1 :
無名草子さん:
ってどうよ?
よかった。
特に中盤が。
3 :
無名草子さん:04/10/19 17:01:07
2げっと
4 :
無名草子さん:04/10/19 17:02:14
2げっとに失敗しました。
ルートくんがかわいいです。
5 :
無名草子さん:04/10/19 17:21:37
良いね。出て来る人が皆かわいかった。博士もルートも家政婦も。
6 :
無名草子さん:04/10/19 18:16:52
この本、早く文庫化されてほしい。
8 :
無名草子さん:04/10/19 23:24:56
博士は未亡人と恋愛関係にあったと見ていいんだよね?
9 :
無名草子さん:04/10/20 20:38:23
>>8 過去形だけどね。
そこに至るまでは相当な愛憎劇が・・・
10 :
無名草子さん:04/10/20 21:08:25
博士の90分タイマー、同じ日でも何度も自己紹介しないといけないってことだよね?
誕生日会は90分内におさめるつもりだったんだろうか?
11 :
無名草子さん:04/10/21 13:47:06
失笑を禁じ得ませんでした。何が完全数だ。でも、自分でよくわかってない
「数学」や「数学者」に、ここまでピントはずれなファンタジーを無理矢理
背負わせることができる作者の心の強さは大したものかも、とも思いました。
でも金返せ。
13 :
無名草子さん:04/10/21 22:16:21
14 :
無名草子さん:04/10/22 20:50:21
数学オンチらしい>作者
私はあまり好きではなかった。センチメンタル過ぎないか?
数学にロマンティックラブを持ち込むのは高等技術が必要だな
・・・・・と感じましたよ。
15 :
無名草子さん:04/10/22 22:03:52
これ、来年ぐらいにドラマ化か映画化されそう。
センチメンタルなラブストになりそうだな、地味に深津さんとかが
主演しそうだ、
16 :
無名草子さん:04/10/22 22:57:28
あまり頭のいいのが主人公だとああいう話は書きづらいだろうな。
そういう意味では、学の無い家政婦というキャラクターは最適だったといえる。
17 :
無名草子さん:04/10/23 13:22:55
わりと文体が好きだったのだが、この人の他の作品は何がおすすめ?
18 :
無名草子さん:04/10/23 17:42:15
>16
大衆に受けるには、主人公の偏差値を低めに設定するらしいよ。
小川洋子の中では異色と言って良い、判り易い作品だよね。
だから一番売れてるんだと思うけど。
20 :
無名草子さん:04/10/24 09:48:14
次に出した、ブラフマンの埋葬って、???だったよ。
あれは受けたの?
博士の義姉は本当に未亡人だったの?
夫に先立たれたってのは嘘のなのかな、ってチト思た。
22 :
無名草子さん:04/10/24 16:38:38
文庫も連動してはけた?
ブラフマンは泉鏡花賞とったよ
25 :
無名草子さん:04/10/24 19:23:22
ブラフマンって、結局何なの?
26 :
無名草子さん:04/11/02 10:52:18
>15 神!
博士役の寺尾、納得できねー。もっと知的な役者にしろよ。
28 :
無名草子さん:04/11/02 11:17:15
そもそも90分で記憶が無くなるのが無理ありすぎだよな
29 :
無名草子さん:04/11/02 17:07:56
3分で記憶なくなるって設定の映画があるしいいじゃねいか
実際そういう障害あるんですよぉ
NHKの「脅威の小宇宙・人体」シリーズの「脳と心」を見れ。DVD出てるし。
31 :
無名草子さん:04/11/02 19:29:45
絶対映像化されると思ったけど、寺尾って、また、博士に見えない人選だね。
泣ける映画として煽られるのか。
第2のセカチュー狙い?
33 :
無名草子さん:04/11/03 19:31:54
映画化決まったのに盛上がらないね
本好きな人は、わざわざ映画を観に行きそうにもないけど。
34 :
無名草子さん:04/11/04 00:03:00
見に行くけど、芸能人に詳しくないから盛り上がれない。
35 :
無名草子さん:04/11/09 21:37:13
100万部突破した?
36 :
無名草子さん:04/11/09 21:45:43
ストーリーしかかけない人。構成も陳腐。
>>17 私は釈然としなかったけど、『密やかな結晶』ってのがある。
38 :
ライズ:04/11/14 08:59:28
自分の中で博士のイメージは‘藤村俊二‘だったんだけどなぁ
>>38 なるほど。
私は背が低くて色白で痩せてて神経質そうで髪が薄くて、笑顔だけかわいいような人が博士のイメージ。
40 :
無名草子さん:04/11/15 14:58:14
文庫化マダー?
映画が公開終わってからでないと文庫化しなさそう。
映画でまた本が売れるだろうし。
42 :
ライズ:04/11/15 20:50:26
‘寺尾聰‘って『半落ち』のイメージが強いから博士な感じがしない
寺尾・吉岡秀隆って『半落ち』と同じ
43 :
無名草子さん:04/11/15 21:01:40
age
44 :
無名草子さん:04/11/15 22:39:32
ルートより母親の方が若いってどうよ?
45 :
無名草子さん:04/11/16 00:25:38
ルート何歳よ
46 :
無名草子さん:04/11/16 06:30:23
ラストでは大卒・22歳だよ
博士課程修了ならもう少し上になるだろうけど。
ラストのルートで一気にがっかりした。
ただのいい話になってしまっている。博士の孤独との対比で数学世界の美しさが
成り立っていたのに、これからはそれらが和気あいあいと子供に教えられるのだ
と思うとなんか台無し。
48 :
無名草子さん:04/11/17 20:54:07
いや、数学世界の美しさを描いた作品ではないだろう。
49 :
無名草子さん:04/11/17 22:22:02
話題に騙されて読んでみたけど
特に何も感じない作品でした。
若年性アルツハイマーの女性がボケていくドラマが
ずっと前にドラマで放送されてたけど、それに似てるとオモタ。
ラストの光景とか特に。
ところで、江夏豊はこの映画に出るのだろうか?
50 :
無名草子さん:04/11/27 16:43:39
この間テレビで、同じ記憶障害の人のことやってた。
本当にあるんだね。
博士…森繁久弥
家政婦…市原悦子
ルート…柳樂優弥
市原悦子wwww
53 :
無名草子さん:04/12/28 18:58:13
見事な小説だと思う。
54 :
無名草子さん:05/01/02 14:57:41
いやーあたしは良いと思ったよ。
自分が主人公の家政婦に近い立場だったからかもしれないけれど、
普通に感動して普通に涙した。
只、悲しくて泣けたのかラストが良くて泣けたのか
何で涙出たのか分からなかったけど
心に響いたのは確か。
55 :
無名草子さん:05/01/02 16:45:31
この本読んでみたいんだが数学音痴にも理解できる?
56 :
無名草子さん:05/01/02 20:52:53
数学音痴でも理解できるし感動できる。
この小説を楽しむ素養としては、数学よりも某球団への思い入れだと思うな。
野球好きにはたまらなく良かった
球場の描写が秀逸
58 :
無名草子さん:05/01/02 21:35:40
この記憶障害のひと
若いめがねかけたかわいらしいおじさん
事件当時は若いお兄さん
本当に気の毒で涙でたよ。この話はその亜流だな。
59 :
無名草子さん:05/01/03 11:29:29
俺はあの年の9月11日、甲子園にいたんだよ。
だから、終わりの方のあそこでは胸がつまって涙が出て仕方がなかった。
タイガースファンである自分は凄く嫌いなのだが、この本読んで、なんか
初めて、ファンやっててよかったと思ったよ。
60 :
無名草子さん:05/01/04 06:06:32
>>55 √記号の意味すら忘れた俺にはわからない所がちょっとあった。
61 :
無名草子さん:05/01/05 07:00:40
映画はヒットしそう?
62 :
無名草子さん:05/01/06 00:08:38
オール読物だったか小説新潮だったか、よく覚えてないけど、
新年号で小池真理子と対談してるね。
小池の方がちょっと優勢だったかも。
小説現代だと思う。
この本最高
そんなおれはトラキチ・・・
中込の岡山の試合とか
八木の幻のホームランとか
そんな話もあったから阪神好きでない人よりは
何割増かで楽しめたと思う。
65 :
無名草子さん:05/01/27 22:09:10
なんか盛り上がってるね…そんなに面白いんだね。
漏れは「ホテル アイリス」ちょっと読んだだけで、吐き気とめまいを催した。
キモ杉た…「姉飼い」とかホラーは平気なのにあれだけは生理的にダメ…。
それ以降の作品は読んでない。
自分には理解不能な官能小説っぽいものが何作か続いたから。
でも「博士」読んでみようかな。
初心者には短編集「アンジェリーナ」がいいと思うんだけど、今、廃盤。
あとは「シュガータイム」、直木賞受賞作の「妊娠カレンダー」を禿しく
おすすめ。
「薬指の標本」も好き。
「博士〜」とはテイストが違うかもしれないけど、ぜひ。
博士は泣いたな〜
じーちゃんばーちゃんものに弱い
ブラフマンの埋葬も読んだけど、ブラフマンの正体が気になってそれどころじゃなかった
68 :
無名草子さん:05/02/21 08:37:43
最後の一文がグッと来たよ
まぶたとか読んだけどキモすぎ…
ブラフマン買いたいんだがお金が…
ブラフマンは碑文制作者がクール。
70 :
無名草子さん:05/02/27 15:04:04
>69
トンクス!
71 :
無名草子さん:05/03/01 04:54:28
沈黙博物館が一番好きだ。
72 :
無名草子さん:05/03/02 02:32:18
71
どんな内容?
73 :
無名草子さん:05/03/02 02:37:14
一般書籍板向けの人だねwww
74 :
無名草子さん:05/03/02 11:37:41
模試の問題でたまたま出会って少ししか読んでいないけど
おもしろかった。
75 :
無名草子さん:05/03/03 01:53:07
ここではあんまり評価されてないみたいだけど自分はこの本好きだ。
記憶のタイマーとか、母子家庭とかおセンチな設定だけど、やっぱり
ちょと目が潤んでしまった。
でもこれ映画化したらそれこそ眠い映画になりそう・・・
セカチューみたいに走ったり叫んだりしないしさ・・
これも好きだけど親指の標本のほうが好き
77 :
東大生:05/03/04 12:04:07
>>74 これ模試で現代文に出題されたの?
いつ、どこの?
箇所と設問は?
78 :
無名草子さん:05/03/07 09:59:43
薬指の標本スキ。
79 :
無名草子さん:05/03/07 22:40:09
うちの高校の夏休み読書感想文の課題図書でした
『沈黙博物館』も好きだけど、
『寡黙な死骸 みだらな弔い』も (・∀・)イイ!!
81 :
無名草子さん:2005/03/21(月) 23:58:31
「まぶた」買った。
わたし的にハズレ…
なんか、「ホテル アイリス」と被る…
やっぱ連作になってるヤツが一番好きだ。
82 :
74じゃないけど:2005/03/22(火) 09:51:05
>>77 河合だったかのセンタープレ国語Tに出てた希ガス。ほかにもいくつかの模試に出てた。
といてないからよく覚えてないけど箇所はルートが怪我をしたあたりで、ルートの気持ちとかを問う問題。
たしか博士の病気には一切触れてなかったと思う
83 :
無名草子さん:2005/03/22(火) 10:00:25
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
84 :
無名草子さん:2005/03/23(水) 10:18:34
阪神の優勝を博士に見せたかったね。
本が出た年に阪神優勝だったじゃん
うわー、と思った
85 :
無名草子さん:2005/03/23(水) 23:15:31
私は「貴婦人Aの蘇生」が好きだな。
86 :
無名草子さん:2005/04/02(土) 17:10:46
新作まだ〜?
>>42 小泉尭史監督はよほど寺尾聰に思い入れがあるらしい。「雨あがる」も「阿弥陀堂だより」も寺尾主演だし。
あと、吉岡秀隆も小泉組。このスレとは関係ないが、「半落ち」の佐々部清監督も寺尾・吉岡の二人がいたくお気に入りのようだ。
で、私が何を言いたいのかというと、「個人的に付き合いがあるとか好きだとかそういう私的なナアナアでキャスティングするな!」
「またコイツかよ!」と正直ヘキエキするので。
佐々部監督は、「四日間の奇蹟」という映画で、原作を2時間で表現するには
吉岡君の力が必要だったと記者会見で言ってた
信頼関係もあるんだろうけど、監督の使いたい役者って決まってくるね
「博士の〜」でルートって、そんなに出番ない気がするけど・・・
89 :
無名草子さん:2005/04/03(日) 13:34:29
図書館に「ホテルアイリス」しかなかったので、借りてみた。
小川洋子デビュー。
。。。。最悪。
この人の本って、こんなに読後感の悪いものばっかりなのでしょうか(汗
読んでいて、なんか運が落ちていきそうな感じ。
90 :
無名草子さん :2005/04/03(日) 21:16:18
>>89 いちばん好き嫌いが別れそうなの読んだかもね。
「やさしい訴え」が、わりと普通でおすすめします。
91 :
無名草子さん:2005/04/04(月) 21:57:32
>89
やっぱ博士の愛した数式ががち。
92 :
無名草子さん:2005/04/05(火) 23:57:21
博士がどうしてあそこまで子供って存在を大事にしているのか不思議だった。
それを言っちゃうと、ただの家政婦がどうしてあそこまで親身になるのかの方が不思議。
94 :
無名草子さん:2005/04/06(水) 11:38:26
やっぱりルートを大事にしてくれたからじゃない?
95 :
無名草子さん:2005/04/08(金) 00:50:34
あげ
ルート(子役)は、映画初出演の齋藤隆成くん(放映プロジェクト所属)
齋藤隆成って吉岡の子供の時に雰囲気似てるから、違和感ないね
98 :
無名草子さん:2005/04/09(土) 15:46:24
「余白の愛」が好き。
出てこないから書いてみた。
博士の愛した数式、大好きなんだけど読解に自信のないところが一つ…
博士を「義弟」と呼ぶ雇い主の女性は、「博士の兄の妻」で合ってますか?
ふたりがヒミツの恋愛関係だったことも、合ってますか。
どなたか教えてくださいますか。
>>99 「博士の兄の妻」というのは合ってると思います。
ヒミツの恋愛関係というのはどうでしょう?
姉が一方的に好意を寄せているだけのようにも取れませんか?
博士のほうは身内として受け入れているだけのような感じ。
博士がお菓子の缶に数学の論文を「未亡人(イニシャル)に捧ぐ」って書いて
隠していなかった?野球カードのコレクションの底に入っていたような。
うろ覚えだから違うかも…。
102 :
無名草子さん:2005/04/23(土) 15:06:38
>101
その通り。
博士の80分のタイマーがだんだん壊れていく様が悲しかった。
√の誕生日祝の夜、√の頭を撫で回して名前を聞く場面とか、
療養所で首から江夏のカードを下げ、背広を覆うメモが次第に用をなさなくなり
一枚、一枚とはがれ落ちていく場面。
未亡人とはかつて恋愛関係にあったのかな。
なぜ現在は距離をおくようになったのか…。
小川さん、未亡人の視点からの物語を書いてくれないかな。
わたしも、わからないところがあります…。
ラストシーン、
成長したルートが先生の試験に合格して、「春から中学校の数学の先生になりますよ!」
と博士に報告するシーン、博士もすごく喜んでくれて良かった…。
でも80分の記憶タイマーが壊れた博士の視点にしてみればルートは「初対面の青年」な訳で。
「あの可愛かったチビッコのルートが数学の先生に!」という感覚ではないですよね。
数学好きな若者が数学の先生になった、ということが嬉しいのかな?
でもあのシーンは何回読んでもいいです!
そこから博士がIDカードのように持っていた江夏のカードの描写でダメ押し…。
「〜完全数、28。」でのシメではもうもう。
105 :
無名草子さん:2005/04/23(土) 22:18:20
106 :
sage:2005/04/25(月) 12:50:32
映画では大人√が出ることになってるけど、原作の√がどんなふうに成長
してるのか楽しみ。もちろん、脚本家の手腕にかかってると思うけど…
原作ファンを裏切らないことに期待。
107 :
無名草子さん:2005/04/25(月) 15:08:05
原作に書いてない部分を想像してしまう。
博士は土日の食事をどうしていたのか。(未亡人が?)
博士宅に洗濯機が存在しないようだが、これも未亡人が?
未亡人宅と博士宅の間の門は固く閉ざされているから行き来なし?
未亡人は何故、博士にみすぼらしい生活をさせているのか。
急性肝炎で亡くなったという兄は、まさか、誰か人の手によるもの?
ああ〜、未亡人と博士の在りし日の物語を読みたいヨ!
√ ̄ ̄
・ ・
|
∀
ちくまプリマー新書
藤原正彦/小川洋子 世にも美しい数学入門
作者が取材した数学者との対談本です。
数学と縁がなかったので
おもしろかったよ(でも博士が愛した〜の後に読んだ方がいい)。
110 :
無名草子さん:2005/05/01(日) 22:04:42
>109
禿同
「世にも美しい数学入門」読みました。
可愛くてキレイなお話がたくさん!
プリマー新書はぜんぶそうですが(女性向け?)
装丁が優しい上品な雰囲気でまたステキです。
数学者の恋のお話が切なくてよかった・・・。
「恋する数学者たちの集中力」
「数学者をおびやかす悪魔的な問題」
「神さまの手帖を、1ページだけ見せていただくなら…」
小川氏の言葉のセンスで数学の話題がさらに輝いてます。
南伸坊氏のイラストもキュート!
「博士の愛した数式」のメイキングとしても楽しいです。
読み終わるのがもったいなかった。
112 :
sage:2005/05/11(水) 02:18:00
博士の〜より
寡黙な亡骸の方が小川ぽい。
博士の〜はウケ狙いじみてる。
113 :
無名草子さん:2005/05/14(土) 17:35:55
小川さんの小説の登場人物って、必ずと言っていいほどメンヘラーが出てくるよね。
どの話だっけ、妄想でタイプライター教師に指を持たれて
延々と同じキーを叩かされるっていうシーンがあるよね。
あれにものすごくエロスを感じたよ。正直濡れた。
115 :
無名草子さん:2005/05/14(土) 22:05:05
色々な物が消滅していく話だっけ?
題名はなんだったかな?
116 :
無名草子さん:2005/05/15(日) 03:59:40
密やかな結晶の主人公が書く小説だね
>>115 >>116 d 密やかな結晶 でした
確認のために今もう一度その部分だけ読み返した・・・
やっぱりヌレル
気のある編集者を匿うとの名目にて軟禁するってのもエロスだなー
そもそも、エロい小説を探していて小川洋子にぶつかったんだった
118 :
無名草子さん:2005/05/15(日) 13:08:17
>116
多分、アンネの日記のファンの作者が、ナチスの迫害のイメージをして
書いたのでしょうが、不思議な怖さと迫力がある作品ですよね。
119 :
無名草子さん:2005/05/15(日) 13:23:05
120 :
無名草子さん:2005/05/18(水) 21:31:37
この本のおかげで長者番付入りしたそうだが、そんなに売れたか?
映画クランクアップしたんだね。自分的には博士は寺尾じゃないよと思うんだが、
原作には無い大人√も出てくることだし、どんな展開になってるのか楽しみ。
大人ルートあったじゃん ラスト二ページだけ
123 :
無名草子さん:2005/05/20(金) 15:02:02
>122
教師になったんだっけ?
124 :
無名草子さん:2005/05/20(金) 15:11:06
>121本読まなかったの?
ちゃんとラストの方に出てくるけど。
寺尾聰、難役にも平常心
俳優・寺尾聰(58)が主演する映画「博士の愛した数式」(小泉堯史監督、2006年1月公開)が
19日、千葉・屋形海水浴場での撮影でクランクアップした。
作家・小川洋子さんのベストセラー小説が原作。記憶に障害を持つ天才数学者(寺尾)と、
10歳の子供を持ったシングルマザーの家政婦(深津絵里)と、その息子(斎藤隆成)の
心の触れあいを描く。
約2か月間の撮影を終えた寺尾は「難しい役だったが、いつもと同じで気張らずにできた」。
天才数学者の役だが実は数学が苦手。
「どれぐらいお客さんが入ってくれるかという数字には興味があります」と笑わせた。
母親役を演じた深津は「いつかは子供がほしいが、今は予想するだけ無駄です」と苦笑い。
共演の吉岡秀隆(34)は「子供欲しいですね」と目を細めていた。
ttp://www.yomiuri.co.jp/hochi/geinou/may/o20050519_70.htm
>>121です。
原作は何度も読んだけど、数学の教師にはなったことだけで登場はしてない。
吉岡を起用することを考えると、映画は大人√がどうかかわってくるのか興味
がわく。TVでもキャッチボールしてたし…。
小泉監督は寺尾と吉岡がお気に入りなんだな。
127 :
無名草子さん:2005/05/21(土) 09:24:07
>126さん
ラストのキャッチボールのシーンがあるけど、確かに短いけど、
存在感あったよ。そんなに大人√は、話に絡まないのでは?あくまでも子供中心でしょ。
128 :
無名草子さん:2005/05/21(土) 09:43:33
援護乙
129 :
無名草子さん:2005/05/21(土) 14:44:35
>>126の書き方は違和感あるけど
(大人√は原作でもラストで登場してるしキャッチボールもしてる)
確かに吉岡出して出演がラストだけってのはないだろうな。
大人√の回想・・・とかだったら嫌だなー
130 :
無名草子さん:2005/05/21(土) 16:23:11
大人√の回想、かなり、あるえるわけで。。。
ここの人は、映画観に行くの?自分は絶対にイメージ崩れるから見ない。
TVでやったら見るかも。
>>129 回想って言っても、子役が出てる訳だし・・・
しかし、主演でも髪型変えないのに、ラストちょっと出る為だけに髪切ったのかな?
野球少年だからじゃないの?<短髪?
>>132 もちろんそうだけど、ちょい役の為にわざわざ髪切っちゃうんだなーと思って
134 :
無名草子さん:2005/05/27(金) 16:50:53
洋楽板から来ました。
自分の短い読書人生の中で最も好きな本です。
あれから本屋大賞の本は絶対読もうと思って夜のピクニック読んでます。
映画は今回は誰にも邪魔されたくないので一人で見に行こうと思います。
というかやっぱりこの板見ていて洋楽板の住人と比べると同じ世界に住んでいる人達には思えないな。
なんか独特ですよね。
135 :
無名草子さん:2005/05/27(金) 20:38:51
>>134 なぜに、洋楽板から?W
どのあたりが板・住人気質が違うの?
136 :
無名草子さん:2005/05/28(土) 01:43:11
>>99 正解ってのはわからないけれど。
「わたし」と言い合いになっていた未亡人が博士の持ってきた紙にかかれた
オイラーの法則の数式を見たとき、突然に未亡人の態度が変わって「わたし」
を認めてくれた。
未亡人と「わたし」の言い合いのとき、最初は「息子は」「息子さんは」といって
いたのに、オイラーの法則の数式が博士によってだされた後に、「わたし」は
「ルート」と初めてその記号名を口にしたので、未亡人は一瞬のうちに理解したの
かもしれない。
オイラーの法則の虚数iはルートマイナス1だ。
博士、「わたし」そして息子のルートがオイラーの法則のように数奇な縁で
互いに変換しあって、新しい始まり「1」を生む関係を作っていると未亡人
には一瞬のうちにわかったのかもしれない。
なぜ、彼女はそんなことが一瞬にしてわかってしまったのだろうか?
