あっ!あぁ〜!おっ、お兄ちゃぁーん!

このエントリーをはてなブックマークに追加
またあの夢をみた。あの時妹を救えたはずだ。でも助けてやれなかった。
俺はただ見ているしかできなかった。ただ怖くて逃げた。
何も守れなかったこと、自分の弱さが自分を責め 、
あの時の声が胸を締め付ける。


俺はもうだれも・・・

2無名草子さん:2006/02/11(土) 21:04:24
こないだやってたガンダムの途中まで主人公だった人でつか?
3無名草子さん:2006/02/11(土) 23:24:38
>>2

いや、リアル鬼ごっこの佐藤翼君だろ。



















射殺されたはずだが。
4無名草子さん:2006/02/12(日) 02:36:21
俺はもう・・・だれも愛せない。愛することが怖い。愛したってきっと守ることが出来ない。
もう、これ以上悲しみは背負いたくなかった。
俺は人里離れた所に家を借り、そこで隠者のような生活を送るようになった。
しかし、孤独は悲しみを遠く、虚ろなものにしたが、消してはくれなかった。妹の夢を見ない夜は一日たりともない。
俺は寝不足になり、常に麻薬中毒者のようなクマを目の下に作っていた。
そんなある日のことだ、俺があの婆さんに出会ったのは・・・

5無名草子さん:2006/02/12(日) 05:38:23
↑変態↓
6無名草子さん:2006/02/12(日) 05:59:17
「皆殺しだ」とその婆さんは言った。
「どいつもこいつも殺してやるんだ、みんなあたしの敵だ」
何が婆さんをそこまで殺戮に駆り立てるのか、俺には分からなかった。
だが答えを知る暇もなく、婆さんは俺に襲いかかり、振り上げた包丁で首を斬りつけてきた。
「報いを受けろ!」と婆さんは言った。何故だか泣いている。
どうして泣くんだ?言おうとして、声が出ないことに気付いた。喉からとめどなく血が溢れてくる。
婆さんは、悲しみと怒りと喜びに満ちた狂気の笑い声をあげながら、走り去って行ってしまった。
追いたいが、体が動かない。
死ぬのか、そう思った。
死ぬにしては冷静だな、俺は。いや、だからこそなのか。
自虐的に笑うと、血まみれの咳が出てきた。
ようやく気付いたよ、俺はずっと前から死にたがっていた、妹を死なせたあの日から、死ぬために生きていた。
だからさ、俺は今、嬉しい。凄く。
妹が心配そうに俺の顔を覗きこんでいる。俺はそれに笑いかけた。
いいんだ、こんな風に無様な死に方をしたかった。
だから、いいんだ、俺なんかの心配をしてくれなくても。
優しい子さ、お前は。
俺と違って・・・な。
7無名草子さん:2006/02/12(日) 08:23:18
〜Fin〜
8無名草子さん:2006/02/12(日) 22:23:37
9無名草子さん:2006/02/12(日) 22:40:59
>>1
なんだ、君まだこの板にいたのかw
さすがに飽きて、よそへ流れていったと思ってたよ。
まぁ達者なのは何より。
それにしても相変わらず芸域が狭いなぁ。
こんな調子で停滞してたら、後身の人たちの中に埋没しちゃうぞ。
10俺は読む:2006/02/12(日) 22:46:26
小説が嫌いな奴や小説に関係ないことを書いてる奴はとっととうせろ。真面目に小説のこと語ろうとしてる奴だっているんだからな
11無名草子さん:2006/02/13(月) 00:17:15
>>10って真面目なんだな!
12無名草子さん
>>11さんにそう言われると返す言葉もない。
ただ赤面してうつむくばかり。