出版産業・出版流通 何でも質問・回答スレッド[6]

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934無名草子さん:2007/03/30(金) 10:37:32
>>933
まず指摘に対するお礼を述べ、
検討の上、再販の際に改正させていただきます、と返信する。

ちょっと前の出版者は、デジタル苦手な人が多かったようで、そんな返信メールが半月もしてから届きました。遅くなって大変恐縮であると言いながら・・・・。
こういう一読者の声をおろそかにしてはならん、とでもいわれたのでしょうか。
935無名草子さん:2007/03/30(金) 11:41:38
>>933

・確認型 → 著者に転送。
・ご褒美頂戴型 → サンクスコ。何もあげないけどね。
・僕を褒めて型 → よくできました。もう寄越さないでね。
・説教型 → ふーん。消えてね。
・金返せ死ね型 → すんません。そっちが死ね。
936933:2007/03/30(金) 15:08:48
>>934、935
ご丁寧なお答えありがとうございました。
出版業界とは全く縁がないもので、実情をご教示いただきありがとうございました。

著者(大学教授)にはメールしましたが、反応はありませんでした。
937無名草子さん:2007/03/30(金) 16:22:45
>>936
>著者(大学教授)にはメールしましたが、反応はありませんでした。

ヒント 春休み。

がくじつけいって時点で、重版かかる見込みはなさそうだから、
致命的なミスの場合は訂正表を挿して搬出って感じだろうなあ。
938無名草子さん:2007/03/30(金) 16:26:34
ヒソヒソ( ゚д゚)ヤダァ(゚д゚ )ネェ、キイタ?( ゚д゚)オクサン(゚д゚ )アラヤダワァ
http://book4.2ch.net/test/read.cgi/bun/1175202576/l50
ヒソヒソ( ゚o゚)ヤダァ(゚o゚ )ネェ、キイタ?( ゚o゚)オクサン(゚o゚ )アラヤダワァ

939無名草子さん:2007/03/30(金) 17:16:37
地上波の深夜時間帯でやっていた米ドラマ「24」や「プリズン・ブレイク」を
ノベライズしたものはどのぐらい売れるものなのでしょうか。
940無名草子さん:2007/03/30(金) 18:06:06
>>937
なるほど春休みですか。
私も大学(下っぱ)で働いてたことありますが、
春休みなんか全然なかったので考えていませんでした。

学術書(そのレベルには達してませんが)ですが
1998年初版発行で2004年3刷までいってます。
941無名草子さん:2007/03/31(土) 01:05:10
942無名草子さん:2007/04/06(金) 08:40:17
小生、企業関係の小冊子(PR・SPツール)オンリーの編プロの編集者です。
最近単行本の企画編集の仕事で会社に声がかかっています。
まったく単行本のことを知らないのでいくつか尋ねさせて下さい。
200頁ほどの単行本で企画編集費はいくらぐらいでしょうか。
執筆者は外部を予定しています。
943無名草子さん:2007/04/06(金) 09:58:32
>企画編集の仕事で会社に声がかかっています。

自費出版の依頼ってこと?
944無名草子さん:2007/04/06(金) 10:53:36
ある出版社から新しいジャンルの書籍をだしたいとのことで、
小生が勤めている弱小編プロに対して話しがあり、
誰も単行本のことを知らないのでどうしようか迷っているところです。
編プロでも広告寄りの仕事なので出版のことがわかりません。
企画編集というのは「企画」と「編集」です。
新しい企画を提案してほしいと言われているのですが。
945942:2007/04/06(金) 10:57:27
944は942です。
広告寄りの制作単価だと一般的な出版と相当に違うと思うのですが。
946無名草子さん:2007/04/06(金) 12:34:26
ずばり、すべてひっくるめて200万〜。
(編集・企画・ライティング・デザイン・校正・経費含む)

いや、よく知らんけど。

947無名草子さん:2007/04/06(金) 16:19:19
すみません。ご意見を聞かせてもらえたら嬉しいです。

まだ契約書も交わしていないし原稿もできていない段階で、出版を
前提として進行している企画は誰のものなのでしょうか。

著者のもの?
企画を立案した編集者のもの?
出版社のもの?

