373p【B】
『フルハウス』柳美里(著)(文春文庫)190p【C】
『女学生の友』柳美里(著)(文春文庫)267p【C】
『こけたら立ちなはれ』後藤清一(著)(PHP文庫)222p【C】
『立ったらあるきなはれ』後藤清一(著)(PHP文庫)263p【C】
『松下幸之助の人の育て方』松本順(著)(講談社文庫)238p【C】
『やさしくわかるユング心理学』山根はるみ(著)(日本実業出版社)254p【C】
『消滅―空の帝国「パンナム」の興亡』高橋文子(著)(講談社)267p【C】
『AIR DO―ゼロから挑んだ航空会社』浜田輝(著)(WAVE出版)203p【C】
『テレビゲームと癒し』香山リカ(著)(岩波書店)213p【C】
『獏の食べのこし』中島らも(著)(集英社文庫)254p【C】
『砂をつかんで立ち上がれ』中島らも(著)(集英社文庫)246p【C】
『僕にはわからない』中島らも(著)(双葉文庫)278p【C】
『普通の生活』景山民夫(著)(角川文庫)312p【C】
『快楽の動詞』山田詠美(著)(文春文庫)197p【C】
『熱血ポンちゃんが行く!』山田詠美(著)(角川文庫)252p【C】
『A2Z』山田詠美(著)(講談社)239p【C】
493HANA(28☆1644):2007/10/31(水) 20:11:07
テタさん、水無月さん、ムツさん、バカハツ五郎さん、りーすさん、ありがとうございます。
水無月さん、バカハツ五郎さん、完走おめでとうございます。
以前より読みたい「帝都幻談」とか積読になってる「病める狐」とか妙に被るんですよww

『妖術 紛争・疑惑・呪詛の世界』 L・メア 平凡社 300p
アフリカの妖術をテーマにした文化人類学の本。
アフリカの妖術に関する諸問題は手際よくまとめられていたと思う。
興味深かったのは妖術者探知の部分。【C】

『幽霊』 イーディス・ウォートン 作品社 307p
幽霊小説短編集。
イギリスの館を舞台にした小説が多く、何かが起ったという雰囲気を盛り上げるのが上手い。
それが何かは漠然とほのめかされているだけだけど。
一番のお勧めは「万霊節」。人気の消えた屋敷の描写が実にいい。【B】

『韓国が危ない』 豊田有恒 PHP新書 204p
例の国の解説書。
2ちゃんねるやってたら、馴染みの情報が多い。2ちゃんねるって実に優秀な情報入手手段だと思う。
2005年の刊行だけど、酋長のポジションと言動に何の変化もないのが笑える。【C】
494('A`):2007/11/01(木) 12:07:54
10月1日〜10月31日までの集計です。

1位…水無月選手(24113P)【2/48位】
2位…りーす選手(11880P)【1/48位】
3位…ムツ選手(7861P)【17/48位】
4位…ですな選手(6296P)【6/48位】
5位…ニート1号選手(6251P)【10/48位】
6位…HANA選手(5410P)【3/48位】
7位…半魚鳥選手(4343P)【24/48位】
8位…バカハツ五郎選手(4123P)【19/48位】
9位…一年生選手(4105P)【31/48位】
10位…かえるくん選手(2753P)【4/48位】
11位…deer選手(2268P)【37/48位】
12位…テタ選手(1695P)【7/48位】
13位…グラスホッパー選手(1187P)【27/48位】
14位…木の葉選手(1070P)【44/48位】

少し肌寒くなってきました('A`)
495(*'A`)<こちらは実況です!:2007/11/01(木) 12:09:34
(*'A`)<りーす選手が34回目の完走です!
(*'A`)<水無月選手が34回目の完走です!
(*'A`)<HANA選手が28回目の完走です!
(*'A`)<ですな選手が10回目の完走です!(※史上6人目!)
(*'A`)<ニート1号選手が5回目の完走です!
(*'A`)<ムツ選手が3回目の完走です!
(*'A`)<バカハツ五郎選手が3回目の完走です!


(*'A`)<テタ選手が、8位から7位に順位を上げました!
(*'A`)<ムツ選手が、18位から17位に順位を上げました!
(*'A`)<半魚鳥選手が、26位から24位に順位を上げました!
(*'A`)<グラスホッパー選手が、28位から27位に順位を上げました!
(*'A`)<一年生選手が、37位から31位に順位を上げました!
(*'A`)<deer選手が、39位から37位に順位を上げました!
(*'A`)<木の葉選手が、圏外から44位に順位を上げました!

http://dokusyomarason.blog76.fc2.com/
496地上派(1180):2007/11/01(木) 18:28:33
こんばんは。今日から参加させて頂きます!

『推理小説』秦建日子(河出文庫)【C】
『リレキショ』中村航(河出文庫)【C】
『終着駅』森村誠一(集英社文庫)【C】
『むかし僕が死んだ家』(講談社文庫)東野圭吾【B】
497地上派(1180):2007/11/01(木) 18:35:00

ページ数は上から
317p+205p+345p+313pです。
498りーす(34☆8617):2007/11/03(土) 08:32:55
('A`)さん、いつも集計有難うございます。
地上派さん、よろしくお願いします。

『啓示空間』アレステア・レナルズ(著)(ハヤカワ文庫)1039p【C】
文庫なのに嘘みたいな分厚さ。何で上下に分けなかったのか?
滅亡した異星文明の遺跡を調査する考古学者、考古学者を狙う暗殺者、
考古学者を探して旅する亜光速船、三つのパートが結合するのは500ページ以降。
とにかく長すぎる。

『カズムシティ』アレステア・レナルズ(著)(ハヤカワ文庫)1135p【C】
前作と同じ世界設定で別の場所が舞台となる。
復讐を誓う男が仇を追って戦乱の惑星から融合疫に汚染された惑星へ。
別パートで人類初の恒星間移民船団内部での権力闘争が展開される。
時代が異なり、一見すると接点が無い二つの物語がラストで纏る。

『火星の長城』アレステア・レナルズ(著)(ハヤカワ文庫)518p【C】
長編と同じ世界設定での短編集。

『烏金』西條奈加(著)(光文社)253p【C】
大江戸高利貸し物語? ゴメスより面白いと思う。

『いっぺんさん』朱川湊人(著)(実業之日本社)293p【C】
ちょっと不思議だったり気味悪い話が多い短編集。

『アマニタ・パンセリナ』中島らも(著)(集英社)222p【C】
『バンド・オブ・ザ・ナイト』中島らも(著)(講談社)372p【C】
『雪が降る』藤原伊織(著)(講談社文庫)342p【C】
499木の葉(2202):2007/11/03(土) 14:59:56
(*'A`)さん、集計ありがとうございます。
りーすさん、水無月さん、HANAさん、ですなさん、ニート1号さん、バカハツ五郎さん、完走おめでとうございます。
地上派さん、はじめまして。

『よその子』トリイ・ヘイデン p442【B】
障害を持った子供たちと接したことを書いたノンフィクション。
泣ける話。
『ベリーショーツ』よしもとばなな p223【C】
全体的に、子供って面白いよね、という内容の多いエッセイみたいなもの。まあまあ面白かった
『君が前の彼氏としたキスの回数なんて俺が三日で抜いてやるぜ』三代目三代目魚武濱田成夫 p245【C】
詩集。勢いがあって面白いと思う。
『最後の物たちの国で』ポール・オースター p222【B】
ポール・オースターの長編は最初がちょっと進まないけど中盤以降がどんどん引き込まれる。
500テタ(7☆7042):2007/11/04(日) 11:10:55
('A`)さん、いつも集計ありがとうございます。
バカハツ五郎さん、完走おめでとうございます。

『外国語の水曜日』黒田龍之助 現代書館 293p
外国語学習についてのエッセイ。【C】

『高野聖・眉かくしの霊』泉鏡花 岩波文庫 136p
【C】
501まる(☆20):2007/11/05(月) 00:21:15
公務員の生活待遇がわかる本 20P 【B】
502ニート1号(5☆6267):2007/11/05(月) 18:03:52
りーすさん、HANAさん、水無月さん、バカハツ五郎さん、完走おめでとうございます。
バカハツ五郎さん、りーすさん、テタさん、半魚鳥さん、HANAさん、木の葉さん、ありがとうございます。
('A`)さんいつも集計ありがとうございます。
地上波さん、はじめまして。これからよろしくお願いします。

『落合信彦 最後の真実』 奥菜秀次 鹿砦社 279p 【D】
落合信彦が行ったパクリのモトネタを検証したものです。よく調べてあるとは思いますが、
読んでいて面白いとか楽しいという類のものではなかったです。

『モノの世界史』 宮崎正勝 原書房 328p 【C】
文明が誕生して以来のモノや制度の起源と伝播について書かれたものです。産業革命以降のここ200年で
私達の生活は電力の利用と交通の発達によってそれ以前の数千年の暮らしから大きく変わったと感じました。

『海からの世界史』 宮崎正勝 角川選書 285p 【C】
海上交易の歴史を概説したものです。

『イスラエル・ロビーとアメリカの外交政策T』 
ジョン・J・ミアシャイマー/スティーブン・M・ウォルト 講談社 366p 【C】
アメリカ国内でユダヤ人が主に議会を対象として資金力に物を言わせて行うロビー活動により
アメリカ外交がイスラエルに甘くなる様子がよく書けているのではないかと思います。

『トレーダーの精神分析』 ブレット・N・スティンバーガー パンローリング 472p 【C】
どのようなトレーニングをすればトレーディングが上達するのかをプロスポーツ選手やプロのチェスプレーヤーの
訓練から共通点を探ったものです。具体的な練習方法や考え方が示されていて参考になりました。

『国家情報戦略』 佐藤優/コウ・ヨンチョル 講談社+α新書 204p 【C】

『なぜ中国人は日本にケンカを売るのか』 孔健 講談社 222p 【D】
503りーす(35☆0963):2007/11/06(火) 02:28:52
木の葉さん、ニート1号さん、ありがとうございます。

『デモナータ3幕 スローター』ダレン・シャン(著)(小学館)390p【B】
映画収録の為に作られた大虐殺(スローター)という名前の町で、文字通りの惨劇が繰り広げられる。
魔将ロード・ロスも人間界へ召還され、主人公と対峙する。

『恋愛極刑ハイスクール1』新井輝(著)(ファミ通文庫)286p【D】
『恋愛極刑ハイスクール2』新井輝(著)(ファミ通文庫)283p【D】
妙なキャラが暴走しすぎで全然話が進まない。途中までギャルゲー路線に思わせて、
突如として劣化版ジョジョみたいな別の話に変わってしまう。しかも中途半端すぎ。
ちゃんと完結させずに放置しているのも駄目。

『黒闇天女にご用心』伊東京一(著)(ファミ通文庫)281p【C】
貧乏な女子高生じゃなくて、貧乏神な女子高生なのは笑えるけど、脇役のキャラ作りが弱い。

『僕がはじめてグループデートをした日』泉麻人(著)(中公文庫)252p【C】
泉麻人の初体験エッセイ。各章、「僕が始めて●●した日」で綴られる。喜国さんの挿絵も良い。

『とり残されて』宮部みゆき(著)(文春文庫)357p【B】
ミステリー短編集。

『淋しい狩人』宮部みゆき(著)(新潮文庫)329p【B】
東京下町の古書店を舞台にした連作短編。

『この人と結婚するかも』中島たい子(著)(集英社)168p【C】
第133回芥川賞候補作。少し電波入ってる主人公で微妙だった。
504半魚鳥(☆9581):2007/11/07(水) 23:28:57
バカハツ五郎さん、HANAさん、水無月さん、りーすさん、完走おめでとうございます。
はじめまして、地上波さん。これから宜しくお願いします。
('A`)さん、いつも集計有難うございます。お疲れ様です。

『帰ってきた時効警察』 三木聡 他 角川書店 P540 【C】
『パークライフ』 吉田修一 文芸春秋 P176 【C】
『続弾!問題な日本語』 北原保雄 大修館書店 P173 【D】
『裁縫師』 小池昌代 角川書店 P178 【C】
『刀語 第一話』 西尾維新 講談社 P225 【B】

『モップガール』 加藤実秋 小学館 P333 【C】
→女の子の特別な能力…はないかなと思った。が、脇役キャラが面白い。

『悩める刑事』 森博嗣 岩崎書店 P181 【C】
→森博嗣作品を抜粋した児童書。入門にはいいかな、と。

『東京・地震・たんぽぽ』 豊島ミホ 集英社 P203 【B】
→東京に大地震が起きた時という観点。個人的に好きな作家です。

『青年のための読書クラブ』 桜庭一樹 新潮社 P231 【B】
→お嬢様校で追いやられた少女達が集まる“読書クラブ”によって100年の歴史が紐解かれる。
505ムツ(3☆9165):2007/11/09(金) 14:18:50
バカハツ五郎さん、りーすさんさん、完走おめでとうございます。
地上派さん、初めまして。よろしくお願いします。

「熱帯魚」吉田修一 文藝春秋 248p【C】
「最後の息子」吉田修一 文藝春秋 245p【C】
「インディゴの夜」加藤 実秋 東京創元社 275p【B】
「テロリストのパラソル」藤原 伊織 講談社 387p【C】
「グリーンベンチ 」柳 美里 角川書店 250p【C】
「水辺のゆりかご」柳 美里 柳 美里 277p【C】
506一年生(1☆232):2007/11/09(金) 19:12:17
久々に追加です

【A】『エリック・ホッファー自伝―構想された真実』ホッファー (作品社) 190p
【A】『車輪の下』ヘッセ (集英社文庫) 300p
【C】『タオ―老子』加島 祥造 (ちくま文庫) 284p
507HANA(28☆2777):2007/11/11(日) 05:25:29
('A`)さん、いつもありがとうございます。
木の葉さん、ニート1号さん、半鳥魚さん、ありがとうございます。
りーすさん、一年生さん、完走おめでとうございます。
地上派さん、これからよろしくなのです。

『ザ・在日特権』 野村旗守・他 宝島社文庫 251p
以前から噂になっていた在日の特権に突っ込んだ本。
脱税=事実、パチンコ=事実、右翼団体に在籍=事実、などネタだったとしか思えないモノは実は事実だった。
在日自身による匿名座談会面白かったけど、全てを民団とかのせいにしているのはどうかと。その上に胡座をかいてきたのは自分ら自身だというのに。
それにしても脱税の合法化はひどいな。【C】

『背の眼(上・下)』 道尾秀介 幻冬舎文庫 283+413p
ホラーミステリ。
最初に遭遇する不可解な出来事以外は、きちんと謎解きがしっかりしていた。
ただしホラーという性質上「オグロアラダ」「ゴビラサ」とかいう言葉の謎が解けたときはむしろ肩すかし。
しかしあらゆる分野に於いて京極の影響力は凄いな。【C】

『イケズの構造』 入江敦彦 新潮文庫 186p
イケズを全編にわたって解説しているのだが、結局読めば読むほどわからなくなってくる。
結局感覚の問題なので、よそさんにはわからへんのかもしれまへん。
しかし京都人とこんな会話することなど、まず無いと思われる。(僕も七年住んで知り合った京都人は近所のコンビニのおっさんだけだったし)
71ページのひさうちみちおのイラストには笑った。【C】
508HANA(28☆4043):2007/11/11(日) 05:40:29
『銀河英雄伝説5』 田中芳樹 創元SF文庫 365p
シリーズ五作目。
全編ヤンの活躍。後半には山場の一つであるラインハルトとの直接対決もあります。
余分な政治批判などが薄めの分、今回は純粋に戦記物として楽しめた。【C】

『北方伝説の誕生』 佐々木馨 吉川弘文館 226p
東北、北海道の伝説について論じた一冊。
前半の東北は田村麻呂、北条時頼、日持の伝説を扱っている。特に日持の時代によっての評価の違いは興味深かった。
後半の北海道では蠣崎氏の系譜とかについてで、伝説から離れているよう。
神社と寺院の開拓に対する姿勢については面白く読めたけど。【C】

『劇場の迷子』 戸板康二 創元推理文庫 675p
中村雅楽探偵全集第四巻。
この頃になると、血腥い事件は全く影を潜め日常の謎が中心となる。
雅楽も若い者の悩みを、機知を持って解決するというパターンが中心。
これがこの探偵のキャラクターと実にあっていると思う。【B】
509ですな(10☆3687):2007/11/11(日) 16:58:17
シェリ・レイノルズ「カナンの果て」青山出版社362p
殺伐としたところが聖書的【C】

パトリシア・コーンウェル「捜査官ガラーノ」講談社文庫248p
同僚に「この本買いすぎたからあげる」と言われて
ツンデレかフラグ立ったというやつかと興奮しつつ読んだのですが
なにか挟んであるわけでもなくさほど面白くもなく
二重に失望です【D】

田中哲弥「大久保町は燃えているか」電撃文庫306p
お約束のギャグなので余裕を持って読めるはずが
電車の中でうっかり吹き出しそうになり負けたと思いました【C】

シャンナ・スウェンドソン「ニューヨークの魔法使い」創元推理文庫411p
アメリカの内陸部の素朴な女の子というのはいいものですな
冴えない彼女がやけにモテはじめる後半が不安でしたが無事読了【B】

>>464集計ありがとうございます
510ですな(10☆3687):2007/11/12(月) 00:40:09
申し訳ない集計は>>494でした
失礼しました
511水無月(35☆99):2007/11/12(月) 08:13:08
('A`)さん、いつも有難うございます。
地上派さん、始めまして。よろしくお願いします。
バカハツ五郎さん、りーすさん、1年生さん完走おめでとうございます。
ムツさん、バカハツ五郎さん、HANAさん、りーすさん、木の葉さん有難うございます。

「スリーピング・マーダー」 アガサ・クリスティー ハヤカワ・ミステリ文庫 p313 【C】
「鳩のなかの猫」 アガサ・クリスティー ハヤカワ・ミステリ文庫 p345 【C】
「蒼ざめた馬」 アガサ・クリスティー ハヤカワ・ミステリ文庫 p324 【C】
「殺人は容易だ」 アガサ・クリスティー ハヤカワ・ミステリ文庫 p320 【C】
  クリスティーぼちぼちと再読中。内容は完璧に忘れているので初読と同じ。
「赤き死の訪れ」 ポール・ドハティー 創元推理文庫 p351 【B】
  早川書房様、ポケミスのロジャー・シャーロットのシリーズも続きを出してください。
「レベル4 子どもたちの街」 アンドレアス・シュリューター 岩崎書店 p301 【C】
  「現実がゲームの世界になっちゃった」というありがちなストーリー。まあまあ。
「騎士見習いトムの冒険1 偉大なる騎士サー・ジョン!」テリー・ジョーンズ ポプラ社 p430 【B】
「騎士見習いトムの冒険2 美しきエミリア!」テリー・ジョーンズ ポプラ社 p513 【B】
  エドワード3世の時代の百年戦争が背景。ユーモラスな筆致だけどわかりやすいお笑いじゃないし、
  王侯貴族や騎士や戦争が写実的に描かれていて意外と本格的な歴史小説だった。
512水無月(35☆99):2007/11/12(月) 08:14:02
「冒険のはじまりしとき 女騎士アランナT」 タモラ・ピアス PHP p317 【B】
「女神に守られて 女騎士アランナU」 タモラ・ピアス PHP p313 【B】
「砂漠を駆けぬける女 女騎士アランナV」 タモラ・ピアス PHP p348 【C】
「伝説の宝石 女騎士アランナW」 タモラ・ピアス PHP p481 【C】
「アリーの物語T 女騎士アランナの娘」 タモラ・ピアス PHP p371 【B】
「アリーの物語U  女騎士アランナの娘」 タモラ・ピアス PHP p410 【B】
「アリーの物語V  女騎士アランナの娘 タモラ・ピアス PHP p472 【B】
「サバイバー地図に無い島1 漂流」 ゴードン・コーマン 旺文社 p220 【B】  
「サバイバー地図に無い島2 銃弾」 ゴードン・コーマン 旺文社 p227 【B】  
「サバイバー地図に無い島3 脱出」 ゴードン・コーマン 旺文社 p220 【B】 
「アディオス、ヘミングウェイ」 レオナルド・パドーラ ランダムハウス講談社 p239 【B】
「金春屋ゴメス」 西條奈加 新潮社 p266 【C】
「芥子の花 金春屋ゴメス」 西條奈加 新潮社 p265 【C】
513水無月(35☆99):2007/11/12(月) 08:14:52
「本朝奇談 天狗童子」 佐藤さとる あかね書房 p298 【B】
  私の天狗のイメージこれでもう決まりましたね。
  カラス天狗が可愛い。九郎丸の青年時代編も読みたいです。
「オテル モル」 栗田有起 集英社 p178 【C】
 ファンタジーとしては想像力貧困。ファンタジーでないとしたら現実離れし過ぎ。
「恋する組長」 笹本稜平 光文社 p267 【C】
 連作短編集。コミカルタッチで読み易い。
「銀弾の森 禿鷹V」 逢坂剛 文藝春秋 p359 【C】
「禿鷹狩り 禿鷹W」 逢坂剛 文藝春秋 p520 【C】
  禿鷹Wはシリーズ完結篇。こんなラストになりましたか。かなり意外。
「紙魚家崩壊」 北村薫 講談社 p245 【C】
  短編集。北村薫さんホラーとかブラック・ユーモアは今ひとつ。
「沙樓綺譚」 浅田次郎 徳間書店 p286 【C】
  幻想風味の連作短編集。
「ソウルドロップの幽体研究」 上遠野浩平 祥伝社 p249 【C】
  「上遠野浩平作品は全ての物語がつながっている」
  ああそれでぽんと1冊読んでもどこかぴんと来ないのか。
「風眼抄」 山田風太郎 中公文庫 p250 【C】
  「風々院風々風々居士」らしい飄逸な文体が心地よかった。
514ニート1号(5☆7776):2007/11/12(月) 21:21:39
りーすさん、一年生さん、水無月さん、完走おめでとうございます。