彼女もまた類稀な数学センスを持ったおばあさんだったからなのだろうか
いいや、そうではなく彼女もまたオイラーの法則を体現する世にも幸せな
関係を持っていた経験があったからではないだろうか。博士と兄と彼女で。
そして兄を失ったときに残った博士と彼女の人生もうまく行かなくなってしまった。
未亡人はまだ10歳の少年ルートが、頼もしかった自分の夫のように見えたり
したのではないだろうか。それは目を細めて、ルートの成長を心から
願ったことだろう。失われてもよみがえり、人生は何度でも美しく、心の中で。
137 :
無名草子さん:2005/05/29(日) 20:04:16
オイラーの法則って、虚数iはルートマイナス1ってのがミソなの?
ケプラーの法則なら覚えてるけどw
138 :
無名草子さん:2005/05/29(日) 22:49:36
フレミングの左手の法則なら覚えてるけどw
139 :
無名草子さん:2005/05/30(月) 07:15:30
>138
右手もあったね。思い出しただけで、手がつりそうになる。
小川さんの作品で、博士路線のほのぼのものって他にありますか?
初期の作品しか知らないけど、結構、毒のあるものが多いですよね?
140 :
無名草子さん:2005/05/30(月) 14:56:27
文章が破綻してこない安心感がありました
141 :
無名草子さん:2005/05/30(月) 16:41:11
>>137 >虚数iはルートマイナス1
これは中学校の数学ででてくること
>>139 読売連載中の「ミーナの行進」
博士の愛した数式は未読なんでそれ路線かは分からないんですが、
初期作品と比べるとかなりホノボノマターリ系です
>>30 有るけどあんな障害じゃないぞー。
数式にしてもやばいし・・・
最近ハートウォーミングな小説の癖に、
障害者馬鹿にしてるとしか思えない
殆どSFレベルの奇病扱いしてる小説多すぎ!!
せめて非実在の病気でっち上げる程度の配慮しろやとか
思う。筒井康孝の断筆解除の結果がこれなら悲しすぎ。
やめろよこんな愚劣な行為!!
って本読んでる人は思わないのかなぁ・・・
>>143 小説に書いてある事は、
たとえもっともらしいことでも鵜呑みにするな、
ってことがコンセンサスになってりゃいいんだけどねぇ。。
まぁ、それを言い出したら、マスコミもネットも学術論文もそうだけど。
>>144 レベルと程度の問題で、酷すぎるだろ。
これじゃあSFともいえない妄想だよ。
それで暖かい物語ですぅー
本屋大賞ですぅー
かぁ?
はぁ?
って感じ。
博士の愛した数式には正式な病名が出てるわけじゃないからいいじゃまいか。
差別だと思う心こそが差別さ
病気というか障害というか。
あまり言及されてはいなかったから、それ程気にならなかった。
まぁ、この人の作品にあんまりリアリティは求めてない。
>>146 差別じゃなくてさぁ、興味本位だなぁと。
記憶喪失が出てくる話にも「記憶喪失の人に失礼です」と噛みつく勢いだな
>>149 言い訳は沢山立つよね。だからこれ以上言っても無理なのかもしれない。
言えばいう程、みんなの中の差別感情を掘り起こしてしまいそうだ。
差別言葉狩りで文句言ってるんじゃないよ。
道具立てで、記憶障害の病気や数学を使って、その障害や数学に対する
敬意ってものが感じられないと、ちょっと辛いんだわ。
とわ言ってもなぁーってのは分かるんだよなぁ。
この辺の記憶障害の知識とか、数学の知識が無い人に対して、
こんな指摘する事がもう、差別感情を掘り出す事なんだろう。
おいらが作家なら、このイライラムカムカを上手く表現出来るんだろうけど。
只の本読みなんで無理だなぁ。悲しい。
151 :
無名草子さん:2005/06/02(木) 16:47:30
吉岡くんを主人公が大人になった時のみ使うというのはジュブナイルみたいな感じかな。
152 :
無名草子さん:2005/06/02(木) 18:38:06
子供のピュアなイメージを残した大人となると、吉岡くんしかいないのか・・・
153 :
無名草子さん:2005/06/02(木) 18:59:37
>152
確かにルートはファンタジーな存在ではあるけど、
しっかりと志を貫いた、現実的な男でない?
吉岡君は余りにも年が…
23才を35歳ぐらいの人が演じるなんて…
くれぐれも映画版では変に恋愛描写増やしたりとかしないでほしい。
155 :
無名草子さん:2005/06/02(木) 23:08:00
>>153 ほんとにそうですね
>確かにルートはファンタジーな存在ではあるけど、
>しっかりと志を貫いた、現実的な男
ここを見誤ると、読み取れないっすね
156 :
無名草子さん:2005/06/02(木) 23:09:46
>135
いや、なんとなく知的かなと。
で、今は読売の何で連載やってるの?
>156
長文・粘着が多いのでは?(文学系スレ)
>155
ルートは、夢から生れた現実って感じだったね。
母親より年取った息子って、どう描写するのかな。
教師になって、10年後の設定?
>150
言いたいことは分かるけど、同意できるところもあるんだけど
「とわ言っても」とか「本読み」とか、やめて下さい。
言葉に敏感なら、そういうセンスも培えよ、と。
160 :
無名草子さん:2005/06/04(土) 00:31:16
>>141 高2ですが、この前習いましたよ。
ゆとり教育のせい?
161 :
無名草子さん:2005/06/04(土) 11:54:25
162 :
無名草子さん:2005/06/04(土) 19:44:00
>>160 現行では、複素数は数Uですね。数学辞典をみたら、昔は数Tだったみたいです。
複素数を中学でならうケースもあったのかな?
数学は学校によって進度が違うみたいですね。
現行は数Uです。
今さらながら、なぜ寺尾やねん・・・
田村正和か藤村俊二をイメージして読んでたのに・・・・・
自分は年とった阿部寛で読んでた
>164
作者自身のイメージが宇野重吉だから>寺尾
>>160 虚数という言葉自体は中学で習いません?
168 :
無名草子さん:2005/06/24(金) 17:17:50
博士も若いときは男前なんだよね。
それでも作者のイメージは宇野重吉??w
おいらはう〜んと年をとった津川雅彦のイメージで読んだよw
169 :
無名草子さん:2005/06/24(金) 22:20:07
私アインシュタインで読んでた
くだらん本
読んで虚しいわ
171 :
無名草子さん:2005/06/25(土) 00:03:22
・゚・(つД`)・゚・ 大変、すばらしい作品でつ。
読んでよかった(;´Д`)ハァハァ
175 :
無名草子さん:2005/08/26(金) 00:01:47
こんばんわ
今日図書館から借りてきました。
今から、時間かけてゆっくりと読んでいきます。
読み終わったらまた現れます。でわ。
ここは貴方の日記帳ではありませんよ?
177 :
無名草子さん:2005/08/26(金) 03:24:48
虚数は高校範囲だろ
中学範囲って言いたい奴は変な自尊心を持ってるな
178 :
無名草子さん:2005/08/26(金) 12:42:28
文章が優しく柔らかすぎてインパクトがなかった。
179 :
無名草子さん:2005/08/26(金) 13:11:55
他の作家だったら衝撃的に書きそうな事柄を
まったり書いてるところがいいんじゃまいか
180 :
無名草子さん:2005/08/26(金) 14:22:46
いい本だ。
と、思った。
密やかな結晶が一番好き。
182 :
無名草子さん:2005/08/26(金) 19:18:26
私は「余白の愛」が一番好き。
あの不思議な余韻がなんとも
>>177 昔は中学範囲だったらしい。
だからそう主張してる奴はジジイかババア。
スレが動き出してうれしい!
博士とルートと「私」が阪神の試合に行った時に
ほどよくいい感じで博士の発言につっこんでくれたオジサン、グッジョブ!
オジサンのつっこみのおかげで博士は
「野球データに詳しい知的な男性」として一目置かれたよ…。
>>183 私立の6年一貫教育の場合は、中学でもやるにょろ(´・ω・`)
>>184 僕もあのおじさん好き。というか、嫌な人がほとんど出てこないでつね(;´Д`)ハァハァ
186 :
無名草子さん:2005/08/31(水) 02:58:06
この本読んでて、設定が面白いんだと思った。
だから最初から中盤にかけては面白いなと思うが、最後のほうになると段々と↓
あと、内容がしっかりと説明されていない所があるので、矛盾と言うか読了もスッキリとした感覚は得られなかった。
例えば、野球を見に行った時は3時間と言う時間を博士と過ごしたはずなのに、そこでの博士の記憶に関しては何も触れられておらず、
あれっ!と思った。構成からすると博士は3時間の間、記憶が切れることはなかったように読みうけられる。
結局、本屋大賞を受賞するまでに至ったのは設定のおかげだと思う。
確かにそこらへんにある本よりは面白いとは思うけど、大賞をとるほどのものではない気がする。
「沈黙博物館」も読んだが、こちらははっきり言ってあまり面白くなかった。
この作者は設定の当り外れで面白いかどうかを分けると思う。
女性ならではの視点と言うか、木々や花や家庭的な描写は秀逸だと思うが、その他の表現は想像するには少しもの足りない気がする…
映画は博士役を森博嗣で。
188 :
無名草子さん:2005/08/31(水) 10:02:14
age
>>186 そりゃ煽られて読んだ方が損な糞作家だから。
作者の限界はあなたが指摘している通り。
ドミトリイが好きす
80分しか記憶持たないのに、
どうやって、何時間もかかる懸賞問題を解けるんだ?
しかも、最後の方では、ルートに対して好意的に接しているのは記憶がないのにおかしいでしょ
そのときルートは子供じゃなくなってるのに。
192 :
無名草子さん:2005/09/12(月) 20:47:09
>>191 いくら記憶がもたないからといって、人間はキカイじゃないんだよ。
あたたかい気持ちになれたら、いつまでも忘れないでいたいと思う。
そのためにはいろんな工夫が生まれてくる。人間のことを杓子定規に
考えていたらだめだよ。
ご都合主義の展開に白ける
194 :
無名草子さん:2005/09/12(月) 22:20:04
>191
問題は80分以内に一行でも書けば進展するからじゃないの
そんな単純なものでもないきがするけど
記憶障害映画『メメント』を見れ。
196 :
無名草子さん:2005/09/12(月) 22:30:57
阪神が優勝しそうだ
優勝時、博士が生きていればなぁ
198 :
無名草子さん:2005/09/16(金) 19:47:16
来年1月に映画が公開されるの?
200 :
無名草子さん:2005/09/16(金) 23:16:05
このスレの最初の方に書いてあったからさ。本当なんなって思ったんよ。
パソないから裏とれねぇ〜orz
>>198 今年4月にクランクイン、来年1月に公開という記事を見ましたよ。
202 :
無名草子さん:2005/09/18(日) 01:56:29
博士が寺尾聡なのが…
邦画は他に俳優いないのか?
203 :
無名草子さん:2005/09/18(日) 19:55:34
中学の数学教師をしています。中の下といったところですかね。
俺は阪神ファンだがこの女は野球を舐めている。
数学のほうも浅いし、野球のほうも浅い。全てが浅い。
206 :
無名草子さん:2005/09/20(火) 20:50:33
>>203 言いたいことの意味がわからないな。この作品は数学者も感心していたし、
読んでみて、数学的なことをごまかさず、実に誠実書いてあるので自分も思ったよ。
単にこの作家がこの小説のために勉強しただけでなく、中学高校での数学の
基礎がかなりあると思った。優秀な生徒だったのではないかな。
あなたは中学の先生なら、文章を書くことも慣れているだろうし、わかりやすく
説明してわからせることが仕事だろう?どういうところが平均以下だと
いっているのかちゃんと説明してみてよ。
>>204 この作家は代々阪神ファンでとインタビューに答えていたよ。
この本を読んてみたが、まったく「なにかをなめているような」
という所から全く一番遠い所にあると思ったがな。
どういうところが野球をなめていると感じられるのか、説明できるなら
説明してくださいな。
207 :
無名草子さん:2005/09/20(火) 20:53:41
某阪神ファンと文芸誌かなんかで対談してたよ
208 :
無名草子さん:2005/09/20(火) 20:54:14
小川作品はそんなに沢山読んでいないが、この「博士愛」で
主人公がガラリと変わっていることに驚いた。
それまでの自身なさげな主人公とは180度ちがう、
どこかにモデルとなる人物でもいるのかな?
それともこれからどんどんいろんなキャラの作品がでてくるのだろうか?
209 :
無名草子さん:2005/09/20(火) 23:29:16
>>206 言いたいことの意味がわかりません。
数学に関して逆にどういうところが平均以上なのか、わかりやすく説明してください。
また、どういうところが野球に詳しいと判断されたのですか?
批判するならまずあなたこそ具体的にわかりやすく説明した方がいいのでは。
まずあなたからそれを示さないと、全く説得力ありませんよ。
横レスですが、貴方のレスに対する率直な感想です。
210 :
無名草子さん:2005/09/21(水) 00:12:36
おや、オウムだ。
211 :
無名草子さん:2005/09/21(水) 00:24:19
212 :
無名草子さん:2005/09/21(水) 00:54:59
>>211 オウムかい?
オウムに何を言っても同じ事を繰り返すだけだし、
中学校の先生に説明してやれ、というのは反対だ。
よって、スルーさせてもらうよ。
213 :
無名草子さん:2005/09/21(水) 00:58:12
214 :
無名草子さん:2005/09/21(水) 03:26:58
説明しろよ。
>>206でも中学教諭でもどっちでもいいからよ
中学教諭はどこら辺が中の下なんだか詳しく言え。これよりいいのがあれば紹介しる
>これよりいいのがあれば紹介しる
論点逸らし。
そういう問題じゃないだろ。
他人に因縁付けるんならまず
>>214が範を示すこと。
話はそれからだ。
217 :
無名草子さん:2005/09/21(水) 20:24:07
説明すべきっておかしいんじゃなかろうか。おながいするべきだよ。
相手は
>>203の自称中学の数学の先生。
218 :
無名草子さん:2005/09/21(水) 20:41:10
映画は全国の映画館で見えるのかな?
自演がひどいスレですね
映画たぶん見に行く。結構心に残った台詞あるから是非だしてほしいな
221 :
無名草子さん:2005/09/27(火) 01:18:26
ルート役には絶対に須賀健太君が適任だと思う。
それか武井証くん。
222 :
無名草子さん:2005/09/27(火) 13:25:40
これは映画化されるの?それともドラマ?
223 :
無名草子さん:2005/09/27(火) 15:56:35
文庫まだ〜〜?
224 :
無名草子さん:2005/09/27(火) 22:44:09
>>222 映画化。もう撮り終わってるし、来年公開。
225 :
無名草子さん:2005/09/29(木) 09:54:14
東京国際映画祭で上映されるってさ。10月28日だったかな。
226 :
無名草子さん:2005/09/29(木) 13:49:11
気になってるんだけど、まだ読んでないや
宣伝のポップが届きました。
映画の配給はどこ?
宣伝臭いスレだな
230 :
無名草子さん:2005/10/02(日) 12:20:34
どんな話なの?
Beautiful mindのパクリみたいな物?
いやだ。
公開してほしくない。
232 :
無名草子さん:2005/10/03(月) 00:06:13
やだなあ、寺尾だなんて。やっぱ納得できない。
233 :
無名草子さん:2005/10/03(月) 01:53:50
1年ほど前に読んだけど、くだらん小説だった。
>>203 煽りじゃなく「中の下」の意味を説明して欲しい。
私は小学校の頃から算数苦手で、いまだ二桁の計算すら覚束ないんだけど、
これ読んで素直に感動して、算数ドリルを買ってきてしまった。
私みたいな数学音痴には、数学の魅力を伝えるに十分な物語だと思うけれど。
博士みたいな人に数学を教わっていたら、算数嫌いにはならなかったと思うなぁ。
数学嫌いな生徒は少なからずいると思うけど、どういう対策をとっているのかも、
もし良ければ教えてください。
235 :
無名草子さん:2005/10/09(日) 14:56:37
>>203 そんな感じで、生徒の成績もつけているんだろうな。無能教師。
だいぶ前に読みました。
一言で言うと「まあまあ」
読後に何が残るというわけでもないし、それほど名作とは思わない。
あんま小川洋子っぽくない気もするし…大衆向けだな。
と言いつつちょっと泣いた自分w
この作品経由で藤原正彦の文章に出会えたのがでかかった
238 :
無名草子さん:2005/10/10(月) 13:42:40
文庫age
つまらん
240 :
無名草子さん:2005/10/11(火) 19:03:33
>>237 この本に名前がでてくる谷山豊と志村五郎の文章もすごく素敵だよ。
フェルマーの最終定理の証明に日本人天才数学者も挑戦していて彼らの理論が
証明の基になった。天才数学者の文章がやさしくて素直で美しいので、数学
そのものへのイメージが変わってしまったよ。
241 :
無名草子さん:2005/10/11(火) 20:09:12
でも、ありきたり感はいなめない
242 :
無名草子さん:2005/10/11(火) 20:14:46
慇懃無礼なペダンティックの悪臭がする
>240
わあ、ありがとう!
次に何を読んだらよいかと思っていたところです。
…ってamazonでは激しく専門書っぽい
谷山豊全集しか見つかりませんでした…ついていけない悪寒 orz
でも本屋で実物見てみます。
新潮文庫 『博士の愛した数式』 小川洋子 \460 11/29
245 :
無名草子さん:2005/10/12(水) 21:43:51
>>240 谷山豊で検索したら、去年はいろんな文章がヒットしていたのに今はなくなっている。
子供のために書かれた文章が特によかった。谷山豊全集に載っているのだろうか?
むずかしい数学の論文ではなく、子供のための文章は是非復刻してほしいなー。
子供だけのためではなく昔子供だったひとのためにも。
今読み終わったんだけどなんかいいなぁ。
家庭的な料理が食べたくなった…。大学生なんでもうちょい数学勉強します。
今日東京国際映画祭で見てきた
映画は博士の記憶障害の意味があまり無い。あれも無いし
>>247 その映画祭で映画を見た、原作既読の知り合いは
「映画は原作読まないで見た方が良かったかも。」と感想を言ってたんだが、
やはり別物って事か・・・。
249 :
無名草子さん:2005/11/01(火) 21:09:06
映画はいつ公開されるの?見てみたいな。
薬指の標本の映画もどこで見ることが出きるのだろうか?
くだらん
つまらん
むなしい
251 :
博士の愛した野球カード:2005/11/17(木) 16:31:02
「スポーツカード・マガジン51」に小川洋子のインタビューが載ってるよ。
息子が野球カードコレクターなんだって。それで「博士―」の中で野球カードが登場するんだね。
このあいだ中野ブロードウェイの2階で中古が300円くらいで売ってたよ。
253 :
無名草子さん:2005/11/25(金) 03:04:11
今日お茶の水女子大で試写会(先着1000名)あるみたいだけど
予定が合わなくて一緒に行く人がいない・・・
寺尾さんがくるから一人でもいくべきか考え中
学生なら見れるみたいですよ。
一人で行動できるようにならないと
人生損するよ
糞小説
256 :
無名草子さん:2005/11/25(金) 22:34:57
背番号√の少年が甲子園出場までを描く数学の物語
まぁこれは前半部分以外冗談ですが
いい映画でしたよ。
257 :
無名草子さん:2005/11/26(土) 16:29:17
御茶女大・・・藤原先生がいるから?
258 :
無名草子さん:2005/11/29(火) 00:51:46
文庫出た
259 :
無名草子さん:2005/11/29(火) 02:39:32
余白の愛はどうですか?よくわからなかったのです。
260 :
無名草子さん:2005/11/30(水) 02:59:40
図書館でずっと前に読んだけど
文庫買おうとは思わない
261 :
無名草子さん:2005/12/01(木) 17:07:19
”ひとに薦められて買ったけど、わたしは面白くないと思う”
といわれて大分前に借りて読んだけど、僕も面白くないと思う。まったく。
ステレオタイプ数学者の博士と未亡人の関係のあいまいさとか、
このての展開はつまらないし退屈。
江夏の背番号を用いるアイデアは良いけど作者のオリジナルかしら?
>>261 > 江夏の背番号を用いるアイデアは良いけど作者のオリジナルかしら?
つまらないし退屈である、という感想はわかったけれど、
ここの部分はどういう意味?
どこかで似た話を聞いたことがある、ということ?
>>261 同意です。
読んでいらいらした。
時間の無駄でした。
264 :
無名草子さん:2005/12/02(金) 12:45:41
上田晋也がうんちく王で語ったうんちくが『知泉』という本から盗んでいると
でネット上で騒ぎになり、結果、上田が深夜放送の「うんちく王慰安会」の中
で酔った上「知識の泉と書いて知泉という本があるんですが、これを読めば
んちく王になれますよ」とカミングアウトした。しかしその後は相変わらず
「うんちくは周囲の人間から」などとお茶を濁す発言を繰り返している。
その上それがすべてテレ朝スタッフとの共謀によるやらせだというから悪質だ
テレ朝では「霊長類ヒト科最強頭脳」という番組で、上田を別室でカンペを
読ませて「暗記力1位」に仕立て上げるやらせも発覚している
映画化されるらしいが、
「ビューティフルマインド」のパクリだと訴えられそうな悪寒。
訂正
『ビューティフルマインド』と『メメント』からインスパイアされまつた
267 :
無名草子さん:2005/12/02(金) 14:11:45
むしろ博士だけ読んで「こーゆー作家ね」と片付けられてしまいそうでカワイソス
268 :
無名草子さん:2005/12/02(金) 14:26:34
では、逆にこれぞ小川って作品とは?
269 :
無名草子さん:2005/12/02(金) 14:49:44
確か真ん中よりちょっと後ろに書いてあった博士が最も愛したNってだれ?
密やかな結晶
271 :
無名草子さん:2005/12/06(火) 00:47:29
やっぱり「妊娠カレンダー」じゃない
グレープフルーツのジャムをクチャクチャ食べる姉の不気味な観察記録サイコー
「妊娠カレンダー」は面白かったな、うん。
数学は美しいってよく言われる言葉だけど。
それを利用して、売り出そうって魂胆だろ。
数学者でもないのに数学についてウンチクを語っちゃいけないのさ。
証明が美しいとか美しくないとか、偉そうなコというな。
お前の高校時代の数学の成績表見せてみろ!