というのは、私は書籍編集者で今年に入り転職をしたのですが、その際、
前社で自分が進めていた企画を今の出版社で進めようとしたところ、
前社から脅しのような苦情が来ました。「勝手に企画を持っていくな」と。

私としては自分の企画なのに、なんでこんなことを言われなきゃならないんだと
憤慨する一方、実際、法的にはどういう判断がなされるんだろうと、心配になって
きました。
こういうことは周囲でも当たり前に行なわれていることだと思うんですが、
どう思われますか。
948942:2007/04/06(金) 16:28:59
>>946
そうですか。目安になります。ありがとうございます。
学者さんなど肩書きがある、何らかのプロの人に執筆を依頼すると、
報酬はどのくらいでしょうか?
その報酬は上記の「200万〜」から配分するわけですよね。
949942:2007/04/06(金) 16:36:14
>>947
広告の仕事だと「企画」は代理店かクライアントのものになってしまいます。
企画に著作権をつけようとしたら代理店に叱られました。
本当は企画者のものでしょうけど。何故か弁護士も企画者のサイドに立ってくれなくて、
残念だったことがありました。
代理店は企画を宛先だけ変えて使い回ししたりしてました。
950無名草子さん:2007/04/06(金) 17:11:21
>>947
両方で相乗効果があるような企画考えるとか、似てるけど当初の企画とは
微妙にちがう、という形にするとか、丸くおさめる方向を探るのが大人の対応のような・・・。
せまい業界、敵を増やしても得しないしなー。
951無名草子さん:2007/04/06(金) 17:37:53
>>947
アイディア(企画)は著作権には含まれないけど、社の業務として企画を立てたなら
「法人著作物」の考え方に習うことになるような気がする。
従って、その企画は、元の出版社のものである可能性が高いような。

少し捻って、同一の企画ではないと言い逃れられる企画に組み替えてみては?
952無名草子さん:2007/04/06(金) 18:09:55
>>949
取次から口座取って、書店売りするんかいな
953無名草子さん:2007/04/06(金) 20:00:35
>>949 >>950 >>951
ありがとうございます。
私の中では、企画は編集者と著者との関係性から生まれるものであって(著者
重視の固い単行本なので)、極端にいうと著者ー出版社間で出版契約書を交わす
までは、そこに出版社が関与する余地はないのではという思いがあります。
同編集部内であろうと、皆それぞれ独立した編集屋であり、独自の感性で
動くものですから。

でも、企画の権利が出版社にある場合、著者は望んでいないのに「この企画は
うちのものだから」と、出版社が新しい編集者を付けて強引に進めてしまう
事態になってしまいますね…。もちろん著者がイヤと言えばいいんですが。
そういうことがあっていいのかなあ。。。
954942:2007/04/06(金) 20:42:33
広告の仕事だとブレストで「企画フラッシュ」を50本くらいは
ホイっと出すのですが、それが専門のプランナーさんを見てると感心します。
でも、ボツ企画はどうなるのか気にもなります。
特にクライアントや代理店へのプレゼンをした後だと、どっかで使われるのかなという
猜疑心も湧きますね。
955無名草子さん:2007/04/06(金) 21:02:27
>>954
だったらフリーでやれってことですよ。
会社の看板+金+流通手段を使うのは事実なんだからさ。
956無名草子さん:2007/04/06(金) 21:05:47
>>953でした。失敬
957無名草子さん:2007/04/06(金) 23:27:52
>955
そうはいってもまだ本になってないのなら金も流通手段も使ってないんだし、
著者側に会社じゃなくて編集者のほうについていく意思があるのなら、
会社の看板なんて初めからないに等しいのでは?
会社辞めて新しい会社に企画を移すのなんてザラにあると思うんだけど。
てか、これって自分もどうなるのか知りたい。わかんないわ。
958無名草子さん:2007/04/07(土) 01:03:02
逆の話をすればわかりやすい。

企画が進行中なのに、編集者が転職したため、途方に暮れていた
著者を知っているよ。

その著者が編集者を追及したところで、オレは関係ないとなったら、
最終的には会社に責任を取ってもらうしかない。
そういう意味では、究極には会社としての企画ということになる。

>>497が新しい会社に企画を引き継ごうとして、それでもボツって、
著者に損害を与えた場合があったとして、>>497はその責任を
引き受ける用意があるのかどうかも問われる。
959無名草子さん:2007/04/07(土) 01:07:53
前の会社で企画会議を通してるわけだろ。
てことは、年度の刊行予定に入っててもおかしくないわけだ。
てことはてことは、会社としては、普通に刊行されてたら生じていたであろう
売上げの損害賠償請求を、>>497に対して起こすという選択肢もあるんだろか。
960無名草子さん:2007/04/07(土) 01:46:04
>959
原稿がまだ上がってないんじゃその先順調に刊行にこぎつけるかもわからないし、
しかもまだ著者と契約も交わしていないんでしょ。
そんな状況で会社が編集者に損害賠償請求を起こせるの?
そういう口約束のような曖昧なところが多々あるのが、良きにつけ悪きにつけ
出版業界だよね。
そうなら出版業界の常識を覆す大問題のような気がする。