『ロシアン・ジョーク』 酒井隆三 学研新書 245p 【C】
ロシアのジョークとジョークが生まれた背景の解説から成り立っています。
ロシア人と西側の人々のエリツィンやプーチンの捉え方の違いは興味深く読みました。

『ネット未来地図』 佐々木俊尚 文春新書 221p 【C】
ネット業界の最新のサービスや流れを追ったものです。これから投入されるサービスで斬新なものや
面白そうなものはあまりないように感じました。

『守り抜け個人資産』 副島隆彦 祥伝社 252p 【D】
著者の持論であるユダヤ陰謀論から最新の経済情勢や国際情勢を解説したものです。
今回はユダヤの陰謀テイストが薄めのような気がしました。
着眼点は面白いのですが、相変わらず暴論と根拠のない断定が多かったです。

『日本はどう報じられているか』 石澤靖治編 新潮新書 205p 【C】
欧米では主要なものとして経済力の後退、他に戦時中の捕虜虐待、捕鯨の問題がよく新聞などのメディアで
取り上げられているようです。経済については日本の論調よりもシビアな見方が多いように思いました。

『歴史学ってなんだ?』 小田中直樹 PHP新書 205p 【C】
歴史家は本当に歴史的な事実を記述できるのか、歴史小説と歴史学の違い、
歴史を学ぶことは意味があるのか等が考察されています。

『構想力』 谷川浩司 角川oneテーマ21 190p 【C】

『国家の品格』 藤原正彦 新潮新書 191p 【B】
515テタ(7☆7784):2007/11/13(火) 21:48:55
りーすさん、一年生さん、水無月さん、完走おめでとうございます。

『ケンブリッジの卵』下村裕 慶應義塾大学出版会 260p
ゆで卵を高速で回すと、やがて卵は立ち上がる。このよく知られた現象が実は
解明されていなかった。これに挑戦し、さらに卵がジャンプまでしていることまで
解明していく過程を描く。【B】

『ケルトの国のごちそうめぐり』松井ゆみ子 河出書房新社 126p
アイルランドの食べ物の紹介。【C】

『グレート・ギャツビー』スコット・フィッツジェラルド 中央公論新社 356p
成り上がりものの夢破れる物語。なんかよく分からない。【C】
516バカハツ五郎(☆☆☆1936):2007/11/14(水) 11:26:05
『青べか物語』山本 周五郎著 新潮文庫 P.347 【B】
 ひとはなんによって生くるか、は傑作。
『夜逃げ屋』羽鳥 翔著 幻冬社文庫 P.289 【c】
 あとがきの最後のほうが素晴らしい。
『生きがいの創造』飯田 史彦著 PHP P.385 【c】
 なんとなく、気分を落ち着かせてくれる本
『行きずりの街』志水 辰夫著 新潮文庫 P.350 【B】
『実録・アメリカ超能力部隊』ジョン・ロスマン著 文芸春秋 P.306 【E】
 どこからどこまでが、ノンフィクションなのか分からなくなってしまう怪書。書かれていることが全て真実だとは私には思えない。

地上派さん、よろしくお願いします。

皆さん、お祝いのお言葉ありがとうございました。


517りーす(35☆4499):2007/11/16(金) 07:19:07
半魚鳥さん、ムツさん、HANAさん、水無月さん、ニート1号さん、テタさん、ありがとうございます。
一年生さん、水無月さん、完走おめでとうございます。

『風の歌を聴け』村上春樹(著)(講談社文庫)155p【C】
第81回芥川賞候補作。ちなみに村上春樹はこの賞を獲ってない。デビュー作だから多少拙いものの、
最近はもっとクダラナイのに受賞させているのだから、春樹にもあげて良かったのでは?
芥川賞は本当に信用出来ない。選考委員が内輪で盛り上がっているだけで読者不在だ。

『たぶん最後の御挨拶』東野圭吾(著)(文藝春秋)273p【C】
これでエッセイは終りにして、小説に専念するらしい。

『イチゴ色禁区1 夏の鳥居のむこうがわ』神崎リン(角川スニーカー文庫)315p【D】
『イチゴ色禁区2 秋の神具の奪いかた』神崎リン(角川スニーカー文庫)315p【D】
巫女なのにゴスロリ少女と神主。妄想が暴走気味な独特の文体について行けず。

『黒い家』貴志祐介(著)(角川ホラー文庫)392p【B】
再読。このレーベルは微妙作が多いけど、これは秀逸。
やはり死者よりも生きている人間のほうが怖い!

『子どもたちは空を飛ぶ』カッサンドラ・イーソン(著)(ブロンズ新社)223p【C】
子供達の不思議な能力の事例を集めている。

『戦う勇気、退く勇気』フランチェスコ・アルベローニ(著)(草思社)191p【C】
『他人をほめる人、けなす人』フランチェスコ・アルベローニ(著)(草思社)237p【C】
この出版社は本を実力以上に売るのが上手い。改めて読み返すと微妙。

『とほほのほ』中島らも(著)(双葉文庫)267p【C】
『変!!』中島らも(著)(双葉文庫)293p【C】
『ハロルド・ラスキ―政治に挑んだ政治学者』小笠原欣幸(著)(勁草書房)235p【C】
『ビッグマン紙鉄砲』鈴木建ニ(著)(新潮文庫)221p【C】
『幻想の未来』筒井康隆(著)(角川文庫)223p【C】
『広告みたいな話』天野祐吉(著)(新潮文庫)196p【C】
518地上派(2346):2007/11/17(土) 19:20:25
りーすさん、木の葉さん、ニート1号さん、半魚鳥さん、ムツさん、HANAさん、水無月さん、バカハツ五郎さん
歓迎のお言葉ありがとうございます。

『パラレルワールド・ラブストーリー』東野圭吾(講談社文庫)449p【C】
自分の記憶が事実と異なることに気付く主人公。友情と愛情を現代科学と絡めて描いている。

『変身』東野圭吾(講談社文庫)382p【C】
脳移植された青年の話。術後次第に訪れる自己の変化に苦悩する。

『藁の盾』木内一裕(講談社文庫)335p【C】
懸賞金が賭けられた犯罪者を護送する警官の逃走劇。

まずは完走を目指します。
519ですな(10☆5103):2007/11/19(月) 06:24:18
カルロ・コッローディ「ピノッキオの冒険」角川文庫298p
奇矯な展開と皮肉な描写
仙女の髪色がトルコ石のような青というのは斬新ですな【C】

岡本綺堂「半七捕物帳」〈5〉光文社時代小説文庫364p
このあたりからすっきりしない結末のものが増えてくるように思います
エロをエロとして描かず匂わせる書き方がよい【C】

谷川流「涼宮ハルヒの退屈」角川スニーカー文庫308p
相変わらず【C】

ケシ・イムレ「エリジウムの子供たち」恒文社446p
昔斜め読みしたことがあったのを思い出しました
一種幻想的で読み応えがあります【B】
520HANA(28☆4969):2007/11/20(火) 08:26:56
水無月さん、完走おめでとうございます。
りーすさん>私が「黒い家」読んだのは丁度和歌山カレー事件が起きた時で、余計に臨場感を味わえましたw

『石の花』 堀切直人 沖積社 230p
前半部を占める「石の花」はドイツ浪漫派を論評したもの。
ホフマンくらいしか読んでないが、その鉱物的なイメージは好きなので残りも読んでみたいと思う。
後半は日本の作家について。読んだことのあるのが百間と澁澤龍彦くらい・・・
とりあえず積読のノヴァーリス集成から読もうと思う。【C】

『十角館の殺人<新装改訂版>』 綾辻行人 講談社文庫 495p
十数年ぶりに再読。
コーヒーカップのトリックだけは覚えていたんだけど、読むうちにだんだんと思い出してきた。
帯に「たった一行が世界を変える」とあり、その一行が最大限の効果を持つように組版されている。
未読の人はこちらを読んだ方が絶対に楽しめると思う。【B】

『東アジア反日トライアングル』 古田博司 文春新書 201p
題名打とうとして、東アジアを特定アジアと打ち間違えていた。ネットの影響って凄いですね。
この著者の本を何冊か読んでいれば特に目新しい主張はしていないのだけど、出たのはこちらが先なので全ての基本はここにあると言える。
例の三国が何故反日に固執するのかを論じた名著。【B】
521HANA(28☆5805):2007/11/20(火) 08:39:26
『犯罪文学研究』 小酒井不木 国書刊行会 336p
江戸時代の比事物や用心記、マクベスまで犯罪を描いた書物を解説。
ロンブローゾを重視するなど、時代を感じさせるところもあるが面白く読めた。
後半のペスト実記なども興味深い。【C】

『他人事』 平山夢明 集英社 281p
ケータイ小説を見直した。力量のある人が書けば、こうも面白くなるのか。
どれも面白いが気に入ったのは筒井の「定年食」を思い出させ、ラスト一行でニヤリとさせられる「定年忌」。BBQに来たDQNカップルが、アレな人に絡まれる「しょっぱいBBQ」、この調子で全部内容を紹介したい。
援交だの女子高生だのだけがケータイ小説と思っている人に、是非とも読んで欲しい一冊。【B】

『超-1 夜明けの章』 加藤一・編 竹書房文庫 219p
読者投稿の実話怪談集。
内容は可もなく不可もなく、といった作品が多い。「超怖い話」みたいな壮絶な話もないし…。
それにしても実話怪談の文体が似るのは何故だろう。【C】
522テタ(7☆8065):2007/11/21(水) 21:21:20
『アフリカにょろり旅』青山潤 講談社 281p
世界にいるウナギ全18種を研究室にそろえるべく、最後の1種を求めて
アフリカへ。学術調査とはいいつつ、ほとんど貧乏旅行、いや冒険か。
ウナギ求めて過酷な環境のなか右往左往する。【C】
523ムツ(4☆3143):2007/11/21(水) 22:34:42
一年生さん、水無月さん、完走おめでとうございます。

「いつまでもデブと思うなよ」岡田斗司夫 新潮社 223p【C】
「心臓と左手」石持 浅海 光文社 264p【C】
「魍魎の匣 上中下」京極夏彦 講談社 1070p【B】
「狂骨の夢上中下」京極夏彦 講談社 1040p【B】
「鉄鼠の檻1〜4」京極夏彦 講談社 1381p【B】
524一年生(1☆423):2007/11/22(木) 19:54:02
皆さんお祝いの言葉ありがとうございますm(_)m
寒くなってきましたが、風邪などひかれぬよう……

【B】『14歳の君へ―どう考えどう生きるか』 池田晶子 (毎日新聞社) 191p
14歳からの哲学より、あっさりした内容
525ニート1号(5☆9446):2007/11/22(木) 21:32:50
りーすさん、水無月さん、ムツさん、完走おめでとうございます。

『日本人と中国人』 イザヤ・ベンダサン 祥伝社 295p 【C】

『日本一の大投資家が語る大貧民ゲームの勝ち抜け方』 水澤潤 自由国民社 189p 【C】

『世界史の海へ』 宮崎正勝 小学館 287p 【C】

『喪男の哲学史』 本田透 講談社 318p 【B】
喪男=現状に不満を抱えるモテない男だからこそ、既存の体制や権力に疑問を持ち
様々な思想を築いてきたといった内容で話が進んでいきます。
モテない男と著名な哲学者や宗教家を強引に結びつけている感がありますが
哲学や思想の説明としては大変わかりやすく著者の力量を感じました。

『マネーはこう動く』 藤巻健史 光文社 277p 【C】
欧米の銀行に勤務した経験から日本の金融市場に苦言を呈し、現在問題となっている
財政赤字、年金、少子化に著者なりの処方箋を提示しています。
債権と金利、円キャリートレード、量的緩和等の解説がとても丁寧で
金融の入門書としても優れていると思います。

『渋沢栄一とヘッジファンドにリスクマネジメントを学ぶ』 渋沢健 日経BP 304p 【D】
渋沢栄一の子孫でヘッジファンドに勤めていた著者がヘッジファンドの実態と渋沢家の家訓を
解説したものです。特に目新しいものはなく、独自の視点が欠けているように感じました。
526ニート1号(6☆581):2007/11/22(木) 21:36:34
『フーコー入門』 中山元 ちくま新書 238p 【C】
思想系の本は、難解な用語と文体が多用されていてほとんど理解できないことが多いので
このような入門書があるのは若干ではありますが理解が進むので助かります。

『小室直樹の中国原論』 小室直樹 徳間書店 363p 【C】
中国の歴史から中国人は何を重視しているのかを社会学的に分析したものです。
三国志演義や史記の刺客列伝を例に取った説明は特殊性から一般性を抽出する小室先生の
真骨頂が表れた見事な分析だと思います。

『強国論』 D・S・ランデス 三笠書房 534p 【D】
なぜヨーロッパとアメリカ、日本をはじめとした東アジアは経済的に発展して、イスラム圏、南米、アフリカは
発展しなかったのを検証したものです。
西洋のものには好意的な解釈をし、東洋のものには悪意を持った解釈をする典型的なオリエンタリズムで
価値判断が行われているのと、現代のアメリカの価値観で判断をする姿勢には疑問を感じました。
527水無月(35☆2239) :2007/11/24(土) 08:19:56
ニート1号さん、テタさん、りーすさん、HANAさん、ムツさん、ニート1号さん、ありがとうございます。
ムツさん、ニート1号さん、完走おめでとうございます。

「天保妖盗伝 怪談岩淵屋敷」 鳥羽亮 双葉社 p241 【C】
  短編のアイデアを長編に水増ししたような印象。
「座頭新市 闇夜の鴉」 富樫倫太郎 徳間書店 p332 【C】
  伝奇ものを書いている方だと思っていたけれど始めて読んだこの本は違ってた。
「峠越え」 羽太雄平 角川書店 p335 【C】
  中身がぎっしり詰まった読み応えあり。善悪に単純に分かれていないのが良。
「侵入者」 小林信彦 メタローグ p107 【C】
  元ヒッチコックマガジン編集長らしい捻りの効いたサスペンス。
「ジグソーステーション」 中澤晶子 汐文社 p174 【C】
  古い大きな駅って確かにこんな話に相応しい雰囲気がある。
「タイムリープ あしたはきのう」 高畑京一郎 メディアワークス p356 【B】
  主演の男の子がとにかくかっこいい!
「ダブル・キャスト」上下 高畑京一郎 電撃文庫 p310+p285 【C】
  メインのネタは解かり易いんだけど、著者が読者に仕掛けたもう一つのトリックには引っ掛かった。
528水無月(35☆6857) :2007/11/24(土) 08:21:41
「クリス・クロス 混沌の魔王」 高畑京一郎 電撃文庫 p236 【C】
「Hyper Hybrid Organization 01-01 運命の日」 高畑京一郎 電撃文庫 p234 【C】
「Hyper Hybrid Organization 01-02 突破」 高畑京一郎 電撃文庫 p266 【C】
「Hyper Hybrid Organization 01-03 通過儀礼」 高畑京一郎 電撃文庫 p275 【C】
「ブギーポップ・リターンズ VSイマジネーター」1&2 上遠野浩平 電撃文庫 p237+p265 【C】
「下町不思議町物語」 香月日輪 岩崎書店 p178 【C】
「VIRTUAL WAR」 グロリア・スカジンスキ 偕成社 p246 【B】
「花水木 東京湾臨海所安積班」 今野敏 角川春樹事務所 p217 【C】
「神々の遺品」 今野敏 双葉社 p402 【D】
「赤きマント 第四赤口の会」 物集高音 講談社 p180 【C】
「三重県立癒着高校」 中川勝之 新風舎文庫 p201 【C】
「三重県立怨恨高校」 中川勝之 新風舎文庫 p289 【D】
「魔使いの呪い」 ジョゼフ・ディレイニー 東京創元社 p368 【C】
「トロール・フェル」上下 キャサリン・ラングリッシュ あかね書房 p235+p225 【C】
「スクランブル・マインド」 C・マタス&P・ノーデルマン あかね書房 p209  【C】
「ミッシング・マインド」 C・マタス&P・ノーデルマン あかね書房 p355 【C】
529りーす(35☆8689):2007/11/25(日) 04:10:14
ニート1号さん、ありがとうございます。
ムツさん、ニート1号さん、完走おめでとうございます。

『サークル・オブ・マジック 魔法の学校』デブラ・ドイル、ジェイムズ・D・マクドナルド(著)(小学館)365p【B】
『サークル・オブ・マジック 邪悪の彫像/王様の劇場』デブラ・ドイル、ジェイムズ・D・マクドナルド(著)(小学館)365p【B】
『サークル・オブ・マジック ブレスランドの平和』デブラ・ドイル、ジェイムズ・D・マクドナルド(著)(小学館)365p【B】
『サークル・オブ・マジック 魔法学校再訪/氷の国の宮殿』デブラ・ドイル、ジェイムズ・D・マクドナルド(著)(小学館)282p【B】
よく練られたプロットで登場人物も魅力的。久々に良質のファンタジーを見つけた。

『完璧な病室』小川洋子(著)(福武書店)187p【C】
透明感ある文章で悲壮感は漂わないが、弟が病死してしまう暗い内容。
離婚で父が消え、銀行強盗に撃たれて母が死亡、弟が病死だなんて酷すぎる。

『盗まれた街』ジャック・フィニィ(著)(ハヤカワ文庫)382p【C】
宇宙から来た何かに人類が乗っ取られていく侵略物だが、未だに古びていない内容。
再度映画化されたので、新装版になった。

『スコーレNo.4』宮下奈都(著)(光文社)267p【B】
新人なのに文章が洗練されている。

『親子って何だろう』なだいなだ(著)(ちくま文庫)219p【C】
『ジョニーになった父』谷村志穂(著)(集英社)237p【C】
『少女M』野坂昭如 (著) (講談社)310p【C】
『なりきりプリンセス』神楽陽子(著)(KTC)254p【C】
『食わせろ!!』景山民夫(著)(角川文庫)356p【C】
『ハックルベリー・フレンズ』景山民夫(著)(新潮文庫)296p【C】
『ONE FINE MESS―世間はスラップスティック』景山民夫(著)(新潮文庫)305p【C】
530りーす(36☆1143):2007/11/26(月) 08:08:14
『海の底』有川浩(著)(メディアワークス)451p【B】
「空の中」が空自と巨大生物だったのに対し、これは海老の化け物vs海自。

『クジラの彼』有川浩(著)(角川書店)245p【B】
全部が全部、自衛隊物にしてベタベタな恋愛物。
先に「空の中」「海の底」を読んでおかないと、面白さが半減すると思う。

『レインツリーの国』有川浩(著)(新潮社)203p【C】
図書館シリーズの作中小説が独立したもの。

『想いはいつも線香花火』一色銀河(著)(電撃文庫)239p【D】
ドタバタしてるだけで内容が無いよう系だった。

『あなたがここにいて欲しい』中村航(著)(祥伝社)218p【C】
なんだか見覚えがある登場人物だと思ったら、別作品に登場する人だった。

『ハリダンの紋章 上』ジャック・マクデヴィット (著)(ハヤカワ文庫) 271p【C】
『ハリダンの紋章 下』ジャック・マクデヴィット (著)(ハヤカワ文庫) 291p【C】
恒星間飛行中に死亡したおじに代わって歴史を辿る旅に出た青年が陰謀に巻き込まれる。
『起業の着眼点』邱永漢 (著) (PHP新書)173p【C】
『財政投融資の改革―公的金融肥大化の実態』宮脇淳 (著) (東洋経済新報社)190p【C】
『オレンジが歯にしみたから』狗飼恭子 (著) (角川文庫)173p【C】
531無名草子さん:2007/11/27(火) 03:14:26
なんだこりゃ
ヘンなスレだな
マスタベーションか
そうなるとスレではなくて、スリか
532バカハツ五郎(☆☆☆3501):2007/11/28(水) 19:26:06
『悪童日記』アゴタ・クリストフ著 早川書房 P.280 【A】
 弱小国家の国民の悲哀が伝わってくる。色々な角度から読みこなせる傑作。
『まぼろしハワイ』吉本ばなな著 幻冬社 P.250 【c】
 ハワイを舞台にした人と人の結びつきをテーマにした小説集。オアフ島は北側がいいそですよ。
『未来世療法』ワイス著 PHP P.366 【D】
 あなたは、魂の存在を信じることが出来ますか?
『全予測 2030年のニッポン』三菱総合研究所編 P.166 【E】
 23年後のニッポンはバラ色だぞ。
『日本一不運な男』 新堂 冬樹著 中央公論新社 P.286 【B】
 内容はともかく笑わせ、一気に読ませてくれる。
『イタリア式少しのお金でゆったり暮らす生き方』講談社新書 林 茂著 P.217【c】
 イタリア人みたいな生き方いいと思うけど、日本じゃ無理?


