1 :
無名草子さん:
2 :
無名草子さん:2005/11/07(月) 11:45:32
優雅なる野獣 乙津
3 :
無名草子さん:2005/11/07(月) 11:47:58
非情の掟!!!
>>1
乙
俺は三桁時代のThinkPad&W2K使いで、それらを愛しているが
大藪作品でMacが活躍していたら、きっとそれを使っていただろうな。
5 :
無名草子さん:2005/11/07(月) 13:10:28
住人を不快にする書き込みや、改竄コピペレスを相手にレスを返す
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas
の出入りを禁止します。
非難轟々だと思う反面、ある年代以上の人たちには
賛成して頂けると思う。それは、大藪作品を映画化
する場合、伊達邦彦役は若き日のアラン・ドロンだ、
ということ。「太陽がいっぱい」、「冒険者たち」など
の頃の「水も滴る」という形容がピッタリのいい男ぶり
には、同性ながら惚れ惚れしたものだ。その後、裏社会
に生きる男たちを演じた一連の作品も大藪作品に通じる
ものがある、と思うのである。現実には、ドロンも老いて
適わぬ夢ではあるが。
こと大藪に関する限り書斎はよき読者だよ。
好き嫌いが分かれるにしても。
早速御来場したみたいですね…
前のレスの話ですが、私の場合はナイフ集めたりしてましたね。
最近、大型自動二輪免許取得したのでバイクに乗ってます。
ですが、「汚れた英雄」の北野というよりは、「戦士の挽歌」の石川みたいにキャンプギア積んで放浪したいですね。
9 :
無名草子さん:2005/11/07(月) 15:50:42
革ケース(ホールースター)
10 :
無名草子さん:2005/11/07(月) 17:25:28
いや、書斎氏が以前「奴に手錠(わっぱ)を・・・」を称えていたが、
なかなかいい趣味してると思ったよ。
改ざんコピペにレスするヤツなど問題外
12 :
とおる:2005/11/07(月) 19:31:44
みなさん、こんにちわ ハート
書斎さんをいぢめるナ!!!
童貞で、引き篭もりで、ロリコン
そんな書斎さんをいじめるなっ
そんなおまいらに、書斎さん使用済み
ホカホカテッシュを投げるゾ
>名無しの掟
夢かなえてくださいね。
畜生、優雅に1000getができなかった。やられた…
14 :
無名草子さん:2005/11/07(月) 20:08:39
ポリース...ポリース...
15 :
ブル:2005/11/07(月) 20:21:22
油断してたら埋まってた…orz
これから石川克也気分で卵6個いっぺんに焼いて食べようと思います。
ベーコンがあればカリカリに焼いた後の油で焼きたいのだが…
ちなみに俺が喫ってるタバコはマールボロライト。勿論、星島弘気分。
>>13 すみません、初めての1000ゲトだったので非情に取らせていただきました。
>>14 あの当時からパパラッチっていたんですね。誰も助けてくれないのにワロタ
>>15 若い頃にベーコン300グラムと卵6個でベーコン・エッグを作って野菜ジュース
半リットルと共に食べたことがあります。今はとても無理。
17 :
無名草子さん:2005/11/07(月) 20:50:01
二日酔いの朝にビール3本飲んで更に嘔吐して、
「すっきりした。早く試しておけば良かった」
ていうのを本当に試したことがあります。死にそうでした。
>>17 二日酔いは大人しく寝てます…
いや、大藪氏の主人公ならシャワー浴びるなり、迎え酒しますが私は無理です。
>>15 ベーコンでなくても、ボロニアソーセージでもいいかと。
あと、ライターは何を使ってますか?
100円ライターでは高見沢になります。
20 :
無名草子さん:2005/11/07(月) 21:53:48
>>7 > こと大藪に関する限り書斎はよき読者だよ。
死体愛好家だけどなw
21 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :2005/11/07(月) 21:59:11
「裁くのは俺だ」なら大藪作品にもあるが。
動く標的なんてスレタイだとロスマクのスレかと思ってしまうぞ(w
書店のデータベースで確認したが、角川文庫の「蘇える金狼」は取次・出版社共に
在庫僅少である。
実際、何軒かの書店の棚を見てみれば、「どこでも新刊で買える」などという状態では
ないことがわかるはずだ。
何故、新刊である必要がある?
それはさておき、私はコンビーフンの缶詰をそのまま齧ったりしましたね。
お金があればステーキ2ポンドあたり試してみたいのですが…
ステーキ肉2キロを、無理に胃袋に詰め込んでみたことがある。
何とか平らげたのはいいが、その後のゲップと腸内ガスの臭さに閉口した。
大藪作品の中に腸内ガス云々…の描写がたまにあるのは、
作者も似たような目にあったことがあるから…?
>>19 タバコは20代前半の頃に多いときで日に3箱吸っていましたが、
現在はまったく吸いません。当時はZippoでした。
>>22 ステーキはヒレ500グラムをミディアム・レアで食ったことが
ありますが、今はとても無理ですね。
>>23 きっとあるでしょうね。大藪氏自信が体を悪くした原因が、酒や肉食生活にあったみたいですから。
>>25 >>25 体調が悪くなったのは、銃刀法違反でタイーホされたからじゃないのか!?
しかしいくらリアリティ追求のためとは言え、拳銃を入手するかねぇ。
この人、ほんまもんのハードボイルドやw
>>26 彼が銃刀法で捕まったのは「汚れた英雄」を描く前ですから、随分前になります。
他のコテハンの方々、すいません。
これが最初で最後だ、一つ聞きたい書斎魔人。
あなたは、ここのスレで語る以上は大藪春彦先生の作品はどれだけ読みましたか?
短編集の重複は認めるとして、何冊ですか?
それと、文字で語るのはここのスレの他の方々に迷惑になりますので、どこかの居酒屋で酒でも飲みながら決着つけませんか?
大藪春彦的に体で語り合うよかまだマシでしょう。
>>28 やめとけ。
こやつはなま物は相手にせんのよ。いつもバーチャル
生きた人間には30年会ってないだろうな チキンな小物だよ
大藪読者が己を喪うたらあかんよ
>>31 確かに…
「野獣死すべし」にてこんな台詞が
「孤独とは己れを失うことであるかぎり、己れのみを頼りとし、目的に向かって突き進む彼には、青白い孤独感なぞ有り得ない。」
その点では私は失格ですね。
私にとって大藪春彦先生は高校生時代の私的分野の教科書と言えるぐらい読み込んだ記憶があるので、こう愚弄された気になるとどうも腹が立ちます。
耐えて耐え抜くストイシズムが私には足りません。
>>26 大藪春彦は、それこそ少年時代から様々な病気やケガで満身創痍だった
わけですが、このあたりの事情は「荒野からの銃火」などを読むと
分かります。
寿命を縮めることになった病気は、やはり膵炎でしょう。長年の過剰な
アルコールと動物性脂肪の摂取が、膵臓に負担をかけてしまったので
しょうね。彼の作品は、文字通り命を削って書かれたものだと思います。
>>32 もっと読み込もう。絶望することに慣れるだけじゃなく。
>>8 大型自動二輪取得とはうらやましいです。どんなバイクに乗っておられるのですか?
>>34 オフロード車でもあったらよいのですが、現在留年大学生の私には金が無くて買えません。
友人がもうすぐリッタークラスのマシンを譲ってくれるので、それでブラブラする予定です。
現在はまだマニュアル操作とは言え、原付の身です。
36 :
無名草子さん:2005/11/08(火) 03:51:42
大藪先生が猟で仕留めた獣肉は鹿や猪。
“洗面所で父親が嘔吐していた・・・猪肉の食べ過ぎだ・・・
肉の濃度が濃いのだ。肉が持つエネルギー量が高い。
牛や豚の半分、鶏の三分の一で満腹になる”
「テニスボーイの憂鬱」(村上 龍)
>36
「猪の肉は、食い過ぎると赤血球を破壊する作用があるが、内臓に
関しては大丈夫」
「猪肉はいくら煮ても口が火傷することがない」
ということらしいですね。猟場で獲物の猪を解体するときに取り出した
胃腸などを鍋にして食べるシーンは良く出てきますが、こればかりは
実際に猟をする者しか味わえないですね。
38 :
無名草子さん:2005/11/08(火) 08:34:27
>>28 大藪作品は読み込んでいるよ。
そういうことを尋ねるのは書斎が大藪をあまり読んでないとの印象でも持っているみたいだが、なぜそう思うのか聞いてみたいが。
>>32 >耐えて耐え抜くストイシズムが私には足りません。
優雅なる名無しよ、これ受けたぞ激w
最高!
>>38 なんで他人のあんたが答えるんだ。
「読み込んでいると思う」ではなく「読み込んでいるよ」って何よ。
他人にわかるはずないだろそんなの。
それとも本人が名無しで擁護しているのかね。やだやだ。
>>37 「戦士の挽歌」や「傭兵の挽歌」では銃を使わずに、スリング・ボウガン・パチンコや罠を使って鳥や鹿・熊を取ってますね。
パチンコは少し前まで持ってましたが、扱いが下手だったので的に目がけて撃ってみましたが当たらなかったな。
やはり散弾使うべきかな。
42 :
無名草子さん:2005/11/08(火) 10:23:12
書斎のレスを丹念に読めばわかることなんだがな。
洗面器一杯分の血を流してみたい...
伊達邦彦がマーロウやらスペイドをボコボコにする作品のタイトル何だっけ。
>>41 私も以前、スリングショットを持っていました。命中率はともかく威力は
凄いですよね。片山や石川が使うボウガンは、一般人なら体重をかけて
必死で矢を装填しないといけない強力なものなんですよね。
片山はナイフで猪を刺殺しましたが、超人的な反射神経と度胸がないと
できないことです。その後に心臓や肝臓を焚き火であぶり、焦げた表面の
部分を犬たちに食わせて自分はロースト状になった部分を貪り食うのが
たまらなく食欲をそそります。
>>44 おそらく、「野獣死すべし 渡米編」だったかな。
>>45 熊も仕留めてましたね。
ナイフを槍にして使うのは、しっかりナイフを止めとかないと外れてしまいます。
ベルトのバックルに隠しておいた着色クリームで爪を黄色くし
髪の毛をちぢれさせて
特殊な染料で紺紫色に
日焼けさせれば
>書斎のレスを丹念に読めば
書斎が大藪春彦先生の作品はどれだけ読んだか?
短編集の重複は認めるとして、何冊か?
がどうやってわかるのだろうね。
数を聞いているのに名無しが
>大藪作品は読み込んでいるよ。
なんて分けのわからん返答をするし。
掌と足の裏もピンク色に染めなければ。
>>51 まぁ、いいじゃないの。
このスレは大薮トリヴィアにこだわりつつ、ニヤニヤしながら読むスレという
ラインで行ってくれないかね〜。
パロディスレラインでいくことキボン
あっという間にフランク・アーチャーの出来上がり。
ハッシュ・パピーズって、たぶん「子鹿物語」でジョディの父親のペニー・バクスターが
作った揚げ団子と同じものだと思います。
「子鹿物語」は小学生の頃に読んだのですが、鹿のハムやジャガイモのパン、豚を処理して
ハムやソーセージを作ったり、何日も続く大嵐で食べるものがなくなり、塩漬けの
熊の肉を囓ったりするなど、大藪ファンもけっこう楽しめるのではないかと思います。
>>55 なるほど、いいことを聞きました。
今度読んでみます。
私は塩茹でにしたエビガニ食べたい…
寿司ネタを二循して食べる健啖ぶりを示した。
ミル貝だけは食べない。
雉のオレンジソース煮と、ついでに**インチ(サイズ忘れた)のピザを注文した。
「日銀ダイア作戦」(及び「汚れた宝石」)だったら、6インチです。
THX。しかし撃たれた時の事を考えて、路地裏で吐いてしまうのが勿体無い...
62 :
ブル:2005/11/08(火) 16:12:48
>>53同感!
パロディ&トリビア路線でニヤニヤ、なんせ大藪はネタが豊富だからね。他の作家じゃ絶対こうはならない。
>>61腹膜炎になる恐れがあるからね…
今でも「ダルマ屋」という呼称は通用するのでしょうか?
>>62 「銃創にタバコの葉を詰め込み応急処置をする」っていうのもありましたね。
64 :
無名草子さん:2005/11/08(火) 17:45:47
さすが大薮読者は違いますなあ。
ちょっとしたことで切れてギャアギャアとコテハン叩きに興ずるバカとはレベルが違う。
すでに荒らし認定された狂人コテを相手にするだけ
時間の無駄だからな
>63
>「銃創にタバコの葉を詰め込み応急処置をする」っていうのもありましたね。
「血と鉄の鎮魂歌」の時の西城秀夫とかがそうですね。西城はほとんどの場合、
止血剤を持ち歩いているですが、この時はたまたま持っていなかったようです。
67 :
ブル:2005/11/08(火) 18:28:49
>名無しの掟さん、あんた凄いっす!
すぐ作品名がでるなんて、そんなあなたをこれからは「男」と書いて(プロ)と呼ばせてもらいます。
それにしても
「血と鉄の鎮魂歌」て題名カッコイイですよね。早くも次スレのタイトルはこれに決定だ(笑)
次スレのタイトル決定を耳にした晶夫は薄く笑った。
コーヒーを大至急!
>67
早いにもほどがありますw
>68
あの豹変ぶりには笑いました。金を目にして態度を急変させる人間は良く出て
きますが、「汚れた英雄」は特にそういうシーンが多いですよね。晶夫自身が
極貧の状態から大富豪にまで登り詰める過程で、金というものの虚しさについて
考えたり語ったりしています。特に、ボーニエとの会話は印象的です。
このスレでは「ガン」にしても「食」にしてもカタログ的に読んでいる者が多いな。
大藪作品の魅力のひとつは、ディテールの描写や薀蓄にあるのは事実だから、
こういった読み方を否定するつもりはない。
俺は、大藪作品をハードボイルドの系譜の中で位置付けたストーリー性重視の
スタンスゆえ、こういった嗜好の者とは同じ大藪ファンでも「合わない」という
だけのことだ。
そこで、マイセレクション10(順不同)だが、
1 野獣死すべし
2 蘇える金狼
3 傭兵たちの挽歌
4 凶銃ルーガー08&戻り道はない
5 みな殺しの歌&凶銃ワルサーP38
6 黒豹の鎮魂歌
7 長く熱い復讐
8 獣たちの墓標(エアウェイ・ハンター・シリーズ第一弾)
9 戦士の挽歌
10 ウインチェスターM70
「自分が読んで面白かった」「大藪作品未読者にも推せる」の2点を基準にセレクト
してみた。
従って、個人的な好みに合わない「汚れた英雄」、娯楽性が乏しい「ヘッドハンター」
(これは最後に読むべき大藪長編かと思う)等は、メジャーな作ではあるが外した。
当初は、「死はわが友」「奴に手錠を…」「破壊指令No.1」(連作)等の面白さ主眼の
アクション小説を愛読しており、これらの作にもそれなりの思い入れはあるのだが、
「強く推す」と言うには躊躇を感じるものがある。
この点は、「復讐の弾道」「絶望の挑戦者」「男の掟」「裁くのは俺だ」そして異色時代小説
「赤い手裏剣」(連作)なども同様だ。
セレクトした作品群は、意外に多様な大藪春彦作品の魅力を楽しめるとは思うが、
この作家の場合には、ファンの数だけベスト10があっても良いであろう。
カー、モータースポーツ等好きな大藪ファンが、「汚れた英雄」「アスファルトの虎」
「全開で飛ばせ」あたりを挙げるのも良し、トンデモ本好きが「戦いの肖像」
「唇に微笑 心に拳銃」を推すも良しである。
1 野獣死すべし
2 蘇える金狼
3 傭兵たちの挽歌
4 凶銃ルーガー08&戻り道はない
なんでズレてんだ? まず説明しろ。そして逝け
どうも他の大藪読者より優位に立ちたいように見受けられるが
各自の愉しみ方に優位も劣位もないんじゃない?
理詰めでしか大藪を理解できない&しないということは
大藪ノベルズを読めるほどあんたは大人じゃないということだ。
「大藪だから」しょうがない。
>>70 みんながなかよしなのをみても、ひがんはいけません。
何がほしいのか。わかりやすくいえるようになろう(3点)
>>71 「大藪ベストは誰がどう選んでも自由」と言えばいいことです
簡略に自己主張できるようにがんばりましょう(3点)
何度か名前が出たので「汚れた英雄」をパラパラと読み返してみたのですが、
主人公の少年時代からの成長をかなりの時間をかけて描いたという点で、
この作品は大きな意味を持つような気がします。
幼年期の性体験や美しく優しい母の面影と死。そして奴隷に等しい扱いを
受けた青春前期。魚の頭や骨でカルシウム、配給のカボチャや豆類などで
ビタミンや糖質、そして闇市の“牛や豚なのか犬や猫なのか分からぬ臓物”
によって蛋白質を摂取して逞しい肉体を形成していく。拳法やサッカーで
さらに反射神経や筋力を鍛え、偶然によって手に入れた「現代の英雄」や
「マスター・オブ・バラントレー」で自らの生き方のヒントを得る。
この作品もまた、大藪春彦という作家の内面を探る上で書かすことのできない
ものではないでしょうか。
それにしても、人大杉ですね。この専ブラを使うと、直後に必ずMacが
フリーズするんだよなあ。
なんなんだ?大藪スレのこのハイペースは?
>>75 あ、やっぱりマカーなんですね。
>>75 「華やかに雅やかな挙ソと、内に荒れ狂う暴君の血」
野獣死すべしの言葉ですが、これもあてはまりますね。
私のPCはアクセス規制中です…
78 :
無名草子さん:2005/11/09(水) 06:58:39
これだけスレ活性化してるのはコテハンのおかげだね。
そうだね
名無しの掟氏はGJだね
80 :
無名草子さん:2005/11/09(水) 09:46:11
コテハン万歳だなあ。
おまい まだ起きてんのか?早く寝ろ!んで、夕方起床だろw
>>76 いまだにG3マシンでMac OS 9.2.2なので、専ブラの選択肢もほとんどないんです。
フリーズさえしなければ良いソフトなんですけど、時代は OS X ですからね。
星島弘のパソコン通信のシーン、「X-ファイル」的でけっこう好きです。
83 :
無名草子さん:2005/11/09(水) 11:20:40
名無しの書き込みレベルは落ちるな。
>83
君は名無しの掟さんのファンなのか?
そういうことはチラシの裏にでも書いたら?
85 :
無名草子さん:2005/11/09(水) 12:53:33
名無しの掟の他にも有望コテハンは目白押しだよ。よく読み直してみな。
年端もいかぬこの幼いスレを、大藪ファンの豊富な知識で
いつかは現世の女神に仕立て上げるのだ。
しかしこのスレのお陰で、気が付くと
「杉田は自家製ソーセージが食いたくなった」とか
「脂をたっぷり使ったサンドウィッチ」とかを思い出して
突発的な飢餓感に襲われてしまう。
実家に置いてある臙脂色の背表紙が懐かしい...
88 :
無名草子さん:2005/11/09(水) 14:53:28
コテハンに感謝しろよ。
私は朝倉が食べていた焼き肉屋のトンチャンが食べてみたいです。
血あぶくがのたくって、唐辛子が分厚くかかっている。
90 :
無名草子さん:2005/11/09(水) 17:21:33
コテハンの良さが遺憾なく発揮されているスレだなあ。
一人の荒らしコテを除いてな
前スレに登場した金本シャーリングへ差し入れたホルモンみたいなやつ食べてみたいです。
ボツリヌス菌無しで。
大藪スレは「目立たないように」sageなければいけない。
>>85 他には特にいいコテはいないと思うけど・・・。
他にいないよなあ
アゲでコテハンコテハン騒いでる奴は
何がいいたいのかなあ
>>95 自分のことを褒めてほしいコテハンが名無しで工作しているのではないかと。
クラス委員の選挙で自分に投票するタイプというか。
で、「林くん 1票」みたいなww
いちいちアゲて大藪と関係ないコテハンの話をするやつは荒らしだな
目立つ所には立ち回らないのが特務工作員の掟
『トラブル・シューター〈揉め事解決屋〉』(徳間文庫)を
つらつらと読んでいます。
大藪風バー小説な風情もあって、良い連作集だと思います。
一緒に収録されている短篇「狂った報復者」の主人公&ヒロインは
『破壊指令No.1』と同一人物ですよね?(作品名うろ覚えスマソ)
「狂った〜」→「破壊〜」の順で読んだのですが、この悲しいヒロインのラスト
&伊達男の主人公の秘書でありながら手を出させない、という関係は、「狂った〜」
の展開の伏線として作者が念頭に置いていたのではないか?と思いました。
いっそのことみんなでコテハンをつけるというのはどうだろう
曰く
「名無し死すべし」「蘇る名無し」
角川文庫の表4折返しの作品集一覧をいじろうと思ったがやめた。
そうなると低能コテハンのあぶり出しは可能かも
「書斎まじん」+そのまんま「無名草子さん」が本人てことになるね
>>89 >>92 私自身は牛レバ刺、馬刺、鶏刺くらいしか生肉を食べた経験が
ないのですが、新鮮なレバ刺はほのかに甘みがあって実に美味
ですよね。最近は寄生虫とか怖くて食べる気になりませんが。
朝倉は火を通しても噛みごたえのある部位を生のまま噛み裂いた
わけで、彼の強靱な顎の力をさりげなく表現したエピソードだと
思います。あと、「豚の水子を刻んで羊水に浮かしたもの」は
韓国料理の本でも読んだことがあります。金本シャーリングの
連中だけでなく、普通の客でもニンニクを生のまま囓ったりして
いるのが凄いですよね。
>>98 私が初めて読んだ大藪作品が「トラブル・シューター」だったり
します。短編集ですが、臓物を飽食したり負傷から快復するまでの
過程など、大藪小説のエッセンスが詰まっている佳作だと思います。
>『破壊指令No.1』と同一人物ですよね?(作品名うろ覚えスマソ)
そうです。「破壊指令No.1」→「偽装諜報員」→「狂った報復者」
という流れになります。
>>101 よく大藪氏の作品には内臓料理が出てきますね。
豚の水子を食べたり、脳みそ食べてみたり。内臓料理は「黒豹の鎮魂歌」でも欧州で食べたりしてますね。
あとマッカリ酒も試してみたいですね。
「トラブル・シューター」ですか、連作集というと私は「名の無い男」ですね。
西城のような派手な動きをする秘密捜査官でなく、読者にも名を明かさずに「私」の一人称で
他の主人公から比べれば安い給料で、地味に活躍するのが何か好きでした。
>>101、102
一番最初に読んだ作品は「蘇る金狼」なんですが、その次に読んだのが
「荒野からの銃火」でした。そして『野獣死すべし」にはまりました。
というわけで何となくコテハンをつけてみました
>>103 いいですね
私が最初に大藪氏に触れたのは小学生のとき
どこの出版社かは忘れましたが(集英社だったかな?)「切り札は俺だ」の最後にあった「銃器アラカルト」でした。
当時、銃に興味があったので白黒写真でも説明がついていたのはとても好きでした。
大藪氏がよく作中に出すルガーやワルサー、M16をはじめ、ジャイロジェットも出てましたね。
その後高校生の時にはまり、近所のブック○と古本屋を駆けずり回って集めました。
結局100冊越えましたね。
>>102 >よく大藪氏の作品には内臓料理が出てきますね。
内臓料理は大藪春彦にとって、手っ取り早いスタミナ源だったの
でしょうね。現在ではコレステロールや尿酸値がどうとかいう話に
なりますが、戦後の混乱期を生き抜いた人たちにとってはまさに
安くて栄養のある食べ物の代表格だったのでしょう。
内臓食に関して書けばこのスレが埋まってしまうくらいなのですが、
サバイバルに限定すれば鹿を一頭まるごと食う「非情の掟」と
腹を撃ち抜かれたあとに野生馬を刺殺してまるまる食い尽くして
生還する「非情の標的」、そして馬の肝臓を生のままたいらげる
「傭兵たちの挽歌」がベスト3です。
>>105 なるほど。サバイバル生活は大藪氏の作品ではよくでてきますね、ある程度キャンプギアが揃っている場合から
ナイフ1本からの生還まで色々あります。
私は「長く熱い復讐」での、鷲尾が蓼科の別荘から逃亡して、サバイバル生活に入る部分が好きですね。
リーンツーテントを作り、鹿を仕留めて干し肉にして生き伸びるシーンがよいかと。
サバイバルとは違いますが、「唇に微笑 心に拳銃」でのチーム・パラダイスが緑島の探索するシーンもいいですね。
最終的にはあの島を改造するのですが、いつでも狩猟や釣りがができるように色々と動物や魚を放したりするのが、何か大藪的だなと
107 :
無名草子さん:2005/11/09(水) 23:30:23
面白い案だね。これからの大藪スレには希望が持てるな。
コテハン叩きがなければなおよし。
ここは良スレになるぞ。
映画版「蘇える金狼」における終盤の結末まで変更してしまう改変、
「野獣死すべし」の悪しき自己陶酔とも言える大改変等にもかかわらず、
映画を擁護する声があるとすれば、やはり、大藪作品のカタログ的読み方
(こういう読み方しかしていないとまでは言わないが)が影響しているかな
という気がしている。
映画には、大藪作品の特色である詳細なガン・カタログ、食いしん坊万歳な大食に
関する薀蓄を期待するのはメディアの性質上無理であるし、であるならば、
大藪作品の雰囲気の一端でも伝えていれば良しというスタンスになるのであろう。
そして、大藪映画化作品のうち最高傑作と言われている「野獣の青春」の場合、
原作「人狩り」は、大藪作品の中ではカタログ・薀蓄の類が最小限に抑えれた作であり、
(おなじみの長文によるガン、カー等に関する記述が無い。文学論や人生論を語るかの
ようにガン等について語るのが、この作者の特色であり魅力のひとつではある)
カタログ等としての魅力の薄さが、原作に対する思い入れの薄さへと繋がり、
映画化作品に対する甘い評価となっているように思われるのである。
俺のようにハードボイルド小説の系譜の中で大藪作品を見る者としては、
「人狩り」という作品は、カタログ等の魅力を排したのみか、内容的にも多くの
大藪作品にうかがい見える暗い情念の発露も抑え、大藪氏が愛読したハメットの
「血の収穫」風の世界を書き得た作だと理解している。
映画版が、笑い(ラーメンとキッス等)と洒落た演出(無音ストリップ等)等に走り、
原作が持つ乾いたハメット的ハードボイルドの世界観を排したことにより、
最早、大藪映画化作品としては評価すべきものは無いと言い得る。
>>108 このスレッドはトリヴィア中心で行きましょうと言ってるだけで別に無理やり
カタログ派と評論派みたいに分けて突っかかって来る必要はないでしょ。
一人の人間の内部でもいろいろな読み方があるわけだ。ある時はカタログ的に、ある時は
ストレス解消に復讐譚として、ある時はかつて読んだ思い出を懐かしんで、
無理に論争に持ってく必要は無い。論争絶対反対では勿論ないが、あなたはちょっと
無理やりだね。
カタログ、薀蓄を楽しむ、といっても俺の場合はカーにもガンにも全然興味なし、
細かく描写してある事の意味なんぞ全然わからんが、ただその無機質なこだわりと執拗なスッペック描写が
下手な心理描写されるより神経に触らないから読んでいる、あるいは作者がこだわっているその気持ちを読んでいる、
そーゆー読み方をする人間もいるわけだ。無理やり作ったカタログ派とかいう分類を、さらに大薮映画の批評にまで拡大して
論じようとするのはあまりに不毛だと思う。
個人的には氏の描く人生への不毛感、飢餓感が好きで読んでた時期があった。
未だ全作は読破してないんだけど、これを機に古書店巡りして未読の本を集めようと思う
>>110 短編ですが「歯には歯を」とか「暗い春」、「怒りの航路」「テロリストの歌」などから
そういった感覚を感じますね。
自分が何のために生きているのかを求めて
自分が本当に生きている時間を得るために戦う男達を描くのも大藪氏の作風ですね。
「俺の手は、ペンを握ったり、他人の儲けのそろばんをはじかされたりするより
機銃や手榴弾を握るようにできているのだ」
こんないい台詞がありましたね。
>>111 大藪の初期短篇を読むと、時代背景に古さを感じるよりも
「この(作中の)頃の日本って、法律も治安も抜け道だらけだったんだな」と感じてしまう。
でも現在も、この状況は変わっていないどころか、むしろ悪化していることに気がついて
怖くなってしまうときがあります。
>>106 やっぱり、負傷して山中に身を潜め、鹿や熊などを撃って解体し
内臓や肉を時には生で食って傷が癒えるのを待つ過程がたまらなく
好きです。きっと、自分自身もつまらない日常の中で疲れ果てていて、
そんな状態から元に戻っていく感じがするんでしょうね。
自然の恵みに恵まれた島や広大な狩猟エリアを買い取り、そこで
狩猟三昧の日々を送るというのは、作者自身の夢だったんでしょう。
>>112 確かに悪化してますね。しかも、妙に社会の監視システムが進化
しているから、大藪小説の主人公たちが活躍しにくくなっている。
それでも彼らは抜群の頭脳と肉体で、自分を縛ろうとするものに
対して戦いを挑むと思いますが。
ところで少年の凶悪な犯罪が社会問題になって法律も改正された
わけですが、「自分は未成年だから今のうちに殺人をやってハクを
つけておけ」という発想はすでに昔からあったんですよね。
>>113 大藪氏にとって、銃と同じぐらいに狩猟は切っても切り離せない存在ですからね。
捕まらず、証拠の残さずにいくのがプロなんですけどね。
115 :
無名草子さん:2005/11/10(木) 15:24:46
コテハンの中には大薮の世界を地で行ってる人もいるね。
おもねらず淡々と自分のペースを乱すことなく。
2ちゃんねるみたいな世界では貴重だと思うなあ。
いい加減名無しの掟氏賛辞はやめれ
大薮の話をしろ
そういや本日は「復讐に明日は無い」の光文社文庫版発売日ですね。
私はあの作品は結構好きですね、大藪氏の復讐をテーマにした
作品ではアレは秀作ではないかと。
家族を殺された男が暴力団と国家に立ち向かう、大藪氏の作品では
それなりにありますが、ただ純粋に復讐のみの為に突き進む姿が
印象に残ってますね。
118 :
無名草子さん:2005/11/10(木) 18:44:29
名無しの掟はどうでもいい。賞揚さるべきコテハンは別にいるよ。
だからあげるなっつーの
釣りか?
>>118 他には特にいいコテはいないと思うけど・・・。
>>120 うん、特にいない。
昨日からいちいちアゲでコテハンコテハン意味不明なことで騒いで、
大藪の話は全くしないヤツは荒らし決定だな。
たぶん、鼠犀馬尽。
わざとあげてるな。
>>117 私は集英社文庫で読んだことがあります。鳥羽がいくつものアジトを
用意した後でモツをフライパンで焼いて食うシーンを、妙に憶えて
いたり。確かに家族の復讐というテーマの作品はいくつもありますが、
自分が家庭を持つと若い頃とはまた違った方向から主人公に感情移入
してしまいます。
>>123 なるほど、私は独り者ですからどちらかというと感情移入は
復讐よりは野望がテーマの方がしやすいですね。
モツをフライパンで焼いて、焼酎で胃に詰め込んだってシーンがありますね。
私の場合は、命の洗濯をするために女を選びに行った先の
レストランで娼婦と一緒に飲んだワインと肴のチーズが印象に残ってます。
ワインは「エスト・エスト・エスト」
チーズはイタリア風カッテージチーズでした。
125 :
無名草子さん:2005/11/10(木) 22:31:06
住所なんか公開できるわけない。当たり前だろうが。
耐えるしかないのか…
それと、皆さん。
>>125は無視。
「死はわが友」という作品について語ってみたい。
俺が「野獣死すべし」に続いて読んだ大藪作品である。
綺麗事を書かないのが大藪作品の大きな魅力だが、本作はエンタメ主眼の小品ながら、
端々にこの魅力が良く出た作でもある。
痛快という評に反して、「野獣死すべし」を読んで、暗く・重いものを感じた俺は、
すぐに2冊目の大藪本を手に取ることはなかった。
そして、しばしの時が流れ、偶然にも「死はわが友」を手にした俺は、
これをきっかけに大藪ワールドの面白さに囚われてゆくわけである。
ストーリーは、秘密捜査官と日本乗っ取りを企むユダヤ人のニューシオニスト同盟との
闘いというトンデモな面白さに富むものだが、俺が惹きつけられたのはこのことのみ
ではない。
この娯楽作の背後に流れる大藪哲学とも言うべきものに魅せられたのである。
鏡明氏の解説でも引用されている部分だが、
「リディアの顔を軽く蹴ってみる。リディアは死んでいた。島崎は軽く唾を引っかけ、
二個の手榴弾を奪う」
情を通じた女(結果的には主人公(島崎)を裏切ったことにはなるが、彼女は諜報員
としての自分の任務に忠実であっただけとも理解できる)の骸に対する非情なまでの行為、
スピレインのマイク・ハマーやタイガー・マンであったなら、ここまで非情に徹したで
あろうか。この辺の徹底性の魅力がひとつ。
そして、ラスト、「インターポールをやめても、四千万ドル分の宝石と、レオンが東京火災保険の貸しロッカーに預けた百万ドルがあれば、水爆で地球が溶け、自分が水蒸気と
化す時がくるまで好きなことをやって暮らせる…」
この乾いた虚無感とも言うべきものには痺れた。
半島からの過酷・凄惨な引揚げ体験を背景にした大藪氏の人生観が集約された一文
かと思う。
>>書斎魔人
久し振りですな。
情を通じた女に対する非情さなら「血の来訪者」のほうがあるぜ。
自分の子を身篭った神野が不意の事故とはいえ、死んでしまった。
だが、伊達はその死体に腰掛し、涙一つ流さずに煙草ふかしたっけ。
それと、半島からの引き上げ体験は「野獣死すべし」の前半を読めば痛いほど感じると思うのは私だけかな?