自分は>947の話は、そんなの普通にあるじゃんと思ったクチだったんだけど。
著者と編集者側の意思確認は出来ているようだから、最終的な判断は
著作権者である著者に委ねられるのではと思うんだけど、わかんないw
961無名草子さん:2007/04/08(日) 03:49:38
>>953
気持ちはよくわかるよ(俺も転職して仲のよい著者と進めていた企画をいくつか
次の会社に引っ張っていったから)。でも、すこしばかり考えが自分本位じゃないかと思う。

スムーズに企画を移動させるのも編集者の器量の内だよ。編集者は独立した存在だって
考えてるのなら、トラブル起こして前と今の両方の会社に迷惑をかけてはイカンでしょ。
そうなると、あなたがイチバン大事にしている著者に迷惑が及ぶんだから。

それと、契約していない段階では出版社は無関係というのも無理のある考えで、社員のあなたが
業務として著者と打ち合わせ等していたのだから、前の会社には出版権を主張する根拠はあるよ。

編集者の交代は著者からすれば条件の大きな変更だから、そこでの出版を中止する理由に
なるけど、それはあくまで著者が判断すること。著者があなたとの関係を選択したのなら
前の会社がどうこういえる筋じゃない。
ただし、それは前の会社には依然と刊行する意志があることが著者にちゃんと伝わった
上でのことだけどね。

書き込みを読んだ限りじゃハッキリしないけど、この点は大丈夫なの?
962無名草子さん:2007/04/08(日) 17:51:33
複数の出版社に類似の企画を同時に提出するのはいけないのかな?
963無名草子さん:2007/04/08(日) 22:26:21
では、企画会議を通って出版計画に入っていたが時間がかかり頓挫している
企画でも、編集者が転職してそっちで進めることになったら、出版社はその権利を
主張できるということか。そういうケースはごまんとあるが。
その経験のある>>961も、出版社側が訴えてきたら危なかったということか。
ようは問題にならないように賢く動けということ?
964無名草子さん:2007/04/09(月) 00:12:35
頓挫したんなら問題なしでしょ。本当に「頓挫」した企画ならね。5〜6年かかる企画だって
ざらにあるわけで、版元が出版意欲を失っていないのにかっさらっていけばトラブルになる
可能性は捨てきれないって。もうグダグダになっている企画だって「まだやる気あったもん」と
言われて反論する手だては無いし、もめて良いことはさらに無し。

俺は著者・出版社の意思や状況を確認しとるよ。たとえば自分が携わった企画だけでなく
他の版元が手がけた作品をこっちで出版するケースだってあるわけで、関係先には
きちんと仁義を通してから筋立てするけどね。

俺が転職することで宙に浮きそうな企画は、逆に後継の担当者を社内で捜して
引き継ぎもしたし、ある本は退職後も協力したし。

編集者なんて黒子なんだから、自分が紛争の種や刊行の障害になったらいかんのよ。
965無名草子さん:2007/04/09(月) 04:07:36
突然すみません…
自分で本を出してみたいんですが流れがわからんのです…。誰か教えてください
966無名草子さん:2007/04/11(水) 21:22:47
いままで北海道では木曜発売だった少年マガジン・少年サンデーの店頭発売日が
4月に入ってから首都圏と同じ水曜日発売になっているようなのですが
流通システムの変更でもあったのでしょうか?
967無名草子さん:2007/04/12(木) 01:09:26
age
968無名草子さん:2007/04/12(木) 01:53:00
>>966
業界には「発売日協定」というのがあって、北海道の場合、首都圏基準で
2日目地区、3日目地区というのがあった。たぶん、2日目地区が首都圏と
同日発売になったのかも。

刷部数の多い特定の雑誌(計画誌と呼ばれる)は、印刷と配送が数日に
及び、北海道、九州・沖縄は遅くなるなどの理由で、発売日の調整が
行われている。首都圏の場合、地方に配送する分を早めに手に入れて、
発売日前に販売してしまう「早売り」を止めるためにも、発売日協定が
機能している。本来は独禁法違反のカルテル行為だが、公取委に届け出
て認められた制度。

よくわからないが、マガジン・サンデーは、一時期よりも部数が減ったので、
配送が楽になり、発売日が前倒し出来るようになったのかもしれない。
969966:2007/04/13(金) 06:44:17
>>968
非常に丁寧で分かりやすい説明ありがとうございます。