一年生さん、水無月さん、完走おめでとうございます。
ムツさん、ニート1号さん、完走おめでとうございます。


533ニート1号(6☆1951):2007/11/29(木) 05:44:37
水無月さん、りーすさん、バカハツ五郎さん、ありがとうございます。
りーすさん、完走おめでとうございます。

『日本人はなぜナメられるのか』 中山治 洋泉社新書y 216p 【B】
なぜ日本人は、憲法9条や戦前の天皇は現人神であるといった理念と現実が矛盾した問題について
結論を出さずにあいまいなままにしておくのか、財政赤字のような困難な課題について
先送りをするのか等の日本人の思考パターンが考察されています。
日本人が感情を処理する際のロジックの説明は納得するところが多かったです。

『突破口の三国志』 陳舜臣/金容雲 徳間書店 279p 【C】
中国の歴史小説を数多く書かれている陳舜臣先生と韓国の学者の先生が日本と中国と韓国について
語った対談集です。韓国の人は朱子学の影響を受けた斬新というか斜め上というか変わった見方で
日本を見ているのだなと感じました。

『枢密院議長の日記』 佐野眞一 講談社現代新書 430p 【C】
大正から昭和にかけて枢密院議長、宮内官僚を務めた倉富勇三郎の日記の中から著者が興味を持った
部分を解読したもので皇族、華族が起こした男女間の醜聞や不祥事が多数取り上げられています。

『フューチャリスト宣言』 梅田望/茂木健一郎 ちくま新書 213p 【C】

『中国雑話 中国的思想』 酒見賢一 文春新書 232p 【C】
534ムツ(4☆5544):2007/11/29(木) 20:18:37
ムツ(4☆5544)
ニート1号さん、水無月さん、りーすさん、バカハツ五郎さん、ありがとうございます。
ニート1号さん、りーすさん、完走おめでとうございます。

「絡新婦の理1〜4」京極夏彦 講談社 1406p【B】
「塗仏の宴 宴の支度 上中下」京極夏彦 講談社 995p【B】
535りーす(36☆4377):2007/11/29(木) 22:42:27
ニート1号さん、ムツさん、ありがとうございます。

『グッバイ・チョコレート・ヘヴン』荒木スミシ(著)(幻冬舎文庫)250p【D】
表紙に騙されてしまったが、これは肌に合わない。文章が下手じゃないラノベ状態。

『人類の発祥、神々の叡智、文明の創造、すべての起源は「異次元」にあった』
グラハム・ハンコック(著)(徳間書店)385p【D】
この人もオカルトに走ってしまいましたか。幻覚剤でトリップして異次元とか言われても……。

『見えないドアと鶴の空』白石一文(著)(光文社)331p【C】
一見奇妙な三角関係だが、超常の力が小道具だから面白い。

『きみはポラリス』三浦しをん(著)(新潮社)301p【D】
これは、三浦しをん作品の中でも際立って面白くない……。

『鹿男あをによし』万城目学(著)(幻冬舎)394p【B】
二作目も面白い。三浦しをんより出来が良いと思うのだが、直木賞は貰えず。

『回想録 リトアニア』ユオザス・ウルブシス(著)(新日本出版社)227p【C】
大国に挟まれ翻弄される小国の悲劇。

『ミサゴの森』ロバート・ホールドストック(著)(角川書店)342p【C】
世界幻想文学大賞、英国SF協会賞、英国作家協会賞受賞。

『第4の神話』篠田節子(著)(角川文庫)468p【C】
篠田作品は力作だけどテンポ悪いから読むのに体力要るのが多い。

『あなたが歴史と出会うとき』堺憲一 (著) (名古屋大学出版会)239p【C】
『水に似た感情』中島らも(著)(集英社文庫)297p【C】
536水無月(36☆0151) :2007/11/30(金) 17:59:03
「百舌の叫ぶ夜」 逢坂剛 集英社 p285 【C】
  「百舌シリーズ」の第一弾。20年も前に書かれているのに古さを感じさせないのはさすが。
「幻の翼」 逢坂剛 集英社 p256 【C】
  「百舌シリーズ」の第二弾。
「砕かれた鍵」 逢坂剛 集英社 p369 【C】
  「百舌シリーズ」の第三弾だけど、百舌は出て来ません。
「交渉人」 五十嵐貴久 文藝春秋 p345 【C】
  ネゴシエーターという素材が面白いのに終盤に余計な一捻りあり。
「TVJ」 五十嵐貴久 文藝春秋 p364 【C】
  TV局ジャックもの。某映画を連想させ過ぎかも。
「漱石先生の事件簿 猫の巻」 柳広司 理論社 p384 【B】
  面白さの6割は元ネタの「吾輩は猫である」に寄っているような気もするけど。
「オチケン!」 大倉崇弘 理論社 p334 【B】
  落語そのものが謎解きに上手に絡んで来ているところが良。
「水銀奇譚」 牧野修 理論社 p358 【D】
  ホラーかファンタジーかも、また結末の付け方もなんだか潔くなく中途半端。
「満ち潮の夜、彼女は」 早見裕司 理論社 p348 【D】
  女学校ものだからって百合に力を入れすぎちゃって、ちっとも怖くないホラー。
「鳥金」 西條奈加 光文社 p251 【C】
  今度は普通の江戸もの。企業家金融発想の金貸し業者が面白い。
537水無月(36☆0151) :2007/11/30(金) 17:59:39
リースさん、完走おめでとうございます。
バカハツ五郎さん、ありがとうございます。
538HANA(28☆6506):2007/11/30(金) 20:41:03
ニート1号さん、りーすさん、水無月さん、完走おめでとうございます。

『深夜の魔術師』 横溝正史 出版芸術社 253p
表題作以外は全て戦時中に書かれた国策小説。
表題作はジュブナイルだけど、骨格がしっかりしているのは流石。
他のものも時代による縛りがある中で、ストーリーテラーの容貌をかいま見せてくれる物が多い。
「慰問文」「玄米食婦人」などが面白く読める。【C】

『嫌韓流!また韓国人か』 中岡竜馬・他 宝島社文庫 218p
例の国の生態学。
ほとんどは2ちゃんねるで紹介されていたモノの焼き直しで特に目新しいものはない。
単なる生態紹介に終わるのではなく、もう少し突っ込んで分析してもらいたいものである。【C】

『絞首刑執行人の日記』 T・J・リーチ 青弓社 230p
殺人事件の犯行と犯人を描いたもの。
捕まって死刑を執行された事件が中心な為、あまり有名すぎる事件は載っていない。
あまり人々の記憶に残らない事件はしょっちゅう起ってる気がして、ちょっとぞっとした。【C】
539HANA(28☆7462):2007/11/30(金) 21:22:02
『「狂い」の構造』 春日武彦・平山夢明 扶桑社新書 222p
精神科医と作家の対談。主に平山目当てで買う。
光市事件の弁護団がカルト化してると言い切ってるのを読んだ時、あの弁護団の気味の悪さが腑に落ちた気がした。
畢竟現代社会の病理は「バルンガ病」に尽きるのかもしてないという気がする。
読んだ感じでは。【B】

『日本美術の社会史』 瀬木慎一・桂木紫穂 里文出版 469p
日本の美術を社会の流れの中で捉えた一冊。
奈良や平安は当然ながら学者の論文であるが、戦前のものなどがあり文章が読みにくい。
大正期は当事者の記録が中心になり、これが読んでいて実に面白い。【C】

『青い外套を着た女』 横溝正史 角川文庫 265p
小学生の時分、レンタルショップで「木乃伊の花嫁」なる作品を目にし、それ以来ずっと読んでみたかった作品。
屈折云十年、ようやく望みが叶ったわけですな。
「木乃伊の花嫁」と表紙のおどろおどろしさからもう少し猟奇的な作品を予想していたものの、あにはからんや意外と明朗な作風の作品が多かった。
しかしまあ、読めただけでも満足。【B】
540テタ(7☆8644):2007/11/30(金) 21:30:41
ムツさん、ニート1号さん、りーすさん、水無月さん、完走おめでとうございます。

『ロング・グッドバイ』レイモンド・チャンドラー 早川書房 579p
初チャンドラー。登場する人物たちが興味深い。【B】
541マイクロチップ(658):2007/12/01(土) 09:36:58
おはようございます。
今日から参加します。よろしくお願いします。

天下り酒場/原宏一/278p 【C】
雪屋のロッスさん/いしいしんじ/189P 【C】
青春書簡ー恩師中野トクへの75通ー/寺山修司/191P 【B】
542ですな(10☆6167):2007/12/02(日) 20:16:07
アンリ・バルビュス「クラルテ」岩波文庫426p
プロパガンダ臭【C】

デイヴィッド・ピース「TOKYO YEAR ZERO」文藝春秋384p
オキュパイド・ジャパンのご存知淫獣事件を
連祷のような「意識の流れ」文体で描写するノワール
記憶に留める価値のある作品だと思いました【A】

谷川流「涼宮ハルヒの消失」角川スニーカー文庫254p
長門【B】
543('A`):2007/12/02(日) 21:25:32
11月1日〜11月30日までの集計です。

1位…りーす選手(19934P)【1/49位】
2位…水無月選手(19750P)【2/49位】
3位…ムツ選手(8061P)【13/49位】
4位…ニート1号選手(7840P)【10/49位】
5位…HANA選手(5818P)【3/49位】
6位…バカハツ五郎選手(3142P)【19/49位】
7位…ですな選手(2743P)【6/49位】
8位…地上派選手(2346P)【41/49位】
9位…半魚鳥選手(2240P)【22/49位】
10位…テタ選手(2031P)【7/49位】
11位…木の葉選手(1132P)【42/49位】
12位…一年生選手(965P)【29/49位】

今年も後1ヶ月ですね('A`)
544(*'A`)<こちらは実況です!:2007/12/02(日) 21:27:19
(*'A`)<りーす選手が36回目の完走です!
(*'A`)<水無月選手が36回目の完走です!
(*'A`)<ニート1号選手が6回目の完走です!
(*'A`)<ムツ選手が4回目の完走です!
(*'A`)<一年生選手が1回目の完走です!


(*'A`)<ムツ選手が、17位から13位に順位を上げました!
(*'A`)<半魚鳥選手が、24位から22位に順位を上げました!
(*'A`)<一年生選手が、31位から29位に順位を上げました!
(*'A`)<地上派選手が、圏外から41位に順位を上げました!
(*'A`)<木の葉選手が、44位から42位に順位を上げました!

http://dokusyomarason.blog76.fc2.com/
545りーす(36☆5928):2007/12/02(日) 21:31:14
水無月さん、完走おめでとうございます。
水無月さん、HANAさん、テタさん、ありがとうございます。
マイクロチップさん、よろしくお願いします。
('A`)さん、集計ありがとうございます。

『だれも猫には気づかない』アン・マキャフリー(著)(創元推理文庫)172p【C】
猫派にお勧めな猫ファンタジー。

『テロリストのパラソル』藤原伊織(著)(講談社文庫)387p【B】
直木賞&江戸川乱歩賞ダブル受賞作。時折アンチが異様に低い評価をつける作品であるが、
これで★なら大半のラノベは★すらつけられなくなると思う。

『ひまわりの祝祭』藤原伊織(著)(講談社文庫)530p【C】
「テロリストのパラソル」と同じような感じで、やはり最後はハッピーエンドで終わらない。

『ダナエ』藤原伊織(著)(文藝春秋)217p【C】
短編集。表題作はじめ三篇収録。

『遊戯』藤原伊織(著)(講談社)245p【C】
著者が亡くなられたので未完結となってしまったのが悔しい。
一体、この物語にはどんな結末が用意されていたのだろうか?
546りーす(36☆7371):2007/12/02(日) 21:39:18
『オタクの迷い道』岡田斗司夫(著)(文春文庫)331p【C】
内容は古いけど中身が“濃い”。

『ローワンと伝説の水晶』エミリー・ロッダ(著)(あすなろ書房)247p【C】
シリーズ三作目。弱虫だったローワンも、母の危機を前に、少し逞しくなった。

『楽天のススメ』原田宗典(著)(小学館文庫)203p【C】
やはり、原田宗典は小説よりエッセイの方が面白いと思う。
バーチャル・モールの楽天とは関係ありません。念のため。

『フィッシュストーリー』伊坂幸太郎(著)(新潮社)258p【C】
少しずつ過去作品とリンクしている。短編集だから、やや小ぶり。
微妙に連動してるので、過去作品から執筆順に読んだほうが良い。

『<対話>のない社会』中島義道(著)(PHP新書)207p【C】
『経済学の終わり』飯田経夫(著)(PHP新書)197p【C】
547バカハツ五郎(☆☆☆4620):2007/12/04(火) 20:02:22
リースさん、完走おめでとうございます。
マイクロチップさん、よろしくお願いします。

『ことばと国家』田中 克彦著 岩波新書 P.218 【E】
 わたしには内容が難しすぎる。それで最低の評価。
『上海クライシス』春江 一也著 集英社インターナショナル P.575 【A】
 2008年の北京オリンピックはつつがなく開催することが出来るのか。
 中国が嫌いになれる傑作。
『グレート・ギャッツビー』フィッツジェラルド著 中央公論新社 P.326 【A】
 村上春樹訳のギャッツビー。
 この作品を読むのは初めて。読了後空しさだけが残った。誰の人生も同じようなものなのかもしれない。
548バカハツ五郎(☆☆☆5031):2007/12/06(木) 05:42:49
『脅威の舟券1点勝負』伊沢 ハチロー著 三恵書房 P.180 【B】
 舟券を当てることではなく、舟券で儲けることについて書いてある本。確かに当たっても儲からないときがアルことは確かだ。
『深夜特急5』沢木 耕太郎著 新潮文庫 P.231 【B】
 ヨーロッパに入ったら、つまらなくなって来ました。著者自身の疲労もかなり貯まっている感じが伝わってきます。
549木の葉(3979):2007/12/06(木) 14:34:20
りーすさん、 水無月さん、ニート1号さん、 ムツさん、一年生さん、完走おめでとうございます。
('A`)さん、集計ありがとうございます。
マイクロチップさん、よろしくお願いします。

「たんぽぽのお酒」ブラッドベリ p398【C】
「冒険の国」 桐野夏生 p164【C】
「異邦人」 カミュ p127【C】
「アーモンド入りチョコレートのワルツ」 森絵都 p203【C】
「古道具 中野商店」 川上弘美 p227【C】
「守宮薄緑」 花村萬月 p248【C】
「ブエナ・ビスタ」 花村萬月 p264【C】
「性交と恋愛にまつわるいくつかの物語」 高橋源一郎 p244【C】
「いつかパラソルの下で」 森絵都 p247【C】
「子猫が読む乱暴者日記」 中原昌也 p139【C】
「触覚記」 花村萬月 p262【C】
「永遠。」 村山由佳 p106【C】
「コーリング」 赤坂真理 p168【C】
550ムツ(4☆7856):2007/12/06(木) 21:46:51
水無月さん、完走おめでとうございます。
テタさん、木の葉さん、ありがとうございます。
マイクロチップさん。よろしくおねがいします。

「塗仏の宴 宴の始末 上中下」京極夏彦 講談社 1081p【B】
「陰摩羅鬼の瑕 上中下」京極夏彦 講談社 1231p【B】
551マイクロチップ(1828):2007/12/09(日) 15:01:23
「間宮兄弟」 江國香織 小学館 284p 【B】
前々から話題になってたのに読んでなかった自分を叱りたい。

「図書準備室」 田中慎弥 新潮社 184p 【C】
これはいい変態。

「グロテスク」 桐野夏生 文芸春秋 536p 【C】
「トリツカレ男」 いしいしんじ ビリケン出版 166p 【C】
552テタ(7☆9195):2007/12/10(月) 21:30:48
('A`)さん、いつも集計ありがとうございます。

『オックスフォード連続殺人』ギジェルモ・マルティネス 扶桑社ミステリー 286p
アルゼンチンのミステリー。なんかこけおどしっぽい。【D】

『あやつられ文楽鑑賞』三浦しをん ポプラ社 265p
著者がいかにしてに文楽にはまったか。それが文楽への手引きにもなっている。
【B】
553かえるくん(☆×M 463):2007/12/12(水) 17:25:21
『木島日記』大塚英志 333P【B】
『百器徒然袋-風』京極夏彦 834P【B】
『「クロック城」殺人事件』北山猛邦 418P【C】
『世界の終わりの終わり』佐藤友哉 292P【B】
『カンガルー日和』村上春樹 251P【C】
『煙か土か食い物』舞城王太郎 342P【B】
『失踪HOLIDAY』乙一 238P【B】
『熊の場所』舞城王太郎 185P【A】
『フラッタ・リンツ・ライフ』森博嗣 326P【C】
『東京奇譚集』村上春樹 246P【C】
『φは壊れたね』森博嗣 312P【C】
554HANA(28☆8860):2007/12/13(木) 13:30:02
('A`)さん、集計いつもありがとうございます。
かえるくんさん、完走おめでとうございます。
マイクロチップさん、これからよろしくです。

『松田修著作集 第一巻』 松田修 右文書院 688p
大人買いしたので最初から読み直す。
収録作は「刺青・性・死」「日本近世文学の成立」、「座談」
「日本近世文学の成立」は専門的になりすぎる部分もあり、手に負えない部分も多かった。
「刺青・性・死」が全体的に包括してるのと、異端という僕好みだったので一気に読める。
日本の異端文学とかに興味ある人なら必読のシリーズだと思う。【B】

『ブロッケン山の妖魔』 久野豊彦 工作舎 365p
大正モダニズム文学の作品集。
小説から詩、エッセイと幅広い。大正時代独自の、ふわふわとしたような読後感を残す作品が多いように感じられる。
「徒然草一巻」「虎に化ける」「満月の島」辺りが面白く読める。【C】

『中国農民の反乱』 清水美和 講談社+α文庫 345p
日本のマスコミが、絶対に報道しないような内容が多く興味深い。
読んでいると現在の中国のとんでもない貧富の差がひしひしとわかる。
地方だときな臭い香りが漂いつつあるし、オリンピックまで持つのかねえ、あの国。【C】
555HANA(29☆266):2007/12/13(木) 13:53:18
『離れた家』 山沢晴雄 日本評論社 424p
本格から幻想ミステリまで幅広く楽しめる一冊。
本格は全編アリバイ崩し、論理の極みが楽しめる。
途中でかろうじてトリックがわかったのは「銀知恵の輪」のみ。中編の「離れた家」に至っては、トリック解いてこりゃ楽勝と思った瞬間、そのトリックが前振りに使われていた・・・。
カチコチの本格を楽しみたい方にお勧め。【B】

『黒い本』 飯野文彦 竹書房文庫 317p
ホラー連作集。
作者の分身が何時しか事件に巻き込まれていくというのは「怪奇無尽講」同様だが、その時みたいな泥臭さと怪奇さが無いのは発表媒体による差か?
個人的には以前の雰囲気が良かっただけに残念。
それでも「ダルマ女」「裏料理」みたいな、イヤさ漂う作品も多くてそれは楽しめた。【C】