数学は三文文士が語るには大きすぎる。
これは数式が美しいというより数式の説明が美しいんだと思う。
最新クウネルの小川家とライフスタイル、すてきだったー。
執筆用の机だとか生活習慣が、作品とゆったり繋がっている感じがしたよ。
276 :
無名草子さん:2005/12/07(水) 01:26:17
↑くわしく。
277 :
無名草子さん:2005/12/07(水) 05:22:40
>>273 数学専攻の院生の俺の意見
高校までのは数学じゃなくて計算だからな〜
べつに作者が数学バカにしてるわけじゃないし、いいじゃん
数学者なんてほんと少ないし
それにけっこう教授とかも作品として面白いって言ってるし、普段話題にならない数学を題材にしてくれただけでも良いと思うがな
作者が数学を専攻してないからって、馬鹿にしなくてもいいと思うよ
>>276 >>275ですが「くわしく」、はわたしに向けてで合ってますか…。
クウネルの最新号に芦屋にある小川家訪問の記事がありまして、
・自然がいっぱいで緑にあふれてる環境
・静かできれいな広い(感じの)おうち
・辞典と筆記用具が少しあるだけのシンプルな机。
・朝お弁当を作って家族を送り、お散歩して執筆、
夕食を作って野球を楽しみ(阪神が勝つよう念を送るそう)
10時には就寝みたいな毎日でした。
なんだか博士とか家政婦さんがいそうな感じでした。
ルートは子役を先に決めたのかと思ったら、吉岡に似てるからあの子になったんだね
文庫の藤原先生の解説、いいなと思った。小川氏の人柄が伝わってほのぼの。
映画のキャスティングは最初驚いたけど、
帯の写真を見たらだんだんしっくりくるようになった。
深津絵里の、エプロンとかカーディガンの野暮ったいようで可愛い着こなしがいい。
ルートをおんぶしてる寺尾博士もいいかもと思えるようになってきた。
「阪神戦を博士とわたしとルートで観戦」のシーンはどう撮ったんだろう…。
283 :
まる:2005/12/13(火) 05:56:38
文庫でる前にちらっとみて難しそうとか思ったけど、私も文庫本の帯みて思わず買った。買ってよかった。帯みる限りでは映画も楽しみ
284 :
無名草子さん:2005/12/13(火) 14:00:13
あまり期待はしてないけど、映画は映画で見ちゃいそうだな。
映像になった方がより物悲しさを誘うシーンもありそうだし。
博士にくっついてるメモとかね。
285 :
まる:2005/12/13(火) 21:37:52
たしかに!映画だと悲しい感じになって泣いちゃいそうだ。
287 :
無名草子さん:2005/12/15(木) 00:13:25
今読みオワタ。一気に読んだ。
前から買おうと気にはしてた作品だったけど文庫になったら…と待ってて今日発見して速攻買った。
すごく気持ちが優しくなるような本だった。が、なぜ博士はルート及び子供には格別の愛情表現を示したのか、その理由付けのようなエピソードも欲しかった。何か理由が隠されているはず。それがいつ出てくるか待ちながら読んでたら終わってしまった。
自分が親と早く死に別れたからなのか?と考えたりするけど…
あと映画の博士役は寺尾さんピッタリだと思う。
偽善臭・スノッブ臭満開の駄作
289 :
無名草子さん:2005/12/15(木) 11:47:51
すごい読みやすい作品ですな。
本屋大賞受賞するのが分かる。
万人うけしそうな感じが。
映画化なら博士は杉浦直樹が若かったら適役だったのに。
それっぽいし、いとこが数学者の杉浦光夫だから
ほんとに頭いいのかも。
前の作風だったら絶対に受賞しないよね>本屋大賞
292 :
無名草子さん:2005/12/16(金) 21:47:13
ハードカバーは高いから…。
文庫にならないか、と待ち続けてはや1年。
今日ほど、本屋で感動したことはない。
で、半分ほど読んだが。
素晴らしい。素晴らしすぎる。ここ数年で読んだなかなら文句なしで一番だ。
内容も素晴らしいが、作風というか文体が、俺の好みにジャストフィットしている。
最近の、妙に斜に構えているというかリキが抜けているというか
ひどく簡素で味気ない文体とか、カギ括弧のを馬鹿みたいに乱用する風潮が
嫌いな俺としてはこの作品はありがたすぎる。
すごく丁寧に書かれていて、感動した。
小川洋子の過去の作品は図書館で以前見たが、確かに作風は変化しているな。
いっきにファンになってしまいそうだ。次はなにを書くのやら…。
生ぬるい糞小説にはまる典型的な単細胞
294 :
292:2005/12/17(土) 00:20:56
と、全部読んだ。
……確かに…中盤以降は、期待したほどでも…なかったな…。
中盤〜後半にかけてグダグダした印象はあったな。
>>293 お?なんだゴミ。
貴様みたいなカスはラノベ板に戻って、貴様相応の
中学生向けの小説に、うつつを抜かしていれば良いだろう?
ここに来るなよ。場違いだ。
女性作家のスレって、定期的にこういうのが現れるのかなあ。俺の見るとこだけ?
男性作家スレのそれと違って、突発的な陰湿さがあるようなきがする。
297 :
無名草子さん:2005/12/17(土) 00:50:40
>>292 >>294 >>中盤〜後半にかけてグダグダした印象はあったな。
どのあたりからそう思ったの?煽りじゃないよ。
ノリノリで読んでたのが失速したポイントを教えてほしい。
298 :
無名草子さん:2005/12/17(土) 01:07:02
>>297 ノリノリで読みまくってて、僅かに失速したのは
√が怪我した後のエピソードか。前半はあまり目立たなかった√のキャラクターが
強く出てきてから少し冷めた感が俺はある。
賢すぎるような…うーん、もっと無知であったほうが良かったと思うし…。
√に関しては、もうすこし控えめなキャラクターで良かったようにも思える。
あとは矢張り、野球の試合を見に行った後からかなァ…。
試合〜解雇後云々のところは、読んでいて退屈だったように思えたよ。
ラストは良かったけどね。
総合しても悪くなかったと思う。前半は存分に楽しめたし。
まあ、小川洋子にしては「博士の〜」は
確かに生温いと言えないこともないね。悪い言い方をすれば。
良く言えば万人向けってことだと思うけど。
300 :
無名草子さん:2005/12/17(土) 01:32:45
否定はできない。
前半に拘るようで悪いが、あの雰囲気で突っ走って欲しかった。
だが内容云々を抜きにしても、あの文体はやはり素晴らしい。
>298
あ、なんかわかる。
私は博士との交流によって知の面白さに目覚めていくところが好きだったから
そこんとこが一番わくわくした
302 :
無名草子さん:2005/12/17(土) 01:45:40
>>301 だよなぁ。
「私」と博士の交流が一番のメインに思えたし、俺も面白かった。
文系人間で数学とは無縁だったから新鮮に思えただけかもしれないが…。
丁寧な文体に、博士の大げさとも取れる、詩的な台詞が調和していた。
√はまあ100歩譲っても、隣の未亡人や「野球」といった要素は
さほど重要ではないように、俺には思えた。
>>302 「野球」パートに関しては、観戦中の博士の「80分ルール」は
どうなってるのか気になっただけだなあ、俺も。
304 :
無名草子さん:2005/12/17(土) 02:02:28
>>303 完全に連続した記憶だから問題無いんじゃないの?
「なんで野球に来たんだろう」という理由は忘れているだろうが
「自分は「私」と√と野球を見ている」という行動自体は
現在進行形だから把握できるんだろう。
80分ごとに完全リセットされているのではなく
ビデオテープの如く重ね捕りしてるだけであって。
305 :
301:2005/12/17(土) 02:02:42
私も文系だー。つか数学以前に学問の面白さが長い間わからなかったクチ。
自分にとって重要な部分がはっきりしてたので、
小川の他の著作に手を出すのじゃなくて
藤原正彦の著作に行ったよ(すごくよかった)。
反論。
野球の試合に行ったシーンは「最初で最後の、キラキラした思い出」だし、
(
>>184のおじさんとか、売り子さんとか、かわいいエピソードもたくさん)
博士が発熱して泊まりで看病したのが原因で未亡人に解雇されて、
その後未亡人の誤解に「私」が怒って抗議したところ、
「ならば、私とルートが博士の最初の友だちです」で感動したよ。
博士がオイラーの公式を未亡人に示して、誤解や疑いが解けたシーンは
ひとつの山場じゃない?
次の山場は、江夏のグローブカード探しと、誕生日パーティー。
レースのテーブルクロスにケーキの汚れがつくシーンが
博士の病状悪化の暗示になっていて、哀しい予感がするところ。
野球の試合観戦以降こそが、盛り上がってくるところだと思うんだけど。
>>302 「となりの未亡人」は若い頃博士と愛し合った元恋人だし、
「野球」は完全数28を背負った、博士の記憶の中のヒーロー。
どちらも物語の大事な要素だと思うけど。
「未亡人と撮った写真」「未亡人に捧げた論文」「野球カード」が
入ったお菓子の缶は、「博士の記憶のひつぎ」と表現されているし。
ルートが意思を持って母や博士に意見を言うところとか、
子どもなりに博士を守ろうとして母さんとけんかするところ、
博士を気遣おう・かばおうとしてみせる優しさや賢さがいい。
ルートは「幼いもの・弱いもの」っていうありきたりな子ども像にはまらないところが魅力。
309 :
無名草子さん:2005/12/17(土) 02:31:55
>>306 野球のキラキラしたエピソード…というのが、俺にはしっくり来なくてね。
先にも述べたように、俺はこの小説の魅力は、ただの、老人と親子の
交流のストーリーではなく、記憶ができない「数学者」と主人公の
邂逅であると思うから…こういう、ただのハートフルなエピソードは
蛇足であるように思える。
前半に俺が魅力に感じたのも、丁寧な文体と相まってより強調されている
博士の数学に関する拘りや、その知識や数の真理を表現する際の、大げさで詩的な
言葉の数々や、徐々に「美しい数学の世界」へと誘われる「私」に対してだ。
繰り返すが、「他の小説でもありそうな」親子交流エピソードは、この小説の肝ではないと思う。
それ故に
>>307の言うものも大事なファクターに思えない。
野球に関しては、背番号云々や、博士の知っている記憶と、現在の世界のギャップを
表すものとして、別にあっても良いとは思うが……球場までわざわざひっぱりだして
長々と書く必要はあるだろうか。カードに関してもそう。
未亡人に関しては…あれが居るのと居ないのと、そこまで大差ないのでは…とすら思える。
310 :
無名草子さん:2005/12/17(土) 02:33:24
付け加えるが、別に俺はこの小説は嫌いではない。寧ろ好きだ。
その哀しい予感がぐんぐん迫ってくるのがいやで(←好みの問題)
後半は読み進めるのがゆううつだったなー。
お話としての山場っつうのはわかるんだけど。
オイラーのシーンは緊迫したなぁ。あそこは印象的でした。
枝葉の部分でどうしても拘ってしまうんだけど、
博士の兄が死んで義姉が未亡人になったのは、博士が
就職決まった頃だから、せいぜい博士30歳前後の時でしょ?
論文書いたのが29歳だしね。
んで、博士が未亡人とともに事故にあったのが47歳の時。
この約17年の間、2人は何してたんだろうね?
相思相愛だったはずなのに、ずーっと義姉・義弟のままでいた
ところが訳わからん。
313 :
無名草子さん:2005/12/17(土) 07:52:09
だから、ぶっちゃけると、その未亡人も「なんで居る必要があるのか」まったく理解不能だ。
居なくて良いキャラクターに思える。
後半が退屈だというのは、後半はただの「記憶障害を持つ老人との交流」に
なりつつあった為とも思える。数学的要素が前半と比べ薄かった印象がある。
この小説のもつ「個性」(俺はこれをすごく大切にしているのだが)は
あくまでも「記憶障害を持つ数学者」が中心に据えられるべきなので…。
どうしても、無駄に野球の話を出したりすることや、未亡人の存在自体が
蛇足に思える。
4日かかったけれど、読み終えた。凄く良かったし、映画は絶対チェックするつもりだけれど
予想よりまったりした雰囲気なんだな、と思った。
小川洋子さんの小説はこれが初めてだったんで、他の作品も読んでみるわ。
315 :
無名草子さん:2005/12/17(土) 11:12:57
ぶっちゃけルートみたいな10歳てありえんよな。しっかりしすぎ
>>309 >>313 >>「他の小説でもありそうな」親子交流エピソードは、この小説の肝ではないと思う。
>>未亡人に関しては…あれが居るのと居ないのと、そこまで大差ないのでは
>>無駄に野球の話を出したりすることや、未亡人の存在自体が蛇足に思える。
同じ人だよね?
あなた、もう少し言葉づかいに配慮が欲しい。
あなたは書評家?それとも小説家?「無駄」とか「蛇足」とか、ちょっと不用意だと思う。
感想を書きこむのは自由だけど、ストーリー展開が自分の好みじゃないからって、
こういう書き方はどうかと思う。
もちろん、いろいろな読み方があっていいんだけど、
「作者が必要と思って、書きたくて書いた人物やエピソード」を
大上段から無駄だ蛇足だって言い切るのはどうかと。
今頃になって読んだような奴に「俺にとってこの小説の魅力とは〜」って偉そうに言われてもねえ。
>>その未亡人も「なんで居る必要があるのか」まったく理解不能だ。
ヒント:読解力
>>314 けっこうまったりとした濃い毒のある作品多し。
「博士」から入った人はその毒に驚くらしい。逆に長年の小川ファンは「博士」で驚いたらしい。
「感動系に日和りやがって」みたいな意見がこのスレの上のほうでもあった。
>318
ヒントはいいですから、そのあなたのすぐれた読解力とやらを
ここで披露してください。
とても期待しています。よろしくお願いします。ワクワク。
ダセえ男…。
322 :
無名草子さん:2005/12/17(土) 13:50:17
>>282 「阪神戦を博士とわたしとルートで観戦」のシーンはどう撮ったんだろう…。
思った。球場と球団を借りて観客集めてロケをしたんだろうか。
映画、どこを使ってどこを使わないのかすごく気になる。
家政婦が深津絵里・未亡人が浅岡ルリ子っていい配役だわー。
323 :
無名草子さん:2005/12/17(土) 13:59:31
飲み会でこの本読んで感動したって言ってる女がいた。
それで完全に見下したので口説いてセックスして二度と連絡とってないwww
>>317 読んだ時期で階級が決まるのか?それずいぶん頭悪くない?小学生じゃないんだし。
>>321は男を見下したようなことばかり言って悦に入ってる28歳辺りの独身女。
しかし逆に男からは徹底的に馬鹿にされている。
>>323 相手も単に後腐れなく一発やりたかっただけだから、ご心配なく。
>>326 あっちから連絡は何度かあったよw全部無視wwww
まあこんな本読んでたら仕方ないよなw
>327
煽るなら最初からビシっとやるべき
後だし情報は必死にみえるかと
>>328 「連絡取ってない」って相手から連絡も来なきゃこんなこといわねーよwww
ごちゃごちゃ言ってる人がなんかいるけど、
未亡人て、博士の存在を過去から現在に長く照らしてくれる人だよね。
この小説には絶対必要なキャラクター。
「将来を期待された数学者の恋人が過失のない事故で脳に障害を負った」、って
どんな衝撃と悲しみだろう。直視できなくて、そばにいるのも辛くなったんだろうか。
わざと無関心を通そうとしたり、家政婦を疑ったり嫉妬したり解雇したりすることで
かえって未亡人の博士への思いが伝わってくる。
未亡人は博士がオイラーの公式の意味を語りかけてくれた日のことを忘れてないから、
言い争いのシーンで公式を見て矛をおさめたんだよね。
誕生日にルートにグローブをプレゼントしてくれたり、
博士が施設に入ったあとで、ルートと博士のキャッチボールを私と並んで座って眺めたりする
ラスト近くのあたたかいシーンもとてもいい。
「施設を探して入所させてあげる」みたいな実務面をやってあげるのも、愛だよねえ。
未亡人の側からのサイドストーリーがあったら読んでみたい。
横レスだけど
>>328が何でこんな必死なのか気になる。
最近ヤリ捨てでもされたのかな?
とにもかくにも、この小説が売れに売れたおかげで、
続々と他の作品が文庫になりはじめたのはめでたいことだ。
個人的には、小川作品の中ではあんまり好きではないけれど、
素直に読みやすくて、いい小説だと思う。
ただ、この成功に気をよくして、ほんわか路線ばかり書くようにはならないで欲しい。。。
川上弘美がそうなっちゃって、ちょっと哀しいんだよね。
>>327 なんかたのしそうだね。よかったね。
333 :
無名草子さん:2005/12/17(土) 14:15:35
この本読んで感動してるような人間はほんとにこの世にいらないと思うよ、煽りじゃなくて。
頭の悪い主婦が読んで感動してそう。多分ある程度のレベル以上の大学出た奴はこんなの読んでも感動しない。
>>328は2chでマジになって何が楽しいんですか?
小川洋子(笑)川上弘美(笑)
恥かしくない?
337 :
332:2005/12/17(土) 14:18:49
>>336 ん?私に言ったのかな?
うん。別に恥ずかしくないよ。
340 :
332:2005/12/17(土) 14:21:57
>>338 お気遣いありがとう。
でも大丈夫よ。特に恥ずかしくはないし、特に傷ついたりしてないから。
>>340 女ってそういうところで意地になって反論するから醜い。
>>340 傷ついてなきゃコテつけてそんな必死にならないよw
まあ人前でその二人が好きとか言うのはやめときなよ。
なんかすごく伸びてると思ったら、荒らしか…
いい加減にしとけよ。
>331
328以外には書きこんでないおwww
>>343 異論やアンチ意見が出るだけで荒らしと決め付けるお前は悲しい奴だな。
>>345 一回書き込みしただけでも必死に思われることはあると思うんだが。
いいぐあいに殺伐としてきました
>>309と
>>313かな?
煽りにはブザマに踊るくせに、
>>316には答えてないよ。
最後まで「俺の読み」をキッチリ解説して欲しいんだけどな。
>>318は、作品の評価がだいたい定まって映画化もされた今になって
「俺が思うこの作品は〜」とか「未亡人イラネ」とか言ったら、
「『読み込み不足なんじゃない?アンタがわかってないだけじゃない?』って
言われると思わなかったの?」ってからかってるわけ。
大したことない内容を後出しで偉そうに語るとマヌケですよ、ってこと。
だからなおさら「野球と未亡人がいらない理由」をしっかり書いてほしいんだけど。
/:::::::::::::::::::::::\
/::::::/ \::\
|::::::/ ノ \ \::|
|::::| ・ ・ |::| / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|::::| )●( |::|< あんまりいじめないであげて。
|::::\ 'ー ノ::| \_____
|:::::::\____/::::|
|:::::::::| |:::::::|
/ |::丿\-、 ,-/|:丿..\
>>350 煽りにはブザマに踊るとかからかってるわけよって書いてる時点で既に攻撃になってると思うんだけど。
人に意見を聞くなら(相手が煽ってきてたとしても)感情的にならずに行こうよ。
個人的にはいらない理由なんて本人がいらないと感じたからでいいと思うけど
まあその上で理屈で聞いてみたいって気持ちもわかるかな。
>>350 >作品の評価がだいたい定まって
作品の評価が定まったとかは全く関係ないでしょ。
からかってるとか言っちゃった時点でまともにレスもらえると思わんほうがいいよ。
354 :
無名草子さん:2005/12/17(土) 14:34:22
>>293の意見は素晴らしい。まさにこの小説のファンの本質を一言で表している。
355 :
無名草子さん:2005/12/17(土) 14:35:35
そもそも野球と未亡人だけじゃなくてこの小説自体いらないじゃん
>>309>>313は文庫の解説を読んでどう思ったんだろう。
「博士と『私』とルートの三点が、数学と阪神タイガースという二色の紐で
結ばれて三角形をなしている」、みたいな藤原先生の文はうまいなあと思ったんだが。
なんで世間の評価とか文庫の解説とかに拠ってるんだろう。
>350
言葉遣いが気に障ったのはわかるけど
それも本人にとっての問題にしか思えなかったからスルーしたけどな〜
つーか過去ログで作品を批判されてる時に出てきてほしかったなあ
>>358 自分で考える頭が無いんだろ。評価は一定で絶対だと思ってる。
レスをふむふむ眺めてて、
80分しか記憶がない博士が完璧に人を愛す、それってすごいなって思ったのを思い出した
でも冷たさ残酷さもほしい、と
2chで言葉遣いが気に障るってのもなかなか笑える。
>>362 デリケートな人なんだからそんなこと言うなw
晒しage
>316 名前:無名草子さん 投稿日:2005/12/17(土) 13:15:52
>あなた、もう少し言葉づかいに配慮が欲しい。
>あなたは書評家?それとも小説家?「無駄」とか「蛇足」とか、ちょっと不用意だと思う。
多分こういう人間は「有益」「適切」って表現に対しては何も突っ込まない。
単に好きな本を貶された意趣返しとして理屈なんてどうでもよく叩いてるだけだから。
>>352 「無駄」とか「蛇足」とかそこまできつい言い方をしたのなら、
説明できる理由があるのでしょう?ってことです。
「俺は前半の数学の詩的な解説のシーンが好きだなあ、あのあたりの雰囲気はいい」
ぐらいだったらまだわかるんだけど…。
後半のシーンに・未亡人に・野球に意味を感じて好きだと思う人も
たくさんいる中で(このスレ内だけでも)、
「なんでそこまで言う?」って思うよ、「無駄」「蛇足」とまで表現したら。
この本好きだし未亡人も野球も必要だけど
>>316は言葉狩りの次元だね。。。
そんな理屈で言ったらかなりの数の感想に文句つけられちゃう・・・・
>>365 「無駄」「蛇足」
申し訳ないけれど私もそう感じただけで普通に使うよ。理屈で説明出来ないでもね。
正直そんな言葉に文句つけられて説明しろって言われるのは怖い。
>>365 好きだって人が沢山いたって無駄だって思う奴も沢山いるだろwww
好きだって奴にいちいち説明求めるの?なんでそんな全体主義的なんだよ。
お前みたいなのがいるからスレに書き込みにくくなる。勘弁してくれ。
>365
「無駄「蛇足」を365の頭の中で
「個人的に重要じゃない」に脳内変換すればよいと思う
「有益」でも「適切」でもカチンとくるねえ…。
どこに立ってそう言ってるの?って感がある。小説の感想にはなじむ言葉じゃないような。
「好き」とか「嫌い」「あんまりわからない」とかぐらいでいいじゃない。
文庫の解説を読んでどう思ったのかは知りたい。
絶対とは思ってないよ。反論があったら聞いてみたくて。
>>365 2ch向いてないと思うよ。ファンサイトでも検索したらどうですかね?
>>370 無駄蛇足有益適切
これでカチンと来るのか・・・怖いわ、ほんと。
こうしてまた自由に感想を書き込めない空気が生まれていくんだな・・・
>>370 あなたの存在はこのスレにとって無駄であり蛇足的だと思います。
小川洋子さんの作品を盲目的に誉めたがるファンだけを集めたサイトに行った方があなたにとっても有益ですし
書き込みの内容から言っても適切に思います。
単純な「好き」「嫌い」を、
「無駄」だの「蛇足」だのって断定する言葉で書いちゃったのはセンスないとは思う。
>>365は頭の中で「みんなが誉めていたら誉めるものなんだ」とか考えちゃっているっぽいね。
煽るだけの人も迷惑だけどあなたみたいな人もかなり迷惑です。
>>374 無駄に感じた、蛇足に感じた。ってのと好きに感じた、嫌いに感じた。ってのは違うと思うよ。
あくまで「1個人として感じた」ってことが前提なんだから間違いではない。
>>365 あかん、頭痛くなってきた。こんな奴がいるなんてw
378 :
無名草子さん:2005/12/17(土) 14:55:00
>>377 こちらもどうぞ
>316 名前:無名草子さん 投稿日:2005/12/17(土) 13:15:52
>あなた、もう少し言葉づかいに配慮が欲しい。
>あなたは書評家?それとも小説家?「無駄」とか「蛇足」とか、ちょっと不用意だと思う。
>>378 wwwwww
よっぽどこの本が好きなんですねw
自分と他人の区別がついてない気がする
同じ言葉使ってても人によって(文脈によって?)