他の板を読むと君と同じ名前のコテハンが随分煙たがれているみたいだな。
ミステリ板から引き揚げてきたみたいだけど、そう簡単にはいかないぞ。
ストイシズムがあるのは、耐えるだけではない、耐えに耐えた結果、それを爆発させることこそ美しいのだ。
久しぶりに 「東名高速に死す」 読み返していたら
「西条はその事務所に一発射ち込んで逃げた」
のくだりで笑い転げた
ピンポンダッシュ☆かよ(w
>>123-124 >自分が家庭を持つと若い頃とはまた違った方向から主人公に感情移入
>独り者ですからどちらかというと感情移入は復讐よりは野望がテーマの方が
お、この見方はすごい納得。
漏れも、落ち着く場所を持った今となっては野望は萎えたけど、逆に今の幸せを守る・・・それが破壊された時の怒り→復讐、の方が強烈にイメージ出来るや。
といいつつ、厨房の時以来殴り合いの喧嘩なんぞしたこともないヘタレなんだけどw
>>130 独り者って以外にも、現在耐乏生活なものですから、野望がらみで大金を奪う主人公に憧れるってやつです。
そういう点で「蘇える金狼」の朝倉哲也が好きです。
奪った金で車や腕時計を買ったりして、徐々に裕福になっていく点が、とてもよかったです。
あと、喧嘩なんて私もしたことはほとんどありませんよ。
>>129 「奴に手錠を…」で、パトカーの屋根にワインの瓶を投げて、そそくさと
逃げ出す白鳥もある意味厨房(違っ
>>130 実際、海外で自爆テロとかやっている連中の中には家族や恋人を殺された
者も少なくないと聞きます。愛する者を失った時に世界が終わったと
感じてしまった者ほど、恐ろしい存在はないのかも知れません。
>>117 私の家には集英社版があります。
もう幻の集英社文庫ですね。
鳥羽が奪ったウインチェスターM70のヘビィ・バレルで東関東会の連中を二十人以上に致命傷を負わせるシーンにシビレました。
「射つな!降参する」
「降参したのなら、みんな武器を捨てて這いだしてこい。そうでないと、車のガソリン・タンクを狙い射ちする。車は燃えはじめるぞ」
スカっとするシーンですね。
>>133 集英社文庫…
確かにもうありませんね。
集英社文庫だと、私は「俺の血は俺が拭く」と「切り札は俺だ」を持ってますね。
>>133 両親に続いて愛する妻まで殺された鳥羽が、無惨な姿になった彼女の
遺体に復讐の完遂を誓って部屋を出る時に、何丁ものライフルや
散弾銃がありながら「愛銃を人殺しには使えない」という意味のことを
考えるシーンがありましたが、これはエッセイでも書いていた作者の
思いそのものなのでしょうね。
復讐のクライマックスで鳥羽が用いる戦法は、後の「長く熱い復讐」
でも出てきましたね。
>>134 先日、「狼は曉を駆ける」の集英社版を手に入れました。
136 :
無名草子さん:2005/11/11(金) 22:51:33
>>127 > この娯楽作の背後に流れる大藪哲学とも言うべきものに魅せられたのである。
> 鏡明氏の解説でも引用されている部分だが、
> 「リディアの顔を軽く蹴ってみる。リディアは死んでいた。島崎は軽く唾を引っかけ、
書斎って女の死体が出てくるシーンが大好きだよねw
今日仕事で顧客先のデータベースの内容を消してしまい喉から心臓がせり出しそうになって、眼球が眼球が眼窟から飛び出しそうになりますた。
大藪氏の作品には、半島からの引揚げ体験で醸成された暗い情念の発露が、
アクション主眼の娯楽作品にもかいま見られることが多い。
「裁くのは俺だ」の主人公毒島の過去など作者の体験が投影された部分もあるのか、
凄まじいものである。
これに対して、大藪作品中でも著名、かつ、長期のシリーズものである
西城のハンター・シリーズには、
この暗い情念の発露を見て取ることが出来ない。
リベンジャーものの主人公とは異なり、西城自身が、ほとんど過去無き男のような
描かれ方だし、
「西城は三十五歳。シャープな顔に目も鋭い。長くのばした揉み上げのせいもあって、
一見したところ高級ヤクザという感じだ。猛々しい筋肉を持っていることは、
鋭いが重いハンドルを片手で握って逆ハンを切る右腕の袖が力瘤ではちきれそうになる
ことでもわかる」
ハイウェイ・ハンター・シリーズ第一作「東名高速に死す」の第一話「腐肉獣の狩人」
における、西城の初登場シーンであるが、他のシリーズキャラである伊達や北野とは
異なり、西城は既に三十五歳という十分なおっさんであり、完成されたオトナの男
としてデビューしている。
以後も若い頃のエピは、単発的に挿入されるのみで詳細が書かれることはなかった。
この過去無き中年男というか、壮年のスーパーヒーローを持つことにより、
青春小説の要素を持つ作やリベンジャーものにありがちだった迸り出る内包された
暗い情念から開放されて、その自由度を高め、ひたすら面白いアクション小説の
第一人者足り得たのであろう。
139 :
無名草子さん:2005/11/12(土) 00:01:08
書斎は明け方にかけて、エロゲー&オナニーという仕事があります
140 :
無名草子さん:2005/11/12(土) 01:43:46
ぴゅっ
いま射精したようです。 引き続きロリゲーを続ける模様
>>135 鳥羽にまだ、人間としての感傷が残っているときでしたしね。
あとでウィンM70を手に入れたとき
「もう今の鳥羽には、ライフルはスポーツのためのものではなく、強力な凶器だ」
このときの鳥羽の表情がなんとなく浮かびます。
ラストのシーンは「長く熱い復讐」でも出てきましたね。
「汚れた英雄」で北野が飛行機の操縦を教習する場面があるし
大藪氏は色々と手を伸ばしてますね。
さっき、本棚漁ったら、集英社の「コウ野に死す」が出てきました。
>>137 それは死ぬ思いですね…
データはなんとかなりましたか?
>>137 何とかデータが復活した時に、狼のように歯を剥き出しにして
笑ったんですね?
>>141 >「もう今の鳥羽には、ライフルはスポーツのためのものではなく、強力な凶器だ」
つまり、復讐の鬼と化すまでは自分の銃は当然として、ライフル
自体を犯罪に使うことに抵抗感があったということでしょうね。
>「汚れた英雄」で北野が飛行機の操縦を教習する場面があるし
確か、作者は時間的に無理があってライセンス取得を断念したんですよね。
先生!シカの生血を飲むと松の根っこがコブコブになりますか?
伊達邦彦のエージェント短篇を読んでいて気がついたのだけど
伊達は作中では、ファーストネームで描かれていますね(邦彦は走った、とか)
「汚れた英雄」の北野晶夫も、後作品名を失念したが、ジュブナイルの主人公貴彦なども
ファーストネームで呼ばれているのは、作者の思い入れ如何に因るのかしらね。
>>144 思い入れか、或いは単に苗字と名前で作中で呼び易いほうを選んだかw
ハイウェイ・エアウェイハンターシリーズの西城秀雄の場合は「西城」
アスファルトの虎の高見沢優は「高見沢」
あとで警察から事情聴取を受ける羽目になった「血まみれの野獣」
では鶴田敏夫を作中で「敏夫」
…何か法則性でもあったら楽しいのですが、私はやはり単に呼びやすい
ほうにしたのかなぁと。
夢の無い話にしてしまった…
146 :
ブル:2005/11/12(土) 13:26:00
久々に見るとシャレたハンネの方が増えてる!
>>144 俺も
>>145さんと同じ意見で呼びやすいとか字面で選んだだけと思う。
てか貴彦て誰だっけ?「血の罠」かな?
他に「若き獅子の最期」の岡田秀之も姓ではなく名前だった。これ個人的にかなり好きな作品、他の大藪作品だと主人公の「過去」として描写されるような内容なのに、その部分だけで一作として出来上がってる。
まさしく血まみれの青春て感じ。
>>146 「血の罠」は田島君彦です。
貴彦…はて、誰だっけ?
本棚漁ってみるか。
「若き獅子の最後」
自分の親がヤクザだったために、否応無くその世界に入らざる得なかった男の話ですね。
文字通り「青春は屍を越えて」でした。
>>146 『銃は知っている』(角川文庫)所収の「拳銃天使」の主人公、神野貴彦でした。
「血まみれの野獣」も元はそうだったようですが、少年少女小説として書かれたもののようですね。
貴彦というのは大藪ジュニアのファーストネームでもあるようです。
『若き獅子の最期』は、寂しい物語ですね。人斬りの親父も作中に出てきていたので、名前で呼ばれて
いたのかも?
90年代に入り、北上次郎が大藪作品を「冒険小説」として評価した視点は面白い。
冒険小説の主人公としては、やはり西城が最適だろうが、「獣たち黙示録」の
ラストでわかるとおり、その後のソ連・東欧の激変という現実を前にして、
さすがの大藪氏の筆もフォロー、裁き切れなかった感がある。
>>148 ありがとうございます!
たしかに寂しいラストでしたね。
愛する人もできて、やっと平穏を手に入れかけた時に
ヤクザの抗争に巻き込まれるのですから。
そういえば「銃は知っている」は「血の罠」の原型でしたね。
151 :
ブル:2005/11/12(土) 14:25:57
>>147 >>148 そうだ「血の罠」は君彦だったね。
「若き獅子の最期」は俺の中では個人的ベスト10に常に入ってます。
>貴彦が大藪ジュニアの名前、
思い出した!
そう言えば徳間のホット・ノベル・シリーズの「傭兵たちの挽歌」だったかな、名前を挙げて、二人の息子に捧げる、との前置きがあった。もうひとりの名前は覚えてないけど二人共に「彦」の字が入ってたのだけは覚えてる。
「彦」という文字だけには思い入れがあるのかもしれないですね。
出てくる女性の名前は大抵○○子な大藪作品
>>151 漢字辞典引っ張り出して、ちと調べてみました。
「彦」は才徳ある美男子や男子の美称に使われるそうです。
伊達邦彦にはぴったりですね。
>>152 たしか、大藪氏の奥さんの名前が「龍子」というお名前でした。
作中の主人公は色々な女性と浮名を流しますが
実生活では愛妻家だったのですかねw
154 :
ブル:2005/11/12(土) 15:24:14
>>152 おお!そう言われて初めて気付いた。
女豹にしても恵美子だもんね。
>>153 「彦」の字にそんな意味合いがあるとは、本当に邦彦にはぴったり。
もし伊達邦彦の名前が違う名前だったとしたら「野獣死すべし」はあれほどの名作になってただろうか?シリーズものの主人公として書き継がれていただろうか?
名前から沸き上がってくるイメージってあると思うし。。。
>>154 おそらく失敗していたのかな…
「彦」だけでなく、苗字の「伊達」も彼にはぴったりですね。
大藪氏は伊達邦彦で自分の想いをすべて具現化したかったのだと思います。
ものの見事に出来上がりましたが。
157 :
ブル:2005/11/12(土) 17:21:47
>>155 補足サンクス。
あとで「荒野からの銃火」の付録の年表に名前出てた。
ちなみに北野晶夫の息子は晶彦だったかな。よつぽど「彦」に思い入れあるんだろうね。
>>156 やっぱりそうですよね。「伊達邦彦」と字面で見たときもバランスが良いし、「だてくにひこ」て語呂も良い。やっぱり小説では名前から受けるイメージは大きい。そう考えると大藪の名前の付け方って見事なのかもしれない。
昔、かなり昔だけど、家族には内緒でもうひとつ銀行口座を持とうと思い、その時の口座名を偽名として北野晶夫にした事がある。今は偽名口座は無理なのかな?
他にも本名じゃなくても良い時は伊達邦彦だったり朝倉哲也だったりして自己満足してた。
>>157 偽名口座か…
今は無理じゃないかと…
犯罪に利用される可能性大ですからね。
身分を証明できる物がないと、作れませんし。
大藪氏の作品読んでると、三文判で口座をさっさと作ってしまうので
時代の違いを感じます。
>>143 鹿の生き血を飲むと、秋の夜露で冷えきった体が熱くなってきます。
さらに黒熊の脂をシチューに四分の一ポンドぶちこんで食べると
頭から湯気が出てきます。
>>144 すっかり出遅れてしまいましたが、伊達邦彦や北野晶夫、それに
>>145で優雅なる名無し氏が書かれている鶴田敏夫といった
キャラが名前で呼ばれているのは、作者の思い入れの深さによる
ものではないかと考えています。他にも「若き獅子の最期」や
「自爆」など、少年期から描いていたり主人公の内面を詳細に
記した作品ばかりなので、そう思ったわけですが。
他にも、「処刑の掟」や「奴に手錠を…」のように少年時代だけ
名前で書いている作品もありますよね。
>>157 >ちなみに北野晶夫の息子は晶彦だったかな。
そうです。晶彦と由紀彦ですね。
>>160 なるほど、やはり思い入れもあるのかな…
162 :
ブル:2005/11/12(土) 20:53:18
>>158 やっぱり今は無理なんでしょうね。
昔は本当に出来たんですよ。そのまま三文判の北野のハンコで口座作れました。住所をどうしたかは覚えてないけど通帳とカードも作れた。
>>160 言われて思い出した。ついこないだ読んだばかりの「戦士の挽歌」の石川克也も過去の部分では名前表記だった。
流石!名無しの掟さん、説得力ある。やっぱり「男」と書いて(プロ)だ。
>>162 なるほど、昔は本当にいい時代…
いや言ってはいけない。
大藪氏は名前の使い分けをちゃんとしてますね
思い入れと言えば、銃でウィンチェスターM70のプリ64モデルに
対する思い入れは結構ありますね。
「ヘッドハンター」の杉田や「アスファルトの虎」の高見沢が
狩猟をする際はこのモデルがでてきますし。
>>141-142 その件を社長に報告(零細企業なもんで)したら社長は唇が白っぽくなって、ほおにグリグリが出来てました。
幸いデータ更新が無かったようなので(これを顧客に確認する時にボロを出したらアウト)偶然、同期させておいたローカルのデータで事なきを得ました。
>>157 今度なんかで捨て垢取る時は伊達邦彦します。
>>162 ついでに書くと、「アスファルトの虎」も若い頃の描写では“優”です。
>>163 >思い入れと言えば、銃でウィンチェスターM70のプリ64モデルに
「獣たちの黙示録」では西城秀夫も使っていましたし、作品が発表された
時期と文章を考えると、「傭兵たちの挽歌」の片山が使用したのも
プリ64モデルだと思われます。これ以降のモデルは、コストダウンの
犠牲になってしまい堅牢性などがまったく別物ということらしいですね。
「ヘッドハンター」では、ライフルだけでなくコスト高のために製造中止
となったエディ・バウアーのジャケットやヴェストを質屋で買い求めて
いました。命を預けるということもあり、この辺のこだわりはすごいですね。
>>164 > 幸いデータ更新が無かったようなので
そのことを知った時には、パッとヒマワリのような笑いを(ry
>>165 忘れてた…
色々なところで出てきてますね。
64年以降のM70は別物っていってましたね。
物にこだわるのは大藪氏のいいところです、デティールの細かさや
品質を見る目があるかと。
ジャケットやベストの素材以外では
「長く熱い復讐」で寝袋の素材はグース・ダウンでしたし。
小林信彦『テレビの黄金時代』に、
1960年6月11日の「安保通過を認めぬ会」の客席に大藪春彦がいた、
という記述を見つけた。
>>168 小林信彦というと大藪風パロディ短篇「いちご色の鎮魂歌」を思い出します。
鮎川哲也「死者をむち打て」
これに大藪風の作家が出てくる かなり笑える。
お詫びと訂正。
>>165で「傭兵たちの挽歌」の片山が使ったM70が
プリ64モデルだと書きましたが、これは私の勘違いみたいです。
「7〜8年前」のモデルなので、作品の時代を考えるとプリ64でない
可能性の方が高いです。お詫びして訂正します。
書き込んでから、「あれ?」と思って確認したんですが、使ったのが
角川のハードカバー版。
>>151でブル氏が書いている徳間版と同じ
ものと思われる「わが息子、貴彦と克彦に……」という一文が。
やはり「傭兵たちの挽歌」は、父としての大藪春彦が描いた愛と
復讐の物語だったんですね。
>>167 「荒野からの銃火」の年表によると、1959年に「大江健三郎、石原
慎太郎、寺山修司らと安保反対のアピールを出している。しかし、
すぐにお祭り騒ぎにいやけがさしてやめる」とあります。60年は
安保成立後に例の盗作騒ぎが起こるなど、大藪にとっては暗い年
だったようです。
172 :
無名草子さん:2005/11/13(日) 00:02:15
>>168 あー、ですからアラン・ドry
>>167 初期の作品に多いけど、左翼思想に与するかのような
描写があるとしらける。先生が御存命なら、「九条の会」
なんかに入っていたかも…
先日、「血の罠」を読んだ。解説によると長編第2作だとか。
後の作品に比べ、銃器やクルマの描写はあっさりとしたもので、
食事とエロシーンは無きに等しい。登場人物は全て悪党で全編
暴力シーン一色といった感じ。私は、大藪作品のどこに魅力を
感じるかというと、それは暴力シーンなので、これは大変気に入り
ました。唐突ですが、人間って暴力とカネに本当に弱いですね。
最近つくづく感じます。
>>172 俺はC・ブロンソンのほうがいい…美貌の点で問題かなあ
>初期の作品に多いけど、左翼思想に与するかのような
>描写があるとしらける。
ソ連邦崩壊まで、進歩的文化人は共産主義礼賛を各メディアで
広めていましたし、安保闘争(そして挫折まで)のダイナミズムは
思想傾向としてだけでなく、その時代の影として存在していたのでしょう。
大藪自身は、大藪所有の兵器を革命陣営がねらっているなんて言う噂に激怒していたようですし
「紅旗派」など、より武闘派路線の理想の革命戦士の集団を仮想的にしつつ
それを倒す政府関係組織のエージェントを描いていたところもあり
(「狂った報復者」などは両要素の共闘という豪華さ!)
比較的早くから「世界の青春、コミュニズム」の幻影から醒めていたのではないでしょうか?
>>174 溜めるべく我慢しすぎて、「不覚にも失禁した」りしないでね。
>>173 私もC・ブロンソンの方が大藪氏の作品には似合っていると思う。
美貌はなくても、女を惹きつけるセックス・アピールはあるかと。
以前にどこかの本で、大江健三郎氏と大藪春彦氏で対談をした際に
大江氏の言葉に大藪氏が反論していたと記述があったような
うろ覚えです。
スッチーや看護婦に白い歯を見せて微笑みかけて、
腰に手を回すだけで立っているのが困難に。
こんなセクース・アッピールを一度でいいからやってみたかったす
178 :
127:2005/11/13(日) 01:01:24
>>176 アラン・ドロンはあくまでも伊達邦彦限定です。
余談ですが、先生の作品にはホモシーンが無い
ですよね。私は、そっちには全く興味が無いので
いいのですが、以前、魔がさして西村寿行の本を
ペラッと立ち読みしたら、冒頭からホモセックスシーン
だったので、気分が悪くなりました。ちなみに、レズシーン
を読むと私は、「もったいない」と思ってしまいます。この
感覚、マータイさんに分かるかな?
179 :
178:2005/11/13(日) 01:06:20
>>178の名前欄の127は、172の間違いです。失礼しました。
>>178 なるほど、伊達邦彦限定で考えればそちらのほうがいいかと…
ただ、アラン・ドロンなら北野晶夫でもいいような気が。
あと、ホモシーン少ないですがありますので
読む際には気をつけてください。
>>180 あれ?作品名は忘れたけど、主人公が捕えられて、拷問の一環として、「ウホッ」って尻をやられてしまうシーンが有った希ガス。
いや、加えさせられただけだったか?
敵はホモとか、権力者が実はホモだったり、若い娘に張型でやられてて喜んでたりってのはよくありますね。
>>181 敵側がホモって話はよくありますね。
特に暴力団の上の階級の方や権力者
まあそういう場合は文句なしで鏖殺してますが。
>>170 大虻だっけ? クライマックスでは銃の腕前を発揮してけっこう活躍するんだよね。
その後、銃のスペックの講釈を始めて土屋隆夫っぽい人に止められるけどw
>>183 大藪氏本人の作品にも時々、文中の主人公に
「大藪というガンマニアの作家がいる」って言わせてます。
まあ、愛嬌ってやつですか。
「凶銃ルーガー08」の「はぐれ狼」で
「そうだ、大藪というガン・マニア作家がよく小説のなかで書いている」
「奴は週刊誌や月刊誌でいろんな銃や弾の機能や性能をやたらにくわしく書いて得意になってやがる」
ってw
>>171 M70ですが数年前にクラシックシリーズとして
プリ64を復刻したモデルが発売されてますね。
>>184 素晴らしい!「凶銃ルーガー08」とは!
初版刊行本で「凶銃ルーガーP08」ではなく
「凶銃ルーガー08」で出版されてますね。
ちなみに件の週刊誌には
ルーガーP08とベレッタ・ジャガーの記事が載ってました。
>>185 あっ!ごめんなさい…
自分のレス読んで気がつきました、単にPが抜けてるだけです…
私が持っているのは「凶銃ルーガーP08」です…
>>173 革命幻想は、高校時代に新聞を焼かれた時点でほぼ失っていたのでは
ないかと思います。安保闘争などもけっこう白けた感じで見ていたの
ではないでしょうか。右だ左だと言われながら、どちらにも幻想を
抱けないのは敗戦後の体験から、人間の弱さやあさましさ、最期に
頼れるのは自分しかないということを痛感していたからではないかと。
作中の過激派やたちは実は政府の飼い犬だったりスパイがまぎれ込んで
いたりと、皮肉っぽい描き方をされることが多いことからもそう考えて
しまいます。
>>178 敵の悪徳政治家などがホモだったり両刀使いだったりという設定は
よくありますね。西城秀夫、石川克也、高見沢優などは自分の利益の
ために男の相手をすることがありました。
188 :
ブル:2005/11/13(日) 12:17:03
戸梶圭太の「ギャングスタードライブ」と言う小説には大藪マニアのヤクザが登場する。
大藪の本からの抜粋したと思われる部分も出てくる。でも著作権の問題もあるし、本当の大藪からの抜粋かどうかは疑問だけど。
古本屋に持ってったから詳しくは覚えてないけど、その大藪マニアのヤクザと、プロ級のドライビングテクニックの持ち主など登場してのカーチェイスが盛り込まれてて、娯楽小説としてはめちゃめちゃ面白かった。
集英社文庫版「狼は復讐を誓う アムステルダム編」解説の秋山狂介による
西城のプロファイルに関した整理は一読に値する。
とにかく大藪ヒーロー中でも描かれざる部分が多かった人物だ。
本作では、未成年の17〜18歳と思われる英国人の少女と同衾する西城だが、
前述したとおり、デビュー当時で35歳。
作品を読んでいる限りでは、もっと若々しいイメージだが、
いかにフィクションの人物とはいえ、そのタフガイぶり、スーパーアクションに
説得力を与えるためにも、もう少し若い設定(30歳前後)にしても良かったよう
にも思われる。
>>189 三十路に分け入って、何年か進んでいるとだな、三十歳前後の男なんざ
どっちつかずの出来損ないみたいなモンで、一層頼りなく感じるものだよ
他人の批評に洟をひっかけて、胸を反っくらかす背伸びはやめな。坊や。
もーいいから「三丁目の夕日」スレへ帰ってくれないか?→馬人
もしくは「エロゲーム」スレへでも・・・・
伊達邦彦が大藪氏の心の中の想いを発現したものだとすると
大藪氏の心の中を発現した敵役というと
沖山(或いは沖)首相と江藤首相ですかね?
出場回数と殺害回数はかなり多いし。
この人たちは字を少し変えると、実在した首相になるし。
>>192 大藪作品の量産黄金時代に、権力者として存在したからじゃないでしょうか?
書斎は同性愛板へ帰れ
>>188 なんか「傭兵たちの挽歌」のプッシュ・ロッディングとかが出てくる
らしいのですが、まだ読んだことがありません。
>>190 まあ、主人公が執筆時の作者の年齢とほぼ同じということは良くある
わけですが、西城秀夫なんかそのパターンですね。
>>192 やはり日米安保に絡んだ“権力者”たちですから、作者にとっては
憎むべき敵として常に心の中にあったのではないでしょうか。他には
金権政治の“田口”もけっこう登場します。
>>193 たしかにそれもあるでしょうね
それに、片方は日米安保を強行採決したときの首相ですしね。
それともう片方は実際にその首相の義理の兄弟でしたし。
小説の材料としても丁度よかったかと。
大藪ヒーロー中ではある意味で年の功か、西城のあっさり感が俺の好みには合う。
「獣たちの墓標」での宮子殺しの悪徳警部川平をヤマハ・トレールを
使用して始末するシーン、「狼は復讐を誓う アムステルダム編」における美少女ナンシー
との出会いと別れ等々、リベンジも愛もプロの捜査官西城にとっては、ひとつのエピに
過ぎない。従って、話が暗く・重くなり過ぎず、存分にスーパー・アクションを楽しめる
次第だ。
198 :
臭うんだよ:2005/11/15(火) 20:56:41
ホモゲイ板に帰れてーの!
幼児愛板に帰れてーの!
短篇集に出てくる男達では
私は「次は誰だ」に出てくる江原が好きですね。
ヤクザの社会も階級性であり
「甘い汁はみんな上の奴らが吸ってしまうんだ」
と言って、会社の下級サラリーマンと同じであるような印象を受けます。
そんな彼が偶然拳銃を手に入れたことにより、のし上がっていく姿は
何故か「蘇える金狼」を思い出しました。
書斎ってホモ板住民なの?
形跡はあった。
202 :
無名草子さん:2005/11/15(火) 21:37:39
大方、テメェのティムポしゃぶってるだけだろ
(体が柔らかいと言ってるし)
ヤツの中ではそれが同性愛
ヤツの書き込み自体が自慰行為だからな
>>199 実際、サラリーマン社会と変わらないという話はよく聞きますね。
昔はともかく、経済ヤクザが重んじられる現代ではサラリーマンの
世界で出世するようなタイプがヤクザ世界でも成功するようです。
「銃や車は力の象徴」と作者も言っていますが、それまで周囲から
馬鹿にされ虐げられていた者が偶然に銃という強い力を手に入れた後、
本人がそれまで自分を馬鹿にしていた連中を震えあがらせ、やがては
自滅していくパターンが初期の作品には多いですね。
>>204 「凶銃ルーガーP08」はある意味その典型ですね。
持ち主は自分の野望や欲望をかなえるためにルーガーを利用します。
しかし欲望の実現と引き換えに他者の多くの血と自分の命を失います。
銃が新しい持ち主と血を求めて流浪するって考えると
銃が持ち主を利用していたってことですが。
207 :
ブル:2005/11/16(水) 04:19:23
アイゴー!
>>205 差別的な思想があったというよりも、自分自身が少年時代に体験した
いくつもの酷い現実が根底にあるんだと思います。日本のやったこと、
やっていることなども遠慮なく書いているし。
>>206 人の血を吸う妖刀のようなものですね。「どろろ」で妖刀に魅入られ
人を斬りまくった男が、最期に自分の体を貫いて息絶えるシーンを
連想します。
>>205 私も
>>208と同じで、悪党は悪党として描いているのみかと思います。
ですが、年代の古い刊行の小説での描写はまずいかと
「若き獅子の最後」の冒頭で
日本語が上手く使えていないのをストレートに表現していますし。
新しい年代の刊行ではその部分は直されてますけど
>>208 人を魅了するという点ではそうですね。
あと日本では拳銃の所持は民間では厳しく規制されていて
逆に渇望するという事もあるかと。
妖刀と違う点としては、自分が破滅するまで戦い続けるっていう
なんとも大藪氏らしい話なのですけどね。
>>209 できるだけ元の文章で読みたいので、刊行年代の古い
本を集めていますが、ほとんど出回っていません。地方
に住んでいるので、特にそう感じるのかも。光文社が
先生の作品を刊行中ですが、元の表現のまま出して
頂きたい。そして出来れば断簡零墨の類まで…って無理
かなあ。
>>210 以前にも書きましたが、光文社の伊達邦彦シリーズや徳間文庫の
「孤剣」等々、近年の文庫は“差別用語”とやらが大幅に書きかえ
られています。地道に古本屋を回って、今のうちに昔の本を収集
しておいた方が良いでしょうね。私は鹿児島ですが、状態が並の
ものなら角川文庫の初版でも100円で手に入ります。後はやはり
ネット販売やオークションですね。
もう閉店してしまったが、とある行きつけの古本屋の棚の奥には
大藪本が詰め込まれていた。「ザ・ガンアンドライフル」なんかもあった。
閉店する前に買い占めておけば良かったと後悔しきり。
ガンを自己の肉体の一部として一体化出来ず、逆にその魔力に囚われてしまった男たち
の悲劇、言わば、大藪ヒーローになり得なかった男たちの物語、
これが「凶銃ルーガー08」という作品だ。
そもそも、この物語のヒントになったのは、妖刀村正とかあの手の話であろう。
(村正ではないが、妖刀ものではシバレンの短編「心形刀」が推せる)
ただし、ガン・バージョンで書けるのは、後にも先にも大藪氏くらいのものである。
>>214 >ガンを自己の肉体の一部として一体化出来ず、逆にその魔力に囚われてしまった男たちの悲劇
ガンに自らの渇望を呼び覚まされてしまった男たち、の方が適切だろう。上記の文だと、
銃は皆呪われていて、持った物は必ず犯罪を起こすように読める。浅薄な銃に対する意識そのものだ。
>言わば、大藪ヒーローになり得なかった男たちの物語
大藪が感情込めて描けばみんな大藪ヒーロー(&ヒロイン)。その辺りがまだわかってないな。
支援者が現れないだけ、まだオツムは正常ですね ⇒書斎クン
>>215 まあ、初期短編などでよく描かれていた、しぶとく生き残ることができずに
若くして散っていった主人公たちも立派なヒーローだと思っています。
彼らの中には「生き残ることを望まなかった」者たちもいましたが、
そういう者たちも含めて大藪小説のヒーローです。
作品集めは私の場合は、全国展開中の某中古書店巡りでしたね。
あとは少し遠出して古本屋行ってみたりしました。
私が読み始めた頃には残念な事に大藪氏は、逝去されていたので
リアルタイムに読むことは出来ませんでした。
高校の三年かけて大藪作品を集めに回りましたね。
ですから、出版社や年代はゴッチャになってます。
以前は書店の本棚数列が大藪春彦ということも珍しくなかったのですが、
最近では“大藪春彦”というコーナーすらない店もあります。古本屋でも
大藪の文庫はかなりの数を置いていましたが、書店と比較して緩やかでは
ありますが減少しつつある印象を受けます。まあ、販売数が激減しているの
だから当然ですよね。
小さな古本屋などをこまめにチェックすると、けっこう“掘り出し物”が
あったりしますが、これから大藪作品に触れたいという方は安くて内容が
変更されていない初期バージョンを手に入れておくことをお勧めします。
>>219 たしかに少し前までは、中古本屋でも結構な量を扱ってました。
しかし今では少なくなりましたね。
掘り出し物と言えば、過去に盗作疑惑で絶版になった
「火制地帯」というものがあると聞きました。
ヤフオクで売りに出された時に見たっきりなんですが
誰か持っている人いますか?
221 :
ブル:2005/11/17(木) 18:25:48
>>220「火制地帯」
野崎六助氏の「大藪春彦伝説」では作品解説はされているけど、作品目録にはなかった。かなりの辛口解説、俺はこれ読むまで存在すら知らなかったです。
それにしても、金狼の朝倉のフルネームの書き足しは何故なんだろ?まだ大藪氏が生きてた頃に既に書き足しされてるし、氏の意向なのかな?映画化の絡み以前に書き足しされてたの?
>>221 勉強不足ですいません
フルネームの書き足しとは?
もしかして、作品発表初期では朝倉のみだったんですか?
初期バージョンでは、“朝倉哲也”とフルネームが出てきたのが1箇所だけ
だったという話なんですが、私は事実関係を確認していません。
>>223 なるほど…
そんな話があるのですか。
知識不足だな…
729 名前:無名草子さん[sage] 投稿日:2005/10/22(土) 05:21:49
朝倉哲也
最初から最後まで名字だけで一箇所だけ名前が出て
しかも自分で名乗ってる。
731 名前:無名草子さん[sage] 投稿日:2005/10/22(土) 11:39:20
>>729 それはどこかの解説からの受け売りか?
角川文庫版では、数カ所にフルネームが出ているよ
732 名前:無名草子さん[sage] 投稿日:2005/10/22(土) 22:42:21
>>731 それがあなた、昔は一ヶ所を除いて、姓だけしか書かれてなかったのよ。
金色カバーの頃の角川文庫さがしてみ。
226 :
ブル:2005/11/17(木) 22:02:59
>>223>>224 俺も
>>225でコピされてる前スレでのやり取りを見て初めて知ったんです。で、ホットノベルシリーズの金狼野望編を一冊だけ持っていて確認したら確かに角川版でフルネーム表記されてる部分が苗字だけだったんです。
結局いつ頃から修正されるようになったのか?ふと疑問に思ったもんで…
ちなみに、昭和53年10月10日新装版となってます。俺が持ってる角川版は、松田優作が表紙カバーの平成元年版です。
金色背表紙版の角川はともかくとして、殆どのひとが馴染みのあるアズキ色背表紙で黒枠表紙のやつでも、微妙に別ヴァージョン(版違い?)ありますよね?
背表紙の色はあのままで、裏表紙が真っ白の無地のやつと、更にこれに黒い線で“HARUHIKO OYABU”のロゴがあるやつ、また更に黒い裏表紙に白い線でロゴが入ってるやつ。
俺が今持ってるやつでは黒地に白いロゴの「日銀ダイヤ作戦」が一番古い版みたいで昭和55年になってる。確か黒地でロゴ無しもあったと思う。
更に古いと思われるのが、黒枠が無くてイラストが表紙いっぱいになってるやつ。そのヴァージョンの「戦いの肖像」昔持ってたけど、古本屋に持ってちゃった…
と、結局はどうでもいい話なんだけど。
>>215 >銃は皆呪われていて、持った物は必ず犯罪を起こすように読める。
誰もこんな事は書いておらず、曲解である。
ただし、伊達にしても西城にしても、大藪春彦作品のヒーローたちは、ガンの魔力に
囚われず、あたかも身体の一部化したかのように見事にコントロール下におき、
自己の目的貫徹に邁進してゆく。
これが出来なかったのが「凶銃ルーガー08」の登場人物たちであり、
この意味で、大藪ヒーロー足り得なかったと書いたのである。
>大藪が感情込めて描けばみんな大藪ヒーロー(&ヒロイン)。
>その辺りがまだわかってないな。
個人的な主観に過ぎない。
むしろスーパーヒーロー(このキャラも種々存在するが)もの以外の大藪作品の存在も
認め、その作品の多様性を評価すべきである。
>>226 なるほど、確かに小さな違いですが、気になる人は気になるのかなぁ。
私が持っているやつで一番古い物となると…
周りの本を見た中では、集英社文庫の「こう野に死す(うちのPCは馬鹿で難しいのがでない)」
が昭和52年初版のやつですか。
私が持っているのはほとんどが文庫で、一回り大きいタイプのやつはほとんどありません。
耐えて耐え抜くストイシズムのスルー
>>229 そしてそれを爆発させる
どの作品の解説かは忘れましたが
「静」と「動」で例えていました。
耐える姿を「静」そしてそれを爆発させる「動」
そしてまた「静」に戻っていく…
理解に理屈はいらない。理解とは能力ではなく願望だからである。
232 :
ブル:2005/11/17(木) 23:01:00
>>228 俺は以前はもっと持ってたんですが、引越しの時に重複してる作品はあえて程度の良さそうなやつ(傷みが少ない=新しい)を残して古本屋にまとめて出したんですよ。
修正されてるのを知ってたら全部残しておいたのにと、今になって悔やんでる。
でも今まで何度も読み返していた金狼が、完全オリジナルじゃなかったという事は、他の箇所も手が入ってる可能性も無きにしもあらずで、気になるのはそこなんですよね。
現に今「傭兵たちの挽歌」十五年ぶりぐらいに読み返してるけど、一箇所だけ以前持ってた版と違ってる部分に気付いたばっかなんです。決して記憶違いではない。
まあ、だからと言って作品のレベルが落ちるわけではないから、あくまで自分ひとりの気持ちの問題なんですけどね。
>>232 私も実家に五分の一冊ぐらい残してきましたね。
私の場合は、少々の改訂は仕方ないかと
出版社によって時代に合うように変えてしまう場合と
あえて時代の空気を残すために改訂しない場合があります。
ただ、改訂しても作品の伝えたい事や、作者の気持ちが伝わってきたらよいかと
私が初めて「野獣死すべし」を読んだときは、言い方が悪いですが
何かすさまじい作者の怨念のようなものを感じました。
物によっては改訂というよりは台無しになって、改悪になってしまうこともあるみたいですね。
>>226 私が持っている大藪春彦の本で一番古いのは、「戦いの肖像」の
角川文庫版の初版で、昭和49年発行のものです。おそらくブル氏が
持っていたものと同じだと思います。
あと、「荒野からの銃火」や「汚れた英雄」の初版本は背表紙が
真っ黒です。「アスファルトの虎」の初版は真っ白ですね。文字も
書かれていません。手元にある角川文庫で確認できるのは、
金色背表紙
アズキ色で裏表紙が表のイラストの拡大
アズキ色で裏表紙が真っ黒
アズキ色で裏表紙が真っ黒で“HARUHIKO OYABU”のロゴ
アズキ色で裏表紙が真っ白で“HARUHIKO OYABU”のロゴ
アズキ色で裏表紙が真っ白
アズキ色で裏表紙が真っ白であらすじが書かれているもの
以上です。
>>232 >現に今「傭兵たちの挽歌」十五年ぶりぐらいに読み返してるけど、
>一箇所だけ以前持ってた版と違ってる部分に
すみません、これ教えていただけますか?
