1 :
無名草子さん:
日本文学研究をあれだけ何十年もやってるのに
なんでいつもこの人の著書は「日本語訳:○○○○」って書かれてるの?
いまだに日本語が話せない・書けないの?
いやそれなら古典にすら造詣深いのはなんでだ?
2 :
無名草子さん:2007/11/03(土) 23:45:07
2
3 :
無名草子さん:2007/11/04(日) 00:29:01
日本語読めるとの書けるのとでは違う。
日本人は英語を日本語に訳すほうが日本語を英語に訳す方が楽だ。
母国語以外を的確に書くのは難しい。
4 :
無名草子さん:2007/11/04(日) 00:29:46
×日本人は英語を日本語に訳すほうが日本語を英語に訳す方が楽だ。
○日本人なら英語を日本語に訳すほうが日本語を英語に訳すより楽だ。
5 :
無名草子さん:2007/11/04(日) 04:11:22
エドワードサイデンステッカー?さんだっけ
あの人は文春の取材で、日本が本当に好きでもうアメリカには帰る気がない
むしろアメリカに行くと日本が恋しくなるほどで、日本で骨を埋めたいみたいに言ってたけど
ドナルドキーンは「私の20世紀クロニクル」なんか読むとちょっと違うみたいね。
日本の古典にしても欧米の音楽に比べるとそれほど良いと思わないとか
ごはんに味噌汁を毎日食べたいと思わない、コーヒーとクロワッサンが良いとか
あくまで心は母国のアメリカにある感じ
待てバカ。オマエ文学板に同じスレ立ててるじゃん。マルチスレかよ。
削除依頼自分で出しとけよ。
既視感かと思ったぜ。
8 :
無名草子さん:2007/11/07(水) 12:45:02
二ケ所スレしては いけないんですか? え?
>>8 一般書籍と文学板では重複するからね。しかも向こうのスレも
やっと二桁に達し、こちらは漸く二桁迄行くかどうかだもの
10 :
無名草子さん:2007/11/11(日) 05:10:47
でどうなんだ? キーンは日本語話せないのか?
書けないのか?
11 :
無名草子さん:2007/11/11(日) 05:31:09
日本語はペラペラだよ
太宰なんかを評価してる時点でこの人はダメだろ
13 :
無名草子さん:2007/11/11(日) 11:03:48
ここはアホなガキしかいないの?
キーン先生降臨
なんで今頃ドナルド・キーンなんだろう。
再評価とか誰かがやってるわけ?
アーサー・ウエイリー
ドナルド・キーン
サイデンスティッカー
ちょっとしたもんだよねえ。
16 :
無名草子さん:2007/11/11(日) 14:12:44
なに言ってやがんだカス
17 :
無名草子さん:2007/11/11(日) 21:17:51
谷崎潤一郎や川端康成や三島由紀夫と深い親交があったから
近代日本文学の生き字引だよね
⊂二二二( ^ω^)二⊃キーン
19 :
無名草子さん:2007/11/26(月) 01:51:56
きん
20 :
名無し募集中。。。:2007/11/26(月) 05:38:35
>>15-16 アーネストサトウ・シーボルト・小泉八雲・チェンバレンらに連なる歴史的な日本学者になるはず
,..-──- 、
/. : : : : : : : : : \
/.: : : : : : : : : : : : : : ヽ
,!::: : : :,-…-…-ミ: : : : :',
r、r.r {:: : : : :i '⌒' '⌒'i: : : : :}
r |_,|_,|_,|{: : : : | ェェ ェェ|: : : : :}
|_,|_,|_,|/.{ : : : :| ,.、 |:: : : :;! なるほどなるほど・・・
|_,|_,|_人そ(^i :i r‐-ニ-| : : :ノ
| ) ヽノ |イ! ヽ二゙ イゞ
| `".`´ ノ\ ` ー一'丿 \
人 入_ノ \___/ /`丶´
/ \_/ \ /~ト、 / l \
/ \/l::::|ハ/ l-7 _ヽ
/i ⊂ニ''ー-ゝ_`ヽ、 |_厂 _゙:i
/| >‐- ̄` \. | .r'´ ヽ
/ | 丁二_ 7\、|イ _/ ̄ \
22 :
無名草子さん:2008/03/13(木) 20:19:10
おすすめはなに?