内容とか重みが違うかもしれないじゃん
313 :無名草子さん :2005/12/17(土) 07:52:09
だから、ぶっちゃけると、その未亡人も「なんで居る必要があるのか」まったく理解不能だ。
居なくて良いキャラクターに思える。
後半が退屈だというのは、後半はただの「記憶障害を持つ老人との交流」に
なりつつあった為とも思える。数学的要素が前半と比べ薄かった印象がある。
この小説のもつ「個性」(俺はこれをすごく大切にしているのだが)は
あくまでも「記憶障害を持つ数学者」が中心に据えられるべきなので…。
どうしても、無駄に野球の話を出したりすることや、未亡人の存在自体が
蛇足に思える。
…この書き方はひっかかってもしょうがないよ。
>>375 まあそれに近いだろうな。誉めてる人が沢山いたら批判する時に蛇足とか使っただけで「なんでそこまで」ってなっちゃうってありえん。
確かにそういう空気ってのはどこでも存在するけどね。あくまで仕方なく自然発生しちゃう空気だよな、そういうの。
この小説のもつ「個性」(俺はこれをすごく大切にしているのだが)は
あくまでも「記憶障害を持つ数学者」が中心に据えられるべきなので…。
ここはちょっとニオウね。
>>382 理解不能
に思える。
蛇足に思える。
この書き方なら全く引っかからない。
好きで好きで仕方なかったらそりゃ引っかかるかもしれないけどさ。
どんな書き方したって引っかかる人は引っかかるよ。不特定多数の人間が読んでるんだからね。
どう感じたかってのはあくまで本人の自由だしそれを「他の人もそう感じなければいけない」
って言ってるわけじゃないんだからそんなのに絡んでたらきりがない。
私があなたに「しょうがない」って書き方が引っかかる。私の家じゃ禁止されてた。とか言って納得出来る?w
>>379 あなたと議論すると延々と粘着されるのでしません。あくまで1意見として受け取ってください。
>>383 そうそう。ファンばっかだから批判するのも気を遣いなさい!ってねw
「無駄」とか「蛇足」と思うことは自由。ほんとに自由。
その中身とか理由を教えてほしいんだけどな。
「ああ、こういう読み方もあるんだね」って思いたいんだけど。
>>387 彼女(彼?)はそういう次元じゃない煽りと絡みに入っていましたけどねw
389 :
323:2005/12/17(土) 15:03:55
俺以上のしかも天然の電波がいたところに驚きw
無駄、蛇足って意見に対して
>「俺は前半の数学の詩的な解説のシーンが好きだなあ、あのあたりの雰囲気はいい」
>ぐらいだったらまだわかるんだけど…。
これ「ぐらい」じゃないとわかんないんですかw
>390
2ch向いてないなやっぱ
>>391 基本的に穏やかでまたーり話すのが好きなんだろうね。
それは悪いことじゃないんだけど方向を間違えると魔女狩り、言葉狩り的になっちゃう。
>>388 >>365と
>>387は自分の書き込みです。
ちょっと「お?」って思うような断定的な言い方をしたのであれば
「なるほどねー」って思わせるような、自分と違う読みを教えてほしいと思っただけ。
あと文庫の解説について聞いたのも自分。
解説が、公式見解とか絶対評価とは思ってないですよ。
数学を詩的に語るシーンがお好きなようなので、
作品に協力した数学者の感想にも興味や感想があるだろうと思って
「あなたは藤原正彦の読みについて、どう思いますか?」聞きたかったから。
>>393 煽り入ってたじゃねーかよ思いっきり。
そこで「いい人」になるなよ。
まあもう何を言う気がないから出来たら出て行ってください。
もちろん私にそれを強制は出来ないしするつもりもないので
書き込みたければご自由に書き込んでください。
ただしあなたが今の調子で書き込んでいけば今回みたいに荒れることはそう珍しくないと思いますよ。
こいつ(
>>393)ダメだ。何言っても無駄なヒステリー主婦タイプ。
>393
ちょっと質問
>387について
>数学を詩的に語るシーンがお好き
だけじゃ理由にならんの???
もしかしたら393はよっぽどのキチっとした理由がないと
作品に「無駄」「蛇足」とか言わない人だから、
他人が「無駄」「蛇足」って言葉を使うのが
不思議でしょうがないってことなのかな
(つまり、自分視点で他人を判断している)。
397 :
393:2005/12/17(土) 15:28:23
>>396 いろんな立場で話す場所なら、2ちゃんに限らず断定的な言い方はしないかも知れないですね。
「○○が一番好き」と思っても、「○○がいいよね」と「○○以外はいらない」の違いは大きいと思うので。
398 :
無名草子さん:2005/12/17(土) 15:34:32
>>397 ○○がいいって立場と○○以外はいらないって立場も「言い方」の問題じゃなくて感想として別物。
それを言い方の問題だと思ってる時点で視点が偏りすぎている。
まあ月並みなセリフだけど半年ロムれ。
「女性性を貶める」のが煽りになると思ってるのって悲しい…。
>>399 その反応って煽られた人のものだと思うが・・・
>397
ん〜
“私は「数学を詩的に語るシーンが好き」って程度の理由だけで
後半を蛇足とか無駄とか言ったりしない。
他人もきっとおなじはず。
きっと>313にも何か「数学を詩的に語るシーンが好き」以外の理由があるはずだし、
逆に言えば私が認めるような理由が何もなければ
蛇足などの断定的な言葉の使い方をするべきではない”
みたいな自分の気づいてない思い込みが393の根底にあるんじゃないかなあ。
402 :
393:2005/12/17(土) 15:41:54
「いらない」という感想に対して「何でいらないの?」って疑問がわくのも自由。
「感想として別物」ならばその理由が知りたいだけ。
ほかの人の読みを知りたいから。自分と違う考えに触れたいから。
ところで、いままでずっとそれが語らていない。
ので、「『ここが一番好き』を『ここ以外いらない』って表現しただけ?」と思いました。
どうでしょうか。
>402
自分と思考パターンや言葉の選び方が違うから
語られていないように思えるだけでは
文庫の解説は地味に名文だと思う。
メイキングというか作品を裏面が書かれててイイ!
>404
そうなんだ、文庫みてみよう
>>403 そこらへんから共通の言葉を見つけて話したいんだけどね。
ルートのキャラを立たせない、未亡人が出てこない、阪神や江夏が出てこない、
だとちょっと平べったくなるんじゃないかなと思って…。
人との交流の暖かさと、数学の冷たい美しさ・透明感がいっしょにあるところが好きだから。
>>313を全否定したいわけじゃなくて、言いたいことに共感はしてるよ。
数学を語る博士は急に魅力的になるし(実際に博士を見たら「目に光が…」って感じだと思う)、
友愛数とか双子素数みたいな用語はプラネタリウムみたいでロマンチック。
「散らばった数字を、数学の法則でつないだら星座に見える」みたいで。
このあたりを藤原先生は解説で「数学と文学の結婚」って表現してるから、
それも作中の博士みたいでこれまたロマンチックでいいよね、みたいに話したかったんだけど。
ぶった切るけど、映画の話。
野球シーンのことが書かれてたけど、
物語の重要パーツの「数学の楽しさ美しさの解説シーン」はどんな感じで描かれるんだろう。
映像ではどんな演出・表現がされるんだろうか。小説だと何回でも読み返せるけど、
映画の中だと説明は一回しかできないし、「わかりやすい」だけだと教育テレビみたいになるし。
CGとかは使う感じじゃなさそうだしw
でも「博士が鉛筆で式を書く」のエエ感じを見られるのが楽しみ。
出産を終えた「私」は汗で髪が嫌なにおいで、破水のシミがついたパジャマを着ていて、
「生まれたてのルートの爪に私の粘膜をひっかいた血の固まりが」と眺めるシーン、
なんか今までの小川作品のほんのりグロさが香ってないだろうか、と
読んでないのに予想で言ってみる。
>>402 >>406 お前のはそんなもんじゃない、個人的な感想の否定、言葉狩り。
批判は自由だし批判の批判も自由だよ。けど批判に対して攻撃するのは違う。
411 :
無名草子さん:2005/12/17(土) 16:50:59
高校生の分際で中出しされた育ちの悪い片親の売女が仕事先に子供連れ込んで好き勝手やる話。
こんな認識でよろしいでしょうか?
>>408 数学の説明シーンで、博士が言っていた
「神さまの手帳に書いてあることをそっと覗かせてもらうんだ」感(わかりづらいですか)が
映画で出てればいいなあと思います。
>>411 高校生の分際で中出しされた上に男に捨てられて中絶も出来なかった育ちの悪い片親の売女が仕事先で子供連れ込んでクライアントの電波に共感して簡単すぎる数学の問題にすら頭を悩ませてそこでも知性の低さを披露したりしつつ好き勝手やる話。
でいいんじゃない?
「君の料理する姿が好きなんだ」って言って見つめてる博士、かわいい。
>>410 あなたの方が見苦しいよ。もうやめなよ。
批判に対しての攻撃なんて誰もしてないんだから。今ケンカモードなのは
>>410だけ。
>>415 横レスですが少なくとも上で蛇足に絡んでた奴のアレは「攻撃」だったと思いますけど。
もうやめなよ。とか言うなら見苦しいとかそういう煽り文句はやめるべきですね。
418 :
無名草子さん:2005/12/17(土) 17:27:11
映画板にスレが立ってた。けっこう原作と違うみたいだね。
すごい連レス…。
吉岡秀隆が大人ルートなのはいいけど、ラストシーン以外にも
たくさん出てるらしい。どうなんだろう。
422 :
無名草子さん:2005/12/17(土) 17:41:47
>>415 本当にやめてほしいならスルーした方がいいよ。
423 :
無名草子さん:2005/12/17(土) 17:42:54
糞馬鹿女晒しage!
>316 名前:無名草子さん 投稿日:2005/12/17(土) 13:15:52
>あなた、もう少し言葉づかいに配慮が欲しい。
>あなたは書評家?それとも小説家?「無駄」とか「蛇足」とか、ちょっと不用意だと思う。
424 :
309・313:2005/12/17(土) 17:45:13
>>423 その発言で思ったけど知りたいとかそういうことを言ってるんじゃないんだよな。
単語を使うことそのものを叩いてる。
>>402とは随分言ってることが違うよな。
「ケンカモードw」なのは俺とあと一人か二人ってとこかな。
426 :
309・313:2005/12/17(土) 17:47:03
>>316 どこが不用意なんだ?
俺にとって蛇足に思える、無駄に思える。
前半は非常に面白かったのに、後半失速してしまった。
それを残念に思って俺の意見を述べているだけだと言うのに。
このスレッドでは褒め称えることしか許されないのか?
つうかID表示されないのはやりにくいな。
自作自演もし放題だし、間違われるし、いちいち名乗らないと話が繋がらぬ。
あくまでも俺はこの作品を好いてはいる。嫌いではない。
と、重ねて言っておこう。
ことの本質が見えた。電波とDQNの対決だったのだ。
429 :
309・313:2005/12/17(土) 17:56:49
>>402 えーと、先に述べたと思うが…。
これが理由だ。馬鹿の為に繰り返すのも馬鹿だ。コピペ。
>後半が退屈だというのは、後半はただの「記憶障害を持つ老人との交流」に
>なりつつあった為とも思える。数学的要素が前半と比べ薄かった印象がある。
>この小説のもつ「個性」(俺はこれをすごく大切にしているのだが)は
>あくまでも「記憶障害を持つ数学者」が中心に据えられるべきなので…。
>前半に俺が魅力に感じたのも、丁寧な文体と相まってより強調されている
>博士の数学に関する拘りや、その知識や数の真理を表現する際の、大げさで詩的な
>言葉の数々や、徐々に「美しい数学の世界」へと誘われる「私」に対してだ。
>繰り返すが、「他の小説でもありそうな」親子交流エピソードは、この小説の肝ではないと思う。
>それ故に
>>307の言うものも大事なファクターに思えない。
>野球に関しては、背番号云々や、博士の知っている記憶と、現在の世界のギャップを
>表すものとして、別にあっても良いとは思うが……球場までわざわざひっぱりだして
>長々と書く必要はあるだろうか。カードに関してもそう。
>未亡人に関しては…あれが居るのと居ないのと、そこまで大差ないのでは…とすら思える。
430 :
無名草子さん:2005/12/17(土) 17:58:00
>>428 主婦的デンパとDQN的電波の対決と言い換えた方がよさそうだ
431 :
309・313:2005/12/17(土) 17:58:12
>>428 ゴミの分際にDQN呼ばわりされる筋合いなし…
………っていうか、随分荒らしと煽りが多いな、ここの板。
内容から見て少ないと思ったんだが……。
432 :
無名草子さん:2005/12/17(土) 17:58:54
>ゴミの分際にDQN呼ばわりされる筋合いなし…
>………っていうか、随分荒らしと煽りが多いな、ここの板。
>内容から見て少ないと思ったんだが……。
この二律相反性に惚れた
リアルタイムでの二匹の電波の対決を見たかったwwwww
出てくるのおせーんだよDQN電波のクズwwww
434 :
無名草子さん:2005/12/17(土) 17:59:51
キレてる馬鹿→DQN
電波ってる馬鹿→腐女子
煽ってる馬鹿共→低学歴
結論、全員ゴミ
436 :
309:2005/12/17(土) 18:19:19
だめだ、ネットはやはり…。
去るわ俺。
リアルでは本を語れるガラではないので、せめてネットでと思ったが
そんなの、ここでは所詮無理だったか…。
>>436 ここでは所詮無理というかお前には所詮無理
>>436 DQNって言われたからって人をゴミと言っちゃう奴がまともに語れるわけないだろ。
439 :
無名草子さん:2005/12/17(土) 19:19:20
この本今年一番面白かった。
440 :
無名草子さん:2005/12/17(土) 19:20:13
いや〜文庫になったから買ったけど、イマイチ・・・。
昔の作品の方がよかった。
正直に話すが今年読んだ中で一番つまらなかった。これしか読んでないんだけど。
文庫が出てから荒れだしたねえ。今までは過疎なぐらいだったのに…。
マターリしてほしい。
443 :
無名草子さん:2005/12/18(日) 01:22:26
>>312 そこ、とてもいい点に気づいていると思う。
兄が死んだ後、どうして義姉と博士は一緒にならなかったのか?
おそらく博士と義姉と兄の3人もまた稀有な関係であったのではないかと思う。
そしてその関係は3人のうちの一人が欠けたことで壊れてしまった。
どうしても博士と義姉だけではうまく行かなかったのだと思う。そして決定的な事故。
義姉が家政婦を解雇したのは嫉妬からだというのは本当だろう。
しかし博士の書いたオイラーの公式の紙から、義姉は一瞬のうちに博士がその家政婦と
そしてその息子と以前の自分たちのような稀有な関係を持っていると知った。そこで
未亡人の胸のなかに起きたことは、強烈な嫉妬ではなく、自分と博士もまた再生できる
という喜びだった。
オイラーの法則は気まぐれな変数パイ(おそらく博士)と控えめな変数イー(おそらく
未亡人、家政婦)と虚数アイからなる。博士と未亡人の間に失われていた虚数アイ
(ふたりの保護者であった兄)が10歳の少年の姿をしてよみがえったのだ。
ルートの存在によってまた、博士と未亡人の関係もよみがえったのだろう。
未亡人は頼もしかった夫を小さな少年の中に見ながら、その成長を心から
願ったことだろう。ルートへのプレゼントのグローブは未亡人が選んできた。
というように作品に目を凝らしてみればいろんな細部がありそれがまた物語りをもっている
と思う。未亡人がいることで物語の厚みが違う。オイラーの法則が2重にも3重にも意味を
もつことになる。また語り手の家政婦が自分の知っている範囲しか話さないのも、物語に
深みができ、読者は想像する楽しみを持つことが出来る。まるでコンチェルトのように
ある時は家政婦が高音部をかなで、ルートが和し、ある時は低音部を博士が担当して
みなが和す。音楽をかなでるのは人生のうちのほんの一瞬だが忘れられない一瞬だろう。
メンバーが一人欠けてしまったために音楽ができなくなっていた博士と未亡人がまた
10歳の少年とであったことで至福の時をとりもどした。そんなかくれた物語もあったに違いない。
俺の脳内独断イメージでは博士は「あいくるしい」のおじいちゃん。
445 :
312:2005/12/18(日) 10:30:14
>443
なるほど、感動しました。
確かにあの公式のところも釈然としない部分の1つだったんだけど、
両者が見事に説明できますね。
漏れではとても思いつかないなー。
ちなみにこういう解釈って、読みながら頭に浮かんでくるものなのか、
何度も読み返して思いつくものなのか、443の場合はどっちですか?
もし前者ならすごいね(後者でも十分すごいが)
446 :
無名草子さん:2005/12/18(日) 18:08:12
>>445 こんちは!443です。誉めてもらっているようで、ありがとう。
博士と義姉の関係は最初読んだ時に、ああそうだったのかとピンときました。
そこで謎が解けたような気になって二回目読みなおしました。
ああ、博士は最初ルートにであったとき、まるで兄に出会ったように感じたんだな
それでルートと言う名前で呼んだんだなと思いました。ルートマイナス1がアイですから。
初対面のときに「やあ、兄さん。また会えたね。僕は本当に嬉しいよ。でも随分小さいね。
今度は僕がしばらくの間兄さんを助けるよ。」と心の中でいっていたのではないでしょうか。
家政婦は博士のルートに対するやさしさが小さいものか弱いものに
対する年長者としての当然取るべき態度と受け取っていたようですが、
実際は、兄が小さな博士を守り、庇護してくれたことをルートにお返ししていたの
ではないか?博士のやさしさ、思いやりはそっくりそのまま、博士が頼もしい兄から
うけていたものではないか?と想像の翼を広げました。
博士にとってルートは兄でもあったのだと思います。もう2度と失われてはいけない
唯一無二の絶対に大切な肉親だったのだと思います。だからルートが怪我をした
ときにあんなにうろたえたのでしょう。一度失われた経験がある大切なアイが
また失われるかもしれないと思っただけで耐えられないほどの苦痛を感じたのでしょう。
2度目に読み返してみると博士の家政婦とルートに対する愛情に涙がでます。
最初に読んだときは家政婦の一方的な思慕ではないかと思われた場面もどんなに
3人が求め合い守り合っていたか。
そして最後に義姉も、その結びつきを打ち壊すのではなく、自分もまた複数の
重なりになってルートの存在を真中に博士との関係を再生していった。その賢さと
強さに脱帽しました。
デビューまもない頃から小川洋子ファンで、
ほとんど読んでるけど・・・・・
正直、これはいまいちでした。。
なんでこんなに一般ウケしてるんだろ。
今まで書き続けてたテーマが完成したようだったから最高傑作と呼ばれる
冷たさや残酷さがなくなって静謐さと優しさが残ったから売れる
>>447 >なんでこんなに一般ウケしてるんだろ。
「妊娠カレンダー」とかに比べたら
よっぽど一般ウケしそうなテーマの作品ではあると思うけど。
どっちが優れているとかではなくてね。
『博士の愛した数式』も嫌いではないんだけど
私が小川洋子に求めるのはこういうのじゃないんだよな。
この作品以降、路線変更しちゃうんだろうか。
以前のような、気持ち悪い作品も書いて欲しいなぁ。
『妊娠カレンダー』は最高だった。
『博士』の隣に『貴婦人Aの蘇生』が並んでいたので一緒に買ってきた。
これは良かったなあ。これが小川洋子だよ。
一般ウケはしないだろうけどw
妊娠カレンダー良かったよね。
謎ジャムsage
絲山よ この本を読め」感想文です。
第二位 「センセイの鞄」川上弘美(文春文庫)
端正な文体で、入りやすい。読んでいて裏切られる怖さがない。じっくり味
わうことができる文章。文庫本だから、旅のお伴にも最適。月並みな喩えだ
が、気の利いた飲み屋で、酒の銘柄もいい感じだし、器も趣味がいい、料理
も気配りが効いていて、もったいないけれどぺろりと食べてしまう、そんな
感じ。
しかし。
辛党の私には後味の甘さがどうにも。なんで老人は死ななければならないの
か、なんで最後は自己愛みたいになっちゃうのか、前半は良かったのに後半
はなんか「センセイ」が都合のいい男になってしまった気がする。「博士の愛
した数式」(小川洋子)もすばらしい小説だけれど、結末は一緒だったなあ。
読書感想文を書くと、自分の性格の悪さがもろに出るんだよね。失望した方
、ごめんなさい。
, ‐' ´ ``‐、 / ̄:三}
. /,. -─‐- 、. ヽ / ,.=j
_,.:_'______ヽ、 .! ./ _,ノ
`‐、{ へ '゙⌒ `!~ヽ. ! /{. /
`! し゚ ( ゚j `v‐冫 , '::::::::ヽ、/ よっしゃ、わかった。
. {.l '⌒ ゙ 6',! / :::::::::::::::/ __ ここはひとまず野球しようぜ!
. 〈 < ´ ̄,フ .ノー'_ , ‐'´::::::::::::::;/ (_ノ)‐-、
. ヽ.、 ` ‐", ‐´‐:ラ ':::::::::::::::: ;∠. ヽ_} ゙ヽ
,.r` "´ /:::::::::::::::::::ィ´ `ゝ !、 /
/ / :::::::::::::::: ; '´ /´\ / r'\
. i ! ::::::::::::::/ 墨 | .!::::::::/ヽ、.._!ヽ. ヽ、
{ {:::::::::::;:イ / ‖i:::::::/:::::::::::::/ \
. ヽ ヽ,.ァ‐'´ /ヽ 二 ,/`ヽ、::::::::: / ヽ
ヽ、 ,. ‐'" .ノ ,〈 > `'‐- '
> _,. ‐'´ / / `)
,ゝ _.⊥.-r┬:/
今更だけど読みました
良かったけど、映画で2時間も持たせれるのか心配。
457 :
無名草子さん:2006/01/07(土) 15:33:47
半落ちのときもそうだが、
締まった内容の進行を一気に学芸会にした吉岡の演技力
出だしは数学の先生になった吉岡が黒板に√を書くことから回想に入るのかな
冒頭と最後に出てきて、一気にダメ映画にする予感がある
458 :
なんじゃろ?:2006/01/08(日) 03:54:58
数式とあるから、公式では無いのかもしれん。と思い、公式サイト見てみた。
博士が愛した数式ってどれなんだろw?
iを多用してるみたいだけど、これは複素数が好きだってことでいいのかな?www
459 :
無名草子さん:2006/01/08(日) 04:00:38
ここのスレをざっと読んでみたんだけど、
√とか虚数とかオイラーとかしか出てこないみたいだな。
これじゃ全部高校以下レベルの数学だよな?こんなんでいいのか?
有理化したいとかそういう意味なんか?
まぁ3cは範囲外と見たw
物理の公式の方がまだ突っ込み甲斐があってよかったかもなw
とりあえず範囲が2Bまでなら
logとか微分とか出てくんのかな?
大学の教授がオイラー公式ほど素晴らしいものは無いって言ってたな。そういえば。
(e^πi)+1=0
小学校で初めて習う「1」
中学校で初めて習う「π」
高校で初めて習う「i」
大学で初めて習う「e」
数学を一つ一つ習ってきて初めて知りえる美しい公式だとさ。
ワロタ
467 :
無名草子さん:2006/01/10(火) 19:03:32
468 :
無名草子さん:2006/01/10(火) 19:05:42
オイラが考えたからオイラーの法則だとオイラー言い。
高校までの数学でオイラーの公式は理解可能なはずなのに、
なぜか高校ではオイラーの公式は普通教えない。
高校生全員にオイラーの公式の意味を完全に理解させることを
数学教育のひとつの目標にすべき。
470 :
無名草子さん:2006/01/12(木) 22:41:14
>>469 そりゃむつかしい。
ベルヌーイ流でsin xとcos xを級数展開し、
オイラー流でe^xを級数展開し、
xにiπをムリヤリ代入するくらいでがせいぜいじゃない?