今現在の大藪作品の著作権の管理はおそらく龍子婦人が行っているのだろうが、文章の改変について
どのように考えておられるのだろうか?
元々編集者だったそうだから、出版社の意向の方を優先させるように考えているのかもしれない。
一時、北方謙三が大藪に代わりハードボイルド作家として認識された時期があlった気がする。
個人的にはちゃんと読んだことがないんで、どうとは言えないけど
大藪氏の実践派と違い空想派なイメージあり。まず恰好が先みたいな感じだなぁ
ちがかったらゴメンネ。
>>237 私も北方氏の小説は少し読みました。
たしか、ブラッディドールだったかと。
派手なアクションは無く、主人公の経歴も大藪氏の作品と比べれば地味かもしれませんが
男の世界だったかなと思います。
迂闊に銃や車の薀蓄を書けば、大藪氏とかぶりますし、そうなるよりは
北方氏の世界を造って、それに読者が共感を得てもらうほうがよいと思いますし。
お酒が好きなのは共通していたかなと。
239 :
ブル:2005/11/18(金) 17:32:08
>>235 厳密には違いというほどのものではないんですが、サウスブロンクスでの場面。
アジトを見張る合間に立ち寄ったバーで、仲良くなったプエルトリカンのひとりの片山に向けた台詞
「グッド・ラック・アミーゴ」
以前読んだホットノベルではこれに確か(さよなら友達)とふりがな打たれていた。
この作品は大藪流カタカナ英語満載で「カイオーテ」に(コヨーテ)とふりがなつけてあるぐらいだから作者自身が付けたものと考えるべきかと。
しかも「グッドラック」を(幸運を祈る)ではなく、敢えて(さよなら)となってる事を考えるとふりがなは作者の意向だと考えられる。
ふりがながなくなっていても意味は解るけど、何故か印象に残ってた台詞だっただけに過敏に反応してしまったんです。
240 :
ブル:2005/11/18(金) 17:57:40
>>237>>238 俺も北方謙三は三冊ほどですが読んだ事あります。「擬態」という作品が非常に面白かった。
読み始めてすぐ、金狼を連想してしまうような雰囲気があるけど、類似点が沢山あるわけではなく、主人公がサラリーマンでボクシングなどで身体を鍛えてる点ぐらい。
朝倉が邪悪な目的に向かってまっしぐらだったのに対して、「擬態」の主人公は目的が無い。敢えて言うなら、自分に何が出来るのか?何処まで出来るのか?そして「熱く」なれる目的を探してる感じだった。
三冊だけだから偉そうには語れないけど、面白いけど大藪には敵わないと感じた。小説としてのテクニックは北方の方が上だと思う。でも「突き抜けた」感が無いんだ。
大藪の場合は、色んなものを突き抜けて別次元まで行ってる感じで、何よりも
「熱」がある。そこが作風としては違うと思う。
完璧を求めるなら北方謙三、快感を求めるなら大藪春彦、と俺の見解はこんな感じです。
大藪ヒーローには悪霊(デーモン)がつきまとうのだろう。
大藪ヒーローの戦いは、自分が生き残るための戦いだから。
根源的な権力に対する不信感が、ヒーローをつき動かして止まない。
>>239 なるほど、そういうことなんですね。私は角川文庫の初版と
それ以降の版でセリフの変更があるのかと思っていました。
どうもありがとうございます。私も、武装した多数の敵と
至近距離で撃ち合うあのシーンには、いつも痺れます。
ところで「非情の掟」は角川文庫で「〜であった」という
文章なのが双葉文庫では「〜である」となっている部分が
あります。これなどは、たぶん意図的なものではなくミス
なのでしょう。
>>241 引き揚げ時や高校時代の体験で、権力に対する不信感は物凄い
ものがあったのでしょうね。だから主人公たちも必然的に群れる
ことのないローン・ウルフが多く、己の知力と体力、それに武器を
頼りに権力集団に立ち向かう構図となるわけです。それがまた
私たち読者を熱くさせるのだと思います。
一般書籍の大藪スレを読んでいて思うのは、大藪作品そのものが凶銃ルーガーやワルサー
のような魔力を持っているのかなということだ。
まあ、それだけ読者を惹き付ける魅力(魔力?)があるということなのだろうが、
本を読んで「その気」になるというのもどうかという気もするのである。
「凶銃ルーガー08」に「大藪というチンピラ作家」「奴は週刊誌やヒッチマガジンでいろんな銃や弾の機能や性能をやたらにくわしく書いて得意になっていやがる。…」
「…まとめて屑屋ににでも叩き売って、飲代の足しにでもしようと思ってたんだが…」等
の台詞があるが、これは自虐的表現ではなく、大藪氏が自己及び自己の作品を冷静に
客観視出来る作家であること示すものだと思う。
(俺の作品をこういう風に見てる連中もいるよ、という意味で)
この辺が、私が大藪氏をハードボイルド作家と言う所以でもあるが、
このスレにも大藪氏のこういった面も見習って欲しい住人がいるようである。
>>243 自分の文章をよく読めといいたい
無駄に長くいだけで全く意味がない
そんなクダラナイ文を書く暇があったら〜
・・と、どれだけの住人に笑われたことであろう
「簡潔」と言う言葉を辞書で調べてみたまえ
>>243 >このスレにも大藪氏のこういった面も見習って欲しい住人がいるようである
お前がその代表だw
今日、古書店で「非情の標的」の角川文庫の初版本を手に入れました。
ホテルで女を呼ぶ前にブルゴーニュの赤で夕食をとるシーンがあります。
ジャガイモのフライと野菜サラダ、それに牛の腿の骨付き肉を三キロ
たいらげ、さらに骨をナイフで削り骨髄まで食う。読んでいる自分まで
精力が満ちてくる気がします(単純
以前にも書きましたが、主人公の浅岡のサバイバル・シーンもかなり
凄まじいですね。腹を撃ち抜かれながら沼地に身を潜め、野生馬を
ナイフで刺殺して心臓や肝臓を生で食い、乾肉を作って生き延びる。
個人的には「非情の掟」の島津浩の鹿を生で食い尽くすエピソードと
並ぶものだと思っています。
新潮文庫版の「野獣死すべし」と角川文庫版を読み比べている所です。
内容的には当然ながら同一、若干の送りがなの違いくらいしかないのですが、
字組と紙の質で印象がかなり変わる感がある。
古本屋で立ち読みしたことのある「汚れた英雄」徳間版(?)ハードカバーに感じた
違和感と近いものがあります(ぶら下がり走行!)
「血の来訪者」を続けて読むときには、新潮版の「野獣ー」、
一連のエージェント伊達物を読むときには角川版、と読み分けています。
>>247 >「血の来訪者」を続けて読むときには、新潮版の「野獣ー」、
>一連のエージェント伊達物を読むときには角川版、と読み分けています。
ああ、それは分かります。やはり活字のタイプ、大きさ、紙の質などが
揃っていないと違和感ありますからね。最近の文庫は読みやすいですが、
文章そのものが変更になっていたりするのが致命的です。
しかし、みなさんすごいな。内容とタイトルがすらすらと出てくるなんて。
どんな話かは覚えててもタイトルと結びつかない・・・
少し観ないうちにえらくレスが伸びていた
いい事ですね。
しかし私も読み込みが不足してますね。
私はあまり年代や出版社にこだわらなかったので
年代や出版社による文章の違いは
あまり気にかけていませんでした。
買い直してみるかな…
>>251 作品の内容的に、そこまで具体的な日付が必要でない場合が多いというのも
あるでしょうね。それに、あまりきっちり書いてしまうと当日の天候が
どうとか色々と矛盾が出やすいですし、何より私たち読者の想像する
楽しみが半減していまいます。
歴史的事実とシンクロしている「汚れた英雄」などは、年月日が書かれて
いますけど、それはそれで面白い(どっちやねん
>>251 時代の空気ですか…
あの時代は神風タクシーやジャリトラが道路を行き来し
土地成金のどら息子が乗ったシャコタンの外車が、爆音を響かす…
俺にはどういうイメージだ?
>>252 「汚れた英雄」では北野の生涯を描くのと同時に
当時のモータースポーツを語るという面もあると思いますし。
MVアグスタの常勝時代から、日本マシンの台頭へと移る時代
今読んでみると、現在のバイクとの性能差がわかって楽しいです
>>253 当時のモータースポーツ界においては4ストローク・エンジンが主流だったというのも
読んだときには目からウロコものでした。
映画版『汚れた英雄』も今改めて観返すと、各メーカーの開発した2ストが出ていて楽しい。
中でもトップ三強の駆るTZ500、さらに当時のヤマハのトップ・ライダー平忠彦が北野役として
バイク・スタントを勤めたこともあって、映画公開後2ストロークヤマハに乗る人が増えたとか増えないとか
(その後すぐにHY戦争に完敗したヤマハは会社整理にまで追い込まれるのだが)
>>254 なるほど、映画版にはそんなエピソードが。
現在もまた4ストロークに戻りましたね
私は作者が力を入れて書いていた、マン島TTレースに興味があります。
かなり歴史のあるレースみたいですね、世界最古の公道レースとか。
晶夫はこのレースで優勝して、人生最高の時を迎えました。
私はこの後は徐々にですが、晶夫の人生は降下していると思います。
>>255 目的を達した者だけの知る虚脱感がにじみ…
以降の晶夫の人生は、虚飾に満ちた自らの仮面に振り回されるだけだった
ような気がします。
明るいレモン・イエローの太陽には死臭を嗅ぎ付けた禿鷹の羽が懸っている。
……中からゆらめく幽鬼の炎。
>>256 その台詞は「野獣死すべし」ですね。
その体からは、目的を達した者だけのだけの知る虚脱感がにじみ―
たしかに、このあとの晶夫の人生は、多くの女性と浮名を流したり
別れの代償として、巨額の金を得たりしましたが
心の中までは満たされる事は無かったかと
彼はこの後は自分の打ちたてた記録との戦いを演じてますね。
そういえば完結編の最後のあたりで、プライベートチームで参加したときは
久々に血が沸いたのではないかと
>>255 個人的にはマン島での栄光の前に、
>>69で書いたボーニエとの会話や、
その後の方に出てくる「本物のプロのレーシング・ライダーかどうかの
分れ目は、雌伏時代の貧乏生活に耐えられるかどうかというよりも、名を
なしてからのち、金の重みに耐えられるかどうかによって決まる。ちょうど
作家の場合、金と保身のために思想を転向して権力に迎合するかどうかで、
歴史が作品の価値を決めてくれるように……」という一文に、作者の熱い
メッセージを感じ、晶夫に待ち受けている運命について考えさせられて
しまいます。
>>256 >>257 複数の大排気量クラスで世界タイトルを手に入れ、名声と栄光の頂点を
極めた後は、ゆるやかにテクニックと体力が下降していき、さらに家族が
できたことによってタイガーのような闘争心も衰えはじめます。そして
莫大な金だけではどうしようもないホンダ・パワーの台頭が、ライダーと
しての晶夫にとどめを刺したと感じます。
それでも死の前年、晶夫は500CC世界チャンピオンの個人タイトルを執念で
もぎ取ります。まさにロウソクが燃え尽きる前の、一瞬の輝きという
感じがしますね。
259 :
無名草子さん:2005/11/19(土) 20:35:10
しかしスレが活性化してるな。
いい傾向だ。
260 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :2005/11/19(土) 20:51:12
確かに、大藪作品には風俗小説としての面白さもある。
しかし、時代設定は近いにもかかわらず、今流行のマターリレトロな世界とは
異なる、血と硝煙の大藪ワールドが東京を舞台に展開されてゆく。
東京西部劇というか、東京コンバットという観さえある。
ここまで逝ってしまうのが大藪作品の凄さで、この辺が後継と言われる馳星周とか
には足りないものなのだと思う。
>この辺が後継と言われる馳星周とか
>には足りないものなのだと思う。
だれが後継者だって言ってるの?
全然作風違うじゃない。別に馳を好きでもなんでもないけど、
馳も東京西部劇だのコンバットだの言われたくないと思うよ。
>>260 作品にはその作品を生み出した時代の背景というものが切り離しがたく存在する。
たまたま手に取った作品の印象批評だけで作家像を語るのはどうか。
初期の大藪「血の収穫」的作品から、西城「ハイウェイ・ハンター」につながる道筋と
彼我の差異を考えてみよう。
>>261 馳星周は第1回大藪春彦賞を受賞したことで、「知ってるつもり!?」の
大藪春彦特集にも少しだけ出ていましたね。でも、私自身は大藪春彦の
後継者とはすべてのハードボイルド&冒険小説作家ではないかと考えて
います。彼自身も、そういう発言をしたことがありますし。
ちなみに馳星周は光文社文庫の「優雅なる野獣」のあとがきの中でこう
書いています。
「彼のような作家はいなかったし、これからも生まれない」
>後継者とはすべてのハードボイルド&冒険小説作家
そりゃあまりに大雑把すぎると思うけど。というか俺はかつて開高健の言った
日本で唯一のハードボイルド作家は山本周五郎という説に賛成したいけどね。
ヘミングウェイ>ハメット>チャンドラー>北米文学への巨大な影響という流れと
大薮春彦の犯罪小説とあまり関係ないように思えるけどね。ユニークな作家なのは
大いに認めるけど。
あと文庫の解説の提灯文章は、まぁ・・・。
>>264 >開高健の言った日本で唯一のハードボイルド作家は山本周五郎という説
これも字義通りに捉えるのはどうかと俺は思うぜ。
講談の義理人情譚とは筋違いだが、捕物帖、仇討譚、剣豪譚などの
連綿と継続してきた「非情の伝統」を体現する物として、
「山本周五郎」を喩えに出しているのではないかと思うのだが。
大藪作品は時代に大きな影響を与えたが、その中でもとりわけ当時爆発的に
流行した劇画(的創作も含む)に一番影響を与えている。その繰り返し描かれた
男たちの世界がオオヤブ的、と形容されるのは当然だ。
山本周五郎も大藪春彦も、生前賞を承けなかった。現実を酷薄なまでに
対象化して描いていくストイシズムの歌がハードボイルドなる物であるとすれば、
「ハードボイルド作家」との形容は
権威的な物を忌避した作家に対する賛辞なのかもしれない。
俺は開高の言ったのを字義通り捉えてるけどね、「あおべか」「季節のない町」
時代物では「樅の木は残った」あたりの文体を指して述べている。
過去の剣豪物、人情譚との比較でどうのこうの言ったのではないことはその文脈では
明らかだったがね。
志賀直哉の暗夜行路を日本産ハードボイルドという人も居る。
賞をとれなきゃハードボイルドなら太宰もハードボイルドになっちゃうw
山本も大薮も権威を忌避したわけじゃあないと思うけどね。
賞くれたらもらったでしょ多分。
>>266 おいおい。山本周五郎が直木賞を初め数々の賞の授与を辞退したのは
有名な話だよ。惜しいな。そのことを引いて比較したかと思ったのに。
それに開高健氏の文言をいちいち確認しても仕方がないでしょ。
264=266氏は開高健氏の発言を至極もっともと感じたことは分かりました。
で、それで?
日本にハードボイルドの伝統は根付かなかったかもしれない、
と小鷹信光がこぼしてたりもするよ。
いかん。むきになってしまった。264=266氏、言い過ぎてたらスマソ
昭和53年発行の「ザ・ガン&ライフル」(kkワールドフォトプレス)の裏表紙を見てたら、
MGCというモデルガンメーカーの広告で、ワイルド7の絵が使われていた。
なるほど…「蘇る金狼」映画版冒頭で、白バイ警官に扮した朝倉が、サイレンサー付きウッズマン
を使っていたのは、この諧謔もあったのかもしれないなあ…と今頃気がついた。
>>268 銃は使った後に現場に残して、サイレンサーだけ持って帰ってましたね。
何かで読んだ本で、サイレンサーを着けていても、排莢の際に排莢口から音が漏れるので
それを防ぐためにスライドを自分の手で押さえて、後で手動で排莢するっていう手があるとか無いとか…
出来るかどうかはわかりませんが。
映画の場合は、時間の制約があるので、小道具に関することはあまり語られることはありませんね。
>>264 まあ、大藪バカが作者自身の発言とその反応(ざわめきの後に
拍手が起こったとか)に便乗して書いたことなので、あまり深い
ツッコミは勘弁をw
>>268 「ワイルド7」は良いですよね。「ゴルゴ13」は大藪春彦自身から
作中で皮肉られつつも、大藪作品からの影響を受けているのが明白
なのですが、銃器の使い方や銃撃戦の迫力などは「ワイルド7」の
方が大藪ワールド的だと思います。小学生の時に「少年キング」で
第1話を読んだ時の衝撃は、今でも記憶に残っています。
>>269 大藪春彦はサイレンサーに関して、それこそデビュー作から正確な
描写を心がけてきましたね。実用的な消音効果のためにはテレビや
映画に出てくるような小さなものでは駄目。銃もオートマチック、
リボルバーそれぞれサイレンサー装着に向いたものを使うと効果的
等々……。西城秀夫シリーズあたりに良く出てきました。
>>270 いえ、サイレンサーに関しては「野獣死すべし」での記述には誤りが、板違いになるし、噛った程度の知識なので詳しく書けませんが。
リボルバーは構造上、サイレンサーの効果はあまりないのです。
後の作品で、リボルバーにサイレンサー付けてもあまり効果の無いことは記述してますし。
大藪氏の作品における銃の記述は、かなり詳しいのですが、間違いがあるのも事実です。
とはいえ、日本での銃規制の現実を考えれば、良い資料の一つかと。
ある時期以後、山本周五郎が賞を辞退したのは勿論知ってる。俺はファンだしね。
俺の言いたいのは若い頃(名前が出てきた頃)くれれば二人とも貰ったでしょ
という意味。「それで」俺の書いてるのは、大薮はハードボイルドではないだろうということ。264
で書いた意味で。また、ミッキースピレーンがハードボイルドではないだろうと同じ意味で。
だから駄目な作家だといいたいのでは勿論ない。
日本ではハードボイルドの伝統は根ずかなかったというのは、同意。
いわゆるハードボイルド作家というのはいないかもしれない。
時々いろんな作家が意識的、無意識的にぽつりぽつりと書いた、という感じかな。
まっ、そんなとこで俺も終了。
>>269 当時ガンマニアの間では物議を醸したとも言われる、手動でのスライド操作(次弾装填)
「.22口径の威力ではサイレンサーにガス圧が吸収されるから回転不良を起こすんだ!」
なんて説もあったような気がします。52年規制があったとはいえ当時はGUN雑紙も
元気だったから、いろんな劇用銃の解説記事も載っていた記憶がありますぜ。
>>270 「ワイルド7」の頃はGUN自体の資料に乏しく、作者も想像で書いた部分も少なくなかった
とか…側面だけ見せておけばよいカタログとちがって、漫画はいろんな角度から銃を
描かなくちゃなりませんものね。(なにかありそうな実写版ワイルド7が気になる世代…)
>「ゴルゴ13」は大藪春彦自身から作中で皮肉られつつも、
>大藪作品からの影響を受けているのが明白
「男たちよ戦いの荒野に死ね」に所収されている小池一雄との対談を読むと興味深いです。
274 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :2005/11/20(日) 13:09:42
みずから賞を忌避した周五郎翁と賞(というかその関係者)から忌避され、
それがトレードマークともなった大藪氏を同列に論じるのはどうかと思う。
それに時代小説とハードボイルドについて論じるのであれば、
文体のみでなく作風にも着目すれば周五郎よりシバレンでしょ。
「ワイルド7」には大藪的テーストは感じられない。
やはり、時代は後だが、ダーティハリー(「2」はまんまワイルド7的な白バイ警官が敵役だ)のような
米国製アクションの日本バージョンでしょ。
「ゴルゴ13」については、東郷の遠距離狙撃が成功した場合を問われて、
大藪氏が「痒いよ」と揶揄していたエピを思い出す。
まあ、ガンの専門家から見れば、こんなものなのであろう。
>>274 もうその話題は終わっている。271の通り、彼は大藪がハードボイルドかどうかに
ついて論じようとしていたのだ。時系列からレスの文脈を辿られたし。
ワイルド7については、少年キング版や実写TVドラマ版やOVA版、新ワイルド、
続・新ワイルドなどの存在があり、俺も全てを追い切れていないが、
貴君はどのヴァージョンについて論じているつもりなのかな?
>>271 確かに「野獣死すべし」での“S&W 45口径リボルバーにサイレンサー”
というのは、サイズからして非現実的かも知れませんね。「復讐篇」の
方では、少なくともコルト・ウッズマンの方は実用的ではないかと
思っています。リボルバーにサイレンサーを装着する場合の問題点に
関してはその後の作品で言及され、構造的にナガン・リボルバーが
適しているという記述がありましたが、これはどうなんでしょうね。
西城秀夫の使っていたベレッタ・ピューマは、口径や銃の構造を
考えると合格点ではないかと思うんですが、どうでしょう。
>>275 「ワイルド7」ですが、血と肉片が飛び散る爆破現場を見た直後に
平然と肉を貪り食うことのできる飛葉には、大藪小説の主人公たちと
共通するタフさを感じます。母親に捨てられ、ついに最後まで受け
入れられることのなかったエピソードなどには少々センチな印象も
受けますが、初期から中期にかけての大藪作品にも同じような感じの
描写がほんのわずかではありますが出てきたりします。
これは極めて個人的な印象ですが、望月三起也が大藪小説をマンガ化
するとしたら、基本的に陽のキャラクターである西城秀夫がいちばん
なのではないかと考えています。
ちゃちゃモード。
「パイナップル ARMY」では“微声拳銃”という発射音のほとんどしない
という銃が登場しますが、やはりいちばん消音効果の優れた銃は「影男」に
登場した無音拳銃(ry
278 :
鳥羽崇:2005/11/20(日) 21:30:27
なぜかエッセイ「ハンターと酒」がお気に入り。短いのに・・・
同じ方いらっしゃいます?
>>276 ナガンリボルバーはガスシール機構があるらしく
普通のリボルバーよりは、ガス漏れが少ないとか。
しかし、リボルバーはサイレンサーには使いにくいみたいです。
ベレッタピューマは火薬量の少ない、32口径拳銃なのでサイレンサー
の効果はあるかと、しかし通常のピューマのバレルではサイレンサーは
着けられないので特製銃身が必要かと、そこは秘密捜査官ってことで
お国が造ったと考えればクリアですかね。
ベレッタで思い出したのですが、西城の愛銃はベレッタピューマと
なってますが、「東名高速に死す」の「腐肉獣の狩人」では
ベレッタブリガディールを使ってます。
こちらは9mmパラベラムと、大藪作品ではおなじみの弾を使います。
大藪氏は作中にルーガーP08やワルサーP38をよく出すので
これはあまり作中に使われたことの無い拳銃です。
>>279 ナガン・リボルバーや西城の特製ベレッタに関しては、まさに
その記述です。やはり、ファンの方ならすぐに分かりますよね。
ベレッタの銃身は、国内の銃器メーカーに特注したのかも。
御指摘の通り、「腐肉獣の狩人」や「醜聞の報酬」では9ミリの
ベレッタ・ブリガディールで、さらに「腐肉獣の狩人」においては
同じ9ミリ実包を使うデリンジャーも隠し持っています。ちなみに
「血と鉄の鎮魂歌」でもデリンジャーを使っていますが、こちらは
22口径タイプですね。また、同じ「東名高速に死す」の収録作でも
「凶銃の軌跡」では珍しく44マグナムのリボルバーを武器として
使っています。
すみません。流れをブチ切ります。
先日タイで38スペッシャルwと357マグナムを撃ってきました
みなさんご存知のように、口径は同じ。薬莢の長さは3ミリしか違いません。
それなのに反動のすごさが段違いなのです。357はうっかりすると
ハンマーがオデコに当たりそうになります。なぜこんなに違うのでしょうか
そもそも「マグナム」とは何か?大藪作品はいっぱい読んでるつもりなのに。
どなたかご教示ください。
実銃を撃ったことのない私が書くのもどうかと思いますが、要は火薬の量を
増やすことでパワーをアップした弾のことです。確か、通常より多く入った
ワインなどの酒の“マグナム・ボトル”が由来とか。間違っていたら遠慮なく
ツッコミお願いします。
>>282 たしかそれで良いかと、「マグナム」に基準は無いので、各メーカーが
勝手に名称を使っているって聞いたことありますね。
284 :
ブル:2005/11/21(月) 15:50:37
「ヘッド・ハンター」を今読んでる。初読です。ストーリーが無いに等しい作品だと聞いていて、果たしてそれが面白いのだろうか?と正直疑問で、今まで読むのを躊躇ってた。
まだ読み始めたばかりなので、たいした感想は言えない。
─轟音と気持ちのいい反動と共に銃口は跳ね上がり、目の前に水蒸気の霧がのび、狙ったムースは消えた。
銃声の木霊がまだ響いてる間に、杉田は遊底を操作して空薬莢をはじき飛ばし、二発目を薬室に送りこんだ─
こんな音と情景が体感できる描写が堪らん!
>>284 突き抜けた世界へいらっしゃーい。(・∀・)
287 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :2005/11/21(月) 20:52:41
デビュー作で35歳、ほとんど過去無き男として描かれ、組織に属しながらも本質的に
一匹狼の西城は、最もワイルド7的でない人物であると言える。
グループ行動する男ということでは、思い切って「ウインチェスターM70」の登川の
ようなキャラを望月三起也が描いたら面白いとは思うが、多くの大藪作品の底流にある
暗い情念の発露は望み得ない。
この辺に着目すれば、時代小説家ではシバレンとの比較が面白いのだが、
読者層が被らないようなのが残念だ。
敗戦を知る独自の虚無感、そこから生じる不敵なユーモアにはどこか共通するものを
感じる。
今日、古書店で血の来訪者(新潮版)再購入
これ読むの約20年振りかも?ゾクゾクする
289 :
ブル:2005/11/21(月) 22:14:18
>>285>>286 突き抜けていて、狂気の世界、ですか(笑
ストーリー性の無い小説と言いながら、次に何が起こるのか、次にどんな行動をとるのか、とハマりそうです。
こんな内容が小説として成立してるのが驚き、誰にも真似のできない作品のような…
最近色々読み返してみて、大藪の真の魅力が、なんとなく解り始めた気がする。
大藪の魅力は
「描写力」の醍醐味とでも言おうか、読み進める心地良さ、
「読む快感」がある。だからこそ、何度読んでも楽しめるし、一度読んで話の展開が解っていても、また再読出来る。ある境界線を越えるとストーリーなんてどうでもいいとさえ思えてきた。
他にこんな楽しみ方できる作家なんていないよね。世界中探しても肩を並べられる作家なんていないんじゃないかな。
とりあえず、435gのボロニアソーセージをガスレンヂであぶり焼きして丸かぶり、ついでに腕立て伏せを久しぶりにしてみたり(笑
てことで早々と、
泥の眠りに落ちます。
>>288 20年ぶりとはすごいですね。あの作品は一連の伊達邦彦シリーズの中で
捉えると、邦彦の言動にちょっと“ぶれ”のようなものを感じてしまう
のですが、ストーリー的にはかなり練り込まれていますね。それだけに
打ち切りに等しい印象を受けるラスト近くの展開は残念ですが、やはり
読みごたえのある作品であることは間違いないです。
>>289 大藪作品はどれもそうですが、特にこの「ヘッドハンター」はバカみたいに
何度も何度も読んでいます。ここまで飽きることがない秘密は何なのか……
などということももはやどうでも良いくらい、この作品に魅了されています。
今年の冬、もし風邪をひいたら「ヘッドハンター2」の冒頭を読んで頑張れ!
酔った勢いで乱暴な書き方をします。
大藪作品の魅力を一言で言えば「リアリティー」だと思う。
ライフルを撃ったことがなくても、人を殺したことがなくても、
女をめっちゃくちゃ犯したことがなくても、読者の五感に
いちいち訴える筆力、いや魔力、あー大藪さえあれば僕は
生きていけるという妙な安堵感(過去に書いたけどサリンやVXガスや
政治問題など、30年先にやっと現実が追いついたことも含めて)
大藪を読んでおけば間違いない、と思うのであります。
293 :
無名草子さん:2005/11/22(火) 02:03:40
私は大薮はファンタジーの魅力だと思って読んでます。
ホントいろいろですね、読み方って。
緻密な取材に基づくリアリティーの中に、途方もない嘘というかファンタジーを
ひとつまみ混ぜることで、読者につまらない日常を忘れさせる作品にすることが
できるだと思います。さらに、読者が嘘の部分だと思っていたことが後に現実と
なったりするので、30年前の物語でも新鮮な気持ちで読めるんでしょうね。
私は作品によってですね。
「野獣死すべし」はリアリティーをもって読めますし。
「唇に微笑心に拳銃」や「戦いの肖像」はエンターテイメントとして読めます。
言えるのは、作者の伝えたい事や情念が伝わってきているかと。
296 :
名無しは、死なず:2005/11/22(火) 16:06:20
>>290 物語を終息させるための急展開。
なにか連載を打ち切られるような事情があったんですか?
297 :
ブル:2005/11/22(火) 18:36:30
>>296 何らかの圧力がかかったのではと、何かで読んだ記憶があるけど確かなことは解りません。ただの根拠のない噂かもしれない。
最初の構想がどんなだったのかは解らないけど、作者の最初狙い通りに完成していたら、もっと長い作品になってただろうと思う。ただ、そうなってたら、「蘇える金狼」は無かったのかもしれないね。
野獣は死なず だっけか
解説 北方謙三 なんか楽しく読めた
北方の解説に少し感動〜〜〜
「君も、かけろよ」
良いですよね。
>>299 そうなんですよ〜 その台詞。なんかウルウル感動しました!
301 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :2005/11/22(火) 21:04:52
大藪作品のディテールの魅力、情報小説の魅力(この辺が映像作品からは常に欠落して
しまうところである)は認めるが、もっとストーリーそのものの面白さも評価されても
良い。
「凶銃ルーガー08」なんかは、書き方によっては十分に文学になってしまう素材でも
あるのだ。そうはしない極端な展開にするのが大藪作品らしいのではあるが。
「傭兵たちの晩歌」も「戦争の犬たち」をロマンチックと評した大藪氏
自己流の傭兵物語であり、綺麗事に走らない面白さはフォーサイスの上を行くものがある。
「血の来訪者」に関しては、新潮文庫大坪直行氏の解説中に、
「忠雄と紀代子のヌレ場を隣の部屋から邦彦が聞いているところを警視庁にカット
されたうえ、予定より早目に終えてほしいという編集部の注文で、僕はペースを
崩してしまった…」という大藪氏の言が引用されている。
機会があれば、大藪氏の当初の構想による完全版とも言うべき「血の来訪者」を
読んでみたかったものである。
ツマラン
相変わらず文章が硬いよ書斎クン(48)
>機会があれば、大藪氏の当初の構想による完全版とも言うべき「血の来訪者」を
読んでみたかったものである。
出版社経営してるんでしょ? なんとかならんの?
今夜の一冊。
スープと支那粥、それにアヒルの丸焼きと仔牛のカツで「腹八分目」な人。(・∀・)
この板に大藪スレが2つあるんですけど、どういう棲み分けになってるんでしょうか?
>>304 言われて初めて気がついた。
住み分けはあるのかな?