『松田修著作集 第二巻』 松田修 右文書院 665p
収録作は「十返舎一九」「日本芸能史論考」、「座談」
「十返舎一九」は膝栗毛の内容紹介とそれについての考察。以前読んだけど完全に忘れていたので精緻な解説はありがたい。
「日本芸能史論考」は先行論文の批判と考察みたいなのが多く、それらも踏まえないと行けないためわからない部分多し。
それでも福岡に残る「幸若」とか教えられる部分が多かった。【C】
556水無月(36☆1310) :2007/12/15(土) 12:01:22
('A`)さん、集計いつもありがとうございます。
HANAさん、テタさん、りーすさん、木の葉サン、ムツさん、ありがとうございます。
かえるくんさん、WANAさん、完走おめでとうございます。
マイクロチップさん、始めまして、今後ともよろしくお願いします。

「夜の訪問者」 プリーストリー 岩波文庫 p155 【C】
  岩波文庫がミステリベスト10内に!「IN☆POCKET」の3位。でもミステリとしては・・・・・・。
「擬死」 アン・フレイジャー ランダムハウス講談社 p489 【B】
  ミステリなんだけどいい感じのホラーっぽい雰囲気が出てました。
「鴨川ホルモー」 万城目学 産業編集センター p280 【C】
  現代の京都で大学生が式神を使って四大学対抗の戦争ごっことは楽しい設定。
「大日本帝国スーパーマン」 北杜夫 新潮文庫 p235 【C】
  3編収録のユーモア中編集。銭形平次とホームズが競演する「銭形平次ロンドン捕物帳」が良。
557水無月(36☆7221) :2007/12/15(土) 12:03:00
「されど道なかば」 羽太雄平 角川書店 p371 【C】
「家老脱藩」 羽太雄平 角川書店 p371 【C】
「浮かれ坊主法界」 東郷隆 新潮社 p264 【C】
「夕立太平記」 宮本昌孝 講談社 p338 【C】
「楽昌珠」 森福都 講談社 p245 【C】
「鹿男あをによし」 万城目学 産業編集センター p387 【C】
「天才たちの値段」 門井慶喜 文藝春秋 p286 【C】 
「収穫祭」 西澤保彦 幻冬舎 p605 【D】
「帝都衛星軌道」 島田荘司 講談社 p340 【C】
「ストロベリー・ナイト」 誉田哲也 光文社 p398 【E】 
「探偵作家 江戸川乱歩の事件簿」 楠木誠一郎 実業之日本社 p221 【C】
「シャーロック・ホームズと賢者の石」 五十嵐貴久 光文社 p233 【C】
「王国は星空の下 北斗学園七不思議1」 篠田真由美 理論社 p317 【C】
「タイムカプセル」 折原一 理論社 p394 【C】
「吸血鬼の壜詰 第四赤口の会」 物集高音 講談社 p159 【C】
「「世界征服」は可能か?」 岡田斗司夫 ちくまプリマー新書 p178 【C】
「トンデモ本?違う、SFだ!RETURNS」 山本弘 洋泉社 p222 【C】
「ねじれた家」 アガサ・クリスティー ハヤカワ文庫 p291 【C】
「死者のあやまち」 アガサ・クリスティー ハヤカワ文庫 p291 【C】
558バカハツ五郎(☆☆☆60091):2007/12/15(土) 17:29:25
『オデッサ・ファイル』フォーサイス著 角川文庫 P.467 【A】
 本当にこんな組織が存在しているのか。思わず信じた俺。
 そんなことは別にして、とにかく読ませる。
『アメリカ・非道の大陸』多和田 葉子著 青土社 P.187 【D】
 分からん。
『マルタの鷹』ハメット著 ハヤカワ文庫 P.324 【B】
 話の内容はともかく、主人公のスペードがカッコイイ。

かえるくんさん、WANAさん、完走おめでとうございます。


559ムツ(5☆34):2007/12/16(日) 20:46:36
HANAさん、かえるくんさん、完走おめでとうございます。

「邪魅の雫」京極夏彦 講談社 817p【B】
「百鬼夜行 陰」京極夏彦 講談社 617p【B】
「百器徒然袋 雨」京極夏彦 講談社 744p【B】
560ムツ(5☆2175):2007/12/16(日) 20:48:00
「今昔続百鬼 雲」京極夏彦 講談社 761p【B】
「百器徒然袋 風」京極夏彦 講談社 834p【B】
「パレード」吉田修一 幻冬舎 309p【C】
「太陽の塔」森見 登美彦 新潮社 237p【C】
561地上派(3472):2007/12/16(日) 21:05:36
ニート1号さん、りーすさん、水無月さん、かえるくんさん、HANAさん、ムツさん完走おめでとうございます。
マイクロチップさんよろしくお願いします。

『宿命』東野圭吾(講談社文庫)378p【C】
殺人事件をあっさりとさせて、本筋の内容を濃くしてほしかった。
『イン・ザ・プール』奥田英朗(文春文庫)279p【C】
5人の患者が抱える病気が現代を反映していて面白かった。
『誰か Somebody』宮部みゆき(文春文庫)469p【C】
非日常的な結末を予想してたので意外だった。
562マイクロチップ(3096):2007/12/17(月) 05:04:21
「ペンギンの憂鬱」 アンドレイ・クルコフ 新潮社 315p 【B】
ペンギンがいつも側にいるところが面白さのポイントのような。
とにかく面白いから「カタツムリの法則」の翻訳たのむ。

「ツチヤの口車」 土屋賢二 文芸春秋 234p 【C】
「女は機械に弱いか」の内容が2ちゃんで女性様が偉くなりすぎて女尊男卑だって文句言ってる人そのまんまでなんとも。

「守護天使」 上村佑 宝島社 251p 【B】
恐妻家のさえない中年男の主人公、元ひきこもりでネトゲ大好き○ちゃんねらの若者とか無駄にリアル。
監禁王子的な○ちゃんねら率いる悪の組織(3人)に立ち向かって勝ったけど公然猥褻。
ラストの敵のアジトに乗り込むあたりからコメディーすぎるw

「おかたづけ天女」 犬丸りん 角川書店 214p 【C】
おじゃる丸の原作者だなあ、と思う面白さ。

「人獣細工」 小林泰三 角川書店 254p 【C】
再読。怖くて怖くて仕方ないのになぜかたまに読みたくなる不思議。
563一年生(1☆2375)::2007/12/17(月) 15:49:38
久々に追加です
【B】『風塵抄』 司馬遼太郎 (中央公論社) 333p
【B】『バカにつける薬』 呉智英 (双葉社) 285p
【A】『論語』 金谷治 訳 (岩波文庫) 406p
【B】『シークレット・シーズン』 早川倉理 (新風舎) 205p
【C】『寝床で読む「論語」』山田史夫 (ちくま新書) 219p
【A】『変身』 カフカ (角川クラシックス) 192p
【B】『人を動かす』 カーネギー (創元社) 312p
564こたつたこ(1768):2007/12/18(火) 03:06:49
今日から参戦させて下さい。よろしくお願いします!

「ヒストリアンT・U」エリザベス・コストヴァ【D】493p+497p
「ビタミンF」重松清【B】352p
 ・ちょっとご都合主義っぽいけど、後味がよくて面白かったです。
「限りなく透明に近いブルー」村上龍【C】150p
「神様のボート」江國香織【D】276p
565バカハツ五郎(☆☆☆6773):2007/12/21(金) 05:48:35
『ザ・ビッグイヤー』オブマシック著 アスペクト P.399 【B】
 バードウオッチングに命とお金を賭けて打ち込む人々の物語。モノを集めたり追いかけたりする行為は人間の本能であり、誰も止められないということが良く分かる。
『癒しとしてのグレゴリオ聖歌 ル・メ著 柏書房 P.180 【c】
 キリスト教と音楽の関係をグレゴリオ聖歌の成立に関連つけて説明している。相当難解な部分もあるが、音楽が人体に及ぼす影響を上手く伝えている。
『超実践!セカンドライフ』三淵 啓自著 角川書店 P.185 【B】
 セカンドライフの楽しみ方、危険性、将来性についての本。
 バーチャルな世界は何処までせいちょうするのだろう?

こたつたこさん、よろしくお願いします
566ですな(10☆7392):2007/12/22(土) 22:02:20
アントニア・ホワイト「五月の霜」みすず書房247p
カソリック教育の恐ろしさを思い知る【C】

スコット・リンチ「ロック・ラモーラの優雅なたくらみ」早川書房580p
さほど優雅でもない
ファイナルファンタジーをやっておけばよかったと初めて思う【B】

トーリ・フィリップス「道化師は恋の語りべ」ハーレクイン398p
初期作品なので読者サービスが多いのか余りにもご都合主義【D】

567HANA(29☆1383):2007/12/23(日) 19:19:30
水無月さん、バカハツ五郎さん、ムツさん、地上派さん、ありがとうございます。
ムツさん、完走おめでとうございます。
こたつたこさん、これからよろしくです。

『ミステリと東京』 川本三郎 平凡社 495p
東京を舞台にしたミステリの紹介と都市論。
こういうのを読んでいると、載っている作品が読みたくなる不思議。
意外と読んでいるの少ないなあ。とりあえず島田荘司と「血の季節」だけは読みたいなあ。【C】

『ホラー小説でめぐる「現代文学論」』 高橋敏夫 宝島社新書 223p
腹が立ったので少し多めに書く。
やたら内部の崩壊を問題にしてるけど、この筆者のいう内部の問題っていうのは畢竟「アメリカの帝国主義」であって自分自身の内面ではないわなあ。
「模倣犯」の善に対する無謬性を問題にしてるけど、僕に言わせればこの筆者自身も自分自身を無謬な立場に置くことによって安全に他を批判しているので、五十歩百歩である。
サヨクの一番嫌いな部分を見せつけられた。
一番腹が立つのはホラーを思想を広めるための道具として扱っていること。大江も石原も文学を売名行為や思想の道具に使うのは嫌いだって言ってるのに、新書ででも見せつけられるとは思わなかった。目洗わないと。
ベトナム戦争とホラーとか手垢の付いたような理論を振りかざして、ホラーを道具扱いにするのはもう止めてもらいたいものである。
ここで語られているのはホラー分析に名を借りたタダのサヨクのパンフレットであり、金を出して買うようなモノではなかった。
腹が立って感想がとりとめもなくなってしまいました。個人的には【Z】であるが、ここは最低の【E】

『一人だけの軍隊』 デイヴィット・マレル ハヤカワ文庫 399p
上のパンフレットで目が腐りそうになったので、名作で治療。
言わずとしれたランボーの原作。復刊されてるとは思わなかった。
ランボーの驚異を描く第二部と男同士の戦いを描いた第三部は圧巻。映画とラストは違うけど、こっちの方が気に入ったな。
終わり方としては、こっちがずっと綺麗だ。【B】
568HANA(29☆2348):2007/12/23(日) 19:34:13
『小栗虫太郎全作品3 二十世紀鉄仮面』 小栗虫太郎 沖積社 346p
法水麟太郎の事件簿。
最初の「二十世紀鉄仮面」だけ冒険小説のノリで勝手が違い戸惑うものの、他の作品はあいかわらずの衒学ぶりで安心。
黒死館を小粒にしたような無茶なトリックのオンパレードなので、犯人を当てるのは最初から放棄してストーリーそのものを楽しむ。
「失楽園殺人事件」などのグロ風味もステキである。それにしても「夢殿殺人事件」何度読んでもトリックが理解できない・・・【C】

『「超」怖い話 怪歴』 久田樹生 竹書房文庫 235p
コンテスト優勝者による実話怪談集。
一人がいくつもの怪談を語るというスタイル、新しいと思うけど発展させるのが難しそうだなあ。
それにしてもやっぱり文体は似るもんだなあ。独自の文体作り出した平山夢明は凄いと思う。【C】

『幽vol.8』 メディアワークス 384p
特集は京都。嗚呼、全編この特集で埋め尽くしてもらいたい。
とりあえず京都怪談読書案内は全てチェック。未読が多いな。
小説、実話怪談共に充実していて楽しめた。【B】
569りーす(36☆9878):2007/12/23(日) 20:25:00
バカハツ五郎さん、木の葉さん、地上派さん、ありがとうございます。
かえるくんさん、HANAさん、ムツさん、完走おめでとうございます。
こたつたこさん、よろしくお願いします。

『絶滅動物誌』今泉忠明 (著)(講談社) 314p【C】
自然に淘汰されたのではなく、人類が滅ぼした生き物の数々。

『夜啼く鳥は夢を見た』長野まゆみ(著)(河出文庫)154p【C】
『天然理科少年』長野まゆみ(著)(文春文庫)157p【C】
『碧空』長野まゆみ(著)(集英社文庫)193p【C】
シリーズになっている物を知らずに順番飛ばして読んだりしてしまったり……。
長野まゆみは肌に合わなかった。

『人類の起源論争』エレイン・モーガン(著)(どうぶつ社)247p【C】
『分社 ある経営感覚』酒井邦恭 (著) (朝日新聞社)204p【C】
『MADE IN JAPAN』盛田昭夫 (著),(朝日文庫)534p【C】
『青空哲学』水上勉、玉村豊男(著)(岩波書店)198p【C】
『宇宙の始まり』S・A・アーレニウス(著)(第三書館)301p【C】
『海を渡った自衛隊』朝日新聞国際貢献取材班 (編) (朝日新聞社)205p【C】
570りーす(37☆1896):2007/12/23(日) 20:34:10
『今日の早川さん』COCO(著)(早川書房)参考110p【B】
ページの大半がカラー四コマ漫画だからページカウントはしないけれども、
これは活字中毒であればあるほど面白くなると思う。

『スワンソング』大崎善生(著)(角川書店)342p【C】
上手いけれども、誰もハッピーエンドに至らない憂鬱な恋愛小説だった。

『水銀奇譚』牧野修(著)(理論社)363p【D】
牧野修だからちょっと期待してたのに、ラストが夢オチに匹敵する巻き戻し反則技。

『夢をかなえる時間術』伊藤真(著)(サンマーク出版)206p【C】
効率重視のノウハウ本ではない。

『本日の水木サン』水木しげる(著)(草思社)413p【C】
水木しげるの名言や迷言?を集めたもの。結構面白い。

『つぶやき教師』吉川勇(著)(幻冬舎アウトロー文庫)204p【C】
人間失格教師が主人公のエロ小説。

『The S.O.U.P』川端裕人(著)(角川書店)356p【C】
電脳世界と現実世界の双方で対峙する、腕利きハッカーとネットを暗躍するクラッカー集団。

『星へ落ちる』金原ひとみ(著)(集英社)134p【C】
短編かと思ったら登場人物は繋がっていた。
571りーす(37☆4371):2007/12/23(日) 21:52:04
『図書室のドラゴン』マイクル・カンデル(著)(ハヤカワ文庫)296p【C】
異界に行って、ドラゴンと戦う話なんだけど、重火器とか出てくるし、
ファンタジーなのかSFなのか、よくわからない内容。

『アルシア・ハード』鈴羽らふみ(著)(ファミ通文庫)254p【D】
SF設定で魔法物。背景設定がやたらと前面に出て、肝心の物語が中途半端。

『エンリル・エッジ』鈴羽らふみ(著)(ファミ通文庫)252p【C】
クリーチャーズ・シフトと呼ばれる人類魔物化現象が起こる近未来。前作よりは上達した。

『ガチャピン日記2』ガチャピン(著)(メディアファクトリー)127p【C】
ポンキッキ終了していたのか……。最近、朝の番組は見ないから知らなかった。


『キッズ・スタッフ 連続射殺犯を追え!』ジョナサン・マーシュ(著)(講談社)221p【E】
『キッズ・スタッフ2 消えゆく影の怪人』ジョナサン・マーシュ(著)(講談社)221p【E】
表紙に騙されたが、文章が酷すぎる。アメリカの子供は、こんなので満足するのか?

『平面いぬ。』乙一(著)(集英社文庫)345p【B】
せつない系の短編4つ。やはり乙一は上手いと思う。

『失われる物語』乙一(著)(角川書店)301p【B】
書き下ろし作品「マリアの指」が読みたくて借りてみた。角川スニーカー文庫と重複あり。

『フリッカー式』佐藤友哉(著)(講談社)283p【C】
壊れた人物ばかり出てきて、いかにもノワール小説らしい。
面白い構成だが、文章は下手なのが難点。

『カラフルな闇』まはら三桃(著)(講談社)175p【C】
第46回講談社児童文学新人賞佳作。
572マイクロチップ(4065):2007/12/24(月) 11:18:09
こたつたこさん、よろしくお願いします。

「太陽の塔」 森見登美彦 新潮社 205p 【C】
ついていけない(作者の頭が良すぎて)

「猫の恩返し」 松原惇子 廣済堂出版 206p 【C】
ねこだいすき。

「明け方の猫」 保坂和志 講談社 171p 【C】
ねこだいすき。
「カバー写真 著者」が気になるんだ。

「最後の記憶」 綾辻行人 角川書店 387p 【B】
面白かった。今までの作品の要素てんこもりな感じ。
綾辻は眼球綺譚のヒロインの名前も「ゆい」だったけど、
どうしてそんなに「ゆい」が好きなんだろう。
573ニート1号(6☆7178):2007/12/26(水) 01:30:09
かえるくんさん、HANAさん、ムツさん、りーすさん、完走おめでとうございます。
ムツさん、HANAさん、テタさん、木の葉さん、地上派さん、ありがとうございます。
マイクロチップさん、こたつたこさん、はじめまして。これからよろしくお願いします。
('A`)さん、いつも集計ありがとうございます。
プロバイダーが規制されて書き込めませんでした(-.- )

『日本人の精神と資本主義の倫理』 波頭亮/茂木健一郎 幻冬舎新書 189P 【C】
『中国 隣の大国とのつきあいかた』 神保哲生/宮台真司 春秋社 221p 【C】
『なぜ、日本人は韓国人が嫌いなのか』 岡崎久彦 WAC 355p 【C】
『貝と羊の中国人』 加藤徹 新潮新書 255p 【C】
『日本人の矜持』 藤原正彦 新潮社 236p 【C】
『Flat』 佐々木俊尚 講談社 286p 【C】
『インドの衝撃』 NHKスペシャル取材班編著 文藝春秋 323p 【C】
『欧米メディア・知日派の日本論』 小林雅一 光文社ペーパーバックス 306p 【C】
『大人がいない・・・』 清水義範 ちくま新書 206p 【C】
『春秋名臣列伝』 宮城谷昌光 文藝春秋 354p 【C】
『中東がわかる古代オリエントの物語』 小山茂樹 NHK出版 357p 【C】
『統計学でリスクと向き合う』 宮川公男 東洋経済新報社 219p 【C】
『データで検証!地球の資源ウソ・ホント』 井田徹治 講談社ブルーバックス 265p 【C】
『正義の国の日本人』 安井健一 アスキー新書 253p 【B】
『ザビエルの海』 宮崎正勝 原書房 284p 【C】
『中国という大難』 富坂聰 新潮社 298p 【B】
『空気と戦争』 猪瀬直樹 文春新書 192p 【B】
『第二次世界大戦(上)』 リデル・ハート 中央公論新社 628p 【C】
574ムツ(5☆4520):2007/12/26(水) 14:38:44
地上派さん、りーすさん、完走おめでとうございます。
HANAさん、りーすさん、ニート1号さん、ありがとうございます。
こたつたこさん、よろしくお願いします。

「パーク・ライフ」吉田修一 文藝春秋 177p【C】
「うつくしい子ども」石田衣良 文藝春秋 285p【C】
「Sweet Blue Age」有川浩, 角田 光代, 坂木司, 桜庭一樹, 日向蓬, 森見登美彦, 三羽省吾 角川書店 374p【C】
「夜は短し歩けよ乙女」森見登美彦 角川書店 301p【C】
「四畳半神話大系」森見登美彦 太田出版 290p【C】
「西域をゆく」井上靖 文芸春秋 283p【C】
「補陀落渡海記―井上靖短篇名作集」井上靖 講談社 311p【C】
「光村ライブラリー・中学校編 1巻 赤い実」井上 靖 , 安岡 章太郎, F. ムンテヤーヌ, 山本 周五郎, 三木 卓 光村図書 117p【C】
「日曜日たち」吉田修一 講談社 207p【C】
575テタ(8☆96):2007/12/27(木) 08:11:23
かえるくんさん、HANAさん、ムツさん、りーすさん、完走おめでとうございます。

『論文捏造』村松秀 中公新書ラクレ 333p
ベル研究所員による超伝導論文の捏造の経緯について。
あまりに簡単にだまされることや、捏造の張本人のふつうっぽさ(かえって病的な
感じを受けるけれど)に驚く。【B】