そのムリヤリの代入が正当であることを高校生に教えるのは
ちょっと無理っぽいのでは?
471 :
無名草子さん:2006/01/13(金) 23:22:36
>>457 ルートの講義は評判いいみたいだね
半落ちの時は、プロには評判良かったけど素人受けは悪かったけどw
472 :
無名草子さん:2006/01/15(日) 06:50:19
博士の愛した数式って結局なんだったんでしょうか?
オイラーの公式?その割には登場回数少なかったような。取ってつけたような印象。
どちらかと言うとオイラーの公式を愛したのは家政婦の方だったような。
博士が素数を愛していたのは良く分かったんだけど。「この世で最も愛した」と書いてあったし。
物語の舞台が92年ということで、フェルマーの最終定理のことだと思って読み進めてました。
フェルマーの最終定理が証明されるという事件が起こるが、
そこに80分の設定が絡んで博士の中ではフェルマーは未解決のまま。
・・・という展開を想像してたんですけど。
物語の舞台が92年なのはどんな意味があったんでしょうか?
作られたベストセラーの最たるものだな。
474 :
無名草子さん:2006/01/15(日) 17:33:09
私はよかったと思います。おもしろかった。
こんなのもアリだと思う。
一番好きなのは「妊娠カレンダー」ですが。
ところで、補欠のプレゼントの靴はどうなったんでしたっけ?
475 :
無名草子さん:2006/01/17(火) 10:28:16
小説読み終わった。
映画は微妙らしい
478 :
無名草子さん:2006/01/17(火) 23:16:23
√の成人版はミスキャストだと思う
479 :
無名草子さん:2006/01/17(火) 23:24:08
√の成人の講義が一番面白かった
大人を先に決めたんだよね
480 :
無名草子さん:2006/01/18(水) 00:27:50
妊娠カレンダーの登場人物の姉のセリフ、何かヘン!
いくらマタニティブルーだからって、妹にあんな甘ったらしい少女マンガに出てきそうなセリフ言うか!?
現実味なくて気持ち悪い…
同感
>>480 そういう気持ち悪さを描きたかったんだと思うけど。
>>480 482も言ってるけど、あれはリアリティーを追求した人物造形じゃないから。
試写で映画観た。まわりのおばちゃんのアンケート
ちら見したら、み〜んな100点!!私は65点。
>>482-483 意味不明。
幻想的な小説ならともかく、
観察日記みたいな作品だっただろ。
リアリティは必要不可欠。
おばちゃんは何でもいいんだよ
とりあえず、文庫買った。面白かったら映画も観よっと。
>>485 あれはリアルな観察日記ではないだろ。
他二編と同じように「日常の中に潜んでいそうな非日常」を書いてるんだと思うぞ。
そもそも小川洋子自体がリアルな現実を書く作家ではない。
489 :
無名草子さん:2006/01/18(水) 17:20:54
私が今までよんだ限りではファンタジー作家だ。
読んでない作品はシュガータイム、ブラフマン、妊娠。
>>488 とにかく表現がきもい
マニアにしか通じない
貴婦人Aが、小川洋子にしては現実的な話だったんで驚いたのを憶えてる
妊娠カレンダーはキモいと言われてナンボの作品だよな。
反対に「全然気持ち悪くなかった」といわれたら
あの作品自体が失敗作ってことになる。
変な擁護。
展開の気持ち悪さに言及しているわけでも何でもなく、
表現に対する違和感が指摘されているだけなのに。
492は490へのレスね。
後だしでごめん。
ちゃんと書けばよかった。
別に展開だけのことを言ってるわけじゃないよ。
表現がきもいってのも含めて、あの作品の気持ち悪さじゃん。
表現に対する違和感って、リアリティ云々のこと?
上の方にレスついてるからその話はもう終わったんだと思ってたよ。
何を読んでもとにかく嫌いだね
当たりが一つも無い
なら読まなきゃいいじゃん。
497 :
無名草子さん:2006/01/20(金) 22:18:43
博士の愛した数式
の記憶が80分でメモをとるなんて
クリストファー・ノーランの「メメント」そのままだし
糸井重里・池谷裕二「海馬」でも読んだかな
>>492 あんまり印象に残ってないんだよなあ
もっと、きつくてもいいと思うのは別な読者層なのかなあ?
今日買って、一気に読んだ。
なんてことないシーンで泣けた。
静かで端正な良い作品だと、素直に思ったよ。
俺の脳内では30年代の東京、博士=宇野重吉、監督=小津安二郎だった。
>クリストファー・ノーランの「メメント」そのままだし
パクリですぅ〜
501 :
無名草子さん:2006/01/21(土) 10:31:15
糸井重里・池谷裕二「海馬」で
海馬を切り取られたら、長期記憶ができなくなって
短期記憶しか使えないからメモをとりながら犯人をおう映画
として紹介されてるから、それを読んでぱくったんだろうね
502 :
無名草子さん:2006/01/21(土) 14:53:41
数学のなかで数論を選んだのはよかったとおもう。
整数論は数学者にとっての神学みたいなものだし内容はグロいし。
素数よりζ関数とかにすればブルーバックスぽくなくてリアルでおもしろかったかも。
脳のことは瑣末なことなのでパクリでもかまわない。
もとを探せばもっといろいろあるだろうけど、よくある設定
よくある設定とは思えませんが
505 :
無名草子さん:2006/01/22(日) 18:50:39
舞台挨拶のだけね
普通のはそうでもない
見たけど、微妙だった
507 :
無名草子さん:2006/01/23(月) 01:29:31
読んだー。
とにかく「あざとさ」が目に付いて俺はだめでしたー。
あと、要素が多すぎかなと。
精神疾患ネタ、母子家庭ネタ、家政婦ネタ、数学ネタ、阪神ネタ。
どれも中途半端に詰め込んでてどこに注目していいのかわからないというか、
作者がどこを読んで欲しいのかわからなかった。
508 :
無名草子さん:2006/01/23(月) 10:49:42
よかったよ。
確かに「数学者」のプロトタイプ的な描き方に
いらっとくる人もいるんだろうけど、敬意は感じられたと思うけどな。
そもそも数学っていうより「数」しかほとんど出て来ないわけで。
子供の時に素数とか完全数とかを覚えたときに、うわあって思った感覚が
よみがえってくる感じがした。
でもオイラーの等式のとこはよくわからなかった。
なんでルートに会って、ルートマイナス1がiだからって兄に会うことになるんだろ。
そこのあたりの感覚がよくわからない。
509 :
無名草子さん:2006/01/23(月) 14:28:25
>>508 >ルートに会ってって・・・
最初っからルートなのではない。
最初は「新しい家政婦さんの息子」。出会ってその特徴的な頭の形に
博士が気づいて、「お、この頭の形は!君はルートだぞ。」ということになる。
最初は家政婦さんの息子にすぎない。
>なんでルートにあって、ルートマイナス1がiだからって兄に会うことに
>なるんだろ。
別に兄に会うことになるなんて本には一行も書いていないのだから
そう思えないのなら、そう思わなければいいのでは?感覚はみんな違うのだから。
510 :
無名草子さん:2006/01/23(月) 15:40:56
寺尾聡は適役
恋愛相手になりそでならない感じがぴったり
これって、ヒロシの愛した数式なのか、それともハクシの愛した数式なのか良くわからん。
映画微妙
513 :
無名草子さん:2006/01/23(月) 17:55:23
小説つまんなかったバカには面白くない
514 :
無名草子さん:2006/01/23(月) 19:38:53
515 :
無名草子さん:2006/01/23(月) 20:06:29
話題になってる本だから
リーマン予想の証明とかがさらっとかかれてるとか思ったのに
オイラーの公式かよ、がっかりだ
516 :
無名草子さん:2006/01/23(月) 20:32:18
>>507 全くその通り。「あざとい」の一語に尽きる。
スノッブそのものというか、数学的権威に媚を売り、
野球ファンに媚を売り、愚劣極まりない駄作。
1から100?(1000?)まで足す計算
頭悪くてあの式の解説わからなかった
単純に1+100=101
2+99=101
・・・
これが50個できるから
101×50=5050
数学の入門書で読んだ記憶が
これでいいんじゃないかな・・・
こんだけ売れて映画化され漫画化されれば駄作でもいいんじゃね?
俺は面白かったよ
アホ丸出し
前評判が高い割には、フーンって感じ。
半落ちの時もそう。
寺尾さん・・・つまらない配役ばかりでチト気の毒。
521 :
無名草子さん:2006/01/24(火) 00:23:13
てか、寺尾がつまんない
522 :
無名草子さん:2006/01/24(火) 10:50:47
半落ちを学芸会にしたのは吉岡
523 :
無名草子さん:2006/01/24(火) 12:08:49
さいしょにタイトル見た時、森博嗣かと思った。
寺尾は亡国のイージスより酷いの?
525 :
無名草子さん:2006/01/24(火) 18:01:54
>>522 素人はそう思ってるかもしれないけど、共演者や評論家には評価高かった
526 :
無名草子さん:2006/01/24(火) 23:41:30
「80分毎に記憶がリセットされる」
じゃなくて、
「80分以上前の記憶が残らない」
って症状だと最初のうち理解できてなくて、読んでて少し戸惑った。
80分以上姿を見なかった相手は初対面の相手になるけど、
80分以上前に出会っても継続して側にいれば初対面にはならないってことだよね?
この症状を理解するまで、読んでて違和感ばかり募ったもんだから、
途中で理解できた後に最初から読み直したよ。
いや、全部俺の読解力のなさが問題なんだけどね。
527 :
無名草子さん:2006/01/25(水) 21:51:00
528 :
無名草子さん:2006/01/26(木) 11:00:34
>>501 パクるというか実際に記憶欠陥者はそうしてる。
泣ける。
なんか、いいね。理系でひねくれ者の俺だけど素直に感動した。
?
理系の奴には拒否反応強いのにな〜
映画はなかなか評判いいみたいだね。
思っていたより入ってるし・・・
532 :
無名草子さん:2006/01/26(木) 23:23:23
>>530 一般的な理系の奴が拒否反応示すとして、
>>529はひねくれ者の理系だから感動できたんでない?
自称理系だと思われ。
534 :
無名草子さん:2006/01/27(金) 00:24:41
筆者が数学嫌いだから1から100までの和なんかを
長々考えるシーンがあるんだろう
俺は小学校のころに教師に教えてもらったしな
どうも文系の書いた数学の世界観という感じがぬぐえない
535 :
無名草子さん:2006/01/27(金) 01:24:03
自分で「俺はひねくれもんでさ、」といってる奴は普通の人
理系を騙る奴か理系失格者だろ
博士は義姉と不倫関係にあったんだろうか
>>537 私は、不倫ではなくて、昔は(今も)愛し合っていたけど何か家庭の事情とかでお兄さんと結婚することになっちゃった、とか、
お兄さんとは政略結婚で、お嫁にきてから弟と愛し合ってしまった、とか考えてたけどどうなんだろう??
あ、後者は不倫になるか…
お兄さんが死んで残された2人で暮らしていたら自然と愛情が芽生えてきたが
仮にも義理の姉であるがために許されない関係なのかと思ってたが・・・どうかな
文庫本 発売2ヶ月で100万部超えって凄いなあ
何でそんなに売れてるのか不思議・・・
>>444に同意w
けど、あの人、背高そうだよね。名前なんつったっけなあ・・・
杉浦直樹だ!d(・∀・)
>>542 版元が売ろうとしたから。それだけ。
作られたベストセラーの典型。
>>544 そうかな、学校とかでも先生が薦めてたりして
映画は見てないけど読んだよって人多いよ。
うちの高校限定かもしれないが・・・。
まぁ本屋さんが薦めてるんだから売れるのは当たり前かとも思うけどね。
今、記憶モノ流行ってるしね。
出版された時、書評で絶賛ばっかりだったからね、売れるさ。
おかげで今まで手に入らなかった本も手に入るようになった。
女性的願望を体現するような、ハンサムで子供好きの博士の人物像がかなり違和感ある。
何らかの理由があるならともかく、最後まで何の説明もなくただ、子供、子供、子供でうんざりだ。
数学嫌いのはずの主人公が過剰なほど数学を褒め称える描写にも全然脈絡が感じられなかったし
ただ博士と子供が好きな女がそいつら二人の好きな野球や数学に付き合ってるだけの物語じゃねーか。
彼氏に音楽の趣味から何から影響されまくる女を見ているようで、女って男や子供のこととなると
キチガイになるんだねということはあらためてよくわかったが、読んでて首をかしげっぱなしだった。
549 :
無名草子さん:2006/02/01(水) 00:09:14
>>542 本屋大賞だからでしょ?
ピクニックだって売れてるし。
>>545 あんたの学校の先生のような奴は、出版社の戦略にとって思うつぼの人だなw
551 :
無名草子さん:2006/02/01(水) 00:24:28
>>544 それはどの「ベストセラー」でも言えるような、、、
>>548 原作では博士ってハンサム(wじゃないよ。
背の低い、こ汚いオヤジのはず。
>>551 違う。明らかに売ろうとして戦略的に展開された「ベストセラー」と、
得にプッシュしないのに意外に評判が評判を呼び売れるようになったものと2通りある。
557 :
無名草子さん:2006/02/02(木) 12:11:36
>>556 後者の例って?
そういうのって売れ始めると最終的には前者になると思うんだが
558 :
無名草子さん:2006/02/02(木) 13:23:20
>>557 日本語わかります?
「最初から売り出す戦略で大部数を大手版元ならでは営業力で書店プッシュ。
もちろん自社の雑誌に大々的にパブを打ち、書評も載せる。
書店では最初から“今、話題の本!”とポップなどで煽る。こうして作られる典型的なベストセラー」
「特にプッシュしていない、最初低部数の本が予想外に評判になり、版を重ね、ベストセラーに変身」
前者と後者全然違うでしょ
戦略的に売ろうとしても、内容が伴っていなければ、
読者はそれが作られたベストセラーであることに気づいて、
ブログや2chで叩くんじゃないかな。
口コミでじわじわ広がっていく本物のベストセラーの方が、
結果的には勝ると思う。
『博士の愛した数式』がどっちなのかは分からないけど、
文庫が2ヶ月で100万部突破ってのには驚きました。
560 :
無名草子さん:2006/02/02(木) 14:12:49
>>558 そういう意味なら「博士」なんて絶対該当しないし。
本屋大賞以前にプッシュあったか?
映画のつまらなさに驚いた
大分前に読んだけど、どこがいいのかわからんかった
淡々としてる話だなぁって感じ
映画化したり文庫100万部突破には驚いた
映画、思っていたより良かった
満席だったのは驚いた
565 :
無名草子さん:2006/02/02(木) 20:24:36
>>564 ハァ〜〜〜??? 完全に前者だろw
賞も出来レース臭いし。
>>569 >ブログや2chで叩くんじゃないかな。
このスレ最初から読めばわかるよ。
辛辣に批判されてますW
>>565 発売当時、いろんな書評で絶賛されてたよ
もういいからw
しつこい
>>568 その書評を書かせたのは新潮社の編集者だろw
妄想癖
出てくる人間がきれいごとというか、汚い部分が無さ過ぎて気持ち悪い。
573 :
無名草子さん:2006/02/02(木) 21:06:27
>>571 妄想ではありません。
自社の雑誌での大がかりなパブ、
自社の雑誌での書評、全て連動してベストセラーは作られます。
作者の資質が優等生・善人ぶりっこなんだろ
ホテリアイリスを書いた作家が
優等生・善人ぶりっこが、あんな障害者やキティガイだらけの小説を書くか
ホテルアイリスのような変態小説を書くか
どれもツマンネ
普通にベストセラーになるべくしてなる佳作と思うが
釣りはやめて〜〜〜
ダサダサ駄作wwwwwwwwwww
>>578 まあ一般向けだからね、小川洋子の著作の中では。
アクのなさが広く受けたんでしょう。
読んでて寒くなった
風邪引くのかもよ?
いま読み終わりました。
サクサク読めて、さぁクライマックス・・・あれ、終わり?え?
となりました。うーん、なんでしょうね、これは。
純文にしては浅すぎ、エンタメにしては薄すぎ。
作者の意図が見えません。
記憶障害の人と周囲の人の生活を、
無理に劇的なものにせず淡々と描いているのがいいんじゃないか。
確かに俺も「妊娠カレンダー」とかの方が好きだが、
「博士〜」には「博士〜」なりの良さがある。
>>584 この作品が好きな人を否定はしませんけど
こんなに優しい好々爺は、現実にはいないし
こんなに素直な少年は、現実にはいないし
こんなに純真な29歳も、現実にはいないし
あまりに現実離れした人物達のおとぎ話という感じで
それを淡々と見せられても、わたしは何の感慨もわかなかったです。
スレすぎ?
そもそもの「ピタリ80分しか記憶が持たない」という現象が現実には無いわけよ。
設定でファンタジーと思って読めないと。
>>585 >あまりに現実離れした人物達のおとぎ話という感じで
>それを淡々と見せられても、わたしは何の感慨もわかなかったです。
>スレすぎ?
それならそれで別にいいんじゃないの。
貴方には合わなかった、ってだけだし。
>>585 「こんな◯◯は実際にはいない」と言い出すと、
ほとんどの文学作品はおじゃんだな。
博士の前向性健忘はファンタジーとして書かれてるのに
妙にリアルにこだわって記号的になっちゃった「明日の記憶」とは対照的。
>>588 そういう意味で
>>585は批判してるんじゃないだろ。
ありえない設定でも心に迫ってくる作品はいっぱい存在するわけで。
だよな
ナンダカンダ言ってみんな読んでるじゃんw
かなり売れてるんだな
こんなのが売れるんじゃ民度が低いな・・
なんか香ばしい
>>592 いや、ここは読んだ人しか来ないから・・・
読んでもいないものを批評するバカも多いけどな
598 :
無名草子さん:2006/02/04(土) 04:10:13
この原作や映画がきらいな人、どうでもいいじゃん。好きな作品ならなんで好きかを説明した
くなる気持ちわからんでもないが、嫌いなら、嫌いだ!嫌いだってあたりかまわず吼える理由
もなかんべ。好きな作品でも探す旅に出たら。
つーか、実売ってどれくらいよ。
まわりに買った人いないよ。
雑誌同様、5倍10倍あたりまえの水増し?
10万部くらいはいったのかな。
600 :
無名草子さん:2006/02/04(土) 09:31:06
601 :
無名草子さん:2006/02/04(土) 09:40:48
本が売れて、映画化もされて、著者の小川洋子さんは
かなり儲かっただろう。うれしい誤算というところか。
えっとね、人口50万の区に住んでて、大規模書店と言えるのは3軒くらいかな。
他のところで買うこともあるけど、他のところから買う人もいるから、それは相殺とする。
まあ、5万人をお客さんとしてるとして、日本の人口を1億として、1/2000ということ。
もしミリオンだってのなら、100万÷2000で500部はここで売れてるはずだが、
とてもじゃないが、そんなに出てないぞ。
原作はたんたんとすすみ、起承転結も無いから、
映像化するにいたって、いろいろイベントを入れて変化を付けるのかと思ったら、
もっとたんたんとしてた。
起承転結はあると思ったけど。。。
606 :
無名草子さん:2006/02/04(土) 13:35:15
妊娠カレンダーよかった
苦し紛れ用語:行間を読む
苦し紛れ用語:釣れた釣れた
説明しきれてないときに、「行間を読めば分かるだろ」
>>588 >>592 >>597へこそ共感を覚えるがなw
作者は人間の「理想の○○像」をこの小説で書きたかったんだろ。
映画の監督はその「理想の少年」の結晶としての未来像を見せた訳だ。
611 :
無名草子さん:2006/02/06(月) 17:02:42
>>610 思いきり頭悪そう・・・・
でなければ宣伝臭が(ry
や、香ばしいことだ。この作者、密やかな結晶みたいな長編は他に書いてないの?
小川洋子はデビュー作品からずっと読んでいました。
特に好きな作品は「密やかな結晶」「薬指の標本」のあたりです。
「博士の愛した数式」はどうしても好きになれない作品です。
読み終えた感想→「日和(ひよ)った話書きやがって」
感動させよう、うける<いい話>を書こうという雰囲気、
中途半端なハッピーエンドが鼻についてしまうのです。
作者にはそういう意図はないのかもしれませんが。
スティーブン・キングの作品でも、悪夢のどん底救い無しの話と
「グリーン・マイル」のような<良い話>とでは作品の趣が違います。
急に売れるようになった頃のエレファントカシマシとか。
大衆受けする作品が悪いとは言いませんが、
そうではない以前の作品の方がずっと好きなんです。
616 :
無名草子さん:2006/02/08(水) 16:18:45
わたしはこの本は傑作だと思います。
わたしにはこの本にある幸せが薄氷を踏むかのような危ういものであることを感じることが
できるので、その美しさ、登場人物の清らかさに涙がでます。どういうわけかこの登場人物
たちを理想の・・というように受けとめている感想をみますが、どうしてそういう感想をもつのか
不思議でたまりません。切羽詰まった不幸の渦中で救いもなくただその日一日を一生懸命
いきている人間たちばかりではありませんか。救いがないのです。しかし自暴自棄には決して
ならず、自分のできることをしようとしている。自分は愛そうとしている。守ろうとしている。
そこに奇跡のように不思議な関係が生まれた。
それすらも長い人生からみたらホンの一瞬のこと。でも、彼らは自分たちに起きた奇跡の愛を
忘れることなどできないだろう。それなのにそれを人に説明しようとしてもできないだろう。
だれも理解できないだろう。けれども小川さんがこのように本にしてくれたら、理解できる人
にはできるだろう。ほんの少しの人かもしれない、けれども端から見たらまったく幸せに見えない
人たちに起こった奇跡のような幸せの話が伝わることだろう。それは幸せとはなになのか?
ということのひとつの答えにもなるかもしれない。
あざとさが鼻についてたまらん愚作。
中途半端な数学知識をひけらかすペダンティックな面や、
野球を知りもしないのに某投手の話題が出てくるのが不快。
618 :
無名草子さん:2006/02/08(水) 16:37:45
阪神ファンで有名だよ。
619 :
無名草子さん:2006/02/08(水) 16:39:43
だから何?