まあ、好きにやったほうがいいかな。
ここで、本家はどっちなんて争うよりは、好きに語ったほうがよろしいかと。
>>281 おまけ
1912年に、イギリスの高級銃メーカー H&H(ホーランド&ホーランド)が1912年に発売した
大物猟用銃の強力弾が".375H&H MAGNUN"、専用銃にも"H&HMAUNUM RIFLE"
と言う名がつけられていたのが最初に用いられたとされる例だそうです。
『青春は屍を越えて』を再読しています。「暗い春」が本当に暗い。
>>304 あちらの方は、ほとんど動いてないみたいですね。文学板とミステリ板
にもありますけど、文学板の方は何か1人の方が日記代わりにしていて
入っていけない雰囲気。
>>306 >「暗い春」が本当に暗い。
「もしも自分に文才がなかったら……」と思いながら書いたような、
そんな物語ですね。あの作品集では「自爆」と「若き獅子の最期」も
心に残ります。「拳銃のわかれ」の高島は、矢吹貴と同じように身体が
大きすぎてボクシングを断念しましたが、その後に用心棒件クラブで
ドラマーとして働いているというのがユニークでした。「空手などを
やっているドラマーは力強いビートを叩ける」上手くなるという話を
聞いたのは、それから何年も後のことでしたが。
「暗い春」たしかに、何かジクジクと残る物がありますね。
エピソードとしては、大藪氏の学生時代の事が少し入っているかと。
射撃部に入ったはいいが、銃を撃たせてくれず
始めから富める者と貧しいものとが決まっている社会への不満
「寺田はこれからは、自分は社会の被害者でなく、加害者として生きよう、と、唐突に思った。」
この台詞が一番、作者の心情を表しているのかもしれません。
>>308 >「寺田はこれからは、自分は社会の被害者でなく、加害者として生きよう、と、唐突に思った。」
かつての伊達も”「野獣死すべし」の不気味な不協和音の幻聴”を聴いていましたね。
伊達は他の大藪ヒーローと違って特別に「文学」や「芸術」の香りを描写される事で、暗いだけの世界から
救われているところがありますね。
集英社文庫版の「孤狼は挫けず」を物置の隅から発掘しました。この文庫末尾の秋山狂介氏の解説で
『蘇る金狼』朝倉のファーストネーム問題を知ったのでした。
>>309 大藪氏の初期の作品では、文学や芸術の引用が時々でてきますね。
「野獣死すべし」や「血の来訪者」でもよくでてきますね。
作者の分身とも言える、伊達邦彦がそういったものを好むのが良く分かります。
初期作品では社会への怒りや不条理をそのままぶつけていますね。
「孤狼は挫けず」私も実家の本棚に、たしか集英社版が眠っているはず…
311 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :2005/11/23(水) 14:04:43
大藪氏自身が世界文学を読み込んでおり、自身はスタンダールの愛読者。
野獣死すべし3部作は大藪版「赤と黒」、
すると「ヘッドハンター」は大藪版「老人と海」か。
大藪氏の作品での主人公の特長の一つは、二面性ですね。
昼間は大人しい羊の顔、そして夜は狼の本性をみせる。
「蘇える金狼」での朝倉哲也がそれの代表ですね。
朝倉哲也のように犯罪に手を染めるでなしに
普段のつきあいの人間達が知らないような所で自分の力を蓄えておいて
いざというときの武器にするというのは、男女問わず一つの理想、欲望ですね。
伊達邦彦や朝倉哲也の世間との折り合いの付け方は、
急激に、学生から職業作家に生まれ変わった作者の来し方のように、
荒々しく純粋に感じます。
>>313 そうですね
大藪氏の場合は、車でもその思想が
普段は普通の乗用車と見せかけて
実際はかなりのハイスペックなマシンであるってことが
彼の作品で多々あります。
皮をかぶった狼って奴だな
>>315 ええ、そんな感じです。
大藪氏の作品では主人公は強靭な肉体を持っていながら
「着痩せする」という記述がよくでてきます。
それを舐めてかかるチンピラはほぼ、病院送りと
317 :
ブル:2005/11/23(水) 19:10:18
>>316 ちょっと違うが、商売女が、裸になった主人公の“もの”を見て目を見張る、ていうのもあるよね(笑
風俗なんかで、あんただったらタダでいいからまた来て!なんて一度は言われてみたい…
>>317 なるほど、それもアリかとw
一概に言えるのは、外と内で違う主人公っていうのが大藪氏の作風の一部ですね
無論、中身通りの外見っていう主人公も多く出てきますが。
そんな主人公が牙を剥く瞬間は、とても痺れます。
319 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :2005/11/23(水) 20:04:37
大藪氏に少しでもリーマン経験があれば、「蘇える金狼」や「戦士の挽歌」における
朝倉や石川の精神的な屈折度は高くなったように思う。
作品全体が重くなり過ぎたかもしれないが、別な魅力を持つ作になり得たかもしれぬ。
反面、気兼ね無く奔放にはじけた展開に出来る強みはあるわけだが、
その人物としての魅力は認めながらも、徳間や角川の編集担当者が悩まされた
のは、この奔放さにあったわけである。
元々、筋肉は脂肪より重いから同じ体重でも筋肉質だと肥満体より
細く見えるんですよね。だから大藪小説の主人公たちは着痩せして
見える場合が多い。特に北野晶夫の場合、あどけなさの残る美貌
だから甘く見てケンカを売ってくる奴が少なくない。そんな連中が
晶夫の冷酷な素顔と暴力の前に、血と涎を流して地面に這いつくばる
わけです。
車もパワーや足回りを強化しておきながら、なるべく普通車に
見せかけるパターンが多いですよね。「蘇る金狼」は、主人公の
朝倉自身が強靱な肉体をボクシングで鍛えていることを隠し、
国産車に見える改造フィアットに乗ります。彼が会社に忠実な
サラリーマンの仮面を脱ぎ捨てて上司たちをブチのめしたり、
小生意気な令嬢を公道レースで打ち負かしたりする場面は実に
痛快です。
>>320 「だから止めとけって言ったろう」
朝倉が仮面を脱いだ瞬間の台詞です。
犯罪を含む隠密行動に使用する、という命題があるからこそ、
一般にとけ込むべく平凡に見える方向にアイテムを選ぶのですが、主人公が
身から離さないアイテムは一流の機能性&堅牢製を誇るというのがよいですね。
真のダンディズムを踏襲している気がします。
高見沢優も女を酔わせるアイテムのBMWとは別に、普段の足がわりに
スカイラインののチューンド・カーを使っていましたが…なぜだ。
>>322 それ以外にも、外見だけが派手で中身が全然ない物に関しては
結構軽蔑しています。
銃に関して言えば、一丁何千万もする芸術銃や金やダイヤがちりばめられた
時計は出てはきますが、主人公の趣味に合わないと一蹴されます。
>>322 >>323 大藪小説の主人公たちが良くロレックスをしているのは、成金趣味ではなくて
そのタフさを信頼しているからなんですよね。以前は日本製クォーツ時計は
正確ではあってもアウト・ドアでの使用に耐えるものが少なかったという
ことでしょうか。G-SHOCKが進化した現代なら、きっと星島弘あたりが使って
くれたことでしょうね。
「戦士の挽歌」の石川克也も、散弾銃やゴルフのクラブは実用性のみを
重視しています。
>>323,324
ロレックスやオメガは「ズボラな成金親父が、ゴルフの時にはめたままにしていても
壊れない、というヘンな耐久性が実用性と見なされたりもしていたわけですが、
舶来品信仰がブランド主義なんて言葉に置き換わった今なら、大藪ヒーローたちは
どんな物を身につけようと欲するのか、興味がありますね。
「血の来訪者」では、邦彦が餌食たる上流階級のカップル沢野忠雄と神野紀代子に近づくべく
猟に誘い出すのですが、その行を読んでいて思いついたのでチラシの裏。
極論すれば銃を扱う人種には二通りある。高級銃を堂々と射撃場や猟場に持ち出して
弾をバラ撒くタイプと、非合法で手に入れた拳銃を一般人のいないところで狙い撃つタイプ。
大藪、そしてそのヒーローたちはいわば中間層の、合法非合法を逸脱し実用銃で
狙撃していくタイプで、海外諸国のような積極的なガン・コントロールを体現していたのだけど。
(チラシの裏終わり)
銃や猟にはカネがかかる、そのことが大藪世界に上流階級と裏社会を登場させることにもつながった
と考えてもよいだろう
>銃や猟にはカネがかかる
そこで再び「暗い春」について考えてみたり。後に暗殺者となるとはいえ、
若い頃から米軍将校の元で射撃を楽しめた速見誠は、ラッキーな方ですね。
米軍にコネがあるとか、片山健一のように海外に行くといったケースは
別として国内で合法的に射撃をやるには、やはり相当の金がかかりますね。
>>327 金がかかるだけでなく、審査も厳しいみたいだし。
大藪氏は米軍基地に出入りして、色々な銃に関する知識を集めたみたいですね。
以前、会社の後輩が最終的にライフルを持ちたくて散弾銃を所持していた
ことがありますが、経済的に無理になって断念していました。日本で拳銃を
撃ちたければ、警官になるか自衛隊の幹部クラスになるのが現実的ですかね。
まあ、それよりは射撃ツアーの方が自由に楽しめそうですが。
330 :
ブル:2005/11/24(木) 17:20:06
唐突なフリだけど、皆は「暴力祖界」は読んだのかな?
俺は徳間文庫で出てすぐに購入したけど、ちょっと読んだだけで止めてしまった。鏡明氏の解説によると、ひたすら同じパターン(行動だけでなく会話まで)の繰り返しで、「餓狼の弾痕」タイプの展開みたいだけど、それであの長さ、しかも物語は始まったばかりとなっている。
果たしてこれは面白いの?
是非感想聞かせて欲しい。
石井は聞えない振りをした。
まあ、「餓狼の弾痕」よりは(ry
>>320 >小生意気な令嬢を公道レースで打ち負かしたりする場面は実に痛快です。
ありましたねえ。ぶっちぎりで引き離す。
本来はエンジン・ブレーキで減速するが、わざとフット・ブレーキを使いストップ・ランプを点滅させ
実力の差を見せつける みたいな・・・
>>330 発売されてすぐ購読するも途中で挫折。
遺作であるし未完でもあるのでなんとか読み終えたいがやはり挫折。
評価したいのは山々だが残念ながら俺向きではなかった。
他の人の意見を俺も聞きたい。
>>330 見通しの悪い、じめじめするつづら折れ道を上っていったら通行止めだった、って印象でした。
話が離陸しないまま、頁を稼ぐためのような会話体が折りはさみ、AK47の説明で終わってしまった。
これが一昔前の角川文庫のように字組が詰まっていたら又印象が変わっていたかもしれません。
文庫版は、鏡明の解説が泣けます。
335 :
ブル:2005/11/24(木) 22:35:13
>>331 なるほど「餓狼」よりは、ですか(笑
>>333 俺も未完の遺作だから読もうと思ったけど無理だった。
>>334 鏡明氏の解説、残された創作メモまで紹介してるし、ある意味あの本では解説こそ読む価値ありかな。
「ヘッド・ハンター」読んでて、ストーリー性が無いのに読めるのに正直驚いてて、繰り返しの展開ならばストーリー性が無いのと同等だと思い、
もしかすると「暴力祖界」もある境界線を越えたら、繰り返しが快感に変わるのかなと、思ったので皆の意見を聞いてみようかと。
俺としては、野崎六助氏の解説の中の「前のめりに、途上のまま倒れた」と言う表現が印象深いです。
狼は生きろ 豚は死ね かな
誰でもそうだけど、創作活動てのは肥えたら終わり 悲しいことに
自分は暴力租界の話をしてるわけではないけど・・・
>>335 繰り返し、ということであれば「ヘッドハンター」は明らかに違うと思います。
むしろ「アスファルトの虎」の後半の“ベンツの試乗”辺りが近いかなと。
>俺としては、野崎六助氏の解説の中の「前のめりに、途上のまま倒れた」と言う表現が印象深いです。
個人的には、「餓狼の弾痕」や「暴力租界」というのは、満身創痍で意識も
薄れかけている戦士が、すでに弾丸が尽きていることにも気付かずに銃を
構えて引き金を引き続けているという感じです。だから、内容に関係なく
活字になる価値はあると思っています。
「暴力租界」大藪氏の絶筆作品てこともあり、全部読みました。
感想は…難しいな。
確かに「飢狼の弾痕」みたいに1パターンの繰り返しがありました。
評価としてもあまり芳しくないかも
他の所に目を向けると、大藪氏の作品としては珍しく
戦う理由が元は「借金返済」ってとこですか
今まで金が目的で戦ってきた主人公はいましたが
元の境遇が貧しかったための、富める者への反逆って位置付けでした。
しかし、今回は自分が作った不況による借金返済のため、暴力団の傭兵となるという話です。
最後の終わり方は、絶筆ながら大藪氏らしい終わり方だったなと思います。
苛酷な経験に鍛えられた俺たちOYA部隊は、今の世の中がいつまでも
続くという幻想に絶望しながら、凶暴な欲望を秘めつつ普通を装った。
しかし、牙を隠したままでくすぶってるような俺たちじゃあない。
完璧な計画を立案実行し、鍛えられた肉体と頭脳でやってのける優雅なる野獣、
不可能を可能にし、巨万の富と狙った獲物を必ず我が物にする、
俺たち孤高の狙撃手、チーム・マグナム(仮)!
“俺たちは、独りひとりが道理の通らぬ世の中に敢えて挑戦する、
頼りになる神出鬼没の男(プロフェッショナル)!。
ホットなノベルを読みたい時は、いつでも言ってくれ!”
「俺は、リーダーの伊達邦彦。通称野獣死すべし。
俺のように作者自身の苛酷な体験が色濃く反映されていなければ、
百戦錬磨のつわものどものリーダーは務まらん。」
「俺は北野晶夫。通称汚れた英雄。自慢のルックスに、
女はみんなイチコロさ。華麗なるライディングテクニックで、マシーンから
大富豪の未亡人まで乗りこなしてみせるぜ。」
「俺は朝倉哲也。通称蘇る金狼。変装の名人。昼間は真面目で従順なサラリーマン。
「朝倉君のように真面目に……か」(苦い笑いに頬を歪める)」
「俺は杉田淳。通称ヘッドハンター。トロフィー射撃の鬼だ。邪魔する奴は機銃付きの
ヘリでも撃ち落としてみせらあ。でも、インフルエンザだけは勘弁な!」(
「よぉ、お待ちどう!俺様こそ西城秀夫。通称ハイウェイ(エアウェイ)・ハンター。
警察庁秘密捜査官。広域暴力団潰しのプロ。処刑と拷問の腕は天下一品!
過去のない男?権力に飼われた犬?だから何。」
「暴力租界」。「飢狼の弾痕」ほど読むのはつらくなかったな。
飢狼〜は、何かの冗談かと思ったくらいひどかったから。
もちろん一本調子なのは否めないけど、朝鮮人たちのセリフを
カタカナにしないだけでずいぶんと読みやすくすると思う。
まあ、台湾マフィア達がアジトに逆襲に来るとか、雇われた暴力団の中に
スパイがいたとかのエッセンスは欲しかった。
>>340 絶筆だったから、あの後でそういったエピソードがあると考えましょう。
そういえば読み返すたびに気になることが。
どの作品ということではないですけど、大藪作品の主人公って重火器はあまり使わないですね。
主人公は大抵、拳銃&短機関銃&自動ライフル&ボルトアクションライフル。
それにせいぜい手榴弾ですよね。
RPGや迫撃砲で武装した方がずっと戦闘力上がると思うんだけど、先生は
実体験主義だったと言うことでしょうかね。
>>342 頻繁ではありませんが、重火器は出てきますよ。
迫撃砲とバズーカ砲やロケットランチャーは出てきます。
物が物だけにあまり体験できる代物でもないから、あまり出ては来ないのかと。
言うとおりに実体験主義でしたね、大藪氏は。
基本的に作品の主人公は一人で取り扱える武器しか使わないので
あまり大型のやつは出てきませんね。
344 :
ブル:2005/11/25(金) 18:42:42
>>337>>338>>340 なるほどね、
晩年の作品の中では、かなり重量感のある作品との勝手なイメージを持っていたんだけど、結局は最盛期の作品には及ばないと言う事かな。
>満身創痍で意識もうすれかけた戦士
ある意味、大藪春彦には相応しい最後のような気もします。
最後まで書き続けた結果が、あの作品というべきか…
>>339 OYA部隊って何?と悩んでたが、ようやく“オオヤブ隊”だって気付いた(笑
ウィンチェスターの登川も入れてほしかったな。石川克也もいるし…
続きを期待しときます。
>>342 優雅なる名無し氏が書いている通り、「処刑の掟」や「戦士の挽歌」
などでは重火器を使っています。基本的に大藪小説のヒーローたちは
ワンマン・アーミーですから、常人よりはるかに重い物を持ち運べる
とはいえ、やはり重機関銃や手榴弾などが武装の上限である場合が
多いようです。前述の2作品のように重火器を手に入れることができ、
重武装した多数の敵のいる拠点を攻撃する場合などは、遠慮なく
使っているようですが。また、「男の掟」のように敵から奪った
小型戦車で最後の攻撃を仕掛けるというのもありました。
基本的に、重火器を使うのは国家権力など主人公と敵対する組織で
ある場合が多いですね。もちろん、主人公が秘密捜査官や諜報員など
国家の側の人間である場合は、サポートする形で軍隊まで登場する
こともありますが。
>>342 名無しの掟氏がいうように、一番の変り種と言えば「男の掟」で出てきた戦車かな。
重火器でなければ、「処刑軍団」でラジコン飛行機に爆弾積んで相手にぶつけるってのもあったな。
>>346 セスナからダイナマイトを落とすというのも、複数の作品でありました。
「狂った報復者」の時の矢吹貴のように、ヘリから迫撃砲弾を落とすと
いうのもあったなあ。でも、やはりもっとも強力な兵器を使用したのは、
伊達邦彦や杉田淳の“核”ですね。
348 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :2005/11/25(金) 22:26:35
「餓狼の弾痕」は狙って書いているとしたら面白いのだが、
プロット、構成等に関する作家としてのブレーキが既に効かない状態で執筆
していたように思われる。
文学板、ミステリ板では、優れたトンデモ本として、あるいは、ある種文学的ですら
あるとして、評価する声もあるが、この本がと学会の著作で紹介されたこともあって、
本作をもって大藪作品、大藪春彦という作家の評価基準とされることは懸念したい。
いかん、“核”といえば「戦いの肖像」を忘れていた。他にもあるかも
知れませんが、いま思い出せるのはこんなところです。
>>342 大藪ヒーローの本質は一発必中を期する狙撃兵なので、よりピンポイントに殺傷できる兵器の
登場が多いのでしょう。
>>344 「戦士の挽歌」と「ウインチェスターM70」はまだ未読です。(おや
よく調べると色々出てきますね、核にミサイルに戦闘用ヘリも出てきますね。
「戦いの肖像」でしたら、小型潜水艦とか。
名前だけでしたら、戦闘機も出てきますし。
「暴力租界」のあとがきで(私が読んだのはトクマ・ノベルズでした)
作者がスカッドミサイル出すつもりだったという話を聞きました。
>>350 >「戦士の挽歌」と「ウインチェスターM70」はまだ未読です。(おや
皮肉や冗談でなく、未読の大藪作品があるなんて羨ましいです。
>>351 確か「戦いの肖像」では、ページ数こそ割かれていませんが原子力潜水艇と
駆逐艦の戦闘シーンもあったはずです。あと、星島弘も一連のシリーズで
スティンガーで数機ののF-15を撃ち落としたり、ファントムに乗ってミグを
撃墜したりしています。
>>353 あったあった!!
私が不勉強だった…
そういや、たしかにスティンガーミサイルでてきますね。
ウェポンハンターシリーズで、飛行機の墓場に行って部品をかっぱらってくる
話がありました。
戦闘機でドッグファイトの話もあるし。
ウェポンハンターシリーズ、読み直すか…
355 :
無名草子さん:2005/11/26(土) 00:16:05
>>344 確かに量産型ベストセラー作家の最後にふさわしいね。
脳みそが腐っても書くべし!と・・・。
ここまできたのは武者小路実篤と大薮春彦くらいだ。違いの分かる男たち。いや分かんなくなっちゃった男達と言うべきか・・。
356 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :2005/11/26(土) 20:55:07
相変わらずのカタログ読みが続いているようだが、
自分は、大藪春彦はミステリか、という基本的な問題について考えてみた。
「血の来訪者」の解説を見ると、大坪直行氏などは完全にハードボイルド・ミステリ
の系譜の中で大藪作品を把握しようとしているようだが、
内容面では、むしろ、ミステリのジャンルの中でもクライム・ノベル(「野獣死すべし」
「蘇える金狼」「復讐の弾道」等)、冒険小説(「傭兵たちの挽歌」、西城のハンター
シリーズ等)等に分類される得るものが多いかと思う。
海外作家だと、リチャード・スターク、ジム・トンプソンあたりに共通するテーストを
感じてしまうのだが。
>>356 「野獣死すべし」を発掘した江戸川乱歩の評は「探偵小説」だった。
その系譜を辿って作品を語れば探偵小説、ミステリ扱いともなろう。
作家の分類など愛読者にとっては児戯に等しい。
後生大事に揃えた本を図書館顔負けに区分けして、本棚に収めた後は
傷まないように頁を開きもしない、そんな馬鹿げた蔵書家、愛書家の
けちくさい夢には何の興味もなかった。
>>354 ウェポンハンターシリーズは、飛行機の墓場や死体処理の専門家など、
蘊蓄小説としてもけっこう楽しめました。タイアップしていたと言える
「サバイバル・マガジン」で特集もされていましたね。
ところで、以前にもこのスレで書いたような気がしますがこのシリーズに
おける星島の経歴は、作品によって矛盾が生じている気がします。
>>357 同感!
惨めな頭にはケチ臭い夢がふさわしい
ついでに某氏、
大藪好きなら、秘そかに動け。あげるなよ。
構ってほしくて目立とうとしてるのかw
360 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :2005/11/26(土) 22:09:53
勿論、デビュー当時の大藪氏を強くバックアップした早大の先輩でもある大乱歩の
大藪作品に対する認識は、ハードボイルド・ミステリであったのは言うまでもないが、
乱歩の作風を知る者であれば、一見、大藪作品への肩入れは不可思議にも思える。
あくまで客観的な立場からという見方もあり得るとは思うが、
初期の大藪作品の根底にある「暗い情念の発露」、ここに大乱歩は共鳴を感じたのでは
ないか。このスレでは、「陰獣」「パノラマ島奇談」「虫」「鏡地獄」「芋虫」等の
乱歩作品を読む者はいないかもしれぬが、(そもそもコアでヘビーな大藪ファンと
乱歩ファンは被らないと思われる)、これらの作品には、大藪作品とは全く異なる形での
乱歩風の「暗い情念の発露」が表現されている。
怪奇探偵小説とハードボイルド・ミステリ、ミステリの中では対極に位置するかに見える
この2人の巨人、意外に内面に共通項を孕んでいたかのように思われる。
>>357 >「野獣死すべし」を発掘した江戸川乱歩の評は「探偵小説」だった。
私は大藪作品以外はさっぱりなのですが、江戸川乱歩に関しては
「怪傑ドラモンド」を訳した乱歩なら、「野獣死すべし」を読んで
「キタ━━━━━━(・∀・)━━━━━━ !!!!!」と感じたのも無理は
ないな……などと、つまらんことを考えてしまうのです。
>>360 江戸川乱歩は新人発掘に熱心だった。星新一や小林信彦も
江戸川乱歩に才能を見いだされた。それをして場違いというのは、偏狭なものの見方に当たる。
過分に肩入れしたわけではないが「現代の机龍之介の物語である」
と雌鹿を捕らえて銃のサイトにぴたっと捕らえるような風にした。
乱歩の世界は探偵小説と怪奇小説だけではない。衆道の世界にも造詣が深かった。
「野獣死すべし」の伊達の秀麗な容貌に惹かれる厚化粧、本業のゲイボーイ達の登場も
乱歩の「お気に召した」かもしれぬ。
しかしそんな妄想にはなんの興味もなかった。
「野獣死すべし」を乱歩が絶賛と言われてたが、左程でもなかった、となんかの解説に書いてなかったっけ?
詳しくは忘れたけど・・・。乱歩自体は覚えてないとか、忘れてたとかいう次元の話。
364 :
無名草子さん:2005/11/26(土) 23:28:15
乱歩はとにかくミステリというジャンルを強化・確立するために私財まで投げ打って
尽力した人だからね。
個人の趣味などという狭い見方は極力廃して、商品として、あるいは芸術としてこれと思うものはみんな引っ掛けたんでしょ。
>そもそもコアでヘビーな大藪ファンと
>乱歩ファンは被らないと思われる
こーゆー無茶苦茶な決めつけをしたいなら、一応の根拠を述べないとね。
乱歩は漫画でいえば手塚治虫みたいな存在なんだからさ。ミステリ世界のいろはのいだ。
あなたの言ってるのは白土三平ファンは手塚ファンではないとか書いてるようなもんだよ。
>>363 大坪直之筆になる新潮文庫版「野獣死すべし」の解説に、
「同人誌掲載の「野獣−」を読んで感動した乱歩が、『宝石』誌に作品を
転載するべく自宅に大藪氏を招んだところが、どういう手違いか乱歩邸の
応接間で待たされること一時間…」
と言うエピソードのことではないかしら。大藪氏は大鼾で応接間に寝ていて、
その豪放さに「これならあの作品を産めるはずだ」と思ったというオチがついていますが。
>>365 それは読んだことはないです。
もしかしたら乱歩関連の記事かもしれない。
それを読んで「な〜んだ そうなんだ」と少々ガックリした記憶があったもので。
今さらですが、
>>270の
>作者自身の発言とその反応(ざわめきの後に拍手が起こったとか)
このエピソードがどこに書いてあったか思い出しました。「凶獣の罠」の
解説で今野敏が書いているのですが、1994年の「冒険作家クラブ賞」の
授賞式で、受賞者である大藪春彦が「ここにいる作家で、私の影響を
受けていない者はひとりもいないと信じている」と発言。船戸与一、
生島治郎、北方謙三、逢坂剛、森詠といった作家たちがどよめきの後に
拍手したそうです。素直に感動。
乱歩絶賛という評も、当時のマスコミが大げさに乱歩評を取り扱っただけかもしれない
また、大藪の『他殺クラブ』、そして『日本探偵作家クラブ』を除名される顛末もあり、
評価を「乱歩が絶賛と言われてたが、左程でもなかった」というように下方修正したがる
向きもあったのではないか。出口のないとりとめもない妄想が頭の中をよぎっていく。
作家が一人世に出ることになるきっかけを作った、大乱歩の目利きの慧眼こそを
賞賛したいですね。極論すれば「乱歩の目にとまった」ことが、我々が大藪作品たちを
愛読できる遠因にもなったとも考えられるわけです。
>>365 おそらく同じエピソードについてと思われますが、ケイブンシャ文庫版の
「獣たちの黙示録」下巻の解説で、新保博久が書いています。
大藪春彦が初めて江戸川乱歩邸へ挨拶に行ったところ、取り次ぎの手違いに
よって応接室で1〜2時間待たされ、それに気がついた乱歩が慌てて行って
みると大藪は長椅子に横になり高イビキだったそうです。そして乱歩は
無礼だと怒るどころか非礼を詫び、「野獣死すべし」の出版や映画化権の
交渉にも尽力した……という内容です。かなり有名なエピソードという
ことで書かれています。
>>358 話を蒸し返すようですが、ウェポンハンターシリーズの星島は確かに元はジャーナリストを
目指してアメリカに行き、そこから軍に入って戦闘技術を学んだってなってます。
あとの話だと、たしか東南アジアにいたという話でしたっけ…
手元に作品がないからちとわかりません。
>>370 ウエポン・ハンターはものの見事に『地獄からの生還』しか記憶がありません
なぜか作中に出てきたナイフに熱を上げて、探し回って買いこんですぐになくした。
読者失格か…
>>370 第1作の「戦場の狩人」では、1965年に海兵隊員としてヴェトナムへ
行くんですが、後の「オメガ・ワン破壊指令」では1960年にパリにいて、
フランス外人部隊に入るんですよ。すぐに軍から脱走することになるの
ですが、それにしてもその後に再び東京でくすぶっていることになって
しまうのがちょっと……。
>>371 ナイフを買った時点で合格です。
>>372 そうでした…
すっかり忘れているな…
しかし、大藪氏も人の子それなりにミスもありますとも。
ナイフでしたら一時期集めてましたね。
ガーバーマグナムハンター(ハイス鋼仕様)や飛び出しナイフが欲しかったのですが
高くて手がでなかった。
大薮春彦の食事描写だけまとめた文庫でもでるといいのにね。
時代劇作家なんか良くあるよね、この手の本。池波正太郎とかさ
>>374 それをやってもいいですが、食事描写をまとめた場合。
肉をキロ単位で食べたり、酒をg単位で飲んだりと
池波氏みたいな風流さは欠片もないかと。
まあ、海外での有名レストランでの食事はまとめてもいいかなと。
>>374 意外とみんな大食漢で肉好き勢力料理大好きで、野生動物の新鮮な肉や
革紐や靴を食える機会を最大限に活用していくので、食事自体にヴァリエーションが
見いだしにくい(読む人が読めば分かるが)。
339をひねくり回しているときに、伊達のスペシャリティが何なのか少し悩んだのだが…
以降のヒーローは伊達の分身であり兄弟でもあると感じた。それに似た感じ。
そういやー。
冷えた主人公の体を温めたり、標的となる屋敷のガードマンの夜食にと、天プラウドンや
釜揚げウドンが出てくることはありますが、ソバはなさそうですね…
ラーメンは液まで啜られたり長ネギを一本ブチ込まれたりして出てきていた気がしますけれども。
作者の郷里がうどん王国の高松だからか!?(身もフタもない)
>>374 いいですね。確かに、楽に本を1冊出せるくらいの情報量はあります。
>>375 >>376 池波正太郎と大藪春彦、それぞれ違った食の描写と楽しみ方があると
思いますから、大藪作品なりのまとめ方で良いのではないかと思います。
例えば、
1.優雅なる食
「ロメオ」、「ルネ・ダルジャン」、「海の幸」、「ジョナサン」、
「オスカー・ディヴィドセン」、「オスカー・ディヴィッドセン」、
「マンダリン」、「兎の耳」、「ファット・タング」、「キエフ」、
「アルスター・パヴィロン」といったレストランでの食事。
2.豪快な食
「シマアジの刺身、アワビ五個、生ウニをドンブリ一杯、アユの味噌汁」
「金魚鉢ほどのグラスで飲む“ドライ・マルテーニ”と一キロのステーキ」
「二キロの生肉と一キロの焼肉」、「鹿の腿肉焼き二本」「鹿の胸肉刺身」
「茹でた毛蟹三匹、ウニをまぶした生いかドンブリ一杯、グレープフルーツ」
「イノシシの心臓と肝臓の串焼き」、「キャビア、羊の脳味噌・スープ、
鳩の照り焼き、四ポンドのステーキ、ジャムやシロップをつけたクレープ二十枚」、
「朝食は塩茹でのタン、昼食はリヴァーの塩焼き、夕食はリブ・ステーキ」
3.極限の食
「自分を追跡してきた犬の丸焼き」、「鹿の生き血、内臓、肉、骨髄」、
「馬一頭分のリヴァー」、「生のサンショウウオ」、「グリズリーの肝臓」
ああ、キリがない。
>>377 すぐに思い出せるのは「復讐のシナリオ」の、ウサギを使った南蛮ソバ
くらいですね。
380 :
374:2005/11/27(日) 09:34:26
381 :
374:2005/11/27(日) 09:39:48
>>378,
>>379 いいな〜wさすがよく読みこんでる。
特に「自分を追跡してきた犬の丸焼き」なんて単なる犬食とちがって
自分を追跡してくる犬がいて、初めて味わえる珍味だ。
一般人は犬に襲われることはあっても、追跡される事はまずないから
これは我々には中々味わうのが困難。しかも丸焼きw
池波正太郎のは金ためりゃ喰えるけど大薮春彦はそうじゃない。
風流度では大藪の勝か?
>>381 >自分を追跡してくる犬がいて、初めて味わえる珍味だ。
自分で射殺して、解体も自分でやるんですからねw
C・W・ニコルの「ぼくのワイルド・ライフ」には、捕鯨船でふるまわれた
クジラの“ノドチンコ”や心臓や肝臓の薄切り、脂肪のそぎ切りなどが
出てきますが、これも今や金を出しても食べる機会はなさそうですね。
ちなみにこの本、大藪小説の“食”が好きな方は必読です。
それから、
>>378で「ヘッドハンター」を出さなかったのは、“豪快な食”の
項目の例があの作品だけで埋まってしまうからです。(・∀・)
生き残るため、目的達成のための体力涵養の食事行為がまず
前面に押し出されることが多い大藪作品の食事と、
「不味い物を食っては身にも皮にもならぬ」池波作品の食のスタンス
とは好対照を成している気がしますね。
>>382 鯨は古い作品ではステーキになって時々でてきますね
あと「蘇える金狼」で値段の心配のないものとして
大トロ頼んでますし。
時代って変わるものですね…
>>383 池波氏の作品はあまり読んだ事はありませんが
食事をまとめた小説を読んでみると、
季節の食材を美味しい程度に食べているかと
猪鍋は出てきますね
あとウサギ汁とか
385 :
374:2005/11/27(日) 15:11:11
>>384 そうそう、金ないからって大トロ食べてんだよね。
最初に読んだとき意味わからなかった。
しつこくて恐縮なんだけど、「自分を追跡してきた犬の丸焼き」がとにかく
最高!追跡してきた犬への憎しみと勝利感や安堵感が一体となって、大変美味しゅうございました。
386 :
374:2005/11/27(日) 15:17:21
池波正太郎の料理本だと、写真で当時彼の食べてた料理を再現してたりするカラーページがあるよね。
大薮春彦でそれをやると、実に味わいの深い、18歳未満の読めない、というか発売できない
1冊ができそう。
>>383 でも大藪作品の主人公たちは、野性の味を「美味い」と認識する
味覚の持ち主たちだから、「新鮮なエゾシカのレバーをあぶったもの」
とか「グリズリーの背肉を脂肪で揚げたもの」とかをけっこう楽しんで
食べることができるんですよね。これは強みだと思います。
>>384 北野晶夫が女2人を抱いた後、スタミナを回復するために“二百グラムの
クジラのテキを五枚とトロロ飯をドンブリ一杯”たいらげたりしてます。
あと「血まみれの野獣」で鶴田敏夫が「金がないから栄養だけを考える」
ということで“丼飯と生卵、鯨のステーキ、野菜サラダと豚汁”を食う
シーンもあります。
>>386 >18歳未満の読めない、というか発売できない1冊
「自分を追跡してきた犬の丸焼き」(もうええっちゅうねん
>>387 昔はメジャーだったんですね、鯨のステーキ。
大藪作品では丼飯を食べるときは生卵に豚汁がつきものですね。
てか、日本だとその本はやばいかと。
まあ国によっては、犬猫の肉今でも食べてますが。
389 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :2005/11/27(日) 16:19:52
俺は池波正太郎作品の愛読者でもあるが、粋なグルメで知られる池波先生と
大食エピを作品の彩り(欠くべからざるものとは言えると思うが)にしている
大藪氏を同次元で語るべきではない。
戦前の素朴な東京のうまい物を知る池波先生と戦後の半島で食うや食わずの逃避行
の経験を持つ大藪氏、時代と経験の違いが、「食」というものに対する2人の
コンセプトに相異となって表れていると思う。
390 :
ブル:2005/11/27(日) 16:24:00
以前、狩猟を趣味にしてるという同僚がいて、飛んでる鳩を見て
「うまそうやなあ」と呟いてたの、ふと思い出した。
今、ヘッド・ハンターにのめり込んでしまってる俺は、熟成させた鹿肉が食いたいなあと…
>>390 狩猟免許とるか、それを食べさせてくれる店に行くしかないですね。
くれぐれも奈良の東大寺で鹿(ry
392 :
無名草子さん:2005/11/27(日) 16:33:44
所詮暇人(ショサイマジン)へ
「同性愛板」「幼児偏愛板」にカエレ!!!!