「百代の過客―日記にみる日本人」(朝日選書 (259))
なぜか何度も読み返してしまいます
25 :
名無草子さん:2008/06/25(水) 12:42:43
ドナルドキーンは日本語が達者。戦後は進駐軍の通訳だった。でも語学が達者なことと、翻訳上手なことは別な次元と考えるべき。
彼の日本語は年季が入っている割には確かに聞き取りづらいが、
もしかして英語で喋ってもカツゼツの悪い人なんじゃあるまいか?
キーン氏は戦中も米軍の通訳をしていました。
日本軍の遺棄文書の翻訳と日本兵捕虜からの聞き取りが任務だったと
自著の中で書かれています。
氏が日本の日記文学に興味をもったきっかけは無名の日本兵たちが
残した戦中日記であったことは…
まあ、このスレを覗きに来るやつなら知ってるわな。
28 :
出版社関係:2008/08/05(火) 06:23:42
キーン先生は当然、日本語も喋れて書けます。
それではなぜ翻訳者を使うかというと、ごく単純に翻訳者志望の方に仕事を与えるためです。
29 :
無名草子さん:2008/08/05(火) 19:19:12
中公文庫の「日本との出会い」だったと思うが、
前書き見開き2ページは多分日本語での書き下ろしと思われた。
というのは関係者への謝辞を述べるところで、
「ご多忙にもかかわらず・・・」
とでも書くべきところが、
「忙しいのに・・・」
となっていて少し違和感があったから。
編集者の直しが入らなかったのかな?
だとすると他の部分は日本語を母語にする文筆家と変わらない水準だったからすごいと言える。
多少誰かに直しを入れてもらう前提なら十分日本語で本を書き下ろせるでしょう。
30 :
無名草子さん:2008/08/27(水) 11:43:13
しかしある年、いつもの贈物を渡したいと思って彼に電話すると、大江は何となく会う日取りを決めるのが気が進まないようだった。
その年、私たちは一度も会わなかった。もちろん私は理解できなかったし、悲しかった。
何か彼を困らせるようなことをしただろうかと考えてみたが、思いつかたかった。
…大江を知っている友人たちに、彼の態度が変わった理由として思い当たることがないか尋ねてみた。
…別の一人によれば、大江は私が彼の本を翻訳しなかったので怒っているというのだった。
ドナルド・キーン
「私と20世紀のクロニクル」より
「らんらんるー」
32 :
無名草子さん:2009/02/03(火) 00:46:42
なに言ってやがんだカス
33 :
無名草子さん:2009/05/29(金) 07:08:43
34 :
無名草子さん:2009/05/29(金) 08:04:11
ちびまる子ちゃんのナレーションの人?
35 :
無名草子さん:2009/05/29(金) 08:13:52
それはドナルドダック
ドナルドが怒鳴るど!
37 :
無名草子さん:2009/05/31(日) 07:42:05
明治天皇のあとがきは本人が日本語で書いた。これを読めば、並の日本人よりまともな文章が書けると思われる。
38 :
無名草子さん:2009/05/31(日) 11:31:54
ランランルー
39 :
無名草子さん:2009/05/31(日) 21:30:26
やべえちんこかゆい
本当の天才とは、簡単には説明することのできない能力の持ち主のことだ。
シェイクスピアは天才だった。モーツァルトも、レオナルド・ダヴィンチも、紫式部も天才だった。
私がこれまでに出会ったすべての人々のなかで、「この人は天才だ」と思った人は二人しかいない。
一人は中国文学および日本文学の偉大な翻訳家であったアーサー・ウェイリーである。
…中略…
そして、私の出会ったもう一人の天才が三島由紀夫である。
ドナルド・キーン
「二つの祖国に生きて」より
あの時(ノーベル賞を)受賞したのが川端であり、三島由紀夫でなかったのは、何かの行き違いだったかもしれない。
すなわち、国連事務総長だったダグ・ハマーショルドが1961年に亡くなる直前、三島の「金閣寺」を読み、
ノーベル賞委員会のある委員に宛てた手紙で大絶賛したのである。
こういった筋からの推薦は小さくない影響力を持っていた。
また1967年のこと、出版社の国際的な集会がチェニスで開かれ、私はその集いが授与する文学賞、
フォルメントール賞を三島にと試みたが失敗に終わった。
この時、スウェーデンから参加した有力出版社ボニエールの重役が私を慰め、三島はずっと重要な賞を