ニワカだってことはバレバレ。
女は野球を語るな
621 :
無名草子さん:2006/02/08(水) 16:55:44
一般書籍板は根強いんだよ男尊女卑
にわかじゃないよ。
デビュー間もない頃の作品でも野球を見に行くシーンとかあるし。
何年経ってもニワカはニワカ。
本質的にわかってない。
本質的にニワカがわかってないなかった。
ニワカでも成長する奴もいれば万年ニワカ止まりもいる。
博士の愛した数式は 最後の方で 泣かされました。そして 余韻で また泣けました。
メメント+π+アサダジロウと 言う人もいますが いろんな物の いいとこを うまく取るのは 「あり」でしょう。
こういうバカがいるから作者丸儲けってことか
629 :
無名草子さん:2006/02/09(木) 13:00:27
最後のパーティの日が八木の幻のホームランの日っているのが
話の暗転を予感させる。
阪神ファンの私にとっては博士の話よりその後のタイガースについての記述が
悲しくて泣けてきた。
この話が書かれたのは星野監督の時だよね。そうでないともっと
重苦しい結末になっていたか、書く気にもなれなかったと思う。
そうか浅田次郎を喜ぶような人にうけているのか。
江夏を神格化しているのが片腹痛い。
江夏なんて黒い霧でほにゃらら団と交際があったのにもみ消され、
(ヒント・巨人あっての阪神。その後にry)
ちゃっかり軽い処分で復帰できた果報者。
腹違いの兄なんかずばりそのほにゃらら団のry
漫画版読んだ。結構良かった。原作好きなら読んでみて
お断りします
絵を見てスルーしてたんだけど良さそうなんだったら読もうかな。
635 :
無名草子さん:2006/02/12(日) 14:43:04
優秀な人物を育て上げるには、その影にすぐれた教育指導者が存在する。
博士の薫陶をえたルートが自身数学者になるのではなく、先生となったこと。
その後にこの先生から沢山の優秀な人物がでてくるかもしれないということが
想像できた。
天才を育てるひとは直接祝福されたりはしないが、優秀な人物を育て上げるため
には沢山の無名のすぐれた「先生」(教師だけではない)がいるのだと思った。
妄想はチラシの裏にどうぞ
野球の詳しいことはよくわかんないけど特定の選手だけは好きってのは完全に女の感覚だよね。
638 :
無名草子さん:2006/02/12(日) 19:06:56
>>629 阪神ファンですね〜
友人に阪神ファンがいますが、○○事件だとか○○の呪いだとか、教えてくれますw
北モリオ(?)の本のなかにも、阪神ファンのお婆さんの話がありました。
ある日応援の勢いあまって、入れ歯がはずれてしまった。ところが、そのとき
阪神が逆転勝利。うれしさあまったそのお婆さんはそれ以後、阪神の応援の
ときは入れ歯をはずして応援するようになってしまったという話。
ケンタッキーフライドチキンの呪いの話もあったなーw
>>637 俺は男だけど球団というよりも選手ファンだったぞ。
まあ、選手のファンになれば自然と
その選手が所属してる球団を応援するようになるんだけどな。
逆にその選手が居なくなると、その球団に興味なくなってしまうが。
女はバカだから観戦しても見ているポイントが糞。
守備が下手で抜かれた打球を打った方がすごいと思ったりしている。
選手が好きっていうのも男が好きっていうのと違って単なるミーハー。
渋い選手のファンとかいうのもいるがやはり根本的にはミーハー。
結論:女は野球を語るな。
(ただし、スポーツ経験者は除く。こいつらは視点がまとも)
642 :
無名草子さん:2006/02/13(月) 02:33:39
643 :
642:2006/02/13(月) 02:36:34
644 :
無名草子さん:2006/02/13(月) 02:48:17
645 :
642:2006/02/13(月) 03:12:55
647 :
無名草子さん:2006/02/13(月) 08:03:58
はかせはどんなもんだいでも80ふんいないでとけるのですごいとおもいました
>>617 >中途半端な数学知識をひけらかすペダンティックな面や、
>野球を知りもしないのに某投手の話題が出てくるのが不快。
必死だな文盲w
649 :
無名草子さん:2006/02/13(月) 08:51:41
たしかに文章も内容も幼稚なんだろうが、文芸ってのはそんなもんじゃない?
教養ある人が文芸で活躍したのは、教養を得るのが難しかった明治時代までじゃないの?
漱石みたいに当代一流のインテリが書いたところで、現代では煙たがられるのが関の山だろう。
>>648 文盲にはそこに指摘されている欠陥が理解できないんだなw
>>649 漱石は鴎外に比べるとインテリでも何でもありません。
むしろ落ちこぼれ的存在。
誤表現なども平気で散見されている。
いや、鴎外に比べれば漱石は……って人は昔からいるんだよ。
今東光もそんなこと言ってたしな。
鴎外、泉鏡花、谷崎の流れが好きだとかさ。
誤表現・誤字はある程度は故意だし、鴎外がインテリかと言えば、
たしかに社会的には出世したが、例の脚気で陸軍兵士見殺しってのもあるしね。
文学としても、やっぱストーリーがうまく作れない、
だから歴史に題材をとらざるを得なかったってのは致命的と評する人もいるよ。
でも、鴎外>>....>>漱石って言いたがる人は結構いるんだよね。
これ自体、ぺダンチックとも思えるんだけど。
652 :
無名草子さん:2006/02/13(月) 12:49:34
長い年月にわたり変わらぬ文体で作品をかく
精神の緊張を持続する>>鴎外
なんてどっかで読んだ気がします
鴎外のことじゃなかった?
「痴人の愛」の作家のことだっけ?
653 :
無名草子さん:2006/02/13(月) 12:52:12
イナカモノに漱石はわからないでしょ。
654 :
無名草子さん:2006/02/14(火) 22:42:29
数学板から抜粋
37 :132人目の素数さん :2006/01/02(月) 23:27:39
この小説は暗くて陰鬱。
数学者に対する固定観念に満ちている。
身体障害者なみの扱い。
39 :132人目の素数さん :2006/01/03(火) 07:33:48
数学者は身体障害者だろうが
40 :132人目の素数さん :2006/01/04(水) 00:41:41
精神障害者だろうが
41 :132人目の素数さん :2006/01/04(水) 01:12:48
兼ねてるだろうが
655 :
無名草子さん:2006/02/14(火) 22:49:38
数学板から抜粋
78 :132人目の素数さん :2006/01/09(月) 03:32:26
>原作の数学者にたいする偏見
小川洋子はかなり数学者に対して取材したんだが。
実際加藤和也先生とかあれよりもっとイッてると思う。
79 :132人目の素数さん :2006/01/09(月) 04:40:31
うん。たしかに。
加藤和也を主人公にした小説を書けばもっと面白くなるかも。
タイトルは『和也の愛した素数の歌』あたりでいいかな?
80 :132人目の素数さん :2006/01/09(月) 04:46:53
素数の歌はとんからり
656 :
無名草子さん:2006/02/14(火) 23:12:32
657 :
無名草子さん:2006/02/14(火) 23:13:37
659 :
無名草子さん:2006/02/16(木) 04:02:28
660 :
無名草子さん:2006/02/16(木) 16:10:43
広島戦に出てきた誰も知らないような代打とは
河田雄祐
661 :
無名草子さん:2006/02/16(木) 19:58:02
映画の宣伝が始まる前に買ってやっとボチボチ読み終えたんだが
なんか、博士との別れを体感できそうで出来ない微妙な感じだな。
時々セルフイマジネーションで泣いたが。
いやその、これ、「80分(さえもたなくなる)」っていう設定、生きてるか?
無理に泣きたい奴っておかしいな
663 :
無名草子さん:2006/02/18(土) 20:49:43
博士が愛した数式」の映画を見て、本も読んでみた。
静かな世界が独特だな。
よくわからないのは、8時間しか記憶が持てなかったら、兄嫁とドライブしていた情況に戻ると思うのだが、兄嫁に対して淡々としているのはどうしてだろうと思った。
>>663 >8時間しか
本当に映画見て原作読んだのか?
665 :
無名草子さん:2006/02/25(土) 16:45:26
文庫100万部らしいね
100万のバカを当てこんだ商売
映画は75万動
「小説家を見つけたら」
>>669 その時点でキャスティングが決まってたか、関係者の宣伝じゃねえの。
もし本当に予言していたら、自分が書き込んだことを忘れるか?
「15だけど、本当に深津が主演で映画になっちゃったよ〜信じられない」とか書き込むだろ。
深津主演は予想できうる範囲じゃない?
672 :
無名草子さん:2006/03/05(日) 07:57:07
糸井重里・池谷裕二「海馬」で
海馬を切り取られたら、長期記憶ができなくなって
短期記憶しか使えないからメモをとりながら犯人をおう映画
として紹介されてるから、それを読んでぱくったんだろうね
記憶障害の人はリアルでメモを体につけている。
そこからぱくったんだね、小川洋子は。
3流映画が元ネタなんて最低だな
676 :
無名草子さん:2006/03/05(日) 15:35:57
「博士の愛した数式」は多くの人に支持されているいい作品なのに、
やたらとパクッとか変な言いがかりが多いのは、もしかしたら
この作品をパクろうとしているのかもしれないな。
もう少ししたら「博士の頭のなかの数式とけしごむ(仮題)」という
映画や小説ができるのかもという悪寒。
>「博士の愛した数式」は多くの人に支持されているいい作品なのに、
ここは突っ込みどころですねw
どこ?
「出版社の戦略・映画会社のメディアミックスによって多く売れた」作品に過ぎない。
説明する必要もねえだろうがよ
680 :
無名草子さん:2006/03/05(日) 22:20:46
『博士の頭のなかの「数式」と「ケシゴム」(仮題)』
なんてぱくりものが
できたらいやだな、そんな悪寒。
いや、笑うかな。
681 :
無名草子さん:2006/03/05(日) 22:43:02
ネタはみんなの共有財産である。
683 :
無名草子さん:2006/03/05(日) 23:02:39
ランディ田口を知らない。プロレスラーみたいな名前だね。
684 :
無名草子さん:2006/03/05(日) 23:07:35
やっぱり、ねらっているんだな。
『博士の頭のなかの数式とケシゴム(仮題)』
685 :
無名草子さん:2006/03/05(日) 23:08:50
>>683 横レスだが、
なんでえ、知らねーのか。
なんでえ・ばあす
>>661 そうそう。80分メモリーぶっ壊れた後、
施設に入ってからどうやって対話していたのか全く不明。
あれれ?って思った。
687 :
無名草子さん:2006/03/07(火) 11:02:28
>>686 未亡人が付き添っていたらしいですよ。
博士と未亡人は過去の記憶を共有しているので、会話が成立する。
ところが、その博士と未亡人の共有している過去の世界はふたりにとって
居心地のよいものではなかった。兄を失った悲しみ、突然保護者を失って
とまどい、お互いの無力さを痛感させられた日々、工場をたたみ、世間の
厳しさに失望し、兄への罪悪感にもさいなまれ、二人の関係は壊れかかって
いたあの時間。そしてそれを決定的にした事故。生きながら死んでいるような
日々。牢獄のような世界。絶対の絶望をあきらめがわずかに和らげるような
穴に落ちた人間の世界。
そこに救いの光明をもたらしたのが、「新しい家政婦さんとその10歳の息子
ルート」の存在。
おそらく博士の兄も、もしかしたら「ルート」と呼ばれていたのではないだろうか?
博士と未亡人の間で絶対に忘れられることのない存在、「ルート」。だれよりも
二人が愛し、信頼しながらも、彼らの心の枷になり、彼らの罪悪感や、彼らの
後悔や深い悲しみの素でもあった「ルート」
新しい「ルート」はそんな二人の不幸をぶち破った。
おそらく二人でいるとき、未亡人は新しいルートの話を博士に語っていたのだと思う。
そんな未亡人の話に博士は目を輝かせてワクワクしながら乗っていっただろう。
事故により、陰鬱な過去に閉じ込められていたふたりが、新しいルートの出現で
現在のことを話題にでき、現在とかかわりをもてるようになったのだ。その下敷きには
過去の兄と未亡人と博士の間の深いつながりがある。愛することのできるひとに
このような逆転劇があった。だれかを愛する心が本人を根本から救ったのだ、と思う。
688 :
無名草子さん:2006/03/07(火) 15:33:14
「メメント」の盗み
博士が施設に入って、未亡人と家政婦が電話するシーンがあるじゃん。
あのときの「義弟は、あなたを覚えることは一生できません。
けれど私のことは、一生忘れません」って台詞が、未亡人の勝利宣言というか
彼女の望んでいた成就なのかなと思っている。
この台詞を書きたくて、小川洋子はこの小説を書いたんじゃないかとも
思っている。
691 :
無名草子さん:2006/03/07(火) 18:55:43
>>690 映画ではそうなっていたの?(映画は見ていないので)
本では、家政婦とルートは博士が施設に入っても、定期的に会いに行っていた。
そこには未亡人も付き添っていて、二人で出迎えてくれたり、博士だけが
迎えてくれたりした。博士はいつもルートを見ると喜んでくれた。ルートは
近況報告をした。博士とルートはキャッチボールをした。未亡人が贈ってくれた
グローブをして。楽しそうな二人をみている幸せそうな家政婦と明るくはしゃいだ
未亡人。そして未亡人が「義弟はあなたのことを覚えることはできませんが、
わたしのことは一生忘れません」という。
これを勝利宣言ととると話が違ってしまうと思う。
未亡人の言葉の後に省略されているのは、「そして義弟はあなたのことを覚えることは
できないかもしれませんが、わたしはあなたがたのことを一生忘れません。ありがとう。
言葉では言い尽くせないほど感謝しています。」ということではないだろうか。
ちょっと勝ち誇ったように言ったのは、未亡人の現在の幸せの大きさを表わしていると思う。
天使が舞い降りてきたかのように、突然にやってきて、壊れた博士と未亡人の関係を
再生させてしまった魔法使いのようなふたりに対して感じるのは感謝の心だろう。
家政婦が博士の元へいくまでは、博士の世話は他人任せだった。これだけでも博士と
未亡人の間がうまくいっていなかったことが伺える。そして家政婦とルートが舞い降りて
一瞬のうちにすべてがかわり、博士が施設にはいるときには未亡人が付き添いにつく
ほど二人の中は再生している上にもしかしたら進展したのかもしれない。二人だけの
関係でいえば、もしかしたら一番幸せな時期が最後の最後に来たのかもしれない。
未亡人のセリフはその幸福感と感謝の表れだと思う。
690
>>691 勝利宣言と書いたのは、家政婦に対してという意味ではないよ
(もちろん、それも含まれてはいるけれど)。
それまでどんな家政婦も博士と精神的な交流をすることができなかった。
彼女はできた。それによって、未亡人は「自分も出来る」ということを
確信した。
だから、それまでの長い時間を敗北感と罪悪感で過ごしてきた未亡人は
それまでの自分に勝利した、という意味で書いた。
自分は、あなたのように、この小説を「博士と家政婦とルートの交流」の
物語がキモとなっているようには読んでいない。それを通じての、未亡人と
博士の恋愛の成就の物語だと思って読んでいる。
そこが解釈の違いなんだと思う。
擬似家族の物語でいいなら、未亡人は不要だ。
693 :
691:2006/03/07(火) 20:30:07
>>692 自分は、この物語の肝というものがあるとしたら、「博士、家政婦、ルート」の
交流であるとは思ってませんよ。この物語の肝というものがあるならそれは
「みえないもの」だと思います。まあ、その話はおいておいて。
>それまでどんな家政婦も博士と精神的な交流をすることができなかった。
>彼女はそれができた。それによって、未亡人は「自分もできる」ということを
>確信した。
自分はそうだとは思いません。博士が精神的な交流をすることは本当なら不可能
だったはずなのに、数奇なめぐり合わせで「新しい家政婦さんとその10歳の息子」
とであって、その息子を「ルート」と呼んだことから運命が動き始めたのだと思います。
「ルート」という名前が呼び起こす不思議な記憶を作者はなにも語らせていません。
しかし、毎日記憶がはじめから始まる博士が、まるで家族のように家政婦とその
息子と接することができた背景にはなにか「ルート」という名前にヒミツがあるの
ではないでしょうか?(深よみかもしれませんがw)
694 :
691:2006/03/07(火) 20:31:00
一目見るなり懐かしくいとおしい。博士にとってルートとそのお母さんはそういう存在では
なかったのでしょうか?「ルート」とは博士の兄だったのではなかったでしょうか?
この不思議なめぐりあわせを未亡人が知ることで、それからの博士と未亡人の会話は
「ルート」の話しで満たされたのではないかと思います。過去の「ルート」のなつかしい
話しに及び、悲しみにいきつくと、新しい「ルート」の話題がそれを明るくかえてくれ
愛情で二人の会話はみたされたことでしょう。
それまでの二人の会話は過去の世界からぬけでることのできないものだったと思います。
そしてその過去も救いのないものだったのではないでしょうか。ところが新しいルートを
話題にすることで、博士を新しい世界へ連れてくることができるようになりました。
悔恨や絶望が懐かしさを覆ってしまった過去の世界をうちやぶって、新しい生き生きと
した世界へふたり進むことができるようになったのではないでしょうか。
新しいルートを仲立ちに。
この話にある(かもしれない)見えないものは兄の存在だけではないと思います。
「この世には目には見えないが確かに存在しているものがあるのです」そういう言葉を
この本を読んで、思い出しました。未亡人は幸せと自身に満ちてはいるが、謙虚な
心境にあると思います。見えないものへ感謝している、と。
ウザス
e^iπ=-1の証明は数Vやってれば15分で理解できる。
興味あればぐぐってみれ。
「メメント」の盗み
ka
698 :
無名草子さん:2006/03/15(水) 22:31:27
今頃、読み終えました。
素直に良い作品だと思います。
未亡人は「友だち」と言った私に心が動かされたように感じました。
そして、未亡人は本当に私とルートが「友だち」だったと認めたんだと。
キモッ
700 :
無名草子さん:2006/03/17(金) 09:39:53
MBSラジオで、小川洋子さんの小説「博士の愛した数式」
(新潮文庫刊)を90分のラジオドラマとして制作・放送する
ことになった。柄本明と中嶋朋子主演
3/19 日曜 MBSラジオ 1179KHz 夜19:30~21:00
関東では曜日と時間がづれて
3/25 土曜 TBSラジオ 954kHz 夜19:00~20:30
脚本
倉持 裕(くらもち・ゆたか)
1972年神奈川県生まれ
戯曲「ワンマン・ショー」で第48回岸田國士戯曲賞を受賞
製作
大阪 毎日放送
ひとつ覚えみたいに何々のぱくりとか言うのは、どうかと思う。
記憶や数学をネタにした文学〜映像作品はいくつも挙げられる訳だから。
(数学ネタの短篇だと、高橋源一郎「素数」とか、
竹本健治「フォア・フォーズの素数」とか)
またおそらく、これからは本物の二番煎じ、三番煎じ(変な表現w)が現れるだろうし
ひとつのサブジャンル(ある種の記憶ネタ、数学者小説)を市場的に成功させた作品
ととらえる方が自然じゃないかなあ。
精神科医でも数学者でもないんだから、同じような素材を扱う以上、
脚本家や小説家は、何らかの資料に当たらざるを得ないし、
素人なこともあって、その資料に対してそうそう独創的な解釈は発表できないから、
同じような元ネタを使えば、結果的に似てきてしまうんだろうと思う。
(マスコミが騒ぎ立てるほど独創的ではない=ぱくり、は作者に気の毒)
702 :
無名草子さん:2006/03/19(日) 18:14:20
本には博士とわたしとルートの3人の輪が書かれているが、未亡人の存在を
通じると、ぼんやりと博士の兄の姿がうかびあがる。ルートと私に視点をずらせば
ルートの父親がうかびあがる。わたしと私の母へ注意を傾けるとわたしの父親が
うかびあがってくる。
ささやかな幸せを描いているがそれが波及している。自分が一番に興味がひかれた
のは、主人公の父親の影だ。主人公のわたしは父親を知らない。無意識のうちに父
性を求めて、それを知ろうとしている。男とはどういうものか知ろうとしている。
それを求めて、高校生の時に手ひどい失敗をしている。臆病になりながらも
それでもなにかを知ろうとしている。博士との出会いによって彼女は数学と
信頼だけではなく、信頼のうちになにか自分の知りたいことを知った。そして
父性とは?男とはどういうものだろうということを一番に知ることができた
相手は息子だった。落ち込んでいる時「ママは美人だから」といってなぐさめる
不思議な生き物。自分とはまったく違った、しかしとってもいいもの。主人公が
博士との出会い、ルートの存在と成長から自分もまた成長し、今まで欠落していた
なにかを取り戻している、回復している、生まれ変わっている。
自分が一番この本で心ひかれたのは、主人公が欠落していた父親というものを
自分のなかに取り戻し、理解し、成長していく姿だ。みんながあたりまえに持っ
ているなにかが自分にないということが人生を狂わすほどの心のわだかまりになる
ことがある。しかし人間にはそれを取り戻し、再生し、幸せを掴む強さもあるの
だということが浮かび上がって見えた。直接にそんなことは言っていないのに
感じられた。
小川作品は余韻があり、時には音楽が聞こえるようであったり、昔見た印象的な
建築物がうかびあがってくる不思議な効果があると思う。
↑
自分のブログにでも書けば?
いい加減うざい
704 :
無名草子さん:2006/03/19(日) 22:44:44
そうかな?
同じ作品を読んでも、人それぞれ感じることや解釈も違うけど>702の感想は興味深い。
私自身が、読んで良いと感じた作品を他の人が、どう感じたか聞きたいから感想を書き込んでほしいんだけど。
706 :
704:2006/03/19(日) 23:09:23
>704は書き込みましたが>702は別の人です。
自演じゃありませんが、受け入れられてないみたいですね。
じゃあ、どういった内容ならいいのでしょうか?
707 :
無名草子さん:2006/03/20(月) 08:33:53
小川洋子といえばクリストファー・ノーランの映画「メメント」を盗ん
だぱくり作家として知られている
池谷裕二・糸井重里「海馬」のなかで
海馬を切り取られた主人公が長期記憶を失ったため
メモをとりながら犯人を追う物語と紹介されてるのを読んですぐさま
ぱくった人間である
最低のクズだな
451 :名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/30(月) 10:35:40
>>448 それやたらと指摘されるけど、
現実の記憶障害者がそういう行動とるんだから、
「現実のまねをするな!」と批判しているに等しいぞ。
>>707,708
週刊誌の見出しとか鵜呑みにして
原典に当たらないタイプと見た
711 :
無名草子さん:2006/03/21(火) 16:30:06
リンゴが赤いのもイチゴをパクッたといいたのかね。
夕張メロンが赤いのは、スイカが赤いのをパクったのかね。
記憶障害の患者さんがメモをとっているのも、メメントのパクリなんかね?
>>711 全然喩えが間違ってるぞw
見苦しいな・・・
見苦しいな・・・
>712全然の使い方が間違ってます。
話言葉主体の2ちゃんで揚げ足を取るバカ
見苦しいな・・・
↑
見苦しいな・・・
久しぶりに新作出るらしいよ。四月に二冊。
719 :
無名草子さん:2006/03/23(木) 02:23:21
ラジオドラマどうでしたか?