『別館三号室の男』コリン・デクスター ハヤカワ・ミステリー文庫 335p
ミステリー。【C】

『インパクトファクターを解き明かす』山崎茂明 INFOSTAブックレットシリーズ 50p
学術雑誌の評価について。【C】

『ペリクリーズ』ウィリアム・シェイクスピア 白水uブックス 183p
ロマンス劇。おとぎ話のような展開。【C】

今年はこれで最後。みなさん、良いお年を。
576りーす(37☆7560):2007/12/29(土) 12:57:04
ニート1号さん、ムツさん、テタさん、ありがとうございます。
テタさん、おめでとうございます。

『猫にかまけて』町田康(著)(講談社)252p【C】
『猫のあしあと』町田康(著)(講談社)230p【C】
猫エッセイ。写真もついていて可愛い。悲しい出来事も起こる。

『図書館危機』有川浩(著)(メディアワークス)343p【B】
いよいよ佳境へ。試合形式の内戦状態なのは非常に嘘臭いけど面白い。

『図書館革命』有川浩(著)(メディアワークス)333p【B】
これで完結。物語の盛り上がりとともに二人もベタベタな展開になるのが、読んでいて気恥ずかしい。

『球形の季節』恩田陸(著)(新潮文庫)341p【C】
一応ホラーという事になっているが、全然怖くない。

『六番目の小夜子』恩田陸(著)(新潮文庫)339p【C】
デビュー作。これも怖くなりそうでならない、中途半端なまま終わっている。

『光の帝国―常野物語』恩田陸(著)(集英社文庫)283p【C】
常野シリーズの最初。近年の物より、この作品の方が上手く纏っている。

『コンビニの雑学』佐藤治彦 (著) (オーエス出版)247p【C】
CMから経営方法まで扱った研究書。

『無資本主義商品論』小田嶋隆 (著) (翔泳社)255p【C】
『サイバーエコノミー』岩村充 (著) (東洋経済新報社)316p【C】
『イギリス議会政治の形成』松園伸 (著) (早稲田大学出版部)250p【C】
577りーす(38☆0053):2007/12/29(土) 13:14:53
『黄金の門』平谷美樹(著)(角川春樹事務所)287p【C】
「エリ・エリ」「レスレクティオ」に繋がる話にしては小さく纏まっているのが残念。

『うれしの荘片恋ものがたり』岩久勝昭(著)(富士見ミステリー文庫)300p【D】
描写不足で盛り上がりにも乏しい凡庸なラノベだった。

『フォーマイダーリン』野村美月(著)(ファミ通文庫)253p【C】
下手ではないのだけど、ファンタジーなドタバタラブコメでいまいちな内容。

『S式コミュニケーション1』新木伸(著)(ファミ通文庫)381p【C】
『S式コミュニケーション2』新木伸(著)(ファミ通文庫)348p【C】
『S式コミュニケーション3』新木伸(著)(ファミ通文庫)317p【C】
ごく平凡なはずの少年に金髪美少女エイリアン(本当は液体生物)が襲い掛かる。
ベタなラブコメで最後はバトル。微妙なエロさは小中学生位なら楽しめるのかも。

『首輪物語』清水義範(著)(集英社)232p【C】
様々な作品のパクリが笑える。表題作なんて、中身そのままでキャラが犬になっただけ。
『ひとり日和』青山七恵(著)(河出書房新社)169p【C】
第136回芥川賞受賞作。並だけど、最近の芥川賞は酷いから、
ちゃんとした小説になっているだけで秀作に見えてしまう。

『オーガニック・ワインの本』田村安(著)(春秋社)206p【C】
他の農作物と同じ弊害がワイン畑でも起こっている。
ポリフェノール効果に踊らされて安いワインに飛びつくのは危険。
578バカハツ五郎(☆☆☆7874):2007/12/29(土) 13:56:45
『四つの雨』ウオード著 ハヤカワ文庫 P.373 【A】
 中年の不遇な心理療法士が新しい彼女の愛を繋ぎ止めるために次
々と犯罪を犯す、所謂ノワール小説。
 幸せは身近なところに幾らでも転がっていると言うことを感じさせる本。

『超整理法』野口 悠紀雄著 中公新書 P.232 【B】
 かなり古い本ですが、けっこう役に立つ部分がまだまだあります。

『ダルマ駅へ行こう』笹田 昌宏著 小学館 P.253 【c】
 本当に鉄道趣味には色々なタイプの方がいらっしゃると言うことを
教えてくれる一冊
 著者は、使われなくなった貨物列車の車両を駅舎として利用してい
る所へ訪ねることを趣味とされている方。  
 北海道に多く存在しているらしい。その理由は簡単に分かると思い
ます。

『人はこうしてみすみす損をする』森川 洋昭著 河出書房新社 p.216【B】
書いてあることがいちいち思い当たることばかり。
579半魚鳥(☆☆5808):2007/12/29(土) 23:37:48
久しぶりになってしまいました。
完走された方々、おめでとうございます。
マイクロチップさん、こたつたこさん、これから宜しくお願いします。
('A`)さん、いつも集計ありがとうございます。

『戦力外通告』 藤田宜永 講談社 P513 【C】
『悪夢のドライブ』 木下半太  幻冬舎 P357 【C】
『コスチューム!』 将吉 産業編集センター P357 【C】
『結党!老人党』 三枝玄樹 毎日新聞社 P296 【B】
『いつまでもデブと思うなよ』 岡田斗司夫 新潮社 P223 【C】
『秘密の花園』 三浦しをん 新潮社 P270 【C】
『14歳』 千原ジュニア 講談社 P189 【C】
『リロアンドスティッチ』 キキ・ソープ 偕成社 P203 【C】
『レミーのおいしいレストラン』 キティ・リチャーズ 偕成社 P229 【C】
『名探偵金田一耕助@ 仮面城』 横溝正史 ポプラ社 P192 【C】
『世界の終わりの終わり』 佐藤友哉 角川書店 P292 【C】
『遺書』 松本人志 朝日新聞社 P164 【D】
『松本』 松本人志 朝日新聞社 P150 【D】
『落ちこまない生き方 嫌われない生き方』 加藤諦三 大和書房 P187 【E】
『たそがれ清兵衛』 藤沢周平 新潮社 P314 【C】
『お受験ちゃん』 三力ミカ 扶桑社 P191 【B】
『涼宮ハルヒの憂鬱』 谷川流 角川書店 P300 【B】
『モルヒネ』 安達千夏 祥伝社 P225 【D】
『ホームレス中学生』 田村裕 ワニブックス P191 【B】
『永遠のとなり』 白石一文 文芸春秋 P221 【C】
『刀語 第二話 斬刀・鈍』 西尾維新 講談社 P205 【C】
『刀語 第三話 千刀・剣』 西尾維新 講談社 P210 【C】
『刀語 第四話 薄刀・針』 西尾維新 講談社 P187 【C】
『刀語 第五話 賊刀・鎧』 西尾維新 講談社 P211 【C】
『刀語 第六話 双刀・鎚』 西尾維新 講談社 P223 【C】
『刀語 第七話 悪刀・鐚』 西尾維新 講談社 P223 【C】
580箱男(1834):2007/12/31(月) 02:56:38
小〜中学生のときに海外の冒険小説を読み漁って以来、十数年ぶりに読書に走った俺が参戦しますよ。
割と有名な文学作品を中心に読んでいこうと思います。皆さんよろしく。

『罪と罰』ドストエフスキー 973p【A】
理屈に拘って人としての道を踏み外した男の話。
ロシア文学の恐ろしさを体感した一冊。人の名前が覚えにくいってもんじゃない。

『誰がために鐘は鳴る』ヘミングウェイ 861p【C】
途中が眠かったが、最後の作戦が始まってからラストまでで一気に引き込まれた。
冒頭のジョン・ダンの詩は素晴らしい。
581真空(☆☆☆☆7409):2007/12/31(月) 05:11:04
『地球平面委員会』浦賀和宏 幻冬社文庫 265p【C】
そこそこ面白いミステリアスな展開と、あまりに脱力なオチ。
読んだことありませんけど、ハルヒってこんな感じなんでしょうか。

『第三の嘘』アゴタ・クリストフ 早川書房 209p【B】
硬質の文章と描写に魅了されます。

『猫森集会』谷山浩子 新潮社文庫 222p【C】
短編童話集。著者初作品集ということで、まとまりに欠けた習作が並んでいますが
ナンセンスっぷりは本物。

『マニアックス』山口雅也 講談社文庫 321p【B】
再読。ミステリ、ホラー短編集。ベストは「人形の館の館」でしょうか。

『Yの構図』島田荘司 光文社文庫 441p【C】
中盤までは堅実な鉄道ミステリですが、ラストは一気になげやりに。
犯人像も犯行も安直にブラックボックス化し過ぎです。

『夢野久作全集7 暗黒公使』夢野久作 ちくま文庫 392p【D】
国際謀略小説。興味ないのでしんどかった……。
582マイクロチップ(5104):2007/12/31(月) 10:52:44
箱男さん、よろしくおねがいします。

「沖で待つ」 絲山秋子 文藝春秋 108p 【C】
「死んだら残った方がHDD壊す」って約束はありがちだけど、
実際壊し方知ってる人ってあんまりいないよなあと不安になった。

「八月の路上に捨てる」 伊藤たかみ 文芸春秋 122p 【B】
表題作よりも「貝から見る風景」の方が大好き。
特にラスト7行の夏の夜の風の感じにやられた。

「重力ピエロ」 伊坂幸太郎 新潮文庫 485p 【A】
再読。自分基準で今年読んだ小説で一番好き。↓の予習

「ガンディーと使徒たち」 ヴェド・メータ 新評論 324p 【C】
歴史も地理も政治もわからんのにハードル高すぎた。
ガンジーって元はただの人なのに神になったんだなあと。
友人の不良少年にそそのかされて初めて肉を食べたら
山羊がメエメエ言う悪夢を見た話は笑った。
しかし差別に関しては日本もインドも似たようなもんだなあ。
カーストのさらに下の不可触民って日本の士農工商の下のエタヒニンだよね。

来年は200冊くらい読めたらいいと思います。
583HANA(29☆3271):2007/12/31(月) 17:01:54
ニート1号さん、テタさん、ありがとうございます。
りーすさん、テタさん、完走おめでとうございます。
箱男さん、これからよろしくです。

『銀河英雄伝説6』 田中芳樹 創元SF文庫 341p
シリーズ6作目。
戦争中断中のため、作者の政治思想が必要以上に目に付く巻になっている。
全体の転換点みたいな話でありました。【C】

『竈神と厠神』 飯嶋吉晴 講談社学術文庫 329p
竈神、厠神といった東北地方のイエの神を論じた一冊。
全体的に全てを境界に結びつける論の進め方になっている。それが正しいのかどうかは、当方の知識が足りないためわからない。
橋、柿といった境界自体を論じた小論の方が興味深かった。【C】

『虚空に向かって猫が啼く』 西浦和也 竹書房文庫 253p
実話怪談集。
他の実話怪談と変わらないスタイルであるが、「禁忌のお堂」の人形のイメージは素晴らしい。
あとは京都の幽霊マンション。この間、幽で読んだこともあり興味深かった。
西の方のアレだと思うけど、住んでる間に見ておけばよかったかも。【C】
584HANA(29☆4137):2007/12/31(月) 17:11:43
『テレビ霊能者を斬る』 小池靖 ソフトバンク新書 180p
題名とは裏腹に、単なる批判ではなく彼らが出てくる背景まで読み込んでいて面白かった。
最近はTV見ていないので江原も細木も名前を聞くだけだが、この本で彼らのスタンスというものが逆によくわかる。
過去の霊能者と彼らを見ていると、祀り上げと祀り捨てという単語が頭に浮かんだ。
しかし信じれる人は幸せであるなあ、ある意味。【B】

『松田修著作集 第三巻』 松田修 右文書院 686p
収録作は「闇のユートピア」「蔭の文化史」、座談。
一貫して異端について語っているが、特に闇のユートピアにおける天津甕星、馬琴の美少年、遁世、殉死、切腹等は再読にも関わらず読むたびに衝撃を受ける。
作者の思想を知るには、この巻が一番わかりやすいかも。【B】
585HANA(29☆4137):2007/12/31(月) 17:12:58
挨拶書こうとして忘れてた。

今年はこれで読み納めです。
それでは皆様、よいお年を。
586真空(☆☆☆☆8482):2007/12/31(月) 22:57:50
『心の鏡』ダニエル・キイス ハヤカワダニエル・キイス文庫 343p【C】
再読。短編集。初期の意思を持つコンピュータものはつまらない。
ベストはやはり「アルジャーノンに花束を」になりましょうか。

『殺しの双曲線』西村京太郎 講談社文庫 388p【B】
「そして誰もいなくなった」型、というか、「十角館」型ミステリ。
本格としては多少アンフェアかも、など気になる点もあるものの、
サスペンスとしても、双子ものミステリへの挑戦という意味でも面白い。
これが西村京太郎の実力……!!

『謎ジパング 誰も知らない日本史』明石散人 講談社文庫 342p【C】
日本史の謎に大胆な仮説を提唱。考証が雑だったり論理に飛躍があるのは
読み物として意図的にやってるのかどうか。

今年の読み納めです。よいお年を(゚∀゚)
587HANA(29☆4564):2008/01/03(木) 13:20:44
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
新年一番乗りw

『新輯内田百闡S集 第二十五巻』 内田百閨@福武書店 427p
読み初めは百鬼園先生で。
昭和二十三年三月から二十六年八月までの日記。
終戦直後とは違い、原稿を書く余裕も生まれてきている。「阿房列車」や「サラサーテの盤」「贋作吾輩は猫である」等の名品はこの時期のもの。
生活でも摩阿陀会や阿房列車の旅、知人の病気など様々。
お酒の量を毎日書いているのが百關謳カらしい。【C】
588バカハツ五郎(☆☆☆8815):2008/01/03(木) 16:18:14
あけましておめでとうございます。

りーすさん、テタさん、完走おめでとうございます。
箱男さん、よろしく。


『自由とは何か』大屋 雄裕著 ちくま新書 P.214 【C】
 基本は法哲学に関する考察。はっきり言って私の知的レベルでは理解不能。監視社会と個人に関する分析については一読の価値がある。
 監視カメラだけがプライバシーを覗き込む道具ではありませんよ。

『秘花』瀬戸内 寂聴著 新潮社 P.246  【C】   
 室町時代の能役者、世阿弥の晩年を描いた小説。
 ドロドロとした世界を、ドロドロと描く著者のエネルギーには目を
見張るものがある。

『競艇の急所』西島 隆司著 P.218 【E】
 競艇予想のつぼは出走表にあり。

『おひとりさまの老後』上野 千鶴子著 法研 P.263 【E】
 一人暮らしで老後を迎えなければならない人たちへの心構えが書い
てある。特に目新しい項目はないが「介護される側の10か条」は
参考になる。
 出来るだけ友人はたくさんいた方がいいな。
589ニート1号(6☆8174):2008/01/04(金) 17:08:14
明けましておめでとうございます。
箱男さんはじめまして。これからよろしくお願いします。
テタさん、りーすさん、半魚鳥さん、完走おめでとうございます。

『モンゴル帝国の興亡』 岡田英弘 ちくま新書 254p 【D】
資料を翻訳しただけで考察も加えられておらず、なじみのない地名や人名が頻出し
歴史的事実だけが羅列されている年表を見ているようで読んでいて面白いものではなかったです。

『第二次世界大戦 鋼鉄の激突』 秦郁彦 中公文庫 367p 【C】
第二次世界大戦の主要な戦闘とエースパイロットの記録が簡潔にまとめられていてながらも、
個々の戦闘を把握することができるのでなかなかの出来ではないかと思います。

『戦略の本質』 野中郁次郎ほか5名 日本経済新聞社 375p 【B】
20世紀に行われた6つの戦争をケーススタディとして戦略の本質とはなにかを抽出し、そこから原則を導き
出すことを目的としています。最終章で提示される戦略の本質とはなにかという命題は一般的なものですが
思考のプロセスがしっかりしているので納得できるものでした。
590ニート1号(6☆9425):2008/01/04(金) 17:09:50
『格差突破力をつける方法』 中山治 洋泉社新書 218p 【C】
冷静というか悲観的というか、あまり明るくないこれから先の日本の展望が示され、それを踏まえて
フツーの人はどのように生きれば生活を守れるかを述べたものです。納得できる部分も多いのですが
希望がないです。

『ヘッジファンドの真実』 若林秀樹 洋泉社新書 285p 【C】
証券アナリストからヘッジファンドのマネージャーに転進した著者がヘッジファンドとはなにかを
語ったものです。レベルの高低はありますが、やっていることは個人投資家とそんなに変わらない
印象を持ちました。

『小さな政府を問いなおす』 岩田規久男 ちくま新書 250p 【B】
小さな政府を指向しアメリカやイギリスで採用された新自由主義、スウェーデンが行った大きな政府の
高度福祉国家、二つの対照的な経済政策を参照しながらバブル崩壊後、低成長に苦しむ日本は
どのような経済政策を採ればよいか、小泉改革とはなんだったのかを論じたものです。

『<癒し>のナショナリズム』 小熊英二/上野陽子 慶應義塾大学出版会 228p 【C】

『心にナイフをしのばせて』 奥野修司 文藝春秋 271p 【C】
591一年生(1☆6350):2008/01/06(日) 13:25:09
あけましておめでとうございます。冬休みが終わりました

【A】『三国志(一)〜(八)』 吉川英治 (講談社) 合計3824p
小学生の頃読んだのですが、当時は分からない箇所がいっぱいありました
今読み返して、その面白さにびっくり。全8巻、楽しめました
【B】『クリスマスカロル』 ディケンズ (新潮文庫) 151p
キリスト教ガチガチ
592マイクロチップ(6222):2008/01/06(日) 16:14:14
あけましておめでとうございます。
昨日は図書館がいつになく混んでました。

「空中ブランコ」 奥田英朗 文芸春秋 265p 【B】
なんだかんだ言っても伊良部先生は面白いんだよなあ。

「青猫家族輾転録」 伊井直行 新潮社 253p 【D】
色んな要素盛り込みすぎて結局何なのかよくわからないっていう。

「かもめのジョナサン」 リチャード・バック 新潮文庫 131p 【B】
変わり者の知人が一番好きな本だと言っていたので読んだら、
変人具合というかひねくれ方というかに超納得したw
翻訳者の解説にある、女性のかもめが母以外に登場しないのは読んでて思った。
女の弟子が一人いるのが定番だよね(ハリポタのハーマイオニー的な)

「秋の牢獄」 恒川光太郎 角川書店 223p 【B】
それこそ去年の11月に予約したのがようやく回ってきた。
AとBの境界くらい面白い。

「東京奇譚集」 村上春樹 新潮文庫 246p 【C】
初村上春樹。好きでも嫌いでもない。
593ですな(10☆8393):2008/01/06(日) 22:38:08
エリザベス・テイラー「エンジェル」白水社365p
痛いだけ【C】

ジェローム・ワイドマン「東四丁目」紀伊國屋書店309p
えぐい出来事も多く和めません【D】

谷川流「涼宮ハルヒの暴走」角川スニーカー文庫327p
短編はどうも大したことがないように思われます【C】

本年もよろしくお願いします
594('A`):2008/01/07(月) 01:46:06
12月1日〜12月31日までの集計です。

1位…りーす選手(15676P)【1/52位】
2位…ムツ選手(8976P)【11/52位】
3位…水無月選手(7070P)【2/52位】
4位…HANA選手(6675P)【3/52位】
5位…半魚鳥選手(6227P)【20/52位】
6位…ニート1号選手(5227P)【10/52位】
7位…マイクロチップ選手(5104P)【39/52位】
8位…バカハツ五郎選手(4373P)【18/52位】
9位…かえるくん選手(3777P)【4/52位】
10位…真空選手(2923P)【12/52位】
11位…ですな選手(2289P)【6/52位】
12位…一年生選手(1952P)【28/52位】
13位…箱男選手(1834P)【45/52位】
14位…木の葉選手(1777P)【41/52位】
15位…こたつたこ選手(1768P)【46/52位】
16位…テタ選手(1452P)【7/52位】
17位…地上派選手(1126P)【41/52位】

明けましておめでとうございます('A`)
595(*'A`)<こちらは実況です!:2008/01/07(月) 01:47:50
(*'A`)<りーす選手が38回目の完走です!
(*'A`)<HANA選手が29回目の完走です!
(*'A`)<かえるくん選手が14回目の完走です!
(*'A`)<テタ選手が8回目の完走です!
(*'A`)<ムツ選手が5回目の完走です!
(*'A`)<半魚鳥選手が2回目の完走です!