393 :
ブル:2005/11/27(日) 16:44:04
>>391 俺は関西在住で…
実は、奈良は近かったり(笑
とりあえず、スーパーでベーコンのブロックを買ってきて、そのままじっくり焙ってから噛り付いたり、なんて阿保なことして、ささやかな自己満足に浸ってます。
>>393 私は今日はボロニアソーセージ買ってきたので
輪切りにしてフライパンで炙って
酒の肴にします
>>388 >大藪作品では丼飯を食べるときは生卵に豚汁がつきものですね。
個人的に美味そうだと思った丼飯は、「黒豹の鎮魂歌」に出てきた
“ドンブリ飯にイクラと味の素とショウユをかけて掻き混ぜたもの”
ですね。それも、こき使われる仕事の合間に立ち食いするんですが
あまりうまいのでガツガツしすぎて飯が喉につまって目を白黒させる
というものです。
ちなみに北野晶夫の少年時代は、卵や丼飯すら“御馳走”だったの
わけですよね。自転車を盗んだりして金を作っては食べていた
モツ焼きだって、「牛や豚のものか、それとも犬や猫のものか」と
いう有り様だったわけですし。
>>393 >実は、奈良は近かったり(笑
鳥坂先輩なら東京からバイクで楽勝であーる! 百戦錬磨の野ウサギと
死闘を繰りひろげる彼なら、東大寺の鹿を(ry)禿しくスレ違いスマソ
ところで、池波正太郎といえばトンカツの残りをソースに浸してから
冷蔵庫に入れておき、翌日に食べるという話がありました。この人、
本当に食通だと思いましたよ。大藪春彦は少年時代の飢餓体験から
「美食とは大食。とにかく量を食う」ということでしたが、ちゃんと
彼なりの食に対するこだわりを持っていたようですね。香港で食った
中華料理の味を求めて帰国後にいくつも店を尋ね、アワビのハラワタの
から揚げを見つけて感激したり、ステーキやローストビーフの火加減に
うるさかったり。
「野生の味」「美食と大食」大藪ヒーローが肉を大量に食いまくるのをタフネスの証拠と思い
肉を大量に必要とする、そんな環境で鍛えられた)パワフルな肉体にあこがれたりしましたね
(実際そんな体だったら燃費が悪くてたまらんだろうが)
大藪自身は「作家業に入る前は、下宿のおカズでは蛋白質が不足し恐怖感に襲われて」
三日に一度はお茶割り焼酎などで食欲を掻き立てながら、タマゴと豆腐ばかり
食って食って食いまくった、と蛋白質摂取に対しての強迫観念のようなことを書いていますが。
>>395 私は「戦士の挽歌」で出てきた、丼飯にタラコとバターをまぶして醤油をかけたもの
それに豆腐とシジミと大根の味噌汁を一杯ずつです。
なるほど、色んなエピソードがあるのですね。
私は大藪氏といえば、高級レストランも多く出てくるのですが
やはり当時の大衆的?な食べ物をかきこむように食べる主人公ですね。
>>396 そうですね、基本的に餓えに対する“恐怖感”というのがあったのかも
知れません。「奴に手錠を」の記述などから分かるように、過度の肉食は
痛風など病気を招くということも知っていたはずですが、それでも酒と
大食は若き日の大藪春彦にとって、創作のエネルギーとして欠かせない
ものだったのでしょう。
>>396 その話「凶銃ルーガ―P08」で書いてます。
「はぐれ狼」の章で主人公に下宿の食事は蛋白質が不足するから
って、行きつけのおでん屋で卵と豆腐に御茶割り焼酎飲食させてます。
うわ、まんまですね。
>>397 「アス虎」の最初の方の高見沢も、適度な肉食&プロテインの粉末、胚芽米にカボチャの煮付け
それから栄養補助のための錠剤、必要なときだけ睡眠薬、と医者の考えるような細やかな合理的
模範的な食事をしていましたね。
殺人機械になったあたりから、大まかに肉をたらふく食べるようになってしまったけれど、
ベータカロチンをたっぷり含んだカボチャの煮付け、あなどるべからず。
>>395 池波正太郎の食味評論は、おいしい酒に美味しい肴を楽しく味わおうという「余裕」のような物が
あるのが味わい深いですね。
初期の食味評論「散歩のとき何か食べたくなって」晩年の「よい匂いのする一夜」などには
少し棘や哀感を強く感じたりする部分が織り交ざるのですが…
「人間負けてしまっては負けだぞ」(にやり)
>>400 そうですね「アスファルトの虎」の高見沢は大藪作品の主人公では珍しく
バランスのとれた食事をしていますね。
蛋白質は魚や乳製品にして肉からはあまり摂らず(摂っても脂肪分のすくないもの)
野菜も多く摂るように心がけてますね。
高見沢の過去のエピソードで、軍隊時代にベトナムで捕虜になった際に
動物性高蛋白な食事に慣れていたせいで、粗末な食事に苦労したって話があります。
あるいは、ボディビルダーの資料を集めた際に食事について考え直してみたとか。
402 :
無名草子さん:2005/11/27(日) 20:04:38
>ところで、池波正太郎といえばトンカツの残りをソースに浸してから
>冷蔵庫に入れておき、翌日に食べるという話がありました。
これ、美味いのかな〜。
ところで朝倉哲也が上目黒かどっかの下宿から、不動前だったか鎌田だったか
縄跳びを飛びながら走って通うシーンがありますが、これは実際やると相当恥ずかしいであろう。
しかも死ぬほどキツイであろう。
403 :
無名草子さん:2005/11/27(日) 20:18:22
>>374 このカキコ読んでケタケタ笑ってたら、我が愛犬がやってきて「なんで笑っとる?」
みたいに不思議そうに俺をみて去っていった。
404 :
無名草子さん:2005/11/27(日) 20:19:16
そーいや大藪の愛犬はチリーだったかな。
>>400 >殺人機械になったあたりから、大まかに肉をたらふく食べるようになってしまったけれど、
鋭いですね。確かに、戦争という“合法的殺人”が出来る環境ではない
状態で殺人者となってから、大藪小説的食生活の描写が増えてきました。
それでも、「洋食や中華ばかりだとコレステロールがたまる」とか言って
和食にしたりするわけですが。
>>401 最初の頃に出てくる“肉はないが栄養のバランスの取れた朝食”は衝撃的
でした。作者自身が膵炎に倒れたことが大きく影響しているんでしょうね。
奥さんの献立の工夫に関して、感謝している文章もありましたし。
>>402 >これ、美味いのかな〜。
冷蔵庫で冷えたソースつきのトンカツって、美味いんですよ。子供の頃の
記憶が甦りました。
>これは実際やると相当恥ずかしいであろう。
今と違って、人通りとかも少なかったんでしょうね。今やったら絶対に
2ちゃんねるやブログのネタにされたことでしょう。
>>404 かなり優秀な犬だったようですが、拳銃不法所持で逮捕された翌年に
盗まれてしまって、作者にとっては相当のダメージだったようです。
>>402 シーナマコトのスーパーエッセイで語られたりする、ソース浸しコロッケライスや、
あんまりよくない刺身はヅケ(醤油漬け)にしておかずにする方が美味しいとか、
そういうのに共通するんじゃないでしょうか。
>縄跳びを飛びながら走って通うシーン
改めて想像すると、元気のいい小学生みたいでワラタ。
「誰しも、カニを食うときは無言になるものだ。」
「諜報局破壊班員《伊達邦彦 地球を駆ける》」のアナシスとのルーレット一騎打ちの前の
豪華な食事シーンより。なんだか納得しちゃいました。
>>406 >「誰しも、カニを食うときは無言になるものだ。」
「美味いものを食べる時に唸り声を漏らす」とか、「ぬるくなったバッドワイザーは
バッドワイザーではない」とかも納得です。
>>402 あ、今丁度、「蘇る金狼 野望編」再読中です。読み応え有りますね。これは。
409 :
無名草子さん:2005/11/28(月) 02:00:28
とにかく大薮作品の主人公達は食べすぎ。
どいつもこいつも胃拡張だ。
悪魔のような暴力行為の後には
湯豆腐を肴に熱燗をお銚子で2−3本、ふと外をみれば十五夜か?
こんなヒーローも時には描いて欲しかった。
ですね。殺人機械でも、日常は平凡としてる主人公とかね。
まあ、そんな主人公をファンが読みたくなるか、って問題がありますが。
私はタバコ吸わないので、大藪主人公全員がヘビースモーカーなのが気になりますね。
たまにはノンスモーカーの主人公がいてもいいじゃん。
「汚れた英雄」の北野晶夫は、眼のためにタバコの本数に気を使っているって描写がありましたが。
「アスファルトの虎」の高見沢は、皆さんが指摘してるように健康に気を使っている人物なので
タバコは吸わない方が自然じゃないのかなぁ。
>>410 煙草を吸わない大藪主人公か…
どうも私は、似合わないと思いますね。
今の時代でもやはりヘビースモーカーでいて欲しいな。
煙草と言えば、大藪作品ってたまに噛み煙草が出てくるよね。
敵を待ち伏せする時なんかに、煙草が吸えないから……とかで。
あれ、日本じゃ手に入らないのかなー?
検索すると嗅ぎ煙草なら出てくるんだけど……。
>>412 手に入ると思いますよ
ただ、煙草を専門に取り扱う店に行かなきゃないとは思いますが。
一度だけ店で見た記憶が、何処だっけな?
>>413 ちとネットで調べてみました。
噛み煙草というよりは「SNUS」(スヌース)ってのを見つけました。
これは固形状の煙草みたいで、口中に入れるところをみると
これが噛み煙草のことではと。
観た物は一個一個袋に包まれていますが、以前は板状だったのかな?
415 :
ブル:2005/11/28(月) 17:49:01
「狼の追跡」の安土譲は煙草喫わなかったような…
はっきりと「喫わない」といった否定の記述は無かったけど、喫った場面も出てこなかったように思う。
大藪作品のなんかの作品で二本いっぺんにタバコを吸うシーンがあった。
禁煙している今となっては実際に試してみることが出来ない。
また他作品だが平井和正のウルフ・ガイでは一息でタバコの根元まで吸ってしまうシーンが
あったが、これは吸ってる途中でタバコが熱くなり実際には不可能だった。
>>410 確かに高見沢優は食事やトレーニングなど健康面に気を遣うキャラですが、
内容から分かるようにこれまでの大藪小説のあらゆる要素の集大成的な
作品ですから、禁煙は似合わないですね。それにタバコのメーカーが
レースのスポンサーですから。
>>415 確かに吸うシーンは出てこなかったような気がします。やはり力士の頃は
タバコを吸わなかったので、その喫煙の習慣がないのかも知れませんね。
>>416 >大藪作品のなんかの作品で二本いっぺんにタバコを吸うシーンがあった。
たしか、そういうシーンが出てくるのは1作だけではなかったはずです。
今すぐに思い出せるのは「長く熱い復讐」ですが、「処刑の掟」では
なんとセブンスターを3本いっぺんに吸うシーンが出てきます。負傷して
17日ほど山の中に潜伏した後なので、ニコチンに餓えていたんでしょうね。
418 :
412:2005/11/28(月) 18:59:31
>>413-414 千円札をポケットに突っ込まれると、さっきまでの尊大な態度から一転して揉み手
をしながらテーブルに案内する、暴力団経営のナイトクラブのマネージャーのよう
な卑屈な笑顔で礼を言いいますw
↑長いっつーのwwww
419 :
ブル:2005/11/28(月) 19:22:32
>>416 煙草を一息で根本まで喫うのも大藪作品でもありそう、と言うかあったような…
西城あたりがやってそうな気がするんだが。。。
>>417 安土譲は元力士と言う異色のヒーローでしたよね。しかも、かなり優しいヒーローの印象もあります。その設定や物語の雰囲気に相応しく喫わないようにしたのか、またはその頃、作者自身が煙草をやめたのかな?と、なんとなく勝手に思ってました。
420 :
無名草子さん:2005/11/28(月) 20:26:36
俺も禁煙して3年経つが、大薮の煙草描写いいよね。
俺が好きなのは角川文庫のエッセイ集にいろんな煙草について書いてたやつ。
いろいろハバナ葉巻やらなんやら薀蓄たれて結局セブブンスターかなんか吸ってる
んだよね。
>>408 奇しくも私も読破中。かれこれ10年以上前に読んだ切りだから改めて心に染みます。
勢い余って松田優作主演の方の『蘇る金狼』のサウンドトラック盤まで買い込んでしまった。
でも一番聴きたい曲…朝倉が磯川との取引前に銃の手入れをするシーンや
会社上層部からの依頼で殺し屋を始末して屋敷に火を放つシーンに使われていた
錆びたピアノと押し殺したサックスのジャズ…が入っていなかった。
きっと映画の劇伴曲じゃなくて独立したジャズの名曲なんだろう。
出会える事を悪霊の神に祈ろう。
>>420 マルボロを愉しく喫っていますが、かのエッセイのおかげでセブンスターの方が
かっこよく感じるようになってしまいました。
「火ィ貸してやろうか?」
>>421 音楽だけで言うならば、「蘇える金狼」は香取真吾版が一番OK。
TVの内容ではちとマズイですが、サントラを聞く限りでは
「蘇える金狼」っぽいのです。
これはあくまでも、私見です。あしからず。
>>277 おっ、ここで無音拳銃が出てきますか!
じゃぁ、作中にでてきた『大竹夏彦』なる人物が(ry
そういえばここ最近「火ぃ貸してくれませんか?」ってコミュニケーションがなくなりましたね。
私が気づいてないだけかな?
トレッキングしてると普通に「火貸してくれ」って言われるぞ。
他には秋葉の喫煙所w
あっ、そうなの。
やはり私だけか…
煙草の火で思い出したのですが
大藪春彦と全く関係ないですが、映画に「さらば友よ」って作品が
アラン・ドロンとチャールズ・ブロンソンが共演しています。
ラストシーンで二人が別れ際に、煙草に火をつけるシーンがあるとか
有名なラストシーンみたいです。
煙草っていうのは、嗜好以外にも口にくわえて火をつけるシーンは
サマになりますよね。
小説や映像では煙草はいい小道具ではないかと。
428 :
無名草子さん:2005/11/29(火) 17:29:59
>出会える事を悪霊の神に祈ろう。
正月に女房、子供つれて神社にお参りに行って
500円賽銭投げつつ、家族の健康を願うのも「悪霊の神」に御願いしてこそ大藪ファンっすよね。
悪霊の神
おそらく、本人が祈れば何処へでも出てくるような
「ファウスト」のメフィストみたいな悪魔と思われ。
己の命を賭ける換わりに野望をかなえてくれるような。
430 :
ブル:2005/11/29(火) 19:40:37
雑巾をくわえてるような味がする煙草
>>430 それを体験したかったら、喉が渇いた状態でタバコを吸うか
LSD入りの酒で二日酔いになった後で煙草を吸うか
体のコンディションが普通じゃない状態で煙草を吸えば体験できるかと。
>>428 初詣は近所の神社で“運命の神”に祈るのでセーフです。
>>421 いま、三浦の娘を殺したとこです。
毎日通勤電車の中で読んでるのでのんびりぺーすw
この前大藪さん読みながら、寺尾聡の「リフレクションズ」(ルビーの指輪とかあの頃)聴いてたらちょっとしっくり来た。
>>433 レスの最初の文章を読んでびびった。
いきなり殺人告白かよと。
よく読んで納得
435 :
無名草子さん:2005/11/29(火) 23:30:37
>>432 その手があったか!!
さすが大薮ファンだ。一筋縄ではいかないね。
>>433 お話の概要は分かっているのであちこち断片を読みつつ…東和油脂の屋上で
髪からしたたり落ちる雨をぬぐおうともせずに朝倉が焼き尽くすように燃える瞳を
据えて祈っている冒頭を何度も読んでいます。
東和油脂も銃器に関係ある会社なんだね、と改めて再発見。やっぱり描かれる
背景の大道具にも銃器関連は切り離せないようで。
朝のタバコの自販機でペル・メルのキングサイズを見つけたので買いこんで
帰りに古本屋に立ち寄って「処刑軍団」を購入。読むのが楽しみです。
>>436 「蘇る金狼」で好きなシーンは色々あるけど、午後まで眠りを貪った後に
あるだけの本を売ってボロニア・ソーセージ半キロと卵五個を買い、夜の
行動に備えてスタミナをつけるシーンなんて良いです。これが後半になると
丼に盛ったキャビアが食えるようになるんですよね。
「処刑軍団」ですか。詳しくは書きませんが、津場の身長と体重には
たまげた記憶があります。高見沢優より凄いかも。
>>436 「蘇える金狼」
朝倉哲也が外見がブルーバードでかなりのハイスペックを持つ車
を購入したシーンが好きです。
あるいは東和油脂の重役陣に一億の株券を要求するシーンとか
440 :
無名草子さん:2005/11/30(水) 21:44:18
「復讐の弾道」で羽山が中古のブルーバードSSSを購入する際、SSSのエンブレム
を外して痕が分からないよう塗装して欲しいと頼んだ。
「カム・シャフトも高速型に変えてあるのかね?」
「いいえ、カムは変えてません。シリンダーヘッドも1mm削っただけで。
ですからノロノロ運転でも充分に走れます。」
客とセールスマンの会話にしては凄い。
>>434 同じ本を読んでる人がいると楽しいな。
いま、恭子の部屋のベランダですw
>>441 えーとてことは
トライアンフが届いたとこですかな?
>>441 訂正。
久保の正体を知ったあたりですな。
たしかにマンションのベランダ移動はしんどいですね。
>>443 そうです。へんな高校生をもてあそぶ変なおばちゃんの部屋から侵入してベランダわたったとこ。この先、どうなるか解っててもわくわくしてます。
通勤電車の中で読んでるんだけど、偶然エロシーンのページ読んでる時にうしろの人から見えてエロ小説だと間違われたらいやなんだよな。
この小説でよく出てくるんだけど、このころは普通にオフィスでタバコ吸いながら仕事出来るんだよな。いまの時代想像も出来ない。
※一人で深夜残業の時は空き缶を灰皿に吸ってるけどw
>>444 私はこのあとの、久保が貰った?五百万を朝倉が強奪するシーンが好きですね。
今はどこでも禁煙ですからね。
私は煙草は吸いませんが、あれは男の嗜みとして在るべきだと思ってます。
朝倉に相対する形で、桜井などの若者達が出てきますが、油断した所を
朝倉の襲撃の牙にかけられてしまいます…これは相手の一枚上手を行く覚悟がなければ
戦いは最後に負けてしまうと言う、作者の信念と旺盛な闘志を示すものでしょうか?
断片を読んでは冒頭に戻る、という風に「金狼」を何度も読んでいると、
”「野獣死すべし」の不気味な不協和音の幻聴”を聴いてしまった頃は過ぎ、
「悪霊の神」を呼び寄せようと必死に念じる大藪ヒーローの姿を見ます。
そうやってでも闘う覚悟があるかどうかが大藪作品の叫びであるとはよく言われることですが、
身に染みて感じられる気がしたのは初めて。年の功…だったらいいな。
>>446 「野獣死すべし」にこんな台詞が
「俺達は皆、同じ世界に生きているのだ。へまをやった者が死に、あくまでも冷静さを失わなかったタフな奴だけが生き残るのだ」
桜井の場合、東和油脂の背任の証拠物件を集めたまではよかったですが
正面切ってゆすりにかかったのがまずかったかと。
朝倉に金を盗られた後から、彼は冷静さを失っていたのかも。
伊達に野獣死すべしの幻聴を聞かせたのも、朝倉が呼び寄せようとした悪霊も同一かもしれません。
自分自身に目的を遂行させるために、全てを賭ける覚悟を負わせるために
何か絶対的な力を求めたのかもしれません。
448 :
ブル:2005/12/01(木) 02:45:48
俺も最近になって十何年振りかで金狼読み返したばっかりで、大人になってから読んで感じたのは、
朝倉の場合は邪悪な目的だったから、その手段も邪悪なものになっただけで、真っ当な目的を掲げてる普通の人間であっても、
朝倉のような精神力と行動力があれば、しかもそれを諦めず持続させつづければ、夢は統べて叶う、そう思えた。
それが「蘇える金狼」に一番惹きつけられる理由なのかな、なんて思いました。
「ヘッド・ハンター」読み終わり、「黒豹の鎮魂歌」読み始めたところです。これも十何年振りなので楽しみだ。
449 :
無名草子さん:2005/12/01(木) 19:46:00
俺も25年ぶりに(中学以来)金狼読んだが、磯川邸狙撃あたりまでは、
野望達成への活動が、土曜午後〜日曜深夜が主なんだね。
さすがサラリーマン。
450 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :2005/12/01(木) 21:47:04
大藪氏のリベンジャーものは、主人公が暴走気味でもそのモチベーションゆえ、
許したくなるものなのだが、「長く熱い復讐」の鷲尾はどうにも頂けない点が
ある。リベンジ相手の娘を見て、
「鷲尾に、久しぶりに男性としての欲望が湧いてきた。あの娘が本当に春日の
娘なのなら、俺はあの娘を犯す権利がある筈だ…と、胸のなかで呟く」
この後、なぜか実父殺しの男(衣川)にその娘が惚れてしまったりするといった
(「みな殺しの唄」)大藪風の救い(?)もないまま
実際に主人公鷲尾は、リベンジのターゲットの娘を陵辱し、
銃撃戦の中、娘を含めた家族全員を死へと追いやる。
まさに、2ちゃんねらーも顔負けの俺様ルール全開、この辺も2ちゃんねるで複数スレ
が並存する人気の高さの因のひとつあろうか。
そう、2ちゃんねらーって結構わがまま者が多いのである(w
451 :
無名草子さん:2005/12/01(木) 22:14:17
おまえアホか?
2ちゃんねらーと自分をなぜ区分けする?
おまえが典型的な2ちゃんねらーで、その中の「膿」がおまえだろうがっ
>>450 あんたさ、書き込みするなら、一度原稿用紙に言いたい事まとめてから、さらに一晩寝てからも一度読み返し、推敲してから書き込みした方がいいんじゃない。
>>447 >伊達に野獣死すべしの幻聴を聞かせたのも、朝倉が呼び寄せようとした悪霊も同一かもしれません。
俺もそう思いました。伊達が幻聴を聴いたのが10代あたりとすれば朝倉は29歳の頃に悪霊を呼び寄せようと
なおのこと強く念じています。
「どうにもならないものに気づいてしまった怒りと何物にも挫けたくないという決意」
が悪霊と称されるものの、正体とも言い換えられるかもしれません。
>>448 朝倉は夜学出でその間にいろんなバイトを経験して…と語られることはありますが、銃や暴力を職業とするものと
の対決はすべて素人なんですよね(ボクシングジムには通っていますが)。その辺りに親近感を抱いてしまう
気弱な俺。「朝倉の同僚」みたいに小狡くなっている瞬間も、自分では気付かずあるのかなあ。
>>454 てことはそろそろ前半終了ですね。
しかし相変らず朝倉は食べますね。
口径に30-06を選んだのは
作者自身が銃を所持している事に起因しているのでしょうかね。
>450
と、コテハンで毎日駄文書き込んでる2ちゃんねらーが言っております
457 :
無名草子さん:2005/12/02(金) 07:03:30
コテハン叩きはやめろや。禁止だぞ。
>457
素直に「ぼくをたたくのはやめてください」と言いたまえ。都合が悪くなると
自演でごまかそうとする君こそ典型的な2ちゃんねらーだw
459 :
無名草子さん:2005/12/02(金) 08:05:49
ごまかしとかそういう問題じゃないだろ。
コテハン叩きはガイドラインによって禁止されている。それを守ればいいだけなんだよ。
その前に住民を不快にさせる書き込みが禁止されてることをお忘れなく
叩かれる覚悟もコテで対抗する根性もないんだったら、最初から
2ちゃんねらーがどうしたとか煽ったりしなきゃいいのに。
全くだよ
姑息もいいところ
大薮を語るにふさわしくない人物だな
463 :
無名草子さん:2005/12/02(金) 08:57:32
いや書斎の馴れ合いに甘んじない書き込みは実に大薮らしいよ。
大薮の世界に品行方正はありえないのだ。
>>463 同意。
ちょっと叩かれると急に名無しになって「コテハン叩きやめろ」とか
姑息に逃げ出すあたり、大藪作品で虫けらみたいに殺されるチンピラに
そっくりですよね(w
465 :
無名草子さん:2005/12/02(金) 09:12:45
というか、のんびり雑談やってるのが大薮のスレらしくないだろ。もっと殺伐としてるべき。
>>465 同意。
>457 :無名草子さん :2005/12/02(金) 07:03:30
>コテハン叩きはやめろや。禁止だぞ。
このように卑屈に名無しに化けて自己弁護を図るのは殺伐としていますね。
467 :
無名草子さん:2005/12/02(金) 09:34:28
ふうん。
ならこの流れも実に大薮らしいわなあ。
>>465 大藪春彦のスレだから殺伐としているべきなんて、実に頭の悪い表層的なモノの
見方ですなあ。大藪作品を理解していない証拠。劣化コピーの梅川某あたりと同類。
>>467 同意。
住人を煽ってたくせに、いざとなると名無しに化ける姑息な悪党が
住人に追われるという大藪作品らしい展開になってきました。
470 :
無名草子さん:2005/12/02(金) 09:57:18
群衆に紛れて目的の実現を目指す。実に大薮らしいよ。
叩いている連中は弧高という言葉をしらないんだろう。
471 :
無名草子さん:2005/12/02(金) 10:08:58
書斎は存在感があるなあ。
孤高というならそれを貫けや
叩きだの騒ぐな
みっともない
>>470 同意です。
ハンドルを貫く覚悟もなく、ちょっと叩かれただけで恥も外聞もなく卑屈に
名無しに化けるのなら、最初から名無しでいろよ馬鹿、というお話ですね。
誰にも相手にされない孤独さ。
痴呆度・みっともなさ・情けなさ・笑われ度の高さ。
まさに孤高です。
474 :
無名草子さん:2005/12/02(金) 10:23:06
わかってないねえ。
大薮ファンならミス住を認めて当然なんだよ。小説でしか有り得なかった世界が眼前にあるんだから、こんな機会は滅多にないんだよ。
コテを貫くことの出来ない卑屈な無職童貞引きこもりを認める必要はない。
476 :
無名草子さん:2005/12/02(金) 10:37:20
オメエの文章はクダラネェんだよ 書斎〜 ナニが言いたいのかサパリわかんね
生まれる前に戻ってベンキョウし直せや
それにしても書斎という大藪春彦を何もわかっていない無知な男について書くと
もれなく書斎マンセーな賛同者がageで出現するというのは実にわかりやすいなw
こういうところが軽蔑される原因のひとつだということが、世間知らずの童貞君には
理解できないらしい。
>474
ミス住って何?
小説でしかありえない世界が眼前に?
どこにそんな書き込みがあるの?
君2ちゃんのやりすぎでおかしくなってるんじゃないの?
回線切って寝ろ
480 :
無名草子さん:2005/12/02(金) 11:09:58
すぐそこにあるのにわからない者は全くわかろうとさえしない。
甘いよなあ。喉笛食い千切られるぜ。
すぐそこにキチガイはあるのにわかりたくない者は全く関わろうとさえしない。
当然よなあ。脳ミソ食い千切られるぜ。
なあ、名無しの書斎魔神wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
483 :
無名草子さん:2005/12/02(金) 11:50:29
コテハン叩きはやめとけや。ルール違反だからな。
>>483 自分の発言には責任を持て。
>>463 >大薮の世界に品行方正はありえないのだ。
>>465 >というか、のんびり雑談やってるのが大薮のスレらしくないだろ。もっと殺伐としてるべき。
何か盛り上がっていますね。それでは私から書斎氏へ「大藪春彦カルトクイズ」を
出題させていただきます。タイムリミットは24時間。明日の12時までとします。
最初の24時間は書斎氏だけに対する問題ですので、他の皆様は明日の11時まで
我慢していただけると嬉しいです。もちろん強制ではありませんから無視して
解答する方がいても、それはそれで仕方がありません。
問題01.伊達邦彦が寝言でも北朝鮮訛りでしゃべるまでに訓練を受けた作品名は?
問題02.「腐肉獣の狩人」で西城秀夫が入ったホルモン料理店の名前は?
問題03.主人公がスタンダードのミニ・クーパーSをしのぐ性能の改造した
ホンダN360に乗っていた作品名と主人公の名前は?
問題04.主人公が北朝鮮に脱出した元内閣情報室極東部長の有田を暗殺する
ために北朝鮮へ潜入した作品名は?
問題05.「汚れた英雄」で晶夫がボーニエと自家用機で飛行中、嵐に遭遇
して、無事に着陸後モーテルに呼んだコールガールの名前は?
問題06.「モンタナ・オイスター」を食べたのは誰?
問題07.ラーセン狙撃銃の弾着修正のため雪山に入り、テントの中で熱い
オムレツを食べたのは誰?
問題08.クラシック作曲家の肩書きを持つ主人公は誰?
問題09.レストランでの大食ぶりに「ダッタン人来襲」「ジンギス・カーンだ」
などと他の客たちから言われたのは誰?
問題10.荒くれ男たちが「パス・ミー・バター・プリーズ」「チリソース・
プリーズ」などとお上品な言葉で食事をしていた作品名は?
>他の皆様は明日の11時まで ×
>他の皆様は明日の12時まで ◯
でした。お詫びして訂正します。
自分は他人を叩くくせに、いざ自分が叩かれると
「コテハン叩きは禁止」だと、ルールに逃げようとする卑屈な奴。
それが書斎。
大藪春彦の世界では、真っ先に虐殺されるザコの役がお似合いだな。
ヘタレなんでピカレスクや復讐モノよりスパイ、捜査官モノの方が好きだったな。
特に一人称系だと主人公が比較的ダーティじゃないので安心出来た。
西城シリーズは逆に苦手な方だったけど。
>480
ミス住で検索したらそいつ荒らしじゃん
で、その荒らしが何だって?
>>488 「名のない男」は良いですよね。警察官なので西城秀夫と同じように縛りが
あるんだけど、各話のテンポが小気味良くて、自分の仕事に誇りを持っている
主人公に好感が持てます。
二日酔いなのに小牛の腿のローストとボイルした鶏とポテトにかぶりつき、
上司が呆れた顔をするシーンが面白いです。
おやおや、都筑スレを荒らしまわった挙句、おそらく日本で一番都筑道夫に
詳しい某評論家氏にコテンパンにされたミス住は、こっちに逃げてきたのか。
名無しの掟氏はちょっとレスを見ただけで、相当大藪を読み込んでいるのが
一目瞭然だけど、もしかしたらまた名前のある人かもねwww
>>485の問題
資料無しだと半分ぐらいしか解けなかった…
私もまだまだですね。
>>488 「トラブルシューター」も一人称ですね。
あれは最後には国際的な謀略に巻き込まれますけど。
私の場合は「唇に微笑み心に拳銃」や「蘇える金狼」みたいな
野望の為に戦う男達が好きですね。
493 :
無名草子さん:2005/12/02(金) 13:54:55
大薮スレにはおよそ不似合いな無粋なレスが続いてるな。
まあ、叩きが激しくなればなるほど、それに孤独に抵抗する生き方は光輝くのだ。
心して生きよ!
>>488 スパイ物と言えば、「狙われた野獣」ですか
「名の無い男」の諜報員バージョンみたいに感じます。
まあ、国に都合のいいように事件を解決しなければ
ならない主人公は結構ダーティですけどね。
>>493 一般常識を持って普通の書き込みをしていれば叩かれない、ということに気付けよw
496 :
無名草子さん:2005/12/02(金) 14:34:06
一般常識とか普通って大薮の世界からもっとも遠いものだがなあ。
>496
だったらちょっと叩かれたくらいで泣き言いうな
>>491 私は単に大藪春彦が好きなだけの一般人です。だから例えば大藪作品に
関しての文学的な批評とかは専門の方にお任せして、私はただ同じように
大藪小説を愛する方々と様々な角度から話をしていたいですね。
>>492 正直に白状しますと、問題03の主人公の名前だけはド忘れしちゃったので
本を読んで再確認しました。
>「トラブルシューター」も一人称ですね。
>>488氏の“一人称の作品”というのは「私は〜」という書き方のものだと
受け取りましたが、その場合「トラブル・シューター」は違うと思います。
もしかして景山民夫の「トラブルバスター」と混同されているとか?
>>494 「狙われた野獣」の主人公は、大藪作品の中でも特に心が荒んだ人物として
描かれていますよね。時には自分自身が「死んでしまえばいい」とさえ
考えることもあります。ああいうラストになりましたが、私としては
生き延びていてほしいと思います。
>>498 すいません、「偽ドルを追え」の間違いでした。
出たね、お得意のダブルスタンダードが。
自分は常識外れで異常な書き込みを続ける。それが大藪の世界だから。
他の人がそれを叩くのは、大藪スレに不似合いの無粋な行為だから禁止。
ここまで精神的に幼いやつが大藪なんか読んでも理解できないだろうにw
501 :
無名草子さん:2005/12/02(金) 15:19:02
違うよ。
コテハン叩きはルールで禁止されているからダメなの。その範囲でやる分にはかまわない。何やろうとな。
なるほど。
書斎魔神=ミステリ板住人は都合の悪いときにはハンドルを入れずに名無しで書き込む、
つまりコテハンではないことが証明されているから、いくら叩いてもルール違反ではない。
と、こういうことですね。納得。ルールの範囲内なら何をしてもかまわないんですよねw
503 :
無名草子さん:2005/12/02(金) 16:23:24
名無しは叩いてもいいが、コテハンは叩くな。シンプルにな。
>>503 誰もコテハンなんか叩いていないのに、わけの分らないことを言い出す名無しは失せろ。
>503
理由なき叩きとまっとうな非難の区別もつかないのか?
お前は相当社会性が低いようだがニートか?
506 :
無名草子さん:2005/12/02(金) 16:29:34
書斎魔神=ミステリ板住人だからコテハン。
>>506 すぐうえで説明されていることを平然と無視するなよ。池沼か?
>書斎魔神=ミステリ板住人は都合の悪いときにはハンドルを入れずに名無しで書き込む、
>つまりコテハンではないことが証明されているから、いくら叩いてもルール違反ではない。
>506
つーかさあ、違うコテハンが同一人物だってなんでアンタが言い切れるのさ?
本人でもない限り分かるはずのないことだがなあ
509 :
無名草子さん:2005/12/02(金) 17:38:08
何がどうあれルールはルール。守れないなら出ていけというよりない。
>509
ごまかすな
何で書斎=ミス住といえるのか説明しろや
説明しなきゃ自演の疑いを晴らせないぜ
511 :
無名草子さん:2005/12/02(金) 17:43:06
>>509 まずは書斎が「他人を不快にする書き込み禁止」というルールに従え。
それがイヤなら書斎が出ていくべし。
みなさん、もうそろそろ止めてくれないか?
スレの趣旨と全く違う会話で無駄にレスが進んでいくのは見るに忍びない。
とりあえず、書斎魔神とかミステリ住人とかいう人物は、それが罵声であれ正論であれレスをつけてもらったら
犬のように尻尾を振って飛びつく人です。
スルーするのが一番よいかと、また支持者か自演か知りませんが、勝手に話を進めようとする傾向があります。
それに乗らないようにした方がよろしいかと。
てなわけで、一番の基本「荒らしはスルー」構わないように。
名無しでジエンしてる時点でコテハンじゃないしな
書斎が出ていけ
>>509 まあコテハン叩きは禁止だが、コテハン叩きに該当するかどうかは
状況により判断が分かれる。俺自身はコテハンに対する反論・批判の
すべてがコテハン叩きだというのは小学生レベルの屁理屈だと思うし、
そもそも固定ハンドルかどうか定かでない奴が「コテハン」なのかも
疑問だが、
>>509はそうは思わないんだろう。
あるレスがコテハン叩きかそうでないか最終的判断を下せるのは、
運営側=削除人さんだけだと思う。
というわけでコテハン叩きはやめろ云々主張しているおまえは、
コテハン叩きだと思ったら削除依頼出してね。
最終結論が出ましたね。
1.コテハン叩きだと思ったら、レスをつけずに黙って削除依頼。
2.書斎やその名無しの支持者にレスを返さない。。
このスレも大藪と銘打ってあるが
食物スレと言っても可笑しくないね
517 :
無名草子さん:2005/12/02(金) 18:05:35
2ちゃんは基本的に消さない掲示板だよ。削除されなきゃルールを無視してもかまわないなんていうのは、それこそ屁理屈だ。
うるせー!
いい加減泣き喚くのをやめろ
ルール違反のジエン野郎が
色々と短編集がありますが、私は角川文庫の「血の抗争」が好きですね。
そこに収録されている「恥知らずの街」が、よろしいかと。
作中に出てくる三人組をみていると「輪殺の掟」に出てくる三人組を思いだします。
520 :
ブル:2005/12/02(金) 19:10:12
たった一日でスレの雰囲気が一変してる…orz
前スレの、のんびりしてて時々ニヤリと出来る平和な雰囲気が好きだったのに…
>>485 俺は早々に降参します(笑)
殆ど解らん。
幾つかは微妙に覚えがあるような、ないような。特にモンタナオイスターて、めちゃくちゃ引っ掛かってるけど、さっぱり解らん(笑
そもそも俺はまだ読んでない作品沢山あるし。
唯一解ったのは問10だけ。これは敢えて言わなくても皆さんなら俺の答えが正解だって、わかってくれるよね。なんせ俺のハンネ…(ry
>>520 どっかの誰かさんのせいですよ、まったく…
明日の昼の答え合わせが楽しみですね。
モンタナオイスターはおそらく山のオイスターって呼ばれる物だと思います。
522 :
無名草子さん:2005/12/02(金) 19:34:36
>>507 >>書斎魔神=ミステリ板住人は都合の悪いときにはハンドルを入れずに名無しで書き込む、
>>つまりコテハンではないこと
なんて定義がどこに書いてあるの?
勝手に決め付けるのはよくないなあ。
ほい、動かぬ証拠。往生際が悪いねえ。
----------------------------------------------------
61 :書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/05/31 21:47 ID:ZjYL/Vsx
167 :名無しのオプ sage :04/05/31 21:51 ID:ZjYL/Vsx
なんかスレの雰囲気が馴れ合いぽくなってきちゃったね
224 :名無しのオプ sage :04/05/31 21:53 ID:ZjYL/Vsx
>223
あなたはヴァカなのですか?