720 :
無名草子さん:2006/03/23(木) 07:18:57
小川洋子といえばクリストファー・ノーランの映画「メメント」を盗ん
だぱくり作家として知られている
池谷裕二・糸井重里「海馬」のなかで
海馬を切り取られた主人公が長期記憶を失ったため 短期記憶しか使えないため
メモをとりながら犯人を追う物語と紹介されてるのを読んですぐさま
ぱくった人間である
パクパクパックン
722 :
無名草子さん:2006/03/23(木) 11:44:23
>>720 >短期記憶しか使えずメモをとりながら犯人を追う物語・・・
短期記憶は20〜30秒しかないから、無理だろう。
短期記憶というのは、心理学用語で、ヒトが電話するときに一時的に
数10秒電話番号を覚える時のような短い記憶のことで、量的には数字
でいえば7個くらい(ごく少量)をごく短期間(秒単位)覚えているような
記憶のこと。
723 :
無名草子さん:2006/03/23(木) 12:01:06
724 :
無名草子さん:2006/03/23(木) 17:16:56
>>720 短期記憶しかないなら、社会生活はできないですよ。
725 :
無名草子さん:2006/03/25(土) 13:14:48
ぱくりの意味も分からず、コピペするなよw
728 :
&rlo;!!!き好大ケリタモ:2006/03/26(日) 23:06:18
>>720 ジョジョの荒木だってパクってたんだから
許してやれよ
729 :
&rlo;!!!き好大ケリタモ:2006/03/26(日) 23:07:17
>>722 どうでもいいけど、人に突っ込むからにはちゃんと映画見てから言えよ
無知を晒すなw
730 :
無名草子さん:2006/03/26(日) 23:54:33
>>729 無知をさらしているのは、
>>720の方だよ。
「短期記憶」がどういうものか、全くわかってない。
「短期記憶しか使えず」という表現もおかしい。
あまりにも言葉の意味に対して雑すぎる。「短期記憶」など
辞書を引けばちゃんと載っているレベルの簡単な言葉だ。
>短期記憶しか使えず・・
なんて意味不明な説明をされると、映画や本も迷惑をこうむるだろう。
731 :
&rlo;!!!き好大ケリタモ:2006/03/26(日) 23:59:31
732 :
無名草子さん:2006/03/27(月) 04:20:10
>>730 ものがたりの世界の話に必死で反論しなさんな
ぱくりは隠蔽できませんよ
「ぱくり」にはならないよ。ひとつのネタの使い方がありがちだっただけ
そのため、低能にも突っ込みどころが出来てしまったように見えるだけ
(それは単なるパターンで、近代小説の成立を見れば、別にどうってことはない)
ぱくりだという輩は、ベストセラーや話題になった映画しかチェックしてないんだろ
「ぱくり」と一言で片付けてしまうと、本質的な批評を蔑ろにすることで
結果的には、作品をマンセーするのと大差ないことになっちゃうんだけどね
734 :
無名草子さん:2006/03/27(月) 07:16:53
漢字の読めない奴が、平仮名だけを拾い読みしているみたいだなw
これはジャンルとして認定するということでいいだろうね。
737 :
無名草子さん:2006/03/28(火) 16:31:45
memoとって生活するのは実際の記憶障害者がしていることなので、
パクリとかいわれても、、、
弁解が必死過ぎw
弁解しなくちゃいけないのは、
>>738の方。
根拠もない盲目マンセー読者と同レベルで、話にならない。
O川Y子のベストセラーは映画○メントのパクリって、
ゴシップ誌の三行知識かよw
必死な人はなぜ同様の指摘をされるのか考えた方がいいね
なんて便利な必死
必死杉大賞でも狙ってるのかw
『沈黙博物館』は
村上春樹の『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』
に、なんとなく似ていますね。
春樹の影響あるね。チルドレン言われてる人たちほどじゃないにしろ。
「沈黙博物館」のラストが良く分からないのだが。
「僕」の一人芝居もしくは妄想だったってことか?
読解力なくてスマソ
746 :
無名草子さん:2006/03/32(土) 01:00:32
江夏の背番号28が完全数というなんだか特別な数字だとは知らなかった。
自分は2+8=10、カブでいえばブタだ。とよくない意味でしか28を
とっていなかった。完全数でありブタである・・なんとなく言い得ているような。
数字とは魔力があるのかな。
ハァ?
結局、世界から隔離されたあの街の住人になってしまったんじゃないのでしょうか?
お兄さんの顕微鏡を形見として展示しましたが、お兄さんが死んだということは
書かれてありませんでしたよね?
手紙が届かなかったのは、お兄さんが行方不明になったからではなく、
あの街が、世界から遠く離れたところに存在しているからだと解釈したのですが…。
ぜひ、皆さんの解釈も聞きたいです。
解釈かあ・・・。難しい。読後こんなにハテナマークが飛び交った作品は久々だ。巻末の解説を読んでもよくわからなかった。
なんだか「世にも奇妙な物語」に出てきそうな話だなあ。
兄さんに手紙が届かなかったのは、「兄さん」という存在が「僕」の空想(あるいは妄想)で作られた存在なんだと思った。
だけどその後、ホームに電車が来ないことやその向こうの風景の描写、そして少女が都合よく修道院周辺に現れたところを見ると、村自体がこの世とは隔離された場所という気がした。
村の存在が「僕」の空想のようにも思えるし、隔離された世界に「僕」が博物館建設の仕事をきっかけに迷い込んできたのかもしれないし・・・。難しいな。
誰一人固有名詞が出てこず、「老婆」「庭師」などの肩書きや風貌で語られていたのにはなんだか妙に納得してしまうとこらがあるけど。
小川洋子と野球ってすごいミスマッチだと思った。
そもそも野球好きだったのだろうか?
それとも意味を持たせる数字として野球のスコアとか背番号が必要だったのかな。
751 :
無名草子さん:2006/04/04(火) 18:33:24
752 :
無名草子さん:2006/04/04(火) 19:15:21
小川洋子といえばクリストファー・ノーランの映画「メメント」を盗ん
だぱくり作家として知られている
池谷裕二・糸井重里「海馬」のなかで
海馬を切り取られた主人公が長期記憶を失ったため 短期記憶しか使えないため
メモをとりながら犯人を追う物語と紹介されてるのを読んですぐさま
ぱくった人間である
そこらのポピュラーサイエンス本で勉強したのがよくわかります
>そこらのポピュラーサイエンス本で勉強したのがよくわかります
だな。講談社ブルーバックスを買い込んで(笑)
別に、勉強するようなもんでもないだろ
記憶喪失をネタにしたドラマや小説がありふれているのと一緒
『メメント』は微妙だけど、誰も「海馬」のことなんか一々覚えていないよw
小説では「ぱくり」(厳密には「ぱくり」じゃないけど)が問題じゃない。
例えばP・K・ディックなんて、そこらのアイデアの寄せ集めで、
自分の世界を構成できた訳で。
小川洋子の作品に、それが出来ているかを問うべきであって、
このネタはどこから引っ張ってきたから駄目、というだけでは
これはベストセラーだから優れた小説と言い切るような単細胞と一緒。
756 :
無名草子さん:2006/04/08(土) 00:22:11
「ぱくり云々」(実際はぱくりではない)の書きこみは
単なるいやがらせ。有名税みたいなものだ。ベストセラーになったら
なんやかんや言われるのはよくあること。
757 :
無名草子さん:2006/04/08(土) 00:32:19
>>754 頭悪い奴だな。
>そこらのポピュラーサイエンス本で勉強したのがよくわかります
これなら数式のご託のことに決まってるだろ。
2ちゃんの短文を誤読するようではお前は単細胞以下だよ。
な〜にが「w」だか。お前の存在自体が「w」だろうがよ
758 :
無名草子さん:2006/04/08(土) 00:49:40
759 :
無名草子さん:2006/04/08(土) 00:51:26
>>758 具体的にどうぞ
見苦しい逆ギレwwwwww
760 :
無名草子さん:2006/04/08(土) 01:30:37
>>759 では、いいます。
>>753では、具体的に例示していません。
したがって
>>757のいうことは不条理。
>>757のほうが頭悪いです。
逆ギレでもありません。なぜなら具体性を欠いているのは
>>759だからです。
自分勝手な思いこみであいまいなことを並べて
人の意見にケチをつけています。それもケチのためのケチ
つまり単なるいいががりです。もうこれからはスルーしていいのでは?
761 :
無名草子さん:2006/04/08(土) 01:45:49
お取り込み中悪いですが博士の〜とブラフマンを読んで彼女の世界に入りました。
大変惹かれました。
次にアマゾンで買って読む作品を悩んでるのですがみなさん何がお勧めでしょうか?
>>760 あんたこそ誰も具体的に例示していないのに、
パクリの指摘と思い込み過敏に反応しているだけに思える。
・・・・・・相当頭悪そう。
763 :
無名草子さん:2006/04/08(土) 02:04:37
自演臭いなw
765 :
無名草子さん:2006/04/08(土) 05:39:33
チェバとメラネウスってメラネウスが覚えにくいかと思ったけど
そうでもねぇのな。
おまえらどう思う?
>>761 長編なら密やかな結晶、短編なら薬指の標本とか
767 :
無名草子さん:2006/04/08(土) 16:33:32
薬指がもっとも小川的と思う。
768 :
761:2006/04/08(土) 19:17:52
成程ー
薬指の標本気になってたんだよね。次はこれにしよ。
あと余白と結晶ね。
よし。図書館に無いからアマゾン注文逝ってきやす。
769 :
無名草子さん:2006/04/10(月) 03:13:52
ここの住民頭悪杉
この人、比喩表現がきれいだよね。
771 :
無名草子さん:2006/05/05(金) 02:29:06
そうだね
遅れ馳せながら「博士の〜」読了。
穏やかでやさしくてちょっと切なくて、雰囲気はいいと思う。
が、そこまで絶賛されるようなもんでもないような…
世の中には数学コンプレックスが多いのですよ
なかなか目の付け所が良かった
「博士の愛した化学式」 としてサリンの化学式などを持ち出したら冗談ですまなくなるからね
774 :
無名草子さん:2006/05/06(土) 13:44:54
新刊出てたんだね。題名だけでは、また似合わずほのぼの系ぽい。
775 :
無名草子さん:2006/05/06(土) 23:24:57
王様のブランチで絶賛されてた
途中から見てほとんど内容分かんないんだけど
紹介してる女の子がインタビューしながら泣いてて
何故だかもらい泣きして笑えたw
明日本屋さん、行ってこよ
3冊くらいでてるけど、絵がついてるの怖そう
>>776 挿絵、『寡黙な死骸 みだらな弔い』の単行本と同じ画家だよね?
778 :
無名草子さん:2006/05/27(土) 23:02:22
博士の愛した数式。文庫でいうなら174ページ目で終わっても、それはそれで面白かったかも
大学のレポートの課題で、
今読み終えました。
実はこれ、俺が生涯で初めて読んだ小説です。
家政婦を解雇された辺りでわくわくしたんだけど、
なんか終わってみれば普通だった。
山というものがなく平和的に幕が降りた。
でも内容はともあれ、
俺にとって記念すべき思い出深い作品となりました。
780 :
無名草子さん:2006/06/04(日) 20:26:29
文系の人間はこういう題名に弱いんだよな。
781 :
無名草子さん:2006/06/16(金) 16:41:47
ブクオフで単行本105円で売ってた。買ってみようかな。
782 :
無名草子さん:2006/06/16(金) 16:49:54
783 :
無名草子さん:2006/06/17(土) 20:04:28
高校の読書感想文の課題図書がこれだったので、半年ぶりに読んでみたのだが、やっぱいい話だな。して、Nってのは未亡人さん?かといって、それは感想文には書けないし。うちの高校ってお固めの進学校だしさ。
75 名前: 投稿日: 02/03/13 08:04 ID:q2GHXKSG
「帝京大生お断り」っていうアパートがかなりあるらしいよ(実話)
マナーがヤンキー高校の生徒よりも悪いんだってさ。
帝京ってオウム並みに差別されてるね。
憂さ晴らしに教員を二人がかりでリンチしたアホや警備員の顔に
スパイクを履いたまま跳び蹴りを食らわせたキチガイもいたってさ。
ものすごいイジメにあって校舎から飛び降りた学生もいたらしい。
学生食堂は暴走族のたまり場みたいになっていて勝手に席に座るとイジメられるとかもね。
このドキュソ以下の大学は他にも麻薬とか放火とか臭い話は挙げればキリがないよ。
帝京大学過去の犯罪特集
http://choco.2ch.net/news/kako/1015/10154/1015445145.html
786 :
CHI:2006/07/19(水) 13:00:08
小川作品では、ダイビングプールというのが1番心に残っています。
787 :
無名草子さん:2006/07/24(月) 16:13:35
読んでみたけど、退屈なだけで、何の感動もなかった。
俺って、やっぱし、感受性も低いし、頭も悪いんだと思う。
評価の高い作品だけど、俺のようなバカにはわからない。
本の方がすごくよかったから、映画のほうも見て見たいと思ってるけど、
見た人いる?
どっちも糞かと
790 :
無名草子さん:2006/07/25(火) 12:00:52
きっとラストは、涙、涙、涙の感動が待ってると我慢して読んでみたが
なーーーーんにもなかった。数式にも、大した意味ないし。
抜きどころのないAVを、チンポ出して、最後まで見たって感じかな。
791 :
無名草子さん:2006/07/25(火) 12:19:09
おいらは沈黙博物館が好きだな
792 :
無名草子さん:2006/07/26(水) 02:30:09
ドラマチックな展開とか、ロマンやスリルもなく、まったりした筋書きだけど、じわっとした感動もあったし、あったかい気持ちにもなれた。
読んで良かった。
映画は、観てないけどラジオドラマは興味ある。
うーん微妙な作品だね。駄作に思う人も沢山いると思う。
リアリティがないから、人によっては嫌悪感さえ覚えるかも。
記憶のぴったり80分の設定から登場人物の性格までご都合主義
が行き過ぎた気がする。
とにかく題名は上手かったなと思う。
794 :
無名草子さん:2006/07/26(水) 16:10:52
>>790 お前の見てる低俗なAVと一緒にすんな、このボケ!
小川先生に失礼だろ。お前になんか読んでほしくねえよ。
小川洋子の作品は、起承転結というよりは淡々と流れていく話が多いから
人によってはそりゃ好き嫌い分かれると思うが、AVのたとえはひどすぎるなw
796 :
無名草子さん:2006/07/27(木) 07:22:57
DVDのレンタルはじまったよ。
>>794 AVと違った意味で低俗。
付け焼き刃の数学知識で韜晦する姿勢が低俗。
798 :
無名草子さん:2006/07/29(土) 07:55:54
余白の愛
を読んだ人はいない?1番好きな小説
寒すぎ
800 :
無名草子さん:2006/07/30(日) 23:07:40
もう出口なんかない。どんなに考えてもこれ以上よくなる見込みなし。
期待できない未来、あきらめの人生。私にはいいところもいっぱいあるのに・・
なんの役にもたたない。裏目裏目の人生。これから先だっていいことがある
とは思えない・・ところが人生って、何があるのかわからない。悪い意味ばかり
ではなくいい意味でも。人生だってハイテイ、ツモがある。
エルデシュの伝記のほうが100倍おもしろいよ。
実話だし。
802 :
無名草子さん:2006/07/30(日) 23:45:56
「あ、雷が。林間学校へいっているルートは大丈夫かしら。雷にあたったり
しないかしら。」私はそれが杞憂に過ぎないことは十分に知って言っている。
只の話題つくりにしかすぎない社交的な会話に過ぎなかった。私にとってだけは
ちょっぴり本音だったけれども、私にとって縁もゆかりもないひとたちにとって
は「そんなことあるわけない。馬鹿だな。」ですまされる話題のはずだった。
でも博士は真剣に私を安心させようとしてくれた。博士は私に特別な関心があるの
かしら?いや、そんな風ではない。だったら馬鹿だな。と私は思った。でも
それが無償に有難かった。嬉しかった。博士はなんてすばらしい人なんだって
思った。心のなかで「ありがとう」と手を合わせながら、私は博士に甘えた。
コピペ馬鹿
804 :
無名草子さん:2006/08/07(月) 21:42:10
小川洋子って
一学年に一人はいる大人しくて真面目で陰気で頭が良い女生徒だったんだろうね。
>>804 やっぱりわかります?
その通りだったらしい(絶句
806 :
無名草子さん:2006/08/07(月) 22:50:55
頭が良さそうに見えるの間違いな
橋下弁護士と同じ
へ?橋下はクラスに2人ぐらいいる
不良ぶったええかっこしいのガリ勉だろ。
>>787 うん、つまんない。結局何が言いたいんだろうかと疑問に思う作品だ。
退屈って言葉がピッタリ。嫌いでもないけどね。
小川洋子は「博士の〜」より「妊娠カレンダー」とかの方が面白いよ。
810 :
無名草子さん:2006/08/14(月) 21:10:00
博士の〜から読み始めた人が他作品読むとびっくりするだろうなあ。
「ホテルアイリス」とか特に
他作品も別の意味でびっくりするほどくだらん
812 :
無名草子さん:2006/08/17(木) 10:08:47
「やさしい訴え」を読んだ。
つまんねー。
この人の作品に出てくる「夫」って医師が多いね。しかも
たいてい愛人がいる。
>>787 セカチューみたいなもんだったな。
世間の評価は異様に高いけど、読んでみたらなにも残らなかった。
814 :
無名草子さん:2006/08/22(火) 23:38:54
【盗作3バカ】のスレに
田口ランディ本人後輪中?! 盗作犯人同士がバトル?!
817 :
無名草子さん:2006/08/31(木) 02:39:17
>>812 そうだっけ?他に医師の夫が出てるのってどれ?
ってかアンチだらけだなこのスレww
医師に愛人ってステレオタイプすぎ。
通俗小説のレベルだな
博士の愛した数式
の記憶が80分でメモをとるなんて
クリストファー・ノーランの「メメント」そのままだし
糸井重里・池谷裕二「海馬」でも読んだかな
そこらの科学入門書読んだ形跡があるよね
盗作とは言いたくないが
>>820 盗作の意味、わかってない奴がたまに紛れ込んでるよね
重力を利用したトリックのミステリー作家は、ニュートンのぱくりか?って
小説に描かれている事象全てを作家自身が「発見」する意味なんてない訳だし
逆に、ちゃんとした物書きならば、周辺の資料を押さえているのは当然
その際、ネタ元がばればれで、かつ生かし切ってないならば、そこを批評すべき
作品のネタばれしたところで、その文芸的価値を左右する度合いは低い
北海道第七回中学学力テスト国語に博士の愛した数式登場
824 :
無名草子さん:2006/10/24(火) 18:45:33
ハイハイ売れてよかったね。
それがどうしたの?
>>821 >重力を利用したトリックのミステリー作家は、ニュートンのぱくりか?って
詭弁の極致。
なんでそんな極論になるんだ?
小学生かお前はw
何世紀も前のマイナーな小説の設定に偶然似ているならともかく、
「メメント」「海馬」との類似点は多すぎる。
モンタージュのように作られたあざとさは否めない。
偶然とかでなくて、一応、意識的なんだろ?
書く前に、その周辺の知識をさらっておくのは基本
問題はリサーチ結果を作品に上手く活用できているかが
評価の分かれ目になるのであって
単純に某を参考にしている、って
それだけで、ぱくりになるのか?という論旨じゃないの
>>826には、言わんとする「あざとさ」を批評してほしいなあ
ま、最近、記憶ネタの映画や小説が多すぎて、食傷してはいるんだが
「あざとさ」の意味もわからんのか・・・
低能なライターでさ、何でも「しょっぱい」と言えば
片付くと思ってる豚さんがいるんだよ
それを思い出した
何処の3流誌のライターだかw
そもそも「あざとい」と「しょっぱい」には何の関連性もない。
小川作品では「寡黙な死骸 淫らな弔い」が一番好きだから
勝手に傾向が似てそう、と思った「おとぎ話の忘れ物」注文してみた
このスレでは一度も出てないから特に面白いものじゃないのかな
にしてもホテルアイリスすごい評判悪いなw
逆に読んでみたくなったよ
832 :
無名草子さん:2006/11/20(月) 05:41:28
ホテルアイリスは博士〜の次に読んだから尚更ダメージが
ホテルアイリスは確かにちょっとアレだったw
でもまあ博士より好きだな。小川洋子マニアとしては。
834 :
無名草子さん:2006/11/23(木) 20:30:28
いきなりですが、この本を通して作者が伝えたかったことってなんだと思います?
835 :
無名草子さん:2006/11/23(木) 20:32:15
ルート萌え
836 :
sage:2006/11/24(金) 01:37:02
838 :
無名草子さん:2006/11/25(土) 15:29:09
「薬指の標本」や「寡黙な死骸みだらな弔い」みたいにヒンヤリとした文体で残酷なおとぎ話のような作風が好きだから、
「博士〜」のあたたかい感じは小川さんらしくないな〜と思いながら読みました。
普段、本読まない人だったら”なんじゃこりゃ”って感じでしょうね。
最新作?の「ミーナの行進」には、なぜか素直に感動☆あたたかくて優しくて、ちょっと切ない物語です。
「博士〜」がダメだった人にもオススメ
どの作品も生理的に嫌い
伏線が最後にはどうなるか楽しみにして読むが、最後まで何も無しパターンが多いな
841 :
無名草子さん:2006/12/20(水) 00:01:31
ぬるぽ
>>234 よっぽど馬鹿だったんだな
計算苦手だから数学苦手ってのはないよ
計算が得意でも幾何でつまづくやついるし、逆に計算が苦手でも幾何で開眼するやつもいるし
両方できなかったなんて大変だなwww
数学=計算って思ってる人は高卒・Fラン大に多い
844 :
無名草子さん:2006/12/21(木) 19:55:16
あれ馬鹿だからめんどくさいことになってるじゃんwww
おまえ見抜けないのか
846 :
中川泰秀 ◆tyvkWCNtzY :2007/01/10(水) 16:21:14
>>1
私の常連の数学板にこのスレッドがあったような気がするなあ。
この小説の問題点。
@ 数学としては最大限見積もっても大学数学コース3年レベル。
A 野球の話が多すぎる。
B 子供が数学教師になって終わりというのはありきたり。
ただ、家政婦の日常生活は良く描かれていた。さすが芥川賞作家か。
847 :
無名草子さん:2007/02/12(月) 17:15:15
188ページの4行目がおかしい。
×一時間と十分
○一時間と二十分
と思うが
本屋さんなんとかのタイアップか?
849 :
無名草子さん:2007/02/24(土) 03:42:08
この本、前に買ったが最初の何ページか読んだら、あまりしっくりこなくて読むのやめてました。今思い出したのですが。
『ミーナの行進』はおもしろいのかな?
ミーナの行進は凄く良かったんだが、そんな俺は博士の〜も好きだからなぁ
最初の数ページで判断するなら、ちらっと立ち読みしてみれば?
読む価値無し
>>840 伏線の結果をあえて書かないことで、読者に想像の愉しみを残してくれてるんだと思うよ。
小川作品、そんなに読んでないけど、この人は自らも想像することに喜びを感じながら書いてるんだろうなというのが伝わってきて、想像力、妄想力が豊かそうだな。
「博士の〜」は数学の面白さを伝えてくれるし、ほんのりハートウォームなとこも一般受けしたんじゃないかなぁ。
あといくつか読んだのは特に話としてどうこうとかはなく、こういう雰囲気を受付けない人には退屈だろうと思う。
けどイメージを促すような描写や文章のうまさと、ほんのりブラックな辺りがわりと好きだ。
がっつりブラックでしっかりオチもついてる「ダイヴィング・プール」は面白かった。
意味不明。
何が夢だか…
>>443 >>446 >>702はスバラシイ感性と読解力の持ち主だな。
原作より感動したw
ベストセラーはもちろん売る側の戦略でそうなるわけだが、
でもここまで含みを持たせて濁すこの作者ってやっぱ相当な曲者だな。
その性根が変わってないとわかると一見ヌルい「博士〜」が作者の進化(深化)の作品だったんだな。
あと博士や他の小川作品の独特なキャラクターの裏は広汎性/発達/障害辺りででググってみてもより理解が深まるかもしれない。
沈黙博物館は映画化したら相当怖いなw
858 :
無名草子さん:2007/03/31(土) 06:00:28
次回作はチェス
若島正に取材中
1位『一瞬の風になれ』/佐藤 多佳子(講談社)
2位『夜は短し歩けよ乙女』/森見 登美彦(角川書店)
3位『風が強く吹いている』/三浦 しをん(新潮社)
4位『終末のフール』/伊坂 幸太郎(集英社)
5位『図書館戦争』/有川 浩(メディアワークス)
6位『鴨川ホルモー』/万城目 学(産業編集センター)
7位『ミーナの行進』/小川 洋子(中央公論新社)
8位『陰日向に咲く』/劇団ひとり(幻冬舎)
9位『失われた町』/三崎 亜記(集英社)
10位『名もなき毒』/宮部 みゆき(幻冬舎)
860 :
無名草子さん:2007/04/07(土) 11:28:00
本屋大賞なんてなんの価値もないよな
本屋大賞ってまさに八百長だろ。
大手版元の売りたい本が談合で決まるってことだろw
ブラフマンて何だろう
カワウソ?