(*'A`)<ムツ選手が、13位から11位に順位を上げました!
(*'A`)<バカハツ五郎選手が、19位から18位に順位を上げました!
(*'A`)<半魚鳥選手が、22位から20位に順位を上げました!
(*'A`)<一年生選手が、29位から28位に順位を上げました!
(*'A`)<マイクロチップ選手が、圏外から39位に順位を上げました!
(*'A`)<木の葉選手が、42位から41位に順位を上げました!
(*'A`)<箱男選手が、圏外から45位に順位を上げました!
(*'A`)<こたつたこ選手が、圏外から46位に順位を上げました!

http://dokusyomarason.blog76.fc2.com/
596水無月(36☆9702) :2008/01/07(月) 14:06:18
皆様、明けましておめでとうございます。
数年ぶりの鬼の霍乱の風邪よりようよう復活してまいりました。

('A`)さん、いつも集計ありがとうございます。
リースさん、テタさん、半魚鳥さん完走おめでとうございます。
地上派さん、ありがとうございます。
コタツたこさん、箱男さん、始めまして、これからよろしくお願いします。

「本棚探偵の回想」 喜国雅彦 双葉文庫 p486 【C】
「天使が震える夜明け」 J・P・トレーシー ヴィレッジブックス p584 【C】
「沈黙の虫たち」 J・P・トレーシー 集英社 p504 【C】
「殺人遊園地へいらっしゃい」 クリス・グラベンスタイン ハヤカワ文庫 p500 【C】
「欲望通りにすむ女」 ドミニク・シルヴァン 小学館文庫 p407 【C】
597りーす(38☆2029):2008/01/08(火) 07:08:55
皆様、今年もよろしくお願いします。
箱男さん、よろしくお願いします。
('A`)さん、集計ありがとうございます。
HANAさん、バカハツ五郎さん、ニート1号さん、水無月さん、ありがとうございます。

『配達あかずきん』大崎梢(著)(東京創元社)238p【B】
本屋さんミステリー。連作短編で、どれも出来が良い。

『晩夏に捧ぐ』大崎梢(著)(東京創元社)251p【C】
杏子と多絵コンビ再び。今度は長編、老舗書店で起こった幽霊騒動の謎を解く。

『サイン会はいかが?』大崎梢(著)(東京創元社)263p【C】
三作目、連作短編に戻る。まだまだ続いて欲しい。

『片耳うさぎ』大崎梢(著)(光文社)282p【C】
小学生と中学生が大きなお屋敷に隠された謎を解くほのぼの系ミステリー。

『八月の路上に捨てる』伊藤たかみ(著)(文藝春秋)122p【C】
普通程度には面白いが、芥川賞受賞だと、どうしても色眼鏡で見てしまう。

『ドライブイン蒲生』伊藤たかみ(著)(河出書房新社)186p【C】
表題作はマシだが、芥川賞候補作になった「無花果カレーライス」は退屈極まりない。

『12月の扉 上』ディーン・R・クーンツ(著)(創元推理文庫)302p【C】
『12月の扉 下』ディーン・R・クーンツ(著)(創元推理文庫)332p【C】
娘を奪い失踪した夫が人間技とは思えない惨殺死体で発見される。
娘を使って人体実験を行っていたのだが、それに関わった者が次々と
目に見えない何かに殺されていく。
598HANA(29☆5168):2008/01/11(金) 10:38:51
('A`)さん、集計いつもありがとうございます。

『ナツメグの味』 ジョン・コリア 河出書房新社 303p
黒い笑いに満ちた短編集。
悪魔に憑かれた娘のドタバタ騒動「悪魔に憑かれたアンジェラ」、瓶詰めのジンを解き放った男の悲喜劇「瓶詰めパーティー」、
喋るオウムの巻き起こす事件「猛禽」、完全犯罪を狙う男を扱った「異説アメリカの悲劇」
等奇妙な味の短編が揃ってお勧めである。【B】

『「人民中国」の終焉』 清水美和 講談社+α文庫 381p
前読んだ作品では中国農民に焦点を当てていたが、今回は中国社会の格差がテーマ。
中国では日本の格差など問題ではないくらいの格差が急速に広がっていることがわかる。
共産革命でも起きたらどうするんだろう。【C】

『新聞社 破綻したビジネスモデル』 河内孝 新潮新書 220p
新聞社を宅配制度等の問題から解説。
いろいろ生き残るための案を立てているようだが、無駄に終わるだろうというのが一読しての感想。
個人的な意見を言えばテレビはリモコンが壊れてから半年以上見てないし、新聞も一年以上読んでいない。
情報入手手段が他にあれば、別にいらないという感じでありますな。金払って社説とか言う作文読まされたくないし【C】
599HANA(29☆6645):2008/01/11(金) 11:01:02
『霊はどこにいるのか』 一柳廣孝・編 青弓社 238p
ナイトメア叢書五巻。特集は例について。
心霊だけではなくスピリチュアル等に踏み込んだ論考が多くて面白い。
面白かったのは三章のオカルトや鉄道と霊の係わり合いと、台湾の陰陽眼。
特に陰陽眼は今まで存在さえ知らなかったので興味深く読めた。【B】

『神々の国の首都』 小泉八雲 講談社学術文庫 396p
主に松江時代の作品を収録。
古きよき日本を描いて読んでいるうちに、しみじみとした気分になれる。
読み返すたびに新しい感動を覚えるのが「盆踊り」。これはユートピア文学としても特級品ではないかと思う。
「日本の庭で」「日本の祭屋」など民俗学と文学が渾然一体となっているように思う【B】

『廃墟ホテル』 デヴィッド・マレル ランダムハウス講談社 462p
廃墟と化したホテルに忍び込んだ一団を襲う恐怖を描く。
「トーテム」もそうだったけど、序盤の穏やかな恐怖から終盤にかけての盛り上がりが実に上手い。
今回もホテルの危険性から窃盗団との邂逅、終盤の秘密と盛り上げる要素は十分。
冒険小説要素も楽しめた。【B】

『あるゾンビ少女の災難』 池端亮 角川書店 381p
ゾンビが主人公と聞いて買ったが、予想に反してコメディであった。
主人公が無敵すぎるんですな、ホラーファンとしてはもう少し約束事を守ったりして、そのなんだ・・・
犠牲者が少なくて、殺され方もあっさりしすぎていたり、いろいろ不満点が残る。
もう少し煮詰めていたらマニア受けしただろうに…。
予告映像の安っぽさは必見。【C】
600バカハツ五郎(☆☆☆☆299):2008/01/13(日) 07:00:43
皆さん、あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。


『サクリファイス』近藤 史恵著 新潮社 P.245 【A】
 自転車のロードレースとは、かくも深い競技であったとは。競輪
も深いけど、これほどではない。
  
『カシオペアの丘で(上)』重松 清著 講談社 P.353 【A】
 主人公の一人が肺ガンに侵され、肉体的、精神的に衰えていく様の描写は身に詰まらされる。
 何かが起きないと人間は動こうとしないのは何処も同じですね。

『第九』ヒルデブラント著 法政大学出版局 P.476 【C】
 ベートーベンは交響曲の最終楽章に何故合唱を挿入したのか。シラーの作品を選んだ背景は。良く分からなかったので、もう一度読んでみたい。

『反転』田中 森一著 幻冬社 P.410 【A】
 この世界には本当に色々な人がいることを教えてくれる一冊。
 著者自身の個性がこの本に出てくる登場人物の中で一番光ってる。
601ニート1号(7☆1344):2008/01/13(日) 22:49:28
('A`)さん、いつも集計ありがとうございます。
バカハツ五郎さん、完走おめでとうございます。

『国際金融入門』 岩田規久男 岩波新書 236p 【C】
『貧困の克服』 アマルティア・セン 集英社新書 189p 【C】
『国家と神とマルクス』 佐藤優 太陽企画出版 254p 【C】
『金より大事なものがある』 東谷暁 文春新書 214p 【C】
『暴かれた「闇の支配者」の正体』 ベンジャミン・フルフォード 扶桑社 247p 【C】
『現代中国の産業』 丸川知雄 中公新書 266p 【B】
『うねり取り入門』 林輝太郎 同友館 319p 【C】
『帝国陸軍の<改革と抵抗>』 黒野耐 講談社現代新書 194p 【C】
602銀狼(2402):2008/01/16(水) 19:02:31
初めまして。私も参加させて下さい。
読むペースはかなり遅いですが、ゴール目指して積ん読減らします。

『愛されない子(上)(下)』トリイ・ヘイデン/ハヤカワ文庫/397+394p
【B】彼女の本はノンフィクションだけあり、生々しいというかなんと言うか…
いろいろ考えさせられることがとても多いです。

『金瓶梅(一)(二)』小野忍・千田九一訳/岩波文庫/261+302p
【C】同名の漫画が面白いので原典にも手を出しましたが
日本には馴染みの薄い隠喩が多く、読むリズムが崩れやすい。

『魍魎の匣』京極夏彦/講談社文庫/1048p
【B】映画を観に行く前、おさらいとして再読しました。
シリーズ中でも特に面白い。榎木津のまともな言動に
現在とのギャップを感じました。
603ですな(10☆9561):2008/01/20(日) 00:31:55
谷川流「涼宮ハルヒの動揺」角川スニーカー文庫301p
前作と同様【C】

ダイアナ・ウィン・ジョーンズ「グリフィンの年」創元推理文庫367p
趣向が変わってよし【B】

ジョン・ウィルソン「鷹の城の亡霊」創元推理文庫500p
翻訳が悪く内容も練れていません【D】

604マイクロチップ(6222):2008/01/20(日) 15:35:30
('A`)さん、集計ありがとうございます。
バカハツ五郎さん、ニート1号さん、完走おめでとうございます。
銀狼さん、よろしくおねがいします。

「裏ヴァージョン」 松浦理英子 筑摩書房 221p 【C】
ショートショート18本。松浦さんは腐女子なんだろうか。

「僕たちは歩かない」 古川日出男 角川書店 110p 【B】
すごく好きで評価Aにしたいくらいなんだけど、
他の人レビューでは酷評されていて人に薦める自信もない。
好み別れ系かと。

「ニュースの読み方使い方」 池上彰 新潮文庫 297p 【B】
お父さんの説明わかりやすくて面白かった。

「グラスホッパー」 伊坂幸太郎 角川文庫 345p 【C】
伊坂好きだからいいんだけど、どうして今この本を平積みにしてたんだろう、あの本屋。

「わたしの旅に何をする」 宮田珠己 旅行人 251p 【C】
昔のテキストサイト村っぽい。(リードミーで侍魂が1位の時代)

「雨はコーラがのめない」 江國香織 大和書房 165p 【C】
雨については大好きなんだけど、音楽については分野が違うもんでさっぱり。

「城」 カフカ 白水社 427p 【D】
朝日新聞の書評を見て読んでみたけど、無理。
途中で終わってたけど、あそこからどうやってまとめて終わりにするのか想像もつかない。

「日記をつける」 荒川洋治 岩波アクティブ新書 165p 【A】
これは日記をつけてる人間としては必修だと思う。
荒川さんに弟子入りしたい。
605マイクロチップ(8203):2008/01/20(日) 15:36:36
名前欄にページ数足すの忘れてました
606りーす(38☆3608):2008/01/22(火) 07:08:39
バカハツ五郎さん、ニート1号さん、おめでとうございます。
銀狼さん、よろしくおねがいします。

『ラス・マンチャス通信』平山瑞穂(著)(新潮社)269p【B】
不条理な連作短編の連なり。ファンタジーノベル大賞受賞作だが、
ファンタジーよりもホラー要素のほうが強い。ちょっと気味悪い物語。

『忘れないと誓ったぼくがいた』平山瑞穂(著)(新潮社)266p【B】
ただの恋愛小説ではない。存在どころか、存在したという記憶すら消え去ってしまう切ない物語。
これと較べたら、セカチューなんて足元にも及ばない。

『冥王星パーティ』平山瑞穂(著)(新潮社)293p【C】
男の視点と女の視点、二人の主人公で展開する、ほろ苦い物語。
題名がこれだけど、別にSFではありません。

『株式会社ハピネス計画』平山瑞穂(著)(小学館)223p【C】
面白そうな題名なのに、インチキ商法で儲ける悪徳会社だった。

『雷の季節の終わりに』恒川光太郎(著)(角川書店)305p【B】
二つに分かれた物語が最後に纏るのは見事。

『秋の牢獄』恒川光太郎(著)(角川書店)223p【B】
グリムウッドの「リプレイ」、一日バージョンか!?
何度も何度も同じ一日が繰り返されるタイムリープ物。
607りーす(38☆5956):2008/01/22(火) 07:19:30
『平成3年5月2日、後天性免疫不全症候群にて急逝された明寺伸彦博士、並びに、』石黒達昌(著)(福武書店)166p【C】
第110回芥川賞候補作。題名長すぎ。本当は無題だから最初の一文で代用しているのだが。

『94627』石黒達昌(著)(ベネッセ)225p【C】
論文やレポートみたいで小説らしからぬ短編が三編。

『失われた町』三崎亜記(著)(集英社)428p【D】
第136回直木賞候補作。町の消滅という面白そうな題材なのに、淡々としたままで面白くなさすぎ。

『オフライン それぞれのテーマでつづるTIS』(TIS株式会社)147p【F】
新古書店100円コーナーで買ったが大失敗。信者獲得のために企業が作る布教書だった。
企業研究する学生や内部にいる人間以外には意味なし!

『青葉くんとウチュウ・ジン』松野秋鳴(著)(MF文庫)273p【C】
『青葉くんとウチュウ・ジン2』松野秋鳴(著)(MF文庫)259p【C】
『青葉くんとウチュウ・ジン3』松野秋鳴(著)(MF文庫)271p【C】
主人公の青葉くんが次から次へと異星人関係の災難に巻き込まれるドタバタコメディ。

『夜は短し歩けよ乙女』森見登美彦(著)(角川書店)301p【B】
天真爛漫な黒髪乙女と、彼女に想いを寄せる先輩、双方の視点から綴られる。

『厭犬伝』弘也英明(著) (新潮社)278p【C】
第19回日本ファンタジーノベル大賞受賞作。
文章力はあるのだが、物語の大半が合(あわせ)というゲームバトルみたいなもので占められている。
せっかくの異世界物なのに、話が広がらず小さく纏ったままなのは残念。
608HANA(29☆7648):2008/01/23(水) 10:04:10
バカハツ五郎さん、ニート1号さん、完走おめでとうございます。
銀狼さん、これからよろしくです。

『フリスク』 デニス・クーパー ペヨトル工房 203p
作者デニス・ホッパーと一瞬勘違いした。
性と死を絡み合わせた作品であるが、この手のは観念的に走りすぎる気配が多くわかりにくい。
「麻痺」の章がやや僕好みではあるが、最後で尻つぼみになる。
この時代の作品はどうも肌に合わない。【D】

『ザノーニ(1・2)』 E・ブルワ=リットン 国書刊行会 239+278p
歴史メロドラマの体を借りた神秘小説、らしい。
登場人物がそれぞれオカルトの理論を体現しているらしいが、素養が無いために何が何を表しているのか最後の解説を読むまでさっぱり。
それも読み方の一つに過ぎないというから、もう何がなにやら。
登場人物中一番共感を抱くのがメイナーということは自分の資質はそれに違いということかなあ。【C】

『都市妖怪物語』 室生忠 三一新書 283p
都市に起きる怪異を生活空間、医療空間というように分けて紹介。
最後にそれぞれに多い怪異を分析しているのだが、こう見るとそれぞれの空間と怪異の関わり合いがよくわかるな。
集められている怪異も口裂け女、サンシャインの火の玉等、どこか懐かしいものが多くて実に満足。【B】
609箱男(5053):2008/01/23(水) 13:12:21
('A`)さん、集計ありがとうございます。
銀狼さんよろしくお願いします

『車輪の下』ヘッセ 246p【A】
明治時代に詰め込み教育批判とは恐れ入った。
不器用なやり方しか出来なかったハンスに
思春期の自分と重なるところが多々あり、はまり込んで読めた。

シャーロックホームズシリーズ ドイル
『緋色の研究』 204p【D】
『四つの署名』 196p【C】
『シャーロック・ホームズの冒険』 394p【B】
『シャーロック・ホームズの思い出』 350p【B】
『バスカヴィル家の犬』 268p【B】
『シャーロック・ホームズの帰還』 389p【B】
『恐怖の谷』 258p【D】
『シャーロック・ホームズ最後の挨拶』 310p【B】
『シャーロック・ホームズの事件簿』 333p【D】
『シャーロック・ホームズの叡智』 271p【C】

推理小説は受け付けなかったんだが、これは別。
余計な話がなく、ただストイックに事件を解決する様が
癖になるほどに俺を話の中に引きずり込む。
シリーズ内でD〜Bの評価をつけたが、
読むなら最初から通しで全部読んでもらいたい。
610HANA(29☆8491):2008/01/24(木) 09:54:51
『韓国人から見た北朝鮮』 呉善花 PHP新書 217p
概ね韓国人の情緒に関しての記述で、その点から言えばタイトルに偽りあり。
もう少し韓国の対北朝鮮観を分析したものと思ってたんだけど・・・
内容は今も韓国に根を張る儒教と、北朝鮮のベースにあるものの分析。
李朝との関連は興味深かった。【B】

『韓国人はこう考えている』 小針進 新潮選書 222p
韓国人の北朝鮮観は、上記の本よりこちらの方が詳しかった。
対日、対米、対中などに触れられていてこちらも興味深い。
米国を捨てて中国にすり寄っているのを見ると、この先どうなるか楽しみでならない【C】

『唯識のすすめ』 岡野守也 NHKライブラリー 404p
唯識についての入門書。
唯識自体についてはわかりやすく解説しているが、後半の心理学との関わり合いの部分はやや強引な気がしないでもない。
心理学自体は素人のためよくわからないけど、突き詰めたら学問の領域を越えるものなの?コレ。【C】
611HANA(29☆9446):2008/01/24(木) 10:11:07
『映画の恐怖』 一柳廣孝・編 青弓社 216p
ナイトメア叢書の四冊目。
特集はホラー映画であるが、主に最近の日本ホラーを論じたものが多いように感じた。
「カメラマンの復讐」や「晩春」みたいなホラーではないような作品を論じたものが多く、
その点では少々食い足りない気分。【C】

『夢野久作の世界』 西原和海・編 平河出版 509p
夢野久作に関するエッセイ、評論を集めたもの。
時代と共に評価が変わっている点が面白い。時代の評論の流れもわかるな。
例えば60年代だとマルキシズムの影響が容易に見て取れる点。個人的には文学を右や左で評価するのは大嫌いなんだけど。
それにしても当時は「ドグラマグラの夢」が手に入ったんだなあ。こないだ古本市で見かけたけど一万円(涙)【C】

『京都な暮らし』 入江敦彦 幻冬舎文庫 230p
京都の慣習についてのエッセイ。
イギリスで慣習を守る頑固さが妙に気に入ったり。これだけ行事があれば、地に足がついていると実感できるんだろうな。
京都で約七年過ごしたけど、やっぱりよそさんにはわからん都市ですわ。【B】
612ムツ(6☆16):2008/01/24(木) 20:52:34
ムツ(6☆16)
('A`)さん、集計いつもありがとうございます。
テタさん、りーすさん、バカハツ五郎さん、完走おめでとうございます。
テタさん、ありがとうございます。
箱男さん、銀狼さん、よろしくおねがいします。
「東京湾景」吉田修一 新潮社 333p【C】
「しろばんば」井上靖 偕成社 414p【C】
「北の海」井上靖 新潮社 793p【C】
「異域の人・幽鬼―井上靖歴史小説集」井上靖 講談社 270p【C】
「楊貴妃伝」井上靖 講談社 327p【C】
「舞姫」森 鴎外 筑摩書房 206p【C】
「氷壁」井上靖 新潮社 633p【C】
「後白河院」井上靖 新潮社 238p【C】
「風と雲と砦」井上靖 角川書店 388p【C】
「星と祭 上下」井上靖 角川書店 714p【C】
「淀どの日記」井上靖 角川書店 494p【C】
「蒼き狼」井上靖 新潮社 449p【C】
「敦煌」井上靖 新潮社 237p【C】
613ムツ(6☆3677):2008/01/24(木) 20:53:10
「天平の甍」井上靖 新潮社 230p【C】
「あすなろ物語」井上靖 新潮社 224p【C】
「風涛」井上靖 新潮社 300p【C】
「孔子」井上靖 新潮社 428p【C】
「トラッカーズ 遠い星からきたノーム1」テリー・プラチェット 講談社 292p【C】
「ディガーズ 遠い星からきたノーム2」テリー・プラチェット 講談社 227p【C】
「ウィングズ 遠い星からきたノーム3」テリー・プラチェット 講談社 247p【C】
「世界が完全に思考停止する前に」森達也 215p【B】
「金持ち父さん貧乏父さん」ロバート・キヨサキ 288【C】
「血族の物語 上下」ピーター・ディキンスン ポプラ社 468p+493p【C】
「魔術師マーリンの夢」ピーター・ディキンスン 原書房 249p【C】
614はむ(1669):2008/01/26(土) 15:04:22
こんにちは。初めまして。
是非参加させて下さい。

「ゼンダ城の虜」アンソニー・ホープ/東京創元社/597P【C】
陰謀あり恋ありの宮廷絵巻。
事件の起こり方が単純だったので
もう少しひねりが欲しいと思いました。

「残された人びと」アレグザンダー・ケイ/岩崎書店/257P【A】
「未来少年コナン」の原作本。アニメと比較しながら読んでみました。
今後こういう事が起こりうるんじゃないかとさえ思えました。

「ネクストエイジ」野島けんじ/角川書店/301P【C】
初めはバトロワ感覚で読んでましたが、まんまだとさすがに
賞はとれないなぁと思う展開でした。

「つばき、時跳び」梶尾真治/平凡社/315P【B】
タイムトラベルもの。
時を超えた恋は成就できるのかハラハラドキドキ。

「実戦!恋愛倶楽部」一条ゆかり/集英社/199P【D】
恋は盲目なので、渦中の人が果たしてこの通り実践できるかどうか…

読むのが遅いので、忘れた頃に又やってくると思いますが
よろしくお願いします。
615りーす(38☆8092):2008/01/26(土) 18:39:01
ムツさん、おめでとうございます。有難うございます。
はむさん、よろしくお願いします。

『神様のパズル』機本伸司(著)(角川春樹事務所)307p【C】
「宇宙は“無”から生まれた」と、彼は言った。
「すると人間にも作れるんですか? 無なら、そこら中にある――」
デビュー作は宇宙の作り方。映画化するらしい。

『メシアの処方箋』機本伸司(著)(角川春樹事務所)394p【C】
ヒマラヤの氷河湖が決壊し、紀元前5000年頃の物と思われる船が現れる。
中に収められていたのは、救世主の作り方!?