なるほど、先日ちょうど少年サンデーの実売部数が、去年一年間で
20万部ダウンの約80万部まで落ち込んだというニュースがあったばかりで
部数低下で配送に余裕ができたというご推察もむべなるかな。
970無名草子さん:2007/05/22(火) 20:09:29
近くの本屋にとある潰れた出版社の本が売っているのだが、
もし買ったらもう出版社がないから、売り上げ金はどうなるの?
971無名草子さん:2007/05/22(火) 20:29:14
>>970
出版社が潰れ、返品できなかった商品は、すでに書店が仕入れ代金を支払い済み。
売れれば、不良在庫を解消できるので、助けてあげては。
972無名草子さん:2007/05/23(水) 23:57:45
>>970

リブロポート刊のロザリンド・クラウス『オリジナリティと反復』だったら俺が買うよ。
973970:2007/05/24(木) 09:45:22
>>971
どうも回答ありがとうございます。買ってみようかなぁ。
ネットでは地雷だとか言われてる本だがw

>>972
残念ながら違います。
974リサ:2007/06/11(月) 10:58:22
めちゃ興味ありますw
[email protected]
975無名草子さん:2007/06/20(水) 02:23:11
質問です

昔、近所の駄菓子屋さんに雑誌の付録くじが置いてあったのですが
(中身が見えないように包装紙で包まれた雑誌付録が糸でたくさん吊るされていて
買いたい子はお店の人に30円払って、どれか好きな包みをひとつ引っ張って手に入れる)
りぼんとかなかよしとか、複数の出版社の雑誌の付録が入り乱れていました

あの「付録くじ」の流通ルートはどうなっているんでしょう?
駄菓子・玩具販売業者が付録だけ引き取って商品化しているのでしょうか?
976無名草子さん:2007/06/20(水) 03:34:19
>>975
売れ残りの雑誌は、ほとんどが故紙として処分され、再生紙となっている。
しかし、故紙化できない付録等は産業廃棄物となり、産廃として引き取った
業者が(勝手に)再利用していたのではないかと思われる。
977無名草子さん:2007/06/26(火) 17:40:03
>>975
# 回答ではないのですが・・・・

昔(’60年代)、近くの本屋が本誌の無い付録単体も売っていた(号遅れのものです)。
点数も少なくまた「秘密」めかして出していた。
当時私はガキだったので、付録を持ち忘れ本誌のみを買い帰る子が少なからずいるのかと思い、なんと不幸なともがらよと、可哀相な子のことを想像していた。

返本の際に「本誌」のみを返し、残した「付録」を売るという「掟破り」の商法だったのではないかと気づいたのは、大人になってからでした。
978無名草子さん:2007/06/26(火) 23:56:59
九州は表紙返品だから、いまでも書店が付録だけを
売ろうとすれば売れるね。みつかったらお目玉だろうけど。
979977:2007/06/27(水) 04:44:11
>>978
ちょ、ちょっと。「表紙返品」ってなに?
オレが無知なだけなのか

教えてください ○
980無名草子さん:2007/06/27(水) 12:31:45
出版社には証拠として「表紙だけ」返品する手法
運搬コストの節約
取次の返品現場で表紙・表紙以外・付録を解体・分別しそれぞれの
業者に引き渡す
981無名草子さん:2007/06/27(水) 13:30:50
取次が返品になった雑誌の表紙を出版社に証拠として戻すというのは
やっていないはず。廃棄するやつは取次の返品倉庫からストレートに
故紙工場に送られる(ex.東京ロジスティックスセンター)。

九州の場合は、かつて現物を丸々本州の取次に返品していたため、書店の被る
返品運賃が多額になっていたのと、返品入帳が遅くなっていたことから、
地元の書店組合の主導により現地に故紙化のための工場を造った。
その工場を経由して、本州の取次には表紙だけを返品することになったということ。

九州に限らず、付録まで返すのは荷造りが面倒なのかも。運賃も余分にかかる。
書店自ら処分しているところもけっこうあるのではないかと思う。
982無名草子さん:2007/06/27(水) 15:34:43
>取次が返品になった雑誌の表紙を出版社に証拠として戻すというのはやっていないはず

取次と出版社の力・信頼関係に拠るんじゃない?
俺が知ってる取次では表紙返品やってたと思うよ(現場見たし)、数年前の知識だけど。
983無名草子さん
>>982
すまん。自分の知っていることだけで書いてしまった。
出版社や取次によっていろいろなのかも。