ぽいね。でもカワウソってあんなに尻尾長くないから
やっぱ架空の生き物なんじゃない
映画観た。
なんか微妙だな。
>>865 最後が微妙‥というか、意味不明だった。
実況からきたが全体的にはよかったとオモ。原作の方
がよかったっていうレスが沢山あったからこれから買
ってくる。
原作が上なのは当然だがこれは映画も良かったよ。
映画は尺が決められる為に多少の原作変更は仕方ない。
868 :
無名草子さん:2007/05/21(月) 17:56:18
寺尾聡の博士が若すぎる 原作のイメージと大違い
869 :
無名草子さん:2007/05/21(月) 23:42:18
映画を先に見たから原作の博士ジジイすぎるとオモタ
原作も映画も糞だよ
違う意味でな
871 :
無名草子さん:2007/05/24(木) 22:47:01
映画のラストで
ルートが黒板に書いた「時は流れず」って、原作を踏襲してるのかな
結晶以来読んで無いが、久しぶりに興味を惹くお話だった
872 :
無名草子さん:2007/05/26(土) 06:13:53
√の説明が不適切だった
873 :
無名草子さん:2007/05/26(土) 08:01:12
>>870 共にツッコミどころ満載なのは判る。良い作品か、
どうでも良い作品かは分かれるな
>>868 おれもそう思う。おひょいさんがやると信じていた・・・
>>129 まんまだったんだね・・・・ルート目線ww
876 :
無名草子さん:2007/07/14(土) 04:25:56
>>874 俺もおひょいさんだと信じてたwww原作読んでる時は脳内でおひょいさんがセリフ話してましたw
自分もおひょいさんだとwww
でも映画化されてもそんなにガッカリしなかった作品は久々だ
878 :
無名草子さん:2007/07/21(土) 10:07:39
おひょいさん主演でテレビドラマ化したのが見たい
こんな糞小説と糞映画にがっかりしないのは異常者
今日DVDで初めて見たんだけどさ
ルートはドラマ「砂の器」の秀夫役の子なんだね
881 :
無名草子さん:2007/08/15(水) 22:02:20
映画はひどいよ
原作未読ですが。
原作自体ひどい
「薬指の標本」映画、
標本技師の役、オッサンすぎ。
貴婦人Aはファンタジーだね。
現実離れしてる登場人物出しすぎだし
ストーリーもややご都合主義というか強引な展開が目立つ。
面白かったけど、ありえない設定はもうちょい抑え目にしてほしいよ。
小説としてはおもしろくなかったけど、
岡山市民なんでモデルとなった場所を推理しながら読んでた。
野球場は県営球場で、
博士の入院した施設は児島湾のそば、
ルートの大学は岡山大学教育学部。
ルートの父親は岡大か理大で、三菱自動車の社員かなw
博士の兄が繊維工場を経営してたって設定は、
小川洋子さんが倉敷で暮らしてた頃の経験からだと思った。
阪神の試合がほとんどラジオでしか登場しないのは、
岡山では巨人戦しか放送されないから、とってもリアルだった。
それマジで言ったん?ソースあんならすぐ出せ
マジなら2ちゃんねら総力を上げて潰すが
889 :
888:2007/09/24(月) 07:54:54
悪い、誤爆。今気づいた…
小川と石田衣良メディアに出すぎてウザイ
メディアに露出してる暇あるならもっと良い本書いてくれ
今更ながら読んでみた。
この小説のラストで、
博士が80分たっても「ルート」と「わたし」のことを覚えていて、
「ルート…!!」とつぶやきながらルートを抱き締める。。
というものを何故か勝手に妄想しながら読んでました。
でも意外とあっさり終わりましたね。
892 :
無名草子さん:2007/10/09(火) 00:00:50
ここまで誰も「エルデシュの伝記のパクリ」と指摘しないところが
いちおう最後の参考文献には載ってるけど
この本半分くらい伝記そのまんま
>>892 数学好きの批評に耐える小説ではないことは指摘するまでもなく明確だからね。
阪神ファン向けの小説だな。
球場に入って、スタンドに出たところの描写が感動的だった。
後「亀山」と叫んでいる男のところとか。
895 :
無名草子さん :2007/10/31(水) 18:47:08
これの映画が良かった。
俳優の演技が光っていた。
だから、本の内容もこんな感じかと思っていた。
でも寂しい内容だとわかった。
896 :
無名草子さん:2007/10/31(水) 19:54:50
>>893 数学と呼ぶより算数。専門誌の懸賞論文で稼いでいるなら‥
と期待したくもなる
>>885 映画での冒頭、吉岡秀隆の中学教師役から先ず映えていたな。
>>885 笑わせてもらいました。おもしろい。
ルートの大学は岡山大学教育学部もあるが理学部もあるかも
野球場も県営球場もあるがマスカット球場もある
博士の家が岡山にあったのかくらしきにあったのか?
博士のいる施設に行くためにバスに乗る、夏のカンから照りのバス亭も
いかにもありそう。
898 :
無名草子さん:2008/03/08(土) 09:48:01
woops
>>838 逆に博士〜は冷徹な話だと思ったわ。
喜ばせようとしたのに、博士の行動(ケーキを壊す)によって、
自身を精神的に追いやってしまったのかなって解釈してたから、
博士の相手を思いやる気持ちすら、悲しみに還元されていく展開に
ああそんなささやかな優しささえ、報われる結末にはしないんだなって。
900 :
無名草子さん:2008/03/09(日) 20:50:16
あけぼの家政婦紹介組合は、瀬戸内海に面した小さな町にあるというから
児島とか倉敷方面かな?
どうでもいい
くだらん(作品自体も)
902 :
無名草子さん:2008/03/09(日) 21:21:26
>>899 >悲しみに還元されていく展開?
あの場面はをそうとっては読みが足りないと思う。
確かに博士の病気は進んでしまった。博士の記憶は80分ももたなく
なってしまった。それは悲しいことだが、それは必ずいつか来ることだ。
しかし、あなたは気がつかなかっただろうか?施設にはいってからの
博士と義姉は一緒にいたということに。
それまで、家政婦とルートが来るまでは、義姉は博士の世話を家政婦
まかせにしていた。これは博士と義姉との関係が壊れていたことを意味
すると思う。四六時中一緒にいることができなくなっていた。しかし
施設に入る段階では、博士と義姉の関係は回復している!!
「施設にお世話に伺いましょうか?」という家政婦に対して、義姉は
「私がおります。(だからあなたはけっこうです)」と答えている。
そのあとのルートと家政婦が博士と義姉のいる施設にお見舞いにいく場面
は瀬戸内の陽光にあふれている。それは義姉の幸せもまた反映している。
もうだめだと思った。なにもかにもうまくいかなくなってしまった。絶望を
をなぐさめるにはあきらめしかないような日々。それなのに、それを覆す
ような幸せが来た、最後の最後に。博士と義姉の幸せに家政婦とルートも
またうれしく寄り添い、著者もまたそっとやさしく触れている。
わたしはこの小説大好きです。
優しい作品だけど小川さん特有のひんやり感がいい仕事してます。
ってイミフ?
変態がいるんだね
905 :
無名草子さん:2008/03/12(水) 19:53:12
>>903 そうですねw、ひんやり感がいい仕事してますねw
書き方によれば感動ストーリーになるところをひんやり感が抑制している。
そこがいいですね。
自演にも程があるだろwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
903 :無名草子さん:2008/03/10(月) 15:25:19
わたしはこの小説大好きです。
優しい作品だけど小川さん特有のひんやり感がいい仕事してます。
ってイミフ?
905 :無名草子さん:2008/03/12(水) 19:53:12
>>903 そうですねw、ひんやり感がいい仕事してますねw
書き方によれば感動ストーリーになるところをひんやり感が抑制している。
そこがいいですね。
907 :
905:2008/03/12(水) 23:30:44
905ですが、903とは別人です
もういいからwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
>>902 いや、読みが足りないとかじゃなくて、解釈の違いだと思う。
呆けた後、姉と一緒にいるって指摘を受けても、やっぱり自分の持った
悲しい印象は変わらないし、むしろ
>>「私がおります。(だからあなたはけっこうです)」の
私がおりますより、だからあなたは結構ですの方が大きな意味があると思う。
910 :
無名草子さん:2008/03/14(金) 11:14:27
>>909 義姉の意味に気づいていないのでは?
義姉は博士にとっていわば数学の女神様。永遠にあこがれつづける存在。
家政婦とルートは、本箱にかくしてあったクッキーの缶の中身を見たことから
義姉と博士の関係を察している。そして尊敬する博士のあこがれの女性である
人に対して敬意の念を心の根底に持っている。
そして二人がうまくいっていないのも感じていた。義姉の「私がおります」という
発言は家政婦にとって驚きだっただろうが、それは不愉快なものではなかったと
思うよ。それら登場人物たちのデリケートな思いを著者はそっと扱っている。断定
や思い込みをさけ、やさしく細やかにトーンを落として描いている。そこから
なにを感じるかは自由だが、老いた人たちに訪れた幸せを見落としてはもったいな
いと思う。それは私たちにも訪れる小さな慎み深い恥ずかしがり屋の幸せに気づく
ことにも通じていると思うから。
ここはあなたの日記帳や落書き帳ではありません。
チラシの裏にどうぞ
どう感じるかは100%個人のものという前提で口をはさみます。
>それは不愉快なものではなかったと思うよ
私も上記と同じような感想を持ちました。
博士への尊敬と感謝を色濃く感じたせいでしょうか。
思い返してみるとほんとうに複雑な愛情ですね。
913 :
909:2008/03/15(土) 02:31:51
うーん
悲しい結末だって感じただけで、不愉快だとは感じているわけではないんだ
とりあえず義姉の意味の解説を聞いてもやっぱり自分の感じ方は
変わらないですね。あ!そういう見方もあったのね!ともならんし
どうしたもんか
せっかく正しい解釈を提示していただいてるのに申し訳ないです…
話のわからねぇやつだな程度で
914 :
無名草子さん:2008/03/15(土) 23:44:08
どう感じるかは個人のものであるし
解釈は自由だとは思うが、
ちゃんと読めてない、あるいは全部
読んでいるかどうか疑わしいような
理解では、的外れな感想になって
ると指摘されてもしかたがないと思う
915 :
無名草子さん:2008/03/17(月) 23:32:14
不愉快って、家政婦にとってであって読者に対してでないし、あれを悲しいと感じる時点で読みが足りないといわれていることに気づいてんのかな
国語のテストじゃあるまいし正解なんていらないよ。
917 :
無名草子さん:2008/03/18(火) 00:28:38
正解ってなにかな。
この話は家政婦の語りでできてる、
読みさえすれば、間違えるはずなど
ない。
理解したうえでの解釈は人それぞれ
だろうが。
918 :
無名草子さん:2008/03/18(火) 00:40:26
ちゃんと読めば、冷徹なんて言葉は
あてはまらないとわかるはず。
そうですね。この話は家政婦の語りでできているので、彼女が知る限りの事実は
事実として書いてありますよね。クッキーの缶のなかにあった「数学の論文」
「野球のカード」「写真とそこに書かれていた文句」この3つは博士の心のなか
にある大切なもの、ってわざわざ言うまでもない、「彼女は」それを大切に思った
のですよね。家政婦はニンジン嫌いの博士になんとかニンジンを食べさせようと
したり、歯磨きさせたり、医者につれていったり、なんだか年齢は娘のようなの
だけど、博士のお母さんみたいですね。「君が料理しているところを見るのが
好きなんだ」と博士が言ったとき、家政婦は意味わかんなかったようだけど、
想像してみると博士はおかあさんを想像していたのかもしれないです。
博士の兄と博士とはちょうど一回り年齢が違うということは、ちょうど博士が
生まれる前の兄と母親の暮らしを見るような気がしていたのかも・・想像に
すぎませんが。
920 :
無名草子さん:2008/05/02(金) 16:34:43
小説にも阪神が出てくるの?
>>920 江夏の背番号35が最も美しい数字だと能書き垂れてた
「第一回本屋さん大賞」用に作られたベストセラーw
923 :
無名草子さん:2008/05/03(土) 04:38:37
「科学の扉をノックする」って本読んでるんだけど、この人、ものすごい。
星に恒星と惑星があるって知らなかった。星は全部きらきら光ってると思ってたんだって。
2〜3ページおきに度胆を抜かれてるよ。
小川洋子の扉をノックした方が強烈な中身がある。
924 :
無名草子さん:2008/05/11(日) 13:17:38
江夏の背番号は28では?
925 :
無名草子さん:2008/05/23(金) 23:25:26
ところでこの作品にでてくる、言葉を逆から言えるってのはそんなに特異な能力なの?
オレは人名や俳句くらいの長さなら耳で聞いた言葉を全然普通に逆転できるんだが、誰でも
当然できるものだと思ってた。
家族や友人の前で披露したら、腰を抜かさんばかりに驚かれて、オレの方が驚いてるんだが。
ふつう、5文字程度なら誰も間違えないよね?
926 :
無名草子さん:2008/05/24(土) 11:57:17
>>925 「2ちゃんねる」を逆転させるのに、「る、るね…ん…」とか1文字ずつぐらい試行錯誤が必要なオレから
見れば、とうてい信じがたい能力。イヤ、実はオレの方が特殊なのかもしれんがorz
>>925 そんなおばちゃんがテレビに出てるのを見たことがある。
お前も出れるんじゃね?
928 :
無名草子さん:2008/06/30(月) 23:51:42
博士の愛した数式の家政婦さん、恋人ができたり再婚したりしないの
だろうか?彼女には幸せになってもらいたいな。
929 :
無名草子さん:2008/08/11(月) 23:52:20
ルート君がいい子すぎる件
教育が良かったのかな。
931 :
無名草子さん:2008/08/12(火) 23:51:06
ルートマイナス1である虚数アイって、実際にはない人工的に作った数だと聞きました
ルート君がオイラの定理の虚数アイの役割をしているなら、ルート君って実際はいない
ということになりますよね。
932 :
無名草子さん:2008/08/14(木) 20:53:26
『密やかな結晶』ワロタ
>>931 あなたにとって「実数」は実在するものですか?
あなたは「2つの数の組」は実際にあるものだと思いますか?
博士は30分でルートをたどる 僕は2時間位 いやずっとかもしれない
935 :
無名草子さん:2008/12/07(日) 20:10:27
/:::::::::::::::::::::::\
/::::::/ \::\
|::::::/ ノ \ \::|
|::::| ・ ・ |::| / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|::::| )●( |::|< プッ
|::::\ 'ー ノ::| \_____
|:::::::\____/::::|
|:::::::::| |:::::::|
/ |::丿\-、 ,-/|:丿..\
936 :
無名草子さん:2009/01/18(日) 23:36:29
935 は 7 のパクり
937 :
無名草子さん:2009/01/18(日) 23:59:55
数学にロマン。女の子にオマン。
凍りついた香りが好き
>>925 もしかして左利き?
私も左利きなんだけど、昔から言葉の逆回転や鏡文字とか得意だった。
940 :
無名草子さん:2009/01/31(土) 19:24:19
深津絵里に萌え〜
あんな家政婦さんが来たら
あんなことやこんなことをやって
刑務所に入ってもいいね。
941 :
無名草子さん:2009/02/01(日) 19:54:36
深津がクビになるところまで見たけど、その後どうなったの?
942 :
無名草子さん:2009/02/01(日) 21:10:38
野球も数学も大嫌いなのに感動した。
野球と数学が大好きなので怒りを覚えた。
944 :
925:2009/02/11(水) 12:11:09
>>939 たしかに左利きだわ、おれ。
小3のときにメチャメチャ厳しい先生に矯正されて、字と食事は右を使うようになった。
正直その先生には感謝してるけど、今そんなことしたら、人権問題とか騒がれるんだろうな。
ところで、「博士の愛した数式」くらいの長さなら逆転OK?
945 :
無名草子さん:2009/05/05(火) 10:02:17
ミーナの行進文庫化age
946 :
無名草子さん:2009/05/17(日) 20:23:17
どこで文庫化されたんだよ嘘つきが
中公文庫から6月
948 :
無名草子さん:2009/05/28(木) 03:48:19
義姉が、本に挟んでしまってある博士からの手紙の
「宿した(なんとか) 」ってくだりは、どう解釈しているの?
博士と義姉の間に子供を授かった・・・だけど・・・
それで、義姉の√を見る目が・・・
と思った。
小説にはそんな表現ないんじゃない?
映画だと宿した子も失い・・・と浅丘ルリ子が言ってたけど
>>947 ほんとだ。トン。
アマゾンに出てないから誤報かと思った。
最近アマゾンはダメだな。
951 :
無名草子さん:2009/07/21(火) 15:52:16
つまんねースレだなwww
この作者の作品自体がつまらんからな
953 :
無名草子さん:2009/07/22(水) 07:27:13
>>951 テメーが何か面白いこと書きやがれチンカス
954 :
無名草子さん:2009/08/05(水) 12:02:33
ここ観てたら2ch観てたら世間受けする作品なんて書けないってことが良くわかるなw
955 :
無名草子さん:2009/08/05(水) 21:31:24
浅丘がキモかった
>>954 お前が作文苦手なことはその書き込みで良くわかるなw
>>956 申し訳ないが私は26万部売れた本も書いたしkonozamaで上位5位以内のレビュアーなのだよ。
まぁ上の文は迂闊だったのは認めて差し上げよう。
959 :
無名草子さん:2009/08/29(土) 14:37:51
あげ
今、本読んでるんだけど、
正直言って、反吐出そう。
この人、早稲田の文学部らしいけど、
入試で数学選択してないんじゃないか、と思った。
数学や算数で本当に悩んだり、その美しさを知ったりって、経験ないんじゃ?
961 :
無名草子さん:2009/09/22(火) 13:24:32
文系人間の理系への憧れがつまっている本です
うちの親も60過ぎてるんだけど
博士みたいなこと考えてるのかな。
963 :
無名草子さん:2009/09/29(火) 17:25:18
俺が呼んだ限りでは駄作である。
オイラーの公式の何がすばらしいのかが書いてなくてわかんなかった
第55回読売文学賞を受賞
だって
純文学はそこまで堕ちてんの?
くずみたいな作品でも取り上げて
業界を持ち上げなくちゃいけないの?
薬指の標本がスゴく好き
早く18歳になって映画を見たいなぁ
家政婦が考えたという、
1から10まで足す、解法が、
これまで見た、考えた解法の中で一番、
美しくなかった。
結構酷評されてるみたいだけど面白かったよ
綺麗な文章だしね
なんか博士が江夏のカード首からぶら下げてるとこ読んで泣きそうになった
968 :
無名草子さん:2009/10/20(火) 11:21:08
理系な人は文章には興味がないんだね
とても良い作品だよ
小川洋子さんは
「ホテルアイリス」も大好き
あの終わりはどうなの
970 :
無名草子さん:2009/10/22(木) 22:17:06
ちょっぴり悲しいところがいいんじゃまいか
有終の美っていうか、なんというか
とりあえず、なんか涙が出てきた
「ホテルアイリス」も「博士の愛した数式」も主人公が母親に対する
反発で自分の身を切り刻むみたいな抑うつされた感情がぞっとするくらい
うまく書かれていると思うな。前者はそこで物語が終わり、後者は
そこから物語が始まっている。この作家さんは筆が勝手に動くみたいなこと
をよく言っておられるけれど、本当に抑うつされた誰かがこの作家さんに
自分の物語を語っているのではないかと思われるぐらいリアルな感情が
美しく書かれている。
うんうん。
小川さんは登場人物の声や心に耳を澄まし、それを繊細に綴っている人だなって思う。
俺は初期の作品が好きだな。
『完璧な病室』とか『ダイヴィング・プール』とか。
( ^ω^)?
974 :
無名草子さん:2009/11/28(土) 17:43:44
小川さんの小説って「ふけ、垢、げっぷ」の描写数が異様に多い気がするけど、どうしてだろう?
博士の描写でもそうだったけど沈黙博物館の老婆はどうしても小汚い印象がある。
簡潔できれいな文章書く人だからそのギャップにぞっとする。
何でも単純に物として見ているのでしょ
ネクロフィリア的な汚いものフェチだと思う。
それをきれいに描くことに執着している小学生女児。
綺麗に書こうとしてるようには思えないが
失礼。「きれいな文章で」。
979 :
無名草子さん:2009/12/01(火) 23:20:28
>>974 博士は風呂にも入らない歯磨きもしないということだから
ふけ、垢だらけだったり虫歯になるのは普通のことだと思うが?
そういうことを描写しているんでしょう。
博士は、最初出会った時は人生に失望して張り合いを失って、自暴自棄的に
生活していたんだよね。風呂にもはいらない、歯磨きもしない
食べるマナーもめちゃくちゃ。げっぷも遠慮しない。ただ数学の問題、
それも暇つぶしに解くだけの生活をしていたんだよね。
博士が人間らしさをとりもどしたのが、子供と出会ってから。
まったくの変人、数学バカかと思われた博士が、紳士であり
弱いものをかばう人間味のあるすばらしい人間だとわかっていく。
博士と家政婦の関係はお互いに少しずつ寄り合っていく、
なにげない表現から、お互いの心境の動きがよくわかるけど?
980 :
無名草子さん:2009/12/01(火) 23:41:30
>>979のつづき、
それに、ふけ、垢、げっぷに対して、家政婦はぞっとする、といったような
拒絶する、放り出すような感覚は持っていない。汚れていれば私がきれいにする
みたいな、お母さん的なものを感じる。博士が嫌いなにんじんも苦労して
食べさせようとしたり。まるで子供を育てるみたいに誠実に接している。
博士の愛した数式で、それまでの不安で自信なげな小川作品の主人公が見事に
ずぶとく逞しくなっている。かといって繊細さが失われたわけではない。
それまでの作品に見えてた不安や自信の無さが人への理解と思いやり、
そして相手をどんとうけいれる包容力につながっている。
作品にある人間のいろんな部分へのこだわりは人間へのつきせぬ興味から
でていたのだなと、博士の愛した数式を読んでそれまでの作品の理解が
深まった。
981 :
無名草子さん:2009/12/14(月) 03:45:19
『ミーナの行進』は酷かった。この人の少女趣味な側面が最悪の形で出てた。
最近のは繰り返し読むほど好きじゃないわ
でも眠れる美女に対する「老人は死ぬ準備をしている」の一文はすごく気に入った