----------------------------------------------------
524 :
無名草子さん:2005/12/02(金) 19:59:39
いや、だから
>都合の悪いときにはハンドルを入れずに名無しで書き込む、 つまりコテハンではないこと
というコテハンの定義が2ちゃんねるのどこに書いてあるの?
名前に何か入れていればコテハンではないの?ましてやトリップ付けてればなおさらじゃないの?
525 :
ブル:2005/12/02(金) 20:23:56
>>524 たのむから余所でやってくれ。仮にあんたの主張が正しかろうが、スレの主旨から外れてる。
ルールの解釈、理屈に関する能書きなんてどうでもいい。
>>521 山のオイスター?
最近読んだばかりの中にあったような、無かったような、
ああもどかしい(笑)
いや本当、明日が楽しみだ♪
>>520 >特にモンタナオイスターて、
優雅なる名無し氏の書いているように、「アスファルトの虎」では
“マウンテン・オイスター”でしたが、同じものですね。これはぜひ
食べて見たいですが無理だろうな。カキフライを食べる時にはいつも
この食べ物を思い出します。
>なんせ俺のハンネ…(ry
「俺の××を取戻しに来たぜ」
自分に傷を負わせたハンターに逆襲して葬った獣の勝利。
>>525 これと同じような論戦はミステリー板でなされていて、しかもこれとそっくりな展開でした…
そういえば、あなたのHNはよく見ればそこから取ってきたものですね。
あ、私が思っていたのはマウンテン・オイスターだった…
他に出てくるとなると…確証はないけど、あれかな?
529 :
無名草子さん:2005/12/02(金) 20:41:53
>>525 そう思うならなぜ
>>507には言わないの?
勝手な解釈でコテハン叩きをしてもいいと断言したのは
>>507だよ。
非が誰にあるのか考えてからレスを付けてくれ。
>名前に何か入れていればコテハン
などという定義が、2ちゃんのどこに書いてあるの?
どこにも書いていないとすれば、辞書に書いてある言葉の定義で判断するしかないね。
ハンドルネーム
〔(和製) handle+name〕〔ハンドルは通称・あだ名などの意〕
インターネットなどで用いる,本名以外の名前。単にハンドルとも。HN
こてい 0 【固定】 (名)スル
(1)一つの場所から動かないようにすること。また、動かないこと。
(2)一定の状態から変化しないこと。
ハンドルを入れたり入れなかったりする人は、固定ハンドルではない。
531 :
ブル:2005/12/02(金) 20:44:37
>>521 >>526 今になって答え解った!でも、その作品の肝心の箇所をパラパラめくってみたけど発見出来ず…orz
でも一応2問は正解なはず、他のも諦めず考えてみようかな
とも思うが、俺はまだ読んでない作品も沢山あるから、答え合わせしても解らなかったりだと思う。
何にしても面白い企画だね♪
明日、仕事が終わってから正解を書き込みますので、それまでに(12時以降は)
早い者勝ちで答えていただけると嬉しいです。
「男性用トイレが“ブル”で女性用トイレが“カウ”」という発想が(・∀・) イイ!!
533 :
無名草子さん:2005/12/02(金) 20:47:12
>ハンドルを入れたり入れなかったりする人は、固定ハンドルではない。
主観にすぎない。
>>533 いい加減にしろよ。誰がどう見ても、お前の負け。
>>530は辞書まで引用しているのになにが主観だよ。
2ちゃんでは、「名前に何か入っていればコテハン」と公式に定義されているなら
そこにリンクを貼れ。貼れないなら、コテハン叩きがどうこうと騒ぐな。ウザイ。
そうだね。入れたり入れなかったりするなら、“固定ハンドル”じゃなくてただの“ハンドル”だよな。
もういくらごねても無駄だから、早く消えてくれ > 自演してる人
これでバレてないと思ってるんだから呆れるわ。
ふーむ、今晩は本棚漁って正解探してみるか…
ある程度は判ると思いますが、全問は難しい…
537 :
ブル:2005/12/02(金) 20:57:17
>>527 >>532 俺のハンネ、最初考えた時には、うろ覚えで“ブル”って呼び名の表記があったのを記憶していて、あとブルース・リーも好きだったり(笑)でブルにしたんです。
ブァッファローの事だったかな?みたいに思ってたらあの二作品で牡だって気付いた(笑)
つくづく俺は読み方が浅いなぁ。
538 :
無名草子さん:2005/12/02(金) 20:57:37
じゃあコテハンを名乗ったら永遠にそのコテハンを名乗り続けなければいけない義務でもあるの?
辞書の定義がどうとかレベルの低い話しはやめろよ。
539 :
無名草子さん:2005/12/02(金) 20:59:05
辞書と2ちゃんルールは無関係。白痴か?
>>537 私のHNは一目瞭然、伊達邦彦の連作集「優雅なる野獣」からとって来ました。
名無しの掟氏の場合は、掟シリーズが色々ありますが、何の掟からですかね?
>>538 コテハンに義務も権利もないだろ。いつも同じハンドルに固定している人のことをコテハンと呼ぶだけ。
固定するのをやめたら、コテハンじゃなくなる。もともと固定していない人は最初からコテハンじゃない。
それだけの話なんだがなあ。
>>539 名前の欄に何か入れてる人はコテハン、という2ちゃんルールが公式にあるなら、早く出せよ。
決められたルールも出せず、辞書ともちがうことを主張するなら、まさにお前の主観じゃん。
>>540 掟シリーズとしては「非情の掟」や「復讐の掟」も素晴らしいですが、
やはり最初に出会った「処刑の掟」です。
いちおう、“ななし”と“ころし”で韻を踏んで(ry
>>542 なるほど、掟シリーズでは私は「男の掟」が好きですね。
元プロの戦闘屋とも言うべき主人公の、自分を裏切った物への復讐の戦いがよかったです。
銃でM16が出てきたのはいつものことでしたが、この作品では
グレネードランチャー付きM1ガーランドが出てきたのが、珍しかったです。
>>485 カルトクイズとは趣がありますね。
幾つかは答えられるかもしれないですが、全問は無理だなあ。
このスレは定期的に荒れるなあ。発作みたいなものかしらね。
>>545 そうみたいです。
荒らしの張本人がミステリ板追い出されて、行き場が無くなりかけているみたいで
発作的に書き込みをしたものと思われ
>>546 旺盛な闘争心はいいけれど、手負いのゲームは深追いすると
ろくな結果を招かないと、ハリー大藪ものたまっております。
朝倉は他人の情事には興味が無かった。
ただし、それでひと稼ぎするつもりなら話は別だと言ってました。
たしかに、手負いのブルより危険なゲームは無いと言っていましたね。
549 :
無名草子さん:2005/12/02(金) 21:39:09
>>537 >>540 あなたたちはコテハンと呼ばれる存在なの?
2ちゃんねる上ではどこでも必ずその名前を名前欄に入れてるの?
550 :
ブル:2005/12/02(金) 21:43:36
>>542 おお!韻を踏んでいたとは!上手過ぎる。
俺は掟シリーズは「復讐の掟」が好き。
ちなみに
「処刑の掟」
未読です…
一応読み始めてはみたんですが、当時、少し大藪に飽きがきてた頃だったので、殆ど読まないうちに、古本屋に出してしまった。
作品レベルとしてはどうなん?
黒豹と比較するとどうなんだろ?
551 :
無名草子さん:2005/12/02(金) 21:46:52
>>550 都合の悪い質問は無視ですかね。
いつでも正々堂々としていられるだけの首尾一貫性がないと大藪の美学は理解できないと思うけどね。
あまりにもくだらない質問だから、みんな無視してるんじゃないの?
大藪作品にちなんだハンドルを洒落で入れてるんだから、他のスレで
使うわけがない。使う意味がない。ちょっと考えれば分るだろうに。
よって俺は「コテハン」ではないな。
>>550 ふーむ…
黒豹と比較すると…
すいません、私にはできません…
私見で言わせて貰うと
派手さでいったら「処刑の掟」ですね。暴れるのは日本国内ですが
自衛隊からかっぱらってきた武器弾薬を使って、単身で暴力団と国家に喧嘩を売ります。
黒豹では第一章のヨーロッパ編が好きでした、ヨーロッパ各地でのレストランや市場での食生活がよかったです。
中身のボリュームでしたら、やはり三章に分けて書かれている黒豹がよろしいかと。
>>550 「処刑の掟」には自分を追ってきたマスチフ犬を喰う、サーヴァーヴァルシーンがあります。
黒豹の鎮魂歌は暴力団との共闘シーンがありますが、処刑の掟は徹頭徹尾、独闘です。
何年も私の座右の大藪ノベルのままです。
都合の悪いときだけ名無しで書き込み、スレの雰囲気もお構いなしで必死に自分を擁護する人は
首尾一貫性に欠けるし、正々堂々もしていないな。ハッキリいえば卑怯で迷惑。
556 :
無名草子さん:2005/12/02(金) 21:56:25
>>552 なるほどね。
では聞くが、この掲示板の管理人もしばしばハンドルネームを微妙に変えている。
彼もコテハンではないのだろうか?或いは削除人はどうか?
かつて削除屋えっくすというクソ削除人がいたが、しょっちゅうハンドルネームを変えていたぞ。
彼らもコテハンではないというのかな。
>>550 言いたいことは分かりますが、自己主張して何の得があるの?迷惑なのは同等ですよ。
558 :
無名草子さん:2005/12/02(金) 21:58:18
>>555 誰のことを言ってるのか知らないが、大藪読者とは思えない発言だなあ。
卑怯に見えようが迷惑だと思われようがやりたいことを貫くことに価値を置くのが大藪小説のモティーフだと思うが。
>>558 やりたい事じゃなく、やらねばならない事じゃない?それに徹底的な自己客観視とね。
大藪作品の話をしたいね。
>>558>>552 文句言ってやりたいのはわかりますが、構いつけない方がよろしいかと
スルーしてください。
561 :
無名草子さん:2005/12/02(金) 22:04:53
>>559 なるほどね。言いたいことはよくわかるよ。
徹底的な自己客観視とは言いえて妙だな。
誰であろうがハンドルを固定している人がコテハン。していない人はコテハンではない。
これほど単純なことが、どうして理解できないんだろう?
他人に迷惑をかける書き込みをしない、という2ちゃんの大きなルールは破ってもいいと
主張する人が、コテハン叩き禁止という小さなルールにだけ拘泥するのも理解不能。
おかしな発言をする人はスルーして、大藪の話を続けましょうか。
>>544 >>550 韻を踏むということでは、「輪殺の掟」の方が完璧ですけどね。
>未読です…
いやあ、それはもったいないですよ。もちろん、「黒豹の鎮魂歌」も
優雅なる名無し氏が書かれているように傑作ですが、比較するのは
あまり意味がないかも知れません。
>>553 >ヨーロッパ各地でのレストランや市場での食生活がよかったです。
市場での描写は、「狼は復讐を誓う」にも出てきますね。作者の
取材の成果です。
>>554 「処刑の掟」なら“サーヴィヴァル”です。ちなみに、さいとうたかをの
「サバイバル」より先だったりします。
>>562 やはりそうでなくては
いつも思っているのですが「傷たらけの名無し」になっているのですが
やはりそれはわざとですよね?
>>563 おお、ホントだ。
処刑の掟 大藪春彦 週刊大衆 1974年11月7日号〜1975年7月10日号
サバイバル さいとう・たかを 週刊少年サンデー 1976年38号〜1980年52号
中学生の時には初出年月日なんか気にせず読んでたから気がつかなかった。
>>564 最初は単に書き間違えたのですが、皆さんよりは大藪に詳しくないので、
点が抜けているぐらいの方がいいかと思って、そのままにしてありますw
>>566 なるほど
古い時代の出版の大藪春彦の作品ではそうなんですが
朝鮮人の描写では彼らが日本語をしゃべる際に
発音がまともにできていないように書かれています。
「若き獅子の最後」の冒頭なんですが、朝鮮人が濁音を発音できず
変な日本語になっているのでした。
「きずたらけ」と聞いたときにそんな事を思い出しました。
568 :
ブル:2005/12/02(金) 22:31:08
もはやアンカー付けるの誰にしたらいいか、解らなくなってる(苦笑
で、「処刑の掟」
勿体ない、と言われたら読まずにはいられない(笑
今、「黒豹」読み始めたばかりだけど、次は「処刑の掟」に決定だ!
でも古本屋めぐりしないといけない…
そろそろ、泥の眠りへと…(ry
>>563 あっ。間違えた…恥ずかしい…かなり大きなけものにフクラハギを噛まれて目を覚ましてきます。
各所にアジトを構えるのは定番としても、自分のアジトに潜んでいるであろう刺客たちを始末するために、
時限装置で無反動砲による砲撃を仕掛けるシーンが気に入っています。
マンションのほうに嘲りの投げキスを送る。
570 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :2005/12/02(金) 22:39:58
俺がこのスレで匿名でもレスしているという妄想を撒き散らしている荒らしがいるな。
血の気が多い大藪ファンがこれに惑わされてスレが荒れるという次第。
可能であるなら管理者に事実確認されても結構である。
まともなレスの中で気になったのは、以下の2点である。
(1) 大藪作品の「トリビア」だと言いながら、なにゆえ「トリビア」に拘るのか?
「トリビア」の意味を正確に把握しているとは言い難いものがある。
(2)大藪作品への文学的アプローチを拒絶するというレスがあるが、読み方は十人十色、
であり、スレタイの趣旨に反するものではない。
文学を視野に入れない読みは、大藪氏が推す「バラントレイの若殿」等の大藪ファンが
好むテーストを有する作品を遠ざけてしまうことになろう。
571 :
無名草子さん:2005/12/02(金) 22:40:01
>>652は
>>556を踏まえて書き込んでいるのか。
あなたの定義だと2ちゃんねる運用者のほとんどがコテハンを持たないという結論になるがいいんだな?
>>570 あなた、また風邪引きですね。暖かくして治してからいらっしゃい。
>>571 あんたも風邪気味。物事の原因を引き起こした人間よりも野次馬の方がうっとうしくて迷惑なものだよ。
573 :
無名草子さん:2005/12/02(金) 22:43:07
まあ書斎がこのスレで匿名で書き込んでいないことを証明できない以上、彼は立派にコテハンであり叩かれる対象からは守られることになるな。
>>565 さいとうたかをが大藪春彦の影響を受けているのは間違いないので、
あの名作「サバイバル」も「処刑の掟」に出てきた“サーヴィヴァル”
からヒントを得たのではないか……などと夢想しています。
>>567 危うくケコーンするところでしたw
韓国、北朝鮮の方々を差別するつもりはありませんが、やはりそれぞれの
国の人たちにとって発音しにくい音というのがありますよね。日本人も
例外ではありません。まあ大藪春彦が差別的な人間でなかったことは、
作品を読めば明らかです。彼はただ、実体験に基づいて他の様々な事柄と
同様に韓国や北朝鮮の過去や現在について書いていただけだと考えています。
>>569 「復讐戦の第1回目なんだから警察の動きもそれほど素早くはないだろうから、
北村たちを襲ってからアジトの方はロケット砲で片をつけても良かったのでは
ないかなあ。たかが虫けらどもを始末するのに無反動砲を使い捨てというのは
もったいないなあ」とか考えてしまった私は貧乏性です。
さて、私も体力を回復するために深い眠りに落ちることにします。
「処刑の掟」で好きなシーンは、速見がストーナー63Aを使用するシーンですね
銃身と弾倉を換えることでアサルトライフルやLMGに変わる
この面白い兵器が出てきたのが好きでした。
>>570 >1) 大藪作品の「トリビア」だと言いながら、なにゆえ「トリビア」に拘るのか?
そんな人、このスレでいましたか?
>(2)大藪作品への文学的アプローチを拒絶するというレス
そんな人、このスレでいましたか?
あ、それから
>>485のカルトクイズですが、当然のことながら答える答えないは
書斎氏の自由です。個人的に、書斎氏がどれくらい大藪作品を読み込んでいるか
確かめたかっただけですが、その答えはもう出ているようなので。
>>575 パーツを交換することで様々な用途に使えるというのも、銃器の素人である
私にとっては驚きでした。もちろん、こういう多目的に使えるモノが“専用”に
かなわないというのは銃に限ったことではありませんが。
指先が灸をすえられたように心地よくしびれてきたので、こんどこそ寝ます。
私も寝ます
最後に一言「荒らしはスルー」構わないのが一番です。
>573
うるせー自演野郎
レスが欲しかったらまず本を読めやエセ評論家
579 :
無名草子さん:2005/12/02(金) 23:17:32
みんなが「蘇る〜」を読んでるから私も読み返してみた。
上巻の終わりの方、朝倉が桜井の情婦を犯す場面。
墓場で、嫌がる桜井の情婦を強引にファックする朝倉は、「情婦を抱えて
挿入したまま走り回る」wwという荒業をみせる、これこそ30年後に村西とおる
がAVでみせて一世を風靡した「駅弁ファック」である。
しかしさすがの性獣、村西とおるも「墓地で駅弁ファック」という奇天烈な荒業は
思いつかなかったようだ。30年以上前にこの荒業を平然と行った朝倉哲也。
まさに金狼にふさわしい男だ・・・。
580 :
無名草子さん:2005/12/02(金) 23:28:30
書 しょせん引き篭もり
斎 最果ての地で逝け
魔 待ち人おらずの人生さ
人 人畜無害とは俺のこと
自 自爆覚悟の引用×引用
演 演じて見せよう嫌われ者
乙 おっナニーが終わるまで
>573
名無しで書き込んでることは認めるんだね
自演以前に書き込みが小学生でも書けるようなしょーもない内容だから
人気がないわけだが書斎は
こうすべきかと。
×人 人畜無害とは俺のこと
○人 人畜有害とは俺のこと
>>567 比較的後期の作品「処刑戦士」にも濁点無しで喋る元韓国軍兵士が出てきたと思います。
大家フェアなどで大増刷をかけたりするときに、より広範に渉るだろう読者層を想定して
個々の描写がソフトなものに変えられるしかなかった、というようなこともありそうですね。
>>574 >無反動砲を使い捨てというのは
>もったいないなあ」とか考えてしまった私は貧乏性です。
武器が潤沢にあるぞ、と自慢したかったのかも、と考えた私はまだガキです。
585 :
無名草子さん:2005/12/03(土) 06:19:49
>>581 そういう結論にはならないだろ。
書斎が名無しでこのスレに書き込んでいることを証明できない限りな。
ちなみに書斎が名無しで書き込んでないことは本人の弁によれば明白であるが。
おまえがsageで書きこむようになったら書斎じゃないと信じてやろうw
587 :
無名草子さん:2005/12/03(土) 06:42:18
名無しの掟よ。書斎が彼一流の流儀で大薮作品を愛していることは明白だぞ。
大薮のよき読者であるならばそのことは理解しておけ。
>>587 やはりage厨は書斎だったか。他のコテハンへの発言は名無しじゃないとできない小心者
589 :
無名草子さん:2005/12/03(土) 07:07:58
証拠は?
どうせ出せないんだろうけどな。
>>587 はいはい、つまり
>>485の問題は大藪の代表作しか囓っていない書斎には答えられないと
いうわけだ。「このまま書斎が最後まで解答から逃げる」にアルヒ三杯
591 :
無名草子さん:2005/12/03(土) 07:26:36
>>590 たいして親しくもなってないのに、いきなり回答期限を区切るような失礼な形で出された問いかけに答えるほどのお人よしではないと思うよ。たいていの人はね。
答えられないではなく答えないのだ。これ一般常識に照らした結果ね。
うんうん
やっぱり24時間しかないとネット検索や立ち読みや図書館巡りでも無理だからな
ちなみに他の住人たちはシャレだと理解して楽しんでいるわけだが書斎には
その余裕もないんだな。もう言い訳はいいから口をとじてろや。
593 :
無名草子さん:2005/12/03(土) 08:40:34
だからコテハン叩きはやめろって・・。
そういや書斎某とやらは、
「たいして親しくもなってないのに」「いきなり」「失礼な形で」命令したり罵声を浴びせたりしているな。
そしてそれを追求されると名無しの誰かが「ユーモアを理解しろ」「愛情表現だ」と言い訳するんだよな。
ということで、書斎某は、
>>485の問題に回答すること。これは命令だ!
回答できなければスレの住人に対して正式に謝罪し、以後「無能間珍」と改名しろ!
↑
ユーモア表現w
>>584 たしかにそれもあるでしょうね。
また、時代に合わなくなってきたってのもあるでしょうし。
てなわけで、本日解答編。おーい某、あと一時間半しかないぞー
596 :
無名草子さん:2005/12/03(土) 09:46:22
>>595 だからさ‥。
相手の都合も聞かずに回答期限を区切るのは失礼だろ、普通に考えてさ。
もしかしたら仕事で忙しいかもしれないんだしさ。
相手にいつの期限なら回答できるか聞く手順を省略してはだめだよ。本気で回答してほしいならね。
>>596 本人でもないのにおかしいこと言うね。
さらに彼は
>>485の問題が出たあとに
>>570で一度登場しているが
問題には一切触れてない、あの時に解答期限をのばしてもらうなりなんなり
できると思うのだが?
全くスルーてのはおかしいのでは?
>>596 知らないから答えられないんだろ。いくら言い訳しても無駄だってw
>563 名前:名無しのオプ[] 投稿日:2005/11/24(木) 07:53:22 ID:wyGS3LNj
>返事がないのも返事の内だ。
まったくもって、そのとおり!
>>589 言論の場の2ちゃんで何が証拠だか。
書斎の「論考」に説得力がなく、レスするに値しない。
そして自演をしていないという主張も同様に説得力がない。
みんながそう思っている時点で書斎の「論考」が負けてるんだよ。
悔しかったらお得意の「論考」で自演していないと我々を納得させてみろや。
>>599 >みんながそう思っている時点で
というなら逆だよ。書斎の勝ちだ。
なぜならここは孤高を愛する大藪スレなのだから。
>>596 >相手の都合も聞かずに回答期限を区切るのは失礼だろ、普通に考えてさ。
相手の都合だの失礼だの、つまらない常識を大藪スレに持ち込むなや。
だいたい書斎は毎日欠かさず2ちゃんに書き込んでるじゃん。
今日に限って忙しいかもって何でアンタに分かるのかね?
書斎が大藪ファンを自負してるのなら、挑戦は堂々と受けるだろ。
もし逃げるのなら、大藪ファンとして情けないし、知識がないと思わざるを得ないな。
>>600 書き込みが幼稚だから相手にされないのを、孤高とはいいませんよ
単なる孤立w
>>600 その論理ならは、今日だけでお前以外に
585、587、589、591、593、596
これだけの支持者が出ているから、書斎の負けだな。
自 演 じ ゃ な い ん だ ろ ?
>>603 同意。
何が孤高だよ。支持者との馴れ合いじゃん。
大藪スレには似つかわしくないね。カッコ悪い。
>>603 「支持者が多いから書斎の勝ちだな」という言い抜けはできないね。
「孤立していれば書斎の勝ち」というのが支持者の見解なのだから。
ちなみに俺たちは
>>603に示されたレスは全て自演と判断しているのだから、
俺らの判定基準「誰からも支持されていなければ書斎は負け」を満たしているため、
書斎の敗北は決定。
>>605 わかってないねえ。
勝ち負けは他人が決める事ではない。ましてや多数決なんてもっての他だ。
自分のルールがあり、それに従っていればとやかく言われても関係ないんだよ。
それが大藪世界における勝ちだ。
じゃあ俺は書斎の勝利の為に協力しよう。
書斎の書き込み、くだらねえ。
書斎の煽り、幼稚すぎ。
書斎のユーモア、つまんねえ。
てめーなんかに誰がレスつけるかよ、自演荒らし野郎。
これで書斎の勝ちなんだろ?
勝利に貢献してやったんだから、コテハン叩きだなんて騒ぐなよな、支持者クンwww
要するに、「負けてない!」と言い張っていれば勝ち、ということですか。
だったら確かにあんたの勝ちだわwww
大藪ファンとは思えない幼稚な思考に乾杯!
じゃあ馬鹿麻疹に勝ちを譲るため、
以後は完璧スルーしてやりましょうかね。
つーか、「俺が勝ちだと思えば勝ち」って、大藪世界というより幼稚園児の甘えだよなw
>>609 曲解するなよ。単に思うだけではだめだ。
徹底的な自己客観視がないとな。書斎氏はそれがあるよ。
>>607-609 示し合わせたわけでもないだろうに、三人が連続で「幼稚」と指摘しているのに笑った。
おれも名無しでくねってる書斎は幼稚だと思うな。ワガママだけで論理がない。
> 606 名前:無名草子さん 本日の投稿:2005/12/03(土) 10:32:58
> わかってないねえ。
> 勝ち負けは他人が決める事ではない。
ふむふむ。ということは、勝ち負けを決めているこれは書斎当人なんだね?
↓
>600 名前:無名草子さん 本日の投稿:2005/12/03(土) 10:10:41
> >みんながそう思っている時点で
> というなら逆だよ。書斎の勝ちだ。
さーて、このレスを見ているかいないかは知らないけど。
某ハンドルネーム氏、問題の解答まで、あと一時間と少しぐらいしかないな。
問題提出後にレスつけているんだから「知らなかったじゃ」すまないからな。
大藪春彦の世界云々言う以上は、それなりに読んでいるんだよな?
論考垂れる以上はその本に関する知識が必要だが、今回名無しの掟氏はその知識を問うているんだよ?
答えられないのなら、このレスから出て行けというのは不可能だから、大人しくしろ。
名無しで自分を称えることを「自己客観視」とは片腹痛いw
615 :
無名草子さん:2005/12/03(土) 10:48:02
>>614 書斎が名無しで書き込んでいる証拠がない以上、そのような疑惑を前提に非難するのはやめてほしい。
コテハン叩きの気配もあるしな。
働きもせず社会に立ち向かう勇気もなく、2ちゃんに逃避して
知識人ごっこやってる書斎が勝ってるとは思えないし、
偉そうに大薮を語る資格もない
617 :
無名草子さん:2005/12/03(土) 10:49:43
>>613 能ある鷹は爪を隠すとは言うがな。
おおっぴらに知識をひけらかすより、ちらちらと見せたほうがいい場合もある。
ことこの作家を論ずるにあたってはな。
>>617 私が聞いているのは書斎魔神ていうハンドルネームの人間だ
貴様のような名無しに聞いているんじゃない。
>>615 > 568 名前:名無しのオプ 投稿日:2005/11/24(木) 09:53:27 ID:wyGS3LNj
> 書斎はデータじやなく論理で行くから。
書斎は証拠というデータなんか関係ないんだろ?
俺たちもそれでいいじゃないか馬鹿。
>>617 論考とやらで無関係な話題をズラズラ並べ立てることを「おおっぴらに知識をひけらかす」という。
もっともその話題が間違いだらけなのは笑えるがな。
優雅さん、反論を名無しでしか書き込めないチキンは放っときましょうや。
621 :
無名草子さん:2005/12/03(土) 10:54:28
>>618 それなら先に覚悟しておくことだ。
答える答えないは書斎氏の徹底した自己客観視の上で導かれる結論であり、他人がせっつく問題ではないとナ。
>>620氏、サンクス。
それでは、昼を楽しみに待ちますか…
言い訳すればするほど、吐いた唾が自分に降りかかってくるなwww
頭が悪いのに、くだらん見栄をはるから、こういう悲惨なことになる。
覚悟ねえw
はじめから誰も、書斎が問題に解答 で き る とは思ってないよ。
今までのスカスカの内容のレス見てればわかるさ。
といいますか、
書斎支持者が一人(w残らず
書斎が
>>485の問題に回答しないと決め付けているのはなんでだろう(w
626 :
無名草子さん:2005/12/03(土) 11:04:50
>>625 回答するかもしれないししないかもしれない。
それは周りがとやかく言うことではなく彼本人が決める事だ。
それだけのことなんだがなあ。
>625
不思議ですよねえ
支持者は書斎の考えや行動が、自分のことのように分かるんだね
支持者さん、あなたは一体書斎とどういうご関係で?
サー・アーサー・コナン・ドイルのサーを名前だと思っていた
ポーのフルネームは、エドガー・ア・ランポーだと思っていた
佐野VS都筑の名探偵論争の存在すら知らなかった
国産ミステリで最も有名と思われる幻魔怪奇探偵小説を読んでいない
「無間地獄」という言葉の読み方が分らない
「業罰」という字が読めずに、造語だと思っていた
京極夏彦の本を一冊も読んだことがない
戸板康二の中村雅楽シリーズを時代小説だと思っていた
この程度の知識の持ち主が、答えられるけど答えないだけ、と言い張っても説得力ゼロ
「答えられない」=「答えを知らない」 と考えるのが妥当かと。
630 :
無名草子さん:2005/12/03(土) 11:11:00
>>628 そうか。誰にだって得意分野と不得意分野があると思うけど。
書斎氏の大藪に対する造詣はミステリ板で存分に発揮されてたし、認める人も実際いたんだがな。
ミステリ板のカースレで、クイズを出し合おうと提案されたとき、書斎は賛成したんだよな。
その癖名指しで回答を迫られたとき、徹底的に逃げ回ったうえ、しばらくスレに現れなくなった。
他にも名指しで出題されたスレがあったけど、そこでも完全に逃げていたな。
スレ住人を見下し、自分で最高の知識人と空威張りするくせに、
いざ知識の程を問われると逃げに回るチキン野郎。
それが書斎。
>>630 おい…
これ、得意とか不得意って言うよりは
「基本的なこと」だと思うぞ
特に「ごうばつ」とかw
>>628 松本清張スレでは「清張自選ベスト10」と称して、
書斎本人が選定したベスト10を貼っていましたね。
「自選とは、清張本人が選ぶから自選なんだ」と突っ込まれたら、
訂正も謝罪もせずにすっとぼけようとしていましたっけねw
読書人を気取るくせに「自選」の意味を知らなかったのには腹を抱えて笑いましたw
634 :
無名草子さん:2005/12/03(土) 11:22:21
というか、そんなに書斎氏の書き込みを注視する方が粘着的でどうかしてると思う。
所詮は2ちゃんなる、パッと読んでポーンでしょ。
H・P・ラブクラフト(正しくは「ラヴクラフト」)
「星を継ぐもの」の作者がH・ホーガン(本当は「J・P・ホーガン」)
あげくに某作品は一年後に出版される本をパクったと主張・・・
固有名詞の間違いは日常茶飯事だわ、事実関係の確認は一切しないわ、
これで知識人を気取るのだから救いようがない。
>>634 だったらコテハン叩きと騒ぐなよ。
所詮は2ちゃんなる、パッと読んでポーンでしょ。
637 :
無名草子さん:2005/12/03(土) 11:26:51
>>635 なんかいろんな人の書き込みがごっちゃになってない?
書斎はこのスレ以外ではミステリ板でしか見た事ないんだがなあ。
>>637 書斎魔神=ミステリ板住人なんだろ?
ミス住はいろんな板で見かけるぞ。それこそゴキブリのように。
639 :
無名草子さん:2005/12/03(土) 11:33:03
>>638 それはなんらかの勘違いじゃないの?それこそ本人に直接確認してみたらいいのに。
>>639 あっそ。じゃあ、
>>506のこれは大ウソだったわけね。
>506 名前:無名草子さん[] 投稿日:2005/12/02(金) 16:29:34
>書斎魔神=ミステリ板住人だからコテハン。
書斎魔神はコテハンでもなく、いくら叩いてもかまわない、と。了解です。
ミス板にミス住名義でレスした日に、他板には書斎名義でレスしたことがあったな。
何を勘違いしたのやらw
>>637 あんたその間違いやらかしたのが「書斎じゃない」とどうしてわかるのかな?
>>632 大真面目で、「ぎょうばつ」くらい読める! と書き込んで、全員の失笑を買っていました。
643 :
無名草子さん:2005/12/03(土) 11:53:56
>>641 それぞれ別のコテハンが偶然同じ時間に間違えたという線だってある。
ミステリっぽいしそうかんがえるのは楽しい。
>>643 さすがは書斎支持者!
幼稚園児でも騙されないような言い逃れを平気でしてくるとはwwww
楽しくも何ともないよ。存在自体が不快。
つまり書斎はミス住と名乗ったり名無しで書いたりしてるのか
コテハンとは言えないな
>それぞれ別のコテハンが偶然同じ時間に間違えたという線だってある。
トリップ付きでなw
「コテハン叩きはやめろ」と主張する書斎支持者の特徴
書斎にちょっとでも批判的なレスには大騒ぎするくせに、他のコテハンは平気で叩く
「コテハン叩き禁止」以前の大ルール、「他人に迷惑をかける書き込みはしない」は守らない
この二点を指摘されると、「しょせん2ちゃんは無法地帯だからルールを守る必要はない」
じゃあ書斎を叩いてもいいだろ、と返されると、「とにかくルールを守ることが大事」
一貫性も論理性も何にもない。ただ自分を正当化したいだけの子供の発想。
649 :
無名草子さん:2005/12/03(土) 12:02:18
>>646 だから名前欄に何か書き込んでいればコテハンなんだって。
削除屋えっくすの件ひとつをとっても説明できなかったんだから、そういう結論は当然。
>>649 名前に何かを入れてるだけだと、それはただのハンドル。オレみたいにな。
「ハンドルを常に固定している人」だけがコテハン(=固定ハンドル)
削除屋さんの件は知らないが、ハンドルを固定していればコテハン、していなければコテハンではない。
さて、名無しの掟氏が指定した時間が過ぎたので
>>485の解答をしてみます。
問1 「連隊旗奪還作戦」です
問2 「屠場」です。ちなみにこれは新しい版の場合では削除されてます。
問3 知識不足によりわかりませんでした…
問4 「狙われた野獣」です
問5 これもわかりませんでした
問6 おそらく…西城?
問7 「長く熱い復讐」の鷲尾進です
問8 これもわかりません(泣
問9 これもわからなかった…
問10 「ヘッドハンター」でオーストラリアでのハンティング前の朝食シーンです。
わかったのは5問、不正確なのが1問、全く判らなかったのが4問。
私はまだまだですね。もう少し読み込みます…
>>649 「削除されなきゃそのレスは荒らしでもルール違反でもない」
それが書斎一派の見解だよな?
つまり「2ちゃんは基本的に消さない掲示板」という言い訳はお前らには許されないんだよ。
文句あるなら削除依頼出せよ馬鹿。
653 :
無名草子さん:2005/12/03(土) 12:15:49
>>652 はあ?
2ちゃんは消さない掲示板だから削除依頼はよほどの事がない限り受け付けてくれないんだよ。
わかっててそんなことをいうのは確信犯だぞ、はっきりいって。
「固定」という概念が理解できていない馬鹿が一匹いるようだな。
お前は今年の収入に固定資産税をかけられても、唯々諾々と支払うのか?
>>653 いや、誰の目にも明確なルール違反なら受け付けてくれるよ。
書斎のネタバレレスなんか、バンバン消されてる。
>>654 収入自体が一円もないと思われw
656 :
無名草子さん:2005/12/03(土) 12:23:31
>>655 コテハン叩きだからなんてのはまず受け入れてくれない。そういう場所だからしょうがない。
>>653 >2ちゃんは消さない掲示板だから削除依頼はよほどの事がない限り受け付けてくれないんだよ。
それがわかっているくせに、普段削除依頼が却下されたら
「書斎の書き込みは荒らしではないという見解がなされた」
とほざいているのはお前らだろうが。今更なにを言ってるんだよ。
その場しのぎの言い逃ればかりするな無駄飯食い。
>わかっててそんなことをいうのは確信犯だぞ、はっきりいって。
ああ、つまりお前らは「確信犯」だというわけなんだな。
>>656 じゃあ、たいしたルール違反でもないんだろ。その程度のことでガタガタ言いなさんな。
そもそも書斎やその信者どもこそ、書斎以外のコテハンを誹謗中傷しているんだよな。
自分達がルールとやらをを守れないくせに、他人には遵守を強制しようとは生意気だ。
甘ったれるな!!!