まもなく受けるだろう、と言ったのだ。ノーベル賞以外にはあり得なかった。
ドナルド・キーン
「思い出の作家たち」より
彼(川端康成)は、確かにこの受賞(ノーベル文学賞)に値した。
それでも今もって私は、どういうわけでスウェーデン・アカデミーが三島でなく川端に賞を与えたのか不思議でしようがない。
1970年5月、私はコペンハーゲンの友人の家に夕食に招待された。
同席した客の一人は、私が1957年の国際ペンクラブ大会の時に東京で会った人物だった。
日本で数週間を過ごしたお陰で、どうやら彼は日本文学の権威として名声を得たようだった。
ドナルド・キーン
「私と20世紀のクロニクル」より
ノーベル賞委員会は、選考の際に彼の意見を求めた。
その時のことを思い出して、居合わせた客たちに彼はこう言ったのだった。「私が、川端に賞を取らせたのだ」と。
この人物は政治的に極めて保守的な見解の持主で、三島は比較的若いため過激派に違いないと判断した。
そこで彼は三島の受賞に強く反対し、川端を強く推した結果、委員会を承服させたというのだ。
本当に、そんなことがあったのだろうか。
三島が左翼の過激派と思われたせいで賞を逸したなんて、あまりにも馬鹿げている。
私は、そのことを三島に話さずにはいられなかった。
三島は、笑わなかった。
ドナルド・キーン
「私と20世紀のクロニクル」より
東京に着いたのは1月24日の三島の葬式の直前で、私は弔辞を述べることを引き受けた。
ところが、私の親しい友人三人は葬式に出席してはいけないと言う。
私が弔辞を述べることで、三島の右翼思想を擁護しているように取られてはまずいと言うのだった。
最終的に彼らの説得に応じたが、それ以来私は、自分がもっと勇気を示さなかったことを何度も後悔した。
私は三島夫人を訪問した。三島の写真がある祭壇に、私は彼に捧げた自分の翻訳『仮名手本忠臣蔵』を置いた。
その本には、下田で会った時に三島自身がこの浄瑠璃から選んだ次の一節が題辞として揚げられていた。
国治まつてよき武士の忠も武勇も隠るるに
たとへば星の昼見へず、夜は乱れて顕はるる
ドナルド・キーン
「私と20世紀のクロニクル」より
45 :
無名草子さん:2009/08/26(水) 16:53:36
話せるけどネイティブ並に書けない
46 :
無名草子さん:2009/09/15(火) 10:54:17
11月21日、ドナルドキーン氏、横尾忠則氏を招いて
「三島由紀夫文学館」館10周年記念フォーラム
三島由紀夫が自決して39年が経過しようとしている今でも、三島に関する出版物は衰えることを知りません。その魅力とは何か、三島由紀夫と親交のあった両氏にその秘密を語っていただきます。
日時 009(平成21)年11月21日(土)
受付/フォーラム会場
清渓(TEL0555−62−0020) 三島由紀夫文学館から徒歩4分 駐車30台。
申込方法
往復はがき、FAX、電子メールのいずれかで、
1・住所
2・氏名
3・電話・FAX番号
を必ず明記の上、当館にお申し込み下さい。
なお、複数名でのお申し込みの場合もそれぞれの
1・住所
2・氏名
3・電話・FAX番号
の明記をお願い致します。
山中湖文学の森 三島由紀夫文学館
〒401-0502 山梨県南都留郡山中湖村平野506-296 TEL 0555-20-2633 FAX 0555-20-2634
メールアドレス
[email protected] 締切
平成21年(2009年)11月20日(往復はがきの場合は11月16日必着)。受付は先着順とさせていただきます。
フォーラム参加費
無料 (当日は入館料も無料となります)
申込・問い合せ先
山中湖文学の森・三島由紀夫文学館 〒401-0502 山梨県南都留郡山中湖村平野506−296
TEL(0555-20-2655) FAX(0555-20-2656) メールアドレス
[email protected] 主催
山中湖村・山中湖村教育委員会・三島由紀夫文学館
宿泊問い合せ先
山中湖観光協会 TEL(0555-62-3100) FAX(0555-62-6181)
47 :
無名草子さん:2009/09/21(月) 21:43:55
やっぱ英語で書いた方が論考しやすいだけじゃないかな
48 :
無名草子さん:2009/09/27(日) 19:17:18
ドナルド・キーンのスレをやっと見つけた。ここが本スレでいいの?