『僕たちの終末』機本伸司(著)(角川春樹事務所)354p【C】
太陽暴風が地球を襲い始めた近未来。人類は終末を迎え、避難するための地下シェルターやコロニーを建造していた。
そんな中、どうせ滅びるなら他の星系まで逃げようと考えた男が、移民宇宙船を造ろうとする。

『スペースプローブ』機本伸司(著)(早川書房)282p【C】
日本初の有人月面着陸計画。しかし月の向こうに何かが存在する事を知ったメンバーは、計画を無視して暴走。
これは前三作と較べて嘘っぽくラノベみたいだし、主人公達の行動が浅はかで微妙。

『リヴァースキス』佐野しなの(著)(電撃文庫)317p【D】
寝ている間に体を盗られて、女性化した別の自分になってしまうTS物の変種。
描写不足で説明不足、ドタバタと暴走しているだけ。

『世界は悪魔で満ちている?』相原あきら(著)(電撃文庫)217p【C】
『世界は悪魔で満ちている? 2』相原あきら(著)(電撃文庫)265p【C】
ひたすらツンデレしかない感じで、内容は無し。
616りーす(39☆1111):2008/01/26(土) 18:50:22
『東京タワー』リリー・フランキー(著)(扶桑社)449p【C】
オカンは素晴らしいが、息子は親不孝でロクデナシだ。

『くるくるリアル』羽田奈緒子(著)(MF文庫)263p【C】
異世界から美少女が来るというありがち設定。

『ようこそ観光ダンジョンへ』葛西伸哉(著)(電撃文庫)244p【D】
かつて五人の勇者により封印された邪神が復活。しかし、今回戦うのはダメキャラばかり。

『都市伝説セピア』朱川湊人(著)(文藝春秋)256p【B】
ホラーだが怖いというより世にも不思議な物語系。どれもオチが秀逸。

『かたみ歌』朱川湊人(著)(新潮社)235p【B】
昔の東京下町を舞台にしたノスタルジックホラー連作短編。

『花まんま』朱川湊人(著)(文藝春秋)264p【B】
題名で敬遠していたけど、直木賞に相応しい秀作だった。

『若者考現学』筑紫哲也(著)(朝日文庫)249p【C】
かなり古い内容だし、いろんな雑誌、対談からの寄せ集めといった感じ。

『アフターダーク』村上春樹(著)(講談社)288p【C】
現実と夢? みたいなのが交互に織り交ぜられているのが、村上春樹が何を表現したいのか、よくわからない。

『これだけは知っておきたい会社の経理』斎藤奏(著)(財経詳報社)286p【C】
『世界のクワガタムシ』今森光彦(著)(アリス館)231p【C】
『ウォルマートがアメリカをそして世界を破壊する』ビル・クィン(著)(成甲書房)254p【C】
617銀狼(3678):2008/01/26(土) 23:14:27
ムツさん、おめでとうございます。
はむさん、よろしくお願いします。

『魔王』伊坂幸太郎/講談社/285p
【B】伊坂氏の作品初読です。想像よりもずっと面白く、作家買いしたくなりました。
作中に登場してくる政治家が現実世界にもいたらいいなと思う反面、
それはそれで恐ろしいのかも…と悩みます。

『ロッキン・ホース・バレリーナ』大槻ケンヂ/集英社文庫/397p
【C】こういうおバカ系小説は嫌いではないのですが、物語の展開が淡々と進み過ぎて
いまいち盛り上がりや躍動感に欠けるなあと感じます。
登場人物やメインテーマはとても魅力的なだけに残念。
なんとなくですが、映画にしたら映えそう。

『サウンドトラック(上)』古川日出男/集英社文庫/302p
【C】少年少女が東京を舞台に、世界をゆっくり変えていく話。
似ている点は少ないはずなのに、何故か村上龍の『コインロッカー・ベイビーズ』を
思い起こさせます。

『金瓶梅(三)』著者不明/岩波文庫/292p【C】


ぼやきですが、何度もゴールしていらっしゃる皆さんは読書量・スピード共に
半端じゃないですね。すごいです。私は10日で4冊が限界…
618ニート1号(7☆3821):2008/01/27(日) 04:35:07
銀狼さん、はむさん、はじめまして。よろしくお願いします。
マイクロチップさん、りーすさん、HANAさん、ありがとうございます。
ムツさん、りーすさん、完走おめでとうございます。

『対北朝鮮・中国機密ファイル』 欧陽善 文藝春秋 334p 【B】
中国の外務官僚と研究者の北朝鮮研究レポートです。建前上は同盟国でありながら麻薬や偽札を
持ち込まれ国内で使用される中国当局の身勝手な北朝鮮に対する怒りが伝わってきます。
やはり北朝鮮はどこの国にとっても頭の痛い存在なのだなと思いました。

『天皇の原理』 小室直樹 文藝春秋 316p 【C】
ユダヤ教、キリスト教、仏教、儒教と天皇制イデオロギーを対比したものですが、天皇制に言及した部分が
全体の2割ぐらいしかなく本の出来としては中途半端だと思います。

『帝国海軍が日本を破滅させた(上)(下)』 佐藤晃 光文社ペーパーバックス 245p+323p 【C】
ガダルカナルなどの洋上の戦いで米軍を食い止めることができずに、太平洋担当の海軍が破れたのが
日本の敗因だという主張です。確かに著者の主張も一理あると思いますが、陸軍も相当酷かったので
五十歩百歩なのではないかと思います。著者のプロフィールを見ると陸軍士官学校出身と書いてあり、
陸軍出身者が海軍をけなしているように感じました。

『戦略の形成(上)(下)』 ウィリアムソン・マーレー他 中央公論新社 677p+582p 【C】
現在から振り返ってみると必然と思われる出来事もその意思決定の過程では、国力や地理上の制約、指導者の
個性、固有の伝統など様々な条件の中から必ずしも合理的に決定されたわけではなく、よりミスが少ない方が
勝者になったという内容で、こうすれば勝てるといった一般的な原則を示したものではありません。
内容が専門的で、知識のない自分には読むのに骨が折れました。
619ニート1号(7☆5453):2008/01/27(日) 04:38:08
『ウェブ時代をゆく』 梅田望夫 ちくま新書 244p 【C】
前著の「ウェブ進化論」に対する回答をこの本で示しています。梅田氏の経験に裏打ちされた回答は
なかなか説得力があるように思いました。

『私のマルクス』 佐藤優 文藝春秋 328p 【C】
佐藤氏の学生生活と学生時代の主にキリスト教神学とマルクス理論の思想遍歴の記録。70,80年代の新左翼
学生の暮らしぶりが伝わってきます。

『国家の謀略』 佐藤優 小学館 379p 【B】
「SAPIO」に連載している外交評論を書籍化したものです。イギリス、アメリカ、ロシアなどの情報機関の
特徴や固有の文化の説明はなかなか興味深く読みました。

『インテリジェンス人間論』 佐藤優 新潮社 260p 【B】
主に「新潮45」の連載をまとめたものです。小渕、森、の著者が間近で見た元首相の一般に流布している
イメージとは異なった人物評はなかなか新鮮です。あと、神学を学んだ佐藤氏の「ユダの福音書」の解説は
参考になりました。

『山月記・李陵他九篇』 中島敦 ワイド版岩波文庫 421p 【C】
格調高い漢文調の文体は読んでいて心地よい。中国古典に範をとらない小説もまずまず楽しめました。
620テタ(8☆279):2008/01/27(日) 09:53:22
ムツさん、りーすさん、完走おめでとうございます。

『ブックガイド <数学>を読む』岩波科学ライブラリー 120p
寄せ集め。【D】

『祈りと祝祭の国』新免光比呂 淡交社 63p
ルーマニアの宗教文化の紹介。国立民族学博物館の展示解説書のようなもの。【D】
621りーす(39☆3333):2008/01/29(火) 08:23:45
ニート1号さん、テタさん、ありがとうございます。

『高円寺純情商店街』ねじめ正一(著)(新潮社)205p【B】
乾物屋で生まれ育った正一少年が主人公。これは私小説? 
デビュー小説にして直木賞受賞作。

『高円寺純情商店街 本日開店』ねじめ正一(著)(新潮社)203p【B】
純情商店街シリーズ続編。

『敵影』古処誠ニ(著)(新潮社)212p【C】
第138回直木賞候補作。
終戦直後の沖縄で、一人の捕虜が命の恩人と彼女を死に追いやった男を捜す。
テーマは重いが、やや小ぶりなので直木賞には少し届かないと思う。

『陽気なギャングが地球を回す』伊坂幸太郎(著)(祥伝社)260p【B】
銀行強盗に成功した四人組は直後、別の犯行グループに現金を強奪される。

『陽気なギャングの日常と襲撃』伊坂幸太郎(著)(祥伝社)273p【B】
四人組の続編。纏りがなさそうな各自の話がさりげなく繋がっている。
今回の敵は違法カジノの経営者。

『ゴールデンスランバー』伊坂幸太郎(著)(新潮社)503p【C】
首相暗殺事件の犯人に仕立て上げられた男の悲劇。
ケネディ暗殺事件同様の陰謀が張り巡らされ、国家相手に一人で立ち向かわねばならなくなる。

『108年目の初恋。』末永外徒(著)(ファミ通文庫)283p【C】
『108年目の初恋。2』末永外徒(著)(ファミ通文庫)283p【C】
学校の旧校舎が女の子とは……。
622マイクロチップ(☆109):2008/01/30(水) 18:41:28
一周目オワタ\(^o^)/

はむさん、はじめまして。よろしくおねがいします。
りーすさん、ムツさん、完走おめでとうございます。

「月とアルマジロ」 樋口直哉 講談社 197p 【D】
表紙のアルマジロのイラストが可愛い。

「細雪(上)(中)(下)」 谷崎潤一郎 新潮文庫 257p,316p,414p 【B】
美人四姉妹の日常をただ書いてるだけなのに上巻より中巻、中巻より下巻が面白くて夢中だった。
谷崎は裏切らない。

「ラッシュライフ」 伊坂幸太郎 新潮文庫 469p 【B】
本の終わりが最初に繋がっててどこが終わりなんだ、やめられないじゃないかと伊坂を問いつめたい。
一人で読みながら、ダメだー!とか独り言が出そうでこらえるのに必死だったw

「王様は裸だと言った子供はその後どうなったか」 森達也 集英社新書 253p 【C】
「童話や民話に勝手に妄想したその後の暮らしや補足をつけくわえた連載」をまとめた本。
第二話の桃太郎の話がリアルすぎて気分悪い。
一番好きなのは第三話の仮面ライダー。
623半魚鳥(☆☆☆3428):2008/01/31(木) 00:35:21
今年初です。完走された方々おめでとうございます。
箱男さん、銀狼さん、はむさん、これから宜しくお願いします。
ニート1号さん、('A`)さんは集計を有難うございます。

「刀語 第八話 悪刀・鐚」 西尾維新 講談社 P209 【B】
「刀語 第九話 王刀・鋸」 西尾維新 講談社 P213 【C】
「刀語 第十話 誠刀・銓」 西尾維新 講談社 P211 【C】

「スカイ・クロラ」 森博嗣 中央公論社 P320 【C】
「ナ・バ・テア」 森博嗣 中央公論社 P317 【C】
「ダウン・ツ・ヘヴン」 森博嗣 中央公論社 P319 【C】
「カクレカラクリ」 森博嗣 メディアファクトリー P301 【C】

「[新釈]走れメロス 他四篇」 森見登美彦 祥伝社 P219 【C】
「きつねのはなし」 森見登美彦 新潮社 P268 【C】

「鹿男あをによし」 万城目学 幻冬舎 P394 【B】
「ホルモー六景」 万城目学 角川書店 P291 【C】
→「鴨川ホルモー」続編ということで期待してただけに。

「私の男」 桜庭一樹 文芸春秋 P381 【B】
→直木賞受賞作品。テーマは重いがよかった。
「少女七竈と七人の可愛そうな大人」 桜庭一樹 角川書店 P273 【A】
→台詞の言い回しがすごく好き。

「ああ息子」 西原理恵子+母さんズ 毎日新聞社 P153 【C】
「ああ娘」 西原理恵子+父さん母さんズ 毎日新聞社 P153 【C】

「塩の街」 有川浩 メディアワークス P421 【A】
→これはかなり好き。ニヤリとさせられてしまう。理想の恋愛感。

つづく。
624半魚鳥(☆☆☆3428):2008/01/31(木) 00:36:07
つづき。

「交換日記/花の言葉」 庄司智春 角川ザテレビジョン P254 【B】
「ワーキング・ホリデー」 坂木司 文芸春秋 P285 【C】
「小説・秒速5センチメートル」 新海誠 メディアファクトリー P175 【C】
「愛情」 花村萬月 文芸春秋 P334 【C】
「Little DJ 小さな恋の物語」 鬼塚忠 ポプラ社 P214 【B】
「生きてるだけでだいたいOK」 マギー司郎 講談社 P207 【C】
「<美少女>の現代史」 ササキバラ・ゴウ 講談社 P196 【D】
「やってられない月曜日」 柴田よしき 新潮社 P263 【C】
「サンタクロースにインタビュー」 エーリヒ・ケストナー ランダムハウス講談社 P188 【E】
「リリィ・シュシュのすべて」 岩井俊一 角川書店 P471 【D】
「デブになってしまった男の話」 鈴木剛介 求龍堂 P208 【C】
「ご飯を大盛りにするオバチャンの店は必ず繁盛する」 島田紳介 幻冬舎 P164 【C】
「ぼくらはみんな生きている」 坪倉優介 幻冬舎 P218 【C】
625HANA(30☆170):2008/01/31(木) 21:37:11
りーすさん、テタさん、マイクロチップさん、半魚鳥さん、完走おめでとうございます。
はむさん、これからよろしくです。

『偽史としての民俗学』 大塚英志 角川書店 268p
ムー大陸、東日流外三郡誌等と柳田国男の関わり合いについて論じる。
自然主義と柳田国男の関わり合いについてが大半を占めているな。
ムー大陸を受容した人間が民俗学以前の柳田周辺にいたからといって、関わりを論じているのは強引な気がしないでもない。
自然主義との関わり合いを詳しく論じた「怪談前後」も読みたくなる。【C】

『おかま』 W.S.バロウズ ペヨトル工房 187p
南米の奥まで麻薬を探しに行くのは、バロウズの体験が下敷きになっているな。
「おかま」が一人の男に入れあげることもあって、何となく全編物悲しい雰囲気に包まれている。
「裸のランチ」は手を焼いたけど、本書は言語実験的な部分が少なく読みやすかった。【C】

『学者のウソ』 掛谷英紀 ソフトバンク新書 269p
緑のダムやフェミニズムといったものに関わる学者が、イデオロギーのために恣意的にデータを歪めるのには恐れ入った。
フェミニズム、以前から怪しく思っていたものの、ここまでとは思わなかったなあ。
利権のために弱者を利用するのは、特定のイデオロギーを持ったものに共通するのかと、本書を読みながらつらつら考えた。
左翼の衰退について、我々が知っているにも関わらず左翼の誰もが口に出せずにいた事を言ってくれたのは実に心地よかった。
しかし、言論責任保証システムはどうもうまくいかないように思うなあ。【B】
626真空(☆☆☆☆☆54):2008/01/31(木) 23:47:09
『暗室』吉行淳之介 講談社文庫 258p【C】
性と生にまつわる長編。短編の方が好きです。

『新本格謎夜会(ミステリー・ナイト)』綾辻行人・有栖川有栖編 講談社ノベルス 234p【C】
新本格生誕15周年記念イベントのミステリーナイトとトークショーの書き起こし。
今年でもう21年なのでさらに隔世の感があります。

『飛蝗の農場』ジェレミー・ドロンフィールド 創元推理文庫 506p【C】
サイコスリラーの文脈では衝撃的かもしれませんが、本格ミステリの文脈ではさほど。
緻密な書き込みは良し。

『エレガントな宇宙』ブライアン・グリーン 草思社 574p【B】
相対性理論、量子論、超ひも理論からM理論への概要解説。
冗長かと思われるところもあるけれど分かりやすい。


5周目完走です(゚∀゚)
627バカハツ五郎(☆☆☆☆2019):2008/02/02(土) 08:34:10
 「ノーフォールト」岡井 崇著 早川書房 P.436  【B】
 本当に医者不足なんですね。これからの日本の医療はどうなるのだろう。

「駅を楽しむテツの旅」野田 隆著 平凡社新書 P.237 【D】
 指宿と名古屋へ行きたくなってきた。

「門外不出 探偵家族の事件ファイル」ライツ著 ソフトバンク P.463 【C】
 まず、この世の中にはあり得ないような話。色々なエピソードが入り乱れて、どれ
がメインのテーマなのか掴めない。

「メタボラ」桐野 夏生著 朝日新聞社 P.594 【B】
 作品のテーマが同性愛だと言うことが、最後のほうで気づいた。桐野さんの
作品は2冊目だが、この作家は労働を苦行と捉えている印象を受ける。


りーすさん、テタさん、マイクロチップさん、半魚鳥さん、完走おめでとうございます
628('A`):2008/02/02(土) 21:06:05
1月1日〜1月31日までの集計です。

1位…りーす選手(13280P)【1/54位】
2位…ムツ選手(9157P)【11/54位】
3位…ニート1号選手(8275P)【9/54位】
4位…半魚鳥選手(7620P)【20/54位】
5位…HANA選手(6033P)【3/54位】
6位…マイクロチップ選手(5005P)【31/54位】
7位…一年生選手(3975P)【25/54位】
8位…銀狼選手(3678P)【43/54位】
9位…箱男選手(3219P)【40/54位】
10位…水無月選手(2481P)【2/54位】
11位…バカハツ五郎選手(2425P)【17/54位】
12位…ですな選手(2169P)【6/54位】
13位…はむ選手(1669P)【49/54位】
14位…真空選手(1572P)【12/54位】
15位…テタ選手(183P)【7/54位】

もう1月が終わったのか…('A`)
629(*'A`)<こちらは実況です!:2008/02/02(土) 21:06:52
(*'A`)<りーす選手が39回目の完走です!
(*'A`)<HANA選手が30回目の完走です!
(*'A`)<ニート1号選手が7回目の完走です!
(*'A`)<ムツ選手が6回目の完走です!
(*'A`)<真空選手が5回目の完走です!
(*'A`)<バカハツ五郎選手が4回目の完走です!
(*'A`)<半魚鳥選手が3回目の完走です!
(*'A`)<マイクロチップ選手が1回目の完走です!