660 :
無名草子さん:2005/12/03(土) 12:35:35
ルールはルールだけどな。削除されないからって守らないのはよくない。
>>657 匿名に隠れてその場その場で都合のいいことを書き散らかしてきたツケは、もうじき
回収されるようですよ。こういうことになっているみたいなので。
↓
>577 名前:馬は嫌い ◆ersxaRKmLc [sage] 投稿日:2005/11/24(木) 13:24:46 ID:6ymDGJwp
>おい、馬公、グダグダと誤魔化し続ければ逃げられると思うなよ? 貴様が好き放題に
>出鱈目を書き散らかして、都筑氏の名誉とスレ住人の神経をズタボロにしてきた悪行の
>ツケを、完全に払わせてやるからな!
>
>その名前では恥ずかしくて書き込みが出来なくなるぐらい、徹底的に叩きのめす!
>
>俺はウソばかりついてるお前と違って、「やる」といったことはやるぞ。読んでもいない本を
>読んでいるふりして論評したり、調べてもいないデータを元にして「事実」とやらを断定する
>こともしない。
>
>勝手気ままな荒らしライフが終わりを迎える日を、首を洗って待っていろ!
>>660 自 己 批 判 で す か ? w w w
>>661 そのレスのあったスレじゃ、書斎支持者が馬は嫌い氏を思いっきり中傷していましたね。
> ルールはルールだけどな。削除されないからって守らないのはよくない。
> ルールはルールだけどな。削除されないからって守らないのはよくない。
> ルールはルールだけどな。削除されないからって守らないのはよくない。
自分達は堂々とルールを破っているくせにww
>>648さんのまとめのとおりの展開に爆笑した。いつもこうなの?
664 :
無名草子さん:2005/12/03(土) 12:44:16
>>662 あれ?あなたたちの見解ではハンドルネームを名乗ったり名乗らなかったりするのはコテハンではないのでは?
アイツはあれきりの名前だったんだからコテハンではないでしょ。書斎と比べればその差はさらに大きいよ。
>>663 「書斎さんのジョークがわからないかなあ」
「書斎さん一流の愛情表現だよ」
と逃げようとする場合もあります。
>>663 「書斎のレスを丹念に読めばわかるよ」
と言って逃げようとする場合もあります。
>>664 つまりは俺たちの見解を受け入れた、ということだなw
ならば馬鹿魔神はコテハンではないのだから、叩こうが貶そうが問題ないよなw
揚げ足とったつもりだろうが、かえって藪蛇だったなwww
>>664 えっ? 「あれきりの名前」と断定する根拠は?
「あれしか発言しておらず、発言の際のハンドルを固定していた」のであれば、立派なコテハンといえる。
「他にも発言していて、あの名前を使っていない」ことが客観的に証明できなければ、コテハン叩きだね。
ルール違反ですよ。
>>663 「他板の住人が暴れているようだが」
と逃げようとする場合もあります。
670 :
無名草子さん:2005/12/03(土) 12:49:45
>「あれしか発言しておらず、発言の際のハンドルを固定していた」のであれば、立派なコテハンといえる。
のであれば書斎も立派なコテハンだ。叩きはやめろってこった。
>>663 最悪板の住人のせいにする場合もあります。
>>670 いや、書斎はハンドルを固定せずに、名無しでも発言しているじゃん。
いい加減なこというなよ。
>>670 「あれきりの名前」と断定した根拠は? 質問に答えてくださいよ。
>>670 強制IDで名無しのレスが確認されていたこともあったな。
後から名無しでレスしたことを自白したこともあった。
その証拠が、上のほうのレスにあるだろがニワトリ頭。
「発言の際のハンドルを固定して」いないじゃないかw
675 :
無名草子さん:2005/12/03(土) 12:54:58
書斎は名前を固定してます。立派なコテハン。削除屋えっくすなんかとは大違い。
>>675 固定してないだろ。名無しでも書き込んでるじゃん。
二進も三進も行かなくなって、得意の聞こえないふりですか、お爺ちゃん。
677 :
ブル:2005/12/03(土) 12:57:25
>>651 いやいや俺よりは答えれてるし、立派ですよ。
問1は当てずっぽで、多分そうじゃなかろうかと俺も思ってた。
問6は片山健一じゃないのかな?
後半モンタナロッキーを越えていく場面で出て来たと思ってたけど、その箇所見つけられなかった…
完全な思い違いだったかな。
問10「ヘッド・ハンター」これだけは即答できた。なんせ読んだばっかりだし。
678 :
無名草子さん:2005/12/03(土) 13:05:02
書斎が名無しで書き込みしてるなんてまた根拠のないことを・・。
本人が違うと言っているんだが。
>>677 当たりです…
問6の答えは確かに「傭兵の挽歌」でした。
680 :
無名草子さん:2005/12/03(土) 13:10:49
>>674 たぶんだけど名前を入れ忘れたんじゃないかな。よくあるミスでしょ。
それともコテハンはミスをしてはいけないとでも言うのか?
681 :
ブル:2005/12/03(土) 13:20:41
もう頼むからスレと関係ない事で埋めるなよ。
ルールの事は俺は解らんけど、スレ違いレスを延々と続けるのはマナーには反しないのか?
この際そのテーマで別スレ立ててそっちでやってくれ。
>>681 それは誰しも判っている事なのですが
粘着気質のどっかの誰かが、そうはさせまいと自演でレスつけたりします。
レス住人は無視して会話を続けましょう。
683 :
無名草子さん:2005/12/03(土) 13:22:55
>>681 書斎氏を認めればこんなことにはならないんだよ。
書斎の書き込みにもレスをつけてやってくれ。それが一番円満な解決方法なんだ。
てなわけで、何とか正常な状態に戻したいと思います。
ヘッドハンターにて、熊の脂肪でフライを揚げるってのがありましたね。
他の作品でも、この熊の油や胆嚢の話など狩猟をしている作者らしい
記述がけっこうありますね。
685 :
無名草子さん:2005/12/03(土) 13:28:51
686 :
無名草子さん:2005/12/03(土) 13:37:38
>>684 まあ次に書斎の書き込みがあったときにスレ住人がどう振舞うかだよな。
それによって天と地くらいの差ができると思われ。
>>684 >熊の脂肪でフライを揚げるってのがありましたね
うー、あれは読んでいてちょっと驚いたな。>「ヘッドハンター」
ああいう知識は狩猟をやっている人でなければ出てこないネタだよな。
>>687 作者は海外でも狩猟の経験がありますし。
体験していないと書けないような記述もいろいろありますね。
689 :
ブル:2005/12/03(土) 14:01:12
>>687>>688 狩猟経験は作品によく活かされてるよね。
朝倉が磯川と取引きする場面での、時間をかけて回り込んで磯川の手下をかたずけるところなんか、まさしく獲物に忍び寄るハンターそのもの。
ハンティングでは技術力以上に、観察力や忍耐力が重要になってくる、それが色々な作品のいたる処で上手く活かされてる。
「ヘッド・ハンター」は言うなれば、そのエッセンスそのものをダイレクトに形にしたもののように思う。
>>689 そう言えますね。海外での狩猟体験記は「ザ・ビッグ・ゲーム」があります。
これは本人が体験した話ですので色々な記述があります。
>683
孤高なんだろ?
レスはいらねーよな
692 :
無名草子さん:2005/12/03(土) 14:17:06
>>691 まあそういうな。ケースバイケースでものを考えろ。
>692
レスもらってんじゃん、質問をさ
それを書斎が無視するなら、俺たちが書斎を無視するのも自由だよな
書斎の奴別のスレで最悪板からのコピペ相手にレスしてやがんの
質問が失礼だからレスしないっていう言い訳は出来なくなったな
695 :
無名草子さん:2005/12/03(土) 16:14:18
>>693 唐突に質問されることとレスを付けてもらう事は全く別なんだが。
696 :
無名草子さん:2005/12/03(土) 16:23:43
大薮未読者の感がある白痴が多いようなのでこのスレを円満に進行させる秘策を伝授しておく。心しておけ!
一、書斎さんを褒める(レスする)
一、書斎さんを尊敬する(レスする)
一、書斎さんを崇める(レスする)
一、書斎さんと仲良くする(レスする)
一、書斎さんを叩かない(レスする)
これ意外に道は無い。
>695
唐突に貼られた最悪板のコピペにはレスしてますが?
698 :
無名草子さん:2005/12/03(土) 16:49:41
>>697 このスレで?
他のスレのことを言ってるんならお前はここの住人ではない疑惑が強くなるぞw
699 :
無名草子さん:2005/12/03(土) 16:53:22
最悪板住人は叩かれてヨシ!
>698
ミステリー板のことですが何か?
大薮スレの住人がミステリー板の住民でもあることに
何の疑惑があるのですか?
書斎魔神支援者が、書斎とは別人だというならば、自分が書斎の相手をしてやればいいのにな。
そしたら書斎も寂しくはないだろうし。
702 :
無名草子さん:2005/12/03(土) 17:19:50
他の板での冗談めかした悪ふざけをいちいちとがめなさんな。
スレの流れから問題ない可能性だってある。
703 :
無名草子さん:2005/12/03(土) 17:23:17
>>700 ついに他板住人である事を自白したなw
他板住人を名乗って荒しに来る奴は叩いていいんだよ。そのために板ごとの管理人がいるのだ。
そこの板の名無しさんを叩くのは禁止だが。
>703
じゃあ他板で堂々とミステリ板住人などと名乗る荒らしは叩いてもいいんだね
おまえら自演野郎に釣られ過ぎ。遊んでやりたいなら
それ相応の場所に行け。
自演も、それに構っている奴もスレ違い甚だしい。
706 :
無名草子さん:2005/12/03(土) 17:36:48
>>704 そんな奴は知らん。書斎さんとは別人だろう。
> ついに他板住人である事を自白したなw
各人は一つの板にしか行ってはいけないというルールがあるのか?
あるならそれが明記されている場所にリンクさせろ。
そもそも書斎自体「他板住人」だろうw
> 他板住人を名乗って荒しに来る奴は叩いていいんだよ。
そんなルールが2ちゃんねるのどこにある?
それが明記されている場所にリンクさせろ。
> そのために板ごとの管理人がいるのだ。
ひろゆき以外に管理人がいるというのか?
ならばミステリ板の「管理人」とは誰か?
> そこの板の名無しさんを叩くのは禁止だが。
そんなルールが2ちゃんねるのどこにある?
それが明記されている場所にリンクさせろ。
回答期限は本日中。
明確な回答が示されない限り、書斎は荒らしであることを認めることになる。
708 :
無名草子さん:2005/12/03(土) 17:39:06
ミス住とミステリ板住人が別人だと想像する想像力もないのか?
ミス住はミス住という名前だ。ミステリ板住人と名乗ってはいない。
709 :
無名草子さん:2005/12/03(土) 17:40:54
書斎じゃない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
710 :
無名草子さん:2005/12/03(土) 17:44:04
やれやれ大藪読者がルール、ルールか・・・。世も末の感あり。
リンクされるルールではなく、心の中の矜持は無いのか?
711 :
無名草子さん:2005/12/03(土) 17:45:27
>>710 同意です。きっと大藪読者ではない、他板からの乱集荒しなのでしょう。無視が妥当です。
>>710 同意。
コテハン叩きはルール違反などとほざく荒らしは無視が当然でしょう。
713 :
無名草子さん:2005/12/03(土) 17:50:23
コテハン叩くのはダメだ。
714 :
無名草子さん:2005/12/03(土) 17:53:20
荒し厨房のホールムグラウンドである2ちゃんねるでコテハンを名乗るのは勇気ある行為であり、それだけで尊敬に価する。即ち、トップコテハンたる書斎さんを尊敬し、賛美するレスを送り続ける事こそがスレ繁栄の策ではないのか?
715 :
無名草子さん:2005/12/03(土) 17:57:49
正論ですね。
>>714 書斎さんとやらは宗教家みたいだな。
なんでお前が2ちゃんを仕切るんだ?
717 :
無名草子さん:2005/12/03(土) 18:05:13
幼児には理解できんか?早く大人になれよ。
書斎さん、早く大人になれってw
IDないとやり放題だな、書斎の仲間のスレッド荒らしは
書斎の支持者のレス内容がどんどん狂ってきているな…
大藪春彦の世界にはそぐわないから、どこか他へいってくれないかな。
720 :
無名草子さん:2005/12/03(土) 18:25:39
こ
の
ス
レ
も
潰
れ
る
ナ
荒らし予告か…
書斎支持者ってのは酷い荒らしだなー
722 :
無名草子さん:2005/12/03(土) 18:57:31
大藪を曲解する幼児の為に潰れるのだ
それでは
>>485の正解を書きたいと思いますが、まずその前に私が
書斎魔神氏に出題したことでこのスレが荒れてしまったことに対して
お詫びします。私は文学的教養も作品を批評するだけの分析力や
文章力もないので文学板なのではROMに徹していますが、ここでは
大好きな大藪作品に関して皆さんと話ができると思いコテハンで出て
います。今回、書斎魔神氏の大藪作品に関する書き込みが少なくとも
私から見るとピンとがズレているというか、大部分の作品を読んでいる
ようには思えなかったことと、このスレの大藪ファンを見下すような
雰囲気が感じられたので、
>>485クイズを出してみたわけですが解答を
いただけるどころかスレが荒れるだけの結果になってしまい本当に
申し訳ありませんでした。
今回の件で、書斎魔神氏がどういう態度で2ちゃんねるに書き込んで
いるのか、また彼が大藪作品をどれだけ読んでいるのかといったことに
関してだいたい把握できたと考えます。ですから今後は、大藪作品に
ついて明らかに誤った発言をしているような場合と、書斎魔神氏が私に
対して今回のようなクイズを出題された場合以外は基本的にフォロー
しないことにします。
クイズに関しては「24時間の期限」「大藪作品に関する問題であること」
「名前や数値など具体的に答えられるもの」という条件です。これは、
今回の出題に関して「失礼」という意見があったためで、書斎魔神氏が
希望するなら今回の私と同じように出題していただいてかまいません。
それでは答えです。
問題01.「連隊旗奪還作戦」
問題02.「屠場」。ちなみに、いわゆる“差別用語”ということで最近の
文庫版では削除されている(優雅なる名無し氏、お見事です)
問題03.「自爆」の竹田雅也
問題04.「狙われた野獣」シリーズの「裏切者を消せ」
問題05.ジョーン
問題06.「傭兵たちの挽歌」の片山健一。牡牛を去勢する時に抜き取った
睾丸のコロモつきフライだそうです。
問題07.「長く熱い復讐」の鷲尾進
問題08.「全開で飛ばせ」の嵯峨幸夫
問題09.「奴に手錠を」の白鳥雅也
問題10.「ヘッドハンター」(正確には「ヘッドハンター2」)
>>684 熊の脂に関しては「ヘッドハンター」以前にも「傭兵たちの挽歌」や
「マンハッタン核作戦」などでも記述があります。熊の脂は匂いこそ
きついが味は素晴らしいということでした。その一方で鹿の脂は
ロウソク臭いというのも良く書かれますね。熊の胆嚢に関しても、
その薬効や高価である点などに関しての記述がある作品はいくつか
あります。西城秀夫は倒したヒグマの胆嚢を「色々役に立つから」と
切り取りますし、矢吹貴は自分を負傷させた熊の胆汁をシャツに
しみ込ませて着込んでいます。
>>689でブル氏も書かれているように、
これらは猟師ならではの知識ですね。
映画・書籍などの物語に出てくる料理
http://food6.2ch.net/test/read.cgi/cook/1030512586/ 833 名前:ぱくぱく名無しさん[sage] 投稿日:05/02/20(日) 07:24:12
営業用の大きな冷蔵庫に買ってきた食料の大部分を収めた速見は、帽子とジャケットと靴を脱ぎ、
金魚鉢ほどの大きなグラスに氷とジンと少量のドライ・ヴェルモットと十滴ほどのアンゴラース・
ビタースをぶちこみ、フォークで掻き回した。レモンの皮を放りこむ。
一度に水呑み用グラス三杯分ほどを喉を鳴らせながら飲んだ。
露が浮かんだ大きなカクテル・グラスには、まだ三分の二ほどドライ・マルテーニが残った。
速見はアルコールが回ってくると共に猛然と食欲が起こってくるのを覚えた。
テンダーロインの大きな塊りから一キロほどヘンケルの牛刀で切り取り、塩と荒挽きのブラック・ペッパーを振った。
玉ネギを二個ミジン切りにする。ガス・レンジに大きなフライパンを掛けてサラダ油を流しこむ。
煙抜きのファンを廻した。やがて、オイルが煙をあげはじめた。速見はそこに五十グラムほどの
牛脂を放りこんだ。菜箸で掻き廻す。
牛脂は焦げながら溶けた。脂がはぜ、速見のシュッティング・グラスに飛び散る。フライパンの
まわりからときどき炎があがった。
速見は一キロのテンダーロインをフライパンに入れた。にぎやかな音と共に、脂はさらに飛んだ。
ビーフの肉汁があまり逃げないように、三十秒ほどで速見は肉を引っくり返し、高熱で両面を硬化させた。
また三十秒ほど待ってガスを中火にし、買ってきてあったポテト・サラダに玉ねぎのミジン切りの
一個分を混ぜた。
ミディアムに焼いたステーキを大皿に移し、その脇にポテト・サラダを盛りあげる。フライパンに
残った牛脂と肉汁のグレーヴィに残りの玉ネギのミジン切りを放りこんで掻き回し、キツネ色に焦がした。
そこにショーユと砂糖を入れて沸騰させ、日本酒を一合ほどぶちこんだ。
そうやって作ったグレーヴィ・ソースを焼けたステーキの上から流し、テーブルに運ぶ。
まだ中心部にわずかに血が残るステーキを、ナイフとフォークでいそがしく使って貪り食う。ときどき、
ポテト・サラダで口の中の脂を取る。
727 :
ブル:2005/12/03(土) 20:34:06
>>724 すぐに解った問10はともかくとして、問6が正解だったのが嬉しいです!
勿論ヒントを与えてもらったおかげではありますが。
で、正解の説明見て、やっと該当する箇所発見した。
それにしても「屠場」が差別用語だとは思いもしなかった。
多分作者自身も、全く認識してなかったんだろうな。
>>726 その他にも大藪小説の料理がいっぱい出てきますね。もっと早く知って
いたら「ラクダの“尾”じゃなくて“骨”ですよ!」とか書けたのに。
>>727 当時はほとんど問題にされていなかったんでしょうね。時代と共に関係
する団体とかが発言力を持ってきて、差別用語が増えていくわけです。
書かれた当時には普通の言葉でしたが、ある時期から、「屠る」という漢字自体を
使わない方向に、自主規制が広がりましたね。
「ほふる」で変換すれば漢字は出ますが、「とさつ」では出てこないでしょう。
>>714 コテハンなだけで尊敬しろ???
お前、マジで頭おかしいな。
月曜に病院行け。
731 :
ブル:2005/12/03(土) 22:08:24
>>728>>729 なるほど時代と共に差別用語になってしまったと言う事なんだね。
どの作品だったか忘れたし、度々使われてた表現なのかもしれないけど「三国人」なんて言葉がでてきて辞書で調べた事があった。
あれの方がよっぽど差別的な気がする。
もしかすると、もう修正されてたりするのかも。
>>731 伊達邦彦がアメリカから帰国するときに、キャディラックのガソリンタンクに銃器を隠して日本に持ち込み、三国人に売り払うってのが記憶にあります。
見ない内にえらい進行、そして荒れ具合…
しかし、潰すわけにはいかない。
三国人もまずいらしく、新しい版の「野獣死すべし」では変更されてます。
「汚れた英雄」でも幼い晶夫が臓物料理を食べるシーンで“三国人”という
言葉が出てきます。以前、石原都知事の「三国人」発言が問題になりましたね。
735 :
無名草子さん:2005/12/04(日) 00:42:45
>>579 ワロタ。挿入したまま走り回るのは大薮ワールドではよくあるよね。
墓地だったのは気がつかなんだ。
736 :
無名草子さん:2005/12/04(日) 00:43:47
悪霊の神も驚いたであろうw
「三国人」も、本来は自分達で言い出した用語(戦勝国でも敗戦国でもない、ということ)なんですけどね。今はあまり好ましくなくなってしまいました。
個人的には「おことわり」みたいなのをつける対処にして、作品を(単語を置き換える程度とは言え)いじるのはよろしくないと思っていますが…。
>>737 まあ、時代によって言葉の意味は変わったりしますし。
作家によっては、当時の言葉をそのまま使って最後に「おことわり」の文章を入れている
ものもありますが。
昔の特撮映画などをビデオやDVD化する時に、「おことわり」の文章を
入れて「不適切なセリフ」をそのままにしている場合がありますが、
やはりあれが理想だと思います。特に大藪春彦の作品は書かれた当時の
社会や人々の状況を知るためにも、文章を変えるべきではないです。
そうですね。言葉に対する感覚が時代とともに変わって行くのは仕方ないですが
過去に遡って改変しようとするのはやめて欲しいなあ。
大藪ではないですが、同時代にデビューした作家の旧作を文庫で読んでいたら
昭和三十年代の話なのに連れ込み宿がラブホテルに変えられていてビックリw
その時々に応じた作者自身の校正や訂正もあるでしょうが、雑誌連載作品の掲載時、
あるいは初単行本化されたときの作品こそがオリジナルと考えると。
「頭の芯がドリルを突っ込まれたように痛んだ」
ともあれ、初めて読んだ版に慣れ親しむと、後の文庫再版で読むのに用語書きかえで
違和感を感じてしまいそうで手を出しにくいのが辛いですね。それからいーかげんな表紙絵だとか。
>>739 そうなれば一番いいのですが、特撮映画の例では作品自体「無かった事」
にされてしまったやつだってありますしね。
江戸川乱歩や夢野久作では、「おことわり」を入れて当時の作品に近いままで
出版しているみたいですが。
>>740 連れ込み宿ですか…
懐かしい表現ですね。私の知っている言い方では「温泉マーク」とか。
>>741 すいません…
私の持っている大藪氏の作品は文庫がほとんどのため、大体がいい加減な表紙絵です。
私は「野獣死すべし」での
「部屋には安っぽい表紙にかざられた二十五セント判のポケット・ブックがたちまちのうちに数百冊読み飛ばされ、うず高く積まれていく」
って台詞を思い出して、何かこっちの方が味があっていいかな、と考えてます。
あ、これは私の言葉足らず。私も大藪本の洗礼は、角川文庫のシリーズから受けています。
驚くくらいに違和感のある文庫表紙が印象に残ってしまう物ですから…
>驚くくらいに違和感のある文庫表紙
たしかにありますね。
意味不明に銃やら、お姉ちゃんやらが色々出てくる表紙ですよね。
しかも、各絵を切り貼りしているせいか、何か不自然なんですよね。
やっぱり生頼範義かな
>>745 私はやはり武田英希の絵がいいですね。
あと、安岡旦の絵も捨て難い。
747 :
無名草子さん:2005/12/04(日) 17:24:29
このスレ終わりしれや!おまいら!書斎さんをバカにる香具師は俺が許さんでっ
さて、昨晩は帰宅が遅くなったので、答え合わせせずに寝てしまった。
>>724の解答と照らし合わせてみると…
10問中5問正解。
しかし、「狙われた野獣」は何処で出てきたか当てられなかったから
減点として、4.5点ってところか。
及第点だが、褒められないな。
>>748 僕は3点でした。まだまだ修行が足りません。
750 :
ブル:2005/12/04(日) 19:27:27
>>748>>749 大丈夫、俺は1.2点だから(笑)
しかも1点は俺にはサービス問題だったし。
落第です。
>>742 >特撮映画の例では作品自体「無かった事」
テレビ番組でも欠番になったり、時代劇の場合は再放送でブツブツと
音が飛んだり、色々ですね。私はつげ義春のマンガも好きなんですが、
代表作である「ゲンセンカン主人」とかも、すでに発表当時のセリフの
ものを手に入れることは不可能に近いです。
>>744 以前にも書きましたが、「長く熱い復讐」の徳間文庫版みたいに話の
中に出てこないレーシングカーが出てきたりすると、「お前、絶対に
作品を読んでないだろ」とイラストレーターにツッコミたくなります。
個人的には角川文庫を読み耽ったので、やはり辰巳四郎の絵がいちばん
印象に残っていますが、彼の絵でも首を傾げたくなるものはあります。
「傭兵たちの挽歌」などは気に入っていますが。あと、光文社文庫の
石川俊の絵柄も好きです。「長く熱い復讐」では前述の理由でダメ出し
したくなった横山明ですが、「戦士の挽歌」はなかなか良かったですね。
脱力系イラストの代表格は、集英社文庫版の「偽装諜報員」です。
これも以前に書いたと思いますが、「赤い手裏剣」(後に徳間文庫版で
最初のタイトルの「孤剣」に戻る)の角川文庫版は、いちばん最初の
イラストが実に病的です。評判が悪かったのか、後に変更になって
いますが私は思わず両方手に入れてしまいました。
>>748 >>749 >>750 解答していただいて、どうもありがとうございました。もしよければ、
皆さんが出した問題に答えてみたいと思っています。「こんなん絶対
わからんぞ!」と悲鳴をあげたくなるような、マイナーなネタとかに
挑戦してみたいですね。
では補習として、大藪作品読み直しますか…
てなわけで、私は答えられなかった「フル・スロットルで飛ばせ」
この作品は、一話一話ごとで色々なスポーツカーが紹介されてますね。
>>751 私の持っている大藪作品は大体が表紙が写真みたいなやつなのですが
徳間ノベルの「長く熱い復讐」はイラストです。
生頼範義氏のイラストなのですが、ちゃんと読んでいるかと、イラストに磔の絵や
ルイス式軽機とか出てきますし。
問題ですか…今はまだ無理ですが、出題してみたいですね。
756 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :2005/12/04(日) 20:22:08
差別的な用語や差別を想起させる内容(これらも主観の問題に過ぎない部分が多だと
思うが)に関して、エンタメには辛く、文学には甘いのが常、
「破戒」なんかは、十二分にやばい内容なんだが。
用語に関しては、角川は横溝正史作品にも手を入れており、案外にうるさい。
ただし、大藪作品により、コーリアンは「アイゴー!」と絶叫しているようなイメージが
強烈に焼き付いてしまったのは事実ではある。
>>755 ハイファイですか…
懐かしい気が…
今となってはMP3プレイヤーやMDに取って代わられてますね。
今の時代を生きる大藪作品の主人公がいたら、どんな音楽聴いているのかな?
>>755 ハイファイって言葉も懐かしいですね。ステレオ放送や天然色映画と改めて口に出すような
感じです。トリスバーやサントリーバーなどもその中に入りますか
真偽は知らず、筒井の断筆騒動の際に、一層取り沙汰された「言葉狩り」問題。
各出版社が問題用語、規制用語を自動的にチェック、変換するコンピュータソフトを
使って、機械的に言葉の置き換えをしてでも事なかれ主義を諾としている!
なんて話もありました。
角川は自社映像化作品に関連して文庫を発刊、増刷することが多いので、より幅広い
読者層獲得を想定して、言葉の置き換えをしていそうです。
>>758 たしかに色々な人が読む可能性がありますので、あまり相応しくない言葉は変更を迫られるのかなぁ
とはいえ、黒人を「クロ」とか「ニガー」とか「くろんぼ」とか言うのはなんかスルーされている気が…
>>755 例えば「蘇る金狼」などでの“ハイファイ”は、時代的にコンポより一体型の
ものではないかと思います。まあ“ステレオ”と考えれば間違いはないかと。
>>757 大藪小説の場合、クラシックやジャズやソウルなどが流れるシーンも多いですが、
西城秀夫のようにエレキギターでビートルズやジョン・レノンを弾きまくる
主人公もいますね。もっとも、いつも時代でも基本的には「はらわたに響く
マグナム・ライフルの轟音、エンジンの唸りやギアの咆哮」などが最高の音楽
なのかも知れませんが。
761 :
ブル:2005/12/04(日) 20:38:23
表紙カバーに関しては、読んだばかりと言う事もあって徳間文庫の「ヘッド・ハンター」が俺は好き。
タイトル・ロゴまでカッコよく見えて来た。
>>760 たしかに、大藪作品の主人公は銃声や車・バイクのエンジンの音を好みます。
私もバイクに乗るので、近くで大排気量バイクの始動から、エンジンを暖気する音を聞くと
いいかなぁと思ったりします。
>>761 私が好む表紙カバーは、角川文庫版「野獣死すべし」(平成八年第三十四版発行)です。
伊達らしき人物が左手で女性を抱え、右手で拳銃の狙いをこっちに定めている写真です。
「ヘッドハンター」なら、私はやはり角川文庫ですね。ケイブンシャ文庫は、
なんか単なるハンターのおっさんw
漏れの場合、「ハイファイ」はリアルタイムで聞いた言葉では無かったので一瞬なんのことだかわからんかった。(もちろん文脈ですぐ理解したけど)
自分の知ってるものが、かつては別の名前で呼ばれていた。
それを知り、そこから、時代背景を感じたり、語感からなんらかのテイストを感じ取ったり。そういう機会が失われていくのは残念なことです。
例:今の「OL」←戦後の昭和の「BG」
漏れは今30代半ばなんだけど、自分の両親が「若者」だったころの風俗ってすごい興味があるんだ。このごろ。
>>763 角川文庫バージョンって、鹿とライフルと若い男が写っているやつですか?
もうひとつ、言葉狩りに関してだけど・・・
ひとまず、当時の出版、マスコミというメディアが「許した」表現であるなら、それは、その時代を表す指標のひとつと考えられるから、「遡って」まで改変することはすべきでないと思う。
テレビで、死んだ人や逮捕された人が出演してる録画番組だと、「これはいつ収録されたものです」ってお断りが出るじゃん。
あれと同じことをすれば済むことなんではないかと。
>>766 言葉狩りと言っても、言葉は減っていくものではありませんよね。
今でも色々な言葉が新しく生まれています。
その言葉もまた普通に使われるようになって、また時代に合わなくなって
また、削除されていくのでしょうね…
>>767 ええ、ほとんどこれです。
ただ、これを全長が写るようにもう少し後ろから撮って。
伊達の顔を薄暗くして誰かわからないようにしたものです。
>>764 私は40過ぎですが、中学生くらいの頃にはラジカセやステレオの
パンフレットに“ハイファイ”という言葉が普通に載っていました。
>>765 その表紙です。
>>766 事なかれ主義というか、出版に携わる者としての自覚や根性がない
という気がしますね。
>>770 私が持っている「ヘッド・ハンター」はこれですね。初版ですが、私は生まれたばかりだったですね。
古本屋で偶然見つけて購入しました。
772 :
ブル:2005/12/04(日) 21:05:26
角川のあの「野獣死すべし」のカバー写真の男は松田優作じゃないの?女性は小林麻美?
ちなみに今読み返してる「黒豹の〜」では“ソープランド”て出て来た。
書かれた年代考えると、まだト○コ風呂だった頃だ。
>>772 暗くて顔がよくわかりません。髪型を見ると、松田優作かな…
女性は…すいません、顔覚えてません…
トル○風呂ですか。「輪殺の掟」では志賀と名前を変えた某県での、この歓楽街を舞台とした話ですね。
ちなみに今でもここは、その道では有名との話を聞いた気が…
>>769 同じ言葉でも、時代によって許されたり、許されなかったり、それは仕方がないかも知れない。
でも、「あの頃は平気でこんなことが言えてたんだ」
こういう事実は克明に残すべきだと思う。
※ここでいう「許す」とは当時の世論とメディアに受け入れられるということ。
>>770 微妙な差でもずいぶん違うんですね。
漏れの厨房時代は、ダブルラジカセやミニコンポ全盛の時代でした。
>事なかれ主義というか、出版に携わる者としての自覚や根性がない
これからますますそういう方向にむかっていく悪寒。
誰かがガツンとそれまでの規制とか慣習を打ち破っていくとか、最近そういうのを感じないなぁ。
だからネットが面白い。けどそれも人権擁護法(ry
筒井康隆の断筆宣言とか出版界への一石を投じることになるはずでしたがね…。
776 :
ブル:2005/12/04(日) 21:31:29
>>773 多分優作だと思います。タイトル・ロゴが黄色で英語で
K,DATEとサインが入ってるやつですよね。
>>767の写真も同じ時に撮影されたんだと考えると松田優作でしょう。
ただ、あの表紙で優作とすぐには解らないように顔が影になってるのは、逆にいいと思う。
俺もあの表紙好き。
あれ以前の版の表紙はどんなんだったんだろ?
某県の歓楽街、
雄琴かな?ま、どうでもいい事だけど(笑
おお。おめでとうございます。
「ヘッド・ハンター」のお味はいかがでしたか>
初期にはいくつか、理想郷としてしつらえた島を所有し、そこで全く自由に人生を愉しむ
という物がありました。または海外への脱出。
作中に外洋クルーザーが多く出てきますが。大藪はクルーザーを
既に所有、または所有しようとしたのでしょうか?
「
>>776 表紙はそれですね。
あれ以前の表紙は…
覚えているものでは、松田優作の伊達邦彦の顔と、リボルバーに弾を込めようとする絵ですね。
>>某県の歓楽街
まんま雄琴です。
>>777 大藪氏が銃器不法所持で銃器所持免許を剥奪されていた時
大藪氏は銃以外のモータースポーツや飛行機に興味を持っていたと話を聞きました。
その時に、船にも興味があったのでは?
>>774 実際の用語規制には、抗議の実体がないものも多いという話ですからね。
抗議をメシの種にする連中や、あるいは目くじらたてて騒ぐ一般人以外の
レベルの御仁の相手をしたくないために、事なかれ主義でやってるな、って
いう規制が目立つ。
>>776 僕の持っている角川文庫は黄色の文字に粒子の粗い優作のモノクロ顔アップ写真
「蘇える金狼」の時にはカマキリグラサンかけてたから、遊戯シリーズの頃の物かも
しれませんね。新潮文庫版は抽象画ぽい、ペン画に軽く水彩で彩色した、感じの物で
これも感じが出ていると思います。
>>779 飛行機、モーターサイクルなどの小道具のディティールが充実したのも、銃に触れられなかった
おかげだとしたら、大藪を捕まえた官憲に感謝をしなければ(嘘)
>>771 >私は生まれたばかりだったですね。
Σ(゚д゚lll)ガ--------ン
>>774 >こういう事実は克明に残すべきだと思う
同感です。特に大藪春彦の小説には一般大衆にとって戦争がどういう
ものであったのかが、体験者の視点で描かれています。当時の社会的
状況や極限状況における人間の本質などを後世に伝えるためにも、
差別的とされる表現を改変すべきではないと個人的には考えています。
>微妙な差でもずいぶん違うんですね。
>漏れの厨房時代は、ダブルラジカセやミニコンポ全盛の時代でした。
ちょうどオーディオの進化スピードがどんどん加速していく時期だった
ように思います。
>>781 いや、ガーンとか言われても…
当方現在20代前半です。
丁度、本格的に読み始めたのが高校生だったので、伊達邦彦に自分をかけ合わせたりしました。
>>777 >理想郷としてしつらえた島を所有し
伊達邦彦王国ですなw
>>780 メディアが成熟していくにつれて、言葉の意味を考え、不適切な表現を「今後は」改めようという動きとか、明らかに変更の必要のある場合は悪くないと思うのですよ。
トルコ→ソープランド、みたいな。
あと、取って付けたような理由での言葉の置き換えは賛同しかねますな。
看護婦→看護師
萌えないしw
>>781 >オーディオの進化スピードがどんどん加速していく時期
こういう時代背景も含めて作品なんですよね。
そして、知らない言葉があれば調べてみて、知らなかったことを知ることが出来る。それで、自分なりにイメージを膨らませて読むというのもまた読書の楽しい一面。
784 :
無名草子さん:2005/12/05(月) 10:43:00
優雅なる名無しの年齢では大薮を深く理解することは不可能。40越えない若僧が偉そうに仕切るなや。
785 :
無名草子さん:2005/12/05(月) 11:06:56
と、書斎魔人(引き篭もり50代、童貞)が申しております。
都合が悪いときは「名無し」に化けて罵倒開始でつ
>>784 40代以降にならんと大藪は理解できんもんかのう〜?幾つで読んでもよかろう〜 オマイ あほか?