いいよ。流暢に日本語話しているのNHKで見たけど。流暢に書くのは無理だろ。
>>49 まあ、君よりは達意の文章をものすことができるけどね。
51 :
無名草子さん:2009/10/17(土) 17:29:38
話せるし書けるよ
今日講演会行ってきた
日本語の原稿見ながら日本語で話していた
52 :
無名草子さん:2009/11/21(土) 21:38:46
コレ、オイシイデス
53 :
無名草子さん:2009/11/21(土) 22:40:29
今パソコンで書き込み規制かかってるからリンク貼れないけど
学問ノススメというポッドキャストの2009.9.29配信分で日本語喋ってるの聞けるよ
>>5 別にある言語の翻訳者だったからマンセーしたり好きでなくちゃならん理由はないだろう。
単に翻訳の巧拙の問題なんだし。
この人やサイデンステッカーの功績は、それまでのフジヤマゲイシゃレベルではなくて、微妙なニュアンスまで汲み取って
質の高い翻訳と体系的に日本文学の紹介をできた事にあるだろう。
日本文学史でも大家の説を十分に見繕って破綻しないようにまとめたって谷沢あたりに
批判されてた気がするが、どこまで正確に読めてちゃんと分かってるかは古典文芸の翻訳に普遍的につきまとう問題で
そのあたりの日本人からの健全な批判は当然されるべき。
それを○○は外人には分からないとか、自己の特殊意識に基づいた日本の心がどうのとか、
あの辺の痛い批判をする奴がいる所だろうな。
訂正
所だろうな→所が問題だろうな。
>>37 末尾に、「この文章だけは、私の拙い日本語で認めた」とあって、唸ってしまった。
57 :
名無し募集中。。。:2009/12/15(火) 18:00:15
「日本人の戦争」おもしろそうやね
日記文学の好きなこの人らしい本が出来たね
保守
交戦中に殺された男の最後の記録を読んではじめて、戦争というものが本当にどんなものかわかりはじめた。
…日本軍の兵士たちの耐えた困苦のほどは圧倒的な感動をよびおこした。
それに引きかえ、週に一度検閲しなければならないアメリカ軍の兵士たちの手紙には、何の理想もなく、
またたしかに何の苦しみもなく、ただただもとの生活に戻りたいということだけが書かれていた。
戦争中ずっとこの対照が私の心につきまとってはなれなかった。
ドナルド・キーン
「日本との出会い」より
そうです。ぼくは、非常に近い距離からアメリカの軍隊を見ていました。
しかし、理想をいだいて戦っているような米兵には、ただの一度もお目にかかったことがありませんでした。
それは確実に言えることです。
「もっといい世界のために、自分は戦死してもいい」などという文句は、アメリカの兵士の手紙の中には、
こんりんざいなかったのですから。
日本の兵士は、家族に送る手紙の中ででも、「滅私奉公」とか「悠久の大義」などという言葉を使っていました。
ぼくは、日本の軍国主義者の理想を受け入れることは絶対にできなかったが、このような手紙を書き、
日記をつけた個々の日本兵士には、敬意をいだかずにはいられませんでした。
結局、日本人こそ勝利に値するのではないかと信ずるにいたった。
ドナルド・キーン
三|三
イ `< ,..-──- 、 _|_
 ̄ /. : : : : : : : : : \ |_ ヽ
∧ /.: : : : : : : : : : : : : : ヽ (j )
/ \ ,!::: : : :,-…-…-ミ: : : : :',
{:: : : : :i '⌒' '⌒' i: : : : :} _ヽ_∠
└┼┘ {:: : : : | ェェ ェェ |: : : : :} lニl l |
. |_|_| , 、 { : : : :| ,.、 |:: : : :;! l─| l 亅
__ ヽ ヽ. _ .ヾ: :: :i r‐-ニ-┐ | : : :ノ _
/ } >'´.-!、 ゞイ! ヽ 二゙ノ イゞ‐′ l `ヽ
´⌒) | −! \` ー一'´丿 \ l/⌒ヽ
-' ノ ,二!\ \___/ /`丶、 _ノ
/\ / \ /~ト、 / l \
/ 、 `ソ! \/l::::|ハ/ l-7 _ヽ
/\ ,へi ⊂ニ''ー-ゝ_`ヽ、 |_厂 _゙:、
∧  ̄ ,ト| >‐- ̄` \. | .r'´ ヽ、
,ヘ \_,. ' | | 丁二_ 7\、|イ _/ ̄ \
i \ ハ |::::|`''ー-、,_/ /\_ _/⌒ヽ
アメリカではサガンより三島さんの方がよく知られています。
もしも私たちが「金閣寺」とか「宴のあと」を訳さないで「美徳のよろめき」を訳したとすれば、あるいは
「悲しみよこんにちは」よりもよく売れたかもしれない。これは私たちの責任です。
ドナルド・キーン「三島文学と国際性」より