(*'A`)<ニート1号選手が、10位から9位に順位を上げました!
(*'A`)<バカハツ五郎選手が、19位から18位に順位を上げました!
(*'A`)<一年生選手が、28位から25位に順位を上げました!
(*'A`)<マイクロチップ選手が、39位から31位に順位を上げました!
(*'A`)<箱男選手が、45位から40位に順位を上げました!
(*'A`)<銀狼選手が、圏外から43位に順位を上げました!
(*'A`)<はむ選手が、圏外から49位に順位を上げました!

http://dokusyomarason.blog76.fc2.com/
630無名草子さん:2008/02/03(日) 01:02:26
参加したい、、
631('A`):2008/02/04(月) 16:24:51
>>630
是非、参加してみて下さい。
632630:2008/02/04(月) 16:30:32
>>631
とりあえず、ロムってこのスレの雰囲気を掴みます。
どんな本はダメか、とか、、、
633箱男(5053):2008/02/04(月) 18:02:42
>>632
むしろ陣頭に立って地雷上等の覚悟で読み漁ってみるのが面白いんじゃね?
一人で地雷を踏むと鬱だが、報告先があると逆に楽しくなってくるぞ。
634銀狼(3678):2008/02/05(火) 02:45:08
りーすさん、マイクロチップさん、半魚鳥さん、HANAさん、真空さん、
バカハツ五郎さん、おめでとうございます。
('A`)さん、集計ありがとうございます。

>>630さん
私も最近参加したばかりなのであまり偉そうなことは言えませんが…
ダメな本の指定は特にないですよ。コミック文庫などはページ数にカウントされませんが。
ここは読書マラソンスレとしても、読書レビューとしても見れますし
(私はそういう見方をしていますw)
スレを読みながら、参加者の方々の感想を参考にしながら本を読むのは
新しい発見もあり、とても楽しいですよ。ぜひ参考してみて下さい。
635はむ(1966):2008/02/05(火) 11:21:22
りーすさん、銀狼さん、ニート1号さん、マイクロチップさん
半魚鳥さん、HANAさん、ありがとうございます。
こちらこそよろしくお願いします。

('A`)さん、集計お疲れ様です。

完走されたみなさま、おめでごうございます!

「棲家」明野照葉/角川春樹事務所/297P【C】
不気味な洋館に魅かれる女性。一体あの家には何が!?
もっと違う方向を想像してました。
洋館よりこの女性の方がある意味怖かったです。
636630:2008/02/05(火) 23:12:25
>>631
>>633
>>634
ありがとうございます。
今年の読書計画を練り直して、改めて参加します。
637630:2008/02/05(火) 23:49:16
ざっとスレを流し読みしたら、、、
みんないろんな本を沢山読んでますね
素直に嬉しい

なんかやる気でます 沢山読みたい
とか言ったらショウペンハウエルに嫌味言われそうですが
638テタ(8☆2829):2008/02/06(水) 19:13:39
('A`)さん、いつも集計ありがとうございます。
マイクロチップさん、半魚鳥さん、HANAさん、真空さん、完走おめでとうございます。

『カラマーゾフの兄弟』ドストエフスキー 光文社古典新訳文庫 443+501+541+700+365p
父親殺しをメインテーマに、信仰、恋愛、幼児虐待など、さまざまなテーマが折り重なる。
一回読んだだけではよく分からないところがたくさんあった。
最後に200ページ近い解題があるのはありがたかった。そういうことだったのか、
と読解の手助けになる。それでも残る謎もある。書かれずに終わった
「第二の小説」の伏線か。【B】
639かえるくん(☆×M 4646):2008/02/07(木) 00:54:50
『バッカーノ! The Rolling Bootlegs』成田良悟 315P【B】
『バッカーノ! 1931 鈍行編 The Grand Punk Railroad』同上 333P【B】
『バッカーノ! 1931 特急編 The Grand Punk Railroad』同上 269P【B】
『バッカーノ! 1932 Drug & The Dominos』同上 323P【B】
『バッカーノ! 2001 The Children Of Bottle』同上 337P【B】
『スクールアタック・シンドローム』舞城王太郎 251P【C】
『風の歌を聴け』村上春樹 155P【B】
『1973年のピンボール』同上 175P【B】
『羊をめぐる冒険 上・下』同上 合わせて476P【A】
『ダンス・ダンス・ダンス 上下』同上 合わせて738【A】
『ちーちゃんは悠久の向こう』日日日 285P【C】
『レヴォリューションNo.3』金城一紀 281P【A】
『フライ,ダディ,フライ』同上 245P【A】

バッカーノ!シリーズ面白い!
成田は魅力的なキャラクターを、よくこんなに沢山生み出せるな。

金城一紀のザ・ゾンビーズシリーズも期待を裏切らない作品。
ああ、こんな青春したい。いや、もう、したかったかなぁ。
640本まっしぐらな猫(1589):2008/02/07(木) 07:48:56
初めまして。本まっしぐらな猫と申します。面白いスレなのでちょくちょく覗きに来てました。。
参加させてください。よろしくお願いします。

+昨日読んだ本+
向田邦子の恋人/向田和子 新潮文庫 P174 【C】
坊ちゃん/夏目漱石 岩波文庫 P173 【C】
山びこ学校/無着成恭 岩波文庫 P367 【B】
原点を見つめて/曽野綾子 祥伝社黄金文庫 P297 【D】
萩原朔太郎詩集/(編)西脇順三郎 白鳳社 P212 【B】
青春ピカソ/岡本太郎 新潮文庫 P161 【D】
ハイネ詩集/(編)井上正蔵 白鳳社 P205 【B】
641あず(958):2008/02/07(木) 11:57:47
初めまして。
私も参加させてください。
子育て中で皆さんのように読むスピードは早くないですが・・・

とりあえず、今月に入って読んだ本。
『しゃばけ』畠中恵 新潮文庫 P335 【C】
 前半はなかなか話が進まなくてイライラ。後半からテンポUP。

『ぬしさまへ』畠中恵 新潮文庫 P311 【C】
 短編になってぐんと面白くなった。鳴家かわいい。

『ねこのばば』畠中恵 新潮文庫 P312 【B】
 「茶巾たまご」ほのぼのして好き。
 「産土」サスペンスチック。ハラハラドキドキ。
642りーす(39☆6776):2008/02/07(木) 21:35:28
('A`)さん、集計有難うございます。
マイクロチップさん、半魚鳥さん、HANAさん、真空さん、おめでとうございます。
マイクロチップさん、HANAさん、銀狼、ありがとうございます。
本まっしぐらな猫さん、あずさん、よろしくお願いします。

『ゼロの使い魔』ヤマグチノボル(著)(メディアファクトリー)263p【C】
『ゼロの使い魔2』ヤマグチノボル(著)(メディアファクトリー)263p【C】
『ゼロの使い魔3』ヤマグチノボル(著)(メディアファクトリー)263p【C】
『ゼロの使い魔4』ヤマグチノボル(著)(メディアファクトリー)263p【C】
『ゼロの使い魔5』ヤマグチノボル(著)(メディアファクトリー)263p【C】
『ゼロの使い魔6』ヤマグチノボル(著)(メディアファクトリー)262p【C】
『ゼロの使い魔7』ヤマグチノボル(著)(メディアファクトリー)262p【C】
『ゼロの使い魔8』ヤマグチノボル(著)(メディアファクトリー)295p【C】
『ゼロの使い魔9』ヤマグチノボル(著)(メディアファクトリー)262p【C】
『ゼロの使い魔10』ヤマグチノボル(著)(メディアファクトリー)263p【C】
『ゼロの使い魔11』ヤマグチノボル(著)(メディアファクトリー)263p【C】
『ゼロの使い魔12』ヤマグチノボル(著)(メディアファクトリー)262p【C】
『ゼロの使い魔13』ヤマグチノボル(著)(メディアファクトリー)259p【C】
ごく普通の高校生が異世界へ召喚され使い魔にされてしまう物語。
643りーす(40☆0288):2008/02/07(木) 21:44:46
『エルマーのぼうけん』ルース・スタイルス・ガネット(著)(福音館)116p【B】
『エルマーとりゅう』ルース・スタイルス・ガネット(著)(福音館)121p【B】
『エルマーと16ぴきのりゅう』ルース・スタイルス・ガネット(著)(福音館)115p【B】
エルマー少年と竜の子供の物語。

『デモナータ4幕 ベック』ダレン・シャン(著)(小学館)406p【B】
いよいよ三人目の主人公。舞台は悪魔に蹂躙されて壊滅寸前となった古代アイルランド。
『デモナータ5幕 血の呪い』ダレン・シャン(著)(小学館)390p【B】
再びグラブスが主人公。突如魔力が溢れて戸惑うグラブス。同時に人狼化も始まり……。
『コラプシウム』ウィル・マッカーシイ(著)(ハヤカワ文庫)575p【C】
重力制御と瞬間転送と死者再生を実用化した未来の太陽系女王国で、コラプシウム
(ブラックホールの応用技術で造られた新素材)が太陽に落下し始め、危機が訪れる。
トンガの女王が太陽系女王国の元首だという摩訶不思議設定。

『アグレッサー・シックス』ウィル・マッカーシイ(著)(ハヤカワ文庫)376p【C】
圧倒的な戦力差のある外敵を前に、滅亡寸前の人類に残された切り札が、そんなふざけたモノだとは……。
プロットは良いのだが、テーブルトークRPGで遊んでいるようにしか見えないのが微妙。

『モザイク国家ユーゴスラヴィアの悲劇』徳永彰作(著)(筑摩書房)262p【C】
『宇宙創生に挑むパイオニア』NHK取材班(編)(日本放送出版協会)238p【C】
『夢に挑むベンチャー企業家』竹村健一(著)(太陽企画出版)245p【C】
『バイトの達人』日本ペン倶楽部(編)(角川文庫)236p【C】
『宇宙のしくみ』磯部e三(著)(日本実業出版社)174p【C】
『宇宙創成はじめの三分間』スティーブン・ワインバーグ(著)(ダイヤモンド社)258p【C】
644毎日、ドリップ(3703):2008/02/07(木) 23:13:51
どこかに書きとめておこうと思ったので参戦します。とりあえず2/1から今日までの分を

『自由論』 ミル(山岡洋一・訳) 271p 【C】
胸を打ちました。功利主義者だからといって敬遠しなくて良かった。「自由とは」だけでは終わらない

『車輪の下で』 ヘッセ(松永美穂・訳) 光文社古典新訳文庫 308p 【C】
ショタっぽいですよね

『リア王』 シェイクスピア(安西徹雄・訳) 光文社古典新訳文庫 287p 【C】
親子愛を見せられました。舞台で見たかった(彩の国『リア王』は2/5に千秋楽)

『赤と黒(上・下)』 スタンダール(野崎歓・訳) 光文社古典新訳文庫 1110p(465・645) 【C】
ヤンデレとか。舌を巻くような知略があるかと思ったらある意味滑稽な面もあったり

『罪と罰(上・下)』 ドエトエフスキー(工藤精一郎・訳) 新潮文庫 990p(488・502) 【C】
エロゲ『キラ☆キラ』でこれの発展系があったので。新しい感覚は得られなかったがさすが名作。深い
645毎日、ドリップ(3703):2008/02/07(木) 23:14:22
『地球温暖化 埋まってきたジグソーパズル』 伊藤公紀 日本評論社 209p 【C】
肯定/否定どちらにも偏りなくバランスが取れている
全体的に質が高いがとりわけ面白い文章があったのでp195より一部抜粋
尚、以下の文章は米本昌平『地球環境問題とは何か』より抜粋された物で二重の引用となる
「現代社会は、地球環境問題という新しい課題を発見し、これへの対応をやれるだけやってみたらよい。
こういう視覚から社会も国も企業も揉まれ、もう一段高い質の社会に到達すればよいのである」
「世界がこの良性の恐怖から当分醒めないことを望むのみである」
「来世紀になって地球温暖化の予測が誤りであることが分かったとしても、
後世に残るのは省エネルギーや公害防止に対するノウハウとその装置の山である。
地球環境問題とは、将来の世代にとって、何と幸いな脅威であろう」

『「温暖化」がカネになる』 北村慶 PHP研究所 266p 【C】
強く興味を引かれたのは第3章。資源を重視した場合目先だけでなく貿易のあり方まで変わる可能性がある
それは今のグローバリズムによる弊害をグローバリズムによる利点を否定しない形で無くせるかもしれない
646本まっしぐらな猫(2860):2008/02/08(金) 08:00:25
あずさん、毎日、ドリップさん、はじめまして。
りーすさん、挨拶ありがとうございます。

+昨日読んだ本+
歌がるた小倉百人一首/田辺聖子 角川文庫 P318【B】
快楽殺人者の異常心理/青木貞夫 ワニ文庫 P233【C】

アンの娘リラ/モンゴメリ (訳)村岡花子 P471【C】
赤毛のアンシリーズは巻を重ねるごとに「アンの物語」から「他人の家の物語」になっていくので、私はアンが結婚するぐらいまでが一番好きです。
大人になるにつれ空想癖がだんだん収まっていくところも寂しいです。

青い麦/コレット(訳)手塚伸一 P249【D】
堀口大學訳よりも少年少女の初々しさが感じられよかった。
647本まっしぐらな猫:2008/02/08(金) 08:01:46
>>646
訂正
× 青い麦/コレット(訳)手塚伸一 P249【D】
○ 青い麦/コレット(訳)手塚伸一 P249【C】
648HANA(30☆1641):2008/02/09(土) 13:44:09
('A`)さん、いつもありがとうございます。
銀狼さん、はむさん、テタさん、りーすさん、ありがとうございます。
真空さん、りーすさん、完走おめでとうございます。
本まっしぐらな猫さん、あずさん、毎日、ドリップさん、 これからよろしくです。
一気に人数増えましたね〜。

『苦悩のオレンジ、狂気のブルー』 ディヴィッド・マレル 柏艪舎 546p
ホラー短編集。
この作者の長編の傾向からして、アクションかと思いきや純然たるホラーの方が多かった。
超自然な恐怖より、それに直面した人間の心の動きの描き方が上手いなあと思う。
年代順だけど、明らかに息子の死が作品に影を落としているのがわかるなあ。【B】

『「超」怖い話Λ(ラムダ)』 加藤一・編 竹書房文庫 235p
シリーズ最新刊。
平山の時のような凄みのある話が減り、淡々とした話が増えているような気がする。単に息子が宙に浮いてたような・・・。
それでも「下りろ」とか「チヌ釣り」みたいな話があるから油断が出来ないのである。【C】

『松風の記憶』 戸板康二 創元推理文庫 652p
中村雅楽探偵全集最終刊。
長編「松風の記憶」「第三の演出者」あとエッセイを収録。
「松風の記憶」はミステリというより登場人物の心理を綴った様な話。「第三の演出者」の方がミステリらしいかなあ。好きなんですけどね、こういうの。
エッセイは江戸川乱歩の思い出とか処女作のこととかが中心。裏話的で面白かった。【B】

『江戸怪奇標本箱』 藤巻一保 柏書房 206p
イラストは花輪和一。江戸時代の随筆からモノに関わる怪異を集めている。
三世鏡とか成仏マシーンとか怪しげなものが一杯でなかなか満足。
原典とその入手方法も詳しいので、いくつか読んでみたくなった。
ネットで調べたけど結構するのね(涙)【C】
649HANA(30☆3246):2008/02/09(土) 14:00:06
『松田修著作集 第四巻』 松田修 右文書院 762p
「日本逃亡幻譚」「非在への架橋」あとエッセイを収録。
「日本逃亡幻譚」は副題が示しているように、日本からの脱出ではなく日常からの脱出を意味していると思われる。
みみらく、補陀落など、異界に関する記述が多く興味深かった。
「非在への架橋」は文芸評論集であるが、読んでいない作品がほとんどのためわからず。【C】

『独白するユニバーサル横メルカトル』 平山夢明 光文社 294p
ホラー短編集。相変わらずイヤ感一杯の作品で実に満足。
黒いハッピーエンドが訪れる「無垢の祈り」もいいが、人肉食テーマの「Ωの聖餐」、言語感覚が只事でない「すまじき熱帯」。
最後の「怪物の様な顔の女と溶けた時計のような頭の男」で脳をやられそうな気がした。
初心者にお勧めできない…。【B】

『中世ヨーロッパの歴史』 堀越孝一 講談社学術文庫 549p
ローマからジャンヌ・ダルクの時代までを俯瞰した一冊。
年代が長いためか一つ一つの戦争とかそういうのより、文化の流れを追った造りになっている。
高校も日本史で世界史に暗いため初めて聞くような事も多かった。
知名とかでわからない部分が多かったが、巻末に地図があった。前に付けてくれたらいいのに。【C】
650HANA(30☆3156):2008/02/09(土) 14:02:33
すいません、ページ数間違えてました

×『中世ヨーロッパの歴史』 堀越孝一 講談社学術文庫 549p
○『中世ヨーロッパの歴史』 堀越孝一 講談社学術文庫 459p
651バカハツ五郎(☆☆☆☆2818):2008/02/11(月) 08:36:56
「深夜特急6」沢木 耕太郎著 新潮社 P.243 【B】
 このシリーズを読み始めた頃、旅に生きる、生きることが旅。素晴らしい人生と思いながら読んでいたけど、ロンドンが近づいてきたら「こいつ、何をもっともらしいこといいながら、フラフラしてんだ」と、腹が立ってきた。
 フラフラ世界中を歩き回るのはいいけど、本にするな。アイスランド行って、帰って来なきゃ良かったのよ。

「悪あがきのすすめ」辛 淑玉 著 岩波書店 P.208 【A】
 世の中なんか変だなと思ったときの対処方法について書いてある本。みんなもっと気軽に声を上げようよ。

「マングローブテロリストに乗っ取られたJR東日本の真実」P.348 西岡 研介著 講談社 【B】
 この本に書いてあることが全て正しいなら、首都圏のJRには怖くて乗れません。

本まっしぐらな猫さん、あずさん、毎日、ドリップさん、 これからよろしくです。
652テタ(8☆3328):2008/02/11(月) 14:49:36
りーすさん、完走おめでとうございます。

『ボートの三人男』ジェローム・K・ジェローム 中公文庫 286p
ユーモア小説。【C】

『翻訳家じゃなくてカレー屋になるはずだった』金原瑞人 牧野出版 213p
エッセイ集。【C】
653本まっしぐらな猫(5704):2008/02/11(月) 15:26:55
HANAさん、バカハツ五郎さん、挨拶ありがとうございます。

+読んだ本+
17歳のための読書案内/筑摩書房編集部 ちくま文庫 P266 【C】
他人の顔/安部公房 新潮文庫 P290 【B】
美女と野獣 竹書房文庫 P235 【C】
ジェイン・エア/C・ブロンテ (訳)吉田健一 集英社 P450 【E】
銃/中村文則 新潮文庫 P196 【E】
インディアスの破壊についての簡潔な報告/ラス・カサス (訳)染田秀藤 岩波文庫 P205 【C】
田辺聖子の小倉百人一首/田辺聖子 角川文庫 P475 【B】
アンダーグラウンド/村上春樹 講談社 P727 【C】
654銀狼(5009)
本まっしぐらな猫さん、あずさん、毎日、ドリップさん、よろしくお願いします。
りーすさん、おめでとうございます。

『ぼっけえ、きょうてえ』岩井志麻子/角川ホラー文庫/211p
【C】評判になっていた頃に買ったきり本棚の肥やしになっていたので
引っ張り出してきました。
騒がれていたほど怖くないような…。表題作よりも、一番最後に収録されている
「依って件の如し」のほうが薄気味悪かったです。

『サウンドトラック(下)』古川日出男/集英社文庫/358p
【C】上下通して言えますが、登場人物の思考、行動の理由などが全く読み取れません。
なのでストーリーは一言で表わすと「意味不明」。文章もお粗末ではないにしろ
引っ掛かる部分があるかな。でも長編の割に冗長な印象を受けなかったので【C】です。

『ミラー・アイズ』アリソン・ゲイリン/講談社文庫/483p
【D】本筋とは関係ないエピソードが挟まれすぎ・オチが弱すぎ・翻訳がお粗末すぎ。
犯人の動機もいまいちですし、結局ミラーコンタクトの意味はなんだったのでしょうか。
アメリカでは人気でシリーズ化しているそうですが…国柄の違いか、私に合わなかった
だけか続編を読みたいとは思えません。

『イン・ザ・プール』奥田英朗/文春文庫/279p
【B】神経科医・伊良部の元へ訪れる変わった病気を患った患者の話が5話入った短編集。
伊良部先生みたいな医者がいたら毎日でも通いたいですw
個人的には露出好き看護師のマユミちゃんが「フレンズ」で垣間見せる人間臭さが
とても好きです。