787 :
無名草子さん:2005/12/05(月) 11:49:52
歳を取らないとわからないことも世の中にはある。もっと謙虚になれや。
788 :
無名草子さん:2005/12/05(月) 12:18:46
おまいのような人間ができちまう、てことだろ?鏡見ろや 引き篭もりの顔をよーくみろや
789 :
無名草子さん:2005/12/05(月) 12:23:05
何もわかってないねえ。
そういうレスを付けることがその証拠だよ。
790 :
無名草子さん:2005/12/05(月) 12:36:17
なら、年の功を代表してわかるように説明しろ。おまいの分かってることをレスしてみろよ
どうせ答えず逃げるのがおまいの手口だがな 腰抜けが!
792 :
無名草子さん:2005/12/05(月) 12:44:47
書斎馬人(ミステリ住人等他 複数コテ名あり)
独身
童貞
40代後半〜
無職
同性愛
ロリコン趣向
ゲーマー
行動パターン
コテ名乗りクダラナイ駄文、長文を展開
非難されると、支援者(自演)を引き連れスレを荒らす
彼の行動はオナニーまでの時間つぶしとして推測される
ちなみにオナニー回数は1日2,3回
793 :
無名草子さん:2005/12/05(月) 12:48:19
つまらんプロファイルだことw
もっと社会勉強をせいや。
悔しかったら年相応の書き込みをしてみろや
いい年して幼稚なことばっかり書いてる糞コテさんよw
以前、好きなコテ嫌いなコテでダントツの2位でしたね。1位の瞬間もあったかも?
(2ちゃんでは殆ど無名なコテですが、それで2位は凄かった)
しかも、嫌い1位のコテに連続投票していた事実もあり
彼からのレスが付かない時間帯は必死に投票していたと露見され大笑いされてました
796 :
無名草子さん:2005/12/05(月) 12:56:47
クソはどこ行った? クソ〜〜
>793
確かに書斎の経歴はつまらんね
いい年して働きもせず2ちゃん三昧だもんなあ
四十過ぎのオヤジが二十代の質問に答えられず、腹いせに
名無しで荒らしですか
みっともねえなあ
799 :
無名草子さん:2005/12/05(月) 13:02:15
皆、ブドー酒で喉潤せや
書斎デビューころ、引き篭もりで家にいるくせに
「いま、喫茶店にいます。外回りの途中でレスしてます!」とかフザケタこと書いてた
「営業で忙しいですが、夜11時ごろならまたレスできそうです」とかさ
妄想でヤリ手の営業マンを演じてたんだよな
801 :
無名草子さん:2005/12/05(月) 13:19:59
書斎は年金で食ってるんだろうよ。大きな仕事を成し遂げて悠々の毎日なのさ。
>>801 同意。
お母様の年金を取り上げて生活してらっしゃるのですね。
803 :
無名草子さん:2005/12/05(月) 14:08:07
働かないと食えないと考える時点でもう負けでしょう。世の中を知らなさすぎ。
804 :
無名草子さん:2005/12/05(月) 15:29:06
反論がなくなりましたなw
>801
年金?
つーことは書斎は60超えたおじいちゃん?
どおりでセンスが古いわけだ
>>803 同意。
「働いたら負けかなと思っている」という有名なニートの言葉もありますし。
そもそも働きもしないで50過ぎてなお家族に養ってもらっていても、
本人が勝手に「勝ち」と思うのは自由です。
同じように生活する生物にぎょう虫や回虫もいますから、恥じることは
ないと考えます。
自分の年金で食ってるならともかく、親の年金で食わしてもらって「勝ち」はないだろ。
狂ってるよ。
808 :
無名草子さん:2005/12/05(月) 17:22:26
コテハン叩きはやめいや。
810 :
無名草子さん:2005/12/05(月) 17:42:28
あれは名乗ったり名乗らなかったりだからコテハンじゃないんだろ?w
えー書斎って40過ぎてあんな幼稚な「論考」と煽りしか書けないの?
どうせ暇人なんだから今からでも小学校の国語から
やり直したら?
>>810 “お前の基準”では、それでも立派なコテハンなんだろ?
お前がコテハンと判断している相手を叩いているという事実から話をそらすなよ寄生蟲w
813 :
無名草子さん:2005/12/05(月) 18:06:21
【職のない男】大藪春彦3【書斎馬鹿】 立てますた
>810
なら書斎もコテハンじゃないじゃん
アホ?
815 :
無名草子さん:2005/12/05(月) 18:11:50
書斎の勝ちてのが分からんのか?おまいらヴァカですか?
書斎はコテハンだから叩くな、というなら、優雅なる名無し氏も叩くな
優雅なる名無し氏はコテハンじゃないから叩いてもいい、というなら、書斎が叩かれても文句言うな
優雅なる名無し氏を叩いておいて、書斎は叩くなというのは、行動に一貫性がない。
817 :
無名草子さん:2005/12/05(月) 18:21:11
これまでにも、「書斎魔神」=「ミステリ板住人」である、と断定する発言はしばしばあった。
本人にしか知りえないことを断定していたんだから、発言した名無しは本人なんだろう。
これに対して、書斎からもミス住からも、「違う」という異議が申し立てられたことはなかった。
もし誰かが本人を騙って、別の人と自分が同一人物だと触れ回っていたら、いくらなんでも
何らかの否定発言をするはず。
よって、書斎=ミス住=両者を擁護する名無し であることは間違いない。
なるほど、自演魔神と呼ばれるわけだ。
>>782 中学高校くらいに大藪春彦に出会えた人は、実に羨ましいと思います。
私は高校を卒業した後だったのですが、「汚れた英雄」で晶夫が身体を
鍛えるためにやりたくもない部活をやっているのを読んで無為に過ごした
日々を悔やんだりしましたね。
「若いエネルギーをおしげもなく濫費し、何かにぶつかっては砕かれて
いった青春を悔いてはいない」と言い切る大藪春彦は実にカッコイイ男
だと思います。同じ作品でも、初めて読む年齢や自分自身の状況などに
よって受け取り方は様々です。若い視点だから理解できる部分もあれば、
ある程度の年齢になってから実感できるセリフもある。真の大藪ファン、
いや読書人ならそれくらいは分かっていることと思います。
820 :
ブル:2005/12/05(月) 19:22:36
>>782 今現在、20代前半の大藪ファンがいると言う事が、何か嬉しいね。
だって、もうじき大藪春彦氏が逝ってからちょうど十年、本格的に読み始めたのが高校からだとすると、氏が逝った後からのファンだって事、生前と比べると書店の棚の数もどんどん減っていく頃から本格的に読み始めたって事、そこが何か俺は嬉しい。
20代ファンてなにが取っ掛かりで大藪読んだか知りたいな。
俺も「蘇える金狼」を読んだのは18歳の頃だった。
なんだか知らんがくどくてじりじりと灼きつけられるような文章は
慣れるまで時間がかかったのを覚えています。それまで読んでたのが
筒井、小松、平井和正ウルフガイ、あるいは武者小路実篤(なぜだ)だったから。
いきなりナマの迫力を食らったというか何というか。
今考えたらウルフガイの世界は大藪イズムへのファンレターだったのかもしれないと
思うのだけれども。
大藪を愛読するまでにどんな本を読み慣れていたのかも知りたいな。
自分も大藪読んだのは10代だけど、あの頃は角川映画、書店の大々的な宣伝があったから。
それがなければ(蘇える、野獣死す、汚れた)がなければ読んでたかどうか・・・
それを知らない以降の若い世代が、どうして大藪を読むようになったか知りたいですね
現在なんて大藪のカケラも無い時代だから・・
824 :
無名草子さん:2005/12/05(月) 22:41:14
どうせ誰かの受け売りでしょうな。肝心要のことがわかってないから。
クイズに答えられずに言い訳ばかりしていた人は、もうそっとしといてやれよ・・・。
鬼か、お前は。
あいつが本を全然読んでなくて、とうぜん肝心要なことが何一つわかっておらず、
書き込みがすべて誰かの受け売りだってことは、みんな知ってる。
826 :
無名草子さん:2005/12/05(月) 22:55:37
そっとしておいて野郎〜 今頃自慰の魔ッ際
オナニィ
827 :
無名草子さん:2005/12/05(月) 23:34:36
>>822 > 今考えたらウルフガイの世界は大藪イズムへのファンレターだったのかもしれないと
「狼のレクイエム」の西条恵はもろに平井流の大藪解釈だね。
書斎魔神とやらの名前で書き込みする人はともかく、それを何かと頻繁に批判する
というのもどうも自然でないと思うのだな。
自作自演で手の込んだ自虐でも演じているのかとおもう。
書斎魔神という人がそんなに有名とも思わないし…
実際の所の反応はこんなもんじゃないの?↓
140 :吾輩は名無しである :2005/11/27(日) 20:51:39
せっかく基地外を隔離しているんだから、良スレに呼ばないでくれよ。それでなくても
書斎がちょっかい出してウザイんだから
142 :悠 ◆ZwODOp2nPE :2005/11/28(月) 00:30:37
>>140 書斎の問題では、僕も本の収納にいろいろ工夫しています。お互い大変ですね(^^;
どうも皆さん。
私が余計な事書き込んだせいで、スレが荒れてしまったみたいですね。
住人の皆さん申し訳ありません。
今バイトが終わったとこですので、帰宅したら詳しく書き込みます。
気にしない方がいいと思いますよ。相手は名うての荒らしですし。
むしろ、荒れてるのはスルーするぐらいで。
名うてかどうかはともかく…語調にくせがあったり断定する相手が間違っていたり、
その辺だけが気になるだけなのだけどね。むしろ周りかまわず追撃してくる他の書き込みこそが
無駄なレス消費に感じてしょうがない。何でよそのスレに入ってくるんだろう?
叩くにしてもそのカキコの中で大藪作品を一片でも論じてくれるのならまだマシにも思うけども。
帰ってきました。
てなわけで、私がどういう経緯で大藪春彦を知ったかという駄文を一つ。
私が「本格的」に大藪春彦を読み始めたのは、高校に入ってからでした。
一番最初に触れたのは、小学生の時でした。
当時、私は他の児童と一緒に小学校まで電車で行ってましたが、
田舎だったので、電車に乗り遅れたら一時間は待たねばいけませんでした。
駅も無人駅だったのですが、その駅に暇つぶし用に誰かが小説やら絵本やらを置いていてくれたのですが、
その中に大藪春彦の小説がありました。
初めて読んだのは忘れもしません、集英社版「俺の血は俺が拭く」でした。
当時から銃器には興味があったので、作中の銃器の解説は結構好きになりました。
その時はまだ、大藪春彦という作家である事は知りませんでしたが、
その後も「東名高速に死す」「獣たちの墓標」「切り札は俺だ」「戦いの肖像」等を読みました。
その時はまだ完読はせず、銃器の説明文を読んでは納得していました。
特に「切り札は俺だ」(集英社版)には最後に「銃器アラカルト」という、色々な銃の説明がついていて楽しかったです。
中学時代は部活をしたり、別の作家の小説を読んでいて、大藪氏のことは忘れていました。
そして高校生に入ったのですが、その高校がまた自宅から電車とバスの乗り継ぎで時間がかかる上
相変らず、乗り遅れればかなり暇になるのでした。
てなわけで、暇つぶしになる本が必要と思い、本屋を訪れて出会ったのが「俺に墓はいらない」でした。
それから、大藪春彦の小説を読むようになったのですが、まだアクション小説としてしか読んでませんでした。
完読はしますが、銃器の説明ばかりに気を取られていました。
そんな私の一番の転換期は「野獣死すべし」でした。
高校に持ち込みされた小説の一冊に「野獣死すべし」があり、読んでみたのですが。
作者が伊達邦彦という形で具現化させた、社会に対する怨念を感じました。
伊達邦彦が日本に帰ってきて、冷酷な人間になろうと誓ったのも高校に入ってからとあり、私も彼のような人間に
なりたいと感じました。
当時私は、親の言いなりな気がしていました。いつかは飛び出したいとも思っていましたが、それもできず鬱屈している
気持ちでしたので、「野獣死すべし」のような作者の毒念を吐きつけられて、何かを変えたかったのかと。
それから、大藪春彦の小説を買い漁るようになりました。
小遣いをほとんど使い果たし、本屋・古本屋を駆けづり回りました。
そして読みました、大藪春彦の主人公が持つ冷酷さとタフさを自分に乗り移らせるように。
目的達成のためには悪霊に祈る気持ちを味わうように。
それで高校三年が終わる頃には、私の知る限りではほとんどの作品が集っていました。
映画化した作品を見たりしましたが、結局小説の勢いに勝てる物はほとんどありませんでした。
そんなこんなで今にいたります。ただ欠点として、他の作者の小説をあまり読まなくなってしまったってことです。
長文失礼しました。
834 :
無名草子さん:2005/12/06(火) 05:39:18
優雅の駄長文はひどいな。感想文のタレ流しはチラシの裏でやれや。
>834
40代のお前が20代に知識も論考も遠く及ばないからといって、嫉妬は見苦しいぞ、書斎
負け犬はとっとと消えな!
837 :
無名草子さん:2005/12/06(火) 06:51:35
>836
そうかなあ
私には書斎さんの指摘どうり駄文にしかみえないがなあ
>>829 他の方々も書いてらっしゃるように、気にする必要はないと思います。
賛美にせよ批判にせよ、一人の作家の作品をきちんと読んでいるかどうかは
だいたいわかるものです。大藪をほとんど知らない荒らしはスルーで。
>>832 >>833 小学生の頃に出会ったんですか。でも、その後にブランクがあって再び
高校時代に読みはじめ、「野獣死すべし」で本格的にハマるというあたり、
大藪に限らず作家との出会いにはその時の自分の心の状態や環境などが
大きく影響しているんですね。私も子供の頃だけ本の虫だったので
図書館などで大藪の作品をパラパラ読み飛ばした記憶はありますが、
本格的に読むようになったのはバイト先に置いてあるのを何気なく
読んでみた「トラブル・シューター」からでした。前述の通り高校を
卒業した後です。
839 :
無名草子さん:2005/12/06(火) 07:29:08
そうですね。大薮をほとんど読み込んでない優雅なる名無しは本当なら出ていってほしいが。
そうですね。大薮を 「まったく」 読み 「込めて」 ない書斎魔神は本当 「に」 出ていってほしいが。
>>840 名無しかコテハンか、賛美か批判かに関係なく、大藪春彦について語らない者は
荒らしだと思います。語らないというより語れないのでしょうが。
843 :
無名草子さん:2005/12/06(火) 08:34:23
>>841 馬鹿野郎!!!!!!!!!!!!
コテハン叩きはやめろや
845 :
無名草子さん:2005/12/06(火) 08:53:34
>>841 大藪を語れば中身は何でも良いというわけではない。
>845
同意。
書斎みたいに大薮にかこつけて、下らない煽りをする輩もいるからねえ
書斎も悪気はない。ただ文章がとんでもないくらい下手なだけ
>847
加えてとんでもなく幼稚なだけ
849 :
無名草子さん:2005/12/06(火) 11:20:50
>名無しかコテハンか、賛美か批判かに関係なく、大藪春彦について語らない者は
>荒らしだと思います。語らないというより語れないのでしょうが。
そんな理由では削除人は動かない。甘ったれるな!
850 :
無名草子さん:2005/12/06(火) 11:51:12
まあ同意かなあ。少なくとも書斎は全く無関係だし悪くないねえ。
>>837 このレスは
>>843が名無しにもかかわらず「暗黙のうちに」書斎だって認めてる
これは書斎自身だからこその発言
仮に書斎とは別人で、多分
>>842は書斎のレスだろうと思っただけだとしても、あんな書き込みしそうな人間なんだって思ってる証拠
結局 書斎魔神は その程度のやつなんだよなw
>>822 >俺も「蘇える金狼」を読んだのは18歳の頃だった
>それまで読んでたのが筒井、平井和正ウルフガイ
あなたは私ですか?
なんか殆んど同じ時代に同じような読書遍歴を辿っていますね。
私が大藪を知ったのは映画のCMで。「動く標的、狙いをつけてぇ〜」。あれです。
ただ10代、20代の頃は「ハードボイルド」という字面に憧れて大藪小説を読んでました。
本当に大藪の面白さに気づき始めたのは、ここ4,5年前くらいからです。
855 :
無名草子さん:2005/12/06(火) 12:50:38
憶測でコテハンを叩くのはいただけない。ここは書斎の言葉に従って名無しは書斎ではないと判断するのが妥当ではないか。
>>854 平井和正は私も少し読みました、しかもウルフガイ。
ゾンビハンターとか幻魔大戦とかには手をつけませんでしたが。
857 :
無名草子さん:2005/12/06(火) 13:33:09
優雅なる名無しの読書量は少ないなあ。よくそれで書き込めるもんだ。
いい加減にしろや
いい年したオッサンが一日コテハン叩きかよ
悔しかったら少しはまともな「論考」書いてみろカス
859 :
無名草子さん:2005/12/06(火) 13:51:36
>>855 おまえ 書斎「さん」とつけ!慣れな慣れしいぞ!いかにも知り合いみたいな言い草だな
他レスもそうだ。呼び捨てにしてるレスは書斎本人と認定す。
860 :
無名草子さん:2005/12/06(火) 13:53:19
しかし、書斎の文章は作家クラスだともっぱらの評判と聞く。それが分からない2ちゃんねらーはカスに近いクソだな
861 :
無名草子さん:2005/12/06(火) 13:58:41
同意。
案外高名な作家の覆面なんでは?
862 :
無名草子さん:2005/12/06(火) 14:00:06
>>856 幻魔大戦はともかくゾンビハンターは大薮臭プンプンなので読んで損はないよ
>>862 たしかにそうなんですよね。
銃器は出てくるし、アクション物ですし。
とりあえず、名無しでageてるレスを抽出してみると爆笑できます。
これで50歳だっていうんだから、無駄に生きてきましたねぇ。
なんか「名無したちよ 闘いの荒野に死ね」って感じですね。
「ウィンチェスターM70」にて。
「燃えろコニャックよ。死んでいった勇敢な男達の弔い火として…」
てな台詞が。
名もなき男達の名誉をかけた闘いってとこですか…
>860
どこで評判なんですか?
869 :
無名草子さん:2005/12/06(火) 14:49:13
書斎は春彦の全作品読子してるよ。レスで一目散だろうけどね。
870 :
無名草子さん:2005/12/06(火) 14:52:27
読む時間はタンマリあるだろうが、香具師は漢字が読めんのよ。最終学歴は保育園卒だからな
871 :
無名草子さん:2005/12/06(火) 14:58:35
870=読後感か?
872 :
無名草子さん:2005/12/06(火) 15:04:46
読後感ごときに・・・・
>>869 「読子する」って・・・何? 確かにツッコミが入ると「一目散」に逃げていくけどww
874 :
無名草子さん:2005/12/06(火) 15:08:34
書斎の大藪No1て「八つ墓村」らしい
875 :
無名草子さん:2005/12/06(火) 15:09:49
874は白痴か?春彦の代表作をあげてもよ
876 :
無名草子さん:2005/12/06(火) 15:10:58
874からの返答はまだか?
877 :
無名草子さん:2005/12/06(火) 15:14:53
逃げたようだ。書斎さんの敢然勝利!
878 :
無名草子さん:2005/12/06(火) 15:18:18
874の正体は優雅なる名無しと認定される。
879 :
無名草子さん:2005/12/06(火) 15:39:39
優雅なる名無しも卑怯だなあ。
880 :
無名草子さん:2005/12/06(火) 15:40:28
おれはブルだと思うが・・
881 :
無名草子さん:2005/12/06(火) 15:43:01
882 :
無名草子さん:2005/12/06(火) 15:44:02
>881
おまいアホか?
>875
あげてもよ って何ですか?
それじゃ874氏も答えようがないな
884 :
無名草子さん:2005/12/06(火) 15:59:56
優雅なる名無しがこそこそと最悪板に出入りしてるからこんなことになる。
いい加減にしろよ。
>>884 それを知ってる名無しのお前も最悪板に出入りしていることが証明されたな。
いい加減にしろよ。
ロートル書斎が20代若者(優雅なる〜氏)に嫉妬して慈円の総攻撃に灰って枡
887 :
無名草子さん:2005/12/06(火) 16:55:30
優雅なる名無しがこそこそと最悪板に出入りしてるからこんなことになる。
漏れはアンチ書斎だが、公平にレスを読んでゆけば優雅の責任は逃れられないな。
公平にレスを読めば、何の根拠も示さずに書斎を擁護する名無しのレスが
すべての元凶であることが判ると思うが。
889 :
無名草子さん:2005/12/06(火) 17:07:00
888=優雅
890 :
無名草子さん:2005/12/06(火) 17:16:00
889=ミス住
891 :
無名草子さん:2005/12/06(火) 17:42:23
隙が多すぎる優雅の負けだな。
大薮初学者であることを割り引いてもこのスレでコテハンを背負うには荷が勝ちすぎたのでは?
892 :
無名草子さん:2005/12/06(火) 17:53:49
と、ミス住書斎が申しております
893 :
無名草子さん:2005/12/06(火) 17:55:17
ロートル書斎 必死だなw
894 :
無名草子さん:2005/12/06(火) 17:57:01
なんか笑うな・・悲しいくらいに。
895 :
無名草子さん:2005/12/06(火) 18:00:35
書斎性器公開(ミミズサイズ) ルパン DLP 教師 P 今日8
896 :
無名草子さん:2005/12/06(火) 18:11:36
書斎は名無しでは書き込みしてないよ。
なんで断言する?そーゆーオマエは誰だ?名無しで書き込んでる書斎だろ?
>896
だから何でお前に分かるのかと
899 :
無名草子さん:2005/12/06(火) 18:22:53
書斎が自分で言っている。名無しでは書き込みしてないと。
それを信用しない理由はない。
>>845 >大藪を語れば中身は何でも良いというわけではない。
少なくとも大藪春彦のスレなのに大藪について語らない荒らしよりはマシ
>>849 >そんな理由では削除人は動かない。甘ったれるな!
私は削除の話などしていない。唐突に関係のない話を持ち出さないこと
書斎魔神氏に固執するage厨がいるようだが、誰であろうと関係ない。
少なくとも私は、大藪春彦をあまり知らないと思われる書斎氏に興味はない。
スレの内容に関係のない話しか出来ない者は荒らし。自分や相手の年齢、
性別、学歴、職業に拘る時点で器の狭さを公言しているようなもの。
大下正クラスの存在ということ。←この辺が大藪ネタ。
>>900 名無しの掟氏、どうも。
見ないうちにえらくスレ伸びてしまいましたね、しかも駄文で。
私の場合は昨晩書いたとおりです、当初は本屋で新刊ないかと探したのですが
あっても有名な作品のみで、古本屋巡りとなりました。
>>901 私の場合は「ヘッドハンター」や「戦士の挽歌」、それに星島弘シリーズや
「アスファルトの虎」などは書店に出るのを待ちかねて読む幸福を味わう
ことができました。もう、過去の作品の“差別用語狩り”にあっていない
初版かそれに近いものを探すくらいしか楽しみがないのは残念です。
903 :
無名草子さん:2005/12/06(火) 19:46:09
優雅よ意地を張るな。お前が消えれば問題の大半は解決するんだよ。
904 :
無名草子さん:2005/12/06(火) 19:49:48
>>900 まああまり堅いこと言うなよ。実に大藪らしい雰囲気が横溢してるじゃないか。
これでこそ大藪スレだよ。礼儀正しくほのぼのとした意見交流なぞクソほどの意味もない。
>>901 いいですね。私の場合は本屋を巡って自分の持っていない作品を探すのが楽しみですね。
初版を探してみるのもいいですね、読み比べでどんな違いがあるのかを見てみるのも楽しいかと。
>>905 マニアめいた読書は大藪の世界に似つかわしくないよ。
907 :
無名草子さん:2005/12/06(火) 20:30:59
sageたな書斎w
>>906 お前の人生が大藪の世界に似つかわしくないよ。
>>904 >これでこそ大藪スレだよ
「大藪作品からガンとカーと女を取ったら何も残らない」と、したり顔で
言っていた似非評論家たちと同等、またはそれ以下。大藪本人は愛妻家で
子供を愛する人物だったことを知らないらしい。「これでこそ大藪」などと
言う以上、君のような人物の象徴である“大下正”が誰かくらいすぐに
わかると思うが?
>>910 名無しの掟氏
私が言うのもなんですが、奴は構わない方がいいかと
現在ミステリー板で発狂中ですので、基地外に何とやらです。
てか、もとは私の書き込みですね、すいません。
912 :
無名草子さん:2005/12/06(火) 20:51:30
今後の予定
住人からの一斉攻撃を食らい続けた結果
都合が悪くなると、別の題材に移り何事も無かったかのように
駄文を繰り返す習性あり。合い間に支援者(自演)が擁護に回る
913 :
無名草子さん:2005/12/06(火) 20:54:10
950踏んだやつ、次スレ作れやっ!!!
>>910 >大藪本人は愛妻家で子供を愛する人物だったこと
など物語の前では恐ろしいほどどうでもいい話しだろう。
そんなトンチキな理解力しかないから、このスレの現状が大藪ワールドにみちみちているという事実にすら気づかないほど鈍感なのだ。
あとな、優雅よ。お前はとことん何もわかってない。一行の描写も与えられずに死んでいく虫けら以下だよ。
年齢を割り引いて考えても世間を知らないにもほどがある。
大きな口を叩くのは不似合いなんだよ。
ハンドルを 固定していない人は sageを 覚えた
>>910 名無しの掟氏
たしかにそうですね、野望を達成するために手段を選ばぬ戦いを続ける男達も
どこかで心の平穏を求めていました。
「蘇える金狼」の朝倉も当初はのし上がる手段としか考えていなかった京子に対して
愛情をおぼえていきましたし。
918 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :2005/12/06(火) 21:59:29
前に書いたかもしれぬが、俺は「死はわが友」「奴に手錠を…」「破壊指令N0.1」等
の娯楽色が強い作から読み始めたので、どうしても大藪作品にエンタメ性の強さを
求めてしまうきらいがある。しかし、大藪作品と同時期にヘミングウェイ、フォークナー、スタインベック、コールドウェル等の米文学を新潮文庫で読んでいたが意外に違和感は
無かったな。
フォークナー、スタインベックあたりに関する大藪氏の論を読んでみたかったものである。
919 :
無名草子さん:2005/12/06(火) 22:00:11
逃げろ、優雅なるクン 同性愛書斎がバックを狙ってるぞ!!!
920 :
無名草子さん:2005/12/06(火) 22:02:21
>>918 ミステリ板住人と名乗るチンピラが、君のレスを黙って自分の発言として他所のスレに
コピペしている件について、どう思う? まったく気にしないの?
922 :
無名草子さん:2005/12/06(火) 22:48:56
チンピラじゃない!無礼なこと言うなや!
>>918 都筑道夫スレでスタインベックの話になったら、「叩きのめしてやるからこっちへ来い」
と豪語して、文学板スタインベックスレに誘導していたのに、結局、臆病風に吹かれて
一度もそのスレに顔を出さないへタレの書斎魔神君ではないですか。お元気ですか?
>>922 他人のレスを黙って自分の発言として他所のスレにコピペするような輩が
チンピラでなくてなんだというんだ? そのチンピラこそ無礼な馬鹿者だ。
若さに嫉妬するな書斎ジジイ
書斎ファックューは怖気づいて逃げたようです
>>911 そうですね。でも、私は書斎魔神氏と“大藪春彦のことをかけない名無し”が
同一人物かどうかには、あまり興味がありません。どちらでも良いから早く
“大下正”が誰なのかを書いてほしいものです。大藪初心者ならともかく、
それなりに代表作を読んでいれば分かるはずですから。
>>914 >物語の前では恐ろしいほどどうでもいい話しだろう。
大藪春彦について語るこのスレで、書斎魔神氏のことなどどうでも
いい話です。ところで“はなしし”って何ですか?
>優雅よ。お前はとことん何もわかってない。
では、わかっているあなたに尋ねますが“大下正”って誰ですか?
“木村武夫”でも“西村晴夫”でも良いですよ。
>>927 今日は他の方々は先行きを見守っているのか、出てきませんね。
本当に申し訳ない…
歳ばらした上で、あんな長文打ってしまったのが、結果的に荒廃を生んでしまったみたいです。
奴はsageて名無しで語る時もあるので、気をつけてください。
本当にレス乞食です、奴は。
929 :
ミステリ住人:2005/12/07(水) 00:20:44
皆様のお察しの通りロリ魔人は大藪を読んではいません。全部受け売り、引用です。
彼が作る文はつなぎ合わせがお粗末なため、あのような難解文になってしまうわけです
的を得ず意味不明・・・・・ロリに変わって このミス住が謝罪いたします
>>928 優雅なる名無し氏が気にする必要はないです。誰が何を書いても、それを
ネタに暴れたい時だったのでしょう。
今日(というかすでに昨日)は「蘇る金狼」を少し読み返してみました。
ボウリング・シューズのサイズの呼び方とか、明らかに昔のことだと
分かるのにそんなことがまったく気にならないのは、やはり作品の
魅力によるものなのでしょうね。
このスレの流れではどうでもいいことかもしれないが
貸本上がりの「歯には歯を」(荒地出版社)「ウインチェスターM70」(新潮社)の
初版ハードカバーを手に入れた。
「野獣死すべし(渡米篇)」と「ウインチェスターM70」は読みたくてなかなか手に入らなかった。
作品数を読み込んでない素人と言わば言え。これから読めるのだぞう。うらやましいだろ。
>>930 名無しの掟氏、そう言っていただけると嬉しいです。
確か靴のサイズを測るのに「何文」でしたね、私にはわかりませんでした。
その次の章の題名が「ストライク」だったのが、私としては当たりでした。
>>931 名無しからの銃火氏
うらやましい…
全く知らない作品を読むってのは、すごい期待感があってとてもうらやましいです。
しかも、初期ハードカバー…
>>929 「ミステリ板住人」ではなく「ミステリ住人」か。
IDが表示されない板でトリップ無しでそんな書き込みをされてもな。
>>931 初版ハードカバーですか。うらやましい話です。大藪作品はヤフオクでも数が
それほどでない上に、最近は掘り出し物もあまりないように思えます。
「ウィンチェスターM70」は新潮文庫の初版で持っていますが、「渡米篇」は
光文社文庫に収録されるまで未読でした。やはり発表当時と内容が微妙に
違ったりするのかな。
あ、書き忘れていた。貸本上がりの表紙の折り返しには、
「18歳未満はご遠慮下さい」のスタンプが押してあった。
18歳未満は読んじゃいけない作品だったようである。
平井和正はウルフガイシリーズと、漫画版のデスハンターしか読んでません。
>>933 一方で読み込んでないからと非難し他方で持ち上げ‥。
本当にお前はダブルスタンダードな野郎だな。生き方に全く筋が通ってないわ。
>>937 >一方で読み込んでないからと非難し他方で持ち上げ‥
優雅なる名無し氏はこのスレで「読み込んでないからと非難」など
していない。しているなら番号で指摘を。もしかしたら
>>576の
書き込みに反応しているのかも知れないが、あれは私であって
優雅なる名無し氏ではない。
で、そこまで他者をバカにする937氏には
>>927の答えが簡単に
わかると思うので、ぜひ答えていただきたい。
>>938 答え答えと五月蝿い人だな。
クイズやってるわけじゃないし、別にいいじゃんそんなの。
自演してるヒマがあったら少しは本読め
941 :
無名草子さん:2005/12/07(水) 09:22:48
一日中2ちゃんに入り浸っている掟や優雅にこそ当てはまる言葉だな。
942 :
無名草子さん:2005/12/07(水) 10:35:03
書斎よ、簡単な質問だ セックスて知ってるか?経験あるか?
「俺は、大藪春彦。通称ハリー・ザ・キラー。
鼻血が止まらなくても原稿だけは書き続けた流行作家であり、
時にトロフィー射撃に命をかけるハンターでもある。
日本のハードボイルド作家、冒険小説作家は、
全て私の影響を受けていると信じている」
大藪を愛読していたのにセックル経験ゼロ。面白いヤシだな書斎て!
おまいは大藪を語る資格はないよ
おまいは大藪を語る資格はないよ
おまいは大藪を語る資格はないよ
946 :
無名草子さん:2005/12/07(水) 11:16:40
優雅なる名無しはミステリ板都筑スレを荒らしていたことが判明しました。
人間のクズですな。
まだコテハン叩きに必死になってんのかw
しかも名無しでww
いい加減にしろや
誰がみても一番下らないコテは書斎だ
負け犬は消えろ
そう思わない人も多いんだろうね。
書斎はこと大薮に関しては見所あるよ。
書斎クン、毎日2ちゃんに張りついてないでさ、
まともに働いて、彼女でもつくったら?
951 :
無名草子さん:2005/12/07(水) 12:45:46
書斎さぁセックル経験してこいよぉ人生変わるぞぉ
大藪どころか本そのものをろくすっぽ読んでない人間に見所なんかあるわけない。
だいたい一日中(コテと名無しを使い回して)2chを荒らし回る書斎魔神が読書する時間なんてあるはずがない。
> 54 名前:書斎魔神 ◆qGkOQLdVas 投稿日:2005/12/06(火) 21:57:57 ID:7HspOepU
> 俺は、ライツバル・シリーズ等、後期エルのミステリ作家としての存在感は認めない
> スタンスである。
>>946 書斎さあ、ライツバルって何だよ?
日本語表記の仕方の違いなんてレベルの問題じゃないぞ。
こりゃエラリー・クイーンも読んでいないんだよな。
読んでりゃいくら何でもこんな間違いはしないぜw
954 :
無名草子さん:2005/12/07(水) 14:14:36
他板のコテハン叩き荒らしは出ていけ。
>他板のコテハン叩き荒らしは出ていけ。
書斎魔神さん、「出ていけ」って言われてるよ。
他板のコテハン叩き荒らし=946
クソして寝てろってよ 書斎〜
958 :
無名草子さん:2005/12/07(水) 14:30:42
最悪板のコテハン叩きスレから来てるバカは出ていけよ。
こっちでは禁止されているんだぞ。
最悪板のコテハン叩きスレの人間は、一般書籍板に来てはいけないというルールは見たことがないな。
優雅なる名無し氏を粘着して叩くくせに、書斎が叩かれると「コテハン叩きはルール違反だ」
などと勝手なことをほざくキチガイこそ出ていったらどうだい?
あと残り40でさ 書斎vs 反書斎てことで